Witch さんの感想・評価
2.8
「純がかわいそう」 →「コイツ、ち●このもげた伊藤誠やんけ!!」
【レビューNo.145】(初回登録:2024/10/6)
ラノベ原作で2024年作品。全12話。
”ラブコメハンター”の私としては、「とりあえず観なきゃ!(使命感)」
というところでしたが・・・
(ストーリー)
幼き日、白崎純のお隣に神宮寺琉実・那織の双子の姉妹が引っ越してくる。
3人は意気投合して一緒に過ごすようになるが、やがてそれぞれが恋心を抱く
ようになる。
姉である琉実は中学3年時、妹である那織の気持ちを知りながら純に告白し、
付き合うことになったものの、その1年後突然別れを切り出すのだった。
それぞれが心に複雑な感情を抱えたまま、高校生となった3人の新たなる恋物
語が動きだす。
(評 価)
・予想外によかった第1話
ぶっちゃけ「幼馴染×双子姉妹」ということで
「どうせ冴えないオタク男子が、都合よくかわいい双子姉妹に言い寄られる
いつものやつやろ」
とあまり期待はしていなかったんですよね。
そんな中での
「間違いの多い生き方をしてきた」
のモノローグから始まる、これまでの経緯を語る姉・琉実のAパート。
そして
「私は実に醜い人間であります」
のモノローグから始まる、これまでの経緯を語る妹・那織のBパート。
同じ日常風景でも、姉妹によって景色が異なる様が丁寧に描かれており、
意外と面白いかもと思ったのですが・・・
・ストーリーありきのキャラ描写?!
ところが1話の終わりで、付き合っている純に琉実が別れ話を切り出す辺り
から雲行きが怪しくなってきます。
ネタバレレビューを読む
ストーリー上姉妹どちらかと上手くいくとそこで終わってしまうので、いろ
いろ画策したくなるのは分かります。
しかも別れ話をねじ込んだ方がインパクトがありますし。
でもそのストーリーありきでキャラを動かしちゃってるんで、姉妹の言動に
全く共感できないというか、「この茶番は何なんだ?!」という不快感しか
湧いてこないんですよね。
で、ここまでの流れをみると「純がかわいそう」って感じにもなりますが、
そもそもこいつがしっかりしていないから2人が迷走するわけで、終盤の
大事なところも
ネタバレレビューを読む
他のレビューでも書きましたが、こういうどっちつがずで問題先送りキャラ
(おまけに性には奥手)って個人的には
「ち●このもげた伊藤誠」
にしか見えないんだよな~。
そんな感じで3人の関係を簡単に決められない原作者都合でキャラを動かし
てる印象が強く、3人の言動には違和感を覚えずにいられなかったですね。
・その他不快要素が・・・
那織のオタクキャラを不快と感じるレビュアーさんも多いようですね。
スポーツ好きでコミュ力の高い琉実への対極のキャラ付けでしょうが。
(あと純とは同好の士というのも)
私も会話の8割位がサブカルからの引用を絡めてくるので、正直イラっと
きましたね。
何かやり過ぎでクドさを感じるというか。
そのくせ、結構人見知りだったのは内弁慶過ぎてツボでしたが。
新キャラのモデルやってて頭のネジが緩そうな雨宮慈衣菜は、いろんな意味
で浮いていて好きになれなかったですね。
(CV:石原夏織さんから合っていなかったような)
あと女バス部員は人の恋路にヅカヅカ踏みこんできたり、「私にだけ内緒な
んて~」とか女子の友情ごっこが痛々しかったかな。
そんな中浅野麗良は姉御肌でネタバレレビューを読む との金言
ありがとうございましたw
最初からあまり期待していなかったですが、第1話で「おっ」と思ったものの
やはりそこまでだったかという感じでしたね。
「琉実・那織もどちらも同じ位に好きだ。だからどちらかを選ぶことができない。
→ ということでオープンな二股交際をさせて欲しい!!」
『かのかの』の主人公直也って「天才かよ!」と思ったのは私だけ?!
ある意味これが一番丸く収まる方法でしょう(笑)
作画は多少低予算感や怪しいところもありましたが、ヒロイン2人はかわいく
描かれていたので、よかったのでは。
OP『パラレルなハート/内田真礼』
ED『ハニーシトロン/神宮寺琉実(後本萌葉)&神宮寺那織(内田真礼)』
・どちらも作品にはマッチしていたんじゃないですかね。