妖怪で修行なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の妖怪で修行な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の妖怪で修行なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.2 1 妖怪で修行なアニメランキング1位
結界師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (395)
2871人が棚に入れました
主人公は、400年続く結界師一族の墨村家に正統継承者として生まれた少年・良守。まっすぐな性格であれど結界師としての腕はまだまだ修行の身。同じく結界師の一族、雪村家に生まれた時音。繊細で周りを思う心を持つ少女。舞台となる烏森の地を治めし烏森家は滅んだけれど、この地に眠る烏森家の塚のため妖怪を呼びよせる力がこの土地に残ってしまった・・・。妖怪巣食う不思議なこの地で人々を危険から守るため、そして己が強くなるために今宵も良守は妖怪たちと戦う!!

声優・キャラクター
吉野裕行、斉藤梨絵、大西健晴、石井正則、多田野曜平、田中真弓、川庄美雪、百々麻子、村治学、和希沙也、宮内敦士、宮下栄治

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメ評価はあとで

マンガ全巻読破。
アニメはまだ見てないので、あとで。

マンガについては、まあ、なるほどサンデーだなぁ、という内容。偉大なるマンネリの匂いを感じさせる。サンデーにしてはすこし大人びた描写もあるかなぁ、という感触はあるが、おおむねこれは、サンデー文法で95%は構成されている。

しかも、印象深いのは、本作が2000年位後の新しいサンデー作家によって描かれたものだということだ。高橋留美子、あだち充、椎名高志、青山剛昌など、偉大なるマンネリ作家たちを抱える週刊少年サンデーにおける「新しい作家」は、こうも、たんたんといかにもサンデーらしい文法の塊のような作品を出してきた。これは、いったいどうしたことか、と思う。

作者の田辺イエロウさんは、もう少し変なものを連載させたかったらしいが、編集者サイドでOKしたものがこういうものにしかならず、田辺氏もおおむねどういうノリが許容されるかを理解しつつ淡々と書き続けた結果がコレ…という、そのこと自体に「小学館サンデー編集部」なる組織のコンテンツ生成のメカニズムはいったいなんなのだろうか、ということを思わせる。

本作には、
「烏森…俺達を縛り続けてきたこの土地…烏森っていったいなんなんだ…!」
みたいなセリフが登場するが、
それをもじって言えば、
「週刊少年サンデー編集部……マンネリを生産しつづけるこの場所……サンデーっていったいなんなんだ!」

みたいな気分。
なので、原作は「あとがき」が一番おもしろかった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

とうみょう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメの評価の落とし穴

僕が一々言わなくても、
皆さん気がついているでしょうけど、言いますね!

楽しいアニメ、楽しくないアニメ、
好きなアニメ、嫌いなアニメ、

なんて定義は、この世に存在しません(笑)

そもそも、その考え方が間違っているからです

なぜ、いきなりそんな突拍子もないことを
僕が言い出したかというと。

結界師 ←これが一番例えやすかったからですw

アニコレでの総評
物語:3.8 作画:3.5 声優:3.6 音楽:3.5 キャラ:3.8

僕視点の総評
物語:5.0 作画:5.0 声優:5.0 音楽:5.0 キャラ:5.0

↑この違いはなんでしょう?

答えは簡単。僕は塀の中(刑務所)でこのアニメを
観ていたからです・・・m(__)m

皆さんも大体想像つくとは思いますが、
刑務所ってすごくたるいですw

唯一の娯楽といえば、将棋や囲碁や運動・・・
そして、限られた時間のTV視聴くらいなもんです

そんな状況の中でなら、
たとえサザエさんやアンパンマンを
評価してもオール5ってことになります

僕にとって、アンパンマンも塀の中アニメです。

ドキンちゃんにドキンドキンしながら、
画面に釘付けになってましたね(マジで!)


僕が今、結界師を観たら、間違いなく
それほど大したアニメではないと思うでしょう。

状況次第、気分次第で変化する。
それがアニメの評価の本質だと思います!

ドキンちゃんにドッキドキン!!

お疲れ様ですm(__)m

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時音を守る!妖退治バトルアニメ

原作は少年サンデーの人気漫画。
結界師である主人公が、夜の学校を舞台に『結界術』を使い妖怪を退治していく物語。

なんとなく犬夜叉と被ってるように思われがちだけど
まぁ作風は全然違いますね
主人公「墨村良守」とそのライバルでもありパートナーでもある「雪村時音」
この二人の成長と戦いを描いたアニメ
すれ違いながらも結びつきを深めていく・・・
なかなか手堅い出来で悪くなかったなという印象です

視聴率が低迷して放送時間帯が変更されたりしてしまったのですが
とりあえず区切りの良いところで終わっています(打ち切り臭いけど)
オリジナル展開が多く、終盤のゴタゴタ感はあったものの
総合的にみればまずまずの出来で、そこまで悪くはない
なので、視聴率が低迷してしまったのはちょっと気の毒だなぁという気がします

原作ファンの評判は良くないので、原作との相違が一番の原因でしょうか
まぁ犬夜叉というお化けアニメの存在で、完全に霞んでしまった感もありますがw
犬夜叉はリアルタイムで見る時はとても面白く、その人気は絶大でしたが
それ故にぐだぐだと無駄に長く続いてしましました。(全160話ぐらいw)
結界師は全52話でそこそこの面白さでまとめているので、こちらの方が視聴はしやすいですね

少年誌原作のバトルアニメにしては、悪くない出来なので
興味があれば見てみてください

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

67.3 2 妖怪で修行なアニメランキング2位
少年陰陽師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (206)
1449人が棚に入れました
時は平安。安倍昌浩は、稀代の大陰陽師・安倍晴明(じい様)の末の孫で、陰陽師。といってもまだまだ半人前。よき(?)相棒の、物の怪(愛称もっくん)と、じい様におちょくられながら、修行に励む日々。ある時は、異邦の大妖怪を倒し、またある時は、黄泉の屍鬼の大群から都を救う。 そんな中、またもや昌浩の周りで奇怪なことが……!

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

巡ってきた

主人公は
偉大な陰陽師清明の孫で、
唯一の後継者です。

まだまだ子どもですが、
清明の無理難題に文句を言いながら
あらゆる事件を解決するため奔走し、
それによって少しずつではありますが
後継者として成長していきます。


っと言う話です。


原作から入ったので、
楽しんでみれましたが、

もしかしらた原作を見ていない人は、
スピードが速すぎて
ついていけないかもしれません。


この話を見ると、
おそらく貴船に行きたくなると思います。

なぜかは原作を読んでいただくか、
アニメを見ていただければわかると思います。


陰陽師なんだから清明神社じゃないの?
っと思われるかもしれません。
もちろん、清明神社も行ったことがあります。
よかったです。

よかったですが、

この話を見た後は、
きっと貴船です!!
絶対に貴船です!!


っと言うことで、
貴船に行ってきました。


いや~よかった。
人生初の流しそうめんを経験しました。

「日常」を一瞬思い出しながらも
かなりテンションあがりました。

いつくるか、いつくるか、
っと構えていても、
なかなか反応するのが大変です。

気を抜いて
素晴らしい景色なんて見ようものなら、
そうめんが通過してました(笑)


そうめん通過した瞬間の
「あー(゜o゜)」
っという何とも言えない顔は
おそらくなかなか体験できません。


一瞬の気も抜けません。

動体視力と
反射神経と、
集中力を

ここまで酷使したのは
小学校のドッジボール以来でした。


隣に座っていた海外のお客さんも
めっちゃ盛り上がっていました。



しかも涼しかった!!


女性客がなぜか多いのは、
縁結びがあるからではなく、
この話が理由かもしれません。


少年陰陽師見た方は
ぜひ貴船まで足を運んでみては
いかがでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

刻様(こくさま) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年陰陽師✧見た感じ(koku✱75)

原作を読んでいて アニメを視聴です
原作では思わず うるっと涙目になりましたが
アニメでも やっぱ寂しい終わり方ですね

最後の終わり方が後味は悪いですね
それも また味ということで。

陰陽師の異能バトルが とても見所だとおもいます
僕的には 陰陽師バトルはアニメの中でも「陰陽師」って感じでした
調査パート、呪いパートと 陰陽師的にはよくありそうなシーンがとても素晴らしいとおもいます

やっぱり相棒?のもっくんがいいです
もっくんの回想シーンもありますし
過去もちょっと暗いお話しだけど 現在こうなってるとおもうと
ほっこりします

この二人のやり取り 会話は
とっても信頼してるんだなぁって
大事でコミカルでシリアルで
感情移入しちゃいます

それに恋愛要素もあります
なんだか純粋な感じだけれど
叶わない恋という感じで 可愛いく切ないヒロインです
魅力的です

作画の背景やストーリーもファンタジー要素もはいっていて
世界観が好きですね

後半部分も進展とかストーリーがハラハラして
飽きずに 続き続きと 楽しくみせてもらいました

どうしても中途半端で
むくわれない感じで おわってしまうので
ぜひ原作をみることをおすすめします

もっとこの作品がすきになるでしょう

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

後半の巻き返しが良かった

序盤で視聴を止めてしまうと、この作品の真価は見出せないと思う。

本アニメは「窮奇編」と「風音編」の、大きく2つのエピソードに分かれている。

ストーリー開始時点(窮奇編)では、大陰陽師・阿倍晴明の孫である主人公・阿倍昌浩と、清明の式神・十二神将のうちの一人の「もっくん」だけで、妖怪を退治する場面がしばらく続くので、少し飽きがきてしまうかもしれない。

だがストーリーが進むにつれ、昌浩を取り巻く人々や、他の十二神将も登場するようになり、様々な人間模様や心理描写も増えていくので、徐々に内容に深みが出てくる。

作画的に、妖怪たちはさほどエグみのあるビジュアルではないものの、かといってグロさは無いよ、とまでは言えない。まず大丈夫だとは思うけど…

EDテーマ曲はここ最近聴いた中では、残念ながら最低と言わざるを得ない。
最初は昌浩役の甲斐田ゆきさんが歌っているのか(声が似ているので)と思っていたが、れっきとした歌手が歌っているというのだから、驚きだ。
今どきアマチュアでももっと歌唱力のある人は沢山いるのに…

むしろ最終回でのみ流れた甲斐田さんが歌っていた曲の方が良かった。(かなり女性声ではあるけれど)

…いかん、カラオケバカの歌論評になってしまった。。。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

65.3 3 妖怪で修行なアニメランキング3位
妖怪アパートの幽雅な日常(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (253)
1062人が棚に入れました
両親を亡くしたため、親戚の家で肩身の狭い生活をしていた稲葉夕士は、高校入学を機に一人暮らしを決意する。そこで見つけた格安の下宿先「寿荘」。しかし、そこはなんと妖怪・幽霊・人間が入り混じる奇妙な「妖怪アパート」だったーー‼ 不気味な姿をした妖怪達と個性的すぎる住人達にはじめは戸惑う夕士だったが、彼らとの奇妙な共同生活の中で、それまで閉じていた心が徐々に開いていく・・・。

声優・キャラクター
阿部敦、中村悠一、子安武人、沢城みゆき、石田彰、中井和哉、森川智之、杉田智和、速水奨、遊佐浩二、釘宮理恵、田村睦心、三石琴乃、関俊彦、折笠富美子
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

チュチュンがチュン♫・・・

電線に雀が三羽とまってた それを夕士が鉄砲で撃ってさ、煮てさ、焼いてさ、食ってさ
ヨイヨイヨイヨイ オットットット ヨイヨイヨイヨイ オットットット?
・・・
まあ、オチャラケたくなるような「電線音頭」はさておき、2クール目も決まったことなのでチョット小言を。

とにかく「女子想像&創造」「女子嗜好」「女子理想」「女子妄想」が出てるおかげで一般的に受けつけがたい感じがしますが、共感できる人もいるんでしょうがねぇ・・・(恐らく)。

稲葉夕士は中一の時に両親を失い、預けられた親戚の家では叔父・叔母に気を使い、従姉には何故か嫌悪される。そんな居心地の悪い所から抜け出すために寮制の高校入学を機に自立を決意。しかし春先の火事で寮が全焼。寮の復旧見込みの半年先まで、新しい住処を探さなければならなくなり、なんとか見つかったのは格安物件「寿荘」。しかしそこは異界の住人が集う別名「妖怪アパート」だった・・・
そんな不運(物語性にとっては仕組まれた”幸運”)に見舞われた夕士少年を作者(又は制作側)はイジりながらも過保護に、且つ「理想多め」に成長させていくストーリーのようにも思えます。

ここからは、小姑のように辛辣な文感想を書くかもしれませんので気分を害したくない方はココで止めておいてください。{netabare}
[主人公・稲葉夕士]
・均整のとれた「サッパリ美形」。高校生というより何か「大学生」っぽく見えます。(大人っぽい容姿が女子受けには良いのでしょうか?少年より青年の方が見栄えがイイ?)
・上記の通り不幸な身の上で、周りに気を使い、自身に「何かと」貯めこんでそうなのに「妙」にサッパリした性格で生真面目すぎるのが不思議?
(普通はダークサイドに陥るようなものですが、そんな主人公って見たくないよね?)
・「不思議耐性&順応」が乏しすぎて「普通すぎるリアクション」に見ていると時々物凄く苛々させられます。(とにかく一般常識・良識で乗り切ろうとする行動がチョットまどろっこしい。)
・半年住んで馴染んだ「妖怪アパート」を出て、学校の寮に入った夕士。しかし人間関係が上手くいかず再び「妖怪アパート」に戻ってくることに・・・(自己解決の答えが当初と同じ『逃避』という事を肯定してるようで腑に落ちないけど、「異界」との絡みがないとストーリーが進まないからしかたないよね?)
・周りに女子はそれなりに存在しますが、夕士との「恋」の展開は『絶対』起こさせません。(夕士の恋人は泉貴だと腐女子が望む限り・・・)
・プチヒエロゾイコン(小魔導書)の「マスター」に成り行きでなってしまった夕士。もう「自覚が乏しい」は、学校で不用意に使うは・・・(これが若さか?)
・「妖怪アパート」の先輩年長者に対して使う言葉の語尾に「ウッス」「〇〇ッス」と言っていることに違和感が。体育系クラブやってるわけでもないのに。(何か不自然に感じますが、これもある種の乙女理想?)

[長谷泉貴]
・夕士の親友で『心の恋人』。容姿も美形、腕っぷしも強く、家も裕福な家庭。学力もかなり良さそうで、性格も善人。しかも根回しの達人。(完璧すぎて引くわーーー。嫉妬になるかもしれませんが。こんな出来過ぎキャラも乙女理想?)
・高校進学は別々になる夕士と泉貴。中学卒業式後、友情確認の殴り合い。しかも笑顔で。しかも顔が全然腫れてない。(こんな「コト」は「絶対」あり得ませんが女子にとっては「カッコイ友情&愛情」という乙女理想像なのでしょうか?)
・第⑧怪:「寿荘」に遊びに来て子供幽霊「クリ」が気に入った泉貴はクリのパパ宣言。夕士には「本妻」勧告。(あ~あ、やっぱり・・・BⅬしたいんだんぁ・・・)
・第⑧怪:泉貴に感極まって抱き着く夕士のシーン。(ホラ、やっぱりね。腐女子の「グッ!」が目に見えるようだ・・・)

[寿荘の面々]
・個性的なキャラは面白いが全員「良い」人(&妖怪&幽霊)すぎ。夕士にとっては憧れるデキる大人ばかり。(夕士との絡みはあるものの、夕士を困らせる事件が無いのが物語としては味気ないような?みんな「仲良し」が良いのでせうか?良いのでせうね。)
・住人とのコミュニケーションは「人型」だけ。異形種とはあまりないのが残念。(アノ大家さんとの絡みって無いですね)
・男性キャラは当然イケメン。渋い人、ワイルドな人、カッコイイ人等、みんな余裕のあるデキる大人達。女性キャラはツマミ程度なセクシー幽霊と明るく元気なお姉さん。(如何にも女子嗜好って感じが・・・)

あと説明&解説が妙にゴリ押しで入って来るような感じがして、キレの悪い長さの尺が不自然すぎて面白くない(ように)思えました。

そして[BGM]。
ワザとそうしてるのか?制作側のセンスなのか?見ていて80~90年代の日常系アニメのような錯覚をを起こさせるほど「古く」感じます。(コレが良いと思うか悪いと思うか?)

シナリオは時たま人生教訓めいたものがあるので好感ですが「不思議重視」なのか「少年の成長重点」なのか曖昧過ぎて何か気持悪いです(個人的に)。

そんな小言を言いつつも、とりあえず視聴はしていきたいと思います。

※余談ですが第⑪怪でネタになった古典SF名画『禁断の惑星』とキリスト教が初めて負けた古典ホラー名画『エクソシスト』。
「エクソシスト」を、ながら歓談している「寿荘」の面々。劇中描写がマトモなのにBGMが軽すぎて、失礼だなぁ~と思いました。
世間的に「イドの怪物」という名称が知られるキッカケとなった映画『禁断の惑星』(1956年)。子供の頃に見たって・・・何か渋いねぇ。
{/netabare}

【観終わって・・・】
一つ一つのベクトルはシッカリしてるみたいだけど、何か見事にかみ合ってないような感じがしました。{netabare}なんせ、
・個性豊かすぎる寿荘の面々。各キャラで1話分の話が出来そうだけど何人かは捌ききれなかった(主人公は夕士なので)。
・夕士の学校生活・部活や人間関係で起こった問題と解決のための展開。(納得できないオチもありました)
・寿荘における夕士のスタンス。談話だったり問題談義だったり「(疑似)家族ドラマ」のようにしたかったのか?
・プチヒエロゾイコンのマスターになってるにもかかわらず、あまり自覚の無いような展開にシラケてしまう事もあったのでは?
・毎話出されるルリ子さんの料理。おいしそうなんだけど、ただ出されて「美味い」というだけでは何かモノ足りないような…
etc、etc・・・{/netabare}
ネタが多く詰込み過ぎて収拾がつかず、やむなく強引な演出になってしまったために全体のバランスが非常に悪くなって、あまりイイ印象にならなかったように思えます。
BGMのセンスの悪さ(80年代、日常・ファミリーアニメ風)がさらに拍車をかけてたような気もします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

そのアパートでは「不思議」はいつもそばにいた。

この作品の原作は未読ですが、沢城さんとくぎゅが出演されると知り視聴を決めた作品です。
沢城さんとくぎゅ…この組み合わせを想像すると、視聴前から口元がにやけてしまいそうですけれど…

この作品は2004年に第51回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞しており、原作の累計発行部数が550万冊を超えてるとか…
でもそれだけ人気があるのも分かる気がします。
私はアニメしか視聴していませんが、全体的な作りがとても丁寧で細やかな部分まで目の行き届いた作品、という印象を受けましたから…

この物語の主人公は稲葉 夕士。
彼は中学の頃、両親を事故で無くし中学時代を親戚の家で過ごしました。
ですが、親戚とはいえ他人が突然家に押しかけてくる…
事情も状況も理解できますが、時としてうまく折り合いが付かない場合があると思います。

例えば、これまで一人っ子で両親の寵愛を全身に受けてきた人のところに、他人が突然入り込んで、これまで受けていた寵愛の一部を横取りされたら…?
誰だって横取りするつもりもありませんし、親の愛は本来分けるものではなく広がるモノ…

でも頭では分かっているつもりでも、心が追い付かない時ってありますよね。
稲葉と親戚の関係もちょうどそんな感じ…
だから、稲葉は高校進学と同時に学生寮での一人暮らしを決断するのですが、入寮直前に火事で全焼してしまうんです。
きっと学生寮が復興するまで親戚に厄介になる選択肢もあったと思います。
でも、稲葉はあまりにも格安すぎる物件を見つけ、一人暮らしを実行に移しました。
ですが、格安すぎる=いわくつきである事は、これもまた世の常…
そう…ここ、出るんです…
こうして稲葉の新しい居場所である「寿荘」での生活が始まり物語が動いていきます。

私も学生時代に親元を離れて寮で暮らしていたので、厳しさと楽しさは理解しているつもりです。
自分の身の回りに事に気を遣う機会が増え、常に友達が部屋に入り浸る毎日…
あの頃は「プライバシー」という概念なんて微塵もありませんでした。
学校が終わって部屋に帰ると友達がいて、私が寝た以降も誰かがゴソゴソしてる事なんて日常茶飯事でしたから…

だから、稲葉が新たに得た「寿荘」の居場所…私的には全然OKでしたけど、これまでの生活と一変した壁の無い生活を突然突きつけられたら戸惑いを覚えるのも仕方ありません。
人との触れ合いがとても大切だと実感して、本当の自分の居場所と受け入れた以降、この物語は面白さに拍車をかけていきます…

物語は大きく3本の幹があり、ほど同時に進行しています。
一つ目は、寿荘での日常、
二つ目は、稲葉の学校での出来事、
そして3つ目は稲葉自身について…という感じです。

寿荘での日常は羨ましい空間が広がっています。
毎日ワイワイ賑やかなのも結構ですし、るり子さんの絶品料理に舌鼓を打つ毎日は堪らないと思います。
でも、一番羨ましいのは悩みを話して…それを真摯に受け止めてくれるところだと思います。
高校生の稲葉は寿荘の中で最も年齢含め最も新米…
学生同士でいくら相談しても解決できないことも、人生経験な大人が稲葉の目線で親身に相談に乗ってくれるなら…相談もしやすいですよね。
相談って年齢を重ねるごとにし辛くなっているような気がするので、そういう空間って改めて貴重だと思います。

学校での出来事…稲葉は勉強、クラブ活動にバイトと大忙し…
日々バタバタとして生活を送っていますが、それは充実している証でもあると思います。
一見学校生活って平坦っぽいんですが、決してそんな事はありません。
不特定多数の人間の集まりなのだから仕方ないのかもしれませんが…
そこで何を感じて何を選択するかは本人次第…
この本人次第を学生時代にもっと大切にしていれば、と個人的にはちょっぴり後悔を感じたり…

そして稲葉自身については、この物語の核心に迫る部分になるので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
きっと寿荘でしか得られなかった可能性だと思います。

オープニングテーマは、ロザリーナさんの「Good Night Mare」とWi-Fi-5さんの「始まりのカレッジ」
エンディングテーマは、稲葉夕士と長谷泉貴の「日常識Broken down」とロザリーナさんの「音色」
兎にも角にもロザリーナさんの曲が素晴らしかった…
ロザリーナさんの独特の声質が胸に染み渡りました。

2クール全26話の物語でした。
人と人の繋がりを大切にした作品です。
昭和の頃…日本のあちこちで見られたこの作品の様な風景や人同士の関係が、今では物凄く貴重なモノになっている気がしてなりません。
人との繋がりに温かさを求めたい方…きっとこの作品を堪能できると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

こんなに楽しめるとは思わなかったよぉ♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)♪

絵が気に入らなくって絵に慣れるまで6話までかかったよぉ(ノ∀`)アチャー

【これって日常系?】
アニメの日常系ってただ単にカワイイだけで私にはつまらない作品が多いのだが、この作品は現日常の人間関係でかかえている切実な厄介な問題を取り上げてるなぁと感じてしまった。
{netabare}
私はネットで誰かと関わるようになって、今の人間関係って...

気軽に楽しくで、いいんじゃないの?

(;-ω-)ウーン

確かにそうなんだけど、希薄というか、厄介な奴までにそれをする人がいるし...
なんだかなぁってな感じで、なかなかなじめない...

でも感情的になったり、厄介な奴に注意したらたちまち炎上だし...

やっばり気楽に接する方が無難なのか...

(;-ω-)ウーン

いつも悩んでしまう( இ﹏இ )

嫌な奴は嫌だァ!ι(`ロ´)ノ

と、叫びたいけど我慢してしまう(;´д`)トホホ…

だから、主人公が厄介な奴に絡んでいくのが凄いなぁと感心してしまうのです( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

そんな主人公がそうなのは、周りにいい大人がいるおかげ♪

とくに若い男の子は身近に尊敬できる大人さえいれば、悩んでも壁にぶち当たっても、どんどん前に進んでいける単純な生き物♪

現実世界でも同じ事なんだけど、そんな大人なかなかいまへん(ヾノ・ω・`)イナイナイ

かくいう私も尊敬に値する大人にはなれなかったとです(ヽ´ω`)トホホ・・
{/netabare}

【お気にのキャラは…】
作品は気に入ったんだけど、思い入れの強いキャラはいなかったなぁ。
{netabare}
しいてあげれば、料理上手な「るり子さん」かな(〃艸〃)

るりるり~♪結婚してけれぇ~♪

そしてその手でԅ(¯﹃¯ԅ)グヘヘヘ

そうだ!嫌いなキャラはいたわ!
英語教師の青木!
現実世界でもこういう奴が希にいるけど1番嫌いだ!( ✧Д✧) カッ!!
{/netabare}

【OPのモナリーザが…】
大きな収穫は主題歌を歌ってた「モナリーザ」♪
{netabare}
どストライクやんけ~(*´Д`*)
ハスキーな声がたまりまへん(*´Д`*)
ぶた鼻さいこ~う(*´Д`*)

メジャーなりたてみたいだし、今後期待でおま♪(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}

【前からレビューで気になってた事…】
この作品のレビューにも…
「説教くさい!」
「価値観の押し付け!」
{netabare}
とか、書いてる人が多く見られた。

えっなんで?

私は何十年もアニメを見てるけど、アニメにたいしてそんな気持ちになった事がない!

そもそも、「説教くさい」って主観的じゃないと言えないのでは?
アニメのキャラから説教受けてると思ってしまうのかしら?

私はアニメをほとんど客観的に見てるけど、主観的になるのは魅入ってる時ぐらいかな?!

でも、そういうレビューを書いてる人の文面からは、魅入ってる感じがしない…

(;-ω-)ウーン

それか、好みじゃないアニメとかで人生観みたいな事を発してると「説教くさい」とか感じてしまうのかしらん?
それなら見なけりゃいいだけの話だと思うけどww

(;-ω-)ウーン

こういう人達は、気に入ったアニメとかは「メッセージ性が強い!」とか言ってそうww

ようは、気に入る気に入らないの感情で「説教くさい」という言葉を選んでしまってるのかな?

(;-ω-)ウーン

私はレビューで「説教くさい」や「価値観の押し付け」というのを見ると…

この人達とは絡めないなぁと感じてしまう…

私自身が説教くさい奴なので(´∀`*)ヘヘ


結局、私だけが「説教くさい」という言葉に過敏なのかもしれない…

今の時代の流れなのかな?
誰か教えてぇ!

私は説教くさい奴なので、絡むと痛い目あうと思いますが♪(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}
( ・θ・)( ・θ・)( ・θ・)チュ♪チュンガ♪チュン♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

71.3 4 妖怪で修行なアニメランキング4位
ゆらぎ荘の幽奈さん(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (316)
1574人が棚に入れました
肉体派霊能力者・冬空コガラシ。悪霊に取り憑かれて、大借金を背負わされた彼は家賃の安い部屋を求め、いわくつきの温泉宿・ゆらぎ荘へ下宿することに。そこにいたのは成仏できない女子高生地縛霊の幽奈さんをはじめ、常識では考えられない美少女ばかり。女性しかいないゆらぎ荘の住人から、入居を反対されるも、なんとか暮らし始めたコガラシだったが…。

声優・キャラクター
小野友樹、島袋美由利、鈴木絵理、高橋李依、加隈亜衣、小倉唯、原田彩楓、小松未可子、春野杏
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

巨●で明るいJK地縛霊がいる混浴露天風呂は我が国の善良な伝統風俗である(あれ?)

☆作品概要
●週刊少年ジャンプ連載(集英社)

●原作:ミウラタダヒロ

●アニメーション制作
XEBEC
{netabare}
監督:長澤剛
【代表作品】
・監督
這いよれ! ニャル子さんシリーズ
クロックワーク・プラネット


シリーズ構成:子安秀明
【代表作品】
・構成
GJ部シリーズ
ランス・アンド・マスクス
三者三葉


キャラクターデザイン/総作画監督:竹谷今日子(共同)

CAST
冬空コガラシ:小野友樹
湯ノ花幽奈:島袋美由利
宮崎千紗希:鈴木絵理
雨野狭霧:高橋李依
荒覇吐呑子:加隈亜衣
伏黒夜々:小倉 唯
仲居ちとせ:原田彩楓
神刀 朧:小松未可子
信楽こゆず:春野 杏
ナレーション:日笠陽子

OPテーマ:「桃色タイフーン」春奈るな
EDテーマ:「Happen~木枯らしに吹かれて~」湯ノ花幽奈(島袋美由利)・宮崎千紗希(鈴木絵理)・雨野狭霧(高橋李依)
{/netabare}

☆エピローグ☆

原作一部既読
リアルタイム視聴済

夏クールは秀逸なギャグアニメが多かったこともあり、レビューの基準も含めて概観してみる
ギャグ系作品には大きく二つの趨勢がある。
一つは、4コマ漫画のようなランダムストーリーで1話を短く構成しギャグを詰めている作品。
二つ目はある程度ストーリー性を保有しつつ、物語よりもギャグを優先させた笑劇性のある作品となる。
両者は更にファンタジー系と日常系に、ボケ、ツッコミキャラの固定、不固定(流動)に分類される。

前者日常系の代表としては『天才バカボン』(元祖含めて)『いじわるばあさん』(1970版)『ど根性ガエル』(古っ)・・『苺ましまろ』『WORKING!!』『あそびあそばせ』『ちおちゃんの通学路』『ゴクドルズ』などなどであるが、ギャグは同一作品でも内容で選り好みが分かれ易くテイストを機関銃のように多数ばら撒く方が一作品としての評価がし易いことからも現在でも構成の主流だ。
『おそ松くん』はどうしたという意見もあるかと思うが、1期(1966)はジャンルとしては「喜劇」より「ホームコメディ」である。

後者は、酷評の対象となるリスクが高く、ギャグセンスはもとより、視聴者を30分飽きさせないシナリオや演出の工夫に相当の自信がないと、制作し難いジャンルである。
それにしても、たまに見かける制作側の間違い勘違いで、本来ストーリーが基軸であるのに、何を思ってかギャグ風味をチョイスした結果滑る作品もある。特に、PA作品にその傾向が強い。(SFや群像劇に勘違いギャグを入れても…心当たりあるよな)
また、『デンキ街の本屋さん』のように、物語が主軸なのかギャグが主軸なのか作品の基軸がブレたような構成を視聴者に印象付けてしまった結果、損な評価を受けた作品もある。
私はこの作品をラブコメと捉えたが、秋葉原という設定やスク水JKキャラ(絵柄的にはロリに見えるw)がいたことから、放送当時のトレンドであった萌えギャグ作品として捉えていた視聴者が多いところをみると、基軸をぼかした構成と演出で中途半端感が出たのは否めない。
当時はまだドロドロした深夜アニメ独特のノウハウが未熟だったシンエイ動画だから無理は言えないがね。

長尺ギャグアニメの歴史を鑑みると、日常系とは言い難いが『ルパン三世』(1971)の成功に始まり『タイムボカン』(1975)で一応の「カタチ」の完成を見る。
実際『ルパン三世』で考えると、ギャグを取り除いたら、ただのハードボイルドサスペンスである。
サスペンス部分にも面白い内容があるにはあるが、ハードボイルドサスペンスには『ゴルゴ13』という大御所があり、それだけではこの作品は凡作で終わっただろう。
つまり、長尺ギャグ作品の成功の鍵は、ギャグを一気通貫する基軸にブレがないことが必要条件であり、十分条件としてボケとツッコミの妙技が必要。
更に、良作、秀作まで昇華させるのはギャグのセンスの他に「従」となる物語に共感が得られるか否か、それを反映させる脚本、演出(声優の演技力を含めて)能力となる。
ゆえに、ストーリー重視の作品を制作するよりもハードルが高い。

また、歴史的経緯からも『ルパン三世』は評価の際のベンチマークとなる。
これらの条件を相当数クリアした最近の作品が『このすば』と『ヒナまつり』だろう。
本作と同じ夏クールの『ぐらんぶる』もこの分類だが、これからレビューするのでここでの批評は保留する。
『このすば』はエロ、下ネタのナンセンス系、『ヒナまつり』はシュール系とギャグの質は異なるが、キャラ同士の掛け合いの妙技により笑いのツボを巧みに押さえた脚本、演出の妙が評価に繋がっている。

さて、本作は奇しくもジャンプ掲載作品であることから、往年のジャンプファン目線では正統派永井豪ギャグ作品の系統だ。
永井豪先生は『マジンガーZ』で有名だが、初の大人時間帯アニメ『キューティーハニー』や漫画では伝説のエロスと言われている下品ネタのオンパレード『ハレンチ学園』(週刊少年ジャンプ)の作者でもあり、この原作は「有害図書指定にせよっ!」とPTAが大騒ぎした程フリーダムな内容、もし現在、これがアニメ化されていれば顔を真っ赤にして怒るレビュアーさんが続出すると思われる。
(私が通学していた小学校でも『ハレンチ学園』と『ダメおやじ』(週刊少年サンデー)はPTAの広報プリントで読書制限の注意喚起がされていた記憶がある。)

私はこういう過激ナンセンスエロ漫画を読んでいた世代なので、本作程度のエロさではさして騒ぎたてるほどでもなく、本作を巡り創作上のラッキースケベがハラスメントだと大真面目で主張している方々こそ、現実とフィクションを分別出来ない可哀想な前頭葉の持ち主だと思う。
こういう19世紀頃の何か変な亡霊に憑依された連中に限って、自分達にとって都合が悪い政治家の発言や法制を突っついては差別だの弾圧だの軍国主義だのと騒ぐんだな。
「コガラシ」に除霊してもらえよw(この嫌み、分かる方には分かるはず。19世紀の亡霊→{netabare}『Manifest der Kommunistischen Partei』{/netabare})
個人的にはオムニバス構成でギャグ作品ではないがAVアニメと揶揄される『ヨスガノソラ』でさえも生ヌルイと感じる。

それにしても『ハレンチ学園』、実写化はされたがアニメ化されていないので、ここでレビューが書けないのが無念である。
{netabare}(実写ドラマは数年前にVHSビデオ版を視聴させてもらったことがあるが、現代のコードでは児ポ扱いになる微妙なカットが意外と多かったな…どうせDVDではカットされているのだろう){/netabare}
『ハレンチ学園』で思出したが、用務員役で出演していた「左卜全」の「老人と子供のポルカ」この曲は電波ソングの元祖と言える。
何回かカバーされているが、オリジナルを聴いたことがない方は一度聴いてみるといい。
左卜全の歌声を聴いたら1970年代にタイムリープ出来るかもw

かなり脱線したが、要は長尺ギャグ作品に妙な妥協を入れると必ず失速するということだ。
妥協するぐらいなら、最初から風呂敷を広げなければよい。
本作の基本設定は「ハーレム&エロ」なので、広く一般に勧めるのは気が引けるが、主人公のキャラに納得がいくのなら、ギャグのみならずストーリーもそれなりに面白いので楽しめると思う。

因みに、あにこれでは本作コミック付属OADのレビュー窓口がまだ用意されていないが、{netabare}OAD12巻は謎の光なんぞない乳首丸出しの無修正であり、これが本来この作品を楽しむ意義であるw{/netabare}

【物語・笑いのツボ・キャラ・声優・音楽】
{netabare}① 主人公の設定
まず、ハーレム作品の場合、主人公が視聴者に理解(共感ではない)を得られる設定であるか否かが一つのハードルだろう。
男性目線で見た場合、ハーレムとは理想郷であり、主人公がハーレムを積極的に楽しんでいるような設定では確実に妬まれ、嫌な野郎だ!となって『スクイズ』の「誠」のように叩きの対象となる。
また、嫌みがなく視聴出来るハーレム作品の特徴は主人公が意図せずエロ行為に巻き込まれる、または、女の子キャラから積極的に迫られて困惑する「女難系」も重要な要件だ。
しかし、全くエロに興味がない主人公では当然面白味がないので「むっつりスケベ」成分も必要である。
主人公はハーレム状態を否定しつつも、エロは消極的に肯定するM属性でなければいけない。
これらをバランスよく組み立てた主人公の性格設定であれば、まず視聴の障害となることはないが、支持を受けるまでステップアップするには、その性格が個性的かつナチュラルに発揮される演出、演技の工夫が必要となる。
散々ハーレムアニメを視聴した目の肥えた視聴者の前では、判で押したようなデジタル設定だけでは視聴者はシラケるのだ。
夏クールでは、本作の他『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』の主人公も類似の性格設定である。
本作主人公の「冬空コガラシ」は体育会系で強力な霊能力者であり、正義感も強い。
ハーレム主人公の条件はそこそこ満たしており、女性視聴者にも支持されやすいと思う。
地縛霊「幽奈」の部屋である204号室に住み、毎朝「幽奈」が「コガラシ」の横でおっぱいを晒して寝てしまっていることに気が付くたびに、赤面してポルターガイストで「コガラシ」を吹っ飛ばすのがお約束。

②シチュエーション
舞台はどことなく『妖怪アパートの幽雅な日常』と似ている、明るいお化け屋敷なのだが、ゆらぎ荘の住人は全て美少女と巨乳女性で、妖怪と鬼の末裔、それに地縛霊でそれぞれがとても個性的で濃いキャラだ。
そして、仲居で座敷童子の「ちとせ」以外料理は全くダメ。
面白いと思ったのがメインヒロイン「幽奈」のキャラデザ。天冠(頭の△)と頭の横の鬼火で幽霊ですよアピールをしている点。なかなか考えたものだw

感心したのは「やや」のキャラ描写。
猫神に憑かれているのだが「やや」の行動パターンも猫そのもの。
私の家には生まれた時から猫がおり、大学進学まで18年間好むと好まざるとも猫を弄ったり観察していたし(この猫は22歳まで生き、臨終の際には葬式をしたので、わざわざ実家まで帰郷したw)数年前までは自宅で猫を飼っていたので、猫には少しうるさい。
猫は習性上、協調性がなく社会性に乏しく警戒心も強いため飼い主以外にはそう簡単に懐かない。
また、飼い主にもランクがあり、猫が最も懐くのはエサをやる人物で、魚を調理した「コガラシ」がつきまとわれるのも無理はない。猫は朝腹が減るとエサやり係を起こしに来るからねw
それと、猫は濡れるのを極端に嫌う。「コガラシ」が「やや」にお湯をかけて猫パンチをくらったが、これも原作者はよく猫を観察している。私も子供の時分に悪戯で猫に水をかけたことがあるが、猫は執念深いのでコップを持って近づいたら猫パンチをくらったことがある。
猫に塩分が良くないのもその通り。猫は生理上腎臓への負担が大きいので塩分の取り過ぎは腎臓へ過大な負担をかけ最悪腎炎を引き起こす。
勉強シーンで「やや」だけ周囲の状況に無関心で自分の世界に没頭していたが、猫は犬のように社会的関心がないから、あの「やや」の態度も猫を知らないと描けないシーンだね。

人間ヒロインの「千紗希」には「幽奈」が見えないので「自動書記」と言われる文字でのコミュニケーションがとてもほのぼのとしていて良かったが、一緒に写真を撮ったら「幽奈」がもろ「心霊写真」になっていて吹いたw
しかし、同じ「自動書記」でも『コープスパーティー』では笑えないシーンなのだが。
「千紗希」が「幽奈」を触って「幽奈」の美形を確認しているシーンには百合要素を感じたね。
「千紗希」には「幽奈」が見えないから「コガラシ」との肉体(幽体?)関係を妄想するシーンも面白かった。
ナンセンスギャグが光っていたのは「朧」が真顔で卑猥なセリフを吐きながら「コガラシ」に迫るシーン。ゲラゲラ笑いながら視ていたよw
しかし、本作は何かにつけて裸体露出のシーンになるね。
黒い霧の妖怪シーンでは服が溶かされたといって何人ものモブの女の子が裸体になっていたな。
最後回、恋人同士が地縛霊であるゆえに、近くでお互いを認め合いながらも会えない悲劇のシリアス展開。
「コガラシ」が解決するのだが感動は一瞬で、すぐギャグ展開になるのが本作の魅力でもあるな。
最後、二人が成仏するシーンと花火の重ね合わせの演出は作画も含めて良かったと思う。
気になっているのは1話アバンの「幽奈」の成仏シーン。
最終回の意味深なシーンも合わせて考えると、二期をやって、その最終回の伏線なのかな?
原作ストックはあるし、「幽奈」が地縛霊になった経緯や、原作登場キャラも全部登場してはいないしね。円盤売り上げ成績次第かな?

サブの役割的には「狭霧」はツンデレ「ちとせ」は妹系ロリキャラ「こゆず」は小動物系ロリキャラ「呑子」はお姉系巨乳キャラという配置か。
「やや」はエロとは距離を置いているから、物語的には自分回でない限りモブ化している。
誅魔忍軍で「狭霧」の同級生「うらら」も登場が最後の方で本クールではエロも物語もエピソードらしいエピソードはほとんどなかった。
てか、「うらら」のCV、M・A・Oさん、大阪出身だけあってネイティブ関西弁だなぁw
本作のキャラは総じて立っていた。

③キャスト
キャストで特筆したいのは「幽奈」のCV島袋美由利さん。
活動は昨年からだが、今年になって、
音楽少女「具志堅シュープ」
はねバド!「荒垣なぎさ」
はるかなレシーブ「遠井成美」
と、準主役、メインキャストと目覚ましい活躍だ。
特に、「荒垣なぎさ」と「幽奈」はキャストのクレジット見ないと同一人物とは思えないほどの演技力。
将来、斎藤千和さんクラスの技巧派声優になるかもしれない。
次はナレーションの日笠陽子さん。
まったりと韻を踏まえた喋り方は、ギャグと物語のスイッチに緩急をつけ、本作の演出に大きく貢献している。『けいおん!』の「澪」時代からみると、だいぶん雰囲気が変わったな…。

④音楽
OP曲の「桃色タイフーン」(春奈るな)は本作の雰囲気に合っているし、曲もよい。


物語の評価基準は特に設けていないが、長尺ギャグの場合は『ルパン三世』(1971)『パタリロ』(1982)『うる星やつら』(1982)がベンチマークで個人的満足ライン。
参考までに、物語だけならばTV版では『エルフェンリート』『魔法少女まどか☆マギカ』が満点レベルの代表作である。{/netabare}

【作画】
背景、美術はそこそこ頑張っていたが、キャラデザが残念な気がする。
原作の女の子キャラはとても可愛いので、もう少し工夫をして欲しかった。
XEBECのキャラデザは線が太くてしなやかさに欠けるんだよな。うん。
『クロックワーク・プラネット』では可愛くキャラデザが出来ていたのにね。
キャラデザにも増して、キャラクターの作画が不安定過ぎる。
スケジュールが押して、作監が甘くなったのかな?
本作はいくらギャグ作品といっても、ハーレム、美少女設定の性質上キャラクター作画に手を抜くと作品自体の魅力も下がってしまう。


作画に関してはプロフ記載のとおり明確な基準を設けている。
『劇場版 響け! ユーフォニアム(シリーズ)』、TV版『進撃の巨人』(2013)劇場版も含むが「5」。左記作品並みか超える高水準でない限り「5」の評価はない。
以下、減点方式。
ただし、ギャグ作品は作画クオリティで内容があまり左右されないことと、画風としてわざと作画クオリティをギャグに活かしている作品もあるので、多少評価に幅がある。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

01oinaris さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ジャンプToLoveる枠の正統後継者!お色気枠に万歳!!

今も昔も、週間少年ジャンプには「お色気枠」というものがある。

〜以下お色気漫画・アニメに対する超個人的考察〜
{netabare}
古くは永井豪の「ハレンチ学園」(1968-72年連載) に始まり、その過激なえっちい描写(スカートめくりなど)は当時の社会現象(社会問題)になっただけでなく、当時の漫画家、さらには後の漫画家に多大な影響を与えた。
(手塚治虫や高橋留美子など、ハレンチ学園に感銘を受けた代表的な漫画家)
その後も、ジャンプには概ね1作のお色気描写満載の作品があり、その伝統は綿々と受け継がれている。

(かくいう私は少年期にBastardを読んでドキドキし、電影少女・DNA2で思春期を過ごし、
少年ジャンプを無事卒業…そしていい歳してToLoveるにニンマリしているイタイケな中年…w)

お色気枠の伝統の中でも、明らかに新たな概念を生み出したのはToLoveる。
それまでのお色気が(スカートめくり)や(女風呂のぞき見)などの「積極的スケベ」だったのに対し、
「消極的スケベ」、いわゆる「ラッキースケベ」というジャンルを確立させ、さらにその限界描写に挑戦したという点で画期的だ(個人的見解)。
これは昨今の男子が草食化していることや、積極的なエロを描写するとPT▲やBP◯から
「青少年に悪影響を与える」とクレームが付き、自治体から有害図書扱いされかねないことと無縁ではあるまい。
積極的にエロを求めると問題になるのであれば、そういう破廉恥な行動を断固拒否する健全な男主人公が、意図しないトラブルや事故によって”偶然”に、
女風呂に飛ばされる、スカートに顔を突っ込む、胸を揉む、谷間に顔を埋める、パンツを掴む…
という描写にすることで、青少年の不埒な行動を助長することなく、えっちい絵を楽しむことができる…という妥協の産物が生み出した新ジャンルだろう。
{/netabare}

本作はToLoveるから続く、ジャンプお色気枠・ラッキースケベジャンルの正統後継者と呼ぶにふさわしい作品だ。
少年週刊誌お色気枠というだけあって、ハダカ女子出現率が高いものの、
そこにストーリー性などがあるわけでない。
いわゆる典型的な一話完結型の日常系ドタバタラブコメ。
多少の事件は起きるものの、少年誌だけにムテキ主人公によって解決。
主人公の少年がとりわけかっこよくて惹かれるというわけでもなく、
かと言って応援したくなるような弱キャラでもなく、
展開としてはごく平凡なラッキースケベ系裸乳堪能アニメ。

温泉付き下宿ってだけあって、毎回温泉回。
メインヒロイン・ゆうなの爆乳は毎回堪能できるけど、{netabare}ゆうなとコガラシ君のラブに大きな進展があるわけでもなく、一部回を除きストーリー性があるわけでもなく…{/netabare}
もう少しひねるというか、ToLOVEるダークネスのようにストーリー性を持たせるとか、
もっと限界までえっちい描写を追求するとか(それだと18禁?)しないと、
ToLOVEるの二番煎じ感は否めない。
ToLOVEるの後継には相応しい作品であるが、それ以上の作品を目指すならToLOVEるに無いものを加えなくては。
キャラは比較的可愛いし、毎回温泉サービス付き、良いコンテンツは持っていると思うので、
今後の発展に期待。
第二期あるとしたら…ToLoveるの壁を越えることができるのか?二番煎じに終わるのか?
期待して待っています。

〜〜以下、本作に対する過剰反応について思うこと〜〜
{netabare}
なお、原作漫画は(自称)有識者から目をつけられており、
「女の子の服がはだけ、目に涙を浮かべている。嫌がる女の子の服を脱がすような、こんな破廉恥な描写はけしからん!」
とクレームが付いているようです。
(じゃあはだけた女の子が喜んでいたらいいんかい!そっちの方こそ問題やないかっ!という中年の叫びは置いといて…)
この作品見て「子どもにジャンプは読まさぬ!」と息巻いている有識者さんの息子、たとえジャンプを買い与えなくてもゼッタイ友達から借りて読んでますよ、親には内緒で(笑)。
でも、それでいいんです。そうやって少年は大人になっていくんです。
「この手の漫画・アニメは人知れずこっそりと楽しまなければならない。」
「こういう作品は巷で堂々と見てはいけない。ましてや母親や姉妹、女子友達に見つかるのは御法度だ。」
ということさえ学べれば良いのですよ。だから有識者さん、大いに怒ってください。叫んでください。
本の隠し方が上手になるだけです。(それも重要なスキルとして、将来役に立ちますw)

積極的スケベの宝庫であったハレンチ学園が存在しなかったら、高橋留美子という漫画家も存在せず、萌え系アニメというジャンルも確立せず、アニオタと呼ばれる人々も現れず、Japan-Animationという世界的な文化もなかっただろう。
「過度な規制と束縛は思考の自由度を制限し、新たな文化の萌芽を阻害する」
ということを忘れてはならない。
ただし、「適度な規制と束縛は思考の柔軟性を醸成し、新たな文化の嚆矢ともなりうる」
ということも忘れてはならない。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっとHな温泉×幽霊ラブコメディー!

この作品の原作は未読です…って「週刊少年ジャンプ」連載の作品だったんですね。
この程度の露出なら少年誌でも問題ない…ということなんですね。
…と思ったら、その手の論争が起こったとwikiに掲載されていました。
まぁ、色んな事を言う人が居る、ということですね。
でも「規制より教育が重要」という意見は一理あると思いましたけれど…

この物語の主人公は、肉体派霊能力者の冬空コガラシ…
彼は悪霊に取り憑かれて大借金を背負わされていたので、家賃の安い部屋を求めてゆらぎ荘に下宿することになりました。
家賃は食事もついて格安なのですが、下宿する部屋は所謂「いわく付きの部屋」で、湯ノ花 幽奈という女子高生の地縛霊が棲む部屋だったんです。
ゆらぎ荘には他にも個性豊かで常識では考えられない美少ばかり…
こうして冬空コガラシのゆらぎ荘での新たな生活が始まり、物語が動いていきます。

キャラデザは私好み…それに加えて美少女を演じる声優さんも凄いんですよ。

島袋美由利さん(湯ノ花 幽奈):「はねバド!」の荒垣なぎさ、「はるかなレシーブ」の遠井成美
原田彩楓さん(仲居 ちとせ):「月曜日のたわわ」のアイちゃん、「うらら迷路帖」の千矢
くまちゃん(荒覇吐 呑子):「ももくり」の栗原雪、「クロックワーク・プラネット」のリューズ
りえりー(雨野 狭霧):「このすば」のめぐみん、「リゼロ」のエミリア
唯ちゃん(伏黒 夜々):「ロウきゅーぶ!」の袴田ひなた、「ViVid Strike!」のリンネ・ベルリネッタ
大地葉さん(シラタマ):「プリンセス・プリンシパル」のドロシー、「ちおちゃんの通学路」の久志取まどか
春野杏さん(信楽 こゆず):「潔癖男子!青山くん」の後藤もか、「ブレンド・S」の星川麻冬
小松未可子さん(神刀 朧):「K」のネコ、「灰と幻想のグリムガル」のユメ、「にゃんこデイズ」のろー
鈴木絵理さん(宮崎 千紗希):「あまんちゅ!」の小日向光、「ふらいんぐうぃっち」の倉本千夏

作品は私の主観で抜粋していますが、私にとってどれも思い入れのある作品ばかりで、キャラも未だ頭の中に鮮明に残っています。
たまにこうして声優さんのこれまでの配役を振り返ると、作品の共通点が見出せたりするので個人的には楽しんでいます。

でもこんなキャラに囲まれたハーレムって…
全く…冬空 コガラシ…毎朝川に叩き込まれるのは流石に勘弁して欲しいですが、それ以外の日常生活はまさに天国そのものじゃありませんか…
と、思えるくらい登場する女の子たちが可愛いんです。

湯ノ花 幽奈:ゆらぎ荘の女子高校生地縛霊。恥ずかしがるとポルターガイストを発生する。
雨野 狭霧:妖怪を成敗する霊能忍者集団・誅魔忍軍所属。実はかなりの照れ屋。
荒覇吐 呑子:いっつもお酒を呑んでいるセクシーお姉さん。酒呑童子の末裔の鬼。
伏黒 夜々:いつも眠そうな猫系女子。猫神に愛されており猫耳やしっぽがある。
仲居 ちとせ:ゆらぎ荘の管理人で幼い見た目に反して、ゆらぎ荘最古参の座敷童子。
神刀 朧:龍雅家に仕える神刀。龍雅家のためにコガラシとの子作りを目論む。
信楽 こゆず:化け狸の少女。千紗希に憧れて、彼女のおっぱいを研究している。
宮崎 千紗希:コガラシの同級生でアイドル級の美少女。少しHな妄想癖がある。

こんな個性的な女の子たちと冬空コガラシによるバタバタ劇が繰り広げられるんです。
ハーレム系の作品が苦手な方にはお勧めできませんが、嫌いじゃなければポイントの高い作品なのではないでしょうか。
それも冬空コガラシの優しさが相まっての事なんですけどね…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、春奈るなさんの「桃色タイフーン」
エンディングテーマは、湯ノ花幽奈、宮崎千紗希、雨野狭霧による「Happen〜木枯らしに吹かれて〜」

1クール全12話の物語でした。
ラッキースケベ系ハーレム作品としては総じてレベルの高い作品だと思います。
ですが、幽奈が地縛霊になった理由や成仏できない理由など、まだまだ分からない点が多く残っている状況です。
続編、制作して頂けると嬉しいんですけどね…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

60.6 5 妖怪で修行なアニメランキング5位
ムシブギョー(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (202)
1375人が棚に入れました
常住戦陣!
“死ぬまで勝ち続ける武士”を目指す月島仁兵衛は、江戸「蟲奉行所」でのお勤めを志願する。
人々の平和を守るため、強烈個性の仲間——孤高の天才剣士・無涯、発破のくノ一・火鉢、人斬り・春菊、陰陽師・天間——と、仁兵衛の戦いが始まった!

声優・キャラクター
KENN、明坂聡美、大久保瑠美、寺島拓篤、江口拓也、芹澤優、宮野真守、小山力也、福山潤、潘めぐみ、下崎紘史、関智一、高城元気、羽多野渉、クロちゃん、佐々木睦、俊藤光利、三木眞一郎、好川貴裄

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

セブンアークス規制解除 江戸時代ver 相手は人でなく蟲です。これゴールデンなのに放送ギリギリだった...

なのはやDOG DAYSでは空中機動がメイン
セキレイは地上戦がメインだった
じゃあ時代劇にしてやってみよう。元はサンデーでやってます。相手は蟲です

主人公の月島仁兵衛は「宇宙兄弟」の南波日々人をやってます。これも息が長いです
無涯は有馬哲平じゃんwww
春菊は比企谷八幡か、2期決定の
天間はルーキーズ
火鉢はミューズさんか(セブン・アークスとプリキュアは中の人でどうしても切っても切れないんですよ、作品内で必ず一人以上いるから)

OPはガガガさんが歌ってるのか。GITADORAにあったぞ。ADVでもまあまあムズい
後半はFREE蛇'Mさんという見知らぬアーティストではあるがスルメ曲だったwwwwww

初回
江戸に来たら来たらで迷ったwwwまあ初めてだからお約束だ
というよりも春さんの胸揺らして大丈夫か!?⇒大丈夫だ、問題ない
いやこれ問題あるって!!
あと白い液体もあったけど大丈夫なのか!?教育上の問題にならなかったのか!?

2話~ 皆の過去を暴く&カグラの如く衣服破壊はお約束
素振りはともかく覗くな馬鹿wwwwwwwwwwwwww
そして汚ねえ花火だ、しかも2回www

6話
長福丸ってルルーシュじゃないかwww
無駄遣いしていいのか!?www
それと人の話は最後まで)ry

7話
あんま胸見せちゃアカンって春さん!!これでも大丈夫の部類なんだろう
蟲奉行さんの声プリンセスさんじゃないか!

8話
やっと敵さん蟲狩のお出ましだ
とりあえず誘惑担当は蜜月っちゅうルーキーです
色気にウナギは定番www
たかだか水かけられた程度で対抗意識を燃やすなwwwwwwww
そしてふんどし脱ぐなwwwwwwwwwwww

10話~ 覚醒
蟲奉行さんの髪を咥えたら覚醒しただと...?
蟲狩を撤退させ最初のミッションは完遂した
謎解きはこれからだ&幸村達のお出ましだ

12話
親父いいいいい!!会えてうれしいぜ!!ちなみに声は冴島さん
どうやら覚醒中は記憶が途切れるようだ

13話
2クールでたまにある総集編です。でも何で風呂場でやるwwwwww

15話~ 真田十勇士 蟲ver.の推参
親父から過去の話を聞きました。
よしゃ紀州に行くか、奴らを叩くために
戦闘中に下着の露出は御遠慮頂きたいのだが...これでも大丈夫なレベルなのかwww
霧隠よ
アンタの幻術見極めさせてもらった
例え馬鹿だろうとそれを活力源として人は本気を出せるんだよ

22話 ジャスティスとは
そんなんねーよ。だって全がら全部正しいから。それを法で捻じ曲げても法自体正しいとは限らないから
あるのは悪故に性悪説だ
言い換えると「人は弱い」生き物だ
生きているからこそ必死で足掻いているのではないか?
生きることも戦いの一つだから

依存は自分を見失う
故に依存される人にならなければならないのか?物や人に頼っていてはいけないのか?
しかし、どの道を辿ろうと希望も絶望もないんだよねー
故に誰だって主人公になれるし、キャラをそう扱ってくれるかどうかは製作者次第なんだ(アニメの世界では)
人が正義や悪を掲げるのは勝手で構わない。それで話が面白くなれば尚更だ
人を思うからこそ、心に燃え上がるものがある。忘れるな

23話~ 蟲奉行の過去とラストパーリィ
蟲を助けたことにより呪いがかかり、家臣たちを殺した
それが忌まわしき過去だ
でも小さき蟲だろうと助けることは正しい
故に「蟲を否定する」っちゅう世界がおかしいんだ

さあラストパーリィを始めよう・・・
ああ、これもうマジや・・・何も言うことないわwwwww
でも火鉢の技の名前にツッコミが欲しかったwwwwwこれ絶対規制かかるってwwwwww

やっぱセブンアークスええわ

「死ぬまで勝ち続ける」
刻ませて貰った。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

どこまでも素直でどこまでも真っ直ぐな根性が彼を成長させる。

ストーリー

時代は江戸時代。巨大な虫、通常「巨大蟲」を江戸の町と将軍を守る仕事の蟲奉行所に新たに所属し始めたのが主人公の月島仁兵衛でした。彼は元々彼の父親がスカウトされていたのですが、父は足を悪くしてしまい息子の仁兵衛が代わりに蟲奉行所に行くことになりました。この物語は仁兵衛が蟲奉行所の先輩たちと成長していき巨大蟲を倒していく物語です。

私の感想。

正直言って面白かったですが、気持ち悪かったです。登場するキャラクターはかっこよかったり、可愛かったりと良いできなんですが・・・・敵がね・・・ どの敵も虫、虫、虫で本当にかっこいい敵がまったくいませんでした。普通こういう戦い系の作品となると敵がかっこよくてなんだか知らないけど、敵のほうが主人公よりも人気が高かったりするんですが、今回はそんな事は一生ないだろうと思うほど敵が虫だらけと言う謎のハーレム状態でむかつきました。こんなハーレムは無視しましょう。虫だけに。

けれど、戦闘シーンは充実していましたし、努力が本当にすばらしく見られる作品でした。常日頃から仲間に信頼されるように強くなろうとする心意気や根性は本当に私には信じられないほどすばらしかったです。努力はすばらしいですね。

そして、この作品に登場するキャラクターは人間はかっこよかったです。どのキャラクターも一つや二つ癖があり、その癖が友情をもっと強くしている気がしました。特に主人公の服装は実に江戸って府陰気をだして最高です。私がこの作品で気にいているキャラクターは月島仁兵衛の母親です。あまり登場して来ませんが、なんだかキャラクター自体が濃くて本当にぶれない感覚です。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品に登場する火薬を使う火鉢さんはパッと見た所巨乳に見えますが、実際はCカップと言う中途半端な胸の大きさなのです。

オープニング

「友よ」
実にこのオープニングの歌を歌と読んでいいのか分からないほど原曲に合っていないセリフに笑えました。歌とはほど遠いそんな曲です。実際、この曲な我々に何を伝えようと子弟いるのかがまったく分かりませんでした。まあ、友は最高と言う気持ちを伝えたかったのでしょう。(タイトルから見て。)しかし、画像は結構かっこよかったです。

「伝心∞アンチェインド」
登場するキャラクターが両サイドに登場していくというシンプルなオープニングですが、表情がそれぞれ仁兵衛へ送られる感じなのではんだか感情移入しやすいです。そして曲も結構脳内侵食度が高く、非常に人々に愛されやすいオープニングの一つとなるでしょう。
エンディング

「イチズ」
少々この作品には合っていない曲でしたが、画像は落ち着いている平和な江戸を描いていてなんだか見ているこちらが平和になってきました。

「Through All Eternity 〜縁の絆〜」
蟲奉行さんが静かに花蓮に踊りを踊るおしとやかなエンディングです。私的にはこの作品のエンディングはもっと派手でテンションが上がる曲のほうが良いと思いましたが、こういう落ち着いた曲も良かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

星の子チョビン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作漫画の大ファンですがアニメ版の綺麗に纏めた最終回は大満足です。

【鑑賞状況は?】
2013年の4月8日にアニメ放送開始から今週の第26話の最終回まで欠かさず観てましたが感動のフィナーレを無事迎えて感無量でございます。

覚醒した月島仁兵衛、記憶を失った蟲奉行様、抑えていた力を解放した真田幸村、井戸へ駆けつけた市中組の面々と熱くなる展開。
放送前は原作が終わっていない作品をアニメ的にどう落とし所をつけるのか?不安でしたがいざ放送したら夕方アニメらしい爽やかなラストで最高でした。
約半年の短い期間でしたがこれだけ素晴らしい内容と美麗な作画でアニメを製作したスタッフ陣には感謝しきりです。
ムシブギョーは原作漫画も面白い作品なので続編や再アニメ化の機会があればファンとしては嬉しいです。

【物語の評価は?】
夕方の子供向けアニメという事もあり際どい描写は薄まっちゃうかな?と思ってましたがしっかりと原作通りの流れで嬉しい。
それにアニメ版は現在週刊少年サンデーで連載中の常住戦陣ムシブギョーと、月刊時代の少年サンデー超のムシブギョーのストーリーを合わせた良いとこどりでファンとして満足な出来です。

【作画の評価は?】
作画は毎週安定していてキャラクターの表情の変化を観ているだけで楽しいですね!OPやEDの力の入れようもですが本編の戦闘であれだけ動いていて作画も崩れないとなれば最高評価をせざるを得ない。

【声優の評価は?】
キャストに関して今の夕方子供向けアニメで数多くの主役を務めるKENN氏を初めとする若手〜中堅の声優が占めていて大変若々しく、ムシブギョーという作品のフレッシュさと相性が合ってますね。
今週の放送で蟲奉行様を少年役のイメージが強い藩めぐみ氏が演じてましたがキャラクターの性格や雰囲気の作り方が上手く意外でした。

【音楽の評価は?】
OPテーマはガガガSPの元気な曲でこれから始まるぞ!と観ているこっちのテンションが上がって、EDテーマはi☆Risがしっとりと歌い上げもう今週はここで終わりなんだと実感し、劇中曲はあの織田哲郎氏が担当していて場面場面に合った曲作りで映像に自然と溶け込んでます。

【キャラの評価は?】
王道の熱い少年漫画が原作で夕方子供向けアニメといったら兎にも角にも主人公の月島仁兵衛が好きで好きで裏表のない天真爛漫な性格と身分や立場は関係なく困ってる人がいれば助ける彼の行動力にいつも助けられてます。
その為か周りの個性的な蟲奉行所他の同心達もスポットが当たりながらも次第に心を開いて行く様は観ていて気持ちが良いものですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
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