妄想でラブコメなおすすめアニメランキング 40

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの妄想でラブコメな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の妄想でラブコメなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

96.0 1 妄想でラブコメなアニメランキング1位
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1729)
7542人が棚に入れました
家柄も人柄も良し!!将来を期待された秀才が集う秀知院学園!!その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!!プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、"如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!!新感覚"頭脳戦"ラブコメ、開戦!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、花守ゆみり、青山穣
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かぐやさん可愛いくてたまらない。

このアニメを見て原作を読みたくなった。かぐやさんのあまりの可愛さにキュンキュンしっぱなし。古賀葵の演技も役にぴったりで好き。心の機微が何とも言えない。所々、バカップルと化している。
お仕えしている早坂も好き。

続きもアニメ早く。

印象に残ったところをネタバレ込みの感想
{netabare}
最初はお互いに告白するというなら付き合ってやらないこともないみたいな感じだったけど、いつの間にか両想いに。
会長は子供が9人欲しいだなんて。
7話の石上君の彼女持ち運動部嫌いの話は凄く共感してしまった。
ちんちんで爆笑するという小学校低学年で経験することを高校生になって経験するかぐやさんはツンツンしつつも、面倒見も良い。
11話。駄菓子屋のじいちゃんに謝れ。
唐突に始まるグルメ。謎すぎるラーメン戦。豚骨とかバリカタとか福岡好きなの?ラーメン四天王濃い。
ずっとコメディできてたのに、急にかぐやの切ないエピソード。呼びつけておいて放置プレイする父親くそすぎて腹立つ。予定を変更してまで行こうとした花火大会に行くことを許されない。自転車を飛ばしてかぐやさんの元へ向かう白銀と早坂の協力を得て屋敷から脱出し、ラーメン四天王の運転するタクシーに乗るかぐやさん、行き違い。さらに、花火に間に合わず、泣いて悲しむかぐやさんの元に白銀が花火を見せてやると登場するとかかっこいい。ラーメン四天王の力を借りて千葉までぶっ飛ばす。かぐやさん惚れるに決まってる。気持ちは分からんでもないけど、格好良かったから後からそんなに恥ずかしがらなくても。かぐやさんの好き避けで余計に辛い。CROSSOVERからのアスタリスク、デルタ。良い雰囲気になったのに、最後をしっかりギャグで締めてくれて最高。痛いの意味が違う。そして、例のカップルうぜえ。
{/netabare}

OP
ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花 歌 鈴木雅之
アニソン界の大型新人。こんな凄い人が新人だなんて半端ないって。映像のキャラクターの動きが演出と相まって癖になる。千花の動きも良い。
ED
センチメンタルクライシス 歌 halca
チカっとチカ千花っ♡ 歌 藤原千花(小原好美)
ダンスが可愛いと少し話題に。一回しかEDで使われなかったのは残念。ドーンだYO♬



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 映画に誘わせたい/かぐや様は止められたい/かぐや様はいただきたい
将来を期待された秀才が集う秀知院学園。その生徒会副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずなのだが、プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか”ばかりを考えるようになってしまう。何もないまま半年が経過したある日、書記の藤原千花が懸賞で当てた「男女で観に行くと結ばれるジンクスのある映画のペアチケット」をきっかけに、”恋愛頭脳戦”の火蓋が切って落とされる…。

2. かぐや様は交換したい/藤原ちゃんは出かけたい/白銀御行は隠したい
恋愛は百戦錬磨というイメージを付けられていた白銀は、交際経験がゼロなのにもかかわらず、ある男子生徒から恋の相談を受けてしまう。もしここでボロを出してしまったら、生徒会長としての威厳が保てない。焦った白銀は「恋愛のことなら俺に任せろ!」と無理を承知で引き受けてしまった。その様子を見ていたかぐやは、会長の恋愛観を探るチャンスを逃すまいと盗み聞きをするが、白銀のアドバイスはあまりに予想外で……。

dアニメストア for Prime Videoで観る
3. 白銀御行はまだしてない/かぐや様は当てられたい/かぐや様は歩きたい
校長が没収してきた不健全な雑誌をチラ見した藤原は「初体験はいつだったアンケート」のページを読んでしまい大慌て。なんと高校生の34%が経験済みだという。実際はそこまで高くないはずと藤原をなだめる白銀に対し、かぐやは「私は適切な割合だと思います」と言い放ち、自分はすでに経験済みだと告げる。恋愛をしたことがない白銀は突然の告白にショックを受けるが、その反応を好機と見たかぐやは「彼女居ないんですか?」と煽ってきた!

4. かぐや様は愛でたい/生徒会は言わせたい/かぐや様は送らせたい/白銀御行は話したい
パリの姉妹校との交流会に向けて、藤原のアイディアでなぜかコスプレをすることになってしまったかぐやと白銀。かぐやは内心くだらないと思いつつも、猫耳を付けて「にゃあ…」とポツリ。だが大の猫好きである白銀にとって、その姿がまさかの大ヒット。あまりのキュートさに平常心が保てなくなっていく。さらに白銀も猫耳を付けると、今度はかぐやが大興奮。可愛いという気持ちを隠しきれず、だんだん二人の様子がおかしくなっていき……。

5. かぐや様はこなしたい/白銀御行は見せつけたい/かぐや様は差されたい
勉学において右に出るものはいないものの運動センスは絶望的な白銀は、放課後の体育館でバレーボールの練習に励んでいた。しかしどうやっても成長の兆しすら見えない。バレーの授業は来週に迫っており、このままでは完璧な生徒会長というイメージが崩れてしまう。そう一人落ち込んでいたところに、藤原がやってきた。白銀は恥を忍んで教えを請い、藤原の熱血指導によるトレーニングの日々が始まった。果たして人並みのサーブを打てる日はやって来るのか?

6. 石上優は生き延びたい/藤原千花はテストしたい/かぐや様は気づかれたい
生徒会第4のメンバー・石上優は、1年生であるにもかかわらず白銀にスカウトされ、生徒会の会計を任された逸材である。根暗な性格ゆえに普段はあまり目立たないが、彼なしで生徒会は成り立たない。そんな石上が突然「生徒会を辞めたい」と白銀に話を持ちかけてきた。必死の説得にも応じず、彼の決意は固い。どうやら止むに止まれぬ事情があるようだ。そして石上は目に涙を浮かべながら、そのワケを語り始める。「僕、多分殺されると思うんです」と……。

7. 白銀御行は働きたい/かぐや様は入れたい/かぐや様は堪えたい
柏木の彼氏から、またしても恋愛相談を受けてしまった白銀と、またしても盗み聞きをしようとするかぐや。白銀のアドバイスのおかげで柏木と付き合うことはできたが、付き合って1ヶ月が経つのに、まだ手も繋いだことがないのだという。「どうやったら手を繋げますかね!?」という低レベルな質問にかぐやは呆れかえるが、白銀は交際経験がなくても答えられそうな悩みに一安心。だが白銀のアドバイスは今回も予想外の方向に……。

8. かぐや様は呼ばせたい/白銀御行は負けられない/そして石上優は目を閉じた
期末テストが迫った生徒会室では、いつも以上のプレッシャーの中で、かぐやと白銀の心理戦が繰り広げられていた。白銀に勉学では勝てないことにプライドを傷つけられた万能型の天才・かぐや。生徒会長として学年トップの座を誰にも譲るわけにはいかない努力型の天才・白銀。二人は相手を出し抜くために嘘を付き合い、権謀術数をめぐらせていく……。ついに訪れた期末テスト当日。勝利の女神は一体どちらに微笑むのか!?

9. かぐや様は送りたい/藤原千花は見舞いたい/四宮かぐやについて①
かぐやが風邪で学校を休んでしまい、白銀がプリントを届けることになったと話すと、藤原は「私が行きます!」と大興奮。藤原が言うには、風邪を引いたかぐやは「あまえんぼ」になってしまうそうだ。素直で可愛いかぐやの姿を妄想してドキドキの白銀だったが、生徒会メンバー全員で家に押しかけたら迷惑がかかる。そこで誰がお見舞いへ行くのか、神経衰弱で決めることに。石上も巻き込み、真剣バトルがスタートした!

10. かぐや様は許せない/かぐや様は許したい/白銀御行は出かけたい
お見舞い事件のせいでケンカをしたかぐやと白銀は、お互い素直になれず険悪なムードになってしまう。そんな中、かぐやは恋人がいる柏木に、友だちの話だと偽って恋愛相談をしてみることに。その一方、白銀もラブコメ好きの石上に、どうしたらケンカした異性と仲直りできるのかを相談してみたところ、石上のテンションがどんどんヒートアップしていく……。様々なアドバイスを聞いているうちに、かぐやと白銀は自分の本当の気持ちに気付き始める。

11. 早坂愛は浸かりたい/藤原千花は超食べたい/白銀御行は出会いたい/花火の音は聞こえない 前編
学校が夏休みに突入してから半月、生徒会がないため白銀と会うことができず、かぐやはもどかしい日々を過ごしていた。しかし夏休みの後半には、生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束がある。財閥の令嬢として厳しく育てられたため、夏休みの思い出を作れてこなかったかぐやは、皆と一緒に遊べる日が来ることを心待ちにしていた。ついに花火大会当日、夏らしく浴衣を着て出かけようとしたかぐやのもとに、父の執事が現われ……。

12. 花火の音は聞こえない 後編/かぐや様は避けたくない
生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束をキャンセルしてしまったかぐやは、暗い自室に一人閉じこもっていた。落ち込んだ様子を心配した侍女の早坂はかぐやを励まし、屋敷を抜け出す計画があることを告げる。執事たちの目をかいくぐって、何とか会場に辿りついたかぐやだったが、花火大会はすでに終わっていた……。皆と一緒に花火が見たかったと涙するかぐや。そこに「だったら俺が見せてやる」と懐かしい声が響く。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

満足のいくアニメ化でした!2期にも期待!

~・~・~・~・~・~・~・~放送前レビュー~・~・~・~・~・~・~・~
1~2話先行上映に行ってきました

ヤングジャンプ(以下YJ)連載中のギャグマンガ
もともとはミラクルジャンプつまりはYJの増刊号での連載でしたが
人気が出たのでYJ本誌へと栄転してきました

移籍後も高い人気は維持されており
これまでにも何度かアニメ化のうわさが流れ
そして今回ついに待望のアニメ化となりました

しかしYJ作品のアニメ化ですが
まず非常に打率が低い・・・
そして数少ない当たった作品も
原作がアニメ化以降急に失速したりと
まぁとにかくYJ作品にとってアニメ化は鬼門です

何度か他作品のレビューにも書いているので
現在連載中の作品に絞ってみましょう

キングダムのCGは伝説級のクソ
原作は今でも変わらず面白いですが
アニメが函谷関目前で終わって
続編の報が途絶えてしまったのは
明らかにあの同人レベルのCGのせいでしょう
今度実写映画もやるみたいですが・・・

ゴールデンカムイもはっきり低予算でした
しかしアニメだけ見ている人達にはそこそこ好評で
原作の売り上げもだいぶ上がったようなので
商業的には低コストな分だけ
コストパフォーマンスが上がっているとみることもできます
個人的にはだいぶ不満が残りますが
アニメ化自体は成功といっていいでしょう
しかし連載中の原作のロシア編が
どうしようもなくつまらないんですね
どうしてこうなった・・・

テラフォーマーズのアニメはよく知りませんが
原作がそもそも読む価値のないレベルの出オチ作品なので
あれをアニメ化してしまったこと自体が
YJの生み出した不幸の一つとしか言いようがありません

銀河英雄伝説に関してはYJからのアニメ化
と言うにはだいぶ語弊があるので
今回は評価対象外としておきます

とまぁネガティブな情報ばかりを並べましたが
かぐや様はいったいどんなひどい目に遭うのか?
もういっそYJ作品はアニメ化なんてしない方が幸せなんじゃないか?
なんて思いつつ観に行った先行上映会の感想は・・・

藤原書記がとてもかわいい!!!

もうこれだけでこのアニメは安泰ですねW
他の部分で何をどんなにやらかしても
これだけで十分アニメ化の価値はありましたd(・x・

という冗談はさておき
原作信者目線で気になった点を何点か

アニメ版は非常にテンポよく進みます
上映会はもともと1話の先行上映という触れ込みでしたが
サプライズで2話まで見せてもらいました
多少順番が前後はしているものの
アニメ1話2話どちらも
原作1巻から3話分ずつ抜き出してありました
基本的にギャグアニメなので
テンポがいいことは悪いことばかりではないのですが
話がサクサク進み過ぎて余韻が足りないイメージを受けました
あくまで原作ファンだからそういう印象になっただけで
アニメから入った場合は気にならないのかもしれません

もう一つはナレーション
登場人物たちの状況・心情などを
セリフを使わずコマの中で言葉で解説してあるものが
全部ナレーションという形で入るのですが
そのナレーションがオーバーアクションというか仰々しすぎる
イメージとしてはカイジですかね
あの作品も状況説明などを文で入れてあり
アニメではかなりアクの強いナレーションがつきました
あれはあれで慣れると癖になるというか
漫画を読んでいても勝手に脳内再生されるくらい
最終的には違和感が無くなったので
もしかしたらこの作品でも
しばらく見ていたらいつの間にか気にならなくなっている
あるいは原作未読なら最初から気にならない
という可能性はあるかもしれません

あと、スピンオフでYJに本家と一緒に連載されている
かぐや様を語りたい
の連中が今のところ顔見世程度ではあるものの
原作以上に出てきているので
あのスピンオフが嫌いな人は今後要注意かもしれませんね

最近になってOPは鈴木雅之が担当すると発表され
放送開始前から話題になっていますが
先行上映では1話はOP・ED無し
2話はOP無し・ED映像なし楽曲のみでした
2話ラストに真っ黒な背景にテロップだけの状態で流れていたのは
halcaのセンチメンタルクライシス
年末に新宿ReNYでのLiveにて初披露されていたのを
既に生で聞いていたのもあって
どうせならOPを聞いておきたかったところです

~・~・~・~・~・~・~・~舞台挨拶レポート~・~・~・~・~・~・~・~

先行上映の後は舞台挨拶もありました
{netabare}
四宮かぐや役
古賀葵

落ち着いたかぐやとは違いだいぶ天然系
話が要領を得ないのが笑いを誘うタイプ
残念ながらラジオ等と違い面白い部分だけを使えないので
舞台挨拶だとただの時間ドロボーに成り下がる
かぐや役と千花役が逆だったらすごく納得していたと思う

白銀御行役
古川慎

上映会は男女半々くらいでしたが
女性はだいたい彼のファンだった模様
YJ作品の読者層が男女半々なわけがないですよね
ツイッターフォロワー限定の無料イベントだったので
単純な抽選じゃなくてツイート内容から精査してるのでしょうね
そして女性を集めていったら
原作ファンではなく声優のファンが集まったと・・・

印象に残った回を聞かれて
バレーボールの特訓回と答えた際
会場の原作ファンから歓喜の声が上がってました
うん、特訓シリーズ面白いよねw
千花役の小原さんは
演じてるうちにイライラしてきて
素で切れてたら
「もう少し藤原に寄せてください」
とダメ出しをもらったそうな
これは放送が楽しみですね!

藤原千花役
小原好美

印象に残った回を聞かれてあげたのは
ラップパート
原作にもある千花のラップパートですが
台本には歌詞だけが載っており
メロディは演者が即興で作るという
とんでもない声優泣かせのトラップ
共演者の弁によると
初回の時よりも緊張してガチガチだった
のだそうな
何という無茶ぶり・・・

石上優役
鈴木崚汰

石上がでるのはまだ先のようで
今回はまったく出番がないのに
舞台挨拶だけ呼ばれたようです
メイドインアビスといい流行ってるのかな(--;
出番がないということは
当然アフレコにも参加していないということです
1話2話の映像に関してはジャンプフェスタで見せてもらったそうで
視聴者の目線で会話に加わりたいと思います!
と意欲は見せたものの
あまり見せ場を作れず終わりました
これまたなんという無茶ぶり・・・ {/netabare}

~・~・~・~・~・~・~・~1話見て~・~・~・~・~・~・~・~

なんですかね・・・
曲が悪いとまでは言いませんが
作品にマッチしているとも
強烈なインパクトがあるともいえない
ただ大御所連れてきました!ってだけですね

鈴木雅之はアニソンを担当するのは
今回が初めてだそうです
しかし、彼が活躍した時代を考えると
正直それで喜んでる世代の中に
このアニメの視聴者となる層がどれほど入っているんでしょう・・・
たぶんここに鈴木雅之を起用することが面白いと感じてしまう
そんな世間との感覚のずれが
YJアニメを屍の山にしてしまったような気がしてなりません

いろいろ不安要素はあるものの
普通に作れば十分に佳作となるはずなので
変な冒険せずに無難にアニメ化してほしいものです

~・~・~・~・~・~・~・~全話観て~・~・~・~・~・~・~・~

全体的によくできていました
石上は声がついて原作以上に味のあるキャラになりました
また、3話のEDは驚異のクオリティで話題になりましたが
逆にそこがピークなんて評価に落ち着いてしまった感もあります
終盤にもう一回くらい特殊EDを入れられれば
もう一段階ブーストできたかもしれません

全体的にラブ<コメディな作品ですが
終盤にシリアス回を持ってきたのは好みが分かれるところかもしれません
基本的にバカバカしいギャグ作品をやっている中で
ときどきがっつりシリアス展開をやるのはこの作品最大の魅力であり
そのギャップがそれぞれの良さをグッと引き立てていると思いますが
前情報なしに単純にコメディ路線だけを期待していると
終盤に肩透かしを食らって消化不良に終わりそうです

原作ファンからするとYJ作品には珍しい
非常に恵まれたアニメ化になったと思います
評判も上々のようなのでこのままぜひ2期へとつないでほしいですね!

仕事はできるが性格的にはかなりポンコツ揃いの生徒会ですが
2期になればあの中に混ぜても石上に並ぶレベルのポンコツ
会計監査伊井野ミコが登場します
個人的には作中ヒロインの中で一番(お)かわいいと思っているので
早く2期をやって動くミコの姿を拝ませてほしいですね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メガネの色

OP主題歌の鈴木雅之が、なんとも強烈だ。

現代的なアニメ絵の映像なのに、歌のパワーだけで視聴者の時間を90年代へ引き戻す。
いや、OP映像の終わり近くの、女子キャラの「チェキッ」ポーズも、ひょっとして『め組のひと』のオマージュなのだろうか。(わからない視聴者は、お父さんかお母さんに訊いてみよう)

劇番の中に『ラブストーリーは突然に』を思わせる曲が混じっているのも、90年代トレンディドラマを意識しているようだ。


頭脳戦、というキャッチコピーだが、展開されるのは、素直に好きだといえない高校生男女のすれ違いを描くラブコメディ。

思春期男女のよくある自意識のコジレが駆動するラブコメは、しょうもない、と苦笑しながらも(生)暖かく見守ってしまう。

全体に微笑ましく笑えるコメディだが、興味深いものを感じるのは、このコメディを視聴者に提出するための「舞台装置」の方だ。


フィクションは、何のメディアであれ、受け手=読者=視聴者の現実感覚に接続する「設定」を設けて、作中世界へと引き込まなくてはならない。

それこそ90年代のニューアカかぶれのテクスト主義者であれば、読者が解読する「正解」としての作者の「意図」などないと妄言を吐くのだろうが、妄言に過ぎない。

〈作者-読者〉間で、何らかの理解の共有がなければ、そもそも物語を語り=読み取る視聴体験など生じるはずがない。
物語を受け手に理解可能な形で提出する手段として、まず各種の「設定」が作者によって構築される。

本作では、自意識こじらせ男女のすれ違いを笑わせるために、すれ違いは、まず「頭脳戦」として設定されている。
「先に好きだと打ち明ける」ことは「負け」=将来的に「損」、という了解が、ラブコメを「頭脳戦」と規定する設定を生み出すのだが、なるほど「損得という考え方をしていれば『恋愛』なんてできるはずは無いよなあ」という視聴者の納得を喚起して、すれ違いの物語へ入り込む導入口の役割を巧妙に果たす。

いよいよ興味深いのは、この「頭脳戦」を導くものは、主人公たちが「天才」であるから、という理由付けであることだ。

作中の「天才」性の描写は、彼らが成績優秀者であると描写することに終始するが、いかにも偏差値教育的な偏見を感じさせる。

偏差値とは、言うまでもなく特定集団内での「順位」を示す指標だ。
「天才」を証拠立てる描写として、作中では一貫して成績の学内順位ばかりが描かれるが、しかし、集団全体の能力が低ければ、その集団内での順位=偏差値は、能力の高さを保証しない。
まして、「順位」を高めるための手段が他者の足を引っ張ることに終始するならば、なおさらだ。
「天才」という絶対値での「頭のよさ」を根拠づけるには、相対順位である「偏差値」はほとんど説得力がない。

ここで作者=製作者の設定が杜撰であると指摘したいわけではない。
読者=視聴者に「天才」と納得させるためには、偏差値=順位を持ち出せば有効だろうと作者=製作者は判断した、その判断が興味深いと感じたという事だ。
多くの視聴者=読者にとって、「頭がいい」とは「順位」が高いことなのだろうと作者=製作者は判断している、という事が。

「頭がいい」が「順位」という「上下」関係に規定されている、という設定は、「なぜ」ヒロインは「天才」なのかという理由付けが、「家柄がいい」からである、という設定へと進んでいく。
「上流」の、格「上」の家庭に生まれたことが、成績「上」位の天才である理由付けになる。

要するに「貴族」のように、生まれによって決定されているのだ。

いや、本物の貴族制では、貴族様と庶民は全く接点も相互理解もなく、互いに「そういう存在」としか認識されていない。
が、「家柄がいい」から「頭がいい」という理由付けは、「頭がいい」から支配する権利があるという循環論法として、「貴族」に支配される「庶民」が自分を納得させてしまうという点で、なお悪質と言えるかもしれない。

作中のナレーションではおざなりに否定されているが、そもそも舞台の学園が「良家」の子女が集まる「名門」校であり、ここでも「生まれ」によって特権を相続する新たな「貴族」階級が形成されている設定が貫かれている。

繰り返すが、作者や製作者による社会認識が前近代的であるとか言いたいわけではない。

21世紀の読者=視聴者は、「いい家柄」に「生まれついて」既得権や財産を継承する者は「頭のいい」天才であると思うはずだ、と作者=製作者によって判断されているという事が興味深いのだ。


自意識をこじらせたドタバタコメディを笑うには、コメディを乗せた舞台が「現実」と接点があると視聴者を錯覚させなければならない。
もしも原作マンガが人気を博し、アニメが好評であるとしたなら、この錯覚は成功しているという事になるだろう。

作中に登場する、コイバナに喰いつく「恋愛探偵」は、ピンクの色のついた色メガネでネタを探す。

「上流」の「いい家柄」では子供に既得権を引き継いでも当然であり、特権を引き継ぐ「から」頭のいい「天才」であっても当然であると設定を了解する視聴者は、どんな色のついた色メガネで社会を眺めているのだろうか。

それとも、作者=製作者の判断とは無関係に、別種のリアリティに支えられてコメディを笑っているのだろうか。

いずれにせよ、「頭脳」戦として「損得」を過剰に意識する「偏差値」の高い「天才」の「頭の良さ」は、「世襲」される「いい家柄」のハビトゥスと「既得権」に保証されているという設定を提出することは、作者=製作者が、読者=視聴者をどういう視線で捉えているかを暴露しているとはいえるだろう。

本作を視聴していて、時折『ブギーポップ』を想起した。
両作とも、製作者の目には90年代のままの視聴者が映っているようだ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

82.8 2 妄想でラブコメなアニメランキング2位
琴浦さん(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2438)
12346人が棚に入れました
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。と
ころが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。

―2012年8月にテレビアニメ化が発表された。

声優・キャラクター
金元寿子、福島潤、花澤香菜、久保ユリカ、下野紘
ネタバレ

アムールトラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

琴浦さんへの愛を詰め込みましたww【忠告】超長いですww

琴浦さんを一言で言うならば、
「萌えながらシリアス」
になります。

◎前書き(16.5.1加筆修正)
萌えとシリアスを融合した作品は最近増えてきていますが、ここまでシリアスなものは後にも先にも琴浦さんだけかもしれません。
決して完璧な作品とは言えませんが、とても個人的に好みな作品なので、ぜひ一度見てもらいたいと思っています。

※このレビューは超々々長いです。しゃれにならないくらい。(タグを開いてみれば分かります。)
読めるものなら読んでみろww
まじめに読むと少なくとも20分はかかると見ていいです。読むときはその点にご留意ください。もちろん、全部読んで頂けるととても嬉しいですが、多分相当きついです。

〈視聴状況〉
友人に薦められて一回目。
琴浦さんを愛でたくなって二回目。
もっと布教したいと思って三回目。 計三周。

──────────────────────☆彡
まずはキャラデザから。
外れのない可愛らしいキャラデザだと思います。程よいバランスで、凄く取っつきやすいですね。
強いて言えば、鼻がちっと特徴的かな?
まあ、それでも可愛いです。 

しかし、その中でも特に琴浦さん(主人公ヒロイン)の可愛さは異常です。目元の柔らかい感じとか最高です。
なんというか、小動物的な、愛でたくなる可愛さがあります。行動と組み合わされば破壊力抜群です。(荷物入ったダンボールタワーをなぎ倒すくらいに)

そして、そんな可愛い琴浦さんは人の心が読めてしまう。
それゆえに心に傷を負ってしまった。そんな中、運命の出会いを果たし、再生していく。そして、新たな人生を歩み始める。
大筋はこんな感じです。

シリアスを主軸としながら、適度なギャグで見やすく仕上げられています。
こんなに重い題材をよくもこの作品に落とし込めたものだなあ、と。

──────────────────────☆彡
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
作品によく合ったオープニングです。
opアニメーションでぴょこぴょこ出てくる琴浦さんが超可愛いです。
リズムに乗れる、中毒性のある曲です。
コシコシコシ。
題名についてなのですが、
そんな"琴浦"のまた裏話でしょ?←琴浦と掛けてる気がしないでもないですね。


○ed「希望の花」
これは神曲です。曲調もさることながら、歌詞が素晴らしすぎる。
アニメ琴浦さんのシリアス部分を凝縮したような、全国の卒業式で採用できるような曲です。
特に好きなフレーズはこの曲のラスト。

今あなたと、この場所から始めよう♪

シリアスシーンのバックで流れてくるこの曲は反則級ですね。流石に号泣とまではいかないものの、少なからず涙腺が刺激されたことは否定できないです。

○ed「ESP研のテーマ」
第5話限定エンディングテーマです。
内容はタイトルのまんまで、ノリがいい曲です。少し日常のオープニングに似てる気がしないでもなかったです。

○ed「つるぺた」
第6話限定エンディングテーマです。
ぺったんこヒロインであるところの琴浦さんがひたすらにかわいいエンディングムービーでした。

──────────────────────☆彡

Q.でも何で『琴浦さん』はこんなにも見やすいの?

A.4コマ漫画原作なので、とてもテンポが良いです。このポイントは大きいですね。
また、キャラデザや声優の演技力も一役買っていると思われます。

心という、ともすれば物凄く重たくなる題材を扱っているにも関わらず、それを全く感じさせないのが素晴らしいです。
視聴後感は、あーよかった。
本当に良かった。見てるこっちもハッピーだ。


これが4コマ漫画って頭狂ってるだろ。なんだよこの安定感は。(ウフフ)


琴浦さんを見て、不快感が生まれることはまず無いでしょう。
★気軽に見られるシリアス作品として、皆さんにおすすめできます。


○声優について
実は超豪華です。
先輩コンビ(花澤さんと下野さん)は特に神がかってます。
琴浦さん役の金元さんも、琴浦さんの可愛さを充分に引き出しています。以下割愛(キリがないので)。

琴浦さんは間違いなく良作ですが、
その良さ、はたして演技が先かストーリーが先か。
まあ、多分ストーリーが先です。豪華声優をあてられるくらいの良作ということです。
──────────────────────☆彡
以下、各話レビューなるものになります。
<<各話評価>>◎、○、△、×の四段階。

一話:琴浦さんと真鍋くん◎
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは心が読めます。そして、その代償に、人として当たり前の多くのものを失ってきました。
転校した琴浦さんはある少年•真鍋と出会います。その日から、琴浦さんの世界が変わり始めました。

~構成~
○前半
琴浦さんの幼少時代から現在に至るまでの軌跡。真鍋との出会い。
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
○後半
すっかり擦れてしまった琴浦さん。接触を図る真鍋。猛アタックの末、真鍋はとうとう琴浦さんの心を開く。
○ed「希望の花」

~1話のお話~
キャラデからは想像もつかない、まさに衝撃の第一話でした。
1話はどこをとっても精巧な心理描写が成されていますが、特筆すべきは以下の2シーンです。

①前半のラスト
前半ではあまりに惨い琴浦さんの遍歴が描かれます。クラスメイトからいじめを受けて怪物と罵られ、それは小、中、高と年を重ねる度にエスカレートしていきます。
しかも、そんなのは序の口だと言わんばかりの手酷い場面があります。

「これでこの問題児ともおさらばだ」
教師が心の中でふと考えてしまったことです。{netabare}それを、琴浦さんは『読んで』しまいました。
それでも教師か!と言いたくなりますが、ここで責められるべきは教師ではありません。心はどうしようもないものですから、それを表面に出さなかった教師がどうこう言われる筋合いはないのです。
しかし、琴浦さんにはそんなこと関係ない。琴浦さんが心に受ける傷の大きさを目に焼き付けられました。{/netabare}

そして、両親の離婚。
{netabare}まだ幼い琴浦さんが何の悪気もなく放ったセリフが決定打となってしまいました。
琴浦さんは自分を責めます。
しかも、母親は言います。
「あんたなんか、生まなければ良かった」
絶望感は計り知れません。{/netabare}

これらの場面が、霞がかった配色で演出されます。その効果で、視聴者は暗い心情をひしひしと感じています。

そこで訪れる前半ラストのワンシーンです。
それは、琴浦さんがもう何度目になる転校をした日のことでした。
どうせ上手くいきっこないのだから
と淡白な自己紹介をし、指定された席に向かう途中の出来事です。
一応書いておくと、この時、琴浦さんは雑な自己紹介のせいで、既にクラスメイト達からの嫌みを『読んで』います。
そんな中、
真鍋:「あれ、お前誰?」
琴浦さんを全く気にも留めていなかった男子が一人いました。そいつは真鍋。
{netabare}その瞬間、画面全体にかかった霞にひびが入り、砕け散りました。
琴浦さんの世界が変わり始めたのです。{/netabare}

②後半のラスト
琴浦さんが真鍋に独白します。
{netabare}「こうなってしまったのは全部自分が悪い。」
「人と関わると迷惑をかけてしまう。」
「私に関わらないで欲しい。」
琴浦さんは頑なで、なかなか心を開きません。
それでも真鍋は琴浦さんと仲良くなろうと頑張ります。
「そんなこと言って、一番傷付いてるのはお前じゃないか」{/netabare}

このシーン、琴浦さんも真鍋も名言メイカーです。記憶しておきたいセリフがぽんぽん出てきます。
今まで耐えに耐えてきた琴浦さんが心を開くこの場面は感涙ものです。
①、②以外にも名シーン揃いの1話でした。{/netabare}

二話:初めての……◎
{netabare}~あらすじ~
仲良くなった琴浦さんと真鍋は、百合子さんの登場でESP研究会(超能力研究会)に入部します。
活動の一環で占いをやった時、真鍋に恋する少女•森谷さんが、自分の思考を読ませることで琴浦さんを攻撃しました。
真鍋は琴浦さんを守る為、森谷さんと直接口論し、無事平穏が保たれました。

~構成~
○op前
琴浦さんの朝の日常及び登校。
○Aパート
琴浦さんと真鍋がESP研究会に入部。百合子さん、室戸先輩と知り合う。
○Bパート
百合子さんの提案で、琴浦さんは占いをやることに。真鍋に恋する森谷さんとの衝突。真鍋の活躍で一件落着。
○ed

~2話のお話~
2話は個人的には神回の一つです。
この回の山場での真鍋の格好良さはシリーズ通して指折りに入ります。むしろ一番かもしれません。
{netabare}ESP研の百合子部長の提案で占いをやった際、相手が森谷さんの時に琴浦さんは吐いてしまいます。なぜなら、森谷さんの精神攻撃はことごとく琴浦さんのトラウマを抉るもので、到底耐えられなかったからです。
ゲロは汚いですね。普通だったら、やってしまったキャラは少なからず悪印象を纏うことになってしまいます。しかし、琴浦さんはそうはなりませんでした。
山場のシーン。真鍋は森谷さんに言い放ちます。
「琴浦に吐かせるくらい、お前の心が汚いってことだろ」
このセリフが
『森谷さんの心=ゲロ』
という図式を立ち上げました。そして、ゲロの悪印象を琴浦さんから取り除きました。それどころか、琴浦さんの悲惨さを際だたせる結果となりました。
そして──
「好きだからだよ!」
これは、なんで琴浦さんを庇うのかという問いに対する真鍋の答えです。これほど純粋で否定のしようがない答えがあるでしょうか。少なくとも、森谷さんに対してはこれ以上ない答えでした。だって、森谷さんは真鍋のことが好きだから。
真鍋は絶対に計算なんてしない男です。だから、これらは天然から出たセリフです。{/netabare}
天然最強説が急浮上しました。{/netabare}

三話:嬉しくて、楽しくて△
{netabare}~あらすじ~
ESP研はカラオケに行きました。琴浦さんの歌声は酷いものでした。
琴浦さんは真鍋に弁当を作る約束をします。その日、真鍋は森谷流の男等に襲われ、入院します。見舞いに行った琴浦さんは自責に駆られ、いなくなってしまいました。

~構成~
○op前
真鍋、黒板に描かれた相合い傘にハートを付け足す。
○Aパート
ESP研、カラオケに行く。
○Bパート
琴浦さんが真鍋に弁当を作る約束をした日、真鍋は森谷流の男等に襲われる。
琴浦さんが転校してしまう。
○ed

~3話のお話~
心を開きつつあった琴浦さんが、真鍋の怪我をきっかけに再び自分を責めます。
病院でのすれ違いの描き方が良かったです。
{netabare}琴浦さんは真鍋の病室の前で心を読みます。真鍋は何気ない思考の中で、琴浦さんに被害が無かったことを喜んでいます。
それを聞いて、琴浦さんは自分を責めます。
「私がいなければ、こんなことにはならなかった」

せっかく良い感じだったのに、という悔しさを感じるストーリーでした。
1、2話で琴浦さんの悲劇から再生を描き、少し落ち着いたかというタイミングで悲劇がぶり返すという構成ですね。
これはありがちながらもドラマチックで手堅いです。しかも、嫌な感情がぶり返すことは確かに実際あるものだから、違和感も感じません。{/netabare}
あざとかったですね。{/netabare}

四話:変わる世界○
{netabare}~あらすじ~
転校したかに思われた琴浦さんは実家(大豪邸)に帰っていました。室戸先輩の情報網と和尚さんの助けによって琴浦さんを見つけ出すことができました。そして、ESP研は琴浦さんを説得し、一緒に学校に戻ることになります。

~構成~
○op前
琴浦さんが一人で遊ぶ様子
○Aパート
無気力な真鍋。先輩二人の助けもあって、琴浦さんを追い、寺で手掛かりを見つける。
○Bパート
琴浦さんの豪邸にて。琴浦さん捕獲作戦。森谷さんの琴浦さんへの謝罪。
○edのラスト
琴浦さんと真鍋の会話。
「やっといつも通りだな」
「そんなことないよ。ほんの少しだけど、変わったよ」

~4話のお話~
3話で主人公ヒロインがいなくなるという衝撃体験をしてからの、4話です。
室戸先輩がハッキングやらを出来るという設定が追加されましたが、今まで作り上げられた人物像的に違和感なくすんなりと受け入れられました。
さて、琴浦さんはどこに失踪していたのか。
なんと、『琴浦駅』周辺です。

★ 鳥取県東伯郡琴浦町
{netabare}萌え起こしとかいうのがあるらしいですね。
琴浦町は琴浦さん原作サイドと良好な関係も築いている(wikipedia)らしいです。
知らなかったな。

琴浦さんのポスターが作られたらしいです。
知らなかったな。

琴浦さんはナンバープレートにもなってるらしいです。
知らなかったな。…ちょっと欲しいかもしれない。流石に使えないけれども。

萌え起こしって、他にも色々ありますよね。自衛隊とか。
アニメも地域も団体も布教できるという妙案ですね。考えた人は凄いと思います。{/netabare}

琴浦さんが金持ちそうだということはそれとなく示唆されていましたが、それがはっきりと示されたのはこの話(4話)が初めてです。到底日本だとは思えない大豪邸の持ち主でした。そこに暮らすは初老のお爺さんです。
ニット帽を被り、好好爺然とした彼=琴浦祖父は、その実ただのエロスでした。
いかにも大富豪のじじいという感じで、よく分からん思考の持ち主です。孫=琴浦さんのお尻に触れて興奮しております。
同じくよく分からん思考をしている真鍋=エロスと相性が合うのか、この二人の絡みがなかなか良かったです。
果ては、真鍋に対してまだまだだと宣言し、エロスを推進する始末です。{/netabare}

五話:学園天国?○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは無事、町に戻ってきます。学校では森谷さんとの関係が大幅に改善し、森谷さんはESP研に入部します。そして、遅ればせながら新入部員歓迎会を琴浦さん宅で執り行います。
その後、体育祭が開かれ、真鍋は借り物競争、琴浦さんはリレーに参加します。運動神経があまり良くない琴浦さんは最下位になってしまいますが、森谷流のネタで復活します。

~構成~
○op前
琴浦さんが田舎から帰ってくる。
○Aパート
森谷さんがESP研に入部。琴浦さんの新しい家にて、新入部員歓迎会。
○Bパート
森谷流ネタ。運動会が開かれる。
○ed「ESP研のテーマ」

~5話のお話~
4話までは、ギャグで適度に息抜きしつつのシリアスでした。そして、5話は、萌えギャグです。
今話は、純粋に琴浦さんを愛でることが出来る非常に有り難い回であります。
特に印象に残った場面を挙げましょう。
①琴浦さんが回るシーン
{netabare}文字通り、琴浦さんがくるくると横回転して段ボール箱に突っ込みます。落下に巻き込まれて「完」です。
op前のシーンで一度、森谷さんの写真を眺めた後にもう一度回ります。くるくる。
心の中に留めきることが出来ない感情の発露がこれです。まさに萌えの化身というべきか、僕には可愛い以外の形容詞が思い浮かばなかったです。{/netabare}

②琴浦さんと真鍋のいちゃいちゃ
{netabare}二人の好感度メーターは既に共に振り切れています。カンストです。下がる気配などないし、下げる必要もないです。この二人のいちゃいちゃは、ささやかで甘く温かい。その象徴たる、こんな場面がありました。
{netabare}「この家、前の家よりも真鍋くんの家に近いんだよ」
「そんなこと言っちゃダメだよー男の子の心を刺激しちゃ(以下略)」
かあー!いちゃいちゃしやがって!{/netabare}

また、こんな場面もあります。
新入部員歓迎会の後、睡眠中に図らずも琴浦さんと真鍋は寄り添って寝ていました。(偶然の産物)
その場面を激写した部長は琴浦さんに迫ります。
{netabare}「欲しいー?」
恥じらう琴浦さんの横で写真を欲しがる真鍋。部長は写真を消します。
しかし、
「ちゃんと送っといたわよ」
部長、ナイス!琴浦さんの心は幸せに満たされました。{/netabare}{/netabare}
萌えが止まらない回でした。{/netabare}

六話:夏休み!○
{netabare}~あらすじ~
脳筋の森谷さんはテスト赤点で補習三昧です。そんな森谷さんを待ち、ESP研は夏合宿に行きました。琴浦さん爺の招きにより、はるかーランド、海、バーベキュー、花火と楽しんだESP研。楽しそうな琴浦さんの姿を陰から琴浦さん母が見ていたようです。

~構成~
○op前
森谷が琴浦さんが好成績であることに対し、糾弾する笑
○Aパート
はるかーランドへようこそ。
ESP研は合宿的なものに行く。
○Bパート
海、バーベキュー、花火。真鍋が琴浦さんの弁当を食べる。
○ed「つるぺた」

~6話のお話~
まず、触れねばならないのはedテーマの「つるぺた」です。これはなんとも素晴らしい曲で、琴浦さんへの愛をきっと深めてくれることでしょう。
今回も5話に引き続き、萌え回というやつだと思います。やはり琴浦さんは可愛いかったです。{netabare}お化け屋敷で怖がる姿なんてもう、どうしようもなくそそります。
海シーンで「シャーー!!」も最高でした。
そんな中、3話以来お流れになっていた"琴浦さんのお弁当"がついにやってきます。真鍋はバーベキューを差し置いて琴浦さん作の弁当を食べます。当然の選択ですね。偉い。{/netabare}
そしてまた深まる琴浦さんと真鍋の親密度でした。
一方で、琴浦さん母の存在が示唆されております。どうなることやら。{/netabare}

七話:この世界に私は◎
{netabare}~あらすじ~
6話から夏期合宿が続いています。琴浦温泉にて、混浴ネタ、森谷さんの料理ネタ(下手が招いた惨劇)が展開されました。
町へ期間後、森谷さんは缶詰めになります。一方琴浦さんは真鍋に避けられている気がします。しかし、それはサプライズへの準備だったのです。

~構成~
○op前
真鍋と琴浦爺が混浴を目指す
○Aパート
琴浦温泉にて。森谷の料理が引き起こした惨劇。琴浦さんが母への思いを語る。
○Bパート
森谷の勉強。琴浦さんの苦悩。サプライズパーティー。
○ed

~7話のお話~
少しずつ琴浦母の存在がクローズアップされてきています。そんな中でのAパート:ギャグ回、Bパート:ハートウォーミングでした。
7話は殊更に「琴浦さんの幸せな日常」が描かれていたように思います。いつもの仲間、いつもの掛け合い。様々な苦難を乗り越えてきた琴浦さんがやっと手にした日常ですね。
Bパートの話でそれがより顕著でした。{netabare}真鍋の様子がいつもと違うことに気付き、不安に駆られる琴浦さんは未だこの温かい世界に馴染みきれていません。それで先輩二人に相談すると、
「考えるだけ無駄」
先輩方は突き放したのではありません。このセリフは真鍋への信頼ゆえなのです。しかし、それに気付けず琴浦さんは苦悩します。
ラストシーンで真鍋の行動に種明かしが成されます。
「誕生日、おめでとう!」
琴浦さんは心を読めてしまうから、サプライズ企画について他の人にも話せなかったという。
そんなこんなで、真鍋なら心配ない、という日常に琴浦さんはようやく気付くのです。{/netabare}
琴浦さん=サイコという設定とストーリーを絡めた良話でした。
最後はこのセリフで締められます。
{netabare}「お母さま、この世界に私は……」
琴浦さんの世界に変化が起きたということを示すセリフですね。{/netabare}{/netabare}

八話:デートじゃないもん○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんが風邪を引いた日の話です。
前半では、琴浦さん宅での看病が、
後半では真鍋と琴浦さんとの初デートが描かれました。

~構成~
○op前
真鍋から琴浦さんへの誕生日プレゼント(ロケットペンダント)
○Aパート
琴浦さんの風邪。
超能力が使えなくなった琴浦さん。真鍋は煩悩を鎮めつつ、看病します。
○Bパート
初デート。
普段からとても仲良しな二人の初々しいデートです。プリクラをロケットペンダントに入れる演出もあります。
○ed後
琴浦さんの超能力が再発現し、同時に倒れてしまいます。

~8話のお話~
普段からいちゃいちゃし放題の琴浦さんと真鍋ですが、今回は少し様子が違います。同じ二人きりという状況でも、意識しているのとしていないのとでは大きく異なりますから。
デートを意識し過ぎたのでしょう。琴浦さんはいつも以上におどおどとしていて可愛かったです。
{netabare}8話では、一時的とはいえ琴浦さんの読心術が消えます。生まれてこのかた常に超能力と共に過ごしてきた琴浦さんにとって、超能力がないことの方が非日常です。映画館での何気ないセリフが、それを如実に物語っています。
{netabare}「映画見にくると、いつも見る前にラストが分かっちゃうんだよね…」{/netabare}
幸い、今日は超能力が消えています。非日常を満喫する琴浦さんでしたとさ。{/netabare}
どの映画も全てネタバレされる世界なんて、嫌ですね。{/netabare}

九話:まわりにはみんなが○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは、連続通り魔の思考を読んでしまいました。その事実がきっかけで、琴浦さんは再び風評被害にあいます。励ます為、琴浦爺は食事会を開きました。しかし、高級ホテルにて、琴浦さんはお母さまと出会ってしまいます。真鍋の活躍により、琴浦母子の関係にひびが入りました。
一方、森谷さんは琴浦さんに対する罪悪感から、一人袋小路に迷い込むことになります。

~構成~
○op前
刑事さん達の状況
○Aパート
ESP研にて、連続通り魔の話題。帰り道、真鍋は琴浦家にお邪魔することに?
○Bパート
刑事さんとの邂逅。琴浦爺の誘いにより、ホテルでディナー。
○ed後
森谷さんの手が血塗れに。

~9話のお話~
4話以来のシリアスメインといえるでしょう。連続通り魔という非日常の介入により、琴浦さんが築いてきた日常に微かなひびが入ったと思われます。
それにしても、この話では真鍋の安定感を痛感することになりました。{netabare}目が据わっていてとてもではないけれど近づきたくない琴浦母に対し、「俺、琴浦と離れる気全然ないんで」と言うその勇猛さ(?)は素晴らしいとしかいいようがないです。
しかも、それによって琴浦母の心根が垣間見えたのですから、グッジョブです。
そして、ed後のワンシーンが意味深です。さて、森谷さんはどうなってしまうのでしょうか。
次への引きが上手いですね。{/netabare}{/netabare}

十話:だけどあなたはいない△
{netabare}~あらすじ~
森谷さんは通り魔の第一発見者で、友人の証言のせいで逮捕されました。ESP研(真鍋抜き)は犯人を見つけ、事件を解決しようとします。その際、真鍋は琴浦さんの危険を鑑みて反対、不参加となりました。部長が囮となり、作戦を実行に移しました。

~構成~
○op前
学校に報道陣。森谷さんが逮捕された!?
○Aパート
警察署にて。ESP研が乗り込んで森谷さんの証言をする。
○Bパート
ESP研は犯人探しをする。(真鍋は抜きで)
部長が囮になる。
○ed

~10話のお話~
今まで一度たりとも衝突したことのなかった二人(琴浦さんと真鍋)が初めて喧嘩別れしました。{netabare}先輩方は楽観視して静観していますが、琴浦さんは友達がいなかったから、喧嘩もしたことがありません。仲直りはどうなるのか。先への期待が高まります。
一方で、刑事さんの不穏な動きの見せ方が秀逸です。普通な人に見せかけながら、小さな違和感をばらまいていくというのは、なかなか出来ないことかと思います。
「いい友達だよね。だって、平気であなたと一緒にいられるんだもん」
衝撃のセリフです。
そして、衝撃のラストでした。部長が背後から犯人に狙われ、鈍い音を残して幕引きという。{/netabare}これは、11話を見るしかない展開ですね。{/netabare}

十一話:スタンド•バイ•ミー◎
{netabare}~あらすじ~
連続通り魔に襲われたESP研。室戸が身を挺することで、百合子は守られました。しかし、そのことに百合子と琴浦さんは責任感を感じます。責任感ゆえの行動が起点となってストーリーが展開されました。百合子と室戸の関係。森谷さんと真鍋の関係。琴浦さんと真鍋の関係。そして、連続通り魔事件の行方。真犯人は刑事さんでした。

~構成~
○op前
犯人とESP研の大立ち回り
○病院
室戸君は軽傷。琴浦さん、自分を責める。
○刑事さん宅
一人でいる琴浦さんを刑事が保護、自宅に連れて行く。
○小学校前
琴浦さんに逃げられた森谷さんは真鍋に活を入れる。告白。
○病院
室戸君と百合子さんの話。
○刑事さん宅
真犯人は刑事さんだった。
○ed

~11話のお話~
今話は部長(百合子)と室戸先輩にもスポットが当たりました。2話から節々に前振りがありましたが、10話辺りからぐいっとクローズアップされてきて、11話で完全に話題とあいなりました。

{netabare}○千里眼を持つ母親に降りかかった災難のせいで闇を抱える百合子。しかし、悪役に徹し切ることは出来ません。そんな百合子を静かに見守る室戸。二人の間では、少し狂いが生じながらも、儚い関係が出来上がっています。{/netabare}
室戸達の話以外にも、11話では、1話の再来とも思える程に心情が裸にされました。

①森谷─真鍋
{netabare}森谷さんは一途でした。初登場からここに至るまで、真鍋への愛を貫いたのです。ある意味清々しい程の恋心。ここまでくれば賞賛に値するでしょう。
{netabare}「ずっと好きでした」
真鍋は告白をされますが、
「すまん、俺は琴浦が好きだ。お前の気持ちは受け取れない」
断ります。しょうがない。だって、あの二人は……。{/netabare}
森谷さんにとっても二人の関係は大事なものとなっていました。二人の関係が続くことを心の底から願ってしまっていたのです。でも、自分の心は偽れない。だから、告白して散る。
{netabare}これが、森谷流というやつですか。{/netabare}{/netabare}

②刑事•月野さん
{netabare}なんと、真犯人が刑事さんという話。
月野さんは一人ぼっちでした。ずっと誰からも受け入れてもらえずに生きてきた。なのに、自分が持っていないものを全て持っている少女•琴浦さんが現れた。
月野さんはストレスが爆発してしまいます。想像に難くないことですね。
しかし、彼女の二重人格には正直驚きました。ストレスを溜めてしまう表人格とストレスを解消する裏人格『俺』。今後症状が改善してくれることを期待したくなるような終わり方でした。{/netabare}

③琴浦さん─真鍋
{netabare}ここだけが少し不満といえば不満です。
今回琴浦さんは真鍋に縋るばかりで逃げに徹してしまいます。目の前のことから目を逸らしてしまったのです。
{netabare}「悲劇のヒロインごっこ」
『琴浦さん』で出てきたフレーズですね。少しそうなってしまったかと思います。{/netabare}
具体的にどこをどうすればということを言えないのが悔しいですが、琴浦さんの苦悩や成長を描いて欲しかったなと少し思いました。
しかし、真鍋側が琴浦さんに寄るというシナリオとしては、真鍋の思考がよく描けていて良かったです。
{netabare}「俺はずっと琴浦といるって言ったじゃないか」{/netabare}
真鍋は強いですね。
それに、琴浦さんの設定を考えると、このシナリオが最善かもしれないです。{/netabare}{/netabare}

十二話(最終回):伝えたい言葉(ココロ)○
{netabare}~あらすじ~
ESP研は百合子の変心により、「超能力者で遊ぶ部」となりました。その日常が描かれます。その後、琴浦さんが家に帰ると母親が。図らずも、母親が本心ではずっと琴浦さんのことを思っていたことを知ります。「言葉にしないと伝わらない想い」があることを知った琴浦さんは真鍋に告白し、真鍋からも返事を受け取りました。「ずーっと好きだ」

~構成~
○op前
本日をもって、ESP研を解散します。
○Aパート
新ESP研発足。カラオケ。琴浦宅に母出現。
○Bパート
琴浦さん、母と和解。そして、真鍋と愛を確認し合う。
○ed「希望の花」
「琴浦さーん!」
「みんな、おはよう!」

~12話のお話~
大団円であります。涙腺が緩みました。
琴浦さんが数々の苦難を乗り越えてくる姿を見た私達は、その温かさに涙するのです。
しかし、最後まで落ちがありましたね。
{netabare}真鍋:俺、いつも言ってるからな
琴浦:え、言われてないよ
真鍋:え、そうだっけ?
あろうことか、真鍋は口頭で「好き」と言ったと勘違いしていたのです。
琴浦さんか言葉にすることの大切さを知ったのは何だったのか。唖然とする琴浦さんに、真鍋は
{netabare}「ずーっと好きだ」{/netabare}
耳元で。息のかかる至近距離で。目を見て!
琴浦さん、良かったね。本当に良かったね。{/netabare}
幸せな話です。{/netabare}

──────────────────────☆彡
以下、少々細かな話をさせて頂きます。

★森谷流について
{netabare}「もりっ!」を掛け声とするのが森谷流武術です。
両手を大きく広げて、上下互い違いに曲げ、声を上げたなら、あなたも立派な森谷流門下生です。門下生募集中らしいので、入ったらいいと思いますww
この流派は謎が多すぎます。

{netabare}①異様な高学歴
なんと、東大出身とハーバード出身がいるのです。
②あの構えは何なのか
まだ普通に筋トレやっていた方が強くなれそうな?
③森谷ヒヨリの母
彼女のあの格好はなんでしょう。まさか宗教団体じゃあるまいね。というか、原作では確かに宗教団体だそうな。
④敷地面積
きっと相当なものです。琴浦さん爺の豪邸に匹敵しそうな程。{/netabare}

そんなくだらな面白い森谷流は、本編で漏れなくネタにされます。
門下生が少なかった昔、森谷ヒヨリが映ったビラを配っていたそうな。それを回収した真鍋は琴浦さんに引っ越し祝いとして渡します。
そして、その写真は琴浦さんの心のオアシスとなるのでした。{/netabare}

★琴浦さんは何故可愛いのか
{netabare}まず、言えることは「可愛いに理由なんてない」ということです。だから、こんなコーナーはナンセンスな訳ですが、それでもやりたくなってしまったという。
なので、僕なりにやってみます。

①可哀想系ヒロイン
{netabare}主人公がヒロインの酷い境遇を知り、ストーリーが展開するという話は多いですね。「琴浦さん」もその一つであるはずです。こういうパターンが多いのは、それだけ魅力があるからです。ある意味で王道的な魅力があるということです。
男というものは、哀しいかな、女の子を守りたくなってしまうものです。可哀想な境遇を持った女の子というだけで、多少のことは許せてしまう世の中ですから。{/netabare}

②健気さ
{netabare}青年:確かに可哀想ならば嫌いにはなりにくいですね。でも、それは好きとは別の感情ではないですか?
博士:そう、そこがポイントなんだよ。いくら可哀想でも、性格が最悪だったら誰も好きになってはくれないね。
青年:ということは、琴浦さんは性格がいいと?
博士:うーん、それもあるけど、ちょーっと違うかな?
青年:なんですか。もしかして、博士にも分かっていないのですか!
博士:そうさ、分かってない。でも、一つだけ言えることがある。それは──
青年:それは?
博士:琴浦さんは頑張ってるんだよ!ただただ身の不幸を嘆くんじゃなくて、ちゃんと頑張ってるんだよ!「俺は不幸だ」とか、「才能がないから仕方がない」とか言いながら何もしないやついるじゃんか。でも、琴浦さんは違ーう!
青年:お、おう……。
博士:彼女には意志がある。自分ももちろん幸せになりたいけど、他の人が傷つくのはイヤだっていう。それで閉じこもってしまう訳だけど、真鍋がその殻を破った後は、まるで今までの不幸を取り返そうとするかのようだったよ!恋、勉強、部活。精一杯満喫しながら、森谷さんと和解したり、お母さまとの関係改善に努めたりして、自分から幸せを掴み取ろうとしてるんだ!つまり、つまり──
青年:なんとなく分かりましたよ。つまり、健気ってことですね?
博士:そう、健気なんだよ!{/netabare}

③小動物的な?
{netabare}青年:ところで博士、このリスはとても可愛いですね。
(リス:キュンっ)
博士:そうだろそうだろ。可愛いよな!つまりそういうことなんだよ。話が早くて助かるなあ。
青年:いや、なんのことですか。分かりませんから。
博士:(チッ!)
青年:舌打ちしないで教えて下さい。
博士:いやだからさ、琴浦さんは小動物なのだよ。
青年:へえ、どの辺りがですか?
博士:くりくりした瞳!ふわふわした髪!ころころ変わる表情! ふわふわしたもみ上げ!ぺったんこな胸!あと、仕草も!
青年:へ、へえ……
博士:要するに、琴浦さんはぺったんこ可愛いんだよ。
青年:結局何もまとめませんでしたね。
博士:つるーぺたー、ぴったんこ♪{/netabare}{/netabare}

★真鍋と琴浦爺の関係について
{netabare}博士:私は、あんなじじいになりたいよ!
妻:勝手にすればいいわ。
博士:私はお前が心配だよ。くれぐれも琴浦母みたいにならないようにね。
妻:あー、はいはい。(皿を洗いながら)
博士:よし、あの二人の関係について語らおう。
妻:(ジャー)………うーん。
博士:私達も将来的には娘を嫁に出すことになる訳だよな。だけど、琴浦爺の態度について、率直にどう思う?
妻:(ジャー)…………。
博士:ねえ!聞いてよ。
妻:うるさい。
博士:お願い。聞いてくださいお願いします。
妻:(キュッ←蛇口をしめる音)はいはい。で?琴浦爺がどうしたのよ。
博士:彼はさ、娘に寄り付く蠅──つまり真鍋のことだけど──を歓迎してるじゃんか。
妻:そだねー。「この大チャンスを逃すとは何事か!」とか喚いてた。
博士:そうそう。それがさ、果たしてどう評価されるべきなのかってことをさ、語らいたいんだよ。
妻:うざっ
博士:っいまなんて?
妻:そういうのはあの青年とやりなさいよ!私は今忙しいのよ?
博士:そんなに怒らないでよ。じゃあさ、一言でいいから。一言だけ。……ね?それでいいから。
妻:まあそれなら。
博士:で、結局のところどう思う?
妻:あたしは理想的だと思うわよ。だってさ、真鍋いいやつだもの。
博士:………?
妻:……?
博士:それだけ?
妻:うん、それだけよ。親の役割って、子供が引き返せない道に入り込みそうになった時に引き止めることくらいだから。あのじいさんは琴浦さんの祖父でもあり、父でもある訳よね。父親は子供の道を正す。祖父は孫に愛情を注ぐ。それでいいと思うの。だから、真鍋と琴浦爺の関係は理想的じゃない?
博士:(ブンブンッ)うんうん。それが言いたかったんだよ!凄いよ。流石!
妻:そ、そう?なんか照れるわね。
博士:今日は一緒に寝よう?
妻:な、な…唐突ね!?(カァー!赤面)

娘:お父さん、彼氏連れてきたよ!
博士:何を!俺は断じて許さないからな!{/netabare}

★真鍋の精神構造について
{netabare}青年:僕は、彼が何者なのかと問いたいです。
博士:……ん?
青年:つまりですね、真鍋は果たして人間なのかと問いたいのです。
博士:はぁ…。
青年:なんですか。反応が薄いですね。
博士:今、君の真意を測りかねてる。
青年:何と言ったらいいのでしょうか。彼は、少々人間離れしていますよね。例えば、いわゆる『妄想爆発』です。断じて妄想が凄いとかいう訳ではないのですが、意図的にあそこまで思考を制御できるものなのかと。
博士:なーるーほーど。それは確かにそうだ。真鍋は四六時中エロスを思考してて、嫌みなことを何一つ考えないからね。
青年:そうです。彼は聖人君子か何かかと思う程に健全なんですよね。エロスとは言ってもR指定すら付かないレベルだし、何より、人の悪口が一瞬も浮かばないというのは尋常じゃないと思うのです。だってそうでしょう?普段僕たちは穏やかな日常を送ってますが、それは表に出す言葉や表情を意図的に制御しているからです。裏で一瞬も悪いことを考えない人なんていないんですよ。
博士:なのに、真鍋はその枠外にいるからね。
青年:はい、そういうことです。
博士:うーん、どうなんだろうね。確かに現実では考えづらいことだけど……アニメだからねww
青年:それは禁句です。
博士:まあ、相応な精神修行を積めば、無理なこともないんじゃないかな。だから、アニメのシナリオとしてはいいでしょ。「ありそうでない」っていう夢を実現する意味でさ。
青年:大きく出ましたね。
博士:問題なのは現実味じゃないんだよ。納得できるかどうかだと思う。真鍋は、そのボーダーラインなんじゃないかな。だけど、「琴浦さん」の主題は琴浦さんの悲劇からの再生だよね。主題と少しずれてるところだから、多くの人がすんなり入り込めたんじゃないかと思うよ。
青年:はあ、なるほど。僕は違和感感じましたけどね。
博士:そりゃあ人それぞれだからね。それに、何も視聴者全員の最高にならなくてもいいからさ。誰かの心に響けば、それは成功なんだよ。
青年:極論ですね……。
博士:まあ、その人数が多いに越したことはないけどね。{/netabare}

★室戸と百合子の関係について
{netabare}愛が高じた共依存的な関係といえるでしょう。
百合子は千里眼の母親にまつわる事件で少し歪んだ価値観を持ってしまいます。超能力を社会に認めさせるためならば、人の犠牲も厭わないという。
一方の室戸は百合子を愛しています。恋を超越し、静かな熱い愛となっています。
「乗りかかった船だ。どこまでも付いていくよ」
百合子の良いところも悪いところも全て飲み込む発言です。
なんだかんだ言って、琴浦さん─真鍋よりも中毒性の高い愛で結びついているといえるかもしれません。
しかし、盛大な落ちがあります。
{netabare}「どこまでも付いて行くって……?」
「まあ、幼なじみだし、今のところ引っ越す予定もないからね」{/netabare}
まあ、なんだかんだいって一番愛していると思いますけどね。{/netabare}

──────────────────────☆彡
◎最後に
前の方にも書いた通り、「琴浦さん」は完璧とは言えない作品です。しかし、「人の心」をとても丁寧に扱った、最高な作品ではあると思っています。まだ見ていない方にはぜひ見て欲しいです。
また、このレビューを読んで少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
各話レビュー及び小節まで全て目を通してくださった方がもしいたならば、最大級の感謝を捧げます。(計14803字)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

12話鑑賞済み。総評ぽいもの第1稿を追加(4/7)

まず。
今後、視聴したいと思っている方へ。
・下手な予備知識は持たずに観ることをオススメします。
・原作も最低アニメ4話まで観てから読んだ方が良いかと。いえ原作先でも一向に構わないとも思いますw どっちが優秀かとか、そういうお話でもなく。

原作4巻まで既読。
個人的に2013年冬クールNo.1だと思っております。

採点ポイント。
物語:1話の出来が何より良かったので。落としつつもきちっと掬い上げて、凹んだままにしておかないのが○。
3~4話にかけては連続したお話なので、例に漏れますが。

声優&キャラ:何だかんだでカッコよくエロスな真鍋君、初めての人達との付き合いを通して変わっていく春香さん、真鍋君の妄想に翻弄される春香さん、利用するといいつつも良い人な部分が多い部長、見た目はアレだけでどイケボな副部長。どなたも分かりやすくて、面白い人達だと思います。演じている声優さんもそれぞれ場に応じて演じ切れてると思います。

作画:観てる限りでとりたてて不満も無く。あるとすれば・・・真鍋君が意外と恐くないところですかね~。妄想内での春香さんの胸が盛られ気味なのは仕様でしょうw

音楽:場面場面に合ったBGMしていると思います。1話の段々暗くなっていくところとか、印象的でした。OPも耳に残ります。

総評っぽいもの。
{netabare}
・特筆すべきはまず、1話でしょうか。原作に触れたことない人から見れば「何この鬱展開?」と感じること間違い無しのAパート。触れたことのある人でもインパクト大だったことでしょう。かくいう僕も、主人公である琴浦さんのトラウマを真っ先にまとめて見せるなんて思いもしませんでした。
・各話にしても12話を通しても登場キャラにしてもですが、このアニメのキーワードになるのは「ギャップ」だと思います。狙って作られた落差だったとしても、それが何処でどういう展開で来るのか予測不能、そういう点も印象的でした。
・「右肩下がり」という評価が多い(元々面白いと思わない方は別として)と見受けられますが、それは多分・・・1話(もしくは4話まで)の展開が良すぎた為ではないかな?と思っております。

・アニメを見る上で「女性キャラ」に注目することが多い人間なのですが、この作品では珍しく「男性キャラ」に目が行きました。特に真鍋君。終盤辺りの室戸君も良かったです。
・エロ要素は持ちつつも下品にならず、悪い意味での表裏を持たず、締めるところは締められる、カッコ良いキャラだったと思います。

・個人的な欲を言えば・・・。室戸家と部長の物語をもうちょっと大きく扱ってもらえていたらな~と。幼い頃の2人の出会いと室戸母との交流は原作で少し扱われていますが、これも良い話でしたので~。

・OP&ED共物語と一緒に盛り上げてくれたと思います。OPの方は「コシコシコシ」で脳内をリフレインし、EDは良いタイミングで涙を誘う、名曲だったと思います。特殊EDも良かったですよ?w
{/netabare}

以下各話感想です。
{netabare}
12話鑑賞後----------
いきなりのESP研解散宣言!?
と思ったら、部長なりのケジメといいますか、仕切り直しなのでしょう。

エロス成分久々でしたね~。

新ESP研を祝ってカラオケ行こう~。
って学習能力無いのか?とw

11話で部長への想いを語ってくれて良いところみせてくれたと思いきや・・・見事なまでの朴念仁っぷりでw

琴浦母のエピソードは・・・これも不覚にも心にきましたね。
1話以降、それまでの記憶や言動が全て見たままというわけでは無かったんですね。

琴浦さんは心を読んで、真鍋君の好意を知っていたわですが・・・やはり言葉として伝えてもらえたら嬉しいわけですよね。
ようやくお互いに言葉にできた今回は、他のエピソード含め通して幸せを感じられる回で良かったと思います。

周りに誰も寄り付かず、暗い背景でスタートした作品ですが・・・。
ラストは明るい、幸せそうな表情の琴浦さんが対照的で印象に残りました。

10~11話------------
原作からの変更の強かった印象の9~11話でしたが・・・。
「真犯人の存在」「琴浦さんの力の告白」「裏サイト」等々。森谷さんの実家もその一部でしょうか。

(10話)
部長の真意が具体的に動く回でもありましたね。
琴浦さんの力を利用した犯人探しに反対する真鍋君、否定も肯定もしない室戸(何もしない時点で肯定してるとも言えますが)、対極的な男性キャラでした(注:どちらの対応も正しいと思います)。
超能力の証明(=御舟母の復讐)を琴浦さんの力に頼り切らず、最終的には自らを囮にしての犯人探しになりましたが。
身を挺して部長を庇った室戸君も無茶をなさる・・・。

(11話)
心の声や琴浦さんの危機への登場など、相変わらずのイケメンっぷりを発揮した真鍋君。
そんなに心配なら傍にいてあげなさい。 1話で「一緒にいる」「離れてなんてやるもんか」と約束したわけですし。

部長&室戸君のやりとりは、正直泣けました(後々若干の齟齬があることがわかり複雑な心境ですが)。
自分の復讐心の為に、周囲にどれだけの迷惑をかけ、最悪室戸君を失う結果になり兼ねない、そう思い知り心に刻んだ部長。
何だかんだで、傍で彼女を見守り続ける室戸。初めて自身がどう想っているかを言葉にしましたね。といいますか・・・この方も(色々な意味で)イケメンですね~。

結局アニメでは
『月野が通り魔の真犯人で、二重人格』
という展開だった為、「無職刑事」ルートにはなりませんでしたね。
改「良」なのか「悪」なのか言及する気はありませんが、これはこれで納得できる結末だとは思います。

そして次回はラスボス登場と。

9話鑑賞後-----------
第三部突入ですね。
通り魔事件となっていますが、観た記憶では死者は出てないようですが・・・。
うん原作読み直そうw まだ布教活動中ですけど・・・。

狙ったのか素なのかわかりませんが・・・前触れもなくエンカウントしてしまった琴浦母に対して、冗談交じりっぽくも琴浦さんを庇える真鍋君のメンタルに感動しました。他のESP研メンバーもでしょうか。

アニメでは名称出てたか不明ですが・・・「森太郎」怖いw 

8話鑑賞後-----------
今回のお話に沿えているか不安ですが、観て率直に感じたこと。「何気ない普段で感じられる幸せや楽しさの貴重さ」ですかね~。上手く書けないので、こんな表現になってしまいましたが・・・。
心の声が聴こえると映画すらまともに楽しめない。そのエピソードが、表面上ほど軽く聞こえなかったものでして。

Aパートの看病エピソードの真鍋君に於かれましては、忍耐のほど、ご苦労様でしたw いや・・・ちょっと心の片隅で「真鍋のヘタレ」と思わなくも無かったですがw

さて・・・Cパートから推察するに、ここで「第二部完」というところでしょうか。ここ4話はある意味、今後への伏線だったのでは?と思います。

余談ですが・・・某スポーツ中継の為に、琴浦さん以外の木曜アニメが一週分遅れました。
制作局だから、明け方にでも放送してもらえたんでしょうね、多分・・・。

7話鑑賞後-----------
Aパートは続・帰省回、Bパートは原作でいう「こっそりバイト回」でした。

Aパートでの原油発掘?では・・・リアルで晩御飯を吹き出しました。真鍋君&琴浦爺の妄想が重複してる辺りで限界スレスレ、で原油が出て・・・w

暴走真鍋&森谷の辺りとかも楽しく観れました。

Bパートは・・・何より久しぶりの真鍋君のイケメンタルっぷりが観られて、涙が。原作では確かクリスマスのエピソードだったと思いますが、誕生日に持ってきたこの展開も良かったと思います。直前に母の夢を挟んでいる辺りも、引き立てにはなっていたかと。

とりあえず・・・まだ琴浦母の出番ではないようで安心しましたが、今クールでのラスボスは彼女のような気がしているので・・・。

6話鑑賞後-----------
今回も鬱展開無しの、夏休み回でした。
水着回~水着回~w

しかし・・・初めて孫が友達を連れてくるというだけで、テーマパークを作ってしまう爺さん・・・。間違いなく爺馬鹿ですねw でもそんな祖父がいてくれたから、ここまで来られたのも間違いない話で。

部長は色々ズルいなぁ・・・w

そしてEDが・・・。
こういうコメディ色の強い回しか、前回今回のようなノリの曲は使えないでしょうし・・・可愛かったですけども、何か切ない気もしました。

EDにはお母さんが・・・。
次回予告観る限りでは、まだ関わってきそうにないですが・・・。

要所要所でイケメンタルな要素を見せている(ように思う)真鍋君ですが・・・最近若干エロス成分が多すぎませんか?w

5話鑑賞後-----------
アバン終了で「完」て・・・w
ビデオ鑑賞会(?)&体育祭回でした。

布教中につき、手元に原作1巻がないのですが・・・鑑賞会って森谷さん無しでしたよね?確か。
そのせいなのか、前回までの琴浦さんへの仕打ちの罰なのか、Aパートでの彼女の扱いが結構酷いな~とw
あ、でも拳圧(衝撃波)でロウソクを消した辺りはカッコよかったですよ? サイコキネシスではないでしょうけどw

この回は通して暗いお話がなく、初めて「最終回」と言われない物だったと思います。次回も予告を観る限りでは、明るい展開になりそうです。

が・・・その先は?
期待しています。

4話鑑賞後-----------
行方を眩ましてしまった後のお話。3話の続きになりますね~。

まず第一点。誰か駅名にツッコんで下さいよ、とw
調べてみた限り「琴浦」というの駅は無さそうなので、アニメでのオリジナルなのでしょうが・・・。

真鍋君の凹みっぷりが、若干キャラ的にどうかな?と。凹んでるというより・・・ヤケになってる?自暴自棄になってる?そんな風に見えました。落ち込むだけなら良いですが・・・。
(追記)
彼がイケメンタルなのを前提で観てしまい、悪い方向ばかりに目が・・・。いえ今回もカッコ良かったです。直後に雰囲気を壊すシーンが多かったので、相殺され気味でしたがw

琴浦祖父はまぁ見事なまでに原作通りだったかと。
真鍋君とのコンビは最悪ですね、本当w

個人的には今一つ謎なのは、森谷さんと琴浦さんの関係性についてでしょうか。原作での展開からも、それほど大きな違いは無く、2人で話すシーンになるわけですが・・・。
原作でもアニメでも、殆どと言って良いほど軋轢にもなっていない(ように見える)2人の関係とは、一体何なんでしょうか。琴浦さんは森谷さんの内心を知ってるわけですから、言葉が無くとも理解できるのでしょうが。
森谷さんの中で、一体何がそこまでの変化を促したのでしょうか。
この辺については色々な方の見方・ご意見を見たいと思います。

(追記)
今回は森谷さんの登場で阻害されましたが・・・真鍋君&琴浦さん、まだお互いの想いを両方が言葉にしたことありませんよね?
琴浦さんは心が読めますし、3話でのぶっちゃけシーンを陰で聴いてましたからご存知でしょうがw
でも琴浦さんの想いはまだハッキリと語られていなかったように思いまして。
いや、端からみてる分にはバレバレなんですけどねw

さぁ次回からは新展開?ということで。次回予告を観る限りでは、原作では番外編にあった体育祭ネタのようですが。

個人的には、御舟&室戸コンビの幼少期とか観てみたいな~と。室戸母とのやり取りは、この作品とかなり相性良さそうですので。

3話鑑賞後-----------
これまでは「一度落としておいてから掬い上げる」パターンでしたが、今回は「持ち上げておいて落とす」そんな展開でした。

ここがまず第一の山場でしょうか。姿を消してしまった琴浦さん、そして森谷さんとの今後。作品初の次回へ持ち越しエピソードですね。

森谷さんの実家を道場にした理由は何となくわかりますが、むしろこのエピソードではそうで無かった方が良かったんでは?と思います。倫理的にも、演出的にも。

コミックでは番外編として描かれていたカラオケエピソードですが・・・想像以上に酷かったw 「ゆのっち」みたいな微妙な下手さかと思っていました。

2話鑑賞後-----------
ESP研の2人が出てきて、占いネタ~ひと騒動というパートでした。このペースは・・・今期で何処までやるのだろう?と気になってみたり。

森谷さんの実家がアレじゃないのも気がついてはいましたが・・・。

後半での、琴浦さんへの嫌がらせに対する真鍋君の反応が予想より軽めだったので、ちょっと拍子抜け。1話の琴浦さんの半生が結構な鬱展開だったので、テンションの上下の幅が出るものと予想していましたが。
いや原作通りなら、この後もテンションダウン有なんで、そちらに期待(?)したいと思います。

でも「好きだから」というセリフは・・・良かった。
その後のやり取りがあまり無かったが、3話以降で描いてもらえると嬉しいかな?と思います。

1話鑑賞後-----------
前半、シリアスな展開からのスタートでしたが・・・これは良かったと思います。後からトラウマの要因を小出しにされるより、先に見せるだけ見せておいて、そこから明るいコメディ性を出していく。それだけでも、まず救われた気持ちになれます。
というか、正直泣けました。「TARITARI」以来でしょうかw

確かに、知っていること思ったことを(直接的に)何でも口に出してしまうのは、人間関係を悪化させる要因ではあります。

が・・・幼い頃にその技術を求めるのは酷だったと思います。ある程度成長した暁には配慮や思いやりというものを持たなければならないのも、当然だとは思いますが・・・。

といいますか・・・彼女の両親には何の同情の余地も無いな、と。
何が理由かなのか、外に女を作っていた父。娘のこと・旦那のことと原因は色々あれど、最終的には「産まなければ良かった」と口にしてしまう母。
最悪だな、と。

真鍋君に逢って、彼女にも明るさが見えてきたように思います。
そこが今回の一番の見所かな?

(追記)幼少期~真鍋君に逢うまでが一番の鬱展開かと思いますが、原作通りにいくとまだまだ山あり谷あり・・・。これからも泣かされそうな気がします。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 49
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

琴浦さん

ベタながらもかなり良い作品。
あえて原作を読まず、先を知らないままアニメでストーリーを楽しんでいきたい。

自分の性格からして途中で止まりそうな気がヒシヒシとするが、できる限り各話の感想をそれぞれ随時書いてみる。


第1話感想
{netabare}
良い! 凄く良い!! 今まで見た2013/01開始の新アニメの1話で一番良かった!
アバンの琴浦さんがどんどん傷ついていく様子が(穿った見方だが)、逆に「これから彼女どんな良い事があるんだろう? どんな変化が訪れるんだろう?」と凄くワクワクさせられた。
なのでサブタイトルにも出ている「真鍋の隣に座れ」と言われた時は「キターーー!」となった。

アバン後に入るOPもそれまでの展開とのギャップが凄く、ここからはこういう作品になる、アバンで期待した通りになる、と言う事が分かる。

ちょっとベタだけど1話の構成に感心、期待させられたのでこれ以降も期待したい作品。
{/netabare}

第2話感想
{netabare}
い~よい~よ~。期待通りだよ~。やっぱり今の所一番面白い。
真鍋に出会い、また今回ESP研究会に誘われた事による環境の変化、彼女自身の心境の変化がよく表現されていた。

琴浦さんは転校して来た時は無感情に振舞っていたのが、彼女本来の優しさ、明るさが出てきていたし、真鍋はふざける事が多くても馬鹿なわけじゃない。
今回は琴浦さんをいじめる代表だった森谷も、彼女への嫉妬が一番の動機とは言え言ってる内容は転校してくるまでは(残念ながら)琴浦さんにとっては当たり前の内容と、「理解者がいるからといって全て解決ではない」こと「理解者の少なさ」を表してる。

ただOP・EDを見ると森谷もどうやらESP研究会所属となる様で、「どう琴浦さんと和解するか」も今後の見所。
彼女が真鍋と仲良くなった、好意を持つ様になったきっかけも琴浦さんと似た経緯があったようだから、その辺がポイントになるのかな?


それにしても琴浦さんちっちゃくて可愛い。
{/netabare}

第3・4話感想
{netabare}
漏れ出てきていた3話の感想から、「どうやら3話は続くで終わって、しかもあまり後味が良くないらしい」と感じていたので、4話が来るまで我慢して続けて視聴。
うん、我慢して良かった。
と言うかこの2つの話、良い話なんだけどそれぞれの気持ちが複雑に「すれ違って」るんだよね……上手く書けるだろうか。


前半は前回からの続き的に琴浦さんと、真鍋含むESP研と仲良く。
「今が一番だなんて言うな」は言うと思ったけど、よく言ったw


しかし森谷との確執は当然前回では全然解消されてない上に、意中の相手の真鍋が直接的・間接的に目の前で琴浦さんとイチャイチャしてる物だからフラストレーションがたまり、遂には家の道場の門下生に頼んで……。
(ていうか空手の道場かと思ってたけど、この時の稽古内容からして森谷道場って中国拳法?)
ここ、琴浦さんを襲わせるのかと思ってしまった。良くない展開になるらしいことが分かってただけに余計に。
真鍋じゃないけど、本当に「まだ真鍋で良かった」。場合によってはそれこそ取り返しがつかなくなるし。

でも「襲われてる真鍋を森谷が助ける」とかそういうベタな事がやりたかったわけでもなく、単に痛めつけただけ。
ここだけは僕には彼女が何をしたかったのかよく分からなかった。「可愛さ余って憎さ百倍」って事だろうか?


翌日、担任から真鍋の入院を聞かされるわけだけど、ここは3・4話で一番重要なシーンじゃないかと思う。
正確には自分のしてしまったことに恐怖する森谷と、それに気付いた琴浦さんの反応が。
(ここも台詞・その演技・表情・振り返り方と恐怖・動揺・逃避・後悔が良く表現されててこういう所は……「も」ホントに上手い)

と言うか重要かつ色々な事が凝縮されてて何から書けばいいのか……。
よし、時系列に関係する順番に、簡潔に書いていこう。


「大丈夫だよ」と安心させるように微笑む所。
一見2話以降に見せていたような、彼女の本来の優しさの表れに見えるけど1話のアバンで描かれていたように、小さい頃から心の声を聞いて知ってしまったことを素直に口に出してしまい、それが原因で関係を悪化させてしまっていた彼女。
それを思うとただ「優しく抱えこんでしまう琴浦さん」ではすまないことが分かる。
むろん高校生にもなっているんだからそれくらいの成長は当たり前かもしれないが。


そしてそれを森谷は「自分を庇った」かの様に感じたけど、後からの琴浦さんの「自分がいなくなれば元の日常に戻れると思った」と言う考えを聞くと、ちょっと違うんじゃないかと思った。
この件に関して客観的に見れば嫉妬し事を引き起こした森谷が原因だけど、琴浦さんにとっては「自分が転校してきたことで人間関係が変わり、彼女にそんなことをさせてしまった」と言う事件。

詳しく描写されてないから、彼女がどう「変えた」と思ってるか、具体的には「心を読める人間が来た」事か真鍋が自分を好きになったことかその両方かまでは分からない。
ただ、これまでの彼女の事を考えると前者、テレパスに関してだと思っているのじゃないかと個人的には思う。
理由としては
・何度もそのことが原因で人間関係を壊してしまった
・実際2話ではそのことを理由に森谷は琴浦さんをいじめていた
・恋愛感情が原因なら彼女がいなくなったからと言って元には(少なくともすぐには)戻らないが、テレパスである彼女がいることが原因なのなら確かに戻る
という事から。


更にもう一つ、4話の最後に「森谷をあっさり許しすぎ」という意見もあるけど、彼女が真鍋を襲わせてしまったことは本人の悪意の有無など違いはあるものの、大きく見れば「自分の行動が原因で周りに迷惑をかけた」という点においては琴浦さんと一緒だったりする。
だからこそ琴浦さんは「心が読めた」というだけでなく、その気持ちがよく分かるから「大丈夫だよ」という言葉が出てきたのだと思う。
この事で琴浦さんと森谷はお互いにある程度同じ立場に立っている(森谷がそこまで下がったとも言うが……)。
更に時間経過による心の整理もあり、お互いに相手の嫌な気持ちを分かりあったことで謝罪一つで和解出来たのだと思う。

しかし前述の通り琴浦さんはこの件の原因を勘違いしていた可能性が高いので、そう考えると逆にやっぱりここも森谷から歩み寄った形になってる所が大きい気もする(勿論森谷が悪いというのは前提の上で)。
ただ琴浦さんの幸せと同じ様に森谷との関係も終着点ではなく、むしろようやくスタートラインに立ったところなのでそれも今後の見所……かな?


真面目な事を長々と書き過ぎたので、最後に不真面目な事も少々。
・「喜んで大ジャンプ」とか今時まず無い演出描写w もちろん狙ってやってるんだけど、「良い思い出」な回想シーンにまで混ぜるのやめてw
・今回気付いたけど真鍋のエロ妄想、「現実の本人はしない琴浦さんの色っぽい表情が見られる」というのは視聴者的においしいシーンだなぁ。良いぞもっとやれ!
{/netabare}

第5話感想
{netabare}
今回は(今回から?)完全にギャグ回。1話でOPを見た時「こうなるんだろう」と感じた内容そのもの。
実際にはそこから3話半かかった訳だけど、その積み重ねが例えギャグ回であろうと、話に深みを与えているように思う。


そして今回はギャグ回であると同時にほぼ森谷回。3・4話でお互い相手の気持ちに共感したおかげで、琴浦さんと森谷はすっかり仲良しになりたい2人。
(特に「また嫌われた~」と泣く下りはそれだけ森谷の本気度がうかがえる)
良く考えると森谷は今まで暗黒面ばかりが描かれていて、琴浦さん以上に本来の性格が出ていなかった事に気が付いた。
むしろ今度の件で成長し、精神面では琴浦さんが転校してくる以前より良くなってるかも?


更に後半は2話に稽古風景が出てきた時点でかなりおかしかった「森谷道場」がネタに。
いや、アレおかしいとは思ってたけど、この為の前振りだったのねw
すっかりツボにハマって笑いっぱなしの琴浦さん(と言うか僕も思わず笑ってしまったw)
この関連に関してもちろん森谷本人は全く悪くなく、あえて誰が悪いかと言うならこれを持ってきた真鍋。
ついでにこの件、部長と真鍋は直接相手を弄る描写が多かったのに対し、琴浦さんはあくまで自分の中で納めておこうとしている所に性格の差が出ている。
(予告は本編外なのでノーカウント)


そしてEDも今回から変更、その名も「ESP研のテーマ」!
今回の内容を踏まえると前奏の時点で笑えるというか酷いというか(苦笑)


今回の萌えポイント
借り物競争時、自分の方に向かってくる真鍋を見る琴浦さんの、期待と恥ずかしさが半々の顔w
{/netabare}

第9話感想
{netabare}
おじい様からの電話はあんな感じの内容だろうと思ってたw
そして今回はついにお母様とも直接再会。
真鍋はお母様にも認められて2人は保護者公認カップルに!(爆)

この時の真鍋、凄いなぁ。体を張ってお母様に思わず琴浦さんを庇わせてる。
お母様は素直になれないだけなのか、それともまだ琴浦さんに対する愛情が残っていただけなのか?


それにしても未だに森谷に対する批判の声聞くけど、個人的には彼女より部長の方がいまいち好きになれない。
どうも部長は琴浦さんを復讐の道具扱いしている部分が大きい気がする。


ついでに通り魔犯は誰だろ?
普通にみれば一番怪しいのは女刑事なんだけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

69.8 3 妄想でラブコメなアニメランキング3位
B型H系(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (958)
5798人が棚に入れました
高校入学を控えた山田は、夢はセクフレ100人というエッチへの興味が旺盛な美少女。しかし男性の前だとあがってしまう性格が徒となってか未だに処女だった。ある日、本屋で転びそうになったところを小須田に助けてもらった(と勘違いした)山田は、平々凡々で手頃そうな小須田に処女を捧げることを決める。はたして山田は小須田を落とすことができるのか?

声優・キャラクター
田村ゆかり、阿部敦、堀江由衣、花澤香菜、下田麻美、能登麻美子、小林ゆう、宍戸留美、岩崎愛、橘田いずみ、儀武ゆう子、小泉豊、前野智昭

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ヤンジャンアニメで一番好きです(ボソッ

2010年4月~ 全12話
原作未読

何かとヤングジャンプ原作のアニメが槍玉に挙がるのをみて
じゃあ過去にどんな作品があったのよ?と調べてるうちにこれを発見
放送当時1回見たきりだったのでサクッと再視聴することに。
レンタルで見たんだけどなんか「こわいもの知らず(笑)無修正版」とか書いてあって妙に構えてしまった。
まぁ無修正っていっても軽いパンチラと性的な発言にピー音入ってない程度で乳首描写とか一切なし。(無いとはいってない)
むしろデザインとか演出とか1話から隠しきれない健全感みたいなものが滲み出ていたのが印象的。


主人公の山田は高校入学を機にH友(エチトモ)100人作るという夢を持つ容姿端麗な女の子
しかし、男性の前ではあがってしまう性格のため最初の相手は手頃な童貞君を狙っている様子。
そんな中、出会ったのがもう一人の主人公、小須田 崇(こすだ たかし)
見た感じ平凡なザ・チェリー君な彼は山田から一方的に、初体験の相手に選ばれてしまう。
早く処女を捨てたいがためにアプローチの方法が完全に明後日の方向にむいてしまい中々上手くいかない山田
そんな彼女のアプローチに対して気弱で小心者の小須田はどう受け止めていいか分からずオドオドするばかり
二人のボタンの掛け違いというか、3歩進んで2歩下がるような恋愛をギャグ成分多めで描いたラブコメ作品。


最初の印象に健全感があるって言ったんだけど、だって主人公の行動原理が「Hしてぇー」なんだもん。
めっちゃ健全。高校生なんだし女子だってセックスしたいって思って当然じゃん。
どんなに綺麗事いってもこの年の子の恋愛の出発点は大半が性欲っすよ。
それでいてメインの二人がおもっくそピュア。恋愛の駆け引きなんてそこそこに、即行動に移そうとするんだけど
いざはじめようってなったらヘタレちゃう感じ。山田なんてズボン越しに膨らんだ股間を見ただけで涙目で逃げ帰っちゃうし
そんでもってちゃんとコンドームは用意する所とか、ちゃんとラブホ使わないとね。とか
一定の倫理観はしっかり持って描いてる部分とかも全体的に健全さを感じた大きな要因でした。


内容的には前述した通り、ピュア過ぎる二人の恋愛を中心としたラブコメなんだけど
山田の斜め上なアプローチがアホの子すぎて可愛い。
少しでもスムーズに行為に及びたい…そうだ!ノーパンで過ごせばよくねえ!?的な発想とかバカバカしくて楽しい。
随所にエロ描写とか挟まれるけどギャグのおかげでいい感じに薄められて見やすい。
あと山田のアホ可愛いさを表現する主演の田村ゆかりさんがめっちゃ良いんすよ。
変に影を感じさせず真っ直ぐな演技というか、作ってない感じを上手く作ってるというか。
古いけどギャラクシーエンジェルの蘭花・フランボワーズっぽい感じ。あのへんの声質が一番好きです。


残念な点は詰め込みすぎて逆にダレてた部分
基本的に1話2部構成。前半と後半の10数分で起承転結がわりとしっかりしてたんだけど
物語をスピーディーに回すがゆえに起伏があんま無くてただ淡々と流れていく感じ。
そんでもってオチがめっちゃ弱い(笑)所々のギャグ描写は光る部分があっただけに勿体無い印象。
流し見程度ならいいけど腰を据えてしっかり観ようとすると
テンポは良いのになんかすげぇ長く感じるっていう不思議な感覚を覚えると思います。


【総評】
とはいえ1クールでまとまり良くサラッと見れました。
声優陣もOP、EDも良かったし。小須田の姉役で能登さん出てるんっすよ!能登さんっ!!
まぁ下ネタギャグならもっとキレのいい作品は他にあるし
恋愛を見たいならもっと演出のいい作品はあるし
エロいのなんて言わずもがな
あえて今、オススメする理由もあんま無いんですけど…
なんかすげえ染みたんですよね。普通な感じが、純粋な感じが。
最近の作品でアクの強いとんでもねえ女を見過ぎた反動なんでしょうかね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ぱふぱふ~!ゆ、揺れる~!

未熟な男が(しょ)びっちに振り回される姿は青春模様。

以前から花澤作品をピックアップした際に存在を知ったのだがレビュアーさんの紹介があるまで忘れてました。
と言うことでギャグ作品であること以外全く下調べなく視聴(いつものこと)!一言で面白い!ギャグが鋭いとかラブコメが色濃く描かれていて涙が・・・という作品ではないのですが未成熟な男女の掛け合いと掛け違いによるすれ違いは中学生のころを思い出しました。
クラスに何人か居るケツの軽そうなしゃべり方、容姿、服装で大体ピアスしてるのでヤマダと被る被る(笑)13歳の私は女の子と付き合ったことも無く、身体の経験も無くエロ本覚えたてで女の子の事が分からないのに近い距離での会話やスキンシップはとても魅惑的でした。よくある勘違いってやつで頭の中はジェットコースターがグルグル回り続けてしまうのだが経験が無いぶん踏み込む勇気もなくコスダのようにひとり悶々と過ごしてました。実際のところ軽そうな子は本当に軽いので経験値は上なんですけどね。
何でやたらと腕を組んで引っ付いてくるんだ?ただふざけてる?好きなのか?からかってるだけ?Bカップだと服とブラの上から揉むとゴワゴワする!などなど。なんとも初々しい異性へ対する意識と行動は勘違いの片思いやテンパった少ない経験値同士の夜の関係などある方であれば重なるところは多々あると思います。思い出すと本当に恥ずかしい!

そしてこの作品を視聴してて本当に恥ずかしいところは童貞だからという理由で冴えないコスダを意識し始めるヤマダの右往左往する姿といざとなれば甘んじて受けることしかできなくなる初さ。ヤマダにどんどん近付かれてついつい意識し、重ねるスキンシップで好きと思ってしまったコスダの初さです。経験が無いからこそ単純な理由で「好き」と思ってしまうその姿は昔を思い出す甘酸っぱいラブコメで多くの人が通った道ではないでしょうか。意識と恋愛の狭間の恋模様は実にむず痒い!

思った以上にニヤニヤしてしまうストーリーも魅力ではありましたがキャラクターがちゃんと動いている絵にも魅力がありました。最近のややエロ作品って残念なのが多いしカワイイ、艶やかな描写が無くてあんま魅力的じゃないんですよね。
声優さんたちも見たことある名前も多くちょいちょいある鋭いギャグの応酬も面白かったです!話数は忘れましたが修学旅行回のガールズトークとコスダの姉さんのエッチ指南にはめちゃウケました!能登さんのエロネタのセリフは珍しいのではないでしょうか!多分!

満足評価は花澤補正ですが男女問わず昔の「むず痒かった」ことを思い出すようなこの作品。単なるエロラブコメ作品では無いと感じれる(かもしれません)!
コスダんちの湯沸し器懐かしすぎや!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

女子高生によるおバカ系変態アニメ

『B型H系』は1クール(全12話)の女子高生・おバカ系変態アニメです。


この作品は主人公の女の子が男子に対して変態的アプローチをかけて笑いを取る形のアニメ。そのためか登場人物の男女比も女の子の方が多い。また、男性がアプローチをかけるタイプの作品の方が多いため、今回のようなタイプは女性の思考による言動の面白さ、とりわけ女子高生の思考をネタにしている。故に、少女漫画を頻繁に読む人でなければ、それらのネタが織りなすギャグに対し新鮮さ感じられるだろう。因みに、扱うギャグは王道の下ネタ。

このアニメの面白いところは、痴女である主人公(女)が連発する下ネタの数々。「エッチ友100人作るんだ!」という意気込みで暴走し、『生徒会役員共』に負けず劣らずな数の下ネタを炸裂する。基本的には主人公の"山田"(女)がボケて彼女の親友がツッコミを入れる形。そのボケとツッコミのテンポが良い点が好印象。また、ツッコミ役が不在の時に、山田がひたすら暴走している場面もまた面白い。そして、主人公の処女卒業のために彼氏にさせられた?、草食系男子の"小須田"と肉食系女子の"山田"のやり取りもミスマッチな感じで笑える。
個人的に一番笑えたのは"大富豪のお嬢様"が登場した後の話。

私が感心したのは、終盤にて放送コードに引っ掛かってもおかしくない程の展開があったこと。普通は殆んど全てのラブコメアニメの性的展開において、一線を越えない様にご都合主義的展開を挟むが、この作品にはほぼ無いと言っても問題ない所まで突き進んだ。さすがにキー局では放送しなかったようだが、随分思い切ったアニメだなと正直驚いた(笑)
全部が全部かは分からないが、かなり原作に忠実だったのではないかと思う。その点において、各話であからさまにカットされているのが分かるような中途半端さが見られなくて大変良かった。


全体を通して比較的に安定したアニメなのではないかと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

70.1 4 妄想でラブコメなアニメランキング4位
謎の彼女X(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1017)
4310人が棚に入れました
普通の高校生・椿明(つばきあきら)は放課後に、クラスに転校してきた謎の美少女・卜部美琴(うらべみこと)が机に残した「よだれ」を舐めてしまう。翌日から原因不明の高熱を出し5日間寝込んでしまう椿。5日後に突然椿の部屋に見舞いに来た卜部が自分のよだれを舐めさせると、高熱が嘘のように下がってしまった。高熱の原因を訝しがる椿に、卜部は一言「恋の病」だと告げる・・・・。

声優・キャラクター
吉谷彩子、入野自由、広橋涼、梶裕貴、福圓美里

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

甘い涎は絆の証、魔性の怪作、二期熱烈希望!

趣味はハサミ、不意に笑い出す、ヨダレ垂れ流す・・・そんな謎多き彼女と付き合うことになる主人公。彼女のヨダレには不思議な力があるみたい。時代設定がよく分からん非現実的でフェティシズムなラブコメです。早急に原作も読んでみる予定です。

・キャラとか色々
指に付けたヨダレをクチュっと舐め合ってお互いの気持ちが分かるというようなシュールな設定の恋愛アニメですが、単なる色物として片づけるには勿体ない。独特な演出でキャラの表情を見せてくれるので見ていて本当に飽きないです。怪しげな雰囲気を際出させていて尚かつ丁寧なカットが多く落ち着いて見れたというのが一番大きかった。煩悩の塊のようでありながら一途な椿、ミステリアスの中に可愛らしさを魅せる卜部、表情細やかなキャラ描写には一定の現実感があって且つ非現実的な魅力がタップリ伝わってくる。そこにシュールな面白さが生まれています。リアクションにヨダレが・・・いや笑いが止まりません。異常に爽やかなOPソングもやや棒っぽい声優さんも同じ人みたいですが、これがまた超素敵だ。恋のオーケストラはエンドレスで聴いていたくなる魔力がある。ヒロインの卜部はなんとなく鬼太郎に見えるけど半端無く可愛い。異論は認めない。というか聞かない。聞こえない。

・フェティシズム
内容は思ったよりライトだと初めは思いましたが、ツボを悉くおさえてて毎回笑わせてくれました。ノーパン、うなじ、太もも、耳、髪などなど様々なフェチに焦点をあてつつも、直接的なエロ描写はあまりないという絶妙なバランス。これぞ美徳だ。そして意外とハートウォーミング。徐々に距離が縮まっていく男女の様子を見れる真っ当な(?)恋愛ものです。シュールな雰囲気な邦画が好きな人にはどストライクな作品かも知れないですね・・・。きっと好きな人はとことん好きになれるんじゃないでしょうか。

・甘美な世界観
生理的に受け付けないという人も多数いると思われますが、それは全くもって正常な事だと思います。ヨダレ舐めるなんて良識ある一般人はしないんで・・・・そりゃ気持ち悪いです、やってることは実質キスとさして変わらない気もするのだけど、絵的に気持ち悪い。でも思春期の頃を思い出せばこの程度の妄想はね、まぁ普通・・・・なのかな、私にはちょっと分かりかねますが(笑)。真面目な話をするなら、普通に慣れの問題かなと思います。私は衝撃的な一話以外は気持ち悪さは全く感じなかったです。むしろだんだん関係が深まっていくにつれて澄み切った愛を感じていきます。彼ら二人のための愛の形であって、気持ち悪いとかもう関係ないのだから、実に甘美な世界じゃないですか、多分。まぁこの作品では出てくる人物が誰も気持ち悪がらないという謎の世界観で、その怪しげな雰囲気も魅力だったりします。

・まとめ・・・てしまった。
とにかく終始安定した面白さを持続した優良作だったと思います。正直に言うと衝撃の一話を見た時は、直前に食べたカレーをケロっと吐きそうになりましたが、それゆえに掴みは抜群に良く一気に引き込まれた。誰でも共感出来る部分は一つはあるはずで、一話さえ乗り切ればそこまでハードルの高い作品じゃないと思います。まぁ某女子みたいに唾液舐めたいとか言いそうな女性には関係ない話ですが、基本的に男性向けです。難しいかも知れないが実写化とかも是非して欲しいですね。アニメも良いですが限りなく実写向きな気がするし、配役次第では実写のが面白くなりそうです。思春期における妄想の全てを詰め込み舐め回しなぜか綺麗に纏めてしまった怪作。ダラダラといつもより長文ですが、真面目に「非常に良かった」ということだけ伝われば、それだけで十分です。

・消化酵素。
遠い昔の理科の実験の事を思い出しました。ジャガイモかなんかのデンプンをアミラーゼで分解する実験で、人の唾液に含まれるアミラーゼによって分解されるか否かヨウ素液の反応を見る懐かしのアレ。誰もが唾液の提供に嫌がっていたところ、健気な一人の女子が大量に唾液を提供した。拍手喝采。そしてアミラーゼのアミちゃんというあだ名をつけられ可哀相な事になっていた。そんな彼女の事が好きでした。なんか無駄に恥ずかしい事を殴り書いた気がするけど、多分ほとんどの人はこんな狂乱文全部読まないからまぁいいか。とりあえず二期を期待したいですね、熱烈的に。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38
ネタバレ

あずにゃん  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

.゚+。★『 (*▼ー(。-_-。)ゝダキツイタラダメ』☆.゚+。(*´-ω)(ω-`*)。ぎゅっ♪

意思疎通できる『涎(ヨダレ)』色々な『未経験』に触れる作品です。

視聴当時は私も、あまりにも理解できない性癖のアニメだなと思いましたが、
観終わってみれば、まさに直球の純愛ラブコメストーリーだったと言えます。
不思議な男女交際ですが、速度が早いとも遅いとも感じさせない作風で、
涎に関しては回を重ねるたびに気にならなくなり、涎を通して互いの気持ちが変化していき、
卜部美琴の心情も少しずつそういった行動を通じて理解できてくると思います。


■物語
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
時代はケータイやパソコンのない昭和テイスト。性に対する感覚も、やや遅れているように見える時代。
主人公・椿明(つばき あきら)は高校二年生。彼のクラスに卜部美琴(うらべ・みこと)
という女子が転校してきて、椿明の隣の席に座ったところから話は始まります。
ボサボサのショートカットで少し伸びた前髪で目を隠し、無愛想で友達を作る気も見られない。
授業中に突然腹を抱えて笑い出すかと思えば、昼休みには机に突っ伏して寝てしまう。「浮いた女の子」
そして ある日の放課後、一人教室の机で眠りこけている卜部を見つけ、起こしてやった椿。
彼女が去った後の机が涎で濡れていることに気づき、その涎を指ですくい取って舐めてしまう。
ところがその後、暫くして彼は熱を出して寝込んでしまう。一向に熱は下がらず、学校を休み続ける椿。
そこに突然転校生・卜部が彼の自宅を訪れ、衝撃的なことを告げる。{netabare}
「椿くん。わたしのよだれを舐めたでしょう。あなたの熱は、わたしのよだれを舐めていないから禁断症状が出たのよ」ε=ε=((((((;;-д-ノ)ノ|壁|{/netabare}
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
これが1話の大まかな流れですが、こうした『謎』に興味を惹かれ、視聴意欲になるかがキーポイント。
そして『涎』ですが。恋愛にウブな男女を繋ぐ絆として重要な役割を果たしています。
涎と言えば汚らわしさや後ろめたさを感じさせるものですが、
『好きな女の子の「涎」』ですので、少しニュアンスが違ってくると思います。
実際にキスをするときは唾液が交わりますし、それが好きな人の唾液なら嫌う人はいないはず。
それをいわゆる指フ●ラで、ことを大っぴらにしている感じです。
現実でもリコーダーを舐めたりする方もおられますし、フェチもまたひとつの愛の形だと思います
寧ろ、この涎が無ければ、魅力的で味わいのある作品にならなかったと思います!
それと、『涎』には性的な意味合いも込められていて、
作品に性的な彩り、色合いを持たせるために『涎』というモチーフが選ばれたそうです。
思春期の十代の男女が異性を意識する時、性的なモノを感じないはずありませんから、
それを表現するのに相応しいモチーフだったと思います♫

作画は今風のものとは違い、ノスタルジックな雰囲気を感じられ、
絵も決して美少女ってわけじゃないのに、妙に色気があります。
萌え系・エロ系のキャラデザ・絵柄に頼らないことにより、
それがかえって良いギャッブを生んでいたのだと思います。
声優は素人で正解でしたね~。彼女自身、アニメの声優は初体験だったそうで、
それだけに声優のように声を作ると言うことをしません。
それがまた、なんか非常にエロイんです。
AV女優より素人の方が興奮するのと似た感覚でしょうか(笑
音楽はOP「恋のオーケストラ」ED「放課後の約束」どちらもノスタルジックで素晴らしい曲です

徐々に作品の本当の姿が明らかになっていく…その過程を楽しんで頂けたらな と思います。

{netabare}〆の綺麗さといい「それでも町は廻ってる」に通づるものがありました。
設定からは想像つかない妙な爽やかさがありましたし、見ていて恥ずかしくなるくらい
初々しい交際をしていて、そうした二人を見てるととても微笑ましい気持ちになりました。
2期あれば是非視聴させて欲しいですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妙にハマったw 敬遠しててスミマセンでしたっ><

原作は漫画で、未読。 全13話。

最初に言います、私はこの作品を気に入りました。

主人公は普通の高校生・椿明(つばき あきら)。
同じクラスに転校してきた卜部美琴(うらべ みこと)は
初日から「変な奴」のレッテルを貼られてしまう。
居眠りをしていた卜部は机に付いたよだれを気にすることも無く下校。
そのよだれを舐めた椿が翌日以降原因不明の高熱を出して学校を欠席
…というところから始まる「純愛」+「フェチ」な物語。

他人のよだれを舐める椿の行為自体が完全に異常ですし
よだれによって起きた「恋の病」というのも
多くの視聴者は理解に苦しむかもしれません。

でも、この2点を「設定」と割り切ってることができれば
この作品に対する見方が一気に変わるようにも思えます。

よだれなんかで恋を成就させることはできるのか?という
多くの視聴者に興味を持たせることが出来る。
「よだれフェチですか?」と聞かれて「Yes」と答える人は
世界広しと言えども かなり少ないのではなかろうか?
だからこそ、この作品はよだれを選んだのだと、勝手に考えてますw


これまでにない斬新な設定で、物語も分かりやすい。
第2話まで観た時点で、続きが気になって案外惹かれ、
その後も視聴を続けるごとにクセになっていきました。
そして、あっという間に観終わりましたw


作画について、
最初のうちは
・全体的に丸顔
・キャラの「目」が好きじゃない
・描線が全体的に荒い
といった辺りの作画に抵抗がありましたが、
観ていくうちにこの作品に合った味のある良い作画だと思えてきました。
気のせいかもしれませんがw(^_^;A


声優について、
多くの登場人物は比較的リアルに近い声です。
特筆することは無いのですが、違和感は感じなかったし
個人的に恋愛相手の卜部の声が気に入りました。


音楽について、
OP曲・ED曲ともに、いかにも純愛という爽やかな曲調・歌詞で好印象です。
ただ、作品を気に入った私もちょっと引くくらいの
よだれフェチのためだけに作られたような映像でした(;^ ^;;A
少しは自重してほしかったかなw

OP曲:恋のオーケストラ
ED曲:放課後の約束


キャラについて、
椿と卜部はお互いにひとすじなので、
この2人を気に入ることが出来るか否か。これに尽きる気がします。
私は視聴が進むほど卜部のことを(ちょっと怖いけど)可愛いと思えました^^
ハサミ技は見事!毎話1回は披露してくれた気がしますw


特にENDは個人的に最高でした^^
{netabare}カップルで椿の母(故人)の墓参りで「近況報告」と言って
2人とも母の墓に片手を置きながらよだれの交換。
…しながらのEND。{/netabare}
もし2期があれば2人の関係の続きを是非とも観たいです。


観る人を選ぶ作品であることは間違いないでしょう。
という以前に、よくぞアニメ化してくれました^^
私は不思議とハマりましたが、ハッキリ言ってオススメはできませんw

純愛が好きな方や、物好きな方は、
試しに最初の2話くらいをご覧になってみてはいかがでしょうか?
それでダメならスッパリ切ったほうが良さそうです。
もし受け入れることが出来れば、後は
一風変わった純愛物語を楽しんでいけることと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

76.3 5 妄想でラブコメなアニメランキング5位
機動戦艦ナデシコ(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (789)
3777人が棚に入れました
22世紀末。突如として木星方面より現れた謎の兵器群木星蜥蜴(もくせいとかげ)は、圧倒的な戦闘力で火星、月の裏側を次々に制圧。今や、地球各地にもチューリップと呼ばれる母艦を多数降下させるに至っていた。2196年。そんな中、木星蜥蜴の支配下に置かれた火星に残された人々を救うべく、民間企業ネルガル重工は「スキャパレリプロジェクト」を計画し、その要となる実験戦艦 ND-001 ナデシコの艤装を終了させていた。クルーには「能力が一流なら性格は問わない」と言う方針の下、一癖も二癖もある人物ばかりが揃えられた。ナデシコ発進の日、火星生まれの青年テンカワ・アキトは、偶然再会した幼なじみミスマル・ユリカを追って出港直前のナデシコに乗り込む。アキトはコックとしてナデシコのクルーに採用されるが、IFS処理をしていたため、人型機動兵器「エステバリス」のパイロットとしても戦っていくことになる。

声優・キャラクター
うえだゆうじ、桑島法子、伊藤健太郎、高野直子、岡本麻弥、南央美、飛田展男、関智一、小杉十郎太、小野健一、真殿光昭、一城みゆ希、田中信夫
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

シナリオには余り期待せず、ヒロインズのキャラ・アニメとして楽むのが正解かも?

「ナデシコ」と聞けば「大和撫子(やまとなでしこ)」という言葉がすぐに思い浮かびますが、ここで同じく、「戦艦」と聞くと「ヤマト」という言葉がすぐに思い浮かぶので、この『機動戦艦ナデシコ』というタイトルは、有名アニメ『宇宙戦艦ヤマト』のオマージュもしくはパロディとして付けられたものなのかも知れませんね?(ちょっと気になる・・・)

本作は、あの『新世紀エヴァンゲリオン』より少し遅れて制作・放送され、その後、続編となる劇場版も公開された90年代後半の人気作の一角ですが、終盤のシナリオが意味不明すぎて・・・色々と細かい設定があるので、資料集を読み込んで考えながら何度も見ていくと面白くなるのかも知れませんが、そこまでする気が余り起こらない作品でした(※そこが設定をどんどん調べたくなる『エヴァ』との差か)。

一般的にはホシノ・ルリ(愛称ルリルリ)が本作のヒロインズの中で一番人気ですが、個人的には「アキトは私のことが好き、好き、好き、大好き!」と満面の笑顔で口ずさむ艦長ミスマル・ユリカ嬢(20歳)が、かなり好印象でした。
主人公(テンカワ・アキト)もトラウマ持ちではあるものの『エヴァ』の碇シンジ君よりは前向きな性格で悪くない印象。
・・・ということで、シナリオには余り期待せずに、主人公とヒロインたちのキャラ・アニメとして楽しむのが正解の作品と思いました。

あと、OP「YOU GET TO BURNING」はやはり名曲だと思いました。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
コメディ調だけど展開が早くて掴みはOK
・第8話視聴終了時点
ボソンジャンプによって空間&時間が歪む現象がナデシコ・クルーにはっきりと自覚される回
・第9話視聴終了時点
強引な三角関係の進展はイマイチだけど、メイン・ヒロイン(ユリカ)のキャラが割と好感が持てて楽しめる感じで◎
・第14話視聴終了時点
1クール目の総集編と見せかけて、制作側の工夫が楽しめる注目回
・第16話視聴終了時点
木星蜥蜴の真実がようやく明かされる。
・第17話以降
シナリオが散漫で余りはっきりしない終わり方となってしまって残念。
但し、主人公とメイン・ヒロインの恋だけはそれなりの決着がついた点は◎
{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
監督           佐藤竜雄
助監督         桜井弘明(13話 - )
ストーリーエディター 會川昇
脚本           會川昇、荒川稔久、首藤剛志、あかほりさとる、川崎ヒロユキ、堺三保、佐藤竜雄
キャラクターデザイン 麻宮騎亜(原案)、後藤圭二
SF設定         堺三保
音楽           服部隆之
アニメーション制作  XEBEC{/netabare}


◆作品別評価

TVシリーズ  ☆ 3.5
劇場版    ☆ 3.9
---------------------------------
総合     ☆ 3.6


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 機動戦艦ナデシコ (1996年10月-1997年3月) ===========
{netabare}
第1話 『男らしく』でいこう! ★ 西暦2195年火星壊滅(木星蜥蜴来襲)、1年後(ネルガル重工のクルー選抜、機動戦艦ナデシコ発進)
第2話 『緑の地球』は任せとけ ★ 連合軍のナデシコ拿捕作戦、火星への出発
第3話 早すぎる『さよなら』! ★ 地球防衛圏突破作戦、ジュンの挑戦、ダイゴウジ・ガイまさかの・・・
第4話 水色宇宙に『ときめき』 ★ 隕石コロニーからのパイロット3人娘、通信士メグミ&アキト進展
第5話 ルリちゃん『航海日誌』 ☆ 艦内放送「なぜなにナデシコ」、艦長の任務と心構え、火星空域突入
第6話 『運命の選択』みたいな ★ 火星基地到着、アキトの故郷、イネスとの出遭い、艦長の辛い決断
第7話 いつかお前が『歌う詩』 ★ 火星北極冠へ、護衛艦クロッカス自爆・フクベ提督自決?、ネルガル本社の思惑
第8話 温めの『冷たい方程式』 ★ 月周辺宙域へ、ナデシコ2番艦コスモス、新クルー(ナガレ、エリナ、ムネタケ新提督)、3人(明人・ユリカ・メグミ)の遭難の危機
第9話 奇跡の作戦『キスか?』 ★ 某国親善大使救出任務、3人のヴァーチャル・デート
第10話 『女らしく』がアブナイ ☆ 南の島の休日(迷惑な令嬢アクア・クリムゾン) ※リューコも加わって明人ハーレム化で笑
第11話 気がつけば『お約束』? ☆ クルスク木星蜥蜴拠点攻撃任務
第12話 あの『忘れえぬ日々』 ☆ ナデシコ中枢コンピューター「オモイカネ」の不具合&記憶修正 ※初のルリ注目回
第13話 『真実』は一つじゃない ★ X'mas、ヨコスカベイ入港、アキト退鑑命令、生体ボソンジャンプ実験、ゲキガンガー出現?、アキト時空転移(2週間前の月へ) ※脚本の分かりづらさは×
第14話 『熱血アニメ』でいこう ★ ※前半は総集編だが、途中から劇中劇(スーパーロボットアニメ「ゲキガンガー」)の世界とクロスオーバーする面白回
第15話 遠い星からきた『彼氏』 ★ 艦内侵入者(白鳥九十九)、月のアキト、木星連合の戦士、白鳥・メグミ・ミナト脱走、ナデシコ月へ
第16話 『僕達の戦争』が始まる ★ 100年前の秘密(木星蜥蜴の真実)、ナデシコYユニット搭載、アキトvs.白鳥
第17話 それは『遅すぎた再会』 ☆ ウリバタケの新機開発、ムネタケ提督暴走・自爆(第3話のエピソード回収) ※作画乱れの酷さは×
第18話 水の音は『私』の音 ☆ 天才オペレーター(ホシノ・ルリ)の過去、ルリの居場所
第19話 明日の『艦長』は君だ! ☆ 艦内アイドルコンテスト、エースパイロット(スバル・リョーコ)の夢(自分の一番星を見つけること)
第20話 深く静かに『戦闘』せよ ☆ 生体ボゾン・ジャンプ実験進展、和平か継戦か
第21話 いつか走った『草原』 × ポゾン砲実験成功、クルーの記憶混交 ※脚本が破綻している
第22話 『来訪者』を守り抜け? ★ 木連からの来訪者(白鳥ユキナ)の処遇、ネルガル会長の正体、天河夫妻死亡事件の真相 ※脚本の分かりづらさは×
第23話 『故郷』と呼べる場所 ☆ ナデシコ・クルー解散、ナデシコ奪還
第24話 どこにでもある『正義』 ★ 白鳥九十九来訪、明人&ユリカ進展、和平交渉決裂、白鳥九十九死亡
第25話 『私らしく』自分らしく × 機動戦艦カキツバタ&ナデシコ共同作戦の齟齬、火星遺跡を巡る戦い、ボゾンジャンプの説明
第26話 『いつか逢う貴女のために』 × イネスの過去(アイちゃんとの再会)、明人&ユリカの結末 ※脚本が残念、ED「いつか…信じて」{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)14、☆(並回)9、×(疑問回)3 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「YOU GET TO BURNING」
ED 「私らしく」

※西暦2201年(TVシリーズ完結から3年後)の物語


======== 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness- (1998年8月) ======

全1話 ☆ 3.9 {netabare}火星の叛乱、ナデシコ新クルー結集、ユリカ救出{/netabare} ※1時間20分

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

SFロボットアニメながらコメディ色を強く感じさせる…そして時々胸がキュンキュンする作品でした^^

この作品についてタイトルを知っているくらいの知識しかありませんでしたが、先日友人がソースを貸してくれたので視聴しました。
この作品が制作されたのが1996年…今から20年も前になります。
そのため作画に関しては現在における技術の進歩を感じましたが、内容については今でも十分面白さを感じる作品だったと思います。
それにキャラデザ…特にヒロイン達の可愛らしさは、今でも十分通用するレベルだと思います。

物語は「木星蜥蜴」と呼ばれる未知の敵と宇宙で戦っている真っ最中…しかし、戦局は芳しくなく敵の圧倒的戦力で火星と月が制圧されており、地球にも攻撃が仕掛けられ始めた…という状況です。

そんな中、火星に取り残された人々を救うべく民間企業であるネルガル重工が立ち上がり、「機動戦艦ナデシコ」を火星に向かわせることになるのです。
軍に属さなない民間企業の戦艦…ナデシコを発艦させる日に主人公である火星生まれのテンカワ・アキトは、ナデシコの艦長である幼馴染のミスマル・ユリカに出会い、テンカワ・アキトもナデシコのクルーの一員となって…物語が動いていきます。

完走後に振り返ってみると…幾つかのテーマに分類できる作品だった様に思います。

SFロボットアニメの部分は「正義とは何ぞや?」を描いていたと思います。
それは敵との攻防におけるセリフであったり、作品の中で何度も登場した熱血巨大ロボットアニメ「ゲキ・ガンガー3」の内容だったり、それに感化された登場人物の一挙手一投足そのもの…

でもこの作品のテーマってこれだけじゃないんですよね…
遺伝子操作によって生まれた11歳のホシノ・ルリ…表情を出すことが殆ど無く無口な少女…
そしてナデシコのメインコンピューターである「オモイカネ」の操作に長けている…
そんな電脳美少女が他のクルーの影響で少しずつ変化していく姿に彼女の成長が感じられる…

そして、何気に女性クルーから人気のある主人公のアキト…最初は幼馴染だけでしたが、少しずつ…だけど着実に包囲網が広がっていくのを目の当たりにする事になります。
今ではお約束ですけれど、鈍感な主人公には羨ましさを感じてしまう訳ですが…
それも愛の形の一つだと思いますが、本作で描かれている愛の形はそれだけではありません。
コメディ路線で進んでいたかと思えば、まさかの急転直下の展開…この世には戦争より正義より大切なモノがあるから人は必死になれる…そんな悲痛の叫びを目の当たりにした時には、私も痛みを感じずにはいられませんでした。

ナデシコに搭載されているメインコンピューターの「オモイカネ」の立ち位置も重要でした。
普段の「オモイカネ」は茶目っ気たっぷりで、とてもコンピューターとは思えない反応を示してくれます。
何より、ナデシコの歴史そのものである自分を必死に守ろうとする様には感動すら覚えました。
だってナデシコの歴史は、乗組員みんなで紡いできた時間と記憶なのですから…

色んな設定のごった煮…だけどそれぞれのバランスが絶妙な作品…といえると思います。
登場するキャラが魅力的だったのも作品の面白さに拍車を掛けています。
私は推しのキャラを見つけて作品を視聴する事が多いのですが、この作品に限ってはイチオシのキャラを絞り込む事ができませんでした。
なぜならどのキャラもここぞという時に放つパワーが半端無かったから…

メインヒロインであるミスマル・ユリカは、CVが桑島法子さんである事も相まって言うに及ばず…
頬を赤らめるホシノ・ルリを見た時には、心を一気に持っていかれた気がしました。
大人の魅力溢れる美人さん…苦しみからも見事立ち直ったハルカ・ミナト…
積極的な性格の人が多い中、奥手で不器用な性格が可愛らしかったエステバリス隊隊長のスバル・リョーコ…

でも一目で心を鷲掴みにされたのはオープニングアニメの一コマ…
荒廃する前の花咲き乱れる火星の草原に二人の子供が座っています…
一人はテンカワ・アキト…バツの悪そうに正座している姿が特徴的です。
その彼の隣でもたれかかりながらチョコンと座っているのがミスマル・ユリカ…
花で編んだネックレスと冠に身を付けた彼女は目を瞑って静かな笑顔を浮かべています。
その表情…女の子は男の子に全幅の信頼を置いているのが手に取るように分かるその笑顔が堪らなく可愛いんです。
ホンの一瞬しか映らなかったのが唯一残念だと思った点でした。

オープニングは、松澤由実さんの「YOU GET TO BURNING」
エンディングは、桑島法子さんの「私らしく」

2クール全26話の作品なのですが、気が付いたら完走していた…そんな感じで一気見してしまいました。
2016年10月1日にBlu-ray BOXのアンコールプレスが決定したとの事です。

「2010年発売、期間限定版のために現在プレスが終了しているBlu-ray BOXを、ファンの皆様からの熱烈な要望を受けて、放送20周年のメモリアルイヤーにあたる今年2016年秋に、仕様等一切変えずにアンコールプレスすることが決定致しました!
発売日は第1話が放送された記念日10月1日!
これが最後のチャンスとなりますので、是非お見逃し無く!!」

…だそうです。
TV放送から20年…仕様を一切変えずにアンコールプレスされる…それだけ根強いファンに愛され続けている作品、という事なんですよね。
でもこの様な事態が発生するのも理解できるほど面白い作品だったと思います。

引き続き、劇場版を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大和をかける撫でし子のように

花の名であります撫子は女子供を例えた「撫でし子」から来ていて、時には清楚な日本女性を「大和撫子」と
表したりと様々な意味合いを持つものでございます。和歌や雅語を昔は「大和言葉」と呼んだとか。
文脈や人の立場や感情にも左右される日本語の妙。つまり「込められた意味」は読み取るのが楽しいもんで。
――――――――――――――――――――――――
「目の上のたん瘤(こぶ)」1.あって邪魔なもの 2.非常にうっとうしいという意味だそう。
「目上」の方に対して使うことが多いでしょうか。
――――――――――――――――――――――――

テラフォーミングやワープ航行があるSF世界で問いかけられるのは「大人や社会の嘘」と、反抗する若い世代。

内容を表面的に点で捉えると本作はパロディとギャグ多めのロボットアニメにしか見えませんが、
時代を切り開いた先人に対するアンチテーゼとして考えるとカチリとハマる気がします。
SFを構築したアニメ界に対する、初脚本であった「佐藤竜雄」他、若いスタッフ達と重なるものでありました。

放送されていた1990年代中盤は時代の移り変わりとともに各々の人気シリーズが変化を求められていた時代で、
ガンダムシリーズ「機動武闘伝Gガンダム」、マクロスシリーズ「マクロス7」勇者シリーズ「黄金勇者ゴルドラン」
たまたまですが、ナデシコと同じ年1996年で戦隊シリーズに「激走戦隊カーレンジャー」というのもありますね。

共通するのが「ギャグ路線とパロディ」でした。

シリーズ化された人気作が若年層を取り込む意識と変化をつけて往年のファンも呼びこむ工夫だった訳です。
近い年に「新世紀エヴァンゲリオン」や「マクロスプラス」などシリアス路線な屈指の名作もあるため、
すべてがそうでないにしろ、今でもシリーズの異色作と謳われるタイトルは1990年代半ばに集中していました。
前時代からの脱却を図りながらも名作を踏襲しオマージュする形式はシリアスなタイトルにも共通点が有りますし、
歴代の名作アニメに憧れ業界入りした若いスタッフ達らしいカラーを出した結果、生まれた作品のように思います。

宇宙戦艦ヤマトと対になり(ヤマト・ナデシコ)女子供を乗せた異色の戦艦をナデシコ(撫でし子)と呼ぶような、
重なったいくつかの意味を持つ設定過多を全ては回収出来ず、スタッフさえも忘れた複雑な設定があり、
劇場版も良い出来だが小説版の補完ストーリーを見なければTV版から繋がらないという声もある。
あと何故モテるのかわからない主人公(一応、ヘビーな人生で背負った影と母性本能をくすぐられる事が理由)

賛否ありますが「自分に世界に酔える作品」とはまた違った明るさを持つ独特なシリアスさが魅力です。

若さや推進力をエネルギッシュに描く荒々しさと、
火星・木星・地球の社会構造と隠された謎。

作中でキーとなるスーパーロボットアニメ「ゲキガンガー3」は
作品内外で意味を持つ懐古的な作品で、前述したことを踏まえると作中の台詞が向かう先を納得できる気がします。

カッコつけてますが私らしく言えば、
人気キャラ、ホシノ・ルリの「あなたの一番になりたい」を何度もリピートした萌え豚(私)が当時ハマったアニメ。


90年代に輝くSFアニメの寵児、機動戦艦ナデシコ。大和を駆ける撫でし子は、今なおファンに愛され続けています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

88.7 6 妄想でラブコメなアニメランキング6位
冴えない彼女の育てかた Fine(アニメ映画)

2019年10月26日
★★★★★ 4.3 (488)
2470人が棚に入れました
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing software を結成。やっとのことで一作目を発表した――。英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software 代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンド icy tail とともに新作の開発を進めるが……。英梨々と詩羽の大作はどうなるのか? 倫也と恵の関係に異変が? はたして blessing software の新作の行方は?

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冴えまくり彼女に萌えそびれた私

ついにここまでやってきた!

1期2期を経て堂々完結の劇場版。fine(フィーネ)と言ってる以上終わるもんは終わるのです。
完パケしてるためこれからの方はパッケージで視聴検討されたらよいシリーズものかと思います。

 冴えないヒロインは育ったのでしょうか?

完結編で求められるはこの一点。恐らくダブルミーニングで

1.加藤恵の魅力はさらに増すだろうか?
2.渾身のギャルゲーは完成するだろうか?

しっかり育っての大団円だったと思いますが、どうなるかはもちろん自分の目で確かめて下さいね。


“お約束”を登場人物使ってとことんコケにしながらその“お約束”をありったけ投入し
“オタク”をさんざんをこき下ろしながらもその“オタク”へ注ぐ視線がこのうえなく温かい。
そして加藤恵という唯一無二ヒロインが異彩を放っている作品です。一言で言えば尖ってる。

いったんラブコメとラベリングし経過を辿ればこんな感じでもありました。
1期→ラブ2:コメ8
2期→ラブ5:コメ5
これが劇場版では

 劇場版→ラブ8:コメ2

くらいでしょうか。これまでを踏まえた流れに無理はないしきちっとラブはキュン死不可避でしょう。
なのでTVシリーズからのファンは迷う必要ありません。迷わず行けよ!行けばわかるさ!

ちなみに私はさほどこの劇場版では踊れませんでした。尖っておらず只のめちゃくちゃきゅんきゅんするラブストーリーだったことが理由。

自分の過去レビュー読み返してもみました。どうやらこの作品にはラブtheオンリーを期待してなかったみたいです。己の心の姿勢の問題。
過去の私の評価は1期(3.7)2期(4.1)です。面白いかどうかの分岐は4.0。つまらないかどうかの分岐は3.5として、クリエイターの産みの苦しみとラブコメが調和した2期を高く評価しました。なおシリーズ通して加藤恵に萌えてはいません。
唯一無二ヒロインについては『擬似三次元女子』と評し1期レビューにまとめております。平たく言えば現実には存在しないリアリティ無き女子です。存在に現実味がないため“ラブ”が深いところに刺さらない。響かない。
作品の柱ギャルゲ作りも産みの苦しみはどこかに消え作業ゲーになってました。障害はトモヤくんのサボりですもんね。これは比重をラブに置いた結果ですから仕方がありません。


あくまで私の心の姿勢の問題ですからね。シリーズの流れを逸脱しない自然な展開。劇場版ならではのグラフィック。きちっとタイトルを回収しながらの大団円。本来なら減点要素はない。どれも及第点だったけど自分には引っ掛かりの薄い佳作でした。



※ネタバレ所感

■遅らばせながら…

気づいたこともありました。遅せーよ!

{netabare}ストーリー展開がそもそもギャルゲーだったんですね。
加藤恵を模したヒロインでゲーム作ってるのに、お約束やフラグのギミックで遊んでいるって指摘してたのに、すこーんとこの観点が抜けておりました。

振り返ればエリリルートや詩羽先輩ルートを経てからのメインルートが劇場版の位置づけでした。
ギャルゲと思って1期から振り返ることは意義があるように思えます。{/netabare}


■高校生のスケジュール管理

納期より大事なものはあるっ!→いやそんなもんねーよ!
自由すぎるトップに翻弄されてた加藤恵が工程管理表を手にしていたのに驚いた。有能ですねこの子。

{netabare}項目を大中小分類に分けていて、分量(カット/差分)、月での区割り(上旬中旬下旬)のシンプルなやつ。

ええ一時停止してガン見しました。高校生にしてゴールから逆算して考える発想があることに驚き。
それでも人生の先輩ヅラしておせっかいを焼きたくなりましてちょっと失礼…

 {netabare}追加したほうがいい項目 → 担当者、予実、マイルストーンいやクリティカルパスかしら
 修正したほうがいい項目 → 区割りを日単位{/netabare}

自由人を縛れるかはまた別の話っす。{/netabare}


■エモかったとこ

もっとも胸を締めつけられたのはここ

{netabare}エリリが「トモヤがいても描ける」と淋しそうに目線を落としたところ

想い人との関係が深まるのと反比例しイラストが描けなくなってったエリリでした。クリエイター魂を優先し袂を分かった2期のクライマックス。整理すればエリリルートの終焉。
それが今は描ける。ちょっとしたボタンの掛け違いで別れる関係もある。今だったら素直に飛びこめるのに、でも今の自分があるのはあの時の別れがあったから。このジレンマがたまりませんでした。{/netabare}


■紅坂朱音(CV生天目仁美)のお仕事

ほんとにトモヤの…ひいては作品の魅力はこれでした。

{netabare}「クソみてぇなキモヲタの妄想を垂れ流せるのがお前の強みなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「鳥肌が立って恥ずかしくなって目を背けたくなって…」
「それでも読めちまうのがお前のクソシナリオなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「真のキモヲタは絶対お前についてくる」
「今は上手くなろうとするな」
「キモいまま突き進め」
「てめぇの妄想をそのまま垂れ流せ」{/netabare}

S.ジョブズの劣化版みたいなキモヲタ主人公のキモイ情熱をもっと見たかったのでした。
でもそれを望むのは酷なのかも。ヒロインと一緒に陰キャの代表選手みたいなキモヲタも人間的に成長したものと思うようにしました。

末永く爆は…いやなんでもありません。



※閑話休題

なんだったんだろう?

{netabare}題字協力 松岡禎丞 茅野愛衣{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.10.28 初稿
2021.08.26 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 49
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

うん。。ヒロインもいいしエピソードも楽しい。ラブコメの名作と言っていいんじゃないかな。

 
終わったと思った『冴えカノ』の続編で劇場版。
fine(フィーネ)はイタリア語でendの意味。
DVDレンタルで視聴。

う~ん、TV版のラストをよく覚えていない・・
ま、いいかw

■エピソード

そっか、blessing softwareのメンバが刷新されたんだっけ。

~{netabare}
出だしは『icy tail』のバンド演奏・・
色んな要素を盛り込んでますね。
ガールズバンドものは好きだからいいけど。
その部分のエピソードが薄いのは仕方ないか。

2期での大ごとである、詩羽と倫也のキス・・
ドラマチックな展開でズルズル引きずるかと思ったら、
居酒屋で加藤がいるの目の前で、露呈。
しかも、あっさりコメディタッチでw
なんかドロドロしなくて個人的にはホッとしました。
ラブコメはこうでなくっちゃw

それなのに倫也にサンドイッチを作る加藤・・
それを食べ残す倫也も、おいおい、と思ったけど、その食べかけのサンドイッチを食う加藤。
せめてもの関節キッスと、詩羽にはできないことを密かにすることで自分の留飲下げる行為ってことかなw

オタクとはいえ倫也のヘタレ加減に辟易。

紅坂の入院によりマルズのゲーム製作が頓挫・・
倫也が交渉・・いいねこの先が読めない裏切り展開。

エリリと詩羽を助ける倫也・・
加藤、そこはスネるんだ。へー。
キスは流した風に見えて、実は不満がたまってたのかな。

加藤が倫也を呼んだセリフが無音・・
どう呼んだのか。「安芸クン」?「倫也クン」?
この口の動きはきっと・・

物語開始から1時間14分・・
blessing softwareに戻る倫也を送り出したエリリと詩羽。
と、突然、画面がブラックアウトしエリリと詩羽が倫也に助けを求めるかどうかを話し合うシーンに逆戻り。
え・・・タイムリープ?別ルート?ラブコメでこれは新鮮w

いや・・
違う・・のか。
これは、触れられなかった二人の会話。
倫也をメインヒロインルートへ戻してやろうという。
手法としては珍しくないけど、ジーンときた。

家の前で加藤と再会する倫也・・
住宅街の路地。憤懣やるかたない加藤。
 倫也:『それに、安芸クンに戻ってない』
・・やっぱそうか。
 加藤:『これだけ怒っているのに、他人行儀な怒り方、できないよ』
・・名ゼリフ。
遂に告白。
 加藤:『合格、だよ』

次は加藤の回想シーン・・
これまでのモヤモヤした気持ちも一気に解消する、
ヒロインの待ち望んだイベント。
 加藤:『違わないよ、倫也クン』・・
    『私の、望んだとおりだよ』
 二人:『いっせーの・・』
うん、ラブコメはこうでなくっちゃw

ええと、残り15分あるのにエンドロール・・・
そこに小田和正の『ラブストーリーは突然に』の文字が。
え?使ったっけ?

エンドロール後にエピソード・・・
なんだこれ・・
加藤は夢を追う倫也が好きだったの?
詩羽と再会・・

きた!『ラブストーリーは突然に』
・・そういうことかww

詩羽ルートは自分も望むところなので劇中での宣伝なのは残念ではある。

エリリや詩羽以外、例えば美智留や出海などの悲哀も、もう少しあっても良かったけど、ドロドロし過ぎず明るい作風とメインヒロイン推しを貫いた姿勢は好感が持てました。

モヤっと書きましたが、{netabare}俺ガイル{/netabare}と比べてしまってますw・・いい悪いではなくて。

それにしても・・
{/netabare}~

うう・・か、加藤、かわええw

展開とかセリフとか、やっぱ一味違う。

終わり方も自分好みで良かったw

やっぱラブコメはこうでなくちゃww
(しつこいですがw)

★エンドロールの後もお見逃しなく ^^


 原作:ラノベ
 キャラデザ:高瀬智章
  FGOも担当。原画や作画監督はTo LOVEる、
  WORKING、SAO、化物語なども。
 制作:CloverWorks
    A-1 Picturesの血統だけあって安定。
 封切:2019年秋
 視聴:2020年秋 レンタル

■キャスト
~{netabare}
松岡禎丞(倫也)
 さすがに演技は安定。
 ちょっとキリト感を感じてしまったけど
 視聴の邪魔になる程ではなかったかな。

安野希世乃(加藤 恵)
 別のレビューやBEST10でも触れていますが、
 かくしごと(ラスナ)も良かったし、今回も
 正統派ヒロインを堪能させていただきました ^^

大西沙織(澤村・スペンサー・英梨々)
 ダンまち(ヴァレンなにがし)とは
 違ったキャラも楽しませていただきました ^^

茅野愛衣(霞ヶ丘 詩羽)
 かやのん、もうホントにマジ天使 ><

矢作紗友里(氷堂 美智留)
 元気っ娘といえば矢作さん、的なw
 ハマリ役かと。

赤﨑千夏(波島 出海)
 段々メインヒロインが増えてきていますねー。
 今回も別ルートがあってもいいキャラかと。
 外伝求ムw

生天目仁美(紅坂 朱音)
 パワフルなキャラはさすが。
 一騎当千(関羽)、俺妹(沙織)、
 このすば(ちょむすけ)、
 宝石の国(スフェン)、
 エグゼロス(ニョタイカ蟲)・・・
 結構お世話になってます ^^;
{/netabare}~

冴えカノも、これにて終幕・・か。

シリーズ通して、名作と言っても過言ではないかと
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

誰もが悶絶するヒロインの描きかた

映画館でこんなに顔が火照った事はない!
萌えて悶え過ぎて顔がゆでダコのようになりました。

ヒロイン「加藤 恵」が可愛すぎる♪♪♪

ここまで徹底したあざとい可愛さは見事と言うしかない!

主人公が力説する「オタクにとっての理想的なヒロイン」

私も含めた2次元オタク男性が萌えて悶えて魅せられる「恋する女の子キャラ」を描き上げる為に構築されたアニメシリーズの最終章であり最高潮の仕上がり。

テレビドラマ2クールで、クリエーターとしての才能と尖った個性を持つヒロイン達を魅力的に描きつつ、唯一目立った才能が無い普通の女の子でありながら、抑えてきた感情のインパクトある露出によって存在感を示したメインヒロイン。
その彼女の清楚で可憐な魅力が劇場の大スクリーンで満開に花開きます。

本シリーズの脚本構成を担当されたのは丸戸史明氏。
恋愛物としては、同じ丸戸シナリオで個人的に傑作だと思う「WHITE ALBUM 2」に比べると、主人公の(CV松岡さんのイメージも手伝って)ハーレム的ご都合感は拭えませんが、ヒロイン達が主人公を好きになる要素は俺Tueee系より断然説得力があり、丸戸氏がゲームシナリオ作家として培ってきたノウハウを活かすゲーム仕立てのプロットで、ヒロイン達の切ない恋の進退をドラマチックに纏め上げてます。
(ちなみに丸戸氏のギャルゲーが原作の「WHITE ALBUM 2」は、楽曲を織り込んだストーリーと演出、中盤の盛り上げや鳥肌物のラストの脚本構成も合わせ1クールの恋愛アニメの中では神懸かった出来映えです!)

加えて、ゲーム作りに纏わる主人公やヒロイン達の言動には、ゲームシナリオ作家として歩んできた丸戸氏のクリエーターとしての情熱が伝わり見応えがあります。
{netabare}(倫也の書いたゲームシナリオを紅坂が豪快に笑い飛ばすとこなんて、青臭い頃の自分を振り返りつつ自分の道程を肯定的に受け止めている様でクリエーターとしての矜持を感じる。){/netabare}

また、登場人物にゲームシナリオを演じさせる様な客観的なセリフは、丸戸氏ならではの視聴者へ寄り添う遊び心があってユニークでした。

《作画》

テレビ版から背景も含め綺麗な作画で、挟まれるパステルチックなカットもお洒落。
そして本シリーズでは何と言っても、アイラインのカラーが特徴の女子キャラの描写に力が入ってます。
弾力感が伝わる肉感的な体のライン、あざと過ぎる可愛い仕草やエロいポーズをふんだんに描く事で萌えに徹してます。
かがんで見せるたわわな胸の谷間、テーブル下で絡み合う脚線美・・フェチなアングルも堪りません。
アニメと無縁の女性に鑑賞させたらセクハラになります♪

《音楽》

春奈るなさんの主題歌を初め、声優さん達の劇中歌も多く、ヒロイン達の恋心を盛り上げてます。
エンドロールの挿入歌に「ラブ・ストーリーは突然に」とあり、いつ流れた?と思ったら・・・オッサン世代へのサービス♪

《特筆声優さん》

今回の劇場版ではメインヒロイン役、安野希世乃さんの透明感のあるクリスタルボイスにキュンキュンさせられました。
安野さんは歌も上手いですね。今作の挿入歌も良かったし先日まで放送の「ソウナンですか?」のEDも好き♪

《キャラ》

よく泣く主人公は、女々しく感じ好きになれませんでした(同じオタクとしての妬みか^^;)が、ヒロイン達には制作スタッフの思惑どおりブヒブヒと鳴かせていただけました。

以下は萌えブタのネタバレ鳴き(見苦しいのでお許しを)
{netabare}
スカイプでの会話で「とっくにフラグは立ってる」(2期終盤の坂道での二人を見てる視聴者への完全表明)にまず、
ブヒー♪

ホームでただの手つなぎから恋人つなぎに!
ブヒブヒブヒー

誕生日デートの約束に「どうなっても、し~らないよ~♪」
ブヒブヒー

名前呼びを指摘されて
「それのどこが悪いの!」
倫也以外にも♭じゃない態度露出で、
ブヒブヒブヒー

2人の初めてのキスシーン
「タイミングがずれただけだよ」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー
「「いっせーの!」」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒーヒーヒーヒーヒー

「私の事、好きだった~?!!」のエリリにも、ブヒブヒブヒブヒブヒー(泣)
(ちなみに1期では私、エリリ推しでした(^^;) エリリと詩羽先輩の、二人が居たからこその恋の引き際も、切なくも素晴らしい魅せ方でした!)

ラストのエンディング曲中
「あなたが望むメインヒロインになれたかな?」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒ悶絶ー

正直オマケパートは折角の余韻が冷める蛇足だと感じましたが、クールダウンしたのは良かったかも知れません。
あのまま直ぐ映画館を出てたらどんな顔をしてたやら
(*^^*)

「回収しとくね♪」のキスにも
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー♪{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

77.1 7 妄想でラブコメなアニメランキング7位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (495)
2339人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子と勉強とは羨ましいものだな

理系の天才で文系は全然できないのに文系を目指す緒方理珠と文系の天才で理系は全然できないのに理系を目指す古橋文乃、スポーツ得意だが勉強はからきしの武元うるか、さらに真冬先生は医学部目指して浪人中だが、理科が苦手な小美浪あすみとかと主人公唯我成幸がお勉強。

正直言ってこんな状況羨ましすぎる。ということで見始めはかなりイライラしつつも段々このハーレムに慣れてきて完走に至った。やっぱり面白かった。あすみが今のところ推し。やっぱりうるかも捨てがたい。

最初は緒方理珠にイラついてしまったのだが。単純に文系科目苦手なだけなら分からんでもないけど{netabare}人間の感情興味なさそうなのに、心理学を専行したいとはこれ如何に。{/netabare}
その他だと運動出来れば勉強できなくてもいいとかいう風潮は僕嫌いです。両方しっかりできてこそ。というか日本は運動部が無駄に練習しすぎなのが問題だろうけど。
あと苦手な科目があるほうの進路を選びたい気持ちは分からんでもないけど、苦手科目の負担が軽いところ選ぶとかもう少し工夫あるのでは?高校3年生で数学Ⅰ・Aできないのは致命的。理系全振りは文系全振りより人間的に大丈夫か心配になる(偏見)

2期あるらしいので、見るつもり。やっぱりどうなるのか気になる。


OP
セイシュンゼミナール 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)]
ED
Never Give It Up!! 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)
OPはこだまさおり作詞で安定してる。主題歌は聞けば聞くほど心地よい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった 学園きっての天才美少女たち!完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!?個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走!勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

1. 天才と[X]は表裏一体である
一ノ瀬学園には文系の古橋文乃、理系の緒方理珠という2人の天才が存在する。そんな彼女らを後目に「特別VIP推薦」を目指す秀才・唯我成幸。彼は推薦の条件として、文乃と理珠が志望校に合格するための「教育係」を命じられる。教育係となった成幸だが、文乃は理系、理珠は文系という才能と正反対の志望に困惑! さらに彼女らの苦手科目の実力たるや、点数が一桁という散々な状態!! 成幸は進路変更を助言するが…!?

2. 魚心あれば、天才に[X]心あり
成幸の中学の頃からの友人で、将来を期待される水泳の天才・武元うるか。スポーツ推薦を志望する彼女だが、学業がまったく手についておらず推薦自体が危ぶまれる状態! 成幸は学園長に命じられ、うるかの勉強も見ることに。 勉強を嫌がるうるかだが、成幸が教育係と聞いて急に張り切り出す! 実はうるかは中学時代から、自分を認めて助けてくれる成幸に恋していたのだ。文乃たちを意識して、うるかは密かに闘志を燃やす!!

3. 天才は[X]にも心通ずるものと知る
中間テストを前に、成幸の教育係としての成果が試されようとしていた。自分たちの成績が上がらないと教育係が変わってしまう…成幸に続けて欲しい文乃たちは、テスト勉強にさらに意欲を高める!後日、成幸は理珠に頼まれて彼女の家が経営する「緒方うどん」を訪れる。店を離れることができない理珠の勉強を見るためだ。不安な自分を優しく励ましてくれる成幸に、頬が赤らむのを感じる理珠。そして試験当日、予期せぬ問題が理珠を襲う…!?

4. 彼女が天才に望むもの即ち[X]である
ここ最近、急に体重が増えてしまった文乃はダイエットを決意! しかしお菓子を勧めるうるか、うどんを差し入れる理珠など、学校には太る要因がいっぱい。空腹をこらえる姿を心配する成幸に、文乃は「触って確かめて」とお腹を差し出して…!? そんな中、自習中の理珠の前に現れた白衣の女生徒。自称・理珠のライバルの関城紗和子だ。彼女は理珠が文系を志す理由を成幸が好きだからと誤解し、理珠の恋心を試そうとするが…。

5. 林間の天才は[X]に迷走する
一ノ瀬学園名物・2泊3日の学習強化合宿が始まった。山の合宿所で勉強にはげむ成幸たち。そんな中、理珠は成幸が気になって仕方がない。成幸と文乃たちの楽しそうな様子を見て不機嫌になり、ついには一方的にキレて合宿所を飛び出してしまった!夕方、理珠がいないことを紗和子から聞いた成幸は、理珠を探しに外へ。土砂降りの山中を駆け回り、崖の上に理珠を発見!助けよう手を伸ばす成幸だが、理珠は足を滑らせて…。

6. 天才[X]たちは、かくして勉強ができない
元・教育係の桐須真冬先生に呼び出された成幸は、合宿の山中で理珠とキスしていたことを問い詰められる。生徒指導室のドアの前では、心配した文乃が聞き耳を立てていた。聞こえてきた「不純異性交遊」という言葉を頼りに、文乃たちは入れ替わり立ち替わり成幸の弁護をするが…。真冬との面談から数日後。うるかは成幸が誰かとキスをしたことを知る。落ち込んだうるかは「友達の話」として文乃に悩みを打ち明ける。

7. 前任者の秘匿領域は[X]な有様である
校舎裏で成幸と話す中、文乃はバランスを崩して成幸に抱きついてしまった。その背後には険悪な目つきの理珠が!成幸が好きな理珠を怒らせてしまったと慌てる文乃。文乃はさっきのハグをチャラにしようと…?放課後、猫を助けてケガをした真冬を送るため、成幸は彼女の部屋を訪れることに。成幸はそこで真冬の面倒見の良さや、散らかし放題でだらしない私生活など、怖い先生の意外な一面を知ることに。

8. 天才の一挙手一投足は時に[X]を翻弄する
福引でスマホを手に入れた成幸は、辞書やスケジュール管理アプリで勉強に活用しようと大張り切り。さらにお風呂での勉強が効果的であることを知り、さっそく実践することに。邪魔が入らず防水スマホで調べものも楽!お風呂での勉強がすっかり気に入った成幸。しかし操作を間違えて文乃にメッセージを送ったり、理珠に電話をかけたりと大騒ぎ。入浴中のうるかにつながった際は、うるかが間違ってビデオ通話設定にしてしまい…!?

9. 禁断の地にて彼は、[X]が為奮闘する
真冬のマンションの前を通りかかった成幸は、彼女に呼び止められて部屋に招かれる。部屋にゴキブリが出たとのことだ。入ってみると、以前と同様に散らかりまくった酷い惨状…。ゴキブリを駆除するまでと引き留められる成幸だが、そこに出前で理珠が訪れた!成幸と真冬の関係を誤解してか、理珠はふくれっ面で部屋に居座ってしまう。理珠と真冬を仲直りさせようと、成幸は理珠の好きなカードゲームで遊ぼうと提案する。

10. かの新天地にて迷える子羊は[X]と邂逅する
教育係のご褒美として、予備校の夏期講習を受けることになった成幸。自分の成績のために意気込む成幸は、そこで学園OGの浪人生・小美浪あすみと出会う。そして予備校の帰り、道に迷った成幸は店の呼び込みに引っ張られてメイド喫茶に入ってしまう。慌てて出ようとする成幸の前に、人気No.1の「ピクシーメイド・あしゅみぃ」が登場。可愛くポーズを取る小柄なそのメイドは、予備校で出会ったあすみ先輩だった…!?

11. 威厳ある先任者は時に[X]にかしづく
夜の繁華街。真冬はいかがわしい店に入ろうとする成幸を見つけて呼び止める。そこは真冬の元・教え子のあすみがバイトするメイド喫茶だった。店内で成幸を注意する真冬だが、事故で店員にケガをさせてしまった!彼女は代わり働くことを申し出るが…!?。成幸の心配通り、ドジっ娘メイド・真冬は失敗の連続。そんな自分を前向きにフォローする成幸に、真冬は優しさを感じる。そして真冬が彼に告げた言葉とは-。

12. 天才は時に[X]をともに分かち追懐する
うるかと気まずくなった成幸から、「友達の話」として相談を受ける文乃。直後、今度はうるかからも同じ悩みを打ち明けられる。文乃は彼らに、思い切って2人で話し合うよう助言する。後日、湖畔のベンチに並ぶ成幸とうるか。しかし緊張のあまり、会話は早々に途切れてしまう。変装して見守っていた文乃は、2人それぞれにスマホから助言を送る。しかし文乃が提案する話題は、ことごとく場の空気を重くしていき…!?

13. 天才の目に天の光はすべて[X]である
お祭りを訪れた成幸は、会場で出会ったうるかと屋台を回ったり、理珠の出前を手伝ったり、ケガをした真冬をあすみの父の救護テントに連れて行ったりと、相も変わらず世話焼きで大忙し。さらには迷子の子供のために駆けずり回ることに…。結局、人の世話で帰りの終電を逃してしまった成幸。そこに星空を眺めて時間を忘れてしまった文乃が現れた。帰りの手段がなく途方に暮れる2人は、旅館の明かりを前に--。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

天才 VS 勉強方法! さて、『X(エックス)』の『解』は如何に!?

他社ですが『五等分○花嫁』と設定が似てる部分がありますね。どっちもヒロイン5人…
ま、作者同士が交流あるくらいだし同じジャンルで大体同じくらいの時期に連載になったから『パクリ疑惑』も仕方なかったのかな。

(※2019:7/23追記・ジャンプ本誌で人気投票の間違いを確認。編集部の人に確認。記事は人気投票の結果のとこに記載。)

原作・ジャンプ掲載分全て。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


ちょっと物足りなく感じてしまいました。原作の絵の方が好きだったのでアニメの作画は少し合わなかったです。
同社の作品、『ゆらぎ荘の幽奈さん』と比べるとラッキースケベはソフトな作品なので私はこっちの方が合ってました。ラッキースケベが過度だと少々キツいので(汗)


この作品のテーマは『受験』。なので高校3年生から物語が始まる。
主人公『唯我 成幸(ゆいが なりゆき)』が貧しい家族を楽させたいけど大学には行きたい。しかし『成幸』が通う【一ノ瀬学園】には大学進学に掛かる全ての費用を学校側が負担する【特別VIP推薦】の制度がある。その推薦枠を獲得しようと日夜勉学に励んでいたがある天才達に遅れをとっていた。

ある日推薦審査面談の時に条件付きで推薦を許可される。その条件とは『緒方 理珠(おがた りず)』と『古橋 文乃(ふるはし ふみの)』の2名の教育係になり、2人の志望する大学に合格させること。
理系の天才『緒方』、文系の天才『古橋』、何故この2人の教育係に?と思ったら『緒方』は文系の大学へ、『古橋』は理系の大学への進学を希望。
天才達だから少し教えれば…と思った『成幸』だがそうは問屋が卸さない。
両者の天才は進学したい分野は壊滅的な内容。しかも高校3年生で。『緒方』と『古橋』で教え合えば…と助言したがどちらも天性の感覚でやってるので教えれない、何が分からないのかが分からない。

前途多難ではあるが彼女たちの本気でやりたいことを聞いた『成幸』は彼女たちの希望する進路を尊重しようと奮闘する。
ただそこにスポーツ特待生『武元 うるか(たけもと うるか)(勉強全般苦手)』の面倒をみることになったりや、才女2人の無謀な選択を拒否する『桐須 真冬(きりす まふゆ)※酒に弱い』をどう説得するか、予備校で出会った一ノ瀬学園OGの『小美浪 あすみ(こみなみ あすみ)』と出会い何故か彼氏役になったりなど『成幸』はこれからどうなる!?
…と、簡単ですが。


『成幸』は大変ですね。努力型の秀才タイプだけど天才達に勉強を教える事になろうとは。プレッシャーがパない。が、培ってきた勉強法などが教育方法に生き、教える事に関しては天才肌。
『緒方』と『古橋』は天才タイプなので表現も良かったと思います。天才タイプの方って呼吸する様にその科目や競技などが出来るので教えるのは不向き。しかも割り振りがそこに全振りしてるのか!?ってくらいに他が穴!(例・勉強は出来るが運痴など)

『緒方』は天才タイプ+年相応か少し幼いくらいの子供っぽさがよく表現出来てたと思います。変にムキになったり嫉妬したり、てね。面倒くさいとこが合う合わないがあるのでこのキャラの好き嫌いは別れるでしょうね。

『古橋』は天才タイプ+毒が凄い(笑)
流石は文系の天才、人の心の機微を読むことに長けてるからか悪意のない辛辣な物言いが結構笑えました。口に出す毒も笑えるけど心の声の時の毒も結構楽しめました。…ププ、浴衣。

『武本』はスポーツ万能+勉強苦手。
快活でマイペースで憎めないキャラ。料理や歌が得意で『成幸』と居るとたまに乙女になるとことか結構このキャラを好きになる人は多い様に思います。
ま、『武本』って別に勉強が出来ないって訳じゃなく「苦手意識」が強いイメージがありますね。
プールを使った勉強法では覚えも早かったし本当はかなりの天才かも!?


とまぁ、1期は殆どこの3人が主だったのでこんなもんかな。個人的には『桐須』や『小美浪』のエピソードが好きなので2期に期待。
私個人はこの2人のエピソードが綺麗だったのでこの2人推しです。ここは原作をしっかり表現してほしいなぁ。


因みに↓
第1回人気投票

1位・桐須真冬(5233票)

2位・古橋文乃(4194票)

3位・武本うるか(3552票)

4位・緒方理珠(2421票)

5位・小美浪あすみ(2323票)


第2回人気投票(2019:7/13発売号より)

1位・桐須真冬(14598票)

2位・古橋文乃(3259票)

3位・武本うるか(2980票)

4位・緒方理珠(1803票)

5位・小美浪あすみ(1488票)

です。(残念な事に人気投票欄のとこの『小美浪あすみ』の文字が『小美「波」』と間違っているのはマイナスです!最新号(2019:7/22)でこの事を編集部が何も書いてなかったので2019:7/23にジャンプ編集部に確認したところ間違いであった事を確認。コミックスでは直ると回答を頂きました。)

桐須先生のエピソードやギャップ、文化祭やなぜあの様な教師になったのか、などがこの結果に結びついたのかな?と思います。魅力的な表現もあったし。
しかし第2回は2位と4倍近くの差ってのは凄いな。ちょっとビックリです。


ラブコメ物+ラッキースケベ物としてはソフトタイプなので初心者向けの作品かな?と思います。ラブコメを結構観てる方には物足りなく感じるかなと思います。
あ、CM入る前のアイキャッチは少し笑えます♪

後気になったのは最近では都内や府内の学校等は板書は電子黒板だし検索も出来る。しかも生徒もノートを書かなくなったりデータや黒板を写メするとこが増えてきてます。作品も観た感じ都内の高校ぽかったのでどうかな?って思ったりと。
なのでそこら辺も表現の古さを感じました。


さてさて第2期は10月から。
1期ラストは少々『古橋』がリード?かな。
2期ではサブキャラにも動きがあるので楽しみです!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ、そう言えば作中にあった『古橋』のセリフから少し論文の一つを。…これより書くのは無駄話です。暇な方はどうぞ。

甘い物を食べると集中力アップ!とかストレス減少!とかを『シュガー・ラッシュ』って言うんですがこれをイングランドのワーウィック大学が分析・検証したようです。論文が確か31本だったかな?
で、結論から言うと「効果はほぼ無し!」だったそうです。逆に砂糖を摂ると逆効果の結果が出て砂糖を摂った30分後には疲労感増加、眠気、1時間後には集中力低下を確認。(1,300人検証)
糖尿病やメンタル部分は落ち込ませる原因になる可能性も?ともあります。
ま、セロトニン(幸せホルモン)は感じれるでしょうけどね。

意外と昔から言われてた事が全く根拠が無かったと出てくる論文は面白いなと思いました。(作中のキャラ、科学部部長の関城は知っててほしいな。変な発明はよくしてるし(笑))

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うるかにしてください

お静かに!って意味合いではもちろんございません。
原作は週間少年ジャンプ連載中。いつもながら未読です。

努力型秀才である貧乏男子高校生が、大学進学に係る費用の一切合切を学校に賄ってもらえる “VIP推薦” をエサに同級生女子に勉強を教えるというお話。
主人公男子は貧乏であるにこしたことはありません。トキワ荘以来の伝統芸能です。
同級生女子は二名。得意科目はほぼ満点だが苦手科目はてんでダメというのと、進路希望・将来の夢の観点だと苦手科目を超絶レベルアップさせないと進学もおぼつかないという点が共通する二人です。

 「お勉強」 + 「ラブコメ」

あらすじや第1話からそんな話かなぁという出だしでしたが、これがまた絶妙につまらなかったです。
少し経って{netabare}(第2話){/netabare}からもう一人、武元うるか(CV鈴代紗弓)が投入されて、元からの二人である古橋文乃(CV白石晴香)、緒方理珠(CV富田美憂)の三名体制となり屋台骨が出来たことで好転していきました。

 「ラッキースケベ」 +「ハーレム」 featuring「お勉強」

早々に路線変更です。真面目に言うようなことでもありませんが、、、路線変更です!


実際にお勉強要素の配分が多いまま、まっとうに学力向上を目指す内容でしたら視聴継続はしんどかったでしょう。リアル志向でもエンタメ志向でもなくガバガバの設定でしたので。
・学校側が生徒の学力向上と進路指導の責任を放棄してる時点でOUT!(これ大事)
・文乃と理珠の出来ないっぷり描写にもいろいろ言いたいことはある
設定もそうなんですがいまさら英語の構文や数学の公式にお付き合いするのもなんだかねぇ。

{netabare}「Don't you kiss someone , NARIYUKI?」(6話)
意訳) あんた成り行きでキスまでしたんとちゃう?成幸だけに(嘘)
   {netabare}しかもあんたの名前を音読みしたら・・・きゃーっ(もっと嘘){/netabare} 

これ文法だとanyoneが正解じゃなかったっけ? うるかが必死こいて覚えた構文を頑張って使ってみたけどちょいミスがあってかわいいじゃん、と普通なら思うところなんですが、ここに至るまでに、「この作者(編集含む)は絶対まともに勉強したことなさそうだな」の説得力ない描写が連発してましたので、素直に受け取れません。なお現場ではanyだろうがsomeだろうが通じるっちゃ通じます。{/netabare}


いざラッキースケベハーレムアニメとの立ち位置が固まってしまえば、お作法に則ってすんなり観ることのできる普通の作品でした。
小学校高学年ないし中学入学したての芽生えの時期にお世話になった(かもしれない)少年誌の『お色気マンガ』の佇まいです。

 {netabare}※注)『お色気マンガ』と『エロマンガ』は違うからね。{/netabare}

ヒロインの裸を見たり接触する程度の描写に留まるのが通例で、また、何かしらのトラブルに巻き込まれてサービスカットを披露する「お約束」のアレです。

肉体関係ありの最近のマガジン案件(あれはあれで良い)と違い、こちらジャンプ案件はきちんとお色気止まりにしているのが良いですね。なんとも懐かしい香りがしていて、その雰囲気を楽しむような感覚。
自分の場合このへんのルーツは連載終盤の『やるっきゃ騎士』(※ナイトと読む)でしょうか。
少年の夢と希望とスケベ心が詰まったこういう品は、健全な少年が親に見つからないようにどきどきしながら観てほしいタイプの作品です。


最終話で3か月後の2期放送が発表されました。
私の視聴優先順位としては低いです。少し懐かしい匂いを堪能したところでややお腹いっぱいかしら。自分にとってはそんな位置付けでした。



■オマケ1
どうせなら健全なお色気ものだったらよかったのに。
{netabare}ブラコン妹が登場して、兄のふとんをくんかくんかしてましたが、アニメ向けアレンジでしょうか?
視覚的なお色気どまりだったほうが健全な気がしていて、フェチまで踏み込むと大人向け指数がアップしちゃいます。なんかもったいない。{/netabare}

■オマケ2
球技大会にクレームw
{netabare}自分が高校生の時だったら、和気あいあいの男女混合なんてありえんと思ったでしょう。
勝ちにいきたいのに遠慮が入っちゃうから。クラス対抗ならなおさら負けるわけにはいかないのです。
当方の高校時代は、クラス対抗の雌雄を決するガチ系イベントだったので男女くっきり別れてました。混合だと体力面で劣る女性がやりづらくはなかろうか。イチャコラなんて別途いくらでもできるし。
このアニメに限らずいつも思うのですが、学園ものの校内イベントって文化系の目線で描かれてることが多いですよね。自分が知りえなかった高校生活を疑似体験できるのをもって良しとすればいいのかもしれません。だがしかし、なんとなく腑に落ちないのです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~2019年6月

-----
2020.02.06 追記

後半2クールめのほうが好み。


2019.07.02 初稿
2020.02.06 追記
2020.07.24 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 59

82.0 8 妄想でラブコメなアニメランキング8位
これはゾンビですか? OF THE DEAD(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1881)
11409人が棚に入れました
銀髪の不思議な少女・ユーと出会ったことで殺人事件に巻き込まれゾンビとして蘇った主人公、相川歩の巻き込まれ型ゾンビ生活を描く。2期のキャッチコピーは「LOVE250%増量! 今度は学園だ!!」。「妄想ユー」の起用は継続されており、今作ではCパートでの「妄想ユー劇場」で妄想ユー達とユー本人による掛け合いが展開される。

声優・キャラクター
間島淳司、野水伊織、月宮みどり、日笠陽子、金元寿子、吉野裕行、清水愛、下屋則子、山口理恵、美名、喜多丘千陽、生天目仁美

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

科学って本当に正しいの?

シュールさが武器のこの作品は多分原作または一期を視聴していない限り理解できないと思います。
物語自体は全然難しくないのですが、所々出てくる本編の内容が分からないと面白みが半減しますので、やはり原作を読むOR一期を視聴して貰いたいです。

☆物語
物語は殆ど内容がありませんでしたが、キャラそれぞれの特色を使って展開する物語はどのアニメにも無い独創性を醸し出していました。この作品で一番に評価するべきはその「独創性」です。
やっぱり斬新な作品って良いですよね、特にアニメを沢山見てきた人には。

☆キャラクター
キャラは魔装少女、冥界の住人、吸血忍者の家系、ゾンビなどランダムです。
まぁツッコムところは沢山ありますが、そこを気にしては元も子も無いのでスルーして頂きたい。口調やセリフ、また外見なども特徴的で覚えやすいし、物語の流れも分かりやすくしています。

☆声優
各キャラクターの特色を生かす、まさに適材適所といったところでしょうか。
この作品が面白く感じる一つの理由としてこの声優という要素は欠かせそうにありませんね。
ちなみに、ユウの声優が豪華すぎて、笑うしかありませんねw

☆作画&音楽
一期と同じくハチャメチャなところはそれらしい、また真面目なところはその雰囲気に適した音楽と作画を展開してくれていたと思います。



この物語は一見非常にシュールで「ありえね~だろ~!」と思うかもしれませんが、実際この様な現状がこの世の中にあるかもしれないという可能性を我々は否定することはできません。

そう考えると、この秩序や規則というものを真っ向から無視した物語にもある種のメッセージや視聴者の考え方によっては意味あるアニメになるのではないでしょうか。


まず、この物語、実はちゃんとした設定があるんだよ~ってところから話を始めましょうか。
メガロだったり魔装少女だったりと色々な生物が登場してますが、これらは一つの起源に帰します。

冥界とヴィリエの戦争です。

セブンスアビスというグループが存在した時代から冥界とヴィリエの戦争は続いています。冥界側のセブンスアビス(ユー、夜の王、ネビロス、etc.)とヴィリエ側の魔装少女達が争っていた時に色々問題が起き、冥界側が新しい戦力として開発したのがメガロ。
吸血忍者はと言うと、その長がヴィリエと非常に濃い関係にあって話の辻褄があっているということです。

この作品のこういったバックグラウンドは色んなところからも発見できます。いい例が魔装少女の変身呪文「ノモブヨ、ヲシ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デーリブラ」です。
逆から読むと「ラブリーでチャーミングだけど私は死を呼ぶ者」となり、ユーのことを示すことになります。
このことは冥界とヴィリエの深い関係を示します。

ということで、一応のレベルですが、ちょっとした設定はあります。不思議な世界観にはその世界観なりのルールがあるということです。


で、先ほど述べたように、この摩訶不思議な世界を我々は完全に現実世界の中でも否定することができません。
むしろ、肯定的な立場を取る方が良いと私は思います。

私は何人か自分が宇宙人だと信じて疑わない友達や知り合いが何人かいます。
彼らを安直に「痛痛しい」「馬鹿げてる」と否定することは簡単です。しかし、彼らと実際に話してみるととても面白い価値観や視点を持っていて勉強になります。

私たちは「科学」という固定概念に縛られていると言っても過言ではありませんよね。
科学は常に正しいからっと思ってるそこのあなた!誰がそんなことをいつ言いましたか?

人間は数値化された、目に見えるものを信用する傾向があります。

しかし、「新しい多神論」の著者であるデイヴィッド・ミラーは序章でこのように説いています。

「科学技術の出現と新しい黄金時代の到来とともに、新しい、そして人を窒息させる一神論という大きな危険が存在しています。科学技術は西洋の一神論というゆりかごの中で生まれました。そしてそれは、発達するにつれてどんどん階層的構造をとるようになり、複雑な問題を解決する際に、唯一の答えを求めるようとするのです。キリスト教の一神論的な神と、現代社会のおけるコンピューターの一神論とは密接に結びついています。黄金時代に終わりがくることと関連した恐れや不安に伴って、人々は、今やこの新しい、息詰まるような一方向的志向の形式に、とりわけやられてしまいやすくなっているのです」

重要なのは「キリスト教の一神論的な神と、現代社会のおけるコンピューターの一神論とは密接に結びついています。」というセンテンスです。
現代人は一つの科学的回答だけが答えだと思っている傾向があります。

しかし、科学だって万能ではありません。科学でも証明できないことは沢山あります。例えば「神は存在するか?」という議題。
科学的に神の存在を否定するにはまず、その存在を一度肯定しなければいけません。
神はこういう理由で存在することが出来るけど、こういった理由で存在できない、という風に。
存在が肯定できないのに、否定はできません。
で、肝心の神の存在を科学的根拠の基づいて証明できるかというと、これが不可能。だから神の存在の有無については科学では表せない。

こういった曖昧だが、大きな議題というものはそこらじゅうにあります。哲学的内容は特にそうですね。

一度本編に戻って考えてみると、この世界観というのは魔力で人間の記憶を改竄する、というものでした。
あ~そんなのムリムリ、なんて全否定しないで一度考えてみたらどうでしょうか。

もし、人々の記憶を改竄できて、周りの被害も魔法という未知の力で修復できるとしたら、一応我々がそんな世界が存在しても気付かないという辻褄が合いますね。

まぁ勿論この作品は色々ツッコムところがあるので(ゾンビとか)現実的に有り得ないのは分かります。
しかし、この物語自体を科学的でないから、という理由から否定するのは少し間違っていると思います。
人間はもっと「右肩上がりの経済成長」などという一方向思考に縛られず、宗教を信仰している信者達の様にスピリチュアルなものを感じ取る必要があるのかもしれません。

そういう思考を持つと、この作品が我々が認識する現実というものの不安定さを表現しているとも言えます。
仏教的に言えば、現実とは我々自我が集結して作り上げた一種の空想的世界だそうです。これは「自我の存在」を「認識」によって肯定するからであるのですが、こういった別の視点から世界を見ると如何に己が固定概念に縛られているかが分かります。

ということで、このシュールが伝える独創性に満ちた物語はある種の固定概念の打破に繫がるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「しゃー無しだ!」

この作品は、「これはゾンビですか?」の2期に相当する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

両親が世界各地を転々と旅行している事から、主人公の歩は一人暮らし・・・でも両親のいない間に歩がゾンビになってユーが同居を始め、魔装少女になってハルナが居座り、吸血忍者の一族のゴタゴタからセラが居候となる・・・1期ではやや外乱もありましたが、個々のキャラが歩の家に定着するまでが丁寧に描かれていました。

それでも2期ともなると、様々な伏線がどの様に回収されるかが気になるところです。
ユーにとって唯一無二の居場所となるのか・・・
ハルナの魔力は回復するのか・・・
セラは任務を遂行する事ができるのか・・・
個人的に頑張って欲しい友紀(とものり)の立ち位置は前進するのか・・・

シリアス一辺倒でもなければお笑い一直線でもないそれぞれが越妙なバランスのうえで成立しているこの物語・・・
完走して振り返ってみると・・・個人的に気になる伏線はほぼ回収されなかったように思います。
いえ・・・むしろ登場人物が増えて話が複雑化した・・・と言った方が正しいかもしれません。

唯一進展が感じられたのは、歩の家に固まる4人の結束がこれまで以上に深まったこと・・・くらいでしょうか。

ハルナ・・・感情が全身から溢れている彼女は歩の一挙手一投足に全力で一喜一憂・・・
ツンデレ設定ですが、あまりにも多種多様なデレ方をするので、ツンの方の威力は1期よりは確実に弱まっているように思います・・・でも、それが彼女の魅力なんだと思います。
もともと「助けたい」とか「親身になりたい」といった純粋な動機で動いている彼女・・・今期の中で一推しのキャラでした^^

ユー・・・筆談でのやり取りは相変わらず・・・でも1期より感情がだいぶ表に出るようになった上、自らの意志で歩の家におけるみんなの関係を守ろうとするところなんかは、この場所を本当に大切だと思っている気持ちの表れなんだと思います。
言葉数が少ないですが、表情と行動から本心が伝わってくるキャラ・・・可愛らしさで言ったらこの作品の中でも群を抜いていると思います。

セラ・・・は相変わらずですが、その不変が彼女らしさなのだと思います。1期では歩の事を「クソ虫」と罵倒し続け・・・その基本的姿勢は2期も変わりませんが、言葉の持つトゲはだいぶ減ったんじゃないかと思います。
それに歩の挙動不審な態度には確実にツッコミを入れるし・・・セラの中における歩の存在が着実に大きくなっているんだろうなぁ・・・と思います。

歩家の同居メンバーはこんな感じですが、1期同様この2期でも気になるヒロインが存在しました。
1期では友紀(トモノリ)でしたが、2期はサラスが気になる存在でした。
主人公のお尻に惚れて「マイダーリン」呼ばわり・・・そして悔しいですが彼女の仕草・・・これが抜群に可愛らしいんです(//∇//)
黒髪ロングの美少女キャラ・・・鉄板ですが気持ちはクラクラです(//∇//)

2期で一気に株を上げたキャラ・・・賛否あると思いますが、私の中では京子ちゃんでした。
1期では身勝手な考えと立ち振る舞いにイラッとしましたが・・・2期でやっと本音を伝えられた場面・・・
状況とシチュエーションは恐らく最悪・・・でもこうする事でしか本当の思いを伝えられない事を彼女は知っていたから・・・この先彼女の前に広がる果てしない闇・・・その闇に足を踏み入れる前に勇気を出す事が出来て本当に良かったと思います。

オープニングテーマは、野水いおりさんの「*** パショナート」
エンディングテーマは、山口理恵さんの「恋のビギナーなんです (T_T)」
1期の時も思いましたが、オープニングの野水さんの曲が格好良すぎです^^

1クール10話の作品でした。2期を完走して一番不思議な事・・・それは、物語が中途半端なところで終わっている事です。
原作のストックが無いから・・・?
それとも大人の事情・・・?
今たくさんのアニメが放送されていますが、この作品の3期だったら間違いなく人気出そうなのに・・・^^;
ここは大人しく続編の情報を待ちますか・・・^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは賛美ですか? いいえ、普通のレビューです

これゾン1期目で 夜の王 を退けて、一応、平和になった後の物語。

1期目での主要人物である 相川歩、ユークリウッド・ヘルサイズ、ハルナ、セラフィム の他に
1期目ではサブキャラの様な扱いを受けていた 織戸闘莉王(おりと とぅーりお)、平松妙子(ひらまつ たえこ)、三原かなみ(みはら かなみ)、アンダーソン等の相川と同じクラスの人物、
サラスバティ、メイル・シュトローム(=トモノリ)等の吸血忍者、
アリエル(=大先生)、京子(きょうこ)等のハルナと同じ魔装少女の世界の人物、
2期目から登場した 相川曰く「妖精さん」ことクリス、クリスに対抗できる強い力を持つネグレリア・ネビロスなど表に出る登場人物が増えて、益々、混沌……ではなく面白い状態になります。

どのキャラも個性が強いです。
人物が増えると目立たなくなるキャラもいるのですが、本作品だったら心配いらないかな。

1期目ではシリアスなバトルシーンとラブコメの場面が混在していました。
本作品でも同じように混在していますが、ラブコメのコメディー要素が多くなった気がします。

サラスの歌のバックで踊るトモノリとハルナの呪いの踊り、ユーの治療のために様々な事を試した相川の行為、メイド喫茶での戦い(?)、相川が変身した魔装少女のコスチュームの記憶が消せなくなる事など 笑いの要素がふんだんに出てきます。
……やはり、コメディー要素は増えています^^

次回予告の妄想ユーが複数人になりパワーアップ。
ユーがデレるシーンが多いので、ユーが好きな人には満足できると思います。
心の弱い相川の精神力は……{netabare}変態さんですねw{/netabare}

『これゾン』に対して何を楽しみにするのかは人によって違うと思います。
バカバカしい笑いが苦手な人には敬遠されると思いますが、自分はラブコメ作品が好きなので本作品を楽しめました。

最後に登場した謎の人物の他にも解決しない事が多くあるので、本作品(2期目)が10話で終わってしまった事に関しては残念でなりません。
物好きだと思われるかもしれませんが、いづれ時期が来たら続編があると期待しています。
期待するのは”しゃーなしだ!”という事です。
とりあえず、がんもなどの おでん を突きながら気長に待ってみます。

いい加減、席替えをしないと相川の体がカサカサになりすぎて もたないと心配してしまいます。
ネタの1つだと分かっているのですが、毎度、直射日光を浴びていますから^^
お笑いでいうところの”天丼”というやつですね。

1期目を観ていないとゾンビや魔装少女などの設定が分かりませんが、設定が分からなくてもバカバカしい……ではなく面白い作品です。


OP曲
「***パッショナート」
歌 野水いおり

ED曲
「恋のビギナーなんです(T_T)」
歌 山口理恵

両方ともロック調の曲。
ボーカルがメインなのでしょうが、曲の構成がバランスいいので、聴いていて心地いい曲です。
OPではギターのリフ(※1)、ドラムのドコドコドコというような叩き方、キンキンとした音を使ったキーボード、要所で出てくるコーラスなどが印象に残ります。
EDではOPの良い要素の他にもチョッパーベース(※2)を使っています。
自分の中では両曲とも好きな部類に入ります。

※1…リフレインの事。同じ旋律を繰り返す事によって生まれる音。簡単に言うとザクザクというようなギターの音色。

※2…ベースの弦を親指の腹で叩くような演奏法。ベンベーンというような独特の音がでます。


ちなみにアルコールランプに使われているメチルアルコールを飲むと失明する危険があるので、良い子のみなさんはマネをしないで下さい。
未成年はお酒が飲めない事になっているので、心配は無いと思いますが^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

94.0 9 妄想でラブコメなアニメランキング9位
エロマンガ先生(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1827)
9215人が棚に入れました
高校生兼ライトノベル作家である主人公和泉正宗には、引きこもりの妹和泉紗霧がいる。一年前に二人は兄妹となったのだが、妹はまったく部屋から出てこないほど徹底した引きこもりである。

ある日和泉正宗は、担当イラストレーターエロマンガ先生が自分の妹であることに気づき……。


声優・キャラクター
藤田茜、松岡禎丞、高橋未奈美、大西沙織、木戸衣吹、石川由依、小松未可子、島﨑信長
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

10話で断念

2話まで視聴
編集ってそれで儲けられるのであるなら子供のお守りもせにゃならんのか…大変だなぁ。

8話までの感想
{netabare}原作未読、原作者が同じらしい俺妹はアニメも見てません、ってことで色眼鏡無しに見れるかなー?と思ったけどそうは行かなかったっぽい。
同期放送のアニメに覆面系ノイズって作品があるため…ってその件は後で話します。

きっとここ(アニコレ)では絶賛されてるんだろうなーと感想をざっと見てみたら、辛うじて否定的な感想もいくつかありました。
その中でで目に付くのは「ご都合主義」って点。
これは自分も感じてる…っていうより自分が感じた印象の根幹を分析するとそこに行き着くんだろうなぁ。

中高生を子供と呼ぶのは適してるかどうか不明だけど、とりあえず社会人と区別するために子供と呼称すると──
イラスト描くのも小説書くのも子供、ライバルの小説家も子供で書店の店員も子供。
別に子供しか出てこないのが悪いということではなく、それに対し扱う題材が噛み合ってないと自分は感じる。
この作品は全国に販売されてるハズのラノベを題材としてる以上、大人も関わってるハズで、それが出ないとどうにも違和感が…。
そして、この違和感を違和感なく受け入れる理屈…理屈といっても実際は無意識に行われてることなんだけど、自分的にはどうにもトゥルーマンショーに帰結させる傾向があるっぽい。
要は「大人の用意した舞台の上で踊らされる子供を観察してる世界」って感じの設定を補完してしまう。
違和感、言い換えれば不快感に対する防衛本能で、反射的にそう思ってしまうんですよね自分は。
「この理屈なら違和感無いぞ」ってね。
実はラノベのカテゴリーに高校生部門とかあるのかね、そうであるなら問題ないんだけどねぇ。

一応OPで大人キャラ(だよね?)が出てるので、早く本編に出ないかなーと思いつつ見てるのだけど、なっかなか出てこないですね。
そして見てるうちに段々と気持ち悪さが加速してるような?
つかこれ、こどもの時間(アニメはどこまでやったか知らんけど原作の)の九重家みたいなもんでしょ。
誰か児童相談所に通報しようよ、親が見たら泣くぞ。
そういうシリアスに見るもんじゃないってのは分かるけど、仕事で大人の世界に首突っ込んでる以上、その言い分は自分にはどうにも受け付けられない。
妹が兄に好意を寄せるのも、結局それは「他に男知らんからでしょ?」という考えが先に立ってしまい、見てて虚しさが…。
ヲタは美少女を閉じ込めて自分以外の男に会わせないでいるとホっとするんでしょ、と言われてるみたいでなぁ…いやぁそれはちょっと。
それと作家とファンってテーマとしてはミザリーが頭をよぎるけど、そっち方向に行ってもおかしくない状況になっていってるような?
誰がミザリー役でも当てはまる。
なーんかふわっふわの綿菓子で首を絞められてるというか、善意で舗装された地獄への道を歩んでるというか、なんかこええッスよ。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}やっとOPで出てる大人キャラ出たー、と思ったら同類か…。
それ以上に声が子安じゃなかったことに驚いたのはナイショだ。
それと身内に「亡くなる」にはちょっと違和感…だけど、お父様お母様言ってるしまぁいいのか…小説家だけど。
あとモテる女性は普段から告白され慣れてるのか、自らが惚れた男性に告白することは無く如何に告白させるかに拘るとかナンとか。

ってか、結局山田家も家族ぐるみで児童虐待か…。
文筆業は労基の埒外だから気にされないけど、もし勤務時間が明確に分かる業種であるなら児童福祉違反に当たると思う、エルフはまだ義務教育でしょ?
って、自分はマンガ・アニメがPTAなどから不条理な誹りを受けてきたのを嫌という程見てきた世代なので、アニメファンである自分は決してPTAのようなことは言うまいと心に誓ってはいるんだけどさ。
(なのでBPOに通報だー、BPOに注意されたから○○だー、児ポ法違反だーと言うのは大嫌いです、お前PTAの回し者かよと)
だた問題は、よくないことを善しとして書いちゃうのはどうなんかなー、と。

以下話はズレます、ってか多分に自分語りをしてしまうけど、見る人それぞれがこれまでどんなものを見聞きしてきたかで目の前の作品の評価が変わるので…ってことでご容赦を。

{netabare}同作者の俺妹は見てないと↑で書いたのですが、正確には最初の何話かくらいは見ました。
そこでも同じ構図というか、似た現象はありまして…18際未満が18禁エロゲーにハマるって点ね。
これって未成年者の飲酒・喫煙シーンと同じようなモノで、フィクションなんだし別に構わんだろとは思うものの、それを作品として発表することでまーた規制派に餌を与えることになるんじゃないかなーとヒヤっとした記憶があります。
大昔無修正が普通だったパソゲがモザ入れなきゃならなくなった事件とか、コンプティーク出してる角川が知らないハズないので。
それプラス、そのことを悪いこととして描いてない(むしろ是として描いてた)のに呆れて自分は見なくなってしまったワケだけど。
でもって次の作品?のエロマンガ先生でもそういうことをやっていて、ああこの作者はそういったギリギリのラインを攻めるのが作風なのねーと解釈しました。

また、妹ネタ…特に角川系に多い気がするのだけど、これに関しては石原都政に対する当てつけなんじゃないかなー?と思ってたり。
こういう場(アニコレ)を覗いてて知らない人は居ないと思うけど、かつて石原都知事が青少年健全育成条例の改正をしようとして、それに反対する出版社とで大揉めし、特に角川はTAFの当てつけでアニメコンテンツエキスポを開催したりと、かなり派手に反対してたのは記憶に新しいかと。
で、結局石原の行った条例改正箇所は「近親相姦賛美はアカン(小説は除く)」ってところで落ち着いたワケだけど、それを煽るために角川は必死に近親相姦ネタを繰り返してるんじゃないかなーと思ったり。

更に時代は遡り石原以前にも規制強化の動きがあった頃(年代までは覚えてないなぁ)、反対派が撒いたビラに描かれてた一枚イラストを今も鮮明に覚えてます。
鎌やんって人の描いた「健全育成健全育成とそんなに子供が大事なら檻に閉じ込めて一生外に出すな」って意図のイラストで…実はそれがその…エロマンガ先生の妹と被るんですよねー。

考えすぎと言ってしまえばそれまでだけど、ひょっとしてこの作者、結構表現規制問題に精通してて、特に推進派を皮肉る・煽るのが好きなタイプなんじゃないかなー?と思ったり。
いやぁ、いつ虎の尾を踏むんじゃないかとヒヤヒヤなんですが…。
そう考えるとエロマンガ先生というタイトルも受け取り方が変わる、単にセンセーショナルなワードを選んだだけってことでもないかも?
煽り・皮肉りってどちらかといえば負の感情で決して褒められるものではない、大っぴらに喧伝していいものではない。
世間に対しては恥ずかしいモノであり「読むときは陰で隠れてコッソリとね」という思いを込めた優しさなのかも知れない。
たまに「この作品別にエロくねーし、健全だし」といって表に出したがる意見を目にするけど、それはカンベンしてくれと個人的には思ってしまいます、規制推進派を刺激すんなよと。
推進派からしたら「まぁマイノリティが陰でコソコソやってる分には見逃してやるか」って程度なんだからさ…所詮深夜アニメなんてそんなもんだって。{/netabare}


ところで、↑でも書いた違和感を違和感でなくするために防衛行動として納得のいく設定を補完する、だけど、それの延長で「じゃあどこがどうだったら受け入れられたか」を考えてみた。
なんかグチグチ文句書いちゃったけど、その考えをわざわざしようって思い至ったのはそれだけ評価してると思って頂けたら幸い。
んで、ひとつ思いつきました、妹がキレイ過ぎるんだ。
別に不潔にしろとかブスにしろってことではなく、その生活でいながらその見てくれはないだろう、って意識が働いてるっぽい。
どうしてもそこで嘘くさい、実は児童虐待と大して変わらないのに目を背けてる、都合がよすぎるってのが鼻につくのかも。
そうさね…妹のビジュアルを“私がモテないのはどう考えても~”のもこっちだったら…ひょっとしたら自分はハマってたかも知れない。
個人的にもこっち好きなのもあるけど、引きこもりでずっとモニターと睨めっこしてるのなら目の下にクマくらいあって然るべきだろう、と。
病弱で寝たきりなら食事も病人食だろうし食も細いんだろうな~って補正がかかるけど、普通の人間と同じ食事をとってマトモに運動してないのなら(しかも成長期)もっと不健康な体になるだろう、と。
手足細くてアバラも浮き出てるのにハラだけ出てるとか。
引きこもりやってると色々ヤバいっすよって兆候が見える見てくれだったら、多分それ以外の「これ変だよなー」って部分は気にならなくなるかと。
う~ん、そういうビジュアルでも可愛く描けると思うんだがのう。
むしろそんな妹でも愛せるか?って方のが話も盛り上がるような…主人公の決意にも説得力が増すような?

とりあえず「ああ、そうすれば(自分的には)良かったのか」と勝手に思いついて勝手に納得して勝手に評価がちょっと上がりました、惜しいって意味でね。{/netabare}

10話で断念
↑であれこれ書いてきたけど、10話までで視聴断念することにしました。
{netabare}OPで居た「大人」がどう振舞うかを期待して見続けたけど、同じ穴の貉だったし、もういいかなぁ、と。
ってかやっぱねぇ…引きこもりの妹を外に出すために悪戦苦闘する話ならまだしも、引きこもりでもいいんだってノリで進められると、ちょっと…。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

赤緑 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

俺の妹は引きこもりロリ少女 修羅場の無いストレスフリーなハーレムラノベ

ロリ娘たちのお色気とハーレム展開。
『俺妹』のような修羅場はほとんどなくて終始平和な物語。
インパクトは弱めなので、記憶にはあまり残らなそう。
女の子は可愛いので、好みの女の子がいたら観るといいよ。

---

『俺妹』の作者、伏見つかささんの次回作。
原作者とイラストは元より、アニメ化スタッフが一部共通していることと、兄妹ものであること、作風は似ている点などから、どうしても俺妹がちらついてしまうのは仕方ない。
ただ、物語自体は全然違う。


修羅場はなく、基本的に明るい展開でストレスフリーで観られる。

ヒロインたちはロリ系が多い。
俺妹と同じく中学生が多いんだけど、モデルやってたり大人っぽいのに対して、こっちが普通なのかも。
序盤は主人公以外は女性キャラしか出てこない。
が、途中から人数は少ないもののちゃんと男性も出てくる。


あと分かりやすいハーレム展開。THEラノベ。
俺妹は設定こそアレだけど途中までは独自路線だったように見える。途中からテンプレ強くなっていった。
作者さん、ホントはこういう路線をやりたいわけじゃないんじゃないかな。勝手な想像だけどね。商業作家は大変だね。
親が出てこない件については、{netabare}作中ではっきり説明されてないみたいだけど、事故で亡くなったのか? どんな事故かは分からなかったはず。第11話でそれぞれそっくりな親が回想で出てくる{/netabare}。


ハーレムにする根拠には、クリエイター同士の共感、というのが主軸にあるのかな。この辺は『冴えカノ』に似ている。
クリエイター以外のキャラは蚊帳の外な感じがあるし。



主題歌は、まあまあ。
ClariSの曲はまどマギと俺妹1のOPの出来が良すぎてそれ以外はちょっと霞んでしまうんだよね。
でも、OP,EDともに割と印象に残っている。


俺妹のことに触れすぎたかな・・・


-----

≪基本情報≫

ラノベ原作。『俺妹』の作者の次回作のアニメ化作品。
これまたスゴイタイトルだなー。でも名前が長いのは多すぎて却って目立たないからいいんじゃない?

高校生ラノベ作家の主人公。義妹がいる。
1年前に何かがあってから義妹は引きこもり。だが、その義妹は実は・・・


-----

≪視聴状況≫

前情報一切なしだが、俺妹好きなので視聴決定。
リアルタイムで視聴。予備情報なしで観始めた。
第5話までリアルタイムで観てたのだが、6,7で2週遅れ。残りは放映終了後に視聴。


-----

≪総合評価≫

おそらく今の(萌え?)アニメのツボを押さえた作品。
全体のクオリティーも高いと思う。
でも、揺さぶられて引っ張り込まれるような感覚は無かった。
良く言えば平和、悪く言えば単調。
作風が合えば楽しめるのでは。

物語:
前述の通り。

作画:
すごくキレイ!というわけでもないけど、目に見えて悪い点は無かった。
女の子は可愛い。

声優:
特にスゴク良かったり悪かったりは無い。
卑猥な言葉を言わせている。

音楽:
可もなく不可もなく。

キャラ:
めぐみとムラマサ先生がお気に入り。
めぐみはロリだけどビ●チであざとくて可愛い。あまり登場回数が多くなかったのは残念。
ムラマサ先生は着物もいいけど、水着はヤバかった。
紗霧は人気あるみたいだけど変人だから私はちょっと・・・



-----

≪各話の感想≫

{netabare}
▼第1話 - 似てました

俺妹と似ている。
当たり前な話、原作は元より、アニメスタッフもキャラデザの人が同じなどの共通点がいくつかあるようで。

とりわけ、妹がアリエナイ趣味という設定は、前作に似ている点の中でも両作品特有のものでは。


女の子はあざとい可愛さ。
ロリっ娘?は、私はあまり得意ではない。
他にもハーレムっぽい予感がちらほら。
可愛いけど、今のところ「これは」ってのは無い。

まだプロローグ的な話だけでどんな物語になるのか分からない。
次回に期待。


▼第2話 - 羞恥プレイ?

声優さんの、ね。羞恥プレイ。
それにあざとい。委員長、あざとい可愛さ。でもちょっと好きだこういう子。そしてこういうプレイも悪くないな。
巷では紗霧のほうが人気あるのかな? 私は委員長ちゃんの方が好み。

本当に好みなのは、編集者さん(神楽坂さん)の方だが。大人だし。あと中の人的にも。


前回はアリエナイ趣味の設定が似ていると書いたけど、よく考えると前作のリア充であの趣味というインパクトに比べると、今回の妹は非リア(ただし美少女)だからそれほどでもないのか。


登場人物が揃ってきた。やはり男は出ないのね。分かってたけど。
絵が綺麗なので特に女の子が可愛く見えるね。

話はどうなるのかまだ見えないけど続ける。


▼第3話 - 3人目か、1話1ヒロインペースだな

エルフ、これまた色々とベタだなあ。

今回は、原作者の実体験も混ざっているのだろうか。実際、前作でどのくらい儲かったんだろうか(下世話)。


ロリっ子のエロにはいまいち燃えないなあ・・・。


そうだ、全作との共通点で、ClariSが主題歌ってのが抜けてた。歌は前作の1期のが好きだけど、ClariSなのはちょっとうれしい。(中の人も変わってるんだよね。)


次で1巻分の完結だったりする? 続行する。


▼第4話 - たぶん序盤のクライマックス

ラブレター?


▼第5話 - いいドタバタだ

この作者らしいドタバタ劇、特に今回は好みの展開。


OP曲はなんかクセになる。
曲はそうでもないんだけど、やっぱりClariSの声は落ち着くからかな。

お、三石さんチョイ役。


▼第6話 - めぐみんキター

私はロリコンじゃないのだが、なぜかめぐみちゃんはいいなあ。
主人公の発言でビ●チキャラらしいことが分かったが、それでか?

なんか目隠しと、あと・・・これってソフトえ(以下略
でもアレはやりすぎじゃないか? 取っちゃうのは。
P●Aとかに目をつけられそうで怖い。


和装の美少女も来たね。
和服なんだから簡単に脱がすなよ?
(追記:水着回で脱がしてたね・・・でも正直最高だった)


▼第7話

(書き忘れたので無し)


▼第8話

また羞恥プレイっすか。

テレビに、見たことある人出てきた。

シドウ先生、好青年すぎる。他がまともじゃないから特に。

なんか、作画がちょっと変な気がする。
観たの久しぶりだったからかな。

脚本、原作者だったのか。
もしかしてオリジナルエピソード?


▼第9話

エルフ回?

エルフ先生はまだまだ発育途上かなあ。
村正先生はいい感じだ。

なぜか前回からホモネタが定着してきたな。

妹、やはりヘンタイだった。


▼第10話

ムラマサ回?

リゾート編、よかった。
旅行好きだからこういう回は
必然的に評価が上がってしまう。


▼第11話

水着と下着ってどう違うの? 未だによくわからん。
下着は生地が薄いからってのは分かるけど、露出は同じじゃないか?

なんだ、クローンか(違)。
(両方の親子のこと)


秋葉原、ゲー研の人たちらしきキャラが。メルルとかメイド喫茶とかも。
と思ったら、もっと分かりやすい奴らが出てきた。

また原作者の脚本か。
さて、ラストはどうなるんだ?


▼第12話

今回の沙霧は可愛いな。

ちょ、ヤバくないですか!?R18? R15?
●●の位置が違うとか。マサムネは伏字ではなく声に出してる。

おお、最後の最後でめぐみ出てきたー。

ダビデ像、そうきたか。


あっさりした終わり方だなー。
2期確定かな?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

妹愛とハーレム

伏見つかさ原作。今作も妹愛を感じる作品。血が繋がってはいないけれども。さらに、エロゲではなく、エロ漫画。厳密にはちょっとエッチな作画しているっていうだけ。そして、ハーレム。妹にモテるのはまだしも、他の娘にもモテるのはなんでだろうね。

キャラクターはみんな可愛い。飽きずに見られるラブコメだけど、紗霧には少しもやもやしちゃう。2期があれば、見たいとは思う。このまま行けば、俺妹みたいに妹と結ばれる展開かもしれん。

原作者はClarisが好きなのかな。俺妹同様、OPはClaris。ヒトリゴトも良曲。EDはTrySailのadrenalineでテンションが上がる。紗霧の踊りがOP、EDどちらも可愛い。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「妹と開かずの間」
ライトノベル作家で生計を立てる高校生・和泉正宗は、一年間部屋に引きこもっている義理の妹・紗霧と二人きりで暮らしていた。ある日、同じクラスの高砂智恵に、自身の小説の挿絵担当でもある正体不明のイラストレーター「エロマンガ先生」が、ネットで正宗を揶揄していたことを聞かされる。「エロマンガ先生」の動画配信の生放送を観ることになった正宗は、そこで「エロマンガ先生」の正体を知ることとなり――!?

2. 「リア充委員長と不敵な妖精」
和泉家を前触れなく訪れた、紗霧のクラスの委員長・神野めぐみ。彼女の目的は「紗霧を学校に連れていく」ことだった。意気込むめぐみの強引さと、話をする気も無いという紗霧の頑とした態度。両者に挟まれ困惑する正宗だったが、紗霧はどんな娘か?というめぐみの問いに対して、本人が聞いているとも知らずにその思いの丈を語りはじめる――。

3. 「全裸の館と堕落の主(あるじ)」
和泉家の隣に建つ空き家の洋館は、近所で噂の「幽霊屋敷」だった。その窓に白いドレスの幽霊を見たと言い張るめぐみを正宗は気のせいだと一蹴する。しかし紗霧までもが、隣家からピアノの音が聞こえたと言い出す。怖くて絵が描けないという紗霧のため、洋館に乗り込む正宗。そこで正宗は、意外な人物の衝撃的な姿を目にすることとなる――。

4. 「エロマンガ先生」
年下の人気ライトノベル作家・山田エルフの「仕事」を見せてもらったことで彼女と打ち解けた正宗。そんな二人の仲を疑い、やきもちを焼く紗霧に、正宗は自らのある決意を伝える。それは紗霧に自分を本当の兄と認めてもらうため、あるものを題材にしたライトノベルを書くということだった。「究極のラノベ」にするという正宗の言葉に、信じないと言う紗霧。そんな紗霧をよそに、正宗は猛然と作品を書きはじめる――。

5. 「妹とラノベ企画を創ろう」
正宗が書き上げた原稿をきっかけにして、ぎこちないながらも正宗に歩み寄ろうとする紗霧。正宗の鈍感さが仇となり、想いがすれ違う二人だったが、夢への第一歩として、新作を本にするための企画書づくりに取り掛かる。次第に紗霧との共同作業に没頭していく正宗の元に、山田エルフから、一通のメールが届くのだった。その文面は、「助けなさい!いますぐ!」――

6. 「和泉マサムネと一千万部の宿敵」
「和泉ちゃんが好きなものを好きになりたい」 紗霧と友達になるための手掛かりとしてめぐみは自分もライトノベルを好きになろうとする。智恵の協力(?)の甲斐あって、ほどなくライトノベルに夢中になっためぐみ。正宗は彼女に、紗霧に本を借りにくるよう提案する。はじめは面会を断固として拒否する紗霧だったが、彼女は正宗にある条件を出す…。ついにめぐみを部屋に迎え入れた紗霧がとった、驚くべき行動とは

7. 「妹と世界で一番面白い小説」
新作の出版を急く正宗は、担当編集者・神楽坂から提示された小説コンペ「ラノベ天下一武闘会」への参加を即決する。しかしそこに居合わせた大人気作家・千寿ムラマサが同じくコンペ参加を申し出、正宗の前に立ちはだかる。正宗たちの夢を「つまらない夢」と呼び、妨げる彼女に、賭けを持ちかける正宗。エルフの助力を受けつつ、改稿作業に取り組む正宗の元を訪れた意外な人物、それは千寿ムラマサその人だった――。

8. 「夢見る紗霧と夏花火」
「好きな人がいるんだ」 正宗がそう言ってムラマサの告白を断ったと聞き、喜ぶ紗霧。だが不器用な二人の距離は簡単には詰まらない。そんな中、新作の文庫化に向け、泊まり込みの仕事に出掛けて行く正宗と家で一人留守番をすることになる紗霧。二人それぞれに気掛かりなのは、お互いのことと浴衣姿、準備が進む花火大会のこと――。

9. 「妹と妖精の島」
「名付けて『夏の取材&執筆合宿』!」 エルフの思いつきから、南の島へと旅行に行くことになったラノベ作家たち。山田家所有の豪華な別荘に驚きつつも、一同が羽を伸ばすなか、エルフは正宗に、自分の「彼氏役」を務めるよう言いつける。「取材」を言い訳にして、いつにもまして積極的な彼女が、はしゃぐ笑顔の後ろ手に、隠し持つ本心とは――。

10. 和泉マサムネと年下の先輩
山田家の別荘にて、正宗の「お蔵入り小説」を熱心に読むムラマサ。自分の作品を心から好いてくれるムラマサの反応に、正宗も照れながらも嬉しさを隠せない。正宗の提案でその日は仕事をしながら、成り行きで「ムラマサの好きな人」の話題で一同は盛り上がる。変わらぬ恋心を隠しもしないムラマサの、その胸の内で起こっていた変化とは――。


11. 「二人の出会いと未来の兄妹(ふたり)」
合宿から帰宅する正宗。正宗の帰りを喜ぶ紗霧。二人は新作の発売日を迎えることとなる。作品が並ぶ本屋を見に行く道すがら、正宗はタブレット越しの紗霧に小説を書き始めた頃のことを語りはじめる。ある「きっかけ」があって小説にのめり込んだという正宗。同じ頃、登校拒否をしていた紗霧もまた、ある「きっかけ」のおかげで学校に通うようになったのだという。二人の過去と現在を繋いだ、これはその「きっかけ」の話――。

12. 「エロマンガフェスティバル」
正宗と紗霧の新作、『世界で一番可愛い妹』が発売になった。相変わらずお面をかぶって、部屋からの動画配信を続けている紗霧は「ふぇすてぃばる」の幕開けを宣言する。一方、『世界妹』2巻の執筆中にアイデアに詰まった正宗は、紗霧に相談を持ち掛ける。その相談とはなんと、「かわいい妹の、かわいいところが見たいんだ!」――!!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

71.6 10 妄想でラブコメなアニメランキング10位
だから僕は、Hができない。(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (1178)
7453人が棚に入れました
加賀良介はひとよりHへの欲求が強いのが玉に瑕の健全な男子高校生。しかし、なりゆきで契約した死神・リサラによってそのすけべ心(エナジー)は吸い取られ、女の子を見ても張り合いのない日々を暮らしている。雨の日に出会った彼女は強力な霊能力を保有する“特異者”を見つけに人間界へと訪れたのだった。良介はリサラに協力をしているのだが、女の子とひとつ屋根の下に同居するその生活が情熱をエロにかけている良介には耐えられなかった。リサラだけではなくほかの女の子からも迫られ…ては萎むスケベ心。良介は隙を見てはどうにかしてスケベ心を取り戻そうと悶々と過ごすのだった。Hな魂は果たして回復できるのか。

声優・キャラクター
遠藤綾、下野紘、西口杏里沙、石原夏織、福圓美里
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

9話の感想追加

エロ系は後回しでみてたけど、これは・・・はい。エロいですw
ただ主人公がツボにはまりました。流石です、下野さん。
この作品は主人公が気に入るか気に入らないかで大きく評価が分かれそうです。
ストーリーは今後の展開次第っすね。

OP「Reason why XXX」 佐咲紗花(6th Single)
ED「プラチナ17」 yozuca*(20th Single)

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
唐突な妄想シーン…そして何を伝えたいかと。
「知ってるか。女の子の二の腕はおっぱいと同じやわらかさなんだって」
ガルダーブロウグ&私「なにーーー!」
エナジー補充かもしれんがこんな時でもこの発想は…w
{/netabare}
結果的に思惑通りになったって事か…?
イマイチ理解できませぬ(^p^)

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
で。。出落ちエロ。キュールの想い結果的に届いたが
こうまでしないと分からない良介はかっこわるすぎる。

なんであんな簡単に脱出口?があった。鍵しめておけよとw

敵相変わらずグロいなw塔への破壊も躊躇しないとか・・・

落下だと。予想はしていたが・・・(むしろ外出て何したかったんだ)
そしてまさかの謎覚醒!?
異常なエナジー放出?それだけの思いを良介に抱いていた?
特異者って事?ならキュールはどうしてそこに気づけずにいたんだ?!

触手プレイかと思ったら、まさかの鞭プレイw

リサラ母・・・指した先w真顔だしなwww
グラムの真の力=良介のエロは揺ぎないと思うが
伝説の秘宝といいつつ、リサラ母はおそらく剣よりも
キングラムを見ていたような気がしてならないw
{/netabare}
好敵胸(ライバル)とはイリアの胸でなく心が揺れる回だった。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
けつだんりょくが大事なんだ・・・尻弾力
え、こんなのも広辞苑のってるの?
流石に調べてもでてこなかったけど、yahoo知恵袋の回答?がまじツボッたw
ほんとまじバカヤロ!だよw

それにしてもいつもならエナジー切れで裸になるのに
今回切れなかったのはなぜだw
{/netabare}
良介に エロパワーがないと 見所が・・・

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
リ・・・リサラずれすぎだろ・・・落ち込むならちゃんと考えろw

母親の父親の出会い・・・全く同じかー。
って、行くところまでいっちゃったんだよね。てへ。(・ω<)
テヘじゃねーw 良介と違って押しがあるなw
そしてBGM自重www
だから私は、子供ができた。応援ありがとうございました。
もうほんと終わっていいよw

「俺のエロは正義の為の力だったんだー」(下野節)
ほんと前向きな廚二だなwww

きめェ。携帯?通信機・・・?
着信はもっときめぇwww

エナジー無くなる>着衣解けて無くなる。ハイハイいつものワンパターン。
ポーズw・・・特殊能力インビシブルディクショナリー・・・え、ここまでテンプレになるの?w
涙→グラム覚醒。。。
{/netabare}
あれ・・・展開が・・・何だこれ・・・!?
ちょっと見るのが辛くなってきた^^;

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
おい。当たり前のようにどこで拭いてるw

既に縛られてる・・・
既に裸・・・
そして既にエナジー切れ・・・いつも通りだね☆

感じて・・・ね?目でなく、心で感じて・・・。
く、黒の背表紙、金文字、第3版・・・
だ、第3版ってどんだけイメージ出来てるんだよwww

急速エロチャージwww
え、特訓ってこういう事なのかwww
単語だけでここまで妄想できるなんて・・・次元が亜空間すぐるwww

俺の辞書に・・・いや、俺のエロに不可能はなーーーーーい!!
迷言頂きました~

次回紹介自重してくださいwww
{/netabare}
今回わりとストーリーに重要な事が発覚したけど・・・
あれ、内容があると面白さが減るってどういう事・・?w

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
綺麗に整列・・・日本人やなー。

お前の妄想力にほんと脱帽やわ・・・師匠とよびたいw
えぇーーーーー
・・・ですとーーぉーーーー
もっぴゃぁーーぐ。。うぅ。。やわらけぇ・・・うっひゅ。

っしょ・・・

おぉ~・・・ はぁ・・・
うっぉぉおおお・・・うっぉぉおおおおおおおお

キングダム覚醒
俺のキングダムがースパークリングだああああああ
って、構図自重しろwwww

キングダム・・・偽物には反応しないってことか・・・w

まさかの八奇衆が・・・ほんと他のメンツが怖いわw

どっどはぁ・・・詳しくは公式サイトでぇ・・えっへぇーー
{/netabare}
この回で悟った。改めて下野さん高音ボイスが神であると。
ストーリーがはいってこねーwww

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
学園八奇衆って・・・なんだか怪しい展開に。

ッち・・・w

良介乙女っちっくすぐるw

新しい死神キャラ追加~

勝てない事・・・やっぱそこかwww
解説おかしいだろwww

男って悲しい生き物さ・・・
何かっこつけているんだ。言ってる事ひどいぞwww

黒幕(?)登場・・?
なんか構成がワンパターンなのかなこれ。
なんとなくセーラームーンを思い出した。
早く脱却を切に・・・w

{/netabare}
評価更新:物語。作画評価下げ。音楽上げ。


2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
エナジー切れ・・・ウルトラマンより短くないかw

キングダムどんまいwww

パパにも・・・ってもうなんだかw

特異者・・・確かに特異者だろ。こえーよ

エナジー減ると服がなくなっていくのか。

エナジー=キングダムwww
まじですのーw

エナジー=エロで動く(キリッ

次回はもうちょっと内容を頼みます・・・w
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

必殺技、「インビジブルディクショナリー」

ラノベ原作、お決まりのエロ枠。
死神がこっちの世界にきて特異者探すという、ありがちな設定のバトルもの。
序盤は原作どうりですが、途中からアニメオリジナルになっていくストーリーだそうです。
おっぱいの大きくない死神や、おっぱいの大きい死神や、おっぱいの大きい人間や、ロリでおっぱいの大きい死神や・・・色々居て、よくあるハーレムのようですが意外とメインヒロインに軸足を置いています。
主人公がエロい事を感じたり考えたりするパワーが、バトルするうえでのエネルギーとなるという、頭を抱えるようなアホ設定が特徴です。


エロについては、結構頑張っています。
作画は悪くないし、お風呂シーンなどの裸の見せ場もそこそこ多い。
バトルの最中にポロリといく事が多いですが、露出の必然性が設定とストーリーに馴染んでいるので違和感というか、わざとらしさが薄れているのがいいところです。構図の取り方もなかなかツボを心得た手腕。
ただ、光補正が入りまくりなので、エロ目的のご視聴はBD/DVD版のほうがよろしいかと思われます。
(私はニコ動配信の視聴だったので補正だらけでした^^)
補正の入っていない部分でも、EDのカット絵などは実に艶かしくていいですね。
制作スタッフがヨスガノソラと同じだそうで、なるほど納得の造りです。

ラブコメ&ハーレムとしてはイマイチ。
最初からフラグのたっている幼馴染は別としても、ヒロインがデレていく過程がサッパリ理解不能でした。
なんか、いつのまにか好きになっている不自然さ。
こういう場合は、何やら事件やイベントの紆余曲折があって目からウロコで惚れられるのがお約束の流れですが、普通にバトルしてるだけで何故かフラグが立っていきます。
主人公は明るく直球なヤツで好感は持てますが、ツンがデレに転じるだけの魅力の描写が不足しています。
なんでそういう大事なとこ、手ぇ抜くかなぁ?

ストーリーとバトルは残念。
設定も展開も、ありきたりすぎて超つまらない。
秘宝やら主人公の出生の秘密やら定番的な王道になっていますが、何のヒネリも工夫も強調もないので、猛烈にどーでもよくなります。
バトルに緊迫感も皆無。話を進めるため(とエロのため)の作業としての戦闘の要素が強く、見応えもへったくれもありません。
また困ったことに、前半は気楽なバカアニメ風のところを見せておいて、後半に入って一気にシリアス展開。
シリアスといっても特筆するところもなく予定調和な展開で、むしろ序盤でみせていた主人公の明るく前向きな良かった所が完全に無くなるハメに。作風の温度差に戸惑うばかりでした。
ラストはそれなりに綺麗にまとめてあり、全体の構成そのものは悪くないのに、何か大きな娯楽性に欠いてる感じ。何なんでしょうね、これ?キャラ立ちは悪くないと思うのに、本当に記憶に残りそうもないくらい平坦で印象の薄い作品になっています。
やはり、肝心の話自体が面白くないのが最大の難点でしょうか。


結局、面白かったといえるのは、エロパワーを補充するために編み出した主人公の必殺技だけ。
アホな技ですがバリエーションも豊富で、他では真似できないオリジナリティに溢れてました。これは凄くいいw
ただ、その素敵技も出番があんまりなかったのが悔やまれます。

もっとアホバトルが見たかった・・・・
というか、そことエロ要素以外に面白味が見いだせないです、残念な事に^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

コメ、ではないラブ

異世界から現れた美少女と突然同居することになりバトルを繰り広げる、と言ってしまうといかにもありがちな設定に聞こえてしまうが、本作には類似設定の諸作にはない描写があり興味深く観ていたのだが、どうも「失敗したお色気アニメ」という評価が多いようで残念に思う。

{netabare}普通の高校生の日常にバトルが入り込むタイプの作品では、バトルが日常に影響しない設定を持ち込むことが多いが、本作では一応「結界」という設定はあるものの、基本的に主人公の生活は「バトルのある日常」へと移行することになる。

本作品は、異世界の描写として、画面全体に靄のかかったようなエフェクトを施し、クリアであった「現実」との対比で「異世界」を演出しているのだが、物語の中盤、異世界の侵攻を受けた「現実」にも靄のエフェクトがかかり、現実が変質してしまったことをビジュアルで表現している。

そして、このエフェクトは、物語の終幕に至っても、晴れることはない。

すべてのバトルや物語が収束して、以前の日常が同じように復活する、というラストは本作にはない。

事件に決着をつけ、恋人や幼馴染や、あまたの美少女たちとの楽しい(?)「日常」を取り戻した主人公がいるのは、依然として靄に霞んだままの、決定的に変質した現実なのだ。

一応、作中では、新しい世界の始まり、といったセリフがあるのだが、新しい=前向きで良いことを暗黙に含意したような説明は、いかにもとってつけたようでアリバイ作りのように聞こえる。全面にカビの生えたようなエフェクトの印象が表しているのは、単に、変質であると解釈した方が作者の意に沿っているのではないだろうか。

異世界の少女の出会いから始まった主人公の生活と日常の変質は、ついに世界全体の根本的な変質へとたどり着く。

だが、ラノベ的な設定などなくとも、ごく普通の人間であってもこのような変質は誰でも迎えているのではないだろうか。
たとえば恋愛の経験において。

ボーイ・ミーツ・ガール

ごく平凡な人間であっても、恋愛にとらわれた途端、自分や世界の意味が決定的に変化することを経験するだろう。
恋人とともに生きる世界は、かつて自分が知る世界とは全くの別物で、新たな生を受けたかのように感じるはずだ。(たとえ片思いでも同じことだ)

ガール・ミーツ・ボーイ

変質した世界の中で、勝ち取った「日常」を楽しく生きる主人公、良介の姿に、作者は当たり前のラブストーリーをぴったりと重ねて見せたのだ、というのはひねくれすぎた観かただろうか。

オープニングの最初と最後のカットを見ると、そうひねくれているとも思わないのだが{/netabare}

もっと高く評価されていい作品だと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

73.3 11 妄想でラブコメなアニメランキング11位
生徒会の一存 Lv.2(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1079)
6460人が棚に入れました
私立碧陽学園の生徒会役員は、一風変わった方法で選ばれる。それは純然たる人気投票。なので外見が美しいものが選ばれることとなる。男子は他の男子からの反感がある為、必然的に美少女の集まりの場となる。結果として生徒会長・桜野くりむを始めとする役員は美少女だらけ。その中で1人、猛勉強の末「優良枠」で役員入りした男子生徒・杉崎鍵。本作は、彼ら碧陽学園生徒会の日常を綴った記録である。なのでだいたいの話は杉崎の視点から語られている。しかし、杉崎の失踪や記憶喪失では他のメンバーが語っていたりする。

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

1期の面白さ、キャラクターデザイン、生徒会室、声優、パクリネタ、etc. はどこへ行った・・・ あと、杉崎のフラグ立ちすぎ!

この作品の世界観

北海道にある碧陽学園っと言う高校を舞台にした作品です。この作品は碧陽学園の生徒会をメインとした作品です。
碧陽学園の生徒会は他の学園の生徒会とは違い、生徒会に入るには人気投票で上位になる事です。そうすれば自分が選んだ人が生徒会になるため言う事を聞くっと言うメリットがあります。
そして、この生徒会には優先枠っと言う特別な枠があります。その枠に入るにはその年の期末に学年トップになった人が入りたければ入れる枠です。

この作品はそんな生徒会に優先枠で入った主人公杉崎 鍵と人気投票で入った4人の美少女の 桜野 くりむ、紅葉 知弦、椎名 深夏と、椎名 真冬の面白い生徒会の日常を描いた作品です。

キャラクター紹介。

桜野くりむ  小柄な体をしていて、ロリ体系だけど、生徒会長。 ペッタンコは禁句!?

紅葉知弦   いつもクールで知的な先輩。冷静なツッコミがいい。

椎名深夏   スポーツや、熱血系が大好きなボーイッシュな性格。 だけど夢はお嫁さん!!

椎名真冬   可憐で儚げな妹キャラ。 だけど、そうとうなBL好き。 ゲームは遊びじゃなくてエネルギー!!

杉崎鍵    このアニメの主人公で生徒会は自分のハーレム!!(と自分で言っている) 美少女に弱い。

私の感想

かなり楽しみにしていたせいか、作品が面白くなかったせいか、まったく楽しめませんでした。1期の面白さはどこへ行ったのか・・・ この作品を見ているとどこか私の中の何かが壊れるような気がします。たぶん1期が面白すぎたせいだと思います。2期だけ評価しますと、まあ 少し面白い所がある作品なんですが、1期とセットで考えてしまうと、がっかりです。

1期はパクリネタをかなり多く入れて超面白い作品だったのですが、この作品にはまったくそのような面白さは無く、いまいちなラブコメディだけを入れていました。

ラブコメパートはかなり残念でした。私たちが知らない間にかなりフラグが立ったのか分かりませんが、生徒会メンバー全員落ちていました。1期では少しデレが出ていた所まで行っていましたが、なぜもう落ちているのだか・・・ あんなにフラグが立ちにくい知弦さんですらほぼ落ちていました。

キャラクターデザインもかなり変わっていて、かなり戸惑います。1期は可愛かった会長も2期では少し背も伸びたように感じたので、ロリキャラから遠くなりました。一番分からなかったのはなぜすべてのキャラクターのほっぺたは少し赤くなっていて、目はなぜ少し緑色になっていたのかです。こだわっているのかも知れませんが、正直前期のままでいてほしかったです。

変わっていたのはキャラクターデザインだけではありません。生徒会室もまったく違う部屋になっていました。1期ではかなり広くて新しい設備の着いたちょっと面白い部屋でしたが、この作品の生徒会室はただの小さな教室を使うちょっと残念な生徒会 見たいな感じの部屋になっていました。

この作品で一番がっかりした所は真冬ちゃんと知弦さんの声優が代わってしまった事実です。真冬ちゃんの1期の声優はもっと明るくてもっと記憶に残りやすいよい声でしたが、2期になって初めて新しい真冬ちゃんの声を聞いた時テンションが40度くらい下がりました。なんと言いますか・・・ あまりイメージ道理の声優ではありません。たぶん1期のイメージが濃いからかも知れませんが、がっかりします。知弦さんの声優はあまり違和感はありませんが、1期に比べるとテンションは下がります。

この作品で唯一良かった所は杉崎健の妹、杉崎 林檎と、元カノの松原 飛鳥が出てきた事です。このキャラクターはどういう性格、見た目をしているかかなり気になっていたので、出て時はかなりうれしかったです。けれど、私的には杉崎の(幻想の)兄、残響死滅(エコー・オブ・デス)を出してほしかったです。

オープニング

「Precious」
さすが生徒会の一存、オープニングは最高です。歌詞も読んでみてください。最高ですよ!! 私、こういう曲もかなり好きです。

エンディング

この作品は良くある1話1話に違うキャラクターをエンディングにする方式になっています。よい曲もありますが、良くない曲もあります。

「Fo(u)r Seasons」

「羊が一匹、二匹数えて寝ましょう」

「KIZUNA」

「超絶☆こけてぃっしゅ」

「Pure Pure Canvas」

「☆ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽりしー☆」

「空想☆シルブプレ」

「青い星に生まれて」

「BLUE SKY」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

個性の強さが、いいキャラの条件だとは限らないのよっ!

生徒会の一存・2期。

1話完結の生徒会の日常を描いた作品なので、
2期からの視聴でも可能ですが、

どうせ観るなら
まずは1期を観てみることをおすすめします。

1期と2期とでは制作会社が違いますが、
大きな差は感じられませんでした。

全9話です。(+OVA1話)


● ストーリー
碧陽学園(へきようがくえん)生徒会。

これは、生徒会メンバー5人の活動を記録したものである。


という感じで、
おふざけ生徒会のなんでもない風景を描いたのがこの作品です(笑)

1期を観た時も心に残る内容がなかった気がしますが、
2期も同様でした。

正直1話を観た時点で
「なぜ2期にも手を出したのか…。」と軽い後悔が押し寄せましたしww

しかしこの手の作品を視聴する際によくある現象、
「気付いたら思い入れが強くなっていた」には当てはまっていたようで。

毎回内容がないことにつまらなさも感じていましたが、
生徒会メンバーの強い絆を感じるとこみ上げるものがあることもあって…。

特に最終話(卒業式の前日)のやり取りは
いいものを見せてもらったとうるうるきました。

これだけでも「2期を観てよかったー。」と思えました。


● キャラクター
◇生徒会長:3年生 桜野くりむ(さくらの くりむ)
  甘いものが大好き、泣き虫でわがままなお子様生徒会長。

◇副会長:2年生 杉崎鍵(すぎさき けん)
  本作の主人公。女の子とエロゲが大好き。女の子みんなを幸せにするハーレム王を目指している。

◇副会長:2年生 椎名深夏(しいな みなつ)
  ボーイッシュで運動神経抜群。男女関わらず学校の人気者。

◇書記:3年生 紅葉知弦(あかば ちづる)
  クールで大人な雰囲気を醸し出す生徒会のボス。

◇会計:1年生 椎名真冬(しいな まふゆ)
  引っ込み思案な性格だが、BLとゲームには強い熱意を持つ腐女子。


以上が生徒会メンバーです。

内容がないならキャラで勝負!というわけでもなく、
特別キャラが濃いメンバーでもありません。笑

むしろキャラの濃さなら
エロワード連発の幼女など、サブキャラの方が上です。笑


私のお気に入りは1期同様深夏です♪

さばさばした性格も好きだけど、
ツンデレ口調でデレデレ発言をする深夏も可愛すぎる(*´ω`*)


杉崎はキャラ紹介だけ見ると最低なやつですが(笑)、
根はいいやつなので憎めないし、モテるのもわかるな。

彼のツッコミはこの作品に不可欠。
キレもあるし、好きです^^


ちなみに、ちづるさんと真冬ちゃんの声優さんは
1期から変わっています。


● 音楽
【 OP「Precious」/ 碧陽学園生徒会 Lv.2
         (本多真梨子、美名、富樫美鈴、野水伊織) 】

OPの曲は1期もよかったですが、こちらも明るくて大好きです♪


EDは毎回変わるのですが、
今回は印象に残る曲がありませんでした^^;


● まとめ
ぐだぐだ感は1期と変わらず。
結局「中身がないのがいいところ!」が結論なようですしww

日常系というより、ぐだぐだ系なので、
この何も得るものがない、何も頭に残らないぐだぐだ感は、
人に強くおすすめできません(笑)

が、観れば観るほどキャラには愛着がわくはずなので、
何も考えずにぼーっとアニメを観たい時にはいいのかもしれませんよ☆

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スタッフと製作会社を一新

パロディ風味のインドアハーレムアニメ、第二期です。
TV放送に先駆けてニコニコ生放送で先行配信されてます。過去エピソードの第0話を含め全10話。
美少女揃いの生徒会室で繰り広げられる、ボケと突っ込みの会話劇。
パロディ、というより他のアニメやラノベ作品を元ネタにしたギャグをかますのが特色です。
第一期でキャラ紹介や彼らの置かれている状況は掌握済。かくして、この二期では主人公のハーレム計画がどう進展するかのお話・・・・なのかなぁ?(^_^;


かなり見る層を選ぶのは確かですが、ツボにハマれば滅茶苦茶笑える、アニメ業界やラノベ業界を風刺したようなネタを連発していた第一期。
ネタのテンポもよく、お笑いとちょっとイイ話が折り混ざった内容も好感触でした。
内容が内容だけに、個人的には映像の品質やストーリーは二の次、その点には期待してない特殊作(いいに越したことはありませんが)。

当然、二期も同様の期待がかかっていたわけですが、正直、一期ほどの勢いは感じられませんでした。
具体的にどこがどう悪いというのは説明し辛いのですが、ハードル上げすぎだったのかな?
コアなネタ振りにキャラが軽快に反応してくれるのが楽しかったんですが、身構えてたせいか想像以上のモノは残念ながら得られなかったという印象。
決して面白くなかったわけではないんですけどね。

時系列は一期の続きになるので、ストーリーには動きがあります。
ただ、意外な事件が発生するというのではく、時間の経過に従って起こるべくして起こる事。
皆から軽蔑されながれも愛されている主人公が、それにどう反応するか、そんな事が中心にかかれています。ラブ成分ちょっと強め。
なんだか都合のいいラストでしたが、ご都合主義だ!と呆れた感じはしないのです。
これは本作の主人公、杉崎のキャラの成せるワザ。他の作品だとこうはいかなかったと思います。
そういう意味では、いい締めくくりでした。

EDは毎回変わって相変わらず楽しませてくれました。
コミカルで楽しい曲が多いんですが、能登麻美子さんにも歌わせるという冒険ぶりw
いや、まあ、そのー・・・良かったですヨ。いかにもな電波ソングって感じになってました(^_^;

声優さんが換わってますが、そこについては程なくして慣れたので問題にはなりませんでした。
新キャラも登場しますが、それほど出番は多くありません。
もし、外伝なり続編なりが創られるなら活躍しそうな伏線はいっぱい残しますが・・・
あくまで今作は現生徒会メンバーが中心です。


総括として、
色々と肩透かしをくらったところは無くはないですが、もともとゆるーい感じでみていた本作。
大満足とはいきませんが、それなに面白く視聴できました。
主人公の杉崎とお子ちゃまかいちょーのボケっぷりは健在だったので、それだけでも満足♪

一期に引き続き、碧陽学園生徒会議事録をお楽しみくださいませ。
万人にはオススメしません。好きな人だけ、ね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

81.2 12 妄想でラブコメなアニメランキング12位
この美術部には問題がある!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1202)
6301人が棚に入れました
なんのへんてつもない普通の学び舎「月杜中学校」にある、普通の美術部。
そこには、絵の才能があるにも関わらず理想の「二次元嫁」を描くことに使命を燃やす内巻すばるくんと、そんなどーしようもない内巻くんのことが気になっちゃう宇佐美みずきさんがいた。
そして、2人を気にしていないようで気にしている寝てばかりの部長に、そこはかとなく気配だけしている謎の部員コレットさん。
そうした少し残念な人達が集まった美術部では、今日も何か問題が起きてーーー。

声優・キャラクター
小澤亜李、小林裕介、上坂すみれ、東山奈央、水樹奈々、利根健太朗、掛川裕彦、徳井青空、丸塚香奈、田中あいみ、小松未可子、佐倉綾音、しもがまちあき
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

すごく微笑ましい美術部の日常(・ω・)

この美
ギャグのテンポも良く、作画も綺麗!!
この甘酸っぱい感じがすごくいいなぁ!(゚ω゚)

登場人物もキャラ濃いのばっかだし!
主人公可愛いし!めっちゃ!(*´∇`*)

各話ごとの感想!!
各話3パートくらいの構成でした
1話
さてさて、問題ありまくりの美術部{netabare}
部長絵を描かんし、内巻くんは二次元嫁ばっか描いてるし、宇佐美は可愛いし。

1話から急展開。内巻くんやめるってよ

早すぎでしょΣ(゚д゚lll)
やめんかったけど!分かってたけど!

こういうラブコメではあまり見ない(僕はですが、)女の子主人公の物語!

ラブコメの匂い…ぐへ、ぐへへへ( ´ ▽ ` )

凄く期待が持てそう(*´∇`*)
{/netabare}
2話{netabare}
大きいけど小山な小山先生まじ空気。

内巻くんがラブレターもらってそれを宇佐美に相談するのがツボ(*´∇`*)
鈍感主人公属性はいいねぇ
主人公宇佐美だけど(゚ω゚)

フラれた子も、なんか今後でてきそう。
妹と姉妹ぐるみで関わっちゃってた…
気の毒 笑

宇佐美ちゃん、前途多難だなぁ…(°_°)
{/netabare}
3話{netabare}
一つ目はコレットちゃんの初登場のお話。ちょっとおばかちゃんなキャラでした!
可愛かったです(*´∇`*)
二つ目はショートボブ。ショーとボブのはなし。
相変わらずの内巻くんの鈍感さで、宇佐美ちゃんが儚く散っていくところが可愛いですなぁ(*´∇`*)
三つ目のお話は、宇佐美の友達が美術部に遊びに来るって話。成り行きで来ることになったんだけど、成り行きで内巻くんと宇佐美が間接キスを…
ピュアだなぁ宇佐美ん
どうかそのまま成長してください(・ω・)
{/netabare}
4話{netabare}
ゆめこ先生の登場話(・ω・)
ちょっと天然っぽい感じな先生でした
コレットちゃんの勘違いは行きすぎやな笑

小山先生のお孫さん?も出てきた
宇佐美に似てた気がする
コレットちゃんの髪を下ろしたバージョンが見れたぜよ(・ω・)
元がいいとどっちも可愛いのね(°_°)

三つめは内巻くんが宇佐美家にやって来るお話
宇佐美ママが面白かったなぁ
みずきちゃんの内巻くん好きは公認なのか(・ω・)
{/netabare}
5話{netabare}
今回の一つめは、すっごい勘違いのお話
コレットちゃんが石膏像に落書きしたのが原因でみんなが勘違いの連鎖を…
微妙に話がつながってるのが面白い笑

今回の二つめは、プール掃除!ありきたりの展開で、先生がくじで当たってしまったってやつ。(・ω・)
プールにでっかい画を描いて、きえなくなっちゃう…
先生スク水入んなくてビキニにしてたし…
{/netabare}
6話{netabare}
伊万里ちゃん登場!
内巻くんと意気投合して、宇佐美ちゃんが妬いてて可愛い…(・ω・)
めっちゃ可愛い…

どうして美少女にモテる男の子は決まって鈍感なんでしょうか。面白いからいいけど。
{/netabare}
7話{netabare}
なんか、今回は内巻くんと宇佐美ちゃんいい感じだったなぁ
相変わらず進展はないけど…

ところであの人誰だったんだろ…

伊万里ちゃん中二病だけど、大人だなぁ(・ω・)

宇佐美先輩の一方通行〜〜〜〜!!
{/netabare}
8話{netabare}
内巻くんと密室で2人きりの宇佐美。
進展なしか…(´・_・`)

倉庫にあった宝の地図。
中身は…エロ本か笑
宇佐美んの反応の速さは尋常じゃなかったね(・ω・)
{/netabare}
9話{netabare}
今回の一つ目のお話は
エロ本を秘密裏に処理しようとする皆さん面白すぎです(・ω・)
結局見つかってたし…
平然とエロ本眺められるコレットさん、マジパネェッス!

二つ目の話、
あの人、またきたよ。あの、コンクールで勝負だの言ってたひと。宇佐美さんに惚れてったよ。めんどくさそう…(´・_・`)
てか誰

三つ目は小山先生のお孫さんが出てくる。
部長と仲良くやってました(・ω・)
小山先生モブから昇格しつつある。いや、モブだけど。
{/netabare}
10話{netabare}
宇佐美が生徒会に立候補させられそうになったのを、内巻くんがスマートに助けてて、なんないい感じ。
ところで、新聞にはなんで書かれてたんだろう…
2話目は宇佐美塾!
内巻くん、コレットちゃんを宇佐美が育てます。
うん、ほんと宇佐美可愛い(*´∇`*)
キスするかと思った(・ω・)

3話目はかおりが伊万里ちゃんを追いかけるけど、伊万里ちゃんいい子すぎて、うん。
ほんと、伊万里ちゃんいい子すぎ…
{/netabare}
11話{netabare}
文化祭に向けて準備を…

案の定、あの先生は空き缶を捨てちゃって、どうしたものか。

3日で200本売ってあの作業して完成って美術部つよいわぁ…笑

あーゆーのいいなぁ
学祭懐かしいなぁと思う1話でした(・ω・)
{/netabare}
12話{netabare}
なんか、日直の仕事がその範囲を超えてそうな学校…
かおりのお陰で相合傘できてよかったね、宇佐美ちゃん(・ω・)
内巻くんの顔赤かったのは気のせいかな?

伊万里ちゃんは風邪ひいたみたいだね…

相変わらずの進展ゼロ…
終わっちゃいましたぁぁぁああ

ま、でもそれはそれでいいかなって思えます(・ω・)

全話通して、ここまで割り切った鈍感無関心もなかなかないけど、それはそれですごくよかった!

もっとラブコメするのも好きだけど、これも好き!
{/netabare}
最終話のEDキャラソン!めっちゃよかったです!




主人公鈍感系って、決まってヒロインが超可愛いからいいよね!!!

この作品は、宇佐美が{netabare}内巻くんのことを好きだって自覚してるからこその{/netabare}面白さがあると思う!

だからこそ、安心して見れるし、時々ニヤニヤしちゃいます(*´∇`*)

あー、この心に残る後味はすごくいい感じです(・ω・)

そういえば、この子ら中学生なんだよね。
部長めっちゃおっさんやん!
ずっと高校生かと思って見てました笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

この美術部の問題はほぼほぼ『コレちゃん』である(๑˃́ꇴ˂๑)ノ

原作コミック 全12話 原作未読

この美術部には問題がある!⇒通称「この美」


‘16年夏放送の隠れた名ラブコメ作品との声が名高い本作はそう!
コレがw 実に面白く見どころ満載の~

”初々(ういうい)” ”照れ照れ” ”バチコーン” 学園ラブコメ作品♡


美術部というままめずらしい題材を舞台に描かれ
画材とか、彫刻とか、キャンパスとか、ディーゼルとか
あと、○レットとか( ´艸`)w

繰り広げられるドタバタバカラブコメディなのですが⇒
コレがw私的にかなりツボって、笑えて面白かったので
ぜひぜひ皆さまにもご覧頂き楽しんで頂きたい作品です♪


誰かを好きになったり、恋に夢中になってしまうと
ついつい周りが見えなくなってしまいますね(✿´ ꒳ ` )

今作のヒロイン、恋する乙女『宇佐美さん』はというと…

顔を真っ赤にして、キャーキャー(*ゝェ艸)も~内巻くんのバカァ―♪キャー
と気持ちが全部表情に出まくっていて、見ているこっちが恥ずかしく
なっちゃうくらい、わかりやすくってかわいかったですネ♪


私、既に皆さまの本作レビューを何件か拝読させて頂きましたが

“宇佐美さんがかわいい” “ただただ宇佐美さんを愛でるアニメ♪”
“宇佐美さんの宇佐美さんによる宇佐美さんの為のアニメ★”

との意見が大半を占めていて、ぅんぅん๑•̀ω•́๑
そーですネ! それは間違いないぞ!
うさぎさんの髪どめ、かわいいしネ(・×・)ゥンゥン♪

だけど… だけどもだっけど~(*ゝェ艸)!!!!

いや、むしろ私が書きたいのはまわりの問題がある!
アホキャラ(←大絶賛♡)たちについてなんだけれどもφ(‘ω`∞フフーン♪

あ、あれ?! ひょっとして…
私が注視しているところってやっぱりちょっとおかしいのかなぁ、かなぁ

だって基本本作視聴時の態勢は
常に『コレちゃん』待機モードだったんですもの(*´Д`*)ハァハァ♡

わんさかいる問題児さんたちの中でも…
まずその筆頭が『コレットさん』こと『コレちゃん』でしたよネ!

毎回いろいろやらかしてくれますネ♪
はい、意味不ですね♪
それが、コレちゃんへの褒め言葉ですよ…_φ(゚∀゚ )アヒャ

ぴゅーーーーん◟꒰◍♡Д<◍꒱◞ ぉぉおおおーーー(๑˃́ꇴ˂๑)ノ
宇佐美せぇ~んぱいッ♪ ゆ~めせんせ~ヾ(o´∀`o)ノ ししょう~|♡Д<。)ノ!!!
クルックー♪ クルックー♪ クルックルックルックー♪ ε(*゚△゚*)з ♪

まぁ~とりあえず、すみぺさんが毛深すぎるんですよネ(*´Д`*)ハァハァ♡
ED「恋する図形(cubic futurismo)」最高です★ ぁのダンス♪ PV最高です♡
もちろんアニメの絵も面白くって大好きですよ♪

“何やら中二病でも恋がしたいの某凸キャラを彷彿させますが
その匂わせ具合も個人的にツボだったりします(*ノ∀`*

勘違いトレイン回”は特に秀逸でしたネ!
トラブルの起点は全てコレちゃんから始まるのでーす(∩`ω´)⊃)) しゅっしゅっ

{netabare}◟꒰◍´肉‵◍꒱◞ ٩(๑´肉`๑)۶ (♥ó肉ò)ノo(๑˃́肉˂๑)ノ♡{/netabare}

屋上の陽気に抗えず、思わぬ現場を目撃してしまう『部長先輩』と
コレが現場に戻る犯人の気分かぁと落込む『コレちゃん』の…、

2人の会話が…
まぁー噛みあわない噛みあわない(ヾノ・∀・`) 滅裂トークたちw

「ぇ、何の話´゚д゚`)?!」
最高に腹がよじれふきだました(*ノ∀<ฺ*)σww

とにかく、『コレちゃん』が
ぶっとんでて面白くってかわゆすぎです꒰◍´∀‵◍꒱o♡oコレマチガイナシ!!


問題児といえば
部をまとめる『部長先輩』も大問題でしたネ!

Yシャツのボタン全開でダボッとズボンに手をつっこみサンダル姿の
部長先輩は“美術部の活動”は寝ることの一択のみ♪

あとはひたすら、宇佐美さんと内巻くんにチャチャを
入れて楽しみ、しまいにはコレちゃんとバカをしだすというとんでもない始末。
ぐ~たら気ままなな優しいおじさん★ で良いキャラで好感でした!

というか、部長とコレちゃんは何を思って、何でまたw
美術部にいるのですかネ(*` 艸 ´)w

とにかく趣味⇒寝ること 
このキャラに悪い人はいませんネメモメモ_〆(・ω・`)≡(´・ω・)ノペタ■

それを強く感じられたのが” もえさんぽ回”でした♪

“ほのぼのゆる萌回”でこの話だけでもぁたし永遠に見ていられますネ♪
むしろ私、こーいう話をずーと観ていたい人なんです(✿´ ꒳ ` )

何を隠そう、萌香声が…!!!
まさかのう○る声優あてでキュン死するレベル(*´Д`*)ハァハァ♡

部長さんが萌香を抱きかかえるシーンが特にキュン♡ってなりすネ♪
とにかくコレさんぽ、もえさんぽは回は必見なのでまず見てください((人´Д゚))


□*■*まとめると□*■*

宇佐美さん(みずぅー)が可愛い♡ コレ間違いなし!!

“美術部はかわいい女のコを書く部活”と公言し
三次元など全く興味ないと言い切る内巻くんも

中二病全開でコレちゃんを手なずけ、かの㊙秘伝、魔道書
“ネクロノミコ”を探しては、エロ本に顔を真っ赤にする伊万里ちゃんも

おっとりマイペース、おどおど、小心者で”{netabare}寝込みロックオン”{/netabare}なゆめ先生も

大問題だったのですが…

全てのハプニング、トラブルの根源は
全部コレちゃん、ほぼほぼコレちゃん♪ 絶対コレちゃんであって◟꒰◍´∀`◍꒱◞

I need love『コレちゃん♡』でした!! ぁ、たまに部長先輩もw


ゆる日常、ラボコメ好きな方!!

あと「中二病でも恋がしたい」や「干物妹うまるちゃん!!」などが
好みな方には合いそうな予感♬ ぜひご覧頂きたい作品です٩( ´ᆺ`)۶♫ ★

おススメです!! ぜひщ(゚д゚щ)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 62
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こんな美術部アニメなら、何の問題もないw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトルには特徴ありますが、中身はいたってシンプルな良ラブコメです。ハーレムではなく、エロも露骨ではなく、わりと観やすいです。

個性豊かなサブキャラ達が乱発するボケに、常識的ヒロインが突っ込んでいくという作風。作画も安定してて良かったですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんかこう、「好きになっちゃったんだから、しょうがないじゃん!」って感じのアニメでしたね。

キャラデザ的にも性格的にも、しっかりと「普通」を意識されて描かれている、ヒロインの宇佐美さんが、なかなかに可愛い。

ラブの面では、宇佐美さんと内巻くんの部分にしか要素がないので、安心して観られます。原作連載中とのことですが、今後は「まりあが、内巻君を好きになる」か、「内巻くんが、2次元と3次元の狭間で苦悩する」展開になるのかな?

コメでは、宇佐美さんと内巻くんの次元間ギャップがメインでしたが、個人的には、宇佐美さんの友達(特にかおり)が絡んでくる展開が好きでした。コレットのおバカ加減も丁度良かったです。

萌え面では、宇佐美さんの勘違い暴走っぷりと、あざとい微エロカットが見所でしょうか。

悪さの見つからない、良いラブコメですが、ラブもコメもそこまで突き抜けたものは感じられず、4と迷うけど、評価は3にしたいと思います。
{/netabare}

【余談 ~もはや美術部は一大勢力ですよ~】
{netabare}
自分の、ほぼ唯一と言える親友が中学の教員やっているので、呑んだ時とか、よく学校の話は聞きますが、今や美術部って、どの学校でもトップレベルの部員数らしいですね。そいつの学校では、野球部よりも多くて、40人くらいいると言っていました。

田舎の学校って文化部少なくて、吹奏楽部と美術部しかないってところが多い。でも、吹奏楽部は(響けユーフォ的な)ガチ文化部がほとんどだから、「運動したくない」「土日は休みたい」「てか何もしたくない」って人は、美術部に入る傾向みたいです。

だから美術部というより、「イラスト部」「マンガ(アニメ)部」「おしゃべり部」「不登校傾向受け入れ部」といった側面が大きいようだし、塾とかに行っている人が、幽霊部員的に所属していることも多いようです。本気で「美術」に取り組む、宇佐美さんみたいな人は1割もいないそうです。

時代だな~と思います。自分らの中学の時の美術部って、影で少人数がひっそり活動していたように思うけど、全然そんな感じじゃなくて、むしろ、学級の3分の1は文化部だったりするから、学級でも堂々とアニメの話をしているとか。

まあ、こんなサイトでバカみたいに長文レビュー書いてる自分に言えた義理はないけれど、日本の将来を、やや危惧しています。若いときは、体を動かそうよ(苦笑)

(あと、そいつもアニメ好きですが、「美術部にあんなイケメンや可愛い子や明るい奴は、今でもほとんどいない」とは言っていましたw)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
まあ、今の美術部は、半分、イラスト部だからね。なるほど、面白い。3次元ヒロインが2次元的な可愛さを会得することで、好きな男子が部に残ってくれ、同時に、好きな男子の中で2次元と3次元の境目が曖昧になっていくアニメになっていくのですね。

2話目
間が良いですね。殴ったシーンをいれず、絵の具での表現が良い。

3話目
サブキャラ(友達)の方が、ヒロインより濃いというw

4話目
立花先生、可愛らしいですね♪ おかあさんもナイスキャラ。

5話目
アンジャッシュさんの勘違いコントみたいだな。プールのシーンは、青春って感じだし、美術部アニメならでは!

6話目
まだ6話でイチャラブ。沈没する気配しかない(笑) やはり、ライバルかw

7話目
なんか、だんだん、夫婦漫才の安定感だな(笑) 宇佐美先輩、レベル5だったのかw

8話目
お宝がエロ本ってのは、まあ、予想通りw フィギアの目が光るところ、笑ったw

9話目
宇佐美さん、男殺しw 免疫ないと、勘違いしちゃうわなw

10話目
アニメ、週30本か、負けたw 宇佐美さん、エロモードw コレット、顔w 宇佐美さんの友達が絡んでくる回、好きだな~。

11話目
文化祭の思い出、何にもないな。特待生は来賓係だったから、ひたすらスリッパ並べたり、くつ袋を配ったり、案内したりしてたな(苦笑)。というか、空き缶アートって、基本的には元の色を活かして、モザイク画みたくやるんでない?

12話目
傘のクダリは笑ったw なるほど、そういう展開での、名前呼びは新しい。爽やかで、良い最終話ですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

74.0 13 妄想でラブコメなアニメランキング13位
俺の妹がこんなに可愛いわけがない TRUE ROUTE スペシャル版(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (806)
5829人が棚に入れました
ごく普通な男子高校生・高坂京介は、
数年前から妹・桐乃とはろくに挨拶もかわさないという冷え切った関係になっていた。

ところがある日、京介が萌えアニメのDVDケースが玄関に落ちているのを発見したことから 事態は急変する。
興味に駆られた京介が持ち主を探すと、 それは人生勝ち組でリア充な妹・桐乃のものだったのだ。

意外な事態に驚く京介だが、それから数日後のある晩さらに驚く出来事が起こる。
ほとんど無視に近い態度をとっていた桐乃が 突如として京介の部屋に押しかけて来て「人生相談がある」と言うのだ。

その内容とは・・・
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

兄を心底嫌う妹なんかいない、はずと思いたくなる

原作は未読なので、細かい部分は知らないのだが、GoodEndのほうを視聴済みだし
こちらのTrueRouteが気になり観てみた。

9話までは同じなので感想は大幅に共通してしまうけれども
まず、この物語は兄と妹の禁断愛を扱ったようなものではない。
何らかの事情で?冷え切っていた兄と妹の関係が、
ある日打ち明けられた妹の趣味をきっかけに、徐々に変化していくプロセスと
登場人物たちの濃いキャラが見どころであり、その流れの先に
この物語のテーマがある。

設定として妹が、{netabare}「妹を愛でるエロゲー」の{/netabare}
オタクっていうのがまず笑えるのだけれど
彼女はそこに自己投影してるのではないようだ。
僕にも妹がいるので、言動にリアルな部分は多少感じたものの、
同じくらい、いやそれ以上に、それはないだろうってシーンもけっこうあって
理解に苦しむこともあったが、結果的にはすごく面白かった。

また、妹のわがままに振り回される兄を不憫に感じながら観ていたが、
彼の本来の性格は意外に古風な日本男児的。
妹を大事に思うがゆえにいろんなことはするものの、
責任感も強く、本来はしっかりものの頼れる兄貴なのが好感持てる。

それを踏まえると、妹の親友・あやせに対して、ほぼ初対面の時から
彼女を「お前」と呼んでいたのも、妹だけにしか見せない態度というものを
もしかしたら強調するためだったのかもしれない。

この作品は結局、妹のキャラを好きになれるかどうかで
だいぶ感想も変わってきそうだが、それ以外の人物たちの魅力もあり
展開もテンポ良く、最後まで飽きることなく観ることができた。

個人的には、幼馴染の田村さんの、ふんわりと包むような母性愛に満ちたキャラが
なんとも可愛く映ったが、冷静で客観的な思考能力を持つ黒猫のツンデレのほうが
妹のエキセントリックなツンデレより観ていて楽しくもあり、好みだった。
ただ、欲を言えばヘアスタイルとファッションがあまりに一辺倒なので、
もう少しバリエーションがあっても良かったかな、とは思う。

そしてこのTrueRouteで忘れてならないのが
主人公・京介の同級生・赤城とその妹・瀬菜。
もう1つの兄妹のカタチと妹の趣味を対比させてみると興味深い。

そしてこの作品は結局、兄と妹の関係をベースにしつつ、
根底に流れるテーマはゲーム、オタクというものへの偏見の実際と理解。
無関心だったものへ少しずつ譲歩するには、それに則した想いが当然必要で。
その想いこそが家族愛や友情であり、理解や共感なのだろう。
ネットを通した、顔の見えない交流も似ているし
同じ趣味趣向で集まり、繋がる関係・・例えば秋葉原や幕張で開催されるイベントや、
ゲーム研究会のような部活の中でもそれは変わらない。

この春、2期の放送が決定しているそうで、話が1期の後日から続くのか
まったく別な話が展開されていくのかまだわからないが、ぜひ観てみようと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 48
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1期のWeb配信分まで観られる再放送。

ラノベ原作(未読)、 1クール(全13話)、 2012年秋放送。

私は2期を観る前に1期のおさらいをしようと思って視聴、
せっかくバージョン違いがあるのだから、と思ってこちらを観ました。

俺妹1期の感想は1期のレビューにて書き尽くしたので、
こちらは(個人メモも兼ねて)かなり説明的な内容になります。


この作品(TRUE ROUTE スペシャル版)は、
第1期の第7話・第8話・第12話(GOOD END)を削った代わりに、
Web配信とビデオレンタルしか行われなかった話数である
第12話(TRUE ROUTE)~第15話を付け加え、全13話の尺で放送されたものです。
したがって、だいたい第1期の再放送のようなものです。
(私にとっては、編集版とはいえ録画の機会を得られたのが嬉しかったです。)

細かい変更点まで見比べたいマニアックな方はこのバージョンで視聴されても良いと思いますが、
基本的には1期をレンタルして観ればOK。
DVDの1巻、2巻、3巻、5巻、6巻前半、7巻、8巻、と視聴すれば、
この作品(TRUE ROUTE スペシャル版)の順序を再現することもできます。


削られたエピソードについて触れておくと、
(ネタバレ基準がシビアな方もいるので一応隠します)
{netabare}「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」
この2話を無しにしています。
小説ならまだしも、そこからTV放送のアニメ化を企画{/netabare}するという…
共感しづらく、また妙にシリアスで「さすがにこれは…?」と感じたエピソードなので、
削る箇所として的確な選択だったと、私個人的に思いました。

お話の繋がり方(続く話数でのキャラの言動等)に若干不自然な点もありますが、
「ご愛嬌」で済む程度ではないでしょうか。

それにしても、何が削れていたか気付くほど内容を鮮明に記憶していたことに驚きました。
物覚えの悪い私が、ずいぶん前に1周観ただけで内容・流れを だいぶ覚えているのだから、
「俺妹」という作品の印象はとても強いものだったのだと実感しました。
基本的には良い意味で、部分的に良くない意味で。


物語や作画、声優、音楽の各項目に対するコメントは、
1期のレビューと同じになるので割愛します。

この作品の中で気に入ったキャラは黒猫です。
彼女の厨二病全開な毒舌トークや服装、見ていて笑えます。
けれど、中身は思いやりのあるとても良い人、こういうキャラ設定はわりと好きです。
本名もWeb配信された話数の中で初めて判明していますね。
配信分の部分を中心に彼女の出番が多かったので、1期の通常版よりも満足しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

小野妹子がこんなに可愛いわけがない!(実際、男ですから)

現在、放送中の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(以下、『俺妹』と略す)2期目の宣伝のために、
2期目放送前の1クールに放送された大人の事情が非常にからんだ作品。

『俺妹』1期目については別のところで自分のレビューは書いたので省略させていただきます。
(同じ意見を書いてもダメでしょうし、他の意見を書けと言われても簡単には思いつきません^^;)


このTRUE ROUTEだけを観てみましたが、少し分かりにくい箇所があります。

作中で桐乃が書いた小説についてなのですが、小説だけでなくアニメ化決定や京介の頑張りどころがバッサリと省略されています。
この場面を省略したせいで、カラオケボックスでの桐乃の感謝の意を示したサプライズ等が理解しにくくなっています。


通常放送のラストシーンがGOOD END(通常版)で終わる事を考えるとラストシーンが入れ替わる事は予想できました。
終わり方(ルート選択)には不満がありませんが、省略された小説の話についての説明があれば良かったと思います。

通常版の放送では1話にまとめられていた最終話ですが、TRUE ROUTEでは4話を使っています。
丁寧な説明というよりは、普通の再放送では2期目に対しての繋がりが出来ない箇所があるので、こちらのほうを選択せざるを得なかったのでしょう。

ただし、テレビ放送がなくWEB配信だけだったTRUE ROUTEの放送回を含めて、『俺妹』1期目全話放送したほうが分かりやすいです。
(放送局の都合があるのは分かっているのですが^^;)

最終的にはDVDをレンタルしてきて『俺妹』1期目を復習しなさい、という事が言いたかったのかのでしょうか。
『俺妹』1期目のDVDは8枚全部旧作でレンタルできると思うので、案外安上がりです。


いずれにしても説明不足の箇所に関しては、ある程度の内容補完する必要がある作品でした。

2期目の展開・結末に期待したいですね^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

66.6 14 妄想でラブコメなアニメランキング14位
モンスター娘のいる日常(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (729)
4354人が棚に入れました
人間以外の種族との交流が認められた日本が舞台となる。

主人公・来留主公人(くるす・きみひと)の家に、下半身が蛇のラミア族のミーア、鳥の翼と脚をもつハーピー族のパピ、下半身が馬のケンタウロス族のセントレアをはじめ、個性豊かなモンスター娘たちが続々と転がりこんで共同生活を送るストーリーとなっている。

声優・キャラクター
間島淳司、雨宮天、小澤亜李、相川奈都姫、野村真悠華、山崎はるか、中村桜、小林ゆう、麻倉もも、久保ユリカ、持月玲依、大西沙織、加隈亜衣、大津愛理、瀬戸麻沙美、種﨑敦美
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

えーい、みんなまとめて結婚しちゃえ!

「まともなエロコメディが見たい!」というわけで「モンスター娘のいる日常」です。エロコメディ自体まともじゃないんですけどね。

当初は割と引いてたのに、見直してみるとなかなか皆カワイイですね。(この愛でる気持ちは人間不信の人しか判らないのでは?)
昨今のテンプレアニメのベタで下手なラッキースケベやエロハプニングよりもマシな気がしますし絵もキレイですしアングルもイイです。
放送規制の「白い線」も少なめで裸の胸元はロングヘアーで自然に「先」が隠れているのが多く好感です。
下ネタを連想・妄想させる演出もgood! エロコメ演出のキレもダラダラしてなくてテンポも良かったと思います。
でもエロ耐性のない方々には不快だったでしょうね。

まだ「人」の形をしている人外モノとして妖怪・宇宙人・エルフ・ケモ耳などが多い中、需要が少ないファンタジー系モンスター・半人半獣(妖)モノヒロインというのは初めての試みかな?

どんな経緯で異文化と接触できたのか判らずじまいでしたけど、政府せいさく政策で異文化交流の為ホームステイが行われている現代社会。
手違いとはいえホストファミリーの家に選ばれた来留主公人(くるすきみと)君の家庭は両親が海外赴任で一人暮らしという、ラノベご都合主義を見事に体現している環境。
やってきたのはラミア族の女の子ミーア。それからあれよあれよとやって来るモンスター少女達。一見羨ましいハーレム状態と思いきや彼女たちとの生活は思いのほか命がけ・・・
{netabare}
【来留主公人】
異業種を見ても物怖じしない態度にモンスター少女達が次々と虜に。面倒みがよくて専業主夫。普通顔があるのに劇中ではコメディ用の「丸目」顔がほとんどなのが残念に思います。
ミーアと一緒に居るところを声高々に異業種を蔑視嘲笑するガングロチャラカップルにジャッキー映画ばりに3カット程使ってブン殴るところはイイ「漢気」を見せてくれました。

【ミーア】ラミア(半人半蛇) 公人への愛称→ダーリン
最初に来留主家にやって来た下半身大蛇の少女。見知らぬ土地で不安なのに公人の気心に惹かれてゾッコンに。熱烈にアプローチをするも料理下手が玉にきず。
夢中に恋する姿は可愛いけど、愛情表現としてのハグはもはや「死の抱擁」。大蛇のような下半身で巻つかれば普通は骨折して窒息死しそうなもの。なんとか無事でいられるのはサスガ主人公。

【パピ】ハーピー(鳥人間) 公人への愛称→ご主人
手足が鳥類の女の子。体形も精神年齢も低い人懐っこい妹キャラ。近所の子供たちには人気者だが鳥頭が玉にきず。
猛禽類のような足で公人を掴んで空を飛び回るけど、しょっちゅう落とすことに。普通、高所から落ちると死にます。なんとか無事でいられるのはサスガ主人公。

【セレア(セントレア・シアヌス)】ケンタウロス(半人半馬) 公人への愛称→主殿(あるじどの)
騎士道を重んじる誇り高い家系のお固いお嬢様。仕える運命の主を探すため伝統のシチュエーション「曲がり角クラッシュ」で公人と出会う。けしからん巨乳が走る度に爆揺れするのが玉にきず。
一途に思う気持ちはミーアといい勝負。色恋に不慣れの為、恥じらいでよく公人を蹴とばしたりしますが、馬の蹴りは当たり所が悪いと普通死んでしまいます。なんとか無事でいられるのはサスガ主人公。

【スー】スライム 公人への愛称→マスター
スライムを女の子にするという無茶ぶりキャラ。知能は低いけど素直なイイ娘です。後付け設定なのか、色んな特技を持ち合わせています(擬態・読心術・水の吸収具合でナイスバディにetc)。
よく公人を体にめり込ませ窒息しかけたりしますが、なんとか無事でいられるのはサスガ主人公。

【メロ(メロウヌ・ローレライ)】人魚 公人への愛称→旦那様
気品のある人魚の国のお姫さま。人間社会にも影響力も大きく水族館ではVIP待遇。報われない愛に憧れる「悲恋マニア」で、公人に対しては「正妻」よりも「愛人」の立ち位置を望んでいる。
愛欲渦巻く来留主家に来たのはその為。悲恋の最終手段である「心中」にならないように祈ります。

【ラク姉さん(ラクネラ・アラクネラ)】アラクネ(半人半蜘蛛) 公人への愛称→ハニー
自分の姿が人間にとって奇異で生理的不快に思われているのを理解しているので社会生活の上で人間不信に。公人に対しても当初警戒してたものの、怖気づかない態度や公人の「脚フェチ」が気に入り6番目の入居者に。
ツッコミ役のSっ気お姉さん。自分の糸でSM緊縛したがるのが玉にきず。スーだけが縛れないのでヤヤ苦手。OPではラクネラ自身が緊縛悶絶しているカットがあったのに、本編ではなかったのが残念でした。

その他、中二病デュラハンのララ、ドルイドのキー、MONメンバー・モノアイのマナコ、オーガのティオ、ゾンビのゾンビーナと公人はフラグ立てまくり。{/netabare}
わかっちゃいるけどラッキースケベも外さなくて良かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どの娘を推して見るか・・・真面目に考えたら結構悩んでしまいました^^;

この作品の原作は未読で内容も全く分からないまま視聴を始めてしまいました。
視聴の決め手は雨宮さん、小澤さんが出演されるということ、のみでした(//∇//)
やっぱり好きな声優さんが出演される作品は見ておきたい、と思いますよね^^;
こうして当期内で視聴する作品が膨れ上がっていくのは認識していますが、こればっかりはどうしようもありません^^;
結果的に殆どの作品で楽しめているので問題無いんですけれどね^^;

物語は、人以外の種族との交流に関する法律「他種族間交流法」に基づき、人以外の人種が地球で暮らせるようになった世界が舞台になっています。
そしてこの物語の主人公は、他種族間交流のホストファミリーとして任命された来留主 公人(くるす きみひと)。
他種族は地球上ではこのホストファミリーの家で生活する事になっています。

こうして1話目からモン娘とご対面するわけですが・・・最初は大きさにビックリしましたが、それはすぐに慣れて・・・慣れるとモン娘が可愛く見えてきました^^
人間とは異なる体型をしていますが、喜怒哀楽を全身で表現するのは、人間も他種族も一緒です。
それにそれぞれの特徴を良く捉えているので、生傷の絶えない主人公には申し訳無いと思いますがしっかり堪能させて貰いました^^

この作品では、以下のモン娘が主人公の家で同居する事になります(wikiより)。
・ミーア(CV:雨宮天さん):ラミアの少女。
・パピ(CV:小澤亜李さん):ハーピーの少女。
・セントレア(CV:相川奈都姫さん):ケンタウロスの少女。
・スー(CV:野村真悠華さん):少女の形をしたスライム。
・メロウヌ(CV:山崎はるかさん):人魚の少女。
・ラクネラ(CV:中村桜さん):アラクネの女性。
・ララ(CV:加隈亜衣さん):デュラハンの少女。

また、主人公の家にモン娘を送り込んでいるコーディネーターの墨須さんの部下にもモン娘が存在します。
・マナコ(CV:麻倉ももさん):単眼種(モノアイ)の少女。
・ティオニシア(CV:久保ユリカさん):鬼人(オーガ)の少女。
・ゾンビーナ(CV:持月玲依さん):リビングデッドの少女。
・ドッペル(CV:大西沙織さん):影人(ドッペルゲンガー)の少女。

沢山のキャラが登場するため、一人一人のモン娘に当たるスポットライトは序盤から登場しているミーア、スー、セントレアなどと他のキャラを比べると差が生じてしまうのは仕方の無いことだと思います。
それでもキャラ単独で登場するシーンが多くないので、沢山のキャラが登場する作品にありがちな「最初に登場したキャラはどこへ行ったのやら・・・」という事を感じる事が少なかったと思います。
その分制作サイドは大変だったと思いますが・・・^^;

私は普段作品を視聴する際、推しキャラを決めてそのキャラ中心に見る事が多いので、今回も推しキャラを決めようと思いましたが、誰を推すか今回は結構悩んでしまいました^^;
爬虫類、鳥類、哺乳類、魚類などとありとあらゆる種族が入り乱れている中で誰を推すか・・・
皆んなちょっとずれているところもありますが、役に立ちたいとか、格好良いところを見て欲しいとか、根が素直で一生懸命なので見ていて微笑ましいんですよね^^

結局雨宮さん演じるミーアを一推し、小澤さん演じるパピを二推しで視聴していました(//∇//)
その他のキャラが嫌いなわけではありません。
ケンタウロス族の誇りを必死に守ろうとするセントレア、何気に皆んなのピンチを救っているスー、殺伐とした雰囲気の多い中、おっとりとした感じのメロウヌ、お姉さん的立ち回りで推しの候補に入れようか最後まで迷ったラクネラ、終盤に登場したララの恥じらいの顔も気になりましたが、序盤から何度も見て来た一生懸命の回数が決定要因になったようです^^;

オープニングテーマは、ミーア、パピ、セントレア、スー、メロ、ラクネラの「最高速 Fall in Love」
エンディングテーマは、墨須 with MONの「Hey!スミス!!」
オープニングはヒゲドライバーさんが作曲されています。それを知って速攻でゲットしちゃいました^^;
どちらも車の中で聴いています^^

1クール12話の作品でした。冒頭にも記載しましたが、モン娘達の可愛らしさと一生懸命をしっかりと堪能させて貰いました。
この作品で一番気になっているのが今後の動きです。
最終話16分15秒くらいの場面でとあるお店の看板が映し出されているのですが、何やら書いてあるんですよね^^
これに関する事実関係は不明ですが・・・もう期待しちゃっているのが本音です^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

モンスター娘のいる日常に私は行きたい(切実)

ヒロインが「モンスター娘」の珍しい(?)アニメです。
よくある主人公がモテモテで女の子にチヤホヤされる展開ですが、ヒロインは全員人間ではなく外見がモンスターなのが特徴。
下半身が蛇とか馬とかのヒロインが出てきますので人を選ぶでしょうね、気にしない方はハーレムラブコメとして認識すると思います。

二話感想
今回はハーピー、ケンタウロスが出てきましたね
ハーピーは比較的馴染み深い存在だと思います、主にカードゲームやテレビゲームによく出てきますからね。
ケンタウロスはハリーポッターに出てきたかな?(曖昧)
パピは漫画より可愛さが増していた、やはり動くと違いますね…声優効果もあります。
セントレアは動くたびに「パカッ」と馬特有の音が聞こえるのが面白いですね。
主人公が料理(家事)を手伝って欲しいと言っていましたがミーアとセントレア以外の料理の腕は判明していません。

五話感想
 人魚のメロが参戦しました。
名前の由来はおそらくメロドロマから。
人魚は極めてポピュラーな存在だと思われます童話「人魚姫」やディズニー映画「リトルマーメイド(実は観たことが無い)」等です。日本のアニメでも「むろみさん」とか「瀬戸の花嫁(観たことが無い)」等あります。
 人魚…セイレーンの類もまた人に害をなすモンスターとして登場したりしますが、主に船に乗っている人を歌で魅了し海に落とし…といったとんでもないことをする種族です。
 人魚は魅力たっぷりな存在なので是非調べてみてください。
・SIREN2
PS2のソフト、人魚っぽいキャラが出てくる。一部の物語は人魚姫をモチーフにしている。
・ウィッチャー3
PC,PS4のゲーム。敵としてセイレーンが出てくる。泳ぐ上に空も飛ぶ。敵としてモンスター娘も登場する(生かす選択も出来る)
・ハリーポッターと炎のゴブレット
映画。セイレーン(人魚?)が出てくる、怖い。
・陰陽師(一作目)
映画。人魚の肉を食べた女性役に小泉今日子さんが出演してます。

…人魚が好意的な待遇の作品ってアニメくらいしかない?

六話感想
ミーアの脱皮回とパピの産卵回でした、遂にヒロインが脱皮とか産卵する時代がやってきたのですね…

七話感想
遂にMONが出てきました。
抜け穴だらけの他種族交流法を補う為に他種族のみで結成された部隊です。

 マナコ…銃撃を外したのは夜目が効かないからだそうです。
モノアイ族で視力が凄く良い。妖怪か何か?いやめっちゃ可愛いキャラですよ?
 ゾンビーナ…ゾンビです(知ってる)おそらく世界で一番有名なモンスター属性。
 ティオニシア…オーガ族、バストサイズはなんとPカップ!良い子はGoogle画像検索しちゃダメだぞ!良い子はオーガ 姫騎士とか間違っても検索しちゃダメだぞ!
 あんまりオーガ族というのは良いイメージが無いですね…ティオは可愛いよ!
 ドッペル…ドッペルゲンガー、正確にはシェイプスター(変身能力者)なのですが結局のところ本当の正体は不明。

八話感想
スーの声真似と動作真似が良かったですね。
あそこはアニメだからこそ栄えました。
物真似と言えば「ほぼ毎日◯◯!生っぽい動画」でドッペルが全ヒロイン(MON含む)の物真似をしましたがあれはびっくりしました…脳が混乱しました。

しかしあのDQN(常識を弁えない連中の指すネットスラング)のカップルは瓜二つの他人なんでしょうか、彼らもドッペルの可能性が…?

 最終回まで観た感想
 ヒロイン全員モンスター娘という異色のハーレムアニメでした。
やたら作画が良くてキャラデザも高品質でエロスも完備している良作だったのではないでしょうか。

 一話の時点で人を選ぶと思います、蛇とか蜘蛛が本当に生理的に無理な人は果たして視聴出来るのかが疑問です。そういった面ではこの作品は視聴者にとっては狭き門なのでしょう…
 やはり私にも苦手なキャラというかキャラの特徴があるのですが、メロの鰓が苦手で理由は「めくったらグロそう」というアホの理由です。でも好きなキャラですよ?

 エロい時はとことんエロく可愛い時はとことん可愛く描写されていたアニメだと確信しています。

WEB漫画時代からアニメ化するとは夢にも思いませんでした、スタッフに賛辞の言葉を贈りたいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

71.9 15 妄想でラブコメなアニメランキング15位
異世界はスマートフォンとともに。(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (979)
4064人が棚に入れました
神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第2の人生をスタートさせる。
彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、
異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。
様々な人達と出会い、大切な仲間を得ていく中で、
いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。
古代文明の遺産を受け継ぎ、お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、
彼はのほほんと世界を巡っていく−

声優・キャラクター
福原かつみ、内田真礼、福緒唯、赤﨑千夏、高野麻里佳、山下七海、上坂すみれ、甲斐田ゆき
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

旨い話には…

1話感想
{netabare}まずお断り、異世界転生に対してのスタンス
昨今異世界転生ネタが溢れ返り、その反動か最近世間では排斥の流れになってるような気がする中のこの作品。
因みに個人的には異世界転生自体は否定も肯定もしません。
それより問題は、転生した先で(前世の記憶を使って)白人酋長モノをやり──白人酋長モノ自体も悪いことではないのが厄介なトコで、マズいのは“蛮族(原住民)どもが理由もなくありえないくらいアホに描かれる”ことにあるかと。
ここでいうアホってのは「いくらなんでもそれじゃ生活すらできないだろ」「○○があるなら××が開発されて然るべきなのにそれ無いの?」といった無茶な設定のこと。
最近ヒットした作品でいえば“けものフレンズ”も広い意味では白人酋長モノ。
けど、フレンズ達があそこまでアホでも不自由なく生活ができる理由は作中でしっかりと描かれ、だからこそヒットしたとまでは言わないけどヒットの一助にはなったと思います。
ここら辺マトモに描けない限りは無茶な白人酋長モノ、ひいては異世界転生モノはひとまとめで白い目で見られるんじゃないかな~?

と、↑は他のアニメの感想にも書いたことなのだけど、異世界転生モノには全部転載してったほうがいいのかな?

で、今回この作品を見て書き忘れがあることに気付いた。
・望郷の念が無い
・自分と同じような転生者が他に居ない
これも結構ドぎついんだよね、そんなに現実の暮らしが嫌なのかと。
元の世界の家族や友人に思いを馳せるのはカッコ悪い・リアルでそれやるのが苦痛と認識してる人が支持してる…のか?
ホームシック情けない・家族友人のことは考えたくない、みたいな。

…。
と書いたけど、この作品はそんなのは些末なことと超越しちゃってるかも。
なんかね、ここまで話が旨すぎると逆に恐い、疑ってしまう、神様なにかウラがあるんじゃね?と。
神様は実はこの世界に飽きてる?最悪破壊したがってる?など。
黒幕は自称神様で、主人公はそいつにまんまと掌の上で泳がされてるだけなんじゃ…。
原作全く知らないので先の展開知らないけど、「もしそうであるなら──」と考えると不思議と不快感はない。
逆に「そんなことないよ、本当に最後まで都合のいいことを用意してもらうだけだよ」であるなら、もはや病的としか…。
ってかこれ厳密には転生じゃなくて召喚よね。{/netabare}

3話までの感想
{netabare}その将棋とやらってさ、あんたが発明したんじゃないよね?
著作権フリーと自分が発明したかのように振舞うのは全くの別かと。
今後も先人が築いた英知を自分の手柄として盗んでく展開なのかな?{/netabare}

4話感想
{netabare}この作品は突っ込むことを楽しむってのが正しい見方になるのかな?
もう突っ込むことすらバカバカしくも感じつつ、ちょっとやってみる。

・父親に毒を盛った犯人を見ぬけない程度の魔眼能力

そんなのに太鼓判押されても嬉しくないというか…。
せめてその能力故に他人が信用できず血の繋がった家族以外心を開いたことがない、って過去でもあった方が主人公スゲーに説得力持たせられると思うのだが。

・この世界では一夫多妻制

だったら前もって王様の側室出せよと、ユミナの腹違いの兄弟出しとけよと。
描写が無く言葉だけでそういう設定なんだと言われましても、唐突にしか感じないというか。
ユミナからしたって一夫多妻がOKな世界で腹違いの兄弟も居ない一人っ子って、それはそれで寂しいんじゃないか?
というかね、ハーレムが認められるのは宗教的理由を除けば、死亡率が高い(特に赤ん坊)時代に後継者が途絶えさせないためって認識なのだけど、そうであるなら主人公の力で死亡率が抑えられる(我が子を見殺しにはしないと思うので)以上子沢山になりすぎて、将来跡目争いが大変なことになりそうな?
ってかこの調子でいくと主人公は不老不死になると思うので、跡目争いで子供同士が殺し合うのを眺める結果になりそう。
まさか主人公は子孫を残せないってことでもなかろう…それはそれで悲惨だし。

・ユミナがギルドの仕事

結婚すれば王様って言ってたので、恐らくユミナは継承権第一位。
そんな姫様が直々にクエストこなすって…騎士団呼べ。
前回公爵が「国から調査団送る」みたいなこと言ってたし、居るんだよね?
国の治安部隊が出動できない(するまでもない)些末な事件の対処をギルドが請け負ってるって形じゃないのか。
さもなくば国とギルドとで管轄の奪い合いをしてると思うので、姫様の介入は要らぬ火種になるんじゃなかろうか。
つか依頼する方も腰が引けるんじゃなかろうか。
もしくはクエストやってる最中、画面には映らないだけで護衛が大挙して取り囲んでるとか?
ピンチにならないので出る必要が無いってだけで。
ってかそっちのが良いと思うんだが…主人公の活躍を宣伝する証人となってくれるワケだし、なにより「こんな偉い人に惚れられるなんて」と、より優越感を満たせる。

ってかさ、ああいう世界で推理モノやるんだったらさ、発言者の地位によって証言の有効度が違うとか、それくらいやってくれんかのう。
まぁゴチャゴチャ書いたけど要は

王様といいつつフランクすぎて権威を感じない

だけなんだけどねー。
これは神様にも当てはまるので、ひょっとしてワザとそうしてる?
ってか主人公はずっと神様に監視されてる?
それと国王も公爵もハーレムOKな世界でいながら子供は1人だけって…ちと黒いものを感じるのだが。
スーシーとユミナって従妹関係なワケだけど、実はスーシー母って国王から下賜されたものだったりして。
スーシーの母が目を患ったのっていつだっけ?
ユミナ母がそう仕組んで、目の病気を理由に王妃の座を退かせたとか…でもって血の繋がり的にはスーシーとユミナは従妹ではなく腹違いの姉妹でまるで将棋だなとかサ、そういったの無いのん?

──と、突っ込んでみた。
最終話まで突っ込み続けられるだろうか…。{/netabare}

5話感想
{netabare}まずは↑の訂正。
「恐らくユミナは継承権第一位」と書いたけど、4話のアバンで明確に継承権第一位と言ってますね。
見落としてました…ってよりすっかり忘れてました。
で、それを踏まえた上での5話感想。
どういう政治体系なんだか知らんけど、↑でも書いた様に国が動くまでもない問題をギルドが請け負ってるんちゃうのん?
主人公が冒険者の心得みたいなのを語ってたけど、その気になれば軍を動かせる立場(実際できるかどうかは知らんが)のユミナにする説教かいな?
女子はスライムを毛嫌いしてたんだし、ユミナ「スライム退治はパパに頼んで軍を出動させます」でもええんやで?
ギャグ系でよくあるじゃない?金持ちの息子で何かある度お金で解決図ろうとするネタとかさ…そういうキャラに仕立てることもできるハズなのに何故やらないんだ。
取り巻きの女子がどれも一緒になってるというか、相手がどんな人だか分かってないっていうか、設定忘れてるというか…まぁ考えてないだけなんだろうけど。
サーチがロケートオブジェクトとディテクトシークレットを足したようなものと解釈してたけど、ロケートパーソンも兼ねるのか。
スマホ使って範囲も拡張されたみたいだし「この世で最高のお宝」でサーチかけたらヒットしそうな勢いだ。
それですぐ横に居る女の子が光って二人は幸せなキスをして終了でいいんちゃう?もう。{/netabare}

7話までの感想
{netabare}突っ込むの疲れてきたけど一応。
ゲームのエルシャダイのOPでそれまでの経緯(数百年間敵の居場所を探し続ける)をダイジェストで流すのだけど、そこで「永遠の命などあるのもか、処刑せよ」と、不老不死となった主人公を時の権力者(と思われる)が殺そうとするシーンがあるのだけど…。
なんでそんなことが起きるのか分かってるのだろうか?
この作品は誰も主人公を危険視しないのか…。
第一王女には陰ながら護衛が着いてたという設定が出て、↑でやったツッコミを回避した…に見せかけてるけどスライム館でその兆候は無かったし、今思いつきました感は拭えない。
あれなんかね、なろうでは伏線張るのはご法度だったりするのかな?
それにしたってアニオリでそれくらいやってくれても…。
ところで、同時期に放送されてるアニメで“賭ケグルイ”ってのがあるのだけど、そこで「銃口に口紅を詰めときました」と言われ、銃の扱いを心得てるキャラが軽はずみに銃口を覗き込むシーンは“無かった”。
ほう、分かってるじゃーんと感心したのだけど、一方のこの作品では逆に銃口覗き込むシーンあっても良かったんじゃ?と思ったり。
素人がやりがちなやっちゃいけない行為なワケだけど、それあった方が「ああ、この世界ではそれまで銃ってのが無かったんだなー」と説得力が増したハズ。
なんていうか“らしさ”の追及がホント甘いと感じる。
アニメーターもイヤイヤ作ってるんだろーなーと思うのだけど、それを悟らせちゃアカンちゃうかのう。

今回は原作自体の評価は避けて、なるべくアニメ単品としての感想にしてみました。{/netabare}

11話感想
{netabare}スタッフも「さぁどうぞ突っ込んでください」ってスタンスで作ってると思うので頑張ってそれに応えようとと思ったけどアッサリ断念。
突っ込むのも面倒くさい。
とりあえず…どんなに変に思えてもそれがその民族の正装であるならとやかく言うものではない。
すっかりあの世界の王にでもなったつもりか。

さてそんな中、褒める場所を1箇所発見。
空中庭園の背景のスイレンがしっかり熱帯睡蓮だった。
…単に担当した人がたまたま知ってただけで、打ち合わせや取材でそうなったってことじゃないんだろうけどね。{/netabare}

最終回まで見て
{netabare}さて、と。
実は最終回まで黙ってたことがあって…といっても別に隠してるワケでもないし知ってる人は知ってると思うのだけど、この作品のメイン作監(西田美弥子)って湖川友謙の一番弟子らしいです。
でもってこの作品の原作はロボが出るらしいと噂も聞いてたのでそこらへん一応期待してました(別に湖川はロボの人って感じではないが)、が、全然出ませんでしたね。
妙な期待持たせてもアレだなと思って黙ってたんだけど正解だったっぽい。

内容?まぁこんなもんでしょ、アニメスタッフも「これが面白い」とは全然思ってないっしょ。
ずっと神様から授かった借り物の力で無双して(よくチートと称されるけどコード自作してないのはどうなんですかね)、最後も女の扱い困ったら神頼み。
恐らく女性から見たら一番イヤな男性像を描いてみたんじゃないかな?
ってか女キャラ自体が妙に男っぽい。
あんな複数で結託したら、男の方から告白せざるを得ないように外堀から埋めてくというか真綿で首を絞める方向で攻めると思うのだが。
事あるごとに「結婚まだっすかー?」ってニュアンスのことをネチネチ言われること請け合い。

因みに作者はハイパーグラフィアなんじゃないかな(※)。
パソコンを与えて書体だけは見れる形にした感じの。
で、病人の頭の中を覗くという意味では面白いのかも知れないが、だったらもっと荒唐無稽でも良い気がするんだがなぁ。



芸術・クリエイティブの分野で精神異常なんてよくあることで、これ自体に差別的意図はありません。
が、一方でそういうのであることが評価を得やすい「なろう」のフォーマットは危険だと思う。
もっと乱暴な言い方してしまうと、頭の良いヤツがキチったことやるのとバカがキチるのは全然別モノかと。
バカがキチってるのを見せられても…ちょっと笑えない。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

何でも出来ることは、何にも出来ないことに等しい

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
とにかく、「主人公がなんの努力も苦労もせずにチートクラスに強く、無条件で可愛い娘からウハウハされる」のが楽しめるんなら、観ても良いアニメかと。

まあ、気楽な作品ではあり、最後まで「ツッコミ」を楽しみながら観るには最適なアニメでした。私はやってないけど、ニコ動やアニメ実況なんか好きなら、最高の素材じゃないかな?(知らんけど)w

まあ、そんな邪道な楽しみ方しか出来ない抵クオリティアニメとも言えますが。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ガチで何でも出来る人をアニメにするのと、ガチで何にも出来ない人をアニメにするのって、どっちが面白くなるのかな? まあ、どっちも面白くならないだろうね。「強くてNEW GAME」って、2周目だからまだ楽しめるんだよね。

ストレスフリー(超ご都合主義)は、逆にストレスになるということも、本作で学んだw

この作品、「異世界にスマホ」は良いとして、「身体能力、魔力適性、その他諸々パワーアップ」がいらない設定だったんだろうな、と。

しかも、「スマホが異世界使用」もいらない設定だったかな。

「異世界の常識やルールに右往左往する貧弱主人公が、現実世界の情報をググって応用し、ギリギリ乗り越えていく話」で普通に良かったと思う。

それこそ、科学的な話から歴史的な話、工学や建築学、格闘技の知識、なんなら怪談やトリビアを話すとか、何でもかんでもググって解決していく話。

(しかもそれが、実際にあるサイトとかでも調べられて、視聴者もスマホ片手に観るとか……まあ、権利がムリだろうが)。

例えば、1話目のアイス作るクダリなんかが良いイメージに近い。でも、あれでも接待ゴルフしすぎ。例えば食材にしても、卵とか牛乳の味が違ったり、ない食材があった方が良かったと思う(てか、バニラビーンズとかあったのかな)。

んで、時には「ググってもなんともできないこと」も当然あったり、「ネットの嘘に踊らされて」みたり。そこで初めて「検索も万能じゃないことを知る」で、良かったんじゃないかな~と。

他にもツッコミ所多数(長いからたたみます)、{netabare}例えば、1話で冬夜の服が「珍しい」という理由で売れたが、だったら異世界人の服のキャラデザを、もっとオリジナリティあるものにせんと。つか、九重八重がどう見ても、サクラ大戦の「真宮寺さくら」やん。つか、感覚強化で血の臭いを感じたなら普通は逃げる(回避する)やん。つか、スマホより有用な無属性&全属性魔法とかあれば、スマホいらんやん。つか、文化や風習、倫理観など現実世界と共通しすぎていて、異世界である意味あるの? つか、回復魔法の呪文がリカバリーって、英語かい。オリジナルのネーミングくらい考えろよ。つか、2時間後に宿に集合って、4000万もってて少しも奢らないんかい。つか、主人公、たまには現実世界を懐かしめよ。つか、主人公チート級の戦闘力あるくせに、ポジション司令塔って。つか、敵が人外なのに内緒話する意味は? つか、能力がチート過ぎて推理にならんよ。つか、拭き取っただけで毒を除去できるとなぜわかる? つか、ユミナ姫、人の本質を見抜く看破の魔眼なんて便利なもんもってるなら、バルサ伯爵の本質を見抜けよ。父親殺されかけなくてすんだやん。つか、この世界の常識は分からんが、普通は男性の王族の方が王位継承権上じゃね? つか、別に悪くはないが、琥珀って普通は茶色だけどね。つか、スライム、本の紙だけ溶かして革表紙を溶かせないなら、革製の衣類を着ていけば良いんじゃね? 建物が燃えるかもって、石造りやん。つか、今度は探索系のチート魔法かい。つか、シャボン玉があるなら普通真っ先にイメージするやん。つか、どこまでチート重ねるんだい。つか、船酔い患者をおんぶって更に酔うやん。つか、「こちらの様子を伺っていた何者か」で検索かければ良いやん。都合に合わせて出来ないこともあるんやね。つか、シャイニングジャベリンは氷を貫けないんかい。つか、竜の牙、なぜ村長は上から目線? つか、気になるなら「この剣の持ち主」で検索しろや。つか、王とのバトルで致命傷可って。つか、アクセルを使えるのは良いとして、その状態で切り合うって、アクセルは動体視力も上がるの? つか、銃へのプログラムかなり複雑やん。いや、自転車って、ゲート以外の交通手段が必要かい? ゲートの発動条件が、行ったことある場所から、行った記憶がある場所に、微妙に変わってるやん。つか、母上若すぎ。つか、バイオハザードやん。つか、プログラムまで瞬間で組むんかい。つか、殲滅魔法強すぎ。つか、山本勘助って信玄の忠臣だろ。つか、スティールで心臓とか奪えよ。つか、信玄が二度死んだのに四天王あっさり過ぎるだろ。つか、王族みんなヒマなのか、働け。つか、全員水着の面積狭すぎ、恥女か。つか、つか、これ朱雀も青龍も出る流れね。つか、永続魔法って、MPはどうなってんの? つか、ディフォルメ化して浮けるなら、それでスリップ回避してから元に戻れば良いやん。つか、これ以上戦力増強してどうするん? つか、王族になれば一夫多妻すらOKかい。つか、ユミナ正妻は確定かい。つか、何の悩みもなくハーレムエンドまっしぐらとか楽なアニメだな。つか、ただのクズ男やん。つか、ガラスの仮面かい。つか、USBポートの規格が合うんかい。つか、次は未来予知に巨大ロボかい。つか、深く考えなくてよいっていう神のアドバイスは、視聴者に向けたものなのか? つか、恋愛神って、名前のヒネリなしかい。つか、神様のクダリは必要か? つか、責任もてないって理由なのに婚約はできるんかい。つか、いよいよスマホ関係ないな、純粋な意味でのハーレムアニメだな。{/netabare}

あ~、ツッコミ疲れたw でも、このへん、なんか(アホくさ過ぎて)ニクメナイんだよな~という感じで少しは楽しめたんで、評価1は付けませんw


さて、ネタではなく、ここからガチで酷評です。

まあ、簡単に言うと、主人公を「何でも出来る」という風にデザインしたのに、都合に合わせて「出来ない(やらない)ことがある」から、変になる。

「何でも出来る」なら、本来ピンチや困ったことにはならないはずなのに、作者の都合に合わせて、ピンチを演出している。キャラ自身が、そのキャラなりの思考回路やおかれた状況の中で考えて行動しているのではなく、作者が自分の都合の良いように、駒のようにキャラを動かしているタイプの作品に感じた。キャラが生きていない。

(「ロードス島戦記」の作者、「水野良先生」とかはその辺が凄いよ。「キャラが動いてくれないと書けない」「キャラが動き出したら全部書き直すこともある」と公言されてるし、それは読んでいても感じる。だから、出版が遅れる遅れるw)

つまり、根本的な問題として、作者に、登場人物を愛し、共に苦労して冒険しようという気概を感じないんだよね。

本当に良い作品というのは(それがファンタジーであれ恋愛であれスポ根であれ何であれ)、「作者が登場人物をリスペクト」しているように感じる。例えば、自身が産み出したキャラクターをストーリーの都合上どうしても殺さなくてはいけなくなった時、本気で悩み、泣きながら描くような、そんな姿勢だ(「キングダム」の「原泰久先生」は、あのシーンやあのシーンなんか、本当に泣きながら描いてました。「尾田栄一郎先生」もそうだそうです)。

きっと、そういう作者の思いって、読者(視聴者)に伝わると思う。

登場人物が、作者の「妄想」を具現化させるだけの「単なる道具」なら、多分、人は泣けない。それを、自身の「夢」を具現化させるための「相棒」にまで昇華できれば、多分、人は泣ける。やってることは近いんだけどね。

とはいえ、「小説家になろう」原作ということで、原作者はセミプロ?みたいなものなのかな。小学生の時、「RPGツクール」で作ったゲームのシナリオを思い出した。それでもまあアニメ化されるくらいには注目されているということなんで、(原作者の)今後の動向(成長)には期待して注目していきたいと思います♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

謎の神様パワーでモテる人生をゲットだぜ!

❁⃘❁┈┈┈┈┈INTRODUCTION┈┈┈┈┈❁❁⃘
彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、
異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。
様々な人達と出会い、大切な仲間を得ていく中で、
いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。
古代文明の遺産を受け継ぎ、
お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、
個性豊かな女の子たちと共に
彼はのほほんと世界を巡っていく (公式引用)
❁⃘❁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❁❁⃘

異世界が流行ってる今の感覚で観ちゃうとテンプレだな〜
と強く感じる部分は多いと思うけど、
5年前の異世界作品と思ったら面白い方だと思う。

内容はありがちでも女の子たちが可愛くて
それぞれ個性もしっかりしてるのでキャラは楽しめます!

ただ、ここまで恋愛を持ってくるとは思ってなかったので
恋愛要素が多いことに少し戸惑いますね。
{netabare}
終着点がみんなと結婚の約束をすることなら
あまり必要じゃなかったのでは?と感じるバトルシーンが
結構含まれていたように思いました。

笑えるところと癒されるところが
いくつかあったのは良かったです(*´`)


◆1話【 目覚め、そして異世界】

フランクな神様いいキャラしてるなぁ〜
スマホをそんなあっさり使えるようになるのも凄いけど、
身体能力の向上と魔法の才能まで与えてくれた
神様パワーっていう謎の雑設定なにそれw

冬夜の、ギルドの例えがハローワークって発想好き。
あと異世界ならアイスクリームの教えは特許とれそう(°﹃° *)

◆2話【 初旅、そしてサムライ。】

スライム討伐をエルゼたちが全否定して
ブヨブヨネバネバした物体が生理的に無理だから
って言った瞬間、リゼロのアクア達が即座に浮かんだw

なんだこの生意気な小動物みたいな可愛い子はーっ♡
と思ったらスゥちゃん喋り方がそう聞こえるだけで
しっかり王族らしい筋の通った素敵な性格してるの好き。
スゥちゃんだけじゃなくてお父さんも
王族だけどフレンドリーでいい雰囲気なのいいな(*´`)

サムライの八重も仲間入り、うんうん、
いいね、着々と女子が集まりだした集まりだしたw
チートだとしてもなんでも出来る冬夜が羨ましい。


◆3話【 将棋盤、そして地下遺跡。】

アルマちゃん、、狐キャラきたぁぁああああ♡!

「このタイミングで冬夜殿が訪ねてくれるとは、
おそらく神が君を遣わせてくれたのだろう」
ってアルフレッドが冬夜に言うのを聞いたとき
冬夜と神様は顔見知りだから無きにしも非ずな感じがして
もしかして神様はあれからずっと
冬夜の事を見てるのかな?と思い始めてきた。


◆4話【 婚約、そして押し掛け。】

急に出てきたユミナと婚約させられるけど、、
サブタイ通り本当に押し掛け。
人の本質を見抜ける魔眼の持ち主なら
相手(冬夜)の心情とかも察せる子になっておあげw
個人的に今の所ユミナはグイグイ感がちょっと苦手だなー。

冬夜の神獣となった琥珀のちっこいバージョン
ぬいぐるみっぽくて可愛いですね(*´`)
持ち前の威圧感は欠片もなくなっちゃった!!


◆5話【 スライムキャッスル、そして新機能。】

「爵位!?!?」「辞退!?!?」この流れ好き。

4話の時よりもユミナの性格が砕けてきてて
最初の苦手意識も薄れました‪(*ˊᵕˋ* )
それに冬夜が他の女の子に変わらず優しく接してても
ユミナは嫉妬とかでそれを否定する訳でもなく
むしろそんな冬夜を受け入れてる感じが好感度高い。
それとも一夫多妻の世界だと
取り合いにならないからその余裕なのかなw


◆6話【 引っ越し、そしてドラゴン。】

ユミナのお父さんから爵位の代わりに
大きい家を貰って5人で過ごすことになる。
ユミナ以外のみんなが邪魔をしまいと遠慮をしたけど
「4人とも同じくらい好きだし家族みたいに思ってるよ」
と冬夜は伝える。

これはユミナもさすがに嫉妬するか!?と思いきや、
ユミナは1歩前進と捉えて凄くポジティブな上に
お嫁さんになるつもりではあるけど独占するつもりはない
という12歳にして大人な考えのユミナに完敗です(๑⃙⃘´꒳`๑⃙⃘)
、、4人ともお嫁さんになるつもりかしら♡w

ドラゴンとの戦いを終えたあと、
ドラゴンでさえ琥珀には頭が上がらない様子を見ると
琥珀が本当に凄い立場の神獣だという事がよく分かる。


◆8話【 日々の暮らし、そしてイーシェンへ。】

冬夜、少女を拾って帰る。の巻www
ここでレネちゃんが謎に仲間入りするのは
何か今後に関係してくる意味があるのかな??


◆7話【 獣人の国、そして監視者。】

「可愛い、可愛い、可愛い、筋肉〜、、」
スマホの写真をドローイングってw
上手いこと魔法と掛け合わせて使いこなしてるな。

プログラムで作られてる動くクマさん可愛い♡
このプログラム魔法めちゃくちゃ便利じゃない!?


◆9話【 オエド、そして不死の宝玉。】

八重のお兄ちゃんイケメンだったーっ!!!

宝玉のせいで戦が起きてたけど
冬夜の一斉攻撃であっという間に不死者達をノックアウト。

宝玉を目にはめてた自信たっぷりな持ち主からも
小物移動の魔法を使って一瞬で奪えた、、呆気ないw
チートに磨きがかかってきた(*•̀ㅂ•́)و


◆10話【 海、そしてバカンス。】

水着回ですねぇ〜〜〜(°﹃° *)
お胸のサイズに個性が出てるアニメは良いね!

召喚で呼び出した蛇の珊瑚と亀の黒曜と契約成功。
にしても蛇がオカマちゃんだと
必然的にNARUTOの大蛇丸を思い出してしまうw


◆11話【 ぱんつ、そして空中庭園。】

移籍を探していたら空中庭園を発見し、
そこでパンツ丸出しのフランシェスカと出会う。
またもやいいキャラ出てきちゃった〜w
フランシェスカから勝手に認められて
冬夜は空中庭園のマスターに。
マスター登録で遺伝子を取り込むために
突然フランシェスカが冬夜にしたキスが全然
フランクなものじゃなくて驚いた(°﹃° *)

2人のキスを目の当たりにして気持ちが爆発したのか
好きという気持ちを打ち上け張り合うように
リンゼが冬夜にキスしちゃったよ〜
1番勇気ある子なんじゃないか??
張り合った相手のフランシェスカは人間じゃなくて
何千年も前に人の手で作られた子だしw


◆12話【 決断、そしてスマートフォンとともに。】

ライムさんに対する
フランシェスカの棒読み「キュンキューン」がツボすぎる。

おいおいおい、
ただのハーレム求婚フィーバーやないかいwww

恋愛における「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」
って言う人が結婚できないお約束が存在するのは
なんと恋愛神のせいだったのか!!

8話で起こった冬夜がお風呂に入ろうとしたら
着替えてる最中で下着姿の4人と遭遇したトラブルも
恋愛神のせいだったのねw

そんな恋愛神だけど、
「片方だけの幸せなんて恋愛じゃないのよ」って
しっかり良いことも言ってる(*´`)

フランシェスカは、未来が見えてた博士から
冬夜は最終的に9人と結婚するって聞かされてるらしい。
最後に9人の女の子たちが並ぶ映像が流れるから
その子たちが結婚相手になるんだろうけど、
その中にスゥちゃんも入ってたーっ(๑⃙⃘´꒳`๑⃙⃘)
612歳の妖精族のリーンさんも入ってたんだけど、
まさに異世界ならではのメンツですねw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

65.6 16 妄想でラブコメなアニメランキング16位
長門有希ちゃんの消失(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (726)
3604人が棚に入れました
これは、少し内気な普通の少女、長門有希の物語

「涼宮ハルヒ」シリーズのスピンオフ作品が、5年の時を経て、ついにアニメ化!
「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」のぷよが描く話題作がついにアニメ化!!
長門が、初めて…恋をしました。

劇場版アニメ「涼宮ハルヒの消失」の世界をベースに展開されるもう一つの「If」の物語。

声優・キャラクター
茅原実里、杉田智和、桑谷夏子、後藤邑子、松岡由貴、白石稔、松元惠、小野大輔、平野綾
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

まぼろしのSOS団

ハルヒを観ていた自分としてはまたあのキャラたちの声が聴けただけでもうれしかったけど
長門有希が普通の人間の設定なのはいまひとつ。
しかも皆、普通人ばかりでどう盛り上げていくのやら。

★第1話「大切な場所」
{netabare}
<初回のネタはいまいち>
キョンの顔が丸みを帯び柔和になって落ち着いた包容力の増したキャラに変わってました。
長門有希はもう完全な別人。
色々萌え要素盛り過ぎてあざとさを感じてしまう。
ハルヒシリーズ観たこと無い人にこれ受け入れられるんだろうか?
そんなことしか思い浮かばない。
{/netabare}
★第2話「もろびとこぞりて」
{netabare}
頭切り替えてハルヒ本編と比べるのは止めてもうしばらく様子見しよう。
<無双、朝倉涼子>
有希の部屋に朝倉涼子がいて家事なんかしてると
『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』のあちゃくらりょうこを思い出す。
朝倉涼子って、シリーズごとに振れ幅がもっとも大きいキャラ。
母性本能が強く女子としての基本スペックが高いのはというのは共通してるけど。

ハルヒでは、早期退場のヒール役
ハルヒちゃんでは、いじられ役
有希ちゃんでは、一番頼りになる親友役
個人的にはハルヒちゃんのチビキャラ、あちゃくらさんが一番好きです。

台詞のある涼宮ハルヒが出てきて平野ヴォイスに触れたことで
ようやく視聴継続意欲が湧いてきました。
{/netabare}
★第3話「涼宮ハルヒ!!」
{netabare}
<フーっ…やっと役者揃いましたので評価少しアップ>
キャストの皆さんも昔の勘を取り戻して本調子になった感じ。
ハルヒと絡むことで蘇ったキョンのツッコミとキツメの表情。
やはりキョンはこっちのほうがしっくりくる。
皆を振り回してこそのハルヒ。
キャラとしてブレてないハルヒはやっぱり輝いている。
ハルヒ登場により、キャラのデザインと色彩設定の変更の違和感が強くなってきた。
小泉は、イケメンと言うより優男度がまし、ハルヒは体型と顔もシュッとスマートに美人度はグッとアップ。
しかし京アニ版のおてんばな少女の面影が消えてしまったのは痛い。
京アニ版のアクのあるシャープなキャラデと色彩の方がハルヒには合うと思う。
淡い色調の美術設定もハルヒのキャラの濃さのおかげで違和感。
もっとカラフルで色鮮やかな京アニの世界が恋しい。
京アニ版ハルヒの世界と比べるの止めようと決めたのに無理だった。
朝倉涼子とSOS団(今作では文芸部&書道部)メンバーの絡みは過去なかったと思うので新鮮で興味あり。

3回目にしてようやく最後まで見届けると決めました。
{/netabare}
★第4話「Be my Valentine」
{netabare}
<主役の影が薄すぎ>
今回一番良かったのはキョンとハルヒの川での絡み。
キョンの包容力に触れ、ハルヒもキョンに恋心が芽生えたようだ。
やはりハルヒとまともに向き合えるのはキャンしかいないんだということがよく解る。
ヒロインであるはずの有希が、いろんな意味で弱すぎなのが痛い。
傷つきやすくガラスのように脆く、サポーターなくして何もできないのが歯痒い。
今回の最後は、有希が哀れで切なかった。
今後、恋のライバル、ハルヒにどう立ち向かうのか。
キョンとの絆はどうみてもハルヒの方が上回ってるのに勝ち目はあるのか。
<不満と違和感>
ハルヒがいても、周りの女性キャラは彼女のノリに全く付いていけず
巻込まれ、振り回されることもないので、コメディとしてかなり退屈。
ハルヒいない場面ではさらにしょぼい。
笑いや萌えを狙った演出には虚しさしか感じられない。
谷口のシーンも浮いてて笑えなかった。
朝倉は、もう高校生とは思えず。
あの落ち着きようは、30歳以上にしか見えない。
キャラの中の人の実年齢までも自然に滲み出ててしまってる。
そして、ずっと気になったのは部室に有った緑のカエルの被り物。
はるひ&はるひちゃんの憂鬱で、みくるが被ってたシーン思い出すけど、
悪目立ちすぎてこの作品では、浮いてて邪魔に見える。

今回観て、オリジナルのハルヒの憂鬱の世界観と設定があって初めて輝く
有希、朝倉、鶴屋、みくる、なんだとしみじみ思います。
頼りがいのない有希、マスコットとしてハルヒにいじられることないみくるは
気の抜けたビールやコーラみたいなもの。
超能力も未来人も宇宙人もいない世界では、
朝倉、鶴屋のオーバーなバトルモード時の演出に違和感が生じてしまう。

あと今回感じたのは、淡い色調の美術設定とか、以上のように諸々違和感あるのは、
実はこちらが異空間の仮想世界でハルヒ本編が本物の世界だと暗示させているかもと。
そうなると今シリーズ最後に、それ相応のオチを期待しちゃいますがどうなんでしょう。

とりあえず現時点では、ハルヒとキョンの今後の展開しかあまり興味が湧かないですね。
{/netabare}
★第5話「彼女の憂鬱」
{netabare}
いつの間にか、他校の制服のまま堂々と北高に居るようになったハルヒと小泉。
そうなると、有希、ハルヒ、キョン、みくる、鶴屋、朝倉だけの世界が増々強調されますね。
部室以外の校内の彼等の周りにはモブキャラすらほとんど居ないし。
今回は、ウケ狙いのオーバーな演出は控えめな印象でそれほど気にならず。
有希もそんなにやわじゃないようでちょっと安心。
ハルヒとキョン、以前のシリーズより性格丸くなったせいか、朝倉同様、
中の人の実年齢が滲み出てるのはちょっといただけない。
それにしてもヴァレンタイン・イベントのエピソードに2回も掛けるとは。
依然面白いとは思えないけど、ハルヒと朝倉が打ち解けてきたようで、
以前のシリーズになかった構図がちょっと新鮮でした。
{/netabare}
★第6話「Over the Obento」
{netabare}
入校許可証を取得して着々と北高文芸部に自身の拠点を構えるハルヒ。
自分用の椅子と机を用意して三角錐をドンと置いた瞬間が一番良かったシーン。
結局ハルヒ観たさに視聴継続してるようなもんです。
その他の描写は車窓を通り過ぎる景色ぐらいにしか感慨がわかないのが、ちと寂しい。
次回、団長ならぬ本部長さまのご活躍を期待。
{/netabare}
★第7話「ねがいごと」
{netabare}
長野旅行で善光寺参り。平和だなぁ~。
有希ちゃんの煮え切れなさと大食い。
朝倉の異常な過保護ぶり。
鶴屋のずっと続く無意味なハイテンション。
みくるのあざとい天然さ。
同じパターンで7話続いて延々お約束のギャグばかり。

さらに5人の輪の中に他の周りのキャラが絡むことも一切ない。
意外性という言葉が無縁の作品。
こんなんばかりじゃ飽きます。

唯一の救いの存在だったハルヒも今回はどうも痛いばかりで冴えません。

キョンもいまいち。
駐輪禁止にチャリ止めて撤去された元祖ハルヒと違い
こちらは何事も穏便でいろいろ中途半端。
ただ、CV杉田智和さんはサービス精神旺盛な方なので
アイスの件とかアドリブぶち込んでそう。
確証はありませんが、他でもたまにアドリブっぽい台詞がある気がします。

今回一番思ったこと。
リンゴバター味のポテチあるなら食べたい(^_^;)

次回、ハルヒの謀りごとには興味あるけど、
この調子じゃ…期待しないでおこう。
{/netabare}
★第8話「涼宮ハルヒの謀」
{netabare}
大塚明夫さんの無駄使いが過ぎます。
通りすがりのメイドさんもここでは地味に。
古泉の言動は意味不明でキモイ。
キョンの放置とか、みくるのあざとい弄りとかギャグも寒い。

風呂入って食事してちょっと遊んでまた風呂入って…。
予想通り、面白いイベントは相変わらず何も起きません。
物語性はほぼ皆無。
キャラを愛でれない人は完全な置いてけぼりになります。

お見合い風呂って本当にあるようです。
スポンサー紹介テロップに実際の写真使ってました。
前回もそうでしたが、長野の名産紹介と観光のPVですね、これは。
{/netabare}
★第9話「その手を…」
{netabare}
モブすらいない完全な7人だけの世界。
星空と宇宙の描写は綺麗でしたね。
萌えや笑い狙いの演出は自分には相変わらずいまいち。

ただ、長門が交通事故に遭う次回からが今作のクライマックスなのかな。
今までの平穏で安心な世界から緊迫感ある世界に一変するのか?
ギャップを上手く引き出せたら作品の評価上がるかもです。
{/netabare}
★第10話「サムデイ イン ザ レイン」
{netabare}
雨の中、交通事故避けようとして
転んで手とおでこに擦り傷を負った長門。

それがきっかけで別人格降臨。
どうやら宇宙人長門の人格がこの世界の長門に憑依したようだ。

ハルヒ、小泉、みくる、鶴屋は出番なし。
教室シーンで久しぶりに国木田、谷口登場。

今作でまったくギャグ&萌え演出のない異色さ。
ずっと降り続く雨の中しっとり静かな緊張感漂うシリアス調。

でもキョンは鈍感にも気にせず長門に普通に接する。
しかしさすが朝倉。警戒して「あなた誰?」と長門に問う。

10話目にしてようやく物語らしくなりました。

やはりゲームより本好きの、
片言しか話さない長門のほうがしっくりきます。
次回が楽しみです。
{/netabare}
★第11話「長門有希ちゃんの消失 I」
{netabare}
実質的にキョン、長門、朝倉だけの世界。

街中や校内の喧噪が一切存在しない。
教室内の台詞あるキャラは国木田、谷口のみでガヤもなし。
外の休憩所のキョンと朝倉の会話シーンでは学校が無人のよう。

今回長門視点の心の独白多く、宇宙人長門にとても共感できた。
いかにも演技っぽく、こちらの有希ちゃんを演じる長門もちょっと面白い。
朝倉の優しさや思いやりもよく伝わった。

全体的にコメディをセーブしたことにより
キャラに感情移入しやすくなりました。
今回もハルヒ、小泉、みくる、鶴屋は出番なし。
結局以上の4人は、今作では
コメディリリーフ以上の存在になれなかったようですね。

今回、初めてエンディングの歌詞と映像の意味が見えてきて
ちょっと切なさが残りました。

次回、明示されてないけど最終回でしょうか?
いずれにせよゴール間近。
果たしてどんな決着を付けるのか、楽しみです。
{/netabare}
★第12話「長門有希ちゃんの消失Ⅱ」
{netabare}
キョンと長門、図書館に試験勉強に行く。
二人だけの空間。
今回はほとんどがキョンと長門の会話と長門の独白。

キョンと長門が初めて出会った回想シーンに
キョンの妹が今回初めて一言のみで登場。
「キョンくーん、本届かないよー」

今の有希の中で元の有希の記憶が蘇り始め
切ないシリアス展開を予感させる流れ。

ネットで調べると16話もあるらしいですね。
せっかく物語が動き出したもののテンポが遅すぎて飽きてきました。

ハルヒの消失が劇場版だったように、
これも劇場版ででまとめたほうが良かったかもしれない。

今回、過保護な母親と化してる朝倉の出番が少なかったことで
前回以上にまったりと落ち着いた回でした。

今の雰囲気では、浮足立った有希の演出とかあざとさしか感じられない。
いまいちしっくりこないです。

BGMが落ち着いた管弦楽のみ。そこだけはとても良かったです。

だらだらとした間延び感があって集中力が殺がれてきましたが
ここまできたら最後まで完走するつもり。
{/netabare}
★第13話「長門有希ちゃんの消失Ⅲ」
{netabare}
別人格有希がもうひと眠りで消えてしまい
元の人格に戻ることを覚る。

そしてお世話になった朝倉には心の中で別れを告げ
残された時間を読書に没頭する。

時間切れ間近な夕暮れ時、キョンから電話。
そして電話で想いを告げる…。

今回は、ピアノ中心のBGMでとても効果的でした。

そして、別人格の有希にすごく感情移入できました。
今迄で一番良かった。

今回がこの物語の一つのピークだと思いますが、
あと3話もあります。どうまとめるのでしょうか。
{/netabare}
★第14話「彼女の戸惑い」
{netabare}
夢で語りあう二人の有希
双方分りあえ、別人格は安心して消える。

7月7日 七夕
すべてが平常に戻り久しぶりに7人が揃った。
空も青いし、校内の喧噪も蘇る。

4年前の 七夕
ハルヒにはキョンに対し忘れ得ぬ思い出があった。

ハルヒとキョンの初めての邂逅。
初対面にも関わらず、
強引にハルヒはキョンを自分の行動に付き合せる。

それは、共に夜の校庭に忍び込み
宇宙人へのメッセージを書くこと。

強引かつ意味不明な行動に拒絶することなく
付き合ってくれたキョンは
ハルヒにとっては唯一の理解者であり救い人。

キョンは自分をジョン・スミスと名乗り
お互い本名を知らないまま別れた。

4年後の再会。
ハルヒは、以前川に河童探しに行った時に
今、目の前のキョンがそのジョン・スミスだと気付いていた。

七夕、相変わらずキョンは、そのことをすっかり忘れている。
「相手が覚えてないのにいちいち意識してるんだから」と
長門に対する心情を吐露するキョンに複雑な思いを抱くハルヒ。


キャラの心情を深く振り下げることができてる分、
前回に続き今回も良いです。

その分、鶴屋とみくるは
台詞も二言三言で存在感希薄で半ばモブ化。
しかたないですね。

4年前の中学1年のキョンの声、
杉田さんでは違和感あり過ぎなのが残念。

そして朝倉は有希を甘やかせ過ぎ。
いつも流させるままの受け身の有希にも問題あるが
ひとこと言いたい。
「洗濯くらい自分でさせなさい」と。
{/netabare}
★第15話「彼の迷い」
{netabare}
ラブコメに必要不可欠のお約束の夏イベント。

今回は海も山もあり、水着にスイカに肝試し。

次回はサブタイトル「花火」。

やはり皆さん、浴衣でしょうかね。
ついでにお祭りの縁日が加われば完璧。

もう捻りも意外性も一切期待しないほうが無難かな。
もう最後まで観た気分でお腹一杯。

夏イベント一通り網羅して
なんとなく皆ハッピーで締めくくられそう。
まさにラブコメ夏の見本市。

今回、かなりがっかりです。

この作品を楽しんでる人、ごめんなさい。
自分は白けるばかり全く楽しめなかった。

一言でいうと「中途半端」。
リビルドとしてもパロディとしても。

ハルヒの憂鬱抜きで
単体のラブコメ作品としたなら最低。

評価更新しました。
今回で評価下げざるを得ません。

{/netabare}
★最終話「花火」
{netabare}
<いろいろうやむや、なんとなくハッピーエンド>
なんなんだ~これ。
せめて長門とキョンが正式に付き合い始めるというラストならよかったのに。

なまぬるい今作らしい最後でした。

いつか面白くなって欲しいという祈りにも似た気持ちで
観続けましたがようやく完走。
でもほとんどが退屈のお話だったので全16話は長かった―。

最後は、前回予想できた展開と締めくくりのまんまで苦笑。

前回がっかり済で、最終話は期待値ゼロだったので
虚しい気持ちは残れども、全話観たこと後悔する気も起きず。
すべての話含め、録画を観返すことは二度とないと思います。
{/netabare}

<全話観終えて>

全話の感想を一言でいうなら「冗長」
1~3話、4~6話、7~9話のそれぞれの3話分を2話に短縮して合計6話、
10~14話の5話分を4話に、15&16話の2話分を1話に短縮。

以上の合計で、全11話程度の尺で必要十分な内容だったような印象です。

原作1巻だけ試しに読みました。
今作は原作に忠実なようですね。
原作自体が自分に合わないと感じ、それ以上は読めませんでした。

そして個人的に今作の長門有希を全く好きなれなかったのが
話に入り込めない一番の理由。

原作からは、かけ離れる話ですが
今作の長門は、もう少し主体性があり、
文芸部部長らしさも多少なりともあったほうが
作品が引き締まったと思います。
ゆるふあ系でもいいんですが幼稚すぎた。

しかもゆるふあ系として、
みくるとキャラが被ってる部分が多く
みくるの影がかなり薄くなってしまった。

はるひちゃんの憂鬱の
完全なるパロディとして徹底している3頭身キャラの長門なら、
長門が本ではなく、ゲーム好きである設定は活きてる。
しかし今作では無意味だったし、むしろマイナスな設定に感じた。

朝倉は長門に構い過ぎだし、
他のキャラ達の接点も希薄で7人が仲良くする必然性も感じられず。
人間関係の不自然さが際立ってしまった。

声優さんも、確実に年輪を重ねてる感が半端無く落ち着き過ぎ。
なんか同窓会に立ち会ってる気分。

音楽の使い方とか一部いい所もありましたが
誰にもオススメできない作品でいろいろ残念。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

過ぎてしまえば笑い話になるってもんですよ

2015年4月~ TOKYO MX、BS11他にて放送
全16話 (原作未読)

公式側も謳ってる通り今作はスピンオフというよりもリビルド(再構築)の色が強い作品でした。
従来のシリーズのキャラクター達はそのままに原作にあるSF(少し不思議)要素はほぼ排除され
代わりに恋愛を強く押し出しており、それに合わせて長門有希は恋する純情乙女の”長門有希ちゃん”にジョブチェンジした日常ラブコメ作品。

しかしと言うべきか、やはりと言うべきか、京アニ時代に比べて線が柔らかく全体的に薄味気味なデザイン
背景は平凡の粋を出ず、建物のパースがおかしい箇所が結構見受けられたので作画面で見劣りする点。
そして1話でキャラクターの口からラブコメという単語が出るほどラブコメ一直線に押しすぎた点。
ハルヒに関連するものはほぼ網羅しているディープなファンと私みたいに長門が動けば何でもいいやという厄介なファン以外は
中々受け入れがたく、間口の狭い作品になってしまったのは勿体無いなぁという印象。


グダグダと雑感
{netabare}
序盤からキョンと長門を中心にコメディに寄りながらも微笑ましいやりとりにニヤニヤ。
しかし2話で朝倉さんのガチな態度を見せて恋愛方面はしっかりやりますよという示唆を感じ
ハルヒも登場しキョン、有希、ハルヒの三角関係もあるか?と思わせるような演出もありドキドキしながら見てました。
結果としてはハルヒがクッソ大人の対応で一歩引いた形になってましたけど。
原作からして対外的には常識人の面は持ち合わせてましたけどここまでしっかりとした対応をとれるなんて意外でした。
顕著だったのが5話の朝倉さんマジギレシーンと有希とのやりとり。
自分の主張は曲げずに、それでも相手をしっかり立てることが出来るっていう原作とはまた違う魅力が描かれていました。
それ以降のハルヒと朝倉さんが二人でいるシーンはお互い違った面を見せ合うような
それでいて本音で語りあえる相棒のような、新鮮で魅力的な関係に昇華していて良かったです。
それ故に良くも悪くも(いや全然悪くはないんだけど)ハルヒの魅力がフィーチャーされすぎて
相対的にただ可愛いだけで受け身な有希ちゃんの魅力が薄まってしまった感があるのは残念な部分。

そしてストレートに魅力を伝える実直な演出が目立ったのも本作の特徴。
あえて本家のタイトルそのまま使った第10話「サムデイ イン ザ レイン」では本家の情緒的な雨の日の雰因気を再現しつつ
作品の方向性をガラッと変えていったのをはじめに
こもったような声のエフェクト、もうひとりの人格の記憶を追体験する純白ワンピースの長門。
本家以上にじっくり描いていた図書館のシーンなど(ハイペリオンを手にとる長門にニヤリ)

12話で直ったメガネをかけるのを拒否したシーンは否が応でも入ってくる本来の”有希ちゃん”の記憶と
今後訪れるであろう”消失”の未来、この世界に残っていたいという未練から来た本心の現れ。
人間味が薄く、ヒューマノイド・インターフェース的な描かれ方をしていた彼女が見せたエゴのような描写がすごくえげつなくも切ないシーン。

それを受けての13話。執拗にJKアピールをする朝倉さんとの会話で自分の本心に気付き赤面するシーンは本作で最高のカットなのは間違いなし。
告白の直前まで読んでいた「星を継ぐもの」がこの不思議な出来事に終わりを告げて本来の日常ラブコメに戻りますよって示唆なのも細かいです。
告白直後のキョンの唖然としていた顔のカットがすごく印象的。
誰かのために全力疾走するキョンは「ハルヒの消失」以来なので、そこの対比として見るのも面白いです。

そして言わずもがなEDの演出。
水面の反転。キャラクターのシルエット。そして13話のみ歌手名のテロップが長門有希(CV:茅原実里)表記になっている所。
歌詞の内容も実は別人格の長門を歌っていたっていう有りがちだけどストレートに良い表現。
細部にまで手の込んだ演出で最初は平凡だと思った曲がすごく良く聞こえるようになりました。

歌詞といえばED「ありがとう、だいすき」の2番Aメロの歌詞

なにも望まないなんて やっぱりそれは嘘ね おなじ景色感じて ああ歩きたいの

これは涼宮ハルヒの消失の主題歌「優しい忘却」の冒頭の歌詞

望むことは何? わたしが問い掛ける なにもいらない 嘘ではなかった

に対応しています。想像ですけど「ありがとう、だいすき」は「優しい忘却」に対するアンサーソングなのでは?と
そう考えるとまた違った印象を持つと思います。
とにかく本編の演出のおかげで印象がだいぶ変わったので是非フルVerで聴いてほしい良曲です。{/netabare}


【総評】
京アニ版の構図、演出、キャラ描写にいたるまで最大限のリスペクトを感じつつ
10話から13話までの話はかなり本格的な恋愛ドラマを展開させていたり
原作ではありえなかったキャラクター同士の絡みも見れたりで
ハルヒシリーズを知っている人は一見の価値ありな一作。

13話以降はさすがに冗長さを感じてしまったけれど
丁寧で誠実な演出が目立つ良作でした。

最終話の”あの話”はようやく公式側でネタにしてきたかぁと時の流れを感じました。

1話までの感想
{netabare}皆さんご存知『涼宮ハルヒの憂鬱』の1エピソード『涼宮ハルヒの消失』
それのさらにスピンオフにあたる『長門有希ちゃんの消失』

最初は『涼宮ハルヒの消失』内で主人公のキョンが選んだ
ありえたかもしれない未来の一つを描いているものだと思っていたんだけど
どうやら完全に独立したパラレルワールド的な世界観のよう
しかし『ハルヒの消失』の経緯を知ってる身からすると
なるほどなぁ…なんて思ったり

とにかくおおかたのパブリックイメージとは全く異なる長門有希
いや、長門有希ちゃんが今作の主人公

急に起こされて「にゃあっ!」なんてリアクションとっちゃったり
キョンが読書してる横でゲームやっちゃったり
手が触れただけで顔を真っ赤にしちゃったり
ターキーに思いを馳せてよだれを垂らしちゃったり

そんな長門有希ちゃんには最初かなり違和感が・・・
う~ん・・・
まぁ・・・

これはこれでいいかぁ!なんて思ってしまいました
普通に可愛かったし
有希ちゃんが部室でクリスマスパーティーをしようと
在りし日のハルヒと同じ行動をとっているのも面白かった


しかし、ハルヒシリーズのキャラを知ってる前提の作りは
完全新規には少し辛いものがあるかも
当初は朝倉涼子が狂言回しというかメタ的な視点で説明してくれるのかと思ったけど
朝倉本人ががっつり物語に関わってきたのでそういうのも無く
というか朝倉涼子は本編より好きかもしれない


個人的には上々の出だしで満足満足♪
キョン特有のニヒルな語りが無いことに一抹の寂しさを感じながらも
コテコテすぎないライトなラブコメを安定して見せてくれる良作になりそう

毎週あーだこーだ言う作品でもないと思うので
また全話視聴後に感想書きたいと思います
ではでは


個人的には1話で"あの方”の出番が結構あって嬉しかったにょろ{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

長門有希ちゃんの笑顔が心に染みました・・・^^;

この作品は、「涼宮ハルヒシリーズ」の公式パロディで、本作と同じ作者の漫画「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」に登場するキャラクター・長門有希を主人公としたスピンオフ作品との事です(wikiより)。

ハルヒシリーズは視聴済ですが、「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」は未視聴です。
この作品のタイトルを知った時、ハルヒシリーズと関連がある事は分かりましたが、キャラ設定でハルヒちゃんが用いられているとは夢にも思いませんでした^^;

でも、登場人物の設定が原作から大幅に変更されているので、初めからその設定を受け入れれば、難なく作品に入っていけると思います(私自身がそうでした^^;)。

この作品の主人公は、長門 有希ちゃん。
有希ちゃんというと、無口・・・無表情・・・窓際での読書・・・そして宇宙人というイメージが思い浮かびますが、この作品における有希ちゃんは、ほぼ真逆・・・
言葉数はそれほど多くはありませんが、表情豊かで恥ずかしがり屋でゲームが大好きな普通の人間なんです。
原作のイメージを強く持っていると、あまりの設定差に違和感を感じると思いますが、個人的にはこっちの有希ちゃんも有り・・・だと思いました^^

物語としては、北高文芸部に所属する部長の有希ちゃん、キョン、朝倉 涼子を中心とした日常が描かれています。
キョンが文芸部の扉を開けると・・・セッセとゲームに勤しむ有希ちゃんの姿があり、世話好きな朝倉さんと3人で他愛もない世間話で放課後を過ごしています。
そして、時々朝比奈 みくるさん、鶴屋さんといった懐かしいメンバーも文芸部に顔を出して・・・といった感じで物語が進んでいきます。
設定が大きく変更されたキャラが多い中、朝比奈さんなんかは人間である事以外は原作からほぼ変わらないため、原作を知っている方は懐かしさを感じられると思います。

ですが、別の学校から涼宮ハルヒと古泉君が文芸部に顔を出すようになってから、ハルヒならではのドタバタ感が顔を覗かせ始めます^^

最初は有希ちゃん一人しかいなかった文芸部・・・勇気を出して伝えたいことを伝えてから、気がつくと多くの人が文芸部に出入りするようになった事を考えると、最初の一歩を踏み出すことの大切さを感じずにはいられません。

でも、有希ちゃんの心の中には朝倉さんしか知らない大切に閉まっている想いがありました。
本当は伝えたい想いです。
勇気を振り絞って何度か実践を試みた事もありました・・・
でも、あとちょっと・・・というところでいつも邪魔が入って断念・・・がパターン化していたように思います^^;

表情をコロコロと変える有希ちゃん・・・
視聴を初めて感じたのは、有希ちゃんの周りに溢れている優しさ・・・
何気無い日常の中に彼女を包み込むような温かさが感じられます。
そして、その温かさが堪らなく気持ち良いんです。
こうしてキャラ設定にすっかり違和感を感じなくなり、むしろこっちの方が・・・と思い始めた矢先、事件が発生しました。

幸いにも事件による肉体的ダメージは殆どありませんでした。
けれどホッと胸をなで下ろ・・・す訳にはいかなかったんです^^;

目にしたのは懐かしい言動・・・

それに触れる事ができて、嬉しい気持ちは先行しました。
けれど、直後に例えようのない違和感で胸が一杯に・・・^^;
これまで積み重ねてきた優しさと温かさ・・・
きっとこれらはこの世界線にしか存在しないモノなんだと思います。

懐かしい言動には何の罪もありません・・・
突然の事態に一番ビックリしたのは本人でしょう・・・
それでも自分なりにこの世界の人とモノに触れ、違和感の理由を知り、自分の気持ちに気付く事ができました。
そして、ようやく自分の気持ちに確信したのですが・・・時間は待ってはくれませんでした^^;

本来のあるべき形に戻る・・・

起こることはただそれだけ・・・
なのに、何でこんなにも切なく寂しい気持ちになるんだろう・・・
電話の一言・・・私は涙が止まりませんでした^^;

本当に大切な思いって中々伝えられません・・・
時には相手から声を掛けて欲しいなどと夢みたいな事を願ったりしてしまいます・・・
きっとそういう時・・・態度や顔に出てしまっているんでしょうね^^;

それでも夏祭りの夜・・・意を決して手を取りました。
手を取るという事は選択する事・・・
選択するという事は、選ばれた人と選ばれなかった人がいるという事・・・

選ばれた人の驚き・・・より、むしろ選ばれなかった人の言動が堪りませんでした・・・
金魚すくいをしていた彼女は振り返って精一杯の笑顔・・・のつもりだったんでしょうけれど、無理しているのがバレバレで・・・それでも一生懸命笑顔を作っている彼女・・・そんな彼女にもう涙で目の前が何も見えなくなってしまいました(;_;)

オープニングテーマは、北高文芸部女子会の「フレ降レミライ」
エンディングテーマは、茅原実里さんの「ありがとう、だいすき」
ノリノリのオープニングもしっとりとしたエンディングも、どちらも良い曲だったと思います。
特にエンディング・・・友人からエンディングの映像が変わっている事を聞き、早速チェックしてみました。
本編との繋がりが違いとして表現されている構成になっていて良かったと思います。

1クール16話の作品でした。原作パロディのスピンオフという位置付けでしたが、ところどころに原作を感じさせる展開や場面があったりなど、ストーリー以外にも楽しめる要素が盛り込まれた作品だと思いました。
原作は未だ続いているようなので、エンディングはアニメオリジナルだと思いますが、しっかり纏まっていたと思います。
久々にハルヒの世界を満喫できて良かったと思える作品でした^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

70.2 17 妄想でラブコメなアニメランキング17位
うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (627)
3400人が棚に入れました
衝撃のアイドルデビューを飾ったST☆RISHの6人と、作曲家としての道を歩み始めた七海春歌。
彼らはシャイニング事務所のマスターコースに所属し、一流のアイドルや作曲家を目指して
本格的なレッスンを続ける傍ら、芸能活動を始めることになった

しかしその前には、ひと癖もふた癖もある異国のアイドル候補生や、教育係の先輩アイドルが登場し、
果ては「幻の新人賞レース」にも巻き込まれてゆくことに…。
ST☆RISHは、そして春歌は、この芸能界で夢を叶えることができるのか?!
一億のキスよりもかがやく歌が奏でる、全力全開2000%ラブ☆コメディ♪

声優・キャラクター
沢城みゆき、寺島拓篤、鈴村健一、谷山紀章、宮野真守、諏訪部順一、下野紘、鳥海浩輔、森久保祥太郎、鈴木達央、蒼井翔太、前野智昭、中村悠一、遊佐浩二、今井由香、若本規夫
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

2000%~最高なlove~始まるよ~ yes happy life♫ 12話・先輩回キタ━(゚∀゚)━!Yes,go HE★VENS! Yes,go HE★VENS!↑b(・`ω・´)↑b(・`ω・´)↑b(・`ω・´) え?

はい、待ちました!とてつもなく待ちました!
待ってる間歯痒くてついにゲームにまで手出しちゃいました(repeat・AS)www
また2年前のように1クールmanaが荒ぶりますのでご注意を(ゝω・)vブイッ!!

明後日はついにBD発売日~!!ポワゾンフルで聴けるでv(´∀`*v)ピース

Op.12「HE★VENS GATE」

待ちに待った先輩回キタ━(゚∀゚)━!
待ちすぎて私のネイルは翔くんのみたいに真っ黒ですよ(*´Д`)??ww
しかし今回また作画崩壊してるやん!!
初っ端カルテット出てきた時のランランの顔!ブサ(*`Д´)=○)Д゚)・;' ブッ
まぁ、そんな感じで先輩回だと思っていたのですが・・

{netabare}今回はST☆RISHを見守る先輩達が
一人一人別々の形でST☆RISHの不思議な力に影響され
「何か」に気づかされていったようです・・
それは本人達も分からない不思議な力。
嶺ちゃんだけは気づいてたみたい( ^ω^ )ニコニコ
カミュは気づきながらもそれを受け入れたくない(´・д・`)ヤダ
ランランは気づく事そのものを閉ざして|ω・`)
藍ちゃんはそもそもアンドロイドだから感情がなかったんだけど゚(∀) ゚ エッ?
そんなカルテット、最終回で一つになってくれると嬉しい。

そしてST☆RISH!!ちょーなかええやん(ノ´∀`*)
それにしても前日まで踊れてないセシルどーなんww

\(^o^)/\( ^o)/\(  ^)/\(   )/\(^  )/\(o^ )/\(^o^)/ \(^o^)/\( ^o)/\(  ^)/←セシル

とか思ってたら・・
最後全部もってったああああ!!
なんなんあの歌!映像!あんなん負けるやん!ST☆RISH解散やんww
まさかあんな所にアルティメットエターナルドラゴン出てくるとは!(え?違う?w)
若本さんに対抗する杉田もたいがいやしw
そもそも何でバトルしだすん、マジ謎空間!!!
まじいい加減にしてHE★VENS!めっちゃいい歌やんww
BD7巻位にCD付いてくる事を楽しみにしとくわ(*゚∀゚)

と、いう事でHE★VENS GATEいい曲です(えーーーー!!w)

12話名言✩「何もかもあの歌を聴いてからだ・・マジLOVE2000%(真顔)」✩ byカミュ   くそワロタ


ついにこの時が・・
来週最終回です。生きてる意味を失いそうです。゜(゚´Д`゚)゜。


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.11「夢追い人へのSymphony」

来たよ、来ちゃったよ!
「未来地図」を上回れるのか?「夢追い人へのSymphony」
今回は先に聴いていたので曲にどういう画像が付くかが楽しみ(*´Д`)
それより勘違いでした、今回トキヤ回でしたね!!
巷では音春がいいだの、レン春がいいだの言われていますが、
私断然・・トキは・・・・いや、やっぱ私は音春のカップリングが好きです♥

しかし、今回はトキヤ回。
しかし、とか言って否定的な雰囲気醸し出しましたがそんな事全然ない!!
春ちゃんのピンチを救う王子様はHAYATO様・・いや、トキヤなんだなーって思いました。
だってさ、憧れてた人がだよ、自分の作った曲を
自分の為に歌ってくれて、しかもあんな美声で、
おまけに救ってくれるなんて!!王子様・・プリンス!!プリンス!!
もう今回はトキヤがイケメン過ぎて、メガネの変装で現れた時はクリーンヒットくらいました(*´д`*)アハァ
なんなんこいつぼちのせ違ったらただのイケメンやないか!
あんな風に抱きしめられたら腰砕けるわなww

それにしてもうたプリって
「好きなんです」Σ(゚д゚*) エッ!?
「君の作る曲が!!」(´・д・`)曲かよ・・
って思わせぶりなシーンちょこちょこ入れてくるよねw

そして、夢追い人へのSymphonyヽ(。→‿←。)ノ キタァ――ッ!!
やっぱ曲だけ聴くより話の流れでかかってくると本当いい♥
今回輪になって空中を漂ってくれませんでしたが
春ちゃんが消えちゃってやっぱやってくれるなうたプリと思いましたww

しかし浴衣いいけど翔くんの浴衣の着方あかんやろ
はだけ過ぎやし、あの腕まくり上げるの最上級にダサい
いくら翔くんでも許せません!!(←ほんとどうでもいい)

もうすぐ最終回だと思うと憂鬱でしかたありません ( ´・ω・)

11話名言✩「今宵は君だけに聴いてほしいのです、私の歌を」✩ by一ノ瀬トキヤ

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op10.「CRYSTAL TIME」

私はね、もう怒ってますよ、激おこランラン丸ですよ!!
色んなもんすっとばして色々詰め込み過ぎだろ!!
お願いだから先輩を除け者にするのはやめてー先輩回もう1話位くださいよ(´・ω・`)
HE★VENSは3000%(3期でいいじゃない)!!
ちなみにHE★VENSはアニメオリジナルキャラです(´・∀・`)ヘー

と、いう事でしょっぱなから出て来た「HE★VENS」
私予想のcvは誰一人として当たりませんでした・・
しかし無いというか、小野Dはもういいでしょ~出過ぎでしょ~
最近のショタキャラは代永ウイングと相場は決まっているのですか?
ナギちゃん可愛いけどウイングで萎えました( ´・ω・)
キューティナーギ!キューティナーギ!キューティナーギ!
・・一番安定してたのは緑川さんですねwただのドS変態キャラやん!!バーナビーやんww
まぁ、もっと変態なのが杉田!!杉田もういいって~
ほんまプリンスじゃなくて良かった!プリンス役やったら講義もんやでε=(。・`ω´・。)プンスカプン!!w

まぁ盛り上げてくれてますが、こいつらただのSTARISHの引き立て役。
速攻解散とかマジ可哀想ww早く消えてくださいww

と、HE★VENSで盛り上がっちゃいましたが
今回実はトキヤ回やったみたいです~(´・ω・)カワイソスぼちのせ。
マモが惜しげも無く美声を振りまき数分で終わっちゃいました。
ほんまウマーRISH!!なんなんあの裏声~キレイ過ぎ(*´Д`)
はよ全部聞きたい!!3rdライブ行きたい!!(←関係ないw)

そして今回作画キレイで安心したε-(´∀`*)ホッ
翔くんも久々帽子かぶってないver.+水色のシャツが可愛かったよう♥
13歳のナギと身長が一緒で可愛かったよう♥

10話名言✩「七海、俺達は負けないよ!だから信じて!!」✩ by一十木 音也

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.9「We are ST☆RISH」

今回は突っ込み多過ぎてえらい事なるぞ!
とりあえず、セシル回後編(←いつからこうなった!!)

今回なんだかシリアス展開だったけれど、結局2期はギャグ押し!
春ちゃんが激しく2000%を引き始めたのをきっかけに空気一転( ゚Д゚)
1期と同じくセシルを迎えに行く展開と思ってたのに、おめー帰ってくんの早過ぎw
そして狙いまくりの落下技まじいい加減にしろやセシルww
で、また急に歌いだすしほんまやりたい放題やな~ww
何であんなポーズで歌うんマジダサ2000%やて( ´゚д゚`)アチャー
春ちゃんまで変身するかと思ったww

それより何「HE★VENS」て!!妄想が現実になったぞ!!
放送後リアル友達とcvの討論会になりましたw
メガネ→浪川さん(勝手に決定) 黒手袋→細やん 右→岡本のぶくん(mana希望)きむりょう(友達予想)
神谷、小野Dはないと言う結果になりましたがどうなるんすかね?

しかし先輩すらあんま出てこないのに、展開早過ぎる。
ライバルは3期に持ち越せばいいのに・・
何だか腑に落ちない(´・д・`)

9話名言✩「マジるああああああああブゥ2000%」✩ byシャイニング早乙女starring新生ST✩RISH

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.8「星のファンタジア」

藍ちゃんのメンテナンスがようやく終了したそうです( ^ω^ )ニコニコ
はい、やっと先輩戻って来ましたってかむしろもっと出せ!
いい加減一揆起こすぞマジで!!
でも残念ながら(笑)今回は2話に引き続き(多分違う)セシル回!
何なん?2000%セシルが主人公なん?
それにしても今回もホンマみんな服ダサいwwwww

今回はみんなで合宿~♫(もちろん先輩含む)
あの、私もそこに混ぜて頂けないでしょうか?
私も川でみんなでキャッキャウフフしたかったです(*´Д`)ハァハァ

・・・・・はい、本題に入りましょう。
セシルが自分の願いとは別の気持ちに葛藤しつつ、
ついにアイドルに目覚めたね!
ST✩RISHと心を通わせた?セシルを見つめるカミュがとても印象的でした~。
ゲームでセシルはカミュの仕える嬢王様の婚約者という設定で、
2人には確執があって、そのルートを見てきている私は
アニメでもそういう風にしか見えないので何とも言えない気持ちになりました ( ´・ω・)
結論から言うとあんな事に悩むセシルくんは超絶純粋な子ですねw
何だかんだ言いつつ、セシルくん可愛い(ノ∀\*)キャww
しかしドルソンというか歌声は残念 ( ´・ω・)
文字も残念w外国の方だから仕方ないけどさww

そして、本格的に新生ST✩RISHへの道が開けて来ました♫
しかし最後に一悶着ありそうですね、そして1000%とかぶる最後が見えた気がしますw

8話名言✩「なんと大いなるポエジー」✩ by愛島 セシル

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.7「シリウスへの誓い」

はいはい、今回はついにウマーRISHの一人なっちゃん回♫
何が楽しみって歌が楽しみ(゚∀゚)ワクワク
しかし、今回作画崩壊が酷過ぎたぞおい!
網に捕獲されたとこ一時停止してください。
あれは完全にプリンス語れる顔面ではないですはい。
あかんで、いくら売れてるからって手抜きはあかんでほんま。
でも、翔くんの衣装チェンジ多かったし許す( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
では今回の突っ込みいってみましょう↓↓

今回もゲームルートの那月と砂月の真実が若干明かされましたね~
何度も言うけどさ、何でゲームの話アニメにするのなら
翔くんの病気の件をアニメにしない?
それを心配する来栖薫を出さない?
まぁあの双子出てきたら発狂してぶっ倒れますがねw

話を元に戻しましょうw
那月は過去ヴィオラの先生に曲を盗まれ
その悲しみから自分を守ろうと砂月を生み出しました。
1期ではギャグでしかなかった砂月ですが
ゲームで真実を知った私。最後は砂月の気持ちを知り涙を流したモノです。
しかし、そんな流れはまたもやセシルに奪われましたw
あいつ何?影の主人公?
まじでいつも現れるタイミング良すぎだろww

それにしても最後のなっちゃんのフェロモンが(*´д`*)アハァ
もうレン様立場ないから、さっさとシャワーシーン開放しちゃって下さいw
で、なっちゃんのあの歌ってる時の謎空間は何?
1期でもNO6並みの謎空間やったけど。「楽しい事しない?(悪い顔)」
ドルソンはいつものただのKISHOWを期待していた私はビックリ!
何かしっとり歌い上げられ期待外れ・・だけど何回も聞くと良い(那月から砂月へ)
ほんま紀章さんはウマーRISHでした。

で、ほんま先輩はいつ神隠しにあったんですか?
藍ちゃんはメンテナンス中ですか?


7話名言✩「荒々しい感じ、ガオーって感じちょーだぁい」✩ byおネエのカメラマン

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.6「オレンジラプソディ」

始めに言わせてもらう!レン様のショタきゃわきゃわ(*゚∀゚)
じゃなくて、誠一郎出すなら、来栖薫(翔くんの双子の弟)出せよ!聖川麻衣だせよ(ダムの妹)!
そこ大切でしょうがよーーーー
今回はニコ生コメが凄かったです!皆レン様に発狂してました(色んな意味で・・)

という事で、今回はレン様のお兄様の誠一郎様登場!
お兄様の会社がスポンサーを務めるファッションショーにレン様に出演依頼が来たのですが・・
はい、ここで兄弟の確執ですわな。
3男のレンは拗ねちゃってあんな感じになっちゃってたけど
結局お兄様はちゃんと見ていた訳ですよ!
兄弟の愛が感じられる良いお話でした~(*´ω`)

って、終わる訳ねーじゃんw
ちょっくら気になったのは冒頭に日向先生の言っていた
ライバルの存在・・
てかさ、その前に先輩を出せよ、先輩を!!
まさかライジングボーイズ!?ちょっとルートが違うか?

あ、ドルソンですがね、今回も良いジャスコっぷりでw
てか何で歌う時全裸なん?レン様だから?
もうセクシー過ぎて心に火が灯りまくってゲラッゲラッゲラッ~♫

6話名言✩「お前の歌がずっと好きだった・・頑張れよ、神宮寺レン」✩ by神宮寺誠一郎

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.5「SMILE MAGIC」

今回まさかの音也の過去が少し明かされましたね。
話を掘り下げるともっと重くなるんで自重してたけど、
個人的にそういう話も有りだと思うので
あの真実をアニメの話に持ってきてもいいのでは?|ω・`)w
(ニコ生ではめっちゃネタバレコメントあったけどw)

個人的に5話が一番好きかも・・
めっちゃいい話やったし、音也がいい子過ぎた!!
もう音也と春ちゃん付き合っちゃいなよ!って感じ位
あのカップリングが好きです(ノ∀\*)キャ
しかし今回の春ちゃん声枯れすぎじゃね?ミユキチ何かあったのか?w

音也はいつも明るくて元気だけど、隠された過去があったんですね~(ゲームして知ってたけど)
何か2000%になってあまりにも普通だから影薄くなってたけど、
彼は彼らしく話を持って行ってくれたのでそれが逆によかった。
子供達からの手紙のシーンでは普通に泣いてたし(´;ω;`)
キャラ崩壊していない、真っ直ぐで一途な音也は、
音也だけはそのままで居て欲しいと切に願いますw
最近音也の言動が可愛くて仕方ないです(いや、翔くん一途だけど?|ω・`))
そしてドルソン普通に良かった~♫これもCD欲しいな・・
GOGO!!おとにい!!GOGO!!おとにい!!GOGO!!おとにい!!

もうこの際いつもの突っ込みと、パレス組はスルーしときます!
しかしST✩RISHはほんと仲良いよね~(*´д`*)
クマ~RISHになってたもんね~♫(財閥コンビ乙wあ、あとトキヤもw)

で!先輩はどこ行った?

5話名言✩「当たりがデカメロン!!」✩by シャイニング早乙女

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.4「恋桜」

ってかうたプリ自体ギャグアニメにシフトチェンジ!?
うん、皆様お気づきだろうが、2000%になってから完全に狙って来てますよね?
1000%ではダム様もっとクールだってはずでしょ?w

今回は武士ダム様にとってはちょー相応しい回と相成りました。ww
そしてお前さんの畳はいつカムバックしたんだ?
ランランに捨てられたのにも関わらず、部屋に舞い戻る畳・・
さすが財閥の嫡男だわ~ってそんな事はどうでもいい!

しかしながら今回ST✩RISHが仲良し過ぎて(*´д`*)アハァでした(*´д`*)アハァ
ダムを皆でサポートする姿に感動・・してたのに
何なの?あの最初の茶番は!wマジトキヤ!ただの宮野やんか!!ww
何かさ寒色系コンビのキャラ崩壊が激し過ぎてついてけないんですが・・
まぁ面白いから有りなんだけどw

そ し て!ついに来ました演歌!!
鈴健さん歌いたいって言ってたから(あくまで武士キャラだから)
良かったですね~しかしあれ需要あるのかな?w
まぁ、個人的に横文字の歌より全然キャラに合ってたと思うけど(*ノ∀`)アハハ

全体的にキャラに合ってた回でした~
しかしちょいちょいはさんで来るな~パレス組の漫才w

4話名言✩「おしたいも~しておりましたぁ」by 四ノ宮那月✩(←そこっww)


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.3「TRUE WING」

はいはいはい、今回も言わずもが?な?
いや言わせてください!何でこんな早く楽しみが来ちゃったの?
若干複雑な心境です(色んな意味でw)

今回1000%ではギャグ回でしかなかったmanaのプリンスこと来栖翔くん回(ノ∀\*)キャ
って事は壮大な笑いが待っているフラグでしかなかった!!
の で す が!!!
今回あんま言いたくないですが、私的には微妙でした( ´・ω・)笑いが、ね!w
ってか、2000%の笑いは完全にカミュに持ってかれてますよね~このトクホ野郎が!!w

話を戻して、今回翔くんは憧れの日向先生と共演!
しかもあのケン王に出演出来る事になりました・・が!
は~い!ここでmanaの突っ込みタ~イム( ゚Д゚ノノ"☆パチパチ

来栖翔くん!あなたいつ高所恐怖症克服したの?
めっちゃ飛んでましたけど?ちょーなぞーw
そして翔くん、なっちゃんだけでもあれなのにX2(セシル)
の天然コンビに振り回されて突っ込み大変そうww

後半、春ちゃん助けた後の2人の語り合ってるシーンは好きでした~!
何なんあのささやきボイス死ぬ( ゚Д゚)<氏ね!w

そしてドルソン~フライハイフライハイ♫
と共にケン王の日向先生イケメン過ぎる( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
まじ天元突破ww

あの~私2年前にあなたのファンクラブ発足してましたが
私には会員証代わり頂けないんすかね?(真剣と書いてマジにw)

3話名言✩「お~と~こ~ぎいぜんかあああい」by 来栖翔✩


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.2「愛のREINCARNATION」

はいはい、今回は言わずもがな・・と言いたいですがねw
もうね、カミュさんよこの前居ないと思ったらこういうことか!!
しかも登場カミュの「K」のポーズか ら の
画面を見事なスケーティングで横切りましたが!!!
で、あのステックなによ何に使うのよw
そしてセシルね、池に落ちてよく死ななかったな、あの浅さで!!w
ほんまパレス組いい加減にしろよ、ネタが過ぎるぞ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
ゲームだとセシルがもっとカタコトなんすよ、
あのカタコトではっきりモノ言うと笑いが止まらんのですw
(「い や で す(。◕∀◕。)」
それがこれからマスターコースのコンビだというのは
私の腹筋が心配です、だってまだ2話ですよ?

あと気になったのがダムね。
何かあの人2000%になってからキャラ変わってない?
もっとクールでしたよね?セシルを必死で止めるダムwww
もう色々ギャグに転じ過ぎうたプリ(*ノ∀`)アハハ

それにしても翔くんはいつも可愛(ry ♥


2話名言✩「騒々しいぞ、愚民ども!!」by カミュ✩


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.1「ポワゾンKISS」

まずOP(2話以降ED)
変なキックから始まった「マジlove2000%」いや~今回も超絶いいですね!
さすがエレガいい曲作りますよほんと(*ノ∀`)アハハ
新たにセシルが加わり、掛け合いのシーンのコンビが前回とは変わり新生ST☆RISHでしたね~♥

でもさ、まじでさ何で前回控えめだった不思議な舞(4話冒頭)が今回はOPから全開なんw
✩書くとことか(シャキンシャキンな効果音とか)、
「We are ST☆RISH 3,2,1 Let's go!」の変な足トコトコとか、
一番注目のセクシーな腰の振りとかw(音也・なっちゃん・レン様)
特にダムね、お前武士じゃねーのかよ、そんな王子様みたいな格好してセクシーに腰振ってんじゃねーよってツッコミ入れたくなりましたねw(別に嫌いな訳ではない)
私はOPだけで心のダムが決壊しました!!ww

そんなアドレナリン上昇な感じで本編に~(*゚∀゚)=3ハァハァ

まずはちょこっとおさらい。
1000%で音楽学校を卒業、デビューしたプリンス様と春ちゃんは、
シャイニング事務に所属。そこでは新人育成の「マスターコース」があり、そこで先輩プリンス様の指導を受ける事になるのです(´・∀・`)ヘー

今回はメンバー紹介。特に注目は、やはり今回から登場する先輩プリンス様♥
(1000%最終回、ST☆RISHのライブに来て1シーンだけ写っていますが)
で・す・が!!ここでもまた変なダンスキタ━(゚∀゚)━!!
あんなクールな先輩達(嶺ちゃん以外)のあんなセクシーなダンス・・マジ直視出来ないw
ねーあのダンスほんとダサすぎやしませんか?
で、最後カミュはどこへズラかったんだ? (・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)

先輩達のダンスに夢中で曲を聴いてなかったでしょ?
先輩達は曲がいいんですよー♫
「ポワゾンKISS」毒KISS・・マジ危険な香りを只わせるさすが大人(ノ∀\*)キャ
って藍ちゃんは若干15歳( ゚Д゚)アライヤダ!!
しかし先輩達の歌詞は基本的に上から目線なのです!

そしてED(2話以降OP)
もうかっこよすぎて毛髪ズル剥けました\(^o^)/
さすがマモ様!!絶対的歌声~♪
そりゃ~既にOP/ED予約するわw
絵も素敵で・・って思ってたら後半総員全裸/(^o^)\ナンテコッタイ
男の全裸なんぞ観たくねーわww一体何目指してんの?うたプリww

1話は終始笑うしかなかった( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
これが他の逆ハーレムは違い男性をも魅了する秘訣なんだよね、きっとww


1話名言✩「俺 の 畳 が な い」by 聖川真斗(ダム)✩
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

相変わらずぶっ飛んでる上に、視聴者によってさらにぶっ飛んだものになるアニメ

流石伝説のアニメといえる出来栄えでした!
今期は2期作品が多かったですが、2期って失速だったり、マンネリ化があったりと、上手くいかないケースも結構あるんですよね。
残念ながら、うたプリは1期に比べれば間違いなく勢いは失速しています。ていうか、1期が異常だったり、今期アニメの豊富さもあると思いますが。
ニコ動で考えれば
1期8話  再生数17万 コメント数26万
2期8話  再生数15万 コメント数5万
うん、1期おかしいですね(笑)

それでも、勢いが少し弱くなっただけで、内容が悪くなったというわけではありません。むしろ強力になっていると言えます。キャラソンの売上とかもやばいし(笑)まぁCD全体が売れなくなった影響もあるかもだけど。
特に終盤の2話は本当にやばかったです。テニヌと並べるほどの演出をやってきたかと思ったら、1話にしてテニヌを越えました(笑)流石です。流石としか言いようがありません。
2期もひたすらツッコミ続けながら視聴できたし、ニコ動のコメントも相変わらずの秀逸具合で、ひたすら笑わせていただきました。ニコ動のコメントを見ても、全くアンチコメが流れないのも流石でした。むしろ、ニコ動にはギャグ的な視点で見たい人しか集まらないのかもしれません。
もし3期やるとしたら必ず見ます。待ってます!


あとはおまけです
全盛期のうたプリ2期伝説
{netabare}・人類補完計画が実行される
・ライブ会場にドラゴン召喚、炎で観客を焼き尽くす
・歌を歌うだけで観客が死にそうになる、司会者が「大丈夫ですか?」と気にかけるレベル
・メンバーが毎週Mステに出演
・若本VS杉田
・謎のSE連発、逆に謎じゃないSEの方が希少
・下にダム語字幕がつくのは当たり前、セシルと藍先輩の3人を合わせて3ヶ国語の字幕がついたことも
・退学王一十木音也、解雇王へランクアップ
・1話1解雇は当たり前、10回以上解雇されることも
・ボランティア先の子どもたちですら容赦なく解雇届を提示
・子どもの段階でオタ芸を完成させる(ゴーゴーおと兄!ゴーゴーおと兄!)
・ダム様、凄まじい妄想力によって迫真の演技
・回想シーンで全員が現実で春歌と抱き合うレベルの回想が流される中、ダム様だけ妄想で春歌を抱く
・ダム様、オリコンデイリー1位達成
・ジャスコ、停電で会場がパニックになってるなか、音響なしで生歌披露
・ジャスコ兄、ラスボスでも倒すかのようなエフェクトをまとった状態でCD挿入
・ヘアバンドを巻いたジャスコの頭がウニ軍艦に見えるとの報告、耳に黒豆をつけていたとの報告も
・トキヤ、ダム様との芝居練習で女役を迫真の演技
・春歌が泣きながら抱きついているなかドヤ顔(計画通り)
・地上20~30mはあるであろう舞台セットにいきなりヒロイン登場、落下しそうになる
・翔ちゃん、春歌を助けるために命綱なしで春歌の方へダイブ
・伝説のBGM再び(にっぎっりーめっしー)
・セシル、テレビ番組で観客の笑いをとり、アイドルを志す
・嶺二先輩「よろしくまっちょっちょー」と第一声をあげると同時に多くの視聴者の反感を買う
・嶺二先輩が何かしゃべるだけで「は?」のコメントの嵐
・終盤には「は?(かっこいい//)」「は?(優しい//)」というように、視聴者をツンデレにさせる全く新しいスタイルを確立させる
・りんごちゃんCV中村のかわいさが止まるところを知らない{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「1000%の…その先へ。」

うたプリの2期になります。

先に1期を観てくださいね♪

1期は客観的に観ていたはずなのに、2期はうたプリの魅力にどっぷり浸ってしまいました。

うたプリよいわ…。←降参

全13話です。


● ストーリー
ST☆RISH(スターリッシュ)としてデビューした6人。

ST☆RISHの専属作曲家となった七海春歌(ななみ はるか)。

新人アイドルに与えられる伝説の”うたプリアワード”受賞を目指して、プロとして芸能界の道を進んでいく。


前半は、1人ずつのエピソードです。

もちろん、はるちゃんとの絡みもあります。

観ながら「ちょっ、春歌そこ変われwwww」と何度思ったかwww

うらやましいポジションです(笑)

原作が乙女ゲーなのでこういう展開なのでしょうね。

こうやって好きなキャラとの妄想を楽しむわけですなww


ストーリーは初めはつまらなかったです。1期のほうがおもしろかった。

まあ、ストーリーのひどさは1期も同じでしたけどねww

後半からは、それなりにストーリーもしっかりしてきて、結構楽しめました。

というか、かっこいいキャラにときめくという正当な楽しみ方をしていました(笑)

いや…みんなかっこいいよ。すっかり魅力にはまってしまいました。

ちなみに私の中でのテンションMAXは11話でした。

もちろん、1期同様笑いどころも満載で(注:ギャグアニメではありません。笑)笑いが止まらないシーンも多くありましたwwww


● キャラクター
1期でのお気に入りキャラは、翔ちゃん、ダム様(聖川)、音也でした。

もちろん彼らへのお気に入りは変わりませんが、

2期では特にトキヤの好感度が急上昇でした。

彼はマジ王子だな。かっこよかったっす。普通にときめいてしまったよww

歌声はなっちゃんが1番好きかな。全員それぞれ好きなんだけどな^^


新キャラもたくさん登場しましたね。

また好きなキャラが見つかる幅が増えましたね~。

ST☆RISHのライバルグループには「いや、全然かっこよくねえwww」と笑っていたのですが、

ライブシーンは予想以上によかったです。


● 音楽
曲より歌声が最高!!それがうたプリのクオリティ。

曲も悪くないんだが、それ以上に歌声聴いているのが幸せ。

そして、ソロ曲ももちろんいいのだが、

それ以上にST☆RISHとしてグループでの歌声がまた最高。たまりませんわ。

うたプリの曲もっと聴きたいがCDありすぎていまだに手を出せずにいます…。


【 OP「カノン」/宮野真守 】

OPは1期同様、安定の宮野さんでしたね。

しかし相変わらずビジュアル系っぽいww

映像の集団裸には爆笑でしたwwwwww


【 ED「マジLOVE2000%」/ST☆RISH[一十木音也(寺島拓篤)、聖川真斗(鈴村健一)、四ノ宮那月(谷山紀章)、一ノ瀬トキヤ(宮野真守)、神宮寺レン(諏訪部順一)、来栖翔(下野紘)、愛島セシル(鳥海浩輔)] 】

今回も聴いているうちにだんだん好きになっていった曲です。

というかもうST☆RISHは歌声がいいから何歌っても最高なんだよ!


● まとめ
というわけで、すっかり正当な楽しみ方で楽しんでしまった2期でした(笑)

3期が非常に楽しみです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

59.5 18 妄想でラブコメなアニメランキング18位
R-15(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (574)
3271人が棚に入れました
ポルノ小説でプロとして活躍している芥川丈途。丈途は職業柄あまりよい目で見られなかったがその能力が認められ、天才と呼ばれるにふさわしいものだけが入学を許される私立高校・閃学園に入学することになる。そこは個性あふれる生徒が集まっており、翻弄される丈途。学園や先輩から出される幾度の難題なテストにも負けず、彼らと協力しながら勝利を収めていく……。

声優・キャラクター
喜多丘千陽、福原由莉奈、柏山奈々美、小松真奈、積田かよ子、村上まどか、村井理沙子、月宮みどり、有賀由衣、野水伊織、長島☆自演乙☆雄一郎
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リビドー大爆発(50点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:50点
アニメ系統:リビドー爆発系学園ラブコメ

天才だけが集まる学園での
天才「ポルノ小説家」芥川 丈途の学園コメディ。
ということだが、エロ全開w
もう、突っ込みどころ満載すぎる。

ストーリーなんてあってないようなもの。
このアニメを楽しむにはいかにバカになれるか
そこに尽きると思う。

兎に角、リビドー爆発しているところに
どれだけバカになって突っ込めるかであろう。
それ以外何も無いと思っている。

キャラはなかなか可愛いので
エロネタと可愛いキャラに萌えてくれ。

さすがにこれだけバカでエロだと
声優さんも知らない方々ばかりだ。
でも、悪く無いと思う。
エロエロな内容でもがんばっていた。
そんな声優さん達には今後も活躍して欲しいね。

そんなわけで決してお勧めできるものではないが
バカバカしいエロに興味があれば、どうぞといったところ。


と、まあ、エロエロとしか書いてないが
つまり、何が言いたいかというと

モザイクばかりで何も見えんw
これはBD観るしかないのかw

-----------------------------------------------------

以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

-----------------------------------------------------

{netabare}
1話視聴。
今期のエロ枠か?
なんという卑猥な・・・
オープニング開始早々今期の脱落候補No1に躍り出たw

と思ったんだが、何かそうでもないかも。
確かにエロ枠だが、ぶっ飛び加減は面白い。
絵柄は個人的に好み。キャラも可愛い。
貧ニューから巨ニューまで選り取り見取りw
ちょっとキャラが多くて1クールでは覚え切れなさそうだが。

今後がちょっと気になる。

公式見てきたら「リビドー爆発中!」って書いてあったよwwww


2話視聴。
「リビドー爆発」全開かとも思ったんだが
何だ?何かちょっと真面目な話もあるのか?
こいつはエロだけで終わらない気配。
色々な意味で興味が出てきた。
来週も継続。

3話視聴。
今一勢いに欠ける気がする。
基本路線はラブコメのようだ。
ラブコメでの勢いも中途半端で
リビドー爆発もあまり勢いがない。
リビドー爆発で笑いにしてくれればいいのだが
意味の無いカットで爆発されても、引くだけだ。
爆発しても、真っ白で分からんしw
今一、面白みに欠ける。
一応継続。

4話視聴。
名機来夏回。
今回はなかなか爆発していた気がする。
来夏の変態ぶりがすごかった。
ただ爆発してた分、真っ白なシーンがいっぱいだったがw
しかし、丈途がどんどんモテル設定が気に食わないwww

5話視聴。
なんという百合回w
リビドー爆発しすぎだろwww
なんというアニメだ。
ランの技が色々な意味ですごかったわw
ひどいアニメだが我が身を鍛えるためにも
継続視聴するw

6話視聴。
何か前回に比べるとパワーダウンした感じ。
このアニメはもはやリビドーを爆発させないと
楽しむポイントがあまりない。
爆発させた無茶な展開の方が笑えるので
そちらでいっていただきたいものである。

7話視聴。
透明人間とはベタだがなかなか面白かったw
やはりリビドー爆発で無茶苦茶やってもらった方が面白い。
こういう路線で押してもらいたいところ。
来週はどうなることやら。

8話視聴。
デート回。
タケトなかなか美味しい展開をw
うらやましい。
しかし、ふくねちゃん気にしなさすぎw
意外と落ち着いた回だった。
いつもに比べればだがw
来週は爆発を期待したい。

9話視聴。
部長回。
部長の謎にせまるが、結局何も分からないw
さらに気になってきたじゃねえかw
このアニメの性質上、最終的に判明するってことは無い気がする。
このもやもやした気持ちどうしてくれるんだw

10話視聴。
うたえ、可愛い。
そして、ちょっと可哀想。
たけと気づけ、この大バカ。
それでもポルノ作家かと真面目に突っ込んでも仕方ねえが。

11話視聴。
最後にきて、ちょっといい話になってきたんだがw
しかし、最後このまま終わる気がしない
どうせ、リビドー爆発で終わるんだろうなw

12話視聴。
予想に反して綺麗に終わろうとしやがったw
バカバカしくはあるが、綺麗に見えるから困る。
個人的にはもっと爆発して欲しかったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

セメント さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

天才

圧倒的すぎるwww
夏期ワーストアニメ最有力候補なんじゃないんですか


天才ばかりを集めた学校が舞台とあり、まさに天才のバーゲンセール
かなり安っぽいイメージが払拭できないです、天才がこのように毎年輩出されてたら苦労はしません
言うなれば、超ショボい能力者たちが戦うアニメみたいな、天才と定義して良いのか怪しい微妙な天才ばかりが出てくる、がっかり感の漂う物語設定でした
話の軸の部分の酷さに加え、新人声優の試験起用のようなキャスチング、毎回同じ曲しか演奏しないクラリネットの天才()や円周率が言えるだけの数学の天才()など個々人の造り込みの甘さ等々、枚挙に暇がありません
何か”失うものがないから取り組みやすい”という言葉を強く感じるアニメでした

1話の冒頭、いきなり知らないエロアニメが始まるものですから、やべぇ見るアニメ間違えたかなと思うのも無理はない
これはポルノ作家の天才()である主人公の執筆したと思われる、これも劇中劇と言うのですかね、創作エロアニメで、以後も度々出てくるのですが
これ以外にも、普通に本編でやたらと女キャラが脱いでおり、非常に情欲をそそります
おかげにして、このアニメを観た後はエロサイトへ一直線がお決まり(ry
という冗談は捨て置き、2話の創の芝居とか、7話の来夏の寝起きからの一連のカット、8話のホテルの主人公の転倒するカット、12話の創の発明品が空飛んでくカット等々、たまに地味ウマな作画があるんですよね・・・
凡そ褒めるところのない駄ニメとネットでは目されていますが、そこだけは評価できる点でした

先程も言いましたが、あからさまに残念キャスチングです、逆に感心する位の酷さですね
このアニメなんと、長島☆自演乙☆雄一郎さんが出演してるんですよね
鉄坊廻役で出ている他、10話ではOP,EDを声優と混ざって歌っちゃったりしてます
まぁ素人ですから違和感を絶対に感じるだろうと踏んでいたのですが、元から酷いOPEDはともかく、本編ではそんなに浮いてないのが驚きでしたね
本業じゃない人が入ってても浮かない周りのレベルに軽く危機感を覚えますが

さて音楽に関しては、これも酷いとしか言いようがありませんな、最終回の挿入歌は歌詞も酷い
「ロウきゅーぶ」といい「ゆるゆり」といい、アニメPVに中の人の実写映像を使ったケースが多いシーズンでしたね
悪くないとは思いますが、声優プッシュが見え透けてちょっと・・・とも思います
アニメキャラ差し置いて声優出してるわけですからね、まぁそれだけ声優需要が高まっているということでしょうが

謡江や蘭に比べると、メインヒロインの吹音があんま可愛くないですね
にも関わらず、主人公は詩江を切っての吹音ルートでしたから、全く・・・全く・・・
そして律は、どうやら主人公に好意を寄せていたようですが、腐を釣ろうとしてるのが見え見えでアザトイですね
キャラに関してはそうですねぇ、性的だなぁと思うことはあっても、それ止まりでしたねぇ

それでもイベントは精力的にやっちゃうんですよねぇ
名古屋の全巻予約者限定イベントに、渋谷のCD発売記念イベントに、ソフト発売記念イベントシリーズにと、その全てにおいて良い噂を聞かなかったですね
ニコ動と連動した企画も、投稿者数は奮わなかったみたいですし、Ustの生放送でも視聴者少なかったとか、ソフト1巻の特典には抱き枕がついていたのに売上も微々たるもので・・・
こっちが虚しくなってくきますね、打ち上げコピペを初めて読んだ時が思い出されます
何故こんなことになってしまったのか
いやーほんとやること全部がマイナスに繋がってるような気がします


軒並み低評価です、ポル産アニメの終焉を感じます
しかしこの駄ニメポイントが、クソアニメソムリエを強く育てるわけなんですねぇ
ちなみにウィーンに行く話は原作の特典映像につくみたいですねぇ、果たして見ようか見まいか・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

バランスはとれてます。低い水準で

エロコメというのは、特殊なジャンルです。
良いに越したことはありませんが、1話1話のストーリー展開はかなり無茶なこじ付けや、面白くもない寒いコメディを入れても許される、そんな免罪符を持っています。
それがエロに通じているなら!という前提ではありますが^^
ラッキースケベに行き着くためのストーリー、裸やパンツを見せるための設定、エロイベントを発生させるための舞台。
全てのベクトルが「エロ」に向いているなら、目的達成のための手段はあまり重要視されないのがエロコメ。
そりゃそうです。
超展開をみせて引き込まれるストーリーのエロ、涙なくしては見られない感動のエロ、人間の深層心理を深く考察した社会派のエロ、なーんてのは、ほぼ存在しません。
面白いストーリーなんて、むしろエロには邪魔。
くだらねー、ほんっとにくだらないぐらいの内容で丁度いいのです。



さて、前置きが長くなりましたが本作はエロコメです。
一芸に秀でた生徒が集まる学園。生徒達はそれぞれのジャンルでの天才であり主人公はポルノ小説で名を馳せている人物・・・とまぁ、いい具合にバカバカしくてありがちな設定。
主人公の職業を活かして、女子達を相手にエロ妄想を膨らませていくといったエロ展開パターンを装備した作品です。


前述のとうり、エロコメなのでストーリーは箸にも棒にもかからない内容。
いくらなんでも展開が幼稚すぎだろ!・・・と、思わないではないですが、まぁそれは我慢できます。
意味不明のキャラの行動原理も頭痛がしますが、まぁエロコメだからねぇ・・・で、無理やり納得する事もできなくはないです。
典型的なエロ系らしい、クソつまらなさが蔓延しているのは予測の範疇でした^^;
しかし、低質である事が許されるのはそこまで。
本作はそれに留まってはおりません。

ぎこちなく動く動画の足りない作画。
パンツや乳を見せとけばいいだろうという芸のない演出。
ヘタクソな大根声優。
その大根が歌うOPとED。
と、まぁ
ストーリーや設定以外の部分も含めて、ぜーんぶ安定的に低質でした、R-15は。
見事なものです、悪い意味で。


優秀なエロ系というのは、呆れるぐらいの緻密な作画をしたり、想像力を掻き立てる最大限のエロス演出を工夫したりと、普通の作品を凌駕する美点があるものです。
声優に至っては、言うまでもなく超重要。
くだらないエロだからこそ、後ろ指さされないように、ちゃんとやれる部分では頑張るもの。

ですが、R-15はストーリーのしょっぱさに見合った、いや、それ以下のガッカリ品質。
褒めるところがない、という意味において実にバランスの取れた作品でした。

どんなクソアニメでも何かしら特徴をピックアップできると思うのですが、ほんとに何も思いつきません^^;
それぐらいに無為で低水準な作品。

お金や時間をドブに捨てたいと思う方にオススメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

66.0 19 妄想でラブコメなアニメランキング19位
いちご100%(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (472)
3083人が棚に入れました
中学三年生の真中淳平はある日の放課後、学校の屋上で偶然から美少女の「いちごパンツ」を目撃してしまう。以来、真中はその少女が誰であるかを探し求めるようになる。少女の名は東城綾。しかし真中は、その少女を学年トップアイドルの西野つかさだと勘違いし、不思議な関係が始まる…!?

声優・キャラクター
鈴村健一、能登麻美子、豊口めぐみ、小林沙苗、水樹奈々

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

少年時代に誰もが一度は見た憧れの夢・・・懐かしさを覚えながら作品を堪能しました^^;

この作品は「週間少年ジャンプ」に掲載されていた作品で、ラブコメの作品としては史上最長の連載作だったそうです(wikiより)。

この物語の主人公は中学3年の真中淳平君です。彼はある日の放課後、立ち寄った屋上で「いちごのパンツを履いた美少女」と運命的な出会いを果たすのですが、逆光で女の子の顔が見えず誰だったのかは謎のまま・・・^^;
一方、ダメ元で告白したアイドル的存在と付き合う事になったり・・・目標とする高校への合格を目指すため、成績の良い女の子から勉強を教えて貰ったりと、女の子で周りが賑やかな状態のまま・・・彼らは高校に進学していき、主人公を取り巻く羨ましい物語が動いていきます^^;

まず主人公の淳平君ですが、夢に向かって真っ直ぐ進もうとする気持ちと優しい性格は理解できます・・・
でも、「俺にはこの誰かを選ぶなんて出来ないっ!」と平然と言い放つところは・・・
まぁ・・・理解出来なくもないですが、ただ羨ましい限りです^^;

主人公に、そう言わせるのも仕方無い・・・と思ってしまうほど、この作品に出て来るヒロイン達は魅力的です。

メインヒロインの東城綾ちゃん(CV:能登麻美子さん)ですが、美人で性格も良く、おしとやかで恥ずかしがり屋の一面を持つ彼女・・・能登さんとの相性もバッチリです。主人公と出会う前と出会った後・・・振り返ってみると彼女が一番激変したように思います・・・。
綾ちゃんがこれほどまでに恋心を抱く理由が主人公には見当たらない様な気もしますが・・・
でも、想いを伝えられない歯痒さを能登さんが見事に演じています。
もう何も言う事はありません・・・文句無しで私の一推しキャラでした(//∇//)

もう一人のメインヒロインである西野つかさちゃん(CV:豊口めぐみさん)ですが、中学高校を通して学校のアイドル的存在の彼女は、これまで星の数ほどの告白を断ってきましたが、なぜか、主人公の告白を受け入れるんですよね・・・
どう思い返しても、受け入れて貰える理由が主人公には見当たらない様な気もしますが・・・
でも、この中で一番状況を俯瞰して見ていたのは彼女だったと思います。
中には突拍子の無い展開もありましたが、状況を把握し・・・悩んで・・・相手の気持ちを察しての行動と受け取れば、その展開も納得ですけどね・・・^^

3人目のヒロインは、高校から仲間入り?した北大路さつきちゃん(CV:小林沙苗さん)です。
彼女の自分自身に対する嘘偽りの無い態度は、見ていてとても好印象です^^
「好き」の表現の仕方に彼女らしさを感じる事ができました。このさつきちゃんも美人でスタイル抜群なんですよね・・・
彼女の様な美人から好かれる要素が主人公には見当たらない様な気もしますが・・・
明るく竹を割ったような性格の持ち主なので、何でも気兼ねなく話せる相手ですが、だからこそ、その純真無垢な気持ちを大切にしたいと思える彼女でした^^;

そして、4人目のヒロインは南戸唯ちゃん(CV:水樹奈々さん)です。彼女は1歳年下の主人公の幼馴染なので、その特権を存分に使っていたと思います。でも、主人公を慕う気持ちは本物でした。

・・・ここまで主人公を羨ましいと思ったのは久しぶりかもしれません(//∇//)
でも、主人公が直ぐに結論を出してしまうと、この不安定な関係が見れなくなるので、作品的にはOKなんでしょうね^^;
しかし・・・こういう幸せな学生時代を過ごす人って実際いるのでしょうか・・・?
少なくても、私の周りにはいなかったけどなぁ・・・

1クール12回24話の作品です。中学生といちごのパンツも改めて考えて見るとアンマッチの様な気もしますが、ヒロインが抜群だったので主人公の性格を含め全て良かった事にしようと思います♪

引き続き、OVAを視聴します^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

ストン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作連載中だったので尻切れトンボだが、良作です。

※まちがえてOVAの方にレビュー書いてしまったのでコチラに書きます。

この作品は、
いわゆる少年誌(男性誌)向けのハーレムアニメであり、
主人公を、4人のメインヒロイン+3人のサブヒロインが大好きになる
というものです。

主人公 真中(中心、真ん中)
ヒロイン 東城、西野、南戸、北大路(東西南北)
サブヒロイン 外村、端本、向井(外、端っこ、向かい)

話は真中が中学3年生の時から始まります。

真中
外見も平凡、学業も運動もそこそこだが、
映画に対する熱意と、努力家であり、人に優しいという特徴がある。

東城
いわゆる典型的な少年誌ヒロイン要素満載の王道キャラ
(きまオレで言うと鮎川的な位置?)
黒髪ロング、巨乳、内気、ドジっ子、三つ編み眼鏡を外すと美人、性格良い、成績優秀
と、相当な属性を持っている。
いちごパンツ1号。

西野
いわゆる王道ヒロインに対する対極的なキャラ
(きまオレで言うとひかるちゃん的な位置?)
栗色ショートカット、貧乳、アイドル、サバサバしててボーイッシュ、明るい
という属性を持つ。
いちごパンツ2号。

北大路
いわゆるメインヒロインに対する当て馬キャラ
長身、巨乳、ポニーテール、エロイ、社交的、料理上手、バカ、積極的
という属性を持つ。
いちごパンツ3号。

南戸
ロリ担当。
年下、幼馴染、同居、寝相が悪くてすぐ服を脱ぐ
という属性を持つ。

さて、この4人の中で私的には北大路が一番のお気に入り。
大人になった今、結婚相手として一番ふさわしいと思う相手です。
東城や西野よりも円満な課程を築くことができそうだと思います。

んで、アニメの内容ですが、
このアニメは原作がまだ連載中であったため、
高校2年生の夏で結末が曖昧なまま終わってしまいます。
アニメで勝手に誰かとくっつけて終わるとかじゃなく、
原作に配慮した制作なんだろうな、とは思います。

原作の方は、全19巻まであるんですが、
1~15巻まではハッキリ言ってただのハーレム萌え萌え漫画。
16巻からいちご100%という漫画の神っぷりが全開になります。
TVアニメでは、10巻くらいのところで終わってますが。。。
16巻から19巻は正直、鳥肌モノです。

情けない話ですが、
少年誌の恋愛漫画で泣きそうになったのは
アイズといちご100%だけです。


アニメの方は、声優もしっかりしていて、
精神的に疲れることもなく、ほのぼのと萌えられると思います。
このアニメを見て興味をもった方は原作漫画をおすすめします。

原作漫画の方では、衝撃のラストを迎えるのですが、
いっそのこと、OVAとして、
4人の内それぞれを選んだバージョンのラストを、
作者監修の上で作ってもらえたらファンとしては最高の贅沢かと。

いや、それだと原作の感動が薄れるのか、むむ、悩ましい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

君は東?西?どっちにいく?

【一言紹介】
いちごパンツがきっかけで
いろんな女の子に出会い、迷い
別れがある
恋愛物語

【評価的なもの】
原作のマンガが大好きなので
アニメの中途半端さ、
つかさちゃんやさつきの可愛さ
女の子の可愛さが全然表現されてない!ってことでかなりマイナス。

【自分が思ったこと】
{netabare}
好きなら好き
付き合ってほしいなら
付き合ってください

と言わなきゃ伝わらない。


誰が好きなのか
大事なことをハッキリ言えない
キャラって
正直あんまり好きになれないよね。

真中は迷いながらも
やる時はやる男。
言う時は言ってる
と思うからそんなに嫌いじゃない。

友達でいたいと
友達以上の特別な関係でいたい
のは全然、違う。
からさつきが1番かわいそう
だけど彼女なら他にいい人見つかる
と思うなー

つかさちゃんみたいな女の子は
かわいくて、
強い部分あるけど
そうゆうとこがかわいくて
やっぱりこの作品のメインヒロインで1番幸せにならなきゃいけない
とまで思ってる。

{/netabare}
つかさちゃんLOVEを語ってしまいましたが、

とりあえずアニメ見る時間が惜しいような作品になってますので
原作のほうをオススメしておきます。


【私的下着事情】
{netabare}
アニメ会ではシマパンが大流行してるけど
リアルはシマパンは超レア商品でイチゴやさくらんぼのほうがまだ入手しやすい。

リアルシマパンはなかなかお目にかかれない。。超レア商品と言ってもいいぐらい出回ってないです。

シマシマの太さによっても
かわいい、かわいくないがあるし

この間出会ったシマパンはレースが
台無しにさせてた。
シンプルなのがシマパンのいいところだと思う。。


つい最近下着売り場に行ったのだけど、友達と下着買いに行く人の気持ち全然わかんないw
私だったら
どんな下着選ぶか
あんまり見られたくない。。

知らない人が買ってるところは見てて面白いかった。すごい!大胆!
と。私には無理ですw


リアルシマパンに出会うと珍しさにテンション高くなりますが
私はシマシマよりはイチゴ柄とかのほうが好きです(^ω^)
{/netabare}


なお、このレビューはあまり人に見せたくないので39返しいたしません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

66.9 20 妄想でラブコメなアニメランキング20位
To LOVEる-とらぶる-ダークネス2nd(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (455)
3079人が棚に入れました
ちょっとエッチな描写で大人気を博したハーレム作品「To LOVEる-とらぶる-」。そのスピンオフ作品である「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」の第2期作品。お約束のセクシーシーンは今回も健在!? アニメーション制作は、1期と同様、XEBECが担当する。

声優・キャラクター
豊崎愛生、福圓美里、井口裕香、渡辺明乃、戸松遥、矢作紗友里、伊藤かな恵、花澤香菜、名塚佳織、柚木涼香、新井里美、能登麻美子、日高里菜

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リト君・・・君は何で暗い夜道を一人で歩けるのかな・・・σ(^_^;)?

この作品は「To Loveる ダークネス」の続編です。物語は「To Loveる」から繋がっているので、未視聴の前作があればそちらからの視聴をお薦めします。
ダークネス1期から主役の一人として奮闘しているモモちゃん推しである私は、毎話期待値MAXで視聴していました。

モモが画策する「リトのハーレム計画」と、ネメシスの策略「ダークネス計画」が秘密裏に・・・ゆっくりだけど一歩ずつ着々と前進していくそれぞれの計画と相変わらずの日常・・・これらが上手く噛み合いながら物語が進んでいくんですけど・・・

今回のリトのラッキースケベっぷり・・・前作より格段にレベルアップしていませんでしたか・・・?
あれは一体何なの・・・? 持って生まれた才能・・・? 新種の能力・・・?
この作品のキャラは只でさえ可愛いんです・・・
それなのに・・・あっちで転んでラッキースケベ、こっちで転んでラッキースケベって・・・
いくら何でもやりすぎでしょ・・・σ(^_^;)?
毎朝のモモちゃんとの早朝トレーニングもしかり・・・
羨ましいとか妬ましいという気持ちを通り過ぎて・・・怒りにも似た感情を感じずにはいられませんでした^^;

仕方ないのも解っています・・・
私にはリトのようなラッキースケベの能力はありませんし、学生時代はクラブ活動漬けで連日の様に可愛い女の子とキャッキャウフフするシチュエーションとはかけ離れた生活を送っていたので、リトの様な羨ましい出来事の記憶すらありません^^;

クラブ活動漬けの学生生活・・・お金じゃ決して買えないモノを目指して取り組んでいたので、決して後悔している訳ではありませんが、リトの羨ましい日常を見てしまうともう少し違う謳歌の仕方をしても良かったような気がしてなりません・・・^^;

そんな事を思わず考えてしまうのは、この作品のキャラデザが半端なく可愛いから・・・(//∇//)
私のど真ん中・・・夏アニメの中でも1,2を争うくらいの可愛らしさだったと思います。
物語の展開上、ララと西連寺の出番がちょっと少なめだったのは少し残念でした^^;
古手川さんの「ハレンチなっ!」はもう少し聞きたかったかな^^;

それでも、今回活躍するキャラは魅力たっぷりだったと思います。
個人的に今回の作品で株を上げたのはヤミちゃんでした^^
何度もリトのラッキースケベの標的になるのですが、これまでは「えっちぃのは嫌いです」がお約束でしたが、今期は「もはや能力の領域に到達しつつあります」「もはや物理法則もへったくれもないですね」、そして極めつけは「あなた最近ちょっとコケ過ぎじゃないですか」とバリエーションが広がっています^^
ヤミちゃんが言うんだから間違いない・・・私もリトは転び過ぎだと思います^^
そんなヤミちゃんですが、今期の頬を赤らめる表情は可愛かったですね^^
何度かドキッとさせられちゃいました(//∇//)

でも、やっぱり私の一推しはモモちゃんですけど(//∇//)

オープニングテーマは、Rayさんの「secret arms」
エンディングテーマは、川田まみさんの「Gardens」
secret armsはメロディーが、Gardensは可愛らしい歌詞がお気に入りの曲です。

全14話の作品でした。夏アニメは7〜9月の間に放送されますが、この作品は
14話になるという事が早々に発表され、13〜14話は10月に放送されました。
この作品の様に1クールに収まらないこと、その対応策を早々に発表して貰えたのは嬉しい限りです。
制作の過程では色々なことがあると思います。無理に1クールに収めるより、物語の展開を大切に制作するという作り手の愛情を感じられる・・・そんな対応だったのではないでしょうか。

でも・・・リトのハーレム計画は未だ道半ばです。
物語的にも次期を感じさせる終わり方だったと思います。
続編・・・期待して待っています^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

えっちいのは嫌いな闇の方が好き♥

ぐおぉぉぉわぁぁぁあああ!!!
痛恨のミスであるぅぅぅううう!
変則放送であった13話&14話を録画し忘れちまったよ~~~!

というわけで、
12話までのレビューを書きます。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」と銘打ちながら、
2ndの11話まで引っ張るんかい!?
着々(?)と進行するハーレム計画に引き替え、
全く全貌の見えないダークネス計画。
ただ、発動してみたら納得。
ダークネス計画は発動してしまったら「それだけ」になっちゃうイベントだった。
そういう意味では、こういうストーリー展開になるのは必然である。
にしてもだ、
エロ要素だけで11話まで引っ張るのはいささか苦しい。
ヒロインたちの心理描写はあるにはあるが、
所詮はハーレムらしいリトに好都合なものにすぎない。
それでも、ここまで観させる「エロ」の力は偉大であると認識を新たにする私であった。

13話&14話の展望
観ていないなりに今後の展開を予想してみよう。
{netabare}①本命
えっちぃ気分♥の闇がモモ・ナナ・ララの三姉妹&メイを粉砕
             ↓
もうどうしようもない!と地球の最期に向けてカウントダウン
             ↓
リトが優しさやら愛やらいろいろ頑張って闇が元に戻る
             ↓
いつもと変わらぬ日常の光景が戻る。メデタシメデタシ。
②対抗
えっちぃ気分♥の闇がモモ・ナナ・ララの三姉妹&メイを粉砕
             ↓
もうどうしようもない!と地球の最期に向けてカウントダウン
             ↓
リトが優しさやら愛やらいろいろ頑張って闇が元に戻る
             ↓
いつもと変わらぬ日常・・・だが闇だけがいない・・・メデタシメデタシ?
③大穴
えっちぃ気分♥の闇がモモ・ナナ・ララの三姉妹&メイを粉砕
             ↓
もうどうしようもない!と地球の最期に向けてカウントダウン
             ↓
リトが優しさやら愛やらいろいろ頑張ったが闇に葬られる
             ↓
リトの命運と共に地球の命運も尽きる。チットモメデタクナイ。{/netabare}


いつか、13話&14話を観ることが出来たら、確認したいです(><)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やたら光線が多いけど・・

 To LOVEる最初から見ているので、これも見たです。このシリーズ、長いですねぇです。もう、10年以上たっているのかなぁです。
 一番最初のTo LOVEるは、学園ラブコメでトラブルが起こるだったような感じで、リト、ララ、西園寺の高校生らしい?三角関係な展開だった記憶があるです。
 その後今回までとなっては、闇の言う「エッチぃ」というシーンが、偶然や妄想などで目立つようになり、やたら光線で隠してます。深夜でなければ、放送が難しいです。R18指定アニメでしょうか?です。

 モモが前作同様、ハーレム計画と言って、リトにやたら絡んでくる展開が多いです。それに伴って、ナナ、闇、芽亜、古手川、蜜柑、西園寺、ララの絡みがある展開ですかねです。

 そんな中でも、闇の過去のわだかまりが解け、ティアーユ、芽亜を闇が本当の意味で受け入れる話は、悪くなかったと思うです。

 新キャラ、ネメシス登場でダークネスが何なのか明らかになるですね。特に、闇、芽亜、モモ、ナナ、リトが目立っている印象です。

 ネメシスの策略により、終盤、闇が大変なことになるです。{netabare}このアニメでは、ここで脇役っぽかったララの活躍が光り、芽亜、モモ、ナナそしてリトの闇を助けたい思いが、HAPPY ENDに導いたです。{/netabare}その展開は、この場面でそんなことするのか?な光線が登場したけれども、闇を救いたい思いだったです。

 いつも通りに戻って、これでいいのだ!です。素直になったようで、リトに最後まで素直になれない闇、可愛さがあったです。
 To LOVEるこの終わり方でも、続編なしでシリーズ完結、通用すると思えたです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

70.2 21 妄想でラブコメなアニメランキング21位
スクールランブル(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (448)
2875人が棚に入れました
塚本天満(つかもと てんま)は一途でシャイ、そしてちょっとお茶目な16歳の高校2年生。多くの女の子がそうであるように、彼女も恋をしていた。
でも、大好きな人・同級生の烏丸大路(からすま おおじ)にキモチを伝えられないでいる。しかし、烏丸があと1年で転校してしまうことが判明!!
それでも、妹の八雲(やくも)や友人たちの協力を受けながら、告白しようと看護婦に変装したり、矢文を放ってみたり…。
そんな天満に恋をしているのは、播磨拳児(はりま けんじ)高校2年(ちなみに不良)。これまた、キモチがまったく伝わらず、一人落ち込む毎日…。
そのうえ天満&烏丸のランチ現場を目撃!哀れ播磨は登校拒否&放浪の旅に出てしまうのだった…。

声優・キャラクター
小清水亜美、能登麻美子、堀江由衣、生天目仁美、清水香里、南里侑香、福井裕佳梨、小西遼生、高橋広樹、川田紳司、藤原啓治

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君は天然?君は奇人?なんで好きな気持ちが届かないの~!?

お勧めしてもらったので
観てみることにしたラブコメ作品♪

ラブよりもコメディな要素の方が強いです。

楽しいのだけど、中だるみもあるので、
連続で観るにはちょっと辛かったかなー。

手軽に楽しむには
ちょうどよい作品でした♪

1期は全26話です。


● ストーリー
超天然な女の子・塚本天満(つかもと てんま)は
同級生の烏丸大路(からすま おおじ)に片思い中。

一方、学校一の不良・播磨拳児(はりま けんじ)は
同級生の塚本天満に片思い中。

二人の想いは、相手に届くのか?


烏丸くんのことが好きな天満。
だけどその情熱はミステリアスな烏丸くんには空回り…。

天満のことが好きな播磨。
だけどその情熱は天然で鈍感な天満には届かない…。

この作品は、天満と播磨のW主人公です。
どちら側の目線で見るかで、味が変わるのがいい♪

初めは天満目線を楽しみたいと思っていたけれど、
播磨目線の話の方が多かったですね。

播磨目線の方が話を広げやすかったようです。
作中でどんだけいじられ倒されていたか、播磨くんw

天満には思いが通じる気配がないし、
周りからはいろいろと誤解を受けるし、
なんかもう可愛そうでしたw


話が進むにつれておもしろさは安定してくるので、
安心して観られるラブコメでした。

キャラも個性豊かで、
どんどん増えていきます♪


● キャラクター
天満は元気いっぱい、だけど超天然な女の子。

そんな天満の好きな相手・烏丸くんは、
つかみどころがなく、宇宙人レベルでミステリアスな男の子。

そんな奇人な烏丸くんを
一途な気持ちで好きになる天理がおもしろ可愛い♪

烏丸くんのことで嬉しい時にピコピコと反応する
天満の髪の毛が可愛い♪


おかしな二人を見ていると
学校一不良な播磨くんがとても普通でまともな男の子に見えるw

天満のことしか見えていないのに、
肝心の天満には全く気持ちが通じず、

挫折を繰り返すかわいそうな男の子ですw


私のお気に入りは、
天満の妹の八雲(やくも)でした♪

天満とは違ってしっかり者、
美人で優しい彼女に多くの男の子が魅了されるのも無理ありません♪

八雲に夢中な花井君も、
暑苦しいけれど私は好きでしたよ♪

同級生を中心にキャラが次々と増えていくにつれて、
中身も濃いものになっていった気がします^^


● 音楽
【 OP「スクランブル」/ 堀江由衣 with UNSCANDAL 】

堀江由衣さんは、作中では沢近愛理(さわちか えり)という、
天満の親友の一人を演じられています。

が、歌詞も曲も歌声も、
完全に天満なイメージの曲です。

「グルグル回る~♪」という歌詞が頭に残り、
印象に残りやすい曲です。

結構好きでした♪


【 ED「オンナのコ♡オトコのコ」/ 小倉優子 】

なんだかよく聴いたことのある曲だったけど、
まさかこのアニメのED曲だったとは!

この作品には合っていると思いますが、
あまり好みの曲ではなかったな~^^;


他にも挿入歌や特別EDが
何曲かありましたが、

もう一度聴きたいと思う曲は
特にありませんでした。


● まとめ
ラストは無理に恋愛話を入れ込んだような印象がもったいなかったけれど、
全体的には面白かったです♪

天然、不良、奇人、エスパー、バカ、お嬢様…
とキャラは豊富で個性豊かなのがよかったです♪

天満と播磨がラブラブになるのも、
意外とありな展開かな、と期待してみたり。

烏丸くんは奇人すぎて扱いが逆に難しくて、
ネタももう尽きてしまったのでは、という心配ww

2期ではどう展開するのかな。
はたして、烏丸くんの出番はあるのか。笑
機会があればいつか見てみようと思います♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

思い込みと勘違いでどこまでも突っ走れ! B+

原作未読

コメディー色の方が強めの学園ラブコメ。サービスシーン一切なし、キャラ萌えもほぼなしと、お子様でも、余分なものを嫌う大人でも、安心して見ることができる作品です。毒を抜くと概してつまらなくなりがちですが、意外にそんなこともありませんでした。

コメディー色強めといっても、ラブの要素が希薄という訳でもありません。むしろ、描き間違えたらドロドロの恋愛作品になるかもしれないくらい、いろいろと絡み合っています。ただ、その殆どが(いや、全てが)、非常に純粋な思いではあるのですが、強い勘違いと思い込みによって、あらぬ方向に展開していってしまうのです。

「何故そうなるっ!?」と何度突っ込みたくなるシーンがあることでしょうか。しかし、そのうちそれが当たり前になってきます。脱線しながらも走り続ける暴走機関車のごとく、誰にも止めることはできません。そんな恋模様(さっき「濃い模様」と誤変換されましたが、こっちの方が適当かもしれません)が繰り広げられます。

登場人物は、基本的にはわかり易いキャラばかりだと思うのですが、一人だけつかみどころのない人物がいます。それはメインヒロインが好きになっている烏丸という男子です。表情ナシ、無感情、行動様式不明・・・この男のどこに惚れれば良いのかさっぱり分かりません(これに関しては女性の意見を聞きてみたいです)。

しかし、男性側の主人公は別の人物です。そいつは、お約束どおりメインヒロインに恋をしていて、しかも、分かり易いくらいの見た目不良キャラなのに、実は案外イイ奴な播磨という男子です。物語が進めば進むほど、こいつの奇才っぷりが発揮されてきます。

そうすると、おそらく、どんな奴を登場させても播磨の方に人気が出るだろうから、恋敵としては成り立ちづらくなってしまう。だから、メインヒロインの恋の相手を、烏丸のようなキャラにしたのではないかと考えてみました。魅力がない男子が恋敵ですから、どんな魅力のあるキャラを出しても無駄な訳です。うーん、そんな手法があったんですね~、とついつい関心してしまいましたが、実際のところはどうか分かりません。

この作品で描かれている恋模様は、勿論コメディーですから、笑いの種ではあるのですが、案外、自分が渦中にあるときには似たようなものかもしれません。恋は思案の外、恋は盲目、恋は曲者・・・色々な言葉が示しているように、恋に狂った人って、後から思い出すと顔から火が出る程恥ずかしい行動をしてしまうものです。

そうした誰もが思い当たるようなことを濃縮ジュースにしたのが本作品です。時々、「あり得ん!」というものも混じっていますが、ぐっと飲み干してみてください。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぐるぐるまわ~る!ぐるぐるまわ~る!

率直な感想を言うと単純におもしろい!この一言に尽きます。
この作品は2002年から週刊少年マガジンで連載されていて、その当時読んでいたのですが、
まさかアニメがここまでおもしろいとは思いもよりませんでした。
ジャンルは勘違い(ラブ)コメディです(全26話)。
ラブの要素も大いにありますが、もう勘違いコメディと言ってもいい気がしますw
まぁ、でもアンジャッシュのコントの恋愛版というのが分かりやすい例えですかね。

序盤は播磨拳児→塚本天満→烏丸大路が話のメインですが、
ぶっちゃけ烏丸はいらない子ですw

アホ毛がピコピコ揺れる超鈍感な天然おバカの塚本天満と
グラサンにヒゲと一昔前の不良を彷彿とさせる出で立ちながらも
漢気溢れる愛すべき大バカ野郎、播磨拳児の
勘違いから始まるおバカな(ラブ)コメディを中心に語が展開されますが、
これだけではちょっと単調でした。

とは言え、特に漢気溢れる播磨拳児のキャラは最後まで本作を牽引する程魅力的で
どこまでも一途で曲がったことが大嫌い、
バカ野郎ながらも常に全力投球という単純に応援したくなるキャラですw

徐々に天満の妹の塚本八雲、クラスメイトの沢近愛理、周防美琴等
男性キャラでも花井、今鳥といった人気キャラが続々登場し、
それぞれのキャラが確立され物語をどんどん盛り上げていきます。

終盤にもどんどん新キャラは投入されますが、
そうなるとどうしてもとっ散らかってしまうので、
個人的には中盤辺りのバランスが好きでした。

人気キャラ中心の話が増えてきますので、
序盤に比べると塚本天満の出番も少なくなってきますw
烏丸大路に至っては言わずもがなですw
原作連載時にどのような編集会議がなされていたのか
なんてことも容易に想像できますw

舞台がマグロ漁船なんて回もあり、
学園モノという枠組みでは収まりがつかないくらい非常に自由で、
そしてパワフルなのが本作の特徴でしょう。
その中心にいるのがやはり播磨拳児です。

2004年とちょっと古い作品ですが、
今観ても十分おもしろいです。
なんなら今のギャグアニメよりもおもしろいと言ってもいいくらいです。
自信を持ってお勧めできます。

(おまけ)
小倉優子さんが歌う本作のEDを初めて聴いた時は
なんじゃこの超絶劣化版電波系ピチカート・ファイヴは。。。と思いましたが、
(作詞・作曲・編曲は小西康陽さんが担当されています)
聴き続けているうちに癖になってきましたw
さすが元コリン星人w いや、この場合慣れとは恐ろしいと言うべきかw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38

71.5 22 妄想でラブコメなアニメランキング22位
セイレン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (539)
2665人が棚に入れました
高校2年生の夏。「嘉味田正一」は進路希望表の内容で担任に呼び出されたことをきっかけに、大人になることへの不安を覚えはじめる。
そんな彼が様々な女の子と出会い……そしてどんな将来を目指していくのか。
未来へ向かって駆け出す等身大の高校生と清廉(セイレン)可憐なヒロイン達の恋愛物語が、今始まる!

声優・キャラクター
佐倉綾音、木村珠莉、井澤詩織、三上枝織、沼倉愛美、下地紫野、黒木ほの香、江口拓也、田村ゆかり、藤田咲、藤井ゆきよ、長妻樹里
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ウケ狙いのネタがなければもっとよかった

学園恋愛ものでファンタジーなし(たぶん)。オリジナルと考えていいのかな。
「風夏」と比べると出だしのインパクトは物足りない(パンツ出せばいいってもんじゃないけど)。このサイトのランキングがあてになるかわからないけど、二つの作品の順位はそれほど変わらない。こちらは徐々によくなっていくアニメと考えておくか。

=キャスト=
常木 耀(cv:佐倉綾音)
桃乃今日子(cv:木村珠莉)
桧山水羽(cv:井澤詩織)
上崎真詩(cv:三上枝織)
三条るいせ(cv:黒木ほの香)
嘉味田十萌(cv:沼倉愛美)
宮前透(cv:下地紫野)
鬼型雅美(cv:田村ゆかり)
高遠由貴恵(cv:藤田咲)
菊池洋子(cv:藤井ゆきよ)
丸石燈花(cv:長妻樹里)
吉田麻子(cv:門脇舞以)

第1話 主人公が女の子だったらよかった
{netabare}
主人公が女の子だったらよかった、とまず思った。女子が座った机のあとを見て顔を赤くする女の子のほうが面白いんだけどなあ。

しばらくはキャラクターを把握するのが大変。机に座っていたのがヒロインの耀(読めない…ひかり、と読むらしい)。cvは佐倉綾音さん。ロリキャラのイメージがあるので、セイレン(セイレーン?)のタイトルと一致しないのが気になっている。
耀に突っ込みを入れたのが高遠由貴恵(cv:藤田咲)。キャラ説明ではツッコミ担当とある。そばにいたもう一人は菊池洋子(cv:藤井ゆきよ)。ボケ担当らしい。藤田さんの演じるキャラはボケのイメージがあるけどなあ。

主人公の妹は、嘉味田十萌(cv:沼倉愛美)。沼倉さんの妹キャラを見るのは「ファフニール」いらい。と思ったら姉だった(笑)。説明には昨年ミスサンタとある。主人公の「わがままサンタ」のセリフの意味がわかった。

バスケのシーンで男子に注意していたのが、三条るいせ(cv:黒木ほの香)。風紀委員で優等生キャラ。最初に出てきた女教師が鬼型雅美(cv:田村ゆかり)。
ここまででAパート。多すぎる…。

テスト結果を見ているときに現れたのが、桃乃今日子(cv:木村珠莉)。「SHIROBAKO」の宮森あおいをやっていた声優さん。ホテルのロビーで話していた二人の女子は、丸石燈花(cv:長妻樹里)と桧山水羽(cv:井澤詩織)。井澤さんは「ウィッチクラフトワークス」で猫だったかウサギだったか、いっぱい出していたキャラで覚えた。今回もいじわるキャラかも。

女子キャラだけだけどこんな感じかな。
最後に這いつくばっていたのは、髪型から考えて耀だろう。

セイレンはセイレーンのことなのか? 男子たちを誘惑する妖艶なお姉さんが出てこないのでわからん。耀がいろんな男子にちょっかい出すキャラなのか、それとも清廉という意味で清い交際をするアニメなのか。
{/netabare}

第2話 普通
{netabare}
宮前透編、桃乃今日子編と続くせいか、ご都合主義的に惹かれあっている感じ。尺がないから仕方ないか。突発的なことが起きるわけでもなくよくあるラブコメな感じでストーリーが進んでいる。

麻子の声は聞き覚えがあったんだけど思い出せなかった。イリヤをやっていた門脇舞以さんだった。あとはツンデレっぽい井澤さんの声がよかった。自販機でできることってなんだろって考えたけど。
{/netabare}

第3話 誰が犯人か推理してみた
{netabare}
女湯に男主人公が入るのはよくあるけど、これは逆なので珍しい。ジャージのゴムのあとに焦点を置くのもマニアックではある。しかし、このアニメのタイトル「セイレン」は、清廉という意味らしいので、マニアックなものは必要ない気がする。
麻子のオチは面白かった。門脇さんの演技によってコミカルな感じが増したと思う。

今回の話では、伏線が二つある。
耀(ひかり)が主人公を避けるようになったことと、携帯の画面を見て、耀が「あれ?」となにかに気づいたところ。
耀の関心事は、バイトをチクった犯人を捜すこと。主人公を避けるようになったのは、犯人が誰か考えていたから。
耀は主人公を疑っているのか?
これは、由貴恵のツッコミでわかる。主人公を気に入ったことを示しているので、耀は疑っていない。同様に楽しく話しているところからも、由貴恵を疑っていないこともわかる。

耀の関心事は犯人捜しで、由貴恵を疑っていない。耀が登校中に見ていたのは、由貴恵の隣の男。つまり、バイトをチクった犯人だ。証拠は携帯のなかにあるのだろう。

ラストは主人公が三角関係を疑って、耀と男が会っているのを誤解するけど仲は深まる、といった終わり方かな。
{/netabare}

第4話 さすがに気づかなかった
{netabare}
証拠の携帯画面は難しかった。由貴恵だけ名前がないとはさすがに気づかなかった。何人ヒロインいると思ってるんだ。でも、伏線としてはなかなか面白かった。耀(ひかり)は携帯画面を見るまでは由貴恵を疑っていなかった。携帯を見て気づいたあとは確証を得るまで泳がせておいたのだろう。
次回以降も推理したくなる伏線があれば飽きずに見れそう。

恋愛に関してはショートストーリーならこんな感じかな。結ばれずに終わりそうだったので意外と思ったけど、結局ハッピーエンドだった。ギャルゲーみたいに結ばれるルートや結ばれないルートでストーリー構成すれば面白いなって思った。
{/netabare}

第5話 ブラコンか?
{netabare}
制服が冬服で耀(ひかり)がバイトをしているので、4月か5月なんだろう。夏期講習に行かないルートの話になるのか?

最後に出てきた男は兄と思った。むかしは宮前透と一緒にゲームをして、格闘ゲームのパートナーだったけど、社会人となった兄はゲームを卒業。寂しくなっていたときに主人公と出会う、そんな設定が思い浮かんだ。

あと気になったのは、やたらと透が目の下を赤くするところ。デレのときもあるけど、ゲーセンに入る前に赤くするのはおかしい。だから、伏線の匂いがした。
{/netabare}

第6話 伏線らしきものはあるけれど
{netabare}
耀(ひかり)編ほど面白くはない。ウケ狙いが多くて恋愛要素が少ない。清廉というタイトルなのだから、今時そんな子いないといったキャラが出てきてほしかった。

伏線らしきものはあるけどもう一話見ないとわからない。耀と透もゲーセン行って風紀に見つかって飼育小屋の掃除をやらされたのかなって思うくらい。
{/netabare}

第7話 キャラの設定はいいんだけど……
{netabare}
起承転結の構成なら”転”になるが、透の諸事情が語られただけ。耀編のときは耀が主人公にそっけなくなって、それが結末に繋がっていった。透編も工夫してほしかった。

透のキャラ設定はいいんだけど、それをストーリーにうまく乗せていない。過去と似たような状況になって主人公によって透が救われるみたいにすればよかったと思う。
{/netabare}

第8話 もっとストーリーを練ったほうがいい
{netabare}
透編は最後までウケ狙いのコントみたいだった。それほど笑えるネタでもなかったし、恋愛要素もほとんどなかったので、どこで楽しめばいいのかわからない内容だった。

本編で一時間半はあるだろうから、映画を一本作るくらいの意気込みでストーリーを考えてほしいものだ。
{/netabare}

第9話 和装はよかった
{netabare}
ここから、桃乃今日子編。夏休みに合宿に行かなかったルートだろう。透のルートも通っているように思えた。

始まったばかりだけど、恋物語を期待しないほうがいい感じ。ヒロインが代わるたびにマニアックになっていく。耀編が一番よかったという感想で締めくくりそう。

構成がよくない気がする。設定もストーリーもそのままで、三人のヒロインのエピソードを同時に進行させるほうがよかった。ゲームならこんな感じなんだろうけど、アニメにすると面白さが半減する。
{/netabare}

第10話、第11話 試着はよかった
{netabare}
宮前透編よりは恋愛してるけど、ときどき出てくるウケ狙いのネタで、しらけてしまう。パンツを試着するのは面白かった。あと一話なので、がんばって最後まで見るつもり。
{/netabare}

最終話&総評 ウケ狙いのネタがなければもっとよかった
{netabare}
桃乃今日子編の最後は普通。ほかのヒロインと比べて普通の女の子なので、こんな感じでいいんじゃないかな。

総評としては、ウケ狙いのネタはいらなかった。ハッピーエンドが決まっているから単調にならないよう入れたのかも。

三人のヒロインのなかでは耀が、ストーリーも含めてよかった。
あとはルートを分けずに、三人のヒロインのストーリーを重ねるほうがよかった。どのヒロインと結ばれるか、投票とか視聴率とかで決めて、放送できなかったヒロインの結末は、DVDとかで見せればいい。そういった販売戦力も考えて作ったら面白かったんじゃないかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リアル高校生「風」恋愛アニメ

「アマガミSS」「キミキス」などが好きな方は当然合うでしょうね♪

オムニバス形式の高校を舞台にした恋愛アニメ。OPは、奥華子さんの透明感溢れる歌声がキラリと光り、今期(2017冬)では屈指に好きな歌です♪

【各話感想】
《常木耀 編》
{netabare}
1話目
ある意味凄いな。何のインパクトもない初回(ラストだけやや印象アリ)w いや、悪くはないですよ。どう考えても、リアル路線の恋愛系で、最終的には、「タヒね! リア充め!」的になっていくのだろうからw ゆっくり愛を育んでいくのもアリだとは思いますよ。もしくは普通に、「アマガミ系」(オムニバス形式)なのかな? ただ、このアニメ氾濫時代において、1話切りされても文句言えない、普通さです。とりあえず、様子見♪

2話目
予備校の合宿なんて行ったことないから、よく分からんな。普通の男子高校生らしいといえばらしい、妄想やら欲求やら。ヒロインの常木さんは、アニメには珍しいタイプ。完全リアルではないが、似非リアル女子高生キャラ。オムニバスだから仕方がないが、ヒロインデレるの早過ぎ、チョロ過ぎだな。

3話目
う~む、リア充してますな~w 勉強しろや(笑)という一言につきます。吉田さんと宮前先生のショートコントは笑ったw

4話目
女子って怖い……。毎週、「ALL OUT」を観た直後に観てるから、落差が(笑) やっぱり、来世も生まれ変わるなら男が良いなw ん? 作画、若干、体に対して顔がデカいシーンない? 海のシーンで思ったこと。まず確実に、スマホが水没してる(笑) なんかこう、応援したくならないカップルだな。嫉妬かな、嫉妬だな(笑)

《視聴終了》
結論。一番応援したいカップルは吉田さんと宮前先生です♪ 本編とカンケーな~い(笑)

アニメには珍しい「イケてる女子高生」がヒロインというのはなかなか良かった。が、なんか萌えられず。やっぱり、イケてる女子高生が、大きな理由やきっかけもないのに、イケてないカミタ君に惚れる展開にムリを感じたからかな。
{/netabare}

【宮前透 編】
{netabare}
5話目
ゲーム好き女子か。ゲーム好き男子からすれば嬉しいよね。しかも、特撮好きで美人で天然エロなんて、妄想の産物やな(笑) ラストに、なにやら怪しいシーンが。

6話目
プリクラ、昔(出始めの頃)から好きじゃないけど、こんだけ、スマホのカメラやプリンターが高性能の時代に、まだ需要があるのかな? 「女の子からの評判を聞きたい」って、どこのギャルゲだよw 常木さん、ゲームできるんだw てか、コメ要素必要かな?
なんだ? ネタ的な微エロもぶちこんできたけどw

7話目
確かに、ゲーム好きで大人しい女子グループに、モデル並みの美人がいたら、浮くよね。男子のグループにおいて、取るとか取らないとか存在しないんだけど、そこを心配するあたり、宮前先輩も女子ですね。もう、さっさと付き合えや(苦笑)

8話目
へ~、コミケって服飾のコーナーもあるのか。いつも(アニメだと)同人誌コーナーか同人ゲームコーナーばかりだったから(笑) ファスナーの場所エロすぎだけど、合理的だ(笑) 正一、諦めるの早っw 喉仏を吸うって、どんなフェチだ(笑)

最終回Cパート(未来の話)は、常木さん編の方が好きだったかな。ただ、ゲームとも服飾とも関係ない職業に就いてるってのが、妙にリアルで良かった。

《視聴終了》
オタク系男子の妄想を具現化したようなヒロインでしたね。ゲーム好きで、行動をリードしてくれて、美形で、エロくて、積極的で、でも清純で。なかなか魅力的なキャラでした。(制作の狙い通りと)分かっていてもハマるという(笑)
{/netabare}

【桃乃今日子 編】
{netabare}
9話目
今までで一番の「らしい」ヒロインかな。良くも悪くも「普通のアニメになった」感じですね。

10話目
どんな格好で寝てるんだよw 恥ずかしがろうよw 常木さん、すっかりギャグ要員に(笑) う~ん、あざとい……。(今日子の)問「どうして男の人はイヴになるとHなことをしたがるですか?」(視聴者の)答「イヴだけでなく、いつもです」(笑)

11話目
トラック回避とか、風夏と被るw 下着のクダリはよく分からなかった。パンツの穴のクダリは意味不明w プレゼントのパンツに穴を開ける=男性として意識していることの証明、っていうのは流石にムリがあるでしょw

12話目
なんか、イライラする(笑) とっくに両想いなのに、いつまでも牽制している生殺し感がイライラするw (可愛い)幼馴染を女として見られないって、アニメなら定番だけど、実際はそんなこと100%ないw

最終話Cパートは、一番普通かな。漫画編集者って、なぜ(笑)? まあ確かに、未来的に考えても、一番うまくいきそうな二人ではあるかな。

【視聴終了】
これまでのシリーズと違い、二人が幼馴染なため、(ゲーム風に言うと)スタートからパラメーターがMAXな二人。そのため、ヒロイン攻略に伴うドキドキ感は少なかった印象。

結論は分かっていて、しかも通じあっているのに、互いに気が付かない二人を、ニヤニヤしながら眺めるぐらいの態度が良いのかな?
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
主人公は共通、ヒロインは各シリーズごとに違うという構成で、恋愛AVGをやっている気分になります。

作り方としては「ヨスガノソラ」と一緒。

楽しみ方としては、各シリーズごとの純愛にニタニタするもよし、他シリーズではヒロインだったキャラとの微妙なすれ違いに切なくなるもよし。

ただ、主人公が共通なので、ある意味では「一風変わったハーレムもの」と観れなくもないです。「ハーレムもの」の正否は、「主人公(男)が、そのハーレムを築くに足る人物か」だと思っています。

本作の主人公「嘉味田正一」は、「優しさ」がメインの男子。それなりの積極性はあるが、基本的には受け身で草食系男子。

個人的に一番評価しているのは、「宮前透 編」。正一が唯一主人公らしく「惚れさせ」にいったシリーズだった。

常木耀は、モテ系女子なので、わざわざ正一に惚れる理由が分からない。たまたまの偶然、かもしれないが、これまで言い寄ってきた男子の中には、正一のようなタイプの奴もいただろうし。

桃乃今日子は、幼馴染み補正が入っているので、主人公に惚れてて当たり前。ノーカウント。

宮前透は、人間的に欠陥があり、コミュ力が低いので、ゲームで繋がった正一に惚れていく展開には説得力があった。自分的に一番好きなヒロインだったし、楽しめたシリーズだった。

そう考えると、(あえて字を当てるなら)「誠恋」をしていたのは、やはり宮前透編だけのように思う。後の二人は、別に主人公を変えても良かったのでは?

(でも1番好きなカップリングは、宮前先生と吉田さんですw)

巷では、桃乃今日子が一番人気のようですね。確かに、一番可愛かった印象です。ただ、なんか一番「アニメらしい」キャラだったな、と。リアルな高校生の恋愛が売りだとしたら、一番リアルにいそうなのは常木さんだと思うし、特殊なキャラという点では宮前さんかな。「普通に可愛い」今日子は、どこかインパクトに欠け、自分的には一番印象に残らなかった(別に今日子が嫌いなわけじゃないですよ。むしろ萌えたんですがw)。

全編を通し、女同士の恋愛がらみ時のドロドロさ(思慮深さ)と、男同士の友情の爽やかさ(バカさ)がかなりフォーカスされていた印象。そこはなかなかリアルで良かった。
{/netabare}

【総括】
ファンタジー設定や展開は皆無で、リアルな高校生の恋愛を描いている。と、思いきや、高校生のリアルな恋愛ってこんな感じですか(苦笑)? だとしたら、私が行ってた高校は、きっと高校じゃなかったんだなw

リアル風に描いていることで、かえってファンタジーよりファンタジーを感じることも(いや、私が部活ばかりやってたせいで、皆はこんな高校生活を送っていたのかも)w

OPは共通していますが、EDは各キャラごとのキャラソンになっている。いずれもレベルは高いと思った(特にOP)。

まあ、とりあえず、主人公の正一に殺意を覚えるアニメだった(笑) リア充タヒね~w

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

OPはダウンロードを考えるほど。本編自体も最初だけ見て切ってしまうより、一度全部はコンプすべき。

常木耀編(第1~4話)
第1章「ケツダン」
今回の章の主役・常木耀の性格は好みwああいう男子を振り回しちゃう女の子は憧れだから、翻弄される正一君を見てるだけでニヤニヤだね(照れる顔を隠せない正一君は弄りがいある)。ただ失礼承知で言うがあやねるが常木さんの役ってどうも違和感が。もしかしたら長身の役ってところが問題なのかなぁ?
絵についても古そうな絵ってだけで新鮮味がそんなに…美樹本さんの『カバネリ』はあんなに新鮮だったのに。

第2章「ヤマオク」
”拉致られた”って言われた瞬間、妄想する正一君は、ええ非常に分かり易い思春期の男の子です。もうね共感しか見えません。ぶっちゃけます(笑)
ところでこのアニメーションはちょいちょいズレた部分が多いね。例えば「全力救済クラス」の担当講師の恰好が、サングラスと木刀っていつの時代の講師だろ…。ホントネタにもならないよ(ダダ滑りのボケを延々隣で聞かされる気分です)。
まあやっと青春恋愛もののカラーが出始めたけど、キャラデザへの違和感は最終回頃は払拭してるかな?

第3章「オトコユ」
「おでんラーメン」をエロく飲み、ビキニを着て男湯入浴…背徳感満載で、こっちまでドキドキでした(常木編で一番かも)。中でも一番のインパクトは正一君を自分の泊まる部屋へ案内しようとしたら、ぶら下げている自分の(多分)下着を見られて赤面しちゃうとこ。あそこ現状本アニメのさりげない名場面です。何故って普段快活な女の子が赤らめるなんて、そんな激レア瞬間を正一君は見れたわけです(あと男子視聴者ね)。それだけで得した気分になれるのです。単純な男子はw
絵はまだ不慣れのままですが、ここまで切らずにいたお陰で次のラストも見れそうです。やっぱり切らずに完走するのは大変だけどいいものですね。

第4章(最終章)「ホシゾラ」
正一君が自分の妄想を”末期症状”と言っちゃうあたりや、”セロリやニンジンでエッチなこと”とか空気シリアスなのにコミカルwでも合間に感傷的なシーンを挟むところとか、多層的な演出を保っているのが素敵でした。
常木さんが断ったのが大分批判もあるらしいけど、中途半端に縋るより夢の為に身を引くのも、切ないけど前と未来を見据えた結論だと思うし、下手なハッピーエンドよりかは好感持てる展開じゃないかな。
後日譚での”再会”はベタっちゃベタだが、嫌いじゃないwあの後二人がどうなったのかも気になるけどどうなったのかな?

宮前透編(第5~8話)
第1章「コウカン」
一見クール系ゲーマーの宮前透、遂にですね。つか”鹿のゲーム”って何?それ話題になれるのか(まあそれが出会いの縁に転じたから結果オーライ)?
それにしても宮前透はたくさん属性持ってるなあ(笑)美人な上に特撮ものの曲をカラオケで歌うとか、オタク男子にとってはまさに天上の女神でしょ!
荒木先輩は男子の煩悩、一点に背負ってますねえ♪常木編でも美味しかったが、透ちゃんの選んだキャラに鼻の下を伸ばして挙句、一緒にDEADで気付くの遅い。何やってんのとツッコミたいほど彼は素敵な役ですわ。
ところで作中ゲーム(『軌道メカガソガル』ね)が完全、『機動戦士ガンダム』ですわwカップルに妬くガキどももなんすかね、オイシクね?

第2章「タイセン」
まさかここで常木さんが場を搔き乱す再登場とか、前半のキャラクターがリンクしてきて面白いです。チョイと敵役チックな出番で再登場とか、良いのかなw
あと宮前先輩って天然でトンデモ発現するね。ゲーム内で交配パートをためらいもなく催促するとか、かなりゲームや好きなものに迷い無しの一途ですね。もっともそれが波乱を招く要因ぽいみたいですし、転ぶ先が怖さ余ってドキドキですね。どうなるやら…。

第3章「ブラコン」
男子中学生=”生卵のようなプライド”。常木さんはああ見えて、人をちゃんと見てるんだね(やっぱり陽気な人間ほど、人間観察卓越してるね)。その常木さんが宮前さんに”伝える言葉”が、疎遠になっても彼女のことを気にかけてたんだと知れて何だかホッとしました。正一君も信頼できる”聞き手”がぶれずで安心ですし、今回は宮前さんの”周りの相手の回”ですね。
兄貴も楽しいキャラですね。勘違いがクスッとくるし、いくらなんでもフラットすぎちゃう憎めない性格が、なるほど素敵な兄貴ですね。男子に自分の妹の裸を玄関付近で見られてるのに、平然としているところは”良いの?”感が出まくりですが(笑)
さて次で最終章と、絵はやっぱり慣れませんが、中々切らずに見た甲斐のあるアニメになってきましたよ~

最終章「モフモフ」
宮前先輩のコスプレが、ポジション含めて成人向けギリギリライン行ってね?中でもファスナー探す場面のなんとまあ破廉恥か。あれは童貞・純朴・妄想男子にゃ刺激が強すぎるよ(苦笑)
常木さんって荒木さんとチョイチョイキャラ位置似てきたねwてっきり弄るキャラと思いきや、弄られキャラでもあるなんて、これスタッフに愛されてなきゃここまでオイシクされないよね。
つーかED入っても宮前先輩、爆発しとるなw事情知らない正一君の友達いるのに”赤ちゃんできた”だ、”荒廃した”って台詞はさすがにアウトでしょ(笑)面白すぎるわ!郁夫の反応も笑っちゃったし、今回サービス盛りだくさんすぎ!!

桃乃今日子編(第9~最終回)
第1章「カテイブ」
えー、いきなり正一君がブチかましてきました(唖然)ちょっとね…不意打ちにも程あり過ぎて消えました(言葉が)。何かは…まあ見れば分かる。てかここから今日子回のはずなのに、目立つの正一君(苦笑)
うーん今回は控えめに話が始まった印象だった。常木さんや宮前さんはキャラが大分際立ってたけど、今日子は逆に大人しいから静かだって感じたのかな?
でも悪くはなかったし、次がどう出るかかな?

第2章「オサガリ」
サンタのことを”夜空を駆け抜ける淫獣”扱いするキャラ見て、「告訴状が届くわ!プレゼントの代わりに!」と言いたい(苦笑)てか常木さん、『恋愛ラボ』のリコみたいなキャラ化してるぞw鹿といい、ホテルといい、意地張らないで降参しなよ。
いよいよ今日子が正一君を異性として意識したし、正一君も初々しい反応見せてきましたね。あ、そういや今回の章は正一君の妄想場面がなかったな。あったっけ?まあイヤらしい視線は健在だったけど。
ところで正一君と郁夫はもめてるようだが、何があった?ぱっと見壁ドンしてるように見えなくもなかったが(いや、そりゃあねえか)。

第3章「カクセイ」
「カクセイ」ってそういうことか。ED入ってやっとわかったw
正一君を”隣のお姉さん”と呼ぶ裏腹の無自覚が、いつ自覚するのかなと待ってましたが、自覚したのは正一君の方でしたね。うん、盛り上がってきた!
見てて思うが恋愛ってのはホントに容易に行かないね…。勇気出して誘っても成就しないこともあって、想いが増しても上手く言葉にできない自分がもどかしくて、いちいちこう、痒くなってしまうところが厄介ですね。
等身大の恋愛が今日子編の見所なら、間違いなくその見所はちゃんと描写されてましたね。だって二人の行動イチイチ、歯痒いんだもん。見ててw
ところで次で最終回だが、本筋勿論楽しみだけど、個人的には郁夫くんは一体ラストどうなるの?彼、今日子編に入って、大分壊れだしたけど(苦笑)

最終章「ハツコイ」
うん、切らずに見続けて良かった。これ、悪くないよ。
マジか。最終回で男の”生理現象”出すとか、アニメ最後で飛ばしたな。笑っちゃったし最高だわ!今日子編、多分アニメで一番大好きな回かもしれん。
おっとしかも貰ったパンツを正一君は今日子に履かせたwなんすかね、この最終回。色々逆転しましたよ。
決して完ぺきだったとも、傑作だったとは言えない。言えないけど憎めない魅力があるのもまた確か。まだ描き出してない残り三人の女の子の物語も気になるが、描かれないのかな?やっぱ…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

70.6 23 妄想でラブコメなアニメランキング23位
賢者の孫(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (608)
2580人が棚に入れました
ある青年が事故をきっかけに、異世界に赤ん坊として転生。そんな彼を稀代の魔術師・マーリンが拾い、シンと名付ける。シンはマーリンの孫として育てられ、魔術も学ぶ。だがマーリンは、常識を教えるのを忘れていた……。

声優・キャラクター
小林裕介、小松昌平、本泉莉奈、若井友希、屋良有作、高島雅羅、森川智之
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

今回の「SILVER LINK.」は・・・・・・・・・・・・ツッコミ満載!!

2019.04.11【第1話を見て・・・】

作品ごとに出来栄えがが、
①大変良い。
②良い。
③普通。
④悪い。
⑤かなり悪い。
と、なかなか「安定したした作品」を出さない「SILVER LINK.」制作。(笑)

今回はズバリ!『中途半端』に感じます。(笑) 厳密に言えば③④の間ぐらい。

毎期、毎度毎度の「テンプレ異世界転生モノ」。テンプレは嫌いではないですが「作り方」がヘボ過ぎると大嫌いです。(笑)

今回は、
・主人公は(定番の)現代社会のサラリーマン(養育向け「科学雑誌」編集?)が事故により死亡しファンタジー異世界に赤子として転生。
・「シン」と名付けれた赤子は老賢者の孫として育てられる。(定番のメタ情報=前世の記憶アリ)
・恵まれた師匠筋により魔法・剣術がその年齢にそぐわない(定番の)「チートパワー」を身につける。

15歳の(この世界では)成人を期に魔法学校に入学・・・「パワー」は凄いが「(社会)常識知らず」というシチュエーションでラブコメ学園・アドベンチャーといった展開になるのだろうか?


[作画面]
普通に見られる範囲ですが、厳密に言うと「微妙にヘボい作画」です。「微妙にヘボい作画」です。(大事な事なので2回言いました)

[ドラマ]
少々稚拙なラノベ文章を「そのまんま」仕上げたような印象。1話は、やたら説明を多く織り交ぜ過ぎてるせいで「ドラマティックな面白味」が全然無く、用意したシーンを「事務的に展開」したような感じ。 「ヘボい構図」や「単調な演出」のせいもあって面白味が無いです。
「面白いモノを作る」という意気込みが感じられず、「仕事だからやっている」感が、ものすごく伝わってきます。(笑)

[リアクション]
その作品の風格に合った「ズッコケ」や「ギャグ・コント」「サプライズ」というものがありますが・・・何か不自然すぎてシラけてしまいます。

[魔法演出&アクション&キャラ紹介の見栄]
ヘボいドラマパートからみて、全くの別物! ココだけ『変』にチカラを入れ過ぎて『変』にキレッキレにカッコイイのが「妙に不自然」!


まるで『企業PR』を見せられたような印象の第1話でした。(笑)
しばらく様子見ですが、「視聴切候補」として挙げます。



2019.04.17【機会があったのでコミカライズを一気読み・・・】
主人公(シン)の凄く都合の良く伸びる成長と、ひねくれ者の居ない仲間たちや、シンの周りにいる大人はやたら高名な人徳ある実力者、など「ご都合主義過ぎの展開」をまずストーリーとして考え、後付けで「敵・敵対勢力」を無理くりに組み込んだ印象なので全体的な構成がチョット甘々な感じもします。 テンポのいい進行は気持ちいいかもしれないけど、やはり深みが薄いような気がするなぁ。(まぁソコが良くて好まれてるのでしょうが)

なので、
・無垢な「小学上級生~中学初等」あたりが、心地よく喜び(ウケ)そうなストーリー。
・「お出かけ女子」で、やたら小物をバッグにドッサリ詰め込んで用意する(あんな時にはコレ使おう。こんな時にはアレしよう・・・みたいな)タイプ。
のような印象でした。(笑)
今後、{netabare}
・ポンポン発明される魔導具の数々。
・シン&シシリーの見てて背中がカユクなるピュアなリア充ぶり。
・残虐描写(斬首、断胴など)のアニメ表現。
・早くも野望達成した魔神シュトロームの今後。
など{/netabare}
どうなりますやら・・・




2019.06.29【まさに中学生のオ〇ニー・アニメ!】(加筆修正2019.07.02)
視聴切ろうかと思いましたけど、結局最後まで見てしまった。(笑)
面白そうな『素材』でありながら、全然面白く活かせてないのは世間の不条理・不合理など「マイナス感」をあまりよく実感していない『中学生坊ちゃんが考えたような脚本・構成』のせいか?
なので「万人受け」にはならず「中学生坊ちゃん男子」受けになるような展開に「(情けなくて)恥ずかしかった」です。(笑) 各所、叩きまくってますが私も苦言を。


さて、テンプレートは「異世界転生」。主人公ステータスは、お馴染みの「チート(最強)能力」。『中学生坊ちゃんが考えたような脚本・構成』なので、{netabare}
【シン・ウォルホードは中学生坊ちゃんが考えたような『理想』の主人公】
・最初から(才能やら何やら)「持っている」ので、何をやらせても技能的に上手くこなすという『都合の良さ(ご都合主義)』。 なので、何かを得るための苦労や苦悩・努力の描写が全然無いせいか、人間味が(空っぽで)薄く感じられ魅力的には思えません。
・シンの、その若さで持っている強大な魔力に周りから感嘆・称賛などチヤホヤされる様子は「中学生坊ちゃん男子」の抱く『超・理想』。(笑)
・彼女となるシシリーに対して、双方オンリーワンの恋愛事情。ウブウブな態度は別にイイのですが、恋仇・こじれる人間関係などストレスを感じさせる状況を「一切排除」している『都合の良さ』。(なんと都合の良い人間関係!)
・シンのバックボーンに、名だたる賢者・導士、タメ口が許される国王・王子、元騎士団長、宮廷魔法師団所属の魔法使い、近衛騎士団所属の騎士と何かと常人が逆らえない後ろ盾があるという『都合の良さ(ご都合主義)』。 
・これだけ色々持ってるのに傲慢にもならず、人当たりのイイ好少年に育っているという『都合の良さ』。(笑)
まさに「(作者:吉岡剛の?)自己満足的な理想」のヒーローのように見えました。(笑)

【道を示す助言者、アウグスト=フォン=アールスハイド(オーグ)】
・シンの学友で王子様。彼の立ち位置はおそらく「作者(吉岡剛)本人」の分身でしょうね。 空っぽなシンに対してイジりまくり、シンを盛り立てたり話を都合よく進め(勧め)たり纏めたり。 作者の理想なのかツンデレな許嫁をあてがったり。(笑) 王族らしからぬワールドワイドな視点と知識と素養・良識的な人間性が、いかにも『作者本人』の理想に思えます。(笑)

【彼女にするなら、こうであれ!(?)】
・優しくて美形、おとなし目で恥じらいのある淑女、そこそこ発育のいいプロポーション、捻くれてなく素直な性格、好きな人の為ならば覚悟を決める潔さ・・・そんなシシリーは中学生坊ちゃんが萌える理想像?(笑)

【早くも野望達成した敵は、使いどころが浮いたまま!!】
本来、(都合よく)ストレス・レスな冒険ファンタジー物をしたかったのかもしれませんが、敵が居ないと盛り上がらないという編集者の入れ知恵で作ったような敵役・シュトローム。 魔人堕ちした悲惨な生立ちは、話としては良かったものの、早く(シュトロームを)排除したいせいか、あっさり彼の目的である帝国への復讐を終わらせてしまい、無理くりにでもシンと敵対させようとする強引で「不自然」な展開が駄目に思えました。(笑)

【友達は多い方がいいし楽しい!・・・でも、】
・マリア(シシリーの親友)
・トール(オーグの護衛で眼鏡男子)
・ユリウス(オーグの護衛で大柄な体格でござる)
・トニー(チャラ男剣士)
・リン(寡黙な天然暴発女子)
・アリス(元気なおこちゃま体型)
・ユーリ(おっとりボン・キュ・ボン!)
・マーク(鍛冶屋の息子でオリビアとは幼馴染で恋人同士)
・オリビア(食堂の娘でマークとは幼馴染で恋人同士)
、とまあけっこう出てましたが、・・・個性的ではあるものの、なんか引き立て人員な役割で「立ちんぼ場面」も多く、印象が薄かったです。(もっと掘り下げればいいのに、ソコまで采配する頭(知恵)が無かったのか?)

【通常パートはヘボアニメ。しかし・・・】
視聴した方々は判ると思いますが、日常パートはヘボい「ノッペリ作画」にヘボいアングル(画面構成)にヘボい演出、的外れに入れるギャグ漫画まんまのような「寒いコントリアクション」、背景担当のスタッフらはイメージの悪さの所為か「このすば!」から参考(というか、殆どパクった)建物や都市の俯瞰の数々。
しかし、『魔法バトル』になると空気が一変!!
キレッキレのアクションに派手な魔法演出や爆発効果の「超・特化作画」!中学生坊ちゃんが喜びそうな展開ですが・・・・・『通常パート』もコレだと良かったのに。(笑)

【イベント絡みの縁で使ったVTuber】
OPの「i☆Ris」の曲は悪くなかったケド・・・OPアニメの『センス』は酷かった。(笑)
2018年11月のイベントの縁で起用したED担当のVTuber「吉七味。」も「曲」は悪くなかったケド・・・6話で登場したミランダの声優役&EDアニメのVTuberキャラダンスに各所大、大、大ヒンシュク!(笑) 推してる方々には申し訳ないけど、ヤッパリ声優としては「下手クソ(滑舌悪い)」ですしEDアニメも世界観が全然シックリしてなかったと思います。(あとメイ役のVTuber「雛乃木まや」も(滑舌悪くて)酷かったでしゅ・・・でしゅ)出来がヨロシク無いのに起用されるなんて、『裏』で何かあったと勘ぐられそうです。内輪ウケにはいいけれど、一般にはまだまだ、マダマダ認めてもらうのは厳しいと思います。

【「常識をブっとばせ!」がフレーズになってますが・・・】
型苦しい枠に縛られない自由な発想として魅力的な語感の「響き」ですが、まず「常識を知らない」のに言ってほしくはないですネ。(笑){/netabare}


と、いうように毎回「強・ツッコミ(いやいや、オカシイだろコレ)」を入れずにはおけないようなアニメ。 そういう「悪い意味」で物凄く盛り上がって楽しい(?)アニメでもありました。(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

ストレスが無いのがストレス

6話までの感想{netabare}
前情報で身構えてたせいもあるのかも知れないが、実際見てみたらそこまで酷くないじゃん…と思ってました。
聞くだけでサブイボが立ちそうな「え、ボクまた何かやっちゃいました?」も、あくまで周囲はドン引きという描写が多く、てっきり賞賛ばかりが続くのかと思ってたのでそれよりは随分マシかなぁ、と。
…。
と、ツッコミどころはあれどソコソコ好意的に見てたところで6話のエンディングですよ。
ナニコレー!?
スタッフは叩かれないようにマトモなものを作ろうとしてるのか、叩かれて上等の炎上商法紛いの路線を狙ってるのか、どっちなんだか分からなくなってきたぞ?
ってかスポンサーにゴリ推しされてボイコットでもしたのか?とさえ思えてきたり。
そんなことってあるのかなー?
と、以前やってた某アニメが頭をよぎる…メカクシなんとかだけど、円盤版では修正されたけどTV版では作画がくっそ酷い回があって、だけどプロデューサー(だったかな?)はノリノリだったらしい。
所詮プロデューサーは調子のいいことを言うだけなので本意かどうかは不明だけど、賢者の孫も同じ感じだったりして?
視聴者ドン引きで身内だけで盛り上がってるっていう…。

6話エンディングについてだけでは寂しいので他のツッコミ。
5話で帝国が戦争を企んでることについて「何故?」という問いに「そんなの向こうに聞いてくれ」と返す王子、理由については興味無さ気。
そんなことある?理由が分かれば回避方法も見付かるかも知れないじゃん?探ったけど全然分からなくて不思議だなーって態度でもないし…。
と思ったら6話で理由(原因)はシュトロームによるものだと判明…まんまと術中に嵌ってやんの。
う~ん、最初から馬鹿キャラならまだしも、ストーリーの進行上突如キャラが馬鹿になるのはキツいですなぁ。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
「大量に発生した魔人と対決予定で、無事に生きて帰って来れるか分からないから色恋事に性急」ってことなら分かるんだ。
けど実際は死の匂いからはずっと遠い、見え見えの神(作者)の手で安全が保証されてのほほんとした部活動の延長のノリでしかないから色々と気持ち悪い。
なんだっけ、最近見た別アニメのセリフが頭をよぎる、「自分が死ぬとは思ってないんだろ?」。
婚約披露も、若いカップル(特に片方は将来国の中枢を担うのが明白)の誕生を見て、二人の幸せを守るために戦うぞと奮起する老兵でも映せばいいのに。{/netabare}

10話感想{netabare}
今回は途中から“ブラッククローバー”を見てる気分だった、ってか今週のとネタ被りまくってて吹いた。
87話だけでも見るといいかも?
あっちは「我らロイヤルナイツが白夜の魔眼を倒すぜ」と宣言して終了、こっちは「我らアルティメットマジシャンズが魔人を倒すぜ」と宣言して終了、わぁい。
そもそもあっちは“テラフォーマーズ”も裸足で逃げるくらい、どんなザコだろうが対決する度に「コイツにはこんな暗い過去があったんだー。こんな辛い過去があったんだー」と回想が入るんですよね、体感全体の半分は回想。
ナルトもそうなのかい?ペイン編までしか見てないんよ。
で、自分はもうそういうのに慣れちゃってるせいか「あ、そう」って感じ。
そうはいってもねぇ、ブラクロは最終回がいつか不明な引き伸ばし上等の作品(それが好きか嫌いかは置いといて)で、最終回がいつか決まってる深夜アニメで同等のノリをやられても困るんだけど…。
ってか敵側の悲しい過去回想するにしても主人公と何か因縁持たせようよ、なーんも繋がり無くないか?{/netabare}

11話感想{netabare}
いやいやいやいや。
政治的なことはなるべく考えないようにしてたけど、わざわざ王太子が宣言しちゃうんだからどうしようもない。
放送があるワケじゃないので国内でアルティメットナントカを宣言してはいるけど、国外ではあくまで「ナニそれ知りませんなぁ」って素振りでないと(それでもかなり無理があるけど)色々とマズくね?
アルティメットナントカはあくまで「国籍不明で無償奉仕してくれる謎の正義の味方」でないと色々と問題発生しちゃわない?
作中のやり方では領地拡大を狙った魔人とアルティメットナントカによる自作自演だと疑われかねない気ががが。
魔人大量出現も異常ならそれをサクサク倒せる連中の登場も異常だもの。
魔人出現が超異常事態でリアルとは比較しづらいとはいえ、アメリカだけが核兵器持ってるような状態で、魔人退治が終わったら今度はアルティメットナニガシが人類の敵になりそう。
当人がそう思ってなかろうが「彼らの機嫌を損ねたら何をされるか分からない」「彼らを賞賛(領地明け渡しでも財産献上でも)しなければ今後魔人が出たとき退治してくれないかも…」と無言のプレッシャーになるもの、人類からしたら。
そこら辺の問題踏み込んでくれるのかな?
また、せめて「死力を尽くしてなんとか撃退」ないし「身内にも少なからず犠牲が出た」ならまだしも、あんまりにも余裕綽々だと「それだけ余裕あったのならもっと早くから手を打てよ」と思ってしまう。
私自身だけじゃなくて作中の「ただの一般人」がそう思うって…思わないんだろうけどね、都合よく。
これって“劣等生”でも強く感じたけど、主人公に能力盛りすぎると起こる弊害、「どんなにスペックあってもそれを使いこなせない無能」って俺TUEE系はなりがちで、そこんところは細心の注意払ってくれないとちょっと…。

というか、魔人狩り楽しんでない?ウサギ狩り感覚で。
どっちが魔人だか分からなくなってきたぞw{/netabare}

12話感想{netabare}
聖女ネタ寒っ。
こんな時でも結局主人公の方が秀でてないと気が済まないのか、「この分野は○○のが上」ってのがそんなに耐えられないのか。
そして連合加盟への働きかけって、断れるワケないじゃん。
「断った国は魔人現れても助けません(ニッコリ」と脅迫してるのと大差ないと気付いてないのかな?
眉間に銃押し付けて「なぁ、オレの頼み聞いてくれよー」と言ってるようなモンで…なにが「失礼の無い様に」だよ。
他の国がアールスハイド王国の属国だとか、もし滅んだら王国が経済的に損するとか、見捨てたら王国が何か割を食うのなら言い分の一割は理解できるけど、帝国が亡んでも「別に関係ないね」って他人事な振る舞いをしたせいで全く説得力が無い。
難民一人も居ないんでしょ?
魔人からの警護を口実に支配地域の拡大を狙ってるように見えて仕方ない。
そう考えれば暢気にビーチバレーに興じてたのも頷けてしまうから困る(=魔人を意図的に泳がせてた)、ってかアニメが続いたらそういうことにする予定とか?
せめて主人公ヨイショするにしても、アルティメットなにがしの噂を聞きつけて「我らも庇護下に置かせてください」と向こうから頼み込んできたとかにすりゃ良いのに…それでも「うわぁ」となるけど、それより酷いって何なんだ。
そうねぇ、王大使が普通に腹黒キャラで、影でニヤリと邪悪な笑みでもしてればまだ見れた…か?
主人公がまんまと利用されてるのが耐えられない?ってか気付かない賢者がアホ過ぎてやっぱダメかー。
で、支配地域を増やすためにルーラ登録の旅に出ますねエンド。
かーらーのルーラによるMP消費がゼロないしコストが安いので、宿屋はタダのアリアハンで済ますオチ。
…。
そう。{/netabare}

総評{netabare}
これを見てアニメを嫌いにならないでと祈りたい気持ち。
あ、けど作画はところどころ良かった、頑張ったアニメーターはもっと良い作品に係れるようになってくれたら良いな。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ある種の鏡

*蛇足追記


転生したサラリーマンが、異世界で想像しうる限りの能力と承認を集めて称賛の的になる様を描く物語。

「世界」の設定とエピソードの全てが主人公の全能感に奉仕するために創られた物語は、最近では「なろう系」と呼ばれているらしい。
が、『小説家になろう』というサイトが、そうした物語だけを提供するよう専門化されている、というわけではないだろう。
そこに集まる小説が、いわゆる「なろう系」と定型化されるのは、つまり読者の好みがそうした「定型」に集中している、言ってみれば或る種のマーケティングの結果なのかもしれない。

主人公に「能力」や「勝利」が集中することに、何ら必然性や納得感を感じさせる設定を創ろうとはしない「世界」は、妄想だけが先走った手抜きとも見えながら、ある意味では「健全」なのかもしれないとも思わせる。

数年前を振り返れば、ライトノベル原作の活劇アニメの主人公は、国家の「特務機関」や「秘密結社」の構成員ばかりの印象があった。
「世界」の命運を左右する「全能感」の発揮のために、後ろ盾として「国家権力」しか発想できなかった限界性から比べると、「何も説得的な設定を創らない/創れない」という事態は、「創れない」とみれば後退だが、「創らない」とみれば(或る種の)健全化ではあるだろう。
「健全性」に魅力を感じるかは別の話だが。

いずれにせよ、表現を支える手段はどうであれ、描きたいものは「主人公の」全能感であることだけは不変のようだ。

活劇において主人公が強いのは当たり前だと言える。
しかし、描くものが主人公の「強さ」であるのか、「全能感」であるのかでは作品の性質はまるで異なるものとなる。
説得的で客観性のある「世界」でも主人公の「最強」を描くことはできるが、「全能感」は描けない。
主観的な妄想性こそが「全能感」の源泉であろうから。


製作者の妄想じみた「全能感」の物語は、視聴者が望むからこそ制作されるのだろう。
いや、視聴者の妄想を映し出している(と信じられている)からこそ、製作者は作り続けることができる。

言ってみれば初歩的な「マーケティング」の産物だが、「創作物」がマーケティング手法だけで創れるものだろうか。
「笑える、わかりやすい、ウツな重苦しさのない、スカッとさせる」=「全能感」を堪能させるアニメが観たいという最大公約数的な「マーケティング」で制作されたかのような、スマートホンがどうこうしたという異世界転生アニメがどのような出来であったか、思い出してみるのもいいだろう。

日本のアニメがANIMEとして全世界的に熱心なファンを獲得しているのは、日本のアニメがエンタメとしては例外的に過剰な作家性を発揮していたためだと思われる。
視聴者が「消費者」のように妄想の実現を求め、製作者がそれを拾う「マーケティング」の向こうに、ANIMEの特異性、優位性は発揮し得るものなのだろうか。

何十年か前、中国のとある工場を訪れた際、日本では機械化されている工程を人海戦術の人力で行っていた。
社長曰く「工作機械を購入するより人件費のほうが安い」とのことだったが、現代では経済誌のインタビューに「人件費が安いから日本の工場に下請けさせる」と語る中国人経営者も登場してきた。

経済=マーケティングの論理は、冷徹に環境を反映し、世界を「数字」の相関へ還元する。

作家性=創作は、いってみれば経済に代表される即物的相関の非情性への「アンチ」だ。

エンターテインメント・アニメのスタンダードは、マーケティング=経済=売り上げ規模からいってディズニー・スタイルだろう。
ANIMEは、スタンダードへの「アンチ」として支えられている。
マーケティング主導(に見える)「なろう系」アニメは日本独特に違いないだろうが、ANIME=日本アニメとして「アンチ」を支えた過去の作家主義的なアニメ監督たちの作品に匹敵する強度が、果たしてあるのだろうか。



「全能感」を支える妄想充足的なご都合感を、「なろう系」と嘲笑するのは容易だ。

が、「なろう系」の本質がマーケティングであるとすれば、こうした作品群は自らの「消費者」的な欲求の反映ではないかという視聴者の自省も、同時に必要ではないだろうか。

つまらないと感じたアニメに対して「クズ」「カス」「ゴミ」と罵言を投げつける人も多いが、本作のようなアニメに対しては、マーケティング用の統計データを与えてあげているだけのことで、マーケティング創作を強化することにしかならない。
作家性を挑発したいのであれば、単なる罵言以外の言葉が求められる。


作品とはあまり関係のない感想が生まれたのは、本作がこうした傾向の作品群を純化したような象徴性があるためだろう。
好き嫌いや評価を別として、「マーケティング」アニメの代表としての「純度」はあるように思える。


【蛇足】
一年後には忘れていると思うので控えておきたい。

2019/5/17現在、出版社の幻冬舎が、自社の出版物を批判した小説家の文庫出版を差し止め、それを暴露した小説家に対し、社長が「あの作家の本は売れていない(から出版しない)」と誹謗するツイートを発している。

このサイトでもアニメ番組を「作品」と表記することが通例であるように、「創作物」は市場に流通する「商品」であると同時に、「作品」であるという二重性を持つ。

どれだけ売れたか=金銭を稼いだかはアニメの「商品」価値だが、「作品」の価値とは無関係だ。
「売れない」アニメでも優れた「作品」はあるし、また、優れた「作品」が商業的に大ヒットすることもある。
繰り返すが、端的に「無関係」だ。

小説の売り上げで「価値」を測る出版社社長のツイートは、経営的に正しいように見えて、自らの扱う「創作物」という特異なモノの性質を正しく把握していない、商売人としての無能力を暴露している妄言に過ぎない。


そもそも視聴者が「売上」に代表される現実的原則を絶対化する感性の持ち主ならば、アニメのような非現実のフィクションに魅かれて愛好するはずがない。
おそらく視聴者にとっては「作品」の出来のほうが価値を持っていたのだろう。
これまでは。

しかし、「作品」を観て「満足」の多寡を計量する視聴は、「商品」価値に接近しているような気がする。
「神」「最高」、あるいは「カス」「クソ」といった感想は、購入商品に対して返送する「お客様アンケート」のようだ。

どれだけ金銭を集めたかがアニメの「商品」価値だとすれば、どれだけ「お客様アンケート」以外の言葉を集めたかが「作品」価値なのだろう。


本作に価値を感じる視聴者も、膨大にいることだろう。
マーケティングに貢献する「アンケート」以外の言葉が集まるようであれば、本作のような作品群も将来に残り続けるのであろうけれど。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

67.9 24 妄想でラブコメなアニメランキング24位
中二病でも恋がしたい! Extra Episode 煌めきの…聖爆誕祭(スラップスティック・ノエル)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (303)
2513人が棚に入れました
『中二病でも恋がしたい!』(1期)TV放送後を描いたExtra Episode。劇中時間的には映画『小鳥遊六花・改~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』の前に位置し、2期『中二病でも恋がしたい!戀』とのあいだを埋めている。クリスマスシーズンを迎え、落ち着かない六花たち5人の様子を描く。
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1期のTV放送後を描いたExtra Episode。しっかり作りこまれていて好印象です☆

本作は中二病でも恋がしたいDVD/BD・7巻に収録された作品です。
1期のTV放送後を描いたExtra Episodeです。映画「小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!」の前に位置するお話で、2期『中二病でも恋がしたい!戀』とのあいだを埋めるお話ですね。1期の13話という扱いです。

あらすじ・・・恋人同士になったというのに、相変わらず進展を見せない六花と勇太。いつも通りの日々を過ごすうちにクリスマスになってしまう。結局同好会のメンバーで集まってクリスマスパーティーを開く事に。会場は凸守の自宅で行われる事になるが、メンバー全員が驚愕するほどの豪邸でパーティーは開催されることになる。

総評として「エキストラエピソードとなってはいるが、TV版と同じようないつものノリで物語はすすむので、特に手を抜いていたり方向性が全く違ったりする事なく、いつも通り楽しめるお話」という印象でした☆ こういうサービス回では水着やら露出やらで大抵露出が多くなる事が宿命のようにも感じてしまいますが、そういうベタな展開にはなっていないという事が自分の中では結構評価が高かったりします。あえていうなら各キャラのコスプレ姿が見られるという事くらいでしょうか?大人しいコスプレでしたけどね。

この13話を見なかった事で以降の話が繋がらなくなってしまった…とか、そういう心配は一切ありません。ファン以外は7巻をこれだけの為に購入してまで視聴する事も無いかと思いますが、今シリーズのファンであるならば見ておいて損は無い内容であると思います☆エキストラエピソードとは思えないほど、内容もしっかりしてますのでガッカリするような心配はありません。

しかしこういうラブコメを主題に掲げている作品って「くっつくのかくっつかないのか解らない状態で」イチャイチャするというか…そういう微妙な雰囲気とかやり取りを見て楽しむのが王道だと思っているのですが、もう既に作品の大本命と付き合っている後の話で、2人の仲が進展しない…って引っ張り方は新しいなと思います。でも新しいなとは思いますが、それほど楽しくは無いですw 勇太が信じられないくらい奥手。付き合う前なら誠実さが出ていて良いですけど付き合った後もいつまでもそれでは、ちょっと情けないよ☆ 何から何まで「はいアーン♪」してもらえると思ったら大間違いだぞ!ww そういう意味では今作における「モリサマー・凸守・くみん先輩」の存在って大きいなと思いますね。いつまでもこんな2人のやりとりばかり見ていたら…個人的にはちょっとつらいです。

この作品に限った話ではありませんが、男性向けアニメに出てくる女の子って「やけに積極的」だったりしますよねw 控えめな感じの女の子でもキッカケとかは意外と向こうが与えてくれたり、そして男性(主人公)は決まって草食系だったりします。で、逆に女性向けのアニメになると今度は男が信じられないくらいグイグイ来ますw 「つまりお互い、異性に積極的に動いてもらいたい」というのが理想と言う事でしょうか?そう考えるとなんだか面白いですね☆

*以下ネタバレレビューのため注意です!
{netabare}内容ですが、凸守家のクリスマス会では各キャラのコスプレ姿がお披露目されます。が、露出が多いわけでも無いのでオマケ的な感じですね。トランプで大富豪をやったりとくつろぐシーンもあります。そしてブランデーの利いたケーキを食べ過ぎた六花・凸守が酔っぱらってしまい、べろべろになりながら2人は勇太に絡みます。結局酔いつぶれた六花を勇太が送ると言い、先に2人は凸守家を出ます。そして2人は港に…なんと勇太がナイトクルーズを用意していたのですね☆良い雰囲気で海を眺める2人、次第に見つめ合い2人の距離が縮んで…という所で船の汽笛に邪魔されますw 結局2人は進展するきっかけを今回も作れなかったのですが問題はここから、なんと同好会のメンバーが船まで2人を付けてきていたんですね。酔っぱらったままの凸守は2人をミョルニルハンマーで攻撃!!六花は体勢を崩し、助けに入った勇太とキス…するかと思ったのですがそうはならず。代わりに凸守を止めようとしたモリサマーちゃんが凸守とキスしてしまう…というオチでしたw これなんてフラグですか?w
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32

HIROTO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

酔えば酔うほど邪王真眼

中2病でも恋がしたいのエクストラエピソード。
クリスマスパーティを描いている
果たして、二人の仲は進展するのだろうか?

やっぱりOPがとても素晴らしい!
ここで中2病を愉しもうっていうスイッチが入りテンションが切り替わるのを感じた。
凸守の髪くるくると六花の指くるくるが最高に可愛い。
これはやばい、中毒性がすごい。

六花のブルマは好きな人には堪らないだろう。笑
凸守のクリスマスドレス仕様 可愛すぎて 一家に1台欲しい。

大富豪にしても凸サマーのやりとりがとても面白く見ていて飽きない。
この二人は本当に大好き。
この二人が自分の中のキーパーソンなのは間違いない。

酔っ払ってからは本当にどたばたしている。
六花と凸守による安定の中2バトル 作画がとても良くハジけている!
テンポが本当に素晴らしい。

船についてから、六花の可愛さが際立つ。
この演出は素晴らしい。
BGMもあわせて、萌えてしまった。

からの

凸守登場 ありがとうございます。
凸守とモリサマーさん、本当にありがとうございます。

いやらしい眼で見てしまいました。フラグ ビンビン デス。

アニメのテンポがとにかく良く、あっという間に30分が経っていた。
面白い、可愛い、凸サマー。


凸サマー好きの自分としてはニンマリの出来。
もちろん六花も安定の可愛さだった。

また会えたな!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

のあ☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

中二病でもクリパしたい!

中二病でも恋がしたい!のOVA作品で、一期の13話にあたります。

『あらすじ』
{netabare} 六花と勇太は一期でめでたく恋人になったのですが、実は・・いや、当然、二人の距離は縮まっていません。
クリスマスが近くなっているというのに、デートの約束をするタイミングがつかめず、クリスマスは凸守の家でパーティーをすることになるのでした。{/netabare}


『感想』
{netabare} 多少の想像はしてたけど、やっぱり凸守の家大きい!

六花が「勇太の衣装もあるよ!」と言った後に勇太が「しょうがないなぁ」と言ったので、着てくれるのかと思いきや・・
ちょっと残念w

六花の酔った姿、え、ちょ、まじ可愛い(真顔)
凸守は予想通りでしたね(笑)

さすが、勇太!ちゃんと用意してくれてたんじゃん。
ちょっと見直しましたw

あ、それと・・・w 凸守×モリサマー、キテますねw{/netabare}


ストーリーが進んだわけではありませんが、いつものみんなが見られて良かったです。
六花の恋愛に対する不器用さ(良い意味で)はいつみても可愛いですね♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

79.8 25 妄想でラブコメなアニメランキング25位
荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (606)
2263人が棚に入れました
あなたの“はじめて"を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性"に振り回され始める。

声優・キャラクター
河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

荒ぶれ、乙女よ

【視聴完了して追記】


性に振り回される思春期少年のコメディは、マンガやアニメだけでなく、小説や映画でも数多く制作されてきた。

本作では、少女の振り回されぶりをコメディとして物語るものだが、主に誰に向けて描こうとしているのかという不安要素が、無いでもない。


かつて少女マンガに吉田秋生の『河よりも長くゆるやかに』が登場したとき、理想化されたヒーローとしての男子を脱皮して、「等身大」の「リアル」な少年が少女マンガで描かれるようになったと評判になった事があった。
が、男子の一人として読んでみると、「リアル」=現実的というよりも、少女に提供される「見世物」であるように感じられた。
少女の興味に奉仕するため、男子の(女子には)知られざる面を見せてみました、という「見世物としての少年」であって、現実の少年が読んで肯けるような「リアル」さは無いと(少年読者には)思えたものだ。

もちろん、少女マンガなのだから、「現実」を描くよりも、少女の興味本位の欲望に奉仕することを優先するのは、悪いことは少しもない。
(付け加えれば、同時代の少女マンガに「現実的」な少年が描かれることは皆無ではなく、私見では、川原由美子の『前略・ミルクハウス』のヒーロー、女装少年の『涼音』くんが、それまでの少女マンガで初めて描かれた現実的に「リアル」な少年と感じられた)

TV放送されるアニメの本作であれば、男子に向けた「女子の実態」といった単なる覗き趣味の提供は越えてくるだろうと期待したくなる。


未経験の性に対する恍惚と不安は、少年も少女も同じく持つことだろう。
ドタバタと、あるいはアタフタとあがきまわる少女たちと共に、男子の方も微笑ましいバカさ加減や、鼻持ちならない下劣さが描写され、両性にとっての「思春期」がうまく描かれているようだ。

ラブコメとしての本作の「コメディ」は、「ラブ」=恋愛の向こうへ「性」を意識するようになった思春期が駆動する。
恋愛の向こうに垣間見える「性」は、官能の予感で挑発するとともに、不安を喚起するものでもある。
それぞれの個性に応じて、「不安」に対処する行動がナナメにずれていく面白さが、本作のコメディのキモだ。

が、「不安」は、「性」が呼び寄せる固有のものではなく、広く「未知のモノ」全てが等しく喚起するものでもあるだろう。

ハイデガーであれば不安の根源は死の可能性というところだが、もっと一般的には「傷つく」かもしれない可能性が、未知への不安を呼び起こすと言える。
少年も少女も、共に慄く「未知の」性への不安は、そこで「傷つけられる」かもしれない可能性への不安なのだろう。

だが、「傷つけられる」ものは、少女と少年では同じものなのだろうか。

少女を主人公とする以上、少年とは異なる、少女に固有の「傷つく」ものを対象化できるかが問われるだろう。

「見世物」としての少女の生態を越えた、固有の不安の根源の摘出を期待してしまう。



{netabare}一般的に言って、「初めて」を前に男子が最も関心をもっているのは、いかに上手にコトを進めるか/スマートに振る舞うことができるか、という情報であるように思える。
要するに、性行為において男子が最も怖れる=「傷つく」のは、うまく振る舞えずに「笑われる」ことだ。

一方、少女においては「男からどう見えるか」という情報が、もっとも関心度が高いように(オッサンには)見える。
言い換えれば、少女が怖れる=「傷つく」のは、相手から受け入れてもらえない=がっかりされる=「拒絶される」ことであるようだ。

少年の「笑われる」怖れ、少女の「拒絶される」怖れは、さらに抽象化すれば「自尊心が傷つけられる」怖れで、両者は同根源だといえるだろう。

最終話で、出来立ての駆け出しカップルたちが、互いの中に自分と同じためらいと同じ悩みを見出して「分かり合う」描写は、この同根源性を表現している。
要するに、男も女も同じことを悩んでいるのだと。

こうした「自尊心の傷つけあい」を乗り越えて、全面的に相手を受け入れあう多幸感こそが、性の官能の秘密であるのだと、このとき少女と少年は気付くのだろう。


だが、自尊心が傷つく恐れ/受け入れあう喜びは、性にかかわる領域に限らない。
人間関係全般について同じことが言えるはずだ。

男女の性行為に限定するならば、そこに固有のものは「肉体」だろう。
そう、少女の「傷つく」怖れは、人格的=精神的な領域においてと、即物的な肉体においてと重層的なものだ。
性行為の現場においては、男がまず勃起しなければ行為が発生しない=成立しない。それゆえ、男=少年が肉体性について「傷つく」、あるいは反省的に改めて意識化されることは無い。

最終話で、幼馴染の少年が少女二人に、それぞれ「精神的」と「肉体的」と別々の志向性を告白する場面は、男子が日常的に二要素を意識していない無自覚ぶりの表現であるだけではない。
それは、女子においては常に(怖れの対象として)「精神性」と「肉体性」がともに対象化されているのだという事と裏表でもある。
「肉体」を志向された少女が、それでも悪い気がしないと語るのは、まさに肉体性において拒絶される=「傷つけられる」怖れを解消された安堵であり、少女において「肉体性」が常に緊張をはらむ固有の「不安」要素であることを、裏側から示している。


肉体が「傷つく」怖れは、何も相手の男から乱暴に扱われるとか、嗜虐的な趣味を押し付けられるとか、あるいはレイプされるといった、即物的で具体的なケースを想定しているわけではないだろう。
未経験の少女であっても、具体的な想像などしないまま、漠然と怖れ=不安を感じているはずだ。

おそらく、この肉体への漠然とした「不安」は、女性とは「妊娠」する性(別)であることに由来するのではないか。

終幕で、文芸部部長の同級生が妊娠を理由に退学したことが明かされたとき、ガヤで生徒たちのざわめきが入れられるシーンで、一言「怖い」というセリフがハッキリと強調されていた。

自立した女性が計画的に妊娠するのは別として、妊娠すれば女性の生活や人生設計は根本的に変わる。悪い言い方をすれば、「捻じ曲げられ」る。
社会的な影響だけではない。
生物としてみるとき、妊娠とは母体とのエネルギーの奪い合いで、生命力や寿命において、個体としての母体に対して完全に敵対的な現象でもある。
医療や栄養供給の発達で、人間に限っては表面化していないだけに過ぎない。

少女が漠然とした怖れを抱く「肉体」が「傷つく」不安は、深層に妊娠の存在があるからではないか。

そんな感想を持ってしまうのは、遠い遠い昔に、初めて女の子と思いがけずに一夜を過ごすことになり、「今日は危ない日なの」と言われて、慌てて避妊具を求めて街を走り回ったカッコ悪い思い出のせいだ。

女の子というのは、常に自分の身体の状態を把握しているものなのかと強力に印象付けられたのだが、同時に、望まない妊娠は「危ない」=「怖い」という怖れが、常に自分の身体をモニターしなければならないと強迫しているのだと、そのとき腹の底まで思い知った気がする。

それ以来、望まない妊娠を回避するのは男の義務と、常に「防具」の用意を怠らないよう心がけてきた。
時には用意が良すぎて「アンタはいつもコレしか考えてないのか」と誤解されたりもしたが、紳士としては眼前の恋人の中に「怖れ」があるものならば、取り除こうと務めるのは当たり前だろう。
いい年した政治家が、アナウンサーとしてキャリアのある女性と「できちゃった結婚しました」とヘラヘラ笑いながら記者会見しているニュースを見ると、お前に紳士の義務感はないのかと複雑な気分にもなるが。

アメリカでは、妊娠した高校生は学業からドロップアウトするだけでなく、社会的経済的にもドロップアウトすることが統計的に圧倒的に多く、一部の女子学生たちの間で、進学し、学業を終了するまでバージンを守ろうとする「純潔の誓い」をかわす運動が広まっているらしい。

作中では、女子生徒の妊娠と退学は「愛を貫く」という肯定性として描かれ、ラストでハッピーな後日談も挿入して後味よく見せてはいるが、作劇上の要請で例外的なケースを描写していることは意識しておきたい。

上記のような事どもを真剣に描写すればいくらでも重苦しく陰鬱なドラマとなるだろうが、視聴者に拒否反応を出さないよう、コメディとして明るく描ける程度にマイルド化しているところは、バランス感覚というものか。

コメディの範疇に収まるようにライト化しつつも、それでも「傷つく」ものとしての少女の「肉体」、その根源としての「妊娠」といった要素を、匂わせる程度であれ挿入してきたことは、少女に固有の「荒ぶる季節」を真剣にとらえている証として、好感できる。


「荒ぶる」季節の表象として、ラストのバリケード立てこもりと団交に重ね合わせてくる描写は、オジサンにはグッとくるものがある。
ストレートに描けば若い世代には拒絶感が出るだろうが、真剣な局面に入りそうになるたびに脱臼させてコメディにしてしまう作劇は、拒絶感の回避のためには避けられないのだろう。
コメディとしての脱臼のために、校長や教頭がリアルではありえない性格設定や描写をされているのは、欠陥ではなく作劇上の要請として認めるべきだ。

この校長たちに限らず、少年少女が「荒ぶる」思春期の物語のために、周囲の大人たちの描写も慎重に配慮されている。

主人公の少女と幼馴染の少年の両親たちは、子供たちの視点からいかにも能天気で、悩みなく描写されている。
が、彼ら親たちもまた、確実に「思春期」を通過してきている。
平和に、楽しく日常を送っているように見える両親たちは、まさに「疾風怒濤」の思春期のさなかで不安にさいなまれる少年や少女が、いずれ平穏に「生活」へと適応していくであろう一つのモデルであるのだ。

この、ある種理想的な大人ぶりが、児童劇団の演出家の気色悪さを、逆の意味で浮かび上がらせる。

「ロリコン」と誹謗される演出家は、社会的には別に非難されるところは1つもない。
自分の性癖を把握し、少女と性的な接触をするわけでもないし、成人女性と欺瞞的な関係を結ぼうとするわけでもない。
「大人」としてしっかりと社会性を保っているように見える。

気色悪さは、子供と性的関係を結ぶわけではないという「大人」の良識を持つと見せながら、少女=子供同士の関係にかかわろうとするところにある。

主人公の両親たちが、思春期のさなかにある子供たちの「荒ぶれ」ぶりにまるで気づかずに、子供の「不安」や「悩み」にまるで配慮しない能天気ぶりで接するのは、親たちは「子供」とは位相の異なる「大人」という、ある意味で別種の存在へと変化を遂げ終えているからだ。
「子供」ではいられない、すでに「大人」となってしまったものには、子供に合わせた発想はできない。

彼ら親たちに比べ、「大人」を演じながら、子供に関わり=同化し=仲間のように振る舞うことが、演出家の気色悪さを感じさせる根源だ。
大人面しながら、子供の「一員」になろうとするなど、まともな大人とは到底言えないだろう。「ロリコン」がどうこうという問題ではない。

その点で、教育者という社会的役割を負う文芸部顧問は、子供との接触と交流において、(半ば振り回されつつも)大人の見識と教育者の役割の間で、うまくバランスの取れた行動をとり続ける。

こうした「大人」たちを慎重に設定し描写した環境に囲まれるからこそ、「荒ぶる」思春期少女たちは物語世界を存分に駆け回れたのだろう。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人生で最もへたくそな時期に捧ぐ

岡田麿里氏が原作から絡んで脚本やって、な作品。原作は未読です。

タイトルからして生々しく、しかも思春期男女(特に女)の心理描写には定評のある岡田氏の作品。

「岡田作品は苦手だけど荒乙は面白い」との推薦を複数いただいてて、楽しみにしてました。


作品自体は思春期の“性”をテーマに、右往左往する文芸部の女子高生5名が各々の答えらしきものを見つけるまでを追った青春群像劇です。

 吾輩は○○である 名前はまだない

整理しきれぬ名付けもできぬ感情は存在し、その多くは経験の蓄積によって落とし所が見つかるもの。

青春群像劇では私たちがかつて通過してきたであろう感情や衝動なりを作品の中に見つけて、自分の思考パターンや嗜好のルーツとなった立ち位置を確認する作業でもあります。
高校を卒業すれば進路はバラバラ。得られる経験も分岐して汎用性に乏しいことが、高校卒業以降を追った作品が少ない理由なのかもしれません。

そして汎用性があるようなないような題材が今回のテーマ。
“性”に対する考え方は個人によって差が相当あるもの。

そんな本人にしかわかり得ぬ感情。いや本人でさえわからない感情について同じようにバラバラだろう相手の感情とを擦り合わせる難儀なことを人生で初めてする作業が思春期世代の恋なんだと思います。

個人差があるのは当然で、ひとつの事象とっても男女で考え方も捉え方も違うことを想像できなかったり、違いはあると自覚しても何がなんなのか袋小路に迷い込んだり。
例えばこの連載は別冊マガジンですが『別マ』と言われて男子は『マガジン』を女子は『マーガレット』を想像し、お互いの前提がずれてる中言葉のキャッチボールを交わしてるうちに悶々としてしまう。
ほんの少し先になれば『マガジン』も『マーガレット』もあるって気づくものです。それがなかなかそうはならないもどかしさを作品で表現することは難儀なことでしょう。


前置き長くなりましたが、つまり、

 これまで数多語られてきたけどまとめられんのかいな?

好きだ惚れたから一層も二層も踏み込んで、本来同じカテゴリーなのにあえて切り離すことで物語を作りやすくしていた“性”なるものに焦点を当てちゃった本作。
個人差が激しいネタについて、きっとそんな時期を通過したであろう私たちにリアルな質感をもって届けてくれるかに着目したわけであります。

結果、文芸部員5名それぞれに異なる立ち位置を与え、かつそれぞれに対となるパートナーをあてがい、パズルのピースをはめていくようなストーリーに仕上がっていました。男はあくまで彼女たちを輝かせるための舞台装置。主役はあくまで乙女たちです。
よくパズル組めたな~。率直な感想です。一覧は以下。当然1対1とは限らないのですが詳細は本編参照。


【文芸部員】
小野寺和紗(CV河野ひより)
菅原新菜(CV安済知佳)
曾根崎り香(CV上坂すみれ)
須藤百々子(CV麻倉もも)
本郷ひと葉(CV黒沢ともよ)

【パートナー(仮)】
典元泉(CV土屋神葉):{netabare}対和沙要員{/netabare}
天城駿(CV広瀬裕也):{netabare}対曾根崎先輩要員{/netabare}
山岸知明(CV福山潤):{netabare}対本郷先輩要員{/netabare}
三枝久(CV 咲野俊介):{netabare}対菅原氏要員{/netabare}
杉本悟(CV花江夏樹):{netabare}対もーちん要員{/netabare}


実のところパズルが組み立てられた時点でおおむね満足しています。いいもの見せてもらいました。
リアルな質感があったかどうかは個人差によるものはあるでしょう。具体的にはこんなところが良かったなぁと私が思ったところは以下、


■OPを飛ばしちゃダメ

曲中に文芸部員たちの独白みたいな合いの手が入るわけですが、全OP一定ではなく変わっていきます。
作品世界をよく表したOPなので飛ばすのももったいないのもありーの、その回冒頭から集中を促す効果がありました。


■結局全員荒ぶる

キャラの掘り下げが全員できてたという意味ではなく、5名ともきちんと荒ぶってました。


■ざわつく

岡田脚本の特色なのか、円満にしときゃいーのにそれ要るかな?ってネタを挟んでおり、またそれがリアルな質感がありました。
安心安全なピュアピュアな恋愛を期待するのも野暮というほどさらりと毒を盛り込んできます。

{netabare}・部長の彼氏がちゃっかり前カノのおっぱい揉んでる事実
 ⇒経験者じゃないと曾根崎先輩を攻略する前に心が折れてたかもしれないという仮説
・あの杉本が女を連れている(最終話ED)
 ⇒地獄へ落ちろ!との視聴者の期待を嘲笑うかのようにしっかりキープ。なんだかんだ動く奴は強い
・本郷ちゃんが報われない
 ⇒いい子なのにね{/netabare}



最初はインパクトのある下ネタという飛び道具を織り交ぜながら、「おいおい大丈夫かよ」とくぎ付けになり、適度に乙女たちが荒ぶりながら最後の最後でぶつかり合ってという青春ど真ん中をいく良作でした。
端的に言えば序盤から終盤{netabare}10話{/netabare}までのわりと緻密な展開と打って変わっての後半の勢い。
慌てて畳んだ感が無くもないと言えますが、ここは『荒ぶる』感が出ていたと好意的に解釈してます。
{netabare}もう2話時点で和沙が自分の気持ちに気づくとか、5話で最も縁遠そうな部長がくっつくとか、その後どうするの?を長めに取る構成は良かったです。{/netabare}

個人差ありまくりの“性”の捉え方に関して、本作でのそれについてはノーコメント。
ただしきっと、登場キャラのうちに「あ、これ私だ!僕だ!」な子だったり言動行動が見つかるのではないか?と思えるほど網羅性は高いように見えますね。
現在進行形の方はがっつり共感して。はるか彼方の御仁は軽くキュン死しながら悶え狂いましょう。私も悶えました。おすすめです。




※ネタバレ所感

■パズルのピースについて
ほうぼう荒ぶっておきながらしっかり着地できたのって、主演女優5名と対になった野郎どもとが似たもの同士だったからではないかと思います。

・和沙VS泉
 {netabare}上半身と下半身が別の生き物同士

最終回でお互い似たもの同士だよねと分かり易く描かれてました。典型的な思春期のアンバランスさを体現した二人で主役にふさわしかったと思います。

{netabare}「泉。私ね。これからも不安になると思う。でも泉と同じ気持ちと同じ言葉、私はちゃんと持ってるんだって!分かったから…不安になっても、それを思い出せば…きっと大丈夫」{/netabare}
このセリフを言えたからこその主役でしょう。不安になると言葉に出せた時に大きな成長を感じました。{/netabare}


・曾根崎先輩VS天城
 {netabare}素直な者同士

お互い耐性ないので基本ちょろいです。考えてるようで実はそうではありません。よく言えば真面目で一途といったところでしょうか。浮気は絶対許しません。{/netabare}


・本郷ちゃんVSミロ
 {netabare}言葉先行で行動に移れない者同士

若さゆえに本郷ちゃん頑張りますが失敗重ねてるうちにそのうち諦観しそう。ミロ(三枝先生)がそのなれの果てかしら。言い訳先行でまたそれがもっともらしく聞こえるタイプ。
そんな本郷ちゃんが最も荒ぶってるように見えるというのが“荒ぶる季節”のアンバランスさを表わしてるようで心地よいです。{/netabare}


・菅原氏VS三枝
 {netabare}持てる者かつ特殊フェチ同士

周囲から羨ましがられてます。周囲からの見られ方と自身の嗜好にギャップがあるのが悩みどころ。医者や高級官僚がSMにハマるみたいな倒錯性を感じます。ちがう?{/netabare}


・もーちんVS杉本
 {netabare}相手が見えてないもの同士

自己中とも言います。杉本は言うに及ばず、もーちんもなかなかの猛者です。「なんで自分の思うとおり動いてくれないんだろう?」が先にあると恨みつらみが積み重なっちゃいますよね。{/netabare}



合ってるかどうかは知りませぬ。それは違うさーというのも笑いながらツッコんでみてください。



最後に、、、
なんだかんだ本郷先輩の今後が気になるところです。

{netabare}「止まらない電車に乗っちゃったんですよ我々は!」
ブルーハーツの伏線回収お疲れ様でした。{/netabare}

{netabare}あと真っ白になったと言い残して燃え尽きてましたが息してますよね?
自分で蒔いて自ら回収とはさすがです。

ぜったい素敵な女性になっておくれよー(^_^)/~{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.28 初稿
2020.04.10 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 72
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

栞は、気がついたら勝手に挟まってるんだ。

[2019/09/09 v1]
[2019/09/11 v2 10話まで]
[2019/09/15 v3 11話まで]
[2019/09/21 v4 最終話+ちょいちょい追記]
[2019/09/23 v5 多分最終 *部分追記もしくは修正・構成微修正]

原作知らず。

いわゆる「海外の反応」系のYouTuberで、僕が良く見る方々が矢鱈と誉めていたので試しに視聴。六話まで一気にみてしまった(台風の音で寝られんかったのもあるが)。

この作品に対する好き嫌いや印象は、視聴する方の性別や年齢、異性との交際(あるなし、その仕方、もろもろ)や家族構成等に大きく依存すると思います。多分、僕に娘がいたらこの作品はみられなかったかも、と思います。

* 誰が観ても楽しめる作品ではないと思います。なにより、性と恋愛を扱う作品には、暗黙のうちに自らの物差し=上記のいろいろが合わさってできあがる自分自身の価値基準があてがわれるものだと思います。本作を楽しめるから良い、悪いではなく、もっと根本的なところで「合う・合わない」≒「観たい・観たくない」が発生するテーマだと思います。

僕としては、全体として大変に満足しました。
面白かったとか、楽しめたとかとももちろんそうなのですが、それらとはまた違う、観て良かったと思える作品になりました。*お話し全体を通して、非常に良く作り込まれた印象を受けます。
上述の通り、人によっては躊躇われる可能性がありますが、そうでないなら是非ご覧いただきたい作品です。

====Opening
開幕オープニング曲。
本作のために書かれた曲のように思いますが、曲も歌詞も映像も素晴らしい。オープニングの語りが変わるのもよいですね。

OP曲の歌詞はそのまま本作のサマリー、あらすじとなっています。もーちん{netabare}の視線。そういうことだったのね{/netabare}。

出だしの一節に曰、「親の愛のあいだに生まれた娘は、そろそろ恋のページを綴る頃(主観的意訳)」。そして、荒ぶり、抗う乙女たち。

結びの一節、「栞はいらない」が僕にはぐっさりと刺さりました。立ち止まらない、戻らない、振り返らない。ただただ走り抜けるんだという力強い言葉。15~20ページは、それでいいよね、きっと。

僕という本は栞で一杯です。参考書につけられた付箋紙のごとくです。戻れるものなら、やり直せるものならの栞が。

エンディングもかわいいお曽根さんになってます。台本(なんでしょうかね?)を映しながらの台詞抜粋で構成する次回予告も楽しいです。

==== 第一話:I'm hooked!
第一話のhookは見事でした。舞台・世界観のセットアップから展開まで。完璧だったのではないでしょうか。
{netabare}
TRAIN-TRAINに押し出されるように駆け出すかずさ。嫌らしさも、汚ならしさも剥き出しの世界に。そして曰く「聖者になんてなれないよ」。
{/netabare}
彼女達の全力疾走、純潔の行方を見届けたいと思います。



====11話まで
{netabare}

====10話までみちゃいました
困惑。
なんなのこのお話(ほめてるけど喜べないけどほめてるんだけど・・・・)

====11話まで
いやもう、、、どうまとめるんだか分からないけど、いろいろ荒ぶってます。
いろいろ有り過ぎて僕の頭の中がまとまらないのですが、いきなり11話冒頭で「純潔」が落ちちゃったのには血の気が少し引きました(笑)


*全体を通して、ミロ先生だけはちょっと違和感を感じます。いろいろ都合良すぎな立ち位置と性質かな、と。でも、必要な舞台装置と考えれば、まぁよし、かな。

{/netabare}。


====最終話:It landed!
ぉぉ・・・絶対まとめきれないと思っていたのに、、、
まとめやがった。しかも想像の上のラインで。


=冒頭:校長・教頭・教職員
{netabare} 職務放棄は確かにその通りだが、笑いとともにスムーズに闘いの構図を生徒v.s.学校(教員)から文芸部および各部員自身へと転換した{/netabare}。うまいと思う。

=中盤:文芸部員+泉+天城+ミロ
ま、ここは定石通りかもしれない。互いに伏せられていたいろいろなものの蓋を外し、全員に共有。

=そこからの
==色オニ==
{netabare}正直なところ最初はよく分からなかった。分からなかったと言うより、この最終話で僕が感じた唯一の違和感とともにこの色オニが呈示されてしまったため、呑み込めなかったのだと思う。
違和感=唐突に感じた和紗の「闘いませんか」+それを受けてのやはり唐突かつ強引に感じたミロ先生による方向転換。さらに言えば、なかなか立派にアレな縛られ方をされたミロ先生が格好いいことを言うという状況に虚を突かれてました(ツボってた)。

* ただ、少し落ち着いてから考えると、そもそも「色」を持ってくること自体が唐突にも思います。どこかで引っかけているような気がするのですが、残念ながらどこかは分からず。直前の「色情に駆られる」がリードだ、と言うことはないと思うのですが・・・(ここだけ浅すぎることになる)。分かる方は教えていただけるとありがたいです。

でも、この色オニは実に文芸部員らしい、言葉に魅入られた・捕らわれた彼女たちにしか出来ない自己開示、互いの理解(理解するためのもがき)、そして、自分自身を知る術だった。なかなかに練られた舞台設定だったと思う。

本郷の呈示した「色」はおそらく彼女の心境そのものなんだろう。直後のミロ先生との対話を経て、少し吹っ切れたあとの彼女が呈示する色はどんな色だったのか。是非聴きたい。

モモの桃色を必死に探す菅原氏の描写は良かった。

* 色オニの最後の場面には下地がありました。5話で曾根崎部長が朗読していた本の一節でしたね。「同じものを見て、同じ言葉を紡いだ」和紗と泉、そして、そうなれていたかもしれない菅原氏。この状況を作るための舞台装置として、主観のさらけ出しあいとなる色オニは最適だったのかもしれません。


{/netabare}


====フィナーレ:Ah... so, it fit...

僕の中では、屈指の「まとめ」となりました。ベスト10、あとで変更しなきゃ。

ミロ先生による「荒ぶってますね」は、最初観たときにはコレジャナイ感を持ったのですが、まぁ、、、、これしかなかったかなとも思います。

部室で寝こける文芸部員たちについたいろいろな色。純潔にして純白の存在は、いろいろな色に染められ汚れていくのか、あるいは、色づいていくのか、それとも、自身が持っている色が白の光に照らされることで露わになるのか。きっとどれも正解なんだろう(加法混色とか減法混色とかは脇に追いやり)。

このシーンの彼女たちの寝顔は、作品全体の中で最も愛らしく見えました。
ただし、本郷を除いて。
本郷さん、あんたそれ、燃え尽きて真っ白になったあのボクサーだろ。
偉い男前の顔しやがって・・・(左右反対だし、違うのかもだけど)
半分涙目で吹き出しちゃったよ。なんだかんだ本郷さん推しだな、僕は。

よくよく観るとなんかいろいろみんないる改札前。
ダメンズワイプ。
*車内に本郷の担当編集までいたのね。。。

そして最後の一言。




=====================
例によって、「海外の反応」とあわせて観ていました。

この作品の場合はギャグアニメに対する「反応」のようにリアクション芸を観て楽しむという形にはなりづらいのですが、そこそこの数、本作に対するAnime Reactionが出ています。その中にかなり厚くコメンタリを入れる方が居るのですが、僕の本作に対する感想も少なからず影響されていると思います。

「it fit」は第一話と最後の最後での「はいった」の英訳です。


* 多分、まだ書き足りないことがたくさんあると思いますが、今の時点で言葉にまとめられるのはこれくらい。しばらく間を置いて、もう一度観直そうと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 48
12
ページの先頭へ