召喚で戦闘なおすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの召喚で戦闘な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月03日の時点で一番の召喚で戦闘なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.7 1 召喚で戦闘なアニメランキング1位
転生したらスライムだった件(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1379)
6426人が棚に入れました
スライム生活、始まりました。

サラリーマン三上悟は気がつくと異世界に転生していた。
ただし、その姿はスライムだった。
魔物種族と仲間となり、獲得したスキルを駆使しながら、
さまざまな問題を解決していくスライム創世記。

声優・キャラクター
岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭、花守ゆみり、古川慎、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、山本兼平、泊明日菜、小林親弘、田中理恵、日高里菜
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

しっかりと練られた物語が面白い異世界転生モノ

原作未読。最終話まで視聴。

主人公が、元の世界では37歳のおじさんだったことが幸いし、中二病要素が少なく、好感度の高い、サクサクを視聴できる作品でした。

【課程と所以がしっかりと描かれる、好感度の高い主人公最強系】
{netabare}単純に、「転生したら最強でした」という話じゃないところがとても良いです。

転生した時点で得ていたのは、大賢者と捕食者といくつかの耐性くらい。
ここから始まって、徐々に強くなっていく。
この過程がしっかりと描かれている物語は好感度が高いです。{/netabare}

【主人公の目的は街づくり】
{netabare}主人公が常に攻められる側というのも面白いです。
主人公一行が、周囲の国々に攻め込むことはない。
主人公一行は、いつも降りかかる火の粉を払うだけ。
その結果、徐々に仲間を増やし、レベルアップしていく。
そして、主人公一行は、安心して暮らせる街づくりを進めていく。

そして、また攻められて・・・(笑)。

こんな優しい物語なので、サクサクと視聴できます。{/netabare}

【ハーレムじゃないところも好感度が高い】
{netabare}主人公最強系って、ハーレム要素が強くなる傾向にありますが、この作品に関しては、ハーレム要素はかなり薄めです。

もちろん、主人公の周りには可愛い女性たちが集まりますが、それ以上に男性も集まってきます。
こういう、男女の分け隔てなく周囲の人に愛される主人公って、好感度が上がりますよね。

周囲の人々に愛される理由が明確なのも良いです。
作者の都合じゃないって所がとても好感度が高いです。{/netabare}

第2期も、とても楽しみにしています!

投稿 : 2024/09/28
♥ : 60

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界建国記、ただし国主はスライム…?(本編は第23話まで)

原作ライトノベルは同タイトルの「なろう作品」(投稿サイト「小説家になろう」投稿作品)を元に商業出版されたものですよね。コミカライズ版もあるようですがいずれも私は未読です。

が、タイトル自体はかなり有名でアニメ化にあたっても強く期待されていたと思います。例によって「テレビアニメ観るならタダだし」でさっそく視聴開始。

後輩カップルを庇って死んだ独身サラリーマン男性が異世界でスライムに転生したという「なんだそりゃ」なスタートなのですが、人間時代の記憶や知識は主に文化的な生活や社会規範を形作るために使われていて、それ自体が異世界での無双につながったりはしない感じのお話になっています。

いわゆる「チート」にあたるスキルは<大賢者>と<捕食者>で、このスキルを元に争いのない文明的な共同体を広げていこうとしていった結果としての一大建国記になるのだと思います、よう知らんけどたぶん…。

なおストーリーとして戦記や建国記が好きな分、「物語」の評価は甘めになっているかもしれませんが悪しからず。

余談: スキル獲得の演出は『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』のアニメ版と比べると明らかに優れていますね。こういう、わかりやすいのが良いと思います。

2019.1.9追記:
第14話を視聴終了。原作未読だから良くわかりませんが、リムル様の勢力拡大という意味ではここで一区切りってことになるのでしょうか?

OP主題歌は変更ありませんでしたが、ED主題歌が変わりました!

2019.3.27追記:
本編と呼べるのは第23話まで。第24話「外伝: 黒と仮面」はリムル転生よりも前のシズさんに関しての前日譚、閑話「ヴェルドラ日記」はリムルの体内に取り込まれている竜であるヴェルドラ主観で語る第1期:第1~23話の総集編的なお話でした。

「ヴェルドラ日記」ですが、たぶんコミックスの巻末に載っている短編小説「ヴェルドラのスライム観察日記」に着想を得たんじゃないかと思います。

最近はこういった「1話跳んでも大丈夫」みたいな作りにして不測の事態に備えるのが流行っているのでしょうか。ただ、本作に関してそのような事態は発生しなかったようで何よりです。

なんだかんだで面白かったです。第2期目の制作が決まったそうなので結果的に本作は第1期目ということになりますが、この範囲での話としては概ね順調な建国記であり波乱要素は少なかったと思います。

2期目がどんな具合になるのか、原作を読んでいないので知らないのですが楽しみにしています。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 68
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界魔物LIFE

人気作品だと聞いていた上で第1話を観た感想としては、う~んって感じ。

作品タイトル通りなら最弱モンスターの苦労話が見られると思っていたから、トントン拍子で強くなられるとう~んってなっちゃう(う〜ん)

とはいえ、別に視聴を止めたくなるほどの不快要素は無かったので、
OP映像にある幾つかの気になる要素が開示されるのを気長に待ちながら、
リムルがいつ・どういった目的で人間の姿になるのか興味を持って見ていた。

明確に面白いと思い始めたのは第8話。

{netabare}「運命の人」ってそういうことだったのか!

シズさんとは単に結ばれるものだと思っていたから意表を突かれた。

人間の姿になる理由が想像の100億倍ちゃんとしてたので拍手したくなったけど、さすがに拍手まではしなかった。

ここまで「ゆったり」だなあと感じていたこの作品への認識が、「丁寧」なのだという認識に変わった。

オークロード編の焦らしは巧くて、あの辺りの話は毎週次回を心待ちにしていた記憶がある。

ただ、鬼人たちのリムル絶対主義は個人的にとても嫌いで、
リムルに忠誠を誓ったのなら穏健な思想を持つリムルの意向を汲んでやれよと、モヤモヤ。

オークロード編後の話は、ちゃんりなミリムが色んな意味で強かったことだけが印象に残っている。

他の魔王に会いに行くというミリムを送り出すリムルの「騙されるなよ~」で笑った。

てか、「リムル」と「ミリム」って超まぎらわしいなw

最後の章は強大な敵(例えば騙されたミリムとか)と対峙するのではなく、
シズさんのやり残した使命を果たすという落ち着いたエピソードで締めたのは結構気に入った。

{netabare}【余談】※閲覧非推奨度1[5段階評定]
{netabare}
"スライムが強い"といえば、『このすば』世界の{netabare}「デッドリーポイズンスライム」{/netabare}を彷彿とさせるが、
『転スラ』世界のスライムは普通に雑魚らしい。

とすると、リムル以外のスライムがどんななのか少し見てみたいなと思った。{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 35

60.5 2 召喚で戦闘なアニメランキング2位
百錬の覇王と聖約の戦乙女(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (303)
1244人が棚に入れました
戦乱の黎明世界「ユグドラシル」に迷い込んだ現代の少年、周防勇斗。弱肉強食、幾多の氏族が覇権を争うこの世界で、勇斗は現代知識を武器にわずか十六歳で数千もの軍勢を率いる宗主(パトリアーク)にまで昇り詰めていた!異世界で王になった少年と、盃の契りを結び彼に絶対の忠誠を誓う麗しき戦乙女たちが織りなす、爽快無双ファンタジークロニクル‼

声優・キャラクター
酒井広大、末柄里恵、伊達朱里紗、河瀬茉希、船戸ゆり絵、内田彩

71.9 3 召喚で戦闘なアニメランキング3位
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (295)
1223人が棚に入れました
人理継続保障機関・カルデアは、魔術だけでは見えない世界、科学だけでは計れない世界を観測し、2017年で絶滅することが証明されてしまった人類史を存続させるため日夜活動を続けている。人類絶滅の原因、歴史上のさまざまな箇所に突如として現れた「観測できない領域」――“特異点"。カルデアに唯一残されたマスター・藤丸立香は、デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトとともにこの特異点の事象に介入することで、これを解明、あるいは破壊する禁断の儀式――“聖杯探索(グランドオーダー)"を遂行してきた。今回、新たに発見されたのは七つ目の特異点――紀元前2655年の古代メソポタミア。不老不死の霊草の探索を終えた、“賢王ギルガメッシュ"が統治し繁栄を誇ったウルクの地は、三柱の女神と数多の魔獣による蹂躙で滅亡の危機にあった。そして、過去への時間旅行――“レイシフト"によってウルクの地に辿り着いた藤丸とマシュが出会うのは、魔獣の猛攻を食い止める要塞都市・絶対魔獣戦線と、脅威に曝されながらも懸命に生きる人びとの姿だった。襲い来る神々と魔獣。そして、それに抗う人類―。そこは人と神が袂を分かつ、運命の時代。六つの探索(オーダー)を駆け抜けてきた二人――藤丸とマシュが挑む最後の戦いが始まる。

声優・キャラクター
島﨑信長、高橋李依、川澄綾子、鈴村健一、坂本真綾、関智一、小林ゆう、櫻井孝宏、浅川悠、植田佳奈、早見沙織、稲田徹、三木眞一郎

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

くどい。完結に申せ

序盤 おお

中盤 お?

終盤 ええと

この話は7つ目の特異点(時間の歪み)に突入した話
ジャンルはバトル・神話
まぁかの有名なFGOをアニメ化した話です。実は私FGOやっていないんですよ。が6章までの話は理解しています。ようつべでストーリーだけを上げてくれる優しい方もいらっしゃるらしく結構お世話になってました。バビロン(本作の該当章)ははじめだけ見てましたが飽きてやめました。それからずっとFGOのストーリーは知りません。
さてそんな私ですが、本作はFGOユーザーには歓喜の作品でしょうがFGOを全く知らない方は全くわからないとおもいます。なんせ7章ですから。いきなりなんの説明のないまま始まります。知ってる人からすればほとんどの人はこの章を知ってるので「知ってる文章が実際はどんな動きをしていたのか」を確かめる作業になりつつあるかもしれません。なのでこの作品をアニメだけで楽しもうとする人はあまり多くないかもしれません。それこそ私みたいな中途半端ものでないと。
ないようです。この作品ははっきり言って面白くはありませんでした。序盤に出会い、中盤にバトル、ラストシーンにお涙頂戴。典型的なものだと思います。これが奈須きのこさんの脚本なのか監督の勝手な判断なのか判別が付きませんが、つまらなかったの一言につきます。
改めて説明すると序盤のつかみが悪いです。キャラと声優と作画で成り立っているような薄っぺらさが目立ちます。ほのぼのとした日常をふくめながら舞台背景や時代設定を説明するのですが、悪く言えばそれだけです。それが一話や二話で終われば全然構わないのですが、何話にも渡って説明していきます。キャラに対して共感をもたせるために情報を多くしてるかもしれませんが展開に着目すればとても薄っぺらい展開となっています。中盤はバトルが多くなっていきますが終盤のほうが規模が大きくなります。全22話なので中盤は1クールの終わりなのですが、そこまで大した展開があったかといえばなかったような気がします。ダイジェストを組めと言われれば簡単にできてしまいそうな感じです。終盤ではくどいです。「やったか!?何!?まさか!第二形態だと!?」みたいな感じが出てきます。奥の手を本当に最後しかうってません。最初から打てよ!と叫びたくなりますが、まぁきっと何か事情があったのでしょう(諦め)。
先程も序盤は内容が薄いと言いましたが全体的に薄いです。作画と音楽と声優でなんとか頑張っている感じなのでまじで薄いです。なので見てて退屈します。
キャラは好印象です。はじめて見るキャラもちゃんと魅力が伝わり、途中の回想ででてきたキャラも懐かしさを覚えました。まぁ本作はキャラが目立てばあとはゲームに人が行くので集客的には良いかもしれませんが、どうにも解せません。
正直言ってがっかりです。

原作は奈須きのこさんとTYPE-MOONさん。
監督は赤井俊文さん。初の監督だそうですね。
キャラデザは高瀬智章さん。冴えカノやオカルティックナインのキャラデザをされた方ですね
劇伴は芳賀敬太さんと川﨑龍さん。
アニメ制作はCloverWorksさん。青ブタや約ネバを制作したところですね。

作画は良かったです。戦闘シーンも作りこまれており、かなり好印象です。
opは田淵智也さん作詞曲、UNISON SQUARE GARDENさん編曲歌唱の「Phantom Joke」めっちゃ好き
ed1は藍井エイルさん作詞歌唱、TAMATE BOXさん作曲、TAMATE BOXさんと三谷秀甫さん編曲の「星が降るユメ」
ed2はmiletさん作詞歌唱、miletさんとTomLowさん作曲、TomLowさん編曲の「Prover」
声優さんはとても合っていました。

総合評価 残念

投稿 : 2024/09/28
♥ : 9

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「セイバー!!!」と連呼するだけの衛宮くんを思い出す。

【ストーリー・作画】

原作ソシャゲ未プレイ。6つの特異点は修復済み。7個目のバビロニアが舞台らしいです。
他特異点の映画化したりするみたいですが、ネタバレ嫌いな人でもそれくらいは知っておいた方が良いです。

ファーストオーダーってのが以前あったのでそれは見ました。MOONLIGHT?とかは見てませんが。
今回は第七特異点ってことで、だいぶ終盤になるかと思います。優先度高いということは人気な舞台なのかな?

その「ファーストオーダー」から設定が引き継がれてるので、それが序章になるので見た方が良いです。
要は人類滅亡という狂った未来を正すべく、色んな舞台の戦争に介入してくみたいな感じ。


正直Fateシリーズファン向けではあるけど、それよりソシャゲファン向きって感じのアニメな気はします。
内容が意外と「深い」というより「長い」って印象な2クール21話でした。
「内容よりはキャラとパッションで!」みたいなストーリーだったので、よりソシャゲファン向きかなと。
そのあたりはまた後述します。

またまた内容よりも…な話にはなりますが、作画や演出とかで結構しびれました。
制作はA-1派生のCloverWorks。冴えカノとかと同じです。とても綺麗。キャラデザもいつもの感じ。
戦闘が多いので、SEや挿入歌も相まって、まさに大迫力で大満腹といった感じ。
ラスト3話くらいで1本の映画見てるようでした。素晴らしかったです。


【キャラ】

やっぱりこのアニメはキャラなんじゃないでしょうか。まずは1番微妙な主人公の評価になりますか。

主人公藤丸くん。ファーストオーダーでもそうだったのですが、あれから時間経ってるはずなのに…
と思えるほど、あいも変わらず無能です。敵がツッコミ入れるレベルで無能です。
とはいえ、パッションで!と上記したように、藤丸パッションで物語も進んでいくのでそこは良いと思う。
ここでレビューの見出しを回収しますが、サーヴァントの名前連呼しまくってるのがちょっと面白くなってくる。
裏がない、真っすぐで素直な主人公という意味では良かったです。というか、戦わないなら本来なら
頭使うポジションだけど、感情ゴリ押しで解決!というのがフェイトっぽさでまた良かった。

他のキャラはサーヴァント祭りになってきます。敵でも味方でもかっこよい。
牛若丸 ギルガメッシュ レオニダス 個人的にかっこよくてお気に入り。
ストーリーの長さ考えればキャラ数も普通くらいな気もしますし、終盤にかけては活躍するキャラが
結構落ち着いてきますね。時代背景によるキャラ設定とかはようわかりませんが、
私のように「サーヴァントかっこいい!」で見ておけばわりと楽しめると思います。

やっぱり注目は英雄王として過去にも数多く登場してきたギルガメッシュになりますでしょうか。
以前は敵サイドだったし、また王としての活躍も知らなかったわけなので、そのあたりが見れたのが嬉しい。
ステイナイトでもかっこよかったですからね。


【他】

ソシャゲ特有の声優かぶり(ステイナイト声優含めて)があるので、そういった深読みは不要です。
とはいえ、えらく有名な声優さん揃いなので満足感が凄まじい。みんなかっこよかったです。
マシュが代役なのですが、そもそも元を知らないので問題なしです(笑)
とはいえ、たねきのマシュも気になるが…。


ストーリーもキャラもステイナイトなどとは全く別物なので、新鮮なのも楽しめた点かなと思います。
何回も言うようですが、惹き込ませる演出といった面で本当に上手なアニメでした。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 11

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人気タイトルに相応しいハイクオリティ。しかし…。

1話感想
さすが人気タイトルだけあって、さすがのハイクオリティ 4.4

さすが人気タイトルだけあってさすがのハイクオリティ。
一見淡白そうな絵柄でしたが動く動く。これはすごい。
原作は知っていますが、原作随一に面白かったシナリオなので、このクオリティでアニメ化してくれるなら楽しみですね。

しかしゲーム的には主人公は5人ほどサーヴァントを引き連れています。
連れているサーヴァントはどういう扱いなのか疑問でしたが、アニメ=物語的にはやっぱりマシュしか連れてない前提なんですね。
まあ牛若丸2人とかもできるのは流石に論外ですが、マシュ+ゲスト一人で攻略できる難易度では無いかと思いますが…。

全話感想
ゲームでやっていたので、その思い出しという点では良かったです。クオリティも上々。
作画は常に安定していて崩れず、よく動いていました。

わかりにくい点もありましたが、まあこんなものだと思います。
原作既読としては満足の行くアニメ化でした。
原作未読者は面白くないのでは? とは思いました。

しかしFGOの中で一番面白いシナリオではあったのですが、改めて見るとこんなものだったのかな? という感想です。
ボスラッシュが延々続くので何か疲れますよね。
ゲームだったらゲーム部分がアクセントになって、あまり気にならなかったんですが…。

続編やるんですかね。うーん、さらに原作未読者置いてけぼりになる気がして仕方ないですが…。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 4

71.5 4 召喚で戦闘なアニメランキング4位
魔王様、リトライ!(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (509)
1891人が棚に入れました
大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!

声優・キャラクター
津田健次郎、高尾奏音、石原夏織、戸松遥、豊崎愛生、佐藤利奈、生天目仁美、徳井青空、森久保祥太郎、久保ユリカ、荒浪和沙、木下鈴奈、桜咲千依、M・A・O

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「これは……普通に面白いな」

レビューのタイトルは作中の居酒屋ノマノマでの「これは……普通に美味いな」という台詞をもじったものですが、微妙な作画などもあいまって一見ヒドい作品に見えますけど私は普通に楽しめました。

小説家になろう → 商業出版により書籍化という原作をアニメ化した作品のようです。私は現在「小説家になろう」に残っている分だけ読みました。

現在の書籍版は「小説家になろう」版とはストーリーが分岐しているようですが、とりあえず今回アニメ化された範囲で目立ったストーリーの変更はないようです。

主人公の雑な考えと側近による忖度の齟齬など話の構造としては『オーバーロード』に似たところもある本作ですが、主人公の入り込んでしまう世界の環境が旧来プレイしていたゲームとは異なっていることや『オーバーロード』の「守護者」に相当する側近が最初はおらず徐々に召喚していくこと、仲間にしていくメンバーは異世界側が中心であることなどが大きな違いになっています。

ストーリーについてですが、かつて大野晶(おおの あきら)が自ら作成しプレイした「INFINITY GAME」において大野晶は「帝国」と呼ばれる国家において一般プレイヤーの敵として君臨する組織の「長官」と呼ばれた九内伯斗(くない はくと)としてプレイしていました。

転移した異世界の「魔法」と魔王様と呼ばれる九内伯斗(中の意識は普通の社会人だった大野晶)やその側近たちである「帝国」サイドのスキルやアイテムのシステム体形がまったく異なるのに、仕様通りの効果を発揮するというのがストーリー上のポイントでしょうか。

いわゆる「主人公無双系」のお話ですが、「帝国」が力による覇道を目指したのに対して今回はソフトパワーを中心にしようとしている点が個人的には気に入っているところです。いや、戦っても普通に強いんですけどね。

もちろん他にもそういった作品はあるわけですが、本作の場合は各ヒロインについて、必ずしもキャラクターデザインに依らない可愛さみたいなものを感じます。

特に最初に出会ったアクや聖女ルナ・エレガントは主人公からは完全に子ども扱いされていましたが、そこも含めて「カワイイ」と思えました。あとは聖女エンジェル・ホワイトの「チョロさ」とか(笑)。

なお、ノマノマの女将の名前がイエイであったりとかなろう原作ならではの小ネタもたくさんありました。まあ、知らなくても特に視聴に支障はありませんが。

面白かったです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 46

レイン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

くだらないw

原作未読。
駄作だろうなと思っていたけど自動録画されたので視聴。
アクちゃんがRE:ゼロっぽいキャラデザインだなと思って視聴継続 w
作画と動画が酷いww
全体的にいい所がないw
演出も酷いw
でもだんだんと物語のベース(設定)は良いのかもしれないと思うようになった。
5話目くらいからかなり気に入ってきた。
気楽に見るのに丁度いいストーリーなんだと思う。
段々と毎週見るのが楽しみになってくる作品になってきた。
でも相変わらず作画が酷いw
しかし魔王には女がどんどん寄ってくるのに魔王自体は女に興味ないのが凄い(笑)
最終回は結構作画がまともだったのは
流石に最終回くらいちゃんと描きたかったのかもしれないw
今期のアニメの中でも気に入った面白い作品だったと思う。
気づけば録画を消さないで何度も見てる自分がいる(笑)
最後は中途半端な終わり方で続きが見たくてしょうがない。

続け!
いや、続いてくれ!!
続けろ!!!

(円盤が売れなかったようですが他の方のレビューも結構いいので
続編マジで期待してます。
2期は作画を良くすれば円盤も売れると思う。)

オープニングとエンディング曲どちらも良いです。

追記:これ名作なのかもしれない。
もう10回くらい全話通して見てます。
中毒性があるのかもしれません(笑)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 10
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

チョロイン三姉妹聖女

原作未読

中々にカオスな作品でしたw
なんというかB級映画を観ている気分
(あ、B級映画は大好物ですw)

お話のざっくり概要
なぜか自分の作ったゲームの世界に転生
風貌と強さから魔王呼ばわりされる
管理者権限とか持ち出してくるので
同時期にあったチートよりも更にチート
アクは天使(異論は認めない)
だいたいそんな感じ?

なろう系という事ですけど、
なんというか自分の創作物とかの黒歴史での
「アイタタタタ…」
ってのを自虐ネタ的に取り入れてますねーw
割と斬新www
だからキャラが全般的に痛くても
(。´・ω・)ん?これも自虐ネタかな?
思ってましたw

お話B級です。
作画B級です。
声優A級ですが、演技の方向性はB級です。
音楽A級ですが、作品都合で知名度的にB級です。
キャラB級です。すごく…すごくB級です。

えーとですねB級具合を説明すると…

ハンバーグにエビフライとコロッケのせ
カツサンドとカレー牛丼がセットで
うどんそば&ナポリタンのセパレート付き
ついでに旗も立てるよ!(`・ω・´)

要は「も の す ご く カ オ ス」
そんな感じw

ぼく凄く大好物です~。やたー!!
え?カロリー?あーあー聞こえないー!

なんだろ?ツッコミは当然追いつかなかった
(思った事抜粋)
{netabare}
聖女が全員チョロインすぎひん?とか
ゼロはちょっと黒歴史すぎだろぉ森久保ぉぉとか
エビフライの入浴とかどこ需要だよ?とか
語尾にぴょんつければいいとか思ってんなよ!とか
{/netabare}
逆にツッコミが無い回が無かったような?
(作画も含めてw)

まぁ…お酒のおつまみには良かったです♪
B級ハンター的にはかなり好感触でしたよ?
B級好きじゃない人にはオススメできないw

{netabare}
続け!
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 33

68.5 5 召喚で戦闘なアニメランキング5位
GRANBLUE FANTASY The Animation(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (371)
1482人が棚に入れました
父親の手紙に記された星の島・イスタルシアを目指すため、故郷の島ザンクティンゼルを発つ決心をした主人公は、エルステ帝国から脱走してきた少女・ルリアと出会う。ルリアを帝国から庇い重傷を負った主人公だったが、ルリアが自らの命を主人公の命とリンクさせ、一命を取り留める。主人公はイスタルシアを目指すため、ルリアは帝国の追手から逃れるため、ザンクティンゼルを飛び立った。

声優・キャラクター
小野友樹、東山奈央、釘宮理恵、沢城みゆき、平田広明、田村ゆかり、山路和弘、田中理恵、加藤英美里、杉田智和、伊藤かな恵
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

王道のRPG風。っていうか、13話どうした?

ゲームは未プレイ。最終話まで視聴。

とにかく作画がきれいな王道のRPG風の冒険もの。
島々をめぐりつつ仲間を増やし、目的地を目指す物語。

帝国軍が滑稽なほど弱々しいので、バトル要素は少なめ。

ラカム役の平田広明さん。SAOのクライン同様、こういう役ははまり役だと思った。
それ以外の声優さんも超豪華で申し分ない。

っていうか、{netabare}グレンで12話コツコツ積み重ねた話が、13話のジータのチートな話で吹っ飛んでしまった{/netabare}ような気がする。

まあ、個人的に主人公最強系は嫌いではないので、問題ないんだけど・・・。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

グラブってる…?(CM三人衆出てきた!「ウェーイ!」)→ ifで締めるだと!(グラン編はファミ通文庫でノベライズ)

私はグラブってません(笑)。
まあ、このアニメは悪くない感じなのでしばらく観てみます。

2017.4.18追記:
ストーリーは、普通にRPGですね。そんなに悪くはないんだけど、パーティーのメンバーが揃うのにはもう数話かかりそうです。

ゲームでグラブっている人にはBD or DVDの特典が嬉しいのか、円盤の予約状況はわりと良いようです。

私は地上波でみられますけど、BSでしか観られない人は神撃のバハムートと放送時間かぶっちゃいますね。それでよいのか、Cygames…。

2017.5.29追記:
街中でイカ焼き売ってる露店の店員として、CMで「グラブってる?」、「ウェーイ!」ってやってる三人衆が出てきました。キャストもCMと同じっぽいです、ってただそれだけ…。

2027.6.25追記:
放送最終回の1話前が事実上の「最終回」でした。最終話は女性主人公のジータを選んだ場合のダイジェストストーリーでしたね。グラン版の映像を流用して、半分総集編みたいな最終話でした。

ただ、最終話を観て思ったのはジータはグランよりもかなり腕が立つように描かれてましたね。腕はSTAR WARSシリーズのジェダイマスター並みです。特殊能力なしでもカタリナより強そう(笑)!

EDもジータ版として背景アニメに若干の変更がありました。全体として、普通に冒険しててグラン版だった本編はけっこう面白かったです。

2017.8.29追記:
ジータ主人公の特別編はさておき、グラン主人公のストーリーはファミ通文庫でノベライズ(現在8巻:Ⅰ~Ⅷが刊行)されています。アニメのストーリーの続きを読もうと思うとⅣ以降になるみたいです。

続編がアニメ化されるかどうかは何とも言えませんが…。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 42
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

主人公とヒロインに和む(2期おめでとう!)

2017年春アニメ。全13話。
ソーシャルゲーム原作。未プレイです。

ストーリーは王道でベタベタなくらいw
主人公であるグランが故郷の森でルリアという不思議な力を持つ女の子を助けたことをきっかけに、自分の夢を叶えるために故郷を旅立ち、旅先で仲間を増やし、ルリアを狙う組織と戦います。

作画は後半はちょっと大変そうでしたが全体的にはクオリティが高くよくできていたと思います。演出もしっかりしていましたし、キャラクターの仕草が細かいのが魅力で、常に積極的に動きを付けていて好印象でした。
キャラクターも背景もリアルすぎず、全体的にバランスの取れた画面作りをしていてとても好きです。背景をしっかり作っているのでそこから世界観を読み取れるのも良い所でした。
あとモンスター以外の動物が全部手描きでしかもリアル寄りで可愛い!

声優さんの演技は全体的に穏やかで自然に耳に入ってくる印象で、グラン役の小野友樹さんは特に若々しさと演技の巧みさが光りました。
ルリア役の東山さんは普段の演技はキャラクターに合っていてとても好きなんですが、感情的になるシーンでは個人的にはちょっと物足りなかったかも。

{netabare}
味方キャラクターは皆穏やかで、人間関係が安定していたのもストレス無く見られて良かったです。
ただ出会ったばかりのラカムがグランたちに親切すぎるのは気になったかな。町を救うために共闘した後にグランたちに同行するのはわかるんですが、ほぼ初対面にもかかわらず命のやりとりに首を突っ込むのは違和感があったなと。

全編通して見所なのがグランとルリアで、二人のやりとりは微笑ましくて本当に和むw 終盤の青い羽根の髪飾りは特にいい演出でしたね。

今思うと私はカタリナの心情にほぼ同期していました。ルリアに人として幸せになってほしいし、無茶しがちなグランが心配。そしてふたりがどんな関係にせよ仲良くしているのが嬉しい。
カタリナの視点からだとルリアの成長物語の側面が強く感じられるのも本作のひとつの魅力かもしれません。

ゲストキャラクターが個性的だったのも印象的で、(ローアイン、エルセム、トモイがウザ面白いw)穏やかなメインキャラと癖の強いサブキャラが面白いバランスで混ざっている感じです。12話ほどキャラが多いと流石に置いてきぼりな心境ですがw

第8話「ふたりの距離」は息抜き回でテイストこそ少し違いますがよく出来ていましたね。一番良かったのは演出で、シュールな絵面や独特の間が面白くてじわじわと笑いが…w
ストーリーとしても色んな「ふたり」の関係を端的に描いた味わい深い話数で、メインキャラの関係性を補強しているという点で作品全体を下支えする部分もあったと思います。
サービス回(もとい課金キャラの販促回)である8話と13話が良くも悪くも印象に残りました。8話はかなり気に入っていますし、13話は見所の多いギャグ回でしたw {/netabare}


正直な所王道好きの私としても、ちょっとクセがなさすぎる作品だとは感じます。ストーリーとしてはおそらくここからがさらに盛り上がる所だと思うので、2期が制作されるといいですね。
全体的にストレスの少ない作風で、世界観もよく作りこまれていて作画と演出も良質なので、じっくり見るのならとても楽しめると思います。(2017.7.6)

2期来た!ということでとても楽しみにしていました。
製作会社もスタッフも総入れ換えには吃驚。
でも監督構成がヴァンガードGの組合せ。私得ゥ!だけど1期もすごく好きだったので複雑ゥ…!!
今度も楽しめたら良いですね。(2019.10.4)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 21

66.8 6 召喚で戦闘なアニメランキング6位
グランベルム (TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (217)
712人が棚に入れました
満ちた月の運命―――歯車が回る新たなる月夜。世界中の魔力が消失してから1000年近くの時間が過ぎ、すでに魔法は人々の記憶からもすっかり忘れられていた。そんな世界で生きる明るく元気な高校生、小日向満月は前向きに暮らしながらも、心のどこかに不安を抱えていた。自分には何もない――。勉強も運動も得意ではない彼女は、自分だけにできる“何か"に憧れていた。夜空の月がやけに大きく感じられた満月の晩。彼女はもうひとりの月の名を持つ少女、新月エルネスタ深海と出会う。それは魔法人形“アルマノクス"との遭遇でもあった。満月の運命の歯車が、軋んだ音を立てて今動き始める――。

声優・キャラクター
島袋美由利、種﨑敦美、日笠陽子、久保ユリカ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あれ?評判良くないな…。でも、個人的には面白かったからまあいいか…。

== [下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
オリジナルTVアニメ作品で、シリーズ構成・脚本は花田十輝氏のようです。

基本的に舞台は現代の日本ですが、魔力による仮想世界的な物が存在してそこで「アルマノクス」と呼ばれる搭乗ロボット型の機動兵器による戦い「グランベルム」が行われているようです。

主人公の小日向満月(こひなた まんげつ)はごく普通の高校生として育ってきましたが、第1話時点で満月の夜に学校へ忘れ物を取りに行ったところ、このグランベルムに巻き込まれて自身のアルマノクスを出現させてしまうといったお話でした。

この戦いで知り合った少女、新月エルネスタ深海は名前的にも満月と何らかの対を成す存在であろうことが伺われます。

また、グランベルムが特別な魔術師を選出する戦いであることが示されていました。この手のバトルロイヤル的な設定はありきたりといえばありきたりですが、手堅く作れば盛り上がると思います。私的にはけっこう好みですし、きっとそのうち戦いの裏が明かされることになると思うので楽しみです。

第1話目で登場したアルマノクスのデザインは、個人的にはけっこう気に入りましたが他の方のレビューを見るとあまり好評ではないようですね…。

余談:『魔法科高校の劣等生』原作ライトノベルでキャラクターデザイン協力としてクレジットされている「ジミーストーン」氏の名前がアルマノクスのデザインおよび総作監としてクレジットされているのを見つけて、ちょっとびっくりしました。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.7.13追記:
第2話を観ました。「何もない」と強く言い切る満月の日常と、闇深い感情が明らかになりましたね。

それはそれとして、アンナお嬢様による氷が入った水風呂への入浴場面で、平家物語での清盛の最期を思い出してしまいました…(笑)。

2019.8.14追記:
第6話まで視聴終了。次回予告での「ストーキングという名のライフワーク」というパワーワードで、本作は2019年夏クールに確実な爪跡を残しましたね!

2019.9.27追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。

まずシリーズ通して本筋と関係ないところでいうと、「戦闘の演出が思った以上にガンダム(笑)」というところ。

まずはホワイトリリーの武装(バルカン、サーベルなど)やその使い方の他、ビット(or ファンネル)的な武装や「ニュータイプ」なエフェクト、戦闘時の会話などなど…。

そして最終回では「見える」とか「足なんていらない」とか機体を降りての奇襲とかももしかしたら初代ガンダムへのオマージュなのかなといった感じでありました。

微妙に主人公サイド(「えっと、結局主人公は誰(笑)?」とあえてボケてみたくなりますが)に優しくない最終回でしたが、個人的にはこういうのは好きですね。というかかなり面白かったのですが、でもそれはきっと少数派…。

そしてシリーズ通して個人的に労いたいキャラは袴田水晶ですね。お疲れさまでした。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 43

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

🏅魔法少女×ロボバトル

両方好きなら名作にしかならん。
この時代にこれだけのオリジナル作品を生み出したスタッフに感謝。

見たまんま魔法少女×ロボットなのですが、きちんと魔法少女アニメであり、きちんとロボットアニメでもある。それぞれの要素でのカタルシスがしっかり盛り込まれている点が素晴らしい。バトルはモロにガンダムオマージュパロディてんこ盛りなのでガノタはキレるかもしれない。ロボデザインが鬼門でしょうか。自分もロボ単品なら特に好みではないです。ロボ以外でもローゼンメイデン、結城友奈は勇者である、仮面ライダー(特に龍騎)等お好きな方にはお試しいただきたい一品。

バトルヒロイン系は生身で戦う作品が主流な昨今、ロボが苦手な方はロボじゃなくていいじゃん、と思うでしょうから見なくていいと思います。序盤は魔法少女風に「イメージして!」「ハァァァァァーッ!」と全て気合で解決していきますのでロボの意味ある?と思うかもしれません。というか誰が観てもそう思うでしょう。

生身のバトル作品でよくあるのがピンチになった時に都合よく戦況一時停止して長々と回想シーン挟んで都合よく何かを思い出して気合を入れて叫べばパワーアップして逆転!みたいな萎える展開。「え?お前今瀕死だったよね?ていうかそんな技あったの?それなんで先に使わないの?そんなズタボロでそんな技使える体力あんの?」って冷めるやつです。ロボ作品の醍醐味はこちらが体力ゲージ1%の瀕死だとしても武器が生きてれば当然攻撃力は100%のままってところ。周到な仕掛けの逆転劇こそロボアニメのカタルシス。そうそうロボバトルはこうでなくっちゃとキメるところはしっかりキメます。ダイレクトアタックやリモートコントロールもしっかりあります。ガンダムパロディがなくてもちゃんとロボアニメしてます。

ロボの操作はマリオネットみたく搭乗者の指から細い線が伸びてそれを操り操作します。この設定が後々の展開にも効いてきます。ロボの操作インターフェースがこういう設定なのは後でこれをしたかったからなのかという驚き。こういうの伏線っていうんですかね。知らんけど。

作品のモチーフはやりたいこと全部入り欲張りセットなのですが、1クールものとして破綻なくきっちり纏めている点は称賛に値する出来。ただ作品の構造として主役キャラより敵を魅力的に描く必要があるのでそこを気に入らない方がいるのもしょうがないかな。主役が「持たざる(と思い込んでる)者」であり、そういう人々の肯定がテーマだと思います。現在の世相を捉えた今作るべくして作られた作品。若者向けではありますが現代への批判や皮肉をも含んだ懐の深い作品でしょう。

OPとEDまでもまんまガンダムなのは笑うしかない。どっちの曲も好きです。コテコテのザ・主題歌なOP曲は大好物。そして重要な局面でOPがかかる演出も大好物。ただベタな曲ってのはベタであるがゆえに歌い手の実力がモロに露呈してしまうわけで…。それほどアガらなかったのは残念でした。味とか癖の強さがウリの方は尖った曲だけやってて欲しい。


ローゼンメイデンを観て水銀燈成分に飢えていた方は必見。あの手のキャラがそれはもうイキり散らかします。たまらんです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 16
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魔法少女+百合+ロボのごった煮

原作未読

お話のざっくり概要
なんのとりえもない主人公:満月がなぜか
グランベルムの戦いの場に紛れ込んでしまう
そこで出会った新月エルネスタに導かれ
なんかロボ召喚!魔法少女の戦いが始まる…
だいたいそんな感じ

なんか色んな要素を合わせた感じの作品です。
やっぱ魔法少女物なんで、なんか重い世界観。
魔法少女物は重くて暗くてすぐ死ぬ
ってイメージ強いです。まぁそんな感じですw

お話の要素としてはてんこ盛りなので
要素が多くて良いと思うか、何がやりたいの?
と思うのかは人によって評価が分かれそうです。

売るために要素を足しに足して、
全方向カバーしようと重い要素とライト要素も
入れてかなりのごった煮状態ですけど、
破綻せずギリギリの所でうまくまとめてます。
その辺りは純粋に評価できるポイントかと。

でもその分、遊びとか余白的な物が少ないので
キャラや物語に感情が入っていき難い視聴者も
多いかもと感じた作品でした。

各話の感想
1話
{netabare}
魔法少女?ロボ物?ってか月でけぇ
なんかロボのデザインは
ワタルとかグランゾートとか連想するなぁ
こういうずんぐりむっくりなの割と好き♪
{/netabare}
2話
{netabare}
一夜明けて、なんか色々と事後っぽい絵面w
満月ちゃん裸で寝てて、風呂上がりの新月ちゃん
からの朝帰り(警察既にいるw苦しいなぁ言い訳)
ランドセルで堂々と通う新月ちゃんかっこ良い
その後に真実を知って恥ずかしがってるのも良いw
{/netabare}
3話
{netabare}
ねね炒飯の飯テロ…うまそう…
アンナこえぇ…アンナこえぇぇよ!
日笠さん凄い演技っす。
水晶の猫被り演技うぜぇw
{/netabare}
4話
{netabare}
戦闘が多めの回だね。やっぱ水晶うぜぇw
ねねは正々堂々としてるね。好き。
{/netabare}
5話
{netabare}
ねね姉包囲網…くそ!卑怯だぞ。ねね姉頑張れ!
なんかアンナの強敵がどんどんハリボテ化してくw
…ねね姉脱落(´;ω;`)
{/netabare}
6話
{netabare}
アンナの掘り下げ回。日笠さんの迫真の演技。
満月ちゃんは戦闘狂なの?戦闘楽しみにしすぎw
斧!やべぇw 魔法すげー
それ以上に満月ちゃんの場違い感がすげーw
BGM凄くいい
EDぶちっとぶった切ってのCパート
日笠さん怖い…じゃなかったアンナ怖いw

「全てをかけたストーキングというライフワーク」
一体何の次回予告なんだよ!!www
{/netabare}
7話
{netabare}
うわぁ…アンナさんガチストーカー思考w怖いww
炎熱ステージ結構迫力あっていいね。
「うーけーまーすーわー」
ほんと凄い演技…アンナさん退場(`・ω・´)
劇中歌すごくいいね~♪
{/netabare}
8話
{netabare}
アンナさんはいなかった…いいね?状態…あれぇ?
水晶さんが本性を出してきたな…
「久遠の軽さと私の重さ」なにその意味深セリフw
軽い女と重い女って言い換えるとなんかちょっとw
{/netabare}
9話
{netabare}
久遠回
満月の秘密が徐々に…
ピアノのBGM凄くいいね。
なるほどそういう事か…メッキが剥がれたな満月よ!
{/netabare}
10話
{netabare}
なんてこった…全部作られたものだったのか…
1話から言ってた「私には何もないから」伏線回収
なんとなく予想は出来てたけど、完全作り物とは…
久遠退場~(´;ω;`)
うわぁこりゃキツイ…妹もお母さんも覚えてない
水晶の演技も凄い怪演…悠木さんも凄いなぁ
「生きても無いのに…なんで?痛い」
涙の作画も凄くよかった。いよいよクライマックス
{/netabare}
11話
{netabare}
神回。演出が凄く良かった。
1周目でも良いと思ったけど2周目で改めて思う
1~10話はこの11話の為にあると。
ずっと緊迫してたから日常表現も程よい緩さで
余白がうまく生かされてるなぁと。
花火の演出はやっぱ凄くいい。こりゃーまいった
{/netabare}
12話
{netabare}
なんか悠木さんがあらぶって来ましたw
序盤の水晶より、こっちの方が好きかな。
ただ………別人すぎだろ水晶www
ファンネルが多いなぁ…なんかすごくガンダムです
満月ちゃん退場 /)`;ω;´)
{/netabare}
13話
{netabare}
ついに一騎打ちはじまた
なんかニュータイプはじまりましたよ?
水晶ここまでラスボス化するとは序盤に予想できず
OPキターーーーーー
水晶退場 1000年間おつでした~(`・ω・´)ゞ
こういうENDかぁ…好み別れそうね
{/netabare}

話題作りなのか、印象つけようとしているのか
「イメージする…イメージする…イメージする!」
「私には勝てません」
が多く感じます。あんまセリフ自体が魅力ないので
話題にはならなそうw

OPもEDも凄く曲が良いです。
OP映像の魔石越しに見える表情が変化している
表現が凄く好きですね~
EDはほんと名曲でアニメに重ねても自然でした。

もう少しだけ日常回や余白・無駄があった方が
キャラへの愛着が沸いたかなぁ…と
それでも個人的には凄く好きな感じでした。
何か気に入る要素があったら視聴オススメですー

投稿 : 2024/09/28
♥ : 28

68.8 7 召喚で戦闘なアニメランキング7位
魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアース(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (215)
1171人が棚に入れました
人気作家集団CLAMP原作の初アニメ化作品。後半の展開は、少女漫画を基にした作品としては非常に珍しいロボットアニメとなった。東京タワーへ見学に来ていた女子中学生の光、海、風は異世界セフィーロへと召還される。そこで導師クレフより囚われのエメロード姫救出を依頼された彼女たちは、伝説の魔法騎士となって姫を虜にしたザガート打倒のために立ち上がる。だが、真に倒すべき敵はザガートではなかった?
ネタバレ

りんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あの頃は19時代に放送していたアニメが多かった。

ニコニコで一挙放送したので、頑張って視聴しました。
タイムシフト予約でようやく見終わりました。

世代としてどんぴしゃなレイアース。
原作もなかよし派だったので、読んでました。
……正確には、読んでいたはずでした。
原作の記憶がほとんどない。
読んでいたというよりは絵を眺めていたといった方が正解です。

連載当初は読んでいたと思います。
登場人物の名前も魔法の名前も、よく覚えています。
RPGのような魔法と剣で戦う少女たちを描いたストーリーを
小学生女子向けの漫画雑誌で連載したことが、今思えばとても斬新で、
話が進めば進むほど、少年漫画のような熱い展開になっていきます。
魔神という名のマシン……ごほ、ロボットに乗り始めてから、
読まなくなっていったんだと思います。
まだ話の展開にわくわくする年齢ではなく、
勝った負けた好きだ嫌いだだけで良かったので、
ストーリーの熱さは小学生女子に刺さらなかったのでしょう。

付録のトランプとか大好きでした。
言葉通り「美麗」なイラストで、
手品とか出来る仕掛けがあったんですよ……ね?
あ、手品が出来るトランプはセイントテールか。笑

努力→勝利という少年漫画的要素に加え、
ストーリーの展開は意外性もあり、
ターゲットであるはずの「少女たち」を意識してか、
ほんのりカップルフラグもあり、
辛い恋愛も描いたり、
当時を考えたら斬新な物語だったと思います。

原作との相違も多々あり、
エンディングなんかはアニメオリジナルのようですが、
原作がほとんど記憶にない私としては、
アニメはアニメで良い終わりでした。
なんてったって主役3人が中学生ですからね。
燃えるような切ない恋は要求出来ません。
{netabare} 「好きでした、元気でね」で十分です。 {/netabare}

1章OPの「ゆずれない願い」は伝説のアニソンとなりましたが、
個人的には2章後半の「光と影を抱きしめたまま」の方が好きです。
あのOPのセル画は非常に素晴らしい。
放送中のコメントもかなり盛り上がっていましたが、
書き込み方が半端じゃなく綺麗。
「ゆずれない願い」よりも「光と影を抱きしめたまま」の方が
伝説として語り継がれて欲しいです。

最終話に向けて登場人物たちが叫ぶ叫ぶ。
声優さん泣かせの台本だったのではないでしょうか。
椎名へきるさん、喉潰れなかったのかな。
今はベテランの声優さんがモブ役をやっていたり、
どういういきさつで抜擢されたのか非常に気になる
まさかの二役声優さんがお二人。

ストーリー的には書き込みが少しもの足りない部分もありますが、
主題歌、作画、設定、声優など90年代を代表する作品です。
また原作を読みたくなりました。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 9
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

貴重なファンタジー×ロボットアニメの系譜にも連なる90年代ヒロイン

原作少女マンガは未読。

番宣や、OPアニメーション。中学生ヒロインズ3人による、
"魔法騎士(マジックナイト)”姿への華麗な変身シーン(ヌードのシルエット)だけ見ると、
テレ朝が、月に代わっておしおきするセーラー服美少女戦士で一世を風靡したのに対抗して、
日テレが同じ『なかよし』から変身ヒロインでも発掘して来たのか?
との第一印象を当時抱き、私は胸を時めかせ(鼻の下を伸ばして)いましたが、違いましたw

実際には、別に毎回の変身バンクがあるわけでもないファンタジーアニメ。
特に前半の第一部は、心のあり方が全てを決する異世界・セフィーロにて、
自らの心の弱さを乗り越えることで未来が切り開かれる。
剣と魔法の胸躍る冒険活劇が、音楽・松尾早人氏、音楽監修・すぎやまこういち氏による、
ロープレ感溢れる熱いBGMと共に、繰り広げられます。
必ずしも勧善懲悪でもない。ラスボス側にも世界に対して言い分がある。
この辺りにも往年の大作RPGの要素なんかを感じて、胸が高鳴ります。


対して後半、第二部は、拠点防衛戦が主になるため、
冒険感が減少して、ロープレ視点では、やや残念な展開……。

繰り返し心の弱さと向き合うテーマ性は良かったですし、
{netabare}ノヴァやデボネア{/netabare}による人の心の暗黒面の体現も、
主題の深化に有効だったとは思いますが、
それも出来れば、各地を3人で冒険しながら葛藤してくれた方が私好みだったかなとも思います。
折角の冒険BGMもやや宝の持ち腐れな感じです……。

ただ一方で、伝説の"魔神(マシン)”登場後、特にこの第二部で、
ファンタジー×巨大ロボットアニメとしての性格も帯びていく点は、
個人的に得点が高いです。
その他、ファイターメカ搭載の巨大戦艦やら、移動宮殿やらも乱入し、
合体なども手描き作画で仕掛けて行くなど、
ロボ好きの一部男子は熱くなって来ます。
但し、{netabare}巨大サンユン{/netabare}に至っては、もはや何のジャンルだか分らなくなって来ますがw

だから今春出たゲーム『スーパーロボット大戦T』(PS4/switch)にて『レイアース』参戦!
と聞いた時は、自分は別に『スパロボ』プレイするわけでもないのに、
これで少女マンガ原作の本作に秘められた、
熱いロボット魂が普及する!と素直に嬉しかったです♪


劇伴だけでなく主題歌もミリオンセラーとなった
田村直美さんのOP「ゆずれない願い」を始め良曲揃い。
いずれも歌詞世界が、心を問う作品テーマに寄り添っていて好感できます。
さらに、いくつかの曲では、光、海、風、ヒロイン3人の名前が
歌詞に埋め込まれたりもして今風に言うとエモいです。


こうして振り返ると、ロープレ、ロボットと少年向けの要素も強かった印象の本作。
それでも、本作は華奢な身体の女子中学生戦士たちが躍動するヒロインアニメ。
色々あったファンタジー衣装の中でも、私は初期からあった
3人各々違う中学校の制服の上から、胸当てやら籠手やらを装備した姿にグッと来ます。

赤セーラー服の光の脇を固める、海、風のふたりはそれぞれ青&緑のブレザーで、
そこへの武具のアレンジには、セーラー服美少女戦士とはまた違った魅力があります。

何より、ヒロイン3人共、しっかり恋し、恋されている。

異世界召喚の舞台となった本作唯一の“聖地”である、
東京タワーの勇姿共々、
光たちもまた、私にとって色褪せない90年代アニメヒロインです♪

投稿 : 2024/09/28
♥ : 20

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界アニメにハマり始めた時期の名作。現代の異世界ジャンルに物申したい。

今でもOP覚えてて歌えますね。


「ゆずれない願い」

「明日への勇気」「キライになれない」
「光と影を抱きしめたまま」

「ら・ら・ば・い~優しく抱かせて」
「いつか輝く」

いい曲ばかりです。


OVAの「All You Need Is Love」が地味に好き。

このアニメは今考えればオーパーツみたいなアニメで、カラー分けされた個性のまったく違うヒロインたちが、
異世界召喚され、伝承の勇者となり、振りかかる困難を打ち破り、徐々にレベルアップし成長していく様を見せる。
よくアニメが良いか原作が良いかでもめることがあるのですが、それも面白い部分で、差異がハッキリしてる。

アニメではメカデザインのプロが手がける「魔神」と呼ばれる機械仕掛けの意思を持つ兵器が戦うことが多い。
他にも主要人物がストーリー半ばに亡くなってしまったりと、原作ほど何もかもが綺麗に仕上がるわけではない。

原作は、美しい女性や男性を繊細に描写し、戦闘で血を流し困難に見舞われてもなお、凛とした立ち姿を見せる。
アニメでは、男の子も視聴に耐えうる少年漫画的な表現やスピード感もあるが、その分禍々しいデザインもある。
制作環境や客のニーズに、時代考証を鑑みた時に納得ですし、作者側とアニメスタッフの連携があっての両作です。

でも、アニメで明かされない設定や登場人物の良い関係がとても好きなので漫画を読んで幸せになって下さいなw

曲としての完成度が高い現代のアニメソングではなく、“顔”とも言える作品のためだけに作られた名曲の数々は
このレイアースを語る上で無くてはならないアニメ版の骨子ともいえるものですし、この作品が好きだからこその
原作とアニメの両方をじっくり見て聞いて世界に浸ることが楽しかったですね。

何度観てもやっぱり好きだなーと思う部分。ふしぎ遊戯や十二国記でも思うのですけど、“東京”つまり現実世界
に帰ってきた時の主人公たちをアニメーションで観ている時がほんとに好きだなと思います。多分BGMや背景美術に
声優の演技、漫画版より詳細に長尺でやるなど、アニメならではの空気や楽しさが好きなのでしょうか?

最近の異世界モノでザンネンだなと思うのが、現実世界をドロップアウトしたい「欲」からくるものが多いので、
当時の異世界モノと違って現実世界でのエピソードやどちらの世界にも感じる郷愁を描かない点が少し物足りない。

お互いに無いと寂しい事柄があって、現実世界に帰ってきた時のカップラーメンの味(笑)や、世界の移り変わり、
仲間や恋人、打倒するべき悪などの、異世界で待つ人々。なんなら、やっぱ現実はクソゲーだなと再認識でも良い。

侘び寂びとは少し違うのかもしれませんけど、せっかく魅力を持たせられる要素を排除したのは痛いですよね。
でもこれは簡単な話なのかな?とも。この頃の作品を見ていた人達が異世界から帰りたい!と騒ぐ主人公達を見て、

「俺(私)だったら現実なんて捨てて、この世界に永住するのに…(だから、騒いでる主人公たちが煩わしい)」

なんて思いから、今のテンプレートが出来たかもしれないw 時代ごとに移り変わる流行りは興味深いものです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 21

65.0 8 召喚で戦闘なアニメランキング8位
活撃 刀剣乱舞(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (148)
637人が棚に入れました
審神者により宿された付喪神――刀剣男士。
和泉守兼定は、歴史を改変すべく現れる時間遡行軍からとある積荷を奪取するため、初陣の堀川国広とともに幕末の世に出陣する。
辛くも任務を成し遂げた二振りに下されたのは、新たな指令。『文久三年のとある城下町に、新たな時間遡行軍現る』と。
わずかな情報を頼りに、現れる遡行軍を迎え撃つ和泉守と堀川。しかし数で勝る遡行軍には二振りだけでは太刀打ちできず、窮地に陥ってしまう。そんな二振りの前に現れたのは、彼らの主“審神者”だった。

声優・キャラクター
木村良平、濱健人、榎木淳弥、山下誠一郎、櫻井トオル、斉藤壮馬、皆川純子、永塚拓馬

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ufotableが贈る剣劇活劇譚、開幕。

この作品の原作ゲームは未プレイですが、2016年の秋アニメで放送された「刀剣乱舞-花丸-」は視聴済です。
でもこの作品は前作との物語上の繋がりは無いので、この作品から視聴しても十分に堪能できると思います。

ですがこのシリーズは刀剣を擬人化した作品…刀剣は常に主の懐にその身を置き、主の危機から身を挺して守り抜く存在…
だから戦闘時における激しい主の息遣いも、時には目を覆いたくなるような惨状ですら受け入れざるを得なかった…
そんな自らの忠義を尽くす存在が最も身近で、常日頃からその温もりを感じているが故に背負ってしまう悲しくも儚い刀剣の運命をしっかり堪能したい方は、是非前期の視聴もお勧めします。

戦国の世を渡り歩いてきた刀剣たちの今度の敵は、時間を遡り歴史に介入して史実の改変を試みる時間遡行軍…
そして今回時間遡行軍の歴史改変のターゲットは、徳川15代の歴史が激しく揺れ動いた幕末…

刀剣たちに課せられた使命は「歴史を守る事」
そんな時間遡行軍から歴史の改変を阻止するために派遣された刀剣部隊は、新撰組の土方歳三の愛刀とされる和泉守兼定と堀川国広
坂本龍馬の愛刀として知られる陸奥守吉行
「切れ味は抜群だが主人の腹は切らない」言い伝えが残る薬研藤四郎
本多忠勝が愛用した事で知られる天下三名槍である蜻蛉切
平安時代の刀工、五条国永の作である鶴丸国永の6振りからなる混成部隊…

物語が始まって直ぐに感じられるのは、主に対する刀剣たちの思いです。
楽しい思い出…ばかりじゃありません。
むしろ辛く悲しい…無念の思いの方が強かったのではないでしょうか。
それでもどれだけ時を重ねても主への忠義は薄れるどころか増すばかり…

私たちは刀剣ではありません。
ですが、大切な人への思いを貫く気持ちを持ち合わせているのはお互い様…
だから主に対する思いは嫌というほど伝わってくるのです。

何故物語の時代は幕末なんだろう…
でもその答えは痛みと涙に直結している事が直ぐに分かりました。

おかしいじゃありませんか…
そもそも土方歳三と坂本龍馬の愛刀がどうして同じ舞台に配属されているのか…
土方歳三は攘夷派で、坂本龍馬は開国派で思想が真逆なんです。
永遠に交われない人同士が一緒にいても、きっと報われないと思います。
そしてそれは当人だけではありません…当人を慕う人もまた然りなんです。

だから思います。
幕末から明治にかけて多くの血が流れました。
本当に私たちの先輩の辿り着いた答えはその一つしか無かったのでしょうか…?
若しくはどうしてもう少し欠けたピースを集める事ができなかったのか…?
例えば白虎隊…本当に会津の城が炎上していたのか、確認できなかったのでしょうか。
もし手前の城下町が炎上していただけ、と知る事ができたなら、飯盛山で19人もの若い命の華を散らす必要も無かったのに…

史実に忠実であり続けること…
時にはそれが残酷なほど厳しく、身を焦がすほど苦しいこと…
和泉守兼定率いる第2部隊が何を見て何を感じたのか…
そして第2部隊に課せられた天命や如何に…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

ufotableさんらしさである躍動感が半端ない作画に後押しされたこの作品…
視聴するまではただの女子向け作品だとばかり思っていましたが、それは大きな勘違いでした。
男性が視聴しても十分に感動できる作品だと思います。

オープニングテーマは、斉藤壮馬さんの「ヒカリ断ツ雨」
エンディングテーマは、Kalafinaさんの「百火撩乱」
Kalafinaさんの曲…相変わらず素晴らし過ぎです。

1クール13話の物語でした。
幕末での第2部隊の役目はひと段落しましたが、直ぐに次の任務が言い渡されていました。
そう…第2部隊のこれからの活躍は劇場版で見る事ができるそうです。
今後の続報が楽しみです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5

瀬名 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

刀剣乱舞が好きな人には良い

花丸のほんわか日常系とは違い、戦闘&シリアスな展開をメインにしたバージョンですね。

一応書いておきますが、登場人物の背景はこんな感じ。

和泉守兼定→土方歳三の愛刀
堀川国広 →同じく土方歳三の愛刀。和泉守兼定の相棒的立ち位置。
陸奥守吉行→坂本龍馬の愛刀
蜻蛉切  →本多忠勝の槍。天下三名槍の一振り
薬研藤四郎→織田信長の短刀(でもこの設定は出てこない)
鶴丸国永 →平安時代からある太刀。伊達家との縁が深め

ちょっと出てくる登場人物

三日月宗近→平安時代に作られた太刀。天下五剣の一つでもっとも美しいとされる
大典太光世→同じく天下五剣の一つ。
髭切   →源氏の重宝。
膝丸   →同じく源氏の重宝。
骨喰藤四郎→足利尊氏に献上されたり、豊臣へ献上されたりした刀。元は大薙刀の脇差。

こういった刀が出てくるので、歴史上の人物に興味があるなら試し見して観るのは良いかと思います。

ゲームの刀剣乱舞自体では、刀剣たちの物語に関する掘り下げはほぼないので、というかボイス自体が少ないので、ファンにとっては格好良い殺陣が見られて喋ってくれるだけで喜ばしいかと思います。

作画はufotable。fate/zeroなどを製作したところなので、作画に対する期待値は高かったかと思います。
実際、良かったです。
序盤なんて映画っぽく観えるほど手が込んでいた気がする。
戦闘時の躍動感も格好良かったし。
爆撃とか海とか、なんかリアルすぎて、アニメ作画の人物が浮くほどでした。
そこはなんか、バランス面でもっとアニメっぽくして良かったのではとは思うけれど。

肝心の物語ですが、まぁ基本はゲーム刀剣乱舞をプレイした人が観ること前提なのでしょうね。
初見にとっては、まず設定についていくのが大変かと。
正直、ゲームをやっていても理解しきれない設定とかはあるので、初見はさらに「?」という部分があるかと思います。

アニメなどでは、基本的に敵側には黒幕やらボスやらの存在が背景にあるのがお決まりですが、これに関しては時間遡行軍ってなんぞや?って感じですしね。
黒幕とかそもそもいないし。
妖っぽい、どんな思想や理念を持っているかもよくわからない時間遡行軍という名の敵が絶え間なく淡々と出続けるのみ。

そういった曖昧な設定が根本なので、わかりやすい敵設定がないんですよね。
なので、他の作品らとは根本的な物語背景が異なり、わかりにくさや感情移入のしずらさはあると思います。
もう、そういうものなんだと割り切るしかないw

ただ、今回のメイン出演キャラが新撰組や坂本龍馬の刀だったということもあり、物語的には初見でも入り込めるように工夫されていた感はあります。

刀の擬人化の話で、主と刀の関係性を見せてくる場面は感動しました。
坂本龍馬を思う陸奥守吉行のストーリーはとても良かった。
この話が一番初見でもわかりやすかったのではと思います。

それ以降はずっと新撰組ターンでしたね。
堀川国広が不穏な動きをする流れは、正直観ているのがしんどかったです。
ゲームをプレイしているファンからすれば、裏切り行為を働きそう…という不穏なキャラが出てくること自体、嫌なんですよ…。

でも、そこを自分の為にではなく、相棒の和泉守兼定のためだったという理由だったというところで救われます。

なので、刀剣乱舞を知っている視聴者としては、十分に楽しめる内容ではありました。
ただ、OPとかで本能寺の火の中にいる薬研とか出てきていたのに、本編では少しも触れず、織田信長が元主だったということさえ伏せられていたので、謎でした。
なら普通の戦闘シーンを挟んでおけば良かったのでは?と。

映画化が決まっているそうなので、その辺で触れるのでしょうか?
うーん、謎w

今回は第一部隊と第二部隊の12人しかほとんど出てこず、キャストを絞りに絞ったのは良い選択だったと思います。


音楽の部分では、何だかすごいufotable〜って感じが個人的にしましたw
でも良かったです。


と、個人的な評価は高い活撃刀剣乱舞。
ただ、初見の人がどう思うかは本当にわかりません。
刀が好きであれば、結構楽しめるのかもしれないし、擬人化と世界観の設定についていけずに意味不明で終わるのかもしれない。

そして、2話〜5話くらいまでの印象が正直とても薄い。
初見を引き込める内容を意識したのだろうか?と思うほど、初見バイバイな気がしました。

序盤こそもっと見応えのある内容にした方が良かったような気がしますね。
坂本龍馬が関わってくる話が良かっただけにもったいない。

よくわからないうちに物語はトントン進んでいき、置いてけぼりを食うような感覚。
刀剣乱舞を知っている人ならばついていけますが、初見はまずこの辺りで観るのをやめるのではないでしょうか。

なので、こんなダラダラと書きましたが、初見向きではなく、刀剣乱舞ファンならば観ると楽しいアニメだと思います。

イケメンがたくさん出てきて声優も豪華というビジュアル面で言えば、初見でも楽しめるのかも。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 1

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画だけ。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:1期目というか無印刀剣乱舞がクソだったがその反動ですごくよく見えるwufotableすげーな。テイルズみたいwww
期待度:★★★★★

ufotableすげーな。
以上。

それ以上でもそれ以下でもない。

何でこの話に引き込まれないんだろう。そもそも時間遡行軍に感情移入できない。なので何と戦っているのかわからない。

そもそも新選組に興味がない。
もう、いい加減手垢付きすぎだろ。

つーことでufotableには学園ラブコメを作ってほしい(切実)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 10

65.7 9 召喚で戦闘なアニメランキング9位
PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth(アニメ映画)

2016年1月23日
★★★★☆ 3.8 (78)
467人が棚に入れました
「滅びの時は、確実に迫っている。止める事は出来ない」

死を知り、死を見つめ、死と向き合う。さまざまな出会いと別れを繰り返し、その度に、成長を遂げてきた結城 理と仲間たち。その戦いは、世界のためではなく、自分自身のためだったのかもしれない。それでも、戦いの先に平穏な日々があると信じて彼らは戦い続けてきた。しかし、滅びは人類が背負うべき運命だと少年は言う。友人だと信じていた少年が、無情にも現実を突きつける。季節は冬へ。その先にある春を迎えるため、理が下す決断とは──。


声優・キャラクター
石田彰、豊口めぐみ、鳥海浩輔、田中理恵、緑川光、能登麻美子、坂本真綾、緒方恵美、中井和哉、田の中勇、沢城みゆき

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【Burn~My~Dread♪】最終章にして最高傑作【Burn~My~Dread♪】原作愛、作画、演技、音楽の全てがネ申クラス【Burn~My~Dread♪】死生観への問い掛け【Burn~My~Dread♪】RPGアニメの頂点

『ペルソナ3』を全4部作で劇場作品化したシリーズの最終章
前作までのあらすじは特に無いので前3作の視聴をオススメします
監督は今シリーズ第2章、及び『P4G』の田口智久


前作ラストで望月綾時が人間ではなくシャドウだと判明
彼こそが滅びを司る存在である‟ニュクス”の器、13体目のシャドウ‟デス”であった
10年前、アイギスによって結城の体の中に封印されたデスはファルロスという少年の姿で結城の中に宿り続けたが、12のアルカナを持つ大型シャドウの討伐によって遂に真の姿と記憶を取り戻したのだ
ニュクスの降臨によって全ての生命が死してしまうという事態を回避するためには、12月31日までに綾時を殺すしかない
しかし、綾時を殺すことが出来るのは彼と同等の存在である結城だけだった・・・


前半は近づく終末のカウントダウンに打ちのめされ、絶望していく仲間達と決断を迫られる結城くんをじっくり丁寧に描くシリアスパート
確実に「死ぬ」と宣告された時、残された時間をあなたはいったいどう過ごしますか?
家族の死、仲間の死、そして自分の死へと・・・死生観を問いかけてくる『P3』というシリーズ全体に通ずるテーマを総括したようなお話と戦慄迫るその描き方は強く心を惹きつけられました


常々思ってましたが、このシリーズが超豪華声優を起用するのも深い意味があって、石田彰の一人芝居をはじめとしこの名優達でなければまず演技不可能だろうって芝居の高いクオリティがこのシリアスさを掻き立ててるんですよね
最近だと『RWBY』の日本語版にも感じたことですが【決して無駄遣いではない豪華キャスト】っていいですねb


そして結城が下す決断
これは原作ゲームにおいてトゥルーエンドに辿り着くための最も大きな分岐点となるのですが、所謂バッドエンドも結城のデジャヴとして描かれてるので原作ファンには胸アツな展開です


シリアスだけが売りの最終章ではありません
『P4』や『P4G』がそうであったように、今作もゲームを知り尽くした人には堪らない要素である所謂フルコンプ状態に主人公を仕上げるため、あの‟エリザベス”のイベントを途中挿入してきます
これがシリアス一辺倒な物語に箸休め的な笑いを呼び、映画としてのバランスを高度に持ち上げています
めちゃくちゃ面白かったですw


そして遂に緊迫の最終決戦へ
作画やCGもフルに動き回ってクオリティは満点
さらに‟刈り取る者”や‟アルカナの旅路”も完全に再現し物語の中に自然に組み込まれている
これはもうゲームのアニメ化という難しいジャンルにおいて最高傑作と呼んでいいのでは!?
RPGにおけるエンカウントとは実に唐突なものですが、アニメや映画でそれをやってもただの超展開に過ぎない
それをこれほどまでにすんなりやってのけるのには恐れ入ります


そしてあのラスト・・・
あのラストをどう受け止めるかは、ご覧になった方次第ということでしょう
生きるとは?死ぬとは?そして、生かすとは?
ようやく『P3』という作品がなぜ多くの人々に支持、評価されているのかがオイラにも理解できました
イイハナシダナァー(´Д`;)ホント


第1章がクソツマランかったとか;
第3章が温泉回だったねとかw
以前の3作を踏まえた上での変則映画ではあるものの、この最終章単発に関しては『P4』から続くシリーズの頂点、、、
否、【ありとあらゆるRPGのアニメ化としての頂点】に君臨したといえる出来栄えだったのではないでしょうか


クライマックスでイゴールから発せられる「私の役目もようやく終わりを迎える・・・」という‟田の中イゴール”からの別れの挨拶には切なくなりましたね
田の中勇さん、本当にお疲れさまでしたm(__)mあなたは僕たちの中で生き続けていますよ

投稿 : 2024/09/28
♥ : 8
ネタバレ

死屍累 生死郎 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今まで僕は生きていなかった

ペルソナ3映画 最終章

本当に素晴らしい作品でした。
主人公の「今まで僕は生きていなかった」
このセリフにすごい説得力があり、妙に納得した気分になりました。
このシリーズで一番の名言だったのではないでしょうか

作画、演出もここまでのレベルのものは滅多にないでしょう。
雪の描写、光の入り方、埃、景色、もう全てがすごかった。

シナリオ面も原作厨の自分も納得のオリジナル展開でした。
エリザベスの使い方もよかった。出てきていなかったコミュメンバーも
ちょくちょく出てくるあたりも細かいなと思いましたw
{netabare} 最後、綾時の迷いが主人公の中に残っていてタナトスが出てくる展開は胸熱でした。アルカナ、宇宙くだりもきちんと入れてくれていて満足 {/netabare}

音楽は言うまでもなく良かったです。ですがもう少し音量あげても良かったと
思いましたね。特にラストバトルは あと「全ての人の魂の戦い」と
「Burn my Dread」の流れるタイミングが逆でしたね。こちらも決して
悪くはないですが、歌詞的には原作通りの方が個人的には熱かったかなと
思います。EDはやはり「キミの記憶」でした。あの曲の入り方がもの悲しいけど晴れやかなメロディーがいいですよね。

これ以上書くと長くなりすぎるのでここら辺にしておきますが、この作品は
原作を活かし、より高いステージに持っていった至高の一品です。
是非、映画館で見ることをおすすめします(^ω^)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 8

67.5 10 召喚で戦闘なアニメランキング10位
魔神英雄伝ワタル(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (98)
628人が棚に入れました
小学4年生の戦部ワタルは、龍神池と呼ばれる池から現れた守護龍に「神部界」という神々の世界へと連れて行かれる。その中心に存在する神々の山「創界山」に突如現れた隠れもなき支配者、悪の帝王「ドアクダー」が神々と創界山を支配していた。本物の「魔神」となった龍神丸と共に、創界山の象徴である七つの虹を取り戻す為、ドアクダー退治へと旅立つ。

声優・キャラクター
田中真弓、玄田哲章、林原めぐみ、西村知道、山寺宏一、緒方賢一、沢りつお、丸山裕子、伊倉一恵、稲葉実、龍田直樹、笹岡繁蔵、戸谷公次、飯塚昭三

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

現在の声優ブームの最深部では・・・

 もはや何次かわからない状態だが・・
ワタルを経験していればこの作品がすべての発端であることはまちがいないとおもう。 
 林原めぐみの登場です。
作品自体も一時代築きあげた超名作。
 完全にターゲットを子供にしぼり、キャラもロボットもお話もわかりやすくしました。3.4頭身くらいのしゃべるロボットがでてくる。そんなアニメが以後たくさんでてきます。
 なんといっても超人気のライバル『虎王』がいることが最高の魅力。やはり作品のおもしろさはライバルキャラにあるといっても過言ではないっすね。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

はっきし言って、おもしろカッコいい

当時小学5年生の私には
ドンピシャな大好きアニメでした。

龍神丸(主人公ワタルの搭乗するマシン)のカッコ良さに
心奪われ、ビデオに録画して、何度も観たもんです。

このカッコ良さをお母さんにも知ってほしくて、
わざわざ居間でビデオを観ていましたが、
全く興味を示しませんでした。
30代の女性には、向いていないかもしれません。


ロボットアニメですが、
戦争でもなく、地球防衛でもなく、
ワクワクするような冒険モノです。
これも当時のRPGブームの影響があるのかもしれません。

毎回、冒頭で目的地までの現在の進捗状況が解かる
簡略地図みたいなのが、出るんですが、
それだけでも、『先が楽しみ』と想像を膨らませたり、
『とうとうここまで来たか』
と道のりを振り返ってみたりと、ワクワク出来ました。

ヒミコ(ワタルの仲間)役の
林原めぐみさんの声が物凄く印象的で
「なんてヒミコは可愛らしい声なんだ」と
年上の大人の女性の声を小学5年生のガキんちょが
妹のように、いとおしく感じていました。

ラスト(総集編除く)の演出も文句なしで
何度観ても、今観ても泣いちゃいます。
(ラストだけは居間ではなく、自分の部屋で観ます)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 10

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このアニメ、面白カッコいいぜ!

創界山の虹から七つの色が消えてしまった。

外の世界からやってきた勇気ある少年ワタル、創界山の剣豪シバラク先生、こども忍者のヒミコたちが灰色になってしまった虹を元に戻すため旅立ちます。

子供時代再放送の古いアニメばかり見ていた自分としては、オンエアー中の作品の中では珍しくも毎週楽しみに見ていた作品です。当時はファミコンブーム真っ盛りで、本作品もその事を意識している様で、アニメ本編中にはRPGに出て来る様な、少年心をがっちり捉えて離さない面白アイテムが沢山登場します。欲しいなぁ、どうしたらああなるんだろうとか思いつつも、毎回高揚した心持ちで視聴してました。

アイテムのいくつかを挙げると、主人公のワタルが使用するものでは、接触する面によってズシンと重い一撃で巨大な敵をひるませたり、跳ね返って複数の相手を翻弄する便利武器へん玉や、踵を打ち鳴らすと(オズの魔法使いの銀の靴みたいに)ぱっと出て、足に装着されるローラースケート、普段は竜燐模様のブレスレットなのに、緊急時には即座に手ごろな大きさのカイトシールドに変身する千光の腕輪(龍神の盾)など、少年心をくすぐるアイテムが満載でした。憧れと羨望の眼差しでそれらを見ていた記憶があります。いい年した大人になった今でも、その時の気持ちは鮮明に残ってます。林原めぐみさん扮する次期親方様のこども忍者ヒミコの扱う数々の忍術やぺったん手裏剣なども面白かわいくて良かったです。

他にも毎週登場している訳ではないので、レギュラー枠とは言えないのかも知れませんが、いつもウラウラ言ってるヒミコ思いの親方様や、一見キザだけど、粋で優しいカッコ良い奴、鳥さんことクラマの活躍も見逃せませんでした。

中盤からワタルのライバルとして登場する虎王とその御守役ドン・ゴロ、父親ドアクダーの関係も子供アニメと侮る無かれ、涙無しには語れない悲しいドラマが描かれます。冒険活劇物として頭を空にして見られる部分がある一方で、友情や愛情などの繊細な部分を描く事もあったり、文明批判とも取れる社会風刺的な側面もあったりと、子供ながらに考えさせられる作品でもありました。

OP、EDテーマの「STEP」と「a・chi-a・chi アドベンチャー」は思い出補正も相まってメロディ聴くだけでわくわくします。

登場するロボについてはSDガンダムの様に頭身の低いものが殆どで、ワタルの乗る(アストロガンガーみたいに一心同体になる感じの)龍神丸も外見はどちらかと言うとコミカルなフォルムなのですが、玄田哲章さんの渋い声のおかげもあり、とてもカッコ良く目に映りました。

「龍神丸ー!」「オォォー!!」は今聴いても心震わせるものが有りますね。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 13

58.0 11 召喚で戦闘なアニメランキング11位
テイルスオブファンタジア-TALES OF PHANTASIA(OVA)

2004年11月25日
★★★★☆ 3.3 (53)
270人が棚に入れました
ある日、トーティスの村に住んでいるクレスは、いつものように友人のチェスターと一緒に南の森へと狩りに出かけていった。ところが猪を仕留めて村へ帰ると、トーティスの村には異変が起きていた。帰ってきたクレスとチェスターの目に映ったのは、何者かに破壊された村の家々と、虐殺された村人たち。その中には、チェスターの妹アミィもいた。
二人は、この村が襲われた原因がクレスがかつて父親から誕生日のプレゼントとしてもらったペンダントにあることを知る。クレスとチェスターは一度別れ、クレスは両親や、村の人々の仇をとろうと、村を襲った連中の手がかりを探すが、逆に彼らに捕まってしまう。
そこで、クレスは同じように捕まっていた法術師の少女、ミントと出会う。彼女の母親の形見のイヤリングの力を借りて、彼らは牢屋からの脱走に成功するが、村を襲った敵(マルス・ウルドール)は奪ったペンダントを使って、ある儀式を行おうとしていた。クレスとミントのペンダントは伝説の魔王ダオスを復活させるために必要なものだったことが分かる。阻止に向かうクレス達だったが、一歩間に合わずダオスは復活してしまう。永い眠りから再び覚めたダオスは彼らを殺そうとするが、間一髪でクレスとミントはトリニクス・D・モリスンの法術によって過去へ飛ばされる。
クレスたちはダオス打倒をめざして旅に出、クラースやアーチェら仲間と出会う。こうして彼らは、時空を超える冒険に飛び込むことになったのだ。はたして魔王ダオスの真の目的とは…。
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