北斗星で日記なTVアニメ動画ランキング 1

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57.4 1 北斗星で日記なアニメランキング1位
鉄子の旅(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (15)
69人が棚に入れました
鉄道にまったく興味のない女性漫画家・キクチが、究極の【テツ】(鉄道好き)・横見浩彦に日本全国連れ回される、人気の実録鉄道旅マンガをそのまんまアニメ化!久留里線全駅乗下車を皮切りに、130円で一都六県大回りや感動(?)の廃線跡巡り…な どなど、【テツ】には馴染み深いが、フツーの人には予想だにできない鉄道の旅が繰り広げられる。観光・グルメ・湯煙とは一切無縁、ひたすらに鉄道に乗りまくる実 録・鉄道珍道中!


声優・キャラクター
檜山修之、富坂晶、川島得愛、太田哲治、古川登志夫、豊岡真澄、原田芳雄

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

情熱とつっこみの間

「鉄、とは…」って、渋い冒頭ナレーションが、なぜか原田芳雄。
オープニングの歌が面白いです。
♪ 駅しか〜ナイ 駅 ♪ つぎは三時間待ち ♪

鉄道オタク(と言われると憤慨する)ヨコミさんと、取材のため同行する漫画家キクチさんのノリが拮抗してておかしかったです。

テンションたっかーい、ロボットの操縦席にいる少年のような、鉄道への情熱たぎるオタク・ヨコミさん。セリフ回しが無邪気過ぎて、檜山修之さんの勢いにぷぷっと笑わせられました。
「それのどこがオモシロイの…」と、しらっとつっこむキクチさん。時にそこまで言ってはこの企画が危ういんじゃないのか?と心配になるくらいサッパリとバッサリとクールにつぶやきます。
「あー、もー、飽きた。ローカル線てサァ、どこ行ってもこんなでしょ。」
どちらのノリが上回るのか?と見守りました。


地方駅のちょっといい景色に、じん…と来ていた様子の回も、たまにあり。
「次の駅は一押し!降りないと一生っ後悔するよ!!」ヨコミ式バナナの叩き売りのよーな勢いで降りた先は、山間の秘境駅。木々さざめく祠のような最果て感に「言葉がないってのは、このことだよ…」と憑き物が落ちたよーなキクチさん。
あるいは何の変哲もない板張りホームにロマンを見出すヨコミさん。この人、すごく物や風景のたどってきた歴史や失われる景色を体現することにロマンを感じる人なんですね。

「これがタダだよ?!すごくなーい!?」って、あまりお金をかけないケチなとこ、チマチマしてるなぁと思いつつ、少し安心しました。趣味にとりあえずお金を投入するタイプは何かヒヤヒヤします。
「廃線イベントに5日前に行ったら、11日前から来ていた人に叱られちゃったヨ( ´ ▽ ` )ノ」って、そんな強者たちはどうやって暮らしているんだ。二度とないお祭りとしてそこだけ重点的に優先するのか。
アニメや漫画ファンにはよく「この路線を否定する奴とは相入れない」って領分があるけど、鉄の人同士でもそういうのあるんだろうか…。「キクチさんはボクというフィルターを通してでしか鉄道の楽しさを知ろうとしてないっ!」と言い返す場面がありました。きっと鉄にもいろんなフィルターがあるんだろうなと思います。


第6話でイレギュラー二人の混入で、ヨコミさんがかつてない苦渋の表情をみせる(らしい。正面からは映らない。)回が面白かったです。

第9話の廃線になる鉄道の話、切なくさせられました。わーっ!と多くのファンに見送られる鉄道と、仕事を終えた駅員さんの表情。

キクチさんがブイブイ言いながらも、鉄道の魅力…というかヨコミさんにとっての「鉄道」を渋々なりに感じ取る。ヨコミさんも、他人と共に旅をする事で、今まで考えなかったような臨機応変さも育む。
物語目線の色眼鏡で観ると、案外このふたりはお似合いではと思わせられますが、ノンフィクションだからそう簡単にはいかないですね。
他人の情熱をどう理解するかという、隣人愛のお話な気がします。男女間の恋愛に踏み込まず、ただ同行者として他人を汲み取る面白さ。最後までキクチさんは迎合せず鉄道愛から一歩距離をとっていて頑なでした。
特別面白いってわけじゃぁないけど、タラッと構えず観られて笑えました。



鉄の方、こちらの地方鉄道でも見かけます。こんなホーム見て何がオモシロイんだろ…てとこにカメラさげて颯爽と立っていたり、駅からもバス停からもかなり遠い踏み切りに徒歩で居て、写真撮ってたり。その姿は、田に佇むアオサギのようであります。
我々モータリゼーションな地元の車から不思議な目で見られています。大抵男性1名か、2名。この作品みたいに男女でってのは、見かけませんねぇ。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 16

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

☆旅がしたくなる♪

鉄道のオタクの横見さんと女性漫画家の菊池さんと担当
編集者の紀行アニメ♪♪

横見さんのオタクぶりと菊池さんのオタクを軽く見下した
リアクションが笑えます(^o^)

一般にはどうでもよいことが鉄オタには大事件みたいなところが
マニアックで菊池さん大変でしたみたいな感じです(^_^;)

でも行きたくなる駅とか沢山ありました♪♪♪
駅弁食べて旅がしたくなるアニメでした。


CSファミリー劇場2007.6.24-9.23(全13話)

アニメーション制作/グループ・タック


追記欄:

「週刊ビックコミックスピリッツ増刊IKKI」連載2002-2006

最終回の北斗星(ブルートレイン)は廃止なんですね(>_<)乗りたかった~!!

投稿 : 2024/11/30
♥ : 4

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

鉄道に興味が無くてもわりと楽しめる。

物語は鉄道の取材日記みたいな感じ。
キャラデザは原作漫画通りだろうからしょうがないとしても、せっかくの旅モノなのに風景が今ひとつ。
3Dでの駅舎や列車がハコっぽくて今ひとつ。と、作画は手をかけている(?)ワリには今ひとつ。
声優は特に違和感がない。オープニングナレーションは大の鉄道ファンでもある原田芳雄が勤めている。
音楽は良い悪いは別にして、最近にはめずらしくこのアニメに合った曲なので好感がもてる。
キャラは、「鉄」とそうでない人との掛け合いが見どころか?
総評:鉄道には特に興味のない私であったが、「ヘェー」みたいなことが多く結構楽しめたが、「鉄」さんにはフツーの内容だろうと思われるので、やはり素人さんが観るべきものだろう。
ものぐさの私でも出かけてみたい気持ちにはなった。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 3
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