先輩で演技なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの先輩で演技な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の先輩で演技なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.3 1 先輩で演技なアニメランキング1位
かげきしょうじょ!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (503)
1478人が棚に入れました
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様"に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

懸命に頑張る歌劇少女たちの群像劇

未婚女性のみの劇団員を育成する「紅華歌劇音楽学校」での少女たちの奮闘努力を描いた物語です。
主人公だけでなく多くの人たちの喜び・悲しみ・成長を描いています。


渡辺 さらさ(わたなべ さらさ)は紅華歌劇音楽学校の100期生。
彼女は幼い頃に歌舞伎役者を目指していました。
でも歌舞伎役者には男しかなれません。
だがら彼女の今の夢は、紅華歌劇団でオスカルの役を演じること。
それは言い換えれば、紅華歌劇団でトップを掴みとることを意味しています。

奈良田 愛(ならた あい)は、さらさと同じ部屋で同学年の少女。
彼女は国民的アイドルグループのメンバーでしたが、ファンに暴言を吐いたためアイドルグループを脱退しました。彼女は過去のトラウマで男性恐怖症だったのです。

さらさは178cmの長身で力持ちですが、誰にでも笑顔を振りまく明るい少女。
彼女の無垢な笑顔は、まるで天使のように可愛いです。

愛は多くの男性が振り向くほどの美女ですが、笑顔をつくることができない冷めた少女。

この対照的な二人が、物語前半の主人公です。
そして後半は…


オープニングは、sajiが歌う「星のオーケストラ」元気が出る歌です。


エンディングは『星の旅人』。さらさと愛が歌っています。
とても迫力がある美しい歌です。
このエンディング、注意して聞いていると、いろんな人たちが歌詞を変えて歌っています。

第四幕、第十幕のエンディングは 杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」でした。

第五幕のエンディングは 山田彩子が歌う「My Sunset」です。{netabare}

第五幕は、山田彩子が主人公
美しいソプラノの歌声を持つ彼女は無理な減量により心と体を壊してしまいます。
そんな時に懸命に励ましてくれたのが小野寺先生。
小野寺先生の愛情ある指導に、けっこう胸が熱くなりました。

どんなにつらくとも、やめてしまったらそれで終わりです。
あきらめなければいつか歌劇団の大階段の真ん中で歌い、誰よりも真っ先に拍手をもらう日が来るかもしれない。
小野寺先生のおかげで立ち直った山田彩子は、その可能性を信じて頑張ります。{/netabare}

第八幕のエンディングは 星野薫が歌う「薔薇と私」です。{netabare}
 
第八話は星野薫が主人公ですが、彼女は頑張り屋さんです。

薫は、母親も祖母も有名女優。
いつも母親や祖母と比べられますが、薫にはそのような才能はありません。
でも彼女は歌劇が大好き。だから頑張れます。何度つまづいても頑張ります。
彼女のそのひたむきな生き方は、ある男性を立ち直らせることができました。
それは、ささやかな出来事ですが、とても素敵な出来事でした。{/netabare}

第九幕のエンディングは 沢田千夏と沢田千秋が歌う「薔薇と私」でした。{netabare}

第九幕は、千夏と千秋の双子姉妹が主人公です。
二人は何をするにも一緒。とても仲良しです。
でも同じ役を希望しても、役は一つしかありません。
ジュリエット役をやった千秋が憧れの野原ミレイと楽しそうに話しているのを嫉妬した千夏は、いつの間にか冷たい態度をとるようになります。そして思わぬ事件が起きます。
二人は、初めてケンカをします。
でも、離れ離れになると、やはりお互いが愛しくなります。二人はやはり仲良しです。

今回は、さらさが名フォローを何度もしてくれます。さらさがいると明るくなりますね!{/netabare}

第十二幕のエンディングも、杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」です。{netabare}

第十二幕でオーディション前に自信のない彩子を励ました紗和の言葉には、力強い説得力と優しさが感じられました。

男性と付き合った経験のないジュリエット役の彩子に対して、自分も人を殺した経験などないがティボルト役をすると言い放ち、未経験という点では同じだと安心させます。
さらに、失敗することを恐れていると必ず失敗する。そして、人よりうまくやろうと思っても失敗する。だから、今、自分にできることを精一杯しなさいと励まします。さらに、彩子は可愛いと誉めちぎり、自信を持たせるのです。

紗和に励まされた彩子は、見違えるほどのびのびと演技します。
勝ち抜くためには、ダメもとでもアピールしなければ始まらない。
彩子は自分にそう言い聞かせ、見事に役を演じ切りました。{/netabare}

第十三幕のエンディンは…、まさかのsajiが歌う「星のオーケストラ」でした。{netabare}

第十三幕では、さらさが活躍しますが、私はこの幕の主人公は杉本紗和だと思います。
紗和は、予科生の委員長。入試ではトップ合格したほどの実力の持ち主です。
品行方正で非の打ちどころが全くないのですが、紙一重の差で、さらさにティボルト役をとられてしまいます。
くやしい。泣きたいほど悔しいはずです。でも、彼女は泣きません。
さらさに嫉妬することもありません。それどころか、役に選ばれたさらさや彩子に対してケチをつける人たちから彩子やさらさを守ります。
紗和は、本当に心の清らかな人でした。

それでも紗和は、破天荒なさらさがうらやましいと感じます。
でも、紗和はさらさにのような性格になることはできません。
そんなときに、本科生委員長の竹井朋美(たけい ともみ)から悩みを見透かされ、そして励まされるのです。
「努力に裏打ちされた実力は、決して自分を裏切らない」
紗和は朋美の言葉により、自信を取り戻します。そして新たな目標を見つけるのです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 69
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

そうだ!We're ALIVE

PINE JAM制作。

未婚女性のみで構成された紅華歌劇団。
育成を目的とした紅華歌劇音楽学校では、
毎年難関を突破した女学生が入学してくる。
輝く舞台に情熱をそそぐ少女たちの青春群像劇。

まさか少女漫画から、お勧めとは。
ちはやふるを観ているような印象で楽しい。
まだまだ舞台、環境の紹介にすぎませんが、
中心となる少女2人から嫌味を感じない。

脇役の方が声優に力がある!?
なにやらドラマがありそうな予感。
スポ根とあるからには波乱もあるのでしょうが、
そこは努力、未来、ビューティフルスター!である。

天真爛漫なさらさに期待しています。

8話視聴追記。
星野薫の夏、思い出の中のバス停、
彼女は似た境遇である1人の少年と出会う。
眩しいだけではない青春の尊さを伝える、
とても美しいエピソードである。
{netabare}心を開いた少年とも覚悟の大きさが違う。
薫は自分を鼓舞し、迷いや未練を断ち切った。{/netabare}
少年もまた成長を遂げたみたいだ。
彼は言葉ではなく行動で示したのだから。

最終話視聴追記。
芝居の善し悪しがまだ掴めないが、
{netabare}ジュリエット対決、その結果が良かった。{/netabare}
物語としてはこれで良いのでしょう。

今後に楽しみな作品が生まれました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 62

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

食わず嫌いを反省中

<2021/9/29 追記>
最終話見ました。
「萌。その一言で腑に落ちる」
確かにそれはわかるー 笑。

例えば「腐女子のつづ井さん」読んで学んだのですが。
女性はもしかしたら男性以上に萌えに飢えてんじゃないか

その対象が
・男性アイドルならジャニーズとか
・王道の少女漫画とか
・ヒーローなら仮面ライダー俳優とか
・舞台なら2.5次元とか
・BのLとか
・アニメなら・・・たくさんありすぎてわけわからん 笑
・そして「ヅカ」

それらは全てリビドーの根本を辿ると同じ気はするんですよね
(同じにするな!と怒る声が今にも聞こえてきそう 笑)
とりあえず、その欲望は男より広く深いと思う。

という考察は置いといて。

本作は素晴らしい。

「一つ一つに真摯」

これに尽きます。

<2021/8/16 初投稿>
原作未読
6話まで見ました
評点は中間評価です

本作、事前の評判が良いことは聞いていたものの、1話をちょっと眺めたら宝塚
そちらの世界には全く興味なかったので脱落したのですが

予想以上にあにこれで評判が良い

都合よくATXで見逃しキャッチアップ用の再放送があったのと
最近の新型コロナ感染再々々々拡大で家にいる時間もさらに増えたこともあり
見てみましたよ

やー面白い!
面白くてびっくりしました。

正直いうと、やはり少女漫画全開の世界はやはり居心地悪く感じます
でもそんな気分を吹き飛ばすようなパワーを物語に感じます
エピソード一つ一つは王道な展開だけど王道は大事。
腕と才能がある人がしっかり王道を描ききるとすごい作品が生まれることありますし

キャラもいいですね
群像劇のように沢山出てきますが、人の顔覚えるの苦手な自分でもすぐ覚えられた
これはキャラ作りが上手いことの証。

というわけで、ただ今、自分の食わず嫌いを反省中です。。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

73.6 2 先輩で演技なアニメランキング2位
ブルーサーマル(アニメ映画)

2022年3月4日
★★★★☆ 3.9 (46)
168人が棚に入れました
高校時代、バレーボール一筋で頑張ってきた都留たまき。サークル活動や恋愛などで充実した、“普通の大学生活”に憧れ長崎から上京するも、入学早々とある事故でグライダーを傷つけてしまう。その弁償のために“体育会航空部”の雑用係をすることに。思い描いていた大学生活とはかけ離れた環境に不満を抱いていたが…、主将である倉持の操縦するグライダーで初めて《空》へ飛び立った瞬間から、一面に広がるその美しさに魅了されていく。
「もっとたくさん飛びたい!」とだんだん《空》の世界に夢中になっていくたまき。
彼女の天真爛漫な性格は周りを明るく照らし、気づけば、共に練習に励む先輩の空知や同期との間にも固い絆が生まれていくのであった。
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

心を軽くして風に乗り群青の世界へ

この映画は私が今年見た映画の中でNo.1です。
2時間という限られた時間の中で、笑いや感動、そして大空の魅力を目いっぱいに感じることができます。
絶対にお勧めするアニメです。


『ブルーサーマル』とは、青空の下で発生する上昇気流のこと。
この気流にうまく乗ることができれば、グライダーは遥かに高い空を飛ぶことができます。
グライダーの操縦者にとっては、まさに「つかまえたら幸せになれる風」です。

この物語は、大学一年生の都留たまき(つるたま)がひょんなことから航空部に入部し、グライダーの操縦をとおして成長してゆく物語です。
しかし、成長してゆくのは、つるたまだけではありません。つるたまに関わった人たちは、何かしらつるたまの影響を受けて成長を遂げます。
見ていて気持ちが良くなるアニメでした。


つるたまは長崎県出身。方言丸出しで東京の大学生活を送っていますが、彼女の大学生活の目標は、恋をすること。
しかし、つるたまの行動がきっかけで航空部のグライダーが壊れてしまいます。
修理には数百万円かかります。とても学生が払いきれる額ではありません。
だからつるたまは航空部の雑用係をすることになります。
でも、倉持主将の操縦するグライダーに乗せてもらったことから、彼女は大空の魅力に取りつかれてしまいます。
そして…


ところで、つるたまはチビで丸っこい顔をしています。美人ではありません。
そして意見が合わない人とは、徹底的に口喧嘩します。
でも、いつの間にか口喧嘩した人とも親しくなります。
彼女には不思議な魅力があるのです。いつの間にか、彼女のもとには多くの人が集まるのです。
そして彼女のグライダーの操縦能力は…{netabare} まるでナウシカのように凄い!
彼女には風をよむ力があります。それは技術でも学問でもなく、持って生まれた勘です。{/netabare}


大空を飛行するときのBGMが最高に迫力ありました。
そして、SHE’S​ が歌う主題歌の「Blue Thermal」これも迫力があります。
作詞作曲を担当されたSHE’S​の井上竜馬さんは、つるたまが一瞬で心を奪われた空の景色を想像できるような軽やかで美しい世界をイメージされたそうです。


私は長崎県出身ですので、つるたまの方言丸出しの話し方が、とても親しみを感じました。方言を聞くと懐かしさを感じます。

このアニメは1クールにも編集可能ですので、ぜひともテレビでやってほしいですね。
そうすればもっともっと感動するでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

青春、恋愛、そして、青い大空!

青春、恋愛、そして、青い大空が舞台ときたら、これはもう観るしかない作品です。
とても面白かったです。


■少し駆け足ですが、よくまとまっている

少し駆け足でしたが、逆によくまとまっていたなと感心もさせられてしまいました。
と、言うのは、多少話が飛び飛びなのですが、迷子にならず、全然、大丈夫なんです。
それもそのはず。
監督は、『プリンセス・プリンシパル』や『東京マグニチュード8.0』の橘正紀さん。
この2つの作品も同様の印象を受けます。
心情の掘り下げは最小限にとどめ、淡々と物語が展開します。
でも、そのおかげで、どろどろしくなったり、くどくどしくなったりしないのです。
そのため、物語が変に重くなりすぎず、観終わった後の印象がとても軽やかです。


■グライダーってなんだろう?

グライダーって、普通の人は馴染みがないですよね。
当然、知識も無いと思います。
でも、そんなことは全然気にならないぐらい分かりやすくて話に集中できました。

むしろ、この作品を観に行った人は、好奇心の方が強かったと思います。
つまり、「グライダーってなんだろう?」にわくわくしていたのではないでしょうか?
私もその一人です。
そして、この作品は、そんな好奇心をとても満たしてくれるものでした。
「やっぱり、大空っていいな!」って、素直に思わせてくれます。


■まとめ

映画と言う短い尺の中で、とても満足させてくれる作品でした。
物語の途中で、「えー、もう残り時間少ないよ、どうするの?」と思わされます。
それだけ、駆け足なんです。
でも、大丈夫、ちゃんと最後は、綺麗に完結するのです。
そして、観終わった後もとても爽やかな気持ちにもさせてくれます。

私は、観に行ってよかったと思えた作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

緻密に構築された空間で満喫する上々のフライト体験

グライダーにかける青春模様を描いた漫画『ブルーサーマル―青凪大学体育会航空部―』(未読)を原作にした劇場アニメ作品。

【物語 4.0点】
飛ばし気味だが、何で魅せたいか整理はできており、後味は爽やか。

原作コミック5巻分を1本にまとめたとのことで、
例えば{netabare}倉持と朝比奈の過去{/netabare}など説明不足も感じる。
が、”ブルーサーマル”を本当の意味でタイトル回収して締めくくるまで駆け抜けたいなどの熱意は伝わって来る。

感覚的な部分も多いグライダー競技の解説も、要点は押さえたので、
後は実際に映画館で飛んで、考えるより感じろというスパルタぶりw
ですが、プロット自体は明快なスポ根で、
鑑賞者を誘導する構成は考え抜かれている。
身を委ねて、風を捉えれば、感動、感涙まで突き抜けることも可能。
私も青空が涙で滲むまでは行きました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・TELECOM

緻密。

エンジンもプロペラもないグライダーの飛行体験を鑑賞者とどう共有するのか?
本作は流線背景などの漫画的な嘘は付かず、
徹底的にリアリティを突き詰めることで心躍るフライト映像を実現。

背景美術も、3Dモデルを組み、
飛行シーンでは衛星データ等で高度、方向を算出した上で、
コックピットから見える風景を正確に再現したとのこと。

この計算し尽くされた空間を手描きで構築された白いグライダーが舞う。
臨場感溢れる飛行体験でもあり、上質なアート体験でもある。

私のお気に入りは、霧ヶ峰の山岳滑翔にて、グライダーの動きに合わせて、
背景の山岳風景が遠近3段階それぞれのスピードで回転スクロールするカット。


圧巻の飛行映像を土台に、専門用語等を押さえた競技展開、青春ドラマがスパイスされることで、
目には見えない上昇気流が確かに掴めるのは驚異的。


それでいて主人公・つるたまの多彩な顔芸など遊ぶ所はしっかり遊んでいる。
(学食のうどんをすする、つるたま。美味しそうでしたw)


【キャラ 4.0点】
明るく前向きで元気だけが取り柄と思われた主人公ヒロインが、
優れた感覚を持つ、凄い初心者だった。
そんな主人公など認められない系のサークルの先輩男子とか、
マウント取ってくる他学のライバル男子とか、
まぁ、どうせ、良き強敵(とも)になっていくんだろうけど。
エースはあからさまに秘密を抱え、どうせ、終盤、波乱要素になるんだろうけど。

などなどスポ根王道セットが一式揃っていますので、
スポーツ物視聴経験があれば、馴染みの薄い競技でも視界は良好です。


主人公・つるたま、こと、都留 たまき。
過去や{netabare}姉との確執{/netabare}といった暗部も設定されるが、
それでも前向きで、自然に利他に走る、
{netabare}姉{/netabare}が嫉妬するくらい眩しい主人公の陽性を際立たせるのに使われる。

つるたまは、風をつかむのも、他人の心をつかむのも、幸せをつかむのも上手い。
ハイペースなシナリオを駆け抜ける主人公キャラは原動力でした。


【声優 4.0点】
主人公つるたま役には女優・堀田 真由さんをオーディションで選出。
意中のナチュラルボイスを活かそうとスタッフも本人も奮闘。
声優初挑戦かつ、関西人に長崎弁のコミカルを表現させる無茶振りも、
つるたまの母役で、長崎県人の津田 匠子さんのサポート等で乗り切ったとのこと。

結果、私も終始、明るく楽しく、青春ドラマを完走できました。
タレント俳優を広告塔だけのお客さん扱いせず、熱意を持って起用、ディレクションすること。
周囲の声優さんとのコミュニケーション&フォローもあること。
”ちゃんとした声優”じゃなくてもOKな諸条件だと、つくづく感じます。


主役とトライアングルの様相を呈するエース・倉持役に島﨑 信長さん。
ツンデレな先輩男子・空知役に榎木 淳弥さん。
など脇は声優陣が固め、傷口を晒す演技も含め盤石。
ノッブか?えのじゅんか?どちらのイケボが良いか?
うどんをもう一杯すすりながら徹底審議すべき問題ですw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は海田 庄吾氏。
雄大なトランペットのアレンジが、滑翔の高揚感をアシスト♪

ED主題歌はSHE'S「Blue Thermal」
フルート等の生楽器が踊るにぎやかなアレンジが大空のスケール感を想起させる上向きソング♪
他に挿入歌バラードもあり。


【感想】
体育会系に少なからずアレルギー反応がある私。
本作も、やれ規律だ、掛け声だと暑苦しいですw
が、グライダーの場合、事故は命に関わるため、
体育会系要素も根性論ではなく安全の必要性からと納得したので、
私も無事に滑り出すことができました。

ま、最後は結局、気合とパッションなんですけどねw


とにかく飛行シーンは素晴らしいので、是非とも劇場で体感して欲しいところですが、
上映館が余りにも少なすぎるよー(泣)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

62.9 3 先輩で演技なアニメランキング3位
疑似ハーレム(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (82)
268人が棚に入れました
ヒロインは1人! だけどハーレム??? 漫画のようなハーレム状態に憧れる演劇部の先輩「北浜瑛二」と密かに想いを寄せる先輩の前だと、つい“キャラ”を演じてしまう「七倉 凛」。 ツンデレちゃんに、小悪魔ちゃん、甘えんぼちゃん、クールちゃん、おしとやかちゃん。 演じるキャラが増えれば増えるほど、抑えきれなくなる先輩への想い。 ちょっとバカでかなり鈍感な瑛二に、七倉は、ありのままの自分で、想いを伝えられる日は来るのか…?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

早見さん七変化についていけない作画

早見さん演じるヒロインがツンデレとか恥ずかしがり屋とか色んなキャラを演じながら先輩といちゃいちゃする一途ラブコメ

早見さん演技の可愛さにニヤニヤするアニメ、テンポのいいやり取りが心地いいけど似たようなやり取りが繰り返されるのが欠点、でも凛ちゃん可愛いからそれで充分

凛は演技が上手って設定で声の演技は早見さんのおかげでとてもいいんだけど作画がそれに追いついてなくて、表情が子ども向けアニメのような大げさでわざとらしい顔になることが多いのがとても気になりました
これ、コロコロコミックじゃないよ?(読んだことないけど)

せっかく早見さんの演技最高なのに作画が足引っ張る勿体ないアニメ

先輩の眼の下の二本線も原作だとそんなに気にならないのにアニメだとすごく気になる

やっぱり作画って大事ですよね
原作の絵は綺麗なので勿体ない

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

まずまず

作画の荒さがかなり目立つ作品ですが基本的に明るくてヒロインが色々なタイプに変化するので好きになれる方はいそうなタイプですね
ただチープさがどうしても目立つので作画に力を入れていればもう少し評価できる作品かなぁとは思っています

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

イチャイチャ。

初見評価 
演劇部に入った女の子と先輩のラブコメ。
特徴は女の子がツンデレやクール系などを即興で演じ疑似ハーレムを築くこと。
見ててほほえましくまあありそうな話とストーリー自体は好印象。
だけど、作画のレベルが低いのと展開が一話で飽きてしまったのが残念。


9話まで視聴
短編集のような構成で少しずつ中を深めていく。
物語はあまりなくとにかくイチャイチャしてる。
ずーっとイチャイチャしてる。

最終話まで視聴
ちゃんと綺麗に完結した。だらだらやると思っていたら高校を卒業し結婚まで見せてくれるとは。
まあだいぶはしょってる感は否めないけど最近の、二期ありきの中途半端な終わり方する作品より好感が持てる。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

75.7 4 先輩で演技なアニメランキング4位
劇場版 オーバーロード 聖王国編(アニメ映画)

2024年9月20日
★★★★★ 4.2 (32)
144人が棚に入れました
国土を長大な城壁に守られ平和な時代を謳歌してきた、聖王女カルカを元首とするローブル聖王国。だが突如現れた魔皇ヤルダバオトと亜人連合軍の侵攻により、その安寧はいともたやすく崩れ去ってしまう。聖騎士団長レメディオス、神官団長ケラルトをはじめ、聖王国は戦力を結集し迎え撃つも、ヤルダバオトとの圧倒的な力の差に為すすべもなく、国家は崩壊の危機に直面。そんななか、レメディオスはヤルダバオトに対抗しうる力を求め、自らの聖騎士団と従者ネイアを伴い、とある国へと助けを請いに向かう。その国の名はアインズ・ウール・ゴウン魔導国。そこは、聖王国の人々が忌み嫌うアンデッドが統べる異形の国家であった。
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大いなる茶番

原作未読 135分

冒頭に「ぷれぷれぷれあです」キャラのアインズ・アルベド・デミウルゴスがらしい上映中の注意があって本編が始まりました。

第4期第7話と第8話の間に当たるエピソード「聖王国編」を描く作品です。この作品だけ観ても分かりにくいかと思いますので、事前に1〜4期を観ることをオススメします。
ローブル聖王国をアインズの部下であるデミウルゴス主導で攻略していくお話です。
デミウルゴスのもう一つ顔ヤルダバオトとして亜人たちとローブル聖王国に制圧しようとするところから物語が始まります。
そして、聖王国は太刀打ちできすアインズ率いる魔導国に救援を求め、アインズ自らヤルダバオトと対していきます。
もちろん、これはアインズの名声を高めて聖王国を属国にする茶番ですが、それをやられる聖王国は大変でしたね。

酷いシーンも結構ありました。流石PG12ですね。{netabare}(早見さんも戸松さんも冒頭で退場でしたねw){/netabare}
アインズはもちろん、デミウルゴスと聖王国の新キャラそしてプレアデスの一人が目立っていましたね。

アインズは相変わらず聞いていないよう〜みたいなシーンやとまどうシーンも結構ありました。

最後まで抜け目がないデミウルゴスでしたねw{netabare}(まさかのドッペルゲンガー登場w){/netabare}

主題歌はテレビ版と同じくOxTさんが歌っています。

最後に、観ているとスクリーン上に点(滲み?)みたいのがあってそれがゆっくりズレていくのが気になって何か作品の演出かと思いましたが、上映後係員の方から虫が進入してスクリーンか映写機に前にいたらしいですw 帰り際にお詫びで無料で観れる招待券をいただけました。ラッキーw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心酔が最凶の正義を作り出す

引き続き原作未読でIMAXレーザー先行上映を鑑賞。

【物語 3.5点】
パターンは近作と同様。

アインズ様が世界征服等による名声獲得により存在を誇示し、
自身と同様、ワールドアイテムを有する元MMOプレイヤーとの交信を目論む。

その一環として、配下のデミウルゴスことヤルダバオトが書いた“台本”などに則って、
支配を目指す領域に自作自演も含めた壮大な“茶番劇”を仕掛け、
アインズ・ウール・ゴウン魔導国に積極的に屈服せざるを得ない状況を作り出す。

そして今回も、俎上(そじょう)に置かれたローブル聖王国の弱者が、
強者の理不尽に翻弄される。

すなわち(※核心的ネタバレ){netabare} 南北問題を抱える聖王国を分断し、自主的にアインズ様に救済と統治を求めざるを得ない状況を作り上げる{/netabare} のが此度の“台本”

またぞろ多くの犠牲者が出たにも関わらず、
他の元MMOプレイヤーの存在や、サービス終了したMMO「ユグドラシル」が異世界転生し存続した経緯など、
核心部分の進捗が乏しかった徒労感ゆえに、物語評点は3.5点にとどまりましたが、
興味深い視点も多いシナリオでもありました。

中でも、今回、魔導国の支配領域拡大のために最重要視されたのが、
聖王国を精神的に支える聖王女信仰の解体だったという点に私は惹きつけられました。

信仰対象である聖王女への直接攻撃はもちろん、
ターゲットは、聖王女は民に一人の犠牲も出さないのだという高潔な理想にも及ぶ。
例えば、聖王国にけしかけた亜人連合に、“人間の盾”作戦を実行させ、
人質一人を見捨て、多数を救う冷徹な戦場の現実を突きつけることで、
皆を救う聖王女の理想論など、戦場では通用しない空論などと、
聖王女信仰を理念の上でもボロボロにしていく過程がえげつなかったです。

その末に、{netabare} 聖王女信仰の“対案”として用意された絶対的強者アインズ様への崇拝と共に、忘却されゆく聖王女信仰。{/netabare}
あれを目撃した瞬間、私の脳裏で、これまで問題を抱えつつも何とかまとまってきた、聖王国の精神的支柱がポキリと折れる音がした気がしました。

本作は部位欠損、ゴア表現など肉体的にハードな描写が目立つPG12指定ですが、
私には一連の国家への精神攻撃が何よりトラウマとなりました。

共同体を支える理念、伝統があるのであれば大事にせねばならない。
安易に手放せば、残るのは滅亡か服従のみと認識を新たにした一作でもありました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作は1期から続投中のマッドハウス。

TVアニメで続いて来た本シリーズ。できれば本エピソードも連続アニメで。
との願望も正直ありました。

が、3期終盤、大規模戦闘(鏖殺)シーンにて、同スタジオらしからぬ、
厳しいクオリティの作画を見せられて。
聖王国と亜人連合の戦争が繰り広げられる今回のようなシナリオは、
品質が担保される劇場版じゃないと難しいのかなとも感じていて。

実際、城壁に亜人の大群が押し寄せるカットなどにはTVアニメ版にない迫力がありました。
CGの軍勢に、もう少し、“揺らぎ”による個性出しは欲しかったとの要望は残りましたが。

ただ、IMAXレーザー追加料金払ってまで観る価値があった作画かというと……。
強いて言えば、黒、赤の濃淡が鮮明なIMAX規格だとゴア表現は詳細に観察できますよw
地上波では放送が難しそうな部位欠損も劇場なら遠慮なく出来ますし。


【キャラ 4.0点】
アインズと並ぶ、本エピソードのもう一人の主役と言ってよい聖騎士団従者・ネイア・バラハ。
重装甲冑剣士による正義の正面突撃ばかり重んじる聖騎士団にあって、
弓を得意とするネイアは、自身の本当の特技も発揮できない自己肯定感の低さも相まって、
隅の方で、騎士団の伝統に疑問を持ちつつも、思いやりを欠いた騎士団長らに恐縮してばかり。

が、そんなネイアがアインズと交流する中で、騎士団とは違う別の正義。
弱者に正義なし。だからと言って強ければ正義というわけでもない。
強さの中に思いやりの心も備えたアインズ様こそ正義。
などとアインズ様も預かり知らぬ内にw正義を見出して、
そこに希望を抱き、狂気もはらんだ前向き思考へと成長を遂げる。
ついには(※核心的ネタバレ){netabare} アインズ様崇拝を布教し、5万の信徒を獲得する伝道者となり、
聖王女信仰を“死体蹴り”し、魔導国による聖王国支配の礎となる。{/netabare}

聖王女を狂信する女騎士団長・レミディオス。
融通の効かない激情型の性格だが、崩れゆく聖王女信仰を最後まで貫き続ける“正義心”は強い最強騎士。
アインズも当初はレミディオスを改心させ魔導国に引き込むプランも画策していたようですが、
頑固すぎて早々に諦めて、ネイアに思い入れた模様w

ネイアとレミディオスの個人崇拝に立脚した正義への盲信ぶりを示すのが行方不明者情報に対する反応。
(※核心的ネタバレ){netabare} 聖王女カルカは胴体ちぎれ飛んで明らかに絶命しているのに、生存を信じ続けるレミディオス。
キレイな状態で遺体奪還できれば復活の見込みもまだあるとは言え、ちょっと諦めが悪すぎます。
一方で、レミディオス団長は、亜人領域へと落ちて行ったアインズの生存を信じるネイアに対しては、
アインズはもう助からないだろうと決めつける。{/netabare}
思い入れの強弱に左右され、客観的に見て、バグった生死判断のブレを披露してしまう。

正義に心酔する想いの強さは、時に事実認識をも捻じ曲げてしまう。
MMOゲームを異世界転生させたのは、こうした狂気に満ちた想いの力なのかもしれない。
原作未読組でアレコレ憶測しても仕方がないですが、
想いが事実を曲げる力についてはひとつ念頭に置いておこうと思いました。


レミディオス団長を始め、妹ケラルトに聖王女カルカらが絶望的なくらいの亜人の大群と対峙する。
所謂“くっころ”こそないものの、残虐な亜人首長たちの女戦士への罵詈雑言の口上や、それに対する団長の不屈の口撃もあって、
女騎士、女神官フェチにとっては劇場鑑賞はマストでしょうw


上記の通りデミウルゴス活躍回でもあります。
アインズが理解できない内にデミウルゴスの“台本”に乗せられて、
台本から脱線して、思わぬ副産物を獲得し、
デミウルゴスが流石アインズ様と感激しますます心酔する。
この光景もお約束です。

もっとも今回アインズ様のもう一つの目的である{netabare} ルーン武器販売ビジネス拡大{/netabare} の目論見は、
空振りに終わった模様ですが、ちゃんと失敗されると何だか私も安心しますw


【声優 4.5点】
従者・ネイア役の青山 吉能さん。
最初オドオドしていた声色が、アインズ様に正義を見出して、
狂信的な方向に自信を得ていく異様を好演。
この辺り『ぼざろ』の後藤ひとり役とはまた違ったベクトルでの覚醒演技でしたが、
改めて、よっぴー『ぼざろ』当たって良かったな~と思えたキャスティングでした。

レミディオス団長役の生天目(なばため)仁美さん。
亜人に屈しない強い女戦士が、拠り所にしていた聖王女信仰を圧し折られ発狂していく。
終盤、(※核心的ネタバレ){netabare} バラバラになった聖王女の亡骸をかき集めて号泣する{/netabare} 鬼気迫る演技。
私のトラウマも深めた怪演でした。

それにしても(※核心的ネタバレ){netabare} 女神官団長ケラルト役の戸松 遥さんに、
聖王女・カルカ役の早見 沙織さん{/netabare} と
ネームバリューのあるキャストを無下もなく退場させるの、
贅沢すぎて笑いますw


アインズ役の日野 聡さん。
引き続き表側の威厳ある王のボイスと、
裏側で本音を心中で吐露する可愛い系ボイスの使い分けが妙味。
ですが、今回は裏側の声があまり聞かれない構成。
従者・ネイア視点の外面のアインズ様を重視した演出なのだと思います。
まぁ、シリーズ観てきた方が聞けば、
あっ、今、アインズ様、虚勢を張って知ったかぶったとか、すぐに分かっちゃいますけどねw

アインズ様の可愛い心の声の代わりに癒やしとなったのが、
メイド悪魔・シズ役の瀬戸 麻沙美さんの感情希薄ボイス。
“妹分”を得てはしゃいでいる?演技も含めて「がんばりました」


【音楽 4.0点】
劇伴担当はお馴染みのTeam-MAX片山 修司氏。
私は1期劇場版総集編は未見だったので、
ギターとコーラスがこだまする氏のサウンドを劇場音響で浴びるのも鑑賞動機に。
魔法による隕石落下や爆発もあるので、SEも派手でした。

ED主題歌はOxT「WHEELER-DEALER 」
今回作曲はメンバーの大石 昌良氏やTom-H@ck氏ではなく、
4期主題歌で編曲を務めたeba氏が作編曲を担当。
より狂宴パーティー色が強いバラード曲で締めくくる。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

映画館を貸し切っての茶番劇

原作既読。

お話のざっくり概要

聖王国が魔王ヤルダバオトに攻め込まれる。
非常にピンチになって、魔導国に助けを求める。
流石、アインズ様!

だいたいそんな感じ。

大スクリーン&大音響で見るアインズ様の茶番。
それ以上の感想が出て来ない。

基本的に原作ファンや1期~4期のファンは楽しめる。
そうじゃない人には「何がなんだか…」だと思います。

戦闘が雑にカットされているのは、まぁTVアニメからそうなので良いのですが…
尺の都合か、細かい描写が少なくあっさりしているので、より茶番感がマシマシになっています。

なんというか劇場版にした事で、原作でもこれ以降は聖王国関連は出て来ないんだろうなーと予測がついてしまったのは残念。
伏線なげっぱなし放置にならなきゃいいなぁと思う今日この頃です。

うん、ほとんど感想でてこないな。
茶番でしたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

73.0 5 先輩で演技なアニメランキング5位
負けヒロインが多すぎる!(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (265)
702人が棚に入れました
第15回 小学館ライトノベル大賞《ガガガ賞》受賞作、待望のTVアニメ化!想い人の恋人の座を勝ち取れなかった女の子——「負けヒロイン」。食いしん坊な幼なじみ系ヒロイン・八奈見杏菜。元気いっぱいのスポーツ系ヒロイン・焼塩檸檬。人見知りの小動物系ヒロイン・小鞠知花。ちょっと残念な負けヒロイン——マケインたちに絡まれる、新感覚・はちゃめちゃ敗走系青春ストーリーがここに幕を開ける!負けて輝け、マケインたち!
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

揺れてCガール

A-1 Pictures制作。

思いを寄せる人の心を掴めなかった少女たち、
残念な負けヒロインとモブな少年の青春ラブコメ。

勝者がいれば当然、敗者もいるのが現実である。

恋の主人公には選ばれなかった少女たちだが、
その割にはあまり悲観的になりすぎることもなく、
コメディ要素が絶妙に演出されている。

美麗な映像と優良な音楽もあり、楽しい作品です。

{netabare}誰にでもある日常の中で、感情を発露し、
その刹那に少女たちが見せる真剣な表情こそ、
青春群像劇の醍醐味なのでしょう。{/netabare}

それにしても、LOVE2000が良すぎる。

最終話視聴追記。
好きと言えば、もう引き返せない。
{netabare}負けヒロインたちはそれぞれ気持ちを整理し、
自身の新たな居場所を見つける為に奮闘している。
その頑張る姿に感じるものがたくさんある。
主人公との安易な恋愛関係に発展することが、
なかったのも、良かったと思います。{/netabare}

きっといつか報われますように。
素敵な青春ラブコメとなりました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

食べ過ぎw

原作未読 全12話

高校生で好きな人に振られたヒロインたち八奈見杏菜(やなみ あんな)・焼塩檸檬(やきしお れもん)・小鞠知花(こまり ちか)の三者三様のラブコメ物語です。

モブのような水道水好きでオタクの高校生で主人公の温水和彦がそこに何故か関わってしまいます。

1話からテンポ良くお話が進んでいきますので、これは面白そうだと思って観ていきました。

主人公とまったく恋愛に発展しなかったので、その分それぞれのヒロインや振った方にもクローズアップしたのも良かったですね。

振られ方はそれぞれですが、振った方はみなさんお付き合いしていますねw

また、振った方も相手も身近な存在というのも共通点でした。

中には危ない子もいましたがwなんか振られたヒロインの心の中は傷ついているかもしれませんが、丸く収まった感じでしたね。

続きがあれば是非観て観たい作品でした。

OPはぼっちぼろまるさん、EDは負けヒロインの中の方、遠野ひかるさん、若山詩音さん、寺澤百花さんが歌っています。

最後に、温水君が八奈見さんを恋愛対象にならない理由は納得してしまいましたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

マジかっけぇっす!

ヒロインたちの空回り、そして負けっぷりの良さに惚れちゃいます。
感情はしっかりと、でも不器用に思いやり悩む…。
なんか、ギュッと気持ちを掴まれて、そのまま洗い流してくれる感じがたまりません。
脇を固めるキャラたちにも、ラノベ成分がしっかり注入されており、小鳩くん、じゃなかった温水くんの妄想も楽しいですね。

「高校生に戻りたいんでしょう」
などと家内に茶化されながら(くそっ、なんも無かったわ…)、毎週楽しんでおりますです、ハイ。

それにしても小鞠ちゃんは良いキャラですね。寺澤百花さん、きっとブレイクするのでは^ ^。

「そう言うとこだよ、ヌクミズくん」
「しっ、タヒね!」

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
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