傭兵でラノベ原作なおすすめアニメランキング 11

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の傭兵でラノベ原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.7 1 傭兵でラノベ原作なアニメランキング1位
ブラック・ブレット(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2572)
15386人が棚に入れました
突如、現れた異形の寄生生物「ガストレア」。赤く輝く目と圧倒的な力、そして桁外れの再生能力を持つ彼らの侵攻に、人類はなす術もなく大敗を喫する。国土の大半を失った現在、人類は彼らが唯一弱点とする金属「バラニウム」で作ったモノリスで囲われた、狭い「エリア」の中で、ガストレアの脅威に怯え、隠れながら生きることを余儀なくされていた。そんな中、生き残りをかけた人類のささやかな抵抗として組織されたのが、ガストレアへの対抗手段を持ったスペシャリスト集団「民間警備会社」――通称、民警。そのひとつ、天童民間警備会社に所属する高校生・里見蓮太郎は、相棒の少女・藍原延珠と共に、東京を壊滅に追い込まんとする、危険な企みに巻き込まれていく――。

声優・キャラクター
梶裕貴、日高里菜、堀江由衣、黒沢ともよ、小山力也、悠木碧、甲斐田裕子、豊崎愛生
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハイスペクタルなチープさ +みんなの感想を見て思い出したこと

店員「安いよ安いよ、うちは何でも揃っている」
客A「お、これもあるじゃん★」
客B「ふざけんなこんなもんに金払えるか!」
客C「にょほほほ、これはなかなかの品質でござる♪」
客D「何で・・・こんな扱いをされているんだ」

客E「結局、何屋さんなんですか?」
店員「何でも屋です」



信念のあるところに道がある。
この主人公たちには道はあるのだろうか。

最初の数話を見て求めてしまったものは、ここにはなかった。

「蔑まされる日常と少女の手が血に染まる戦場」

人間の汚さがドロドロでどうしようもないヘドロの吹き溜まり、
そんな世界を守るために汗と泥にまみれ、血を流すが、涙は流れない、
そんなヘビーな世界を見たかった。

まあ、そこまでは求めていないけど、
一番に戦闘のグロさと派手さを、二番に人間の汚さと強さを堪能したかった。

ぶっちゃけ、微妙だった。


あらすじ省略。
長くなるから。


さて、この作品は要素、ネタが豊富な一方、どれもチープになってしまった。
あんだけの映像美なのに。

ツッコミどころを2つだけあげると、聖天子様護衛隊、れんたろ。
3つ目に戦闘を入れようと思ったが、短く言えば、対ガストレア戦をもっとみたかった。
{netabare}幼女や人間っぽいのとかのバトルの方が多かったし。
★みんなの感想見て、忘れてたけど、幼女ばかりがなんでこんな残酷な目に遭わされているんだ・・・

んで、護衛隊、あいつらの練度・程度の低さはなんだ?
れんたろにトイレで絡む(引っ張り込む?)シーンでは、
「おぃおめぇ、どこ中だぁあ?」
「ぅちのお嬢にタメ口聞いてんじゃねえぞコラぁ!!?」
「これ、見えないのか、バタフライナイフだぜ☆」
「うっひょーあんちゃんかっくぃー♪」
的な声が聞こえてきました。

このシーンでオレの視聴欲を根こそぎ刈り取られてしまいました。
違うだろ。

<オレの理想的なあのシーン1>
ドン(突き飛ばす)
→誰もいない倉庫みたいなところに入れる
→れん「おい何すんだ…」バン!!銃声がなり響く
→そのままダストシュート的なところへ放り込む → 終了
→の予定だったが、1人だけ腕ごとへし折らる
→れんたろが血のにじむダストシュート的なところを見て
 「ろくでもねーやつらだが、聖天子様は守ってくれよな」と立ち去る

≪オレの理想的なあのシーン2☆☆☆≫
トイレでお手て洗い中のれんたろ
→バン!! 後ろから銃声がなり背中から心臓の辺りを打ち抜かれ、流血
→れんたろバタリ、「片付けておけ」「はい」とれんたろに下っ端が近づき担ごうと手を伸ばす
→ガッ、「何!?」れん「そこはバラニウムが埋め込められているんだよ、肉体もあるから痛いもんは痛い・・・」
→下っ端ボスがすぐ頭を狙うがかわされる、れん「見え見えなんだよ」
→れんたろが素早く近づき銃を持つ手首を抑える
→れん「聖天子様の護衛で銃を撃てなくなっていいのか」とミシミシと音を立てるが、すぐさま力を抜き立ち去る

みたいな感じwwwww
とにかく有無を言わず、言わせずにバンとやって欲しかった。

しかも最終戦で、聖天子様の命の危険を考慮せずに嫌がらせを優先するとか、
どんだけレベル低いの??
一応、総理大臣、あるいは政治を行う天皇様のSPみたいなポジションだろ???
最後の最後まで萎えさせてくれたわ。


そして、れんたろ、おま、基本的に戦闘力も意志も弱過ぎww
ボス戦だけ強いって、あれか、そういう特殊スキルか!?
『ボスに強い』ボス戦では力が200%発揮される、ザコだと幼女がいないと力が出ない。

最終戦で演説するとき幼女に撃ち抜かれそうになるとか、
わんちゃんの群れで苦戦するとか、
どんだけ集中力と破壊力がないんだよ。省エネに銃は最高だろ??黒い弾丸なんだろ???

あと意志も弱い。
簡単に揺らぐな!! 迷うな!!! せめて5割ぐらいの時間は固い意志を保ってほしい。

何のために戦う???
「オレは、幼女のために闘う!! もちろんえんじゅは特別だ!!!!」
とかロリコンを公言したり、
「オレの守備範囲をなめるなよ! ちゃんときさらさんも入っている!!!!!」
とか女好きを公言したり、する方がいっそ清々しい☆☆☆☆☆

・・・ここまで露骨である必要はないけど、建前ぐらいは揺らぎないものを持って欲しかった。
迷ってもいい、だが迷っていい時は少ない。
ここらへん、意志の微妙なキャラが多いから、タネやんとか女医さんのカッコ良さが引き立つ。


あ、あと民警のパートナー、幼女たちの忠誠心を掘り下げてないのが残念でならなかった。
などなど{/netabare}他にも色々気になる点はあるんだけどね♪

とにかく、世界観として厳しい現実が目の前にたくさん転がっているのに、
その緊迫感が全然伝わらない。
ブラックブレットの世界に飲まれることがはなかった。


文句たくさん言ったし、他にもはたくさんあるけど、
なんだかんだで、そこそこおもしろかったよ~☆


{netabare}最終話のきさらさんとえんじゅは良かったわ。

きさらさん、その点に関しては確固たる決意があるんだな★★★★★
えんじゅ、そう思える人間は少ないんだよ、君は最高だ~☆☆☆☆☆

そしてれんたろ、おまえは平和主義者か? いつまでそれでいられるんだ??
もっとおまえが見てきた呪いを教えてくれ。目指す所は違えど、タネやんと同類の人間なんだろ!?

・・・フフッ、フフフフッ、フフハハハーーーッハッハッハーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!







★今期、2番目に期待していた時の感想{netabare}

物語 : 4.0  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0
【2話までの感想『表現力と演出と物語の問題』】

どこかで見た設定の塊だな。

「デガミバチ」的な敵が、
☆「寄生獣」的に現れ人類を侵蝕し、
そいつの影響を受けた妊婦から生まれる子は☆「エルフェンリート」的なスーパー女の子で、
☆「進撃の巨人」的に壁っぽいの建てて安全地帯を作り、
パートナーは「ガンスリンガーガール」並にちびっ子で不幸で強く、
なんか「AKIRA」っぽい終末感、
「幽遊白書」の仙水編的な残酷に扱われる人外とされる子ども、
高校生ながら生計を営む「ハヤテのごとく」バリの貧困生活感覚とちびっ子の組み合わせ、

・・・がんばってもこんなもんかなww
こういう事を言い続けようと思えば、いくらでも言えると思う。

『○○っぽい』をがんばって出してみました。
最初は☆が付いている3つのイメージだったけど、
寄生獣・エルフェンリート・テガミバチ・ガンスリンガーガールを合わせた感じが近いかな。
・・・巨人は観てないからよく分からんしw

んで「どっかにありそうな設定」って言われそうだけど、
ぶっちゃけ似通ってしまう、ってどんな作品・ジャンルでもあり得ることだから気にしないのが吉。

単純に、高校生・バトルで分ければいくらでも「同じような作品」が出てくるじゃん。

つまり何を題材にするか、どんな世界観なのか、設定なのか、
じゃなくて『表現力と演出と物語の展開』次第で評価が変わるんじゃないかな。

その点においてこの作品は、今の所、優れていると思う。

そして今後も優れた作品になると感じられる丁寧なつくりだと思える。

今期で2番目に楽しみにしている作品です♪



・・・ちなみに観始めた理由は『やなぎなぎ』さんがテーマ曲歌っている、
って感想を見かけたからですが、ぶっちゃけアニメ本編の方に引き込まれて、
テーマ曲はどっちも合っているからいいや、って感じですwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

評価できる点もあるにはあるが・・・

人類は壁に囲まれたわずかな居住区の中に追いやられ
壁の外から襲いくる巨大生物の恐怖におびえながら暮らしている
そして主人公たちは巨大生物を駆逐せんと立ち上がる!

んーどっかで見た設定ね?
っていうかまんま進撃の巨人だね

と言っても別にこれは進撃の巨人のパクリだ!
とか糾弾するつもりは毛頭ありません
作品が発表されたのは進撃の巨人のアニメ化よりずっと前
漫画は既に話題にはなっていたので
ある程度影響を受けてはいるかもしれませんが
そんなことを言い出したら大体の作品は
その源流となるような別の作品に行きつくものですし
そもそも進撃とこれとはだいぶ方向性が違う作品です

でも数あるラノベ作品でこれがアニメ化に選ばれた理由は
進撃の巨人の人気にあやかって便乗して儲けたい!
ってとこだったと思うんですね

主役の里見蓮太郎にエレン役の梶裕貴を持って来たり
OPのコーラスを進撃OPに似せてきたり
まぁ制作サイドが別の作品に想いを馳せて作っているんじゃ
いい作品なんかできっこないので
結局原作関係者もアニメスタッフも視聴者も
だれも得しないアニメ化になってしまったかんじ

原作者の神崎紫電は2007年にマージナルで
第一回小学館ライトノベル大賞大賞受賞
創刊して間もないラノベレーベルだったガガガ文庫
その方向性を決めかねない重要な第一回の大賞に
よくこんなものを選んできたなという内容でした
出来が悪かったとかそういう意味ではなく
かなりイカレたサイコスリラーで
粗削りながらすごい新人が出てきたなという印象でした

彼の作品でマージナルの受賞当時からブラックブレットまで一貫しているのは
人間の二面性を描くことに強いこだわりを持っているところかな?
アニメ最終話の木更さんのくだりなんかは特にらしさが出ている感じ
ただ善と悪の描き方がどうも両極端すぎるというか
オセロの石のようにきれいに純白と漆黒に分かれて過ぎていることに
どうも違和感を覚えるんですよね
実際には竹を割るように真っ二つに善悪の線引きをすることは難しく
白と黒は灰色のグラデーションでつながっているものだと思うのです

まぁでもそういった独特の世界観(原義のほうの)は
たとえそれが受け入れがたいものであったとしても
うまく表現できれば作品として面白かったはずです
でも悪人というよりただおつむが悪いだけの悪役たち
人間の持つ善と悪の二面性が主題なら
そこの描写が雑なのは致命的だよね・・・

結果出来上がった代物は
ただただ愛らしい幼女たちがひどい目に合うアニメ
という以外形容のしようがなく
観ていてしんどいアニメでした

おまけ
{netabare}に偽装した本題

ティナ役の黒沢ともよという声優をご存知だったでしょうか?
おそらくご存じなかった方が大半だと思いますし
ご存知の方もほとんどはアニメ声優としてではないでしょうね

私が初めて彼女を目にしたのは今から6年前
SoundHorizonの『冥王 (Θανατος ) 』のPVにて
当時12歳だった彼女は幼いアルテミシア役として出演していました
しかしまぁ陛下・・・じゃなくて冥王様が神々しすぎたのと
周りの死神さん方のインパクトが強すぎて
ほとんど印象に残りませんでした

その後『Moira』のコンサートでも
アルテミシア(少女時代)を演じていましたが
青年期を演じた栗林みな実と交代するまでだった上
ともよちゃんにはセリフひとつなかったので
私も実際に公演を観に行っていたものの
全くと言っていいほど注意を払っていませんでした

私が彼女のことをはっきり認識したのは
公演の半年後『Moira』のDVDに収録された特典映像でした
サンホラのコンサートは日程によって少しずつ演出やアンコール曲が違います
DVD化された最終日のアンコールでは『Roman』から星屑の革紐が演奏されました
そこでのともよちゃんのパントマイムがやばかった!

もともと『Roman』の楽曲の中でも星屑の革紐は特にお気に入りでした
そもそも私がSHにはまった契機になった曲が澪音の世界だったので
星屑の革紐の澪音とリンクする部分を聞いたときは鳥肌モノでした
でも『Roman』公演の星屑の革紐はプルーがあまりにシュール過ぎて・・・
だから『Moira』DVDで星屑の革紐が収録されると知った時も
ほとんど期待をしていませんでした

それなのに歌姫でもプロのダンサーでもない
ただのモーションアクターの小学生が
まさかあれほどの表現力をもったパントマイムで
盲目の少女と子犬を演じきってしまうとは!
いや、天才子役っていうのはこういう子のことを言うんだね

その次はそれから2年後、つまり今から4年前
彼女が中学2年生の時ですね
SHの次のStoryCD『Märchen』にて今度はアクターではなく歌姫として抜擢されました!
SHの歌姫といっても知らない人にはピンとこないと思います
往年のアニメ歌手やエロゲ界の人気歌手、元宝塚スターなど
メディアが持上げないので知名度はいまひとつながら抜群の歌唱力を持った方ばかり
それがSHの歌姫たちです
そんな錚々たる面子のなかに彼女の名前を見たときは首をかしげたくなりました
たしかに『Moira』での彼女の演技は素晴らしかったのですが
あそこで見せた輝きは歌姫に要求されるものとは才能の質が違います
中学生には荷が重すぎるのではないか?という不安で一杯でした

しかしそんな心配は全くの杞憂に終わり
中学生離れした歌唱力と年相応の愛らしさとを兼ね備えた
すばらしいパフォーマンスを見せ
見事に愛らしい雪白姫を表現してくれました
私はこの時点で完全に彼女のファンになっていました

その後劇団をやめて声優事務所に所属したらしいとか
プリキュアの主題歌を歌ってるらしいとか
モバマスやらアイカツ!やらで声優活動しているらしいとか
風の便りに活躍ぶりを耳にしてはいたのですが
実際に作品に触れる機会はありませんでした

今回アニメ放送に先駆けて日高里奈とラジオを開始したので
久々に彼女の声を聴くことになりました
・・・といっても元々歌だけでトークは聞いたことが無かったので
以前と比較したりはできないでいたのですが
性格は高校生にしてはしっかりしている(相方のちゃんりなが幼いだけともいう)けど
声の感じは高校生の女の子だなぁという印象でした

だから本編でティナのふわふわした声を聴いたときはびっくり
数年間でどれだけ成長したのか楽しみにしていたら
数年前より幼くなっているってどういうことー???
いやまぁ幼女役なんだから幼いのは当たり前だし
色々な役を要求に合わせて演じ分けてるんだから
ある意味成長しているんだけど
こっちの期待していたものとはちょっとずれてるというかw

天誅ガールズの歌う挿入歌を延珠&ティナとしてカバーしているものも
黒沢ともよではなくティナ・スプラウトとして歌っている感じなので
これもやっぱり何か違うなぁという印象

まぁでも歌って踊れる18歳というのは
最近のアイドル化する声優事情にマッチしているように思うので
今後どこかでブレイクしてくれるといいなぁなんて思います

あと最終話直前の12話でティナが画面上にはいるのにセリフが一切なくて
キャストクレジットにもともよちゃんの名前が無かったのはいくらなんでもひどい;;
いったい何のために観てると思ってるんだ!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

幼女不憫萌え(́౪‵) ♡…あなたの是非が…今問われる!!

原作ラノベ 全13話 原作未読


物語の概要―
『ガストレア』という寄生生物(大きな虫..・ヾ(。>д<)シ )
が蔓延る世界に、共存する人類!!

その巨大生物から身を守る為に人類は
“モノリス”という巨大な防壁を築きそれらで囲んだ
安全な地域=エリアにてその驚異から身を守り暮らしていた…


ガストレアに対抗する力を持った”少女” \_( ゚ロ゚)ココ重要!!
「イニシエーター」と、彼女らを指導する「プロモーター」によって
組織された「民間警備会社」⇒略して”民警”とのその戦いを描く物語!!!

                      (あらすじ一部参照)

というまどろっこしい前書きはこのくらいにして
私的に本作をわかりやすくまとめてみるとッ♪


◆ここだけは抑えておきたい! ブラック・ブレッド三大要素◆

①幼女ハーレム計画。.゚+(ヾ(。>∀♡)シ)).:゚+。(冗談ですよw)

②大きな虫さんたち…うじゃうじゃめたこわ恐怖;゙゚’ω゚’):

③人類の驚異と化した↑とのダイナミックアクション!!
(…その戦いの裏に隠された社会の闇…謎、陰謀、悪事、その真実とは?!)


と大雑把に言うとこの三大要素が大いに絡まり合う展開となりますv(´∀`*v)


とまぁえらい偶然なことに
私の大好物(幼女)とVS大嫌い(虫さん)が相まみえるという
なんとも複雑なはぅあぅぅ~な(´Д`;)構図に!
言うまでもなくハラハラドキドキ展開になるのです(´Д⊂ガンバッテ

そしてガストレアという寄生生物という名の大きな虫たち!!
についてですが、虫さん嫌いな皆さま( ´ ▽ ` )ノ

どうぞご安心下さい♪
虫は虫でもその実態があまりにも大きく凶暴な生き物なので
虫さん特有のウジャウジャ感というか、びやーっとした気持ち悪い感は
若干弱めで、ナウシカで言うところのオウムさんや
特撮もののモスラーやモスラーッ♪などが大丈夫であれば
何とか大丈夫なレベルではないかと存じます(`∀´)ゞ


そして、やはりやはり物語や展開その演出は実に巧いです♪
幼女萌えさせるところはしっかりさせ゚+o。ドキュ―(*゚д゚*)―ン。O+゚
ハラハラさせるシリアスモードや鬱展開をかみ合わせ((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタタタw
私の心をむさぼりつくすのであります…Σ(゚д´(ω・` )

その演出には大変心揺さぶられ
私かなり熱い思いがこみ上げてまいりました…


ということで私は声を大にして言いたい!!!

本作に登場する”呪われた子供たち”という名の
幼気なその幼女たちへのこの胡散臭い社会の扱いのその酷さに

ほとほと私は遺憾の意を表にせずにはいあられないので
ありますよッヾ(`Д´*)ノ


この世に授かりし全ての幼女たちの笑顔を、
その優しい眼差しを―

ごくごく普通の少女として、みな誰しもが夢見る気持ち、
そのささやかな幸せを、その願いを、想いを、夢を、希望を…
踏みにじり、蹴散らす権利など誰にあるというのだデス!!

そんな社会を是とするならば私はまっぴらごめんであるデスヾ(`Д´*)ノ


仮に私が、100歩譲ってロリコンだったとしよう…
いや譲るまでもなくロリコンなのだが(♥ó౪ò)ヾ(・ω・`

幼女たちの幸せを願うこの気持ちは―
もはや揺るぎようのない人間の生理現象だと思うのですが…?


色々と誤解を招きかねないので伝えておきますが
何も私は幼女たちを●□▲×チョメチョメしたいという訳ではない(`・ω・´)キリッ

何よりも幼女たちの… ぁのあどけない笑顔.*・゚
そう、彼女たちにはいつも笑っていて欲しいのだ
はしゃいでいて欲しいのだ、喜んでいて欲しいのだ、

幸せであって欲しいのだ…

傷ついたり泣いたりした悲しい顔はみたくないのだ
胸が切なくて苦しくては焦がれて堪らないのだ―

幼女たちの幸せをそっと見守り、愛でていたいのだ…

そんな風に思うこの気持ちは間違っているのだろうか…
いけないことなのだろうか… 誰か教えて欲しい…


たとえ世界中の誰もが…
彼女たちを嫌い蔑み滅ぼそうとしたとしても

私だけは絶対に守りぬく…
この身を呈してでも この命にかえてでも―

そんなロリコン人間に… 私はなりたい(o´Д`)Ф_ … 



ぁ、さて散々支離滅裂な内容でお送りしてきましたが、
本作、私はお気に入り棚にぶち込みたくなるほど
大変楽しませて頂きました♪

まず、主人公『蓮太郎』の相棒『延朱』がどーにも
妾(わらわ)可愛すぎであって、天誅ガールズのくだりとか…
大変胸を揺さぶられ…私の涙のダムが決壊し崩壊しました。゚(゚´Д`゚)゚。

さらに金髪ロリのちょー強幼女『ティナ』も魅力満載で
これまた可愛い(◍’౪`◍)♡…

極めつけには、猫耳ロリの『翠』たんまで登場するという
大盤振る舞いときたもんだ♪

ふと見渡せば、そこはあたり一面幼女だらけ…
ここは正しく幼女たちの桃源郷♡


心の奥底にひっそりとしまっておいた計画…

そう幼女ハーレム計画という名の
変態紳士の野望を画策、企てようとやっきに
なってる方々からしてみれば
本作はまさに打って付けの作品となっていること間違いなし!!


うん…しかしながらちょいとばかし心えぐられる展開になるかと思いますが…

沙都子や梨花ちゃま、れんちょんや、八九寺、千冬ちゃんや白たそ好きな
そこのあなたには是非とも視聴に挑んで頂きた作品なのです!!!

物語、声優、作画、音楽、キャラもあにこれで言うところの
かなり高い水準で描かれ、作りこまれた作品であると
私は自信を持ってオススメしたい作品でなのです…

アクションにバトルに何かと臨場感溢れる
演出と…でもまぁ {netabare} 最後は○兄に任せてしまって良かったのかと
些か疑問点は残りますが…w

これも延朱をまた一人ぼっちにしない為と考えれば
致し方ない事の結末だったと受け入れられるでしょう…{/netabare}


ただ1点… 彼女たち幼女たちへの扱いを
不憫萌として受け入れられるのか…
はたまた一切受け付けられないのか…
そもそもロリとか興味ないし(ヾノ・∀・`)なのか…

ココは大きく評価に影響してくるものかと存じます(゚д゚)_。)
ちなみに私はエンターテイメントとしては受け入れられましたが
やはりその方向性、趣向にはNOと言わざるをえず…

なんとも惜しくもお気に入り棚入りを逃した作品となりました(。-`ω´-)ンー
(ま、そもそもお気に入り棚いっぱいぱんぱんでもぅ入る余地がないんですがね…w)

いや心揺さぶられ大変楽しませて頂いた点はふんだんにお伝えさせて頂きますぞ!!


ささ!! そこの幼女ハーレム計画を企てている
そこのあ・な・た!! 幼女エキスが足りなくなったその時には
ぜひぜひこちらに立ち寄って頂きたい! 
私きってのオススメ案件でございます(∩´。♡∀<)⊃ぜひッ!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 64

75.9 2 傭兵でラノベ原作なアニメランキング2位
ゼロから始める魔法の書(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (712)
3713人が棚に入れました
魔女がいて“魔術”が普及している世界。その中でも、世界がまだ魔法という技術を知らなかった時代――。世界を滅ぼす可能性を秘めた魔法書“ゼロの書”を探して旅をする魔女・ゼロと、その護衛役として同行する人間になることを夢見る半獣半人の傭兵との交流が描かれていく。

声優・キャラクター
花守ゆみり、小山剛志、大地葉、加藤将之、子安武人

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

職業人という選択

たくましい獣頭の戦士が少女を護衛し、旅をする。
ネコ科の獣頭が絶筆した大河SF小説を思わせるが、二番煎じでも模倣でもないのは明らかなので、まあいいいだろう。

世界の秘密にまつわる冒険譚は、ヒロインの造形がライトノベル的な定型要素の集合に見えるのと同様に、定番的なものに見えるのだが、意外に抵抗なく視聴できるのは、主人公のモフモフの傭兵が、傭兵という「職業人」であるからの様だ。


ライトノベルでは、主人公は「学生」であることが多かったように見受けられる。
或いは「成長途上」にある若者だが、要するに社会的に「まだ何者でもない」という意味では、大きく「学生」とくくっていいだろう。

超現実的な異能力世界観や、ファンタジー的魔法世界観であっても「○○養成学校」のように半ば無理矢理に「学生」を設定しようとするのは、読者層をにらんだマーケティングか作者の信念かは分らないが、いずれにせよ、世界の根本に迫る物語に(社会の成員である大人を差し置いて)「何者でもない」学生を中心的に関わらせるために大きなハードルを抱え込むことになる。

「それが『世界』の意思だからだあ!」という一言で十分な説明になっていると了解する読者/視聴者が多ければ問題はないが、大抵は二重三重の屁理屈で、「学生」が「世界の命運」を左右するさまを社会が傍観することを理屈付けなくてはならなくなる。
「学生」の「承認欲求」の満足と「世界の存亡」を重ねる為には、お手軽な近道は考えにくい。

矛盾なく必然として見せられる表現力や構想力が伴っていればいいのだが、全ての作者/製作者がそのような手腕を持つとは期待できそうもない。
結果、「世界」か「主人公」、あるいはその両方共が「嘘くさく」なって、視聴者を物語から遠ざけてしまうことになり易い。

例えば、「戦士」が主人公であれば「世界」の帰趨を決める闘いの「物語」はスムーズに語れるのに、まだ何者でもない「士官候補生」にすることによって「もっともらしさ」の構築というハードルをわざわざ高くした挙句に、自ら足をとられてしまう。


本作を比較的楽に視聴出来るのは、主人公を「傭兵」にすることによって、「物語」にかかる負荷が低くなっているからだろう。
社会経験を持ち、社会的に承認されたスキルやキャリアを持つことを手形という「公的文書」で証明される「職業人」の主人公は、「世界」に余分な設定を要求することなく、「物語」にかかわっていく事が可能だ。

負荷の少ない事が、本作の「世界」に安定感を生じさせている。
カメラの周囲3kmの外側は書割が途切れた何もない空白であるかのような有りがちな人工感を感じさせることなく、映っていない画面の外側にも「世界」は広がっているのだと自然に感じさせる。
とりあえず「世界」に拒絶感を感じさせられることなく、「物語」を見つめることが可能だ。


意外に年齢が若そうな主人公は、十分に「若者」らしいドラマを演じることが出来るだろう。
若い視聴者の感情移入の為には、特に「学生」が必須であるとは思えない。若い「職業人」は十分に「主人公」を務められそうだ。

物語世界内で、ひとかどの自立した職業人である主人公は、ストレートに物語世界の中心に関わり、視聴にあたってストレスや違和感はない。

が、ビジュアルが追い付いていない印象があり、少し残念だ。

原作については知らないのだが、物語を追うと、どうやらヒロインの魔女は、非常に「美し」く、内面的には(バランスは多少欠いているものの)「成熟した大人の女」であるらしい。
が、ラノベ的な定型要素をマンガ化したようなビジュアル・デザインが、「美しい」「大人の女」であると直観的に把握させにくくしている。

マンガ家の若木民樹は、現代の創作物では「ブス」は背景の「モブ」であってすら存在できない/登場させられない、と指摘していたが、そうした或る種フラットなビジュアル構成が、ヒロインの「美しさ」を突出したものとして表現できない一因であるかもしれない。

ここを乗り越えて、ヒロインが「美しい」「成熟した女性」と了解できるようになれば、会話やストーリーの流れに入り込んで物語を追うことが出来るようになる。
この了解が無いと、ヒロインと主人公の関係が、陰影のない上滑りしたものに感じられてしまうだろう。
が、いったん了解が成立すれば、両者の関係が、幼い「ラブコメ」ではなく、成人の「ロマンス」であるのだとわかる。

「世界」を変える冒険が「契約」に従った仕事であるとすれば、物語は平板だ。
しかし二人の関係が重ねられることで、「物語」はロマンチックな彩りを持った冒険譚として現れてくるだろう。

書いていて些か気恥しいが、これも「若い」職業人を主人公にした成果と言うものか。

中途半端なラブコメがストーリーを邪魔しているように見えたとしたなら、一度「成熟した美女」と「自立した職業人」のロマンスだと頭をリセットして視聴してみるのもいいかもしれない。

余り出来のよくない「ラブコメ」が不自然な抑圧性を感じさせるのは、恋愛に「寸止め」を掛ける物語の作為が権力性を帯びるせいだ。
「学生」が主人公の物語に頻出するようにみえるのは、「学校」の権力的な制度性と照応するからだと思える。

ラストの主人公とヒロインの会話は、二人がラブコメ制度の「コマ」ではなく、「ロマンス」を生きる恋愛ゲームのプレイヤーであることを示しているようだ。

本作の物語が、ラブコメの制度性を離れてロマンチックな冒険へ向かう自由さを獲得しているのは、やはり「学校」を離れた「職業人」の主人公を設定したことによる効果なのだろう。

だが、こうした観方も、ヒロインが「美貌の大人」であるという了解があってのことだ。
繰り返しになるが、ビジュアル表現で直観させられないのは大きな弱点だろう。

物語の途中で、登場人物のセリフで「ヒロインは美貌である」と説明されても映像作品としては無理がある。
そういわれてしまえば1話から、これが「美しさ」を表した描写のつもりだったのか、と思い当たる表現が幾つか思い当りはするのだが。

キャラ絵がかわいらしいというだけでは、作品世界内で「美しい」と了解されている、という表現にはならないだろう。


冒険譚はストーリーだけ抜き出すと、しばしば類型的で平板だ。
語り口やディテールの味付けで、面白さや魅力が生まれる。

ロマンスを絡めた味付けは十分に魅力的で、「世界」やキャラクターの設定とも良くかみ合ってしっかりと構築されて見えるのに、ビジュアル表現の弱さで説得力が減殺されてしまっているのが残念だ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

世間知らずな魔女と獣の傭兵の魔導書ファンタジー

この作品の原作は未読ですが、公式HPを見ると「第20回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作」と記載されているので、きっと読み応えのある作品なのだと思います。

私がこの作品の視聴に至ったのは、あんハピ♪の花小泉杏、灼熱の卓球娘の旋風こより、まほいくのねむりんを演じた花守ゆみりさんの名前を見かけたから…
花守さんがこれまで演じてこられたキャラを見ると、大概ほわんとした感じが多いので、この作品のヒロインであるゼロもそんな感じなのかと思っていましたが…蓋を開けたら全然違っていましたね。

この物語の主人公は獣落ちした傭兵で。名前はあるのでしょうけれど結局TVアニメ版では謎のままでした。
これにも理由があるのですが、その理由は本編の中で明らかになります。

そしてヒロインは自らの一人称を「我輩」というゼロ…
彼女は魔女で直視するのもはばかられるほどのぜっせの美女なんだとか…
そして傭兵はゼロと一緒に旅をする事になるのですが、実はそれは異様な組み合わせだったんです。

この物語の世界における獣落ちは「汚れた存在」に位置付けられていて人間から忌み嫌われている上、獣落ちの首や血は魔術の格好の材料なので、獣落ちはいつも命の危険と隣り合わせで生きているんです。

そんな獣落ちが魔女と一緒に旅をするという事は、いつ殺されてもおかしくない状況を自ら作り出していることにほかなりません。
だから獣落ちと魔女の組み合わせは異様なのです。

ですが、傭兵とゼロの組み合わせ…深い部分は本編でご確認いただければと思いますが、決してその様な関係などではありませんでした。
いえ、むしろ真逆といっても過言では無かったほどです。

ずっと独りぼっちだったゼロが、旅のパートナーとして最初に選んだのが傭兵…
白地に黒の縞模様の入った虎の姿の傭兵は、剣の腕が抜群で残忍な所業が噂になるほど…
そんな傭兵もゼロには身体が大きくモフモフで温かく寒さを凌ぐにはもってこいの存在だったのです。

もちろん、直ぐにこんな関係になれる訳ではありませんでした。
そりゃそうです…だって傭兵にしてみたら自分の命がかかっているのですから…
だからどんなに優しくても時間を積み重ねても、これまで虐げられ命を狙われ続けた時間が長いので身体に刷り込まれた「従来の当たり前」はそう易々と消え去ってはくれません。

トラウマ…きっと誰もが持っているであろう過去の記憶による縛り…言うのは簡単なんですけれど、実際には相当やっかいなモノだと思います。
だって自分の意志とは無関係に突然体が硬直したり、咄嗟に回避しようとどんなに頭で分かっていても身体が勝手に動いてしまったり…心が折れるのを防ぐために勝手に自分に言い訳したり…
本当に自分ではどうしようもないこと…
これが自分の命がかかっているなら尚更です。

ゼロも…自分が魔女じゃなかったらこんなに思いを傭兵にさせる事はないのに…
ゼロの振る舞いは常に気丈…だから普段の彼女からは微塵も感じませんが、そうして自分を責めた事だってきっと一度や二度では無いはずです。
ずっとそんな感じの女の子じゃないと思っていました。
ゼロの涙を見るまでは…ですけれど。
そう…思っている以上にゼロは繊細で優しい女の子だったんです。

傭兵はゼロを護衛しています。
有事の際には彼の腕っぷしが必ずゼロを守ってくれるから…
それじゃゼロは傭兵をどうしているの…?
この答は是非本編でご確認頂ければと思います。
優しさの形ってホントいろいろあるんだなぁ…
これが彼女の決意なんだ…
まさかの展開が待っていてくれています。

オープニングテーマは、たぴみるさんの「発見者はワタシ」
エンディングテーマは、Chimaさんの「はじまりのしるし」

1クール全12話の物語でした。
終盤の展開が少々足早だったのが唯一残念に感じた事です。
原作のストックが無くなったのかと勝手に思っていましたが、既刊は9巻でアニメ化されたのは1巻部分のみなんだそうです。
原作のストックはたくさんあるのに…
設定含めて面白い作品だと思います。
この作品が販促目的だけでなく、アニメで完走してくれる事を期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

獣人戦士とロリ魔女・・・いい組合せと思って期待したんだけどなぁ。

昨年、話題沸騰&炎上した「Re:ゼロから始める異世界生活」と同じ制作はWHITE FOX。
アバンで西洋の寓話風の挿絵が印象的。
魔女と人(王国)との諍いが絶えない中世風の世界。「獣堕ち」と呼ばれる人から生まれた(もしくは何らかの理由でなった)半人半獣の人間がいる世界(教会の教えでは前世の業のせいだと言われているが、実は・・・)。

巨漢で白虎の獣堕ちの男。粗暴に見えても実は心優しい『傭兵』と幼女の風体ながら、素振りから見てそれなりの年を重ねてそうな俗世に疎い泥闇の魔女『ゼロ』(お互い真名を明かしてないのでこの呼び名)。
プラス半人前の魔女の男の子・アルバス{netabare}(実は女の子らしい){/netabare}が互いの目的の為、世界を滅ぼしかねない魔導書「ゼロの書」を探して旅するロードムービー。

昨今のコテコテに盛り付けられたファンタジー(奇抜なキャラに奇抜な衣装・大層な得物や武具に武器・空飛ぶ奇抜な乗物・多種すぎるモンスター等)から最低限ネタを切り落とし、その分生活感のある設定を抑えている印象があって良いと思います。
{netabare}
この世界では[魔術]と[魔法]の区別化されており、
・魔術:精神修行と呪文の詠唱、魔法陣による魔族(悪魔)召喚により能力行使、そして重要なのが対価(生贄)を悪魔に支払わなければならないという事。その中で「獣堕ち」の「首」は大層な魔術の対価になり高値で取引されることが多く、ならず者達がこぞって獣堕ち狩りをするから『傭兵』にとっては迷惑なはなしである。
・魔法:対価無しに呪文の詠唱のみで行使できる。それを記述されてるのが「ゼロの書」らしいです(極端すぎる例えだと相手に「死ね」と「言う」だけで死んでしまうといったところか?)。
この設定が生かされるか?流されるか?ちょっと気になるところです。

あと個人的には『傭兵』がチョットお気に入り。
生まれながらに半人半獣。当然幼少時はイジメや嘲笑を受けて身の不幸を嘆いてヤサグレそうなものですが、人格者の両親に育てられたおかげで凶悪凶暴にならずに済みました。しかし住んでいた村に「獣堕ち」の首を狙う盗賊が現れ村人に被害が。『傭兵(当時既に大人を上回る体躯で13歳らしい)』は納屋に匿われていましたが、外では母と村人が『傭兵』差し出す差し出さないので口論。『傭兵』は単身盗賊の野営地に乗り込み盗賊たちを皆殺しに。その後は村に(迷惑がかかると思ってか)戻らずに渡りの傭兵稼業として転々と旅をしているようです。大男=オッサンという偏見のあるせいでアルバスにオッサン呼ばわりされるとスゴク怒ってたように年齢は20歳前後ぐらいと結構若そうです。なんせ『ゼロ』の色挑発や裸体に赤面するほどウブウブですから。顔の表情も人間ぽく豊かに表現してますが、これは好みが別れそうな感じ。自炊料理も結構得意そうです。EDでは仕込み中に材料全部『ゼロ』に食べられてますが。腕っぷしや身体能力もなかなかのもの。大剣を軽々と扱い、崖から顔面着地(笑)でも無事でいるというタフさ。人からは嫌われていることを自覚しているがゆえに、か弱い者には手を差し伸べる優しさが好感です。{/netabare}

「ゼロの書」探索の旅で人間の姿に戻すことを条件に『ゼロ』の護衛を渋々引き受けた『傭兵』。これからどう展開するか期待抑えめで注目してます。

【視聴終了】
なんか「十三番」が出てきてから面白味が失速してきたような感じがしました。あと本作に限らず今期、他の「ラノベ原作物」は総じて世界観のデザインが力量不足気味に思えます。メインキャスト以外『[ファンタジーだからこんなもんでいいだろう]テンプレート』にハマった、背景・建築・小道具類・モブ・サブキャストなどなど・・・ひねりが無くてちょっと残念(ウェニアス王の、貧相で風格の無い事といったら!)。デザイン担当が居なかったのか?未熟だったのか?あまり気にしなかったのか?とにかく(個人的には)気になってました。

部分的に見てみると「結構イイ所」もあるんですが、全体的に見ると「何か」が足りなくて面白味が出せてなく残念に思えました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

71.9 3 傭兵でラノベ原作なアニメランキング3位
フルメタル・パニック!Invisible Victory(IV)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (281)
1319人が棚に入れました
相良宗介たち「ミスリル」に、敵「アマルガム」が逆襲!
今度は本気の闘いだ!!

敵<アマルガム>のガウルン、ゲイツといった強敵を倒し、いつもの平和な日常が戻った「陣代高校」。
しかし、そんな日々は長くは続かなかった・・・。
失態続きの<アマルガム>は、本気で相良宗介たちに襲いかかってくる。
世界各地の<ミスリル>の基地が強襲される!
テッサ率いるトゥアハー・デ・ダナンが格納されている「メリダ島」もたくさんのミサイル、アームスレイブによって攻撃される。
一方、日本の宗介、かなめにも魔の手が追っていた!!

再び、宗介、かなめ、テッサたちに試練が訪れる!!!

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、木村郁絵、森川智之、夏樹リオ、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、大塚明夫、西村知道、浪川大輔、山路和弘、杉田智和、てらそままさき、井上麻里奈、内田彩、茅原実里、津田健次郎、玄田哲章、速水奨、山口勝平、遠藤大智、斉藤次郎、代永翼、櫻井トオル

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

俺はすべてを守る。君に属するすべての世界を護衛する!

この作品は「フルメタル・パニック」の4期に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

本作品の最大の特徴でもあると思うのですが…
これまでアニメーション制作は京都アニメーションでしたが、今回からXEBECに変わっています。
XEBECといえば、しーぽんの愛称が懐かしい「宇宙のステルヴィア」や「蒼穹のファフナー」が頭に浮かびますが、調べてみると「To LOVEる -とらぶる-」シリーズや、「這いよれ! ニャル子さん」などの作品も手掛けられているんですね。

京アニからアニメーション制作が変わる事を知り、少しビックリしましたがXEBECと聞いて安心しました。
XEBECといえば「蒼穹のファフナー」の様な半端ないクオリティのロボットバトルを輩出した会社です。
直近では「蒼穹のファフナーEXODUS」が放送されましたが、この作品のスタッフには子供の頃にファフナーを見て、自分もこの様なアニメを制作したい、という意志を持った人たちが参加していたそうです。
こういうモチベーションの高いスタッフが一緒だと心強いですよね。

一方、本作品の物語の方ですが…
これまで「アマルガム」というミスリルの敵の名を幾度となく聞いていました。
アマルガムの執拗な攻撃に相良宗助らは、何とか辛勝してきました。
ですが、今期のアマルガムは本気です。
本気でミスリルを潰しに襲ってくるのです。
彼らの本気…実はこの目にするまで皆目見当が付きませんでしたが、本作品で彼らの実力が明らかになります。

明らか…とは未だ言えないかもしれません。
アマルガムは底の見えない組織なんです。
だから、これが彼らの本気であることを証明する手立てがないんです。

しかもアマルガムはミスリルを同時多発的に襲ってきたんです。
個々の能力では拮抗するかもしれません。
でも最新式のアームスレイブを多数揃え、圧倒的火力の差を持って襲われては流石のミスリルも堪りません。

そして当然ですが、アマルガムの手は相良宗助…いえ、かなめにも迫っていたんです。
きっと状況はこれまで見てきた中で最悪と言っても過言ではないと思います。
そしてこの物語は、ミスリルにとって組織も心も瓦解した最低最悪の底辺から動いてきます。

今回はどのキャラを見ても心が痛みます。

成す術なく選択を強制・受諾させられた相良宗助。
これまで手を伸ばせば触れられる位置にいたはずなのに、一体どれだけの溝が開いてしまったのだろう…
でも再び歩き始めた矢先で彼を待っていたのは絶望…
襲い来る数々の痛み・苦しみを味わいながら、それでも宗介は顔を上げ叫びます。
だって…約束したから。

一番心細いのは、かなめかもしれません。
普通の高校生活を送りたいだけなのに、どうして自分の身の廻りでは騒ぎばかりが起きるんだろう…
でも、今度の騒ぎは普段の宗介のバカ騒ぎが可愛く思えるくらいに激しく、友達を容赦なく傷つけていくんです。
だからもう全部駄目かも…と思っていました。
けれど、物語ラストの叫びはズシンと胸に響きましたよ。
やっぱりかなめはそうじゃなくちゃ…

でも一番心を痛めたのはテッサで間違いないと思います。
自分の一声で人を生かしも殺しもするんです。
現在の状況を踏まえ、一番正しい選択が出来ていたのだろうか…
彼女の心にはこの問いがずっとついて回るのではないでしょうか。
いえ、今回の一件だけじゃありません。
自分が大佐としての言動全てについて回るんです。
その重みを受け止めるには…正直テッサは華奢すぎです。
更に寄りかかりたい人の消息は分からない…
組織としての自分、本心の欲求に対する自分…
きっと心はグチャグチャだったのではないでしょうか。

そういえば、今回新たに一人紹介したい人ができました。
宗介が立ち寄ったナムザクで知り合ったナミという女ん子です。
明るく聡明で…彼女もかなめやテッサに負けず劣らず良い娘なんですよ。
暗い話ばかりが続く中、彼女はオアシスの様な存在だったと思います。

混沌は留まる事を知りません。
そして一旦は停止を余儀なくされましたが、これで終わるミスリルではありません。
これまでも圧倒的不利な状況の中から、僅かな勝利条件を掴んできました。
この戦いにおいてもその奇跡を信じています。

オープニングテーマは、山田タマルさんの「Even...if」
エンディングテーマは、山田タマルさんの「yes」茅原実里さんの「Remained dream」
何このオープニング…ムッチャ痺れるんですけどっ!
って、エンディングも…!
どちらも大好きで通勤電車でリピートしながら聞いている曲です。
特に好きなのはオープニングです。
今期のアニソンBEST10の上位にどれだけ食い込んでくるかが楽しみです。

1クール12話の物語でした。
作画は、ロボットのクオリティーが素晴らしいです。
キャラデザは京アニとの違いは感じましたが、違和感は無かったと思います。
まさか…これで終わりじゃありませんよね。
原作は完結しているようなので、最後まで描ける条件は整っていると思います。

以前、とても悲しい思いをした経験があるので、なにとぞ続編…からの劇場版という改悪パターンだけは無い様にお願いします。
これはそうしちゃいけない作品だと思いますので…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
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ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この愛に壮大な名前をつけよう

序盤 あぁ

中盤 うーん

終盤 うーーーーんんんん

四期です。お察しの通りInvisible Victoryの頭文字をローマ数字のⅣと見立てています。
三期の続きなのでだいぶ暗いです。四期もシリアスメインとなってきます。コメディシーンはやはり少ないです。個人的には嬉しいんですがね?

時代というものは無慈悲にすぎるもので、三期放送から13年の月日が立ちました。流行りや一般受けが変わる中で、作風が変わるのはとてもどうしようもないことなのでしょうが、個人的にあの作風が好きだったので残念です。

序盤から攻めてきます。恋愛系から始まるのですが、いきなりシリアスシーンになったり戦闘になったりと忙しいです。そしてあいも変わらず血は跳ね首が飛ぶので苦手な方はご控えを。まぁ三期を見れるくらいなら余裕でしょうが。
やはり前に三期あったとはいえ13年のときが経っているので、覚えているか正直微妙でしたが視聴し始めれば徐々に思い出してくるので安心してください。しかし、導入が雑だったのは些か見過ごせませんが。
中盤は新キャラがメインになってきます。主人公はソウスケのままなのですが、時間的にも空間的にも間ができるのでちょっと最初は驚きます。しかし、そこはフルメタ。もちまえの「なんやかんや」と「非情」を使い切り抜けます!
おおとここで終盤に差し掛かる!止まる様子はまったくなく、ゴールもどんな形かわからない。この状況で不安にならない視聴者はいるのでしょうか。{netabare}実際ものすごく中途半端で終わりましたからね。続きはあるのでしょうかね。また13年待つのは厳しいですよ。{/netabare}
物語の全体的な印象としては悪くないです。なんやかんや言ってもフルメタは四期まで続いているだけあってちゃんと物語としては成り立っています。無駄なシーンもあることにはありましたが、それが無ければ納得するかと言われれば微妙なとこです。要はフルメタが好きならば問題ない、ということです。個人的にはセカンドが一番好きですが、本作が一番好きという視聴者がいてもおかしくは無いと思います。そういう感じです((

{netabare}あと個人的な読みではソウスケが「愛」を知るのに時間がかかったり、何かしらのアクションがあると思ったんですが、案外あっさり愛を伝えてますね。私が見逃しただけなのかな。だとしたら結構重要なとこ見落としてますね。世界を巻き込んだ恋愛なのですから、一括いに愛の力と表現するのはなんか癪です。かと言ってなんと表現すればいいのか。やはり愛なのか…できれば下限も知ってほしいところです。発送としては良いのですがね?
あとナミの声優さんは茅原実里さんだそうです。茅原さん救われない役多くない?気のせい?いつも死んでるか救われないイメージしかないんだけど。気のせいかな(汗){/netabare}

先程も行ったとおり制作会社がかわり作風がガラリと変わっています。一期と二期ではもちろん差はあったにしろ大きな変化ではありませんでした。しかしこの三期と四期の間には深すぎる溝ができてしまいました。主人公たちや生徒たちはもちろん、ロボットや車などが大分変わり果てていました。人はキャラデザの変更を疑うくらいには違いましたね。見た目から元気いっぱいだったあの少女が今では恋するうら若き乙女に。まぁ言動とかが女々しくなったのも原因でしょうが。個人的にはやはり昔のほうが好き。
ロボットは3DCGをつかっていました。モーションは丁寧でしたが、ちょっと陳腐な感じはしました。対象年齢が低めのアニメにでてきそうなやつ(伝わってほしい)。まぁ大の大人がロボット変形に対し「その稼働はおかしい」と批判する業界もありますからね(そっと宇宙世紀から目をそらす)。ほ、本当にガンダムは面白いですよ?(必死のフォロー)
あと恭子ちゃん扇情的になった?ちょっと気に食わないんだけど。前の元気で天真爛漫な恭子ちゃんに戻してよ!(過激派)びっくりしたね。一瞬誰かわかんなかったもん。

監督は中山勝一さん。planetarianのシリーズディレクターをされた方ですね
原作・シリーズ構成・脚本は賀東招二さん。
キャラデザは堀内修さん。不動
劇判は佐橋俊彦さん。不
アニメ制作はXEBECさん。ファフナーやニャル子などを制作したところですね

opは山田タマルさん作詞曲歌唱、山本陽介さん編曲の「Even...if」
edも山田タマルさん作詞曲歌唱、山本陽介さん編曲の「yes」
ちなみに個人的に好きなのが8話ED畑亜貴さん作詞、菊田大介さん作編曲、茅原実里さん歌唱のゴールデンコンビの「Remained dream」が大好きです
声優さんはよく、主人公の関さんが初期とは大違いの演技力でした。いや初期も味があってよかったんですけどね

総合評価 受け入れられない人もいると思う

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今回のフルメタは死者・怪我人続出の本気戦闘モード!

本シリーズに関しては、サブヒロインのテッサ隊長が可愛いだけの、温(ぬる)くて展開の散漫な「なんちゃってロボット&学園ラブコメ」アニメとばかり思っていて、この新作の視聴前はほとんど期待していなかっただけに、第1話から・・・ちょービックリ!!!!
前作まで(1~3期+OVAの計50話)は、長~い前座だった!?

何か見続けているうちに、主人公=宗介君が『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ君に見えてきた!
これは、《リアル志向ロボット&軍事アニメ》の思わぬ拾い物でした。

チンタラしてなかなか話の進まなかった前作までを余り確り見ていない私が、この新作はこれだけ楽しめたということは、コレ単独で新規に見始めてもいい作品なのかも?
というか、私の場合、この新作を見終えて、初めて前作の方をじっくり再視聴してみたくなりました。
原作の方は、さらにこの後シリアスな展開が続くそうなので、何とか最後までアニメ化して欲しいところです。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ      賀東招二(『富士見ファンタジア文庫』1998-2011年刊)
監督         中山勝一
シリーズ構成・脚本  賀東招二
キャラクターデザイン 堀内修
メカニックデザイン  海老川兼武、渭原敏明
音楽         佐橋俊彦
アニメーション制作  XEBEC{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======== フルメタル・パニック! Invisible Vicrory (2018年4-7月) ========
{netabare}
第1話 ゼロアワー ★ テロ組織「アマルガム」の本気宣言(レナード)、普通の学園生活の終り、世界各地のミスリル基地への大攻勢開始
第2話 損害制御 ★★ メリダ島基地への敵襲、宗介&かなめへの襲撃、スペック伍長懲戒(テッサ大佐)、かなめ動揺
第3話 BIG ONE PERCENT ★★ ベヘモス迎撃(スペック戦死、キャステロ中尉戦死)、Mr.クラマの卑劣な罠(人質・常盤恭子)、宗介とかなめの約束
第4話 オン・マイ・オウン ★★ 学園の戦闘(人質解放、レナード来襲・かなめ投降)、メリダ基地放棄・テッサ隊脱出、宗介の決意{/netabare}

 - - - - - - - - - - - シナリオの切れ目 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第5話 WELCOME TO THE JUNGLE ★ 東南アジア・ナムサク市編(AS闘技場(アレーヌ)、ナミ&レモンとの出遭い、参戦)
第6話 腐敗のまどろみ ☆ 続き(地元警察署長の接触、宗介の目的)
第7話 ジャイアント・キリング ★ 続き(闇バトル(ロートル機サベージvs.最新鋭機M9)、再びクラマの卑劣な罠(人質・ナミ))
第8話 ワン・マン・フォース ★★ 続き(ナミ死亡、宗介の復讐戦、クラマ戦死・宗介重症、かなめの行方) ※ED「Remained dream」{/netabare}

 - - - - - - - - - - - シナリオの切れ目 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第9話 堕ちた魔女 ★★ 旧アーバレストAI(アル)の機能回復、テッサ大佐サンフランシスコにて発見、アマルガムの尻尾あぶりだし作戦
第10話 前へ、前へ ★ レモン隠れ家への襲撃、囚われのかなめ、フロリダ軍事キャンプ(宗介回復)、カリーニン少佐の裏切り
第11話 ストーミー・ナイト ★★ メキシコ・レナード隠れ家強襲、かなめ奪還作戦(クルツ&メリッサ合流)、レナードの待ち伏せ
第12話 メイク・マイ・デイ ★★ かなめ奪還失敗、新機レーバティン無双(AIアル&宗介のコンビ復活)、かなめからの連絡・約束、テッサとの再会・宗介&アル原隊復帰{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)7、★(良回)4、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.3

OP 「Even...if」
ED 「yes」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

65.6 4 傭兵でラノベ原作なアニメランキング4位
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (321)
1232人が棚に入れました
都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。身体能力バツグン! 古代魔法も完璧! 挙句の果てには家事もおまかせ! 己の強さを勘違いした村人による無自覚最強ファンタジー、ここに開幕です!

声優・キャラクター
花守ゆみり、茅野愛衣、日岡なつみ、朝日奈丸佳、津田美波、伊藤美来、山下誠一郎、斉藤壮馬、日野聡、M・A・O
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

腫れ物扱い

2話までの感想{netabare}
原作未読、前情報一切ナシで視聴。
タイトルから「ドラクエ6の下ライフコッドへのツッコミからアイデア得た作品かな?」と思ったらあながち間違ってもない模様。
1話で軍への試験に落ちるって、ねぇ?
じゃあ2話で馬を捕まえる展開が来たらどうしようw、と思ったがさすがにそこまであからさまじゃなくてひと安心。
…安心なのか?
いやむしろヒヤヒヤですな。

多くの方が指摘されてる通りの「無自覚最強系」で、いつ「オレまた何かやっちゃいました?」が炸裂するか分かったモンじゃない。
が、今のところ「そこ=イラっと来させるライン」はギリギリのところで堪えてて踏み越えてはいない、あくまで私にとってはね。
慇懃無礼に感じる部分は無きにしもあらずだけど、一線を越えずにいられるのは…ヒロインのセレンの扱いがデカいのか?
鼻につくなろう系の多くはヒロインが「どう可愛いでしょ?キレイでしょ?」って部分しか見せない都合の良い人形(人によってはトロフィーと呼んでますね)状態で、それに比べるとこっちは性格に難アリの模様。
まぁ“オバロ”のアルベドや“慎重勇者”のリスタルテやアデネラみたいなもんではあるのだけど、ヒロインのみっともない側面を見せてくれるのは私には効く。
セレンの病みっぷり次第では結構面白くなる…かも?
但し、いつイラっとくるラインを超えてしまうかは分からないのでヒヤヒヤしながら見続けることにはなりそう。


ところで舞台の国名がアザミ王国?ティッスルじゃなくて?モデルはスコットランドなのか?
しかも行方不明中の王女の名前がマリアアザミ(実在する植物の名前)だと?なんて安直な…だったら通称ベルト姫のセレンもベルトーチカとかの名前にした方が良かった気が。{/netabare}

3話感想{netabare}
良いことか悪いことか分からない、とりあえず1話から感じてた違和感があるのだけど、3話でそれがより顕著になったかな?
マリーがマリアだと明かされたが、んん?付き人ナシの単身で隠密行動してたの?
クロムもそう、「繋ぎ」とか居ないの?
まぁそれを言ったらいくら弱小貴族だとはいえセレンやアランにも付き人が居ないのがなんか変。
なによりリホがたった一人で「問題のある傭兵」として国からマークされてたの?
ならず者集団のリーダーだと思ったのだが、姐さんと呼んで付き従う腹心の一人も居なくて…あっれー?
要はそれぞれの集団というか勢力が、擬人化されていちキャラクターにされてるような違和感。
とはいえ、いちいち構成員を出したところでキャラが無駄に多くなるだけだし、話を理解しやすい様に簡略化したんだと思うと悪いとも言いにくい。
“神達に拾われた男”で誰がナンだか分からないギルドメンバーがゾロゾロ登場したことがあったが、あんなことをやられても困るっちゃあ困る。
う~ん、どうなんだろ、今後解消されるのかな?

判断に悩むのは3話祭りシーンの村長もそう。
ロイドとねんごろな関係を狙ってるみたいだが、だったらわざわざ出先ではなく村に居た頃にいくらでもチャンスがあったのでは?
つまり村では監視が居て到底無理だったとか、何か尤もな理由がありそうな気がするが…ちゃんと考えてある?
その…原作は知らんがシリ構が赤尾でこなのでちょっと怖いんよね、二回母とアサプラは私の中では前科になってるので。

でもって中身の感想。
今回ロイドは殆ど蚊帳の外でした。
人間同士の諍いには不干渉だったけど魔王が係わってるということで次回参入してくるのかね?ってことでそれの前振り回。
次回でこの作品の評価が決まる…かも?{/netabare}

4話感想{netabare}
あーそっち行っちゃったかー、想定通りではあるんだけど悪い方向へ行っちゃいました。
ロイドが自分の強さに無自覚&周囲が教えてくれないのは、人間同士の諍いに関与させないためという建前があったからなのに、その対象外の出来事に至っても周囲は相変わらず教えてくれない。
ま、まぁ他の理由が今後明かされるかも知れないのでまだ視聴は切らないけど、せめて「ひょっとしてボクって普通の人と違う?」と僅かにでも疑う描写は欲しかったような…。
もっと欲を言えばアランが死んでたら私好みの展開だった。
どうにも赤尾でこ繋がりの“二回母”と同じ匂い…他には友人と意気投合した“すのはら荘~”の件が頭をよぎる。
どんなに管理人“以外”の連中でイイ感じに話が盛り上がっても、最後管理人が全部踏み潰して更地にしちゃう感じ、あれと同じ方向性なのかなぁ?

期待したセレンの暴走っぷりもいま一つ、これは比較する相手(慎重勇者)が悪い?これも今後次第か。
どっちかというと村長の方がはっちゃけてる。
あと軍軍言ってたがなんかピンと来ない、そこは騎士にでもした方がシックリ来るような…ってそうすると今度は、いくら変わり果てたとはいえ忠誠を誓うべき王を見間違えるのに疑問生まれちゃうか?
ってか今回の一件で戦争は回避できたの?{/netabare}

5話感想{netabare}
慇懃無礼と腫れ物扱いについて、4話までの感想では書き足りてなかったので以降の感想に織り込みながら書いてけばいいやと思ったら…それどころじゃなかった。
5話、なんだこりゃあ!?
あらすじをただなぞっただけ、溜めも無ければイキも無い。
キャラが生きてなければスタッフも息してなさそう。
なんでこんな作りに?と思ってこの回の脚本を調べてみたら普通に仕事できる人みたい、じゃあ演出になるのか?この退屈な流れは。
ってか作画も結構アレになってて現場大変なのか?

ところで新キャラのフィロ、こういう役どころって銀髪ジト目ロリがやるもんじゃないか?
長身でヌボっとした系は…RODの次女みたいなのは、異性にデレるんじゃなくて小動物にデレる方が相応しい気ががが。{/netabare}

6話感想{netabare}
「ロイドは自分が超強いことに気付いてない」って設定である以上、「なんで周囲は教えてあげないの?」という疑問がどうしても付きまとう。
教えてやらないその振る舞いからはロイドを腫れ物扱いしてる、もしくはいじめか?とさえ思えてきてしまうので、それを回避するために更なる設定が必要になる。
「ロイドが超強いことは知ってるけど、ロイドに自覚が無いことには気付いてない」
要はボケにボケを重ねるボケ倒しで、ツッコミ役が居ないとどうにも落ち着かない私にはちょっと厳しいかも。
一応「ロイドが自覚してないことに気付いてるけど教えてやれない理由があるっぽい」には村長とマリアが居るが、村長はまだしもマリアはむしろ自覚の無いことを利用してる様に見えちゃうのがこれまた…。

更には主人公が強いことに気付いてるキャラと気付いてないキャラが居て、こいつら同士で情報交換・意思疎通をしない。
(例:6話でいえば大会でロイドと戦うことになったレナにフィロは忠告しない)
学園長がロイドの強さを見抜けなかったのも不思議だけど、ロイドを含めキャラ同士で情報交換・意思疎通をしないこの状況は、心に壁があるというか溝があるというか…キャラ同士が冷え切った関係でコメディ作品なのにあんまり愉快な世界に見えない。
そこで、恋に盲目でキの字に足を踏み入れてるベルト姫が「そんなん知ったことか」と空気を読まずにブチ抜くことを期待してしまうワケで…早い段階でセレンに期待したのはそういうこともあったのかな?と我ながら納得。
無いのかなぁ、そういう展開。

ってかさ、ロイドの性格ってブラック企業の社長に見られる例としてよく上げられるやつじゃん。
当人は確かに能力高いけど部下も同じくらい働けると思って「え、これくらい簡単にできるでしょ」とオーバーワークを課してしまうやつ。
良い悪いは別にして、前世でツライツライ仕事に追われたので転生先で幸せを掴もう、みたいな転生作品が最近多い中、それを支持する人はこれ(ロイドが無自覚)はどう映ってるんだろう?{/netabare}

7話感想{netabare}
近々文化遺産登録予定の檜林を隠れ蓑にトレント絡みでのタクラミが行われてるみたいで、それを探ってる連中同士で疑い合ってる中にロイドがポンと放り込まれる…って話。
なのだけど、何かおかしい。
ってことで2回見ちゃったよw
後半アランと入れ替わったロイドが「ここで起きてる事件を止めたい」とセレンとリホに伝えるのだが、「いつの間にトレント絡みの陰謀が行われてるのをロイド達は気付いたんだ?」というのが初見では不思議でした。
が、ここで言った「事件」ってのはアランが風呂でノボせたことを指してる?トレントについてはまだ気付いてない??と2回目で思ったり。
合ってるのかどうかは知らない。
もし合ってるのなら、アランがノボせたのを事件扱いしてる描写が足りない気が…。

2回見ても変だと感じたのが変わらなかった部分としては、長年ベルトで素顔を曝す事のできなかった娘の呪いが解かれたにしては、セレンの親のリアクションが薄い。
そう見せかけて実は…って展開が今後あるかも知れないのでそこはいいとして、セレンとアランは見知った間柄なのに親は把握してなかったのか?
また、ロイドがアランの身代わりになるのはスレオニンが承知ならOKだろうけど、客だったリホが従業員に扮するのはコバ的にはOKなのか?
これに関しても次回以降で明かされるのかなぁ?

それはそうと檜林が二次林であることを語るのなら、普通に炭焼き小屋でもあって遺産登録で取り壊されて~って方のが分かり易かったのでは?
人の生活に利用されてたのに遺産登録されると立ち入りができなくなる、ってのがミソだろうに…まぁいっか。{/netabare}

8話感想{netabare}
この回、不自然に感じた点は大雑把に3つ。

1:「アランがのぼせたこと」と「昏睡事件」はイコールだったの?
2:檜林を文化遺産登録しようとしてた勢力は?
3:秘書が正体現してキキョウを襲おうとした時ロイドが割って入れたのは、放り投げられた村長を探しに林に入ったから。
じゃあ村長見つけられてないのにホテルに戻ってきたのはなんで?

1については、前回のうちに「風呂に入ってるアランの背後から陰が迫って「誰だ」と振り向いたところでブラックアウト」みたいな3秒もかからんシーンを入れなかったのがいけなかった気がする。
要は私の感覚ではアランは一人で勝手に風呂でノボせただけにしか見えなく(ってかトレントにやられたなら三日味晩昏睡するらしいがアランは当日に起きてないか?)、そこに朴念仁であるはずのロイドが事件性を見出したのが不自然に映る。
「事件を探るためにデートのフリをして周囲を見回ろう」という目的から8話序盤に繋がってるワケで、発端が曖昧なのはどうなんだろう。
発端が曖昧なら〆も曖昧、原作はどうか知らんがアニメスタッフの怠慢のような…。

2は秘書が一人で出来る規模を超えてる気がするが…目一杯好意的解釈をすればショウマが裏で手を回してた?
…と考えられる、が、最後に村長が関係者以外の記憶を消しただと!?
えっ、証拠隠滅?ってか「関係者」ってどの範囲まで?
と思ったら、ひょっとしてアニメに登場した連中は全員関係者(=記憶消去の対象外)で、実際はホテルには他にも客が沢山居たってことだったりして?
もしそうだとしたら背景にモブを描く手間を省いたアニメスタッフの怠慢のような…。

3は、当初は村長を探しに林に入ったがそこで雑草掃除(前回からの話を継承してるなら枝打ちor下草刈りと言って欲しかった)へと目的が変更した、というのはまだ分かる。
けどそうなら騒動が終わったあと「そういえば村長は?」と誰か突っ込めよと。
視聴者の疑問に答えるかのように騒動終了直後村長がショウマに囚われてたシーンに移るが、そうじゃなくてキャラが疑問に思えよと。
村長が放置されてることに疑問を抱くんじゃなくて、村長が放置されてることにキャラが誰も疑問に思わないのが疑問なんだ、この違いスタッフ分かってるのかな。
しかもアニメはご丁寧に夕方→日暮れと時間経過を表現してて、長い時間村長は放置されてたと印象づけてくれてる、なんでそんな演出を?


個人的な見所、というか心の拠り所になってるセレンのハジケっぷりも…悪くはないのだけどまだ足りないかなぁ。
内容というより見せ方(演出)になるので文章で上手く表現できないけど、もっと過剰演出していいと思う。

原作未読なので推測にしかならないけど、ひょっとしておかしいのはアニメだけなのでは?と疑い始めてます。
「6話感想」で触れた通りキャラ達がロクにほうれんそうをしないで勝手に行動する、動機や目的がバラバラなのだけど、それをマトモに把握しないまんまアニメ作ってないか?
また、アニメ化に際し内容が詰め詰めってのは強く感じる。
今回のエピだったらホテル支配人のコバが居る必要があったのかどうか謎(誰が誰の親父だか混乱を来すだけ)だし、前の話を振り返るのなら聖剣を手に入れる描写なんてかなり酷いと思う。
再登場するとは思うけど5話で登場したミコナ(マリーにホの字らしいヤンデレレズ)も現段階ではスゲー投げっ放し。
ただねぇ、これはねぇ…7&8話のエピソードをもっと話数かけられてもダルいというのも分かるし、“通常攻撃が全体攻撃で~”はそれで失敗したと反省しているとも取れる(あっちは「え、そのエピソードまだ続くの?」というのをダラダラ続けられた)。
問題は原作からの場面のチョイスが良くないって話で…と考えると原作はマトモなのでは?と思い始めてしまったり。
わぁい、この感覚って“アサシンズプライド”と同じだw
そして、無いとは思うけど万が一、原作を売るためにアニメはワザとヘボくしてるのだとしたら…赤尾でこって才能ある?
いやまさかそんな、まさかなぁ…。

因みにセレンを親父が突き飛ばせたのはベルトのオートガード機能は悪意の無いものには反応しないから(6話参照)と解釈して私は違和感は覚えなかった。
魔王の苗といわれるトレントの苗木をモンスター研究所から奪った犯人はフツーにショウマだと思っていいのかなぁ?もうひと工夫あると良さそうなのだが…。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ごちゃごちゃと細かいことは置いといて一言。
ベルト姫のハジケっぷりが無いなら見るトコ無くない?
あ、あれー?{/netabare}

12話感想{netabare}
まぁこうなっちゃうよね…ロイドが世間知らずな設定のせいでゴーレムがロイドに対して強いのか弱いのかワカランw
一旦追い詰められて「やっぱり弱いボクじゃモンスターには…」と挫けそうになるが、なんかおかしくない?
ロイドが手出しできなかったのは取り込んだミコナを盾にされたせいであって強い弱いは関係ない。
それこそ「こんなヤツデコピンで粉砕できるのに人質を取るなんて卑怯だぞ」でもいいワケで…う~ん?
で、そんな程度にしか思えないことに悲壮感漂うBGM増し増しでピンチ演出するもんだから、どうにも空回り感が…。

とはいえ、原作未読だけどひょっとして、原作ではサラっと流してる部分をアニメでは殊更大げさに仕立ててるってことは、無い?
ベルト姫の封印中ヴリトラへの言葉責めもそう、原作だと一コマで終わってるモノなのでは?
なぁんかそんな感じがする。
また、逆のパターンとしてはミコナをマリーのパンツで誘って逃がした後は、リホ「実は私のなんだけどね」ミコナ「ぎゃふん」までが一連のお約束じゃない?
前回の話を踏襲するならエンディングの1カットで済まさないでそんなシーンを入れるのが妥当のような?
これはミコナ初登場回もそうだったなぁ、予め登場させとくにしても印象が薄いというか。
ってことでアニメは場面チョイスのヘンテコさを感じる、12話だけに限らず全体を通してそう。
原作未読なので想像ですけどね、ホントウデス。
まぁ原作のどこまでをアニメ範囲にして、何をクライマックスに設定するかって難しいんだろうけどさ…シリ構を同じ人が手がけた“アサプラ”はそれで変なことになってたし。

で、最後は自殺志望者とショウマがユーグを連れて逃走でエンド、まぁこんなもんだよなぁ。
ところでユーグって名前、同期放送の“エクスアーム”と同様ユグドラシルから来てるのかな?と思ったが、ひょっとしてユーグレナ(ミドリムシ)?
なんか妙に農業押ししてるし…うん、そっち方向への突っ込みは止めとこう。{/netabare}

総評{netabare}
主人公ロイドが無自覚系俺TUEEで、ロイドの無自覚っぷりもさることながら周囲が教えてあげないのが最後まで違和感強かった。
ロイドは「憧れの軍人」になりたがっていて、だけどコンロン村出身者が人間界へ軍事介入が許されるのは魔王絡みという特別な時のみで、ロイドはそれを知らない。
これ、不幸じゃない?
自分はただの人間じゃないことを知り、軍人にもなれない(魔王が暴れてくれるなら別だが)と分かった時、挫折するんじゃないの?と。
…。
だから周囲はお前只者じゃねーぞと教えてあげないのか?地獄への道は善意で舗装されてるってヤツ?
更に物語は「ロイドが活躍できる舞台を用意してやろう」といういわば忖度した黒幕を登場させる、させてくれる。
けど結局はこれも問題を先送りしてるだけ。
アニメ最後「憧れの軍人目指して頑張るぞー」で終わったが応援する気にはなれない、早めに諦めたほうがいいぞという気持ちの方が先に立つ。
士官学校と言ってるし、もしロイドがこのまま軍人になろうものなら指揮下に置かれた兵士は無駄死にすること必至。
人間離れした戦闘力の自分を基準に「あんなヤツなら楽勝で倒せるだろう」とただの人間に無茶な戦闘仕向けそう、アカンでしょそれはー。
なのでいつかは全てを知る時が来るハズで、その時「よくもワシを騙しおったなー」と闇落ちする展開が来てもおかしくない…もし原作がそっち方向へ進んでるなら面白そうではあるが、多分違うでしょ?

と、全体的にアレだった中、ベルト姫だけは良かった、それでなんとか持ち堪えた作品。
“このすば”のアクアや“慎重勇者”のリスタルテに近いものを感じる。
良い意味で頭がおかしいので「教えてあげない」も知能が働かないんだろうということで違和感が無い。
とはいえそんなベルト姫もハジケっぷりはイマイチ弱く前出の2名に比べると下位互換にしか過ぎず、ハジケの源である「暴れるベルト」も9話で封印。
ベルト姫に限らず、主人公のキの字っぷり(マイナス)を補えるポテンシャルを持ったキャラは他にも登場…してた気がするけどそれらもどうにも弱かった。


原作未読だけどアニメは場面のチョイスが変な感じがして、ひょっとしたら原作は面白いのかも?と予感させる出来ではあった。
別の言い方をすればアニメが台無しにしてる感。
シリーズ構成を同じ人が手がけた“アサシンズプライド”が時系列入れ替えをして妙なことになってたのをどうしても思い出してしまう。
シリ構の責任かどうか知らんけどね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

略称「ラスダン」があって本当に良かった…完走してもタイトルが覚えられた気がしないので…^^;

この作品の原作は未読です。
事前情報無しで第1話の視聴を始めたのですが、第1話目で「あれっ?」と思うことがありました。
「イーストエンドの魔女」を演じているのは、かやのんだと直ぐに分かりましたが、主人公であるロイド・ベラドンナ役…
台詞を聞いていると言葉尻に聞きなれた感じ…
もしかして…と思いエンドテロップを見て確信に変わりました。
そう、ロイド役を演じているのはゆみりんだったんです。

ゆみりん、かやのんコンビは、今期「裏世界ピクニック」にもメインキャストとして出演されています。
しかも、この作品と「裏世界ピクニック」は同日放送…
同じ日にゆみりん、かやのんボイスを2作品で堪能できるなんて珍しいことなのではないでしょうか。
少なくても最近はお目にかかれていないと思います。
まぁ、私の記憶なので当てにはなりませんけれど…^^;
でも、これで一気に視聴意欲が上がったのは言うまでもありません。


都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。
軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。

そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。
けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。
しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。

自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。
そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。

身体能力バツグン!
古代魔法も完璧!
挙句の果てには家事もおまかせ!

己の強さを勘違いした村人による
無自覚最強ファンタジー、ここに開幕です!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
一歩間違えば、埋もれかねない作品だと思いました。
主人公が最強の作品は、この世に溢れるほど潤沢…というより既に飽和しています。
主人公が無自覚なのは物語の幹にはなり得ない、ということを踏まえると設定に難があるとしか言いようがありません。

ですが、ロイド役にゆみりんを起用したことで、設定の難を逃れることができたのではないでしょうか。
ロイドの強いことを鼻にかけないところや控えめな性格だって、ややもすると嫌みに取れてしまいますが、これらのマイナス要素をゆみりんが全て払拭してくれたような気がします。

加えて物語を見進めると、津田美波さん、ハルカスにみっくなど錚々たる声優さんが出演されるので、これも楽しみの一つだったり…

アニメーション制作会社はライデンフィルムさん。
なんとライデンフィルムさんは今期のアニメを4本も制作されているんです。
それだけの制作規模を管理するのも大変だと思うんですけど…
因みに対象4本の作品は以下の通りです。

・たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
・はたらく細胞BLACK
・オルタンシア・サーガ
・裏世界ピクニック

一方、物語の方ですがロイドが終始モテまくりです。
モテるのは女性にだけではありません。
男性にも熱心なファンが出来ちゃう始末…
まぁ、全般的にシリアスな感じではないので割とサラッと視聴できますし、ロイドがゆみりん役ということも相まって羨ましいという気持ちにはならなかったかな^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、山崎はるかさんの「たとえばそれは勇気の魔法」
エンディングテーマは、Luce Twinkle Wink☆さんの「I'mpossible?」

1クール全12話の物語でした。
ゆみりん、かやのんの活躍もあり、最後まで楽しませて貰いました。
唯一気になったのはタイトル、サブタイトル共に長くて覚える気がしなかったことです。
これは作者の趣味なんでしょうか^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

作品の外側(タイトルや設定)で勝負するの、もうやめません?

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ちょっと変わったタイトルですが、中身はチートが無自覚に無双しまくる話です。

以上です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(8話まで)】
{netabare}
例えるならば、欽ちゃんの仮装大賞。

アイディア1発勝負の素人芸。衣装も演技力も、当然、プロの領域には届かない。

あの番組は、1分くらいの芸を連続して見られるからまだ面白いが、流石に20分以上、数話にまたがって観るのはキツイ。

「ラストダンジョンの手前に住む村人は、普段からレベルの高いモンスターと戦っているはずだから、序盤の街の勇者より強い」というアイディアからの、「自信のない無自覚なチート」という主人公の設定はそこそこ面白い。

が、結局はただ、チートが無双するだけの話。

私は別に、異世界転生だろうがチートだろうがハーレムだろうが、それだけで作品を否定しません。

そこに、内側(キャラクターの魅力やシナリオの面白さ、会話やギャグのセンス等)の魅力が伴えば、全く問題ない。それで楽しい作品も、たくさんある。

ところが本作は、まずギャグがつまらない。会話にセンスを感じない。作画がひどい。ストーリーに見処がなく、軽い。

これら、「ダメ要素が全て詰まった6話」は、なかなかにヒドイ出来だった。

強いて良さを探すなら、キャラクターかな。ベルト姫の暴走や、ロリババア魔法使いの呪いなどは、やや個性的か。

いい加減、日本のアニメ界には、「テンプレなろう系を10本作るより」、「鬼滅の刃を1本作る」方が、商業的にも成功すると、本数ではなくクオリティで勝負する方に舵を切ってほしい。

あ、「鬼滅を作る」とは、「鬼滅のようなヒット作」ではないですよ。あれがなぜヒットしたかなんて、誰にも分からないから再現は厳しいです。

ただ、「75点くらいの原作でも、100点の作画と熱意でアニメ化すれば、過去イチのヒット作を作れるチャンスがたまにはある」という良い前例になったと思います。

個人的には、1クールの新作が10本程度でも制作会社やアニメーターが潤うようになれば、日本のアニメはもっとよくなるだろうと思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なんだろう、アイディア賞ではあるけど、中身は異世界チート転生となにも変わらないんだよな。ベルト姫の豹変っぷりは楽しかった。

2話目 ☆3
だいぶギャグに振ってきたな。でこさんの脚本だからか、普通に観られたな。

3話目 ☆3
黒幕は予想外。チートをどれだけ使わずにシナリオを進められるか大会、になってきたな。

4話目 ☆3
え~!(笑) やっぱ、ギャグベースで片付けていくんだね。いや~、良い最終回だったね(笑)

5話目 ☆2
魔法力もずば抜けてるのね。骨折なんて3時間で治りますしw ギャグが滑るんだよな~。

6話目 ☆1
あれだな、ぜんっぜん、面白くない(笑)

7話目 ☆1


8話目 ☆1
普通に混浴してるが(汗) お前、秘書か、て。やたら説明台詞丁寧。

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30

68.4 5 傭兵でラノベ原作なアニメランキング5位
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (183)
570人が棚に入れました
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!

声優・キャラクター
アルス・ローベント:藤原夏海
リーツ・ミューセス:坂泰斗
シャーロット・レイス:佳穂成美
ロセル・キーシャ:岡咲美保
リシア・プレイド:花澤香菜
レイヴン・ローベント:東地宏樹
ミレーユ・グランジオン:生天目仁美
ファム:戸松遥
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(最終)カタルシスが不足している『なろう』は『なろう』といえるのか

【レビューNo.131】((最終レビュー)初回登録:2024/6/29)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
今期も異世界なろうっぽい作品が多く、ほとんどタイトル切りですが、本
作は「鑑定スキル」が「何の鑑定やねん?!」と気になったので視聴。
出来れば「イセレべ」っぽい「ネタ実況枠」のレビューをやっていきたい
のですが、そこまで香ばしさがある作品かどうかw

(ストーリー)
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴
族の子として生きることになった。
アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・
ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。
そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の
領地へと変貌させていく。
心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一
記が今始まる!
(作品情報より)

(評 価)
・第1話:ゲーム「信長の野望」などを下敷きにした作品かな
 {netabare}・1話の大まかな流れですが、
  ・主人公が現実社会で心臓麻痺っぽい死に方(過労死?)。
   → 田舎貴族のローベント家に「アルス・ローベント」として転生。
  ・3歳になったアルスは鑑定スキルで、ある兵士の鑑定を実施。
   槍より弓矢の適性が高いので、そちらへの転属を勧める。
   → 試してみると一同「おおー!!」
  ・この世界の文献を調べると、中央政権の腐敗が進み、今後動乱の時
   代を迎えそう。
   → 領地を守るためにまずは優秀な人材を集めねば!
  ・町で鑑定スキルで人材を物色していると、武力が高いマルカ人の少
   年リーツを発掘。
   (マルカ人は通常奴隷等で差別対象)
   → 当然登用は周りから大反対。
  ・アルスの熱心な説得の末、この領地最強の父・レイヴンが試験する
   ことに。
   → リーツは才能の一端を示し、父や部下たちも彼の才能を認め、
     無事アルスの家臣に。
     リーツは自分を見出してくれた大恩に報いるためにアルスに忠
     誠を誓うのだった。
  (まだ大したことをしていないということもありますが)3歳で異常に
  しっかりしている点を除けば、悪くない無難な滑り出しだったのでは。

 ・個人的には光栄ソフトの歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」や
  「三国志」を下敷きにしてるのかなっという印象ですね。
  これらゲームも武将の能力・ステータスが数値化されていて
  ・有能な人材を発掘し登用していく
  ・知力や政治力の高い武将で国力を上げたり、謀略で他国の戦力を削っ
   たりしながら戦争準備を整えつつ
  ・武力の高い武将で周辺国に攻め込んでいく
  って感じなので。
  この手のゲームは今でもたまにやっているので、なんか愛着が持てた
  というのも大きいですかね(笑)

 ・でも当面は人材発掘でエピソードが創れそうですが、このターンが終
  わるとどうみせていくのでしょうか?
  発掘した家臣は見せ場がありそうですが、アルスをどう扱っていくの
  かがちょっとわからないんですよね。
  ・ひたすら「アルス様にために!」で担がれる神輿になる
  ・「鑑定スキル」の拡大解釈でガバガバ設定にw
  ・現実世界の知見を活かした「領地改革」
   (それじゃ劣化「現実主義勇者の王国再建記」になりそうですがw)
  まあその辺含め、今後も見守りたい作品ではありますね。
  個人的には「イセレべ」のような香ばしい作品になればという感じで
  すが、そこまでのパワーはないかもですね。{/netabare}

・第2-3話:早くも手詰まりの予感。大丈夫か?!
 {netabare}2人目の人材発掘は、魔法の才をもつシャーロットでしたが・・・
 正直2話かけてやるほどの内容ではなかったなっと。
 ・1話は時間配分がちょうどよく面白く視聴できた
 ・今回は(極論でいうと)1話と同程度の内容を2話に引き延ばした感じ
  → そりゃ内容も薄くテンポも悪くなり面白くなくなるよね
 例えば象徴的なのが2話の冒頭のシーンですが、
 ・この国の歴史や現状の説明
  → 1話の説明と大分被ってるし、全体的に無駄に長いよね
 って感じなんですよね。まあ一事が万事こんな感じで・・・

 仮に1クールを12話と考えると
 ・5話位まで人材発掘に使いたいよね
  → 5人ほど逸材を発掘するぞ!
 ・ちょっと待て!OP映像では3人しかいなくないか?!
  → 1人を登用するのに2話使うしかなくない?!
 しかも
 ・鑑定スキルって、一目で適正見抜くのですぐに終わるよね
  → よっぽど上手く話を創らないと2話分引っ張るって無理があるやろ!
 結構構造的に詰んでいるのかなあって感じがするんですよね。
 更に前回懸念事項に挙げたように
 ・人材発掘した後、鑑定スキルどうするの?
  → 出オチで終わるのか?!
    (敵の弱点や外交交渉時の突破口捜し等に使えるかもしれないが)
 ・逸材3人で回すのキツないか?
 等疑い出すとキリがないんですよね。
 まあ始まったばかりなので、これからを信じて待ちたいと思いますが。
 
 ただ1話の好調の滑り出しから一転、評価は急降下で次回も構造的に詰んで
 ないか?という不安を感じる展開だったかなっと。{/netabare}

・第4話:テンポは戻ったが、今度は作画が・・・
 {netabare}前回から3年が経ったようです。
 シャーロットも魔法の才能を磨き、ランベルク軍のエースに成長したよう
 です。
 成長といえば食生活がいいのか、奴隷時代の貧相な体からこちらも立派に
 育ったようですが、「とりあえず胸は爆盛りにしとけばいいやろw」みた
 いなセンスはどうにかなりませんかね。
 またアルス様に双子の弟妹できたようで・・・
 2人とも将来有望で、なるほどそういう逸材発掘もあるんかと。

 3人目の逸材は、知力の才を持つロセルでした。
 まあ攻撃力の高い2人を登用したので、軍師ポジの人材は妥当なところで
 すね。
 今回はロセルの2人の兄も武人としての才ありというオマケ付きです。
 (元々2人の噂を聞きつけて訪問したのがきっかけ)
 これを今回は(予想に反して)1話で収めてくれたので、テンポはよく面
 白かったですね。
 やはり2話構成だと、それなりに緻密に物語を創り込まないと厳しいです
 からね。

 ただ今度は作画が・・・
 元々低予算アニメということもり、作画は多少やむを得ないところはあっ
 たのですが、「前回こんなに酷かったっけ?!」という感じで。
 特にシャーロットなんか、美少女キャラ台無しだよ!!
 今後が不安ですね。
  
 次回はEDを歌ってるリシア回でしょうか。
 しかしサブタイの「嵐、来る!」って何なんや?!
 まあここまでは「なろう原作」と思えないほど、実直に創られているとい
 う印象なので、ここらで1発はっちゃけるのもいいかもしれません。{/netabare}

・第5話:アルス様とリシアの相乗効果を生み出した、いい回だった
 {netabare}今回は許嫁のリシア回でした。
 サブタイ「嵐、来る」から、周りをひっかき回す”とんでも娘”を予想して
 いましたが、
 ・政治力やコミュ力が高く、思慮深く行動できる
  (外面を繕うしたたかさも持ち合わせている)
 ・観察眼の鋭さや野心の高さから、アルス様を見定めようとしていたが
  ・アルス様のを本質的な人間性を見極めて、きちんと内面を好きになる
   (打算ではなく、純粋に人を愛する真っすぐさもある)
  ・民のことを慮れる優しさや上に立つ者の器も持ち合わせている
  ・(今は弱小貴族だが)アルス様の将来性もしっかり見抜いている
  本質的な人間性に優れた、好感度爆上がりなキャラでしたね。
  ”脳筋・シャーロット”との対比も面白く描かれていましたし。
 
 またアルス様の鑑定スキルも人材発掘だけでなく、今後の外交交渉等でも活
 躍しそうかなという期待も膨らみましたし。
 (またリシアの鋭い観察眼との相乗効果も期待できそう)
 ただリシアにドギマギするアルス様は、一見年齢相応で可愛げがあるのです
 が、中身は「DTおじさん」だからなあ・・・
 まあそれはさておき、リシアをしっかり描くことでアルス様との相乗効果を
 生み出した、いい回だったのではないでしょうか。
 前回酷かった作画も持ち直していたように思いますし。

 人材発掘のターンは終了し、ここから動乱の時代に向けての準備が始まるの
 でしょうか。
 それに父・レイヴンの病は何かのフラグなんでしょうか。とりあえず介抱に
 は向かったようですが・・・
 これ無関係だったら逆に何なんやって話ですが。{/netabare}

・第6-7話:ついにアルス様の時代来たる!
 {netabare}中央では総督が暗殺され、後継者争いが本格化。
 それに伴い、各地にも戦火が及ぶ事態に。
 一方のランベルク領も
 >それに父・レイヴンの病は何かのフラグなんでしょうか。
 やはりレイヴンの病は回復せずに悪化した模様です。
 そんな中、レイヴンの代わりに戦場で指揮を取る決意をしたアルス様で
 したが、レイヴンの与えた試練
 ・目の前で罪人の処刑を見ても平常心を保てるか
  → 初めての衝撃的なシーンに耐えきれず
 で、戦場にはレイヴンが出陣。見事敵を蹴散らすもレイヴンも病に没し、
 ついにアルス様が当主として立つことに。
 ようやく1話冒頭のシーンを回収ですね。

 「鑑定スキル」自体は単なる「情報収集」のスキルにしか過ぎないので
 ・その情報をどう活かし見せ場をつくれるか
 って話になるのですが、(スキルの性質上地味な印象は否めませんが)
 地に足がつき、実直に創ってるなあという印象ですね。
 (試練で挫折を描くなども真面目だなって感じですし)
 また動乱の時代に突き進むところで、アルス様が当主になるもの上手い
 切り替えだと思いますし。

 ただここからの「成り上がり」展開をどうするのか。
 物語的には一応
 ・総督の後継者争いの”兄”側につく
 という世界観なので、ここでいう「成り上がり」とは
 ・自らが天下を統一することではなく、”兄”を総督の座につけるため
  奮闘することで認められるってこと?
 ってところに留まるのかなっと。
 (将来的には天下統一ルートもあるかもしれないが)
 尺的にも”兄”の要請に呼応し進軍して、強敵と対峙して「俺たちの戦
 いはこれからだ!」位で終わりそうなんですよね。

 よくも悪くも実直な作品なので、予想を超えてくるのは難しいのかも。
 となると創り込みの丁寧さでポイントを稼げるかという感じでしょうか。{/netabare}

(最 終)
1クール使ってまさか人材発掘だけで終わるとは・・・
よく言えば”実直で丁寧”なんですが、このテンポの悪さはさすがにダレる
かなっと。
それに丁寧というよりは、無駄に間延びしている感じもしますしね。
個人的には
・人材発掘以外のエピソードに面白みを感じなかった
 ・「鑑定スキル=情報収集」ってだけの能力なので、人材発掘以外の見せ
  場が創りづらい
  「鑑定、この領主さまは凄い人物だ!」→それで?!って感じ
・主人公に魅力を感じなかった
 ・ただの「いい人」ってだけ
 ・それに「信長~!」とか叫ぶだけで転生要素が必要だったのかと
 ・また普段は(中身はおっさんなのに)10歳児のリアクションしてるのも
  どうなのかと
・発掘した人材も魅力がイマイチ
 ・やっぱ戦がないと見せ場がないよね

『なろう』ってかなりガバガバでも、
「チート能力をぶっ放して、有無を言わさず(力業で)解決」
というカタルシスを得ることで、作品のバランスが取れてるように思うので
すが(ガバガバ設定へのツッコミを入れるところも込みでw)、本作はそう
いうのが圧倒的に不足している感じなんですよね。
ではその分(コミック原作のような)話が創り込まれているのかといえば、
そこは”所詮は『なろう』”という感じで、薄っぺらいという印象ですね。
なので通常の『なろう』なら
「ガバガバで都合主義のサクサク展開が『なろう』の醍醐味」
で笑って許せるところを、中途半端に実直に創っている分逃げ場がないって
感じなんですよね。

2期も決定したようで、次は戦のシーンもあるだろうから、そこで発掘した人
材が躍動すれば評価も変わってきそうですが、1期はあまりにもテンポが悪く
個人的には5話の「リシア回」がピークだったかなっと。

・チートで無双すれば「これだから『なろう』は┐(-。ー;)┌ヤレヤレ」と叩かれ
・チートせず実直に創れば「カタルシスが不足している」と文句をいう
視聴者ってホント面倒臭いなあ(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こういうのが見たかった、と言いたくなるなろう系。ただ少しゆっくり気味かな

1話感想 4.0 こういうのが見たかった、と言いたくなるなろう系

なろう系ってのは、一応ね、面白そうな要素を詰め込むことで成立しているんですよ。
だからちゃんと作れば面白いはず。
なのにその質が低すぎて、逆にバカにしているのか、となってキレさせてしまう。
なろう系でもきっちり面白ければそれで全然良いんですよ。

本作はまさに、面白そうななろう系ですね。
鑑定スキル、なろう系の定番ですね。

その鑑定スキル一つで、優秀な人材を集めることで領地を発展させていく…。

良いじゃないですか。
これですよ、他のなろう系にも言いたいことは。

私はスマホ1つだけ持ち込んで異世界でどれだけできるかって内容なら、面白いと思いましたよ。
本当に身一つで異世界に行って、こちらの知識をどれだけ覚えていられるか。
そんな天才じゃなくても異世界で活躍できる、すごくバランスの良いチートだと思いました。
でも何で全属性だの全能力だの意味不明なもん付加するからどっ白けですよ。
つまんねぇ。案の定スマホはどうでもよくなってるし。

過度ではない適度なチート、ちゃんと能力を工夫、駆使しての成り上がり。
バランス良いですね。

そうなんですよ、そんなに強すぎないチートをちゃんと駆使して活躍していくなら面白いんですよ。

他作品だと、鑑定があるのに主人公を全ステータス999とかにして仲間を集める必要を一切なくして、何が楽しくてこんなものを見れば良いんだ? ということにするんですよね。本当に他作品は意味不明で…。
本作も主人公のステータスは見えないんでまだわかりませんが。
でも見せないことで安易にそんな展開にはしないんじゃないかと期待できますね。

これで良いんですよ。
何のチートも無いのは流石につまらない。
チートが過ぎてもつまらない。
適度なバランスが大事なんですよ。本当に他作品はわかっていない。
本作はちゃんとわかっていて素晴らしい。

つい熱くなってしまいました。アニメとしての出来も良いですね。
作画は綺麗で、また主人公の目的がしっかり提示されることで応援もし易い。
第一の仲間も差別されている中主人公に出会って… 応援したくなりますね。

とにかく気に入りました。これは見ます。

全話感想
決して悪くはなかったです。期待した内容はだいたい見られました。
ただ… 何か基本的には割とスローモーですね。

テンポの良い作品だと、1クールで戦争の1つ2つ片付いていても良いと思うのですが、本作は基本仲間集めで1クールお終い。

その仲間もたった4人。1人1人じっくり描いたのは悪くないですが…。
今後戦争するのに、まともな近接戦闘員が1人しか居ないのは良いのでしょうか。
ちょっとまったりし過ぎに思えましたね。

後は優秀な仲間達の優秀な描写が少なめでした。

とはいえ2クールもやるので、じっくり描いていたのでしょう。
今後も楽しみにしたいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

主人公が可愛いのはいいけど、実際には組織運営をまったく理解していない残念話

これはちょっと変わった異世界転生もの。この作品、主人公が転生して得たスキルで人材を見極め、自分の領地を改革していくというストーリー。なろうにしては斬新なアプローチではあるよね

この物語の肝は何と言っても主人公アルスの「鑑定スキル」。どんな隠れた才能も見抜けるので、彼は有能な人材をどんどん見つけてきては自分の脇を固めていくところ。主人公は可愛いし、脇をどんどん固めていくストーリーは結構好きではあるんだけど、、、

でも、現実の組織運営ってそんなに甘くないのを知ってしまった私としてはいくらファンタジーでもこれは無いよなぁって思ってしまう。リクルートしてきた子たちがいくら才能があっても、すぐに即戦力になるわけじゃない。育てる時間も必要だし、既存の組織メンバーとのバランスも考えないといけない

それに、リーダーってのはただの「いい人」じゃなくて、カリスマが必要だと思う。そのカリスマ性を持って、組織内の権力闘争や人間関係の軋轢を抑えてどうやって部下を率いていくかが重要。アルスは可愛いけど、年齢で甘くみられるのは仕方ない。幼児(もしくはぽっと出の新人)に反感を持つ大人は多い。その反感をどうやって抑えていくかは重要なところ

この問題に触れないようにするためか、彼が幼少期から才能ある人たちを見つけて一から自分の親衛隊みたいにしてることで生臭い話に触れないようにしてるのは分かる

でも、現実では手持ちのイマイチ使えない人達をどうやってやる気を出させて使える子たちにすることこそが上に立つ人の采配能力であって、「出来る人を集めればOK」は違うんだよね。つまらない事で他人の足を引っ張る無能な連中をどう有効活用するか、そっちの方が問題になることの方が多いよ

その観点からするとこのお話は、能力があるにも関わらず不運で不遇にされている(と思っている人達)のためのファンタジーってことになる。自分の能力を見つけてさえくれれば、上手く行くはずなのにという人たちのための物語なのかなぁ

と、どうしてもそう思っちゃうので、アルスたちが上手く行けば行くほど「そんなことは無いのよ」と冷めた目でしまうお話になっちゃったと思う。アルスはいい子で可愛いから嫌いではないんだけど、テーマに対する踏み込みの甘さが気になってしまう点が残念

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

62.5 6 傭兵でラノベ原作なアニメランキング6位
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (161)
714人が棚に入れました
王位継承権を巡りフランス王国とイングランド王国が苛烈な戦いを繰り広げている15世紀の世界が舞台の歴史ファンタジー。フランスがアザンクールの戦いでの大敗によってパリが陥落し、貴族の息子で魔術や錬金術の研究に没頭し充実した日々を送っていた少年・モンモランシの運命が一変してしまう。すべてを失いお尋ね者の流れ錬金術師となったモンモランシは、逃亡先の村で不思議な少女ジャンヌと出会う。

声優・キャラクター
逢坂良太、大野柚布子、東城日沙子、沼倉愛美、大西沙織、高田憂希、石上静香、桑原由気、間島淳司、高橋英則、糸博、日野聡、興津和幸、阿部敦、斧アツシ、平田広明、玄田哲章、富田美憂、子安武人、諏訪彩花、石塚運昇

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【2019年1月1日追記】フランスを救うのは聖女か…それとも悪魔か

この作品の原作は未読ですが、視聴を楽しみにしていた作品です。
キャラデザが私好みだったから…そしてやっぱり起用されている声優さんのチェックは外せませんよね。
本作のメインヒロインであるジャンヌ・ダルク役に大野柚布子さん
ブルターニュ公国の姫騎士であるリッシュモン役に沼倉愛美さん
フランス王国の姫太子であるシャルロット役に大西沙織さん
ブルゴーニュ公国の公女であるフィリップ役に高田憂希さん
ガスコーニュ出身の女傭兵隊長であるラ・イル役に石上静香さん
モンモランシを『お兄様』と慕うカトリーヌ役にとみたん

どうです…この布陣?
って、私が鼻高々になる事はないんですけどね^^;

この中でも特に私の目を引いたのは大野さんでしょうか…
「天使の3P!」の五島潤役から見てきましたが、大野さんといえば「このはな綺譚」の柚が真っ先に頭に浮かんできます。
物語が面白かったせいでしょうか…いつも前向きで一生懸命な柚というキャラのせいでしょうか…
何度も目頭の熱くなった作品なので良く覚えています。
だからメインヒロイン役に抜擢されたと知った時は素直に嬉しかったですね。

この物語の主人公は、貴族の息子でありながら魔術や錬金術の研究に没頭する少年モンモランシ…
彼はパリの王立騎士養成学校で、先に紹介したリッシュモン、シャルロット、フィリップらと共に、充実した日々を送っていました。
「ずっと友達だ…」と約束を交わした4人でしたが、100年戦争の始まりによって4人は散り散りに引き裂かれてしまうのです。
イングランド軍の捕虜に墜ちた友人を助ける方法はただ一つ、錬金術究極の秘宝である「賢者の石」を身体に宿し、不死身の超人「ユリス」と化すことだけ…
そう考えたモンモランシは、賢者の石の力を発揮するのに必要なエリクシルの生成方法の研究に着手するのですが、研究は遅々として進まず、気が付けば7年もの歳月が過ぎていたんです。

7年もの歳月をモンモランシがどの様に費やしてきたかは分かりません。
ですが確かなことが一つだけ…自分はあの日の約束に対して何一つできていないということ…
モンモランシはエリクシルの生成に最適な場所と言われているドンレミに赴き、そこで牛飼いの少女ジャンヌと出会うことになります。
そしてモンモランシは、エリクシルの生成に成功するのですが、事故や敵の傭兵部隊の攻撃によりジャンヌが瀕死となるなどのトラブルから全てを守るには、ジャンヌに賢者の石とエリクシルを与えるしか方法がありませんでした。
こうしてモンモランシはジャンヌを「ユリス」として覚醒させることで難を逃れたのです。

しかし不死のユリスになるということは、同時に異端者として追われる身になるのと同義でした。
こうしてモンモランシとジャンヌは共に生きる事を決め…あの日の約束を取り戻す物語が動いていきます。

モンモランシが研究に明け暮れた7年間…きっと幼い日に交わした約束を忘れる事は無かったと思います。
そしてそれはあの日約束を交わしたみんなも同じだったんです。
それに…みんなの思いだって何一つ変わってはいなかった…
でも7年という歳月によって3人の皇女の立ち位置はがんじがらめにされていたのです。

どれだけ苦しかったか…
どれだけ悔しかったか…
どれだけ悲しかったか…
きっとあの約束だけが彼女たちの唯一の心の拠り所だったんでしょう。
モンモランシとの約束が無かったら、きっと今の3人は無かったように思います。
それが7年もの間音信不通で、フラッと現れたと思ったら隣に女の子を連れているのですから…
きっと尋常な心持ちではいられないと思います。
事実、モンモランシがみんなの前に戻ってからも色々ありましたから…

それでも所期の目的を忘れるみんなではありません。
そう考えると一番不運だったのは間違いなくフィリップだったでしょう。
自身の行動と心がずっとバラバラでしたから…
それでも最後には何が自分にとって一番大切なのか理解したみたいで良かったと思います。

モンモランシら4人は幼い日に交わした約束を実行することができるのでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
全てを映像で確認することはできませんが、きっと時間が解決してくれることでしょう。
そうあって欲しいと願っています。

オープニングテーマは、渕上舞さんの「リベラシオン」
エンディングテーマは、rionosさんの「百年のメラム」
渕上舞さんの楽曲は最近赤丸急上昇中なのですが、今回の楽曲も当たりだったと思います。

1クール全12話の物語でした。
しっかり堪能させて頂きましたが、気になる点が一つだけ…
それは大野柚布子さんの体調です。
11月に健康上の理由により治療に専念するため暫く休業するとTwitterに告知がありました。
大丈夫なんでしょうか…?
大丈夫じゃないから休業してまで治療するんだと思いますけれど、生命に影響するような病気なのでしょうか。
個人的にずっと応援してきたので少しショックなんですよね…^^;
最近、声優さんが体調を崩すケースが増えているような気がします。
声優さんの勤務って適正に管理されているんでしょうか。
管理がずさんだといずれ足元を掬われるような事態に発展するかもしれませんよ。
大野さん、待ってますからまた元気な姿を見せて下さいね♪


2019年1月1日追記

この作品に登場する人物って、実在した人物なんですよね。

ブルターニュ公国の姫騎士であるリッシュモンは「正義王」との異名を持ち、百年戦争後半にフランス王軍司令官として活躍しました。カリスマとなったジャンヌ・ダルクの支持者の1人であり、決定的な戦闘における勝利と王軍の改革に貢献し、百年戦争をフランスの勝利に導いたそうです。

フランス王国の姫太子であるシャルロットは「勝利王」と呼ばれるフランス・ヴァロア朝の第5代国王です。ジャンヌ・ダルクの活躍によってフランス軍はイングランド軍に連勝、ノートルダム大聖堂で正式にフランス王として戴冠式を挙行したのは史実通りです。

ブルゴーニュ公国の公女であるフィリップは「善良公」と呼ばれ、百年戦争においてイングランドの同盟者でありながら殆ど手を貸さず、やがてイングランドから離れてフランスと和睦、百年戦争がフランスに優位になる転換点を作りました。

ガスコーニュ出身の女傭兵隊長だったラ・イルはフランスの軍人で、百年戦争後期で活躍した人物であり、ジャンヌ・ダルクの戦友であったことでも知られているそうです。

モンモランシも歴史上実在した人物がモデルになっているんです。
ジル・ド・レ…本名はジル・ド・モンモランシ=ラヴァルです。
1429年のオルレアン包囲戦でジャンヌ・ダルクに協力し、戦争の終結に貢献して「救国の英雄」とも呼ばれたそうです。
ですが、ジャンヌが捕らえられたことで次第に生活が荒み、錬金術や黒魔術にも手を出していたとか…
そういえば、とみたん演じたカトリーヌ…モンモランシの祖父の策略でカトリーヌは誘拐され、近親婚に相当するモンモランシと強引に結ばせ既成事実を持たせた略奪婚を実現させられたそうです。

ジャンヌ・ダルクはフランスの国民的ヒロインで「オルレアンの乙女」とも呼ばれているのは周知の事実です。
神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍し、イングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦して勝利を収め、後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献しました。
ですがその後、ジャンヌは異端審問にかけられ19歳で火刑に処せられてその生涯を閉じました。

これらの史実を総合的に勘案すると、この作品の含みを持たせた終わり方に相応の意味が感じられます。
この物語は、こんなにも悲しい史実の上に成り立っていたんですね…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

宇宙伝説とは関係ない

2話までの感想{netabare}
ユリシーズと聞いたら31の方を思い浮かべてしまう人ってアニコレレビュアーには結構居そうな予感。
当時は若く「なんじゃこりゃ!?」と思いつつすぐ見なくなってしまったんだけど、今見たら面白いのかなぁと結構気になってたり。

と、そんなことは置いといて“ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士”の方だけど…原作未読で2話まで見てなんじゃこりゃ?って思ったけど、ちょっと待って?
エンディングのスタッフ見てたら(1話の時は気にしてなかった)作監に西田美弥子居るじゃん。
ってよりも監督の名前見覚えあるなーって思ったら…“てーきゅう”の人じゃん。
…。
ああ、納得、超~納得。
というよりズルいわ。
2話の後半、ジャンヌの豹変云々が唐突すぎると突っ込もうと思ったけど、てーきゅうだと思えば「普通」。
ライルがあたかも村人を襲ってるかのような描写は意味がワカランが(報酬巡って揉めてた?)、てーきゅうだと思えば「普通」。
ちっこい妖精のデザインなんか浮いてね?と突っ込もうと思ったけど、てーきゅうだと思えば「普通」。
ってか監督自身がキャラデザやりゃあ良いのに、メインキャラも全部。
いやぁズルいわ~、真面目に突っ込んだら負けみたいな布陣じゃないか。
これ…ギャグとして見るのが正解なのかも知れん、稲垣隆行監督(最近では“ちおちゃんの通学路”やってた人)の“聖剣使いの禁呪詠唱”みたいに。
とりあえず唐突な展開がウリな人な気がするので、今後も話運びが唐突になるのは覚悟しといた方が良いかも?

そ、それでも一応突っ込みってか感想。
妖精(ちっこい方)って人々の間ではてっきり空想上のモノ扱いだと思ったら、2話で普通に受け入れられてるのね。
1話の時と扱い違う気がするんだが…7年の間に認識変わった?もしくはそういう地域ってことか?
賢者の石の挿入は“魔装学園H×H”のコアインストールを髣髴とさせた、あンたも好きねぇ。
ジャンヌは延命のためとはいえ人ならざるモノになって、精神も凶暴になって、3分間だけバーサークモードが可能になった模様…主人公は戦わないのかな?
ライルはシャルトット姫太子に雇われて(支払いは滞ってる)村の護衛に行ったらブルゴーニュ公国の兵が圧倒的で…ってことだよな。
次回はシャルロットへ「話が違う(敵兵の数見誤ったな)」とか「代金支払え」と怒鳴り込みに行くの…か?普通に戦果報告でもいいけど。
でもってモンモランシもジャンヌを聖女扱いする根回しにシャルロットに会いに行く…のか?
いやさ、モンモランシがナチュラルにライルと同行するようなノリで終わったけど、何処に向かうと言ってもなければ仲間として認められるようなシーンも無い。
それは3話以降になるのかのう?と思う一方で、そんなシーン無くてもてーきゅうだったら「普通」だなぁ、と思ってしまえるのがナンとも悔しくて。

余談・更に他アニメの話
“サザンクロス”のエンディングの歌詞、サビの部分はてっきり「君はジャンヌ」って言ってるんだと思ったら「ギブミーワンモアチャンス」だった模様。
な、なんだってー!!!いやぁだって主人公ジャンヌじゃーん。
34年経って衝撃の事実…それが知れただけでもこの作品(タイトルに使おうと思って調べたのさ)には感謝しなければならんかも。{/netabare}

3話感想{netabare}
原作知らんけどめっちゃ飛ばしてるってのは分かる。
前回の感想で書いたとおり、ライルとジャンヌ一行が同行する理由はどこにも描かれてないのにしれっと同行してやんのw(※)
姫太子に会いに行くんだろうってのはこっちの好意的解釈でしかないぞ?
異端者として目を付けられる前に聖女として認めさせちゃおうって思惑は分かるが、元からそういう噂(聖女待望論)が飛び交ってたというのは寝耳に水。
歴史的にどうってことではなく、作中で前もって描写入れとくべきことだと思うが(※)。
しかもライルがモンモランシはシャルロットと面識があるって情報は旅すがら聞いたって扱い、聞かされたシーンそのものは無い(※)。
また旅の道中襲われて、撃退するもジャンヌの秘密(3分制限)が知られてしまう。
さて襲ったのはどこの手の者か?──ってのはその回のウチで明かしてくれたのは助かるけど、顔とか出そうぜ、デザインするの面倒だった?
でもって城に着いてモンモランシは牢に叩き落されてそこにはリッシュモンが居て…お前無事だったんかい!
1話の後どんなことがあったか説明はしたけどまぁ~飛ばす飛ばす。
片やジャンヌの方ではシャルロットの影武者の見分けは胸のサイズ…と聞かされてたって扱い、聞かされたシーンのものは無い(※)。
ってかモンモランシはジャンヌの居る村へ来る前は異端者として追われれたのか…追われてたシーンは回想のみ、絵として回想シーンあるだけまだマシか?

いやすっごいね、※印のような事後承諾で話を進める手法、カットする手法といってもいいのかな。
テクとしてはアリかも知れんが多用されるとちょっと…。
ひょっとして場面ごとの指示が上手く行ってないんじゃ?と思ったが3話のコンテは監督自身でした、ってことは意図的だろう。
どこまでカットしても内容通じるか?ってのを試してるかのよう。
じゃあそこまでカットして代わりに何を入れたいのかといえば(いろんな意味で)ジャンヌの活躍シーンだと思うのだけど…なんかそっちもかなり詰め詰めな感じ。
平常時とユリスの時とエリクシル禁断症状の時とで三態あるんだよね?
後ろ2つは平常時に対してギャップを楽しむ部分だとは思うのだけど、平常時自体があんまり定着してない。
う~ん、面倒臭い世界設定なのでその説明のためにどうしても尺を取られてしまい、それを極限まで削ぎ落としたけどキャラ描写をちゃんとできるほどの尺は確保できませんでしたって印象。
じゃあ100年戦争じゃなくて異世界を舞台にすれば?、と思わくもないがそうしたら有象無象の中に埋没してしまうんだろう。
ってか、この面倒くさい世界設定説明に要する尺をズバズバ切ってくためにこの監督が選ばれたんじゃ?と思ったり。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

もしや、大好きな戦記物!? → なんだ、エロアニメか(呆) → え、ベルセルク? → あぁ、BASTARD!!か = 【迷走】

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
中世ヨーロッパ、百年戦争を舞台にした人間ドラマ。そこに、賢者の石や錬金術、妖精族などファンタジーの要素が混ざりあい、独特な世界観を形成しています。。。

でもでもでも、そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ! ハイ、エロッパッピ~♪ (小島よしおさん、すいません汗)

てなことで、特に序盤はただのエロアニメでしたね、はい(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ジャンヌ・ダルクを題材にしているということは、ある程度は史実を踏襲するわけで。でも、だからといって、「当然、知ってるでしょ?」と言わんばかりに、歴史的、地理的な背景の説明をアニメ内で省く理由にはならんと思います。

まあ、それは小さなことなんですけどね。

いや、なんかこう、「エリクシール無限生成機」やら「賢者の石」やら、ただ、エロいことをさせたいが為の装置に過ぎず、なんか悪趣味だな~と。

例えるならば、年端もいかぬ少女を海に突き落としておいて、素知らぬ顔して自ら救出し、「し、仕方がないんだ、ハアハア」とか言いなから、着衣をゆるめたり、人工呼吸しようとしている変質者を見ているような不快感が、、、。

しかも、なぜかそいつ(モンモランシ)がモテているという、謎の状況(汗)

あぁ、あと、そんなしょうもない作風なのに、所々にガンダムのパロディがあるのは、不愉快でした。原作者が好きなのか、アニメスタッフの悪ノリかは分かりませんが。(ガンダムは)個人的には大切な作品なので、「この程度の作品で」「こんな風に安っぽく」使われると、イラッとしますね。

ちなみに、私の場合☆1は、「つまらない」「クオリティが低い」というより、「不快」「苦手」というケースが多いです。本作もそんな感じですかね。

ちなみにちなみに、これらは序盤から中盤までの感想。終盤に神様だのが出てきたあとは、モウナニガナンダカワカリマセンガナって感じでぽかーんだったので、特に感想も書けません(苦笑)
{/netabare}

【余談~中世ヨーロッパの世界観は好きですが~】
{netabare}
私は「中世ヨーロッパ」の世界観が大好きなのですが、それは、剣とか鎧とか騎士道精神とか砦攻めとか、、、つまりは「ロードス島戦記」のように、【ファンタジーとして美化、昇華された中世ヨーロッパ】が好きなだけで、本物の中世ヨーロッパの歴史や文化、思想なんかが特段好きなわけではありません。

この作品にも散見されてましたが、かなり非人道的だったり、利己的だったり、悪趣味なものもありますよね(もちろん、素晴らしい文化や風習もあると思います)。

もっとも、私は歴史専攻じゃないので、そこまで詳しく知っているわけじゃないし、欧米の歴史や文化、価値観について、誤解も多々あるとは思いますが。それにまあ、日本も欧米もアフリカもアジアや南米諸国も、どこの国でも歴史を紐解けばそれなりに悪いことはしていて、全くの清廉潔白な国なんてないんじゃないかとも思うので、一方的に悪くは言えませんが。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
百年戦争、ジャンヌダルクか。ハーレム? 男1、女3、よりも、男2、女2とか女3の方がバランス良くないかい? 作風的に。アランソンの顔、ヤバすぎるだろ。「カレー」って街は、「水曜どうでしょう?」でも行ってたな(笑) モンモランシーって、主人公としては呼びにくい名前だな。

2話目 ☆2
歴史家の意見は色々あるんだろうけど、今の世界の責任というか、色々ダメだったのはイギリスだと思うんだよな。功罪はあるから、全否定はしないけど、「紳士の国」と言われると、?とは思う。観光的にも、ドイツとかの方が行ってみたいな。

いや~、ドン引き(汗) 賢者の石、ディープキスと初体験もどきをさせたいがための、装置かよ。その後のジャンヌダルクの闇落ちは悪くないけどね。

3話目 ☆1
エクシール無限生産機って、ただのディープキスしたいがための工夫かよ、クダラナイ。クダラナイエロ行為以外はまあ、悪くはないんだけどさ。いや、頭から落ちたら死ぬだろ。そこでラルの名言をパクられると、不愉快だな。

4話目 ☆2
なぜ、そんな風に情報を与える? エリクシルの蒸発情報、あったっけ? ??? 色々ワカランナ~。

5話目 ☆1
話、飛び飛びかな~?。どこのエロビデオかな(苦笑)? 手首だけで吊られるって、めちゃ痛いよな、多分。ただのバカでもイイヤツってか? この辺の西洋思想って、気持ち悪いよな~。闇落ちジャンヌの方が良かったな、2話みたいな。

6話目 ☆3
オウンビューの作画は良いが、全体的に雑。その横向きになる演出、流行ってるの? ん? 賢者の石の美女らよくわからん展開。自由落下中は加速できない。その通りだな。じゃあ、心臓ではなく、脳を狙えば? 切ろうかと思ったが、次の展開が楽しみになった。

7話目 ☆1
なんだつまらん。結局、聖剣&エロですか。しかもロリ。つか、兵2000の代償としては真っ当ではないか? てか、どっちが鬼畜かと言われれば、8対2でモンモランシでは?(笑) ジャンヌが死ぬか、死なないまでも賢者の石を失い、戦記ものとしての要素が強くなるのかなって思ったら、結局、力業。と、女性の犠牲。

8話目 ☆2
ミリオンアーサーかな(苦笑)? 聖剣いっぱい(汗) 驚いて木から落ちる、とか(苦笑) アスタルドが不死なら、そっちがしんがりを務めれば? 意識がないのに、唾(エリクシル)を飲み込めるのかな?

9話目


10話目 ☆2
1話とばしたら、いきなり超展開で、ウケる(笑) ベルセルクかな(笑)? いや、BASTARD!!かな(笑)?

11話目 ☆1
兜をかぶって、、、巨乳&巨尻化は、必要か? こんなシリアス展開で「童貞のまま死にたくない」は、必要か? 「私は、皆がいるこの世界が好き!」って、もう2万回くらい聞いたな(苦笑)

12話目 ☆2
力業で倒したな~。最後、明るい感じで終わるのは嫌いじゃない。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

63.7 7 傭兵でラノベ原作なアニメランキング7位
魔法使い黎明期(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (170)
578人が棚に入れました
僕は、思い出せずにいる。 自分が一体、何なのか――。 魔法学校の生徒セービルは、入学以前の記憶がない。 自分がなぜここにいるかもわからないまま過ごす学校生活はどこか空虚で、努力の方法も分からないまま、成績は常に最下位だ。 そんなセービルに、魔法学校の学長・アルバスは、突如危険な特別実習を言い渡す。 「魔女狩りのある地域で、魔法の有用性を広めてほしい」 魔女と教会の戦争が終結して数年――世界はまだ、魔女と魔法を完全に受け入れてはいなかった。 時は魔法使い黎明期。 これは、何者でもない少年が、心に傷を隠した仲間たちと、自分を見つける物語。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「もっと評価するべき(いや、べきではなく、してほしいなぁ)

って言うのが私の感想でした。

視聴し終わって早々、他の人はどう思っているのかなぁと、他の方の評価を見に行ってみると・・・。

・・・あれま、意外と評価が低い方が多いのですね、中には大変辛辣な方も・・・。

そっかぁ、まぁ、それはそれとして是非も無し。
合う合わん、好みはありますでしょうから。

とは言え、そこに忖度してしまったりすると、あにこれに書き込んでいる意味がない!という事で~~~~~。

個人的には、なかなかに面白かったです!!。
★点については上記のとおりなのです。


それで、他の方の評価を観ていると「ゼロから始まる魔法の書」という作品の名前違いの続編との事。
私はこの前作を観ていないし、知らないので、この作品オンリーでの評価となっているのですが。


まずもって、制作側の力の入れようが伝わってきました。
全体的な作画のクオリティ、キャラデザも割としっかりとしていたと思います。
とは言え、どこかで見たことのあるようなキャラがいるのは、この異世界系、ファンタジー系の飽和状態の中ではやむを得ない気もしますねぇ。
ちなみに、私は獣人系のキャラデザが割と苦手で(ただし、愛でる系はその限りではないのですがw)、トカゲと犬と猫はどれもフラットな目線で観ていたのですwww。

また、スタッフロールも結構な頻度で本編にかぶせてきていましたし、メインのストーリーをできるだけ描こう、あるいは、オーソドックスなOP/EDの差し込みに変化をつけよう、というところにカロリーを使っているのが伝わってきました。
ともかく、制作側の気迫が伝わってきたような印象をうけました。
気のせいかもしれんけど・・・w。

物語も、多くは語らないけれど、しっかりと主人公グループの成長を描いていたし、周囲の優しさや思いが良く描かれていたと思いました。
大筋としても、整然と進行していき、落としどころもコンパクトにしっかりとまとまっていたと思います。
また、エピソードのいくつかでは、内包するテーマも割とシビアで「赦し」「罪を犯したものをどう扱うのか」的なポイントが問いかけられていました。
これは結論の出ない話なので、なかなかにイジイジするのですが、物語の中ではキャラの選択を受け入れるしかありませんね。
自身の中でどう消化するかは、一考してみるのもありかもしれません。

物語中では「教会」と「魔女」側の対立もベースの一つとして描かれていました。
私見ですが「教会」の中に存在する「悪」や「悪意」、「タブー」を扱った作品は映画等では問題作も多いと同時に、大変面白い作品も多いのですよ。
これは、他意なく、あくまでも物語上の事だとお断りをしておきますが、ここを舞台装置の一つとして扱っているのは、個人的には「むむっ」と思いました。

そして、各キャラクターの関係性も感情面も含めて、繊細に、素直に描かれていたと思うんですよねぇ。
逆に今の時代では、それがウザいと感じられる一面もあろうかとは思いますが、アニメという素材の中では数多い場面で描かれていたと思いました。


作画は、
これは大変丁寧に描かれている部類の作品だと思いました。
前述の制作陣の気迫を感じた、に通じるのですが、この作品で、ここまでカロリーを使った理由って何なんでしょう。
少なくとも、私にとっては無名と言ってもいい作品だったのですがw。
とにかく、キャラクタほかを含めて、この作品に及ばない作品は多数ある事でしょう。
良いクオリティだったと思います。

声優さんも、いつもの評価になりますが、
特に違和感を感じませんでした。

音楽は、らしい感じのOP/EDでした。
わたしには特に刺さるところは無かったのですが、悪くはなかったと思います。
あえて言えばOPの入りがうるさかったですw。

キャラクタは・・・、そうですね、あえて言えばクセがあるとしたら、ここかもしれませんね。

主人公のセービル:
あまり好かれるキャラでは無いかもしれませんねぇ。
そういう風に感じる視聴者が多いとしたら、割と理解できちゃうかもしれません。
物語上、そういう役になっているのですがね。
系で言うと、プリコネのアホの子(ユウキ)的立ち位置なのかもしれませんが、いかんせん愛嬌がね。

ロー・クリスタス:
私は割と好きなキャラでした。
ヤカマシイですが、生徒たちへは優しさが感じられましたね。
また、言っていることも割と含蓄があった気がしています。
本人は暇つぶしがしたいから・・・的な、っぽい事を言っていますが、実際はどうなんでしょうね。
子ども系キャラなのか、大人キャラなのか見た目もあって、紛らわしかったですね。
最終的には「おかあさん」っぽいのかも知れません。

ホルト:
明るいキャラで、観ていて楽しかったです。
途中、自身の心の中での折り合いをつけるシーンで苦しい事もありましたが、何とか前に進んでいます。
ですが、葛藤を続けている点。とても人間らしい感覚が共感できました。
私の中ではですが、異世界食堂のアレッタさんとダブっていましたw。

クドー:
トカゲで、しかも野郎には興味が無いです。
が、まぁ、チームメイトとして頑張っていたとは思います。

泥闇の魔女:
こちらも、割と好きなキャラでしたね。
口調(語尾)は好きでは無かったんですが、落ち着いたしゃべりと、意味深な物言い。
いいキャラだったと思いますねぇ。
最終的には叔母さんキャラに落ち着いたのでしょうかw。

リーリ:
ネズミw
そこはかとなく、かわいらしかった。
お料理上手なところもポイント高し。
が、ライスが頭に浮かんで、浮かんでw。


あと、ハルスフル先生。
意外と印象の残るキャラだったけど、HPのキャラリストにはないんですねぇ。
暴虐との今後が気になるところですが、この先生も芯がシッカリしつつ、優しさが感じられるキャラでした。
ちょっと謎めいたところもありましたが、ここは私の印象だけかもしれません。




色々と書き連ねてきましたが、
やっぱり、総合的にみて、さらに内容も考慮すると、もう少し評価されても良い作品だと個人的に思うのですが・・・。

どなたかは申し上げませんが、私が一目置いているレビュワーさんの評価も観てみたいと思い、何名かの棚を見に行きましたが、残念ながら棚には入っていませんでした。


個人的にですが、
もし、機会がありましたら、ぜひご覧くださいませ。
合う合わないはあると思いますが、割と力のある作品ではないかと思っています。

ああ、作品中にちょっとキツイ描写(手や足が・・・的なイタイ表現です)があったりしますので、この点、苦手な方は、若干の注意が必要かもしれません。
ご注意くださいませ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

茶番アニメ

{netabare}
ゼロ書の続編。ゼロ書も面白くなかったが、これはもっとつまらなかった。

この作者、毎回展開を変な方向に持って行く傾向にあるのが苦手。
ゼロ書の、実は主人公達回り全員超すごい人でした!オチも小学生が考えたかのような脚本に感じたが、今回も同じように、奇を衒いたいだけなのが伝わってくる三流脚本ばかり。
実は村での出来事が試練でした!という何一つ面白くないオチ。
ゼロや傭兵が悪役として出てくるはずもなく、こちらからはオチが普通に想像に着くので三文芝居にしか見えない。
オチも分かりきってる上に、この不自然で整合性も糞もない茶番を長々引っ張るからずっと冷め続ける序盤。
もはや覚えてないけど、実は学校側による演技だったオチ2回あったはずで2回目はほんとに冷めた。
こんなのやられたら、「ああそうだったのか」じゃなくて「今まで何を見せられてたんだ...?」となるだけ。

後半は変な流れはなくなったが普通に展開が面白くない。
フラグの回収があっさりすぎる。
魔法師への道を選ぶか、村の人たちとどう向き合うか、などの葛藤展開があると思ったら、毎回その直後に、いかにもそれに対しての答えを得るための展開ですよと言わんばかりの展開が露骨に始まるという。
露骨すぎて、この後敵に襲われるんだろうな、子供が襲われるんだろうな、それで答えを得るんだろうなと簡単にオチが読めてしまってこれも茶番感しかない。
話自体も、長年洗脳的なものを受けていた暴虐があっさりと改心するのはあっさりしていて全く説得力がない。
カディの洗脳解除に関してはまだ良かったが、あんな丁寧に改心する展開をやって置きながらなぜ即退場させたのか。
ここまで何を見せられてたんだと言いたくなった。

極めつけは最後の戦争()
自虐の通り茶番で全く緊迫感もなく面白くない。
ガチの兵隊に薄ら寒い子供のお遊びのノリで勝つ展開は大嫌い。
そもそも殺さなければセーフ理論も意味不明で、普通に大けがを負わせていたし、なぜあれで魔女への偏見がなくなると思えるのか。

良かった点はキャラ。これもゼロ書と同じ。
それぞれのキャラはちゃんと印象に残るし、各々の掘り下げもちゃんとしていていい。
ホルトとかキャラデザ的には全く好みじゃないというのに、結構好きになれた。こういうことは珍しい。
ただ、ロス先生辺りの下ネタはきつくて不要だった。
あと、設定に関してはテンプレからの流用じゃないのは高評価かな。
魔法などの設定もちゃんとしていて。
ただ、その設定をうまく活かせているかと言うと微妙だが。

一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
なろう系多すぎ。出だしいいじゃん。
なんかゼロから始まる魔法の書っぽいキャラいるな。
13番ってのもいたよな。ん? これあれのスピンオフなんか。
びっくりした、パクリ作品か何かかと思った。
この金髪はあの子供か。結構年数経ってるのね。
13番の生まれ変わりだったり? 草。

2話 ☆4
この杖触ったら死ぬんだっけw 設定多いな。
串焼きに毒盛ってたとか序盤から変な設定の連続すぎてついていけない。
この作者って無理やり変な展開というかオチに持っていこうとするよね、ゼロ書から苦手だった。
友人の体使うとかサイコパスか?

3話 ☆7
謎の同時詠唱。確かに詠唱恥ずかしそう。やっとゼロ来たか。
ゼロさん何やっちゃってるの。当たり前のように混浴
こういう複数人の旅アニメ好きだわ。この子供こそ怪しい。
傭兵さん何やってるの。敵側?

4話 ☆6
怪しい奴しか出てこない。先生ってどれぐらい強いんだろう。
これ魔女が迫害されてるの? 傭兵イキるな。
どうせ死んでないんだろうな。
この変態強いの? ゼロかわいい。

5話 ☆4
直球。種明かしまだしないの。
うーん、どことなく茶番感がすごい。
いやそもそも本当に茶番なんだけど。
ゼロ書もそうだけど展開に茶番感があるんだよ。
退学の方がもっと危険じゃないのか。
そんな強いなら記憶消去上手くいくかもわからんし。
この作者のアニメ世界が狭すぎなんだよ。
身内だけで話がすぐに完結しすぎ。先生も退場かよ。
13番本人の生まれ変わりと思ったわ。

6話 ☆2
つまらんノリ。何の染みだよ。
ちょっとしたこと信じたぐらいで謎のシリアス辞めて()
Fateか? また行動を誘導するためにやってましたオチ。
こういう風な持って行き方嫌い。ロス先生嫌い。

7話 ☆5
イキリトカゲ太郎。歳での衰えか?w
魔法師になるべきかの答えを見出す展開が露骨すぎて何もかも読めるw 何で逃してもらえたし。
とにかく北がやばいのはわかった。

8話 ☆5
まあそうなるよね。唐突なグロ草生える。
結構そういうとこまでちゃんと描く系の作品だったか。
スズメバチなら死んでた。またこう言う意味不明なオチかよ…。
エルフェンリートで見た。腕と足切られてるのに出血しない。
監視(意味深)

9話 ☆5
魔力供給時の握手目的だろ。走馬灯 いや拷問ぐらいしとけ。
謎のEDへの入り。おやつ(意味深) 

10話 ☆4
露骨な改心展開。洗脳こう簡単に解けんやろ、あっさりすぎるw
クソみたいなオチは多いのに展開の工夫はない。
殺す気ないじゃんもう既に。快楽堕ちはいいぞ。
草。これギャグアニメ?
フラグ回収がマジでフラグ立った直後だから予想通り過ぎて笑えるんだよね。この魔杖触ったらアウトなのに危ない使い方。
結局寄生虫食った感じなのか元より仕組まれてたのか。
これ助かるの?

11話 ☆4
マジで死んでて草。
なんで段々と魔女たちを認めていくという流れがあったのにそこを中途半端に終わらせて死ぬ流れにしたんだよ。
人1人すら守れなかったのに出しゃばるなw
このアニメ自体がそもそも茶番だよね。戦争ごっこかな?
理想論すぎて気持ち悪い。
あえて大怪我で済ませて帰還させて治療を手間取らせるという戦法ならあったよね。ガチ軍隊vsお遊び軍団。

12話 ☆2
僕の王の力がああああ 草。これ復活させるんか?
平和的解決にしても中途半端すぎだろ。
罠にかけてすぐ手足復活させるの草。
子供のお遊びで大人に勝つ展開嫌い。
戦場で何してたんだよ。普通に殺してるの不徹底だろ。
その杖で触れたらアウトじゃなかったんか。
茶番であることを開き直ってるの嫌い。

曲評価(好み)
OP「dawn of in infinity」☆8
ED「インプリンティング」☆7.5

{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

僕は,思い出せずにいる。自分が一体,何なのか――。

タイトルに“魔法使い”とあるせいで,ファンタジー好きホイホイに引っかかり(?)観てしまいました。
結論から言えば,観なくても良かったかな。。
こちらはライトノベルが原作だそうで,まさにそんな感じに溢れた作品になっています。

主人公のセービルは魔法学校の生徒なんですが,入学前の記憶がありません。
その上,成績も悪くいつも最下位。
そんな彼が学長に呼び出されるところから物語が始まります。
学長室の前で,見た目幼女でありながら何百年も生きている魔女ロー・クリスタスに出会い,更には“魔女狩りのある地域で,魔法の有用性を広める”という特別実習を言い渡されます。
他の実習生ホルト&クドー,そして引率の先生を申し出たロー・クリスタスとともに実習に向かうのでした。
―というあらすじです。

初め,絵はとてもきれいだと思いました。
中世風の町並みや魔法学校の背景が素敵です。
キャラクターデザインはロス先生,泥闇の魔女&アルバス学長が可愛くて好きでした。
なのに,キャラクターの作画が3話4話くらいかな。
けっこう序盤に崩れてしまいます。
せっかくキャラデザ良いのにそれが残念でした。
作画が9話10話くらいに崩れちゃうアニメはけっこうありますが,前半でもう崩れちゃうのがな…。
それにロス先生の頭身おかしくないか!?ってしばしば思いました。
そして彼女の服装もスカート履き忘れたの!?って感じです(;'∀')
でもキャラデザが好みということで,そこまで評価は下げてません。

肝心の物語はあまり面白くないです。
そこまで悪くもないのだけど,爆乳のキャラが居たり安定のお風呂回があったりとどこにでもあるラノベ原作アニメっていう感じ。
異世界転生モノではないというところだけがせめてもの救いかな😅
このアニメで1番嫌なところは何気にグロテスクだという点です。
キャラデザとのギャップがあるなと思いました。
{netabare}特にお母さんが殺されるシーンはけっこう過激です。
あとカディが怪物になって結局殺さなきゃいけなくなるっていうオチも救いがないなと思いました。{/netabare}
あと,名前の付け方が独特で分かりにくいです。
傭兵とか神父とか暴虐とか十三番ってのは固有名詞じゃないですよね??
それに,ロー・クリスタス=ロス先生=黎明の魔女で,泥闇の魔女=ゼロ,アルバス学長=詠月というのが瞬間的に理解できなくてちょっとストレスでした。
“獣堕ち”や“災厄の残滓”というネーミングも聞いていて「何ぞや?」ってなりましたし…。
{netabare}上記の通りけっこう残虐な描き方をするわりに,最後の殺さない戦争というのもなんだかちぐはぐな印象を受けました。{/netabare}

キャラクターもあまり魅力的なキャラがいません。
初め,泥闇の魔女がアバンで出てくるので彼女がメインヒロインなのかと思いましたが,メインヒロインはロス先生でしたね。
ロス先生は既視感があるキャラだなと思ったら「物語シリーズ」の忍と「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のヘスティアを足して2で割ったようなキャラでした(^▽^;)
{netabare}彼女は見た目とは裏腹に何百年も生きているということでセービルからしたらおばあさんどころじゃないくらい年上だと思うのだけど,そんな彼女のことを好きになるというのもなんだか微妙だなと思います。
年齢だけじゃなくて,先生という立ち位置の彼女に恋心を抱くようなシーンあった??
あるとしたら魔力をもらうためにキスをしたくらいじゃないのか??
―と観てるこちらはそう思ったので,あのキスで好きになったの(・・?って感じでセービルが薄っぺらく感じました。{/netabare}
そもそも主人公っぽいキャラじゃないんですよね。
モブなのかっていうくらい薄味のキャラで魅力を感じません。
{netabare}ホルトもなんでセービルを好きになったのかイマイチよく分からないし…。
セービルはロス先生とゼロ先生とのキスシーンがあるけど,魔力を供給するのに特別必要なわけじゃないようなのであのシーンもとってつけたような印象です。
総合的に恋模様の描き方が雑なんですよね。{/netabare}
良いなと思ったのはアルバス学長の声かな。

主題歌はOP/EDともに特に何とも思いませんでした。
特にOPはよくあるラノベ系アニメのオープニングテーマって感じ。
でも,このアニメで1番好きなのはEDのアニメーションです。
絵本のようなファンタジックな作画が可愛くて気に入りました★

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

69.9 8 傭兵でラノベ原作なアニメランキング8位
骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (309)
977人が棚に入れました
目覚めるとMMORPGで自身が使用していたゲームキャラの姿のまま、異世界に放り出されていた「アーク」。その姿は、見た目が鎧、中身が全身骨格という"骸骨騎士"であった。 ──正体がバレたら、モンスターと勘違いされて討伐対象になりかねない!? アークは目立たないよう傭兵として過ごすことを決意する。だが、彼は目の前の悪事を捨て置けるような男ではなかった! 骸骨騎士様による無自覚"世直し"異世界ファンタジー、ここに参上!!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「面白い転生もの」の要素が網羅。2期をお願いします。評価再調整

 不満点は張った伏線が回収しきれていないことですね。1話の冒頭のお嬢様とかは結局モブ?そして皇帝は?アークの素性は?などあります。
 2期の可能性はわかりませんが、やるなら1年以内、本音をいえば23冬にはやって貰わないと熱が冷めます。何度でもいいますが、この1クールお試し制作体制を止めないとアニメ業界の緩慢な自殺になるでしょう。1クールで完結しないなら、せめて2クールでアニオリでいいので完結させないと、記憶に残らなくなっていまいます。

 一方「なろう系」「異世界転生」とカテゴライズされますが、面白いものと面白くないものの差がはっきりしてきました。以下、私が考えた面白いモノの要素です。異論は沢山あるでしょうけど。

 本作のように「転生の意味」を探るというのはその一つでしょう。目的をもって冒険等の何かに取り組むこと、世界感の設定が意図をもって原作者が明確に定めている、エピソードの積み重ねが全体の解決の一部になっていること、などがあげられると思います。

 もちろん、キャラの魅力は言うまでもありません。ヒロインが奴隷とかトロフィーワイフではないことも大事でしょう。ヒロインに意思があるのもいいですね。サブキャラに男性の魅力のあるキャラを置く、敵がやられキャラではなく敵として機能するなどの要素があげられると思います。

 主人公の設定が俺TUEEEであっても、ストーリーの解決のための俺TUEEEがいいんでしょう。つまり強さだけでは解決しない話になっているということです。
 無敵それ自体をエピソードにするものは駄作が多いです。設定に設定を重ねる、スキルとレベルに頼る。みんな弱くなった…などは駄目でしょうね。
 敵に魅力があるか、たくらみに面白さがあるかも大事です。敵のキャラや目的に、多様な価値観と重層的な社会の構造などが垣間見えるのが良さそうです。

 暴力、性表現などに意味があるかです。これは無駄にデオドランドされているものも駄目です。本作やゴブリンスレイヤー、回復術士など面白いモノはちゃんとこの辺を上手く扱っています。法律がどうとか、人として許せないとか完全に無視して、必要なものを描いているかという原作者の意思でしょうね。ポリコレは…まあ、ここでは言いません。

 スローライフ系はまた別の要素がありますが、結局完全にスローライフで面白いのって、スライム300くらい?まあスローライフは願望の投射なので自分にあうかあわないかでしょうね。ただ、設定を妄想した結果なのでしょう、出落ちが多すぎです。

 あとはアニメーションに関しては、全部が動く必要ないので、ポイント絞って決めるべきところは決める。エフェクトの工夫で低予算でも魅力的な画面作りをお願いします。止め絵、背景美術などがビシッとあると感動できます。それとモンタージュ理論とか異化効果とか古くからある技法を上手く使ってみるのも良さそうです。異世界ではありませんが「その着せ替え人形」の何話か目にかなりいい演出の回があったと思います。つまり演出は頑張ってほしい。

 それとテンポですね。本作はとにかくテンポが良かった。どんどん話が展開しました。間延びは最悪です。尺の問題は伸ばすのではなく、オリジナルで責任をもって埋めてください。無理に引き延ばしがあると駄目ですね。まあ、それで失敗すると悲惨なので、できればちゃんとある程度ストックが計算できるものがいいと思いますが。

 で、本作は一応最後に終わりっぽくしようという完結の努力は見られました。これがないとかなりシラケますのでせめて何かは解決してください。

 声優さんは私はなんとなく合えば気にしないです。本作の「アークです」は最高でした。あとポンタも何気にいい演技?演出?でした。

 OPEDはタイアップじゃなくてアニオリがいいですね。これは最近徹底している気がします。OPEDアニメも本編の抽出じゃなくて、世界感をあらわしたものが増えているのは好ましいです。この点は本作のOPは本当にすばらしかった。曲もキャラの雰囲気というか存在と完全にマッチして最高でした。
 また、OPEDアニメで本編ではやりきれない高度な技術にチャレンジしているものも飽きない工夫ですね。本作はそこまでではないですが最近沢山あって楽しめます。

 という事で本作は面白い要素をかなり網羅していると思います。なにより原作者の技量が大きいのはもちろんでしょう。

 販促アニメで1期で終わらないよう願いたいですね。今のままで行くと振り返ってみれば「アニメ暗黒時代」とよばれる可能性が高い気がします。なろう系云々ではなく、全体的に制作サイドの「創作物を公開して商売にする責任」をよく考えて欲しいです。



2022年8月 評価調整。見ているときの興奮で新しいものは評価が極端なので見直しです。

 本作の印象は上記の通りですが、名作とは呼べないですね。秀作というのもほめ過ぎかな。少なくとも完結してないし、テーマ性も薄いです。エンタメ性やキャラは光っていましたが。ということで、キャラ(声優で調整)とストーリーが4点。作画が3.5点でトータル3.9点というのが妥当かなと。音楽性は有りましたね。






以下 視聴中のレビューです。


1話 テンプレ過ぎてかえって清々しいです。{netabare}オーバーロードの設定をちょこちょこっといじるとこうなりましたという感じですが、異世界ものでそれを言っちゃお終いです。この件に関してはもはや批評する気にもなれません。様式美として受け入れました。マイルドアインズ様とかいうのは無粋なんでしょう。
 画も綺麗だし、作画もいいので、2話目からの展開が勝負でしょうね

 助かったからいいけど、レイプシーン、生々しすぎです。{/netabare}


2話 何か物語がスタートするんでしょうか?1クールですよね?

{netabare} また、終わらない話でしょうか。EDに出てくるエルフらしい女の子がまったく出ませんでした。テイムかなにかのリングが出てきたので何か物語が始まるんでしょうけど。最近の1クールって12話とか下手すると11話ですから、また中途半端で終わるのかなあ。

 九尾の狐のナウシカオマージュがちょっと面白かったですけど、今時通用するんでしょうか。クリエータがナウシカ世代なんでしょうね。
 テンプレエピソードは尺がないならカットすればいいのに… {/netabare}


3話 なかなか痛快な話でした。連続性もあるし期待値高めですね。

{netabare}  ちゃんと1,2話と話に連続性があったんですね。王族らしき女の子とバジリスク、そしてエルフ。
 なかなか痛快な展開でしたし、エルフ関連で話にまとまりがあるので興味がもてます。ちょっと重い話なのもあって期待値高めです。

 人に慣れないハズの〇〇が…は何度みたかわかりませんが、ナウシカオマージュも含めてそういうパロディの要素は意図的にいれてるんでしょう。
 作画も高級じゃないですが十分な水準だし、いい絵を見せようという工夫もある気がします。
 血液の色は規制でしょうか。

 高クオリティですね。継続決定、完走どころかかなり楽しめそうです。 {/netabare}


9話 そろそろ終盤ですが、最近の異世界の中では最高レベルでした。

{netabare}  本作をテンプレと片付けることは出来ません。オバロの真似じゃんとも言えません。面白さがちょっと最近の異世界では群を抜いていますね。なぜでしょう?正直わかりません。

 俺TUEEEではありますが、陰謀が強い弱いだけで片付かないからでしょうか。エルフと獣人の話で同じ構造のエピソードを2回繰り返したような印象でしたが、飽きませんね。今回の獣人の話はバトルに迫力がありましたし、犠牲者と弔いを描いたのは良かったですね。

 エルフも獣人も女性はそれぞれ魅力的ですが、なんといっても男キャラが立ってますね。獣人の男と何とも言えない共感が生まれるところとか、ちょっと他では見ないと思います。この男女が満遍なく出てくるのもいいところなのかもしれません。

 ポンタが身分証明として万能すぎだろう、問題もありますが、いっそ爽やかなくらいポンタ頼りなのも面倒がなくていいです。

 裏の王族の陰謀もなかなか興味をそそりますし、あのお姫様。美しいですね。横顔の鼻がちょっと残念ですけど、正面顔は非常に素晴らしい造形でした。ちゃんと高貴な感じのキャラデザです。その割に何か企んでいるような感じがいいし、それが安っぽい演出やセリフで語るのではなくストーリーに組み込まれているのが、いいですね。

 そうか…つまり物語に「構造」があるということですね。設定とキャラ、エピソードのつぎはぎではなく、お話になっているということなのかもしれません。

 ということで、まあ一部のビッグネームは別枠としても、ラノベ・なろう系の異世界転生ものとしては、この1、2年では最高に面白いです。ありふれた職業と、盾の勇者が期待外れだっただけにうれしい誤算でした。是非、2期をお願いしたいです。 {/netabare}



11話 面白い…面白すぎる。ストーリーの良さに加えて作画も演出もいい。

{netabare}  冒頭、先週の振り返りで娼婦が穴に落とされるときの作画が、結構すごかった気がします。ちゃんと、力が抜けた状態からフイに押された、体重の残り方と表情だったと思います。
 アークに助けられた娼婦の肩のツヤとか、なかなかですね。低予算っぽい感じもしますが、作画も演出も丁寧で面白さを引き立てています。

 こんにちは、アークですという入り、アークの目が光るシャキーンとう効果音の使いかたもいい、ポンタの声にも癒されます。OPは映像も曲も最高です。特にあの女の子を助けるベタな演出が最高です。このOPでアークというキャラの性格とか素性とか世界観とかコミカルな部分があるのが分かります。秀逸なOPです。

 あと、オバロのクレマンティーヌ様にも通じますが、俺TUEEEの面白さって、敵をどう描くかですね。最後は倒されるのはわかっている安心感はともすれば緊張感の無さにも通じますが、ゲスっぷりの描写がいいのでどんな卑怯な手を使ってくるのか、という面白さにつながっています。で、カタルシスがあるんでしょう。来週がものすごく楽しみです。どんな俺TUEEEを見せてくれるか、ですね。

 敵の描写が上手いので、どんなバカな力を見せてくれても見ているほうが嬉しくなります。むしろ、バカバカしいくらいなのを楽しみにしています。巨大な敵ですからね。エフェクトの使いかたが上手いので、ド派手に倒してほしいです。 

 そして本作は、エルフをめぐる陰謀や王族のいざこざ、骸骨の正体などを追っているという点では話の幹がしっかりあって、オバロより話自体は面白いくらいです。

 11話だけでみても、チヨメの件も何気なく伏線を張って、しかも、その部分でアリアンのヤキモチと裏で進行している陰謀、やられキャラの行く末を描くという、本当にストーリー作りのうまさに感心します。

 アリアンがどうしても開かない扉をアークが開けるのも、俺TUEEEを使うのではないのが、ストーリー(演出)のクオリティの高さになっています。
 数話前でアリアンのお尻が引っかかるシーンでアークが転移魔法を使うのとの対比になるだけに余計面白くなっています。

 いいですね。すぐに2期を作って欲しいです。少なくとも2、3クールでは面白さは枯渇しないでしょう。{/netabare}
 



 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ぱっと見オーバーロードもどき

冒頭で今まさに少女たちを強姦しようとしている輩の場面から。
いやあ衝撃衝撃。そりゃ、お漏らししますよ。胸糞悪い展開だけど、主人公が容赦なくズバッと一刀両断。なんか考え込みすぎてたようだ。でも、やっぱりアインズ様みたい。あとアクション仮面みたい。

エルフ絡みが多いのは差別化できているかも。
エルフぺろぺろとか救出の話が多い。作者がエルフ好きなのかな?と思ってたけど、貴族王族も助けてる。
ケモ耳忍者やもふもふも。
あとママがめちゃ強い、シスコンすぎる姉を盛り込むのもやりますね。
正義感が強いのも差別化か。
呪われてる設定が現実になっているのはちと笑。
骸骨なのに男認識されるもんなんだな。

内容的には思ったより頭に残らないなと。特に負の感情もないが。
頭を空にしてみるには最適かな。


OP
嗚呼、我が浪漫の道よ PelleK(ペルケイ)
ED
僕らが愚かだなんて誰が言った DIALOGUE+
PelleKは日本のアニメソング・特撮ソングの「歌ってみた」動画を9年以上投稿して388万人を超えるチャンネル登録者がいるノルウェー人シンガー(Wiki引用)。知らない歌い手さんだった。でも、何だろう。あの裏声が意外と頭に残るんですよね。
DIALOGUE+が歌うEDも。見たことあるグループ名だなと思ったらひげを剃るのOP歌っていたのか。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
目覚めるとMMORPGで自身が使用していたゲームキャラの姿のまま、異世界に放り出されていた「アーク」。その姿は、見た目が鎧、中身が全身骨格という“骸骨騎士”であった。──正体がバレたら、モンスターと勘違いされて討伐対象になりかねない!?アークは目立たないよう傭兵として過ごすことを決意する。だが、彼は目の前の悪事を捨て置けるような男ではなかった!骸骨騎士様による無自覚“世直し”異世界ファンタジー、ここに参上!!


第1話 流浪の騎士、世直し旅にて候ふ
MMORPGプレイ中に寝落ちし、目覚めるとゲームキャラの姿で異世界にいたアーク。全身に鎧を纏ったその姿は一見すると騎士のようだが、中身はモンスターにしか見えない“骸骨姿”であった。目立たず過ごすことを決意したアークは、傭兵になるために獣と魔獣の討伐試験に挑む。しかし、盗賊が貴族の少女たちを襲っている場面に出くわしてしまい──。

第2話 初仕事、少女の願いと忍び寄る影
傭兵稼業を始めたアークは、初めて受注した依頼「薬草採取の護衛」の依頼人マルカのもとを訪れた。亡き父の代わりに薬草取りの仕事をして母に楽をさせてあげたい──そんな少女の願いに応えると決めたアークは、マルカに同行して森へ分け入る。小さな精霊獣との思わぬ出会いもあり、依頼は順調に進んでいくが、森の奥で強力な魔獣に遭遇し──。

第3話 凜々しきエルフは同胞が為に舞う
盗賊団を討伐したアークは突如、ダークエルフの戦士・アリアンの襲撃を受ける。アリアンは付近に出没する“エルフ狩り”を追っており、アークを関係者と勘違いしていた。誤解を解いたアークは手を貸そうとするが、人族の加勢は無用だと拒絶されて──。だが、困った人を捨て置けないアークは、翌日エルフが住むという森へアリアンを探しに向かう。

第4話 潜入、奴隷商! 世に蔓延る悪を探れ
アリアンに傭兵として雇われたアークは、ディエントの街で“エルフ狩り”の情報収集をしていたエルフ族の戦士・ダンカと合流。敵の拠点に囚われた同胞の救出作戦に参加することに。転移魔法で拠点へ潜入したアークとアリアンらは手分けして捜索を開始する。しかし、突如アークに攻撃を仕掛ける存在があった。その正体は獣耳忍者の少女で──。

第5話 明かされる秘密と紡がれる絆
誘拐されたエルフ族の売買にはディエントの領主までもが関与していた。アークとアリアンは領主城に侵入し、エルフを弄ぶ領主に裁きの鉄槌を下す。今回の救出作戦に大きく貢献したアークは、アリアンに更なる助力を乞われエルフの里に招待されるも、余所者であるアークが里に入るには、兜の下の素顔──骸骨姿を晒して信用を得る必要があった。

第6話 エルフの里で触れる異世界の深淵
エルフの里・ララトイアへやってきたアークは、アリアンの父である長老・ディランの家に滞在することに。アリアンとディランが救出作戦の顛末をエルフ族の重鎮に報告している間、アークはアリアンの母・グレニスの案内で里を見物していた。そんな折、グレニスから娘の傍にいるアークの力量を見定めたいと手合わせの申し出があり──。

第7話 理想に燃ゆる王女に奇跡が舞い降りた
エルフ族救出作戦の続行を命じられたアリアンとアークは、更なる手掛かりを求めローデン王国へ旅立つ。道中、幻を操る魔獣・ホーンテッドウルフと遭遇。群れのボスに不気味なリングが嵌められていた。それはかつて目にしたことがある物で……。一方、エルフ族と接触すべくローデン王国を出立した第一王女・ユリア-ナは何者かの襲撃に遭っていた。

第8話 共闘! 獣人の友と闇夜を駆ける
ローデン王国の王都に到着したアークは、獣耳忍者の少女・チヨメと再会を果たす。チヨメに乞われ、囚われた獣人族の救出に手を貸すことになったアークは、王都最大の奴隷商・エツアト商会への襲撃作戦に参加。決行の夜──アークはチヨメの仲間であり筋骨隆々の忍者・ゴエモンと手を組み、警護が厳重な商会に対し正面突破を仕掛ける。

揺れ動く王都と乙女の誓い
エツアト商会を襲撃するアークとゴエモンは、別行動をしていたアリアンたちと合流。ついに獣人族が閉じ込められた牢を見つけ出すも、彼らに突きつけられたのは非情な現実で──。そして、チヨメは二度と悲劇を繰り返さないと誓いを立てるのだった。一方、エツアト商会と裏で繋がっていた第二王子・ダカレスは、窮地に追い込まれようとしていた。

第10話 砂漠で見つけし明日への希望
エルフは神聖レブラン帝国へ売られていった──チヨメのもたらした情報をもとに、帝国へと旅を続けるアークは砂漠の街・ブランベイナを訪れる。帝国へのルートがわからず難儀する一行に手を差し伸べたのはエルフの魔獣研究者・カーシーだった。帝国までの地図と引き換えに、研究対象である魔獣・サンドワームの捕獲依頼を引き受けたのだが……。

第11話 蛮族の魔獣使いは闇に嗤う
神聖レブラン帝国にたどり着いたアークは、国境の街・ケーセックでエルフ族の売買に関する情報収集を開始する。街から離れた砦にエルフが連れ込まれたことを突き止め潜入するも、最奥で待っていたのは蛮族の魔獣呪術師・フンバであった。アークは情報を引き出そうと試みるが、その最中に突然相棒のアリアンから剣を向けられ──。

第12話 異世界の悪を我は斬る!
“国落とし”の異名を持つ大魔獣ヒュドラ──暴走するフンバが解き放った奥の手によりケーセックの街に壊滅の危機が迫ろうとしていた。アークはか弱き人々を救うため危機に立ち向かうことを決意し、単身ヒュドラへと挑む。一方、アリアンとチヨメはフンバを見つけ出し--そして今、アークたちの勝利への切り札が炸裂する!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

優しいアインズ様

{netabare}
髑髏系主人公なろう第二弾。
二番煎じっぽいが、性格が真逆なのでそれほど既視感的なものはなく主人公に関してはむしろ新鮮な気分で見られる。
別にイキったりもしないのでなろう主人公感はなく不快感がない。
結構お茶目な部分もある主人公で嫌味がなく、技名のダサさや、邪気なノリなど作品全体の雰囲気も好きだった。
ハーレムではなくメインヒロイン1人とポン太での二人旅というのも、よりアリアンとアークの二人に魅力を感じられて良かった。

ただ、話自体はあんまり。
最初の方はキャラが良かったので話も戦闘も楽しめていたが、さすがに内容に工夫がないと途中で飽きる。
差別されているエルフを救うという内容だけでずっと一貫していて、絵面が変わらないので面白みがない。
テーマに関してももうい世界での差別と言う題材なんてありふれているし、敵に関しても、明らかに噛ませばかりで緊迫感のかけらもない。
結局主人公の成長などもなく、すでに持っている力を見せていくだけのパターンのなろう俺TUEEEE。

ストーリーで良かった点は、世直し旅というテーマに関しては一貫しているということと、何でもご都合解決ではなく、エルフを救うことができず火葬するバッドエンド寄りの回もちゃんとあったことかな。

OPがこのアニメの雰囲気に合っていてめっちゃ好きです。
外人の歌い手だったか確か。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
草。初手サービスシーンw erro 歌詞助かる。エフェクトうるせえよ。
この人海外で歌ってみた上げてる人じゃん。オーバーロード
ああクソアニメだ。アインズ様? 盗賊匹カウントで草。
骸骨って食事できるのか?w はよ助けろや。
見て興奮してるんじゃねえw

2話 ☆9
あれこれ意外といいのでは。かわいい。
この二人、身長差がありすぎて骸骨が誘拐犯にしか見えない構図w
だっさ。渋い名前。
騎士と二人で森に行くってどう考えてもやべーだろw
突っ立ってないではよ動け
俺TUEEEなりに相手の強敵感も出せていて戦闘の見せ方が上手い。
あの緑はダメなのにこっちは結局持って帰るんかい。

3話 ☆8
あの一取れば国境防げるってことか? いや見つけられんやろ。
と思ったけどそのワープで空飛べたら見つけられそうだな。
噛ませっぽいキャラデザ熟女好きか? 服を着れよそこは。
こいつ性癖の範囲狭すぎだろ。くっころ 正義の側のアインズ様。
やっぱりこれ結構面白くね?

4話 ☆8
メイプル姿変わったな。やっぱなんか雰囲気がいい。
でかい。なんでそんなもん持ってるねん。気づかれずとはw

5話 ☆6
エッッッ 一応侯爵なら国の金盗んでることになるのではw
適当言ってるんじゃなくて本気でとる気なの? コロナ対策会議室。
スローループ アリアン可愛いな。壁が高すぎる。

6話 ☆7
先に攫った攫った方が100悪くね。負けてて草。
言うて魔法最強なのに剣術いるか? いい姉妹百合。
鎧なかったらこんなに細いのかよ。治っとるやんけ。

7話 ☆8
謎コーナー。はよ頭の上始末しろw また襲われる?
殺すなや。エロ展開やれ。倫理観。百合。これが正史だからな。
あの狼いい子たちだったのに...。

8話 ☆6
服が似合ってない。ゲームの設定じゃないの?
てかもろこの設定もオーバーロードだよな。この小物感w
ビビりすぎだろ。ノリが少し寒い。トロッコ問題。
転移はやりすぎなんだよな。おちゃめな主人公は面白い。
結局俺TUEEEだしやってることがワンパだから飽きてきたな。
圧倒的ラスボス感。

9話 ☆7
これも結局なろうって感じだなぁ。
やってる内容に代わり映えがなさすぎる。
そこは本当にドラゴンロード出してくれ。蘇生面白くねえ。
あ、蘇生じゃなかった。
転スラの数倍この部分はしっかりとしてる。けど生きてるじゃん。

10話 ☆4
失速アニメ。てか耳隠す風潮あるなら主人公も疑われそうだけどな。
もうこのエルフと人間が見たいな題材聞き飽きたわ。酔っ払いの流れ嫌い。
謎BGM、HEY!で笑ってしまう。唐突に変な魔物の話に。
国をめぐる話の途中で変な魔物退治の話少し脱線してる感あるなこの話いる? いくら地図のためとはいえ回りくどい
異世界でこの手の話ほんとにもうありふれすぎてるせいであまり面白く感じなくなってしまった。おい写せや。黎明期を見習え。

11話 ☆6
都合のいいチンピラ。このチンピラが直属の部下ってw
なんで隠し扉の情報までそんな簡単に手に入ってるんだよガバガバかよ。
こいつ初登場から1話で倒すのか。
王道漫画みたいな洗脳解除回想来る?
王道として見てないから全く雰囲気にあってないけど
どう考えても無事じゃない。結局俺TUEEE

12話 ☆5
こいつの掘りさげいる? 街が随分と近代的だな。
もう何も緊迫感ないわ…。召喚する意味ある?
既に持ってる力を見せつけていくという流れが全く面白くないんだよね。
まだ序盤の狼みたいなやつの方が苦戦してた。アークにも刺さる言葉。

曲評価(好み)
OP「嗚呼、我が浪漫の道よ」☆9
ED「僕らが愚かだなんて誰が言った」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

64.6 9 傭兵でラノベ原作なアニメランキング9位
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (207)
604人が棚に入れました
『⽼後に備えて異世界で8万枚の⾦貨を貯めます』の、原作は⽇本最⼤級の Web ⼩説投稿サイト「⼩説家になろう」で累計 1 億 2,000 万PV 超えした⼩説。18歳でありながら中学⽣に⾒られてしまう童顔⼩柄な少⼥・ミツハが両親と兄を事故で失い天涯孤独になるところから物語が始まる。 ショックによる⼤学受験失敗、両親の保険⾦を狙う輩、進学か就職か、家の維持費や⽣活費など数々の出費・・・これからの⽣活に悩んでいたミツハはある⽇、謎の存在から「こちらの世界」と「異世界」を“⾏き来”できる能⼒を与えられる︕ そこから彼⼥が思いついた将来設計とは、⼆つの世界で10 億+10 億の合計 20 億円<8 万枚の⾦貨>を貯めるというもの︕ そう、頼れる者のいない彼⼥の安泰な⽼後のために︕!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

拝金主義者の「希望の星」

主人公の行動原理が基本的に金{netabare}儲け目的であり、その目的のためには
噓も方便という感じの軽いノリで物語がサクサク進んでいきます。

老後のために貯えが必要という理屈はわかりますが、あまりに現金な主人公のキャラ性及び
思考回路には賛同し難いものがあり、感情移入もできず、今一つ魅力を感じることができません。

更に悪いことには廚二病的な発言が多く、傭兵に向けた戦意高揚の演説など特に
ドン引きするくらいの痛々しさが目に余ります。

何と言ってもキャラに魅力がないのが決定的であります。

しかし何故か物語内の王侯貴族からはやり手として一目置かれ、ちやほやされ
ているのですが、それを傍から見るこちらとしては違和感を抱くしかない状況に陥ります。

高校を卒業した程度の女子に見事手玉に取られる貴族というのは
あまりにちょろ過ぎて、思わず脱力してしまいます。

いつもなろう系の異世界同様すべてがチープ過ぎます。

そんなわけでドラゴンが出てくる最終決戦も特に盛り上がるわけでもなく
さっぱり終了、いつものなろう系の物語でしたというオチであります。

良かった点があるとしたらEDソングくらいだったかもしれません。{/netabare}


いつものなろう系異世界転生ものであります。

厳密に言うと異世界転移ものになるかもしれませんが、
現代人のチート能力を駆使していくパターンはお約束であります。

夢が何でも叶う「異世界転生」でありますが、{netabare}現世と自由に行き来でき
じっくり作戦を練った上で異世界へ突撃できるというのは
本作の画期的なところであると言えるでしょう。{/netabare}


●異世界で金儲けしなければならない理由

本作は一見してフィクションでありますが、実は我々の未来を密かに示しているのであります。

「SDGs」を達成しなければ近い将来人類は滅びるということで、
【グレートリセット】が強制発動されます。

{netabare}結果ほとんどすべての産業が破壊され、多くの人が職を失います。
と言うことで異世界でゴールドラッシュを起こそうという計画であります。

米国で2つの銀行が破綻しました。
シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行であります。

米国では物価高(インフレ)を抑制するためにFRB(中央銀行)が利上げを継続的に実施しました。
その結果銀行が資産として保有する債券価格が暴落し資産が目減りしていきました。

この状況を受けペイパルマフィアとして名高いグローバルエリートの「ピーターティール」は
シリコンバレー銀行からの預金引き出しを煽り、取り付け騒ぎとなり同銀行は破綻しました。

銀行破綻が金融危機に繋がらないように米国政府とFRBは預金を保護する措置を講じ
パニックの火消しに奔走しました。

シリコンバレー銀行などの中小銀行に限らず多くの銀行がFRBの利上げ以降財務状況が
とても厳しい土俵際に追い込まれています。

大きすぎて潰れたら世界が終わると考えられるクレディスイス銀行もかなり厳しい状況にあり
ある種の金融不安のムードが高まって参りました。

米政府の迅速な対応により今すぐ金融ショックが炸裂するわけではないですが、
一度資産デフレに陥った銀行の体力が戻るのはかなり難しく、この先銀行が
どうなるのかと言えば生き残るために貸出資金を絞り、リストラなどで身を削る
サバイバル展開になるように思います。

体力ある銀行はなんとか生き残りますが、そうではない銀行は時間とともに倒れていくでしょう。
小さいところは必然的と言えるまでにお行きになります。
そしてやがて大きい所に波及します。

いつ来るかはわかりません。1か月後か?半年後?それとも来年か?
残念ながらソフトランディングは無理でしょう。

今回の騒動「ピーターティール」が噛んでいたというのが兎に角怪しいです。
そして当方の近所の銀行店舗も統廃合が速やかに完遂されました。
2銀行の破綻は終わりの始まりの狼煙であるように思います。
恐らくは計画の始まりのサインでございましょう。{/netabare}

【グレートリセット】は必ず実施される計画であります。
百年に一度のカタストロフィにショック死しないように心の準を整えてください。


●3.22~FOMCでのパウエル爺さんによる歴史的スピーチ…

{netabare}FRBのパウエル爺さんが声明を発表いたしました。
米国ではFTX、SVB、シグネチャーの3つの銀行が既に破綻しています。

パウエル爺さん曰く米国の銀行は健全であり万が一の事態が発生しても
FRBが資金注入するので問題はないという超強気発言を誇示しました。

将来的には雇用や物価は下火に向かうという見込みですが、直近の物価高を抑制するには
金利引き上げを継続する必要性があるというお話でございます。

要するに当面は金融引き締めを行いますので、景気悪化は確定し銀行の財務状況は
更に悪化し、従いまして残念ながら銀行の破綻は今後も続くだろういうことになります。

権威あるFRBの大先生から米国の銀行は健全であるという発言を頂きました。
要約すると、ただのハッタリであります…

リーマンショックと全く同じワンパでご臨終でございます。

FRBがやり過ぎなまでに金融引き締めを行った結果、銀行は資金不足で火の車でありまして
こうなったら銀行は自力救済不能の自滅カウントダウン状態に陥ります。

銀行は潰れないために貸し渋りや貸し剥がしを行い、企業は資金繰りに苦しみ
どう考えても経済活動は停滞します。

SVB、シグネチャー、そしてクレディスイスと一見して無事に処理されたように見えて
実際は株主や投資家は莫大な損失被害を食らいました。

米国の銀行は健全ですって?つうか、金返せ禿げ!ってな感じで、
取り付け騒ぎも投資資金の逃避も止まる見込みない状況が未だ続いております。

FRBによる金融引き締め政策は最低でもあと2、3か月続きます。
それだけの時間があれば体力弱い銀行がお行きになるには十分過ぎると言えるでしょう。

米国の銀行は健全であるのでこれ以上の破綻の連鎖はないと言いながら
まさかの次があったら?さて、市場はどのような反応を示すでありましょうか??{/netabare}


主人公は幾ら童顔とは言え高校3年生でございます。
見た目は兎も角、リアルの高校3年生が小学生がしてるようなあんな髪留めを
しかも2つも?付けるものなのか??大いに怪しいところであります。

タイトルの{netabare}【8】万枚と髪留めの羽の枚数は一致し、【8】は【金星】を示す数であり
当然【金】貨と【金星】もかかっているのだと推測いたします。

【金星】は何でも願いを叶えてくれるらしく?
そういうことを暗示したくて、またしても【8】という数字を列挙しているのでありましょう。

何でも夢が叶う「異世界転生」で金儲けというとてもわかりやすいテーマでありますが
異世界転生で金儲けが出来ることが世に浸透すれば、本格的な異世界転生ブームが
起こるのでありましょう。

ドル基軸通貨体制と貨幣の時代は終わりを迎え、【金】などの{/netabare}現物資産が見直される動きも
徐々に強まっていくものとなるのでしょう。


●トラップ発動!?
ご令嬢お披露目晩餐会で寿司{netabare} とかポテチとかポッキーとか・・・
突っ込んだら負けと言われるなろう系のいつもの釣りトラップ発動であります。
から揚げやエビフライにレモンは付けなくても大丈夫であります。
レモンは臭み消しでありますので。

何故かよくはわかりませんがやたらとジャンクフードを描くのが好きなのは
どういう発想なのでしょうか?

この晩餐会には一族の命運がかかっているという割にノリが軽すぎるような気がします。

異世界転生は軽いノリで行けるということを表しているのかもしれませんが
主人公が腹黒拝金主義者のチートであることなど含め行動原理に感情移入し難く
説得力が今一つないのが、{/netabare}本作の最大の問題点と言えるのかもしれません

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

大貧民 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アニメ化失敗!

((中盤まで見て思うアニメ版のここが駄目))
多くのアニメ化が失敗した作品にも言えることですが。
・戦闘シーン、アクションがしょぼい。立ち位置が変。動きが変。
・余計なシナリオの追加。要らないシーンだったり、キャラの解釈に合わない行動だったり。、
・本来原作ファンが見たかったシーンを削る。
・演出が間延びしていて、話が進まない。
・原作の面白さをアニメ制作側が理解していない。(これは決定的な大問題)
----------------------------------------


アニメ化にあたってか、電子書籍サイトでコミカライズ版が1巻無料になっており、読んでみたら面白い。見事にハマって、コミカライズ版の既刊10巻を購入して読むと最高に面白い。

もしも、異世界を行き着できる高性能どこでもドアがあったら、もしくは異世界に行き着できる凄いテレポーション能力があったらどう使う? という物語。
主人公の性格が、適度に良識があって適度にリアリストで適度にえげつない。
見ていて共感できる。
チート能力がとにかく強力便利なのだが、ただ転移と翻訳の二つだけで、主人公が現代地球の物を上手く使いこなしているのが小気味良い。
魔法で練金したり、魔法で必殺技を決めたり超絶剣技で大切断したりするのに飽きたりした人にお勧めしたい。


最初に出会ってゆく、村人、領主、王様、傭兵たちが善い人なのはご都合的かも知れないが、店舗経営、戦争、領地経営とやってゆくところが、好みに合っている。

ただ、こうした経営物、戦略物って、アニメ化すると途端に陳腐な作画や演出だったりして、面白くなくなるものが少なくないので、そこは心配だが、コミカライズ版同様に面白さが出せれば間違いなく面白いはず。

1話を視聴して、コミカライズ版に比べると情報量が減っているのは残念。
セリフでのパロディネタがだいぶ削られている。好き嫌いが別れるところだが、残念。対オオカミもちょっとあっさりと物足りない。

ちなみに、一般的には資産1億円で富裕層とされる。10億円あればかなりの富裕層。資産運用だけでけっこう贅沢な暮らしが出来る。

2話目視聴
車で移動中のお店の看板が意味ありげに次々映して行く演出が意味不明。
実は、原作では {netabare}ミツハが普通車の免許をとるのはこの少し後で、村から領都へ行くのも、歩きだったのがアニメでは乗合馬車に変わっており、途中下車の遣り取りがあったり{/netabare}する。
致命的な作画ミスなのが、 {netabare} 民間軍事会社にて一番最初に拳銃の講習を受ける際、ワルサーPPSのマガジンを抜いてからスライドを引いてチャンパーに銃弾を送って、ミツハに渡して射撃している。マガジンを抜いてそんなことはできないので、本来はマガジンを抜くのではなく、射撃をする前にマガジンを差し込むのが当たり前。 {/netabare}アレ! となって見直してみてもやはり、 {netabare} マガジンを抜いている、これでは撃てる筈が無いのだが。銃を他人に渡す前にマガジンを抜いてチャンパーに残弾が残っていないか確認をする動作にも見えるので、それだと受け取ったミツハがマガジンを差し初弾を装填する作業が抜けており、 {/netabare}どちらにしても挙動が可笑しいことになる。

3話目
原作小説や漫画だと {netabare} ボーゼス家の執事シュテファンがボーゼス伯爵にミツハに会うことと、その際に家族で会うことをやんわり進めており、アニメのボーゼス伯爵邸の門番達がミツハのどうみても庶民ならざる風貌に違和感を持たずに、執事なりに確認もしなかったのが不思議に思える。
ミツハが策を弄するシーンを入れたかったのだろうが、{/netabare}やり方がどうにも稚拙に見える。
食事のシーンでも原作では {netabare}ミツハは「問題解決のコンサルタント」を当初から標榜してから「連作障害」の話に持ってくるのだが、今後の展開から「問題解決コンサルタント」は雑貨と共にもう一つの仕事の柱になるので飛ばさないで{/netabare}ほしかった。

アニメのペース配分がかなり遅く感じる。どうも、テンポが悪く感じる。半分でテンポよく進める方が作品が引き締まるぞ。
原作小説の○巻あとがきで、作者の {netabare}『ここまでで第一部、アニメ化された際に1クールで』みたいな記載があるのだが、このペースだとおそらく、中途半端な所で終わりそう{/netabare}。

4話目
王都に着いてからの話。小説や漫画では、{netabare}同行したボーゼス家の使用人たちとの遣り取りから、不動産屋、ボーゼス王都邸での遣り取り、ミツハの店舗の改装などのための職人たちとのやりと{/netabare}があったのだが、全カットされており、ボーゼス王都邸の執事たちが{netabare}ミツハを令嬢扱いしてみせたり、不動産屋に圧をかけたり{/netabare}と、お人好しだけでは無いボーゼス家の一端を見ることが出来た筈なのに非常に殘念。
また、本来なら職人たちへのリスペクトなどを見ることが出来たのだが、全カットされており、非常に殘念。Aパートでやって欲しかった。
お店を手に入れるまでのエピソードがカットされたために、開店前のいくつかのシーンの後は、ライナー家編に繋がる最初のお客様たちの話から、 {netabare}鮮魚は王都では食べられないのに鱗取器を仕入れた{/netabare}ミツハのやらかした失敗が発覚。それはそれで結果オーライだけど。
ここらへんのエピソードもBパートだけで納められると思うので、不動産屋やボーゼス王都邸でのエピソードは是非にやって欲しかった。

本作は、異世界なろう系にありがちな、スローライフ系では無く、サクセス系、ストラテジー系だと思っているので、もう少しキビキビ勧めた方が良いと思う。その一方で面白いエピソードは削らないで欲しい。原作にあった {netabare}ボーゼス王都邸での{/netabare}遣り取りは、作品のスタンスを示すものとして欲しかった。原作ファンはそういうところに惹かれている筈なんだけどね……。

5話目
だいだい流れは原作どおりだけれども、元の世界の幼なじみの実家の酒屋に酒を仕入れる事やコスプレ好きが高じて洋裁屋をやっている店長へこちら側の服飾ファッションを伝えたりするシーンなどが削られており、お仕事主体の本作を、アニメ制作側は相変わらず判っていない。

6話目
原作どおりやれば良い作品になるのに、なんで改変したがるかな……。
なんだろ、この茶番、寸劇は……。脚本家はオリジナリティ出したいんだろうな……止めてくれ。

原作の面白さって、ミツハのテンポの良いノリツッコミと昭和の人間しか分からないパロディネタ。チートな魔法とかではなく、現代の地球のものや現地の人を上手く使って成功して行くところなんだがな……。

10話目
監督や脚本家は原作ちゃんと読んで無いのか、それとも原作はモチーフぐらいにしか思っていないのか?
もともと原作への理解が低いと思ったけれど、余計な「作りたいアニメ像」というものがあるのかも知れないな。迷惑な!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ちょっと面白い。ポテンシャルは感じますが作品は中途半端でした。

1話「何をやりたいか」でなく働く前からFIRE狙い…寂しい時代です。

{netabare}  18歳であまりの夢の無さにちょっと涙がでます。働く前からFIRE狙いですか。異世界への妄想の設定と合わせてあまりの現実の辛さがダイレクトに反映しすぎでしょう。寂しくなりますね。

 利殖も考えないで10億円+10億円をためるって…税抜きで100歳まで年収1000万円以上という発想が、世間知らずというかなんというか…「何をやりたい」という夢ではなく、苦労しない隠遁が今の夢なんですね。わからなくはないけど…シビアすぎます。

 異世界ものとしては、今期題名に興味もって狙ってた作品です。内容は珍しく行き来できるんですね。ちょっとアニメの作画と演出が安っぽいのが心配ですけど、ストーリー…というよりブラコン娘のキャラに興味がでました。ただ、1話見た限りでは期待値は低めにしておいた方が良さそうですね。 {/netabare}


2話 あれ?かなり面白い…かも。ミツハの行動力が良いです。

{netabare} 設定にいろいろ無理はあります。民間軍事組織が武器調達とか金の裏換金とかやるとも思えませんが、ヒロインの行動力と交渉力で全部「有りだな」になります。

 老後に備えてFIRE狙い…ではあるんでしょうけど、いろいろ計算して異世界と現世の行き来能力と遺産を利用して、時間、金、労力を投資してるのが面白いです。というか、やっぱりキャラですね。まあ、魅力的なキャラをつくりましたね。EDはメチャメチャ可愛いし。

 怪力幼女もちょっと笑いました。あと近所のおばさんが心配しているところとか演出もいいですね。

 1話目ではFIREマインドがちょっと寂しかったですけど、想像以上に行動的で、スローライフやチート能力、商会でマヨネーズ売るだけじゃないので結構面白そうですね。
 
 製作委員会の「ろうきん」というセンスもいいので、期待枠に昇格です。{/netabare}


3話 うーん。微妙ですね。設定と全体のストーリー、ヒロインはいいんですけど。

{netabare}  いいような悪いような。まず、お兄ちゃん出すぎですね。ブラコン設定必要ありますか?必要ならいいんですけどキャラデザの関係で画面が見苦しいのかテンポが悪くなるのか。

 現代と行き来するのは斬新でいいんですけど、なんというか「本好きの下剋上」のイージーモードチート武器付きみたいな感じですよね。
 いや、決してそれが悪いわけじゃないんですけど…なんででしょう。エピソードはいいけど説得力が今一つなのとアニメ演出かなあ。
 どうやって儲けるか、異世界を生き抜くかが大切な部分なのでそこの表現が不十分なのかもしれません。他の設定はある程度でいいですが、この金と生存の部分は勢いでごまかさず丁寧にやらないから乗れないのかもしれません。

 2話は良いと思ったんですけど、領主の家に来てからかなあ。ちょっと言語化するのが難しくて自分でも何といえばいいかわからないですが、キャラとストーリーは良いのに微妙に出来が悪く感じてしまう。不思議なアニメです。{/netabare}

4話 ポテンシャルは感じるが、エンタメが弱すぎます。

{netabare}  ミツハはいいですけどね。特にOPとEDのミツハは本当に可愛いです。もう少しぶっ飛んでると思いましたが、比較的普通でしたね。
 いきなりシャワーとかドライヤーとか…なんでもありですねえ。風呂屋やったほうが儲かる気がしますけど。
 とんでもスキルもそうですけど、レトルトととか食わせたら塩分過剰でおいしいわけはないと思いますが、そこはいいでしょう。そこは言いにしても、普通?

 まあ、保留かなあ。もうちょっと丁寧に作ってくれれば銃とかシャワーとかポテンシャルはある気はするのでが、丁寧な設定、笑い、驚き、感心、ワクワク、エロ…そういうエンタメがかなり弱いです。
 もう少し話数が進んでぶっ飛んだ展開なら見るかもしれません。キャラが可愛いだけに残念です。一旦休みます。

 4話なので点数は入れます。 {/netabare}


10話 なんかちょっと面白くなってきました。

{netabare} 軽い感じでアニメが見たかったので、一旦切りましたが再視聴してみました。10話を見たら面白かったので、遡って見ました。ミツハの無双を見る分には結構面白くなってきました。

 ミツハが本格的に活躍するのが6話くらいからなので、それ以降がいいですね。設定がやっとここで落ち着いたからでしょうか。
 ミツハはキャラデザは可愛いし面白い娘なので、なかなか目新しいです。全体的に作画、美術が安っぽいのでもったいない気もしますが、話がゆるーい感じなので、あまり気になりません。

 脚本、構成、演出そして作画。悪くない設定・キャラ・展開なのでほんの少しずつレベルアップしてもらえれば、もうちょっと人気が出たのでは?と思います。

 OPのアニメは本当にいいですね。本編よりかなりいいです。画面のエフェクトでノイズっぽいのが入っている意図がわかりませんが、何かの伏線?まあ、考えすぎですか。 {/netabare}


最終話まで。ポテンシャルは感じますが作品は中途半端でした。

 行き来できる異世界もの、あるいは現代の技術が使える異世界ものの典型例ではあります。キャラの魅力と老後に備えるという方向性、軍事プロバイダを使って俺TUEEEにしなかったところが面白かったです。

 作品としては中盤の設定の説明が一段落してから、要するに王族と係わってからが面白くなり始めたかなあという感じでした。最後の4、5週は毎週ちょっと楽しみでした。

 評価的にはアニメ全体の要素、作画・キャラデザ・演出・ストーリー…ちょっとずつ水準に足りていなかったですね。組み合わせで考えると相乗効果でかろうじて及第点の作品にはなっていた感じ、という印象のアニメでした。

 キャラ造形や設定にポテンシャルは感じるんですけどやっとこれからと言うところで終わってます。設定の説明が面白いアニメではあるんでしょうけど、そこの出来が兄の登場とか1回登場した森の家族とかを切ってしまっているので、尺の使いかたがもったいなかったです。
 戦闘や緊迫感がある部分と店のパートとがなんとなくバラバラな印象もあります。

 それとストーリーの方向性が金儲けですから、よほど話を作り込まないと凡百の作品の展開になることが予想できます。マヨネーズかリバーシとかまあそう言った展開でしょう。戦闘が主体の「GATE」みたいにそっちを主流にするほうがまだ面白いかもしれません。

 ということで、まあまあ、と言う言葉がぴったりのミツハありきのアニメでした。ミツハの点でキャラだけ4にします。声優さんもキャラにあっていたので3.5にしました。





 









 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

68.1 10 傭兵でラノベ原作なアニメランキング10位
異修羅(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (161)
327人が棚に入れました
地平のすべてを恐怖させた魔王が打ち倒され、破滅に怯える必要がなくなった時代。 未来に夢を見ることができるようになった今、少女は理不尽な暴力の渦中にいた。 素晴らしかった景色はもはやなく、都市も、草花も、全てが燃えている。 生きながら解体されていく親友の苦悶の断末魔を聞きながら、少女は逃げ出した。 親しい誰かが死にゆくとき、自分が無力でいること以上の絶望があるだろうか。 しかし、少女の前にふらりと現れた一人の剣士が、絶望を、抗うことのできなかった理不尽を、たった一振りのなまくらで、いともたやすく斬り伏せてしまった。 「――柳生宗次朗。このオレが、地球最後の柳生だ」 この世界には、あらゆる“力”の頂点を極め、「最強」の名を戴く者たちがいる。 剣士もまた地平に蠢く無数の、“修羅”の一人。 魔王亡きこの世界で、なおも闘争を求める、その一人目に過ぎない。 ――そうか、私はこの男が、“強者”が許せないんだ。 幾度も命を救われたにも関わらず、少女に芽生えた見当違いな感情。 しかし、すべてを失った少女には自分自身を支えていく理由が必要だった。 ――この男を殺す。この世界には、それができる“強者”がいる。 理不尽な“強者”たちへの憎悪を支えに、少女は剣士と共に歩き出す。 「最強」を殺す旅路は、そうして始まりを告げた。


声優・キャラクター
柳の剣のソウジロウ:梶裕貴
遠い鉤爪のユノ:上田麗奈
星馳せアルス:福山潤
静寂なるハルゲント:大塚明夫
警めのタレン:朴璐美
鵲のダカイ:保志総一朗
夕暉の翼レグネジィ:森久保祥太郎
晴天のカーテ:雨宮天
世界詞のキア:悠木碧
赤い紙箋のエレア:能登麻美子
濫回凌轢ニヒロ:高橋李依
音斬りシャルク:山寺宏一
鎹のヒドウ:岡本信彦
速き墨ジェルキ:子安武人
海たるヒグアレ:杉田智和
月嵐のラナ:花守ゆみり
通り禍のクゼ:三木眞一郎
静かに歌うナスティーク:堀江由衣
ネタバレ

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

無感動なバトルの垂れ流し

誰が勝っても負けても心に響かないバトルで実に退屈なアニメでした。
というのも、感情移入できるキャラが一人もいない、いたとしても描けていないというのが問題だと思うんですよね。

第1話で出てきたユノという女性キャラだって、復讐という目的につなげるために無茶苦茶な論理を展開するため、こちらとしては終始意味が分からないこじつけをするヒステリーな女になっていますし、「自分の住んでいた町と親友を失う」という字面だけは悲劇なんですが、それも描写不足により共感性を失っていると感じます。

そして最終話のセリフには、本当にこのキャラを殴りたいなと憤りを覚えるほどです。

詰まる所、このキャラ自身は弱者のため、他のキャラの殆どは強者という物語の性質上、我々視聴者に最も近しいキャラである必要があったにも関わらず、その役どころすら果たせていないキャラという事です。

最も本作において無価値で不快なキャラだなと思いました。

そしてその他のキャラも軒並み共感できないし、感情移入をさせてくれない。

{netabare}星馳せアルスとレグネジィのバトルとかまさにそうで、群れを抜けたアルスもワイバーンという群体としては失格である行為に当たると思いますし、だからと言って、レグネジィも正直言いすぎです。

一匹群れから逃げたアルスを群体を率いるレグネジィが罰を与えようとする、その行為自体は筋が通ってはいるんですが、何もそれだけをテーマにしようとすると、因縁としては凄く弱いんですよね。
そして何より共感できない因縁です。

まあ、ワイバーンなので共感できないのも当然ですが、ならばせめてレグネジィのセリフをもう少し減らしてほしかったかなと思います。
何度も執拗に中傷をまくしたてるから、小物に見えて仕方がないんですよ。

アルスもアルスでボソボソなんか言ってるキャラになっているので、達観したキャラとか自由なキャラとかいうよりは、群れから逃げ出した陰険な性格のやつだなと思ってしまいましたね。{/netabare}

だからどちらも好きになれない。共感できないんじゃなくて好きになれないんですよね。

その他のバトルも、登場人物の掘り下げが全くできていないから、知らない人と知らない人のバトルを見せられている気分になって無感動な状態で観ることになりましたね。
まさに全然興味のないスポーツ観戦を脳死で観ているような感じでした。

バトルの内容は王道でとても良かっただけに残念としか思えません。


なら本作のストーリーだけを見た場合どうだったのかと言いますと、外枠が綺麗にまとまっているようで、細かい中身が疎かになっているなと感じる出来でしたね。

そもそもの本作のメインテーマである、勇者を決めなければならないという説明が本編で最後に本当に少しだけ触れるだけです。
最初にやるべきでしょそこは。

またエレアとかいうキャラの過去とかも説明不足により本筋のストーリーに全く感情ができないし、何なら国の将軍になっているようなキャラが「誰からも見下されない」という願望があるってなっても、いやその立場で何言ってんだとなります。

やりたいシーン、見せたいシーンだけを抽出しただけのような出来上がりになっていて、物語に必要なシーンを描けていない。
結局、キャラの能力紹介止まりの話ばかりで、肝心のストーリーは大筋だけを上手く見せて、細かい所を全く描写しない。
そういう所が更に共感性や感情移入する機会を失っていると感じます。


またナレーターがうるさくて、本作の没入感をいちいち阻害するんですよ。
「それは~である」とか、そんなのさっき映像で観て知ってるよって事をナレーター付きでまた観るというスタイルは、正直私の好みには合いませんでしたね。
土師さんの声も正直、本作のナレーターには向いていないなと思いました。
聞きづらい籠った声で新出の用語を並べるように話すのですから、本作のナレーターはもっと聞きやすい声の人が良かったのではないかなと思います。
雰囲気はよかったのですが。


総評すると私にとって本作には、物語的な価値はないんじゃないか、と思える出来になっています。キャラ的な魅力もない。
バトル描写だけを本気で描いた映像作品、という位置づけ止まりですね。

何度も繰り返すようで申し訳ありませんが、感情移入できないキャラと感情移入できないキャラ同士が戦っても、何も観ていて楽しくないんですよ。
ドラゴンボールやヒロアカ、ラノベですと「とある」や物語シリーズ、強敵VS強敵を中心に描いている同系統の作品ですと刃牙とかの方が、よっぽど感情移入ができるようになっています。

原作がどのような出来なのかは知りませんが、バトルシーンばかりを注視して、ドラマを疎かにしたアニメ版を、正直私は好きにはなれませんね。

おススメできる人ですと、物語に没入感を求めない人は楽しめる出来になっていると思います。
ただ説明や設定が多くて前半は特に疲れると思うので、そこは注意してください。

以上です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ここまで全て地区予選の予選です。

キャラの話やってから本編でトーナメントおっぱじめるのか?話の内容はまだなんとも言えないが、バトルシーンはハイクオリティ。CG演出も迫力があっていいね。

キャラが好きになれるかどうかで言えば…ヒロインの逆恨みムーブが謎すぎて…シナリオ面もこれ不安要素の方が大きいな…

脳死で見るタイプの厨二バトル群像劇って感じ、見たことありつつも目が離せないので今後の展開次第かな?(追記:1話にでてきたあの二人は別に主人公とヒロインって訳ではなさそう、なんなら主人公やヒロインって概念があるかすら怪しい)

2話追記

今回は新しく出てきたオッサンとワイバーンの奇妙な縁の話。やっぱり違う話を少しづつ繋げてからトーナメントに臨ませる構成なのか。あとオープニングエンディング劇伴どれも良かったので加点しました。

3話追記
バトルだらけだった1話2話から一転して世界観掘り下げやキャラ描写主軸の話に。今までと違って思考がわかりやすいキャラが多くなってきて良くなった感はある。世界観が分かりやすくなってすんなり入ってきたけど説明は多少はあるけどもう少し分かりづらいので分かりやすくまとめた資料的な何かが欲しい。少なくとも1クール目は序章みたいな感じで終わるのか、中途半端な所で切られないどころかキャラ紹介が終わってない段階で1クール完走はご勘弁を…

4話追記
ウダウダ話すだけの世界観説明をおねロリ百合展開を挟むことで目の保養になる場面として昇華させるテクニックには恐れ入った。とはいえバトルがないのは物足りない…それとキャラ紹介はそろそろ終わるのか?次回でメインの修羅達の話切りそうなんだが…バトルの面白さや世界観、キャラの良さで持ってるけどそろそろ本筋始めないとキツイ。

5話追記
狂気的な杉田智和、いそうであんまいないけど見られて満足、三木眞一郎の気だるげで飄々とした感じは良かったな。そして6話、ようやく修羅同士の激突が始まる予感!トーナメント入るにせよ入らないにせよ面白くなることを期待。

6話追記
ついに各キャラの思惑が交差する展開に!こういう諜報メインの頭脳戦は見ててハラハラする。どのキャラも一枚岩じゃないからあぁいう引き込み方が出来るのかな。ただ惜しむらくは本格的なバトルは7話まで持ち越されそうになるのがなぁ…

7話追記
ついに修羅同士、ふたつの大勢力が激突し始める。大会始まる前に破壊!?どうなるのかいよいよ読めなくなってきた。

8話追記
修羅の交戦が始まり軍略的にもバトル的な意味でもまさしく混戦状態!大会始まる前で街一つ壊滅する規模の戦いとか今後大会やるとしたらスケールダウンするかしないか分からんな、ってか{netabare}ヒグアレ…嘘だろ…?{/netabare}

10話追記
9話はレグネジィとアルスのワイバーン同士の因縁対決。背景に何があったのかはあまりベラベラ語らないが、とにかく空中戦の迫力と勢いが凄まじい。
10話はニヒロVSダカイ。ニヒロはあれであっさり死ぬとは思えないが本当に死んでしまったのだろうか?にしても先行きがいい意味で読めないアニメだな…
ラナの発狂と暴走を止めたいキアの純粋さは心打たれた。切に生き残って欲しい。

最終話追記
まだまだ戦いは始まったばかり…どころかまだ始まってすらいないという、スケール感がヤバすぎるな…今後の修羅の登場で色々と情緒が爆発しそう。
あと2期決定おめでとうございます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 録画失敗で断念。

1話 深そうで浅い匂いがプンプンします。新陰流の説明合ってます?

{netabare}  アニメのクオリティは高いです。当初出てきた2人も美少女でした。

 ただ、です。初めの残酷シーンはもう使い古されたテンプレです。「エルフェンリート」や「アカメが斬る」の時代なら珍しかったでしょうけど。「はめつのおうこく」「豚レバ」の様に残酷描写に意味性が付与できていない気もします。

 そして、柳生新陰流ですねえ…これ認識が間違っていると思います。柳生宗巌は上泉信綱の弟子の疋田景兼に無刀取りで負けていると思います。で、宗巌は上泉信綱に弟子入りします。そこを全く逆に説明してましたねえ…わざわざそれっぽいアニメ作って。
 あと、柳生新陰流の剣先ってセキレイの尾の様にゆらゆら揺れてるんじゃなかったでしたっけ?また、活人剣は王様ゲームのホッジの剣で描かれていましたが、こういう下品な強さではないハズです。

 パラレルワールドなら…題名に「異」が入っているので、あの白黒の対決場面が仕込みなら面白いですけど。
 
 深そうに見えて、少年マンガ的ドタバタで終わってしまう気もします。遠い未来のようなSFっぽい設定かなとも思いますが、どちらかと言えば魔法で動いているだけの気もします。新陰流が出てくるということは今の現世からの続きの未来ということだとは思いますが。

 うーん、2,3話様子見ですね。深そうで浅い匂いのする作品…の気はします。残り少ないハードディスクのリソースを使う価値があるか???そうでもないならアベマで1週遅れで見ます。 {/netabare}


2話 OPEDを見る限りキャラ紹介で前半終わっちゃわないですか?

{netabare}  そう来ましたか。何人かの主要な人物を見せて、やがて出会いがあってという作品が現代で通用するか?ですね。OPEDを見る限りまだ何人かいるのでしょうか。2クールの時代ならできた手法ですけど、1クールなら人物紹介で終わってしまいます。

 エルフっぽい娘、格闘家っぽい娘、妖精的なものをつれた男、骸骨…その他何人か主要人物がいそうです。前半は人物紹介で終わっちゃいそうですね。

 で。2話なんですけど…いかにも因縁があったり友情物語がありそうですけど、2人の会話は考察というよりも雰囲気どまりなのかな?正直聞き取りづらくて困りました。要するにあのワイバーンがすごく強くて強さを求めているよ、ということしか言ってないですよね?

 その強さを楽しむ話なのかもしれませんが、ずっとこれだとどうなんでしょう?アニメだと…うーんと…「ソールイーター」とか、こんな感じでキャラ紹介だったかもしれませんが、3組だけですからね。

 
 途中、少しずつあの国の制度が紹介されていく感じなのか、1話の2人が絡むのか。切ろうかとも思いましたが、作画に力が入っているので、何かはありそうです。もうちょっと様子見します。{/netabare}


3話 録画失敗で断念。

 録画失敗。ディズニー+なので、単独で加入するほどでは…と言う感じです。また何か加入する機会があれば見るかも。作画は良かったんですけどね。話が飛び飛びで…

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

59.1 11 傭兵でラノベ原作なアニメランキング11位
Re:Monster[リ・モンスター](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (116)
326人が棚に入れました
突如ストーカーに刺され、目覚めると最弱ゴブリンに転生していたゴブ朗。 喰えば喰うほど強くなる【吸喰能力】で異常な進化を遂げ、 あっという間にゴブリン・コミュニティのトップへ―― 弱肉強食の異世界で、有能な仲間達とともに生き抜いていく痛快下克上サバイバル! 怪物転生ファンタジーが蠢き出す!!

声優・キャラクター
ゴブ朗:佐藤拓也
ゴブ吉:細田健太
ゴブ美:加隈亜衣
ゴブ江:植田佳奈
ホブ星:山根綺
ホブ里:大森日雅
赤髪ショート:菅野真衣
姉妹さん:山村響
鍛冶師さん:島袋美由利
錬金術師さん:東城日沙子

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

システムの奴隷アニメがまた一本!ゲームっぽいですね。

 最終話(12話)まで観ました。2024.06.28

 傭兵団としての王女の護衛任務もサクッと終了し、また、レベルアップと仲間を鍛え、女性を犯す日々が始まる様です。

 物語としては全く面白く無く、作画も悪いので視聴する価値は極めて低いですが、初期なろうに何が求められていたかが分かる、歴史的な価値は多少あるかもしれません。

 これ、今やVTuberに独占されたコンテンツである、ゲーム実況なんですね。

 かつて、ゲームを一生懸命に子供達はプレイしていました。当時、ドラクエなんかをやっていると、大人達にそんなお使いアンド作業の何が楽しいの?と批判されましたが、努力、友情、勝利こそが至上の価値であると洗脳されていた昭和児童にとって、地道なレベルアップで強くなり、スライムに苦戦する雑魚から魔王を倒す勇者へとキャラを鍛え上げるのは、苦行ではなく、喜びでした。

 そんなゲムっ子も、大人になると時間も無くなり、目も悪くなり、集中力も低下し、他に面白いことも出来るので、ゲームから卒業していきました。

 ただ、下克上の物語を消費してカタルシスを得たいという欲求は残っているので、初期なろうでこのアニメみたいなゲーム実況っぽいのが量産されたのです。

 異世界のんびり農家とかもそうですが、キャラのレベルアップを眺めて楽しむ話なので、ストーリーの整合性とかはどうでも良いのです。

 それに思うがままに女性を犯したいという欲求が結びついたのが、本作品を含めた初期なろう作品群なのです。

 ゲームにそれほど思い入れが無い世代が観ても面白く無いでしょうし、女性をモノの様に扱うので、女性人気も期待できない、団塊ジュニア辺りの世代の欲望垂れ流しなので、良識あるアニメファンにも評価されない…。
 
 はっきり言ってポルノ的汚物でしか無い原作のアニメ化…、どういう意思決定なのか、そっちの方が興味深いですね。

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 10話まで観ました。2024.06.09

 100日位で主人公の子供が誕生しました。マジでキモいです。記号的キャラを通り越して、気持ち悪い蟲とか、侵略的外来種が蔓延っていく様を眺めているような気分になります。

 近所の池がいつの間にかブラックバスやブルーギルだらけになってしまう感じです。

 初期なろうのキモさが爆発しています。俺tueeeeeeeイキリ、エロ、早すぎる展開、女性や仲間を積んで馬車で旅をする、やたら風呂に入りたがるとか…。古いなろうのキモい成分満載で吐きそうです。

 同じ様な感じの異世界のんびり農家は、もう少しなろう臭を脱臭してアニメ化していましたが、本作品もコミカライズ版マンマでは無く、脱色した方が良かった気がします。
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 3話まで観ました。2024.04.21

 作者の身の回りに起こったことをグダグダ書いた私小説に対し、完全なフィクションである虚構小説の真髄を垣間見た気がするアニメです。

 なぜ私小説か?それは、どんな文豪でもモデルが存在しないキャラクターを設定してフィクションを書くのが難しいので、何となく私小説になることが多いからです。

 しかし、この物語は違います。キャラクターにモデルなんて存在しません。先行の小説、アニメ、ゲームキャラの設定を借用しただけです。

 そのため、女性キャラはオナホか肉便器、良くて孕ませ要員、敵はカマセか経験値稼ぎキャラ、男性キャラは友人や仲間では無くて奴隷か使い捨て戦闘員と、著しく記号的です。

 世界観も適当で、下剋上と言っても、主人公はゲームチェンジャーでは無く、何故か既存のシステムに特別扱いされてるだけのチートキャラです。ドラクエの勇者一味と全く同じです。

 小説も、モデルがいると名誉毀損で裁判沙汰になったりしますが、キャラが記号に過ぎないゲーム実況アニメなので、ストレスはありません。

 後は、森羅万象をモノの様に扱う主人公が許せるかです。主人公自体も記号なので、感情移入を拒んできますが…。

 私小説を批判的に乗り越えた筈の現在の虚構小説(なろう)がこの程度とは…深く考えてはいけませんね。

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 2話まで観ました。2024.04.14

 主人公、強いリーダーというか、人非人というか…。集団をまとめるためとは言え、やっていることは連合赤軍事件の陰惨なリンチ殺人ですが、全く葛藤したりしません。

 なろうに在りがちな、主人公がシステムの敷いた道を辿っているだけだからですね。ゲームの信長の野望とか、ドラゴンクエストとかで、主人公が敵対勢力の殲滅やレベル上げに疑問を抱かないのと同じです。

 物語としては至極単純で、主人公とその仲間達がどんどん強くなるのを眺めているだけになります。漫画や小説ならまだしも、アニメで観る価値があるのかは少し疑問です。

 バトルものなので、後は戦闘シーンの作画次第といったところでしょうか。

 BGM代わりに丁度良い…、そんな感じですね。
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 初回観てのレビューです。2024.04.09

 他のモンスター等を倒して食べるとレベルアップ!味方も強化してモンスター軍団を作るお話です。

 タック二階堂さんの情報によると、結構古参なろうの様です。異世界のんびり農家みたいに村や勢力を発展させるエロ要素ありのゲーム実況を見ている様な感じです。

 コミカライズ版は途中まで読んでいます。段々強さがインフレして、凄まじいことになっています。しかしまぁ、読めないことはありません。

 転スラと似ていますが、あまり敵対勢力と交渉したり会議したりせず、サクサク倒して進むのが魅力と言えば魅力ですが、反面浅い感じは否めません。

 ゲーム的な世界なので、主人公も他のキャラも能力の選択は出来るものの、システムの思惑通りに強くなっていく感じです。RPGゲームのレベル上げが好きなら面白いかもです。

 似たようなアニメは沢山ある気がしますが、一番近いのは転スラよりも蜘蛛ですが何か?かもしれません。

 蜘蛛はシステムの管理者とも戦う様な流れになっていますが、本作品はそこまで行かなさそうです。

 究極まで強くなった後のことはあまり考えていなさそうですが、成り上がり最中の話はノーストレスなので、視聴継続です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

作画クオリティ低め。内容も淡々と成長するだけ… こういうのも人気あるのか

1話感想 3.4 作画クオリティ低めながら、内容がしっかりしていて面白い
さて、またなろう系ですが一風変わった感じですね。
ゴブリンに転生して、そこからどんどん強くなって成り上がっていくという…。

まあ蜘蛛ですがなにか系統と言えばそうかもしれませんが。

スキルをどんどん覚えていくのは前世に持っていた能力だそうで。前世も地球ではない異世界だったということでしょうかね。

淡々と成長していく感じですが… 結構悪くないです。

主人公に多少のチートがあるのは当たり前。ちゃんとそれなりに工夫して努力した結果強くなっているので、ムカつきはしませんでした。

主人公が特にムカつかなければ、単に成長していくところを見ていくだけでも結構面白いものですね。
ポンポン成長していくテンポも良かったですし、このまま成り上がっていく様子を見守るのも悪くないと思いました。

ただ作画クオリティは微妙ですし、すごく面白い、というわけではないので…。
本数次第で諦めます。

全話感想
うーん、1話はまだ良いと思ったのですが…。以後もずーっと淡々と成長するだけで、そもそも作画レベルは低いままだし、なんだかなー とは思いつつも、そのまま流れで最後まで見てしまいました。

正直イマイチと思いつつ、アニメ化までしたということは誰かにとって面白かったわけで、では何がどう面白いのか。
分析しようと思って見た感じです。

本作は何が面白かったか。
単純にレベルアップの面白さってのもあると思います。
ゲームでレベルアップし、ステータスが上がって新しいスキルや魔法を覚える。それだけで面白い、という面はあると思います。

主人公だけじゃなくて仲間もレベルアップしていくのでその楽しみの回数が多い。

本作は主人公が圧倒的に強いですが、一応多少は苦戦するレベルの敵も出てくるわけで、強くなった力の振るう先も皆無ではない。

というあたり、まあ本当に駄目ななろうに比べたらいい感じだったのかなぁ? とか。
いや駄目ななろうでも人気あったりしますが。

じゃあ何がいまいちだったかというと、本作も明白な目標が無いことですね。
途中で何か理想や夢ができるかと思ったのですが、最後まで特になかった。結局生き抜くことだけ? まあ生き物が生きる理由は究極的にはそれだけかもしれませんが。
でも物語で描くなら生きる理由ってのが欲しいのですよ。

特に目的はないけど眼の前の問題に対処しているだけでそれなりに流れていくだけ、という感じは盛り上がりに欠けましたね。まあそういう作品多いですが。

あれこれの出来事に対して主人公が感想を持ってくれるのは良いのですが、
基本あっさりしていて蛋白に感じました。
まあまったくないわけではないので、本当に感想が皆無な作品よりはマシな方ですが。
でももうちょっと起伏が欲しいというか。子供が生まれるのもさらっと流しすぎというか… まあ一気に4人もできてますから1人ずつ重く扱ってはいられないのでしょうけれど。

後はやっぱり作画面が微妙過ぎましたね…。

でも、生まれてからの日数をちゃんとカウントしているところからくるアンバランスさは普通に面白かったと思います。
生後127日で、ゴブリンからなんか凄いのに進化して、一族を率い子供もできて… という出世っぷりは、改めて考えてみるとなかなか楽しいかったな。

まあいろいろ不満はありましたが、ここで感想を書いて完了というところですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゴブリンよ、強く・賢く成り上がれ―――

この作品の原作は未読です。
完走後にwikiをチラ見した際、原作は2012年から始まっており既刊15巻まで発行されていること、そして何とゲームまで制作されていたことを知りました。

彼らの能力である「吸喰能力」で手あたり次第、色んな怪物をガブガブ食べたら無双になれるんだろうなぁ…
などと思いながらゲーム欄を覗いてみると、残念なことに2021年に配信が終了されていました。
アニメが結構面白かったので、もし今ゲームがプレイできるなら一定の人数が参加するのではないでしょうか。

改めてメディアミックスの内容とタイミングの難しさを感じた気がします。
勢いも大切だと思いますが、仕掛けるタイミングがきっとあるんですよね。


突如ストーカーに刺され、目覚めると最弱ゴブリンに転生していたゴブ朗。

喰えば喰うほど強くなる【吸喰能力】で異常な進化を遂げ、
あっという間にゴブリン・コミュニティのトップへ――

弱肉強食の異世界で、有能な仲間達とともに痛快下克上サバイバル!
怪物転生ファンタジーが蠢き出す!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

捕食してそのスキルを会得する…碧ちゃん演じる「私」が大活躍した「蜘蛛ですが、なにか?」も同じ感じだったと記憶しています。
碧ちゃん演じる「私」は何度も死線を潜り抜けてきましたが、本作品はあっという間に強くなってしまったので、緊張感はやや薄めでしたが、痛快な展開の連続だったのでこれはこれで有りだと思いますし、結果オーライだったのではないでしょうか。

唯一気になったところと言えば、殆ど描かれなかったモブキャラが何時の間にか成長・進化している点かなぁ。
既にゴブ郎を頂点とした組織が成立している認識はありましたけれど…
成長・進化を前提とした食生活が全員に行き届いているんでしょうね。

そう考えると途中でリタイアした先輩ゴブリンは勿体なかったかも。
自ら強くなれる機会を放棄した訳ですから…

前半はまぁそんな感じ…
途中でエルフや人間との争いの様なイベントがちょいちょい挟まりましたが、後半はお目出たラッシュと言っても過言ではないでしょう。

ゴブ郎の恋鬼はゴブ美ちゃんで、ゴブ吉君の恋鬼はゴブ江ちゃん…
最初は全然違和感ありませんでしたが、この組み合わせで結果的に正解だったと思います。
進化後の体格ですが、ゴブ郎とゴブ吉君の体格差が半端無くなっていましたから…
ゴブ美ちゃんとゴブ江ちゃんもゴブ郎とゴブ吉君と同じ系統の進化で良かった^^

しかし、終盤にパラベラムの皆さんを改めて見てみると、皆さん随分と成長・進化したものです。
錚々たる面子が揃っていましたから…

しかも、物語が続編の布石を投じて幕を引いた展開も気になるところです。
まさか、ここで終わるなんてこと、ありませんよね。
パラベラムの活躍はこれからだ…を是非アニメで見せて欲しいモノです。
住処も新しくなったことですし…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、CHANSUNG (2PM) & AK-69 feat.CHANGMIN (2AM)さんによる「Into the Fire」
エンディングテーマは、EverdreaMさんによる「運命」

1クール全12話の物語でした。
痛快な展開にどっぷり浸かって視聴できる作品で、しっかり堪能させて頂きました。
続編の情報、待っていますね♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
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