2020年度のロボットおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度のロボット成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番の2020年度のロボットおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.4 1 2020年度のロボットアニメランキング1位
劇場版 メイドインアビス -深き魂の黎明-(アニメ映画)

2020年1月17日
★★★★★ 4.2 (535)
2332人が棚に入れました
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。そこで、プルシュカと名乗る女の子に出会い…

声優・キャラクター
富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織、森川智之、水瀬いのり

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「喜びしか知らぬ者に真の祈りは産まれません」。夢と祈り、その果てにあるものは…。

幕張でほぼ満員の中で鑑賞。流石は劇場版!なスーパークオリティーのかなり原作に忠実な映像化。故に原作の良いところも悪いとこも出てる。


原作の時点で思ったが、一番美味しいトロなエピソードになりそうだったのに、この幕切れは少々勿体無い。プルシュカの件もだが、単行本ならもう一冊、映画ならもう30分くらい尺が必要だったかな。


しかし、全体的にはやはり最高にサイコー!。特に戦闘シーンは、ちゃんと燃えるセットアップが出来てるからこそ超絶作画で上がる。


特典でミニカレンダーがもらえるとは豪華やし、EDはなんと表現していいか水墨画がヌルヌル動いてるような凄まじい出来映えで、これどうやって作ったのか撮影したかもよくわからぬ逸品だ。


原作ファンなら当然見に行くとして、アニメのみの人はまぁ言わなくてもわかってるだろうが覚悟して見るべし。


ボンドルドは、あたしの好きな「ガンソード」の鉤爪の男くらい好きな悪役なので、イッちゃってる悪役好きには見逃せない。


それにしても、結局ボンドルドの真意は明らかにならずで、その辺が後々きいてきそう。


次の2000年、祈手、お祈り骸骨、「喜びしか知らぬ者に真の祈りはうまれません」、祈る手の形な白笛、たぶんこれらはみんな繋がってるだろう。


さらに、ボンドルドのオブセッションが祈りなのは明らかだ。これらのことから彼は単なるマッドサイエンティストなんじゃなくて、大きな目的があってやってるうちにあんなことになっちゃったんじゃないかな?。大いなる絶望の果に、あんな存在になっちゃった…だったらより好きになっちゃう。


原作でたぶんその辺も今後明らかになって、ボンドルド倒しちゃったことに後悔、あるいは彼に対する気持ちがより複雑になりそう。


オススメ動画「カートリッジの作り方」、ワクワクさんとゴロリの有名動画のパロディー。ナナチ「こんなの作りたくないよ!だ」。


「メタルインアビス」、クソ映画界の雄メタルマンの博士とボンドルドの夢のマッドサイエンティストコラボ。「本当に申し訳ない」。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 52
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冒険と探求を続けるための凄惨な儀式

【物語 4.0点】
R-15。地獄でなぜ悪い。“宿敵”ボンドルドとの対話と対立を軸に、
アビスの深層のヤバさと、冒険に深入りし過ぎた人間のヤバさが、さらに深化。
常識を越えた“探窟家”の価値観から受ける負荷に
精神が押し潰されそうになる試練の100分間。


【作画 4.5点】
R-15。グロくてなぜ悪い。出血、部位欠損だけじゃない。
排泄や、生物の体内組織漏出など、
見たくない物を見せ付けてくる作画は健在。

怖じ気づいた鑑賞者を引き止めるように披露される圧巻の自然背景描写。
だから冒険はやめられない。ズルいよ。


【声優 4.5点】
本作のキーとなるボンドルド役・森川 智之さんが
沈着冷静に優しい声色から滲む狂気を好演。

もう一人のキー、プルシュカ役は水瀬いのりさん。
主人公リコ役の富田 未優さんが原作読んでいる際、
いのりんボイスでプルシュカのシーンを
脳内再生していたという“意中”のキャストで相性良好。


【音楽 4.5点】
劇伴は引き続きケビン・ペンキン氏が
フィルムスコアリング(映像合わせて作曲する)による新規書き下ろしにより、
人知を越えた体験と価値観に直面した登場人物の割り切れない感情に、
弦楽や高音ボイスを駆使した繊細で複雑な旋律で肉薄。BGMもいよいよ深層突入。

ED主題歌のMYTH&ROID起用も本作やペンキン氏による劇伴の作風にマッチした適材適所。


【キャラ 4.5点】
ついにメインストーリーのド真ん中に躍り出た黎明卿ことボンドルド。
某“白笛”による“筋金入りのろくでなし”
との評判に違わぬキチガイぶりでスクリーンを制圧。{netabare}「愛です、愛ですよ」{/netabare}

彼に挑むリコ陣営。脚本のシリアス化を中和するように、
ナナチのモフモフに宿る和みパワーにすがるパターンが定着。


【感想】
引き続き原作未読のまま挑みましたが、私にとっては予想通り、
本作は正義の主人公が悪のボンドルド卿をやっつける話ではなく、
リコの冒険心とボンドルドの探究心、
どちらがより強いのか、見方によっては、どちらがよりイカれているか、
さらなる深淵に挑む権利をかけた、ある種の儀式にも見えました。

泣ける展開もありましたが、私はTVアニメ最終話ほどは泣けませんでした。
TVアニメの時は探窟家に人生を無茶苦茶にされた人間の哀しみが伝わって来ましたが、
本劇場版に至っては、どーせ探窟家ってそうなんでしょ?
って感じで諦観。涙も涸れ果ててしまった感じでした。

決して主人公リコに全面的に共感して感情移入する物語じゃない。
作品傾向もさらに鮮明になって来たので、
私は一番人間らしさを残していると目している
ナナチのモフモフにしがみ付いて惨劇を眺めていました。

ただそのナナチですら確執や罪を越えて、冒険熱が再燃しつつある……。


そして発表されたシリーズ続編制作決定の報せ。

ええぃ、ここまで奥深くまで付いてきてしまったなら、もうヤケクソじゃ。
者共、地獄の底まで参りましょうぞ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

この恐ろしくも残酷な真実

 2020年最初に見た劇場アニメは、『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』だぁ‼です。
 TVシリーズの続き、細かく言えば、最後に出てきたボンボルドの娘、新キャラ、プルシュカ登場この前年公開された「劇場版 総集編メイドインアビス 【後編】放浪する黄昏」の続きとなるのです。

{netabare}  前座アニメ、『マルルクちゃんの日常1』もなんだか和んだです。{/netabare}

 ナナチを加えて、次の旅へのリコとレグ、この先に待ち受けるのは、深界第五層、ナナチ、ミーティの宿敵となるボンボルドの本拠地なのです。
 第六層に進むには、そこにしかない侵入口、避けられないボンボルドの遭遇はいかにです。

 その前に出てくる美しい花畑にも、残酷?!な場面もあるので、キャラが可愛いのとは対象的な正にメイドインアビスだったです。これだけでは驚けないのが、この先なのです。

 意外な展開からのプルシュカとの出会い、ボンボルドとの遭遇、何かありそうだったです。
 思ったとおりになるです。ボンボルドの狙い、レグどうなっちゃうの?危ない!でしたです。
 プルシュカは純真な子供で、リコたちと仲良くなれるけど、この先の展開に私の頭の中は、超サイヤ人化したです。

 ボンボルドの非人道的な、善悪のかけらのない狂人性、「今日を生きる資格がない!」という憤りを感じたです。
 レグとボンボルドのバトルシーンは、正に大迫力必死だったです。

 明かされる白笛の謎、第六層に行くということ、ボンボルドという存在、プルシュカの運命、あまりにも残酷な真実を突きつけられ、この光景は目を背きたくなるほど、子供に見せられない内容だったです。
 白笛は、{netabare}ハガレンに例えると「賢者の石」に近いかもしれないです。終盤、新しい白笛ができたシーンあったですが、{/netabare}衝撃だった印象です。{netabare}(これは無残で、酷いと思えたです。){/netabare}(

 それらを乗り越えたとき、深海第六層の道が開けるのだろうか?要注目です。

 リコ、レグ、ナナチ、ボンボルド、プルシュカ各々、キャラとしての個性が強く出ていたお話だったと思うです。{netabare} 「to be continued」{/netabare}最後に出てきたこの文字、「私、気になります!」だったです。 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

82.6 2 2020年度のロボットアニメランキング2位
デカダンス(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (633)
2302人が棚に入れました
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。

声優・キャラクター
小西克幸、楠木ともり、鳥海浩輔、喜多村英梨、柴田芽衣、青山吉能、竹内栄治

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

メタ世界物の短所。パイプとジルの魅力や良し!。

 本作はマトリックスや近年だとグリッドマンなどが属するメタ世界SF作品である。正直あんまり見るつもりはなかったが、大好きなDr.マクガイヤーさんが特集を組んでいたので一気に視聴。


 本作を見て改めてメタ世界物の短所が見えた気がする。こういった作品は意表をついた世界観が面白いし、テーマ性が打ち出しやすいが、キャラの魅力を育てていくのが難しい面があるように思えた。


 メタな視点で描いているため、どうしても一歩引いた距離にならずるをえない。その上、今のアニメでは1クールしかないからよりキャラを描きこんだり、関係性を育てていく時間があまりない。「ゼーガペイン」みたいに2クールあるような作品ではないと厳しいか。


 あと、システムの恐怖を描く作品だと正面のわかりやすい敵を立たせづらいという問題がある。「サイコパス」では、槙島というシステムとは違う眼前の敵も良い感じに成立させられてたから上手くいっていたけど、意志なき怪物ではイマイチ上がらない。


 というか、意志のない怪物の敵って「エヴァ」の使徒の段階では意味があったし、「ファフナー」のフェストゥムは見事に物語のテーマと結びついていたが、それ以降は単に設定上の便利な敵の処理の仕方として慣例みたになってきてしまっている。


 結論から言うと、SF小説とかならともかく、アニメにおいて重要なのは設定とかの辻褄合わせや整合性といった細かい部分じゃなく、いかに視聴者のエモーショナルを動かすことができるか?にかかっていると言いたい。


 意味深いメタ的な世界を描きつつ、演劇的な象徴を多用して強烈なエモーションと他にはない驚きの世界を構築して見せた「ウテナ」みたいな作品もあるが、SFだとどうしてもリアリティーラインを高めに置くことに頑張らなくちゃならなくなってしまって、そこに注力せざるをえなくなっちゃって肝心の部分が手薄になってしまいがち。


 本作も正直キャラの魅力がルックスも含めて正直弱い。見続けられたのは、どうこの話を畳むのか?という好奇心な部分と、パイプとジルのブサ可愛さが好きだったからである。といっても、この二人?も脇なキャラだしねぇ…。それに、最終回で急に時間が経って強引にまとめる作品ってもう何本目かわからんし、そもそもこれでいいのか感が…。


某ノーラン映画にも言えることだが、作品はそんな小賢しい小細工じゃあ面白くならないよ!と言いたい。王道でも太くて強い線のキャラやストーリーを打ち出せるかどうかのが大切。時間が短いなら尚更。


 メタ的な世界の作品はもうありふれてしまって、世界が反転するのももう驚きじゃない。こうなると、それを逆転させて現実だと思っていたものが実は…より、非現実だと思っていたことが実は…な作品のが驚きと恐怖があるかも。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメオリジナル作品

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。デカダンスならぬカブダンスということでカブラギが大型ガドルと一騎打ち。カブダンスを動かすために周りに散らばっているパーツを拾い集めて何とかラスト一撃を叩き込めるだけのパワーを取り戻す。そして大型ガドルに渾身の一発を発射しますがあとちょっとでオキソンエネルギーが足らない。カブラギは自らのリミッターを解除することでエネルギーを補充させ、無事大型ガドルは木端微塵に。最後までアクションの作画ももちろんキャラの表情もよく、迫力もあってよかったと思います。最後はカブラギが死んでしまって感動シーンも。しかしその後のミナトとジルのやり取りを見ているに何らかの方法でカブラギは蘇生できたと考えるべきでしょう。デカダンスも新たに生まれ変わって、全部丸く収まったわけですがう~ん…。正直ラストはちょっと物足りない感あったかな。確かにカブラギのリミッター解除の件は二話、三話で話してたことを体現していて面白いと思ったけど、やっぱり問題はナツメ。ナツメも一応ガドルの部品集めたりいろいろ貢献してたんだろうけど、もうちょっとナツメにもバリューポイントというか、ミナトやジル、ドナテロみたいにナツメにしかできないようなものが見たかったかな。ナツメの表情作画とかキャラ設定も悪くなかったし、大人になったナツメも美人で良かったからそこは少し残念。でもアニメ全体としては今までに見たことないようなものが見れて私的にはそれなりに楽しめたかなと思います。オリジナルアニメだけに二話の急展開とか独特の世界観、ロボバトルチックなところもハマった人には楽しめたかと思います。アニメのあらすじとか二話の急展開がどんなのか気になる方は是非見てみてください。まぁ序盤の方見て面白さを感じなかったら多分最後まで楽しめないとは思うのでそこは人それぞれですね。{/netabare}

【第一話】
まず世界観は面白そうだなと直感したけど、如何せん私はロボ系、機械系に疎く楽しく見れるかどうか…Bパートでデカダンスが少しだけ動きますが案の定そこまで熱くなれませんでした。今後はキャラの関係と作画美術を楽しむことになりそうかな。
【第二話】
冒頭から一話とまったく違う雰囲気。この作品の世界観が明らかになった回でした。賛否の分かれる設定だと思いますが、個人的には悪くはないと思いました。否定されている方もまだ2話の段階でこのアニメの評価をするのは尚早だと思いますよ。監督さん脚本、シリーズ構成の面子から二転三転あるだろうし、ナツメの正体も世界とどう関りがあるのか楽しみです。
【第三話】
{netabare}デカダンスの世界観が徐々に明らかになってきました。デカダンスは地球滅亡直前に開発された人類最後の防衛線的な施設で、人類はサイボーグによってつくり替えられたというお話。そして、ナツメがバグ判定される理由等々名立たるスタッフ人だけに抜かりは少ないですね。二話で切らなくて正解でした。話の展開的にカブラギとナツメ率いるバグ許容側とバグは絶対不要側に分かれて対立が起こるのかな。いずれにせよまだまだこれからだと思うので期待してます。{/netabare}
【第四話】
父が取り戻したかった地球、人間の居場所。そして父を殺した(今の段階で)とされるガドルを駆逐する。そりゃこれだけ思いを抱えていたらナツメをどう止めったって戦いに行くでしょうね。王道展開ではありますが細かい描写やワンカットごと丁寧な作りだったので退屈はしませんね。
【第五話】
{netabare}今回は終始戦闘です。なかなか面白かったです。知識を持つ敵ガドルとの戦いでナツメは戦う恐ろしさと必要な力に気付きます。そんなナツメを守るためにカブラギが助けに入りますが、なんだか急に不穏な状態に。カブラギが敵ガドルを倒したがために何かの計画を狂わせた?的な感じでしたがまだ何が何だかさっぱり。そして最後にはカブラギが計画を狂わせた罰か、それともカブラギという「バグ」を排除するためか殺されます…。まだまだ話に裏がありそうな感じでいいですね。{/netabare}
【第六話】
前回のカブラギの失態によって今回はその罰としてガドルのクソ処理をさせられることに(笑)。見終わって思ったのは何だこのアニメはですよ。ほんとに何がしたいのかここまで来ても鮮明に見えてこない。だからある意味楽しみ。
【第七話】
{netabare}面白かったです。前回終わりからつづきカブラギがアカウントを偽装してタンク内に潜入するという内容。本部指令によりガドルによって故意に破壊されるタンクの壁。破損の規模は甚大で人(タンカー)では簡単には修復できるものではありません。そんななかナツメは率先して修復のための人員、材を集めます。ナツメの呼びかけもあってなんやかんやで修復作業に取り掛かるタンカーたち。カブラギもタンカーにここまでの行動力と結束力があったことに驚いたでしょう。Bパート終盤にナツメとカブラギが二人で話します。ナツメの言葉にカブラギは我を見、本当に必要なモノは何か、いらない"バグ"は何なのか気付きます。このときのシーン全体の描写(色使い、カブラギの燃えてる感じ、ナツメの涙)すごく良かった。そして最後にカブラギは仲間に「ガドルを消滅させる」と言い放ち、仲間がさりげなくぽろっとこぼします。「あんたがホントのバグだよ」。いや~良い!今回までで一番いい回です。ナツメのタンカーたちに思う気持ちも伝わったし、何よりカブラギがナツメに振り切ってくれたのがばっちり決まってたように思います。{/netabare}
【第八話】
{netabare}ガドル工場をぶっ壊しデカダンスも終わらせると決意した前回から、今回はまずカブラギの体を取り戻しに動きます。カブラギの体はミナトによってかくまわれており割とあっさり回収できました。合わせてプレイヤーたちが注入していた緑の液体がガドルのク〇からできていたという衝撃の事実も判明しました。これでク〇工場をぶっ壊す理由が彼らにもできました(笑)。その後カブラギとミナトが面会し事情を把握します。でもミナトは不満そうです。果たしてミナトはカブラギに味方するのか否か。多分しますが(笑)。まぁ今回は下準備回ということで特段可もなく不可もなくといった感じです。{/netabare}
【第九話】
{netabare}面白かったです。ついにカブラギはナツメをつれがどる工場をぶっ壊しに行きます。カブラギ陣営のメカニックによって深部まで潜入できたもののそこにはゲーム警察のフギンの姿が。ここで今回思わぬ活躍ぶりだったサルコジ。サルは前回あたりから仲間に悪巧みを持ちかけられどっち付かずでしたが、最後には見事に寝返ってくれました。サルの最後の行動にはちょっとだけ熱くなった。熱くなりきれないのはあのビジュアルのせいか(笑)。それからガドルのク○工場はサルのおかげで破壊、カブラギもフギンをなんとか退きます。その後カブラギとナツメによってGGSなる装置を作動させ全ガドルを停止。世界の真実を知るナツメは何を思い、どう行動するか。次回が楽しみですね。{/netabare}
【第十話】
{netabare}想像以上にわかりやすい展開。デカダンスはスタッフが大物ばかりだから期待のハードル高くし過ぎたかも。カブラギに世界の真実を告げられて拗ねるナツメとかこのアニメであんな展開はあまり好きじゃない。その後もガドルのク〇工場から案外楽に突破しちゃったりサイボーグが寄生虫みたいなのに殺されたり。私的にちょっとつっかっかるところが多かった。極めつけはナツメの目の前でカブラギ素体がフギンに殺されたところ。カブラギとナツメの行動を把握しておいてあそこまで生かしてわざわざナツメの前で殺すってわかりやすすぎるしフギンの行動も謎。来週その補足があるとも思えないしデカダンス自体に興味をそそるものが無くなったかな。でも最後の最後に今回のこの感想文が全部ひっくり返るような展開があったらと考えるとやっぱり期待してしまいますね。デカダンスならやりそうなので(笑)。あと残すところ数話ですが最後まで楽しみにしたいと思います。{/netabare}
【第十一話】
{netabare}冒頭前回カブラギ素体を殺したフギンがカブラギ素体Ver2に反撃されフギン呆気なく撤退。前回から突如現れた謎の超大型ガドル。デカダンスで反撃するもののガドルの方が一枚も二枚も上手でカウンターを食らいます。デカダンスは戦えなくなります。ここでシステムがデカダンスを一時終了させると命令。デカダンスの終了=ナツメ消滅ですから当然カブラギは阻止しに動きます。ジルの妙案でなんとカブラギをデカダンスに接続させて操らせると言う。何でもジルはもともとデカダンス運営の中枢にいたらしくシステムのバグや抜け道をいろいろ知っているだとか。最後カブラギがデカダンスに接続する直前に現れたミナト。ミナトは未だにカブラギの行動の意味が分かりません。ナツメといういわばゲームの中の人物のために自分の命かけてるわけですからね。そんなミナトも最後にはカブラギに協力。バグは本来システムにとっては痛手にしかならないが、要はバグも使いようによっては進化の糧になるということですね。バグをバグのままただ消滅させるだけでなく視点を変えてどう再利用するか。勝手な感想ですが私なりにいろいろ考えれて面白かったです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11
ネタバレ

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

頭使わない奴に勧められないアニメ

リアルタイム勢でしたけど、2話切りしたとドヤ顔で宣言する癖に世界設定理解できてない奴の多いこと多いこと…
それはさておき、これはいい群像劇だ
※群像劇とは簡単に説明すると、主人公以外からの視点でもストーリーが展開する手法

1話
制作会社が幼女戦記のところだから期待も込めてなんとなく見始めたけど、戦闘作画の立体感良し、キャラの表情良し、世界観良しでメチャクチャ面白いは
キャラからも強し信念が感じられてのめりこめる
2話
{netabare} ゲームの世界でがっかりとか言ってる奴は、たった2話分すらまともに見れないのか
どちらかが仮想世界だったとしてもそこには確かに意思が介在してるんだから哲学的ゾンビってわけでもないし問題ないだろ
カブラギ側に立ってみるなら完全なディストピア世界観
ナツメ側に立ってみるなら現実なのかゲームなのかの発想が無いいわば、シュタゲのアルパカマン状態
デカダンス設定が世界観をチープにしてるとは微塵も感じない{/netabare}
3話
{netabare}やっぱりディストピアものじゃないか(歓喜)!
構成もいいね、長すぎない回想で簡潔に世界観の説明あるし、相変わらず戦闘シーンも立体感ある。いいところでモヤモヤさせずこれからどうなるんだとワクワクさせて終わる引きもよい。これは次の話も見たくなる。
ところでカブラギさんはAIなのか、肉体を捨てた元人類なのか気になる。ナツメはゲーム感覚で支配されてる旧人類って認識でいいかな{/netabare}
4話
{netabare} パイプはブサかわええですね。タンカー側からしたら笑いながら死んでくギアは怖いな。組長に対してナツメの戦う動機は今まで薄くしか描かれてこなかったけど今回ようやく描かれましたね。{/netabare}
5話
{netabare} 今回絶望感半端なかった。視聴者をキャラと一緒に絶望させつつ、組長の組長ジョーク(装備カツアゲ)で場を和ませてから、適度な緊張感を保ちつつ、気持ち切り替えてガドルα討伐しに行くのよかった。今までW主人公感強かったけど、組長今回大活躍だったし、素体も失っちゃったし、次回からナツメが主人公になる予感。 {/netabare}
6話
{netabare} まさかの連続、カブラキ回。今回は糞回(肥溜め)でしたねw。戦闘シーンの作画ほめちぎったデカダンスの感想欄で言うのもなんですけど、やっぱりアニメは作画やキャラデザがすべてじゃないですね。あのポップなキャラデザからあそこまで素晴らしい漢の戦いが見れるとは思いませんでした。お互いに切り札を使わずに正々堂々漢の戦いをする展開…燃える! {/netabare}
7話
{netabare} キャラたちの内面成長がよく表れてた回でしたね。周囲にまで影響を与えるナツメはバグだわ。カブさんがナツメを名前で呼べなくなってしまたのは切ない。タンカーに深入りするってどんな感じなんだろうか。NPC扱いというより、昔のキリスト教の白人以外は人にあらずみたいな感覚のほうに近いんだろうか。 {/netabare}
8話
{netabare} 今回凄いワクワクしたわ。どこぞのモ〇スターズインク臭がしたw。部下のエログッズに理解のあるフギンは笑った。あくまでバグを許さないだけでフギンは堅物ってわけじゃないんだな、NUTの某中佐みたいな厳しさだね。主人公たちに都合のいいキャラ達じゃなく、各キャラが好き勝手動いた結果、物語になってるのがいいよね。昔に戻りたいミナトと、明日を生きたい組長。ドナペロは声で予想してたけどやっぱり裏切るんかwww {/netabare}
9話
{netabare} 最後にみせた命の使い方よかった。周りが変わっていってもなかなか自分のやりたいことがわからなかったサルが、最後になって自分を持ったのは間違いなく最高の展開だった。バグと罵られた存在が動力炉を破壊し一矢報いたのは、してやったなという感じ。どこまでも利己的で現実主義者のターキーも共感できる部分はあったし、ドナテロのような刹那的快楽主義者も共感できる部分はある。ここまでキャラ一人一人の思想や主義がしっかりと性格として確立されている作品はなかなかないですね。戦闘作画や世界設定にばかり目が行きがちですが、魅せ方が無限のリヴァイアスのような上質な群像劇です。 {/netabare}
10話
{netabare} 今回も面白かった。正直ナツメちゃんは
真実しってどこぞのUCの少尉みたく闇落ちするかとも思ったけど、尺的にも組長とのすれ違いは1話内で完結しましたね。ここにきて、第三陣営の新たな強敵出てくるとは思ってなかった。これで完全に先が読めなってますますこれからに期待。 {/netabare}
11話
{netabare} 組長の横で組長の素体の亡骸に縋りつくの、ちょっとシュールで面白かった。あとはついにミナトも自分の意志で歩いたの素晴らしかった。過去に戻りたかったミナトが過去にとらわれず、過去の矜恃を抱いたまま前に進む様子が素晴らしかったね。それを象徴するセリフとして、「トップランカー諸君、間もなく交戦ポイントだ、今日もよろしく頼む」ってセリフが熱かった。廃止されたランカー制を口にするだけでこんなにかっこいいとは思わなかった。 {/netabare}
12話
{netabare} 綺麗に終わってなにより。ただ2つほど気がかりなことが…一つ目はパイプは残念でしたね…ってこと。二つ目はデカダンス接続前の組長はバックアップで救われましたけど、デカダンス接続後の組長に最後のナツメからの言葉届いてたのかが気がかりでしょうがない、瓦礫から見つけ出されてナツメに声かけられてから電源落ちてたように見えるし、ちゃんと届いてるといいな…ミナトと組長の共同戦闘は熱かった。ドナテロもいい仕事してましたね、特攻しかけたのが素体じゃなかったら泣いてることろだった。あと、地味にタンカーに声かけて、デカダンス内の住民の避難させてることろがなんだかんだ面倒見いいなってwバックアップから復元した組長と再会するシーンはあえてセリフがないことがシャレオツ。
犠牲も多かったですが、きれいに終わって満足です。これは人に勧めたくなる作品ですね。 いいシーンたくさんありましたが、個人的に一番盛り上がったシーンは11話の「トップランカー諸君、間もなく交戦ポイントだ、今日もよろしく頼む」ってミナトが言ってたところですね{/netabare}

今後も制作会社NUTに期待!幼女戦記2期もあるなら絶対ここがいいですね!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

80.1 3 2020年度のロボットアニメランキング3位
映像研には手を出すな!(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (597)
2263人が棚に入れました
高校1年生の浅草みどりは、アニメーションは「設定が命」と力説するほどのアニメ好き。スケッチブックに様々なアイディアを描き貯めながらも、1人では行動できないとアニメ制作への一歩を踏み出せずにいた。そんな浅草の才能に、プロデューサー気質の金森さやかはいち早く気づいていた。さらに、同級生でカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、実はアニメーター志望であることが判明し、3人は脳内にある「最強の世界」を表現すべく映像研を設立することに……

声優・キャラクター
伊藤沙莉、田村睦心、松岡美里、花守ゆみり、小松未可子、井上和彦、小野友樹、小林裕介、錦貫竜之介、井澤詩織

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

想像と創造、ワシらの生きる意味。私的2020年No.1TVアニメ。

・今期、いやここ数年のベスト候補かも


・湯浅監督+良い原作=最強


・作画厨の聖地


・イマジネーションは爆発だ!


・原画やストーリーボードのラフな魅力を活かした初のアニメかも


・シロバコ好きにはオススメ


・製作の現場にまで興味がある濃いアニメファンなら必見


・「ラーメン発見伝」の芹沢さん並のリアリストな理想主義者としての金森氏。


・たぬキマリに次ぐ愛嬌キャラな小心狸こと浅草氏


止め絵として小綺麗なことが凄い作画ではない!。本作におけるダイナミズムとイマジネーションの奔流の如き動きを見よ!。


偶然だろうが、本作のテーマはスタプリと同じ想像力=創造力に尽きるだろう。向こうは未来へのサーチライトという意味合いが強いが。


人は単なる必要を超えた価値に目覚めたが故に人になった。ゾンビランドサガが示してくれたように、より強くより高く生きようとする存在こそが人間なのだ。試行錯誤しつつも創造することで、自分自身の人生を創造し、前に進み続ける。ここには浅薄な悲観主義や、安易な現実主義を超えた輝きと力が、なにより希望がある。


最後にバーナード・ショーの「メトセラへ還れ」から緩い引用を


こういう子たち(創造的な子供たち)がやってくると、いつも何かしら驚異の念、新しい希望、生き甲斐が生まれる。あの子達は決して死にたがらない。いつも新しいことを学び、いつも新しい物を創造しているからだ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 85
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

アニメ一等船室の客向け仕様に轟沈

原作未読


注目度の高さそのままに走りきった感のある作品でしょうか。
今期(2020年冬クール)作品の視聴開始時期が遅く、先行しているレビュアー皆さん口々に「面白い」と好意的に受け止められてた品でもありました。そのため事前の期待値は高かったですね~。

個性豊かな3人組JKが『映像研』を設立し、アニメを作るお話。高校の同好会がベースなので同じく制作頑張りますアニメの金字塔『SHIROBAKO』があります。そこでいうところの『神仏混淆 七福神』を一生懸命作るのに全12話使ったとも言えそうな物語です。
それはさておき実際の内容。アニメを作りたくて作りたくてしかたがないお二方。先走りがちな二人の才能を現実に落とし込むのに秀でたお一方。そんな面々の三人四脚コメディです。
「設定命」の浅草みどり。「人物描写はお任せ」水崎ツバメ。「この二人使って何か仕掛けられないか」金森さやか。任天堂『アイスホッケー』の三人組を彷彿とさせるバランスの良さ!ん!?知らんか…


そして完走。しかしてその感想は


 {netabare}あまり面白くなかった{/netabare}

 {netabare}すごいかもしらんけどつまらん{/netabare}


です、はい。…そしてこれまた難しいのが


 {netabare}酷評できない面白くなさ{/netabare}


気を使ってということではないですよ。各所いい感じなんだけど"これじゃない”という想い。
きっとポジティブ評価が並びそうなので逆張りして!とかでもないです。ちなみに、


■いい感じなところ

▼物語

クリエイターの熱量を感じることができます。

▼キャラ

全員アニメ好きじゃないところが良い。キャラのバランスが良い。

▼声優

職業声優でないけど通好み。いつも少年役田村睦心さんの金森氏。

▼作画

惹き込まれる。間違いないです。

▼音楽

OP好き!


至ってシンプルで前向きなメッセージが伝わってきます。


 『最強の世界』


これを表現するがためのアイディアが溢れてくる感じ。浅草氏が本当に楽しそう。こだわりの動作を挿入すれば作画カロリーは増すけどこだわりたい。水崎氏も楽しそう。二人とも産みの苦しみも含めて楽しんでるのです。実務家の金森氏はそんな彼女らのブレーキ役というより司令塔。有能なプロデューサー然としております。どちらかというと一部の視聴者向け「ご都合主義だぜー」厨へのブレーキ役って感じですかね。オタ側視聴者の事情も見据えてるように思えます。
この三人。誰が欠けてもダメですね。バランス最高かと。
映像も楽しいです。それこそ手を出さないで外から眺めていたい感じ。浅草氏水崎氏のアイディアを出してるそばから現実と表現したいイメージが溶け合っていく感じ。毎回手を替え品を替え楽しませてもらいました。
けっこう丁寧だなと思ったのが、ネタバレで隠すこのセリフ

{netabare}ツバメ「浅草さんって、いつからそういう話し方できるようになったの?」
浅草氏「え?」
金森氏「会話が苦手だから妙な語尾で心を守ってるだけですよ」

この古いオタクみたいな喋り方が鼻についてたのを察してか劇中で拾い上げてサラッと触れてました。そうです。確信犯であるのとそれを気にする層への配慮がなされてるのです。{/netabare}

きちっと仕事してるのです。「じゃあ何が不満なの?」ってやつですね。それについては以下、



■面白くないところ

パーツは良いんですが…

1.三人が天才すぎて

共感しづらいのです。凡人がいないというか会いに行けるアイドルじゃないというか。
読モ設定アリのTHE女子を含めた三人組なのに男連中にしか見えないってのもあります。まるで全国高等学校ロボット競技大会に出てきそうな子たち。性別がちぐはぐな印象でこれも共感しづらい。
共感しにくければその天才性で魅せてくれればいいや、ってアニメですね。ただそうなるともう一つ問題がございまして。


2.アウトプットが魅力的じゃない

{netabare}カニ魔人と闘うロボアニメ{/netabare}

彼女らの成果物(劇中劇)に全く興味が持てませんでした。素晴らしいメイキング特典映像を提示されたのですけどその元ネタにピクリとも反応しません。
工場見学を想像してみてください。ビールでも日本酒でもお菓子でも、大好きなあの製品が生活になじみのあるあの商品がというものがないと製造工程に興味を持つのは難しいのです。
そんなこんなでこの作品は非凡人なる自分にはキャラ共感というよりも、アニメ製造工程(プロセス)をエンタメする作品に見えたわけです。
ですからせめて下記の3STEPどれかにひっかかればそこそこ楽しめたと思うんですよね~。

1st:アウトプットに興味津々

そんな方は問題なくクリアですね。楽しんでください。私はダメでした。次に、

2nd:ギミックを楽しめます

{netabare}初回からコナン。金森氏が水路を除くのはカリオストロの銭形のとっつぁんにも見えるし、攻殻機動隊冒頭のオマージュもありました。{/netabare}
オタッキー全開で答え合わせしちゃいましょう。

3rd:こんな工程を経ているのです

純粋にアニメ制作あるあるなど技術だけでも面白いと感じるかもしれません。



きっと技術をこれでもかと見せつけて「ついてこいやー」って匂いを撒き散らしてる感じがしてそれが肌に合わなかったんでしょうね。
そしてなんとなく通ぶりたい仕様というのも嫌。狭い世界から下々を睥睨して悦に入るかのような感覚。例えるなら『タイタニック』で一等船客の男連中が食事の後にブランデーと煙草を嗜みながら政治談議をする場ですよ。ディカプリオに「君には退屈だろうから」と言い捨てて壁作る感じですかね。
自分、ディカプリオでいいやって思いました。この際ディカプリオで充分です。ってなんか違うか。


ついでにもう一つ。ED『名前のない青』も悪い意味で作品を表わしてると私は思ってます。
中の人“まふまふ”さんでしょ?バンド“神様、僕は気づいてしまった”のVo.そこ言っちゃうのは無粋だよというのは置いときます。この方実は男性ということでもの凄い才能の持ち主だと認めてます。
何がダメかって、最近『かつて神だった獣たちへ』OPで使用された楽曲と大差ない。お暇な方はLET's聴き比べ。まふまふというボーカリストが活きるコード進行だけなぞってる感じ。技術の品評会。直近のタイアップ楽曲で似たようなコード進行とかマーケティング的にもNG。
小室哲哉だってさんざん曲一緒とか言われながらうっかりカラオケいれたら今でも唄えちゃうでしょう?けっこうヴァリエーションあったんですよ。

10年後20年後に残る楽曲かというとおそらくそうはならない曲。そしてアニメだと思います。
1年後2年後なら残る。パーツは良いのです、パーツは。よって評価点はそこそこ高く印象は低評価という不思議な作品の位置づけとなります。


“作画崩壊”“万策尽きたの総集編”

とは対照的な

“神作画”

そんなでわいわいする楽しさとかはいまだ理解できてなくて、そりゃ楽しむためには技術的な裏付け知っといたほうがいいんでしょうけど自分はいらんかな。
マニアックにいこうとすると際限なくなっちゃうんですよ。


 物語の面白い面白くないとそう感じた理由


これで充分。一生ニワカでかまわん。とこの際開き直ってみる。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.23 初稿
2020.04.29 タイトル修正/修正
2020.10.10 修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 80
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最後の自主制作アニメの内容以外は満点

<2020/5/9 追記>
本作にはあんま関係ないんですけど、
ちょっとびっくりしたので追記です。

浅草氏の声を当ててる伊藤沙莉さん。
NHKドラマ「いいね!光源氏くん」で主役など活躍されてる女優さんですが。
なんとお兄さんはあのお笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介さんなのだそう!

クセのある漫才で最近気になってた人だったのでびっくり。
似てないわー 笑。
いやいや似てない 笑
声は伊藤沙莉さんはあの通りのハスキーボイスだけど、お兄さんはむしろ高め。

あ、でも兄妹揃って曲者・個性派とカテゴリは同じなのかも。


<2019/12/18 初投稿>
まだ始まってもいないので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
漫画だそうです。

NHKのドキュメンタリー「東京ミラクル」って番組のアニメ回で知りました。
なんでもコミケで発掘された漫画家さんのメジャーデビュー作の、NHKによるアニメ化だそうで(って東京ミラクルは番宣かいっ!笑)

「三人の女子高生がアニメ製作のために奔走する物語」なのだそうです。

絵が独特。
「絶望先生」と「ピンポン」足して二で割ったようなデザイン。

さらに監督は湯浅政明さん。
そして予算も製作時間も潤沢と言われるNHK。

これは期待しないわけにはいかないでしょ。

東京ミラクルでほんのちょっとだけ映像が流れました。
やはり映像が秀逸。
美麗とかではなくセンスが二重◎

2020年1月6日(月)午前0:10放送開始。

<2020/1/6 追記>
第一話観ました。
期待通りに面白い。
世界観・映像・演出・ストーリー・音楽・声優全てにかなりクセありますね。
でもすべてクセになりそう 笑。

あと、まさかの{netabare}未来少年コナン{/netabare} 笑
正直嬉しかったりするのですが、
一応タイトルだけ「残され島の」とか微妙に変えてるけど、著作権の許諾とか大丈夫なんだろうかと心配にもなったり。

<2020/1/20 追記>
3話まで。

そう。
アニメの良いところってこういうところ。
センスが詰まりまくってる。

今のところ期待を遥かに超えてます。

浅草氏の声優の伊藤沙莉さん。
めちゃくちゃドラマや映画に出まくってる女優さんなんですね。
大東建託「いい部屋ネット」のCMに出てる人だ。
声の合う合わないに賛否あるようですが、私は絶賛派です。
もう3話で浅草氏は伊藤沙莉の声じゃないと落ち着かない自分がいます 笑。

水崎ツバメ役の松岡美里さんも新人さんなんですね。
小見川千明さんに似た感じで結構好きな声です。

金森氏は田村睦心さん。
本好きの下克上のルッツとか少年役のイメージ強いのでちょっとびっくり。
でもあの地の底から湧いて出るような声はぴったり。

この三人はもうこの声しかない、というはまり具合。
ここら辺も絶妙だと思います。

まだ3話ですがとりあえず評点付けてみました。

<2020/2/13 追記>
6話まで観ました。

「パーペキ」って 笑
「おはやう」って 笑

浅草氏は一体どの時間軸で生きてるんだ 笑

特に「おはやう」は感慨深い。
そういえば「究極超人あ〜る」と本作はちょっと雰囲気似てるかも。
変な部活多いし。
金森氏の強引さはトサカ先輩とちょっと似てるような気がしないでもないし。

<2020/2/24 追記>
7-8話は水崎ツバメの回でしたね。

これまで浅草氏の才能ばかり光ってましたが、
やはり「人を描くこと」
そして「描いた人に演技させること」
これができるのは特別な才能が必要なんです。

絵を描くのにハマった経験があり、
さらに「人」描けなくて挫折した経験お持ちの方なら共感いただけるのでは。

人や動物の「カタチ」を絵にするだけでも鍛錬と才能が要るのに、さらに「動き」を眼で追って、そのカラクリを絵にできる水崎ツバメは天才

そういうお話でした。

自分にそういう才能あったら人生変わってただろな。


あと、本作品はやはり「究極超人あ〜る」を彷彿とさせますね。
こういう作品に、ストーリーやオチを求めても詮無いですよ。

<2020/3/9 追記>
9話まで(今ごろPS5Rにどハマりして視聴遅れ気味です)

2/14放送の「勇者ああああ」(テレ東)に本作OP曲「Eazy Breezy」を歌うchelmicoが出てました。

ミュージシャンという紹介もろくになく、
最初なんの人かよくわかんなくて、
やたら映像研のOP曲流れるなと思ってはいたんですが。
気がついてちょっとびっくり!

ちなみにchelmicoは女性二人組のラップの人
こないだR1で優勝したマヂカルラブリー・野田クリスタルのファンなのだそう。

と、ここまで書いて読み返したら固有名詞が氾濫してて何が何やらわからん文章になってますね。
まあ、いいや 笑

<2020/4/17 追記>
最終回まで見終えました。

全てにおいてハイレベルでしたね。
浅草氏の方言、馴染みすぎて千鳥のノブのようでした 笑。

惜しむらくは最終回で上映された自主制作アニメ。
なんか抹香臭くなってしまった。
なんか臭いが、ね。

その点を除けば全編に渡って高品質の優良作品でした。

やはりおかわり(二期)が欲しいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 66

60.0 4 2020年度のロボットアニメランキング4位
社長、バトルの時間です!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (202)
652人が棚に入れました
世界の中心、ゲートピア…。かつて世界は果てしない荒廃が続くばかりの魔境だった。そこへ天から女神が舞い降り、天空に巨大な「門」が出現。人々は「門」の中に世界を維持する奇跡のエネルギー、キラクリが存在することに気づく。月日は流れ、ゲートピアは都市として発展。「門」のダンジョンの中で専門的にキラクリを採取するトレジャーハンターが登場。世界を維持する奇跡のエネルギーは、キラクリハンターの手にゆだねられている。主人公・ミナトはある日突然、幼馴染のユトリアに呼び出される。淡い期待を持って向かったその場所で、ミナトはユトリアに告げられるー「わたし、あなたのこと…社長に向いていると思ってたの!」こうして先代の跡を継ぎ、ミナトの冒険社長ライフが始まったのだった。

声優・キャラクター
堀江瞬、市ノ瀬加那、和氣あず未、青山吉能、堀江由衣、八代拓、上坂すみれ、茜屋日海夏

とろとろとろろ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ゲームも爆死してるだろこれ(笑

これはまた強烈なのが来たなwwwww
ググったらソシャゲ販促アニメっぽいけど。
連載中のラノベをアニメ化するより、ソシャゲを元に脚本書き下ろした方が
上手くまとめやすいだろうからいいんじゃない?
第1話を見た感じ、ゲームをやってるユーザー以外は見る価値なし。
好きな声優さんが出てるとかなら止めはしないけどさ。
俺はこの神アニメ(仮)の行く末が気になるので当分見守るわ。
......ということで、現状評価は満点付けとくね!

・第2話
ギャグがいちいち青カビ臭くて辛いわ~。
展開に起伏もなくひたすらだらだら進むだけで辛いわ~。
OP曲もED曲も酷すぎて辛いわ~。
トドメはどのキャラにも魅力が全く無くて超辛いわ~。
.......さすがに脚本がクソ過ぎんだろこれ。
ソシャゲ販促ならもっと金かけろよボケナス。
当分見守るなんて言ったけど、このまま見てると魂抜かれそうなので、
評価を修正してさっさと逃げ出すことにしよう。
KADOKAWAも終わってんのか?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

ゲリオ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

コロナに打ち勝ったクソアニメ

新型ウイルスの影響で期待作が軒並み中止になる中、最後までオンエアすることができたアニメ。
と…褒めるところはそのくらいです。
内容は普通につまらなかったです。

いや~、以上でレビュー終わりとしたいところなんですが…
最後まで見ても本当に感想はなにも無いので。
視聴して嫌悪感を抱くってほどではなく、純粋に面白くないという一番中途半端でネタにすらならない困った作品で、これまでたくさんのアニメーションが作られてきた中で、どうして未だにこういうアニメが制作されるのか理解に苦しむところ。
いい加減、絶対に面白くないアニメは止めようってならないのでしょうか?
もしやアニメーターさんに仕事を振るために、あえてクソと分かった上でクソアニメを作っているとか?

それならば無理やりにでも叩く要素書くとすると、とりあえず会社経営という要素意味無かったろって。
「社長」だ「企業」だ言っても結局は普通の異世界アニメの冒険者クランじゃん。
わざわざサラリーマン風に言い換える必要は全く無かったです。
モンスターのステータス異常を「社畜」とか呼ぶパワーワードは少し面白いですが、よく考えたら意味が分かりません!w

キャラデザは女性は基本的にほぼ巨乳でした。
12歳のキャラを爆乳にしたのは変態的というべきか…
ロリキャラのはずなのに全然ロリ感がなくて無意味すぎる。
主人公のポニーテールはいただけない。真面目ぶってるくせに女装癖がある変態か?ってずっと思ってたけど、最終話のエンディングでとんでもない水着(AV女優しか着ないような)着てて、正真正銘の変態ということが最後の最後で判明しました。きもい。

頑張ってまずまずの長文レビュー書きましたが限界なので終わります。
作画は割と頑張ってたのでアニメーション会社に非はありませんかね~
逆に強烈な作画崩壊があれば驚異のクソアニメとして記憶に残ったかもしれないので、本当に中途半端に面白くない無味乾燥ぶりでした。
伝説の平成のクソアニメ"俺が好きなのは妹だけど妹じゃない"(通称いもいも)レベルには程遠かったです。
はぁ~、シャチバトつまんね。。。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価が難しい作品ですねぇ・・・。

最終話まで視聴。

作画良し、キャラ良し、声優良し、OPも好きなんだけど、肝心な物語が・・・。

バトル物としてはバトルシーンがショボ過ぎる。
幼馴染の男女が登場するけど、ラブコメともちょっと違う。
コメディ要素が無い訳じゃないけど、コメディというほどでもない。
ライバーが登場するとコメディ色が強くなるんだけど、それ以外が・・・ね。

最後まで掴み所のない物語だけが残念な作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

63.8 5 2020年度のロボットアニメランキング5位
LISTENERS リスナーズ(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (179)
557人が棚に入れました
人類は「ミミナシ」と呼ばれる謎の生命体により、その生活を脅かされていた。ミミナシに対抗することができるのは、戦闘メカ「イクイップメント」を操ることができる能力者「祈手(プレイヤー)」のみ。スクラップの街「リバチェスタ」で暮らす少年・エコヲは、ミミナシとの大きな戦いで伝説を残した祈手・ジミを目撃して以来、密かに祈手に対して憧れを抱いていた。ある日、ゴミ山で採掘仕事に励んでいたエコヲは、記憶喪失の少女・ミュウと出会う。彼女もまた、祈手の一人だった。やがて二人は、謎多き人物・ジミを追う旅に出る──。

声優・キャラクター
村瀬歩、高橋李依、釘宮理恵、花澤香菜、諏訪部順一、上村祐翔、八代拓、上田麗奈、銀河万丈、下野紘、田中敦子、本名陽子、ゆかな、千葉繁、大原さやか、日笠陽子、黒沢ともよ、佐藤利奈、チョー、島袋美由利、中村悠一、大塚芳忠、水樹奈々、山寺宏一、福山潤
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

リスナーそっちのけ

オリジナルアニメ


始めに言っておくと“凡庸な作品”です。

選ばれた人間であろう人達の身体の一部に差し込みジャックみたいなのがあって、そことエフェクター+ギターアンプみたいなのとをコードで繋ぐとロボが現れてキンタ…いや戦闘力マシマシみたいな基本設定。彼らは“プレイヤー”と呼ばれ相応の敬意を払われるべき存在として描かれます。
相対する存在としては“ミミナシ”と呼ばれる、それこそ『千と千尋』のカオナシのような雰囲気をまとった突如として里や街に現れて人々を襲う化け物たち。


基本設定のみであらすじは省略しますが“音楽”を一つ題材にしたボーイミーツガールになるんだろうと思います。主役はジャンクの山で暮らしてる少年エコヲ・レック(CV村瀬歩)と、そのジャンクの山でエコヲに拾われる記憶喪失の少女ミュウ(CV高橋李依)。『エウレカセブン』みたいですね。と思ってたら作った人一緒みたいです。

 {netabare}1話で謎の美少女と出会うアニメ{/netabare}

『ラピュタ』以来のお作法があると思うんですけど少女が世界の趨勢を握っちゃっているパティーンですね。空から降ってくるか埋もれてるのを拾うかは些細な問題です。自分も含めてホイホイついていく方は多いでしょう。
嫌いじゃないのです。ただし現物がダメ出しすると止まらなくなりそうな品で、それが少し忍びないのでいいところ2つ挙げときます。引っかかりありそうならばぜひどうぞ!


■高橋李依さんこういうのもできるのね

従前は『からかい上手の高木さん』の高木さんと『この素晴らしい世界に祝福を』のめぐみんが真っ先に思い浮かぶ声優さんって感じでした。それとエンドロールみないと高橋さんだとわからない(^_^;)
例によって本作でもエンドロールみてびっくらこいたのですが、上の2役とも違ってちゃきちゃきの江戸っ子的おてんば娘やっててもしっくりくるのが驚きでした。少なくとも私が視聴済みの高橋さん出演作品のどれとも違う味。今期『かくしごと』でも娘さん役で主演されてました。思春期の落ち着きあるトーンの子という意味で高木さん寄りにはなりますが明確に違いが分かりました。自分にとっては、そんな彼女の演技の幅の広さを発見できてラッキー!みたいな作品でした。


■音楽大好き?

始まりの街リバチェスタ。リヴァプール+マンチェスターみたいなもんでしょうか。ビートルズがリヴァプール出身なのはもはや説明不要。
もうひとつマンチェスターと言えば…そりゃ1話のサブタイ“Live Forever”みりゃピンときますよ。エコヲ姉が経営するバーの店名が答え合わせです。

{netabare}オエイシスですね、OASIS(キリッ){/netabare}

実在ミュージシャンらをなぞったようなキャラだったり、そんなミュージシャンの有名エピソードをややオマージュした展開だったりが繰り広げられけっこう楽しめます。
殿下とかまんまあの人だったし(笑) 
例えば“Live Forever”なんて自死したNirvanaのカート・コバーンへのアンサーソング的な解釈もあって、ちゃっかり本作でもニル(CV釘宮理恵)というキャラが登場してたりするわけです。

ただしマニアック過ぎですね。wikiを参考にしましたが、○○の本名とか△△の嫁が所属してたバンド名とか私にはお手上げです。



で、結局そういうことだったのかなぁ、と。
謎の美少女との出会いというとてつもなくベタな導入やその後の展開だったりで骨子はオーソドックスなものの、ところどころマニアック過ぎてクエスチョンマークが乱舞するようなちぐはぐさ。バランスって大事ですね。なんといいますか

{netabare}クリエイターがやりたいことを詰め込んでみました{/netabare}

音楽の扱い方からそんなのが透けてみえた作品でした。

 1.高橋李依の新境地に興味
 2.洋楽けっこう好きよ

そんな方にお薦めです。それに、作り手のこだわりに呼応できれば“凡庸な作品”という私の評価とは真逆にもなり得る一品かもしれません。



※長めの余談

■エンディング

毎話新曲。そしてそれなりのクオリティ。エンディングアニメーションも毎度違うので手間かかってます。飛ばしちゃダメですよ。全曲ミュウ役高橋さんの歌唱です。
この毎回エンディング曲を変えるのは外形だけみると『高木さん』スタイルと言えます。
あちらはJ-POPのカバー。こちらは全曲オリジナル。やや妄想入りますが決定的な違いがあります。
すでに認知されてる楽曲群であれば、曲にまつわるストーリーや前提知識には事欠かず、歌い手の解釈が容易なのと受け取り手(リスナー)も態勢が整ってます。
新曲だとそうはいきません。作詞作曲クオリティの良し悪しは置いときますが、アフレコの傍ら3カ月クールに合わせて12曲を咀嚼するのって至難の業だったんじゃないかなと邪推してます。リズムと音程を合わせるテクニカルな作業で精一杯。唄に魂を込める作業までには至らないという意味です。

これ難しいところなんですよね。※以下ネタバレ

{netabare}世界の趨勢を握るキーマンだったミュウ。本作におけるロードムービー的な物語構成を考慮する。さらに都度出会ってきたプレイヤーたちから受け取ってきたモノの蓄積が最終的に闇落ちからリカバーする際の力となったことも考慮する。

{netabare}一話一話の積み重ねに重きを置いてるつもりのラストだったので、ミュウが毎回歌うのは模範解答中の模範解答なんです。{/netabare}{/netabare}

{netabare}ただしそれだとミュウ役高橋さんに無理ゲーを強いることに。となるともう一つの選択肢。メタ的な整合性を重視しないで、せっかくの週替わり的なサブキャラたちに歌わせてもよかったかな、と。

・サブタイトル
・登場キャラ(実在アーティストをオマージュ)
・オマージュアーティストのエピソードに寄せた展開
・オマージュアーティストに寄せたエンディングの曲想

これらがわりとシンクロしてたと思います。だったら諏訪部さんにプリンスを深掘りしてもらって、釘宮さんにニルヴァーナを深掘りしてもらったりして、全曲とはいかないまでもサブキャラ役のCVさんに唄ってもらう。それだけで高橋さんの負担軽減に繋がり、もっと曲自体の説得力が増したと思われます。{/netabare}




{netabare}ちなみにプレイヤーは祈手ということらしいですね。つまり“player”ではなく“prayer”。{/netabare}

深みのある設定だと思います。つくづくもったいねー。。。
LISTENERSと銘打っておきながらリスナーズ(視聴者)を置いてけぼりにするとか笑うに笑えません。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.06.24 初稿
2021.03.05 修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

スーパーソニック 

MAPPA制作。

瓦礫の山、僕の居場所。
かってここは世界の中心だった。
夢の残骸に埋もれたこの国に残されたものたちは、
溢れたゴミを日銭に変えその日を生きる。
夢なんて見てはいけない。
今を見ろ、生きろと。

ジャンクパーツを集める少年エコヲは、
瓦礫の山で記憶喪失の少女ミュウと出会う。
{netabare}得体の知れないミミナシの脅威から、
イクイップメントを操るプレイヤーとなり、{/netabare}
壮大な2人の冒険が始まる。

まるでエウレカを見ているようだ。
ここでも音楽が大きな意味を持つのだろうか。
OP映像は見事で心に響いきました。

私は私でなければならない。
他の誰でもないのだから。
私らしく生きる。

OASISからタイトルを頂こう。

9話視聴追記。
ラブ&ピースの世界観なのか、
それとも演出なのか、どうにも馴染めず、
難しい設定だなとは思いますが、
入り込む前に突き返される現状ですかね。

最終話視聴追記。
{netabare}何ものでもないちっぽけな存在であれ、
他者を他者として肯定する。
これからもそうやって生きるのだろう。
付けたタイトルに間違いはなかった。
最終話は爽快でしたよ。{/netabare}

それなりにって感じでしょうか。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

9話までの感想{netabare}
第一印象が「エウレカセブンみたい」で、実際メインライターの片方がその人らしくてとても納得。
で、もう片方が“メカクシ”の人で…お、おう、そうなのか。
エウレカもメカクシも個人的に評価芳しくないんだけど、悪かった部分を改善してくれればそれでいいので色眼鏡はかけずに見てみることに。

で実際、3話までは悪くない。
ちょっとテンポ早いかなーと感じる部分はあるけど、10年前に何が起きたのか早めに明かし、ヘンに謎に謎を重ねて引っ張ることで「何が分からないのか分からない」というのが起きない様にした配慮は感じる。
が、4話から「あれ?この作品ってこんな世界なの?」という違和感が…。
卒業後軍隊入りを目指した孤児を集めた学校って。
その金払ってるの何処?政府?じゃあその政府はリバチェスタは統治してないの?
5話も似たようなモンで、違和感の正体は都市から都市への移動が早すぎる(近くに感じる)せいなんじゃないかな?と思ったり。
文化水準の差が極端すぎるというか。
3話終了から4話開始までにあと2・3話挟んで、移動をメインとした回があればまた印象違ってたんじゃないかな?
6話も唐突、それまで「音酔い」を予感させる描写ってあったっけ?
ビリン&ケヴィンは知らなかったのか?
なにより「あ、これは」と思ったのが、三姉妹が襲ってきた時のミューの台詞「しつこいのよあンたら」で、まるで今まで追い掛け回されて来たかのような口ぶり。
2度目のハズなんだが…そこは「まさか私達を追ってきた?」じゃないかなぁ?
7話も展開がおかしい。
これといって政府に搾取されてるシーンも無いのに、当たり前の様にライドとリッチーが政府に反発心を抱いてて「?」。
リバチェスタに比べれば全然良い生活じゃん?もし高い税金取ってたとしても、その一部は学園都市に充てられてたんじゃね?
と思ったら地区を破壊し出して、「ハイ、政府は悪者なんです」って理由を後からとって付けた感が果てしない。
極めつけは8話冒頭、いきなりお迎えが来て…いやいやいやいや、それじゃあ(7話は置いといて)2話以降手がかりを追って旅してきた意味が無いじゃん。
リバチェスタに滞在しっ放しでも勝手に向こうから迎えが来たんじゃない?
そこはあくまで自力で辿り着かないと…ってかこれ漠然とした記憶あるぞ、打ち切りのパターンだ。

ひょっとして元は2クールかそれ以上を想定して話を組んで、急遽なんかの事情で1クールに変更になって無理やり詰め込んだ?
そう思えばそれまでの展開のおかしさ・必要な描写をすっ飛ばして話が進んでた感じも納得が行く。
えー、そうなん?

でもって8話は他にも変で、エース「10年間ジミを戻す方法を探しようやくこれ(ステージセット)に辿り着いた」と言う割には10年間ミュウを探してた素振りが一切無い。
ロンディニウムに何かウラがあるにしてもミュウやエコヲが変に思わないのが何か変。
というか、手段と目的入れ替わってね?
目的は「ミュウの記憶を探す」でジミに会うのは手段に過ぎない…じゃないの?
ジミでなくてもエースやトミーが知ってそうじゃん?何故尋ねない??
それはそれでミュウに何か考えがあってなのかなー(実はリバチェスタで最近生まれたばかりでミュウも薄々気付いてたとか)と思って9話まで我慢してみたけど、そうでもないっぽい。

更に9話ではトミーが何を企んでたのか明かすのだけど、「自我の枠を超えて人々が繋がる、そして人々が一つの意識となってミミナシ亡き後の世界を導く──」。
えー、それって“マクロス⊿”…いや集合意識ネタはよくあるネタだし“ダーリンインザフランキス”の方が最近だけど、歌絡みとなると⊿かなぁ、と。
元々作風や世界観が“キャロル&チューズデイ”に似てて、だけど放送次期も近いし作ってる側も「あちゃー、被っちゃったか」と思ってるだろうと思ったけど、⊿は放送されてから十分期間開いてるじゃん?
企画の早い段階で誰か言わなかったのかなぁ?
それともまだ話数あるしもうひと捻りあるのかな?{/netabare}

11話までの感想{netabare}
主人公には最後までエンジニア?メカニック?を貫き通して欲しかったのだけど、パイロットになっちゃったかー。
そりゃ7話でそうなりうる可能性は十分示唆されてたけど、ちょっと残念。
だってさ、これじゃあ「音酔い」の設定死亡じゃん。
音酔いのリスクを抱えつつミュウの傍に居続けようとエコヲが男気を見せる作品だと思ったのでね、違ったかぁ。
といいつつ実際のとこ、音酔いの設定って必要だったのか疑問ではあったんですけどね。
もしかしたらロズが嘘吐いてたか勘違いしてたんじゃないかなー?と思ってて。
だって音酔いの話って6話のみポンと出てきた話で、それまで兆候も無ければそれ以後他の人の症例も無い。
悪い言い方しちゃえば思い付き感が凄い。
“エウレカセブン”で「抗体コーラリアンの活動時間は1246秒」と具体的過ぎる数値を明かされて「(秒一桁まで断定されてるのは)なにか意味があるのかな?」と思ったら全然無かったことを思い出したw

10年前のフェスでは「ミミナシ掃討派」が「ミミナシ共存派」を騙して、その結果計画は失敗するわロズの親父は死んだ訳だけど、プリンスとロズが顔見知りだったのは違和感。
ってかプリンスが被災者を救援して回るのを「ワールドツアー」と称したのはいい表現だと思うけど、そのために撒いたビラにミュウの写真が載ってるのはどういうことなんだろう?
「この災害の犯人はコイツです」って紹介してた?
そうでないと釘宮が怒りを燃やして奮起する動機が無かった?いや、9話でトミーに対し「お前のせいか!」って言ってなかったっけ?
と思って見返してみたら「ティーンスピリットを流した犯人」と「リッチ&ライドの仇」は別腹なのか、面倒くせぇw

やりたいことは分かるんだ、10話はカントリー曲をやりたかった、11話は荒廃した街の中ビラが振り撒かれるシーンを描きたかったんでしょう。
ただ練り込みがちょっと…前回の感想で書いたトミーの目指してた計画も結局何だったんだか有耶無耶にされそう。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

62.2 6 2020年度のロボットアニメランキング6位
新サクラ大戦 the Animation(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (145)
506人が棚に入れました
太正三十年(1941年)帝都・東京は、平和な日々を取り戻していた ―――『帝国華撃団・花組』は隊長神山誠十郎が欧州へ赴任し、天宮さくらが隊長代理に就任していた。日々奮闘している花組の元に神山が一時帰国するが、その傍には見知らぬ少女がいた。少女の名はクラーラ。大きな事故に遭い壊滅した莫斯科(モスクワ)華撃団の唯一の生存者だという。神山から託され、花組へと転属になったクラーラを迎え入れるさくら達。そんな中、『莫斯科華撃団』を名乗る一団が突如帝都に現れる―――莫斯科から来たクラーラとは何者なのか?そして、壊滅したはずの莫斯科華撃団の来日の目的とは?帝国華撃団・花組の新たな戦いの幕が開く!

声優・キャラクター
佐倉綾音、内田真礼、山村響、福原綾香、早見沙織、阿座上洋平、富沢美智恵、和多田美咲、白石晴香、赤羽根健治
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

大戦というより小競り合い

実は元ネタ観たことない


たしかJUMPでちさたろー(横山智佐)が主役やるよーというのがあったようななかったような。
サターンなんぞ持っとらんよ。プレステ派でした。
CMで流れてたので『ゲキテイ』は知ってます。
大正時代でしょ?『はいからさん』と宝塚ががっちゃんこしてロボバトルしてるイメージ。


前作への思い入れはありません。
視聴動機は“広井王子のワークスに触れてみよう”でした。自分が中学か高校くらいの時に勃興してきた人、というイメージの彼。『天外魔境』『魔神英雄伝ワタル』『グランゾード』そして『サクラ大戦』と彼の作品群に触れずにこれまで生きてきました。作品名は存じてますが、PCエンジン持ってなかったりサターン持ってなかったり、アニメだったら地方では放送してなかったりと縁がなかった印象です。満を持してはじめて触れたのが『ソラとウミのアイダ』ですかね。こういっちゃなんですがひどかったです。はたして“昔は凄かった過去の人”なのか“単にパブリックイメージが肥大化しちゃった普通の人”なのかこの目で確かめたかったのです。
なおこれについての結論は保留。やや後者寄りの見解です。実際のところ広井氏はこの新作に関与してないらしいのでこれで評価するのはフェアじゃないというのが理由。

おそらくこの『新サクラ大戦』視聴層は旧作経験者で占められるのではないでしょうか。前知識ないとこんな感じでした、的な感想書いときます。


結果↓


{netabare}失敗した。つまらん。{/netabare}


あくまで仮定ですが、旧作ファンが懐かしんで愛でる以外の需要はないのではないかと思われます。
ポジティブに評価できるのは一点。ゲーム原作にありがちな“独りよがり謎設定”に置いてけぼりにされるのがなかったことくらい。旧作キャラの登場や踏襲された世界観はオールドファンに寄せた無難さを感じました。

そしてメリットはデメリットと裏返し。そら整合性求めりゃグダグダなところは随所にあるのですが、度し難い謎設定ではないので拒否反応はない。ただ単に時間が流れていくだけ。なんとなくいい話のような緊張感あるようなシーンが続きだらだら鑑賞はできるのですがビックリするほど記憶に残りません。帝国華撃団の主役級五名のキャラ回らしきものがなかったのも輪郭がぼやけた理由でしょう。
あとは自分の好みないし事前のイメージ(期待)とかけ離れていたことかしら。具体的には以下二点↓


1.ヅカ感に乏しい

実際のモデルは松竹らしいのですが、華撃団≒歌劇団なわけじゃないですか。そう宝塚です。
舞台に生きてるシーンが極めて少なく、本筋が降魔との闘いだったとしても日常パートとしての舞台シーンがほぼ無く他のアニメと同様な日常パートが展開されてたのが残念です。ここ差別化できるポイントだったと思うのですが素材を使いきれてない。

{netabare}普段はトップスタア。でも実は…{/netabare}

そして舞台シーンもイマイチでした。人数が5人だからってのもありますが、カーテンコールのとこしかなかったんじゃないかしら。“ラインダンス”“レビュー”とかやりゃいいのに。寸劇もアイドルもの延長線上の演出で、これでサイリウムとか出てきたらたぶん即切りしてたと思います。
旧作がどうか知りませんが、やや期待してたヅカ的舞台演出がなければその他作品に埋没するのです。


2.大正感に乏しい

大正二十九年の設定です。
いくらスチームパンクな世界観だったとしても背景や小道具とかもっと史実に寄せることはできなかったんでしょうか。ビールやキャラメルの広告をさらっと挿入したり、やれることはあったでしょうに。

{netabare}大正モダニズムの欠片だけでも…{/netabare}

年代的に“レニングラード”だったであろう場所が“ペトログラード”のままだったり共産革命なかったのかしら!?と妄想するのは楽しかったんですけどね。


1.にせよ2.にせよ当方が勝手に期待して勝手にがっかりしただけとも言えるのでみなさんはあまり気にせずともいいでしょう。単に期待値コントロールを失敗しただけともいえます。
とはいえキャラもストーリーも凡庸だったので、他と差別化できるアドバンテージをみすみすドブに捨てた感じ。作品としては並も並。オールドファンが温かい目で観てあげたらよろし。そんな作品です。



※余談

■セヴァストポリ

いいっすね空中要塞。
言わずと知れた黒海へ抜けるクリミアの要所。要所ゆえに要塞化したのが現実のセヴァストポリ。クリミア戦争ではナポレオンⅢ世が、WWⅡではドイツ軍がえらい目に遭ってました。作中でこれを持ってくるセンスはさすがです。

日露戦争とかやらなかった世界線でしょうか。
要塞攻略といえば“旅順要塞”なんかも有名です。司令官の乃木希典は攻略にてこずったことになっていて、司馬遼太郎『坂の上の雲』では愚将としてボロカス言われており評価別れてますよね。
実際のところ、要塞攻略時の損耗率をみると同条件でないことを差し引いても乃木大将の戦略は極めて効果的であったと判断できます。少ない犠牲で陥落させているという意味です。この辺は好き好きでしょうし興味なきゃスルーでしょうが、伊達に神社ができたり駅名になってたり、アイドルグループの冠に使われてたりしないよね~とあらためて思ってたりしました。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.06.21 初稿
2020.12.19 修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 47

buon さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

くっ、からだが勝手に・・・ (3話で断念)

体というか手が勝手にサクラ大戦3の宣伝をしてしまう!



舞台はフランスのパリ、
帝都で活躍した大神が指名され新しく立ち上げられたパリ華撃団に向かう。
そこには美女とイイキャラとイイ敵が溢れていた。

エリカ、真っ赤なクリスチャン。
元気なドジっ子、毛先が内に跳ねている長髪、霊力(?)が高く治癒能力を有す。
存在自体が癒し、しかし行動は裏目ってしまう。
かわええ。

グリシーヌ、青のドレス(?)に身を包んだ金髪ややくせ毛ロング。
名家のご令嬢で気位が高く話し方が堅いが、情熱と闘志に溢れた美少女戦士。
ちゃんとお礼も言えるし、堂々としたツンデレ。
かわええ。

コクリコ、東南アジア系サイドトップツインテールみなしごサーカスっ子。
元気で朗らかで動物大好き、運動神経抜群。
過酷な環境下でも笑顔を絶やさないええ子。
かわええ。

ロベリア、多分スラブ系銀髪ギャング、硬そうな髪のヘアバンド眼鏡っ子。
気性が激しく好戦的でワイルド、姑息さと潔さを有す、霊力が溢れて燃え盛る。
色気も有していて、大神をからかう。
かわええ。

花火、おかっぱ黒服、未婚の未亡人。
婚約者が亡くなり喪に服している。その弱みにつけこみカラスや大神がすり寄る。
大和撫子で控え目でありながら好意を隠さない。グリシーヌとはマブダチ同士。
かわええ。

大神隊長、鋼の髪を有す男の中の男。
身体能力と刀の扱いに長けていて、一見まじめ風チャラ男。
自分の心に付き従い言い訳をしながらも覗きをする。
かっこええ。

この六人が巴里華撃団の猛者。

マダム、エトワールかピノノワールっていう劇場のオーナー(?)淑女。
機知に富みながら肝っ玉も据わっている。
猫をいつもかわいがっていたような気がする。俺の実力じゃスチルを回収できなかった。
昔はかわええ。

メル、青髪たこさんミディアムヘアー、劇場のメイド。
礼儀正しく、キリっと美しい。
不真面目は嫌いだがユーモアは嫌いじゃない小難しい子。
かわええ。

シー、橙もふもふ立て巻ロール、劇場のメイド。
ふわふわとにこやかでちょっと天然が入っている。
度胸もあるし仕事に対しては真剣だし、お菓子が大好きな気がする。
かわええ。

ジャン、「グズグズしてるとセーヌ川に叩き落すぞ」みたいなことを良く言う整備士。
仕事以外ではユーモラスで優しい男。
なんかいると安心する。
かっこええ。

神父、エリカの面倒を見ている。
気が弱いが優しいおっちゃん。
寛容でまじめないい神父。
ええひと。

タレブーさん、グリシーヌ家のメイド長(?)。
厳格でおばさん臭いしゃべりをする。
厳しさの礎に愛がある。
きっと昔はかわええ。

警部、太っちょな警部さん。
フランスの荒くれ者をビシバシ取り締まる正義の味方。
美女に弱い素晴らしいおっさん。
かっこええ。

加山、大神の同僚、確か日本の海軍。
パリも日本も戦場もどこでも様になる色男。
ピンチなときにやってくるイケメン。
かっこええ。

鉄壁の迫水、完璧に忘れていたがほっそりとした大神の上司。
まじめ系女好き。パリに女を口説きに来ている。
溢れんばかりの紳士さがため、女性に対して大神のような度胸を持ち合わせていない。
かっこええ。

帝国華撃団、大神にツバ付けられた日本の妻たち。

敵共は、
ウサギ、ライオン、クモ女、カラス、イカデビル、ピエロフランス人形。
かわええ
しかしライオンは許さない。

※名前間違えてたり、ちゃんと覚えてないかも
※迫水だけググって思い出した、その流れで蜘蛛女ではなくヘビ女とサソリ女がいたことを確認

この作品の何がイイって、
メインもサブも女性陣が皆すばらしい。
戦闘がマスゲーから広々とした感じになって、しかもキレイ。
メインとサブの女性陣が皆かわええ。
キャラが立っている。見方側はみんな気持ちええ。

サクラ大戦でナンバーワンの作品だ。
(もちろんこのシステム・世界感を創ったという意味では1が素晴らしいが)

最後にもう一度言う、
女性陣が皆キャラが立っていて超かわええ!


ふぅ、言いたいことを言ったので立ち去る。






新のアニメの方は、なんかアニメ作品自体もその内容も身内ネタっぽいからもういいや。
特にキャラがええ、って思わせるシーンが3話までに一つもなかったのが敗因かな。





以下、一話視聴時の感想
『米田かマダム、あとオレンジを呼べ!』

ゲームの宣伝アニメ。

内容は出会いからではない、既に途中。
とりあえず、CGが残念です。
光武、戦闘はまあまあかっこいいかな。

神山さんの漢気に期待☆

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

稲葉姫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

評判ほど悪くないです

第1話〜第5話「凹凸探偵!」まで鑑賞しました。
(以前のさくら大戦は、サクラ大戦桜華絢爛、サクラ大戦轟華絢爛のみ見ました。)

以前からの「さくら大戦」のファン?の方のバッシング・低評価は目にあまるほどです。正当な一作品としての評価をしていないとしか思えません。それは年齢層が高いであろうアマゾンなどの評価だけであろうと思いましたが、この「あにこれ」でも同様なんですね。

サンジゲンが製作元請けなのでCG臭いのは仕方ないし、肝心の戦闘シーンもCGの割にはいまいちであるのは間違いありませんが、いま放映しているアニメの平均はいっています。(私の平均基準は3.5です)

物語(シナリオという)は5話までの段階ではわかりません。風呂敷を広げに広げた段階であり、これからそれをどうやって結びつけていくかです。ただ、1〜5話はいっぺんに見ることができました。見るに耐えうるものだったからです。

本編とはあまり関係ありませんが、気になったことが少しあります。

帝国華撃団の望月あざみ(忍者)と、「プリンセス・プリンシパル」のちせが妙にかぶって見えるます。ちせを真似したのでしょうか?

帝国華撃団のクラリス役の早見沙織さんの声って、みな同じ声に聞こえます。声優さんて役柄で声が変わる人が意外に多いのですが、クラリスが話していると、「幼女戦記」のセレブリャコーフ少尉が話している錯覚に陥ってしまうのです。(笑)

6話以降も楽しみに見たいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

66.2 7 2020年度のロボットアニメランキング7位
おそ松さん(第3期)(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (95)
324人が棚に入れました
赤塚不二夫の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作に、6つ子が大人になった姿を描いたTVアニメ「おそ松さん」。20歳を過ぎてもクズでニートで童貞。でもどこか憎めない松野家の6つ子が繰り広げる日常を描き、社会現象を巻き起こした。あれから5年―。TVアニメ第2期、劇場版「えいがのおそ松さん」を経て、待望のTVアニメ第3期が2020年10月より放送決定! お馴染みの冴えない6つ子たちは、今作でも色々間違った方向に大暴れ!? そして、松野家に新たな変化も訪れる…? あの問題作が今、再び!

声優・キャラクター
櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子、井上和彦、くじら

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ブーム再来するかはわからない。でも1期の雰囲気には戻った気がする

タイトル通り。

いま思えば、1期もなんであんな盛り上がったのか意味不明だけど、路線は1期に戻った気がする。今度はパクリ(オマージュ?)権利関係も処理してBDで未収録とかはないとは思う。

でも、異常に女子ウケした1期の盛り上がりは色々と時代と市場と運が重なった気もするので、正直、あのブーム再来はないのでは???

なんにせよ、シュールな笑いには一定市場あると思うから大ゴケはないかと。

今後もいい感じにパクリを入れつつシュールな笑いを期待。


ところでダブルゼータからのダーティペアってどれだけの人がわかるのだろう?

あと、ジャイアントロボのオマージュって、おそ松くんと同時代の1960年代原作アニメだから選んだのだと思うのだけど、もはや分かる人が居ないのでは???


■8話まで視聴

うん、シュールさは相変わらずなのだけど、やはり時代の流行りが少し変化していて、マッチしていないのかなぁ。1期ほど楽しめない。悪くはないんだけどねえ…。

パクリ路線も、もうちょっと1期のときのように、ちょいちょい入れても良かったなぁ。


■10話まで視聴

2話からここまで経って思ったのだけど、結局、AI双子のおにぎりって何キャラなのだろう? 必要?
現代、近未来へのアンチテーゼという意味合いで登場させているのはわかるのだけど。

6話の客引きは現実世界をうまく比喩していたり、
10話の人狼は、ちょっとギャグなんだけど確実にホラー感満載で良かった。

ただ、この3期って各話の当たり外れが激しいなぁ…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いつもの<60>

そこそこハイクォリティでギャグもまったくつまらなくはないんだけど、想定の範囲内に収まるような印象。いつものやつが続いてたといった感覚。
実松とかもうやんなくていいんではというルーティン感感じさせたネタもあった。
新キャラのおにぎりAIは意図不明だったけど、お笑いネタがやりたかったのかな。
六つ子中から2人お笑い目指させてはダメだったのか、芸人志望のワナビーならニートとあんま変わらないし。
六つ子はニート化で現代的にキャラが立ったけど、スプラスティックな脇キャラがどうにも活かしにくそげ。
やや成功気味のトト子も売れない地下アイドルのモヤモヤとかでキャラを立てて行ってほしいところ。

2クールあるので、冬期になってからしばらく録画するだけの状態だったけど、微妙なのを観続けてこれを放置ってのはないなぁと視聴の門番的な役割をはたしてたり。

初手うんこ<59>
1話視聴。
ネタ切れを感じさせた2期から3年後の3期。
まだやるんだと正直終わった作品な認識でいたりしましたが、OP&EDも豪華でまだ予算かけてつくられてる様子。

1期2期の初回もとにかくスラップスティックな混沌を起こしていくスタイルだったけど、ネタのエスカレートしていく3期が一番好きかも。
パロディも巨大ロボなんて手垢のついたのをドヤッと出してくるんじゃなくて、Gロボの素晴らしきヒィッツカラルドとか分かるやつだけ分かれって方がいいですね。鬼滅ネタはまだフレッシュだし。

各話どれだけアイデアを盛れてるか、タイトルの中興は成るか、といったところを期待。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

かんろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おそ松さん復活!? と思わされる良回多くて(8話時点)、大人的癒しです。

今のところ、酷く悪い回はないように思います。
2期の不評を反省したようなストーリーで、
羽目を外し過ぎていない心暖まる話が多いです。
1期の初心に返って、1期に磨きをかけた感じ。
いつ見ても、くだらなくて穏やかな六つ子の
平和的な生活に癒されます。
そしてジワジワ顔を出すシビアな現実がいい
アクセントになって、うるっとさせられます。
OPもハイセンスでカッコ良く、EDもかわいい。
作画も終始安定のお洒落な出来栄え。

先日見た8話の出来は高レベルだと思うので、
ちょっと見てほしいです。
Aパートの名作のオマージュの出来栄えには、
感激して、唸りました。
Bパートの六つ子のハイキング回も、
こんなに幸せでいいのかしら、
と笑いが自然に溢れるほど、幸せな話で、
心がほわほわしました。
他にも、実力を感じる、
地味だけどニヤニヤ出来る回も多く、
3期は、期待していいのかな、って思います。
22話のやりたい刑事とかくれんぼは、
まず、危ない刑事のオマージュとか、
もう若い子じゃわからないだろうし、
内容はくだらないの一言なのですが、
その分、作画の良さを見せつけられてしまい、
唸ってしまいました。
私は、おそ松さんの、このくだらなさに、
そこまで丁寧な作画必要かな、というギャップが
好きです。
この大人的幸せな時が続きますように、
と祈らずにはいられません。

☆私的好きな話数☆
5話 帰り道
8話 南へ 高尾山
22話 やりたい刑事
   かくれんぼ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6
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