ヤクザTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のヤクザ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月13日の時点で一番のヤクザTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.9 1 ヤクザアニメランキング1位
ヒナまつり(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1281)
5908人が棚に入れました
芦川組を支える若きインテリヤクザ、新田義史は大好きな壺に囲まれ、悠々自適な独身生活を送っていた。
ところがある日、謎の物体に入った少女ヒナがやってきたことで生活が一変。念動力が使えるヒナに脅され、同居を余儀なくされてしまったのだ!
暴走しがちなヒナは組関係でも学校でもやりたい放題。頭を抱える新田だが、気のいい性格が災いしていつも面倒を見る羽目に。一体、この生活はどうなってしまうのか?
お人好しなアウトローと気ままなサイキック少女の危険で賑やかな日常が始まる!

声優・キャラクター
田中貴子、中島ヨシキ、村川梨衣、本渡楓、日笠陽子、小澤亜李、小山剛志、河西健吾
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アンズは良い人に出会った

この物語は結構笑えます。そして感動する話もわりとあります。

主人公のヒナだけでなく、ヒナの友達のアンズや瞳も結構な個性をもっており、それぞれの心の成長が楽しめました。

その中でも、私が最も感動したのはアンズの成長です。

最初の頃は盗みを働き暴力的だったアンズが、浮浪者のやっさんと出会うことで、生きていくことの大変さや、お金を稼ぐことの大切さ、それに人の優しさを知り、人間として急成長を遂げました。

そしてアンズは、まるで天使のように誰からも愛される存在となりました。

事情があって浮浪者のやっさんと別れることになりましたが、
やっさんの心の中にはいつまでもアンズが生き続けており、
アンズの心の中にはいつまでもやっさんが生き続けています。
これは素敵なことだと思います。
私たちは、はたして何人の心の中に一生生き続ける存在としてあるのでしょうか… それを考えてみる良い機会かもしれません。

それからアンズは中華料理店の老夫婦に引き取られますが、
その人たちも、アンズのことを大切にしてくれます。
食事や住む場所を提供してくれるだけでなく、仕事の仕方を教えてくれます。


人間は、生きるためには仕事をしなければなりません。
逆に言えば、仕事をし、お金を稼がないと食事すらできません。

仕事の仕方を覚えるということは、一生失くすことの無い財産を得るようなものです。
だから、浮浪者のやっさんや中華料理店の老夫婦は、アンズに一生失くすことの無い財産を与えたのだと思います。

以下蛇足です。
{netabare}
昔、国連は発展途上国にお金や食料を主に援助していました。
でも、食糧は食べればなくなるし、お金は使えばなくなります。
発展途上国の人たちは、なかなか豊かにはなりませんでした。
その後、国連は、農作物の作り方、井戸の掘り方、プログラムの作り方など、教えることを主に援助するようになりました。
そうすると、その国は少しずつ成長を遂げていったようです。

新田はヒナに食べ物やお金をたくさん与えます。
それが良くないとは言いませんが、
私は、ヒナが新田から受け取ったものよりも、アンズがやっさんたちから受け取ったものの方が、たくさんの愛情を感じます。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 92
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個性豊かな少女たちが、真っ直ぐに生き抜いていくハートフルコメディ

ヤクザの幹部である新田のマンションに突然超能力少女が現れるという物語。
あまりにも荒唐無稽で、思わず失笑してしまうストーリーだが、
1話を見た感じでは、そこそこ楽しく見られるかもと思った。

アニメーション製作:feel.、監督:及川啓、
シリーズ構成・脚本:大知慶一郎、
キャラクターデザイン・総作画監督:神本兼利、原作:大武政夫

どこかの世界で敵を殲滅させるための道具として使われていたというヒナ。たまたまヤクザの幹部である新田のマンションにカプセルのようなものに入れられて登場し、超能力によって騒動を巻き起こしていく。最初は超能力を使わないように指示を出して一緒に暮らしていくが、超能力を使わないままでいると能力が暴走して周りを破壊してしまうというあまりにも恐ろしい設定。

これは能力とか辻褄とかリアリティを少しでも気にしたら観られない話だが、ヤクザ新田とヒナの心の交流を核にした周りのドタバタを楽しむための作品だろう。無用なツッコミは無粋というものだ。

殺人兵器のヒナと新田が今後どのように周りと折り合いをつけるのか。また学校に行ったヒナ(しかし、これ戸籍とかどうしたんだろうとか。ヤクザだから戸籍なんてどうとでもなるのかとか、つい余計なことを考えてしまう)が友人を通して、どのように成長を遂げていくのかが見どころになっていくのだろう。

{netabare}あと、1話のオチの部分の「ター○ネーターかよ」のツッコミのセリフは必要なかったかな。音楽と絵を見たらほとんどの人は分かるだろうし、映画見てない人にはセリフを聞いても分からないだろうから、余計な部分だったと思う。 {/netabare}


2話~5話レビュー
{netabare}2話から3話までを視聴した後、見どころが分からず、正直、もう切ってしまおうかと思った。中学生がバーテンダーとして働いたり、ヒナを殺しにきた超能力少女がホームレスになったりと、何がやりたいのか、よく分からない。あまりにも設定に無理がありすぎて付いていけなかったからだ。しかも、アンズが帰れなくなったのに、追手が来る気配もない。もちろん、コメディなので、そんなところにこだわっても仕方ないのだが、そのコメディ部分にも惹かれるところがなかった。
また主人公がヤクザである必要も今のところあまり感じられず、ヒナに翻弄されるために出ているだけの扱いで、あまり本筋に絡んでこない。超能力を使わないと暴走するという設定も、1話以降、なかったことのようになっていて、一貫性も感じられなかった。

ところが、4話を見たときに、この作品の楽しみ方がようやく分かった気がした。
壺を割って新田から勘当されたヒナがアンズのところでも好き勝手にやって勘当されてしまう。そこで、ようやく人の気持ちを考えることに気づき、新田の大切なものを持って謝りにいくというストーリー。Bパートではホームレスだが素直で真面目なアンズと、人から頼まれると断れない瞳の面白おかしな交流が描かれる。
超能力やヤクザなどというのは、ほんの脇の設定にすぎず、個性の強い少女たちと社会の交流を楽しめば良いことが分かった。もしかしたら原作者もこの辺りまで、どういう方向で進めたら良いのか迷っていたのではないだろうか。
5話でもAパートは、お金が欲しいアンズのためにヒナとアンズが奔走する話(ヒナはほとんど何もしていないが…)。Bパートは瞳のバイトが同級生にバレてしまうドタバタが描かれる。
結局、価値観の違う宇宙人と商店街や中学生との交流に笑いを取るというストーリー。ヒナ、アンズ、瞳の少女3人のキャラバランスがとても良く、この3人が揃って出てくる話は、だいたい面白い気がする。特にアンズの改心ぶりが際立っていて楽しめる。また、作画は安定していて安心して見られる。もう少ししたら3人目の宇宙人がやってくるのか?今後に期待が持てそうな気がしてきた。 {/netabare}

6話レビュー
今回で一気に作品の評価が上がった印象。
{netabare}Aパートは新田の実家にヒナを紹介する話だが、新田の嘘と母と妹とのやりとりがかなり面白かった。新田の嘘に騙される家族と、その家族のアホなノリに笑えた。
「ヒナへの質問はオレを通してからにしてくれ」とか「兄ちゃんが来るっていうから、昼間から酒飲んでたんだよ」とか、大爆笑してしまった。確かに事情を説明するために帰ってきているのに、母娘がポンポンビールの詮を抜いているのがおかしいと思っていたのだ。
だいたい、エビチリを食っているときに家族が殺されるとか、どういう嘘なんだw
ダメだ、この作品は真面目にレビューを書くのが難しくなってきた。
Bパートはアンズの住んでいた公園の住人たちが退去処分となってしまい、ヤッさんをはじめとした仲間たちが皆バラバラになってしまう話。アンズの真っ直ぐな想いと、皆がアンズをとても大切に思っていた気持ちが伝わってくる良い話だった。アンズがとても健気な娘で、泣きそうになった。
ただ、これだけ他人の気持ちを考えられて環境に順応できる子供だけに、以前暮らしていた世界や教育のことが気になってしまう。生まれた星のことなどが明らかになることはあるのだろうか。 {/netabare}

7話~12話レビュー
{netabare} アンズが中華料理屋の夫婦に引き取られて、そこで店を手伝うという話(しかし、学校には通わないのが謎)や、ヒナが生徒会役員に立候補する話など、やはりヒナ、アンズ、瞳の女子中学生の3人を中心にしながら話が進んでいく。そこに新田や詩子、調査のために送り込まれた宇宙人の斑鳩ケイが絡んでいくという形だ。
最終回のAパートの後に3年の月日が流れ、新たに登場したマオとミュージシャンのアツシが一緒に日本に旅立つところで終わるので、2期があった場合は高校生編になるのだろうか。
全話を通してとても楽しめた作品だったので、機会があれば刊行されているコミックスも読んでみたい。 {/netabare}

全体のレビュー
超人的な能力を持った女子中学生たちが、大人に利用されたり翻弄されたりしながらも、力強く生きていくという話がメインとなっている。ヒナ、アンズ、瞳のキャラクターが個性豊かだ。

物語の始まりは、ヤクザの新田のところに、突然、超能力を持った宇宙人のヒナが落ちてくることだが、その後、新田は脇役のような位置づけになり、少女たちが中心になる。この作品を観始めたときは、新田の目線になって物語を追っていたが、それではこの作品は楽しむことができない気がする。超人的な能力の少女たちが、大人たちに翻弄されながらも様々な困難を華麗に?切り抜けていくところを見守っていくような感覚で楽しむのが良いのかも。基本的にはコメディ路線だが、時に泣かせるような話を差し込んでくるのがとても上手い。

超能力はあくまで要素のひとつでしかなく、少女たちが自分の個性を最大限に活かし、社会の荒波のなかで生き抜いていく様が、面白おかしく、時には泣かせるようなストーリーで表現されている。あまり似たような話は目にしたことがない。新しい方向性で物語を紡いでいる挑戦的な作風だ。
(2018年6月29日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 90
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ちょっぴり心が温まる、ドタバタコメディ

原作未読。最終話まで視聴。

ちょっぴり心が温まる、ドタバタコメディ。
かなり笑えます。
そして、かなり感動します。

ヒナ、アンズ、瞳。
3人のヒロインそれぞれに特徴があって面白い。
3人それぞれにスポットライトを当てつつ、3人が巧みに絡んでくる物語の構成は、とても良かった。

作画はとても良い。
声優陣も良かった。

最終話の終わり方を見る限り、間違いなく第2期ありますよね?
大いに期待して待ちたいと思います。

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
ヤクザの新田の部屋に、突然、超能力少女ヒナが現れる。
ヒナは超能力で新田を圧倒し、新田の部屋に住みついてしまう。

ヒナは、自分の超能力を当てにして、何かをさせようと”しない”新田のことを信頼し始める。

そんな中、新田の所属する暴力団の組長が襲われ、新田は若頭に相手の暴力団に1人で殴り込めと命じられる。
そんな絶望的な状況の中でも、新田はヒナを当てにせずに、単身で相手の組事務所に乗り込もうとする。

その時ヒナは・・・。

いや~!第1話から引き込まれましたね。
超能力少女とおっさんのコンビというと、『アリスと蔵六』を彷彿としますが、こちらの方がコメディ色強めでしょうかね?

ちょっぴり心が温まる、ドタバタコメディ。
第2話以降も楽しみです。

【第2話】
前半。アンズ登場。
ヒナと処分するために組織から送られてきたのだそうだ。

ひょんなことからアンズを見かけた新田は・・・。

後半。最近、女性関係がおかしな事になっていると感じていた新田。
「新田さんは娘との時間を大切にしたいから、女遊びを一切断った」という噂話を聞いてしまった新田は・・・。

ヒナとアンズの『あっち向いてホイ』は爆笑必至!

【第3話】
前半。アンズがホームレスの仲間入り。
街中で新田と再会して・・・。

後半。ヒナが通う中学校の同級生、三嶋瞳の回。
第2話からの続きで、詩子の経営するバー、バーテンダーとして働くことになる。
そのお店に、中学校の担任の先生がやってきて・・・。

ラスト。ヒナは新田に怒られたでしょうか?(笑)

【第4話】
はい、ヒナちゃんは新田にめっちゃ怒られて、勘当されちゃいました。(笑)
その後、アンズと合流したヒナは・・・。

瞳ちゃんは、相変わらずバーテンダーとして働いている。
結構、板についてきた(笑)

【第5話】
ヒナに感化されたアンズが、ゲーム機欲しさに手っ取り早くお金儲けを企むが・・・。

瞳の”秘密の”バイトが同級生に見つかった!?

【第6話】
ひょんなことから、ヒナと新田は、新田の実家に・・・。
新田は何とかごまかそうとするが・・・。

後半。アンズはホームレス達と別れて新生活を始めることに・・・。

【第7話】
この作品のヒロインは言うまでもなくヒナ。
だけど、それと同じくらい魅力的なヒロインがアンズと瞳。
この3人が交代で主役を務めているから、この作品は面白いんだと再確認した回。

3人それぞれが、面白可愛い。

【第8話】
あっちの世界から、ヒナをお迎えに?
アンズの扱いの悪さと、新田の{netabare}ぬか喜び{/netabare}が笑えた。

【第9話】
あっちの世界から新たな使者(超能力少女)マオがやってくるが・・・。

なんやかんやあって、新田が若頭に昇進!?
ヒナが企画した”お祝い”とは!?

いやぁ、久々に大笑いしてしまった。

【第10話】
まさかのヒナちゃん出番無し回。(学校で昼寝しているシーンはあったけどね)
瞳のポテンシャルの高さと、アンズの純粋さが際立つ回。

ヒロインがヒナ一人ではないことが、この作品の最大の魅力。

【第11話】
伝説のヤクザ・新田の特番?

新田「いくら渡したら、ヒナとお前(アンズ)チェンジ出来る?」
いやいや、気持ちはわかるけど・・・。
 
【第12話】
前半は通常の最終回。
後半は3年後の中国(?)。
何だかんだで、マオちゃん日本へ!

第2期は高校生篇ってことですかね?
というか、これだけ評判が良かったので第2期ありますよね?
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 87

86.7 2 ヤクザアニメランキング2位
ニセコイ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3122)
17568人が棚に入れました
極道一家「集英組」のひとり息子だが、ごく普通の高校生・一条楽。彼は、10年前、仲良くなった女の子と「再会したら結婚する」という約束をし、その時に貰ったペンダントを肌身離さずに持っていた。そんなある日、楽のクラスにやって来た転校生の美少女・桐崎千棘。最初の出会いから相性最悪で、事ある毎にケンカを繰り返す楽と千棘だが、とある事情から二人は恋人を演じることに。恋心を抱く、クラスメイトの小野寺小咲の事を気にしつつも、恋人のフリを続ける楽。「偽恋物語」の行く末やいかに!?

声優・キャラクター
内山昂輝、東山奈央、花澤香菜、小松未可子、内山夕実、梶裕貴、子安武人
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

原作よりアニメの方が良い!

原作:漫画 既読

全20話

ジャンル:学園ハーレムラブコメ

感想
ジャンプは毎週数作品だけ読んでて、この「ニセコイ」もその内の一つ。

最初、ジャンプでアニメ化の発表を知った時、真っ先に思ったのが、
小野寺 小咲役は、花澤さんが一番合ってる!・・・でした。
そしたらホントに花澤さんで、アニメ観て、やっぱイメージ通りでした。
自分の中では、花澤さんは、このキャラが一番はまり役だと思う。

製作がシャフトだったけど、個人的には原作漫画よりアニメの方が良かった。
演出も、表情、仕草が細かく表せてるし、キャラも奇麗。
OPのクラリスは、文句なくGOODでした。


話は王道のハーレム
設定は・・・ちょっと無理があって、都合いいな~的です。

10年前に、少しの期間出会って遊んだ女の子と、それぞれ鍵と錠を持って別れ、再び出会えたなら、その鍵と錠を使って中の物を取り出せたら結婚しよう
って言う約束を交わすが・・・
なぜか鍵を持つ女の子が3人現れ、誰が本当の相手なのか?顔を覚えていない強引な設定。

そもそも、10年前の鍵と錠を今まで大事に持つくらいの大きな出来事なのに、顔を忘れるかね?
女の子の方も、ちゃんと自分と約束したのか覚えていないと言う・・・
誰一人 正しく覚えていないって!
ありえね~
(無理があるにも程がある!もういい加減ジャンプ卒業しろよ俺!)

最初は、 千棘と小野寺の二人だけだったからまだしも・・・
ジャンプで人気が出てきたら、話を長引かせる為に話題のネタがなくなると、女(それも主人公に好意を持つ)キャラ増やしていくやり方にうんざりです。
今なんて{netabare}鍵を持つ4人目のお姉ちゃんまで出てきて!
もう、呆れて空いた口が塞がらず( ̄□ ̄)
鼻で笑っちゃっいましたよ!ε- ( ̄o ̄*) ハン! {/netabare}

途中、錠が壊れて修理に出しますが、それっきり音沙汰なしとか
さっさと鍵と錠を合わせて結果だせよ!って言いたいです。
そうまでして連載長引かせたいのか?
そんなことしてたら、せっかく良い作品だったのに駄作になっちゃうと思うんだけどな・・・
人気があるうちに、連載期間が早く終わっても最高の形でスパッと気持ちよく終わらせるのも潔くて名作になると思うんだけど・・・
(その点では「バクマン」は最高!潔かった。自分の中ではお気に入りの名作。)
集英社は、名作生み出すより金を生み出し続ける事の方が大事なようで、残念。
それに、自分の作品を思うように終われせられない実績のない作家は不幸かも。
(まぁ、これに関しては、だらだら連載続けた方がいい作家もいるだろうから何とも言えないけどね)

自分的には、アニメは原作通りだらだら話続けるより、オリジナルで誰かとくっ付くEDでも良かったと思いました。

兎に角
話や設定には無理があるし
原作は今現在(2014/05)グダグダで、各ヒロインとの好感度を上げるだけで終わりが見えない状態
アニメは20話で終わってますが、話はここら辺まではとっても面白いです。

学園恋愛ものが好きな人
ハーレムが好きな人
あとは、キャラ目当てに観れる人ならおススメですかね? 


最後に
アニメ2期を原作通り製作しても、絶対1期より評価は下がると断言しときます。


それと、OPを唄ってたClariS のアリスが、学業に専念する為、卒業するそうです。
奇麗な歌声だったので、残念!
ClariSの歌は、カラオケでよく唄うのでw
ただ、解散ではないようなので、これからも期待したいですね。^^

アリスさん、今までお疲れ様でした。
学業も頑張って下さい!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 91
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最恐娘「宮本るり」<追記;OVA>

シャフト制作ビジュアルラブコメ。
シャフトシャフトした演出とか、クラリスのユニゾンとか、私好みでした。

反社会的集団の抗争回避のため、偽装恋人関係の楽と千棘。
同級生小咲と楽のジレッタイ関係を加え、スッタモンダな恋模様がこのアニメの見どころです。
千棘は、暴力的で不器用だけど、無邪気でかわいい。
小咲は、清楚で奥ゆかしく、一途でかわいい。
楽の鈍感な優柔不断さも手伝って、ゆらゆらした三角関係が楽しいです。

私は、千棘派。
性格といい、金髪の先端がピンク色といい、いいですね。
しかし、私のもっとも注目したキャラは、小咲の友人宮本るり。
このアニメではこの娘、最恐ですね。
小咲への強引なツッコミはお見事です。

10年前の約束が放置状態。
偽装恋人の結末が中途半端。
私の好きなアスミス演じる万里花がほぼ空気。
小咲の思いも未決着。
となれば、2期は必然か?

<追記;OVA>
{netabare}全3話。
久し振りにニセコイを満喫しました。
雰囲気まんまです。

シャフトの魅せる演出を再認識しました。
背景の簡略化やカメラワーク。
効果的なアップにより、視聴者の目を自在に誘導しています。

OP曲が懐かしい、CLICKは名曲、STEPもいい。
やっぱりClariSは聴きやすいです。
歌が素直に入ってきます。

一番の好みは、初っ端のるりちゃん回。
眼鏡のないるりちゃんが可愛すぎる。
ただし、そんなに切れないで下さい。{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 77

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鶫が可愛かった♪王道なラブコメでしたが面白かったです!

あらすじ

10年前、一条楽は一人の少女と出会う。
短い時間だったが、2人の間には幼いながらも
愛情のようなものが芽生えていた。

そして少女との別れの時、
彼女は「ザクシャ イン ラブ」(愛を永遠に)の言葉と共に彼に錠を渡す。
彼女は言う。
「いつか私達が大きくなって再会したらこの『鍵』で
その中の物を取り出すから、そしたら――結婚しよう」と。

錠が開かないまま時が過ぎて10年後、
高校生になった楽は転校生の少女・桐崎千棘と出会う。
最悪な出会いの後、親のいいつけで
「千棘と3年間、恋人同士になってもらう」ことになり、
驚愕する楽。こうして2人の「ニセコイ」生活が始まった


感想

(8話まで)


まず僕は原作は全巻持ってるぐらい
ニセコイは好きなんだが
鶫が一番好きだな~♪
鶫がやっと出てきてくれて嬉しいな
これからも出番が多いとうれしいんだが


ストーリーとして王道のラブコメといった感じ
良くも悪くも展開が読みやすく
どこで見たような設定も多いかな
僕としては「ラブひな」を思い出した

まぁ王道だから展開は
特に予想外なことがなく
王道が嫌いな人は合わないかも

ストーリー的には原作に結構忠実に
作られているので好評価。
でも忠実な分展開が遅いかもとも思う
作画も、キャラクターは原作の絵を上げた感じだし、
それに細かい背景がプラスされていよい。

シャフトの演出も悪くないけど
個人的にはシャフト色がちょっと強い気もする
それにシャフトもニセコイも好きなんだが
個人的な意見だがシャフトはラブコメとは
合ってない気がする

でもこれから新しいキャラも
出るから今後の展開も楽しみです♪



(20話まで)

そしていまさらですが
最終話まで見た
最終的な感想を書いときます


作画はとても良かったと思う。
特殊な作品ばかりが目立つシャフトだったので心配していたが、
しっかりものに仕上がっていた。

ただし、演出が合わなかった。
シャフト独特の演出が行われていたが、
この演出は「物語シリーズ」などのように
テンポが早い作品ならばとても効果的なのだが、
この作品のようにスローペースのものに使うと、
より物語の進行が遅くなり、テンポが悪くなると思う。
でも、背景などに散りばめられていた細かい演出は凄く面白かった。

キャラクターはアニメで万里花がさらに可愛くなっていた。
作画と声優の手柄ですね♪
阿澄佳奈さんの博多弁可愛かったです!

原作がベタさや王道ぶりをテーマとしているだけあって、
エピソード毎の出来は比較的安定している部類に入る。
そこにシャフト流の少々過剰ともいえる演出が加わり、
ともすれば退屈になりがちなテンプレ展開に
花を添えるというのが基本的な構図になっている。

 序盤はシャフト側の主張が強すぎた感があるものの、
終盤にかけて最適なバランス感覚を掴めてきたようで、
かなり安心して見れるアニメへと変貌している。
抑えるべきところは抑え、ここ一番で盛り上げてますね。


最終回は原作を読んでいるときからのお気に入りで、
楽しみにしていたが、凄く力が入っていて見応えがあり面白かった。
個人的にはあの最終回の後からが好きなので、
2期もしてほしいなと思う。

鍵の謎も恋の決着もつかない
中途半端な終わり方ですが
そこは原作でも終わってないんで
仕方ないですね


そして鍵を持ったヒロイン3人は
それぞれに個性があって可愛かったし、
声優さんもよくあっていたと思います。

だけど鶫がやっぱり一番好きでしたね!
けど鍵持ってない時点で負け確定なんですよね~
出来れば2期もやって
鶫の活躍増やしてそれを見てみたいですね


というわけで
総評としてはまずまず
後半になるにつれ面白くなっていった

特に万里花が出てから
主人公を巡る恋も白熱して
修羅場が増えて面白かった

まだ話は終わってないから
いつか2期があること
期待して待っています!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 72

75.2 3 ヤクザアニメランキング3位
アキバ冥途戦争(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (339)
988人が棚に入れました
1999年 春 かわいいメイドに憧れて、 ひとりの少女が秋葉原にやってくる。 世紀末の“アキバ”は、 多種多様なメイドさんでいっぱいいっぱい。 メイドカフェ「とんとことん」通称『ブタ小屋』は、 今日もブヒブヒ営業中! 一緒に入店した新人メイドは破天荒さんで、 ドッタンバッタン大慌て。 推しメイドや調教師、 秋葉外生命体も現れて、 赤バットはフルスイング! これは、 全てのご主人さまとお嬢さまに贈る、 渾身のメイドお仕事奮闘記。 「みなさまのお帰りをお待ちしてますブー」

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なぜ、令和の現在にこれが通用すると思った!?(褒め言葉)

第6話まで視聴終了した時点で、このレビューを書いています。

たぶん企画主導はCygamesで制作現場はP.A.WORKSが仕切っているんじゃないかと思われるオリジナルTVアニメ作品です。

昭和の昔には「任侠映画」というジャンル(菅原文太とか高倉健が出演していたような奴)があって、今では「反社会的勢力」の一言で世間から白眼視されるいわゆるヤクザないしは暴力団と呼ばれる人たちを描く劇場公開作品が普通に全国ロードショーとなっていました。

映画のタイトルには「現代」とか入っていてもその時代そのものは50年くらいは前のことですね。

近頃のアニメでは『ハイスクール・フリート』の納沙幸子のように「任侠映画が好き」というキャラ付けがされる(そのせいで広島弁っぽい言葉で喋ったりする)ことはあっても、今はストーリーそのものが任侠映画たり得るとはなかなかに考え難い時代ではあるわけです。

しかし暴力団組織をメイド喫茶の各店舗およびその系列店グループ、組織構成員を店長やそこで働くメイドで置き換えることによって、本作では「任侠映画」的なストーリーをほぼ再現しています。そこに「メイド喫茶」という設定で味付けしている感じで、一種のパロディー作品と言えるでしょう。

たとえどれだけ「フィクションです」とお題目を唱えてみても現代のヤクザが出てきてこんな話をやったら放送倫理規定上看過し得ないストーリーなのでしょうが、年代を1999年、舞台を秋葉原、登場人物をメイド喫茶のメイドとすることで「どうやったってこんな話はフィクションでしかあり得ないでしょう?」というエクスキューズの下にストーリーを成立させています。

なお、ストーリーに関しては歴史考証的にしばしばおかしな点があり、本作最大のツッコミどころは「嵐子さん(35歳)が20歳の頃の秋葉原にメイド喫茶なんて影も形もないよね?」という点で、そういう意味でも本作は「任侠映画のパロディー」として観るのが正しそうな気がします。

とはいえ「兄弟杯」の代わりがじゃんがらっぽいラーメンとか、笑わずにはいられないですね。ただ、任侠映画まったく知らん人が笑えるのかはわかんないです…。

2023.1.1追記:
この作品らしいといえばらしい最終回でしたね。銃撃されても歌って踊れるなごみさんの根性と頑丈さ、ハンパない!

この物語の起点である1980年代の秋葉原は完全に「電気街」でした。当時電子部品やそれを組み立てる工具などを実際に買いに行っていたのが懐かしいです。

因みに1984年当時当時64Kbit D-RAM 8個セット(つまり計64KB、MBではない(笑))が1万円ほどしました。

で、メイド喫茶なんてありましたっけ…(笑)?
という意味では本作は紛うことなきファンタジー作品です!
(まあ、面白かったから、良いか(笑)。)

あと、暴力団にまつわる思い出といえば、何度か夫婦でも利用してた新神戸オリエンタルホテル(当時: 今は買収で違う名前)のティーラウンジで、銃撃戦があったというニュースを聞いて「もう行くの止めよう」って話をかみさんとしたくらいでしょうか…。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 37

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

メイドの皮を被ったなにか

【紹介】
ギャグアニメで人が死ぬようなシリアスなシーンでも笑いをとりに来てるのが不快な人は見ないほうがいいかも

見た目がメイドなだけでやってることはヤ〇ザの抗争で、メイドの皮をかぶった過激なヤ〇ザアニメでした、美少女メイドさん達がガチな殺し合いをしているのを見て楽しめる人にオススメ!

【感想】
クオリティの高い出オチアニメ、話はありきたりだけど雰囲気とキャラクターの良さで最後まで勢い任せに突き抜けた感じ、主人公以外みんなぶっ飛んでいて何が起きるかわからなくて、最初に期待しすぎてちょっとガッカリはしたけど最後まで楽しめました

最初はゾンビランドサガの再来かな?って思ってワクワクした
見た目をメイドにしたことで過激な暴力シーンやシリアスなシーンがなんかギャグみたいになってるのをポジティブに感じるか、ネガティブに感じるかで評価わかれそう?

【シナリオ】
つかみが完璧で予想外すぎる展開で一気に引き込んだけど、2話以降は過激すぎる展開にごまかされがちだけどシナリオは普通かな?

【メイド】
衣装は可愛いけど、メイドカフェの雰囲気は出せてないかなー?
仕草とか、接客の流れとか、ふつうのカフェの従業員がメイドさんごっこしてるだけになってるので、そこをちゃんとしてほしかったかも

【主題歌】
主題歌のメイド大回転がOPアニメも曲調も斬新で好きです
サビの振り付けがかわいい!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 30
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある科学の反社会砲(ハンドガン)

金曜夜九時、中野駅近くにある安い居酒屋のテーブル席にて。
三十代の男Aと、職場の後輩らしき二十代半ばに見える男B女Aが、
生ビールを飲みながら話をしている。
すでに何度かビールのおかわりをして、半分ぐらい出来上がっている感じ。

  男A「オレ思うんだけどさ~、メイド喫茶ってけっこうヤクザな商売だよな」
  男B「あ、自分それわかります、センパイ」
  女A「あたし、行ったことないからわかんない。そうなんですか?」
  男A「そうよ。素人バイトが作ったオムライスやらなんやらでバカっ高い値段とってさ」
  男B「まあ、ふつうの喫茶店として見たら、ほとんど崩壊してるっスよね」
  男A「おまえさ、ちょっとこの焼き鳥に『おいしくな~れ、もえもえきゅん』って言ってみ」
  女A「はい? (棒読み調に)おいしくなあれ、もえもえきゅん」
  男A「食ってみ」
  女A「はあ……。もぐもぐ」
  男A「美味くなったか?」
  女A「(口に含みながら)いいえ。……てか、なるわけないですよね」
  男A「だろ? なのに値段が三割り増しとか倍とかなんだぜ」
  男B「チェキとか、メイドさんと一緒に写真撮るだけで千円とかっスもんね」
  女A「それ、めっちゃぼられてんじゃん。ま、かわいい子多いなら仕方ないのか」
  男A「うんにゃ。ぜんぜん」
  男B「まあ、並みならアタリって感じっスかね」
  女A「え゛そうなの? ふへえ……。そんじゃ、みんな何しに行くんですか?」
  男A「世界観の……共有?」
  女A「いや、質問形で答えるのやめてくださいよ」
  男B「あ~でも、わかるっス。その場の空気にカネ払ってるつ~か」
  女A「なにそれ。水商売よりタチ悪いじゃん」
  男A「だからヤクザだ、つってんの。水商売じゃなくて空気商売」
  男B「オンナ慣れしてないヲタって、カネ巻き上げるのカンタンっスから」
  女A「あこぎだ……ガチもんのあこぎだ……」
  男A「だからさ、いっそ、全部ヤクザが経営してるって方がすっきりすると思うわけよ、オレは」
  男B「あ~、それいいっスね。抗争とかあったりして」
  男A「メイドもみんな構成員でさ。上納金あつめんのに四苦八苦してたりすんの」
  男B「対立してる店のメイド、パンしちゃったりするんスかね」
  男A「そりゃあるだろ、カチコミとかもふつうに」
  女A「あのお~、オタクの人たちって、そんな物騒な店行くんですか?」
  男A「いやほら、そこは表の顔と裏の顔ってやつでさ」
  男B「きゃぴ~んなんて言われて大ヨロコビしてる連中っスよ。騙すのなんかわけないっス」
  女A「ん~……そこはまあ、そうかなあ。あ、生チュ-おかわりください」
  男A「でさあ、男だけでなく女の子もたまに騙されるわけよ。メイドに憧れて上京したりさ」
  男B「そいで、タコ部屋にぶち込まれて抗争巻き込まれたりっスね」
  男A「そ~そ~。そいでも『あたしは暴力キラいです』ってツッパったり」
  男B「そのくせ、やたら戦闘能力高かったりするんスよ」
  男A「んで、ムショ帰りの姉さんメイドに背中で語られたりするわけだ」
  男B「そいで『極道』ならぬ『メイド道』に目覚めたりとかしちゃうんスよね」
  男A「わかってんじゃねえかおい。まあ飲め飲め」
  男B「飲むっス」
  女A「(ためいき)はあ~っ。ほんと、男の子ってこういう話好きよねえ」
  男B「好きっス。アニメ化して欲しいぐらいっス」
  男A「ん? ん~~……ひょっとして、これ、いけんじゃね? アニメ化」
  女A「はあっ?」
  男B「おおっ」
  男A「だって、男ってヤクザもん好きじゃん? メイドも好きじゃん? だったらいけんじゃん?」
  男B「マリアー~~ジュうっ!」
  女A「いやいやいやいや。そんなもん、誰が板買ってくれんですか」
  男A「舞台をアキバにして人気声優とか使ったら大丈夫だって」
  女A「いやいや、アキバって萌えの街なわけでしょ? ヤクザって似合わないじゃないですか」
  男A「うんにゃ。アキバが萌えに走ったのって、この二十年ぐらいだから」
  女A「マジで? 昭和の話とかではなく?」
  男A「そ。それまでは小汚い電気街でさ~。設定を1999年ぐらいにしたら、雰囲気とかバッチシだから」
  男B「そっちの方が、おっさんヲタが懐かしヨロコブんじゃないスか?」
  男A「だよな。つ~か、おっさんヲタの方がカネもってるもんな」
  女A「も~。またそうやって他人(ひと)のサイフ覗き込むようなマネを」
  男A「なに言ってんだ、マーケティングだよマーケティング」
  男B「そうっス。カネのあるトコロからかっぱぐのは正統なビジネスっス」
  女A「あ、かっぱぐ言った」
  男A「よっしゃあ、なんか燃えてきた。おいおまえ、企画書かけ」
  男B「書くっス」
  女A「マジですか~。やめましょうよ、通りませんって。また笑われるだけですよ」
  男A「だいじょうぶ。ウチの会社バカばっかだからゼッタイ通るって」
  男B「通るっス」
  男A「タイトルは『アキバ冥途戦争』。あ、メイドはカタカナじゃなくって漢字。極楽浄土の『冥途』な」
  男B「ぎゃはははは。サイコ-っス」
  女A「え~~……」


というような会話が実際にあったのかどうかはわかりませんが、
おそらくはそんなグダグダ話だったのが本当にアニメ化までされちゃったのが、
本作『アキバ冥途戦争』であります。

制作はみんな大好きP.A.WORKS。
お仕事アニメに飽きたのか疲れたのか新機軸を模索中で、
前作『パリピ孔明』同様、みごとな迷走っぷりです。

面白いかどうかは、本当に「人による」としか言いようがなく。
僕個人としては、こういう
  『アホなことを大真面目にやる』
という作風は大好きですし面白いとも思うのですが、
本当にパンしちゃったりしてるので苦手なひとは苦手かもです。
(というか、安倍元総理の事件の後でよくOAできたなあ、と)

基本的な構成は前フリ(長げ~よ)のように、
血で血を洗う抗争を繰り広げる1999年の秋葉メイドカフェ業界で、
そういう世界だとは知らずメイドに憧れて上京したヒロインが、
ガチやばい環境に巻き込まれつつ自分の道を模索していく感じです。
(まあ、広義のお仕事系アニメと言えなくもなく)

お話は、だいたいは1~2話完結式。
ただし、その都度状況が変わって物語がうまく転がっていくので、
惰性的なワンパタ感はありません。

物語の中心は主人公が勤務するさえないメイド喫茶で、
多店舗展開しているケダモノランドグル-プの最下層に位置する『とんとことん』。
対立するメイドカフェグル-プとの抗争だの合併だの、
15年前の抗争事件の仇討ちだのという泥臭い背景を抱えながら、
必死にあがいて生きていくメイドたちの群像劇的なアレになっております。

  ふんっ、メイド+ヤクザなんて、
  どうせ中途半端なスラップスティックコメディなんでしょ、
  なんて思ってたら大マチガイ。

       毎回、人、死にます。ガチで。

  大真面目にメイドさんが任侠・極道やってるわけですよ。

  もちろんコメディ的な演出も随所にあり、
  なんでこんな街をケーサツが放置するかなとかツッコミどころも満載。
  おバカな設定をこれでもかとシリアスにやりきる、
  徹頭徹尾ブラック・ジョ-クに特化した、
  ちょっと類を見ない感じの『おバカ殺伐エンターテインメント』なのであります。
  {netabare}
  「幸せになろうなとどはメイドの道に入ったときから考えておりません」
   なんて台詞がさらっと出てきちゃったりして、
   脚本家さんもノリノリで書いているのがまるわかりですしね。
{/netabare}
  役者さんや制作者が口々に本作を『お仕事アニメ』と呼んでますが、
  それもまたブラック・ジョ-クで言ってるわけで、
  そこがわかんないとまるっきり楽しめない一本なのではあるまいかと。


僕的なおすすめ度は、
完全に『人による』という前提でAランク。

そもそもブラック・ジョ-クというのは、
アニメに限らず、基本的にあまり日本人ウケしないテイストなんですよね。

感性というか国民性というか、
『くまみこ』だってボコボコに批判されちゃうし、
天下の北野武監督だって、
ヴェネツィアで金獅子とるまでは国内で見向きもされなかったわけで。
(『ソナチネ』とか、めっちゃ面白かったんですが)

  ですから、たとえばバーホーベンの『スターシップ・トゥルーパーズ』あたりを
    こんなおバカな話にこんなカネかけて、ほっんとバカだね~
  などと(好意的に)笑いながら見ていられる方なんかにオススメの一本かなと。


ただし、ホントに類を見ない作風なので、世界観をつかむまでは一苦労。
エラそうに書いてる僕にしたって一話を見たときは

  えっと……なんじゃこれ?

とか思っちゃいましたし(一話切りした方、けっこう多いのでは)。

頭の上に『?』マ-クを浮かべながら2~3話ぐらいまで視聴して、
そうかそういうことかと腑に落ちてからは、
なんとなく目が離せなくなって、
4話あたりで自信が確信にかわった次第であります。


そう思って見てみると、キャスティングからしてブラックジョークそのもの。

主役である和平なごみ(近藤玲奈)さんを囲む『とんとことん』のメンバーは、
・万年嵐子(ムショ帰りで35歳の新人メイド)
  →佐藤利奈さん『とある科学の超電磁砲』御坂美琴役
・ゆめち(店のエースメイドにしてバクチ打ち)
  →田中美海さん『ハナヤマタ』ハナ・N・フォンテーンスタンド役
・しぃぽん(銃火器の扱いが得意なガングロメイド)
  →黒沢ともよさん『響け!ユーフォニアム』黄前久美子役
と、極道とは真逆の出世作もってる役者さんばっかだし。
いやほんと、アクセラレータもまっつぁおのベクトル変換であります。

その他の役者さんも、ゲストキャラに至るまで豪華そのもの。

  クライマックス直前、10話まで生き残っていたキャラでいうと、
  高垣彩陽さんでしょ、それと皆川純子さん、小林ゆうさん、
  さらにはパンダの中身が平野綾さんだったってのに思わずびっくり。
   {netabare}
  で、準主役だった佐藤利奈さんも11話でぶっすり。
  皆川純子さんも最終話でパンされて、
  いやほんと、近藤さん、よく最後まで生き残ったもんだ。
{/netabare}
  それまでにあえなく死んじゃったキャラも豪華ケンラン。

  諏訪部順一さん、内山昂輝さん、
  喜多村英梨さん、石見舞菜香さん、竹達彩奈さん、小松未可子さん、
  生天目仁美さん、小倉唯さん……{netabare}
  高橋李依さんなんか「はい」「ありがとうございます」の台詞二つだけで、
  出てきて30秒でパンされちゃってるもんなあ。 {/netabare}

  まあ、役者さんというのは基本的に
  こういう『おバカを真面目にやる』という芝居が大好きなので、
  みんな大喜びで演ってると思いますが。


映像は、1999年秋葉原の『小汚い感』がしっかり出ていてよき。
作画や動きは……まあ、こんなものかしら。
あと『パリピ孔明』でコレジャナイ感が強かったモブキャラですが、
メイドカフェの客層の『たいしたことなさ』が見事に表現されています。
やっぱP.A.WORKSさんはパリピじゃなくてこっちですね。

  あと、殺されちゃたけど、内山昂輝さんの演じた取り立て屋、
  キャラデがとってもナイスです。
  いやほんと、当時ってこんなやつばっかだったんですって。


音楽はOP・EDとも、映像との合わせ技で出色の出来。

OPは世界観をばっちり表現できてますし、
ただ歩いてるだけなのにガラ悪さが伝わってくる最初のカットが秀逸。
作画はもうちょい頑張れ。

  EDは、わかる人にはわかる、爆笑必至のド演歌になっております。
  歌詞もよくできているし、
  なごみが銃弾ポトリと落とすカットは拍手喝采もの。
  そしてなんと言っても、
  これを唄っているのがレールガンこと佐藤利奈さんなのがサイコ-です。
   (佐藤さん、楽しかったろうなあ)

  最終話だけ歌唱が近藤玲奈さんに変わっているところも、
  本編のシュ-ルなエンディングと合わせ、
  いやあ、芸が細かい。
   (近藤さん、時系列に合わせて歌と最後の台詞、声かえてますしね)  


というわけで、僕的には大ヨロコビの本作なのですが、
賛同していただける方はけっこう少ないだろうなあと思っております。
何度も言うけれど、日本向けの作風じゃないんだもの。

  ガイジンさんなら手を叩いて喜びそうだけど、
  これ、海外番販売れるか?
  大手はまずムリだからやっぱネット頼みしかないような……。

だからまあ「なんで作った?」という声はいつまでも続きそうだけど、
こういうチャレンジ精神は大事です。
よくやった、P.A.WORKS。

あと、MX、KBS京都、サンテレビと、
こんなヤバいアニメを地上波が三局も流してくれてるのというのは、
ほとんど奇跡みたいなものではあるまいかと。

まあ、KBS京都は地上波で唯一、
あの『異種族レビュアーズ』を定時枠で完走した局ですしね。
なんでもアリっちゃアリなのかも知れません。

  そういえば『異種族レビュアーズ』も本作と同様、
  誰得なのか皆目わからず、
  作ったり演ったりしている人間が一番楽しそうなアニメでしたね。

  まあでも、
  制作も役者も最初から匙を投げているような作品が多い昨今、
  こういうアニメは希少であります。

  出版社だの声ブタだのが喜んでいるだけで、
  制作者や演者はこれっぽっちも楽しくない、面白いとも思わない、
  そういうアニメを日々『プロ』として粛々と作っているわけですから、
  たまにはこういうご褒美、
  キワキワの作品があってもいいんじゃないかと拙は思うわけです。

    はあ? なに言ってんの。こっちゃカネ出してんだよ。
    いいから原作どおり作りゃいいんだよ、
    たかがアニメに芸術家みたいなこと言ってんじゃねえよ。

  なんて真顔で言うやつら、ほんとにけっこういますしね。

  ここだけの話、

               誰かパンしちゃってくれないかしら。    

投稿 : 2025/01/11
♥ : 26

68.4 4 ヤクザアニメランキング4位
じゃりン子チエ(TVアニメ動画)

1981年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (78)
348人が棚に入れました
浪花の小学生・竹本チエは生活能力のない父テツ、別居中の母ヨシ江に代わり、稼業のホルモン焼き屋を営む。そんな鉄を見守るのは、チエが小鉄と名付けた、額に三日月キズのあるオス猫だ。だがその小鉄の元にある日、若き猫アントニオJrが現れた。Jrにとって小鉄は、今は亡き父の仇だったのだ。

声優・キャラクター
中山千夏、西川のりお、上方よしお、鮎川十糸子、伝法三平雄、永井一郎、太田淑子、山口朱美、三輪勝恵、入江雅則

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

煮っころがし

高畑勲監督、はるき悦巳原作。

昭和の大阪西成界隈にはテツがたくさんいた。
喧嘩と博打に明け暮れる声のでかいおっさんが。
怒るでぇしかし~!!
じつは甘党の愛すべきキャラなのです。

通天閣に隣接した居住区に友人がいて、
学生の頃、よく遊びに通ったものですが、
この辺りが観光地なんて冗談でも言えない(^^;
夜中、歩いていると男娼に声を掛けられ、
ビジネスホテルは当時1泊500円、
安すぎるため、逆に怖くて泊まれません。
罵詈雑言がカジュアルに飛び交う素敵な街、
不幸な伝説が毎日のように生まれていました。

実直な目線で庶民の生活を見つめ、
チエとテツの親子を取り巻く、
可笑しな人々の世話しない毎日を描く、
まるで煮っころがしのような世界名作劇場。

劇的なドラマはあれど安易な泣かせはしない。
素晴らしいリアルを持つ作品でしょう。

大阪の息吹が込められています。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 57
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

‐哀悼‐ 大阪の下町を舞台にした、人情話の名作を、名匠がアニメ化

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
「ちびまる子ちゃん」と「寅さん」(もしくは両津勘吉)を親子にして、この二人をコテコテの関西人にしたような作品。私は原作漫画が好きで、そこから興味を持ちました。

「じゃり」とは、「子供」を意味する俗語です。主人公の「チエ」は、バイタリティーに溢れる小学校5年生。全く働かないダメ親父の「テツ」に代わり、お好み焼き屋をきりもりしています。そんな「チエ」や「テツ」、母の「ヨシ江」、祖父母の「菊」と「おじぃ」、飼い猫の「小鉄」を中心に、大阪の下町の人情味溢れるキャラクター達の掛け合いが楽しく、心温まる作品です。正に、「吉本新喜劇」の世界観って感じです(笑)

監督は、あの「高畑勲」さん。流石は高畑勲さんだけあり、原作の空気感をよく生かし、なおかつ「格」も生み出している。声優さんも、永井一郎さんなど実力派の方や、芸人の西川のりおさんやタレント議員だった中山千夏さんなど、かなり個性豊か。でも、しっかり役にハマってるんですよね。この辺の上手さは、本当に宮崎駿さんにも見習ってほしかったですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
アニメの感想は、「総括」に結構書きましたので、そちらに。とにかく、大阪の下町を舞台にした日常系アニメとしては、原作、アニメ共に、間違いなく名作の部類に入ると思います。私は特に、「小鉄」をはじめとした、猫達のからみが好きでしたね。

さて、高畑勲監督です。先日、お亡くなりになったとの訃報を聞き、本作を思い出しました。

高畑勲監督は、どのアニメにしても、「アニメらしさ」を失わない範囲での「本当の意味での、人々の日常の営み」を、物凄く丁寧に描写される監督だったと思います。原作つきの作品も多くアニメ化されていますが、原作の理解度の高さと原作への愛、敬意を感じます。ただただ表面だけを切り取って「動く漫画(小説)」にするのではなく、原作者が伝えたいことをしっかり汲み取り、アニメならではの表現のなかで、しっかり再構成できる、稀有な才能をお持ちだったと思います。勿論、本作もそういう高畑勲監督らしさを随所に感じることができます。

武骨な見た目に反し、繊細で、知的で、こだわり(美学)が強くて。優しいのに、心の内側に燃えたぎるような「何か」がある人だと、勝手に思っていました。そういう意味で、私が大好きな作家、「梶井基次郎」と、印象がダブっている部分もあります。

高畑勲監督の代表作としては、「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョとなりの山田くん」「かぐや姫の物語」などが知られています。勿論、全て視聴済みです。しかし、今回気づかされたのは、いずれにもレビューを書けていなかったということです(別に意図的に避けていたわけではないのですが)。

高畑勲監督の作品に、私は、良くも悪くも敷居の高さを感じます。「昔観た記憶でぼんやりとレビューを書いたり」「雑談でちゃかしたり」できない、しちゃいけない作品ばかりなんですよね。

一見、平易で、でもその背景には、莫大なメッセージが隠れていて。哲学的というか、文学的というか、高尚なんですよね。戦争体験も大きいと思いました。

どうせレビュー書くなら、もう一度しっかりと視聴して、ちゃんとレビューを書きたい。そう思わせてくれる、尊い作品ばかり。だから今回は、原作が好きで何度も読み返している、本作のレビューを書かせてもらいました。

「かぐや姫の物語」を、映画館で観た時の感動は、今でも忘れられません(また映画館でやらないかなぁ、、、)。私たち世代の多くは、「火垂るの墓」で、初めて戦争に触れ、2度とあの悲劇を繰り返してはいけないと痛感しました。本当に素敵で、いつまでも色褪せない作品をたくさん遺して下さいました。ありがとうございました。

御冥福をお祈り申し上げます。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 21

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

高畑勲監督の最高傑作。ヒラメちゃんは最高の萌えキャラ。

いまになって高畑さん作品を見てみると、後輩だった宮崎さんとは大きな対比を為している。


本作を始めとした高畑さん作品は、まさに日常系の先駆けであり、本作の2期を戦時下日常アニメというべき「この世界の片隅に」の片渕さんがやってるのも偶然とはいえ興味深い。



本作の現代日常系と違う点は、とにかく汚いところだろう。西部劇に対するマカロニウェスタンぐらい汚い。


汚いが、それは地に足がついているからであり、そこにキャラたちがみんなしっかり生きているから汚くて不細工でも、いやだからこそ愛嬌があって媚びない可愛さがたまらない。


血統書付の室内で飼われた子猫に対する、ふてぶてしいが憎めない野良猫の愛嬌に例えられる。正に作中の小鉄が作品を象徴しているようだ。


チエにしろ、ヒラメちゃんにしろ古~いシンプルすぎな絵柄だが、回を追うごとに彼等がドンドン愛おしくなる。


そして、テツをはじめとするオッサン連中も、しゃあ~ない人達やなぁ~と呆れながらもその駄目人間っぷりに温かい気持ちにすらなっていくのです。


話数がたっぷりあってダラダラ見るのにも最適だし、時にじ~んと胸に迫る回もあり、高畑さんは映画よりTVアニメの方が実は向いてるかも。押井さんや湯浅さんもそうだが、作家性が強すぎる人は良い原作と組ませた時のがバランスがとれるのかも。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20

58.2 5 ヤクザアニメランキング5位
お嬢と番犬くん(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (58)
172人が棚に入れました
三代目瀬名垣組組長の孫娘、瀬名垣一咲(15)。 高校ではフツーに友達を作ってフツーに恋がしたい! 地元から離れた高校へ入学したけど、過保護な若頭・宇藤啓弥(26)が年齢詐称して一咲の高校に裏口入学!? 「恋愛なんて一咲さんには早すぎます」と訴え、男を近づけない気満々の啓弥。 だけど、実は一咲はずっと前から啓弥に片想いしていてー!?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

一咲ちゃんは青春したい

原作はオススメです!
設定とか展開はメチャクチャでツッコミどころ満載だけど、ケイヤと一咲ちゃんの関係が尊すぎて、そんな細かいことどうでもよくなってくる

原作すごく好きなので期待していたのですけど
あー最悪、作画が終わってますね・・・
話も声優の演技も主題歌も最高なのに、顔が歪むだけで全部台無し・・・

本来は、ヤクザの孫らしからぬ純情乙女な一咲ちゃんのかわいさと、ケイヤの朴念仁のくせに一咲ちゃんのことになると必死になってぐいぐい来る押しの強さと、時折見せる息をのむようなカッコ良さにキュン死するアニメのはずが、どうしてこうなった?

一咲ちゃんの顔が顔芸になって、ケイヤに説教する友人ズの顔が福笑いになり、極めつけはケイヤの顔が仏像!!
笑わせに来てるのでしょうか?

作り直してください・・・

【シナリオについて】
ヤクザの設定は少女漫画によくあるゆるい感じのやくざ?ごっこで、笑えるくらい適当、現実のヤクザはこんなゆるいわけないので勘違いしてはいけません
※町内にヤクザ住んでてそちらも庶民の家に比べたら豪邸だけど、出入りする人達も家の雰囲気もだいぶ違うなあ・・・

でもこれはヤクザアニメじゃなくて女子向けのラブコメなので・・・
ふつうの女子はガチなヤクザの話に興味なんてないしリアルなヤクザの設定出されても怖いだけなので適当でいいと思います

ラブコメだけ見ればケイヤのズレた感覚にふりまわされる一咲ちゃんが可愛くてとてもいいです!
作画さえ良ければいいラブコメなんだけど、作画だけで台無し

投稿 : 2025/01/11
♥ : 15

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

これは酷い…。超危険な恋愛環境!命がいくつあっても足りねぇ〜。

 最終話(13話)観ました。2023.12.31

 最終話も絶讃作画崩壊中であります!お嬢はなんとか保ってますが、啓弥さんはイキナリ80年代風の顔になったりします。

 ストップひばり君か?バンクシステムがバグってセル画が混じってしまったのか!?

 冗談はさておき、なんだかんだでお嬢と啓弥はカップル成立です。

 ヤクザで凶暴だけど、お嬢の言うことはちゃんと聞く、性的同意は取る、お嬢の嫌がることはしないと、啓弥さんは中々良い男です。淫行常習者のロリコン野郎だという点を除けば…。

 ヤクザの女になっても凄まじいDVで死ぬよ?とか、全身入れ墨男なんて、不潔な彫師が不潔な道具で不潔な環境で彫ってるので肝炎に感染している上にMRI撮影出来ないので、つまらん死に方するよ?とか、暴対法で先が無いよ?とかの心配は御無用!

 どうせ少女漫画の妄想なので大丈夫です。戦争行きたい訳では無いけどガンダム好きの男の子と同じよ〜。

 まぁ、お話は酷いので、大人が観るもんではありませんでした。ヤレヤレ…。
……………………………………………………………………… 

 10話まで観ました。2023.12.05

 作画が明らかにヤバいです。キャラが話していてるのに、口が動きません。

 少女漫画のためか、結構キャラがモノローグで心情を語るので、キャラの口が動かないと、心情の吐露なのか台詞なのか区別がつきません。違和感を感じます。

 お話も携帯小説みたいで、お嬢のクラスメートのヤクザ息子の幹男がお嬢を輪姦しようとしたり、啓弥が学校に銃を持ってきたり北斗の拳っぽいです。

 少女達も血に飢えているのかなぁ…。ビバ!暴力!信頼のおけないDV男を好きになるなんて、お嬢の人生は大変そうだし、巻き添えを食うのが将来産まれて来るんですよね…。

 これが少女の業なんでしょうかねぇ…。親ガチャ失敗!
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.10.29

 本作の主人公の恋愛対象がヤクザなのは、強くて悪い男に対する憧れと、自分を守ってくれる王子様願望を満たすための小道具でしかないと思っていたら…。

 お嬢、ガチで抗争に巻き込まれます。しかも、ライバル組の講談組組員は、拳銃持って襲ってきたり、白昼お嬢を誘拐しようとしたり、かなり武闘派です。

 狙いは啓弥さんですが、当然、高校に通っているので、高校もお嬢もターゲットです。懲役覚悟の戦闘員が襲って来るなんて、マジで怖いです。

 啓弥さんが捕まえた講談組の組員達はどうなったのかな?ドラム缶に詰められて海洋投棄?

 下手すれば対抗組織と全面戦争なのに、お嬢、全然危機感ありません。頭が悪いのかな?

 しかも、死んでもおかしくないカーチェイスしても平気なのは、肝が座っているというか、人間の思考をしてないというか…。肉体も丈夫過ぎです。不死身の杉元もびっくりです。出る漫画間違えてね?

 タレ目で目をウルウルさせる異界の化け物が人間のフリをしているとしか思えません。

 しかも、啓弥のために死にそうになった上に、全面戦争になったら自分もターゲットなのに、全く他人事です。お前も組の一員だろ?なんで安全地帯に居られると思ってるの?

 これ、啓弥より、お嬢の方がヤバいやつなのでは?Bパートで啓弥とイチャイチャして喜んでいますが、ナチュラルサイコパスにしか見えません。

 死んだヤクザの死体を繋げたら誕生したとしか思えないほど浮世離れした存在のお嬢…。世の中の少女達はこいつに感情移入出来るのか?若さだなぁー。

 漫画ゴラク連載漫画をアニメ化したような本作、どの位酷いことになるのか、目が離せません。超オススメです。誰か巻き添えになってよ…。トホホ…。
………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2023.10.18

 啓弥さん、中々良い男です。目つきが気持ち悪いですが、夜の街を仕切る女衒っぽさと、凶暴性、お弁当を作ってくる家事能力の高さを兼ね揃えています。

 身体能力も高く、気も利きます。女を手玉にとってきたけどお嬢は特別アピールも上手いです。

 男性に都合の良いヒロインが嘘くさい様に、女性に都合の良いイケメンです。惚れてまうやろ〜!

 お嬢は啓弥がヤクザだから恋に落ちれな〜い的に振る舞っていますが、意味不明です。お嬢、お前も所詮反社の一味じゃん!

 オジイも啓弥とお嬢をくっつけたいんじゃないのかな?次回、二人がくっついて終了でも話が成立しそうです。

………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2023.10.11

 啓弥さん…、めっちゃ怖いんですが…。これ本当に少女に人気あるの?ノリは静かなるドンとかの、漫画ゴラクなんですが…。何かの間違い?

 お嬢にセクハラしてきたチャラ男が可哀想です。学校居られんレベルの暴力が炸裂します。

 啓弥もお嬢を狙ってるのかな?ヤクザなので淫行も平気そうです。組長の孫だし、組の若いのと政略結婚する以外無いんじゃね?

 全然番犬じゃ無い、むしろ狂犬の啓弥さんから目が離せません!コイツ、絶対に腹に一物あるだろ…。

………………………………………………………………………

 1話観ました。2023.10.03

 少女漫画は、ちょい悪で強い男というと、今だにヤクザなんですねぇ。

 散々今までヤクザを利用しておいて、政治家も芸能界もヤクザ排除に奔走する昨今、出版業界は体質が古い感じです。

 作画は良いし、丁寧に作っているのですが、ヤクザが活躍する話かぁ〜。主人公、組の若いのを入学させたのが学校にバレたら退学だけでは済まないんですが、大丈夫なんでしょうか?

 暴対法舐めんなって感じです。実際のヤクザの生態は良く知りませんが、私がガキの頃に近所の都営にいた生保の基地外オヤジがヤクザの成れの果てだったなぁと懐かしく思います。

 今も生きているのかな?どちらにしても美化するほどの存在ではありません。あまり教育には良くないアニメの様な気がします。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 7

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ガードドックできてない 55点

同じような作品はありますが、レベルが低くて赤点ですね。

不思議とこの手の組は有力団体的に描かれていて、自宅の門構えは和風の豪邸、門番もいなければ防犯カメラも設置されていない。
若い組員ばかりでどのようなシノギをしているかは謎ではあるが、過去エピではカチコミや他組織と抗争がある描写。
しかし、日常は平和そのもの。

今回は組長の娘。
あきらかに一般市民で無い登下校の送り迎え。
周囲が全く気づかない不自然な流れは違和感を感じ得ないです。
とりあえず、ボディガードとしては赤点でしょ。
失態継ぐ失態。
指が何本あっても足りない程度にはやらかしているのではないかと思いますが、お咎め無し。

ラブコメとしては笑うところも無く、お姫様が悪人から救われたい的なお花畑な思考であれば、ツボなのかと。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 1
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