ミステリーで実写なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのミステリーで実写な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月19日の時点で一番のミステリーで実写なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.0 1 ミステリーで実写なアニメランキング1位
RINGING FATE(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (25)
85人が棚に入れました
心に強い執着を持つ人は、死の間際に、生と死の狭間にある崆くうという世界へ導かれる。 その世界では、メカを操縦して戦う”運命のリング”と呼ばれるものがあり、優勝者には生き返るチャンスが与えられる。 無邪気な少女・要かなめは崆に落ちるが、そこで偶然に最凶のヘルメット・サブローと出会い、二人で手を組み”運命のリング”で生き残る道を探り始める。過去きおくがなきゃ、今までの人生の意味がない。私は未来を取り戻すために闘うー

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ネクスト・ジェネレーション

bilibiliで9300万再生、評価9.7/10のモンスターアニメ襲来
サイバーポップな正統派全年齢バディロボットSFアニメ

あぶねえ、ただのロリコンアニメかと思ったぜ

日本では絶滅した王道ロボットバトル。設定は死後の世界からバトルで優勝して生還を目指すと至ってシンプル。用語や画面に中国っぽさが残るのはやや残念。全年齢なのでもちろんリョナ描写はないしメロドラマでもありません。

05
おおそうきますか

生還を諦めないカナメとクウで満足しようとするエデン。というよくある二項対立にしないのもいいですねー。生前でなくクウでの追憶に囚われたアヤコ。三者三様の生き様が交差する人間ドラマをこんなかたちで表現するとは。アニメの文法があまりに違いすぎる。

しかし生に執着があるからこそクウにいるわけで。それをわざわざセリフで復習してることから、エデンにもアヤコにもクウにいる明確な理由があるはず。そしてそれを覆すほどの思い出がアヤコを縛る。アヤコが全てを思い出したとき、はたして彼女の選択は…。

エデンのようなおちゃらけキャラには壮絶な過去があるのがお約束。到着時にエデンのカンが普通より極めて少なかったということから、ほぼ全ての記憶を失うほどに凄惨な人生だったことを匂わせる。

愛によって進もうとするエデンと、愛に縛られ動けないアヤコ。みんなだいすき美しき対比ィ。明るい画面のくせに壮絶な設定なのだが、顔面アップでギャン泣きさせて感情を揺さぶるッな安いメロドラマをやらないのですこぶる見やすい。

王道市場は中国韓国に任せた。ジャパンにはメダリストがあるのでロリコン市場は安泰。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

中国のアニメにしてはなかなか悪くないと思いました

固有名詞がわかりにくいと思ったら中国アニメでしたね。
でも、作画等のクオリティが申し分なくて一瞬わかりませんでした。

内容もなかなか良かったです。
何もわからないヒロインを助けてくれた男。
ここからボーイミーツガールなのかと思いきや、右も左もわからないヒロインを騙して罠にかけただけだったと。

説明不足でわけわからんなぁ、とか不満に思っていたのですが、ここはなるほどと思いました。
意図して説明不足な状態で罠にかけたのですね。

メカがわからなかったのも技術が遅れている場所だからと、ちゃんと説明もついています。

死後の世界で、勝ち抜けば生き返られる、ということですね。
時間は経たないということでしょうか。
普通に時間が経ったら埋葬されてしまうでしょうから。

ということでちゃんと納得感があり、決して悪くないと思いました。

でも、見るかというと…。
微妙。
見たい、というほどは気に入りませんでした。ヒロインが応援したいというほどは気に入らなかった。
このヒロインが勝っても負けても、そんなに心が動かないということです。

良いアニメは25分できっちりヒロインを好きにさせてくれるのですよ。
それが無かったので、まだまだ悪くないのレベルからは抜けていないかなぁと思いました。

まあ… 諦めるかな。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2

ひっく さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ポテンシャル

死後の人間が集まる世界で、現世に強い未練を持った者たちがロボット格闘技に勝ち抜いて自身の生き返りを目指す話。自身の記憶をベットして試合を行い、勝てばベットした分だけ記憶を取り戻し、負ければベットした分だけ記憶を失う。

生前の記憶の無い状態でこの世界に来た主人公の女の子とロボット化する謎の鉄仮面が、お互いの素性を知らぬままにタッグ組んで少しずつ関係性を深めていくバディもの。それと同時に、主人公が謎の熊に弟子入りして特訓をし、強くなるために鍛えていくスポ根の側面、自身の失われた生前の記憶と鉄仮面の過去や本当の目的を紐解いていくミステリーの側面が組み合わさりながら話が進んでいく。

まだ序盤視聴中でこの先どう転ぶかまったく分からないけれど、表現の節々からポテンシャルを感じるというか、既存の発想の枠からはみ出た所へ連れていってくれそうな、ただごとじゃない直感を受け取ったので密かに期待している作品。とりあえずバトルの作画がめちゃめちゃタイトでかっこいい。全体的にややコミカルなタッチで進む中、唐突に挟み込まれる実写パートから正体不明のシリアスさが感じられ、まだ明かされていない引き出しがあることを予感させられる。

現時点でほとんど注目されてない中国のアニメだけど、僕みたいなロボットアニメ門外漢の心を揺さぶってくる何かがあったので共有されたい。


3話時点追記
もはやアニメの枠を超えているけれど、本当に心を締め付けられた。たぶん名作になります。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2

70.3 2 ミステリーで実写なアニメランキング2位
名探偵コナン 世紀末の魔術師(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.7 (299)
2091人が棚に入れました
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、コナン達はエッグが展示されている大阪へと向かう。依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンらだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考え込むが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、小五郎にも何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロシアより愛をこめて A

名探偵コナンに持っているイメージって何でしょうか。身の回りで次々に起こる殺人事件、阿笠博士が作った非現実的な便利な道具の数々、コナンが例え高校生のままであったとしてもとても無理であろう推理力、などなど、ご都合主義がてんこ盛りのゴールデン向けアニメ、と。とにかく悪いイメージだけを抽出するとそんなところでしょうか。映画にはこれに爆破などの妙に劇的な展開が加わります。

さて、ネガティブなことばかり並べ立ててきましたが、批判したいのかというとそうではありません。コナンの映画を余り見ていない私が言うのは何なのですが、ハリウッド級の映画を作ることが難しい日本において、エンターテインメントとしての存在価値があるのではないかと思うのです。

ストーリー云々はあらすじをご参照願うこととして、物語は怪盗対名探偵というイントロダクションから意外な方向へ展開していきます。それは、国を越え、時代を越えた壮大なロマンです。コナンの見所はいろいろあるとは思うのですが(勿論あの決め台詞とか)、最後に私がこの作品の中に見出したものは「愛」でした。ストーリーが最後にこの一点へと集約されたのを見届けたとき、この種の作品で得られる爽快感よりはむしろ感動がこみ上げてきました。

この映画では、冒頭に主要人物の解説が入りますので、コナンをよく知らない人にとっても入り易いようになっています。実際に見てみれば分かるのですが、上述したとおりコナンの約束事が多数ちりばめられていますので、それらにゲンナリするような人であれば、無理にお勧めはしません。ただ、それをさて置いてでも見る価値がある作品ではないかと思っています。

この作品は史実を元にしたフィクションであり、後日、その創作部分に矛盾が生じる発見があったようです。それでもなお、この作品の存在価値は損なわれないと思います。それほど良く描かれた物語です。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 20
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キッドが出てきます。

元々、怪盗キッドは「まじっく快斗」という作品の主人公で、
名探偵コナンにだんだんと登場するようになった。
本作は、そんな怪盗キッドが初めて登場する劇場版である。
また、コナンの劇場版で初めて航海をした作品で、舞台が大阪・豪華客船・古城と変化し、それぞれ緊張感のある演出で物語は進行する。
前述の怪盗キッドの他、服部平次、遠山和葉、灰原哀などが初登場する。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、江戸川コナン一行はエッグが展示されている大阪へと向かことになった。

依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンたちだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考えるが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、毛利小五郎の推理で何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。

一方のコナンたちは服部平次、遠山和葉と合流。平次と共に大阪の街を歩きながら予告状の暗号を解くコナンだが、それが完全に分かったのは犯行時刻ギリギリ。結局エッグは眠らされた中森警部らから怪盗キッドに奪取されてしまい、キッドはハンググライダーで空に飛び立って逃げようとする。それをバイクで追うコナンと平次だが、肝心の運転手である平次は交通事故を起こし動くことすらできなくなる。コナンは阿笠博士の発明品のスケートボードでキッドを追うが、速度の違いもあり逃がしてしまうことは避けられない状況だった。しかし、逃亡中のキッドは追跡していたコナンの目の前で何者かにモノクル越しに右目を拳銃で狙撃され海に墜落。エッグを取り返すことには成功したもののキッドの安否、そしてその犯人は警察による大規模捜査でも確認できない状態だった。

ひとまずエッグを安全な場所へ運ぶことになり、コナン一行、そしてエッグは神奈川へ向かうため豪華客船で移動する。だがその船内では、自室を荒らされ右目から頭を貫かれた寒川竜の銃殺体が西野真人により発見された。すぐさま東京からヘリで警察が到着し、寒川の遺留品から貴重な芸術品が紛失していること、そしてそれが西野の部屋から発見されたことが判明。それに西野自身が第一発見者であることを踏まえると彼が犯人であると疑わせる状況は十分だった。だが荒らされた部屋には布団から出た羽毛が散乱し、西野が重度の羽毛アレルギーであることから、彼は犯人として考えにくい状況に。

そんな中、キッドと寒川の共通点である"右目の狙撃"をキーポイントにコナンは阿笠に電話を掛け、過去にそれを連続して行っているような人物がいないかどうか調べてもらう。阿笠が調査した結果、ICPOのWEBサイトで指名手配中の重罪犯を調べてみたところ、ある一人の人物がそのまま該当したらしい。その人物とは、右目を拳銃で狙撃し殺害するロマノフ王朝の財宝を狙い続ける国際指名手配犯、スコーピオンだという。
{/netabare}


本作は全2作に比較して新たな登場人物が多い作品だった。
残念なのは、服部や少年探偵団の活躍がいまひとつだったこと。
もう少し上手い展開が出来たのではないだろうか。
しかし、近年のゲストキャラが氾濫し、コナン無双で、ストーリーは薄っぺらでトリックも陳腐な作品群とは
比べ物にならない面白さである。何度でも見れる作品だ。
特筆すべきは{netabare}最後のスコーピオンとの対峙だろう。
あの蝶ネクタイ型変声器の使い方は面白かった。
ロシアをネタにしただけあって妙に不気味さが出て、
歴史に精通した人はより楽しめただろう。ルパン三世のテレビシリーズを彷彿させた。
{/netabare}

B'Zの歌う主題歌も本作の魅力のひとつだろう。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 10
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コナン映画の最高傑作?

~ストーリー~
省略。

~感想等~
コナンの劇場版第三作目です!

このあたりから作画・画質が許せる範囲になってきたとおもいます。

怪盗キッドや灰原、平次なども劇場版で初登場します。

この作品は良かった点が多かったので、先に悪かったところから・・・

灰原と平次ですが、登場するだけで特に物語りに関わってきません!

個人的には灰原にはコナンとともに犯人を追い詰めてほしかったです。

あと、怪盗キッドですが今回は大したことしなかったのでちょっとものたりなかったです。

まぁ、ラストはかっこよく消えてったので許しましょう。

少しものたりなかったのは上記のみで、後は本当にコナンらしいすばらしいストーリー展開だったと思います。

また、コナンの正体が蘭にバレそうになったりしている話が入っていたのも良かったです。

中盤から終盤にかけての暗号や様々な仕掛けがとてもおもしろかったです。

コナンが犯人を追い詰めたときの対峙シーンでの台詞がかっこよくてしびれましたね。

今のところ個人的にはコナン映画で一番おもしろい作品だと思います。

昔、楽しかった記憶のある「天国へのカウントダウン」を再視聴してないので、まだ一番とは言い切れませんが・・・

トリック、ストーリー展開や犯人の描写など、「これぞコナンの映画!」って感じがしました。

以下は観終わった方
{netabare}
まさか、キッドが白鳥さんに変装してるとは気づきませんでした!

あと、犯人との対峙シーンで犯人が拳銃で目をねらうことを気づいていてそれでメガネを交換していたのに驚かされましたね。

犯人に対しての決め台詞がとても良かったです。

「江戸川コナン。探偵さ!」

今回のこの台詞にはしびれました。

引き続き視聴がんばります。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/15
♥ : 6

65.1 3 ミステリーで実写なアニメランキング3位
結婚するって、本当ですか(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (87)
240人が棚に入れました
首都圏の旅行代理店、JTCの企画部に勤める拓也と莉香は、共に人付き合いが苦手で目立たないが、充実した一人生活を送っていた。ところが、アラスカ支店開設により1年後に独身者が優先で海外派遣されることになり、困った莉香は拓也にとある計画を持ちかけて……。ほとんどしゃべったこともない2人が、たったの365日後に結婚することに!?
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

折角「結婚」というお題目を掲げたのならそこにもっと切り込めよと!

【レビューNo.160】(初回登録:2024/12/25)
コミック原作の2024年作品。全12話。


(ストーリー)
主人公の大原拓也と本城寺莉香は、日本のとある旅行代理店の同僚。
人付き合いが苦手な2人は、それぞれ自分たちのペースで独身生活を満喫中。
ところがこの度アラスカ支店が開設、それに伴い独身者が海外に優先して派遣
されることになってしまう。
大原と本城寺はこの事態を回避すべく、嘘の結婚話をでっち上げることにする。
地味な2人の結婚話など誰も気にも留めないだろうと高を括っていたが、2人の
予想に反して周囲は盛り上がってしまい・・・


(評 価)
・結婚について真摯に向き合った展開を期待してたが・・・
 原作者若木民喜先生は『神のみぞ知るセカイ』を手掛けており
 ・そんな若木先生が”結婚ラブコメ”をどう描いていくのか
 というところに興味がありましたし
 ・始まりはアレだが、
  「よく知らなかったお互いを知ることで、新たな恋が芽生える」
  という着眼点は悪くない
 ・現在の若者の結婚事情といったところにも踏み込んでくれるのか?
 といった期待もあったんですよね。

 例えば
 ・10話位までいろいろなハプニングを乗り越えながら愛を育みプロポーズ
 ・残り2,3話で現在の若者の結婚事情やいざ結婚となった際のお互いのズレ
  やすれ違い、それでも結婚を選択する意味etc
 結婚について真摯に向き合った展開とか。

 ところが蓋を開けてみれば
 ・偽装婚約がバレないようにとか実家への事情説明等ドタバタ劇はまあアリ
  かなというところだが
 ・とにかく2人の関係が進まない!
  {netabare}・7話で大原が告白するも互いにパニクって関係性が定まらずグダグダ
  ・10話でキスまでしたのにまだ決め手にならずグダグダ{/netabare}
 ・そして最終話で
  {netabare}・アラスカ行きは後輩に決まりそうという噂が流れ
   → 「自分たちの責任だ!」と嘘を暴露
      (これも何を今更って感じだが)
  ・これで2人の協力関係は解消だ・・・やっぱりプロポーズします!
   何や!?この雑な締めくくりは!!{/netabare}
 結局結婚どうこうより、不器用な2人がひたすら恋愛の入り口でウロウロして
 るのを見せられ、最後に帳尻だけ合わすという何とも残念な作品だったなっと。

 このじれったいラブコメに独自の面白さがあればまだ救いもありますが、そこ
 も期待外れで「アレ!?若木先生劣化しちゃった?」って感じですし。
 穿った見方をすれば
 「原作者の技量のなさを『2人は不器用だから』という隠れ蓑で誤魔化した」
 という臭いもするんですよね。 
 (テンパった2人に何か頓珍漢なことさせとけば面白いやろwみたいな)


・他のキャラもイマイチで思い付きでエピソードを創ってる印象
 本作は2人のやりとりがメインになりますが、その他もイマイチでしたかね。
 例えば登場人物として
 {netabare}・実家に帰ったとき幼馴染の海山ナオが登場、しかも彼女も上京してくる!
  三角関係に発展か!?
  → 全くの肩透かし
 ・本城寺さんのバリキャリママが登場!
  → これもその場限り{/netabare}
 まあアニメ化による制約の影響もあるんでしょうが、エピソードを創るために
 「新キャラ出しては使い捨て」みたいな感じが拭えないんですよね。

 またサブキャラ回として
 {netabare}・先輩社員が突然妻から離婚を宣告されてしまう
  → 何故か”ゴリラ化”して暴走
    イヤイヤこのコメディ、作品から浮いちゃってるでしょ( ノД`)
 ・後輩がマッチングアプリで知り合った彼女にプロポーズ
  → 実は彼女はシングルマザーだった!(自分には覚悟が足りなかった)
    これも単体でみればいい話でしたが、全体像でみると・・・{/netabare}
 メインの2人は結婚どころか「恋愛初心者」でグダグダやってるのに、他方で
 結婚どうこうの話を突っ込まれても、何だかなあっと。
 全体像が練られていないというか、思い付きでエピソード創ってるような印象
 を受けましたね。


『神のみぞ知るセカイ』は面白かったですが、若木先生これはちょっといただ
けませんわ。
コメディにキレがなく、いろいろと中途半端で唐突感も拭えないし。
「若者の結婚離れ」(安易にそう決めつけるのは間違いという指摘もあるが)
というタイムリーさもあり、ここら辺を深堀りしたら違った面白さもあったと
思うのですが、そこにはほとんど触れずでしたし。
折角「結婚」というお題目を掲げたのならそこにもっと切り込めよと!
なんか「結婚」というワードだけが独り歩きしてた感じですね。

本城寺さんのキャラ造形は微笑ましかったので、個人的には本城寺さん目当て
で視聴してたって感じですね。
大原君は・・・ドンマイw

投稿 : 2025/03/15
♥ : 15
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

相互理解が進む前に結婚する話が見たかった。既成概念にとらわれすぎ。

 まず訂正です。すみません、2クール目があると何かを見て思い込んでいましたが、ありませんでした。それならそれで1クールで評価しますが、正直8話以降流し見です。それで最終回を見たんですけど、結局なんのヒネリもなかったです。

 もちろん、結婚までの葛藤を描くというのもドラマなんでしょうけど結末が分かっているのでドキドキがなかったです。これで結婚をあきらめる選択なら面白いなあという気もしましたが、まあ、それはあり得ないでしょう。

 私は、結婚してからが見たかった。嘘の結婚というのもそれほど珍しい展開ではないですが、この作品の冒頭から言ってそれが主題であるはずだという勝手な思い込みをしていました。
 本作がたどった展開が正直一番つまらないです。好きでもないしよく知らない人間と結婚するとどうなるの?がいいのに相互理解が進んでしまい、たまたまその相手が琴線に触れたというご都合主義展開です。既成概念の恋愛結婚に至るプロセスをちょっとひねっただけです。

 本作の展開だと結婚後の生活も紆余曲折はあるでしょうけど、まあ、それは恋愛結婚と変わりません。あるいはお互いを尊重して新しい結婚生活の形でもいいですけど、いずれにせよこの1クール分はスタートラインに立つまでの話です。

 結婚までのプロセスを描くにしても、お互いが不理解でむしろ嫌っているし、上手くいきそうにないけど、結婚せざるを得ないような拘束されていくような感じなら、また別の結婚とは何かを描けたかもしれません。本作は私が考えていた中で一番平凡な展開でした。こんな話ならテンプレ脚本の実写ドラマで十分です。


 ということで、最後まで一応…本当に一応見たので評価しますが、ストーリー、キャラは低評価を付けざるを得ません。




1話 アニメ向きの作品か?という疑問。情報量が確保できるのか?

{netabare} 「神のみぞ知る世界」の若木民喜氏の原作ですね。ファンタジーがあるのかと思ったら現状では現実世界のようです。話自体は偽装結婚ものとして初回は悪くなかったです。学園ものから大人のドラマに作家の成長に合わせてに進化するのは良いと思います。「16bit」はどうかと思いますが。

 ただ、です。最近思うのですが、SF、ファンタジー、アクション、スポーツ、ミリタリー、萌え美少女動物園…現実では描けないものを描くからこそのアニメの意味だと思うのですが、恋愛ものをアニメでやる意味ですよね。

 もちろん日本の俳優・タレント制度は広告代理店のキャスティングで最悪なので、演技力を気にせず自由に描けるアニメの意味はあるとは思いますが、こういうコンテンツを実写で面白く作れないかなという気もします。

 キャラ=記号表現だからこそ、特定の俳優にイメージを引っ張られないメリットはもちろんありますけどね。感情移入もしやすいし。
 ですので、マンガであるのは良いと思います。自分の作りたい物語を絵で表現するというのは、1人の突出した才能が前面に出てくるので日本のマンガの面白さの要因でしょう。

 ですが、アニメの映像表現にしたときに、やっぱり情報量の少なさが気になります。というのは、絵というのは実写に比べて、表情や手の動き、身体の動き、背景、空気感、陰影。そういう見るべきものがどうしても記号になります。異化効果やモンタージュ効果も実写に比べれば弱いです。だからエフェクトを多用するしかのいのでしょう。
(実際にアニメは結構な低画質でも楽しめますが、実写は低画質だとみられたものではありません。要するに情報量が段違いなのです。その差は大きいです)

 恋愛アニメはそれ故にどうしてもゆっくり「間」などで心情を描こうとするとかったるい作品になります。マンガはここも個々人のスピード調整でなんとでもできますからね。

 記号的故に、自分の経験や妄想に合わせて感情移入あるいは没入しやすいという意見もあるかもしれませんが、私はもし恋愛ドラマだけなら、少なくとも視線や口元、手の演技、キャラの何を見せたいかという意思と意図、背景美術のレベルが相当高くないと無理です。

 先ほど挙げたようなアニメ向きのジャンルはこの情報量の少なさを埋められ、面白さにつながるジャンルです。純粋なラブストーリーを描こうとしたときにアニメが向くかどうかですね。
 本作は猫の動きなどで動きを出していますけど効果的だったでしょうか。「氷菓」の始めの方のファンタジー表現などはそういうところだと思います。「小市民」の心情演出も同じような理由があるかもしれません。そう、アニメで現実描写だと間延び問題が発生するということです。

 メチャメチャ良い作画・背景美術でそれだけでも楽しめる作品なら成立するでしょうけど、TVシリーズのアニメですからね。この点は「負けイン」は作画と演出(ギャグ)で乗り切ったような気がします。「ロシデレ」は…まあ、いいでしょう。ラブコメのコメやエロが2次元コンテンツに置いて重要なのは、この情報量(刺激量と言ってもいい)です。
 あるいは考察できる材料があればそれも刺激ですね。そういう仕掛けがあるかどうか。

 更に、予感としては初期設定が良い作品の連載ものは、目標・目的がしっかりないと右肩下がりになることが多いようで、この作品は映画の長さまでかな、という気がしなくはないです。1回目は状況の説明と展開で面白く見られましたが、この先どうでしょうね。

 ですので、印象としては「実写・映画」でやるべき作品を「アニメ・1クール」で作ることがどうでるか、です。{/netabare}


2話 家とか儀式とか結婚したい願望とか、結構いろいろありますね。

{netabare}「一人でいるのは楽」ことと結婚をどう折り合いをつけて行くのか、ですよね。一方で結婚は「家と家」の結びつきという考え方は古いのだろうか。結納や披露宴と言った儀式って意味がないのか。

 そもそも結婚って、恋愛しないとしてはいけないのか。どうなんでしょうね。疑似結婚、契約結婚ものはなし崩し的恋愛のことが多いですが、この「結婚って何?」まで行き着けるなら、面白いテーマだと思います。

 会社の同僚の「どうすれば結婚できるの?」という切実な悩みと2人の対比ですよね。人間本当に1人でいいのか、1人に耐えられるのかという問題にもつながるでしょうね。

 地図を見て仕事のストレスを解消する趣味ですけど、65歳で引退した後にどうするんでしょうね?旅行に行くんでしょうか。では身体が動かなくなったら?目が悪くなったら?つまり、死ぬ間際は不幸を約束されている気がします。それが語られるのかどうか。

 原状では「じいさんばあさん若返る」を裏から見たようなテーマが含まれる気がしてきました。

 ラブコメとかラブストーリーというより、しっかりドラマになっている気がします。思っていたよりもストーリーに考えるべきポイントが散りばめられていて面白いと思います。 {/netabare}


3話 テーマがあるのは良いですが、そのままダイレクトに話にしないで欲しい。

{netabare} 後半の王女さまの話は「ローマの休日」のノブレスオブリージュのアンチテーゼとして描いたんでしょうけど、ちょっと頭で考えすぎの話です。そもそも「ローマの休日」が基礎教養だというのはもう通用しないので、それがわからないとやっていることが余計陳腐に見える可能性があります。

 王女としての役割をちょっとだけ抜け出して、羽目を外して大暴れしたオードリーヘップバーンは、王族としての責任を果たすために堅苦しい生活に自ら戻ります。本作では国はどうせ変わらないから結婚から抜け出して「目覚めた(woke)愛情」を目指します。

 そしてヒロイン本城寺莉香の態度ですよね。田舎の結婚観に強く心を揺さぶられた感じがあったのはいいと思います。この結婚と愛情のアンバランスを真剣に考えるのかなと思ったら、いつの間にか王女に絡んで主人公に対してヤキモチに近い感情がある描写でした。ここの違和感は結構すごかったです。

「結婚する」という宣言が生み出す状況とか事実に影響されていつの間にか心が動く、というところを丁寧にやった後でないと説得力がない心理だと思いますし、本作の大きなテーマとしてはこれが大事だと思います。

 その意味で強制的に結婚した王女さまとヒロインが心を通わせ、女同士で分かり合うなら、納得できたんですけどね。どうも王女様のキャラ造形が取ってつけた感じがありました。

 テーマを持つのはいいし、いろんなことを描きたいのはわかりますが、ストーリーとかエピソードの中に内包させて、直接見えないけど読みとれる形にしてほしいなあ。なんかかえって作者の考えを感じさせてもらうのではなく、作者の付け焼刃の知識を直接聞いている感じです。それなら新書でも出せばいいじゃん、と思います。{/netabare}


4話 嘘の結婚じゃなくて、嘘から出た誠みたいですね。

{netabare} 愛情がないまま結婚して夫婦生活を描くのかなと思っていましたが、嘘から出た誠的に、愛情が芽生えて結婚という形になりそうですね。タイトルから言えばそれが正しいんでしようけど、ちょっと期待からはズレました。少子化晩婚化の世の中ですから、とりあえず結婚してみようよ、というメッセージかなと思っていたからです。

 もちろん原作者が何を描きたいかが大事ですから、そのストーリーでどんな展開になるのか見たいとは思います。しかし、結婚には必ずしも愛情が必要ではない、という話も見たかったなあと思います。

 祖母の予言めいた言葉から方向性は見えました。アニメ作品においては「善意の老人の言葉は真実である(出典:自分)」だとすると、ちょっとわかりすぎです。何よりヒロイン側のデレがやっぱり早すぎな気がします。

 父親との関係で嘘を付き通すのかどうかと、片親であることが明示されましたが、ヒロインに孤独以上の意味があるのか。その辺がポイントになるんでしょう。
 アニメでなくてもよいファンタジーもSFもまったくない作品です。そのテーマ、メッセージをしっかりとストーリーとして見せてほしいです。{/netabare}


5話 よく言えば連ドラ的な面白さ、悪く言えばさらっと見てお終いの話です。

{netabare} この作品の面白味をちょっと味わえたかも。要するにNHKの朝の連ドラです。カミングアウトとか、親父が怒って顔を見せないとか、ヒロインが突然倒れるとか、この脚本通りにやっても全く違和感がないのではないでしょうか。阿蘇の田舎の描写や客を迎えたときの食卓や親せきが集まってくる雰囲気などリアリティがあります。
 NHK連ドラの定義として、ヒロインが立身出世して何者かにならないと採用されないでしょうけど、ドラマとしては結構しっかりした脚本だし風景描写だった気がします。

 つまり、話の展開そのものは面白いと言える部分があります。結婚をテーマにしているのか、単なる恋愛ものなのかちょっとわからない部分はありますけど。

 ただ、言い換えれば「実写でいいじゃん」はあります。最近SF、ファンタジー、スポコン、萌え、少なくとも「アニメならでは」がない作品のアニメに懐疑的になっていますが、この作品はどうなるのか。
 そして実写的というのは誉め言葉だけではありません。連ドラ的というのはよく言えばリアルあるいはリアリティがある、悪く言えば、さらっと見て「ふーん、まあ面白かったね」でお終いの話ということでしかありません。

 更に、朝の連ドラはモデルの人物が基本的にはいて、立身出世の幹となる話もないですからね。テーマとかメッセージがないと本当に時間つぶしの作品で終わってしまう気がします。{/netabare}


6話 エピソードの出来は悪かったですが、離婚は扱うべきでしょうね。

{netabare} 離婚問題きましたね。これはちゃんと離婚した結果を描いてほしいなと思います。

 エピソードとしての問題点は、昨日までちゃんとしていて幸せだった人の旅行の手配の問題が翌日の朝に発生するというのは時間軸的におかしい気がしますが、どうなんでしょうね?

 それとそこまで個人の事情に会社は首を突っ込まないだろう、という気がします。子供は奥さんに連絡して旦那に連絡して、数時間様子見てダメなら親戚に任せるか学校に連絡するか通報ですよね。

 そして、翌日休んでるとかのんきな事を言ってますが、懲戒解雇事案でもおかしくない気もします。事情を斟酌しても無給の出勤停止でしょうね。懲罰委員会が開かれるまでの暫定措置かもしれませんけど。
 そして、本人については一人にすると自殺する案件なので、それこそ当人の父母に連絡を取って誰か迎えに来るまで会社に拘束すると思います。

 あと、アロハの人、行先の見当がつくならもっと早く言えよという気もしました。

 まあ、そういうおかしいかもと思う点は置いておいて、もちろん結婚の幸せのアンチテーゼとして離婚の可能性を描くのは必要でしょう。本作の場合、家庭や奥さんに依存するとありがちな光景かなと思います。それは結婚がゴールではなくスタートだということを忘れたからではないかと思います。

 だから、結婚なんてしてみればいいんです。スタートラインと思うからこそ、相手の事を考えるし合わせるようになります。家庭についての責任を持ちます。結婚は若いうちの勢いでやって、子供が大きくなったころやっと夫婦として安定するくらいの感じでいいと思います。

 30歳で結婚では正直相手に合わせるとかは難しいでしょう。だから、相手のアラが許せなくなるのです。柔軟性がある若いうちに勢いで結婚して、そこが出発だと思うことでしょうね。

 6話のエピソードの出来ははっきり悪いですが、離婚を持ってきたのはいいと思います。

 そうそう、年齢という事で言えばヒロインはいくらなんでもコミュニケーション不全すぎるでしょう。主人公もお前はティーンか、という感じです。感じですが、似た人を知っていたりもするので、うーん、今の30前ってあんな感じがリアリティなのかなあ… {/netabare}


7話 中間まで休んで結婚するなら再開します。訂正2クール目なかったです。

 せっかく6話で離婚の問題を出したのに結婚を深掘りするわけではなく、新キャラだよりのエピソードで終わってしまいましたね。で、これだと結婚にたどり着かないじゃんと思って、調べたら全11巻で一応完結しているようです。なら、1クールに収まるわけない…と思ったら、2クールですか。

 うーん、どうしようかなあと思います。こういうのは結婚がゴールだと本当に面白くないんですよね。結婚がスタートじゃないと。せめてこの7話くらいまでに正式に婚約してほしかったなあ…

 そして、途中で結婚するのかなあ…できれば真ん中ぐらいで結婚して「結婚とはなにか?」を深掘りしてほしいんですよね。何歳の設定だかわすれましたけど、これが大人のラブストーリーか?というエピソードでした。
 まあ、そういうキャラ設定だからしょうがないでしょうけど…あの明るい硝子工房の子は意味があるのかなとか、王女さまの回とか余計だったよなあとか、いろいろ考えてしまいます。

 一回休んで、12、13話くらいで結婚するのか見定めて結婚するようなら再開しようかな…と思います。もっと早い段階で結婚して欲しかったですけどね。



 









 

投稿 : 2025/03/15
♥ : 11

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

偽装するって、正気ですか

絵は綺麗だし音楽、声優の演技もよくデキのいいアニメ

2人のマジメな恋愛は割と好き、でも「偽装結婚」が絡むと途端に話が雑になるのは欠点かも
脅迫電話、同僚の反応、同僚や家族の突然の訪問、家族の反応など偽装結婚から本当の恋愛に発展するストーリーを正当化するために無理やりねじ込んだような不自然さがあったのでそこが残念
偽装結婚の経験なんて普通はないと思うので妄想で書くことになるのは仕方ないけど、こういう展開ならあるかも?って思わせて欲しかった

でもほのぼのしていていいラブコメでした

投稿 : 2025/03/15
♥ : 21
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