シュールで下ネタなTVアニメ動画ランキング 15

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のシュールで下ネタな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月02日の時点で一番のシュールで下ネタなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.7 1 シュールで下ネタなアニメランキング1位
さらざんまい(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (317)
1241人が棚に入れました
舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ"に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。『元の姿に戻りたければ“ある方法"でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。

声優・キャラクター
村瀬歩、内山昂輝、堀江瞬、諏訪部順一、宮野真守、細谷佳正、釘宮理恵、津田健次郎、伊瀬茉莉也、帝子、加藤諒
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

社会の不寛容に目を向けながら…

【総合評価:☆☆☆】
 バンクシステムを使い倒した見事な作画、歯切れの良いカッティング、無類の可笑しさを醸し出す下手クソなミュージカルシーン--多くの見所がありながら、それでも、『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』という、テレビアニメ史上の頂点と言える傑作2本を作った幾原邦彦にしては、いささか物足りない。
 幾原の作品に共通して描かれるのは、表面から窺えない人間心理の不気味さと、こうした訳のわからないものを排除しようとする社会の不寛容である。このテーマは、『さらざんまい』でも取り上げられる。ただ、透徹した眼差しで現代日本の暗部を見つめた『ピングドラム』などに比べると、問題の取り上げ方が中途半端である。

【「排除の論理」の怖ろしさ】
 『さらざんまい』のメインプロットは、カズキ、エンタ、クジという3人の少年が、カッパ(らしき生き物)のケッピが与えるミッションを遂行し、クリアすれば報償として、どんな願いでも叶えられる希望の皿を受け取るというもの。これだけ見ると、少年向け冒険アニメの一パターンに思えるかもしれない。しかし、ミッションの内容と少年たちの状況を見比べると、そんなに生やさしい話ではないとわかる。
(以下、『さらざんまい』『少女革命ウテナ』の重大なネタバレがあります)
{netabare} ミッションは、異常な欲望に執着するゾンビ(カパゾンビ)の「尻子玉」を抜いて欲望を昇華させ、この世から消滅させるというもの。尻子玉とは、カッパが水に引き込んだ人間から抜き取って食うと言われる臓器で、抜き取られた人間は力を失い死んでしまう。本アニメの設定では、欲望の根源とされる(これって前立腺のことではないかしら。主要キャラはみんな男性だし、稲垣足穂のA感覚を連想させる)。
 ところが、カパゾンビの執着とは、概して単なる変態性欲であり、それほど悪辣な欲望ではない。例えば、ソバにこだわる男の欲望は、好きな女性が入った風呂の残り湯でソバを茹でて食べたいというもので、異常ではあっても反社会的というほどではない(私はリアルに想像してウゲッとなってしまったが)。にもかかわらず、尻子玉を抜かれたカパゾンビは、恥ずかしい一面を他者に知られたことを嘆きながら消滅する。それほどの罪だったのか?
 もっとも、現代日本でこのような性癖が暴かれた場合、その情報はSNSで拡散されて、「キモイ」と罵られ社会的地位を失うだろう。アニメのカパゾンビは、警官の(制服を着た)レオとマブに目をつけられ殺されたことが示唆されるが、これは、異常者を社会的に抹殺する「排除の論理」を象徴する。レオが拳銃を突きつけるとき、「欲望か愛か」と二者択一を迫るが、「清潔な愛なら容認するが、醜い欲望なので排除する」という強引な自己正当化に聞こえる(レオとマブは、欲望エネルギーの持ち主をゾンビにしてカワウソ帝国に送るエージェントなので、続くミュージカルシーンでは欲望を称揚する)。
 カパゾンビを消滅させた少年たちも、決して身ぎれいな訳ではない。カズキ、エンタ、クジは、それぞれ、「血縁の欠如を乗り越えた家族愛」「サッカーを通じて結ばれる友情」「家庭の窮状を救うための兄弟愛」で他者とつながっているように見えながら、その実、「ネット上でのなりすまし」「同性愛的な衝動」「殺傷事件への関与」という、人には知られたくない隠し事がある。これらは、カパゾンビが社会から排斥された要因と、それほど差があるわけではない。
 このように、断罪する者とされる者が、実は等しく罪人だというのは、幾原アニメでしばしば取り上げられる構図である。例えば、『少女革命ウテナ』。ウテナは、アンシーを薔薇の花嫁として非人間的に扱う生徒会メンバーに決闘を挑み、彼女を自分のものにする。しかし、物語終盤になると、ウテナ自身がアンシーの本心を理解していなかったことが示される。その意味で、ウテナと生徒会メンバーは大差なかったのである。
 ラストでウテナは闘いに敗れ、姿を消す。ウテナが去って平穏に戻った学園では、もはや彼女のことを思い出す人はいない。『さらざんまい』でも、カパゾンビが消滅すると人々の記憶からもスマホの待ち受け画面からも姿が消え、その存在は「なかったこと」にされる。社会にとって好ましくないものは、もともとなかったかのように扱われるのだ。『ウテナ』の場合、アンシーだけはウテナの消失を覚えており、社会に向かって一歩を踏み出すためのきっかけとする。しかし、カパゾンビを覚えている者は、誰もいない。{/netabare}

【社会問題の取り上げ方】
 幾原は、『美少女戦士セーラームーン』『少女革命ウテナ』と社会性の乏しい作品を発表した後、12年の期間をおいた『輪るピングドラム』で、社会問題を直視する姿勢を示した。この姿勢は、次の『ユリ熊嵐』にも受け継がれるが、『さらざんまい』になると、問題意識が形骸化しているように感じられる。
(以下、『輪るピングドラム』の重大なネタバレがあります)
{netabare} 『ピングドラム』では、無差別テロ首謀者の子供というだけで、「きっと何者にもなれない」と社会から排斥される3人の少年少女が描かれた。そこには、決して贖うことのできない「原罪」という重いテーマが垣間見える。彼らに絡む人々は、いずれもテロと深い関わりを持ち、テロによって人生が狂わされていた。
 また、『ユリ熊嵐』は、正当な社会規範の枠に収まらない性愛を取り上げ、規範を逸脱した者に対する制裁を問題視する。
 一方、『さらざんまい』は、これら2作と同じく、社会が異質なものを排除する怖ろしさに目を向けながらも、その描写はあまり徹底されていない。そのことは、排除のきっかけとなるものが何かを考えると、わかりやすい。
 『ユリ熊嵐』で描かれる性愛のシーンは、見ていて息を飲むほど生々しい。しかし、『さらざんまい』になると、カパゾンビの変態性欲は戯画化されて表現され、笑いを誘うだけ。エンタが好きな子の笛を舐めるのは、思春期の男子にありがちなこととして容認できる範囲であり、カズキの女装はむしろ可愛らしい。3人の少年の隠し事で明確に反社会的なのは、ヤクザとつながりを持つクジの行為しかない。しかし、ヤクザの描き方は類型的で平板であり、彼らがどれほど悪行を重ねようと、ヤクザと無縁である大多数の視聴者には心の痛みを感じさせない。『ピングドラム』における憎しみの連鎖や、『ユリ熊嵐』のヒリヒリするようないじめに比べると、他人事なのである。
 「つながりたい」という欲望をテーマにしているにもかかわらず、取り上げる社会問題が小粒すぎ、社会性が充分に描かれていないとも言える。このテーマに関わるものとしては、SNSで無視されたために衝動的な無差別殺人に走ったケースや、社会になじめず引きこもりになってゴミ部屋で孤独死したケース、親からDVを受けながらなお赦しを請うた子供のケースなど、マスコミに注目された現実の事件が少なからずある。しかし、『さらざんまい』では、敢えてこうした事件には目を向けない。もしかしたら、『ピングドラム』におけるテロ事件の取り上げ方が批判を招き、幾原の腰が引けたのかもしれない。{/netabare}

【アニメ表現の極北】
 社会問題の取り上げ方は煮え切らないものの、『さらざんまい』の作画は、アニメ表現の極北とも言える水準に到達している。特に、バンクシステムを活用した見せ場が素晴らしい。バンクシステムとは、すでに使われた画をストックして使い回すやり方だが、近年のアニメでは、必ずしも手抜きではなく、象徴的シーンの繰り返しによってエモーションを高める目的で使われる。『ピングドラム』でも、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルが「生・存・戦・略~!!」と叫ぶシーンで効果を上げたが、『さらざんまい』のバンクもそれに匹敵する。
 レオとマブが「カワウソイヤァ」を歌い踊る場面(私も一緒に踊ろうとしたが、動きが速すぎてついて行けない)、あるいは、カパゾンビとの対決に向けて、カッパの姿をした3人の少年が危なっかしく繰り広げるミュージカルシーン(地面にヘチャッと叩きつけられて慌てて起き上がる仕草の可笑しさ)は、何度見ても楽しい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7
ネタバレ

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

愛の鬼才が現代人の「繋がり」を問う

☆物語&感想☆

2015年に放送された「ユリ熊嵐」から4年余り…
思えばイクニ作品との出会いは「ユリ熊嵐」が初めてのことだったわけですが、
あの時受けたインパクトは本当に大きく衝撃的だった。
あれから色々作品を観てはいますが、純粋に感動できる素晴らしい作品は数あれど、
あの時受けたインパクト以上の作品とは出会えていない。
やはりイクニが作る作品はワン・アンド・オンリー、彼にしか作れないのだと、
本作を観た後でも思った次第。

さて、本作1話目を観て思ったのは…なんやねんこれ?と。
これはもちろん彼の作品に於いては良い意味で想定内。
1話観て大体の物語の道筋や、目的、方向性が分かるものが多いなか、
イクニ作品に於いては意味不明、予測不可能なのが特徴でもある。
(最後には感動的な結末がある事はファンなら知っている)

これは自分が思うに、ある意味イクニが視聴者を振るい落としに掛けているのだと思う。
1話から尻の中に突入する画はシュール過ぎ、正直観るものを当惑させるに充分なものだったし、
どうやら出てくるキャラが殆ど男ばっかりでBL的な要素があると察知した視聴者を、
早急に撤退させるに充分な要素が揃っている。
前作で言うなら「百合」でアレルギー反応を起こさせ観るものを振るいに掛けた訳だが、
このような、1話観て訳が分からなくて、BLとか百合要素くらいで切るくらいの視聴者には、
どうせ観ても作品の本質やメタファーの意味合いなどは理解できないだろうから、
観なくて結構と言うことなのだろうと思う。

彼の作品の特徴として、明確なテーマを掲げ幾つかのキーワードを繰り返し使用する点がある。
本作においてはテーマが「つながり」キーワードは「欲望」「愛」など、
これらの言葉が本作中何回も何回も繰り返された。
難解なイメージのあるイクニ作品だが、本作のキーワードであり彼の考える「欲望」は、
自己中心的なエゴイスティックなもの、
に対して「愛」が見返りを求めない無償のもの、と先に捉えておくと、
彼の作品のもう一つの特徴でもあるメタファーの意味が解らなくても、
(例えば頻繁に登場した㋐の意味なんかが解らなくても)
物語の内容自体は過去作品と比べれば比較的理解しやすかったのではないかと思う。

キャラクターが発する言葉の真意や、映像のメタファーの分析をしなければ、
彼の本当の考えや思いは窺い知ることが出来ないと思うけど、
{netabare}10話のサラとハルカの会話の中で、
「この世界は再び試されようとしている、繋がっているのか繋がっていないのか」
11話の「喪失の痛みを抱えてもなお、欲望を繋ぐものだけが未来を手にできる」
「大切な人がいるから悲しくなったり嬉しくなったりするんだね。そうやって僕らはつながってるんだね。」{/netabare}
という台詞は物語の前後の繋がりから考えると、
珍しくストレートに彼のメッセージが現れた部分として受け取れるのではないかと思う。
そこから考えるものは各自人それぞれだろうと思うけど、
何かしら観た人それぞれが実際の「つながり」を考えさせられるような、
本作に於けるイクニのメッセージは随所に見られたのではないだろうか。
恐らく本作では過去作よりもイクニは意図的に視聴者にメッセージを解りやすく伝えたかったのだろうと思う。

そうは言っても、やはり相変わらずメタファーを読み解くのは難しい。
解らなくてもいいけど解ると更に面白い。
個人的には何となくこういうことなんかな?何となく意味ありそう、位な軽い感じで、
ネットで分析されている記事なんかを見てなるほど、
とか答え探しをしたりするのが楽しいし、
そういうライトな楽しみ方もありなんじゃないかと思ったりしている。
その上でもう一度作品を観返してみると、なるほどと納得できてまた面白い。

そんな中、本作を検索してると{netabare}ラスト3人死亡説{/netabare}
みたいな驚きの解釈、考察も出てるじゃないですか。
根拠を見ていくとなるほど、そういう考え方もあるなと興味深かったし、
こういう楽しみ方が出来るのもイクニ作品ならではだなと思う。

☆声優☆

前作と比べると人気実力共に安定した声優の豪華な顔ぶれでキャスティングもドンズバ。
レオ&マブに宮野、細谷さんという起用は腐女子も納得だろうし、
宮野の演技は特に素晴らしかった。
個人的にはハルカ役に釘宮さんを起用してくれたのが嬉しい。
そういや前作でも起用されており役柄も少々似ているのは気のせいだろうか。
恐らく何らかの意図があるに違いない、と思ったりもするけど、
単にイクニが自分同様釘宮押しなのかも知れない笑

豪華な顔ぶれのなか、驚いたのはサラ役で起用された帝子という人。
聞きなれない人やなと調べてみると、
監督がプライベートで知り合ったインディーズバンドのヴォーカルらしい。
つまり女優でも声優でもない言わばド素人の起用と言うことになるが、
こんなことを広告代理店やスポンサーに影響を受けやすい、
ノイタミナ枠でやってのけるイクニはやっぱり凄いと思う。
イクニ曰く「振れ幅が欲しかった」とのことだが、
特徴的で不思議な印象の声は作品内で非常に良い効果が出ていたと思う。

☆キャラ☆

1クールオリジナルの場合、キャラが多くなると当然存在感が薄くなる事が多いが、
この辺りもイクニはしっかりと解っているなと思う笑
各キャラクターの過去~現在に至るドラマ、想いが全て丁寧に表現されていたと思う。
BLに興味のない自分にもレオ&マブの思いには思わず涙

☆作画☆

純粋に人物の造形、背景の美しさや浅草の再現性はかなり高く、
劇場版作品でも充分通用するレベルだったと思う。
キャラクターと全く繋がりのない通行人などの所謂モブに関しては、
記号のような扱いで描写されていたのも印象的だった。
またイクニ独自の奇抜な演出に合わせたCGや実写映像の挿入、
アニメでは珍しくEDには実写映像にVFXを組み合わせるなど、
やはり作画面に於いても並の監督にはない、個性やセンスが際立っていると感じる。

☆音楽☆

前作はイクニがEDの歌詞を書いたり、作品の世界観への拘りも非常に感じられたので、
所謂アニソン歌手が歌わないノイタミナ作品において一抹の不安もあったのだが、
この点に関しては杞憂に終わった。
OPは繋がりをテーマに、この作品のために書かれた曲で開放感がある良曲だったし、
EDはレオ&マブの関係なんかを想起させる歌詞だったり、曲としてよく出来ていた。
AパートからのOP、BパートからのEDへの繋ぎがとても良かったのも好印象。
最終話はEDの後にOPを持ってくるのも良い演出だった。
その他劇中曲の「さらざんまいのうた」や「カワウソイヤァ」は繰り返されたことで中毒性があり、
サラ役の帝子が歌う自身の楽曲「放課後カッパー」もインパクトが有った。

劇伴は「輪るピングドラム」「ユリ熊嵐」同様に橋本由香利さんが担当。
この人の最近の仕事では「3月のライオン」が本当に素晴らしかったけど、
本作でも劇中曲含め良い仕事だった。
この人はどんな作品にでも合わせられる柔軟性やセンスを持っていますね。


繋がりたいけど、繋がりは脆く壊れやすい。
現代におけるSNSやネットでの繋がりなどは、最たるものだろうし、
本作を観てもそれはイクニの言いたいことの一つとして受け取れる。
「あにこれ」での繋がりも、自分は度々放置してしまうし、正直いつ終わってもおかしくない。
他人に読んでもらいたい、認めてもらいたい、共感してもらいたい、
そんな欲望をどれだけ持ち続けられるだろうか。
記事を書くという行為はその労力に比べれば見返りは殆ど無い、それは愛だと言えるかも知れない。
自分はどれだけアニメを愛しているのだろうかと。。
イクニのメッセージが胸に突き刺さる。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

幾原節半端ない

河童になるときは尻から生まれるのね。1話から尋常じゃない衝撃。{netabare}女装して吾妻サラみたいになってる一稀、車上荒らししてる悠、盗んだ段ボールを裸で被るのが好きな奴。以降も色んな性癖もとい欲望を持つ人たちが登場。自分がボールになって蹴られたい奴の回は金玉蹴られてるAVを思い出して笑ってしまった。{/netabare}

パッと見で欲望に関する話題を扱ってそう。だけど、やっぱりサブタイトル通り繋がりを扱っている。人間は繋がっていないと自己を規定できないよね。だから死ぬ=縁の外かなと思った。
それと絡んで縁=円=丸い皿ということではないかと僕は勝手に思った。でもって人間は多くの縁で成り立つから皿三昧。それとも3人で皿三枚?
語尾もでぃっしゅで皿を強調しているのかな。
繋がりたいって気持ちは愛でもあるし、欲望でもあるからなんというか紙一重で、難しい。

怪物を生み出す敵がいて変身してそれと戦うヒーローみたいなとこもある。{netabare}勝利後はお互いに隠し事が何故か筒抜け。恥ずかしい。漏れるのは尻から。{/netabare}

パロディとかギャグ要素ありだけど、時折、シビアな展開。中々のメリハリ。

最終話は怒涛の展開。サブタイトルも凄く良い。{netabare}サブタイトルと絡めてあるかもしれない未来の話と過去。叫び声をバックに振り返る演出好きかも。悠は受刑者になるけど、繋がりは切れない。{/netabare}欲望を手放すな。そして、繋がりを取り戻したい。いつかは切れるけど、繋がりあってこそ人生が豊かなんだなあとしみじみ感じた。勝手にだけど。

演出がいかにも幾原監督作品らしい。輪るピングドラムみたい。時折、作中に描かれている言葉が面白い。前回監督した作品が百合だったからか今回はBL描写みたいなの多め。特に{netabare}燕太から一稀への熱い想い。妄想が凄い。後でバレるけど、こっそりキスしてるし、相撲して肌の触れ合いから興奮が高ぶってて笑える。{/netabare}
見終わってみれば結構面白かった。タイトルで油断してたけど、この作品は意外と推せる。{netabare}結局、ケッピとサラは河童なのか?よく分からない生命体だった。{/netabare}

一稀の弟春河役がくぎゅなのは嬉しい。くぎゅ~。

三匹が斬る!は世代じゃないので、よく分からない。


OP
まっさら 歌 KANA-BOON
失踪したなあ。びっくり。
ED
スタンドバイミー 歌 the peggies
浅草実写映像?なのかな。
劇中歌
さらざんまいのうた
歌 矢逆一稀(村瀬歩)、久慈悠(内山昴輝)、陣内燕太(堀江瞬)、ケッピ(諏訪部順一)
歌 新星玲央(宮野真守)、阿久津真武(細谷佳正)、ケッピ(諏訪部順一)
11話でまもがメインで歌うわけだが、11話は本当に切なかった。{netabare} 大切な人に愛を告げると死んでしまうし、大切な人なのに記憶から消えてしまうし。お互いの誤解が解けたのがせめてもの救い。{/netabare}
放課後カッパー 歌 吾妻サラ(帝子)
放課後カッパー_Salala Scat 歌 吾妻サラ(帝子)
カワウソイヤァ 歌 新星玲央(宮野真守)、阿久津真武(細谷佳正)
ソイヤァソイヤァつい言いたくなる。曲に合わせて踊るのもよい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
つながっても、見失っても。手放すな、欲望は君の命だ。 舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。『元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。

#1 つながりたいけど、偽りたい
東京・浅草。中学二年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の三人は、カッパ王国第一王位継承者を名乗る謎の生命体ケッピと遭遇し、「尻子玉」を抜かれてカッパにされてしまう。人間の姿に戻るため、三人がクリアしなければならないミッションとはー?

#2 つながりたいけど、奪いたい
「さらざんまい」にはおそろしい副作用があった。それでも一稀は、今日もラッキー自撮りアイテムを探して街をさまよう。ひょんなことから悠と鉢合わせ、二人は行動を共にすることに。一方、燕太は悠の重大な秘密を知ってしまいー?

#3 つながりたいけど、報われない
燕太はサッカーの「ゴールデンコンビ」復活を願いながらも、一稀への想いを募らせていく。そんな中、姉の音寧が一稀のためのミサンガを身につけたままゾンビに攫われてしまう。燕太の想いは一稀に届くのか-??

#4 つながりたいけど、そばにいない
兄と離れて居候している悠のもとへ燕太がやってくる。「希望の皿」を一稀に譲って欲しいと頼み込む燕太だったが、悠にも譲れない望みがあった。一方、吾妻サラの握手会が開催されることを知った一稀が、悠に持ちかけたある計画とは-?

#5 つながりたいけど、許されない
吾妻サラの握手会当日。一稀と悠は極秘計画を実行に移す。そうとは知らず、春河とともに握手会にやって来ていた燕太が見たものは・・・?一方、ゾンビを使って欲望を集めている謎の警官、玲央と真武の関係にも変化が現れていて-?

#6 つながりたいから、諦めない
カッパ姿のままでいることを余儀なくされた三人。カッパ一稀の様子が何やらおかしくて・・・?一稀を励まそうと試みる燕太と悠も喧嘩中。そんな中、一稀の帰りを待っていた春河が行方不明になってしまった-!

#7 つながりたいけど、裏切りたい
夏休みを前にして、一稀と燕太は悠をサッカー部に誘う。三人の夏が始まろうとしていた。そんな時、燕太が守ってきた思い出の練習場が何者かに荒らされる事件が起こる。何かを計略している玲央と真武。二人の過去が、今明かされる-

#8 つながりたいけど、もう会えない
仲違いしてしまった一稀と燕太。ふてくされた燕太が街で偶然出会ったのは、悠の兄・誓だった。指名手配がかけられた誓は、玲央と真武の包囲網から逃げ切れるのか-?それぞれの想いが交錯して明かされる、大切な記憶とは・・・?

#9 つながりたいけど、伝わらない
何も知らずに浅草を離れた悠。ひとり立ち尽くす一稀の背中を押してくれたのは・・・?一方で、カワウソに翻弄される玲央と真武の関係を決定づける出来事が起こる。その頃、兄と行動を共にしていた悠は、組織の抗争に巻き込まれてしまい-?

#10 つながりたいけど、つながれない
一稀はカワウソ帝国のアジトに再び潜入することを決意する。その直後、玲央によってケッピが拘束されてしまった。ケッピと玲央、そして真武の知られざる秘密とは・・・?一稀は皿を取り戻し、燕太を救うことができるのか-?

#11 つながりたいから、さらざんまい
兄に導かれ、縁の外側を目指す悠。あとを追う一稀と燕太は悠を取り戻せるのか・・・?ケッピとカワウソの戦いの行方は?愛も嘘も欲望も、すべての痛みを共有してきた三人は、今何を願うのか-?辿り着いた場所で、三人は何を見るのか-?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

85.4 2 シュールで下ネタなアニメランキング2位
あそびあそばせ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (932)
4103人が棚に入れました
『あそびあそばせ』の原作は、涼川りんが「ヤングアニマル」(白泉社)にて連載中のJCガールズコメディ。
日本生まれ日本育ちのため全く英語ができない金髪碧眼の美少女・オリヴィア、真面目で知的な雰囲気を漂わせながら英語が全くできない眼鏡っ娘・香純、明るいけれどリア充になれないおさげ髪の少女・華子という3人の女子中学生たちによる、最高に可愛くて最高に楽しいお遊戯を描く作品だ。

声優・キャラクター
木野日菜、長江里加、小原好美、置鮎龍太郎、井上ほの花、金澤まい、戸田めぐみ、悠木碧、前川涼子、増谷康紀、斎賀みつき、筆村栄心、伊沢磨紀
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

頭おかしいアニメ選手権ならメダル圏内

<2018/5/6 初投稿>
まだ始まってもいないので評価はデフォルトの3です。

原作既読なんですが、あにこれの紹介文だけ読むと中身が全然伝わってこない、まさに紹介文詐欺 笑。
アニメの絵柄も普通のアニメっぽいし。
わざとか?

でも騙されてはいけません。
中身は身も蓋もタブーもないコントです。

原作はこんな風にも言われてます。
「画力を無駄遣いしている作家No.1」(出典Wikipedia)
ヒント:{netabare} 漫☆画太郎{/netabare} 先生

女性にも人気のこの作品(作者は女性)。
原作通りなら電波に乗っけにくいシーンもあるし、なによりあのおかしなテンション。
うまくアニメ化できるのか?

原作の破壊力を失なわなければ、今夏イチオシです!

<2018/7/8追記>
第1話観ました。
意外と(と言っては失礼でしょうか)原作の良さが出てました。
話はこれからもっとバカになってくので・・・

<2018/7/13さらに追記>
ネットでは早速「OP詐欺」「顔芸」が評判になってるようです。制作側の思惑通り 笑。

ところでこの漫画の本領は、個人的には顔芸よりも笑いの質だと思ってます。
目のつけどこや発想が変でためらいも遠慮もない。
「ついてこれる人だけついてきなさい」
監獄学園や古くは稲中と同じニオイがプンプンするやつ。
こういうのがたまらない。

<2018/7/17追記>
第2話観ました。
会長登場とオリビアの英語、お化粧、軟テの4本。
まだ割と大人しい話ばかりですね。
会長の心のツッコミも弱々しい。
あと、華子は腕とセンスの両方が試される役なんだなと実感。声優さん頑張れ。

<2018/7/22追記>
第3話観ました。
今日はアポクリン汗腺と顧問、将棋は{netabare} お尻{/netabare} から{netabare} ビーム{/netabare} 出すゲームの3本
だんだん本性が漏れ出てきてていい感じ。

<2018/7/29追記>
4話です。
ようやく登場ですね。
前多。
{netabare} ゴブ×ドワ{/netabare}
そして数少ないまともでナイスなツッコミする華子の弟くんも出てきて、これでようやく「頭おかしい漫画」らしくなりひと安心。
前多笑える。
まだ4話ですが中間評価で点付けてみました。
4.5点。

<2018/8/6追記>
5話です。
今回は
・オートクチュールから{netabare} 火事{/netabare}
・つぐみ登場
・岡さん登場
・箱根彫刻の森美術館
の4本です。
でも好きなのは4本目。
失速せず安定飛行に移った感じ。
下ネタに躊躇ないです。

<2018/8/12追記>
6話観ました。
前多は便利だな。
出しとけばとりあえず笑い取れる。

<2018/8/19追記>
7話観ました。
クワガタとかガムテとか家庭科とか。
笑えた。
5話と同じくらいに。
また少しバカが加速しました。

<2019/9/2追記>
9話まで観ました。
オリビアのエセ英語の話だったのでもしやと思ったら{netabare} ダッチなワイフ{/netabare} そのままやってくれました。
めちゃくちゃだなー 笑。
ネットでの「海外の感想」読むのが楽しみです。
あと、オリビアの{netabare} 兄ちゃん{/netabare} と藤原さん。
期待の変キャラがまた出てきました 笑。

藤原さんはまだほんの顔見せですが、やっぱり強烈キャラ。好きだわ。
オリビアの兄ちゃんなかなか吹っ切れてます 笑

<2018/9/3補足>
・Wikiによるとリンコス語とは1960年にハンス・フロイデンタール博士が宇宙人との交信のために作った人工言語だそうです 笑。
・9話の{netabare} ダッチなワイフのクソ汚い英語{/netabare}、やはり海外の感想サイトでオリビアの兄ちゃんと共に高評価でした 笑

<2018/9/9追記>
10話
香純が大変な回ですが、藤原さん掘り下げてくれた。
目覚める藤原さん最高 笑!
そして名言「テンポよく回します」
・・・バカすぎる 笑
9,10話と緩まず来てますね。

<2018/9/16追記>
11話
「副会長」と「オカ研」と「副会長」の話
三つ目が特に酷い(褒め言葉)
オールスターキャスト風な。
ダメな感じのパロディも健在ですが、個人的には副会長の名言とやっぱり前多がツボでした。
ただひたすらカオス!
ここに来てさらにバカがブースト加速してます 笑

<2018/9/23追記>
最終話の最終エピソードを「あれ」で締めるんですか。
原作で「読者から送られてきたオリジナル・ゲームのアイデア」を元にしたオマケ漫画がありました。
作者自身が「わけわからん」と言ってたゲーム。
まさかこれで締めるとか原作知らない人は「ネタ切れで切羽詰まってわけわからんオリジナルでもぶっ込んで来たのか?」と心配になるでしょう 笑

総評としては「よくここまでやったよなぁ」というのが感想。
4話くらいから11話くらいまで実力を遺憾なく発揮してましたね。

好きなキャラは、前多(CV置鮎龍太郎)、藤原さん、オリビア兄(CV森川智之)、✳︎とその婆ちゃん、済南先生です。

頭おかしいアニメ選手権やったら充分メダル狙える実力のある作品。
(同時に作者のメンタルも少々心配です)

華子の声がもっと聞き取りやすかったら最高だったんだけどな。

<2018/9/26追記>
最終話観直しました。
よく見たら{netabare} EDテーマ「インキャインパルス」{/netabare}の三人の頭に前多作の"最強の魔物"が・・・{netabare} エンドカード{/netabare} には大量発生してるんじゃん。

何がしたいんだろう?笑

投稿 : 2025/02/01
♥ : 74

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

遊ばれるな。遊べ、私たち。

この作品の原作は未読です。
2018年夏アニメでオープニングテーマの雰囲気と作風のギャップという切り口で見た時、この作品ほど上位に食い込む作品は無いのではないでしょうか。

この作品は、「美少女×お遊戯コメディ」をコンセプトに「遊び人研究会」で活動する3人の女子中学生たちの日常を描いたモノです。

オープニングアニメは曲調も相まってとても綺麗で、可愛らしいとうい言葉がきっと適切だと思います。
でも、物語が始まると雰囲気はそのままで、目の前で起こる出来事のレベルが一変します。
可愛らしいという言葉が凡そ相応しくない顔芸とシュールなギャグが私たちに襲い掛かるのです。

主要登場人物は3人の女の子…
キャラと一緒に演じる声優さんと合わせて紹介したいと思います。

本田 華子:黒髪ロングの二つ結びおさげと貧乳が特徴の女の子です。家には執事がいるほどのお金持ちのお嬢さんです。
CVは木野日菜さん:魔装学園H×Hのシルヴィア・シルクカット、刀使ノ巫女の糸見沙耶香

オリヴィア:ロングウェーブヘアで、金髪碧眼の美少女です。両親は外国人ですが、日本でしか生活したことがないため、英語が全く話せません。
CVは長江里加さん:フレームアームズ・ガールのバーゼラルド

野村 香純:ボブカットと眼鏡、大きい胸が特徴の美少女です。基本的に真面目で礼儀正しい恥ずかしがりな女の子です。
CVは小原好美さん:月がきれいの水野茜、魔法陣グルグルのククリ、はねバド!の藤沢エレナ

この作品はプレスコ方式で収録されていて、原作コミックを参照しながら声優さんは演技していたんだそうです(wikiより)
感想してまず最初に思ったこと…3人を演じた声優さん、お疲れ様でした。

3人の普段の状況はさて置き、顔芸モードに入った時のノリは、これまで演じてきたどのキャラとも違う異質とも言えるノリでしたから…
野村 香純を演じた小原好美さんですが、通常モードのトークは水野茜やククルちゃんをイメージすることができました。
オリヴィアを演じた長江里加さんも、通常モードでバーゼラルドを何とかイメージできるレベル…
ですが、本田 華子を演じた木野日菜さん…シルヴィアや糸見沙耶香が全くイメージできませんでした。
きっとこれって凄いことなんだと思います。
特に喜怒哀楽の一番激しかった本田 華子…声優さんが喉を傷めるんじゃないかと不安にもなりましたよ。

しかもプレスコ方式なので、台詞と表情のタイミングもバッチリ…
この声優さんの熱演と作り手のこだわりがマッチした結果がこの作品の出した答えなのでしょう…
正直、相当面白かったし、しっかり笑わせて貰いましたよ^^

監督は岸誠二さん…これまで「Angel Beats!」「蒼き鋼のアルペジオ」「結城友奈は勇者である」「暗殺教室」「月がきれい」などを手がけられてきました。
今回ピックアップした作品は、どの作品も号泣した作品ばかり…
てっきり監督業には向き不向きがあると勝手に思っていたのですが、岸監督はこんなシュールな作品もイケたんですね。
自分的に新たな発見です。
岸監督だったから、ここまで面白い作品になったのかもしれませんね。

シュールなギャグが苦手じゃなければ、万人受けする作品なのではないでしょうか?
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「スリピス」
エンディングテーマは、「インキャインパルス」
どちらも主人公の3人組が歌っています。
喉を傷めると言えば、エンディングの曲も相当激しかったです。
仕事って身体が資本なので、無理して故障しなければ良いんですけどね…

1クール全12話の物語でした。
本田 華子とオリヴィアに時折可哀想という気持ちを抱きながらも、他の二人と微妙に立ち位置の異なる野村 香純推しで見ていた感があります。
二人の激しさに後れを取ったというか、何というか…
それと、何気に執事の前多も面白いので、これから視聴する方は要チェックです。
もし、続編が放送されるなら、絶対視聴したいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 35

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

一緒に遊びましょ♪みんなで遊べば仲が深まる♪よね…?

サムネやOPで「女の子可愛いな…」とホイホイされて見ると、
痛い目を見る作品ですw

私は先に評判を聞いてたのですがOPを見てみると違ったので、
「あれ?いい話なアニメ?」と期待したら、見事に騙されましたw

そう、みんな普通にしてたら可愛いのよ。
普通にしてたら…。

全12話です。


● ストーリー
オリヴィアは、本当は日本育ちで英語が話せないのに、
片言の日本語しか話せないふりをしていて、

本田華子(ほんだ はなこ)は、
リア充になりたくて、

野村香純(のむら かすみ)は、
英語が苦手で。

同じクラスの3人は、
“遊び人研究会”、通称“あそ研”を作った。

放課後は空き教室で、
おしゃべりしたり遊んだり。


1話が3つほどのショートストーリーで構成された作品。

OPに騙されましたが、
内容はギャグです。残念女子です。笑

3人とも普通にしていたら可愛いのに、
言動がおかしくて、キャラが濃いw顔芸も強烈ですw

手押し相撲や靴飛ばしなどのオーソドックスな遊びをすることもあれば、
(ただしキャラの濃さでクセの強い遊びとなっていますw)

オリジナルな遊びをしていることもあります。
(まるで負けたら何かが終わってしまうかのような必死さでw)

個性的なキャラも多いため、
ネタは飽きずに楽しめました。

しかし、やや下品なところも多く、
(主に華子のせいだけど)

好みは分かれる作品かもしれません。

よい意味でも悪い意味でも、みんな素なんですよね。
絶対男子の前では見せない、素の女子の姿なんだよ。笑

あえてそれをやることでギャグにしてるんだと思う。
女の子としても人としても残念。だけどそこが笑える面白さ。笑

これは女子校という設定も後押ししていますね。
女子校が舞台だからこそ許される行為だと思いますw

だって3人の行動って、同性の前だから笑って済ませられるけど、
男子がいたらさすがにドン引きされちゃうでしょう…?笑

この作品の下品なところは私の好みではありませんでしたが、
キャラの可愛さと強烈な顔芸など、楽しめたところもありました^^


● キャラクター
メインは3人ですが、
その他のキャラも濃い人が多かったです。

1回きりの登場の子もいますが、
繰り返し登場する子が多いのが嬉しいです^^

顔芸もすごいですが、それに合わせた声を出すのも大変だったと思います…。
声優さん、うまかったです。すごかったです。面白かったです。笑

私のお気に入りは、オリヴィアと香純でした♪

オリヴィアは単純に可愛くて好き。
香純は、照れているときのもじもじ顔がたまりませんでした(*´ω`*)

華子は暴走レベルが桁違いだったので、
彼女がもう少しまともだったら、
この作品全体ももっと落ち着いていたと思います。笑

そう考えると、この作品を良い意味でも悪い意味でも壊している犯人は華子なのかな…。笑


● 音楽
【 OP「スリピス」/ 本田華子(木野日菜)、オリヴィア(長江里加)、野村香純(小原好美) 】

この曲に騙されたんだよな~!

いい曲だし、映像の3人はめっちゃ可愛いし。笑

好きなOPです^^
 

【 ED「インキャインパルス」/ 本田華子(木野日菜)、オリヴィア(長江里加)、野村香純(小原好美)feat. Ikepy & KSKN 】

えっと、こっちはこっちで強烈すぎるんですけど…。笑

OPはとても可憐で可愛いのに、
EDはとても気性の激しいヘビメタw

同じ作品の主題歌だと思えない並びの2曲ですw


● まとめ
初めは好みの作品ではないなーと思っていたけど、時には女の子らしくきゃっきゃと、時には暴走して、の笑いは嫌いではありませんでした。

でもこの3人にしつこく絡まれたら、すごくやだ。笑

意味不明な勢いも多いので、
好みは分かれそうです。

その代わり、好きな人にとっては
唯一無二の作品となるでしょうね^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

69.4 3 シュールで下ネタなアニメランキング3位
よんでますよ、アザゼルさん。Z(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (694)
3886人が棚に入れました
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしていくうちに、「悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。
ある日、芥辺がグリモアという魔導書を使い魔界から召喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?
役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。

声優・キャラクター
小野坂昌也、佐藤利奈、浪川大輔、神谷浩史、中井和哉、小林ゆう、白石涼子、玄田哲章
ネタバレ

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

じーごーくーじーごーくーたーのしい痔ごーくー

先日CDショップに立ち寄りましたところミュージックビデオを流しておりまして、
目に飛び込んできたのが何とアーティスト名『AZAZEL ATSUSHI』!
アザゼルさんまさかのアーティストデビュー!?
目を疑い再度画面に目をやるとそこにはEXILE ATSUSHIとあったのでした…。
紛らわしいんじゃボケが! 改名待ったなし!

と言う訳で、悪魔やドS探偵、ぐうかわ眼鏡女子大生さくちゃん、神様らしき者らが繰り広げる
ひたすらくだらなくて、お下劣お下品極まりないエログロギャグアニメとなっております。
放送枠は15分、本作Zは無印に次ぐ2期。つかOVAもあるんすね。知らなんだ。

一番笑ったのが3、4話。↓※ほぼ出オチにつき未見の方はあんまり見ない方がいいかと
{netabare}痔のおっさんが大塚明夫www
ケツから血を噴射させながら雄叫びを上げる様は、明夫さん仕事選んでー
なんて思う前にこちらの余力は0、腹捩れてました。
さらには、あのマルコメの恋人看護婦役は元妻の沢海陽子さん。とニコ生のコメで知りました。
酷いよ…こんなの…あんまりだよ…。{/netabare}

さすが水島努監督作品。
サルガタナス役の金田朋子さんはキャラに合わせボールギャグを咥えて演じたそうで、
水島監督マジ有能すぎー。

※↓ガチのグロいやつにつき耐性ない方はクリックご遠慮くださいm(_ _)m
{netabare}当時、私は地主でした。

用を足す際出血を伴う程度で痛みもなく、放置していたのですが、
4話を観た辺りで脱肛を発症。用を足した後も何か居座り続けているのです。肛門の辺りに。ヤツが。
あまりにも気持ちが悪いため、ネットで探しうる限りの情報をかき集め、
ありったけの悠木をふり絞って、近所の消化器肛門外科の門を叩いたのでした。

診断は案の定いぼ痔。複数あるのとことでした。
繁忙期前にケリをつけたいと考え手術を即断。数日後施術いたしました。
手術は幹部を切除する比較的大がかりなものではなく、薬物を患部に注射し、
肥大した箇所の縮小と固化を意図したものであるとのこと。
麻酔の注射がかなり痛かったものの、手術は無事成功しました。
以後現在に至るまで用を為す際の出血もない経過を辿っております。

ただ、ネットで得た情報によればその手術に使用した薬剤はアルミニウム系の物質で、
アルツハイマー発症の要因になり得るんじゃ?とか不安要素もあるわけですがw
あと出費が痛かったですね。保険適用外のプロセスがあってけっこう高かった。
入院とかも全くない日帰りで3~4万だったっけ?
借家の更新とか住民税とも重なってほんとキツかった(´=ω=`)回顧ー

痔って誤解を受けやすそうな印象があるので一応書き添えておきます。
痔は別に不潔な病気でも不潔さが要因で疾患する病気でもないのです。
いぼ痔で言うと、いわば血管の病気。
用便や出産の際のいきみなどが重なることにより、
血管の薄い箇所が膨らみ、こぶ状になるのがいぼ痔。
出血は飛び出たこぶが便に触れたりする際に起こると言う訳です。

出産、の例で挙げた通り、女性もかかるリスクがそれなりにある病気です。
もし疾患した際は早めに病院へ行くことをオススメします。
つか出血て消化器のヤバい病気もあるしね。
同じ痔でも痔瘻はすげえキツいって元患者の同僚が言ってた。何日入院したっつってたっけな。
なお、20代ですよ。今もその人。疾患は大学時代とか。

病院へ赴くの特に女性はより恥ずかしく思う方も多いと推察しますが、
ネットで女性の担当医さんがいる病院を予め探して、とかね。
ちなみに私が通院した病院は主治医男性でしたが女性の患者さんもけっこういました。

ってなんだコレw
{/netabare}


そう、で、改名の候補考えたんですよ。
Xが紛らわしくて実にけしからん!とかN入れてみたらどうよ?
と私のゴーストが囁くので。アザゼルさん制作は攻殻と同じProduction I.Gだけにね!
NEGUSOILL ATSUSHI なんてどうですか?

EXILEファンの方ホントすいませんm(_ _)m

(2014/03/26初UP)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヤング版スピードラーニング

ここでは、第1期と第2期のレビューをまとめて書きたいと思う。

事は、本作品の原作コミックが某電子書籍サイトで「1巻立ち読み無料」だったので、何となく冒頭話を読んでみたことから、端を発する。
あまりの衝撃の内容に、「え、これアニメになってなかったっけ…?」と思い出し、視聴を開始。
TVという媒体において、一体どこまで再現可能なのか…これが私がアニメ版を見ようと思った唯一最大のきっかけであった。

-結構、そのままだった。漫画版にかなり忠実に作られている。(少なくとも冒頭数話に関しては)

アニメに限らず、実写のドラマや映画でも言えることだが、「食事時には見ない方がいいジャンル」というのがあると思う。
例えば、暴力的だったり、露骨な性的表現があったり、凄惨なシーンがあったり、下品だったり、汚かったり…と。

はっきり言おう。「よんでますよ、アザゼルさん」は、見事に上記全ての飲食時視聴NG要素を含んでいる。
下衆さにおいて、ここまで突き抜けている作品はそうあるまい。

故にこういったジャンル…まぁ上記の通り色々てんこ盛りだが…が苦手な方、特に女性の視聴は正直言ってお勧めしない。
花も恥じらう年頃は過ぎたとはいえ、そんな私でも耳を疑う言葉(特に女性蔑視的な台詞)や目を覆いたくなるシーンが結構ある。
特に2期の9、10話はさすがにドン引きした。よく放送できたものだ。

キャラデザも酷い(しかし、こちらは褒め言葉として)。
ブサイクな人間を描かせたら、右に出るものの無い程のキモさ。ゲストキャラやモブキャラは9割方見た目のエグみが強烈で、もう悪魔たちが可愛く見えてきてしまう程である。
ただこの作品はストーリーそのものを楽しむというよりは、ブッ飛んだキャラ達が織りなすドタバタかつシュールな世界観を楽しむ類のものだと思うので、そういう意味ではこのキャラの造形は非常に効果的に働いていると思う。

OP曲は1期・2期ともに素晴らしい。歌い手さんの、おどろおどろしたパートとポップなパートの歌い分けが絶妙に上手いので、必聴。

しかし何と言っても、この作品のアニメ化において最も成功しているのは、声優だと思う。
アザゼル役の小野坂さんは、関西弁をしゃべるという設定を抜きにして考えても、他に適任が考えられない程しっくりきている。限りなく素で演じているように感じられて、役作りなど不要だったのではないかと思えるくらいに。

ただ惜しむらくは作品の性質上、早口・ハイテンションでまくしたてる台詞が多く、何を言っているのか聞き取れないことがままあることだ。巻き戻して聞き直したこと何回か。
しかし、小野坂さん神谷さんをもってしてもこの状況に陥るのだから、他のどの役者さんが演じようが同じ結果になっていたであろう。
そんなこんなで何度も繰り返し聞くうちに、2期中盤辺りからは普通に聞き取れるようになっていたのは不思議だ。

とはいえ、正直一発で聞き取れたからとて、全く収穫のある内容ではないのだけれど。
いやむしろ、聞こえなくて正解なくらいに……色々ヒドかった…(笑)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

過激すぎるグロ描写も寒すぎる下ネタギャグもここまで来るとむしろ清々しい

放送の限界に挑戦したいのかと思うくらいに
悪趣味な流血というか噴血シーンや
お下劣、卑猥なシーンも1期同様てんこ盛り
近年まれにみる悪趣味なアニメが帰ってきました

登場人物(?)は人間や悪魔はおろか天使や神様まで
どうしようもないクズぞろいなのも相変わらず
それどころか1期では作品内唯一の良心であったヒロイン佐隈さんも
いつのまにかだいぶ周りのクズっぷりが伝染しており
より収拾がつかなくなっています

1期は30分を変ゼミと分割する形でしたが
今回は波打ち際のむろみさんと折半
しかし一話10分程度でやっていくのなら
前後編2話ずつの構成で一つの話で週をまたいでしまうよりも
隔週でむろみさんと交互に30分使ったほうが良かったんじゃないのかな?
1週にまとめて放送すれば前半は導入で後半で一気に面白くなる展開になるはずが
前半の話が盛り上がる前の導入部分だけを一週分として放送するおかげで
ちっとも面白くない回ができちゃったりしているように思います

また、こういう刺激的な作品は
2期ともなるとどうしても視聴者が刺激に慣れてきてしまいます
同じレベルの刺激を与え続けていると
だんだんとその刺激に対する感覚が麻痺して鈍ってくるんですね
だから過激な描写だけで視聴者のこころを掴み続けるには
刺激をどんどんエスカレートさせていく必要があります
しかし、もともと放送コードのギリギリでチキンレースしてるような作品なので
公共放送というプラットフォームで戦い続けるためには現状維持が精々です
そうすると1期と同程度のものを出しただけでは1期よりも見劣りしてしまいます
そのため冷静に分析してみると1期と変わらないクオリティは維持しているのに
どこか物足りなさを感じてしまうのが2期全体としての感想です

ただし9、10話だけは別格
{netabare}局部を隠すための規制として貼り付けられた
「よんでますよ、アザゼルさん。Z」の題字が
妙に生き生き動くおかげで
表現規制としての意味を全く為していなかったり
変態世界の背景が便所の落書きレベルまで崩してあるものの
明らかにお茶の間に流せるような代物ではなかったり {/netabare}
先ほどのチキンレースに例えるなら
崖っぷちでブレーキをかけずにアクセルを思いっ切り踏み込むような
そんな狂気すら感じるレベルのぶっ飛んだ回でした
1期のレビューでも書きましたが
この完全にやりすぎちゃってる部分こそが
良くも悪くも水島努らしさだと思います
下ネタが苦手な人は全く楽しむ余地がない回ではありますが
個人的には2期のベストだったかと

評価できる部分はあったものの
課題が浮き彫りになった2期でした
もし仮に3期をやるとしたら
ハードルはさらに上がっていると思うので
そろそろ厳しい気もするのですが
水島監督ならさらに無茶をやって
こちらの想像の斜め上を行ってくれるんじゃないか
という期待もちょっぴり持てました

1期レビュー
http://www.anikore.jp/review/568532/

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

86.0 4 シュールで下ネタなアニメランキング4位
かくしごと(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (781)
3027人が棚に入れました
ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。一人娘の小学4年生の姫。可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。それは……自分の仕事が『漫画家』であること。自分の“かくしごと"が知られたら娘に嫌われるのでは!?“愛と笑い、ちょっと感動のファミリー劇場がはじまる――"

声優・キャラクター
神谷浩史、高橋李依、花江夏樹、八代拓、安野希世乃、佐倉綾音、村瀬歩、内田真礼、加藤英美里、浪川大輔、小澤亜李、本渡楓、和氣あず未、逢田梨香子、古城門志帆、原由実、小山力也、沼倉愛美
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

親子愛っていいなあ

書く仕事と隠しごとをかけているのね。
絶望先生の原作者だけあって良い感じにひねくれているなあ。

ちょっと下ネタがあるくらいなのに、ひた隠しにする後藤可久士先生と母親を亡くしつつも健気で可愛いしっかり者の一人娘姫ちゃん、その他、アシスタント、編集者、姫ちゃんの同級生や担任などによるコメディ。
十丸院は常に無能で見ていてイライラするが、これもスパイス。自業自得なことも多いし、やっぱり面白いかも。
あと気になるのが可久士先生モテモテすぎること。羨ましい。

コミカルな内容かと思えば、話の最初や最後に成長した姫ちゃんやアシスタントだった人たちなどが後藤可久士がどうなっているのかを語り合ったり、感傷に浸ったりしている。

ちょっとした感想
{netabare}
11話の会議について相談してるのが、家族会議、編集会議、職員会議と三つどもえの勘違いでアンジャッシュのネタ風。しかも打ち切りか待遇改善要求か勘違い漫才。

最終回。可久士先生が歌舞伎の家の隠し子だったのかあ。衝撃の事実。
事故で意識を失い、7年間の記憶を失ったために、高校3年生となった姫を認識できないのは辛い。7年前の思考のまま働こうとするのに元アシスタントや姫まで協力してくれる。
{/netabare}
父親として常に娘を想い、娘もまたそんな父親のことを想い負担を感じさせまいとする親子愛に涙を流してしまった。


OP
ちいさな日々 flumpool
ED
君は天然色 大滝詠一
OPのメロディ好き。爽やか。
大滝詠一の世代じゃないんだよなあ。曲は好きだけど。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。 一人娘の小学4年生の姫。 可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。 親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。 それは…… 自分の仕事が『漫画家』であること。 自分の“かくしごと”が知られたら 娘に嫌われるのでは!? “愛と笑い、ちょっと感動のファミリー劇場がはじまる--”

1. 「かくしごと」 「ねがいごと」
ちょっと下品な漫画を連載中の後藤可久士は、娘の後藤姫にバレるのを恐れ、「漫画家であること」を隠し続けていた。ある日、連載する「週刊少年マンガジン」の新しい担当編集者・十丸院五月から打ち合わせの連絡が入る。しかし、一向に十丸院は仕事場にあらわれない。なんと十丸院は間違えて自宅へ訪問していたのだった!?「姫が留守番している家に編集者が来たら、漫画家だとバレてしまう!」と、可久士は自宅めがけて飛び出していく。

2. 「ビーサンとB4」 「おかない かかない しあげない」
姫は小学校の臨海学校へ出かける。砂浜で遊ぶ姫の姿を、遠くのバルコニーから眺める男がいた……姫が海でのトラブルに巻き込まれるのではと心配しすぎた可久士が、知り合いの漫画家に別荘を借り、アシスタントを引き連れてやってきていたのだった。可久士は姫が臨海学校で良い思い出を作れるように、カブトムシを仕掛けたり、カレーの味付けを変えたりと、裏で手を回し始める。大型の台風が自分たちを襲い来るとも知らずに……。

3. 「やりくりサーカス」 「漫画の実情と筋肉」
ゴトープロのアシスタントたちがケガをしてしまい、可久士の原稿が危うい。十丸院は新アシスタント・阿藤勇馬を紹介してくるが、可久士は「あの十丸院がマトモな新人を紹介するとは思えない」といぶかしがる。一方、姫は小学校のクラスメイトであるシルビア、ひな、莉子を自宅に招き入れる。姫はみんなの反応から、とあることに気づく。「お父さん、うち……貧乏なんでしょ?」否定する可久士をよそに、姫は節約を始めようとする。

4. 「ノルマエ・ナマエ」 「コマ割りスケッチ」
ある日、仕事場に落ちていた美容室の会員カードを拾い上げた芥子駆は、書かれた「後藤和士」の文字に「へぇ、可久士はペンネームだったんですね」と尋ねる。すると、可久士は「世間では後藤和士で通っており、本名が可久士だ」と告げる。はてなマークが頭に浮かぶ駆に、可久士は「本名で漫画家デビューしてしまった者」の苦労を語り出す。さらに自宅では姫が『こども姓名判断』を開きながら、自分の名前を調べていて……?

5. 「それでも鉢は廻ってくる」 「泊めたねっ!」
十丸院から「他の先生も持ち回りでやっているので」と漫画新人賞の審査員を頼まれた可久士。「絶対に引き受けない」と断るが、自宅で姫から「嫌な当番も誰かがやらないと、社会が回っていかない」と先生に教わったことを説かれ、態度を一変させる。後日、可久士の自宅に運び込まれたのは大量のダンボール箱。表面には「新人賞応募原稿」の文字……そのせいで姫に仕事がバレたらどうすると、可久士はついにクレームを入れるのだが……。

6. 「スクールランドセル」
後藤家の玄関に『だてなおとより』というメモが添えられた新品のランドセルが置かれている。姫は2つのランドセルを背負い、可久士は写真を撮る。そして、『だてなおとより』のランドセルを押入れの中にしまったが、そこにはたくさんのランドセルが並んでいた……そんな、毎年のように新型のランドセルを贈ってくる『だてなおと』の話を、ゴトープロのアシスタントたちにつつかれるも、可久士の答えは歯切れが悪い。

7. 「いぬほしき」 「母子を継ぐ者」
ある日の後藤家。机のうえには一枚のチラシ。姫が「子犬の飼い主募集」のチラシを持ってきて、可久士にお願いをしているのだった。姫のお願いに悩む可久士は、公園で犬を連れた一子先生に出会う。「家で一人でいることが多かったから、この子には救われました」と目を細める一子先生は、老いた愛犬をやさしく撫でる。その夜、可久士は姫に犬を飼うことを許す。姫は大いに喜び、後藤家に新しい家族がやってくる。

8. 「おれたちの下描き」 「残念記念組」
後藤家の子犬の名前がまだ決まらない。ひとまず姫は「ゴル(仮)」とするが、いよいよ区役所で本名をつけることに。迷い続ける姫だったが、窓口係のある一言で子犬の名前を決める。笑顔で「最初から名前はついてた!」という姫に、可久士は首をかしげる。数日後、トラブルメーカーの十丸院が仕事場に飛び込んでくるなり、「週刊少年マンガジンの創刊38周年祝い」と声を張り上げるが、もっと大事な記念日を忘れていたことが発覚する

9. 「師走は君の嘘」
時は12月、漫画家にとって試練の「年末進行」がやってきた。編集部が年末年始を休むために締切が前倒しになる厳しい期間だ。ところが、ゴトープロの面々はやる気十分。豪華な出版社の年末パーティを思い切り楽しみたいからだった。後日、打ち合わせ中に可久士は、十丸院から衝撃の一言を告げられる。「経費削減で、今年はパーティが無くなりました」……浮足立つアシスタントたちを前に、可久士はその事実を伝えられないままで……。

10. 「I"S(伊豆)」
年末進行に立ち向かうゴトープロ。年内に年明け分まで描いておけば正月休みが取れると、さらに先の締切にまで進行しようと試みる。ところが、可久士は「描きだめが出来ない」と筆が揮わない。「そもそも漫画家に、長期旅行の申込みなんてできるわけないだろ!」と開き直る可久士だったが、そう宣言するのには最大の理由があった。なぜなら、漫画家は休みに必ず風邪を引くからだ。寝込む可久士のために、姫は「願掛け」をして回復を祈るのだった。

11. 「最終回平気彼女」
ある夜、姫から「家族会議したい」と告げられ、可久士はうろたえる。「うちには会議室がないから、会議室を作ってからにしよう」と可久士は返す。二人では「会議ではなくて会話にしかならない」と伝えれば、姫は落ち込むだろうと可久士は返答を悩む。明くる日、姫は学校で「会議室がなくても会議はできる」と聞き、莉子に井戸端会議を勧められる。かくして「めぐろ川たんていじむしょ」の面々は、井戸端会議をするための井戸を探し始める。

12. 「ひめごと」
「三人きりの誕生日会、毎年やっていこうな」と可久士は言った。11歳の姫はそれを「ずっと続く」と信じていた──時は流れ、姫は18歳になった。何者かから「鍵と地図」を手に入れた姫は、江ノ電に乗って鎌倉にある家を目指していた。父と、母と、姫が住むはずだったその家で、姫は可久士が漫画家であったことを知る。「……なんでお父さんは、かくしごとをやめちゃったのかな……」ひとりつぶやく姫を、見知らぬ少年が見つめていた。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

コミカルとシリアスが織りなす、心暖まる業界物語

押しも押されぬ大人気、
なかなかスケジュールが出ないと評判の神谷浩史さんですが、
みなさんもご存じの通り、バイク事故で死にかけちゃったことがあります。

僕も事故の詳細はぜんぜん知らないのですが、
そのときは某スタジオへ収録に向かっている途中だったようです。

で、そのスタジオの方からお聞きしたのですが、
事故の直後に本人から直接、
  すみません……事故を起こしてしまって、今日の収録、伺えません
という電話がかかってきたそうです。

怪我の状態など詳しい話は聞けなかったものの、
まあ、本人が電話してくるぐらいだから大丈夫だろう、と
心配しつつも、その時は安堵したらしいです。

ところが、その後どうなったかと言うと、
一か月近く意識が戻らず、一時は心肺停止になったとか。

よくもまあそんな状態で電話ができたものだと、
そのプロ意識と責任感に頭がさがる思いです。
トップ役者なら「あたりまえだ」と言われそうですが、それでも。


さて、本作『かくしごと』は、
そんな神谷さんの魅力が十全に味わえる逸品です。

原作は久米田康治さんですが、
『絶望先生』のようにぶっ飛んだところはありません。
よくできたハートフルコメディ、ぐらいのテイストです。

メインになるのは、アニメではわりと珍しい父子家庭の親娘です。

下ネタ漫画家である主人公が、
そのことを幼い娘(姫)に知られたくなくて会社員のふりをしており、
それにまつわる様々なドタバタが、
コミカルに、そしてまったりと、日常系のように描かれていきます。

ただし、すんなりと笑って見ていることはできません。
なぜなら、そのギャグパ-トを『過去』とする、
現在の重苦しいストーリーが並行して進み続けるからです。
{netabare}

毎回、高校生になった姫が少しずつ映し出されます。
そのモノローグを聞いているだけで、
主人公である父親に何か致命的なことが起こったこと、
コメディパ-トで描かれている子供のころの幸せな生活が
既に終わってしまったものであることがわかります。

つまりコメディパ-トは単なる『楽しかった思い出』ではなく、
切なくも『失われてしまった日々』であることが、
第一話からずっと、暗示させられ続けているんです。

だから、ただ笑って見ているだけでは納まらず、
続き・真相が気になってしょうがない。
これ、ずるいなあ、と思うぐらい見事な構成です。マジで。

コメディパ-トの途中でも、行方不明になった妻の父親から
  自分が結婚した相手も誰かの娘だった
と気づかされるシ-ンもあり、決してお笑い一辺倒ではありません。
{/netabare}

そして最終回で、伏線がすべて回収され、物語が見事に畳まれています。
{netabare}
予定調和と謗られようが何と言われようが、
ほとんどの方が「ああよかった」と胸をなでおろすであろう着地点です。
そして最後の最後、主人公と編集者十丸院とのメタっぽい会話や
姫のかわいらしい『かくしごと』など、
心地よいくすぐりを入れながらの大団円となります。
{/netabare}

この作品での神谷浩史さんは、まさに三面六臂の大活躍です。

時に大真面目に、時に振り切ったお芝居で笑いを取る、
  コミカルで喜怒哀楽豊かなマンガ家の顔。
やさしく姫の成長を見守っている、
  ハ-トフルで情愛豊かな父親の顔。
さまざまなしがらみや妻の死などに苦悩する、
  シリアスで一所懸命にもがき続ける男の顔。

それらを声質を変えることなく演技力だけで、完璧に、
そして瞬時に切り替えて、
ギャグとシリアスが織りなす物語をぐいぐい引っ張っていきます。

  それが、あまりに自然過ぎて『スゴいこと』に聴こえてこない。

レベルが高すぎて、逆にレベルを感じさせない、みたいな。


神谷さんに引っ張られて、
ほかの役者さんもギアが一つ二つあがった感があります。
特に姫役の高橋李依さんは、まさに好演でした。
{netabare}
実は本作を制作する前、
シャフトが作ったPVでは、姫役は安済知佳さんだったんです。

安済さんも、もちろん素晴らしい役者さんです。
ただ、発声のクセから、ほんの少し『気だるさ』が混じるんですね。
それは、発想を変えれば『リアリティがある』のですが、
村野監督は姫を『理想の娘』として描こうとしたのではないかと。

高橋さんにキャラ替えになったのは、
おそらくそのあたりが理由であるような気がします。

  ちなみに、PVやドラマCDなどから、
  あるいは一期・二期で特定のキャラの役者さんが変わることを、
  業界では『キャラ替え』と呼びます。

このキャラ替えによって姫の『無垢さ』が際立つようになりました。

純真無垢であるがゆえに守ってあげたくなる、というのは、
見方によっては『短絡的』『昭和的』『非現実的』ではあります。
ただ、ストーリーパ-トが重めである分、
監督はその軽重をはっきりつけたかったのではないか、と。

少なくとも僕の耳には、それが成功しているように聞こえます。
あ、いえ、
安済知佳さん大好きですし、あくまでもこの作品に限っては、の話です。

僕にもリアルで娘がおりますし、現実を知った身としては
  こんなんじゃね-よ
とか思わなくもないですが。正直、眩しくて目ェつぶれそうです。


このメイン二人に次ぐ功労賞は、
僕的には、おっとり癒し系の羅砂を演じた安野希世乃さんにあげたいなと。

ナレも含めた彼女のゆるいお芝居は、
作品全体の色調を決めるのに必要不可欠なものでした。
キレキレのツッコミを入れる佐倉綾音さんとの対比も絶妙でしたし。

その他、チョイ役に
大塚明夫さん、緑川光さん、浪川大輔さん、能登麻美子さんとか、
豪華すぎるだろ。音響費いくら積んでるんだ。
{/netabare}

僕的なおすすめ度としては、Sランクの作品です。

コメディパ-トを楽しく観ながらもストーリーの続きが気になり、
最後は納得の大団円。
コメディとストーリーものを両立させようとして失敗した作品は、
それこそ星の数ほどありますが、
この作品はそれに成功した例の一つだと思います。

物語の性質上『絶望先生』みたいな尖り方はしていませんが、
それでもマンガ家を対象にした自虐ギャグや黒ギャグは痛快そのもの。
{netabare}
  そもそも漫画家なんて全員ロリコンじゃねえかっ
{/netabare}
なんて台詞、ふつうはオンエアしませんて。


いや、オレはもっと久米田のキレキレのギャグが見たいんだ、とか、
親子愛だとか昭和の感性おしつけんじゃね-よ、
なんて言っちゃう方には、正直、おすすめはできません。

そうではない方、ほどほどの業界コメディを楽しく観て、
ときおり、そして最後に、
家族愛というものをじんわり感じたい方には、好適の逸品であります。


ちなみに、評判のいい大滝詠一さんのED曲『君は天然色』、
それにまつわる逸話を、
ほかの方のレビューではじめて知りました。

いやあ、あにこれって勉強になりますね。ほんと感謝です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

高レベルギャグと高レベル感動の、フュージョン♪

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルは、シチュエーション・コメディ。でも、泣ける、ハートウォーミングなファミリードラマを内蔵している。

久米田康治さんは、勿論、名前は知ってるし、「さよなら絶望先生」「かってに改造」などの代表作があるのは知っていたけど、なぜか一切読んだことがなかった。

んで、本作を観て、「こんなにちゃんと力がある漫画家さんだったんだな」と感心し、これは過去作も読まなければいけないなという気持ちになった。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作は、全てにおいて非常にレベルが高い。

独特ながら美しい作画。OP、ED共に今期1、2争うクオリティの音楽。レベルの高い毒舌ギャグ。そのギャグすら前座になりかねないレベルの感動要素。

個人的に一番素敵だと思ったのは、2話の10歳箱の中身(浴衣)を見た後藤可久士が「驚いた」こと。「驚く」ということはつまり、中身を「知らない」ということで。まず、10歳箱という、「自らの死期を悟った母親が娘に残したプレゼント」がすでに充分に素敵すぎるのに、その中身を、旦那である後藤可久士が「知らない」。つまり、亡き妻への愛を貫き、中身を覗いてないってことでしょ? それって、あまりにも切なく、あまりにも素敵だなと。

久しぶりに、アニメで泣いたシーンでした。

で、じゃあなぜ「☆5」にしないの? と言われたら、それもまた、この「10歳箱」が関係していて。

まず1つ目に、最終話で、姫の母(後藤の妻)の死因が「海難事故」となったことで、「え? (そんな突発的な死に方なら)じゃあなんで10歳箱とか用意してるの?」「まさか、10歳箱とかも父親(後藤可久士)が用意してたの?」「まあ、姫に母親の愛情を感じさせるために、ウソついて用意してたなら、それはそれで良い話だけど、死にゆく母親が用意したのに比べれば落ちるよな」と思ってしまったこと。

これに関して、wikiでは「(後藤夫人)用意周到な性格で、娘と夫のためにその年齢に応じた物品を収めた箱(年齢表記付き)を押し入れに入れていた」とあるけど、その説明はちと苦しいんじゃないかと思う。海難事故は、「今でも妻を探し続けているという美談」につながり、漫画家をやめるきっかけにもなってるし、貯金がない理由付けにもなっているから良い設定だとは思うけど、ちょっとそれまでのシーンと喧嘩しちゃったなと。

個人的には、普通に病気で死んじゃったか、病気を治すために海外に渡航する時に事故に遭ったくらいのことが、さらっと話をするか、(説明まではしなくても)例えば記事の一部に書き込んでいるくらいあっても良かったんじゃないかと思う。

次に、2話でなんで泣いたかというと、「おバカコメディと思っていたのに、不意打ちをくらった」から。ああいう入れ方が、感動要素としてはベスト。

ところが、(これは、アニメ化に際してなのか、原作通りか分からないが)「毎回のように、最終盤に感動要素が挟み込まれる」ことによって、「泣かせるための技巧」のように感じてしまった。個人的には、「感動要素やシリアスの存在しない、ただのおバカコメディ回」があって、時折、不意打ちのように「感動」「シリアス」の要素を入れてくる構成の方が、より際立ったかな?と思う。

あと、最終回は怒濤の伏線回収が素晴らしかった。定番ながらも、感動的な展開。幸せを感じるラスト。

ただ、欲を言えば、やや駆け足かな?とは思った。本作の場合、「必要不可欠」な回は意外と少ないので、中盤の1話をカットして、11、12話を「姫18歳編」とした方が、より良かったと思う。もしくは、13話構成にするか。

1話にあれだけ詰め込まれると、翻弄される楽しさはあるものの、じっきり味わった故の余韻みたいなのは薄れる。なんなら、「同じく記憶喪失になっていた妻が見つかる」くらいのドベタなハッピーエンドでも、私は好きだな。

と、「重箱の隅をつつく」ような批評もしていますが、それはあくまで、この作品が素晴らしく、序盤のクオリティなら、☆5、お気に入り棚まで考えるくらい好きだったから。だからこそ、終盤のちょっとした粗が気になってしまった。

ただ、本作で私は、久米田さんのセンス、バランス感覚の良さは分かったので、総括にも書いたが、過去作を読んでみたいと思った。

良い、アニメでした♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆5
良い意味で、タイトル詐欺だな。「絵」が綺麗な作画。漫画を意識してるのかな? かくしごと、描く仕事(笑) OPイイね♪ あらら、アララギさんじゃないですか(笑) 無職は無色、何色にもなれる。素敵だな(笑) まあ確かに、無職とニートは、やる気の差があるからな、ニートは「職に就く気がない」から、何色にもなれんしな(笑) 藤田さん(笑) 落ち着いた感じ(笑) 描きたいものを描かせないのが仕事(笑) オシャP(笑) いや~面白い!

2話目 ☆5
先生、勘違い(笑) 悪意はないけど、しんどいよな。ぽけー(笑) ヒマだから漫画描く、まあ、もとは漫画好きな人達の集まりだしな。大量の白い粉(笑) 検索ワード(笑) どちらかといえば、非社会団体だけどな(笑) やばい、10歳箱、泣けるな。母親の想い。そして、その中身を後藤先生が知らなかったとこれが、また泣ける。つまり、妻への愛をずっと貫いているということ。16歳箱に、鍵が入ってたのかな。Bパートは特に良い。

3話目 ☆4


4話目 ☆3
古い物が、、、泣けるな。載る前、名前(笑) 可哀想な人(笑) 誌偉王(笑) モテるな~、後藤先生。先生、可哀想な人になってる(笑) 額縁(笑) 最後に少し、泣かせにくるのがズルい、が、毎回だと技巧的に感じてしまうな。不意打ちが良いのに。

5話目 ☆4
BLEACHへのディスりが的確なんだが(笑) 自分が当番にされてた(笑) ラストがな、技法になってきた。やっぱり、金が良いです(笑) 箱の続きが、で良かった。

6話目 ☆3
子供がいるから、親になれる。子供がいなければ、ただの年寄り。byみつを (笑) そんな謙虚な姿勢に、なれたら良いな~。

7話目 ☆4
パパだけで飼うもん(笑) 漫画の7割はアシスタントの絵(笑) ネットで知り合って、1回だけやった子(笑) 藍は青に寄せる(笑)

8話目 ☆


9話目 ☆4
年末は編集者が休むためのもの(笑) 先生は蔑称(笑)
パーティーくらい、やらんの? 言いきった(笑) 漫画家なんて、全員ロリコン(笑)

10話目 ☆4
家族会議がしたい(笑) 今回はアンジャッシュ風。案外そういうもの(笑)

11話目 ☆


12話目 ☆4
怒濤の真実。僕が担当だったから(笑) 綺麗におわったけど、やや駆け足かな?
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 41

63.5 5 シュールで下ネタなアニメランキング5位
+チック姉さん(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (340)
1564人が棚に入れました
 「+チック姉さん」は、「ヤングガンガン」で連載中のマンガで、むちゃな発言を連発して部員を困らせる「姉さん」、怒ると手のつけられない「オカッパ」、おとなしい「マキマキ」という模型部に所属する3人の女子高生の日常を描くコメディー。

maruo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

かすりもせず D

原作未読

全編を通じて全く笑えませんでした。
どこで笑えたのかを書くことは容易いでしょうが、どこでも笑えなかったことを理由付きで書くのは非常に難しいです。
端的に言って、つまらなかったんですから、としか言いようがないです。

本作、水島努監督ということで期待して見たのですが、悪い方向で結果が出たようです。
水島監督作品では、撲殺天使ドクロちゃん、大魔法峠、イカ娘、Anotherを視聴しています
このうち、ドクロちゃんと大魔法峠は全く笑えず、どこにツボがあるの?っていう状態でしたが、この作品も同様の状況でした。
原作が(私にとって)良くなかったのか、原作のさばき方が(私にとって)良くなかったのか、原作にあたっていないのでそれも分かりません。

多分、面白さを説明されても、結果は変わらないと思います。
自分がそれまでに溜め込んできた知識やら感性と、目の前の事象(この場合アニメ)を照らし合わせて、自然と笑いは出るものだ、説明されている時点で面白く思えるはずがない、という考えを私は持っているからです。

元々、ギャグアニメでも笑うことが殆どなく、キャラや雰囲気が好きになれるかどうかが気に入るポイントなのですが、その気に入るポイントも残念ながらありませんでした。
好きな方には申し訳ないですが、「くだらない作品」という言葉を褒め言葉ではなく使ってしまいたくなる、そんな作品でした。

ただ、この作品、評価が高いんですよね。
なので、おそらく私の感性の方がおかしいんだと思います。
イマイチ釈然としませんが(笑
この作品が好きな方は、こんなこと言うヤツもいるんだな~って程度に受け取っていただければと思います。
そもそも見たのが間違いではないか?ですか?
確かにそうかも知れません(笑

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

学園ギャグマンガを原作としたwebアニメ

このアニメは、栗井茶氏の漫画『+チック姉さん』を元に
制作されたアニメである。

内容を一行で言い表すと、模型部の部員である女子高校生の3人
を中心とした、とっても愉快な人々のやりとりを楽しんでいくアニメだ。

3分弱と短いものの、テンポよく進んでいくため
気楽に観れるのは大きい。
回によっては、多少の差はあるものの、予想斜め上をいく展開
もあったりするので、自分は楽しめた。

主人公の3人以外にも、非常に個性的な人物が
多いのも大きな特徴。特に印象に残っている人物は多田と国木だ。

多田は、おかっぱが気絶している隙を狙って
彼女の足に顔をすりすりする野球部員だ。
実は、彼は野球の練習中に、模型部の窓ガラスを割ってしまっており
謝罪するために、部室に入ってきたのだ。
まさか、あのタイミングですりすりするとは…中々のやり手である。
その後、どのような展開になったのか興味があるが、
予想できそうな気はする。

国木は、当初紳士的な振る舞いをみせたものの
実は女性用下着を身に付けている真性の変態である。
生徒会の2人を不良から守るために動いたものと思っていたが…。
出すものを出した後、無償の愛と説きながら、猛烈に気持ち悪い
動きで迫りくるのだ。一回見ただけで、脳裏に焼き付くレベルだった。
最後の落ちも笑わせてもらった。当たり前と言われれば当たり前だが。
彼のエピソードは、特に面白い回に仕上がっているので
興味のある方は一度見てほしい。

ギャグアニメが大好きな方には是非お勧めしたい作品だ。
このアニメに限ったことではないが、相性というものは
存在するので合わないと感じたら即刻中止することも大事だと思う。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ウザカワ美少女(?)ってかウザキモ美少女(???)コメディさ!

1話が大体2~3分で現在6話までが無料公開中のウェブアニメ
あにこれが無かったら存在すら知らなかったであろうと思うとホント感謝感謝ですv
あにこれ様々ですよ!w


姉さん達の頭の上にはなぜプラモがあるのか全く意味不明w
説明もなしw
オカッパちゃんはキレキャラなのか姉さんに振り回される側なのかキャラぶれまくりでよくわかんないw


とりま姉さんがウザカワキャラってか“ウザキモキャラ”ってとこだけはガチですw
とにかく姉さんを知れば知るほど【ウザイ】ことと【キモイ】ことに気付かされる(笑)
ウザイ美少女がお好きな方は是非に!w
(いやはやwオイラのツボじゃねーすかw)


なんかやたら面白いと思ったら水島努監督作品だったのねw
コンテは極力自分では描かない水島監督が(本人曰く画力に乏しいため)珍しく自分でコンテ切ってます


原作はお世辞にも絵が上手いとは言えないのですけどwアニメ版でその点はしっかり補完
劇画タッチになるシリアス顔もバッチリ決まってますw


ちなみにセルソフト版は未公開話も含め全12話
ウェブ配信版とは順番の入れ替えがなされてます
↓↓↓


配信版→セルソフト版
第1話 →第2話{netabare}オカッパにひん剥かれるw{/netabare}
第2話 →第5話{netabare}コイバナ~カバンを股に挟んで尻振りw{/netabare}
第3話 →第3話{netabare}マキマキが一人キッスの練習w{/netabare}
第4話 →第4話{netabare}美しさの人が初登場w{/netabare}
第5話 →第1話{netabare}腕相撲~全員死亡~野球部員乱入w{/netabare}
第6話 →第9話{netabare}デリケートなゾーンが~w大人になっちゃう~w{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22

67.3 6 シュールで下ネタなアニメランキング6位
おそ松さん 第2期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (274)
1128人が棚に入れました
2016年に幕を下ろしたTVアニメ、“おそ松さん”が戻ってくる!!
波乱を呼んだ第一期終了から時は経ち、イヤミとチビ太が目にしたものは…
はたして前回を反省し、6つ子たちはちゃんとできているのだろうか……?

クズでニートなオトナに成長した6つ子を主人公として一話完結で描く、笑えて、泣けて、ほっこりも出来る、予測不能なギャグ・コメディ。
第一期を手がけたスタッフ・キャストを再集結させ、川流ちな記憶を残した6つ子たちが、さらにパワーアップして帰ってきます!

声優・キャラクター
櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年! お前は思ったより曖昧透明。一生全力モラトリアムな童貞ニートと、どっちが自分の色をもっている?

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
各所で、好評やら苦情やら、様々な意味で話題となった1期は、ギャグアニメとしては、(商業的に)近年でもトップレベルに成功した作品ではないでしょうか。

その2期に当たる作品です。

視聴者の慣れの問題もあるかもしれませんが、1期に比べるとややスケールダウンした感はありますが、それでも充分に楽しめましたよ♪

ブラックジョーク、エグい下ネタ、パロ、メタ系の笑いに不快感を覚えない人ならば、オススメできます♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
全25話の多くを占めるギャグ回より、むしろ、たまにある感動回の方が印象深い。

8話目、十四松がイルカショーに挑む話。私が十四松好きなのもあるけど、なんかホッコリしたし、「意外とスパルタ~」は笑ったw

16話目、金子ちゃん回。金子ちゃんは勿論可愛かったけど、トト子ちゃんの好感度がメッチャ上がった。ワガママで強引なトト子ちゃんが、少しだけ大人になったし、オチ含め、「短所も魅力になり得る」と思った。

18話目、イヤミが盲目の少女を助ける話。もしかしたら、「最後にあの少女が金を持ち逃げする」とか、そういうダークなオチを期待する視聴者心理も計算に入れた上で、あえて変なオチをつけずに、シンプルな感動回にしたのかもしれない。

21話目、母親が、六つ子の誰かを施設に入れようか悩む話。ダメな子でも可愛い。母の愛を感じた。

24話目、父親が倒れて、六つ子が自立を考える話。この六つ子の暮らす世界は、ある意味「夢の世界」なんだと思った。モラトリアム全開だからね。勿論、我々視聴者の多くは世知辛い現実に身を置いているわけだけれど、だからこそ、アニメの世界でモラトリアムを卒業しようとしている六つ子達に感動(共感)も覚えたし、寂しさも感じた。


と、この辺が印象深いエピソード。なんだったら、24話の雰囲気でしんみりと終わらせるのもアリだと思ったが、まあ、またバタバタしてくれて、ラストに「はなまるぴっぴ」も聞けて、観終わった後はかなりスッキリした。

ただ、「こいつら、ニートで童貞のくせに、なんか、(自分より)楽しそうに生きてるな」と思って、自分の生活を省みてしまった。それがレビュタイ。

確かに、自分はあの六つ子よりはまともな人生を送っているとは思うけど、じゃああの六つ子ほど、日々を色鮮やかに、楽しんで生きているのかと問われれば、自信がない。なんて、そんなことを考えるアニメではないんだけれども(笑)

1クール目OP「君氏危うくも近うよれ」は、名曲「はなまるぴっぴはよいこだけ」に迫るほど、クセになる良い曲。2クール目OP「まぼろしウィンク」もなかなか良い。どの曲も、A応Pさんらしい楽しさがあった。

ますますダレるかもしれないけれど、もし3期があったらと、楽しみに待ちたいと思います!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
おそ松さんが、おそ松くんのパロw おい、ファンをディスるなよ(笑) 一松だけ、どしたw 2回ともw 実写の衝撃w 1話目から、カオスw OPは、「はなまるぴっぴはよいこだけ」に比べれば落ちるけど、そこそこ耳に残りますね。

2話目
ユーチューバーなんて、倍率何倍かって話だが、あんだけできればなれるだろw まあ、通報されるわなw 失業保険w 内蔵で個性を表すなやw ブラックジョークだな~。

3話目
クソ下ネタだな(笑) ○○ホール、大丈夫か? 大丈夫か!(笑) 確かに珍しい組み合わせ。一松、ジワジワ好きになってきたんだよな(笑) 照英(笑)

4話目
またかい(笑) 親の悩みには触れたくないって(笑) 良い夫婦だよな(笑) お? 1話ぶち抜き? 新しいね。

5話目
最恐のVR、皮肉が効いてて良いね。てか、グロい(汗)

6話目
音w 友達は江戸時代の制度(笑) ちょっと良い話。たまにこういう回があるから気を抜けない。オチも効いてたしね。

7話目
安定の原始松w 逆に良く、「くれ」って読めたなw 三國志分からん人もいるでしょうね。まあ、私も漫画の知識くらいしかないけどw エロいんじゃなくてゲスいんだよ!(笑) 賢者タイムw シェー(笑) チェリーハラスメントw トッティは、トッティが大好きだよ(笑) おそ松の純情が、弄ばれたw

8話目
蝿、サイズでかいんかい(笑) 化け物ばかりw いや、下ネタより、大谷翔平さんはダメだろ(笑) 無駄に荘厳な音楽w 安定の十四松回。思ってたより、スパルタ~(笑) 流石に、城みちるさんは、キャスティングできなかったのかな? 照英さんはいけたのにw

9話目
一松の正論が負けてるw おそ松だけターゲット(笑) ゲームセンターの話、どんな話だよw ラリってるのか?(笑)

10話目
実は兄弟の中で一番カラ松が微妙だったんだけど、今回で好きになった。

11話目
チビ太、チョロい(笑) ホラー映画w

12話目
ハゲネタ(時間軸)、続くの? 十四松回、好き♪ 意外と感動回が多いんだよねw でも、ダヨーン&デカパン回は、尺長いわりにあんまり面白くないんだよな。

13話目
後は自分達、笑えたw 餅つき、正月早々にやるネタか(笑) 昔話を汚すなよ(苦笑) この、一人いないネタは、1期でもやったからな。化物語かw 各アニメの戦力外って、大体分かるデザインにするなよ(笑)

14話目
実松、いつの間に9話目まで(笑) ダサハラ(笑) 十四松が出てくとややこしくなる、確かに(笑) 流石、おそ松w 自意識松(笑) この六つ子、対等に見えて、微妙に兄弟関係あるのも良いよね♪ ED、石膏ボーイズ
(笑)

15話目
ユーマ3人がユーマを探してるw イグニッション(笑) カラマツタクシー。オチは微妙かな。ここでまた茶髪ネタかw

16話目○
コブラじゃね~か(笑) ハ、ハタ坊なのか(笑) 美味しんぼじゃね~か(笑) ケータイから出てくるとこ、怖いわ(笑) トト子の解釈(笑) トト子、怖いって(笑) トト子、号泣。キン子は確かに可愛いけど、こうなると、やはりトト子に感情移入。良回だな。

17話目
ユーマはイマイチ。十四松の、家(笑) ホラー、オチなしかい(汗)

18話目○
メッチャ良い話なんだけど(笑) これ多分、「最後にあの少女が金を持ち逃げする」とか、そういうダークなオチを期待する視聴者心理も計算に入れた上で、あえて変なオチをつけずに、シンプルな感動回にしやがったな(笑)

19話目
これ、若干、トランプさんを風刺してるのかな? バレンタイン、メッチャ良い話(笑) やや、腐が入っているが、まあ、ギャグとして面白いから、よし(笑)

20話目
財布のくクダリは笑ったw 確かに、イマイチ(笑)

21話目○
母の愛だね。なかなか良い話。トッティ、その作戦、前もやったよね(笑)

22話目
おい、名作への酷いパロ、やめろ(笑)

23話目
ダヨーン、ちょっと良い話からのダークな落ち。イヤミ、超メタネタ。フランスをディスるなよ(笑) おそ松やチビ太、旧作のキャラだけでワチャワチャやってるのが良いね♪

24話目○
ホントの日常を描き、日常の終わりを描き、本当の日常が始まる。夢の世界の住人と、夢の終わり。

25話目
まあ、オチはこんなところかな。ハナマルピッピが流れたところは、定番だけど嬉しかった。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24
ネタバレ

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1期で稼いだ「おそ松マネー」の威力を如何なく見せつけてきた2期

1期もリアルタイムで視聴していたのだが、その時はレビューを省いたので、今回は1期にも少し触れながらレビューを。

社会現象にもなった「おそ松さん」が2年ぶりに帰ってくる―そのニュースが世間を駆け抜け、ありとあらゆる媒体で特集が組まれた。
ついには6つ子役の声優たちが雑誌の表紙を飾るまでになり、否応にでも周囲の期待を一身に集め、ハードルを上げに上げられまくった中での放送スタート。

しかし、1話からそんな「おそ松人気」を支えた女性視聴者を皮肉る描写をいきなりブチかましてくる。
正直、個人的にはこういうのは嫌いではない。ある意味視聴者に媚びないで、自分たちの作りたいものを作っていく…という姿勢そのものは評価したい。
とはいえ、その後は本当に製作者の趣味に走った、視聴者置いてけぼりの悪ふざけストーリーが目立つように。

1期でキャラの個性をしっかり描き切った故か、2期はその「応用編」あるいは「発展編」のような作りになっており、笑いのネタがやや上級者向けというか、「1期をしっかり予習できている人向け」に作られているな、という印象。
要するに、「一見さんお断り」感が半端ない。これが、ドラマ仕立ての作品ならば仕方ないにせよ、ショートストーリーで構成されたギャグアニメで、しかも基本設定意外の殆どの設定が毎話リセットされるコント的な方式を取っているにも関わらず、初見の人には分かり辛い内容になっている事は好ましく思えない。

私は1期の、時々羽目を外しすぎて「無かった事にされた」ある意味伝説級のパロディーの連続と、メインターゲット層には絶対に分からないであろう昭和ネタが好物だったが、2期ではこの辺りが非常に大人しい作りになっていたことも残念だ。
パロディーはまた事件になってはいけないので仕方ないにしても、昭和ネタはもうちょっとやれたのではないかと思う。
ただ、だからなのだが、第5話のEDの{netabare}「イヤミ音頭」{/netabare}は非常に嬉しいサプライズだったり。昭和アニメの夏といえば、やはりコレでしょ!

さて、EDと言えば…ここからも酷評が続く。
1期1クール目のイヤミ、2クール目のトト子の歌うEDが作品にもマッチしていて非常に良かっただけに、2期のEDは1クール2クール共に失望したと言わざるを得ない。
意味もなく豪華なアーティスト陣による楽曲。ここで、タイトルの「1期で稼いだおそ松マネー」の一番の無駄遣いを感じた。
「どや、おそ松さんでこんな有名アーティスト呼べるねんで!」という製作者の得意げな顔が透けて見えてくるようで、非常に鼻につく。
2クール目に関してさらに言えば、楽曲も映像も不気味すぎて、この作品がどこへ向かおうとしているのか理解に苦しむ。
ただし、1期から続投のA応PによるOPは非常に良い。私の音楽への★評価は、OP楽曲・2期になって増えた作中曲・そしてカラ松のテーマに代表されるBGMの秀逸さに対して贈るものだということを、ここで明言したい。

おそ松マネーの影響は、何も悪い箇所にばかり出ている訳ではない。
作画のクォリティーは、1期に比べて総じて高いと感じた。ここは勝負話だな、と思われるエピソード、特に1話と最終話の作画は本当に素晴らしい。

声優は文句なしに★5だ。
出演者目当てに作品選びをしない私にしてみれば、特に6つ子を演じる声優さんたちは、2~3作品に1度は出くわすほどの売れっ子であり、作品によっては「またこの人か~人気声優使ってりゃいいってもんじゃないよ~」と辟易することもしばしばだが、「おそ松さん」に関して言えばキャスティングの妙と、彼ら本来の実力が如何なく発揮されていたと言っても良いと思う。
聞き慣れた声なのに、初めて聞くような言い回しやトーン。下ネタ全開ギャグアニメだからこその、普段は見られないクズっぷりを、それぞれの個性に合わせつつも手を替え品を替え表現できている。
なるほど実力が伴っての人気声優なのだな、ということに改めて気付かせてくれる、新たな彼らの「演技の引き出しの多さ」に納得させられる好演だった。

私の推しの松も、好きな声優さんも、実はこの人ではないのだが、色眼鏡抜きで一番素晴らしいと思ったのは、別作品でも触れた事があるが末っ子・トド松役の入野自由さんだ。
彼の演技はナチュラルなのに予測不可能。特に2期はツッコミが素晴らしい。
他の5人が、しっかりとした基礎とこれまでの経験で培ったものを工夫して料理している傍らで、彼だけは努力や経験とは別の、天才的な野生の勘のようなもので演技をしているようにさえ感じる。
しかし、決して6人の中で浮いているわけでも悪目立ちしている訳でもない。絶妙な立ち位置を構築できているのは、素直に感心する。

サブキャラクターも文句なく、ゲストキャラ含めて良いのだが、特に1人挙げるとすればトト子役の遠藤綾さん。
彼女は他に適任が考えられない程に、ザ・ヒロイン声の持ち主であるにも関わらず、ゲスいトト子に豹変した時の爆発力は想像を遥かに超えてくる。
ハイテンションでエキセントリックなトト子もそうだが、兼ね役でやっている1期・2期スタート時の白黒画面の「ふっかつ・おそ松さん」のナレーションで見せるザ・昭和感や、16話で見せた{netabare} 自動販売機のマシーン的なボイス{/netabare}は職人芸を思わせる。

イヤミ・鈴村さんも良いのだが、この方はどちらかといえばラジオでの功績を称えたい。普通に面白い。
ラジオといえば、第3期への示唆が頻繁に出てきているが、明らかに1期に比べ評価が落ちたと思われる本作品に3期はあり得るのだろうか。

考えてみれば1期最終話が滅茶苦茶すぎて、これは2期はなさそうだな…と思ったことを思い出した。
それに比べれば、2期最終話は随分「ちゃんとした」終わり方をしていたので、これは3期への布石なのかな、とも感じる。

ただ、稼いだお金は、然るべきところに使うべきだ。3期があるなら、そこはお願いしたいじょー、と思うダスよーん、てやんでぇ!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

面白くなるのが遅すぎた2期。2クール目はかなり良い。

前作「おそ松さん」は完走済み。

そこそこ期間が空いたのがどうなるか。

1話目感想
{netabare}
久々だから勢いが衰えてないか少し心配ではあったけど全く問題ない完璧な1話だった。

ちゃんとしたメカパートは大笑いした(笑)

今回が面白すぎて初回がピークになりそうな予感もするけど2期1話としては大満足。

OPも1期に劣らない。

途中で飽きる可能性はまだあるけどとりあえず視聴継続{/netabare}


2話目感想
{netabare}
出血だったり内臓だったりとややグロ(というか気持ち悪い)回。

良くも悪くもいつものおそ松さんだなぁと。

前回と比べると笑いどころは少なかくあまり面白くなかった。
{/netabare}

8話まで見終えて
{netabare}
正直外れ回が多い印象。

3話~8話までだと父親の話と短編集の回は良かったけどそれ以外は基本外れかなと。

照英の話やブーメランの話、8話の2本が分かりやすかったけど展開がくどい上にオチが弱いんですよね。

シュールな感じにすれば良いってわけじゃない。

正直、ぶっ飛んでて奇をてらいまくってる回ほど面白くない印象。

脚本が空回ってるのか、それとも単純に自分が飽きてるだけなのか...。

このテンションで続いていくと切る可能性も出てくるかなぁ。
{/netabare}

9話目感想
{netabare}
今回は3本とも面白かった。久々の当たり回だったかな。

毎回これくらい面白かったら最高なんだけどなぁ。
{/netabare}

9話~12話目感想
{netabare}
ネタを引き延ばす手法が良い方にも悪い方にも転んでる印象。

チビ太の復讐や十四松が師匠になる話はかなり面白かったけど、デカパンとダヨーンの追いかけっこの話は2期の中でもワーストクラスに面白くなかった。

ジャルジャルの全てのネタを楽しめる人とかはおそ松さん全話を楽しめたりするのかな。
{/netabare}

13話~19話目までの感想
{netabare}
実松さん回からテイストが面白かった頃のおそ松さんに戻り盛り返してきました。

ギャグはもちろん、30分フルで良い話をやったイヤミ回も良かったです。

それだけに1クール目の迷走具合が非常に残念に思えます。

前作は楽しんでいて2期は1クール目で切ったという人は実松さん回から見直すとまた楽しめるかもしれません。

もう完全空気になってしまった今作ですが自分は最後まで見届けます。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

61.8 7 シュールで下ネタなアニメランキング7位
てーきゅう 第5期(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (226)
1078人が棚に入れました
テニス部でありながらテニスをほとんどしない女子高生4人組を描いたコメディの第5期!!

声優・キャラクター
渡部優衣、三森すずこ、鳴海杏子、花澤香菜

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

やっぱり早口

早口でしたけど、面白かったです。
シーンの使いまわしがあるような...。
段々作品についてのコメントというか感想が浮かばなくなってくる。

主題歌
Qunka! 板東まりも(花澤香菜)
Qunka!は好きな曲です。変態すぎる歌詞が凄い。花澤香菜さんは一体どんな顔で歌ってたんでしょうか。パンツは茹でても良いですな。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第49面 先輩とターミナル
商店街の福引で”とある場所”への当選券が手に入った4人。なんと場所は海外ということで、諸々と身の回りの準備を始めていくが…。

第50面 先輩とキリング・フィールド
行きついた先はカンボジア。トゥクトゥクに乗って遺跡を見たり遺跡を見たりと、オーソドックスな観光スタイルを取ろうとする一行であった。

第51面 先輩とビューティフル・ドリーマー
いつしかの体育祭部活対抗リレーで負けたため、学校の中庭でゴミ拾いをすることになったテニス部の4人。「社会のゴミがゴミ拾いをするとは皮肉なもんやで…」とつぶやくまりもだったが…。

第52面 先輩と猫の恩返し
いつしかの体育祭部活対抗リレーで負けたため、学校の中庭でゴミ拾いをすることになったテニス部の4人。「社会のゴミがゴミ拾いをするとは皮肉なもんやで…」とつぶやくまりもだったが…。

第53面 先輩とダイ・ハード3
「たこ焼きパーティーするぞ!」と大はしゃぎのかなえ。食材をスーパーへと買い出しに行くさなか、関西人のまりものテンションがやたら高くなっていく...!

第54面 先輩とエイリアンVSプレデター
謎の宇宙人(?)トマリンに密着取材することにしたうどん子。二人はなぜかナイスなコンビプレイでボケツッコミを炸裂させ、インタビューを進めていく。

第55面 先輩とレザボア・ドッグス
いきなり吐血しながら教室に入ってきたかなえ。まりもは驚き、悲しみ、傷つけた相手への怒りが収まらない。そしてかなえの仇を取るべく、まりもは復讐の女神となる…。

第56面 先輩とミッション:インポッシブル
いきなり吐血しながら教室に入ってきたかなえ。と、ここまでは前回と導入部分が一緒だがそんなことは気にせずライバル校への偵察を決行する四人であったが…?

第57面 先輩と賢者の石
焼きイモをすることになった4人。スイーツに詳しい人といえばあの人だが、それはひとまず置いておいて、枯葉がなかったり火起こしのためのマナが足りなかったりと道のりは前途多難で...。

第58面 先輩とデイ・アフター・トゥモロー
季節は流れ冬…冷たい空気の街を歩くユリは、凍った水たまりで延々と転び続けるまりもを横目に、珍しくマスクをしているかなえを見かける。

第59面 先輩とソーシャル・ネットワーク
めでたく新年を迎え、板東家で地球のお正月を堪能するトマリン。お年玉や和服など、まりもはさまざまな仕来りを教えようとするが…。

第60面 先輩とジョンQ
かなえの大好きなB-CHANGの手術が決まった。連れられてお見舞いに行くユリだったが、行き着いた先はまさかの焼肉屋だった...。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

殆どテニスしていないのに・・・いつの間にやらもう5期です^^;

タイトルにも記載しましたが、どうしてタイトルが「てーきゅう」なのに全然テニスをしていないんですよね^^;
それなのに5期まで続いてる・・・これってホントに不思議な現象です^^;
主題歌を含めて1話2分程度の中に内容がぎゅうぎゅうに押し込められているので、濃密な2分間を体験できるところが人気の秘訣なのでしょうか^^;?

この作品は、これまで殆ど亀井戸高校テニス部の4人に焦点を当てて描かれてきましたが、今期は4人以外のサブキャラにも焦点が当てられているのが、前期までとの違いです。

亀井戸高校テニス部
新庄 かなえ(CV:三森すずこさん)
高宮 なすの(CV:鳴海杏子さん)
板東 まりも(CV:花澤香菜さん)
押本 ユリ(CV:渡部優衣さん)

気になったサブキャラ
トマリン(CV:小倉唯さん)

5期まで来てテニス部の掛け合いの構成がようやく把握できました^^;
基本的に新庄 かなえと板東 まりもがボケ担当で、なすのさんは腫れ物にはあまり触れず、ツッコミ担当がユリ・・・という感じです。
主題歌のアニメを見ていても、激しく弾けているのはかなえとまりもですもんね^^;
今期も二人のボケにはしっかりと楽しませて貰いました^^

でも、今期個人的に一番気になったのは、トマリン演じる小倉さんでした^^;
この作品は展開、テンポ、セリフといった全てにおいてハイスピードなんです。
この作品のスピードに小倉さん・・・ついていけるのかな^^;?
が率直な疑問でした。
これまで小倉さんが演じた作品で、超特急なセリフのキャラは居なかったと思いますし・・・^^;
と、なんかドキドキしちゃいましたが・・・小倉さん、一生懸命で良かったと思います^^

主題歌は板東まりもの「Qunka!」
パンツ好きの彼女らしい曲だったと思います^^
でも、フライドパンツって・・・^^;?

1クール12話で1話2分のショート作品でした。
既に現在6期が放送されtれいますが、この作品・・・どこまで続くんでしょうね^^;
もちろん、引き続き6期も視聴する予定です^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

こ・ん・ど・う・と・ま・り・ん

{netabare}とまりんと近藤さんの回が一番おもしろかったw{/netabare}

・・・ちょっと勢いが弱くなってきた。
慣れてきたか、飽きてきたか。

けど「愛してると最近言わない」ようになってからが本番です。
それが浮気をしているのか、空気になってきたのか、あるいはそれ以外かは、
あなただけが知る、否、本人は気付かない気付けない。

私の場合、
なすの先輩は薄い方がかわええ、
かなえ先輩とまりも先輩の通常運転だと心休まる、
ゆりちゃんはかわええ。

・・・いつまでも生きざまを見届けるぜ!!!!!



◆1話感想◆{netabare}
2015.07.08 04:58 ★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0
『気づかなかっただけで関連付けられてたのかな? ~1話感想~』

サブタイトルとね♪

さて、通常運転です。
5期という未知の世界まで達したので1話はメンツだけ豪華だったのかも?

OPがテンション低めで期待値が高まります。{netabare}くんかくんかはぁはぁ{/netabare}

特に言うことないっす。

内に秘めたる4人のランキングで

かなえ先輩
ゆりちゃん
まりも先輩
なすの先輩

の順だったのが、まりも先輩株上昇中です♪{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

69.8 8 シュールで下ネタなアニメランキング8位
Back Street Girls -ゴクドルズ-(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (262)
937人が棚に入れました
極道渡世に身も心も捧げた生粋の極道3人が、性転換&全身整形してアイドルデビューすることに!
仁義なきアイドル渡世コメディ!

かわゆいアイドルに姿かたちは変われども、身にしみついた極道の生き方が行く先々で嵐を巻き起こす!?

「ヤングマガジン」(講談社)連載の『Back Street Girls -ゴクドルズ-』(ジャスミン・ギュ著)がまさかのアニメ化!

声優・キャラクター
小野大輔、日野聡、興津和幸、貫井柚佳、前田佳織里、赤尾ひかる、藤原啓治
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

昭和の香りが漂う経済ヤクザを揶揄した異色ギャグw

作品概要
●原作:週刊ヤングマガジン(講談社)

●原作者:ジャスミン・ギュ

●アニメーション制作
J.C.STAFF
{netabare}

監督:今千秋
【代表作品】
・監督
ひぐらしのなく頃にシリーズ
純情ロマンチカシリーズ
のだめカンタービレシリーズ
他多数

シリーズ構成:山川進
・脚本
探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕

キャラクターデザイン:クレジットなし

キャスト
山本アイリ / 山本健太郎: 貫井柚佳 / 小野大輔
立花マリ / 立花リョウ:前田佳織里 / 日野聡
杉原チカ / 杉原 和彦: 赤尾ひかる / 興津和幸
犬金鬼万次郎:藤原啓治
以下略
{/netabare}

原作一部既読

エピローグ
たまに、本作が掲載されている『ヤングマガジン』を、食堂や喫茶でしか読んだことがない程度の原作認識だが、いやいや、まさかこれがアニメ化されるとは思わなかったw
暴対法施行以前、ヤクザが肩で風を切っていた時代を知っている、アラフォー以上の世代にはネタ的にツボかもしれない。
芸能興行とヤクザ、以前は密接な関係があったことを踏まえると笑えない話しでもあるな。
それにして、極道をネタにしたギャグなんて、あまりにもコア過ぎるし、ファン層も限られると思うのだが、『ひぐらし』の今監督、流石巧く料理した。これは、お見事というしかない!
私、メッセージ性やストーリー性の強い作品の考察レビューは得意なんだが、ギャグの評価は苦手分野。
しかし、2018アニメはギャグの名作が多く、そうも言ってられんからレビューする罠。

ツボをついたギャグなら物語で高評価する。

原作に合わせてワザと劣化させた作画演出もさすがJCスッタフ!これも見事だ。
全体的に低クオリティに見えるのは、昭和チックな演出を意図してのことだろう
下手な者が描いて下手になるのは当たり前だが、上手な者が下手に描くのは【技】なんだよ。
あと、2018夏季のアニメは『あそびあそばせ』や『ぐらんぶる』のように【顔芸】がトレンドになったね。
本作も、ゴクドルズ三人の可愛い女の子の表情と、ゴツイヤクザのオカマの表情を切り替える作画演出が見事だった。

今季、奇しくも『ひぐらし』を制作した「ディーン」が正統派アイドルアニメを制作し、今監督が別会社でギャグアイドルアニメの監督をやったシンクロニシティ的な偶然も面白いね。

しかし、世が世なら本作関係者はコンクリート詰めにされて、どこかの湾に沈められてたかもよ(笑)

本作、Netflixが配信をしているが、製作に出資、関与しているのかな。
まぁ外資も善し悪しだが、反社会団体にスポットを当てた、この手の作品をアニメ化するのは国内企業なら引くな。

☆極道、サムライ
これ、現役や元現役が現役を呼称する単語。
☆ヤクザ
社会的な表現。
☆暴力団
法律、マスコミの公的用語。
まぁ、どれも同じこと。

☆任侠、仁義
ヤクザが守るべき道徳律。

【笑いのツボ】
{netabare}
本作は、なんたって「オトシマエ」が性転換で、「アイドル」にさせられた元極道が繰り広げる笑いと涙の物語がツボに嵌まるか嵌まるにある。
エロ、下品満載の本作だが、1970代に流行した大橋巨泉や前田武彦らのナンセンスギャグの系譜だね。
そういや、ゲバゲバ90分。今あんなの放送できないだろうな。
即BPOに放り込まれる。
極道だった、引退して立花マリの親父(実父)がまさか自分と同じように、オカマになっていたとか、これモロ、ナンセンスギャグなんだよ。
極道の本分は「漢」(おとこ)であるところ、女にさせられた上に、アイドルまでやらせられた三人の悲惨な心情は見ているだけでも面白い!(爆)
それにしても「犬金」の作詞能力やマネジメント能力は実社会でも通用するな。
ただし、パワハラはいかんw
この三人が男だと知らずに、マネジメントさせられている「マンダリン木下」の道化役もツボだった。

更に、組長「犬金」の鬼畜ぶりも合わせて【他人の不幸は蜜の味】という皆が持っている実に下衆な心理を擽り、ここを徹底して突いた演出が本作の特色であろう。
鬼畜「犬金」が恐妻家だった回は笑ったな。
奥さんの大物演歌歌手「田中なつ子」のキャラデザ・・黒柳徹子まんまだったが、おいおい叱られるぞ(笑)

いやいや、マジ正気のサタデナイト!w

本作では「オトシマエ」を意味する「旅客機が海外へ飛び立つ」この暗喩だが『パタリロ』でも表現は違うが、よく用いられていた暗喩手法で個人的には懐かしく、そしてウケタ。

また、インパクトのあるOP曲とOPで一瞬「キャンディーズ」を彷彿差せる古臭いアイドルダンスの影絵作画で、本作がただモノではないオーラーを放つ演出となりGJだ。
しかも、今監督がOP画のモデルになるってあの人何考えてんだかね?w
そういや、今監督は「花」に相当なこだわりがあるそうだ。
OPも花が散りばめられている、監督の趣味なんだな。
{/netabare}
基本、一話完結のギャグアニメだから内容によっては好き嫌いは出てくるし、アイドル役三人のキャラ設定にもう一捻り工夫が欲しかったかな?

更に春アニメ『ヒナまつり』はインテリヤクザ「新田」の描写不足で消化不良感があったが、本作でスッキリしたという、意図せず偶然に作品同士が連携したことも本作の評価を上げた点かもしれない。

【蛇足な雑感】(ここ読まなくても全然構いません。)
{netabare}
ヤクザは本当に社会にとって不要なのか?
ヤクザは一般市民にとっては確かに怖ろしい存在であり、多くの方々はそりゃ絶対反対だろうが、社会を成立させるには「必要悪」の存在も是認しなければならないときもある。
どんな社会でもドロップアウトをする者がいるが、その一つの受け皿がヤクザであった事実を忘れてはいけない。

我が国でヤクザが長らく許容されていたのは、上記の他に、アウトローの秩序でアウトローの暴走を防ぐことと、彼らを可視化させることで、警察当局のコントロール下に置く意図があった。
地下に潜られると取り締まりが困難になることは、かつての共産党(日共)退治を通して当局が体験的に得ていた知恵でもあった。
因みに、共産党退治とは「治安維持法」で日共の壊滅を目指し、徹底的に取り締まったが、結局、地下に潜られてしまった苦い経験のことだ。

ヤクザも当局の方針を理解していたことから、抗争が生じても当局の勧告で寸止めでやめたり、捜査情報を流したりなど、持ちつ持たれつの関係を築き上げていた。
また、ヤクザ同士の抗争の場合、殺人を犯しても異常に量刑が軽かったのも、こういう方針の一貫だ。
しかし、それに待ったをかけたのは国内世論ではなく、あまり知られてはいないが、アメリカ様なんだよ。

■日米構造協議■
聞いた事がある方も多いと思うが、バブル期、我が国の経済力の台頭に業を煮やしたアメリカが、我が国の経済システムを根こそぎ改造しようとしてはじめたのが、円高誘導のプラザ合意とこれだ。
で、これとヤクザとどういう関係があるかというと、アメリカは表のマネー以外に巨額のアングラマネーも問題視していた。
この、アングラマネーを握っていたのがヤクザであり、アメリカは我が国政府に対策を要求してきた。

時にバブル期、経済ヤクザの台頭で暴力団の民事介入が問題視されはじめた。
当時は「民暴」ともいったが、ぼったくりバー、総会屋、地上げ、闇金、手形のパクリ、示談屋、不良債権回収、不動産転売屋など民事におよそ非合法手段で介入し稼ぐ手口だが、世論の批判とアメリカの要求に抗しれなくなった政府は、ついにヤクザの民事介入を本格的に取り締まる「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)」を成立、施行した経緯がある。

ここでは、ヤクザ非合法化は「外圧」であったことを強く述べておきたいことと
、臭いモノに蓋をした結果、当局が危惧したとおり裏社会の統率が乱れ、マフィア化した「半グレ」や「中国系マフィア」がのさばってきた現実を考えると、我が国の裏社会を統制してきたヤクザを必要以上に追い詰めることは、得策ではないのだろうと思う。

アメリカがシナふっかけた貿易戦争も、かつての日米構造協議同様、オンリー1は絶対譲らないアメリカの強い意志なのだろうな。

そういや、自宅の周辺に六代目系の事務所があるな・・・

おっと、この辺で筆を止めて置こうw
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

極道、ダメ、絶対(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
初めてタイトルを見た時は、「極道の娘達が正体を隠しながらアイドル活動をする話」かと思いましたが、全く違いましたね(笑)

極道が性転換し(女性)アイドルになるというナンセンスギャグアニメ。映像は意図的な紙芝居というか、漫画を意識したものになっています。そのため、あにこれ的には作画の評価が落ちるのだろうけど、一風変わった作画のアニメとして、というか、ヒデェ下ネタアニメとして、なかなかに楽しめる作品でしたよw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
完全に、設定重視の出オチ系のギャグアニメかと思わせておいて、実際に序盤~中盤までは退屈な回も多かったけど、終盤(7~10話)はキワイドイネタが多く、かなり笑えました。まあ、クソみたいな下ネタばかりでしたが(笑)

とりあえず、犬のセッ○ス1週間と肛門爆弾爆発と虹色の立ちションは酷かったです(笑)

全部をヒデェ話にするのではなく、たまに(その回の最後のエピソードを)良い話っぽくしているのが、物語に厚みを与えていましたが、、、良い話になりきれてないのが、なんとも(笑)

あと、OP、楽しくて好きなんだけど、どこかで聴いたことあるな~、なんだったかな~と思っていたけど、ついに気が付きました。「ゴットタン」という番組で、バナナマンの日村さんが演じる、「ヒム子」のマジ歌っぽいんですよね(笑)

それから、OPのシルエットは3人とも、カツラをかぶった今千秋監督自身が躍った映像を加工したものだそうです。普通、監督がやるか?(笑) もういい年でしょうし(失礼)w でも、それを知ってからOPを観ると、なんか不思議な(イケナイものを観ている)気分になりますw まあ、本作は「可愛いアイドルに見えて実はオッサン」が売りですから、「可愛いく見えて実は監督」ってのは、狙ったのだとしたら、かなり面白いジョークだなと(失礼)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
極道の娘のアイドルユニットかと思ったら、極道の性転換とは(笑) まあ素手なら、どんなヤクザも一人では、オタク30人には勝てないわな(笑)

2話目
顔パンツ(笑) 陰毛に白髪(笑) 最後、ちょっと良い話(笑)

3話目
演技、上手い(笑) 人生リセット(笑) 最後、良い話?(笑)

4話目
サバイバル(笑) 被害者の会、二人(笑)

5話目
チカ、人気あるな(笑) 研究生(笑) アンジャッシュ(笑) 良い話?(笑)

6話目
人間の発想じゃない(笑) これまででは一番笑ったwだから、アンジャッシュ(笑)

7話目
OP、どうした(笑) メンタル改造(笑) シマ、でこんな素敵な歌を作るなや(笑) 親分、格好良すぎだろ(笑) 流石、今千秋って(笑)

8話目
ドッキリの連鎖(笑) 悩み重いわ(笑) 肛門疾患グランドスラム(笑) 新たな扉開けるなや(笑) 爆弾爆発(笑)

9話目○
うんこ座り、見せるなや(笑) 立ちション、ひでぇ(笑) 良い話だ(笑) 弾道ミサイル級って(笑) 現実的過ぎる解決案(笑) 花グッズ(笑)

10話目
ヒデェファンばかり(笑) このイベント、ダメだろ(笑) ファザー、ヒデェよ(笑) オチ、キレイに決まりましたね。テッテレ~(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

わしら、アイドルやります

この作品の原作は未読です。
タイトル名から想像できる通り、相当ぶっ飛んだ設定の作品だったと思います。

アイドルと極道の言葉を組み合わせたゴクドルズ…
その造語が成り立つまでの設定が半端なく強引なのですが、この世界ならではの掟やしきたりを想像すると、何となくですが腑に落ちてしまうんですから不思議です。

改めて思うのが暴力団の組長ってホント怖いということ…
もちろん、筋と道理を大切にした任侠道のど真ん中を突き進んでいる組もあるんだと思います。
でも、この作品に登場する犬金組の組長は「超」が付くほどのパワハラを遂行する人物です。
あの仕打ち…パワハラという領分で整理できるかは分かりません。
きっと大概の人は、生きる希望を失う程の仕打ちを平然と行う人なんですから…

でもこの物語…ここがスタート地点なんですよね。
女性路地裏アイドルグループであるゴクドルズ…
メンバーの3人には時折頭が下がります。
幸か不幸か3人ともアイドルらしさが兼ね備わっていましたから…
もちろんその「らしさ」は天性のモノではありません。

地獄の特訓に耐えて耐えて耐えて…その先でやっと掴んだモノなんです。
最初は付け焼刃のメッキ程度にしか思えませんでした。

これまでとは全てが真逆の人生を送ることになる訳ですから…
だから時折頭のネジがぶっ飛んでいたり、アイドルらしからぬ言動もゼロではありません。
でもそれら全てを「愛嬌」の一言で片づけられる魅力を持ったグループなんです。
だから思います…
メッキは薄層なら剥がれてしまうかもしれない…けれど、何重にも塗り重ねたメッキは鉄壁の強さを誇るんだと…

勿論、私たち視聴者は裏の…いえ、真の顔を知っているので感情に流されることはありません。
でもいきさつは別にして、ゴクドルズの3人は本当に頑張っていると思います。
路地裏アイドルなのに人気急上昇で、今では3人の他に研究生がいるくらいですから…

彼女たちの奮闘ぶり…
万人に支持されるかと問われると??ですが、コメディ要素が満載なので一般のアニメファンには受ける作品なのではないでしょうか。
ただ作画の殆どが静止画である事を不服とするコアな層の方もいらっしゃると思いますけれど…
元々この作品は「動かないアニメ」をコンセプトとして制作されたそうです。
春アニメの「レディスポ」と言い、アニメとしての表現の幅の広がりを感じずにはいられません。

オープニングテーマは、「ゴクドルミュージック」
エンディングテーマは、「星のかたち」
どちらもゴクドルズ虹組が歌っています。
ですがこの作品でもスパイスの効いた回がありました。
確か…7話だったかな?
驚きと笑いのダブルパンチが待っているので、気になる方にはチェック頂ければと思います。

1クール10話の物語でした。
10話と知って角川枠かと思いましたが、本作品は講談社枠なんですよね。
講談社の10話って…珍しいのではないでしょうか?
異色の作品でしたが、起承転結のハッキリした面白い作品だったと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

62.0 9 シュールで下ネタなアニメランキング9位
てーきゅう 第6期(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (204)
937人が棚に入れました
「てーきゅう」皆様に支えられて6期の放送が決定…!早口過ぎてついていけない超高速ギャグアニメ「てーきゅう」、2015年10月より第6期がスタート!亀井戸高校テニス部の普通じゃない女の子4人の抱腹絶倒の日常を描く。アホな先輩たちに振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった後輩の「押本ユリ」、テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン2年生の「新庄かなえ」、予想不可能な関西風ド変態2年生「板東まりも」、何でもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様2年生「高宮なすの」。もはや手がつけられなくなったアホ4人の、テニスをほとんどしないテニス部活動、そして学園生活がまた始まる…!

声優・キャラクター
渡部優衣、三森すずこ、鳴海杏子、花澤香菜、小倉唯、石原夏織、喜多村英梨

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

笑ってしまう

常にどうしようもない早口
きなこ回で思わず笑ってしまいました。自分の沸点が低すぎる。
というか6期以上続くなんて誰が想像できただろうか。
いつからか、まりもがまともよりなツッコミキャラに変貌しているという。
宇宙だし、麻雀だし、カオス。

主題歌
とってもサファリ アース・スター ドリーム
アーススターが作った夢のチーム?もう声優業はほとんどされていない様子でやや残念。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「てーきゅう」皆様に支えられて6期の放送が決定…!早口過ぎてついていけない超高速ギャグアニメ「てーきゅう」、2015年10月より第6期がスタート!亀井戸高校テニス部の普通じゃない女の子4人の抱腹絶倒の日常を描く。アホな先輩たちに振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった後輩の「押本ユリ」、テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン2年生の「新庄かなえ」、予想不可能な関西風ド変態2年生「板東まりも」、何でもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様2年生「高宮なすの」。もはや手がつけられなくなったアホ4人の、テニスをほとんどしないテニス部活動、そして学園生活がまた始まる…!

第61面 先輩とバックドラフト
わやくそ寒い冬の校庭で震えるメンバー。今期ものっけからいきなり高級そうな毛皮を仕込んだジャージを見せつけてくるなすのに「ずるいー!」と非難轟々のかなえとまりもだったが...?

第62面 先輩とゴールデンアイ
ケータイの不調を訴え、ショップへと繰り出すユリとかなえ。地下にあるその店舗はまさにRPGのラスダンのような門構えだったのだ…!

第63面 先輩と武士の一分
もうすぐバレンタインデー!アニメのてーきゅうカレンダーはいつだってタイムリー!そんな事情があるなか、うどん子はユリにプレゼントをおねだりする。

第64面 先輩とプレミアム・ラッシュ
あったかくなってきた日和に一行は恒例(?)のお花見を開催する。花屋の前を通りかかったときに、ふとあのナンバーワンの歌がまりもの頭を逡巡する...。

第65面 先輩とトレマーズ
ここは駄菓子屋たなか。因縁の組み合わせである板東まりもと田中きなこがここに邂逅する…!過去の熾烈な魔術バトルが蘇ってくるようだ…!

第66面 先輩とボウリング・フォー・コロンバイン
うどん子のおじいちゃんが、ボウリングのやりすぎで生地を打てなくなり休業に…近藤うどん経営の危機!かなえ曰く国家レベルの問題だったが、元々経営が赤字のため休業中の今の方がマシなのだった。

第67面 先輩とダークナイト
毎年中途半端な時期に開催される「ヒーローショー」。ミカさん演じる『みかんヒーロー』が練習時に膝の前十字靭帯を負傷してしまう…。くっ…我らがてーきゅう部が何とかしてみせる…!

第68面 先輩と魔法にかけられて
昔々あるところに【シンデレラ】という少女と、【ジャンディエラ】という謎の生物がいました。245人の姉からイジワル(ガッチガチのアイスをベッロベロなスプーンで食べさせる等)される日々を送るシンデレラは、ある日パチンコで20万溶かした景品でジャンディエラを手に入れます…。

第69面 先輩とミート・ザ・ペアレンツ
高校時代は青春時代!バンドやんなきゃJKじゃないっしょ!ということで…四人は思い思いの楽器を手に取り、マジで Never Ending Girls' Talk タイムなう♪

第70面 先輩とウィンブルドン
ついに来てしまった…年に一度の『スーパー真面目に練習する日(DAY)』!年一かよ…というツッコミはさておいて、気合入れまくり!まずはコート整備からだッ!

第71面 先輩と猿の惑星
近くの公園に未確認飛行物体が落ちたらしい!まりも・うどん子・トマリン・きなこは調査を開始する。

第72面 先輩と2001年宇宙の旅
どうにかこうにか異星に到着。宇宙人に招かれて、から揚げとザンギを足して二で割った食べ物をご相伴にあずかる四人だったが...?第6期最終回

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

この作品における大切なこと・・・

タイトルは「てーきゅう」なのに・・・殆どテニスをしないままもう6期です^^
初見の方からみたら完全に「タイトル詐欺」だと思いますが、1期からこの作品に慣れ親しんでいる人は、既にあまり大きな問題だと感じていないのではないかと思います。

私がこの作品を視聴を決めたのは、もともと学生時代のクラブ活動でテニスをしていたから・・・
「そふてにっ」もそうですが、慣れ親しんだスポーツを題材にした作品って気になりますし、応援したくもなると思います。

こうしてこの作品を知り・・・最初見たときにはビックリでした^^;
テニスをしない事もその要因の一つではあるのですが、2分間全力で走り抜ける作風に一番驚きました^^
アニメも声優さんも最初から最後までトップスピードなんです^^
まるで2分限定のタイムサービスで売り場が一気にごった返すみたいな・・・^^;

作品が始まると画面下に「聞き取れなかったキャラのあの台詞が気になる方は原作を♡」の様なテロップが流れます。
この作品において視聴者が台詞を聞き取れるかどうかは重要じゃないんです。
というくらい速さに拘っているんです。
そして、この速さ・・・明らかにテニスのテンポとかけ離れています。
これらを勘案すると、スピードを選択した時点でテニスはある程度捨てていたのかな・・・とも思いましたが、それじゃ最初から捨てていた事になってしまうので、きっと色々と大人の事情があったんだろう・・・と思うことにしました^^;

そして6期を視聴して・・・この段階において皆んながキャッキャウフフとテニスをしている場面が見たいとはあまり思わなくなりました。
カオスな展開と登場人物の予想外のリアクション・・・この作品において最も大切なのは、どれだけキャラを立たせるか、に尽きると思います。

新庄かなえ(CV:三森すずこさん)と板東まりも(CV:花澤香菜さん)は、登場人物の中でも台詞のテンポの早さが群を抜いていますが正にこの作品の大黒柱的存在です。
トマリン(CV:小倉唯さん)・・・今期も相変わらず可愛かったです。特にオープニングで見せてくれる満面の笑みは最高です^^

そして・・・今季は登場人物に大きな動きがありました。
巷では既に「兎亀高校テニス部」の存在が公表されていますが、その存在と今後の布石ともいえるシーンが描かれています。
今後はこちらのテニス部からも目が離せません^^

テーマソングは、アース・スター ドリームさんで「とってもサファリ」
個人的には4期の「ファッとして桃源郷」(新庄かなえ)、5期の「Qunka!」(板東まりも)の方が好みだったような・・・^^;

1クール12話の作品です。3分枠の作品なのでほぼ一瞬で1話が終わってしまう感じです。
さて、既にアニメ7期の放送が決まりました。
6期終了時点で72話まで制作されています。
これだけ続けば立派な長寿番組だと思います。
この作品がどこまで続くのか・・・楽しみです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 21

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ところでてーきゅう9期はまだですか?

ストーリー

テニスをしない亀井戸高校のてーきゅう部の物語。

私の感想

てーきゅう公式ページが出す亀井戸高校のマップが非常に面白いですね。本当に面白いのでこの作品を愛している人にはお勧めです。

過去の作品のレビューを読み返していると、思う点があるのですが、この作品でどうやってネタバレをすればネタバレになるのでしょうか?・・ たぶんセリフを全部コピペーしても逆に意味が分からなくなってネタバレになりませんでしょう。万の言葉よりも見たほうが早い。それがこの作品。

まあ、安定感のある面白さと速さとカオスさですね。それがこの作品の良いところです。




ところでてーきゅう8期はまだですか?


オープニング
「とってもサファリ」
過去のオープニングのほうが好きです。自作には期待しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

57.3 10 シュールで下ネタなアニメランキング10位
殺し屋さん(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (191)
868人が棚に入れました
「依頼があれば、何でも殺す」をモットーに活動を続けるが、夏休みの宿題や主婦の家内労働を 殺すことまで、その活動は幅広い。自他共に認める日本一の殺し屋と、それを取り巻く刑事や被害者や同業者や通りすがりの人や警察犬などのさまざまな人間(犬)模様を描いた物語。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、藤田咲、金田アキ、大川透、藤原啓治

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

う、動かねー!

実はこれ原作からのファンで、
アニメがやっていると聞き駆けつけました。

そしたらまさかの5分アニメ(笑)

自分は4コマでも日常や生徒会役員共のような
無理のない繋げ方をした動くアニメになっていると思っていたので、個人的に残念でした。

まぁそこはいいです、4コマであれだけ動かすことが出来る自体がすごいことなので。

えぇとですね。
まず最初の話を見終わって思ったのは、



5分ですらねー!!と(笑)



実質は3分アニメでした。
しかもOPに2分近く使うので、
だいたい1分半ぐらい?のアニメです。

どーゆーこっちゃ(笑)

さらに全く動かないと来た。
もう悲しいのなんの。

動きは紙芝居のように一定の動きで、
さらに尺が短いせいで、

急ピッチで話が進みます(笑)

あれじゃ、原作読んでないと内容が理解できない部分もでるだろうし、肝心の親父ギャグでさえそのせいでどこで笑いのポイントに入ればいいか分からず、「?」と頭に浮かぶこと間違いないでしょう。

まぁもともとクスッぐらいの笑いのマンガなので、原作でも?となることが多かったですが(笑)
それもありアニメだと笑えるポイントがさらに少なくなっていて、悪循環のようになっていました。

さらに急ピッチなので、話が進まず、これから....!
というときに話が終わってしまいます。
ここでも悪循環です。

そんな感じで、不完全燃焼で消化不足といった、中途半端に終わってしまいました。

でも、少しでもキャラを動かしてくれたアニメスタッフには感謝です、もともと好きだった作品ですし、声もキャラにあっていて、OPもあれ、やけにかっこいいと思ったら男子高校生の日常でOP歌ってた人だったんですね、どうりで(笑)
なので、もったいないなぁといった作品でした。

アニメだとあれですが、原作でイラストを描いている人がとても絵が上手い方なので、それがいかされていると良かったです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

roro-k さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

なぜか....ツボだった。+10  完

原作未読、大丈夫だ。たぶん、問題ない。
OPを皆が長いと言う……、曲調は古いがダイスキだ。
尺が長かろうが短かろうが内容的にも全く問題ない。
OPに内田裕也さん?らしきひとが....、そんなハズはない、問題ない。 
何があっても大丈夫だ、どうせほとんどのヒトは観ていない……、ソレは少しだけ 問題だ。
01
 シュールだ。
02
 結構イイヒトだ。 だが、親と同居だ....。
03
 ネタはけっこう苦しい。だが、まだ終わらんヨ..。
04
 殺し屋さんSのグループコント選。
 萌える殺し屋さん達がキャワイイ
 依頼があればなんでもこなす、カッケェー! か?コレ。
05
 新キャラ登場。
 下ネタ有効?シュールすぎてワケワカメ。
06
 あいかわらずヒューマニズム全開の殺し屋さん、えっ、ナニ か問題でも?
 仲良きことは美しきかな。
 ハマるとヌケられないこのセカイ…….。
07
 最初のネタはなんだかリアルブート(具現化)しそうで...
 オメザンって~
 ラスト、子供たちにゆめを...。
08
 木原く○じゃなかったワンコでずっぱり。
 ああ、たまりませんワン~!
09
 うむ、展開がぬるい。
 いや。べつに怒涛の展開を期待しているワケではないのだけれど...
 あのアイス ワタシは苦手かナー。
10
刑事(デカ)長と殺し屋さん なんて悩ましいふたり
結ばれない“赤い糸”...。書いてて少し気分が...

ということでグランドフィナーレです。ってワタシもさっき知りまスた。
もう残念で ザンネンで カップラーメンを食べて寝ようとおもってイマス。
☆何度で~も逢いにきてよ~ 生まれ~変~わる~その度に~♪
 ダイスキでスた~~!

僕に落ちる 君の声 世界の終わりに響け ♪
(著作権に配慮して、今は コレが 精一杯。)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

おふとん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

街の殺し屋さんは桜田門の夢を見るか?

全10話。 テンポ最高だったので、録り溜めたものを一気に観てしまいました。
・・・・・・・まあ1話3分のショートアニメでテンポ悪かったらどうしようもないですけど。
レビューのタイトルは一番笑えたネタからとってます。

街の殺し屋さんと彼を取り巻く人々(稀に被害者含む)の織り成すギャグコメディー。
主人公が殺し屋という設定&シリアスなキャラデザインと、ギャグの組み合わせがシュールですな。
ギャグのネタは文字変換・倒語などの言葉遊びが中心。「殺し」という言葉の拡大解釈もポイント。

作画はショートアニメの定番らしく動画にFlashを使用。限りなくチープだけど3分だから気にしない。
そこはかとなく下ネタやホモネタ混ぜたりしてくれてるけど3分アニメだから気にしない。
3分しかないのにOPに1分も使ってるけど3分アニメだから・・・・本編が2分しかねえぞコラ!

2話目からはOP飛ばしたので上映時間21分。風呂にお湯はってる間に完走(σ゚∀゚)σエークセレント!
完走するまでに声出して笑ったのが2回、後は(´ー`*)フッって感じの笑いでした。


間違っても皆が大爆笑というレベルではないけど、ツボに嵌ればそこそこ楽しめそう。
ベタすぎる下ネタと、いにしえの漫画的表現手法「鼻血ブー」が少々気になった点を除けば、
シュール系ギャグアニメとしてはまずまず及第点だと思う。2分しかないので余計な事をしてる
暇がなく、無駄なシーン一切なしで矢継ぎ早にギャグが飛んでくるのもgoodでした。

それにしても、もし2期があるなら次はOP1分→本編1分→ED1分に挑戦してもらいたいなぁ・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

69.3 11 シュールで下ネタなアニメランキング11位
宇宙戦艦ティラミス(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (216)
792人が棚に入れました
人類が生活領域と欲望を宇宙まで拡大した時代、
自由を求めた人々が宇宙へ流れ住むようになり、彼らの叡智は文明を育み、
いつしか地球を脅かす存在へと変貌していった。

宇宙暦0156年、地球連邦政府が祖母星グランマースから
史上4度目のコンタクト(4th note)を受けたその年、
【メトゥスの民】との抗争は本格化していた。
終わらない戦い、増え続ける犠牲……。

そんな戦況を打開する為、颯爽と一人の青年が戦場に降り立った。
彼の名は、スバル・イチノセ。
宇宙戦艦【ティラミス】の眉目秀麗・成績優秀な若き天才エースパイロットである。

全人類の希望は、彼に託された。

――だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、
いつも専用機デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる青年で……。


声優・キャラクター
石川界人、櫻井孝宏、諏訪部順一、江口拓也、大塚明夫、新井里美、中田譲治、桃井はるこ
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

クソ笑った超絶ギャグアニメ

原作:漫画/放送期間:2018年4月-6月/全13話/制作:GONZO

キービジュアルやタイトルからしてロボ系かと思い込んで敬遠していたけれど、ちょっと調べたらショートアニメ&ギャグ作品ということで視聴したところ、ロボ系苦手とかそんなもんまったく関係なしに楽しめる超絶ギャグアニメでした。

あらすじをちらっと見るには、宇宙戦争やロボ系かと思ってしまうので、私のように端から敬遠されている方も多いと思われますが、約7分ほどのショートアニメなので、とりあえずご覧になって頂きたい。(もちろんギャグには合う合わないがありますが)

視聴開始したらすぐさま毛色が違うことが解かります。正直、第1話は微妙だと思っていたけれど第2話からハマってしまいそのまま一気に観てしまい全13話があっという間に終了。寒いネタのハズレ回もあったけれど私としてはほとんどがツボってしまうアタリ回だらけでした。

ちなみに涙が出るほどクッソ笑ったのは {netabare}「すぐ絶対って言うな」のくだりw くだらなすぎるけど、{/netabare}こういう奴ホントいますわなw

登場するキャラクターも主人公のスバルをはじめ、イカしたキャラばかり。紅一点の爆乳美女・リージュ(声:遠藤綾)も捨てがたいけれど、{netabare}やはりスバルの兄・イスズ・イチノセの残念なイケメンキャラが最高すぎる。{/netabare}

声優さんもナレーションの大塚明夫さんなどそれぞれがいい味を出し作品を盛り上げており、なかでも中田譲治さんと能登麻美子さんがよくこんな役どころを引き受けたものと感服してしまった。

この第一期を逃していたことで先日放映を終えたばかりの続編となる『宇宙戦艦ティラミスⅡ』もノーマークだっただけに遅ればせながら面白い作品に出会えて嬉しい限り。続けて第二期も視聴したいと思っております。


▼キャスト
スバル・イチノセ:石川界人
イスズ・イチノセ:櫻井孝宏
ヴォルガー・ハマー:諏訪部順一
ヴェンチュリー・ルロワ:土師孝也
リージュ・ルロワ:遠藤綾
シゲルコ・ホンダ:新井里美
パッカー(PAC2-AR):桃井はるこ
ナレーション:大塚明夫

▼制作
原作:宮川サトシ/漫画:既刊7巻
作画:伊藤亰
監督:博史池畠
シリーズ構成・脚本:佐藤裕
キャラクターデザイン・総作画監督:横山愛
アニメーション制作:GONZO

▼主題歌
オープニングテーマ「Breakthrough」歌:スバル・イチノセ(石川界人)
エンディングテーマ「DURANDAL」歌:スバル・イチノセ(石川界人)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 27
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

自己満、ボッチ嗜好主義の成れの果て?(笑) ナレの渋い大塚ボイスがさらに笑いを誘う!

「人付き合いはそれなりに折り合いをつけましょう」という教訓アニメ(?)。

OP:30秒 本編6分15秒 ED:15秒のショート(コント)アニメ。
ショートなので見易いです。

宇宙歴0156年。膠着状態が続く地球連邦とメトゥスの民との宇宙戦争。
地球連邦・宇宙戦艦ティラミス所属、汎用人型兵器(ロボット)デュランダルの若きエースパイロット「スバル・イチノセ」少尉。イケメンでそれなりの仕事(戦闘)をこなすのだが・・・チョット残念な「性格」だった。

集団生活においては決して自分の思うようにはいかないもの。或る程度は妥協を覚悟しなければならないのは世の常。
しかし、スバルはそんな妥協を許さない!潔癖気味な性格で人の忠告を素直に聞かない。「ガサツでデリカシーの無いクルー(戦場だからしかたないヨ)」を快く思わず、仕方なく同席・同艦していることに「ストレス」が溜まりまくる。そんな彼の唯一の「避難場所」はデュランらダルのコクピット(操縦席)。そこだけが変に人に干渉されない(絡まれない)安らぎの聖域・・・・なので、当然「人とのコミュニケーションがとれないヒッキー」の症状が出てますし、友達(親友)とかも居なさそうです。だから自己満足&(間違った)自己解釈することが多く、一般良識&常識が欠如し、当然「素っ頓狂」な行動をとってしまう。そんなスバルのティラミス艦内での奮闘劇(コメディ)。

「ガチの宇宙戦争中に何をやっとるんだ貴様!」と、思わずツッコミを入れつつ笑わせてくれます。
実社会でもこんな人がいる分、悲しいやら、可笑しいやら・・・と言いつつ楽しく見てます(笑)


2016.06.27【2018年10月 Ⅱ(ツバイ)に続く!】
「銀魂」とは違った感じの「中・高生あるある」や「ツッコミ」の数々。
スバルも残念だが、敵の兄・イスズもかなり残念。(笑)
常に行動の優先順位が周りの状況(戦闘状態など)より「自身のコンディション」が『最優先』され、ガマンを出来ないお子ちゃま状態。未来SF設定なのに現代日常テイスト(コンビニ・世話好き関西オバチャン・コクピットの自室コーディネイトなど)を熱弁するところがさらに笑いを誘います。
{netabare}ラストは「不朽の問題作」と言われるロボットアニメみたくに地球の大気圏突入。(笑){/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13
ネタバレ

sunnyday さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

笑いのスーパー機動兵器、デュランダル

あのエンディングテーマが頭から離れません。
たった15秒の奇をてらった訳でもない普通の曲なのに、なぜか頭から離れないのです。
10分間の短い作品なのに、だからこそ、インパクトが凄まじいアニメでした。
仕方がないので素直に2期を見ることにします。

以下観点別レビューです。
<物語について>
1話冒頭の、誰が見てもスターウォーズのパロディだとわかる高速字幕から物語は始まります。スバル・イチノセが串カツに悪戦苦闘する様子は、まさにベッドにスナック菓子をこぼした時のよう。そこには僕の想像したような、クールでストイックな戦場はありませんでした。ロボットアニメに現実味を持たせるとここまでカッコ悪いとは思わなかったw
そして終盤の急展開、{netabare}まさか保護フィルムのせいで大気圏に突入するなんて、{/netabare}最後の最後まで意表をついて来られました。

<作画について>
作画も本物の(?)ロボットアニメと遜色の無い凝りようです。10分のショートアニメだからこそのクオリティなのかも知れません。

<声優について>
声優の方々も豪華で、キャストの無駄遣いと言われるくらいの顔ぶれです。
特にナレーターの大塚明夫さんがホントに良い味出してる!良いナレーターがいるギャグアニメは名作ですね。

<音楽・OPEDについて>
OPEDについては前述した通りですが、BGMの管楽器のシュールな笑いをさらに引き立たせています。

<キャラについて>
どの人物もキャラが立ちすぎていて、ここで紹介するには余白が足りません。かいつまんで紹介する事にします。
主人公、スバル・イチノセは戦艦ティラミスのエースパイロットだがコックピット{netabare}と陰毛{/netabare}だけが友達の引きこもり体質な人間。彼の聖域である専用機デュランダルのコックピットがメカニックのシゲルコに荒らされる所は、まさに思春期の親子のようです。
また、ウザいオヤジキャラのヴォルガーや、腐りきった性格をしたヒューマノイドロボットのパッカーなど、挙げればきりがありません。

1話10分で気軽に見れますのでみなさんも是非見てみてはどうでしょうか〜。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

63.1 12 シュールで下ネタなアニメランキング12位
ぽてまよ(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (165)
792人が棚に入れました
ある日、森山素直が学校に連れて来た不思議な女の子「ぽてまよ」。言葉はほとんど話せないが、そのかわいさで一躍クラスの人気者に。しかし、人の心が読めるぽてまよは、密かに素直に憧れているクラスメート・夏みかんには気を許さない。そんなある日、ぽてまよと同じく不思議な女の子が現れる。巨大な鎌を持ち、無言で何でもぶった斬る恐い子だが、素直たちのクラスメート・高見盛京の作る「ぐちゅ玉」になついてしまったことから「ぐちゅ子」と名付けられる。
この物語は、そんな「ぽてまよ」と「ぐちゅ子」、そして素直たちとクラスメートとの日常を描く、ほのぼのギャグ漫画である。

声優・キャラクター
花澤香菜、辻あゆみ、喜多村英梨、川澄綾子、甲斐田裕子、釘宮理恵、時田光、岡本信彦、近藤孝行、井上喜久子

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒し系だけどギャグで萌え♪

2007年放送。ストーリー4コマギャグ漫画のアニメ化作品。
一見児童向けの様な作風ですが・・結構なギャグと萌え。
ちょっとファンタジーなスラップスティックギャグアニメ。

ある朝冷蔵庫を開けると・・見た目“猫耳の幼女”が・・
実は謎の生き物が・・ほど良い感じに冷えていた・・

丁度朝食の「ほっくり・ぽてとマヨネーズ」パンを食べて
いた時に現れたので・・命名「ぽてまよ」

だが誰も未だ知らない・・その冷蔵庫にはもうひとり?

何だかゆるキャラ?がたくさん・・兎に角可愛いです♥

話も感覚的なものばかりでほんわかと視られる。
兎に角全員の妄想とか空想が笑えたり萌えたり。
凄く可愛い演出が多かった気がする。
ぽてもぐちゅ子も台詞がない分動きが滑稽で可愛らしい。
動きの演出というのか・・センスが滅茶ツボだった。
ぽてとみかんの電波系?バトルは結構好き♪

ゆり?BL?妄想鼻血で救急車で・・とか概ねギャグです。
ツンデレありデレデレありクーデレあり・・シスコンあり
キャラデザから想像できない多種多様なラブコメ特盛り♪

前に視た時は釘宮さんと川澄さんの声は分かったけど・・
このレビュー書くのにWiki見て結構びっくりw
特にぽてまよ花澤香菜さんだったのね・・凄いわこの人。

喜多村英梨さんキャスト見るまでわからなかった。
川澄綾子さん・・この頃既に面白い人だった・・
釘宮理恵さんは相変わらずw馬鹿犬とかw
藤村歩さん・・皆勤賞パターン多いねw
岡本信彦さん・・良いツンデレシスコンっぷり♪
甲斐田裕子さんの声けっこうすきだったり♪
花澤香菜・・驚きました・・しゃあ~!にゃ~!♪
ナレーションは井上喜久子さん。良い感じでした♪
OPの声・・豊崎愛生さんかと思った・・別人か・・



ぽてまよ(花澤香菜)年齢不明素。
森山家の冷蔵庫から出てきた謎の存在で人間離れした体型。
ぽってりした胴体に直接足が生えている様な2頭身の幼女?
人の心が読めるらしく、また素直が大好きなので、同じく
素直に憧れるみかんに警戒心剥き出しになる。
言葉はほとんど話せないが、素直にだけは通じるらしい。
辛うじて「素直」を「すにゃ」「おっ」と呼ぶことができる。

森山素直(喜多村英梨)14歳
感情を表に出さず何事にも動じないが心根は優しい性格。
ぽてまよの様な不思議な生き物も何事も無く受け容れる。
視力は0.001と強度の近視のため眼鏡がないと不自由する。
父親の常軌を逸した愛情表現やボケなどには容赦がない。

夏みかん(川澄綾子)14歳
素直に憧れてるクラスメートで、八百屋「なっちゃん」の娘。
妄想癖で恋愛を想像し時々鼻血を出したりトリップする。
自宅の風呂で妄想のあげく上せ救急車で運ばれた事がある。
ぽてまよからは目の敵にされている。弟に良く虐められる。

高見盛京(甲斐田裕子)14歳
素直たちのクラスメートで比較的常識人。面倒見がいい。
幼馴染の「ねね」からは度々「馬鹿犬」呼ばわりされている。
「ぐちゅ玉」作りが得意で、ぐちゅ子にあげるのが楽しみ。
大きいバスト成績は悪い。後輩の女子からの人気が高い。

ぐちゅ子(辻あゆみ)年齢不明。命名は京によるもの。
ぽてまよ同様、森山家の冷蔵庫から出てきた謎の存在。
見た目はロングヘアの幼女。やはり2頭身。
頭の両脇にガムテや破壊光線を出す生き物を着けている。
死神の持つ様な大鎌を持ち無言で何でも真っ二つにする。

夏哉純(岡本信彦)13歳
みかんの弟で極度のシスコン。裏腹に良く姉を虐める。
上背が高く有名バスケ校に進み寮に入っていたが・・
素直が姉を誑したと思い込み2年の時転校してくる。
素直を敵視しているが、性根は悪くないよう「いい奴」

春日乃ねね(釘宮理恵)14歳
素直たちのクラスメートでみかんの友達。京と幼馴染。
クールで傍若無人意地悪な性格。言葉遣いは可也乱暴。
何故か恋人役が京の妖しげな創作ドラマを空想している。
大豪邸に住み執事がいる程の裕福な良家のお嬢様らしい。

初芝薫(近藤孝行)14歳。むったんといつも一緒の男友達。
学業が非常に優秀。唇が分厚く、やや不細工な顔である。
むったんが好きで、彼と一緒なら死んでもいいと思うほど。

桐原無道(時田光)14歳。ぽてまよが大好きだが嫌れてる。
素直達のクラスメート。通称「むったん」男子チア部所属。

関とまり(釘宮理恵)10歳から11歳。小学5年生。
元気で乱暴な言葉使いの為男の子だと思われるが女の子。

英英子(矢作紗友里)短めのツインテールが目印。
蜂谷 美美(藤村歩)少々天然ぎみの性格。
椎名 静(豊崎愛生)クセのついたウェーブ髪が特徴。

ジャージ先生(安元洋貴)常にジャージのクラスの担任。

森山皇大(浜田賢二)素直の父で民俗学者。破天荒な性格。

森山未来(井上喜久子)素直の母で故人。明るく優い性格。

モリオ(安元洋貴)素直が幼少の頃居た外国の現地人男性。

春日乃綺蘭(久川綾)ねねの母親。タレント兼直森賞作家。

春日乃・兄者ズ(小西克幸)26歳ねねの兄たち。シスコン。

高見盛弘史(小形満)45歳。京の父親。

高見盛(野中藍)京の母親。主婦。名前は不詳。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

Q質問 A解答 T突っ込み

Q1、このアニメを見てどう思った

A1、すにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃおすにゃお

T1、その言葉を言っていいのは、ぽてまよだけだ!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q2、このアニメを見て気になったことはありますか?

A2、ぽてまよがかわいすぎる件
  あと最終回がすごくよかったこと。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q4、最後にこのアニメはお勧めですか?

A3、もちろん!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ふわふわ、もちもち、ふにふに、一体どんな感触なんだろう・・・?

2007年7月~ TOKYO MX、tvk、チバテレビ他にて放送
全12話

主人公、森山素直(すなお)の自宅の冷蔵庫から突如、発生した謎の生物「ぽてまよ」
突飛な出来事だが素直の何事にも動じない性格でいともたやすく
その謎生物を受け容れてしまう。
さらには同じく冷蔵庫から発生した謎生物「ぐちゅ子」
自身の背丈ほどある大鎌とビームを発生させる耳飾りを持っており
「ぽてまよ」と同種の生物だと思われる容姿をしている。

奇妙奇天烈、奇々怪々 
だけどとっても可愛らしい「ぽてまよ」「ぐちゅ子」
そして素直とそのクラスメイトの日常を描く物語



平仮名4文字タイトルだし最初はまったり癒し系だと思ったが
中々にギャグ濃度の強い作品だった。


1話の開始数分でぽてまよが主人公・クラスメート達に特に何の疑問も抱かれず
それどころか歓迎されている様子を見て
「こういう作品なんだ」とすぐ理解できてよかった。


キャラクターデザインは可愛らしさはあるものの
「ぽてまよ」「ぐちゅ子」以外のキャラのビジュアルは少々特徴に欠ける。

しかし中身は愉快で痛快なキャラが非常に多くギャグの切れ味もよかった。
間のとり方や緩急の付け方なんかは
京都アニメーションの「日常」を思い出しました。

好きなキャラは春日乃ねね
やたらと毒舌な物言いと超高音ボイスが
クラスメイトの中でもひときわ存在感を放っていました。
声優は釘宮理恵さん
彼女のキャリアの中でもけっこう珍しい声と演技のキャラなんじゃないかと思います。


あとEDは爽やかでどこか優しさとぬくもりを感じさせるかなりの良曲で驚いた。

エンディングテーマ「うたたね」 歌 茶太


【総評】
パロディも無ければどつき漫才も無い
ハイテンション・ハイテンポな作風でもない
なのに笑い所がたくさんあった作品でした。
巧みな演出と間のとり方で笑わせてくれる
ギャグ作品としてレベルの高さを感じました。

かといってギャグ一辺倒ではなく、ほんのり優しい癒やし要素や
心温まるいい話もあるのでギャグは苦手という人にも耐えられる内容。

もちろん「ぽてまよ」「ぐちゅ子」の可愛さをたっぷりじっくり堪能するのもよし!



【不快感を一切感じさせない万人にオススメできるギャグ作品】

そんな印象で思った以上の良作でした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

66.3 13 シュールで下ネタなアニメランキング13位
てーきゅう 第8期(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (161)
735人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部の押本ユリ、テニスが出来ないボケマシーン・新庄かなえ、何でもお金で解決するお嬢様・高宮なすの、好物はパンツというド変態・板東まりも。テニス部のはずなのに練習せず、ユリの弟・陽太やライバル校も巻き込むハジけた日常を送る。

声優・キャラクター
渡部優衣、三森すずこ、鳴海杏子、花澤香菜、小倉唯、石原夏織、喜多村英梨、逢坂良太、中島由貴

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

安定感

安定した高速ギャグアニメ。思わず笑ってしまう。
今作では、2つの主題歌があり、交互に聴けてよかった。というか2分アニメでW主題歌て贅沢やな。

主題歌
グルテン哀歌(エレジー) 近藤うどん子(石原夏織)
ニホンゴワカリマセン トマリン(小倉唯)
割と早い段階で登場していたうどん子とトマリンという謎なボケ倒しキャラクターのキャラソン結構持ち味が出ていたんではなかろうか。
ゆいかおりも思い出される。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
早口過ぎる超高速ギャグアニメ「てーきゅう」が帰ってきた!皆様に愛されて「てーきゅう」も、はや8期。今回もお馴染みキャラクターのカオスでハイテンションな日常が繰り広げられます!


85. 「先輩と蝿の王」
「全国新聞部コンテスト」の優勝目指して、ネタを探せ探せぇー!てか、ネタが無いなら自分で大事件起しちゃえーい

86. 「先輩とセブン」
「よしゃ、ラーメン満タンまで入れてこ!」いろんな意味でヤベえラーメン屋に入る4人。そこで繰り広げられるのは、まさに悲喜こもごも喜怒哀楽の壮大な人生劇なり!?

87. 「先輩と28日後」
「海に行くぞー!!」前に海ネタやったけど気にせーへんぞ!!みんなでドライブの車中ツッコミが冴えるユリ。←他メンバーのボケが多い。はたして全員無事に海に辿り着けるのか…!?

88. 「先輩とタイタニック」
「冬の海かよ!!!」しょっぱなから編集点を作ろうとするかなえ。さぁみんなでエギングだ~!!!豪華客船でタイタニック!?

89. 「先輩と戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最恐の劇場版」
海を満喫し、いかにもで、そのままいわくつきの旅館に宿泊する一同。ミネラル補給、現代アート...戦慄怪奇ファイル!

第90面 先輩とナイトミュージアム
「だるしー、いとだるし」と授業の合間だらける,まりかなコンビ。なすのが最近購入したという美術館に見に行くことに。一体どんな美術館なのだろうか。

91. 「先輩とオブリビオン」
今回の舞台は「はじまりのまち」リマージハ。トナリーの村人Aとのバトルもそこそこにさぁみんなでドラゴン退治に出発だー!

92. 「先輩とフェイス/オフ」
何気ない板東家の朝、準備をしているまりもが急に騒ぎ出し、驚く居候宇宙人トマリン。「ま、まりも先輩の体になってる...!」まりもがユリでユリがユリで!?トマリンダウンジング!助けて樋口さーーん!!って誰だよ!!

93. 「先輩とワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
むかしむかし、かなえとなすのの出会いのお話。かなえのお父さんも初登場!! 「うそを教えちゃだめだぜ、ガール」(大根)

第94面 先輩とワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ
これまた昔々のお話。テニス部に新入部員!?なすの、かなえの2人が会いに向かうが、どんどんわけのわからない方向に...果たして新たな新入部員とは誰なんだ!?

95. 「先輩とエネミー・オブ・アメリカ」
マラソン大会開始!!スクワット2回で筋肉もりもり!?毎年死者がでるこのレース!!亀井戸高校テニス部の面々は生き残れるのか!?(シリアス)

96. 「先輩とサタデー・ナイト・フィーバー」
コートネットが壊れた!!でも積みたくて、積みたくて部費がない!!みんなでバイトだぜぇーー!!カオスなまま第8期終了です!!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

8期まで見て新たなる発見が…

この作品の原作は未読です。本編の中で「聞き取れないところは原作で確認して下さい。」とテロップも流れますが、原作を読んでいる時間は無いのでアニメで何とか聞き取ろうとしています。

この作品ももう8期…1期が放送されたのは2012年の秋アニメなので4年で8期…
この他に「高宮なすのです!」や「うさかめ」もあるので、毎年2期以上制作するペースじゃないと追いつきません。
本編のペースも最速ですが、制作スピードも全くヒケをとっていない作品も珍しいと思います。

今回レビューを書くためにwikiをチラ見して知ったのですが、2期から6期までは未放送分が2話ずつあるんだそうです。
これまで毎期12話ずつ積み上げてきて今回8期…ようやく100話の壁が見えてきたと思ったら、未放送分を踏まえると106話まで積み上がっていたんですね。

この作品…きっとテニスをしないからこれだけ長寿作品になっているんでしょうね。
100話を超える作品…深夜枠では「ジョジョの奇妙な冒険」くらいではないでしょうか…?
でも8期まで続いた作品は他に無いと思います。
私が知らないだけだと思うのですが、ちょっと作品が頭に思い浮かびません。
そういった意味では新たな金字塔を打ち立てる作品…という事になるのでしょうか。

そんな8期ですが気になったキャラが一人…
小倉さん演じるトマリンです。最初登場した時にはこの超高速台詞に小倉さんはついていけるのだろうか…とそんな事ばかり気にしていました。
普段おっとりとした役柄を演じる事が多いので…

だからトマリンをそういう目でしか見てこなかったんです。
ところが、8期のオープニング…ようやくトマリンこと小倉さんに順番が回ってきて、そのオープニングアニメを見た時です。

トマリンは歌詞に合わせてちょっぴり動くだけ…
この作品だから映るのも一瞬です…
でも私にとってはその一瞬で十分でした。

…そう、可愛いんです。
これまでこの作品のキャラをそういう目で見た事がありませんでした。
でもそれに気付いたらもう止まりません…
トマリンと言えば無邪気な笑顔で笑っている姿が印象的ですが、その一挙手一投足全てが可愛く見えてきてしまったんです。

これまで何度も見てきた筈なのに気付かないなんて…
自分の味方の甘さを痛感した作品になりました。
そんなトマリンの可愛らしさの気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
サビの♪宇宙~ 宇宙~ 経歴詐欺~♪にも注目してみて下さいね。

主題歌は、近藤うどん子の「グルテン哀歌(エレジー)」と、トマリンの「ニホンゴワカリマセン」
「僕は国家権力には屈しないぞ!」と決意を叫んだトマリンに軍配です。

1クール全12話の物語でした。
これからもどんどん続けて他のショート作品の牽引的役割を担う作品になる事を期待しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ユリちゃんのツッコミのレベルが上がるにつれ声のトーンもあがる。そして、10期はまだですか?

ストーリー

テニスアニメはテニスはしない物。

私の感想

やはりといいますか、この作品が放送していないとなんだか安心できないといいますか、最近では一週間に一回てーきゅうを見るのが週刊になっていて、この作品は自分の周の区切りになっています。ある意味サザ0さんと同じかそれ以上の存在となってます。できればこの作品は永遠に続いてほしいです。

話はとくにつまらない話はなく、落ち着いて永遠と見れます。強いて言うのでしたら、かなゑ先輩の「夜叉の構え」が見れなかったのが心残りがあるので9期に期待しましょう。

そして、これは私の勘違いかもしれませんが、少々失速しているかと思います。もっと所見には厳しく玄人向けの作品らしくもっと話す速度をあげてほしかったです。まあ、それは人それぞれの好みだとおもいますが、8期まできますとそうなかなか所見の人はあまりいないと思うので、それも一ついいと私は思います。

オープニング

「グルテン哀歌(エレジー)」
今回はうどんの曲ですか。とうとうこの作品のオープニングにテニス要素がほぼほぼゼロになりました。前期のオープニングまでテニスラケットくらいはありましたのに、今作からタイトルログのテニスラケットしかありませんよ。テニスやるやる詐欺ですよ。まあ、いまさらか。
このオープニングじたいはかなり好きです。曲の真ん中にいきなりかなえ先輩が白い全身タイツをはいて謎の停止時間があるのもかなりツボりました。個人的にむっちゃ好きです。

「ニホンゴワカリマセン」
今作はオープニングが2つあります。結構出現は半々です。やっぱりトマリンはかわいいですね。この作品での数少ない癒し系のツッコミです。まあ、たまにボケますが。
日本語わかりませんと言っていますが、がっちり日本語で話すので、日本語じゃないと気にしている方は心配ございません、日本語です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

62.4 14 シュールで下ネタなアニメランキング14位
アフリカのサラリーマン(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (142)
480人が棚に入れました
サバンナも食物連鎖もカンケーない。日本的社会を生きるアフリカのサラリーマンの汗と涙の社蓄コメディ☆アフリカの大手企業に勤める、ライオン、オオハシ、トカゲの3人もとい3匹が織りなすのは、荒ぶる暴言&奇行で日本人的社会を突破する日々。プロジェクトの無理強い、容赦ない減給・・・。人間以上に世知辛いサラリーマン生活を、アニマルたちが大奮闘! 日本中のサラリーマンが共感すること必至! サバンナも食物連鎖も完全に忘れ去った、アニマル会社員の日常がここに!!

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

動物キャラモノは人気が伸びずらい

ライオン役が大塚明夫さん、トカゲ役が津田健次郎さん、オウム役が下野絋さんと豪華声優陣を登用して作られた作品ですが、円盤の売上も振るわずといった感じで、最初の方は話題のなりましたが徐々に下火になっていったアニメだと思います。

そもそもこういった動物キャラは一定層の需要がありますが、その需要が高いのは日本ではなく海外の方なんですよね。
有名なディズニーキャラは勿論のこと、ピーターラビットやスヌーピー、ムーミンなんかは全て海外にて生まれたキャラクターです。
勿論、ビースターズ等の例外もありますが。
そのため日本ではあまり人気が出なかったのかもしれません。アニメ化する時点で凄いですけどね。

さて私が途中切りした理由ですが、とにかく話についていけなかったという事ですね。
ポプテピピックと似たような感じでしょうか。
とにかくハチャメチャすぎて、面白いというより何をやっているか分からない感が強かったため、ストーリーやギャグの秀逸さを好む私にとって、合わない作品だったなと思います。

逆に言えば、こういったハチャメチャな作品が好きな人にとっては、とても面白いと感じるでしょう。
声優も豪華ですし、特に下野さんが吹っ切れているため、下野さんの違う一面(ナチュラルかもしれないが)
を観たい方にもぜひオススメです。

という訳でこの作品の評価は星2.5とさせて頂きます。現在の日本では擬人化キャラがやはり人気だと思いますね。けものフレンズ然り艦これ然り。
動物そのままの姿や二足歩行をさせただけとなると、「捻りがない」と言われてしまうのが、アニメ文化が発展した日本における評価なのではないでしょうか。

それでも、キャラクターの原型としてアニメでも漫画でもずっと使われ続けるべきモノではあるなと、個人的に思います。日本には「鳥獣戯画」なんてモノもあるくらいですから。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

サラリーマンは忙しい

序盤 コメディアニメか

中盤 こういう系か

終盤 あぁ

この話はアフリカのサラリーマンの話
ジャンルはコメディ・仕事
お仕事アニメというより仕事場でのコメディアニメです。
序盤の展開(ギャグ)はちょっとつまらなく、しかもギャグも腹を抱えて笑うというより不意にフッと鼻で笑ってしまうようなそんな感じです。別に見なくてもいいかなという印象ですが見ても損はないでしょう。得は少ないでしょうが
一つ言えるのはアフリカにすんでいるサラリーマンはものすごく忙しいらしいです。
内容がない分書くことがないので困ります

監督・絵コンテ・総作画監督・美術設定・美術監督・色彩設計・撮影監督は畳谷哲也さん。初の監督作品だそうですね
シリーズ構成は百瀬祐一郎さん。初めてのギャルや妹妹のシリーズ構成をされた方ですね。あんなksアニメを手掛けた方がよくまとまなものをかけましたね(もしかしたら原作がもっとヒドくてマシになったかもしれないけど)。
キャラデザ・アニメーション制作はHOTZIPANGさん。ルパン三世(3DCG)を制作したところですね。
劇伴は山口たこさん。初の劇伴だそうですね

作画は基本キャラは3DCGでした。ちょっとモーションがテキトーだったりしてたので3.5で
opは異能バトルや六花の勇者の曲を担当されたRUCCAさん作詞、よう実やありふれたの劇伴を担当された高橋諒さん作編曲、オオハシ役の下野紘さん歌唱の「Soul Flag」
edは松井五郎さん作詞、秋葉広大さん作曲、ラブライブサンシャインopを作曲した伊藤賢さん編曲、ライオン役の大塚明夫さん歌唱の「ホワイトカラーエレジー」

総合評価 別に見なくていいかな

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ネタの方向性とテンポが噛み合わない

現実にいるウザい人物像をイメージに合った動物に当てはめて皮肉ろう、みたいな魂胆のアニメ
ギャグの内容としては痴漢がどうだデリヘルがどうだ逆玉がどうだのお下劣系を交えた感じ

一言でいうと30分アニメでやる内容ではない
一瞬面白いかな?っていうポイントとかフレーズとかはある
ただ、基本的には上に上げたような品性の下劣な人間のトークを延々見せるだけの展開なので笑うより先にストレスが溜まる
なにより30分アニメなのでそういう汚い会話が間延びした状態が目立つ

これが5分アニメ、あるいは長くても15分アニメならテンポをギュッと圧縮できるので「アホな会話連発してんなー」で笑えるのかな、と思う
ただ、30分アニメでギャグのなりそこない、それも上司だの女性だのに失礼なチャラ男のトークを延々見ても面白さには繋がらない

面白くなるかもと我慢して見たけど、結局笑ったのは最初のライオンの起床シーンだけだった
ギャグの方向性が自分と致命的に合わないので、今後仮に面白くなったと評判になっても見ることはない

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

75.4 15 シュールで下ネタなアニメランキング15位
よふかしのうた(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (393)
1372人が棚に入れました
「初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。」 女子がニガテな中学2年生の夜守コウはただ今、なんとなく不登校中。 さらには、夜に眠れない日々が続いている。 そんなある日、コウは初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。 夜風が気持ちよく、どこまでも自由で、昼間とちがう世界。コウは夜に居場所を見つける。 そこに突如、謎の美少女・七草ナズナが現れる。 彼女は、夜の住人・吸血鬼。 コウに、夜の楽しさを教えてくれるナズナ。 「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」 夜に、そしてナズナに魅了されていくコウは、彼女に頼み込む。 「俺を吸血鬼にしてください」 ナズナは吸血鬼になる条件を教える。照れながら。それは…… 「人が、吸血鬼に恋をすること!」 果たして恋を知らないコウは、ナズナと恋をして、晴れて吸血鬼になれるのか!? ふたりぼっちの、特別な「よふかし」が始まる__
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

他の吸血鬼がでてから急に面白くなくなりましたね。

1話 夜とは大人の世界。少年がどう成長するんでしょうか。期待枠です。

{netabare}  情報が無くても分かる「だがしかし」の作者の絵柄です。ということは、この作者の最大の特徴は「女性の内面は描けない」ということです。「だがしかし」でほたるはしゃべるだけしゃべりますが、結局内面を見せません。あのグルグルの目は、ほたるの時からおもっていましたが、内面がない非人間性なんだと思います。

 セックスの話は顔を赤らめないで、恋愛の話は恥ずかしい。14歳なのに女性がわからない、性に興味がない。非常に現代的ですね。これは痛い人には痛いと思います。世代が近い人からは共感を得るんでしょうか。
 ノイタミナ枠ですから、この辺りにテーマ性は見出せそうですね。夜の世界とはすなわち「大人の世界」のアナロジーです。新橋的な酔っ払いも出ていましたね。あのシーンがつまり自分たちは大人とは違う側にいるということでしょう。

 つまり、大人の世界を少年が知る話なんでしょう。吸血姫は成長はしません。「だがしかし」の結末は知りませんが、ほたる同様少年の前を通り過ぎるだけでしょう。ちょっとフリクリのハルコの雰囲気もありました。

 それにしてもいい夜空、背景でした。少年が見る夜の世界は不思議な色がついています。それは現実でもあり現実ではない世界で未知の世界ということでしょうか。空を飛ぶというのは飛翔でもあり、また地に足がつかない不安でもあります。

 ナズナさん、肉体はエロかったです。だけど、内面がないのでエロく感じない。それはあの瞳のせいなのか、言動のせいなのか。

 本作の結論がどうなるにせよ、いいところに目を付けましたね。令和の14歳はエヴァのシンジと違い、性に興味がもてない。自己肯定感がないのではなく、自分自身が理解できない感じです。さてどういう話になるか楽しみです。実は成長を否定したりして。それはそれで面白そうです。 {/netabare}



2話 吸血=〇ックス。EDに多分全部何かを込めている。

{netabare} まあ、セックスとか伏字にするようなものでもないですが、題名なので慎みました。

 あれ、化物語?という感じでスタートしました。ちょっとメタ的な虚構感を出したいんでしょうか。EDとか見るとそんな感じもあります。

 それは良いとして、なるほど吸血はセックスのアナロジーという感じなんですね。年上のビッチ女…というより食事のためなら「パパ活女」という感じでしょうか。いや、EDとかみるともっと直接ですね。風俗嬢的です。恋愛には照れてしまうという感情が非常に納得できます。

 私はどうも魅力的な売春婦キャラにメチャメチャ弱いので、ナズナさんが一気に気に入ってしまいました。照れると急にナズナさんがエロく見えるのが不思議です。

 EDはすごかったですね。ちょっと信じられないくらいのクオリティでした。美術面でもそうですけど、テーマ性がフルフルで込められている感じです。
 EDではナズナのエロをあえて強調しています。「泡」はソープ嬢的ともいえるし、直接そうでなくてもそういった場面を連想させます。ナズナの本来の生き方を表しているのでしょう。ペットボトルやグラスが溢れでていましたね。露骨なアナロジーですね。

 レモンは何でしょうね。甘酸っぱさの象徴でしょうか。レモンの花子言葉は「誠実な愛」らしいです。それがグルグル回っていたし、レモンから汁が溢れています。
 ナズナさんが、作り物の街を破壊する存在なのはわかりました。イスは普通は権力の象徴ですけど…どうでしょう。光が当たっているのでそういう意味はありそうですが、あまり権力的なイスにも見えません。この辺りが思いっきり何かを象徴していましたね。単純に見れば既存の社会、価値観の破壊者ですが、どうでしょうね。今後どうなるかちょっと楽しみです。


 で、売春婦との恋愛ドラマは悲恋が多いですよね。まあ、吸血姫は直接売春婦ではないですが、住む世界が違う…うーん。少年マンガだからどうでしょう。子供になって遊ぶというのも無邪気に見えて欠落や寂しさですからね。しかもその遊び道具がトランシーバー…おもちゃのコミュニケーションツール…まだまだ気持ちの伝え方が子供だ、ということでしょう。

 いずれ少年が成長すると、やっぱりフリクリみたいに目の前を通り過ぎて行くんでしょうか。他の女性キャラも出るみたいだからどうでしょうね?

 あおりと俯瞰の画面がある作品は作画技術に自信がある証拠でしょう。安心して見られます。
 で、新キャラでましたね。彼女と最後くっついてナズナとは…になるとまさにフリクリですがどうでしょうね?

 とにかく2話、素晴らしいストーリーと演出、EDには感動しました。視聴は決定ですね。 {/netabare}


3話 生々しすぎて正視に堪えない、という人がいても不思議じゃない感じです。

{netabare}  改めてOPじっくり見ると、OPのイチジクの葉ですけど、恥ずかしいものを隠すの意味があります。りんごは禁断の果実でもあり、誘惑でもあります。まあ、そういう話ですね。吸血で友達の前でそういうのやめてとか。いつもやってるの?とか。EDもそうでしたが、本作は全編にわたってアナロジーがちりばめられています。
3話の副題が「いっぱい出たね」ですし。

 アキラと再会した後の、ナズナとの布団のシーンもまさにその行為のアナロジーですし。女の友達と数回あうだけで、俺の事好きとか思春期過ぎるでしょう。なんでもラブ。セリフの通りですね。主人公はナズナを好きになるために一緒にいたのに、アキラにも期待する。主人公のマインドはやはり幼いです。

 で、友達とは何か、なぜ連絡を取らなかったのか、か。そして、学校の存在意義…か。やっぱり既存の社会に対する価値観もテーマなんでしょうか。吸血姫は異質な存在…すべて破壊するもの。夜とは反社会。セックスは隠すべきもの。

 なぜナズナが怒っているのか想像ができない。友達の定義。解答が言葉にならないと何も理解できない主人公。ゼロかイチかの解答を必要とする。現代的ですね。思春期の肉体と精神のモヤモヤに解答が欲しい。そして誰かとつながりたい。生々しすぎます。本作に本能的感情的に反発する人も出てくるのでは?

 これは難しい話ですね。テーマを深掘りするほど訳がわからなくなる沼にはまりそうです。どう展開しどう畳むのでしょうか。

 それにしてもアキラちゃん、ふくらはぎ…腓腹筋、ヒラメ筋が発達しすぎですね。3:42を見てください。ナズナが夜の女でなよっとしているのとは対照的です。スポーツやっている設定かな。この辺りの対比にテーマ性を集約して絵で見せたのだとすれば作画はものすごく優秀ですね。

追記 あれ?肩幅も広いし…アキラって名前って…ひょっとして男…にしては胸あるよね???ただ、髪型とか、顔の造形とか…んん?腰から下の骨格と子供のころの足が内股なのは女性的なんだけど…ただ、瞳と睫毛がなあ…

 幼馴染の性別は疑えの原則が発動?名前が中性的だし…うーん。ブルーピリオドの1話ではちょっと騙されたしなあと思ったら声優さんが??? {/netabare}



4話 今のところずっと言葉遊びです。アキラが出てきたので飽きてはいません。が、単調になりつつありますね。


{netabare} なんか「14歳すぎ」ですね。見ているのがすごく恥ずかしいです。思春期のモノローグ。キスがどうとか性行為とか好きとか嫌いとか。手が触れるだけで恥ずかしいとか。

 遊ぶとか寝るの意味をどうとるかとか。少年誌だから暗喩で終わるんでしょうけど、問題は内面にどこまで踏み込めるかです。ナズナさんは舞台装置なので、もちろんコウの内面です。アキラまで行ければなおいいですね。
 せっかく恋愛と性行為の対比をしているわけですけど、今のままだと寸止めドキドキで終わるんでしょうか。少年誌だから限界あるし、そのための吸血姫ですからね。
 
 とはいえ、朝井アキラちゃんを出すことで設定の理解は進んでいます。結局、朝井アキラちゃんは思いっきり巨乳少女そのままでしたね。男だったら面白かったのに…と思いつつも、アキラが求めているのは友情問題、孤独などはあるみたいですね。

 恋愛ゲームのシーン面白かったです。プレステだし。萌えをメタ的にギャグにしているし…

 視聴継続して、また新キャラが出てきたり方向性が分かってきた辺りでレビューすると思います。 {/netabare}


5話 エロすぎ笑った。なお、彼女に元カレとの〇〇〇について聞いてはいけません。聞きたくても我慢しましょう。

{netabare} あるいは彼女が風〇嬢だったらどうしますか?それで生活していたんだけどなあ、と言われたら。

 いや最高でしたね。「楽しいのもストレス」というのも良かったし、なんかNTR…ではないですけど、彼女の昔の性体験を聞くようなドキドキ感。それが風俗勤めとか…

 男心と思春期の性欲。すごい話です。なんとなく思春期に引き戻されたような感覚がとてもいいです。

 あとナズナちゃんのエロさって肌の色?{/netabare}


6話 非日常とはなにか?変性意識状態を良く描けていました。

{netabare}  会社員の日常のしんどさ。会社の仕事が日常生活に精神的に喰いこんできます。さらに白河さんの場合深夜の呼び出しがありました。彼女に必要なのは非日常でした。

 その非日常の最たるものがナイトプールですね。プールというのは水が大量にある、というだけで不思議な場所です。そこに深夜、半裸の男女がいて、妖しい照明に、更にお酒も入って…さらに塩素の匂いなども相まって、普段の意識とは全く異なる世界です。これは催眠にかかっているようなものですね。

 そこでナンパをしていた男2人が思いのほかいい人というか普通の人というのも注目ポイントでしょう。解放によって性格が変わるんでしょう。また、解放することが苦手なコウ君がナイトプールで一人だけ日常から抜け出ていなかったのも描写として優れていました。

 そして、学校のプールに真夏に忍び込んで遊ぶ。これもまた、中学生くらいのときにやる非日常です。中学生のコウくんにとってナイトプールは場所が異質すぎて解放感よりも警戒感なんでしょうね。むしろ中学校のプールくらいのほうが、コウくんの非日常にとっては、リラックスできるのでしょう。ナズナちゃんと2人きりになれますし。

 思春期のコウくんと白河さん、そしてナイトプールの2人組。それぞれの日常と非日常。ストーリー展開も見せ方もとても素晴らしかったと思います。

 これを見ると本作のいう夜更かしは「変性意識状態」についてを描いているということがわかります。変性意識状態というのは、ググって貰えればわかります。(ウィキの説明はたいしたことがないので、変性意識-盆踊りとか変性意識-音楽、変性意識-登山とかでググってみてください。)

 意図してか図らずもなのかわかりませんが、非日常の中に身を置くと自己肯定感につながるそうです。その一方で宗教的なトランス状態に陥り、洗脳にかかったりもするみたいです。要するに薬物ですね。
 そういうところを掬い上げたこの6話は、非日常の大切さ、人間というものが非常に良く描けていました。

 レジャーや遊び、そして違う人と話すこと。これの有効性も表現できていたと思います。

 つらい現実もあり、NTR的なモヤモヤ、エロスもあって、何か人の心をざわざわさせる回でした。かなりの人の心に刺さるのではないでしょうか。生々しすぎて正視できない人がいても不思議ではないですね。

 なお、アキラちゃんはもう出てこないとなると、それぞれのキャラはゲストキャラ?となるとゲストで1テーマがあるんでしょうか。アキラちゃんの回では友情と男女…と短絡的に読み取っていましたが、描かれている内容はもう一度確認しておいた方がよさそうですね。


追記 「変性意識」ですが、ググり方は「変性意識-ハレとケ」…でもいいですね。ハレとケ…つまり共同体も祭りもなくなった現代人が生き残るためには?という、非日常という生存戦略をアニメという形で見せてくれている感じがあります。

 それとナズナちゃんの家がいわゆるミニマリスト的な感じなのも含意がありそうですね。モノを持つこと、持たないことの意味も考えたほうが良さそうです。 {/netabare}


7話 あー展開してしまいましたね。ストーリの進行を慌てた感じです。これはちょっと嫌な予感がします。

{netabare} 人間が増えて行く分にはよかったんですけど、吸血姫かあ…答えが全部ではないですけどセリフで語られてしまいましたね。せっかくの文学的なモヤモヤがあったのにちょっともったいないですね。
 吸血鬼同士の会話に女のテクニック的なものがありましたけど、やっぱり実際にコウくんを外で順番にナンパ(死語?)してほしかったなあ。

 ちょっと作者があきちゃったんですかね?それともこの退廃的な雰囲気が少年マンガでは受け入れられないので、分かりやすくしちゃった?
 最後の感じだと吸血鬼化にタイムリミットがあるんでしょうか。

 それにしても、不思議な街だなあとおもってましたけど、今回って海浜幕張?の幕張メッセ周辺?まあ、いろいろお世話になった場所なので何となく記憶にあります。
 あれって京葉線の高架っぽいですよね。で、ラウンジ的な場所の背景にあったのはメッセの国際展示場に見えました。あの最後にいた場所は近隣のホテルのラウンジかスイートルームの一部かなにか?
 ただ、初めの喫煙所ですけど、駅は海浜幕張ではないと思いますので、隣の新習志野辺りなんですかね?確認してませんけど。{/netabare}



8話 感覚的情緒的なものが、思考的観念的になった?

{netabare} 1年っていうのは、どうでしょう。受験までの日数のアナロジーでしょうか。中学生の大人になるまでの悩みですから、当然タイムリミットはあるでしょうね。となると、本作はやっぱりフリクリエンドな気がしてきました。

 ナズナちゃんが「好きになる」という気持ちがわかったらどうでしょうね。旧来の価値観だと目の前からいなくなるのが正解です。つまり、最後の事件としてあの吸血鬼との抗争の末、吸血鬼になれなくても命は助けるけどみんないなくなるとか記憶をなくすとか?
 期限がついたということは、ナズナちゃんは彼を眷属にしないし、彼の前から去ってゆくのが一番濃厚ですね。

 ナズナちゃんは、おいしい血をすう…つまり、メリットがあるから近くにいます。いっぽうでコウくんは現状から逃げたいのでナズナちゃんにすがります。この関係が崩れないと成長がないです。既存の価値観を崩すということで、工夫がある終わり方になると面白いのですが、どうなるんでしょうか?

 キャラ的には「だがしかし」の焼き直しになりそうな配置になってしまいました。原作者は多分女性の描写が苦手なんでしょうね。ホタルちゃんほどではないですけど、ナズナちゃんの内面も非常に単純だし、他の吸血鬼はステレオタイプのビッチあるいは婚活女子だし。
 となると「だがしかし」の最終回のがっかり感を再現するんでしょうか。少年向けだからしょうがないとはいえ、唐突というか無理やりすぎでしたね。

 全体的な構造が非常にわかりやすくなってしまいました。極めて思考的観念的になって行きつつあります。夜更かしの感情的感覚的情緒的な話から、どんどんわかりやすく思春期の悩みを見せてしまっています。特に7話以降で当初の幻想的な訳の分からない話の中のモヤモヤ感が急速に薄れつつあります。

 話展開させないで、最後突然ナズナちゃんがいなくなる、みたいな感じがよかったかなあという気もします。まあ好みの問題ですけど。{/netabare}



最終話 他の吸血鬼が出てから、急に面白くなくなったと思います。 

 吸血鬼になると人を殺すか眷属にするか、あるいは我慢するという設定が足枷になって、畳めなくなった感じですね。原作がどうなっているのかしりませんが、アニメ版のオープンエンディング、つまり今後の事は視聴者に委ねる、というのは、狙った結末ではなく畳めなくなったのでなんとかソフトランディングを狙った風に見えました。

 コウくんの吸血鬼になる=人を殺すか渇望に耐えるという悩みがどこかに行ってしまいましたね。物語を展開させるために吸血鬼の部分をクローズアップさせたのが、破綻を生んだ気がします。

 前半は、吸血鬼になるには恋愛というきっかけが必要で、なった後は、他人の性や欲望が無ければ生きられない、という大人の世界=夜の世界のアナロジーで、酔っ払いとか会社員のおねーさんとかで大人の世界の厳しさと、アキラちゃんで友情などもかなりいい感じだったと思います。
 うまく思春期を描いていたのに、物語の中心が吸血鬼設定に移行したことで、視点がブレた気がします。

 他の吸血鬼が出てから、急に面白くなくなったと思います。狙いも演出も悪くなかっただけに竜頭蛇尾感がすごくて、残念な結果でした。




 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

「QK月」一般理論とノイタミナちゃぶ台返しして、ドテンして墜ちて逝く

「予測不能のラブコメディ?」というのはどこかで聞いたような話ですが
ノイタミナ枠の本作にも当てはまりそうな雰囲気がそこかしこに漂っております。

主人公が純情中学生ということからして、ラブコメ方向に進むのは妥当とも思えますが
ヒロインがQK月という設定が吉と出るか凶と出るかは、最終結末を見ないことには
判断できないのかもしれません・・・

ただ、今更手垢にまみれたQK月ヒロインの物語を繰り返したところで
恐らくは今までにない斬新な展開を描くことは困難を極めるものと予想せざるを得ないのが
宿命であるように思われます。

●ダンス・ウイズ・バンパイアソング
{netabare}クラスメイトとのちょっとした人間関係のもつれから不登校になり
夜の街に繰り出す主人公でありましたが、このように中学生にありがちな要素に対して
多くの視聴者は共感するところ大いにあったのであろうと予測できます。

廚二病を患う頃合の中学生にとって夜の街に繰り出すことは特別な意味があり
それ自体が神秘的でファンタジー溢れるものであったのでしょう。

本作における夜の街の情景がやたらと煌びやかだったのは、そんな廚二病的心理の立ち位置から
見える世界観を反映しているからなのかもしれませんし、またそういう
廚二病的ファンタジーの世界ならばヒロインが吸血鬼でも不自然さはなく
むしろその世界観に合っていると言えないこともないように思われます。

ただそのような廚二病ファンタジーをノイタミナ枠で押し出され、かつ
遥かに年上の大人がそのすべてを肯定的に受け止められるかと言えば、
そういう感受性も所詮は子どもの発想にしか思えず、むしろネガティブなリアクションが
帰ってくるのが必然であるように思われます。

また別の解釈として、ヒロインの吸血鬼が(エンキスで示されたように)堕落の象徴であり
ある種の堕落論的救済により主人公並びに現代人を救い出そうという意図も垣間見られますが
堕落論だけで万事解決という発想は安易であり、子供騙しにしか思えない
というのが正直なとこであります。

日々の学校生活にだるさを感じたり、夜遊びに興味津々になったり、異性に興味が出たり、
異性のことがわからず思い悩んだり、日常というレールから無性に逸脱してみたくなる衝動に
駆られたりだとか、その程度の気持ちならば理解はできますが、そこから突然?
何故吸血鬼に恋して、吸血鬼の眷属にならねばならないとかいう発想は飛躍が惨過ぎです。
あまりに発想がぶっ飛び過ぎで、理解がまるで追いつきません。

吸血鬼から見たら人間の文化や社会様式などあらゆるものがおかしいということになるのかも
しれませんが人間の価値規範とはズレ過ぎている吸血鬼のものの見方が本当に正しいのかと言えば
あまりに極端すぎて人間一般が受け入れられるものではないでしょう。

このような吸血鬼と人間の価値観の違いからくる対立関係は、
吸血鬼が存在する限りどこまでもついてくるものだと考えられます。

結局のところ人間と吸血鬼とは相対立する立場にあり、
軽いノリで互いが結ばれるものではないのが一般的セオリーであります。

恋愛のハードルが上がれば上がるほど盛り上がりもしますが、
高いハードルを越えるのにはそれなりの理由なり動機なり
強い思いがなければ不可能であるはずなのです。
問題の主人公のノリが軽すぎだけでなく説得力ももまるでないとしたら
もはやこれは設定の失敗と言わざるを得ないでしょう。

吸血鬼設定によりロミオとジュリエット的効果を狙ったのかもしれませんが
その路線で見事にまとめ上げた「Vampire in the Garden」には遠く及ばず
またラブコメの「月とライカと吸血鬼」と比べても見劣りし
更に別路線ではありますが「寄宿宿舎のジュリエッタ」と比べても
恋愛面での盛り上がりが今一つで見所も少ない本作最大の問題点は
中途半端な設定に中途半端な主人公の性格があるのではないのかという
結論に至る次第であります。{/netabare}

●悪夢的デジャヴは繰り返す
{netabare}ラブコメ展開からシリアスに急転しつつも結局最後はぬるいラブコメで終わる・・・
これは「エンキス」や「ヴェルメイユ」と同じようなパターンでありますが
更に付け加えますと本作含めすべてエナジードレイン系ヒロインという点も共通しています。

普通のラブコメに興味がない当方としましてはノイタミナ作品らしくこの展開を
華麗にぶった斬ることに密かな期待を抱いておりましたが
最後は元の鞘に収まるという結末ならば、期待が失望に変わってしまうのも
当然の帰結であると言わせていただきましょう。

純愛が悪であるとは言いませんが、吸血鬼との純愛、あるいは共存関係が
そう簡単には成り立ち得ないのは必然であり、それが大前提にあるからこそ
あの探偵というキャラが割り込んできたと考えるべきであり、
そうであるからこそ、警察という強制力に対して無力である中学生の少年が
人間社会の道理を遥かに超越しているような双方の(存在を隔てる)障壁を
いとも簡単に乗り越えらるという話にはそれなりの説得力が必要であると
いうことになるように思います。

恋には障壁があった方が盛り上がるのはその通りですが
それで吸血鬼をヒロインにするのは安易かつ既に使い古された手であり
しかもヒロインだけでなく他の吸血鬼も異常に人間に寛容というなら
主人公とヒロインの二人だけの「特別な関係性」というのも意味は薄れ
結局ただのぬるいラブコメに終わってしまうわけですが、そうであるならば
途中でシリアスな展開を挿入したことはむしろ逆効果ではなかったのか
という気がいたします。

結末の説得力の無さの背景にはもしかしたら致命的尺不足があったのかもしれませんが、
本編を見終えた個人的な印象としましては、オチに納得できない{/netabare}というのが結論でございます。



@avexの野望と計略 ~音楽についてのお話~
{netabare}ここで音楽の話をしようと思ったのには理由が2つあります。
一つは「パリピ孔明」が「あにこれ」ユーザーに好評だったこと
次に本作のOPEDを担当する「Creepy Nuts」の曲に対しても好意的な意見が予想外に多かった
という事情を鑑みそのように思い至った次第であります。
「Creepy Nuts」とはMC/R-指定とDJ/松永からなるヒップホップ系音楽ユニットです。

「ヒップホップ」の語源についてですが、
「ヒップ」にも「ホップ」にも弾ける、躍動するという意味合いがあり
それを受け作られた言葉が「ヒップホップ」ということであります。
「ヒップホップ」をもの凄く簡単に言うなら米国の黒人文化が由来の音楽やダンス、
またはそういうものを複合的に組み合わせたパーティーであるということになります。
ヒップホップとは、ラップ・DJ・ブレイクダンス・グラフィティ(お絵描き)から成るらしいですが
ここではラップ・DJ・ブレイクダンスの3つについて言及してまいります。

要するにヒップホップ音楽について焦点を絞っていこうという話ですが
ヒップホップ音楽とは何なのか簡単に言いますとダンスパーティーために
演奏される音楽ということになるのかと思います。
クラッシック音楽のようにただ演奏に聴き入るのではなく、音を体で感じながら踊るということが
重視されるという傾向があるのがヒップホップ音楽ということなのだと思われます。

「パリピ孔明」の「パリピ」とはパーリィピーポー(=Party People)のことであり
ダンスパーティー参加者を意味するのだという話になりますが、
そのパーリィに使用される音楽は当然ヒップホップということになるわけです。

パリピ孔明には「KABE太人」なるラッパーが登場しますが、もしかしたらその元ネタは
「Creepy Nuts」のMC担当R-指定その人なのかもしれません。
KABE太人はMCバトル選手権で3連覇を果たしていますが、同じようにR-指定氏も
「ULTIMATE MC BATTLE」で3連覇を成し遂げています。
R-指定氏の性格について触れますと、どうやら(病的なまでに?)神経質なところがあり
そういう意味ではKABE太人に通じるものがあるようにも思われます。

ちなみにMCバトルの「MC」とは要はラップのことを言うわけですが、
非常に大事なのがその語源で「master of ceremonies」であるということを
是非とも頭に焼き付けて頂きたく思います。
簡単に言えば司会者のことを意味しますが、お喋りという意味もあるらしいです。
また「MC」には「microphone controller」という意味合いもあるという話ですが
いずれにしてもそのマイクパフォーマンスが示すものは
ラップでありラップをする者ということになるかと思います。

MCと言えばMCハマーであり、M.C.A.Tが思い浮かびますが
MCとはラッパーを意味するものだということが再確認できるわけです。
MCハマーとか随分昔の話になりますが、
アニメ「おぼっちゃまくん」ED曲が実は彼の楽曲でありました。

MCハマーとM.C.A.Tの曲を単純比較して言えることは、MCハマーの方は歌の要素が皆無のただのラップにすぎず極論を恐れずに言えば、リズムに合わせてお経を読んでるのと変わらないのに対し、
M.C.A.Tの「Bomb A Head」などはラップの要素と歌の要素を
何とか両立させようとしてるふしがあるように思えます。

その違いの背景にはダンス音楽の文化と聞くための音楽文化の差があるのだと推測いたしますが
聞くための音楽文化に属する日本人としては音が単調なラップの音を延々と聞かされても
途中で飽きたりげんなりするのはやむを得ないことのように思われます。

@avexの音楽には個人的にはあまり興味がなかったのが正直なところですが、
このような文化の違いを踏まえて改めて考えてみると例えばTRFやgloveなどの小室哲哉が作ってきた
音楽も、ヒップホップ的なダンスミュージックを聞かせる音楽として巧いこと再構築しているという
点を考慮するならば、狙いは悪くないという結論になるのかもしれません。

@avexという企業はヒップホップなどの黒人文化やダンスミュージックに敏感に反応する若者層向けの音楽作りに的を絞り活動してきたようですが、現状日本の若者にとってラップがここまで身近になった
ことを考えたら彼らの戦略は概ね当たりだったということになるのでしょう。

4年くらい前の話になりますが、何気に赴いた音楽フェスにてオレンジレンジが「上海ハニー」を
披露した場面でそれを聞きながら若者たちが楽しそうにひたすら踊っているのを見かけました。
その時は少しばかり不思議な光景を見てるような気がしましたが、
今にして思うとパーリィピーポーはその時既に
日本に蔓延していたということを意味していたのでしょう。

ジャネットジャクソンの影響をもろに受けた安室奈美の頃から、ラップが邪魔にしか聞こえなかった「m-flo」の「come again」、それと同じような構成のアニメ「Z MAN」OPソング「Dots And Lines」やエウレカセブンOPソング「FLOW」の「DAYS」そして
無職童貞ニジウラセブンのテーマソング「HOME MADE家族」の「少年ハート」、何から何まで…
当時はダンス系ミュージックやらラップありきの音楽について深く考えることはありませんでしたが
気が付けば日本において黒人文化とその音楽が蔓延しており
だからこそEXILEというダンスパフォーマンスユニットが話題になり
三代目 J Soul Brothersなどが若者に注目されるということになるのでしょう。

ヒップホップやディスコ(今のクラブ)ブームはかつて廃れたはずでした…
結局のところヒップホップ音楽は聞くためには向いてなく音が単調ですぐに飽きられ
ブームは下火になったのですが、他の様々なジャンルの音楽に影響を与えたり、逆に影響を受けたり
相互作用を受けながら進化を遂げ、聞くに値する音楽性を兼ね備えたより複合的で奥深い
ものとなって今に至るわけです。

リズム&ブルースやらジャズやらオルタナティブロックやらそいう類の小難しい話を明快に説明できるほど音楽についての詳しい知識があるわけではないのでざっくり言いますが、
かつてヒップホップ音楽やラップソングが単調で聞くに値しないと言えても
現在のヒップホップ系ダンスミュージックが同じように単調であるとは言い切れず
聞くに値しない音楽と決めつけることも無理があるというのが正直な意見であります。

「Creepy Nuts」の楽曲がヒップホップ系以外の人から広く支持されるのも
それを物語る事象を表しているのだと思います。
「夜更かしの歌」はラップの傾向が強いですが、それと比べると「堕天」の方は歌の方向に比重を置いている感が強く聞く音楽として十分成立しているような気がします。
かつてのMCはラップができればそれでよく歌が下手だったり、歌えなくても問題なかったのですが
今時の音楽シーンにおいてはそれではヒップホップ系のファン以外からは
支持されるのは不可能ということになるでしょう。

歌えるラッパー、あるいは歌うようにラップができるのがR-指定氏の最大の強みでありますが、
そのプロトタイプとはそもそも伝説の天才シンガーマイケルジャクソンであったのだと思います。
マイケルジャクソンの音楽といえばやはりダンス系ミュージックですが、歌の才能恵まれた彼の歌は
聞かせる音楽としても十分過ぎるくらいのクオリティーがあり、
その抜群のリズム感でラップも当然器用にこなすのであります。

彼のような天才は永遠に二度と現れないであろうと思えましたが、
実に世界は広く、二人目の天才が見事に誕生するのであります。
その人の名は「Bruno Mars」、マイケルジャクソンの生まれ変わりと称されるアーティストです。

https://youtu.be/SDPITj1wlkg
DJマークロンソン&ブルーノマーズ&ビヨンセ(スーパーボール・ハーフタイムショー)

個人的にはラップというのはお経にしか聞こえず興味が持てなかったのですが、
(マイケルっジャクソン同様)Bruno Marsのラップ系ソング聞いた時は
別次元の衝撃を受けました。歌が上手いラッパーのラップは歌と区別できないくらいメロディアスで
全然別ものというのが結論でございます。

https://youtu.be/2XWq-RhjYIg
「Uptown Funk」はDJ/Mark RonsonとBruno Marsのコラボ楽曲ですが
ヒップホップ系ミュージックではDJというのが当たり前のようについてきます。

「DJ」とはディスクジョッキーのことをいい、
ダンスクラブのBGM=レコードなどの円盤を掛ける人を意味します。
今のクラブがかつて「ディスコ」と呼ばれていた由来がディスクやディスコティーク
(レコード演奏による踊り場)だということですが、現在のDJは打ち込み系音楽機器を
操作するのが主流になりつつあるようです。
小室哲哉と言えばどちらかと言うとテクノやハウス系の音楽の傾向が強い印象がありますが、
発生がヨーロッパかアメリカかの違いがあっても、打ち込み音源を基本とするダンスミュージック
という点ではスクラッチなどが特徴的であるDJプレイも、大きな意味での音楽性については
今となってはそれほど差異がないような気がいたします。

打ち込み系音源については敬遠する人もいるようですが、例えば「堕天」という曲のように
ジャズのテイストを加えたり音楽を簡単にアレンジできたりするのは、作曲側としては
大きなメリットがあると言えるのかもしれません。
そもそもヒップホップやクラブミュージックは生演奏を前提としていないと言われたら話は
終わってしまいますが、それでもヒップホップ系ダンスミュージックの躍進は
恐らく今後も止まらないだろうということだけは間違いないようです。

今時では学校の授業科目にダンスがあるのが当然となりました。
生徒も先生も踊るのが当たり前のパーリィ時代とは、
@avexにとっては笑いが止まらない状況であるのかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

楽曲が結構印象的だったなと

この既視感のあるデザインは?と思ったところ、やっぱりだがしかしの作者コトヤマさん原作なのね。
だがしかしと同様にボーイミーツガールな作品。そして出会う女性は破天荒。違うのはいちいち発言がエッチな感じなところか。なのに、恋バナは苦手なギャップ。
思春期の葛藤・夜更かしの背徳感・ちょっとしたラブコメを詰め込んだ作品。夜の背景にも力が入っている。美術さんありがとう。

可愛らしい女の子の告白を断って他の女子から色々言われた挙句の不登校と。女の子の告白を断ったくだりのせいで主人公に一切共感できないんだよなあ。
頑張って女性を好きになろうとするっていう発想が凄い。アセクシャルってわけでもないのか?

夜に誰もいない場所を歩くのが快感なのは分かるが。特に、誰もいない夜の公園でブランコは楽しい。ですけど、何に遭遇するか分からない夜は怖いものだ。
友達がいないわけでもなく、かけがえのない人が2人もいて心強い。アキラちゃん良い娘すぎて泣けてくるよ。

男の娘もいるが他の吸血鬼との交流や恋バナ。不穏な感じだったり、ちょっと協力したり。一応、なずなちゃんとコウの関係進展に寄与している。
吸血鬼退治する探偵の女はなんか嫌いですわ。顔見たくないが彼女もまた、コウが吸血鬼になりたい気持ちの葛藤を引き出すために、必要だったのだろう。

最終話のキスは情熱的でエロい。

ラブコメとして見てしまった自分がいけないのか頑張って好きになるというあたり共感できず、モヤモヤしてしまった。それを除けば分かりやすくて良いのだが。


OP
堕天 Creepy Nuts
ED
よふかしのうた Creepy Nuts
挿入歌
ロスタイム Creepy Nuts
堕天は歌詞が流れながら映像が進行していくのが印象的。一旦、小休止して楽曲が終わったのかと見せかけてサビを流す印象的な編集。背徳的な歌詞でまさに堕天していた。リンゴっていうのがアダムとイブの原罪を表現しているのかな?
よふかしのうたのED映像でなずなちゃんがジオラマをやりたい放題ぶっ壊すのが印象的。歌詞の中身も夜更かしをしだして始めた背徳感溢れる内容。作品の雰囲気にぴったりだった。本家のMVも見たが、オードリーが流れているのはなんか笑。
いつも思うけど、R-指定てどういう経緯で付けたんだろうね?


「初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。」女子がニガテな中学2年生の夜守コウはただ今、なんとなく不登校中。さらには、夜に眠れない日々が続いている。そんなある日、コウは初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。夜風が気持ちよく、どこまでも自由で、昼間とちがう世界。コウは夜に居場所を見つける。そこに突如、謎の美少女・七草ナズナが現れる。彼女は、夜の住人・吸血鬼。コウに、夜の楽しさを教えてくれるナズナ。「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」夜に、そしてナズナに魅了されていくコウは、彼女に頼み込む。「俺を吸血鬼にしてください」ナズナは吸血鬼になる条件を教える。照れながら。それは......「人が、吸血鬼に恋をすること!」果たして恋を知らないコウは、ナズナと恋をして、晴れて吸血鬼になれるのか!?ふたりぼっちの、特別な「よふかし」が始まる__


第1夜 ナイトフライト
“眠れない”中学2年生・夜守コウは、初めて夜に誰にも言わずに外に出た。昼間とは異なる雰囲気の町中を歩いていると、フードをかぶった年齢性別不詳の人物に声をかけられた。それが吸血鬼・七草ナズナとの出会いだった。

第2夜 てかラインやってる?
吸血鬼になる方法…それは「人が、吸血鬼に恋すること」 コウは、夜の住人・吸血鬼になるため、そしてナズナに恋をするため、今日も夜中にひとり外に出た。ナズナに会うため街を彷徨う。

第3夜 いっぱい出たね
「夜守、何してんの」 ナズナとの夜ふかし帰りに、幼馴染のアキラに遭遇したコウ。学校に来なくなったコウを心配していたと話すアキラ。再会以降、ナズナと遊んだあとにアキラと会うことが習慣になっていく……。

第4夜 せまくない?
ナズナからキスされた!キスは好きな人同士がする行為…ということは僕はもう、ナズナちゃんのことが好きなのでは!?つまり“吸血鬼を好きになる”という目標は達成された? コウは意気揚々とした気持ちでナズナに会いに行く。

第5夜 そりゃ困ったやつですね
ナズナが“添い寝屋”を営んでいることを知ったコウ。正式な衣装だというナース風コスプレ姿のナズナからマッサージを受ける。意外にもツボなどを心得てるナズナのマッサージにリラックスし始めてきたところに、呼び鈴が鳴る……。

第6夜 楽しい方がいいよ
毎日同じだと飽きちまう!おもしろい遊びを考えた結果、2人でナイトプールに繰り出すことに。 “大人の世界”にのまれ気味のコウをよそに、ナズナは“お酒が飲める!”とテンションが上がり……。

第7夜 眷属作り
急な雨に降られ、高架下で雨宿りをしていたコウ。近くの喫煙所でサラリーマンが女子高生に声を掛け、振られる姿を見かける。コウの視線に気づいた女子高生は「今見てたっしょ?」と声を掛けてきた。

第8夜 どいつもこいつも
ナズナ以外の吸血鬼、セリ、ニコ、ミドリ、ハツカ、カブラと知り合ったコウ。そして、初めて血を吸われてから1年以内に吸血鬼にならなかった人間は、一生吸血鬼になれないということを知り……。

第9夜 ずるい
セリとカラオケに行くことになったコウ。セリは最近、恋愛感情を拗らせた通称ダル男に付きまとわれているようで、カラオケ中もドア越しに中を除く人物が現れる。ダル男の存在が面倒になったセリは、殺そうと決意するが……。

第10夜 盗撮画像を拡大して見る
ミドリに頼まれ彼女の勤務先のメイド喫茶でバイトをすることになったナズナ。コウは客としてナズナの動向を見守っていたが、とある盗撮事件の犯人探しをすることになって……。

第11夜 吸血鬼って知ってるかい?
ナズナに促され、添い寝屋の客引きをしていたコウ。疲れていそうな女性に声を掛け、2人で喫茶店に入る。ふと、その女性の煙草や手袋が気になり、コウは女性に職業を尋ねる。差し出された名刺には“探偵”の文字が……。

第12夜 今日ウチ親いないんだ
10年間、血を吸わなかった吸血鬼が餡子によって殺された。餡子に「君は吸血鬼を何も知らない」と言われ、悩み始めたコウ。真昼からは「吸血鬼になって何がしたいんだ?」と問われ、悩みは深まるばかりで……。

第13夜 よふかしのうた
警察から逃げていたところをハツカに助けられたコウ。ハツカに吸血鬼を殺せる人間がいることを話し、さらに今、吸血鬼になるかならないかで悩んでいることを打ち明けた。一方、ナズナは、ニコ、ミドリ、セリに会っていて……。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17
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