ゲーマーおすすめアニメランキング 27

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのゲーマー成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月11日の時点で一番のゲーマーおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.1 1 ゲーマーアニメランキング1位
悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (177)
581人が棚に入れました
乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。 実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。 しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99 まで上げてしまった。 その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。 平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

今となっては、よくある系ですが、フツーに面白かったです。

 なろう系が量産され、異世界系が量産され、小説やゲームの中への転生系も珍しくはなくなった昨今・・・。
 もはや目新しさは少ないのですが、この作品はコンパクトにまとまっていて面白かったという印象が残りました。

 要素という意味では、どっかで見たことのある様なキャラ設定が主人公のユミエラに上手にミックス、ブレンドしてあって独特の個性的なキャラに仕上げてあったと思います。

曰く、俺つえー系、私また何かやっちゃいました系、目立ちたくないんです系、普通に生活したいんです系、淡々、サバサバ系、少しずれてる系、などなど。

ユミエラのユニークなキャラ立ちは、大いに視聴の求心力となりました。

あとは、コンパクトにと表現しましたが、いろいろと過程がざっくりと省略されているはずなのですが、あまりそういった印象を受けなかったのも上手だったと思います。

物語は魔王復活への対処が大筋でありながらも、学園生活での友人(?)達とのあれやこれやや、ユミエラ自身の家庭の事情まで多彩でしたね。
いろいろとガバい要素もあったのですが、ここも流れの中でうまくつながっていたと思います。
ざっくりと端折られているのですが、一応、違和感なくつながっていたと言いますか・・・。

とは言え、特出するほどの物語のクオリティと言う訳ではなくやはり「流し方が上手い」という印象になります。

ライトな感じで、正にライトノベル感覚で見るのが正解の様な気がしています。


作画はモブキャラが多少雑に描かれていた印象を受けましたが、それほど破綻することもなく、それなりであったのではないかと思います。
個人的には、ドラゴンのryuの造形が好みではありませんでしたw。
100%好みの問題なのですけれども、ええ。

声優さんも特に問題はなかったように思います。

音楽も特段何かを言いたい事はありませんでしたw。


キャラクタは、総じてあまり嫌なキャラが居なかったのは良かったのか悪かったのかw。
序盤に対立したキャラとも和解をしていますし、最終盤の大団円的エンディングまで仲間感があってよかったのではないでしょうか。
ああ、ユミエラの両親、彼らはダメですね、瞬間的な登場ではありましたが、ダメ貴族、ダメ親、クズ親のダメっぷりでしたね。

ユミエラとパトリックの凸凹カップルの今後を観てみたい気もしますし、ユミエラ自身のキャラ立ちをもう少し観てみたい気もしましたが、どうでしょうね。
形としては、ちゃんと終わっていますしね。
ゲームとしても、ここまでなんでしょうw。


少しライトな感じの作品ですが、ユミエラが魅力的に感じたら、おもしろく観ることができるのではないでしょうか。
私自身はそうだったような気がしています。

このタイプが好きな皆様には、フツーに楽しめる作品ではないでしょうか。
機会がありましたら、どうぞw。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。レベル上げに興じていたらうっかり世界最強に…!

この作品の原作は未読です。
最近、異世界転生×乙女ゲーム×悪役令嬢系の作品ってやたら増えてきたのではないでしょうか。

・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
・ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
・彼女が公爵邸に行った理由
・悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 等々…。

挙げたらもっと出てくると思います。
どの作品も「悪役令嬢」と謳っておきながら、微塵も悪役っぷりを発揮しないのが特徴であり、売りだと思うんですけれど…
まぁ、総じて楽しめる作品が多いので、個人的には嫌いなジャンルではありません。

そしてそれはこの作品においても然り…


乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。

実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、
レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。

しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。

そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、
ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99まで上げてしまった。
その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。

平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ゲーマー魂(笑)
でもそれって、メッチャ賛同できます。
好きなゲームなら拘りたいし、レアアイテムなんかもゲットしたいと思うのは不思議じゃ無いと思うんですよね。

そーいや、私も学生時代にゲームにハマっていた時期がありましたっけ^^;
何作目かは忘れましたが、「Wizardry」は電源を付けっ放しで数日間ひたすら敵を倒す、なんてことやってました。
直ぐ仲間を呼び寄せる「グレーターデーモン」の習性を活用して、仲間を呼んでは倒しの繰り返し…
経験値がメッチャ貰えるだけでなく、確かSSR級のレアアイテムもゲット出来た様な覚えがあります。

ましてやユミエラの場合は、自身の存在にも深く影響するんです、そりゃ頑張りますよね~^^
ただ、王立学園入学時に、同級生とのレベル差があんなに開いていたとは思いもよりませんでしたけれど…

このユミエラが自身のレベルが99であることを周囲に納得させる下りの物語は本当に面白いです。
必死さ、余裕度とも言うのでしょうか、それがユミエラと周囲の人たちとの間に雲泥の差があるんです。

王立学園には第二王子とその取り巻きも同級生として入学してくるのですが、この方々が事あるごとにユミエラに突っかかってきては敗北するの繰り返し…
個人的には魔法の授業中にレベル99であることを証明するために、とある魔法を披露するシーンは大のお気に入りです。

この作品の面白さに拍車を掛けているのは、主人公であるユミエラを演じたファイちゃんの演技です。
ファイちゃんと言えば、「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」の空条徐倫や、「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のラエルザなど、気持ちの熱いキャラを演じるイメージが強かったですが、ユミエラの様な飄々とした感じのキャラもとても良き感じだったのは個人的には新鮮でした。

しかし…原作は未だ連載中の様ですが、物語は良い感じで締まりましたよね。
ラストの展開はアニオリなんでしょうか?
最終話でラスボスと対峙しましたし…

も、もしや、最終話に登場したラスボスは真のラスボスでは無かったとか…!?
それなら、何となく説明はつきそうですが、そうするとアニメのラストは何だったんだろう、という話になりますよね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、前島麻由さんによる「LOVE or HATE?」
エンディングテーマは、エレノーラ・ヒルローズ(ちゃんりな)とユミエラ・ドルクネス(ファイちゃん)による「好きがレベチ」

1クール全12話の物語でした。
毎週の視聴が楽しみな作品でした。
こういう肩の力を抜いて視聴できる作品は良きですね~。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「悪役令嬢モノ」の中でも異彩を放つ「どこかズレてるぼっち主人公」

【レビューNo.121】(初回登録:2024/4/28)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。

(ストーリー)
主人公の女性は前世でプレイしていた乙女ゲームのの世界に、悪役令嬢にして
ゲームの裏ボスでもあるユミエラ・ドルクネスとして転生した。
ユミエラはバッドエンドを回避するために、目立たぬよう平穏な日々を過ごす
ことを誓うのだったが、王立学園入学時のレベル測定でいきなり「レベル99」
を叩き出してしまう。
ユミエラは不測の事態に備えて、レベル上げを徹底したことから強くなりすぎ
ていたのだった。
こうしてユミエラの前途多難の日々が幕を開ける。

(評 価)
・「悪役令嬢モノ」の中でも個性が際立つ主人公
 通常の「悪役令嬢モノ」だと
 ・転生者の持ち前の社交的な性格で、転生前になかった人望や信頼を取り戻
  し人の輪に囲まれる
 という微笑ましい展開になりますが、本作の主人公ユミエラは
 ・親がダメ貴族の毒親で、親の愛情に恵まれていない
 ・入学早々に強大な力を見せつけるハメになり、周りから恐れられる
  しかもこの世界では忌み嫌われる黒髪の持主
 ・またユミエラの性格も
  ・冷静で表情が乏しく常にほぼ真顔
  ・空気や相手の感情を読むのが苦手で、周りと上手く協調できない
  ・また価値観等が独特(効率重視等)で周りとズレている
   (前世は「人付き合いが苦手な廃ゲーマー」だった模様)
 という、かなり個性的な「ぼっちキャラ」として描かれるというw
 それでいて話が暗く重くなることはなく
 ・真顔でいろいろやらかすのがなかなかにシュール
 ・他人とズレたところが新しい笑いを生み出す
 ・魔法だけでなく腕力も最強、そんな中で繰り出す「ユミエラパンチ」が
  ちゃんとネタになっている
 という感じで、この個性をしっかりコメディに繋げている演出が最高です!
 このユミエラの個性を楽しむだけでも、作品を視聴する価値アリですね。

・他のキャラも上手く配し機能させていた
 このユミエラの独特な個性に合わせて、他のキャラも上手く配置されていた
 ように思います。
 ・アリシア
  この世界の本当の主人公。周りから好かれる性格で王子等「攻略対象」も
  皆アリシアに夢中。
  魔法の属性の違い(光属性と闇属性)から始まり、「ぼっち」のユミエラ
  に対し、常に対極の存在としてユミエラの個性を上手く際立たせていた。
  (そういう意味では攻略対象の3バカも、アリシアを補完する存在として、
   程よい感じに配置されていたのでは)
 ・パトリック
  辺境伯家の出身。ユミエラの一番の理解者として
  ・ユミエラが物語から浮かないようにしっかり受け止めつつ
  ・ラブコメ要員として笑いもとりながら、ユミエラに認められるために努
   力を惜しまず、最後は王子様役までしっかり昇りつめ、視聴者のハート
   も鷲掴みという
  個性的なユミエラを支える「要」的な役割を担っていたと思います。
 ・エレノーラ
  ユミエラよりも悪役令嬢らしかった。
  (元のゲームではユミエラは彼女のとりまきの一人だった)
  それでいて根は
  ・天然ボケで他人の感情の機微に疎い世間知らずなお嬢さま
   (また他人に利用されやすい性格)
  で憎めないという。
  彼女も単独だと「ちょっとなあ~」って感じのキャラですが、ユミエラと
  絡んだ時の化学反応が凄くて・・・
  この辺は作品のいいアクセントになっていたように思います。

作品としてはユミエラのキャラで魅せるところがあるので、ストーリーの方は
少々味気なさを感じるかも。(特に最終決戦とか)
それでもユミエラの「どこかズレてるぼっちキャラ」は、これまでの「悪役令
嬢モノ」とは一線を画していると思いますし、それをしっかり笑いに繋げるな
ど、本作は独自の面白さをもった作品だと思います。
何気に他のキャラとも上手く相乗効果を生み出していたと思いますし。

OP「LOVE or HATE?/前島麻由」
・やさぐれ感のある歌詞にロックなリズムが前島さんの声とベストマッチで、
 インパク大
ED「好きがレベチ/エレノーラ&ユミエラ」
・まさかのエレノーラがメインだと?!
 2人のキャラを活かしたふわふわでキャッチーな食感がクセになるw

(追 記)
原作とアニメとの違いがYOUUBEにアップされていたのですが、例えばアリシア
は原作だと
{netabare}・ユミエラの寝首をかくために謝罪して油断させる
・自分の命か仲間の命かの選択で、迷わず自分の命を懇願
等結構クズキャラで描かれているようですね。{/netabare}
アニメ化にあたって、この辺りも改変されているわけですが、
「1クールアニメとしてどういう作品したいか」
全体像を考慮の上で、上手くチューニングしているなと評価していいんじゃな
いですかね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

82.6 2 ゲーマーアニメランキング2位
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (940)
4496人が棚に入れました
銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》でソロプレイを満喫している女性プレイヤー・レン。
可愛いものが大好きな彼女は全身をピンクの装備で統一し、コツコツと地道にプレイを重ね、実力をつけていた。そしてとあることからPK――プレイヤー狩りの面白さに目覚めたレンはPKにのめり込み、ついには「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。
そんなレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがまま、チーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになる。

声優・キャラクター
楠木ともり、日笠陽子、興津和幸、赤﨑千夏
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

GGO

ガンゲイルオンラインの銃器監修をした、
時雨沢さんが書き下ろしています。
この方、本当に銃の世界が好きですね。
制作はプリンセスプリンシパルの3HZ。
主題歌は復帰の藍井エイル。

俊敏性(AGI)に全能力を振った、
小さくて可愛いアバター、レンが主役です。
大惨事を起こしたVRの世界ですが、
新たな大会「スクワットジャム」が開催され、
生き残りを賭けたチーム対抗、銃撃、情報戦。
非常に好感の持てるスタートとなりました。

2話視聴追記。
GGOの世界観を親切に描いてくれました。
窮屈な毎日からバーチャルな世界へ、
想像するより前途ある世界なのかも知れない。
この日常風景があるのがこのシリーズの強さかも。

最終話視聴追記。
{netabare}序盤の印象は良かったのに申し訳ない、
中盤以降、特筆すべきものを感じなくなる。
構成をもっと詰めて情報量で圧倒すべきでは。
物語が定型化したのが、少々残念な感想に。{/netabare}
声優陣は皆さん、素晴らしいです。
劇中歌REASON聴き入りました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 77

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

そこにゲームがあったなら、デスゲームじゃなくて普通にゲームするでしょ!(第12話: ピトフーイ「え?」レン「え?」)

……なんてことを考えながら時雨沢恵一先生は本作の原作を書いていらっしゃるんじゃなかろうかなどと考えてしまう、『ソードアート・オンライン』(以下、SAO)のシェアワールド物ライトノベルが原作です。

ですがストーリー的にはSAO本編とは独立性が高く、SAOを観ていない・知らない人でもたぶん置いてきぼりにはならないと思います。

『クローバーズ・リグレット』(こちらはSAO本編<マザーズ・ロザリオ編>に出てくるギルド「スリーピング・ナイツ」のメンバーが出てくる外伝)との知名度の差は桁違い、とかそういう話は置いておきます。
(※2018.7.14:『クローバーズ・リグレット』の説明を加筆修正)

原作は『ソードアート・オンライン』本編において<ファントム・バレット編>の舞台になったゲーム「ガンゲイル・オンライン」(以下、GGO)および「現実」を主な舞台とするお話ですね。

時系列的にはレンがGGOを始めるあたり以外は、SAO本編で死銃(デス・ガン)の事件があったBoB(Bullet of Bullets)の少し後の話です。SAO本編での出来事やキャラは他人事として客観的には出てきますがストーリーに直接関係はしません。

アニメでも「現実ではできないことをゲームでやる」という描写にはこだわりがある作品になると思います。時雨沢先生はGGOが実在したらきっと自分も遊びたいんでしょうね、と思わせるようなお話ではありますね。

「全日本マシンガンラバーズ」とか、まさに楽しくゲームであるGGOを遊ぶためのチームで微笑ましいですよね。

まあ、レン的にはいろいろありますがそれはそれ……。

おまけ: 時雨沢恵一関与作品には定番のトリガー・ディシプリン(発砲意思のないときには引き金に指を掛けない)は、本作でも徹底されるのでしょうか…(笑)?

2018.4.22追記:
第3話、原作者本人がモデルのキャラのキャストとして時雨沢恵一先生ご本人登場(笑)。年齢設定も作中の年代にバッチリ合わせてあって笑いを禁じ得ません。

2018.5.6追記:
第5話:「いい最終回だった。」

香蓮ちゃんとJKがリアルの部屋で和んでいた伏線が回収されて、キリ良く原作第1巻分終了。今のところシリーズ構成、GJ!

2018.5.13追記:
第5.5話: GGO内場面に絞った総集編、と見せかけてピトさんとエムさんの会話にはさりげなく本編情報も。OPアニメに銃器などのSEが付き、昔のロボットアニメなどを思い出す演出でした。

「あとがき」は原作者である時雨沢先生のシナリオによる本編映像を使ったショートギャグで、面目躍如(笑)。

ということで、次回6話をお楽しみに!

2018.5.20追記:
第6話: ピトさんのおかしさ爆発。動くフカ次郎はおあずけ。あんな入浴シーンは、原作にはない…(笑)。

2018.6.4追記:
第8話: アルドノア・ゼロ2期目でも思ったけど、「砲兵」と「観測兵」っていうのは、やっぱり戦場ロマンだな。原作を読んでいて楽しみなピトさんの大活躍は、次回にお預け。

2018.7.1追記:
SJ2が大団円。そして、視聴者にもピトさんのリアルが明らかに。

原作3巻の名台詞が再現されていて、私は大満足です。
ピトフーイ「え?」
レン「え?」

投稿 : 2024/11/09
♥ : 67
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

FN-P90を装備した近接戦が得意な主人公レンが活躍するGGOの世界

アニメーション制作:Studio 3Hz、
監督:迫井政行、シリーズ構成・脚本:黒田洋介、
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白、
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫、
原作:時雨沢恵一

銃マニアで作家の時雨沢恵一が銃器を用いてのグループ戦という形でSAOの設定を借りて創作した作品で、全話を通して、それなりに楽しむことができた。ただ、全13話のストーリーの中心は、レンとピトフーイとの戦いや関係性となっており、そこをいかに上手く描くのかが最大のポイントになると途中から感じていた。 {netabare} ピトフーイは自殺願望を持っていて、GGOに取りつかれてしまったような人間。そんな彼女が何かを変えたくてレンとの真剣勝負を試みるという話だった。 {/netabare}

ところが、最終話まで観て感じたのは、ありがちなピトフーイの秘密だけに焦点が置かれており、本質の部分を描く気すらなかったように感じられたのが残念だった。もしかすると原作にはあるのかもしれないし、続編があるので、また出てくるのかもしれないが、1クールの物語として考えると、描写不足だったと思う。 {netabare} ピトフーイの心の闇はゲーム内で戦って死ねば解決することだったのだろうか。 {/netabare} この部分が適当すぎたので、肩すかしを食らった気分だった。また、エムがピトフーイに寄せる感情が薄く、全く分からなかったのも難点のひとつだろう。

序盤から少し感じていたことだが、レンの強さのご都合主義的な部分が目に付いてしまう。強さの秘密の理由付けがもう少し欲しかった気がする。ピトフーイとの最終決戦も個人的にはあまり盛り上がりを感じることができなかった。なぜかというと、緊張感が圧倒的に欠けていたからだと思う。あまりにも戦いが大ざっぱすぎるし、ただ、突っ込んでいくだけで、面白さを感じることができなかった。

戦闘部分はやはり1話がいちばん面白かった。その後、数話はこれまでの経緯に費やしたので仕方がないとして、後半は失速した印象だ。戦闘の部分や心理面の描写に物足りなさを感じた。

しかし、全く面白くなかったかというと、そういうことはなく、毎週、放映されると、それなりに早いタイミングで観ていたので楽しめたということだろう。1話で期待値が高まってしまったため、そこから下降線を描いたのが原因だと思う。

音楽面では、EDの『To See The Future』が、今クールに観た作品のOPとEDのなかでいちばん良かった。Jazzin’parkによるクールなトラックと楠木ともりのヴォーカルが上手く溶け合っていて引き込まれた。


2話視聴時レビュー
2話まで視聴した時点ではとても面白く、それほど引っかかるところなく見ることができた。1話分の脚本と演出がよく練られていて、24分のなかでしっかり見せ場を作って構成されているため、主人公側の視点で実際にゲームをしているような感覚で楽しめる。SAOの本編でもあった敵の位置をスキャンする機能(この設定を見ると、いつもリドリー・スコット監督の「エイリアン」を思い出してしまう。いるはずの敵がいない、とか)を効果的に使用し、緊迫感を与えてくれる。主人公が使う身長の低いアバターのレンと大男のアバターのエムという組み合わせがいい。戦略を立てるところも説得力を感じさせる。

時雨沢恵一が銃マニアということもあり、登場する銃がFN-P90というのも興味深い。この銃は80年代後半に開発された当初、後方部隊がPDW(Personal Defence Weapon・個人防衛火器)として、使用していたものだという。それが、冷戦後、破壊された建物などの狭い空間での戦闘が重視されたことから、扱いやすい攻撃用の短機関銃の一種として用いられるようになった。ベルギーのファブリック・ナショナル社が開発した銃で、50発を装填できる特殊弾倉を装備している。折り畳むととてもコンパクトに変形し、見た目が変わっていることから、多くの人から知られる銃だ。軽量なことから実際に女性兵士が持っていることもある。レンが「可愛い!」と表現したことが、こちらにも伝わる造形だ。

1話では、23チームの間で交戦を行うスクワッド・ジャムに、レンとエムがチームを組んで参戦したところから始まる。実践のプロたちによって構成されたチームと戦うところが描かれ、ゲームの面白さを感じさせてくれる。2話では、主人公でレンのアバターを使う、長身にコンプレックスを持つ小比類巻香蓮の人物像が描かれ、ゲームに参加し、謎の女性・ピトフーイとの出会い、そしてスクワッド・ジャムに参戦するまでの経緯が説明される。

強いて難点を挙げるとすると、ゲームの設定がよく分からないところだ。SAOのときもよく感じていたことだが、主人公が強すぎる部分にあまり説得力がない。今の描かれ方だと近接戦ではレンに勝てるプレイヤーはいなさそうだし、これだけの利点があれば、敵にも小さいプレイヤーがいても良さそうな気がする。また自衛隊のように実際のスキルが活かされるのも、どこまで反映されるのか掴みづらい。もう少し細かくその辺りの設定を決めてもらえると、より緊迫感が増しそうな気がする。まぁ、しかしそういうことをあまり気にする話ではないのだろう。
(2018年7月6日投稿・2020年7月31日修正)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 67

70.4 3 ゲーマーアニメランキング3位
シャングリラ・フロンティア(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (224)
705人が棚に入れました
「クソゲー以外をプレイするなんて、いつ以来だろうな」 ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類されるようになった、少しだけ未来の世界。 この世界では、最新のVR技術に内容が追いついていない、いわゆる“クソゲー”と呼ばれる作品が大量にリリースされていた。 そんな数多のクソゲーをクリアすることに情熱を捧げてきた1人の“クソゲーハンター”陽務楽郎。 彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった。 集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!! 最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

致命(ヴォーパル)魂を見せてみろ!

VRクソゲーマニアである男子高校生主人公・サンラクこと陽務 楽郎(ひづとめ らくろう)が、
神ゲーとして名高いVR-MMO「シャングリラ・フロンティア」に挑む、
同名web小説のコミカライズ版(共に未読)の2クール連続アニメ化作品(全25話)


【物語 3.5点】
前置き。バレは無いですが長い思い出話なのでタグに隔離w
{netabare}
視聴していて、その昔、80年代……ファミリーコンピュータでゲーム機・第三世代の覇者となった任天堂について、
世間のニュースや大人たちが“ファミコンブーム”と評した一件を思い出しました。

つまりファミコンなどと言うものは、大人がプログラムを習得するまでの一過性のお遊びであり、熱狂は長続きしない。
要は将来、必要性のない、一時のブームに過ぎないファミコンばっかやってないで勉強しなさいということなのでありますw
(余談ですが『ドラクエ』発売日の行列周辺で起こる軽犯罪等を殺人事件でも起きたかのように大騒ぎする“マスゴミ”。ホント嫌いでした。)

また数年前、株式市場のちょっとしたトレンドとなった“VR(仮想現実)バブル”
そこでもまたゲームは、これまで不必要であまり注目していませんでしたが、
今後はVR構築の一助として、社会の役に立てる。日本ワンチャン。
などとアナリストに言及されたりしました。そう吹かしていた彼らは一体今どこへw{/netabare}


何が言いたいのかというと、ゲームを必要性とか合理性とかで語っている内は、
人々が何故ゲームに熱中し続けるのかを表現するのは難しいということ。

これを踏まえると、サンラクたちのゲームプレイ動画を垂れ流しているだけの、
テーマも中身もない内容スカスカに見える本作も、
ゲームの魅力とは何かを好表現した快作に思えてきます。

さらにどんなクソゲーでも楽しみ方を見出してしまう主人公設定がミソ。
ゲームクリエイターとは、初心者やライトユーザーにも下駄を履かせてクリアして頂くよう配慮する大衆化路線と、
クリエイター自らが、理解あるプレイヤーにだけ魂を伝えるマニア化路線。
その狭間で常に葛藤している存在なのだと思います。

ゲームクリエイターのインタビューなどを拝見すると、
あなたの作品大人気ですねとか、今後のVR社会の礎となりますねとか褒められるよりも、
自分の作ったゲームの本質を理解してくれたマニアがいたとか、
自分でも思ってみなかった遊び方をしてくれたとか、
プレイヤーとのキャッチボールが成立した件について語る時が一番目を輝かせている印象があります。

その観点からクソゲーハンター・サンラクとは、
クリエイターの意図を汲める“コミュ力”最強の主人公であり、
大衆に称賛された“神ゲー”の裏に仕込まれた、
ユニークモンスターをフラグにしたワールドストーリー。
真に「シャングリラ・フロンティア」を理解し、攻略してくれる待望のプレイヤーの出現。
この歓喜こそが本作のテーマと言えばテーマなのだと思います。


構成は毎話ゲームプレイ風景を描いて、程々な所でキリが付いたら切り上げて、
あとはED後のショートストーリー「<シャンフロ劇場>ミニ」(時に2本立てw)で変態方向にキャラを掘り下げる。
これも尺を稼いでいるだけ?と思われても致し方ない構成ですがw

私はそこもゲームへの熱狂一辺倒でガス欠してしまうのを防止する有効な構成だと好意的に捉えました。
アニメ、ゲーム双方で制作キャリアを積んできた窪岡 俊之氏が監督を務めたこと。
何より、やはり私は筆安 一幸氏の、例えばゲームを描くのならばゲームプレイをひたすら描くなどと、
割り切った構成・脚本のリズムが肌に合うのだと思います。

ただ灰汁の強いキャラ沼である<シャンフロ劇場> を観劇した園児たちの将来は、かなり心配ではありますw


【作画 4.0点】
アニメーション制作・C2C

{netabare} ユニークモンスター・夜襲のリュカオーンの呪いと、
ユニークシナリオ開拓者という有名税回避{/netabare} のため、
半裸&鶏頭という異様な出で立ちとなった主人公サンラクのキャラクターデザイン。

主人公ビジュアルの初見時、私は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(Swich/WiiU)』のRTA(リアルタイムアタック)動画にて、
半裸のリンクで最速クリアを目指す異様な光景を思い出し、これが視聴動機に。

『ブレワイ』は目に見える壁は全て登れる、料理も奥が深い。
スローライフも満喫できる圧倒的自由度で神ゲーの名をほしいままにした傑作オープンワールド。
それを30分足らずで、クリティカル技、バグ技を駆使して、
忙しなく半裸でバグってカクつきながらwかすっただけでも失敗する最速チャレンジに挑むプレイヤーたちの酔狂。

本作のサンラク。
パロメーターをクリティカル判定に影響する幸運値と素早さに振る極端なビルドと“紙装備”で、
常に綱渡りプレイを愉しむ彼のスタイルに通じる部分があると感じました。


作画はゲームプレイのクライマックスではカロリーを上げてくる安定感。
{netabare} 墓守のウェザエモン戦{/netabare} などは2クール目終盤かつ長期戦でしたが、
ロボット?からアンデット形態にまで多彩に変化する局面にも、
しっかりと対応して魅せて来る辺り、
このスタジオはスタミナがあるなと好感しました。
(ま、総集編で息継ぎはしてましたがw)

かと思えば、クソゲー“フェアクソ”で{netabare} 理不尽クエスト量産ヒロインに仕返しする悲願達成の?殴打シーン{/netabare} や、
クソゲー“便秘”の、伸び~る腕などのバグ技応酬を“前提”とした格闘バトルシーンなど、
笑いも取ってくる楽しいアニメーションでした。


【キャラ 4.0点】
一応のメインヒロイン・斎賀 玲。
サンラクこと陽務(ひづとめ)君ラブだが、直に告白する勇気はないため、
「シャンフロ」を通じてお近づきになりたいと攻略に励む内、
{netabare} サイガ-0(ゼロ){/netabare} として一流の域に達してしまった。
ゲーマーはそんなにもてないだろうwとツッコむ以前に、
このヒロイン、毛筆の恋文も甲冑装備も重たすぎるw
というクセ強な味付けでマニア世界を演出。

サンラク君に一番お近づきになったのが致命兎(ヴォーパルバニー)のエムル。
このヴォーパル一族の元ネタはダンジョンRPGの古典『Wizardry(ウィザードリィ)』のボーパルバニーから。
あのモンスター、“殺人兎”の由来を知らずにいると一見、可愛らしい出歯ウサギと油断させられる。
で、舐めてかかると、首チョンパの即死攻撃を喰らうw

RPGの世界観は高度なファンタジー世界の再現ではない。
時に外面から来る先入観で、裏をかく、クリエイターからプレイヤーへの挑戦状。
或いは常に一撃クリティカルを狙うサンラクみたいな縛りプレイの勇者の待望。
致命(ヴォーパル)魂こそが本作の真髄を体現しているのだと思います。


個人的にグッと来たのがサンラクのご家族。
超絶虫マニアの母に、超絶釣りマニアの父。
趣味に没頭することを全肯定してくる素敵な一家に、
アニメ沼に入り浸る私も勇気づけられましたw


【声優 4.0点】
主人公サンラク役の内田 雄馬さん。
相棒のヴォーパルバニー・エムル役の日高 里菜さん。
遅ればせながら、ご結婚おめでとうございます♪
リアルでも夫婦やる程のコンビなだけあって、掛け合いのリズムも
{netabare} エムルがサンラクに子守唄を歌うシーン{/netabare} もバッチリ決まっていました。

これは斎賀 玲役の和氣 あず未さんも、中々報われないメインヒロインポジから
お二人の間に割って入るのは骨が折れそうですわ(エムルの口癖が伝染w)
ここは兼務したナレーション役から外堀を埋めていくということで。


【音楽 4.0点】
劇伴はMONACAの面々が担当。
勇壮なストリングスから電子音まで広範なジャンルをカバーして、
上々の“ゲームBGM”を提供。


OP主題歌はFZMZ。
前期「BROKEN GAMES」、後期「Danger Danger」共に、
“まだ足らない”と刺激を渇望し続けるゲームマニアのマッドネスな世界を、
ラップ歌詞も交えて千切ってはぶつけてくる快作。

ED主題歌は前期がCHiCO「エース」、後期ReoNa「ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜」
激しい戦闘シーンが続く中、女性ボーカルによる爽やかアップテンポナンバーと、しっとりラブバラードで、
ホッと一息付いた所で、Cパートで本番の?<シャンフロ劇場>ですわw


異彩を放ったのが{netabare} ヴォーパルバニーの国「ラビッツ」の長・ヴァイスアッシュ(CV.大塚 明夫さん)の挿入歌「鉄打ち唄」
「神匠」の渋みの効いたボーカルと共に打ち込んだ武器は最強です。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

作り込みは素晴らしい。もっとテンポ良く進めば良作だったかも。

 総括すると前半は素直に面白かったです。設定が目新しいのとほどほどのギャグがあったのが良かったです。ただ、後半になるとちょっと間延び感が出てきましたね。それでも19話までは一つの話の区切りですから集中力が持ちましたが、25話までがちょっと辛かった。

 結末が気になる話ではあります。現実世界の何かとつながっているような、シャングリラフロンティア内で2重構造になっているような、期待させる仕込みはありそうです。ただ、細かいエピソードが多いのとバトルがいちいち長いのが辛いです。

 プロットというか要約というか、シャングリラフロンティア以外のゲームをカットして、半分の長さのダイジェスト版ならものすごい面白い気がします。もっとテンポが良ければ良作認定できたかもしれません。世界観の作り込みは分厚くて、兎の設定とか大したものだと素直に思いまます。

 結論からいうと作画もいいし前半も楽しめたので、悪くない作品だと思います。ですが、もういいかな。結論が出たらあらすじで読ませて、という感じの作品でした。

 と言うことでストーリーは3.5。キャラは4、作画は4.5です。声優、音楽は調整で4と3.5でどうでしょうか。






11話 遅ればせながら現在11話まで視聴。1日でほぼここまで一気見しました。ライト版SAO。面白いが1回楽しめばいいかなという感じです。

{netabare} SAO型のなろう小説原作のフルダイブVRMMO型の話としてはかなり面白いと思います。話もSAOの原作版のプログレッシブから命のやり取りを抜いたライト版という感じです。

 現実世界に戻れる設定ですが、微妙な緊張感があるのが上手いところです。NPCに感情移入できるような作りになっているところや、ユニークモンスターを使って主人公に特別感を出したのが良かったのでしょう。ギャグ要素もあるので、重くなりすぎませんし。ラブコメ?要素もあって、そこも楽しめなくはないです。

 雑誌連載コミックのアニメ化で力が入っているのかアニメの出来もいいです。ただ、前回と同じ場面の使いまわしが多くて、OPと合わせて初めの3、4分尺を使っている感じでそこは何とかすべきでしょう。11話までで1話分くらい削れたのでは?

 で、今のところの評価ですが、面白いことは面白いです…が、どうでしょう?1回でいいや、という面白さです。

 深みがないとかテーマ性がないとかもあるんですけど、例えばSAOの「スターバーストストリーム」とかダンまちのミノタウルス戦とかそういう厨二病的グッとくるものが全くありません。あの場面までの流れをもう1度といって再視聴したくなる何かがありません。「アクセルワールド」みたいな現実のキャラの抱える問題と関連してくるわけでもないですし。

 感情移入できる相手先も不在です。ゲーム好きな変態なだけで彼のモチベーションや感情に乗れません。ゲームが進むことその点でのみ彼とは目的を共有しているだけです。

 ゲーム攻略動画の様だともいえるのかもしれませんが、別に主人公が研究して努力して情報を集めてゲーム攻略するわけでもありません。運の要素とクソゲースキルで…という話ですが、これもSAOのザ・シードのように共通のフォーマットによってMMOが作られているという設定があるわけでもありません。
 そう…設定そのものですが、レベル設定があるので、主人公が無双することに説得力がありません。クソゲースキルが役に立つのは多少でしょう。本作の設定で主人公の活躍はちょっと無理があるでしょう。レベル無しで行けばよかった気もします。

 ということで、結構ご都合主義満載でそれほど深みがある話でも手に汗握る話でもないです。人気はあるかもしれませんが記憶に残る話になるかどうかはこれからでしょう。

 連載漫画として週刊誌で読む。アニメで1回楽しむという分には面白い作品かとは思います。ですが、評価となると…そこまでは…という作品でした。まあ、最後まで見るとは思いますが…一応暫定評価はつけますが、面白い割に点はつけられないかなあ。{/netabare}


14話 話が進まないのがストレス。今のエピドードのイベントは面白いですが。

{netabare} 話が進まない。2クールですよね?ちょっと面白いイベントだなあと思っていたら…

 やっぱりわからないのが、何で他のゲームをやるのが練習なのか?ですよね。これってフルダイブはまだ世の中にはないでしょうけど、MMOだと普通なんでしょうか?

 それとパラメータよりもスキルが優先されるのっていうのも、よくある話なんでしょうか?よく見れば確かにHPとか各種のパラメータはかなり数字が低いので、武器補正とかいろんな工夫でレベル差は縮まるんでしょうけど。

 まあ、ここまで見れば最後まで見ますが、話のスピードなんとかしてほしいなあ。

 ただし、あのセツナですよね。服装と話からいって、2重構造の世界観の気もします。そして、SF的な場所もあるので実は…という話の気もしますが、どうなのでしょう?いずれにせよ長い話になりそうです。{/netabare}



19話 やっとですか。えっと2クールなんですよね?

{netabare} まあ、26話というのは今時ないでしょうから24話とするとあと5話かあ…細かいエピソードと伏線でお終いなんでしょうね。
 とにかく長い。冗長です。バトルが約2話分ですから…今後の展開の仕込みがあるので期待感が無くはないんですけどね。

 2クールでここまで見たし、アニメそのもののクオリティは悪くないので、もちろん最後まで見ます。が、どうでしょう?奥行も展開もかなり初期というか中途半端な感じですねえ。Drストーンみたいに3クール、4クールまでやる感じなんでしょうか?このペースだと心が折れそうだなあ。{/netabare}



 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜

この作品の原作は未読です。
完走後にレビューを書こうとwikiをチラ見してビックリ…
原作は未書籍化ながら、2023年7月現在で881話まで執筆されているそうです。

普段小説を読まないので詳しいことは分かりませんが、1巻10話で換算すると、80巻分くらい発刊されていることになります。
相当なストックを有している作品、と認識して良いのでしょうか!?


数多の作品を生み出してきた小説投稿サイト「小説家になろう」にて、
2017年より連載中の硬梨菜による大人気WEB小説。

小説の書籍化を待たずしてコミカライズ化された本作は、
第47回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、
「週刊少年マガジン」の読者アンケートでは史上初の四冠達成!

誰もが持ちうるゲーム体験を通じ、新感覚の冒険を描く本作は、
かつての思い出に浸る大人たちと、テクノロジーの最先端で生きる若者たちに、
新たな冒険の興奮を呼び覚ましている。

1人のクソゲーハンターが、神ゲーに挑む、至高のゲーム×ファンタジー冒険譚、開幕!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「葬送のフリーレン」や「薬屋のひとりごと」の様な圧倒的強さを誇る連続2クールの作品が放送される中、個人的には本作品も相当頑張った作品だと思っています。

神ゲーム、クソゲームに関わらず、ゲームで遊ぶのは、それなりの金銭の出費を伴うことになります。
本作品の主人公であるサンラクは、これまで数多くのクソゲーをプレイしてきたとのこと…

そのクソゲーにいくら突っ込んだのかは分かりませんが、相当のお金持ちじゃなければそんな潤沢なプレイは出来ないと思います。
これは自分にも思い当たる節が…

最近ハマっているソシャゲのイベントで、ガチャを回すために気が付いたら結構な金額を課金していたんですよね。
カードの明細見て明らかに遊びの域を超えていたのにビックリ( ノД`)シクシク…
相当自分を戒める必要があると思っていたというのに…

まぁ、金銭の出費という下世話な現実は置いといて、サンラクはクソゲーをやり込んでプレイヤースキルを高めてきました。
この作品における「クソゲー」の定義は、どうやらバグがあることの様です。
バグがあるということは、未完成品なのでは…とツッコミたくなりますけれど…
個人的なクソゲーの定義って面白さが基準だったんですけど、ゲームの世界ではどうやら違っているようです。

ですが、サンラクのゲームスタイルは格好良いの一言…
ぺらっぺらの防御でスピードや力に全振りしているのですから。
このゲームの世界では防御は自身の能力で唯一補うことのできるステータスですから、自身を鍛えるのは理にかなっているんですよね。

また、サンラクはなまじゲームをやり込んでいるので、他のプレイヤーと同じルートを辿らないのも彼の魅力の一つだと思います。
まぁ、傍からみたら滅茶苦茶なんでしょうけれど、視聴する側のワクワク感は間違いなく跳ね上がりましたから。

加えて、日笠さん演じるアーサー・ペンシルゴンと、小市さん演じるオイカッツォと3人でユニークモンスターに挑んでいく構成も鳥肌が立つくらい格好良かったと思います。
サンラクは、とてもじゃないけど人間技とは思えない様な動きをしていましたが、人間の反射の限界を超えている様にしか見えませんでした^^;

後は、サイガゼロの想いが届くことを願ってやみませんが、そちらは未だ相当時間かかりそうですね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、FZMZさんによる「BROKEN GAMES」と、FZMZ feat. icyさんによる「Danger Danger」
エンディングテーマは、CHiCOさんによる「エース」と、ReoNaさんによる「ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜」
ReoNaさんの楽曲が大好きで通勤中に聴いていました。

2クール全25話の物語でした。
本作品は既に続編の放送が決定しており、2024年10月から2nd seasonが放送されるそうです。
今度も2クールだったら全4クールもの大作になります。
きっとこれまで以上に見どころが満載なんでしょうね。
2nd seasonの放送が楽しみで仕方ありません。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

83.1 4 ゲーマーアニメランキング4位
ゲーマーズ!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1096)
5163人が棚に入れました
ゲーム好きで“ぼっち”な高校生・雨野景太、学園一の美少女でゲーム部の部長・天道花憐、景太と犬猿の仲の星ノ守千秋、“リア充”だが実はゲーム好きの一面もある上原裕ら個性的なゲーマーの青春を描いたラブコメディー。

声優・キャラクター
潘めぐみ、金元寿子、石見舞菜香、大久保瑠美、豊永利行

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャラ付けが実に上手いラブコメ。面白かったです。

原作のラノベは未読なんですが、アニメ3話までの時点でとても楽しく観ています。

タイトルの「ゲーマーズ」= gamers、つまり「ゲームをする人たち」ということで、それぞれのスタンスでゲームをする主人公の雨野くんを含めたメインキャラたちによるラブコメディーです。

各々の言動により誤解が誤解を呼び、すれ違いと混乱に彩られたグチャグチャな人間関係になっていくのを楽しむラブコメディーのようですね。

OPの背景アニメーションも、いろいろなテレビゲームの画面を元にしていてとても楽しいです。

ゲームに限らずオタク特有の「他の人から見るとどうでも良いこだわり」みたいなものを譲ろうとしないために話がこじれたり、特に意識することもなく性格の良さみたいなところから世話を焼いてしまったり、それを見かけて嫉妬したり、実にキャラクターが活きている感じがしてとても面白いです。

そんな物語を紡ぐメインキャラクター5人(第3話時点)は以下の通り。

雨野 景太(あまの けいた): 主人公。もちろんゲームをプレイする以上ある程度上手くはなりたいけれども、ゲームに全てを賭けるということでもなくゲームで遊ぶことを楽しみたいタイプ。ひとりゲームをプレイするためこれまで友達がいなかった。家庭用ゲーム機、アーケード、スマホのソーシャルゲームなどジャンルは問わずゲーム好き。

天道 花憐(てんどう かれん): 音吹高校のゲーム部立ち上げに奔走し、景太をゲーム部に勧誘するも、ゲーム部のゲーム上達に賭けるスタンスの違いから入部を断られる。ソシャゲはゲームと認めず、敵視している模様。スクールカーストでトップクラスの美人。

上原 祐(うえはら たすく): イケメン高身長ということでスクールカースト上位に位置するも、実は高校デビュー組で元々は地味なゲームオタク。ゲーム好きを隠そうとしない主人公を意気に感じ、友人関係に。たぶんメインキャラの中では一番の常識人。

亜玖璃(あぐり): 上原 佑の彼女。自身は特にゲーマーというわけではないが、佑がゲーマーたちとの付き合いのせいで自分と過ごす時間が減っていることに不満を持っている様子。

星ノ守 千秋(ほしのもり ちあき): ゲームに関して景太と非常によく似たスタンスで取り組むものの、ある一点に関してだけは正反対の意見を持っているため景太と話は合うはずなのになぜか大ゲンカになる。


こういう「ちゃんと人間が描けている」作品は、特にラブコメということでなくても大好物です。今後の展開も楽しみです。

2017.8.18追記:
第6話で、とうとう第1話冒頭場面につながりました。ですが、原作ではここからの展開がまた面白いんですよ。

7月末ぐらいなのですが、第1話視聴時には未読だった原作既刊分を読了してしまいました。原作もメチャメチャ面白いです。まだアニメに出てきていないキャラもいるのですが、それも含めてヒロイン勢で今のところ一番好きなのは千秋ですね。

アニメを観てなかったら原作に出会えていなかったかも。アニメ化ありがとう!

2017.9.1追記:
ということで第8話までで原作3巻を消化。ということで次回から原作4巻相当分に突入ですが、アニメでは4巻を全部使い切らずに終わるかもしれないですね。ちなみに原作は8巻まで刊行されています。

2017.9.29追記:
最終回視聴終了。アバンタイトルの三角くんエピソード、原作にもあるんだけど原作でも謎のままです。というか、まさかアニメで一部でも使われるとは思わなかったのですが(笑)。

本編のエピソードも、会話内容は原作準拠。ただし原作では放課後の教室で駄弁っていただけなのが、「ゲーム同好会の合宿で温泉旅館に宿泊」というシチュエーション変更。良改変だったと思います。

前回までの「事実上の本編」と比べると、最終回の入浴シーンの作画は力入ってたな…(笑)。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

恋の錯綜ペンタゴンですです。

「ですです。」
{netabare}このアニメで最も報われない{/netabare}ヒロイン星ノ森千秋の口癖です。
これが、かわいくてかわいくて耳から離れない。
以前住んでいた宮崎ではよく聞いていて、自分でもよく「ですです。」って言いそうになりました。
相手を強く肯定する言葉に何の執着もありませんが、何故か懐かしいです。

そんなことより、このアニメ、錯綜系ラブコメです。
高校生男女5人が織りなす恋のすったもんだが見どころ。
心の声により、誰が誰にどんな感情を持っていて、どんな勘違いをしているかまるわかり。
互いに翻弄される各キャラの表情が楽しいです。
それでもなお、複雑に絡み合った人間関係を把握するのが面倒。
もつれた糸を引きちぎりたくなります。

しか~し、この作品でもっとも印象に残っているのは・・・
やっぱり、当然、察しの通り「ですです。」です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

もやもやするラブコメ

一言だけ言わせて欲しい…お前らちゃんとコミュニケーション取れw

勘違いから勘違いが生まれて、その勘違いから新たな疑惑が生まれるという
勘違いスパイラルアニメ

キャラはどれもいい人なのに、なぜか噛み合わない。
ほんとこれでもかってぐらいに。

むずむずしながら「あーなんでそうなるかなw」とツッコミながら見てました。
基本的には全員がボケのポジションなので視聴者がツッコミなのかも?

キャラは千秋が好き。声優の声・演技共にあってて「ですです」って言葉遣いが
すごく可愛かった。

続きはすごく気になるので2期があればぜひ見たい

2019.12.06 原作最終巻の読了!
最後まで、面白かったですー

以下、原作ネタバレ注意
{netabare}
中々良いまとめ方だったかな…と
(最近、読んでるラノベの中では)

しかし、光正に自覚があったのは驚いたw
(あったんかい!)って自分も突っ込んだっす。

さて、一応めでたくハッピーエンド?
になった訳ですが…
あの中で結婚するなら誰かを考えてみました。

■エントリーNo.1 天道花憐
きらっきらのブロンド美少女だけど
結婚するとなると、どうだろう?
なんかすっごい束縛系女子な気がする…
子供の躾とか家庭内ルールとかにはとことん拘って
煩そうなイメージ
でも金銭面では雑ゆるで家計を任せるには不安…w

■エントリーNo.2 星ノ守千秋
ワカメ系DeathDeath女子
結婚する…ん~中々イメージ難しい
家事全般ダメそうなイメージ(特に掃除!)
あとなんかずっとゲーム作ってそう…
自分にはお金使わなそうだけど
子供にはめっちゃ甘くて無駄なプレゼント買いそう

■エントリーNo.3 亜玖璃
高校デビューの根はマジメ系ギャル
なんか結婚するイメージは一番あるかも?
前二人のポンコツと比べたら家事出来そう
あと家計はやりくり上手なイメージ
だけどその分しっかり財布握られて小遣い制…
子供には時に優しく、特に厳しくで
良妻、良母になるイメージ

んで、おいら的に誰を選ぶかというと
…ドコドコドコ ジャン!{netabare}コノハさんです!
だってだって、{netabare}夜が{/netabare}凄そうじゃないですか
結婚生活長いからね。そういうの大事。
というか、最終巻で凄い可愛いなと
評価爆上げしたのコノハさんなんです~w
あとアニメの声も超かわいいしw
{/netabare}
って事になりましたw
{/netabare}

どたばたラブコメディ観たい人にはオススメ
あとアニメ気に入ったなら原作もオススメっす!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42

88.8 5 ゲーマーアニメランキング5位
ノーゲーム・ノーライフ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (5455)
26692人が棚に入れました
ニートで引きこもりだがネット上では無敗を誇る天才ゲーマー兄妹の空と白の前に、神を名乗る少年テトが現れ、2人を異世界へと召喚する。そこは、一切の争いが禁じられ全てがゲームによって決まる世界だった。この世界で滅亡寸前の人類を救うべく、空と白の頭脳バトルが始まる。


声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、田村ゆかり、井口裕香、能登麻美子、沢城みゆき、釘宮理恵、麦人、進藤尚美
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なにこれかわいい!!!

この兄妹かわいいかわいい!
超かわいい!

妹単体でかわいいのでなく、兄妹ワンセットで
かわいいのははじめて!

そして白ちゃんかわいいよヽ(▽`)ノ♪

そして日笠さんのキャラが貧乳じゃない・・・だと・・・?

かわいすぎて1話を2回見てしましました(*^ワ^*)
くぎゅううううってあんな声のキャラもできるんですね^^

■第2話
{netabare}
「俺に惚れろ」って効果絶大ですね(笑)
来週から人類の逆襲?かな^^
今週も白ちゃんかわゆす

★じゃんけん
どこまで先読みするかによって最適手が変わりますね^^
空=グーを予想して、ステフ=チョキを空が予想して、
空=チョキ(orパー)なら、それを予想したステフはチョキが
最適。
ステフがどこまで先読みするかを読んだ空が勝ちでした^^
{/netabare}

■第3話
{netabare}
イカサマすぎ(笑)
とてもヒッキーとは思えない戦いっぷりでしたね^^
かわいいは正義★
{/netabare}

■第4話
{netabare}
4話目にして王様になってしまいました^^
演説もやはりヒッキーとは思えない(笑)
テトは昔世界制覇したイマニティ?
まだまだ先が長そうです^^
{/netabare}

■第5話~第11話
{netabare}
白ちゃんかわいかった^^
ラストの白シャツ姿とかもうね^^
今後の展望を空が語って1期は終了です。
2期がすぐ始まることを期待しています。
今期一番楽しみにしてたアニメでした~♪

『空白に敗北はないの♡』
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 155

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

白。11ちゃい。子供だから分かんない

原作未読。最終話まで視聴。

異世界ファンタジー&コメディ。
バトルはもっぱら頭脳戦。

主人公最強系だが、主人公の義兄妹それぞれに得意不得意があり、互いが補い合う事で、最強として君臨する。義兄妹の信頼関係が微笑ましい。

独特の画風は賛否分かれるかも。個人的には好きですけど・・・。

特筆すべきは声優陣の豪華さ。作品の魅力を格段に引き上げていると思います。

あと”白”と”ステフ”の可愛さはこの作品の魅力の一つかと。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 103
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異世界ものでは突き抜けた面白さ!

2周目を完了!

これまで『アウトブレイク・カンパニー』『ログ・ホライズン』『問題児たちが異世界から来るそうですよ』等を視聴しましたが、やはり異世界に飛ばされる話では、本作が一歩も二歩も抜け出した面白さだと思いました。
(※『ソードアート・オンライン』もとくに第1期は本作と並ぶかそれ以上に面白いと思いますが、第2期の出来が個人的にはイマイチと思うので)

とくに第6話以降の展開が素晴らしいと思いました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========= ノーゲーム・ノーライフ (2014年4-6月) =========

{netabare}第1話 素人《ビギナー》 ★ 対テト戦(チェス)
第2話 挑戦者《チャレンジャー》 ☆
第3話 熟練者《エキスパート》 ☆ 対クラミー戦1(チェス)
第4話 国王《グランドマスター》 ☆ 続き
第5話 駒並べ《ウィークスクエア》 ☆
第6話 一手《インタレスティング》 ★★ 対ジブリール戦(具現化しりとり)
第7話 死に手《サクリファイス》 ★ 希望の鍵
第8話 起死回生《フェイクエンド》 ★★ 種の駒、※特殊ED
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》 ★ 対クラミー戦2(オセロ)
第10話 指向法《ブルー・ローズ》 ★★ 対いづな戦(テレビゲーム)
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》 ★★ 続き ※OP「おねがい☆すにゃいぱー」
第12話 収束法《ルール・ナンバー・10》 ★★ 続き、対巫女戦(コイン・トス){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)3、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


OP 「This game」
ED 「オラシオン」

===========================================
※以下は、2014年6月29日(TV放送終了直後)に書いたレビューです。

{netabare}第1話は上出来。90点上げてもいい。
マッドハウスさん制作で絵も綺麗で演出も良い。
原作なんて全く知らないけど、この調子でラスト回まで続いて欲しい。

第2話(今回は70点くらい)
異世界の設定それから登場人物たちの設定が色々と明かされる。
ゲームで負けて降格した元王女様もテンプレ通りだが悪くない。
ただ、今のところは面白いんだけど、今後も盛り上がっていけるか心配になる。
このまま一本調子だと視聴者に飽きられる危険が高そう・・・頑張って。

第3話(70点)
ゲームがちょっと酷いが、面白いからいいかな。
ジョジョっぽい演出はこれからも入るんだろうか?

第4話(70点)
ラストで唯一神テトが良い味出してる。

第5話「駒並べ(ウィークスクエア」(70点)
フリューゲルとはドイツ語で翼という意味らしい(英語のwing)。
ラストだけ見れば十分な回だったな。

第6話「一手(インタレスティング)」(80点)
クーロン力?知らない言葉だが、何か凄い!!

第7話「死に手(サクリファイス)」(70点)
ゲンドウ君パロ?

第8話「起死回生(フェイクエンド)」(90点)
ケモ耳種族との神経戦。チェス回が嘘みたいな面白さ。

第9話「解離法(スカイ・ウォーク)」(70点)
ちょっと中だるみ回。

第10話「指向法(ブルー・ローズ)」(90点)
ケモ耳種族と対戦開始。前回の中だるみ感を挽回する面白さ。

第11話「誘導法(キリング・ジャイアント)」(90点)
ケモ耳種族との対戦。

第12話「収束法(ルール・ナンバー・10)」(90点)
ケモ耳種族との対戦終結。今後への伏線。

第1話がかなり面白く期待したものの、第2~5話がそれほどでもなく失望しかけたが、第6話以降に持ち直す。
第10話以降のラスト3話はこの手のアニメでは今年最高に楽しめました。

早く続編が決まれば良いね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 82

78.4 6 ゲーマーアニメランキング6位
ヲタクに恋は難しい(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (667)
3378人が棚に入れました
アニメやマンガが大好きなことを隠している成海と、イケメンで仕事もできるが、重度のゲーム好きの宏嵩のオタク同士の不器用な恋愛模様が描かれる。

声優・キャラクター
伊達朱里紗、伊東健人、沢城みゆき、杉田智和、梶裕貴、悠木碧
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

現代人の恋

彼氏と別れたことが原因で会社を辞めた桃瀬成海は、
転職先で、幼馴染でオタク友達だった二藤宏嵩と再会する。
そこに会社の先輩でオタクの恋人同士である
小柳花子と樺倉太郎が加わり、オタクのカップルたちが、
衝突しながらも心を通わせていく、
pixiv発の少女漫画原作のコメディ。

アニメーション制作:A-1 PICTURES
監督・シリーズ構成:平池芳正、
キャラクターデザイン:安田京弘
原作:ふじた

2組のカップルたちが、オタクライフを満喫する様子が
描かれるのだが、オタク同士でも
細かい違いがあって、そこで諍いが起こる。
同じオタクでも好みのジャンルが違うため、
お互いのことを理解しなければいけない。
そしてオタクであるが故に自分の趣味を優先してしまい、
真っ当な恋をすることが難しいという物語。

よく考えてみると、こういう状況は
オタクに限らず、現代人の傾向としてよくある気がする。
情報化の広がりとともに好みが尖鋭化された現代においては、
昔のような単純な構図ではなくなっている。
自分の好きなことにこだわりを持つのは良いことだが、
それが他人に対する不寛容につながってしまう。
男女の付き合いでも同じことで、
大きなテーマのひとつとなっている。

桃瀬成海(隠れ腐女子)と二藤宏嵩(ゲームオタク特化型)
小柳花子(腐女子・コスプレイヤー)と樺倉太郎(ライトオタク)

基本的には同じ会社の同僚である
この4人のカップルを中心に話が進んでいく。

特に小柳と樺倉のカップルは衝突が絶えない。
年下で女性の小柳のほうがディープなオタクで、
樺倉と一緒に色々と楽しみたいのだが、
樺倉のほうは、オタクであることに対する
羞恥心があり、小柳からの要求にいちいち突っかかってしまう。

こう書いてしまうと、樺倉の不寛容が悪いように感じるが、
要求してくることの難易度が高いのだ。
腐女子というのは、男同士の絡みに高揚するわけで、
それにコスプレや撮影が付いてくるとなかなか厳しいものがある。
ハードルが高すぎて付いていけなくても仕方ないようにも思える。
そして、腐女子にとっては、男のどちらが
「受け」と「攻め」であるかも重要だということを
この作品で初めて知った。
{netabare}成海と小柳の女子2人がファミレスで
自分たちの彼氏同士がカップルになった場合には
どちらが「受け」で「攻め」になるかということで
熱い議論を交わすシーンには爆笑してしまった。{/netabare}

俯瞰してこの物語を観ると、
フジテレビで放映したことが納得できる。
恋人同士のすれ違いや諍いが起こる
よくある恋愛ドラマの構図になっているからだ。
その道具立てにオタクの要素を取り入れたことで、
滑稽で新しさを感じさせる。

例えば、喧嘩しているときに
ドラゴンクエストのゲームの要素を
持ってきて展開させたり、
仲直りするときに「じゃ、ゲーセン行くか」で
締めたりするところはとても微笑ましく感じる。

作者が女性ということで、見せ方が上手い。
悪く言うと、リアリティに欠けているという
意見になるのだろうが、
{netabare}(まぁ、26歳くらいの宏嵩が幼馴染の成海を
ずっと片思いしていたという設定は違和感があるが、
そういうこともなくはないと、私は考えることができる){/netabare}
少女漫画特有の軽快感とスマートさが
全面に出ていて、個人的には好感を持った。
思わず原作を買いそうになったが、
ツタヤのレンタルで済ませて、全巻読破した。
こちらは、細かいネタごとの展開になっていて、
気軽に楽しむことができる。
欄外により細かいオタクネタが
散りばめられているのが、とても興味深かった。
作者はガチのオタクなので、とてもリアリティがある。

最近のアニメの定石といえる実写化も実現。
ほかの作品とは違い、2組のカップルが中心となり、
ドラマチックな展開もあるため、
俳優や監督の力量によっては成功する可能性も
ゼロではないと思っていたが、
監督に『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一を
起用して大コケしたようだ。
この監督のことをどうこう言うつもりはないが、
どう考えても監督の選定が間違っている。
この作品はラブコメが重要なのに、
どうして、こういう方向になってしまうのかが疑問だ。
ネットで評判を見ると、原作を大幅改変していて、
どうにもならないデキだったという意見が多数。
実写化によって幸せになるアニメは、
極々僅かな印象なので、個人的にはやって欲しくない。
金の問題だから仕方ないのだろうが…

アニメ版も評判はそれほど良くないが、
個人的には十分に成功していると思う。
ラブストーリーとしても面白いし、
オタクネタも笑わせてくれるシーンが多かった。
こんな美男美女でキレイなオタクはいない、という
ツッコミをよく見かけるが、
それは、少女漫画に対してはあまりそぐわない。
脇の声優には小柳のCVが沢城みゆき、
樺倉のCVが杉田智和というベテラン同士の組み合わせで、
とてもテンポが良く、さすがの上手さを発揮している。
特にかけ合いのようなふたりの喧嘩は最大の見どころで、
声優の上手さとネタの面白さの相乗効果によって、
より魅力的なシーンとなっている。
そして、主人公・成海の伊達朱里紗も味のある可愛い声で、
主人公・宏嵩の弟の彼女になるであろう
桜城光のCVに悠木碧を起用するという豪華声優陣を配しており、
より魅力的な作品となっている。

それにしても悠木碧の多彩な声には改めて感服する。
今回の桜城光のCVも最初聴いたときには
誰だか全く分からなかったし、ドラクエ風の機械的な
ゲームヴォイスだけで登場している回もあって
エンドクレジットを見て驚かされた。
アニメにおいて声優がどれだけ重要かを
改めて感じさせてくれる。

OPとEDは耳ざわりの良いスマートな楽曲で
どちらも作品に合っている。
EDの『キミの隣』を歌うhalcaは
特徴のある柔らかなボーカルが魅力で、
放映当時はDLして、よく聴いていた。
現在は『邪神ちゃんドロップキック´』の
OPも担当していて、こちらも最近はよく聴いている。

1話を観るまでは、作品のイメージが好みではなかったので、
どちらかといえば敬遠していたのだが、
1度観始めると、グッと引きつけられしまった。
何となく避けていた人は、ぜひ試してもらいたい。
(2018年8月19日初投稿・2020年5月30日追記&修正)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 63

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「桃瀬成海」というファンタジーから漏れ出るマーケティング臭 → でも、楽しめました!(原作累計700万部。なお、実写映画化されるそうです。)

== [最終回まで観終わっての総評] ==(2018.6.28)
レビュータイトルで「マーケティング臭」とか書いちゃいましたが、自分の若い頃も思い出しながらけっこう楽しく観ていました。

一概には言えないかもしれないのですが、三十年くらい前だと漫画喫茶などもまだなくてアニメとかマンガとかSFとかは案外経済的な余裕がある人向けの趣味だった感があって、それらを趣味にする人は作中のメインキャラ四人とは案外似たような生活を送っていた気がします。

ということで本作の舞台は現代なんですけれどもその行動には案外に親近感を持って観ることができました。

成海役の伊達朱里紗さんという方、まったく知らなかったのですが本作でのいわゆる「アニメ声」とはちょっと違う演技に結構ハマりました。おかげで成海ちゃんが可愛く思えました。

それと、これは原作がそうなのでしょうが視聴者に忌避されそうな「これまでの成海の恋愛遍歴」が劇中で視聴者に対しても宏嵩に対しても示唆にとどまり決定的な描写は巧みに回避されていたのが印象的でした。

成海が宏嵩のところに泊まる際に当日の下着を気にしたりしていた点からも推して知るべしというところではあったわけですが、その辺りはまあね…。

== [以下、初回視聴時の感想] ==
2018年春期作品としては、放送前の知名度はゴールデンカムイに次ぐくらいの漫画原作のアニメ化作品ですね。私は読んでないんですけど。

ということで事前にストーリーは詳しくは知らなかったんですが、第1話から見て取れるところとしては、「ライトなサブカル好きというフィールドにかつてのトレンディドラマの手法を持ち込んだ恋愛もの」という感じの作品なのではないでしょうか。

そもそも本作品に関して言えば、「何が『ヲタク』か」とか「誰が『腐女子』か」といったあたりに、疑義を挟む余地がありますよね。

アニメの公式ホームページにある桃瀬成海のプロフィールより:
マンガ、乙女ゲー、アイドルなど、好きなジャンルが多いオールラウンダー系腐女子。
職場では全力で一般人を取り繕っており、ヲタバレを何よりも恐れている。

「ヲタク」かどうかという点についてはまあ良しとしても、このプロフィールで当事者が自身を「腐女子」と規定するかというと、そんなことはないのではと思います。作中でも「(冴えカノの)加藤ちゃんカワイイ」とか「(小柳さんの)おっぱいデカい」とか言い放っていますしね。

そしてリアルの恋愛を求めており、また過去に恋愛経験も持っているという点やキャラクター紹介に載っているレーダーチャートからも容姿や日常的な行動のレベルでは対人コミュニケーション的には問題がなさそうということがうかがわれます。

そしてどんなスキルを持っているのか知りませんけど前職場での「ちょっとした事情」で普通に転職できてなおかつ新しい職場でも普通に正社員。ちょくちょく居酒屋に寄れるのであればおそらく薄給ではないでしょうし、うっかりすると縁故すらあり得ます。おそらく実際にオタクと呼ばれている層がイメージするオタクとは異なった人物像が浮かび上がってきます。

ノイタミナ枠ということで制作には電通も絡んでいるようですし、これ本当のターゲットは従来の深夜アニメの視聴層ではなくて、もっとライトなサブカルファン向けのダイレクトマーケティング作品なんじゃないでしょうかね。

ただ、学生時代からサブカル系の趣味を持ち続けて高学歴・高所得になった人(もちろん恋愛や結婚も普通にしている)というのは私の周囲も含めて男女問わず一定数いるので、この層にウケて共感を得られれば絶対数はたいしたことはなくてもマーケティング的にはわりと成功です。一歩間違えば(大爆死しない)実写ドラマ or 映画化もあり得るかもしれないです。

果たして、仕掛けた側の思惑通りに事が運ぶのでしょうか…?
(私は観ますけど、たぶんこの作品に関してお金は使わない(笑)。)

おまけ: サブカル系の登場人物が出てきて恋愛も絡む漫画作品としては『コンプレックス・エイジ』が思い浮かびます。わりとシリアス系のお話ですが。

2018.8.1追記:
初回視聴時に書いたレビューで「あるかも」と書いていましたが、本当に実写映画化するそうですね。YouTubeなどで公開中の新刊6巻発売告知のPVで、原作累計累計700万部と実写映画化がアナウンスされていました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 53
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ラブコメの波動を感じづらい愛の住処(宏嵩邸)

2018.06.22記


原作未読

よくよく考えたら社会人の恋愛ものってアニメではあまり見かけないような気がしております。
往年の東京ラブストーリーばりのいいやつあったら教えてください。

さてさて、ヲタクが恋人ゲットするのが難しい話か?はたまたヲタクが恋人と末永くお付き合いすることが難しい話か?くらいで観始めてみたら、いい意味で裏切られました。どっちでもなかったです。

互いの属性が違うヲタク同士のカップルだと共通項があったりなかったり、ヲタクゆえに愛情を注ぐ対象に対しては相方そっちのけになってすれ違って理解しあってみたいなズレを楽しむ作品でした。
それが2組もカップルがあるのでこれがもうズレまくる。ラブコメなんでしょうけどギャグ要素強めです。
毎話はさまれる『ヲタクあるある』に共感するとドはまりするかもしれません。
私の場合『あるある』は良く理解できなかったため共感とまではいかなかったのですが、それでも普通に楽しめました。

登場するキャラ皆さん社会人ですのでそれなりに節度をもったお付き合いをしてます。節度あり過ぎて感情爆発!少な目です。
{netabare}宏嵩と小柳あたりがラブコメ指数強め。樺倉もなかなか。一応ヒロイン成海は指数弱い気がする。{/netabare}

■気になったところ
{netabare}二藤尚哉と桜城光の取り扱いが微妙。2人はくっつくのであろうか?光クンは最終話手前での初登場だから消化しきれなかった模様。尚哉はラストで特大ホームラン放ったから良し!{/netabare}

最後までドロドロもなく、かといって浅すぎてつまらんというわけでもなく視聴後になんとなくすがすがしさを感じることができる良作だったと思います。
お互いが好きなモノに対してどう執着するかを理解できるからこそあえて線を引いたり、没頭してる相方を見てちょっと愛おしいと感じるのはあまりヲタ関係ないと思いながら観てました。

続きやるならぜひ観てみたいです。

■オマケ1
{netabare}そういえば弊社もそこそこ社員数いるところで、
海外遠征するような著名なレイヤーさんがいたり、
職場内で一緒に狩りをしてたり(空き時間ですよ)、
社内プレゼンでアニメをモチーフにプレゼンするのが複数人いたり、
カラオケでアニソン連発でもおおいに盛り上がったり、
なかなか楽しい職場です。{/netabare}

■オマケ2
{netabare}杉田さん&沢城さんカップルの掛け合いはいいなぁ。楽しんでやってるのが、なんとも好印象です。{/netabare}



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2018.10.30追記
《配点を修正》


どちらかと言うと実写向きの作品ではあります。美男美女揃えてやいのやいのやってても違和感がなさそうなところが「これアニメでやる必要あるん?」と思わなくもないところですが、たまにこういったアニメアニメしてない作品もよい箸休めになりました。

仮にその実写版、ナレーションに悠木碧さんを抜擢したりしたら確実に観ます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

72.9 7 ゲーマーアニメランキング7位
ちおちゃんの通学路(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (432)
1816人が棚に入れました
「普通に学校へ到着する」のはもはや奇跡! 道路工事に暴走族、突然の尿意まで、大小さまざまなトラブルが“中の下”な女子高生・三谷裳ちおに襲いかかる! 波瀾万丈のエクストリーム登校コメディ開幕!

声優・キャラクター
大空直美、小見川千明、本渡楓、大地葉、篠田みなみ、皆口裕子、間島淳司、飛田展男

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゲーム『アサ〇ン△リード』に染まった女子高生のエクストリーム登校コメディ。

第1話を視聴。漫画原作は読んだことないのですが、ギャグ作品のようです。

第1話とその次回予告を見た限りでは、30分の放送枠内で2~3エピソードを消化していく、『この美術部には問題がある!』や『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』などと似たような形式になるようです。

内容的には作品タイトル通り、主人公の三谷裳ちおが登校するときに見舞われる様々なトラブルをネタにしたギャグ作品です。

ちおちゃんのモットーが「クラスで悪目立ちをせず、中の下あたりのポジションをキープしてひっそりと高校生活を送りたい」ということらしいのですが、目立つこと不可避ではと思われる様々なトラブルに時に自ら飛び込み、時に巻き込まれトラブル回避に四苦八苦するという感じのお話のようです。

またゲームをやり込んで夜更かしをしているようで、そのせいで登校時間が遅刻ギリギリになったり、現実には難しいゲームキャラの動きを想像して試そうとしてみたりといったことにもなるようです。

自爆、自虐系のギャグが大丈夫そうならけっこう楽しく観られそうですね。

2018.9.27追記:
自ら「エクストリーム登校コメディ」と銘打つだけあってほとんどのシーンが登校時のものでしたが、稀に自宅の自室のシーンなどもありました。

タイトルに含まれるちおちゃんだけではなく野々村真奈菜(ののむら まなな)とのコンビで主人公みたいなところもあり、またそこに外見ではそうとわからない非常識人である細川雪(ほそかわ ゆき)、ヤンキーの安藤とその妹、久志取先輩、篠塚先輩などが加わってシリアス要素ゼロの徹底したコメディ作品としては知り切った感じです。

作画の評点は3.0になっていますがそこはもう割り切った感じで、作品には合っていると思います。

<余談>
最終話EDでクレジットの背景に流れているアニメを観ていて『ミニモニ。THE(じゃ) ムービー お菓子な大冒険』を思い出したのは私だけに違いない…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 43

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2018夏アニメ。JC、JK対決は(私的に)こちら(笑)

副題「エロを感じないパンチラを見たことがありますか」

物語は JKちおちゃんの日々の通学途中。
巻き込まれ体質+ドツボにハマってしまう性格で
毎回、空気読めないキャラたちに引っ張り回されるお話です。
もしくは、みずからややこしくするお話です。

特に親友のまななとはお互いのかるーく足を引っ張り合って
現状の「中の下ランク」から脱出させないやり取りがとても面白かったです。

夏アニメ「あそびあそばせ」と比較してしまいましたが、こちらの方が素直に笑えました。
どちらも脇の匂いの物語がありましたけれど、
JCの方は「スパイシー」(刺激臭)
JKの方は「ジビエ」(野生臭)でした。作品の爽やかさの違いですね。

爽やかをそれ程求めないのであれば是非(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ブラッディ・バタフライ

原作未読。最終話まで視聴。

第1話の前半の話は、正直、”微妙”だと思った。
第2話、安藤が登場した話は、腹を抱えて笑った。

という感じで、面白い話とそうでもない話が入り混じっている印象でした。
これが、合う・合わないということなんでしょうけど・・・。

ただ、想像していたよりも面白い作品だったと思います。

登場人物が痛々しい曲者揃いで、こちらも合う・合わないがある気がします。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

79.7 8 ゲーマーアニメランキング8位
異世界おじさん(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (526)
1768人が棚に入れました
2017年秋――。17歳のときにトラックにはねられ、それから17年の間ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めた。 病室を訪れた甥のたかふみが目にしたのは、意味不明な言葉をつぶやき、異世界「グランバハマル」から帰ってきたと話す叔父の姿だった。 ……叔父さんは、頭がおかしくなっていた。 絶句するたかふみだったが、おじさんは異世界にいた証拠を見せると言って魔法を使う。おじさんの力を金にかえて食っていこうと心に決めたたかふみは、身寄りのない彼を引き取りルームシェアを始めることに。 おじさんとの生活の中で聞かされる、異世界での冒険譚と溢れんばかりのセガ愛。孤独で過酷なおじさんの半生に、時には歓喜し時には胸をいためるたかふみ。 動画配信業に勤しむ世代の離れた男二人、団地の片隅にて繰り広げられる、新感覚異世界コメディ!
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

おかしな冒険

Atelier Pontdarc制作。

17年間の昏睡状態から叔父が目覚めた。
面会に訪れた甥っ子のたかふみは目撃する、
叔父が放つ驚異的な魔法の数々を。
そう叔父は異世界からの帰還者であった。

世代の離れた男二人の共同生活、
文化的な価値観の違いに、双方驚きつつも、
団地の片隅で軽快に語られる新感覚コメディ。

これはなかなか楽しい。

異世界での冒険譚と、溢れるSEGAへの愛。
{netabare}生計を立てるため魔法系YouTuberとして、
ネット世界へと新たな冒険の一歩を踏み出す。{/netabare}

緩い笑いが心地良く響いてきます。

最終話視聴追記。
{netabare}仕切り直しはどうしても難しいですね。
当初の勢いを失った気もしますが、
それでも楽しめる良質なコメディでしょう。{/netabare}

ここで締めたいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 54
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

帰ってきたおじさん(4話見ました)

2017年秋。20年に17歳でトラックに轢かれ昏睡状態だったおじさんが目覚め、自分は異世界から帰ってきたと甥のたかふみに話すところからお話は始まります。

異世界転生アニメが巷にあふれてますが、異世界で人生をやり直したりする展開がほとんどで、現代世界に戻ってくるようなお話も見てみたい(読んでみたい)なぁ。。と前々から思ってました。

で、この作品です!
夏アニメ選定であらすじを見て、これこれ!こういうのが見たかったって思って楽しみにしてた作品でした♪

主人公がかっこいい感じじゃない普通のおじさんってとこもいいですね!

自分に魔法をかけるときは異世界語でいいけど、こっちの世界の物や人には日本語じゃないと発動しないとか変に設定が凝ってるところもなんか好き。

思い出話として語られる異世界での出来事も、よくある異世界転生ものとはちょっと違った展開が多くて面白いし、異世界で覚えた魔法を使って、{netabare} やってみた動画を撮ったりオークションの送料無料のために空を飛ぶとか、{/netabare}やってることが庶民的なとこもゆるくて好きです。

ゲーム(セガ?)ネタが割りと多いけど、あまりよくわからないので、ゲーム好きな方だともっと楽しいんでしょうね。

あとおじさん役の子安さんとたかふみ役の福山さんの演技がすごくいいです!確実に作品の面白さに貢献してると思います。

ゆるーい感じの劇中曲も作品のシュールな雰囲気に合ってますね♫

絶妙な間のとりかたとか、ズレた笑いが面白かったり、作品全体のゆるーい雰囲気とかすごく良いです♡
今後の展開にも期待ですけど、ゲームネタが多くなるとわからないので程々でお願いしたいです。。

1話「異世界グランバハマルに17年いたがようやく帰ってきた、ぞ」
{netabare}冒頭のおじさんが異世界語であいさつして、たかふみが引くシーンからもう面白いです♪
看護師さんのスマイルなプロ対応とか、おじさんが魔法が使えなくて場の雰囲気がサムくなるとことか、異世界の希少な指輪がリサイクルに持ってったら50円って言われたとか他にも色々と面白すぎですw
エルフの女の子に指輪を渡すシーンは音楽も含めてちょっと感動的なシーンで、じんわりしてたら・・
この後の展開におじさんひどすぎ!って思いながらも笑っちゃいましたw{/netabare}

2話「1位ガーディアンヒーローズだろぉおおお!」
{netabare}おじさんの価値観がゲーム(セガ)中心で、恋愛もゲーム内の経験に基づいてるとこが面白いです。
異世界で空気読めずにいきなりボス倒しちゃったり、氷の女の子メイベルにちょっとイイこと話しておじさんやるじゃんって思ってたら・・w
たかふみの昔の同級生の藤宮さんがたかふみのマンションに来て、空から戻ったおじさんと鉢合わせするシーンは一番笑ったかも♪♪
ベンチで変なことつぶやいてるおじさんがベランダからはいってきたら変質者だと思っちゃうよねーw
テンポもいいし、たかふみとの会話の絶妙な間の良さもあって、すごーく見てて楽しいです♪
異世界ものではあるんだけど、日常ものとしてもかなり面白いんじゃないでしょうかこれ。{/netabare}

3話「叔父がいるなら叔母もいるものです、わ」
{netabare}冒頭のエルフちゃん登場にびっくり&わくわく♪・・だけど雰囲気がちょっと違うなぁと思ったら。。
おじさんの「いけるかなぁって」に笑った。。
エルフちゃんの戦闘モードがカッコいいなぁと思った直後の展開にまた笑って。。
エルフちゃんといい感じからの逃亡とかw、色々と感情揺さぶられて楽しい♪
ギャグアニメとしてもかなり面白い作品だと思います☆{/netabare}

4話「つらい中お前がいて、支えてくれてよかった」
{netabare}この作品って見てる人の感情をいい感じにアゲてからの・・落としてギャグがわりと多いですね。
すごく面白いし、毎回笑わせてもらってるんだけど、なんだかだんだんエルフちゃんが不憫に思えてきました・・
というかエルフちゃんタフすぎwあれだけ塩対応されてもめげないし。
藤宮さん、結構積極的なのに気づかない(んだよね?)たかふみ。
女の子の気持ちに鈍感なところはおじさんとたかふみ似てるかも。
コロナの影響で次回は8/17になるようです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

瞬間最大キモさは進撃並みかw。

いやぁ、刺さる人には刺さるネタをポイントポイントでぶっこみながら、こういう異世界の見せ方もあるんだねー、と率直に素直に感心した。

ちなみにですが、私はいわゆるTVゲームの黎明期から現在に続く最盛期を体感してきた人間ですw。
もはや、現在はある意味衰退期と言ってもいいかもしれません。
もちろんゲーム自体は形を変え、メディアを変え進歩を続けていますが、家庭用ゲームハードとなると、少し意味合いが変わってしまっている気がしています。

さて、家庭用TVゲーム機は、最初はI・Iのようななんちゃってテニスやブロック崩し、射的ゲームのようなものから始まりました。
そして、ファミコン時代が始まるとき・・・、弟はファミリーコンピュータを選択し、私は既にスペック面で敗北が確定していたバンダイのアルカディアというハードを買ったのです。
理由はガンダムとかドラえもんとかのアニメを冠したソフトがあったから・・・、でしたが、そのクオリティたるや・・・悲惨なものでした。
興味のある方は、どっかそこら辺のネットの海に情報があるでしょう、調べてみて下さい。

・・・思えば、あの時からアニメ好きは始まっていたのだなぁ。
三つ子の魂百までってほんとだなぁ・・・。

ま、その後、私もファミコン派閥になったんですけどね。

SEGA?いやーマークⅡ、メガドラ、サターンとみてきましたが、アウト・オブ・眼中ってやつでした。
SEGA派の人の気持ちは最後まで分からなかった人です、私、スミマセン。

でも確かに、SEGA派閥の人っていましたねー、そして、確かに熱、こだわりのある人が多かった気がしています。

なので今作は、ポイントポイントで「あーこんなん言ってたヤツいたわーw」となり、懐かしかったです。


で、この作品。

事故により昏睡状態で眠っていた「おじさん」が目覚め、実は異世界で生活をしていたことが判明⇒そのおじさんと生活をしながら、折々に、その異世界生活を記憶のモニターのようなものをとおして観ながら、あれやこれやという事なのですが・・・。

この振り返りが、実になんというか、おもしろい。
ただ単に異世界生活を振り返るだけでなく、ツンデレエルフ他との色恋のズレをメインの一つにしている所がお手柄かと。
それについてのツッコミ役が甥のたかふみだったのだが、さらに、たかふみの幼馴染の藤宮までもがツッコミ役に参入してから、おもしろさが加速。
藤宮自身はおじさんにもたかふみにも突っ込んでいくのでなかなかに忙しい。

1クールとおして観ると、型が決まってきているので、記憶モニターの奥の物語を多彩にするだけでは、次があるとすると厳しくなってくる面もありそうな気はしたけど、最終盤ではなんだか、一変化ありそうな気配。
さらにパワーアップしたような続編を期待かな。

作画はフツーよりちょいといいくらいの感じかなぁ。おかげでリアルフェイスの際のキモさが倍増しているけど。
ぶっちゃけ、このキモい感じは「進撃」越えかもとか思った。
グロさでなくキモさ部門ね。
苦手な人もいるんじゃないかなーとw。

声優さんは、あっていた気がしました。
子安さんはイケメンボイス過ぎる気もしましたが、大丈夫でしたね。

キャラクタは、ほんの少し、すこーしだけクセのある絵柄と思いましたが、当時のゲームキャラの造形に少しふっているのかなあって思いました。
まぁ、クセって言ったら各キャラのキモリアルフェイス以上のクセもなかなかないでしょうがw。


とにかく、ユニークなつくりと、キャラの勢い、異世界でのズレ色恋ネタ、そしてそこへのツッコミなどなど、いろいろと見所が多彩で面白かったです。

ツンデレエルフとオジサンの今後の関係も気になりますしねぇ。

ノスタルジックなくすぐりも効いたのかなぁ、私にとっては。
まぁ、ずっぽりこの時代をくぐってきておりますので。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

71.4 9 ゲーマーアニメランキング9位
弱キャラ友崎くん(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (410)
1330人が棚に入れました
友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちな高校生。“人生はクソゲー"だと言い切る彼が出会ったのは、学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか?日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!

声優・キャラクター
佐藤元、金元寿子、長谷川育美、茅野愛衣、前川涼子、稗田寧々、島﨑信長、岡本信彦、水野駿太郎
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

無自覚リア充友崎くんと万能超人日南さん。

【紹介】
ゲームオタクでコミュ障の学園カースト最底辺がリア充の協力を得てスクールカーストを駆け上がるコメディアニメ。

【シナリオ】
納得する部分と、いや、違うだろって思う部分とあって惜しいところが多いが、最底辺から努力してリア充を目指すというコンセプトは面白い。
また、タイトル詐欺もいいところで友崎にはあまり弱キャラらしいところがない。コミュ障なのが欠点なだけで、特にそのせいで苦労している様子がない。
ただ、弱キャラが主人公だと、いじめとか悪口のような陰湿な描写が多めになってとても不快なので、そういうアニメではないところは良いと思う。

主人公が弱キャラで成り上がるというのが話の核なのに要素として弱いので結果、割とありきたりなラブコメになってしまってはいるが、ラブコメとしては良質で面白いアニメだと思う。

【キャラクター】
好きなキャラは中島と泉と七海。良い友達になれそう。
色々と気になるところはあったが、全体としては良いラブコメだった。


【メインヒロインの日南はまったく好きになれなかった】
好きになれない理由を一言で書くなら天才特有の傲慢さかな。

{netabare}
・日南は、表情と姿勢と自信で誰でもリア充になれるみたいなこと言ってるけど、それだけじゃどうにもならない人はいくらでもいる。
友崎が言う通り日南は才能に恵まれすぎた強キャラなだけで、努力をしているようには見えない。

美少女でオシャレなスクールカースト上位グループでゲームの日本人ランキング2位、中学バスケ部で全国2位チームをワンマンチームとまで言われるほど一人で支えた超天才プレイヤー、生徒会長で運動も勉強も学年トップ。
どうみても努力でどうにかなるスペックをはるかに超えている。

強豪運動部で生徒会で学年トップの成績の時点でスケジュールが目いっぱいで全く余裕なんてないはずなんですよ。

これを努力で手に入れたと言うけど、それは一日が何十時間あれば足りるの?

凡人が血のにじむような努力をしても七海くらいのスペックが限界だと思う。七海でも勉強運動学年2位で十分すぎるくらい。

それだけの才能を持っておきながら下々を見下して「努力が足りない」だの「期待外れ」だのと、一つのことに絞って努力している人間を完全にバカにしてる。性格が悪すぎて好きになれない。
天才特有の傲慢な考え方で、できない人の気持ちが理解できないんだろうなと思って、そこが好きになれないいちばんの理由。

・日南はスクールカーストトップグループにしては、友崎に構う時間長すぎない? 
なんでこんなに友崎に構うのでしょうか。暇人なの?
・Wデートでの日南のアドバイスはかなり的外れ。本当に美味しいかどうかは重要じゃなくて、提案を受け入れさせるには美味しいかもと思わせることが重要って言ってるけど、それはただのその場しのぎで何度も使える手ではなく、違いの分かる人物の評価を下げかねない。違いの分からないやつから見せかけだけの評価を得られて満足?
適当なこと言うやつというレッテルを貼られて長期的に見たら発言力がなくなる。
水沢が選んだワックスは中村の好みじゃないわけで、適当な提案がマイナスになることを自ら証明してしまっているという矛盾。
提案を受け入れさせることが目的みたいになっている。目的と手段をはき違えてはいけない。
そんなその場しのぎのいい加減な提案ではなく、アドバイスをするのなら、しっかりした下調べと日ごろから情報のアップデートが不可欠、で良かったのではないか?
生徒会選挙でもそうだ。日南の印象はどんどん口先だけの詐欺師に見えてくる。
・リア充遊び人女子高生が格ゲーのランカーって言うのはさすがにゲーマーばかにしすぎでは?
{/netabare}


【友崎について思うこと】
{netabare}
・攻撃がうますぎて敵のコンボ抜けが練習できない、攻撃のうまいプレイヤーがランク上位独占しているとか言ってるけど、そんなんでランカーは無理。
敵の攻撃をすべて把握して、うまくかわすことがランカーの最低限のラインです。防御がうまくないプレイヤーは上位にはいません。

・9話で初めてのデートを意識して緊張する友崎。
今までさんざんクラスメイトの美少女と二人っきりで買い物したり遊んだりしていたのはデートではないの?私の感覚がおかしいの?

・なんで友崎の妹は普通のコミュ力ありそうな女子高生なのか?妹が割とイケてるのに、友崎はなんでああなった?

・クラスメイトにはコミュ障の天敵であるパリピ予備軍がぞろぞろいる恐ろしいクラスだが、別にいじめられているわけでも無視されているわけでもなく、話しかければちゃんと相手してもらえるし、このパリピ予備軍どもが見た目だけで大半は優しい連中なので、たぶん成績優秀な高校だと思う。友崎はかなり恵まれた環境にいる。
生徒の民度が高いし、学食や購買部とか図書室の絵から見てもかなり設備が充実していて、偏差値高めでお金持ちの私立高校という印象がある。
何故クーラーがないのか不思議で仕方ない。

・友崎は話下手なのはわかるけど、好きなわけでもないのに女子ってだけで緊張するのはよくわからなかった。彼の場合、男とか女とか関係ない気はする。

・友崎は自分のことを弱キャラって言うけど、いうほど弱キャラか? 
話下手以外はそれほど低いスペックには見えない。
・かなりいい部屋に住んでるし、高校生なのに1000円超えのランチを食べたり、マネキンのフルコーディネートを金額を意識することなくそのまま購入しようとするなど、高校生なのに経済力がかなりある。
ワックスとかお洒落にすごい金使ってそうな水沢もそうだけど、この子たち小遣いいくらもらってるの?

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(陰キャとか)うっせぇ、(カースト下位とか)うっせぇ、(コミュ力低いとか)うっせぇわ、あなたが思うより健康です!

[文量→特盛り・内容→雑談系]

【総括】
ちょっとビックリしたことがあったんで、余談1に追記します(笑)

根暗なゲーマー男子が、リア充の女子の指導によって、リア充を目指す学園ドラマ。「野ブタをプロデュース」の男女を逆にしたような設定でしょうか。

このアニメは、「俺ガイルの逆」を狙ったように見せかけて、「結局、俺ガイル」になるという作品なのかなと。

恐らく、序盤~中盤の「俺ガイルの逆」状態でかなり視聴者が離れ、評価を落とします。そして、「俺ガイルの逆」が楽しめて、終盤まで生き残ってくれた視聴者は、「結局、俺ガイル」になることで、多分、評価を落とします(笑) 

私個人としては、終盤の展開好きですけどね、他作品に似ているとか、あまり気にする方じゃないので。前半でヒロインにイラッとし、主人公をケッって思った人、戻ってきて下さい。後半は結構楽しい(笑)

レビューでは、「陽キャラ、陰キャラ」「スクールカースト」についての私見を踏まえ、アニメの魅力や感想を。

更に、雑談1ではWikipediaの記事を引用しながら、上記テーマを掘り下げます。これが一番のメインです。

雑談2は蛇足。「人生はゲーム」という彼らの考えについての私見を書いていて、3つ合わせると、久々にかなりクソ長いレビューになります(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメで確信したことがあって、昨今の「陰キャラ・陽キャラ」というカテゴライズに何か違和感を感じていて、その正体です。それは、

「陽キャラ=スクールカースト上位」「陰キャラ=スクールカースト下位」という決めつけ。

私の解釈だと、

「スクールカースト上位=目立っている。場に対する影響力が強い。」

「スクールカースト下位=目立たない。場に影響力がない。」

です。いわゆる、支配階級かどうか。つまり、立場。んで、

「陽キャラ=明るい性格。ポジティブ思考。多数に人気がある」

「陰キャラ=暗い性格。ネガティブ思考。多数には人気がない」

です。つまり、個人としての特性。

「陽キャラ」「陰キャラ」は「性格」でしかないのに、それが立場にまで影響する違和感。これが、「能力」なら、立場に影響を与えるのも理解は出来るけど。

つまり、「陽キャラは正義」「陰キャラは悪」みたいな決めつけが気にくわないんですよね、根本的に。「陰キャラでも天下はとれるわ」みたいなことを、強く感じています。

私自身の学生時代を言えば、部活も県一とって、成績も良い方、小・中は(田舎の、全校生徒数十名の小さな学校ですが)生徒会長やってたから、客観的には「スクールカースト上位」だったんでしょう。学校に居場所がないと思ったことはなかったです。

ただ、気質的には「陰キャラ」でした(今もですがw)。だからなのか、同級生には人気はなかったです(笑) 友達も多くはない。ただ、「奴の言うことは聞いとこう、面倒くさいから」みたいな(笑) 独断専行の独裁者タイプですが、とりあえず結果は出すから表立って文句は出ないようなタイプ(嫌われているというより、疎まれていたって感じかな)。

仲が良いのは、大抵、陰キャラ。んで、その中には、ごく少数であってもちゃんと友達になってくれる人や好いてくれる人もいて。

これは昔からそうで、今も基本、世間からは陰キャラと呼ばれる人達の方が好きで、話も合う。好きになる女性もそういう人が多い。話してみれば考えも深いし、パリピな陽キャラ軍団よりもだいぶ楽しい。世の中の言葉ではく、自分の言葉をもっているから(だから空気読めないって言われるんだけどね)。

スクールカースト上位とか下位とか、陽キャラとか陰キャラとか、そんなん好みだし、自分の生き方の選択だから、余計なお世話だこんちきしょう、「うっせぇわ」みたいな(笑)

このアニメ、どうにも感情移入できなかったのが、「なぜ友崎は、陰キャラのままでスクールカースト上位を目指さなかったのか」という点。「俺ガイル」の「ヒッキー」は、自分という特質は変えずに、周囲に自分を認めさせることで、あんな美人な彼女も作ったのにね。友崎が、自分が陰キャラであることを否定し、陽キャラを目指すということは、世の中の陰キャラ達を全て否定するわけですしね。

尤も、それは序盤~中盤までで、終盤は陰キャラの肯定に走ったから、好感度は上がりましたが、逆に、あまりにも俺ガイルになってしまいそうで、(オリジナリティという)評価的には下がるという、微妙な展開に。

師弟関係が逆転する最後の流れとしては、なかなか面白く、2期があったら観たいという意欲に繋がった。

そういうことで、作品自体のクオリティは悪くない作品でした。好きなところもあります。

「みみみ」とか好きなキャラでしたし、「菊池さん」はシンプルに可愛かった。

みみみの劣等感との向き合い方はなかなかくるものがあった。菊池さんが「たまに話しにくい」としたのは、陽キャラの友崎の方で、「すごく話しやすい」のは陰キャラの友崎っていうのも良い。日南が本心を隠しすぎる、ある種の「コミュ障」という、逆転の展開も面白かった。

序盤~中盤は☆2が続きましたが、終盤にかけて☆4が増え、面白くなっていきました。今後の展開が楽しみ。

まあ、現状、印象悪い日南が、友崎との関わりにおいて次第にデレ(本当にやりたいことを見つけ)ていくことでヒロイン力を上げ、そんな日南の変化と、友崎が日南に寄せる想いに気づいた菊池さんが、泣きながら「友崎くん、ありがとう。私が初めて好きになった人」とか言いながら自ら身を引き、友崎にアタファミで勝った日南が友崎と付き合うという、どこの俺ガイルかな?というのが最終的な結末なんでしょうけど。

だからこそ、友崎が日南に告られてもフリ、菊池さんと付き合うくらいのことしてくれたら、めっちゃ評価を上げるんだけどね(まあ、ないだろうけどw)。
{/netabare}

【余談 ~コミュ力って、世界を制す力なの?~】
{netabare}
スクールカースト。

一言で言えば、嫌な言葉ですね。

日本で初めてスクールカーストが紹介されたのは、2006年頃ですが、実際にはかなり前から言われていることであり、欧米では90年代初期から意識されていたとか(アメリカではcliqueと言われているとか)。

Wikipediaの記事が久々に面白かったので、【 】で引用します。

【スクールカーストでは、上位層・中位層・下位層をそれぞれ「一軍・二軍・三軍」「A・B・C」などと表現する。

一般的なイメージとしては、以下のようになる。

恋愛・性愛経験 - 豊富なほど上位
容姿 - 恵まれているほど上位
ファッションセンス - 優れているほど上位
場の空気 - 読めたり支配できたりするほど上位
趣味・文化圏 - ヤンキー・ギャル系(繁華街で遊び慣れているなど)は上位、オタク系は下位
部活 -サッカー、野球、バスケ等の花形部活のレギュラーはカーストトップ、文化部は下位、卓球部は運動部ながら下位になることも多い。
自己像 - 自分探し系は上位、引きこもり系は下位】

だそうです。てか、なぜ卓球部だけピンポイントで(笑) 

追記→というのが放送当時書いたレビューですが、今、他のレビューで使いたくて再度wikiを開いたらびっくり。「部活 -サッカー、野球、バスケ等の花形部活のレギュラーはカーストトップ、文化部は下位、卓球部は運動部ながら下位になることも多い。」の部分が削除されてたんですけど(笑)

これがたまたまか、私のレビュー見て誰かが削除したのか分かりませんが、もし後者なら、申し訳ないことしたな~と。個人的には、卓球部のとこがツボで、好きな記事だったんですけどね(汗)。

wikiって、ちょいちょい変わってるのは知ってましたが、これはちょっと驚いたな~ということで、追記でした(笑)

さて、このスクールカーストがどう決まるかというと、

【スクールカースト上での位置決定に影響する最大の特性はコミュニケーション能力である。クラス内でのステータスの上下関係自体は以前からあったものの、それは運動神経や学力が大きく関係したものであり、そうではなく判断基準がほとんどコミュニケーション能力に依存している点が近年のスクールカーストの新しい点であるといえる。

ここでいうコミュニケーション能力とは、具体的には「自己主張力(リーダーシップを得るために必要な能力)」「共感力(人望を得るために必要な能力)」そして「同調力(場の空気に適応するために必要な能力)」の3つを指す。

コミュニケーション能力の有無に偏重したスクールカーストという序列が発生した背景には、学業成績の相対評価を廃止するなど生徒に対する序列付け自体を否定するような過剰な平等主義があり、「学業成績」「運動能力」といった(努力で挽回可能な)特性によるアイデンティティを失った子供たちは「人気(コミュニケーション能力)」という(努力で挽回不可能な)特性に依存した序列付けを発生させてしまったのだという】

とまとめている。この辺、「コミュ力は努力で向上できる」とする日南の意見とは異なる認識ですね。まあ、このWikipediaの記事も(人気は挽回不可能と断言するのは)片寄ってはいるとは思いますよ。

さて、続きを。

【スクールカーストとコミュニケーション能力の関係について、「自分の意見を押し通す」能力とスクールカーストの高低には相関関係があるものの、「友達の意見に合わせる」能力とスクールカーストの高低にはあまり相関がみられないという統計に注目している。

この事実からは、コミュニケーション能力が高いとカースト上位になるのではなく、カースト上位という立場を利用してクラスメイトに自分の意見を強引に押し付けることができる(恐怖政治)ようになり、(実際にはコミュニケーション能力が他生徒とさほど変わらなくても)コミュニケーション能力が高いと周りから判断されるという解釈も可能となる】

という指摘は、納得してしまった。

実際、スクールカーストの上位にいるからと言って、正しい意味でのコミュ力が高いとは限らないと思う(会社でも、飲み会でのコミュ力高いくせに、絶対に謝れなかったり、ホウレンソウができない新人がいるが、あれは正しい意味でのコミュ力が低いと思う)。

また、学生時代の「強い」や「弱い」は、「恐い(酷いことが平気で言える)」か「優しい(相手の気持ちを考えられる)」かに置き換えられることも多く、「あの人はクラスで強い」は、「あの人はいじめとか平気で出来ちゃう怖い人だから逆らえないよね」だったりするケースもある。

Wikipediaではこの後も、スクールカーストといじめの問題、テレビ番組とキャラ作りなどについて書かれており、読みごたえがあって面白かった。

Wikipediaの記事のなかで特に印象的だったのは、「コミュニケーション力が異常に評価され、重用される学生時代では」という趣旨の指摘だ。

これは、社会人になった人なら多分共感してくれると思うけど、仕事をする上でもコミュ力は確かに重要だけど、それだけが全てではないと思う。

事務処理能力、発想力、忍耐力、課題発見力、計画力、行動力、発信力、、、社会人として活躍するためには、色んな力が必要になる。コミュ力は、その中のいち要素にしか過ぎない(多岐に渡る能力を1人で有している優秀な人もいるけど、足りない部分をチームで補うのはアリだよね)。

ていうか、事務処理能力とか計画力、行動力とかが低いのに、コミュ力だけ異常に高い奴とか、その逆よりむしろ嫌われるって(笑)

実際、同窓会に行くと、中高ではあんなに調子良かった奴だったのに、めっちゃ落ちぶれてたり、全然イメージない奴がすげぇ立派になっているなんて、ざらにあることだし(勿論、学生時代のままスゲェ奴も、ダメな奴もいるけどね)。

ちなみに、この場合の「ダメ」や「立派」の基準は、本人が自分の人生を楽しみ、満足している=キラキラしている、ということであり、容姿や学歴、収入などを言っているわけではないです。同窓会で、愚痴や不満ばっかり言う奴は、「ダメ」です。

さて、何を言いたいかというと、学生時代、(世間的な定義での)コミュ力が低いだけでスクールカーストの下位になってしまい、「自分なんて」と思っている子供がいたら、知って欲しいということです。

人生、それだけじゃないって。

学校だけが、社会じゃないって。

コミュ力だけが、あなたの全てじゃないって。

だからこそ、殊更にコミュニケーション力を持ち上げ、それが世界の全てを支配するように描かれるこのアニメ(日南の理論)を、私は楽しめなかったのかなと思います。
{/netabare}

【余談~第二レビュー(笑)~】
{netabare}
実は、最初はこれがレビューだったのですが、書いているうちに、段々と自分が書きたいことが変わってきたので、レビュー書き直しました(たまにあります)w

ただ、せっかく書いたのにただ消すのも忍びないので、こちらに転記します。

以下、本文。


なんかこう、片寄った意見ばかりで好感が持てないな~という印象。

「人生はクソゲー、なぜならキャラの初期設定が違うから」

「人生は神ゲー、なぜなら努力次第でなんとでもなるから」

う~ん、どちらも極端だよな~と思う。

まず、人生において、キャラの初期設定が違うってのは正しいと思います。人間は決して平等ではない。遺伝子レベルの違いは間違いなくあるし、環境の違いも残念ながらある。

例えば、「人生は努力次第でどうにでもなる」って、紛争地帯で親もなく生まれた子供、生まれつきハンディを抱えた人、整形したとしてもどうにもならない容姿に生まれた人に、同じことを言えるのかな?

(大学の時に受けた講義で、日本LD学会の会長が、「LD(学習障害)の子供に、頑張れば勉強ができると言うのは、地雷で足を失った人に、頑張れば速く走れる、なんで走れないんだ、お前の努力が足りないんじゃないかと言うのと同じことです、って言ってたな~」)

まず、日南が努力家ってムリがある。表情や化粧をどれだけ頑張っても、誰でも学校1の美女になれるわけじゃないし、努力して成績1位になってる奴が、ゲームで日本ランキング2位になり、放課後や休日はリア充として遊ぶて、物理的にムリやろ、才能ない奴には。てか、あの身長でバスケ全国2位のレギュラーというだけでもエゲツナイのに、ましてやワンマンチームて、バスケを舐めるなと。それを、「努力すれば出来る」って、バスケだけに死ぬほど集中して努力している全国のバスケ少女達をバカにしてるんじゃないかと思う(しかもあっさりバスケ辞めてるし)。

ヒガミでもナンでもなく、「努力すれば何でも出来る」というのは、励ましの言葉ではなく、人を見下す言葉のようにも感じられる。だから、日南の印象が悪いんだと思う。

とはいえ、「努力次第である程度まではいける」というのは、そうだとも思う。自分の持っている能力を100%発揮する努力は必要で、友崎がそれを放棄して僻んでるだけってのは、確かにそう。

要は、評価の基準をどこに持ってくるか、じゃないかと思った。

「相対評価」「絶対評価」「個人内評価」という考え方があるけど、相対評価なら「他人と比べて勝っているか」で計り、絶対評価なら「目標への到達度」で計る。個人内評価なら「過去の自分との比較」で計る。

日南は、「相対評価」(他人との比較)の中で生きているが、友崎に与えた課題は「絶対評価」的(目標を達成すること)であり、「努力すれば成長できる」という信念は、「個人内評価」の(他人どうこうではなく、昨日の自分より勝っていれば良いと考える)世界での真実である。

この辺のズレに本人(日南)が気づいていない限り、やはり、「持つ者の理屈」と一笑に付されても仕方がないだろう。

私としては、

①他人(社会)が自分を評価する時は「相対評価」の中で評価されることを理解し、

②自分の生き方としては「絶対評価」的な感覚を持たねばならず、

③家族や友人など身近な人は「個人内評価」をしてあげれば良いと思っている。

まあ、綺麗事と言えばそうですけどね。

とりあえず、友崎が容姿や能力として最下層にいて、と言うわけではなく、磨けば光る程度には下地があったわけだから、あんまりこの作品のテーマとは合致しなかったようにも思います。

そもそも、例えゲームであれ、一応ちゃんと高校生やりながら、日本一になれるんだったら、能力低くないって。強キャラ友崎君ですよ。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
学生時代のリア充が、そのまま社会人になってもリア充とは限らないけどな。たまたま強キャラに生まれ、イージーモードで無双って、ずいぶん片寄った(笑) 身だしなみも礼儀の一部。顔はどうにもならんが、勉強と運動は平均くらいまでなら何とかなると思う。容姿はなんとかなるて、本当のブサイクに言えるかな? そして、やたら主人公に都合の良い展開。

2話目 ☆2
なんかこう、シンプルに面白くないアニメだな。

3話目 ☆2


4話目 ☆2
めっちゃ切れる。これを、格好良いとは、、、思えないよな~。

5話目 ☆2
徐々に陽キャラ化。ここでも試される、コミュ力。LINEグループって、自分等が「裏で」「潜在的に」やってたことを、「表で」「顕在化させる」ツールだよな。

6話目 ☆2
大した演説ではないと思うけど。だって、対立候補のマニュフェストを丸飲みでしょ? しかも後出しジャンケンで。冷静な人なら、「政策論争に負けた」ことも分かるし、人物としての薄っぺらさを感じるはず。また、教師を敵にしていたが、それするとますます要求通らないでしょ。現実の生徒会に、アニメのような影響力はないし。まあ、政策丸かぶりさせれば、人気の差で自分が勝つという強かさは感じるけど。

7話目 ☆4
むしろ、みみみに好感。

8話目 ☆4
ていうか、日南がメインヒロインだよな、目立たないけど(苦笑) いやいや、全中準優勝のバスケ部のエース(ワンマンチーム)が、バスケ辞めてる場合じゃないし、どこかへ特待生でいこうよ。みみみが関わる話は、良いな。

9話目 ☆4
まあ、日本一位と日本二位の対決だからな。これ、このまま日南と付き合わず、菊池さんと最後まで付き合ったら、作品の評価を上げるな~。菊池さんに本質を突かれる(笑) これ多分、陽キャラ友崎がしゃべりにくいんだろな。完全に正ヒロイン(笑)

10話目 ☆2
猫をかぶってて、疲れるんだ。リア充イベント、楽しくない(笑)

11話目 ☆4
そこで、告白しないのかよ、友崎。それを誠実というか、何なんだろう。むしろ、本当の自分を好いてくれる菊池さんに惚れろよ、友崎。

12話目 ☆3
リア充に憧れることとの葛藤。菊池さん、深すぎるよ(笑) これで菊池さん選ばないとか、友崎鬼畜過ぎるだろ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何かを極められる人は「弱キャラ」でありません。

原作はガガガ文庫のライトノベルらしいですが、未読です。

作中で出てくるゲーム「アタファミ」はスマブラ(任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズ』)がモデルっぽいゲームです。

主人公の友崎くんは少なくともストーリー開始時期にはアタファミ特化のNo.1プレイヤー、対してメインヒロイン(?)の日南は最近で言うところの「スクールカースト」の最上位におり勉強も運動も、そしてアタファミも上手いオールラウンダーです。

「アタファミのNo.1プレイヤー」に興味を持ちそして勝手にガッカリした日南によって友崎くんの改造計画的な物が始まるわけですが、ここで日南の振りかざす持論がいかにも高校生らしく、世の中を舐めた物なのがこの作品の面白いところのひとつだと思います。

世の中にはいろいろと小器用にこなしてしまう人が少なからずいる一方で、何かの分野で「これはこの人にはとうてい敵わない」という人はそうそう多くはいません。

そしてこの「とうてい敵わない」レベルの人はもちろんその分野に対して才能もあり努力もしているのですが、必要に迫られて他のことをやったりするとこれが案外優秀だったりするのです。

人生経験上、何かを極められる人の方が人としてのポテンシャルは高いんじゃないかと思います。たぶん友崎くんもそんな中のひとりであって、決して「弱キャラ」ではないんじゃないでしょうか。

ということでお話はこれからというところでアニメは最終回を迎えてしまいましたが、原作には興味が出てきました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

86.6 10 ゲーマーアニメランキング10位
らき☆すた(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (3604)
17642人が棚に入れました
そもそもは、連載を予定していた作品ではなく、コンプティークで急にページが空いてしまい、そこを埋めるために掲載したのが始まりだが、人気を博したため連載となった。タイトルは、“Lucky Star(ラッキースター)”の意味であり、単行本表紙のロゴにもデザインされている。連載開始時は、主な登場人物4名は高校1年生で、実際の年度が進むと共に2年生、さらに3年生へと進級している(アニメの開始時点では2年生)。ほとんどのキャラクターが左利きである。
女の子たちの、まったり、ゆる~いふだんの生活を描く。

声優・キャラクター
平野綾、加藤英美里、福原香織、遠藤綾、今野宏美、白石稔、長谷川静香、茅原実里、ささきのぞみ、清水香里、前田このみ、西原さおり、平松広和、井上喜久子、古澤徹、小菅真美
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

内容が無いよう。それなのにヒットしたワケは……

原作未読。

テーマは「共感」。
女子高生4人組を中心とする、「あるあるネタ」集。

0.とりとめのない会話
1.日常生活であるある
2.学校生活であるある
3.食生活であるある
4.家族であるある
5.時事ネタであるある
6.オタクネタであるある

こんなところでしょう。

問題は6番。
ほぼ主人公と言ってもいい、泉こなた(いずみ こなた)が6番を連発します。
したがって、ある程度知識があったほうが面白いと思います。

・Kanonなどの京アニが手がけたKey作品
・涼宮ハルヒの憂鬱
・ポケモンやドラクエなどのヒットゲーム
・ガンダムなどの知名度の高いアニメ
・オンラインゲーム
・コミケ

このあたりに詳しければ、より楽しめますね。
……とはいうものの、実は知らなくても大丈夫です。
周囲のキャラクターが一般人なので、「知らない側に共感」できます。
オタク、そこそこ詳しい人、少しだけ知っている人、全然知らない人。
キャラクター配置が絶妙ですねー。


ストーリーはほぼありません。
ただ単に、日常会話と「あるあるネタ」を流してるだけ。
声優も遊んでます。
会話にアドリブを多く取り入れているそうです。
正直なところ、ラジオでやっても変わらないのでは? と思いました。


とにかく頭を使わずに見られます。
私は、寝る前のヒーリングアニメとして見ていました。
重要な話はほとんどありません。
1話飛ばしても気付きません。


さて、そんなアニメが大ヒットした要因には、OPテーマがあげられると思います。
一度視聴したら忘れない、ユニークな曲と振り付け。
放送当時はニコニコ動画が全盛期で、多くの動画でこのOPが使われていました。

そこからリンクをたどって本編を見る人が現れます。
すると、「あるあるネタ」とパロディの豊富さ、キャラデザイン、ご当地ネタ(聖地巡礼の元)にひかれる人が現れます。
そして、そんな視聴者同士が共感しあって、どんどん大きくなっていったのだと思います。

おそらく制作サイドもそれを見越して作ったのでしょう。
今でいう違法視聴とコミュニティを利用したわけです。


……で、実際に面白かったかと聞かれると微妙です。
特に前半はあまりのゆるさに断念しかけました。
それでも、中盤あたりになるとキャラクターに慣れてきます。
おかげでネタの質が上がったように感じます。

また、終盤には唐突ながら感動シーンが。
そして、実は{netabare}OPテーマ{/netabare}が伏線になっているという意外な作り。
{netabare}
最終話でOPテーマを踊ったときには正直感心しました。
{/netabare}

時間はかかりましたが、内容重視の私が最後まで見られた理由は4つ。

・まったりとした安心感
・パロディの元ネタが分かったときのうれしさ
・耳に残るOPテーマ
・少しずつ良くなっていく(ように感じる)ネタの質

まとめると、

「これと言って面白いわけではない。しかし、慣れてくると、惰性で見てしまい、気がついたら見終わっていた」

という感じです。
まさに日常系ですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 68

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

『ロリコンではない!ロリコン「でも」あるのだ!』ちょwおやじ、おまえwww(80点)

全24話。
4コマ漫画原作。原作未読。

個人的満足点:80点
アニメ系統:日常系ギャグ

日常系の代表作の1つであろう本作。
日常系が苦手な自分にとってはある意味「鬼門」といえる。

実際、始めて見た時は、キャラの絵も好きになれず
面白みを感じないまま、2話で封印したほど。

しかしながら、段々と日常系にもなれてきた現在
今ならいけるかもと再度チャレンジしてみた。

2度目というのもありちょっと我慢して観てみると、面白いじゃないかw
2度目ということで多少慣れた為か?
日常系に耐性が出来てきたためか?
それとも5話にして監督交代したためか?
とにかく5話以降はかなり面白い。

主役のこなたのオタクっぷりが秀逸。
ゲーセン、ネトゲネタなんかは共感してしまったw
「そうそう、あるある」ってな感じ。
「17歳の女子高生がオタク」そこに萌えるのか?!w
おやじネタも満載。
こなたあんたいくつですかとツッコミたくなるw

まわりのキャラも立っていて
こなたを引き立てるのに大いに役にたっている。
かがみのツッコミが鋭くいい味だしていて
こなたとかがみの掛け合いが見所となっている。

パロネタも古い所から最近の物まで幅が広く
きっとあなたのお気に入りのパロがあるだろう。
まあパロが全く分からないとちょっとキツイかとは思うが。
全く分からないパロはあまり気にしてはいけないw

個人的には6話のパロには爆笑してしまった。
そこまでやるかあああって感じw
1人で画面の前で爆笑していた自分を
客観的に見るとキモイのだが、そこはご愛嬌。

各話終わりの「らっきー☆ちゃんねる」も楽しい。
アキラのキャラもこなたに負けないぐらい濃い。
アキラとみのるのやり取り、アキラのギャップがたまらんw
後半のみのるも見逃せない。

OP曲は最初はなんじゃこりゃって感じだったが段々はまってきたw
かなりの中毒性である。
最後にちょっとしたサプライズもあるので是非観ていただきたい。

EDも毎話楽しみ。
毎話毎話EDが変わるのである。
どのように変わるかは是非観て確認していただきたい。

ついついOPとEDは飛ばしがちな私だが
こと「らき☆すた」に限って言えば
OPED飛ばさず全てをしゃぶりつくした。

ストーリーなんていうものは皆無だが
このアニメにそんなものを求めてはいけない。
一瞬一瞬をニヤニヤしながら所々爆笑できればいいのである。
最後の方にゆるいながらも、少しいい話もあるので、そこも見逃せない。

後半少しだれて来るのが少々残念な部分もあるが
全体的には非常に笑わせてもらえた。

日常系が苦手だという方にこそ見ていただきたい。
頭をからっぽにして見ていただければ
きっと「らき☆すた」の楽しさが見えてくると思う。


とまあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと・・・

いつも私のレビューを観てくれている方は
絶対このオチだと期待していることだろう。
そして、ここはあえてこう言わせていただこう!

























貧乳はステータスだ!希少価値だ!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 56

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

はたまた予想外のEDを持ってきていた・・・

ニコニコ×角川祭りということでニコ生一挙放送

で放送されたので視聴した作品です。

(別に宣伝ではありません・・・・・)

話はオタク一人、双子(どっかで見たような・・・)、

頭のいいちょっとドジな?子の四人組の日常の

中をギャグ展開で持っていき、少しずつ時系列が

進む形になっています。

内容でインパクト大なのはやっぱり涼〇ハ〇ヒ

を筆頭とするパロディネタですね。(いや、パロディを

通り越しているのではないか・・・)

すごかったですよ本当に。しかも時々何気ないところに

あの作品じゃあ・・・みたいなのもあって面白かったです。

それから最もインパクトがあったのが後半のED部分です。

あんなEDよく考えついたなと思います。

白石さんも大変だったに違いない・・・・・

次にED前のショートコーナーの『らっきー☆ちゃんねる』

にまさかの後藤邑子さんを元にし声を演じる

ゴットゥーザ様(誰だかは知らないが・・・)が登場し

所々で朝〇奈ミ〇ルの声が混じっているのが

すごい面白かったです。

本編はまあまあかなって感じなのにショートコーナーと

EDのほうが楽しめた作品でした。

◆個人的点数評価 76.520点

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

85.8 11 ゲーマーアニメランキング11位
オーバーロード[OVERLORD](TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2394)
12673人が棚に入れました
時は2138年。

仮想現実の中を自由に遊ぶことのできる体感型ゲーム全盛の時代に一大ブームを巻き起こしたオンラインゲーム《ユグドラシル》は静かにサービス終了を迎えるはずだった。

しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。

現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使い・モモンガとなり、彼の率いるギルド《アインズ・ウール・ゴウン》の伝説が幕を開ける!

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、白熊寛嗣、子安武人、M・A・O、五十嵐裕美、渡辺明乃、村瀬歩、悠木碧、稲葉実

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

世界征服なんて面白いかも知れないな・・・

原作未読。
主人公最強+バトル+コメディ(?)系。

ゲームの世界から異世界にゲームキャラクターのまま転移させられて・・・。
但し、SAOとは違って、主人公は元の世界に戻りたいという訳ではないらしい。

主人公は骸骨だし、お仲間は悪魔や吸血鬼だし、正直『どんな話なんだろ?』と思いつつ4話まで視聴。
そして、ようやく理解できました。

『これはコメディなんだ!』と・・・。

敵に対して強すぎる主人公とお仲間たち。「主人公最強」も行き過ぎるとコメディになってしまうんですねぇ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 119
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

黄金バット

マッドマウス制作、
書店での評価も良好な人気シリーズ。

長年愛されていた大人気VRRPG、
ユグドラシスのサービス終了を受け、
有名ギルドマスターであったモモンガは、
感慨深く、その最後の時を待っていた。
だが期日を過ぎても強制ログアウトも出来ず、
仮想現実空間に取り残されてしまう。
世界に異変が起こったのだ。

友達もなく家族も過労死で失い、
ただ仕事をして寝るだけの現実生活に、
どれぐらいの価値があるのかと悩む主人公が、
大魔法使いとなり、NPCキャラを部下に付け、
この世界でその名を轟かせることで、
異世界からの脱却を探るというのが大きな流れです。

娯楽に特化した素晴らしいシリーズだ。
仲間も自分自身も人ではない異形種で楽しい。
見た目は悪魔でも中身はどこか弱気な男ですから、
会話や演出、力の抜け加減が絶妙で笑えます。
お色気担当アルベドがお気に入りです。

{netabare}モモンガはアインズと名を変え、
情報収集の一環として様々な事件を解決し、
ギルドに栄光をと快進撃を続ける。
異世界からの脱却の鍵は存在するのか!?
昔のギルドメンバーはこの世界に存在するのか!?
他国の住人はどこから来たのか!?
謎多き冒険はこれからも続くのでしょう。{/netabare}

それは蝙蝠だけが知っている。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 75
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無課金勢は白旗を揚げる

原作未読 全13話


まずはじめに言いたいのがこの1期終了時点で完全に2期を視野に入れた畳み方をしてること。むしろ「絶対終わらせまい!」という確固たる意志すら感じた最終回。1期が2015年夏で2期が2018年冬。あのまま終わってたら清々しいまでの俺たたENDだったでしょう。結果オーライなんでしょうがよくこんな終わらせ方したなとそのことにびっくりです。

有名タイトルだしレビュアーさんからの推薦もある。なぜか2期を地上波再放送やるってんで廃…じゃなかった配信で1期を観ることにしました。

とあるVRMMOがサービス終了するタイミングで、その重課金ユーザーかつギルドの長まで登りつめた男が感傷に浸りながら最終日を噛みしめてたらそのまま異世界に転送されちゃって、ログアウトも管理者アクセスもできず「さてさてどうしたもんか」というところから始まる物語。

そこから紡がれたお話は大人気となったわけですが、要は主人公最強系の異世界モノなわけです。
2020年現在でトライする場合、このテのジャンルには半信半疑で

 「この時期にはまだ珍しかったからウケたんじゃねーの?」

先入観バリバリっすよ。

 …それでも面白かった。

  …どうしてなんだろう?

有名タイトルでも苦手分野だから躊躇することってあると思うんですけど、私にとって“主人公最強系”がまさにそれに該当します。
結局楽しめてたんで杞憂に終わった『オーバーロード』で気づいたことがいくつかありました。これまでは下手に言い訳じみたものより清々しいまでに最強だといいかな…くらいの認識だったのです。


■楽しめる条件其の壱

一つ目。理由が“そりゃそうだよね”と納得感がある。

理由なき最強はぺらっぺらに見え時間の無駄と感じる確率が極めて高い。そしてそんなん山のようにあったからこその不信感なわけです。たぶんなにかしらウケたやつがあってその後バッタもんが粗製濫造されちゃってブランド毀損しちゃったんでしょ?とありがちなやつだと思ってます。
『オーバーロード』での最強理由はいたって明解。

 {netabare}重課金ネトゲ廃人だから{/netabare}

チートなはずです。理由が理由だけにコメディにも化ける。


■楽しめる条件其の弐

二つ目。イキってるの見るのしんどい。

其の壱をクリアしてないイキリ主人公だと即離脱対象です。そこをクリアしててもちょっとしたことで離脱対象になりがちなのがこれ、イキリの有無。さらに今回の気づきのが以下↓

 {netabare}謙遜 VS 謙虚{/netabare}

似て非なるんですけど主人公が“謙虚”なほうが楽しめます。自分が強いのを理解してて力の行使は惜しまずさりとて背伸びせず。
これが“謙遜”タイプだとふとしたことで傲岸不遜な態度に早変わりしがちです。「いやいやそんなことないですよ~」が嫌味に聞こえちゃうのを指します。なにせ力はあるのにへりくだるポジショニングをするわけですから。このタイプは自分を客観視できていないため周りが求める役割を担わず時期を逸し状況が悪くなってから土壇場で力を発揮する、みたいな。


こんな諸条件をクリアした主人公アインズ・ウール・ゴウン / モモンガ (CV日野聡)は安心銘柄です。
あくまで私基準で“主人公最強系ウザい”方向けに「大丈夫ですよ」と言いたいレビューでした。



※ネタバレ所感

■『オーバーロード』のこういうところは面白い

1.煽る煽る

いわゆる敵がイキりまくるわけで、本人の死亡フラグをばんばん立ててくれるわけです。観てる方は結果だけは知っているので神座の視点から高みの見物。イキリのボルテージが高ければ高いほど面白い。『ワンパンマン』なんかもそうですね。
{netabare}クレマンティーヌ(CV悠木碧)は最高でしたね。顔芸もさることながら悠木さんの怪演。基本ご機嫌なんだけど感情の起伏が激しい。興奮して早口で罵詈雑言をまくしたてるのがなんとも。緩と急とそれ以外も高速回転しながら目まぐるしく変化する彼女は1期のみどころです。{/netabare}

2.アンチヒーロー

本人も骸骨なんですけど、本拠地「ナザリック大墳墓」で従えてるNPCたちもヴァンパイアやインプなど人外さんです。悪役の悪役たらんとしてる振る舞いと根はいい人みたいなギャップは面白かったです。

3.ところどころ気を抜く

同じLV100でもNPCはプレイヤーには勝てないだろうねって基本ルールなんだと思います。NPCはプレイヤーに逆らえないという力関係が眼前としてあるみたい。

{netabare}・プレイヤーのハンドルネームがひどい
 →“ぶくぶく茶釜”“ペロロンチーノ”“たっち・ミー”センスが…
・レアアイテムのネーミングセンスもこれまたひどい
・現実世界でのプレイヤーがチラ見できる
 →いくらひどくても“至高の御方”の崇高なお考えで納得できるNPCたち{/netabare}

4.アインズ様

日野さんのオフィシャル声とモノローグ声の演じ分けがナイスでした。日野さんあってのアインズ様だったと思います。他にも

{netabare}「お前のミスをすべて赦そう」
「お前のすべてを差し出せ」
「お前に罪はない。この言葉をしかと覚えておけ」

至高の御方として振る舞うべく努力されてたお姿が印象的です。
そんな横で創造主の名前がふざけ過ぎてて膝から崩れ落ちるんですけどこのへんのギャップで魅せるやり方は成功してましたね。{/netabare}


■まあでも結局は…

{netabare}たしか41人。廃課金者の元気玉で勝利を収めたラストがとても清々しいのであります。

もっともアインズ様の心が乱れたといいますか激昂してた箇所覚えてますか?

{netabare}夏のボーナス全部つぎ込んだ課金ガチャでゲットしたアイテムが無効化された時{/netabare}

ネトゲ廃人の生態をよく表わしてました。そういえばシャルティア復活も5億枚の金貨を“溶かす”ことで成就してましたが、こういう細かいメタも好まれる理由でしょう。{/netabare}


課金課金で隆盛を極めたソシャゲも一段落。『あつまれ どうぶつの森』などコンシューマー機器とネットワークとの融合にて課金せんでも楽しく遊べるゲームも出てきており、数年後に振り返ったら

 「課金って何?」

と新卒社員に不思議がられる時代がくるかもしれませんね。
そうなると本作は歴史的遺産の意味合いも出てくると思います。



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.10.17 初稿
2021.09/04 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 65

79.3 12 ゲーマーアニメランキング12位
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1233)
6800人が棚に入れました
ネトゲの女キャラに告白! →残念! ネカマでした☆ ……そんな黒歴史を秘めた少年・英騎が、今度はネトゲ内で女キャラに告白された。まさか黒歴史の再来!? と思いきや、相手であるアコ=玉置亜子は本物の美少女! でもリアルとネトゲの区別が付いていない、コミュ障ぼっちの女の子だった!? 英騎は彼女を“更正”させるため、ギルドの仲間たちと動き出すのだが……。

声優・キャラクター
豊永利行、日高里菜、水瀬いのり、M・A・O、大和田仁美、南條愛乃
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ご都合主義が・・・。

原作未読。ネドゲ未経験。

ネトゲとリアルを混同し過ぎている女の子とネトゲとリアルを別物と考えすぎている男の子のラブコメディといった感じでしょうか?
ただし、後半はラブコメ要素が薄れ、ネトゲあるある的な話が多くなるかなぁ・・・。

{netabare}
タイトルから『ネトゲの中で結婚した相手が同じ歳の可愛い女の子だった』という事実を主人公が知るまでの話をもう少し引っ張るのかと思っていたんですが、あっさりと第1話で・・・。
個人的には、この展開の速さは高評価です。
むしろこの後の展開の方が気になりますし・・・。
{/netabare}

作品中“ご都合主義”が大量発生します。
ご都合主義が気になる人には不向きかも。
私は、この“ご都合主義”もこの作品の魅力の一つかと思い始めているところです。

結局最後は『課金』って、ネトゲってそんな物なんですかねぇ?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 61

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作はタイトルで避けてました、面白かったです、ごめんなさい。

原作は同タイトルのライトノベル(電撃文庫刊)。現在、原作未読です。

2016.06.25: 観終わったので更新

ライトノベルは有名作品についてはそれなりに読んでると思うんですが、本作に関してはそのタイトルからなんとなく回避していました。ちなみに『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』もそんな感じです。大変申し訳ないんですが、タイトルはあまり面白そうな話に思えません(笑)。

で、そういった作品でもアニメ化でテレビ放映されると、視聴はタダですので気になってた作品は観てみることも多いんですが本作もそんな感じで視聴を始めました。

めでたく最終回まで観終わりました。個人的には今期の作品では面白さ上位でした。タイトルで避けててごめんなさい(笑)。

原作者がどんなつもりでお話を作ったかは知らないんですが、本作には「アイデンティティ」というものに関する重大な問題提起が含まれているように思います。

本作はネトゲ(オンラインRPG)をプレイする上での「あるある」が一つの見どころなのだとは思うのですが、意図したものなのかはわからないのですが「ネット内人格(アバター)と現実社会での人格の同一性/乖離性」って結構普遍的なテーマだと思うのです。

ネトゲ上の出来事と現実の区別を区別しないことを作中で問題視される本作ヒロインのアコ(亜子)ですが、自分としてはそんなに変なことを言っているようにも思えないのです。

別に私はネトゲにハマってませんけれどもたとえば複数の SNS を利用してまして、それらの SNS ではもちろんアカウントのみ知っている人もいますが、リアルに知り合いな人もかなりたくさんいます。

で、SNS 上での振る舞いとリアルのそれを変えているかというと、私の場合ほとんどそんなことはありません。たぶん「あにこれ」の私しか知らない人が現実の私と話をしても、大きくイメージを変えることはないんじゃないかと思います。(まあ、本名とハンドルは違いますけれども)

まあ、主人公のルシアン(西村くん)のように「ネトゲと現実を区別する」ことをしないと生活に支障が出るかもしれないのですけれども、逆にそれは必要最小限で良いのではないかと思うのです。

第9話でのアコの例え話には、一面の真実が含まれていると思うのですよ。最終回で亜子が求めた「ご褒美」もそうですね。

だからまあ、法律上の夫婦じゃないかもしれませんけど「亜子は西村くんの嫁」で良いじゃないですか(笑)。(…気持ちの上でだけでも)

※2017.4.13誤字修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ヤンデレ系のヒロインでは、個人的に一番好き♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ラブコメとしてはかなり楽しめた。ヒロインのアコは、唯一無二のキャラとして、かなりお気に入り(多分、個人的歴代top10に入るw)。

「SAO」系を期待していると、期待はずれに終わると思います。これまた、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」同様に、タイトルで損をして(軽くみられて)いる作品かな。

タイトルで(なーんだ、ラノベテンプレのエロいラブコメかなんて)敬遠せず、是非視聴をオススメします♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
オンラインゲームを舞台にしながらも、主軸はリアルでの日常系ラブコメ。

本来、ネトゲ自体が妄想なのに、そこでの更なる妄想をアニメにするというのが良かったです。アニメならここまで突き抜けないとね♪

ただ、「未来ある青少年に、こんな現実があり得ると本気で思われたら大変だ」とは思います。これはきっと、分別ある大人が観るアニメですw

さて、本作はライトな作風ながら、割と純愛を追っています。

ヒロインのアコはかなりよいヒロイン。所謂「ヤンデレ」に属するのでしょうが、かなり天然でヤバイ人ですw あざといですが可愛くて、たまにムダにエロくて、嫉妬が半端なくて、突拍子のない行動が魅力の良ヒロインです。

この作品のテーマは、「本当の愛(恋愛・友情)」で、それを通して「ネトゲの闇と光」をよく描いていると思います。

「ネトゲ廃人」「RMT」「アカウントの乗っ取り」「詐欺行為」「騙し(エロ画像要求)」「強者による弱者を虐げる行為」「重課金w」などなど、ちゃんと「ネトゲの負の側面」を見せつつ、

「ネットだからこそ、外見や年齢問わず、打算抜きで付き合える」という良さを描いています。アコはこれを「純愛」と捉えているわけですね。

この作品、2期やるかどうかで、思いっきり評価がが変わると思います。

はっきり言って、8話目を頂点に、終盤はダレます。それは、「1~8話目がアコとルシアンのラブコメ(僕は友達が少ない)」をやり、日常回をはさんで、「10~12話目で本格派ネトゲアニメ(SAO)」をやったからです。この作風や積み上げてきたストーリーからいって、本格派ネトゲアニメやられても面白くないです(最後の課金オチは面白かったけど)。

当然、ラブコメの方が面白い。

1期でしっかりまとめるなら、「7~8話目(合宿回)」と「10~12話目(文化祭回)」を逆にした方が、カタルシスがあったかと。もしくは、「10~12話を使い、リアルでのアコとルシアンの恋愛を進めていくか」です。というか、8話目を観た段階で、「ゲームの恋愛は8話目で最終回。ゲーム以上の(リアルな)恋愛で閉めたい」のかな?って、思っていました。

もっとも、はじめから2期前提なら、「リアル恋愛を2期に残したい」という考えはわかります。てか、2期がないと、許しませんよw
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ネトゲのオフ会……で、(同じ学校の)可愛い女子が3人って、どんな妄想より妄想だって(笑)

2話目
これが、仮想世界での理想系ですね。「年齢・性別・顔、なんの関係もなく好き合う」なんて、純愛ですね。リアルでのバレのシーンは、シンプルだけど笑ったw リアルとゲームの区別がつかないのがヒロイン側ってのが新しいね♪ ここで禁書のパロか、相手はラストオーダーだしw この展開……おそらくあの猫娘もリアルは美女だな(笑)

3話目
皆で集まってネトゲ……楽しそうな気もするw アコのキャラ、可愛すぎ、怖すぎw 怒りが有頂天(笑) このアニメ、主人公とヒロインが手堅いから安心して観られるけど、展開手詰まりにならないかな?

4話目
マッ缶w ルシアンは甘党なのか? 100円ガチャじゃレア来なくても普通だってw 見た目クラウドだし、名前もクラウドだしw これ、10代の子には伝わらないかも(FFVIIはやはり名作)。まあ、でも分かるわ~、初心者の頃に出会って世話してもらった人って、いつまでも無条件に信頼しちゃうよね。

5話目
ヘッドショット連発w なるほど、「ネトゲ(なら何でもやれる)部」+「ゲームがリアルを侵食している少女」だと、こういう展開もできるわけね。なんか、良い話になったw 心の準備してたのくだりは笑ったw

6話目
オタクの兄貴にイケテる妹は定番ですな。恋人が降格ってことね。夫婦の方が上だと。意外性はないな~。

7話目
水着回。半分サービスって感じ。所々、妙に作画が古くさくなるのはなぜだろう? ああいうイベントって、実際にあるのかな?

8話目
う~ん、純愛ですね♪ ネトゲの闇と光。確かに悪い人もいるけど、良い人もいる。困った時に打算抜きで助けてくれる方も本当にいるしね。たまにSになるルシアンが面白いw そして、ルシアンの決め台詞からの、結婚式! これは良回だった! ここが最終回でも良かった出来の良さ=1~8話のテンポの良さが光りますな。

9話目
風呂回。「そのアイテムを作るには材料が足りません」は、笑ったw

10話目
裸族w イチャつき具合が半端ないw 展開的には、少しダレてきたかな?

11話目
弱小(中級)ギルドに強い傭兵さんを呼び、軋轢が生じるのはある話。ただ、普通は強い傭兵さんの方がイライラして、やり方に文句つけて、トラブルになるもんだけどね。でも、そういう人はいくら強くても不評が回るから、ゲームやりずらくなる。実際は、強い人は人格者(風?)が多いしね。マスターの照れ(笑) 「出来ないことを出来ないと言い、誰かに頼れると大抵うまくいく」というのは、わりと真理だね。頼られて嫌な人はあまりいないし。

12話目
課金アイテムの販売で手に入れた回復アイテムの物量(重課金)で勝負ってw 根性論などが存在しないナイスな戦術でした(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

87.7 13 ゲーマーアニメランキング13位
オーバーロード II(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1082)
5716人が棚に入れました
如異世界に転移して以来、アインズはナザリック地下大墳墓の主として、守護者たちの偉大なる支配者として振る舞う日々を送っていた。一方で、情報収集と資金獲得のため、冒険者モモンとしてエ・ランテルを拠点に活躍。ギガントバジリスクの討伐など、アダマンタイト級冒険者に相応しいとされる実績を積み重ねていく。そんな中、ナザリックへ帰還したアインズは、守護者を統括するアルベドと人間界で得た情報を含めた現状の報告会を執り行う。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、東地宏樹、楠見尚己、雨宮天、石井康嗣、安野希世乃、逢坂良太
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

上手く言えないんだけど・・・。『作品にゆとりが感じられる作品』

原作未読。第1期は視聴済み。最終話まで視聴。

【必ず第1期を視聴してから視聴してくださいね!】
じっくりと時間をかけて、丁寧に物語を描いている印象。
他の作品だと乱れがちな、遠めの表情まで丁寧に描かれているのも好印象です。
人気作の第2期なだけに、色々な面でゆとりを感じる作品です。
(上手く説明できなくて、もどかしい)

第3期(2018年7月~)を睨んだ構成となっているため、物足りなさを感じる方も多いかと思いますが、第1期で出番の少なかった守護者にスポットライトを当てるとか、こだわりが感じられる作品です。

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
エンドロールを見ながら痛感した。
新井里美、野沢雅子・・・。
『力が入っているなぁ!」

これは面白いに違いない!
第2話以降も楽しみしかない。

【第2話】
まずは敵方(?)を丁寧に描く。
一旦こちらに感情移入させておいて・・・。という事かな?

【第3話】
リザードマン同盟結成。。
コキュートス軍と戦闘開始。
しかし、アインズ様から与えられたコキュートス軍は、かなりレベルが低い。
アインズ様の意向が見抜けないコキュートスは、デミウルゴスに相談。
デミウルゴスは、いつも通りにアインズ様の意向を”深読み”してコキュートスに助言するが・・・。

【第4話】
ナザリックの階層守護者が集うと、やはり面白い。
この先どう言う展開になるんだろう?

【第5話】
アインズと階層守護者が集まると、何故かお決まりのコメディ展開に・・・。
コメディと真剣バトルのバランスが絶妙。

リザードマン編はこれで終了。

【第6話】
新章突入。
セバスとソリュシャンが少々ギクシャク(笑)
ソリュシャン達プレアデスの人間嫌いは半端無い!

【第7話】
リ・エスティーゼ王国の王家と貴族も何か問題ありみたいですねぇ。
ラナー王女、「蒼の薔薇」、クライム、「八本指」
このあたりが今後のキーワードかな?

セバスとソリュシャンは相変わらずギクシャク。
で、アインズ様はアタフタ(笑)

【第8話】
セバスとクライム、そしてブレインが行動を共にすることに。

【第9話】
前回の続き。こっちは一件落着。
ラナー王女の裏面、怖っ!
お疲れ様のセバスの元には、アインズ様が!

【第10話】
なるほど!最初にやってきたアインズ様はパンドラズ・アクターですよね?
眼の光と口調がね。(日野聡さん、お疲れさまでした)
ソリュシャンの報告を受けて、パンドラズ・アクターとデミウルゴス、コキュートス、ヴィクティムで対応したと・・・。
第1期の『シャルティアの乱』の解決後に、こういう場合は守護者が対応すると約束してましたからね。

ツアレが攫われて、いよいよ戦闘開始かな?

【第11話】
シャルティアが”控え”とは・・・。
第1期とは違う守護者に活躍させたいらしい。

ようやく、階層守護者やプレアデスがバトル開始。
ようやく、本来のオーバーロードらしさが垣間見えた。

ラストで満を持してアインズ様登場。
アインズ様、ようやく第2期初バトルか?

【第12話】
デミウルゴス主導で「ゲヘナ」なる作戦が本格的に実行される。

エントマが瀕死の重傷を負わされたことを、イビルアイから聞かされた時のナーベの表情は絶品。
本気で腹を立てたアインズ様も含めて、本当に仲間思いの面々である。

しかし、ラナー王女の顔、怖っ!

【第13話】
デミウルゴス主導のゲヘナが無事に終了する。
と同時に、『漆黒の英雄モモン』の名前が王都にも轟くこととなる。

しかし、ナザリックの面々は愉快だなぁ!

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 68

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ホネホネロックは鳴らず

オーバーロードの良さはコメディにある。
壮大なRPGファンタジーの世界観を、
丸ごと笑いの「舞台装置」に変えてみせた、
その大掛かりな設定と演出に拍手を送ったものです。

どうやら世間の意見とは乖離しているようで、
制作陣もファンタジーとして描いているのかな、
随分、シリアス寄りな作品となりました。
私が原作を知らず無知を晒したのでしょう。

ファンタジーとして語るとすれば、
批判の多い蜥蜴人編は英断だと思います。
長編ファンタジーやスペースオペラなどは、
世界観の構築と視聴者との共有こそ、
最重要、最優先事項だと考えていますので、
ここに住む種族、文化、風習を描く、
背景に厚みを持たせる外伝的ストーリーは、
むしろ歓迎すべきことでしょう。
ただここでも構成の問題が挙げられています。

本来持っている原作の素晴らしさを、
どこまで伝えきれているのでしょうか!?
オーバーロードの真髄は本編以上に、
ちびキャラアニメ「ぷれぷれぷれあです」にある。
私の率直な感想はここに至りました。

これからも応援していますけどね、
ファンタジー脳に切り替えて次でしょうか。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

有限会社ナザリック大墳墓設立

原作未読

今更ですけどね。1期2015年夏、2期2018年1月冬、3期2018年夏(2020年11月現在)。
1期から少し時間経過してからの2期でした。3期は2期との実質分割2クールみたいなものですね。念のため、1期から観てないと分からなくなるやつなのでご注意を。

本作の面白みを整理するとこんな感じ↓

①煽り体質。どうせワンパンなんだからの前段階煽りが秀逸。
②アンチヒーロー。まあダークですよね。一筋縄ではいかない。
③肩の力が抜けてる。HNのネーミングセンスがひどかったり。
④アインズ様。日野さんの演技と謙虚に俺TUEEEしてるところ。

苦手な主人公最強系でも面白い部類。
1期はナザリック大墳墓内での夫婦漫才みたいな内向き志向が強めだったのですが、2期はほぼ外向き。冒険者と身分を偽ったモモンさん(アインズ様)を通じて外部とコミュニケーションしてたところは残しつつ、1期でキャラ見せ完了した守護者たちが前面に出てきて亜人種(リザードマン)ときゃっきゃしたり、人間(王国の人)とうふふする内容。“きゃっきゃ”“うふふ”にはやや凄惨な内容も含まれますがご想像にお任せします。1期と比べて茶番劇が壮大になったといいますか、まじめに自作自演してたという趣き。
全13話1クール使って大きく2編に渡る物語を展開してきました。

1期で分かったのは

 “私にも大丈夫な主人公最強系とはたぶんこれ!”

なんとなく見えてきました。ジャンルへの警戒が解け壁が取っ払われれば2期は余裕で楽しめます。おそらく3期も大丈夫なんでしょう。

ストーリーも練られてる感はある。
1期当初からの“NPC以外の他にプレイヤーいるのいないの?”の謎には触れることは無かったですが、

{netabare}・三代目顔芸担当ラナー王女(CV安野希世乃)の裏の顔
・皇帝がなんとなくラスボス感ある
・心臓動いてないらしいイビルアイは何者だろう
・ブレイン、クライム君生き残り人間組の存在意義{/netabare}

適度に“今後どうなるんだろう”と気になる仕掛けが撒かれたので引き続き3期に突入したいと思います。
失速してはいない2期。1期から流れてきた方なら拒否する理由はないはずです。



※ネタバレ所感

■よくあるSFモチーフへの裏切り?

NPCが意思をもって自分で考えるようになっての物語スタートでした。思考の深化(成長)が促進されればそのうち絶対的存在/至高の御方への疑義も生じましょう。
高度AIが知性を持ち得て人間に反旗を翻すといった胸ワクな展開を想像できます。

{netabare}・ある意味モブなリザードマンたちが集合知を活かす
・アルベドが陰でアインズ様への不快感を示してたり
・デミウルゴスがアインズ様の浅慮(失礼!)を超える深謀遠慮を巡らしたり
・そもそもアインズ以外今のところ全部NPCなんでしょ?{/netabare}

その伏線らしきものもちらほら見えてます。だがしかしこのままの路線を崩さずいくんじゃないかな…というよりこのままいってほしいなと愚考します。
理由は簡単…セバスやデミウルゴスが謀反を企てるような展開なら他の作品と大差なくなるから。圧倒的能力を持つ部下たちに内心どうしようか冷や冷やしながら立ち居振る舞いに細心の注意を払っているアインズ様を眺めるのが楽しみなんですからその関係性を崩しちゃアカンです。
ミスリードと見せかけ続けてほしいところですが今後どうなることでしょうか?


■あの元祖顔芸の人

{netabare}アルベドさんの露出が少なかったような…
EDのイラストカットが1期ではアルベド主体だったのが2期は違うってのも関係してるのかしら。{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.11.07 初稿
2021.09.04 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 53

87.3 14 ゲーマーアニメランキング14位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (798)
3329人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かっこいいは正義

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:山川吉樹、シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン:桑波田満、原作:押切蓮介

90年代のゲームを巡るストーリーが魅力で、
多くの男性が懐かしさを感じることのできる作品。
ゲーマーとしてのプライドを持つ主人公の矢口春雄が
お嬢様ゲーマーの大野晶や、矢口に恋心を抱く日高小春たちと
ゲームをしながら青春を謳歌していく。

この時代を生きた男性なら多くの人が
夢想したことがあるだろうという展開。
私はストリート・ファイターⅡ以降、
それほどゲームセンターに行かなくなってしまったが、
こんなところで女子と遊ぶなど、夢のまた夢の世界だった。
昔は吉野家や立ち食いそばでさえ、
女子が一人で訪れることは、ほぼあり得なかった。
ゲーセンでカップルを見るのも、かなり稀なことだった。
そこは男の世界だったのだ。

この作品では昔のゲームやその特徴、
やり方などを懐かしむことが大きな楽しみのひとつだが、
大野や日高とのラブコメも見どころだ。
3話での大野との別離や再会した後の
河原でのシーンなどはとても良かった。
日高も矢口を追いかけてゲームが上手くなっていく。
切なくもあり、笑ってしまう場面がたくさんある。

ただ個人的にこの作品の最大の魅力は、
春雄の生き方にあると思っている。
春雄は小学生のときから、
自分のできること、できないことを割り切っている。
できないことは、ほぼ諦めている。
しかし、ゲームにおいてはプライドを持っており、
孤高の生き方を選んでいるように見える。
そして、自分のなかで何がかっこよくて、
何がかっこ悪いのかという価値観がはっきりしている。
それは、とてもかっこいいことではないだろうか。

昔、競馬騎手である武豊のドキュメンタリー番組を観た。
その頃、既に一流ジョッキーとして広く認められていたにも拘わらず、
貪欲に新しい乗り方を取り入れていたことが放映されていた。
そんな姿勢についてインタビューアーから問いかけられると、
かっこいいと思えたから、ということだった。
もちろん、騎乗スタイルには馬に負担をかけないだとか、
速く走らせるのに適しているだとか、
色々なプラス要素の理屈があるわけだが、
武豊の口から出たのは、そんな一言だったと記憶している。
さらに、かっこいいことは、だいたい正しいことが多いんですよ、
というようなことも告げたのだ。
とてもシンプルな答えで、私は衝撃を受けたものだが、
成功している人間とは、正しい理念みたいなものを
本能的に分かっているのかもしれないと思った。

私は春雄のキャラクター像に、そういう潔さや正しさを感じた。
何がかっこいいかということが決まっているから、
生き方がぶれないのだ。
それは全編を通して一貫しているように見える。
傍目にはかっこ悪いように見えていても、
「自分のかっこいい」からは外れていないと考えている。
つまり、ハードボイルドなのだ。

ハードボイルドとは、ヘミングウェイからハメット、チャンドラー、
ロスマクなどの作品につながる考え方で、
日本では60年代から80年代にかけて浸透したと私は理解している。
直訳すると固くボイルしたもの。
固ゆで卵、つまり芯の固い生き方のことを指している。
ある時期のアメリカなどの探偵小説では、
よく描かれた主人公像のひとつだ。
ジェイムズ・エルロイの作品もこの系譜に含まれる。
なぜ、春雄がこういうキャラクターなのかと考えると、
ひとつは90年代の時代背景と、頻繁に登場する
ストⅡのガイルのキャラクター像に影響されているのだろう。

このようなことを考えると、春雄が女子からはもちろん、
男子からも人気のある人物として描かれているのは
とても納得できる。私にもこういうタイプの友達がいたので、
余計にを懐かしい思いで観てしまう。
ゲームや時代背景だけでなく、
無骨な人物像という部分でも親しみを感じる。

男はタフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない。

今ではあまりにも時代遅れのセリフが、
この作品には合っているような気がする。
(2018年10月20日初投稿)

EXTRA STAGE ROUND13~15
(2019年10月23日追記)

{netabare}1期終了後に配信とOVA販売の
発表があったEXTRA STAGE。
当初は、最終回までまだ多くの話が残っているのに、
駆け足で終了かと不安の声も上がったが、
無事に2期制作となったのは良かった。

1期の終了時には日高からの告白と
ゲーム勝負の申し込み。
晶とは家出の件で、また遠い存在に。
それでEXTRA STAGEは、
日高と春雄が中心になるかと想像していたら、
やはり晶との話がメインだった。
13話でAOUショーを晶と行けたら楽しいのにと
想像し、15話で運命の出会いによって一緒に行くという
ストーリーでまとめられた構成となっている。

私はよく知らなかったのだが、
AOUショーというのは、1982年から開催されている
AOU(全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が
開催していたショーで、アーケードゲームを中心とした
展示会ということらしい。2013年からは、
ジャパンアミューズメントエキスポとして
毎年2月に開催されている。

話の中心は、春雄と晶の周囲の人たちも交えた
世界の広がりとでもいう展開。
晶の教育担当の業田や晶の姉の真、
晶の登下校時の運転手・じいや、
春雄の母・なみえ、そして同級生の日高との
関わりによって、ゲームを楽しみつつ、
少しずつ大人への道を歩いていく。

さまざまなゲームが登場するが1995年当時は、
私はほぼゲームを卒業していたので、
画面を観てもほとんど知らなかった。
ただ『RPGツクール』というソフトがあったのは、
朧気ながら覚えている。とてもじゃないが、
面白いゲームを作れるような代物ではなかったという
噂を聞いたことがある。
また、ゲームを卒業したと言いつつ、FFシリーズは別。
晶が射的でゲットした
『ファイナルファンタジーⅥ』は大好きだった。
この頃のFFシリーズはシナリオが練られていて、
とてもよくできていたと思う。
個人的にはⅦが頂点で、その後は緩やかに
下降していった印象。
さすがに最近はもうやっていない。

やはり今回も注目したのは春雄の行動や
春雄の母・なみえの信念のようなものだった。
業田に対して、なみえが主張する姿はかっこいいし、
春雄の、他人や晶に対する姿勢には好感だ。
13話のラストで晶が名残惜しそうに春雄の胸に頭をつけるが、
春雄は想いを胸の奥に秘めながらも、
背を向けて別れていく。とてもこの作品らしいと思った。
16話では、幕張の帰りの電車で春雄はついに自分の気持ちに
正直になる。相変わらず車ではねられるのはご愛敬として、
良い感じで2期につなげられたのではないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 114
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

沁みるほど青春

J.C.STAFF制作、原作押切蓮介。

主人公は小学6年生、矢口春雄。
彼の好演がどういうわけか楽しい。
当時の小学生なんてとても、
小さなコミュニティで生きています。
居心地の良い場所なんて限られている。
現代のユビキタスな世界は存在しない、
春雄にとってゲーセンが聖域なのでしょう。

4話視聴追記。
懐かしいのは設定の1つに過ぎない。
ここにあるのはノスタルジーではなく、
素朴な時間と馬鹿が付くほど正直な生き方だ。
{netabare}小学生はまだ生き方を選べない、
そして季節は廻り、ほのかな恋の中学編が始まる。{/netabare}

最終話視聴追記。
よくやった、大健闘でしょう。
素晴らしいアニメだと思います。
{netabare}ガイルさんが助演男優賞でしょうか、
ゲーマー同士のショボい喧嘩が楽しい。
ヒロイン2人が好対照で好印象、難しいなあ。{/netabare}

沁みるぜ、沁みるほど青春だ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 108
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

-----
2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



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2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 100

69.8 15 ゲーマーアニメランキング15位
神のみぞ知るセカイ『天理編・前編[再会]・後編[邂逅]』(OVA)

2012年10月18日
★★★★☆ 3.8 (557)
3310人が棚に入れました
ひとりの幼馴染みとの再会が新しい未来への扉をひらく
桂馬のお隣に引っ越してきた幼馴染み・鮎川天理。
十年振りの再会にも素っ気ない桂馬だったが天理の心のスキマを攻略せんと駆け魂隊のノーラが襲ってきて事態は一変。天理にはもうひとりの少女・ディアナが宿っていたのだ。ノーラから逃れるうちに学校のシアター地下にやってきた二人。そこで桂馬はディアナの口から十年前に起きた出来事を知る。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

3期を見る前に見てほしいです

このOVAは天理との出会いと
女神の話です

3期の女神編を見る前に
ちゃんと観ておいて欲しい作品

女神編ではカットされている
女神についての説明などもあるし

これを見てからの方が
3期を見ても理解しやすく
見やすいと思う

まぁ二話分しかなくて話数は少ないが
天理好きには充分楽しめる作品だと思う
でもOVAだし本の限定版に付いてたものなので
もう見る方法無いのかな?

これを見た人は3期も見て欲しいですね
3期も面白くて良いですよ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47

リクポテ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

3期への重要な布石です(v_v)

コミック原作 既読

神のみシリーズのOVA第2弾
前編と後編の2話構成になっています。

今回新たなヒロインが登場します。
桂馬の幼なじみ?というよりかは昔家がお隣同士だった鮎川天理(あゆかわてんり)。
彼女は今までのヒロイン達とは少し違い、さらに3期につながる重要なキーです。

恐らくこれを見ないと3期の出だしが全くついていけないと思います。

前作のOVAもそうですが、攻略一辺倒だった神のみシリーズに変化が訪れるこれまた重要な話です。もし3期を視聴するのならば、最低でもこのOVA2弾の天理篇だけでも見ることをオススメします(^_-)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

Smog さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新たに魅力的なヒロインが登場。コミック付属で前後編に分けたOVA2期。

コミック原作。
コミック付属で販売されたOVA天理編・前後編2話についてのレビューです。

ギャルゲーを極めた主人公が、そのスキルを活かして現実世界の女の子を落としていく物語。
メタな設定にすることで、ありがちな世界観による違和感を薄めるというアイデアが斬新な作品です。

一番の見所は、新たに登場したヒロインの魅力でしょう。
作中では「よくあるネタ」としてメタに扱われているヒロインの個性ですが、とても魅力的でした。
ギャルゲーをプレイしない僕にとってかなり斬新だったのですが、本当によくあるネタだったのでしょうかw
しかしよくもまぁ、毎回毎回バラエティ豊かにヒロインを用意できますね。
作品の世界観ゆえに違和感はありませんし、改めて設定の練られ方が秀逸な作品だと感じました。

ストーリーについて、ベタな展開にも関わらず、引きが強いです。
OVA2期については、ヒロインの魅力がその最大の要因になっている気がします。

作画について、1期2期OVA1期同様に安定していました。
全体的に動きが少ない印象でしたが、違和感はありませんでした。

音楽について、OP/EDが印象的でした。
eyelisさんの透き通った歌声がキレイなメロディラインにのって相乗効果を生んでいました。

OVA1期を知人から借り、これといってインパクトを感じなかったのでOVA2期は別にいいかと思って放置していた作品です。
ところが知人に強烈にプッシュされ、半ば無理矢理DVDを押しつけられましたw
なんだかんだと、とても楽しませてもらいました。
せっかくですので、原作購入も検討したいと思います!

1期2期OVA1期を見ておくとより楽しめるネタが仕込まれています。
1期2期OVA1期を楽しめた方にぜひオススメしたい作品です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

68.3 16 ゲーマーアニメランキング16位
神のみぞ知るセカイ 4人とアイドル(OVA)

2011年9月16日
★★★★☆ 3.7 (598)
3144人が棚に入れました
舞高祭でかのんと同じ舞台に上がるために軽音楽部を立ち上げようとするエルシィ達。しかし文化系部活動主任の児玉先生から部の創設をするためにある条件を提示される。それは全員が次のテストで満点を取るというもの。成績不振のメンバーのためエルシィは桂馬を引っ張ってくるがそこにかのんも加わって…。一度は桂馬に攻略された女子が一堂に会する勉強会で何かが起こる!?
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もうモブキャラとは言わせない!

原作未読 約25分

桂木 桂馬に攻略された2名 陸上部の高原 歩美、友人の小阪 ちひろ、そして二人の友人で陸上部の寺田 京とエルシィでバンドしようというお話です。ここにこの作品一押しwの中川 かのんが絡んでいます。もちろん、主人公である桂木 桂馬も登場します。
「4人とアイドル」ってそのままタイトル通りのお話ですねw

この作品で一番の注目は、本編ではほとんど一言二言しか出番がない寺田 京(てらだ みやこ)ですねw今回は主要メンバーということで出番が多いです。

ちょっと本編に引っかかる部分{netabare}(かのんの記憶のお話){/netabare}はありますが、OVAらしい単発作品です。観なくても本編には影響がないと思いますのでそれほどオススメはしませんが、神のみファンの方にはいいじゃないかと思います。

お話も短い時間ながらがよくまとまっていましたね。

2期の視聴後に観た方がより関係が分かりやすいと思います。

OP 中川かのん(東山奈央)ちゃんが歌ってます。可愛い感じの曲です。
ED 2期の挿入歌ですね。小阪 ちひろ(阿澄佳奈)ちゃんが歌ってます。

それではもう一つのOVA観てみます^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30
ネタバレ

リクポテ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

けいおん部を作ろう!(^-^)

コミック原作 既読

神のみシリーズOVA第1弾。
時系列的には2期の後の話です。


桂馬が攻略したヒロインたちがけいおん部を作るため、先生から提示された「次のテストで全員英語100点をとる」ために桂馬に勉強を教わりながら頑張る話です。


1期2期のような、攻略に重点をおいたストーリーではないです。
ですが2期と同じように神のみの中でも重要な伏線もあります。
{netabare}
今回はかのんの記憶。。
記憶の片隅で桂馬のことを明らかに覚えていました。
本当に攻略したヒロインたちは記憶を完全に消えているのか?
{/netabare}
やはりこの点も3期の女神篇で分かります。

OVAといえども重要な話です。
1期2期を見終えたならぜひ見た方がいいと思います(^_-)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2B PENCILS(75点)

コミック14巻OVA付特別版についてくる25分ほどのOVA。

個人的満足度:75点
アニメ系統:ラブコメ

物語は2期の第7話ちひろ篇を受けた後日談的なエピソード。
バンド活動をはじめたちひろ、歩美、エルシィ、京による
軽音部結成へ向けてのひと夏のストーリー。
さらにはアイドル・中川かのんも登場する。

桂馬は脇役に徹していて、バンドメンバー4人にスポットがあたっている。
短いながらも神のみの本編とはまた違った感じながら
それぞれのキャラの特徴が生きていて非常に良かった。

これはこれで続きが見てみたい。
外伝として継続してくれないかなあと思ってしまう。

OP曲はかのんちゃん
ED曲は2B PENCILS
それぞれ聴いてみて欲しい。

兎に角、神のみファンであれば是非観ておきたいOVAであろう。


と、まあ短いのでたいして書くことも無いのではあるが
つまり、何が言いたいかというと

京の存在を覚えていないw
(攻略キャラではないよね?)
もう1回1期見てくる必要がありそうだw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

62.8 17 ゲーマーアニメランキング17位
電波教師(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (419)
2798人が棚に入れました
学園を舞台に「やりたいことしかできない」
自称YD病の天才オタク青年 鑑純一郎が、高校教師として個性あふれる生徒たちを独自の価値観と指導方法で成長させていくパワー全開の熱血アニメ。
天才オタク青年・鑑純一郎が繰り広げる学園改革とは…! !

声優・キャラクター
神谷浩史、松井玲奈、雨宮天、三森すずこ、大西沙織、日高里菜、田所あずさ、佐倉綾音、豊崎愛生、細谷佳正、続木友子、高垣彩陽、M・A・O、浪川大輔、花澤香菜、平野綾、松田利冴、松田颯水、種田梨沙、夏川椎菜

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

理事長って一体何者だったんでしょう^^;?

土曜の夕方枠のこの作品・・・正直結構な視聴数があったので視聴するか迷いました。
ですが主演が神谷さんだったので、「まず視聴してみよう」と思い視聴したら、これが結構面白い・・・結局完走しちゃいました^^

この作品の主人公は鑑 純一郎(かがみ じゅんいちろう)。彼は、「やりたいことしかできない(YD)病」を患っており、その病症を理由に漫画やアニメ、ゲームなどをこよなく愛するオタクです。
その体たらくな生活を見かねた妹の鑑 純音(かがみ すずね)が、純一郎を学校の先生にしてしまい・・・物語が動いていきます。

まず凄いのは、やはり主人公である純一郎です。YDのため、やりたい事以外には見向きもしませんが、一度やる気スイッチが入った時のポテンシャルは半端無いです。
もともと天才肌・・・17歳で「どこでもドア」の理論を提唱するだけのことはあります。
この高いポテンシャルが、学校が抱える様々な問題児の更生にピシャリとハマるんですよね^^
純一郎の妹が何故星の数ほどの職種がある中で教師を選んだのかは分かりませんが、結果的に抜群のセンスだったと思います。

純一郎は高校の先生になるのですが、高校生といってもまだ子供・・・精神的に脆く不安定な年頃です。
ここで踏みとどまらないと、きっと一生後悔する・・・
自分が間違った道を進んでいるのは分かってる・・・けれど、きっかけが掴めなくて戻れない・・・
様々な理由で自分自身の枷が外せない人ってリアルでもいると思います。
そういう時に誰かが手を差し伸べてくれたら・・・という時にサッと手を差し出す純一郎先生は格好良かったですね。

しかしこの作品・・・これでもか、という程たくさんの問題児が登場します。
不良仲間と手を切れずに困っている生徒や、自分の声にコンプレックスを持っている生徒、自分の趣味にトラウマを持っている生徒や、はたまた幽霊の生徒まで登場するのですが、先生の授業・・・結構感動するんです^^;
特に幽霊の生徒の物語・・・まさかの予想もしない展開に不意を突かれ、ラストは涙で前が見えなくなってしまいました(//∇//)
こういう不意打ちがあるから、視聴が止められないんですよね^^

こうして教師として彼なりの授業が行われていくわけですが、一方で純一郎は天才科学者でもあるのです。
彼の才能を欲しがる組織があっても何らおかしいことではありません。
そしてそういう組織からスカウトもされるのですが・・・純一郎は自分自身と向き合い答えを導き出します。
どんな答えかが、是非本編でご確認下さい。

「本当に自分がやりたい事」って、一体何なのでしょう・・・^^?
今その瞬間、本能的にやりたい事が本当のやりたい事というのも違いますし・・・
きっと「本当にやりたい事」って持続できる事なんでしょうね。
持続していく中で、時には苦痛や苦労を伴う事だってあると思います。
それらを全部ひっくるめて「好き」と思える事が大切な気がします。
そう考えると「石の上にも3年」の名言は、物事の本質を見極めるために必要な時間・・・と解釈できるのでしょうね^^

オープニングテーマは、TrySailさんの「Youthful Dreamer」と、スフィアさんの「vivid brilliant door!」
エンディングテーマは、東京パフォーマンスドールの「DREAMIN'」と、9nineさんの「MY ONLY ONE」
オープニングは2曲とも車で聞いています^^

2クール24話の作品でした。この作品に対する見解は色々あるようですが、個人的には楽しめた作品でした。
この作品・・・確かに主人公の純一郎は凄いのですが、それに目を付けた理事長がこの作品の影の立役者だと思います。
この理事長、色々と顔が広いみたいですが・・・一体何者なんでしょうね^^
同じタイミングで放送された「境界のRINNE」は続編の放送が決定しました。
こちらはどうなんでしょうか・・・もし続編があるなら視聴したいと思います♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

Querl さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

生徒と同じ制服を着ている理事長って一体。。。( ̄s ̄;

何者なのでしょうか??? まぁそれ以外にも色々と疑問のある感じ

ですが。。。(´ω`*)

ちょ~オタクな主人公が、高校教師になり、布教活動しながらも

キャッキャ ウフフ するのかとおもいきや、色々な問題のある生徒を

彼の視点で物事を解決というか 更生? させる的な感じのお話。。。


ご都合主義的に、トンデモナイなんでもあり的に何をやらせても完璧な

主人公、意外と豪華な声優陣と思いつつ、ちょっと痛い某〇〇〇48の人

完全に浮いちゃってますよね。。。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

天啓 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

それぞれのYD

天才ニートゲーマー教師 鑑純一郎
が教え子達を導く

自らを やりたいことしかできない病=YDと称し
その思想を生徒達に押し付け、特に不登校生徒に人生を導くといったお話

確かに自分の本当にやりたいことを早めに見つけて
それに向かって努力することはいいことだと思う
しかし、それも基礎学力や 自分を見る目、他人を見る目
社会を見る目それらが養われていることが前提であると思う

前半で 不良仲間との縁を断ち切って 本当にやりたいことを目指すという
エピソードがあり それが上の回答であろうが、ちょっと不足かな
幸い、本作に出てくる問題児達は 事の善悪の判断は付くという前提らしいので
こういうやりたいことだけやればOK的な話が成り立つのだろうけど
事の善悪の判断が付かない問題児だったらどうするのだろうか?
その辺を本作の原作者に聞いてみたいな
日曜夕方放送で基本 子供向作品であるため、そのあたりの黒い部分は描けなかったのかな?
と勝手に想像してるが・・

漫画家、女装癖、アイドル、幽霊と色々と問題児が出てくる
それぞれ、主人公のYD教育で学校へ復学、そこで出会ったクラスメート達と
お互いのやりたい事を尊重し合い、楽しく過ごせる様になる
純一郎の教えはというか、本作のテーマはここにあったのだろう
相手の趣味を尊重すれば、仲良くなれるということ


●どうしても目に付く、耳に付く
何かと話題の主人公の妹役の声優
もとSKE48の松井玲奈さん
物凄くインパクトあったね(悪い意味で)

他の人のレビュー 他のサイトのレビューでも散々叩かれてたね
でも 叩かれても仕方ないな
はっきり言って酷いです
大人の事情かどうか、判りませんけど、よくこんな人使ったな?と思うくらい 声はダミ声で棒読みで
他の声優さんが結構豪華だったんで、余計酷さが目立った
後半多少演技は改善されたけど 標準レベルにも到底及ばない
話題作りには色々と成功したのかもしれないけど
新人でもなんでもいいから、ちゃんとした声優使って欲しい

ラスト3話のシュタゲのオマージュも松井さんと同じくらいインパクトあった(笑)
こっちはいい意味で^^

最後は主人公自身のやりたいことを主人公が再発見して終わり
この締めはなかなか良かったんじゃなかろうか

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

82.1 18 ゲーマーアニメランキング18位
ハイスコアガール II(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (421)
1705人が棚に入れました
少年は好きだった、ゲームが。少女は出会ってしまった、ゲームと。勝利への渇望と、技術の探求心と、個人の自尊心が渦巻くゲームセンターで生まれ、育まれていく友情と恋。友人や家族、そしてゲームキャラクターに支えられ、少年少女たちは強く、大きく成長していった。あきらめなければ無限コンティニュー?ハルオ、晶、小春が挑むファイナルステージの行方は!?

声優・キャラクター
天﨑滉平、鈴代紗弓、広瀬ゆうき、赤﨑千夏、新井里美、興津和幸、山下大輝、伊藤静、チョー、御堂ダリア、中村悠一、植田佳奈、井澤詩織、鈴村健一、寺島拓篤、諏訪部順一、小野賢章、安元洋貴、三宅健太、武虎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

舞台も時代もやや被りな俺氏

※骨格となる作品評価は1期レビューにて。本稿では主に差分を記載


共感できるラブコメとは、肩入れできるキャラの有無といえるかもしれない。
その意味で本作はどっかしらに共感できる“誰か”がいるのであります。
さらに切り取った時代の空気を感じることのできる仕上がり。

 “良質ラブコメ+高い時代の再現度”

あたかもスープは豚骨と魚介系の合わせ技。両方レベルが高いため行列ができてしまうラーメン店。
このへんの魅力にほだされた諸兄は2期も四の五の言わず黙って鑑賞していることでしょう。
そして、最終話終わってリピートすると見える景色が変わる仕様。物言わぬヒロイン大野晶視点で軽くキュン死できます。


2期は見せ方が上手かったですね。
2019年3月リリースのOVA3話分(#13~#15)を先行放送し、そのまま2期9話(#16~#24)です。
1期の後日譚的意味合いのOVA3話も気合入っていて珠玉のエピソードであることはもちろんのこと、OPとEDが1期と一緒。嬉しい振り返りでした。


2期は高校1年生~2年生時代のお話。1995年~1996年と今から25年くらい前の時代を切り取ってます。
1991年小学生時代を起点に地ならししてた1期。日高小春が恋愛のスイッチ入れるまででした。当然ながら続編で“ラブ”要素が増すことは想像の範疇だったかも。かくしてその通りの展開です。


 あくまでゲームで語る


このへんが徹底してるので話がとっ散らかりません。

『星に願いをかけたりしない』

との2期ED。引き続きやくしまるえつこさんです。
{netabare}#18 渋谷で朝を迎えたハルオと小春、そして晶が鉢合わせするシーンからのEDへのカットイン。
あーなるほど!目を避けてばかりでは修羅場は乗りきれませんね、と。ハルオくんの成長を後押ししたいEDだと思えば味わいも深くなります。人生“待ち”ガイルは通用せずとの暗喩に見えてなりません。{/netabare}


物語は力強い冒頭3話から凹凸ある王道ラブコメ展開へと突入し、大事なことに気づく頃には不穏な空気が流れてからのさてさてどうなるかの最終話。1期と合わせて全24話。満足の一品です。



■日高さんMVP?
1期はささやくような声出しが心地よい印象だった日高。CV広瀬ゆうきさんを認知した作品でもあります。2期では、泣いて笑って嫉妬して激昂してーと幅広い表現を求められてしっかりこなされてました。

{netabare}たぶんどっち派とかじゃないんですよね。日高にも晶にも幸せになってほしいと思ってしまう駄々っ子みたいな私です。負けヒロインとしては近年トップクラスのお仕事ぶりでした。{/netabare}


■余談
私が大学進学を機に上京したのが1995年。本拠地は渋谷です。渋谷にほど近い田園都市線に居を構え、のちに溝の口に引っ越してたりします。
何言いたいかというとつまり、年代も場所もビンゴでたぶん冷静な評価は無理筋なんです。そんな私のピンポイントで胸を鷲掴みにされたところ。

 {netabare}多摩川の水面はマジでまぶしい!{/netabare}

渋谷に限らずでしょうが始発待ちの頃合いになるとネオンはあらかた消えて吉野屋くらいになって、日の出ちょい前なこともあって案外薄暗かったりします。渋谷の始発時間はだいたい薄暗い。
そのまま始発待ちで地下の乗り場へ。そしておそらく田園都市線だけだと思うのですが、多摩川のギリ手前まで地下を走る路線はこの路線のみだったかと。その手前の駅/二子玉川駅に着く頃には、薄暗かった空が明るくなっており、地下を抜ける瞬間に太陽光が一気に差し込んできてまぶしさに眼がやられる感覚に襲われたことがある方は私だけではありますまい。
渋谷でる頃には薄暗かったのから一転。多摩川のきらきらした水面を横目に見ながら、「あー朝まで飲んじまったよ」と爽やかな景色と対照的な自分によく嫌気がさしたものです。

用賀駅を越えてトンネル抜けて地上に出る時の一気に光が差し込んでくる感じが#19はよく出てるので、田園都市線沿線在住の方はチェックされてみてください。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2020.01.06 初稿
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 59
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いつだってゲームがあった

J.C.STAFF制作、原作押切蓮介。

当時の平凡なピコピコ少年の青春を、
コミカルに演出しながら、
ヒロインとの恋人未満の微妙な関係まで、
誠実に描いた前編は小さな驚きでもあった。

舞台は96年、街には進化した、
アーケードゲームが溢れ、
プレステ・セガサターンは家庭に普及し、
出荷台数は100万台を突破する。
日陰に生きる少年たちの薄暗い青春も、
それはそれで輝かしい時代であった。

誰もがどこか自分を偽り疲弊して生きている。
空振りして、しんどくなったら逃げ出す場所、
それが春雄や晶にはゲームセンターなのだ。

{netabare}日常でも緊張感に耐え切れず、
安易な選択肢を選べば敗北が待っている。
恋もゲームも一緒である、
コマンド入力をミスれば終わりだ。{/netabare}

最終話視聴追記。
誰の目にも触れない小さな人生の断片、
その断片には、ありったけの物語がある。
ハイスコアガールが良質な作品であるのは、
誰もが体験した歴史を見せてくれるからだ。

泣けて笑える青春をぜひ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガイル)春雄、2期なってゲーム愛が減ったのではないか。

今回の物語は、ほぼ恋愛物語。
{netabare}ゲーム愛はずいぶんと減ってしまいました。
この作品の特徴だったのになぁと原作未読なので勝手に思ってしまいました。
ゲームがないと普通の恋物語。
ゲームがあるときの春雄のポジティブ思考は楽しかったのに今期は春雄のネガティブ思考ばかりなので暗い物語となり、今一つ魅力に欠けました。
もっとガイル先生にアドバイスをもらえば良かったのに(笑)


最後の姉からの預かり物の件ですが
男として普通、指輪を返されたらは「さようなら」の意味だと思います。
これを「会いに来て」とは小春に言われなきゃ判りません。
女心はとっても難しいのね。真逆の答えだもんね。

その後小春の「ムカつく」はかなりの名演技でした。
私の中で一番印象に残ったシーンです。


最後はキャラクター達に助けられて晶に会うことができた物語はこの作品ならではの流れなので良かったですが、2期としては、1期ほどグッとは来なかったです。。。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 43

73.2 19 ゲーマーアニメランキング19位
山田くんとLv999の恋をする(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (287)
1004人が棚に入れました
彼氏がネトゲで知り合った女性と浮気し、そのまま別れを告げられてしまうというサイアクな出来事に直面した女子大生の木之下茜。話を合わせるためにネトゲをはじめていた茜の元に残ったのは、彼氏との愛と共に育んでいたはずのキャラだけだった……。
ストレス発散のため、ネトゲの狩り場で暴れていた茜は、たまたま遭遇した同じギルドの「山田」に失恋の愚痴をこぼすものの、「興味はないすね」と、そっけなく返されてしまう。だが、キレイになって元彼を見返そうと参加したオフラインイベントで、再びその言葉を耳にする。
それが“山田”との、運命的な出会いだった――!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

楽しめるのかは「あかねっちみたいなキャラを気に入るか」次第かな?

……個人的には茜みたいなキャラはわりと好きです。

ストーリーとしては普通に「ラブコメ」ということで良いと思います。

タイトルに「山田くんと~」とある通り、主体はあかねっち(木之下茜: きのした あかね)側にあるストーリーで、山田くんは主人公ではありません。

ただラブコメで茜の年代が大学生というのは、漫画やアニメでは意外と少ないかもしれないですね。

アニメがストーリー初見でしたが、ピッコマでアニメ化部分のちょっと後くらいまでは後追いで原作は読みました。

作中で登場人物が知り合うきっかけや交流の場としてFOS(Forest Of Savior: フォレストオブセイバー)というPCでプレイするオンラインゲームが出てきますが、ストーリーの中でゲームプレイが占める比重はそんなに大きくはなくて、現実世界での会話シーンの方が目立ちます。

茜は見かけこそ「現代の普通の女子大生(美人寄り)」という感じですが、家庭的なスキルをそこそこ持ち、根の部分でけっこう世話焼きな感じでおそらく現実で茜を捕まえたらわりと「当たり」じゃないかと個人的には思うわけですが、わりと自由気ままに生きているタイプだとも思うわけで、付き合っていくのにはエネルギーを要する気はします。

一方の山田くんはといえば、外見的にも恵まれているし高校生としての成績も優秀。プロゲーマーらしいのでなにがしかの収入もあるのでしょうが、過去のトラウマもあり対人関係には自身でも難は感じてはいるようです。

個人的には二人とも報われて欲しいタイプのキャラクターなので、本作は楽しく観ることができました。

どうも私の場合、「誰が主人公と結ばれるのか」みたいな話じゃなくて基本カップル固定で関係を深めていくタイプのラブコメ作品の方が好みみたいなので、そういう意味では本作は面白かったのですが世の中は必ずしもそういう需要のみで成り立っているわけではないこともわかるので、本作にはさほど惹かれないという人も多々いらっしゃるんじゃないかなとは思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゲーマー高校生と普通女子大生

やまだそんなに好きじゃなかったけど、最後に不意打ちで持っていかれました
やまだーーー!!!!

少女漫画で女性作者なので女性向けの話になっていますが、ほとんどアカネ目線でわかることしか視聴者にもわからないみたい
私は茜目線で山田はどう思ってるの?って想像しながら見るのが楽しかったけど、みなさんはどうですか?

オフ会ってほとんどはいい人だと思うけど、男から女子へのしつこいメッセとか変な勧誘とか精神が不安定な人とか、そういう変な人も多いので気を付けたほうがいいですよ

5話は怖かったですね
{netabare}
茜が「ここ女子トイレなんですけどー!?」って返事して瑠璃姫って認めちゃったのは見ていて怖かった
女子トイレに侵入するような男にそんな常識は通じないような
襲われるって思わなかったのかな?

茜はルナちゃんを笑って許してたし、メガネの人にも大人な対応してたけど
かなり危険な目にあってるのにこの神対応はちょっとモヤっとした
女子トイレに侵入する男と何を話すの?
問答無用で通報する子のほうが多そう

今回みたいに人があまり来ない公衆トイレってすごく危険だと思う
そういうトイレは個室に卑猥な落書きがされてること多いし
入る前は個室に誰か隠れていてもわからないのが怖いし、個室入って後から人が来ると、だんだん近づいてくる足音が怖い

でも茜はあんまり怖がってなさそうだったので、作者はシリアスにしたくなかったんでしょうね

{/netabare}

ルナちゃんは{netabare} これだけ条件そろっていて山田に恋してるわけじゃないってのはちょっと不思議だった {/netabare}

最終話で {netabare} 桃子が、アカネじゃなくて山田がアカネを狙ってるのがバレバレだったけどねーってコメントしてますが、私は「え?好感は持っていそうだけどどれくらい好きかはわからなくない?」って思った
でもそれは、視聴者はアカネ目線だからわかりづらいだけだったみたいで、なるほどーって思った
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最後がヤマダ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
イケメン高校生と、彼氏にフラれたばかりの女子大生が、ネットゲームを通じて、関係性を深めていくラブコメ作品。

目立った要素はあまりないけれど、主要キャラ、サブキャラ共に良く、気軽に楽しく観られる作品でした。

1クールで綺麗にまとまっているので、シリーズ構成も素晴らしい仕事をしているなと思いました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、ネトゲにこんな夢みたいな世界はそんなにないでしょうが、アニメだし、途中、「ネトゲの人とリアルで会う怖さ」もちゃんと描写していたので、OKでしょう。

他は、色々とバランスは良いのだけれど、飛び抜けた魅力はなく、ずっと☆3にしようと思って観ていたのですが、最終話、

山田の「バレたか」にときめいた(笑)ので、☆4にしました。

本作では、山田の超絶モテっぷりがフォーカスされ、恋愛体質の茜が追っかけるという展開が続きました。これで、大切な告白まで、茜からやってしまったら、つまらないアニメになっていたと思いますが、山田から行った部分に、拍手です。

そこには、椿の存在が大きくて。山田にとって、茜の次に仲が良い、年頃の女子であろう、椿の告白を断り、茜が好きだと認めた段階で、この「バレたか」の流れは出来ていましたね(ちなみに、「椿」という、名前っぽい名字にすることで、名前呼びする茜との差を微妙につけていたのは、素晴らしいですね。あれが、佐藤さんとかだったら、よそよそし過ぎて、茜のライバルにならなかったと思うし。椿がちゃんと、山田とお似合いなのが良かったです)。

山田くんの良さは、ずっと「ウソをつかない」ことですよね。自分から何かを発信することは少ないけれど、投げ掛けられた言葉には真摯に答える。

「イケメンで優しい、影のない(裏表のない)陰キャ」の山田は、ある意味で、同期の「スキップとローファー」の「イケメンで優しい、影のある(裏表がある)陽キャ」の志摩くんと、好対象なキャラクターでした(私は、志摩くんも大好きなので、2人とも魅力的な男性キャラでした)。

本作は、山田くんと茜の恋愛をメインに進みますが、サブキャラクターも素敵です。

「不憫萌え」「負けヒロイン萌え」の私としては、椿は(むしろ茜より)好きなヒロインです。告白の時、山田くの好きなところをめっちゃ羅列するのが可愛かった(笑) いつか、山田より素敵な男を捕まえてほしいですね。

前田桃子は、理想的な友達キャラ。愛ある毒舌や、絶妙な残念感、でも、頼りになって。早く瑛太とくっついて、いつまでも進展しないだろう山田&茜カップルを突っついてほしい(笑)

そして、No.1お気に入りキャラは、鴨田さん。誰よりも可愛かったです(笑) 優しくて仕事できて、若い感覚をもっていて。将来、ああいうお爺ちゃんになりたいですね~。

2期は多分、意外と山田がSっぽくて、茜がアワアワしたりするんでしょう。あとは、桃子の恋愛や、瑠奈の友達づくりとか、サブキャラを深めていくのかな。楽しみですね!
{/netabare}

【余談~なぜ、山田はヤマダと呼ばれやすいか~】
{netabare}
皆さんの知り合いの「山田」さんは、下の名前で呼ばれず、名字で「ヤマダ」と呼ばれていませんか?

私の知り合いの「山田」は、(仲が良い人からも)「ヤマダ」と呼ばれることが多く、疑問に思ったので、「思わず人に話したくなる日本の名字」という本だったと思うのですが、調べてみたことがあります。

すると、実際に「山田」は名字で呼ばれやすいらしいです。理由は大きく3つあって、

①全ての母音が「ア」であり、発音しやすい。
②真ん中の「マ」で唇を一度つけるため、同一母音の連続であってもメリハリがついて聞きやすい。
②最後が「ダ」という破裂音で終わるため、語尾に切れがあって、語感がよい。

だそうです。そういわれてみれば、「ヤマダ」って、発音しやすい言葉ですよね。だから何だというわけじゃないんですけど(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

64.6 20 ゲーマーアニメランキング20位
究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (328)
940人が棚に入れました
冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手したフルダイブRPG『極・クエスト』。技術の粋を集めて作られたこのゲームは「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった――リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。「フラグ数10,000,000,000,000,000以上!? 身体能力も現実そのままかよ!!」「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。史上最高にリアルなゲームよ!」報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!

声優・キャラクター
山下大輝、竹達彩奈、ファイルーズあい、井澤詩織、古賀葵、石谷春貴、小西克幸、日野聡、松岡禎丞
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「リアルはクソゲー」ならぬ、「クソゲーはリアル」(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ゲーム世界にダイブする系。

が、ゲームの設定が鬼ハード(クソゲー)で、例えばなろう系のようには無双できない、いや、むしろ現実の自分以下の生活を送るのという設定。

基本的にギャグベースの話です。そんじょそこらのチートハーレムなろう系よりは面白かったと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ツッコミどころは無限にあるが、ツッコんだら負けって感じの作風だな~。

本作の良さは、ゲーム世界が「リアル」ではなく、「リアル風」なのだということ。一応、ゲームのイベントの枠内にはあって、クリアする手順が存在するってことだね。

それが、ギリギリ破綻を防いでいたかな~。

ギャグベースの話が続いているうちはまずまず楽しめるけど、シリアスや感動入れてくるとツマンナクなる。

このゲームをやってみたいかと問われれば、まったくやりたくないよね(笑) 「なら現実を楽しめよ」と思ってしまう。

まあ、なんだろう。アニメ初心者に勧めるアニメではないよな。アホみたいにアニメ観ている我々なら、インド旅行中の深夜にカップヌードル食べるくらいの楽しみ方はできるのかもしれない(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
これはある意味その通りで、ゲームは現実逃避のためにあるからね。FFかな、ディスるなや(苦笑) そこでNPC殺すか。展開次第だな。

2話目 ☆3
なかなか刺激的な展開。そこそこおもしろくはある。

3話目 ☆3
コメディ強めだな。

4話目 ☆2
たかがションベンくらいのことか。

5話目 ☆3
裏職業。リアルというか、みんなクズというか(笑) ミザリザ、仲間になってる(笑)

6話目 ☆4
リアル風、なんだよな。一応、ゲームのイベントの枠内にはあって、クリアする手順が存在するってことね。

7話目 ☆2
う~ん、とにかく、オフラインなら分かるんだけどな、この仕様。

8話目 ☆3
う~ん、自分なら、勝てるかな? キャシー、ちゃんと、剣道の握りの基本を教えてるな(笑)

9話目 ☆


10話目 ☆3
ワンアイ。まあ、テスラは当然悪者だよな。

11話目 ☆1
ここまできて、「思いの強さ」は、冷めるな~。膝かっくんは良かった。

12話目 ☆2
ずいぶん中途半端な終わりだな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

この手の主人公は苦手だなぁ・・・

コメディに特化すればそれなりに楽しめた作品だと思います。
時折挟まるシリアスパートがかなり足を引っ張る印象です。

陸上大会でのトラウマを引き摺っている主人公。
私、こういう人、苦手です。
エピソードもその後の言動も、あまり同情出来ない。
自分より強そうな人には弱気で、自分より弱そうな人にはめっぽう強気。

・・・嫌なヤツ。


ホント、コメディに特化していれば面白かったかも知れないのに・・・。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!

この作品の原作は未読ですが、あやち、しーちゃんが出演すると知り視聴を決めた作品です。


冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手した
フルダイブRPG「極(きわめ)・クエスト」。

技術の粋を集めて作られたこのゲームは
「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、
グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、
全てが究極の出来映えであった――

リアル過ぎて、クリア不可能なほど
「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。

「フラグ数10.000.000.000.000.000以上!?
身体能力も現実そのままかよ!!」

「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。
史上最高にリアルなゲームよ!」

報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、
史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そもそもRPGって高ストレスなモノだと思うんですけど…
そう思っているのは私だけでしょうか。

モンスターを倒しても倒してもちっともレベルが上がらなかったり、最近では、課金してガチャ回しても欲しいカードが全然手に入らなかったり…
作品への愛が向かう気力を保ってくれる…それがゲームなのではないでしょうか。

ゲーム解説の一環としてガチャを回す動画を何度か拝見させて貰いましたが、皆さん、それなりにレアリティの高いカードをゲットしているんですよね。
キラッと輝くカードが欲しいのに、回すといつも青天ばかり…
自分の持っている運の弱さもあるのでしょうけれど、青天ばかりだと心が折れそうになるんですけど…
これってストレス以外のナニモノでも無いと思うのですが、その作品が大好きなので、向かわずにはいられないんですよね^^;

…すっかり脱線してしまいました。
私の場合、痛むのは心と財布ですが、この作品では肉体にダメージがあるんですよね。
どうしてそこまでリアルを追求したんでしょう^^;
ゲームを進めていく上で、嬉しいことと苦しいことのバランスって大事だと思うですが、このゲームは大きくバランスが崩れているんです。

しかも、私と違って結城はこのゲームに愛着も未練もないんです。
何故、結城はこのゲームを続けるのか…
それは、あやち演じる如月 玲於奈の存在にほかならないのではないでしょうか。
玲於奈はNPCではなく、リアルでは相当の美人ですし…
と思って視聴していましたが、どうやらゲームを続ける理由はそれだけじゃなさそうです。
ゲームの中で色々なモノを見知りして感じて…気がつくと、もう後戻りできないところまで結城は足を踏み込んでいたようです。

この作品では原作の1~2巻の内容が描かれたそうです。
そして原作は既刊3巻までしか刊行されていないので、続きを制作するにもストックが不足しているようです。
ご都合主義の部分が無い訳ではありませんが、結城の徐々に変貌していく様は一見の価値があると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、前島麻由さんによる「ANSWER」
エンディングテーマは、如月玲於奈(あやち)、アリシア(ファイルーズあいさん)、ミザリサ(しーちゃん)、結城楓(古賀葵さん)
による「キスイダ!」
個人的にはオープニングテーマが大好物でした。

1クール全12話の物語でした。
回数を重ねるごとに面白さの増していく作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

76.0 21 ゲーマーアニメランキング21位
ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(アニメ映画)

2021年10月30日
★★★★☆ 4.0 (182)
927人が棚に入れました
新プロジェクトで描かれるのは小説『ソードアート・オンライン プログレッシブ』を原作とした物語。

デスゲームの舞台であるアインクラッド第1層からクリアまでの軌跡を川原自らが描くリブート・シリーズ。キリトが“黒の剣士”となったエピソードや、《アインクラッド》編では語られなかったエピソード。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥
ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

さあ立ち上がれSAOアンチよ!今こそ手の平を返す時だ!!

勝ったあああああああ!!!!
俺ようやく勝ったよおおおおおお!!!!


まあ順を追って説明しましょうか。
最早説明不要な「とある」に続く電撃文庫が誇る大ヒットシリーズ「ソードアート・オンライン」
2012年のアニメ1期放送から、アニメ業界でも一線級の人気を集める作品ですよね。
私自身は1期放送のリアタイ勢なのですが、今まであにこれで触れることはほとんどありませんでした。
まあこの作品やっぱりファンが多いわけじゃないですか。このサイトにも好きな人は多いし、キャッチさせていただいてる方にも高評価な方が多いわけですよ。そんな状況でこんなこと言うのもあれなのでレビューとかも一切控えてたんですが、いい機会だからハッキリ言いましょう。

私このSAO、大っっっっっ嫌いな作品だったんです。

うーん、なんて言うんでしょうか。好きと嫌いは表裏一体とでも申しましょうか・・・
最初の3話くらいまでは面白くて毎週楽しく見てたんですよ。でも10話過ぎたあたりから急速に熱が引いていくのを感じるようになりましてね。最終話まで見終わった時に感じたのが凄まじいまでの失望感だったんですよね。
最初に感じたワクワクが消え失せていくのがどうにもやるせなくてですね。
キャラも世界観ももっと調節すれば上手くいくのになぜこんな結果に・・・という感情が先行してしまって、気づけば反吐が出るほど嫌いな作品になってました。
極端な話、キリトとかアスナとか全員〇ねばいいのに、くらいまで至っていたと思います。


さあそんな私の目に飛び込んできたのが今作「ソードアート・オンライン プログレッシブ」の告知。
最初のSAOの新解釈版というかリブート版みたいな内容ということで、私がずっとヤキモキした気持ちを抱えてた「もっと他にやりようあっただろうがよぉ」をワンチャン形にしてくれているのでは!?という期待を込め、見に行く決意をしたのが3か月前。
で、今日ようやくその日が来たわけですけども、結果は最初に述べた通りです。

いやーーーー、長かった。1期放送から約10年、ようやく面白いと思うことができて良かったですよホント。

{netabare}TVシリーズの本筋をなぞりつつも、ちょくちょく変更が加わってましたね。
アスナの親友であるミトの存在や、キリトと出会うまでの過程が変わっていたりと。
特にキリトとの出会いと関わり方をTVシリーズと変えていたのは本当に大事でしたね。「いつの間にこいつら仲良くなってんの?」状態だったあっちと違って、こっちの方がより自然で受け入れやすいです。
そして危機感の描き方といいますか、命がけの戦いから生まれる緊迫感がよく伝わってきました。そうそうこういうのを求めてたんですよこっちは。
おかげでご覧なさい?あれだけ鼻についてウザさと薄ら寒さしか感じなかったキリトさんの活躍シーンがこんなにも意味を持ったカッコイイシーンに仕上がるわけですよ?
ビーター発言のところとかTV版見返しても「キャーキリトサンカッコイイー」くらいにしか思わないのに、そこに至るまでの経緯をしっかりと描くことで「キリトさん・・・アンタ男やで・・・」と見えてくる不思議!
そして野郎がカッコよければそれに比例してヒロインのアスナの魅力も増すってわけですよ。正直キャラデザ以外の魅力0だなこのヒロインと、そう思っていた時期が私にも・・・というかずっとそうだったんですが、今作で見せた普通の人間らしい弱弱しさやそこを乗り越える強さ、そして時折垣間見える可愛い女の子らしさといった部分が実にGOOD。アスナさん、あんた超ヒロインしてたよ・・・。
ようやくこの二人が好きになれたというだけでも今作が果たした役割は大きかったです。やっぱりボーイミーツガール好きとしてはこのままで終わりたくなかったですしね。

ただ一つ誤算だったのは今作で完結!!
ということではなく、どうやらこのシリーズ続き物になるみたいで・・・
今回の感じだと3~4部作くらいの構成になりそうだなーという予感。
あんまり待たされるのも嫌だなー。
{/netabare}

SAOファンの方はもちろんですが、SAO嫌いな人にこそ一回見て欲しい。
マジで認識変わる可能性あるから!マジで!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31
ネタバレ

ゆーな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

みんな心配してそう

コロナ心配だったけど映画館に2人で行ってきましたヽ(ω・ヽ)

アスナ視点でアインクラッド編を見ていくだけではなくて、一期になかったお話が追加されて一期で想像するしかなかった部分のお話が見れたのはとっても良かった(*'ー'*)
新キャラクターは不遇な感じがして私はあまり好きではないですけど、一期に登場してないキャラクターなのでいつ死んじゃうの?ってドキドキしながら見てました((((;゚Д゚))))ガクガク

アスナが主役だから優雅な感じカナって思ってたけど、ゲーム好きなキリト君と違ってゲームとそんなに縁がないアスナがSAO事件に巻き込まれたのはもっと不幸な感じがしてかわいそうって思っちゃいました(/_<。)
普通の中学生の女の子だったのにね(´・ω・`)

一期の時も思ったけどフルダイブしている間、身体のほうは無防備だからアスナみたいな可愛い女の子が遊ぶのは心配になっちゃいますよね(-_-;)

とても楽しかったので、映画館に行けて良かったですo(・∇・o)

{netabare}
アスナのサービスシーンはお約束みたいになってるよね(*´艸`)
わたしは女なのでドキドキはしないけど、アスナのサービスシーンって女神様みたいな神々しさがあって、ぜんぜんいやらしさがないのが好きかも!

広場の作戦会議に出ていたちょっと意地悪そうな煽っていた人誰だったかなぁ。
後のエピソードに出てきた人だと思ったけど ホエ?(´д` )

他のよくあるデスゲームに巻き込まれた人だと「あなたのせいで」って責めたりするけど、アスナは全然そういうことしないのがステキ!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

さあ、物語のはじまりへ。。リンクスタート! 

 
衆議院選挙で騒がしい2021年の10月某日。

明日ヒマだな~映画なんかやってたかな~。検索してみるか・・
ん・・?
SAO劇場版?ああ、SAOリブートのやつか。
え・・?
初日舞台挨拶ライブビューイングだとお!

購入ボタンぽちっとな。

てな流れで観てまいりました。

 原作 :KADOKAWAラノベ(未読)
 制作 :A-1 Pictures
 公開 :2021年10月30日~
 視聴日:2021年10月30日(109シネマズ富谷)

■初日舞台挨拶(約30分)
出演者は、河野監督、戸松遥、松岡禎丞、Lisa、そして・・水瀬いのり?
ナマいのりんマジ尊いわ~(厳密にはナマじゃないけどw)
やっぱかわえかったですw
挨拶内容は、見どころや演じた苦労とか、やっぱネタバレできないってことで、遠慮がちでしたが、もちろん期待値もテンションも上がり、同時にハードルも上がりましたねw
2回目の舞台挨拶も決まったそうで、そこではネタバレありありらしいので盛り上がりそうだし、ナマいのりんをご所望の方も公式HPをチェックしとくと良いかもw

 #詳しく知りたい方は、
 #「SAO 初日舞台挨拶」でググってみてください。
 #(ここ、URL貼れなくなったもんだで・・)

■本編(約1時間45分)
公式にも書いてある通り、アスナ視点で描かれるリブートシリーズの第一歩です。
正直、あっという間でした。

なるほど、こうやってキリトと出会ったんだ。。
~▼超{netabare}ネタバレ
自分の中では既に人のものとなってしまったアスナですが、
この作品においてはまだ誰のものでもなく、初々しさもあり、
やっぱ魅力を感じてしまいました。。

ミト(水瀬いのり)・・
仮想世界では初め男キャラ。
「おいおい、いのりん最初だけかよ~!」
「このままフリーザ声で通すのかよ~!」
とがっかりしましたが、そんなわきゃなかったですねww

そっか・・本人の容貌に強制変換されたんだ・・
どうりでキリトも本人に似てるワケだ・・
すっかり忘れていましたw

にしてもミトは1期に出て来ていないワケで・・
「これはどっかで死ぬのか・・そうなんだな?」
と思って身構えていたら、これもハズれてまたも安堵w

アスナとミトの再開・・
個人的には「そんなんじゃ済まんやろ」と思います。
パーティーを外れて逃げた理由、ちゃんと聞いてないし。
(聞き逃したんじゃなければ)

これから始まる物語の、初回数話分一挙放送!みたいな、カンジでしたが、原作プログレッシブ編は前日譚ということなんで当たり前かもです。
TVシリーズ1期をちらっと観返しましたが、第2話までの話でしたね。
同じところ、違うところが興味深かったです。
この前にアスナとの出会いがありミトとの別れがあったんですね。
ミトは映画オリジナルらしいですがサブストーリー的に出してくれるとありがたい。

シリカ・・
1カットしか出なかった><

サチ・・
期待したけど出なかった。
(真のヒロインはサチやろがーい)
ま、次があるさ。。次はサチ視点でよろしくですw
{/netabare}~▲

バトルは確かに迫力あったかな。
初心者なアスナもこれまでになく貴重。
バトルが好きな人やアスナファンなら劇場視聴もいいかもです。

さあ、この先のアインクラッドの物語が楽しみです!
もちろんアノ娘は出るよね~~w
 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

67.2 22 ゲーマーアニメランキング22位
いわかける!- Sport Climbing Girls -(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (222)
646人が棚に入れました
――「スポーツクライミング」。それは、頭脳と肉体を駆使し、己の身体一つで壁を登る競技。パズルゲームの天才・笠原好(かさはら・このみ)が偶然出会った、校内名物のクライミングウォール!まるで、色とりどりの「岩のパズル」のように見えた…そんな運命の出会いが、好の人生を一変させる!花宮女子高校クライミング部の仲間と共に頂点を目指して駆け上がれ…アツい本格クライミング・ストーリーが、今始まる!

声優・キャラクター
上坂すみれ、石川由依、鈴木愛奈、富田美憂、小松未可子、國立幸、植田千尋、御堂ダリア、Machico、田村ゆかり
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

クライミングをする女性たちの心を丁寧に描いた物語

この物語はスポーツクライミングに青春をかける女子高生たちの喜び・悩み・葛藤を描いた物語
主人公の笠原好(かさはらこのみ)だけでなく、ライバルや先輩たちの心を丁寧に描いています。


スポーツクライミングとは、制限時間内に壁を登るだけの一見単純そうに見えるマイナーな競技です。
ですが、これが結構奥深く、このアニメではそれを丁寧に説明しているため、いつの間にか私も興味を持ちました。思わずやってみたくなりました。

そして、この物語には多くの人物が登場します。
その中の一人、好(このみ)の先輩である杉浦野々華の悩みには思いっきり感情移入してしまいました。

どんなに努力したってできないものが世の中にはあります。
それは本人のせいでは決してないのですが、そのせいで敗北者になる悔しさは、悔しくて悔しくて…思わずこぶしを握り締めてしまいます。

また、ライバル校の部長の藤田真澄(ふじたますみ)やルーキーキラーの内村茜(うちむらあかね)の心模様は見ごたえがありました。

更に第十話は、感動しながら思わず笑ってしまいました。
{netabare}
「スピード」でタイムが短縮できない好は、うじうじと悩んで涙を流していました。それを見かねたライバルの大場久怜亜(おおば くれあ)が、思わず好の頬を叩きます。
そして告げるのです。
「なんてことをさせてくれたのです。私は人様を叩いたことなんてなくてよ。大事な指なのに傷がついたら大変ですわ」
{/netabare}
久怜亜は、好をライバルとしてずっと意識し続けており、泣き言をいう好を見たくなかったのです。好を元気づけたかったのです。
好は、久怜亜の真意を直ぐに理解して、頬を叩かれたにもかかわらず
「ごめんなさい」と言ってしまいます。初心に戻って頑張ろうと決意します。


どんな偉い人にだって悩みや挫折の経験はあります。
登場人物一人一人に感情移入して、そのときの心細さや泣きたいほどの悔しさを疑似体験してください。
そして、応援してくれる仲間がいることを知ったときの心強さ、ありがたさを感じてください。
さらには、目標を達成したときの喜びと爽快感を味わっていただければ…

あなたもきっと見て良かったと思うはずです。
第五話あたりからだんだん面白くなってきますよ(^_^)

最終話は、最高でした。私は6回以上も見直しました。
決勝戦で好が登るシーンでは、軽快なピアノのBGMと好の心理描写とが見事にFitしています。

好が自分の実力以上の力を出せたのは、きっと多くの人の思いを受け継いだため。みんなの応援のおかげだったのでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

登ったとき気持ちいい mont-bell

原作未読

♪高ければ高い壁の方が♪

この後に続くことばを名実ともに実感するために頑張るおはなし 


いいと思うんですよ

良くいえば“相乗効果”悪くいえば“便乗”なんでしょうがこうやって狙いにいくことは経済活動や競技普及の観点で極めて正しい。もちろん延期になった東京五輪関連銘柄のことです。

 サービス加点

皆さんいかがでしょうか?
これまで知見の無かったマイナー競技やアクティヴィティを映像つきで説明を受けることで無理なく自身の知識が蓄えられていく喜び。雑談のネタは増えますよね。

 {netabare}内容の如何問わず完走することを決めてます{/netabare}

今期でいえば『体操ザムライ』もそんな好奇心をくすぐる作品のひとつ。振り返れば“釣り”“競技かるた”“アパレル”“筝曲”“レトロゲーム”“ボードゲーム”“筋トレ”“ショパンコンクール”“箱根駅伝”“体細胞”“ダイビング”“バドミントン”“ビーチバレー”“キャンプ”…知識の翼を広げてきたわけです。

本作の題材は『スポーツクライミング』
“壁のパズルを解く”という概念はアニメで指摘されて気づきを得た考え方です。
競技やってる人に「アレけっこう頭使うんでしょ?」と話を振れるスペックが身についただけで充分!と欲のない私です。


そんな前提で以下レビュー

 競技がどういうものなのかわかるか? ⇒ YES
 この競技ならでは心の動きがわかるか? ⇒ YES

高校入学してクライミングを始め、同じ学校の仲間と一緒に全国を目指す!みたいなお話です。
ついでに上記の“2つのYES”以外はわりと雑なので“個人的なサービス加点”がなかったら不満が溜まってたと思います。

粗を探すとキリがないとまでは言いませんが悪目立ちしてたのが以下

{netabare}・主人公が引きこもりだった設定。好きよねこれ
・経験者(じゅんちゃん)が未経験の入部検討者に突っかかる小者ぶり
・経験者(他校の皆さん)が執拗に新人つぶしに動く
・競技人口少ないとはいえ見事な成り上がりっぷり
・ライバルキャラの描かれ方。蜘蛛女とかちょっとファンタジーが過ぎやしませんか?
・「くるくるすー」は田村ゆかりだから許される{/netabare}

「こういうやりとりはないよね」「この展開は強引だよね」はあると思っといてください。上達のプロセスもぐちゃぐちゃしてた気がします。我々が目のいくところってこういうところだからしっかりしておいて欲しかったポイントでした。


【花宮高校スポーツクライミング部】
笠原好(CV上坂すみれ):1年。未経験の主人公。バレエ経験者で身体が柔らかいパズルゲームマスター
上原隼(CV石川由依):1年。ガチ経験者。クライミングにストイック。人付き合いが苦手な眼鏡っ子
四葉幸与(CV鈴木愛奈):2年。部長。超実力者なのときちんと部長している
杉浦野々華(CV富田美憂)2年。経験者。ムードメイカー。ちびっ子というハンデがあるのよ

これはこれでいいバランスでした。ライバルとなる他校生らが揃いも揃って残念な娘さんだったのもあって、主人公周辺のキャラ相関がまともだったのは救い。
競技の性格からして相手とのボディコンタクトなくひたすら自分と向き合うタイプのスポーツですから、ライバルのキャラ設定が適当でも致命傷とまではいかなかったのかもしれませんね。

マイナー競技をエンタメしきるまでには至らず。
それでも競技そのものと競技者の心の動きはわかる佳作でありました。



視聴時期:2020年10月~12月 リアタイ   

------


2020.12.23 初稿
2021.09.23 タイトル修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

マイナー競技×初心者(天才)女子高生枠(笑)

皆さんご指摘の通り、
1回目から・・・というより、
オープニングアニメーションが既に、
心配一杯な作画品質ですw

でもこのジャンル、と言っていいのか分からないけど、
マイナー競技系JK部活作品、
好きなんですよね~^ ^

お約束っぽいストーリー展開とか、
これまたお約束っぽいライバルキャラの配置とか、
普通に考えれば減点要素いっぱいなんですけど、
なんと言っても、競技自体がマイナーだから、
隠れた才能をもった子が突然出現して来ても、
「全然アリだよね!」って思えちゃうのが、
いいって思うんです。

きらら枠じゃないから、
男性向けのサービスカットが少ないかもって思うし、
そういう作画の方が観ていて嫌な気分にならないし。
(と言いつつ、けっこうクライミングシーンのウエアは、
 そういうのが好きな人向けに無駄にがんばってますけどww)
そもそも今期は、きらら枠では、王道っぽいJK集団同居生活作品がちゃんとあるから、
お好みの方はそっちに行っておけばいい訳でw


「いわかける!」は、
作画は凄く頑張っていたけど、キャラ全員の設定が病んでる独特の演出に辟易させられた「はねバド」みたいにはならないと思うし、
反対に作品の世界観が破綻?というか無視されて?というか、
どうでもいいやって感じで制作されてしまって、
女性キャラの色気というか身体の線の描写だけがウリの、サイドカーレースとか架空のボートレースとかオートバイ部活とかみたいな酷いことにはならないで、
しっかりと真面目な競技展開してくれそうだし・・・


「ちはやふる」みたいな傑作の誕生は望めないとしても、
「はるかなレシーブ」ぐらいのレベルになってくれるといいなーって、
そんな感じで、応援しています。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いよいよ次で最終回!
競技は盛り上がってます!
{netabare}部長が怪我のために出場できないこととか、
スピードに特化した新出現ライバルのこととか、
花宮高校にとってはいろいろな不安要素を織り込みながら、
ついに全国高校大会。

難点としては、最初の頃からでしたけど、
多くのキャラクターたちが、
変な髪型とかウサ耳カチューシャとか、
変なしゃべり方の人が多すぎるとか、
競技コスチュームが露出度多すぎだったり身体の線強調しすぎてたり胸の谷間アピール多すぎたりっていうのが、
ちょっと嫌かなって思いますけど。
その反面、きらら的お風呂サービスとか水着回とかは結局無しで、
合宿風景らしきサービス画像もエンドロールだけで本編には描かれなくて、
そのあたりの品位の保ち方にはひと安心ww

ストーリー展開では、
最初の頃は、「ボルダリング」にフォーカスしていたのが、
終盤に向けて、「スピード競技」に焦点当てているのが、
作画的にも動きがある分、面白くて、観ていて熱くなれます!{/netabare}

そして、ついに最終回をむかえました・・・
{netabare}結果は、予定調和的ではありますが、
個人成績では叶わなかったけど、
団体では見事、花宮高校女子クライミング部優勝パチパチパチパチ
ボルダリング→スピード→と来て、最後の締めが「リード競技」だったの、
すごく効いていたと思います。
コノミの最後のトライで、最後のポイントへ向けて集中するシーン、
マイクに超接近での上坂さんの息遣いだけの演技、
25秒も使うんですけど、
胸が痛くなりました!{/netabare}
なんか、競技系アニメの醍醐味が詰まっていて、
最高に気持ちよかったって思います!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

62.1 23 ゲーマーアニメランキング23位
ナカノヒトゲノム【実況中】(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (170)
626人が棚に入れました
『ナカノヒトゲノム』。ゲーム実況者たちの間で話題の、謎のフリーゲーム。通称、失踪ゲーム。クリア直前で姿を消すプレイヤーが後を絶たないという。行方不明となったゲーム実況者たちは、外界とは隔離されたとある島に集められていた。そこで彼らに課されたのは、リアルでクリアしなければならない数々のゲームにおいて、再生数一億を達成すること。8人のカリスマ実況者たちによる、帰還を賭けたリアルゲーム『ナカノヒトゲノム』の実況が始まる――

声優・キャラクター
山下大輝、鬼頭明里、佐藤拓也、畠中祐、内山昂輝、石見舞菜香、寺島拓篤、名塚佳織、津田健次郎
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

(僕には評価不能)

[2019/07/08 v1]
[2019/09/23 v2 taijyuさま、勝手に引用すみません!]

原作知らず。

表題に書いたとおり、本作は僕には評価不可能です。各評点はこの稿(v2)を書いている時点での全体平均値に最も近い数値を入れました。

taijyuさんのレビューにあった「若さを感じる作品を、年寄りの感覚で否定したくない」という言葉が僕も気になり、まさに強迫観念に駆られ、一応最後まで観ました。見直し含めて各話平均2.5回分くらい観ました。


結果として、なんにもわからなかったです。

絵を見て、言葉を聞いてはいるものの、その先の理解・解釈やら感情やらが伴ってこないという感じです。頭にあがってこない、と言う言葉がより正しいのかな。

お話しを理解したり、それに対して何らかの印象なり感情なりを抱くためには、その入力(お話し・作品)を受け取ることが出来るセンサーが必要だと思っています。

例えば、恋物語を受け取るためには自分自身に何らかの形で「恋」の概念があり、それがセンサーだったり物差しとなる。自身の持つ概念との近しさから、場合によっては共感を起こしたり、反感を持ったりと言うように。

電磁波を受け取るセンサーとして眼があり、圧の変化を受け取るセンサーとして耳があり、結果、それぞれを光(色)、音として知覚する、と言う関係に置き換えてもいいかもしれません。

で、この作品ですが、、、、なにも知覚できなかったです。

制作者が伝えたいこと、観せたいこと、感じ取らせたいことを受け取る感覚器が僕の中にありませんでした。感覚の老化なのか、あるいは元々持ち合わせていなかったのかは分かりません。いずれにしても、僕の持っているセンサーが何一つ反応しませんでした。

つまらないとか、ダメだとかを言うのとは違うのです。
「つまらない」ってそのお話しの重さを(軽いなりにも)感じ取ったからいえることだと思うのです。僕はその遙か手前にいて、この作品をどの器官で受け取れば良いかすら分からない状態のまま終わってしまいました。だからこそ、評価不可能なのです。善しも悪しもないのです。

物語についても、登場人物についても、どう受け取って、どう解釈すれば良いのか分かりません。もちろん、細かい好き嫌いとか、不合理さなどは感じます。ですが、作品全体としてみた場合、やはりなにも分からなくなります。

本作については、評価の善し悪し含めて皆様のレビューを参考にしたいと思います。





以下、v1時点での投稿内容。
{netabare}
表題:PV獲得を命題とされた登場人物たちのお話し。だが、僕はこの作品自体が数字を稼げるのかが心配だよ。

今期はレビューの早出しはしないつもりですが、この作品は最後まで観られるか不安に思ったので。。。

いきなり連れて行かれた世界に集う「実況者」たち。彼らに課せられたのは「PV1億」の達成。不条理この上ないスタート。なのに、主役はお花畑感満載。なんだかいろいろ不合理で、理解がしんどい。というより、ゲーム等々の実況主という設定が活かされていない感じが初っぱなからしてしまっていて、辛いです。

{netabare}刀振り回していた人物は、「飛ばされた先の世界」の現地人かなと思ったのだがそうではない。その装備、どこから来た&そもそもゲーム実況者がなんで巨大ネズミをやっつけられる&目をつぶせば云々は何故知っている??{/netabare}

{netabare}巨大すぎるパンダさんとの仲良しの件、もはや、実況配信とか関係ない特殊能力ですよね?配信主キャラの形をかりた、異能力系なの?あの、お姉さんキャラの「趣味で○○を研究」とか、モロに「実は凄い人」フラグじゃん。{/netabare}


気が向いたら、続きを観ます。
が、このエントリー、このまま校了となる可能性も高いです。

なんていうか、「視聴数」を稼ぐことをテーマにするこの物語に対して、どのような気持ちで制作に当たっているのか、その本音を聞きたいところです。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

俺、ラブコメが好きだけど、だからといってハーレム築ける自信ないよ(笑)?

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「ナカノヒトゲノム」という思わせぶりなタイトルは、ただ、思わせぶりなだけですから、あまりハードルを上げないように(苦笑)

一応、デスゲームなんでしょうけど、知的な要素はほぼ見当たらず、雰囲気だけはやや怖く、実際には生ぬるい展開が続きます。完走には、なかなかの体力がいりますね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
前提として、レビュータイトルにした通り、「実況民だからといって、現実にそれが得意とは限らんだろ」といのがありますよね。勿論、アニメ実況(観て、即座に感想を書く能力)とゲーム実況(プレイして、色々と解説できる能力)では意味が違うけど、、、格ゲー世界1の人と、格闘技習ってる一般人が喧嘩したら、圧倒的に格闘技習ってる一般人の方がが強いだろと。

シューティングゲーム得意な奴が飛行機の運転上手いわけじゃない。ウイイレ世界一がサッカーでゴールできるとは限らない。ギャルゲーが得意だからって、落とし神になれるとは、、、いや、それは別のアニメですね(笑)

なんかこう、ゲームが上手いから、自分をスゲーと思っていたり、簡単にeスポーツでプロになるとかいってる、小学生の妄想を具現化したようなアニメでした。

そもそも途中から、実況民スキル、ほぼ関係なくなってるし(苦笑)。

本作は、(生ぬるいけど、一応)デスゲームです。

デスゲームのポイントは、①視聴者の予想を裏切る黒幕の正体。②厳しい状況をどのように乗り越えるか。だと思いますが、そのどちらもダメダメだったのかなと。

①に関しては、大きくはまだ明らかになっていませんが、小さくは、ずっとアルパカが出ているので、予測をする楽しみはあまりない。

②に関しては、とにかく終始、生ぬるい。ゲームのシステムがちゃんと説明されず、抜け道だらけというか、知的な要素はほとんどなく、ノリと勢いだけで乗り越えていく作風。プレイヤーの各キャラの緊迫感のなさも、本作のユルさを悪い意味で加速させます。最終話の最後の選択(ハイ&ロー)で、まさか、「勘(ゲームと何の関係もない日常会話)」で決めるなんて、一周回って度肝を抜かれました。

脱出、ホラー、統治、格闘、ステルス、育成、恋愛、パズル。

それぞれの得意をもっとちゃんと活かさないと。育成ゲームが好きで、なぜ閃光弾? パズルゲームが得意で、なぜ毒薬?

まったくワカラン。てか、「実況民」にした理由は? 「そのゲームのスキル」を生かす場面は(ちょっとは)あったけど、「実況民のスキル」を生かす場面って、あったかな? 「実況民」と「ゲーマー」の違いは? 「ゲーム制作者」との違いは?

まあ、とにかく、終始意味が分からなくて、それこそ、(アニメの)実況民に叩かせて話題作りをするためのアニメなのかと思ってしまいましたよ。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
アニメ好きだけど、実況はしたことないな。いわゆる、デスゲーム系か。苦手なジャンルだな。実況主ってのは、そのゲームやアニメには詳しいんだろうけど、自分の身体を使う場合、これといって秀でた能力があるとは限らないよな。

デスゲームにファンタジー要素入れると、ぶち壊しだよ。リアリティ、説明できる?


2話目 ☆2
何の話だ? よく分からない展開で、よく分からないまま解決し、よく分からないけどハッピーエンドになったぞ?

3話目 ☆3
ちょいと面白かった。アッキーの異常性がよく出てたし、緊迫感もあった。利き腕のところ、1話から見直してみたいが、面倒だからやらない(笑)

4話目 ☆3
鬼のまち。分かりやすい、確かに、RPGだな。

5話目 ☆3


6話目 ☆1
ココロコネクトかな? いや、大事な場面で、謎の挿入歌(笑) なんのギャグ演出ですか(笑)?

7話目 ☆1
ココロコネクトだな。つか、同室に二人以上いるメリット、ゼロだろ。ラストターン以外。てか、部屋に入ってきて見つからないパターンあるんかい。だから、挿入歌がぶっ壊してるし、第4ゲームは完全に運だろ。ご都合、えげつねぇな。

8話目 ☆3
温泉回。もっと楽しくエロく、できたんじゃねぇか?

9話目 ☆2
いやはや、あの脱出路はバレバレでしょ。無人島ね。

10話目 ☆3
良い話。握手のクダリは良かったな。

11話目 ☆2
先にゲーム内容聞くんじゃないの? 育成ゲーム得意な奴が寝てどうする。だから、謎の挿入歌やめろて。

12話目 ☆1
コンビニで売ってますか?(笑) ん? ラスト、日常回? ギャグがな~、笑えないんだよな~。ドラクエやマリオのネタばかり。しかも、最後の最後に、ただの運(上か下か)って、逆にすげぇな、おい。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

超高校級の実況者の集い

1話感想{netabare}
前情報一切ナシで見たらダンガンロンパの新シリーズかと思ったら全然違っててビックリ。
更に1話見続けてると、メカクシなんとかを思い出した。
あれかな、オサレ感がそう思わせた?
そこから更に殺戮の天ナントカになって…これあれか、そういう系のパロディって感じ?
ツダケンのアルパカもそのうち「ワカリマス」って言いそうで言いそうで…ってか一思いに言ってくれ!!そっちのがモヤモヤ晴れる。
しかも挿入歌とEDが個人的にはどうにもメルヘンメドヘンのイメージが強くても~参った参った。
ナイツマの歌も歌ってるじゃん、とイメージを書き換えようと思ってもレイズナーしか出てこなかった…けなげな!

と、なにかもう既視感の凄い印象だけど、最後主人公が「基本的にハラが立たない」と言ってたのでそれが注目ポイントかな?
つまりは物語の後半でガチ怒りするってことだよね?チェーホフの銃的に。
何が理由で怒ることになるんかのう…友情育んでそれが無残に殺される?
全く共感出来ない部分で怒り出したりして…もしくは本当に最後まで怒らない、これやったら逆にスゲーや。
ってことで顛末の確認のためにも見続けると思います。
途中挫けることが無けりゃいいけど…。{/netabare}

2話感想{netabare}

なにがしたいんだ?
アルパカから課せられるお題に対し「これをどうやったら再生数稼げるか」と知恵を巡らす話…じゃないんだ。
ただミッションクリアしてくだけ?
それにしたってアフロパンダが生まれたのは「対応が不真面目」だから起こったことだよね?
本気でミッションクリア目指してたらあんなパンダ生まれないよね?
ね?
ボイコットしたいのかしたくないのか分からん、そこから分からん。
キャラは深い考えがあって意図的にアフロパンダを誕生させたの?
ま、まぁそこら辺今後突っ込んでくのかも…早い段階でどうしたいのかを明確にしてくれないと着いてくのキツいなぁ。
ってかあの世界のモブとプレーヤーの違いも分からん、これは何か仕掛けがあるんかな?
ってかエンディングが思い切りデュラララなんだけど…。{/netabare}

3話感想{netabare}
ああ、これ由緒正しき本来の意味での「やおい」作品なのね。
ファンロード系って言った方が通じる?LPやHLに流れた自分もあんま詳しくないけどさ。
我ながら察しが悪くて泣ける…だってダンロンみたいなの連想しちゃうじゃーん?と言い訳。
まだこういうの残ってるんだねぇ、ってか商業マンガがweb掲載が主になって地方コミケのノリが進出して来たって感じ?
「チタンがあれば何でも出来る」で力押しした高河ゆんの“悪魔のリドル”をもっと酷くした感じだと思えば飲み込みやすいかも?

フツーに考えたらアカツキがいつ入れ替わったのか「タネ明かし」が必要だとアニメスタッフも気付いてると思うんだけど、多分原作の流れをそのまま再現したんだと思う。
作劇上のお約束(セオリーって言った方が良い?)に対し「意図的に外した」と「無知で知らない」の間をフラフラしてる感じ。{/netabare}

4話感想{netabare}
「人の気配が無い」と言っておいて人居るじゃーん!ってのは野暮?祭りに居た客はNPC?
前も書いたけど人間とNPCの違いが分からん、ってかNPCとっ捕まえて尋問することはできないの?
ゲームの世界に入りNPCはNPCだと明確に表現している“二回攻撃母”が同期に放送してるせいか余計に気になってしまう。
そして合間合間に入るギャグが致命的につまらない。
これアレだ、女性作家にありがちの…“魔法使いの嫁”の突如SDになる場面、あれをSDにしないまま突如挿し込んでくる感じ。
そんなところまでやおい風味を再現しなくて良いのに…と思わなくもないが、そうじゃないと間が持たなかったのかな?
次回に引っ張るほどの内容でもないよね、無理やり時間稼ぎしてるようにしか感じなかった。{/netabare}

5話感想{netabare}
ん?
NPCが自我をもってアルパカに反抗する展開…ではないのか。
便宜上NPCと言ってるだけでゲーム世界かどうか知らないし、異世界でそこの住人に蜂起を促す…にはならんのか。
主人公はアルパカじゃなくてNPCに対して勧誘すれば良いのに。
コックリサン相手の時は友人ぶってたクセにこっちでは所詮他人扱い?{/netabare}

6話感想{netabare}
ああ、これは…。
女子で取り囲んで…女子でなくても宗教勧誘とかで複数人で取り囲んでの「ホラ言いなさいよ言いなさいよ」とせっつくアレ。
本心かどうかは関係なく質問者の望んだ回答を言わない限り開放されないアレ。
自白強要でいいのかな?それを思い浮かべてう~ん。
結局コレ「脅迫によって作者のお気に召す回答を強要された」にしか見えない。
なんせ答えが正解かどうか判定する確証が無いんだもの、あの世界では人の深層心理を見抜くテクノロジーでもあるんかいなと。
アンヤも「オレが答えたとして、それを本当か嘘かどうやって見抜くんだ」「結局お前の望む答えを嘘でもいいから言わなきゃダメってことか」くらい即座に言い当てないで人気実況者…だと?
かなり頭の切れる奴でないと「人気」実況者にはなれないと思うんだけど…お安いなぁ。
というか、あんな状態(当人の顔を模したスライムを前に)では本心言いません、自分が特別なのかどうかは不明だけど男だったら言わんって、愛の告白じゃないんだから。
おねだりされてるみたいで気持ち悪いってのが先に来るよ。
少年誌っぽいノリになるけどせめて「本心言わないとアカツキに害が及ぶ(=友人を守る)」って形がギリで、自分の身が危ないのでイヤイヤ言わされた言葉にどれだけの重さがあるのか。
ここら辺ほんっと腐女子脳だなーと感じる。
まぁアカツキを褒めるように誘導して「それがあなたの本心です」と洗脳を仕掛けてる展開なら「おおやるねぇ」となるけど、どどどどうなんかなー?
実際「アカツキって本当にそんなに良い奴か?(いつか裏切るよ)」を匂わせてるような気がしないでもない、気のせいかも知れない。{/netabare}

7話感想{netabare}
えーっと、次回タネ明かしするんだよね?
実はアルパカの出来レースでアカツキはそれに気付き始めてる、とかそんなの。
「運ゲー」って言葉も作術的意図があって強調してたんじゃないかな。
これでタネ明かししないでスルーだったらちょっとスゲー。

もし出来レースだった場合、アルパカの目的は部屋入れ替えをさせてユズの極秘文書?の存在を匂わすって感じか?
元々殺す気が無いことは鬼との一件で明かされてるし。
ただなぁ、そのためにしてはゲームのルールがおざなりというか…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
『実況者はアルパカで、自分の作ったゲームを参加者にプレイさせてそれをアルパカが実況してる体・他人のプレイ動画を実況する体、参加者そのものの実況は期待してない。
そしてアルパカ自身は参加者をハナから殺そうとは思ってない。』
なーんてことかなー、と思ったり。
地下への脱走も知ってて気付かぬフリとか。
原作未読ですけどね、まだ続いてるんだっけ?
アニメがオリジナル展開でオチを付けるか不明だけど、もし付けるのならこんな感じかなぁ、と。
アルパカはそれこそ1話のコックリさんと同じマインド「トモダチホシイ」でじゃれついてるだけとかね。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
最終回終わったら総評として書くと思うので細かいところは割愛。
とりあえず「キャラの幼児化」はやおいのお約束、進撃の幼稚園。
「うわぁこのノリ知ってる」って自分に対して「うわぁ」。{/netabare}

最終回までの感想・総評(↑と重複した部分もあるのでこれだけ見れば良いかも){netabare}
良くも悪くも本来の意味通りの『やおい』、ただそれを商業に出したりオリジナルと言い張るのは…スゴイ(※1)。
天地無用に対するプリティサミーや、とらハに対するリリカルなのはの様に、スピンオフはスピンオフとして話が独立してて大元を知らなくても理解できるような作り「ではなく」、あくまで質の低いパロディ。
但しパロでありながら元ネタは存在してない、あくまであるかのような振る舞い。
“イデオン”や“ダイターン3”の本編が存在してない状態で“アジバ3”をやってるような感じ。
“ダグラム”の本編が存在してない状態で“チョロQダグラム”をやってるような感じ。
“ストライクウィッチーズ”の本編が存在してない状態で“501部隊発進します”をやってるような感じ。
(どれか通じるだろう)
作者(※2)の頭の中には元ネタみたいなモノが漠然とあって、それのキャラクターが好きで好きで好きで好きで動かせればそれで満足、ストーリーなんて知ったことか、そういう作り。
あの島が何なのか、アルパカは何者なのか、なぜ実況者を誘拐したのか、ゲームのクリア報酬がなんで遺伝子だったのか、1億再生されるとどうなるのか等々は元作品(実在しない)の方でやってるんでしょう。
11話の「キャラクターの園児化」なんてパロ作品の最たるものかと(自分は吐き気を催したw)。
中二病真っただ中の女子中高生の描いた地方コミケ作品、それが好きか嫌いかの判断はお任せします。
ただ、これをオリジナル作品だと思って見ると違和感を覚えて辛いかも。

とはいえ、これって実況者が連れ去られて~って話なので、ひょっとしたら…ホントひょっとしたら「興味も無ければやったこともないゲームの実況(解説ではない)を見させられてる気分」を再現してるのかも?
存在しない元ネタがあるかのようなノリは正しく「やったことのないゲーム」そのもの。
実況者の喋りが面白ければまだ見れるけど、ツマラン奴の実況なんて見ても苦痛でしかない。
ゲームの進行を止めてゲームと関係ない東方やボイロによる茶番も苦痛だけど、更にそこにオリキャラ()を投入させた『薄ら寒さ』を再現してるのかも知れない。

もう一つ言うと…つわはす騒動が有名なのかな?
顔出ししてない実況者をファンが想像で似顔絵描いて、それがメチャクチャ美化されてて「うわぁ」となるアレ。
あいや顔出ししてても同じか、アニメの麻原彰晃みたいなのって恒常的に行われてて。
あれの『薄ら寒さ』も再現してるのかも知れない。
アルパカの「ふぃぇぇ」って演技も、いい歳したオッサン実況者がそれやってて気持ち悪くてブラウザバックした実体験を思い起こして鳥肌が立つ。

と、ここまで書くとなんかすごい否定的に見てるみたいだけど…ちょっと違ってて、そこら辺上手く表現できない自分がもどかしい。
「見てはいけない女子中高生の中二ノートを覗き見した気分」って表現が近いかなぁ?
ドキドキするか幻滅するかの判断は…お任せします。
もしこれ見て面白いと感じた方は地方コミケお勧め、赤ブーブーの小さい所とか。


※1
そうはいっても、なろう系作品の大半が「なろう異世界ツクール」の標準搭載設定を転用してメアリースーを投入してオリジナル面するのに比べれば、転用元がツクールでないだけマシなのかも?
それこそ自分が平行世界へスライドして、元の世界では存在してない大人気作品がそこにはあって、それの二次創作作品だと思うのが寛容かと。

※2
「作者」と書いちゃったけど自分は原作未読だし、厳密には「やおいを再現したスタッフ」と言うべきか。
特に最終回を「やおい=ヤマなし・オチなし・イミなし」の鉄則に則り、オチのない無意味な締め(見て損した気分を味あわせる)で終わらせたのは一種の気概すら感じる。
アニメでは珍しい…のかな?自分そんなに見てないので判断できないけど同人では非常によくある作り。
逆に言えばプロがやるもんじゃないと思うのだけど、「ナニがウケるか分からない」ので実験的にやってみた(ハナから当てる気はない)のかなぁ?と思わなくもない。


追記
ふと思いだしてフフっと笑ってしまったことがあったので。
『戦士症候群』でググってもらうとありがたいんだけど、時代が時代ならあんなのにハマってたんじゃないかな?
作者ないしスタッフの想定してるターゲットは。
所詮当時流行った「前世モノ」のパロでしかないのに自分の前世のオリジナルストーリーを構築して、ハタからは「そんなん知るかよ」ってノリ。
頭の中にあるオリジナルストーリーの説明はおざなり・言わなくても通じるよね?って体で、読者投稿のハガキよろしくキャラの設定だけをドバーっと垂れ流し。
“ナカノヒトゲノム”はそれと同質の匂いを感じて、「今の若者はー」というより「今も昔も変わらんなw」とホっとする側面があったりなかったり。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

57.8 24 ゲーマーアニメランキング24位
銀の墓守り(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (72)
379人が棚に入れました
主人公・水銀はプロ級の腕前のゲーマーだ。しかしその腕前を知っているのは、クラスメイトの陸怜だけ。ある日、水銀は陸怜からゲームのデバイスをもらう。喜んだのも束の間、突如、陸怜は誘拐されてしまう。残されたゲームのデバイス…水銀が手を触れると、その中に吸い込まれてしまった! このデバイスの中に広がる仮想世界とは何なのか?水銀はそこで何を見つけるのか?

声優・キャラクター
福山潤、斉藤佑圭、小清水亜美、西田望見、水樹奈々
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

う~ん・・・。評価が出来ないアニメ

原作は中華のウェブコミックらしい。
当然、未読。12話まで視聴。
15分のショートアニメ。

前半はゲーム+ラブコメ。物語の導入的な話。
{netabare}第6話のラスト、わずか30秒足らずでまとめられるほどの内容。
内容が薄いのか、展開が遅いのか?{/netabare}

後半はゲーム+バトル。
{netabare}主人公はゲームの世界に連れていかれ、バトルを始めるが・・・。{/netabare}
後半は、話にまとまりがなく、とっちらかっている印象。
{netabare}そもそも、主人公はヒロイン・陸怜を助けたかったはずだよね?
この展開がヒロイン救出にどうつながるんだろう?{/netabare}
様々な疑問を残したまま、第1期は終わってしまいました。
第2期は来年1月からあるそうです。

何一つ解決しないまま第1期が終わってしまうアニメは、正直、初めてでした。
「斬新」というか何というか・・・。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

今期のハオライーナーズ枠は、電脳世界の物語…

前期のハオライーナーズ枠は異能力を駆使する「SPIRITPACT」が放送されましたが、今期は電脳世界で繰り広げられるゲームを題材にした物語です。

この物語の主人公は、陸水銀という苦学生…彼の唯一の楽しみは学園内の電源を拝借して夜な夜な「ダンジョン・センチュリー」というネットゲームに没頭する事でした。
没頭する理由は無課金プレイヤーでも楽しめる内容だったから…という事もありますが、どちらかというともう一つの理由の方が大きかったようです。

でも、水銀がもう一つの理由に心惹かれるのも理解できます。
だって、そのゲームの中では協力しながらプレイする事ができるのですが、水銀のパートナーがとても魅力的な人だったから…

お互いの立場が全然違うから普段は近づく事すらできない…
けれど、ネットゲームの中なら…ゲームの中だけなら、肩を並べて歩けるから…

心惹かれた人と時間を共有したい…
そして願わくばその時間が永遠に続けば良い…
こんな純粋な気持ちを抱いた事の無い人なんてきっといないと思います。

生活の中で確固たる楽しみが一つでもあると、自分の生活全般が明るくなった様に感じる事がありますが、物語の中でも水銀は、正にそんな感じでした。
ただ時間を共有しているだけじゃなく、その事実自体がお互いの秘密なのですから…

でも、そんな幸せな時間は長くは続かないのが世の常…
その終焉はある日突然「ダンジョン・センチュリー」のサービス終了という形で水銀に襲い掛かってきたのです。
でも彼を襲った悲劇はこれだけではありません。
きっと自身の身を切られるより何倍も辛い出来事が彼を待ち受けていたのです。
そしてそれを起点にし…本編とも言える物語が動き始めます。

中国系作品のお約束はこの作品でも健在…
そうえいば前作も主人公は選ばれた特別な存在でしたが、今回も主人公には似たような設定が盛り込まれています。
どういう理由かは分かりませんが、特別な秘密を隠さなければいけなかったようです。
だから、「今まで黙っていたが実はお前は〇〇なんだ…」系の作品です。

人は特別である事の方が稀なんですけど、中国系の作品ではほぼお決まりの王道になっていますが、これはきっと民族の風習なんだと思っています。
夢やロマンといった類が多分に含まれますから、個人的には嫌いじゃありませんけれど…

この作品で珍しいと思ったのは、2018年の冬アニメで続編が放送される事でしょうか…
これまで原作の販促系作品が多い印象がありましたが、この作品はまだ続きが描かれるようです。
確かに、色んな伏線がばら撒かれっ放しなので、これからしっかり回収される事を願っています。

オープニングテーマは、暁月凛さんの「マモリツナグ」
この曲はサビが格好良くて好きでした。

1クール12話の物語でした。
きっと水銀の前にはこれからも色んな厳しい壁が立ち塞がるのだと思います。
でも自らの本懐を遂げるためにも、挫けずに突き進んでいって欲しいと思います。
それとヒロインの陸怜はピンク色の髪の似合うとても可愛い子だと思いました。
こちらの展開も今後を期待しています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

カオスすぎる…

中国の漫画原作(らしい…)のショート15分枠、全12話。
(2018年1月から2期予告あり)
ジャンルはゲーム+バトル+若干恋愛っぽさもありつつ…

主人公・陸水銀(りく すいぎん)はネットゲーム「ダンジョンセンチュリー」で陸怜(りく れい)と出会う。
……あらすじ書きにくい。。。


えーと…
まず観終わった感想としまして……笑いました。
2期あるとか知らなかったもんで最終回らしさもなく問題も解決せず「なんじゃこりゃ」状態。
元々の構成がとっちらかった作りだったせいか、ここで終わりと言われてもその程度の作品かあ、ぐらいにしか思えないのが痛いですね。。
なのであまりのカオスさに笑いが……

2期やるだけの何かがあるのだろうか?
来年1月になるまでに現在の状況を覚えていられるだろうか?


物語2.5
序盤はそれほど悪くないように思いました。
水銀が陸怜と出会い、想いを募らせ、ゲームサービス終了となる辺りまではネットを介した恋愛物として比較的よくある形ではあるものの見られないほどではなかった。
しかし中盤で話が大きく動き出した途端状況が転々とし何をしたいのか解らなくなるという状況に。
(水銀って陸怜助けたいんじゃないの?)
シーンはつぎはぎだらけで主人公ですら行動原理の不整。
ショート枠では…というレベルではなく話の構成に問題があるように思いました。


声優4.0
特に演技が良かった訳でもないんですがベテラン勢を揃えている所で加点。


キャラ3.0
人数はそれなりにいるけれど魅力を感じられるキャラがいないので減点。
個人的にワンチョイ(水銀の猫)は可愛かったが後半出番なし。


まとめ。
ショート作品なので暇な時にでも…とお勧めするのも気が引ける気もしないでもない……
じゃあなんでお前は最後まで観たのか?と問われると……
正直「惰性」以外答えようがない……

キャストとか見て好みの声優さんがいたら見てみてもいいかもしれない。




気になる所:
陸怜。
水銀も父である遊七も常に「陸怜」と呼んでいたが、陸は苗字じゃないのか??
「陸 水銀」「陸 遊七」「陸 怜」じゃないのか??

水銀のアバター。
鉄仮面にランニングとブリーフって…
ただの変質者だよ(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

60.9 25 ゲーマーアニメランキング25位
僕らの雨いろプロトコル(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (80)
254人が棚に入れました
母と妹との3人で暮らす高校2年生・時野谷 瞬。 事故による父の死と、妹の怪我をきっかけに、熱中していたゲームを辞めて、 今はeスポーツカフェ 「FOX ONE」で働いている。 幼なじみのゲーム友達と付き合いながら、バイトと勉強に明け暮れる瞬だが、 突如、「FOX ONE」に膨大な額の借金があることが発覚する。 借金返済のため「ザクセリオン・チャンピオンシップ」で優勝し、 賞金獲得を目指す瞬たち一同。 後ろめたい気持ちを抱えながら、 オンラインゲームの世界に再び飛び込んだ瞬の前に現れたのは、 かつて一緒にゲームをプレイしていた「ばくれつ君」だった。 未だ見ぬ出会いと経験、そして激闘… 瞬は時に悩みながらも、仲間たちと歩みを進めていく。 ゲームを通じて動きはじめる彼らの世界。 少年と家族。そして、仲間たちの物語──。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

eスポーツをテーマにした青春ストーリー

eスポーツが題材なアニメは新鮮ですね、瞬たちの恋愛模様は気になるのでそういったドラマは面白かったけど、いろいろと細かい事が気になる作品

作画はかなり悪くて顔が歪んでいます、eスポーツのプレイ画面が昔のゲームみたいだし、ずっと同じゲームだからプレイ画面の絵に変化がないし、毎回同じような展開ばっかりで代わり映えしないので見ていても面白くない
eスポーツの専門用語?が多いけどまったく説明されないので何言ってるのかわかりません・・・
eスポーツは詳しくないですけど、本当にプロの大会なの?
洗練されてなくてプロには見えないです
あと、未来が見える設定もeスポーツの良さを伝えるテーマにしては余計だと思う、普通に対戦すればいいじゃないの

瞬のチームメンバーのキャラクターは良かったけど
瞬の家族関係の話は余計だと思った、妹のブラコンがかなりヤバいし、手術受ける受けないでぐだぐだしていたのも微妙、プロゲーマーになるのは反対だったのに手術代をもらったらちょっと考え方変わった母親にもモヤっとした。
私が母親だったら絶対受け取らない、子どもの友達からお金受け取るってどういう親ですか? 店長の経営のまずさもそうだけど、お金にだらしない大人しかいないのはかなり残念

清純派女優がeスポーツ出場はキャラじゃないって言ってたけど、芸能界って競争激しそうだし、意外な一面あったほうが人気出そう 
だらしない私生活していることがバレるほうがよっぽど致命的なような・・・
ドラマ何本も出ているような女優がドアノブ壊れてるボロアパートに一人暮らしもあり得ないでしょ
ガスマスクして電車乗ったら改札で止められるでしょう・・・
ユウが瞬とネットで話すとき、いつも同じ服着ているし肩が半分露出しているのは最先端のファッションなの?

そんな感じでいろいろ雑で残念だけど、瞬や女子2人のキャラデザはいい感じだし、チムメンの雰囲気が良いので見ていて嫌な感じはしないです

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【評価辛目】コア層以外エイム不可

【物語 2.5点】
eスポーツを描いたというよりも、eスポーツを舞台にしたオリジナル青春アニメ。


シリーズ構成は、結末を決めて、そこから逆算して当てはめていく、一般的な帰納法ではなく、
作中を生きるキャラの織り成すドラマを積み重ねていく演繹法により構築。

演繹法は作品をつかめなかった視聴者にとっては、まとまりがないとの余韻が残りかねない諸刃。
本作はさらに視聴者を誘導する脚本が粗雑で、諸々“投げっぱなしジャーマン”を喰らった感覚で怪我するリスクが増大。


私は昔、とあるFPS(一人称視点シューティング)のオンラインお気軽クランにてヘッポコ一兵卒やってました。
そんな私の観点は適切かは分かりませんが、
架空のFPS「XAXXERION(ザクセリオン)」で競うeスポーツを描いた本作。
FPSの押さえる所は押さえていてニヤニヤさせられました。

即死判定のヘッドショットを決めるか回避するかがゲームの肝になるため
照準(エイム)を散らすためにジグザグに動いたり、
通路へはニャ~とジャンプで飛び出してみたり、逆にそのパターンを読まれて狙撃されたりw

ただFPSというゲームジャンル。世界ではメジャーでも日本ではマイナー。
そもそも“ライトユーザー”や普段ゲームしないアニメファンにとっては、
ヘッドショットで即死を大前提とした舞台設定の入り口で躓く危険性。

その上にさらにスポーツ系FPSにありがちな、陣取り要素も絡めたマッチアップが大会ルール。
終盤その駆け引きが熱い!と訴えてくるわけですが、ルールを完全理解した上で堪能できた視聴者がどれだけいたのだろう?との疑問が残ります。
私も細かい部分を質問されたら答えられる自信はありませんw


メイン題材であるゲームの解説(チュートリアル)ですらこの有様なのですからドラマ部分は言わずもがな。
ただ分かる人だけ分かれば良いという障害を乗り越えた先には、
興味深い人間模様が詰まっており個人的な視聴満足度は割りと高め。
特に幸福に関する価値の倒錯が生み出す雰囲気が独特で味わい深かったです。

主人公・瞬の妹・美桜は事故で下半身が不自由で不幸なはずだけど、
事故以来ゲームをやめて世話してくれる兄との日々は幸せ。

ヒロイン・悠宇(ゆう)は芸能活動しつつ事務所で内緒でゲーマーやってる。
世間的には芸能界の方が陽向で、ゲームなんて日陰のはずなんだけど、
瞬たちと一緒に青春できるゲームの方も幸せ。


かつて社会から落伍者と白眼視されたゲーマーたちが、ゲームを信じてプレイし続けて、
日陰を突き抜けた先に、“いい学校、いい会社”に入った大人たちより賞金が稼げるeスポーツの夢を掴む。
近年最大級の価値観の倒錯であるeスポーツ現象が、
上記の幸福の倒錯と混ざり合ってなんとも言えない風味を醸し出しています。


ただチュートリアルが不親切なゲームのことを世間一般ではク◯ゲーと呼ぶのもまた事実であり(苦笑)
普段、私は例えク◯ゲーでも自分さえ満足できれば高得点付けちゃうイカれた愛好家ですが、
本作の場合はそれで高評価は何か違う気がするので、ここは断腸の思いで基準点割れの物語2.5点で。


【作画 2.0点】
アニメーション制作・Quad

構図等は野心的だが画力が伴わず不発。

例えば、eスポーツカフェ「FOX ONE」周辺のきらびやかな蛍光色が目を引く、
サイバーパンクな川越市の街並みを表現した背景美術。

倒錯した幸福感が極まった時の雨天描写。
世間にとって陰鬱でも僕らにとってはこれが青春さ。

祭りの日、瞬にプロゲーマーの道を極めるため{netabare} 妹を捨てるよう{/netabare} 人生の取捨選択を迫る睦生。
示された夢は、祭りの非日常感とも混ざりあった朧気な幻影のようでもあり。

絵コンテレベルでは意気込みを感じる場面が多々あるも、
作画カロリー不足により心に刺さるまでは至らず本当にもったいないです。
金欠は「FOX ONE」店長だけで十分ですw


視聴者を唖然とさせたのはゲーム「ザクセリオン」の“しょぼいグラフィック”
イマドキのゲームってもっと超絶グラでリアルなんじゃないの?との悲鳴が多数聞こえて参りましたがw

こちらに関しては多少の擁護を。
多くの競技者を募るeスポーツに採用されるようなゲームは、
高性能PCやゲーム機だけでなく、低性能機やスマホでも接続プレイできる幅広いクロスプラットフォーム対戦を実現している物が多く、ザクセリオンもその一つ。

例えば初回グラボを“ロースト”して解像度向上させる描写など機器性能による違いの描き分けもできており好感しました。
しかし、ここもスマホ版ザクセリオンのプレイ描写で分かる人にはクロスプラットフォームだと分かる描写があるのが、後半というのが何とも手遅れ感。

またザクセリオンは圧倒的グラフィックで世界観に没入させるリアル系FPSではなく、
明快なグラフィックでゲーム性を高めるスポーツ系FPS。

例えばジャングルを超リアルに描かれたら標的が視認できずゲーム性が損なわれますw
高レベルプレイヤーは床の材質による足音の違いから索敵しショットを決めるというウンチクからも、
ちゃんとeスポーツ取材した上で敢えて壁・床の材質も把握しやすい簡素なグラフィックのゲームにした意図を汲める人は汲めるのですが……。

それでもやはり作画やグラがしょぼいことには変わりないので、
ここも泣いて馬謖(ばしょく)の作画2.0点で。


【キャラ 3.5点】
主人公高校生少年・時野谷 瞬

ヒロイン・三枝 悠宇(さえぐさ ゆう)
女優として人気を獲得しつつある少女。
瞬の中学時代のオンライン上のゲーム仲間“ばくれつ君”でもあり、
正体を隠して、想いを寄せる瞬に接近する。

もう一人のヒロイン・稲月 望
瞬とリアルでゲーム仲間やっていた一年先輩の幼馴染属性。
悠宇の瞬へのアタックにより、望自身も瞬への恋慕を自覚する。

この辺りの三角関係までなら、ゲーマーがそんなに簡単にモテますかいw
とツッコミたくなる都合の良い凡庸なメインキャラ構成。


スパイシーなのは、そのトライアングルに{netabare} 兄のワイシャツの匂いを嗅いで悦に浸るw{/netabare}
超激重ブラコン属性で割って入る妹・時野谷 美桜(みお)
(※核心的ネタバレ){netabare} 実は身体的障害は既に癒えており、歩行を妨げているのは兄との共依存関係という幸福への執着。{/netabare}
という幸福の倒錯という本作の作風を象徴するキャラクター。
特に第9話はブラコン史に残る怪エピソードとして記憶に刻まれそうです。


さらにキャラ相関の闇鍋感を高めたのが、瞬と同じ先読み能力を持ち、
瞬をゲームを極めるあっち側の世界へと誘う強豪「SLEEPING OWL(スリーピングアウル)」メンバー・睦生(むつき)

無駄を削ぎ落としゲームに集中するため、家族を捨て、友人を捨て、
さらに{netabare} 食事はカレールーをストローで吸引w全裸でゲームをプレイw{/netabare}
と能率追求の極端なデフォルメが目立つ睦生。
ですが、プロゲーマーとはストイックな物との印象を持つ私。
実は彼が一番プロゲーマーのイメージに近いキャラでした。

アマチュア高校生の瞬たち「team FOX ONE」がそんなに簡単にプロには勝てないだろ?
との不満を抱いていた私にとっては、ストイック変人・睦生は壁として溜飲を下げさせられる貴重な存在でした。

そういう意味では、後半ようやく壁にぶつかった「team FOX ONE」に
遊びの延長ではなく統計データに基づいた地道な練習を課した
佐藤 星詩流(さとう せしる)の“鬼コーチ”ぶりも良かったです。

ただ睦生にせよ星詩流にせよ主人公に試練を与えるのが遅すぎた印象も。
できれば彼らを序盤から活躍させ主人公を挫折させるか、
瞬たちの中学生時代を深掘りして、プロ級の才能の根拠を明確にするか。
ここも構成にもう一工夫欲しかったです。


【声優 4.0点】
脚本、作画の援護射撃に期待できない以上、キャスト陣にかかる負荷は大きい。

ですが主演・瞬役の小野 賢章さんの夢のため何かを捨てるか否かの葛藤。

ヒロイン悠宇(ゆう)役の雨宮 天さんの清楚な女優の外面、ズボラなプライベート、人が変わる凶ゲーマーぶりの多面性表現。

望役・水瀬 いのりさんの瞬たちの、包容力のあるお姉さん属性が恋に落ちて余裕を無くす時。

この豪華声優陣ならばカバーなき無茶振りもこなします。

正直ヒロイン天ちゃんじゃなければ私もリタイアしていたかもしれません。
平凡な三角関係に天ちゃんとか、いのりんとか無駄使いだしwと思うこともありましたが、
愚痴りつつ、{netabare} 自室で裸を見られて動揺する{/netabare} ラッキースケベな天ちゃんのヒロインボイスなどは美味しく頂くのが私の声優ファン魂でもありw


妹・美桜役の麻倉 ももさんは序盤と後半でガラリと印象が変わる難役を好(怪)演。

あとは松岡 茉優さんはイケメン無双主人公だけでなく睦生のような変態ラスボス役でも実に突き抜けた怪演で魅せてくれますw


【音楽 4.0点】
劇伴はMONACAの面々が、会話劇を軽快に後方支援する「Ordinary」などの日常曲から、
前面で決めに行く“処刑用BGM”「Wining Protocol」まで、
得意のエレクトロ成分で恍惚感あふれるサウンドを提供。
サントラは結構お気に入りです。


OP主題歌はSennaRin「S9aiR」
作曲・編曲・澤野 弘之氏がオーケストラと勇壮なコーラスという特色を削ぎ落として提供したエッジの効いたテクノ曲。
一度、澤野氏がシンセサイザーだけで劇伴担当したSFアニメとか観てみたいと思ってみたり。

ED主題歌はsomei「Another Complex」
無難な青春バンドサウンドが、雨と人間模様の憂鬱が深まるに連れ、徐々に心の拠り所にw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

品質は微妙なアニメですが、eスポーツには興味あり!ですが…微妙な展開に…。う〜ん。そして、勝ったら全て解決しました!

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.31

 勝ったら全て解決エンドでした。まだ、スタートラインに立ったばかりの様な気もしますが…。問題はプロになってからでしょう。

 勝てばクララも立つし、ユウもゲームOKになるし、ゲームカフェの借金も返済出来るってもんよってこと?

 ラスト、チームは何か良い雰囲気で終わりましたが、キモウトちゃん、あれ程ウザかったのに改心早すぎじゃね?主人公の瞬が色々悩んだの何だったのかな?

 他チームのホモとは良いライバルになれた様です。ストーカー化しそうでしたが…。

 主人公の瞬さん、結局、ダブルヒロインのどちらも選ばないし、ドロドロした人間ドラマを展開していた割にはサクッと終了!これならeスポーツの方にもう少し力を入れた方が良かったかな?

 全てが中途半端で、印象に残るのが酷いゲーム画面だけと言う謎の作品でした。

………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2023.11.19

 チームは何だかんだで快進撃します。プロも視野に入ってきました。しかし、主人公がグチグチ悩みます。

 ライバルはゲームのために学校も辞め、人間関係も断った地獄鬼みたいな勝負師で、主人公はこのライバルの誘いにも動揺します。

 ただ…、日本のプロゲーマーはまだ賞金とチームの給料だけでは食えず、ゲーム配信やYouTuberとして稼いでいる現状なので、人間辞めた様なキャラは持て余しそうです。

 海外のプロも、選手としての寿命が短いので、現役中に名を売り、引退後は配信者的なインフルエンサーとして生きていくセカンドキャリアもあるそうです。

 そのため、暴言を吐いて炎上するたぬかなみたいな人も多いとか…。

 その点、本作品の主人公は安泰です。無条件に兄好きな妹、自ら口説いてくるダブルヒロイン、友達思いの男衆二匹…。
 
 何だろ…。観ていて涙が出るほど恵まれています…。無条件モテ男の良くある恋愛モノと、あまり変わりませんね。
………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.11.18

 青春+eスポーツな本作品ですが、皆様のおっしゃる通り、売物のeスポーツ部分すら上手く描けていません。

 主人公の悲惨な身の上話が6話で明らかになりますが、どうでも宜しい!eスポーツと何も関係あらへん!

 もう少し、eスポーツについて調べてからアニメ化するのが宜しいでしょう。

 青春モノとしてはダブルヒロイン+ブラコン妹で主人公の勝ち確定、他の男キャラはモブの優雅な世界です。これ以上の発展はあらへんのやー!(魂のシャウト)

 世界的に人気のeスポーツですが、少し調べれば抱えている問題は明らかです。

 まず、選手のピークが10代後半で、20代前半で引退する選手が多いことです。

 これは、選手の育成システムが確立しておらず、人間の生理的ピークが競技能力のピークだと言うことを示しています。

 運動競技でも、体力的ピークは20歳くらいですが、鍛錬と経験で肉体的ピークが過ぎても一流で通用するのは良く知られた話です。

 この、選手としての寿命が短いことと、アマチュアとプロの境界が曖昧なまま、高額賞金大会が開催されていることが、魅力と制御不能性から来るカオスな状況を産みだしています。

 10代がピークで一番稼げるとなると、部活とかの学校的秩序内でコントロール出来ず、ドロップアウト組を生み出す社会問題になっています。

 現在、学校内秩序でコントロール出来ないスポーツに取り組み、学校から離脱すると、一流選手になって稼げ無かった場合、出身階層から下降します。アウトローのスポーツ、スケボーではこの兆候が顕著だそうです。(米国の話)

 主人公がブランクがあったり、競技に専念出来ない環境にあるのに強いのは、超能力があるからと作中で説明されますが、ガンダムのアムロじゃ無いんだから都合が良すぎです。

 eスポーツの闇も含めて魅力を描けない、競技画面もショボい、チョロインが多すぎる…。今の所、良いとこがありません。
………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2023.10.18

 ハイ!美少女ゲーマー頂きました!他のレビューサイトでも話題になっておりましたが、こんな女子いね〜。しかも、片手間でゲームやっている奴がプロに勝てるのかな?

 eスポーツでも、負傷して引退する選手が多いそうです。コンタクトスポーツじゃないのに怪我をするということは、相当厳しい環境で戦っているんですね。

 何か、eスポーツを舐めている感じがしますが、大会メンバー揃った様なので、次回が楽しみです。

…………………………………………………………………… 

 1話観ました。2023.10.10

 eスポーツを題材にした珍しいアニメです。肝心のゲーム画面が酷いということで、話題になっております。

 FPS(一人称プレイヤーが戦うシューティングゲーム)とか、やったことが無いので詳しいことは分かりませんが、確かにグラフィックがPS2レベルです。

 動きも悪く、棒立ちのマスケット銃兵が、相手の白目が視える位置まで行進して、装填!狙え!撃て!的なテンポです。ナポレオン戦争オンライン?

 贔屓目に言っても西南戦争オンライン位の雰囲気で、るろうに剣心なら刀だけで活躍出来そうです。キャラが持ってる銃はスナイドル銃かな?スピード感はありません。

 しかし、アニメとしての品質は微妙ですが、個人的にeスポーツ業界には興味があるので、視聴継続です。

 ただ…、美少女ゲーマーがゴロゴロしている展開になりそうですが、それはやり過ぎな気はします。

投稿 : 2024/11/09
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