オッドアイでゲーム原作なTVアニメ動画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年09月17日の時点で一番のオッドアイでゲーム原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.4 1 オッドアイでゲーム原作なアニメランキング1位
神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
1151人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族が入り混じる神秘の世界ミスタルシア バハムート復活による世界崩壊を免れてから10年─── 新たな《人》の王は《神》の神殿を襲い《魔》の国を攻め落とした 壊滅寸前だった状況からの復興と更なる発展 王都は《人》に富をもたらす 王都復興の糧として奴隷となる《魔》 消えゆく信仰心により力を失った《神》 均衡を失っていく世界で《人》《神》《魔》それぞれの正義が交錯する―――

声優・キャラクター
諸星すみれ、梅原裕一郎、吉野裕行、井上剛、森田成一、沢城みゆき、岩崎ひろし、森久保祥太郎、潘めぐみ、坂本真綾、間宮康弘、小野賢章
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー

ゲームはしてない


1期に続いて2期を観たという流れです。1期が面白かったので特に抵抗なく。。。

1期全13話(総集編的なの1話込み) 2014年10月~
2期全24話(こっちは総集編無し)  2017年4月~

掘り出し物です。

Cygamesさんの数少ない一社提供のうち一つ。肝いりの2クールの割には話題にならなかったのかな? その頃アニメ観てないのでよう知りません。
レビュー・感想数207件(2019.02.06時点)は同期の作品の中でもTOP20にも入り込まないながらも、得点では地味に8番手くらいにつけてるというあにこれの評価です。同期に『月がきれい』『エロマンガ先生』『進撃の巨人2期』とあるなかで健闘してるように見えます。
観た人はそこそこ満足したと思われる客観評価。私も同様でした。
さて、、、、

・ゲーム原作かよ?
・〈神〉?〈悪魔〉? ファンタジー系はちょっと・・・
・1期逃してるのでスンマセン

安心してください。

“ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー”

でした。・・・いや・・・まあファンタジーなんだけどさ。ラブストーリーであり冒険活劇であり成長物語であったりと毎話Bパートの引きの良さもあって、2クール分一気に観せる力のある作品でした。
ソシャゲ原作特有のグダグダなところもなく、主人公が1期と変わるので、2期から参入しても問題は無さそうです。

1期でのファバロ、カイザル、アーミラ、リタを中心とした物語から10年後。ダークな世界観はそのままに2期の主人公をニーナ(CV諸星すみれ)にバトンタッチして、話は進んでいきます。
このニーナ、これあくまで私の思い込みですが、ヲタ受けしないヒロインさんです。少々イケメンならすぐ赤くなる恋愛体質に見えてしまう彼女は早々にビッチ認定されてしまいそうww
それも数話経てば霧散することでしょう。どんな娘かというとあれです。寝ちゃいけないって思うと眠くなっちゃう的なアレ。こちらは本編でお確かめください。彼女については表情が多彩というか喜怒哀楽で何パターンあるんだというくらい作画班が良い仕事してます。

繊細な“心情”を描写してのラブストーリーとは毛色が違う、“感情”を全面に出したり押し殺したりの全力投球ヒロインはとても好印象でした。
ちょっと脱線すると、全力投球ヒロイン設定は意外とリスクって高いです。さじ加減を間違えると

1.躁鬱の“躁”状態に見えてしまう
2.一歩間違えればコミュニケーション障害
3.ドジっ子空回りキャラみたいな型にはめたくなる誘惑に勝てずブヒる層以外が離れてく

この手の女の子でおバカっぽく見えないようにキャラ設定を組んだ製作陣の勝利だと思います。


そんな彼女のラブストーリーの行方と、“成長”物語が、けっして能天気じゃない世界で繰り広げられることになります。

能天気に見える女の子が能天気じゃない世界で能天気のままいられるのか?
能天気でいられないならどんな覚悟を決めたのか?

前半のほっこり回が進んでいる中でも忍び寄る不穏な影が徐々に濃くなっていく中盤あたりからはニーナの笑顔も違った意味をもってきます。このへんは親目線ですが、彼女の成長が頼もしくそして周りの救いとなってくるのです。
そして最終話を観終わると、序盤うっとうしく思った(かもしれない)彼女の能天気さを思いだし、

能天気が能天気でいられる世界がいいよなぁ・・・平和が一番!

ひと回りして“アリ”な娘さんと思える満足の全24話でした。くどい。。。


肯定的に捉えた本作の世界観については1期レビューで触れてますのでよろしければそちらを。


2期からOK!とのたまいつつ、物語を深掘りするならやはり1期からの視聴をお薦めします。1期は1クールと手に取りやすいしこちらも単体で楽しめる仕上がりですよ。
とりわけ重要局面で取った選択。旧主役ファバロと2期主役ニーナとの対比は“なにが正解か誰にも分からない”この世の真理を露わにしてました。やはり主役は主役でした。
ここでは触れてない脇役たちにも主役を食う魅力的なキャラに事欠きませんのでお気に入りをぜひ見つけてみてください。


物語は1期より複雑です。〈神〉〈悪魔〉の二項対立の末、「そうきましたか・・・」の1期だとすると、
2期は〈神〉〈悪魔〉の上に人間が立っちゃったかも、という斬新な種族相関からスタートします。
現実世界でもパワーバランスが崩れた時に戦争は起こるもので、まさに2期の舞台がそれ。極限の状態で人(※本作の場合神も悪魔も)は試されそして輝きを放つのです。


OPは1期から続くラウド系ロック。EDは米津玄師とのコラボで名の売れたDAOKOを配置。前半ED「拝啓グッバイさようなら」は地味ながらクセになる良曲です。

 
ソシャゲ原作の中では群を抜いて完成度の高い本作。言われなければゲームが母体とは気づかないでしょう。あらためて思います。

逆宣伝になるような粗悪品を濫造するくらいなら、しっかりアニメアニメしたものを作ってほしいな。よっぽど宣伝になるはずです。



※オマケ

■ジャンヌダルクは蜘蛛が苦手
ちやほやされた後は落とされる。本邦マスコミの得意技ですが、これをどさらにどでかいスケールでやられちゃったのが歴史上のジャンヌダルクであります。
{netabare}10話の母息子回の余韻が冷めない11話で、{/netabare}蜘蛛が苦手というエピソードを挟んできました。史実ではジャンヌを登用したシャルル7世の跡継ぎルイ11世のあだ名が“蜘蛛”だったとかなんとか。
王室に対しては恨み骨髄でしょうねww


■ジ○リっぽいと言えなくもない
表情筋がよく仕事をする巨匠の作品と似てるな~と思っていたら、{netabare}12話トロッコの脱走劇。{/netabare}どこぞの有名冒険活劇で見たことあるアクションシーンを堪能できます。


■声優“野沢雅子”のお仕事
2クールめ初っ端の14話に登場しました。人間国宝にしてよいと思う。


■サブタイトル“Virgin souls”
本作タイトルを冠した{netabare}第17話の{/netabare}サブタイトルです。
「次会えたら私のなすべきことを伝えよう」この回からクライマックスに向けてエンジンが吹かされる重要回です。
なんですが、ニーナが洞窟池の中に入ってって身を隠してから竜に変身してましたね。みだりに変身すると着ていた物を破壊しちゃうから、律儀に彼女は見えないところで衣服を脱いで変身したんだろうと妄想。
こういった恥じらいは大事です。気にも留めない振りをする男側の度量も試されます。


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2019.08.20追記
《配点を修正》 +0.2


視聴時期:2019年2月頭

続編で面白さが継続しているのはたいしたもんだ。それも主人公を変えてたりするのに。
ダンスシーンはこれまで観たものの中でもトップクラスでしたね。



2019.02.07 初稿
2019.08.20 修正

投稿 : 2024/09/14
♥ : 39

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「脚本: 大石静」だと…?→ 1クール目はまずまず順調

「神撃のバハムート」はとても有名なスマホゲームのタイトルです。タイトルからしてそれが原作のアニメなんだと思うんですが、『神撃のバハムート GENESIS』(前シリーズ…?)は観てませんしゲームもやったことありません、すみません。

「脚本: 大石静」という、もうこれだけで観てみようかなと思ってしまいました。ちなみにドラマ脚本ではとても有名な人です。私がちゃんと観た脚本作品はNHKドラマが多いですが、『ふたりっ子』、『オードリー』、『功名が辻』あたり。

あんまりちゃんと観ていなかったけどタイトルは知っているという感じなのは『おとなの選択』、『長男の嫁』、『ガラスの家』、『セカンド・ラブ』、『コントレール〜罪と恋〜』など。

家族ドラマ、恋愛ドラマの脚本に強いというイメージ。アニメの脚本は初じゃないすかね…?

脚本といい、作画といい、なんかお金かかってそうだなあ…。とりあえずGENESISを観ていなくてもついていけそうなので、視聴継続。

2017.7.4追記:
キャラクターデザインやストーリーはシリアス寄りなのに、殴り合いの描写やトロッコアクションなど随所にマンガ的な演出が光る意外と侮れない作品です。

1クール目でキャラクターはほぼ出そろったと思うので、2クール目以降の展開(人間 vs 神々 vs 悪魔 & 主にニーナ周辺の恋愛ドラマ)に期待します。

2017.10.5追記:
観終わっていたのですが、更新を忘れていました(笑)。

「大石静(おおいし しずか)力いかばかりか」という点で注目だった本作でしたが、『神撃のバハムート』のファンタジー的な世界観・設定にうまくなじめなかった印象です。

重要人物を殺すことに意外と躊躇がないのは、さすがにドラマ畑出身の脚本家という感じでした。展開的にアニメ視聴者層には違和感があったかもしれないです。

元々ニーナの恋愛脳はかなり前に出てきていたと思いますが、これをもっと前面に押し出した感じなら、そもそも2クール必要はなかった気もしますね。

つまらなかったわけではないですが、やや凡作感はありました。が、シリーズのファンなら観ておいて良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 37
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

10年に1度、「???」が大暴れする街?住みたくねぇ~

最終話まで視聴。前シリーズも視聴済。

【物語】
大石静が脚本ということで、かなり期待していたけど、終盤がちょっと・・・。
{netabare}終わってみたら、何か普通っていうか、期待外れっていうか・・・。

{netabare}王の目的が「バハムートの復活ではなく、バハムートの討伐だった」ってところが見せ場だったんだろうけど・・・。{/netabare}

バハムートのパワーが前作より落ちてる?
アーミラの登場が唐突過ぎて、驚いた。{/netabare}

【作画】
見事としか言いようがない。
非の打ち所がない。

【最後に】
前シリーズからリタ推しだった私には大満足の作品でした。
最初から最後まで出っぱなしだったし、終始、大活躍だったし・・・。
何だかんだ言って、『亀の甲より年の功』って事でしょうか?
{netabare}カイザルの死は可哀想だったけど、ラストでゾンビ化したカイザルを見てホッとした。
これからはカイザルとずっと一緒にいられるね!{/netabare}

投稿 : 2024/09/14
♥ : 31

63.0 2 オッドアイでゲーム原作なアニメランキング2位
ニル・アドミラリの天秤(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (92)
406人が棚に入れました
書いた者の魂や、感情が宿り、その内容により読んだ者に大きな影響を及ぼすことがある“稀モノ”と呼ばれる本。これを収集・保護する機関“帝国図書情報資産管理局”、通称“フクロウ”に関わる登場人物たち。ツグミが彼らとの出会いをきっかけに、揺らぎ始める運命の物語。

声優・キャラクター
木村珠莉、梶裕貴、岡本信彦、逢坂良太、木村良平、鈴村健一、櫻井孝宏、村瀬歩、夏樹リオ、小林範雄、緑川光、興津和幸、榎木淳弥、遠藤大智、眞田朱音、高橋未奈美、利根健太朗、石井真、西田雅一、荻野晴朗、桜木章人
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

本好きとしては、なかなか楽しめた。

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
キャラデザ、ストーリー等、分かりやすく女性向けゲームが原作って感じです。

人を不幸にする本、「稀モノ」を巡りつつ、イケメン達とのイチャイチャっぷりを披露するアニメです。が、BL感はないので、男でも普通に観られますよ。ED以外は(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なかなか斬新だったのが、「最初から怪しかった組織や個人」が、そのまま「悪の組織や悪人」だったこと。いや~、逆に1本取られた(笑)

ちゃんと個人のエピソードもあり、ストーリーも流れ、事件を完結させ、2期に含みを持たせる、なかなかの構成力。

ラストも良かったかな。難攻不落、読書の君という伏線を生かす、乙女ならキュンとする?台詞(笑)

11話~12話はわりと駆け足でしたが、おっさんが普通に観られたということは、きっと良いアニメだったんすよ♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんか、バタバタと世界観を説明しましたという感じ。ED、引くわ~(笑)

2話目
顔と名前覚えるの早いな~。と、感心してみたりw 色んなイケメンの紹介って感じかな。

3話目
鷺澤って名前が、いかにも悪役(笑)

4話目
ツンデレ(笑)? なのに、オラオラ(笑)

5話目


6話目


7話目


8話目


9話目


10話目


11話目


12話目

{/netabare}

投稿 : 2024/09/14
♥ : 17

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今期オトメイト枠(← とか、勝手に呼んでいます。)

オトメイトのゲームが原作。当然のように未プレイですが、要は女性主人公がイケメンに囲まれるタイプのお話です。

この枠はわりと伝奇物が多いような気がしますが、今回も「怨念がこめられた本」にまつわる大正時代が舞台の伝奇物のようです。ただし「大正25年」とか、わけのわからんことになっていますが(笑)。(つまりこの設定で、強くフィクション性をアピール!?)

なので、横書きが左→右の表記なのとかは、テレビを観ている良い子は決して気にしてはいけないぞ!

帝国図書情報資産管理局とかいう機関が今回の「イケメンの巣窟」です。ここに主人公がある能力を理由にスカウトされる第1話でしたが、はてさて…?

投稿 : 2024/09/14
♥ : 16

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

絵が綺麗な逆ハーレム作品、イケメンキャラの個性がやや薄いかも

大正25年という実際には存在しなかった架空の時代を舞台に、「稀モノ」と呼ばれる本を巡って起きる事件などを描く、乙女ゲーム原作の逆ハーレム作品。全12話。
稀モノというのは、書いた者の情念や記憶が宿った本で、それを読んだ人の行動に影響を与え、時には死に追いやる力さえ持つ危険な本。ヒロインの久世ツグミは、その稀モノを見ただけで判別できる特殊な力を活かして帝国図書情報資産管理局で働くことになる、といった設定。
内容的には、本に絡んだ事件が起きて調査するみたいな展開が基本で、ミステリーっぽい要素もありますし、ときにはヒロインがピンチになったりもして、ストーリー的にはそれなりに悪くなかったです。ただ、ちょっと問題だと思ったのは、イケメンキャラの個性が薄かったこと。似たようなタイプの正統派イケメンが多すぎという印象で、油断すると誰が誰やらわからなくなりそうでした。オッドアイのキャラや首相の息子あたりは覚えやすかったのですが、全体的にもう少し特徴を誇張して描いても良かった気がします。
作画は綺麗。品の良い、落ち着いた色合いで、個人的にはかなり好きなタイプの絵でした。
最後まで観終わって、内容自体は可も不可もなしという感じでした。イケメンのキャラデザなどは悪くなかったと思うので、この手のジャンルが好きな人ならそれなりに楽しめるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 10
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