魔族でファンタジーなTVアニメ動画ランキング 52

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88.1 1 魔族でファンタジーなアニメランキング1位
葬送のフリーレン(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (593)
1881人が棚に入れました
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

記憶と約束

あるレビュアーさんが指摘されていたことが強く印象に残っている。
本作の「深さ」を言語化することが困難であること。・・・自分も経験的に同意である。
「Don't think. Feel. 」ではないが、感性的に受容する分には問題がなくとも、
いざ思考で捉えようとすると、ごくシンプルなセリフすら曖昧模糊となってくる。
平明に見えて実は恐ろしく手強い作品なのである。

ただ、物語に潜むリアリティーとは本来、精神に訴えかけるべきものである。
万事いい加減な自分が、この一点については無駄に意固地で曲げる気がないので、
無謀を承知で think の側に極振りした深読みに突っ走った結果がこの、
「鏡像のフリーレン」と題した、かなりイタい論稿群である。

今回の稿は「記憶」のテーマについての「私解」といった体のもの。
一般的なテーマ解釈から作品固有のニュアンスを抽き出すことが目的なのだが、
結局それも自分本位の解釈でしかなく、自己満足と言われれば全くその通りである。
本作のテーマ性に特に関心をお持ちの方だけに、多少の需要があるかも知れない。



{netabare}1
まず取り上げてみたいのは第16話の「長寿友達」。
「記憶」というテーマに全振りした回と言えます。

エピソードの中心はフリーレンの旧友フォル爺とその亡き妻。
フォル爺は数百年間村を守り続け、今ではその理由を知る者もいなくなり、
たまたま立ち寄ったヒンメル一行を相手に、自分の心の内を吐露します。

「わしは妻の愛した村を守っているだけだ。」
「わしは遠い昔に交わした約束を果たしているに過ぎん。」
「滑稽な話だろう。わしはずっと、死者との約束を守っている。」

そんな彼にヒンメルはこう応えます、

「でもきっとその人は、あなたが約束を守ってくれていることをうれしく思っているはずだ。」

例の如くシェマティックに整理してみると、
人間と長命種との「対照」を示す二組のペアが「対称」となっている構図で、
フォル爺夫婦にフリーレンとヒンメルが重ねられているわけです。 
ヒンメルがフォル爺の妻の気持ちを代弁しているのはそのためで、
つまりここでは、妻の心情に託して自らの心情を言葉にしていると考えられます。

そこでこんな想像をしてみます。
このとき、ヒンメルの心の中にはある未来が思い描かれていて、
その中にはフォル爺と同じように、「死者との約束を守る」フリーレンがいる、と。

ちょっと先走りましたが、次の展開からそのことが推測できます。
勇者ヒンメルの記憶を自分が未来に連れていこう、とフォル爺が申し出たところ、
ヒンメルはこんな風に応じます、

ヒンメル: 僕たちの記憶は、彼女が未来に連れていってくれる。そうだろう?
フリーレン: 別にいいけど…。

この二人のやり取り、これはもう「約束」と言っていいものではないでしょうか?
おそらくフォル爺たちの場合もそうであって、あらたまった形式を踏まずとも、
先立って逝く者が託した願いを、残された者が守り続けていく。
このとき両者の間には無言の「約束」が成立していると考えていいでしょう。
ヒンメルから未来を託され、フリーレンが受諾したことによって、
彼女もまた、「死者との約束を守る者」という役割を担ったのだと考えられます。



さて、何度も蒸し返して恐縮なのですが、
自分が初回でいきなり躓いた、物語の出発点となるヒンメルの葬送の場面での
フリーレンの反応に感じた"不審点"について、ここであらためて考えてみたいと思います。

「私、この人の事を何も知らない。」
「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…。」
この「知る」ことにこだわる理由が今一つ具体的には掴めず、
そこから「私はもっと人間を知ろうと思う」へとつながる脈絡にも飛躍を感じて、
どうもこの内面のプロセスには不備があるように思わずにはいられませんでした。

そこで、上の話に絡めてこんな風に仮定してみるのです、
もしもこのときフリーレンが、かつて自分がヒンメルと交わした「約束」があったこと、
すなわち自分にも「死者との約束を守る者」としての役割があったことを
はっきりと思い出していたのだとしたら――。

いまヒンメルが逝き、彼の「記憶を未来に連れていく」べき時になって、
自分の中に残されたその記憶自体があまりにも乏しいことに驚き(この人の事を何も知らない)、
もはや知ることが叶わなくなったことを悔い(なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…)、
後悔と悲しみが入り混じった涙を流した・・・と、こんな風に補足してみると、
一連の心理プロセスが迫真的に立ちあがってくるような気がして、まさに Eureka!な、
足りなかったパズルのピースが見つかったような、そんな心境になりました。

「私はもっと人間を知ろうと思う」。
いかにも大層なこのセリフにも、同じ背景を重ねてみることで
単にヒンメルの死をきっかけに人間への関心が目覚めたというよりも、
もっと濃やかで親密な心情を読み取ることができるように思います。
つまり、もう直接には知ることができなくなってしまったヒンメルという「人間」のことを、
せめて「人間」というもの全般への理解をとおして間接的にでも知りたい、
そんな、シンプルで切実な心の願いだったのではないでしょうか。

因みにこの内容を、本稿独自の文脈で捉え直すとこうなります。
ヒンメルという代替不可能な"オリジナル"が失われたあとに、
かつての仲間の"コピー"(フェルンとシュタルク)を通じて"オリジナル"へ遡ること、
それがフリーレンの旅の意味だったのだ、と。そこから
「フリーレンの現在の旅は、かつての旅の"不完全な複製体"である」という、
前稿で提起した仮説が導かれてくるわけです。

実際、クール序盤の旅の情景はほぼそんな流れで経過したように思えます。
フェルンと過ごす日常にかつての旅の回想が交錯し、そこに新たな気づきが生まれることで、
二人の距離が徐々に縮まり、心を通わせていくといったエピソード群からは確かに、
「人間を知る」ということへの本作独自の視線が感じられて、全編を通じても最良の部分でした。

その表層の下には、ヒンメルに向かう深層の力学が潜在していて、
ストーリーを主導するベクトルとなっている、というのが自分のもう一つの仮説です。
(「ヒンメルという"オリジナル"を求める旅、これが本作の核心である。」)



ここまでの内容を一旦整理してみます。

通常フリーレンの旅の「目的」とされている「人間を知る」ことの奥に、
さらにもう一つの目的を措定して、物語の表層部分の読み替えを企ててみたわけです。
彼女の旅の本当の「目的」は、ヒンメルたちの記憶を未来に連れていくこと、
つまりヒンメルと交わした「約束」を果たすことにあると考えました。

この読み替えによって物語のもう一つのフェーズが浮かび上がってきます。
フリーレンとヒンメル、この二人を主人公とした、いわば「約束の物語」とでも呼べるものが。


ここで着目したい要素があります。ヒンメルの像です。
例の自前の仮説「現在の旅は、かつての旅の"不完全な複製体"である」に従えば、
これらの像はまさにヒンメルの「複製」として、旅の本質を象徴する「記号」に他ならない。が、
その作られた経緯と存在理由にまで遡ってみると、そこにはまた別の意味が見出されます。

第7話Aパートの回想シーン。
なぜ自分の像を残そうとするのかをフリーレンに尋ねられたヒンメルが、
「みんなに覚えていてほしいと思ってね。」と、ありきたりな解答をしたその直後、

「でも一番の理由は、君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな…。」

と、本心をストレートに打ち明けます。

彼は16話の回想シーンでも、この「未来」という言葉をとおして
自分がいなくなったあとの、フリーレンが一人残されている世界を想像していました。
自分のいない未来において、たとえ「複製」としてであっても、
彼女と共にあり続けようとする意志が、彼に像を作らせていたのでした。
そして、これもまた一つの「約束」だったと言っていいように思うのです。


「約束の物語」と呼んだ意図は、本作の旅の風景の中に
二つの「約束」がひそかに織り込まれていることを示したかったからです。

在りし日の仲間たちの記憶をたずさえて旅を続けるフリーレン。
その旅の行く先々で彼女を見守り続けるヒンメル。

まるで「死者との約束を守る者」に死者が寄り添い、同じ約束を守り続けているかのように、
二つの「約束」は向かい合い、相互に映し合う"鏡像"的な「対称」をなしています。

本作の旅パートを掘り下げたときに見出される構造的な本質、
それがこの「約束」の「対称性」だと考えられるのです。



以上の作業は、テーマのコアモチーフである「死者との約束」を介して、
テーマがストーリーに「肉化(incarnation)」される局面を捉えようとするものでした。

あらためて最後に、物語がテーマに着地する地点を見極めるために、
本作における「記憶」が内包している固有の意味を直接、問題にしてみます。
そこには「記憶」と「実在」をめぐる独自の思想が含まれているように思えます。

ややこしくならないよう、一つの具体例だけで説明していきましょう。
第2話、フェルンとハイターとの出会いの場面です。

戦禍によって両親を失った幼いフェルンが、後を追おうと崖の突端に立ちつくしている。
ハイターは無理に制止するでもなく、ただ淡々と亡き友ヒンメルについて語りかけます。
彼から学んだ勇気や意志や友情も、大切な思い出も、すべてが自分の死によって
この世から消え去ってしまう。それが惜しい。・・・そんなことを説いて聞かせます。

「あなたの中にも大切な思い出があるとすれば、死ぬのはもったいないと思います。」

もしも自分が生き続ければ、大切な死者の記憶を未来に連れていくことができる。
そうすることで死者は、親しい生者の内部で第二の生を生きるのではないか。
それはつまり「記憶」が「実在」へと転換されることを意味するのではないか・・・

・・・ハイターの言葉を意訳するとこんな感じになるでしょうか。
そしてここに、本作の思想の根本が示されているように思われます。

「お伽話じゃない。僕たちはたしかに実在したんだ。」

この思想を凝縮したような、第7話のヒンメルの言葉です。
ここには揺るぎない確信を宣言する際の、あの力強さが感じられます。
彼が信じたのは、記憶が風化に抗い、忘却に打ち克つこと。
そしておそらく、フリーレンと交わした「約束」。

あるいは私たちにとって、死者を「忘れない」ということは、
そのこと自体がすでに彼らとの「約束」を果していることになるのではないか?
「記憶」とは一人の人間が実在した証しであるとともに、
彼らと残された者たちとをつなぐ、決して失われることのない回路なのではないか?

先立って逝く者と、あとに残る者とが互いに抱く、変わることのない愛情と信頼。
本作の「葬送」にはそうした人間的な感情の精髄が込められています。
その意味で一つの「思想」と呼ぶべきものだと、そう考えます。{/netabare}



つい長々と書いてしまったが、要約すると次のようになる。
本作における記憶のテーマは「死者の記憶」という軸に沿って展開され、
そこに孕まれたメッセージが「約束」というモチーフによって反復されている。
この観点を踏まえて、あらためてフリーレンの旅の本質を捉え直してみると、
そこに「約束の物語」というフェーズが確認できるようである・・・以上。

思えば本稿の出発点は、「人間を知る旅」という漫然としたテーマ理解への不満にあった。 
「ヒンメルを求める旅」と具体的に読み替えることでドラマ性を抽き出そうとしたのも、
つまりは個人的な趣味に走っただけであって、要するに他愛無いものなのだが、
主人公二人の控え目なロマンスをクローズアップできたことだけは収穫だった。
(「鏡蓮華」のエピソードもあらためて取り上げる予定。)

最終話のラスト。フリーレンとヒンメルが時を隔てて同じセリフを唱和している。
――また会ったときに恥ずかしいからね…。
いみじくも薄雪草さんが洞察されたように、これは二人の「再会」を予告する言葉だ。
それは表面には顕われない決定事項であり、彼らのひそやかな「約束」なのである。


以下は前回投稿分。

{netabare}「鏡像のフリーレン」

本作の真価は到底、ただ一期限定の覇権枠などに収まるものではない。
アニメ化によって原作のユニークな個性に、創造的な作家性が掛け合わされた結果、
稀に見る高い完成度の傑作が誕生したことは実に喜ばしいことだ。ただ、
残念なことに自分は本作とは深い部分で折り合わないらしく、変な風にこじらせてしまった。
客観的な評価と、主観的な受容が背反してしまうのが悩ましいところである。

放送開始から程なくして最初のレビューを書き、これが通算五度目の投稿になる。
書くたびに何か違う気がして、どれほど言葉を費やしても解消されない不全感が残る。
結果、延々書き継ぐ破目になった次第で、"沼"ではなく"ドツボ"にはまったような恰好である。
ただ、このモヤモヤを作品の根本的な組成の問題として取り上げようとすると、
それが個人的な偏見ではないことを客観的に示す必要があり、流石にそれは難儀なので、
この部分の問題化は見送ることにした。

で、先だって予告したように、自分なりの着眼点をフラットに記述することに徹したい。
物語の最終盤。思わず引きこまれたフリーレンとゼーリエの対比関係。
両者の「対照性」の根底に「対称性」が潜んでいることに着目し、
この「対称(シンメトリー)」の構図を解読格子として作品全体を読み解くという着想を得た。
まずはこの抽象的なシェーマから、さらに具象的なイメージを抽き出すことから始めたい。


第2クール、一級魔法使い試験編。その二次試験の舞台となった「零落の王墓」で、
フリーレンたちは自分たちの完璧な複製体を相手にバトルを繰り広げる。
迷宮の最奥に潜み、複製体を創り出して侵入者を排除するこの魔物の名前は
「水鏡の悪魔(シュピーゲル)」・・・

・・・そう、「鏡」なのである。
鏡とはまさしく、光学的なメカニズムを用いて「対称性」を現出させる装置に他ならない。
迷宮に潜む魔物のように、物語の深層で潜在的に機能する原型的なイメージとしての「鏡」。
そしてその作用が生み出す「鏡像」。それこそが本作の対称性の本質なのではないか?
・・・と、こんな想像を掻き立てられたのだった。

とは言え、それを裏付ける"物証"は作中には見出されない。
実物の「鏡」が何か特別なモチーフとして扱われているわけでもない。
だがむしろ、そのことが逆に真相を示唆していると自分は考える。
重要なのは本作の「鏡」が、象徴性をはらんだ"名辞"としてのみ現れることである。
テクスト論の概念で言えば、「シニフィエ」ではなく「シニフィアン」としての機能であり、
要するにそれは「記号」なのだ。

深層のイメージとしての「鏡」は、対称性を生み出す記号的な機能を担いつつ、
物語空間の内部に固有のイメージの連鎖を形成してゆく。
これはシニフィアンが優位となっている創作物に通有する現象だと言える。

魔物の名前から類推すれば、迷宮に出現した複製体の正体は「鏡像」である。
ここには「本体―複製」という関係式が見て取れるが、作中にはさらにその派生形が見られる。
第5話には、親しい死者の生前の姿を模倣して幻惑する「幻影鬼」という魔物が登場する。
あるいはリーニエが用いた、過去に記憶した相手の魔力を真似るという「模倣する魔法」。
これらに反復される「模倣・転写」のイメージは、より包括的な
「オリジナル―コピー」という関係式に還元可能であることに注意したい。

それにしても、「鏡像」自体がすでに精神分析の理論を想起させるばかりか、
これほど固着的・強迫的なモチーフの反復を見せられると、
ほぼ確実に原作者の無意識の領域が問題化できるレベルではないだろうか?
とは言え、本稿の目的は作者ではなく飽くまで作品を理解することにある。
具体的には、作品の深層と表層を統合的に包摂するような、生成の力学の解明である。


さてここから、すでに前々回のレビューで触れておいた問題に立ち戻る。

 そもそも物語自体がこの(対称の)構図に基いた構造になっていることに気づかされます。
 かつてと今、フリーレンの二つの旅がパラレルに並行するストーリー。
 そこでは過去と現在は対立せず、対比的に、さらには相関的に描かれています。
 しかも、同じルートを辿り直すという、明確な対称性をも示しています。

作品の全体構造に関するこの着眼を大胆に展開してみたいと思う。
次のような仮定説を提起してみる。すなわち、
フリーレンの現在の旅は、かつての旅の「鏡像」であり、「複製体」である。
つまり「オリジナル」に対する「コピー」である、と。

同一の目的地へ、同一のルートを辿り直すというシンプルな再現性にとどまらず、
当然、現在の条件に即した補正がそこには加えられている。
勇者パーティーの仲間たちの代替要員として、ハイターにはフェルン、
アイゼンにはシュタルクが、それぞれ空席を埋めるかたちになっている。
(この点はすでにnyaroさんの指摘がある。)

そして、ヒンメルの「代替」だけが欠落しているという事実。
このことは何を意味するのだろうか?
本稿の論旨を踏まえて一言で言えばこうなる、
すなわち、ヒンメルという存在が代替不可能な、絶対的な"オリジナル"であるということ。
本物語におけるその存在の本質的な意味が、おそらくここに示唆されている。

つまり、現在の旅はかつての旅の"不完全な複製体"なのである。とすれば、
「魂の眠る地」に赴いてヒンメルと再会するという旅の目的は、
この欠落を補完しようとする、物語の深層の力学に導かれていると言えないだろうか?
ヒンメルという"オリジナル"を求める旅。これが本作の核心部であると自分は考える。


以上、あらましのみを記した仮定説は、作品から遊離した深読みのようにも見えるが、
少なくとも自分の中では、この仮説に基づいて本作の捉え方を刷新することが出来たのだった。
特に重要な解釈のポイントは二つあるのだが、
いずれも稿を改めて詳述する予定なので、ここでは梗概だけを記しておく。

第一点、物語の多重性。

物語を俯瞰したとき、「旅」と「魔法」との二つの軸が並立するのが見て取れる。
だが、両者は同一のフェーズ上で連続してはおらず、
おのおのが位相の異なる個別のフェーズを形成しているようなのだ。
両者の相異は「通時性/共時性」の対概念を用いて説明できると考えている。
魔法パートはヒロインであるフリーレンの物語として一貫して構築されているが、
旅パートは決してその一部ではなく、本作のユニークな個性となる自立した半面である。
その本質を「回想」の機能に即しつつ解き明かしてみたいと思う。

第二点、テーマの所在とフリーレンの本質。

通時的にストーリーの軸が定まっている魔法パートに対して、
共時的な旅パートは、どちらかというと象徴的な意味の磁場としての傾向が強い。
その中心にヒンメルの銅像が位置づけられるだろう。
そしてそれは本作の中心テーマである「記憶」を集約し、体現するシンボルとなる。
この意味で、旅パートの主役はヒンメルであると言ってよく、
フリーレンは彼の記憶の保持者、管理者の位置に退いている。
その一方、魔法パートでは彼女こそが不動のヒロインであり、「平和と闘争」のテーマを担う。
フェーズごとにそれぞれのテーマが設定されている点が本作の特徴であり、
結果的にフリーレンは一面で主人公、一面では語り部という両面を併せ持つ。
一貫した彼女の像が掴みにくく、捻れたり歪んだりして見える所以でもある。
「葬送のフリーレン」の意味は、この二面性に即して理解されるべきものだろう。{/netabare}


2024. 9. 22

投稿 : 2024/09/28
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白くてはいけない作品を面白くしてしまい、余韻が無くなったかも。

 コミック1巻あるいは本作1話は素晴らしかったと思います。最近「すずめの戸締り」もありましたが、古い時代を思い出し、鎮魂するという話が増えてきたのは、次の日本を作っていこうという雰囲気がやっとでてきたのかな、と思います。

 ただ、アウラ編のバトル要素満載と、オシリスの天秤(とは違いますが)のようなもので、少し安易な形で魔力を隠す意味を魔族との戦いの要素にしてしまったことで期待外れとなりました。何より「葬送」の意味を魔族を倒した数と矮小化してしまったのは、非常に残念でした。

 1級魔法試験も「天下一武道会」が始まったか…というがっかり感はありました。

 ヒンメルおよびその仲間を思い出しながらの「葬送の旅路」はつづけていました。
 ゼーリエのところで人は駄目だと言いながら、花を出す魔法が嫌いと言いながらツンデレのゼーリエで、エルフの生き方の寂しさの様な部分を一旦総括していました。また、フェルンとゾルトラークで「人間の魔法」「人間の強さ」について表現していました。ただ、それを露骨に見せすぎだろう、という気はしました。

 全体としてどんどんエモくなっていきました。全体に「いい話」にこだわりすぎて、サラリとしたのが良かったのに、人との関係が強くなった、ならざるを得なかった感じが平凡な面白さに近づいていったなあという印象です。言い換えるとキャラと思い出話に寄りかかってしまった気がします。

 アニメで言えばコミックではつまらなかった、1級魔法のところをかなり面白く仕上げたのは素晴らしいと思う反面、この作品における期待の真逆になってしまいました。テーマを丁寧に説明してくれてしまいましたので、感じる喜びが無くなってしまいました。

 つまり、キャラ萌えとバトルの平凡な面白さになたということです。テーマも感情も見やす過ぎて引っ掛かりが無くなった感じがしました。この作品は面白くすると、かろうじて残っていた引っ掛かりも余韻も消えてしまう気がします。

 コミックスの原作の第1印象はアウラ編から「面白くない」でしたが、それでも読み進められたのは、フリーレンが旅路の果てに見るものは何かが気になるからです。その点は未だ気になっている反面、同じようなテーマを延々繰り返している感じもあるので、きっぱりとダラダラしないで終わって欲しいと思います。

 評価はこの作品は結末を見るまでわかりませんので、保留です。が、オール3もどうかと思いますので、オール4にしておきます。





19話 本作のつまらなさと深さの両立が上手く言語化できないので、再度レビュー。

{netabare} 断念したにしておきながら何度も書き直してすみません。ちょっとこの作品は正しく言語化したいので。文句いいながらも見てますので、やっぱり今見てるにしておきます。

 フリーレンの旅が、アイゼンとハイターの弟子2人と共にあるのは、つまりヒンメルとの旅をフリーレンの内面で思い出す…つまり4人の旅を再現しつつ、ヒンメルの代替はないからでしょう。ヒンメルの言動の意味を今思い出しながらかみしめる旅です。

 なぜヒンメルが銅像を残したのかと考え合わせると、物語全体の発想はものすごくいいと思っています。ヒンメルが一番先に逝ってしまったのはこの構造を作りたかったからです。
 その旅の中で、ヒンメルとすごした10年を特別にして行くことが葬送なのかなと読み取りました。だから、結果的にエンデの城についてもヒンメルの魂と合うことはできず、旅そのものが葬送なのかな?と。だから、ヒンメルの死後のカウントが作品の時間経過の基準となります。

 
 そしてほぼ不死に近いフリーレンの長命による非人間性は下手をすれば魔族に近いです。子供のようなフェルンとシュタルクがなぜ物語に必要だったかと言えば、人間は知識や想い出を前の世代から受け取り、後ろの世代に渡して行く営みがあるということだと思います。魔法が魔族のものから人間が解析して進化しているという点が象徴的で、人間は生死…つまり世代があるから進化する…それをフリーレンが理解するという話を描こうとしているととりました。

 で、興味としては、フリーレンとフェルンが魔法の能力を隠すことに長けている点、ここに何かアナロジーがあるのではないか?と。感情を持たない魔族と組み合わせると、現代社会か資本主義的なアナロジーも感じます。そこが何を描きたいのかな、と思っていました。2023年は戦後78年という意味もあるかな、と思ったりもしました。フリーレンが千年以上生きていて生殖をしないという点で日本人のことかなと。ほろびゆく種族と言う意味でも。
 魔族も一部の人間のアナロジーではあると思います。騙すために人語を解する理性も感情も良心もない存在。

 そこで始まったのが、アウラ編で魔力を隠す意味とかバトルとか、なんか世界観が矮小化してしまった気がしました。原作を読んでいるときにここでかなり醒めて、つまらなさを感じました。期待が高すぎた落差なのかもしれません…もちろん、期待よりもっと高い視座を読み取れていない可能性もあります。

 そして今度始まったのが、一級冒険者ですねえ。ランク化です。まあ、なろう系のレベルウインドウと違い、フリーレンの過去の資格が役に立たないことを考慮すると、ランク化は学歴とか資格とかそういう本質ではないランク付けのアナロジーとも取れますけど。ただ、バトルもそうだしかなりテンプレ感が強いので、ここであーあと思いました。

 こうして文章に書くと整理がついてきます。やっぱり悪い話じゃないし、浅い話とも思いません。とにかくアウラ編まではかなり感動してましたし、展開が楽しみでワクワクしてました。

 アウラ編から一級試験まで間が空きすぎたのと、展開や想い出の描き方がパターン化したこと。バトル要素が強くなったりして、急激につまらなくなったなあ、と感じました。
 ただ、魔族の1人1人が何かを表現したいような気はしてるんですよね。そこがアウラの魔力比べでよくわからなくなってしまいました。

 この後の話も2期3クール目ということになるのでしょう。設定とアナロジーから言って、浅くはないのはわかっています。まだまだ考察すべき部分もあるでしょう。魔法がなんのアナロジーかは読み取りたいところです。

 が、不思議なくらい面白く感じないんですよね…キャラが淡々としているから?何か視点がかわると面白くなるかも…というポテンシャルは感じます。私の読解力の無さなのかなあ…{/netabare}


21話 21話は面白い。それ故に唯一無二の作品ではなくなってしまった。

{netabare}  21話は面白いです。マンガでは退屈でしたがアニメの動きが入るとかなり良くなっています。つまり言い換えると、その面白さとはキャラ萌えとか戦闘シーンのカッコよさあるいはフリーレンの魔法の俺TUEEEでした。
 その面白さは本作に求めているものではなく、葬送=想い出を振り返ることで勇者の想いを理解するということとはちょっとかけ離れています。

 1級魔法士という設定が持つメタファーはもちろん感じますし、強さや力の使い方などの思想的な部分なども読み取れますし、おじいちゃん魔法士のセリフからしてもちろんキャラ萌えだけではないと思います。人間社会側の様々な人間の考え方の違いをしっかし考えて作っているところは興味深いです。

 また、1級試験はちょっとサブキャラが濃いですよね。濃すぎる感じです。その濃さがまた面白さになっているのでしょうが、その描き方に全部が持っていかれてしまった気がします。

 葬送の他に魔法というテーマ性が消えているわけではないし、そこの仕込みもあると思います。が、やっぱりこういう派手な面白さは他の作品でいいかな、と思います。

 つまり、21話の面白さに象徴されるところが、本作の唯一無二の作品になり損ねたという意味で私にとっては面白くなくなったということかな、と思います。{/netabare}


23話 マンガ版より分かりやすく面白い…うーん、再評価してもいいかなあ

{netabare} 22話のような話はいいですよね。この作品を見始めた理由に近いエピソードでしょう。
 一方で23話です。まあ、作画すごかったですね。特に最後の場面のフリーレンモドキは鳥肌が立つくらいにカッコ良かったです。

 どうなんでしょうね?この作品の評価ってやっぱり結末を見るまでは保留にすべきなんでしょうか。アウラ編で魔法の設定が安っぽくなったこと、バトルが長かったことなどで、脱落しかけましたし、途中のエピソードがちょっと冗長すぎたのはありますけど、この数話の出来は本当に素晴らしいと思います。マンガ版になかった迫力という点でアニメータは本当に良い仕事をしていらっしゃると思います。

 正直マンガ版だと1級試験編そのものがあまり面白くなかったですし、試験が入ることでジャンプメソッド的な引き延ばしに感じて作品の質が落ちたと感じていましたが、そうとも言い切れない面を上手く拾ってもいる気がします。その点でデンケンの使い方は秀逸かな、と思っています。

 うーん…評価は一旦ニュートラルにして、マンガではないアニメ版のフリーレンをもう1度再評価してもいいかな、と思わせるくらい21~23話は良かったですね。

 一旦、ニュートラルという意味のオール3に評価は戻しておきます。また、改めて。 {/netabare}



24話 フェルンの性格はなぜああなのか?なぜゾルトラークだけなのか?
 
{netabare} なるほど…フェルンの嫉妬の描写ですけど、家族というか自分のテリトリーの侵害に対して敏感なんでしょうね。これは両親を早くに失くしたことに関係があるのかな?ハイターの杖とかプレゼントへのこだわりというか執着もそうですよね。

 夜更ししてジュース飲むと怒られる理由です。ここの性格造形の作り方はなるほどなあ、という気がしました。育ての親のハイターの教育で「ちゃんとしてない」ことに対して許せないということでしょう。
 もちろん大食いなのも甘いモノ好きなのも、幼少期の苦労つまり食料不足が影響していると想像ができます。となると愛情への飢えもあるので、シュタルクとの恋愛は疑似恋愛の気もしますけど。

 夜更しジュースの件は、今回フェルンも贅沢していましたから、どちらかといえば自堕落だから起こったのではなく一人だけで楽しんだから頭に来たのかな?

 こういうことの裏を返せばフェルンはフリーレンを誰よりも理解している、ということでしょう。だからラストの「フリーレン様を…」になるんだと思います。フリーレンも嬉しそうでしたし。

 一方でフェルンの設定としてなぜゾルトラークと一般的な防御魔法なのか?ですね。今回の「フリーレン様を…」でふと思ったんですけど、フリーレンとゼーリエの設定から言って、魔族とかエルフに対抗できる魔法を人間が持つなら、魔法のバリエーション、つまり種類の多さじゃなくて、一つの魔法を極限まで極めるという方向性しかない、ということかもしれません。

 そうなると初めに出てきたゾルトラークを80年間改良を続けてきた、人間の魔法という意味と重なってきます。これは人間の命の短さで、でも組織的に習得できるものとエルフの長寿で孤独な生き方の違いのアナロジーにもなっているのでしょう。

 ゾルトラークの説明があったエピソードからそこは意図していたのかな?中国拳法のように「一意専心」的なことと、師匠の魔力を隠すという意味もちょっと中国拳法的ですよね。練習も功夫も人に見せるなというのがあります。

 まだ、野心があるゼーリエには魔王は倒せなくて、フリーレンなら倒せるということと、平和の時代の魔法使いという矛盾の説明が何となくわかった感じですね。なんとなくですけど。

 つまり1級試験編の2次試験はフェルンの描写の為の回ということかあ…連載時にバトルで話数を引き延ばしていたわけじゃない…のかもしれませんがどうなんでしょう? {/netabare}

25話 バトルが長すぎてテンポが…テーマ的には同じことを繰り返してますし。

{netabare} 話が進まないですね。やっぱり面白くない…という気もしてきました。21~24話はアニメの出来は良かったと思うのですが、23話のフリーレンの複製登場からが余りに長いです。

 花畑と人間が魔法を得て強くなってゆくという話は、かなり前の回で一回なぞった話ですからね。その重複感はやはり1級試験編は強いかもしれません。アニメの出来はもちろん作画は目立つところですが、テンポというかスピード感もあります。原作が冗長だったところを更に引き延ばしている感じがすごかったです。

 やっぱりアウラ編の途中からバトルが長くて、妙にテンポが悪くなるのとセリフで全部説明するのでどうかな、と思っていた悪いところがこの数話極端に出てますね。アニメになって余計感じました。 {/netabare}


26話 やっと1級試験も2次試験が終わりました。

 魔法とイメージがこの数話にはテーマとして出てきてますね。フリーレンを殺せるというイメージ。そして布を切るというイメージ。それとエルフと人間の魔法に対するスタンスの話もありました。で、もちろんフェルンがゾルトラークを極めるということでしょうね。その辺が本作はテーマとしてありそうですね。そこをはっきりさせたのが1級魔法試験かな、という感じでした。このテーマ性は悪くないと思います。ただ、試験編は長いなあ…やっとここまで来たかあ…

 なぜか模倣フェルンが出てこなかったのはフェルンがそこまで上手く魔法を隠せているということ?一瞬メトーデを狙っていたけど攻撃を受けきったように見えましたけど…拘束魔法が上手くいく前に攻撃は受けたみたいですよね。それをよけ切っていた?メトーデが強すぎるってこと?それともたまたまなんでしょうか。

 作画はやっぱりバトルシーンは力が入ってますけど、私は惹かれないですね。むしろ作戦会議の時のフェルンの表情の変化が良かったですね。









前回のレビューです。

正直に言うと原作アウラ編の途中からつまらなくてしょうがなかった。

{netabare}  2クールらしいし人気作になったので一人くらいいいでしょう、遠慮なく言えるので今言っておきます。
 
 正直に言うと原作はアウラ編の途中から凡庸でつまらない作品になったなあと思いました。つまらないとは言いずらい…つまらないと言ったら負けかなとは思い、言葉を濁しましたが。

 作品として評価したのは冒頭だけです。以降はなんだかなあと思って読んでました。で、アニメが人気なので見てみればちょっと見方が変わるのかなあと期待したので、チェックはしてみました。

 要するに原作は人気作故に「葬送」の意味を途中で変えてしまったのではないか?と思います。そう、バトル控えめで過去の戦いと死んだ仲間の意味を振り返りながら旅をするだけだから面白かったんです。それが「葬送」かなと。

 アウラ編以降、ジャンプ系?という感じでバトル要素が色濃く入って来て、この話以降も変な言い方ですけど、どんどん凡庸になって行く気がしました。

 ちゃんと人気作になったとのことで、アンチの批評が少しはあっていいでしょう。私はこの作品、冒頭ではポテンシャルが非常に高い素晴らしい作品だと思っていました。人気故に名作になる道をすて引き延ばしによる凡作化を進みつつある作品だと思います。その落差にガッカリしたので、断念したにしていました。で、改めてアニメを見てもやっぱりがっかりかな、と。原作よりは演出面等でがんばってますけどね。ただ、結末次第では盛り返せる部分もあると思います。{/netabare}
 


第5話 原作マンガが良すぎるのでアニメは休みます。

{netabare} 別にアニメがつまらないわけではないですが、雰囲気としては原作コミックスが好みということです。
 ただ、やはり「推しの子」と同じです。1巻2巻あたりがピークな気がしたというのも同じくアニメを追わない理由です。
 原作も11巻既読しましたので後は完結したらでいいかな、と思っています。理由はネタバレになるので言いません。ただ、週刊連載の人気作の悪いところが出始めています。

「葬送」の意味は魔族を一番葬ったからということですが、それはダブルミーニングというかむしろ後付けでしょう。エンデの魔王城とは、「モモ」のミヒャエル・エンデからのネーミングだとすると、時間の価値の話になるはずか、当初はそれを想定していたと思います。

 目指す目的が死後の魂と話をするということですから、フリーレンの中にいる想い出と向き合う話、死と時間を理解する話になると思いますので「葬送」の意味が「人を見送る意味」じゃないと作品の価値がありません、と私は思います。

 ということで、原作が良すぎるのでアニメを見る意味がないと感じましたので、やめておきます。{/netabare}
 

視聴前 私は冒頭が好きです。「間」と「静けさ」がキモになる作品。

{netabare}原作途中まで既読。多分全部読むでしょう。

 この作品は面白いですがキモはテンポです。間延びがあると間抜けになります。11巻ですか。ちょっと2クールとか2期とか考えると色気がでてしまう巻数です。人気作だけに下手をすると変な尺稼ぎで時間を伸ばす可能性がありますので、それだけが心配です。
 本作は淡々とテンポ良く静けさを感じるくらいに表現されるのが面白い作品です。そこが上手くできているかどうかがポイントになります。第1話に力が入りすぎているのがちょっと心配です。「チェーンソーマン」になりませんように…。

 それと、どこまでになるかわかりませんが「推しの子」と一緒です。あの作品よりも緩やかですけど、冒頭とそれ以降楽しみ方が変わる作品です。といってもテーマは同じなんですけど…単純に面白いのは後からですが、私は冒頭が好きな作品です。
「さよならの朝に約束の花を…」をこの時期にレビューしたのは、この作品の下準備と言えばわかりやすいかもしれません。

 過大評価、期待過多はやめた方がいいです。「感じる」作品でエンタメとしてはそれほどです。「タイパ」重視の人にはまったく向かない作品でしょう。制作者側もそこは理解していると思いますが…{/netabare}


第1話 素晴らしいアニメだけど、面白くはない。過大評価はしない方がいい。アニメはマンガに比べて格段に情報量が多いのがどういう影響になるか。

 初回…というか2日前、金曜ロードショーの放送の時に、戦後78年のアナロジー云々と書きましたが、やっぱり再視聴してみて、この作品は頭を使わない方が良さそうですのでレビューを書き換えました。
 考察するよりも、生きるということと時間経過の意味を感じる方が良さそうです。
 1点だけ。魔法とはなにか?魔力感知とは?魔族は?そこのアナロジーは嫌でも考えてしまいます。

 そして、やっぱり面白くはないです。エンタメとして評価するなら退屈です。それでも「いい作品」だと言えます。3回目ですけど全然OKです。
 ストーリーもテーマもキャラも抜き出してしまえばありきたりです。過大評価、期待過多、そして何よりも他人の意見。見方は人それぞれですから、こういったものは排除した方がいいと思います。向くか向かないか。まず自分でそれを判断しないと苦行になる可能性があります。
 特に情報として作品を観賞する「タイパ」重視の見方をする人は早々に退散した方がいいと思います。

 アニメ版、ちょっとフリーレンの顔が丸くて笑ってしまいますが、時間の経過の感覚はゆったりしていてけど、場面のテンポは速くて上手く原作を表現しています。
 音楽や声優さんの声質、演技。効果音、色、何より動きなどアニメならではの情報量の増加しているのが下手をすればノイズになります。(1例を挙げると30分単位の2話。岩を魔法で打ち抜く修行をしているところのシーンが顕著です)
 また、制作者の解釈が分かりやす過ぎて、原作より文学性は落ちている気がします。

 ただ、この作品は視聴中は頭を使わず受動的に見て、後から味わった方が良い気もしますので、そこはアニメのアドバンテージでしょう。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 32
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

魔法使いフリーレンの人を知ろうとする旅路

[2024.3.24見終わって]
ほんとうに、本当に素晴らしい作品でした!!
小説やコミックなどの原作からアニメ化をするに当たって、作品の雰囲気、キャラのイメージなどを損なわずに作品化するということは、当たり前と思われるかもですけど、尺の関係などもあって制作者の方々にとってはとても大変なお仕事なんだと思います。
そんな中、この作品はある意味作品を超えたような演出・表現がちりばめられていて、制作者の原作への深い解釈・理解があることが伺えました。
例えば第27話。リヒターが店先でフェルンたちとばったり合うシーン。
あのアニオリシーンを入れることで、その後のフェルンとゼーリエのシーンがさらに味わい深くなっています。最終話の、フリーレンが老婆が果物をこぼすのを見てるシーンも改変されてましたけど、さらに良くなっていました。
原作の最新話は127話ですが、アニメはちょうど60話まで。
ストックは充分だし人気も出たので2期はほぼ確定かもですけど、この素晴らしいクォリティを同じスタッフを維持して制作・・となるとなかなか大変で、時間がかかっても良いのでまた素晴らしいアニメを私たちに魅せていただけることを楽しみにしたいです。

[初回感想]
魔王を倒し平和をもたらした勇者一行。
パーティの魔法使いフリーレンは勇者ヒンメルの死をきっかけに、人を知ろうとする旅路が始まる。。

原作は少年サンデー連載中のコミックで、11巻まで発刊。
原作は読んでて、とても好きな作品です。
普通は魔王を倒してめでたし、で終わるところをこの物語はその後のエピローグを描いています。
人とエルフの寿命の違いによる感覚の違いを壮大なスケールで描かれる世界観も面白いし、いい意味で淡々とした雰囲気とドライなフリーレンをはじめとしたキャラの魅力も感じる作品でした。

第1話が2時間スペシャルだったのもびっくりです。(厳密には4話までをつなげたみたいです)
制作側の力の入れようが伝わってくるし、かなり期待しながら視聴しました。

作画良いです!
雰囲気もすごくいい!
良く書き込まれてるしよく動いてるし、音楽も雰囲気にあってて◎です♬
キャラの声もあってると思いました。
ドライなフリーレンも、優しそうなヒンメルも、茶目っ気のあるハイターも、渋いアイゼンも、原作のイメージのままでした。

原作ではセリフがない細かいコマが結構あって、それが作品の味にもなってたんだけど、アニメではその雰囲気をどう表現するんだろうと思ってたら・・すごい、作品の雰囲気そのまんまの再現してていい意味でびっくりでした。

作中のセリフも味があっていいんですよね。

これは今期アニメではかなり期待できそうで、とても楽しみです♡

アニメは連続2クール全28話ということで、原作最新巻まで行きそうかなと思ってたけど、8話で原作2巻のペースだとどうやら7巻あたりで終わりそう。でも1級試験編楽しみです♪

以下、印象に残った話の感想です。

6話「村の英雄」
{netabare}必要なものは覚悟だけ。必死に積み上げてきたものは裏切らない。
フェルンの言葉だけど、これって私たちの普段の仕事とかにも言えることだなぁって。
覚悟ってのは大げさかもだけど、仕事に対する気持ちとか心構えって大事なのは同じなのかなって。
ジャンボパフェのシュタルクとマスターのやりとりが好きです♪
ギャグにしようと過剰な演出とかしなくて、会話と音楽などの雰囲気だけでクスっと笑えたり。こういう演出好き。
会話の間もいい。フェルンとシュタルクのやりとりも好き。{/netabare}

9話「断頭台のアウラ」
{netabare}すごい!
これ原作超えてると思う。
漫画だと止め絵の連続を読んでる読者が脳内補完しているわけだけど、それ以上の演出・動きが素晴らしいです。
「ヒンメルはもういないじゃない」
魔族と人族が決して分かり合えないことがわかる、原作でも印象に残るアウラのセリフでした。
「戦士は最後まで立ってたやつが勝つんだ」
アイゼン相変わらず渋いし、震えながらも決める時は決めるシュタルクもかっこいい。
フェルンも天才の片鱗見せましたね。
次回はゼーリエ初登場になるのかな?どんな声なのかちょっと楽しみです。{/netabare}

11話「北側諸国の冬」
{netabare}前回感想で、次回ゼーリエ初登場とか書きましたけど、勘違いしててまだ先みたいですね。
9話みたいなアクションシーンすごいのもいいですけど、今回みたいに止め絵を効果的に使ったりするところも緩急あって良い演出だと思います。
自分の"偉業"を覚えてくれている人が誰もいないから、女神さまに褒めてもらうんだと話すクラフト。
でもフリーレンは昔同じようなやりとりでハイターに褒めてもらったから大丈夫と返すんです。
フリーレンの中でハイターもヒンメルも生き続けている・・
私が葬送のフレーレンという作品が好きなところはこういうところなんですよね。
自分の偉業を語らず、静かに別れていくクラフトの描写も味わいを感じます。
あと、何かとジャンボパフェが回想に出てくるシュタルクが可笑しいw{/netabare}

17話「じゃあ元気で」
{netabare}今回から第2クールに入ってOPがヨルシカに変わりましたね。
シュタルクとフェルンのやりとりが自然で微笑ましくて好き。
12話で雪の中倒れたフリーレンを抱きかかえようとするシュタルクを嫌がって自分がおんぶするフェルンとか。
些細なことで喧嘩する二人。その原因も仲直りの感じも見ててあるあるーって思ったw
ザインのもう付き合っちゃえよ!!に笑った。。でもいいお兄ちゃんキャラだなザインって。
あっさりしたお別れだったけど、また再会もあるような気がします。
ED変わらないといいなって思ってたけど、そのままで良かった。絵もだけど歌も2番に変わっててこちらもなかなか良いです🎵
次回からいよいよ一級魔法試験編がはじまります。原作読んでたときも好きな話だったのでとても楽しみです!!{/netabare}

18話「一級魔法使い選抜試験」
{netabare}この話から一気に登場キャラが増えるんですけど、魅力的なキャラが多いので動いてるところと声優さんがどんな演技をしてくれるのかとても楽しみです♡
すごい魔法使いの証だった「聖杖の証」を知っている人がほとんどいなくなってしまった時代。
「でもフリーレンがすごい魔法使いだったことは僕たちが知っている・・」
ヒンメルからの言葉に「でもすぐ死んじゃうじゃん」と返したフリーレンだけど、同じ言葉をフェルンから言われて「そうだね」と頭を撫でながら返したところにフリーレンの気持ちの変化がわかる、いいシーンでした。
ラヴィーネとカンネがいつも喧嘩してるのに、息がぴったりあった魔法の連携ができている、その意味もフリーレンは学んでいくんでしょうね。{/netabare}

21話「魔法の世界」
{netabare}ゼーリエ登場!!
声は思ってたより低い感じでしたけど、聞いてくうちに慣れるんでしょうね。
今回も原作に沿った展開ではあるけど、バトルシーンや結界を破るシーンなどなど、アニメならではの演出がとても良くて、デンケンの殴り合いじゃぁぁぁ!!の名シーンもとても良かったです。
私も原作でデンケンのこのシーン読んで、彼が好きになりました。。
次回は2次試験前のつかの間の日常回ですけど、各キャラの交流シーンが良いので楽しみです♪{/netabare}

22話「次からは敵同士」
{netabare}個人的には今回みたいな何気ない日常回の良さがこの作品の醍醐味だと思ってます。
それぞれの登場人物の人柄などが垣間見えたり、キャラ同士のやりとりが面白かったり。。
第一次試験のパーティーって一時的なものではあったけど、そこから生まれた関係がいいですね。
カンネやラヴィーネたちと部屋で女子トークしてるときのフリーレンの嬉しそうな表情がベストショットでした。{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 50

68.4 2 魔族でファンタジーなアニメランキング2位
治癒魔法の間違った使い方(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (184)
540人が棚に入れました
平凡な高校生・兎里 健(ウサト)は、帰宅の途中、生徒会長の犬上鈴音(スズネ)、クラスメイトの龍泉一樹(カズキ)とともに突如現れた魔法陣に飲み込まれてしまう――。 気づくと、そこは異世界。 3人は王国に攻め込んでくる魔王軍に対抗できる『勇者』として召喚された……はずが、勇者の適性を持っていたのはスズネとカズキのみ。 ウサトは巻き込まれただけだった! しかし、ウサトに“治癒魔法”の適性があることが判ると事態は一変。 救命団団長を名乗るローズが現れ、ウサトを力ずくで連れ去ってしまう。 そこでウサトを待っていたのは、想像を超える地獄の訓練の日々だった――!

声優・キャラクター
ウサト:坂田将吾
スズネ:七瀬彩夏
カズキ:高梨謙吾
アマコ:会沢紗弥
ローズ:田中敦子
ブルリン:渡辺明乃
オルガ:中村源太
ウルル:青山吉能
トング:伊藤健太郎
ミル:堀井茶渡
アレク:奈良徹
ゴムル:堀総士郎
グルド:藤井隼
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

超体育会系な特訓で強くなっていく主人公が面白いかも

異世界に召喚されてしまったウサト、カズキ、スズネ3人の高校生。
しかし勇者として召喚されたのは2人だけで、一般人のウサトは何もないと思われたが・・で始まる物語。

結構な数の「異世界もの」が毎期配信・放送されてて、目を引くような設定やお話でない限りスルーすることが多くなってきました。
そんな中、面白い作品ももちろんあるわけで、この作品も皆様のあにこれレビューを見なかったら完全にスルーしてたと思います。いつもありがとうございます。

〇この作品の面白いと思ったところ
 主人公が弱くて、訓練を受けながら強くなっていくところ
 コンプラ無視な超体育会系な特訓
 召喚された国の王様はじめ、みんないい人なところ

 最初から俺TUEEEEな感じよりも、頑張って努力しているところのほうが感情移入できます。
 超体育会系なところは賛否あると思いますが、私はコメディとして楽しめました。
 こういう異世界もので王様があんなにいい人って珍しい気がします。
 
{netabare} 魔族に対抗するために各国に書状を渡す旅に出た{/netabare}ところで1期は終わりました。
最後のほうでこれから登場するキャラたちがいっぱい紹介されてましたけど、もうこれは2期発表と思ってもいいのでしょうか。。

〇スズネについて
 現世界にいた頃は殻をかぶっていたけど、実は異世界ファンタジーに憧れているちょっと面白い女の子なんですよね。
 彼女の絵がメインのEDですけど、最後の一枚絵と曲調の感じから、彼女に何か悪いことがあるんじゃ?ってずっと思ってましたw

投稿 : 2024/09/28
♥ : 20

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

先輩が癒やし(*´д`*)

2024/04/23 初投稿

とにかく先輩の癒やしパワーがすごかったです!
先輩が登場するたびに癒やされましたw

あとはコロンブスの卵的な基本設定が秀逸でした!
回復系の魔法というと怪我や状態異常を治したり、死者を蘇生したりというのが今までのお約束でした。

本作品では体を鍛える
治癒魔法で回復しながらひたすら鍛える
という「間違った」使い方をしています。

筋肉は酷使すると筋繊維が断裂し
それが回復するときの超回復によって、発達すると何かで読みました。
治癒魔法で体力を回復しつつ超回復で筋肉を発達させる
疲労という限界を超え
超回復が起こる時間的制約も治癒魔法で瞬時に解決して
ひたすら人類が到底到達できない高みを目指す

でたらめですが、なんとなく科学的にあり得るような変な説得力があります。
この、「なんとなく科学的にあり得るような変な説得力」って作品にとって非常に重要だと思います。
何か納得して没入してしまいます。よくよく考えれば治癒魔法ってどんな理屈?とか脇に置いておかれている部分はもちろんあるのですが、意識させない説得力がありました。

攻撃を反射する鎧へ対抗できた理屈はまあどうでもいい感じでしたw

本音を言えば余り期待していなかったのですが、先輩の存在と設定の妙、そこそこ面白かったストーリーで割と高評価です。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 13

リタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

声が素晴らしい

一番インパクトがあるのはなんといっても田中敦子さんの声。

主人公にとって大事な存在であり、団長の女性。
鬼教官、メスゴリラ、悪魔、などなど地獄のような愛称がなぜか沢山浮かぶ。

今回のアニメでさらにパンチの効いた心の奥底に響くような
唯一無二の声が本当に素晴らしかった。
ただ単に恐怖を与えるようなものではなく、厳しさの中にも少し見え隠れする優しさなんかもすっごく表現されていてため息が出る。

主人公の頼りなさ全開の一話から、地獄を味わう事で徐々に強さと自信を得ていく過程も面白い。

そしてラストもまだまだほんとこれから!って所で終わっている点も好感が持てる。変なところで終わってなくて、ちゃんと一旦観る側が一息つけるような締め方になって素敵だった。

魂を吹き込む感じの心に残りやすい演技が観られて幸せ。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 2

68.2 3 魔族でファンタジーなアニメランキング3位
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (179)
535人が棚に入れました
第七王子は“魔術ヲタク” 魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。 魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。 死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。 過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする! ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、シリーズ累計発行部数は250万部を突破! いま最も注目される“転生異世界ファンタジー“が満を持してアニメ化! 舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界。本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、“第七王子“による気ままな転生物語が今はじまる! 「俺は、魔術を楽しみたい、それだけだ。」


声優・キャラクター
ロイド:小市眞琴
グリモ:ファイルーズあい
シルファ:Lynn
タオ:関根明良
レン:高橋李依
グリモワール:大塚明夫
アルベルト:堀江瞬
ディアン:広瀬裕也
アリーゼ:熊田茜音
シロ:松井恵理子

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

かわいらしいキャラたちがアクションで魅せる作品。

謙虚なサークル(原作)、メル。(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「講談社ラノベ文庫」(講談社)で書籍化(既刊7巻、小説未読)。
石沢庸介(作画)によるコミカライズ版は、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載中(アプリ内セールスランキング1位を記録、既刊15巻、コミカライズ版は途中まで既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は『明治撃剣-1874-』の玉村仁。制作は、同じく『明治撃剣-1874-』のつむぎ秋田アニメLab(本作が2作目)。放送は、テレビ東京系列など。なお、二期の制作が決定済み。
(2024.4.14投稿、7.15「本作の特殊な制作体制」を末尾に追加)

【あらすじ】
血統による魔法の才能が絶対的な力を持つファンタジー世界が舞台。そこで才能に恵まれなかった魔術師が血統による魔法の才能に恵まれた貴族と決闘して死亡した後、サルーム王国の第七王子ロイド(CV.小市眞琴)として転生。
その後、血統による魔法の才能を得た主人公ロイドは、第7王子という気楽なポジションと前世の知識を武器に魔術を極めて俺TUEEEするという、いかにも「なろう」な作品。

基本的なノリは、コメディなので観やすい作品だと思います。また、キャラが全般的にかわいらしく、その「かわいらしいキャラ」からは想像しがたいほど「よく動くアクションシーン」で魅せる作品にもなってます。

なので、上で「なろう系」とは書いたものの、雰囲気は、世界観や時代設定が異なるものの、軽いノリや見た目かわいらしいキャラたちが、えげつないバトルをするところから『平穏世代の韋駄天達』が近いでしょうか。ただ、エログロ表現の多い『平穏世代』より内容がマイルドなので一般受けはしそう。


【かわいらしいキャラたち】
主人公のロイドは、10歳のショタキャラなのですが、魔術と武術に対して異常なまでの興味を示し周囲をドン引きさせます。

また、王城の地下に封印されていた魔人グリモは、ペット兼マスコット兼解説役として、わざわざ声優を大塚明夫さんからファイルーズあいさんに変更し、姿も可愛らしくなって、ロイドの使い魔となります。

個人的には、ロイドのメイドで教育係のシルファ(CV.Lynn)が推し。
彼女は、「銀の剣姫」という異名を持つ銀髪の剣の達人なんですが、ロイドを溺愛しており、ロイドのことになると暴走気味に…
また、彼女の見せる「ラングリス流剣術」が本作の見処の一つにもなっています。

あと、冒険者で気術使いのタオ(CV.関根明良)は、イケメンに目がなく、シルファと張り合うやりとりが面白い。

さらに、第6話からEDなどで既に登場していた褐色幼女のレン(CV.高橋李依)がようやく出てきて、圧倒的な魔力を持つ魔族とのバトルが始まります。


【よく動くアクションシーン】
さて、本作では、実写のアクション映画などではよく見てもアニメでは見なれない「アクション監督」(『ダンス・ダンス・ダンスール』の主人公・村尾潤平の父親がアクション監督でしたね)の表示が!
本作のアクション監督のアベユーイチさん、Wikipedia調べですが、特撮のウルトラマンシリーズで監督などをしていた方のようです。

私は武道をしていたので、アクションシーンの違いに敏感なのかもしれませんが、本作のアクションシーンは、他のなろう系アニメとは一線を画すレベルだと思いました。

例えば、第1話でいきなり始まった、それまでのコメディタッチな流れとは不釣り合いとも思えるほどの凄まじいロイドとシルファとの剣の稽古シーン。まず、これに驚いてレビューを書こうと(笑)

また、第10話。シルファの「ラングリス流 一虎・顎」の演出がかっこよすぎる。あの微妙な角度をつけた構えからカメラアングル一周は、実際に達人の動きをモーショントレースするか武道やってた人じゃないと、あそこまで細部を表現するのは難しいと思いました。

監督以外に「アクション監督」が別に求められる理由は、監督の頭に全身の具体的な動きのイメージがないと、それを具体的な動画にできないから(アニメの原型である「パラパラ漫画」の要領)。

是非、他のアニメのアクションシーンと比べて欲しいのですが、他の作品では、具体的な動きのイメージを持てないこと以外にも動かすと予算や作業量などが大変なこともあって、剣を持ったままの「止め画」や、動きの過程を省いて最後だけ敵を倒す描写をした「決め画」が多い。

対して本作では、動きの過程に説得力を持たせるだけの一連の描写の流れに裏付けがある。もちろん、アニメなので実際の動きをリアルに再現したわけではなくて、「カンフー映画」みたいに、動きとしては現実にはありえないんだけど、リアリティのあるアクションになっているということ。

特にアクションシーンに興味がある方は、「百聞は一見に如かず」、話のネタに一度ご覧になってみてはいかがでしょうか(※動画のアクションシーンは、静止画の漫画にはできないアニメ独自の魅力だと思うので、作画の評価をあげました。)。


【声優】
『呪術廻戦』で真人役をしていた島﨑信長さんが、本作でも似たような役柄で登場。そもそも声優業界における悪役不足という問題もありますが、仲の良い松岡禎丞さん共々、最近はこの世代の人たちの悪役も多くなってきましたね。


【「本作の特殊な制作体制」(2024.7.15追加)】
(「『第七王子』のEDクレジットを見ると、なぜ日本アニメの未来がわかるのか」(2024.7.13のASCIIの記事)を引用したかったのですが、URAがNGワード扱いされるので、お手数ですが自分で検索してください。)

この記事によれば、本作は、絵コンテ、作画監督、総作画監督が、ほぼ固定という、日本のアニメ制作においては、特殊な作り方がされているようです。ちなみに、他の制作会社は、各担当が話数ごとに違っていて、それが大雑把に数グループある感じ。

話数毎に担当が違う場合にどうなるかについて、わかりやすい例は、同じ『ドラゴンボール』の孫悟空でも、作画監督によって微妙に描かれ方が違うといった比較がネットを検索すると出てきます。こんな感じで、同じ人が継続して担当するというのは、作画の安定につながります。

それで、詳しくは、記事を見てもらうとわかるのですが、要は、新しい技術を使って、従来分業していた工程を同じ人がまたいで関われるようになり、作業工程が合理化されたみたいです。

上で書いた本作におけるアクションシーンのなめらかさは、そういった制作体制の合理化がもたらした産物であったようです。

そうすると、制作工程の合理化によって、なめらかなアクションシーンを描けるようになり、そこにアクション監督を置く必要性が生まれたという風にも言えるのかもしれませんね。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 10

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

11話まで視聴。少しは楽しませろ!!byロイド&ギザルム

主人公も狂っているが漫画家も狂ってる作品!!

とにかくマンガは作画がカラーがヤバい。
アニメは果たしてマンガレベルの作画に出来るのか?とか言われてた作品の1つ。
間違いなく言えるのは「変態レベルの漫画家が描いてるから」売れている作品。
小説版は表紙で察すると思う。

現在マガポケで週連載しているが何故かある時を境に、セミカラーだったのが何を思ったのかフルカラー化したのであるw
今現在は何故か白黒が見せゴマに使われているとか言うよく分からない状態にw

更に言うならマンガ宣伝のオマケでさえフルカラーという暴挙w
アレはどう見てもマンガだと思うの。アレをオマケとは言わない(白目
アレ見ると読者に心配されても何も言えないと思うんだ(トオイメ

ちなみにフルカラーで読めるのはマガポケだけ!!
マンガは白黒とセミカラーは売ってるんだけどねw
読者はカラー版欲しいのにwまあ難しいんだろうね。
もちろんマガポケで読んでどちらも最新刊まで買ってます!!

で肝心の物語はと言うと。
主人公は魔術によって殺されたが、本人は死ぬ寸前まで喜んでいたと言う何時もの!?
「これが選ばれた者の魔術か…!!」なので才能を持った第七王子になりましたとさ。

基本的に魔術狂いで女の子の裸にさえ興味無し。
可愛いメイドさん達とお風呂に入り、後頭部に当たっているのに考えているのは魔術に関する事だけ。ちなみに赤ちゃんの時でさえ母乳を嫌がると言う紳士!!
御涙頂戴的な話しになってもふーんで終わる。
ただし魔術以外で1つだけ大好きなものがある。

狂ってるとは言うものの仲間は必ず助けている…が
主人公の仲間が何故か敵に対して「頼む止めてくれ!」
と叫ばせた事があるのは確かではある(トオイメ

アニメ感想。
特に5話が良いね!!顔と目がイッテルの最高w
「キレイ…!」も良いw実際虹色きれいだったからねw
パズズのセリフワロタw
そして女の子も可愛いしエロい!


個人的には作画も満足!魔術部分もコレはコレでアリ!
アレは再現難しいだろうからね。
キャラデフォルメもマンガ再現で可愛いくて良いね!

最初はPV見てアレ?これ大丈夫かな?と思ったけど問題無し!
コレならアニメはアニメで楽しめる!
ここまでマンガに近いレベルで再現してくれた、つむぎ秋田アニメLabさんに感謝を。

もちろん最後まで視聴継続!

最後に一応。
結局何時もの最強主人公無双なのと主人公の見た目がショタおとこの娘足がwとかなので好き嫌いは分かれると思います。
マンガ1話感想欄でも女の子みたいな見た目と足が気持ち悪いとかあったので。
ただ、アレ見てめざめた人もいるみたいw男の子でも良い!!
特にマンガは最近またアレな服着て見た目が!まあ凄いw
アレはめざめてもしかたないと思った。
…主人公が服にも全く興味がないからねしょうがないね()


11話までの感想。
綺麗にハモってたの笑ったw
相変わらず主人公の言うセリフでは無いし顔w
戦闘中なのにふざけてるのマンガ再現も良いね!

即死する可能性あるけど選択肢来たー‼️
→気になる(受ける)
→ヤバそう(逃げる)
迷ってて笑ったw

(グリモ)逃げる一択ですぜ‼️
分かってたらとっとと逃げてくだせえ!

実際当たった相手の心臓止まったからねw

そしてグリモ(魔人)がどんどんキレイになっていくよ!

投稿 : 2024/09/28
♥ : 2

hidehide さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は、そして…ほら

実は…

結構、伸びしろあるんじゃ?

…と思っている作品

今はまだペラいのだが
転スラ、月が導く、などの初期の頃と似た風味がする

期待値込みの★という事で

…と開始当初書きましたが…

ほら!
やっぱり面白かったじゃないですか!

…って、完全に私見ですね

陰の実力者の配下、デルタしかり
本作でのグリモ、

ファイルーズさんの役どころも完璧でしたね

暗殺者ギルドも部下になりましたし、
まだ出てきていない王族も気になります

2期、期待しています

投稿 : 2024/09/28
♥ : 2

80.3 4 魔族でファンタジーなアニメランキング4位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (805)
3992人が棚に入れました
「ゲームで魔王やってたら、異世界に召喚された!?」MMORPGクロスレヴェリにおいて坂本拓真(さかもとたくま)は、他プレイヤーから『魔王』と呼ばれるほど圧倒的な強さを誇っていた。ある日、彼はゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまう。そこには「私こそが召喚主」と言い張る少女が2人いた。拓真は彼女たちから召喚獣用の奴隷化魔術をかけられる――しかし固有能力《魔術反射》発動!奴隷と化したのは少女たちで……!? 魔王(演技)が絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、開幕!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎、石田彰、大塚明夫

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最後までしっかりと楽しめました

原作未読。最終話まで視聴。

異世界転生+主人公最強+ハーレム+微エロ+コメディ。
異世界転生で主人公最強でハーレムというと、大ハズレの予感しかしなかったけど、意外と楽しめました。

取り巻きが無駄に増えないのと、主人公が最強なのに意外とヘタレなのが功を奏していると思います。
この作品といい、オバロといい、このヘタレモードが魅力の一つだと思います。

第2話の微エロ展開で、正直ドン引きしましたけど、第3話でしっかり挽回。
以降も、コメディとシリアスのバランスの良さは高評価です。
ただし、第10話のエロシーンは評価が分かれちゃうかも知れないですね。
明らかに”微”の域を逸脱していましたからね。

あと主人公が、ゲームとこの世界の違いを確認しながら、慎重に事を進めている所も高評価です。
主人公の心の声が、私のような原作未読者にも、分かりやすく世界観を説明してくれますからね。
(この点もオバロに似ているかも)

主人公役の声優(水中雅章)さん。ほぼ初見なのですが、良い声優さんですね。
魔王バージョンとヘタレバージョンの演じ分けが、とても良かったです。

脇役ですが、何故か女性陣がピンチになると駆けつける、エミール・ビュシェルベルジェール。
憎めない好キャラで、大好きです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 57

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

一般人に生活感が溢れる良作

原作は未読でしたが、8話目辺りで追いついて、その後既刊分(1~10巻)を読み終えています。下記は4話目を観終わった辺りでのレビューです。

また、その後に最終回まで観終わっての追記があります。
==
原作ライトノベルは未読です。

大まかにどんなお話かという点ではあにこれの「あらすじ」が「だいたい合ってる」という感じで良くまとまっているので、作品の説明に替えて第4話まで視聴を終えた時点での登場人物などを中心にここまでのインプレッションなどを書いてみたいと思います。

ディアブロ(本作品の主人公): 作品の舞台となっている世界とそっくりなMMORPG「クロスレヴェリ」での豊富なプレイ経験を持ち、本作品中では他のキャラクターを圧倒する力を持つ自称「異世界の魔王」。

神などの作為を自覚できるような転生・転移のプロセスを経ていないせいか行動は意外と慎重。行動原理はソロプレイで培われている点はあるにせよ、人物的な好感度は比較的高めかと思います。

シェラ・L・グリーンウッド(ヒロイン枠): 巨乳エルフ。もう一人のヒロインであるレムと比べると智謀的には劣る印象。ムードメーカー的なところがあります。

レム・ガレウ(ヒロイン枠): 貧乳の獣人(猫っぽい)。話のキーになりそうな宿命を抱えているせいか、影のあるキャラ。そこそこ強い筈のわりには、シナリオ的にはピンチに陥りがちな感じがします。

セレスティーヌ・ボードレール: 魔術師協会会長。比較的思慮深い常識人枠。ここまでの登場人物の中では、おそらく一番物を知っていそうな人。

シルヴィ: 通称「ギルマス」(ギルド・マスターの意味?)で、ディアブロたちが拠点にしている街ファルトラの冒険者協会会長。ディアブロの実力を、測れないなりに一番理解できているっぽい人。いでたちはほとんど痴女(笑)。

エミール・ビシェルベルジェール: ファルトラの冒険者の一人でディアブロを除けば恐らくは最強クラス。「すべての女性の味方」を自称し、チャラいところはあるものの愛すべきバカ。

他にも名あり、モブキャラ含めて多くのキャラクターたちが登場しますが本作品の長所として各キャラに良い意味で生活感が感じられる点があると思います。

戦闘で犠牲者が出れば弔い、街が破壊されれば皆で協力し合って復興にいそしむ様子が作中で描かれており、私としては作品自体に好印象を持っています。

ディアブロも含めて死んだら「死ぬ」のであって蘇生という概念はなさそうで、実力差はあっても相応のMP消費などもあって、本当はダメージがあっても「やせ我慢」で無双キャラを演じるなどの心理戦要素もなかなかの見どころになっていますね。

ディアブロの極大魔法が橋を吹き飛ばした後で川面が完全に割られた後に水が吹き戻して渦巻くなど、意外と場面描写も丁寧だったりします。

実はかなり面白いんじゃないでしょうか。ということで今後の展開も楽しみにしています。


2018.9.21追記:
最終回の12話まで観終わりました。まず、ライトノベル原作のアニメ化と考えるとなかなか良いアニメ化だったと思います。原作は続いていますが話の区切りとして中途半端な感じがなく、仮に2期目以降があった場合でもこのやり方を踏襲するならシリーズ構成的な失敗はなさそうです。

原作の1巻をアニメの4話のペースで構成していて、12話でおよそ原作3巻分の話がアニメ化されました。ただし原作では毎巻引きがあって次巻に続く構成になっている(例えば3巻だとエルデガルドとアリシアの脱出で終わる)ので、アニメでも一部4巻の内容が含まれます。

原作でアニメの続きを読むということなら4巻からで良いと思います。

キャラクターデザインについては原作イラストと別人とまではいきませんがけっこう変えてきてますね。ただ原作イラストのキャラクターデザインはアニメで動かすのは不向きと思われ、キャラデザ変更は良かったと思いました。

OP/ED主題歌はともに出演声優が歌う形になってますが、特にOPは背景アニメの出来も含めてどちらも作品内容に沿った良曲だったのではないでしょうか。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 49
ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

尊大なヘタレ野郎

何だか最近は興味がそそられるアニメがないため、BD購入済みの過去作品を
順次観直している日々。
2018年の深夜アニメの中で、このタイトルは数少ないお気に入りの一つ。
評価も若干上方修正。

異世界転生+魔王ということで、某オーバーロードと比較されることも
多いのかな?
{netabare}まぁ某オーバーロードも1期以外は大概なんだけど、その線で感想を言うなら、
下位互換や簡易版的なお手軽アニメといった印象。
キャラのデザインはこっちの方が圧倒的に可愛いし、実に俺好み。
最大の違いはエロ特盛りの下ネタ仕様という部分。
この分厚いエロバリアに耐えられない人は弾かれてしまうだろうね。
俺は全く問題ないけどwww
個人的にこの手のアニメを観る場合、壮大なストーリーとか作り込まれた
設定とかは心底どうでもよくて、声優さんの演技も含めた各キャラの魅力
一点に興味がそそられる。
そういう意味では及第点、特にエロフCVの芹澤優には満点を付けてもいい!
あの絡みつくような声質と演技は貴重だわ(笑)
ただ序盤→中盤→終盤と進むにつれ、明らかにテンションが落ちてきたのは
残念だったなぁ。
作画も次第に手抜き感が目につくようになり、そもそも戦闘場面がつまらない。
魔王モノとしてそれはどうなんだ?{/netabare}

音楽(OP・ED・BGM)にやたらと力が入っていたのも好印象。
OP曲はCD買ってフルバージョンで聴いてみたら残念だったが、ED曲は大当たり。
2018年の中でお気に入り度No.1の曲になった。
とりあえず2期が来れば必ず観るんだけど、さすがに無理か?

■2021年に2期決定
まさかやるとは思わなかった(笑)
制作が手塚プロ、監督が桑原智・・・・・この時点でもう激しく嫌な予感しかしない。
(五等分~のアニメが気に入ってる人には問題無いのかもな)
救いはシリーズ構成、キャラデザ、メインキャストのCVが続投なところ。
1期はBD購入していて今でもたまに観返しているくらいには好きなんだが、
2期は一体どうなることやら・・・・・まぁ必ず観るけどさwww

■2期PVを観て
なんだかキャラの作画が微妙に劣化してる気がするけど許容範囲。
キャラデザは1期と同じ人が担当しているはずなので、制作スタジオの
違いがこういうところに出るのかな?
芹澤優が今回もキャラソン歌うのでそこは期待している。
あのネットリした歌声は貴重(笑)
今回も音源買いたくなるような曲であって欲しい。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 15

69.5 5 魔族でファンタジーなアニメランキング5位
贄姫と獣の王(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (96)
280人が棚に入れました
99番目の生贄として魔族の王に捧げられた少女・サリフィ。しかし彼女は自分の運命を受け入れ、王を恐れず歩み寄ることを決めていた。新月の夜、サリフィは生贄の儀式へと向かうが、そこにいたのは魔族ではなく、人間の姿をした王であった。 サリフィを妃にすると決めた魔族の王は、彼女からレオンハートという名を与えられ、人間と魔族の共生を目指し共に歩み始める。

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

リアタイ時は何かと間が悪く0話切り →2023年アニメでもトップクラスの面白さ

【レビューNo.120】(初回登録:2024/4/21)
コミック原作で2023年作品。全24話。

(ストーリー)
決して人間を寄せつけない禁忌の世界、魔族の国「オズマルゴ」。
そんな魔族の国に、99人目の生贄として捧げられてしまった少女サリフィ。
しかし彼女は自分の運命を受け入れ、王を恐れず歩み寄ることを決めていた。
・(今までの生贄と違い)恐れ慄くことなく短気な王様を嗜める大胆な行動
・天啓の夜に知る王様の隠された真実
サリフィを妃にすると決めた魔族の王は、彼女から「レオンハート」という名
を与えられ、自らの理想とする国家を創設するために彼女と共に歩み始める。

(評 価)
・リアタイ時は何かと間が悪く見送っていた
 本作はホントいろいろと間が悪かったんだよな。
 ・キャラデザが(最初は)好みではなかった(中途半端みたいな)
 ・それに前期でやっていた「ノケモノたちの夜」の主要キャラ「マルバス」
  と魔族の王が「ライオンキャラ丸被りやんけ!!」で一気に萎えたw
 ・偶然観たのが、魔族の王の尻尾でサリフィが”もふもふ”してるシーンw
  「やっぱりそういう系の作品かよ!」でトドメを刺された
 で、もういいやとw
 でも交流あるレビュアーさんは軒並み高評価だったので、ずっと気にはなって
 いたんですよね。
 先日ABEMAで一気見配信をやっていたので、「ちょうどいいわ」で視聴し始め
 たら、あまりの面白さに止まらなくて(笑)
 正直「2クールってどうなのよ?!」って感じでしたが、
 ・1クール目にしっかり中締めしてきちんと面白さを提示しつつ、後半にも期
  待を抱かせる構成
 ・2クール目から1クール目に蒔いた種を芽吹かせ、中だるみすることなくラ
  ストに向けて一気に解放
 と、文句のつけどころがないですね。
 むしろ「2クールだからこそ、この作品には価値がある」って感じですね。
 キャラデザもちゃんと作品にマッチしていたと納得しましたし。

・王道展開を丁寧にサブキャラも魅力的に描いている
 ・本作の格子はシンプルで王道です。
  ・ヒロイン・サリフィと魔族の王とのピュアラブストーリー
  ・魔族の王が思い描く、愛に満ちた理想の国家創設のために邁進する姿と
   それを支えるサリフィの献身の物語
  ・差別扱いされている人間サリフィが、少しずつ周りに認められて人(?)
   の輪を築いていくサクセスストーリー
  そこを奇をてらわず、1話1話丁寧に創ってる感じが非常に好感が持てます。
 ・それに本作の一番の魅力はキャラ描写、特にサブキャラがしっかり魅力的
  に描かれている点ですかね。
  例えば「人間サリフィ=差別対象」は分かりやすい設定ですが、本作はこ
  こに「種族間の差別意識」といった世界観も盛り込み、キャラを深堀して
  いきます。これがスパイス的に機能してキャラへの思い入れがより深まる
  って感じですね。
  もちろんそれだけでなく、ベースの描写がしっかりしているのですが。
 ・また少女漫画っぽい
  ・爬虫類族のアミト姫
   サリフィの親友的ポジションで、自身も親衛隊隊長ヨルムンガンドに想
   いをよせる健気な乙女
  ・宰相アヌビス
   嫌われ役ポジションで、人間サリフィを快く思っておらず何かと無理難
   題をふっかけてくる
   (これも根底には、王への忠誠から国家の大局という観点で思慮を廻ら
    せているという描写がよかった)
  というキャラに加え、ヨルムンガンドやイスタン海軍といった男気ある、
  男性が共感しやすいキャラを配している点もポイント高いかなっと。
  個人的には、サブキャラの中でも重要度の低い「部隊長ケイリン」にすら
  「カッコいい」と心奪われるとは思わんかったわw
 ・少女漫画って結構
  ・ヒロインと王子様の2人の世界が至高
  ・サブキャラは2人を引き立てたり、エピソードを創るための駒扱い
  という感じの作品も多いですが、本作は
  ・物語を大きく俯瞰して全体像がしっかり創られている
   (また何気に細部も配慮されている)
  ・サブキャラをしっかり描いて、主人公との相乗効果を生みだしている
  こういうことがきちんと出来ている作品だと思いました。
  やはりサブキャラが活き活きと躍動している作品は、物語に厚みや深みが
  生まれて面白いなっと。
  (それに尺が十分割けるのも2クール作品の強みですね)

視聴前からの手のひら返しが凄いですが、これまで0話切りしてたのを後悔する
ほどに、2023年アニメの中でもトップクラスの面白さじゃないですかね。
まあ作画は覇権アニメクラスに比べると(予算が違うので)さすがに見劣りし
ますが、J.C.STAFFさんはやるべきことをきっちりやってるって感じですね。
そういう点も踏まえた上で、覇権アニメにも劣らないっていう個人的な評価で
大健闘といっていいのでは。
(少女漫画的なポイントを押さえつつも、男性でも十分楽しめるテイストに仕
 上がっている感じで、完結まで綺麗に描いてくれている点も高評価)

(追 記)
テナさんの
>ただ、この作品に関してはイッキに見るのがいいかも?
には同意ですかね。
ストーリーが王道で単純な分、リアタイだと毎回気持ちがリセットされ、少々
退屈感や2クールは長いと感じる部分はありそうなんですよね。
最初に感じた面白さのまま、勢いで一気見する方が向いているように思います。
そういう意味では間が悪くてよかったのか(笑)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 15

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

絶対矛盾的人外同一

花とゆめ原作の異類婚姻譚。やさしいせかいが心地良いメルヘン。
後半の駆け足感が惜しいが凄まじい完成度。
洗練された換骨奪胎の手本とも言うべき傑作全年齢アニメ。

メルヘンな世界観にざーさんヴォイスがベストマッチ。マスコットのキュク&ロプスも実にキュート。忠臣アヌビスの悲哀も味わい深い。ヨルムンガンドさまは漢の中の漢。ツンデレヤンキーなラント。ベンヌは便利。「こいつならこうするだろう、こうあって欲しい」を裏切らない気持ちよさ。設定こそ既視感満載だが逆に言えば安定感抜群。後半クールはケモナー成分もマシマシ。OPEDは前半同様にいい感じ。終盤の詰め込み感がもったいなかった。もっと他のキャラのサイドストーリとか見たかったかな。

人外キャラでシンデレラストーリーやオレツエーの嫌味が消える上、差別迫害などの状況設定も最低限の描写で成立する優れた設計。バズ目的ではないキッズアニメだからこその味わいと完成度。「ちゃんとしてる」し「地に足がついている」のだが、逆に言えば「まとまり過ぎてる」のと「親と観ても安心な健全さ」。そもそも花とゆめに尖った作品を求めてはいけない。でもフレンドではヤクザと恋愛ものなんかやるんだよなあ。

24
いやーここまで満足感があって爽やかな後味の余韻が心地よい作品はかなり久々。終盤はやや性急ぎみだったが締め方も完璧。前半OPかけるお約束も順守。もちろんおっさんには全部どっかで見たやつの組み合わせでしかありません。しかし人外モノにしたことがもの凄く効いていて、このテのやつの集大成作品としては白眉の出来でしょう。推しの子や水星みたいな今風のビックリアニメでバズを狙ってないから厨二感もポルノ感もなく健全過ぎて若い子には刺激が少なくて退屈かも。

こっちはずっとサリフィらの動向を追ってるからいいけど、一般の住人からしたらいきなり王が半魔半人と分かってビックリして追い出して、で戻ってきたらいきなり普通の人間を妃にするって急に言い出してさらにビックリってのを続け様でやられてメンタル崩壊しそうだが魔物なので心配無用。

ラブコメではないラブストーリー。恋愛よりももっと大きな、愛の物語でした。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 6
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

生贄の少女が変えていく獣の国の物語

人間と魔族が争い、魔族に生贄を捧げることを条件に相互不可侵を結んでいる世界。
99番目の生贄として魔族の国オズマルゴに連れてこられた人間の少女サリフィがオズマルゴ王と出会うところから物語は始まります。

原作は花とゆめで連載されていたコミックで、全15巻完結みたいですが未読です。
アニメは2クール全24話。

少女マンガ風味の甘い感じの美女と野獣みたいなのかなと勝手に思ってスルーしてたんですが、友達から面白いよとおすすめされて試しに見てみたらとても面白くてはまりました。

これはもっと知られてもいい良作だと思います。

なんていうか、すごくちゃんとしてる作品だなって。(語彙力なくてスミマセン。。)
絵も綺麗でキャラデザもいい。
魔族と人間の関係、魔族の国も一枚岩でないこと、瘴気の影響、魔族の種族による差別など、世界観もしっかりしていてこれも好印象でした。

それからキャラたちの描き方もそれぞれ個性や魅力が出ていて、キャラが獣たちなので見た目で見分けやすいですw
いいキャラが多いですが、爬虫類の国ムルガのけなげで優しいアミト姫と強くて行動がイケメンの親衛隊隊長のヨルムンガンドが好きでした。
宰相アヌビスも最初ちょっと嫌な感じでしたけど、頑固ながらも王のことを一番によく考えて行動したりといいキャラでした。

サリフィの描き方も、か弱くて助けられる存在ってだけじゃなくて、サリフィの絶望と希望、そして強い気持ちが描かれてたと思いました。
3話はちょっとトラウマになるような、サリフィの絶望が分かるエピソードでした。

サリフィが王代理として色々な国に出向いて、少しずつ理解者が増えていく展開や、魔族を憎むサリフィの幼馴染のイリヤが{netabare}魔族の子と出会い、気持ちが変わっていく{/netabare}エピソードなどなど、お話もとても面白くて、あっという間の24話でした。

サリフィの気持ちを表わしたような1期OP
かっこいい感じの2期OP
しっとりした感じがいい2期EDなどなどOP、EDも良かったです♬

獣たちばかりのキャラだし、萌え要素はあまりないかもですけど、おすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 18

82.8 6 魔族でファンタジーなアニメランキング6位
まちカドまぞく(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (658)
2409人が棚に入れました
15歳のある朝、封印されし「魔族」の力に目覚めた吉田優子の任務は、ご町内に住む「魔法少女」を倒すこと!? ツノと尻尾は生えたけど、力は普通の女の子以下な優子が“月4万円生活の呪い"解除めざして奮闘する、逆転マジカルヒロインストーリー!

声優・キャラクター
小原好美、鬼頭明里、高橋未奈美、高柳知葉
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

細かいネタに癒される、魔族と魔法少女のゆるふわコメディ(※2期制作決定!)

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:桜井弘明、シリーズ構成:大知慶一郎、
キャラクターデザイン:大塚 舞、音楽:櫻井美希
原作:伊藤いづも

魔族と魔法少女の戦いというスタイルをとった、
きらら枠の日常系ゆるふわコメディ。
魔族の末裔の一家である吉田家の優子は、
角と尻尾が生えたシャドウミストレス優子となり、
魔族にかけられた呪いをとくために
魔法少女の血を魔族の始祖の邪神像に
かけることが使命となる。
しかし、ある日出会った魔法少女の
千代田桃から命を助けられ、
ご飯までもらってしまうのだった。

{netabare}個人的には始祖の邪神像がドアストッパーとして
カモフラージュされていたことに虚を突かれ、
この時点で大好きな作品になってしまった。{/netabare}
魔族のスタイルになっても普通に学校に行く設定も斬新。
また、千代田桃が魔法少女になるときの
秒数(0.01秒!)が表示されたり、変身のコンパクトの中に
500円玉やネジが入っていたりという
地味なコメディも気に入った。

魔族の優子と魔法少女の桃は、
本来なら対決をする関係性。
しかし、身体能力が低すぎる優子は桃の相手になるレベルではなく、
強力な能力を持つ桃がなぜか優子を鍛えるために
特訓を考案するのだった。
その一方で桃は、お菓子とインスタントご飯と
菓子パンしか食べない食生活。
家が貧乏でいつも家事を手伝っている優子は、
料理も得意なため桃のためにご飯を作ったりする。

そんな日常生活?を追いながら、
優子のポンコツぶりや桃の孤高の様子を
面白可笑しく描いていく。
このコメディの方向性が微笑ましく、
時おりツボにはまることもあり、
飽きさせずに観させてくれる。

特異な部分は、魔族と魔法少女という
相容れない立場ながら、交流によって
欠けている部分をお互いに補い合って
大切な存在となっていくことだろう。
そんな様子が、コメディと上手く絡み合って
心を癒してくれるような作風になっている。

先祖と交流できる邪神像の扱いが秀逸で、
ポイントごとに色々と笑わせてくれる。
{netabare}不思議なホムンクルスによって足をつけられて
虫のようにカサカサ動くシーンなどには
吹き出してしまった。{/netabare}

{netabare}最終回になってようやく魔法少女と魔族との因縁、
特に優子の父と桃の姉との関係性が明かされる。
それにしても、優子の父が部屋に置いてある
テーブル代わりに使用している段ボールの中に
封印されているという設定は素晴らしい。
段ボールは、鉄板や土鍋を載せたり、
時には踏み台として使用している。
ご先祖様をドアストッパーにしていたのと同じ方向性で、
大切なものを日用品として何気なく手荒に使用していて、
後に気づいて衝撃を受けるのだ。{/netabare}

毎回、細かいネタを積み重ねることによって、
たくさんのの笑いを生み出している。
楽しさに溢れた、きらら系異端のゆるふわコメディだ。
(2019年9月29日初投稿)

(2019年10月4日追記)
コメディだけでなく、ストーリーも楽しめる予感

コメディ中心で展開する作品だが、
その裏側にある謎も実はとても興味深い。
{netabare}魔族と魔法少女が共存している多魔川の街。
優子は魔族の血を強く受け継いだことが原因で、
生まれたときから体が弱く、
命をつなぎとめるのが難しい状態だった。
そんなときに手を差し伸べたのが、
桃の義理の姉で魔法少女の桜だ。
優子の父であるヨシュア(吉田)は、
桜に相談して一族の呪いに干渉してもらうことになる。
桜が頭を捻って導き出したのが、
一族の金運を優子の健康運に変換することだった。
優子が健康になった代わりに、
吉田家は1ヵ月4万円の呪いを受けることになる。
それによって桜は魔力を大幅に減らしてしまい、
街を守ることが難しくなり、ヨシュアをみかん箱に
封印することになったのだった。

魔法少女は魔力を消費しすぎると形が崩れて
エーテル体となってしまう存在でもある。
桜はどうなってしまったのか。
現在は、桃の力で街を守っているが、
このバランスが崩れたらどうなるのか。
そして、本来この街では魔族と魔法少女は
結界の影響で偶然に出会うことはないようになっている。
だから、桃と優子が出会ったことは、
運命的な不思議な力が働いたとしか思えないのだった。
それは、メタ子が桃の夢の中での優子に対して
桜の気配がすると話したことと関係がありそうだ。{/netabare}

丘の上の桜の木の下。
桜と桃が好きだった場所で、優子と桃は想いを告げる。
皆がここで笑い合うときが来るのだろうか。

(2019年10月11日)
※全体のバランスを考慮して評価を変更しました。(3.8→4.0)

(2020年8月29日)
2期の制作決定という嬉しいニュースが飛び込んできた。
個人的にきらら系のコメディではとても好きな作品。
2期を切望していたので楽しみだ。

2期決定を記念して、ABEMAとニコニコ生放送で、
1期の一挙配信が決定した。
詳細は今後、公式サイトなどで発表される予定だ。
未視聴の方はこの機会にぜひどうぞ。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 77
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これで勝ったと思うなよぉ!!

原作未読
魔法少女枠かな?完全にダークホースでした。

お話のざっくり概要
優子はある日、突然魔族として覚醒。
普通の女子には生えないものが生えてしまいました。
その後あだ名が定着してしまい、本名で呼んでくれるのは母だけ。
魔法少女から生き血を奪う為、鍛錬の日々…小遣い月500円にUP!
だが、魔法少女は片手ダンプ…その戦力差は圧倒的!!!
ドアストッパーと共に魔法少女から筋トレ指導を受けるが
夢の中で好き勝手やられたりと散々な日々
ご近所に2度見され気まずくなり回覧板デビュー待ったなし
だが、懸命に頑張る努力のへっぽこ娘「時は来た…(イケボ)」
ってな感じ

書いてるうちに混乱してきました(苦笑)
魔法少女物かな?と視聴前は少し身構えてました。
そんな必要無縁のへっぽこ娘に癒されるアニメ。

主人公であるシャミ子は、へっぽこ魔族です。
もう清々しいぐらいに。
でも、怖くても家族の為に魔法少女へ挑み続ける
…けなげ(ホロリ)すっかりファンになりましたw
モデルは多摩市。
めっちゃみた事あるような既視感を感じます。

●魔法少女(モモ)戦について
なんというか魔法少女側は命かかってるからかなり強いんですよね。
対するシャミ子は…まぁ、へっぽこです。
情けをかけられてからの「これで勝ったと思うなよぉ」コンボです。
モモは色々と言葉足りてないと思いますけど、結構シャミ子に優しい。
自己ベストは{netabare}シャミ子のソーセージ{/netabare}を救出する際に更新
…とても強い(小並感)

アルバイトの着ぐるみはバク宙からの熱々オデンらしいです。
意味不明ですけど、ちょっと見てみたい…先代はドアラさんなのか?
それにしても魔法少女みかん回(8話)は爆笑しましたw
{netabare}
「コスプレぶらり旅ですか?」「ううん、通りすがりの魔法少女」
「とんでもないざっくり系です!!!」
「早く脱いで!」「脱ぎなさない!」「脱げません!!!」
「通報しようか迷ってた」
「年いくつ?」「これで勝ったと思うなよぉ」
{/netabare}
流れと勢いが凄かったです。怒涛のジャブラッシュ。
一つ一つは威力無くても、畳みかけられるとボディに効きます。
ぶらり旅も通りすがりも少しワードを足すだけで、
超パワーワードになるという良い例ですね。
ワードセンスが素晴らしいです。
{netabare}「安心して、峰打ちするから」「拳の峰打ちはただの裏拳です!」{/netabare}
じわじわと効いてくるこのセンス…たまらないw

あと、危機管理で発覚したのですがシャミ子はすんごい着痩せします。
凄いの持ってるよこの娘。
「私シャドウミストレス優子15歳{netabare}どこにでもいる町の変質者{/netabare}」
ご先祖はすごくポンコツなご先祖です。
ただ、衣装のデザインセンスは素晴らしいですね。(よくやった!ご先祖!!)

母も妹も健気で良い家族…月4万の極貧生活は辛いですね。
点数は中間評価です。
頑張れシャミ子!負けるなシャミ子!大きな魔族になるんだ!

―――――――――――――――――――――
シャミ子の声優(小原好美さん)、完璧です。
擬音というか言葉にならないようなセリフとか
(「あじゃぱー」とか「ぽがー」とか)
あと、へたれ具合とか、勝ち誇った感じとか
器の小ささをしっかり出してて素晴らしいww

母…ご先祖にも主導権を渡さない吉田家の主
良子…デジタル盛り技術に精通した吉田家軍師
ごせん像…アイドルにしてへっぽこ家計の元凶

後から気づいた事
{netabare}
2話のモモ戦の7-1の見事な負けっぷりって
元ネタやっとわかったw
ワールドカップのドイツ-ブラジル戦かwww
「1点は入ってましたか?」
「うん。友達だからおまけで1点入れといた」
優しさが切ないwこれは目汁だ!涙ではない!
{/netabare}

モモの名言
{netabare}
「出せるか出せないかじゃない。出すんだ。出していこう」
シャミ子と一緒のツッコミを画面に言ってましたw
{/netabare}

領収書まで噛むってどういうことなんだろ?w
{netabare}
テスト答案にも、もう本名じゃないのかwww
ついでに、ご先祖も張り出されてるし
この学校カオスすぎるwそして小倉が何か怖いw
{/netabare}

1話から見直してみて、改めて面白さを確認。
気づけばシャミ子の大ファンに…
ふぐふぐ? えぐえぐ? してる顔が好み
守りたい…このへっぽこw

2019.09/28 見終わって追記
すんごい面白かった。
今まできらら枠って、割と面白いぐらいの域を出なかった
だけど、本作は凄くネタが細かくって
見れば見るほどドンドン魅力が増していき
最終的にはシャミ子のファンになりましたw

色々と思った事
{netabare}
OPのネタについて
まぁとにかくサビのカオス感は凄いw
メタ子とたまさくらちゃんの存在感!w

シャミ子がみかんに「みせろ」ハラスメントしてたけど
毎週さらっと流されてるけどOPで撃ってるよねw
超一瞬だから分かりづらい

OPのドラクエ風の部分、
ボスリリスの危機管理フォームだwww
ま:99が魔法少女LV99として
「のろい」のバステも分かるけど、まひはなぜ?

ご先祖は酒に使ってたり、隣に水筒もあったり
タコさんウインナーは顔がご先祖彫りだしw
アンリのバーではご先祖とミカンがボトルキープ
あのメタ子の写真って多分、良ちゃん提供だよね
(モモ宅で、無防備メタ子を激写しまくってたしw)
みかんとのツーショットは映画館構成だけど
後ろのフィルムに映ってるご先祖は3Dメガネかけてるし
シャミ子の体操服ランニングがバインバインだったり
本編のダイジェストが詰まってるOPだなぁ~w

露出魔族だったり、飯炊き魔族だったり、
かよいづまぞくだったりする、シャミ子です。
魔法少女を{netabare}餌付けで配下にする{/netabare}などお手の物。

すごい細かい所でネタや表現を仕込んでるので
見つけるのが楽しい
{netabare}
ご先祖の来てた服、さらっと流してしまいそうだけど
「My blood sugar level is dangerous」
⇒血糖値、気を付けてぇ!ご先祖ぉぉぉ!!!
⇒{netabare}「コーラうめぇ!」って{/netabare}血糖値の原因それじゃね??
ひじきは実は鉄分が少ないポスター
飼い主募集ポスター⇒まだあの鳥、手元にいるんすねw
補習の実施についてポスター⇒シャミ子や…(´;ω;`)
でも、ちゃんと修羅場回避の所の「これから補習なので」
に繋がってるの凄いw
モモ自宅の表札…あの余白は桜さんだったのか…細かい
リリスの辛かったこと日記⇒No.5963って多過ぎw
ご先祖テレフォン⇒ミリオネアかな?
あれ?銃の引き金ってどんなだったっけ?⇒引き金が逆w
夢の中のメモ帳⇒ゆメモ帳…ちょw細けぇw
入れたばかりの色のついてない麦茶⇒確かに薄いw
段ボールがお父さんだと分かってから
⇒それまで乗せていた麦茶を床に置く優しさ
熱にも、油にも、衝撃にも強い段ボール!⇒ずっと出演w
投げられたご先祖…封印の呪いに犬あったからそこなのか
ラスト変身バンク+ミカン呪い=ワカメシャミ子98円
⇒「余もこんなんなったぞ」超笑ったw
「今のモモは無理してるように見えます」⇒背伸びww
あの犬、「いぬ」って名前なのかよwwwネーミング雑w
スルー力がハンパナイ⇒なるほど、シャミ子通報回避w
{/netabare}

■シャドウミストレス優子
体が弱くて運動神経もダメダメだが胃袋は最強クラス
ご近所さんに二度見されるのを恥ずかしがるぐらいには
普通の羞恥心を持ち合わせている女の子
(だが、命の危機であれば、露出魔族も辞さないw)
「こ…これで勝ったと思うなよ…じゃ!」
亜種バージョンのノルマも割といいw
シャミ子はお母さんを信じるとてもいい子なんですよ。

■魔法少女モモ
はーい、肉の魔法少女だよ。
バーベル片手で何キロ持てる?
あとそのままスクワットしようか?
そんな感じw
シャミ子が「頭にササミとプロテインが詰まっている」
と評していたほどの脳筋…だが頭脳派物理少女だった。
それにしてもダンベルと同時期だったせいもあって
ダンベル700回を数日に分割払いも笑った
たまさくらちゃんの熱烈なファンみたいっす
買い支える義務感…w

■魔法少女ミカン
女の子のタイプとしては一番好み…呪いさえなければ…
状況を知らない系女子だけど、
常に相手を心配し気にかけたり、幼い子に優しく接したり
正統派魔法少女やってる(ピンクの誰かさんと違ってw)
映画館のチヨモモは呪いかと思ったけど、あれ任意装着w
「そこにアイスはやめて!呪い出ちゃうから!」
一体、どこにアイスしたんですかね???
配下になったけど、モモの被害も甚大(呪い出まくりw)
大蛇がパピコ飲み込んでるのが笑ったw
ワープして気遣いフルーツをお勧めする系女子
フルーツの盛り付けすんごい女子力高い!

■小倉しおん
倫理が壊滅的にダメな人w絶望のオーラ習得済みなの?w
草葉の陰からいつも見守ってるストーカー的な人
実験したいから友達になりたいって…それ友達なのか?w

■ご先祖(闇を司る魔女リリスさん)
「嘘だろシャミ子、正直な感想を述べてみよ。見よぉ」
ニューご先祖は面白だったw
意外に頭良いみたい。超ポンコツなのにw
最終回の色々の回想の中に入ってくんなニューご先祖w
笑っちゃうだろーwww

■吉田家
シャミ子の家、ブラウン管TVなのにゲームソフト大量w
4万円でどうやりくりしたんだろう??
お茶は7~8回は出すらしい、それほぼお湯じゃんw
お母さんは良くクルクル回ってます。超かわいいw

ちょっと待って…モモのチャンネルに入る為に
良ちゃんが撮ってると思われる枕元に置いた写真…
どうやってモモの変身シーン撮ったの?すごくね??
0.01秒の中のシャッターチャンス
ってかあんな安物だとブレブレで見れたものじゃない
はずなのにこれが魔族の力なのか…良ちゃんおそるべし

お母さん、なんでこの嘘を言う事になったんだw
「原子力潜水空母でイカ釣り」
「宇宙戦艦で空気清浄機の買い付け」
ドジっ娘成分と巨乳はお母さん譲りだったのか~w

お父さんは{netabare}このミカン箱に封印されてい{/netabare}ます!
ええええええええwwww 観ててリアルで声出たっすw


■夢の中
メタ子の見た目のインパクトが強すぎるなぁw
あと、地味に武器を想像するのって難しそう。
あの様子だと正確にイメージできないと創れないみたい
重量や質感、細かい形状まで諸々イメージしきるのは
手に持ったことがある範囲のものじゃないと難しそう
(実際、シャミ子が出したのって持った事あるやつだし)

モモの名言2
{netabare}
「今ちょっと夢が立て込んでるから起こさないで」
なんぞそのワードwみかんナイスフレンドリファイア!
{/netabare}

{/netabare}

ED曲はすんごいノリが良くって好きです~
曲としてはEDの方がOPより好き
BGMもかなり良いです!

最初見始めの頃は、結構おもろいなー
ストライクゾーン入ってるぐらいだったのが
観てる内にどんどん、自分の方が矯正されてしまい
いつの間にかストライクゾーンど真ん中になってた…

ほんと細かい所、一杯あって何周しても違うの発見します
既に5周してますw 原作買いに行く予定っすー
(円盤も買うかも)

2019.10.03追記
もう3件も探してるのに2巻が見つからないぃ(´;ω;`)
(1巻と3巻は買いました!あとラインスタンプもw)
円盤も少なくなってるらしいしはよ買いに行かなきゃ…

あ、どうでもいいですがくだらない宣伝を思いついた
{netabare}
清子「お父さんはBlu-rayボックスの中にいます!」
優子「ええええ!…ってBlu-rayってなんですか?」
良子「宣伝も頑張るお姉はやっぱり凄い!」
{/netabare}
ってCMを妄想するまでは一瞬でしたw

2019.10.16追記
原作やっとゲットできましたー 面白いです!
それでアニメも神編集・神構成だったと分かりました。
(評価変更します)

思いついた宣伝パート2
{netabare}
清子「桃さんがDVDを見る権利をくれました。拝みましょう!」
優子 \眩しい!/
良子 \眩しい!/
モモ「違います!…普通にプレイヤーで見て下さい。」
リリス「シャミコ- 早くお供えしておくれ」
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 59
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ひたすらジャブを打ち続ける

<2019/7/12 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

これはちょっと予想外でした。

原作は全く知らず。

あにこれのあらすじ紹介読んで
きららだから女の子キャッキャウフフ系?
しかも魔法少女も出るのかー。
どうせすぐ予約消しちゃうんだろなー。
とか思いながら、とりあえず録画予約だけしといたんですけど。

意外と面白い。

魔族の末裔と魔法少女の日常コントです。

とにかく笑いのテンポが二重丸。
リズム感がある。
言葉のチョイスもクスッとさせるものが多い。

ちゃんとしたツッコミキャラはいませんが、それで十分笑いが成り立っている。
アニメのツッコミセリフってどうも難しいようで、せっかくのボケをツッコミが邪魔することも多いのですが、そもそもツッコミいないから大丈夫。

爆発的なホームラン級の笑いはないけど、延々と内野安打を打ち続けるような安定感があります。

魔法少女嫌いの私がついついレビュー書いてしまうような作品です。

<2019/8/21 追記>
6話まで観ました。

相変わらず単打を繋いで点を取るスタイル。
マシンガン打線というかピストル打線というか

お金に細かいのはなんかツボです 笑

あと魔法少女モノって普段見ないんですが、変身スピード0.01秒切るとかは標準タイムなんでしょうか?

<2019/8/23 追記>
第7話

・・・バク宙からのアツアツおでんってなんだろう?
ドアラかな?

<2019/9/14 追記>
10話

もう終盤なので評点付けてみました。

ところで低音ボイス「時は来た」
あの猫欲しいな

<2019/9/21 追記>
11話

いやぁ、ここに来て意外なホームラン!

シャミコママのカミングアウト。
{netabare} 実はお父ちゃんミカン箱に封印されてました!
あの居間の、ちゃぶ台がわりの。
それも10年くらいずっと。{/netabare}

衝撃過ぎる 笑

自分の中では
ソウナンですか?最終話の衝撃プレイに並ぶ勢い 笑笑
彼方のアストラの親子関係や歴史の衝撃を遥かに上回る 笑笑笑

どんなシリアスでも笑いを忘れない心構えが好きですね。

<2019/9/27 追記>
最終12話

先週の一発を除いて最後まで単打の連続でしたね。
ジャブのみで闘うボクシングのような。

こういう笑いも好きです。
地味にダメージが蓄積されてく感じで笑いが溜まってく 笑

お話も展開が無いようで意外とあったり。

あと「危機管理フォーム」
あれですか?
読者サービスの日課みたいなもんですか。
やらしさは全く感じないですが 笑

気に入ってしまいました。。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 48

77.7 7 魔族でファンタジーなアニメランキング7位
異世界かるてっと(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (507)
2328人が棚に入れました
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ!ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!!そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、小林裕介、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、悠木碧、早見沙織、濱野大輝、笠間淳、林大地、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トドの詰まりが自己紹介&他己紹介。相互宣伝番組?

[2019/04/10 v1]
[2019/05/14 v2]
[2019/06/07 v3 構成修正]
[2019/06/11 v3.1]
[2019/07/06 v4]

おそらくここ(あにこれ)では希少と思われる、このすば・リゼロ・オーバーロード・幼女戦記のいずれをも観たことがないという方の、本作へのレビューを拝見したい。切に。
上記のいずれかを未視聴という方が、未視聴作品にどのような印象を持たれたか、ももっと拝見したい。

ファンサービスというより、本作はかなりうまくできた宣伝番組なのではないかと思い始めています。ただ、幸か不幸か僕は4作とも視聴済み(リゼロのみ中途退出ですが)なので、ナイーブな感覚が自分の中にないのです。


ひとまず、案外楽しく観られています。

OP、これもまたオーイシさんなのね。すごいね。
いせかいもわりといいせかい。これに尽きる。

EDはひゃだいんか。こちらもそれっぽい。


First Impression
{netabare}
あ。るーでるどるふ准将もいらっしゃるんだ。
吹き出してしまった。

それにしても、CV陣の豪華さよ。
{/netabare}

五話まで観た感じ
{netabare}
ショート枠なため物語性を最初から期待していない部分もある。そのわりには展開がしっかりしているように見える(これもショート枠の逆補正かな?)。ここまで来ると、この世界を作り出し、四作品のメンバーを呼び込んだ張本人はなにもので、その意図はなにか、というのが問題になるわけだが。。。KADOKAWAだからなぁ。。。ポプテピのようなメタ展開はしないだろうなぁ。してくれるのもアリだと思うんだけどなぁ。。。
{/netabare}

九話まで見た感じ
{netabare}

相も変わらず、何となく楽しんではいるのですが・・・

九話の時点で特に「物語」のようなものはなく、四異世界の面々をかわるがわるfeatureしている。アクアがいきなり核心を突いてきたかのようにみせて、実質はアインズによるスバルの紹介。

四作品による相互宣伝番組の態を為してきたかな。

あと三週なわけで、ここから「物語」が進展し出すとすると、ものすごい駆け足の展開になるなぁ・・・・どうしようもないオチ、が待っているようでちょっと怖くなってきたかぁ~な。

{/netabare}

最後まで観て。

{netabare}
結局、種明かしは二期に持ち越しかぁ。げんなりだよ。
二期決定とはいうが、いつなのだろう?
転入生は、許諾とれたの?これから取りに行くの?
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 29
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ピンポ〜ン…から始まる異世界学園生活!

『オーバーロード(ぷれぷれぷれあです)』『幼女戦記(ようじょしぇんき)』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活(Re:ゼロから始める休憩時間 / Re:プチから始める異世界生活)』の4作品のミニアニメを1つにまとめたカオス作品。


原作・?
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)

↓(2019:4/18に執筆)
{netabare}

全作品好きでミニアニメの方も視聴してたので現段階で放映されてる2話まで観ましたが、私的にはお気に入りです。
『このすば』のお陰で「オチ」というか「ボケとツッコミ」というかギャグキャラが居るからストーリーもスムーズに進んでると思います。

うん、気になるのはパワーバランスがどうなってるかが知りたいですね。異世界特有の『魔法』とか『特殊能力』とかこの世界ではどうなってるのか?そして誰がこの世界に彼等彼女等を転生させたのか?これからの展開が楽しみです!


OP曲は『大石昌良さん』の作詞作曲だったので世界観に合った歌でした。
ED曲は作曲が『ヒャダインさん』とドット絵がマッチしてたと思います。
…しかしED曲名『異世界ガールズ♡トーク』なんですがそのセリフ部分で「女子会」ってフレーズが出てきたんですが…おやおや?
あれ?『ターニャ』は「女子」で良いのかな?
確かに身体は幼女だけど中身は確か…(笑)


4作品が1つになってるので声優さんが2キャラ演じたりなどCVには大変な作品になるかもだけど最後までしっかり演じて欲しいですね。
…ん?あれ?『このすば』ってミニアニメあったっけ?特典で『ロック○ン』みたいなんはあったけど。…あれれ?


個人的には『異世界転移物』では無いけどミニアニメで『少女終末旅行』もKADOKAWAチャンネルでやってたので登場しないかな?と淡い期待を…って無いですよね。
教室の机は何個か空席あったしやってくれないかな。

観終わったらまた書きます。

{/netabare}


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↓※追記+視聴後感想など。(2019:06/30執筆)

おいおいおいおい!15分アニメでこんな贅沢な声優さん達を主演させるなんて!4作品好きな私にはとても楽しめた作品です♪

しかし『このすば』の『バニル』と『オーバーロード』の『宮野』…あ、違う。『パンドラズ・アクター』が揃うととても鬱陶し…あ、いやいや、とても面白かったです(笑)
この組み合わせは絶対アドリブふんだんに入れてるだろうなぁ。現場大変そう。(編集の意味で尺も)


この4作品の共通点は『異世界』に『転生』または『召喚』された主人公。(KADOKAWA作品のみ)
それぞれの世界のサブキャラ達含めまた違う『異世界』に行って一緒に過ごすと言うもの。パワーバランス(ステータス込み)やスキル等は制限や改変されてるようだけど詳細は不明。
ハッキリしてるのは『死んだら生き返らない』ことくらい。(スバル、どうする?(笑))
なぜこの『異世界』に【転生】されたのかも詳細は分からず、この世界では『学園生活』をやらなければならない。
断ると「校則違反につき、指導が入る」らしい。
【指導】とは何か?
とりあえず学園生活を崩壊させないように過ごす事になるのだが…
って感じですね。ここらへんは2期決定したからそっちで分かるのかな?と思います。


『転生』と『召喚』で思ったんですが、『ターニャ』と『カズマ』は死んで異世界へ、『アインズ』と『スバル』は生きていて異世界へ、もし異世界から帰る事が出来たとしても『アインズ』と『スバル』しか帰れないんだなと…。
ま、そこは別に良いとしてこの関係性もこの『異世界』ではパワーバランスとかに影響するのかな?とか考えたりちょっと変な楽しみ方をしてました。


さてさて感想も書きます。

4作品を知っててミニアニメも許容出来る方なら楽しめるかもしれない作品ですね。欠点は4作品の世界観を壊したくない、4作品のどれ1つも知らない等の方にはつまらないかもしれませんね。
つまり『ファンの為の作品』だと私は感じました。

…同級生に幼女や悪魔が居るってどんな感じだろう(笑)鬼っ娘メイドや他クラスには戦闘メイドも…って設定、強いな。
しかし『アインズ』も大概だが『ラインハルト』はチート過ぎる。


ギャグ作品としても楽しめましたがキャラの組み合わせやCVの組み合わせ、作品を知ってれば笑いどころが多々あったり、かと思えば#5のED曲『Hollow Veil』が流れなぜかしんみり展開に…、ED曲後の1枚絵もコラボ作品だからこそ描ける組み合わせなど本当に贅沢な時間を楽しめました。
『ラム』と『コキュートス』の組み合わせは意外な笑いが産まれ、CV『小林 裕介さん』と『高橋 李依さん』は『スバルとエミリア』と『グランツとめぐみん』で趣き深かったです。
『グランツとめぐみん』の絡みは絶対意識したな、『エリスとシャルティア』の【パッド】も(笑)

後半では『このすば』の『駄女神(アクア)』の立ち位置が危うくなり『クリス』が!?
『カズマ』はこの世界でも『クズマ』加減を!?
だからかも知れないが『スバル』が凄くまともに見える。『アインズ』も『このすば』のキャラ達の扱いも笑えた。
ただ今回『カズマ』のスティールは不発多し。2期では誰かのパン○をやるのか!?

空席もやはり意味があったみたいでラストに「今日から転校生が入って〜…(終了、2期へ)」
と、2期も凄く楽しみな作品です!






『ゆんゆん』、この世界でもやはり扱いが…(泣)

2期で3組にも転校生が来ればいいね(汗)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(2019:12/12更新)

2020年1/14から第2期が放送決定ですね。
今から楽しみです!
なんと転校生はティザーで紹介されましたが『盾の勇者の成り上がり』のキャラクターに決まりました!このキャラ達がカオスな連中とどんな効果をもたらすか、楽しみですね。

3組には果たして転校生が来るのか…??



しかし『異世界かるてっと』ですけど『盾の勇者の成り上がり』のキャラクター足したら5作品ですよね?『五重奏』や『クインテット』…作品的に『異世界くいんてっと』とかにならないのかな?

後は2020年4月から『RE:ゼロから始める異世界生活』の2期が始まりますがその場合『異世界かるてっと』の世界から一時離脱するのかな?…って別世界の話だから関係ないか(笑)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 11

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

スピンオフコメディミニアニメ

「オーバーロード」
「この素晴らしい世界に祝福を!」
「Re:ゼロから始める異世界生活」
「幼女戦記」

異世界転生作品の中でも、個人的にお気に入りの4作品がコラボしたスピンオフコメディアニメ。
各々の人間関係など、全く説明なく話が進んでいくので、4作品を視聴してからの視聴をお勧めします。

コメディパートにも定評のある4作品のスピンオフなので、とても面白かったです。

あと、当然ですけど、声優陣の豪華さは特筆すべきかも!

第2期、楽しみにしています!
転校生、誰なんだろう?

投稿 : 2024/09/28
♥ : 30

67.2 8 魔族でファンタジーなアニメランキング8位
はたらく魔王さま!(第2期)(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (272)
1022人が棚に入れました
魔王城は六畳一間⁉フリーター魔王さまの庶民派ファンタジーが再び!!勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやってきた魔王サタン。日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして生計をたてる日々。しかし、魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして働いていた!魔王と勇者でありながら、額に汗して働く2人は東京で再会し…⁉

声優・キャラクター
逢坂良太、日笠陽子、東山奈央、小野友樹、下野紘、伊藤かな恵

しゅん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

監督は変えてもキャラデザは変えるな!!

【物語の評価】
前はおおよそ2巻分だったが、今回はおおよそ3巻分。
監督が変わった影響か、ストーリーの進みやギャグのテンポが変わったように感じた。
それでもキャラクターの感じは前とは変わらず、なんというか良かった。
【作画の評価】
ところどころ怪しい場面があったような気もする。バトルシーンとか前より質が落ちている気がした。。
まぁ、キャラデザは可愛くなっているっちゃあなっているとは思うけど・・・・
【声優の評価】
【音楽の評価】
OPもEDもよかった。
【キャラの評価】
【感想】
制作会社や監督が変わってしまう作品はあるが、キャラデザは変えるのはまずいと思う。というか、監督も制作会社も出来れば変えないでほしい。
キャラデザの人は今や監督(錆喰いビスコ)になるまでになったけど、もしかしてそれが原因か・・・・・・・

投稿 : 2024/09/28
♥ : 4

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1期との振れ幅が大きくて、ついていくのが大変です。

2期ってこんなに開くもんですかね。
もうあれから何年たっているのやら。
1期ラストを見ると、伏線的なものを若干回収しているような。
本当は2期をするつもりがなかったんじゃって思っちゃいます。

時の流れって怖いもの。
2期では思いっきりキャラデザが変わっているじゃありませんか。
一体この間に何が起こったんだ。
誰かがどこかに頭をぶつけんたんじゃないかって思っちゃいます。

キャラデザに合わせて、皆様方の性格がマイルドになっているような。
勇者エミリアの厳しい目つきが好きだったのに、こころもち優しい。
それもこれも、魔王をパパ、勇者をママと呼ぶ幼女のせいかな。
物語的には必要かもしれないけど、個人的にはこのキャラは必要ありませんでした。

笹塚から飛び出して、銚子やら伊那やらにご出張なようで。
都会から田舎へとまったり、物語にも幅が出てきたような。
また、核心へ迫る内容もあったりして。
ほんの少しだけ、あとが気になる終わり方でした。

原作も終了と聞いたような。
3期もあると聞いたような。
こんな2期で、3期ってどうよ。
ちょっと不安です。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 21

69.4 9 魔族でファンタジーなアニメランキング9位
現実主義勇者の王国再建記(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (294)
998人が棚に入れました
たったひとりの身内である祖父を亡くした相馬一也は、ある日、突然、異世界に勇者として召喚されてしまう。召喚された先は、まるで中世ヨーロッパのようなエルフリーデン王国であった。勇者どころか、ごくふつうの青年のソーマだが、持ち前の合理的精神と現代知識から、次々と新しい政策を打ち出し、傾きかけていた王国の財政政治体制を立て直していく。ソーマと共に歩むのは、エルフリーデン王国の王女リーシア、王国一の武を誇るダークエルフのアイーシャ、怜悧な頭脳を持つハクヤ、大食いのポンチョ、歌姫のジュナ、動物と意思疎通できる少女トモエなど、多才で個性的な仲間たち。現代知識で窮地の王国を再生する異世界内政 ファンタジー、『現実主義勇者の王国再建記』。いよいよ開幕!

声優・キャラクター
小林裕介、水瀬いのり

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

現実主義はさて置いて、ためになるアニメです。

極めて地味な異世界召喚アニメ。
勇者カズヤが王になり、内政で国を立て直す物語。

まず、勇者の能力がぱっとしない。
そして、派手な魔法も剣技もない。
その上、戦争描写も緊張感がない。
さらに、部下も資源も人材もない。

しかし、何もない中でも地道に国を立て直す。
登用のために人を募集。
食・歌等の娯楽、情報の透明化で人心掌握。
経済再建のため、あらゆる手段で金儲け。
流通のため、道路整備や港湾整備。
果ては、リスク管理まで。
なかなか興味深く視聴させてもらいました。

私がもっとも感心したのは、港湾都市建設地の決定過程です。
伝承や地形を慎重に検討し、災害リスクのより低い場所に立地を変更。
これは、新設のためにもっとも重要なことです。
情報を軽視したことでの悲劇は古今東西枚挙にいとまがありません。

キャラとしては、やっぱりカズヤですね。
王の器ではないにしても、その謙虚で冷静な分析力は称賛に価します。
彼の人を大切にする姿勢は見習わなければなりません。
姫リーシアは何のかんのと言いながら、カズヤを信頼しているよう。
最初はツンだったけど、徐々にデレへ。
いい夫婦になりそうです。

物語はまだ序盤のようです。
様々な国や勢力、そして魔王軍も。
隣国アミドニア公国ロロアや大国グランケイオス帝国のユーフォリア姉妹。
各王女たちが話にどう絡んでくるか気になります。
2期は外交がメインになるかもしれません。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

内政無双のなろう小説原作アニメ(第2部制作決定: 2022年1月より放送予定!)

公式略称は「現国」です。

オーバーラップから原作が出版されています。既刊15巻で、今のところ外伝的な短編集などは出てなくて全部作品タイトル「現実主義勇者の王国再建記」+ローマ数字の巻番号の各巻タイトルで出版されています。

各巻のページ数はそれなりに多いですが、原作はわりとサクサク読めます。さすがはライトノベル(笑)。

アニメはどうやらキャラクターデザインも含めてコミカライズ版をベースにしているようで、トモエなどライトノベル版とアニメでは結構違った感じになっているキャラクターもいます。


さてお話ですが、主人公のソーマ・カズヤ(相馬一也)は両親を失った後に一緒に暮らしていた祖父とも死に別れ、天涯孤独となったところで大学入試合格直後に異世界の王国エルフリーデンに召喚されます。

アニメ第1話での経緯でエルフリーデン国王から王位を禅譲され、暫定国王として財政的に疲弊したエルフリーデン王国を再建するというのが、とりあえずのストーリーとなっています。

召喚勇者にありがちな「戦う上で最強」的な能力はソーマには特になく、主に頭脳労働+(やや強力な)遠隔操作系の能力で、作品序盤では内政強化を基本とする王国再建、それ以降は外交や軍事的な働きで王国の隆盛へと力を揮っていくお話です。

主人公最強系として楽しめる要素はほとんど無く、ある種大河ドラマ的なのんびりと長い話ですが、アニメではたぶん原作既読なら想定できるそれなりに良い区切りで終わると想定できるので、最終回まで観てもそれなりに満足できる最終回を迎えるんじゃないかと思っています。

ただ、7月中放送の5話でも(原作由来の)人によってはしょうもないと感じるかもしれないパロディやオマージュ的な描写が鼻につくかもしれないので、肌に合わないという人も当然出てくるとは思います。

たぶん、流血描写はゼロじゃないけど少なめだとは思います。必ずしもアニメ化向きの話じゃないのかもしれませんが、私は原作が好きなので最終回まで観る予定です。

2021.10.3追記:
最終話で「半端なところで終わるじゃん、どうするつもりなんだろう?」って思っていたら、番組が終わった後に普通に第2部の放送予定のアナウンスがありました。

ロロアがさんざん思わせぶりに出てたことを考えても、普通に分割2クール制作で単純に話数でクール分割したと考えて差し支えない気がします。原作は大好きな作品で、ここからも原作ストーリーは面白いので第2部に期待しています。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 33

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

好物

2023/04/18 初投稿

「天才王子の赤字国家再生術」とタイトルの印象がかなり被ります。タイトルだけでは自分はどっちがどっちやら分かりませんf^^;
でも「天才王子」の方は今ひとつというか,わりかし辛辣な感想を書いたのですが,こちらは面白かったです!

自分の好きな「まおゆう」とか「ログ・ホライズン」「狼と香辛料」なんかのタイプのストーリーでした。
財政再建
商品作物栽培の制限による食糧自給率の底上げを初めとした農政改革
人材登用
新食材による食糧不足対策とB級グルメによる地域おこし的取り組み
貿易拠点になる港湾都市建設と陸上交通網整備
伝承と防災
などなど,政治・経済面のエピソードは面白かったです。
反乱や戦争に関しては普通でした・・・

そしてこの作品の最も評価が高いポイントは割と気になったところに,作品時代がツッコミを入れたり説明したりしている点です。
例えば中二病っぽいネーミングだと思ったら,一也自身が「中二っぽい名前だけど・・・」とちゃんと言及したり,大陸北部で綿花の栽培が盛んだという設定に対しても,やはり一也自身が超大陸ランディアは北部に行くほど気温が高くなるといった説明をすかさず入れてくるので,なんと言うか精神的に安心してみていられましたw

強いて欠点を挙げるとするなら
一也の年齢の設定が18才と言う点です。設定と言動が乖離している印象でかなり違和感を覚えました。年齢をハッキリさせない方が良かったのでは?

それと,メインのヒロイン(リーシア)がビジュアル的にちょっと弱く感じましたw

そういえば「現代の知識で王国再生」って根底にあるのは「君主論」だったり「三国志」だったりするんですよねw

第2部レビュー・感想に続く(?)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5

60.8 10 魔族でファンタジーなアニメランキング10位
史上最強の大魔王、村人Aに転生する(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (236)
768人が棚に入れました
神話に名を刻む、史上最強の《魔王》ヴァルヴァトス。 王としての人生をやり尽くした彼は、強さゆえの孤独から平凡な生活に憧れ、数千年後の世界に、村人アード・メテオールとして転生した。 しかし、転生した未来では魔法文明が衰退。魔法そのものが弱体化していた。 初めての友人であり幼馴染みのイリーナとともに魔法学園へと入学したアードだったが、特別な存在になることをどれだけ拒絶しても、その力が規格外であることを隠せなかった。 畏敬の念を抱く者、言い寄ってくる者があとを絶たず、さらには、かつて世界を恐怖に陥れた《魔族》も暗躍し始め――。 元《魔王》は平穏かつ平凡な人生を手にすることができるのか。 波乱に満ちた学園ヒロイックファンタジー、開幕!

声優・キャラクター
アード・メテオール:深町寿成
イリーナ・リッツ・ド・オールハイド:丸岡和佳奈
ジニー・フィン・ド・サルヴァン:羊宮妃那
シルフィー・メルヘヴン:大橋彩香
オリヴィア・ヴェル・ヴァイン:園崎未恵
アード(少年時代):高橋李依

ビマ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだかんだと最後まで観ましたね〜。

4話まで観ましたよ。

原作未読のせいかなかなか楽しく観れてます。
まぁよくある異世界、学園、最強、ハーレムと目新しさはないんですけどね。

作画は時々、崩壊しますけど人物は安定してキレイに描かれてます。
物語の進行も今のところ原作を知らない私にはハショられてる点も気にならず間延びもないテンポのいい進行だと思います。ヘンに力もいらず時間がない時にサッと観れる感じです。

さて、私が1番推せるポイントは、声優陣かな!
スタッフロールを眺めるとあまり聞き慣れない名前が並んでいると思います。
でもこれからよく見かけるようになるんじゃないかと期待しちゃいます!

特に羊宮妃那さん!
能登麻美子さん、花澤香菜さん、早見沙織さんに続くクリスタルヴォイスの声優さんです!
彼女は前期にヒットした『その着せ替え人形は恋をする』でジュジュ様の妹、【乾真寿】を演じた時から気になってました!
声だけでなく演技や表現も巧みでこれから活躍の場が広がる声優さんだと思います。

皆さんもちょっと耳を傾けて見てください。

【観終わりました】
正直、途中の中弛み感が辛かったー(笑)切るか切らない悩んじゃいました。
でもクライマックスはやや見慣れた展開なりに楽しめました。それぞれのキャラクターの想いや行動に「自分なら〜」とか?感情移入しちゃいました(笑)
でもどちらかというと序盤の期待が大きかった分、不満の方が強い結果になったかな〜。もしかしたらもう1周するかもしれないけど(笑)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 2

68.3 11 魔族でファンタジーなアニメランキング11位
最強陰陽師の異世界転生記(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (212)
707人が棚に入れました
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。 並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。 次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。 そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。 「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」 最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。 いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。

ぼーちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

魔法世界と妖怪世界

よくある西洋魔法世界に和の国の妖怪や呪術をもってきて最強陰陽師主人公が無双するシチュエーションが好き。戦闘時の三味線や琴の音色、襖を使った映像表現もワクテカ。陰陽師の詠唱かっこよす。
前世で殺されたことを反省した結果、微妙にひねくれた独自の価値観を持つ達観した主人公なんだけど意外に人間っぽくて好き。(この声好きだなあ。)
ツンデレヒロインのアミュと主人公の奴隷巨乳イーファちゃん(8,9話でファン大幅増加)と、もう一人の青髪ヒロインメイベルの3ヒロイン+あやかし娘もどれもかわゆす。陰の実力者と並んで期待のアニメになりました。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5

ポンゾ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

妖怪を召喚するシーンが良い

妖怪を召喚するシーンの演出がかっこいいです。コミカライズではなかった演出なので、アニメならではですね。一見の価値あり。
アンジェラのOPも作品にマッチしていて好きです。続きが気になります。

<見終わって追記>
クライマックス12話から最終話までも目が離せない展開。アニメ版はとくにクールなセイカだけどキレると一段と怖いんだよな。どうやら陰謀は根が深く、物語はまだまだ途中で原作も続いてますが、一旦区切りでキレイにまとまった最終話だったと思います。いやぁ、毎週面白かったです!2期を楽しみに待ちます。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 6

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンプレアニメ+ひと手間。

魔法のある異世界に転生。最強ちょいハーレムですが、元最強陰陽師の主人公は魔力無しという設定。なんで最強かと言うと元最強陰陽師だから呪力がぶっ飛んでるという事。(魔力と呪力の違いはわかりませんw)
使役する強力な妖を使い最強でーす。ってアニメです。
最強すぎる事を恐れた朝廷に裏切られ死の寸前まで追い込まれた前世のようにならぬよう、この人生では目立たず良い人生を。と言いつつすご〜く目立ちますw
可愛いキャラデザ、有名声優多数で良かったと思います。しかし子安さんって忙しいよなぁ〜。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 3

64.3 12 魔族でファンタジーなアニメランキング12位
魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (141)
602人が棚に入れました
暴虐の魔王《不適合者》が魅せる新時代への軌跡 第四章《大精霊編》 原作:秋 氏によるライトノベル。WEB小説サイト「小説家になろう」にて2017年4月より連載が開始、そして、電撃文庫(KADOKAWA刊)より2018年3月から刊行。 現在までシリーズ累計部数は220万部を突破している大人気小説。イラストはしずまよしのりが担当。 2020年7月にTVアニメとして第1期の放送が開始し、これまでにない主人公の圧倒的な存在感や魅力的なヒロインたちは、国内外で多くの反響を得ました。 そして、放送から2年の時を経て、《不適合者》が帰ってくる! 原作でも人気の高いシリーズ最大のエピソード《大精霊編》が遂にTVアニメ化。 魔族と人間の戦争を阻止したアノスの前に現れたのは、暴虐の魔王を滅ぼす新たな“神の子”だったー。 あらゆる理不尽をものともしない《不適合者》の新たな戦いが始まる。 「この平和な時代に転生し、俺も一つ手加減というものを覚えた」

ごる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期から連続で見ると声に違和感がww

1期からそのまま見ているとアノスの声が変わっていることに(; ・`д・´)ハッ
まさか、あの問題行為で降板になったのか…w

前半は1期同様主人公アノスの力を見せつけまくる展開ですww

後半に向かうにつれ、レイの本当の正体や行方不明だった魔王の右腕シンも登場します(。・о・。)
ただ、過去に戻ったり、そこからの過去改変などの影響で起きている事がとても分かりにくいです(;'ω'∩)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 1
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

話が難しめの2期だった

{netabare}
冬アニメから延期して夏に終了。
色々あった作品だけど、最後は綺麗にまとまっていたと思う。

2期は1期に比べると落ちるというのは分かるけど、1期が相当好きだったので自分は楽しめたかな。
まあ、客観的に見ると良かったとは言いづらい。

現に最初の方の話は少し悪い意味で難解だった。
冬と夏で合計2周してやっと理解できたという意味では延期は正解だったかもしれない(笑)
話が難解とは言え全部最後の展開に繋げるための布石だし難しいね。
でも、世界観が適当ななろうが多い中で、設定がしっかりと練られているところはいいと思う。
最後も家族愛の感じられる展開でちゃんと感動できたかな。
レノたちの関係性が尊い。
2期は1つの話で12話なので長々しかったけど、決め回に関しては1期相当の面白さがあったと思う。

なろうらしい回(雑魚相手に無双する回)は1期に比べて極端に少ないので、かっこいいシーンや決め台詞も少なかったけど、4話の最後のセリフはかっこよくて印象に残ってる。

声優は違和感あると言っている人もいたけど、自分は違和感なかった。
というか3年ほど空いているのでさすがに覚えていない。
OPとEDは相変わらず両方とも神曲。特にED好き。

私的評価:78点
私的ベスト回:4話
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 2

72.4 13 魔族でファンタジーなアニメランキング13位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (175)
556人が棚に入れました
かつて、魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は、「勇者」と呼ばれた一人の剣士とその仲間たちの手により平和を取り戻した―― 時は流れ…。魔王から解放されたモンスターたちが暮らす南海の孤島・デルムリン島。島唯一の人間であり、勇者に憧れる少年「ダイ」は、モンスターたちと平和に暮らしていた。だが、その暮らしも、魔王ハドラーの復活により一変する。師との約束、仲間との出会い、逃れられぬ宿命…再び危機が訪れた世界を救うため、勇者を目指す少年・ダイの冒険が始まるー!

声優・キャラクター
種﨑敦美、豊永利行、小松未可子、早見沙織、櫻井孝宏、梶裕貴、緒方賢一、降幡愛、関智一、前野智昭、奈良徹、子安武人、岩田光央、速水奨、土師孝也
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

リメイク作品

30年ぶりのリメイクとのことなので、
放送時間を鑑みて若年層をソシャゲのドラクエに取り込みたいのかな?

お金かけて丁寧に作っている印象。

97話~100話
{netabare}
ゴメちゃんの正体判明からのダイの超本気モードで決着。
主人公が最後に消息不明で終わるのも珍しい作品だった。

まぁ、アバン先生の中の人が最後の最後で交代しなくてよかったとも…
{/netabare}

96話
{netabare}
バーンと魔界を二分していたヴェルザー登場(声だけ)
中の人的にも、かなりの強キャラ感が。

キルは、ヴェルザーからの刺客だったことも判明。
ヴェルザー戦は無さそうだけど、あったら、あと1年続きそう。

地上が無事で、奮起するポップ、そして、ポップに触発されるダイ。
次回で決着付く?
{/netabare}

93話~95話
{netabare}
バーンとの最終決戦。

ダイとポップのコンビが熱い!
ポップ、もはや主人公では?と。

逆転の再一手が次回に出てくる?
{/netabare}

92話
{netabare}
ミストバーン戦、あっけない結末だった。
ヒュンケルの先読み勝ちではあるけど。

勝てる気がしないダイとの力量差だけど、
どうやって勝つのだろう?
{/netabare}

90話~91話
{netabare}
アバン vs キルバーンの戦いの結果は結構あっさり描いていたのは意外。

ミストバーンの正体は、身体は若い時のバーンで、
魔物ミストが借り受けている感じ。
次回、真バーンが登場するから、ミストバーン戦に決着付くのかな?
{/netabare}

89話
{netabare}
老師が作ったチャンスも、ミストバーンの前には・・・

次回のバーン関連の真相?のが気になるなー
{/netabare}

88話
{netabare}
ミストバーンが、バーンより強いとは・・・
バーン何かしらの契約関係がある?

老師の言っている事だと、ミストバーン死体ってこと?
次回に期待。
{/netabare}

87話
{netabare}
ミストバーン、ヒムにボコられる。
そして、バーンもダイに追い詰められ・・・

次回予告のミストバーンが不気味なのだけど、
バーンの分身体とかで、バーンと合体するとか?
{/netabare}

86話
{netabare}
ダイとバンは力的に拮抗しているとバーンが言う。

その頃、アバンとキルバーンの戦いにも変化が・・・
キルバーン、かなり姑息だなー
{/netabare}

84話~85話
{netabare}
ラーハルト、ポップ、マァム達の元にヒュンケル達が合流。

ダイは、父から受け継いだ紋章が覚醒し、最終決戦ギリギリで
パワーアップ?
{/netabare}

83話
{netabare}
ラーハルトが、バランの遺言に従いダイの配下に。

バーンの元へは、ダイ、ゴメチャン、レオナ

ミストバーンは、ラーハルト、ポップ、マァムで、
ポップから見ると、ヒュンケル系と共に戦うのは宿命なのかな?
{/netabare}

82話
{netabare}
ミストバーン vs ダイ達

ダイとレオナを先に行かせようとする
ポップとマァムだけど、ミストバーンに手も足も出ず、
絶体絶命のピンチにラーハルト登場。

次回、ミストバーン vs ポップ、マァム、ラーハルト?
{/netabare}

81話
{netabare}
キルバーン vs アバン

ヒュンケルは、死亡した演出にはなってなかったから、
また、生きている定期。
{/netabare}

80話
{netabare}
キング・・・玄田さんの無駄遣い
でも、ノリノリだったねw

ラーハルトは、バランの遺志を継ぎ、
ダイ(ディーノ)の配下になるのかな?
{/netabare}

78話~79話
{netabare}
まさかの復活のヒム。

ヒュンケル vs ヒム

ヒュンケルが勝ったけど、
今度は、キング率いるオリハルコン軍団が・・・
誰が助けに来るのかな?
{/netabare}

77話
{netabare}
ノヴァの覚悟を買い、ロンベルクが自分専用剣を召喚し、
ザボエラを倒すも、両腕が数百年回復しない状態に…

ロンベルクの考えやもどかしさに共感したノヴァが、
弟子入りする流れに。

ノヴァの精神的成長回だった。
{/netabare}

76話
{netabare}
ザボエラが、ミストバーンにポイ捨てされるのは分かる。

それより、アバンがレオナに託したアイテムと、
その覚悟の方が気になるかな。
キルバーンを倒しに行く感じ?
{/netabare}

75話
{netabare}
アバンとヒュンケルの阿吽の呼吸は、
流石、一番弟子ヒュンケルって感じでよかった!

アバンは破邪マスターになったってことだとすると、
勇者から術師にジョブチェンジした感じ?
{/netabare}

74話
{netabare}
アバンが生き延びれた理由は分かった!

ヒュンケルが言う「あんたは弱い」は、
身代わりアイテム使用したけど、レベル1に戻りました!
ってオチ?
{/netabare}

73話
{netabare}
ハドラー、最期に善人に変わる。

アバンの復活!!
あそこから、どうやって生き延びたの?
{/netabare}

71話~72話
{netabare}
ダイ vs ハドラー

決着は着いたけど、今度は、
隙を狙っていたキルバーンの策にハマり、
脱出できないダイ、ポップ。

ポップの探知能力は異常。
{/netabare}

68話~70話
{netabare}
マァム、ヒュンケル、ポップ vs ハドラー親衛騎団

マァム、ヒュンケルの戦いはさらりと流して、
ポップにフォーカスを当てるような作りになっている。

そして、ポップも無事に親衛騎団を倒し、
あらためてマァムに告白。
弟のような存在と言われた時点で、脈はなさそう…

ヒュンケルモテるなぁ。
{/netabare}

66話~67話
{netabare}
ポップの「アバンのしるし」は、やはり光らず、
そこに目を付けたザボエラが、攻撃をすると、
それを見ていたメルルが、ポップを助けに入り瀕死の重傷になる。

レオナが、メルルは、ポップの事が好きと言ってしまったのは、
「え、それ本人が言わないと!」と思ったけど、
そこで、ポップが「マァムが好きだー!」と言って、
「アバンのしるし」が光る。
賢者ポップ爆誕!もう、隠れ主人公。

ポップの「アバンのしるし」は、勇気とのレオナの見立てだけど、
ダイは、何になるんだろうね?

このポップ、マァム、メルルの三角関係はどうなるのだろう?
{/netabare}

65話
{netabare}
ヒュンケル、ミストバーンを利用してパワーアップに成功。
そして、「アバンのしるし」も光る。

ポップは、無色ってオチ???
{/netabare}

64話
{netabare}
ヒュンケル、クロコダイン救出前夜に、
ヒュンケルを巡る恋のバトルでしたー

ポップ、「アバンのしるし」、光るといいね。
{/netabare}

62話~63話
{netabare}
レオナ達は、魔法奪取の為、ダンジョンへ。

ダイは、ノヴァと修行。
ポップは、「アバンのしるし」が光らず、
苦悩しながら、自分を極限まで追い込む修行と、
それぞれの成長回。

魔法奪取、新必殺技完成の中、それぞれの中での葛藤が!
今度は精神的成長回?
{/netabare}

61話
{netabare}
アバン先生、学者の家系だったと判明。
しかも、強さをひた隠し、来る日に備えていたとか有能過ぎる。

フローラの若い頃がレオナなのは、まぁ仕方ないけど、
最期のシーンは、アバンとフローラ婚約確定演出でいいのかな?
{/netabare}

60話
{netabare}
成長したポップが、ダイと話し、再び戦う意志を取り戻させる回。

あとは、フローラから、レオナに、5人目のアバンの使徒になって欲しいと、
頼み、試練に向かうレオナだけど、次回は、アバンの過去回になりそうな予告だった。

ポップ、裏主人公としての成長著しいのは、なんか嬉しい。
{/netabare}

59話
{netabare}
55話で登場した謎の騎士の正体が分かった回。

アバンが住んでいた国の女王フローラだった。
ポップとマァムは、無事、レオナ達に救出されるも、
ダイはマザードラゴンに死亡したと告げられるも、
バランが登場し、死んだドラゴンの騎士は自分であり、
息子にチャンスを与えて欲しいと…

バラン、完全に父親モード。
その願いが叶い、ダイは生き返ることに…

ダイがバーン恐怖症みたいな次回絵が見えたけど、
助言者とか現れるのかな?
{/netabare}

57話~58話
{netabare}
バーンが、ダイを舐めすぎて反撃に遭い少し本気を出す。

圧倒されるダイ達。
ここでもうお終いか?と思ったら、
まさかのハドラー参戦で、ひとまず、ダイ達の命は助かった感じ。

次回から、ダイ&それぞれのメンバーの修行回?
{/netabare}

56話
{netabare}
バランの死。
そして、バーンとの決戦へ。

前回の謎の女騎士?というか、レオナ達は出てこなかったな…

ハドラーが消滅してしまったのかが気になる。
{/netabare}

55話
{netabare}
ミストバーンの正体が見れた回。
バーンの息子?若い時のクローンかなにか?

そして、後半、謎の女騎士?がレオナ達を助けに登場。

次回、バラン、ハドラーの生死とこの謎の女騎士?の正体が分かる
のだろうけど、謎の女騎士?が誰なのか気になるな。

アバンパーティーの元メンバー?
{/netabare}

54話
{netabare}
キルバーン、やはり生きていたのね…
上手くハドラーに気付かせず、更に焚きつけるとは。

バランは、ようやく人間ぽくなってきたけど、
死亡フラグ立てたっぽいので、ハドラー戦でリタイヤかな?
{/netabare}

53話
{netabare}
ハドラー vs ダイ&バラン

ハドラーに埋め込まれてる危険なモノを
起動させず、どうやって親子で倒すのだろう???
{/netabare}

52話
{netabare}
ダイよりも主人公すぎるヒュンケル。

エイミ→ヒュンケル←マァム←ポップ←メルル
な図。

油断したバランが次回どうなるのかなー
{/netabare}

51話
{netabare}
放送1年で、新OP/EDに変更。

ヒュンケル vs バランの一騎打ちに水を差したアルビナス。
ヒュンケルは、アルビナスの撃退を優先し、バランの一撃を喰らい、
2度と戦えない身体に…

ヒュンケルの心意気を真摯に受け取ったバランは、
クロコダインの意を汲み、ダイ立ちと共闘することに。

次回は胸熱回になりそうな予感。
{/netabare}

50話
{netabare}
案の定、1体が仲間をかばい生き残っていた。
ハドラー親衛騎団に、メドローアは使えなくなってしまった。

一方、チウは、功を焦って、魔大陸に先乗りしたけど、
フェンブレンに見つかり、攻撃を受けていた所に、
バランが登場して終わり。

バランが、どのように考え方が変わったのか次回期待。
{/netabare}

49話
{netabare}
ポップのやったぜがフラグの様な気がする…
ポーン達生きていそう。
{/netabare}

48話
{netabare}
北の勇者ノヴァの出番終了。

ヒュンケル、いつも美味しい所(主人公的登場)で登場し過ぎ!
ポップがやっかむのも分かる気がする。
{/netabare}

47話
{netabare}
キルバーン弱すぎる…それとも、奥の手でも隠しているのかな?

そして、北の勇者ノヴァという新キャラ登場。
中の人的に、まともなキャラではなさそうな予感…
{/netabare}

46話
{netabare}
修業回。
ポップは、やはり裏主人公だね。

バーンがキルバーンにバラン暗殺依頼を。
次回は、キルバーンvsバラン???
{/netabare}

42話~45話
{netabare}
vsミストバーン&キルバーンではなく、
ハドラーとダイの正々堂々の一騎打ちとなった。
ダイの方が消耗している状態だから不利だよね。

勝負は引き分けになったけど、ハドラーが魔王ではなく、
ダイの好敵手に変わった気がする。

ザボエラは・・・小物感丸出しだったね。
{/netabare}

38話~41話
{netabare}
世界会議が行われる中、世界最強の剣を求め、
ポップの生まれ育った村へ…

そこで、ちょっと変わった魔族の名工ロンベルクに
世界最強の剣を作ってもらう事になる。

途中から、ミストバーンの襲撃があり、ヒュンケル登場。
いつも、いいタイミングで出てくるなぁ・・・
ポップとの落差。

41話で、ダイ専用剣完成。
ミストバーンは、ヒュンケルの見知った元人間???
次回、キルバーンも参戦し、戦闘激化必須!?
{/netabare}

34話~37話
{netabare}
優勝賞品「破邪の剣」を求め武道大会へ…
エントリー時間に間に合わず、途方に暮れるダイとポップ。

そこに、本物マァム登場。
超魔生物ザムザと戦うも、苦戦し、
ダイの一撃でなんとか撃破。

次回予告が無かったど、ザボエラが完成形の超魔生物を
連れてくる?
{/netabare}

33話
{netabare}
ハドラーさん、もう雑魚キャラ化してしまう。

13話(約2ヶ月と1週)ぶりのマァム(偽)出演。
{/netabare}

32話
{netabare}
死んでいる状態のポップから奇跡の援護射撃が、
バランを襲い、その怯んだ瞬間にダイがフィニッシュし、
バラン戦終了。

人間の心を取り戻したバランが、ポップを生き返らせる。
次回から、ハドラー戦だけど、バランは中立になるのかな?
{/netabare}

31話
{netabare}
実況解説ヒュンケル。
丁寧な解説ありがとうございます。
壮大な親子喧嘩は、まだ終わらない模様。

レオナにより、ポップに復活の呪文が試されているから、
生き返る???
{/netabare}

30話
{netabare}
ポップ、決死の攻撃もバランには効かず…
しかし、ダイの記憶は戻り、父子の壮絶な戦いへと。

ポップは主要キャラだから、奇跡の復活になるのは、
テンプレ的なアレだろうけど、今回、バトルシーン力入っていたなぁ。
(次回も相当だろうけど)
{/netabare}

28話~29話
{netabare}
バランとソアラ(ダイの母)の話はよく見るような感じだったけど、
陸戦騎ラーハルト、まさかの忠臣だったとは…

バラン、竜の騎士を辞めて最終形態に変身。
誰も勝てない状況になったけど、ダイがキーになるんだよね?
{/netabare}

26話~27話
{netabare}
竜騎衆 vs ポップ

ポップの成長が凄く、サブ主人公ポジション獲るかと思ったら、
絶妙な所で、ヒュンケルが参戦。
美味しい所を持っていくなぁヒュンケル。

竜騎衆2体は、あっさりと、ポップとヒュンケルに倒されるも、
陸戦騎ラーハルトはヒュンケルを圧倒する。

中の人的に、もっと、ラスボスないし、超強キャラで出演するかと
思ったけど、陸戦騎ラーハルトは、今後も生き残るキャラなのかな?
{/netabare}

25話
{netabare}
バラン、自分の息子の記憶を奪い、
直属の部下達を召喚する。

ダイの記憶は戻るのか?
バランがダイを確保するのが先か気になるー
{/netabare}

24話
{netabare}
ハドラー、小物過ぎる…

バランにダイが息子だとバレないようにしていたとは…
ダイ母の回想絵が出たけど、どこかのお姫様か巫女みたいな感じだったね。

クロコダインも参戦してきたけど、バランに勝てる気がしない。
{/netabare}

22話~23話
{netabare}
ダイがモンスターを倒し、みんなを救ったのだけど、
あまりの強さに、子供に「怖い」と言われる。
周りにいた大人たちも同様に強さに恐怖している。

そこに、占い師の婆さんと孫が、祖国の伝承にある
ダイの紋章がドラゴンナイトでは?ということで、
自身の正体を知るべく、テラン王国へと向かう。

ドラゴンナイトしか入れない神殿で水晶に問いかけていると、
そこにバラン登場!
もう、バランさん、ダイの父親確定だね。

どうして生き別れになったかを早く見たいなぁ。
{/netabare}

21話
{netabare}
レオナとデパートへの買い物回

買い物途中に、ドラゴンの群れが現れ戦うことに。
占い師の婆さんと孫が、ダイの正体について次回語るらしい。
{/netabare}

20話
{netabare}
マァムの武闘家への転職修行へ旅立つ回
ポップ、チキンの為、告白出来ず…
転職完了まで、何話お休みなのだろう?

ハドラーに騙されたみたいなこといってたけど、
バランって、ダイの父親なのかな?
{/netabare}

19話
{netabare}
フレイザード、ハドラーに作られた魔物で、まだ1歳児だったw

ダイの空裂斬で敗れたと思いきや、次回、復活する模様。
{/netabare}

18話
{netabare}
ヒュンケルに助けられたクロコダインが、
借りを返して、ヒュンケルは死なずに済んだの説明からの
ヒュンケル vs ハドラー

仮にも元魔王が死んだふり作戦でヒュンケルを倒すとか、
どうなの?と思ったけど、闘気を使いハドラーを倒す。

次回から、フレイザードみたいだし、今度こそ倒したでOK?
{/netabare}

17話
{netabare}
ハドラー率いる魔王軍vsダイ達。
バランは、除け者にされていたから、ハドラーより強い?

窮地に陥ったダイ達に、クロコダインとヒュンケルが助太刀参戦!
これで、なんとか撃退できる?
{/netabare}

16話
{netabare}
マトリフオジサン、セクハラ爺さんだけど、
アバン一行メンバーだった100歳のいい人だった。

ポップに修行をつけ、ダイに指示を出し修行をさせて、
氷炎将軍フレイザードと戦う為のサポートをしてくれた。

ポップは大魔導士になるフラグが立った?
{/netabare}

14話~15話
{netabare}
vs 氷炎将軍フレイザード
魔法封じや相手の力を1/5に減らせる結界など、
力押し一辺倒ではないので強いし、
レオナを人質にとるのは地味に賢い。

全滅の危機を回避する為、暴走するダイを
背後から殴るマァム、ナイス判断。

逃げおおせた先で助けてくれたのは、マァムの知り合い?の
マトリフオジサンとは、アバン一行のメンバー?
{/netabare}

11話~13話
{netabare}
不死騎団長ヒュンケルとの2回戦目。

育ての父(モンスター)は、アバンではなく、
ハドラーに殺された真実が…

自力ではヒュンケルの方がまだ、ダイより強いのだろうけど、
ダイの特殊能力のお陰で勝てた印象。

ヒュンケルがマァムを「まるで聖母だ」(心の声)には、
持ち上げ過ぎかと。
{/netabare}

8話~10話
{netabare}
獣王クロコダインとの決戦。
臆病者ポップの活躍により勝利。

次の魔王軍からの刺客は、アバンの使徒長兄ヒュンケル。
勝てる気がしないのだけど…
{/netabare}

6話~7話
{netabare}
獣王クロコダインとの第一回戦。
マァムの参戦でなんとか撃退。

マァムの両親って、アバンと共に戦った戦士と僧侶って、
超良血統じゃない?
{/netabare}

1話~5話
{netabare}
主人公のダイが、勇者の家庭教師を自称する人物
勇者アバンとの出会いと別れ。

7日間で終了する修行過程の3日目で強制終了だから、
半人前勇者かな?
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5
ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

各シーズンの本命を蹴散らす底力

俺は原作コミックス号泣組。
さすがに今となっては断片的にしか記憶に残ってないけどね。
完結までやるらしい長丁場アニメ、途中で断念せずに観終えられるといいなぁ。

■5話目まで
{netabare}もうね、メガンテの手の動きだけで泣いちゃったわwwwww
更に追い打ちをかけるような一瞬のフローラ回想は卑怯というものだ。
格闘シーンの作画と演出は文句無し、劇伴の仕事っぷりも上々。
注文があるとすれば、ダイの声優さんにはもうちょっと頑張って欲しい。{/netabare}
まだまだ序盤、この先も期待を裏切らずにゴールしてくれることを願っている。

■32話目
やっぱポップだよな!!!(笑)

■40話目
2021年夏期のアニメも出揃ったけど、それらと比較するとこれが一番面白い
・・・・・かもしれない。
つーか今期は数が多いだけで不作の予感。

■46話目
やっぱポップだよなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
{netabare}ここで永遠の17歳が登板するとは思わなかったわ(笑){/netabare}
この先も楽しみだ。

■57話目
約束された名言集。
バーン様凄すぎwwwwwwwwwwwwwwwwww

■67話目
やっとここまで来た・・・・・やっぱポップだよな(泣)

■73話目
トラブルで1ヶ月待たされた。
でも許す、俺が許す(笑)
約束された神回とは言え、期待以上の出来にただただ感謝。
{netabare}キルバーンの「なぜだ?」の後に一瞬映るバーン様の表情が最高だわ。{/netabare}

■88話目
ビースト君かっけぇwwwwwwwww

■96話目
まさに勇者ポップ。
青臭いセリフのオンパレードもポップだから許される。
そして劇伴仕事し過ぎ(笑)

■99話目
とうとうここまで来た。
そして久々に声優:子安の本気を見た(笑)

■100話目~最終回
いや・・・上々のリメイクを見せてくれた制作会社と声優に素直に感謝。
2年に及ぶ長丁場もこれにて完結。
{netabare}最後のキルバーンの声の変調は鳥肌モノだったわ。
あれがもし機械的な処理ではなく声優の演技一つでやってるのだとすれば、
凄いとしか言いようがないな。{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

🏅全100話。勇者伝説の金字塔、堂々完結。

原作漫画は旧作アニメ版視聴後、完結までのアニメ化はないと諦めて購読。

【物語 5.0点】
あらすじは、勇者が大魔王を倒す。以上。

陳腐と思われる方もいるでしょうが、私はむしろ逆。
世の中、魔王は倒したけれど云々、魔王倒すの飽きたから云々……。
傍流シナリオばかりでウンザリしていた所へ始まったこの企画は待望。
あの『ダイの大冒険』が誰も歩まなくなった王道を再び驀進してくれる。
放送前キービジュアルで石碑に刺さった剣のビジュアルからは、
旧作アニメではなし得なかった完結を本気で決意してくれている。

私は放送前から終了まで興奮しっぱなし。
2年間、楽しい週末を過ごさせて頂き、本当に感謝しかありません。


全体構成はほぼ息継ぎなく大魔王軍との連戦が続く(作中時間でわずか数ヶ月)
特に全100話の内、3分の1はラストダンジョンでの最終決戦(作中時間で最後の1日)
最後の1クール超は大魔王バーン戦という極端なバトル偏重。

では、バトルばかりで内容がないのか?といえばそんなことは全く無く、
人間は勇者が守るに値するのか?人間の愛は奇跡を起こすのか?
バトルで突っ走りつつ、作品愛溢れるスタッフが、
原作全体を俯瞰する中で、重要な伏線となるシーンは演出を強化して王道テーマを補強していく。
数十話かけて積み重ねてきた主題がぶつけられるファイナルバトルは物語としても圧巻でした。

王道を語るには、相応の長尺と熱量が必須。納得の全100話でした。


中盤、ダイが竜騎士として覚醒後は、空中肉弾戦も増え、
『ドラクエ』というより『ドラゴンボール』かよ(笑)って感じでしたが、
終盤、多段階に変身するラスボスとの長時間の連戦、
ラスボスあるあるな、同一ターン複数回行動を体現した{netabare}“天地魔闘の構え”{/netabare}
バロメーターを補強する(※核心的ネタバレ){netabare}LUC値上昇レアアイテムとしてのゴメちゃん{/netabare}
など、終わってみれば割りとRPGだったなとの余韻も残りました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

往年の同スタジオのジャンプ原作バトルアニメと言えば、
戦闘で手描き作画が完全燃焼→後は野となれ山となれ。大乱調が定番でしたがw
キャラの高速移動や、崩落或いは攻撃してくるダンジョン、巨大ボスなど、
適宜CGで下支えすることで2年100話のマラソンを完走。
そりゃ手描きで表現してくれるに越したことはありませんが、
人物が原型を留めなくなる位だったら、平凡でもCGの方がマシです。

近年は作品間のCGソース、環境共有も進んでいるのでしょうか?
作品の安定のためには良い傾向だと思います。
だからこそ放送延期をもたらしたランサムウェア等、ウイルス対策は厳重にお願い致します。
(勇者の快進撃を止めたのは大魔王ではなくハッカーだったとかシャレになりません)


表現自粛ムードがはびこる昨今のトレンドにもれず、
本作もまた原作からのエロ、リョナ自主規制もありました。
ただ私は原作コミック読んでいる際、テーマの核心部分に踏み込むタイミングで、
エロにかき消される面も感じていてw
例えば、上記でも述べた終盤の(※核心的ネタバレ){netabare}ゴメちゃんの正体についても、
あの奇跡も“神の涙”によるものだったのか!との感動より、レオナ姫の乳首ばかりが気になってw{/netabare}
適度にエロを隠すことにより、テーマに集中できたという面では良かったと思います。

それでもマァムの生脚を黒タイツで隠すなんて邪道との異論があることは認めますw
ただ、私は、10年後、このアニメで黒タイツフェチに目覚めました
と思い出を語る元・青少年たちが多数出現することを予言しておきますw


【キャラ 5.0点】
漫画編集者から戦力外通告される程の“凡人”→勇者の名コンビに大化けしたポップ。
脇が甘い&セコい元・魔王→熱い魂を持った漢の中の漢に覚醒したハドラー。
両鼻垂れキャラの急成長という『ダイ大』の核心を表現し切った時点で高得点。

死んだはずのアイツが復活!もバトル物の典型ですが、扱いを誤れば茶番に転落する諸刃の剣。
そこを勇者に出逢った人々は皆その熱に押されて、勇敢な仲間になるという熱量で押し切る。

ダイとレオナ姫のボーイミーツガールだけでなく、
ポップ、マァム、ヒュンケルの三角関係を軸にした恋愛模様も愛の奇跡を彩る良いスパイス。
私は{netabare}先の魔王戦から続くフローラ姫とアバン{/netabare}かな。
勇者は目を離すと何処でも行ってしまうので、もう離さないように。


【声優 4.5点】
脇に至るまで高ランクなキャストを配する声優業界総力戦。

噛ませ犬ポジションで北の勇者・ノヴァ役の岡本 信彦さんを一話で消費する豪華さ。
(但しノヴァは終盤カッコいいところを見せてくれましたが)
ハドラー親衛騎団も、ヒム役・三木 眞一郎さん、アルビナス役・田村ゆかりさんなど、
断じてチェスの捨て駒じゃない力の入ったキャスティングで勇者たちと対峙。
{netabare}ブロック役の川島 得愛さん{/netabare}に至っては本当に一言しかセリフがありませんでしたw

ラスボス役には私の期待&予想通り{netabare}ミストバーン役の子安 武人さんを、真・大魔王バーン役にスライドさせて来ました。
魔界一と称される実力と長寿故の傲慢なテラ子安ぶり。これもまた伝説です。{/netabare}


勇者ダイ役を演じた2年間、他作品での充実ぶりも著しい種崎 敦美さん。
その他、ポップ役の豊永 利行さんらは、
放送前から、他の現場に行くと、周りの声優さんから、
『ダイの大冒険』やるのか?といった感じで激励されたのだとか。
声優業界にとっても本作は待望であり、
悲願成就のために選ばれたキャスト陣が熱演したことが伝わるエピソードです。


【音楽 4.5点】
劇伴担当の林 ゆうき氏。
明快なシンフォニック・ロックで伝説を盛り上げる。
「竜の騎士」と「勇者たちの力」の両バトルBGMがメインフレーズの双璧を成しましたが、
私が評価したいのは全99回を完投した「次回予告」
アバン役の櫻井 孝宏さんを起用した分かっているナレーションと合わせて冒険心を持続させた。
これもまた100話マラソン完走の原動力でした。

若手男性アーティストフェスの様相を呈した主題歌群。
ここも安直なタイアップではなく、
監督オーダーにより、放送部分のテーマを汲んだ歌詞世界が展開。

劣等感を振り払い立ち上がるXIIX(テントゥエンティ)の2ndED「アカシ」
ラストバトル前に花開いた恋愛要素を斟酌したハンブレッダーズの3rdED「名前」
達観した勇者の境地に寄り添い作品を締めくくったミテイノハナシの4thED「飛ぶ鳥は」
など歌もまた愛をもって作品に寄り添い続けてくれました。




【32話迄の評価・感想】抜群の手応え♪このまま勇者と人間を問い続けて突き抜けて欲しいです。

{netabare}
節目のバラン戦を終えて。

【物語 4.5点】
物語最終盤のテーマ完遂を視野に、熱の籠もったシナリオを展開。

数千年生きる大魔王や魔族に比して人間は矮小な生き物。
心の弱さから悪事を働いたり、卑屈に長い物に巻かれたりもする。
そんな人間など果たして助ける価値があるのか?
いや、それでも人間の心には奇跡を起こす可能性が秘められている。
俺は人間を信じる。

作品愛溢れるスタッフたちが、
原作連載を通じて完成されていった人間と勇者に関するテーマを咀嚼した上で、
物語を再構成しているという手応えが、序盤から場面ごとにヒシヒシと感じられる。


既に完結済コミックの再アニメ化とあって、原作ストックを気にせず、
テンポは旧作比約1.5倍とペースアップ。

そのため序盤のコミカルシーン等を中心に飛ばされた描写もあるが、
それ以上に原作を理解してくれているという感謝の方が大きいです。

{netabare}一部に例えばマトリフ師匠のセクハラがマイルドになった等の批判もあるそうですが、
私はマァムへのおさわりを自重したことを悔恨するより、
かつて世界を救ってくれた勇者たちを掌返して冷遇する
人間への恨み言を押えてくれた事を評価したいです。{/netabare}


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

魔法や必殺技のエフェクト、一部人物作画だけでなく背景等にもCGを交え、
決してソースが無尽蔵ではない手描き部分を下支えし、
長期放送マラソンでも底割れしない安定度を確保。

もっと手描き感が欲しいとの要望は残るが、
CGならではの高速カメラワークを生かした、
フィールドを広く使ったバトル動画の熱量の方が上回る。

バラン戦など『ドラゴンクエスト』というより、むしろ『ドラゴンボール』かw
って位の超絶空中肉弾戦だが、
吹き飛ぶ大地も含めて、東映アニメが追求して来た
バトルシーンにおける手描きとCG融合の一つの到達点。


【キャラ 4.5点】
「男子三日会わざれば刮目して見よ」

大魔王戦まで{netabare}僅か3ヶ月余り{/netabare}の超短期間で劇的な成長を遂げていく勇者たち。

勇者ダイも出自に関する過酷な現実等を知りつつも、人間を守る信念を貫く、
驚異的な成長曲線を見せる。

そして、やはりポップの敵前逃亡するヘタレぶり→命懸けで仲間を守る。
底入れからの上昇カーブは期待通りの熱さ。


{netabare}クロコダイン、ヒュンケル{/netabare}と、
ダイを台風の目に、悪ですら改心して仲間が増える王道パターンも良好♪

魔王こと魔軍司令ハドラーもここまでは、
アバンに虚を突かれ、大魔王バーン様にドヤされるハナ垂れ三流魔王ぶりですがw
ポンコツからの上昇という意味ではポップと双璧を成すカッコいいキャラなので、
今後の再現に期待したいです♪


それにしてもバーン様が本格始動しない段階で既にこの熱さ。
ヤバいな……。


【声優 4.5点】
主人公ダイ役の種﨑 敦美さん。
私にとっては熱血少年ボイスの印象は少なかった方でしたが、
「主人公役はその作品をいちばん愛していないといけない」
との作品愛高めのスタッフ・キャスト陣の中でも、
さらに突出した信念で勇者を熱演♪

マァム役の小松 未可子さん。男勝り⇔母性愛
レオナ姫役の早見 沙織さん。オテンバ姫⇔カリスマ性
ポップ役の豊永 利行さんと合わせて、
主要キャストも振れ幅が大きい役柄を好演。

あまり間を取らない脚本で、キャストの感情表現に寄る場面も多々あるが、
作品理解に基づいた、切り替えもお見事。


対する魔王軍もクロコダイン役の前野 智昭さん、ヒュンケル役の梶 裕貴さん、
フレイザード役の奈良 徹さん、バラン役の速水 奨さん……。
と幹部を一役一役、錚々たるキャストが演じる重厚さ。

特に前野さんのクロコダインは発声原理不明な唸り声が獣王の生き様にマッチ。
先日の{netabare}「ギガブレイクでこい……!!」{/netabare}もシビれました♪


その他、バラン配下の陸戦騎ラーハルト役に石田 彰さん。
占い師少女メルル役に小原 好美さん。
と脇に至るまで一線級を起用する業界総力戦の様相。


今後、面白そうなのはミストバーン役に子安 武人さんが配されていること。
滅多に喋らない設定の魔王軍幹部に子安さんとか、
後々、テラ子安で独演させる気満々でしょwって感じでソワソワします。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は林 ゆうき氏。
テンポ重視の流れで作品を熱くするには、
BGMも前面に出張って感情を揺さぶる瞬発力が求められるが、
オーケストラに、軽快なドラムを融合させた音楽は攻撃力抜群♪
特に作曲者自身もお気に入りだと言う「竜の騎士」は、
私も反撃の狼煙を上げる際にチョイスする逸品♪


OP主題歌がマカロニえんぴつ「生きるをする」
同バンドは1stEDの「mother」も担当。
2ndEDはXIIX(テントゥエンティ)「アカシ」
いずれも歌詞に散りばめられた挫折と成長の要素が、
冒険が進むに連れ、徐々に染み込んで、温まってくる佳作。{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 28

68.5 14 魔族でファンタジーなアニメランキング14位
Helck(ヘルク)(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (164)
437人が棚に入れました
魔界のとある国。一人の勇者の手によって魔王が倒され、新魔王の座をかけた競技会が開かれることとなった。 大会責任者の帝国四天王ヴァミリオは、敵であるはずの人間の勇者ヘルクの参加に激怒する。 決勝戦を前に魔王ウルムの城が陥落した一報を受け、ヴァミリオはヘルクを含む決勝に残った選手たちと共にウルム城奪還へと旅立った。 笑顔で「人間を滅ぼそう」と語るヘルク。 果たしてその言葉は本心か? 笑顔に隠された真実とは……
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ギャグとシリアスのバランスがいいファンタジー

[12.27見終わって]
各話感想をちょっとさぼっちゃいましたけど、後半の過去編もシリアス展開ながらもヘルクの笑顔の陰に隠された苦悩と「人間滅ぼそう」の意味が分かったりしましたし、相変わらずのヴァミリオやピウイなどのキャラも良くて最後まで楽しく見ることができました。
最終話のヴァミリオの決意で締める構成も、1話の頃と比較するとじんわりくるものがありました。
・・と楽しめたんですが・・
色々と伏線回収できてないし、そもそも敵との戦いが続いてる中での終わりはびっくり。
2期前提なのかなって色々と調べたけど何も情報なし。。
何かの形で続編があることを信じて待ちたいと思います。

[9.17追記]
後半クールのPVが公開されてました。
https://www.youtube.com/watch?v=M8Qq-pltl6Y&t=1s
これ見るかぎり、結構シリアス展開になっていくみたいですね。

[初回感想]※各話感想は下にあります。
勇者によって魔王の一人が倒され、魔界では次の魔王を選ぶトーナメントが開催されていた。
大会の責任者である四天王のヴァミリオは、参加者の中に人間の勇者ヘルクがいることに激怒して・・
で始まる物語。
原作はサンデー系のWebコミックで完結。全12巻みたいですが未読です。

調べてみたらアニメは連続2クールで全24話予定なので、原作すべてアニメ化される・・のかな。

夏アニメ選定の時からなぜか気になってたこの作品。
勇者が人間滅ぼそう!と笑顔で言ってるPVとか、ギャグっぽいんだけどその中に漂うシリアスな空気とか。
あとイケメンじゃない主人公とかw

でもあんまりハードル上げないようにしながら視聴開始。

怒りまくる四天王ヴァミリオと冷静な大会副責任者ホンのコントみたいなやりとりが面白いw
声優さんが上手なのもあるのかな。ホンの「あっつ!!」は可笑しくて笑っちゃいました。

その中で時々挟まれる人間の国の謎がいいアクセントになってて先が気になる感じも好きかも。

面白そうなのでほどほどに期待しながら見ていきたいです。

1話「勇者ヘルク」
{netabare}料理対決のパフェ食べてるヴァミリオの顔、なんとなく異世界おじさんのエルフみたいw
魔王を倒したのはヘルクじゃなくて弟で、ヘルクは弟殺しの大罪人とか、攻め込んだ翼の戦士たちとか
謎が多くて先が気になります。次回が楽しみです。{/netabare}

2話「運営スタッフのアン」
{netabare}ほらやっぱりきたー!!ってヴァミリオ、ヘルクのこと結構認めてますよね。
決勝は翼の兵士たちからウルム城を奪還することになり、ヴァミリオが運営のアンとして同行することに。
ヘルクと対面したヴァミリオのすごく嫌そうな顔としつこく握手を求めるヘルクが可笑しかった。
今回もギャグ風味な展開でしたけど、次回からシリアスな展開が待ってるのでしょうか。
ED結構いいですね。ヘルクとヴァミリオはいい友達になりそうな気がします。{/netabare}

3話「未知の敵」
{netabare}大地の毒を制御するために魔族がいるの?
そもそも毒ってなんであるんだろう。大昔事件があったとか?
新世界生物って何?などなど謎が多いですけど今後解明されていくのでしょうか。
そんな謎も気になるけど、キャラたちの掛け合いが面白くて。
身軽なケンロスやチョコ好きドルーシのボケに冷静なツッコミをするヒュラ、キレ芸が面白いヴァミリオなどなど、見てて楽しいです(^^♪
ホンのいつまでですか~!にも笑った。。
そんな中、ヴァミリオがヘルクにつぶやいた「戦え・・」にじんわり。
ヘルクの本心を疑いながらも信じたいヴァミリオの気持ちがわかる言葉でした。
次回が気になる引きも良いですし、これ結構良作かもしれないです。{/netabare}

4話「衝撃」
{netabare}翼の戦士って何かドーピング的なもので人間を改造したもの?
大地の毒や新世界生物と何か関係ありそうな・・でもよくわからないです。
やっとドルーシが活躍したと思ったら。。ヒュラのツッコミいいですねw
ヴァミリオと助けようとしたヘルクがどこかへ飛ばされて・・
この展開、無職転生を思い出しました。
ヴァミリオとヘルクの2人旅になるのかな?変な鳥も気になりますw{/netabare}

5話「孤島の村」
{netabare}知らない島に飛ばされてしまった二人。
この話で一番印象的だったのは・・あの鳥!!
かわいいへんてこな鳥ピウイが面白くて。。声も好き。
ヴァミリオのばかぁー!も定番になってきましたねw
海に沈む遺跡とかまたまた謎が深まったけど、実は結構壮大な話だったりする?{/netabare}

6話「襲来」
{netabare}ヘルクの悲しみみたいなものが少しだけど語られましたね。
ヴァミリオとヘルクの夕食でのお互いまっすぐな会話がいい。
翼の兵士になると人格も変わってしまうみたいだけど、なぜヘルクだけ逃れられたんだろう。そして弟の死の謎も。
アズドラ様、ギャグ要因かと思ってたら意外とカッコ良くて強い!
魔界の強さって、四天王>魔王みたいですね。
各地方に城が複数あって、そこの城主が魔王で、四天王は帝国ですごく強い人たちのことかな。{/netabare}

7話「人間の王」
{netabare}人間の王って不気味な感じだけど本当に人間?
北で魔族が戦ってる魔物って新世界生物?
なんとなくだけど、人間の王って新世界生物じゃないかなって。
ヘルクとヴァミリオのやりとりにほっこり。もう仲良しですね。
最後、ピウイにまたまた笑わせていただきましたw
ほんと、謎鳥いいキャラしてる。{/netabare}

8話「大陸へ」
{netabare}魔女に会えたヴァミリオとヘルクたち。
ヴァミリオによく似た魔女とピウイに似てる大きな鳥・・これって!?
ヘルクを危険な存在だと注意を促す魔女だけど、実は色々と知ってるような気がします。
島を出た二人・・こっそりピウイがついてきてやったーって嬉しくなるわたしw
帰れって言われて不服そうな顔しながらピーって鳴くピウイかわいい♡{/netabare}

9話「蛮族トースマン」
10話「地図を求めて」
{netabare}ギャグとシリアスのバランスがほどほどにいいかもって思うけど、できればもうちょっと世界観にこだわりがあるともっと面白くなると思う。
例えばトースマンの王を倒して元に戻ったのはいいんだけど、お姫さまだけ人間みたいなキャラデザだとちょっと違和感あるので、ちゃんとかわいい猪のお姫さまにして欲しかったかな。
吟遊詩人の女性がちょっと気になります。{/netabare}

11話「吟遊詩人の唄」
12話「信じる心」
{netabare}闇の戦士の不気味な力。
何度でも蘇る翼の戦士やトースマン王と何か関係あるのでしょうか。
それよりもいつもニコニコしていたヘルクの怒りに満ちた顔が闇が深そうな感じがして。
ピウイを見てると、森〇チョコボールを思い出すのは私だけかなw
次回から後半クール。PV見るとこれからシリアス展開になっていくのでしょうか。{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 29

でえ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

誰がなんと言おうと神作品ですよ

原作は数年前に完結した漫画で、カルト的な人気を誇る名作です。
今まで読んだ漫画の中でもトップ5に間違いなく入るくらい好きです。

大好きな作品なだけにレビューを控えていましたが、アニメ2クール1話目(13話)みて素晴らしいアニメになることを確信。


コミカルなテイストで描かれる序盤、人間の勇者であるヘルクが「人間滅ぼそう」と魔王決定トーナメントにエントリーするところから物語が始まります。

話が進めば進むほど序盤のコミカルな雰囲気は徐々に反転しダークになり、その暗い中でも美しく回収されていく伏線に熱いストーリー、活き活きとしたキャラクターたちにどんどんと魅せられていくことでしょう。


作画はちょっと気になるけど、老若男女誰にでもオススメできる本当に良い作品なので視聴を強くオススメします。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 4

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

謎多きアニメ

これは面白い。
魔界の勇者を決める大会に宿敵の人間が現れ、無双していく。
前の魔王はなぜ倒れたのか。
どうして街に人がいないのか。
そして魔王城を襲う集団の正体は?
謎に満ちたコメディっぽい魔界の物語。
だいたいにおいて主人公の顔がなんか変だ。
遠くへ飛ばされたヘルクとヴァミリオの旅での駆け引きも面白いところ。
魔族側に良いキャラが多いので、魔族を応援したくなる。
まだ続きますので、期待の作品です。

12/26
最終話まで視聴。
今シーズンは大部分を過去の回想に使ってしまい、なかなか話が進展せず。
それでも丁寧に話を描いてくれて、謎は解明され、状況が良く分かった。
そして希望の持てるラスト。
結局後半はヴァミリオとヘルクの二人の物語になってしまった。
終盤でバタバタした感はあったが、
うまくまとめてくれたのではないだろうか。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 8

66.7 15 魔族でファンタジーなアニメランキング15位
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (100)
318人が棚に入れました
「もしかして、これが恋ってやつなのかっ!!!」 孤独な魔術師は一人の少女に恋をした 悪の魔術師として人々に恐れられているザガン。 不器用で口の悪い彼は、今日も魔術の研究をしながら領内の賊をぶちのめしていた。 ザガンは、悪友のバルバロスに誘われて参加した闇のオークション会場で、魔王の遺品として出品された白い髪のエルフの少女ネフィと運命的な出会いを果たす。 全財産をはたいて、ネフィを自身の城へ連れ帰ったが、これまで人付き合いをすることのなかった口下手なザガンは、ネフィにどう接していいかわからないまま、まともな会話も出来ず狼狽えるばかり。 これからはじまる二人の共同生活の行方は如何に―。 口下手な魔術師と美少女エルフのじわキュンラブコメディ。

声優・キャラクター
ザガン:小林裕介
ネフェリア(ネフィ):市ノ瀬加那
シャスティル・リルクヴィスト:菱川花菜
バルバロス:谷山紀章
フォル:美坂朱音
ラーファエル・ヒュランデル:稲田徹
マニュエラ:伊藤彩沙
ナレーション:森川智之

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

男性受けしそうな作品だが。もっと評価されてもいいのでは?

こういった魔法・魔王+ヒロイン等々の?アニメーションは,たくさんありますが,はっきり言ってしまえば男性性目線でつくられた作品だと思います。

エルフがヒロインとして登場して活躍するお話は?珍しいといえば珍しいですが,それに加えて。ヒロインのかわいらしさが男性の気を引くんだと思います。しかもヒロインが案外たくましいというのも,よくある設定なんですが,もちろん女性が好きになってもいいような作品だと思うんです。ですから、もっと評価されてもいいような気がするんですが。いかがでしょうか?

なぜ男性目線が?というと鑑賞すればわかると思いますが。 大方の男性というのは?コミュニケーションにおいて不器用なので,自分が本当に好きな女性に対して,どう愛情表現したら分からないというのは本音でしょうね。それでいて,魔王でありながら,まるで泥棒の義賊であるような。ひねくれた淋しさに裏付けられた正義感もあって。見ていてそのギャップが面白いと思います。

ただ、この作品は?最初からとても強気で,地上波ではやったりしていないし,一部の。有料動画サイトでも。さらにお金を払わないと見れないというハードルがあったりして。 BS放送の第一回目から。ブルーレイのCMを入れるなど,いかにもブルーレイを買わせようという意図が見え見えで,そのあたりは?きっと興ざめなんだろうと思います。

「リゼロ」のレムのような,ヒロイン像を目指しているんだと思いますが,比較しい作画は少しだけ甘いような気がします。しかしながら、好きなジャンルの作品でもあるので。(今のところは)今後の展開に期待したのと思っています。

その後の話の展開もありきたりで「転スラ」3期の方が、話の進展は堂々巡りしてるけれど、後者の方が見がいがあるし,面白い。

小説~漫画⇒アニメと発展しているようですが,どこかで肝心な部分を落としてきたのかも。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

略称は「まどめ」。略し過ぎでは…^^;?

この作品の原作は未読です。
ネフィリアというヒロインを市ノ瀬さんが演じると知り視聴を決めた作品ですが、蓋を開けてみるとフォル役の美坂朱音さん、シャスティル役の菱川さんの演技も上々で毎週の視聴の楽しみな作品でした。


悪の魔術師として人々に恐れられているザガン。
不器用で口の悪い彼は、今日も魔術の研究をしながら領内の賊をぶちのめしていた。

ザガンは、悪友のバルバロスに誘われて参加した闇のオークション会場で、
魔王の遺品として出品された白い髪のエルフの少女ネフィと運命的な出会いを果たす。

全財産をはたいて、ネフィを自身の城へ連れ帰ったが、
これまで人付き合いをすることのなかった口下手なザガンは、
ネフィにどう接していいかわからないまま、まともな会話も出来ず狼狽えるばかり。

これからはじまる二人の共同生活の行方は如何に―。

口下手な魔術師と美少女エルフのじわキュンラブコメディ。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品を完走して振り返って思う事…
ネフィリアがメッチャ尊い…もうこれに尽きます。
そしてネフィリアと市ノ瀬さんの相性もこれ以上無いくらいに完璧な組み合わせ…
作り手の皆さんの狙い…まんまと成功したのではないでしょうか。

ネフィリアの可愛らしさは所作や言動もさることながら、エルフの長いお耳がピクピクすることろ。
犬の尻尾くらい感情に富んでいて表情と相まって、ザガンと一緒に何度悶絶しそうになったことか…
あの破壊力は相当にいヤバいっ!

フォルの立ち位置も中々良かったのではないでしょうか。
全身鎧の姿で登場した時には、思わず「七つの大罪」のエリザベスが脳裏を横切りましたよ^^;
演じた美坂さんは、主要登場人物を演じるのは今回が初めてだったようですが、ドラマCDでフォルを演じたのが長縄さんと知り、なるほど類似点あるかも…なんて思いました。

シャスティルを演じた菱川さんは、これまでプリキュアシリーズに出演されていたようです。
プリキュアシリーズへの出演を希望する声優さんは沢山いらっしゃるようですが、これまで相当に実績を積んできた方でも、プリキュアシリーズの門戸はかなり狭いと聞いたことがあります。
だから一番最初に出演する作品がプリキュアって、きっと物凄い事なんだと思います。
シャスティルは戦闘以外はポンコツキャラでしたが、また違う一面を見たいと思った声優さんでした。

一方、物語の方は遅々として進展しない魔王とエルフの恋物語…なのかもしれませんが、進展する気配が見えないので、いっそシャスティルちゃん頑張ったら?
とも言いたくなる展開が個人的には好きだったり…

シャスティルのザガンに対する複雑な想い…
公式サイトのキャラ紹介欄にはそう書かれていましたが、その気持ちが痛いほど良く分かります。
自分とザガンの立場は真逆で、接点を持つこと自体が禁忌…
自らが滅する相手と心に決めていましたが、ザガンの心の一端を知り気持ちに揺らぎが生まれます。
だって、自分が言い聞かされていた偶像にまるで似つかわしくないから。
物語ではこの辺りの展開もしっかり回収してくれていますので、見どころの一つだと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、The Brow Beatさんによる「ワカラナイアイ」
エンディングテーマは、山本彩さんによる「ブルースター」

1クール全12話の物語でした。
リアルタイムで完走したので相当お気に入りだったんだと思います。
これは、リアルタイムに視聴していない作品がお気に入りじゃない、という事ではありません。
時間が有限であるのが悪いんです…^^;
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 7

68.5 16 魔族でファンタジーなアニメランキング16位
異世界のんびり農家(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (232)
741人が棚に入れました
ブラック企業で体を酷使し闘病の末に命を落とした青年・火楽(ヒラク)が神様に授けられた「万能農具」を手に、異世界で吸血鬼や天使、エルフなどと出会いながら、第二の人生を送る農業ファンタジー。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

スローライフもだけど内政物として観るととても楽しいなろう原作アニメ

ただし「のんびり農家」なのは3話くらいで、どちらかというと「農村」ないしはほぼ「国家」と言った方が正しいかもしれません。

『転生したらスライムだった件』のスピンオフ『転スラ日記』にも通じるところがあるかも。

「小説家になろう」での原作は読んでいて、コミカライズもかみさんが購入しているのでそちらを読ませてもらっていますが、商業出版されているライトノベルは未読です。

お話としては生前はオーバーワークが原因で結局病死してしまった街尾火楽(まちお ひらく)が異世界の創造神さまの力で転生し、そのときに転生ボーナスとして病気にならない健康な身体と「万能農具」を授かり、「死の森」と呼ばれる危険な秘境を開拓して「大樹の村」を作って仲間を増やしていくというものです。

なかなかヒラク以外の男性の住民が増えずにハーレムっぽくなっていく「なろう転生ファンタジー」的なところはあるのですが、このアニメ化ではヒロインの一人であるルールーシー・ルーを中心として演出などでハーレム感をマイルドに表現していて、忌避感を下げていると思います。

またルー中心に描くためのエピソード順の変更や登場キャラクターの整理(原作には出てくるがアニメでは登場しないキャラがいる)ということが生じているのですが、私見としては原作のエッセンスは大きく損なうことなくうまく処理できていたと思います。

あとはいくつか特筆すべき点を挙げるとすると:

[作画]
動きとかで作画枚数を多く割いたりはしてないけど、SDキャラの使い方が最高に上手い。

[声優]
作中で様々な状況により外見年齢や心情の変化が多いルーの、状況による演じ分けが素晴らしい。

[音楽]
第6話でのワイン造りのために収穫したブドウを踏むときに初出だった挿入歌が名曲で、後のエピソードでも様々なアレンジで使用されます。
(ただし、歌詞はまったく意味わからんですが。)

[キャラ]
ヒラク以外のキャラの多くが、大樹の村の内外を問わずけっこう経済的あるいは政治的な合理性に基づいて行動するのでストレスがたまりにくいです。ここまでみんな有能に描かれるなろう作品は少ないかも。

[ストーリー]
ヒラクが感じることと、むこうの世界の常識が微妙にすれ違っていてそこから生じるコント的なやりとりが面白いです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 22
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ウラ設定がヤバい、DASH(it)村

いきなり私的な嗜好のハナシで恐縮なのですが、
基本的に僕は『ハ-レムもの』というのがキライであります。
最近だと、完走した作品はほとんどありません。

  だってさあ……

  なんだコイツ、とか思っちゃうような主人公に、
  よりどりみどりの美少女が次々寄ってきてキャッキャウフフ。
  ねえよ、と言いたくなるご都合テンカイに世界観がムンクの叫び。

  でもって、その美少女たちが、
  リアル女子なら一発でカエル化しそうなクサいセリフに感動し、
  好きよ好きよのがぶり寄り。
  優柔不断な主人公をめぐって押し合いへし合いせめぎ合い。
  ラッキースケベもたっぷりあるでよ皆の衆。

  と、DT乙、としか言いようがないハナシが目白押しなんですもの。


本作『異世界のんびり農家』も、見る前はその系統かと思っていました。
あいかわらず原作は未読なんですが、その原作が、
  なろう系
  +異世界転生もの
  +ハーレムもの
  +スローライフもの
なんて、ほとんどマンガン確定じゃないですか。
ですからまあ「Aパ-トぐらいは見てもいいかな」ぐらいのつもりで、
点棒8000点ぶん握りしめて視聴を開始しました。

  結果はというと……みごとに完走。
  ためいきもストレスもなく、楽しく見ることができました。
  けっこう、というか、かなり好きかもです、これ。

  そもそも、妄想ラブ要素が満載の『ハ-レムもの』じゃなく、
  いわゆる『環境ハ-レムもの』でしたしね。
  アレな方には物足りないでしょうが、拙にとっては実によき。

  あにこれの評価を見る限り、けっこう厳しめの意見が多く、
  完走しなかった方、ハナから相手にしてなかった方も多そうですが、
  モノづくり的にも『かなり興味深いトコロ』があるんですよね。

  というわけで、ほとんどの方にスル-されるのを覚悟しつつ、
  製作的な見どころも踏まえたりしながら、
  ちくちくと本作を語ってみようかと思う次第であります。


おハナシは、神さまの手違いで過酷な人生を強いられたという、
主人公の街尾火楽(まちお ひらく)39歳が、
つぎの人生では人のいないところでのんびり農業でもしたい、
という願いを聞き入れてもらい、
健康なカラダと『万能農具』を与えられ、森の中へ転生したところから始まります。

この森、実は『死の森』と呼ばれ、
魔物がめっちゃ徘徊していて人が寄りつかない(寄りつけない)という、
おおよそ『のんびりと農業を営む』には全く適さない過酷な場所でした。

ただ、与えてもらった『万能農具』がスグレモノ。
あらゆる農具(それも超高性能)に変化するというだけでなく、
  ・どんなに作業を続けても疲れない。
  ・念じて使うだけで、種がなくても願った作物がすぐに芽をはやす。
  ・ドラゴンすら倒す武器にもヘンシンする。
という、リアル農家の方々が逆上しそうなチ-トグッズであるわけです。

この『万能農具』のおかげで、
テレビでしか農業を知らないヒラク君もなんとか体裁を整え、
柵で魔物を防止しつつ、孤独な自給自足生活をスタートさせることができました。

やがて、一人、また一人と、
同居する『村人』が増えていきます。
(ヒトではなく、吸血鬼や天使、エルフなどの亜人ですが)

最初のころの村人は「追われてる」「住むところがない」など、
ワケありの、そしてけっこうな、いや、かなりの美人さんばっか。
ところがこの村人たち、建築や道具づくりなど村づくりに有用なスキルもち。
しかもなかなかにパワフルかつワイルドで、
居住区は少しずつ、健全かつ文化的に発展していきます。

こうなると移民希望者が増え、雪だるま式に人口が増加。
リザードマンだの鬼人族だのも移住してきて、
ワインなんかも作れるようになり、そこそこの『農村』へ進化します。

近隣の町や村、さらに魔王なんかと物々交換による『交易』もはじまり、
ついにはじめての赤ちゃんも産まれたりして、
のびのびと、明るく楽しい農村ライフが続いていくのでした。

 ……とまあ、リアル農家の方々からはジト目でにらまれそうな、
   ある程度はリアルだけど、かなりのご都合主義、
   アニメだからこそ許される『楽しい農村づくり』物語なのであります。


僕がこの作品を『よき』と評価しているのは以下のポイントです。

  ① ロリっ子がでてこない。
  ② ラブ要素・恋のさやあてみたいな部分が一つもない。
  ③ 女の子が『守るべきもの』でなく『たくましきもの』として描かれている。
  ④ ラッキースケベみたくチープな演出がない。
  ⑤ 主人公のヒラクくんがオンナにハァハァしない。

まず①『ロリっ子がでてこない』ですが、これ、ダイジですよね。

  このテの作品って『ロリ成分命』みたく考えてる方が少なくありません。
  開拓初期に非労働力のロリはいらんだろ、
  という極めてまっとう、というかイッパン常識的な考察に対しても、
   『見た目はロリだけど実は300歳』
  なんて使い古された手で強行突破してきますしね。

  その点、本作にはロリ成分がほとんどありません。
  物語後半、移民の中にショタだのロリっぽいのが混じりますが、
  あくまでもモブで本筋にカンケイなし。実によきです。

次に②『ラブ要素・恋のさやあてがない』のもグッジョブかと。

  村にやってくる美女たちは、
  みんなヒラクくんに『好感』はもつけれど『好感どまり』なんですね。
  あくまでも『いい村長さん』であってレンアイ対象じゃありません。
  (繁殖の『種馬』にしたいとは思ってますが)
  {netabare}
  そもそもヒラクくんは第一村人のルールーシーに、
  誤解と勢いでプロポーズをして、OKされているんですよね。
  ですから、
  最初っから『他のオンナのだんなさま』ポジションですので、
  ラブの対象としては外れているんです。
{/netabare}
  そんなわけで、実にケンゼンにのびのびと、
  明るく楽しく農業に従事しているところが実によき、であります。

そして③『女の子がたくましきものとして描かれている』ところも好感度大。

  ラノベ系の作家って女の子を『守りたい』傾向があるっぽくて、
  どんなツンデレだろうが女騎士だろうが、
  最後はオトコに守ってもらって目がハート、というのがお約束かと。

  その点、本作のキャラには『男性依存』の傾向がみじんもありません。
  ヒラクくんってチ-ト武器のおかげで最強なんですが、
  本作においては、それと『目がハ-ト』は別モンダイになっております。

  開墾・土木・建築などの力仕事も自分たちでこなしますし、
  『自分のチカラで生きる』という姿勢が身についているんですよね。
  丸の内の有能OLみたく、しっかり働き、しっかり飲み、しっかり遊び、
  いやほんと、みんなかわいいクセに、たくましい。
  オトコがなんぼのもんじゃい、と。

  こういう自立性、というかたくましさって、
  なんかあったら『政府・世間のせい』にする男連中にも
  ぜひぜひ見習ってほしいものであります(←差別発言)。


さらに④『ラッキースケベみたくチープな演出がない』ところもよき。

  というか、みんなワイルドかつたくましいし、
  そもそも亜人ですからジョ-シキも我々とは違うのであります。
  ハダカ見られたぐらいで赤面して、
   「ばっ、バカっ、あああ、あっち向いてなさいよっ」
  なんて定番のセリフ吐くヤツ、いないんですよね。

  男の子みんな大好き『モジモジ・うじうじ・テレテレ』演出もなし。
  混浴も平気で、ヒラクくんの方がモジモジだし、
  脱衣麻雀も大喜びでやって「脱~げっ、脱~げっ」の大合唱。
  
  で、そういう設定だからサービスカット大満開の章かと思いきや、
  全12話で、お風呂シ-ンが一回あるだけ。実によき。
  おさわり厳禁オトナの社交場、がきんちょはお帰りくださいまし、

最後の⑤『ヒラクくんがオンナにハァハァしない』もポイント高し。

  環境的には、美女にかこまれウハウハのハ-レム状態。
  そしてその美女たちのほとんどが『繁殖』をしたがっているわけでして、
  その気になればアラブの王様みたいな暮らしもできるわけです。

  でも、しない。奥さま一筋。
  だからといって、べつに草食系をこじらせているわけでもなく、
  奥さまとの間には、きっちり子どもを作っております。

  いやあヒラクくん、アンタ男だよ。


とまあ、ここまでがアニメに描かれているハナシ。
なかなかにケンゼンな『環境ハ-レム村』だと思うじゃないですか。
で、その方向でレビュ-しようかなと思い、
下調べとしてウィキペディアで原作情報を見てですね……思わず

  Dash it!(なんてこった、ちくしょうめ)

と叫んじゃった次第です(あ、いえ、実際には叫んでませんが)。

で、ここからはウィキで調べた原作情報・ウラ設定。
正直『反転術式かよ』と思うぐらい作品を見る目が変わっちゃいますので、
まるっとネタバレで隠しておきますね。
  {netabare}

 原作では、第二村人のティアって、
 入村当初からヒラクくんの『第二夫人』なんですね。
 ルールーシーの策略でティアもヒラクくんと「励む」ようになって、
 なりゆきで二番目の妻になっているそうなんです。

   アニメでルーが「わたし一人じゃカラダがもたないのよぉ」なんて、
   なにそのオモシロ掛け言葉、みたいな台詞いってましたが、
   実際は掛け言葉でもなんでもなく、マジでガチなアレだったわけです。
   (ヒラクくんが転生の際に神さまにもらった
    『健康な身体』がゼツ〇ンだったみたいですね)

 さらにウィキペディアによりますと、
 ヒラクくんは二人の妻でマンゾクしているのですが、
 種族繫栄のための『種馬』リクエストにお応えするカタチで、
 たいていの女の子とカンケイをもち、
 次々に子どもをこさえていくそうであります。

   アニメと同じく正妻であるルールーシーの子どもが一人目ですが、
   原作ではそれ以降、10人以上も、
   別の女の子との間に子どもを作っちゃうんだそうです。

   ちなみに原作の時系列では
   アニメ最終回のすぐあと、同じ年の秋にティアが出産するんだとか。

 え? そんなに原作改変したの? よくカ〇カワが許したなあ、
 なんて思って再視聴してみるとですね……

   『してる』描写は一つもないけれど、
   『してない』とはヒトコトも言ってない。

 ということに気づくわけです。
 まいった、完全にやられた。
 おまえ『シックス・センス』かよってハナシです。
 いや、確かにこれ、カ〇カワも文句言えないわ。
 原作改変(専門用語で言うと『翻案』)してるわけじゃないんだもの。

   まあ確かに、原作に描かれていることをそのまま表現していたら
     ご都合満載の『農村ゼツ〇ン物語』
   みたくなっていたことが容易に推察できるわけです。

   それはそれで別のリアリティなり需要なりはあるかもですが、
   少なくとも僕は、あんまり見たくないかな。
   そんなもん、大枚はたいてアニメ化する意味がわからんし。
 
 というわけで本作は、
 なんかちょっとかなりアレな原作を改変することなく、

   『健康的で楽しい農村づくり』

 にベクトル変換するという、レベル5級の能力が発揮されているのであります。
 製作的には、菓子折りもいらず大助かり。えらい、スゴい。
 倉谷涼一監督、グッジョブです。
{/netabare}


で、本作の拙的なおすすめ度は、
あまり深く考えずまったり楽しむ、という前提でAランクです。

万能農具のチ-ト性能もさることながら、
物語の中盤あたりからかなりのご都合テンカイで村が発展していくので、
そこのところにツッコむと一歩も前にすすめません。

本作の視聴ポイントというのはそこではなく、

  健康的でたくましく、おまけに相当きれいな女の子たちが、
  元気に、明るく楽しく農村づくりをしていくさまを、
  ちょい鼻の下をのばしつつ、にこにこ笑いながら健全に楽しむ。

という、かなりマニアックな楽しみ方に限られるわけなのであります。


そのぶん、見るだけでも楽しめるよう、映像にリキ入ってます。
制作はゼロジ-さんで、
これまで『悪くはないけどクセがあって微妙』なイメ-ジだったんですが、
本作は『健康的できれいなおねいさん』の作画に大成功。
ほとんどのキャラが、姿勢がよく、リッパな谷間をおもちです。

キャラデだけでなく動画さんもがんばってまして、
なめらかな人体曲線やタブりの多い洋服デザインがけっこうあるのに、
動かすべきところはきっちり動かしています。
OP、ル-ル-シ-がジャンプしてくるっと一回転するところなんか、
ちゃんとジャパニメーションしていますもの。

そして、人物作画にリキいれるだけでなく、
畑・森・農作物などもていねいに描き込まれており、
質感や空気感まで表現できていて、世界観が心地よく伝わってきます。

  こんなにいちいちリキいれてたら予算合わないだろ、
  というような心配は、SD演出の多用でカバ-。

  このSD演出、ただ単に枚数稼ぎになっているだけでなく、
  ちゃんとカワイイうえに、メリハリが効き、
  シ-ンに応じた『演出』として立派に成立しているんですよね。

  わりとよく見る枚数稼ぎの手法であり、
  キメツでもしょっちゅうやってたりするわけなんですが、
  あっちは『箸休め』的な扱いなのに、
  こっちは本編進行と連動していて、しかも違和感がありません。
  倉谷涼一監督、本作に限って言えば、かなり有能です。


キャラクターの作り込みも、けっこう繊細にできております。
みんな『きれいなおねいさん』であるだけでなく、
『チ-ト的能力もち』『しっかりした自立心もち』『ウジウジしない』
という共通項をもっているのに、
しっかりと性格付けができていてキャラかぶりがありません。

  とりわけスゴイと思うのは、
  関西弁も廓言葉もにゃんにゃん言葉もボクっ娘もおかしな語尾もなく、
  みんな基本的にきれいな言葉遣いをしているのに、
  個々のキャラが書き分けられ、きちんと立っているところ。
  これ、作家を目指すワカモノたちにぜひ見習って欲しいかも、です。

  それだけでなく、同じキャラが同じ内容の話をするときも、
   「ラスティって呼んでください」
   「ラスティって呼んでね」と、
  相手との位置関係で自然に言葉が変化しているんですよね。
  こういう『キメ言葉にせず会話の自然さをダイジにしてください』という指示、
  脚本家的にはとてもウレしいものなのでありますよ。


キャラに生命を吹き込む役者さんたちも、いい仕事しています。

本作って、難しくとんがったキャラがいない分、ぶっちゃけて言うと
大手事務所に正所属できるレベルの役者さんなら
  『誰でもそれなりにできる』タイプの作品なんですね。
正直、駆け出しの若手や預かりレベルの役者さんをずらりと並べても、
ふつうの視聴者さんなら、良し悪しが判別できないテイストかと。

それだけに、違いを生んだり声の表情をつくったりするのがムズカしい、
手を抜こうと思えばいくらでも抜けるけど、
役者の根性見せたんよ、と思えばかなり難易度が高くなる作品であります。

  で、根性見せてくれたのが、物語序盤メインのお三方。

     下地紫野さん(ルールーシー役)
     洲崎綾さん (ティア役)
     Lynnさん(リア役)

  「わかったわよ」「え? ここにですか?」「皆さん、張り切って働きますよ」
  なんて、個性の出しようがなさそうなセリフにも徹底的にこだわって、
  実に活き活きとした人物像をつくってくれました。

  先行役者がいいお芝居をすると後続が『燃える』のが役者の性質であります。
  その例にもれず、中ほどから出てくる役者さん、
  藤井ゆきよさんや日岡なつみさん、伊藤かな恵さん、岡咲美保さんなどが、
  少ない出番でなんとか自分の爪痕を残してやろうと、
  テンプレふうでありながらも実はすごく細かいお芝居を披露しています。

  おかげさまで、同系統の『なろう系』作品に比べ、
  かなり耳ざわり・聴き心地のよい作品に仕上がっております。実によき。
  (それにしても洲崎綾さん、相変わらずスゴい声してますよね)


音楽は、OP・EDともに、耳に楽しい素敵な曲かと。
とくにOP、
この曲に下地さん・洲崎さんの二人をあてるのは、反則級のキャスティング。
劇中の、葡萄ふみの唄もいい感じ。
劇伴は……ごめん、なんにも耳に残っていません。



というわけで、作り手側はかなり頑張って、
あちこちに強い『こだわり』を見せている本作なのですが、
ショ-ジキ言って、視聴者の琴線に触れそうなところは少なめです。

のんびり農家、というわりにけっこう新展開が多めでせわしなく、
たとえば『のんのんびより』あたりと比べると、
ぜんぜん、まるっきり『のんびり』感が足りませんしおすし(←死語)。

  既述のように、ロリっ子もラッキースケベもなんもなし。
  ついでに言うと、リアル農家につきまとうJAとのしがらみもなし。
  ほんと、あっちこっち流用されているキャッチコピー、
    『なにもない、がある』
  みたく、田舎のやけくそ集客作戦が似合いそうな作品であります。

ただまあ、ムネの谷間と自然とおいしそうなごはんはたくさんあります。
そして最終話、出産前後の村人たちを見ればわかるように、
ヒト(亜人ですが)の本能に基く日々の営みが、ていねいに描かれています。

おすすめ度Aと書きましたが、
それはあくまでも『拙はスキ』という主観まみれの評価でありまして、
決して万人にすすめられるタイプの作品ではありません。
ですが、粗製乱造のおおい『のんびり系』において、
細部まできちんと気を使って作り込まれた『良作』ではあるまいかと。

女性の方が見られても
 『男の子ってホントこういう話、好きよねえ』
なんて感じにはならないと思います(たぶん、ですが)。


  ちなみに、脱サラ・定年退職してあこがれの農村生活を始めたものの、
    思ってたのとチガう、
  なんていろいろご苦労なさっているハナシをよく耳にします。

  まあ、あたりまえですよね。世の中そんなに甘くありません。
  都会には都会の、イナカにはイナカの、
  いろんなしがらみだったりアレだったりがあるのが人の世かと。

  都会であくせく働く方々にとっては、
  こういうかなり非ゲンジツ的なアニメをたまに見たりして、

    農村っていいなあ、自然っていいなあ、

  なんて思ってるのが『ほどよい生き方』なんじゃないのかなあ、
  と、愚考する次第なのであります。ゆめゆめ、
    あいてます、あなたのNOSON♪
  みたいな誘い文句には、カンタンに乗らない方がよろしいかと。

  いやほんと『となしば』というのは、
  言い古されているようでいて、
  いつの時代もけっこう真理だったりするんですよね。

    むかし隣の家で飼ってた豆芝は、ガチで可愛かったんですが。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 22

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ハーレムだけど・・・(汗)

2023/07/03 初投稿

「異世界スローライフ」物を謳っている作品は数多くありますが,概ねスローライフでは無かったりします。

この作品は,割と地道に生活します

トイレを作り
寝る所を作り
畑を作り
水路を作り

やがて家族が増え
もっと家族が増え
仲間が増え
村に成長して

戦闘要素のかなり弱い「転スラ」みたいな感じ


村づくり・国づくり
外交・経済

こう言うのが好きなのです。
そんなわけで,量産型B級臭強めの本作ですが,自分としては高評価です。


あえて,難癖を付けるとしたら・・・

1 「農家」に違和感問題
ずっと,「農家」に違和感を感じながら視聴していました。なんでか自己分析。たぶん自分の中で「農家」って社会の中で主として農業を担当する人と言ったイメージなのです。農家は野菜などを生産し,漁師は魚を捕り,手工業者が道具などを作る感じでしょうか?でも火楽は全部やっちゃいます。農家じゃ無くて自給自足ですよね?後半,外部と交易を行い,やっと社会に農業で貢献するようになりますが,その段階には「農家」というよりは「農村(あるいは小規模な国家?)」レベルの規模に成長していてやはり違和感が・・・

2 ネーミングセンス悪すぎ問題
主人公の名前がひど過ぎ・・・街尾 火楽(まちお ひらく)って(´・ω・`)
文字で見るまで勝手に「拓(ひらく)」というイメージでした。火楽ってぱっと見「火薬(かやく)」にしかみえないw

投稿 : 2024/09/28
♥ : 16

84.8 17 魔族でファンタジーなアニメランキング17位
ハイスクールD×D(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2673)
15204人が棚に入れました
 兵藤一誠は女生徒が極端に多い私立駒王学園に通う高校2年生。この学園に通う目的はただ1つ、この学園でハーレムを作る!
だけどハーレムどころか変態呼ばわりされ、当初の目的は壮大な妄想となっていた…。ところが! ひょんなことから一誠にも初めての彼女ができ、初デートをすることに!夕暮れの公園、そっと近づく彼女…。もしかしてキス? っていうかそれ以上…?エロ妄想がヒートアップする一誠に彼女は微笑みながら言う、「死んでくれないかな?」… 。人生で初めてできた彼女に、イキナリ殺されてしまったっ! なんで!?と思いきや自室のベッドで目覚める。するとその横には紅髪の美少女、学園の先輩《リアス・グレモリー》が全裸(巨乳)で添い寝していた!?オレ殺されなかったっけ? なんでリアス先輩が? なんで裸? っていうか先輩おっぱい見えてますよぉ~!?「見たいなら見てもいいわ」 ………。 ってマジ?? リアスから説明を受ける一誠。この世に存在する悪魔のこと。リアス自身も悪魔で、一誠を生き返らせる為に悪魔として転生させたこと。しかもその代償としてリアスの下僕悪魔として永遠に従わなければならない…。驚愕の真実、荒唐無稽、混乱する一誠。悪魔で下僕? リアス先輩の下僕? ってことは先輩のおっぱい揉めるかも?持ち前のエロパワーとポジティブシンキングで、リアスの下僕悪魔として生きることを受け入れた一誠。生まれ変わった一誠の悪魔で下僕な学園生活が幕をあける!そう、いつかおっぱいハーレムを作るために!?

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

史上最低で最強の技「ドレス・ブレイク」・・・(*^ω^*;)

■ハイスクールD×Dって・・・(^。^;)
女の子の割合が高い駒王学園に入学することはや一年・・・
主人公の兵藤一誠[hyoudou issei]は日々妄想と変態と罵られる日常をすごしていたのです!
そんな一誠に突然春が訪れたのでした(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
でもそんな幸せは長くは続くことなく・・・初めての彼女に殺されそうになる事に・・・なぜ∑('◇'*)エェッ!?
瀕死の一誠を助けたのは悪魔だったのです・・・とびっきり美人のね☆彡
実は・・・悪魔の眷属になることで生きながらえたのでした!
意味もわからず悪魔と堕天使の闘争に巻き込まれていく彼の運命はいかに!!


■ハイスクールD×Dに出逢った日の日記 φ(`д´)メモメモ...
どうやら放送局によっては規制があったりなかったりみたいですね!
とにかく一誠はおっぱいが大好きみたいなのでやたら叫びます・・・おーっおーっおっぱい!!
周りの女の子もやたらおっぱいを強調します・・・というか見せます(≧▼≦;)アチャ
ストーリーは1話観ただけではなんとも言えませんけど、なんだか悪魔が正義で堕天使が悪者みたいですね!?
なんで堕天使がはびこっているのか、悪魔とどのような歴史背景があったのかちょっとずつわかってくると面白くなってくるのかなぁ?
とにかく無駄にエロな作品に成り下がらないことをお祈りしていますw†o(・・;) アーメン


■総評
地上波では規制が入るような内容でしたので完走できるか心配してたのですけどストーリーは意外にもしっかりしていたので楽しく観ることが出来ました♪
でもやっぱり「DxD」マークの規制は目障りなので、σ( ̄∇ ̄*)アタシ的には無駄な露出はいらない子でした!
(*`◇´* )ノポイ!! ・゚゚・。ロ.・。エ

ストーリーを面白くしていたのはやっぱり一誠の存在でした☆彡
一誠は「この学園でハーレムを作る!!」と公言したりと、とにかく自分の気持ちに素直でしたねw
その素直さが良くも悪くもストーリーを盛り上げてくれていたと思ってます(^ー^* )フフ♪

ストーリーは大きく2つに分けられます♪
前半は堕天使との闘争のさなか、仲間との出逢いや絆を深めていく過程が描かれていました。
そんな中でも一誠がアーシアを想う気持ちが熱かったです♪
それにしても…
{netabare}
「夕麻ちゃん♡」って引きずりすぎですよぉw
いくら初告白・初デートの相手でも殺されてるのにヽ(*´ー`)ゞ
そんな事だからアーシアまで殺られちゃたんですよね…
でもそのお陰で「心は天使」「体は悪魔」っていう、一段と魅力的なキャラとして復活できたんですけどねw
((((*ToT*)†アーメン~~~イチャイ…(* T-)□聖書~~~イチャイ!! Σ(T▽T;) ウエーン…
{/netabare}

また後半は純血上級悪魔の家系同士の熱い戦いが描かれてましね。
チェスに見立てた「レーティングゲーム」はなかなか面白い趣向でしたと思います♪
「リアス⇔一誠」の関係が深~く描かれているわけですが、アーシアも地味に頑張ってましたねw
登場人物のなかでとってもキュートだったのは、無口・無表情キャラの子猫ちゃんです☆彡
この系統のキャラの割によく喋るし、切れ味抜群の「ツッコミΣ\( ̄ー ̄;)」は一誠と名コンビを構築してましたね♪

もし2期があればまた観てみたいなって思える作品でした(*^▽^*)


■MUSIC♫
OP曲『Trip -innocent of D-』
 【歌】Larval Stage Planning
 バカテスに!OP曲『君+謎+私でJUMP!!』でおなじみのLSPの3rdシングル♪
 イントロのドラムのリズムがとっても印象的なロックチューンナンバーですね!

ED曲『STUDY×STUDY』
 【歌】StylipS
 石原夏織、能登有沙、小倉唯、松永真穂の若手女性声優ユニットのデビューシングル。
 声優ユニットらしいキラピコなノリの良いキャッチーな曲です♪


2012.01.19・第一の手記
2012.08.23・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 69

だわさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エロ枠でエロバカアニメなんだが、とにかく最高に熱くて面白かった!!

全12話。
エロ枠。
パロディ有り。:ハーレム王に俺はなる!等
ラノベ原作。
バトル系。


以下感想(総合)
はじめに言います。こりゃあ面白かったですw
基本的にはエロさとバカさと熱さで成り立っているアニメ。
このアニメ見て、エロ枠って、エロイだけじゃ物足りないんだなーと思っちゃいました。
最初から最後までずっとバカでエロイんだけど、
主人公のエロさやバカさと同じ比重で「熱さ」があって、バトルが熱い熱いvバトルごとに主人公が成長というのはお約束なところはありますが、特に鼻につくこともなく強さのインフレスパイラルもありませんでした。
あと、原作は読んでないので知らないけどシナリオがすごくまとまっていて、すっきりするし熱くなれるしほっこり出来ます(*´∀`)最終回イイ!
最終回含めて最後の展開のシナリオとかもう、文句はひとつもありませんでした。最終回は最終回よろしく、~からのOP!とか、~からのED!とか絡めてグイグイ盛り上げてくれました^^

バトルなんて思わず熱く叫んじゃいたくなりましたし。

「衝撃のォォッ!ファーストブリッドオオオオオッ!!!!」

と間違えてスクライドっぽく熱く叫んでしまったのは、セイクリッドギアという能力があまりにスクライドっぽかったからですが、いろいろパロディの一環かなと思って見ましたw

2期の可能性も仄めかしつつ終わりましたけど、2期やるなら絶対見ますヾ( ゚∀゚)ノ゙



以上

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

以下は視聴中のレビューです

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

4話まで視聴感想。
とりあえず、エロアニメとしてエロ描写はしつこいくらいあるのでここまでくるとエロい気がしない不思議!

とりあえず

エロバカな主人公が異能の力でエロバカなりに頑張ってバトルしたりするお話ですね。

意外とけっこう熱さ持ってるんですよねこの主人公。
異能の力はほぼスクライドのアルター能力をパクっててウけましたが…

一言で言うと

「学園系青春エロバカ微グロ熱バトルアニメ」

ですね。

一言じゃないですね。
そんでも、おもしろいって思います。

来週の回はやく見てぇぇぇぇぇえええ

投稿 : 2024/09/28
♥ : 39
ネタバレ

Ryuvay さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

熱いバトルとおっぱい ~主人公はいわゆる「ラッキースケベ」じゃない

原作未読、1話視聴後の雑感

無駄に揺れる、無駄に見せる、無駄にハーレム!

と書けばただのHなアニメですが、なかなか演出がよく物語りや設定などもしっかりしています。

おもしろいとまではいきませんが、導入編が終わって以降、gdgdになったりせず、勢いやテンポが維持でき、世界観やキャラ設定を存分に活かし続ける(おっぱいハーレムアニメではココ重要、活かせずにエロ萌えばかり走ると飽きる)ことができれば観続けようとおもいます。(<視聴後追記:クリアされてました)

内容的にもおっぱい描写が無くてもじゅうぶん見れるのではないかと思います。純粋な悪魔と天界から堕ちた堕天使との戦い、あるようでなかなか無い世界観でしょう。無名声優や新人声優が多くなってきた昨今、声優もなかなかメジャーな方たちを採用されています。

以下視聴後レビューを簡単に

期待以上でとても満足してます!
続きをやるなら是非とも観たいと思いました。

ちょっと考えてみたんですが、この主人公ってこういったアニメによくある単なるラッキースケベでは無いように思います。なぜかって別にラッキーなんかじゃないんですよ。すでに同等かそれ以上の対価を支払っているんですよね。そしてそれは今後もずっと支払い続けるんでしょう。{netabare}最終話で主人公もその覚悟を宣言し、ヒロインもそんな主人公に惚れた。その部分も納得ができます。{/netabare}それに対しとても好感を持てる、それが熱い想いと熱いバトルにつながっているのだと思います。そして、それにちゃんと応えてくれるヒロインたち。それが、単なるラッキースケベおっぱいアニメを凌ぐとてもよい作品になったとも言えるでしょう。
ひとことで言えば、主人公がスケベだけど本当にかっこよかった。
{netabare}
ラストはいまだかつて観たこと無い「おっぱいアニメなのにコメディ要素も含めたとても爽快なハッピーエンド」でした
次シリーズを匂わせる終わりかたをしているのでそれもまた期待しています。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 12

78.8 18 魔族でファンタジーなアニメランキング18位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1468)
8696人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!

てんてん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

七つの大罪のセクハラシーンについて

2期まで全部観終わった。素直に面白い。3000年という時間や天使、魔神、妖精、巨人、聖騎士などファンタジーのワクワク要素がまさにてんこ盛り。これでもかというほど楽しませてくれる。
またキャラ作りが素晴らしい。登場人物それぞれのパーソナリティーや背景がしっかりと描かれており単なるファンタジー以上に骨太な内容になっている。

特に主役の七人はそれぞれにファンがつくと思わせるほど魅力的だ。ビジュアル面からはディアンヌの存在が大きい。巨人の女の子の存在は、七人のグループショットになった時とても楽しい絵柄になる。このアニメが魅力的な大きな要素になっていると思う。

そうした中、実に残念なのは主人公のセクハラ。せっかく感情移入しても肝心なところで出てくるセクハラシーンが夢をぶち壊す。ドキドキしているところを一気に不快な気持ちにさせられるのには正直参った。

3000年という時をかけてエリザベスを愛するという壮大なロマンもオヤジ臭く薄汚いセクハラ行為のおかげで台無し。このキャラ設定は極めて下賎なセンスだと言わざるを得ない。

想像だが、原作者と編集者に「少年漫画だから少年が喜ぶシーンを盛ろう」という意識があったのではないか。セクハラで少年が喜ぶだろうという作り手の意識が卑しい。女の子が好きな少年は健康だ。しかしセクハラが好きな少年は不健康だ。

そもそもセクハラが気持ちがいいのはやっている本人だけであり、観ているのは気分が悪いだけだ、創作側はなぜそんなことがわからないのだろうか。

日本のアニメは世界クオリティーだと思う。7つの大罪も十分そのレベルに達している。
世界中の少年達に勧めたいと思うのだが主役をセクハラキャラにしてしまったせいでそれが叶わないのが実に残念である。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 4
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

侮りがたし日5|ョ∀・´)…感動スペクタクル大作!!!

◆原作コミック 全24話 原作未読
◆ジャンル アクション ファンタジー


絶大なる"魔力"を有し、人々から敬われ、時には恐れられる
存在(聖騎士)に守られた国「リオネス王国」
王国の王女『エリザベス』はたった一人国を離れ、ある物たちを探す旅に出ていた!
それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、
全騎士団を敵に回した罪人たち―〈七つの大罪〉
たどり着いた一軒の酒場で、『エリザベス』は
店主を名乗る一人の少年『メリオダス』に出会う!
それは彼女と〈七つの大罪〉たち、そして世界の命運を一変させる
"とびきりの冒険"の始まりであった― (あらすじ公式サイト引用)


簡単な相関図_((Ф(・ω・`)コンナカンジカナァ!???w
スマホだと変なんなるかも´・ω・)ω・`):

          
           凸リオネス王国凸
     
       【§聖騎士§】(甲冑着た強いヒト達)
        (民衆から敬われ、恐れられる存在)
   探してる                 魔神の力を利用!?
    ↙                         ↘
 王国王女        ↑↑↑         〈∮魔神族∮〉(滅びた!?)
『エリザベス』      【VS】     不思議な魔力を有した怪物?
  探してる       ↓↓↓          ↗
(一緒に旅をする) ↘            魔神の力と関係あり!?
            【†七つの大罪†】       
         かつて王国を裏切った!? 者たち   
       『メリオダス』『ディアンヌ』『バン』
      『キング』『ゴーセル』他 +『ホーク』(豚)



14年10月~15年3月まで放送された王道アクションファンタジー
作品ですが私も毎週楽しみに視聴させて頂きました!!

というかここ最近のこの日曜5時枠作品は侮りがたしΣヾ(゚Д゚;)ノ

中々の超感動スペクタクル大作に仕上っており
私大変夢中になってしまいました(๑→‿ฺ←๑) ♪

どこか中世ヨーロッパの景観を描いた様な世界観に
魔力や、魔法などのファンタジー要素が加わって
コレぞ王道たる魅力の所以と言いますか…

そこに息をもつかせぬ熱いバトルアクションに
それぞれのキャラの想いが重なって
この戦いは負けられない!! 仲間を救う!!
大切な…大切な存在(ヒト)の為に…

そう…その幾多となくおとずれる感動秘話に胸熱必死!!!
なのであります。゚(゚´ω`゚)゚。


そんな中でも私がとても胸熱で大好きになったキャラ、及び彼(彼女)らの
エピソードをまじえてBEST③形式で書きしるしてみました!!



*・゚゚・*ヽ(*゚∀゚)ノ*【このキャラ良かったよ!! BEST③】*ヘ(゚∀゚*)ノ*・゚゚・*:

―第③位―

『ディアンヌ』

巨人族の『ディアンヌ』はその可愛らしい容姿と気取らない
真っ直ぐな性格が好印象✩
だけども、と、とても体が、その… で、でっかい(*/ω\*) でも~
それがまたいい味出していて、ホント、ピュア(嫉妬深いw)で魅力的な女のコ♡
CV:悠木碧さんの声、演技もピッタリでした♪
彼女の優しさとういか人柄の良さには多くの方が共鳴したことと思います!

なんといってもあの{netabare} 『キーラ』の弟さん(子ども)を助けるシーンは
とても胸熱、名シーンでお涙必死かと…。゚(゚´Д`゚)゚。!!

そこから、『キーラ』&『ハウザー』が聖騎士を裏切り
『ディアンヌ』を助ける胸熱展開も大変良い(*>ω<)bイイ!!
『キング』との幼い頃の素敵なエピソードも、微笑ましくとっても◎ {/netabare}



―第②位― 

『キング』

妖精王 ハーレクインこと『キング』はその純心で一途な性格と
見てくれが変化するギャップや、常に眠たげな表情で枕を抱いて宙に浮いている
癒し系な雰囲気もさることながら、やはりその優しすぎる彼の
魅力にコレまた夢中になった方も多勢いらっしゃる事かと思います!!

なんといっても、 {netabare} 疲弊した『ディアンヌ』を全魔力を使って防御の壁(バリア)
を使って『ヘルブラム』の攻撃から守るシーンは最高に胸熱(*>ω<)b
というか、か、カッコ良すぎます!!  コノコノォ(〃´Д`σ[キング]qw

『ディアンヌ』との…切ない…過去のエピソードや
旧友『ヘルブラム』とのエピソードも思わず涙の垂れ流し状態に。゚(゚´Д`゚)゚。{/netabare}




―第①位―

『ホーク』ちゃん (豚’`ゥ(*´(00)`)’`ゥ)

残飯処理騎士団 団長こと『ホーク』ちゃんは
本作のマスコット&イメージキャラクター トコトコトコ(((っ´(00)`)っ♪

残飯の量を増やしてもらうことに日々命をかけている―w

戦闘能力は皆無だが…
なぜか!?w 自分のコトを”最強の戦士”と思い込んでいるw
喋る豚として本作では基本ツッコミ担当!?
『バン』からはこれまたなぜか!? 師匠と仰がれる存在!!
何かと上から目線で口は粗いが全く持って憎めない、
愛嬌が抜群の魅力的キャラ♪*

ハラハラバトルの合間に終始、笑いをもたらしてくれる点も◎!!

というか、私途中まで、ずっと『ポーク』ちゃん(pork)かと思ってましたが…
『ホーク』ちゃんだったのですね(ノ∀`;)w

そんな『ホーク』ちゃんに、 {netabare}まさか…最終回前話にて
まさかの豚ちゃんにお涙頂戴させられてしまうコトになるとは…。゚(゚´Д`゚)゚。
紛れもなく彼(彼女?)は1人の勇者であり、真の漢の姿そのものでありました―!!!!

「あんな気のいい奴を… よくも… くそがーーーー!!」

途中『ホーク』と仲違いする展開になってしまっていた『バン』の
あの一言が全てを物語っていましたネ… (つω・`。){/netabare}



他キャラの皆さまも大変、個性的かつ魅力的でしたが(*>ω<)b
今回は私のツボによりハマった3名(匹)を抜粋しご紹介させて頂きました!!


ただ『団長』『バン』『ゴーセル』の3人はどこか…
不死身過ぎでw バトル中もなんだか、まだ全然本気出してない感が強く
特に『団長』&『バン』は常に余裕感(隙)が出ているというか…w
元より『バン』は不死身属性を持っているせいか…

大事なバトルシーンにてやや緊迫感が損なわれてしまった感が…・ω・*) ソーッ

ただその”強さの底を見せない”雰囲気というか…
そこが本作の特徴であり、興味を注がれる面白さであるゆえ
後々恐らく色々と解き明かされる上で大事な
要素の一つなのであろうと私は勝手に思っております✩

それでも最後の方の局面は ハラハラ|ョ゚Д゚。))))ドキドキで
最高の盛り上がりを見せてくれました!!

とにかく視聴前、私が期待していた以上に大いに楽しむことができました!!

終わり方も、続編に期待を含ませた見事な締め!!でしたので、
さらなる彼らの冒険の続きが描かれる日を心待ちにしたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/09/28
♥ : 52
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

だから、ファンタジーはやめられない♡

豪快かつ爽快な冒険ファンタジーはいかがですか…?

世界をまたにかけた冒険
繰り出される派手な特殊攻撃!
バトルは目が追いつかないほどのスピード!
そして、何でもありの大乱闘~
私の胸の心拍数「ドキドキ」…とまりませんでした♡

「王道」って言葉がピタリ!
旅をして、仲間と乗りこえて、ちょと…恋があったりして…?
単純明快だけどやっぱりワクワクしてしまうんです…
…わたしは好き…ですね♪


これは…古(いにしえ)の物語…
この世界には『七つの大罪』という七人のお尋ね者がいました。

王国を取り戻すため、世界にバラバラになってしまった七つの大罪を、主人公とヒロインが探しだす冒険ファンタジーです。

旅の先に待ち受けている様々な謎が衝撃の連鎖となり、回を追うごとに目が離せなくなるのです!

私はもう大人ですが「旅、冒険」という言葉を聞くと今でも心が踊ります…

物語には冒険で味わえるドキドキワクワク成分がいっぱいです♡

また、私がこの作品の一番の魅力だと思っているのはキャラクター+マスコット(ブタのホーク)です。
アニメマスコットNo.1になりました♡
{netabare}
型破りで志がブレない個性的キャラクターばかりが登場し魅力的です。また、声優も豪華です。
メリオダス、キング、ギルサンダー、ディアンヌ(順に、梶裕貴、福山潤、宮野真守、悠木碧)

そして愛すべきキャラクターの一部を紹介します。

・ホーク
言葉を話せるブタさん。七つの大罪のアニメのマスコットキャラクター…かつ残飯処理係(笑)トントコ、トコトコ×2が本当に可愛い♪♡仲間思いで情に厚い男(ブタ)。バンとの掛け合いが好き♪

・メリオダス
一番謎が多い七つの大罪の団長。その強さは無敵?はじめは変態キャラに見えましたが実は一途。セクハラするのも大切な一人にだけ。

・エリザベス
王女様。ロングの銀髪が目をひきます。戦闘能力は0。戦う力はありませんが、その強い意志はメンバー1かもしれません。

・キング
とにかくギャップ男子。見た目の変化(ポチャおじさん、美少年)だけではなく、妖精王としての威厳あるキング、ディアンヌの前で照れて可愛いキング。両方とも魅力的です。この作品で一番のお気に入りキャラです♡一途なキングの恋愛を応援しています!

・ディアンヌ
巨人族の女の子。ブラウンヘアーのツインテが可愛い♪大きすぎる自分を気にしたり、嫉妬したり一番女の子っぽくピュアな性格。自分を「ボク」っていう悠木ボイスに癒されます♪

・ゴウセル
ゴウセルワールド全開♡独特の感性の持ち主です。実は二番目にお気に入りキャラです。戦闘中でも関係ない、いつも冷静で淡々としていて変わらない表情もツボ…
それからギーラとはどういう関係なの?
怪しく目が光っていたよ~

予想のつかない掛け合いが楽しいです!
七つの大罪同士の関係は一筋縄ではいきません。いざという時に裏切ることだってあるのです…
そんな仲間関係や交錯する皆の思惑が予想外で驚きの連続でした。

また、緊迫した空気の中に割って入ってくる可愛いホークの行動に癒されたり、メンバーのケンカするほど仲が良い掛け合い、恋の要素もあったりとシリアスな中に思わずニッコリ~♪としてしまう息抜きシーンがいくつもあり癒されました。

試練を乗り越える度に心も成長していく、ストーリーは冒険ファンタジーの定石通り…とはいえ、このバトル&ストーリーの世界は様々な因縁が渦巻いているので、最後まで飽きることなく見れました♪

今回は謎を多く残し余韻を残す形で終了しました。
七つの大罪の新たな旅に期待したいです…
{/netabare}

最後にOPいきものがかり「熱情のスペクトラム」
大好きになりました!

鳴りやまぬ 愛をさけぶよ

すべてを抱いて ここにいるんだ ひかりはそこにあるよ

ゆずれない 想いを架けて 希望の果てを 僕は生きるよ

夢をつないだ 君と…

投稿 : 2024/09/28
♥ : 78

87.7 19 魔族でファンタジーなアニメランキング19位
転生したらスライムだった件(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1379)
6421人が棚に入れました
スライム生活、始まりました。

サラリーマン三上悟は気がつくと異世界に転生していた。
ただし、その姿はスライムだった。
魔物種族と仲間となり、獲得したスキルを駆使しながら、
さまざまな問題を解決していくスライム創世記。

声優・キャラクター
岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭、花守ゆみり、古川慎、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、山本兼平、泊明日菜、小林親弘、田中理恵、日高里菜
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

しっかりと練られた物語が面白い異世界転生モノ

原作未読。最終話まで視聴。

主人公が、元の世界では37歳のおじさんだったことが幸いし、中二病要素が少なく、好感度の高い、サクサクを視聴できる作品でした。

【課程と所以がしっかりと描かれる、好感度の高い主人公最強系】
{netabare}単純に、「転生したら最強でした」という話じゃないところがとても良いです。

転生した時点で得ていたのは、大賢者と捕食者といくつかの耐性くらい。
ここから始まって、徐々に強くなっていく。
この過程がしっかりと描かれている物語は好感度が高いです。{/netabare}

【主人公の目的は街づくり】
{netabare}主人公が常に攻められる側というのも面白いです。
主人公一行が、周囲の国々に攻め込むことはない。
主人公一行は、いつも降りかかる火の粉を払うだけ。
その結果、徐々に仲間を増やし、レベルアップしていく。
そして、主人公一行は、安心して暮らせる街づくりを進めていく。

そして、また攻められて・・・(笑)。

こんな優しい物語なので、サクサクと視聴できます。{/netabare}

【ハーレムじゃないところも好感度が高い】
{netabare}主人公最強系って、ハーレム要素が強くなる傾向にありますが、この作品に関しては、ハーレム要素はかなり薄めです。

もちろん、主人公の周りには可愛い女性たちが集まりますが、それ以上に男性も集まってきます。
こういう、男女の分け隔てなく周囲の人に愛される主人公って、好感度が上がりますよね。

周囲の人々に愛される理由が明確なのも良いです。
作者の都合じゃないって所がとても好感度が高いです。{/netabare}

第2期も、とても楽しみにしています!

投稿 : 2024/09/28
♥ : 60

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界建国記、ただし国主はスライム…?(本編は第23話まで)

原作ライトノベルは同タイトルの「なろう作品」(投稿サイト「小説家になろう」投稿作品)を元に商業出版されたものですよね。コミカライズ版もあるようですがいずれも私は未読です。

が、タイトル自体はかなり有名でアニメ化にあたっても強く期待されていたと思います。例によって「テレビアニメ観るならタダだし」でさっそく視聴開始。

後輩カップルを庇って死んだ独身サラリーマン男性が異世界でスライムに転生したという「なんだそりゃ」なスタートなのですが、人間時代の記憶や知識は主に文化的な生活や社会規範を形作るために使われていて、それ自体が異世界での無双につながったりはしない感じのお話になっています。

いわゆる「チート」にあたるスキルは<大賢者>と<捕食者>で、このスキルを元に争いのない文明的な共同体を広げていこうとしていった結果としての一大建国記になるのだと思います、よう知らんけどたぶん…。

なおストーリーとして戦記や建国記が好きな分、「物語」の評価は甘めになっているかもしれませんが悪しからず。

余談: スキル獲得の演出は『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』のアニメ版と比べると明らかに優れていますね。こういう、わかりやすいのが良いと思います。

2019.1.9追記:
第14話を視聴終了。原作未読だから良くわかりませんが、リムル様の勢力拡大という意味ではここで一区切りってことになるのでしょうか?

OP主題歌は変更ありませんでしたが、ED主題歌が変わりました!

2019.3.27追記:
本編と呼べるのは第23話まで。第24話「外伝: 黒と仮面」はリムル転生よりも前のシズさんに関しての前日譚、閑話「ヴェルドラ日記」はリムルの体内に取り込まれている竜であるヴェルドラ主観で語る第1期:第1~23話の総集編的なお話でした。

「ヴェルドラ日記」ですが、たぶんコミックスの巻末に載っている短編小説「ヴェルドラのスライム観察日記」に着想を得たんじゃないかと思います。

最近はこういった「1話跳んでも大丈夫」みたいな作りにして不測の事態に備えるのが流行っているのでしょうか。ただ、本作に関してそのような事態は発生しなかったようで何よりです。

なんだかんだで面白かったです。第2期目の制作が決まったそうなので結果的に本作は第1期目ということになりますが、この範囲での話としては概ね順調な建国記であり波乱要素は少なかったと思います。

2期目がどんな具合になるのか、原作を読んでいないので知らないのですが楽しみにしています。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 68
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界魔物LIFE

人気作品だと聞いていた上で第1話を観た感想としては、う~んって感じ。

作品タイトル通りなら最弱モンスターの苦労話が見られると思っていたから、トントン拍子で強くなられるとう~んってなっちゃう(う〜ん)

とはいえ、別に視聴を止めたくなるほどの不快要素は無かったので、
OP映像にある幾つかの気になる要素が開示されるのを気長に待ちながら、
リムルがいつ・どういった目的で人間の姿になるのか興味を持って見ていた。

明確に面白いと思い始めたのは第8話。

{netabare}「運命の人」ってそういうことだったのか!

シズさんとは単に結ばれるものだと思っていたから意表を突かれた。

人間の姿になる理由が想像の100億倍ちゃんとしてたので拍手したくなったけど、さすがに拍手まではしなかった。

ここまで「ゆったり」だなあと感じていたこの作品への認識が、「丁寧」なのだという認識に変わった。

オークロード編の焦らしは巧くて、あの辺りの話は毎週次回を心待ちにしていた記憶がある。

ただ、鬼人たちのリムル絶対主義は個人的にとても嫌いで、
リムルに忠誠を誓ったのなら穏健な思想を持つリムルの意向を汲んでやれよと、モヤモヤ。

オークロード編後の話は、ちゃんりなミリムが色んな意味で強かったことだけが印象に残っている。

他の魔王に会いに行くというミリムを送り出すリムルの「騙されるなよ~」で笑った。

てか、「リムル」と「ミリム」って超まぎらわしいなw

最後の章は強大な敵(例えば騙されたミリムとか)と対峙するのではなく、
シズさんのやり残した使命を果たすという落ち着いたエピソードで締めたのは結構気に入った。

{netabare}【余談】※閲覧非推奨度1[5段階評定]
{netabare}
"スライムが強い"といえば、『このすば』世界の{netabare}「デッドリーポイズンスライム」{/netabare}を彷彿とさせるが、
『転スラ』世界のスライムは普通に雑魚らしい。

とすると、リムル以外のスライムがどんななのか少し見てみたいなと思った。{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 35

68.5 20 魔族でファンタジーなアニメランキング20位
アスタロッテのおもちゃ!(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (832)
4643人が棚に入れました
就職活動中の直哉(ナオヤ)が謎の女性に連れてこられたのはなんと妖魔の国「ユグヴァルランド」だった!ナオヤはそこでロッテ王女の後宮(ハーレム)入りを命じられた。ワガママだけど実は寂しがり屋なロッテの素顔を知ったナオヤは、彼女のためにこの世界に残ることを決意する。人間界からナオヤの娘の明日葉(アスハ)もやってきて、親子と愛人がひとつ屋根の下で暮らす、奇妙な同居生活がスタートした。ところがナオヤたちの毎日は個性的なキャラクターたちの乱入によって、ハプニングの連続に!?

声優・キャラクター
釘宮理恵、佐藤利奈、田村ゆかり、生天目仁美、藤村歩、堀江由衣、鈴木美咲、チョー、皆口裕子、松来未祐、広橋涼、波田野由衣、後藤邑子、吉野裕行、阿澄佳奈、白石涼子、甲斐田裕子
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっとHなほのぼのファンタジー(77点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:77点
アニメ系統:ファンタジーハートフルコメディ

くぎゅ枠として視聴をした本作。
ツンデレサキュパス姫様「ロッテ」と子持ち人間、「直哉」とそれを取り巻くキャラ達による物語。

のっけから少々Hな展開で度肝を抜かれたのだが意外や意外、全体的にはほのぼのした話。
何というかあったかい気持ちになれる。

ロッテと直哉の関係など、よくよく考えればかなり危険な関係になっているのだけれども
そんなことは考えさせないような雰囲気が魅力。
ちょっとHな感じなんだけれど、下品さはなく見ていていやみを感じない。
ところどころHな話を挟みつつもあくまでほのぼの
ハートフルな話でほんわかほんわかといった感じ。

主人公のロッテのツンデレもデレ要素が多くデレるロッテが可愛い。
もう、ロッテ可愛いよロッテ状態であるw

また、直哉の娘である「明日葉」もなかなか魅力的。
中の人はゆかりんなので、くぎゅ&ゆかりんのからみもみどころ。

OPED曲も物語にマッチしていたと思う。
個人的にはこういうハートフルな話は好きである。
ほのぼのしたい方にはお勧め。


と、まあつまり
何が言いたいかというと

くぎゅうううううううううううううううう


-----------------------------------------------------

以下、これまでの各話の感想。
ネタバレ含むので
未視聴の方はスルーしてくぎゅううううううううううううう

-----------------------------------------------------

{netabare}
1話視聴。
のっけからお風呂回。
10歳の女の子にのっけから
男とちゅーちゅーしろとかなんとか(笑)
妖魔の国のお姫様の旦那探しかな。
今後の展開が気になる出だし。
2話以降の展開に期待。

2話視聴。
どこからミルクだすんだよ(笑)
そんなことはさておき
なんかよさそうな話になってきた。
アスタロッテの閉ざした心を
なおやが開けていくような展開かな。
今後も継続。

3話視聴。
なんかいいぞ。
ほんわかしてしまった。
こういう展開は悪くない。
そして今頃気づいた。
釘宮さんじゃないですか(笑)

4話視聴。
親子の切ない話だった。
なかなかいい話だったが
最後にえええええええ
まさか
来週どうなるんだろう

5話視聴。
もはやロッテ見たいがために見てる気がすくぎゅう
ロッテかわいいよロッテ。

6話視聴。
賢者ソルベイク、こ、これは!
かわいい新キャラ登場。
これは狂喜乱舞する人もいそうだw
まあ、自分はロッテ一筋でくぎゅう。

7話視聴。
1つ1つのシーンのロッテがかわいすぎる。
もう、ロッテに萌え死にそうw
クックドゥドゥルドゥwwwwww
ちょwwww
ソルベイクwwwwwwwwww

8話視聴。
なおやwおまえwwww
なんつー服をチョイスするんだwww
新たな男キャラ登場。
さてさてどうなることやら。
バッドボーイ吹いたwwww

最近色々なくぎゅを観てきたが
ロッテはなかなか良いくぎゅだと思う。

9話視聴。
いよいよクライマックスに向かう感じだが
今週はちょっとストレートだったwww
なおやwwwww
まあ、男だし仕方ない。
さて、ロッテとなおやはどうするのかな?

10話視聴。
大きければいいってもんじゃないしね。
その通り!!!
浴衣も歌も可愛かったくぎゅうううううう

11話視聴。
ここにきて、なんという。。。
やばすぎる。
そんな展開まったく予想してなかった。
あんまりだ。
うわああああああ。
来週これは泣くかもしれない。。。

12話視聴。
結局、泣くまでにはいたらなかったが
これはこれですっきり終われたと思う。
何かロッテには幸せになって欲しいと
そう思わずにはいられない。
そんな物語だったくぎゅううううううううううう。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 36

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心温まる作品

異世界の王女様と人間の執事の心温まるファンタジー作品。
序盤は釘宮理恵さんや田村ゆかりさんといった声優さん目当てで見ていましたw
内容もちょっとエロくて、そういう方向で行くのかなぁと思っていました。
しかし、後半からすごく心温まる話になってきて少しウルウルしてしまいました…
特に11話から12話にかけての話はすごくよかったです。
キャラはロリっ子が多かったです。
自分はこういうキャラデザけっこう好きでした。
やはりくぎゅとゆかりんの声もあり、ロッテと明日葉はかわいいのですが、
ロッテのお母さんがすごく色っぽいです!皆口裕子さんの声やばいですwすごくいいキャラでした。
それとEDが最高でした。azusaさんの声はすごく癒されます。
この作品は後半で評価が上がりました。
とてもいい作品だったと思います。


投稿 : 2024/09/28
♥ : 13

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「これでハッピーエンド?」「ええ、もちろんです」OVA見たので追記

《OVAの感想》
これ見たら分からなかったとことか分かって見てよかったて思いました。
3話に分かれてて、お気に入りはやっぱり2話かな。
いいお話だなって思ってたら最後の最後でとんでもないオチが待ってて思わず笑ってしまったw
クスッてレベルじゃないよ、大笑いだよww
他の2話もとってもいい話?だった。
最後、「真夏のフォトグラフ」で終わって、これでホントに終わりなんだなって実感しました。
個人的には名作といってもいいなって思いました!

《本編の感想》
これを見ようと思ったのはこれのCM見て「ちゅーちゅー」が気になったからですw

「ちゅーちゅー」って言うぐらいだから相当エロいやつだなと思ってましたが、実際見てみると、泣かされました。
エロい部分がないと言ったら嘘になりますが、ほとんど気にならなかったです。
親子愛にうるうる、友情にホロリ、そして恋愛に号泣といった感じで、悲しかったんじゃなくて嬉しくて涙が出てきました。
心温まるいい物語でした。

音楽もすばらしく、BGMが特によかったです。
OP、EDもこのアニメにとてもあっていた感じがしました。
EDに関しては、Beat10入り確定です!

キャラも可愛らしく、ツンデレなロッテ、子供っぽいけどたまに大人っぽい明日葉とか魅力的なキャラばかりです。
てゆうか二人の声優さんがくぎゅうとゆかりんだったので声だけで萌えますねw
でも一番好きなのはエリカ。
ロッテのことをライバル視してるけど実は面倒見のいいとても優しいお姉さん。
声も後藤巴子さんでこれまた好きな声優さんなので大好きです!

最後に、これをもし見られるときはあまり深く考えすぎては め!ですw
じゃないと面白さが半減しちゃうかも。
個人的にはとてもおもしろかったです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 22

66.7 21 魔族でファンタジーなアニメランキング21位
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (602)
3863人が棚に入れました
元貴族令嬢で騎士団員のセシリー・キャンベルは、父から受け継いだ古い剣を鍛えてくれる鍛冶屋を探していた所、街中で暴れていた男を剣で撃退する男と出会う。\n

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

出だしからグイグイと

絶体絶命の貴族令嬢騎士のセシリーを助け、魔剣精製をするルークとリサが主人公と思ってみていたが、どうやらセシリーの方が主人公のようだ。
出だしからグイグイと引き込まれて中々の展開である。
にしても刀鍛冶としてセシリーに高額な報酬を請求をするあたりは…
ブラック・ジャックか?とすると助手はピノコか!
そう思うとツボに入ったのが納得いく。
ファンタジーで1クールは難しいが、構成 鈴木雅詞氏。どうまとめてくれるかな。

セシリーと帝国の皇女シャーロットと近衛兵3人の戦いと友情はいい話だったなぁ。
剣を持たなければメイドが最強ってのも(笑)
残りわずかとなって、帝国との戦いなのか、軍国との戦いなのか…

ラスボスまではやっぱ描けないよね。
でもこの締めくくりでいいと思う。
単純バカのセシリーが成長したし。

なんと言っても第5話絆、第11話真実のリサ&あきちゃんの演技力はずば抜けてた。
うるうる…
メインヒロインです!

帝国のシーグフリードがDr.キリコに見えてしまうのは俺だけだろうか?(笑)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 3

シルメリア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ブラックスミス

彼女は魅せられた…自分を助けた男の姿に
彼女は魅せられた…相手の武器を切り裂いたその「カ・タ・ナ」に

王道ファンタジーアニメの傑作ですね。
ストーリー構成や展開が面白く、引き込まれました。何で2期やらないんだろう?
やはり、円盤か…
毎回思いますが大人の事情で2期がやらないのは、ファンとして心苦しいですね。
日本のアニメ円盤は、高いから中々、手を出せないのも実情。
こうして、名作が消えて逝くのですね(´-ω-`)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5
ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

MF文庫J原作のアニメが自分にとっての「理想」のアニメだなぁと、つくづく思うわけですよ

…などというテーマが大きいレビュータイトルにしましたが、まずはこのアニメ「聖剣の刀鍛冶」についての印象を。


このアニメはこれぞまさにMF文庫J!という印象を受けた作品でした。


自分は最近になってから遡ってこの作品を見たクチなので、最近の同種の作品と比較すると

・単独ヒロイン制(⇔最近はハーレムが主流ですよね)
・いわゆる異能力の設定がわかりやすい(⇔最近は差別化のためか舞台・能力・敵などの設定が凝りすぎている作品も多いですよね)

という点が近年の流行と違うのかなぁとは感じましたが、逆にそれがスッキリした構成という印象で、むしろ見やすいバトルファンタジーアニメでした。





以下は、聖剣の刀鍛冶から離れまして、なぜ自分がMF文庫J原作のアニメが好きかという話題になります。

それをつらつらと書き連ねるだけの自己満足文章になりますので、無理してお読みにならないことをオススメします(笑)


{netabare}タイトルの通り、自分はMF文庫J原作のアニメが好きです。
それを何段階かに分けて文章にしますね。


まず1つ目の大前提として、自分はバトルファンタジーラブコメが一番好きなジャンルというのがあります。

中二病とかオタクとかを表面に出さず、バトルは「カッコよく」やってほしい。
茶化さずに、真剣に中二バトルしてほしい。

これを多くのMF文庫J作品は満たしてくれます。


2つ目として、自分はアニメに感情を揺さぶられたくないというのがあります。

感動して泣きたくない。(→泣かせるアニメは苦手)
切ない気持ちになりたくない。(→同)
嫌な気分になりたくない。(→胸糞悪い性格のキャラや展開は嫌い)

まぁ単純に自分の好みとしてこのような展開は嫌いだから見たくないというだけなんですけどねw

しかし、MF文庫Jはそういう展開にほとんどならないので、アニメを「常に楽しく」見ることができます。


3つ目は、2つ目と逆ベクトルで同じことなのですが、自分はアニメ作品を「好きになりすぎたくない」というのがあります。

好きになりすぎてしまうと、逆に今度は良い意味で感情を揺さぶられすぎてしまうからです。
自分は影響されやすいタイプなんですよね(笑)

本当に好きすぎるアニメを見つけてしまうと、仕事が手につかないとまでは言わないものの、展開が気になりすぎて次回が待ちきれなくなってしまう。

アニメが最終回を迎えると虚無感に襲われてしまう。

漫画かラノベが原作であれば原作に手を出すが、続きが気になりすぎてしまって時間を多少犠牲にしても一気に読んでしまう。

既刊最新刊まで読んでもその先が気になりすぎてしまう。

原作のストーリーが終了に向けて動き出してしまうと切ない。終了してしまうともっと切ない。

原作以外のグッズを買うとかなりお金がかかる。
(幸い自分はフィギュアや同人誌には興味がないんですが、円盤を買おうと思うとそれなりですよね)


…という状況には、自分は基本的になりたくないと思っているわけです。

厳密に言えば、
・原作を読みたいと思うアニメが1クール1作品程度
・円盤に手を出したいと思うまでのアニメが1年に1作品以下
…というのが理想のペースなんですが、そう上手く配分されないものですもんね(笑)


その点、MF文庫Jのアニメは全部好きで、自分の基準では60~80点を平均して叩き出してくれるのですが、90点を超えてくるほど琴線に触れるアニメには今まで出会ってないので、
自分が「アニメ」に求める条件である「好きになりすぎない」という条件を確実に満たしてくれるんです。

(※緋弾のアリアとノーゲーム・ノーライフだけは原作まで進んで楽しく読んでいるのですが、「次刊が楽しみすぎて信者になっている」というほどではないんですよね)


まぁこれに関してはお布施をしていないわけですから、制作者サイドからすると自分は「良いお客さん」ではないのでしょうが、それこそお金は無尽蔵にあるわけじゃないですから、そこらへんは諦めてください(笑)




というわけで、上記3条件を満たしてくれる作品が、自分が「毎週見るアニメ」として好きな作品なわけです。

要は、
【目を見張る出来ではない、テンプレバトルファンタジーラブコメ60点アニメ】
が、自分の求めるアニメだということですw

その上で、似たような作品は漫画原作でもラノベ原作でも最近はいろいろなレーベルのものがありますが、MF文庫Jのアニメが僕にとって一番の確率の良い「視聴アニメ選びガチャ」だなぁ、と感じています。


このレビュー文は、ある意味2015年現在の自分のアニメの好みのメモなので、今後趣味が変わっていくのか、もしくはアニオタ自体をやめるのかw
自分の嗜好の変化が楽しみだったりします(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 9

69.4 22 魔族でファンタジーなアニメランキング22位
今日からマ王!(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (381)
3246人が棚に入れました
平凡な高校生・渋谷有利は、カツアゲにあっている中学時代の同級生、村田健を助けようとしたが返り討ちにあい、無国籍風高校生たち(彼らも同じく同級生)に公衆トイレで便器に顔を突っ込まれそうになったところ、異世界に流されてしまう。
そして自分が王の魂を持って生まれ、「眞魔国」を治める魔王であること、魔族の長として人間達と戦わなければならないことを告げられる。文化や価値観の隔りに戸惑いながらも、有利は持ち前の正義感と現代日本仕込みの平和主義を発揮、新米魔王として成長して行く。
明るいコメディタッチながら、異文化・差別・民族紛争等のテーマが全編に織り込まれている。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、森川智之、斎賀みつき、大塚明夫、井上和彦、勝生真沙子、高山みなみ、竹田雅則、宮田幸季

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今日からマ王!

幼少期を合わせ、3周目いってまいりました(^_^)/

原作はライトノベル、ファンタジー物語。
アニメはNHKで2004年~2010年(再放送含め。)放送された超大作!
この第1章はfirst season~third seasonに分かれているようです。

【 作画 】
年代が古いだけに、作画は残念な所もありますがw
見るに堪えないわけではないし、当時にしたら良い方だと。

【 音楽 】
OP「果てしなく遠い空に」/THE STAND UP
ED「ステキな幸せ」/THE STAND UP
個人的には好きな曲ですねー!
EDで、画面の中をくるくる回るマ王とかヴォルフラム、ギュンターが可愛いっ♡笑

【 キャラ・声優 】
マ王役は櫻井さん!有名な方だけあって、かなりうまかったですー!
というか、この作画&登場人物の多さに対して、
ひとりひとりのキャラが成立しているのは
声優さんの個性あふれる演技力のおかげかと思いますしねっ☆

【 物語 】
日本で普通の高校生をやっていた主人公、渋谷有利が異世界でマ王になる。
っていう設定は面白いし、随所に出てくる設定やギャグもセンスがいいです!
とくに母親が絡むとシリアスな場面でも、コメディ色が強くなるので、いいアクセント♪

有利の正義感や人徳、平和主義がこの物語でよく活かされてる!
なにより1章だけで、40話近くあるので、ストーリーに深みも幅もあってオモシロイ(^o^)

かなり長いですが、観てると1話1話がすぐ終わってしまうので
ぜんっぜん、気にならないです!

それにしても…渋谷有利なんて名前だったら
原宿は不利なのかよ?!って誰でも言いたくなりますよねw

1章でのお気に入りキャラはヴォルフラムですかね。
健気でかわいいw
今後、大人としての成長が楽しみです♪

投稿 : 2024/09/28
♥ : 24

りんご飴 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やめられない、とまらないw

この手のアニメは本当好きなんですw

なんといいますか
主人公最強といいますか主従関係といいますかwww

まあ、とにかく私は主人公が桁外れに強くなったり
覚醒したりする話が大好きなんです^^;

さらに覚醒時に性格まで変わるっていうねw
何故ばれたしw(趣向的な意味でw)

面白かったですね~w
異世界ものでしたし^^

そしてね、あれですよね、そうそうアレアレ!

主従!!!w

男性の方は興味ナッシングだと思いますが
女性は共感いただける方は多いのではないでしょうか?^^

この主従は良いですよ!
綺麗な主従って感じです^^

主従って萌えがありますよね?ね?w

というわけで
おすすめいたします^^

投稿 : 2024/09/28
♥ : 12

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

異世界物の王道!個人的にはかなり好きです(笑)

毎度お馴染み、評論家!?レビューでございます(苦笑)

今回、評論としては主観が入りすぎていてダメダメかもしれ
ませんが、やはり個人的にはかなり好きな作品ですので評価
がだいぶ上乗せされてます(^^;)
NHKアニメシリーズは良質なものが多く、個人的に好きな
作品が多いため良く見るのですが、中でもとりわけ好きな部
類に入り、OP&EDなど販売CDを購入してしまった程の
ハマリ具合の作品ですので、あまい評価になってます…。

物語は、タイトルに書いた通り【異世界シリーズ物】になり
ます。それも地球と全く別世界の所にあり、その繋がりやら
何処に存在するものなのかは詳しく語られず、とある世界的
な存在であり、また一度飛ばされるとそのままストーリーが
展開していく通常の異世界編とは別で、何度も行き来をする
という『地球⇔異世界』の往復が激しく、その度に新たな展
開が待っている長編作となります。

登場人物に対しては、細かな脇役、助役、メインキャラなど
殆どのキャラに対して、それぞれのストーリーがしっかりと
存在して、かつ本編の軸からそれることなく、それぞれが結
びつきがあり、何話か離れていての再登場など短編で終わる
物語とキャラストーリーが全て繋ぎ合わさって一つの大きな
ストーリー展開になっているという表現が適切かもしれませ
ん。その上で、適切なところで(話の切れ目)世界をまたぐあ
たりは、うまい具合の起承転結になっているのではないでし
ょうか。

作画や絵コンテに関しては、美形キャラから渋キャラ、濃い
所からそれぞれ揃ってはいますが、これと言ってとりわけ素
晴らしいものがあるわけでなく、平凡であるからこそ、そこ
に一種の魅力を感じる部分があります。
上記で述べたとおり、個性豊かなキャラが多く、またキャラ
ストーリーの集合体ですので、好きなキャラが出来ればそれ
だけハマリ要素はありますが、絵的に入っていくということ
はなく、あくまでも物語として好きになって行く感じでしょ
うか。

挿入歌やOP、EDなどは、先に述べたとおり個人的に好き
でCDコンプしてしまいましたので、あえて語らないように
しておきます…主観的になりがちなので(^^;)

なんだかんだで100話近い長編作でありさらにシリーズ化
されていますので、全てを観るにはだいぶ時間を要するかと
思いますが、観て損はないかと思います。
異世界ものとしては、まさに王道といった感じであり、色々
な意味で特異的な何かを示すのではなく、ガチの王道作です
ので、好き嫌いもはっきりしてくるのではないでしょうか。
個人的には好きな部類なので、一応おすすめ作という事で、
レビュー甘めで書かせて頂きました(笑)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 4

78.9 23 魔族でファンタジーなアニメランキング23位
魔王学院の不適合者(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (650)
2590人が棚に入れました
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院"に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」

声優・キャラクター
鈴木達央、楠木ともり、夏吉ゆうこ、松本忍、豊崎愛生、小清水亜美
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

馬鹿なッ!?暴虐のなろうが覇権を取るなど聞いたことがないぞッ!!

この夏期に私が最も生きがいとしてきたアニメ。

『魔法科高校の劣等生』のパクリみたいなタイトルと、それを誤魔化すかのように取り付けられた無粋すぎる副題。
最早ksアニメ臭しかしなかったのだが、蓋を開けてみれば、なかなかどうして、良作ではないか。
清々しいほどに万能なアノスを〈視〉ていると、30分など瞬く間に終わってしまった。

{netabare}そして、この作品の特徴として印象的なのが〈根源〉の概念だ。
“生命”とは異なる、その生物が持つ“魂”みたいなもので、これが滅ぼされない限りは、“命”を落としたとしても〈蘇生〉や〈転生〉をすることができる。

強すぎる治癒・回復能力は、作品の様々なバランスを壊しかねないため、本来は適度に自粛していくべきものである。
しかしこの作品、めっちゃ回復する。切り離された腕が瞬時に再生する。ドラ○ンボールすら集めずにヒトが生き返る。

アノスが敵を容易く葬り、流れるように〈蘇生(インガル)〉の魔法で蘇らせ、「さて」と会話を始める。お馴染みのシーンのファンは、私やファンユニオン以外にも大勢いたことだろう。

こんなにも好き放題やっておいて、なおも楽しいバトルものの作品を成立させている、高い技量を持った作者、そして、今回のアニメ化に関わった全ての人間に告ごう。

{netabare}「大義であった。」

{netabare}【余談】
{netabare}1話終了段階で続きが気になりすぎて、遂に「小説家になろう」に登録してしまった。
誤解がないように言っておくと、私個人としては、「なろう」というサイトにも、「なろう」原作のアニメにも、殆ど偏見は持っていない。

{netabare}結果論だが、アニメの内容を原作小説で先取りして読み進めることは、アニメをより楽しむための手段として意外にも有力な方法らしい。
原作者の文章は、動画や音声のみでは読解しきれない行間を、物理的に埋めてくれた。あとネタバレの対策にもなる。

それと、これ読んでて気づいたこと。
{netabare}『とある』とか、この手の作品に出てくる「変な語尾のキャラ」いるじゃろ?
これまで、この方法で簡易に行われている“キャラ付け”を見ても、「スベっていますことよ」「声優さん役作り大変そうだじぇ」としか思わなかったんだゾ。
いえ、その認識自体は今でも変わっていないのだけれど。
これ、根本的には「文章(小説)で誰が喋ってるか分かりやすくするための“キャラ付け”」だったアルね。活字とか全然読まないから今さら気づいたんだにゅ。

{netabare}ちなみにアニメの範囲は原作の3章まで。私は5章まで読み終えたところだが、面白さはさすがに3章がピークか。
正直なところ、2期はやらない方がよさそう……笑{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 22
ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最強魔王の名言集

最後まで見てから感想書こうと思っていたが、11話目があまりにアレだったので
我慢できなくなったわ(笑)
{netabare}「負けられません・・・・・こんな馬鹿げた歌になど!!!」 「うっうー♪」
久しぶりに画面の前で笑いが堪えきれなくなったwww
今期はデカダンスのBDを買うつもりだったが、何だか雲行きが怪しくなってきたので、
とりあえずこっちを買い揃える予定。
要所の台詞がいちいち名言になる主人公というのも格好いい。
声優さん(鈴木達央)の声もハマり過ぎ。
作画も平均以上は楽々クリア、というかよく動いてる。
ただ、OPとEDの曲に全く魅力がないというのは実に残念なわけで・・・。
どうせなら電波ソングにすればよかったのに。{/netabare}

■最終回まで観て
タイトルに「魔王」がつくアニメにハズレは少ない・・・なんてのをどこかで見たが、
俺の中ではまさに好感度の高い作品だった。
{netabare}繰り返すがOP曲とED曲以外はね。
さて、2期はありそうなのかなとネットで検索してみると、某アフィサイトに行き着く。
そこの元業界人(笑)によればほぼ無理なんだそうな。
制作のSILVER LINKは今年大当たり連発で続編予定が並び、とてもじゃないが
中途半端な作品に割くリソースはない。
円盤や配信など商業的な売り上げも、俺の予想だと負け組確定かな。
まぁ俺はBD買うけどねwww
唯一の望みは、KADOKAWA(電撃文庫)がなぜかこれをプッシュしているらしい。
書籍の販促と割り切って2期となれば御の字だが、その場合は制作スタジオが
変更になる可能性も大。
つーことで、俺の脳内では2期は無いorやらない方が無難という結論に至ったわ(笑){/netabare}

■続報
俺様予想を大きく裏切りまさかの2期決定、しかも分割2クール!
やっぱり電撃文庫のプッシュが効いてるのか?
それとも俺のような中年ファンユニオンが円盤を買い支えたからか?
まぁ何にしろ楽しみが増えて喜ばしいわ(笑)
アニプレックスYouTubeチャンネルにPVが出ているので観てみよう。
https://youtu.be/UeiFLMdQOWc

■更に続報
2023年1月放映開始だそうだ。
https://youtu.be/3SF4ZEWYXtw
なんでゴブリン倒しそうな声になっちゃったのwwwwwwwwww

投稿 : 2024/09/28
♥ : 15

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

魔王の役割

最初は中二病っぽさが引っかかったけど、気づけばカッコいいって思っていて、とても面白かったです!

主人公は桁違いの力を見せつける場面と、力ではなく絡め手で倒そうと迫る敵に苦戦する場面とのバランスが良く、適度な緊張感があって面白い
キャラクターも魅力的でクオリティも高く、いいアニメでした

主人公は自信過剰、自意識過剰でちょっとイタイ発言や行動が魔王学院にいる時には多かったけど、その自信は決して過剰じゃなくてむしろ謙虚すぎるのではないかってだんだん思うようになりました
主人公は罵倒されても、差別されても怒ることはないし、動揺することもない
でも、自分の大事なものを傷つけられることは絶対に許さない
傷つける者には死ぬよりも恐ろしい絶望を与える
この作品は可愛いヒロインよりも、主人公の圧倒的なカリスマ性によって支えられているとおもいました

魔王様は世界を滅ぼす?世界を救う?
小さい小さい。そんな些細なことにこだわる小さな器じゃないのです!!
魔王はただ、己の野望のために進むだけ
誰も及びもしない崇高にして唯一無二の野望のために!

始祖の魔王様は偉大でした

投稿 : 2024/09/28
♥ : 44

63.2 24 魔族でファンタジーなアニメランキング24位
戦勇。(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (484)
2449人が棚に入れました
ある日突然、世界に穴が開いた。そして同時に魔物が現れた。
これははるか昔、世界を恐怖に陥れてきた禍々しき存在、魔王ルキメデスが、1000年前の勇者クレアシオンによる封印を破り、復活を果たした。なお魔界から魔力の高い12人が魔界からやってきている。
そう判断した国王は、かつてのような狂気と混沌による支配を恐れ、勇者の子孫を魔王討伐に向かわせる事にした。その人数75人。むしろ子孫が誰かなんてわからないから、それっぽい者を王宮に呼び寄せた。
「魔王を討った者に真の勇者の称号と莫大な富を与えよう。」
こうして勇者No.45アルバと王宮戦士ロスの魔王討伐の旅が始まる。

声優・キャラクター
下野紘、中村悠一、茅野愛衣、鈴村健一、中田譲治、加藤英美里
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ツッコミ追いつかねぇよっ!w(13話次回は2期で

1話6分30秒で13話まででOPED有り1分30秒ずつあるから本編は3分。13話は7分。
2期目が14話から開始
基本RPG(ドラクエとかFF)的な話でギャグコメディー。

・ニコニコ動画(公式配信)毎週火曜日 25:40更新
http://ch.nicovideo.jp/channel/senyu

●関連URL
・番組公式サイト
http://senyu.tv/ http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/senyu/
・番組公式ツイッター
http://twitter.com/TVanime_senyu



ながら見はしない方がイイですね。短いのですぐ見逃してしまう。
あにこれで感想書きながらとかry(私ですか?
それとニコニコのコメント付きを推奨します。
見逃しやすいギャグにも反応できるし突っ込みながら見るといいでしょう。
それからツッコミ慣れした人向けかもしれない。
たぶん普段ツッコミとかしない人には微妙かもしれないです。
酒飲みながら夜中に見るのに丁度良いアニメ!
酔いが回ってくると見逃しがちになり易いけど短いアニメだし戻せばおk!

しっかしよくこんな短いアニメにこれだけギャグを詰め込んだなぁ。ホントにツッコミ追いつかねぇw
ボケたいけど恥ずかしくてなかなかボケられないんでツッコミに回る方なんですが、しかしこのアニメツッコミ追いつかねぇよww
一々画面止めなたり戻さないとツッコミコメント書けないじゃないか!
誰かアンタッチャブルの柴田呼んで来て下さい!w


各話感想
{netabare}1話
FF7のクラウド的なのと勇者の掛け合いが面白い!
思わず噴出す面白さ。
※以下クラウドと呼びます。

2話
おい魔王と出会うのかよ!!w

3話
魔王なんでマント一枚なんだよwド変態野郎じゃねぇかw
何この緑の宇宙人ww魔王が可愛いww
なんだこのまおゆうとかはたらく魔王さまみたいな流れは!

4話
あれどっかで前回みたなとか思ったらロボとか怪獣になっとるww
一方通行かよ!ww殺っちまったってなんだよw
ルドルフwww背ちっちぇええええw
ぶっころとばすってww1000歳以上なのかww
フォイフォイwwハリーポッターのマルフォイかよ!w

5話
国王ハゲたなww魔王のポップコーンで色々大変だなw
ルキたんww 魔王とじじいくつろぐなww
おいじじいwwwロリ魂っておいwwよえええw
ロリッロリのプニップニがいいんだよ!馬鹿野郎!w
クラウドカッコイイじゃん。ってかはたらく魔王様みたいだな目が赤いし。
背中から出てる火はなんなんだw
なんという黄金バットwww

6話
あまたの魔物なんか変なのになってんぞw
おい王様だれだよwwwなんか違う奴になってんぞw
おい魔王そこに驚くのか!wプークスクスww
2chネタが結構散らばってるな。
王様作画が復帰したwと思ったらまた手抜きw
作風変わったなんだこれww劇画タッチにw
こっちのがいいじゃんww
勇者何人いるんだよ!w

7話
数多の魔物が蟻ん子になってんぞwww
何処のアイドルの熱愛発覚なんでそんなプルプルしてんだよw
魔力の強い奴らっておいww止めなきゃ気づかないだろこれドラえもんいるぞww
このシルエットどっかで見たようなあれだなwBTOOMだっけw
いや未来日記か!まぁ色んなのであるかw
しかしまぁルキの声くぁいいなぁって中の人調べたら驚いた。
メッチャ色んなの出てるじゃねぇか!知ってるのいっぱいあったがわからんかった。
デュクシってなんですかw
肋はネタだったのかよ!アバラキャラってなんだよ中山筋肉んかよw
ルキたんww何気に毒舌だなおい!腕伸びるのかよw
戦闘力53万ってフリーザ様かよ!!w
東京ドーム4個分って例えがわけわからんw
登場早々ヤヌア逮捕www何があったおいww

8話
魔物が現れたって野球選手かーい!投手なのか!w
っておいヤンキーになっとるがなww
元勇者の肩書き丸つぶれwww
ハイドーンってwwwwターミネーターよりすげぇなおいw
なにそのピタゴラスイッチwww
腕分身wwwやったやったwww懐かしいww
ルキたん誰だよww だが、断るな!ww 
ルキたんの中の人すげぇ声のバリエーションすげー!!
忍法力任せww
ヤバイショートアニメの中で一番面白いなんだこれw
ガッツリハマってきたww

9話
数多の魔物が刃物ってwwヤマモートって誰だよww
目玉焼きの卵抜きって何にも残ってねぇぞこらww
なんか毎回新キャラがw
痛い痛いと相手をって話変わってんじゃねぇかww
おいコロスケww
たかーいこわーいかわいいいいいいww
雨水で洗髪w
ミーちゃんかわいくねえええwwwイケボイスwwwって変態かーいwwドMかいww

10話
ミーちゃん蹴られてんぞwwwどんだけドMなんだよww
だからなんで平原で全裸なんだよ!!ww
また新キャラか!!ww覚え切れねぇよ!
勇者と魔王とクラウドしか覚えれねぇよ!人数多いすぎw
200歳以上のBBAwww
ロリBBAって覚えておこうw腰wwおばあちゃんww
入れ歯くっそ吹いたwwww鼻水吹き出したじゃねぇか!!w
昔本当のおばあちゃんが同じ事やらかしたの思い出したwww
おっとロリ魂じじいもいたんだった。
頑張れじいさんw世界とは不条理なもんなんだ!w

11話
おい魔物また種類変わってんぞ!続きはwebでっておいおい終わらすなw
200歳超えてたらぶっとばせるのねww
シュールすぎんだろドッチボールじゃなくて玉をふわふわ投げ合ってるだけだろw
彼氏と彼女の海岸で走ってる風景かよ!w
ドッジボール!?だと…!?んなもんねぇよw
携帯に穴が…。胸に入ってた警官バッチ的な役割だったのかw
鮫島ってだれwww
ロリBBAエロいな触手攻撃とかww 
姫ちゃん可愛いwwってか誰よ姫ちゃんw ってあっ
えーーーw姫ちゃんハガレンの弟かよ!?中に誰もいませんよ?って事だなこれ。
そうかこのアニメ結構パロディーネタあったんだなw

12話
カクカクしかじかどうにかこうにかってやる気どうしたおいw
やる気スイッチ押してもらってこい!w
ラーメン二郎かよっ!w
ルキたんの服が破けるとかじじいwww妄想広がり過ぎww
フォイフォイww14番の勇者だったのかどういう事…
姫ちゃんはアルフォンスですねわかります。
フルボッコwww強すぎw ツンじゃねぇよ暴力ヨロイだよw
なんか黒いの出てきたけどこれもハガレンネタか!?w真理の扉の向こうのやつだろ!小人だろ!?
おすぎとぴーこwww
フォイフォイ諦めんな!w

13話
あれ?7分?30秒増えた!?いつの間に…
お?王様もう出ないのか。
やっくん操られてたのか!!
え!?もってかれたあああああ!完全にハガレンwww
伝説の王… ルキメデスって何!?魔王なの?ルキたんじゃないの?
足痺れてんなwwww
ええええええええ姫様中身いたのかよおおおお!w
世界守られちゃったのかよ!w
なんか次回予告になるタイミングが毎度違うからびっくりする。
恥ずかしいイラストってBL!?w
Fate風もしくは劇場版風の2期PV!次回は14話からですね。{/netabare}

しっかしまぁあっという間でした。
ショートアニメにも慣れてきたのかこの戦勇。ってアニメメッチャハマって来ました。
ショートアニメでは一番好きかもしれないです。


ニコニコ動画に「戦勇。ラジオ」が公式で公開されているのでこちらも合わせてお勧めです。
中の人が完全に勇者と同じ扱いされてて結構面白いですよ!
約30分程あるので戦勇。で物足りない方はこちらも合わせてどうぞ!
後ニコ生でも月2回程放送やってるのでそっちもお勧め!
ニコニコで「ラジオ勇者通信」で検索。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 19

千秋 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

5分で見れるギャグアニメ/戦勇。1期。

全13話  漫画原作(2期も放映中)ショートアニメ。
別途OVAも2本有り。本編にほぼ無関係だけど結構面白いので良かったら。

ある日、世界に穴が空いた。魔王の復活を悟った王は、討伐のため、勇者の子孫を招集。
主人公・勇者アルバと、戦士ロスの魔王討伐記・・・?
Sっけロスや周囲のボケに、ツッコミが忙しいアルバが繰り広げる本格ギャグ(コント?)が中心のファンタジー。

最終回シリアス濃かった。2期へ続く。

ギャグアニメにしては、EDが良い歌過ぎる。
Believe~永遠のLink~
作詞・作曲:影山ヒロノブ
唄:JAM Project (アニソン歌手グループ)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 13

双葉。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

RPGっぽいのにギャグ!!

1話あたり5分弱(しかもEDが1分ほどあるので物語は更に短い)の作品。
時間があまり無い私でも気軽に観られました。

この作品の魅力はテンポの良い展開とキャラクター、声優陣です!
絵は崩れる崩れない以前にゆるい感じなので、細かいところまでは気にせず観て頂きたいです。
個人的には好きですよ!

あらすじは公式サイトを是非ご覧ください。→http://senyu.tv/introduction/
ヘタレ勇者とドS戦士が紡ぐ、バトルあり、笑いあり、感動ありの冒険譚!!
…らしいです(笑)
感動があるかはさておき、キャラクター達が繰り広げるボケツッコミが素晴らしい。
声優陣は…

(敬省略)
アルバ-下野紘
ロス-中村悠一
ルキ-茅野愛衣
フォイフォイ-鈴村健一
ルドルフ/ナレーション:中田譲治
ヒメちゃん-加藤英美里
アレス-内山夕実
ヤヌア・アイン-櫻井孝宏
鮫島-杉田智和
執事長-神谷浩s…え!嘘!?公式サイト見て初めて気付いたんですけど!
こんなキャラいたかどうかも忘れてた!
ごめんなさいもう一度観直します((((;゚Д゚)))))))

アルバの下野さんは本当、ピッタリというかもうcvはこの人しかいないでしょ!
ってくらいw
理不尽な役が多いですが大好きです(^-^)/
ロスの中村さんもドSな性格が良かったです。
ちなみにドMな中村ボイス(某妖狐キャラ)も好きです!
執事長については出番が少なかったせいか私の中で完全に忘れさられていましたorz
一生の不覚!!

ちなみに1期、2期とありますが1期を観たら2期を観ないと話がよく分からないと思います(笑)
だから実質、全26話ですね。
RPG風ギャグアニメ、オススメです♪

投稿 : 2024/09/28
♥ : 18

77.1 25 魔族でファンタジーなアニメランキング25位
異種族レビュアーズ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (437)
1873人が棚に入れました
ここは人間だけではなく、エルフ、獣人、悪魔に天使と、あらゆる異種族が混在し、暮らしている世界。そこには当然、あらゆる異種族のスケベなお店もあるわけで…。足しげくムフフなサービスをしてくれるお店に通う人間の冒険者・スタンクは、ある日種族間の(性的な意味での)感性の違いで悪友のエロエルフ・ゼルと衝突する。決着の方法は……嬢のレビュー!?あらゆる異種族娘のサービスをクロスレビュー方式で採点し、他の仲間達への“お役勃ち"情報として提供していくスタンクたちの活躍は、まさに性戦士のごとし!今日もレビュアーズたちは新たな快楽を求めて旅勃って行く……。

声優・キャラクター
間島淳司、小林裕介、富田美憂、湯浅かえで、M・A・O、小山百代、礒部花凜、日野まり、松嵜麗、日笠陽子、加藤祐梨、貫井柚佳、小市眞琴、井澤詩織、田中貴子、高森奈津美、八百屋杏

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「下品こそこの世の花」、或いは誠実への情熱。

アニメレビァーの笠さんが異種族レビァーズをやってくれると聞いて!。


~♪

(BGMツァラトゥストラはかく語りき)


みなさん、こんにちわ。本日は今期屈指の意欲作「異種族レビュアーズ」について語っていこうと思います。今回は作品の各論につきましては、他の方も語っていらっしゃると思いますので、本作の何が一番重要で、本質なのか語っていきます。


今回のレビューのタイトルの副題をいぶかしく思われた方もいらっしゃると思います。この副題は、ニーチェが著作につけようと考えていたものでして、今回のBGMも合わせて、本作の重要なポイントは、ニーチェの思想における誠実さの重視に通じているからであります。


何を言ってるんだ!、これは只のスケベアニメやろ!という非難をされる方もいらっしゃると思いますが、まぁまぁ冷静にお聞きください。作品が内包している思想とは、何も作中で哲学や思想について議論している物をさすわけではありません。いかなる人も、別に哲学を勉強しないでも価値の優先順位、意味の有無について自然と判断しているものです。即ち、作品においても言明されずとも、自然と制作者が身に付けてきた無意識的な価値観、思想を反映しており、多くを語らずとも語っているのであります。


少々横道にそれてしまいましたね。では、本筋に戻りましてニーチェが語った誠実さとは何か?。それは形式に堕した道徳を捨て、裸になって自身と向き合い、率直かつ情熱的に誠実さを追求すべし!というものなのです。


本作は、偽善、責任逃れ、忖度、不誠実が横行している現代日本において、そういった悪徳が最も蔓延っているスケベの世界の中で、大胆にも瞠目すべき誠実さを貫き通した作品なのであります。


そのことはopの歌詞の幕開けから明きからですね。「スケベが大好き!」。なんと率直で隠し事のない誠実な叫びでしょうか…。私はこの時点で感服いたしました。男なら、いや実は女性だってスケベが大好き、これこそ人類全てに共通する真実ではないでしょうか!


そして、彼等は更に先に進むのです。「エロいこと好きならば、種族超えた仲間さ!」。この言葉は、グローバル社会である現代においてなんと気高い叫びでしょうか。スケベが大好き、この人類共通の想いで繋がれば人類融和という夢も幻ではないのです。違いではなく、共通するところに目を向けるべし!。多様性の尊重などという単なる言葉ではなく、この精神こそ今後世界において重要になっていくでしょう。


更に、本作は一般エロアニメというジャンルの中でも他を圧するスケベに対しての誠実さを誇っています。他作品は、あくまでスケベは要素に過ぎませんでした。あるものはラブコメ、あるものはバトルという形式を表面上とり、本当はみんなが見たいスケベはオマケ的に示してきたに過ぎません。こういうった作品の中にも勿論優れた作品があることは否定致しません。しかし、スケベに対して誠実であったか?というと疑問であります。


そこで本作です。本作にスケベ以外の何がありましょうか?。何もない。純粋にスケベを追求しているのです。繋がってるところが映らないだけで完全に本番なのです。胸糞悪い要素もなく、実に爽やかですらあります。逆にこっからどう進んだらいいのか?と心配になるほどです。


ここまで語れば本作の重視さが皆さんにもわかっていただけたかと思います。各話における、ここヌキ!ポイントなどの詳細につきましては、近いうちに刊行予定の私の著書「始めにスケベありき」でのべたいと思います。本日はお付きあい頂きた、真にありがとうございました。


インタビュアー「はい、本日は世界的スケベ学の権威、スケベフスキー博士のインタビューをお届けしました。皆さん、ご興味を抱かれたら是非ソフトの購入をお考えください。(何言ってんだか全然意味わかんねぇ…。帰ったらメイドリーちゃんでヌこう)」。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 45
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

メイド イン ジャパン

作中では様々な設定用語が駆使されているが、要するに「異世界」で風俗店の風俗嬢レビューを書くスケベ男どものギャグアニメ。

控えめに言って「サイテー」な内容だが、OPやEDが輪をかけてヒドい(笑)
OP曲は明らかにオマージュだが、ヴィレッジピープルの『Y.M.C.A.』ではなく、西城秀樹の『ヤングマン』の方だろう。
『ヤングマン』の歌詞検索をしてみれば、このまま使用してもよかったのではないかとも思えてくる。
EDの方も、曲以前にタイトルで笑わせてくるのは、ちょっとズルい。

ほとんど出オチの一発ネタにみえながら、案外に言語感覚が独特で飽きさせない。
「レビュー」の言い回しだけでなく、ちょっとしたやり取りや映像表現にも独特のひねりがあって、下ネタを「ネタ」として表現できているのは、けっこう鋭い言語感覚のおかげだろう。
女体化風俗の点数付で、平安貴族の遊びである「貝合わせ」のビジュアルで点数表示をするところなど、映像表現のベースに言語感覚が透けて見える。

ちょっと未成年の視聴者向きではないかな、と思えるのは「過激」な「ギリギリ」の表現の為ではない。
平成には、文化放送という地上波ラジオで『やる気MANMAN』という伝説の昼番組が放送されていて、真っ昼間から女性アナウンサーが下ネタを連呼する「風俗店珍名当てクイズ」などを堂々と流していたのを知るオジサンには、今更この程度のアニメ表現を過激とかギリギリと大騒ぎするのはナイーブすぎると感じられる。
(一番爆笑した店名は渋谷の「亀頭洗士ガンナメ」だったが、これを当たり前のように女子アナが昼の地上波で読み上げるのだから、深夜アニメの「過激」など過激の名に値しないと感じても当然だろう)

未成年向きではないというのは、未成年を下に見ているわけではなく、例え性行為の経験があったとしても、風俗店舗での「あるある」ネタまでは笑えないだろうと思うからだ。
視聴していると、アニメ本体から離れて様々に考えさせてくるのだが、未成年視聴者の参考になればと書き連ねてみる。
(以下はオトナの話)



{netabare}「異種族」と遊んだことなどあるわけはないが、「異国」という事であれば、いや、その、なんだ、まあオッサンだからね、うん。

異世界の異種族ほどではないにしろ、やはり外国では勝手がちがう。

日本ではあきれるほど様々な種類の風俗店があるが、風俗嬢は、一種の疑似的な恋人のように振る舞うよう期待される文化、というか傾向があるようだ。
吉原のような遊郭の伝統と関係があるかはわからない。

一方、アメリカ(おそらく西ヨーロッパも)では、完全に「金銭」と「サービス」を交換するビジネスで、時として満足した客がチップを出すことはあっても、あらかじめチップを期待して金銭以上のサービスを提供しようとすることはまずない。
基本はあくまで等価交換のビジネスだ。

中国文化圏の東アジアでは、日本とアメリカの中間、といった感じだろうか。

最も顕著な違いは、お相手の女性は、日本では(建前上は)「風俗嬢」であるのに対し、海外では例外なく「娼婦」であることだ。
一部の例外的なケースを除き、海外での「遊び」は性行為一択であり、相手をするのは「娼婦」という事になる。

しかし、売春が法的に禁止されている日本では、「本番」以外の性的サービスを提供する「風俗店」しか(表向きは)存在せず、したがって、そこにいるのは「娼婦」ではなく「風俗嬢」という事になる。

現実でも風俗店の「レビュー」という行為が成立するのも、この日本の特殊事情によって多様な「合法」風俗サービスが存在し、在籍する「風俗嬢」が「合法的に」働いているからであり、本作の「異種族レビュー」の多彩さは、日本の風俗産業の中からしか発想できないものであることは明らかだろう。

だが、娼婦による売春が基本の海外の遊びでも、必ずしも売春が合法的な国ばかりではない。
そうした「非合法」の売春でも、自覚的に「非合法」の商売をしています、という覚悟の上で「営業」しているように見受けられる。

「本番」はしていないので「売春」ではありません、というような「言い訳」で、「合法」のお墨付きを得ようとする態度は、日本独特だ。
まるで「座って読んでるから「立ち読み」ではないもん」という子供の屁理屈のような「言い訳」だが、権威者から「怒られ」ずに「許して」もらわなければならないという、まさしく「子供じみた」心性が骨の髄までしみついた国民性を示しているのかもしれない。
放送局の自社都合である「規制」を絶対の権威のようにみなして、勝手に「過激」とか「ギリギリ」と思いこむ視聴者の感受性と共通したものでもあるだろう。

こうした「言い訳」のタテマエを厳守するわけでもなく、「怒られない」ように守っているフリだけはする姑息さもまた国民性だ。



様々な設定を創り上げて、多様な風俗店が「合法的」に存在する中、数々の「レビュー」をものす本作の「レビュアー」たちは、このように日本独自の風土から生まれ出ている。

日本の伝統的な「遊び」では疑似的な「恋人」として振る舞う傾向があると上述したが、それは、「客」にも求められるものがある、という事でもある。
サービスを受ける「消費者」ではなく「恋人」ならば、マナーや気遣いといった要素が必要になるだろう。

それらに欠けるところがあれば、十分に金銭を支払っている「客」であっても、「野暮天」「無粋」「朴念仁」などと(表立ってではないにせよ)蔑まれることになるのは、日本流の「遊び」に特有と見受けられる。

本作の「レビュアー」が、ワイワイと楽しく遊んでいるのは、愛嬌のある言動で「嬢」と有効なコミュニケーションをとれているからであり、こうした遊びのマナーの描写もまた、日本の「風俗」の中から生まれてきているものだ。

ついでに想像をたくましくすれば、特に地方都市の風俗街に立脚しているのかもしれない。
東京あたりでは、風俗店の待合室では、見ず知らずの男どもが、妙に白けたしんと静まり返った空気の中で、無表情に順番を待っている光景が見受けられるが、地方都市では仲間同士で繰り出してくることが多いらしい。
地方都市で「一人で来たんですか」とひどく驚かれたことがあるが、この辺の男どもは連れ立って風俗店に来るのかと、こちらが驚いた。

連れだって来店してクロスレビューする描写は、地方都市風俗街の反映かもしれない。


本作の成立基盤は、このように日本という国そのものといえるが、海外に出したときに十分に理解はされないかもしれない。

多種多様な「風俗」産業は、権威者に「怒られたく」ない「子供の理屈」の産物だが、海外からは、日本人は性戯の探求に異常に熱心だと誤解されることは多い。
外国人から「紳士同士の会話」として風俗事情について尋ねられたことが何度もある。
外国人の友人を持つ視聴者は、本作について質問されたら誤解なく教えてあげて欲しい(笑){/netabare}


他作品の感想に少し記したことがあるが、権威者の管理する「禁止」を「侵犯」して立ち現れるエロティシズムは、それ故に、好むと好まざるとにかかわらず「権威」への反抗の性質を帯びる。
真正面から「権威」と対決することから逃走する日本の風俗産業から誕生した本作が、「権威」に「お目こぼし」される「微エロ」を振り切って、はっきりと禁止線を踏み越えるエロティシズム=スケベを選択しているのは興味深いものがある。

権威者の「禁止」を「侵犯」して実現したものが、「スケベ」の言葉の下に「すべての異種族は(スケベな)仲間だ」という宣言であるのが、フラワーチルドレンのラブ&ピースを思い起こさせて、未成年や女性の顰蹙を買うのは承知の上で、オッサンが応援してしまう由縁だ。

まあ、こんな連想をするのはオジサンだけで、未成年や女性は、ただ笑って視聴していればいいのかもしれない。

風俗店経営者が「権威」に「怒られ」ないように配慮しようが客には無関係なように、放送局の基準を「権威」化して配慮する放送局員に一体化して、「ギリギリ」だと視聴者までが気をもむのは無意味だろう。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 12

やまだいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最低のアニメ

異世界で異種族の風俗店がもしあったら、という妄想を膨らませたアニメ。
当然のことながら男性向け。

性的な表現しか無いようなアニメなため、地上波で放送中止も全くもって妥当である。
しかし原作もアニメも好きな人しか作らないと予想できるだけあり、クオリティは中々のもの。
異種族についてよく考察してあるため、ぬるいアニメではない。また、こんなアホなことを真面目に取り扱った作品は他にないため高評価を付けざるを得ない。
視聴をお勧めしにくいアニメではあるが、印象に残りまくるのは間違いない。

そしてこのアニメで一番気になるのは、製作陣の女性スタッフがどんな気持ちでこれに携わっているのかである。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 6
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