魔力で騎士なTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の魔力で騎士な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月01日の時点で一番の魔力で騎士なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

55.3 1 魔力で騎士なアニメランキング1位
Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (45)
130人が棚に入れました
迷宮都市・リューイン。 モンスターはびこる迷宮があるこの町には、数多くの冒険者たちが集まっていた。 命を落とし転生した主人公は、迷宮の中で目を覚ます。 その外見は、どう見ても仔猫!? しかし正体は――災害級のSランクモンスター《ベヒーモス》の幼体だった! 彼が出会ったのは、駆け出しのDランク冒険者・アリア。 仔猫と勘違いしたアリアは、重傷を負っていた彼を連れ帰って手当てし、「タマ」と名付けてペットにする。 その優しさに心を打たれたタマは、アリアを守る騎士となることを誓うのだった。 Sランクの力を活かし、アリアと共に迷宮を冒険するタマ。 個性豊かな仲間たちと出会い、時に溺愛されながら、騎士(ペット)としての日々が始まる!

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ワンダーエルフ・プライオリティ

謎の光は必要ない程度のお色気アニメ
いつもの亜種だが猫ゆえにキリトアレルギーでも見やすい

OP・川谷絵音作でボーカルもフィットしてる良品

クソなろうアニメにしては作画はまあまあ。ヒロイン作画を重視してオスや背景の作画はそれなりというコスト管理がきちんと出来ている。金髪エルフ奇乳好きにはきちんとキャラの魅力ゥを堪能出来ると思われる。当然エルフである必要性は全く無いし舞台も汎用ナーロッパ。露出多めの筋肉オネエキャラなど全体的にはコロコロレベルだが、女性キャラはしっかりと深夜アニメ準拠なキャラの魅力ゥという尖ったバランス。過酷な社会生活によるストレスから脳に致命的なダメージを負って境界レベルにまで知能や情緒が低下してしまった社畜の方々の休息のためのリハビリアニメ。もしくは「ヒャッハーやっぱなろうはクソだぜえええええ」と上から目線でバカにして気持ちよくなるためのレイジベイティング。

01
破綻してないだけで良く見える不思議

とある騎士が殉職しS級ベヒーモスの子供に転生、S級ドラゴンに襲われダンジョン脱出を試みてエルフが救出。ネコチャンのフリして身バレ回避。ヘイトキャラによるエルフのピンチを救うも勘違いで一安心でタイトル回収ゥで待て次回、とまあ一応スジは通ってる初回。ウリもすこぶる明確で誰一人取りこぼさない優しさが溢れるわかりやすさ。

猫の元騎士も卑屈でもなくイキリもせずに騎士道を遵守するナイスガイ。コロコロで見たような筋肉オネエのノスタルジー。モブは課された役割をこなす装置に徹し必要以上にでしゃばらばい。明確な設計思想をしっかり遵守した作りでなろうに求められる水準にマッチしたきちんと脳に優しい作品。求められているものに答えられているという点では優れた逸品。あとは追加で出てくる属性が性癖にマッチしているかどうかが評価基準、というかそれしかない。中身なんて誰も求めていないのだから。

求められる水準はクリアしていると思う。
しかたないけどこういうの見るとささ恋の無念さが募る。ああ無常。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

所謂今期のエロアニメ…何故かBLあるけどw

ヒロインの衣装が途中から更に過激(ビキニアーマーみたいな)になっていきその格好で街中を歩くという痴女な上、最終的な目標がベヒーモスに獣◯されたいとか属性もりもりのヒロインとか気持ち悪い流石にちょっと…と思う人はやめた方がいい。
そしてエロアニメ枠なのに何故かBL(ボーイズラブ)所謂、男同士の恋愛があるのも観る人を選ぶ。
これはEDで見れるので何となく察してしまう人もいたはず。

更に主人公は見た目猫で見た目が可愛い声も良いのだが、転生前の性別が成人男性と分かってるのもあるが、脳内で考える時の声が明らか男なので、これまた視聴デバフになっているのに気付いているのだろか?とか考えてしまうのはしょうがない。

作品によっては転生前の性別を不明にしてるマンガもあるので、こっちのが良いよね?と個人的には思う。
今期作品だとマジックメイカーも1話では上手くボカしたかと思ったら、2話で何故か転生前の話しをしてしまうと言う、ボカした意味()とよくワカラナイことになっている。
頭大丈夫かなって。

話しはそれたが、ヒロインももちろん増えるが万人受けしない見た目と、メインヒロインと変わらず主人公をアレな目で見ている為、受け付けない人も間違いなくいる事だろう。
ここまで誰向けなのか分からないエロ枠も珍しい。

ちなみにメインヒロインは短いスカートと、腰辺りまで紐が見える下着を付けているが、個人的にその下着どうなってるの?と気になっていたが…なるほどこうなっているのかと確認出来たのは良かった。

まあ結局ストーリーも忘れたし色んな意味で受け付けないので何話か忘れたけど切った。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

AV一歩手前の変態なろう

原作・コミカライズ未読未読。Wikiによるとヤングアニマル掲載の漫画で、キャリアの長い漫画家さんの作品なので厳密にはなろうではない。ただ作者のコメントで流行ってるなろう物を参考にしてお話をイメージしたとあるのでなろう扱いにしとく

お話は、騎士が転生したらSランクモンスターになったけど、生まれた姿は可愛い子猫。それが巨乳のエルフの女冒険者に拾われて、そこから始まる冒険生活。と、一応は転生なろうスタイルなんだけど、転生部分はどうでも良い刺身のツマで、その目的は巨乳の美少女とのハーレム生活だよねぇ

アニメ自体の作画は悪くないというか、「このアニメ見るやつなんて、美少女と巨乳と乳首が観たいんだろう?分かった任せろ!!!」っていうクリエータの矜持を感じる。だからモブの男やモンスター類は力入ってないし、戦闘シンヌーンももちろん止め絵。でもキャラ絵の方はそれなりに力を入れてはいるので、低予算・底辺なろうと簡単にはいじれないクオリティは一応保ってはいる

お話自体はやっぱりバカというか、理由をこじつけて変態巨乳エルフ、猫耳娘、転生魔物女子とつるんでお大尽扱いされるだけの例のアレなので、アニメの作画に頑張ってもらったところで脱力感がすごい。特にメインヒロインの変態さ加減は半端なくて御免なさいだなぁ、これは

この脱力感は一体なんだろうと思ったら、男の子の妄想いっぱいのAVアニメを見た時の感じ。各シーンの後にエッチをいれたらそのままAVでしょ、これは。呆れて物が言えない状態

まぁ、そういう目的なのは明白なので、好きな人は楽しんでくださいとしか、、、

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

72.1 2 魔力で騎士なアニメランキング2位
本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (189)
752人が棚に入れました
誰もが本を読める世界へ 神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。 マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。 だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。 強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。 安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。 さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。 それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。 そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。 エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。 そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。 守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。 マインはどうなってしまうのか!?


声優・キャラクター
マイン:井口裕香
フェルディナンド:速水奨
ジルヴェスター:井上和彦
カルステッド:森川智之
ダームエル:梅原裕一郎
ルッツ:田村睦心
ベンノ:子安武人
トゥーリ:中島愛
ギュンター:小山剛志
エーファ:折笠富美子
オットー:日野聡
コリンナ:衣川里佳
マルク:前野智昭
フリーダ:内田彩
ギル:三瓶由布子
フラン:狩野翔
デリア:都丸ちよ
ロジーナ:鈴木みのり
ヴィルマ:安野希世乃
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アニメとしては区切りかな

The story to be told is overということはこれで終わらせるのかな。
to be continuedて出たからどうかな?

自分の強大な力でもって下剋上できそうな気もするけど、時代のせいか身分や権力者の後ろ盾がないとダメってのは難しい。

新しく弟ができたり、孤児を育てたり。新たに絵本を開発すべく絵具開発など、まったりした時間が流れつつも、毎回悪巧みしている神殿長が…。
愛人なんて馬鹿な考えをまんまと利用されてしまって。
{netabare}お守りのおかげで養子縁組という後ろ盾を得てなんとか逆転。{/netabare}

{netabare}ラストの家族の別れは本当に切ない。領主様も上級貴族の娘にするからって容赦ない。仕方ないけど。{/netabare}思わず涙が出てしまった。
家族愛が好きなんです。

最終回前までは流して見る感じだったけど、最後は涙腺が緩い自分に刺さってしまった。ただ、キャラクターが多すぎて時折、誰だったか把握できてないのが玉に瑕。


OP
あの日のことば 東山奈央
ED
言葉にできない 坂本真綾
OPの作詞は藤原さくら。良い感じの歌詞と思います。OPで間を持たせるのって難しいのか走らせちゃうよね笑。
EDは作詞・作曲も坂本真綾さん。出産おめでとうございます。
映像は本・印刷技術の発達を時系列ごとに。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第二十七章『冬の始まり』
秋の終わり。マインは聖典絵本を量産して売り出したり、鍛冶職人見習いのヨハンにパトロンになって欲しいと頼まれたり、次の目標へ向けて精力的に本作りに取り組んでいた。だがそんな中、インク協会会長のヴォルフが、マインのことをかぎ回っていることがわかる。マインはベンノからある事を提案されるのだが……。

第二十八章『冬籠もりと今後の話』
神殿で、冬籠もりをすることになったマイン。だが、早々にホームシックになってしまう。さらに、ベンノとフェルディナンド、カルステッドとの会談では、ヴォルフが危険な人物で貴族とも繋がりがあることが判明。不思議な知識と強大な魔力を持つマインは、貴族たちからも狙われる存在だったのだ。危険を回避するためにフェルディナンドが下した決断とは!?

第二十九章『奉納式と春の訪れ』
マインの護衛として騎士のダームエルがつくことになった。おかげで出歩くことができるようになったマインは、図書室に行けると大喜び。奉納式を行ない、小聖杯に魔力を満たす職務を果たしながらも、下町へヨハンに注文していた品を受けとりに行く等、本作りへの情熱は失わない。そして春が近づき、家に帰れる日を心待ちにするマイン。だが、そんなマインに残酷な事実が告げられる。

第三十章『祈念式』
祈念式へ向かうことになったマインたち。そこへ、ジルヴェスターという青色神官が現れる。自由奔放なジルヴェスターにからかわれ、戸惑うマイン。ジルヴェスターを牽制しながら各地の農村を回り、祈念式を立派に務める。そしてマインたち一行は、以前からマインに興味を持っていたというゲルラッハ子爵のもとを訪れることに。だが、その日の夜--。大変な事件が起こってしまう!

第三十一章『青色神官の贈り物と帰宅』
祈念式を終え、マインたちが神殿に帰って来た。ジルヴェスターは、孤児院や工房を見てみたいと、マインを案内係に任命。聖典絵本を作る様子等を見て回る。そして去り際、ジルヴェスターはマインに、「いざという時のお守りだ」と、黒い石のついたネックレスを渡す。一方、ジルヴェスターと共に本作りの様子を見たフェルディナンドは、マインの技術は歴史を変えてしまうと、危機感を募らせるのだった。

第三十二章『神殿の捨て子と色作り』
久しぶりに家に帰ったマイン。弟のカミルが生まれ、これまで以上に本を作ろうと決意する。そんなマインの前に、強力な助っ人が現れた。インク職人のハイディだ。好奇心旺盛で研究熱心なハイディは、すぐにマインと気が合い、色インクの開発が始まった。試行錯誤を繰り返すマインとハイディ。そんな中、神殿では捨て子の赤ん坊、ディルクの面倒を見ることになる。

第三十三章『デリアとディルク』
赤ん坊のディルクが、高熱を出してしまった。ディルクを可愛がり、親身に面倒を見ていたデリアは、心配でたまらない。症状を見て、ディルクが身食いではないかと気づいたマイン。フェルディナンドと相談の末、ディルクを守るために、身食いであることを隠して育てることにする。マインは、ハイディと共に色インクの実験を進めつつ、神殿でディルクの世話をしていたのだが……。

第三十四章『不穏な動き』
ハイディの工房からの帰り道。非常事態を知らせる鐘が鳴り、救援信号の赤い光が上がる。何があったのかと、不安になるマイン。状況がはっきりするまで、マインは安全のため、家に引きこもることになった。束の間の家族との時間を過ごすマイン。そして、ようやく外出を許されたマインが神殿へ行くと……。そこに、ディルクの姿はなかった。そしてマインに、さらなる危機が襲いかかる!

第三十五章『黒いお守り』
門番のミスで、他領の貴族の馬車が町に入りこんでしまった。マインが狙われていることを知っているギュンターは、マインを守るために奮闘する。だが、謎の男たちに襲われてしまうマイン。ジルヴェスターの言葉を思い出し、黒いお守りに血判を押す。しかし、状況は何も変わらない。そんな中、マインを狙う者たちが、ついに牙を剥く!そして、ディルクも巻き込んだ神殿長たちの陰謀が明らかになる。

第三十六章『祝福』
不当な契約を迫る神殿長とビンデバルトに、魔力を暴走させたマイン。そこへ現れたフェルディナンドは、ビンデバルトと対戦する。さらに一同のもとへ、ジルヴェスターとカルステッドもやって来た。神殿長とビンデバルトは、自分たちに刃向かったマインに、罰を与えてほしいと要求。一同の裁定が行なわれる。そして、マインは大切な家族に、一つの決断をしたことを告げることになる--。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

話に一区切りついた感じかな。

{netabare}
第3期は本の話も含めつつ、家族の話に一層重きを置いていた印象。
このアニメは大きく本、神殿関係、家族に関しての話に分類されるのかな。

一期、二期で大方本作りに必要な道具は揃え終え、技術者に関しても集め終え、三期の序盤ではインクも開発し、いよいよちゃんとした本が完成するかと思えば、今度は既得権益と言う障壁。
確かにこの物騒そうな時代だと既得権益は無視してはいけない存在であり、道具揃えて作って終わりではなく、そういう細かい部分まで描けていて、やはりしっかりしている作品と言う印象。
インクの開発も、素材揃えて出来ましたではなく、色の調整のため試行錯誤するシーンまで描かれているように、実際に苦労するであろう部分はちゃんとその苦労まで描写されていて丁寧。
本作りという一見すぐに終わりそうな題材をここまで丁寧にやっているけど、だからと言ってダラダラとやっているわけではなく、本作りの上での障壁を取り除くための更なる目標が次々に打ち出され話の山場ができていくので、単純に退屈もしない。

神殿関係の話も面白い。
これもまた話自体は基本的に地味だが、面白く感じるということはこのアニメがオリジナルな世界観を作れているからだと思う。
最後の養子縁組、養女の話なども貴族と平民に分かれたこの世界観だからこそ身を守るために必要な対処法で、こういう面でも話に整合性が取れていてフィクションながらリアリティがあるので、世界観に入り込みやすい。
他の作品だと力で押し切って...みたいな雑な展開になりがちだが、この作品はそういう方向へ逃げずに現実的な方法で乗り切ってくるから印象がいい。
戦闘要素に関しても、魔術具など特殊な用具の存在や、結構細かい魔法の設定など、テンプレからの流用ではなくて戦闘重視な作品でないにも関わらず面白い。
新キャラも増え、神殿長の策謀もあったりで常に緊張感保てていたかな。
急にデリアが裏切ったり、特に最終回の展開だったり、思いもよらない方向へ展開が進んでいって面白かった。

家族の話についても特に良かった。
一期では主人公が本作りの邪魔をされたことによって家族に魔力をふるいかけたりする場面があったが、3期では家族のために本作りを一旦断念する、と2期の最終回での展開を通じて、より大切なものが家族へとシフトしていて成長を感じられた。
神殿での戦闘で今度は魔力を用いて家族を守るのも序盤との対比が効いていたと思う。
最終回も家族とマインがお互いのことを考えて、契約に反対せずに素直に受け入れるのが良かった。
このアニメは家族に限らず、キャラ同士の交わりが多く、繫がりがかなり大切にされている印象があるからこそ、最後の別れのシーンは感動できた。

個人的に3期が一番面白かった。
二人の赤ちゃんの話とかまだこれからと言う感じだったし、4期もぜひ欲しいんだけど、ないのかな。

↓一話毎メモ
{netabare}
27話 ☆8
OP今までで一番いいな。久々のフリーダ こいつ誰だっけ。
まるで実写。既得権益w 神殿長とかいう空気
EDの映像なんなんすかねこれ。

28話 ☆8
本中毒。ベンノとかいう有能。
一般人を傷つけた貴族が死刑判決って重いな。
このアニメ一話で一つの内容を大方解決してくれるのがいいわ。

29話 ☆8
このアニメ、貴族と言っても基本的に優しいけど、実際のところどうなんだろう。久々の神殿長。反撃怖くて手出せてないの草。
ダ―ムウェルは青服着ないのね。不穏だな。
変な器具が出てきて急に文明が進展した感ある。

30話 ☆9
何のプレイだよw なんやこいつw この祈りのポーズ何回見ても面白いな。
この世界やっぱり貴族と平民仲いい感じなのか?雑魚騎士さんを除いて。
これ貴族用と平民の食事ってことだよなw
いかにもな悪役顔 戦闘とか珍しいな。

31話 ☆9
こいついっつも呼び出されてんな。ジルヴェスターめっちゃいい奴じゃん。
確かにいきなり紙普及したらな。
又既得権益か。細かいけどこの時代ならね。
協会が悪影響受けたしな現実だと。
前世の反省が活かされてる。
デリアまだ神殿長と繋がってんのか。赤ちゃんも身喰いもってそう。
いや普通にマイン狙い?

32話 ☆9
黒幕。目暮警部何やってんすか。やっぱり神殿長一枚かんでたか。
触るな。最初は高めの値段を提示する奴。科学者に慣れそう。怖い。
山羊のミルクがまずかったのでは。

33話 ☆7
一瞬で取れるの草。
てかなんで、主人公みたいに魔力を提供するのはダメなの?
提供者多ければ多いほどいいってもんじゃないの?

34話 ☆8
これは不穏な動き。久々に本の作成に重きを置いた話という感じだな。
急に不穏。噛ませおじさん。からかうなw 過去一不穏だったなw

35話 ☆10
案外あっさり助かる。イキリモード
序盤は家族にも行使しようとしてしまってた力を今後は家族を守るために使うというのが成長を感じられる。
デリアの好感度が下がっていく。
飼い殺しとは限らないだろうけどこいつの場合そうだろうな。
いきなり戦闘始まった。今回なんか微妙だな。
ここに来てなろうお約束の魔石が壊れる展開w
負けヒロインカルステッド いや、神回だった。

36話 ☆9
ええw このじじいさぁ…。神殿長さん何やかんやずっと出てたのに…。
そういやルッツの話最近ないな。
けど顔でバレそうだけどなw ジルヴェスターの前で言うな。

OP「あの日のことば」☆7.5
ED「言葉にできない」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

祝4期 正直言えばなぜ4期が来たのかわかりませんけど。

 4期がなんとWIT STUDIOで制作とのことでビックリしました。ただ、ひょっとしてNHKとかで完結までやってくれるの?という期待もあります。2部まで原作7巻分で3クールかな。合計33巻あります。あと12クールくらいあると完結しますかね?
 本当に3部以降どどんどん面白くなりますので、是非実現してほしいです。

 独自性と言う意味では、これ以降若干薄れてきます。本が中心ではなくなりますし、貴族に入ってローゼンマイン無双が始まります。学園パートに入りますが、凡百のなろう系の学園とは違い意味性が深いです。そして俺TUEEEとはほど遠いです。それだけにカタルシスが大きいストーリーになります。コミカルなパートも増えてきます。

 そして、面白いキャラがどんどん登場します。アンゲリカ、ハンネローレなどは最高です。なんといってもハルトムート、クラリッサがいいんですけど、それは4部以降ですね。

 でまあ、正直言うと今までのパートは、いいんですけど原作版の面白さがすべて引きだせているかな、という疑問はありました。世間的な評判もそれほど感じません。なので、なぜ4期なのかさっぱりわかりません。わかりませんが、WIT STUDIOですので、これから大事になる魔法パートの描写に期待です。






1話 マインちゃんの青髪のこの独特の髪の光沢…ツヤをみると、ああ下剋上来たなあという感じです。ついに金属活版にインクですか。粘土板や紙作り、コンテンツなどを経てついにここまで来ましたね。

{netabare}  本作は期待通りのストーリーではありますが、逆境があってそれを知恵と努力で跳ね返して行きながら、本作りが着実に進んで行くという王道ストーリーが本当に良くできています。

 貴族社会や庶民の暮らしの設定もいいし「ギルド」が本来の意味になっているし、価値観が必ずしも現代日本に迎合していないし。

 あとやっぱり「紙の本」いいですよね。本って、電子だと単なる「情報」ですけど、紙の本は「体験」ですからね。表紙のイラスト、重さ、紙の質感、そしてインクの匂いなどの五感にうったえます。そして読み終わった本の汚れ具合などが一緒に時間を共有した「自分の本」になりますし。
 それと紙をめくるという行為のせいか、脳みそでの記憶や体験する場所が電子と紙では違う気がします…今の時代だから本づくりのアニメ…いいと思います。

 作画がほぼ気にならないくらい続きが気になるアニメですね。とはいえちょっと良くなってきてます?

 今になって気が付いたんですけど、下剋上って「下の身分の者が上の身分のものを倒して権力をとること」ですから、最後はマインが…?それとも比喩なんでしょうか?{/netabare}


3話 ちょっとペースが速い?

{netabare} 3期見始めたら面白さが継続していましので原作を既刊分読了しました。ここから先も面白いのはわかってるのでもちろん継続視聴です。

 原作読むと指輪とかいろんな細かい部分に目が行きます。そういうところの設定の解説はこれからなんでしょう。ただ、テンポが上がった気がしますので、ついてこれない人を振り落とさないようにお願いしたいところです。デフォルメマインの説明で構いませんのでアニメの尺の不足分の説明はちゃんとお願いします。

 もちろん膨大な原作をアニメ化しようと思えば、いままでが丁寧過ぎたとは思いますけど、ここからまた面白くなるので是非品質を落とさないでアニメ化をお願いします。
 本作は3部とはいっていますが3期はまだ原作2部3冊目、通算で6巻部分なんですよね。本当の意味で3部を描くのは厳しそうですね。それとも2クール?{/netabare}

10話 あーここで終わりかあ。これから本番でどんどん面白いのに…

{netabare} 大いなる導入が終わって、この先の領主の養女という貴族としてのプロローグがあって、貴族院から女神の化身ですね。今のところ既刊29巻中の7巻ですか。8月に30巻です…もうちょっとですかね。あまりに面白くて一気読み…はできませんが、他のアニメを見ずに2週間位で読んでしまいました。
 今後、若干本づくりから主題ははずれるんですけど、異世界もののテンプレのようでテンプレでないかなり面白い話になるんですけど…ローゼマイン無双…見たかったなあ
 なろう系の異世界転生がパワーダウンしている中、もう1クールやったほうが継続性があった気がするんですけど大丈夫かなあ。

 本作は、作品的には「魔法のエフェクト」が感動を呼ぶのに非常に大事になるのに、本作の最終回はえっ?というレベルでしたね。今回作画は若干頑張りましたけど、どうもエフェクトが下手だなあ。ゾロリとか乱太郎の会社だからですかね。エフェクトは安価で効果的なのでぜひ研究してほしかったなあ。

 本作の総評は、うーん、私はもう原作勢で話を補完できるから楽しめました。が、読んでない人からするとどうなんでしょう?原作の中でマインの平民時代が突然終わる部分でドキドキするところではありますけど。

 ということで既に評価は出来ない状態なので、ストーリーとキャラを4にして、残りは評価せずの意味で3にしておきます。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

73.5 3 魔力で騎士なアニメランキング3位
聖女の魔力は万能です(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (422)
1401人が棚に入れました
ちょっと仕事中毒な20代会社員・セイは、残業を終えて帰宅した夜、突然光に包まれ異世界に「聖女」として召喚されてしまった。しかも召喚されたのは二人!?現れた王子はもう一人の女子高生にかかりきりで、セイのことは完全スルー。それならこっちも自由にやっていいでしょう?と、セイは王宮を飛び出し、元々の植物好きを活かして、薬用植物研究所で一般人として働くことになった。所長のヨハン、教育係のジュードに支えられ、ポーション作りや魔力の使い方を学んでいくセイ。だが、作ったものはすべて効能が5割増しで、思いがけず「聖女」としての能力を発揮することになる。そんなとき、セイのポーションが瀕死状態だった騎士団長・アルベルトの命を救い、次第に、セイこそが本物の「聖女」ではないかという噂が囁かれはじめるのだった……!?

声優・キャラクター
石川由依、櫻井孝宏、江口拓也、小林裕介、八代拓、市ノ瀬加那、福山潤、上田麗奈、梅原裕一郎
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

6回目くらい。異常な出来の異世界もの。画面・表情が最高です。

22年11月 再評価 異常な出来の異世界もの。他と比べてどうしてここまで力が入っているのか?

 レビューを初めて1年半。昔からアニメ好きでしたが、この1年半でかなりの本数のアニメを見ました。
 この作品の脚本は素晴らしいと思いますが、作画、表情、背景、構図、演出等の画面作りの良さは異常です。なんで、ここまで美しいアニメが出来たのか不思議でしょうがないです。

 本数的にはまだまだで、目が肥えたとはいいませんが、いろんな異世界ものを見たと思います。ちょっと過大評価だったかなあ、と思って本作を再視聴(正確には再々々々々視聴くらい)しました。

 うーん、かえって過小評価だった気がします。1話でセイが髪をかき上げて耳を出す作画があるのですがそれだけでゾクゾクするくらいでした。顔のパーツのクローズアップが上手い。画面の切り取り方が上手い。気持ちを伝えようという意図が素晴らしいです。うーん、なんで他の作品もこれくらい出来ないのでしょうか?というかこの作品だけ異常だと思います。

 最後の3話が駆け足で評価を落としていましたが、良く見直すとちゃんとセイが聖女の術と向き合って、使えるようになるプロセスが、緊迫感と癒される両方からよく描かれていました。

◎アニメ作りとしていいところ。
作画に乱れがないのは当然。
表情・仕草に感情がよく表現されいている。
人物の構図がよくどこで何をしているか臨場感がある。
引き画とクローズアップを上手く使った演出で、人物の内面を見せている。
服装が美しくTPOをわきまえてきちんとデザインされている。
貴族が貴族っぽい言動をしつつも堅苦しくないいい具合の設定。
BGMがオーケストラっぽくて華やか。コミカルさも出ている。
セイの発声が感情が出ていて、聞きやすく素晴らしい。


◎ストーリーとしていいところ。
聖女設定とセイの一般人の性格のギャップがコミカルに描けている。
設定に設定を重ねるような感じではなく、ポーション(料理・化粧品)と回復魔法、聖女の力に集約しているので、シラケない。
ストーリーが職業物と恋愛ものとして、ちゃんと脈略ある展開をしている。
スキルウィンドウがない。
アイラちゃんを置いて話の展開に面白みが出た。
セイもアイラちゃんも異世界転生した人間の反応として自然。

等々挙げるとキリがないです。とにかくストーリーが面白いのは大前提ですが、しかし、アニメの出来の良さがすごい。「無職転生」もすごかったですが、本作は超高予算が付くような感じでもないし。画面作りという点で一般的な量産型のアニメとしては、本作の見やすさ、伝えたい事を伝える力、美しさはちょっと類例が見ないと思います。

 メジャーな他の異世界モノ作品を差し置いてなぜここまでの出来なのか理解できません。それくらい凄い作品だったと思います。

 一応、評価点はつけますが、主観評価は95点/100点くらい、心情的には120点です。




以下 初見の総評レビューです。

 俺TUEEEの振りをした、シンデレラストーリー 美しい作画と構図の良さが驚異的です。

 最後まで視聴しました。このアニメがきっかけで、非常に面白い原作小説と、その小説を美しい絵でコミカライズしたマンガを知ることができて、良かったです。
 が、アニメについては、どうでしょう。結末の付け方や最後3話くらいの駆け足感などで、少し作品としての出来に疑問符が残りました。
 この終わり方だと、普通の異世界転生ものとして、埋もれて行く数々の作品の一つになってしまいそうですね。残念ですが。

 とはいえ、1クール通じて十分楽しめました。面白かったです。以降は小説・マンガで続きを楽しみます。


以下、視聴中のレビューです。

{netabare}2話までみて、小説版、マンガ版を全巻購入。追加8話みました。

 この話「なろう」ということで、異世界転生、俺TUEEEテンプレになっていますが、実態は、平凡な女子が、急に美しさと力を手に入れたことで、別世界(貴族世界)の中心人物になる、というシンデレラストーリーです。

 そういう話を楽しめるなら、かなり良質の作品かと思います。大変楽しく見ています。

 ですが、マーケティング的に考えるとパッケージ(題名)と中身が違っていた感がかなりあるかもしれません。その意味で、試しに見た人の期待を裏切る確率が高いのでしょう。
 強敵に対して無双するとか、悪意のある貴族と対峙して叩きのめす、もあるにはあるのですが、それは味付けみたいなものです。敵と戦い打ち勝つ、魔王に挑むために旅立つ、そして…みたいなカタルシスを期待すると、評価は低くなるかもしれません。

 初めから、異世界とか聖女というのはギミックで、本当は恋愛エッセンス強め、一人の女性を取り巻く人間模様の話だと思えば、非常に面白いと思います。


5話までみて追加

 セイの作画はやっぱり素晴らしい。ちゃんと美人です。ですが、今回くらいは衣装はなんとかならないのかなあ、と思います。もうちょっと神々しくしてあげられなかったのかと。
 
 セイの衣装に絡んで。リズにしても、他の貴族も最小限しか宝石を付けていないのは、宝石は魔法付与のための素材とかいう設定を反映しているのでしょうか。だとすれば、想像以上に緻密にこのアニメというか原作は作られているようですね。

 ステータスウインドウの概念が出てこないのはいいですね。(原作はあり)

 今回のセイを鑑定する場面で、原作にはあったステータスウインドウがアニメ版だとほぼないことが確定しました。レベルとかHPとかそういった概念の有無はまだ不明ですが、無い感じですね。これは良い改変かと思います。となると何を鑑定しようとしていたのが、よくわからないですが。
 セイが聖女かどうかを本人も確信が持てない、という状態のほうが自然ですし、なにより、転生ものでいつも不満なのがこのステータスの数値化という安易な強さのモノサシだったのでこれは良いと思います。

 第1王子が原作ではあまり関わらなかったのですが、ストーリーに説得力を持たせるために関わってくるのでしょうか。これからの展開が気になります。


7話みました。
 アイラのスピンオフ、注文しているのにまだ届かないので、ここで見られて良かったです。アイラ、滅茶苦茶可愛いんですよね。 
 普通、セイの対立軸なら嫌なキャラになるはずなのに、そこを上手い具合に第1王子が引き受けてくれてたんですね。本当は第1王子は悪者じゃないのもいいですね。

 異世界に召喚された女子高生が帰れない、と言われて「泣く」という自然な反応が新鮮でした。

 それにしても、主要女性キャラのキャラデザが本当にいいですね。萌えではなく、素直に美人だなあ、可愛いなあ、と言えます。

8話見ました。
 セイの表情を少しコミカルに表現しているが今回はよかったですね。
 また、脚本というか構成ですが、かなり省略していますが、うまくカットしているので原作を知っていてもあまり不足感は感じませんでした。やっぱり丁寧に作り込んでいる感じがします。ただ、1点、最後の沼のところ、もう5分…いや3分でもいいので、もうちょっと丁寧にしてもらえれば完璧だったんですけど。

 ちょっとアルベルトホークを殺したくなったりしますが、まあ、それは仕方ないでしょう。

11話みました。
アイラちゃん、すっかりなじんで良かったですね。是非活躍してほしいところ。
それにしてもアルベルトホークは殺す。 {/netabare}


追記です。再視聴しました。初見の時は面白さは過大評価していたかもしれませんが、再視聴してアニメの出来の良さは逆に過小評価していた気がします。あらためて驚きました。

{netabare}  この半年で、かなりの本数のアニメを見ましたが、最近のアニメの中で、本作の人物の作画の美しさは驚異的です。キャラデザはもちろんですが、線の一本一本まで美しいです。衣装も良く考えられてデザインもおろそかにしていません。動きも表情も自然です。

 なにより人物の配置がいい…というか構図がいいんですよね。どういう部屋のどういう場所にいて、どこに誰がいてどいう位置関係でいるか、とか非常に見やすいです。で、構図がいいから人物がちゃんと演技しています。そこが素晴らしいです。
 どういう理由でこんなレベルの高いアニメが生まれたのかが気になります。
(追記 手がちゃんと演技しているのと、姿勢にも注目してください)

  私はセイのキャラが異常に気に入ったのであまり客観的な見方はできませんが、それでも異世界ものとしてのストーリー性、テーマ性は弱いと思います。
 が、頑張る女性のシンデレラストーリーとしてはかなり面白いです。魔法が出てきますし、ヒロインのアイデンティティでもありますが、設定に振り回されずヒロインの特徴としてストーリー上で機能しています。
 また、ヒロインの年齢が高めで、かつ年齢にあった性格をしているのが良かったのでしょうか。

 登場人物のキャラ造形が自然で、ヒューマンドラマが成り立っているのも良いのかもしれません。
 音楽が抑え気味でセリフがゆったりしているのもいいです(ただ、エリアヒールを始めてかけた時の声はもうちょっと抑えた演技の方が良かったですね)。

 やっぱりおしいのは最後3話ですね。駆け足で尻切れですね。2クールでやってくれれば…
{/netabare}


 アマゾンから単行本8巻が届いたら、なんと帯に2期の決定が。この先はキャラ萌えというか、パーティーとかラブラブ要素とか、これから8巻読みますけど、温泉とかでしょうか。もちろんいいんですけど、ストーリー的にはせっかくアイラちゃんのキャラが立ってきたので、アイラちゃんの成長が見たいかなあ。とまあ、うれしいので追記しました。


 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 27
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ナチュラルOLの『騎士団長ごろし』

けっこう痛い作品の多いなろう系ですが、
その中でもとりわけ視聴者に激痛を与えるテイストというのは、
  いい国作ろうキャバクラアニメ
みたいなハーレムものではないかと個人的に思っております。

モテ要素どころか人間的な魅力を全く感じられない男が美少女たちからもてもて、
という超自然的な現象は、
アニメかキャバクラ以外ではめったに観測されることがありません。

もちろんキャパ嬢の方々は男に「オレ、もてもてじゃん」
と誤解させてお金をしぼりとる『お仕事』をしているわけです。
ですがそうしたアニメキャラの女の子たちもまた、視聴者に
  ボクの前にもこんな天使みたいな子が現れてくれるかも
と誤解させて円盤等でお金をしぼりとる『お仕事』をしているわけで。

              現れませんて。たぶん、一生。

ただし、いわゆる逆ハ-レムもの、
ヒロインを男たちが取り巻くお話は、その限りではありません。
登場する男がどいつもこいつもホストみたいなのはいただけませんが、
ヒロインにはしっかりと人間的な魅力が備わっています。

これは「世の中、たいていは女の方が男より『オトナ』である」
という不変の定理をよく表しているのではないかと。

  a.いまの自分を肯定したままもてもてになりたい。
  b.もてもてになりたかったらいまの自分を変えなきゃダメよ。

のどちらがオトナの考えることなのか、という話であります。


さて、本作『聖女の魔力は万能です』は、
厳密に考えると、逆ハ-レムものに属する作品ではありません。
OLさんがイケメンに囲まれてスローライフを満喫する異世界召喚物です。
  ……こう書くと、やっぱ広義の逆ハ-レムものかな。

{netabare}
聖女召喚の儀でいきなり中世風の異世界に呼ばれてしまったヒロイン(セイ)は、
同時に召喚されたもう一人の少女(アイラ)が聖女ということになったため、
することがなく、薬用植物研究所というところで働き始めます。

はじめは魔法の使い方すら知らなかったセイですが、
少しずつ能力が開花し始め、
やがては身体の欠損部位まで再生するほどの奇跡を起こせるようになります。

そこで、たぶんこっちが本当の聖女さまじゃね? みたいな話になって、
研究所の研究員という立場のまま、
騎士団の魔物討伐に帯同するようになっていきます。

実際に、アイラではなくセイの方が本物の聖女さまだったわけで、
やがて聖女の術(広域浄化魔法)の使い方を会得し、
王国を救って、最後は騎士団長と甘々ハッピーエンドとなります。
{/netabare}

とにかく、出てくる男キャラが軒並みイケメンで、
一つ間違うと『逆ハレユカイ』みたいになってしまうところですが、
そこは何とか踏みとどまっています。

{netabare}
というのも、セイのことを恋愛対象の女性として見ているのは、
  騎士団長一人だけ
なので、無節操にもてもて、というわけではないからです。
あくまでも周りがイケメンばかりという、
いわば『環境ハ-レム』状態であるに過ぎません。

これ、現実的に考えると、かなりの理想郷です。

仕事の関係者が目の保養になるような美形ばかりというのは、
確かに楽しいことなのですが、
その中の複数あるいは全部から言い寄られるような事態になると、
めっちゃ仕事や生活に支障が出てしまいます。

まわりは美形ばっかり。だけどグイグイくるのは本命だけ。
お仕事と私生活を楽しく両立できる、まさにアヴァロンであります。

ちなみに、騎士団長以外がグイグイこないのは、
セイに魅力がないのではなく、
それぞれが余裕のあるオトナの男だからではないかと。
(女性目線だと、この辺もポイント高いのでは)

セイの飾らない性格は、男女を問わず好感度高いのではと思います。
誰に媚びることもなくナチュラルで、
適度にダレたり黒くなったりする部分もあり、 
かなり気軽に、友だちとしても楽しく付き合えるタイプの女の子です。
おまけに仕事ぶりが真面目なので、
           部下に欲しいわ。マジで。

イケメン騎士団長が惹かれていくのも納得。
というか、あまりもてない男に激しい誤解を与えそうな、
やや天然の『男殺し』みたいな感じであります。

{/netabare}

さて、設定だけ見ると腐ってんじゃね-かと疑われそうな本作ですが、
なかなかどうして、しっかりした作りであり、
物語にリアリティを持たせるための仕掛けがあちこちに見られます。

{netabare}
最初に「おっ」と思わされたのは、第一話の終盤でした。
セイが、大けがをした兵士にポ-ションを飲ませようとするのですが、
意識が朦朧としていてうまく飲んでくれません。

これ、男性作家なら十中八九、口移しで飲ませます。

だけど普通に考えると救急隊員でもない一般女性が、
朦朧とはいえまだ意識のある男性に口移しをしようだなんて、
いかに緊急事態であっても考えないのではないか、と。

で、セイはどうしたかと言うと
      飲みなさいっ!
と一喝。で、飲んでくれて助かってよかったね、と。

これ、ものすごく思慮深く作られた、いい演出だったと思います。

ただ単に一般女性の心理をトレースしているだけでなく、
実はこの兵士、騎士団長だったわけで。
ここで口移しなんかしていると、
物語がありがちな安いラブコメになってしまいますから。


ちなみに、原作では自分のレベルだのHP・MPだのがわかる
ステイタスウインドウが表示されるのですが、
ゲ-ム世界に取り込まれたのではなく『異世界召喚』なのですから、
こちらはばっさりカットされています。
             よくやった、井畑監督。

また、セイはオタクでもなんでもない普通のOLさんだったので、
元いた世界の知識でチート的な大活躍、というご都合展開もありません。

薬草やハ-ブが趣味的に好きだった、ぐらいで、
それが地味に役立ったりしますが、
特になにか画期的なことにつながるというわけでもないんです。


そして、舞台が中世風なのですから電子音が存在するわけもなく、
劇伴は全て管弦楽などのアコースティックのみ。
唯一、最終話のラストでEDテーマが重なるところだけが例外です。
しかもそのED、作詞・作曲は結城アイラさんなのですが、
わざわざ別人に英語の訳詞を依頼して、
本編の会話と日本語がかぶらないように配慮されているんです。
              見習って、新海監督。


セイが20代半ばにもなってカマトトではないか、という声もありますが、
少なくとも僕は、そんな感じしなかったです。

確かに草食系ですし、リアクションにウブなところが多いですが、
そもそも女性ってマジで恋すると『乙女がえり』をしてしまう傾向があり、
一概に「あざとい」とは言えないのではないかと。

というか、隣に超絶美男美女がきたら誰だってそうなるのでは?
僕にしたって、たとえば新垣結衣さんあたりが隣にすわり、
           ちょっと手相見せてね、
とか言って手なんかとられた日にゃあ、
周りに白い目で見られるほど上ずってしまう自信があります。
{/netabare}


おすすめ度としては、人にもよるけどAランク、みたいな感じです。

ナチュラルで素敵な女性の、環境ハ-レムにおけるスローライフもの。
ラストはややこっぱずかしめ。
考えさせられる部分や学べることはおおよそ一つもなく、
平和な世界観に浸りながら、
まったりゆったり見るのに適しています。

僕はけっこう好きだったのですが、
あまり難しい理由はなく、セイのキャラ一択だったような。

イケメン嫌いの方には、絶対におすすめできません。
あと、魔物とのバトルシーンがかなりしょっぱいので、
そっちに期待している人は、逆鱗に触れるかな。

人物作画や背景はかなり丁寧にできていて、
女の子目当ての方は、
セイの豊かな表情を追いかけるだけでも一見の価値ありです。

そして、そのセイに声をあてている石川由依さん、すごくいいです。

ミカサだのヴァイオレットだの、
シリアスでかたくなな演技イメ-ジが強い石川さんですが、
こんなに自然で愛らしい三の線も演れるんだな、と。
グリッドマンの宮本侑芽さんしかり、
ダイナゼノンの若山詩音さんしかり、
劇団ひまわり系列のナチュラルお芝居、おそるべしです。

ええ、もちろんイケメンボイス好きにはたまらないキャスティングです。
個人的には、あまりにも人の好さげな、
ジュ-ド(八代拓さん)の声が一番好きです。別に萌えたりしませんが。


ちなみに、騎士団長の名前はアルベルト・ホークといいます。

あえて名前を出さなかったのは、
そっちの方がわかりやすいかなと思っただけで、
決して村上春樹さんのマネをしているのではあらないのだよ諸君。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 30
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

9話までの感想{netabare}
面白い。
面白い…のは面白いのだけど、取り立ててここがこうと言える尖った部分は無くて、教科書通りに基本を忠実になぞった手習いの様。
それって教本が面白いのであってこの作品がということでは…ないようなあるような?
ついつい「これでいいんだよこれで」と言いたくなるのだけど、他の作品に無いもの・独自性を出そうとして変に捻ってコケた作品とコレ、どっちが良いのか?と考えるとナンとも言い難い。
女性向け(そうなのか?)って共通点から、ストーリーは全然違うけど感覚的に“アルテ”が近い感じかなぁ。
まぁその…これといって書くことが、無いw
ハハハ参ったね、面白くないってことじゃないんだけどねー。

それでも敢えて言うのなら、8話のイヤボーンがお手本の様な惚れ惚れとするイヤボーンで、こんなん爆笑せずには居られない。
こんな見事なイヤボーンは久々に見たかも?と思ったら、いや最近“ストライクウィッチーズ”で見たばかりだ。
ハテ?あっちは苦笑いするしか無かったのにこっちとは何が違うんだ?と考えると…まぁやっぱ「ハイ、教科書通りに作りました」という実直さをこっちからは感じるからだろうか?
「その教科書ちょっと古くない?」と思わなくもないけど、娯楽の本質って時代でそんなに変わるモンでもないのかなー?と“スライム倒して~”で思い始めてるのもあってか、そんなに悪くない。
分かっててやってる安心感があるというか…。

で、散々教科書みたいと書いたけどそれはストーリーの方で、演出は今っぽさを取り入れてる。
ネットミーム?ネットスラング?を多用してて、直近の9話だけでも「めっちゃ早口で言ってそう」「そんなふうに考えてた時期が俺にもありました」「言わせんな恥ずかしい」等。
そのままダイレクトには使わずアレンジを加えてイヤミにならないように気を配ってる(もしダイレクトに使ったら“のうきん”みたいになってたかと)あたりに丁寧さを感じる。
ひょっとしてスタッフにベテランが居るのかな?と思ったらそうじゃなくて、監督は作監上がりの新人で、シリ構が“俺ガイル”の渡航でした。
ああ、この人の力…なのか?


と誉めてる感じになったけど、これでも序盤は結構批判的でした。
書くほどでもないってことで黙ってたけど、評価変わったので「始めのうちはこんなこと思ってたなー」を忘れないウチに残しておこう。

まず、その作品の世界観を把握する重要な1話でのケレン味が弱い。
薬用植物研究所と謳っておきながら絵からそれっぽさを感じさせる小物が無い、研究所内が殺風景。
棚を覗くシーンで辛うじて乳鉢があったけど、他にもっとこう…薬研とか蒸留器とか無いのかと。
えーっと…ちょっと前のアニメであったじゃん?エンディングが実写で「いかにも錬金術やってる研究室のテーブルの上っぽさ」を再現(ハッタリ)かましてたヤツ…。
何だったっけー?と思い出せずに数日悩んだ末、思い出した、“ノブレス”のエンディングだ。
https://youtu.be/IsM6PoELeYs
ここまでしろとは言わんけど、こんな感じのを目指した形跡も無い。
ってか前のシーンでラベンダーを登場させたせいで、精油取りの蒸留器が無いのが余計に気になって…この世界にそういうのがあるのかどうか知らんけど。
でもってポーション作りの手順がヘボくて(原作がそうなのか?)、じゃあせめて鍋にそれっぽい呪(まじな)いでも彫らせときゃいいのにそれも無い。

で2話、この世界は薬効のあるものを食事に取り入れる発想が無かったってことなんだけど…。
いや厨房の背景にニンニク吊るしてあるじゃんw薬効を期待して使ってるんじゃないの?
味付けだか香り付けなだけで「ニンニク食ったらなんか元気が出るんだよねー」みたいなことを現地人はそれまで感じたことが無かったのか?
更に後半、化粧品を作るシーンで…あるじゃねーかよコイント剣がよ…じゃなくて蒸留器あるじゃん!
頭がグラグラするというか…まぁTVアニメだしねナーロッパだしねでそこら辺のディテールはいい加減なんだろう、と、序盤は凡そ「丁寧に作られてる」とは程遠い印象でした。
薬草の薀蓄もヘンチクリンだしね、気にしない様にはしてるけどさー。

あ、それでも7話だか8話だかで研究室の壁にパン焼き窯の蓋みたいなのが据えてあって…オートクレーブ?そんなのまであるの!?わっかんねーなぁ。
次回で薬草の聖地へ到着するそうで、そこで「如何にもそれっぽい(正確である必要はない)」と思わせるモノがあることに期待するけど…どうかなー?{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

68.5 4 魔力で騎士なアニメランキング4位
最強陰陽師の異世界転生記(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (216)
735人が棚に入れました
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。 並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。 次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。 そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。 「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」 最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。 いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

人間不信の某賢者が陰の実力者に成り上がるようです

腹黒主人公のキャラ性には独特な魅力を感じましたが、異世界転生もの作品自体に内在する
限界性みたいな壁にぶち当たり、目新しい展開もなく、異世界転生もの作品の宿命の如く
見事失速して逝ったような結末でありました。

{netabare} 「メイ【ベル】」の死亡フラグはしっかり機能していたようでありまして
それが個人的に満足できた点であります。

「転生腹黒キャラ」の正体が「魔王」であったのでこのような展開になったわけであります。

「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」にも似たところありますが
主人公が魔王設定でありますので「まおゆう」系の「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」
の影響の方がかなり強く表れていたように思います。

最終話にかけての主人公である「魔王様」のご乱心?は友達のために必死になった
ということでありまして、前世において裏切りに遭い失敗人生を送った反省として
転生後には友情や信頼関係を大事にするようになったというオチだったようにも思いますが
今一つ視聴者には伝わってなかったような気がいたします。

主人公は最強魔王なので戦えば当然勝つに決まっており、それではテーマもくそもない
ということで、何のために戦うのか?ということに重点を置き友情物語を描こうとした
ようですが「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」と同じ着地点という意味では、
なかなかに評価も難しいということになるのかもしれません。 {/netabare}

●邪眼の茶番

幽遊白書みたいなキャラの5人衆が登場し {netabare} ジャンプ系バトルが始まります。
ちゃんと兎タイプのケモ耳フレンドも漏れなくいるのはお約束というやつですね。

邪眼率多めです。
みんな大好き【プロビデンスの目】でございます。

もしかしたら【プロビデンスの目】を得た対価が高くつきすぎたのかもしれませんが
腹黒主人公により邪眼チームは敢え無く瞬殺であります。

ジャンプ系バトルを長々やられても困りますが、主人公が強すぎて
盛り上がるところもなく、意図不明な展開でありました。

ただ一つだけ見るべきところがあるとしたら、「メイ【ベル」」の活躍と言いますか
「【ベル】の第1法則」、即ち「死亡フラグ」の発動が彼女の出番ともに現れるという
ところで、セオリー通りでお約束通りのフラグにより邪眼チームは全滅というオチでした。{/netabare}


「【ベル】の第3法則」

話は「メイ【ベル】」 {netabare} 兄妹のシーンに戻りますが、もしも兄がトーナメント王者に
なっていたならばどうなっていたかについて言及いたしましょう。

もしも優勝したならば兄は頭蓋骨に穴をあけられ洗脳手術みたいなことを施されたのであります。

これと全く同じような手術法がありまして、これを「ロボトミー」と言います。
今では禁止となったこの「ロボトミー」は「ノー【ベル】賞」を受賞しました。

「メイ【ベル】」の兄に「ノー【ベル】賞」の「ロボトミー手術」を施すのですから、
これは完全に狙ってやっているとしか考えられません。

ということでこの事例から導かれる「【ベル】の第3法則」は{/netabare}「災いの発動」でございます。



●【メイベル】回収!

【メイベル】が似非 {netabare}勇者という設定も興味深いですが、それよりも
「邪眼」の殺し屋と兄妹だったというのには更に確信犯的なものを感じます。

「邪眼」や「魔眼」は【プロビデンスの目】を表すものですが、それと【メイベル】が
繋がると言うのはとても重要であるように思います。

そもそも【メイベル】は邪眼の兄に殺される役目を負っていました。
という意味では【生贄】に捧げられる立場であったわけであります。

【プロビデンスの目】とは「全能の目」でもありますが、それを得るには代償が
必要になります。

そもそもは「左目」や「右目」を失い、「新たな目」を得るという流れであったのですが
【ベル】が絡むことにより【命】まで取られなければならないことになったようです。

ここで判明した【ベル】の第1法則、それは
【ベル】は死亡フラグとして機能するということであります。

ちなみに四葉のクローバーは「4」という数字を表しますが、これが2枚だと
【8】を暗示することになり、「※願い事」が叶うわけであります。

兄が妹の生存を「※願った」のであれば、【ベル】は等価交換変換装置として
機能したと言えるのかもしれません。

そして【ベル】の法則は他でも{/netabare}機能するものと予想されるのであります。


●ゴースト・イン・ザ・「なろう」
やはりという感じで、なろう系にありがち展開発動します。

総合{netabare}武術大会に出場という展開はある意味お約束ですが
それよりも注目すべきことは、その大会に出場すべく選ばれた新キャラの存在であります。

その名は【メイベル】。明らかにラスボス級の猛者であります。
「金装のメルヴェイユ」の「ヴェルメイ」に名前が似てるのは偶然でしょうか?

「SPY家族」と「ノケモノたちの夜」では「ブラック【ベル】」
リコリコでは「リリ【ベル】」。「水星の魔女」では【ベル】と言う名の魔女が。

探してみると【ベル】という名のキャラは意外と多いようですが、
これはただの偶然でしょうか?

これは恐らく狙いあってのことであると推測いたします。
何故そう思えるのかと言えば、【ベル】には特別な意味があるからであります。

そして、そこである種の疑問が浮かび上がるわけです。

なろう系作品と言えば素人当然の作家が書いた物語でありまして
そんな素人レベルが【ベル】という名に込められた意味を知り得るのか?
という疑問でございます。

【ベル】は貴族にありがちな名前とか言う話でしょうか?
恐らくは【メイベル】も物語上「ブラック【ベル】」と同じ性質が示されることなるでしょう。

もしもそうだとしたら、なろう系作家とは「ゴーストライター」ではないか?
という疑惑が確定的なまでに濃厚になると考えるべきなのかもしれません。
と言うことで、以降【メイベル】の動向から {/netabare}目が離せなくなりました。



陰陽師という最強無双チートが異世界転生するとなれば、火を見るよりも明らかに
いつものなろう系展開になるだろうと予想してしまいがちですが?

前世で謀略に嵌めこまれ不本意な結末を迎えることとなったのを悔い、
次こそは自分の至らぬ点を克服し、リベンジを果たそう決意
新世界でリスタートを切った、そんな主人公の性格が中々にいい感じに腹黒で、目的のためには手段を択ばない冷徹さやマキャベリストな感じのキャラ性が
良い味を醸して出しているような好印象を受けた次第であります。

主人公同様一癖も二癖もある最強女勇者系ツンツンヒロインと出会い、この度
男女混合{netabare}ダンジョントラップに見事二人っきりで嵌りますが、この試練こそが
最大の見せ場であったように思われます。

人間不信のクール系主人公とバトルジャンキー系ツンツンヒロインの凸凹人間関係にダンジョン効果が
相互理解の架け橋を渡し、不器用な二人の人間関係に明るい兆しが見えたというオチについては
なかなかに独自のチート能力を有効活用しているようであり、主人公のキャラ設定や
声優のクールヴォイス含め、すべてがうまく機能していて大いに納得の行くところでございます。

今回序盤での突如上からものが落ちてくるシーンでは、主人公の片目をクローズアップ
するという表現=「魔眼」表現で伏線もばっちり決めるあたりも、中々に卒が無いと言えるほど
巧い事まとまった回であったように思います。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

主人公さえいなければ...

{netabare}
タイトル通りのいかにもななろう俺TUEEE系。
ただ、陰陽師要素は結構しっかりしてるかもしれない。
テンプレ的な魔法も存在するけど、基本的には呪符を使って戦ったり、妖を召喚して戦ったり、なろう作品の中では戦闘シーンの絵面に関しては独創的ではある。妖のどことなく不気味な感じも良かったし、独特な技もちょっとカッコよかった。
実際は主人公が最強で敵は足元にも及ばないのだろうけど、絵だけを見る限りは接戦に見える戦闘が多くて、先ほど述べたように独創性も相まって戦闘シーンはなろう系の中でも面白い方だったかな。
作画は悪いけど演出は結構頑張ってるシーンも多かったイメージ。
主人公が和歌を詠いながら現れるのもちょっと面白い。

話に関してはテンプレだからほぼ悪い要素がないけど、主人公の性格が...。
何を思ってこんなサイコパスにしたんだろうか。
魔王だからと言うのが理由にしても、サイコパス的な行動が正しいかのように描かれているせいで違和感しかない。
兄に対してイキりまくってた時などはまだかわいい方で...。
一番酷いのは最終回。敵か味方かもわからないような国の軍隊を何食わぬ顔で独断で殲滅。殲滅したかと思えば、自分は善人ですよと言わんばかりに回復魔法で復活。
どうせ死ぬ魔王軍の4人の掘り下げとかもしてたけど、あれは主人公によりヘイトが行くだけで何がしたかったのか。
こういうサイコパスキャラをかっこいいと思う痛い人もなろう読者にはいるのかな。
声優が女性だったのも余計に鼻につく原因になっていた気がする。

セイカ以外のキャラに関しては、むしろこの作品はなろうの中でもかなり良くできている方だと思う。
キャラデザが好みというのもあるけど、一人一人ちゃんと掘り下げがされてキャラが使い捨てになっていない。
ハーレムではなく、それぞれのキャラの役目やそのキャラとの関係は安定しているし、最初から最後までセイカがイーファ一筋と言うのも良い。
最初噛ませ役だった兄も終盤になるとちゃんとした人になっていたのも良かった。逆にここまでキャラの描写ができるならなぜセイカはあんなキャラになってしまったんだとも思う。意図的...?

だけど、セイカも良いところなしと言うわけでもないんだけどね。
イーファを愛しているからこそ王族の元へ入ることを是とするかの葛藤も良かったし、いざイーファが脅かされると駄目な王子を本気で叱ったり、イーファとの関係性に関しては良かった。
政治にかかわりたくないと言いながら、前世の自分と同じ立場のアミュに同情し時に手助けをするなど、ヒロインに対しては優しさがあるように思う。
過去の過ちを繰り返さないためにカイルを見捨てたように、時には犠牲を厭わないスタイルも嫌いではなかった。
叱責シーンなどを見るに、精神年齢に関しても前世と同等、長年の人生経験があるように見える。

まあ、なんというか惜しい作品。主人公のサイコパス的な一面がなければ文句なしに面白い作品だった。
少なくともこの作品のヒロインに関しては冬アニメでもトップクラスに好き。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆2
面白そう? 前世のままやれ。急にいつものになるな。いきりキッツ。
主人公の性格に大人っぽさは感じられるけど、やっぱ大人の姿としてやられるとなぁ。ヒロイン召喚!w きつい。
主人公の声がくっそいらつく。angela草。

2話 ☆3
お前が落ちこぼれなんやろ。この展開キッつい。主人公の声がキモイ。
今まで見たなろうの中でも最上級の痛さ。シュガーアップルで見た。
半年前とは。策士かよ。主人公ガチゴミじゃん。
どうせ壊れる。評価されない項目ですから。キャラデザは可愛い。
主人公要らない。曲はいい。

3話 ☆6
いつもの魔力試験。どうせ打てるんだろ。この先生の声はなんだよ。
ヒロインが可愛いことしかいいことがない。キャラデザはマジで可愛い。
上から目線主人公気持ち悪い。急に詠うよー。金属の悪魔。
負けかけてて草。戦闘時の演出ちょっとかっこいい。
詠うの笑うからやめろ。技の見せ方かっこいいわ。
敵もちゃんと強いのはいいけどさ。

4話 ☆7
友達作りたいならこの性格を直せ。ほんとこいつクズすぎる。
もうアミュと仲良くなってて草。ホントキャラデザは可愛い。
どうせ助かる。これエロアニメ? ワイ談で草。
ほんとキャラは可愛い。主人公いなかったらこのアニメ推してたな。
このアニメも先生が黒幕かw クソダサポーズ。

5話 ☆8
エレガントおじさんだ。結局主人公表舞台に立ってるじゃん。可愛い。
こういうのでいいんだよ。声かわいい。メイベル分からせたい。
イキるな。邪眼かっけー()

6話 ☆7
噛ませ顔。イキるなカス。違反してイキるな。出たw
大会中にあらわる怪しい奴ら。陰陽師要素。キモいから二度と出すな。
下っ端機密知りすぎてて草。さとりキモすぎる。イキるな。
金髪の噛ませ感半端ない。
こんな珍しい複数属性使いをしょうもない決闘で死なせていいのか。
作画クソだけど女の子かわいいからセーフ。サマータイムレンダで見た。
死ななかった。1回戦もちゃんと止めとけ。

7話 ☆9
アクティベート! 勇者替え玉作戦とは考えたな。
ちゃんとデザイン不気味でいいな。
完璧なお人好しではなくて、あくまで自分の本来の目的を貫くのはいいな。
復活展開をされても興醒めだったし。

8話 ☆7
主人公不意打ちされてて草。原作者も知らないドラゴン。
こいつ怪しすぎて草。イキるなカス。
たしかに普通に考えて王族の元に行けると言うのは悪いことでは無いよな。
まあ自覚が足りん感じはするけど。

9話 ☆9
なんかエロくて草。イーファ大好きマンかなw
こいつ駆けつけたんじゃなくて偶然かよ。俺の魔導書がああああwwww
このクズ殿下さっきのイーファへの行動のせいでイメージ悪いわ。
他国の政治に口出さないスタイルはえらい。
セシリオへの説教は転生前感ある。

10話 ☆8
またこの兄か。ブラフはセーフ。汚いなりにも勝てるんかw
グライ大人になってるな。良い人間か? 情が写りまくりなのはいいこと。
セイカと手を繋いでても怒らないのか。フィオナ可愛いな。
兄貴有能で草。セイカよりよっぽど有能じゃん。裏があるのか。

11話 ☆6
兄も同じこと思ってるぞ。確かにちょっと面白い解答だ。負けるんかいw
まんじゅうこわい? 禅問答長すぎ。こいつ誰?
兄マジでいい奴になってて草。ガバガバ襲撃。
未来見える人説得は無理だろw

12話 ☆6
目立ちたくないんじゃないんか。毒塗られてたらどうするねん。
詠うの面白いからもっとやれ。ウサギ可哀想。
セイカの方が悪役じゃねーか。はよ逃げろ。やっぱ殺しちゃまずかったなw

13話 ☆0
なんで得意げなんだよ。責任は感じてるんだな。けど、妖は見下す。
上に従ってるだけの奴が多いだろうに、一応友好的でもある国の兵士をこんな風にするのは全く好きになれんな。過保護がすぎる。
政治のいざこざで巻き込まれて死んだ過去があるからこそのアミュへの同情は良かったんだが。死んだフリさせるんか?
こいつ何いいことした気になってんの? 何このサイコパスアニメ。

曲評価(好み)
OP「RECONNECTION」☆7
ED「リンク」☆8.5
3話ED「月夜のタクト」☆5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

狡猾に 策を巡らす 怨霊の 掴みし幸は 花霞かな

原作小説『最強陰陽師の異世界転生記〜下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが〜』はweb版、ラノベ版共に未読。

【物語 3.5点】
シリーズ構成・脚本・待田 堂子氏。
私が好相性を感じている書き手の一人。
伏線の強調の仕方が、しつこ過ぎず、分かりにく過ぎず。
私にとって丁度いい塩梅なのが心地良いです。

終盤、主人公セイカ・ランプローグが(※核心的ネタバレ){netabare} 魔王{/netabare} でしたという件にしても、
道中セイカはチョットやばい奴だぞ?という布石が、
アンテナ張っていれば捉えられる程度に、さりげなく置かれていたので、
唐突感なく受け入れられました。

ラストの(※核心的ネタバレ){netabare} 勢力均衡を保つ人間界と魔界。
魔王を倒す勇者伝説など疎ましい。{/netabare}
この世界の大局提示も上々でした。


世界観・設定によるシナリオ明快化もまずまず。

主人公最強な転生者の陰陽道が、洋風ファンタジー世界にインパクトを与える構図。
和と洋。設定のコントラストで展開が捉えやすかったです。

転生者の主人公は前世で力を持ちすぎた陰陽師として忌避されハメられた反省を元に、
現世では狡猾に立ち回り幸福を掴むことを人生の目標に据えている。
けれど狡猾に掴んだ幸せなど虚しいものではないか?
元の優しいセイカのままでは幸せになれないのだろうか?
葛藤のテーマも明確。

ただ、テーマについては前世、狡猾以前にセイカが、力がなければ幸せになれないと悟ったいきさつ。
そもそも前世で謀殺された詳しい経緯。
過去の掘り下げは持ち越され、やや不完全燃焼。


私は脚本家や和洋折衷な世界観を始め、気になる要素が多数あったので美味しく頂けました。
ですが、お話自体は、量産型の異世界転生物。
結末も、やっと基本的な方向性が示された所で終わる俺たたENDの典型。
オススメ度となると、お暇でしたらどうぞ位の学園系の異世界転生アニメです。


【作画 3.0点】
アニメーション制作・スタジオブラン

凡庸。

洋風モンスターたちの描写。
いくら原作タイトルで弱過ぎると酷評しているとは言え、
この作画では、ちょっと倒しがいがない感じw
特に初回、巨大モンスター出現!と期待したら、
{netabare} ただのドでかいオオサンショウオ?{/netabare} だった件はズッコケそうにw

一方でセイカ配下の妖怪たちなど和風モンスターについては、
襖(ふすま)が開いて召喚される中々の演出で魅せる。


それにしても魔法学校の学生服デザイン。
スカートの丈が短くて実にけしからん(笑)

普通、魔法学校の制服と言えば『ハリポタ』ホグワーツのロングローブや『まほよめ』2期学院のハーフパンツにロングコート辺りが定番でしょう?
あんなミニスカじゃ下位の風魔法演習とかでパンツ見えちゃいますよw
と私はツッコミながらも、ついヒロインズの絶対領域に目がいっちゃうわけですがw


【キャラ 4.0点】
ヒロインズ。
セイカの奴隷だが精霊魔法使える金髪ロングのイーファ。
今世代の勇者でセイカとは冒険仲間意識が強い赤髪ショートのアミュ(八重歯、下ネタ付)。
色々隠し事が多そうなクール系な後輩赤髪ショートのメイベル・クレイン。
あとは予言系の聖皇女とか。

色恋沙汰には興味なさそうな前世陰陽師の少年の周りに、
恋人ポジションからは微妙にズラして美少女を配置する。
鈍感ハーレム人物相関のバリエーション。

ただ、どういう都合なの?との疑問や違和感には、答えを用意しているキャラ設定ではある。
何でイーファは奴隷なのに凄い魔法適正があるのか?
→{netabare} エルフの血筋でした。セイカから離れろ展開。{/netabare}
何でメイベルまで赤髪ショートなのか?アミュと被ってるじゃん。
→{netabare} 地毛は青髪。背負った宿命も背筋が凍る凄惨さ。苦手のお勉強で高飛車を崩される。ただし私は赤髪のメイベルの方が好きです。{/netabare}


もう一匹ヒロインズとも言えそうな狐妖怪ユキ。

前世からの縁で、セイカが転生者であることを知る数少ないキャラ。
現世では狡猾に生きると言うセイカに、目立ち過ぎでは?あの娘に肩入れし過ぎでは?などと進言したりする配下。
要所でセイカの葛藤を整理、言語化することで、主人公を拡張しテーマも深める献身ぶり。


【声優 4.0点】
主人公セイカ役には花守 ゆみりさんを指名オーディションで起用。
この手の転生者の役には、外は少年、中身はおっさん。狡猾に子供を使いラッキースケベをいなす。
といった難解さが付きまといますが花守さんは好演。

大人の中身が滲み出る主人公モノローグも、前世の陰陽師ボイス担当の梅原 裕一郎さんではなく花守さんが全対応。

さらに陰陽道独特の詠唱呪文もこなし、果ては月下で短歌を詠みながら敵を始末し、寒々しい和風ムードを演出する万能ぶり。
私も感心のあまり僭越ながらレビュタイで一首詠んじゃいましたw

花守さんの転生少年ボイス。もっと聞きたいです。


異母兄弟のセイカにつっかかるランプローグ家の次男・グライ役には上村 祐翔さん。
良く吠える噛ませ犬ボイスで主人公無双を引き立てる。
その後も続くグライの人生。価値観の変化もカバーする。
この手の波乱万丈の乗りこなし方はお手の物です。

その他、ヒロインズだけでなく、敵、モンスター、妖怪役にも実力者が配されキャスト陣は安定。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は桶狭間 ありさ氏。
その名の通り古戦場出身で、和風と洋風の往復をカバーする守備範囲の広さが魅力。
今後も共作で参加が決まっているアニメ版『薬屋のひとりごと』など東洋風サウンドに期待したい劇伴作家です。

OP主題歌はangela「RECONNECTION」
デビュー20周年。32ndシングル。確立した音楽観を持つベテランユニット。
エレクトロ成分と和風サウンドを混在させても崩れない安定度で世界観を支える。

ED主題歌はヒロインズ3人による「リンク」
個別キャラ回のソロ歌唱にも対応したバラードソング。
EDアニメのセイカ+ヒロインズのパーティー編成で気ままに冒険する穏やかな日々。
本当の幸せはまだまだ遠そうです……。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 16

68.0 5 魔力で騎士なアニメランキング5位
嘆きの亡霊は引退したい(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (139)
396人が棚に入れました
トレジャーハンターになろうぜ 目指すはただひとつ、世界最強の英雄だ かつてそんな誓いを交わした六人の中でひとりだけ圧倒的に才能がなかった少年がいた。 ある日挫折を口にした彼に、幼馴染は言った。「クライ、お前、特に役割ないんだからリーダーやれよ」 才能があり過ぎる怪物達(=幼馴染達)で結成されたパーティ《嘆きの亡霊(ストレンジ・グリーフ)》は数年にしてその名を帝都中に轟かせ、そのてっぺんに据えられた彼はあれよあれよという間に最強パーティのリーダーとして祭り上げられた。 跳ね上がる周囲からの期待により彼の言動はいつだって勘違いされ、事態は予想もしない展開に…。 これは、最強パーティのリーダーにして最強のクランマスターとして名を馳せるクライ・アンドリヒの栄光と苦悩に満ちた英雄譚である!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ノリがわかってからはどんどん楽しく、いつしか毎週の楽しみに

1話感想 2.9 1話で主人公が気に入らなきゃ、普通は切りますけどね
ううーん…。
なろうで人気のある作品だとは知っていましたが、読んだことはありませんでした。

なので楽しみに見てみたのですが…。
ううーん、という感想ですね。

まず、設定は面白そうだと思いました。
追放系の逆ですね。仲間に比べて実力が劣る主人公が、追放されるどころかリーダーとして祭り上げられて、
実力に見合わない身分に祭り上げられてどうしよう、という内容かと楽しみに見たのですが…。

主人公が気に入らなかったです。
分不相応な地位を得たくせに、その地位に調子に乗って偉そうに振る舞っているように見えて、なんだこいつは、となりました。

この設定を見た時は、主人公はもっと卑屈だと予想したんですよ。

でも、こいつがやったことって、クランに入りたい希望者達に入会の餌をチラづかせて、それを奪い合って暴れる様をあざ笑う行為。
実際には身内がその餌を確保したわけで、本当に、集まってくれた人達をただの笑いものにしたわけですね。
お前それ、完全に悪役ムーブだろうが…。

人の良いNo.2に雑用を押し付けようとしたり、実力不足の新人に高難易度な任務を押し付けようとしたり、今のところ好感の持てる要素が微塵もない。
何だこりゃ。

ギルドで言い訳とかしてましたが、本当にそうしなきゃいけない理由があったんですかね? ただの自己正当化、言い訳にしか見えませんでしたが。

作画はぼちぼち、ヒロインなどちょっと可愛らしくて悪くもなかったのですが、この主人公の好感度の低さはまずいわ。

いやまあ、多分この主人公は、普通に実力者なんですよね。
このふるまいが許される本物の実力者で、口では弱いと言っているだけの嘘つきだから、この横柄な振る舞いが許されるのでしょう。

そういう展開は予想できますが、現状与えられた情報からするとクズにしか思えなくてきっついです。

ただまあ、なろうでも高ポイントを獲得している人気作なら、どこか面白い要素もあるのかもしれない、と思って見たい気持ちもありますが…。

ま、考えます。まあ切るかな…。

コミカライズもちょっと見てみましたが、似たようなものですね。
ただちょっとだけマシでした。
思っていることを吹き出しで書いてくれるので少しわかりやすかったんですよ。
いや、それでもわかりにくいですが。

集まった新人に餌を投げ入れる理由が、全く納得いかなくて。
でもこのままだと収まらないとか、何か考えていたみたいです。
納得いかないですが。


主人公に好感が持てるようにするのなら、No.2のことを普通に尊敬していて人格実力全てでクランマスターに相応しいのは彼だと思っているから、マスターの業務を任せて実質的にマスターの地位から退こうとしている、とかですかね。描き方次第では好感が持てるようにもできると思いますが…。
実態は単に面倒くさいからお人好しのNo.2に全部押し付けようとしているだけです。こういうのはむかつきます。

新人に理不尽な任務を押し付けたのは、普通に見る目があって妥当な任務を課したなら別に良い。でも口では人を見る目は無い、と断言していて…。
だったら任務を選ぶのは、選べる人に任せるべきでは?

結果オーライで全部うまく行っているから、適当にやっているんですかね。
主人公の言うことを信じたら、本当にやっていることが有り得ない。

多分嘘なんでしょうけど、主人公が視聴者に嘘ついたら、この話の何を信じれば良いんですかね?

というわけで、かなり意味不明でした。

でも、この意味不明さで、なろうでも高ポイントというのは信じられなくて、そこがちょっと、見てみたくなりました。



なろうでも面白い作品はたくさんあるのですが、不思議と短期のランキングの上位を適当に見てみると、面白いことがめったに無い。
それはなんかこう、流行に乗っているとか、流れみたいなものがあって、ぱーっと短期に上がるのはそういうことかと思います。

でも総合ポイントで上に来るのは、やっぱり結構質が良い作品になってくると思っていました。
本作は…3ページ目だから47位ですね。100万作品の47位ですから上澄みの上澄みです。
これがそんなに上に来るの? と不思議になりました。
もちろん単に自分には合わないだけ、ということはありますが。

じゃあWeb原作を読めば良いのでしょうが…。
アニメの方が楽に見れますからね。でも時間はかかるから…。
まあ、考えます。



追記:アニメの該当部分だけWeb原作読んでみました。
結論としては、モノローグ削りすぎてわかんねぇよ! というところですね。

ふざけんなと思った主人公のギルドでの行いですが、主人公は単純にビビり散らかしていて逃げようとしただけなんですね。
価値あるものを放り込んで気を引いて逃げる。忍術でいう金遁の術ですね。

別にティノが獲得するとわかって嘲笑ったわけでもなく、結果的にそうなった、というだけなわけですね。
これは大分印象違うかなぁ。

それが伝わらないのは、アニメの出来が悪いってことです。

小説→アニメではクオリティが上がるのが当然です。絵が動いて音楽までついて。

にも関わらず、クオリティが下がることがある。
もちろん作画等ヘボすぎて単純にクオリティが低い場合は論外ですが、このアニメは作画等は問題ないのに、小説よりクオリティが下がっている。

そうなる理由で、一番大きいのはモノローグを削り過ぎているところだと思います。
本当に一から十まで全部モノローグ、地の文を主人公に語らせたら、当然尺に収まらないでしょう。なのでどうしても削る必要はあるのですが、削りすぎて必要な部分まで削ったら伝わらないわけですよ。

私はアニメを見ていて主人公の何を信じれば良いのかわからなくなったわけですが、モノローグは信用できるんですよ。
それを削りすぎているから混乱する。

特に内面と行動がチグハグな主人公なのにモノローグを削りすぎるのはなんだかなーと思います。


まあWebで予習してから見れば動いているだけで面白い、となるのかもしれませんが…。
まあ原作前提のアニメなんて、単純に駄目だと思いますが。

でもこの主人公「言動から誤解される」という設定はあるんですよね。
その通り言動から誤解したのですから計算通り、と言われたらそうかもしれませんが。でもそれはそれでムカつく。主人公を誤解して嫌って良いことは無いでしょうが。

だったら最初から完全に騙して、大胆不敵、傲慢不遜な最強クランのボス!
というところをしっかり描いてから、最後に種明かし、みたいな作りにしてくれ。

まあ絶対このアニメは出来が悪いんですが…。
脚本を視聴者が頑張って補えば、作画とかは悪くないんですよね。
Web原作で予習してからなら楽しめるかも?
まあ考えます。

全話感想
文句たらたらで始まった本作ですが、主人公が弱くて生きるために精一杯であることを理解した上で見始めたら、どんどんおもしろくなっていきました。
主人公は決して善良でも格好良くも無いのですが、滑稽な面白さはありますし、本人はよくわかっていなくてただ生き残るために必死なんだと思えば、まあ許せますね。

ヒロイン達は可愛かったです。
ティノが可愛いですね。決して強くはないこの子はマスコット的な可愛さで出るたびに可愛らしい。
またシトリーが実に良かったですね。
登場から面白かったですね。
ほぼ完全に黒幕という。赤髪の子実に不憫な…w
その黒い魅力に一発で気に入りました。

オープニングの時間を紹介に使う演出なども面白く、気づけばどんどんお気に入りの作品になっていました。
2期も嬉しいです。
楽しみに見続けたいと思います。


「主人公は本当は強い」と思いながら見ると相当ムカつく奴になるということも、今にして思えば面白いですね。
全てを掌の上で操っていて、全部わかっているくせに必要な情報を明かさないで右往左往する人々を見て嘲笑っている。
心底性格が悪いです。
そのように、作中では思われているわけですね。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「低予算」でも勝負できるいい素材を仕入れて、制作陣が的確に調理したって感じ

【レビューNo.165】(初回登録:2025/1/12)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全13話。
個人的には「レビュー書くのどうしようか」と思っていたのですが、saitamaさん
のレビューに感化され、思うところを一気に書いてみようかと。


(ストーリー)
時は今、かつてなき「トレジャーハンター黄金時代」。
帝都ゼブルディアで煌めく数多の才能の中に一際異彩を放つ男がいた――
その名はクライ・アンドリヒ。

主人公クライは幼馴染たちと最強のトレジャーハンターを目指すことを誓い合う。
仲間たちが次々と才能を開花させていく中、クライは才能に恵まれず、やる気を
失い引退を表明する。
しかし仲間たちから「役割がないならリーダーやれ」とパーティー「嘆きの亡霊」
のリーダーに任命されてしまう。
そして「嘆きの亡霊」は、仲間たちの活躍で帝都でも最強のパーティーとなり、
気付けばリーダー・クランも「千変万化」の二つ名を持つ最強のクランマスター
として祭り上げられていたのだった。


(評 価)
・これは令和版「『スーダラ社員』こと植木等」
 植木等は昭和の喜劇俳優ですが、個人的には
 ・かつてなき「トレジャーハンター黄金時代」
  → 1960年代の高度経済成長の中で「モーレツ社員」が溢れていた時代
 ・そんな彼らを尻目にハッタリでスイスイ世渡りしていく(植木等演じる)
  「スーダラ社員」や「無責任男」にクライを重ねる
 そんな感じの作品ですかね。
 (一応言っておくと、私はその時代の生き証人ではないですよ(笑))
 
 「勘違い・すれ違い系コメディ」的なところから『オバロ』や『陰実』の
 ような作品と評されることも多いですが、いうても主人公「アインズ様」
 や「シャドー様」は作中でも最強クラスの実力者ですからねえ。
 
 一方のクライは
 ・「ワイも無敗やぞ!」→まあ今までまともに戦ったことないけどw
  (宝具頼りで誤魔化しは利くが)
 ・唯一の特技が「土下座」というプライドのなさ
  そして口癖も「ゲロ吐きそう」w
 ・面倒ごとはすぐに他人任せでやる気なしの他力本願
 ・宝具集めが趣味でそのため仲間のシトリーに多額の借金中
 となかなかにクズな描写が多いですね。
 でもそんなクライを「愛すべきコメディリリーフ」として愛情を持って描い
 ているから、意外と不快にならず楽しく視聴できるんですよね。
 (後述しますが)上述2作品よりもかなりコメディ主体に振った作品という
 印象ですね。
 

・素材選びの勝利!?「低予算なろう」ながら上手く調理している
 いわゆる「低予算なろう」になりますが、この手の作品の失敗の典型例は
 ・チート能力などで「俺tueee」を見せつけるぞ!
  → となるとバトルシーンが主体となるよね
    でも「低予算」で「魅力あるバトルシーンの作画」ってかなり難易度
    高いよね
    → 結果中途半端
 ・ついでにコメディも加えちゃえ!
  → 練られてないので中途半端
 ・ハーレム要素で主人公モテモテにしちゃうぞ!
  → テンプレのご都合主義にうんざり
 って感じのパターンですね。

 その点本作だと
 ・コメディ主体でいくぞ!
  → これなら「低予算の泣き所:作画」にあまり負担をかけずに、演出や
    センス等工夫で勝負ができる余地が大きくなる
 ・バトルシーンも描くぞ!
  → でもコメディという基本軸はズラさないぞ
    ・クライ「聞いてないよ~」
    ・ティノ「これはますたぁが与えた私への試練!」
    → バランスを上手く取れば面白い魅せ方が可能
 ・ハーレム要素も描くぞ!
  → (後述するが)ヒロインに役割を与え上手く活用すればさらに面白く
     描くことが可能

 感覚的には「低予算」でも勝負できるいい素材を仕入れて、制作陣が的確に
 調理して仕上げたって感じですかね。
 まあOPや次回予告から「遊び心」を感じる”ご機嫌仕様”ですからねえ。
 上述の「クライのキャラ描写」といい、制作陣はノリノリで作品愛もかなり
 深かったんじゃないですかねえ。
      
 
・ヒロインたちも物語上の役割をしっかり担ってた
 ヒロインたちもただのハーレム要員というだけでなく、上手く活用して機能
 させてたという印象ですね。
 ・ティノ
  {netabare}「ますたぁに甘えたい」というヒロイン性を描きつつも「ますたぁは神」
  という盲目的なクライの信奉者
  → 「勘違い・すれ違い系コメディ」の先導役として機能{/netabare}

 ・シトリー
  {netabare}クライを甘やかす”ダメ男製造機”という表の顔とは裏腹のマッドサイエ
  ンティスト気質で策士の黒幕的な一面も
  → 本作に不足美味の「ダークな毒気成分」補充要員として機能{/netabare}

 ・リィズ
  {netabare}戦闘能力が高く頼りになるが、脳筋の直情型で行動が制御しずらい
  またシトリーの姉であり、ティノの師匠でもある
  → クライでも”取り扱い注意”のトラブルメーカー+ヒロインズ間の
    相乗効果の起点として機能{/netabare}

 三者三様にキャラ立ちしてたと思います。


視聴時はそこまで深く考えていたわけではないですが、saitamaさんのレビュー
に感化され、再整理してみると意外に奥が深い作品だったかも(笑)
刺激をアザ━━━(*゚∀゚*)ゞ━━━ス!!

最終話もまさかの{netabare}オークション{/netabare}展開で、そこでしっかり見せ場もつくるという
終わり方も本作らしくよかったと思います。

ただ2期決定らしいですが、これはどうなんですかね。
この手のなろうだと
「最強目指して成り上がる!俺たちの戦いはこれからだ!!」
とかが多いですが、始めから成り上がちゃってますからねえw
物語の方向性としてどこを目指すのでしょうか?
「この制作陣が次は何をみせてくれるのか」
という期待半分、
「『1期で終わっておけばよかったのに』とならないか」
不安半分って感じですかね。


ED『すくりぃむ!/P丸様』
耳に残る中毒性のある楽曲とティノのかわいいお尻みせのED映像にしっかり
ハマってましたねえw
(『すくりぃむ』といえば、『氷菓』の「I scream」が頭に浮かび、
 「曲中でやたら叫んでたのはそういう意味か!」
 と納得したのは私だけ!?)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

放送終了後に一気見。

原作未読です。

放送開始時に1話視聴して「面白そうだな~」と感じてたのですが
同時にあざとさやエ○要素?等からくる嫌悪感の方が勝ってしまい1話断念・放置してました。

正月休みに入り、録画してたレコーダーの整理する際
削除してもいいか念のため確認してたところ
本作はついつい最終話まで一気見してしまいました(数日かけましたが)。


最初のころに懸念してたあざとさやエ○要素は・・
最終的に個人的にはギリ許容内?・・でしたが、不快に感じられる方も少なからずいそうかな?。
(そんな要素を入れない方が、最終評価が上がったのは確か(つまりその分減点あり))

 あと、虐待一歩手前(二歩先?)な描写も、不快感のギリ手前(二歩先?)かも。
 される側のキャラ付けのためもあってか、なんとか踏みとどまってるけど
 これも不快に感じられる方も少なからずいそうかな?(いやもっとたくさん)。


勘違い系作品としては、「陰の実力者になりたくて!」と同系統作品に感じます。
あちらは主人公が自ら能動的に斜め上方向の努力するのに対し
本作は巻き込まれ型で、まあ、いわゆるハーレム的に何もしなくても万事上手くいってしまう。
自分にとっては敬遠しがちな設定ですが、それでも継続できる要素がたくさんありました。


まず、まわりの環境・キャラ設定等がうまくできていると思います。
幼馴染パーティ設定は、なんかノスタルジック感もあり、それなら仕方ない感までw。

続いて、適度に狂ったキャラ設定。
個々のキャラが、それぞれ確固たる自分を持ってる気がします。
なので、ありがちな最初からパーティ全員でボコる・・・
みたいなのではなく、個々で十分魅力的なエピソード展開・戦闘ができる。


作画はすごく丁寧ですね。
すごくよく動くのに、崩れないし、やわらかさがある!!。角の少ない優しい作画?。
色彩も豊富で、決め画面も過度にならない程度のスタイリッシュさ。

OP・EDも凝ってて、本編がうまく組み込まれていて、見逃し厳禁なつくり。次回予告も。
からのCパートまであるのは、個人的に高評価ポイント!。
12話の特殊OPも良かったですね♪。


毎話、Bパートラスト・ED手前で食い気味に入ってくるED曲。
それまでの雰囲気もある意味ぶち壊してしまう感ありあり(いい意味で)の
ちょっと電波気味であざとさ感つよつよで、下手したら嫌悪感まで抱かせかねない楽曲。

う~ん、だんだんくせになってきたw。

クレジットよく見てみたら「ピノキオピー」!!!。
マジですか?。ビックリしました。
同時に納得。。。

今まで全然知らなかったのですが、最近はこういった感じで他のアニメにも携わってたりされるのかな?。

  ※余談:今でも大好きな楽曲・PV
     ・「モチベーションが死んでる / 初音ミク」 https://www.nicovideo.jp/watch/sm27868484

正直、EDに全部持ってかれてしまいますね。
最初、声優さんが歌ってるのかな?って思ってましたが、P丸様。という方なのですね。
キャラ設定、本編の雰囲気にもすごくあってる楽曲・歌詞で、中毒性がありますね。

  ※余談:ぜんぜん聞き取れなかったので、歌詞付き助かる^^。
     ・「【Onボーカル カラオケ歌詞full】すくりぃむ! / 嘆きの亡霊は引退したい ED / P丸様。」
      https://www.youtube.com/watch?v=r0RPjbUuyvk

  ※余談:タック二階堂さんのレビューで↓の動画知りました。感謝です。
      こういうのすごく面白いですね!。
     ・『嘆きの亡霊は引退したい』エンディングガイドパフォーマンス映像
      https://www.youtube.com/watch?v=3UnVfmWHPEc

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

60.9 6 魔力で騎士なアニメランキング6位
セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (84)
242人が棚に入れました
“為せ 汝の欲することを"かつて世界を救った英雄達がいた。数多の英雄達は〈破壊〉の力と戦い、この世界を守ったのだ。そして、時は流れ――英雄たちは歴史の彼方へと去り、彼らの力を身に纏い戦う〈継承者〉と呼ばれる少年少女達に世界の運命は託されることとなった。〈継承者〉の頂点に立つ〈セブンナイツ〉の一人、少女ファリアは押し寄せる〈破壊〉の軍勢との戦いの中、ネモと名乗る一人の少年を救う。激戦の中、ネモは自らも知らぬままに〈英雄〉の力を喚起し、〈継承者〉としての力を振るう。だが、彼の〈英雄〉は誰も知らぬ、誰も語らぬ者だった。そしてこの時より始まるのだ。過去と現在の交錯する魂の旅路が――

声優・キャラクター
山下大輝、山村響、花澤香菜、梅原裕一郎、武内駿輔、保住有哉、沼倉愛美、櫻井孝宏、嶋村侑、田村ゆかり、伊藤健太郎、松本梨香、森川智之、新井里美
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

THE・王道

この話は世界に混沌中な話
中世風な時代でのファンタジーです
オリジナルキャラを身に纏うことで戦闘力とする系の変身をします。イメージとしてはグリムノーツ(1人1枚な上にキャラはオリジナル)みたいな感じですね。
そんな本作ですが、ゲーム原作らしいです。残念ながら全く聞いたことないのですが、これは私が無知だからでしょうかね。

さて内容としては「嫌いじゃない」
王道ファンタジーのお手本のようなストーリーでしたが、決してテンプレを当てはめただけでなく、しっかりと予想を裏切る展開もあり、全脚本家がお手本にして欲しい作品となっています。

ただ言うとすれば、全体的に面白い、という印象の方が強く、実際のイメージがあまり浮かばない、いわゆるインパクトにかける、と言えます。本作を嫌い、という人は恐らく少ないと思いますが、本作を1番に好き、という人も少ないのではないかと私は思っています。

つまりよく言えば大衆向け、悪く言えば陳腐。極端に言えば、の話ですがね

何度も言いますが、個人的には嫌いじゃないです。キャラにも脚本にも好感が持てますし。

ストーリー
{netabare}
邪教によって魔物が蔓延る世界で襲われた街の唯一の生き残りである主人公(ネモ)を助けた騎士(ファリア)に協力するため、主人公は(普通は訓練しないと使えない)召喚をやってのけ、学園に入りセブンナイツと呼ばれる6人組に加わる。色々あり、仲間の信頼を得たがこれまた色々あり、主人公はネモという少年を取り込み、ネモの意志を受け継いでる人造生命体であることがバレ、犯人扱いされるが、黒幕は学園に協力してくれていた司書(フィオナ)であることが判明。主人公とファリアを中心に団結しフィオナを倒し反動として主人公は召喚能力を失ったが、ファリアと共に旅に出た

端折りに端折りましたねぇ。前も後も重要な場面なので、是非ともダンスの部分は入れたかったのですが、説明すると結構一から説明しないと行けなかったため省きました。簡単に言うと「ファリアがネモを誘った」「吸血鬼(シャーリー)は時止め(エレン)を誘いたかったが照れ隠しで主人公を誘ったことを見抜かれていたため結局エレンを誘った」「主人公を知ろうとしたエルフ(ガレス)に協力した女生徒が呪いにかかり消滅」「フィオナに唆されたガレスを中心に主人公断罪ムーブ」
こんな感じですかね。個人的に吸血鬼と時止めのコンビがめちゃくちゃ好きなので、後も含めて良いシーンだったと思います。

「王子(ギルダン)の自虐」や「シャーリーの孤独」、「エレンの自己犠牲」、「ガレスの葛藤」も非常に捨てがたい。
つまり、良いシーン満載。
普通に面白い方だとは思います

黒幕はもう最初から分かってましたよね。最初に出てきた瞬間から「あ、このフィオナっていう司書は黒幕なんだろうなぁ」と思いました。しかし、その後の展開があまりにも分かりやすかったので「逆にフィオナじゃないんじゃ」と思いましたが、まぁ安定のフィオナですよね。あんだけ「私が犯人です」感出してるのにフィオナじゃ無かったら単純に脚本が悪い。

インパクトに残らないと言いましたが、個人的にはシャーリーが結局エレンを眷属にしたのは意外でしたね。シャーリーだって判明した時に「ああこれヘタレて後悔するやつかな」て思いましたが、まさかあんな大胆な行動をするとは。

ちなみに一切筋肉(ジョウ)の話はしてませんが、まぁそういうことです。ネモの最初の友達ってぐらいじゃないですかね。

作画が結構良かった気がします。多少の依怙贔屓はあるかもしれませんが、戦闘シーンが見てて一番面白かったですね。
熱くなりました。
{/netabare}

総評 嫌いじゃないですよ

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

対立する正義、血栓の戦禍 偽りの命が放つ、最後の光。

この作品の原作はゲームだったみたいですが、アニメでは原作から遥か未来の時代を舞台に、新世代のキャラクターたちによるオリジナルストーリーが展開されたようです。
とは言え、原作ゲームが踏襲されているので、設定などはしっかりしていると思える作品でした。


“為せ 汝の欲することを”

かつて世界を救った英雄達がいた。
数多の英雄達は〈破壊〉の力と戦い、
この世界を守ったのだ。

そして、時は流れ――

英雄たちは歴史の彼方へと去り、
彼らの力を身に纏い戦う〈継承者〉と呼ばれる
少年少女達に世界の運命は託されることとなった。

〈継承者〉の頂点に立つ〈セブンナイツ〉の一人、
少女ファリアは押し寄せる〈破壊〉の軍勢との戦いの中、
ネモと名乗る一人の少年を救う。

激戦の中、
ネモは自らも知らぬままに〈英雄〉の力を喚起し、
〈継承者〉としての力を振るう。

だが、彼の〈英雄〉は
誰も知らぬ、誰も語らぬ者だった。

そしてこの時より始まるのだ。
過去と現在の交錯する魂の旅路が――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

作画がしっかりしたので、アニメーションとしてのクオリティは悪くなかったと思います。
アニメーション制作は、ライデンフィルムさん…
ググってみると、2021年は相当精力的に展開されている会社でした。

21年冬アニメでは、以下の4作品を制作しています。
・たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
・はたらく細胞BLACK
・オルタンシア・サーガ
・裏世界ピクニック
オルタンシア・サーガなどは本作品と同じく原作がゲームですが、キャラデザが綺麗だったのは記憶に新しいです。

そして21年春アニメでは以下の3作品を…
・セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-
・さよなら私のクラマー
・東京リベンジャーズ

私はアニメーション制作会社には疎いですが、アニメを1作仕上げるのは制作会社の総力戦が主体だと思っていました。
もちろん、同クールで複数の作品を手掛けている制作会社があるのは知っていますが、それでも3~4作という数字はビックリするほど多いと思います。
よっぽど、大きくて機動力のある制作会社なんでしょうね。

一方、私のキャラ推しは、山村響さん演じるファリア一択でした。
きっと、山村響さんが演じられていた影響は多分にあると思いますが…
「戦翼のシグルドリーヴァ」のクラウディア・ブラフォード役を演じられていた時にも感じていましたが、一本筋の通った孤高のキャラの感じが抜群なんです。
だから、今回のファリア役も適任だと思いながら視聴していました。

そして物語の方ですが…
最後まで目の離せない展開が目白押しでした。
セブンナイツが継承している英雄は、契約者と言葉を交わすことができますが、どうしてネモの英雄は語りあわないのか、香菜ちゃん演じるエレンはどうして主体性が無いのか、そして敵対していた、ゆみりん演じるレダが、どうして英雄アイリーンを継承していたのか…
他にも色んな伏線が張り巡らされているので、普通に物語として面白かったと思います。

オープニングテーマは、flumpoolさんによる「フリーズ」
エンディングテーマは、山下大輝さんによる「Tail」
どちらも通勤中に聞いている楽曲です。

1クール全12話の物語でした。
オリジナルストーリだけあって、12話の尺の中に物語がしっかり収まっていたと思います。
続きを予感させる終わり方も、ファリアの言動と相まって高評価でした。
しっかり堪能させて貰えた作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

この内容で販促になるのかね

典型的なファンタジーソシャゲアニメの匂いしかしない。
前期でキングスレイドやオルタンシアサーガがやってたのにまたこの手のやつ(笑)
その辺は最早追及する気にもならないので別の事を。

コーヒーが出てきたのだけど、地球が舞台じゃない・架空のファンタジー世界が舞台なのにコーヒーというこっちの世界にある物を出すのはオリジナリティーが無いよ。
この世界独特の飲み物くらい考えなさいよ。

俺だけが入れる隠しダンジョンで女キャラの下着を見た時にも思った。
白猫プロジェクトの意味不明回の山菜採りでも思った。
タラの芽とかフキノトウとか出てきたからね(笑)

何でもかんでも独自設定にしろとは言わないが細かい所って大事だと思うけどね。

最終回まで見たら追記予定(たぶん)


追記
最終回まで見て

セブンナイツ中心の描写なので、キャラ出すぎて名前覚えられないとか何のキャラかわからないとか無かったのはちょっと良かった。
ただ、学校が舞台なのに登場人物が少なすぎるなとも思った。
学校なのに先生が出てこないし部活のような物も無いし。
出てきたらそれはそれでキャラ出しすぎと書いてたかもしれないが(笑)

英雄が力を借りるためだけの存在になってしまっていて存在感が薄い。
英雄についての情報が無いし、バトル時にただ出てくるだけって感じ。

ネモみたいな主人公は飽きた。
最近のアニメの主人公って可愛い寄りの顔でナヨナヨしてて優男みたいなのばかりな気がする。
それか見た目が地味で優柔不断で鈍感なのに優しいからというだけでモテる主人公。

ストーリーはこれといって捻りも真新しさは無し。
綺麗にまとまってはいる。

ほとんど学園が舞台でどんな世界なのかちょっとわからない。
見て察してという事ですかね。
この世界においてセブンナイツってどれだけ大きい存在なのかなって思ってしまいまして。
学生だし恐らく高校生くらいの年齢なのだろうけど、セブンナイツが全て決めてることに違和感。
普通こういう組織は大人の指揮官が居るものだと思ってるので。
世界観がぼやかされててはっきり見えなかった。
先に書いたように英雄の情報も無い。
どんな英雄だったのかとかわからないから出てくるだけの存在。


コーヒーの次はコロッケが出てきましたね(笑)
リアルに存在する物をファンタジーに投入するのは良し悪しがあると思う。
「学園」とか「生徒会」とかは良いと思うが「コロッケ」「コーヒー」は違和感あった。
オリジナリティーが無いと思ってしまうのもあるが、まずこの世界に油あるの?火はどうやって起こしてるの?とか思っちゃうんですよね。
「飛空艇」が出てきたけど、この世界の技術がわからないから違和感。
ゲームで飛空艇とか出てくると魔力で動いてるとか説明があるけど、そういった説明が無いから違和感。
スーパーカブなんかもだけど指摘したくなっちゃうんですよね~
(アニメ視聴向いてないと思われるかもしれませんが楽しんで見ております)

良くも悪くもソシャゲアニメ
これだけ書いておいてなんだけど、もうソシャゲアニメに期待してないからこんなものでいいんじゃないかなと。
まあゲームやってみようという気にはならなかったな(笑)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

50.7 7 魔力で騎士なアニメランキング7位
没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.1 (36)
132人が棚に入れました
晩酌を楽しんでいた男は、気づけば貴族の五男・リアムの肉体に乗り移っていた。 憧れの魔法を練習する気楽な日々をおくっていたが、属性魔法の習得はもとより精霊を召喚したり、強力な使い魔を得たり、どんなに難しい魔法もマスターしていく! 没落予定だった実家からの独立を目指して冒険者になった彼は、いつのまにか世界屈指の魔術師に成り上がっていくのだった! 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー開幕!

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

稀に見る酷さ。ご都合主義が極まり過ぎて気持ち悪い

1話感想 3.1 ザ・なろうって感じ
作者の三木なずなという人はなろうで何本もヒット作を出している売れっ子ですね。

何本もアニメ化しているのかと思いましたが、これで2本目ですね。まだ2本アニメ化が決まっているそうで。
大したものです。

で、そんなヒット作家様の作品ですが…。

まあ、なろうらしいなぁって感じですね。
ご都合主義な師匠の存在とか。

ただまあ、こうした都合の良さとかが心地よさにも繋がるのでしょうか。
すごくお手軽にインスタントに楽しめる感があって、そして決してクオリティが低過ぎはしないんですよね。

都合が良い、くらいは文句は言えますがそんなのは世の主人公は大なり小なり都合が良いものです。
理不尽に世界すべてが主人公のために出来上がっているというほどのクオリティの低さは無く、没落貴族という設定や主人公に降りかかる困難などにも、基本的にはちゃんと筋は通っている。

というわけで極めてなろうらしいなろう作品ですね。

うーん、それが面白いかと言われると私には響かないのですが、流行りを抑えておきたいとは思えました。

見れたら見ます。ノンストレスで軽く見れますし、そういう価値もありますね。

2話 2.7
うわ…。アスナも大概ですが、友人の紹介だからって初対面の男の奴隷に平然となる女がいますか?
いやいくらなんでもこれは酷い。もうちょっとマシなエピソード作れないんですかね?
人間を描こうとしていないですよね。

3話 2.2
今度はドラゴンが向こうから奴隷に…。
どんだけ都合の良いことが苦労もなく向こうから振ってくるんだか。
このドラゴンは子どもを殺されているんですけれど?
おかしいだろ…。

ここまで酷いなろうは久しぶりで、ちょっとツッコミを入れるのが楽しくなってきたのでもうちょっと見てみます。

4話 1.6
見れば見るほどひどくなっていく。
ピクシー達がエルフになって感謝する?
種族の誇りとか無いわけ?
名付けもすごい適当で、覚えてすらいないし。
名前って普通重要じゃないの?
こんないい加減で良いのか。

だというのに、主人公のやることなすこと全部が全肯定されるのが本当に気色悪いです。
一目瞭然で良いことをやっているならともかく、一見頭おかしいですからね。
精霊も妖精も全部ただの奴隷扱いだし、勝手にコピーを作るわ、ろくなことしてねぇ…
なのにみんな口を揃えて全肯定。
ここまで気持ち悪い話もそうは無い。

酷さが極まりすぎて逆に見たくなってきました。見ます。

6話 1.3
もうこの話の酷さがどこまで酷くなる楽しみに見ていますので粗探しで申し訳ないですが…。
粗探しって、既に粗しか存在しないのに何を探すのかって話ですが、新たな粗がさらに出てくるかってことですね。今更こんなの驚かない、という粗はもうスルーです。オークのデザインも酷いとか。

今回は物に名付けしたことでさらに酷いと思いました。

物品に同じ名前はつけられないことを知らなかったと。
そういうルールは別に良いんですが、じゃあやっぱり名付けってのは世界に一つのユニークな名をつける、ある程度神聖なものなんじゃないですかね?
でもそんなホイホイ作った物に名前をつけて良いんですかね?

他人に対して勝手に名付けするところがキモいと思っていたのですが、やっぱりモノ扱いしているってことですし…。
モノを大事にしているとも思えませんし。

新たな酷さがまだまだ出てくるなんて、本当に目が話せない作品ですね。
これからもキモ! と思わせてくれるか楽しみです。


どうでもいいですがこの話がなんでこんなキモいかと考えたのですが、説明不足も大きいですね。
私達人間は宇宙人から「お前を進化させてやろう」っていきなりタコ星人にされたら、喜ぶことは無いんですよ。タコの触手が超便利で人間の身体よりずっと良い、とわかれば、色々考えて望む人も居るかもしれませんが、常識的に考えればありえない。そんなことをされて喜ぶなら、そういう説明が欲しいわけです。
進化することは全種族の夢だとか。パクリ元の転スラは最低限説明がありましたよ。
奇異にしか見えない行動をいきなりやって、後付で称賛されるところが本当にキモいです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2

なぜこのようなモノが生み出されるのか ※6話まで視聴

【物語】 1.0 / 5.0
 中身があまりにも虚無でつまらないため、大まかなあらすじはタイトルを読めば十分である。
 転生要素はあるものの、その設定が活かされることはほとんどなく、極めて雑で、幼稚で、他の作品で何度も繰り返されてきたような、見るに堪えないくだらない展開が続く。
 小学生のほうが面白い話を書けるのではないか、と思えるほどに内容があまりにも低レベル。
 自分のように「毒を喰らわば皿まで」のポリシーのもと、様々なアニメを見るような趣味でもなければ、このような物語に触れる必要は一切ない。
 もしもあにこれに「0点」をつける機能があれば、即決で0点をつけていただろうと思えるほどだ。
 低品質な作品が多いなろう系作品の中でも群を抜いて【物語】に魅力はない。

【作画】 1.5 / 5.0
 アニメ史に残るような作画崩壊をいくつも見てきた自分としては、最低点をつけるほどの作画ではない、というのが正直な評価だ。
 とはいえ、作画のレベルは極めて低く、ほぼ全てのシーンにおいて構図作りがド下手くそで、アクションも稚拙。
 頭や心で楽しむ【物語】がひどい出来なら、目で楽しむ【作画】も似たようなものである。

【声優】 1.5 / 5.0
 声優に罪はないとわかった上で書かせてもらうが、彼らの演技に【物語】も【作画】も追いついていないため、彼らの演技もどこか場違いのように感じられる。
 例えるなら「2,3歳児向けの絵本や教育番組のマスコットキャラに、ハードボイルドな洋画を主戦場とする老齢の男性声優を起用する」かのような、そんな場違い感を覚えてしまう。(声優ファンからすれば面白さはあるが、ここではあくまで一般的な解釈として)
【物語】や【作画】と違って、金さえ払えば一定のクオリティが約束されている【声優】だからこそ、こういう雑でリスペクトのないキャスティングが発生してしまうのだろう。

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.0 / 5.0
 作者が書く幼稚で、虚無で、荒唐無稽で、見るに堪えない【物語】に引っ張られて、キャラクターの中身ももちろん崩壊している。
 行動ロジックに共感できる部分はほとんど無く、「異世界における価値観の齟齬」のような描写もないため、キャラクターが何を考えているのか、何をしたいのかが理解しづらく、不気味とすら言える。
 なろう系にありがちな「ヴィランのほうが人間味があって共感できる」という現象がしっかり起きている点も記しておきたい。
【物語】を作るのがド下手くそなら【キャラ】を作るのもド下手くそなのは当然だということを我々に教えてくれる作品と言えるだろう。もちろん、これは皮肉だが。



【総括】 6.0 / 25.0 (平均 1.2)
「こんな内容の作品がアニメ化されるほどには売れる」という吐き気を催すようななろうドリームが存在している。そのような恐ろしい現実を我々に改めて教えてくれるおぞましいアニメである。
 見る価値は一切ない。
 本当に腹立たしい。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期なろう系最糞候補作品!真面目に制作する気が無いのかな?

 6話まで観ました。2025.02.13

 他の方のレビューにもありますが、全く劣化版転スラですね。魔物に名前を与えて国民にしていきます。アイテムにも名前をつけて進化させられる様です。そして、回りの連中がゴイスーゴイスーと…。

 あまりの気持ち悪さに吐きそうです。ストレートな妄想には付き合いきれない感じです。もう少し、オブラートに包んだ方がよろしいかと思います。

 そしてまた、技術に対してのリスペクトが全くありません。鉄を鋳型に流し込んで強力な魔法のアイテムを大量に生産しますが、鋳物を作るのがどんだけ大変なのか分かってるのかな?

 なろう世界は鉱物に不純物とか全く含んで無いのがデフォなのかいな…。頭の悪さが炸裂します。苦労して先人達が工業化したのに、この程度の物語に収斂しているなんて、度し難いですね。

 また、キャラクターを増やさないと話を作れない系なので、いつの間にかケモミミがメインヒロインになっています。澱の様にヒロインが溜まっていくんでしょうね。糞なろうあるあるです。

 こんなアニメを作らなくてはならない制作会社の方も、声優さんも大変ですね。日本の恥部をさらけ出してどーすんねん!

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2025.01.25

 いやはや…。皆様のレビューにある通り、作画も低カロリーで、無双バトルにも迫力が無く、主人公が凄い魔法を放っているはずなのですが、どう考えても絵面がショボいです。

 それでも主人公の奴隷ハーレム喜び組要員達を中心に周囲の人物達はゴイスーゴイスーと連呼いたします。全員洗脳でもされてるんかいな…。

 とにかく主人公に都合の良いことしか起こらず、全てが過去のなろう作品で観たことがある事ばかりです。こんなオリジナルティの欠片も無い呪物みたいのを制作、放映して恥ずかしいとか思わないのでしょうか?

 今期のなろう系作品の中でも随一の志の低さが光ります。他のなろう作品も、糞だと言われながらも独自性を出そうという努力は感じられますが、本作品にはそれすら皆無です。

 主人公アゲアゲ接待で、最近引退した、人類最恐強姦魔が設立した芸能事務所に所属していた9000万円不同意性交ヅラみたいな、勘違い性獣モンスターでも育成したいのでしょうか?実に気色の悪いアニメとしか言えません。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5
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