陰謀で幼馴染なTVアニメ動画ランキング 11

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の陰謀で幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年07月06日の時点で一番の陰謀で幼馴染なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.1 1 陰謀で幼馴染なアニメランキング1位
恋と選挙とチョコレート(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1839)
10621人が棚に入れました
生徒数6000人を越えるメガ学園「私立高藤学園」に通う大島裕樹は、幼馴染の住吉千里とともに食品研究部(ショッケン)の部員だが、大した活動もせず堕落した日々を過ごしていた。そんな時、次期生徒会長有力候補の東雲皐月が「無実績部活の整理及び廃止」を提案し、ショッケンは廃部の危機に陥る。部員たちは知恵を出し合い、現生徒会長・毛利夜雲の助言を受け、裕樹を対立候補として立候補させようとする。裕樹も次々と浮き彫りになる学園の「問題点」を知り、出馬を決意。かくして裕樹は無謀な選挙戦を、そして学園に潜む陰謀と戦うこととなる。

声優・キャラクター
中村悠一、中村繪里子、門脇舞以、今井麻美、水橋かおり、浅川悠、儀武ゆう子、緒方恵美、いのくちゆか、藤村歩、石松千恵美、真田アサミ、榊原ゆい、遊佐浩二、水島大宙、鈴村健一
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

9話の感想追加

エロゲ原作らしく、女キャラですぎw
キャラはそれなりにいい感じかな。特殊な設定あり?
ストーリーは今後の展開が多少きになったので、1話見終わった後に始まり部分と議会部分を再度見直しました。
でもイマイチよく分からずw

OP「シグナルグラフ」 Annabel(5th Single)
ED「風のなかのプリムローズ」 Ceui(12th Single)

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ダイキ
最初、千里の兄弟かと思ったけど、大島の兄弟みたいなのね。
そして裕樹の事をダイキと言い間違えた事にも気づいてない千里。

治安部の来年を見据えての選挙活動。
与党として対決よりも対抗が与党でなければやりやすいだろうね。

総務部に強い味方…?
もしかして、治安部の片平派か?

大沢事件…
購買で経特が万引きするのを見たと匿名のタレコミ、
大沢治安部長が行き過ぎた取調べ、証拠不十分のまま被疑者名前公開。
その為、いじめがエスカレート、不登校に。
後日タレコミがガセだった事が発覚。大沢部長は謹慎処分。
治安部はこの件もあり、あまり積極的ではないと?

マニフェストに経済特待生への差別問題追加と。

新キャラがまさかの大沢部長とは…
それも片平派とはこりゃ荒れそうだ。

千里の選挙を勝つためのマニフェストってのは確かに正論。
大事の前の小事。中々難しいな。

大沢部長の話をきくかどうか?
大沢事件を考えると経特には否定的そうだ。

大島が引かれた…?!
{/netabare}
次回やっとチョコレートの謎が分かるのかな…?

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
「1つ、諦めて自主
 2つ、このままずっーと私と暮らす
 3つ、将棋を指しながらもう少し様子をみる」
2しかないだろ。いやむしろ2でお願いします><;

キス島くん<否定しないw

ペットボトルの蓋を口で開けてぺって・・・
結構歯が丈夫なんですね・・・w

森下さんの存在が不気味である

ばけるくん。→便器から足 すね毛ぇ・・・

千里は葉月先生の事をどう思っている?

大島>千里の事は大事だけどそれは恋じゃない。
本命がもう決まっているから?
どっちつかずの優柔不断よりも男前だけど、
大島と千里の過去が分からないと正直現状じゃ分からない事多いね。

「この案件は即答は難しいので持ち帰って検討してもいいですか」
こんな所に選挙っぽい返答は・・・失礼だろw
千里にははっきりいってこれはないな。
それにしても、千里なら諦めたけど、皐月とは。皐月だけ?それとも?

東雲姉妹の関係。
なかなか複雑な関係で・・・最終的に拗れは解かれたかもしれないけど
葉月先生の傷は簡単には埋められないだろうね。

それにしても将棋のレベル高すぎじゃね?
振り駒から始まって、途中から駒を使わずに進めるなんて。
二人とも何段だよと・・・w

他の敵、特に身近な敵、片平派の警戒。。。
予備選挙時「白河あやめ」を押したのが片平派。
内部告発を恐れるって事か。
もしかして、森下さんが・・・?
{/netabare}
東雲姉妹のお話、ちょっとうるっときた。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ダイキ君・・・?写真・・・?チョコレート?

なるほど。選挙とはまたそういった見方もできるのか。

ダイキ君・・・弟・・・?

合宿所に露天風呂って・・・すげぇな。
これは、、うらやま・・けしからん。けしからんぞw

夢・・・夢・・・夢島・・・w

痴漢って・・・みんなどんだけ眠りが浅いんだよw

VIPROOM・・・何この格差社会。合宿所だろwww
東雲妹・・・知能犯だろこれ。自然にいろいろと計算されてる
{/netabare}

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
いいこけっぷりw

茂平冶・・・マニフェストどっかの党みたいな事いってるなー。皮肉ってるのかw
サクラまで仕込んでるしやりおる・・・w

どうみてもラブレターだろwてんぱってるなw

こけると思ったら本当にこけたw鼻血は予想外だけどwww

千里・・・逝ってしまったわ、円環の理に導かれて\(^o^)/
それにしても・・・
演説ノリノリだろ。予備選だからインパクト大事だろうけど・・・w

98.4%って投票率高すぎやで・・・
取材内容そのまま/(^o^)\

60回ってなげーなおいw

バンザイいいけど、ビール持ったままずっと中継されてると思うが大丈夫かw
{/netabare}
いがいと、、あっさりきまったなw

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
サマンサ タバサ 魔女の奥様と娘の名前
奥様は魔女か・・・古い海外ドラマだっけか。古過ぎるw

び~ふ~味~♪
こっちは流石に全く分からんw
調べてみたら明星の即席袋めんで、岸部シローが牛の着ぐるみで寝そべって
「ウシウシ」って言いながら片足を上げる
「い~まなんじ? ビーフあじ~」 このフレーズは当時の子供の間で大流行らしい。
調べても古過ぎて動画はない。コア過ぎるネタやで・・w

ASP記者登場の取材時の大島ロールの大きさ・・・w

予備選挙会場なんかおかしいだろw
なんで列が・・・コミケ・・・?w

コスプレイヤーに一口。300円
撮影付き500円。。ええ商売や。
しかし、もろまどマギコスかいなw
見えた?見えてねーよwww

まさかのほむほむが夢島だと・・・w

演説分。。予想通りのフラグ回収だなwww
{/netabare}

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
立候補者多すぎってレベルじゃねーぞw

変態ここに極まり・・・w
(岡崎サイコー!が脳裏に浮かぶw)

エアー相撲部って・・・いやもうクラブ自体もエアーでいいだろw

女の嫉妬っていうか・・・いじめ描写か。
まあ、この規模でないほうがおかしいわな。
マニフェスト追加か少し方向性変えてくるんかな。
{/netabare}
だんだん話題も増えてきて今後期待度が更に上がってきたなー。

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
THE☆無計画♪

6000人規模の学校・・・想像つかねー・・・。

なかなかリアルな選挙活動になりそうなのね。

夢島は最後までこのキャラ位置で通すのか。声も良すぎて許してもいい気がするw

会長、いろいろとすげーな。

森下さん実は何か・・・あるのか!?

東雲姉妹の過去にもなにかあるのかー。

自販機平面すぎで逆に目がいってしまったw

義理の母?先生?え?何この人。

{/netabare}
ただのハーレムアニメじゃなさそうだから今後も楽しめそうだ。

2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
主人公補正ほんとすごいなー。
うら・・けしからんw

また新キャラ登場か。さすが女ばっか増えていくねw
って、公式HPキャラ紹介見たら別ゲーのヒロインなのね。わかるかよw

財務部長良い人だ。ユーモアもあるし。

現会長はいったいどんだけ敵がいるんだ。警戒しすぎ。というか何故警戒の必要が?

最後にチョコレートをねだる。食べれないのに。これに何の意味があるのだろうか?
題名にもあるから重要なキーにもなっているんだろうね。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 8
ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

意外とエグいストーリー展開

「とある」の様に学生自治を重視する巨大校で、ダラダラ過ごす「食品研究部」が次期生徒会長候補の公約により廃部指定され、部の存続の為に部員の主人公が自ら生徒会長選に立候補する、と言うおはなし。
登場人物の過去やら家事情やら人間模様やら、対立派閥間の陰謀やらと日常ハーレム物かと思いきや意外と手が込んでドロドロしたストーリーが仕込んであります。
でもそれは1話の冒頭で示唆されますので、観進めて違和感、て事は無いです。
意外と言うのはあくまで観る前のイメージに対してと言う意味です。

先生姉妹家のドロドロ話など特に本筋と関係ありませんし、色んな要素を盛り過ぎてる感はありますが、ゲーム原作と聞いて納得です。
この種のゲームをやった事がありませんが、飽きさせないために色々とイベントが必要なんでしょう。

エロ要素ですが男の私からはそれ程でも無かった印象です。近頃はもっとエロいのがデフォですから麻痺しているのか…。
例えば「レールガン」よりはエロいですが「はがない」より全然エロくない程度です。

ただちょっとドロドロ過ぎて中盤ちょっぴり胸糞です。「どうでもい~わ~」です。そっちの方が気になります。

以下ネタバレ考察

・こんな生徒会は嫌だ
{netabare}こういう生徒会シミュレーションを観てみたいと思っていました。が、この生徒会はダメです。
生徒会は国家の統治よりも先進的でなければダメです。
だって未来を担う国民による自治なんですから。
いわんやこちらの生徒会は現代の日本の政治より遥かに時代遅れです。
行政機関である生徒会三部、総務部、治安部、財務部がそれぞれ派閥と化し政党と化しています。
この様な覇権争いは戦前の大日本帝国陸海軍、あるいはナチス親衛隊、突撃隊、更には新撰組、御陵衛士の抗争などを彷彿とします。
憲兵隊や秘密警察による証拠や裁判を伴わない拘禁、非公開の審問などの人権蹂躙、陰謀、粛清、闇討ち・・・
ハッキリ言って中世を脱しきれない未熟な統治機構です。

実際一学校の生徒会がこんな事をしていたら本物の治安機構(=警察)にガサ入れされ、解体されます。オ〇ムの様に。
現代よりも先進的な統治機構の生徒会をシミュレートして欲しいですが、そんな力量のある作家はそうそう存在しません。
{/netabare}

・経済特待生問題
{netabare}舞台となる高藤学園では経済特待生制度を設けています。
学費の全額(または一部)を免除する代わりに学校指定のアルバイトや学園用務をこなす事が義務付けられ、部活への参加も認められないという制度です。
特待生はいじめの対象となり、劇中でも結構エグいいじめの描写がされています。
食研部廃止を掲げた対立候補の東雲皐月は、特待生制度を通常の奨学制度へ移行する公約を掲げています。
そもそも成果の挙がらない部活の統合、廃止策はその財源確保の為でした。
主人公大島裕樹はその真意を知り、さあ葛藤からひと悶着あるぞ、と匂わせといてこの問題は伏線のエグさに比べるとあっさりスルーでした。
最後までうやむやで最後は「皆大好き!」で終了です。
この辺もちゃんと描き切ったら凄いですけどね。
{/netabare}

・大島裕樹と東雲葉月(顧問)の関係
{netabare}食研部顧問のデカぱい先生東雲葉月。
そのクズっぷりは男の私でさえ苛々させられました。
大島裕樹との並々ならぬ関係が描かれています。
ここは後ほど語られる(ちょいちょいチラ見せされていますが)大島裕樹にかかる精神的負担を考慮すれば一応の合点はいきます。
年上であり教師である葉月に支えを求めたのでしょう。
一方葉月の側はベースとしてやや自棄気味であって、頼ってくる大島を可愛く思い、依存される事に依存する共依存の関係が伺えます。
もっともエロゲ原作ですからネンゴロありきな訳ですが。
{/netabare}

・東雲葉月と東雲皐月の関係
{netabare} 姉妹である葉月と皐月は反目し合っています。
そのお家事情がもう、本筋と関係ない上ドロドロで笑えないなんですが、最終的に葉月が家を出た理由を皐月に語る事で二人は和解します。
しかし…単純な疑問として、葉月が皐月に語ることに何を今まで躊躇ってたのでしょう?
聡明な皐月ですからもっと早く打ち明ければ二人がいがみ合う理由は無いのです。
二人が反目する理由としてはちょっと甘いです。
{/netabare}

・扇橋香奈を探す森下未散
{netabare}治安部特務機関のエージェントにして食研部員の森下未散は、同じくエージェントで行方不明の扇橋香奈を探しに学園へやってきたと言う事ですが・・・
扇橋香奈とは冒頭車に跳ねられる彼女であり、存在自体が極秘のエージェントである彼女はシャバの病院には入れられず、機関のOBが経営する病院に入院させられています。
しかし未散もエージェントなら言われなくてもまずその病院を疑うはずじゃないでしょうか。
大体未散が騒ぐ前に親族は騒がないのが不思議ですが。
{/netabare}

・最終回の選挙
{netabare}大島の選挙妨害をして治安部のガサが入って連行された対立派閥の大沢ゆいなの捨て台詞、
「もう大島候補に当選の見込みはないわ(フッ」
・・・ってガサが入った時点でこんな選挙無効に決まってるだろ!
と、最後の最後にイチバンのツッコミをしたであります。
{/netabare}

・捨てられた伏線
{netabare}木場美冬の大した事ない腹の傷エピソード。
大島の幻覚はまあ大島の主観を視聴者も共有しているってだけの事で大した意味は無いんじゃないでしょうかあ。モブの特徴づけがめんどくさかったんでしょ。
{/netabare}

総評として
選挙年齢が18歳に引き下げられて選挙資金(作中で政治資金と誤用されています)や「選挙は勝つ事が大事」など、選挙の成り立ちを周知する作品として価値があるんじゃないでしょうか。
ただやっぱり生徒会の出来事としてはかなり無理があります。
いっそのこと本当に知事選なりにしちゃったらどうでしょう。
もっとも啓蒙の為に作られた作品では断じてありませんが。

主人公の声優さん、「大振り」のキャッチャー阿部くんですね。
高校生はやっぱ生徒会より野球にでも打ち込んで欲しいものです(笑)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

恋チョコという略称は一番重要な「選挙」という項目が含まれていないのでは・・・

本作はspriteの18禁恋愛アドベンチャーゲーム「恋と選挙とチョコレート」を原作に製作された。
美しいOP,EDと綺麗な作画が印象的な本作は6000人以上の生徒数を誇り、生徒が自治で学校運営行うマンモス学校「私立高藤学園」を舞台に、主人公大島裕樹が所属する食品研究部の廃部を阻止すべく、生徒会長選挙に出馬する。

あらすじ
{netabare}
生徒数6000人を越えるメガ学園「私立高藤学園」に通う大島裕樹は、幼馴染の住吉千里とともに食品研究部(ショッケン)の部員だが、大した活動もせず堕落した日々を過ごしていた。そんな時、次期生徒会長最有力候補の東雲皐月が「無実績部活の整理および廃止」を提案し、ショッケンは廃部の危機に陥る。部員たちは知恵を出し合い、現生徒会長・毛利夜雲の助言を受け、裕樹を対立候補として立候補させようとする。裕樹も次々と浮き彫りになる学園の「問題点」を知り、出馬を決意。かくして裕樹は無謀な選挙戦を、そして学園に潜む陰謀と戦うこととなる。
{/netabare}

本作はキャラクターデザインが秀逸で、特にアイキャッチは魅力的だった。しかし、後述する感想の通り作品設定が破綻しており、真面目に視聴すると面喰う展開がしばしば見受けられた。だが、本作の出来映えはそのストーリーの構成から続きが気になり、一晩で視聴してしまうほど良かった。
ただ、ゲーム原作である以上、全ルート摘み食い展開がある。また、チョコレートの要素は取って付けた程度であまり重要では無かった。メインは生徒会長選挙である。

感想
{netabare}
ここでは思ったことを書きまくるので批判だらけなのはあしからず。

一、主人公の立候補の動機が不純過ぎる。経費で菓子を食べるだけの部活に存在意義は無く、立候補して存続させるより、有意義な活動に転換して存続を図るべきではないのか。

二、私立高藤学園は犯罪の温床と言わざるをえず、刑事事件である殺人未遂事件を治安部の権力により揉み消したり、経済特待生を労働基準法に違反して酷使したり、経済特待生に対するいじめを回避出来ない等、権限を生徒に委譲し過ぎではないかと批判せざるを得ない。
検察庁特捜部が出てきてもおかしくないレベル。拉致監禁・恐喝・脅迫などの人権侵害行為を組織ぐるみで行っている描写が多々ある。学校とは思えない。

三、キャラ萌えアニメであるのに全然キャラに感情移入出来ず、逆に苛立ちを覚えるキャラ(後述する)さえ居た。食品研究部の部員ももっと活躍させられたのではないか。唯一の経特生である衣更も使い道が無く、影の薄い登場人物に成り下がってしまった。

四、主人公にしか見えていない辰巳茂平治のマスクや、ガレージのプロペラといった伏線は謎のままで意味不明だった。

五、住吉千里は幼なじみという設定だけが取り柄で、他のヒロインに勝る点が微塵も見られない。主人公に好意を寄せる素振りは見せるが、実態は亡くなった弟に主人公を重ねているだけであり、罪悪感から主人公にチョコレートを食べさせるという自己中心的な罪滅ぼし行為に十年以上主人公を巻き込み、あまつさえ選挙期間中に自暴自棄になる始末。

六、東雲皐月は成人であるのに社会的モラルに著しく欠ける教師であり、職務中に飲酒を行い(しかも部室にビールサーバーを常備。生徒が飲むかもしれないとか考えないのか)、
特定の生徒と緊密な関係を持ち、あまつさえ淫らな行為に走ろうとしている。家の問題もわざわざ無関係で部外者な主人公の居る目の前で妹に真実を打ち明けるなど理解できない描写が多々見受けられる。妹への態度ももう少しなんとか出来たはずだ。悪い人ではないのだろうけど、社会人失格な要素があり過ぎた。

七、選挙にもっと重点が置かれるべきだった。本作のピークは予備選挙であるといっても過言ではないくらい終盤は選挙に関するエピソードが無く、ひたすら主人公の周りで起こる事件に纏わる話で終わった。東雲さんとの熱い選挙戦を繰り広げるなどフェアで燃える展開が欲しいところであった。
なぜ最後の演説で東雲候補に勝てたのかは謎。演説に遅れた理由などが不明な状況でマニフェストもいい加減なまま、東雲候補以上に得票できたのは何故であろうか。
また、万歳をするときは掌を前面に挙げてはいけない。あれでは降参の意である。本来の万歳は掌を内側に挙げなければならない。まぁこれは一部の国会議員(菅直人など)も出来ていないが。
{/netabare}

総評

本作の設定は荒唐無稽な要素が多々あり、教養のある方は突っ込みを入れたくなる点が沢山あることだろう。逆に薄い作品だったからこそ、あまり頭を使わずに見れた感はある。
恋に選挙に、登場人物のシリアスな過去に、冒頭の事件の真相にと色々と要素を詰め込み過ぎ、登場人物も上手く使いこなせずにいた。
しかし、批判は沢山したが、純粋に楽しめた点もおおいに評価したい。
甘い展開とシリアスな展開を上手く構成し、視聴者の継続視聴意欲を駆り立てた点には素晴らしいものがあった。
学園ハーレム作品が好きな人にはお勧めの作品だ。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 22

73.9 2 陰謀で幼馴染なアニメランキング2位
鋼殻のレギオス(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1004)
7309人が棚に入れました
時の果てとも言うべき遠い未来。世界は“汚染物質”に覆われ、大地の実りから見捨てられていた。
人の住めない荒野には“汚染獣”と呼ばれる異形の怪物たちが闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する自律型移動都市(レギオス)の中で暮らしていた。
互いの存亡を賭け、《都市》と《都市》の間で繰り広げられる戦い。そして天を覆い、地を埋め尽くす巨大モンスター“汚染獣”の群れ。数ある《移動都市(レギオス)》の1つ 「学園都市ツェルニ」にやってきた少年・レイフォンは、入学式で他生徒の起こしたトラブルに巻き込まれ、ツェルニを守る“第十七小隊”に入隊するはめになる。ところがそこは、とんでもない“落ちこぼれ部隊”だった!

隊長として小隊を率いる猪突猛進少女のニーナ、無口な少女フェリ、やる気のないナンパ男シャーニッドなど、個性的な“第十七小隊”のメンバーに囲まれた、レイフォンの新たなる学園生活。そして過去を語りたがらないレイフォン自身と、《移動都市》に隠された秘密とは……。

声優・キャラクター
岡本信彦、高垣彩陽、中原麻衣、谷山紀章、子安武人、阪口大助、高橋美佳子、大亀あすか、仙台エリ、緒乃冬華、飯島肇、小清水亜美、鳥海浩輔、鹿野優以、諏訪部順一、桐井大介、渡辺明乃
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

物語自体は面白かったぶん、なおさらもう少し説明が欲しかった

■話数
全24話

■ジャンル
ファンタジー、バトル、学園

■感想
◇簡単にまとめると…
主人公・レイフォンが汚染物質が充満した世界で仲間と共に戦い生きていく、お話です。
汚染獣と戦いよりも、レイフォンが所属する第十七小隊の仲間との成長がメインとなってます。


◇物語
全体的に物語と関係がないほのぼの話のようなものはあまりなく、すらすらと物語が進んでいきます。

内容はしっかりしていて面白かったのですが、説明不足な気が否めません。いろいろありますが、その代表例として、作中に出てくる英語の部分ですね。内容と関係がある事は分かるのですが、字幕なしなので、内容が殆ど分からない。英語が分かれば、理解できたのかも知れませんが…

原作が結構長いので、24話にまとめるのがそもそも難しいとは思いますし、また物語の進むリズム重視なのかもしれませんが、原作未読の人の配慮をもう少し欲しかったです。


◇キャラ
レイフォンとフェリの絡みは面白かったです!コメディパートでのフェリの拗ねたときの顔とか凄く好きです!
他のキャラもそれぞれ印象的で覚えやすかったです。


◇作画&声優&音楽
派手なバトルに、岡本さんの演技は相性抜群ですね!
作画は、キャラの顔の線がハッキリとしていますが抵抗はあまりありませんでした。背景も世界観としかっりあっていたと思います。

音楽は凄く良かったです。OP「 Brave your truth」、ED「ヤサシイウソ」「愛のツェルニ」の全て僕の好みでした。特に、EDのボーカルの声は普通にカッコイイのに、そこにヒロインとのデュエットもしてて言うこと無しですね!


↓↓↓各話の感想↓↓↓

{netabare}1話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}学園生活、スタート!

主人公は元々めちゃくちゃ強かったって感じなのかな?
いろいろといきなりだけど、先が分からないのはワクワクする!{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}小隊戦!

やっぱ、レイフォン強いね~
でも、力隠してたらチームメイトからすればあまりいい気はしないだろうね。{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}電子精霊がピンチ!

レイフォンの故郷にいる女の子は何者なのか??
それと、アグレッシブな女王も何者なのか?
気になることが減らないね~{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}フェリのバイト探し

フェリが笑ったけど…
不気味な笑いに感じるんだが…{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}襲撃!!

レイフォン、次元が違う強さだね!
作画もかっこよくていい!{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}レイフォン宛に手紙が…

今回は特に事件らしい事件は起きませんでした。
あえて言うなら、ニイナが悩んでる、ぐらいですかな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}激闘!

やっと17小隊が一つにまとまったって感じだね。
案外いいチームなんじゃないかな。{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}襲われた都市を調査!

レイフォンは過去に何かやらかしたらしい。
恐らく大事な人を守るためなんだろうけど…
{/netabare}

9話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}レイフォンの過去が明らかに!

確かに小隊のメンバーにとって、自分が生きるためには何でもするっていうのは見逃せないよね。
レイフォンはどうなってしまうのか?{/netabare}

10話の感想★★★☆ 3.5
{netabare}謎の黒幕現る。

レイフォンの、多くは語らず、ただ守る、っていう心情って男の理想の生き方だよね。 超かっこいいと思う。 女性からすればただの馬鹿なのかもしれないけど…
あの黒幕と精霊は一体…{/netabare}

11話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}プール!!

閑話休題です。
結局、お兄さんのシスコンがあらわになっただけですね笑{/netabare}

12話の感想 ★★★☆3.5
{netabare}謎の剣士現る。

あの剣士はのちのちのキーキャラになるのだろう?? そして、10小隊で起こった出来事とは?{/netabare}

13話の感想 ★★★☆3.5
{netabare}廃貴族の正体がわかる

廃貴族って、あの獣の事だったのか~ てっきり、黒服の方かと思ってたわ。
次回、何かが起こりそう。{/netabare}

14話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}ディンはどうなる??

結局は色恋沙汰がいやだったから、辞めたってことなのかな?
最後はいい感じで終わったけどその辺がよく分からなかったから、イマイチ感動はできなかったなー{/netabare}

15話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}合宿!!

恋愛展開と思いきやあんな事故になるとは…
レイフォンは大丈夫なのか??{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}第1小隊との試合

レイフォンはニーナになんと伝言をしたのか?
そして、故郷であの女の子がレイフォンの元へと動き出す…
あれ?何か予告みたいになっちゃった笑笑{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ニーナに異変が…

レイフォンはただ無謀なだけじゃなく、ちゃんとこれからのことを考えてるみたいだ。
それにしても、ニーナはどうなってしまったんだろうか??{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ニーナの行方は…

フェリの最後の言葉の真意が良く分からない…
あれは、告白なのでしょうか??{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}ニーナは廃貴族を抑えらるのか?

感動の再会ですね。いつから、ニーナが正ヒロインなったのやら。僕的には、フェリ押しなんだけどなー{/netabare}

20話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}フェリが拉致された!?

ついに、リーリンがゼルニに到着したしたね。 いつ、再開するのか楽しみだ!{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}フェリ、救出に。

レイフォンって、なかなか自分勝手だよな~(;´Д`)
団長の方がカッコよく見えてしまった…
ついに、リーリンと出会いましたね!ここから、修羅場になるのか!?{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ゼルニ暴走!

最後のってどういうこと?? あの汚染獣とニーナがリンクしているのか??{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ニーナを救出に!

ニーナを救出したと思いきや、またさらわれてしまった… ニーナ、なかなかかわいそうな立場だよな…
リーリンはレイフォンに刀を渡すことができるのか!? てか、なぜ会ったときに渡さなかったんだーー!{/netabare}

24(最終)話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}決戦!!!

いい感じに終わったんだけど…
ニーナはどうなったの??? 廃貴族を抜かれちゃったから、廃人になっちゃったの??
また、レイフォンの天剣は取り上げられちゃったけど、リーリンからの刀はどうなったの??一緒に没収??
上手くまとめた様で分からないことが多過ぎ!
これは、「詳しくは原作をcheck!」ってことなのかな~{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 8

ゆっぴー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

フェリのかわいさにヤラレました!

原作はライトノベル。
原作は完結してます。
アニメは2クール作品で、原作の2部くらいまでのお話です。
原作は未読。
制作はzexcs
作画、背景美術、演出、声優陣は制作された頃では普通だと、思います。
最近はバトルものでも美麗な作品が多いので、それに見慣れている昨今では、ちょっと物足りないかもです。
音楽は浅倉大介氏!サンライズ系にちょくちょく出ていたとおもうのですが、この作品にも音楽を提供していたのは驚きでした。実際、音楽は良かったと思います。

さて、シナリオですが、
初めて観たとき、???になると思います。
それは3話目からなんですが…涙
突然、アメコミ風作画に字幕なしのフルイングリッシュの作品が挿入されます。
原作読んでないので、何がなんだか?でした。
そういったノリが終盤まで続きます。
これが、キツかった涙涙涙。
結局、某有名ゴルファーがCMしている英会話がCD聞いてるだけで上達する教材を聞いているような感じになり(もちろん意味わからず、英会話できるわけではない笑)、なんども切ろうとしました…が、否!
フェリ、いや、へり先輩がいたおかげで、なんとかコンプしました!
しかも、2周!
ヒロインは何人かいるのですが、実際どれが本ヒロインかは最後まで分からなかったのですが、銀髪たれ目のちびっ子ヒロインのへり先輩に心もってかれました。
よくある、ツンデレではなく、鬱系によくいるツンドラヒロインなんですが、いちいち仕草がかわいい。
演出もへり先輩にはよくデフォルメしていたので、制作サイドもよくわかっていらっしゃってましたって感じです。
自分はこの一点があるが故にコメントしたくなり書いている次第です。
きっと、へり先輩の良さがわかっている方が、まだまだたくさんいるはず!と思い、本作品プッシュさせていただきます!

ちなみに、2周みてもアメコミ作画のことがわからず、ウィキしたところ、本作品の前述談で、円盤には特典で和訳字幕あるそうです。
なぜ、オンエアで字幕なかったのかは理解に苦しみますが…。
ライトノベルのよくあるあるですが、最後は「俺たちの戦いはまだまだ続く」路線なのであしからず。
とにかく、へり先輩へり先輩へり先輩です笑
って、へり先輩ばかりでスミマセン。
一応、簡単に紹介すると、人としての心を持たない主人公が、あるきっかけで挫折し、新たな生き方を探しに慣れ親しんだ街をはなれ、別の街に行き、そこで出会った仲間たちと新たな生き方を見つけ、成長するお話です。
バトルものなんですが、敵は汚染獣と呼ばれるクリーチャーどもなんですが、時に敵がライバルであったり、陰謀めいたことで首謀者だったりで、バトルものの基本を抑えたものだと思います。
あと、最後に世界観も特徴的です。
風の⚪のナ⚪⚪カ的な感じかな。
ダンゴ虫的な生物が印象的です(よくでるからですが)。
また、設定が細かく、資料集は膨大だと思われます!

以上、長くなりましたが、
バトル、友情、恋愛、三角関係、ライバル、確執、成長、異世界あと最後に英語?が好きな方
おすすめします!

追記へり先輩は自分のヒロインランキングのトップ3です。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

かたらぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ちょっとやそこらのクソアニメってレベルじゃない。

物語の核心には触れませんが、多少ストーリーに触れるのでネタバレになるかもしれません、ご注意下さい。







ーーーーーーーーーーーーー
まず、脚本が最悪と言っても過言ではありません。
自分は今まで結構アニメを見て来たという自負がありますが、
その中でも駄作度は上位に食い込みます。

世の中には支離滅裂な作品でもそれが売りになったり、笑いになったりと、意味の分からなさ、無駄な拘りなどが作品の魅力になり得ますが、この作品はそこに愛着など湧きません。
ただ、一言、本当に意味不明です。

一例として、世界観を上げますが
・世界は荒廃し、汚染獣なる生物が生息している。
・大半の人々は汚染獣に対抗できないので移動型都市で生活している。
・大気は汚染物質が蔓延しており、人はマスク無しに5分と活動できない。

という設定が出てきます。
何故、このような世界になったのかは説明がありません。
そして主人公は、ただでさえ人々が対抗できない汚染獣を1人で何百体と瞬殺します。俺TUEEE状態です。

脳内で思うわけです。
あぁ、人類は何かしら(核戦争等)地球を荒野にしてしまってその結果、汚染獣なる生物が出現して、主人公がやたら強いのはまぁ、何かしらと言い聞かせました。

作中、説明はありません。

挙げ句の果てに異次元から刺客らしき者があらわれるわ。
なんか最終的にただの食人生物と思ってた汚染獣も異次元から出現。

異次元って何?となります。正直そのシーンはぽかーんです。

説明はありません。そして汚染獣を倒して終わりぃ!

意味が分かりません。
凄い事に1話から最終話まで意味がわかりません。

ちなみに原作はラノベらしく、wikiで概要を見ました。
世界観の設定に関して言うと全て説明されています。
しかもwikiを読んだだけでももの凄く原作は面白いというのが分かります。
ただwikiを見るととんでもない情報量が詰め込まれてます。

最終的に言うとどう考えても24話で出来る内容では無かったと思うのです。

原作の評価は見た限りは非常に良かったので読んでみたいなと思います。

あと音楽は浅倉大介さんが担当していますが、全く合ってなかった気がします。個人的な意見ですが
ただ、EDが非常に良かったので高評価を出しておこうと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10

76.4 3 陰謀で幼馴染なアニメランキング3位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (911)
5828人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

マギの第2期
迷宮ザガン攻略からお話は始まります

第1話
{netabare}いきなりアラジンがすごいことになってる!?
知らない間に話が進んでるかと思ったわ
前作のラスボス的存在がエロ担当とわね
3人一緒で冒険に行くわけではないのか・・・{/netabare}

第2話
{netabare}紅玉ちゃんは相変わらず可愛いなあ
いい感じに魔法バトルでハジケてたな
てかまだ「旅立ち」しないのかい(゚Д゚)ノ
皆が進む道を決めたってことですね{/netabare}

第3話
{netabare}アリババくんはボッチになってしまうのか・・・
ってΣ(゚Д゚ υ) アリャ
結局同じ船に乗ってるやんけ!
最後に海賊が出たぞおおおお
半分禿げてるぞおおおおwww{/netabare}

第4話
{netabare}白龍くんがとても有能ですた
あの根っこには流石に気づくと思うのだが・・・
マドーラおばさんの目がヤバイ
怖い(´д゚`ll)
モルさんマジかwww
{/netabare}

第5話
{netabare}つまりあれだろ
母の愛は偉大ってことですね
あんな怖い母さんは嫌だけど・・・
白龍うううううううう!!!!!
アラジンの”皆”の中にいなかっただけはあるねww{/netabare}

第6話
{netabare}白龍お兄さん見事な暴走ぶりでした
洗脳がとける前もとけた後もね・・・
むしろ後の方がやばかったwww
まさか盛大にマミるとは思ってもみなかった
モルさんを泣かすなんて許さんぞ白龍ううううううううう!!!!!
{/netabare}

第7話
{netabare}顔芸するモルさんは可愛いですねえ
そして3人は別々の道へ・・・
なんか殺し大好きガキンチョが出てきた((((;゚Д゚))))
何人真っ二つにするのさ
次回からはハリポタですか?
{/netabare}

第8話
{netabare}いつの間にか体育会系も真っ青のスポ根アニメに((((;゚Д゚))))
アラジンとスフィントスの絡みがお約束過ぎて面白い
スフィントスがアリパパの師匠にそっくりだけど・・・
ありがとう、教官のおっぱいには吹いたwww
喜久子教官は実はいい人なんだね
アラジン大成長!!
{/netabare}

第9話
{netabare}今回からアリババ回
やはりお笑い担当だけあって面白いですね
ギャグ多めで観てて楽しいです
アリババくんは意外と強いことが判明!
彼はマゴイをうまく扱えるようになるのか!?{/netabare}

第10話
{netabare}シェヘラザードとかいうロリが出てきた!
ロリが一番偉い国はいい国のはずです
アリババ苦戦するも、圧倒的なタフネスで生き残る!
そしてマゴイが融合して覚醒するオプション付きでした
トトも簡単に落とすし流石です
{/netabare}

第11話
{netabare}アリババお兄ちゃん'sが登場
随分丸くなってるデシ
その後モルさんがcv石田彰と遭遇
cvが石田さんだと信用できないのは私だけ?
そろそろ大きな戦争が起こるとかなんとか
煌帝国に視点を移すと・・・
白龍が完全に闇落ちしてました{/netabare}

第12話
{netabare}母親強すぎいいいいいい!!!
しかも怖いし
白龍味方いねええええ
と思ったらジュダルが手を差し伸べてくれるかも?
これって堕天確定じゃんww
年明けからはアラジンのターンかな〜{/netabare}

第13話
{netabare}アラジンが主席じゃない!?
ティトスとかいう性別曖昧野郎が主席だそうです
そんなティトスとの魔法バトルがいきなり始まりました
かなり激しいバトルだった( ゚Д゚) ス、スゲー!
ティトスの腕にもあれが!!!
ロリのしもべだったのね、、、
{/netabare}

第14話
{netabare}OPがチェンジ!
ティトスくんの移り身が早すぎる〜
しかもなんかキャラが変わってる気がするし
スフェントスくんって回復魔法使い
ドラクエで言うと僧侶か
似合わねええええええwwwwww

5等許可区はマゴイ生産場
そこに住んでる人から無理やりマゴイを奪うための場所だった・・・
そこには今にも命を落としそうな幼女が
許さんぞマグノシュタット( ゚Д゚)ドルァ!!
ジジイなら百歩譲ってもいい、だが未来の明るい幼女の命を奪おうなんてこの俺が絶対許さない!!!{/netabare}

第15話
{netabare}一瞬でやられたティトスくん
どうやらマゴイが足りないご様子
マイヤーズ先生が姉さん!?
そして学長は簡単に許してしまったぞ(・□・;)
何か裏があるのか?

学長の過去から学んでいこうのコーナーが始まりました
まあこれだけのことがあったらこういう考えにたどり着くわな魔導師の魔導師による魔導師のための国
でもこの考えはうまくいかないんだろうなあ{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 8
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大好きな人たちと笑い合える世界のために、強くなりたい。

マギの2期です。

2期を見る前に1期の視聴は必須です。
1話は何の振り返りもなく始まります。

1期も楽しめましたが、
2期も怒涛の展開でわくわくと楽しめました♪

キリのいいところまで進むために、
だいぶ無理して詰め込んでいる感じもしましたが。笑

2期は全25話です。


● ストーリー
“ダンジョン”と呼ばれる迷宮が突然現れた世界。

ダンジョンを攻略した者には、そのダンジョンの支配者であるジン(魔人)が宿る金属器(きんぞくき)を手に入れることができる。

自分が何者なのかということや世界の謎など、
今までわからなかったことがだんだんわかってきたアラジン(♂)。

アラジンは魔法の勉強をするために、
アリババ(♂)は自分の金属器(きんぞくき)を使いこなすために、
モルジアナ(♀)は故郷に帰るために、

それぞれが新たな目的地への出発を決意する。


1期も面白かったけど、
王道の展開を恐る恐る辿るような少し不安定な印象がありました。

だけど、2期の面白さには安定感がありました。
どんな冒険が待っているのだろう?というわくわくを素直に感じることができました♪

さらに、ジンを宿す金属器や、それを使いこなす金属器使い達がバンバン登場して、バトルも盛り上がる!

強い人たちがどんどん集まってくるわ、戦う相手も強すぎるわで、
途中からちょっとぽかーんとなってしまいましたw

特にラスト2話は展開詰め込み過ぎで、
なんとかギリギリ終わらせましたという感じでしたw

確かにキリのいいところで終わったけれど、
個人的には詰め込まれ過ぎて少し不完全燃焼。

後日談もしくは3期が欲しかったなー。

メインディッシュで終わってしまうより、
最後はデザートでホッとしたかったという感覚です。笑


≪ 並行して進む物語 ≫

7話からは3人がそれぞれの目的地に向かうため、
物語も3つに分かれます。

強大な力を持つ煌(こう)帝国の話も絡んでくるから、
正確には4つぐらいのストーリーが並行して進んでいます。

1つずつでも濃いストーリーになりそうなのに、
ちょっとずつ進めることでいろんな味で飽きずに楽しめる^^

全く交わらないと思うそれぞれの話が、
3人の絆でつながった時、この作品の本領発揮だなあと感じました。

やっぱりこの3人は一緒がいい♪


● キャラクター
これまで登場したキャラ達も安定していますが、
新たなキャラもたくさん♪

たくさん登場するのに、
それぞれにちゃんと魅力があるのがいいね。

今回の私のお気に入りは煌帝国の皇子&皇女たち♪

1期でも登場していた練紅玉(れんこうぎょく)は、
2期になってさらに魅力が増して大好きなキャラに♪

強いし乙女だし純粋だし、
なんて可愛い姫さんだこと^^

登場したものの、君は誰?状態のキャラもいるし、
まだまだ掘り下げてほしいキャラもたくさん。

恋心とアラジンの顔の広さが世界を救うんじゃないかと思うぐらい、アラジンは誰とでも仲間になる天才です♪


● 音楽
【 前半OP「ANNIVERSARY」/ シド 】
【 後半OP「光-HIKARI-」/ ViViD 】

どちらもこの作品と合う前向きな雰囲気の曲です♪

シドの曲とマギは相性いいですね^^

1期同様、曲とアニメーションの合わせ方も好きです。
後半OPのアニメーションはネタバレが多すぎた気がしますがw

最後にはこういう展開になるのねーって、
新しいOP始まった瞬間にわかってしまうのは、どうなのw


【 前半ED「エデン」/ Aqua Timez 】
【 後半ED「With You/With Me」/ 9nine 】

「エデン」は神曲ですね。
今回一番お気に入りなのは、この曲です。

後半EDは、戦いに向かう勇ましさとの相性がよかったです。

本編と一緒にこの曲が流れる展開は盛り上がりました。
テンション上がったー!


● まとめ
内容に関しては大満足です。
私は1期よりも2期の方が好きでした^^

ただ、十分に回収できていない伏線や気になるところも多いのが引っかかるー。
{netabare} モルジアナは何をしていたのか、白竜はどうなっちゃうのか、など。 {/netabare}

まだまだ彼らの冒険が終わる気配がないだけに、
3期がないのが残念(´;ω;`)

それでも十分原作が人気な理由はわかりました。
面白かったです^^

投稿 : 2024/07/06
♥ : 14
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

67.9 4 陰謀で幼馴染なアニメランキング4位
CHAOS;HEAD カオスヘッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (1160)
5669人が棚に入れました
現代の東京・渋谷で俗に「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれる不可解で猟奇的な事件が連続して発生する中、渋谷在住の高校生で引きこもり寸前の生活を送るオタク少年、西條拓巳はインターネットのチャットで「将軍」と名乗る人物が掲載した次のニュージェネの事件を顕示させるような残酷な画像を目撃する。翌日、拓巳は「将軍」と名乗る人物の発言通りの凄惨な現場に遭遇。同時に事件に関わりのある少女達が次々と拓巳の前に現れ、渋谷で起こる数々の猟奇事件に巻き込まれてゆく…。その際、拓巳の"妄想"が事件のキーワードとなる。
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

頭の中がカオスになった。

{netabare}妄想を現実に変える奴らの戦いっていうことを知る前は{/netabare}統合失調症の話かと思った。統合失調症を発症した人の妄想がいい感じに噛み合ったらみたいな話ではなかった。

他人には見えない物が見えるから、途中まで精神疾患の話にしか思えなくて見ていて不思議な気分になった。実際、頭おかしいけども。{netabare}妄想でも他人に実在すると認識させれば、実在することになるらしい。{/netabare}

主人公がクズだから見ていて途中は辛かった。単純に統合失調症のほうが良かったかも。{netabare}主人公は妄想から生まれた存在で本体が病気で身動きできないために、代わりに作られたらしい。理想を現実に変える力♪うえきの法則かっ!!
それにしてもレゾンデートルは難しい。{/netabare}

OP
F.D.D. 歌 いとうかなこ
志倉千代丸が関わるといとうかなこっていうイメージ。勿論、すごく良かった。
ED
Super Special 歌 加賀美セイラ
こっちの曲もかっこいいと思った。
挿入歌
磔のミサ
遙かなるイディヨナ 歌 ファンタズム(FES 榊原ゆい)


1起動boot up
西條拓巳は引きこもりがちのオタク少年。彼の住んでいる渋谷では今、ニュージェネと呼ばれる不可解な殺人事件が起こっていた…。ある日のこと、拓巳はチャット上で「将軍」と呼ばれる人物から、ある画像を見せられる。それは、十字架のような杭で磔にされている死体のグロ画像だった。拓巳にとって特別な響きの「その目だれの目?」という言葉を残して、将軍は退室していった。次の日の夜、拓巳は渋谷でその画像と同じ光景を目の当たりにする。そこには血まみれの女子高生が1人、佇んでいた…。

2自我ego
突然拓巳の前に現れた女子高生の名は咲畑梨深。2人は初めて話したはずなのに、梨深は拓巳の名前を知っているどころか、拓巳は昔からの友達だという。周囲もそれを疑う者はおらず、1人不思議に思う拓巳。そんな中、拓巳は知り合いになった優愛と初めてデートをする。優しい言葉をかけてくれる優愛に、拓巳は次第に心を開き始めていたが…。

3接触contact
渋谷での磔殺人事件を予告した「将軍」は拓巳の自作自演である―優愛のこの発言の真意を探るべく、拓巳は小学生の時に通っていた総合病院の精神科へ向かうが、結局何の手がかりもつかめない。自分で分かることはないかと、インターネットで事件のことを調べるうちに、事件を予言している歌を歌っているバンド「ファンタズム」に辿り着く。拓巳は仕方なくファンタズムのライブに乗り込むが…。

4初動commencing
ニュージェネ第四の殺人事件が渋谷で起こり、事件現場には拓巳がよく心の中で呟く言葉、「その目誰の目?」というダイイングメッセージが残されていた。一連の事件は自分と関連性があるのかとますます恐怖を抱く拓巳だったが、ファンタズムのボーカル・FES(岸本あやせ)に言われた言葉―剣を見つければ救われる―を思い出し、拓巳はディソードと呼ばれる剣をなんとか手に入れるも、誤って折ってしまう。絶望の淵にたたされる拓巳だが、突如周りの人影がなくなり、車椅子の老人が現れた…。

5先導guidance
『将軍』と出会い混乱している拓巳を救ったのは梨深だったが、拓巳はそれ以来梨深との接し方に戸惑い話しかけられずにいた。そんな中、優愛が再び拓巳の前に現れる。優愛は拓巳が多重人格で、拓巳の別人格がニュージェネ事件を起こしている、と拓巳に指摘。そんな話はでたらめだ…優愛を敵だと思った拓巳は必死で逃げるが、警察も追ってきて絶体絶命に。窮地を救ってくれたのはファンタズムのボーカル・FESのあやせだった。拓巳はあやせに、以前会った時に教えてくれたディソードのことを聞くと…

6抱擁embracement
ニュージェネ第1の事件『集団ダイブ』の映像がネットに流出した。映像を見た拓巳は、その映像が将軍によって撮影されたものだと確信する。将軍への恐怖をより強く感じた拓巳は必死にディソードを手に入れる方法を探す内に、自分には「妄想を現実に投影する」力があるのではないかと思い始める。そんな時、グリムからニュージェネ第5の事件「ノータリン」が起こった事を突然知らされた拓巳は、被害者の名前を知って愕然とする…

7自覚realization
大地震で感じた将軍への恐怖から梨深に助けを求める為に学校へと向かった拓巳の視界に、屋上から飛び降り自殺を図るあやせの姿が映る。「花壇があったなら…」と願う拓巳が目を開けると、そこにはなかったはずの花壇が現れ、おかげであやせは一命を取り留める。その後、クラスの話題は拓巳とあやせとの噂で持ち切り。その場を逃げ出した拓巳だが、街でぶつかった3人組の男達に殴られ、気を失ってしまう。意識を取り戻した拓巳の前には、なぜか転校生が立っていた…

8連動linkage
セナと梢は、拓巳がディソードが見える“ギガロマニアックス”である事、ディソードは妄想の剣で、危機的状況に陥ると現れやすいことを拓巳に教えてくれた。さらに2人はギガロマニアックスの力を悪用する組織“希テクノロジー”が自分達を狙っていることも明らかにする。将軍と希テクノロジーとの関係性を知りたい拓巳は2人と襲撃に同行する事になる。希テクノロジーへの侵入に成功した3人を待ち伏せていたのは社長の野呂瀬だった…

9拒絶rejection
倒したはずの野呂瀬は偽者だったが、ひとまず拓巳の生活は平穏を取り戻したかのようにみえた。拓巳は梨深・三住と共に入院しているあやせのお見舞いに行く。そこで拓巳は、あやせが過去に拷問を受けていたことを知る。病院からベースに帰るとセナが突然拓巳を襲ってきた。セナは、希テクノロジーが拓巳が小学生時代に作文に書いた公式を元に、ギガロマニアックスの力を人工的に作る装置「ノアⅡ」を開発したと告げ、その実験で母親と妹を失った憎しみを拓巳にぶつけてきたのだった。拓巳の危機を救ったのは、またしても

10洗礼purification
七海の事が心配になった拓巳は梨深と実家に帰ろうとするが、あるはずの家はそこにはなかった。茫然とする拓巳に向かって梨深は拓巳が妄想の存在であると告げ、七海を救う為に拓巳の前から立ち去ってしまう。ベースに戻った拓巳は梨深の言葉にショックを受け、自らの存在に絶望する。一方、ニュージェネ事件の真相に迫る判と百瀬の元に諏訪から電話が入り、自分が拉致されたとを伝えられる。判は諏訪を助ける為、AH総合病院に向かうが、ニュージェネの真相を追う優愛もまたその後を追うのだった…

11自立independence
自らが妄想の存在である事を知った拓巳は自暴自棄になり、暴動の起こる渋谷の街を彷徨っていた。そこで拓巳は将軍と再会し、梨深が拓巳と七海を助ける為、野呂瀬の元に向かい、捕らわれた事を知る。将軍との会話で梨深と過ごした日々を思い返し、その大切さに気付いた拓巳は自分の力で梨深を助けに行く事を決意する。その時、渋谷の街に剣のような光を見た拓巳は、その光からディソードを手に入れ、ついにギガロマニアックスとして覚醒する。

12使命mission
諏訪との戦いを終えた拓巳は己の野望を暴走させ始めた野呂瀬の元へと向かう。そんな拓巳を待ち受けていたのは、なんと拓巳が愛するアニメヒロイン星来のリアルブートした姿だった。一方、地上ではノアⅡの力により出現した奇怪昆虫が渋谷の街を襲っていた。あやせ、優愛、七海たちはディソードで懸命に対抗し、セナ、梢との合流を果たす。ようやく野呂瀬の元に辿り着いた拓巳は、梨深を救う為、野呂瀬に戦いを挑むが、その圧倒的な精神攻撃の前になすすべなく、妄想の世界に飲み込まれていってしまう…

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

【Q】皆が「もしもボックス」をもった世界の勝者とは? →【A】より重症な厨二病患者ですw

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
「CHAOS;CHILD」の6年前の物語です。

東京の渋谷で、猟奇的な殺人事件(ニュージェネ)が起こる。ガチの引きこもりでオタクの主人公、「西條拓巳」は、巻き込まれる形で事件に関わっていく。そんな拓巳の回りには謎の美少女達集まりはじめ……という内容です。

ミステリーものとしては、中の中。バトルものとしては、下の下。といった印象です。

序盤はなかなか楽しめました。深そうな「雰囲気」も感じました。

グロい描写もありますが、今のアニメほど作画が良いわけではないので、耐えられました。

【視聴終了(大盛レビュー)】
{netabare}
こういう(謎解きがある)アニメにおいて、OPがネタバレ(剣で戦うとか)になってるのは良くないな~と思います。最初はミステリーでスタートしましたが、途中からバトルものに展開。ただ、OPで分かってたので、あまりビックリはしなかった。こういうのは控えて欲しいな~と。

たまたまですが、A-TXで「オカルティックナイン」と同時進行で視聴していたので、カブる部分が多かったです(親戚みたいなものですから当然ですが)。

ただ、かなり荒さはありましたね。例えば、集団ダイブの映像投稿を漫喫のパソコンから行ったって、すぐに犯人特定できるじゃん、記録とか絶対残ってるし。普通のファンタジーなら多少の矛盾なんか気にしませんが、こういうミステリー風の作品でのそれは、致命傷になり得ると思うから。

これはちょっと哀しき余談だが、ノアⅡを起動させるためのサードメルトの規模がマグニチュード7.9で登場人物達は驚いてた。けど、東日本大震災はマグニチュード9.0……本当に「妄想を超える」天災だったのだなぁと、岩手県出身者としては、変に実感した。

閑話休題。

ヘタレ系主人公は数々いますが、拓巳は過去作でもトップクラスのヘタレですね(苦笑) 途中からイライラすることもw

バトルものとして観たとき、ギガロマニアックスのもつ「妄想(想像)を具現化する能力」は、どの作品でもラスボスとか、ラスボスにすら勝てちゃう最強キャラとして描かれることが多い能力(「BLEACH」の「グレミィ」とか、「うえきの法則」の「ロベルト」とか)。それが複数、というか敵味方全員がその能力をもっているというのは新しいな(笑) チート同士の対決やん(笑)

倒す手段としてよくあるのは、「相手が認識する暇もないほどのスピードで倒す」「闇討ち」「精神攻撃によって混乱させる」「相手の想像を誘導し、自滅に追い込む」などですが、そんなん関係なく力業で倒してたね(笑)

ストーリー的には、なんか尻すぼみ感があった。序盤の伏線バラマキ時は、「いったい誰が嘘をついているのか?」と楽しめたが、それぞれの正体が明かされてからは、とたんにダメになった。やはり、ミステリー→バトルと変わったけど、作画がショボいのと、折角の「全員がチートキャラ」という変わった設定なのにそれを生かしきれず、ただ素人同士が剣で斬り合うからつまらなくなったのかなと。

最終戦だけは妄想の勝負になっていましたが、どっちの妄想がなぜ強いか、が、よく分からない。

「その目、誰の目?」という台詞は、なにか人間の根底を揺るがすような、非常に哲学的な雰囲気を醸し出す、凄い言葉「風」だった。

だったのだが、結局は雰囲気を醸し出すだけで終わったように思う。人間として生きていく上での根本的な問題提起でもしてくれるのかと思ったけど、結局は将軍の幼少時代に感じたなんらかの視線のことで、それはつまりアニメの世界の中での出来事で完結しちゃってるわけで、じゃああそこまで思わせ振りな使い方しないでよと言いたい。肩透かし感が半端なかった。

その将軍も、ようは本当の拓巳だったことが中盤で明らかになるわけだけども、であれば声優さんはやはり若い声にしない方が良かったと思う。「拓巳って誰なんだ?」「将軍って何者だ?」というこの作品一番の疑問が、将軍の声を聞いただけですぐに予想ついちゃうのはつまらない。「将軍は10歳で成長が止まった」という設定があるからなんだけど、その設定はなくても支障なく感じるし、普通に「将軍=年をとった拓巳」で良かったのかな、と。てか、ギガロマニアックスだったら自分の状態を改善しろよとか、野呂瀬玄一やノアⅡがない世界を妄想すれば? とか、色々思った。

ギガロマニアックスであってもできないことの条件とかがよく分からないのが致命傷だったと思う。

もっとも、私も途中から流し見になっちゃったから見落とした部分もあるだろうし、何度も再視聴し、他の科学アドベンチャーシリーズと比較し考察しながら観らればまた違うのかもしれないが、単純にそこまでしたいと思えるアニメではなかったかな。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
謎解き要素があるアニメでたまにあるが、OPでのネタバレは良くない。ミステリー要素も、穴が多すぎる。

バトルものとしたら、もう酷い。「想像の具現化」は、最強クラスの能力なのに、それを敵も見方も皆もっているのに、結局は剣で斬り合うだけ。なんか、核ミサイルのスイッチのかどっこで殴りあっているようなバトルだった。

まあ、序盤の「おもわせぶり」な雰囲気は良かったが、結局、「おもわせぶり」のまま終わった。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 22
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

テキトーにみてればわからないのに集中してもわからない

https://www.saiusaruzzz.com/entry/2019/02/06/180000
https://bibi-star.jp/posts/10306
視聴理由 とくになし

序盤 引き込まれる

中盤 お?

終盤 は?

この話は自分が信じられなくなる話
ジャンルはオカルト・ラブコメ・ハーレム・妄想
まぁ序盤はよかったよ。中盤から方向性が定まってきてまさかのラブコメ(ハーレム)になってきます。こじんてきには 序盤の勢いが続いて欲しかったのですが...
テーマは素晴らしいと思いました。「他者」という概念について深く追求していたような気がしました。その「他者」というのも自分以外の人という意味ではなく、「自分の取って都合の良い妄想」すなわち自分の存在を確認するものという意味であり、他者の存在によって自分の存在を認め合う。そんな不安定を具現化したかのような作品です。面白そうですよね。中盤からですよ、問題は。中盤からハーレム展開になって怪しくなってきましたが、序盤のカオスさにひかれ、ハーレムではなくなるのかなと思った矢先これ(くだらないラブコメ)ですよ。結局は「愛の力だあああ!」みたいなこと言ってよくわかない技を繰り出すし。はぁ...それでも視聴を続けられたのは序盤の引き込み具合のおかげでしょう。
あとこの作品割と難しいです。テキトーにみてるとわからなくなります。そしてそのテキトーに流しつつあった私も完全に理解したとはいえないかもしれません。
内容をまとめさせていただきます。https://anime-diary.net/chaos-head
このサイトをご覧ください(他力本願)
矛盾点がいくつか {netabare} 将軍(オリジナル)が妄想の具現化により、拓巳を偶然生まれてしまったので、今まで放置してたが、その存在に気づいた組織が狙ったため、将軍は拓巳を覚醒させないように咲畑梨深を近くに置かせ、ずっと監視してた。でも将軍は咲畑梨深に「キミの青空を映して欲しい」といった。偶然産物にも関わらずあらかじめ目的が定まってた?ん?
??に関しても結局何がしたかったのか。「まさか!自分が『消えてる』という妄想を自分に取り込んだというのか!」説明ありがと。でもその理論じゃとっくに実体はなくなっているよ。実体を認識する誰かをそばにおき、その誰かが妄想により実体をとどめている間に自分を「実体があるも物理が聞かない」いわば「質量をもった虚像」のような妄想をしなければならない、ということだよ。まぁ装置と一緒にどっか行ったからいいんだけど。
装置に関してもなんじゃそりゃ。どういう理論ですか。自己防衛プログラムによって何がおこってるの?目の前に映っているものは装置から発信された虚像だとするならば、本体がどこかにあるはず。そうなった際、テキトーに振り回してれば絶対当たる、ということになってしまう。????
そして主人公。全肯定なのか全否定なのかはっきりしてw「あんたは正しいかもしれない」え?いきなり自分をあげないで。そこは自分との対比をしてるシーンだから自分を持ち上げちゃナルシストでしょ。そのくせに普段はネガティブコミュ障?何を寝ぼけている?{/netabare}
といった感じです
途中からこの作品の悪口になっちゃいましたねw

先ほども言ったようにハーレムラブコメに発展します。まったくもっていらない要素にも関わらずこの分野に進んだのはどうせ作者の、それこそ「妄想」です。そんな妄想に付き合うのも視聴者の義務かもしれませんが、それでも文句を言わせてください。「なんだこれ」
シリアスな題材、それもかなりいい奴。それをラストの展開にいかさず、なんなら「打ち切りか?」というくらい雑な扱い。なんと残念なのでしょう。
まぁそれでも見たいという方はぜひ序盤だけ見てください。

監督は石山タカ明さん。「おとぎ銃士 赤ずきん」などの監督を務め、今作で5回目の監督
シリーズ構成は井上敏樹さん。DEATH NOTEなどのシリーズ構成を担当した方ですね
キャラデザは島村秀一さん。「のだめカンタービレ」のキャラデザをした方ですね
制作はマッドハウスさん。カードキャプターさくらやDEATH NOTEを制作なさったところです

作画は少し微妙でした。作画というよりキャラデザがすきじゃありません。有名な方なのですが。原作が悪いのでしょうかね
opは志倉千代丸さん作編曲、磯江俊道さん編曲、いとうかなこさん歌唱の「F.D.D.」
edは「魔人探偵脳噛ネウロ」edを歌った加賀美セイラさん作詞歌唱、駒場雅信さん作曲、池澤孝之さん編曲の「Super Special」
声優さんはあっていました。主人公のヘタレ感やコミュ障感が素晴らしく伝わっていました。吉野裕行さんすごい

総評 見なくてよいです。本当に後半がもったいない

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9

68.7 5 陰謀で幼馴染なアニメランキング5位
けんぷファー(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (918)
5482人が棚に入れました
ごく普通の男子高生・瀬能ナツルはある朝、突然目が覚めると女になっていた。
覚えのない性転換に愕然とするナツルだが、追い討ちを掛けるように臓物アニマルのハラキリトラから「ケンプファーとして戦え」と告げられる。一切事情が分からないまま、戦いに巻き込まれていくナツルの運命やいかに!?
幼馴染・生徒会長・メガネっ娘の相棒など、美少女満載のバトル入り学園ラブコメディー。

声優・キャラクター
井上麻里奈、堀江由衣、名塚佳織、阿澄佳奈、中島愛、野村道子、田村ゆかり、水樹奈々、能登麻美子、内海賢二
ネタバレ

いっき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

性転換、声優アニメネタ、ラブコメ、バトルなど多彩な要素を持つアニメ

主人公は瀬能ナツル。

佐倉楓からもらった臓物アニマルシリーズの腹切りトラのぬいぐるみを貰ったことから''けんぷファーに変身''出来るようになる。しかしけんぷファーは女性にしか認められないので男のナツルは変身している間は女性に強制的になる。けんぷファーになる資格は''モデレーター''に認められた女性。

モデレーターの説明は11話にある。

けんぷファーに変身すると特殊能力や武器が使え身体能力も格段にアップする。

学校は男女共学だが男女を隔てる環境が兎に角厳しい学校。男女は別校舎になってて図書館などの教養スペース以外はセキュリティー、鉄壁などが隔てている。

兎に角いろいろ詰め込んだアニメ。

性転換、臓物アニマルたちは野村道子、水樹奈々、能登麻美子、田村ゆかり、今は亡き内海賢二さん、など豪華声優陣、そしてナツルを巻き込むラブコメとけんぷファーバトル。

しかし、バトルはあまり無くひたすらナツルとのお決まりの主人公が鈍感の進展の無い過程を楽しむラブコメ、それもTV版にしてはエロい部類のラブコメ。もちろん無修正のblu-ray版はもっとエロいです。

ひたすらラブコメやデート回が多く、やっとけんぷファー絡みで動いたのは7話。しかしまたデート回。

やっと話が進展したのが9話。

そして全12話ということでもちろん、完結はしません。しかも本編は11話で終わりで俺たちの戦いはこれからだと言わんばかりの終わり方、そして最終回は本編とは関係のないOVA要素が強い第12話です。

けんぷファーバトルの説明はすこしあるのですが、臓物アニマルの正体や黒幕の人はどうしてそうなったのとか、バトルによる勝ち負けは一切ない進展しないけんぷファーバトル。シュベアト、ゲベアー、ツァウバーなどドイツ語がなにかの複線なのかとも思いましたが一切説明なし。

風呂敷を畳きれなかったアニメの代表という位置づけです。

銃や剣や特殊能力のバトルはあるが血は一切でない勝ち負けのないものですのでバトル要素は薄いです。アニメの題名にもなっているけんぷファーバトルは二の次のラブコメネタアニメでした。

あまり物語に集中しないでラブコメやネタを気軽に見れるアニメでしたので、これはこれで面白かったアニメでした。作画も安定して綺麗で、絵で見ても視聴し甲斐のあるアニメです。

自分的に気軽に見れるアニメの仲間入りです。しかしすこし過激なシーンもありますので一人で見るに限ります。

{netabare}
しかし、このアニメは絵はすごい気合が入っていますね。臓物アニマルの擬人化、しかもアイキャッチのみの使用でのいろんなキャラ(ミクとか)などキャラデザの無駄遣いがすごいと思いました。

11話でけんぷファーや重要な説明があり佐倉楓がモデレーター(洗脳?それとも宇宙から来たモデレーター本人?)で白のけんぷファーが動き出したところで終わるのでが、物語要素は好きなので、ラブコメだけではなく物語の進展も見てみたいアニメです。

しかし本当このアニメはラブコメ要素が濃いアニメだと思います。題名のけんぷファー要素の説明が11話のそれもたった30秒くらいのざっくり説明ですからw


11話の楓のセリフで

楓「あなたは最後には女であることを選ぶわ」←女に変身するのは過程で最終的には女性で性別を固めるってこと?全男性消滅作戦?原作を見ていないので意味深な終わり方でモヤモヤしました。

臓物アニマルのアイキャッチ擬人化で一番かわいかったのが火炙りライオンです。しかし声が内海さんなので破壊力(可愛さ、衝撃さ)が半端ないですw

そして多彩な女性キャラが魅力でした。幼馴染で主人が好き、性格変換、ドS会長などなど。。。M属性の私には堪らないキャラ達でした。

特に雫会長には一回詰ってもらi。。。

2期。。。はもうないのでしょうが続編期待です。そういうことなら何年まっても続きが見たいアニメですね。でも内海さんが亡くなっているのでそこは続編絡みで悲しいことです。




{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

けんぷにゃー!

仁義なき戦い!!


自己言及してかないと忘れ去られる赤と青の代理戦争設定
物語性なんてほとんど皆無なんじゃないですかね
11話の喜びの歌が流れた辺りは、いったい何事かと思いましたよ
12話とか全編そんなんですよね、疑問が次から次に湧いてきますが一切解決に至らない
なんですが、謎の中毒性があるんですねこのアニメ
臓物アニマルで言うところのハツが勝手に惹かれてしまう、何故なんでしょう

にゃんこいと同日同時間帯にやってましたね、仁義なき戦い!
9話がどちらも水着回だったりと恐ろしいほどシンクロしてますね
原画に東横桃子が入っとるー
吉原達矢氏です、大きく構えた芝居と舐め回すカメラワーク、見てて気持ちがいいですね
にゃんこいにも原画で入ってましたので、仁義なきtってことでもないか同一人物だし
制作はNOMAD、全体的にはちょっと怪しいかも、7話の鏡像が反転してない作画とか

原作の希望通りな神掛かりキャスチング
堀江由衣、田村ゆかり、水城奈々、能登麻美子
そしてしずかちゃんや2代目ワカメでお馴染、野村道子御方
しかもほっちゃん以外全てぬいぐるみ役だと、なんという声優の無駄遣い
これだけ揃えたとあって声優ネタも豊富です
6話「なぜかお風呂好きの女の子になっていてメガネをかけた少年とロボット(ry」7話「いっぺん死んでみる?」12話「少し頭冷やそうか・・・」他
10話は宝庫でしたね、ゆかりんのラジオネタとか奈々様の阪神ネタとか能登さんのCMネタとか
主人公・瀬能ナツルですが、割と性転換ものって声変えますよね
井上麻里奈さんは芸域も広く男の子役でも結構馳せてるから問題は無いかと思われ
まぁ難しいところですが、元が男なので割り切って見れますね
11話では野村道子さんの旦那様にして大手賢プロの代表取締、にしてラオウの内海賢二さんも出演なさってます
予告では夫婦掛け合いが見えます
えーそれから、名塚さん、祝・ご結婚!

 三    (^o^)   これはきっと
  三   <( )>    両想い~♪
 三    //

  (^o^)   三    見方によれば
 <( )>  三    両想い~♪
   \\  三

OP「あんりある♡パラダイス/栗林みな実」
ED「ワンウェイ両想い/瀬能ナツル・沙倉楓」
どちらも可愛らしい良い曲たちです
EDアニメーションは有名な腰振りEDです、靭帯痛めるんじゃないかってくらいの振り具合ですが癖になります
曲も、ワンウェイ妄想してく~♪の高くなる部分とかかなりツボ入ってます

やはりこのレベルになると、声優がキャラを持ってっちゃうのが如実に顕在してますね
最終回見て特に思いましたが、いやしずかちゃん声のナツルは外して、基本違和感がないんですよね
声優アニメということをここでも認識、まぁ好物なんですが
とりあえず二重人格の美嶋紅音ちゃんブヒイイイイイイイ
白のけんぷファーの4人とか、キャラ付け適当すぎるw
新聞部のKYぷりはいただけませんでしたね、あぁいうノリは
楓とは一体なんだったのか、モデレーターとの関係は明かされず仕舞いですか
てか瀬能ナツル(男)はあれだけ詰め寄られてチンピクのひとつもしないとは


まぶらほの築地俊彦氏のラノベ原作
2期というか特別編が決定しましたね、地上波でも放送されます
キャラは可愛いですしネタアニメ好きの人は見て損なしです
”ある朝目覚めると巨乳の美女になっていた”
なんてことになるかも分かりませんからね、なった時のために是非・・・?

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ケンプファーといってもモビルスーツじゃないんですよ~

原作は既読で視聴しました

主人公の瀬能ナツル(せのうなつる)くん(♂)がある日突然ケンプファー(ドイツ語で戦士)のなつるちゃん(♀)に変身してしまうというお話です

かわいい女の子がたくさん登場して
ケンプファーに変身するのですが
実はケンプファーになれるのは女の子だけ

なのに
男の子のなつるくんもなぜかケンプファーに変身して
しかもかわいい女の子になってしまいます

他の女の子のほうはというと
変身すると性格が攻撃的になり
凶暴になるわ
ハイテンションになるわ
Hぃくなるわ
冷酷非情(この子は元から)になるわで

お話の内容が
ラブコメ
ハーレム
美少女
バトル
百合
虐待(個人的主観です)
SM(個人的願望です)
MS(ネタです)


てんこ盛りの
お祭り状態になるのは必至です

原作を先に読んでから視聴したのですが
これだけの要素を盛り込んで
原作12巻分を
1クールのアニメ作品にするなんて

観ている間
お話が収まりきるのか心配でしたが
実際収まりきってませんでした

なにより
この作品の最大の鍵となる
ケンプファーの謎に迫るお話については
ほとんど触れられていなかったのが
非常に残念でなりません


一方で
印象的だったのは
「臓物アニマル」というぬいぐるみの声優さん

原作者さんのお遊びなのか分かりませんが
原作では声の主を声優さんの個人名や出演作品名を挙げて紹介しているのですが
本作品では本当にその通りの声優さんがあてられてました

なかでも
なつるくんの家にいる「ハラキリトラ」の「野村道子」さんと
「ヒアブリライオン」の「内海賢二」さんの共演がよかったですね
(※内海さんについては2013年6月13日に永眠されました)

野村さんは「ドラえもん」の初代(テレ朝版)「しずか」ちゃんの声の人
内海さんはいろいろありますが
個人的に印象に残っているのは「ドラゴンボール」の「神龍」かな?
一番最近のものでは「銀の匙(Silver Spoon)」にも出演されてますね

そして
実はこのお二人
ご夫婦だったというのは驚きでした
正直この作品を観るまで知りませんでした
11話の次回予告ではご夫婦で共演までされてます


こんな大御所声優さんをご指名で起用して
他にも
豪華な声優さんがたくさん登場してて
太っ腹~(ギャラって高いのかな?)

っていうか
こっちに費用掛けすぎてしまって
主軸のほうにお金が回らなくなったから
こんな中途半端な結末になったんじゃないの?
って思うくらいです

最終回は
メインのお話とはほとんど関係のない
臓物アニマルくんたちを主役にした
おまけのエピソード回になってしまって
とても不満の残る内容でした


原作はとてもいいお話だっただけに
ちょっともったいない内容でしたね

投稿 : 2024/07/06
♥ : 21

64.3 6 陰謀で幼馴染なアニメランキング6位
マケン姫っ!(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (698)
4606人が棚に入れました
共学へ移行したばかりの元・女学園「天日学園」へ入学した、主人公・大山タケルは、そこで「マケン」という特殊な能力を持った武器の数々を目にする。この学園では、生徒1人1人にそれぞれに適した「マケン」のレプリカが与えられ、それによって「エレメント」の扱い方を学ぶことができるのであった。タケルも例外ではなく、自らの特性に合った「マケン」を与えられるはずであったが、適する「マケン」が見つからず、しばらくの間「マケン」無しで過ごさざるを得なくなってしまう。生徒らが己の「マケン」の特性を活かして部活動をしていたため、入る部活も決められずにいたタケルは、幼馴染の勧めで学園内の事件や事故などの解決役である「魔導検警機構」(通称「マケンキ」)へ所属することとした。その中で、タケルは数々のトラブルに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
前野智昭、下屋則子、野水伊織、矢作紗友里、富樫美鈴、美名、原田ひとみ、鶴岡聡、田中理恵、佐藤利奈、伊瀬茉莉也、明坂聡美、日高里菜、保村真

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

イモっぽいエロ。ヘタレ刈り上げ眼鏡のハーレム

わかりやすいパンツアニメ。
原作は漫画です。作者の方はエロゲの絵師やエロマンガ出身ですが、この漫画は一般向け作品。
もちろん、お色気は満載ですが^^
一応、学園ラブコメ&特殊能力バトルというジャンルになるのかな?
まぁ結局、エロコメである事に違いはありません。

ラブコメとしては色々お決まりのハーレム展開。
女子校から男女共学になったという聞き飽きたような設定で、女子に囲まれた学園生活を送る主人公に、幼なじみやらワケアリの女子やらが絡んでウハウハに。という定番な内容です。
ハーレムではありますが、主人公にちゃんと惚れているキャラは案外少なく、ラブコメの要素としてはラッキースケベが中心。
恋愛的なところでの見所は・・・・あんまり記憶にないです^^
いや、惚れた腫れたのエピソードは確かにあったんですが、ロクな進展も変化も何もないので忘れても問題ないぐらい何もなかったw

そもそもこの主人公、見た目もパッとしないうえに、態度も優柔不断。
別にイケメンであったり能力がハイスペックである必要はありませんが、主人公として致命的にダサいです。
とりえらしいとりえが見当たらない、好感度がえらく低い主人公です(ものすごく個人的な見解ですが)
せめてお人好しであるとか、女性に凄く優しいとか、熱血バカであるとかの付加価値でもあればいいのですが、邪な目的で入学したうえにバトルも弱く、それでいてあまり努力したり誰かの為に頑張ったりする描写が不足。
過去のくされ縁での好意をただ享受してるだけのつまんない男です。
ヘタレ刈り上げ眼鏡とは、作中でヒロインの一人が主人公を評するのに使用したフレーズ。
まさにそのとりです(´д`)


エロに関しても、主人公と同様でダサい。
パンツ描写は多いし、途中アホみたいに作画を頑張っている回などありましたが、どうにもクドい。
見せ方に品がないというか、ただ下着がみえりゃいいんだろ的なやっつけな描写が多いです。
ローアングルからの構図なのはエロ系のお約束ですが、それによって見えたものに有り難味が感じられないというか、むしろ見せるなよ?みたいな。
すっごい言葉で表現するのが難しいですが、ご覧になっていただいた方なら理解できるかと思います。
なんていうか、エロが安っぽいんです。
独善的に言わせてもらえば、制作陣のエロに対する熱意がないというか・・ほんとはエロなんかやりたくなくって嫌々作ってるんじゃない?と思いたくなります。


登場キャラは多彩ですが、人物が多すぎてこれまた魅力不足。
コメディのサブキャラっぽい立ち位置の女子がいっぱいいて、誰がどんな性格やら正直掌握しきれません。
それなら、サブキャラらしくチョイ役で終わってればいいのに、事ある度にマケンキの連中は画面に出しゃばってくるので、肝心のメインヒロイン達の出番まで食ってしまってます。
ハーレムにしたいというより、他人数ドタバタコメディにしたい意図でしょうが、おかげでストーリーやバトルが驚く程薄味でつまらない。
お色気の多様化の効果も、前述のとおりエロの出来がよくないのでキャラが多いのはマイナス要因にしか働いていません。


総じて、色々頑張れば良くなっただろうに・・・と思える残念な作品でした。
主人公がヘタレなのは仕方ないので、面白くもないバトルに注力せずに、バカエロコメディとして昇華していって欲しいと個人的には思います。

2014年冬アニメとして、2期が決定している本作。スタッフ一新で、事実上の出直しスタートだと認識しています。
この1期は、2期を見るためのプロローグ。
そう思ってご視聴なさるのがよろしいかと(^_^)b



【エロ成分】
パンツ  :☆☆☆☆
おっぱい :☆☆☆
裸    :☆☆☆
性行為  :☆
マニアック:☆☆
エロス総評:☆☆

投稿 : 2024/07/06
♥ : 21

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

アヘ

出ましたポル産アニメ、もういい加減飽きましたこういうの
とか言いつつ、下はこんなことになってまつw


普通にエロいですね、安心のおっぱい・パンツ枠です
見てると抜きたくなってくるアニメで、これを見て股間を盛り立ててエロサイトに巡回が鉄板ですよね
それと、まぁ言い飽きた文句ですが、主人公が無意味にモテるのは本当に煩わしい
普段からイメケンキャラがモテるのがウザいと語ってきてる私にとって、今作の主人公は、頭にハンバーグなんか乗せている、決してイメケンとは言い難いキャラというのが救いですが、ブサメンがモテるのもこれはこれで苛立ちますね
おっぱい・パンツに目が行きがちですが(というかそれにしか目が行かないから困るんですが)、今作は実の所超能力バトルアニメだったんですね
魅力的な能力もちらほら出て来て、それで言えば案外まともなアニメだったかも知れません

日本が誇るアヘ顔絵師、武田弘光先生のメジャー誌連載作品
いくら成人指定なしと言っても、やはり先生の描くキャラの滲み出るエロスを抑えることは出来ずか、原作既読組の漫画に対する評価は高いですね
放送局の自主規制で中途半端なエロさしか描けないアニメより、コミックのが薦められているのも納得できます
さて肝心の作画は、後半にかけてキャラが崩れるカットあり、まぁこの類の低空飛行なアニメはスタッフのモチベもそんなに上がらないでしょうし致し方ないか
光規制も、毎度の事で突っ込む気すら失せます
そういえば、昔秋葉で”マケン姫っ!ガールズ”なる養成所に通う声優の卵らしき人達がセーラー服にブルマ姿でうちわを配る事案が発生していましたね
何がしたいのかさっぱり分からないです、もう少しまともな宣伝方法はなかったのでしょうかね
ある意味話題にはなりますが、流石に引きますよねこれは

結局どこの養成所だったんでしょうか、今作の声優陣を見ても、プロダクションエース系列ということは明らかでしょうが、真相は如何に
声優に関しては、VENUS部隊とかカミガリとか、その辺のゲスト声優は無意味に豪華でしたね
よく分からない人選で、トータルで見て豪華なのか地味なのか今一つかめないです

OPはアズキ先輩役の富樫美鈴さんが歌ってますね、自分の周りでは意外に高評価でした、リズムが聞き取りやすくて楽しい曲だと思います
アニメーションでは、キャラ作画が本編より明らかに上手くなっているというか、ベテラン勢が多く原画入りしてて、かなり見所のあるOPとなっています
冒険は始まる~♪の所のタケルが非常にキモイのはご愛嬌w
EDは声優さん二人が代わる代わる歌っていく感じですね、こちらも聞き易い曲です
アニメーションのデフォルメ化されたキャラが可愛いのもまた良い

二条先生やイナホちゃんが良いですねぇ、アズキ先輩もまた、百合っ娘や書記の娘もいいかも
なんというか、エロアニメで見たことあるようなキャラが多いんですよね
それで、気持ちムラムラしてくるんでしょうかね(棒)
”2011年アニメ最高の主人公に選ばれた 「マケン姫っ!」の主人公 10の魅力”というネタ画像が非常に面白かったです
弱いし、エロいし、鈍感だし、かっこわるいし、成績悪いし、皆の足を引っ張りまくる主人公でしたね、こんな低スペックの主人公はなかなか居ません
始まる前から悪い意味で圧倒的オーラを感じるなどと言われてきて、実際始まってみても変わらず、否、さらに悪くなる始末
どうしてこんな奴を主人公にしてしまったのか、疑念は尽きません


いやぁなんかすごい適当な感じになってしまいましたけど
流し見程度で十分のアニメだった印象です
”春恋先輩!?どうして空から!?”を初めシュールな場面はいくらでもあり、笑いの瞬発力はあると思いますので
大人数でアニメを見て笑いたい時なんかに是非どうでしょう

投稿 : 2024/07/06
♥ : 17

びゃくや(白夜) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

酷すぎる

女の子の下着を見るために作られたアニメ。何というか、キャラクターの設定が、オタク狙いのテンプレ化された如何にも可愛いキャラクター設定だった。舞台設定も幼稚な上に、主人公がハーレム状態になるよう設定されている。そういうあからさまなキャラクター、どこにでもいそうなキャラクターがたくさん出てきた。とても味が無くてつまらない。ストーリーも女の子といちゃらぶしたり、女の子が活躍したりという、あからさまな萌えアニメだった。
俺は、「アニメは必ず3話まで観るべきだ」ということを推奨してきているのだが、これについては観ない方が良い。絶対に、だ。

萌えアニメにも色々ある。
割と大衆受けしそうなお菓子型の「可愛い」とみんなが呼べるタイプ。(けいおん、など)
卑猥なシーンを売りに出したもの、ただしストーリーはある(kiss×sisなど)
ストーリーも稚拙ながら、卑猥なシーンも稚拙なもの、もはや子供の妄想である(マケン姫っ!)

卑猥なシーンにどうこう言うのは、胸がむず痒くなるが、この作品の卑猥なシーンは、男の子が「あったらいいなぁ」と思う時とか、「現実を無視した」妄想した時にそっくりだ。
絶対に、気をつけていれば転ばないところで転んだり、はたまた、主人公が悪意を持ってセクハラ行為をしているとしか考えられないシーンがあったりする。しかも、連続で。もう突っ込みどころ満載という話ではない。現実からかけ離れている上に、偶発的な出来事がたくさん起こって、リアリティを無くしており、だからといって、キャラクター描写が出来ているわけではない、とんでもなくつまらないストーリーなのだ。
なぜか、パンチラシーンだけ凄く手が込んでいる。この作品のスタッフさんが怖くなってくる。もはやパンチラアニメだと割り切っているのだ。ちなみに、あからさまなパンチラは、一般人からしてみれば、狙っていることが分かり、一気に引く要因になる。女の子が何の恥じらいもなく、パンツを見せていれば、普通は引くだろう。特別なキャラ付けや絵柄による補正がかかわっていれば、話は別だが。というわけで、そういうシーンを描くとしても、自然な描き方があるわけだが、スタッフさんは欲望に忠実なようだ。間違いなく、誰が見ても引くレベルの描写だろう。
とにかくバトルするのだが、展開の仕方が単調で、子供アニメでも観ているのかと思えるレベルである。『日曜の9時にこういうアニメやってそう』、それくらいのシナリオの薄っぺらさだ。
キャラクターが生きていれば、キャラクターはもっと自然な動きが出来るはずだ。この作品のキャラクターは、作者によって意図的に操作されたとしか思えないほどの有り得ない思考回路を持っているのだ。具体的なシーンは、卑猥な事をされて主人公を許すところとかだ。そこまでされておいて、寛容になりすぎなのだ。
明らかにキャラクター設定を見ても、そういう事を許せる設定ではない。そこを許せている時点で、もう草不可避。アフリカにあるような大草原が出来上がるだろう。草刈り機は、何台、必要になるのだろうか。読者の分も含めると、たくさん必要になるかな。


......



.....



よって、このアニメはおすすめしない!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10

67.2 7 陰謀で幼馴染なアニメランキング7位
世紀末オカルト学院(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (707)
3545人が棚に入れました
『世紀末オカルト学院』(せいきまつおかるとがくいん)は、A-1 Pictures制作の日本のTVアニメ。1999年長野県長野市松代の皆神山にある私立ヴァルトシュタイン学院(しかし、怪現象がしばしば起こるため、周りからは「オカルト学院」と呼ばれている)。そこの学長や生徒は日夜オカルト研究に明け暮れていた。しかし、学長死去後、オカルト嫌いの神代マヤが就任し、学院にやってきたその日に2012年からやって来た内田文明と出会う。そして2人は学院内の怪現象に遭遇しながら、内田が1999年にやって来た理由を知ることになる。

声優・キャラクター
日笠陽子、水島大宙、茅原実里、高垣彩陽、花澤香菜、子安武人、高橋広樹、小林ゆう、矢作紗友里、矢島正明
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公の能力の変化に注目すると伏線が見えると思います。

 面白かったですね。非常に。コミカルタッチで始まる前半からシリアスなタイムリープエンドへ。父娘、母子の間の葛藤などもうまく描かれていました。13話に収められた緻密なストーリーはかなりの出来ですし、作画も良かったです。造形の良さを裏切ったような残念ヒロイン系でしたが、それがまたいい味を出していました。
 声優さん、すごかったですね。千石撫子とエミリア(遊佐のほう)が会話しているみたいでした。

 本作についてはわかりづらいですが、私の理解が正しければちゃんと伏線があると思います。勘違いならすみません。

 {netabare}第1話でN05が襲われていたのは羽が生えた魔物でした。つまり、NO5が取り戻そうとした文明は黒魔女に破壊された未来でした。だから、子供のころに超能力を失っていない主人公の文明は超能力者の切り札として旅だったわけです。
 ただ、NO6は降り立つ座標を間違えました。「時空嵐」云々の話もありました。これに巻き込まれるとみぐるみ剥がされるというコメントをわざわざ入れています。裸で降りてきたということは、時空嵐に巻き込まれたということです。

 これで座標を間違えたため、この時間軸では世界を滅ぼしたのが黒魔女ではなく宇宙人に変わってしまったということなんでしょう。あえて初めて説明があるときは敵の正体を「奴等」とぼやかしています。
 その宇宙人から地球を救うために成人の文明は子供の文明から、最終回で超能力を奪い取った、という話だと思います。だから、成人の文明の過去も書き換えれ、まるで無能力者なのにこちらに来てしまったという流れになると思います。だから1回目の旅立ちの再現と2回目の記憶では内容が違うわけです。
(もちろん実施に時間を遡ったのは1回です。作中の2話になりますが、文明がマヤに事情を説明しますが、再現シーンではなく、まるで文明が嘘をマヤに説明したようにも見えます。これはミスリードだと思います。もともと文明が能力を持っていないのだとすると私の解釈は間違いとなりますが、こうでないと最終回宇宙人を退治することができないので説明がつかなくなると思います)

 あと、主人公が危機になってもNO5のようにゲートで戻るという発想がなくなっています。ここも敵が変わったから携帯の機能が変わっているということになるのでしょう。手帳の呪文で解決する前提だったのに手帳を携帯で写真をとってもキーとして認識されませんでしたし。この手帳は実際黒魔女を滅ぼしますので、本来なら携帯に写るはず。

 複雑なのでちょっと勘違いがあるかもしれませんが、この流れがあるから、黒魔女の存在と宇宙人という2重の敵になって、ご都合主義のように見えますが、解釈を間違えなければ筋が通ったストーリーになります。オカルトを強調しているのはSFであることを意識させないためだと思います。
 携帯の機能のところは相手が黒魔女だとすると不自然なので、そこだけまだ引っかかってます。

最終回は、おそらく結婚した2人のカレー皿の横にスプーンがあります。もとの時間の文明が箸を嫌がっていた理由は曲がってしまうからだとすると、やはり能力がもともとはあって、それが消えたという解釈なら辻褄があうと思います。

 その他にも伏線はちゃんとストーリーに入れ込んでいました。マヤの父親が生きているのも1話の段階でちゃんと未来のメンバーに入っていました。文明がはいった定食屋、黒魔女の初登場も時間経過の不自然さを敢えて見せています。この間に黒魔女があの巨乳の女の子になる用意をしていたのでしょう。黒魔女の正体すごかったですね。ディープキスがエロくて良かったです。{/netabare}

 それにしてもマヤの子供のころの服が高校になってもまったく同じとか、アベミノルの名前とか、ポルシェなどの意味が解らない部分がありますが、多分 これだけのレベルのアニメです。もうちょっと詳しくみるともっと工夫があるかもしれません。

 エンディングの1999年の頃の歌をキャラソンにするとか、メガネメガネのギャグとか、サイコやエクソシストのオマージュなどいろいろ面白いポイントがありました。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメとして楽しむオカルト

1999年と言えば、
それほど“過去”って気もしないんですけど
この作品の時代設定は1999年
ノストラダムスの大予言の
『地球滅亡説』で騒いでた年です。

作品名からもお分かり頂けると思いますが
『オカルト』をテーマにした作品です。

ただ、安易にオカルト好きな方にオススメするのは
ちょっと待ったです。

私の場合、オカルト好きでもあるし
アニメ好きでもあります。

結論から言うと、アニメ好きだったから
最後まで楽しめました。

別にオカルトに対して手厳しいつもりもありませんが
やはり、オカルトは

「えっ?これマジ!?」

ってなるのが醍醐味でありロマンだと思います。
信じる人と信じない人と別れて
双方、真逆の見解で1つの真実を求めます。

説得力を増す上で
欠かせないのが証拠VTR
『証拠』と言いながら
CGの技術の発展により
信憑性が薄いものになってしまっていますが
ガッカリするような
ヘタクソな合成は論外として
果たして、なんでもかんでも
CGとして片付けてしまって良いのか
と思えるくらいの映像もあります。

その証拠VTRを裏付ける
更なる証拠品であったり
不可解な行動であったり
説明の付かないことが沢山あります。

『オカルト』方面からの見解の方が
筋が通ってるなんてことも・・・

しかし残念ながら
私はオカルトサイドの結論で
最終的に誰もが認めざるを得ない
オカルト側の完全勝利というものを
見たことがありません。

『地球滅亡説』に至っては
オカルト側は当たっていたとしても
どや顔を見せ付ける人類が
その時は、いないと言うことです。
(あの世でするつもりかもしれませんが・・・)
滅亡否定派は当たってたら
どや顔出来ますし
間違っていても追求される前に滅亡なので
かなり有利です。
(それを解かった上で私は2012年人類滅亡派でした
もうね、仕事が嫌だったんですよ)

さて、話を戻しますと
『世紀末オカルト学院』という作品は
オカルト好きにとって
「これ、マジか!?」
ってなれるアニメかと言うと
もうアニメの時点で、なれるわけが無いです。

「こ・・・こんな学院が、存在するなんて・・・・」

とか言ってる方は
オブラートに包んだとしても
「どんだけ純粋やねん!!」
くらいは言われます。

これが『オカルト』のみを期待して
この作品を視聴した場合です。

これに『アニメ好き』要素を加えると
物語の構成であったり
キャラであったり
よ~く観てる方には解かるちょっとしたヒントだったりと
物語の本筋を楽しんで
オカルトはひとつのテーマとして
捉えることが出来ると思いますので
全然感想が違ってきます。

私も最後は熱さを感じる熱血アニメに観えました。

ですのでオカルト好きでアニメ好きな私は
“オカルト方面の知ってることが
アニメで出てきて嬉しい”
というような感覚でしたね。
特に『月刊ムー』が出てきた時は嬉しかったです。

OPの歌が『しょこたん』と言うのも
アニメとオカルトどっちも好きで歌もうまい
確かに彼女が一番良いかもしれません。


1999年皆さんは何をしていましたか?
恐怖の大王・・・待ってたんですけどね~。

なんか子供のころから授業中に

「誰か授業に乱入してきてマシンガンぶっ放してくんねえかな~」

とか思ってました。

いや、もちろん本当にそんなことに
なったら大変ですし、
何処かでそんな事件が起こると
不謹慎発言になっちゃうんですが、
どこかトラブルを待ってる自分がいます。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

お気に入り作品メモ 隠れた名作。 時をかける少女との関連性

「時をかける少女」、「サマーウォーズ」で助監をされていた伊藤智彦監督作品。僕街、SAOの監督さんですね

このオカルト学院は細田監督の影響が強いです!
人物の立ち姿、緻密な背景、空の描き方
最終話では細田監督作品でおなじみの飛行機雲。

さて、名作と言っても信じてもらえませんよね。。
タイトルが胡散臭いですし、オカルトネタのアニメなんて
たかが知れてるって思いますよね。
しかし、これはネタアニメでは決してありません!


・作品テーマ
テーマは「過去と向き合う」
こういった事でしょうか
時間移動、地球の平和といったキーワードが当てはまるアニメなので
細田監督の2作品と通じるものがあります。

ヒロインは父親と疎遠になってしまった過去
主人公は過去の名声
2人の人物が物語を通して過去と和解し
この2人の物語がラストで収束して1つの物語として結末を迎える
1クールオリジナル作品ですが、優秀作品ですね。


・ストーリー
1999年ノストラダムスの予言の災厄が実現する世界のお話
主人公フミアキは宇宙人のテクノロジーを使って過去に
タイムトラベルをし、未来を救おうとしています。
過去で出会うのがヒロインのマヤです。
フミアキは未来から来訪してるわけですね

父がオカルトに昏倒したことで家庭崩壊したため
マヤはオカルトに詳しいですが、オカルト嫌い
詳しいだけに否定はしていません。

様々なキャラクターが毎回オカルトに関わる事件を
持ち込む形となり、メイン登場人物がそれを解決していきます
コメディ色が強目で、キャラも強烈です。
毎度超常現象に見舞われるも絶対に死なない
こずえ。あだ名はスマイルなのに、笑顔皆無で誰でも
ぼこぼこに殴るスマイル等。。
こずえは悪霊に憑依された回ではスマイルに顔の形が変わるほど
殴られていました。。

ドタバタコメディーアニメと思って視聴していると
終盤2話ほどでしっかり物語が佳境に入り、今までのコメディが
伏線であったことに驚くと思います。
中盤の物足りなさを見事に昇華させましたね
しっかりテーマに沿って進行、展開されていたことに気づきません。
タイムパラドックスを演出として見事に物語に織り込んでおり
物語の完成度の高さを感じます。


・ノストラダムスの鍵
主人公は少年時代、天才超能力少年で常に周囲から世話をやかれ
自分の意志で行動することができませんでした。。
超能力を失ってからの人生。。
最後の大舞台として過去の地球を訪れ、ミッションにあたります。

どうにも頼りないように思えた主人公でしたが、ここ一番の闘志
、根性!輝いてましたね。爽快でした。
ラストで発した言葉が実に印象に残ります。。
彼は、自分の現在、未来、過去まで救っていきました。
マヤの誠実さもとても気持ちがよいものでしたね。。


・さいごに
1クールオリジナルアニメでこれほど特殊な設定で
綺麗に纏め上げられた作品は本当に稀です。
EDが声優さんが歌う90年代ヒット曲だったのも変わってましたね。。
タイトルからは想像もできない、壮烈で誠実な物語です。
はっきりいって細田監督の映画○○の子より断然出来がよいです。。


長々とおつきあい頂きありがとうございました。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 25

65.9 8 陰謀で幼馴染なアニメランキング8位
アリソンとリリア(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (365)
2755人が棚に入れました
大きい大陸が一つだけある世界。
そこでは2つの連邦が長い間不毛な戦争を繰り広げている。空軍のパイロット・アリソンは孤児院で育った幼なじみのヴィルと共に、あるホラ吹きで有名な老人のいう「戦争を終わらせるほどの価値のある宝」を探す旅に出る。

声優・キャラクター
水樹奈々、くまいもとこ、吉野裕行、山寺宏一、桑島法子、能登麻美子、森川智之
ネタバレ

PeachFly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

NHKのアニメにしては、…もうひと押し、といったところ

いつも安定感抜群のNHKアニメですが、この作品はストーリーの展開方法の事もあって、ちょっと辛口の評価をしました。 大人から子供まで全ての年代で楽しめる設定になってはいますが、ちょっと若年向けかな。
二頭身のアイキャッチだったりとか、ちょっとギャグめいた味付けも見受けられました。

{netabare}
アリソンとリリア… おそらくこの作品の主人公であろう二人について、アリソンは1話目から登場したのですがリリアって誰?? …。 それもそのはず、リリアはアリソンの娘で、この作品自体が前半のアリソン編と後半のリリア編に分かれています。 (1~13話、アリソン編。 14~26話、リリア編)

話の展開も時系列に進んではいきますが、3~4話毎にイベント的な事件が勃発し、アリソンやアリソンの恋人ビルを交えた登場人物たちにより解決されていきます。 事件と事件との間は、割と数か月~十何年とかで簡単に飛びます。 これらの事件はその後に続く全く別の事件にも微妙に関わり、またこれらの事件の背景には戦争がモチーフとなっていて、「戦争はしてはならない事…」といったメッセージが込められています。

原作は大量虐殺や戦場の描写があったようですが、TVアニメではこれらの描写はカットされ、少年・少女の冒険活劇にアレンジされています。

作品中の事件・エピソードは大きく分けて、7つあり、
1.宝(最古の壁画)発見
2.フィオナの王家復活手助け
3.列車旅行中の武器商人の殺人事件、
4.アリソンとビルの同居と別れ
5.リリアとトレイズ編の始まり。 孤児人質の奪回事件
6.イクストーヴァ年越し、王宮離れ襲撃事件
7.トレイズ暗殺の阻止

4.は前編と後編をつなぐストーリー展開であって、事件というわけではないのですが、作品の流れから1つのエピソードとして挙げました。

アリソンとリリアは同じ声優さんがされていて、二人ともやんちゃでお転婆、自己主張の強い点で性格は一致しています。 リリアの性格は母親譲りなんでしょう。 リリアより朝ちょっとしっかりしている所は父親譲りなんでしょうね。

思いっきりネタバレですが、実はリリアの父親はビルです。 大学に進学した後アリソンと同居して、この間に子供ができますが、ビルは生まれたその顔を見ないうちにアリソンの父親(死んだと思われていたが、実は生きていて、情報部の幹部だった)が組織する部隊へスカウトされ、この世からいなくなります(いなくなった事になります)。 でも、リリア編では「アリソンの恋人のトラヴァス少佐」という設定でちょくちょく出てきます。

それで、感想ですが。
原作に沿って話が進んで行くので、まどろっこしい所とか、話の設定が苦しいところ等は作画製作側の責任ではなく、企画・脚本の問題でしょう。 作画は綺麗で、お金がかかっていると思います。 もうちょっとストーリー展開が上手く言ったら面白い作品になったと思います。

{/netabare}
ただ、まぁ、全体的にまとめられており、可もなく不可もなくというテイスト。万人受けし、ドキドキ・ハラハラする場面もあるけれど先が読めてしまう…。 悪人と対峙した時の緊張感が全くない…。等、対象年齢が少し低めに思われ、込み入った推理の展開がされていないところが惜しいかな。


<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 2

0:途中で挫折、 
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^

2014.2.18 / 3.2 誤字訂正

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3
ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

飛行機ものと聞いて観てみたら NHK海外ドラマみたいだった

休戦中の2大国(それぞれ連邦制の様である)のある架空の大陸が舞台。
時代は1920~30年代くらい。
射撃が得意で秀才の高校生ヴィルの所に、空軍パイロットになった幼馴染のアリソンがやって来た所から物語が始まります。

飛行機あり、アクションあり、ミステリーあり の色々てんこ盛りです。
まず、全26話で大きく13話ずつ前後編に分かれます。
後半は時代が18年ほど進んでアリソンの娘リリアが主人公です。

更に全体の中で個々のエピソードに分かれる形式となっています。
そのエピソードが何というか、取り立てて熱中はしないが観てられる、と言う程度の物でしてこの感覚…
「名探偵ポワロ」とか「ビバ高白書」とか、なんか海外ドラマみたいでした。
こういう風にテンポ良く区切ってくれると観易いですね。

思えば昔はこういうのいっぱい有りましたね。「ダーティペア」とか「スペースコブラ」とか、分かり易い所で言うと「北斗の拳」とかジャンプ系バトル物もそうだし。
アニメと言えば2クールどころじゃない時代にはたくさんありました。

いうてほら「エヴァガ」もエピソード抱き合わせ物ですしね。
「エヴァガ」は個々のエピソード進行中本筋は殆ど進行しませんが、こちらは個々のエピソードが巧く本筋に絡んで来るのが巧い所。

なんですが、脚本がこれがまたガバガバで…
{netabare} テクテク歩いて行ける所にある遺跡を見つけたら戦争が終わってハイ英雄、って・・・ {/netabare}
あと悪役が馬鹿過ぎます。ひたすら状況を作る為だけに動いてくれます。
最近嘆きのレビュー書いた気がしますが「リコリコ」的ご都合展開ですね。
「いやそうはならんやろ」がハリウッド映画。
「いやそんな事せんやろ」がジャパンアニメ。この違い。


私が脚本考えた方がマシじゃね?って事がよくあります。

例えば最後
{netabare} 敵の目的はトレイズとマチルダ婚姻阻止なんだから、ピンチの所でトレイズとリリアをくっ付けさせれば盛り上がるじゃない。
大体トレイズは登場時はあんなチャラ男だったくせに途中から何であんな奥手になっちゃうのかよ。{/netabare}


しかしまあ母娘ツンデレヒロインに皇女(出番少ない)もツンデレとツンデレ好きとしてはアザマッス!でした。


それで、飛行機ものとしてどうかと言えばダメですね。
殆どの方にはどうでも良い事なので畳んどきますがネタバレはありません。
{netabare}登場機種当てゲームが難しいんですが、時代考証が全く出来てないです。
前半はユングマンみたいな複葉機で謎のエンテ式水上機が最新鋭だそうです。
後半にはフロート付フォッカーD21みたいなんのとドーラ9みたいなんのドッグファイトあります。
全体に同一技術水準ではないのが一緒に出て来ます。地上の乗り物とか無線機とかインカムとかもなんか時代が変ですし。

最初の方ですが同型機のドッグファイトあり得ない機動をします。
エンジン停止でテールスライドに移行、垂直姿勢のままエンジン始動でバックを取ると言う…。しかもどう見ても推力重量比の極小の戦闘機で。

この時点で、「あ、飛行機ものじゃない」と割り切りました。

複座水上機を遊覧用にバルクヘッド後に3座目を追加してある所なんかは結構リアルなんですけどね。バルクヘッドも軽量化してあるし。
飛行機詳しいのか詳しくないのか今一測りかねます。

他にも飛行機は色々出て来ますよ。
Ju52とか、正立エンジンのAr68Fぽいの。

詳しい方詳しくお願いします。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

全年齢対象活劇

主人公が二人いる本作。(タイトルどうり、アリソンとリリアです)
彼女たちが、良きパートナーや友人達と共に、旅をしたり事件に巻きこまれたりする物語。
血生臭い事件も起きますが、20世紀中頃のヨーロッパのような舞台で明るい作風。
架空の世界ですが、ファンタジーやSF的な要素はなく、我々の住む世界となんら変わりはありません。飛行機や列車といった乗り物がレトロな雰囲気を醸していて素敵です。


主人公その1、アリソンのお話。
気っ風がよくアグレッシブ、何にでも首を突っ込むチャキチャキな女の子アリソン。この子が幼なじみの男の子とともに、冒険したりミステリーに巻き込まれたりするお話です。物語のスタートは戦争中(休戦状態ですが)それで軍人という設定の主人公ですが、本作は戦争のドロドロや殺したり殺されたりは、大きく扱ってはいません。
事件の中、かけがえのない友人を得たり、世界を平和にしちゃったりと、色々活躍してます。
もちろん恋にもアグレッシヴ。

主人公その2、リリアのお話。
気丈で正義感もあり、基本的にはお人好し。危ない目に合っても人の善意を信じる女の子。パートナーからは愛されていますが、その気持ちに応えればいいのかどうか態度を決めかねているといった立ち位置。ちょっとツンデレも入ってます。
性格は行動的なんでしょうが、事件に巻き込まれても自分から攻めて出るのではなく、王子様に護られて飄々としている受け身のヒロインです。ナイトであり幼なじみであるトレイズ君が、リリアに愛を伝えるまでに起こった様々な事件のお話です。
可愛いって、得だなぁ(^。^;)
実質、主人公はトレイズ君。間が悪く不格好でも懸命に彼女を想う物語になっています。


作品全体を通して、基本的には冒険物語といっていいですが、2人の主人公に関わる人々との人間関係を描いた色合いが強いです。
謎解きやアクションはそんなに深くはなく、事件を通じて彼女達がパートナーとの絆が深めていく事が話の中心。
調べると、原作の過激な部分の描写はこのアニメ化に際して改変されているとのこと。
ぬるい内容で多分に御都合主義的なところは見られますが、テンポよく次が見たくなるような展開の連続で安定感は抜群。さすがにNHK、ソツがない出来です。
声優陣も手堅く、文句なし。作画は、まぁそれなりです。


爽快冒険活劇(恋愛入り)、として万人に楽しめる作品に仕上がってます。
お子様にも安心な一作なので、ぬるめの冒険モノとしてご鑑賞ください。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

58.2 9 陰謀で幼馴染なアニメランキング9位
魔乳秘剣帖(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (272)
1571人が棚に入れました
乳こそこの世の理。豊乳は富であり絶対、貧乳は人に非ず。時は太平江戸時代。徳川幕府の治める理不尽の治世。幕府の中にあり、政治を支え、刺客を操り、奥の豊乳を育む絶大な権力集団があった。その名は「魔乳一族」。魔乳流の剣技は体を抜け乳を断ち、門外不出の秘伝書には、豊乳美乳を育むための、古今東西あらゆる術が記されているという。そんな乳が全てを支配する時代。魔乳一族の頭首の末子として生を受けた少女・千房は、一族が作り上げた理不尽な世を正すため、秘伝書を奪い、里を出奔する。魔乳からの執拗な追っ手に一歩も引くことなく、側仕えの楓とともに、千房は世直しの旅を続ける。全ては母の教えを守るため、そして乳が理を正すため、千房は豊かな乳房を震わせて、必殺の剣を振るう!乳才・金子ひらくが放つ究極の美少女アクション“おっぱい”絵巻、ここに開幕!

声優・キャラクター
寿美菜子、豊崎愛生、水原薫、能登麻美子、斧アツシ、浜田賢二、高垣彩陽、福圓美里、大川透
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

すげえ乳アニメ(74点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:74点
アニメ系統:乳アニメ

-乳こそがこの世の理
   豊乳は富であり絶対
     貧乳は人にあらず-

と初っ端から私に喧嘩を売ってきたアニメ。
間違いなくこの時点で脱落候補NO1だった。
そのはずだったのに、最後まで完走。
あげくに74点とか意味不明の点数を付けてしまったw

何というのだろうか。
乳アニメというバカバカしさの中にシリアスな展開。
何でここまでシリアスなんだと思わずにはいられない。
このアンバランス感がなんともいえず、
結局のところ完走につながったのではないだろうか。

最後の閉めもなかなか良かった。
どこぞの番号6番よりよっぽどいいんじゃね?
2期があっても良さそうな余韻を残しての綺麗な閉め。
贔屓目なしで評価に値する。

そして、このアニメのさらにすごいのはOPとED曲。
全くといっていいほどアニメにあっていないw
両曲ともにAiRIさんが歌う。
OP曲「運命」はものすごくいい。
個人的にはED曲「二つの足跡」が超お気に入り。
アニメは観なくても曲だけでも聞いて欲しいところ。
今期、唯一いっさい歌を飛ばさなかったアニメw

そして、声優ががんばった。
寿さん、豊崎さん、能登さん、そして大川さんw
もう、声優さんのがんばりに頭があがらない。

特に豊崎さんは毎週バインバインとかフッサフッサとか
もう乳関連のセリフを惜しみなく発していた。
ホントこの人すげえわ。

とにかくありとあらゆる面ですげえ乳アニメ。
別にお勧めはしないが、個人的には結構楽しめた。
もし、このレビューを読んで観てみようかなと思った方は
是非、考え直して欲しいw
それでも、観たいと思ったときに観ていただければいいのではないだろうか。


と、まあチチ、チチ書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

魔乳が終わって寂しいと思っているのはじょーさんだけじゃないぜw

-----------------------------------------------------

以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

-----------------------------------------------------

{netabare}
1話視聴。

-乳こそがこの世の理
   豊乳は富であり絶対
     貧乳は人にあらず-

だ・・・・と・・・・・

やってくれるじゃないか!
この偽ニュー隊長に開始1分30秒で喧嘩を売るとはいい度胸だ!
この私が豊乳など成敗してくれるわ!

-乳こそがこの世の理
   貧乳はステータスであり正義
        豊乳は牛とかわらず-

なんだこのおっぱいアニメは!
今期、脱落候補ダントツNO1。

まあなんだしかし、その刀よこせw
その刀は俺のためにあるんじゃないのかwww

秘伝の書wwwwwwwwwwwwwwwww
バカバカしすぎるwwwwwwwwwwwwwwwww

そして、作品に似合わないED曲。
なんなんだこのアニメw

とりあえず来週も見届けてやろうじゃないか。


2話視聴。
小僧・・・・いやお坊ちゃんよくぞ言ったw
牛乳女には同感せざるを得ないw

検乳とはなんとけしからん
それは私も是非参加したいw

というかホントこれ乳ネタばっかりだな
突っ込みどころ満載なのはいいんだが
そろそろお腹いっぱいw

ちょwwww千房と楓
むぎちゃんとゆいちゃんだったのかよwwwwww
乳ばかりに気をとられていてまったく気づかなかった。
声優魂をここに見た!
よって継続するw

3話視聴。
かwえwでwwwwwwwwww
もう唯にしか聞こえないwwwwww
唯がおっぱいおっぱい言ってるwwwww
カムバックマイおっぱいwwwwwwwwwwww
キャラまで唯ぽく見えてきたじゃねえかwwww
むぎちゃんは声質が少し違うから大丈夫だがw
殿の大岡裁きっぽいのが何か良かった。

4話視聴。
ひどいwwwww
ひどすぎるwwwwww
黄門様へのなんたる冒涜!
あまりにもひどすぎるw
さすがにやりすぎじゃね?
評価すべきは貧ニューが活躍したことかw

5話視聴。
最初から終わりまで乳。
うわーーーーい、おっぱいwwwwwww
それ以上でもそれ以下でもない。
おっぱいでいっぱいだったわw
なんか毎回こんな感想しかないとか
どうなってるのか、このアニメはwwww
そして、このEDで少し癒される。
ここまで作風と音楽がアンマッチなのもなんだかなあw

6話視聴。
ちち、ちち、ちち、ちち・・・・
もう1話中何回出てくるのかね、ちちw
そして、偽ニューキターwwwwwww
まさか偽ニューが出てくるとはw

何か最後ちょっと感動する話のような気がしたんだが
多分気のせいだよね?そうだよね?そうだと言ってくれw

7話視聴。
唯ボイスでバインバインとお送りされたw
おっぱい小僧wwww
一応ねずみ小僧がモデルみたいだw

そして何かシリアスな展開だったんだがw
ホントどう突っ込んでいいのやらw
意外とここからシリアス物になっていくのかね。

8話視聴。
今週は普通に面白かったんだがw
殿がかっこよすぎる。
天は乳の上に乳を作らずとかwwwwwwww
おっぱい、おっぱい、成敗wwww
殿見かけによらず強いしwwww
千房「と、特別だぞ」こ・れ・はwwwwwwwwwww
くそ面白かったんだがwwwww

9話視聴。
偽チチその名も「エアチチ」wwwww
ばかばかしすぎるwwwwwwww
ちっぱいいいよちっぱい。
板胸wwwwwwwwwwww
偽ニュー特選隊の特別会員に任命する(`へ´*)ゞ
「その脂肪のぶよぶよをしまえ」
すばらしい名言です。板胸殿。

10話視聴。
まな板ワッショイ
ここんところの2話、貧ニューにスポットがw

千房と桜花の過去が明らかに。
因縁だねえ。
時々、おおっと思わせる話があるんだよね、このチチアニメw


11話視聴。
なんだかすごくシリアスな話だった。
このアニメ基本シリアスなんだよね、おっぱいさえなければw
いよいよ乳流れにたどり着いた千房。
来週ついに決着か。
なんだかんだいいながらもここまで来ちまったなw

12話視聴。
とうちゃん、俺やったよ。
ついに完走だw

なかなかいい終わり方だった。
少しの余韻を残しつつ綺麗な閉め。
2期があったら多分観る。
というか2期作って欲しいw
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 35

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

刃に刻まれしは「乳斬」の二文字

おバカ乳アニメ。
稀代の変態搾乳アニメ、「聖痕のクェイサー」の血脈を受け継ぐ(製作スタッフが同じ)特殊な世界観のおっぱいフェチアニメです。
まぁ本作は、ある意味でクェイサー以上にネジが何本か飛んでしまっている設定。

乳こそがこの世の理。豊乳は富であり絶対。貧乳は人に非ず。

こういう価値観が舞台の時代劇。まったく素敵なアホさ加減ですねぇ^^
原作はエロゲ雑誌に掲載されていた漫画との事。さもありなん、ですねw


寝ても覚めても乳、何はなくとも乳、三度の飯より乳。
おおよそおっぱいに関するあらゆる要素を詰め込んだ作品ですから、見所といってもおっぱい意外はありません・・・と、思いきやストーリーはちゃんと存在しています。
追っ手を避けながら秘術を求めての諸国遍路の旅、行く先々で様々な人と関わりをもち、強く成長していく主人公。
おっぱいも大きく成長していきますけど(〃'▽'〃)
オーソドックスですが、話の骨格としては破綻なくしっかりしており、それなりに楽しめるモノがありました。意外にも時代劇のテンプレートが上手に取り込まれた構成。オマージュの仕方も上手い。
価値観がおっぱい一色ですけど(〃'▽'〃)
単にチャンチャンバラバラをやるだけでなく、人間関係やコンプレックスいった心理的な部分、それぞれの出自や野心、家柄なども絡んでおり悪くない出来です。
全部おっぱいにまつわる事ですけど(〃'▽'〃)
ともかく、まーったく期待していなかった分、お話がちゃんとしていたのは意外な誤算でした。
結局はおっぱいなんですけど、ね(〃'▽'〃)


作画ですが、言うまでもなく乳の質感表現は尋常ではなく手をかけています。
揺れを擬音で表現するなら
「たゆん、たゆん」
あるいは
「ばいん、ばいん」
とでも言いましょうか(^_^;
それを高水準なアニメーション動画として表現。この点では世界屈指と言っても過言ではない品質で、お見事の一言につきます。
柔らかさの魅せ方もさすがと言わざるを得ません。揉んだときの指のめり込み具合などで的確にビジュアル化する匠の技。乳首のディテールの緻密さもいわずもかな。
巨乳だけでなく貧乳の描き方にも拘りが見られるあたり、あらるゆる乳を蔑ろにしない丁寧さがキラリ光ります。
まさしく、おっぱいアニメを名のるに恥じない、おっぱいへの探求心と愛情が溢れかえっています。

キャラデザインには野暮ったさがありますが、乳が顔のようなこの世界、おっぱい周り以外の造形は関係ないのかもしれませんw
まあ時代劇に萌え絵というのもなんだか違和感がありますから、作風には合っていました。


クェイサーと比較して、本作は明るいコメディタッチが基本です。
あちらもコメディ要素はありますが、真剣な顔して乳を吸いまくる異様な光景のカオスさがクェイサーの面白さ。
対して魔乳は、バックボーンとなるアホな設定に乗っかって、エロギャグをかますような流れが主流でした。
「おっぱーい」って叫びながら女性に飛びかかっていくようなアホキャラがいっぱい。w
ギャグに参加しない真面目キャラが何人か居ますが、正直そいつらは面白味もクソもない。
反して、おっぱいに執着するキャラの立ちっぷりといったら見事な事w・・・・・アホキャラがちょっと真面目な事言い出すと、やらた格好良いですしね(^.^;
最初は下品なギャグを冷ややかな目でみてましたが、終わってみればこれが正解のような気がします。設定が設定だけに、正当なお笑いの様式の方が違和感がない。
すっごいベタベタなんですけど、それが普通に面白かったです。
クェイサーのようにマジメと異様さを盛り込んだ特殊な笑いは、最初は爆笑しますが飽きて醒めるのも猛烈に早いので痛し痒しです。


全ての道は、おっぱいに通ず!
決して万人に勧められるシロモノではありませんが、コキおろす材料があまりない、案外、ほんとに案外、真っ当な作品でした。
設定がヘンなだけです(´▽`)
バカアニメがお好きな方には是非御覧頂きたい奇作です。


最後に一つだけ、不満を・・・・やっぱり和服に巨乳は似合わない!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロという次元を超越した滑稽な作品

本作は山田秀樹の「魔乳秘剣帖」(TECH GIAN)を原作に製作された作品で、「聖痕のクェイサー」のスタッフが送る「乳アニメ」である。よって女性の視聴はお勧めしない(恐らく気分を害する)。本作は愚にも付かないトンデモ世界観を構築しており、エロではあるものの、艶かしいとかそそるとかそういった感情よりも、滑稽であるといった印象である。
描写は規制が予想されるものが多く、私はDVDをレンタルして視聴したが、TV放映時は靄が多くて意味が分からなかっただろうと思う。ただの滑稽な作品ではなく、きちんとテーマが設定されており、シリアスな展開も含まれている。
しかし、ぶっ飛んだギャクパートの印象が強く、大変面白かった。この辺は、どれだけエロに耐性があるか、エロをギャクとして見る事が出来るかが、焦点になるだろう。2話まで視聴すれば大体作品を見る事が出来るか否かが分かると思う。舞台は江戸時代。ストーリーは大体1話完結もので、水戸黄門的ロードムービーである。

あらすじ
{netabare}
乳こそこの世の理。
豊乳は富であり絶対、貧乳は人に非ず。

時は太平江戸時代。
徳川幕府の治める理不尽の治世。
幕府の中にあり、政治を支え、刺客を操り、
奥の豊乳を育む絶大な権力集団があった。

その名は“魔乳一族"。

魔乳流の剣技は体を抜け乳を断ち、
門外不出の秘伝書には、豊乳美乳を育むための、
古今東西あらゆる術が記されているという。

そんな乳が全てを支配する時代。
魔乳一族の頭首の末子として生を受けた少女・千房は、
一族が作り上げた理不尽な世を正すため、
秘伝書を奪い、里を出奔する。

魔乳からの執拗な追っ手に一歩も引くことなく、
側仕えの楓とともに、千房は世直しの旅を続ける。

全ては母の教えを守るため、そして乳が理を正すため、
千房は豊かな乳房を震わせて、必殺の剣を振るう!

乳才・金子ひらくが放つ
究極の美少女アクション“おっぱい"絵巻、ここに開幕!
{/netabare}

感想

ただの「乳アニメ」ではなく、主人公や周りの乳が理の世界に対する思いや、主人公の成長もきちんと描かれていて、話の骨子がしっかりしており、世界観やストーリーに破綻がない。
価値観やネーミングセンスは全て「乳」が基準であるが、
時代劇を上手く利用した王道テンプレートやオマージュなどを巧みに構成している。作画も乳アニメだけあって乳の質感は最高で、尋常でない拘りを感じる一品だ。
特筆すべきはそのエロギャグのセンスであり、これは最初は嘲笑の眼差しで観ていたが、これが意外に面白く、中盤からは爆笑し放しだった。

総評

滑稽な世界観の上に成り立つ巧みに構成されたストーリー、
拘りのある乳の作画や愚にも付かないが結局面白いエロギャグが本作の魅力である。好きな人はハマるだろうが、嫌いな人にはお勧めしない。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

63.6 10 陰謀で幼馴染なアニメランキング10位
ツバサクロニクル 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (164)
1277人が棚に入れました
第2シリーズ最初の舞台はピッフル国。
モコナに導かれてやって来たこの世界は「ドラゴンフライ」と呼ばれる空飛ぶ乗り物が飛び交う近未来のような世界だった。まもなく開催される「ドラゴンフライレース」の優勝商品がサクラの羽根だとわかり、羽根を手に入れるため、小狼たちはレースにエントリーする。サクラも運転の練習に励み、全員本選レース出場を果たすが、予選レース中に予期せぬトラブルが次々に起こるのだった…。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

異世界を旅する《サクラ&小狼》のもう一つの物語

本作のヒロイン(サクラ)、相手役(小狼(シャオラン))は共に14歳。
現在放送中の『カードキャプターさくら -クリアカード編-』のヒロイン(木之本桜)&その相手役(李小狼(リー・シャオラン))と同じ魂・同じ顔立ちを持った異世界の別人、という設定なので、同作の進行状況がもどかしい方は、こちらの方を併せて視聴していくと、より一層楽しめかも知れません。

本作のあにこれでの評価は、第1期が総合得点65.8点・ランキング1419位、第2期が総合得点63.6点・ランキング2126位(2018年2月26日時点)とイマイチですが、この機会に私の考える本作の良さを、思いつくままに挙げていくと・・・


【1】 一番分かりやすい美点として、「音楽」が素晴らしい

TVシリーズの挿入歌(全21曲)のうち“スピカ”を除く20曲全てを梶浦由紀氏が一括して作詞・作曲しており、“a song of storm and fire”、“ユメノツバサ”を始めとして、彼女の才能の煌めきが他のどんなアニメ作品よりも広く・深く堪能できること、に加えて、CLAMP作品には欠かせない歌姫・坂本真綾さんの歌うED“ループ”(第1期)、“風待ちジェット”(第2期)も、毎度ながら秀逸。
キンヤの歌うOP“BLAZE”、“IT'S”も決してダメな曲ではないのに、このEDと挿入歌の出来の良さの前に、その印象が霞んでしまうほどです。

・・・でも、本作の中で個人的に一番好きなのは、劇場版の主題歌“アムリタ”、そして二番目はOVA『ツバサ春雷記』の主題歌“SONIC BOOM”です(ともに歌:坂本真綾)。


【2】 王道「ヒーロー&ヒロイン」を片方に偏らず両立させた作品として貴重

名作・良作といわれる作品には、強く印象に残る「ヒーロー」「ヒロイン」が欠かせませんが、その場合でも、大抵は、「ヒーロー」側(※例として『コードギアス』のルルーシュ、『STEINS;GATE』の岡部倫太郎)、あるいはヒロイン側(※例として『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか&曉美ほむら、『マクロスF』のランカ&シェリル)・・・のどちらか一方に偏ったキャラクターに魅力が集中していて、その相手役の方はイマイチ印象が薄いか、全く描かれてさえいないことが普通です。

そして、その事情は、本作の派生元となった『カードキャプターさくら -クロウカード編・さくらカード編-』でも同様で、同作の場合、ヒロイン(木之本桜)の魅力は、これ以上ないほどに完璧に描き尽くされている一方、その相方(シャオラン君)の方は、確かに好感の持てるキャラクターではあるけれども、作中でのその立ち位置は、終盤になってグッと重みが増すとはいえ、「ヒロイン」兼「主人公」(※プロタゴニスト(*1)参照)のさくらに比べると、どうしても文字通り、「相手役」(※つまり、あくまでヒロインの「パートナー」であって「主役」ではない)という表現がピッタリくる描かれ方に留まっています。

ところが、本作の場合は、もともと『週刊少年マガジン』連載マンガが原作ということもあって、シャオラン君がちゃんと最初から魅力ある「ヒーロー(hero)」兼「主人公」として描かれている一方、サクラ姫の方も、最初から魅力ある「ヒロイン(heroine)」兼「(もう一人の)主人公」として確り描かれているので、結局本作は、作品全体を通して、シャオラン&サクラという「ヒーロー&ヒロイン」の、どちらかがメインでどちらかがサブという区別のない、完璧な「ダブル主人公」ものとして、成立しているように思います。

こういう作品は、私の知る限り、ちょっと他に見当たりません。
(※「ダブル・ヒロイン」ものや、「ダブル・ヒーロー」ものの名作・良作は多いけど、魅力あるヒーロー(少年)・ヒロイン(少女)が、対等な位置づけの「ダブル・主人公」となっている作品は本作以外に見当たらない、という意味です。)

(*1) 「主人公」・・・物語論による改まった表現だと「プロタゴニスト protagonist 演劇の主役 ← 語源 .prot+agonistes で《第一の闘争者》」というそうで、「ヒーロー hero (※英雄・勇士から転じて、物語の男性メインキャラの意味も派生)」「ヒロイン heroine (※heroの女性形で、物語の女性メインキャラの意味も派生)」とは一応、区別されるキャラ分類だそうです。


【3】 『カードキャプターさくら』のテーマの一部を引き継ぐ内容

『カードキャプターさくら』(※旧シリーズの方)では、主人公さくらにとって一番大切なものは、{netabare}「さくら自身の“誰かを好き”という気持ち」{/netabare}である・・・ということが繰り返し描かれていて、クロウカード編のラストでは、{netabare}「その気持ちをなくさないために」{/netabare}さくらは奮闘しますし、劇場版『封印されたカード』では、さくらに{netabare}「その気持ちをなくす」{/netabare}決断が迫られる点に、ひとつの大きな見所がありました。

結局、同作の場合は、そうした危機は辛うじて回避されるのですが、本作では、

 <1> サクラの側の{netabare}“好きという気持ち”が、その記憶とともに跡形もなく失われて{/netabare}しまい、
 <2> シャオランの側にだけ、{netabare}その気持ちと記憶{/netabare}が残ってしまう、

・・・という、『カードキャプターさくら』では描かれなかったIFストーリーになっている点で、同作を視聴済みの方には見所が多い作品ではないか、と思います。

因みに、上記の<1><2>の二人の関係は、原作マンガの中盤(※アニメではOVA第1作)に至って、{netabare}そっくりそのまま逆転{/netabare}してしまい、そこから先の展開が神懸っているので、せっかく本作を視聴し始めた方は、何とか頑張ってそこまで継続されると、大きく報われた気持ちになれるはずです。


【4】 「浮遊する神の愛娘」「霊感に憑かれた巫女」というヒロイン像が新鮮

巫女(みこ)といってもここでは、緋袴(ひばかま)を掃き千早(ちはや)を羽織った日本ローカルの「巫女さん」に限らず、東アジアの各地や古代ギリシャ・ローマにも存在した「霊感に憑かれて、その託言(神託・神意)を人々に告げる若年の女性(=宗教学でいう シャーマン shaman)」という広い意味で使用します。

「巫女」ヒロインを描いたアニメ作品は非常に多いのですが、そのほとんどは、「格好だけ」で、「巫女」とは本質的にどのような存在なのか?ということを確り描き出した作品は、なかなか思いつきません。

その点、本作の場合は、

 <1> ヒーロー(少年)の側は、困難を乗り越えるために常に身を挺して戦う存在(つまり、文字通りの「英雄・勇士」)
 <2> ヒロイン(少女)の側は、霊感に憑かれる特別な存在(つまり、文字通りの「神の愛娘」)

・・・として、ダブル主人公の間で、その役割・位置づけがきちんと描き分けられており、とくにヒロインの側に「美少女戦士」が登場する作品(*2)によくあるような、あくまで“男性戦士の亜流・劣化版”に過ぎない存在ではなく、「真性の巫女」というヒロインにしか不可能な役割が割り当てられている点が非常に良いと思いました。

(*2) 例えば、昨年の大ヒット作品『劇場版ソードアートオンライン』は、やはり、ヒーロー(キリト)&ヒロイン(アスナ)のダブル主人公構成ですが、その両者ともバトルに注力する「英雄・勇士」という位置づけに差異がなく、これでは、ヒーローの側はともかく、ヒロインの側に何か特別な存在意義があるのか?と改めて考えてみると「実は何もない」印象が強いように思います。

少し前に書いた、「変身(魔法)少女アニメ」の幾つかのレビューで、

(1) その大ブレイクの発端となった『美少女戦士セーラームーン』ではそれに先行した少年向けアニメと同じく、主人公(ヒロイン)に「敵を粉砕する戦士」という役割が割り当てられていたのに対して、
(2) その強い影響を受けつつ制作された『愛天使伝説ウェディングピーチ』・『ナースエンジェルりりかSOS』の2作品では、主人公(ヒロイン)に「敵をも癒し・浄化する天使」という役割が新たに割り当てられ、

・・・それが近年の『プリキュア』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』に至るまで、同ジャンルの主人公(ヒロイン)のあり方のデフォルトとして踏襲されているのではないか・・・ということを指摘しました。

本作の場合は、主人公(ヒロイン)は、そもそも戦わない(※その役割はもう一人の主人公(ヒーロー)の側に全て委ねられる)、専ら「霊感」によって周囲の人々の進む方向を導く存在・・・・すなわち本質的な意味での「巫女」「シャーマン」として、実は非常に個性的に(=他に類例が思いつかないくらいに特徴的に)描かれていると思いますし、その点だけでも視聴する価値がある作品ではないか?と個人的に思いました。

・・・もしかしたら、私がそういう主人公(ヒロイン)を描いたアニメ作品をたまたま知らないだけで、例えば、邪馬台国の女王卑弥呼を描いたアニメ作品があれば、こんな感じのヒロイン像になるのかも知れませんけど。


◆作品別評価

第1シリーズ           ★   4.3 (26話)
劇場版(鳥カゴの国の姫君) ☆   3.9
第2シリーズ           ★   4.1 (26話)
OVA1(東京REVELATIONS) ★★ 4.5 (3話)
OVA2(ツバサ春雷記)     ★   4.3 (2話)
-------------------------------------------------------------
総合                ★   4.3 (計52話+劇1本+OVA5話) 

※因みに 原作マンガ     ★★  4.6


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ         CLAMP(『週刊少年マガジン』2003年-2009年連載)
監督            真下耕一(第1シリーズ)、モリヲカヒロシ(第2シリーズ)、川崎逸朗(劇場版)、多田俊介(OVA)
TV版シリーズ構成・脚本 川崎ヒロユキ
劇場版脚本         後藤みどり・藤咲淳一・川崎逸朗
OVAシリーズ構成・脚本 大川七瀬
キャラクターデザイン   CLAMP(原案)、芝美奈子(TV版)、菊池洋子(OVA)
音楽           梶浦由記
アニメーション制作    ビィートレイン(TV版)、Production I.G.(劇場版、OVA){/netabare}


◆各話タイトル&評価(※3~4周目)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
話数の前後に*付きは原作マンガにないオリジナル回


=========== ツバサ・クロニクル 第1シリーズ (2005年4-10月) ===========
{netabare}
第1話 必然のデアイ ★★ 玖楼(クロウ)国、四散するサクラ姫の心、異世界への旅立ち、次元の魔女
第2話 戦うチカラ ★ 「貴方の代価は関係性」、ハンシン共和国、記憶の欠片(羽根)
第3話 破魔のカタナ ☆ 1枚目の羽根回収、サクラ意識回復 ※挿入歌「ユメノツバサ(Eng. ver.)」
第4話 汚れなき放浪 ★ 変わらないサクラの本質
第5話 魔術師のバトル ☆
第6話 泣かないナミダ ★ 2枚目の羽根回収、戻らない記憶
第7話 砕けたカタミ ☆ ナユタヤ国
第8話 神の愛娘 ☆
第9話 妖しきオンナ ☆ 
第10話 別離(わかれ)のカガミ ☆
第11話 選ばれたアシタ ☆ 3枚目の羽根回収
第12話 暖かなエガオ ★★ 湖底の町を見る話、小狼とサクラの記憶の齟齬、※ようやく作品の雰囲気に慣れてくる
第13話 まぼろしのオトギ ★ ジェイド国スピリットの町、エメロード姫
第14話 真実のレキシ ★  
第15話 信じるココロ ★ 4枚目の羽根回収
*第16話* 強さと優しさ ★ シュトルム国、心の強い人  ※挿入歌「ユメノツバサ」
第17話 桜の国のカフェ ★★ 桜都(おうと)国、※回想シーンに注目(「済みません」と「有難う」)
第18話 にゃんことワンコ ★ 戻らないサクラの記憶 ※『X-1999-』他CLAMP作品キャラ続々登場 
第19話 生きるカクゴ ☆ 謎の歌姫・織葉(CLOVER) ※挿入歌「風の街へ」
第20話 午後のピアノ ★ 小狼の剣術修行、織葉のサクラ接近 ※ラスト千歳登場、挿入歌「you are my love」
第21話 鬼児(おに)のスガオ ☆ 新種の鬼児、桜都国に干渉する者(星史郎)
第22話 消せないキオク ☆ 緊急事態発生 ※すもも・琴子(ちょびっツ)登場
第23話 消えゆくイノチ ★ ファイ、小狼、サクラが次々と・・・
第24話 死闘のヤイバ ★ エドニス国フェアリーランドの異変、いの一番の鬼児 
第25話 究極のゲーム ★ 緋炎抜刀、羽根を回収できないまま次の異世界へ ※OVAへの伏線多数 
*第26話* 最後の願い ★ ツァラストラ国(空中神殿のある村)、サクラの祈り、5枚目の羽根回収 ※挿入歌「ユメノツバサ」{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)13、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


OP 「BLAZE」
ED 「ループ」

※全26話中、アニメ・オリジナル回2


/////////////////////////////////////////////

====== 劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君 (2005年8月) =====

*全1話* ☆ {netabare}※トモヨ姫の出番多し{/netabare} 35分弱の短編

OP 「aerial」
ED 「アムリタ」
挿入歌 「ジャスミン」


/////////////////////////////////////////////

=========== ツバサ・クロニクル 第2シリーズ (2006年4-11月) ===========
{netabare}
第1話 危険なレース ★ ピッフルワールド、異世界のトモヨ、ドラゴンフライ・レース開始
第2話 三つのバッジ ☆ 
第3話 栄光のゴール ★ 6枚目の羽根回収、次元を渡る者
*第4話* 哀しいキセキ ☆ 再びツァラストラ国、7枚目の羽根回収 ※原作との設定矛盾は×
*第5話* 少年のケツイ ☆ 漁船ラゴスタ号、藤隆少年、亡霊の島
*第6話* 魔術師とデート ★ 夜の明けない城塞都市ピット、ファイとちぃの話
第7話 阿修羅のイワレ ☆ 紗羅(しゃら)ノ国、旅芸人一座、予定調和の旅の終わり
第8話 終わりなきイクサ ★ 阿修羅王と夜叉王 ※珍しく作画乱れあり
第9話 ふたつのキオク ★ サクラ姫の「手当て」、小狼の謎 ※物語が少し動きだす
第10話 時をこえるオモイ ★ 夜叉王の写身(うつしみ)、8枚目の羽根回収、未来の書換発生、時間移動の力を持つ魔女
*第11話* おえかきモコナ ★ エメロード姫の絵本の「物語」世界、9枚目の羽根を回収するが・・・
*第12話* 危険なロード ☆ 長距離バスで荒野を移動する話 ※挿入歌「風の街へ」
*第13話* 始まりのワカレ ☆ 9枚目の羽根を再度回収
第14話 黒き鋼 ★ ニホン国諏倭(すわ)領、黒鋼&トモヨ姫の過去話
第15話 図書館のヒミツ ★ レコルト国中央図書館の「記憶の本」を求めて
第16話 望郷のカナタ ★★ 記憶の中の玖楼(クロウ)国、小狼の異変、10枚目の羽根回収
第17話 五つ目のチカイ ★ 黒鋼&トモヨ姫の過去話(続き)
*第18話* ケロちゃんとモコナ ☆ ケルベ国の守り神ケルベロス
*第19話* 二度目のクナン ☆ 再度ナユタヤ国へ
*第20話* 秘術のゴクイ ☆ キィシムの国、11枚目の羽根回収
*第21話* はたらくサクラ ★ 雪の町「ラグタイムワールド」
*第22話* 羽王カオス ☆ タオの国、玄鶴の羽根
*第23話* 歪んだネガイ ★ ※小狼のライバル登場、サクラ持て過ぎ笑
*第24話* 決意のナカマ ★
*第25話* 凍てつくミタマ ★ 囚われの姫、偽りの記憶
*第26話* 明日へのツバサ ☆ 12枚目の羽根回収、私たちの旅はまだまだ続くEND {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)14、☆(並回)11、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「IT'S」
ED 「風待ちジェット」

※第2シリーズは原作の第14巻途中までの内容で終了
※全26話中、アニメ・オリジナル回15(TV版通算だと全52話中、アニメ・オリジナル回17)


/////////////////////////////////////////////

========= ツバサ TOKYO REVELATIONS (OVA) (2008年3月) =========
{netabare}
第1話 魔術師の伝言 ★★ 酸性雨に腐食された東京、迫る右目の封印切れ
第2話 少年の右目 ★★★ 小狼(本体)の目覚め、写身(ウツシミ)暴走、吸血鬼の双子
第3話 姫君の視た夢 ★★ サクラの気付きと決意、飛王(フェイワン)リードの企み {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.5

OP 「synchronicity」
ED 「さいごの果実」


※本OVAは原作第14巻途中~第18巻途中までの内容
※REVELATIONは「黙示録」「秘密の暴露」「意外な新事実」の意味
※{netabare}吸血鬼の双子(カムイ-スバル){/netabare}がルルーシュ似!!CLAMP作品なので当然なのですが、思っていた以上にコードギアスと作画が似ていて思わず嬉しくなってしまう。
※第3話に、「あの人({netabare}木之本桜{/netabare})」が登場するアニメ・オリジナルのボーナス・シーンあり


/////////////////////////////////////////////

=================== ツバサ春雷記 (OVA) (2009年1月) ==============
{netabare}
第1話 ★ セレス国からの帰還、日本国の桜
第2話 ★★ 夢の中の国、本体vs.写身(ウツシミ)、サクラ散る、玖楼(クロウ)国へ {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.3

OP 「SONIC BOOM」
ED 「記憶の森」

※本OVAは原作第21巻途中~第23巻末までの内容

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

果てなく続く旅・・でも何時か必ず♪

「サクラの記憶の羽根」を求め、異世界を冒険する物語。

CLAMPなので『XXXHOLiC』等他作品に登場人物が出たり
相互出演しているキャラなどが居る。

冒頭から侑子さんが出たりする♪

サクラ(牧野由依)は、ある程度記憶を取り戻したが・・
小狼(入野自由)に関する過去の記憶は取り戻せない・・

それでも小狼はサクラの記憶の欠片である羽を探す旅
を諦めずに前向きに続けていく。

黒鋼(稲田徹)やファイ(浪川大輔)や、もこな(菊地美香)
と一緒に5人の異次元の世界への旅は続く。

パラレルワールドで、基本的に魂を同じくする者同士の
関係を「異世界の同一人物」「同じだけれど違う人」と表現
している為、登場人物の役割が世界により異なる。

概ね友好的なキャラはどの世界でも友好的、敵意を持つ
者は敵意を持つ関係になる事が多い※魂を同じくする者。
※関係性が浅いキャラは流動的な設定もある。

小狼の設定から・・已む無しなのですが・・無機質で
羽を集める為の機械人形みたいで・・どうしても良い
印象を持てない・・一途で一生懸命で良いのですが・・
その他のキャラが個性を発揮してるので面白いけど♪

相変わらず音の使い方もインパクトがあって好きだけど
もう少し・・映像も頑張って欲しかったかな・・
表情の中で眼線が殆ど移動しないのも違和感かな~・・
瞬きや顔の角度が変わっても眼線は定位置に収まる・・

音の迫力や効果で勢い任せに煽られていると感じる描写
が多く、再視聴してみると音に騙されたっぽい印象も・・
音がそれだけ好みに嵌って世界観に浸れたって事だけど。

エピソードが何らかのオマージュの様な感じだったり
これでも昔は科学者の端くれ。ポチッとな♪ とか・・
密かに声優繋がりネタも入ってたりします。


以下キャスティングなどはスターシステムの様に他作品
から魂は同一又は、別人として多数出ている。

サクラ/木之本桜(牧野由依)
小狼/李小狼(入野自由)
桃矢/木之本桃矢(三木眞一郎)
雪兎/月城雪兎(宮田幸季)
藤隆/木之本藤隆(川島得愛)
クロウ/サクラの父(水島裕)
知世/大道寺知世(坂本真綾)
初出は『カードキャプターさくら』

飛王・リード/飛王(中多和宏)
陰謀を目論むクロウの血縁者。本作オリジナルキャラ。

星火(小林沙苗)
飛王と同じ場所にいる謎の女性。本作オリジナルキャラ。

カイル=ロンダート(宮本充)本作オリジナルキャラ

鈴蘭(川澄綾子)本作のオリジナルキャラクター。


封真/桃生封真(岸祐二)
神威/桃生封真(宮野真守)
有洙川空汰(陶山章央)
有洙川嵐/鬼咒嵐(平松晶子)
浅黄笙悟(檜山修之)
初出は劇場版『X』の同名人物。

チィ(名塚佳織)
千歳/日比谷千歳(本多知恵子)
すもも(清水愛)&琴子(下屋則子)
初出は『ちょびっツ』のちぃ。

昴流(下野紘)
初出は『東京BABYLON』の皇昴流

蘇摩(甲斐田裕子)
初出は『聖伝-RG VEDA-』の同名人物。

春香/チュニャン伊藤静
初出は『新・春香伝』の同名人物。

「魔法騎士レイアース」「東京BABYLON」「CLAMP学園探偵団」他
CLAMPが関わった繋がりのある作品の同情人物が殆ど。

上記以外に島本須美・神谷浩史・豊口めぐみ等声優も多く
出演している。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

-?- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ツバサ2期、原作推奨(原作ちょい熱く説明)

1期同様残念です
やはり原作には程遠い(いや尺と内容的にNHKじゃ駄目なんだ・・・)
物語:1期参照

声優:1期参照

作画:だからなんでOP・EDで頑張っちゃうんだよ

音楽:作画同様(OP・EDともに非常にいい)


大体おんなじ感じです
とにかく足りない中盤途中からが本番・・・行く前で終わっちゃうんかい!って感じです

ちょい原作に触れますと初見だと後半わかりずらい物語です
(わかると非常に濃い、2回読むと色々と伏線がわかり非常にぐっと来る仕様)
この作品はいわばCLAMPのいわば集大成なので他の作品のキャラそ総出演です
(主人公とヒロインはC.C.の二人だし)
なのでほかの作品を読んでいればいるほど楽しめる作品だと思います
(特にC.C.とホリックは必読、四月一日がなぜ?なってしまうw)
とまぁ余計なこと書きまくりました

CLAMPファン、原作ファンにお勧めです
(原作見たならOVAは見るべきです)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 0

73.7 11 陰謀で幼馴染なアニメランキング11位
装甲騎兵ボトムズ(TVアニメ動画)

1983年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (206)
1136人が棚に入れました
アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。

声優・キャラクター
郷田ほづみ、富田耕生、千葉繁、川浪葉子、銀河万丈、戸谷公次、玄田哲章、広瀬正志、郷里大輔、速水奨、政宗一成、麦人、上恭ノ介、緒方賢一
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

特殊部隊上がりのキリコ君が、俺TUEEEしてモテまくる大勝利アニメ!?

「むせるアニメ」という評判から、きっと、むっさいオッサンがいっぱい登場するダサいロボット・アニメだろう、と思って見始めたら、イケメンPS(パーフェクト・ソルジャー)のキリコ君が俺TUEEEE!してモテまくる作品だった。

・・・何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何を見たのかわからなかった…イデの発動だとかニュータイプだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。(AA略)

「俺TUEEEEアニメ」の代表作といえば、『ソードアートオンライン』(2012年(第1期))ですが、その30年近くも前に、こんな大先輩がいたとは!
・・・って、単に主人公の名前が、SAOのキリト君に似ているだけなんですが。
{netabare}
キリコ    → キリト
フィアナ   → アスナ
ゴウト    → エギル
バニラ    → クライン
ココナ    → リズ
カンユー大尉 → キバオウ
ワイズマン  → 茅場晶彦{/netabare}

・・・と考えれば、だいたい合ってる気がしないでもない(責任とりませんから)。

次のような「一般人の認識」という有名コピペまであるようですし、『ボトムズ』は、きっとアニメファン必見の名作なのでしょう。

--------------------------------------------------- 引用開始 ----
■一般人の認識■
{netabare}
◎ガンダム:安室とシャーがたたかう話
◎エヴァ:パチンコ
◎マクロス:歌う
◎ギアス:知らん
◎ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。
その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。
その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。{/netabare}
-------------------------------------------------- 引用終わり ---

一般人の認識とは上記のコピペである。
アニヲタの間では有名なロボットアニメに対する一般人のイメージを分かりやすく表したものである…とされている。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B8%80%E8%88%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%AA%8D%E8%AD%98

・・・『ガンダム』とか『イデオン』(※ともに富田由悠季監督作品)といった、評判ばかり高くて実際に視聴してみたら結構アレな作品を我慢して見続けるくらいだったら、同じサンライズ制作でも、『太陽の牙ダグラム』、『ガサラキ』と併せて、「ロボットアニメの真の名作」といっても過言ではないこの『ボトムズ』(※この3作は全て高橋良輔監督作品です)を試しに視聴してみる、という選択肢もある、ということで、簡単ながら作品紹介レビューを書いておきます。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1部(ウド編)は、ロンリー・ソルジャーの格好良さに感嘆して、作画の古さはマイナスながら、★ 4.0 と評価が高くなる。
・第2部(クメン編)も、東南アジア某国をモデルとした舞台設定に面白味を感じるものの、流石に今度はシナリオの冗長さに飽きてきて、☆ 3.9 と若干評価を下げる。
・第3部(サンサ編)、第4部(クエント編)は、それぞれ特殊な惑星を舞台とした展開に。特に終盤は意外な展開の連続で目が離せなくなる。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作・監督       高橋良輔
脚本           五武冬史、高橋良輔、吉川惣司、鳥海尽三
キャラクターデザイン 塩山紀生
メカニックデザイン  大河原邦男
音楽           乾裕樹
アニメーション制作  日本サンライズ{/netabare}


◆パート別評価

(1) ウド編   (第1-13話)  計13話 ★ 4.0
(2) クメン編  (第14-28話) 計15話 ☆ 3.9
(3) サンサ編 (第29-40話) 計12話 ☆ 3.9
(4) クエント編 (第41-52話) 計12話 ★ 4.2
-----------------------------------------------
  総合              計52話 ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= 装甲騎兵ボトムズ (1983年4月-1984年3月) ==========

 - - - - - - - - ウド編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
  ※百年戦争の戦災で出来たクレーター内に造られたヂヂリウム採掘の街ウドが舞台(聖書にある悪徳の街ゴモラがモデル)
{netabare}
第1話 終戦 ☆ 百年戦争終結、キリコ曹長の災難(目的不明の作戦、素体との遭遇、捕囚、拷問、脱走)、ビーコン監視
第2話 ウド ☆ 惑星メルキア、ウドの町、酸の雨、暴走族ブーンファミリー、ヂヂリウム集め、脱走
第3話 出会い ★ 三人組(ゴウト、ココナ、バニラ)との出遭い、装甲騎兵ボトムズ修復・起動、暴走族との交戦、治安警察の介入
第4話 バトリング ★ バトリング契約、AT(Armored Trooper)リアルバトル、コニー少尉殺害、キリコ拿捕 
第5話 罠 ☆ キリコ尋問・拷問、三人組のキリコ救出、オリア大尉隊との市街戦
第6話 素体 ★ キリコが追われる理由、治安警察基地侵入、素体との再会
第7話 襲撃 ☆ キリトと三人組のヂヂリウム略奪
第8話 取引 ★ ゴートと署長のヂヂリウム売買交渉、キリコ搭乗ATvs.謎の赤いAT、キリコ敗北
第9話 救出 ★ 三人組の仁義、キリコ救出失敗、金貨空中散布、市内騒乱、救出成功、仲間意識の発生
第10話 レッド・ショルダー ★ 監視者、集中砲火からの脱出、メルキア戦略装甲騎兵団特殊任務班X1(吸血部隊) ※ラストにキリコの内面独白
第11話 逆襲 ★ PS(パーフェクト・ソルジャー)、キリコ単騎治安警察本部急襲、キリコ機vs.プロト・ワン機、プロト・ワン捕縛 ※同上
第12話 絆 ★ キリコとプロト・ワンの意思疎通、二人の包囲網突破作戦、「フィアナ」奪わる、監視者(軍)の介入
第13話 脱出 ★ フィアナの逃亡拒否、軍vs.治安警察(素体争奪戦、署長死亡、ボロー司祭フィアナを連れての逃走成功)、ウドの街壊滅{/netabare}{/netabare}

 - - - - - - - - クメン編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
   ※ウドの町を離れて3ヶ月後、内乱のクメン王国が舞台(クメール=カンボジア王国がモデル)
{netabare}
第14話 アッセンブルEX-10 ★ 傭兵初日、ビーコン除去、三人組との再会、ビーラーゲリラの夜襲、PSとの遭遇戦
第15話 疑惑 ★ ココナの店爆破未遂、キリコへのスパイ嫌疑、対PSプログラムの成果
第16話 掃討 ★ ゾンム村奇襲(カン・ユー大尉隊)、村民への尋問、ロシアンルーレット、新たなPS(イプシロン(プロト・ツー))
第17話 再会 ★ キリコ置き去りの撤収命令、キリコ敵拠点へ単身乗り込み、フィアナとモニカのキリコ脱走幇助
第18話 急変 ☆ キリコ帰還、クメン王国とメルキアの停戦協定発効、敵襲
第19話 思惑 ☆ 基地防衛成功、キリコとロッチナ大尉の再会、ムナメラ河遡行作戦開始
第20話 フィアナ × ※総集編1、新規シーンほぼ無し
第21話 溯行 ★ ラモー寺院の捜索・戦闘、バニラの合流
第22話 触発 ★ ゲリラ戦車隊との遭遇戦・撃破、河中の対イプシロン戦、フィアナの捨て身の妨害
第23話 錯綜 ☆ カン・ユー大尉vs.キリコ、フィアナ解放
第24話 横断 ☆ キリコ指揮下の特殊部隊、前後の敵
第25話 潜入 ★ ゲリラへの撤退命令、特殊部隊サンジェルマン宮殿突入、ミニカ死亡
第26話 肉迫 ★ 宮殿攻防戦、政府軍AT部隊降下、カンジェルマン第3王子死亡
第27話 暗転 ★ キリコのボロー司祭尋問、キデーラ戦死、イプシロンVS.キリコ、メルキア軍AT大量降下、宮殿壊滅、ゴン・ヌー死亡、ボロー司祭死亡、カン・ユー大尉死亡、キリコ&フィアナ脱出
第28話 運命(さだめ) × ※総集編2、新規シーン特になく見なくてよい回{/netabare}{/netabare}

 - - - - - - - - サンサ編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
   ※クメン王国からの脱出後、謎の宇宙航行船に取り込まれたキリコ&フィアナ2人だけの宇宙空間~惑星サンサでの戦い
{netabare}
第29話 二人 ☆ 謎の宇宙航行艦、レッドショルダー(特殊部隊)記録映像、休戦協定侵犯、バララント来襲
第30話 幻影 ★ ロッチナ大尉更迭、キリコ・フィアナ各々の戦う理由
第31話 不可侵宙域 ☆ 艦内戦闘、バララント軍撤退、キリコの様態悪化
第32話 イプシロン ★ フィアナの投降申込み、キリコを狂わせた船(テルタイン)接近、・キリコ助命嘆願
第33話 対決 ☆ イプシロン撃退、惑星サンサ漂着、キリコ回復・離艦
第34話 惑星サンサ ★ ゴウト達との再会、キリコの異常戦闘・回復能力、キリコ捜索AT部隊来襲、レッドショルダーへの恨み(ゾフィー)
第35話 死線 ★ フィアナの様態悪化(液体ヂヂリウム切れによる身体硬直)
第36話 恩讐 ★ ゾフィー&バララント軍の執拗なキリコ追跡、酸素枯渇の危機、補給基地到達
第37話 虜 ★ フィアナ回復、キリコ囚わる、バララント軍指揮官ロッチナ、イプシロン隊来襲・応戦
第38話 暗闇 ★ イプシロンとキリコの対話、三人組の解放
第39話 パーフェクト・ソルジャー ★ キリコVS.イプシロン最後の戦い、PSの同類、イプシロンの敗北宣言・死、クエント星への孤独な出発
第40話 仲間 × ※総集編3、新規シーン特になく見なくてよい回{/netabare}{/netabare}

 - - - - - - - - クエント編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
 ※ロッチナ大尉に示唆された惑星クエントへ渡り、PSと自らの秘密を探るキリコ
{netabare}
第41話 クエント ☆ 傭兵の町ゴモル、ル・シャッコとの再会
第42話 砂漠 ☆ 3000年前に文明を捨てた星、谷底のクエント人の村へ
第43話 遺産 ★ 長老との対話、手を加えられた者(PS)、神?、シュミッテル兄弟(双子科学者)の追跡、瞬間転移
第44話 禁断 ★ クエントを守る謎の力、シュミッテル隊のゴモル進駐、キリコ&シャッコ瞬間転移、交戦
第45話 遭遇 ★ 再度の瞬間転移、驚異の古代クエント文明(謎の支配者のメッセージ)、フィアナ&ロッチナ大佐との再会
第46話 予感 ☆ バララント&ギルガメス両軍代表会談、フィアナ引き渡し決定、キリコのフィアナ救出作戦
第47話 異変 ★ ロッチナ艦キロコ収容・エネルギー停止、バララント&ギルガメス両軍艦全滅、謎の軍艦接近、キリィとロッチナの再会、ワイズマン(賢者)の意思
第48話 後継者 ☆ 人工星到着、神殿へ、ワイズマンの依頼・キリコの受諾、キリィ死亡
第49話 異能者 ★★ バララント&ギルガメス両軍同盟成立・「神の子達」撃滅作戦開始、包囲網突破戦、キリコの非情命令、生まれながらのPS・異能者キリコの宣言
第50話 乱雲 ★ 惑星クエント帰還、キリコVS.シャッコ、迫るパララント&ギルガメス同盟軍
第51話 修羅 ★ 同盟軍のキリコ追撃、キリコ最後の試練(ワイズマン本拠へ)、ワイズマンとの直接対話 
第52話 流星 ★ キリコの反逆、仕組まれたキリコの旅(ワイズマンの種明かし)、神殺し、惑星クエント爆発、1年後(エピローグ、2人の冬眠){/netabare}{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)33、☆(並回)15、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「炎のさだめ」
ED 「いつもあなたが」
挿入歌 「たのまれグッバイ」

投稿 : 2024/07/06
♥ : 19
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

こ~きりこ~の~た~け~はし~ちすんご~ぶじゃ~まどのさんさも・・・ホレ・・・?・・・デデレコデンだよ、あ○にゃんw・・・なんかよく分かんないけどロボ物:第9弾

視聴するアニメ作品を選択するにあたり
いつも本サイトのレビューを読み
吟味させていただいているのですが
この作品はちょっとばかり違ってました

情報元は「あにこれ掲示板」です・・・

とあるスレッドに貼り付けられていた
主人公「キリコ・キュービィー」の画像を見て

おぉっ!なんかイイ男^^(あえて”イケメン”なんていう野暮な表現はしない)

って
わりとどうでもいいような
側から見るといかにも不純な動機で
視聴を開始しました

そして
レンタルDVD1枚目(4話)であえなくギブアップ(理由は後述)

でも
あるレビュアーさんのレビューを読ませていただき
再度視聴を決意しました

やっぱりレビューは参考になりますね~^^


視聴して最初に
というか終始気になったのは
映像の粗さですね

作画がかなり雑で
しまいには作画崩壊してるのでは?と思うほど
(っていうか明らかに崩壊してる)

特に肝心のキリコの顔がやたらと変化して
お話ごとに
ひどいときにはシーンごとに
顔の角度が変わるたびに
どれが本当のキリコの顔なのか分からなくなるくらいです

キリコ目当てで観てる私にとっては非常に残念でした

古い作品だと
こういうのって仕方のないことなのかな?


さて
この作品
一番の見所は
やっぱりロボット

作中ではAT(アーマード・トルーパー)と呼ばれ
当然キリコも兵士として搭乗するのですが
そのATの扱いがとにかくハンパない

どこかに落ちているのを修理して再使用したり
肩やら脇やら背中などに武装を施して
自分好みの仕様に改造したりと

ATを特別扱いしているという感じが全くしません

自分の持ってる銃火器など武装の中の一つ
っていう感じでしょうか

だから
壊れたときなんかは躊躇なく
捨てる
破壊する
相手にぶつけて葬り去る

さらには
相手のATを奪う
脅し盗る^^
パクる^^

そして
作中でのそんな扱いを考慮してか
ATが
とても現実的で実用性のある仕様で描かれています

高さは約4メートルほどでかなり小さめ

上から・・・
頭があって
腕が二つ
足が二つ・・・

まあ普通の人型ロボットです

特徴として

頭部にはカメラが装備されていて
どのATにも照準や広角などの機能別に
2~3つついている

腕には飛ばないロケットパンチを装備し
火薬の爆発力で相手を殴り攻撃する(殴ったとき薬莢が飛び出ます)

足にはローラースケート
新型ATになるとホバーみたいなものがついていて
ローラーが回転することで
高速移動する

膝や腰の部分に手すりがあり
搭乗者はそれに手や足をかけて乗り込む

操縦するときは専用のゴーグルを装着

コックピットがやたら狭い

モノによっては水に潜ると溺れる

などなど

そのほか
背中にいろいろなオプションが装着出来るようになっていて
パラシュートでの降下や
宇宙空間での運用も可能

足を小さく折りたたんでコンパクトに収納
{netabare}そのままお買い物にもお出かけできて
とっても便利・・・{/netabare}

多分
実際に見てみないと
とんでもないブツを想像してしまいそう^^

見た目はロボロボしていますが
動きはとても人間臭く描かれていてとてもリアルです

操縦は
足のペダルと手のハンドル
そしてカメラが映しだす限られた視界だけ
それなのに
走ったり
殴ったり
しまいには山をよじ登ったり

よくよく考えると
普通では信じられないような動作を
いとも簡単にこなしている
でも
そこがロボットアニメのいいところなんですね^^


お話についてですが
簡単に書くと
キリコにまつわるとても理不尽(?)なお話です^^

謎の女性「フィアナ」との衝撃的な出会いから
そのフィアナを巡る軍と謎の組織の争いに巻き込まれていくという展開

全体的に暗い雰囲気で
特に最初の「ウド」編は作画の暗さも相まって
心が折れてしまいそうです
(だから一度断念したのです^^!)

ただ
キリコのキャラを生かすという意味では
むしろこれくらいの演出のほうが
いいのかも知れません

ストーリー展開は
いい言い方をすれば
そんなに難しくない

悪い言い方をすれば
工夫や捻りが感じられない
といった感じ

はっきり言ってお話自体はあまり面白くない

中盤あたりまでは
フィアナの謎やキリコのキャラ
そして
ATの戦闘シーンで
そこそこの盛り上がりはあるのですが
終盤は
軍や謎の組織の構図が表に出すぎてしまって
内容が重くなってきます

さらには
「天○の○ラ○ュタ」を彷彿とさせる
ファンタジー的な展開もあったりと
全部を観終わっても
しばらくは
「???」でした

ヒロインのフィアナも
「PS」(パーフェクトソルジャー)という
とんでもなく強力な兵士というキャラ設定で
{netabare}「プロト・ワン」や「素体」や「あれ」
「ファンタムレディ」などなど
いろいろな”呼び名”が付いて
特別な存在だったのに
終わりのほうでは
全くなりを潜めてしまいます{/netabare}

当初はキリコとフィアナの
バトル&ラブロマンス的展開で終始するかと
期待していたのですが
そもそもキリコのキャラがそっち方面に向いていない

特に「サンサ」編でのキリコのヘタレっぷりには同情すら覚えるほどです

それを裏付けるお話がこちら

{netabare}謎の宇宙船に意味も分からず乗せられたキリコとフィアナ

「私たち二人だけw」
こんな状況でも不敵に微笑むフィアナ

あからさまな“私を好きにして~w”アピール痛み入ります^^

なのに
そんなフィアナの大サービス発言があったにもかかわらず
無粋なキリコは知らん顔

気がきかね~野郎だ~(怒

と思いきや
キリコが
おもむろに酒瓶とグラスを手に
「やるかいw」

キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
女酔わせてなにするの~(怒

{netabare}ナニをするの~(笑{/netabare}

がしかし
{netabare}お酒を口にした瞬間
撃沈しました{/netabare}

{netabare}「ゲホっゲホっ(オエェェェ)」(吐いてないよ){/netabare}

{netabare}むせてやがる^^!{/netabare}

{netabare}キリコにとっては
初めてのお酒なのでした~^^{/netabare}

このヘタレ野郎っ!
最低野郎っ!
カッコ悪っ!{/netabare}


話をもどして
良かったと思えたのは
ATでの戦闘
市街地やジャングルや砂漠など
それぞれの舞台にあわせた戦闘シーンは見ものです

ただ
これもお話の展開の煽りというべきか
終盤は
大量のAT(しかも同じ種類のATばかり)の
物量戦がほとんど

まるで
どこかの国の人○解○軍のノリ

大量のATと派手な破壊シーンで
盛り上げようとしているのはわかるのですが
これでは
キリコやフィアナの個人技が
逆に目立たなくなってしまってます

最後は一応丸く収まった感じでしたが
なんだか
とってつけたような終わり方で
正直
消化不良気味でした


さて
いろいろ文句を書き連ねてしまいましたが
全てを通して印象的だったのは「音」「セリフ」へのこだわり

効果音・・・
BGM・・・
声優さん・・・

聴覚にうったえかける演出


まず
いろいろな動きに細かい効果音が付いてます

弾が当たったときの音
当たった後のビリビリする音
ATが吹き飛ばされる音

さらには
ATの蓋(コックピットの扉)がしまる音
ゴーグルを上げ下げする音まで・・・

ゴーグルを動かすだけで
なんであんな電子音(“キュィ”みたいな)が発するのかは最後まで謎でしたが・・・

そして
シーンに合わせたBGM

戦闘シーンのBGMがとてもハマっていて
(っていうかほとんど戦闘シーンばっか)
良かったのですが

一方で数少ない悲しい(?)シーンで流れる
OP曲のピアノソロのインストがとてもいい感じでした

あのダサダサのOP曲が
キリコとフィアナの三文芝居じみたシーンを
こんなに盛り上げてくれるなんて・・・

あんまり感動的でもないシーンでも
この曲が流れると
迂闊にもホロリとしてしまいます

ちなみに
OP曲の「炎のさだめ」
歌っている「TETSU」さんの正体が
「織田哲郎」さんだと知り
こちらもなぜだかホロリとしてしまいました^^

さらに特筆なのが
声優さんが豪華なこと

「クメン」編での
ロッチナ役の「銀河万丈」さんと
ゴン・ヌー役の「玄田哲章」さんの会話は
聞いてたら
まるで洋画の吹き替え版みたい^^

さらには
銀河万丈さんの”次回予告”の「語り」がすばらしい^^

声もさることながら
ポエムのような予告は
それだけでも聞き応えがあります

その次回予告で
とても印象に残ったものを一つ

目を瞑って
銀河万丈さんの声を想像しながら読んでみてください
(あ~目を瞑ったら読めないか^^!)

 {netabare}何故にと問う
 故にと応える
 だが人が言葉を得てより以来
 問いに見合う答えなどないのだ
 問いが剣が
 答えが盾か
 果てしない撃ち合いに散る火花
 その瞬間に刻まれる陰にこそ
 真実が潜む
 次回”イプシロン”
 飢えたるものは常に問い
 答えの中にはいつも罠{/netabare}

続けて
エンディング曲

 {netabare}さみしいときも
 かなしいときも
 いつもあなたがめにうかぶ・・・♪{/netabare}


かっけ~
「なん○も鑑○団」でもこの語りでやってほし~^^


最後に
作品タイトルについてですが
「ボトムズ」っていうのはロボットの固有の名前ではなく
作中では
AT
あるいは
ATに乗る兵士のことを指すスラングのようなものだそうで
「VOTOMS(Vertical One-man Tank for Offence & Maneuver-S):攻撃と機動のための直立一人乗り戦車」(wikiよりコピペ)や
「Bottoms:最低の奴(ら)」(wikiよりコピペ)の意味と紹介されてます

でも
作中では最初のほうで何度か「“ボトムズ”乗り」という呼称が出てきましたが
ほとんどが「AT」で統一されてました

参考までに
「装甲騎兵ボトムズ」のサイトでは
そのタイトルを冠した
日本酒「最低野郎」と
キリコが所属していた部隊「レッドショルダー」を冠した
梅酒「赤肩」が紹介されています

興味のある方は一度試してみては^^

余談で
全く参考にならないけど
{netabare}私
日本酒入ると暴れます~^^
てへ (*≧∀≦*)b{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 27
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

来週もキリコと地獄に付き合ってもらう

本作のレビューは文章の構成上、フルメタル・パニックの一部ネタバレを含みます。その点に留意して読んで頂ければと思います。

{netabare}リアルロボット系では富野監督と並び称される高橋亮輔監督の手掛けたロボットアニメ。同監督の前作ダグラムと比べると、エンターテイメントを意識した作品になっている。雰囲気からすれば、重厚で一見さんお断りな玄人向けのアニメと誤解されがちだが、ストーリーはよく練られているし、キリコとパーティを組むメンバーはそれぞれ癖はあるものの、基本的には明るく優しい人達なので、彼らとキリコの微妙に噛み合ってない絡みも中々楽しい。全52話と4クールものだが、それぞれ4つの惑星を舞台にしたエピソードに区切られていて、その惑星ごとの世界観を楽しめるようになっている。マンネリ感を防ぐ、視聴者に配慮した作りになっているので、かなり評価できるポイントではあるけども、実質最初の2つの惑星は舞台も話も違っていて、オムニバスのようなイメージで楽しめるが、後半の2つの惑星についてはキリコの宿命に関するテーマを前面に押し出してしまっているので、そこまで違いを感じないのが勿体無くもある。若干完結に向けて駆け足になってしまっている空気があるのも、そう思わせてしまう原因だ。この点は少しマイナスかもしれない。

さて、この作品に出てくるロボットは通称アーマードトルーパー(AT)と呼ばれる独特のフォルムが特徴の人型機動兵器である。全高4メートルという、ロボットにしては非常に小型サイズの機動性と汎用性を重視した作りで、パーツを組み込む事で多様な戦闘状況に対応できる他、大量生産を可能とする機体構成のコストパフォーマンスの高さがウリとなっている。勿論この性質は全ての機体に適用されるわけではないが、主人公キリコを初めとして多くのパイロットが愛用するスコープドッグと呼ばれるタイプの機体は総じてこの特徴を備えており、使い捨てロボットと揶揄されながらも、ボトムズの顔ともいうべき存在感を放っている。あくまで汎用機に過ぎない機体をメインに抜擢してきたのは、実際の戦争においても、戦場の主役は一兵士が使用する汎用武器であるというリアリティに基づいた思想から閃いたのではないかと思う。勿論単独の戦力も戦場においては微々たるものである。某SRPGのように改造すれば、それだけで戦場の空気を一変させてしまうものでは毛頭ないということを私は強調したい。某SRPGにおける鬼神の如き強さは私からすれば非常に納得のいかない仕様であるw

主人公であるキリコは完全無欠の兵士という設定で、生身での単独行動によるサボタージュやATの操縦・整備技術を備えた戦闘のスペシャリストである。性格は無口で人付き合いを好まない孤独を愛する男ではあるが、ウドでゴウト・ココナ・バニラと出会ってからは少しずつ心を開いていき、後にクメンでは仲間との再会時に僅かながら笑みを見せるシーンもあった。ボトムズはキリコのこうした内面的な変化の過程を見せる作品でもある。ゴウト達との友情、フィアナとの愛情、そしてイプシロンとの因縁において時折見せる憎悪にも同情にも意地にも似た複雑な感情といい、当初失われつつあったキリコの感情が展開を追うごとに視聴者に伝わっていき、共感を呼び起こしてくれる。圧倒的な戦闘力・剛健質実で無口なハードボイルドな部分ではなく、こうした人間臭さも持ち合わせている所がギャップとしてキリコを魅力的に見せており、そこに惹かれるファンが多いのである。

ここでポイントとして挙げておきたいのは、キリコがスコープドッグを簡単に乗り捨てる様を見て、コイツは機体に愛着が無い人間だ!というレッテルを貼る輩がいる。ネット上の感想でたまに見かけるが、これは大いなる勘違いであり、キリコほど自分の乗ってきた機体を愛するキャラはいないだろうと私は考えている。本作を見てもらえれば分かるが、キリコは少しでも暇が出来ると熱心に機体を整備しているシーンが結構あるのだ。話の展開上、専属メカニックがいない状況が多い中、自分の機体は自分で面倒を見なければならないという不文律に渋々従っているかもしれないが、それでもそこまで念入りに整備するものなのか?と思ってしまう。前述したが、そもそも大量生産・乗り捨てを前提としたインスタント兵器という概念が普通な世界なので、キリコでなくとも、ロボットを使い捨てにするという兵士は割と多かったのである。使い捨て前提の機体を熱心に整備するという心は、自身の命を助ける近道という考え方はあるかもしれない。しかしクメン編でゴウトに新型の機体の融通されるも、キリコは「俺は使い慣れた機体がいい」とあっさりそれを断るのである。戦闘のことしか頭にない冷血な性格であれば、それは自身の命を高確率で生かす手段故の発言・行動と捉えられるが、ゴウト達との関係を見る限りでは、キリコにも機体に対する特別な愛着があると考えて良いだろう。

さて、本作の大ファンとして知られる著名人といえば、フルメタシリーズの原作者である賀東氏であろう。キリコを自身の理想のキャラとして掲げる氏は、相良宗介というキリコに似たタイプの主人公を生み出している。戦闘のスペシャリスト・無口で感情表現に乏しい・ヒロインが危険、若しくは事件に巻き込まれた時に冷静な判断力を失い、戦闘力が低下するといった性質までソックリであるw

そして極めつけとして、アニメフルメタ1期のキャッチコピーが「宗介と地獄に付き合ってもらう!」なのである。このコピーは私がタイトルに冠しているが、ボトムズの1話の有名な次回予告のフレーズであり、この文だけでボトムズを表現しているといっても過言のない名文句である。言い過ぎかもしれないが、ある意味この作品がなければ、フルメタは生まれなかったのではないだろうか。フルメタファンでボトムズを見ていない諸君は是非ともレンタルビデオ屋に足を運んで頂き、キリコと一緒に地獄へ旅立って貰いたい。損は絶対にさせない。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 20
ページの先頭へ