秘密で魔法なおすすめアニメランキング 31

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの秘密で魔法な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の秘密で魔法なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.0 1 秘密で魔法なアニメランキング1位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (684)
3764人が棚に入れました
【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン。最強と名高い女剣士は今日も仲間たちと共に、広大な地下迷宮『ダンジョン』へと繰り出していく。様々な謎と脅威が襲いかかる深層域で、アイズが風を呼び、迷宮の闇へと一閃を刻む! 迷宮都市オラリオの地で、それぞれの物語が今、鮮烈に交差する! これは、強さを求め続ける少女と、その眷族の物語。

声優・キャラクター
大西沙織、木村珠莉、村川梨衣、高橋未奈美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ダンまちに外伝を求めるのは間違っているだろうか

原作未読


劇場版『オリオンの矢』を控えた本編の再放送を観了後。だいぶ後回しにしていた『外伝ソード・オラトリア』をやっとこ観ました。2期も始まりましたのでその前に予習しとこ!そんな感じです。


本編は至極真っ当な古典的RPGの薫り高い良作でした。主人公ベルくんの成長物語や紐…女神ヘスティアに魅せられた本編の1期です。
思ったより硬派じゃあーりませんか…ってのが、「タイトルでもったいないことしてるな~」の褒め言葉にも繋がりました。


今回のソード・オラトリアは本編と時間軸を同じくするもう一つの物語。ロキ・ファミリアに焦点を当てた外伝に相当します。
ファミリアの豪華なメンツはこちら↓

{netabare}アイズ・ヴァレンシュタイン(CV大西沙織) LV.5 剣姫
レフィーヤ・ウィリディス(CV木村珠莉) LV.3 サウザンド・エルフ
ティオナ・ヒリュテ(CV村川梨衣) LV.5 アマゾン
ティオネ・ヒリュテ(CV高橋未奈美) LV.5 ヨルムガンド
フィン・ディムナ(CV田村睦心) LV.6 ブレイバー
リヴェリア・リヨス・アールヴ《CV川澄綾子(外伝)、種田梨沙(本編)》 LV.6 ナイン・ヘル
ガレス・ランドロック(CV乃村健次) LV.6 エルガルム
ベート・ローガ(CV岡本信彦) LV.5 ヴァナルガンド

※サポートメンバーもそこそこ。一部紹介。
ラウルーノールドLV.4超凡夫 クルス・バッセルLV.4 リーネ・アルシェLV.2
 ⇒超凡夫って(笑){/netabare}


1期の健闘で期待値が上がり、聞けば外伝の小説もなかなか良いらしい。いわゆる期待作ポジションからのスタートということだったのに

・なんか胸囲の格差社会の話になっとる
・本編の主人公と思しき娘さんの百合百合しさ

あーダンまちよお前もか・・・ラノベの闇に沈んでしまうのか!? およよ・・・となりかけました。
レフィーヤの成長物語のようなので百合嗜好薄めの自分にはキャラへの共感が薄くなりそうと不安になった序盤です。
意外と硬派だった本編のノリを期待した皆さま。どうしてもしんどい場合は撤退も選択肢でしょう。


さて、そんななかで本作の価値は

 {netabare}“そりゃ他にもファミリアがあるわな”{/netabare} 


もともと暇を持て余した神々の遊びみたいなもんで“ファミリア”と呼ばれる各神様の眷属(出入りの自由度高いけど…)パーティが複数あることは本編でも説明がなされてました。
言うまでもなく主役はヘスティア・ファミリア。紐・・・ヘスティア様とベルくんです。
主役はフォーカスされて当たり前。しかし同時並行して各ファミリアが別の場所でクエストをこなし、当たり前ですが各々の思惑で動いているのです。
そこを拾ってくれてよかった。拾われたのがこのファミリア以外考えにくいであろうロキ・ファミリア。この物語の基本設定を考えれば一足とびで2期に移行するよりも外伝をリリースすることは自然な流れだったように思えてなりません。

というわけで、

1.ベルくんたちがすったもんだしている横で何が起こっていたのか?

ありきたりですいませんが、具体的に形にしたことをなにより評価するものであります。

本編あっての外伝ですのでこちら単体の視聴はオススメしません。私はすこし時間が空きましたができれば1期から続けて観ることをお薦めします。またはこれ観ておさらいするとか。
本編とのリンクでは一部怪しいところありなものの、ところどころニヤッとできることでしょう。

{netabare}・アイズがベルくんに稽古をつけた理由の一つは“強くなるためのヒントが欲しい”事情があったから{/netabare}

本編描写の答え合わせであり、また両者の意思がいいタイミングで絡んだ結果でストーリーが進んでいったことがわかります。
ファンタジーは作りこまれてるに越したことはありません。本編が一見、“ハーレム”+“俺TUEEE”のコンボのように見えて安直さを感じなかったのは、こういった作りこまれた物語だったからとの背景もあるでしょう。


外伝としてはこれで充分な気がします。ところがさらにもういっちょ

2.やはり主役はベルくんということに(笑)

時系列の繋がりと同様に、この作品のメッセージが本編と外伝で乖離することはありませんでした。
ちなみに本編の主役らは驚くほど登場時間が少ないのでそちらのファン(私含む)はご愁傷様です。この一言のために松岡さんと水瀬さんアフレコに呼んだんかいな?というくらい。
それでも主役は主役だねと感じられる展開はお見事。ぜひ作品を実際観て感じてください。

{netabare}ベルくんもそうだったように、高めの目標をクリアすること、作中では“冒険”と言われてる困難を克服しないと次の高みに辿り着けないという設定がお気に入りです。形を変えてアイズもレフィーヤも彼女らなりの冒険をしてましたね。{/netabare}


上記1.2.を感じることができたので多少の百合やティオナ・ティオネのバスト漫才にも惑わされることなく、いや正直邪魔と思ったのですが、価値ある一品だと思いました。
いやだって本編だって似たようなばいんばいんはあったとは思うんですが、比重掛け過ぎですよ。こういうのは塩梅が大事なのです。
できれば1期とセットで観たい。そんな不思議な作品でした。



■オマケ
アイズさん何考えてるかわかんないです

{netabare}うーん、なんでアイズさん、ベルくんに謝ることにあんだけ固執したんでしょう?
・怖がられてると思い込んでて誤解を解きかたったから
・責任感から迷惑かけてゴメンと本気で思ってたから
・それは方便でベルくんに興味があったから

結論が導き出せないので考えればいくつでも出てきそうです。
剣を壊したら「(店の人に)怒られる」と言ってみたり、服破いてレフィーヤに謝ってみたりと、無事でなによりとの周囲の反応がアイズさんにはよくわかってなかった模様。天然っぽい返しをするヴァレン何某さんであります。
人との距離の取り方を学習中って感じでしたね。そして本人も取れるようになりたいとの指向がある。親とのやり取りがいわくありげで影を落としてそうでした。

そうみると、謝んなきゃ!って思ったら思い込んだでそれ以外の融通きかなさそうですし、“助けられる→逃げる”を繰り返すベルくんはアイズにとって特異なコミュニケーションをとる人として興味の湧く対象でもあったし。
それらしい理屈は思いつくのですが決め手に欠けます。{/netabare}


{netabare}もしかすると、強くなりたい彼女にとって、逃げ足がはぐれメタル級のベルくんから得られる経験値量を感じ取り、つけまわしてたのかもしれませぬ。
それにベルくん「しあわせのくつ」持ってますもんね。
だいぶナナメ上方向でとっても納得した気分になったのでこのへんで。{/netabare}


読んでいただき有難う御座いました。



視聴時期:2019年7月

-----
2020.03.22追記

リリース順
 本編1期→外伝→劇場版→本編2期→?たぶん本編3期

外伝(本作)の放送をしたことによって、ヘスティアファミリアに視線が集中しすぎず、なかなかダンジョンに入らない後の展開も許容されてるのかと。


2019.08.05 初稿
2020.03.22 追記
2020.10.10 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 56
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『ダンまち』本編を見てからじゃないと面白くないかも?

原作未読。最終話まで視聴。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のスピンオフ作品。
本編のアニメ『ダンまち』は視聴済み。

アイズとレフィーヤのダブルヒロインを中心に、ロキ・ファミリアの面々の成長を描いた作品。

本編の『ダンまち』では、ほとんど出番の無かったレフィーヤの主役抜擢は面白いと思った。
ただし、レフィーヤのアイズに対する百合感情が余計だったかな?
憧れの感情はアリだと思うけど、個人的に百合はちょっと苦手です・・・。
ちょっとウジウジした性格もマイナス要素でしたが、後半、しっかりと成長が描かれていて良かった。
本編の『ダンまち』もそうだけど、登場人物の成長を描くのが上手い作品だと思った。
単純な主人公最強系ではなく、主人公が成長して最強へ近付いていく系。

最終12話のバトルシーンは、皆それぞれに見せ場が用意されていて良かった。
{netabare}絶望的な状況から、団長の一言で全員が奮い立つ場面。
ガレスの身を挺した中央突破の場面。
そしてレフィーヤがアイズを救う場面。{/netabare}
やはり、個人的にバトルシーンは盛り上がる。

『本編のあの場面の裏側ではこんな事が・・・』的な楽しみ方が、この作品のもう一つの魅力。
たまに出てくるベルくんと紐神様に、なぜか癒される作品。

多分、『ダンまち』本編を見てからのほうが楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

求めるのは間違いだろうが、出会ってしまったものはしょうがない。

ライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(通称:「ダンまち」)の外伝。本作の原作もライトノベルです。

ダンまちも本作も、原作は未読です。世界観および登場キャラクターもほぼ共通ですが、ダンまちがヘスティア・ファミリア(アニメ放送時のメンバーは女神ヘスティア、主人公ベル・クラネル、リリルカ・アーデ、ヴェルフ・クロッゾ)視点で書かれているのに対して、本作はロキ・ファミリア(女神ロキ、主人公アイズ・ヴァレンシュタイン、レフィーヤ・ウィリディス、団長フィン・ディムナ、副団長リヴェリア・リヨス・アールヴなど)視点で、ダンまちと同一時系列のお話が進んでいく感じです。

タイトルに「外伝」とあるくらいで、本作視聴にあたってはダンまち本編をアニメで観ているか原作を読むかしている前提があると思われます。

アニメ化時のキャラクターデザインはダンまち本編と共通、製作スタッフも同じような感じで「同一シリーズ」感はとてもありますね。

少なくともアニメを観た限りの理解では、本作はベル・クラネルの異常な成長速度に啓発されて成長するアイズやレフィーアたち、そしてその成長を見守り自身もまた触発されるフィン、リヴェリアら古参メンバーたちといった感じのお話になっています。

ベルくんにアイズが出会ってしまったのはたまたまなのでしょうが、そういう意味で「出会ってしまったものはしょうがない」ということですね。別に恋愛的な意味でなくても…。

アイズやレフィーヤの成長の話とは別にアイズ出生に関して何か秘密があるっぽいですが、少なくとも今回アニメ化した範囲ではハッキリとはわかりません。

ダンまち本編を観ていなかったら視聴意欲は継続しないかもしれません。個人的には「ダンまち観ちゃったし、じゃあこっちも観とくか」くらいの感じで「凄く面白い」とまでは思いませんでした。

ダンまち本編が好きなのであれば、是非観るべきだとは思いますが。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

69.0 2 秘密で魔法なアニメランキング2位
スクラップド・プリンセス(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (273)
1776人が棚に入れました
ラインヴァン王国の王女だったが、マウゼル神より下される預言により“16歳になった時世界を滅ぼす猛毒”と告げられた幼い王女は秘密裏に処分されるはずだった…。
しかし、助けられ15歳にまで成長していた。パシフィカと名付けられた王女は、生存を知った王国軍と教会に狙われることになり、血の繋がらない兄・シャノンと姉・ラクウェルと共にあての無い旅に出る…。

声優・キャラクター
折笠富美子、三木眞一郎、大原さやか、近藤隆、川澄綾子、水島大宙、水橋かおり

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ラストが切ない

WOWOWで放送されてたせいか、いまいち知名度がない感じですかね?
個人的に隠れた名作と思っていますが

基本ファンタジーです、剣と魔法の世界。
主人公の廃棄王女ことパシフィカが兄と姉と共に刺客から逃げる物語
基本、天真爛漫なので明るい話が続きますが、後半に向かってシリアスになっていきます
世界の秘密、狙われる理由、ラストに・・・・

ファンタジーの王道ではありません、後半にあれれ?的な展開になります

ファンタジー好きな人にも楽しめると思います
パシフィカのcvである折笠富美子さんをこの作品で好きになりました^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

トナマク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

姫さんのポジティブさが好きです^^

ストーリーを簡単に説明すると、
16歳になったときに世界を滅ぼすと予言されたお姫様が、周りの人に助けられながら逃亡生活を送るというお話です。

お姫様の性格で、この作品の好き嫌いが別れると思います。

お姫様はとても天真爛漫で、まるで命を狙われていないかのようです。
「疲れたぁ~!」とか文句を言ったり、人に敬意が無かったり、お兄ちゃん使いが荒かったり、周りの人に守ってもらって姫さん自身は戦わなかったりするのを見てどう思うかが好みの分岐点です。

自分はそれでもいいと思いました!
だって命を狙われていると言っても全然実感湧かないと思うし
敬意が欠けてるかもしれないけど、まだ15歳だし
そんな少女に戦えって言っても剣も教えてもらってないのに出来るわけないし
…それに作中でも言ってましたが、人にはそれぞれの闘い方があるんです!
きっと姫さんも心のなかで必死に闘っていたはずだと自分は思います。

個人的にはこの性格はよかったと思います。
逃亡していても楽しそうだし、くよくよしたりもせず、見ていて元気を貰えました!

そして展開はどんどんファンタジー方向へと向かっていきます。
これがまた難しい話で、頭の悪い自分には理解不能でした(゚д゚)ン?
なんかよくわからないけど、とにかく壮大な話でした…。
ファンタジーはそんなに求めてなかったです。
出来れば王都の悪い集団の陰謀とかに留めて欲しかったかな。

なんて色々言いましたが、とても面白いアニメでした♪
ファンタジー好きにオススメですd(`・∀・)bグッ
よかったら見てみてください!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パッピーエンド作品とはこういうこと。(満足)

あらすじはパス。

感想
最初は主人公のパシフィカが自分の生い立ちを知らぬ状況から
始まりますが、いつまでも平和な生活が続く訳もなく、
追手に追われることになります。

この先どうなるのかなぁと思っていましたが、世界を滅ぼす存在
と言われただけあって、ストーリー展開はどんどん大きくなって
いきます。

後半の内容的にはもうSFの物語になっちゃっています。
それでも、その背景の説明もあってなるほど、、、。

ラス前、超展開です!(全く読めなかった)
それで最後はそれも含めてうまくまとめてくれました。

いやー、やっぱりこういう終わり方、王道かもしれないけど
満足です!

ハッピーエンドが好きな方にはオススメの作品ですね。



おまけ
OP
作詞、作曲 景山ヒロノブさん(作詞は共作だけど)
こういう曲も作れるってすごいなぁ。
ただ歌ってるだけじゃないのね。


Jam Project
なんかローゼンメイデンの印象強いので意外でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

79.2 3 秘密で魔法なアニメランキング3位
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (527)
2066人が棚に入れました
現代の日本で生活している「本須麗乃(もとすうらの)」 は、念願である図書館への就職が決まったその日に亡くなってしまう。もっと多くの本が読みたかった、そんな未練を抱いたままの彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての身体を持って意識を取り戻した。物語の舞台となるのは 魔法の力を持つ貴族たちに支配された中世のような異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために奮闘する。

声優・キャラクター
井口裕香、速水奨、中島愛、折笠富美子、小山剛志、田村睦心、子安武人、日野聡、前野智昭、内田彩
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

足らぬを知って言い訳にしない

原作未読


既刊23巻をもって第4部までひとまず完結しているとのこと。原作の人気ぶりがうかがえます。
全14話で最終回が1月1日。1クールものにしてはボリューミーなのが特長。視聴動機は交流あるレビュアーさんからの好意的な評です。

たしか異世界転生ものが壮大に爆死したのは2019年夏期。遡ること2019年春期までの惨状をもって私は視聴優先順位を下げました。夏期は一つも観ておらず、自身の選球眼の良さを独り誇った夏。
一転して今期(2019年秋期)は『慎重勇者』『けものみち』『私、能力は平均値で…(のうきん)』そして本作とけっこうな量を観てます。どの作品も異世界転生ものが持つ悪名に一石を投じる作品群でした。トレンドが変わるターニングポイントとなるクールだったのかもしれません。


本作の評価に戻ります。
死んでも転生先で本に囲まれた暮らしがしたいとの願望を持って現世での生を終えた女子大生が異世界で奮闘する話。
ファンタジーの基本設定よろしく中世ヨーロッパなわけでして、そりゃあ紙は無いわ、な世界。本は高価で貴族の持ち物。されど転生先は平民だったという元女子大生が!というところがタイトルの“下剋上”に繋がってるんだろうと想像させる導入です。


そんなこんなで本作での石の投じられ方について

・元世界と転生先世界との繋がり+αがある

 {netabare}+αすなわち“葛藤”が描かれてるんですね。これ新鮮でした。いろいろ便利だった元世界と不便な転生先。行動や思考に昔のクセが出てくるわけですが、文明差を利用して俺TUEEE一直線とはならず、むしろそのことで人間関係の軋轢を生んだりと一筋縄ではいきません。{/netabare}


・腑に落ちる感覚がある

 {netabare}:初めて街に出ての一言が「臭い」。下水道完備はここ100年くらいの話なわけでそりゃそーだ。{/netabare}
 {netabare}:たしかヨーロッパはイスラム経由で紙が伝わっていたかと。だいぶ後進世界だったはずなので“紙がない”にまず納得。そこからの文字を残す手段として四大文明からトレース。転じて本を作るためにまずは紙を!との目標設定。紙を生成するためのあの手この手の実現手段がおそらく以前書物で得た知識からだろうと思わせるのに十分な描写。{/netabare}


本作の主役マインちゃんの戸惑いと現状を受け入れていく過程や心情の変化を楽しむ作品でした。
派手さはなくむしろ地味です。むしろ無い無いづくしのところからの地道な積み上げに終始してました。高度成長期を知る世代は懐かしく感じるかもしれませんね(適当)。


 {netabare}「無いものは作ればいい!」{/netabare}


それほど冗談でもなくアニマルスピリットを鼓舞する主人公に勇気づけられる部分もあるやも。良き仲間たちや家族との絆なども含めて当初想定より見応えのある作品でした。
なお、視聴前は転生先世界の図書館内で大活躍する話を想像してましたが、一切そんなシーンはありませんでした。そのへん既刊23巻のペース配分なのかもしれません。続編が確定しております。

遅まきながら秋期作品もだいぶ観終わってきましたが、「2期作成決定!」「劇場版公開決定!」等々 coming soon ものばっかりだったなと振り返り(笑) 今クールの風潮でしたね。



総じて安定してましたし、話もしっかりしていて良かったと思います。EDの中島愛さんの曲もよい。
しかしながら趣味嗜好といいますか、なんとなく苦手だったのが最後まで気になってしかたありませんでした。喉にひっかかった小骨みたいな違和感ですね。
それは…


 {netabare}主人公が幼女というのがどうもダメっす{/netabare}


こればっかりはなぁ 
…お話はほんと面白かったです



視聴時期:2019年10月~2019年12月 リアタイ  

------
2020.02.25 
《配点を修正》+0.1


2020.01.25 初稿
2020.02.25 配点修正
2020.07.17 修正
2020.12.02 タイトル修正
2021.03.13 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 69

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

どうしてもどうしてもかなえたい願い

主人公マインには、どうしてもかなえたい願いがあります。
それは本を読むこと。そして本をつくること。

この物語は、その願いに向かって何度も何度も挑戦し、何度も何度も失敗しながらも、
一歩、一歩、さらに一歩と前進していく物語です。
とても感動します。

可愛い絵に騙されてはいけません。
この物語は人生の縮図のようなものです。
喜びや楽しさもあれば、苦しみや悲しさ、そして残酷な選択を選ばざるを得なくなるシビアさも持ち合わせています。
ですが、ハッピーエンドとなるはずですので、…(多分)(^_^;)安心してください。


本が大好きな本須麗乃(もとすうらの)は不慮の事故で亡くなります。
そして気づいたとき、彼女は異世界へ転生し、マインという少女となっていました。
そして彼女は、マインとして異世界で活躍します。

生まれ変わった世界では科学が発展しておらず、本が貴重なものとして庶民には普及していませんでした。

本が大好きなマインは、それならば自分で本を作ろうと、前向きに頑張ります。
マインのひたむきな本への情熱が感じられます。

もちろん最初は失敗の連続です。絶望を感じるほど失敗してしまいます。
しかし、マインの知識とたゆまぬ努力とが、マインの未来を少しずつ照らしてゆきます。

私は、マインを取り巻く人の輪がだんだん大きくなっていくのを見て、とても嬉しくなりました。


オープニングテーマ「真っ白」を歌っているのは、諸星すみれさん。
彼女はヴァイオレットエバーガーデンの第十話でアンの声優をされた方です。
それを知っただけで私は嬉しくなりました。(^_^)


ところで、
マインは難病をかかえています。
少し歩くだけで疲れてしまい、歩けなくなりますし、すぐに熱を出して寝込んでしまいます。
ですが、マインは人生を悲観することなく、前向きに生きています。
そこがまた、素晴らしい。


現代でも難病をかかえている人がたくさんおられます。
このアニメが、その人たちの励みになればと、私は願っています。

生きることは辛いこともあるけど、楽しいことも沢山ある。
この物語はそれを教えてくれます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 67
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

観るたびに面白さが少しずつ増していく

<2019/10/4 初投稿>
第1章観ました。
見始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
なろう系の異世界転生もの。
と言っても俺つえーではない方のようです。

なろう系が苦手なことの多い私ですが、
一方でアニメや小説で読書に熱中する登場人物が出てくる作品は相性が良いのです。
(そうなる理由はいろいろあるのですが長くなるので割愛)

例えば「図書館戦争」「 ビブリア古書堂の事件手帖」「R.O.D」「ダンタリアンの書架」「GOSICK」とか

本作も主人公マインは本を愛しています。
活字中毒。
そんな彼女が転生した先は{netabare}中世ヨーロッパのような文明・文化の世界。まだ活版印刷が発明されておらず本はほとんど流通していないという活字中毒には酷な世界でした。{/netabare} そこで彼女は・・・というお話。

これから先、お話はどのように展開していくんでしょうか。
例えば「本ってなんだろう?」「文字ってなんだろう?」なんてことに想いを馳せてしまうような展開ならかなり面白くなりそうな気がします。

異世界の建てつけもなかなか面白い。
しっくりくると言った方がいいかな。

声優さんもマインは阿良々木暦くんの下の妹でお馴染み、井口裕香さん。
キーマンになりそうな神官はベテランイケボの速水奨さん。
他にもベテラン・中堅の腕の良い声優さんが揃ってるようで安定感抜群です。

ただキャラクターデザインはなんか古いというか名作劇場というかNHKというかそんな感じ。
しかも原作の画像検索したら小説の挿絵とはかなり違いますね。
まあでも慣れちゃいそうな気もしますけど。

良作になってほしいなーと期待。

でもタイトルに「下剋上」とか残念そうなワード入ってるしなー。

あんまりハードル高くしてがっかりするのも嫌なので暫くは薄目で見るようにしておきます。

1話を観た今期純新作は今のところこれと「けものみち」
なんか変な感じ 笑

<2019/10/10 追記>
第2章です。

この作品、やはりかなりの曲者ですね。
観るのに想像力が必要。

例えば本の記憶。
その世界では本がどんな位置づけなのかをマインが知らなかった、というくだりが第1話にあります。
自分の住んでいる世界の当たり前の事情のはずなのに、なぜマインは知らなかったのか。

その世界では本はめったに見かけるようなものではなく
文字も買い物の値札くらいでしか見かけない。
そんな世界で5歳児が本のこと知らなくて当たり前。

つまりこの異世界はそういう世界なんです。
私たちが生きる現代社会とは全く常識の異なる世界。
おそらく実際の中世ヨーロッパも日本の戦国時代以前もそんな感じだったのでしょう。

第2話でもそうした点は多々見受けられました。
また単なる情報だけではなく、いきなり異世界に放り込まれてしまったマインの気持ちも丁寧に描かれてます。

この物語の楽しみ方は、視聴者がマインになったつもりでその世界の中で置かれた状況をいろいろあれこれ想像しながら・・・というのが一番な気がします。

裏を返せば流し見してたら全くつまらない曲者アニメ(褒め言葉です)

<2019/10/19 追記>
第3章まで観ました

お話はずーっと同じリズムだけど不思議と飽きがこない。
絵も慣れてきました。

自分、結構はまってきてるのかも。

<2019/11/9 追記>
第六章まで観ました。

一歩ずつ踏みしめるように物語が進んでいくのは気持ちいいですね。
そういったところは往年の4クール長丁場のファミリー向けアニメをやはり彷彿とさせます。

一方で一番奥底のベースの部分にファンタジーを敷いているので観ていて不思議な気分になります。
毎回ちょっとずつ新しいトピックが入ってくるところも◯。

古くて新しい、珍しい作品なんだと思います。

さて「身喰い」なんてのが出てきました。
この先、お話はどのように転がっていくのでしょうか。

<2019/11/14 追記>
第七章です。

やっべぞ!
本格的に面白くなってきた。

良い具合にファンタジーもあるとか、びっくり!
契約のシーンはかなり好きです。

そして、マインの身体のことも。

入念に練られたストーリーに思えてきました。

とりあえず評点は中間評価ということで。

<2019/11/29 追記>
第九章まで。

途中から一気に面白くなったり、
急に減速したりする作品は多いですが、
毎話、少しずつ面白さが増していく作品というのは本当に珍しい。

お話自体は淡々と進んでいくのにね。

でもマインとルッツの関係とか
マインの罪悪感とか
ややもすると見過ごしてしまいそうなところを一つ一つちゃんと拾っていく。

これは凄いアニメなのかもしれない。

ということで評価UPです。

<2019/12/5 追記>
第十章まで。

相変わらずゆっくりと、お話は進んでいきます。
でも退屈は全くせず。
なぜか見入ってしまうのです。

マインとルッツは見ていてやはり微笑ましい。
ルッツは子供なのに真っ直ぐで素直で優しい、よくできた少年です。
そして男としての覚悟も。

14話で終了なのだそうですが、この先どうなるのか。
そしてやはり二期が欲しい。

<2019/12/12 追記>
第十一章

ちょっと泣いてもた。
やはり本作、只者じゃないですね。
物語の厚みが素晴らしい。

原作派の皆さんはアニメのキャラクターデザインに違和感あるようですが。
ここまで観て、アニメではこれぐらい軽い感じの方がちょうど良いように思えてきました。
原作未読なのでそう思えるのかもしれませんけど。

名作の類かもしれない。

<2019/12/27 追記>
最終14話まで観ました。

これは良い作品ですよ。
何が?って、とにかくちゃんとしてる。
少しずつ意外性を盛り込みながら、ちゃんと面白い方向に話を転がしている。

マインの怒りのシーンはスカッとした。
源蔵のジャーマンよりも。
つか、神殿長は源蔵にジャーマンで投げられろっ!
とか思った自分がいました 笑。

足腰のしっかりした物語ですね。
これは原作読みたくなりました。

マジ二期期待!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 56

62.8 4 秘密で魔法なアニメランキング4位
暴食のベルセルク(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (122)
379人が棚に入れました
スキルの優劣が絶対の世界で、無能と蔑まれる少年――フェイトは最底辺の生活を強いられていた。 フェイトの持つスキル《暴食》が、腹が減るだけで全く役に立たない能力だったからだ。 この世界で最上位に位置する聖騎士の一族、ブレリック家に目を付けられ、何かと暴力を受け、雑用を押しつけられる毎日。 唯一の救いは、同じ聖騎士にもかかわらずフェイトを見下さずに接してくれる存在、ロキシー・ハートだけであった。 しかし彼女と共に、城に進入した賊を偶然にも仕留めたことで世界は一変する。 敵の命を奪った瞬間、暴食スキルが発動し、相手の力が自身に流れ込んできたのだ。 そう、フェイトの持つスキル《暴食》は、殺した相手から、スキル・能力を奪い取るという、とんでもない代物であった。 戦う力を得たフェイトは、同じく大罪の名を冠するスキルを持った意思のある剣、《強欲》のグリードと出会い、さらに闘争の世界に足を踏み入れていく。 大切な人を守るため、理不尽な世の中に抗うため、立ちはだかる敵を喰らい尽くすフェイト。 こうして地べたを這いつくばるだけだった少年の運命は、急速に動き始めるのだった――。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

安定感あるけど個性がない無双アニメ

ありきたりな話だけどつまらなくはないですよ、続編あるなら見るかも

主題歌は良かったしロキシーは可愛い、グリードのキャラが好き
声優のおかげでフェイトとグリードの掛け合いがよく、結構面白いところもあるけどだいたいどこかで見たような話、何かこの作品ならではの個性が欲しい
個性は人前で剣に話しかけて怒られることくらい?イタイですねー


ここからは微妙なところ

戦闘は結構苦戦しますが、作画あんまりよくないから戦闘シーンは微妙
蜘蛛ですが何か?とか転スラと同じ能力強奪チートだけど、手軽に都合のいいスキル獲得していくしスキルを有効に活用してる感じがしない
あと、キャラクターが薄っぺらく見えるから読心スキルなんてない方がいいと思う
蜘蛛とか転スラは強敵との死闘がありますが、こちらは戦士やゴブリン倒して読心やら鑑定やら便利すぎるスキルをお手軽に手に入れてしまうので新しいスキルを手に入れたワクワク感がない

たまたま立ち寄った武器屋のガラクタに鑑定スキルつかってしゃべる剣手に入れた!っていうのもせっかくの愛剣との出会いなのに微妙
例えば夢やテレパシーで剣に呼ばれてたとか、ピンチの時に落ちている錆びた剣から語りかけられるほうが剣に選ばれたって感じで特別感ないですか?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

剣と人間のコミュニケーション

原作未読 全12話

スキルの優劣が絶対的な世界。スキルの中でも外れスキルと言われる「暴食」を持つ主人公は、誰にも相手をされずやっとの思いで城の門番の職にありつけました。

しかし、その門を通る貴族階級の聖騎士に毎回虐げられていました。ある時「暴食」のスキルは他人のスキルを奪うことができることを知った主人公は、聖騎士への復讐と聖騎士の中でも民に慕われるヒロインを影ながら救うお話です。

タダ同然に売られていた剣が実は凄い剣で、主人公に話しかけてくるのでタイトルにしました。

モンスターや人間たちを斃し、スキルを奪って強くなっている主人公の無双状態でしたね。

お話は切りのいいところ終わっています。

OP/EDは、このお話に出てくるキャラを演じている松岡美里さん、関根瞳さんが歌っています。

最後に、剣の役は関智一さん、どう聞いてもfateのギルガメッシュにしか聞こえませんでしたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その出会いが運命を変える それは、神の理を越えた禁断の力 その欲望を その運命を喰らい尽くせ

この作品の原作は未読ですが、キャラデザが好みだったので視聴を決めた作品です。
もちろん、事前情報は一切無し。
序盤…特に第1話は胸糞悪い展開が待っていましたね。


スキルの優劣が絶対の世界で、
城の門番であるフェイトは《暴食》という
腹が減るだけのスキルを持ったせいで
最底辺の生活をしいられていた。

しかしある日、城に侵入した賊を仕留めたことにより
世界が一変する──

無能と蔑まれた少年の下克上が今始まる──


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう、本来なら平民を守る存在である聖騎士が平民を虐げているんです。
別に何か悪い事をしたわけでもなく、ただ仕事をしていただけで暴力の対象になってしまう…
どうやら殆どの聖騎士はそんな感じみたいですが、全ての聖騎士が横暴な訳ではありません。

この作品のヒロインと位置付けても良いロキシー・ハートは聖騎士の中でも
平民から慕われる存在だったんです。
そしてフェイトは世界が一変した後、遥かなる下克上の先にロキシー・ハートに尽くすことを心に決めて…物語が動いていきます。

孤高の戦士…
服装は黒装束と相場が決まっているんですかね^^;
まぁ、似合っているから良いと思いますけれど…

一方、ロキシー・ハートは、白を基調とした聖騎士の佇まいが美しく気品が溢れている感じも良いと思います。
聖騎士は基本的にみんな同じような恰好をしているのですが、ロキシー以外には聖騎士の装束がとても似合っているとは思えませんでした。
やっぱり狙ってそうしているんですよね…

公式サイトのTrailerでも見ることができるのでネタバレでは無いと思うのですが、フェイトの暴食は「大罪スキル」というモノだったんです。

そして物語の中には、フェイトと同じく「大罪スキル持ち」が登場します。
フェイトの大罪持ちスキルの先輩になるので、その様な立ち回りを見ることができますが、未だ全容は分かりません。
今回登場したのも、憤怒のマインと色欲のエリスだけでしたから…

フェイトとロキシーとの関係もさることながら、大罪スキル持ち同士の物語の展開も今後期待できると思います。
寧ろ、これからはマインとエリスとの接点の方が増えるかもしれませんね。
と言うのも、今回の主題歌はマイン役の松岡美里とエリス役の関根瞳によるボーカルユニット「EverdreaM」が担当することになっており、ここにロキシーは入っていないんです。
考え過ぎかな~^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Jekyll & Hyde」
エンディングテーマは、「青の原石」

1クール全12話の物語でした。
原作の3巻までがアニメ化されたそうです。
続きも気になるけれど、結構キリの良いところまで描かれていましたからね。
続編難しいかなぁ…
でも本編はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

78.8 5 秘密で魔法なアニメランキング5位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1469)
8703人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

だから、ファンタジーはやめられない♡

豪快かつ爽快な冒険ファンタジーはいかがですか…?

世界をまたにかけた冒険
繰り出される派手な特殊攻撃!
バトルは目が追いつかないほどのスピード!
そして、何でもありの大乱闘~
私の胸の心拍数「ドキドキ」…とまりませんでした♡

「王道」って言葉がピタリ!
旅をして、仲間と乗りこえて、ちょと…恋があったりして…?
単純明快だけどやっぱりワクワクしてしまうんです…
…わたしは好き…ですね♪


これは…古(いにしえ)の物語…
この世界には『七つの大罪』という七人のお尋ね者がいました。

王国を取り戻すため、世界にバラバラになってしまった七つの大罪を、主人公とヒロインが探しだす冒険ファンタジーです。

旅の先に待ち受けている様々な謎が衝撃の連鎖となり、回を追うごとに目が離せなくなるのです!

私はもう大人ですが「旅、冒険」という言葉を聞くと今でも心が踊ります…

物語には冒険で味わえるドキドキワクワク成分がいっぱいです♡

また、私がこの作品の一番の魅力だと思っているのはキャラクター+マスコット(ブタのホーク)です。
アニメマスコットNo.1になりました♡
{netabare}
型破りで志がブレない個性的キャラクターばかりが登場し魅力的です。また、声優も豪華です。
メリオダス、キング、ギルサンダー、ディアンヌ(順に、梶裕貴、福山潤、宮野真守、悠木碧)

そして愛すべきキャラクターの一部を紹介します。

・ホーク
言葉を話せるブタさん。七つの大罪のアニメのマスコットキャラクター…かつ残飯処理係(笑)トントコ、トコトコ×2が本当に可愛い♪♡仲間思いで情に厚い男(ブタ)。バンとの掛け合いが好き♪

・メリオダス
一番謎が多い七つの大罪の団長。その強さは無敵?はじめは変態キャラに見えましたが実は一途。セクハラするのも大切な一人にだけ。

・エリザベス
王女様。ロングの銀髪が目をひきます。戦闘能力は0。戦う力はありませんが、その強い意志はメンバー1かもしれません。

・キング
とにかくギャップ男子。見た目の変化(ポチャおじさん、美少年)だけではなく、妖精王としての威厳あるキング、ディアンヌの前で照れて可愛いキング。両方とも魅力的です。この作品で一番のお気に入りキャラです♡一途なキングの恋愛を応援しています!

・ディアンヌ
巨人族の女の子。ブラウンヘアーのツインテが可愛い♪大きすぎる自分を気にしたり、嫉妬したり一番女の子っぽくピュアな性格。自分を「ボク」っていう悠木ボイスに癒されます♪

・ゴウセル
ゴウセルワールド全開♡独特の感性の持ち主です。実は二番目にお気に入りキャラです。戦闘中でも関係ない、いつも冷静で淡々としていて変わらない表情もツボ…
それからギーラとはどういう関係なの?
怪しく目が光っていたよ~

予想のつかない掛け合いが楽しいです!
七つの大罪同士の関係は一筋縄ではいきません。いざという時に裏切ることだってあるのです…
そんな仲間関係や交錯する皆の思惑が予想外で驚きの連続でした。

また、緊迫した空気の中に割って入ってくる可愛いホークの行動に癒されたり、メンバーのケンカするほど仲が良い掛け合い、恋の要素もあったりとシリアスな中に思わずニッコリ~♪としてしまう息抜きシーンがいくつもあり癒されました。

試練を乗り越える度に心も成長していく、ストーリーは冒険ファンタジーの定石通り…とはいえ、このバトル&ストーリーの世界は様々な因縁が渦巻いているので、最後まで飽きることなく見れました♪

今回は謎を多く残し余韻を残す形で終了しました。
七つの大罪の新たな旅に期待したいです…
{/netabare}

最後にOPいきものがかり「熱情のスペクトラム」
大好きになりました!

鳴りやまぬ 愛をさけぶよ

すべてを抱いて ここにいるんだ ひかりはそこにあるよ

ゆずれない 想いを架けて 希望の果てを 僕は生きるよ

夢をつないだ 君と…

投稿 : 2024/11/09
♥ : 78

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

進撃のツインテールって(≧∀≦)ぶふふ

伝説の騎士団「七つの大罪」と一国の王女を
中心に描かれたファンタジーアクション作品。
全24話。
原作:週刊少年マガジン連載中漫画(未読)


ストーリーの舞台は大国・リオネス王国。
聖騎士達による一種のクーデターや横暴な
振る舞いなどから荒れ始めた国を救うべく
王女・エリザベスが伝説の騎士団「七つの大罪」を
探す為に自ら旅立つがーー。
こんなプロローグになりますかね。

いつも通り感想だけ。

所謂「王道ファンタジー」作品(´∀`)
伏線や意外な展開もちょいちょいありますが
この作品の1番の魅力、見所は
力の限りとセクハラの限りを尽くす最強主人公
にあると思いますw
『最強主人公?ムリ!』という方には
オススメできない作品ですねw

とは言え、主人公が王女と共に仲間探しの旅をする
王道的な展開を最後まで飽きずに視聴出来たのは
その他のキャラクターの持つ魅力も大きな要因かと。
2クールだけあり個性豊かなキャラクターに
しっかりとスポットを当て丁寧に作られた印象で◎♪。

ただ、ちょっとクセのあるキャラデザに
慣れるのに少し時間が掛かりました(´∀`;)

声優陣も人気、実力を兼ね備えた人選。
梶裕貴やら雨宮天やら鈴木達央に櫻井孝宏。
が、個人的にはホーク役を演じた久野美咲に
本作のMVPをあげたいと思いますw


いかにも「少年誌・少年漫画」といった作品。
世界観や設定は異なりますが、同じく少年漫画で
アニメ化されている「マギ」を連想しました。

男女問わずオススメできる良作。
まだやっと中盤に差し掛かった所で終わって
しまったので続編を心待ちにしています!

こういう夢のある「王道」作品、良いと思います!
もう、いい歳した大人ですが、たまにはこんな作品で
ワクワクするのも悪くないかなぁと(・∀・)v




《キャスト》

メリオダス(CV.梶裕貴)
エリザベス・リオネス(CV.雨宮天)
ホーク(CV.久野美咲)
ディアンヌ(CV.悠木碧)
バン(CV.鈴木達央)
キング(CV.福山潤)
ゴウセル(CV.高木裕平)
マーリン(CV.坂本真綾)
マーガレット・リオネス(CV.水樹奈々)
ベロニカ・リオネス(CV.金元寿子)
ギルサンダー(CV.宮野真守)
ハウザー(CV.木村良平)
グリアモール(CV.櫻井孝宏)
ヘンドリクセン(CV.内田夕夜)
ヘルブラム(CV.置鮎龍太郎/神谷浩史)
ジェリコ(CV.井上麻里奈)
ギーラ(CV.伊瀬茉莉也)
スレイダー(CV.三木眞一郎)




《主題歌》

OP
『情熱のスペクトラム』/いきものがかり(第2話ー第12話)
『Seven Deadly Sins』/MAN WITH A MISSION(第13話ー第23話)
ED
『7 -seven-』/FLOW×GRANRODEO(第2話ー第12話)
『Season』/瀧川ありさ(第13話ー第24話)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 67

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

一緒に冒険してみたい!!(* ̄▽ ̄*)ノ"楽しそうだなぁ~♪♪

~あらすじ~
リオネス王国は聖騎士達と対立している。それを何とかしようと第三王女・エリザベス(ヒロイン)は、指名手配されていた聖騎士達の敵の「七つの大罪」に助けを求めるために王国を出る。そして、「七つの大罪」の団長のメリオダス(主人公)に出会う。その2人は、残りの「七つの大罪」のメンバーを探し、リオネス王国を助けるために旅に出る。

この話は最初は、楽しく仲間捜しをしてバトルも激しくはなく
ちょっとほのぼのしている感じでした。

そして、仲間を見つけてその仲間の特徴や技などを
話の流れに沿って説明していく感じで、驚くような展開は
ありませんでした。

見ていくうちに、「七つの大罪」の過去がだんだん分かってきて、
2番目の仲間が加入するあたりから、「これどんどん面白くなるな!」
と思いました。

そしたら案の定面白くなってきました。

理屈じゃ説明しにくいんですけど、このような冒険のファンタジー
の話は、話の内容も面白いんですけど、1番心に響くのはやっぱり
バトルシーンだと思います。

昔にバトル系のファンタジーの話が多くてハヤったせいか最近は
そういった漫画やアニメは昔に比べて少ないしあっても昔の作品より
面白くない作品が多いと思います。

でも、「七つの大罪」はそれに負けない、いや、それ以上の面白さを
秘めた作品だと思います。

伏線はありますが、私が見落としてるかもしれませんが、
そこまで多くは無いと思います。話は比較的簡単ですが、
登場人物やなど、重要な場所などあってややこしかもしれません。

この話は、「ドラゴンボール」や「ワンピース」や「ナルト」
のように明るい感じのバトル漫画が好きな人にはオススメです。

とても面白いので是非見てくださいオ( ̄人 ̄)ネ(-人-)ガ(*_ _)人イ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

75.2 6 秘密で魔法なアニメランキング6位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7098人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

六畳間から広がる世界

最初見たとき、何これ? 何でもありで節操がないみたいと思っていました。だって、侵略者みんなが今のアニメの世界観にいるような女の子で、収拾がつかないんじゃと思えたんです。

でも見ているうちに、スーパーラブコメファンタジーアクションだったんですね。毎回、楽しみながら見ていました。
{netabare}
早苗ちゃん、里見君の妹みたい。でも早苗ちゃん、里見君の下腹部から体半分出して寝るのは反則だよ~~(@^_^@)ポッ

チューリップちゃん、最初は嫌な子だな~と思ってたけど、青騎士の回で見直しちゃった!
2期で青騎士のストーリーを見て見たいです。

キリハちゃん、しっかり者ですね! 自分の国の中の反対勢力を押さえて無慈悲な侵略を止めさせて地上の人と共存を求めるところ、壮大すぎます!

魔法少女のゆりかちゃん。私、この子大好き!!
もしかしてこの子が一番里見君を守っていますよね。
侵略者の中で一番辛い目にあっているのではないでしょうか。


それと、侵略者じゃないけど、マッケンジー君、いいなあ。里美君に主役を躊躇せずに譲るところ、好きになりました。
{/netabare}

EDの「恋はみるくてぃ」もかわいい、素敵な曲ですね。

アニメ化されているのは一部だけで、原作は六畳間から飛び出して時空を超えた広い世界が舞台のようですので、ライトノベルも読んでみようと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガンバレ新人声優陣 o(・∀・)o

高校入学を期に格安の六畳一間で一人暮らしを
始める主人公・里見孝太郎。
孝太郎の前に次々と現れる多種多彩な
ヒロインたちによって繰り広げられるハーレムラブコメ。
全12話。
ラノベ原作。


「侵略」をメインテーマに進んで行くストーリーは
予想以上に捻りの効いた、興趣の尽きない内容でした♪
他の同ジャンル作品とちょっと違った切り口や
テンポの良さも飽きる事なく視聴できた要素かと。
少し風変わりなハーレムラブコメといった印象で◎♪

各ヒロインの掘り下げに数話ずつ費やす構成になっており
個性的なヒロインたちの魅力が十分に伝わってきました。
キャラデザもキレイでみんな可愛らしかったァ(っ´ω`c)

声優陣はメインヒロインを新人声優が演じ
周りを実力・人気のある声優さんで固める形です。
まぁ、ハーレムものにありがちなパティーンw
新人さんの演技、ハマる人はカチッとハマると思います。
個人的には「今後に期待」という事で3.0を付けましたw


「主人公とヒロインたちの関係」「侵略」の行く末
などなど、今後の展開が気になるところです。
ぜひ続編をお願いしたいですね(・∀・)v

この作品のせま~い1Kを見ていて
自分の一人暮らしを始めた頃を思い出しましたw
……だいぶ昔の話ですけどねw
なぜウチにはあんなコたちが来なかったんだァァ( > □ < )




《キャスト》
里見 孝太郎(CV.中村悠一)
東本願 早苗(CV.鈴木絵理)
虹野 ゆりか(CV.大森日雅)
クラノ=キリハ(CV.田澤茉純)
ティアミリス・グレ・フォルトーゼ(CV.長縄まりあ)
ルースカニア・ナイ・パルドムシーハ(CV.早見沙織)
笠置 静香(CV.洲崎綾)
桜庭 晴海(CV.高本めぐみ)
松平 賢次(CV.鈴木達央)
クラリオーサ・ダオラ・フォルトーゼ(CV.田村ゆかり)



《主題歌》
OP
『好感Win-Win無条件』/ハートインベーダー
ED
『恋はみるくてぃ』/petit milady

投稿 : 2024/11/09
♥ : 53

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

声優陣が印象的な作品

アパートの一室争奪アニメ?
いいえ、ドタバタハーフハーレムバトルコメディーです。

六畳間の所有者は普通?の高校生孝太郎。
所有権を主張するヒロイン連中は次の通り。
まとわりつき系幽霊早苗。
コスプレーヤー風魔法少女ゆりか。
堅物宇宙人ティアミリス。
姉的巨乳地底人キリハ。
これに付き人宇宙人ルースさんに、ハニワロボット2体。
大家さんや桜庭先輩が加わり、賑やかで楽しい毎日です。

声優陣は、ヒロインたちが新人、脇を固める中堅所という図式。
OPでユニットを組んでいる新人4人。
もっとも気にいったのが、ゆりか役の大森日雅さん。
甘ったるい話し方は、私のツボです。
次点は、ティアミリス役の長縄まりあさん。
か細い声に、固い演技がたどたどしいです。
でもなんか応援したくなりますね。

豪華脇役声優陣の中で異彩を放っていたのが、竹達・悠木コンビ。
ハニワ声がもう原型をとどめていません。
EDリアル映像もハニワ帽子を被っているなんて・・・。
「あんたらこんなところでいったい何やってんの」の世界です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50

76.7 7 秘密で魔法なアニメランキング7位
ハウルの動く城(アニメ映画)

2004年11月20日
★★★★☆ 3.8 (1053)
6623人が棚に入れました
魔法と科学が同時に存在する時代。町の小さな帽子屋で働くソフィーは、自分に自信が持てない内気な18歳。彼女の住む王国では戦争が起きているが、それも遠い世界の話でしかない。しかし、町はずれの荒野に住む荒地の魔女の意地悪により呪いをかけられ、90歳の老婆の姿に変えられてしまう。家を出て荒地を放浪する彼女の前に現れた巨大な動く城。生きるために城の主で魔法使いのハウルに掃除婦として雇われるソフィー。

甘ったれで自信家のハウルに呆れながらも、彼の弟子のマルクルや、荒地からついてきた案山子のカブ、この城を動かしている火の悪魔であるカルシファーと家族のような時間を過ごすソフィー。風変わりなハウルとの生活に驚きながらも心を開いていくが、戦火は確実に彼らへ忍び寄っていた。

声優・キャラクター
倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介、伊崎充則、大泉洋、大塚明夫、原田大二郎、加藤治子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

我を通す!

原作「魔法使いハウルと火の悪魔」は未読。


「荒地の魔女」の呪いで老婆に変えられたソフィー。
彼女は魔法使いハウルの家で、清掃婦として働くことになる。


なんとも支離滅裂なストーリーです。

・ソフィーの冒険記
・ソフィーとハウルの恋物語
・戦争ストーリー

複数のエピソードを切り貼りしたような感じです。
主軸が定まっていません。
山場がどこにあったのかもわかりません。


しかし、そこはさすがジブリマジック。
どこに面白みを見つけたらいいのかわからない脚本を、それなりのエンターテインメントに仕上げています。
映像や効果音など、アニメーションとしての見せ方が上手なんですよね。
ソフィーが時によって少しだけ若返る描写など、さすがジブリという感じです。

配役も言われるほど違和感はありませんでした。
特にハウル役の木村拓哉は、よく合っていたのではないかと思います。
気になる人は気になるだろうけど……。


でも、ちぐはぐな展開はやっぱりひっかかります。
そこで、一貫したテーマ性を自分なりに模索してみました。

「大人の中にある子供心、特にわがままな点」

主人公のソフィーは老婆の姿。
しかし、中身は少女のままで好奇心旺盛。

ハウルはクールで大人っぽい印象。
しかし、幼稚な面を多分に持っています。
{netabare}
特に、髪の毛の色が変わったシーンが印象的です。
それまでのハウルとのギャップに驚いた人は多いのではないでしょうか。
{/netabare}
荒れ地の魔女や国王、サリバンなど、準レギュラーメンバーも同様です。
子供っぽいわがままな態度が目立っています。
「我を通す」という意味では共通していると思います。

これなら戦争というオリジナルの要素にも、ある程度筋が通ると思います。
戦争の原動力は「エゴ」だと思うので。
制作側がこれを意図していたかどうかはわかりません。
しかし、ひととおり見た感じではこの解釈が一番しっくりきました。

恋愛に関しても惚れた腫れたの描写はありませんが、一目ぼれってことにしてしまえばOK。
あとは「わがまま」で目標に向かってまっしぐらです。


まあ、ジブリ作品の中ではよくわからない部類に入ると思います。
伝えたいこともはっきりしません。
それでもアニメーションとしての面白さは持っています。
大ハズレということはないと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ファンタジックキャッスルアニメ~魔法使いとおばあさん~

ヨーロッパアルプスかな。
景色の良い山裾の趣のある街が描かれます。
雰囲気は19世紀。
でも空飛ぶ不思議な乗り物が発達しています。

魔法使いであるハウルの城も不思議な乗り物?
その独特な動きはユーモラスです。
動力源は炎の悪魔カルシファー。
このアニメのお茶目アイドルです。
この城に呪いをかけられたソフィーがやってきます。
元は若い娘なのに今は90歳の老母です。

動きは極めて良好かつ滑らか。
魅せますね~宮崎監督。
スタジオジブリの本領発揮です。

国は隣国との戦争の最中。
ハウルは何やら苦しんでいます。
その辺の描写が少ないので、感情移入はできません。

ストーリー的にも詰めが甘いような気が。
主題もわかりにくい。
構成に四苦八苦した形跡があり、満足感はありません。
また、タレント声優起用により、音声面は台無しになっています。
頑張っていたことは認めますが、プロの演技とは程遠いです。
声優さんを変更した作品を観たいですね。

以後、スタジオジブリは暗黒時代を迎えます。
往年の輝きを取り戻すのはいつになることやら。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 34

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ふたりが暮らした。

2004年劇場公開作品

宮崎アニメのパワーが落ちてきた頃の作品
ジブリ作品にしてはキャラクターの魅力が薄いように感じた

賛否両論だと思うけど僕はアニメのアフレコをタレントがやるのは好きじゃない
やっぱ声優さんの演技には遠く及ばない
イケメンロン毛をいう事もあり、終始ハウルがキムタクに見えてしまって物語にのめり込めなかった
誤解のないように言うけど、別にキムタクアンチではないんだけどねw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

68.6 8 秘密で魔法なアニメランキング8位
夜桜四重奏 ハナノウタ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (757)
4519人が棚に入れました
あの世とこの世の間に存在する桜新町では、次々と奇怪な事件が頻発していた。ツンツンしつつもすぐに凹む“ツンヘコ”町長のヒメ、ヒメを支える秋名、妖怪サトリのアオ、半妖で言霊使いのことは、4人組が事件解決に挑んでいく。

ヤスダスズヒトのマンガ「夜桜四重奏」はテレビアニメ第1期、OVAと2度アニメ化されていて、今回のテレビアニメシリーズが3度目のアニメ化。

声優・キャラクター
福圓美里、梶裕貴、藤田咲、沢城みゆき、小野大輔、戸松遥、又吉愛、茅野愛衣、桑谷夏子、松本さち、田中理恵、大久保藍子、関智一、加瀬康之、高垣彩陽、いのくちゆか、水原薫

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

評価し辛かった作品  (; ̄ー ̄)...

原作:漫画  未読

第2期  2期と言っても1期の続編ではなく、一から再製作されたそうです。

1期 未視聴

ジャンル:ハートフルアクションファンタジー


人間と妖怪、半妖が共存する町を舞台に繰り広げられるストーリー。


作画やキャラデザは、結構好みでした。
たまに見せるパンチラは、サービスカットとして楽しませて頂きました ^^

キャラは、皆 個性的で、各々能力ありで見てて飽きません
女性キャラは、可愛くセクシーで魅力的でした。



人間と妖怪が平和に暮せる町創りを目指し、奮闘する町長のヒメと、彼女を支える仲間達

ストーリーは、大筋理解できたけど、主人公側と敵側がバトルする細かな理由がイマイチ解ってなかったです。
(自分の理解力がないだけですが)



特別、毎週楽しみにしてた作品ではなかったですが、能力もので女性キャラが可愛かったので、普通に面白かったです。

あとは、ハートフルな回もあるので、そういうのがお好きな方にはオススメかな・・・?


OP:「桜のあと (all quartets lead to the?)」(第1話 - 第8話、第10話 - 第13話)
歌 - UNISON SQUARE GARDEN

「kid,I like quartet」(第9話)
歌 - UNISON SQUARE GARDEN


ED:「ツキヨミ」歌 - phatmans after school

投稿 : 2024/11/09
♥ : 65

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハーレムアニメではございません(・∀・)/″

人間と妖怪が共存をする桜新町が舞台。
ここで起こり始めた奇怪な事件の解決に
奔走する少年少女の姿を描いた作品。
全13話。
原作は月刊少年シリウスで連載中の漫画。


アクションありパンチラありのハートフルコメディ♪
ちょっとした予備知識を持っていたので
ストーリーやちょっとエッチなパンチラはともかく
中毒性のあるOP、ED曲と豪華な声優陣がお目当てで
MXでの再放送を録画し視聴しました(*´∀`)

OP、ED曲どちらも良かったですねぇ♬
思わず「今更ッ!?」というこのタイミングで
ダウンロードしちゃいましたw
音楽に詳しくないので上手く説明できませんが
ぜひ一度は聴いて貰いたい曲です♬

声優陣は主人公・槍桜ヒメ役の福圓美里をはじめ
人気・実力共にある声優さんが揃っています。
福園さん、よく名前は聞くし出演作も多いですが
主人公役の作品を視聴したのは初めてで新鮮でした。

魅力的な女子キャラが多く、たま~にパンチラが(〃ω〃)
ハートフルなコメディや若干の恋愛も挟みますが
ストーリーの中心はあくまでアクション。
しっかりとした作画でスピード感と迫力を演出しています。
数は少ないものの張られた伏線を回収しつつ進んで行くので
飽きる事なく視聴できる良作と言っていいかと思います。


トータルでバランスの取れた良作と言える作品ですが
欲を言えばもう少しインパクトやパンチが欲しかったかなぁ…
これがあればもっと評価が伸びている作品だと思います。

それでも、個人的には男女問わずオススメしたい良作♪
ぜひぜひ続編をアニメで観たい作品です!
イヤらしく映るパンチラは少ないですが
苦手な方には厳しいかも知れませんね(^^;)




《キャスト》
槍桜 ヒメ(CV.福圓美里)
比泉 秋名(CV.梶裕貴)
七海 アオ(CV.藤田咲)
五十音 ことは(CV.沢城みゆき)
岸 恭助(CV.小野大輔)
岸 桃華(CV.戸松遙)
東 鈴(CV.又吉愛)
士夏彦 雄飛(CV.松本さち)
マリアベル(CV.田中理恵)
士夏彦 八重(CV.桑谷夏子)
V・じゅり・F(CV.大久保藍子)
V・りら・F(CV.茅野愛衣)
七海 ギン(CV.関智一)



《主題歌》
OP
『桜のあと (all quartets lead to the?)』/UNISON SQUARE GARDEN
『kid,I like quartet』/UNISON SQUARE GARDEN(第9話のみ)
ED
『ツキヨミ』/phatmans after school

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

やはり夜桜四重奏は音楽が強かった

ジャンル : バトル / ファンタジー / 妖怪

他のアクション系作品に比べ日常回も多く、
一概にはバトルアニメと言えません。
私個人としては、登場人物たちが伸び伸びと暮らしている姿を観ているだけでも満足なくらいでした。


舞台は桜新町。
人間と妖怪が共に暮らす町です。
そこで起きる珍事件を少年少女たちが解決していく物語です。

ヨザクラカルテットの続編ではなく、再製作されたみたいです。
作画を中心に色々な点がパワーアップしています。
物語の内容はけっこう異なってました。
こっちのほうがかなり面白いと思います。
3ヶ月ほど前に観たヨザクラカルテットのほうは
私はイマイチ楽しめなかったのですが、
本作ハナノウタはとても楽しく視聴をすることが出来ました。
あれ?こんなに面白かったっけ?と本気で思いましたね。


キャラは以前から好きでしたが、
本作を観てさらに好きになりました。
お気に入りはアオと桃華。
二人ともとても可愛かったです。
桃華の魅力に気付けただけでもハナノウタを観た価値はありました。

それと、じゅりさんが妖艶すぎて困りものです。
意識せずとも勝手に彼女の脚のほうへ目が…。
純粋無垢な自分を惑わさないでくだし。。

他にもヒメや秋名を中心に、
個性的で魅力的な面々が揃っており、
この点においては前作からですがかなり満足です。


OP「桜のあと(all quartets lead to the?)」
           歌ーUNISON SQUARE GARDEN
ED「ツキヨミ」 歌ーphatmans after school

2曲とも最高です。文句なし。
特にOPは…。
以前、オススメ頂いた曲ですがほんとに良い曲です。
私も人に勧めたくなります。
ユニゾン?ユニスク?いいですね。
今期の血界戦線のEDも聴きましたが、これまた素敵です。

あれ、音楽☆5ってヨザクラカルテットでも付けたような…。
あちらのOPも大好きなんですよね。
夜桜四重奏恐るべし。
『四重奏』を作品名として背負うだけあります。(ちと違う)



今からヨザクラカルテットのほうを観れば、
またそちらの見方が変わるのではないかと思います。
あちらの私の見解は、『中途半端』でしたが、
それは間違いだったのではないかと思えるほど、
存分に楽しませて頂きました。

続編でも再製作でも、
どちらでもいいのでまた新たに製作してほしいですね。
と思ったらOVAとして、あと2つ存在するですと!?
こっこれは…!
少しテンション上がる私です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46

64.7 9 秘密で魔法なアニメランキング9位
対魔導学園35試験小隊(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (695)
4147人が棚に入れました
魔力を持つ人間が滅びようとしている世界ーー武力の頂点の座は剣から魔法、そして銃へと移り変わっていた。残存する魔力の脅威を取り締まる『異端査問間』の育成機関、通称『対魔導学園』に通う草薙タケルは、銃が全く使えず刀一本で戦う外れ者。そして、そんなタケルが率いる第35試験小隊は、またの名を『雑魚小隊』と呼ばれる、劣等生たちの寄せ集めだった。しかし、ある日、『魔女狩り』の資格を有する超エリートの拳銃使い・鳳桜花が入隊してくる。隊長であるタケルは、桜花たちと魔導遺産回収の任務に赴くのだが-ー。

声優・キャラクター
細谷佳正、上田麗奈、大久保瑠美、白石涼子、伊藤かな恵、野水伊織、遊佐浩二、山田奈都美、安済知佳、三木眞一郎、赤羽根健治、関根明良、津田健次郎、三咲麻里、三瓶由布子、小日向茜、中田譲治

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

かな恵ボイスヾ(o´∀`o)ノ

魔力の脅威を抑制すべく作られた「異端査問官」。
その育成機関である「対魔導学園」を舞台にした
異能バトル&ラブコメ作品。
全12話。
原作:ラノベ(未読)


良くも悪くもいわゆるテンプレ作品。
いかにもラノベらしいハーレムものになるかと。
ん!?愚問ですぞ、そりゃあサービスシーンやら
サービス回やらたっぷりですがな(`ω´)グフフ
グフ、グフフ、ぐぅへへへーーッΨ(`∀´)Ψ


失礼。


個人的にどうしても気になったのが雑な作画。
特にキャラデザはひどいもんで、少し引きのカットになると
パーツのバランスが不自然な顔に…。
キャラデザ自体は可愛らしいのに…とても残念でした。
時間や予算等あるのでしょうが、こういう作品だし
キャラデザにだけでももっと気を使ってほしいと思います。

序盤から中盤は35小隊のメンバーをメインに
人物紹介を兼ねたストーリー展開。
終盤は主人公メインのお話に。

ラブコメパートでは属性や豊かな個性をしっかりと
バトルでも各々と小隊としての活躍が描かれています。
作中通して、それぞれのキャラクターの魅力を
十分に引き出せていると思います。
お気に入りのキャラは二階堂 マリでした♪♪

声優陣、良かったと思います。
若手からベテランまでキャラに合った配役がなされています。
主人公、草薙 猛役を細谷佳正が好演。
そしてひさびさに伊藤かな恵のツンデレボイスを
聴けた喜びときたらもう!! はい、0,5点アップね(o´∀`o)ノ


総合的には可もなく不可もなくといった評価です。
続編があれば視聴しますし、なければしょうがないと諦めますw
どんとこい!テンプレ!!って方にはオススメです。
あと伊藤かな恵ファンにもw



《キャスト》

草薙 猛(CV.細谷佳正)
鳳 桜花(CV.上田麗奈)
西園寺 うさぎ(CV.大久保瑠美)
杉波 斑鳩(CV.白石涼子)
二階堂 マリ(CV.伊藤かな恵)
ラピス(CV.野水伊織)
鳳 颯月(CV.三木眞一郎)
星白 流(CV.山田奈都美)
霧ヶ谷 京谷(CV.赤羽根健治)
草薙 キセキ(CV.安済知佳)
ホーンテッド(CV.遊佐浩二)



《主題歌》

OP
『Embrace Blade』/アフィリア・サーガ
ED
『Calling my Twilight』/いとうかなこ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪しき魔道との戦いはこれからも続く

原作未読 全12話

人類と魔女が争う世界、悪しき魔道を殲滅するための学校である魔導学園の一小隊のお話。小隊としての評価はかなり下ですが、個々の能力は非常に高いキャラが揃っています。

学園ものですが、訓練やバトル大会というようなお話が中心ではなくて実践することが多く、命に関わることが多かったですね。

それぞれのキャラのエピソードが中心に描かれており、この世界の全体像が掴みにくかったです。

キャラはみなさん綺麗だったり可愛く描かれていましたね。特にお気に入りキャラはいませんが、ヒロインの鳳 桜花の声(上田麗奈さん)が特徴的で好きでした。

ハーレムラブコメ(小隊5人内4人が女性)な側面もあり、ちょっとした日常や学園特有のイベントもありました。

とりあえずという感じで終わっています。原作が続いているので仕方がありませんが、スッキリしない終わり方でしたね。

OPはアフィリア・サーガ、EDはいとうかなこさんが歌っています。

最後に、いつも流れを断ち切るように出てくるキャラ{netabare}(ホーンテッド){/netabare}がいますが、シリアスな場面なのに出てくるとちょっと笑ってしまいましたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「トワイライト・エンチャント反転、フレキシブルマテリアル開放・・・私と宿主は最強ですから」

この作品の原作は未読ですが、ラノベ原作の異能バトルラブコメ・・・このジャンルを認識した時点で視聴は決定なのですが、主人公に細谷さん、ヒロインに白石さん、伊藤さん、野水さんと強力なキャストが視聴を後押ししてくれた作品です。

物語の舞台は魔女を取り締まる「異端審問官」の育成機関である「魔導学園」
戦いのスタイルが剣から銃に移り変わる中、主人公である草薙タケルは刀しか使えず、周りからは半端物扱いを受けてきました。
この学園では小隊と称するチームで動き、任務に応じたポイントが与えられる事になっているのですが、タケルが率いる35試験小隊は、他の小隊に入れない劣等生で構成されており、ポイントもままならない状況でした。
そんなある日、この35試験小隊に何故か超エリートである鳳桜花が入隊してくるんです。
そしてエリートと劣等小隊の初の任務に赴き・・・物語が動いていきます。

まず、主人公のタケルが格好良すぎです^^
彼は家族や仲間をとても大切にしています。
「それを守るためなら世界中を敵に回してでも俺は守る・・・守らせて欲しい・・・」
そう有言する彼はそれを全力で実行しようとするんです。

彼の扱う刀は決して最新の武器ではありません・・・
きっと異端審問官としてこの道を極めていく上でのハンデになるのかもしれません・・・
でも、彼の情熱と気迫が・・・そんな事を微塵も感じさせないんです。

そして彼は強いだけではありません・・・
「俺にも半分背負わせてくれ・・・」
これまで誰にも言えなかったトラウマ・・・怒りで狂いそうになった出来事・・・覚えていないことに対する不安・・・
物語の進展に伴い明らかになるメンバーの苦しみを決して一人で背負わせようとはしないんです。

今まで35試験小隊は、周りから落ちこぼれの吹き溜まりのように思われてきました。
でもそれは全てを曝け出せなかったから・・・意地でも自分の考えを曲げなかったから本当に折り合う事ができなかった・・・
一人・・・そしてまた一人と心の内を明らかにして皆んなが本当の意味で繋がった時・・・きっとこの小隊は最強の小隊になるんだと思います。
・・・と思わせる位、主人公のタケルは格好良かったですね^^
細谷さんの声質も主人公に合っていると思いました。

そして小隊は主人公と以下の4人で構成されています。
鳳 桜花(CV:上田麗奈さん)
西園寺 うさぎ(CV:大久保瑠美さん)
杉波 斑鳩(CV:白石涼子さん)
二階堂 マリ(CV:伊藤かな恵さん)
タケルとヒロインの距離・・・物語の回を重ねるごとに確実に縮まっていきます。
劣等生の集まりといえど皆さん可愛い子揃いである上、容姿端麗、ロリ巨乳、すげー巨乳にちっぱいとどこにもスキがありません^^;
タケル・・・全く羨ましい限りです^^;

でもタケルが羨ましいのはこれだけじゃないんです・・・
表向きはタケルの妹とされているラピス(CV:野水伊織さん)の存在が半端ありませんでした^^
彼女の特性上、ヒロインの様に常に登場する訳ではないのですが、作品の中でタケルが格好よく見えたのは間違いなくラピスの功績だと思います。
「トワイライト・エンチャント反転、フレキシブルマテリアル開放・・」
彼女のこの台詞を機に状況が一変します・・・ここから先は鳥肌モノの展開の連続です^^

オープニングテーマは、アフィリア・サーガさんの「Embrace Blade」
エンディングテーマは、いとうかなこさんの「Calling my Twilight」
いとうさんの曲、何て格好良いんでしょう・・・初めて耳にした時から完全にハマりました^^
今期のアニソンBEST10の上位に入る曲になると思います^^

1クール12話の作品でした。でも・・・伏線色々回収されていないですよね^^;
というか、謎を増やして終わったような・・・^^;
続編への布石なのでしょうか^^?
そうだと嬉しく思います♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

76.7 10 秘密で魔法なアニメランキング10位
劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(アニメ映画)

2017年6月17日
★★★★☆ 3.7 (424)
3046人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、佐藤聡美、田丸篤志、雨宮天、巽悠衣子、花澤香菜、井上麻里奈、諏訪部順一、日笠陽子、小原好美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

動くリーナ(シリウス)が観られる!→ 観てきました。「さすがです……、お兄さま!」

※作中時系列でテレビ放送されている『魔法科高校の劣等生 来訪者編』第11話のAパートとBパートの間の話になります。

来訪者編を観た後だとより楽しめると思いますが、そもそも1期目すら観ていなくても一応ストーリーは成立しているっぽいのはさすがです、お兄様…。

== [下記は劇場公開前、及び映画館で鑑賞時のレビュー] ==
原作では<来訪者編>より登場のリーナが、ついにアニメで動きます!

原作との時系列上の関係は、この劇場版は<来訪者編>(← ここまで司波兄妹は1年生)と<ダブルセブン編>(← ここから司波兄妹は2年生)の間の春休み中の出来事ということになっているようです。

予告PVを観る限りでは、<追憶編>と<来訪者編>はやらない代わりに、一部そこのあたりのエピソードが回想などで出てくる感じのお話になりそうですね。

だとすると<追憶編>と<来訪者編>はアニメ化しないで、<ダブルセブン編>からの2期目があるかも、とちょっと期待してみたりして…。

→2017.7.1更新
ということで、特典付きの前売特別鑑賞券は買わないようなヘタレな私ですが、ファーストデイ(毎月1日は劇場鑑賞料金が安くなる)ということで観に行きました。

それでも劇場鑑賞特典として短編小説が載った小冊子がもらえました。ろくに事前チェックせずに行ったので、特に期待していなかったのにオマケが貰えてちょっと嬉しかったです。

映画本編についてですが、これを観ようという人はアニメ1期目は観ているだろうというのは前提として、出来れば<追憶編>の原作もしくはコミカライズ版をチェックしておくと良いかと思います。

読んでいなくてもストーリーを追う上での支障はないとは思うのですが、司波兄妹が「九亜(ここあ)を助けたい」と思う動機となる事件と、その鍵になる人物である桜井穂波(本作中でもちょっとだけ映る)が出てくるからです。

リーナの原作初出である<来訪者編>は、知っているとさらに楽しめそうですがまあ知らなくても大丈夫な気がします。

劇場版アニメとしてはキッチリ起承転結を踏まえていますし、司波兄妹、特に達也のさすおにぶりも堪能出来ますし、レオやエリカもキッチリ大立ち回りしますし、幹比古も地味とはいえないレベルでサポートで活躍しますし、七草先輩や渡辺先輩、そして十文字先輩も活躍しますし、雫のお金持ちぶりやほのかも含めた女性陣の水着シーン、入浴シーンなどもあり、満足して帰ってきました。

原作ファンにとっても本編映画がストーリー初出となるため、特にお勧めです。

最後に、ひと言: 今回の深雪の「さすがです、お兄さま」は「さすがです」と「お兄さま」の間にめっちゃ溜めがあったので、ついレビューのタイトルに入れてしまいました(笑)!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

民明書房の血脈

ご存じない方もおられよう。たぶんもっとも有名なやつ全文引用します。

(引用開始)
ゴルフの発祥はイギリスではなく、
中国の宋家二代 「呉竜府」(ご りゅうふ) が編み出した

「纒欬狙振弾(てんがいそしんだん)」
 
棍法術最強の流派として名高いチャク家流に伝わる最大奥義。

 「この技の創始者 宋家二代 呉 竜府(ご りゅうふ)は
 正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。

 この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は
 運動力学的観点からいっても弾の飛距離・威力・正確さを
 得るために最も効果的であることが証明されている。

 ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが 
 最近では前出の創始者 呉 竜府の名前でもわかるとおり 
 中国がその起源であるという説が支配的である。」

               民明書房刊「スポーツ起源異聞」より(引用ここまで)


実はこの劣等生シリーズにイマイチ乗り切れてない私にたいしてのとあるレビュアーさんからの至言。

{netabare}「自分これ、ギャグとしてしか見てないっす」{/netabare}

察しました。そこで思い出した昭和後期に煌めいた『民明書房』。魔法を科学するこちらの作風と相通ずるものがあると言い聞かせるとこれ苦手な人も大丈夫かもしれません。自分の拠り所です。
ただしそこまで。兄と妹の関係性はひたすら気持ち悪いです。本作の売れ筋No.1『さすがおにいさま』を消化できてないわりに1期2期そしてこの劇場版と継続してる者の以下感想です。


6年ぶりのTV2期まで視聴済という視聴歴です。たまたま正月地上波でやってるのを録画。
本作のリリース順は1期→劇場版→2期です。
相関を整理してみると、2期の主要キャラのリーナ(CV日笠陽子)が登場してたり、リリース順に観ておいたほうがしっくりくるのではないかと思われます。

そして本編90分。サブタイトルは『星を呼ぶ少女』。
劇場版オリジナルな謎の少女が鍵を握る物語。そこにいつものメンツが絡んでくる映画らしい閉じた設定です。アニメ映画の常道。オールスター集結みたいなところや売れ筋(さすおに)の投入は頻度もタイミングも申し分ありません。魔法発動時のエフェクトはさすが劇場版です。
よってあとは好みではないでしょうか。

冒頭で民明書房について触れて言いたかったのは、楽しみにしていた“小理屈”感が圧倒的に足りなかった、ということです。
無かったわけではない。取ってつけたネタをものすごい熱量でドヤってくれないのが個人的に残念。
{netabare}例)サイコなSTARS隊員なんて派手な作画に合わせるためだけの要員でした。{/netabare}

いいとこはありましたよ。
{netabare}・お兄様のダースベイダーのコスプレ
・相変わらず国家の軍隊より強い高校生{/netabare}


ファンサービスの試供品です。

オイタなドラマ 「さすが」なドラマ ここあが怒れば 嵐を呼ぶぜ♪ 



※おまけ

■そういえば…
最終盤のネタバレ有です。

{netabare}セブンスプレイムを完全に無害化するためにリーナの力で高度140kmまで飛ばしてもらったお兄様。
これだけでなんのこっちゃ感マシマシなわけですが、成層圏の外すなわち宇宙に飛ばされ○△×構築して“ベータトライデント”を発動しいろんなものを救ったのはさすがです。とはいえさすがのお兄様もいろいろ使い切ってぐったり状態。{/netabare}

{netabare}男塾塾長江田島平八も宇宙飛ばされてたような。。。
なぜかふんどし一丁でしかも自力で生還してたような。。。{/netabare}

どうせやるならこれだけまじめに荒唐無稽してほしかったやね。麻痺してるのかしら?自分が…



視聴時期:2021年1月

-----


2021.03.14 初稿
2021.10.26 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

星を呼ぶ…タイトルが上手い。

原作未読、アニメのみの視聴です。

アニメが放送されたのが2014年春夏クールなので約3年、
ちょっと記憶も曖昧になりかけていましたが映画を見て魔法科高校の世界を思い出すことが出来ました。

SAOやとある魔術の劇場版を見た時も思ったのですが
この手の作品(いつもは週ごとに30分区切りで見てたスケールの大きいSFアクション系作品)の映画の満足感はありましたね。
今作は90分ですがオリジナルストーリーということで90分の中で終結し、かつ整合性の取れた内容でした。

アニメだけ見てた勢としては
「リーナ、って誰? スターズ…? そんなのあったっけなぁ…」
「みんないつの間にかアニメの時より強くなってない?」
と思いながら見ていました。

僕が忘れているだけかと思って帰って調べてみたら
やっぱりそうでリーナはアニメでは未登場キャラだったみたいです。(^^;
そもそもアニメは達也たちが1年の途中で話が終わっていて、映画の中でキャラたちがこれから2年になるって所に違和感を感じていた点も帰って調べてみて納得がいきました。

映画を見ている時に
「リーナはアニメに出ていた。自分が覚えていないだけ…」と必死に心の中で唱えていたのは何だったんだ…w


という微妙な違和感がありましたが
絵も綺麗で戦闘シーンも迫力があり、見ていてすごく面白かったので評価は高いです。(劇場で聴く主題歌もいい♪)

超絶ブラコンの美雪も可愛かったし
特にエリカの可愛さと活躍が映画では際立っていたかなと思いました。

判断力に長け、何でもさらっと解決してしまうお兄様がまた観たいので
次はアニメの2期を期待したいと思います。
原作は多いのでお財布との相談ですね。


最後に、レビュータイトルにも書いてありますが
「星を呼ぶ少女」ネーミングセンスが良いなぁと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

60.8 11 秘密で魔法なアニメランキング11位
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (607)
2812人が棚に入れました
2018年、東京
人間と魔術使いが共存する世界。
社会秩序を守るのは警察。
魔術使いの被告を弁護するのは、弁魔士。

これは、最年少弁魔士・須藤セシルと、彼女を取り巻く仲間達の物語である。

声優・キャラクター
田辺留依、真堂圭、東地宏樹、竹達彩奈、荒川美穂、大久保瑠美、恒松あゆみ、高木渉、諏訪部順一、井上麻里奈、若本規夫
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

護られ続けたたセシル

弁魔士セシルが法と魔法で依頼人を救うお話。

繊細な作画と抜群の掴みで普通なら飛び付くのですが、
前期ガリレイドンナが納得行かない萎み方で裏切られましたので懐疑的になっています。
風呂敷広げるのが上手くても畳むの下手では何にもなりませんからね…。

1クールものだとしたら一話目から欲張り過ぎな気がします。
まず登場人物が多過ぎます。弁護士事務所四人位で良いんじゃないでしょうか?
キャラ持て余すこと必至。
あと解決法が「銃」「法」「魔法」と分散していて
広く浅いシナリオ展開になりそうな予感がします。
特に弁護士ものですから「弁」の部分に魂が籠もっていなければ
素晴らしい魔法やアクションがあってもにチープに感じる作品になってしまいます。
この監督さんと声優さんが私が期待する以上の
「弁」を持って来れるかが評価の鍵になりそうです。
この作品では良い意味で裏切って欲しいものです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
まずまず期待を裏切らず頑張った2話だと思うけど、ちょっと強引過ぎる気もします。
この監督さん、自分が描きたい作画に合わせてストーリー作ってないですかね。

ここで描かれる魔法使い(ウド)と一般人が共存する世界観が危う過ぎます。
冷静に判断したらこのケース無罪は当然でしょう。危うく死刑って…。
有罪だったとしても検察の死刑求刑は行き過ぎだと思うのですが。
それに事件全容も見えてないし犯人グループも捕まっていない事件で
公判~刑執行が早計過ぎます。
犯人も何バカ正直に召喚されて喋っちゃてるのでしょうか?
あれだけ恨んでたら相手が不利(死刑)になる事を喋っても良い気がするんですがね。

あと上司の弁魔士の「新人の初陣だから勝たせてあげたい」ってノリで
助け船出したのもちょっと軽い気がします。
依頼人の状況を考えたら負けたけど残念では済まないんですけど…。

派手なアクションも良いですけど
心理描写がどうも下手というかズレているというか…もうちょっと頑張って欲しいです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
前回この危うい世界観に一言物申しましたが、思っていた以上に
魔法使い(ウド)にとっては偏見もあり世知辛い世の中に成っている様です。
人権も軽んじられ不公平な裁判に重い求刑がまかり通る世界観や設定の様です。
ここで引っかかると楽しめそうもないのでこの辺りは飲んで上げる事にします。

今回の裁判に関しては情状があってもあれだけ暴れちゃうと銃殺もやむなしでしょうね…。
「復讐とは虚しいもの」と言う事を序盤で意図的に見せて置いたではないでしょうか。

そして、どうやらセシルは魔導書365の予言とやらに深く関わっている様子。
予言が何なのか謎ですが物語全体に関わってきそうで
ヘッドハントの背景なんかもこの点が関わっていそうです。
ハチミツさんが目指す正義の行方も気になりますし少し楽しめる要素が増してきました。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
どう見ても怪しい弟、当てにならない精神鑑定、単独行動が過ぎるセシル、
ウドの人権を守ると言いつつ仕事を選ぶ事務所
「勝ち目のない裁判はしない主義」とか言い出す始末。
(1話では音尾の弁護を引き受け「損得でこの仕事やってない」と言っていたのに…)他
今回もツッコミ所が多かったです。
物語全体としては伏線が撒かれ風呂敷が広がり面白くなってきましたが
設定が統一されて居らず綻びがちらついてますし畳む方の信頼性が低いので心配です…
ほんと頑張って欲しい。
【予想】{netabare}
どうもセシルを泳がせ育てている組織があるようです。
刑事の静夢はこの組織の者で実はウドっぽいです。
バタフライではもよがセシルを監視するスパイで
記憶系の術か何かで紛れ込んでいるいっぽいです。
組織の目的は多分セシルを教祖・象徴としたウドによる人間支配。
一般人>ウドの立場をウド>一般人に転覆させたいのだと思います。
方法は…セシルの力を暴走させて金属だけでなく文明ごと消し去るとかかな?
うーん、強引か。まだ予想しきれないです。母の事件とも絡んでくるはずですし…。
もう少し観進めたらまた予想したいと思います。
{/netabare}{/netabare}

※5話感想{netabare}
おいおい…。何だいこの違和感だらけの事件。

<クジラ>
店長にマナー違反を咎められ殴られ怒るが同僚に止められ一旦矛を収める。
だが後々腹が収まらずレストランで食事後
単身ボーリング場に乗り込み魔術で裸踊りをさせ大笑いして再度レストランに戻る。
ボーリング場を出た直後に店長が殺害される。
<店長>
マナーの悪い客とトラブルになり殴りつける。
踊らされた後、我に返りクジラを追いかけるが殺害される。
<犯人>
ボーリング場のトイレでナイフを使いメッタ刺しにして店長を殺害。

これで起訴した訳で
何処もかしこもオカシイのですけど根本的に事件として成立してないです。
何で外に出たクジラを追った店長が場内のトイレで殺されてるの?
せめてボーリング場とレストランの間の裏路地とか公衆便所にしないとダメでしょ。
それに注目され人を集めたであろう裸踊りの直後、
誰にも目撃されず返り血を浴びる様な殺害方法での犯行にも大きな矛盾があります。
もっと普通にトラブル発生の数日後に惨殺されて
疑われる形で良かったんじゃないのかと思いますけど。

さらに細かく言うと
客に手(っか肘って!)を挙げる店長、時が経ちメシ食っても落ち着かないクジラ、
乗り込むクジラを止めない鮫岡、凶器を捨てるタイミングが悪く動機まで口走る犯人、
仮病でごまかせる裁判、実は二人は強盗犯だった。等々
まだまだ無数にツッコミ所が存在するむちゃくちゃさでした。

相変わらずキャラがどういう心理でどう行動するはずだとか考えない作品ですね。
キャラの設定や思考をキッチリ作り込んで命を与えていれば作品の中で自然に動き発言するので
作り手はそれを感じ取り導くことで物語を紡いだり感情移入させられる筈なのですが、
この作品の作り手は全くそれが出来ていないように思います。
この作品で生まれてしまったキャラが気の毒にすら感じています。

もう既に破綻していて半分バカにしつつ観ている気もしていますが
最後までやんや言いながら観るつもりです。

一応もう少し【予想】{netabare}
今回再登場の最高裁長官麻楠が多分セシルの本当の父親。
雰囲気が似ているので静夢と麻楠は兄弟かも。
セシルの母の事件と絡めてこの世界を恨む立ち位置なのかなと推測しています。
あとセシルは25才過ぎた辺りから急に太り出すタイプ。…って本当にどうでも良いか。
{/netabare}{/netabare}

※6話感想{netabare}
緊張感のない人質事件(裏に目的あったみたいだけどセシル撃っちゃうし)、
コスプレノープラン突入(もうアホとしか)、
殺されても子供たちにスルーされる先生(哀れすぎ)、
静夢の苦しい射殺の言い訳(突入部隊で倒せぬ相手を秒殺)…
辺りが主なツッコミ所でした。(小さいのだと携帯を家に忘れんなよ!とかもあるけど)

ただ静夢に関してはこれでクインが内々に疑う展開になると思われるので
後々に繋がりそうです。
…これでクインが感付いていなければ本当にどうしようもないシナリオです。
静夢に続き、やはりもよの雲行きも怪しくなってきて物語が大きくうねり出しそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ボストン行ったついでにカナダに帰るってなかなかアグレシッシブとは思うけど
今までセシルの事を快く思っていなかった夏菜と腹を割って話す機会となりました。
秘密を一つ打ち明けセシルが弁魔士になる動機を聞いた夏菜の心の変化は
今後注目なのですがこの作品の心理描写に一抹の不安も…。

また夏菜の想い人、楓の父、セシルの父といった中年男性の陰は
どうも重なって物語に絡んで来そうで気になっています。

それとウドの裁判は一審制で即刑執行な筈なのに
なぜセシルの母は死刑囚として生きているのが疑問のままなので説明が欲しいです。
このままだと矛盾点として残ってしまいます。
(それとも私が誤解していて1話目冒頭の音尾も死刑囚として生きているのでしょうか?)

終盤の強盗犯との遭遇は最早お約束。
ボストンから遠く離れても逃れられません。
散弾で「掠っただけ大丈夫」って台詞はレアですね。
鮫岡さん達との出会いは偶然にしては出来すぎていますから何か裏がありそうです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
色々と考えていましたがセシルの父親はカナダで普通に暮らしてましたね。
旅行したりお気楽な写真家家業なら日本に行って一緒に住んでも良さそうなんだけど…。

楓は親を信じてるなら立派な弁魔士に成って
出所した時に暖かく迎えてあげればいいのに方向間違ってます…。
親子共々犯罪に走ってしまう血なのかな?余り同情出来ませんでした。
それにカナダで故意にヒッチハイクして知り合いになってから襲うってのも不自然。
偶然セシルの内情を知るか
知った上で正体を隠さず堂々と襲うシナリオに出来なかったものですかね。

(命令を受けたと思われる)ダイアナがバタフライの面々を襲う意義が不明です。
邪魔?何が?? セシルの覚醒にも繋がらないし、何かを知られて口封じでも無し。
寧ろセシルがこのまま弁魔士として過ごした方が覚醒に繋がります。
まだ動く時ではないでしょうに…もし倒しちゃってたら困ったんじゃない!?
もうアクションシーンねじ込みたかっただけとしか思えません。

ここに来てなお風呂敷が広がり物語として楽しくもありますが
緻密さに欠けているの所が見えて気になります。

余り材料無いけど、ここらで【予想】{netabare}
箇条書きで細かい理由は省きますが、
・セシルの父親、お気楽写真家に見えるけど麻楠や魔導書関連の事を探っていそう。
・シャークナイトはセシルを付けてますね。父親が護衛の依頼をしているのかも。
・六年前の事件、魔力を使ったのはセシルで母親は庇って死刑囚になっていそう。
・セシルの初恋相手は亡くなっていてもよの弟または本人。
{/netabare}{/netabare}

※9話感想{netabare}
判決後に即刑執行だと思っていたのは勘違いでした。(^_^;)
判決時の映像の派手さと一話目の犯人・音尾のリアクションに
引っかかっちゃいました…お恥ずかしい。
でも、この紛らわしい表現にも改めてツッコみたいですけどね。

物語の方は本格的に現在と六年前の事件が重なってきました。
麻楠の方はもうやる気満々で動き出しましたが
静夢には迷いが生まれている様です。
セシルの護石の渡し方は伏線になっていて
ルシフェルを選ぶのかミカエルを選ぶのかに注目という感じでしょうか。

そしてついに夏菜がデレましたね。
まだ素直になった訳ではないですけど良き理解者になってくれた様子。
7話感想で心理描写への不安を口にしましたが
これに関してはなかなか良かったかなと思います。
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
麻楠&静夢がセシルを拉致しルシフェル召還を行うが既に現世に降臨していた為に失敗。
麻楠は捕まり静夢は死亡。

もよ=ルシフェルだったとは。正確には乗り移ってるのかな?
詳細は次回へ持ち越し。
しかし人間界で弁魔士やったりしてある意味、働く魔王様?
かなり戯れていた様ですね。(^_^;

この作品ロボットアクション必要なんですかね?
魔法バトルで十分な気がするので蛇足な感じがします。
今回のバトルは上空の冷気で瓦解してましたが
こんな決着ではロボットアクション好きな人でも満足するとは思えないのですけど…。
それなら魔法アクション増やしたり凝ったり、
シナリオ補完に尺使った方が有効なのでは?と思ってしまいます。
まぁ、描きたかったのでしょうから栓なき事かな。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
麻楠の弁魔士を引き受けたセシル。
罠とはいえ弁魔士と検事の役割があべこべになってしまっているし
この裁判長も何時も何時もスグに流され過ぎだしもう勝手で無茶苦茶な審理。
証拠の魔導書も何故か石に隠されていたりと(静夢も複数魔術使えてるのか?)
流石に無理がありすぎに感じてしまいました。
証拠のこと細かく言うと怪しい服装で儀式をしていた信者の生き残りとか死体とかその経歴とか
あれだけ大がかりにやってたら叩けば幾らでもありそうなんですけどね。

ラストで事件解決に役立たさせると思っていたクインも不発で何の為に生き返らせたか不明だし
六年前の事件も何があったのか断片的でちゃんと語られていないし
初恋の男の子が何だったのかとかもよの正体も不明etcで中途半端な終わりで不完全燃焼。
いつも皆に護られているセシルがお母さんを守りきる所まで描いて欲しかったのですけど残念です。
死刑確定してるんだからいつ執行されても知らないよ!
2期やるんでしょうかね?予定無さそうなんですけど…。
{/netabare}

【総評】
やはりストーリーが畳みきれなかった様です。
広げ方や引きつけ方は良いんですけど
綻びや矛盾を強引に押し切ってしまっているので大味でした。
裁判シーンも見応えのある質疑応答もなくストーリーを成立させる為に
強引な結論が用意されていただけの様に映りました。
設定自体もしっかり作り込んでいない感じでブレているキャラもチラホラ。(この辺りの詳細は4話感想他読んでいただければ…。)
作品を通してセシルの成長が観たかったのですが最後まで変わらず護られた存在。
お母さんを守りきる所まで描かないから締まりが悪く感じてしまいました。

自慢の作画は序盤だけなら満点でも良かったんですが徐々に質の低下が見られ最終話は
うーむ…っと首を傾げる場面も。
作画に関してはOPが一番の見所なのかも。これに関しては曲も素晴らしく何度でも観たくなります。

キャラはやはり1クールにしては多すぎた印象。
個人的にはクインがもう少し活躍すると思っていたんですが影が薄かったです。

一話目だけ観ると期待が高まりそうですがまさに竜頭蛇尾に感じた作品。
オススメできる内容ではなかったです。
2期があって色々回収&解決するのなら再評価しますけど…無いだろうな。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔禁法第10条、テストに出ます!笑

魔術を使うと最高で死刑になる近未来の日本で、弁魔士として働くセシルのお話。

魔法の法廷モノ?かな^^

■第1話~第2話
{netabare}
1話・2話で弁魔士の仕事がどのようなものか描かれました。
今期中にお母さんを無罪にできるのでしょうか?
「疑わしくば罰せず」が適用されない、という背景も今後描かれるといいですね^^

セシルと同じく新人の穂樽夏菜はまだ活躍してませんけど、公式HPの人物紹介で2番目に出てるのでキーマンになるのでしょうか?^^
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

セシル、ディアボロイド、ゴー!

ウドと呼ばれる魔術師と人間が共存する独特の世界観。
ウドは差別され、魔禁法により厳しく管理されています。
ウドが法を犯すと魔法廷へ。
弁魔士と呼ばれるウド犯罪専門弁護士により弁護され、なんと1審で即判決です。

物語は最年少弁魔士セシルと母親に起こった6年前の事件を軸に進行します。
序盤から軽い伏線を散りばめながら、アメリカ研修後急展開。
でも、残念なことに最終的にはカオスチックになります。
というこか、そもそもシナリオが強引。
その他、法廷論争が雑とか。
犯罪シーンで大量の死人がでるとか。
ツッコミ所が山積です。
もっとも驚いたのは、ロボットの出現。
魔術師とロボットはミスマッチですね。

しかし、そんなことはどうでもいいのです。
セシルの純情さ・前向きさ・明るさ・健気さに勇気付けられ。
たまのエロシーンにドキッとし。
すさまじい破壊の嵐には興奮し。
と、見どころ満載です。
とくにセシルの使い魔セクハラカエルが良い仕事をしてました。
若本さんの粘着質な声も癖になります。

もっとも特筆すべきは、オープニングの出来です。
まず、曲が良い。
静かに始まり、2段階でテンポが変化、そして爽快なサビ。
サビはどこかで聞いたことがあり、どことなく懐かしさを感じました。
次に、歌詞がカッコいい。
意味不明だけど、旋律と完全フィットしています。
そして、Liaさんの歌声。
例えて言うならば、清流のキラメキです。
極めつけは、映像。
公共交通機関の大量破壊には呆気にとられました。
ザッパーン・シュパッ・ドッカーンって感じかな。
何回観ても聴いても飽きないなあ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

78.7 12 秘密で魔法なアニメランキング12位
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (364)
1550人が棚に入れました
本のためなら巫女になる!「三度の飯より本が好き」な女子大生・本須麗乃が兵士の娘・マインとして転生した世界には、本がなかった。平民は識字率が低く、羊皮紙で作る本は高価でお貴族様のもの。そこでマインは決意する。「本がなければ作ればいい!」試行錯誤の末、商人のベンノと出会い、商人見習いになるために植物の紙を完成させるが、マインの体は「身食いの熱」に蝕まれていた。貴族が魔力を持つこの世界で、時に魔力を宿して生まれる平民がいる。それが「身食い」。増え続ける魔力を吸い取る魔術具がなければ、生き長らえることはできない。そんな時、洗礼式で神殿の図書室を発見したマインは、巫女見習いになりたいと神殿長に直談判する。すったもんだの末、マインは魔力を奉納する青色巫女見習となることが決まった。しかし、本来、貴族に与えられる「青の衣」を平民上がりのマインが纏うことを快く思っていない者も多く、マインの行く手は前途多難。問題児ばかりの側仕え、神殿の階級社会……。麗乃時代とも下町時代とも異なる神殿の常識がマインの前に立ちはだかる。果たして、マインが心ゆくまで読書できる日は来るのか!? そして、マインは本を作ることができるのか!?

声優・キャラクター
井口裕香、速水奨、田村睦心、子安武人、中島愛、小山剛志、折笠富美子、日野聡、前野智昭、内田彩、中博史、三瓶由布子、狩野翔、都丸ちよ、鈴木みのり、安野希世乃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いよいよ、第二部「神殿の巫女見習い」!→ 第二部途中だけどキリの良い最終回でした! そして第3期へ!(やったね!)

ということで私は原作既読ですが、とりあえず放送開始前のレビューです。

第二部の PV 来てますね。
https://youtu.be/bD53ze25S_E

アニメ第一部を観ていれば外伝は観ていなくても大丈夫だと思います。
以下、まだ第一部を観ていない方には非推奨。





第一部の最後で、マインは神殿で魔力を提供する神事を司る「青色巫女」の見習いとして神殿入り(ただし神殿に住むのではなく自宅から通い)となりました。

マインの最終目標は「図書館の司書になって、本をたくさん読めるようになること」ということでしたが、その前段階として「安価な本を作る」というマイルストーンが設定されました。第一部ではさらにその前段階として植物紙の開発に成功していますね。

しかし、製本に必要な技術として印刷技術の開発が不可欠です。青色巫女見習いとなったことで寿命問題の解決に進展が見られ、また扱いも平民よりはやや貴族寄りの身分を確保したマインですが、果たしてマイン工房謹製の本は完成するのか、そして「神殿で魔力を提供する」といっているもののそもそも「魔力」とは何なのか…?

また登場キャラクター的には神殿関係者、特に魔力を持たず側仕えや下働きをする灰色神官・灰色巫女が増えてきます。

神殿でのマインの活躍や、如何に…(笑)?

2020.6.21追記:
第26章(第二部12話目: 最終話)まで視聴終了。
家には既にBD-BOXが届いております。

原作ではこの最終話のエピソードではまだ第二部は終わらずこの辺りで第二部の2/3を消化といった感じだと思いますが、第三部以降のさらなる「下剋上」展開をほのめかすセリフが出る第二部3巻目冒頭の場面を見せることで、上手くまとめていました。

アニメ第25章、第26章の終盤2話の辺りは以後の展開を考えても重要なエピソードで、ここをしっかり描いておくことで、仮に続編がアニメ化されるとしても破綻なく継続できるストーリーになっていたと思います。

ここまでのアニメ化自体はとても良かったと思います。

この作品の特徴の一つとして、主人公マインの身分が上がるのに伴ってこの世界に関する読者に与えられる情報が増えていく、という点があります。

ストーリーが進むにつれて「あそこはどうなっているの」的な疑問に回答が与えられていきますので、この後のストーリーもアニメ化されていくことを希望します。

2020.7.12追記:
アニメ公式twitterアカウントにて、第3期制作決定の報がありました。ひゃっふう!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 49

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

確実に広がる『マインをとりまく協力者の輪』

第二部では、マインはかなりの出世(?)をします。

青色巫女見習いとして貴族社会の神殿に入ってから、平民のマインは色々と嫌がらせを受けます。そして多くの問題に出くわします。
でも、そのたびに前向き(?)にマインは対応します。

図書室の本が全てなぎ倒され、床にちりばめられた際は、自分で本の分類法をつくり、本を整備します。
孤児たちが飢えて苦しんでいるのを知ったマインは、孤児院の院長になり、子供たちに生きるための仕事を与えます。

全ての行動の動機は、気兼ねなく本を安心して読むため。
ただそれだけの理由で、図書室を整備したり、飢えた子供たちを助けたりします。

孤児院の院長になった理由を知った神官長は、「君は予想以上のバカだ」とマインに言い放ちます。
でも神官長は、そんなマインを大好きになるのです。

本当にマインはバカです。
本を安心して読むためだけの理由で、孤児たちの食事の面倒や着物を与えたり、孤児院を清掃・補修したり、孤児たちに教育を施したり、全ての責任を一身に背負ったりと…、
普通の人なら絶対にしません。
でも、それがマインの魅力です。
私は、そんなマインが大好きで大好きで仕方ありません。


今や、全ての灰色巫女と孤児院の子供たちは、マインを慕っています。
マインを尊敬しています。

そしてマインは、孤児院にマイン工房の支店をつくり、本格的に本をつくり始めます。
マインが孤児院の院長になれたのは、神官長のおかげです。
そして、孤児たちがいなければ、大量の紙の作成や本の印刷は絶対にできなかったでしょう。
さらに、ルッツやマインの家族の協力がなければ、孤児たちへの指導もできなかったはずです。

マインをとりまく協力者の輪は、確実に広がっています。
そして、これからも、マインのために多くの人が協力するでしょう。

オープニングは、諸星すみれさんの『つむじ風』 元気が出る歌です。  
エンディングは、鈴木みのりさんの『エフェメラを集めて』 心地よい歌です。

第三部の放送が待ち遠しいです。
原作では、マインはまだまだ下克上しますよ。(^_^)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ただの下剋上になってません?

原作未読 ※1期の内容はネタバレで隠してません


イマイチでした。1期が全14話あったのと比較して全12話とボリュームダウンしたのも影響してるのかもしれませんが…
7つの球を集めて龍に願い事を叶えてもらう話から始まっていつの間にか遠い星からやってきたサイヤ人と死闘を繰り広げちゃうみたいな“味変”展開が自分には合わなかったようです。

あらためて自分の1期レビューを読み返してなにをどう評価してたのか振り返るとこんな感じでした。

●ポジティブ
①転生前の人生を踏まえた上で転生先での行動に反映されている
②文明差でマウントを取らず主人公が現地化に努めている
③「無いものは作ればいい!」と作り出して受け入れられていく過程
④『身食い』:物語に緊張感をもたらす時限設定

●ネガティブ
⑤見た目は子供、頭脳は大人な某アニメも合わない私。幼女設定は尚更です。

わりと面白がってたと思います。ちなみにネガ項目は性分みたいなもんでどうしようもありません。当時、人生リセットでヒャッハー的な異世界転生ものにうんざりしてた時期だった中での光明。①②のようにこれまでの経験が地続きであるよねといった地に足の着いた作風は好感をもって楽しんでました。
元の世界と転生先となった世界とでの繋がりやギャップが随所で感じられたことでの面白さが良く表現されてました。それを受けてかつ消化した上での2期でもあるので元世界との繋がりやギャップといった要素は減少していきます。敢えて説明や描写する必要がないからです。マンネリ防止もあるでしょう。

 この繋がりとギャップ

ここに重きを置いて肩透かしを食らった、というのが実情だったのでしょう。④も1期のラストによって解決というか先送りになったわけで成分としては減少。なんとなーくですが、おもちゃを取り上げられた子供のような心境に陥ったわけであります。なお上述の各項目についての2期評価は以下↓

①転生前の人生を踏まえた上で転生先での行動に反映されている
 ⇒1期でやりきった感ありなのか2期は控えめ。
②文明差でマウントを取らず主人公が現地化に努めている
 ⇒貴族のお作法を知らないというのはあったが文明差に驚く場面はほぼなし。
  マインの現地化が済んだと言えよう。
③「無いものは作ればいい!」と作り出して受け入れられていく過程
 ⇒本作りも流れ作業に近くアニマルスピリットみたいなのを感じない
④『身食い』:物語に緊張感をもたらす時限設定
 ⇒先述したように先送りまたは一旦解決。
⑤見た目は子供、頭脳は大人な某アニメも合わない私。幼女設定は尚更です。
 ⇒これは相変わらずですね。



2期に絞って話を戻します。
そうは言っても味変した物語は極めて安定しています。神殿に巫女見習いとしてお仕えし主戦場が変わる2期。1期を彩った主要キャラはやや後方に下がり、新たなキャラ達が登場し物語に厚みを加えます。

 貴族扱いだが平民出のマインが貴族のお作法を吸収していく

2期にて初出したこの要素が色濃くなり多くの割合を占めていきました。普段なら“厚み”や“深み”が増したと捉えるところですがそうはいかなかった、という自分としても稀な経験をした2期でした。
あくまで想像なんですけど、本シリーズは23巻とか刊行されてるわけでしてアニメもトレースしているはずなんです。仮に3期や4期と続くならこのへんの2期がいい感じの伏線になって収斂されていきそうな期待感はありますね。
{netabare}例を挙げるとしたら、マインというかうらの(中の人)の転生前記憶をトレースしたことでマインが取り乱すシーンなんかそうです。単発で“良いエピソード”なんですが、2期では転生前と転生後の差分を表現するシーンが皆無で「とってつけた感」否めません。けれども…ってやつですね。{/netabare}

作りに雑味を感じないためこういった期待感が残るのです。いまさらですが1期を踏まえた上での2期。ここからの参戦は不毛ですので最初からお願いしますね。
その上で他の『期を分けて放送された名作群』よろしくあくまで自分の中で再評価されることもあるかもしれない作品として現時点では評価を保留しときます。

『本好きの下剋上』を謳いながら“本好き”要素が薄いと感じたのです。ドラゴンボール集めてないのにタイトル据え置きというのを気になりだしたら止まらなくなったという居心地の悪さに相通ずるもの。気にしなければどうでもいいことでしょう。

{netabare}※子供たちへの絵本贈呈といいながら、貰い手である子供たちへの配慮がね。日本の昔話では通用しない概念をどう改良したのか?であったり、そもそも読書の習慣が希薄な世界ですからそのまま本渡されても手に余るでしょうに。そこにケアをしようとする意識だったりがあれば印象は違ってましたね。{/netabare}

{netabare}※それに本好きマインさんがどこに帰着したいのかもよくわからじ。自身が本に囲まれたいなら、材料の調達から紙の大量生産や製本の効率化に取り組めばいいでしょう。本の普及なら先述の啓蒙活動に注力する必要もありましょう。そこがないんだよなぁ。本が読めないからふくれっ面する。書庫を荒らされてムキーッとなる。これだけでは浅いと感じるのです。{/netabare}



視聴時期:2020年4月~6月 リアタイ

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2021.03.13 追記

たぶん続きは観ないかなぁ。

 1.気づきを得られるから好き
 2.囲まれるのが好き
 3.本好きと言ってる意識の高い私が好き

2をベースに1が顔をのぞかせてたのが1期。『本好き』の冠に嘘偽りない導入部分から1が奥へ引っ込み、3の匂いがちょいとしだした2期と言えるのかもしれない。



2020.07.06 初稿
2020.09.11 修正
2021.03.13 追記

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45

77.1 13 秘密で魔法なアニメランキング13位
陰の実力者になりたくて!(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (461)
1458人が棚に入れました
『我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……』 みたいな中二病設定を楽しんでいたら、まさかの現実に!? 主人公でも、ラスボスでもない。 普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す「陰の実力者」。 この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。 これ幸いと少年・シドは異世界で「陰の実力者」設定を楽しむために、「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……? ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドを崇拝し、シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていく――。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

中二病を極めし者

【紹介】
古代文字とか、二つ名とか、古の遺跡とか、黒マント集団とか、コロシアムとか、戦ってる最中に雷鳴とか、炎に包まれるとか、選ばれし血とか、アトミックとかエモいよね・・・?
横文字の言葉とか、それっぽく発音できたら超カッコいいよね?
そんな中二病の男子が憧れる「カッコいい」が詰まったアニメ

【感想】
最初は中二病の夢の塊に話を後からくっつけた感じっていう印象だったけど、実は中二病の本質をよくとらえた作品で、突き抜けたこだわりが感じられて良い作品でした

主人公は中二病から卒業できず周囲から浮いていることに寂しさを感じているところがあって、彼の夢が現実になったファンタジー異世界にきても浮かれっぱなしってこともなく、周りが中二病設定に合わせてくれていると勘違いしているなど、どこか現実的な思考を捨てきれてない部分があるんです、でも周りが合わせてくれてるんじゃなくて、自然と中二病的においしい展開になっているだけ
この中二病にツゴウノイイ世界は、中二病を拒絶する世界に寂しさを感じている主人公へのプレゼントみたいなものなのかなって思った

私には中二病の感覚がわからなくて主人公の気持ちに共感できないし、まったくカッコいいと思えないけど、主人公のアイデンティティがぶれずにしっかりしているのは凄いと思ったし、まじめとふまじめの緩急がちょうどよくて面白いアニメでした!

【主人公が陰の実力者にこだわる意味とは?】{netabare}
陰の実力者って主人公のアイデンティティを作るのに結構よく考えられた設定だと思いました

まず、なんで主人公が「影の実力者」にこだわるのかっていうと、自分に自信がないからなんですよね

中二病男子は妄想の世界では最強・・・でも現実世界ではだれにも注目されないただのモブ・・・つまり現実の自分に自信がなくて物語の主人公になる度胸が彼にはないのです

人々からの賞賛を、ヒロインからの愛を、敵からの憎悪を、真正面から受け止める自信がない、人と向き合うのが怖くて仕方ない、みんなの中心に立って主役になる自分がイメージできない、だから影の実力者じゃないとダメなんです

女性キャラの扱いにも主人公の劣等感が見えている部分があって・・・

シャドーガーデンは掘り下げがほとんどされてない地味な主人公の手下、彼女たちの役割は人々に知られないモブ主人公の活躍を見届けること、目立つのは嫌だけど、ちゃんと見てくれる人がいないと心が満たされないのでしょうね

これに対して姫様達の役割は主人公のステータス、勲章っていうのかな?
「姫」「強い」「美少女」「高嶺の花」と絵にかいたような「勝ち組」で「ハイスペック」、たくさん掘り下げてとても魅力的に描いていますが、そんな魅力的な女性が主人公に惚れて、でも主人公は特に興味を示さないことでそのハイスペックな女性を踏み台にして主人公の立場・価値が高くなっているんですよ、これで両想いになったら「対等」になってしまいますから

「美少女と両想いになってイチャイチャしたい」
男性なら誰もが思い描きそうな夢

だけど彼は女の子とのイチャイチャよりもカッコいい自分が優先だった
え?それってただ子どもなだけなんじゃないの?

違うんですよ

彼は第一話から「周りはどんどん中二病を卒業していったけど自分だけは中二病のまま」っていうことをモノローグで語って寂しがっていました

つまり彼はまだ子どもなんじゃなくて、それが彼の価値観なのです
それが中二病にどっぷりつかった彼の生き様だった
そういう確かな自分を持った主人公を一貫して描き切っているところが個性的で素晴らしい作品だと思いました

わたしにも中二の心があればもっと楽しめてたかなー?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

He is atomic!!!

……スキー用品ではありません。
(学生時代にアトミックのスキー板を持ってました。)

なろう原作、ラノベ原作とも未読でコミカライズ版のみ読んでいます。

男爵家の長男シド・カゲノーとして異世界に転生した、元日本人男子高校生が主人公。

転生前から厨二病的な能力やシチュエーションに憧れ、他者を圧倒できる力を持ちながら自身は表舞台に出ない「影の実力者」になることを目指し、影の実力者シャドウとしてふるまおうとするシド少年。

そんなシドの妄想から生まれ、単にその役を演じているだけのつもりのシドの想いとは裏腹に、それぞれの出会いからシャドウを信奉する七人の女性たちである「七陰(しちかげ)」を筆頭とする秘密結社「シャドウガーデン」が結成され、彼女たちは謎の「ウロボロス教団」との戦いに身を投じるのであった…。


字面だけ見るとシリアス味も感じますが、厨二病的なシド(シャドウ)の振る舞いと、すれ違っているはずなのに絶妙に噛み合う七陰たちとの会話を笑い飛ばすコメディー寄りなアニメとして観ることができます。

七陰以外にも王女など様々な女性キャラが多数出てきて若干ハーレム風味もありますが、シド自身があまり女性に関心を示さないキャラなのでそこが鼻につくことはあまりないと思います。

七陰を始めとするシャドウガーデン幹部にはギリシャ文字によるコードネームがあり頭は切れるがドジっ子のガンマ、能筋の獣人デルタ、わけのわからない物を開発するイプシロンなど様々なキャラがいますが、私がお気に入りなのは普段は小説家として活躍するベータさんですね。

2023.2.17追記:
最終回20話まで観終わりました。あえて誰のことかは書きませんが、EDクレジットで役名が変えられていたのに笑ってしまいました。特に放送直後の発表はなかったですが続編が作られそうな雰囲気ですし私としても作って欲しいです。

アニメでシャドウガーデン本拠地の様子が描かれていたのはなかなか良かったですね。作中で一番身勝手なキャラはシド本人じゃなくてお姉さんかもしれない…(笑)。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シャドウ様の叡智にテンプレの嗜み方を諭される

同名原作小説(web版、ラノベ版共に未読)の連続アニメ化作品の1期目(全20話)

【物語 4.0点】
常に視聴者の存在を意識してキャッチボールを成立させるための思案が重ねられる。
視聴者がま~たテンプレかwと呆れる前に、一歩先回りして、
シャドウ様の妄想ロールプレイにより、ポジティブに転換する仕掛けが巧妙。


異世界の魔剣士学園や、武術大会の裏で暗躍する勢力による一騒動だの、
もう何度目の再提供か?ってくらいのお約束展開。

新鮮味を与えるのが、転生の原因が{netabare} 魔法など未知なる力の体得を探求した末の交通事故死{/netabare} などという、
狂気を感じる位ピュアな中二病主人公少年・シャドウことシド・カゲノウ。

転生異世界にて起こる数々のテンプレを、ここが“陰の実力者ムーブ”を決める絶好機。
或いはカモフラージュたる華麗な“モブムーブ”を見せてやる。
などと待ってました~♪とばかりにお約束をエンジョイする主人公の姿を眺める内に、
コイツ頭おかしいだろうwと私も不思議と笑顔にさせられますw


【作画 4.0点】
アニメーション制作・Nexus

舞台設定は剣と魔法の封建貴族社会や教会が残る近代化前後といった風情。
が、一方で“悪魔憑き”に関する、高度な魔法科学技術に基づく薬剤が裏で流通していたり。
我々の世界の常識に照らしても、馬車と列車が共存するこの異世界が、
いびつな文明発達をしてきたことが作画、背景からも伝わって来て、
技術を秘匿する闇の勢力の野望など陰謀論が盛り上がりますw

シャドウ様が転生前の現代社会の知識を“陰の叡智”と称して“シャドウガーデン”配下の美女たちに“テキトーに”(※テキトーなのが肝w)伝え、
それが“ミツゴシ商会”のデパート風店舗などに具現化して一人歩き。
その文化侵略の様子も明快に伝わって来ました。

アクションシーンなども高密度で上々。
黒、白、赤、あとは“例のあれ”の美しい?紫など、
見せ場では、敢えて色彩を絞って表現する演出も◯


【キャラ 4.0】
主人公シャドウことシド・カゲノウは無双ハーレム主人公の一種。
この異世界を裏で支配する黒幕を闇に葬り去る俺という妄想を配下にテキトーに吹聴する内に、
異世界裏社会の方がシャドウの妄想設定に追い付いてしまうのがポイント。

シャドウ様がぶち上げた陰の組織・シャドウガーデン。
だがシャドウが組織立ち上げ時に行ったのは、最初に助けた悪魔憑きの美少女にアルファと命名した上で妄想の概要を伝えたくらい。
あとはシャドウガーデンも、ベータだのガンマだの“七陰”と呼ばれる幹部の美女も、
“ナンバーズ”と呼ばれる美女も、
アルファたちがシャドウ様の“叡智”を拡大解釈して、いつの間にか拡大、増殖していく。

連れてくる美女もまたことごとく巨乳ばかりでw
スタイル抜群の美女たちが、スライムの黒スーツ(破壊や魔力喪失で消滅するw)を身にまとい居並ぶ姿は壮観。
(いや、一部、スライム虚乳もいたような……。いえ何も見てません。抹殺しないで下さいw)


シャドウガーデンの女キャラたちは数が多すぎて覚えきれませんがw
これもキャラ濫造、掘り下げ不足との不満を抱く前に、
知らぬ間に増えたハーレム美女という形で、シャドウ様の妄想ストーリーが大事になって行く演出の補強材料へとポジティブ転換されてしまう。
これもまた視聴者心理の先を読んだ妙手。


シャドウガーデンの広がりと共に、王室、貴族のプリンセス、令嬢も絡み、
ツンデレコンプレックス属性に、クーデレ属性にと、ハーレムは一層たわわに。

ラスト。オリアナ王国の王女ローズが、{netabare} ナンバーズの666番に転落する衝撃もまたプリンセス転落劇の定番ですが、
美女666人もおるんかいwとの笑撃に上書きされ美味しく頂けました。
表と裏両方を知ることになる彼女。{/netabare}
今後の視点の興味深さという意味では一番注目したいヒロインです。


【声優 4.5点】
主人公シャドウ役の山下 誠一郎さん。
異世界転生後の赤子ボイスから、モブに身をやつした軽口から、
威厳のある陰の実力者プレイボイス、ここがロールプレイの好機と色めきだつモノローグまで。
幅広い演技で、シリアスにもコメディにも貢献する大車輪の活躍。

普段は{netabare} 金貨にワン!と飛びつく{/netabare} など小物感丸出しのモブなシド・カゲノウなのに、
シャドウ様として決める時は{netabare} 「アイ・アム・アトミック」{/netabare} などとキザに囁く。
あとは、{netabare} 自称最強に真の最強とは何かを教え諭す時の「レッスン1、レッスン2」とかw{/netabare}
見せ場で英語の発音が流暢でノリノリなのが、ホント可笑しかったですw

一方シャドウ様がモブ剣士として変身した{netabare} ジミナ・セーネン(ドエム・ケツハットほどじゃないがテキトーなネーミングだw){/netabare} 役には、緑川光さんのリリーフも仰ぐ。
ただ、ここもモブの裏に見え隠れする凄みなどもカバーする好リリーフ。
今後もどんな変身バリエーションを、どのキャストが救援するのか、楽しみな要素です。


シャドウがモブの隠れ蓑に活用したダチの“天然モブ”同級生剣士コンビのヒョロとジャガ。
特にこれまで数々の無双ハーレム主人公を演じて来た松岡 禎丞さんが、
ヒョロ役で{netabare} ギャンブル転落劇{/netabare} という合せ技も絡めながら、見事なモブプレイを決めているのがツボでしたw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は末廣 健一郎氏。
ストリングスとコーラスによるダークな楽曲群でシャドウ様の陰の実力者プレイを好アシスト。
ここも重たくなり過ぎず、電子音もアレンジすることで視聴者もプレイをエンジョイできるエンタメ性を確保。

BGMで一番インパクトがあったのはベートーヴェン「月光」
何だかんだ{netabare} 17話の「月光」を奏でるシャドウ様のプレイが一番カッコよかったですし。{/netabare}


OP主題歌はOxT「HIGTEST」
サビの裏声が入り混じった大石 昌良さんのボーカルに表と裏の二面性を感じるテクニカルな楽曲。

OxTは『オーバーロード』シリーズの主題歌も担当していますが、
『陰実』放送前に『オバロ』とのコラボ画像を公開したプロモーションが印象的。
『陰実』とか『オバロ』のパクリでしょ?との声がデカくなる前に、
シャドウ様とアインズ様の蜜月ぶりをアピールして、共通点がある異世界転生物としてポジティブに上書きする、これまた先回りの妙手。
本シリーズには企画プロデュースにも実力者がおられるようで。
OxTには今後も両シリーズの主題歌提供で盛り上げて欲しいです。


ED主題歌はキャラソン「Darling in the Night」を、
シャドウガーデン・七陰の面々が持ち回りで担当。
明るい曲調でシャドウ様への感謝の意を伝える。

正直、私は、EDや、“逆転生学園物”風のOPアニメーションで、
シャドウガーデンにはこんな美女キャラもいたんだ
と確認、整理していた面も多々ありw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

70.8 14 秘密で魔法なアニメランキング14位
戦闘員、派遣します!(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (404)
1350人が棚に入れました
秘密結社キサラギ。今や地球上の誰もが知る大企業は、自ら悪の組織と名乗ってさまざまな悪事に手を染め、ヒーローたちを打ち倒し、ついに世界征服を成し遂げようとしていた。しかし、世界を手に入れれば大勢の戦闘員たちは不要になってしまう。このリストラ問題を解決すべく、キサラギの最高幹部たちは新たな侵略先として宇宙に狙いを定める。そして地球によく似た環境の惑星へ、「戦闘員六号」と美少女型アンドロイドの「キサラギ=アリス」を派遣するが、現地の人々は“魔王軍"の侵略を受けていて――。

声優・キャラクター
白井悠介、富田美憂、菊池紗矢香、村上奈津実、髙橋ミナミ
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

好き者のコンピテンシー

暁なつめ氏の原作は未読


この御方は作品によって、大きく作風が変わらないため良くも悪くも想像しやすい。アニメ化は『このすば』『けものみち』に続いてってことになるのかしら?

・♂の異世界転生
・主人公♂が性的欲望に忠実
・ハーレムでわりと♀がひどい目に合う

○○のほうが優れている云々は置いといて、原作者の手癖みたいな会話の間やテンポ、そして交わされる会話の内容はやはりこの人とわかりますし、原作の良さ(読んでないけど)を踏襲するようスタッフが腐心したのだろうとは思います。 

どうやら地球から転送された(らしい)主人公の過去話はカットされてます。物語の進行に支障はございません。その戦闘員六号(CV白井悠介)が主人公です。Youtubeでたまにお見かけしていたしらいむさんの作品まともに観るのはこれが初。
世界征服を企む大企業「キサラギ」の従業員がとある星に転送されてのすったもんだです。ハーレム構成メンバーは以下

■6号のチーム:日々寝食を共にしてる
 キサラギ=アリス(CV富田美憂) アンドロイド/低体温ツッコミ役
 スノウ(CV菊池紗矢香) 近衛騎士団隊長/剣持ってる人
 ロゼ(CV村上奈津実) 戦闘用キメラ/大食の人
 グリム(CV髙橋ミナミ) 大司教/車椅子で呪う人

■キサラギ:上司に相当
 アスタロト(CV渡部紗弓) 氷結の人/チョロイン
 ベリアル(CV日高里菜) 業火の人/印象にない
 リリス(CV石原夏織) 科学者/人気投票の際バイデンしてたね

■グレイス王国:転送先のウォッチ対象其の一
 ティリス(CV前田佳織里) 王女/腹黒サディスティック

■魔王軍:転送先のウォッチ対象其の二
 ハイネ(CV瀬戸麻沙美) 魔王軍四天王の片割れ/たぶんドM
 ラッセル(CV伊藤美来) 魔王軍四天王の片割れ/うーん…美少年枠!?

チームメンバーとの日常劇をベースにその他愉快な仲間たちと組んずほぐれつします。多彩なので退屈はしません。完走への吸引力になりました。ハーレムの話はここまで。それこそハーレム+αの部分、“暁節”といえる会話劇が付加価値となります。
あらすじの通りで一言で言うとこのすば的サラリーマンのお話です。意外と実社会で使えるかもしれない!って視点で観るとより楽しめるかもしれません。



※余談

■コンピテンシー(有能社員の行動特性)

 「悪行ポイントが加算されました」

パワーワードです(笑) 
悪いことやると評価されインセンティブが溜まる明快な仕組み。営業なら売上いくらとか、人事採用なら採用者何名とか、工場なら生産量とか、開発なら納期遵守/安定品質とか、なにをもとに評価するかって指標がありますよね。

業種:商社?人材派遣業?
理念:世界をわが手に!
職種:戦闘員

他にも挙げれば細かくいろいろ出てくるでしょうが、従業員の行動規範があって、上司と1on1して目標設定したり、雇用契約にインセンティブ詳細があるのかもしれません。

それに沿って主人公は行動しているわけで、アニメの中で繰り広げられてる下衆なあれやこれやもそれが職務内容となってるのならしょうがないよね、普通よね、と考えてしまうのは骨の髄までサラリーマンだからかもしれません。
{netabare}あわよくばキサラギ社の新卒面接で志望動機を聞いてみたいものです。大喜利楽しそう…{/netabare}



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.30 初稿
2022.05.24 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

下品な主人公を軽蔑しつつも共感してしまう男心の弱さを突いた作品

この物語の原作は、「この素晴らしい世界に祝福を!」の著者である暁なつめさんが作家デビューする前に「小説家になろう」に投稿されていた小説です。
つまり「この素晴らしい世界に祝福を!」よりも前に書かれていたようです。
だから内容は、あのアニメと同じく、下ネタたっぷりのお笑いアニメです。


このアニメもまた、下品な主人公を軽蔑しつつ、ダラダラと結局最後まで見てしまいました。

著者の暁なつめさんは、いやらしいほどに男心の弱点をしっかりと突いてきます。
健全な男であれば誰でも下ネタが大好きであり、まるで麻薬のようについつい下ネタ話を知りたくなります。
こんな下品なアニメを見ている自分を”情けない”と思いつつ、男の本能には勝てずに、ついダラダラと見てしまう自分がむなしい…。
皆さんもそうですよね。(^_^;)


物語の内容は…、語る迄もありません。
暁なつめさん原作のアニメには、物語の内容などどうでも良いのです。
愉快な仲間が集まって下品なことを笑いながら楽しくやっていればそれでいいのです。


悪行ポイントを積み重ねることで自動車や武器が手に入るのであれば、私も主人公と同じことをしたい。
でも実際にそれを行ったら間違いなく警察に捕まってしまいますね。
女性のパ〇ツをいきなり脱がしてパンチ一発で許してもらえるほど世の中は甘くありませんので…。
それと、どんなに酔っていても先輩や上司の頭に「ちょんまげ」はしないでくださいね。その瞬間に人生が終わるかもしれませんので…。
視聴者の皆さんは注意してくださいね(*^_^*)

最後に私はアンドロイドのアリスが大好きです。(^_^)
外見は幼い美少女ですが、口調は大人びており、辛辣な言葉で主人公をいたぶっているところがたまりません。
そして主人公が意識不明で入院中に下の世話をしてくれた意外な優しさが嬉しいです。
貴方は意識不明の友達の排せつ物の処理を3日間することができますか?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 44

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

何だ、これってやっぱりSFなんじゃん…。

原作は読んでないけど、最終話最後の1カットの夜空でサラっと大きなネタを分かりやすくぶち込んできましたね!



……って、いきなり最終話を観てない人には意味不明な話で始めてすみません。一応ストーリーとしては、悪の秘密結社キサラギが世界征服を目前にして、征服後の組織維持のために宇宙の彼方に見つけた居住可能惑星を新たな征服地と定め、そこに組織古参の戦闘員六号と高性能美少女型アンドロイドであるアリスを先兵として派遣するというお話ですね。

侵略を目指した惑星には人間そっくりの知的生命体の他、魔族と呼ばれる存在がいて、自分たちが持ち込んだ科学技術とは別の「魔法」が存在するといった感じになっています。別の惑星上にある文明社会という意味では「異世界」ではありますが、人間や物が技術によって転送できている時点でいわゆる「異世界ファンタジー」ではありません。
(意思疎通も謎の能力ではなく翻訳装置的な物によってなされています。)

六号やアリス、そして二人が拠点とすることになったグレイス王国の王女ティリスなど人間的な外見の方が腹黒なキャラが多く、敵味方問わず「人外」キャラの方が純真な性格設定になっているのが特徴的です。

基本ゲスかったり腹黒だったりするキャラたちが時折見せる「悪に徹しきれない」ところや、逆に基本純真なロゼやハイネのようなキャラが欲望に正直すぎるあまり時々腹黒い連中をやり込めたりするドタバタ劇を楽しんでいた感じで、軽く流して観るような作品ですが、文物に関して軽い考察要素を入れることで設定に関して想いを巡らせる感じでもあります。

気付くと面白かったり気になったりする小ネタはちょくちょくあるので、そういうのを追いかけるのが好きな人には案外お勧めできる作品かもしれません。しかしニッチな需要とも言えるので、そんなに人気は出ないような気もします。

あと、ある意味古典的なアリスのツンデレはけっこうカワイイと思いました。

余談その1: 次回予告でキサラギ女三幹部が喋ってる内容に、案外情報量が多かった気もするしたいしたことなかったような気もします。とりあえずリリス様は非道い奴です(笑)。

余談その2: OP主題歌「No.6」のラテンっぽいアレンジが意外とハマります。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40

54.2 15 秘密で魔法なアニメランキング15位
BLAZBLUE(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (228)
1222人が棚に入れました
A.D.2199 Dec一年の締め括り、街は新年への期待で活気づいていた。そんな最中をSS級の統制機構反逆者にして史上最高額の賞金首、「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」が第十三階層都市「カグツチ」に出現したという情報が走り抜ける。対象「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」は別名「死神」と称され、その行動目的は統制機構の壊滅といわれている。対象に懸けられた高額な賞金や彼の所有する絶対無比の力を持つ魔道書を狙い、様々な者達がここ第十三階層都市「カグツチ」に集結する。

えんな さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

感想

正直、よく分からない世界設定に最後まで馴染めませんでした

キャラは可愛いけど、何がどうなってるの??
どこを取っても楽しめるところが私には見つけられませんでした

結局最後まで見たんだけど。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

(´σ `) ホジホジ (´∇`) σ--・ピン (←すいません 最近お気に入りなんで^^;)

原作 対戦格闘ゲーム  未プレイ

全12話

ジャンル:バトルファンタジー


ストーリー:ついて行けず、よくわからなかった 魅力がない

キャラ設定:どのチャラも癖が強すぎて、中二臭い

正直、よく完走できたなっと・・・
3話くらいから面白味に欠けて、~ながら観てました。

主役のラグナの声が杉田さんなんだけど、全然キャラに合ってない!
同じ今期やってる「サムライフラメンコ」の警官の方がぴったり
杉田さんに中二バトルキャラは似合わないと思う
個人的に突っ込み役の方が好き。
(勝手なイメージですがw)


あと、レイチェル=アルカード (声 - 植田佳奈)
このキャラ見たとき、「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」の
ミナ・ツェペッシュ (声 - 悠木碧)と被って見えました。
自分だけかな?
同じヴァンパイアで金髪ツインテール、話し方も似てたし!
ワザとか?って思った。^^;

何にしても、原作ゲームファン向けかな?
知らない人は微妙だと思います。
万人にはオススメできません。


OP:「BLUE BLAZE」歌 - 飛蘭

ED:「REINCARNATION BLUE」歌 - 結城アイラ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

マジ意味わかんねよ~(酷評注意)

原作未プレイ 全12話

と何かのキャラが言ってましたが、この作品を観ただけでは世界観があまり分かりませんでした。(説明もほとんどないですからね。)
キャラが多く1~2話で出てこないことがあり感情移入も何もできません。
伏線も全然回収されてません。

原作は対戦型格闘ゲームらしいので、キャラ紹介に徹していたような感じです。

しかもお決まりの戦いはこれからだ!で終わりでは厳しいですね~

原作を広めるための販促用作品と言うような感じでした。オススメできない作品ですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

64.0 16 秘密で魔法なアニメランキング16位
俺だけ入れる隠しダンジョン(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (339)
1170人が棚に入れました
稀少な魔物やアイテムが⼤量に隠されている伝説の場所――隠しダンジョン。就職⼝を失った貧乏貴族の三男・ノルは、幸運にもその隠しダンジョンの⼊り⼝を開いた。そこでノルは、スキルの創作・付与・編集が⾏えるスキルを得る。さらに、そのスキルを使うためには、「美味しい⾷事をとる」「魅⼒的な異性との性的⾏為」などでポイントを溜めることが必要で……︖

声優・キャラクター
逢坂良太、富田美憂、大久保瑠美、堀江由衣、鬼頭明里、長野佑紀

レオン博士 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

放送枠の無駄遣い

これはダメだ・・・

なにも面白い部分がない。
エッチなシーンはたくさん入ってくるし、他人を見下したり差別したりと嫌なシーンも目立ちます。

隠しておくべきだったのはダンジョンじゃなくて、原作のほうだったようですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

あぁ、残念バカアニメだったか・・・

原作未読。最終話まで視聴。

タイトルで騙された系とでもいうのでしょうか?
もう少し真面目な、骨のある作品を期待していたんですけど・・・。

ああ、がっかりだよ。
エロならもっとエロに振らないと・・・。
特に今期は『回復術士・・・』とかあるんだから、中途半端すぎ。

ハーレムって割には、周りにいるのは幼馴染と妹っていうのも微妙。
今期なら『ラスダン』を見れば、「ハーレムとは」多少参考になるんじゃないかな?

大きく振れば面白い設定だと思うのに、とにかく中途半端な印象。
これでは、高評価は得られない。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こっそり鍛えて、世界最強。

この作品の原作は未読ですが、とみたん、ほっちゃん、あかりんらが出演されると知り視聴を決めました。


稀少なアイテムが隠され、世にも珍しい魔物がはびこる、
前人未踏にして到達不可能なダンジョン――「隠しダンジョン」。

幸運にもその扉を開いたのは、貧乏貴族の三男ノル・スタルジアだった。
迷宮内に囚われた伝説の冒険者オリヴィア・サーヴァントに出会い、
ノルは強力な三つのスキルを授かる。

スキルを自由に作れる【創作】
スキルを与えられる【付与】
スキルを改変できる【編集】

ただし、使用するには「LP」と呼ばれる生命力を使用しなければならなかった。
〈性欲〉〈食欲〉〈物欲〉を満たしてLPを高め、「世界最強」のスキルを使いこなせ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

〈性欲〉〈食欲〉〈物欲〉を満たして…とINTRODUCTIONには記載されていましたが、
ノルを見たしていたのは〈性欲〉だけだったのでは…!?
と思えるほど、ハーレム色の強い作品です。

ハーレム色が強く、wikiのジャンルも「ハーレムもの」と記載されていますが、微塵もドロドロした部分が無いため、ハーレムに対する抵抗感は殆ど感じませんでした。

しかも視聴を始めて知ったのが豪華声優陣の面々…
大久保瑠美さん、天ちゃんに麗奈ちゃんと耳が喜ぶ布陣だったので俄然視聴意欲を駆り立てられました。

自分だけしか知らない隠しダンジョンなんて、聞いただけでテンションが上がりそうですが、このたなぼた式の設定が視聴者の好みの分かれそうなポイントだとも思いました。

ヒロインの皆さまはみんな美しくスタイル抜群…
もう、これは「ハーレムもの」のお約束ですね。
これで主人公が無双なら嫌みを感じるところですが、残念ながらそこまで強くはないんですよね。
唯一無二のスキルは持っています。
そのスキルをフル活用して学校の成績やお金を稼ぐことに関しては一級品ですが、もともと慎重な性格からか対人スキルは割と一般的なのが功を奏したのかもしれません。

ノルは「LP」を使ってスキルを発動するのですが、「LP」に関しては詳しい説明はありませんでした。
枯渇すると生命の危険があると言っていたので「Life Point」の略称だと最初は思っていましたが、中盤からは「Love Power」としか思えなくなったんですけど…
しかも女性の方が積極的なんですよ。
もう住む世界が違うとしか言いようがありません…って、実際に違いますけど^^;

少し話は変わりますが、ほっちゃんは今期も大活躍でしたね。
今期は「オルタンシア・サーガ」「アズールレーン びそくぜんしんっ!」と本作の計3作に出演されていました。
激戦区である声優業界において、ニーズがあり続けるって、とても難しいことだと思うんです。
そんな中、ほっちゃんボイスを聞かない四半期は無いのではないでしょうか。
改めてほっちゃんの凄さを感じました。

オープニングテーマは、スピラ・スピカさんの「ピラミッド大逆転」
エンディングテーマは、コアラモード.さんの「ネモフィラ」

1クール全12話の物語でした。
物語の展開は割と普通でしたが、声優さんの演技はしっかり堪能させて貰いました。
作画も大きく乱れることは無かったので、総じて楽しませて貰えた作品になりました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

66.2 17 秘密で魔法なアニメランキング17位
アサシンズプライド(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (272)
1166人が棚に入れました
マナという能力を持つ貴族が、人類を守る責務を負う世界。能力者の養成校に通う貴族でありながら、マナを持たない特異な少女メリダ=アンジェル。彼女の才能を見出すため、家庭教師としてクーファ=ヴァンピールが派遣される。『彼女に才なき場合、暗殺する』という任務を背負いー。能力が全ての社会、報われぬ努力を続けるメリダに、クーファは残酷な決断を下そうとするのだが…。「オレに命を預けてみませんか」暗殺者でもなく教師でもない暗殺教師の 矜持にかけて、少女の価値を世界に示せ!

声優・キャラクター
小野友樹、楠木ともり、石川由依、薮内満里奈、佐倉綾音、内田真礼、和氣あず未、鈴木達央、森川智之、徳井青空、瀬戸麻沙美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アニメでも楽しい寄せ鍋パーティーが実現するかどうか→超高速しゃぶしゃぶパーティーでしたw

貴族が“マナ”で戦う責務を負った、人類最後の都市国家“フランドール”にて、
マナが発現せず“無能才女”と蔑まれた少女が、新任の男性家庭教師と共に逆境に立ち向かう、
同名ライトノベル(11巻+短編集1巻まで購読済)のアニメ化作品。


【物語 3.0点】
飛ばし気味。単純に原作3巻分で1クールを消化、
ヒロイン1年生編完結なら、まだ妥当なペースだったが、
中盤以降に短編集のエピソードやヒロイン2年生時の5巻の内容までねじ込みハイペース化。
概ね要点は抑えるも、じっくり物語やテーマを咀嚼したい方にとっては粗く映る懸念。


【作画 2.5点】
作画カロリー不足(特に中盤以降)
シナリオ高速化により多彩となったロケーション、シーンへ対応し切るには兵力不足。

特に残念だったのは最終話の“裁判”のシーン。
{netabare} あの場面はメリダが自身を“無能才女”と蔑む風評に決然と立ち向かう重要な場面。
作画も一丸となって盛り上げるべきクライマックスだったのですが人物、背景共に低調……。{/netabare}

一方で、闇に覆われた世界にシャンデリアのように灯った都市国家
という世界観の再現映像は、原作既読組が見ても新鮮な背景作画。
スタッフの作品愛は確かにある。ただ、愛はあっても、兵力がなくては……。


【声優 4.0点】
奮戦。説明不足のまま感情を振り切ってシナリオを打開する
声優頼みの無茶振りも相当あったが、
ヒロイン・メリダ役の楠木 ともりさんを始めとしたキャスト陣が折れずに熱演。
声優陣にも漲った作品愛により、茶番転落のピンチ脱出を幾度も演出。


【音楽 3.5点】
劇伴はクリエイター集団・MONACAが引き出しの多さを生かし様々なシーンにそつなく対応。
OPはRun Girls, Run!「Share the light」がミステリアスに、
EDはヒロイン・メリダのキャラソン「異人たちの時間」がバラードでシットリと、
どこか寂れた作品世界を表現。

クセのあるOP曲を歌い上げたランガの3人は、
声優アイドルとしてだけでなくアーティストとしても今後、注目していきたい存在です。


【キャラ 3.5点】
正真正銘の“無能才女”から健気に努力を積み重ねるヒロイン・メリダと
彼女を教え守る“暗殺教師”
“三大騎士公爵家令嬢”のJCヒロインズを始めとした顔ぶれのビジュアル再現は華麗。
ただ、やはり高速シナリオにより個々の掘り下げは不十分。

サブキャラに至っては、生徒会長や学院長など見せ場が削られた面々も多数おり、
原作既読組にとっては歯がゆい内容。


【感想】
これ……果たして原作未読組の方は付いて来られたのでしょうか?
とにかくハイペース&乱ペースに目が回ったアニメ化作品でした。

それでも、月並みですが追い掛けてきたラノベ作品のキャラが
アニメで躍動する姿は観ていてやっぱり嬉しかったです♪
(やっぱりJCは良い物ですね♪はいw)


原作既読の私にとって、改めて考えさせられた場面は、メリダとミュールとの関係。

ミュール=ラ・モールについてはアニメ放送期間中に刊行された
原作11巻にて重大な事実が判明していて……
(※かなり核心的なネタバレなので見ても構わない方だけ開いて下さい)
{netabare} ミュールはラ=モール家の本当の娘ではなく、“古代人”の血を受け継ぐ存在。
魔騎士(ディアボロス)の上位位階(クラス)も
義母アルメディア=ラ・モールからの移植により継承された物。
即ちマナに関してはメリダと似た境遇にある。{/netabare}

それを踏まえた上で、
ミュールは“無能才女”に何故、興味を引かれたのか?
という視点で二人のやり取りを再見すると、また違った味わいがありました。


また、これは原作未読の方も薄々感じておられるでしょうが、
本作の世界は、太古の昔、科学が魔法を解析、コントロールし、
“十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない”レベルにまで高度化した古代文明が、
遺産を残して崩壊したのか、それともなにがしかの実験世界を作ったのか。

世界の真相にSFを感じる面が多々あり、
その解明が原作メインストーリーの牽引力にもなっていて、
現状解禁された情報を元にアニメで初期を振り返り考察するのも、私にとっては一興でした。


アニメは余程のことがない限り1期で終わりでしょうが、
私はこの世界が暴かれるまで、引き続き原作者の掌の上で踊らされようと思います♪




以下、放送前の勇み足長文。長いので折りたたみw
{netabare}
あらすじ

{netabare} 青い空に太陽と月が存在していた時代は、今や遠い昔の話……。

世界は《夜会》と呼ばれる生物を蝕み、
《ランカンスロープ》と呼ばれる化け物に変える闇に覆われていた。
最後に残った人類は夜に輝くシャンデリアをひっくり返したような世界《フランドール》
街を収めた《キャンベル》と言う巨大なガラス容器群の中で、
《太陽の血(ネクタル)》を灯して辛うじて生き長らえていた。

物理攻撃が通じない《夜会》の《ランカンスロープ》を倒せる唯一の力《マナ》
《マナ》を宿した《貴族階級》は人類を守るため戦う責務を負っていた。

その中でも《上位位階》の《マナ》を継承する《三大騎士公爵家》に生まれた
《聖フリーデスウィーデ女学院》一年のメリダ=アンジェルは
未だ《マナ》を発現できず、級友からも《無能才女》と蔑まれていた。

彼女の元に家庭教師として派遣されたクーファ・ヴァンピールは、
メリダの育成と同時に、彼女に才能なしと判断した場合は、始末されるよう依頼されていた暗殺者。
いつもの汚れ仕事。淡々と任務をこなそうとするクーファだったが、
メリダの健気な姿に徐々に心を動かされて行き……。

《暗殺教師》と《無能才女》……禁断と秘密に塗れた運命を生き抜くための、
二人のレッスンが今、始まる……。{/netabare}


深夜アニメで斬新さを求める方には、あまりオススメできない作品になるのでしょうか?

定番の剣と魔法、養成学校という舞台設定に加え、
壁に囲まれた人類の風前の灯って、もう何個目なのか?
ラノベで黒衣の最強剣士の主人公って、もう何体目なのか?
尊氏が金髪ヒロインに飛び付くのは、もう何回目なのかw

といった感じで、見知った設定でごった返していますし、

他に私が気に入っている設定は、
このファンタジー風世界は蒸気機関に列車と結構、文明レベルが高く、
ついでにマスメディアも近代並に発達。
敵は《夜会》の化け物だけじゃない。
むしろヒロインの出自等のスキャンダルを嗅ぎ回る
人類のマスコミも厄介な存在。

といった部分ですが、主人公、ヒロインがゴシップにも立ち向かうファンタジーも
本作が初見でもありませんし……。

決め台詞にしたかったと思われる“暗殺者の慈悲(アサシンズプライド)だ”
も歴代ラノベの名台詞に比べれば、決定力は今ひとつな印象……。


では何故、私がここまで原作にのめり込んでいるのかと言うと、
送り手の作者が執筆を楽しみ、受け手の読者も物語を楽しむ。
と言う創作活動の原点を私が感じているから。

原作者の天城ケイさんは本作で富士見書房ファンタジア大賞を獲って
作家デビューして本シリーズを書き続けておられるわけですが、
本作からは、自分が作家デビューしたら、こういう設定や展開を描いて
読者に披露してみたかったんだ。
こうした迸る創作の喜びが、本文やあとがきから伝わってきて、
読んでいて私もとても嬉しくなるのです。
(実際には裏では締め切りに追われたりして修羅場なのかもしれませんがw)

展開を投げ込むテンポも、
バトル入りました~♪萌え入りま~す♪イケメン入りま~す♪
微百合入りま~す♪ラッキースケベ入りま~す♪
って感じで実に軽妙な“鍋奉行”ぶり♪
天城さんは本作完結したら、《太陽の血(ネクタル)》もネタも
全て枯渇してしまうのではないか?
って位、どんどん投げ込んできてキモチイイです。


テンポと言えば、作品内時間が流れる速度もラノベ学園物としてはハイペース。
10巻にして既に三年目に突入しています。

そして、メリダちゃんたちヒロインズはラノベに多い女子高生相当ではなく、
中等部相当の一年生。中学生、JCですよ!(←おっと……コーフンを抑えないとw)

暗殺者として灰色の青春を送ってきたクーファくんも、
最初はメリダに誘惑?されても、子供のお遊びと能面でスルーできますが、
どんどん流れる月日、彼女がレディーに育っていく中で、
色気を交し続けられるかどうかも秘かな見所です。


この秋からのアニメ化。
制作のEMTスクエアードも、それほど元請け経験が豊富でもないのでしょうか。

私としては、出来れば分割でも良いから2クールで、
4巻以降、学院外の様々なロケーションを盛り込んで来るのを映像としては観たいのですが、
この陣容だと、1クールで、比較的、舞台が学院内に限られる3巻程度まで、
無事にアニメ化できれば御の字なのでしょうね。

それでも、ヒロインズの色々な衣装やら格好やらも含めて、
どんどん投入してくる“鍋奉行”は、宴の序盤でも具材が多彩で、
作画要求も決して低くはなく、楽しい“寄せ鍋”パーティーが、
近ごろ多発しているらしい、ラノベ原作アニメの作画崩壊と言う
“闇鍋”狂宴に転落するリスクは常にあると思われますw


私が本作のアニメ化で期待することは
アニメスタッフの方々にも物語を作り伝える
楽しさの原点を忘れず制作して欲しいということ。

私もいち視聴者の分際で、プロを相手に生意気が過ぎますが、
本作に関しては、楽しみにしていた同人誌の新刊でも読むような心境で、
物語のキャッチボールを楽しむ初心を大事にして、
温かく見守って行きたいと思っています。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こういうの、好きです♥

凄腕の暗殺者。
与えられた使命は、貴族の娘の、
超能力の発現指導。
出来なかったら、
その時は「殺せ!」

こういう命運のもとで出会った、
アサシンと貴族令嬢。

普通なら、
「見込み無し」って、簡単に殺されておわり。

そんな話なのに、
何故だか暗殺者は、貴族令嬢を気にかけてしまい、
パレたらマズイ裏ワザで、
貴族令嬢を能力者に…

こういうの、好きです♥

理屈じゃないんです!

何の縁(エニシ)もない女の子を、
理屈抜きで、
命をかけて守ってしまう!

もうそれだけで、ロマンチック!!

・・・最後まで観終えました。
ラストは、ファンタジーっていうより、メルヘン?おとぎ話?って感じだったけど、
メリダの心がしっかりと強く育っていたのと、
鍛えてくれたクーファが最後まで騎士だったのが、
素敵でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

意外と少女漫画的なストーリーかも?(人間模様が面白い)

== [下記は第4話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり] ==
第4話まで視聴時点でこのレビューを書いています。未読なのですが、同タイトルのライトノベル(富士見ファンタジア文庫刊)が原作のファンタジー作品です。

主な登場人物は:
クーファ=ヴァンピール: メリダの家庭教師
メリダ=アンジェル: アンジェル騎士公爵家の跡取り娘(暫定)
エリーゼ=アンジェル: メリダの従妹
ロゼッティ=プリケット: エリーゼの家庭教師

クーファを本作の主人公と観ると異能バトル系の作品ですが、メリダ視点で物語を観ると不遇の女性主人公を救うヒーローや、家督争いも含めた人間関係の方が浮かび上がってきて古典的な少女漫画のようなストーリーと見ることができます。

本作の舞台はフランドールという閉鎖的な都市国家で、その外に人類は生存できないみたいですが、どうしてそのようなことになっているのかはここまでの視聴では良く分かりません。

フランドールの住人たちはその外側でも生息できる「ランカンスロープ」と呼ばれる存在による脅威にさらされており、それに対抗する「マナ」を発現できる人はフランドールにおいて貴族階級としての地位を得るようです。

三大騎士公爵家の一つであるアンジェル家の娘であるメリダが高位の貴族家の生まれにもかかわらず13歳まで成長してもマナが発現しないため、貴族ではなかった母親の不倫が疑われています。

その噂を否定するために、メリダの母親の実家サイドによる「アンジェル家の血筋の証である聖騎士としてのマナを発現させるか、もしくは暗殺する」という工作が図られます。

その任を負ったクーファが、一度は「見込みなし」と判断して暗殺を決意するも、メリダが懸命にランカンスロープと戦う様を見て一転してメリダを戦士として教育することを決意し、「マナが発現した」という工作を図ります。

以後、クーファは母親の不倫疑惑はメリダに隠し、またマナ発現の偽装工作をメリダも含む周囲には隠してメリダを戦士として育てることになります。

フランドールやランカンスロープ、そしてマナに関する設定は「ファンタジー」としか言いようがないわけですが、その設定の上での人間模様は意外と普遍性を持っていて面白いです。

そんなわけで、ちょっと原作に興味が出てきています。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.1.6追記:
年内に最終話まで観終わっていましたが、レビューを更新しそびれていました。1クール作品の区切りとしては、それなりにキリが良かったと思います。

ずば抜けて良い作画でもなかった反面、特に破たんした感じもなく終始安定していたように思います。マナ能力を使うときに光るのは手抜きっぽいけどわかりやすくもあってあれはあれでありなのではないでしょうか。

話の性質上、不倫疑惑は疑惑のまま進むことになるのでしょうが、それでもメリダを「アンジェル騎士公爵家の娘」として味方になる人はストーリーを追うごとに増えてはいくんでしょうね。

メリダがクーファを慕う気持ちについては、もう清々しいほどに作中でも視聴者に対しても隠す気がないですし、クーファもそれが恋愛的な思慕かはさておきかなりメリダに肩入れしている状況なので、恋愛作品としてはそこそこの水準で楽しめると思います。

終盤明らかになったクーファとロゼッティの関係も話の展開の仕方としては○です。

バトル要素については、悪くはないけどある意味適当な感じでそこに重きを置いてはいないと感じました。

個人的には、「厨二病ラノベ設定で恋愛作品をやる」という方向性はわりと面白かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

56.6 18 秘密で魔法なアニメランキング18位
聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (194)
1048人が棚に入れました
剣と魔法が支配するクナアーン大陸。そこには協力な三つの国が存在していた。聖アモリア王国、イシルフェン王国、ヴァンロディス王国の強力な三国である。三国の力は均衡状態にあり、いずれか一国で変事が起これば、大陸全土に戦火が広がるのは目に見えている。クナアーン大陸には、各地に出没し大地を焼き、破壊をほしいままにしていた邪竜と恐れられるダガンゾートが存在していた。10年前、ヒイロの両親バイロとキスミテーテをはじめ魔導士たちはダガンゾートを封印しようと魔法の儀式を行ったが、何者かによって邪魔が入り、封印に失敗した。のちにこれは「バルバゴアの惨劇」と呼ばれる。幼いヒイロはギルーに助け出され、両親の仇を討つために剣の修行に励む。そして10年後、16 歳になったヒイロは、邪竜退治の旅に出ると勝手に家を出るヒイロ。そんなヒイロにギルーはしかたなくついていくしかなかった。邪竜ダガンゾートを探し出す旅の道中で、ヒイロは様々な種族の人々と出会い、いつしか仲間となってダガンゾート討伐を目指すのだったが…。果たしてヒイロは、自らが負った宿命に打ち勝ち、ダガンゾートを倒すことができるのだろうか…?!

声優・キャラクター
松岡禎丞、M・A・O、内田真礼、楠大典、小笠原亜里沙、咲野俊介、伊瀬茉莉也、沼倉愛美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ギャグアニメならまぁ分かるが、どういう意図の作品なのだろうか?

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
剣と魔法の世界。対立する王国。所謂ハイファンタジー。ジャンルとしては、(個人的には)スペースオペラ、ラブコメと並び好きなジャンルです。ですがぁ、、、。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
しっかし、コテコテですね。強いて言えば特徴的なのは主人公のヒイロが弱いってところですね。しかも、ガチにw

弱い系の主人公×異世界バトル というのは確かにジャンルとしては成立してて、古くは私が愛する「ロードス島戦記」もそうだったし、最近では「灰と幻想のグリムガル」なんか、成功例ですね。

グリムガルのハルヒロは、弱いことに苦悩しながらも、身の丈にあった戦い方を模索しました。

ロードスのパーンは、弱いことを認めつつ、長い年月をかけて大陸有数の騎士になりました。

ケルベロスのヒイロは、弱いことに気付かずにいたら、なんか仲間達が助けてくれましたw

まっ、そんかところですね(笑) あまり肩肘張らず、気軽に眺めるの程度が吉かと。半分以上はギャグアニメなので。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

この作品・・・原作はゲームだったんですか^^;?

この作品の原作は未プレイです。事前情報は声優さんだけ・・・松岡さん、M・A・Oさん、内田真礼さん、伊瀬茉莉也さんが出演される事を知り、殆ど条件反射的に視聴を決めた作品です。
何も考えず脊髄で行動するから、毎期の視聴数がとんでも無い事になっている自覚はありますが、一度視聴スタイルが定着してしまうと、中々変えられないんです。
特に期の変わり目は未視聴作品が一気に溜まってしまっていますが、レビューを書きながら気長に視聴していきたいと思っています^^;

この物語の舞台はクナアーン大陸・・・この大陸は聖アモリア王国、イシルフェン王国、ヴァンロディス王国という3国・・・
そして何とか3つの王国の危うい均衡が保たれていました。

この大陸には最悪の災いが・・・それは邪竜と呼ばれるダガンゾートが村や街に猛威を奮っていたのです。
その事態を重くみた魔導師たちはダガンゾート封印しようと試みますが、妨害を受けて作戦は失敗・・・
その場に居合わせた殆どの魔導師が生命を落としてしまったのです。
その魔導師の中には、この物語の主人公でるヒイロの両親も含まれていました。
作戦当時は年端のいかない子供だったヒイロ・・・そして月日な流れ、両親の仇討ちのためヒイロが立ち上がり・・・物語が動いていきます。

松岡さんが主人公であるヒイロ役を演じられていたので、主人公無双系なのかな・・・と思いきや全然そんな事はありませんでした。
それどころか、自らを「剣士」という割に腕前はどちらかというと残念系だったような・・・^^;

そんなヒイロの仇討ちの旅に同行する華がサラート(CV:M・A・Oさん)と、エリン(内田真礼さん)です。
サラートは長く青い髪に青い瞳をした謎の美少女で、ヒイロの事が気に入ったようで、良く行動を共にしています。
感情を表現するのが苦手なサラートですが、ヒイロ達との旅の中で変わっていく彼女を見るのもこの作品を堪能する上でのポイントになっているかと思います。

そしてエリンの同行する理由は・・・こちらは物語の中で明らかになっていきます。
一癖ありそうな彼女ですが、根は優しい女の子なんだと思って視聴していました。
なんといっても演じてるのが内田さんですし・・・(//∇//)

でもこの旅の中で一番変化を遂げたのは、何といってもヒイロだったでしょう・・・
本人は一流の剣士を目指して日々の鍛錬にも耐えてきました。
それでも、剣術の腕が一向に上がらないんです。
どんなに下手な人でも毎日必死に練習すれば、それなりに上達すると思います。
でもヒイロはどんなに頑張っても上達しないんです・・・
一体それは何故なんでしょうか・・・
剣術のセンスが無い・・・確かにそうかもしれません。
でも実際にはセンスなどという言葉では表し尽くせない位の業が存在しており、感想して振り返ってみると、物語の核となる部分だったように思います。

ヒイロの背負った業とは・・・気になる方は是非本編でご確認下さい。
色んな事に納得できる物語の構成だったと思います。

でも物語終盤の展開・・・流石にこれには胸が痛みました。
きっと一番知りたくなかった事だったのかもしれません。
そして絶対に見たく無かった場面だったように思います。
紆余曲折を経た事の顛末は如何に・・・?

オープニングテーマは、内田真礼さんの「Resonant Heart」
エンディングテーマは、三森すずこさんの「Xenotopia」
どちらも文句無しに格好良い曲で優劣は付けられません。
この曲の発売前に内田さんの満面の笑みがネットの情報っとして流れたのが
印象的でした。
先日のカラオケでオープニングを歌ったので、今度はエンディングにチャレンジしてみたいと思います。

1クール13話の物語でした。中盤まで「もしかしたら1クールでは終わらないかも」と思っていましたが、物語的には一区切りついたところまで描かれていて良かったと思います。
でも、物語は未だ続くようです。
彼らの旅がこの先どうなっていくのか・・・もしそんな続編があるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

クソ、クソ、アンドクソ

なんじゃこりゃ。。。

行動の動機が希薄
まったく主人公に感情移入できません。

すべてがご都合主義的に進む。そして終わる。
紋切り型の悪役、ラスボス。
ナンブーコが大物感ない。
作画もひどい。


シャリシャルーだけが唯一の希望。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

66.6 19 秘密で魔法なアニメランキング19位
モンスター娘のお医者さん(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (195)
738人が棚に入れました
ここは魔族と人が共に暮らす街“リンド・ヴルム"。新米医師のグレン先生、今日もキワドイ診察中――!?マーメイドのエラを奥まで診察したりフレッシュゴーレムの太ももを縫合したりハーピーの産卵をお手伝いしたりドラゴンの鱗を隅々まで触診したり見た目も構造も性質も異なる彼女達を救うため、全力で診察しているだけなのに、なぜかいつもアブナイ♥雰囲気に……?でも大丈夫、100%医療行為だから問題なし!ラミア族の助手・サーフェの尻尾の締め付けに窒息しかける時もあるけれど、今日も診療所は開かれる!史上初!モンスター娘の生態に迫る、メディカルファンタジー開幕!!

声優・キャラクター
土岐隼一、大西沙織、ブリドカットセーラ恵美、藤井ゆきよ、嶋村侑

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

モンスターが存在する世界で人間がモンスター専門の医者をやっているお話

問題は人とモンスターが共存するリンド・ヴルムでモンスター向けの診療所の医師を務めるグレン・リトバイトが若い男性で、その「モンスター」というのが看護師のサーフェも含めて女の子ばっかりというところ。

モンスター娘たちがグレンのことを好きになってしまい、見た目的には「モンスターによるハーレム」となってしまっているのが、とても世間におもねった感じになっています。そしてあくまでも「治療シーン」ということになっていますが、モンスター娘たちがあられもない声を上げてしまうあたりも…。

ですがグレンが治療したモンスター娘たちが後のエピソードでもサブキャラ的に活躍し、終盤のエピソードでは全員参加で総力を挙げてある人物の治療に力を尽くしていくシリーズ構成は決して悪くはないと思いました。終盤3話のエピソードまで付き合うと、人によってはある程度この作品の評価を変えるかもしれません。

作中の歴史では人間とモンスターとの間で大きな戦争があり、その後に訪れた戦後の平和のシンボルであるリンド・ヴルムの町の営みこそが本作品の主軸であろうと思うので、そういう「異世界日常系」の話と思うとけっこう楽しく視聴できました。

そういう意味では本作はまさに「モンスター娘のいる日常」であるという気がしますが、本作はそもそも人類とモンスターが敵対種族であったという歴史を背景に、グレンが医者となる前の幼少期を含んだサーフェとの関係や、t多種族の共生が進んだリンド・ヴルムの街の雰囲気などを楽しむ作品であったように思います。

ユルい雰囲気の中にもジワジワと楽しめる要素が侵食してくる感じで私はけっこう好きでした。ただ、世間での評価はあまり高くはなさそうだなあ…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エロ蛇足

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
人間の医師であるグレンが、様々な異種族の(なぜか女性ばかりを)治療し、いや~~役得役得、というアニメ。

ただ、実のところ「医療」と「エロ」なら、7:3で、「医療」を魅せるアニメなんだと思います。それが、全然上手くいっていなくて、もったいないな~と思ったことと、本作の良さについて、レビューに書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作で一番好印象だったのが、「キャラを使い捨てないスタンス」。

本作の作風であれば、1~2話使って、一種族の治療をやり、ハイ次ハイ次と、どんどん新たな種族を出していくだけで、お手軽にストーリーを作っていくことができます。

しかし、本作は、一度メインとして扱ったキャラクターを、以降はサブキャラとしてきちんと活かしているのが、「作者の人間性」を表すようで、だからなんとなく、「温かい」雰囲気が生まれているのだと思います。最終話は(アニオリっぽい?けど)正にそんな感じ。凄く温かで、エロなんて入り込む隙がない雰囲気。あれこそ、この作品に似つかわしいものだと思った。

医療も、架空のものとはいえ、結構キチンと(普通に)やっていて、これまた好印象。まあ、モンスター医師というか、ほぼ獣医だよなと思うこともあったけど。

これだけを観れば、かなり硬派にちゃんと作っている作品。それだけに、「なぜエロ要素を入れた?」というのが、疑問で疑問で。

まっっったくいらないでしょ、エロ。完全に蛇足(ラミアだけに)w。

むしろ、もっとちゃんと架空の医療を追求し、もっと硬派に作っていけば良かったのに。まあ、「売れるため」なんでしょうけど、作者の得意なことや、やりたいことに対して、ミスマッチだなと思いました。

だって、この作者、エロ下手だよ? 異種族の女性を治療して、「あ~、先生、そんなところまで、ら、らめ~」の一択じゃないっすか(苦笑) 異種族レビュアーズの多彩かつ論理的なエロを見習、、、いや、だから見習わなくていいんだって(笑)

つまり、「向かないことはやらなくて良いよ」ということ。ドラゴンボールだって、最初はギャグマンガだった。途中から作風変えたって、良いじゃない。硬派にいこうぜ。

あと、これはまあ好みの問題だろうけど、サーフェの年齢が19歳っていう設定にちょい違和感。24歳くらいかと思ってた。てか、個人的には30手前で、「もぅ、グレン先生! いつまで待たせるんですか! 私には時間がないんですぅ~。」みたいな、「基本大人で」「ずっと年下のグレンを好きになってしまった」「からグレンの前だけでは可愛くなっちゃう」方が、萌え度が高いんじゃないかと思った。19歳であのヤキモチじゃあ、なんかちょっとメンヘラっぽく感じるというか、うまく言葉に言葉に出来ないけど、19歳ならもっと爽やかに恋してほしくなってしまう。屈折した恋愛は、20代後半からが似つかわしい(個人の見解)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
モンスター娘のいる日常、と関係あるの? ただのエロアニメになるか、どこまで医者要素を貫けるか。氷のクダリ、なんか良いな。

2話目 ☆3
色々と背景があるわけだね。デート回。水路の買い物は一期一会ってのは良いね。エラでエロいことやるなや(苦笑) わりとちゃんとしたドラマをしてるよな。

3話目 ☆3
フレッシュゴーレムなんてジャンルがあるんか。感覚繋がってるのね(笑) 痛覚はないのに、触覚はあるのか。

4話目 ☆3
登場キャラを使い捨てにしないのは良い。

5話目 ☆2
空輸部門は良いけど、取り分だよか。パーピーが独自で運送会社やることより、メリットがないとね、パーピーにとって。ただの変態じゃねぇか(苦笑) 所属によって偏った考え方や趣向があるのは良いけど、これは微妙。

6話目 ☆3
不死鳥の羽。特に何をしたわけでもなく。

7話目 ☆3
風邪の巨人。

8話目 ☆3
エロいらんというか、スカディはあの程度であんなに感じるのか?

9話目 ☆
サイクロプスは遠近感をつかみにくいってのは、単眼ならそうだろうけど、なんか進化しなかったのかな。なんでそんな半人前に、街の代表者の手術針を? 

10話目 ☆


11話目 ☆3
かなり拗らせているな~。わりとあっさり説得に成功。まじで街の英雄だな。

12話目 ☆3
スカディ、急にデレたな。かなりライトな作風になった。これはこれで良いかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あれ?。。意外にちゃんとした亜人達の物語でした。

 
モン娘、といえば『モンスター娘のいる日常』がありますが、その2期ではありません。

あちらはマンガが原作。
こちらはラノベが原作。
どちらも、ヒロインはラミア。
なぜだらう・・ま、主人公に絡みやすいし、わからなくもないけどw

亜人の娘たちを楽しむ趣向だと思うのですが、
どんな内容であれ、商業的にお色気は外せないワケだし、医者を主人公にしたのは納得できるところ。

ストーリーはちゃんとしていたし、
エッチいエピソードもあまり違和感がなく、ストレスを感じずに完走できました。

声優さん達も、注目に値しました・・

~{netabare}
 サーフェ(蛇):大西沙織
   ダンまちのヴァレンなにがし。
   メインヒロイン向きの声で良いですねw
 ルララ(鳥):藤井ゆきよ
   ルックスが好きな声優BEST1です。
   幼い少女の役も良いですねw
 クトゥリフ(タコw):ゆかな
   声が好きな声優さんBEST1です。
   てか、ゆかなさんも年増の役を
   やるようになったかw
 メメ(一つ目サイクロプス):岡崎美保
   いいキャラでしたw
   初めは石原香織さんかと思いました。
   キャラに違わず声もカワイイかと。
 アラーニャ(蜘蛛):嶋村侑
   進撃の巨人の、アニ・・全く意外w
 スカディ(竜):種﨑敦美
   ユーフォの鎧塚みぞれ。
   宝石の国のネプチュナイト。
   本作での妹系もイイですねw

ところで、11話のスカディの手術、全裸にする必要はあったんだらうかw
{/netabare}~

他の方々含め、みなさんイイ声と演技でした^^

なにげに妖精たちがカワイイw

個人的に特筆すべきエピソードは見当たりませんでしたが、それでも、それなりに楽しめました。

演出もしつこくなく控え目過ぎず、適切だったかな。

 原作:ラノベ
 放送:2020年夏 
 視聴:2020年秋 アマプラ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

59.9 20 秘密で魔法なアニメランキング20位
社長、バトルの時間です!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (202)
651人が棚に入れました
世界の中心、ゲートピア…。かつて世界は果てしない荒廃が続くばかりの魔境だった。そこへ天から女神が舞い降り、天空に巨大な「門」が出現。人々は「門」の中に世界を維持する奇跡のエネルギー、キラクリが存在することに気づく。月日は流れ、ゲートピアは都市として発展。「門」のダンジョンの中で専門的にキラクリを採取するトレジャーハンターが登場。世界を維持する奇跡のエネルギーは、キラクリハンターの手にゆだねられている。主人公・ミナトはある日突然、幼馴染のユトリアに呼び出される。淡い期待を持って向かったその場所で、ミナトはユトリアに告げられるー「わたし、あなたのこと…社長に向いていると思ってたの!」こうして先代の跡を継ぎ、ミナトの冒険社長ライフが始まったのだった。

声優・キャラクター
堀江瞬、市ノ瀬加那、和氣あず未、青山吉能、堀江由衣、八代拓、上坂すみれ、茜屋日海夏

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価が難しい作品ですねぇ・・・。

最終話まで視聴。

作画良し、キャラ良し、声優良し、OPも好きなんだけど、肝心な物語が・・・。

バトル物としてはバトルシーンがショボ過ぎる。
幼馴染の男女が登場するけど、ラブコメともちょっと違う。
コメディ要素が無い訳じゃないけど、コメディというほどでもない。
ライバーが登場するとコメディ色が強くなるんだけど、それ以外が・・・ね。

最後まで掴み所のない物語だけが残念な作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ビジネス用語がテキト~

ファンタジー世界における冒険者の仕事を、企業活動とみなしてあれこれするストーリーです。「シャチバト」という公式略称があるようです。同タイトルのスマホゲームが原作ということになるのでしょうか。

主人公のミナトは、先代社長だった父親の行方不明がきっかけで「キボウカンパニー」の社長に就任します。

弱小のキボウカンパニーは、大手のインペリアルや新興ながら勢いのあるサイエッジなどのライバル企業と競いつつ、先代失踪の謎に迫るべく奮闘するといった感じのお話です。

作中の各企業の基本的な業務はダンジョン内にある「キラクリ」の発見・収集であるようです。ダンジョン内にはモンスターがいて、社員による冒険者パーティーによるダンジョン探索と戦闘が行われます。

作中ではちょっとどこかで聞いたことのありそうなビジネス用語が、極めてテキト~な感じで使用されます。ちゃんと意味をわかって使っているのか怪しい感じです。

用語が怪しいせいで、作中のキャラクターやストーリーに説得力があまりありません。私は完走したから一応レビューは書いていますが、改めて観なくても良いんじゃないかな…。
(でも作画が崩れたりはしないんだな、これが…。)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

社長、あまり面白くないです!

原作未プレイ 全12話

異世界でダンジョンを攻略する冒険者が所属する小さな会社の社長に突然就任したミナトを中心に社員たち冒険者と様々なダンジョンの攻略を描くお話です。

作画は安定していますが、コミカルなのかシリアスなのかどちらなのかという場面が多かったですね。

設定が悪いのか、話のテンポが悪いのか、キャラに魅力がないのか、観ていて今ひとつ面白くなるような要素がありませんでした。

社長というよりギルドの参謀ような感じでしたね。

お話は途中で終わっています。続きは原作でということでしょうか〜販促作品だと厳しい感じがします。

OPは、和氣あず未さん、EDは市ノ瀬加那さんが歌っています。

最後に、おっとりしているけど毒舌なキャラは、作品に2人も要りませんw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

66.3 21 秘密で魔法なアニメランキング21位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険[DRAGON QUEST](TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (138)
646人が棚に入れました
かつて、勇者アバンとその仲間たちによって、世界を席巻した魔王ハドラーは打ち倒された。 平和を取り戻した地上において、魔王配下の怪物たちは邪悪な意志より解放され、人里から離れて暮らすようになった。そんな場所の一つ、南海に浮かぶ絶海の孤島デルムリン島に、たった一人の人間がいた。 十一年前、難破した船からこの島に流れ着き、かつての魔王の側近であった鬼面道士ブラスに育てられた、その少年の名はダイ。 友達のゴールデンメタルスライム、ゴメちゃんと共に、勇者に憧れる彼が、本当に世界を救うことになる未来を、そのときは、まだ、誰も知らなかった。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

勇者とは

ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの設定・世界観を元に、オリジナル冒険ストーリーで連載した
少年ジャンプの同名原作コミック(視聴後に全巻購読)のバラン戦までをアニメ化した作品。

【物語 4.0点】
『ドラクエ』の諸要素を友情・努力・勝利の少年ジャンプ三原則で再構築した王道冒険譚。

魔王軍幹部らとの死闘は常に薄氷の戦い。
互いに切り札を出し尽くしてからが本当の勝負。
倒れたと思ったキャラは大体死に損なっている。
といった複数話に跨がる長期戦の筋書きも典型的。

『ドラクエ』に“閃き”システムなどないはずだが、
死線で覚醒した能力や必殺技が起死回生の一手になる、如何にもな熱い展開。


ゲームよりジャンプらしいシナリオに傾斜する中、
地味にゲームらしいのが勇者パーティの成長度。

RPGをリアルな時系列に当てはめると、
スライムにすら苦戦していた少年少女たちが、
僅か数ヶ月の内にレベルアップして魔王を屠る
という恐るべき勇者伝説をロールプレイしていることになるが。

本原作もまた少年勇者たちが3ヶ月程の間に
大魔王とタメを張る驚異の成長物語を叩き付けてくる。

しかも、その短期間の内に“転職”までするメンバーもいるから凄まじい。
本作でも{netabare}マァムが“魔弾銃”を装備した僧侶戦士→武闘家に転身を決意。{/netabare}


だが、この爆発的な成長力こそ若者にしか出せない特権。
短期間で大きな可能性を見せる少年勇者たちのオーラを表現できているからこそ、
倒した強敵(とも)の共闘を始め、勇者に惹かれて行く者たちの言動にも説得力が出て来る。


【作画 3.5点】
力を抜くところはしっかり抜く。
装備のヒビ割れ、傷だらけの肉体など、バトルのズタボロ感を出す描写には注力する。
など、いつものジャンプ原作の東映アニメ。

紋章、オーラ、必殺剣、亀裂や傷口などを光らせる演出も相変わらずで、
出血多量、部位欠損など、ハードな描写も、容赦なく19時台のお茶の間にお届け。


デザインは大体、原作に忠実だが、
レオナ姫のヘアカラーが茶髪→金髪になったのが謎。
(まぁ、金髪美少女は俺得でしたがw
{netabare}氷漬けにされた姫……不謹慎ですが美しかったですw{/netabare})


【キャラ 4.0点】
12歳の少年勇者ダイ。
上述の常人離れした急成長を、{netabare}竜人{/netabare}という超人設定により根拠付けられる。

そのため、勇者として人間たちを救うことが正しいことなのか?
ことある事に思い悩み、それが作品の重要テーマにもなっている。


個人的に心に残っているのが第42話にて……
{netabare}ダイたちが、街を襲う竜を紋章の力で退けるシーン。
助けてあげた人間たちに竜人の力を恐怖され、狼狽える勇者に、
人間は勝手なやつらだよね~と“死神”キルバーンが煽って来る。{/netabare}

よくある強すぎる勇者の葛藤シーンですが、当時、子供心に凄く刺さりました。


マトリフ師匠もセクハラしたくなるwスタイル抜群なマァム、レオナ姫らヒロインズ。
個性的な魔王軍幹部の面々と、キャラは本来5.0点付けて良い所だが、
大魔王バーンの悪逆非道、ハドラーの男気。
そして何よりポップの凡人代表(←でもないがw)として共感できる言動の数々など、
放送打ち切りにより本領の半分も発揮できなかったキャラが多数いるので
ここは4.0点止まりとさせて頂きます。


【声優 4.0点】
ダイ役の藤田 淑子さん。積み上げて来た、
女性によるワンパク成分入りの少年ボイスのキャリアを遺憾なく発揮。

レオナ姫役には当時売り出し中の久川 綾さん。当たり前ですが声がお若い。

大魔王バーン役に内海 賢二さん。魔王ハドラー役に青野 武さん。
共に覇王、魔王慣れしたお二人が担う最強の魔王軍。
幹部にも経験豊富な渋い配役が成され、
声優陣も最強!……と行きたい所ですが。

惜しいのは、一人多役。
しかもポップ/ミストバーン役に難波 圭一さん。
アバン/キルバーン役に田中 秀幸さん。
など勇者&魔王両サイドの重要な役の掛け持ちがある。
実力十分とはいえ、これ放送打ち切られずに、
原作終盤までアニメ化が続いていたら相当無茶なことになりますw


【音楽 4.0点】
ゲーム音楽も手がけた、すぎやまこういち氏が担当。
劇伴にもゲームBGMが多数アレンジ投入され、
この熱血バトルが『ドラクエ』だったことを思い出させてくれます。

OP「勇者よいそげ!!」&ED「この道わが旅」。主題歌も、すぎやま氏が作曲。
EDは『ドラクエ2』EDの歌唱曲でもある。
OPはお馴染みのファンファーレから始まる合唱大会の曲みたいな勇壮さ。
EDは卒業式で歌われそうな懐かしさ。
普通のアニソンとは一線を画した、素朴な味わい。


【感想】
今年10月より、再アニメ化放送がスタートする『ダイの大冒険』。
PVで打ち出された、剣が刺さった石碑のビジュアルからは、
今度こそ、最後までアニメ化するというスタッフの決意を感じます。

一新された配役も私は今からとても楽しみ♪
勇者たちの旅路、しっかりと見届けたいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アバンストラッシュが出来ない

「マヌケなテンポの歌だな~」
と思ってしまった主題歌
作曲誰よ?
すぎやまこういち大先生でした。
「あ、・・・・よく聴いたら、味わい深くて重厚なメロディ
それでいて静と動、戦いと平和を彷彿させる
表現の限界がまだ見えてこない、あぁ自然と涙が・・・」
という感じのOPとED

週刊少年ジャンプに連載していた
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』です。
こちらもアニメ『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』同様
ファミコンソフト『ドラゴンクエストⅣ』の発売前に
連載がスタートしました。連載前の読切の時点で
ドラクエⅣのモンスターが登場してましたね。
要するに「これ読んでドラクエⅣ買えよ」ってことです。
アニメ化はその2年後くらいです。

勇者に憧れる主人公の少年『ダイ』は
かつての魔王ハドラーから解放された
心優しいモンスター達と島で暮らしていました。
しかしそんな平和を脅かす大きな存在が・・・

そんな感じのストーリーで
いちドラクエファンの私が気になるのが世界観。
なかなかの再現でした。
単純にそのままゲームの
ドラクエの世界では無く、
ドラクエを壊さないように
オリジナルの世界を広げていってます。

私が中学生のときの作品で、剣道部だった私は
『アバンストラッシュ』という
この作品の必殺技を極めようと
稽古中、先生の目を盗んで他の部員と頑張っていました。
全てを斬る『アバンストラッシュ』ですが
私の竹刀は籠手からすっぽ抜け(試合だと反則)
よりによって先生の背中に直撃しました。
先生は怒らず
竹刀は雑巾を絞るように持って
左手に力を入れて、右手は添えてるくらいだと
私に小学生剣士がまず教わる基本から
教えなおしてくれました。
とても『アバンストラッシュ』の練習をしていたなどと
言えるわけもなく封印です。

このように、子供はもちろん
思春期を向かえた男子生徒まで
ついマネしたくなるような
マネしやすいフォームの技なのです。

アニメは原作の途中までです。
『ダイの大冒険』ファンの方は
最後までやってほしかったのではないでしょうか。


以下ファミコンのドラクエⅢネタです。
お暇な方だけどうぞ☆


{netabare}当時、小学5年生だった私は
『ドラゴンクエストⅢ』の発売を今や遅しと
待ち侘びる少年の内の一人でした。

発売日は平日であるにもかかわらず長蛇の列が出来て、
社会現象にまでなり、買えなかった少年達による
恐喝や窃盗事件が後を絶たず当時のニュースになりました。

…と言う都会の状態とは打って変わって、ド田舎育ちの私は
本屋で『ドラクエⅢ』をあっさり購入。

そんな平和な中、
『黄金のツメ』を探せ!と言うのが
発売前から、言われてたんです。
キャンペーンみたいな感じで。

もちろんノーヒントです。
皆ゲームの本編を楽しみながらも頭の片隅に
『黄金のツメ』はいったい何処にあるんだろって感じで
プレイしていました。

ある日(たしか発売から2,3日後)
一人の少年A山くんが『黄金のツメ』を発見し、
一日にして学校中に広まり、
たちまちA山くんの株は急上昇
『神』にまで成り上がりました。

時を同じくして、その『黄金のツメ』の在処が発覚した日、学校を休んだN野くんがいました。
残酷な子供達は、いくら『風邪で熱出して休んだ』
と本人が言っても、
「絶対、家でドラクエやっとるわ」
と決め付け=卑怯者のレッテルが
N野くんに貼り付けられました。

次の日、N野くんは学校に来ました、
どうやら登校して早速『黄金のツメ』が見付かったという
噂を耳にしたみたいでしたが、
肝心の場所を教えてもらって無いみたいで、
私に在処を聞いてきました。
しかし卑怯者のN野くんに教える訳にもいかず、
学校中の男子が一丸となって堅く口を閉ざしました。
物凄い結束力です。

・・・・その日の学級会

議長「今日の議題はN野くんから
『黄金のツメについて』です」

先生「ちょっと待て、N野なんじゃこりゃ?」

N野「はい、みんなが~
『黄金のツメ』の場所を~
教えてくれないので~
そういう仲間はずれは~
ダメだと思います」

恐らく先生はよく解からないままだったと思いまが
議長は話を続けました。

先生「なんで、みんな教えてやらんのじゃ?」

    シ~~~~ン

先生「キリン、なんで教えてやらんのじゃ?」

キリン「…だって~
『黄金のツメ』を見つけて場所を書いて『ファミコン神拳』に送ったら、景品が貰えるから、
N野くんに教えるとその当たる確率が下がるからです。」

ファミコン神拳とは、当時の『週刊少年ジャンプ』で
不定期に掲載されていた袋とじで、
『黄金のツメ』を探せ!
のキャンペーンをやっていたのです。

もちろん本当はただの意地悪で教えないだけです。

先生「・・・・そりゃあ・・・・N野・・・・仕方ないのぉ」

N野「・・・・・・・」

先生「まあ、ゲームなんじゃけぇ」

N野「・・・・・・・」

先生「我慢せぇや。なっ」

N野「うぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(号泣)」

そしてN野くんは自分の椅子を持ち上げ
泣き叫びながら投げ飛ばしました。

先生「N野っ!!!!!!(怒)」

こうして、N野くんは、教えてもらえないうえに
先生からこっぴどく怒られました。

N野くんゴメンね☆
しょーがないから、教えてやるよ。
イシスのピラミッドの地下を
隈なくしらべてごらんよ。


君は♪
いじめた~♪
ヤツに♪
手をさ~しのべ~♪
許す~だ~ろ~う♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

相手によって出したり引っ込めたりするのは本当の「勇気」ではない。

タイトルの言葉は格言だと思います。しかも、この言葉をいうのが、盗賊でろくでなしの魔法使いが言うのでなかなか胸に響きます。

最近のファンタジーはダークでアダルトな内容なのが多いですが「芯」がないんですよね。主人公の動機に

なぜヒーローはヒーローたりうるのか。

超能力があるからヒーローなのか。金持ちだからヒーローなのか。

違うでしょうと。

「勇者」や「スーパーヒーロー」は一般人にはできない決断や行動ができるから特別であって。

周囲の状況や私利私欲で動く人間は一般人と変わらないんですよね。

そういうことだと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

62.2 22 秘密で魔法なアニメランキング22位
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (183)
584人が棚に入れました
ただ真っ直ぐに、憧れたものを追い続けて──2×19年、東京。過去頻発していた種族争いも絶え、平和になったと思われた現代。かつて種族の頂点に君臨していた『ドラゴン』に心酔し、その力を取り戻そうと画策する犯罪組織『ナイン』が現れた。世界を作り変えるべく凶行を繰り返す彼らを阻止するため、警視庁内でとある集団が組成された。その名も『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課――通称トクナナ』。個人の能力はずば抜けて高いものの、「はぐれ者集団」「ごくつぶし集団」とも噂される『トクナナ』に新たに加わることとなった、ルーキー・七月清司。個性あふれるメンバー達に振り回されながら、彼は持ち前の明るさと真っ直ぐさで事件解決に挑む。次々と起こる難事件の中で、彼は自分の信じる正義を見つけられるのか――。

声優・キャラクター
下野紘、津田健次郎、鈴木達央、甲斐田裕子、小澤亜李、乃村健次、森川智之、平田広明、松岡禎丞、島﨑信長
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

残念

<2019/12/29 追記>
最終12話観ました。

雰囲気から予算はそんな潤沢じゃないんだろうな、とかは思ったけど、でもそれは仕方のないこと。
オリジナルだから原作ありに比べて物語・シナリオに当たり外れがあるのも仕方ない。

でもですね。
その物語・シナリオがすごくやっつけで作った感じがするのだけどどうなんだろう?
オリジナルってスタッフ側は多少なりとも気合入れたくなるものなのでは?

好きな世界観だっただけに残念です。

<2019/10/6 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

これオリジナルなんでしょうか?

「はるか昔、この世界にはエルフ、ドワーフ、吸血鬼、ホムンクルス、人間など数多の種族が存在していた(公式HPより)」
太古の時代には争っていたこれら種族も悠久の年月を経て「なんとなく」和解し、わずかな外見的特徴を除いてみんな人間みたいになった現代日本が舞台です。
文明も文化もまんま現代日本。

異世界モノに慣れちゃってるとこういう設定も良いですね。

今し方、1話観終えて。
うん。
意外と面白い。

まずキャラが立ってる。
なんせ物覚えの悪い自分が1話を1回観ただけで主要キャラの顔全部覚えたぐらいですから♪( ´θ`)

自分には珍しく早速お気に入りのキャラもできました。
日本刀のお姉さん。
ヨルムンガンドのココみたいでカッコ良い。

世界観も設定もなんか良さげ
まだ顕になってない部分も多そうなのであくまで雰囲気です。
良さげ。

そして物語。
いや1話面白い。
どってことないプロットなんですけどね。
展開と会話が面白い。

1話でいきなり{netabare}レインボーブリッジ破壊{/netabare} とか 笑。
封鎖は2回ぐらい見覚えあるけど{netabare}破壊{/netabare}はあんまり聞いたことない

で実際の{netabare}破壊シーンが案外ショボい{/netabare}ところもなんかリアルで良いです。

キャストもカラアゲニスト、つんちょ、鈴木達央さん、甲斐田裕子さん、小澤亜李さんと腕のある方が揃ってます。
つか、またつんちょ出てますね。

例によって浮かれてハードル上げすぎると痛い目見るのは自分なので本作もしばらくの間は薄目で観ていきたいと思いますが。

もしかしたら予想外の拾い物かも

<2019/12/17 追記>
10話まで観ましたが・・・・

何か物足りないんですよねー。

お話も設定もキャラクター造形もデザインも好み。
絵はお安いけど、でも気になるほどじゃない。
脚本が薄いのかなー。
セリフがなんか単調に聞こえてしまう。
演出も含めたメリハリが足らなく感じてしまう。
のっぺりとした印象。

拾い物かもと思ったりしましたが、
拾ったところにそっと戻そうかなと言う気分です。

もう直ぐラストなので中間評価です。
3.6点

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

忍者ですから!

全12話 オリジナル作品

人間や吸血鬼・エルフ・ホムンクルス・ドワーフなど様々種族が現代にいる世界。凶悪犯罪を行う組織「ナイン」の殲滅を目的として作られた警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課(通称トクナナ)に所属する署員の活躍を描く作品。

「ナイン」追うお話がメインなので仕方がありませんが、各キャラに焦点を当てるお話があると良かったですね。

また、色々な種族がいるので、もう少しその種族の特性を生かした活躍を描くと面白かったです。

お話はキチンと解決して終わってます。少し物足りない感じがしました。

OPはOLDCODEXさん、EDはSCREEN modeさんが歌っています。

最後に、この作品はAT-Xで観ていたのですが放送終了後に「トクナナ 捜査会議TV」ということで、メインキャラ役の下野紘さん(終盤は島﨑信長さん)、津田健次郎さん、鈴木達央さんが出演してこの作品に纏わる色々なことにチャレンジしています。声優さんたちの人となりが分かるコーナーでしたねw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニオリでやる必要性を感じないくらいの、普通感。

[文量→小盛り・内容→各話感想系]

【総括】
アニオリの、警察モノ。

人間以外の多種族が暮らす世界を舞台にしています。

なんかこう、「可もなく不可もなく」。不快な要素はないけれど、これといった面白さもなし。

視聴を止めはしませんが、特に薦めはしませんかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、つまらない作品ではなかったけれど。

アニオリの良さって「自由度」と「完結できる」だとおもうけど、これだけベーシックな作りをするなら、アニオリの意味あるんだろうか?

あと、多種族の設定、意味あったかな? アニオリなのに、設定生かしきれてないとか、伏線回収出来なかったとか、たまにあるけど、なんのためのアニオリなのかな?とか思ってしまう。

だって、アニメ作ってて、オリジナルやれるなんて、1度あるかないかでしょ。滑っても良いから、もっとワガママに創ってほしいな。

印象に残ったのは、ホムンクルスで忍者だかな。
{/netabare}

【1話ごとの感想】
1話目「一は凶兆を、七は幸運を」☆3
{netabare}
津田さん、2期連続で刑事役、、、しかも、異種族モノの(笑) 主人公、死なない能力? 銃身ぶち抜くくらいの狙撃の腕があれば、レインボーブリッジ破壊せずとも、なんとでも出来た気がする。わざわざアニオリでやる必要ないくらい、王道な展開だな。

《今後の展望》
まあ、エンタメ逮捕劇を繰り広げながら、エアポートテロ事件の真実(ナイン)にたどり着いていくんでしょうね。種族間の対立も1つの軸にはなっていくんでしょうが、あまり、そういう「深み」にハマらず、単純なエンターテイメントとして、1クールを駆け抜けてほしいなと思います。
{/netabare}

2話目「捜査する二人」☆3
{netabare}
キャラクター紹介。ダサいコードネーム(笑) 今のところ、普通にエンタメ。ミステリーとは言えないけど。

《今後の展望》
多分、4話くらいで巨悪(ナインの親玉)というか、ラスボスの影がチラホラしてきて、9話くらいから、直接対決していくのかな?
{/netabare}

3話目「三重の罠」☆3
{netabare}
爆弾を小さくして、油断させといて術式で強化するトラップは良かった。解体の手順トラップは、まあ意味わかるが、最後の「ラストだけは切る順番を変える」のは、仕掛ける側からしたら分かるけど、解体できたのは結局、運だよね。説明もないし。

というか、いつも思うんだけど、時限爆弾って、なぜいつも制限時間が(結構)あるんだろう? 解体されるかを勝負したい愉快犯や、制限時間内に交渉するなら分かるんだけど、今回のように、無差別大量殺人が目的なら、自分が現場から離れるだけの制限時間があれば、充分だと思うんだけど。なんなら、時限爆弾でなく、起爆させても良いと思うし(爆弾の知識ないけど、無線とかで起爆できないの? それこそ、魔術使うとか)。

《今後の展望》
なるほど、局長はドラゴンなのか。どっか(11話くらい)で変身するのかな?
{/netabare}

4話目「四人の家族」☆3
{netabare}
家族を守りたいから家族に保険をかけるって、すでに論理が破綻してるよな。ボディガードや探偵雇う、あるいは、自分に生命保険かけるならわかるけど。状況証拠だけでいくんだな。だから、最終的に現行犯にしたんだろうけど。つか、血の繋がらない家族の話、最終的にスルーかい。

《今後の展望》
特七の面々が一人ずつ活躍する話が続いて、ナインとの対決か? 次は、サムライかな~順番的に。
{/netabare}

5話目「第五の封印」☆3
{netabare}
テロリストがLINEでやりとり。そういう「安易なテロリスト」というのは、ある意味現代的で、メッセージとしては優れていると思う。へ~、オスの三毛猫って、そんなにすごいのか。でもなんかな~。雰囲気が平和すぎる。

《今後の展望》
とりあえず、次でショッピングモール編は終わりですかね。なんか、アッサリ解決してしまいそうな気はするけど。
{/netabare}

6話目「六分間の死闘」☆1
{netabare}
いやいやいやいや、大声出しすぎ(苦笑) 七月のぶら下がり、うけたわ。振り子運動なんて、めっちゃ攻撃受けそうだけど。あと、あの状態(逆さ吊り)で弾を当てるって、めちゃくちゃ難しそうだけど、ルーキーじゃないんかい?

《今後の展望》
色々と残念な回で、次の視聴を悩むレベルです。作画的にも残念で、アクションシーンに迫力がない。

今回、いくつかの伏線が出されましたね。ウォーロックがドラゴンであること。七月清司とボスの繋がり(七月を助けた時に、なんらかの契約を結んだか、七月自身がドラゴンなのか)。謎の男が二条クジャクの兄であること(空き番の五番は、彼かな?)。

やや気にもなるんで、一応、次も観てみよう。
{/netabare}

7話目「七日目は惰眠」☆3
{netabare}
3人目(空き番)は、行方不明か。なんか、いちゃついてるぞ(笑) 日常回。これまでよりは普通に楽しかった。

《今後の展望》
「これが事実ならトクナナは終わりだ」は、何を示すのか。「トクナナの上層部が黒い」の意味か、「トクナナにピンチが迫っている」の意味か。多分、前者だろうな。
{/netabare}

8話目「八フィートの逃げ道」☆2
{netabare}
ベルメールの誘拐話。本編と関係あるか? 七月が落とさせたカバンの伏線はちゃんと回収してたけど、そんなに上手いとも思わなかったかな。

《今後の展望》
エアポート事件の犯人が来るみたいだから、次はその話でしょうね。脱獄するのか、むしろ、消しに来るナインから守る展開になるのか。
{/netabare}

9話目「九年の憤怒」☆2
{netabare}
やはり、守る系か。いやいや、廃工場あっても、普通、死ぬんじゃ? 仲間を信じるということだな。非常に綺麗にまとまっていたけど、やや物足りなさも感じる。作画は酷い。というか、ウォーロックが有罪になるとか、どうでもよくね? ウォーロックにとって、日本の司法なんて鼻くそみたいなもんだろし。

《今後の展望》
魔術的なものなのか、科学的なものなのか、あの目ん玉はUSBみたいなものか。次、竜が出るのね。兄貴か、ウォーロックか、室長か、七月か。兄貴だな。
{/netabare}

10話目「十番目の竜」☆3
{netabare}
ネタバレ回。想像以上じゃないというか、特別な驚きは何にもなかったな。

《今後の展望》
一番大事になるネタバレ回がこのクオリティというのなら、もうこのアニメに伸びしろはないかな~。後2話、ナインVS特7の対決になるんだろうけど、作画が期待できるアニメではないし、これ以上の大どんでん返し(例えば、ボスがナインのトップだくらいの)がない限り、☆3を超えることはないだろうね。
{/netabare}

11話目「11時の戦争」☆3
{netabare}
忍者でホムンクルスだから、特七が家族ってのは謂いな。娘との関係性も素敵。兄さん、わりとあっさり洗脳が解けたな。ボスも、あっさりネタバレ。

《今後の展望》
これ、兄貴がボスを倒す流れかな? 警察だから、殺さないで、逮捕するんだろうけど。
{/netabare}

12話目「ゼロからナナへ」☆3
{netabare}
タイトル、12はどうした? 信仰が強さになる、ということは人間に依存していること。確かにね。でも、なんかあっさりというか、普通にまとめちゃったな。
{/netabare}

総監督 栗山貴行 (アンゴルモア元寇合戦記)

監督 小坂春女(極上!!めちゃモテ委員長・セイント・ビースト など)

シリーズ構成 東出祐一郎(Fate/Apocrypha)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

62.7 23 秘密で魔法なアニメランキング23位
シュガシュガルーン(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (65)
476人が棚に入れました
魔界に住む2人の少女、ショコラとバニラ。親友でも有り、魔界の次期女王(クイーン)候補のライバルの関係にある2人は人間界にやってきた。理由は人間のハート( = 自分への想いの結晶)をより多く集めてクイーンになる試験をするためである。

しかし人間界に行ってみると、魔界ではバニラよりモテたショコラがバニラに逆転された上に、謎の少年ピエールに一目惚れ。奪われたら永遠に魂をなくすと言われる唯一無二の魔女のハート。ショコラはそれを守ることができるのか?そしてクイーン試験の結末は…?

声優・キャラクター
松本まりか、井端珠里、小西遼生、津田健次郎、八十田勇一、横山智佐
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヴァルプルギスの夜に魔女は集う

『なかよし』連載の安野モヨコ氏(※庵野秀明氏の奥様)の原作マンガを、吉田玲子氏がシリーズ構成し、吉田氏を始め金春智子氏・高橋ナツコ氏といった錚々たる女性脚本家が各話脚本を担当した2000年代の魔法少女アニメの名作、という定評が気になって視聴してみました。


◆「魔法少女」というより、そのままの意味の「魔女」アニメ?

一般に「魔法少女(magical girl)」というと、日本のありふれた学校に通う小学生から中学生(※まれに高校生)くらいの普通の少女(※実際には「伝説の~」の転生者だったり、特別な因縁で魔法の素質を備えていたりするのですが・・・)が、ある日ハプニングに遭遇して、そのとき現れた謎のマスコットに誘導されて「魔法少女」に変身する(または能力が発現する)・・・という展開が主流と思います。

でも、本作の場合は、ヒロインたちが最初から普通の少女では全然なくて、{netabare}魔界の将来のクィーンになる資格を賭けて、意図的に人間界に降下した{/netabare}、そのままの意味での「魔女(witch)」たちであり、彼女らを取り巻く関係者や敵対勢力たちも全員、(外見はともかく)最初から普通の人間とは全く違う存在として設定されている、という点で、一般にいう「魔法少女」アニメとは区別しておく必要がある、とまず思いました。

そして、ヒロインたちがそもそも普通の少女ではない、ということから、魔法少女アニメを視聴し始めて通常は間もなく生じるヒロインたちへの親近感といったものが、本作の場合は生じ難く、いかにも少女受けを意識したらしいちょっと尖ったキャラクター・デザインへの苦手意識も併わさって、(少なくとも自分の場合は)視聴の当初は見続けるのがちょっと辛い作品でした。


◆それでも、シナリオの見事さに次第に惹き込まれていく《感情描写系》の良作

ヒロインたちが普通の少女ではない、ということは、彼女たちが{netabare}「人間たちのハートが見えて、その見えたハートのゲットを目的とする」存在{/netabare}・・・ということに典型的に表現されています。
ようするに彼女たちは、『魔法少女まどか☆マギカ』のキュウベェが魔法少女たちの魂を回収して廻るのと同じ要領で、{netabare}人間たちのハートを回収して廻っている{/netabare}ので、その設定だけから見ると、私としては余り見てて心地よい作品とは思えなかったのです。

・・・そうやって一話一話の出来の良さ自体は評価しながらも、蟠(わだかま)りの気持ちを持ちつつ視聴を続けていったところ、2クール目の終わりに差し掛かる第22-23話に至ってようやく、ヒロインたちが{netabare}「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて{/netabare}、いよいよ先の展開が気になってきました。

そこから第43話(※タイトルにした「ヴァルプルギスの夜」の魔女集会の回)までは、見応えのあるシリアスな心理劇が続いて目が離せなくなり、視聴し始めたときには思ってもみなかった嬉しい誤算になりました。


◆途中で期待してしまった分、終盤のまとめ方はちょっと残念

上記の第43話視聴終了時点までなら、個人評価 ★ 4.3 以上を付けようと考えていたのですが、その後のラスト8話は、そこまでの視聴で期待値が上がってしまったせいか、今度は思いがけずショボイ結末にちょっとガッカリ。
放送当時、連載中だった原作マンガ(※終盤の評判も良いらしい)の結末がまだまだ見えない段階で、強引にアニメ化企画を進めてしまったツケが、ここで出てしまったのかも知れませんね。

それでも全体として、視聴を始める前の予想を大きく超えて楽しめた作品だったので、個人評価は ★ 4.0 とちょい高めの点数に決めました。
今後、さらにもう一周すれば終盤の展開への感想も、また変わってしまうかも知れませんね。
それだけの魅力のある作品だと思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
「ハートは奪うもので奪われるものではない」→他人のハートをゲットする、というコンセプトの作品か?
・他人のハートが見える、ということで『彼女がフラグをおられたら』(フラグが見る少年の話、2014年)にちょっと似てると思った。
・第4話視聴終了時点
一話一話の脚本が良いと思った(これって《恋愛の達人》アニメ?)。
・第22話視聴終了時点
男子のハートを攻略していく展開は面白いのだけど、もう一歩踏み込んで考えて、そうやって発生した恋心を「魔法で摘み取っていく」という行為は果たしてどうなの?という点が、ここまで来て気になってくる(←「魔法で解決しても何にもならない=それは本当の解決ではない」という魔法少女アニメ最大のお約束のテーマ)
・第23話視聴終了時点
そう思っていたら、次の第23話で、ようやくショコラ&バニラが「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて、いよいよ先が気になってくる。
・第25話視聴終了時点
ようやくシリアス展開に入り始めた感じ(魔女が魔法使いにハートを獲られたら・・・になってしまう、という設定が明らかになる)
・第26話視聴終了時点
ようやく半分を見終えたが、本作は典型的な《感情描写系》作品なので、視聴に注意が必要で、思っていた以上に視聴に時間とエネルギーが必要になってしまっている。
・第28話視聴終了時点
初の本格シリアス展開。
・第39話視聴終了時点
いよいよ鬱展開に突入。
・第43-44話以降は、オグル・ロワイヨーム両者の戦闘となるが、ここからの展開はイマイチ。{/netabare}


◆(※参考)ハートの色(・・・人の感情によって様々な色で発現する)
{netabare}
① 黄色   →ビックリした時、通称ピス(おしっこ)、一番安いハート(第1話)
② オレンジ→心がときめいた時(第8話)
③ ピンク  →はっきりした恋心の証(第3、28話)
④ 真紅   →愛情の証(第27話)
⑤ 漆黒   →嫉妬の証(第8話)
⑥ 緑    →友情の証、オレンジよりも高価(第9、33話)
⑦ 青    →尊敬の証(第35話)
⑥ 紫    →エッチな気持ちになった時{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      安野モヨコ(『なかよし』2003年9月-2007年5月連載)
監督         ユキヒロマツシタ
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子、高橋ナツコ、金春智子、池田眞美子、長谷見沙貴、丸尾みほ、吉村元希
キャラクターデザイン 安野モヨコ(原案)、大竹紀子
アニメーション制作  studioぴえろ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きはアニメ・オリジナル回(全部で28回→28/51=約55%)

============== シュガシュガルーン (2005年7月-2006年6月) ===========

- - - - - OP「ショコラに夢中」、ED「月の向こうの世界」 - - - - -
{netabare}
第1話 チョコとハートの流れ星 ★ ショコラ&バニラ人間界へ、萌黄学園入学(小5、10歳)、ハート集め開始
*第2話* かえるとねずみのラブバトル ☆ 謎の美少年ピエール(中等部生徒会長、14歳)、使い魔(デューク、ブランカ)
*第3話* 新聞部とつげきインタビュー ★ 西谷君の恋心、消える恋と消えない友情 
第4話 魔法のリップは恋の予感 ★ 真鍋(学級委員長)の演劇熱、心に思ってることを口に出せるリップ
*第5話* ドキドキハラハラ!!家庭訪問 ☆ 占いブック、幸子先生来訪と偽ロビン騒動
*第6話* ハートを狙え!恋のフェンシング ☆ ピエールとの賭け、魔界の掟、ピエールVSショコラ 
*第7話* ショコラ、女王候補失格!? ☆ 元老院査問会、女王の資質、氷雪のプリンス ※キャンディ女王&ショコラのお爺登場
*第8話* レディな気分のバカンスデート ★ ピエールの別荘招待、ショコラ大人のレディに変身、恋心の発生と嫉妬 
*第9話* 緑のハートがくれたもの ☆ 同級生アキラの飼い犬捜し、緑のハート
*第10話* ロビンに学べ!ラブラブ大作戦 ☆ ショコラ&バニラのTV局潜入
*第11話* 恋より大切!?友情魔法 ★ 白鳥さんの恋愛相談(バニラ)
*第12話* ショコラ、ネコになる!? × ※お約束の動物変身回(とくに見なくてよいと思う・・・) 
*第13話* 輝けハート!女王候補試験 ★ 女の子の虹色ハート獲得競争(中間試験)、女王のプレゼント(箒)、ピエールの馬車
第14話 魔法使いの転校生 ★ ウー&ソール中等部転入、テニス対決(ピエール、百利香)、黒く冷たい影
*第15話* あべこべマカロンで大混乱!? ★ ※お約束のヒロイン入れ替わり回だが、二人の気持ちが語られる点は〇  
*第16話* ショコラ、アイドルになる! ☆ 魔女ナイツ、魔界から来た先輩ココナッツ(ココ)
*第17話* おじい襲来!恋のダンス対決 ☆  
*第18話* 超こわ!ハロウィン肝試し!? ★ 百利香の招待、憎しみのノワール(黒い)・ハート
*第19話* 使い魔ブランカのちっちゃな恋 ★ チーズ店主へのブランカの片想い
*第20話* ショコラピンチ?かわいい魔女志願 ★ 同級生・滝川クリスの妹ソフィアの心を癒す話
*第21話* 魔法のティーカップは夢気分 ★ ピエールの夢の中へ(雪と氷の世界)
*第22話* ショコラ&バニラ恋の三角関係? ★ 堅物の優等生(篠原先輩)のハート攻略作戦
*第23話* 走れ走れ!友情リレー ★ ハートを獲るより大切なこと
第24話 バイバイ、ハートの髪飾り ★ オグルの気配、本当にショコラを思ってくれる人(サッカー少年森山君)、夢のプレゼント
第25話 ピエールの秘密、手帳の秘密 ★ 敵対する魔界の一族(オグル)、ショコラのママのアドバイス、ピエールの揺さぶり
第26話 クリスマスには恋するハート ★ X'mas会で同級生の森田&マユの恋を後押しする話
第27話 小さなハート、まっ赤なハート ★ アキラの従兄弟ミハル(4歳)と過ごすお正月、真紅のハート(愛情)ピックアップ
第28話 危ない!水族館デート ★★ 漆黒のハートの刈り手、ショコラ陥落寸前、デューク大活躍 
第29話 魔界創世紀、オグルの秘密 ★ クグロフ先生の結婚式(魔界一時帰還)、オグルvs.ロワイヨームの真実の歴史{/netabare}

- - - - - - - - OP(変わらず)、ED「デート☆デート」 - - - - - - - -
{netabare}
第30話 オグル宣戦布告!ハート工場危機一髪 ★ 第二回中間試験、オルグの使い魔来襲
*第31話* お騒がせ魔女・ワッフル登場! ★ ウーの追っかけ少女(8歳、小3)、ピエールの申し出、ショコラの自問自答
第32話 ショコラ、チョコにこめた想い ★ ヴァレンタイン・デー回、バニラの義理チョコ、ショコラの気持ちを封じ込めるチョコ
*第33話* 友情のハート、大切な想い ★ 気の合う悪ガキ三村君、友情は楽しくてハッピーなのに恋は苦しくて切ない・・・
*第34話* ショコラとバニラと夢の星 ☆ 二人の幼少期
*第35話* ワッフル、女王様になる! × 魔界通販の落し物ティアラ騒動 ※ただのギャグ回(見なくてもOK)
*第36話* おじいを止めろ!ばあやの(秘)大作戦 × ショコラの祖父のバカンス ※同上
第37話 黒いハートとオグルの罠 ★ グラシエ大尉来訪、ピエールの招待、拒絶、迷宮と黒猫、傷心のバニラ
第38話 ピエールの誘惑、引き裂かれた友情 ★ 生徒会長選挙 ※バニラの心情推移の説得力がイマイチ×
第39話 誕生、オグルのクイーン ★ 嫉妬心の発生、バニラ闇落ち、悲しみの種を撒く
第40話 嫉妬の黒い針 ★ 高村先輩(海南中)の好意、仕組まれた嫉妬
第41話 バニラと対決!秘密のスパイス ★ ウーの優しさ、バニラの混乱
第42話 ショコラ・ピエール、ふたりきりの冒険 ★★ 偽の海水浴場、忘れられた通路、二人の記憶
第43話 ヴァルプルギスの夜への招待 ★ 魔女の集会、クイーン候補お披露目、オグル来襲、謎のレディ
第44話 ママからのメッセージ ☆ オルグとの戦争の危機、シナモンの手帳内容 
第45話 ピエールの策略、バニラのハート ☆ バニラのノワール集め加速、身体の異変(2つのハート) 
第46話 ココア砂漠の魔女・アンブル ☆ マンドラゴラの花捜し
第47話 凍った記憶、ピエールの過去 ★ 銀色ベリー捜し、ショコラとピエールの出遭い
第48話 ノアールと友情の涙 ★ ピエールのピンクのハート、バニラ救出、フィルトレ(ノアールを浄化する者)、闇の大公 ※問題解決過程が安易な点は×
*第49話* クイーン最終試験、開始 ☆  
*第50話* ユニコーンからの課題、試される心 ☆ 闇の大公グラース復活
*第51話* 輝くハート!次期女王決定 ☆ ピエールのハート浄化 ※この手の魔法もの長編のまとめ方としてはイマイチ{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)31、☆(並回)15、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

annabanana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

安野モヨコのファンタジーワールド

大好きです!

この作品は古本屋で立ち読みした時に出会ったのですが、当日に全巻大人買いしました(笑)

内容は原作とはところどころ違って、どっちかというと魔女である二人のファンシーでキュートな部分に焦点が置いてあった気がするのですが、まあそれもそれでかわいかったから全然オッケーです♪(^^)

ピエールさまとロッキンロビンにベタ惚れでした♥

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

にわとり。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色合いが素敵。にゅん

魔女ってところにすごく惹かれて
幼い頃の私は無我夢中で
毎回見てた気がする

恋愛のお話しなんだけども
友情をとるか勝利をとるか
それとも命と引き換えに恋愛をとるか

子供のアニメにしては内容が
すばらしいですね

最終的にはみんなに平等であり
みんなに優しい人が幸せになるものです


ショコラのツンデレな感じと
バニラの純粋な感じ。

みんなちがってみんなイイ!\(^o^)/

ショコラだいすきだよおおお!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

65.8 24 秘密で魔法なアニメランキング24位
ラディアン(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (106)
472人が棚に入れました
トニー・バレントさんのマンガが原作で、魔法使い見習いの少年が、世界を救うまでの活躍を描いた冒険ファンタジー。友情や努力、絆、出会いと別れなどを通して少年が成長する姿や強敵とのバトルが描かれる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、悠木碧、大畑伸太郎、朴璐美、小市眞琴、遊佐浩二、子安武人、山口勝平、吉野裕行、東山奈央、三宅健太、寺島拓篤、早見沙織、佐倉綾音、緒方賢一、木村良平、稲田徹、速水奨

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

NHK王道冒険ファンタジーの遺伝子は?

地上波夕方ヒロアカの後は逆転裁判…
えぇまたこれかと思ってたら

裏番組のEテレで放送

監督:岸誠二(瀬戸の花嫁、月がきれい、あそびあそばせ)

声優
主人公セト:花守ゆみり
ヒロイン:悠木碧
他、豪華声優人多数…

異世界魔法ファンタジーかな?王道アニメに期待です!


4話まで視聴
思った以上にゆっくりした展開、ようやくヒロイン登場&冒険スタートって所かな?
ヒロイン役に悠木碧さんだった理由が分かる回でした。
さすが何種類も声出せる悠木碧さんにピッタリのヒロイン設定。

私的にNHK冒険ファンタジーアニメで思い出されるのが未来少年コナン、ふしぎの海のナディア
NHK名作冒険ファンタジーアニメの遺伝子は引き継がれてるのかな?

視聴完了
最近では珍しい2クール近い話数なのに安定した面白さは流石、NHKでした。
意外と政治的な主張があったり、モダンファンタジーアニメだった。
ファンタジーの割りに若干ワクワク感が足りないのがマイナスかな…
それは今期残した謎を解決してくれる2期に期待。

主人公セトを演じた花守ゆみりさん、少年役に違和感なくって最大の発見かも。
色々声出せて多くのキャラ演じれるのは悠木碧さんと思ってたけど、花守ゆみりさんもこれから少年役増えそう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ユーロ・マンガ

フランス語圏の漫画の名称を「バンドデシネ」と言う。

英語圏は「コミックス」であり、日本語は「漫画」である。

フランスでは漫画は芸術として幅広く受け入れられ、アメコミはもちろんのこと日本の漫画もかなり読まれている。

中でも、フランスやアメリカで人気なのはアニメ調のデフォルメされたキャラクターが活躍する超能力モノであり、昨今はアメコミ映画ブームやアニメブームも相まって全世界的に人気である。

この「ラディアン」はそんなフランスのオタク(元々はバンドデシネ作家だった)トニー・ヴァレントが日本のアニメや漫画に影響を受けた形で制作された「ユーロ・マンガ」という新しいジャンルである。

内容は「ドラゴンボール」はもちろんのこと少年ジャンプ系の超能力や萌え要素などを取り入れてかなり最近のマンガに近い作りである。

ヒーローアカデミアなどのアメコミ系漫画作品やマーベルの人気により、さらに拍車のかかる世界的オタク化の流れが顕著になっている。

日本の声優が増えたことや、ハリウッド一流俳優や監督がこぞってアニメや漫画原作の映画を撮るあたりに、世界的な流行の最先端としてあるのかもしれない。

1、2話視聴:岸誠二監督作品だそうで、「あそびあそばせ」から考えるとスムーズな王道少年漫画への移行だといえる。ギャグ作品をいくつか受け持つことで少年漫画における児童向けの「ギャグセンス」を大の大人が描くにはあまりにも拍子抜けしてしまうところを補おうとしたんだろう。
原作はそこまでギャグマンガしていない(やはりそこは欧米人だからかもしれないが)ので、ほどよく子供向けにさじ加減している。ただ、原作が好きだという人にはかなり悪態を突く可能性はあるかもしれない。

13話まで視聴:後半でヨーロッパで今実際にある魔女狩り、移民排斥運動、ポピュリズム政治に対しての批判を盛り込んでいるのでタイムリーな作品になっているところも良いと思います。

21話視聴:NHKは本当に良い仕事してると思う。ちゃんと第2シリーズ制作は決定していて、打ち切ることなく、アニメ会社にとっても非常に良心的で波に乗る形にしてくれている。さすがに民放とは違って視聴率で左右されないのは作り手として安心感があるだろう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

その手でつかみ取るのは未来!

この作品の原作は未読です。
オープニングの最初に「原作:トニー・ヴァレント」とテロップが出るので、どんな方かと思っていたら、フランスの漫画家さんみたいです。
作風に西洋産のイメージが感じられなかったので、てっきりメイドインジャパンかと思っていました。

アニメーション制作は、「機巧少女は傷つかない」「クズの本懐」「あそびあそばせ」などを手掛けたLercheさんで制作はNHK…
安心感が感じられる組み合わせだと思います。
そして極めつけは監督が岸誠二さんだということ…

岸誠二監督とLercheさんって、ここ5年間くらいに結構繋がりがあるんですよね。
「ダンガンロンパ」「ハマトラ」「暗殺教室」「乱歩奇譚」「あそびあそばせ」
これだけ一緒に作品を作り続けている間柄だから安心感が感じられるのかもしれません。

「災いをもたらす怪物、ネメシス…この危険な敵に立ち向かえるのは魔法使いだけ。しかし、魔法使いもまた人々に「穢れたモノ」と恐れられていた…」
この決まり文句で始まるこの作品の主人公は、セトという一人前の魔法使いを目指し女魔法使いアルマの下で見習い修行をしている少年です。

彼は行く先々で問題を起こすトラブルメーカーなので、周りから厄介者扱いされてきました。
そんな彼がある日、偶然空から降ってきたネメシスの卵を割って目覚めさせてしまったんです。
ネメシスを倒せるのは魔法使いだけ…
ですが、ネメシスの想像を絶する強さにセトは全く歯が立たなかったのです。

魔法使いと普通の人間は分かり合えないのは世の常…
ですが、全ての魔法使いを悪者にさせないため、伝説の地ラディアンに赴き、元凶であるネメシスの巣を掃討することを決意するのでした。

セトはこれまで、アルマに育てられてきました。
けれど、自分で行くと決めた道は自分で切り開かなきゃいけない…
だから、セトが冒険に旅立つという事は、もうアルマに甘えられないということ…
そしてそれはアルマも一緒です。
あちこちで問題ばかり起こすセト…
でもそれは必ずしもセトが悪いからだけじゃない…
魔法使いであることを理由に迫害を受けた結果でもあるんです。
だから、アルマはセトを育てると同時に守っていたんです。
突然やってくる親離れと子離れ…
身体と心の反応が異なるのは、お互いが大切でかけがえのない存在だったから…
こうして誰もが一度は通る道をセトとアルマが駆け抜けて、彼らの壮大な冒険物語が動いていきます。

物語はバタバタとした冒険活劇なのですが、常に見え隠れしているのが普通の人間による魔法使いへの迫害です。
確かに人間は異端分子に対して恐怖を感じます。
でも、少なくても命の恩人だったり仲間だったらその風当たりが無くなるのが常識だと思っていました。

でも時に、この物語ではそんな常識は一切通用しなくなるんです。
昨日まで仲が良かったのに…腫れ物に触ったからといって掌を返すかのような態度が平然と行われているんです。
魔法使いが迫害されるのは異端だから…と思っていましたが、もしかするともっと違う理由があるのかもしれませんね。

性格的に合う、合わないや好き嫌いがあるのは仕方の無いこと…
でも、ヒトとしての限度や節度を守るのも必要な事だと思うんですよね。
だから視聴していて痛みを全く感じない作品ではありません。

それでも視聴を続けるのが苦じゃない理由は、主人公のセト、ヒロインのメリが常に気丈だから…だと思います。
途方もないくらい…想像もできないくらいの迫害を受けて、普通の人間には恨みしか持ちえない魔法使いにだって、セトの真っ直ぐな声は届くんですから…
きっと迫害を受けていない魔法使いなんて、ただの一人もいないのでしょう。
けれど真っ直ぐなセトの声は魔法使いの凍った心を甘やかに溶かしていくんです…
その流れは受け止めるべき結末をも変えるほどの勢いになって押し寄せてくるんですけどね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、04 Limited Sazabysさんの「Utopia」
エンディングテーマは、ポルカドットスティングレイ「ラディアン」
俄然格好良いのがオープニングです。
でも個人的に心に響いたのは、ハーメリーヌ(内山夕実さん)の挿入歌「君の未来」でした。

2クール全21話の物語でした。
起用された声優さんについて一人だけ…
主人公である少年セトを演じたのは花守ゆみりさん…
少年役を演じるのは初めてだったのではないでしょうか。
花守ゆみりさんといえば、真っ先に頭に浮かぶのが「ゆゆゆ:三ノ輪銀」「ゆるキャン△:各務原なでしこ」と現在2019年冬アニメで放送中の「エガオノダイカ:ユウキ・ソレイユ」ですが、セトを含め、全くイメージの異なるキャラばかり…
本当に演技の幅の広い声優さんだと思います。

物語はこれから新天地へ…というところで終わりますが、既に続編の放送が今年の秋アニメで放送されることが発表されています。
首を長くして秋を待つだけですね♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

56.1 25 秘密で魔法なアニメランキング25位
西の善き魔女 Astrea Testament(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (57)
369人が棚に入れました
女王制の国グラールの北方、辺境の地セラフィールドで生まれ育ったフィリエル・ディーは15歳になり、伯爵家の開く舞踏会に参加することを楽しみにしていた。舞踏会の日の朝、幼なじみルーンから渡された青い石の高貴なペンダント。このペンダントがきっかけで、フィリエルが実は女王家の姫であることが判明する。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

過去より未来♪

2006年4月-6月TV放映された。全13話。
1997年9月荻原規子作の小説を元に制作されたTV版アニメ。
貴種流離譚・恋愛・冒険譚の様なSF風ファンタジー。

あらすじ。
女王制の"グラール国"の北方、辺境の地"セラフィールド"で
生まれ育った15歳の少女フィリエル・ディー。

彼女は、生まれて初めての舞踏会の朝、幼馴染の少年ルーン
から青い石の高貴なペンダントを手渡される。

それはフィリエルの父、天文学者ディー博士が彼女に託した
品だった。そして、このペンダントが切欠で、高地の村娘の
フィリエルの日々は一変してゆく。


感想。
それ程古い作品ではないけど何処と無く古い印象を受ける。
序盤早々に王の家系であるという事実から一気に謎が深く
なっていくパターン。陰謀に翻弄されつつも真実に迫る・・
スリリングな展開も多い。EDを視ると何となくSF風異世界
モノのような雰囲気がでている。SFについては触れない。

異端の文献云々というこの世界観に大きく関わる謎を秘匿
した世界があるという謎を解いていくのだけれど・・
13話では厳しい尺で何とか要点だけを纏めた感じで展開は
可也強引な感じ・・それでも世界観は可也好き。

中盤は学園パートを含め緩急のある展開。
主人公のキャラがある程度活きて重苦しくはならないけど
結構シリアスで暗く陰湿な感じの展開が多い。

此処から様々な国との争いや"西の善き魔女"の本当の意味
を知るまで矢張り短すぎる・

作風からいってキャラデザとか音楽とか全体的に雰囲気は
良い感じで・・特に可も無く不可も無く。動きのある描写
が結構あるので動きが悪い作画には少しガッカリ。

8話以降・・愈々大きく動くのだけれどこの周辺で大きな
区切りのエピソードで12話1クールにすれば・・ルーンや
他のキャラにもう少し掘り下げができたような気がする・・

いきなりの竜退治や1話めの吟遊詩人の伏線を此処でという
のが・・物足りなく・・後は竜退治の派手なバトルや戦乱
のバトルアクションに西の善き魔女?異端の謎?
残り4話で?・・壁の外の世界?ん~・・学園生活の意味も
ヴィンセントやイグレイン等の再登場で良い感じだけど掘り
下げは少し物足りない・・。学園パート後2話位欲しい所。

龍やユニコーン云々はこの手のファンタージーお決まりの
パターンで如何にもな展開。

その後の話数が足りなすぎて一気に締めくくった感じ。
3度視ても矢張り此処もっと頑張って拡げて欲しかった・・



フィリエル・ディー:折笠富美子
「消えた第二王女」エディリーンとディー博士の娘。
琥珀色の瞳に赤金色の髪。俗称「あかがね色の髪の乙女」
何時も自然体で感情が表に出やすくのびやかな性格。
運動神経は抜群だが、料理と裁縫の腕は今ひとつ。

ルーン:平田宏美
ディー博士の弟子。フィリエルの幼馴染で弟の様な存在。
黒髪に煙水晶のような瞳。度なし黒ぶち眼鏡を掛けてる。
非常に人付き合いが悪い。フィリエルに妹の様に接する。
チェスの腕前は天才的で、計算能力が非常に高い。

マリエ・オセット:藤村歩
村の大地主オセット家の末娘。フィリエルの同級生。
栗色の巻き毛に青い瞳。快活な性格。徒名は「妖精娘」

アデイル・ロウランド:斎藤千和
北部有力貴族ロウランド家の養女。フィリエルの従姉妹。
オーガスタ王女の次女で次期女王候補のひとり。
周りを穏やかにさせる雰囲気を持つ一方で芯は強い。

ユーシス・ロウランド:谷山紀章
アデイルが育てられたロウランド家の長男。
ルアルゴー伯爵の実子で次期伯爵。生真面目な性格。
赤い髪にはしばみ色の瞳。近衛師団の優秀な騎士。

ロット・クリスバード男爵:石田彰
ユーシスの友人で王立学院時代からの付き合い。
亜麻色の長髪に緑色の瞳。冗談好きで陽気な性格。
グラール王国最年少の爵位保持者。


ルアルゴー伯爵:土師孝也
グラール王国の北部に位置するルアルゴーの当代伯爵。
ユーシスの父。アデイルにとっては養父。

レイディ・マルゴット:唐沢潤
ルアルゴー伯爵夫人。ユーシスの母。アデイルの養母。
薔薇の栽培を趣味としている。上品かつたおやかな婦人。
グラール王宮の女官の地位も持ち、情報収集等を行う。

レアンドラ・チェバイアット: 田中理恵
アデイルの姉。南部の有力貴族チェバイアット家の養女。
プラチナの髪に漆黒の瞳。次期女王候補のひとり。


ヴィンセント:恒松あゆみ:トーラス女学校の生徒。
フィリエルと同じ最高学年。学校一の秀才で、文芸部長。

イグレイン:斎賀みつき:トーラス女学校の生徒。
剣術の達人。背が高く雰囲気も大人っぽいが、実際は年下。

シザリア:能登麻美子:トーラス女学校の生徒。
ラヴェンナ:幸田夏穂:トーラス女学校の生徒会長。
リティシア:中村千絵:トーラス女学校の生徒会副長
ヘイラ:大原さやか:トーラス女学校の生徒会副長。

ケイン・アーベル:古澤徹
ヘルメス党の事務方を束ねる男性。
偵察や暗殺などの荒事も担当。

コンスタンス女王陛下:野沢由香里
フィリエル、アデイル、レアンドラの祖母。白髪に青い瞳。
グラール国女王。グラール国女王は星仙女王とも呼ばれる。

バード:小川輝晃
女王陛下直属の吟遊詩人で年齢不詳の青年。

ライアモン殿下:中田譲治
コンスタンス女王陛下の末子。フィリエルの叔父にあたる。
男子は王位を継げない為、現在はリイズ公爵となっている。
女性しか継げないグラール王国の継承制度に疑問が有る。

メニエール猊下:小宮和枝
傍系王族で、現在は大僧正の地位にあり発言権も強い。
高齢の女王陛下の代理を務め各儀式を取り仕切る事が多い。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

この巻き込まれ感はいい巻き込まれ感な感じがする

王国の外れも外れの辺鄙な片田舎で暮らす娘が、城の舞踏会へ出かけたことをきっかけに激変する人生!

父と母は何者だったのか?
宝石に隠された出生の秘密!
異端とはなんぞや?
禁忌とされる昔話の数々
姿を消した父はどこへ・・・

意外にも読めないストーリーで楽しめました。

おきゃんな田舎娘が実は高貴な生まれで~というパターンはありふれたものなんですが、そこで城での権力闘争にまったく巻き込まれずに(巻き込まれそうになっても華麗にスルー!)かと思えば、余計なことに巻き込まれてトラブルを招くという~。

それでもテンポよくみせてくれるのはヒロインの男前なキャラ立ちなんでしょうね。
変なバイタリティの塊のポジティブ志向で、がんがん前のめりで突き進んでいくのは赤髪の白雪を彷彿させます。あ、タイトルで魔女ってありますが、魔法は使えないと思ってください。そこも意外!

時折みせる純情系な素の表情もなかなかよかったです。本当に大切にしている人をみつけたとき、それが遅すぎたと気がついたシーンはドキリとしました。

てか、ヒロインのフィリエルの周囲の人たちってのが、けっこういい加減なんですよね。

特に物言いに品のない王子(悪い人ではないけど軽薄ぽいし、すぐに決め付けてかかる言動)とか、失踪癖のあるお父さんとか、自分はいない方が…とか思い込み激しい幼馴染とか。あ、全部男の人だw いま気がつきましたwww ともあれ、この作品の女性は皆強くて輝いてます♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なんでもありだな

これはなんでもありだな!
シンデレラストーリーに、学園物、BL、百合、他国との争い、女王争い、怪獣も出てきて、最後はSFかい!!
これだけ詰め込んでいるから、いろんなことが投げっぱなし。
尺を増やして回収しろや!
このアニメで良かったのは竜美堂の背景美術!
素晴らしいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3
12
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