秘宝アニメ映画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の秘宝成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月05日の時点で一番の秘宝アニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.7 1 秘宝アニメランキング1位
ワンピース映画 - ONE PIECE(アニメ映画)

2000年3月4日
★★★★☆ 3.5 (94)
492人が棚に入れました
伝説の大海賊ウーナンが宝を埋めたという黄金の島が舞台。
「ワンピース」を目指して今日も航海を続けるルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップたち。ケンカ中のところを、ナミのお宝を盗みにきたコソドロ三人衆と海賊エルドラゴに攻撃されてしまうが、なんとか生き延び、エルドラゴに捕らえられていた少年トビオを助け出す。ウーナンに憧れているトビオの話を聞き、ルフィはウーナンがいい奴だったら仲間にしようと言い出し、一同は黄金の島へ向かうことに・・・。
『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気コミックを基にした、TVアニメの劇場版。海賊王を目指す少年ルフィが、仲間たちと繰り広げる冒険と騒動をコミカルに描く。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ウーナンの宝物

2021.4.13 視聴完了。

サンジが仲間になる前の、まだ総勢4人だったころの出来事。
おでん屋の岩蔵とウーナンに憧れる孫のトビオ関連の話です。

1時間に満たないので見やすく
内容も良かったですね。

特に今は亡き
青野武さん
内海賢二さん
野沢那智さん
とても素晴らしかったです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

とおる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

タイトルなし

面白かったけどサンジ好きの身としてはちと寂しい

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0

唯衣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

劇場版第1作目
2000年3月4日公開

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

68.7 2 秘宝アニメランキング2位
劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(アニメ映画)

2002年7月13日
★★★★☆ 3.9 (187)
1295人が棚に入れました
「こころのしずく」が伝説のポケモンを呼びさます…。
世界で一番美しく歴史のある水の都 <アルトマーレ>。そこでサトシたちは、ポケモン水上レースに参加する。レースの最中にサトシに興味をもって近づく「ラティアス」。「カノン」に変身したラティアスに導かれ、サトシたちは秘密の庭へ。「ラティオス」や「ボンゴレ」、本物のカノンと出会い、この庭と秘宝こころのしずくの話を聞かされる。この秘宝を狙うおしゃれな怪盗「ザンナー」と「リオン」。怪盗姉妹はラティオスをとらえ、こころのしずくを奪ってしまう。アルトマーレに隠された封印は解かれ、町は封鎖され、水路は枯れはて、やがて大津波が押し寄せてくる。サトシとピカチュウは、ラティアスとラティオスは、この危機をどう乗り越えるのか!?

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、飯塚雅弓、うえだゆうじ、こおろぎさとみ、折笠富美子、江原正士、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、山寺宏一、石塚運昇、広川太一郎、神田うの、釈由美子、グッチ裕三
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1人の少女に泣きました。

ポケモンをあまり知らなくてもグッときてしまうような映画です。
いや、ホントに。

水の都アルトマーレを舞台に
主人公のサトシ達は幻のポケモンラティオスとラティアスに出逢い
悪事を企む者から彼らを守るといった王道ストーリー。

ラティオスとラティアスは兄弟で
自分の姿を人に変化する能力を持っています。
ラティオスは少し遠目から妹を見守る優しいお兄さん。
ラティアスは元気なおてんば娘でサトシが大好き。
観ていて微笑ましいです。

そうですね。こんだけで何が面白いんだって話ですよね(笑)
言ってしまうとアレなのであまり言えませんが
兄弟愛とサトシ達が街を去るシーンがとっても素敵に描かれています。

アルトマーレの街もイタリアンチックで綺麗ですし
その細く迷路のような街の構造と入り組んだ水路を
利用したストーリー構成もよくできていて
そこに音楽をかけることで非現実感が良い具合に出ています。
その音楽もアルトマーレの街並みにとっても合っていてすごく心地よいです。


この映画は頭から尻尾の先まで大好きです。
何度見ても感動してしまいます。

ぜひ観てみては。

{netabare}


ザンナーとリオンがこころのしずくを奪い
リオンがその力を使おうとして結局は罰を受ける形になっていました。
これはこどもに向けていい教訓になったと思います。
リオンは暴走する中ザンナーがその様子に怯えるところが特にそうでした。
わるいことしてその自分の行動が原因となり
目の前の現実に恐怖する経験というのは大きいものだと思います。

ラティオスが死ぬときにこころのしずくが青く輝く地球と重ねられていました。
このイメージから連想されることは様々ですが、とても良かったと思います。
漠然としていてすみません(笑)



ラティオスの兄としての自己犠牲の死はやり切れませんね。
すごく悔しいものがありました。
まだその時でないものが汚れた力により命を落としてしまいました。
流さるはずのない血が流れてしまった。
だけれども、それは代えがたい事実となると同時に
彼の全てはこころのしずくとなりアルトマーレの中で生き続ける。
ちゃんと救いがありました。

ラティアスも兄が亡くなり、サトシもこの街からいなくなる。
街中をあれだけ楽しく飛び回っていたのに
いまや大切なものをことごとく失ってとても不憫でした。
最後どうするんだろうと思っていたら、、、

向こうから誰かが走ってくるのが見え、サトシは船を止めるように言う。
街を離れるギリギリに位置する桟橋の上に立ち、その少女を待つ。
海は穏やかに揺れ、太陽光を綺麗に反射している。
息を切らせた少女は落ち着かせながら
筒状に丸めて持っていた紙を渡す。
そして、何の知らせもせずサトシの頬にキス。

で、エンディングが流れる。
これもまた涙を誘いますね。まあ実際に耐えられませんでしたけど(笑)
ラティアスは最後、自分の姿ではなく人の姿で別れを告げました。
ここはグッときました。彼女なりに想うことがあったんでしょう。
すべてを伝えるには難しい。けど、なにか、せめて最後に。
そんなふうなことを感じました。

ラティアスが大好きになりました。


余談

最期のカノンの姿をしたあの子は
カノンなのかラティアスなのかということなのですが
あれはラティアスです。
あそこでカノンなんてわけのわからない展開はありえないですし
作中では主に白いベレー帽?で区別しているので間違いないでしょう。
とはいっても決めつけるのはあまりよくないですね。
真実は人の数だけ存在し、理解は誤解の総体なのです。

あの絵はどうでしょう。
仮にあのカノンをラティアスだとしたとき
最期のお別れに他人が描いた絵を渡すというのはどうも締まりません。
おそらくラティアスはカノンが外出した先をねらって(それかカノンに頼んで)
画材を貸してもらって描いたのだと思います。


本当にいい映画でした。

僕の大好きな映画です。


{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ポケモンも水も侮れない。

ポケットモンスター略してポケモン。私、これでもポケモンマスターを目指しておりまして、(過去形)それはそれは熱い情熱を注いでいる時期がございました。通信対戦で数々の強敵手と対戦する数云百回。対戦レートは1900超えて、ポケモン大好き倶楽部主催の大会にも出場、正直サトシなんて1ターンで倒せる自信ありw

え、そんなの黒歴史?すみませんwつい夢中だった気持ちが。

とまぁ、そんなわけでポケモンにはそれなりの思い入れがあります。本作『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』はポケモン映画5作目。自分の中では、本作、「ミュウツーの逆襲」「劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI」が三種の神器だと勝手に思っております。


{netabare} ~舞台は水の都アルトマーレ。水の町のモチーフはお馴染みヴェネツィア。ARIAでも有名な景観。本作もポケモン風に彩られております。そこに登場するのが、ラティ兄妹。ドラゴンポケモンの中でもガブリアスを抜く素早さと、技のポテンシャルは凄まじく、ポケモン第6世代では、多くの人愛用。かくゆう私も結構使っていました。

このラティ兄妹は町を護る神のような存在であり、「こころのしずく」という秘宝を代々守ってもいた。そんな所にお決まりロケット団?みたいな奴らが盗もうとする流れ。本作で特筆すべきは、①景観を使った作画演出と、②ラストシーン。

①景観を使ったシーンにおいては
元々水上スキー大会に出場していたサトシ達が、追い詰めるシーンでもその活躍っぷりを披露すると共に、ラティ兄妹もサトシに協力するんだけど、その協力に至るまでの過程が丁寧で、ラティは人の姿にもなれる「ゆめうつし」という技を使います。その技で日常シーンにおいて、外から来たサトシ一向を信用に値する人物か、見極める。その時のラティアス(妹、人間の姿)が可愛いw

ラティ兄妹の「ゆめうつし」によって、水の都の内部をサトシ達に魅せてくれる。この「ゆめうつし」はラティ達が観てるものを、誰かに写し魅せることも出来る。その写しによる作画演出は正直、感服。劇中「こころのしずく」が盗まれ、さらに色々あって犠牲になるラティオス。

で、このしずくを悪しき者が使うと、大津波が起こり町が水没してしまうのですが、ここからが圧巻。3Dによる津波の演出は大迫力。なお、この大津波が街を襲うというシーンだが、やはり震災を連想させる可能性があるため、今作は地上波ではしばらく視聴できそうにない。ファンの間でも人気が高く、あの震災直後に勇気を与えた「絆」が描かれている今作が、またテレビで見られる日を望みたい。

②ラストシーンにおいては、
大津波に命を懸けて突っ込むラティオス。そのおかげで水の町は救われ、ラティオスが亡くなった事により、「こころのしずく」が頭上から降ってくるんだけど…このラストにおける特筆すべきは、「こころのしずく」の在り方。

悪しき者が使うと、というくだりもありますが、元々この水の町自体が、エネルギーとして利用していたりする。この点悪しき者を成敗するといった勧善懲悪を示すものでもないので、町も悪しき者であるのかもと言った含みが残された点が、深いい。

ラティ兄妹はポケモン図鑑で無限ポケモンという部類で、そういった押井作みたいな永遠性というテーマが根底にあるのも侮れないし、最後に人間の女の子がサトシにキスをしてくれる。これがラティアスだったのかは観る人の「ゆめうつし」(想像力)次第ですかね。最後にラティオスが亡くなった風ではあるが、これまた含みがある描写で、いつまでも水の護身である夢が写される、複数に至る余韻のあるラストはウツクスィ{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 22

前原由羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ラティアスがかわいい!!

16日に地上波で放送されるみたいですね!!今見たときに、昔見ていた時のイメージとどのくらい違っているのか楽しみ♪

10年以上も前にみたにも関わらず、テレビとかで放映されるポケモンの映画を見るたびにラティアスの映画の方が良かったと思うことが多いような...
記憶(?)を頼りに思い出してみると...
・ラティアスの擬人化したのがとにかくキュートだった。
(私が小学生だった当時は、一番に付き合いたい子だと思ってました。)
・映像が(その当時では)きれいで、カメラワークも迫力感があり、臨場感が凄かった。
(最初の方でリオンとザンナーのポケモンに追っかけられてた時に、サトシがラティアスに連れられて逃げ回っていたのですが、あまりにむちゃくちゃに走り回ってて、一体どうなるんだろうってドキワクしながら見てたことを覚えてます。)
・ラティアス(擬人化もポケモンの時もそう)がテレパシーなしでサトシたちと交流していた。
(ピカチュウに水をかけてあげたこと、サトシを観察したり、手に取って突然走り出したり、ブランコに乗ったり、悲しさを表現するために抱き付いたり、何でかキスしたり。。。ポケモンが何をしたがってるんだろうってサトシと一緒に考えてるのが楽しくて楽しくて☆)

他にもあったかもしれないですが、パッと出てきたのがこの3つ、というか何でこんなに覚えてるんだろう(笑)
ラティアスがとってもかわいくて、遊んでてとても楽しいんだけど、少しか弱いから護ってあげたい少女だと思ってたんでしょうね...当時は

話を戻して、何で他の映画よりもラティアスが面白いと思っちゃうのか...
さっき挙げた印象に残った3つが三位一体となってる!!他の映画ではそんなに感じなかったからだと思います。
ドキワク感っていうのはケルディオ以外はほぼ感じてたと思いますが、3つ目のテレパシーなしというのが、ここ最近はずっとないですね。考えは人によると思いますが、少なくとも私はサトシを含めたいろんな登場人物と一緒にそのポケモンが何を伝えたいのかを考えるというのがお互いに臨場感を味わううえではいいんじゃないのでは(!)と思ってます!!後は、ラティアスのかわいさ、要は主人公以外の登場キャラの中で何かしらの魅力があってどうしても惹かれてしまうというのになかなか遭遇できない...ダークライでのアリスやゾロアークでのセレビィ位かな。ラティアスの映画では、ラティアスに惹かれて映画の中に入り込み、サトシたちと一緒にドキワクな体験を楽しんだかのように感じました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

69.0 3 秘宝アニメランキング3位
ルパン三世 THE FIRST(アニメ映画)

2019年12月6日
★★★★☆ 3.6 (33)
123人が棚に入れました
「ブレッソン・ダイアリーを戴きに参上します ルパン三世」その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするとされ、かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗したといわれている秘宝・ブレッソン・ダイアリー。そんな伝説のターゲットを狙うルパンは考古学を愛する少女レティシアと出会い、2人で協力して謎を解くことに。しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベールと、組織を操る謎の男ゲラルトが2人の前に立ちはだかる・・・。ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!?天下の大泥棒による史上最大のお宝争奪戦が幕を開ける!!

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3D×ルパンには可能性を感じる。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
内容的には、いつものルパンですね。世界をひっくり返し返す財宝と、美しい一人の女性。

本作の是非は、要は「3Dのルパンを許容できるか」という点で、レビューではそこを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず私は、基本的には2Dのアニメが好きです。ただ、世界で広く受け入れられていくには、3Dアニメにもちゃんと挑戦していかないとダメだろうと思っています。

日本には様々な「強い」アニメのコンテンツがあるけど、絶対に2Dが良いのと、3Dにも可能性があるものがあると思うのですが、その中では、

ルパン三世、ガンダム、アンパンマン あたりは、3Dアニメに活路を見出だしていっても良いと思うんですよね。アクション要素が強いものは。

なによりルパンに関しては、原作者のモンキーパンチさんが3D化を望んでいたようですし。

例えば、冒頭のシャンデリア落ちるとこなんか、いつもならいつも通りのシーンなのですが、リアリティーと迫力がありました。意外だったのは、ルパンの髪が思った以上にフサフサだったことかな(笑)

物語としては、意図的に薄味に作っているのだと思います。脚本をあまり凝ると、本作の賛否が「脚本」を含んでしまい、3Dの評価にならないと思ったためでしょうか(脚本が面白いからとか、脚本がつまらないとかならないように、冒険せず、無難な作りにした気がします)。

声優陣としては、私は根本的に、プロ声優さん以外を起用するのは、よほどのハマり役以外は嫌なので(こち亀の両さんとか、映像研の浅草氏などは良い)、本作に関しても基本は否定的。ただ、三人とも、ゲスト声優の中では、良かった方かなと思う。

個人的には、ルパンに関しては今後も、「テレビは2D」「劇場版は3D」を基本に、「時々2D劇場版」みたいな比率で作っていってほしいのですが、まあ、制作費は回収しきれないだろうな~と思ってしまいます。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

出た!3DCGルパン

 CMなどでこのルパンを始めとするキャラ達の行動やセリフが、どこに当たるのか?ワクワクしながら見たです。{netabare}後半の山場に当たるところや、最初当たりなどに{/netabare}見うけられたです。このシーン{netabare}公開してしまってて大丈夫?と{/netabare}思ったです。

 物語のカギとなるブレッソン・ダイアリーは、いきなり数十年前に遡り現在に至り、ルパンが目をつけいつもの行動からという展開だったです。

 ほかに狙うものも出てきてそれが誰なのか?見てのお楽しみです。そこに抜け目のないルパンやタイミングよく出てくる、不二子、次元、五ェ門も見所です。

 トントン拍子に進むお話、「おやー」な展開、不二子の時代遅れないい寄りに騙される悪者、普通なら死んでいる展開にもよくどこにいるか分かるなぁと駆けつける仲間たち、何もできない荒野からいきなり解決できる移動手段ができてしまうなど、あまりにも出来すぎだったです。いつの間になルパンが、らしいといえばらしいです。

 ブレッソン・ダイアリーの箱と中身から導かれる答えは何なのか?謎の正体は何なのか?、ルパンたち絶体絶命かと思われた先の大どんでん返しに注目です。

 全体的にうまく話が進みすぎて、見ていて短く感じた印象だったです。映像演出は、良かったと思ったです。3DCGルパンは人形が動いている感じで、映像的には悪くないけど、今までのルパンを見ていると違和感が私にはあったです。
 「THE FIRST」の意味{netabare}は、このお話からわからなかったけど、パンフを{/netabare}見たらわかったです。
{netabare} 残念なのは、この話のヒロインとなるレティシアの声優さんの声、演技が、多くを占めぎこちなさの連続だったことです。ルパンたちがかなり上手いのに声優評価をマイナスにしてしまう要因になったです。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

3Dのルパンがこんなに面白いとは!

ルパン三世シリーズ…実はあまり興味なかった。
「カリオストロの城」だけは200回くらい観ましたが(笑)
個人的な意見ですが毎回キャラデザインが変わるからキャラに愛情を注ぎにくいんですよね〜。

ですが今回3Dアニメということでちょっと観てみようかという気になりました。どちらかというと3Dアニメは好みではないんですけど、やっぱり『ルパン三世シリーズ』が、となると気になってしまいましたね。
でも期待はまったくしてませんでした。
「どうせいつものルパンでしょ?」
みたいな感じでBGM感覚でスマホイジりながら観てましたが、いつの間にか見入ってましたね。

1番良かった点はアニメでは感じなかった『迫力』を感じた点ですね。
カーアクションやガンアクション、よくあるシャンデリアが落ちて観客がパニックになるシーンも3Dならではの迫力が感じられました。
2番目が広瀬すずさんと藤原竜也さんの熱演…と、言うべきなのかも知れませんが個人的にはいつも黒塗りのルパンの髪がわりとフワッとしたセットに時間がかかりそうなオールバックだとわかったことです!(あくまで個人的な感想ですよ)
3番目が御二人の熱演ですね!
あとシナリオも良かった!

3Dならではのマイナス点も勿論ありますが自分的には久しぶりにルパンシリーズを楽しく観れた気がしましたよ!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0

82.8 4 秘宝アニメランキング4位
劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song(アニメ映画)

2020年8月15日
★★★★★ 4.3 (250)
1332人が棚に入れました
「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」少年は、真実からもう目を逸らさない。少女を救うために。自分の選んだ正義を貫くために。魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。その戦いは歪んでいた。ひとりの少女――間桐 桜は犯した罪と共に、昏い闇に溺れてしまった。桜を守ると誓った少年・衛宮士郎は遠坂 凛と共闘し、「聖杯戦争」を終わらせるため、過酷な戦いに身を投じる。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは闘争の真実を知る者として、その運命と向き合い、間桐臓硯は桜を利用して己が悲願を叶えようとする。「だから──歯をくいしばれ、桜」激しい風に抗い、運命に挑む少年の願いは、少女に届くのか。終局を迎える「聖杯戦争」──。最後の戦いが、遂に幕を上げる。

声優・キャラクター
杉山紀彰、下屋則子、川澄綾子、植田佳奈、門脇舞以、伊藤美紀、中田譲治、津嘉山正種、浅川悠、稲田徹

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この運命に終止符を――少年と少女の物語、ここに完結

この作品の原作ゲームは未プレイですが、セイバールート、凛ルート、そしてこの桜ルートの第2章までは視聴済です。
思い返すと最初の出発点は、2014年に開催された「Fate Project最新情報発表会」でした。
「桜ルート制作発表」の文字がスクリーンに映し出された時に、その日一番の歓声が上がったんだとか…
私は現地には行けなかったので、ネットのニュースでその模様を見ましたが、現場にいなくても十分に熱気が伝わってきましたので…

それから約6年…堂々と全3章がお披露目された訳ですが、今回の第3章はこれまでの集大成に相応しい内容だったのではないかと思っています。


「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」

 少年は、真実からもう目を逸らさない。
少女を救うために。自分の選んだ正義を貫くために。

 魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が
万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。
その戦いは歪んでいた。

 ひとりの少女――間桐 桜は犯した罪と共に、昏い闇に溺れてしまった。
 桜を守ると誓った少年・衛宮士郎は遠坂 凛と共闘し、
「聖杯戦争」を終わらせるため、過酷な戦いに身を投じる。

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは闘争の真実を知る者として、
その運命と向き合い、間桐臓硯は桜を利用して己が悲願を叶えようとする。

「だから──歯をくいしばれ、桜」 

 激しい風に抗い、運命に挑む少年の願いは、少女に届くのか。
 終局を迎える「聖杯戦争」──。
 最後の戦いが、遂に幕を上げる。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

桜の身に纏わりつく間桐家の悲願は、桜が満身創痍になっても容赦なく蝕み続け、既に身も心もボロボロだった桜にとって、唯一の安息の場所が衛宮士郎の自宅…

桜が間桐家でどれだけ苦汁を飲まされてきたのか、第2章までに片鱗が見えていましたが、この第3章で全容が明らかになります。
周りを…特に実姉である凛を羨ましく思う気持ちが生まれて然るべきだと思います。
自分の立ち位置はきっと世の中の最底辺…
そう思っていないと自我が保てなかったからなのかもしれません。

桜の最初の願いはとても純粋でした。
その桜の願いに対して誰も何の干渉もしなければ、きっと桜に迷いは生じなかったと思います。
ですが、間桐家の悲願が桜をがんじがらめに束縛するんです。

最初のボタンの掛け違いだけだったら、きっと単純なエラーで済んだことでしょう。
ですが、間桐家の悲願が桜にボタンを掛け違い続けさせた結果、桜では手の施しようがないところまで追い込んでしまうんです。
かと言って、間桐家では誰も桜の言葉に耳を傾けてくれないので、例えどうしようもなくなったとしても自分で選択するしか道は無いんです。
これが桜の感じる孤独の原点だったのではないでしょうか。
桜は自身の進む道を選択するのですが、実際には堕ちる道一つしか無かったので、これを選択と言えるかどうかは微妙ですけれど…

士郎、凛、イリヤ、言峰らが、桜とどの様な関わりを持っていくのかは是非本編でご確認頂ければと思います。

本作品のアニメーション制作はufotableさん…
流石というか、バトルシーンは圧巻で凄まじいの一言です。
物語中盤でサーバント同士で争うシーンが描かれているのですが、思わず身を乗り出してしまうほど息を飲むシーンが延々と続いていくのです。
サーバントは「2分なら…」と言っていましたが、きっと2分じゃ全然収まっていなかったと思います。

強いて欲を出すなら、終幕に向けた内容にもう少し説明が欲しかったかな。
視聴する前、この物語のハッピーエンドは全員が士郎の家に戻ってくることだと思っていました。
ですが、そこにはもう少し捻りが加えられていましたけれど…
個人的にはその捻りの部分にもう少し説明が欲しかったのですが、背景と共に淡く消えていきました。

エンディングを迎える面子に対しても、もう少し説明が欲しかったところです。
物語の展開を覆す、までは言いません。
確かに「それ」を連想するに足りる描写はありましたが、確固たる確信に変える一押しがあれば良かったのに…と思いました。

ですが切り口を変えると面白い見方ができるのも事実です。
物語の終幕に至るまで、たくさんの罪が生まれ背負うこととなりました。
罪の在り方に形が無いのだとすれば、例え新たな禁忌を犯すことになったとしてもたくさんの罪の中の一つ、として捉えれば背負うことだってできると思うんです。

だって、誰よりも何よりもこれまでの日常に帰結したいのですから…
そう考えると、本作品は本質的に決してハッピーエンドでは無かったのかもしれません。
お互い寄り添って歩いて行く…
たくさんの罪を背負いながら、それでも二人で日々を生き抜いていく…
そんな意志と覚悟がラストシーンには感じられた気がしたので。
あくまで個人の主観なので、正解は全然違うかもしれまんけれど^^;

主題歌は、Aimerさんの「春はゆく」
個人的にAimerさんと梶浦さんがタッグを組んだ楽曲は大好物です。

上映時間122分の物語でした。
物語の起点が桜本人なので、これまでの聖杯戦争より規模がこじんまりとしている上、物語自体のスケールも縮小傾向にあった気がします。
ですが、その分濃厚な物語だったのではないでしょうか。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

聖杯なんかより衛宮家のご飯一杯の方が価値がある

原作ゲームは未プレイ。アニメは『~S/N』『~UBW』に『~Zero』などを視聴。
本三部作は第二章までは配信、録画視聴で追い掛け、この第三章のみ劇場鑑賞。

【物語 4.0点】
“最終ルート”のクライマックスとあって、ファン向けの集大成。
聖杯の成り立ちなど、コンテンツの根幹が掘り下げられ、
“トゥルーエンド”に向け、各々、宿命を背負った者同士の
高密度な戦いが繰り広げられる。

私もセイバー、凛ルートはアニメでおさえたから……
位では、分らない部分も出て来たので(苦笑)
例えば{netabare}士郎の肉体と魂の状況{/netabare}などは、鑑賞後ググりましたw

本三部作だけでも概況は分るが、他ルートや外伝も押さえておけばおくほど、
回収される伏線にも反応でき、感動ポイントも多くなる。

何より、納得度が段違いだと思います。
要するに……(※割と核心的なネタバレ)
{netabare}一人を悪者にして世界を救うという聖杯の大義に対して、
罪を背負った、たった一人を救うために聖杯を破壊するというシナリオ。

セイバー&凛ルートにて、正義にしろ、悪にしろ、
人間が掲げる論理に完璧なものなどなく、皆、欠陥や矛盾を抱えつつ、
己が信念に基づいて戦っているという描写で散々思い知らされた後だと、
ならば、好いた女がどんなに罪で穢れていようとも、世界を敵に回して救済しよう
という選択に対して、より許容できる確率が上がると思います。

因みに本ルートも最後は……{netabare} 全員生き残ることはできません。
“トゥルーエンド”にしては苦いラストですが、
私はこれも選択の重みが感じられる幕引きとして好感できました。{/netabare}{/netabare}


【作画 5.0点】
戦闘シーンでは最高峰のアクション作画が連発。
これだけでも劇場に足を運ぶ価値がある。

エフェクトは黒を強調したダークな風味。
その描写にグロだけじゃない、登場人物の業を感じるのは、
三部作を通じて、ふとした日常で垣間見せる、
例えば、桜の言葉にできない、不幸感や劣等感、姉に対する嫉妬などを
繊細に描いた表情描写があったからこそ。

『Fate』と言えば、聖杯周辺で掲げられる大義と、
衛宮家の平凡だが、かけがえのない日常との対比が
テーマの深化に寄与しているが、
この『~[Heaven's Feel]』は衛宮家の生活感を出すカットが特に素晴らしい。

作画の力で、世界の救済より「おかえりなさい」が一層、光り輝く。


【キャラ 4.5点】
士郎&桜以外では、言峰綺礼の深掘りも目立った本作。

近頃は人様の不幸という蜜の味と、あとは激辛料理に溺れるw
アブナイ神父様との風評に流されがちな私でしたが、
彼もまた士郎の酔狂な正義に対峙し得る悪の権化として信念を見せ、
選択する人間の力強さを士郎との{netabare}拳VS拳の肉弾戦{/netabare}で体現してくれます。

聖杯戦争を通じて人の業を一番俯瞰して来たのは綺礼であることを、
思い出させてくれる活躍&解説ぶりでした♪

正義と悪の類型について、ここまで見事に比較論評されたら、
また『~Zero』の切嗣との争点辺りから、復習したくなってしまいますw


あとは、このルートのライダーはどうしちゃたんだ?って位カッコいいです♪


【声優 4.0点】
衛宮士郎役の杉山 紀彰さん、間桐桜役の下屋 則子さんが感情を振り切って、青春を熱演する傍ら。

“攻略ルート”から外れたセイバー役の川澄 綾子さんと遠坂凛役の植田 佳奈さんは、
抑え気味なボイスで冷静な演技。

これがまた渋くて良いです。
セイバーや凛ってこんなにクールビューティーだったんだなと。
他ルートにて、彼女たちをデレさせた士郎は大したモンですw


【音楽 4.5点】
音楽担当の梶浦 由記氏が“梶浦語”も駆使して戦いをアシスト。
本章でも要所で過去の主題歌がBGM化され作品を盛り上げる。
劇場で体感するシリーズ伝統の処刑用BGM“エミヤ”。シビれました。

梶浦氏の作詞・作曲により桜の心情を代弁して来た
Aimerの三部作・主題歌も、本作の「春はゆく」でファイナル。

振り返れば、当初3月公開予定だった本作が、コロナ禍で延期になる中、
主題歌だけは予定通りリリース……。

しんしんと降り積もる時の中、
この春、屈指のスプリングソングとして街中で歌だけが聞こえて来るという、
お預け状態が続いて来ましたが、夏になって、ようやく春が来ました。


【感想】
『Fate~』はアニメだけという私にとっては、
“黒桜の部屋”などネタでしか知らなかった黒桜が堪能できて感無量でしたw

集大成作でありながら、観たら関連作に改めて触れたくなる、
コンテンツ拡大力もヒシヒシと感じた本作。

私は帰宅後、『衛宮さんちの今日のごはん』に手を付けましたw
だって、本作を観たら……{netabare} 皆で「いただきます」する夢……見たくなるじゃん……。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 29

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

その日々は夢のように

まずは鑑賞している私の条件から。

・Fate/stay night アニメ作品鑑賞済み。(deen版・UBW・HF)
・Fate/stay night原作ゲーム全ENDプレイ済。
・Fate/stay night hollow ataraxia全ENDプレイ済。
・Fate/Zero全鑑賞済み。
・空の境界全章鑑賞済み。
・月姫プレイ済。
・魔法使いの夜プレイ済。
・FGOはほぼ未プレイ。
・アニメーション製作会社ufotableは「空の境界」からのファン


本作品はどんな人向けか。
いきなりFateも知らない人が観て分かるような作品では無いでしょう。
Fateの原作ゲームをプレイもしくは今までに出て来たFate/stay nightのアニメ作品を一通り観ないと分からないでしょう。
FGOは知らなくて良いでしょうが、Fate/stay nightについての知識がかなり必要です。
Fateへの愛が試される作品かもしれません。


2020/3/28公開予定だった本作品が、新型コロナウイルスによる延期やufotableの某事件により公開がどうなるか分からぬ状態でしたが、2020/08/15に公開されました。
ufotableについては空の境界の頃から応援しているアニメーション製作会社ですが、ここ最近は良くない事も耳に入り、今後について心配なところもありました。しかし、Fate/stay night Heaven's Feel 3部作の最終章である本作が無事に公開されて非常にうれしいです。しかも、2章同等にレベルの高いアニメーションは待っているかいがありました。
期待に胸を膨らませながら仕事は休みを取り、気合を入れて公開初日の舞台挨拶ライブビューイング回を観に行きました。

細かな内容はネタバレになるので省いた少し違う形でレビューします。


◎感想
まずは感無量。ほぼ非の打ち所がない。言い過ぎでしょうかね?
バトルは2章と同じくらいに激しく、内容は2章を超える密度の濃さです。出来ればもう1時間伸ばしても良いくらい。
観終えて、満足なのと同時にFate作品は終わったのかという喪失感が沸々と増していきます。
というのも、私にとってのFateはFate/stay nightが殆どを占めており、本作でアニメーションとしての映像化も一端終わりを迎え喪失感が半端ない。嗚呼、これで終わってしまったのかと寂しさがありますね。
その日々は夢のように……。
あと、Fateというのか、聖杯戦争とは何ぞや?というのも答えも本作のテーマであり、須藤監督の解釈だと思われますが、ゲームでここまで表現されていたかなと思えるくらいに分かりやすく味付けされていました。魅せたいシーンを逆算するような部分もあったので、見返すとまた新しく気がつく事も多いかも知れません。
何度か見返したくなる要素が結構あります。
セイバーもですが、ライダーも同じくらい好きなキャラクターなので、やっとカッコイイ所を見せてくれて痺れました。知っていても激アツですね。
作中では、空の境界や月姫からのゲストもいて、TYPE-MOONの原点的な作品もまたプレイしたくなりました。


◎三章を通して
須藤監督の桜に対する愛からの解釈、ufotableスタッフによる高いアニメーション技術と密度の濃い映像、梶浦由記さんの音楽にAimerさんの桜の各章の心境がそのまま反映されたかのような唄。
特に音楽関係では3部作通して梶浦由記さんとAimerさんの起用は実に良い方向に働いているように感じます。
不幸で日陰者な桜の雰囲気が音楽や唄により何倍にも表現されていて、3部作全体を通して暗めの雰囲気作りに大いに影響していましたのでは無いでしょうか。

◎舞台挨拶(ライブビューイング)より
舞台挨拶(ライブビューイング)では桜役の下屋さんが何度か泣いていました。
桜が今まで押さえていた気持ちを凛にぶつけるシーンはかなり辛かったそうです。あと15年ですかね。なかなか光の当たらなかった桜がやっと光が当たって感極まったのでしょうね。
セイバー役の川澄さんも泣いていました。セイバーオルタという今までとはある意味逆の立場で敵となり四郎達と戦うのが辛かったそうです。
ジョージさんは言峰綺礼のコスプレをしながら黒鍵を構えていて、声を出して笑えなかったので映画館で観ている皆さん辛そうでしたよ。

Aimerさんのライブは、とても気持ちがこもっていて価値がありました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 6

70.3 5 秘宝アニメランキング5位
名探偵コナン 世紀末の魔術師(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.7 (299)
2089人が棚に入れました
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、コナン達はエッグが展示されている大阪へと向かう。依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンらだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考え込むが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、小五郎にも何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キッドが出てきます。

元々、怪盗キッドは「まじっく快斗」という作品の主人公で、
名探偵コナンにだんだんと登場するようになった。
本作は、そんな怪盗キッドが初めて登場する劇場版である。
また、コナンの劇場版で初めて航海をした作品で、舞台が大阪・豪華客船・古城と変化し、それぞれ緊張感のある演出で物語は進行する。
前述の怪盗キッドの他、服部平次、遠山和葉、灰原哀などが初登場する。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、江戸川コナン一行はエッグが展示されている大阪へと向かことになった。

依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンたちだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考えるが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、毛利小五郎の推理で何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。

一方のコナンたちは服部平次、遠山和葉と合流。平次と共に大阪の街を歩きながら予告状の暗号を解くコナンだが、それが完全に分かったのは犯行時刻ギリギリ。結局エッグは眠らされた中森警部らから怪盗キッドに奪取されてしまい、キッドはハンググライダーで空に飛び立って逃げようとする。それをバイクで追うコナンと平次だが、肝心の運転手である平次は交通事故を起こし動くことすらできなくなる。コナンは阿笠博士の発明品のスケートボードでキッドを追うが、速度の違いもあり逃がしてしまうことは避けられない状況だった。しかし、逃亡中のキッドは追跡していたコナンの目の前で何者かにモノクル越しに右目を拳銃で狙撃され海に墜落。エッグを取り返すことには成功したもののキッドの安否、そしてその犯人は警察による大規模捜査でも確認できない状態だった。

ひとまずエッグを安全な場所へ運ぶことになり、コナン一行、そしてエッグは神奈川へ向かうため豪華客船で移動する。だがその船内では、自室を荒らされ右目から頭を貫かれた寒川竜の銃殺体が西野真人により発見された。すぐさま東京からヘリで警察が到着し、寒川の遺留品から貴重な芸術品が紛失していること、そしてそれが西野の部屋から発見されたことが判明。それに西野自身が第一発見者であることを踏まえると彼が犯人であると疑わせる状況は十分だった。だが荒らされた部屋には布団から出た羽毛が散乱し、西野が重度の羽毛アレルギーであることから、彼は犯人として考えにくい状況に。

そんな中、キッドと寒川の共通点である"右目の狙撃"をキーポイントにコナンは阿笠に電話を掛け、過去にそれを連続して行っているような人物がいないかどうか調べてもらう。阿笠が調査した結果、ICPOのWEBサイトで指名手配中の重罪犯を調べてみたところ、ある一人の人物がそのまま該当したらしい。その人物とは、右目を拳銃で狙撃し殺害するロマノフ王朝の財宝を狙い続ける国際指名手配犯、スコーピオンだという。
{/netabare}


本作は全2作に比較して新たな登場人物が多い作品だった。
残念なのは、服部や少年探偵団の活躍がいまひとつだったこと。
もう少し上手い展開が出来たのではないだろうか。
しかし、近年のゲストキャラが氾濫し、コナン無双で、ストーリーは薄っぺらでトリックも陳腐な作品群とは
比べ物にならない面白さである。何度でも見れる作品だ。
特筆すべきは{netabare}最後のスコーピオンとの対峙だろう。
あの蝶ネクタイ型変声器の使い方は面白かった。
ロシアをネタにしただけあって妙に不気味さが出て、
歴史に精通した人はより楽しめただろう。ルパン三世のテレビシリーズを彷彿させた。
{/netabare}

B'Zの歌う主題歌も本作の魅力のひとつだろう。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロシアより愛をこめて A

名探偵コナンに持っているイメージって何でしょうか。身の回りで次々に起こる殺人事件、阿笠博士が作った非現実的な便利な道具の数々、コナンが例え高校生のままであったとしてもとても無理であろう推理力、などなど、ご都合主義がてんこ盛りのゴールデン向けアニメ、と。とにかく悪いイメージだけを抽出するとそんなところでしょうか。映画にはこれに爆破などの妙に劇的な展開が加わります。

さて、ネガティブなことばかり並べ立ててきましたが、批判したいのかというとそうではありません。コナンの映画を余り見ていない私が言うのは何なのですが、ハリウッド級の映画を作ることが難しい日本において、エンターテインメントとしての存在価値があるのではないかと思うのです。

ストーリー云々はあらすじをご参照願うこととして、物語は怪盗対名探偵というイントロダクションから意外な方向へ展開していきます。それは、国を越え、時代を越えた壮大なロマンです。コナンの見所はいろいろあるとは思うのですが(勿論あの決め台詞とか)、最後に私がこの作品の中に見出したものは「愛」でした。ストーリーが最後にこの一点へと集約されたのを見届けたとき、この種の作品で得られる爽快感よりはむしろ感動がこみ上げてきました。

この映画では、冒頭に主要人物の解説が入りますので、コナンをよく知らない人にとっても入り易いようになっています。実際に見てみれば分かるのですが、上述したとおりコナンの約束事が多数ちりばめられていますので、それらにゲンナリするような人であれば、無理にお勧めはしません。ただ、それをさて置いてでも見る価値がある作品ではないかと思っています。

この作品は史実を元にしたフィクションであり、後日、その創作部分に矛盾が生じる発見があったようです。それでもなお、この作品の存在価値は損なわれないと思います。それほど良く描かれた物語です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 20
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コナン映画の最高傑作?

~ストーリー~
省略。

~感想等~
コナンの劇場版第三作目です!

このあたりから作画・画質が許せる範囲になってきたとおもいます。

怪盗キッドや灰原、平次なども劇場版で初登場します。

この作品は良かった点が多かったので、先に悪かったところから・・・

灰原と平次ですが、登場するだけで特に物語りに関わってきません!

個人的には灰原にはコナンとともに犯人を追い詰めてほしかったです。

あと、怪盗キッドですが今回は大したことしなかったのでちょっとものたりなかったです。

まぁ、ラストはかっこよく消えてったので許しましょう。

少しものたりなかったのは上記のみで、後は本当にコナンらしいすばらしいストーリー展開だったと思います。

また、コナンの正体が蘭にバレそうになったりしている話が入っていたのも良かったです。

中盤から終盤にかけての暗号や様々な仕掛けがとてもおもしろかったです。

コナンが犯人を追い詰めたときの対峙シーンでの台詞がかっこよくてしびれましたね。

今のところ個人的にはコナン映画で一番おもしろい作品だと思います。

昔、楽しかった記憶のある「天国へのカウントダウン」を再視聴してないので、まだ一番とは言い切れませんが・・・

トリック、ストーリー展開や犯人の描写など、「これぞコナンの映画!」って感じがしました。

以下は観終わった方
{netabare}
まさか、キッドが白鳥さんに変装してるとは気づきませんでした!

あと、犯人との対峙シーンで犯人が拳銃で目をねらうことを気づいていてそれでメガネを交換していたのに驚かされましたね。

犯人に対しての決め台詞がとても良かったです。

「江戸川コナン。探偵さ!」

今回のこの台詞にはしびれました。

引き続き視聴がんばります。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 6

66.2 6 秘宝アニメランキング6位
クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(アニメ映画)

1994年4月23日
★★★★☆ 3.5 (122)
633人が棚に入れました
野原家の嵐を呼ぶ園児・しんのすけは商店街の福引を当て、ひろし、みさえの両親と共にゴールデン・ウィークは南の島のブリブリ王国へ。だがそれは王国の秘宝を狙う秘密結社ホワイトスネーク団の罠だった。何と誘拐されたスンノケシ王子と瓜二つだったしんちゃんは、親衛隊の美人少佐ルルの努力にもかかわらず、ホワイトスネーク団の参謀ミスター・ハブとおかまの部下ニーナ&サリーに連れ去られる。


声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『殺す!殺す!って、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第2作。
1994年公開。

前作は夏休み公開でしたが、本作以降はゴールデンウィークに公開となっております。
よって、本作に限っては前作から1年経たずして公開。
スタッフの皆様お疲れ様でした。

前作は作品紹介も兼ねた作りであったのに対し、今作は今現在では定番の、野原一家が大騒動に巻き込まれ、家族の絆を深めながら立ち向かうという方向性を見出した作品でもあります。
くわえて、ファンタジー色も勿論強いのですが、それ以上に強烈な格闘シーンが目白押しで、こちらも後々に継承されていきました。

あと、記憶にある方も多いかもしれませんが、オープニングはクレイ(粘土)アニメで制作されており、以降こちらも劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの定番となりました。
これが毎度、クオリティが高く見ていて楽しいんですよね。



あらすじとしては、福引で「ブリブリ王国」への旅行券を当てた野原一家が、旅客機内で
{netabare}
実はその旅行を画策し、しんのすけをある理由から誘拐する算段を立てていたホワイトスネーク団と対峙し、その陰謀に巻き込まれていくというストーリーです。


本作を見た方なら誰もが感じると思いますが、内容はインディ・ジョーンズとアラジンをクレヨンしんちゃんとして上手く混ぜあわせたような作りとなっています。
特にアラジンへの、オマージュが強いですね。

だからこそ読めてしまう部分も多々あるのですが、本作の魅力はなにより、個性的で魅力的なキャラクターが多いことなのです。


まず、初期からしんのすけを付け狙うオカマの2人組、ニーナとサリー。
この2人が、悪党ながらも人間味があり、しんのすけと行動していく内に心境に変化が湧いていくんですね。
勿論、オカマなりにですが。

当初は、「そのガキを渡しなさい!」と声を荒げていましたが、いつの間にか2人は寝ているしんちゃんに対してこうも言っていました。

「寝顔だけは可愛いじゃない…?」
「寝顔だけはね……。」

この内、サリーの声を担当された塩沢兼人さん(本編ではぶりぶりざえもんの声優)は、後の5作目でも味方のオカマキャラで再登板されています。
実際、オカマっぷりが絶妙にハマってらっしゃいましたからね。
ブチ切れた時の口調なんか怖かったりもして、幼少期はちょっとビビりましたけど。
(塩沢兼人さんに関しては、語りだすと長くなるのでメインの第6作で……。。。)


そして、メインのボスキャラの一人。
逆三角形をまさに絵で描いた体格の、ミスター・ハブ。
俳優として活躍されてらっしゃる中田浩二さんの声の渋さが凄まじく、敵キャラらしい冷徹さを見せ、その圧倒的な格闘術?もインパクト抜群。
のワリに、作中とある場面では真面目にコミカルなダンスも披露する万能ぶりも見せてくれます。

悪党でも、ただの悪党では終わらない。
これが、特に初期の劇場版クレヨンしんちゃんシリーズは強くて、個人的に大好きなところです。


しかしなにより私が個人的に押したいのは、劇場版全シリーズ内でも3指に入る程大好きな女性キャラクター。
そのミスター・ハブと世界の命運をかけて戦う

『ルル・ル・ルル』

ですね。
ブリブリ王国の秘宝を求め、秘宝に繋がる鍵となる王国の王子スンノケシと、スンノケシと全く同じ身格好のしんのすけを連れ去るホワイトスネーク団に対し、王の奪還のために動くキャラクターが彼女なのですが…。
その活躍っぷりは、作中でも際立っていました。

基本的に真面目一本で、見た目もショートカットの(私好みの)綺麗なお姉さんなのですが、どこかズレた感覚の持ち主で、流石の野原一家でさえ表情を曇らせる場面も……。。。。
あげくには、オカマの2人組にまで

「あたし達の方が、よっぽどノーマルじゃない?」

なんて言われる始末。

しかし、いざ師匠(カンガルー)直伝の格闘技を披露すると、その圧倒的強さに惚れ惚れしてしまうのです。
彼女が最終戦で言い放った

「鼻が高過ぎたみたいねぇ、ミスター?」



「殺す殺すって、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!」

の台詞のシーンは、今でも他のアニメでは中々味わえない程の熱さがあります。
私は、何っっ度見ても痺れます。


王子に対しての、愛情にも似た献身ぶりも良いですね。
終盤では、人間味溢れるニーナとサリーが、ルルのその健気な献身ぶりに涙してしまう場面も…。
しんのすけが絡むことにより

「何笑ってんの?」

「感動してんのよ(怒)」

ってやりとりになっちゃってましたけど…。。。。
{/netabare}


総評として。
本作は、前作同様に子供向け色の強い作品ではありますが、初期10作の定番となる『魅力的なオリジナルキャラと、熱いバトルで魅せる』シリーズの地盤が固められた内容です。

そして、今回の敵はしんのすけの誘拐が目的である為、ひろしとみさえが、しんのすけをどれだけ大切に想っているかが垣間見えるのも良いですね。

勿論、定番のギャグも今作はピカイチ。
スカイダイビングのシーン、野生の猿とのやりとり、誘拐直後のしんのすけの立ち振舞いなど、思い返してもニヤついてしまうシーンが多いです。
初期の作品は毎度毎度、よく90分弱でこの内容をまとめたなぁと感心してしまいます。

総じて前作よりも、大人も子供も一緒にっていうより関係無く、誰もが見やすいエンターテイメント作品になっているかと思います。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。

次回作は、第3作「雲黒斎の野望」です。



末筆となりましたが、メチャクチャに格好良く、時にはコミカルな天然さを見せて可愛らしい。
そんなルルの声を御担当された、声優の紗ゆり(さゆり)さん。

後に本編でも、しんちゃんの憧れの女性ななこお姉さんを演じて下さいましたが、2012年に55歳という若さでがんにより他界されました。

今回レビューを作るにあたり本編を見返しましたが、やっぱり最っっ高にハマリ役で、ときめくような声でした。

本当に声優さんは、お亡くなりになってもファンの中で耳に刻まれ生き続けるのですね。

改めて、なんて素晴らしい職業なのだと感じ、こんな気持ちを抱かせてくれたことに、感謝の気持でいっぱいになりました。


◆一番好きなキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◆嫁にしたいキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇罵られたいキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

優れたバトルアクションと脚を楽しみましょう…それだけですけど。

 クレヨンしんちゃん人気絶頂の時期の作品ですね。興行収入も良かったみたいですが、面白さでいえばそうでもないです。他の作品のレビュー用に見返そうと思ったら作品を間違えました。せっかくなのでレビューしておきます。

 小学生向けの活劇ですが、大人が見ても楽しめる水準です。90分なのでテンポがいいので飽きる頃には終わるでしょう。私は大変面白く見た記憶があります。1回限定ですが。今回見返しましたが、10年以上間があると思いますがちょっと辛かったです。(クレしんは不思議なことに、劇場版になると対象年齢が下がる気がします。コミックは大人用、TV版は薄く広くで、劇場版は小学生から中学生までしょう)


 それを補ってくれるのがアクションシーンでしたね。冒頭の賊が侵入するシーンからかなり見せてくれます。人が非常に良く動いています。完全なギャグ体型がヌルヌル動いているのがちょっと不思議な身体感覚ですね。ルル=ル=ルルというヒロインのアクションが良かったです。かなり動いていました。それと御御足を大胆に見せてくれてます。

 ドラえもんもそうですけど劇場版になると女性キャラが急にエロくなりますね?お父さん向け?クリエータがなんか表現したくなる?

 それと作中の地下ダンジョンのようなところのギミックの表現が他からの流用だとは思いますが、見せ方が上手くてここは面白かったです。
 
 クレヨンしんちゃんですから、親子3人の冒険譚ですね。珍しく幼稚園組が全く登場しませんでした。みさえとひろしが積極的に物語に関わってくるのが劇場版の特徴ですが、本作については解決に夫妻がかかわったかというと、ちょっと脇役感が強かったですね。
 加えて夫婦喧嘩を頻繁にするのですが、内容がヒロシがみさえに状況を作った責任を押し付けるような攻め方をしていました。これが結構不愉快でしたね。モラハラ…覆水盆に返らず…うーん。時代ですかね。LGBT的な表現もちょっとスレスレでしたね。

 牽強付会的に友情とか欲というテーマが付けられなくはないですが、まあ、童話的な寓意が若干ある程度です。

 
 ブリブリ大魔王…ブリブリ左衛門ではないですが、やはり塩沢兼人さんがよかったなあ…他の役で出てるのにもったいない。やっぱりマクベの声だからいいと思うんですけどね。

 OPのクレイアニメはやっぱり良かったですね。今は3Dですからね。貴重です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 6

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

インディ・ジョーンズ風のアクション映画

当時はハイグレ魔王と雲黒斎の中間で地味な印象でした。

まだ劇場版2作品目ということもあり方向性が決まっていなかったと思います。

覚えているのもルルくらい… 見たのが昔ということもあるかもしれませんが全体的にパンチが足りなく地味な印象でしたね

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4

67.5 7 秘宝アニメランキング7位
LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(アニメ映画)

2014年6月21日
★★★★☆ 3.9 (157)
842人が棚に入れました
今回の主役は孤高のガンマン・次元大介。ターゲット奪取作戦、強敵との対決、そしてルパンと“相棒”になっていく男の生き様を、ハードボイルドかつダンディズム満載のアクションで描く。
秘宝「リトルコメット」を狙い東ドロアに潜入したルパン三世と次元。東ドロアは自国の歌手クイーン・マルタが、隣国・西ドロアで暗殺され、この事件を契機に、西ドロアと一触即発の緊張状態が続いていた。「リトルコメット」奪取に成功したルパンと次元。だが、逃走中に次元が狙撃されてしまう。次元を狙ったのは誰か?

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、山寺宏一
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
最強のスナイパーに狙われたルパン一味。次元の頭を銃弾が打ち抜く。

【成分表】
笑い★★★★☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★☆☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳☆☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、劇場版7作目(2014)、次元中心、現代ルパン

【こういう人におすすめ】
ルパンファンがこれを良しとするかはたぶん50:50。対象年齢はカリオストロと比べるとかなり上。青年向け。

【あにこれ評価(おおよそ)】
66.7点。

【個人的評価】
「峰不二子という女」からの流れをくむ現代ルパン作品。私はこの新しいルパンシリーズはかなり好きで、応援している。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 実は今回いきなりルパンベスト10を作ろうと思ったのはこれと、その次の五右衛門版を観たから。
 「峰不二子という女」というシリーズも「新ルパンシリーズ」も観ていて、この一連の作品群は結構好き。
 私は原作を知らないが「原作回帰の思想」があるような気がしないでもない。とはいえ私の思い描く"ルパンファン"は「何が来ても旧作を超えることはない!」とか「山田康雄が演じてないルパンなんてカス!」とか言いそうなので、旧作ファンにオススメして成功するかは50:50といった印象。

 その中での順位で言えば、この次元映画版と「不二子という女」が同率で好き。新シリーズは黄緑の変な女が追加されていなければもっと好きだった。五右衛門映画版はめちゃめちゃ笑った。超スタイリッシュなコント。五右衛門、お前、腕……(笑)
 確かに五右衛門はメンタルが弱くてギャグ要員だよね(笑)
 とっつぁんも私にとっては「神に見放されたギャグ要員」だけど、新シリーズの制作陣はカッコよく描きたいらしい。
 それでも新シリーズは応援したい。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 8

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

『~峰不二子という女』から『1stルパン』へ・・・新シリーズ幕開けの序章か!?

2012年春期に27年ぶりのテレビシリーズとして放送された『~峰不二子という女』でキャラデザを務めた小池健が監督
監督とは『REDLINE』でタッグを組んだジェイムス下地が音楽を担当


物語の7日前
緊張関係にある隣国に平和活動のため訪れていた歌姫、クイーン=マルタから個人的にボディガードを依頼されていた次元大介
だが彼女は凄腕の殺し屋、ヤエル奥崎によって狙撃され絶命してしまう
謎に包まれたプロフィール、やけにフォーマルで奇妙な出で立ち、サイコロで出た目に従って殺害までに使う弾数を決めるという銃の腕前
ヤエル奥崎がクイーン=マルタの次に標的したのは、なんと次元大介だった・・・


原作漫画や『~峰不二子という女』の作風を意識し、現代ではなく1970年代が舞台
お馴染みのテーマ曲は流れずハードボイルドなストーリー、アダルティな描写、グロテスクな描写が絶えず、とにかく人がバンバン死ぬアクションスリラー的な要素も含んでいます
みどころはガンマン同士の対決ってことでモチロン銃撃戦
アルファロメオGTVとマセラティ・ボーラのカーチェイス
それと【ぬるんぬるんのローションの中でもがく“全裸”の不二子ちゃん】(´∀`)b
ルパンシリーズというよりは『~峰不二子という女』がお好きだった方には特にオススメしたい1作です
かくいうオイラも前作がとても好きだったので今作には満足b


前作では本筋と並行してルパン一味の出会いが描かれていましたが、今作では「次元、死す」等と大袈裟なキャッチコピーを掲げておきながら、ルパンと次元が如何にして“相棒”となったのかが描かれるバディものとなっております
ちなみに五右ェ門は出ません


原作や初期シリーズに習って、表立って社会に報道されている“悪”の裏には必ず“真の悪”が潜んでいて、それらとルパンが対峙する・・・という単純なストーリー
オチが『007』的なガジェットってのは良い意味でも悪い意味でもルパンらしい
しかしながら25分×2の短い時間の中でよく魅せてくれたものだと拍手です
尚且つラストに待ち構える“ある男”の登場によって
『峰不二子という女』

『次元大介の墓標』

「初期ルパン作品」
という時間軸を成立させ、旧作シリーズファンへのサービスもこなしてみせました
(ココで言う「初期ルパン作品」とは監督が『1stルパン』と明言してますが、今後ありうるやもしれない旧作のリブートという意味でしょう)
今後は『VSコナン』のようなファミリー向け路線と並行して、こういったアダルティーな新生ルパン三世シリーズも展開していくと見受けられます


しかしまぁ、単館1週間限定上映ってのはいくらなんでもナメてる気がしましたけど;(延長はされましたが・・・)
これはOVAなのか?映画なのか?オイラにはワカリマセン┐(´~`)┌


最後に一番のお気に入りのシーン、寡黙で冷酷なヤエル奥崎がやたら美味そうにステーキを頬張る場面が好きですw
久々に画面の中の食べ物にヨダレがw

投稿 : 2025/01/04
♥ : 22
ネタバレ

まりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アンフェアな対決(辛口)

本作から私は、ハードボイルドの押し付けを感じました。
細かいところが雑なんです。

{netabare}
次元とヤエル奥崎のガンマン対決は2度行われました。
1度目は室内。狙撃で一発貰い、負傷していたにも関わらず
次元は相手を甘く見て勝負を受けて立ちました。
そして負け。しかも銃を弾かれるという舐めプを喰らっています。
次元は発砲すらできていない。
サイコロの目が残り1なら、次元は死んでいました。
軽量銃にはロマンが欠けるとか言い訳してんじゃないよ。

そして2度目。次元はヤエルに勝利しますが、そこに至るまでに
やってることがダサい。ダサすぎる。
①まずルパンと二人掛かりでヤエルを騙し
②次元は意識の範囲外から2発狙撃し(右胸と脚)大ダメージを与え
③決闘で左腕を破壊し、ヤエルのガンマン生命を終わらせる


特に②。何故2発撃った!?
正面切って勝てなかった相手に自分より重傷を負わせ、ハンデを背負わせて
いるように見える。
実際、次元が発砲できていることがヤエルの動作が遅くなっていること
を裏付けています。
(次元が本気になっただけ、という指摘もあるでしょうか?しかし
 ガンマンとしての格の違いを見せるなら狙撃は無しか1発で十分でした)


ヤエルは決闘に際し、血で汚れた服を「着替えさせてくれ」と言いました。
命を掛ける勝負に相応しい「正装」をするためです。
ヤエルは仕事も凄腕なら、ガンマンとしての格も相当なものでした。

そんな相手に対し、次元の③は完全に鬼畜の所業です。
仕事をしくじった殺し屋は必ず依頼主からの標的になります。
自衛能力を奪い、「ガンマンとして果てる」尊厳すらも奪い去った。
ヤエルはこれから野垂れ死ぬしかありません。

次元・ルパンが殺し屋を逆に殺す、という話ならヤエルの頭部を
狙撃すれば良かった。
次元のガンマンとしての闘いを見せる話なら、ルパンの狙撃を失敗した
ヤエルの背後に立っていれば良かった。
短い映画でしたが、監督や脚本の力不足を感じます。
細かい描写のせいで作品の魅力がものすごーーく損なわれています。

ルパンが最後のほうで「その自信が弱みになった」
みたいなことを言ってますが、そのブーメランは決闘1回目の次元の脳天に
突き刺さっています。
カラミティファイルを燃やしてタバコに火を点ける描写には
おぞましさに似た感情すら抱きました。
脚本のナルシシズムと、これをやっときゃ見せ場になるだろう的な
押し付けがましさは本当に嫌いです。
こんな子供騙しを「ハードボイルド」などと評して喜んでいる各位には
目を覚まして頂きたいです。
{/netabare}
ただ、ヤエルのキャラクターは非常に良かったと思います。
以上です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

57.6 8 秘宝アニメランキング8位
BAYONETTA Bloody Fate(アニメ映画)

2013年11月23日
★★★★☆ 3.4 (63)
311人が棚に入れました
自分が魔女であること以外、記憶を持たない女がいた。彼女の名はベヨネッタ。襲い来る天使を狩る日々を送っていたが、突如舞い込んだ情報により、失われた記憶を求めて、宗教都市ヴィグリッドへと旅立つこととなる。過去の記憶を呼びさます数奇なる出会い。ベヨネッタの過去を仄めかす妖しい女、父の仇と追ってくるジャーナリストの男。そして彼女をマミーと呼び、慕う幼い少女。ベヨネッタの失われた記憶には、一体なにが隠されているのか。その先に待ち受けている、彼女の運命とは・・・?

声優・キャラクター
田中敦子、園崎未恵、浪川大輔、沢城みゆき、玄田哲章、高木渉、若本規夫
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

(ゲーム) - (物語+アクション+ Hype +迫力+爽快感+α) = 本作

つまりは、絞り滓でしょうか。

[概要]
{netabare}
2013年11月公開の劇場アニメ映画作品。PG-12指定。
原作は2009年発売のゲーム(プラチナゲームズ+SEGA)。CERO-D指定。
ゲーム・ベヨネッタはシリーズ化していて「2」まで発売済み、「3」も(頓挫していなければ)開発中とのことですが、本作の下地になっているのは「1」の世界です。僕は「1」のみプレイ済み。{/netabare}

[ゲームについて]
{netabare}
(以下、Xbox360版ベヨネッタ「1」についてのみ。他プラットフォーム版は存じません)
「プレイ済み」なんておとなしく書きましたが、実態はクソハマリ状態でした。最高難易度での全ステージPure Platinum(最高評価)を達成目前(。。嘘だな。先は長い)状態まではプレイしました。

Devil May Cryシリーズで知られる神谷英樹のディレクションによる、"Climax Action Game"。記憶が正しければ、国内ゲームメーカとしては珍しくXbox360ネイティブのゲーム開発作品だった。当時熱心な箱○信徒だった僕は予約までして購入した一作。個人的には今でも楽しめる作品と思う。ゲーム好きが作ったゲーム好きのためのゲームという側面も持っている感じがした。SEGA作品に限定されるが、ゲーム中各所に往年の名作パロディがちりばめられており、それでいてゲーム性を損なわない作りは見事だったと思う。

ゲーム内の登場人物は、すべて海外の声優・俳優が声を当てていて、基本は英語で語る。敵役である「天使」たちの語る言葉はよくわからないけどラテン語っぽい?さしあたり、古代アンブラ語としておきますか(Wii移植版以降、日本語化された模様)。

ゲームの特徴は"Climax Action"の名に恥じぬアクションの爽快感と迫力、(少なくとも当時としては)一段飛び抜けた画面の美麗さ、主人公のぶっ飛んだエロかっこよさ、「天使」を敵役に据え記憶を失った「魔女」を主人公とする世界観、最初は少しわかりにくいものの最終的に見事に収斂していく物語などがあげられる。

アクションとしてはGun-Fuアクションを主軸に、様々な武器に対応したコンボアクションものとなります。加えて、「魔女」ならではの格闘アクションとしてコンボ条件を満たした場合に召喚した魔物の手足も攻撃に加わったり(ウィケッドウィーブと呼ばれる)、少しのあいだ時間を止めてみたりといったものがあります。言語では表現しきれないところもありますね。興味がある方は、ゲームプレイ動画などで是非(結構あります)。「1」の画面でも十分に上に書いたものを感じられると思います。その際、是非とも英語音声版をご覧ください(言語については後述)。{/netabare}


[さて、本作]
{netabare}
ゲーム未プレイ勢が見たら「わけわからん」、ゲームプレイ済勢が見たら「ものたらん」、な作品かと思います。ゲームプレイ済みの一意見としては、ゲーム画面を切り貼りした方が本作よりも上等なものができあがったのではないかとさえ思う。

― 物語
{netabare}ゲームを知っているならぎりぎりついて行ける。が、ゲーム未プレイの方がこれを見たら最初の15分で置いてけぼりを喰らい、そのまま(映画館なら)1800円の仮眠椅子状態なのではないだろうか。

ゲーム内の物語を全体としては踏襲しつつ、構成をかなり変更している。プレイ済勢としては違和感の塊。
90分尺の物語として構成するためにはゲーム内物語の再構成が必要だったという判断なのだろうか。だが、果たしてそうだったか?ゲーム内の物語は、ゲーム内のムービー部分で形作られるのだが、合計すれば丁度映画一本分位なのではないだろうか?つまり、構成をいじることなく物語を作り上げることもできたのではないだろうか。
無論、「アニメ映画」として独立した作品としなければならないというのもわかる。が、そうだとしたらもっとわかりやすい物語構成にしなければならなかったと思う。{/netabare}

― アクション(作画)
{netabare}静止画としての作画は、原作ゲームに負けず劣らず美麗。だが、アニメーションとしての作画は、一言で言って、手抜きのオンパレード。映画作品として、これでは厳しい。また、映像と音楽のはまりも今ひとつと感じます。

元々映画用なのでテレビ(PC)鑑賞用ではないのかもしれないが、それにしてもコマ数削減が目立つ。ゲームは一部処理負荷が高いところを除いて、基本的にフルレートでフレーム更新をしていた(要するに60fps。箱○実測値では低いところで40fps、基本は60fpsとのこと。アクションゲームにおいてフレームレートの確保と維持は必須事項。)が、映画用24fpsからさらに削減となっては、「動き」の面でどうしても見劣りしてしまう。

特に敵役たる「天使」たちの描写で顕著だったのが、静止画拡大縮小+Shakeカメラによる誤魔化しが多すぎる点。せめて羽くらい羽ばたかせようか。完全にゲームに負けてる。

ベヨネッタのアップ顔に顕著だったのが、「口だけで笑う・口だけで話す」表情、顔の描き方。顔の上半分と下半分が別レイヤのように動くのだが。。。3DCG以上に不気味(っていうか、ゲーム内ムービーはちゃんとしてたと思う)。{/netabare}

― Hype + 迫力+爽快感
{netabare}上述の作画面とも関係しますし、これらを要素区分するのは少し難しいのでまとめてしまいますが、僕の中ではこれらの要素は「声優さんと演技」「ゲームシステムの一部削除」「ゲームと映像作品」に集約されるのかなと考えています。

・「声優さんと演技」
{netabare}本作のCV陣ですが、驚くほど豪華です。また、ゲーム・ベヨネッタのWii移植版以降の日本語キャスト陣でもあります。その意味でゲーム準拠ではあるのですが(ちなみに、同じ神谷英樹ゲームのアニメ化:Devil May Cryとも一部かぶる)・・・箱○版から入った僕には主役・ベヨネッタ(田中敦子)と敵役の首魁・バルドル(若本規夫)の二名がどうにも、です。加えて、敵の天使たちも違和感の塊でした。

敵の首魁バルドルは、箱○版では理知・冷静・飄々という感じで最後まで通していて、最後になって狂気が漏れ出てきた感じでした。若本さんは、、、その、いきなり若本さんなんです。この人物がどんな感じの人なのか、初手で決まっちゃう。演出としても、初登場時から若本節丸見え。制御できなかったのだろうか。

ベヨネッタの田中さんは、全体としてはすごく合っていると思います。特に、非戦闘時の会話シーンはゲーム版よりも田中ベヨネッタの方がよかったと思う。ただ、田中ベヨネッタは成熟しきった大人の女性に感じられやすく、英語版における「成熟してはいるが内に熱量を持つ女性」の感じとはかなり違う。田中ベヨネッタ最大の難点は、戦闘の見せ場において感じられます。ベヨネッタは戦いの最高潮=クライマックスにおいて古代アンブラ語で呪文を叫んで魔物を召喚するのですが、この叫びのぶっ飛び感、はっちゃけ感がゲーム内英語版と比べると明らかに見劣りしてしまうのです。

箱○版での天使たちは古代アンブラ語でのみ喋り、不気味な感じを出していました。が、本作での天使たちは日本語で(つまり普通の言葉で)しゃべります。しかも、微妙に棒。ずっこけます。この「微妙に棒」っていうのが難点で、人ならざるものとしての不気味さを狙ったものなのかどうかわからないのですが、微妙に感情が乗ってる感じがしました。単に棒なんです。もっと無機質な完棒だったら、あるいは違った印象になった気がします。{/netabare}

・「ゲームシステムの一部削除」
{netabare}端的には、ウィケッドウィーブのDropです。ゲーム・ベヨネッタのHype要素(かっこよさ要素)の中で、かなりのウェイトを占めているのが上で説明したウィケッドウィーブでした。アクション要素としても、視覚要素としてもかなり上質です。しかし、アニメ・ベヨネッタでは作品中ただの一度もウィケッドウィーブは登場しません。アニメ制作工程上、コスト要因であることは容易に想像がつきますが、それにしてもこれをDropしたうえでアニメ化するという判断に対して、なぜゲーム制作陣がOKを出したのか、疑問です。いずれにせよ、ゲームを知る立場からするとウィケッドウィーブなしのベヨネッタはただのGun-Fuアクションになってしまうわけで、しかもそのアクションがアニメーションとして今ひとつとなれば、いよいよ物足りなくなってしまいます。あ、ウィッチタイム(時間停止)もないか。説明回避のしわ寄せ喰ったかな・・・{/netabare}

・「ゲームと映像作品」:能動と受動
{netabare}そもそも、アクションゲームの映像作品化で成功を収めたものってあるのでしょうか。
本作に限らず、特に近年の3Dアクションゲームの映像化って、出だしから困難だと思っています。

ゲームって、自分がやるものです。すべてにおいて能動的です。ベヨネッタの攻撃も回避もコントローラを握った自分がなすもので、画面内のアクションはすべて自分の行為の帰結です。その結果として画面に示されるHypeも爽快感も、自らの行為の結果として表れるものです。

その一方、映像作品となればそこに能動はなく、提示されるものを一方的に受け取る、つまり受動です。いってみれば、その作品世界に対するのめり込み度が前提から大きく違ってきます。与えられるだけのHypeや爽快感が、能動的な行為の結果もたらされるそれらに打ち勝つか、あるいは同等なものになるためには、相当な力量×熱量でもって映像化にあたる必要があるのではないでしょうか。{/netabare}
{/netabare}

― α:映像制作陣のゲームに対するリスペクトのなさ
{netabare}こう書いてから、プラチナゲームズもSEGAも本当によくこの状態の作品にOKだしたもんだと思います。

映像制作の人は、ゲームを見下しがちという話はちらほら目にしますが、その現れなのでしょうか。少なくとも、主要な映像化スタッフはゲーム・ベヨネッタをちゃんと遊んでないのではないかと思います。また、ゲーム・ベヨネッタの中で見られる「ゲームの歴史・流れ」に対するリスペクトが、アニメ・ベヨネッタからは感じられません。

気がつけた範囲での話ですが、ゲーム・スペースハリアーのBGMの登場がゲームとアニメとで共通しています。が、その使われ方に雲泥の差があります。スペースハリアーを知っている人間なら、かつ、それをリスペクトした使い方をしたベヨネッタの映像化なら、絶対にやっちゃいけない使い方がアニメ内ではなされています。少なくとも「あ、わかってねーなコイツラ」です。{/netabare}

{/netabare}

[総評]
ゲームとしてのベヨネッタを知る方なら、今一度ゲームをプレイしましょう。
ゲーム未プレイの方ならば、ゲーム「ベヨネッタ」(「1」)をご購入ください。今ならSteamで3000円くらいです(PC。ただしグラフィック性能にはご注意ください。)。
PS・箱用ソフトならば、それなりに昔の作品ですのでお安く手に入ると思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5
ネタバレ

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメでもかーまぼーこー!!は健在。

ベヨネッタ。デビルメイクライと同じ製作で
作ったスタイリッシュアクションゲーム。
原作をプレイして、
そのアクションの爽快さと設定とは裏腹な
ギャグチックな展開で、
デビルメイクライよりも
大好きになった作品でした。

まぁ、それがアニメになるということで
正直そんなに期待していませんでした(笑)
明らかにあの映像美よりは劣るだろうと
思っていたし、尺が映画枠な分もあり、
急ピッチで話が進んでいくんだろうな、
と思っていましたが、やはりそうでした(笑)

原作とは違う展開で進んでいく感じは
とても良いと思います。
ファンも飽きずに見れるし、
何より映像も思ったより綺麗で、
アクションシーンも迫力は欠けるものの
よく動いてくれてました。
まぁCGに頼っているところもありましたけど(笑)

ただ、脚本に問題あり。
まず矛盾していたのが、
最初のルカの反応が完全に天使が見えていた
反応だったこと。これは完全にミスってますね。
本当はとある力がないと見えません。

ギャグが完全に抜けきっています。
お前らなんでそんなシリアスなの?(笑)って感じで、
作品の良さでもあったノリの軽さがない。

それと、キャラが微妙に違います。
ベヨネッタはあんなに男を誘いません。
ロダンはあんなに喋りません。
セレッサは原作よりあざとい。
ルカはあんなにかっこよくありません(笑)

でもエンツォとジャンヌはそのままでした。

あと、ジャンヌの声はもっと低くても良かったような。
これは私的なものなので気にせず(笑)

良かったのがダディが原作よりラスボスぽかったところ、
ゲームだと小物臭をぷんぷんさせているので、
まさかあの方が声をやると思ってませんでした(笑)
あの方のおかげもあるかも。

展開も悪くはありません、アクションも多いし。
でもやはりギャグがない。

それでもラストの終わらせ方は原作より好きです。
まさかあの技が最後に来るとは(笑)
{netabare}ジャンヌと協力して戦っていられるのが見られるし、
何よりダディが報われる終わりかた。
小物臭が消えているし何よりママの設定が活かされています。{/netabare}

あと原作の曲が使われているのがなによりいいです!
EDは私的にあまり合ってなかったような感じでしたが(笑)
エノク語も若干のイントネーションの違いがあったものの
ベヨネッタ役の田中敦子さんはよくやってくれてました。
敦子さんのエノク語も好きです。

かーまぼーこー!!(笑)

原作を知っても知らなくても
見られる出来だとは思います。
ひどい出来ではありません。

でもストーリーは単純なものなので、
アクションで見せるのは良かったですが
やはりギャグでも見せてほしかったところ。

でも映画枠の中でよくここまで魅せてくれたなと
思っています。映像はほんとにそれぐらい綺麗です。
娯楽作品として見ればきっとその映像美に絶句します(^^)

なので、何も考えずベヨ姉のアクションを
黙ってみてやってください。
もし興味も出たなら原作をやるというのも。
かなり初見殺しな作品ですがね(笑)

あと最後に個人的に「Let's dance, boys?」は
英語のままでも良かったような気がします。
あとベヨネッタが天使を狩る理由が
その顔がムカつくからよ!!の方が聞きたかった。

それでは、
かーまぼーこー!!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

つまりどゆこと?

視聴理由 特になし

視聴前 どういう系?

視聴後 どゆこと?

この話は自分が魔女だとしか覚えてない人の話
ジャンルは魔女・天使・バトル
まぁ端的にいってよく分からない内容です
ゲーム原作なのでオープニングムービーみたいなの(物語背景説明)から始まり、バトルとかバトルとかバトルとかがあり、最後「これが絆の力だー!」といって終わります
なんか書いてて思ったのですが内容うすいですねw個人的にはもっと踏み込んだ要素が欲しいです。魔女と賢者(悪魔と天使)の対比というかなりいい感じの要素にも関わらず「なんかよくわかんない」という状況になってしまったのはおそらくラストの持っていき方なんでしょうね。肝心なとこで「絆パワー」で解決してしまい、168m(仮)の巨人が出てきてしまった時点でもう...

序盤にシリアスムードを出しつつ中盤で見ごたえのある戦闘。そして終盤には序盤の伏線回収をするかと思いきや、いきなりぶっ飛んだ要素の介入。そしてすべて曖昧なまま「今日もどこかで彼女は..」
つまり...どゆこと?という現象が起こってしまいます。作品の全体としては謎は解決したかもしれませんが、あまりにもケロっと解決されてしまい、逆にわかりにくくなっています。まぁゲーム原作なので実際はもっと重みがある内容だったかもしれません。映画なので急ピッチで展開した結果がコレかもしれませんね
ともかく、あまりおススメはしません。なんども言いますが終盤が全く持って意味が分かりません。しかも映画なので一回視聴を始めてしまえば終わりまで見ないといけません。これがテレビアニメならもうちょい内容を重くして終盤も断念するか、見続けるか判断できるかもしれませんが...

監督・絵コンテ・演出は木崎文智さん。「アフロサムライ:レザレクション」の監督をし、今作で5回目(アニメ映画は2回目)の監督です
脚本は広田光毅さん。「おとぎ銃士赤ずきん」などのシリーズ構成をした方です
キャラクターデザインは横山愛さん。「XーMEN」のキャラデザを担当した方です
音楽 - 和音正人、安部潤
アニメーション制作はGONZOさん。ぼくらのを制作したところですね

作画は良く、戦闘シーンなどは丁寧に描かれてありました。
主題歌は麻衣さんの「Night, I stand」
声優さんは良く、あの呪文(?)も雰囲気があってよかったです

総合評価 おススメはしない

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

63.1 9 秘宝アニメランキング9位
劇場版 BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸-ブリーチ(アニメ映画)

2007年12月22日
★★★★☆ 3.7 (131)
786人が棚に入れました
尸魂界にある王族の秘宝「王印」。それを警護及び運搬していた日番谷・乱菊率いる十番隊が謎の集団に襲撃され王印が奪われてしまう。同時に、首謀者と刃を交えていた日番谷も失踪を遂げる。その後、現世の森にある気配を感じた一護は砕蜂に王印が奪われたということを聞かされる。
 そんな中一護は森の中で傷つき「クサカ」という言葉を残して倒れた日番谷を発見し保護するが、何も言わずに去ろうとする日番谷と刃を交えてしまい、加えて日番谷は突如現れ日番谷の身柄を要求してきた謎の少女「イン」と「ヤン」を追うように立ち去ってしまう。その後、一護は合流したルキアと恋次、そして織姫ら現世メンバーと共に日番谷を捜索するが、『氷輪丸』による攻撃で京楽は重傷を負い、そして同時刻に檜佐木、吉良率いる日番谷捜索部隊を日番谷が退けたことで、山本総隊長並びに尸魂界は日番谷への疑念を強め、日番谷処刑の決定を下す。

声優・キャラクター
森田成一、朴璐美、折笠富美子、伊藤健太郎、松谷彼哉、檜山修之、置鮎龍太郎、立木文彦、塚田正昭、川上とも子、久川綾、稲田徹、大塚明夫、中尾隆聖、松岡由貴、安元洋貴、杉山紀彰、三木眞一郎、石田彰、ゆかな

Rexuz[コン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLEACH映画で一番好き

ブリーチ映画で一番面白かった、そして最も興行収入が良かったのがこの作品です。

感動だけでしたら、3作目の「Fade to Black 君の名を呼ぶ」の方が高評かも知れませんが、この作品は面白さと感動、両方を具えておりますので、満足度でしたらこっちの方が上かな( ̄ー ̄?)
なんと言ってもクライマックスはスリル満載ですよ☆
隊長、副隊長みんな大活躍!!
あと日番谷冬獅郎の過去も良かったです。

意見が分かれるかも知れませんが、映画としては中々の上出来だと思います。

総評★★★★☆4.5

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

観てて眠くなった

日番谷冬獅郎にスポットが当たってる映画です。

冬獅郎好きじゃないと楽しめないんじゃないかな?


思ったことは劇場版なのに物語に起伏があまりなく、話が淡々と進んでいくため盛り上がりどころが少なかったということです。

観ている最中は頭に内容があまり入ってこなかったので、当然記憶にもあまり残っていません。

映画でやらずに、TV版BLEACHで原作に追いついてストックが無くなったときに変わりにやればよかったかなという印象です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4

虚言癖 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

人気のキャラクターにスポットを当て……

ブリーチの人気のキャラクターにスポットを当ている作品。

ブリーチのファンサービス的な作品に出来上がってはいる。
ファンならば十分に楽しめる作品でしょう。

しかし、肝心の物語は、過去の回想が多い上に、
キャラクターの過去ゆえになぜ?と思う部分が多々あった。

キャラクターに魅力のある作品ですが、
それ故にキャラクターが好きでないと十分に楽しめるか?
といった作品です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0

66.6 10 秘宝アニメランキング10位
劇場版FAIRY TAIL ‐DRAGON CRY‐(アニメ映画)

2017年5月6日
★★★★☆ 3.6 (41)
231人が棚に入れました
フィオーレ王国の神殿に祀られた魔法の杖・ドラゴンクライ。世界を滅ぼすほどの力を秘めるというこの杖が、王国の反逆者・ザッシュによって奪われ、ステラ王国の国王・アニムスの手に渡ってしまう。ドラゴンクライ奪還の依頼を受けた魔導士ギルド・フェアリーテイルのナツ、ルーシィ、ハッピー、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルは、ザッシュを追ってステラ王国へと潜入する。そしてドラゴンクライを巡る攻防の中で、彼らはアニムスに仕える魔術師・ソーニャと出会うが…。ドラゴンクライを我が物にしようとするアニムスの狙いとは!? 国を救いたいと願うソーニャの秘密とは!? 様々な思惑が交錯する中、フェアリーテイルは世界の危機に立ち向かう!! そして、壮絶な闘いの中で、ナツの本能が目を覚ます――!?

声優・キャラクター
柿原徹也、平野綾、釘宮理恵、中村悠一、大原さやか、佐藤聡美、堀江由衣

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「その力は、希望か破壊か-」

「劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女」に引き続いての視聴となります。


人間たちに葬られたドラゴンたちの怒りが宿る杖・竜の涙ドラゴンクライ…。
妖精の尻尾フェアリーテイルは、奪われた杖を取り戻し、
世界を守ることが出来るのか――!?

フィオーレ王国の神殿に祀られた魔法の杖・ドラゴンクライ。
世界を滅ぼすほどの力を秘めるというこの杖が、王国の反逆者・ザッシュによって奪われ、
ステラ王国の国王・アニムスの手に渡ってしまう。
ドラゴンクライ奪還の依頼を受けた魔導士ギルド・フェアリーテイルの
ナツ、ルーシィ、 ハッピー、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルは、
ザッシュを追ってステラ王国へと潜入する。

そしてドラゴンクライを巡る攻防の中で、彼らはアニムスに仕える魔術師・ソーニャと出会うが…。
ドラゴンクライを我が物にしようとするアニムスの狙いとは!?
国を救いたいと願うソーニャの秘密とは!?
様々な思惑が交錯する中、フェアリーテイルは世界の危機に立ち向かう!!

そして、壮絶な闘いの中で、ナツの本能が目を覚ます――!?


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

この作品が公開されたのが2017年5月なので、ちょうどTVアニメ版第2期と第3期の狭間になります。
TVアニメ版では「FAIRY TAIL ZERØ」の放送により、フェアリーテイルの初代マスターであるメイビス(CV:能登麻美子さん)の生い立ちとギルド創設までが描かれたことで、フェアリーテイルの全容が明らかになり、いよいよ最終決戦に向けて始動するという節目のタイミングでの上映になったようです。

第1話の放送が2009年の10月なので、この作品の上映までに費やした時間は7年と半年になります。
実際にTVアニメ版第2期は2016年の3月で終わっているので若干のタイムラグはあるものの、視聴していて感じるのがそれぞれのキャラの安定感です。
何せ上映まで277話もの物語を紡いできたのですから…
ナツ、ルーシー、ハッピー、エルザ、グレイ、ウェンディにシャルル…
この安定感半端無いキャラが縦横無尽に動き回るんです。
これが面白くない訳…ありませんよね。

物語の展開には特徴があって、引き金の引き方は色々ですが、強大な敵に一度は完膚無きまでに叩きのめされ大切なモノを奪われる…
或いはギルドの仲間が傷付いたりするのをきっかけに、一度は敗れた敵に再び果敢に挑み、そして勝利する…
物語の顛末は必ずしもハッピーなことばかりではありません。

「劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女」のラストは道の一つしかない選択肢を突き付けられた結果、どれだけルーシーが叫んでもその声は届きませんでしたし…
それでも根底に脈々と息づく絶対的不変は「ギルドは仲間で家族」であること…
この1点に尽きると思います。

またこの頃になると、キャラの相関関係も落ち着くべきところに落ち着いてきた感があります。
特に以下の3組はカップル…にはなっていないものの、周囲を寄せ付けないオーラを感じますし…
・ナツとルーシー
・グレイとジュビア
・ガジルとレヴィ

でも、3組ものペアが生まれるまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
ナツには幼馴染のリサーナがいましたし、ジュビアとガジルは敵同士からのスタートでしたから、この関係になるまで相応の時間が必要でした。
普通の1クールアニメでは決して描けない展開だと思いますが、それが出来ちゃうのがこの作品の魅力でもあり、面白いところだと思っています。

思いきり本作品から脱線してしまいました^^;
と言っても、公式HPのSTORYを見れば大体のことは分かるので詳細は割愛しますが、碧ちゃん演じるソーニャがキーパーソンで、序盤と終盤でチラッと登場したリアナのCVはくまちゃんでした。

上映時間85分の作品でした。
こちらは、完全オリジナルストーリーとのことですが、これからの最終決戦に向けてしっかりと本編に帰結したのが「劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女」との違いだったと思います。
本作品も十分堪能させて貰いましたが、物語的には「劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女」の方が好みだったかもしれません。
泣きどころの展開が多かったからだと思いますけど…
これで、本シリーズの作品で未視聴なのは、原作特装版に封入されているOAD全9作になります。

dアニメで「お探しのアニメがなければリクエスト!!」というのがありますが、原作特装版のアニメも配信して貰えるか試してみようかな…^^;?

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

「1.0」のさらに下の「0.5」を加えてほしい。

まずキャラが見てられない。ドラマもないし魅力もない。ソーニャの秘密、ザッシュのキャラ、アニムスの謎等々…どれも真面目にディレクションをしていたのか怪しくなる。1作目から5年ぶりで、十分時間はあるはずなのに、よくこれだけ良さの欠片もない話が書けるもんだ。はっきり言って客寄せ映画の役割すらも成していない。

あんだけ予告で変貌したナツの姿を見せてたのに、いざ映画に映るシーンはほんのちょっとで、伏線もナシ。昨今ここまで起承転結、破綻しまくり映画見たの、ホントない。それぐらいファン以外はただ苦痛の拷問映画。

観に行った俺も悪いのは認めるけど、これはない。さすがに映画を見に来た客をバカにしてるしか思えない。大した覚悟もないくせに劇場版を作るのは止めてほしい。泣きたくなる。

あと今回の三悪人、一欠けらもセンスないね。作画ぐらいはまだマシか。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

その強さ、なんのために使うのか。

アニメ本編は鑑賞済。予備知識なしの初鑑賞。

こちらの劇場版は番外編というわけではなく、
時系列などが本編と絡んでいるので
違和感なく観ることができます。

ただし観ても観なくても本編に支障はありません。

内容としては王道の展開でしたが
FAIRY TAIL好きな私としては観て良かったです。
敵キャラの設定に魅力があればもっと良かったかな、、


私の中で印象に残ったのはストーリーよりも、
{netabare}エルザが戦闘中に
「全ての男を魅了する必要はない!」
と力強く言っていたシーンです。

本編を知っていればこの発言の瞬間に
あの男性キャラがパッと浮かんできますよね(〃∀〃){/netabare}

エルザのこういうところが大好きでたまりません♡!


最後に、、
ストーリーとは全然関係ないけど
ナツってゲーム実況YouTuberのキヨに似てません?
、、好きだ(⑉• •⑉)ww

投稿 : 2025/01/04
♥ : 3
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