神様で癒しなTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の神様で癒しな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の神様で癒しなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.4 1 神様で癒しなアニメランキング1位
いなり、こんこん、恋いろは。(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1360)
7274人が棚に入れました
伏見いなりは、同級生の丹波橋紅司に片想いをしているが、その想いをなかなか打ち明けられない日々を送っていた。ある日、いなりは宇迦之御魂神の御使いの狐・コンが川に落ちかけているところを助け、そのことをきっかけに宇迦之御魂神から変身能力を授かる[3]。その日から、いなりは友人や神々の助けを得つつ、丹波橋との仲を縮めようと奮闘する。

声優・キャラクター
大空直美、桑島法子、岡本寛志、上田燿司、池辺久美子、佐土原かおり、野水伊織、原紗友里、子安武人、三上枝織、磯辺万沙子、日野聡、花江夏樹
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もったいない

いなり可愛い!うか様可愛い!コン可愛い!墨染さん可愛い!マルちゃん可愛い!京子ちん可愛い!ミヤちゃん可愛い!お母さん可愛い!天照様可愛い!(錯乱)

※結構長文です
【短い感想】
上に書いた気持ち悪い感想を見れば分かる通り、とにかくキャラが可愛いです。
ヒロイン級の二人はもちろんのこと、周りの友達もめっちゃ可愛いので、キャラの可愛さに関してはほとんど死角がないアニメです。
見た目、性格、声、豊かな表情、恋愛模様、趣味(乙女ゲー)などなど、あらゆる面から攻めて来るため、とにかく見ていてニヤニヤしてしまいます。
ニヤニヤ出来るアニメに悪いアニメはない!はず…

あとは、ストーリーも思ったよりも考えさせられるもので、お気に入りの話も結構ありました。
ただ、非常に惜しい、もったいないと思いました。
最近見たアニメで一番もったいないと思ったアニメかも。
扱った内容がかなり多かったため、上手く捌いたり、絡めることが出来なかったかなと。
それぞれが主張しすぎていて、上手くかみ合わない、メリハリがついてなかったとも思いました。
逆に、十分な尺をもって、1つ1つの要素を上手くつなぎ合わせれば、超大作になったかもしれない、そんな可能性を感じさせたアニメでした。
それだけ、面白い素材が揃っていたアニメでした。


【長い感想】
言いたいことが多すぎてどうやってまとめるべきか…
なんというか…どれか1つに絞って展開した方が良い作品になった気がするんですよ。
もちろん全てを捌ききればさらに凄いアニメになってたとは思いますが、確実にどれかに絞って展開した方が安定感のあるアニメになってたのではないかと思いました。

ここからは、どれか1つに絞った場合のこのアニメの可能性と、今回惜しいと思った部分をそれぞれ挙げていきます。

〇キャラアニメ
{netabare}キャラの可愛さについては前述の通りであり、“いなり×丹波橋”と“うか様×兄貴”の恋、そしてマルちゃん、墨染さん、京子ちんの友達のやり取り、わだかまりの解消中心で展開しても、十分作品として成立させられたのではないかと。
神通力については、もちろんやってもいいと思いますが、重くしすぎたり、あまり大きな問題にするべきではなかったんじゃないかなと思いました。
せっかく癒しシーンだったり、温かい話をしても、“うか様消えるアピール”だったり、“いなりを精神的にとことん追い詰める”みたいなことをされると、なんかもやもやしてしまうんですよ。
1話見終わったあとに「イイハナシダッタナー」という気分になれないんですよ。
特に最後の引きが毎回意味深というか、良くないこと起こりそうなフラグみたいな感じで終わるのもそれに拍車をかけてます。
だから、多少は問題(友達とのわだかまりなど)はありながらも、その回のうちに解決して、最後は良い話風に締める、そんなアニメだったら良かったなーと思いました。
1話完結型にして欲しかったなーと。
私としては、とにかくキャラが魅力的で、キャラアニメ感覚でこの作品を見ていたので、ここに書いた感想が正直な気持ちというか、要望みたいな感じですね。
あんまり話を重くして欲しくなかったし、うか様消えるフラグみたいな描写をあまりやって欲しくなかったです。
先に言っておきますが、“うか様消える問題”がこの作品で一番いらなかった話だと思いました。
理由は今書いたことと、後々書くことで補足します。
とりあえず、ひたすら甘ったるい場面を垂れ流しして、ニヤニヤして視聴したかったというのが正直な感想です(笑){/netabare}


〇いなりの成長物語
{netabare}キャラアニメとしての展開が一番の要望ですが、これも中々面白かったので、第2希望という感じです。
いなりが神通力によって色々悩みながら成長していく展開。
主に第7話の話になるんですが、このいなりが神通力で悩む話、かなり面白かったです。
神通力によって文化祭のクジを変えたり、頼まれたラブレターを吹き飛ばしたりと、いなりの都合が良いように進んでいきます。
最初は自分の望みが叶って嬉しがるも、事実を知ったいなりは「ズルは嫌」だと落ち込み、とても悩みます。
面白いですよね。
自分の願いが叶うとしても、それがズルだと嬉しくない、自分の力だから、叶いにくいから願いが叶うと嬉しいんですよね。
カンニングしてテストで100点とっても心から嬉しいとは思えないはずです。
これはなるほどと思いました。

この話を絡めて、いなりが自分なりの価値や幸せを見つける、1つの答えを見つけて物語を終わらせる展開にしても面白かったと思いました。
全話見て、私としてはうか様に神通力を返す理由が、「うか様が消えるから」という1つだけにしか見えませんでした。
でも、この話を絡めて、「自分の力で丹波橋くんと恋人に、そして自分が歩む道を切り開いてみせる」みたいな理由を添えることも出来たと思うんですよ。
それでいながら「本当は神通力は世界中の人に自慢したい素敵な力でした」にまとめると、もう少しこのセリフにも重みが増すと思うんですよね。
さらには、「丹波橋と仲良くなれたのは神通力ではなく、いなり自身の力」というセリフはうか様に言って欲しくありませんでした。
最終的には「人の気持ちを動かすのは能力でもほかの何でもなく、同じ人の気持ちなんだ」的な答えにたどり着いて、それをうか様にいなり自身から伝えて欲しかったです。
だからこそ、この神通力に悩むいなりについて丁寧に展開すればもっと良くなったのでは…と思ってしまうわけですよ。

では、アニメは問題提起に対してどう展開したかと言えば…
{netabare}雑。あまりにも雑です。
と言うより、はっきり言ってまとめられていませんでした。
ラブレターを神通力で飛ばす→私(いなり)、大っ嫌い→桃山さんに変身→「丹波橋くんに告白してくる」???
まぁ、錯乱してしまう気持ちは分かります。にしてもなぁ…
さらに、もっと問題なのは次のシーン。
丹波橋に告白
→「他人の姿を借りればこんなにあっさり言葉に出来る」???
→「私の姿で伝えたかったなぁ」???????
→(伏見さんのことが、好きなんや…)????
→桃山さんに結果報告に行くいなり
さすがにこのシーンを見たときはガッカリしました。
ここで伝えるべきことはこんなことじゃないだろ!!!!
せっかくの神通力問題を全くのないがしろにして、ただ丹波橋にいなりが好きだということを確認させただけ。
まず問題なのは、いなりの気持ちを全く汲み取っていないこと。
先の2つの神通力ズルによって、いなりは自分勝手だったり、自分の都合良く物事を進めてしまうことを嫌がっていたはずです。
そして桃山に変身して告白しに行こうとする。
ここはまだ錯乱しながらも桃山のことを考えているから、話はメチャメチャでもいなりの気持ちに関してはセーフです。
ただ、その後は完全にアウトです。
告白したにはしたけど、桃山の気持ちなんかこれっぽっちも考えない自分本位の告白だったから。
あれだけズルとか自分の都合通りを嫌がったのに、自分の気持ちだけで桃山さんの姿で告白するってアンタ…
いくら気持ちの錯乱とか、丹波橋のこと好きとか理由を並べても、このシーンは擁護できません。
せっかくの悩みながらも成長するフラグを粉々に打ち砕き、「まるで成長していない…」状態にしてしまった告白でした。
丹波橋が他の女子からの告白によっていなりが好きだということに気付くのは少し理解出来ます。
だから、“桃山自身に告白させる”ではダメだったのかなと。
まぁ難しいですね。
正直、告白そのものから変えて欲しいし、他に展開方法は無かったのかなぁと思ったシーンでした。
見事に色々とやってしまったシーンでした。{/netabare}{/netabare}


〇いなり(人間)×うか様(神様)友情物語
{netabare}正直言って、これのせいでこの作品はゴチャゴチャになってしまったと私は思います。
人間と神様では世界が違う、生きる年数も全く違う、だから友情は存在し得ない。
まぁ理屈は分かります。
しかし、イマイチイメージが湧きません。
だから高天原の天照様などのやり取りを見ていると、「そんなに大きな問題か?」と思ってしまいます。
それだけイメージを湧かすことが出来る、うか様に感情移入させられる描写が出来るのならいいですが、無理なら別に取り上げる問題ではなかった気がします。
むしろ他の要素に時間を割いて欲しかったです。
いいじゃん、細かいことは。
いいじゃん、いなりにうか様見えなくしなくたって。
いいじゃん、いなりが神通力使ってうか様消えそうにしなくたって。
これをやるならさぁ、二人が絶対に離れたくない、ずっと友達でいたいと強く描写しないと厳しいと思いますよ。
そういう描写が特になく、最後神通力を渡してうか様見えなくなってしまったから、やけにあっさり終わった印象なんですよ。
時をかける少女並を求めるわけじゃないんですけど、もう少しやりようがあったんじゃないかなと。
兄ちゃん、なんでうか様見えなくしてしまうん?{/netabare}


【最後に】
あーもったいない!
これだけ魅力的なキャラに面白そうな素材が揃ってるのに、微妙な料理になってしまった感じ。
すげぇむしゃくしゃする。
今度SSでいい作品ないか探しに行ってみようかな(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いなり、はよ行かんと、遅刻すんぞ!

漫画原作のアニメ化作品。

舞台は原作者の地元、京都の伏見稲荷大社の近所にある架空の中学校。ジャンルは一応ラブコメのようですが、中学生ということで、ラブといってもそれなり。どちらかというと、女の子どうしの友情を描いている、と言ったほうがいいかもしれません。神様や神使が登場するのでファンタジーのようでもあり。魔法少女もののような、ちょっとエロかわいい変身バンクもあります。ギャグ要素も多めです。

舞台となる伏見稲荷大社(作中では伊奈里神社)は、主神として穀物神の女神、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀る神社です。関西人にとっては、初詣の人出の多い神社として有名ですが、外国人観光客にとって日本で3本の指に入る人気サイトです。その理由が「ほかにこんな場所はない」だそうです。実際、普通の神社とはかなり雰囲気が異なって、異彩を放っている神社です。

本殿付近は普通の神社とあまり変わりませんが、背後にある稲荷山(標高232mの低い山)は、古来から神の降臨する場所とされていて、峰々には妖気を漂わせるような雰囲気を持つ円墳があります。本殿から稲荷山の各峰々をつなぐ参道には、信者の方々によって寄進された数多くの鳥居があり、その数1万基になると言われています。(実際に数えた人がいて、その人によると、人がくぐれるサイズのものだけで約4000本だそうです。)この鳥居をくぐる道の幻想的な雰囲気が神社の特徴となっています。

このアニメには随所に伏見稲荷大社を舞台にした場面があり、神社側の全面的バックアップを得ているため、描写も正確です。特に、後半の神社を掃除する場面以降は本殿から稲荷山全体が舞台になっています。いなりとコンが白狐に乗って奥社奉拝所から四辻を経て稲荷山最高峰の一ノ峰へ、鳥居の道を通り抜けていくシーンがあります。これを見て「ちょっと大げさ。実際こんなに長く鳥居が続いてるワケないだろ?」と思われるかもしれませんが、この表現は少しも大げさではなく(むしろ控え目かも)実際にこの道を歩いて稲荷山を一周すると、大人の足でも1時間かかります。

・・・ところで最近、京都を舞台にしたアニメがけっこう続いています。有頂天家族、京騒戯画に続き、3期連続の京都アニメ。1年前のたまこまも京都の出町が舞台でしたし。しかし、これまでの作品とこの作品の大きな違いは「登場人物のすべて(神を除く)が京都弁で演じらているところ」。

京都に限らず、兵庫や奈良、滋賀といった関西圏が舞台となったアニメは数多く存在しますが、セリフはすべて標準語(つーか首都圏弁)。・・・まあ、声優さんにとって関西弁のハードルはそれだけ高い、ということなんでしょう・・。実際、関西人にとってヘタクソ関西弁で演じられた作品は生理的に受け付けないトコロがあるので、半端にやられるくらいなら、いっそ標準語でやってくれたほうが、実際問題ありがたいです。ハルヒも、たまこまも、中二病も、関西が舞台なのに標準語を使う理由は、関西人に対するそういう配慮があるのかもしれない?

私は京都産の人間ですが、実はおなじ関西弁でも、京都、大阪、神戸、奈良、と、地域が異なればかなり違うのですよ。吉本芸人の方々によってメジャーになったのは大阪弁で、京都弁とは違います。有名な「どすえ」ことばは祇園の営業用なので普通の京都人は使いません。実際に使われるの生の京都弁は意外と知られていないのが本当のところです。

さてこの作品、調べてみると確かに主な登場人物の声優さんにネイティブ関西人が多いですが、京都出身の方はいらっしゃらないようです。でも、見事に私が小さい頃に慣れ親しんだ京都弁に聞こえます。北海道や神奈川出身の方もいらっしゃるようですが、その方もネイティブ関西人に引けをとらないぐらいうまい。いや~、適切な方言指導と声優さんの練習の賜物ですね。方言指導は原作者のよしだもろへさんと、観月さんを演じている西村麻弥さんが担当されたそうです。グッジョブです。

京阪電鉄タイアップ作品です。登場人物の名前は京阪電鉄の駅名になってます。京阪電鉄伏見稲荷駅はOPでも登場します。放映中は、駅名にちなんだキャラの等身大パネルがホームや改札口に飾られていました。聖地巡礼に行かれる際は京阪電車を使ってあげましょう。

さて、
アニメ製作はプロダクションアイムズというところですが、聞いたことがない。それもそのはず、最近立ち上がったばかりの若い会社のようです。この会社にとって、この作品が最初の製作元請らしい。ということでリキ入ってるのかどうかわかりませんが、かなりの出来栄えでした。

私は例によって原作未読ですが、現在連載継続中のこの作品を1クールで一くぎり付けるために、最終話の10話はかなりストーリーを改変しているらしく、原作既読派からは賛否両論あります。ですが、私としては最終回は神回で、とくに、いなりが高天原から人間界に戻ってきたところの描写とか、そのシーンでバックに流れる挿入歌「涙はらはら」とか、もう泣くしかない。

いなりのお使いの子狐コンの人間バージョン。OP動画には出てくるのですが、本編ではついに登場せず、残念な思いをしたのですが、OVAの11話、コンが人間姿でガッツリ登場します。本編ではコンがストーリーに直接からむようなところが無かったのですが、この11話ではしっかりからんできます。本編に比べてギャグ色が強い割りに、最後はあったかい気持ちになれる良いお話しです。

最後にひとこと。
{netabare}いなりは神通力を返したあと、うか様が見えなくなったのに、いなりの兄の燈日(とうか)には、まだ見えているようです。これはきっと、彼が中二病だからだと思いますね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 54
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いなり、こんこん、恋する乙女よ幸せになーれ♪

京都・伏見稲荷大社をメイン舞台としたお話。

全10話です。

短いので気楽に観れました^^


● ストーリー
ドジで平凡な中学生・伏見いなり(ふしみ いなり)には
好きな男の子がいる。

同じクラスの丹波橋紅司(たんばばし こうじ)。

川に落ちそうになっていた子狐を助けたことをきっかけに、
いなりは神社に祀られた神様・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ):うか様と出会い、願い事を叶えてもらう。

それは丹波橋くんの好きな人かもしれない、
同じクラスの墨染(すみぞめ)さんになること。

その出来事をきっかけに、
いなりの中には神様の力“神通力(じんつうりき)”が宿る。


この作品の主成分は、
・中学生のきらきら眩しい恋
・友情
・神様
・不思議な力(神通力)
・中二病のツンデレ兄貴
・妹溺愛の変態兄様

です。
下二つは大事な要素ですよ、私にとっては。笑

初々しい恋のお話も好きだし、
神様のお話も好きだし、

これは最強の組み合わせ!と非常に楽しみに観始めました^^


≪ 好きな男の子に振り向いてほしい ≫

この物語の原点はここです。

丹波橋くんを振り向かせたい!という
いなりの切ない想い。

私もいなりと同じ中学生の時に同じ経験があるけれど、
それってもうどうしようもないんだよね。

もしかしたら振り向いてくれるかも…
なんて期待も持ちながら、
あの子の可愛さにはかないっこないって、下を向いてしまう。

自分は友達ではいられるけど、
恋人にはなられへんのやって、
彼の気持ちを知るたびに思い知らされる。

それでもいい、ただ姿を見ていたいだけやから。
話をして、一緒に笑いたいだけやから。
そしてもしかしたら…
その繰り返し。

あの時は振り回されてばかりで迷惑に思ってたけど(笑)、
今となっては経験できてよかったなと思える特別な気持ちです。

まっすぐで、ごまかすことができなくて、自分で自分に手を焼いて。
ああ青春(*´ω`*)笑


だからいなりの切ない気持ちがすごくよくわかる。
感情移入しすぎてあれこれ余計なこと↑を思い出してしまったもの。笑

肝心のストーリーは恋の動向よりも
うか様との友情の方に主軸が動いたので
その点は個人的にちょっと肩透かしでしたけれど^^;

まあ、その代わりいなりの兄・燈日(とうか)に存分に
萌えさせていただきました(*´Д`)それは後ほど


≪ 雰囲気を添える京都弁 ≫

舞台が伏見稲荷大社ということもあり、
登場人物はみんな京都弁を使って話しています。

京都弁ってほんわかしていてええよなあ。
ついつい口調がうつってしまいますわあ^^


● キャラクター
キャラがみんな魅力的♪


主人公のいなり。

本当に丹波橋くんのことが好きなんだなあというのが、
エピソードの端々からうかがえます^^

7話で「好きって、{netabare} 夢中になること。 {/netabare}」と話すいなりのこの台詞、
とても素敵だなあと思いました。

ちなみに私は「好きって、相手の色に染まっていくこと。」だと思います^^
それは恋愛感情に限らず♪


そしてもう一人の主人公・うか様。

爵位を狙って婚約を申し込む男を信じられなくて、
2次元の世界にどっぷりの神様ww

うか様は、いなりとはまた違う可愛さ♪
話が進むたび、うか様の可愛さにメロメロでした♪

大人の女性の可愛さとはこういうものか…φ(..)メモメモ


2人も大好きですが、
男の子キャラもいい感じで♪

視聴中の私の心情 ↓↓

『爽やか系で優しい丹波橋くんもいいけれど、
 病(中二病)を患っているクール(でも妹溺愛)でイケメンな
 お兄ちゃんも捨てがたいわあ…(*´Д`)』

『素朴でかわいい丹波橋くんも好みだけれど、
 ちょっと大人の色気を漂わせ始めたお兄ちゃんも
 捨てがたいわあ…(*´Д`)』

{netabare} 7話の「俺の方が誘ってるみたいやんけ。アホかふざけんな。」 {/netabare}のシーン。
『なにこのツンデレ!!
 素直じゃない!!
 かわいい!!!!(*´Д`)』

{netabare} 8話のうか様を抱きしめる {/netabare}シーン。
『とーーーーうーーーーかーーーーー!!!
 もうっ!もうっ!もうっ!!!
 赤面だよもうっ!(/ω\)』


というわけで、私がどっぷりはまってしまったキャラは
いなりの兄・伏見燈日(ふしみ とうか)です。笑

中二病という痛い設定を踏み越えてかっこよさを保てるキャラw

ぜひともアニメの続編で燈日たちのその後を見たいものです(*´ω`*)


兄といえば、うか様の兄様・トシ様が強烈でしたwww

もうこやつは登場するだけで大爆笑www


● 音楽
OPもEDもお気に入り♪

【 OP「今日に恋色」/ May'n 】

この曲は初めて聴いたときから大好きです♪

こういう爽やか系アニソンは私の好みドンピシャ♪

『毎日に恋してる このきらめき絶やさないで』の歌詞がぴったりの、
明るくて、走り出したくなる曲♪


【 ED「SAVED.」/ 坂本真綾 】

こちらは優しい曲。

うか様の艶やかさと坂本真綾さんの大人優しい歌声が見事にマッチ♪

なんとも気品あふれるEDです♪


● まとめ
10話という短い話数でしたが、
とてもきれいにまとまっていました^^

お手軽に観られる良作でした♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32

77.9 2 神様で癒しなアニメランキング2位
神様はじめました(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1407)
7008人が棚に入れました
父親が家出して、若い身空でホームレスとなってしまった女子高生・桃園奈々生。
困っている奈々生の前に「私の家を譲りましょう」という怪しい男が現れる。男の正体は、土地神ミカゲ。
奈々生は家(=廃神社)と引き換えに神様の仕事を任されてしまい・・・!?
しかも社には、性格最悪で凶暴な妖狐・巴衛が神使として居座っていた。
社の精である鬼切と虎徹に励まされながら社の仕事をこなす奈々生に、巴衛はいつも悪口ばかり。
ある日奈々生は鬼切から「神使の契約を結べば、巴衛が絶対服従する」という話を聞く。
喜びいさんで契約方法をきくと「口づけ」だって・・・?
「冗談じゃない! 巴衛とキスするぐらいなら出て行ってやる!!」
奈々生の明日は果たして!?

声優・キャラクター
三森すずこ、立花慎之介、岸尾だいすけ、岡本信彦、石田彰、佐藤聡美、浪川大輔、堀江由衣、高橋広樹、大久保ちか、新子夏代、森嶋秀太、山﨑バニラ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いきなり神様になった女子高生の《プチ逆ハーレム》で平和な日々

先に見終えた『かみちゅ!』のヒロイン(一条ゆかり)は中学生(中2)だったけど、こっちは女子高生なんですね(桃園奈々生、高2)。

それもあってか、本作のヒロインは『かみちゅ!』ほど子供子供してなくて、驚愕するような出来事に出くわしても、割と確りアッサリ適応出来ちゃってる模様。

ここ日本では、女子高生や女子中学生/小学生がある日突然、魔法少女になったり神様に任命されたりするのは割とありふれた現象なので(?)、女の子の側も高校生くらいになってたら肝(きも)が据わっていて「神様?ま、良いっかな」くらいの感覚なのかも知れませんね。

シナリオ自体は『かみちゅ!』に輪をかけて予定調和的で平和な展開。
それでも第1期は、作品の雰囲気の良さに惹かれて ★ 4.1 と高めの個人評価になりましたが、さすがに第2期はマンネリ気味の展開に飽きがきて ☆ 3.7 とやや評価を落としてしまいました(トータルでは ☆ 3.9 と『かみちゅ!』と同点)。

この手の作品の定番?ツンデレ・イケメン霊狐君その他のイケメン妖(あやかし)・イケメン神様?も色々登場するので、そういう作品で癒されたい方には特にお薦めです。

過去編(OVA)というのもあるそうなので、いつか視聴してみたいです。


◆期別評価

第1期 ★ 4.1
第2期 ☆ 3.7
---------------
総合  ☆ 3.9


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      鈴木ジュリエッタ(『花とゆめ』2008年6号-2016年20号連載)
監督         大地丙太郎
脚本         大地丙太郎、横手美智子
キャラクターデザイン 山中純子
音楽         増田俊郎
アニメーション制作  トムス・エンタテインメント{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= 神様はじめました (第1期) (2012年10-12月) ===========
{netabare}
第1話 奈々生、神様になる ★ ミカゲ社の新しい神様(宇治上高校2年) ※イケメンのツンデレ霊狐か笑
第2話 神様、ねらわれる ★ 人気アイドル・クラマ(烏天狗)
第3話 神様、縁をむすぶ ★ イサラ沼の姫美子の来訪、姫美子の願い
第4話 神様、拐(かどわ)かされる ★★ 白蛇のお手付き、水神の神使ミズキ
第5話 神様、家をうしなう ★ 雷神鳴神姫の御印奪取騒動、チビ巴衛介抱、神使の再契約
第6話 神様、風邪をひく ★ 巴衛の身代わり登校、ミズキ来訪、巴衛の過去? ※ED「翼☆バサ☆ハザード」
第7話 神様、デートに誘う ★ 奈々生の恋心自覚、失恋
第8話 神様、海へいく ★ 海水浴、竜王の襲撃、ミズキの手引き(500年前へ)
第9話 神様、竜宮城にいく ★ 竜王の右眼(雪路の治療)、磯姫との取引、ミズキとの契約 ※逆ハーレム化笑
第10話 巴衛、神使になる/神様、合コンにいく ☆ 数百年前のミカゲと巴衛の契約 ※ED「神様お願い」堕天使☆Mix
第11話 神使、街にでかける ☆ ミズキの東京見学、髪飾り(巴衛のプレゼント)、雪路への嫉妬
第12話 奈々生、神様をやめる ★ 祭りの準備(神輿修理、舞の練習)、瘴気、奈々生の通力消失・逃亡
第13話 神様はじめました ★ 土蜘蛛の瘴気、奈々生の神楽舞、心からの神使契約の接吻{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)10、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「神様はじめました」
ED 「神様おねがい」


============= 神様はじめました◎ (第2期) (2015年1-3月) ===========
{netabare}
第1話 神様またはじめました ☆ 悪羅王の憑依(霧仁)、風神の出雲神諮り案内、式神(護君)誕生、退魔成功
第2話 神様、出雲へいく ☆ 神堕ちとの遭遇、神無月(10月)の出雲行き、八百万の神々
第3話 神様、黄泉におちる ★ 神諮り主宰(大国主)の依頼、黄泉の国へ(霧仁&奈々生)
第4話 神様、黄泉をかける ★ イザナミの招き、霧仁救出・黄泉からの逃避行、巴衛と悪羅王の再会
第5話 神様、二度目の告白をする ★ 巴衛の心情変化、縁結びバイト、ミクモとの再会、人と妖の恋の禁忌
第6話 神様、小天狗にあう ★ 沼の姫美子のアドバイス、ヤトリの霧仁接近、小天狗(牡丹丸)の真寿郎(クラマ)捜し
第7話 神様、鞍馬山へいく ☆ 天狗の里の三代目頭領を廻る騒動
第8話 神様、潜入する ☆ 続き
第9話 神様、ふいうちをくらう ☆ 続き(石化した僧正坊、黒幕(八鳥)、奈々生の退魔結界)
第10話 神様、告白される ☆ 続き
第11話 神様、こどもにもどる ☆ 年神様への願い、12年前の奈々生
第12話 神様、求婚される ★ 巴衛の知らない奈々生、神様として迎える初めての年末{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.7

OP 「神様の神様」
ED 「おとといおいで」


====== 神様はじめました〜過去編〜 (OVA) (2015年8月-2016年8月) ======
{netabare}
第1話 神様、過去に飛ぶ
第2話 狐、恋に落ちる
第3話 神様、花嫁になる
第4話 神様、迎えにいく
第5話 神様、幸せになる{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ※未視聴

ED 「桜ミコトバ」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ちょっと期待と違ったかも…

 ※全13話 原作未読
ある日突然神様になっちゃった女の子と、その子に仕える神使のラブコメ。
異種間恋愛も主従設定も大好物なんだけど、
この作品は私にはあまり合わなかったな。
演出とか演技とかテンポとか色々と。
せめてもう少し神様業に精を出してくれてたら、
頑張るヒロインを応援できたのだけど…。
タイトルと設定に先入観を持ちすぎたのかも。
原作読んだら印象もまた違うのかな。
でも他の脇を固める個々のキャラは魅力があって見てて楽しかったです。
あとは山崎バニラさんのナレーションやOP・EDの音楽など、
和風レトロなカラーが作品に合っていて良かった。

 * * *

第1話 奈々生、神様になる
 {netabare} 父親失踪、家は差し押さえで行く宛てのない桃園奈々生(ななみ)。偶然出会った謎の男・ミカゲに「家を譲る」と言われ、着いた先は寂れた神社。そこに棲む元野狐(やこ)の神使・巴衛(ともえ)と鬼切(おにきり)・虎徹から、奈々生は“土地神”の位を譲られたのだと聞かされ…。山崎バニラのナレーションって和風ラブコメと合うね。楽しい。 {/netabare}

第2話 神様、ねらわれる
 {netabare} 奈々生のクラスに人気アイドル・鞍馬が転校してくる。実は彼の正体は鞍馬山の烏天狗で、土地神の地位を狙っていた。キャラクター達にあんまり個性とか意外性を感じぬ。奈々生ちゃんのヒロイン気質とか、都合良すぎて逆に萎える。まぁキャラに愛着湧けばベタでも楽しめるだろうから、それまで我慢か…。 {/netabare}

第3話 神様、縁をむすぶ
 {netabare} 土地神として通力を高める必要がある奈々生。そんな彼女のもとに沼皇女(ぬまのひめみこ)が訪ねてくる。ひと目惚れした人間との縁結びを頼みたいという沼皇女だが、妖怪と人間の恋は禁忌。巴衛は反対するが、奈々生はそれを押し切って少年を探しにゆく。言霊縛りの巴衛の姿が犬夜叉と被る。拘束力はおすわり以上だけど。 {/netabare}

第4話 神様、拐かされる
 {netabare} 白蛇を助けた奈々生は腕に“蛇のお手つき”という婚約の印を残される。巴衛は人間に化けクラスメイトとして彼女の傍につき守ろうとするが、ヨノモリ社の神使・瑞希によって奈々生は攫われてしまう。瑞希の花嫁になるよう迫られた奈々生だが…。ラストが異種間恋愛ならではの切なさを醸してて良かった。 {/netabare}

第5話 神様、家をうしなう
 {netabare} 人間が土地神になったと聞きつけ現れた雷神・鳴神姫によって、奈々生は土地神の印を奪われ、巴衛は打ち出の小槌で身体を幼児化されてしまう。奈々生と巴衛は一旦鞍馬の家で世話になるが、耐えかねた巴衛は鳴神のもとへ赴き…。ちび巴衛やばいカワイイ。再契約のキスからの終わり方が良い感じだった。 {/netabare}

第6話 神様、風邪をひく
 {netabare} 高熱を出して学校を休む奈々生の代わりに、彼女に化けて登校した巴衛。思いのほか授業に苦戦し、巴衛と気付かない鞍馬の手助けを受ける羽目になり納得がいかない。一方の奈々生は、訪ねて来た瑞希に巴衛の過去の一端を見せてもらうのだが…。同級生のあみちゃん可愛い。雪路と巴衛の関係が気になる~。 {/netabare}

第7話 神様、デートに誘う
 {netabare} 奈々生は下級生から巴衛との縁を取り持ってほしいと頼まれ安請け合いをするが、そこで彼への恋心を自覚する。一方、鞍馬から思春期の女の子との接し方について注意を受けた巴衛。奈々生に誘われ放課後デートに付き合うが…。恋する女の子の暴走凄まじい。とにかく演出微妙すぎて素直にときめけません。 {/netabare}

第8話 神様、海へいく
 {netabare} 巴衛にフラれて傷心中の奈々生は友人と海水浴へ。巴衛と瑞希もお供するが、巴衛は海に入ったことで彼に因縁のある龍王・宿離(すくな)に見つかり攫われてしまう。巴衛に奪われた右目を返せば命は助けると言われた奈々生は、“時廻の香炉”で瑞希と共に過去へ飛ぶ。ミカゲとその友人の神様がイロモノすぎて吹く。 {/netabare}

第9話 神様、竜宮城にいく
 {netabare} 巴衛が龍王の右目を奪ったのは、病に伏せる雪路のためだった。不老長寿の薬である目をその場で奪うことを諦めた奈々生は現代に戻り、磯姫に自身の体内にある龍王の目を取り出してもらう。こうして竜宮城へ向かうが…。瑞希が奈々生の神使に。奈々生を避けて殻に閉じこもる巴衛と恐妻家の宿離に笑った。 {/netabare}

第10話 巴衛、神使になる/神様、合コンにいく
 {netabare} 巴衛がミカゲ社の神使になった当時の回想話と、奈々生があいたちと合コンへ行く話の2本立て。巴衛が奈々生に脈アリなのは分かるけど、この流れだとミカゲに置いてけぼりにされたトラウマを引きずってるが故の執着に見えるし…雪路と奈々生も他人じゃなさそうだし…。うーん、なんかムズムズするー。 {/netabare}

第11話 神使、街にでかける
 {netabare} 人間に慣れるため下界に下りた瑞希の話と、奈々生と巴衛が2人きりで遊園地へ行く話。小動物みたいにオロオロする瑞希が可愛かったし、相変わらず面倒見のいい鞍馬に和む。皆コンクリートジャングルで逞しく生きてるんですよ。しかしそうか、巴衛はミカゲのまじない(?)で雪路のこと忘れてるのか…。 {/netabare}

第12話 奈々生、神様をやめる
 {netabare} 人々にお化け神社と噂され避けられていることを知った奈々生は、参拝者を増やすために祭事を催すことを提案。そこで神楽を舞うことになり巴衛から指導を受けるが、上手く覚えられない。さらに、奈々生の土地神としての適性を試す乙比古によって社に瘴気をまかれ…。えええそこで逃げちゃうの奈々生…! {/netabare}

第13話(最終話) 神様はじめました
 {netabare} 秋祭りを楽しみにしている人々のため、自分の家を守るために社へ戻った奈々生。土蜘蛛の封印が解けたことで瘴気が濃くなるなか神楽を舞い、見事浄化することに成功。祭事も沼皇女達の協力もあって大盛況で幕を閉じたその夜、奈々生は巴衛に心からの神使の契約の口づけをうける。今一歩合わなかったな。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

まるべり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

危うい。 そんな生き物が 俺の拠り所なのだ。

●ジャンル:少女漫画、コメディ
●原作:漫画(作・鈴木ジュリエッタ)

トムス・エンタテインメント制作のTVアニメ。全13話。


■感想■
{netabare}※原作は未読です。

既に過去に1回観終えているのですが、第2期が放送開始ということで観返しました^^

父親の借金で家を無くし、1人置き去りにされた高校2年生の女の子・桃園奈々生。
途方に暮れていたところ 土地神の男・ミカゲに土地神の資格と廃神社を譲り受けたことにより、
「ミカゲ社」の新たな土地神として神使の巴衛、精霊の鬼切/虎徹とのドタバタ共同生活が始まります。

内容は"少女漫画の王道ラブコメ+ファンタジー"といった感じ。
少々逆ハーレムっぽい図式になってますが奈々生ちゃんの相手は主に巴衛なので、そこまでハーレム要素はないかな。
少女漫画だけどコメディ色が強めなので男性でも観やすいと思います。

1話1話の密度が濃く、テンポがかなり良いですw
シリアス描写でも間に程よく自然なギャグを挟んでいるので、ストレスを感じることなく気軽に観られる作りになってますね。
また、山崎バニラさんの独特な語り口による軽快なナレーションも 観やすい要素のもう一つとしてあげられるかな。

ノリの良さととっつきやすさは「こどものおもちゃ」や私の大好きな「フルーツバスケット」などを担当された
大地丙太郎監督ならではの演出がかなり生かされているなぁと思いました^^

そしてとにかく主人公の奈々生ちゃんが好感持てるキャラなのが良いですね。
巴衛への恋心を自覚してからの奈々生ちゃんはさらに健気で乙女で可愛くて、
2人の微妙な距離間でのやりとりはかなりキュンキュンしました^^

他キャラもそれぞれ魅力的で、1話限りのキャラ(最終話のお祭りで一応再登場しますが)も大勢いたわりに
1人1人がちゃんとキャラ立ちしていたように思います^^心理描写も丁寧でした。

個人的に好きなエピソードとしては
第3話で奈々生ちゃんが通力を使って沼皇女(ぬまのひめみこ)と 彼女が恋した少年・浦島小太郎の縁結びをするお話。
禁忌と分かっていながらも、妖怪が人間に純粋な恋心を寄せる話は「夏目友人帳」を思わせてとてもじんわりきました。

他にも白蛇の聖神使・瑞希が元主・ヨノモリ様亡き後も梅の木を守り続け、ずっと一途に神使として仕えていた4話、
そしてそんな瑞希が11話で人間の強さを知る話も好きかな^^

最終話も綺麗に纏まっていたと思いますが、
気になった点として奈々生ちゃんの通力がどれ程なのかがちょっと分かりにくかったかな。
それまでは札で木を分身にしたり空気になれる程度かなと思いきや、
最終話の神楽の舞でミカゲですら封印するしか出来なかった土蜘蛛を一気に祓いのけてしまったし…。

恋愛がメインに寄りすぎていて、通力を極める描写などが全体的に不足していた気がしました。
そこが少しだけ心残りですが、その辺は2期で描かれることを期待したいと思います^^

【主題歌】
OP:「神様はじめました」/ハナエ
ED:「神様お願い」/ハナエ

最初は不思議な曲だなぁと思ったのですが、この作品の和風テイストな世界観にかなりマッチしてました^^
OP最後の歌詞の『神様はじめました』とタイトルロゴがリンクするのも良いですね。
EDの入りも癖になりますw

そして10話特別EDの「神様お願い 堕天使☆Mix」は爆笑でしたww
鞍馬だけでも笑えるのに、ハナエさんのコーラスも入っていてもう…それまでの10話の内容全部吹っ飛びましたw

【お気に入りキャラ】
▼桃園 奈々生
明るくて真っ直ぐで、それでいて芯の強いところが好きです。
アクションや表情が豊かで見ていて飽きないし、
神様なんだけど良い意味で神様らしくない「普通の女の子」という面も良かったなぁ。
2期でのさらなる成長、そして巴衛との関係の進展も楽しみです。

▼巴衛
口は悪いけど心配性で世話焼きなところが良いなと思います。
そして彼も過去に人間の女性・雪路を愛していたことから、
奈々生と同じく一途なのかなぁと(神堕ちと契約してまで雪路と生きたかったみたいですし)
ミカゲの忘却の術によって今は過去の事、雪路のことも忘れてるみたいですが、この先思い出すことはあるのかな?
その辺も含め2期期待です^^

▼鞍馬
登場時のBGMでいつも笑ってしまいますw『ダテン ダテン ダテン ダテン ダテン♪』ww
ネタキャラっぽい扱いですが、人間社会で長く過ごしていることもあってか常識人で、
困った時にわりと頼りになる良い奴なところが好きですw
ここまで出てきたメインキャラで唯一過去編が無かったので、2期は是非観たいです。{/netabare}


■まとめ■
{netabare}ベタなお話ではあるけど、少女漫画らしくキュンとできて程よく笑いもあり、そしてホッコリも出来て非常にいい作品でした。
ひと昔前なら朝や夕方にやっててもおかしくないですね^^
改めて観ても安定して楽しめました。

正直『もっと観たかった』と思ってたので、2期が決定してくれて良かったです。

ミカゲが社を去った理由や目的、巴衛のさらなる過去、雪路と奈々生は子孫関係にあるのか?など気になる点もまだまだたくさんあるし、
新キャラも続々登場するようなので2期も楽しみに視聴したいと思います。{/netabare}


■オマケ■
{netabare}アニメ視聴後、ドラマCDを1枚視聴しました。(もう1枚あったんですが、2期に関わりそうな話だったので今回は聴いてません)
10話の巴衛とミカゲの過去編がさらに掘り下げられた内容になってました。アニメ本編よりじゃっかんシリアスかな?
雪路を失って神堕ちの呪いに蝕まれた巴衛がミカゲに救われて神使になるまでの話です。

これを聴いてミカゲがどのような人物なのかが少し分かった気がします。
若かりし頃の未熟な巴衛も見られて、さらに巴衛に愛着が沸きました^^{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

74.5 3 神様で癒しなアニメランキング3位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (420)
1717人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最近和氣あず未活躍してますね

かなりの癒しアニメだったのでは?原作は未読。

あれだけ至れり尽くせりだと仕事の疲れも吹っ飛びそう。疲れているときに見ると良いアニメ。現代人は疲れている人が多いからアニメ化されたのだろう。甘えるのも甘えられるのも癒しになるよなあ。

仕事で疲れ切っている主人公がひたすら癒されるだけではなく、{netabare}長期間生きている故に出会っても悲しい別れを必ず経験する仙狐さんの多少の葛藤もある。{/netabare}それにしても、相手の幸せが自分の幸せっていうのは凄く素敵。

声優好きだなあ。特に和氣あず未の声がぴったり。うゆんとか言うのもなんか好き。癒される。

スーパー仙狐さんタイムでは主人公になり切れる。多分。

OP
今宵mofumofu!! 歌 仙狐(和氣あず未)、シロ(内田真礼)
ED
もっふもふ DE よいのじゃよ 歌 仙狐(和氣あず未)
もふもふが頭から離れない


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 存分に甘やかしてくれよう
ブラックな会社に勤め、疲労困憊の日々を過ごすサラリーマンの中野くん。ある日、残業の末疲れ果てて帰宅すると、何故か消したはずの部屋に明かりが。不思議に思いながら開いた扉の先にいたのは、温かい料理を作る狐耳と尻尾姿の少女でした。「仙狐」と名乗り、自らを800歳の神使の狐と高らかに謳う少女の出現に混乱を隠しきれない中野くん。仙狐さんは中野くんのことをお世話しに来た、と言うのですが……。

2. 恥ずかしがらずともよいよい
翌朝、部屋で仙狐さんの姿を見て、昨晩の出来事が夢ではなかったと理解する中野くん。昨晩遅くに帰宅したにも関わらず、朝食を食べることもなく慌てて出勤していく中野くんの姿を見送った仙狐さんは、帰宅後の彼を存分に甘やかそうと決意します。手始めに一人暮らしですっかり汚れた部屋の掃除に洗濯、料理と、慣れた手付きで家事をこなし始めるのでした。

3. おぬしが幸せならそれでよい
とある休日、仲良くゲームで遊んでいた中野くんと仙狐さん。対戦ゲームで見事勝利した中野くんが、仙狐さんに尻尾をモフモフさせてもらうべく迫っていた瞬間、玄関から女性の怒鳴り声が!そこに立っていたのは隣に住んでいる大学生兼漫画家の高円寺さん。男性の一人暮らしだと思っていた部屋で、幼女に迫(っているように見え)る中野くんの姿を目撃した高円寺さんは……。

4. なぜ休日に仕事をせねばならんのじゃ!?
いつにも増してボロボロな姿で帰宅した中野くん。翌日は日曜日、ゆっくりと休むことをすすめる仙狐さんですが、なんと中野くん、日曜日も働かなければならないと言うではありませんか!いつか倒れてしまうのではと気が気でない仙狐さん、せめて気持ち良く良く目覚められるようにと、翌朝中野くんを起こしてあげると申し出るのですが……。

5. しっぽなら、わらわのがあるじゃろ?
突然始まった仙狐さんとの共同生活という非日常にも、ようやく慣れてきた中野くん。その日も仕事を終えて仙狐さんが待つ家に帰ってくると、そこにはもう一匹、我が家のようにくつろぐ見知らぬ狐娘の姿が…!純白の耳と尻尾を持ち、仙狐さんと同じ神使の狐だというその狐は「シロ」と名乗り、続けて堂々と中野くんに宣言します。「特別にシロの頭を撫でさせてあげるわ!!」

6. もふりたいだけじゃろ、おぬし
さも当然のように、休日の中野くん宅へ颯爽と登場するシロ。以前、中野くんに尻尾をモフられそうになったことも忘れ、どうやら再び甘やかされにやってきたようです。そんなシロに、中野くんは部屋にあるゲームで遊ぶことを勧めます。仙狐さんが苦戦したチュートリアルを難なくこなし次々とクリアしていくシロ、遂には仙狐さんの手作りおはぎを賭けて中野くんにゲーム勝負を挑みます。果たして勝負の行方はいかに…!

7. おぬし、別のキツネの匂いがするのう
仙狐さんとの晩御飯を終え、食器を下げようと立ち上がった中野くんに衝撃が走る!日々の運動不足と会社での慣れない肉体作業によってすっかり腰を痛めてしまった中野くん。そんな彼の体の凝りをほぐさねばと意気込む仙狐さんの、すっと足を差し出しながら放たれた一言に中野くんは我が耳を疑うのでした。「わらわが踏んでやるのじゃ!」

8. わらわが忘れさせてやろう!
季節は夏! しかし中野くんに与えられた夏季休暇はたったの1日だけ…。遠出もできないからと家で休もうとしていた中野くんと仙狐さんの元へ、いつもながらに突如現れるシロ。「さっさと出かける準備をしなさい!」と急かされ、連れてこられた先で中野くんと仙狐さん、そして高円寺さんが目にしたのは…燦々と輝く太陽、晴れ渡る空、そして一面に広がる美しい海でした!

9. こうすれば恥ずかしくないじゃろ
夏も過ぎた頃のとある朝、テレビの料理特集を見てヨダレをすする中野くん。我に返り慌ただしく会社に出かける姿を見送りながら、仙狐さんは中野くんが夢中になっていた料理…グラタンを作ってあげたいと考えます。しかし、和食ならばなんでもお任せの仙狐さんも、洋食にはあまり自信がない模様。そこで隣の高円寺さん(&シロ)と相談して、一緒に料理することに!中野くんのため、美味しいグラタンを作れるでしょうか…?

10. たまには童心に返るのもよいじゃろ?
しんと静まり返った早朝、カーテンを開けるとそこには一面に広がる雪景色が!こんな大雪では会社に行けるわけがない!と止める仙狐さんを尻目に、いつもどおり出勤しようとする中野くん。行く行かせないの押し問答のさなか、やっと会社からお休みの連絡が届きます。するとさっきまで出かけるのを止めていた仙狐さんが中野くんの手を引き、外に連れ出すのでした。「せっかくじゃし、雪遊びでもするかの!」

11. 今夜は少し荒れそうじゃの
仕事から帰った中野くんが自宅の扉を開けると、そこには割烹着姿で三つ指ついて出迎える仙狐さんの姿が! 何事かと驚く彼の目に入ったのは、暖簾に書かれた「居酒屋 仙狐」の文字でした。多種多様に取り揃えられたお酒と旬の素材を肴に堪能し、いつもより酔いが進んだ中野くんから思わず漏れる本音。そんな彼の心を、仙狐さんが優しく解きほぐします。

12. それでも、あやつを……
会社からの連絡で予定を早めに切り上げ、帰省から戻ってきた中野くん。帰ってきた彼を待っていたのは、預けた携帯電話だけを残し仙狐さんがいなくなった、空っぽの部屋でした。「良くないことが起きるかもしれない--」、という夜空の言葉が頭をよぎり、必死に仙狐さんを探す中野くんですが……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

存分に甘やかしてくれよう!

この作品の原作は未読です。
ですが、ヒロイン役を演じるのが和氣さん、それにまややん、あやねる、キタエリという声優陣…
これを知った時点で私に「視聴しない」という選択肢はありませんでした。
完走して思ったこと…きらら枠じゃありませんでしたが、今期一番の癒し枠でした。


日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた
神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。
彼女は疲労困憊の中野を、食事、選択、特別サービス(?)で
めいっぱい”お世話”して、潤してくれるのです。
突然始まる仙狐さんと中野の共同生活。
現代社会に疲れた全ての人に届けたい、
お世話系甘やかしコメディ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

果たして中野の会社は本当にブラックなんでしょうか…?
確かに帰りはコンスタントに遅いみたいですし、休みも満足に取れていないようなので、厚生労働省の通達は遵守出来ていないのかもしれません。
でもその最たる原因は、同僚にあるんじゃないかと…

中野に泣きを入れてくる同僚…
そしてその頼みを断れない中野と大体パターンは決まっています。
でも不思議なのは中野が遅くまで頑張っている姿は何度も見ましたが、あの泣きついた同僚が夜な夜な必死に仕事している姿って見たことあったかな…?
まさか泣きつくまでか同僚の仕事だったり…?
実はこの会社をブラック企業に仕立て上げている影の立役者だったりして…^^;

そりゃ、いくら性格が優しくてもストレス堪りますよね。
厚生労働省の通達が出る前は、ブラック企業なんて星の数ほどあったのではないでしょうか。
寧ろ、私が新入社員の頃はそれが普通でしたけどね。

確かに仕事はキツかったと思います。
でもそれと同時に、色んな仕事が覚えられたのも事実です。
私らの様な「モノづくり屋」は、常に改善改良を考え実践し続けるのが自身の存在意義です。
そんな仕事を続ける上で、絶対に欠かせないのが知識と経験です。

若い頃、一生懸命叩き込んで貰ったお陰で今があると思うと、逆に感謝しなければなりませんね。
ですが、仕事をする絶対的時間が目減りすると、その分経験値を稼ぐことができなくなります。
日本の将来にとって何が良いのか今は分かりません。
だから、メリハリ…濃淡…軽重をこれまで以上に付ける必要がありますし、時と場合によってはしんどくても踏ん張らないといけない場面に遭遇するのは、きっと一度や二度じゃないと思います。

今、会社の中核として担っている人たちは、誰もがそんな荒波に揉まれながらもここまで頑張ってきました。
それなのに、どうして私のところには仙狐さんが来てくれなかったんだろう…なんて思ってしまいましたよ^^;

公式HPのINTRODUCTIONに「幼女」と記載されるくらいなので、姿かたちは決して大きくはありません。
それでも存在感、安心感、充実感…そういった系統の潤いオーラがホント凄いんですよ。
私も仙狐さんに甘えたいし、癒されたいと思いましたね。

いい年したオッサンが甘えたいとか癒されたいとか気持ち悪いわっ…
なんて声が聞こえてきそうですが、オッサンになると本当に疲れが中々抜けてくれないんですよ。
疲労感が身体に纏わりついている感じが無くならない…とでも言うのでしょうか。
それに、立場の変化によって責任も重くなりますしね…
だから時には甘えたくなったり、癒されたいと思うものなんです。
きっと、その年齢と立場になれば実感できると思いますよ。

しかし、仙狐の尻尾…凄いフワフワでしたね。
これまで、尻尾にはあまり興味はありませんでしたが、あの仙狐さんの尻尾はモフモフしてみたいと思ってしまいました^^;

神使の狐といえば、まややんの演じたシロも可愛かったですね~
公式HPのキャラクター紹介によると、純白の尾は純血の証なんだそうです。
神通力が使えるのも純血だったからみたいです。

でも…やっぱり私は仙狐さん派かな?
公式HPのキャラ紹介欄に書かれた一言は「もっともっと甘えさせてやるからの! 楽しみにしておれ!」には敵いませんよね。
しかし、仙狐さんの「うゆん…!」は、暫く頭にこびり付いて離れないでしょうね。
そんな仙狐さんに甘やかされたい方は、是非本編をご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、仙狐とシロによる「今宵mofumofu!!」
エンディングテーマは、仙狐の「もっふもふ DE よいのじゃよ」
あ、これは甲乙付け難いヤツだ…
曲調はオープニングの方が好みなのですが、エンディングの優しいラップも意外と破壊力高いんですよね。

1クール全12話の物語でした。
今期は癒し系の作品が少なかったので、今期唯一の癒し枠として助けて貰いました。
原作はまだ連載が続いているようです。
もし2期を制作するなら絶対視聴したいと思います。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しの空気に溢れる作品♪

11話~最終話まで
最後まで癒しの空気を漂わせたまま終わりました。終始ぶれない筋の通った作品は好きです。仙狐さんの一途な想いがとっても温かく優しく響きました。見て良かった作品です。
10話
最後に一波乱何かあるのでしょうか?夜空さんがやってきて曰くのありそうなことを言ってましたが・・・。
9話
終始ブレないほっこりした雰囲気と幸せなひとときの描写で文句ない。穏やかな日常の中に、色々な癒しがあるんだと改めて気がつきます。平凡な日常でも仲良きことは幸せなのです。結婚したら、こうありたいと思いますね。いつも笑顔で終わるお話で好感しかない作品です。
8話
仕事休みに海水浴かぁ~。行ったことないな・・・。海にはぼんやりしによく行ったけどね。仙狐さんのホッコリ感はどこにいても最強です。でも、終わりがくるのでしょうか・・・?なんかフラグらしきものが立ったので、少し心配です。最後まで目が離せません。
7話
日常の疲れをこうまで癒してもらえたら幸せですね~。アニメはこれくらいの理想的日常の方が感情移入しやすいです。仙狐さんとは違う日常で癒してくれるような人に会えるかな~?シロへの貢物を買ったコンビニはfluffy martでした。日本語ではモフモフマートって感じでしょうね。
6話
仙狐さんの穏やかな性格はいつ見てもほっこりします。大正ロマン風メイドの仙狐さんの方がやっぱりシックリくる感じです。いつも通り、のんびりなテンポと穏やかな日常に癒される作品です。仙狐さんは最後までこの感じでいて欲しいです。
5話
シロなる稲荷が現れたが、あっさりと退散w 中野君はモフフェチになった感じですね。内容の濃い話ではないが、癒しの空気感は半端ないね。精神的な幸福を日々与えてくれる仙狐さんはやっぱり神様ですね♪
4話
今日は失敗だらけの一日でしたが、中野君の優しさに救われました。
次週から{netabare}シロなる新キャラが中野君のお世話に来そうな感じです。
どうなることやら・・・w
SSTは玄関にお出迎えから子守歌まで・・・一日の終わりって感じ
でした。{/netabare}
3話
仙狐さんと一緒にいたら遊んじゃいますね。なんか楽しそうで頬がゆるみました。{netabare}ゲームもアニメも一緒に楽しんでくれて、お買い物も一緒に行けて中野くんは幸せですな~。仙狐さんも妻兼母親って言ってくれてるんだし、もうずっと一緒にいればいいと思う。隣人の高円寺さんは、あんまり興味ないので、出番は今回のみにしといて下さい。ちょいと出るくらいならいいけど。お買い物の時、帽子とコートで耳は隠れたけど、しっぽは丸見えでしたねw {/netabare} まぁ~そういうことは気にしないで流しましょう。中野くんが幸せを噛みしめている瞬間はよかったな~。平凡な日常の一幕で幸せな時間を共有できる瞬間が一番幸せじゃないかなって改めて思いました。
 
2話
癒されますね。なんかニヤニヤしながら見てました。仙狐さんが家にいたら、仕事が忙しくて疲れても、元気がでますね。平凡な幸せだけど、限りなく神々しい日常の一幕で、見てるだけで癒されます。
・・・ってことは、自分はそういう環境に無いってことなんですよねw
お隣の女流漫画家?さんはイライラしてたから、仙弧さんの男性版が必要かもしれませんね(笑)。
 
1話
これは、仙狐さんに癒されてほっこり和むお話でしょうか?仙狐さんが作り出す空気感は社会人の心に沁みますね~。これからどんなお話になるのか・・・よりも仙狐さんが、どのように癒してくれるのか楽しみです。なんとなく見てみたらすっかり癒されました♪{netabare} 仙狐さんはしっぽを触られると気持ちいいんですかね?{/netabare}題名通りの内容でよかったです。来週も癒されたいと思います♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

79.7 4 神様で癒しなアニメランキング4位
このはな綺譚(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (561)
2422人が棚に入れました
あの世とこの世の間にある宿場町に建つ「此花亭」。
ここは神様に仕える狐っ娘たちが働く温泉宿。
期待と緊張で胸をふくらませ「此花亭」へ奉公にやってきた柚。
個性的な先輩たちに迎えられ、仲居修行が始まりました。
ある日、ちょっと頑張り過ぎてしまった柚は、お客様である薬屋さんを転ばせてしまい、
先輩仲居である皐とともに謝罪へと向かうのですが…。

声優・キャラクター
大野柚布子、秦佐和子、諏訪彩花、久保田梨沙、加隈亜衣、沼倉愛美
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ギリギリ踏ん張った

1話感想
{netabare}タイトルからしてそうだけど、ひょっとして花ネタをガチでやる?
着物の柄がキャラの名前通りの花になっててビビった。
ってか蓮(=ハス)に至っては名前紹介される前から「あ、ハスだ」と分かってちとフフっとなった。
お陰でキャラの名前は全員一発で覚えられました、これは珍しいことでっせ。
(あ、柚の着物の柄はちょっとう~んって感じ。合ってはいるけど…)
いやね、キャラを花の名前で統一してる作品は過去にもあるけど、それがちゃんと連動してるかどうか疑わしいモノが多くてねぇ…。

で、そうなると気になってくるのが、これ、季節変わるんだろうか?って点。
夏の花もあれば秋の花もあるワケで…ずっと春ってことは無いと思うのだけど、背景ちゃんと描けるのだろうか?
夏の桜なんて毛虫が着いて大変ってイメージしか無いぞ?

ところで他の方も指摘してるけど、とても“うらら”っぽいですよね。
うらら好きだったので良いのだけど、そのうち「占いにハマる」なんてネタが来たら腹抱えて転げ回ると思います。

それとOPのスタッフにもりやまゆうじの名前が…。
ついこの間“ようこそ実力主義~”の11話でも見かけたが…多分その時はアクションシーン担当したと思うのだけど、こっちそんなアクションするような作品じゃないよね?{/netabare}

2話感想
{netabare}え?ムスカリ?
序盤の風呂シーンで背景に咲いてる青紫色の花ね、導入自体は明治頃らしいが流通しだしたのは30年前程度という外来種。
作品の雰囲気的にブチ壊しな花なワケだけど、OPでセーラー服の女子高生らしいのも出てるしなにかの伏線なのか?
そういやけものフレンズでも2話でヤツデが出て伏線になってた(冷奴)っけ…そういうこと?
ああ見えて時代は現代とか。
とりあえず考証を怠ってたってことだけはマジで勘弁して欲しい、現状違和感しかない。
一方OPで巫女装束キャラも出てるので名前はヒイラギかサカキなんじゃなかろうかと思ってたら、当たっちゃった。
(宛てられてたキャラは違うけどね)
ついでに風呂シーンの翌朝、桐が女将に呼ばれるシーンで手前に配置されてたのは多分コデマリ、縮尺がワカランので自信ないけど。

感想は…あの神様の正体を探ろうと占いすると追い出されるとか闇に落ちるとかそういうのに違いない。
まだこれといって親交深めてないのに泣き出すのはちと早急な気が。
ずっと春なんじゃなかろうかと危惧したがどうやら季節は変わるっぽい、夏の花や秋の花期待してもいいんだよ…ね?
とりあえず桜終わったら次はキリ、サツキ辺りか…その後にヤマボウシが来るかどうか見所かな。
いやね、落第騎士~って作品で季節の移り変わりにサクラとアジサイの間の期間にハナミズキを使うという演出してたので。
それを超えるくらいのことはして欲しいので…。{/netabare}

3話感想
{netabare}ちと1話の感想の書き忘れから。
仕事に追われて周囲に目もくれずにいたのを「もうちっとのんびりしましょう、季節の移ろい見よう」と示したのが櫻と柚のやり取りだと思います。
良い話ではあるけど…即ち今後背景にちゃんと季節ごとの花を描いていかないと台無しなワケで「ハードル上げてくなぁ、大丈夫?」という思いを抱いてます。
別に違ってたとしても「ほれ見たことか」と論(あげつら)うつもりは無いけどね、むしろ心配するというか。
と、そんな前提のもと↑の感想は書いてました。
「花ネタうっせーよ」ではなく「花ネタ注目していきましょう」って作品かなぁ、と。

さてそんな中の3話。
期待通り季節に合った花が次々と出て…っていうより出し過ぎじゃね?
サクラは終わったけどまだ水仕事はキツい時期。
前回風呂場の背景ムスカリで「なんで?」と思ったが今回はキンセンカ、庭にはスズラン。
回想シーンでミズバショウ、掛け軸にアサガオ(この2つは季節微妙に違うが問題ない)、そして蓮と柚の会話シーンでサツキ(orツツジ)に見せかけて…んん?この花の付き方はシャクナゲじゃないか。
妙なところで妙なチョイスしますなぁ。
しっかしこんなに使っちゃって今後ネタ続くのかな?まぁ使い回しても構わんけどさ。
ネタに詰まって海外種に頼ることにならなきゃいいけど…(といっても戦後導入種でなけりゃ気にしない)。

内容の方は…。
柚が底抜けにお人好しで蓮が「少しは疑うことを知れ」みたいなことを井戸に叫ぶが、人物ボカしながら悩み打ち明けた時まんまと見抜かれてて…ん?柚って結構目ざとい子なのか?
ボケっとしてるように見せかけて案外食わせ者だったりして。
でもって3話は全部通して蓮の皐スキスキ話だけど…う~ん、個人的に最近百合ネタは食傷気味というか。
とはいえこれはタイミングが悪いってだけで作品が悪いということではない。
それよりも…少年キャラだと?
この手の作品で少年が出るって珍しいような?
まぁショタには興味無いんだけど、ホモじゃなくて普通に女の子に興味あるみたいでなんか斬新に見えてしまう…ちと自分汚れすぎかも。
レギュラーなのかどうかも分からないけどねー。
ってかなによりも気になるのは、こいつらって大人になると犬面になるのか?
そうであるなら…成人してからのほうがタマランって人も居そうな予感、どうなんだいそこら辺。{/netabare}

4話感想
{netabare}冒頭ひなろじ難民救済、またやってくんないかなぁ。
今回ってもしかして本来原作では複数のエピソードだったのを1つにまとめたのかな?
というのもあの世界の設定紹介(生と死の狭間だったのか)と夢がどうたら~って件を同時にやられるとなんか混乱する…回想シーンで回想やられてる感じ。
最初謎の少女は座敷童かと思った。
折角(キャラ名)桐が居るんだし、娘が生まれたーって話なら(木材の)キリと絡めることはできなかったのかな?
(自分は反物といったら桐箪笥とは切っても切れないってイメージがある)
蓮ってカワイイと言われて照れるキャラだったっけ?「そんなの当然よ」とフフンとするタイプだったんじゃ?
最後親子で階段登るシーンは途中振り返ったらアカンやつかな?と思ってしまったのは無粋だろうか。
う~ん、なーんか展開に強引さを感じてしまいます、テンポがおかしいのか?

でもって今回の風呂場の背景の花はアスターかデージーに見えるけど…え、アスター?ちょっと自信ない。
後半に出てた花も違いを強調して描かれてるでなければイラストでボタンかシャクヤクかを見分けるのは無理。
作品の内容的に…アカン、それでもワカラン。
いずれにせよ紅白に絞って黄花を紛れさせなかったのは好印象、やっぱ雰囲気的にね。

今回注目するのはEDが変わったこと。
夏がテーマで、これってつまり3話ごとに春夏秋冬の4パターンのEDが用意してあるのか?
EDの入り、1カット目が今回よく出てたボタンorシャクヤクで、それ含め似たようなカットが3枚続きました。
次回はアジサイでその次はヒガンバナをテーマに計3話やるってことじゃなかろうか、ヒガンバナが一気に季節飛ぶけど。
因みにその3カットの後は主要キャラに即した花が描かれてたけどサクラとナツメはハブられてました、季節じゃないから仕方ないね。
最後はホタルブクロ、それよりもよくまぁキリの花を描いたもんだ、結構無理してて苦労が忍ばれます。

ところでEDに百合の花は出てませんでした、秋に回すには無理がある気が…。
これ系で百合が出ないってのはちと考えにくいのだけど「ユリ?毎回散々出てるじゃないか、女の子同士がイチャイチャすることで」ってトンチ利かせてるワケじゃないよね?
もしそうだったら…評価せざるをえない。{/netabare}

5話感想
{netabare}マツコさんキター!
やっぱりうららの続編作ろうよ。
繰り返しになるけどOPでセーラー服キャラ居たので心構えはできてたが、リボンとか西洋ネタ来たけどそこら辺の塩梅もうららのが上な気がする。
神道だとあの世界に行くって感じなんかね?クリスチャンは無理そう。
後半の機織りの話は…ええいこれでは桑畑が出ないじゃないか。
しかも今回風呂シーン無し、ノルマじゃなかったのか。
乳首見えないなら風呂シーンなんて有っても無くても一緒なのだが、何気に背景にどんな花が植えられてるかをチェックするのを楽しみにしてたのでちと残念。
でもって今回花はアジサイの一点推し。
エンディングでタチアオイが出てたので梅雨ネタに絡めるかと期待したのにスルーとはこれ如何に、桃色パラドックスでは使ってたのにね。
次回出るんかのう?
しっかし、作画頑張ってはいるけどやっぱりもう一杯一杯でギリギリ踏みとどまってる感。
単なる指定ミスかも知れないがアジサイの縮尺がおかしいカットが…ひいい頑張れ。{/netabare}

6話感想
{netabare}EDで6話はヒガンバナをメインにすると予告されてたワケですが、果たして夏にヒガンバナってどういうこと?と思ってたら…なるほど!
夏→怪談→ヒガンバナってことだったのね。
更に現実の季節の花は一切見せず、回想シーンではサザンカでした。
つまりは、夏の回なのに夏の花ナシ、けどちゃんと夏の話というなかなかの変化球。
洒落たことやってくれるねぇ、お約束崩しをして中だるみ回避も狙ってたのかも?
けどこれで秋にヒガンバナ、冬にサザンカを使うストックを減らしてしまったような…重複してもいいけどさ。
ところで4話の母子は天国?への階段を登って行ったのに、今回は三途の川なの?と疑問に思ったが、これって悪霊になって悪さをした罪があるせいかなーと思ったり。
すぐに赦免されるとは思うけど、ここら辺ちゃんと使い分けてるのだとしたら評価したい(ただの気分なだけな気もするが)。{/netabare}

7話感想
{netabare}前回イキな演出をやって、これで調子が上ってくかな?と期待しての第7話。
…。
あびゃああ、ヤベーくらいに作画がギリギリ。
脚本だかコンテだか、早い段階で手間を減らす配慮がされてるせいかキャラクター自体に崩れは無いが、兎に角動かないし、民衆を最低限しか映さない。
キツネがキツネの面を被るのは本来フフっと笑うシーンだったのかも知れないが、これも作画の手間を軽くする方策なのかなーと穿った見方をしてしまう。
前も書いたけどギリギリ踏み留まってる感…ひいい最後まで堪えてくれ、なんか違った意味でヒヤヒヤする。
内容は…前回に引き続き柚が“あっちの世界”へ行きそうになるという…感受性が高くてそういうのに飲まれやすい性質なのかね?
悪霊なのもお構いなしに親切に接した恩により戻ってこられたが、自分の立ち位置をしっかりしないと連れてかれちゃうってことなのかも知れん、お菊も今はそういう目に遭いやすいって言ってたし。
蓮はなんかこじらせちゃってる感、正直コワイ、こっちのが先に闇落ちして“あちら側”へ行ってしまうんじゃなかろうか。
「一見穏やかだが一歩間違ったらヤベー世界に行きかねない、そんな危なっかしい世界が舞台」ってのはうららと共通するが、危なっかしさの表現が物足りないような…これも作画のせいか?
リアルの祭りでしんこ細工って自分見たことないかも…。

でもって花。
冒頭と桐が年齢訊かれた時にツンツンしてたのはワレモコウ、それと後半2カットだけ出たのは…なんだこれ?
自分にはクルクマに見えたが…クルクマ!?
同じ仲間のウコンならギリギリ世界観に合うと思うが、葉が無いのはなんか変。
画面でピンクに見えたのは花でなく葉(ハツユキカズラとか)の可能性もあるけど「このはな~」ってタイトルでそんなの出すかなぁ?
そして予想通りED変わりました。
あんまり花が出てなくて予想立てるには物足りないが…お、アカマンマあるね、オママゴトする話でも来るかな?{/netabare}

8話感想
{netabare}いやぁヒヤっとした。
この世の人がこのはな亭へひょいひょい行けてしまうのは何度も死の淵に立ってるせいなんじゃ?と思ってしまい、少年はああ見えて難病持ちで何度も危篤状態になったり余命幾ばくもなくで、更に当人は知らずに大人達だけ知ってるとかいう切な過ぎる話かと思った。
オチで実は犬でしたって明かされてホっとしたけど、犬が自分は犬だと自覚せず人間だと思い込んでるって話はたまに聞くが、それとは関係ないかな?
そういう犬は「飼い方が悪いと」って例なので、盲導犬はそんなことないでしょう。
…まさか盲導犬の訓練は死と隣り合わせとか、そんなハードじゃないよね?
オヤジについては、意識戻っても失明してるってオチが用意されてるのならその前に美しい光景を目に焼き付けるって話があっても良い気がした、このはな亭ってそういう場所ちゃうのん?と。

冒頭に出た花は季節的にノボタンかと思ったが葉が全然違う。
ひょっとして前半は別の季節?ってことならハナシノブが一番近いかな(それでも葉の着き方はアレだけど)。
だとすると季節は春で海の水はまだ冷たいぞ、ヤベーって、そりゃあ死にかける。
中盤でヒガンバナ出してなんとか秋っぽくしてたけど、他にもいくらでも花あるじゃーん?と思うも、やっぱりそこまで美術拘ってらんねーってことなんだろうか。{/netabare}

最終回まで見ての感想
{netabare}毎回植物当てクイズに挑戦してみようかな~と思ったのだけど…途中で断念。
全っ然出ない回(キンモクセイが止め絵で1カットあるだけ)があって気力萎えちゃいました。
↑でも書いてますが「夏なのに夏の花が出ない回」というなかなか凝った演出の回があるだけに、じゃあ他の回はそれを引き立たせるためにも頑張って季節の花を出さなきゃアカン…となると思うのに、それができてない。
これはスタッフも途中で力尽きたのかなぁ?
作画も崩壊一歩手前でギリギリ踏ん張ってた感じだし、エンディングで蓼(タデ)が出てたのに本編に出てないのもそう思わせる。
それ以前に同期に放送してる作品に魔法使いの嫁ってのがありまして、そっちも毎回植物出るってワケではないのだけど、出す時は驚くくらい拘った描写をしてまして、どうにもそっちに軍配が上がってしまいまして…。
日本庭園vsイングリッシュガーデンって図式を勝手に妄想してましたが…まぁ~勝負にもなってなかった。

1話がサクラ咲く季節からのスタートで、てっきり作中で丸一年を描くのだと思ってたら最終回は正月で〆でした。
2月3月が無い、まさか旧正月だったりする?
放送時期(2017年10月~12月)からして最終回近辺がリアル時期と合致するため、見終わったら「じゃあ実際に外出て何が見れるか散策してみよう」って人も多いんじゃないかな?
そういう意味でも後半…冬の植物は気合いを入れて欲しかったが、もうなんかもう全然でした。
比較ばっかりで恐縮ですが、2クール作品の魔法使いの嫁は放送後ネモフィラ畑(5月の連休が見頃らしい)へファンが行きそうな気がするけど、こっちの作品ではそんなの無い予感。
一応旅館が聖地になるのか?

内容に関しては、柚が不思議空間へ迷い込むネタが多かった印象。
少なくとも3回は迷い込んでるよね?
最終回も「またか」って感じで目新しさを感じなかった。
回想シーンで柚がビクニに拾われる直前、威嚇してたのは意外。
そんな子がビクニの元であんな丸くなって…と思ったら「物足りなさ」の正体が分かった。
ああ、ガチ怒りするシーンが無いんだ。
それやると優しい世界にケチが付くと判断したのかねぇ?
自分のためでなくとも人のために怒るシーンあっても良いと思うんだがなぁ…けもフレで「カバンちゃんを返して」としがみついてたシーンでホロリと来た人も多いと思うんだがのう。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

みゅ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こういうの大好きです

癒されますね。
やさぐれた心に染み渡ります。

日常萌えアニメというよりは、「ARIA」のようなヒーリングアニメの分類かと思います。
癒されるだけでなく、台詞一つ一つがとても深く、考えさせられます。
現代に擦り込まれた醜い常識というものが覆るような、物事の本質を捉えた作品だと思います。
悪い言い方をすれば、綺麗事の塊です。
でも大好きです、こういうの。ただの綺麗事ではなく、心に響きます。
この作品のタイトル「このはな綺譚」は的を射ていますね。
まぁ、タイトルは1度改定されたようですが。
元々は「此花亭奇譚」だったようです。
ですがその変遷を見ると、「妖しくも、美しい物語」という二つの意味が同居していることが分かる良いタイトルだと思います。

2chなどでは女の子が可愛いだけとか萌え豚御用達とか言われてます…
まぁキャラデザはかなり可愛いですし、視聴の動機にもかなりの割合で影響しています…キャラデザが好みじゃなかったら観ていなかったかもしれませんが…
それよりも注目するべきはシナリオと、それを引き立ててくれる、非常によく練られた演出です。

シナリオはとても心温まる内容で、人誑しな性格をした主人公が登場人物を次々と魅了します。
主人公は育った環境の影響で、非常に澄み渡った考え方を持っています。
見習いたいと思うほどに。
なんだか臭い台詞を吐くヒロインは数多居ますが、ただ物事に鈍感なだけか、発達障害を疑わざるを得ない頭の中身だけ幼稚園児なおバカさんである場合が殆どです。
幼稚な性格=可愛い という安直な方程式が組み込まれてしまってるんですよね。
幼稚=純粋 とか。それが通用するのは子供までだと思うのですが。
まぁそんなヒロインばかりが溢れているので最近はなんとも思わなくなりましたが…

しかしこの作品の主人公は幼稚でも鈍感でもありません。
むしろ達観していると言っていいです。それでも嫌味がない。
上でもチラッと述べたように、人誑しなのです。
他人の感情の変化や心情には機敏に反応し、その人物が最も欲している言葉を捧げてくれます。
作者の技量が伺えますね… どうやったらこんな台詞や考え方が次々浮かんでくるのか…
そんな主人公に登場人物たちは惹かれていきます。
現実にこんな友人がいたら一生ついていきますね(笑)

多くの人が抱えていそうな悩み、時には辛過ぎて逃げ出したくなるような事柄に対して、とても前向きな考え方を提供してくれます。
主人公は日常に潜む小さな幸せを心から慈しみ、どんな後ろ向きな感情にも前向きに向き合って登場人物たちの心を救います。
主人公は、といいましたが、此花亭がそういう場所なのですね。
台詞一つ一つが突き刺さります。


私は「ARIA」も観ているのですが、好きな作品ではあるのですが中々手が進まず、2期の序盤で停滞中です。
というのも、ああいった綺麗な雰囲気に映像がついていけてない感じがして見応えを感じないのです。
これはひとえに現代の優れた技術を用いて作られたアニメに慣れてしまい、私の目が肥えたことが原因かと思われます。
シナリオは好きなのですよ。
その証拠に、同じスタッフが似たコンセプトで作った「たまゆら」という作品はすんなり観終えることができました。
余談ですが、この2作品は、主人公の性格や取り巻く環境が、このはな綺譚と似ている部分があります。


なぜここのレビューに他作品の話をわざわざ書いたかと言いますと、映像の美しさがどれほど作品の良さを引き出すかを伝えたかったからです。
この作品は、非常に安定した作画に、こだわり抜かれた演出が合わさり、とてつもないことになっています。
背景の美しさはこの作品の魅力をかなり引き立ててくれています。
第5話の、「梅雨送りし」での色調を落とした演出は、狙っている効果は見え見えなのに鳥肌が立ちました。
毎話非常に高水準な映像美が繰り広げられますので、ここで語るには長くなり過ぎます。
ご自分で堪能してください。

キャラの表情芝居もとても細かいです。
京アニ程ではありませんが、細かい表情の動きが丁寧に表現されています。
今のご時世、「とりあえす可愛い女の子をキャピキャピさせときゃいいだろ」とか「最強の主人公が敵も女の子も無双しとけば売れる」みたいな政治的思想がダダ漏れの作品が多いですが、そういった作品は得てしてキャラデザ頼りで作画は不安定、表情は乏しく全く魅力がありません。
1無表情2赤面3笑顔4怒り5寝顔
精々この5パターン前後くらいを記号的に使いわましている、俗に言う量産アニメですね。
いや、そういうアニメも無くてはならない物だと思いますし、私自身も観ますので非難したいわけではないのです。
表層的な部分に囚われて一緒くたにして、自ら視野を狭めるようなことをしないでいただきたいのです。
粗探しをするのではなく、良さを見つけた方が、いろんなものが楽しめると思いませんか。
上記のようなアニメを毛嫌いする人は割と大勢居ます。
ですが、キャラデザなどの表層的な部分だけで作品を決めつけ、「萌え豚アニメなんて糞食らえ」とか言わずに中身を観て頂きたいと思います。
私自身最初はその手のアニメだと思い流し見要員で視聴を始めましたので、まさか見入って感動させられるとは思っていなかったのです。
こういった1話完結型のいわゆる萌えアニメで泣いたのは初めてのことでした。
ウルっとは来ても中々泣けない体質(?)なのでいつも涙が引っ込んで残念な気持ちになるのですが、この作品は耐えきれませんでした。


某アニメ作りのアニメに出てくるいろんな意味でプルンプルンしてる監督が、「アニメってテンプレの代名詞か!?違うだろ!!」とかなんとか言ってましたが、まさにその通りで、記号的な表現を貼り付けるだけではこういった作品は仕上がらないと思います。
まぁそうは言っても萌えアニメ感は強いですので、その方面の記号的表現は多々ありますが…(苦笑)
そこだけを抜き出して叩くのは違うと思います。

まぁとにかく映像が綺麗なんです。

映像が綺麗で作画が安定していてキャラデザが可愛くて感動するという事を言いたかっただけです。


割と止め絵も多く使われていて、上手く作画カロリーを抑えているのもこのクオリティーの維持に貢献していそうですね。
基本的にはよく動くんで。


実はまだ最終回までは観ていないのですが、何回か泣かされかけて、いよいよもって泣かされたのでレビューを書かずにはいられませんでした。

ラストの締めで評価が落ち込むようなことも、もしかしたらあるかもしれませんが、今抱いている印象が消えるわけではありません。
素晴らしい作品です。
もっとこういった風に丁寧に作られたアニメが増えるといいですね。


(その後最終回まで観ましたが、最後まで素晴らしい作品でした。
1話もつまらない回がありませんでした。中々無いですよ、そんなアニメ。
原作もまだ続いているようですし、読んでみたいと思います。)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

美しいものを美しいと思う、あなたの心が美しい。 by みつを

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
とても美しい作品でした。

それは、映像だったり、風景だったり、音楽だったり、人の心だったり。

自分が観てきたアニメの中で、(設定はちがいますが)一番近い雰囲気がするのは、「ごちうさ」かな? どこまでもピュアピュアで微百合なところがね。

日常系百合萌えアニメとしては、かなり高いクオリティにあると思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
、、、でも、ピュアピュアハートを直視できない私は、心の汚れた大人です(笑)

別に嫌いじゃあないんだけど、そういえば「日常系百合萌えアニメ」って、どハマりはしないな~と。

「ごちうさ」も、「うらら」も、「ひなこのーと」も「きんモザ」も、嫌いじゃないし楽しめたけど、そこまではハマりませんでした。

どちらかと言えば、「ゆるゆり」とか「ゆゆ式」の方が好きですね。つまり、ややギャグよりの方が好みということです。

とはいえ、自分の好みを度外視すると、やっぱりハイクオリティなアニメだったと思います。お気に入りは、櫻、でしたw 和みましたw

本作の特徴としては、主人公の柚がとにかくピュアだということですね。一点の曇りもない、澄み渡った春の空のような柚の視点で物語が紡がれるため、ドロドロとしたものは描かれません。描かれないというか、ドロドロしたものに、柚のエッセッンスが1滴でも加わると、すっと綺麗な物語に変わるんですよね。他の登場人物達も(ゲストキャラ含め)、柚のピュアピュアハートに触れることで自分の中にある「黒いモノ」が、スッととかされていくようでした。

例えるならば、「油汚れの~J○Y♪」のCMのように(油汚れに1滴垂らすと汚れがパッと散るような感じw)。

多分、柚にはいろんな事が美しく見えている、見ようと努めているのでしょうね。

尤もそれは、柚が生まれつきもっていた資質ではなく、実際、幼いときの柚は、「あの人嫌い」「きっとこういう風に(悪く)考えてるんだ」なんて言っています。でも、八百比丘尼に深く愛され、育ったことで、人を愛せる力を身に付けたのでしょう。実際、子供の時に(親などから)深い愛情を受けて育った人は、大人になってからも、しっかり人を愛せるように育つと言いますしね。

やはり、柚の心が綺麗だから、世界は美しく見えるし、そんな本作を楽しめた皆様は、やっぱり心が綺麗なんだと思いますよ♪ (私と違ってw)

、、、ところで、主人公の柚を、「おおきく振りかぶって」の「三橋 廉」に似ていると思ったのは、私だけでしょうか(笑)? 口の形とか、ピュアピュアでカワイイところとかw
{/netabare}

【余談~ 美しい作品、「美」の語源 ~】
{netabare}
「美」は、やはり「美人」「美声」「美化」など、「外形がりっぱできれい。うつくしい」という意味合いで使われます。

しかし、本来の「美」はもともと、「心の有り様、心の美しさ」を表す言葉でした。

「美」を上下に分解すると「羊」と「大」に分けることができます。大きな羊が美しい? というのは、「大きな羊は皆で分け合って食べることができる。その様が美しい」ということです。

誰かのことを考える優しさ。誰かを救い、共に在ろうとする心。それが本来の「美」であり、「美人」。

そう考えると、やはり柚は「美しい人」なんでしょうね。作風にぴったりの漢字です♪

※勿論、語源には諸説あります。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
萌え&百合系? そこまで好きなジャンルではないかな。絵と音楽はかなり綺麗だね。ロリっぽいキャラデザはあまり好きじゃない。1話で二人のキャラ紹介とか、かなりテンポが早い。主人公の柚は、「おおふり」の「三橋」っぽい(笑)

2話目
例え家が焼けても優雅にw やはり、テンポが早いな~。桜満開から祭の流れは、いくらなんでも早すぎないか? 情緒不安定かw 今のところ、イマイチついていけてない。

3話目
みんな同じことしかできないなら、仲間はいらない。その通り。百合百合してるな~。柚だから気がつかないのもアリだと思ったがw 百合百合してるな~(汗)

4話目
なんかこう、どこまでも素敵なアニメで、逆に、観るのがツラい(苦笑)

5話目
まず、雨粒を機織りするというのがね、なんともこの作品らしいね。

6話目
柚の資質が後天的であることが分かる回だね。

7話目
夏祭り回は鉄板だね~。迷子が逆w ここでこの間の幽霊さんが登場って、素敵♪ 蓮の二面性、深いところのコンプレックスや心の傷は、愛しくなりますね。

8話目
ウソップとカヤみたいだな、ONE PIECEの。ん? なんかこう、人間界の世知辛さと、此花亭の温かさとの対比かな? なるほど~、よく出来た、いや、よく出来すぎた話だな~。劇団ひとりさんの小説、「陰日向に咲く」みたいだな。

9話目
コメディタッチだね。あわなみ? 知らない神様だな。

10話目
柚の成長だね~。ゴシップ好き(笑) お姉ちゃん(笑) なるほど、柊の真実、やっぱり優しい世界だ。

11話目
ハロウィン、ディスってる、イイねw 二人の神様、マツコさんとミッツさんがモデルかな(笑) 人形、女の子の友達ってのは、素敵解釈。お菊、今、初めて遊んでもらってる最中だから、成仏しないんだね。

12話目
自分の為の願いは、自分で叶えるものだから、自分の為以外の願いしか叶えない。なるほど。邪なものの中にある、美しいもの。ウカ様、いなこんw 椿(女将さん)の真実、いいね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43

73.5 5 神様で癒しなアニメランキング5位
うらら迷路帖(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (526)
2562人が棚に入れました
迷路町――そこは"うらら"と呼ばれる占師の町。
うららになることを目指して国中から少女たちが集まってくる中、
山育ちの女の子・千矢(ちや)もある思いを抱いて迷路町の門をくぐる―。
果たして彼女を待ち受ける運命とは?
占い乙女達の夢物語、ここに開幕です!

声優・キャラクター
原田彩楓、本渡楓、久保ユリカ、佳村はるか、茅野愛衣、諏訪彩花、高倉有加、咲々木瞳

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TBS制作アニメ、また外れになっちゃうのかな…と思いきや、どっこいまさかの今期当たりアニメに逆転しました!!

一占「少女と占い、時々おなか」
元々さほどの期待もなく何となく触れてみたけど、う~ん世界観どころか需要すらも見えてこないな。山育ちの野生児ガールが迷路町って町に下りて、うらら(=占い師みたい)目指す話らしいけど、本題からいちいち外れて満腹のお腹と謎の謝罪。どうもこれは僕が好きなタイプのアニメじゃなさそうかも…。まあそんなこと言うんだったら、見なきゃいいって言われそうだが、生憎こうして触れた以上、ちゃんと最後まで見なきゃボロッカスに貶す権利はないと思う次第なので、最終回までしっかり見て答えをまとめようと思う。まあ美味しい役回りのキャラクターはいるから良いけど。

二占「探し物と夢、時々甘味」
一種の階級制というのが迷路町にはあるんだね(そんな風ではないんだろうけど)。そこに(言い方が悪いけど)世間知らずで無知な千矢が入り込んで大騒動。決して悪い女の子ってわけじゃないんだろうけど、軽率な行動が多々ありすぎて共感できない…。うんやっぱりこのアニメ、二話もそりが合わないな。
マツコさんのエピソードは大変面白かったから(ちょっとホラー風味なのが、なおスパイス効いてたし)、できることならノノ関連のエピソードをもっと求む。

三占「仲間と友達、時々ライバル」
弁天さんの声がねえ、夏木マリさんそっくり(笑)これ初見の人、勘違いする人何人かはいたでしょ(実際は井上喜久子さんだったが)。店内の内装ゆえか『千と千尋の神隠し』みたいだし。
それにしてもやっと今回、楽しく見れるポイント得られた。前半だと紺のコスプレ七変化(ていうか四変化?)が男子アニメファンサービスwああいう真面目で和が合う子の変化って面白いね。そこはとっても弁天さんに画面の外から感謝しました。
後半はのっけから百合アニメ臭全開!佐久ビジョンも百合アニメ色を余計に盛り上げてるし、あれこんなにニやつくアニメだったっけ?面白いぞ。なお今回もマツコさん、非常に美味しい役でした(感謝)

四占「良いこと悪いこと、時々くすぐったい」
前半はこれまでより不満なく楽しんでた。凶に戦々恐々な三人とすべてを楽しむ千矢。初めて千矢の奔放さを有難いと感じました。怖がるより楽しむスタンス、そこは見習うべきでしょうね。
後半戦はまたもや紺が男子サービスくれましたwこのアニメ、ちょいちょい百合をぶち込むようになりましたね(元の原作も同じ場面があるのかな。ちょっと気になる)。最初の頃よりアニメの方を大分好きになってきたかも。
ところでさ確認だけど、佐久隊長は男子じゃないよね?

五占「花嫁と神様、時々はっくしゅん」
男いたのねこの世界(笑)てっきりいないと思ってたから。大分アニメに慣れてきたのか、落ち着いて見れてきました。千矢が神様と思わしき何かに酔った状態で出会う場面、千矢が神様を見たかもしれない事実に少し嫉妬する紺。やっと抑揚の効いた流れに進んだようで安心しました。もしこのまま同じ流れなら、切ること本気で考えてたかも。
あとやっぱり女の子はお色直しをすると変わるね。千矢なんかめんこい子に大変身遂げちゃってるし、この面白さを序盤で既に確立してたら良かったのに…。

六占「恋と追跡、時々よーしよしよし」
”天然痴女”と”妹バカ”で幕開けるとか笑っちゃうな。佐久隊長は変装スキルの勉強が必要ですし、おもわぬ形でニナ先生の運命の人認定にwで、結局ニナ先生の件はどうなったの?
後半はコックリさんに取り憑かれた紺回でした。まさか友達申請を断られた過去持ちとか、取り憑かれた紺さんは動きも行動も大胆そのもの。てか狐のコックリさんはM属性をお持ちですか?

七占「祝詞と魔女、時々覚悟」
前半回はうらら界の”祝詞”事情とノノ回でした。祝詞勉強に悩める姿は受験生の悩みと同義で、まさに王道展開を紺は地で行ってました(徹夜で目の下もう真っクマ)wあとノノが自分の特技を皆と一緒の勉強の中で、見つけて発揮する様はちょっと嬉しくなりました。やっぱり壁を打破する子は無条件で魅力的です。
初めて小梅がメインを張った後半回はビターでした。偏見にも異能に対する恐怖心にもあっけらかんと構えていられる魔女のマリに小梅がずっと憧れるのも分かります。最初からあっけらかんとできたわけではないだろうけど、苦労を一切感じさせないマリの笑顔は強くて素敵で、”ああ、自分もこんな風に強くなれたらいいな”って、感想文を打ってる今、ふいに思ってしまいしました。珍しく今回は特に不満ナシでした!なのでちょっと星の方も上げました!次はどうだろ!?

八占「いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん」
紺ってたまに”ド天然の問題発言”ブチかますよねwこういう真面目なガリ勉キャラがいかがわしいことを言うと、通常よりもその威力が一気に倍になるんですよね。
八占は紺がどれほどいい子か伝わる回でした(ドンドン面白くなってるよ)。どれだけうららで過ごす日々や千矢たち皆が大好きか、とてもこっちに伝わったし、ますます紺株上がりました。
あとニナ先生、だらしない(苦笑)

九占「母と心得、時々あなたのため」
紺の母さん登場とノノ厄災防止回です。歌歌って空元気の紺、揺るがない千矢ちゃん。そしたらまさかの試験オチで落とし込むとは、先生怖いw
九占のテーマって”一人よりも、皆で挑む”?「三人いれば文殊の知恵」のことわざがあるように、一人よりも皆で挑んで、切り開ける道もある。よく聞く言葉だろうけど、その大事さは一生不変。1占頃よりこのアニメ、今はホントに楽しいです!

十占「四人と昇格試験、時々試練」
紺ママコワい(震)”全員公平に厳粛に、ぶっ潰すつもりでいきます”って…。あと紺、ハチマキが”よかったあ”になってたぞ(できれば『クレヨンしんちゃん』みたいにちょいちょい違う文字出て欲しかった)。ショッカーみたいな鬼も出るし、佐久隊長はトドメを刺される(破廉恥なニナ先生に)。笑いどころが沢山あって、笑ったなあ。楽しかった!
今回まさか次回へ続くエピソードとは思わなかった。壁の眼が千矢のことを既に知っているようだったし、そろそろ千矢とうららの神様の関連性が分かるかな?

十一占「千矢とくろう、時々涙」
神様の事は分からなかったけど、千矢の母さんはうららの何かから”裏切者”になってるみたい。娘・千矢を狙う黒手に壁一面にビッシリの目。うららの裏の脅威なのか、それともまさか一番占?脅威を救った謎のくろうは、神様じゃなくてマスコット(占いの)?とても沢山の謎はあるけど、らびりんすの皆が一緒に九番占へ昇級したから、まあ今はいっか(千矢と紺と同じですね)w
ちょびっとホラーテイスト入って、ワクワク一気に高まったけど、次でいよいよ最終回か。もうちょっと見ていたかった。

十二占「お風呂とお祝い、時々笑顔」
ただの祝勝会(回)でした。一発芸を披露するわ、酔い潰れて湯当たりするわ、とにかくメチャクチャ騒いでましたが、それがとにかく楽しかった!仕事疲れを忘れました。
あとやはり千矢と紺はベストカップルすぎますね。この二人が一緒に出るとき、雰囲気全然違いますもん。二人でいっそ『桜trick』ゲスト出演しちゃえばいいのに(笑)
ぶっちゃけ途中で切ろうかなって開始頃は考えてたのに、今はあそこで切らなくて良かったと思ってます。TBS制作アニメで、やっと当たりに出会えました!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

やっぱりべっかんこーって言いたくなるよねぇ

自分、嫌いじゃないのだけど日常系ってなかなか完走できません。
どうしても途中で見逃す回が出来て、その後はもう見なくていいかって気持ちになってフェードアウト…。
各話に跨るストーリーがあればそんなことは起こさないのだけど、1話完結型で繋がりもあんまりない系統だとどうしてもそうなっちゃうんだよねぇ。
嫌いじゃないんですよ?

で、そんな中この作品は問題なく完走できました。
うっすらとではあるけど「この世界ってどうなってるん?」「主人公たちはどこまで占いが上達できる?」っていうストーリーがあったお陰だと思います。
とはいえ繰り返しになるけどストーリー部分は非常にうっすら、そこら辺期待しても大した掘り下げ・進展はありません。
一方でストーリーはナシでひたすら日常を眺めていたいって人にとっては邪魔な存在だったっぽい?
その結果中途半端になっちゃったってことなのかなぁ?
コレ系で自分が完走できただけでも評価に値するのだけど、世間的にはそんなにウケてはない…のかな?

{netabare}まず世界観だけど、女性だけしか占えないってことで女性だけが住む占いの町=迷路町ってのがある。
15歳を過ぎると占い師見習いとして迷路町入りが許され、10段階ある占い師ランク(下から十番)を上げるべく親元を離れ住み込みで修行する。
…って感じで女性しか登場人物が居ない理由付けをしてるのだけど…その…時代が江戸だか明治時代っぽい感じで、町のすぐ隣にお歯黒ドブが流れてそうな印象を持ってしまうのは自分が汚れてるせいだろうか。
迷路町外に住みつつ修行に通うってことではなく、住み込み必須な丁稚奉公みたいなシステムがそう思わせてしまうのだろうか。
将来茶屋から暖簾分けしようってことでもなさそうだし、茶屋そのものが繁盛してるようにも見えないせいもあるかな?他にもっと稼ぎのいい“副業”があるように感じてしまってのう。
いや、それが占いなんだろうけどさ…ひょっとしたら見習い受け入れで奨励金が出てるのかも?

で、物語の方だけど、2話までかけて世界観(あとキャラ)の説明をこれでもかというくらい丁寧に続けます。
てっきり客から難題な占いを頼まれて4人+人形一体であくせくしながら解決してく話なのかと思ってたら、まだ客を取れる立場ではないらしい。
かといって一心不乱に修行に明け暮れることもない。
まぁそこはそれ、基本日常系なのでのほほんとゆる~く修行をしていきます。
が、そんな中たまに見せる不気味な部分が、自分が見続けることが出来たポイントになるかな?
上で書いた色町っぽいことや神を探ってはいけないこと、ニワカがヤバい占いに手を出して大変なことになるんじゃないか等々。
実際千矢がいなかったら紺の行ったキツネ憑きは結構危なかったんじゃ?
可愛い女の子たちを「あーもう危なっかしいなぁ」とハラハラしながら見守るってのがこの作品の視聴姿勢なのだと思う。
…って、オッサン向けやーん!
思えばタイトルからして「うらら」と聞いたら「べっかんこー」と答えたくなるような人を選別する、踏み絵みたいなものだと思えなくもないようなそうでもないような??

あ、それとこの作品はあえて花に注目しながら見ました、これも全話完走できた要因かも?
普段は気にしたところで作ってる側もそこまで徹底はしてないだろうってことでスルーしてたんだけどね…この視聴姿勢ならきらら系は完走できるようになるかも?{/netabare}


園芸ネタ
{netabare}各キャラごとのシンボルフラワー
・千矢:サクラソウ
・紺:ワスレナグザ
・小梅:梅
・ノノ:ヒイラギ
マツコさんは無いっぽい、見落としてるだけかも?

・ニナ:ヒルガオ(ナツメじゃないんだ)
・佐久:アサガオ
・大島:絵だけでは同定不可、順当にノギクの一種と思う
・塩沢:ペンタス?ランタナ?ちと分からん。よく見たら4弁なので…ライラック?バーベナ?花弁数を気にしなければペンタスが一番近いんだが…
・時江:ネモフィラ?(これも自信ナシ)

・棗屋内にある一輪挿しはコスモス(恐らく造花)、鉢植えはハートホヤ

作中の季節は春~夏(初夏)までの間。
9話で縁起物としてナンテンを探す話があったが、単にナンテンってだけならそこら中にあるハズ。
リアル自分の家の近所でもそこかしこに植えられてる(勝手に生えたものもある)し、占いの町であるなら尚更のことかと。
ヒイラギナンテンやホソバナンテンも含めれば頻度は更に増す。
ただ“実付き”を探してたのであるなら季節的に困難なのも納得、と解釈。

12話、風呂や池?の手前の植え込みで咲いてた花はぱっと見た感じ椿、けど季節的に合わない。
ハマナスかとも思ったが違う。
次の候補として夏椿が浮かんだが、あれ?桃花の夏椿って流通しだしたのは最近だったような…。
んで更によく見てみると…ああ、これフヨウだ。
シベの描き方や絞り咲きのせいですぐに思いつけなかったけど、草姿としてこれが一番近いかと。
むしろ作中では酔っぱらうネタがあるので、絞り咲きなのはスイフヨウ(酔芙蓉)を表してるのだとしたらなかなか小洒落た演出かと。
同12話後方でオレンジの花を着けてる樹木は…季節と花のまばらさからしてザクロ?
ややマニアックな気がするけど(メジャーならノウゼンカズラを木に絡ませる)古い民家なんかだとよく見る光景か。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「日常の迷路で人は時に道を失う、そんな時占い師は君に選択の矢を与えるだろう…それを操る条件は15歳を過ぎた少女であること…時に女神、時に魔女、占い街の乙女たち」

この作品の原作は未読ですが、きらら系の作品と知って視聴を決めました。
そしてキャスティングを聞いて大喜び…
主人公を演じるのは、「月曜日のたわわ」でアイちゃんを演じた原田彩楓さんじゃありませんか…
アイちゃんで原田さんは私の中でブレイクしました…でも、それだけじゃありません。人気赤丸急上昇中の本渡さん、はいふりの鈴ちゃんを演じた久保ユリカさんに、SHIROBAKOの安原絵麻を演じた佳村はるかさん…
キャスティングに関する作り手の気合を感じながら視聴に臨みました。

この物語の主人公は15歳になったばかりの千矢…
彼女はずっと前から決めていた事が一つありました。
それはもう顔も覚えてないけれど、15歳になったらお母さんに逢えると言われている迷路町に行く事…
だからずっと15歳になる日を待ち続けていたんです。

そしてとうとうその日がやってきました。
彼女は見習いうららになるための紹介状を手に迷路町への向かうのですが…
これまでずっと山の中で過ごしてきた自由奔放な千矢の毎日は常に山の動物たちと一緒…
だから集団でたくさんの人が住む場所での生活とは雲泥の差があったんです。

見渡す限りたくさんの人・人・人…
それにちゃんと「ごめんなさい」って謝っているのに誰も聞いてくれない…
お母さんに逢いたいだけなのに…

でも、そんな独りぼっちは千矢だけではありませんでした。
迷路町で一緒になった紺、小梅も千矢と同じ紹介状を持っていたんです。
こうして3人は迷路町の一番外れとなる10番占で、かやのん演じるニナ先生のもとニナ先生の妹であるノノも見習いうららとして一緒に勉強していく事となり物語が動いていきます。

一刻も早くお母さんを探したい千矢でしたが、迷路町には自分が持っている札までしか立ち入ってはいけないという絶対遵守事項がありました。
だから9番占の札を持っていない見習いうららは10番占しか出歩く事が許されないんです。
しかも一つレベルアップするには難しい試験を突破しなければならないとか…

きっとはやる気持ちで一杯だったと思います。
お母さんは千矢が逢いに迷路町に来ている事を知らないかもしれない…
そしたら、千矢がお母さんのもとに辿り着くまでにどこかへ行ってしまうかもしれない…
こんな不安な気持ちだってゼロじゃなかったと思います。

でも千矢は偉かったと思います。
ズルをする事無く迷路町のルールをしっかり守って、その上でお母さんを探すと決めたから…
きっと一人だったら…これまでの千矢だったら絶対選択できなかったと思います。
だって山の中ではそんな窮屈な決まりは無く、やりたい事をやりたい時にやりたい様にできたのですから…

千矢が人の全うな道を選択できたのは、3人のかけがえのない仲間ができたから…優しい先生がきちんと諭してくれたから…
何より千矢にとって大切な居場所ができたから…

でもこの物語の主軸はあくまでもうららとしての占い道です。
最初から何事も上手くなんてできません。
だから一生懸命練習して…自分だけの占い方法を見つけていくんです。

すごく短い間でしたが色々な事がありました。
良かれと思ってやった事が必ずしも良い結果に結びつくとは限らない事を知って…
直向きに向き合った…ただそれだけなのに、超えてはいけない一線に一喜一憂したり…
物事の優先順位…いつの間にか自分が2番になっているのがとても自然で…
不安で圧し潰されそうな時、涙が堪え切れない時…必ずみんなが傍にいてくれるのが当たり前になって…
そんな4人を背中をそっと押すニナ先生の全てを包み込むような優しさはやっぱり偉大な先輩うららである事を実感して…
4人はまるで新緑の若葉の芽吹きの様に真っ直ぐ成長したと思います。
彼女たちの成長の真価…どの様な形で視聴者の気持ちに応えてくれるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、見習いうらら4人組で構成されたユニット らびりんずによる「夢路らびりんす」
エンディングテーマは、Luce Twinkle Wink☆さんの「go to Romance>>>>>」
4人の可愛らしさが上手く表現された曲と背景だったと思います。

1クール12話の作品でした。
放送途中に、この作品の評価がちらほら聞こえた事もありましたが、私的には評価の高い作品です。
キャラの可愛さ、作画の綺麗さは言うに及ばず…
目標に向かって努力している人ってやっぱり輝いています。
一生懸命向き合いながら流す涙…とても綺麗だと思います。

頑張り方や力を入れるタイミングやポイントは人それぞれ…
だけど、何があっても4人一緒に…の心を持ち続けたみんなは輝いていました…
こういうキャラの輝いている作品…大好きです。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

60.7 6 神様で癒しなアニメランキング6位
猫神やおよろず(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (337)
1765人が棚に入れました
かわいい店主・柚子が営む古美術店・八百万堂。ソコの居候、猫神の繭を訪ねて、美少女たちが引きも切らずに…♪ 天界で起こった小さな事件が、繭を巻き込み、意外な展開に!? 美少女たっぷり、ご町内神さまコメディ!!

声優・キャラクター
戸松遥、堀江由衣、茅野愛衣、竹達彩奈、MAKO、三瓶由布子、豊崎愛生

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

可愛い神様達のC=(^◇^ ; ホッ!っとする物語ですね♪

■「猫神やおよろず」ってどんなアニメなの?
とりあえずタイトルから読み取りましょうね♪
「やおよろず」を漢字で書くと「八百万」となるのですけど、800万の神様が居る訳ではなく、数が多いことの例えなのですね!
ということで、この作品は、主人公で猫神様の繭ちゃんと、その他沢山の神様が人間界のとある町の万屋こと、「八百万堂」を中心に描かれる神様系コメディなのです♪
 
ずばり、キャラがとっても可愛く描かれていて、しかも豪華な声優さんをキャスティングしているので、キャラ萌えアニメであることは間違いないのですよ♪
 
■メインキャラの豪華な声優陣をチェックしてみましょうね(*^-^)
・繭<mayu>[声:戸松遥]◇代表作◇あの花・・・安城鳴子<あなる>、他
  忘れられた物と記憶を守護する猫神。
  かなりのトラブルメーカーだけど、皆に好かれる人気者。
 
・古宮柚子<komiya yuzu>[声:堀江由衣]◇代表作◇化物語・・・羽川翼、他
  万屋「八百万堂」の若女将。
  ぎりぎりの家計をやり繰りしているので、繭の無駄使いには結構強気です♪
 
・正倉院笹鳴<shosouin sasana>[声:茅野愛衣]◇代表作◇あの花・・・本間芽衣子<めんま>
  繭とは幼馴染の猫神で、しかも女の子通しなのに許婚という関係。
  そんな繭との関係もまんざらではない様子♪
 
・メイ子<meiko>[声:竹達彩奈]◇代表作◇けいおん!・・・中野梓<あずにゃん>
  大黒天の孫娘。笹鳴のライバル!「打ち出の小槌」を振り回しちゃうツンデレ担当です♪
 
・芳乃<yoshino>[声:MAKO]◇代表作◇かみちゅ!・・・一橋ゆりえ
  春を司る桜神の少女。秘伝の灰で桜を咲かせちゃいます。
 
・しゃも<shamo>[声:豊崎愛生]◇代表作◇けいおん!・・・平沢唯
  貧乏神。子供なので、胸もかなりの貧乏っぷりです♪
  でも、肩書きは財物部一級査察官なので、実はとっても偉い神様なのです♪
 
・ゴン太<gonta>[声:三瓶由布子]◇代表作◇交響詩篇エウレカセブン・・・レントン
  稲荷神の少年。ひそかに柚子の事を想っているけど、空回りばかりしちゃってます♪
 
改めて見てみると、すごい豪華な声優陣ですね♪
ちょっとこんな想像をしてみてください。。。o(゚^ ゚)ウーン
『あの花』コンビの「めんま」と「あなる」が猫神を演じてるのですよ♪
『けいおん!』の先輩後輩の「ゆいちゃん」と「あずにゃん」が貧乏神と大黒天の孫娘を演じてるのですよ♪
『かみちゅ!』のゆりえが、ここでも桜神を演じてるのですよ♪
『化物語』の羽川さんが何でも屋の若女将ですよ♪
『エウレカセブン』のレントンが稲荷神でここでもダメダメっぷりを発揮してるのですよ♪
 
なんとなく、楽しくなってきちゃいますね!!
 
 
■OP/ED曲はどうなんでしょう(〟-_・)ン?
【神サマといっしょ】OP曲
なかなかノリの良いアップテンポな曲です!
「しゃんしゃんしゃん」と耳に残るフレーズもあり、作品に良くあった聞いてて楽しい気持ちにさせてくれるような曲ですよ♪
 
【虹 ~Ver.8000000~】ED曲
なんと「電気グルーヴ」の曲をカヴァー&アレンジした曲なのですね♪
テクノポップの爽快感を感じられるアップテンポな曲はさすが「電気グルーヴ」ですね♪
 
 
■前半までの感想
ドタバタコメディーがメインの中でたまにジーンとなるようなシリアス回があったりしましたね♪
ずば抜けて何かが良いって言うわけでは何のですけど、全体的なバランスは良いので、好きなキャラに萌えるのも良いと思います♪
ちょっとだけ、C=(^◇^ ; ホッ! っとしたい時に「猫神やおよろず」でほのぼの感を味わえればいいなっていうスタンスで今後も観て行こうと思わせる作品ですね♪
 
 
■総評
予想通りC=(^◇^ ; ホッ!とできる作品で最後まで楽しく視聴できました♪
概ねキャラが出揃った中盤から後半にかけてはかなり面白くなってきましたね(*^-^)
八百万堂に自然と集まってくる仲間達を見ているとまさにこの言葉がぴったりなのです♪
 
【桃李物言わざれども下自ら蹊を成す】(とうりものいわざれどもしたおのずからけいをなす)
桃やすももは何も言わないけれど、美しい花を咲かせそれを慕い、熟した実を求めて人々が集まるので、木の下には自然と小道ができるって言う意味なのですよ♪
成蹊大学の名前の由来にもなっているので有名ですよね(o^∇^o)ノ
 
一緒に働いたり、遊んだり、怒られたり、バカな事をしてばっかりの仲間だけど、一緒に過ごすことで芽生えてくる居心地の良さや、仲間といる事の温か味を感じさせてくれるアニメだったのです♪
少し肩の力を抜いて、(´▽`) ほっとしたい時に視聴すると癒されるような気がします♪
 
最後に、この作品のMVPキャラは繭さまだと思うのですけど、自分の意思とは反対に色んなキャラの引き立て役になってくれていたゴン太は影のMVPでしたよw
 
 
2011.08.28・第一の手記
2011.10.18・第二の手記(追記:■総評)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

我は猫神

神神神アニメその3です


今期の空気アニメ枠ですね、心穏やかに見れるアニメです
あまりの穏やかさに気付けばいつの間にか寝ています
良い部分もあるんですが、イマイチ目立たないんですよねぇ、なんだかなぁ
こんな嫋やかな雰囲気の日常系神様アニメなんですけど、4話の獏の話と9話の猫の話はやたら暗かったですね
何故性懲りもなく日常系に鬱回を入れてしまうのか
味と言えば味なんですけどねぇ、子守歌として今作を見に来てる私としては、寝づらくて、違うんじゃないのと思う気持ちはありました

原作のFLIPFLOPsのお二人は、東方二次創作の同人作家として有名なんですね
つか、チャンピオンREDいちごにエロじゃない漫画があったんですね、知りませんでした
監督桜井弘明氏、脚本待田堂子女史、キャラデザ・総作監渡辺敦子女史ら、「GA 芸術科アートデザインクラス」スタッフが集結して制作にあたり、丁寧な作品に仕上がっています
ねんどろいど頭身のキャラクターなんで、萌えというよりも、むしろ可愛いという言葉が適切な、健全なアニメですね
タイトルに「神」という文字の入る三作、今作と「神ドル」と「神メモ」合わせて、巷では三爆神などと揶揄され、AAが作られるまでになってますが
何かあるんでしょうかねぇ、いやでも神と名の付くアニメでも売れてるのは売れてますし
その意味で、次期の「ファイブレイン 神のパズル」の売上動向が気になるところです

今作繭役で出演している戸松遥さんですが、戸松さんで神様といえば「かんなぎ」のナギ様
設定もそうですし台詞の感じもほとんど同じで、目を瞑って聞いたら聞き紛うんじゃないかと思うほど似てる箇所が多いですね
笹鳴役には茅野愛依さん、何気に神神神アニメ全てに出演しているんですよね、「神ドル」では日々乃さん、「神メモ」では彩夏
どんなキャラであっても違和感なく演じられそうな万能型の声優さんだと思います、透き通ってて聴いてて癒されます
最後にちょろっと出て来た天音の声は伊藤かな恵ちゃんがあててます
もっと早くから出て欲しかった気もしますが、OPにもいないんで出すつもりなかったのを変更したんでしょうかね
声優については豪華でした、今噂のスフィア声優が全員参加してます、竹達さんもいます

「神サマといっしょ/繭&柚子」かなり良さげなOPですね
木が育ってく映像と共に流れる曲の入りからビビッとくるわけですが
お花見、海水浴、花火、味覚狩り、雪遊び、お正月と、繭様たちの春夏秋冬を一望できるアニメーション(ライブシーンは設定的に何か浮いてますが、音楽の秋を表現しているのでしょうかね)
細部に注目してみると色々な仕掛けがあり、それだけでストーリーとして成り立っているかのような、何度見ても楽しく思える仕様がなされ
最後は繭様の好きなゲーム世界のドット絵を皆が歩いて終わり、作品をよく理解しているなぁと感心する映像が出来上がってます
柚子が御雑煮を運んでくるカットとか、軽く感動を覚えるんですが、溢れんばかりの愛が伝わってくる素晴らしいOPだと思います
EDに関しても、「Oh My God♥」、7話の「やおよろず音頭」どちらも、センスのいいEDだと思います

繭様の揉み上げが、そろばんの珠にしか見えないんですよね
ついついはじきたくなっちゃいますw
終盤のツクヨミとの騒動で、繭様の髪が伸びたことがありましたが、あれは一体どういう原理だったのでしょうかね、謎です
えーキャラについては、芳乃ちゃんが可愛いと思います
ピンク髪ですし、すごい性的な服着てますし、MAKOさんの声もエロさ増し増しで、ビンビンでした


まぁ今シーズンの3つの神様アニメを見てきたわけですが
一応神がちゃんと登場するのは今作だけなんですよね
三作それぞれ、全く違った神の描き方をしていて、それを比べながら見るのも面白いかもしれませんね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

レッツ神様萌え、否、声優萌えか(60点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:60点
アニメ系統:日常系コメディ

猫神「繭」と神界の仲間達がおくる、ご町内神様コメディ。
ということで、可愛い神様達によるドタバタコメディ。

結構ゆるいので、日常系が苦手な人はきついと思う。
私もきつかったが、何とか完走した。
でも、日常系好きな方なら結構楽しめるのではないかとは思う。

作中でてくる神様達が非常に可愛く個性もあり
お気に入りの神様を見つければかなりいけるかとは思う。
ただ、ちょっとキャラ数が1クールにしては多い気がした。
そのため、キャラが生かしきれず、私はお気に入りを見つけることは出来なかった。

そんなキャラを演じる声優が恐ろしく豪華。
(個人的にはドラマCDの声優の方が好きだが)
戸松さん、堀江さん、MAKOさん、茅野さん、竹達さん、三瓶さん、豊崎さん
となんじゃこりゃってぐらい豪華。
そんな声優さん達のからみを観れるのはある意味すごいアニメかもしれない。

兎に角、家族でも安心して観れるクオリティではあると思う。
日常系好きな方はどうぞご覧あれ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

繭は釘宮さんのままにして欲しかった。


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以下、毎話後の感想。
ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
神様とのゆるーい日常系かな。
神様なのに日常とかいう突っ込みは無しでw

なかなか神様達が可愛い。
これは神様に萌えれるかが分かれ目な気がする。
色々な神様が出てくるようなので
萌えれる神様が出てくれば視聴できそう。
2話に出てくる神様に期待が膨らむw
そうピンク髪のあの子だw

2話視聴。
ピンクツインテ神「芳乃」でたw
これはどこかの誰かの反応が楽しみだわ。
しかし、このアニメの声優陣だが
ドラマCDの時の豪華さがうらやましいw
釘宮さんに千和さんに沢城さんなんて俺得なw
アニメも十分豪華なんですけどね。
さあ皆様もレッツ神様萌えw

3話視聴。
漫画の方が面白そうなんだがw
その漫画をアニメにしてくれ。
話の内容は相変わらずのほのぼの日常。
笑いをはさみつつ、最後にちょっとだけいい話だった。
来週もぼーと観ることにする。

4話視聴。
夢くいバクの話。
相変わらずゆるい話だが
ちょっといい話だった。
毎話こんな感じなのかな。

5話視聴。
温泉&水着回。
神さまでも水着回はやるのかw
そして、あわれごんた。。。
おまえはよくやった。
安らかに眠れw

6話視聴。
ゆず回。
何か今までと違って、ちょっとシリアス風味でいい話だったんだがw
ほのぼの日常だけじゃないんだね。
今週は結構面白かった。
来週はまた日常かね。

7話視聴。
お祭り&怪談。
相変わらずほのぼのしてる。
個人的には結構退屈になってきてる。
でも、がんばって観るよ。

8話視聴。
ポロリ回。
ポロリ、ポロリ、ポロリw
konozamawwwwwwwwwwwwwwwww
なんというネタw

9話視聴。
不意打ちのいい話。
ちょっと感動してしまったじゃないか。

10話視聴。
新キャラ登場。
ちょっとキャラが多すぎるなあ。
1クールでこれだけキャラが出てくると
キャラの特徴を出すが難しい気がする。

11話視聴。
まゆが結婚?!
来週で終わりだがどんな結末になるのか。
結婚は絶対ないとは思うがw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
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