2020年度の癒しおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度の癒し成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月12日の時点で一番の2020年度の癒しおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.9 1 2020年度の癒しアニメランキング1位
くまクマ熊ベアー(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (366)
1263人が棚に入れました
悠々自適な引きこもりライフを満喫する美少女ユナは、
VRMMORPG『ワールド・ファンタジー・オンライン』の廃ゲーマー。
ある日いつものようにログインしてみると、なにか普段と様子が違う。
もしかして……ここってゲームの中? それとも異世界?
そして、その地に降り立ったユナの装備は
『クマの服』『クマの手袋』『クマの靴』で固められていて――んん?
くま……? クマ……? 熊……? ベアー……?

「なんじゃこれはーーーーーーっ!?」

クマっ子、爆誕!
しかもこのクマ、ただのクマじゃない。
世界最強クラスの魔法とスキルを秘めた、
とんでもなくスーパーなクマだったのだ!
そんな、世界征服だってできちゃいそうな
強大な力を手にしたユナの目的――それは!?
この世界でも、ひたすら楽しく自由気ままに生きること!

最強無敵なクマっ子による、クマな冒険とクマな日常の物語、始まります♪

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

私は世界を救わない。だが幼女だけは救う

くまの着ぐるみを着た美少女が異世界の子ども達のヒーローになる話。
特に面白いってわけじゃないけど、気軽に視聴できて癒されて、いいアニメでした。

ユナは世界を救うなんて大それた目的はなく、自分の気の向くままに好きに生きていて、ゴブリンスレイヤーの言葉を借りるなら
「私は世界を救わない。だが幼女だけは救う」

主人公のユナ、最初は冷たくぶっきらぼうで感じが悪かったけど、子ども好きで子どもの世話を焼くのに熱心なところがいいですね
ユナは15歳なので、大人相手だと斜に構えているのに相手が子どもだとお人
よしになるのは、思春期の大人への反抗心なのかも?

キャラが可愛いしまったりのんびりしていて好きかも

投稿 : 2025/01/11
♥ : 37
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

なろう系主人公を女にして、熊の着ぐるみを着せただけ

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
うん、なろうです。ちょっと違うかな~と思って観てみたけど、うん、なろうです。

レビューでは、本作を含めたなろう系作品の特色や、本作に見られる問題点などを指摘しています。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ONE PIECEでルフィの能力を何にするかを、尾田さんはめちゃくちゃ考え抜いたそうだ。

残酷に見えないように、斬撃系ではなく打撃系。構図として、ページを目一杯に使える技を使える。且つ、強すぎる能力にせず、子供に身近なもの。など、様々な理由が考えられているが、一番は、「どんな緊迫した場面でも少しふざけられる」というものだと、SBSで尾田さん自身が言っていた。

それが、愛をもってキャラクターを創造するということ。私は、それが作家にとってとても大事なことだと思っているが、本作にはそれが見られない。

だってこれ、「ねこ猫ネコキャット」でも、「サル猿サルモンキー」でも、なんでも良かったじゃん。

軽い、浅い。

というのは、なろう系と侮蔑される作品に共通する事項だろう。

なろう系の作者は、半分素人。

どんな世界でも、アイディアの一発勝負なら、素人がプロに勝つこともある。しかし、地力というか、実力は、その道のプロには絶対に勝てない。(大ヒットアイディア商品の開発で、普通の主婦が考えたとかあるじゃん。でも、その主婦が本職の商品開発部の人のように、何年にもわたり、たくさんの商品を安定的に開発することは出来ない構造に近い)。

小説の場合の実力とは、文章力やストーリー展開力、設定の作り込みなどだ。

だからなろう系には、1発のアイディア勝負の作品が多く、1話目や2話目は個性的で面白いが、回を重ねるごとに、似たり寄ったりの話になって、失速していく作品が多い。

例えば、「現代の一般的な知識や技能で、異世界(ゲーム世界)では無双する」という展開には本当に辟易とする。

本作でも、ハンバーグでどや顔、ピザでどや顔。

料理にしても科学知識にしても、本当の意味で深い見識があればもっと面白いものが書けそうだけど、そこを勉強して作品に生かそうという努力は感じられない。

だって、なろう系作者にとっては、転生した主人公にとっては、転生先の異世界(ゲーム世界)は、現代に比べれば下等で、蹂躙すべき対象でしかないから。別に努力なんかしなくたって、「現状で無双できる」のが、異世界に転成するメリットなのだろうから。

先日、「日本の素麺を世界中で食べてもらう」という企画をテレビでやっていたが、香りやソースを重視するフランスでは、めんつゆの鰹の香りを好意的に捉えて美味しいと感じる人が多く、パスタにアルデンテを求めるイタリアでは、素麺のコシの無さや、そもそも冷たい麺というのが受け入れられず顔をしかめる人が多かった(冷製パスタって日本発祥らしいです)。

地理的にはあんなに近い国なのに、これだけ違うのが面白かった。

料理1つとってみても、それまで食べてきたもので、これだけ良し悪しの基準が変わる。そこを描くことは、他の文化に対するリスペクトである。

例えば、「ログホライズン」や「本好きの下剋上」など、この点を大切にしている、異世界転生やゲーム世界系は面白い。

1つ例を挙げると、5話目の孤児院のエピソード。「単に金をあげるのではなく、職を与え自立させる」というのは、「本好き2」にも似たような展開があった。ただ、ほんのわずかな違いを感じた。

例えば、熊の方は、職は与えるが設備投資などは全部持ち出しという甘やかしっぷり。それから、もしこの話をやるなら、「孤児が育てた卵を市民が食べるのか」という差別とも戦うエピソードが本来必要で、本好きはそのあたりもかなりちゃんとやってると思う(本好きの灰色巫女は一応神職にあたるし、本だし販売も考えてないが、本作は「食品」であり、流通や衛生面など越えるべきハードルは高い)。

ピザ話にしても、あのキャパに対して調理のプロが1人ってのが。んで、従業員の9割が、まともな教育や研修を受けていない、飲食未経験の子供達で回そうって、商売なめてるよね。

まあ、本作がそういう作品でないことは、かなり早いうちに分かっていたけど、それでも見続けたのは、「プラスワン」がないかと期待していたから。

本作の主人公の、リアルは不登校&株で大儲けの世捨て人。少し変わった設定でもあるし、死んで異世界転生ではないから、現実に戻ることもあるだろう。そこのリアルとの繋がり、リアルでの変化や成長を知りたくて、視聴を続けていた。

しかし、それすら(少なくともアニメの中では)なかった。

というか、作者はその設定を活かす気があるのだろうか?

「ゆな」って当然、生前(ゲーム世界に入る前)は、恵まれない子供達に寄付とかしまくってたんだよね?

本作の主人公「ゆな」は、異世界では、自分の労力を厭わず、無償で多くの人助けをする、めっちゃイイ人である。でも、だったらなぜ、現実世界で「世捨て人」になっているのだろう? 熊装備ほど無双状態でなくとも、株で大儲けしてるのに、選んだのは、「慈善活動や寄付」ではなく、「引き込もってゲーム三昧」という、最高に利己的なもの。

いや、それを否定しているのではなく、そういう人物なら、転生先でももっと自分の利益や快楽に貪欲になるはずではないだろうか? これは他の異(ゲーム)世界転生作品でもそうだけど、彼らはなぜか、転生すると急に聖人君子になるようだ。

私だったらまず、エロ方面に全力疾走し、飽きたらついでに世界を救うかもしれない(笑) どうでしょう?「転生したからにはエロいことをしまくるぞ」という小説は(笑)

私は何も、なろう系全般を否定的に観ているわけではない。大好きななろう系作品もある。本作には、今のところ全く良さが見つけられないというだけだ。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ゲームログイン系か。どこまでゲームを楽しむのかと、リアルとの繋がりがポイント。熊装備とか、気楽な感じは良い。作画も謎の頑張り(笑) リアルは不登校&株で大儲けか。未来ある青少年には、あまり観てほしくないな(笑)  株で失敗して課金できなくなって、という展開なら別だが。

2話目 ☆3
結局、異世界転生? まあ、チートだから、底は知れている。解体屋とのパートナー契約は良いけど。

3話目 ☆3
食物連鎖の頂点(笑) ゴブスレさんに怒られるぞ(笑) 出た、現代知識でお手軽無双。

4話目 ☆1
イメージで魔法。回復に、病気まで。あまりにお手軽過ぎる。

5話目 ☆3
この辺、「本好きの下剋上」との違いだな。向こうは技能をつけ、職を与え、自立を促す。こちらも職は与えるが、設備投資などは全部持ち出し。例えばこの話をやるなら、「孤児が育てた卵を市民が食べるか」という差別とも戦うエピソードが、本来必要で、本好きはそのあたりもかなりちゃんとやってると思う。

補助金のクダリは、先生が悪用していると思ったけど、貴族の着服か。いや、補助金は貰おうぜ。

反省するのは、まあ、良いかな。

6話目 ☆2
再婚は、特に子供にとっては、そんな簡単に喜べるものではない。こんなところも、なろう。

7話目 ☆2
ハンバーグで無双。異世界ちょろい。料理も、我々現実世界人より下。ハイハイ。

8話目 ☆2
チートが無双して謙虚に格好つけて。

9話目 ☆2
そもそも、あのキャパに対して調理のプロが1人ってのが。んで、従業員の9割が、まともな教育を受けてきていない、飲食未経験の子供達で回そうって、商売なめてるよね。流石、なろう。

10話目 ☆2
同じ雪山を扱っても、俺100万と大分違うな。携帯も楽勝。

11話目 ☆2
クラーケン撃破、楽勝だぜ!

12話目 ☆1
ハイハイトンネルね、驚かない驚かない。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 33

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「私TUEEEE」なのは、平穏な生活のために。

これは、
よくある感じの、
異世界転生/召喚系、日常アニメなんですけど、
ほかの同じ系列のアニメと違うのは、
主人公が異世界で、
達成する目標(魔王討伐とか異世界制覇とか)がいっさい無いんですね。

そして、
ここがキーポイントだと思うんですけど、
普通は
ほかの同種作品って、
現世で死亡して、とか、異世界の神に召喚されて、
物語が始まるんですけど、
ここがポッカリと抜け落ちているんです。

つまりは主人公ユナちゃんは、
ひきこもりの凄腕デイトレーダーで、
VRMMORPGに入り浸ってる子なんですけど、
ある日VRゲームにログインしてみたら、
突然、運営側の勝手なプレゼントで
クマのチート装備を強制的に持たされて、知らない冒険マップに飛ばされて・・・

ってこれ、召喚でも転生でもなくて、
異世界スリップ、ですよね?

で。
ここから始まる物語が、すごくノドカで、
穏やかなんです。
圧倒的に強くて無敵なユナちゃんは、どこかに旅立つのではなくて、
最初に来た街に、居ついてしまいます。
そこで、友達をつくったり、
友達の母親の病気を治したり、
貧困にあえぐ孤児院を救済したり、
商売を始めたりしながら、
仲間を増やし、理解者や支援者も増やしていきます。

クマの着ぐるみを着ていないと無力になってしまうという縛りはあるけど、
これはコスチューム姿が恥ずかしいってだけで、
何かクマの着ぐるみを巡る騒動とかも起こらないし、
ユナちゃんの希望通り、平和な日々が続きます。

日常系の究極進化版(笑)

私が、この作品で気に入っているのが、
ユナちゃんが現実世界では、ひきこもりの成功者=デイトレーダーとして大儲けしてる→だから、学校に行く必要もないし、そのつもりもない。ちゃんと生活しろ、と説教してくれるのは離れて暮らすおじいちゃんだけで、
ユナちゃんの両親は、ユナちゃんの経済的成功に便乗して、
おそらく仕事もやめてしまって、
ユナちゃんからたんまりと小遣いを貰って、遊んで暮らしてる、
いわば不健全な家族の典型として描かれているところ。

そんなユナちゃんを心配して、
神様が、運営側のフリして、
ユナちゃんを別の世界に行かせたのだと思います。

で、神様の目論見どおり、
ユナちゃんは異世界の街で、友達を作り、仕事に励み、仲間を増やし、社会貢献までしていくことになります。

お話はこのまま終わってしまうんですけど、
お話が終わったあと、現実世界に帰って来たユナちゃんは、
社会とか、世界とかについて、ちゃんと理解できるように、
成長できていると、いいなって思ってしまいましたねー。

楽しくにぎやかに、平和に暮らせるパワーがあるっていいなあって、
ニマニマしながら、毎週楽しい30分を過ごさせてもらいましたww


※あにこれ内に2つサイトがあります。共通の感想をアップしておきます。
https://www.anikore.jp/review/2107213/

投稿 : 2025/01/11
♥ : 32

81.0 2 2020年度の癒しアニメランキング2位
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (784)
3252人が棚に入れました
ステータスポイントをVITのみに捧げた少女メイプル。その結果得たのは、物理・魔法攻撃・状態異常無効に強豪プレイヤーも一撃死のカウンタースキル!? 自らの異常さに気づくことなく、今日も楽しく冒険に挑む!

声優・キャラクター
本渡楓、野口瑠璃子、早見沙織、新井里美、加隈亜衣、諏訪ななか、杉山紀彰、佐藤聡美、小野賢章、山崎たくみ、竹達彩奈、神奈延年、佐藤利奈、山口勝平、石田彰、皆口裕子、丹下桜
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

天然系少女の防御力は無限大

アニメーション制作:SILVER LINK.、
監督:大沼心・湊未來、シリーズ構成:志茂文彦、
キャラクターデザイン・総作画監督:平田和也、
音楽:増田太郎、原作:夕蜜柑

シルバーリンク+なろう系という
普通に考えると観てはいけない組み合わせだが、
1話目が面白くて何となく手を出してしまう。
ゲーム初心者の本条楓(メイプル)が
友人の白峯理沙(サリー)から誘われて
VRMMOの「New World Online」というゲームに参加し、
痛いのは嫌だからと言って、防御力に極振りした結果、
運営の想定の斜め上を行って最強になる物語。

この作品の良いところは、最弱のゲーム開始から
展開をきちんと見せてくれるところ。
ほとんどのなろう系は、最初から特殊な能力を持っていたり、
物語が始まるときには、最強の場合が多いため、
強くなった過程がいまひとつ分からない。
というのも、弱い段階から描いていくと、
普通は物語が冗長になってしまうからだ。
その点、この作品は右も左も分からない
ゲーム初心者のメイプルがレベル1の状況から
強くなっていくところを上手く見せている。
痛いのが嫌だからと不人気の大盾を選び、
得たステータスを全てVIT(防御力・体力)に極振りする。
すばやさが0なので歩くのはとても遅い。
普通なら、攻撃力が皆無なので、
弱い敵しか倒せず、レベルが上がらないはずだが、
偶然に偶然が重なって特殊なスキルを手に入れ、
ダンジョン最奥のヒドラを食べて倒したことで
最強の道を歩んでいく。
この作品に近いのは、ヴェルドラを取り込んだ
『転スラ』だろうが、あちらは、世界作りの話になるため
ゲーム内で楽しく遊ぶ極振りとは方向性が違う。
攻撃力がないため、盾を使って敵を圧し潰すという
荒技によってゲームを攻略していく。

天然の性格のメイプルが運を味方につけて、
どんどん強くなっていく過程を楽しむ作品。
主人公・本条楓のCVが本渡楓という
まるで作者が声優を狙ったような名前だが、
キャラクターと声の可愛さが一致するのもポイントが高い。
また、相棒のサリーがメイプルとは正反対の
ガチゲーマーで、頭脳派&運動能力も
ずば抜けているという設定。
それを活かし「回避盾」というダメージを避ける
キャラクター作りで「盾のコンビ」という
バランスで攻めていくのが好印象だ。
メイプル単独やサリーと2人で戦っていく序盤は、
アニメーションの動きの良さも相まって引き込まれる。

シルバーリンクといえば、どうしても万策尽きるという
イメージが先に立ってしまうが、今回の作画は、
キャラデザが優れていて、乱れることもなかった。
また、時おりアクションゲームらしい動きも
しっかり見せてくれていて思わず
スロー再生で観る部分もあったほど。
見せ場での動きを重視するためか、毎話に1度は
BGMを流して、止め絵で表現する手法を
取り入れており、これも悪くなかった。

ただ、ギルドを作った中盤以降から失速した印象。
新たに加わったカスミ、カナデ、イズ、クロムの面々の
キャラクター像が薄く、あまり良い効果をもたらさない。
キャラクターの人数が増えたせいもあり、
終盤は、サリーまで影が薄くなったように感じてしまう。
また、ほかのギルドのペインやミイ、フレデリカなどの
キャラクターも深掘りされないため、
対抗戦をやっていてもあまり盛り上がらない。

メイプルが飛び抜けて強くなっていくため、
ストーリーの作り方が難しくなっているのだろう。
途中からはメイプルが新たなスキルを獲得して
皆が驚くという展開が続いて飽きてしまう。
{netabare}最後には、ペインやミイとも共闘しているが、
この後はどうするのだろうと心配になる。{/netabare}
2期制作が決定したが、個人的にはサリー以外のキャラを
もう少し立たせるような展開にしないと、
さらに下降線を辿る印象だ。

「ノンストレス」と「エンジョイ」が
魅力になっている作品。
それを貫きつつ、どうやって今後のストーリーを
面白くしていくのかがポイント。
メイプルとサリーのキャラの可愛らしさと
その姿形に似合わない強さの表現を
上手く持続してもらいたい。

2期からは、どこに重点を置いて
展開させていくのかが気になるところだ。
(2020年6月13日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 63

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SAOの対極をゆくアホ作品(嫌いじゃないです)

原作のライトノベルは未読です。

まずナーヴギア風のマンマシンインターフェースを身につけて「NewWorld Online」なるVRMMOゲームにログインする楓ちゃん。このゲームへのダイブ時の画面が、ほぼ『ソードアート・オンライン』なのに笑ってしまいました。

本名が楓だからハンドルが「メイプル」…、うん何の捻りもないね(笑)。「もちろんログアウト不能でゲーム内の死が実際の死に直結するデスゲーム」などではあるわけなく、任意の時間にイン・アウト可能なのです。

ということはこれ、リアル世界の話も出てくるんですかね。

キャラクター・メイキングでステータスパラメータの振り分けを全て防御力に割り当てた結果起こったことといえば…。うん、これもう完全に仕様バグですね。「テストプレイが足らないままβリリース→本番」みたいなことになってしまったのでしょう。

ということでツッコミを入れながら観るのに向いたギャグ・コメディー寄りの作品なんでしょうね。真面目な人は観ない方が良いと思います(笑)。

2020.3.26追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。最後のアレ、完全に「火の七日間」…(笑)。
なんか2期目がありそうな引きで終わりましたね…。

こう言っちゃなんですけど、私はけっこう楽しめましたよ!?

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

考えるのが嫌なので気楽に観る事に極振りしました

楓(メイプル)は友達の理沙(サリー)に勧められた
VRMMOだが、理沙は試験勉強の為に出来ず
楓に先に始めるように勧める。
楓は初心者だが理沙に言われ仕方なく一人で始めるが
何もわからないので、思いのまま痛いのは嫌だから
防御力のみに特化する極振りで試みるが…

1話観て少し笑えるか、断念するかの作品。
メイプル(CV本渡楓さん)を好めるか?かと。

個人的には、つっこまずに気楽に観始めれたのと
序盤の日常シーンが絡むのに意外と好感が持て
比較的楽しめた方ですが、流石に中盤以降の
やり過ぎ感とバトル主体の内容にトーンダウンでした。
でも全体的にはゲームを楽しむメイプルのスタンスと
キャラに合った本渡楓さんの演技は
個人的には良かったですし、他のキャラも
特に不快感も無かったです。

終始作画も安定してたのと
2期の示唆らしき演出があったので
続きは観てみたい作品です。

でも最後のチャットは速すぎて追えないですよね…

公式に続編制作決定の発表がありました(^^)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 49

77.5 3 2020年度の癒しアニメランキング3位
魔王城でおやすみ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (429)
1741人が棚に入れました
かつて、人と魔が交わり、共に存在した時代。魔王は人間の姫をさらい、自らの城に幽閉した──。囚われのスヤリス姫は、檻の中でつぶやく。「…寝る以外…することがない」牢をこっそり抜け出して、よりよい安眠を求め魔王城を…探索!?自由気ままな人質姫が魔物たちを巻き込んで好き勝手!! 新感覚、睡眠ファンタジーコメディ!

声優・キャラクター
水瀬いのり、松岡禎丞、石川界人、小林親弘、下野紘、小山力也、高橋伸也、山根雅史、相馬康一、大原さやか、黒田崇矢、大塚剛央、大橋彩香、諏訪部順一、佐倉綾音

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

魔王城地下牢の宿屋化計画

魔王にさらわれたスヤリス姫が、魔王城の牢屋に幽閉されますが、あまりの睡眠環境の悪さをどうにかしようと立ち上がり、魔王城内をうろついて快適な睡眠を追求していく癒し系ギャグアニメ
魔王城の牢屋はどう考えても快適なわけないので、面白いテーマだなーって思いました
魔王軍って言っても全然悪者感がない気の優しい人達なのでシリアスな場面なんてありません、安心して見られるいいアニメですねー!

私は結構好きな作品です。
スヤリス姫はもちろん、魔王、悪魔神官が好きです
まだまだ原作ストックはありますし、2期制作の可能性もありますね。
でびあくまは本当に可愛い。一匹欲しい

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期、貴重なギャグアニメ枠(笑)

何故か10月クールは、ギャグ作品が少なかったです。
たしかに「神様になった日」の前半はギャグ全開で、これはこれで困ったものなんですけど…"(-""-)"


で、この作品。

一言で言えば「ファンタジー風味のよく考えるとちょっとグロい日常系ギャグアニメ!」全然一言にまとまっていません(*^▽^*)


人類に対する脅迫の一環で、魔王軍が、人類にとって大事な大事なお姫様=スヤリス姫を誘拐!!
ところがこのスヤリス姫様、メンタルが異常にタフな上に、
人質として捕らえられた、魔王城がけっこう理想的な居場所!

この魔王城での生活環境をもっと理想的に改良することで、
思う存分、安眠を得ようと奮闘する、
スヤリス姫の日常を、細かいエピソードでつないで行くのですが、
最初観た時は、このままの展開力の無さでワンクール、もつの?って思ってたんですけど、
もってしまうんですねえwwww

エピソードはそれぞれ、
安眠のためのアイテム入手や工夫がメインの「クエスト」なんだけど、
それ以外の「クエスト」も挟まれていて見飽きないし、
人質だとはいっても、
魔王城においては、傷つけちゃいけない貴重な存在だから大切に扱われているし、
スヤリス姫の自分勝手な行動を魔王軍の誰一人として止められないし、
スヤリス姫は万一っていうか何度も死んでも、
ちゃんと魔法で生き返らせてもらえるし。

爆笑って感じとは違うけど、夜中にニマニマしながら、
魔王城の魔物たちがアタフタしているのを、眺めている感じです。
最初の頃は、魔王様に露見しないように、魔王軍の幹部たちが苦心してたのに、
いつの間にか、魔王様自身が、スヤリス姫に翻弄されてしまっててww
特殊な環境でも日常系ギャグアニメがちゃんと描かれていて、楽しく観続けられました。


それと、
スヤリス姫って、
実は人間界では、仕事漬けな上に、王族にふさわしい言動を強制されていて、
たぶん日々の、多忙な上に格式ばった生活にうんざりしていたんですよね。

たまに出てくる王妃様のお説教の回想シーンとか、
実はとってもかわいそうなんです。

それと、1回、魔王様に宿題を課されて仕事モードになったとき、
すごいスピードで書類の処理をしてしまうの、
面白かったけど、
だからこその、人質となった現状とのの落差の大きさ。

なるほど、もうお姫様稼業は嫌なんだ、死ぬほど眠りたいんだ~っ、
もう人間界に復帰なんてしないで、ぐうたら人生をまっとうしたいんだ~
って、すごく納得できてしまいましたww


・・・おまけ。
{netabare}最後の2話は、いっぺんにおまとめ放送w
スヤ姫、影武者を仕立ててみたら、ポンコツ過ぎたのに、
ちゃんと自分で、人間の世界から救出しちゃうんだw
それで、わざわざ人間界にちょっと戻って手に入れた毛糸のパンツ、
デビちゃんたちに履かせて、気持ちよく安眠(*^▽^*)
ホントに魔王城が、居心地よくて好きなの、よ~くわかりました!
人間世界の世知辛さや煩わしさ、本当に嫌なんだね~って、
なんか最後まで一貫していて、わがまま素敵な姫様でした!!{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「このネタでどこまで行けるか」と思ったけど、終わってみれば素晴らしい安定感でした。

大変よくできました。

RPG的なファンタジー世界で、人間の王国の姫が攫われて魔王軍の人質になるという辺りはゲームでありがちな設定なわけですが、そこでフォーカスされるのが救出や魔王軍との戦いを目的としている勇者パーティー側のメンバーではなくて、人質の姫であったりまたその姫を捕えている魔王を始めとする魔物たちであったりというのは、本作のセールスポイントであると言えましょう。

そして人質であるスヤリス姫が魔王城で求めるのがひたすら「如何に気持ちよく眠れるか」という一点であり、それだけのネタなのにこれだけ面白いお話をアニメで1クール分、いや原作はもっとあるんでしょうけど続けられるというのがとても凄いですね。

そして姫は目的の快眠のためならば魔王城の破壊や窃盗は言うに及ばず魔物を惨殺してしまうにもかかわらず、リザレクション(蘇生)の魔法が使える「あくましゅうどうし」の存在によって作中での死がとても軽いものになってしまい、コロコロとキャラクターが死んでしまうしすぐ生き返るという点が本作をギャグ作品たらしめています。

そして姫以外にも魔王城内の魔物たちのビジュアルが「でびあくま」をはじめとても可愛らしく、観ていて幸せな気分になれそうな良作であると言えます。でも姫と魔物たちの間に築かれる関係については、いろいろと考えさせられるところもあってその意味でも名作じゃないでしょうか。

観ていて本作に不快感を持つ人は少なそうで、とてもお勧めできます。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36

76.5 4 2020年度の癒しアニメランキング4位
プリンセスコネクト!Re:Dive(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (404)
1359人が棚に入れました
穏やかな風が吹き抜ける美しき大地・アストライア大陸。その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。彼を世話する小さなガイド役・コッコロ。いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ。ちょっとクールなネコ耳魔法少女のキャル。運命に導かれるまま、彼らが立ち上げたギルドの名は「美食殿」。今、ユウキと彼女たちの冒険の幕が開けるーー

声優・キャラクター
M・A・O、伊藤美来、立花理香、阿部敦、高橋李依、沢城みゆき、洲崎綾、日高里菜、諸星すみれ、小倉唯

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最初は微妙だったけどいいアニメだった

なんか主人公の顔とか服装がこのすばの主人公のかずまに似てるなと思ったら、このすばの監督だったんですね
一話見たときはなんかやばそう(手抜きな感じ)なアニメだと思ったけど、だんだん面白くなっていきました
やっぱりパーティ内のドタバタ感を描くのがうまいですね

美少女と背景以外はかなり適当な感じだけどわざとやってるのかも?
原作を知らなくても楽しめるので是非、最後まで視聴してみてください

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

笑顔の食卓

倒れていたユウキ。
案内役を自称するココッロに導かれる。
お金を稼ぐためにギルドから仕事を依頼される。
キノコ狩りの途中で行き倒れていたペコリーヌと出会うのであった。

美味しい物を探求する美食殿メンバー。
ユウキ・ペコリーヌ・コッコロ・キャルの4人編成です。
無口でいつもニコニコ笑顔のユウキ。
天真爛漫なペコリーヌ。
ユウキを主として尊敬しているコッコロ。
冷静な判断力を持つツッコミ役のキャル。
この4人を中心としたストーリー展開。
ゲストキャラもいますが、ほとんど美食殿の味方なので問題無し。
物語全般に緩くて平和な雰囲気が漂います。

ソシャゲ原作という事で0話切りしていた事を後悔しています。
みなさんのレビューを拝読して視聴開始。
武器や防具を使っての戦闘シーンもありますが、
注目したのは個性的なキャラの多さ。
個人的に気に入ったのはペコリーヌですね。
大食漢のペコリーヌ。
ユウキと出会ったのもお腹が空いて動けない状態でした。
笑顔で食事をする。
豪快で美味しそうに食べる姿は見ていて気持ちいい。
最後の方で出自に関する場面もありましたが、ペコリーヌはペコリーヌ。
美食殿の仲間です。
これからも気軽に「オイッス」と挨拶したいですね。

『このすば』と同じ監督さん。
明るい雰囲気は踏襲していますね。
お金があるのか、作画も安定した良作品。
そこの人、まだ未視聴ですか?
放置しておくのはもったいないですよ。
最後に一言……





           やばいですね!










投稿 : 2025/01/11
♥ : 33

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「ヤバいですねっ」に中毒性アリ(笑)

ゲームは未プレイ。最終話まで視聴。

まず、ゲーム原作らしい作画の良さが目を引きます。
バトルシーンの動きの良さとキラキラは圧巻です。

そして、個性豊かな登場人物の多さ。
”個性豊かな”がミソですよね。
必然的にお気に入りのキャラとか見つかってしまう(笑)。

単純なドタバタコメディに終始するのかと思いきや、ラストはしっかりと・・・。

第2期あったらヤバいですね!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31

68.0 5 2020年度の癒しアニメランキング5位
うまよん(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (139)
453人が棚に入れました
「うまよん」は、スマートフォン・PC向け漫画サービス「サイコミ」にて連載されている、メディアミックスコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」の4コマ漫画を原作とした新作ショートアニメ。個性豊かなウマ娘たちが繰り広げる日常エンターテイメントを、漫画とは異なるオリジナルストーリーでお届けする。2020年7月7日(火)よりTOKYO MX、BS11にて放送される。

声優・キャラクター
和氣あず未、高野麻里佳、Machico、前田玲奈、高橋未奈美、鬼頭明里、佐伯伊織
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

高松宮記念より体感短いかもしれない

ショートアニメ 短距離1,200m


3分くらいでしょうか。『ウマ娘』ファン向けのスピンオフ。
作ってる人がTV版本編を作った人たちと違います。内容はまあだいたい3分でできるようなコミカルテイストで当たり障りのないやつ。
面白いわけでもないが酷評するまでもない。新聞の四コマみたいにさっと観て切り替えて次―みたいなノリで臨むにちょうどいい作品です。

というわけでサラッと流しながらだったんですが、
たぶんスペちゃん一回こっきりだったような!?
もしかするとサイレンススズカさんも!?
キャラ博覧会みたいな多キャラのコンテンツでもあるので万遍なく登場させる意図があったのでしょう。お気に入りがいらっしゃったら探してみるのも面白いかも。頭身が本編より少ないのでうっかりスルーしてしまうかもしれませんよ。
本編を好きだった方がとりあえずストックしておいてなにかしらの拍子に箸休め的なものを欲した時にでもどうぞ。3分ものの宿命ですね。


※ネタバレ所感…ってほどでもありませんが

{netabare}第5話ラーメン二郎インスパイア系なお店での大食い大会…店名は『ミハロン』というのね。
当方もっぱら競馬は門外漢で例によって受け売りですが、“上がり3ハロン”という言葉があるらしく。
残り600mのタイムを指す意味みたいです。この回に登場したのは、スペシャルウィーク・オグリキャップ・タイキシャトルの3頭。これでみんな末脚がバケモンだったら

{netabare}「さすがウマ娘さん。あんた芸が細けーよ!」{/netabare}

となるのですが真相は如何に?{/netabare}


気になったのでおかわりいくと、

{netabare}第6話登場の牛丼屋は店名『大本命』。庶民的なお食事処が続きます。
出走馬はファインモーション、キングヘイロー、メジロマックイーン。これでみんな大本命だったら…

{netabare}ってみんな現実では例外なく大本命ですもんね。3分で楽しめるG1です。{/netabare}{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 地上波リアタイ 

-------
2020.11.07 追記

どうやらスペちゃん何回か出走してたようです。その他、競馬ファンだからこそニヤッと出来る仕掛けもあった模様です。そしてそして…2期政策決定との報もありましたね。


2020.09.23 初稿
2020.11.07 タイトル修正/追記
2022.02.19 修正

投稿 : 2025/01/11
♥ : 44

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

名馬の背景をもつ60頭のキャラがベースの日常学園アニメ

アニメーション制作:DMM.futureworks・ダブトゥーンスタジオ
監督・キャラクターデザイン・総作画監督:宮嶋星矢、
原作:Cygames

Cygamesによるメディアミックスプロジェクトである
『ウマ娘 プリティーダービー』。
アニメ終了から2年が経過したものの未だゲーム化には至らず、
次第に忘れ去られようとしていた。
ある情報では、コンテンツプロデューサーが
退職した影響もあり、ゲーム化が遅れに遅れているとか。

そんな状況を打破する目的もあったのか、
今度はWeb漫画サイトサイコミで毎週更新されている
公式4コマ漫画によるアニメ化を敢行。
3分のショートアニメで、アニメーション制作は、
PA.WORKSからDMM.futureworksに変わっている。

キャラクターは60頭(人?)分デザインされている。
ただし、キャラに社台グループの所有馬や
ノースヒルズ、金子真人オーナーなどの馬は登場しない。
つまり、ディープインパクトやハーツクライなどは、
認可が下りなかったということらしい。
個人的にJRAはコラボ企画の認可に厳しくない印象だが、
プロデューサーがやり方を間違えたのかもしれない。
そもそも牡馬が全頭牝馬になっていることに
ファンからは、どうしても拒否反応が出てしまう。
ファンの評判として、よしだみほの
『馬なり1ハロン劇場』とは大きな違いに見える。

いずれにせよ、少数派であろう
アニメファンで競馬ファンでもある身として
レビューしておきたい。
とは言いつつ、私はゲームをやらないので、
あまり関係ない立場なのかもしれないが。

物語としては、競馬とはそれほど関係ない
ウマ娘たちの日常コメディともいえるようなもの。
ただ、馬同士の組み合わせは、同年代のライバルや
兄弟姉妹、脚質などでキャラをまとめながら構築している。
例えば1話目は本編でもライバルとして描かれた
スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダーの三頭が
登場する追試による対決の回。
アホの子として描かれたスペシャルウィークが可愛い。
7話目ではBNW(ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、
ウイニングチケット)のライバル3頭がカブトムシ捕りに
興じるというストーリー。
元気なウイニングチケットが印象的だ。

そしていちばんの注目回は、やはり逃げ切りシスターズの第9話。
スマートファルコンがリーダーのアイドルユニットが
新メンバーを探して奔走するのは微笑ましい。

坂路の申し子として知られるミホノブルボンは、
現役時代の異名を意識したサイボーグのような
造形のクールビューティ。
マルゼンスキーは、メンバーに入るのに四苦八苦。
それは、外国産の持ち込み馬であるため出走できなかった
日本ダービーが背景に見える。
賞金もいらないし大外でもいいからダービーに出走させて欲しい
(その年のダービーは28頭立てで大外は圧倒的不利)
と懇願した史実を意識した描写だろう。
日本ダービーを逃げ切って勝った快速のアイネスフウジンは、
なぜか田舎娘風。バーゲンを目指して快速を飛ばす。
そんな超一流の逃げ切り馬のなかで
リーダーのスマートファルコンだけが
ダート馬のため、全頭で競ったときに
いちばん足の遅い描写になっている。
サイレンススズカは、このシリーズのなかでは、
冷静なツッコミ役に徹している。

ラストに流れる『逃げ切りっ!Fallin' Love』。
ついDLしてしまった。
快速メンバーらしく、高速のBPMで作られており、
逃げ馬にふさわしい楽曲となっている。

そのほかには金色のたてがみと尾が目立ち、
容姿の美しかったゴールドシチーがモデルとして
活躍するなど、ところどころに馬の背景を
とらえて表現しているのは競馬ファンも注目だ。

基本的にはキャラ立ちしたアイドルたちによる
日常・学園ものショートアニメ。
ウマ娘たちが、肝試しや早食い、障害物競争などに
挑戦してキャラに沿ったコメディを見せてくれる。
あまり何も考えずに観ても、それなりに楽しめるだろう。
ちなみにお話が終わったあとに、ウマ娘がひとりずつ
自己紹介的な話の振り返りをするぱかチューブがある。
これもゲームを意識した仕込み。
どういう経緯なのか本編の2期も決まったという
ニュースも飛び込んできた。
今回のショートアニメでメインキャラだった
トウカイテイオーが主役で、
ライバルにメジロマックイーンを据えた物語。
引き続き注目したい。
(2020年10月3日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 37
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

内容より次回予告が気に入ってました。

私は「ウマ娘プリティーダービ」とても楽しく観ていました。
そして本作品。
実は正直、あまりよく思っていません。
前作品では可愛さの中に強さを感じたもので、キャラクターの観念が崩れてしまいそうで、こういう物語はどうかなと思います。
代わりに次回予告は毎回楽しみにしてました。
CGのウマ娘達はそれぞれアピール満点でしたので良かったです。
パカチューブメインのゴルシちゃんは {netabare}やっと最終話で出てきました。{/netabare}
次期作品Season 2も決定しています。
キービジュアル1枚を観る限りは、友情、努力、感動を魅せてくれるに間違いはないようです。非常に楽しみ。
そしてヤングジャンプで連載中の「シンデレラグレイ」もグッとくる作品なので是非アニメ化を期待しています。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29
ページの先頭へ