男性恐怖症でお嬢様なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの男性恐怖症でお嬢様な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月09日の時点で一番の男性恐怖症でお嬢様なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.4 1 男性恐怖症でお嬢様なアニメランキング1位
えむえむっ!(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1665)
9271人が棚に入れました
高校生の砂戸太郎は、女性に冷たくされたり暴力を振るわれたりすると、快感を覚えてしまうドM体質の少年。このままでは普通の恋愛が出来ないと考えた太郎は、生徒の願いを叶えてくれるという第二ボランティア部に相談に行く事に決めた。 神様を自称する、部長・石動美緒を始め、第二ボランティア部の面々によるドM体質改善作戦で、太郎のドM体質は治るのか!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、福山潤、早見沙織、佐藤利奈、田中理恵、阿澄佳奈、大原さやか、儀武ゆう子、矢作紗友里、代永翼、杉田智和
ネタバレ

☆エトペン☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これを見てると自分がMに目覚めてしまいそうだ・・・。

ドMを治したい主人公は親友に
第二ボランティア部というところを紹介され
依頼することになった。
それは彼にとっても自分にとっても楽しい
時間の始まりだった。



「僕らはみんな河合荘」でMだったシロさんネタで
結構笑えたので、
もうタイトルからしてドMいますよ〜
と誘い込んでるようで
あにこれの総合得点も悪くなかったし
つられて見ることになった。



最初は主人公のあまりにもドMな姿に
引いてしまったが、徐々に慣れていき、
女性メンバーもかなり魅力的だったので
楽しめました。



主人公はマゾなのに名前がサドっていうのは
笑ってしまいました。

大好きだったキャラはこのメインの二人に限る。
男性恐怖症の結野嵐子と自覚のないドSの石動美緒。



結野嵐子は男性恐怖症でworkingの伊波さんを思い出すが、
自分は断然、こっちの方が好きだ。
{netabare}
いつの間にか主人公を好きなっていたのは不可解だが、
嫉妬する姿はすごくかわいかった。
{/netabare}



声も早見さんでかなり好きなキャラになりました。



石動美緒は一番キャラが濃い気もしていたが、
実は登場人物みんなが変態なので
この人が一番変態じゃなかったりする。

竹達彩奈さんの声でツンデレは「俺妹」の桐乃を
思い出すが、あっちはデレが少なく、
こっちはデレまくりのため、
好きな方は安易に予想がつくであろう。




{netabare}

しかしダメだったのはロリ枠のノアだ。

ノア初登場回はシリーズ構成をした人とは
違う脚本家だったので、
そのせいかな?と思っていたのですが、

その脚本家が手がけた別の回は面白かったし、
逆にシリーズ構成さんが担当した
ノア登場回はつまらなく感じたので、


原因はノアにあると判明。
ロリ大好きな自分が好きになれなかった
ロリの一人である。
{/netabare}



クレジットの際にアニメーター全員に
SかMかを書いていたのは結構新鮮で良かったです。


原作者の他の作品を調べているうちに
衝撃的な事実を発見してしまった。
もう原作者さんは亡くなっていたのですね。
ちょっと哀しいです。



これを下ネタというのかわからない。
濃すぎるキャラたちについていければ
楽しく感じるが、
逆にダメだと見ない方がいいでしょう。

僕は好きな作品です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 34

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

そんなことしても逆効果でしょう。

なかなかレビューしにくいヘビーなラブコメ。
痛い描写が本当にイタイです。

ツンデレヒロインが顔を赤らめながら強権発動とはこれいかに。
暴力シーンが行き過ぎている感があります。

倒錯の正解から超展開へ。
ついて行くのがつらいです。

福山潤さんや竹達彩奈さん、それに早見沙織さんが豪華に頑張ってます。
希少な男声サトリナさんは一聴の価値あり。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 31

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

学園 SMラブコメディー

原作 ライトノベル  未読

主人公  砂戸 太郎(さど たろう) 声 - 福山潤
高校1年生。超ドM
弱々しくお人好しで穏やかな性格ではあるが、仲間想いで人のために一生懸命、体を張れる熱血漢の一面もある。
ドMを治そうと第二ボランティア部に入部する。

石動 美緒(いするぎ みお) 声 - 竹達彩奈
高校2年生で太郎の先輩。超ドS
貧乳ツンデレ美少女。
第二ボランティア部の部長。自称神様で、ちっぽけな人間の願いを叶えるために活動中だが、依頼は滅多にない。
性格は傲慢で自意識過剰。
だんだん太郎に想いを募らせていく。

結野 嵐子(ゆうの あらしこ) 声 - 早見沙織
太郎の同級生で、彼のドM体質を目覚めさせた張本人。
巨乳の美少女。
気弱で大人しい性格だが、意外と天然ボケでドジ。
男性に触れられると無意識に殴る癖がある、男性恐怖症。
太郎の事が気になっている。

その他、女装趣味のキャラや、ロリキャラ、ロリコン好きキャラなどがいて、バラエティー豊富です。

感想
ドSとドMのやり取りが、とにかく笑えます。^^
太郎の初恋相手が女装したクラスメイトの親友だったりで、設定も面白いです。
キャラデザも綺麗な方です。
恋愛&変態&ツンデレ&友情ありで、退屈しないで観られました。
面白かったです。
私的には、2期希望です。

あと、ドSの美緒の声優、竹達彩奈さんが上手くてハマっています。
竹達彩奈ファンは見るべし!

ラブコメ好きな人にはオススメです。

OP
「HELP!! -Hell side-」 歌 - 石動美緒(竹達彩奈)
「HELP!! -Heaven side-」歌 - 石動美緒(竹達彩奈)、結野嵐子(早見沙織)

ED
「More-more LOVERS!!」歌 - 麻生夏子
「Happy Birthday, my holy day」 歌 - 石動美緒(竹達彩奈)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 30

74.3 2 男性恐怖症でお嬢様なアニメランキング2位
まりあ†ほりっく[マリアホリック](TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1063)
6261人が棚に入れました
男性恐怖症で同性愛者 (百合趣味)の女子高生・宮前かなこは、運命の相手(女性限定)との出会いを求めて、天の妃女学院附属中学高等学校に編入する。そこで出会ったのは、1年 下の祇堂鞠也。その可憐な美少女ぶりに舞い上がるかなこだったが、ひょんな事から鞠也が実は男であることを知ってしまう。しかし、鞠也もまたかなこの百合 趣味を見抜き、互いの秘密を握ったまま、かなこは鞠也と、彼に仕えるメイド・汐王寺茉莉花に監視される形で、寮の同室で暮らす破目になる。それは、かなこ の波乱に満ちた学園生活の始まりだった。
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

声優パワーで高速展開されるギャグと演出と妄想と鼻血

原作未読。

男性恐怖症、かつ、百合趣味少女の宮前かなこ。
彼女が編入したカトリック系の学校で、眉目秀麗、才色兼備の美少女、衹堂鞠也(しどうまりや)、そして、そのお付きである茉莉花(まつりか)に出会う。
運命の出会いだと感じたかなこだったが、まりやの正体は、女装した男(男の娘)だった……!


見所はその強烈なキャラクターと、声優パワー。
かなこの心の声と鼻血が、ツッコミが追いつかないほどの超ハイテンションで炸裂します。

そして、まりやとまつりかのド☆S、毒舌っぷりがたまらない。
まりやの女の子と男の子の声色の使い分けもお見事です。

まりやに、ミジンコと呼ばれようがウジ虫と呼ばれようが、顔がかわいいので許しちゃう。
それどころか加速してしまうド変態かなこさん。
{netabare}
(私も罵って欲しい、と思ったのは絶対ナイショですよ)
{/netabare}

ちなみに百合という設定はあるものの、一人で妄想して一人で暴走しているだけなので、普通に万人向け。
問題があるとすれば、キャラクター頼みのアニメなので、アクの強いキャラクターが好きになれるかどうかに勝負がかかっていること。
ド変態百合と、ド☆S男の娘と、ハイパー毒舌家がハイテンションで暴れ回るので、そこが楽しめるかどうかがポイントです。

ストーリー自体は、日常系というほどゆるくもなく、ラブコメとも言えない。
あえて言うなら、妄想を叶えようと奮闘する学園もの。
いろんな妨害を受けたりして、冷静に考えたら、いじめともいえるレベルの行為をされているにも関わらず、それを打ち消してしまうような、かなこの変態度。
嫌なことがあっても、「何だって笑い事にしてしまう」そんな勢いを感じさせてくれました。

また、シャフト演出による忙しくも目に残る映像も特徴的です。
ベルサイユの薔薇のような古めかしい絵柄になったり、みなみけのようなやたら濃い絵柄になったり。
「ぺったかぺったかぺったか」とか、擬音がいちいち映像になるのも、映像表現の独特さに拍車をかけていますね!
これをいいととらえるか悪いととらえるかは人次第。
私は好きですけどね!

よくも悪くもクセの強いアニメ。

冷静に分析したり、まじめに感情移入したりせず、頭をギャグアニメモードに切り換えて、まったり観るのがいいのではないでしょうか。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 40

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

視聴方法として一気見はオススメしない。

ミッション系女学院を舞台に、「百合趣味少女」と「女装ドS少年」が
繰り広げるドタバタコメディ作品。 1期2期共に全12話です。

百合アニメというより、美少女大好きな百合少女の空回りっぷりが
痛々しいギャグアニメですねw

まぁ百合といっても、女性同士の恋愛に発展するワケではなく、
主人公の独りよがりな片思い。
基本的には一人で勝手に女性とのあれこれを妄想をして
鼻血を出して自己完結ww

なので、百合要素のある作品ですが百合作品ではありませんw


この作品の突出して部分は、個性豊かなキャラクターだと思うのですが、
とりあえず、主人公が濃いです!!
しかも、どれだけ罵倒され蔑まれイジられても、それでも立ち上がる
メンタルの強い変態主人公ですw

それに加えて、話が進むごとに妄想や暴走っぷりがエスカレートしていき、
とどまることを知らない... ホント、タチが悪い。

この作品を見るに当たって、主人公の「宮前かなこ」を許容出来るかで
楽しめるかどうか決まるのかもしれませんねw


他のキャラとしては、かなこのルームメイトの鞠也とそのメイドの茉莉花コンビ。
ドSコンビはなかなか良かったと思いますww
それから、個人的に好きだったのが、何かと謎の多い寮長先生ことゴットや
思い込みが激しい上に騙されやすい鼎神父が好きでしたw

でも、寮長先生の声を沢城さんがやってるってのはビックリ!!
EDで名前出てくるまで全然気かなかったです...


個人的には、主人公が「バカやってんな~」って結構笑えた作品で、
そのくだらなさを楽しめた作品ですw
実際、主人公の性別が女の子なだけで、思考がおじさん化してるので、
百合系苦手な人でも普通に見れちゃうと思いますw

まぁその考え方は男から見てもドン引きですよってのもありますけどねww

色々と濃いめな作品なので、一気見すると少し胸焼けするかもですが、
間隔空けて見る分には面白い作品だと思いますw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 36

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

衝撃ですよ~与那国さん~

いや~参りましたです。
よい意味で、突っ込み所が本当に多い作品ですねw

主人公で百合の「宮前 かなこ」ちゃん!
毎日何リットル赤い液体を出しているのでしょうか!?身長が高くモデル体系にもかかわらず色気がない!それはそれですごいですw
いっぽうのヒロイン役?衹堂 鞠也(しどう まりや)ちゃん
は男の子だけど色っぽい学園のアイドルw
この二人を中心に物語がすすんでいきますよ~
とにかく見ていてテンポが良いのであっという間に見終わってしまう感じでしたよ~

あと、なんといってもはずせない神キャラが!!
ゴッド✝寮長先生ですよ~
あの耳本物なんですかね~人間じゃないです!?
しゃべり方がとっても耳にのこるのですよw

そんな寮長先生から毎日ありがた~い一言を『twitter』でもらえちゃいますよ~めっちゃ気に入ってます!!!!

「@GODryocho_bot」で検索してみてくださいね ~
こんなつぶやきもらえちゃいますよ~♪

「生き物を机の下に無造作に置いておくなんて言語道断。動物虐待ですよぉ~。7点!容赦なしの一桁です。良いですかぁ~不用品を持ち込むならば上手に隠すのがルールですよぉ~」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 32

60.5 3 男性恐怖症でお嬢様なアニメランキング3位
かしまし ガールミーツガール(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (153)
928人が棚に入れました
主人公である大佛はずむは、幼馴染である来栖とまりの励ましで片想いの相手である神泉やす菜に勇気を振り絞って告白したものの、その告白は拒絶されてしまう。
近所の鹿縞山に一人登り、傷心を癒そうとしていたはずむだったが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまう。
宇宙船に乗っていた宇宙人は、地球人に対して自分のミスを詫び、はずむを治療したことを告げる。しかし同時に、その治療の過程ではずむが女になってしまったことも告げる。そして、この変化はもはや修正不可能だという。
女として学校に通うことになったはずむだが、一度は告白を断ったはずのやす菜ははずむに対して積極的にアプローチをかけてくるようになる。そしてとまりも、そんな2人の様子を見ていて弟分だと思っていたはずむに対して自分が抱いていた本当の気持ちに気づくのだった。
こうして、3人の少女たちの奇妙な三角関係が始まった…。

声優・キャラクター
植田佳奈、堀江由衣、田村ゆかり、浅野真澄、小野大輔、新谷良子、藤原啓治、水谷優子

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

姦しくも百合百合しくもない、ふつーの恋愛もの

「女三人寄れば姦しい」と言うけれど、全体的に落ち着いた雰囲気の恋愛ストーリーです。
というわけで、タイトル詐欺である感は強い。

一番の問題点は、主人公(はずむ)が元は男であるという設定がほとんど活かされなかったところにあります。
ある日突然、自分の性別が変わってしまったことに対してあっさり受け入れてしまってるのは正直どうなんだと。
この点に関しては、敢えてはずむの葛藤を描かないことで、
周囲の戸惑いをクローズアップさせる効果を狙ってるのだと思いましたが。
実際、物語当初はその狙いが上手くハマっていたし、
性転換されたはずむを初めて見た時の、両ヒロインの対照的な反応は印象に残るものでした。
(戸惑う表情を見せるとまりと、ちょっと嬉しそうな表情のやすなの対比)

ところが、三角関係が本格化してからは、はずむが女であることの作劇上の意味を見出せなくなってしまった。
同性であるが故の葛藤とかそんなものは一切なし。男であっても十分成立してしまう物語なんですよね、これ。
話自体は悪くないんです。両ヒロインがはずむに惹かれる理由にも納得できる。
この手の話が好きなら、そこそこ楽しめるかと思います。

はずむが優柔不断な性格なのはこの手の話の宿命なんで、しょうがないっちゃしょうがない。
ある意味つらい立場にいるはずむに同情して、甘やかしてしまった両ヒロインにも責任はある。
もっとも、はずむは「女の子同士だからって甘く考えてた」という独白をするのだけど、
仮に男のままだったとしても同じ事態を引き起こすとしか思えないわけですが・・・w

結局、作者がやりたかったことって百合恋愛やキャッキャウフフではなく
あくまでオーソドックスな恋愛物であって、でも普通にやると味気ないから、スパイスとして主人公を女にしてみたと。
はずむを「萌えキャラ化」することによって、
この手の話でありがちな主人公への批判を軽減させる狙いもあったのかもしれません。

ただ前述の通り、話自体は悪くないものの三角関係物のテンプレであるため、
特異な設定を作中で活かしきれなかったこともあり、観終わった後であまり心に残るものはなかった。
本作を取り巻く話題が「あのね商法」の一件ばかりというのは、残念だけど納得できてしまいます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの「あのね事件」の作品です。

宇宙人の手違いで、男から女へと性別が変わった主人公はずむ。
それに2人の女の子が加わり、百合的な不思議な三角関係に。
無邪気で優柔不断な態度のはずむに翻弄される2人の女の子の心情を丁寧に描いています。

話がすっきりしていて飽きないし、次回が気になる作品です。
ただし、女三人寄ってもとくにかしましいわけでもないので、明らかにタイトルミス(ウェブラジオは確かにかしましいのですが・・・)です。

このアニメを有名にしているのは、「あのね商法」です。
通常、TV放送終了後のOVAは基本的には本編とは関係がありません。
しかし、本作はTV放送最終話に思わせぶりな態度(「あのね・・・」)で続編を示唆した後に、OVA(本当の結末)を発売しています。
このため、TVのみ視聴者とOVAまで視聴者では、この作品の印象が変わるという珍妙な事態を引き起こしました。
制作者サイドの商業主義が、物議をかもした作品です。

私としては、OVAのラストにそれなりに納得しているので評価アップなのですが・・・

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

性転換ラブコメ

ある日、自分の性別がいきなり変わったら・・・。
なかなか興味深い設定の作品でした。

◆この作品の概要は・・・
とある事情から、主人公の男の子が宇宙人によって女の子に性転換されてしまうお話。
タイトルの「かしまし」の意味は「姦し」の字からもわかるように「女はおしゃべりで女三人集まればやかましい」という意味であるらしく、女になった主人公と幼馴染の女の子と主人公の好きな女の子の、奇妙な三角関係の百合?ラブコメです。

◆この作品の見どころは・・・
普通なら性転換されたら元に戻る事を考えてもおかしくないのですが、当の本人はその気がないのか・・・。
始めは戸惑うものの、第2話からは女の子としての仕草や、女の子の下着の付け方を教えてもらったりして、普通にこの状況を受け入れている模様。
元男の子とは思えない女の子の可愛らしさが見れます。
女となった主人公の奇妙な感覚の三角関係が楽しめました。

◆ストーリーは・・・
後半に行くほどコメディ感からドロドロ感になっていきます。
それと同時に、結局このまま女としていくのか?それとも最終的には男に戻れるのか?という先の読めない展開も楽しめました。
しかし、TV放送の最後はいただけない。

◆声優陣は・・・
大佛はずむ :植田佳奈(Fate/stay nightの遠坂凛)
来栖とまり  :田村ゆかり(ひぐらしのなく頃にの古手梨花)
神泉やす菜 :堀江由衣(Kanonの月宮あゆ)
摩利あゆき  :浅野真澄(乙女はお姉さまに恋してるの御門まりや)
曽呂明日太 :小野大輔(ハルヒの古泉一樹)

◆あのね商法・・・
この作品のTV放送最終話からこの言葉がアニメ業界に生まれました。
TV放送アニメの最終回をセルDVDにのみ収録し、DVD購入を促すやり方。
いわゆる「結末を知りたければDVDを買え」という商法です。
当然このやり方は視聴者からかなり反感を買ったらしいですけどね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 20

70.3 4 男性恐怖症でお嬢様なアニメランキング4位
がんばっていきまっしょい(アニメ映画)

2024年10月25日
★★★★☆ 3.7 (13)
40人が棚に入れました
敷村良子氏による同名私小説を題材にした劇場アニメ化作品となる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

頑張るってなんですか?(CV.雨宮 天アンニュイモード)

愛媛県松山市。高校の女子ボート部5人+男子部員1人らの青春を描いた、
敷村 良子氏の同名原作小説(未読)の劇場アニメ化作品(95分)
実写映画、テレビドラマ版も未見。

【物語 3.5点】
淡々とした青春作品の佳作。

特に“泣ける”とか、カタルシスなどは狙わず、
後から振り返った時、心に大切な何かを残す志向の作品。
いわゆる“つまらない邦画”の良い部分が滲み出た渋い一本。

主人公“悦ネエ”は小学校の頃は発育で先行し、何でもトップ取れる、クラスのリーダー格として活躍。
が、中学以降は周囲に追いつき追い抜かれ、凡才化。
以後、何事に対しても諦め癖が付き、怠惰な高校生活を送っている。

そこへ埼玉から転校してきた同級生女子が立ち上げたボート部に、
巻き込まれるように入部し、ボートに打ち込む内に、
徐々に負けた時の悔しさとか、頑張る意義を思い出したり。
ちょっとした思い込みから、ボタンの掛け違いが生じて、仲間とのリズムが合わなくなったりして、
やっぱり自分はダメなんだと思い悩んだり。

主人公の葛藤がドラマチックというより等身大。
ヒロインの心情を我が事として糧にできる。
五人の心を一つにできなければボートが前に進まない「一艇ありて一人なし」の精神が好表現されている。
この辺りが、本原作及びメディアミックスが30年近く語り継がれている由縁なのだろうなとは思いました。

最初、伊予の青空や海を全面に強調したビジュアルから、
何で夏公開にしなかったのだろうと不思議に思いましたが、
結局、本作は感動の夏!というより、
じっくりと青春を味わう読書の秋といった風情の文芸作品なのだと感じました。


構成は1時間半の中に、復活したボート部女子5人+元々活動していた男子部員1人の約1年間を粛々と押し込む。
とは言え、序盤、{netabare} “ダッコ”と“イモッチ”が前触れもなく教室に押しかけて来て、{/netabare} 秒で部員集結イベが終了しちゃった時は、
えらいハイテンポだなと、吹き出してしまいましたw


【作画 4.5点】
アニメーション制作・萌&レイルズ共作による3DCG作品。

複雑な水の表現はCGならでは。
水面に映る艇と人物の揺らめき、艇のオールの動きに合わせた波紋の動きなどにリアリティがありました。

後は、伊予の海岸の夕暮れは綺麗でしたね。
“海の見える駅”梅津寺駅の踏切は絵になります。
ただ終盤の重要局面で、松山市駅の観覧車にまで乗っちゃうのは、
ちょっと聖地巡礼狙い過ぎな感もありましたがw

それ以上に私が評価したいのが人物の表情描写による心情の掘り下げ。
ボートに打ち込むに連れ、瞳の輝きのレベルから、
吹っ切れた良い表情になっていく悦ネエはベタですが心地良かったです。
私はライバル校のエース・寺尾 梅子の、こっちを気にしている感じの表情が好きでした。
で、やっぱり{netabare} 主人公が挫折した時、キッカケとなる忠言をもたらしてくれました。{/netabare}

最初はバラバラだったオールの動きが、どんどん一体になっていくなど、
映像から言葉以上に、ボート部員たちの成長の手応えを感じられる。
こういうアニメーションには、つい加点したくなってしまいます。


【キャラ 3.5点】
原作から“悦ネエ”などのニックネームは継承するものの、
姓名は一新しているという劇場アニメ版。

原作でも“悦ネエ”以外は掘り下げも少なく、
実写映画、テレビドラマ共に他のボート部員など
主人公以外は比較的自由に改変されて来たという本コンテンツ。

地元の有力企業の令嬢として設定された、兵頭 妙子こと“ダッコ”と井本 真優美こと“イモッチ”は、
仲良く喧嘩する、財力をバックに夏休みは合宿場所を提供するなど、
深夜アニメでもよく出没するカップリング造形。

顧問のじっちゃんにしても、ずっと黙ってボート部員の練習を見守り続けて、
終盤に決定的なアドバイスをする。で、{netabare} かつて国体チーム指導経験のあるスゲー奴だった。{/netabare}
という如何にもスポーツアニメ物でありがちなコーチキャラ。

そして美少女5人に囲まれる爆発必至なポジションにも関わらず、
ボート一筋で鈍感力全開な男子部員・二宮くんw

主人公こそ悩みを口に出して相談しない、
真意についても、表情から推し量る必要があるなど、
文芸作品ならではの繊細な乙女心を体現しますが。

キャラクター全体で見ると、部活アニメ物の一式揃ってますって感じで、
意外と私のような深夜アニメ脳でも付いていけました。

だからと言って、エロいシーンとか期待しちゃダメですw
本作は水着回も温泉回もない真面目な部活物ですから。

とは言え、『ラブライブ!』などの西田 亜沙子さんがデザインしたJKは、
やっぱり艶めかしいです。


【声優 4.5点】
三津東高校ボート部員
艇の先頭から順に、

コックス・佐伯姫“ヒメ”……伊藤 美来
ストローク・村上悦子“悦ネエ”……雨宮 天
3番・高橋梨衣奈“リー” ……高橋 李依
2番・兵頭 妙子“ダッコ” ……鬼頭 明里
バウ・井本 真優美“イモッチ”……長谷川 育美
(以上敬称略)

ナチュラルな演技もできる声優を追求してオーディション選出した結果、
結構な豪華声優陣に。

主演の雨宮 天さんの、心のモヤモヤを言葉にできない感じなども伝わって来ました。
クドいようですが私は、“ナチュラルな演技”くらい、俳優やタレントじゃなくても、今のアニメ声優ならばできると思うんですよね。

アフレコ初心者がよく躓くという、飲む息の中に心情を込める芸当も、この布陣ならば容易い。
それでいて“イモッチ”役・長谷川さんの語尾「~ですわ」のセレブな言葉遣いなど、
濃い目のキャラ作りにも対応する。
何より、コックス・ヒメ役・みっくの「キャッチ、ロー」などの掛け声。
声を張り慣れたキャストの指示は、部員にも心にも良く響きます。

拡大を続けるアニメと実写の中間領域においても、
演技面におけるアニメ声優の優位性が着実に高まっていることを実感する作品でした。

ただ、初日初回の劇場内、私含めて観客3人だけでしたがw
有名タレント起用して宣伝してもコケる。人気声優で固めてもコケる。
アニメ映画興行はごく一部の大ヒット作以外は閑古鳥な難しい企画です(苦笑)


【音楽 4.0点】
劇伴担当は林イグネル小百合氏。
ベースとなる北欧音楽の優しい音色を軸に、
時に女性ボーカルバラードも交えつつ、伊予の風情を演出。
一方でボート競技シーンでは疾走感のあるストリングスで押して来る、
攻守にバランスの取れたBGM。

意外性は「野球拳」のフレーズが随所に挿入されたこと。
私も本作で聴いて調べて初めて知りましたが、
そもそも「野球拳」とは愛媛県松山市の伝統芸能が本元の踊り芸とのことで。
お馴染みのメロディが流れても誰も脱いだりしませんのでご安心?下さいw


主題歌は、僕が見たかった青空「空色の水しぶき」
個人的にプロデュースするアイドルのメンバーがピチピチ(死語w)の10代の内は、
作詞の筆も走る印象の秋元 康氏。
本曲も、オールや“がんばっていきまっしょい”を歌詞に入れて来るなど作品解像度もまずまず。
そんなに宇宙的に歌詞を捻らなくても、ベタな言葉で良い青春曲は書けるという感じの佳作。

秋元氏は、眩しいJKの青春劇に、さらに興が乗ったというわけでもないでしょうが、
同グループによる挿入歌「マイフレンズ」も作詞提供。


ところで脱線しますが、乃木坂の“公式ライバル”として昨年デビューしたという僕青。
乃木坂がAKBの公式ライバルという設定は一体どこへw(別に無くなったわけでもなくライバル設定は共存しているらしいですが)
私も、2.5次元ばかりに入り浸ってないで、3次元アイドルの方も、そろそろアップデートしとかないとと、ほんのり危機感を覚えましたw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13
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