2023年度の田舎TVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2023年度の田舎成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の2023年度の田舎TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.3 1 2023年度の田舎アニメランキング1位
白聖女と黒牧師(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (127)
449人が棚に入れました
とある教会。そこには可愛いけどだらけグセのある聖女さまと、真面目で過保護で料理上手な牧師さまが住んでいました。 穏やかな日々の中で、密かに恋する聖女と鈍感な牧師が繰り広げる、"無自覚いちゃラブコメ"。 もどかしい二人の関係が行きつく先は――!?

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

狂信性女と人間性の欠如したKY牧師の無茶ラブブラックコメディに改題した方が良い!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.28

 聖女様…性女様に改称した方が良い位にローレンスを口説いてきますが、ローレンスは鈍いと言うか女にそもそも興味が無いと言うか…。

 男女の合体阻止のための小道具でしか無い宗教、聖職者設定も全く機能不善です。聖職者だから信仰対象の聖女と合体出来ないとかそういうハードルもありません。

 ローレンスはもう、人間性を疑うレベルで聖女様を相手にしません。人間と認識しているのかも怪しいです。話す猫や犬くらいにしか思って無い?カワイイけど性的対象じゃ無い的な…。

 全く話が進展しないまま終了してしまい、コレで良いのか?と疑問に思う作品でした。

 もう、二人を裸にして納屋にでも閉じ込めて、無理やり祝言挙げさせろよ…。伴天連でもそれでほぼ100%転ぶのは、江戸時代に実証済みだろ?とか小言を言いたくなりました。
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 11話まで観ました。2023.09.22

 聖女さまとローレンスの出合いが明らかに!セシリアは神の天啓を受けて自分が聖女だと認識したそうです。

 そして、森でオバァと暮らしていたそうです。これ、変人ババァに洗脳されたか、精神疾患のどちらかですよね?狐憑きで良くて座敷牢行きだろ?それとも魔女か?

 そして、オバァが死んだ後、大洪水を予知して村に来て、無茶な事を辻説法して村人に嫌がられるのですが、我らがローレンスが上手いこと言いくるめて、なぜか村人に聖女と認められたそうです。

 無理がありすぎる…。異世界の日常ものが上手くいかない理由がよく分かります。ちょっとぶっ飛びすぎじゃね?

 大洪水前に橋を壊すとなぜ村が救われる?そんなことある?ダムじゃないんだから、石橋一基位で被害そんなに変わらんでしよう。

 結局、ローレンスが村人を言いくるめなかったら、セシリアは洪水を呼びこんだ魔女だと村人がキレて、殺害されてもおかしくありませんでした。

 結局、ローレンスがこの女は聖女だと主張したから聖女だという…。これ、二人がくっついたら、それはそれで色々ヤバい気がするんですが…。

 村人愚民すぎ、ローレンス権威有りすぎ、セシリア疑問持たなさすぎ…。特にセシリアは一般的には狂信者と呼ばれるやつですね。

 この物語は、女性向けじゃなくて、男性向けなんでしょうね。男性が理想とする支配しやすい女は、社会から切れている女なので、余計な親戚や友人は雑音として排除しているという…。

 そのため、セシリアはピュアというより信仰のためなら死にそうなエキセントリックな人物です。

 背筋が寒くなる無自覚いちゃラブコメディ…。割とホラーですね。釈然としませんが次回最終回!楽しみです!

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 9話まで観ました。2023.09.07

 ヘーゼリッタの街編終了です。シリアス展開がやっと終わります。結局、聖女とは何かという設定が矛盾しており、さらに説明のために矛盾を重ねたエピソードでした。

 何か変な所… 
 ①教会は、牧師が若い女と宗教施設で同棲していてもOK!男女の性に寛容というか、放任主義というか…。
 ➁ローレンスは牧師なのに、聖女という存在の意味を理解していない。聖女の加護についての知識もない。教会の教義も理解してないのでは?
 ③セシリアは、同年代の友達が今まで居ないなど、幼少期を含めて過去がまるまる不明。本当に人間か?
 ④教会にいる大聖女は、聖女を守る存在らしく、聖女を守る活動をしているようだが聖女認定は誰がしているのか不明。
 ⑤聖女の加護の効果がぼんやりしている。牧師や聖女周辺の人でも分からん人には分からない。そのため、聖女の定義が不明確。
 ⑥教会の教義が不明。ローレンスとアベルの同僚の女性達(教会関係者だが、仕事内容不明)が、恋バナ大好きで、ローレンスとセシリアをくっつけたがるなど、第六天でも信仰してるのかと思わせるほど淫祠邪教っぽい。

 以上、宗教地雷を踏みまくっていますね。教会の目指すところは、乱交なんでしょうか?

 一応、公認宗教組織である以上、信者や配下の宗教家に対する統制は必要なはずですが、フリーダム過ぎます。

 現在でもそうですが、若者を集める組織は、建前上でも性の管理が必要です。酒や薬物をやっての乱交目的と思われては、公認組織としてはまずいからです。

 結局、家族や友人さえいない、生活無能力者のカワイイペットみたいなセシリアをニヤニヤしながら見守る話なのに、変にキャラクターに深みを出そうとして失敗している所が残念です。

 無自覚いちゃラブコメがキャッチコピーの本作ですが、舞台設定も無自覚という…突っ込んだら野暮ですかね?
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 8話まで観ました。2023.09.01

 ヘーゼリッタのトラウマとなった、フレデリカ聖女のお話。こいつも、モヤっとした存在でした。

 街の有力者が何処からか連れてきて、こき使ったら病気で死んだらしいのですが、悪いのは有力者で、教会は関与してない様です。

 ただ、フレデリカは監禁されて、お客をとらされていたわけでは無く、聖女の生き方として、甘んじて境遇を受け入れていたそうです。

 凄く疑問なのは、自分が聖女だっていう自己認識はフレデリカもセシリアも何処から湧いてくるのかが明らかにされていないということです。
 
 教会は、本部に大聖女がいるだけで、聖女の扱いにはあまり口を出さない様ですが、聖女という自己認識は何に規定されてるのか全く謎です。誇大妄想と何が違うの?

 フレデリカは、ブラック企業の社畜のように、金持ちに洗脳されていた可能性はありますが、セシリアの野良聖女ぶりは説明がつきません。

 洋服屋の小僧が前にセシリアに言ったように、「聖女って教育受けてるんですか?(何を根拠に聖女を自称してるの?)」という疑問が解決されていません。

 ある日、衆生救済に目醒めるんですか?社会不安で民衆が信仰の対象を求めるのなら分かりますが、作品中の市民はそれほど切羽詰まって無さそうです。

 教会の権威で聖女認定していれば、話が早いのですが、フレデリカの件を物語に入れてしまったので、教会が悪者にならない様に、有耶無耶にしているのでしょう。

 エモい話になるかと思って挿入したシリアス案件が物語の足を引っ張っています。良くないですね。
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 7話まで観ました。2023.08.24

 聖女様御一行、教会の会議に参加するため、へーゼリッタの故郷の都会へ行きます!

 いや…近いな。汽車と馬車ですぐに着きました。洋服屋の小僧もお使いのついでに同行しているので、大して遠くないようです。

 謎の宗教組織、教会で謎の会議…。職場放棄しているアベルも嫌味を言われる位でお咎め無しです。

 ローレンスの先生だという牧師が、教会に聖女が居るのは秘密にしとけとか、謎のアドバイスをしてくれます。こんな近所なのに隠せるか?情報網とかどうなってるの?

 教会における聖女の立場が相変わらず謎です。牧師は教会が教育しているみたいですが、聖女は僻地出身で教育を受ける機会が無かった者でもなれる様です。

 セシリアも、なぜ自分が聖女だと認識しているのでしょうか?現段階だと、教育水準の低い、低能女ニートが教会に寄生しているとしか思えないのですが…。

 神の天啓でもあったのかな?でも、それを証明する人がいないと、精神病院へ入院させられる可能性の方が高い気がするんですが。

 聖女って自称?誰が認定しているの?ローレンスがこの女は聖女ですと言っているから聖女なの?奇蹟を起こせるから?

 でも、奇蹟にしたって詐欺の可能性もあるわけで、誰か権威のある人物や機関が奇蹟認定する必要があります。部族のシャーマンじゃないんだから…。

 ローレンスにそんな権威があるとは思えないのですが…。もし、それがまかり通るなら、ローレンスみたいな田舎牧師が教会で聖女を自称する愛人を囲っている所もありそうです。

 へーゼリッタの街の聖女は、教会でこき使われて病気で死亡したそうですが、聖女は人間扱いされてるのかな?いくら宗教絡みでも警察案件でしょう。

 聖女は寺男や寺女みたいな教会に従属する奴婢で、労働基準法とかが適用されない社会なのかも知れません。

 そもそもセシリアの両親はどこにいるんでしょう?口減らしに発達障害で虚言癖のある娘を教会に売った?怖!

 ローレンスの爺ちゃんが唐変木な孫のために寒村から購入したのかもしれません。足りない娘でも、後継ぎが出来れば良い的な?

 何か、不穏なものを感じつつも、宗教改革時のカトリック教会ばりに腐敗していそうな謎宗教組織から目が離せません!

 セシリアは、聖女は珍しい存在だと自分で言っていましたが、教会で暮らすことも、村人達の信仰を集めることにも全く疑問を抱いていません。

 親が聖女だったとか、教会に子供の頃から住んでいたならまだしも、どこから来たのかも不明な存在なくせに、この自己認識はマジで怖いです。

 普通に考えたら洗脳されてるか、精神疾患でしょう。セシリアの過去が明らかになるか、とても興味深いです。
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 6話まで観ました。2023.08.18

 半クールが終了しましたが、聖女様の存在がふんわりしています。 

 聖なる力で色々奇跡を起こせるようですが、教会との関係が相変わらず不明です。

 教会は聖女教というわけでは無さそうですが、保護はしているのかな?頑なに教義の説明はしない方針の様です。

 どうも、なろうが跋扈してから、テンプレなら世界観の説明はいらんだろ?的な態度の作品が増えた様な気がします。

 ある程度の世界観の説明が無いと、日常モノと言えども、物語として成立しないのではないでしょうか?

 全ての事象が聖女とローレンスがイチャラブするための小道具でしかない世界は、好き嫌いが別れそうです。

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 5話まで観ました。2023.08.14

 深まる謎宗教への違和感…。バレンタインがあるのでキリスト教ベースの様ですが、聖女様、精霊的なものと会話して、騒ぎを治めたりします。これは魔女の所業の様な…?

 アベルとヘーゼリッタの関係も不明です。デキてるの?嫁入り前の良家の子女が教会に居候出来るかな?完全に物語の狂言回しのためのキャラクターです。

 教会も、ローレンスさんが祖父から世襲しているようですが、浄土真宗なの?肉食妻帯あり?禁葷酒もクソくらえ?

 ローレンスさんの両親は何してるのかな?五体投地しながら聖地巡礼でも行ってるのかな?

 何か皆フリーダムな感じで、宗教として成立していない気がします。結婚しても聖女でいられるのかな?魔女なら何でもありですが…。

 こんなことは気にしてはいけないようです。セシリアたんカワイイ!!(*´Д`)ハァハァ

 ボロが出ないことを願いつつ視聴継続です。

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 3話まで観ました。2023.07.28

 主人公達はキリスト教っぽい謎宗教の牧師と聖女です。謎宗教の教義に深入りすると地雷を踏むので、どんな宗教かは明らかにならないでしょう。そのため、キャラクター達の背景に深みはありません。

 コイツら何なの?とか思ったら楽しめません。物語の開幕2.9秒で牧師と聖女が合体しないための方便で登場した宗教設定なので、気にしてはいけません。

 イチャラブ雰囲気アニメなので、起伏のある展開は無く、このままワンクール行くと思われます。
 
 ゆるゆるとながら観できる視聴者向きです。可もなく不可もない感じですね。
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 1話観てのレビューです。2023.07.14

 牧師と聖女、1話からデキている…。昨今の恋愛アニメはこんな感じばかりですね。悪い意味ではないです。

 お互い意識している以上の関係にならないための障害をどう設定するかに作品の個性が出る様です。

 相手に全く気が無い、恋愛成就が困難な話は観ていて疲れますし、単なるストーカーの話しになりかねないので、コレはコレで良いのかもしれません。同意は取れよと…。

 本作品は作画も良く、キャラもかわいいので、ニヤニヤしながら観るには良いのかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

天災的なアイドル様

聖女と牧師の甘口ラブコメでありますが、突っ込みどころは満載です。

教会、牧師とくればキリスト教を意識しているとしか考えられませんが
{netabare}聖女がいたりロザリオみたいな十字架ぶら下げているところを見ると明らかに
「カトリック」にしか見えないわけであります。

牧師というのは「プロテスタント」に属し、聖書の教えに忠実だからこそ
聖母だとか聖女なる根拠不明な存在には重きを置かず、【偶像崇拝】の禁忌を理解している
からこそロザリオみたいなものを身に着けることには慎重だったりします。

信者も多く、より多くの権威と権力を持つのが【ローマカトリック教会】であり、従って
影響力も強いと言えますが、信仰の自由を求めてわざわざ新大陸に移住してきたような
プロテスタントとそれを迫害してきたカトリックは、基本的には別の宗教と考えるべきであります。

プロテスタントとは「抗議する者」であり、ローマカトリック教会と教皇に従順であるなら
プロテスタントと呼ばれる宗派は存在しなかったわけであります。

【聖母マリア信仰】をごり押ししているのは【イエズス会】でありますが
【聖母マリア信仰】の本質は太古の昔から続く【女神信仰】にありまして
【イースター】という宗教行事が示す通り、【女神イシュタル】=【イシス】を
崇拝しているわけであります。

【イエズス会】のシンボルである【黒い太陽】に【IHS】の文字
【IHS】は「三天使」あるいは「三柱の神」を表しており
【イシス・ホルス・オシリス】であるとも言われています。
(オシリスだけ頭文字でないのはグノーシス主義的な発想なのかもしれません)

【ローマカトリック教会】はそもそもローマ帝国の宗教機関でありますので
聖書に忠実であるかどうかとかどうでもよく、キリスト教を国教としたのも
宗教を利用して巧いこと統治してやろう目論んだからでありました。

宗教改革の一件で純粋聖書解釈の論争では分が悪いと判断した【イエズス会】は
プロテスタント教会に工作員を潜入させ、聖書解釈の見解をカトリック寄りなものに改ざんし
プロテスタントの考え方をカトリック的なものとすることに成功し、聖書に根拠がない
クリスマスや日曜礼拝の習慣がプロテスタントに浸透し、プロテスタントの世俗化に
見事成功したわけであります。

ユダヤ教が【バビロニアタルムード】に侵食されたように、聖書に忠実なプロテスタントも
【イエズス会】と【カトリック教会】の教義に侵食され、宗教のカオス化は現在に至るのであります。

「自堕落な聖女」とは【堕落の天使】の暗示でありまして、
「江戸前エルフ」や「よふかしのうた」に繋がる話であります。

「よふかしのうた」のOPソングのタイトルが【堕天】であるのはヒロインのナズナが吸血鬼であり
【ネフィリム】の眷属であることと関係していまして、【ネフィリム】とは
【堕天使】の子孫のことを意味するのであります。

【女神イシュタル】も【ネフィリム】の一族でありまして、血統的に言えば
【巨神族】や【鬼神族】と一致しますので、要するに【悪魔族】ということになります。

聖書解釈上では【女神イシュタル】は【悪魔族】ということになりますが、そうなると
古代の「女神信仰」を前提として成り立つ【聖母マリア信仰】も同じ穴の狢ということになりまして
「天才的なアイドル様」を崇め奉る信仰の類は【サタニズム】に属するという結論になります。

本作に登場する聖女様と「江戸前エルフ」の女神の立ち位置は全く以て同じであり
現代でも女神信仰は脈々と受け継がれていることを実感できるわけであります。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

nuclear self

きららライクでやさしいせかいなゆるふわほっこりほんわかメルヘン。
恋愛モノというより擬似家族モノの比重が強めな少女漫画。

もともとTwitter4コマ漫画らしいがなかなかうまく再構成されてる。

はわわロリがはわわするやつ。健全なお花畑仕様でお子様にも安心。役職上からの絡みで距離感にも嫌味がないうえ、同居のサクサク展開でタイパに優れ、背景CGのさりげなさもグレイト。OPはクラリスのゆるふわ感が最高にマッチ。EDはキャラソンにして欲しかった。

キャラデザは原作より萌え度ダウン。ヘーゼリッタは2ランクダウンな印象でセシリアを立てる役回りへ。きららっぽい見た目に反してそこまで内輪に閉じてるでもなく程々に外部が絡むことでTwitter漫画らしからぬ奥行きが出ててなかなかお見事な仕事。各キャラの役割分担はきららレベルにわかりやすい配置だが、ブッコミ要員小僧のエリックや明言装置姐さん占い師ミルなどもあまりしゃしゃり過ぎない塩梅が絶妙でいいバランス。

12
なるほどこういう落とし所ですか。原作未完だしな。

アニオリで無理矢理白黒つけないところに原作愛を感じる実にいい仕事。最終回でのミル姉さんとエリックの会話はこの作品に向けられる的外れな難癖に対する皮肉のようで微笑ましい。触れ合いによる機微を細やかに描き各々のささやかにみえてたくましくもある成長加減にほっこりする少女漫画らしい繊細な味わい。ハードコアを好むジロリアンには薄味過ぎるかもだが、たまにはこういう箸休め的なやさしい味も悪くない。Twitter漫画原作のアニメとして見れば完成度は高いと思われる。

ラブコメアニメ=メンヘラバトルは今や昔。時代は変わったのでしょう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

65.8 2 2023年度の田舎アニメランキング2位
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (154)
512人が棚に入れました
周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。 そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ。「あーあ。何か面白いことないかな。」窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。 そこで出会ったのは、“錬金術”という不思議な力を使う一人の男だった。その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込む。“なんてことない農家の娘”から“錬金術士”へ。これまでの遊びとは違う、自分たちだけの“ひと夏の冒険”が始まる――。 25周年を迎えた「アトリエ」シリーズの人気作『ライザのアトリエ』が遂にアニメ化!


声優・キャラクター
ライザリン・シュタウト:のぐちゆり
クラウディア・バレンツ:大和田仁美
レント・マルスリンク:寺島拓篤
タオ・モンガルテン:近藤唯
アンペル・フォルマー:野島裕史
リラ・ディザイアス:照井春佳
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 神は細部に宿る。太ももが売りならライザの見栄えに命をかけろ!

 ということで2話で十分堪能しました。一応これで断念とします。子供と親の何かを描こうというテーマ性が見えなくはないです。

 言い方が難しいですが、分かりやすい1話完結の話が毎回続いて行くという作品は決して悪いとは思いません。
 私の好みでは、謎かけやストレスや不条理などの心をざわつかせるものを放り込んでほしかったというだけです。そして、何より面白さを見出せませんでした。

 ただ、本作はそういう視聴者層を狙っていないのでしょう。キャラ萌え作品なのであえてそこは薄くしているのかなあという気もします。

 太ももの件ですが、何かにとんがった作品というのはニーズに合った視聴者層には優れた作品になります。その点でブレない胆力は大したものだと思います。

 が、3話のベッドの上にライザで悶えたり座るシーンですが、CGの悪さが出ていました。遠景だと人間のシルエットの線が死んでしまって、人間が人間に見えなくなります。また、動きも骨格も非常に不自然でした。

 技術的にそれが難しいなら、アップで太ももをクローズアップでしょう。つまり絵コンテが技術レベルの詳細を理解していないのでは?
 こういうところは、ライザを徹底的にビジュアルで描きたいなら手で修正すべきでしょう。このシーンがちゃんと綺麗にできていれば、もう少し作品を見たかもしれません。

 ということで、太ももというテーマ性にしぼったかどうかはわかりませんが、作品の意図としては好感がもてました。ただ、それなら中途半端は良くないです。
 「神は細部に宿る」です。本作の売りがライザの太もも1点突破なら、他の要素を切り捨ててでも、ライザの作画には命を懸けて欲しいと思います。

 私のニーズとは合いませんので断念です。評価のオール3はデフォルトで評価せず、の意味です。





2話 太ももに話題が集中ですが意外にテーマがある。ただ面白さが…


{netabare} あまりの太ももの話題に思わず見てしまいました。なるほど、玉羊羹の様に楊枝でつつくとトゥルンといってしまいそうなパッツンパッツンの太ももでした。

 一方で、太ももだけに視点が行ってしまうのはかえって不幸なことな気がします。変わらない農業生活から抜け出して、というテーマそのものはなかなか面白いスタートかと思います。
 
 主人公一行の夢だけ見ての無謀な冒険に出発したのと、リラとアンベルという大人は技術も準備も教育もちゃんとあることの対比がなかなか良かったと思います。
 結果的に農業や文字は…勉強かな?、レントは…剣士かな?と言った自分がやるべきことをやるための努力を重ねる物語なら、そう浅くはならないと思います。特にライザは錬金術と農業の融合まで持っていければなかなかの物語となるでしょう…テーマ的には。

 本作の残念ポイントは、太ももがいくら魅力的でも、テーマがいくら良くても、面白さがなあ。ストーリーというより演出とか展開なのかもしれませんが、ドキドキワクワク成分が不足してますよね。あの無謀な家出での冒険や魔物?に襲われたときの緊迫感が全くありません。
 2話の薬をつくって子供の傷を治すまでのプロセスも盛り上がりも苦労も葛藤も無く、とにかくサラリと進んでしまい、引っ掛かりがないので面白ポイントが分かりません。そもそも薬作りに初めるまでに何もないですし。CGを見せたかっただけ?

 それとCGを複数用意するのが厳しいからなんでしょうけど、主役のライザですね。農家の娘の時の格好があれはないでしょう。薄汚い恰好から着飾るまでの努力とかも一つのエピソードになるし、それが農家を脱出したいというモチベーションとして説得力を持つのに…それを言うなら農家時代の苦労が苦労に見えませんでしたし。

 ライザに物語がないので、感情移入しづらいです。このせいでせっかく凝ったキャラデザにしても、魅力が半減です。ビジュアルだけで魅力が作れると思ってるならクリエータは考えを改めるべきです。
 それと錬金術を習うまでの苦労も少ないし…まあ、私の指摘はステレオタイプなのかもしれませんけど。

 と言うことで、キャラ設定、企画、コンセプト、テーマ、太ももはいいんですけど、面白さが不足している気がします。これでは先に興味があっても見続けられないかなあ。

 異世界ものとして見れば、もともとニーズとしてそんな水準もとめてないのかもしれません。しかし1話が48分と力を入れている体裁をとっています。それだけ力を入れているなら、面白さも本来は期待します。なので、厳しめに言っておきます。
 ちょっと「海賊王女」みたいのを期待したんですけどね。水準は3段くらい違いました。

 一応、あと2、3話視聴してみようかなあ…という程度には興味があります。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ゲーム原作の悪い面が出ている…。ネタバレ縛りが厳しすぎ!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.17

 島の謎も師匠達の目的も全く明らかにならず、最後までお使いミッションをこなして終わりでした。

 禁則事項が多すぎるというか、ネタバレ禁止縛りがキツイというか…。ゲームの宣伝アニメなので仕方無いのでしょうか。

 ゲームファンとアニメファンは、支持層がズレているので、宣伝としてはどうなのかなぁと、いつも思います。漫画や小説となら、ある程度ファンは重なると思うのですが。

 制作費を引出しやすいとかあるのかなぁ。大人の事象が見え隠れするアニメでした。

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 11話まで観ました。2023.09.14

 ありゃ?もう最終回間近ですよ…。なかなか評価しづらいアニメですね。取り敢えず言えることは、アニメ単体としてのストーリーは盛り上がっていません。

 ライザ達は命掛けでドラゴン討伐へ行きます。ここ、盛り上がる所のハズですが、なんともサラッとした印象で終わってしまいました。

 ライザ達の島は禁足地が多くて、遺跡が沢山あってモンスターもいるよ程度の情報しか主人公にも視聴者にも公開されていません。

 ゲームだったら、ライザを操作して冒険し、少しずつ行動範囲を広げて謎を明らかにしていくのでしょうが、ゲームのネタバレ防止のためか、島の謎が全く明らかになりません。

 大人達も、ライザ達に行動制限をかけてくるわりには、何のためにそうした行動をとっているのかが不明なため、全て暴力で解決出来そうな雰囲気です。

 錬金術で爆発物やらヤバい薬やらを大量に作製、保持している若造なんて、止められる村人いませんよ…。何か大人に言われても、うるせー!で片付けられそうです。

 物語上の制約が多いため、ライザ太もも萌アニメにしたのかも知れませんが、ライザが万人に愛されるキャラでも無いので(と、言うかそんなキャラをポンポン作れたら誰も苦労しない)何とも中途半端な印象です。

 ストーリー以外は、結構力が入っている作品なんですが、ゲームの促販や原作ファンの期待に答えているかと言うと、凄い微妙な感じです。
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 6話まで観ました。2023.08.08

 5話で水着回とかありましたが、基本的に師匠のお題をクリアしていく展開を繰り返します。ゲームどおりなのかも知れませんが、アニメで観ていて面白いかと言うと…。

 ゆっくりとした展開に、そろそろ飽きるころなので、テコ入れが欲しい所です。

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 3話まで観ました。2023.07.16

 エモい話頂きましたー!今回は冒険無しです。この路線で行くのかな?

 何か低空飛行ですが、一体何話やるつもりなんでしょうか?日常系も悪くないですが、物語が進まない感じです。  

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 2話まで観ました。2023.07.10

 駆け出し冒険者と錬金術士達の王道ファンタジーとしては、まぁまぁの序盤です。視聴継続です!

 ただ…、ゲーム原作縛りなのか、格好がいつも一緒です。ライザの袖のヒラヒラが錬金釜に浸かりそう…とか、採取で汚れても移動したらキレイになっているとか…。

 格好が冒険や錬金術に向かんやろ〜!なんて思ってはいけないのかもしれませんが、リアルティは無いです。

 後、傷口に軟膏を塗るのに、手袋したままとか、頑として衣服を変更しないのは不自然です。

 まぁ、いつもの奴で、見続けても大したことは起きない物語にはなりそうです。

 神は細部に宿るという格言があるくらいなので、視聴者が違和感を感じない程度にディテールの配慮は欲しいところです。

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 1話観てのレビューです。2023.07.04

 なかなか、王道ファンタジーとしては面白そうです。ゲームは未プレイです。

 ゲーム原作なので、少し気になる所もあります。錬金釜で錬成するのに、薬草と試験管一緒に入れるか…?

 しかも、錬金釜から試験管がそのまま飛び出てくる所とか、もう少し工夫したほうが良さそうです。ゲームではそうかもしれませんが、手抜きですね。

 後、最初の冒険へ出かけた主人公達は素人パーティなのに、装備が一人前っぽい所とか…。

 ゲーム原作のアニメはかなりの確率で爆死している気がするので、頑張って欲しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんてことない日々を変える、ひと夏の物語

この作品の原作ゲームは未プレイです。
「〇〇のアトリエ」って、何か聞き覚えがあるなぁ…と思ってググってみると、これまで「アトリエシリーズ」として沢山のゲームが制作されていました。

その中で過去にアニメ化された作品が、「エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜」で、2014年の春アニメとして放送されました。
この作品が、「アトリエシリーズ」として初のアニメ化作品だったようなので、この作品はアトリエシリーズの第2作目の作品という位置付けになります。

そう言えば、「エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜」は、15作目の作品なのでオープニングテーマの前に「“A15”」と掲載されていました。
「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」は21作目の作品のようですが、「“A26”」という表記を私は確認することができませんでした。
もしかすると、どこかで見落としたのかも…^^;


周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。
ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。

そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、
平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ

「あーあ。何か面白いことないかな。」

窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、
ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思う事…
この作品を作った方々は、太ももかお尻のフェチ…だったのでしょうか?
太ももとお尻が、やたら目に入ってくる作品だったと思っているのは、きっと私だけでは無い筈です。
そして、やたらとキャラデザが良いモノだから余計に惹き付けられるというか…

まさか、これはアニメならではの改変なのでは…!?
と思いググってみると、You Tubeで原作ゲームを実況している動画を発見!
早速視聴してみると…ゲームもしっかりフェチでしたわ~^^;
この視点はアニオリじゃなかったんですね…

まぁ、ライザの健康的な感じは終始良かったと思います。
このアトリエシリーズは、原則として主人公自身、あるいは主人公の1人が錬金術士なんだそうです。
今回はライザが錬金術師だった訳ですが、錬成している際のアニメーションがまるで魔法少女の変身シーンみたいな感じも最初は違和感を感じましたが、結果的にこの演出もライザが可愛らしいからOK…

冒険かぁ…
今では生きていくこと自体が冒険みたいなモノですよね。
まぁ、モンスターとの戦闘はありませんが、サラリーマンは日々戦っていますのでっ!

アニメション制作はライデンフィルムさん。
総じて作画が綺麗で見易い印象がありました。
個人的には、ストライクのキャラデザだったので視聴にも力が入りましたよ~^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、三月のパンタシアさんによる「ゴールデンレイ」
エンディングテーマは、Awkmiuさんによる「アロー」
三月のパンタシアさんは鉄板ですね!
これまでずっと聴いてきましたが、私にとって1度も外れたことがありません。
今回の楽曲も大好きでした。

1クール全12話の物語でした。
アトリエシリーズは主人公が錬金術師であることは固定されているものの、物語の設定にそれぞれ違いがあるので、きっと他のアトリエシリーズがアニメ化されても十分楽しめる作品になるような気がします。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
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