生徒会長で魔法なTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の生徒会長で魔法な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月21日の時点で一番の生徒会長で魔法なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 生徒会長で魔法なアニメランキング1位
魔入りました!入間くん(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (207)
855人が棚に入れました
ようこそ、楽しい魔界へ!!頼み事を断れない、お人好しの少年・鈴木入間は、ひょんなことから魔界の大悪魔・サリバンの孫になってしまう!溺愛される入間は、彼が理事長を務める悪魔学校に通うことに…。人間の正体を隠しつつ、平和な学園生活を送りたいと願うも、なぜか入間はいつも注目の的。エリート悪魔にケンカを売られ、珍獣系(?)女子悪魔になつかれ、さらに厳格な生徒会長に目をつけられてしまう!次々に起こるトラブルを入間は持ち前の優しさで乗り越えていく!

声優・キャラクター
村瀬歩、木村良平、朝井彩加、早見沙織、小野大輔、佐藤拓也、黒田崇矢、斎賀みつき、東山奈央
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

悪魔世界の学園コメディ

不幸な毎日を送っていた入間くんがふとしたきっかけで悪魔の孫になって学園生活を送るコメディアニメ。
全然期待しないでなんとなく見たんですが、これ意外と面白いかもです!
すごく弱そうな入間くんが悪魔の世界で成り上がっていく話になるんでしょうか?
設定は変わってて面白そうなので、今後の話の展開に期待したいです。
最終話まで見ました。こういう肩の力を抜いて見れる作品はいいですね。
途中ちょっと中だるみも感じましたが、全体的に気軽に見れるコメディって感じで面白く最後まで見ることができました。
来春の2期が楽しみです♬
以下、各話のレビューです。

1話
{netabare}なぜいきなり中学生がまぐろ漁船で働いてるの(・_・;)
で、なぜか悪魔に魔界に連れてこられた入間くん。
いきなり悪魔サリバンの孫になってくれと言われて。。なんか超展開すぎる(-_-;)
断れない入間くんは孫になって悪魔の学校に通うことに。
サリバンは学校の理事長で、その権力を使って生徒代表の挨拶を強引にさせられることに!
禁忌の呪文を言わされる入間くん。なぜかみんな大喝采。なんか面白いなこれ。
これを面白く思わないアスモデウスと決闘することになるけど、なぜか入間くんがジャーマン技で勝利!
今期のコメディ枠はジャーマンネタが多いな(-_-)で、心服して入間くんを認めるアスモデウス。{/netabare}
2話
{netabare}なぜ入間くんが悪魔サリバンにこんなに可愛がられるのか謎だ。
アスモデウス、すっかり入間くんの下僕になっちゃってる(-_-)
今日は使い魔召喚の儀式があるみたい。
入間くんを嫌うカルエゴ先生が担当みたいだけど、大丈夫かな?
アスモデウスが龍みたいなすごい使い魔を召喚して、次の入間くんのハードルあげてるしw
入間くんが召喚したのは・・え?なぜにカルエゴ先生が召喚?(゜o゜)あはは笑った(^○^)
で、モフモフ鳥みたいなのになった先生。1年は契約解除できないみたい。
緑髪の子も含めて今後色々新キャラ登場しそうな気配。うん。やっぱりこれ面白いな。{/netabare}
3話
{netabare}クララ、不思議ちゃん枠?でも何でもポッケから出せるからパシリにされてるみたい。
そんなクララに入間くんは何もいらないと言って懐かれて友達に。
入間くんすごい大食漢(・_・;)
クラス分け会議で入間くんたちは問題児を集めたクラスにされたみたいだけど。。次回から問題児クラスの面々との話になるのかな?{/netabare}
4話
{netabare}クラス発表の日。入間くんたちの問題児クラスは普通の教室じゃなくて洞窟の地下にあるし(・_・;)
クラスのメンバーも癖のありそうな人たちばかり。
そして担任がカルエゴ先生。。なんとなくそうかなと思ってた(-_-)
最初の授業でいきなり始まったランク決めテスト。レースみたいだけど、飛べない入間くんどうするんだろ。
いきなりカルエゴに崖から突き落とされてしまうけど鳥に運ばれて峠の主の巣に落ちる入間くん。
峠の主の子供の傷を治して懐かれて、またどこかへ運ばれるけど・・・
入間くんて不思議な力があるみたいだし、サリバンもそれを知ってて孫にしたような気がするんだけど・・{/netabare}
5話
{netabare}峠の主と戦うサブノック。必殺技とか使うけど、強すぎて全然敵わなくて。
サブノックは子供の頃から魔王になれと言われ続けてきて、それが自分の夢になってるんだね。
死ぬ!と思った時、入間くんが助けに来てくれて、峠の主たちを大人しくさせたのを見て入間くんを自分と同じ魔王を目指すライバルと認めるサブノック。
結局ビリで到着してしまったけど、ランクフクロウから変な指輪をもらう入間くん。。
中には凄いのが住み着いてるみたいだけど、大丈夫?
結局ランクは最低の1に。でも入間くんってランクとか関係なく凄い奴と周りから思われてるから意味ないかも。{/netabare}
6話
{netabare}人間の入間くんには魔力が無いけど、前回もらった指輪の力で魔法が使えるように。
植物の芽を大きくする授業で入間くんの芽は桜の大木に(゜o゜)
それを見ていた生徒会長のアメリは、以前から入間くんが人間ではないかと疑っていて。。
悪魔って人間を食べるとかいってたけど、普通の悪魔たちは人間って見たことないんだね。
アメリも見たことなくて、家に伝わる書物で人間のことを知ろうとするけど・・これって少女漫画だよね?
入間くんと偶然廊下でぶつかったシチュエーションが漫画とそっくりで動揺してしまうアメリ。
次回もアメリとの話が続きそうだけど、アメリに好かれちゃうのかな?{/netabare}
7-8話
{netabare} 初恋メモリーって300巻もあるんだね(-_-;)どんな長い初恋なのか気になる・・
アメリは入間くんに初恋メモリーを読ませたくて度々会ってるみたい。
アスモデウスとクララは入間くんがどこに行くのか気になって尾行することに。
この二人っていいコンビだね(*^_^*)で、アメリと会ってるのをクララは面白くなくて。
入間くんをメロメロにさせようと色々と頑張るけど、色気2%判定はちょっとかわいそう。。
クララがうざいなーと思うか、面白いキャラと思うかでこの作品の評価が変わるような気がする。。
私はちょっとうるさいと思うけど、面白いキャラとも思ったりしてます。意外と家族思いだし。
アメリの言葉がきっかけで、自分のランクをあげようとする入間くん。{/netabare}
9-10話
{netabare}入間くんはランクを上げるために昇級試験を受けることにしたんだけど
これってどう見てもドッヂボール(>_<)
よけるのは得意だけど、キャッチして相手に投げられるように特訓する入間くん。
試験が始まった・・けど、なんかだらだらした試合運びだね(-_-;)
結局、アスモデウスと入間くんの二人が残って、対決することになって。
全力で投げたアスモデウスの球を受け取って投げ返して、勝利!
おかげでランクが1つ上がった入間くん。{/netabare}
11話
{netabare} 使い魔授業の新任教師バルスがみんなの使い魔を召喚させて心の交流をさせようとするんだけど・・
入間くんの使い魔がカルエゴ先生だと知らないバルスは召喚させてしまい・・
カルエゴ先生の普段の性格とモフモフ使い魔のギャップが面白いです♪
バトラという部活みたいなものに次回は入ったりするんでしょうか?{/netabare}
12話
{netabare}上級生によるバトラのルーキーハント。
自分たちのランクを上げるために必死に勧誘してるんだね。
悪魔たちにとってランクの持つ意味は思ったよりも大きいみたい。
入間くんの指輪が突然何かに引き寄せられて・・そこにいたのは魔具研究会の人で・・
この流れは入間くんは魔具研究会に入るのかな?{/netabare}
13話
{netabare}偶然、魔具研究バトラを見学することになった入間くん。
部長のキリオは体が弱くて魔力も弱いので、魔具開発をするようになったみたい。
魔力が少なくてもハイレベルの悪魔と渡り合えるようにしたいとのキリオの想いに共感する入間くん。
アスモデウスとクララと一緒に魔具研究バトラに入ることに。
一生懸命に飾付けして入間くんを待ってたアメリ会長かわいい(*^_^*)
悪魔界の幹部たちの会合が始まって、誰を魔王にするのかでもめてるけど・・
精霊主パイモンのずーずー弁に萌えた(*^_^*)
人間界へ渡航した疑いで捕まるサリバン!入間くんが人間だってバレる?{/netabare}
14-18話
{netabare}後半に入りました!OP・EDとも変わりませんが、これでいいのかも。
次回予告前のスキ魔が何気に楽しいです。
魔具研究バトラに入った入間くんたちが、バトラパーティーで特賞を狙って
花火を打ち上げる計画をするんだけど・・
何話もひっぱるし、キリオ部長もいまひとつ魅力を感じず、中だるみかなぁと思ってたんですが・・
18話でキリオ部長の本性が明らかになって、それに対する入間くんがかっこいい!って思いました。
うん、いい話でした。最後でうまく話をまとめましたね。ラストの隕石がちょっと気になったけど・・{/netabare}
21-22話
{netabare}やっとEDの子が登場しましたね!
名前はクロム。正体はあの子。だから悔しがってたんですね。
入間くんたちが寝込んでしまったクロムの代わりにアクドルになって歌って踊るシーンは笑いました(^O^)
やっぱ入間くんは面白いな。肩の力を抜いて見れる良コメディだと思います。{/netabare}
23話
{netabare}最終話っぽい雰囲気だなーと思ったらホントに最終話でした(゜o゜)
アズアズとクララのコンビの料理対決が楽しかったですね。ほんといいコンビ。
ラストどうまとめるんだろって思ったら、入間くんが悪い子に変容?え?と思ったら・・
来春2期確定の告知が!さすがNHK。来年が楽しみです♪{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Eテレの隠し玉? 今期の大穴?

土曜日の夕方というとても恵まれた時間帯で放送されている、採算度外視みなさまのNHKがお送りする少年向けマンガ原作のアニメです。第4話まで視聴時点でこのレビューを書いています。

原作は読んでいないのですが、ここまで観たところでのストーリーの方向性としてはファンタジー風味の学園コメディーということになるでしょうか。

なお、11/2(土)の昼間に1~4話の再放送があるので、興味を持たれた向きはご覧になってみると良いかも。

お話としては、主人公のことを一切気に留めないクズ両親のせいで魂を悪魔に売り渡され魔界で暮らすことになったという入間くんのお話です。

入間くんが魂を売り渡された悪魔サリバンは魔界の貴族であり、入間を気に入って自身の孫として育てようという荒唐無稽なことを考えます。

入間はサリバンが理事長を務める魔界の学校に入学しますが、人間であることがバレてしまうと悪魔に食べられてしまうかも?

そんな危機と隣り合わせな学園生活を入間は知力・体力・時の運で乗り切れるのか…(笑)?

最弱系主人公が有能な仲間に出会いつつのし上がってくギャグ・コメディー作品というのは漫画だと『とっても!ラッキーマン』とか『カメレオン』とかいくつかありますが、私にとっては何気なく観始めてなんとなく目が離せない作品になっています。

作画面でも決して「超絶作画」とかではないですが作風には合っていると思うので、私は観ていて特に気にはならないです。ただ、こういう感じが苦手な人というのもいるとは思いますけれども…。

2020.3.9追記:
最終話まで視聴終了。それほど嫌味でない範囲で軽くハーレムラブコメなどを交えつつ、終始安定して面白かったと思います。けど、良くこの原作を見つけてアニメ化しようと思ったな(笑)。

最終話Cパートで何やら不穏かつ尋常でない雰囲気を漂わせつつ、しっかり続編制作のアナウンスもあったのでこれはこれでアリですね。続きを楽しみに待っています!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 34

アニメ好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

意外と変わった設定で1話そこそこ面白かった

最初オープニングの作画酷くて、本編も手抜きシーンが多く5分くらいで切ろうかなと思ったんですが、

悪魔が来てからの展開が意外な感じで見たことがなかったので見ることに。
そこからはわりとベタな展開でしたがギャグ少年漫画みたいな感じで、マガジンあたりでやってそうなストーリー

オープニングの歌は変でダサい歌でした。
エンディングも静止画ばかりでとことん低予算なアニメのようですが、NHKのアニメだったのでこれからほのぼのギャグアニメとして進んでいくんだろうなー
2話からはよほど暇なら見るかといった感じ

関係ないけどNHKは立花たかしに早くぶっ壊されればいい

得点
69点

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

85.1 2 生徒会長で魔法なアニメランキング2位
魔法科高校の劣等生(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4585)
23549人が棚に入れました
魔法――。それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってから一世紀弱。国立魔法大学付属第一高校・通称「魔法科高校」に入学することとなった、ある欠陥を抱える兄・司波達也と、全てが完全無欠の妹・司波深雪。彼らがこの魔法科高校に入学した時から、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた――。

声優・キャラクター
中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、佐藤聡美、田丸篤志、雨宮天、巽悠衣子、井上麻里奈、木村良平、諏訪部順一、花澤香菜、中原麻衣、小笠原早紀、戸松遥、杉田智和、松岡禎丞、村瀬歩
ネタバレ

オッス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優越感に浸っている者のが真の劣等生ではないか

優越感に浸っている人がより上の存在に出会すと、人一倍に劣等感を感じると思うですよね。優越感は劣等感の裏返しの存在なのだから。

この作品で例えるならば、森崎君は主人公に会うより前には一科生という地位に対して優越感に浸っていたが、二科生の主人公が活躍し始める(九校戦編)と、劣等感を感じていたのだから。

魔法科高校生の劣等感ならば少しは、タイトルに対する批判が少なかったでしょう。
作者は読者・視聴者の劣等感を刺激し過ぎたかなと思いました。

原作最新巻まで既読
漫画も入学4巻九校2巻横浜3巻追憶2巻既読
原作とアニメが相性悪すぎて、アニメだけ観ると説明不足でつまらないです
漫画(分かりやすく説明してる)や原作(4巻から面白い)の方が断然面白いです
原作を全部読んでから見ると面白さが倍以上に感じると思います
だから低評価と高評価で割れていると思います
あとアニメ終わったあとの次の原作8巻(追憶編)を読まないと、司波兄弟の印象が全然違うのも原因かな・・

3話{netabare}
主人公は日本語がとても苦手だけど英語がペラペラな外人だとしましょう。
日本の高校の英語の問題は日本語を完璧にできている前提のテストであり、主人公が日本語が苦手であれば他の人より不利で、主人公のテストの点数は他の人より落ちるはずだ。
本当の英語力は高校受験英語だけでは示せないよって事を言ってるわけです。
魔法科高校の試験は、「魔法発動速度」、「魔法式の規模」、「対象物の情報を書き換える強度」で評価されると言っています。
これは現実で高校受験英語で表すと、高校では「リスニング(聞く力)」、「リーディング(読む力)」、「ライティング(書く力)」で評価されるが、主人公の得意の「トーキング(話す力)」は評価されないって感じです
だから主人公は作中では"魔法科高校"の劣等生となっているわけです
{/netabare}
15話 {netabare}
幹比古は主人公のお陰でエリートだった昔よりも魔法使える様になるのですが、彼に自信がないわけです(主人公は信じれても、自分を信じていない)。要するに、力は戻っても、自信は戻っていないわけです。力があっても、信じて貰える人間が居ないと意味がないと思うですよね。他人に信じて貰うには、まず自分を信じる必要がある。自分を信じることができない人間は他人に信じて貰えることはないからね。
幹比古とエリカの富士山のシーンは幹比古が自信を取り戻すシーンです
{/netabare}
16話(原作で印象に残ったシーン){netabare}
決勝戦まで勝ち抜けたのも、間違いなく、達也の作戦のお陰だ。
このままでは、何もかもが、達也のお陰、になってしまう。
幹比古はそう考えて、自ら唇を噛み切ることでふらつく足に活を入れた。

――何もかもが、達也のお蔭なんて
――そんなことは、僕のプライドが許さない
――何としてでも、一矢を報いる
――自分を地べたに這いつくばらせた吉祥寺真紅郎を
――今度は僕が地面に引きずり倒してやる

あえて高慢に、驕慢に、傲慢に、幹比古は己に対して言い聞かせた。
達也は言った。
彼に、教えてくれた。
幹比古自身の力が足りないのではなく、術式に欠陥があるのだと。
ならば――
(達也、君の言葉を証明させてもらうよ!)

(魔法科高校の劣等生<4>九高戦編(下)325pより引用)
詳しい背景は原作を読んでください
アクションは良かったが、証明させてもらうよをカットしてるが残念
{/netabare}
魔法科の魅力{netabare}
緻密な設定(長所であり、短所)・・・魔法でなんでもできそうで、何かはできないという設定が魅力的というべきか。“死んだ人間”を生き返らせる(再成という魔法を持っている主人公でも無理、使っても綺麗な死体が返ってくるだけ)やドコデモドアはできないけど、色々とできるという夢のある設定。その設定がバトル物として魅力が引き立つ

魔法世界観が魅力的・・・厨二設定ながら社会問題を風刺している世界観が魅力的かと、
だから厨二病の黒歴史ノートという一言では片付けられない面白さは原作にあると感じますね(政治や差別問題を取り上げる黒歴史ノートありますか?)
主人公の存在と強さを除けば、今までラノベ読んだ中で1番リアリティが感じる

妹系・・・ヒロインは俺妹の意思を継いだというべきか、一応、親の都合の政略結婚で、主人公が妹END以外の可能性は十分にあるのでラブコメとしてはまあまあ。

ラノベ原作にしては、サブキャラでも彼女ができる・・・幹比古と美月、レオとエリカ、五十里と花音、壬生先輩と桐原などがある
どういうカップルができるかという予想を立ててくのが面白いかと
毎回ラノベアニメを色々と観たりしてラノベを色々と読んで思いますが、ラノベでは主人公以外にカップル作るのが駄目なルールでもあるですか?と思う
読者が主人公に自己投影してヒロイン全員を独り占めにするラノベは飽きた

登場人物が多い割に、キャラが魅力的・・・原作では主人公よりサブキャラの方が魅力的に感じる。原作はそこを生かしているから面白いですよね。あと一部のシーンがどうみても主人公が悪役にしか見えないですよねw
幹比古や一条とかの方が主人公に見える
主人公(達也)は強いし、禁書の上条さんみたいな綺麗事を言わないからストレスは溜まらず観える点では、悪くは無い
アニメではサブキャラのエピソードや心理描写結構カットしていますので、サブキャラがモブになってしまって、魅力激減で残念ですが

主人公が強すぎる・・・・爽快感があって面白いというべきか、凄過ぎて笑ってしまうみたいな。主人公が居る時は緊迫が無いとも言えるが、逆に言えば、世界観と設定は魅力的ですので、主人公が居ない時のサブキャラのバトルに緊迫感が出て原作は面白い。
主人公(達也)を主人公じゃないと思えば、俺TUEE嫌いでも普通に面白いと言いたい
ここ最近(最新巻読んで)は、主人公以外の人物が問題を解決して欲しいと思うこの頃。
幹比古君に期待
{/netabare}

何故、魔法科高校の劣等生と言うタイトルなのか?{netabare}
作中では、主人公が“魔法科高校”の劣等生という設定だからです。
主人公は小さい頃に人体実験で脳が改造されているため、得意な魔法(分解と再生)以外は上手く使えません。(詳しくは原作の8巻の追憶編で)
主人公が得意な魔法は、世間(一般)では魔法とは認められていないため、学校では劣等生(二科生)になってしまったのです。
具体的には、学校の評価基準では、再生を使わない事を前提に評価されていますし、分解は軍事機密で、殺傷性が高すぎて使えません。主人公はイレギュラーな存在で、学校では評価されないから劣等生なのです。因みに、親にも主人公の魔法は魔法とは認められていません(詳しくは原作の8巻の追憶編で)
因みに電撃オンラインからですが、

――『魔法科高校の劣等生』で佐島先生が描きたいものとは?
それから“劣等生”をテーマにした理由は、組織の評価と本人の価値は別物で、学生は学生だけの存在ではなく学生以外の顔も持っていることを書きたかったからです。主人公たちを高校生にしたのは、高校生ではまだ“高校生としての自分”を自分そのものと錯覚してしまう傾向があると思ったからです。「でも本当はそれだけではありませんよ」と言いたかったわけです。
(http://dengekionline.com/elem/000/000/920/920654/より)
{/netabare}

主人公の強さなどについて{netabare} 
少年漫画の主人公と違って劣等生の主人公は「強敵とやり合う」前に修行と準備をしておくタイプですので、原作を読んでない人からすると努力せずに無敵に見えるかもしれません
しかし、最新巻とか読めば分かるが、主人公の日頃の修練自体がもう狂気のレベルにまで達しています

主人公の強さは時代劇やスーパーマンみたいな作風だとお考えください。
まあ、どうせ最終的には、何故か運よく助かった主人公が覚醒して最強でしたパターンが多いので私は別に構わないと思いますが
無能な主人公を見てもストレス溜まるし、別に最初から最強な主人公でも悪くはないかと。
一応、アニメ終わってから主人公が少しは苦戦したり、ストレスを抱えたり、悩んだりはしますが。(原作13巻){/netabare}

主人公が強すぎて成長する要素なくないか? {netabare}
アニメではありませんが、アニメ終わった範囲だと少しあります
まず、主人公は全知全能ではないです。
全能は置くとして、全知にはほど遠いです。何故ならアニメ17話の小早川先輩の事故を防げなかったからだ。(詳しくは原作の11巻を読んでください)
その全知ではないから、アニメ1話の1年後に、会長(真由美さん)の出会いを通して、「自分のことは分かっているつもりでも本当の自分は分からない」と主人公は気付いたりします(詳しくは12巻)
アニメ14話では、十文字「甘えるな、司波」で主人公がちょっと動揺していましたよね
意見や考えが衝突する時はちゃんとあるんですよね、だから成長する要素はあるかと
今後の展開に期待と言った所か
{/netabare}

魔法科高校の人は普通に人を殺しますが・・、{netabare}
魔法師が公務員みたいなもので、そういう世界です
アニメ1話冒頭の設定の戦争が終わってないという設定で、さらに魔法科高校の生徒の半分の進路は軍隊や警察に入ります。一般人は魔法師を兵器として見ており、悪い印象を持っています。(原作5巻読むと分かります)魔法科高校に「一般人」は余り居ないと考えてください。(アニメ2話の雫の台詞で一般人は居ないと言っていました)
因みに横浜騒乱編だと、桐原君は人を殺す事に一番葛藤していますが、これもカットですね
アニメだけだと(原作の入学編だけだと)、桐原君は愉快な人殺ししか見えなくて残念。
{/netabare}

入学編{netabare}
1話は追憶編の一部の戦闘から始まりが良い出だしであった。
漫画をベースにしている分、アニメ写りは良かったと思う。
正直、原作の3巻まではつまらないと思ったので大健闘だったと思うが、今後の展開を考えると2~3話ぐらい圧縮するべき
{/netabare}

九校戦編{netabare}
OPEDが変わってから面白くなって来た感がある。
OPEDが変わる前は引きが弱いですが,変わった後は引きが上手くなっていると思いました。
原作では幹比古が成長していく心理描写が面白かったのですが、アニメではカットされて残念でした。
モノリスコード以外を機械的に1話ごと原作100ページぐらい進めりゃいいやって感じで、カットの仕方が下手に感じた。特に競技がいまひとつ理解しにくいので、モノリスコードとミラージ・バット以外の競技を原作13巻のスティープルチェース編みたいにもっと大胆にカットして良かったと思う。(原作の今後の展開に合わせた上で、この競技は誰が何位でしたみたいな感じのカットで)
九校戦編は漫画でもまだやっていない所でアニメ化するのが難しいかもしれません。

{/netabare}

夏休み編{netabare}
おそらくカットされるエピソード。
一般人が魔法師をどう見ているのかという事が書いてます。
もしアニメとしてみる機会があるとしたら特典でしょうね。
原作では森崎の活躍が見られるのでぜひとも。。。

{/netabare}

横浜騒乱編{netabare}
主人公がもっとも活躍する機会が与えられ、アニメ写りがいい一番派手な技を使います。
最後の2話が詰め込みすぎ
戦闘シーンの一部がターン制に見える
カットし過ぎて原作読んだ身からすると違和感があります。
入学編と九校編をもっとカットしてよかっただろうに・・・

{/netabare}

追憶編(アニメ1話の冒頭の所){netabare}
最初にちゃんとやっておくべきエピソードだと思いました
これをアニメ化していれば、アニメ組の評価は結構変わると私は思ってます
この原作を読まないと、主人公や妹に全く感情移入できないでしょうね
いやー、正直、追憶編を読む前は、司波兄弟はギャグキャラ的なノリで読んでいました
この追憶編を読んで感動したし、妹に対する評価が良い意味で一転して変わるエピソードなので、アニメ組の人は、是非これだけでも読んで欲しいですね
時系列は入学編の3年前であり、主人公の強さがまだ完成してなくて一番苦戦します。
一番、ネットの評価にギャップを感じたので、個人的には一番面白いと思っています。

{/netabare}

2期の期待と予想{netabare}
横浜騒乱編までは、編ごとの学校行事⇒テロリストが襲ってくるが、テロリストの規模は話が進む度に大きくなり、主人公の本気具合が話が進む度に変わって無双という単調な展開でした。因みに横浜騒乱編が主人公の無双が頂点(核兵器が簡単に使えないのと同じで、都合良くマテリアルバーストは使えません)。です。来訪者編あたりから敵が人間じゃなかったり、相性が悪い敵が来るので主人公が若干苦戦します。追億編と来訪者編は感動のシーンがあるので楽しみ(キャラの表情とかを確認したい)
アニメの1期の流れで進むと予想します
アニメの終了の仕方が追億編をやるオーラが出ていたので
追億編(4話)から始まり来訪者編(12話)で16話、ダブルセブン編とスティープルチェース編で10話、合計26話でちょうどという予想ですかね。

{/netabare}

主人公の魔法(分解魔法が説明不足に感じたので作りました)
{netabare}

分解魔法(ぶんかいまほう)は、分離魔法の亜種。系統魔法の収束、発散、吸収、放出の複合魔法 *1 。
最高難易度に数え上げられる、構造情報への直接干渉の魔法 *2 。
達也が使用する場合はただ「分解」と呼ばれることも多く、「再成」と対をなす魔法である。
物体であれば、その構造情報を物体が構成要素へ分解された状態に書き換え、情報体であれば、その構造それ自体を分解する *3 。
魔法式もサイオン情報体である以上、分解することが出来る *4 。

分解にはグレードの別があり、機械などを部品ごとにバラバラにする *5 、物質を細かな粉末状に分解する *6 、元素レベルの分子に分解する、物質の質量をエネルギーに分解する、の順に干渉の階層が深くなっていく。
この内、元素レベルの分解は雲散霧消、エネルギーレベルの分解はマテリアル・バーストという分解のバリエーションとして呼び分けられている *7 。
部品レベルの分解は銃器などの解体しやすく作られた品物ほど分解も容易く、それ以上の分解は素材が均一であるほど分解しやすい。
(魔法科高校の劣等生@wikiから)


因みにマテリアルバーストは1円玉で原爆並みの威力の爆発を起こせますw
しようと思えば地球を破壊できます・・・
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 71
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ごめんね~お姉さん、子供体型で。

原作未読。全26話視聴。

ラノベ原作の主人公最強系。

主人公のお兄様・達也は{netabare}問答無用に超強い。{/netabare}ハーレム状態も納得。
しかし、本作のヒロインは妹・深雪。
一見ブラコンシスコン系の話になりそうだが、そんな事は全く気にならない演出は見事。

物語の幅と奥深さは圧巻。
登場人物と専門用語が多く、度々wikiとにらめっこになる。
しかし、これは原作未読の私の責任。

一つ難点を挙げるとすれば、作画が時折乱れること。少し減点。
ただし、それを差し引いても良い作品である事には間違いない。

サブキャラに感情移入してしまう私の一押しは、七草真由美先輩。
みんなのお兄様・{netabare}達也を弟扱いとは・・・。
(もっとも、七草先輩も最終的には達也に子供扱いされる羽目になっちゃいますけどね){/netabare}

第2期楽しみにしています。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 90
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

第16話でようやく面白さ爆発!!【東アジア・タブーをブッ飛ばす快作】

こういう能力バトルものは敵方が強くないと全然面白くない、ということが本作を見ていてよく分かりました。
とにかく、第1話からずっと肩透かしの連続で、なかなか面白くならなかったのだけど、第16話でとうとう・・・・
これが「さすおに」の魅力だったんですね。本当に待たせやがって。

去年(※2014年)の放送時は九校戦の手前で視聴を断念してしまったのですが、本作の人気の高さはずっと気になっていて、きっとどこかに私の見落している魅力があるのだろうと考えて、再挑戦してみました。

その結果、第16話まで観て、ようやく「おお!」と叫び声を挙げたくなるような展開、そして続く第17話で初めて、「さすがお兄様!」という有名な決まり文句の本当の意味を知りました笑。

本作は、お兄様の格好良さにとことん痺れるのが、正しい鑑賞の仕方だったんですね笑。

そして第三部(横浜騒乱編)は、第1話冒頭ともつながる波乱の展開。
細かく考察すれば突っ込みどころは山ほどありますが、そんなの関係ない、まさに「さすがお兄様!!」の鬼神ぶりでした。

再挑戦して本当に良かった作品!続編を早く!!!!

※2018.10.2.追記
『劇場版 魔法科高校の劣等生-星を呼ぶ少女-』(2017年6月)は残念ながらイマイチの出来でした。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       佐島勤(『電撃文庫』2008年10月-刊行中)
監督           小野学
キャラクターデザイン 石田可奈
メカニックデザイン   ジミー・ストーン、出雲重機
音楽           岩崎琢
アニメーション制作  マッドハウス{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

================= 魔法科高校の劣等生 (2014年1-3月) ==============

 - - - - - - - - - - - - - - - 入学編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
  ~~~~~~~~~~ OP「Rising Hope」、ED「ミレナリオ」 ~~~~~~~~~~
第1話 入学編Ⅰ ★ 司波兄妹の第一高校入学、学内差別 ※冒頭に沖縄防衛戦
第2話 入学編Ⅱ ★ 生徒会からの誘い、模擬戦(達也vs.服部副会長)
第3話 入学編Ⅲ ☆ 達也の自己修復魔法、風紀委員の任務
第4話 入学編IV ★ 壬生先輩の不満、反魔法結社ブランシェの校内暗躍
第5話 入学編V ☆ 二科生(ウィード)の校内反乱、公開討論(生徒会長の決意表明)、テロリストの高校襲撃
第6話 入学編VI ★ 続き(美雪の冷却魔法&千葉エリカの剣術魔法発動回) ※ウィード自身の自己否定の問題を指摘したのは◎
第7話 入学編VII ☆ ブランシェ日本支部への極秘襲撃、十師族「四葉家」当主(真夜)登場{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - - 九高戦編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第8話 九校戦編Ⅰ ☆ 美雪の九校戦出場、達也のエンジニア着任、独立魔装大隊・風間少佐からの連絡
第9話 九校戦編II ★ お兄様の真の立場(トーラス・シルバーのリーダー、美雪のボディガード)、精霊魔法の使い手(吉田)、バス移動中の不審事故
第10話 九校戦編III ☆ 続き(市原の原則魔法・深雪の冷却魔法・十文字のファランクス・達也の術式解体)、九校戦懇親会 ※変なサウナ・シーンあり
第11話 九校戦編Ⅳ ☆ 九校戦開幕 ※達也モテモテ・・・
第12話 九校戦編V ☆ 大会中の不審事件(渡辺先輩の怪我、CADへの細工、深雪のMB代役出場)
第13話 九校戦編VI ★ エンジニア達也の実力、司波兄妹の目的(四葉の事情)、深雪のMB初戦

  ~~~~~~~~~~~~~~~ OP「grilletto」、ED「Mirror」 ~~~~~~~~~~~~~~

第14話 九校戦編VII ★ 三校(一条将輝&吉祥寺真紅郎)の挑発、深雪vs.北山雫(アイス・ピラーズ・ブレイク新人戦決勝)、モノリス新人戦選手の負傷、達也への出場依頼、達也の人選
第15話 九校戦編VIII ☆ 西条レオンハルト&吉田幹比古モノリス参戦
第16話 九校戦編IX ★★★ 対第三高校戦(草原ステージ、達也の自己修復術式発動)
第17話 九校戦編X ★★ ノーヘッドドラゴンの露骨な干渉、深雪装着用CADへの細工発覚、深雪の飛行魔法・MB優勝、ジェネレーター襲撃未遂事件
第18話 九校戦編XI ★ 戦略兵器・司波達也、ノーヘッドドラゴン東日本支部壊滅、大会終了(十師族の懸念){/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - 横浜騒乱編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第19話 横浜騒乱編I ★ 10月新生徒会発足、論文コンペ、司波小百合(義母)来宅、大亜連合のレリック略奪計画
第20話 横浜騒乱編II ☆ 大亜連合特殊部隊エース・呂剛虎(リュウ・カンフウ)
第21話 横浜騒乱編III ☆ 論文コンペのスパイ事件、狙われた達也
第22話 横浜騒乱編IV ★ 続き(ロボ研への侵入者、千葉兄vs.呂)
第23話 横浜騒乱編V ★ 呂再来襲・撃破、論文コンペ開会、敵襲・横浜騒乱開始 ※深雪が実は義妹(従妹)と知らないと微妙な展開だと思う・・・
第24話 横浜騒乱編VI ★★ 続き(軍人・達也の能力全開モードへ) ※「お兄様、ご存分に」「行ってくる」
第25話 横浜騒乱編VII ★ 敵の正体は大亜連合(*)特殊部隊、ラストの復元魔法は・・・どうみても反則でしょ笑
第26話 横浜騒乱編VIII ★ 対馬防衛作戦~鎮海軍港(**)の敵艦隊殲滅{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)13、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


◆以下、注釈メモ。

(*)大亜連合(The Great Union of Asia)は第1話冒頭シーンに登場する地図によれば、現在の中国・北朝鮮・韓国を併せた領域を持つ国家。

→同地図により、本作の世界には、大亜連合の他に、①Japan(日本)、②United States of North American Continent(北米大陸合衆国)、③The League of South-East Asian Nations(東南アジア諸国同盟)、④The Federation of India and PerSIA(インド・ペルシャ連邦)、⑤The League of Arabian Nations(アラブ諸国同盟)、⑥The Federal Republics of Soviet(ソヴィエト共和国連邦)、⑨East EU(東EU)、⑩West EU(西EU)などの国家が設定されている。

(**)鎮海軍港は、かって日本海海戦(1905年)当時、日本艦隊の出撃地となった朝鮮半島南部にある軍港で、現在も韓国海軍最大の軍港として使用されている。

→このように本作は、つい5-10年ほど前までは人気マンガやテレビアニメ等でも顕著だった「東アジア・タブー」(アメリカやロシアを連想させる国々を日本の敵国として描いても特に問題とされないが、東アジア諸国を連想させる国々をあからさまな敵国として描くことは忌避ないし抑圧された傾向のこと)を明確に突破し、なおかつ大人気を得た作品として注目できると考えます。

→逆にいうと、特に明確な理由もなく(例えば『コードギアス』は高評価しているのに)本作を著しく低く評価している方は、いまだに「東アジア・タブー」(そしてその根底にある“自虐史観”(戦前の日本は東アジアを侵略した悪の国である、とする戦後にマスコミ・日教組等が流布させた虚偽の疑いの濃い歴史の見方))に囚われている人である可能性が高いと思います。

→いずれにせよ、私個人としては、本作は、『攻殻機動隊』とか『残響のテロル』みたいな、シナリオ書いた人が如何にも70年代の全共闘世代(よど号ハイジャック事件起こして北朝鮮に逃亡したり日本赤軍を名乗って色々と世間様に迷惑をかけたヒトが多数輩出された世代)の捻じ曲がった思考を引き摺っているような作品よりも、ずっと面白いし評価されてしかるべきだ、と思っています。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 76

77.9 3 生徒会長で魔法なアニメランキング3位
いちばんうしろの大魔王(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1649)
10403人が棚に入れました
『いちばんうしろの大魔王』(いちばんうしろのだいまおう)は、水城正太郎による日本のライトノベル。イラストは伊藤宗一が担当。『チャンピオンRED』(秋田書店)2008年より漫画作品が連載、2010年TVアニメ化。

真面目で善良なはずなのに「将来、魔王になる」と予言されてしまった紗伊阿九斗(さい あくと)は、それ以来クラス委員長に恨まれたり、不思議少女に懐かれたり、帝国から派遣されてきた人造人間に見張られたりと散々な目に遭うことに…。それでも理想と信念のために発言するが、誤解はどんどん深まっていき事態は悪化の一途を辿るばかり。果たして阿九斗に真っ当な学園生活を送れる日はやってくるのか?


声優・キャラクター
近藤隆、豊崎愛生、日笠陽子、悠木碧、代永翼、伊藤静、広橋涼、たかはし智秋

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ドラえもん のび太といちばんうしろの大魔王

1話は割と惹きつけられましたが
3話か4話でのハングル問題以降失速、最終回でなんと爆発
超展開過ぎてわけわかめでした
また、聖剣の刀鍛冶に引き続き、がっかり乳首アニメでした
こういうファンタジー世界系のラノベは、最近あんまヒットしないですね
シャナやルイズ級なファンタジーものがまた見たいです

制作会社はアートランド
監督は「ロストユニバース」「灼眼のシャナ」の渡部高志氏です
氏にまつわる話ではヤシガニ事件やアニオリ改悪など良い噂を聞きませんが

おかえりけんぷファー
超展開の一言に尽きる
やっぱラノベアニメは2クール欲しいですね
とか言って、2クールでもだめなものはだめですが

音楽は素晴らしいですね、なんてったってスフィアです
「realove;realife」かなりかっこいいです
ロックなスフィアもなかなか良い!
無限大ってことか~い♪

主人公は近藤隆さん、モテモテにルサンチマンェ・・・
ドラマCDから声優が大幅に変更されてますが
かなり人気声優に便乗した感があります
豊崎愛生、日笠陽子、悠木碧、戸松遙、寿美菜子
ピーターハウゼンに中田譲治さんという謎キャスチングもあります

若干もっさりしたキャラデザです
つかふんどしってwwwwwwwwww
流石にヒロインがふんどしだとは思わなかったス
コロネちゃんは良かった


主人公の口調がちょっと上から目線で気になりますが
あとは普通に、、、
6話のナマコはエロかった・・・

投稿 : 2025/02/15
♥ : 7
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑っちゃう!ハーレムファンタジー!!

全12話

将来、大司祭になるために大きな希望を持ち魔術学院に入学した
主人公の紗伊 阿九斗(さい あくと)
しかし学院で初めに行われた将来の職業調査でなんと世界を脅かす
存在「魔王」になると予言されてしまう。物語序盤から一気に
波瀾万丈のストーリーへと。



あにこれレビュアーさんのレビューのみの知識で見始めたので作品の
ストーリー、ジャンルを詳しく知らずに視聴を開始するも。。



視聴してからようやく気づく(笑)ちょとエッチな要素があるという
ジャンルなのですね(笑)
私、このちょっとエッチなジャンルの視聴は初めてな気が、、
棚を見てみたけど(笑)やっぱり、初めてでありますw



阿九斗を取り巻くヒロイン達との色んな絡みを楽しむ、ちょっとエッチで
可愛いハーレムファンタジーです♪
この作品、私にとってストーリー云々ではありません。
キャラクターの魅力と勢いで最後まで押しきっています!個性ある愛すべき
キャラクターのやりとりが一番の見所。また絶妙なんですよ。絡み♪



日常のやりとりですが、ほぼ全ての出来事がなぜかエロてぃっくな
お話へお話へと誘う。なにかを連想させていってしまうのです。
くだらな~い?いえ、笑っちゃいますよ~♪♪


キャラクター力が抜群です。
「ころね」
ころね嬢。この子がとてつもなくお気に入り!冷めた瞳をしているのですが
人造人間だからです。

からかっていて楽しんでるころね。
たまに挑発的な目線で誘うころね。
淡々と話した...途端に妹キャラ豹変?
寝床の押し入れからじっと覗く
阿九斗に揺さぶりをかけてその反応
を楽しんでいるころね可愛い
声色のかわり具合。音域広っ。です。
拗ねるころねも、なんだか全部可愛い


「紗伊 阿九斗」
ハーレムアニメはやっぱり主人公が抜群にかっこいいのですよ。
勿論お気に入り決定。
顔もかっこいいしワイルドです。阿九斗って孤児院で育ったのですが
昔から意志が強くて信念を曲げないのです。いざとなると正義感が強く
人を惹きつけ引っ張っていく存在。あれはずるいです、好きになって
しまいますね。阿九斗がかっこいいことを言うシーンありますが、
流石、将来は魔王の男です。


~かっこいいだけじゃない。お約束の鈍感要素~
{netabare}
絢子が決意をして夜、阿九斗の部屋を訪れる
阿九斗「どなた?どうしたの?こんな時間に」
絢子が部屋に入り、好きな人を見つめる瞳をしている。。うるうる
阿九斗「もう、遅いし、話しなら明日にでも、、」
絢子「明日になったら人が来ちゃうでしょ」
と、脱ごうとするのですが、絢子を止める。
阿九斗「もしかして家のために無理してるとか、ない?」

いやいや、こんな空気読めないって(笑)?唖然ですw

阿九斗はとことん鈍感で天然ですね。凄まじく傷つけていますよ
同性として絢子ちゃんに同情しちゃいます~。
{/netabare}
でも天然ってやっぱり女の子を熱くさせちゃうんだよ。


それと臨海学校で訪れるヒロシの故郷の島は江ノ島(神奈川)ですね。
なぜこの世界に急に江ノ島か?よくわかりませんが。
江の島展望灯台の形は特徴あります。江島神社もありました。
江ノ島はそんなに遠くないので、たまに海沿いのカフェにドライブです♪
江ノ島にあるフレンチトースト専門店LONCAFEお気に入りです。
来週辺り行きついでに巡礼みたいな♪あにこれ写真投稿できたら楽しいのに。


♪要求は無限大~♪
だって正直な本能~
動き出す~まで~受け身とかダメでしょ
自分、ホンキ宣言~
後はまかせて~みてよ~♪

OPが癖になってます(笑)


ストーリーは序盤のつかみの面白さから、一気に観てしまいました。
テンポが良いと言えば長所になりますが基本、超展開です!
キャラクターの魅力や絶妙な絡みで終始笑っていた気がします。
くだらな面白アニメ発見!
おかげで終始笑うことに、なんか幸せだよ。アニメって楽しいです!!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 37

くるわ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

すごく楽しめたのだけど

魔法世界だけど肉弾戦バトルもの

キャラ画はすごいと思います。よく動くし、バトルの演出も迫力がありました。(ただ、モブはちょっとがっかりですが)ストーリも設定が深く、謎や伏線が効いていて、しかもサクサク進むので、話に引き込まれました。(サクサク進みすぎて、朝の場面からいきなり夜の場面に飛ぶような愛嬌もありましたが)

ただ、世界観がうまく描ききれてない感じがしました。確かに、近未来科学、洋の魔法、和の忍者、魔獣、学園ものでしかもギャグ路線のエロ付きと設定が多く、大変な感じはしますが、がんばってほしかったです。
特に背景画がなんかちぐはぐな感じが見受けられてて、OPでは都会のビルがでて、本編での遠目の街並みはファンタジー系。最初に出てくる校舎は洋風で、中盤以降の背景画では、洋もの校舎ではなくマンションぽい大学の校舎。最初に出てきた、洋風の校舎中は、妖怪がでてきそうな暗い日本の教室。臨海学校では、いつの時代って感じの漁村。ここどういう世界なのって感じで、常に違和感バリバリでした。

また、エロに関しても、自主規制演出にいろんな演出を使ったり、自主規制してなかったりで、一貫性がないようにみえ、ギャグオチはわかるんだけど、18禁アニメに出てきそうなシーンまで必要かなと。


ストーリ展開とかは好きだし、楽しめたけど、一話最初の方の世界観の画で最後まで行ってほしかったかな。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 12

67.3 4 生徒会長で魔法なアニメランキング4位
星刻の竜騎士(ドラグナー)(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (786)
5813人が棚に入れました
竜と契約を交わした者が通うアンサリヴァン騎竜学院の生徒アッシュは、契約の証「星刻」を持ちつつもパートナーの竜がいまだ誕生していないために肩身の狭い思いをしていた。
彼の身に宿っていた竜は、ある事件をきっかけに覚醒の時を迎えたが、現れたパートナーはほかの竜とは違って少女の姿をしていた。

声優・キャラクター
髙橋孝治、伊瀬茉莉也、佐倉綾音、井上麻里奈、下田麻美、榊原ゆい、前野智昭、室元気、生田善子、七緒はるひ、子安武人、大亀あすか、花澤香菜

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

クギュウ この先キャラ(仕事)奪われるかも!? (〃゜д゜;A アセアセ・・・

原作:ラノベ 未読

全12話

ジャンル:学園恋愛ハーレムバトルファンタジー


感想 (酷評につき、好きな方はスルー推奨)

1話観て、これ『ドラゴンクライシス!』と『ゼロの使い魔』に似てるなー でした。

何ともラノベらしいと言うか、2、3番煎じと言うか・・・

ちょっと設定が違うくらいで、似たようなお話に何だか新鮮味がなく感じます。

ヒロイン達は可愛いけど、何気にハーレムで微エロ。

2~3話観て、う~ん これはストーリーには期待しないで、キャラ目当てに見なきゃ駄目だな~と判断。

結果
12話最後まで観たけど、ストーリーは原作途中までだったが、やっぱり惹かれる物がなく、なんのパクリ?って感じるくらい面白味がなかった。

良い所と言えば
キャラが可愛い
キャラデザが奇麗
声優さんが良い
(特に、メインヒロインのエーコ CV- 伊瀬茉莉也さんが、クギュウに似た感じの声質と、ツンデレ演技はGOODでした。
でも、このエーコ役って、完全にクギュウにピッタリなキャラだっただけに、伊瀬さんの演技でクギュウに合ったキャラの仕事が減るんじゃないかと懸念してしまいます^^;)
これくらいかな?

ので、自分的にこの作品は
キャラ目当て、声優さん目当てに観るものだと思いました。

でも
2期があれば観るけど、希望はしないかな・・・



OP「聖剣なんていらない」 歌 - 榊原ゆい
この曲結構好きですね
最近よく聴いてて唄いますよw ♪


最後に
今やハーレム作品にツンデレキャラは必須なのね・・・ε- (´ー`*) フッ

投稿 : 2025/02/15
♥ : 51
ネタバレ

いっき さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

触手プレイはちょっと。。。

全12話、ドラゴンと人間が織りなす歴史とファンタジーと人間同士の関係性を描いたアニメ。

と概要を綺麗に描くとそういうことなのですが、視聴し終わって思ったことは、世界観は二の次の女性キャラのエロい触手プレイや手順が雑な脈絡のないいちゃいちゃ恋愛描写となんちゃって戦闘アニメが全話網羅している''見どころが見出せなかったアニメ''でした。

世界観と設定はよくあるファンタジーでその要素は良かったのですが、物語は単調で、見どころであろう箇所もありましたがどれもが中途半端かつ呆気なく終了してしまい、こちらが盛り上がることができないまま露骨ラブコメシーンなど、その見せ方全体が私の視聴欲をガリガリ削るものでした。

主人公ですが伝説的な存在とか女性キャラにモテモテとかよくある目立ち系ラブコメ主人公は好きなのですが、その主人公描写も見せ場で気を失ったり、恋愛描写も盛りの付いた犬以下の脈絡の見えないいちゃいちゃは見ていてマイナス要素しか残らない恋愛要素でも魅せれない見どころという重要要素が欠けた''残念モジモジ君主人公''でした。見どころのある盛りの付いた犬の主人公なら好きですけどね。

見どころであろう主人公描写が私的に壊滅でした。①

主人公も去ることながらキャラ全体にもこれは言えるものでした。兎に角見せ方が雑というか短絡的でどこにこのアニメの見どころがあるのか最終回まで見ても、それを振り返っても無かったので絵は綺麗なのに・・・と絵で選んで残念だった系のアニメです。

キャラ全体の描写が薄い。②

そして戦闘シーンもこのアニメでは重要だと思われますが、その戦闘シーンや竜騎士団の描写などの描写がなんちゃって戦闘そのものでした。模擬戦や合宿での特訓など、そこは一部でいいから真面目描写が欲しかったですが、一切なく、それで「今こそ合宿の成果を見せる時だ!」と言われても、こちらは当然盛り上がれず戦闘シーンもあっけなく終了の緊迫感のないものでした。

戦闘要素も、作画の見せ方の単調な描写+あっけなく終了の緊迫感ゼロ。③

①+②+③=残念要素満載のアニメ、でした。

笑いありのシュールな要素とか設定全般やキャラの本筋とか結構好きなのですが、作り手に恵まれなかったアニメという位置づけです。戦闘の作画は残念でしたが一部の竜に騎乗してる時とかの作画は良かったです。

{netabare}
こういう露骨な男性受けのラブコメを好きな人はどうぞという感じですが、私は触手プレイが苦手で女性キャラを弄ぶ感じがすごく嫌いですので、マイナス要素の塊でした。一部の電車での集団痴漢とかで快楽とかを感じる人とか好きそうですが、私はそういう男性は早く滅んでほしいと思います。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ツンデレ&スッポンポン(酷評注意)

原作未読 全12話

竜が多く生息する小国で、竜飼い人の育成学院に通う主人公 アッシュ・ブレイクの竜は、何故か人間の少女の形で出てきて(普通はもちろん竜)名前をエーコ名付けました。学院や周囲でおこる様々な問題を解決していくお話です。

女の子のキャラはみんなやたらと胸が大きく服装も強調していて「はいはい、分かりました。分かりました。」と何回も突っ込んでしまいましたw

とにかくシャワーシーンやお風呂のシーンが多く、それ以外でも裸になるシーンが多くて、観ていてちょっと辟易してしまいました。

作画は綺麗です。キャラも可愛いですね。

お話は1話完結で見やすいですが、全体的にあっさりしてますね。

なんだか分からないうちに終わりました。何か色々と詰め込みすぎて焦点が定まらない作品ですね〜

内容を重視されている方にはオススメしません。気に入ったキャラがいたら観てもいいかもしれませんね。

ED ワイワイしてます^^明るくて楽しい曲ですね〜

最後に、ゼロの使い魔に似ているとのことですが未視聴なので分かりませんw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 35

84.2 5 生徒会長で魔法なアニメランキング5位
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (814)
3137人が棚に入れました
公爵令嬢、カタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻す。ここが前世で夢中になっていた乙女ゲーム『 FORTUNE LOVER 』の世界であり、自分がゲームの主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢であることを!ゲームでカタリナに用意されている結末は、良くて国外追放…最悪、殺されてしまう…そんな破滅フラグはなんとしても回避して、幸せな未来を掴み取ってみせる!!勘違い?人たらしラブコメディの幕が上がる。

声優・キャラクター
内田真礼、蒼井翔太、瀬戸麻沙美、柿原徹也、雨宮天、鈴木達央、田村睦心、松岡禎丞、M・A・O、早見沙織、岡咲美保
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ゲラゲラ笑って感動する物語 人生のバイブルになるかも

この物語はゲームの世界へ転生した主人公カタリナが、自分の運命を変えるためにおバカをしたり見当違いなことをしたりする物語です。
カタリナの一挙一動にゲラゲラ笑ってしまうのだけど、気がついたらいつの間にか感動していました。心が温かくなっていました。
この物語は優しさに満ちています。(^_^)


交通事故で死亡した主人公は、ゲームの世界に転生します。ここではカタリナという名前の悪役令嬢のキャストとなっていました。
彼女には、良くて国外追放、悪ければ斬殺される運命しかありません。ほかの選択の余地はないのです。
このゲームの内容や結末を詳しく知っている主人公(カタリナ)は、自分の運命を変えるべく、あらゆる努力をします。

彼女はまず、{netabare}畑を作り野菜を育てます。
上流家庭の侯爵令嬢が農耕用の服に着替えて鍬をふるい、庭に畑を作ります。汗まみれになりながら土を耕{/netabare}します。
その姿は、周りの人の目には滑稽としか映りません。気が狂ったのではないかと思われます。
でもそれは、国外追放された際に一人で生き延びるための準備でした。

そして次に彼女は、{netabare}自分を斬殺する可能性がある{/netabare}男性たちに優しく振舞います。
彼らが悩んでいたら、悩みを聞いてあげたり、励ましたりします。そして彼らの特技を褒めてあげたりします。

さらにカタリナは、{netabare}このゲームの主人公である{/netabare}マリアにも優しくします。
心無い人達から虐められているマリアを守り、彼女がいつも笑顔でいられるように奮闘します。

カタリナの願いは、斬殺だけはされないように、国外追放されても生き延びられるように、その二つしかありません。
でも、人間って不思議ですよね。
自分が生き延びるための行動が、いつの間にかみんなを笑顔にしていました。そしていつの間にか、みんなから慕われていました。


このアニメは見方を変えれば、私たちが生きていくためのバイブルにもなりえます。
自分の環境、境遇には関係なく、周りの人たちを笑顔にするために自分ができることを精一杯する。
ただそれだけで、人生は楽しくなります。(^_^)

ちなみに、これからの日本では年金だけでは生きてゆけない人が大多数になります。破滅フラグがついているようなものです。
カタリナのように今のうちから畑を耕して農作物の作り方を学んでおいたほうが良いかもしれません

投稿 : 2025/02/15
♥ : 56

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

題名だけで避けるのはもったいないです。【絶賛】

ア〇マで無料一挙があったので観てみました。
題名から女子向けだと思っていたのですが、二期が始まっていることで軽い気持ちで観始めました。
ところが、良い意味で裏切られ、視聴途中で「終わってほしくない」という気持ちまで湧いてきました。
話数を重ねるごとにOPの評価もぐんぐん上がっていきました。
転生ものをたくさん観てるわけではないのですが、「これは並みの転生ものではない」と感じました。
未視聴の方はぜひとも軽い気持ちで観始めてはいかがでしょうか。
きっと驚くと思います。
これから二期も観ようと思います。

2022-0103お知らせ
またもやアべマで無料一挙があります。
1月7日(金)10:00まで無料視聴可能です。
この機会にぜひお願いします。殺伐とした心が浄化されていきます笑
なお、一期だけで綺麗にまとまっています。
会議のシーンが好き。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 23
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

麗しき7人の魔法使いと勢女カタリナ

略称「はめふら」。原作なろうweb小説は完結済。
小説書籍版で2巻まで、コミカライズは4巻までがweb版の本編相当。
3巻以降は書籍用の書き下ろしで2020年4月現在9巻まで刊行済。
コミカライズ5巻以降もこれからまだまだ続く予定。

アニメは全12話でweb版本編の結末までを描いて
ちょうどの区切りで綺麗に締め括ってすっきり。

当方原作ファンである。

転生ものというよりも、ラブコメディとしてかなりオススメの作品。
多くの視聴者は、主人公カタリナを愛さずにはいられないだろう。
なぜかは観てのお楽しみ。

声優の実力、マッチング共に申し分ない。

キャラデザは作風にぴったり。
鮮やか、優しさ、癒しなど場面に応じて絶妙に変化する色調の背景。
絵画的でとても気に入った。

OP&ED、そして劇伴のセンスがとても良く
アコースティカルな魅力が素晴らしい。
カタリナ子供時代の宮廷音楽風の音楽、
そして学園編からは、穏やかで癒しのある
素朴で繊細な魅力ある楽曲も加わる。

コメディ要素も劇伴と作画で程よく演出していた。

<あらすじ>
{netabare}
主人公の女子は、木登りの得意な野生児で
小学生までは野猿と呼ばれていた。
そして、中学入学後に出会った親友の影響で
アニメ、ゲームなどのオタクになった。
その無二の親友と一緒の高校に進学。
高校生になっても現実の恋愛にはまるで縁が無く、
成績もぱっとしない残念な子。
学校では、親友とオタクトークで盛り上がる日々。

そんな高二の17歳のある日、
親友推しの乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』にド嵌りして
夜更かしで大寝坊。あわてて自転車で学校に向かう。
しかし制御不能の暴走の結果、交通事故で死亡。

なんと生まれ変わりは、とても裕福な公爵令嬢だった。
両親の愛情にも恵まれ、何不自由なく育った8歳のある日、
初めて前世の記憶が蘇った。

すると間もなく、衝撃の事実に気付く…。
このまま無為に過ごすと8年後に殺されるか、
国外追放されるかの二択の未来が待っている。
人生破滅して詰んでしまう…。

超絶鈍感な頓珍漢だが、
まっすぐで裏表のない明るい性格が取り柄の彼女。
長生きして膝に猫をのせて日向ぼっこして暮らすような
優雅な老後ライフが目標の彼女。

そんな彼女は果たしてその危機を乗り越えられるのか?
{/netabare}

★ 第1話「前世の記憶を思い出してしまった…」
{netabare}
<おでこの×はダメな子の印か?>

アバンで状況説明完了。
そして、ジオルド第三王子と義弟キースの攻略完了。
カタリナ、天然タラシの実力発揮。
それを無自覚なのもカタリナの魅力だ。
打算など出来ないのだ。

カタリナ役の内田真礼は実に巧いしキャラによく合っている。
カタリナ脳内会議の5役の演じ分けは実に見事。
もうこれだけでも声優評価5.0確定
{/netabare}
★ 第2話「王子に勝負を挑まれてしまった…」
{netabare}
<笑顔で会話しているといって仲良しとは限らない>

ジオルドとキースは恋のライバルになった。
カタリナは恋の対象が自分とは思わず、
二人の牽制の会話を意気投合してると勘違い。

カタリナ、前世の記憶覚醒後、
日本人の庶民的行動で母親ミリディアナの悩みの種になる。
成長したキースはそんな予測不能なカタリナのお目付け役となる。

今回は、侯爵家令嬢四女メアリ、アラン第四王子の攻略完了。
メアリとアランは婚約中なのに…だ。
もはや男女問わず今回も恋泥棒としてハートを射抜き絶好調。

アランだけは、自分がカタリナに恋したことに無自覚なのはご愛嬌。

本能とノリで突っ走るカタリナは、重要な攻略台詞を無意識ながら
絶妙なタイミングで真心こめて使っちゃうから攻略できて当然なのだが、
誰も傷付けないから結果オーライなのだ。
しかも、二人の根深いコンプレックスまでも解消しまうとは
もはや恋の達人と言えよう。

今回は、アランの最後の吹っ切れた笑顔がとても良かった。

ところで今回初登場のメアリ役は岡咲美保。
エンドロールで確認するまで「転スラ」リムルのイメージが強過ぎて
彼女とは全くわからなかった。
{/netabare}
★ 第3話「麗しの美形兄妹と出会ってしまった…」
{netabare}
<一体どれだけたらし込めば気が済むんだ...>

伯爵家長男ニコルとその妹ソフィア攻略完了。
カタリナは今回で合計6名の美男美女に愛されるようになった。

カタリナはゲームでの体験から、
友人たちそれぞれの恋の相手を予測するのだが、
実際はそれは妄想。
その対象が自分だけに集中してるとは全く気付かない。
全く罪な女だが、根が善良なので誰も憎めないのだ。

次回はいよいよ学園編。
ゲーム内で主人公の(はずの)早見沙織演じるマリア登場か?
{/netabare}
★ 第4話「魔法学園に入学してしまった…」
{netabare}
<イベント乗っ取り魔はゲーム本編突入後も勘違い>

いよいよ魔法学園に入学。二年間の学園生活のスタート。
一年後の上級生の卒業パーティーが、
カタリナの人生総決算、生死の分かれ目だ。

魔法学園は、少しでも魔法の才能を持つものは
義務教育で必ず入学しなければならない。
カタリナのようにしょぼい魔力でも入学を拒否できない以上、
破滅回避に情熱を傾けるは道理ではあるが...。

周りを傍観してても自身を客観視できないと
カタリナの恋の犠牲者は増えるばかり。

カタリナよ、自身の破滅フラグを折ることに執着するのはもう止めよう。
前世の記憶覚醒後の彼女は、
破滅フラグに恋愛フラグを上書きし続ける日々だった。
彼女の破滅フラグは今やとうに存在してないのだ。
とは言え、視聴者のそんな声が聞こえるわけもない。
だから話はどんどん面白くなってるのだ。

<カタリナ、食い意地の権化が吉と出る>

当面のカタリナの心配は、ゲーム主人公マリアの存在。
マリア攻略を成し遂げるのは誰か、を心配するのはいいのだが
やはり決め台詞はカタリナが使ってしまう。
最終的に、身分差を全く気にしない姉御気質のカタリナの魅力で
マリアを順調以上に攻略し、カタリナへの好感度はうなぎ上りになった。
{/netabare}
★ 第5話「主人公の実家にお邪魔してしまった…」
{netabare}
<カタリナと仲良くなると笑顔の輪が広がる>

前回で仲良くなったはずのマリアだが、
どこかまだ心の距離を感じていたカタリナ。
さらなる蛮勇?でマリアのハートを射抜く。

告白イベント「友達になって下さい」大成功!
マリア、ソフィア、メアリは皆、
カタリナを中心とする親友になった。

カタリナは、友達として大事にするマリアだったが
カタリナの傍では、なぜかマリアの頬に赤みが増す。

そしてカタリナは友人として
マリアの恋をサポートしようと決心するのであった。
マリアにグイグイいく異性がいないのは
実はカタリナのせいなのだが...

<カタリナ、畑好き転じて福となす>

ゲーム主人公マリア攻略はさらに続く。
カタリナとキースの二人は、休日に田舎の畑を初めてお忍び見学。
そしてたまたまマリアが帰省中の村の傍を取り掛かったので
マリア宅を訪問することに。

結果としてマリアとその母親の
ぎくしゃくの原因となっていたわだかまりまでも解消。
マリアの真の笑顔を蘇らせ絆が深まる。

今回は、マリアとその母視点の丁寧な心理描写があったが
そのおかげでキャラの深みが増し感情移入しやすくとても好かった。

また田園風景も実に絵画的で落ち着きと人の温もりがあって癒された。
{/netabare}
★ 第6話「夏休みだから楽しく遊んでしまった…」
{netabare}
カタリナの魔法学園1年生の夏休みはギャグに満ちていた。

「カタリナ・クラエスの華麗なる夏休み」とお題の小ネタ集。
絵日記風の題字背景がとってものどかでグッド!
原作にあるネタも多いけど、ほとんどのオチはアニメオリジナル。

Web版原作結末までストレートに描くためだけなら
アニメではおそらく10話以内で十分と思われる。
今回はそのゆとりを上手く生かし、
前回までの7人の攻略完了のタイミングに相応しい回だった。

しかも、アニメ後半の大筋に向けての伏線も散りばめ、
カタリナと7人のキャラの関係性を丁寧に描いていた。
単なるコメディに収まらない意外と重要な回だったと思う。

<その1 やっこらせいのっ。。。どっこいせい!>
カタリナは努力の方向性はいつもズレてる。
しかしクラエス家の使用人に
すごく愛されていると分かるのがちょっといい感じなエピソード。

カタリナの、中身おばあちゃん的な本質と
母親の顔の皺を増やしてしまう、お約束となりつつあるやり取りを
軽妙に演出していて冒頭から掴みオッケーだった。

<その2 スイカもいいけどトコロテンもね♡>
キースとカタリナの姉弟の絆が本物だと何気に分かる小ネタ。

<その3 カタリナと7人の仲間たち>
湖までの道中、キースの邪魔が入るまでは原作にもあった。
しかし、カタリナ含め8人全員集合の
湖畔ピクニック以降は完全アニメオリジナル。
おそらく、アニメ後半では平和な日常は滅多に見られないので貴重かも。

<その4 カタリナたちのお買い物>
原作では味わえない脳内カタリナズが可笑しい。
魔性のニコルを若干クローズアップ。
たぶんアニメオリジナル。

<その5 アニメ後半の伏線はパーティ会場の中に>
アラン王子が相変わらず自分の想い人が
カタリナだと気付かないのがよくわかる。
また、メアリが意外と腹黒なのも…

<その6 夏休みあるある>
ありきたりなネタではあるものの
カタリナの見た懐かしい夢が意外と重要なエピソード。
{/netabare}
★ 第7話「危険なダンジョンに入ってしまった…」
{netabare}
その大筋はアニメオリジナル。
ダンジョン攻略というミッションでファンタジー感を演出。
学校の課題なのに命がけなのはコメディとしての愛嬌。

カタリナを取り巻く7人が優秀な魔法使いだということを
このタイミングで伝えるのも次回以降の展開のためにも重要と思えた。

今回、原作の「きのこ」ネタを無理やり入れた感あり。
また今回の作画はちょっと微妙だったのは残念。

<当たり前に続くと思っていた日々…終わりは突然やってきた>
何はともあれ、今回の肝はソフィアの見た夢だろう。
宿縁をさりげなく織り込み人間関係に深みを与えている。
個人的に原作が好きな点だ。
{/netabare}
★ 第8話「欲望にまみれてしまった…」
{netabare}
今回もアニメオリジナル。
閑話としてなかなかのエピソード。
前回のアニオリ回よりもよく出来てたと思う。

<台風カタリナの被災者たちはいい迷惑>

またもやカタリナは、ポチっと自爆してトラブルの渦中に。
そして相変わらずカタリナに金魚の○○状態の7人は振り回され、
一緒に魔法書のトラップに嵌ってしまった。
確かにカタリナの傍にいると飽きることのない楽しさがあると妙に納得。
カタリナの食欲は魔法書のトラップをも凌駕するというオチが「カタリナらしくて」いい。

<今回の原作では味わえない、微笑ましかった点>

カタリナの食い意地をギャグとして上手くアレンジ出来ていた。
また、特にCパートでアラン、カタリナ、メアリの
三者の関係性がよく描けていたのが好かった。
未だ自分の恋心に気づいてないアランが純情で好ましい。
青春だ。

次回、カタリナの直属メイドのアンにスポットが当たるフラグあり。
{/netabare}
★ 第9話「パジャマパーティーで盛り上がってしまった…」
{netabare}
またもやアニメオリジナル。
但し、今回のアン絡みのエピソードは原作にもあり。

サブタイトルに騙されそうになるが、
今回はアンとカタリナの関係の方がメインテーマだろう。

<カタリナ様は私を、アン・シェリーと言う一人の人間にしてくれた>

カタリナを取り巻く7人のキャラの心情を
唯一、正確に客観的に俯瞰できるメイドのアン。

令嬢としてはダメダメなカタリナにとって、
アンは自分らしく貴族界で生きていく上でかけがえのない存在。
アンにとっても、
自分の存在意義を与えてくれたカタリナはかけがえのない存在。
そんなエピソードは、個人的に原作の中でも好きな部分で、
アニメでも描いてくれてうれしい。

今回その他、パジャマパーティー他でのギャグ要素は
目新しさが無い分まあまあ。
ただ、全体的に各キャラの持ち味を上手く掴んだ上での
人間模様が描けていた点はよかったと思う。

Cパートで、次回でようやく本筋に復帰しそうでちょっとホッとした。
{/netabare}
★ 第10話「破滅の時が訪れてしまった…前編」
{netabare}
6話から9話迄、閑話要素多めで
破滅フラグ回避の本筋から離れ気味で若干テンポが悪く感じたのだが...

<閑話休題。いよいよお待ちかねの断罪イベント到来なのだ>
8,9話は、カタリナファイブの出番がなかったが、
久しぶりにカタリナファイブ脳内会議復活。
ヒゲ議長を気に入っていたのでちょっとうれしい。

ここで新登場!闇の魔法。
本作のシリアスな負の要素を一手に担う。

カタリナファイブ登場後は、あっという間に
今までのほのぼのコメディ路線から完全脱却。
マリア失踪で動き出す物語。
カタリナもピンチに陥ったのだが…

とは言え、
今回もカタリナの食い意地が無双だったのが最も印象的だった。
{/netabare}
★ 第11話「破滅の時が訪れてしまった…後編」
{netabare}
本作を視聴初期から物語評価5にしたのは、
実は今回の描かれた原作エピソードを非常に気に入っていたからだ。

<Sleeping Beauty 夢で逢いましょう>

失われた過去に戻る夢。
家族と親友との再会。
当たり前だと思っていたあの頃。
あの頃は幸せだった。
カタリナの前世の女子高生の目は
今回、初めて描かれ顔の全体像が分かる。
(名前は相変わらず不明のまま)
原作では、本人曰く母親譲りの狸顔とのことだが、
アニメで可愛く描かれていてよかった。

<学校は楽しい?>

失うなんて絶対に嫌!その想いは皆に伝播し絶望から希望に。
今までのエピソードと細やかなキャラの回想シーンで
伝わる7人のカタリナへの深い想い。
それがカタリナ復活の鍵となる。

<今度はソフィアとしてずっと傍にいるから>

あっちゃんとの本当の別れは切ないがそれでいいのだ。
{/netabare}
★ 最終話「最終イベントが来てしまった…」
{netabare}
<勢女なだけでなく、聖女でもあったカタリナはやっぱり無双>

あなたが苦しんでいるのを救ってあげることは出来ないけど、
傍にいることは出来るから。……だから一人で泣かないで。

カタリナのまっすぐな優しさは、
隠しキャラの亡き母親の愛情と同質で
荒んだ彼の心を完全に解きほぐし、
彼は人生のやり直しが出来るようになった。
すべてのヘイトは、彼に取り憑いていた
怨嗟の塊の怨霊とも呼ぶべき存在が全て被り、
誰も悲しむことなく大団円で隠しキャラ攻略完了。

<これからもずっと、あなたの傍にいさせてください。>

後半、最終メインイベント、2年生の卒業パーティーへ。
カタリナファイブ脳内会議も19,800回目で一応終了のようだ。
結果的にエピローグの状況と化したラストイベントなのに、
カタリナは相変わらずピント外れなのはお約束。
また一人、無自覚にたらし込むカタリナは流石なのであった。

<ゲームのシナリオにはなかった新しい季節がやってくる>
祝アニメ二期製作決定!
学生から学園卒業後の社会人へ。
闇の魔法をめぐる新たな攻防。
新たな人間関係も生まれる。
カタリナの人たらし道はまだまだ続く。

小説版で原作の描かれる範囲にもよるが、
外国も登場し、スケールも広がる可能性ある二期。
どう描かれるか楽しみだ。

新物語へごきげんよう!!

余談だが、エンドロール直前、
ラファエルが就職先で
事務仕事でこき使われてるっぽい一瞬の画に
二期登場の新キャラの一人がいた。
原作の流れでは、まだそこにはいないはず。
時系列がおかしい。
単なる二期フラグのために登場させたのか?
それとも原作カットして登場させるつもりなのか?
ちょっとだけ気になった。
{/netabare}

◎「はめふら」で見つけた新鮮な主人公像
{netabare}
<ダメな子ほど可愛い>

この作品、見事なまでの逆ハーレムなのは明白だが、
カタリナは想われる一方で決して両想いにならない。
それはドロドロな愛憎劇を回避させ、
誰一人傷つくことなく
どこまでも笑えるコメディとして成立させる必要条件なのだろう。

カタリナは、前世からリアルな恋愛には全くの無縁であり
異性に免疫がないから、リアルな求愛アプローチが自分に向かうと
キャパオーバーで対処不可能になり現実逃避になりがち。
理解不能なこと、不都合なことはあっという間に忘れる。

恋愛は、ロマンス小説での疑似恋愛だけでも満足なのだろう。
前世も、ラノベやアニメ、乙女ゲームで満足していたオタク女子。
ゆえに耳年増な恋愛スキルはそれなりで
それがゲーム内の今世では逆ハーレムを作ってしまう。
しかし彼女自身はその現状を全く認識できない可笑しさが本作の肝だ。

カタリナに1ミリでも計算高い狡猾さがあり
この現状を意図的に導いていたとしたら
一気につまらない作品になるだろう。

カタリナの性格は裏表なく真っ直ぐ打算などできない。
一応破滅フラグ回避の打算が働く行動は多々あるのだが
それはズレてて、相手を思いやる気持ちで一杯で微笑ましい。

カタリナの本質は善良、友愛の塊だから
その頼りなさ、単細胞さは周りの父性母性的な保護欲を刺激する。
悪気なく恋愛に鈍感な彼女を恨むことなど誰も出来ない。
結果、カタリナへの恋の犠牲者は死屍累々でも悲惨さは皆無。

<そしてカタリナの老後プランには配偶者や子孫のビジョンがない>

彼女は例え貴族階級からパージされても
農業で自活さえ出来れば構わないという執着心無く剛毅なお方。

出世欲は皆無。
美味しいものを沢山食べ、
ロマンス小説を愛好し、農業という趣味と実益を兼ねたもので
只今を明るく楽しく逞しく生きれればそれでいい。
孤独は嫌だが、多くは望まず最低ペットさえいてくれればいい。
それが彼女の生きる道。

普通、主人公が健全な若い男女なら、
自身が異性にモテることに興味があるのが当たり前なところを
あえて外し、自身の色恋には無頓着にして、
他作と差別化した主人公キャラ。
その徹底したブレなく、かつ脳天気で裏表のない性格。
本作の魅力的な個性で新鮮に思う。
作者のセンスの良さを感じる。

<主人公カタリナ、実は最強説>

異世界転生&召喚系の主人公最強設定のアニメは非常に多い。

ではカタリナはと言えば、
魔法、武術、芸術、学力、知略すべてポンコツ。
一見能無しで残念な主人公。

しかし原作小説を9巻まで読んで感じたことがある。

転生時に、彼女が天より与えられた
世渡りの武器となるギフトと言えば
「強運」じゃないだろうか?
特に、
「出逢い運」「人から愛される運」「問題解決運」
に関しては最強かと。
(まあ意地悪な見方なら、作者のご都合主義の結果、
すべてがたまたま上手くいってる、と言えなくもないが)

ともかく彼女は出会う人すべてに愛される。
しかも、その多くは身分が高かったり、能力が非常に高いのだ。
彼女に接する多くの人は、
権謀術数渦巻く封建階級社会に在って
野心乏しく裏表のない善良さは希少価値で新鮮。
結局、彼女の足りない能力は周りが常にフォロー。
常に多様な実力者から多大な援助が得られ
ピンチもスルリと潜り抜けられる。
彼女は常に向上の努力は欠かさないから怠け者ではない。
的確な努力の方向性を見極めるセンスが無いだけ。

彼女の本質は、自らを卑下することない根明な楽天家。
自分自身にはからっきしだが、他者に対しては
時に人間理解の鋭い正鵠を射た慈愛豊かな直感が発現する。
さらに出会う人を健やかで豊かの人生の流れに変える力がある。

以上から彼女には「無垢なる導師」という称号を与えたい。

今は志が低いけど、
人生いずれ志が高くなるようなことがあれば
「俺TUEE」な主人公より労せずに
よっぽどすごいができる可能性を
秘めているんじゃないないか。

自分が強いことも大切だが、
人は一人では生きていけないのだから、
自分で何でも出来るより
他者に活躍の場を与え、
生き甲斐を与えられる方向に特化したような
そんな彼女の才能もいいもんだと思う。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 30

77.0 6 生徒会長で魔法なアニメランキング6位
陰の実力者になりたくて!(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (473)
1506人が棚に入れました
『我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……』 みたいな中二病設定を楽しんでいたら、まさかの現実に!? 主人公でも、ラスボスでもない。 普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す「陰の実力者」。 この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。 これ幸いと少年・シドは異世界で「陰の実力者」設定を楽しむために、「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……? ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドを崇拝し、シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていく――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

面白いですが作品の評価は2期が来るかですね。追記2期決定ですね。

 キャラや演出で魅せてくれました。かなり面白かったと思います。それぞれのエピソードについてちゃんと数話ごとに完結していく構成なので、飽きなかったんだと思います。

 冒頭のスタートからはアルファを初めハーレムものになるかと思いきや随分変わった展開の仕方でした。「ワンパンマン」的といえばいいのでしょうか。すべての努力を相対化してしまう、滑稽な部分に面白さがあるのでしょう。

 主人公ではなく、どうやらアルファの正体とか裏の歴史に謎があるようで、その部分を楽しみにしていますが、終わってしまいましたね。

 面白さでは評価できると思いますが「作品」としての評価は難しいですね。アニメとしての完結は放棄した感じです。ただ、20話を初めからやるのだから、勝算があっての事でしょうし2期の期待も出来そうですので「作品」評価はまた後程ですね。

 ですので、アニメとしての評価はストーリーは割り引くしかないですね。キャラは非常に良かったです。出てくる女性キャラたちの苦悩がもう少し深掘りできていれば、すべてを無意味にしてしまう主人公との関連でテーマ性が出たかもしれませんが、そこは機能せず、むしろギャグになってしまいました。

 EDの曲は良かったですね。やっぱりアルファの声がいいかなあ。止め画がちょっと手抜き感がありました。本編の映像の使いまわしでいいので動かしてほしかったかなあ。


追記 2期決定したので評価少しあげます。なお、原作の小説の方、全部買っちゃいました。オバロくらいあるのかと思ったらまだ05までなんですね。それでも、話の展開が意外すぎてかなり面白かったです。なろう、ではもっと先まであるんでしょうか。ただ、やっぱり紙の本が読みやすいので新刊どんどんだしてください。

 で、1期のOPって…ひょっとして…???



4話 面白過ぎて草。演出もいい。異世界という分類を越えて良作の予感。

{netabare} いや、構成も演出もキャラ作りも最高です。1話1話の話の展開が明確でそれぞれのエピソードに見せ場もあるので、本当に見ごたえがあります。1話の入り方も良かったですね。「世界最高の暗殺者…」的構成でグッと物語に引きこまれます。

 設定は開き直って、中世といいながら20世紀後半でなぜか電気がないという風情ですが、気になりません。舞台がストーリーにあまり関係ないからでしょう。

 そして3話から4話ですね。プリンセスの妹さん。最高ですね。劣等感とプライド、性格造形が見事に素晴らしいキャラを作っています。今のところ感情的に乗れるのはこの子ですね。姉に対する妹・弟、平凡な武術と言う面での主人公との共通性が今後どう活きてくるのか楽しみです。

 そしてシャドウガーデンという組織の再登場のカタルシスもかなりのものでした。主人公の勘違い設定があまりしつこくなければいいのですが、これでずっと行くのでしょうか?

 演出で瞳のアップを使うのが一貫しているのがいいですね。低予算対策かもしれませんが、効果的に瞳で感情や思惑を表現していますし、演出の力量を感じました。
 背景がペラペラな感じで低予算ぽいとはいえ、作画は丁寧だし、キャラデザはそれぞれのキャラに個性がありますし、演出が上手いので、全体としてはストーリーを楽しむ分には十分な画面作りが出来ていると思います。

 これだけの良作です。小説とコミカライズからのアニメ化ということで連載ものの欠点で、どんどん薄まってゆく危惧はあります。是非アニメ版での完結で構成させてほしい。続きがあるにせよ、1期で一応の目標を完結させてほしいです。

 OPがちょっと面白いですね。本当にストーリーに関係するんでしょうか。現世にシャドウガーデンが来たら面白そうです。イメージだけかな?{/netabare}


5話 「ルルーシュ」+「魔王学院の不適合者」そこに「オバロ」のプレアデスがくっついた感じでしょうか。つまり、面白いです。

{netabare} 配信時間が楽しみな作品は久しぶりというより、初めてかもしれません。ちょっとはまってしまいました。

 背景美術が安っぽいかと思ってましたけど、改めてみるといいですね。低予算かと思いましたけど、結構いい感じです。実際、止め画は多いので潤沢に予算があるとも思えませんけど、細かい演出に見るべきところが多いです。
 王女様(妹)が落ちる剣を掴むシーンとか心象映像としてなかなか見せていました。なかなかの画作りだと思います。EDも止め画ですけど演出で魅せてますので、工夫が上手いんでしょうね。

 その、EDとかOPなんですが、王女様が登場してないということは、ゲストキャラなんですかね。モブでもいいので絡んでほしいなあ。

 それにしても「アイアム〇〇〇ッ〇」は大笑いです。この外連味は「魔王学院の不適合者」を思い出します。印象としてはキリト君っぽいですけど、ルルーシュの「ゼロ」のほうがイメージが近いですね。
「ぷれぷれぷれあです」的なスピンオフもいつの間に始まっていましたので、「オバロ」のプレアデスは意識はしていると思います。

 スピンオフは下手をすると作品世界がメタ的になってしまい、本編の真面目な部分が楽しめないので、もうちょっとずらしても良かった気がします。{/netabare}


10話 やっと本性が現れました。本作はエロギャグアニメですね。

{netabare} キャラ作りのための少しシリアスな展開もありますが、ここまでやられるとさすがにわかります。そう、つまり本作は真面目にやっているように見せかけたエロギャグアニメということでしょう。時代考証とかやる意味はゼロです。何でも有りですね。

 やっぱり作品のコンセプトはオバロと似ている気がします。ただ、オバロより更に、エロギャグが強めということで。俺TUEEEがオチになっているのもオバロっぽいです。
 本作はそれに加えて、各ヒロイン毎のエピソードが面白くできているのが、いいですね。

 本作は真面目に考察してはいけない、エンタメ作品の位置付けで楽しませてもらいます。10話はちょっとふざけすぎですけど。{/netabare}



13話 あれ?続くの?アルファが重要な役みたいですね。

{netabare} なんか続く感じですね。かげじつが作られてたので力は入っていると思ってましたが…なんか、作画もいいし、キャラも女ばっかりなのにあまり混同しないし。
 あれだけ複雑な髪型の作画が破たんしないのは、CG技術?最近ほとんどのアニメの作画ってモデリングになったのかなあ???それにしては、遠景でも破綻がありません。うーん。やっぱり単なるCGペイントっぽい感じです。いずれにせよ、本作の髪の毛の作画は本当に良いです。「明日ちゃん…」みたいな動きのレベルの高い良さではないですけど。13話、イプシロン良かったです。デルタもいいですけど。

 最後の赤い画面の演出も、出崎演出(低予算アニメを逆手にとった止め画の演出。予算関係なく意図的にも使います)っぽくて良かったですけど、そこは線画で行こうよ、という感じもしました。

 この先続くと思わなかったので、2022年のベスト10に入れませんでしたが…うーん。どうしよう?エンタメとしては優秀でも深みがなあ。アレクシア王女の深掘りが出来ていればなかなか、良かったと思いますが、どちらかといえばギャグよりですからねえ。

 アルファがなんかありそうですね。前から出番がもっとないかなあ、と思ってましたけど、あのツンがいいです。アルファの過去に何かあったとしても、うーん、物語上の展開は楽しみだけど、深みにつながるか…あるいはエンタメ極振りでいくか。{/netabare}


17話 なんか中世世界みたいな設定を守る気が無くなってて草。話が進むたびに現代的になってる?

{netabare} 宿泊施設はビジネスホテルだし、道路にセンターラインはあるし、化粧品のコンパクト、地下鉄、グランドピアノ…って挙げるのが恥ずかしくなるくらい現代じゃんという感じです。完全に遊んでますね。話が進むたびに現代的になっている気が…

 これもギャグだとしたらなかなかのセンスです。それにしてもキャラがいいなあ。王女様かわいい。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 23
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

中二病を極めし者

【紹介】
古代文字とか、二つ名とか、古の遺跡とか、黒マント集団とか、コロシアムとか、戦ってる最中に雷鳴とか、炎に包まれるとか、選ばれし血とか、アトミックとかエモいよね・・・?
横文字の言葉とか、それっぽく発音できたら超カッコいいよね?
そんな中二病の男子が憧れる「カッコいい」が詰まったアニメ

【感想】
最初は中二病の夢の塊に話を後からくっつけた感じっていう印象だったけど、実は中二病の本質をよくとらえた作品で、突き抜けたこだわりが感じられて良い作品でした

主人公は中二病から卒業できず周囲から浮いていることに寂しさを感じているところがあって、彼の夢が現実になったファンタジー異世界にきても浮かれっぱなしってこともなく、周りが中二病設定に合わせてくれていると勘違いしているなど、どこか現実的な思考を捨てきれてない部分があるんです、でも周りが合わせてくれてるんじゃなくて、自然と中二病的においしい展開になっているだけ
この中二病にツゴウノイイ世界は、中二病を拒絶する世界に寂しさを感じている主人公へのプレゼントみたいなものなのかなって思った

私には中二病の感覚がわからなくて主人公の気持ちに共感できないし、まったくカッコいいと思えないけど、主人公のアイデンティティがぶれずにしっかりしているのは凄いと思ったし、まじめとふまじめの緩急がちょうどよくて面白いアニメでした!

【主人公が陰の実力者にこだわる意味とは?】{netabare}
陰の実力者って主人公のアイデンティティを作るのに結構よく考えられた設定だと思いました

まず、なんで主人公が「影の実力者」にこだわるのかっていうと、自分に自信がないからなんですよね

中二病男子は妄想の世界では最強・・・でも現実世界ではだれにも注目されないただのモブ・・・つまり現実の自分に自信がなくて物語の主人公になる度胸が彼にはないのです

人々からの賞賛を、ヒロインからの愛を、敵からの憎悪を、真正面から受け止める自信がない、人と向き合うのが怖くて仕方ない、みんなの中心に立って主役になる自分がイメージできない、だから影の実力者じゃないとダメなんです

女性キャラの扱いにも主人公の劣等感が見えている部分があって・・・

シャドーガーデンは掘り下げがほとんどされてない地味な主人公の手下、彼女たちの役割は人々に知られないモブ主人公の活躍を見届けること、目立つのは嫌だけど、ちゃんと見てくれる人がいないと心が満たされないのでしょうね

これに対して姫様達の役割は主人公のステータス、勲章っていうのかな?
「姫」「強い」「美少女」「高嶺の花」と絵にかいたような「勝ち組」で「ハイスペック」、たくさん掘り下げてとても魅力的に描いていますが、そんな魅力的な女性が主人公に惚れて、でも主人公は特に興味を示さないことでそのハイスペックな女性を踏み台にして主人公の立場・価値が高くなっているんですよ、これで両想いになったら「対等」になってしまいますから

「美少女と両想いになってイチャイチャしたい」
男性なら誰もが思い描きそうな夢

だけど彼は女の子とのイチャイチャよりもカッコいい自分が優先だった
え?それってただ子どもなだけなんじゃないの?

違うんですよ

彼は第一話から「周りはどんどん中二病を卒業していったけど自分だけは中二病のまま」っていうことをモノローグで語って寂しがっていました

つまり彼はまだ子どもなんじゃなくて、それが彼の価値観なのです
それが中二病にどっぷりつかった彼の生き様だった
そういう確かな自分を持った主人公を一貫して描き切っているところが個性的で素晴らしい作品だと思いました

わたしにも中二の心があればもっと楽しめてたかなー?
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 32
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

禿げの実力者に なりたくなくて!

●【666】というお約束の刻印

主人公の性格がひねくれているためか物語も相応にひねくれていたようであります。

他のなろう系異世界糞作品に比べたら本作はかなりマシな部類に入るような印象を受けました。

{netabare}1話の掴みはかなり極上でありましたが、それ以降はやや失速気味で
耳付きの亜人種の取り巻きがうじゃうじゃ出てくる展開には辟易しつつも、
その一方で各種裏設定的諸要素には興味が惹かれるところあり、
トータルとしての印象は比較的良好であったように感じました。

性格に難がある主人公はモブについての持論を展開しますが、要するに
モブ=庶民を上から目線で見下し馬鹿にしているだけというのが
(裏設定的)本音のようであります。

この手の思想傾向を【優生思想】と言いまして、ヨーロッパの貴族たちが憑りつかれている
類の非常に偏ったものであります。

本作のテーマは「陰の実力者」であるため、リアルの世界でそれに相当する
種族=ヨーロッパの王侯貴族に関する諸要素をそれとなく描いている
のではないかと推測いたします。

「王族の血」、「教団」、「学園」、シャドウという「秘密結社」
ファンタジー作品でこれらの要素が出てきたとしても何の不自然も無いと考えられますが
ある特定のデザインで示される「魔法陣」、「魔眼」=【プロビデンスの目】、
そして【666】の刻印が示されるならば、見事なまでに彼らの思考回路を
完全再現できていると言って間違いないでしょう。

廚二病的な荒唐無稽な思考回路を再現しているようでいて、同時に
裏設定的テーマを完璧に描き出す「なろう系作品」はあまりに謎が深すぎて
理解が追い付きませんが、「魔眼」や【666】などの表現については{/netabare}
今後もお約束事のように繰り返されることだけは間違いないと言えるでしょう。


●糞アニメ界の陰の実力者、現る

なろう系の異世界転生ものと言えば糞 {netabare}作品で確定していると言っても過言ではない
くらい確実にその実績を積み重ねているように思えます。

糞作品を敢えて乱発する理由とは、TickTok運営がユーザーの個人情報をアルゴリズム解析
かけた結果得られた必勝パターン戦術に由来するものであると考えられます。

TickTok運営はいかにしたらユーザーを麻薬ジャンキーのようにTickTok中毒に
させられるかAIにより分析させ、得られたのは次のようなものでありました。

ただ当たり動画だけを並べるのではなく、パチスロのようにハズレの中に当たりや
たまに大当たりが組み込まれた動画配列パターンの方が、ユーザーの期待値は高まり
大当たり動画を見つけた時の満足度の効用が極限まで高まり、ギャンブル中毒にも似た
依存症的傾向が強まるというものでありまして、早い話がTickTok運営が情報解析に基づく
はめ込み洗脳情報工作をやっているというオチでございます。

そういう事情で米国ではTickTokを有害コンテンツ認定し、使用禁止を呼びかける事態に
なったわけでありますが、考えてみましたらこの手の情報工作ならば今時どこでもやっている
のが昨今の情勢であり、要はなろう系の糞作品乱発も似たような狙いがあるのだと
考えられるわけであります。

なろう系糞作品予備軍の中にあって比較的なマシな水準にある本作はユーザーから
当たり作品と認定され、トータル戦術としてなろう系異世界転生ものは生き残るという
のが制作サイドの狙いではないかとそのように推測いたします。

うる星やつらのリメイクのようにハリウッドでもリメイクやキャスティング失敗作品が
乱発されユーザーが制作サイドをぼろ糞に叩くような事態が数多くあるようであります。

ある説によればこの手のユーザーの失望は期待の現れでもあり、ハズレを引けば引くほどに
むしろ期待値は高まり、釣られやすい心理状態が形成されると言えるわけであります。

ユーザーとは情報を一方的に抜かれ完全解析される側のある意味情報弱者でありますから
制作に対し如何にマウントを取ってみたところで、情報戦においては圧倒的不利な状況にある
潜在的敗者であることは{/netabare}確定している事実であるように思えて仕方がありません。

●なるようになろう系
ここが中盤の折り返し地点であるかどうかは定かではありませんが途中経過の評価を示します。

天然設定的主人公のモブジョークや異世界天性お約束のエロネタが例えはぐらかしで
しかないとして、そしてはやりどうにも強すぎるハーレム的要素も含め、煩わしくないか
と言えば相応にネガティヴなものを感じずにはいられませんが、
{netabare} 教団の秘密としてスチームパンク的で錬金術に{/netabare}因んだ世界観を見事に表現できたことに
ついては大いに満足がいくものでございました。

単純に見て面白いというエンタメ性よりも異世界転生ものの謎を解くという観点で
視聴してる当方にとってはある種の「秘密の暴露」は加点ポイントでありますので
物語評価に加算した次第であります。

「サマータイムレンダリング」の主人公{netabare} にしても言えることですが、「目」が
何かおかしいみたいなことには極めて敏感な思考回路を持ち合わせた性分のため
本作の主人公の「片目」描写が所謂「魔眼」発動の【一つ目】小僧を意味するのだ
ということも当然のお約束パターンと認識する次第であります。

毎度毎度の【一つ目】小僧でありますが、それでも「法則」に間違いないか確認することは{/netabare}
重要なので結果は押さえておくべきでありましょう。

●発動する「スチームパンク」という奇策の惑わし
「サイバーパンク」というジャンルの作品の解釈が簡単というわけではありませんが
それに比べると「スチームパンク」作品の解釈はかなり難易度が高いものと個人的には
そう考えております。

{netabare} 【王族の血】という重要ワードにどのような意味合いが込められているのかについては
非常に興味深いものを感じておりましたが、見事に「魔人の細胞」というこれまた厄介な
概念を持ち出し、遺伝子操作という名の「錬金術」なるものを提示してこれを
謎の教団と結びつけるという展開は、中々に説得力があるように思えます。

異世界では当たり前の「魔法」とそれに関する小道具を「錬金術」という形に集約して
巧いこと描いている手法には大いに納得のいくところでありますが、アニメの知識が豊富である
専門家代表格の「岡田斗司夫」でさえ「錬金術」の説明については、ブレがあるようにも思え、
逆に言うならば「錬金術」とそれを「研究するとある機関」についての説明は、
それだけ相当に骨が折れるという話になるかと思います。

まずは「錬金術」のルーツを知り、それから「スチームパンク」作品の解釈を行うならば
かなりの部分が理解できるものと確信できますが、そもそも科学でもあり、
また科学とは別概念でもある大いに矛盾した「錬金術」というものをまともに
理解できるとしたら、それは正気の沙汰ではないということになるように思います。

急がば回れという言葉が示す通り、今は魔術的小道具、例えば「アーティファクト」のようなもの
それについての分析が肝要であり、もしも分析不能なら一旦考えるのをやめるというのも{/netabare}
一つの合理的な考えなのかもしれませんというのが結論でございます。

本作は主人公の性格を含め、クセが強いのがかなり厄介であります。




初回のインパクト、掴みは十分過ぎるものでありましたが、中盤戦以降も
今一つ盛り上がりに欠け、徐々に失速していってるような空気をも感じます。

そもそも本作は「異世界転生」ものに属するが故にやはり、{netabare} ある種のエロ描写は既定路線
お約束のやっつけ行事であると割り切るしかないのかもしれません。

肝心のメインストーリーの方は今一つ感満載でありますが、その一方で
教団・教会・学園に関する設定的なものについては、完璧すぎるまでの
リアリティをを感じずにはいられません。

召喚魔法には「魔法陣」が不可欠と言うのはもはやファンタジー界隈では常識過ぎる話で
ありますが、脱力的展開を意図的に?演出しつつもファンタステックな小道具の
扱い・描写がやけにえぐ過ぎるというギャップ感に軽く眩暈を覚えてしまいます。

一見してフィクションと見せかけて、実存する「教団」の話をさり気なく展開しくるという
このような作風はとてもクセがあり、曲がっていると言うしかないですが
「エクスカリバー」のくだりでクスリと笑わせるだけのエンタメ性?
それがあるためなお更のこと裏に秘められたテーマを読み取る厄介さについては
計り知れないものを感じます。

細かい設定ばかりに力を入れるも、話自体は大して動かない
こういう路線について行くのには相応の忍耐を要するように思います。{/netabare}


※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。

これ↑はよく目にする定番のテロップでありますが、
本作はまるでこの文言を逆手に取ったようなところが多分にあり
主人公の性格にしても言えることですが、かなりひねくれていて
恐らく今後予測不能な変化球的展開をするものと推測いたします。

そして「チェンソーマン」以上に残酷描写もあり得るものと覚悟すべきでありましょう。

4話にて事態は急展開を迎え、非常に興味深いキーワードが何気なく出て参ります。

{netabare}それは【王族の血】でありますが、「陰の実力者」と「謎の教団」とそれが関連するとなると
これはもはや「フィクション」の領域を軽く超越したような {/netabare}
究極の「ミステリー」であると考えるべきでしょう。




あまりに怪しすぎる異世界転生もの作品については徹底マークするのが当方の基本方針でありましたが
まさか「あたしのゴーストが囁いた」通りのヤバ過ぎる異世界転生もの作品がこんな形で検出
されるなんて全くもって夢にも思いませんでした。

本作については異世界転生ものアンチ程に注目すべき作品だと言えるのかもしれません。

本作冒頭から、当方の感性はビリビリとスパークしまくっておりましたが
エンディングロールが流れる時に奏でられた音楽=ピアノのメロディを聞いて
記憶にはまるでなかったはずの曲名なのに聞いた瞬間不意にこの曲は「月光」だなと
あまりにも唐突に自分でも不思議なくらいに直感冴えわたったのは、もしかしたら
何か特別な因果があったからなのかもしれません。

糞作品乱発し尽くしてアニメファンから半ば失望感以外にはなんらポジティブな心象が得られない
既に旬が終わったはずの異世界転生ものというジャンルにおいてなおかつ
その印象をすべて覆すが如くこのような反転攻勢を仕掛けてくる動きは
甚だ怪しすぎると思わざるを得ないわけですが、かと言ってこれを過小評価し
見くびり過ぎた結果として、手痛いバックアタックを受けただただ絶句するだけ
というのも極めて間抜けな話であり、ただ醜態晒すだけの完全なる負け戦にございます。

本作1話において観測された瞬間最大風速値は
「探偵はもう死んでいる」の域を軽く超越しておりました。
「探偵はもう死んでいる」は初回こそがインパクトがあり、それ以降はただただ失速していくだけの
結果は単なる残念作品でありましたが、本作がそれと同じ運命を辿るかと言えば
現段階では予断を許さないと言う以外に言いようがないのが現実であります。

異世界転生もの作品が今後も乱発されること自体は容易に予測できましたが
まさかこれ程までに過激な強襲を敢えてかけてくるとは予想だにしませんでした。

ここにいるすべてのアニメファンの皆さんに是が非でも言いたいことは
「異世界転生もの作品には重々気をつけるように」ということ
それに尽きるのみにございます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

61.0 7 生徒会長で魔法なアニメランキング7位
美男高校地球防衛部LOVE!(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (202)
1051人が棚に入れました
日本のとある街、眉難市。眉難高校の「地球防衛部」=“何にもしない部"。
部員の鬼怒川熱史(きぬがわあつし)と由布院煙(ゆふいんえん)が 銭湯「黒玉湯」で湯船に浸かりまったりしていると、突然ピンク色のケモノ(ウォンバット)が宙から現れた。
「この星を守りたい…どうか力を貸していただけませんか」
地球を愛の力で救いたいと日本語で話しかけるウォンバットにドン引きする2人。
そこに、銭湯の息子・箱根有基(はこねゆもと)が現れ、ウォンバットを見つけるや「モフモフさせろ~っ! 」と追い回した。
翌日、学校でまたしてもウォンバットに捕まってしまう鬼怒川と由布院、残りの部員・鳴子硫黄(なるこいお)と蔵王立(ざおうりゅう)、そしてウォンバットを追いかけ居合わせた箱根有基の5人はブレスレットをはめられ、地球を守るように命じられる。
「ラブメイキングです! 」 ブレスレットから溢れるまばゆい光が全身を包み……
ブレスレットから溢れるまばゆい光が全身を包み、5人は愛の王位継承者「バトルラヴァーズ」に変身する……

声優・キャラクター
山本和臣、梅原裕一郎、西山宏太朗、白井悠介、増田俊樹、麦人、神谷浩史、福山潤、寺島拓篤、安元洋貴

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

はぁ~、温泉で のんびりしたい……

話の舞台となるのは眉難高校。
地球を守る防衛部と地球を制服するための征服部に別れていた。
防衛部の活躍を中心としたバトルコメディ作品。

銭湯が出てきたり登場人物が温泉をもじっているので自然と裸になる事ができます。
男性の入浴シーンも多目ですが、これは乙女の方々を意識して作品を作ったのでしょうか。
まあ(一部の人を除いて)男性が見ても楽しいとは思えません。

怪人が登場して倒すというバトルの王道物なのかと思うと肩透かし。
グダグダな展開が印象に残るのでコメディ作品として視聴したほうが良さそうです。
自分は乙女向けの『銀魂』という感覚で視聴していました。

何か作業をしながらのながら見でも十分。
あまり難しく考えないで視聴する事をおススメします。
ただ問題となるのは本作品を他人におススメできるかどうか。
自分だったら本作品を選ばずに他の作品に手が伸びてしまいますw
有名な男性声優さんが多く登場するので乙女の方々や男の入浴シーンが好きな人向けの作品でした。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 23
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こういう作品がもっと人気出て欲しいかも・・・

左上のアニメ紹介画像のとおり、とある高校の地球防衛部というサークルに所属する黄・ピンク・緑・青・茶の男子高生5人組がバトル系魔法少年(っていえばいいのかな?)に変身して、地球征服を企む悪の組織と戦う作品らしいです。
因みに魔法少女ものの定番のマスコットもいます({netabare}今回はウォンバット形態の異星人らしい{/netabare})。

美少女5人組のバトル系魔法少女はもう飽和状態みたいだし、今後はこういう作品が急上昇↑すると良いね(笑)。

将来はこの分野で「美少年版まどマギ」と呼ばれる名作が登場するかも!?
とくに女性の方は成長株を先買いしたと思って、暖かい気持ちでもう少しプッシュしてあげて下さいな(笑)。

●緑髪=轟(とどろき)王子バトラバ・サルファー「追証(おいしょう)ボンバー」

・・・って意味分かる人、一体このサイトに何人いるの?(爆)

===============================
【各回の評価】

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×が付いている話は脚本に大きな疑問を感じた失敗回

第1話 ☆
第2話 ☆

投稿 : 2025/02/15
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャラ萌え作品の男子版・・・という立ち位置なのでしょうか?

この作品はオリジナルアニメ作品だったんですね^^
原作も先行して発刊されているようですが未読です^^;

正直2015年冬アニメの中で唯一切ろうか迷ったのがこの作品でした^^;
可愛らしい女の子に萌えを感じる作品・・・の女の子と男の子を入れ替えたら、きっとこの類の作品になるんだと思います^^
可愛らしい男の子に萌えを感じる女性をターゲットにした作品・・・と言うのでしょうか^^;
それでも、一旦見始めるとそれなりに見れてしまうので完走しましたけれど^^;

この物語の舞台は眉難(びなん)高校・・・この学校には地球防衛部という部が存在するのですが、この地球防衛部と生徒会のメンバーがそれぞれ怪し気な生き物を仲間にしており、その怪し気な生き物からの指令に基づき、地球防衛部と生徒会が放つ刺客との戦いが繰り広げられます。

生徒会が刺客として目に付けるのは、嫉妬や妬み・・・といった負の感情をより多く持った生徒です。
毎回支配されている負の感情は異なりますが、内容は大体パターン化しています^^
刺客が暴れる→防衛部が駆けつける→防衛部が勝利する→部活動の後の一風呂
防衛部の必殺技は「ラブアタック」、刺客を元に戻す「ラブシャワー」、そして活動が終わったら「ラブイズオーバー」と振り返ってみると愛に溢れた作品だったようです^^
それと、とにかく男の子の入浴シーンがやたらと多かったです。
各話1回はお風呂に入っていたのではないでしょうか^^;
個人的にはそれが女の子であっても水着やお風呂イベントは無くても良いと思っているので、毎度の入浴攻撃には思わず苦笑いです^^;

そんな地球防衛部は以下5人の王子様で構成されています^^
箱根有基/ キラメキ王子・バトラヴァ・スカーレット(CV:山本和臣さん)
由布院煙/ ヒラメキ王子・バトラヴァ・セルリアン(CV:梅原裕一郎さん)
鬼怒川熱史/ツラヌキ王子・バトラヴァ・エピナール(CV:西山宏太朗さん)
鳴子硫黄/トドロキ王子・バトラヴァ・サルファー(CV:白井悠介さん)
蔵王立/トキメキ王子・バトラヴァ・ヴェスタ(CV:増田俊樹さん)

ゴレンジャーで例えると赤レンジャー的存在の箱根有基の実家が銭湯である事に対する関係性は分かりませんが、キャラの名前は温泉に由来しているそうです(wikiより)。

レビューの冒頭で切ろうと思ったと書きましたが、それでも完走できた最大の要因は、防衛部に敵対する生徒会の生徒会長を演じているのが神谷さんだったからです^^
神谷さんの演技が生徒会長にピッタリなんですよね^^
神谷さんファンなら一見の価値があるのではないでしょうか^^;?

地球防衛部と生徒会・・・そして怪し気な生き物との関係は・・・?
結構スケールの大きな話だあったと思います。
気になる方は是非本編を視聴下さい^^

1クール12話の作品でした。
可愛らしい男の子に萌えを感じたい女性には、お薦めできる作品なのではないでしょうか^^;?
(男の子に萌える・・・という表現が適切なのかが分かりませんけれど・・・^^;)

投稿 : 2025/02/15
♥ : 17

68.3 8 生徒会長で魔法なアニメランキング8位
マナリアフレンズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (140)
630人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族の入り混じる神秘の世界ミスタルシア 快活なマナリア王国のお姫さま"アン" 内気な竜族のお姫さま"グレア" ふたりの出逢いからマナリア魔法学院の生活がはじまる。

声優・キャラクター
日笠陽子、福原綾香、水樹奈々、羽多野渉、こやまきみこ、井上喜久子、内田雄馬、沢城千春
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

なんか覗いちゃってすみません

ゲームはしてない


まあ明確なターゲットがあるんでしょうけど、、、

実は本作が『神撃のバハムート』系列の作品と聞いて、視聴にあたってはTVアニメ『神撃のバハムート GENESIS』と『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』で予習しました。
これだけ聞くとすごい気合いが入ってそうですが、よくある続きものの放送前に旧作を漁る的なやつです。両作品ともソシャゲ原作らしからぬ面白さで観て良かったと思える良作。

さて、『マナリアフレンズ』ですが、そういった予習は一切不要(笑)
15分一本勝負の百合百合ガチンコバトルです。

前クールの『やがて君になる』でまんざらでもないと思ったのも束の間、やっぱあたし無理!と思ってしまい撤退を視野に入れながら録り溜めてたものを観てるうちにうっかり完走しました。さすがの15分です。


■とはいえ良いところは良いのでは?

1.アンとグレア
アン:快活なマナリア王国の王女さま(CV日笠陽子)
グレア:内気な魔竜族の姫君(CV福原綾香)
それが男同士だろうが女同士だろうが関係なく、性格が陰と陽である鉄板の組み合わせです。


2.常にデレる
15分あっという間なのでこっちがじらされることはありません。アンはさっきまできゃんきゃん吠えてたのが突然顔を赤らめ、グレアは言葉に出せず恥じらいながら顔を赤らめます。
{netabare}あまりにもほっぺが赤くなるので第1回の頬を赤らめた回数を数えてみました。

アン⇒6回  グレア⇒6回

実質10分ちょっとの尺でどんだけデレてますの?というツッコミは置いといて、両者五分五分のいい勝負です。・・・と思っていたら見落としがありました。グレア特有の感情表現で、嬉しいと尻尾がピョンと上に跳ねるため、その尻尾ぴょこんの2回を含めると若干グレアに軍配が。。{/netabare}

もじもじしながら、「べっ別に・・・(以下略)」大解放中です。
そこにアンが「べっ別に・・・(同じく省略)」被せてきます。

笑い飯だと思えばイメージしやすいかもしれません。


3.綺麗
背景も人物も綺麗。神撃のバハムートでも感じたところですが磨きがかかってます。


このような感じで、王女さまと姫君といったやんごとなきお家柄のご令嬢が、これまた由緒正しい学園を舞台に〇〇したり××したり。
EDのピアノ曲は旋律がこれまたとても美しく、綺麗な絵と合わせて、耽美というか退廃的な雰囲気まで醸し出す。触れちゃいけない覗いちゃいけない世界な気がしてきます。
毎話のセレブの宴を庶民が覗き見るみたいな姿勢で毎週15分お付き合いする感覚でちょうどよいのかしら?


物語がないように見えて一区切りつけさせましたし、無理にとは言いませんが、30分枠だと匙を投げだしてしまうそこのあなた!
日笠陽子さんのロリボイスに釣られて15分×10回完走してみてはいかがでしょうか?



19.03.27 初稿
19.08.22 修正

投稿 : 2025/02/15
♥ : 35

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キャラ萌え勝負!「毒にも薬にもならない」よりはやや薬より…?(おまけ: 作中でサブタイトルに使われていた文字を読んでみた!)

== [下記は第3話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
ゲームが本業と思われるCygamesが、本業の宣伝のために作ったようなアニメです。本作品の舞台ミスタルシアは複数のゲームに出てくるようなのですが、まったくプレイしない私には良くわかりません。

さて、そのミスタルシアにあるマナリア王国にはマナリア魔法学院という学校があり、本作のダブル主人公としてその学院で学ぶマナリア王国の王女アンと、竜族の姫グレアが登場します。

基本的にはこの二人を中心とした学院の関係者による、学院あるいは王都を舞台にしたお話ということのようです。ここまで観る限り二人の交友関係を中心とした完全に日常系のストーリーでしかなく、考察や伏線などの要素はほとんど考える余地はなさそうです。

結局、二人を始めとする「キャラ萌え」要素と「百合」要素で勝負しようという感じの作品なので、気に入る人は気に入るだろうという一方、特に「大嫌い」という人は出てこなさそうなある種「安全牌」的な作品と言えます。

毎話ともEDの背景画が数枚切り替わって、それが本編のエピローグ的になっているのはちょっと面白いかも。

そんな平坦なお話ですが、第3話では二人が王都散策中にある服屋を見つけて入店するというお話でした。

これ以上ストーリー自体には触れませんが、置かれていた服がどう見ても我々の世界の体操着とかそれ系な感じだったので「イベント・コスチュームはこうやってこの世界に供給されているんだよ」的なお遊び回だったのかなあと思いました。
== [第3話まで視聴時レビュー: ここまで] ==

2019.3.25追記:
第10話で最終回ということだったようです。結局、作中での経過年数は1年ということだったんでしょうか。全寮制の学院ですが、学年の変わり目には多くの学生が帰省するようですね。

王都出身のアンも実家である王の居城に帰るようで、たぶん遠すぎるからなんでしょうが寮に残るグレアは独り取り残されながら、これからアンと一緒に過ごせる時間はどれくらい残っているのかと思いを募らせるといった感じのお話でした。

おまけ:
『神撃のバハムート』などでも使用されていた作中の文字ですが、本作のサブタイトル表示にも使われています。どうやらアルファベットをベースに作られた文字のようで、解読は難しくないので読んでみると英語っぽく読めるみたいです。

各話サブタイトルで日本語の左側に出ていた物を英語表記に書き換えてみたものを並べてみます。

1. ANNE AND GREA
2. AGONY OF GREA
3. PRINCESSS HOLIDAY
4. TEST TIME
5. ACADEMY DOWN
6. FLOATING AT SEA
7. HIDE AND SEEK
8. BACKSTAGE CONFIDENTIAL
9. A SLICE OF LIFE
10. THE PAIRS PROMISE

3. は読めた通りに書いたらこうですが、英語的に正しくは’が入って「PRINCESS'S HOLIDAY」じゃなかろうかとかツッコミどころはあります。10. も「THE PAIR'S PROMISE」なんですかね?

まあ「読んでみたらこうでした」ということでご参考まで。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 36

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミスタルシアを舞台に奏でる学院生活(ファンタジー)

この作品にパクっと食い付いた理由は三つ…

1.「神撃のバハムート」を冠名にしていたから。
2.「Cygames」の名前が目に入ったから。
3.日笠さんが出演されると知ったから。

「神撃のバハムート」の名前を見たら、テンションが上がっちゃいます。
これは反射…若しくは生理現象といった領域なのかもしれません^^;


ここは、≪人≫ ≪神≫ ≪魔≫あらゆる種族の入り混じる神秘の世界ミスタルシア

快活なマナリア王国のお姫様”アン”
内気な竜族のお姫様”グレア”

ふたりの出逢いから
マナリア魔法学院の生活がはじまる


公式HPのIntroductionを引用させて頂きました。
全10話のショート作品なので、導入部分はこれで十分…
きっとこの作品で大事なのはそこじゃないので…

物語が見始めたらまず気付くこと…
それは思わず溜息が出るような作画と、見惚れるばかりのキャラデザという
「最強」を兼ね備えた作品であること…

正直ビックリ…というか圧倒されたというか…
何かもう1話から全部持っていかれちゃいましたよ…

その原因が何かは分かっています。
全ては日笠さん演じるアンのせい…

もうアンが可愛すぎて悶えそうなんですけど…
天真爛漫さを武器に持つ最強のお姫様…
日笠さんとの相性も抜群過ぎなんです。

きっとアンの存在をこのアニメ以前から知っているのはゲームをプレイした人の特権なんでしょうね。
神撃のバハムート GENESIS / VIRGIN SOULのどちらにもアンは出てきませんでしたから…
私が忘れているだけなんでしょうか…?
でも、アンの様なキャラがそれなりに活躍したら絶対忘れないと思うんですけど…

お姫様の美少女…という点においてはグレアも一緒なんですが、個人的には完全にアンに軍配です。

どうしてアンみたいなキャラを作り出せるんだろう…?
どうしてこのアニメはこんなにも綺麗なの…?
3DCGじゃないんですよね…それなのにどうしてこんなにも緻密なの…?
視聴している間、頭の中はいつも???がグルグルでした。

つまり、何が言いたいのかというと…
アンにすっかりメロメロになってしまったということです^^;

何となく分かってたんです。
書き始めたら「アンが好き」しか出てこないってこと…
やっぱりそうなってしまいましたね。

1クール全10話の物語でした。
こういう心奪われる系の作品…大好物です!
これだからアニメはやめられないんですよねっ…!
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 14

58.9 9 生徒会長で魔法なアニメランキング9位
神秘の世界エルハザード(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (36)
272人が棚に入れました
高校生の水原誠は文化祭の準備の為、実験装置の準備を行っていたが誠を一方的にライバル視する生徒会長、陣内により装置は暴走、それにより誠、陣内、陣内の妹の菜々美、教師の藤沢の4人は異世界エルハザードに飛ばされてしまう。
ばらばらに飛ばされてしまった4人だが奇跡的に再会できた誠と藤沢は化け物に襲われている少女を偶然助ける。 その少女、ロシュタリア王国のルーン王女に王宮に招かれた誠と藤沢は元の世界に戻る方法を探す間そこに滞在することとなるが、おりしもロシュタリアは王女を襲った昆虫型人類バグロムとの勢力争いの真っ最中。 異界に飛ばされたことで特殊な能力を持つこととなった誠と藤沢はその戦いに力を貸すことになるが、なんとバグロム側には陣内の姿があった。かくして、ルーン王女・水原誠 vs. バグロム・陣内克彦 のバトルが展開するのだった。

匿名 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

異世界転移

なんやかんやことが進んでいい感じにハッピーエンドっていう作品

問題点
主人公と生徒会長のいる国はそれぞれ争っているようだったけど、
最初の方で生徒会長が非道なことをしても誰一人死なないせいで、
その後のバトルのハラハラ感が一切なくなりました。

まあギャグがメイン(だと思っている)ので別に問題ないですかね
実際に異世界に住む人の立場になってみれば深刻そうな問題も、ギャグでサラーッと流されてしまう。そこが気になりました。

あと生徒会長をバイキンマンみたいな立場にしたかったのかもしれませんが、主人公がアンパンマンになるには力量不足なせいでうまくいっていないように感じました。
何が足りなかったのか…必殺技かなあ…

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

59.3 10 生徒会長で魔法なアニメランキング10位
多数欠(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (146)
159人が棚に入れました
多数派が失われる---- 過酷な生き残りゲーム『多数欠』。命運を捻じ曲げる絶大な力を前に、意志をつなぎ立ち向かう少年少女の物語。大人気WEBコミックがついにアニメ化

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

単なる能力バトルに!得体のしれない力を行使してイキるヤツばかりに…。

 最終話(24話)まで観ました。2025.01.03

 結局、命令権頼みかぁ…。後半のバチバチな能力戦も命令権の取り合いのためでした。

 一応物語のオチはついたので、まぁまぁ良かったのかなぁとは思いますが、いくら何でも命令権、何であり過ぎる気がします。

 時空や空間も超越出来るし、人間の使いこなせる力ではありません。他の特権利なんて要らんやろ…。

 どうも、キャラクター達は能力の検証無しに思いつきで使って、結果的に上手くいったを繰り返しており、ご都合主義が過ぎる気がします。1期から貫徹しています。

 そして、ご都合主義をキャラの頭が良いからで誤魔化しています。味方陣営に頭の良いキャラが4人もいて、常に読み通りだぜ!を繰り返していますが、そんなに上手くいくかいな?世の中トライアンドエラーじゃろ?

 ご都合主義全開能力バトルで、後半テンポは良かったですが、死んでもどうせ復活するんだろ感が強すぎて緊張感を欠いていました。

 ラストも、24話も付き合ってこんな茶番かいな…と、寛容な視聴者じゃないと怒りそうです。こんなセカイ系ご都合主義アニメは、おこちゃま向けで日アサにやった方が良かった気がします。デスゲームと言うジャンル自体が古臭いんでしょうね。

 ラスト、敵味方みんな改心して良い子ちゃんになるなら、そもそもバトルすら要りませんでしたね。最期まで登場人物が人間っぽくありませんでした。友情・勝利・努力で騙せるのは小学生までやぞ!(●`ε´●)
………………………………………………………………………

 14話まで観ました。2024.10.16

 多数欠のせいで人口が激減し、食料を奪い合う北斗の拳状態の世界で、特権利をもった少数のキャラ同士でバトルをするアニメになってしまいました。

 特権利って、特権、権利合わせても60位しか無いハズなのに、やたら持っているキャラが密集しています。一般には情報も無いのに、どうやって特権利を見つけているんでしょうか?

 そして、女王はその貴重な特権利をチェンジ出来るそうです。マジでウザッ!新しい敵対勢力が絡んできても、特権利は生産性がまるで無い能力なので、人類殲滅君みたいに、人類を皆殺しにするくらいしか出来ることがありません。

 そして、皇帝との戦いで自爆し、ここ死ぬとこ?と視聴者を驚愕させた親友もシレッと生きていました。特権利の性質のせいで、物語が既に死に体なのに、まだ戦うんか?大したことの無い物理現象しか起こせない能力で、これからどうするのよ?

 大風呂敷を広げたのは良いけれど、誰も事態を収集出来ない感じです。行き着く先は宇宙の真理とのバトルか、全滅エンド以外無さそうです。
………………………………………………………………………

 13話まで観ました。2024.10.15

 何と言うか…、言語化出来ない感じの違和感がつきまとうアニメです。何かが根本的におかしい…。視聴を続けていると、その正体に気がつきます。

 5話で玉無し弾有先輩が死亡します。1話で死んでるから、4話ぶり2回めの死亡です。そして、長々と回想をぶっこんできます。これで退場なら単純に尺の無駄と言う…。どう考えてもシレッと生き返る伏線としか思えません。

 そして、物語はガンガン進みます。今まで信用出来ないとか、準最強の特権、拒否権を巡って対立したりしていましたが、何故か雑に協力する流れになります。

 お互いガチで殺しあってませんでした?主人公とヒロインは良いとしても、微妙な感じの関係だった先生やら先輩も固い絆で結ばれた仲間だと言う事にいつの間にかなっています。

 皆で協力して皇帝を倒す流れになるのですが、何か展開に納得がいきません。多数欠の方法も、ポスト投函方式を辞めて、パソコン争奪にしたのは良いですが、皇帝に全くメリットがありません。何故、ルールを変えたのかな?

 そして、皇帝との戦いで、登場人物達が実にあっさり死にます。相続権がどうこう言っていたヤツも気まぐれであっさり殺されました。

 味方キャラも、ちょっと自己犠牲の精神が暴走し過ぎで、重要施設の破壊のために、躊躇なく自爆したり、めちゃくちゃです。作戦とか無いのでしょうか?最初から自爆前提の様なのですが、一切伏線も説明も無いので、唖然とします。

 本当にキャラクターの行動と思考が不自然です。武器とか爆弾を用意すれば良いのでは?何故、素手に近い状態で戦いに挑むのでしょう?主人公は頭が良いそうなのに、あまりに準備不足です。皇帝には物理攻撃が効かないかもしれませんが、取り巻きのゾンビには効くだろ?

 最強の特権の命令権も、回りクドい使い方をします。そもそも人類殲滅君が気まぐれに話を持って来たので皇帝との戦いに使うことにしたのですが、実験も無しにいきなり使えるのか不明です。人類殲滅君が嘘をついている可能性もあります。

 この物語は、モブが居ないのが売りらしいですが、むしろ全員モブの様な気がします。次々と新キャラや新しい設定をぶち込んできます。皇帝との戦いで仲間になったぽっと出のキャラも、いつの間にか重要人物になっていたり、得体のしれない特権利を保持しており、暗躍したりします。

 そして11話で新章突入で、主人公がチェンジします。ここまで観ると、最初に感じた違和感の正体が明らかになります。このアニメは、頭脳戦をしている様に見せかけて、後出しの設定や裏設定に合わせて登場人物を動かしているだけです。

 作者が知っていることを、登場人物達が何故か知っており、これから出てくる後出し設定を前提に行動してしまっているのです。ただ、視聴者にはその情報は一切説明しないので、キャラの行動がものすごく不自然かつ不条理に感じます。
 
 キャラが死亡退場しても、作者が生き返らせる気満々なのが、見え見えです。コレではデスゲームの緊張感もありません。どうせ、蘇生権とかあるんでしょ?

 こんな行き当たりばったりのアニメを良く2クールもやるなぁ…。その度胸は評価したいと思いますが、現時点では糞アニメの範疇を出ておりません。

 今後、コレだけ人を殺しておいて、セカイ系みたいな胸糞展開になるらしいので、とても楽しみです。
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 3話まて観ました。2024.07.18

 このアニメ、特権、権利保持者の異能力バトルと多数欠の理不尽なデスゲームの二本柱なんですが、見事に噛み合っていません。

 異能力バトル物にするにしては、舞台が日本全国規模(少なくても首都圏規模)なので、主人公達が特権、権利(異能力)を獲得する過程に無理があります。

 なんで主人公の周りの人物しか貴重な特権を獲得出来ないの?まだ、100万人規模で生き残りがいるのに、おかしいでしょ…。

 このクソみたいな設定は、理不尽なデスゲームでお話を回したいだけのご都合主義です。

 特権、権利は合計で65しかなく、ひとつずつ重複して持てるので、異能力者はすごく少数になります。

 こうなると、少数異能力者で徒党を組んだらあっという間にゲーム終了ですが、理不尽な二択が投票される可能を担保するためだけに、他のモブ生き残りが存在します。

 ほとんどのモブ生き残りは、交通機関が停止している中、23区にしか投票ポストや特権封筒が出現しないので、マジで家で死ぬのを待つだけです。

 ただ、話が詰まったら、このモブ生き残りを使いたいと言う作者の都合が見え隠れします。

 異能力者同士の行き過ぎた協力態勢を阻むための撹乱要因としての多数欠なのです。話が行き詰まったら、モブがとんでも無い二択投票したよ〜的な逃げをうつつもりなのが見え見えです。

 ある程度、特権能力者を集めないと、あっさり多数欠で退場して話が終わっちゃうけど、協力されてポストと二択投票を独占、コントロールされたら話が動かなくなっちゃう…。

 こんな当然の様に破綻する設定で、当時流行ったとは言え、デスゲーム物を良く作ったなぁ〜としか思えません。

 登場人物達が全員、親兄弟が死亡しても少しも動揺しないサイコパスなので、感情移入も阻んできます。

 正直、3話でこれでは後何話やっても面白くならないでしょう。損切りラインかもですね。
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 2話まで観ました。2024.07.10

 多数欠で死亡しても、復活出来る選択肢がある様です。死んだメンバーも無事復活!とても納得いきません。

 nyaroさんも書かれていますが、多数欠のルール的に生き返る可能性なんてゼロじゃね?何か反転して生き返ったとか言っているけど、タイトル詐欺でしょ…。

 しかも、一つ前の選択で…という選択肢の範囲を限定する文句が無いので、生き返る側の範囲が不明です。委員長やもう一人の親友は生き返ったの?

 デスゲームで、言葉の解釈や範囲に曖昧さがあっちゃ、頭脳戦もクソも無いじゃん。生存者数が50万人から、220万人になっているので、どこまでの選択肢の死者が生き返ったの?最初から?超適当です。

 後、特権と権利の数が少なすぎ。ポストも24区にしか出現しないし、多摩地区の人間は東京人では無い様です。

 学校内でのデスゲームにすれば良いのに、風呂敷広げ過ぎです。そもそも、皇帝がルールを把握してない可能性が…とかキャラが言っちゃってますが、だったら、俺or他人という選択肢を皇帝が何も考えずに採用する可能性もあるってこと?

 死者も選択肢に入るなら、今まで産まれてきたけど現在は生きていない人類or今生きている人類とかの選択肢が採用されたら、どこまでの人類が復活するの?そもそも人類の定義とは?

 携帯小説みたいに、長文読解力が無い、段落が変わると別の話だと捉える、長期的記憶が維持出来ない様な人間を視聴者に想定してるの?馬鹿にしてんのか!(●`ε´●)

 これから、どんな馬鹿バトルが始まるのか、とても楽しみです。アニメ制作スタッフの方々の精神の健康状態が心配になりますが…。
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 初回観てのレビューです。2024.07.03

 全知全能の神に等しい存在が無茶振りしてくる物語です。デスゲームなのかすら怪しいです。

 質問事項の多数派が死亡するのですが、1話で既に日本の人口は50万人切った様です。

 こんなの生き残るの不可能でしょうよ…。ちょっと考えれば分かります。なのに登場人物達は極めて冷静です。

 とりあえず、童貞で死にたく無いので、2問目から隣の女子を襲うのが最適解ですね。

 学校内とかの狭い範囲で多数派死亡のデスゲームなら駆け引きも出来ますが、どんな属性の奴が生き残っているのか不明で、東京全域に生き残りが散らばっている状況では、運以外の要素は皆無です。

 相当なオチが用意されてないと、単なる馬鹿話です。3話くらいで物語としても死に体となりそうですが、大丈夫なんですかね?

 こんな馬鹿な設定のアニメを作った勇気はすごいと思います。ようやりますなぁ…。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

なんだこりゃ。つまらなそうだが、よくわからなくて気にはなる

う、ううーん…。
正直微妙です。

とはいえ、何か変なノリで、意味不明なところが気になる面もあるのは確かですね。

ええと…。
ルールをいまいちちゃんと把握していないんですが、この問題って、『どちらを答えるか』、という話じゃなくて、『事実でどちらか』で決まるんですかね?
男か女か、だったら男の人数と女の人数をカウントして、単に多い方が全滅する、という話なんですよね。

多く答えるのはどちらかを予想して少数を選ぶ、という方が駆け引きの余地もあったと思いましたが、これじゃどうにもならない。

じゃあ山田太郎さんが『私は山田太郎だ YES NO』という問題を出せば、即座に1人だけ残って勝ち抜けじゃないですか。
同姓同名の人も残るのが嫌なら住所や誕生日などさらに個人を特定できる情報を追加すれば良い。
ユーザーが問題を出せたらその時点で終わりというゲームは、全く成立していないように思いますが…。

現状でもただバタバタ死ぬだけで駆け引きもなにもなく、
何かこれで面白くなる気が全然しないのですが…

ただキャラのテンションが変で、全体的に雰囲気がおかしく、一体このつまらなそうなゲームで一体どう収拾をつけるのか、という変な興味は湧いたので…。
もし暇だったら、見たい気もしました。

でもなぁ…。多分切ると思いますが… 見るかもしれません。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 吉田さん1号かあ…どこから突っ込めばいいんだろうか?

1話 これがステルヴィア・ナデシコの佐藤監督なの?びっくりしました。

{netabare} これが「ナデシコ」「ステルヴァア」「モーレツ宇宙海賊」の佐藤竜雄氏の作品なの?とびっくりして腰が抜けそうになりました。ぺらっぺらの作画とテンプレの設定、理不尽・デスゲーム・サバイバル系…とでもいうのでしょうか。XEBECのスタッフが優秀だっただけ?

 作画も設定もガワの問題ですのでキャラに魅力があって話が面白ければ…とも思いましたが、キャラの言動が極めて不自然です。本当に身の回りが死に絶えてそういう行動になる?1回1人で家に帰って一泊してこれます?男女2人がいきなりそんなに仲良くなるの?など、もう場面毎におかしな場所が見つかる感じです。ちょっと韓国系の話かと思いましたが、違うみたいですね。

 原作付きとはいえ、好きな作品の監督もこれでは…と思い、やめようかなと思ったら、最後がそう来ましたか…これで来週次第となりましたね。彼が主人公…なの?期待をしないで一応見ます。{/netabare}

2話 日本語OK?謎は謎でいいですがセリフも状況も全然わからない。

{netabare} もう何をやっているかわかりません。サーヤが号泣しているのがなぜそこまで?という気もしますが、そこはおいて置きましょう。問題は {netabare} 「多数欠で生じた生者OR死者」なら、死者の方が多いはずですが…なぜ生き返るの? ルールは多数が「死ぬ」なら死んでいる人が多いなら死んだままでしょ?{/netabare}

 その時点で何が言いたいの?日本語OK?となりました。まあ、その後そこが論点になるみたいですけど、いきなりルールが1話の説明と違うじゃん、とポカーンとなりました。 {netabare}それと死者が復活したなら、全員生き返ったということ?その上でPC見てない人以外は死んだの?11時58分に読み上げというルールは?東京以外の人は全員生きているということになりません?まあ、あのオッサンが死んだところがポイントなんでしょうけど。 {/netabare}別にルールの説明は話のポイントなので謎のままでもわかりますが、状況を絵で見せてくれないので全くわかりませんし、頭を働かせる気になりません。

 拳銃問答も正直理解しづらいです。あまり説得力を持たない気がするのですが…
 あとあの特権封筒なんですけど、1300万都市…昼間人口は1600万人以上だそうですけど65通だけなんでしょ?なんであんなものが見つけられるの?しかも性格が悪くて、何か企んでいる人だけが見つけられるの?さらにポストやPCを1日で見つける方が無理そうですけど。
 そもそも裏切りって何を裏切っているの?対皇帝連合みたいなイメージ?全然話が頭に入ってきません。

 あとあの小さい子は女性ということ?特権もちということ?鉄パイプのところだと攻撃が当たらないとかそういう感じかなあ。でも、いろいろ矛盾もありますよね?そこが話の本筋?ですが、そういうところも詰め込みすぎです。あと鉄パイプもって転ぶと動脈を切るの?もう全然わかりません。

 話の内容より、何がどうなっているのかわからないし、何より人の言動や状況が理解不能で考察する気になりません。次でよほど改善しなければ、3話切りでしょう。{/netabare}

3話 吉田さん1号かあ…どこから突っ込めばいいんだろうか?

 実篤って、いつ権利の封筒をもらってピンクの子に奪われてたんだっけ?

 なんで満40歳未満OR以上で2択以外っていうことになるの?言葉としてYESorNOじゃなくても、2択になってるじゃんって思うけど形式的なこと?AorB形式はOKだったと思うのですが…そもそも有効な質問を採用するんじゃなかったっけ?後ろで「断る」っていう拒否権で発動しなかったととればいいの?拒否権は個人だって言っていましたけど…
(追記 この質問て有効だったの?うーん…読み取れませんでした。せめて全部の質問で残り人数がどうなったってテロップ入れてくれるだけで全然違うのに…)

 埼玉の教師の「今年、赴任」云々って、このゲームってずっと前から始まってたってこと?この人たちは何をしゃべっているの?

 ただ、まあそういう分からない部分は前回まででもありましたけど「よーし吉田さん1号…やれ」「ふざけんな!」に全部持っていかれました。「ふざけんな!」はこっちのセリフです。
 吉田さん1号?って…この作品ってオカルトありなの?って初めからオカルトかあ…うーん。ゲーム世界にダイブしたわけじゃないんですよね?いや、いろいろ突っ込みどころはありますけど、もう、どこから突っ込めばいいのやら…

 で、ここから後ろの各キャラの問答が全然頭に入ってこなくて、理解しようと努めたのですが、これ理解できている人がいるの?自分が馬鹿になった気分です。

 時系列シャッフルじゃないんですよね?

 いや、もうね。どこまでぶっ飛んでるか気になって、切るに切れないんですけど…しかし、時間の無駄な気も…めったにやらないですが、WIKIとか見たくなってきました。過酷な生き残りゲーム…うーん、このアニメ最後まで生き残る人(つまり見続けられる人)いるんでしょうか?

 
追記 やっぱり断念します。WIKIを読んでも書いてあることがまったく理解できません。ちょっとついて行く自信がありません。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 5
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