シス子 さんの感想・評価
3.3
Exposure
原作は未読です
他のレビュアー様のレビューを拝見し
百合色の強い作品という認識をもって
録り溜めていたのをイッキに視聴しました
自分自身
百合というものについては
「ゆるゆり」や
「レールガン」の「くろこ」ちゃんくらいの耐性レベルしか持ち合わせていなかったので
どんな内容なのか
少々懐疑的でもあったのですが
やっぱり
前半はついていけず
何度も視聴を断念しそうになりました
内容は
かわいい女子高生の学園日常系といった感じで
結構ほのぼのとした感じなのですが
そんな日常的な流れから
毎話繰り返される
“キスシーン”への急展開
これ
“キス”・・・なんて
ブルジョワなレベルのものを通り越して
(なにがどうブルジョワなのかわかんないけど^^)
“ちゅー”ですよ“ちゅー”!
しかも濃厚な“べろちゅー”
某○語シリーズの「○○ヶ原」さんも大好きなべろちゅーなんですよ~^^
しかも
いっちょまえに
喘ぎ声というリップサービス(?)までついてやがる(怒
ちょっと緩めの日常のお話が
突然
ちゅー(しかもべろちゅー)という
“生産活動の一歩手前”にまで
発展してしまう異常さ
でも
序盤こそは
そんないそがしい展開についていけなかったものの
中盤あたりからはだんだんと慣れてしまって
しまいには
そろそろちゅーかな~
{netabare}おぉ!・・・・・・^^
舌入れてやがる・・・・・・^^
そうそう!そこからイッキに!・・・・・・^^
ちっ・・・イマイチだな・・・・・・^^;{/netabare}
などと
どっかのエロオヤジみたいに
じっくり観察することもしばしば
これだけ極端な展開であっても
そんな状況に毎回“晒され”てしまうと
人間って
自然と順応してしまうものなんですね(私だけかも)
恐れ入りました
それよりも
そんなたくさん出てくる“ちゅー”のシーンなのですが
なにも根拠もなくちゅーをしているわけではありません
ちゅーのほとんどは
主人公の
「高山春香(たかやまはるか)」ちゃんと
友達の
「園田優(そのだゆう)」ちゃんの間でなされているわけですが
ちゅーが二人の関係を繋いでいるようなもの
それは
恋愛という関係というよりも
友情・・・
それも少しばかり独占欲の強い友情からくるものであること
はるかちゃんがゆうちゃんに対して
自分が特別な友達でありたいという願望からなのです
だから
ちゅーは
自分とゆうちゃんとの間に
{netabare}他の子がしないようなことをしよう{/netabare}
っていう
ちょっと行き過ぎた友情の証
見ていて思ったのは
ちゅーそのものは対等に見えるのに
普段の行動や
ちゅーにいたるまでのシチュは明らかに
はるかちゃんがリード役になって
ゆうちゃんがなんとなくふらふら揺れ動いてるって感じ
たまに
ゆうちゃんが他の女の子とイチャ付こうものなら
はるかちゃんの嫉妬心が
炎のごとく燃え上がるっていうお決まりの展開です
そんな嫉妬深い性格に愛想を尽かされ
ゆうちゃんに{netabare}「SBJK(嫉妬深い女子高生)」{/netabare}とまで皮肉られるほど
とりあえず
最終回でようやく
お互いが{netabare}「好き(なのかな?)」{/netabare}ということを意識してたようです
でも
よくよく考えたら
こんな展開って
百合作品の要素のひとつなのでしょう
単に
女の子同士が好きになって
ちゅーして
ナニしてっていう
ビジュアル性重視の単純なお話なんかでは
(それはそれで大好きという人もいますね)
見る人ほとんどがドン引きしてしまう
磁石でいうところのN極とN極を
無理やりくっつけようとしてるところを見せられても
見てるほうは
不自然なものにしか感じない
それは
女の子同士であってもしかりなんですが
それじゃあ
片方の女の子を男の子っぽくしてみたら・・・
それもそれでありなのですが
普通に見てたら
結局は女の子同士の恋愛劇にしか終始しない
ノーマル(?)な視聴者にも受け入れられる百合展開って
やっぱり
バランスなんですね
プラスがあってマイナスがある
明があって暗がある
陽があって陰がある
凸があって{netabare}モリサマ・・・じゃなかった^^;
凹がある{/netabare}
陽子があって電子がある(イミフです)
お酒があって肴がある^^
お互いをバランスよく繋ぐ関係・・・
お話の流れでいったら
“押し”のはるかちゃんに対して
“引き(抵抗)”のゆうちゃん
バランスの取れた二人の関係を
ちゅーという行為で表現したっていう感覚なのかな
ちゅーそのものは少々強引という印象はありましたが
各お話毎の
ちゅーにいたるまでの展開には
ある意味説得力を感じてしまう作品でした
ちなみに
ちゅーをたくさんすると寿命が5年ほど延びるって
なにかのテレビ番組で紹介されてましたが
私は
ちゅーのシーンを見るとドキドキしてしまって
それだけで
寿命が縮まる思いをしてしまいますね~