王子で仲間なおすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの王子で仲間な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の王子で仲間なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.3 1 王子で仲間なアニメランキング1位
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (185)
568人が棚に入れました
第七王子は“魔術ヲタク” 魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。 魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。 死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。 過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする! ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、シリーズ累計発行部数は250万部を突破! いま最も注目される“転生異世界ファンタジー“が満を持してアニメ化! 舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界。本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、“第七王子“による気ままな転生物語が今はじまる! 「俺は、魔術を楽しみたい、それだけだ。」


声優・キャラクター
ロイド:小市眞琴
グリモ:ファイルーズあい
シルファ:Lynn
タオ:関根明良
レン:高橋李依
グリモワール:大塚明夫
アルベルト:堀江瞬
ディアン:広瀬裕也
アリーゼ:熊田茜音
シロ:松井恵理子
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「気ままに」ではなく「徹底的」にです。

「転生したら」系アニメ。
もちろん主人公は強いです。
それも相当に。

第七王子ロイドが、前生でなし得なかった魔術の探求に没頭する話です。
もうそれは魔術オタクといってもいいほど。
常人には理解できないほどです。

{netabare}終盤は激しいバトルとなります。
しかし、ロイドにとっては新しい魔術の習得の場。
戦いはついでといった感じ。
もちろんロイドは最強なので、戦いはあっけなく集結。
ド派手な演出のわりには緊張感はないです。{/netabare}

女性キャラとしては、中国なまりのタオが印象に残りました。
彼女の頭のネジが少々飛んでるとこがカワイイ。
イケメン探しに明け暮れ、出番が少なめなのが残念です。
あと、布面積の少ない毒ロリっ子レン。
一線は超えていないけど、こんな格好いいの?
ちょっと心配です。

第二王子、第四王子、第六王女など登場し王宮内は賑やかなもよう。
ということは、少なくとも王子王女が最低13人いるのか。
子だくさんです。
他の連中もちょっと気になります。

気になるといえばロイドの短パンの裾がヒラヒラ。
あまりにもヒラヒラするので、気が散って仕方ない。
緊張感のなさの表れなのだろうか。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

かわいらしいキャラたちがアクションで魅せる作品。

謙虚なサークル(原作)、メル。(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「講談社ラノベ文庫」(講談社)で書籍化(既刊7巻、小説未読)。
石沢庸介(作画)によるコミカライズ版は、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載中(アプリ内セールスランキング1位を記録、既刊15巻、コミカライズ版は途中まで既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は『明治撃剣-1874-』の玉村仁。制作は、同じく『明治撃剣-1874-』のつむぎ秋田アニメLab(本作が2作目)。放送は、テレビ東京系列など。なお、二期の制作が決定済み。
(2024.4.14投稿、7.15「本作の特殊な制作体制」を末尾に追加)

【あらすじ】
血統による魔法の才能が絶対的な力を持つファンタジー世界が舞台。そこで才能に恵まれなかった魔術師が血統による魔法の才能に恵まれた貴族と決闘して死亡した後、サルーム王国の第七王子ロイド(CV.小市眞琴)として転生。
その後、血統による魔法の才能を得た主人公ロイドは、第7王子という気楽なポジションと前世の知識を武器に魔術を極めて俺TUEEEするという、いかにも「なろう」な作品。

基本的なノリは、コメディなので観やすい作品だと思います。また、キャラが全般的にかわいらしく、その「かわいらしいキャラ」からは想像しがたいほど「よく動くアクションシーン」で魅せる作品にもなってます。

なので、上で「なろう系」とは書いたものの、雰囲気は、世界観や時代設定が異なるものの、軽いノリや見た目かわいらしいキャラたちが、えげつないバトルをするところから『平穏世代の韋駄天達』が近いでしょうか。ただ、エログロ表現の多い『平穏世代』より内容がマイルドなので一般受けはしそう。


【かわいらしいキャラたち】
主人公のロイドは、10歳のショタキャラなのですが、魔術と武術に対して異常なまでの興味を示し周囲をドン引きさせます。

また、王城の地下に封印されていた魔人グリモは、ペット兼マスコット兼解説役として、わざわざ声優を大塚明夫さんからファイルーズあいさんに変更し、姿も可愛らしくなって、ロイドの使い魔となります。

個人的には、ロイドのメイドで教育係のシルファ(CV.Lynn)が推し。
彼女は、「銀の剣姫」という異名を持つ銀髪の剣の達人なんですが、ロイドを溺愛しており、ロイドのことになると暴走気味に…
また、彼女の見せる「ラングリス流剣術」が本作の見処の一つにもなっています。

あと、冒険者で気術使いのタオ(CV.関根明良)は、イケメンに目がなく、シルファと張り合うやりとりが面白い。

さらに、第6話からEDなどで既に登場していた褐色幼女のレン(CV.高橋李依)がようやく出てきて、圧倒的な魔力を持つ魔族とのバトルが始まります。


【よく動くアクションシーン】
さて、本作では、実写のアクション映画などではよく見てもアニメでは見なれない「アクション監督」(『ダンス・ダンス・ダンスール』の主人公・村尾潤平の父親がアクション監督でしたね)の表示が!
本作のアクション監督のアベユーイチさん、Wikipedia調べですが、特撮のウルトラマンシリーズで監督などをしていた方のようです。

私は武道をしていたので、アクションシーンの違いに敏感なのかもしれませんが、本作のアクションシーンは、他のなろう系アニメとは一線を画すレベルだと思いました。

例えば、第1話でいきなり始まった、それまでのコメディタッチな流れとは不釣り合いとも思えるほどの凄まじいロイドとシルファとの剣の稽古シーン。まず、これに驚いてレビューを書こうと(笑)

また、第10話。シルファの「ラングリス流 一虎・顎」の演出がかっこよすぎる。あの微妙な角度をつけた構えからカメラアングル一周は、実際に達人の動きをモーショントレースするか武道やってた人じゃないと、あそこまで細部を表現するのは難しいと思いました。

監督以外に「アクション監督」が別に求められる理由は、監督の頭に全身の具体的な動きのイメージがないと、それを具体的な動画にできないから(アニメの原型である「パラパラ漫画」の要領)。

是非、他のアニメのアクションシーンと比べて欲しいのですが、他の作品では、具体的な動きのイメージを持てないこと以外にも動かすと予算や作業量などが大変なこともあって、剣を持ったままの「止め画」や、動きの過程を省いて最後だけ敵を倒す描写をした「決め画」が多い。

対して本作では、動きの過程に説得力を持たせるだけの一連の描写の流れに裏付けがある。もちろん、アニメなので実際の動きをリアルに再現したわけではなくて、「カンフー映画」みたいに、動きとしては現実にはありえないんだけど、リアリティのあるアクションになっているということ。

特にアクションシーンに興味がある方は、「百聞は一見に如かず」、話のネタに一度ご覧になってみてはいかがでしょうか(※動画のアクションシーンは、静止画の漫画にはできないアニメ独自の魅力だと思うので、作画の評価をあげました。)。


【声優】
『呪術廻戦』で真人役をしていた島﨑信長さんが、本作でも似たような役柄で登場。そもそも声優業界における悪役不足という問題もありますが、仲の良い松岡禎丞さん共々、最近はこの世代の人たちの悪役も多くなってきましたね。


【「本作の特殊な制作体制」(2024.7.15追加)】
(「『第七王子』のEDクレジットを見ると、なぜ日本アニメの未来がわかるのか」(2024.7.13のASCIIの記事)を引用したかったのですが、URAがNGワード扱いされるので、お手数ですが自分で検索してください。)

この記事によれば、本作は、絵コンテ、作画監督、総作画監督が、ほぼ固定という、日本のアニメ制作においては、特殊な作り方がされているようです。ちなみに、他の制作会社は、各担当が話数ごとに違っていて、それが大雑把に数グループある感じ。

話数毎に担当が違う場合にどうなるかについて、わかりやすい例は、同じ『ドラゴンボール』の孫悟空でも、作画監督によって微妙に描かれ方が違うといった比較がネットを検索すると出てきます。こんな感じで、同じ人が継続して担当するというのは、作画の安定につながります。

それで、詳しくは、記事を見てもらうとわかるのですが、要は、新しい技術を使って、従来分業していた工程を同じ人がまたいで関われるようになり、作業工程が合理化されたみたいです。

上で書いた本作におけるアクションシーンのなめらかさは、そういった制作体制の合理化がもたらした産物であったようです。

そうすると、制作工程の合理化によって、なめらかなアクションシーンを描けるようになり、そこにアクション監督を置く必要性が生まれたという風にも言えるのかもしれませんね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

君のチカラ、全部僕にみせて。

この作品の原作は未読です。
主人公のロイドは一見女の子にしか見えない容姿ですが、中身はとんでもないチート能力の持ち主です。
この作品、このギャップが半端ないんですよね~^^、


魔術に大切なものは、“家柄”・“才能”・“努力”……。
魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人”の魔術師。

死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、
強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。

過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、
前世では成しえなかった想いを胸に、
桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める”無双ライフをエンジョイする!

ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で
連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、
シリーズ累計発行部数は300万部を突破!

いま最も注目される“転生異世界ファンタジー”が満を持してアニメ化!

舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界。
本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、
自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。

ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、
“第七王子”による気ままな転生物語が今はじまる!


公式サイトのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

主人公ロイドの破天荒っぷりと、ロイドに注がれる年上の女性からの過度の愛情を愛でる作品、といったところでしょうか。
特にロイドの教育係兼剣術指南役であるシルファと、第六王女のアリーゼ・ディ・サルームから放たれる愛情は、
特に半端ありませんでした。

ロイドが第七王子である設定は殆ど活かされていませんでしたが、強いて言うなら身の丈が小さく可愛らしいところと、末っ子なので兄弟から溺愛されている、という点では活きていたのだと思います。
でも、まぁ、そういう溺愛っぷりって嫌いじゃないので全然ウェルカムですけどね~^^;

寧ろ、仮に時分があんなに幼い頃に、あれほどの溺愛を受けたら…
きっと全く違う人生を生きているでしょうね^^;
あれほどの溺愛を受けている人の方が珍しいと思いますが如何でしょう…
少なくても私の身の回りにはいなかったので、少し羨ましさを感じてしまいましたけれど^^;

あと、見どころと言えば、ロイドの魔術に関する無双っぷりでしょうか。
結構それなりの相手が出来てているようでしたが、相手を「ばったばったと薙ぎ倒す」んですよね。
「変態」という表現が一番しっくりくるように思います。
ここで言う変態とは、魔術に対するのめり込み方と理解度・応用度が尋常じゃないことを指しますので。

物事を徹底的に突き詰める…
きっと社会人はそれぞれの道で誰もが普段から実践していることだと思うのですが、ここまで尖れる人って、きっと努力以外のギフトを貰っているのでしょうね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、樋口楓さんによる「キュンリアス」
エンディングテーマは、熊田茜音さんによる「ハッピーの秘訣」

1クール全12話の物語でした。
完走してwikiをチラ見して知ったこと…
この作品は第2期の制作が決定していたんですね。
私はこの作品をdアニメストアで視聴していたので全然気付きませんでした^^;

あ、この作品の続編なら見たいかも^^
続報、期待していますね♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

65.3 2 王子で仲間なアニメランキング2位
実は俺、最強でした?(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (158)
521人が棚に入れました
「チート能力を授けて、異世界に転生させます! 第⼆の人生を謳歌してね!?」突如女神にこう告げられ、所謂引きニートだった俺は、異世界の王子の赤ちゃんとして目覚めたのだった。魔力が絶対的なこの世界、圧倒的な魔力と王族の地位を得た俺なら「悠々自適の引きこもりライフが満喫できるじゃないか!」と思った瞬間。あっさりと、遠くの森に捨てられた…。いきなりの大ピンチを迎えた、俺の目の前に現れたのは、とある勘違いから俺の従者になるフレイムフェンリルの「フレイ」と、辺境伯の「ゴルド・ゼンフィス」だった。それから9年、拾われたゼンフィス家で何不自由なく育った俺は、可愛い妹「シャル」をはじめ、前世では考えもしなかった家族というものに囲まれて、再び引き籠もりライフのための計画を図るのだが…。最強!?の俺に、平穏な生活は果たしていつ訪れるのでしょうか?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

実は俺、引きこもりでした!

私は異世界転生アニメ嫌いじゃないので、結構楽しめました
ストーリーは中身ない妄想の話で全然面白くないけど、キャラクターが可愛くてのほほんとしているので異世界ファンタジーが好きならまったり楽しめるアニメだと思いました

やる気がない、ゆるい感じの異世界なろう系チートアニメ
働きたくない、努力したくない、楽がしたい、可愛い子と仲良くなりたいっていう願望が詰まっています、しょうもない妄想ですねー

いいから働いて!!Σ\( ̄ー ̄;)

主人公は引きこもりたいばっかりでしょうもない人だけど、ただ楽をしたい、身の周りの大事な人を守っていればいいくらいの毒がない人なので嫌な感じはあんまりしないです

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

実は俺、最強です!

原作未読 全12話

現世でいじめに遭い、引き篭もった生活をおくっていた主人公が女神にもの凄い魔法能力を与えられ異世界に王子として転生、魔法能力が凄すぎて魔力測定が出来ず逆に魔力のないものとして、森に捨てられ、不憫に思った貴族に拾われ、成長してその能力を隠し、裏で様々な問題を解決していくお話です。

主人公本人は全然やる気がなく部屋で引きこもりの生活したいのですが、巻き込まれ体質らしく不本意ながら様々問題に関わり合うことになります。

特に目新しさもない作品ですが、主人公が強いため危機的状況は起こらないので、お気軽に観ることができますね。

お話は切りがいいところで終わっています。

OPはLezelさん、EDはStar★Shiμʼne!!!さんが歌っています。

最後に、私も何方かと言えば怠惰な生活に憧れていますが、現実ではそう甘くありませんねw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あにうえさま!

この作品の原作は未読です。
事前情報無しで視聴に臨みましたが、思った以上に楽しめた作品だったと思っています。


「チート能力を授けて、異世界に転生させます! 第二の人生を謳歌してね!?」

突如女神にこう告げられ、
所謂引きニートだった俺は、
異世界の王子の赤ちゃんとして目覚めたのだった。

魔力が絶対的なこの世界、
圧倒的な魔力と王族の地位を得た俺なら
「悠々自適の引きこもりライフが
満喫できるじゃないか!」
と思った瞬間。
あっさりと、遠くの森に捨てられた…。

いきなりの大ピンチを迎えた
俺の目の前に現れたのは、
とある勘違いから俺の従者になる
フレイム・フェンリルの「フレイ」と、
辺境伯の「ゴルド・ゼンフィス」だった。

それから9年、
拾われたゼンフィス家で何不自由なく育った俺は、
可愛い妹「シャル」をはじめ、
前世では考えもしなかった
家族というものに囲まれて、
再び引き籠もりライフのための計画を図るのだが…。

最強!?の俺に、平穏な生活は
果たしていつ訪れるのでしょうか?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品には、基本的に心の底から腐っている系のキャラは登場しません。
主人公はチートですが、「いかにぐうたら生活を満喫できるか」、に言動が終始しており、嫌みの無い性格なので、チートに微塵もいやらしさを感じません。

でも、ここぞという時…暴力で物事を推し進めようとする輩や、自分の大切を守るために、正義の鉄槌を振るえる主人公でした。

そう…主人公はこんな感じなのですが、この作品を何倍にも面白くしているのが、妹のシャルロッテ・ゼンフィスの存在でした。

このシャルには、主人公のハルトも振り回されてばかり…
まぁ、その原因を作ったのはハルト本人なので、まぁ自業自得だと思いますけどね^^;

シャルの最大の能力は、ハルトの身になにか起きた場合は「面白そうなことが起きている予感」がする能力と言って過言はないでしょう。
与えられたインフラ環境を駆使してハルトの雄姿を見守る…
だけじゃ飽き足らず、色々と画策をするようにもなっていましたっけ^^;

そう、シャルはメッチャ頭が良いんです。
ペンネームで魔法の新理論に関する論文を学会に送りつけ、謎の天才学者という称号を貰ってみたり…
そして、シャルで一番ビックリしたのは、演じているのが種﨑さんだったということです。

正直テロップを見るまで全然気付けませんでしたよ。
流石、種﨑さん…
2023年の第17回声優アワードにて、史上初となる主演声優賞&助演声優賞のダブル受賞を果たす実力をお持ちなだけのことはあります。

他にもハルトの従者であるフレイムフェンリルのフレイや、ブリザードドラゴンのリザなど、個性的なキャラが決して私たちを飽きさせることがありません。

主人公は、基本的に怠けたいだけなので、このやり取りだけでは絶対物語が間延びしてしまいます。
シャルや周りのサブキャラたちが良いスパイスになってくれていました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Lezelさんによる「リセット ライフ?」
エンディングテーマは、Star★Shiμʼne!!!さんによる「ひみCHU★プリラブマジック」

1クール全12話の物語でした。
この作品も「レベル1だけどユニークスキルで最強です」と同様に、安心して視聴できる作品だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

60.5 3 王子で仲間なアニメランキング3位
ポーション頼みで生き延びます!(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (106)
281人が棚に入れました
ある日突然、異世界に転生してしまった22歳のOL・長瀬 香。 転生先でバッチリ生き延びるために、神様的存在からカオルがゲットしたのは若返った肉体と…超チート級のポーション作成能力!? 異世界転生女子・カオル☆知恵とチートで…生き延びます!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

尺が足りないから巻きでいきます!

淡々と話が進むなろう系チートアニメですが、早送りでもしてるのコレ? 展開早すぎ
旅の先々で困っている人を助けていくのはいいですが、主人公の能力が万能すぎて、やることがないから気まぐれで人助けしているような印象
何でもやりたい放題だから自分が欲しいものは全部生成して、後は無償の診療所でも作って人助けしちゃえばいい話なんですよね・・・

主人公は女子ですが中身があまり女子っぽくない
悪役令嬢系とか、聖女の魔力は万能ですとか、本好きの下剋上などは異世界転生してやりたいこと、なりたい自分が女子だなーって思えるけど、この主人公は女子の皮をかぶったゲーム廃人?
転生時に神様を脅迫してこういうチート能力ください!!というメタ発言が斬新
その後もこれだけ図々しい主人公を贔屓する神々、なんで?

娘が死んだっていうのに家族の反応が一週間くらい旅行に行ってこいみたいなテンション、主人公が異世界の人達に息を吐くように適当な嘘をつく、などなど、この作品のキャラクターの感覚にちょっとついていけない
キャラの考え方も話の展開もなんかゲーム感覚
主人公が活躍しても成功の余韻とか全然なく、淡々とサクサク話が進んでいくのも好みわかれそう
中途半端なとこで終わってもいいから、もっとゆっくり時間かけたほうがいいんじゃないでしょうか?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

作品よりも次々とアニメ化される「FUNAマジック」に興味が沸いたw

【レビューNo.127】(初回登録:2024/6/9)
ラノベ(なろう発)原作で2023年作品。全12話。
前回FUNA作品の『ろうきん』をレビューしたので、その勢いで本作もレビュー
しておこうかと。

(ストーリー)
OLの長瀬香は帰宅途中で(神様的な)地球の管理者の調整失敗により死亡した。
その際異世界に転生を薦めれる。
そして異世界の管理者・セレスと交渉して(まあ脅しですがw)
・肉体の若返り
・思った通りの効果のある薬を、考えた通りの容器に入れて作る能力
・容量無限、時間経過無しのアイテムボックス
・この世界のあらゆる言語の会話、読み書きに不自由しない能力
・セレスと友達契約
をいった条件を付与させることに成功、彼女は”カオル”として異世界ライフ
をスタートさせるのだった。

(評 価)
・主人公は”小賢しさ”が鼻につく
 「性格の悪い主人公」がFUNA作品の持ち味っぽいのですが、『ろうきん』の
 場合だと「金貨を稼ぐ」が主題だったので
 ・性格の悪さ=”アコギな守銭奴キャラ”がピタリとハマる
 ・善意の行動もあるが、後でしっかり金貨で回収
 という感じで、このキャラ造形も上手く機能していた感があるのですが、本
 作の場合は
 ・転生時にあれやこれやと注文をつける”厚かましさ”はよしとして
 ・降りかかってくる火の粉に、”とんちめいた悪知恵”で対抗
  → 何かと”小賢しさ”が鼻につく
    (私の考えた「この凄い屁理屈ドヤ!」みたいなw)
 ・ヒールキャラの割にイミフに善行に走ったりと何かと中途半端
  (その場の思い付きでキャラを動かしているような)
 って感じですかね。
 FUNA作品お得意の
 ・「性格の悪い主人公」×「”ご都合主義”のサクサク展開」
 の組み合わせは悪くなく、頭を空にして観れるのですが、『ろうきん』は主
 人公ミツハが上手い具合に”ぶっ壊れてた”だけに、それと比べるとカオル
 は単に性格の悪い魅力に欠けるキャラという印象ですかね。

・チート能力は白けてしまった
 Q:「ポーション頼み」でどうやって生き抜くの?
 A:”ポーション=何でもあり薬品”やし”容器”もガバガバ設定やぞ!
 {netabare}(毒薬を相手の体内に生成したり、よく斬れる剣型の容器を出したりとか){/netabare}
 最初は「そうきたか」と斜め上の答えに少し感心しましたが、結果「制限な
 しの何でもアリ」になってしまったので、何をしても「ハイそうですか」と
 しかいいようがなくなったんだよなあ。
 その点『ろうきん』の特種能力「現実世界⇔異世界を自由に行き来できる」
 は(多少のオーバースペックはあったものの)ちょうどいい収まり具合で、
 他の見せ場ともバランスが取れていたように思いますね。
 本作だと特種能力がチート過ぎて、そこら辺がボケてしまったかなっと。
 何か原作者の
 「ドヤ、そうくるとは思わなかったやろ!」
 を見せつけられているだけなんじゃ・・・

・キャラデザは独特
 『ろうきん』のミツハも童顔キャラでしたが、カオルも転生時に若返りを
 希望したので少女キャラとなっています。
 しかしデフォルメが効いて、そこに(アイデンティティともいえる)目つき
 の悪さをプラスしたかなり独特のキャラデザですね。
 まあラノベ化の際イラストも描かれるので、そのイメージを崩せないという
 ものあるのでしょうが、
 「このキャラデザで性悪でブラックなことをするというシュールさ」
 といったギャップ狙いって感じなんですかね。
 個人的には『ろうきん』と比べると
 「『性格の悪い主人公』×『ガバガバなチート能力』」
 というアイデアだけで見切り発車した作品という印象なので、それを象徴し
 たかのようなキャラデザと捉えればアリですかね。
 最初は違和感アリアリでしたが
 「この作品にしてこのキャラデザあり」
 で、意外と馴染んだかなっとw

個人的には作品より
「次々とアニメ化される『FUNA先生の謎の力』」
の方が興味深かったですね。
前提条件として”一定数売れている”というのはあるんでしょうが
・この手の作品にそれなりの需要があるのが驚き
・FUNA先生には業界人を魅了する何かがあるのか?!
と、いろいろと考えさせられたなっと。
「FUNAマジック」恐るべし(笑)
「この方にしか書けないものを書いているから」といえば、そうなのかなあと
いう感じですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

都合が良すぎるポーションw

原作未読 全12話

現世で神ような存在の失敗で死亡した女性が、「若返り」「思った通りの効果のある薬を、考えた通りの容器に入れて作る能力」「容量無限、時間経過無しのアイテムボックス」「この世界のあらゆる言語の会話、読み書きに不自由しない能力」を条件に転生して、転生先で活躍するお話です。

特に「思った通りの効果のある薬を、考えた通りの容器に入れて作る能力」は効果的で、観ているとこれでは何でもありでしたねw

この薬の効果のおかげで色々なことに巻き込まれます。

ただ、薬の効果が万能すぎたために都合が良すぎて引き込まれるお話ではなかったですね。

お話は切りのいいところで終わっています。そこまで印象に残らない作品でした。

OPはkatagiriさん、EDはharmoeさんが歌っています。

最後に、ポーションって怪我とかに効くものと思っていましたが、他にも色々と効くのですね。 {netabare}(まさか水虫に効くポーションを作るとは思いませんでしたw) {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

68.4 4 王子で仲間なアニメランキング4位
最強陰陽師の異世界転生記(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (214)
720人が棚に入れました
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。 並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。 次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。 そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。 「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」 最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。 いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

陰の実力者になりたくなくて

私は結構好き

話は面白くないし、最初は主人公の人を見下した態度があまり印象良くないけど、物語が進むうちに主人公の印象も良くなってきて、見ていて退屈とか嫌な気持ちになる作品ではなかったです

【見どころと欠点】
{netabare} 主人公以外のキャラの魅力を描こうと頑張ってるけど、主人公が全部美味しいところ持っていくのでヒロイン達の見せ場が足りないところは残念かな?
特に勇者なんてこの設定だと話の軸になるはずなのに、全然目立ってなくてただのハーレム要員Aになっちゃってるので物語の軸が弱い

でも、人間の権力者と魔族側が争いの火種を消したいから勇者と魔王を邪魔に思っているということが終盤わかって、主人公が自分の強さに酔ってるだけのイメージから、親しい人を放っておけないイメージが強くなっていく物語の展開の仕方が良かったし、安っぽいシリアスシーンを使わずにそれを描けていたので、終わってみれば満足感のあるストーリーでした

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

和風?(陰陽師ってことで和?でいいの?)の味は出ていたか。

なんか最近の視聴が「この手の作品」に偏っているのはなぜだろうw。
期間別ランキングを参考に観ているはずなのだけれど。

さてと、この作品も特に刺さる点は薄いのだけれども、何故か観れてしまった。
某アベマなTVで休日に一気をやっていたのが大きいだろうか。


正直を言いますと、この主人公のセイカは私のお好みではなく、どちらかというとあまり刺さらないタイプの主人公でした。
あと、作品内で奴隷というワードが何度か出てきて、そこが効果的に私のネガティブな感情に刺さりましてあまり得意では無かったです。
なので、どちらかというと、苦手な要素が多い作品だなぁ、と思いながらの視聴だったのです。


そんな中、視聴を継続できたのは、サブキャラの魅力でしょうかねぇ。
何故だかわからないし、それ程容姿やデザインが刺さった訳ではないのですが、何人かのサブキャラに行く末や、今後の行動を観ていたいというキャラが何名かおりまして。
そのサブキャラ達の魅力で視聴を継続できたという点が大きいです。


それ以外は、それほど「俺つえー」系のテンプレを脱してはいないのですが・・・。

それにしても、主人公のセイカには何となくですが「神達に~」のリョウマ的な要素も感じてはいたのですが・・・、どうしても好きになれないw。
なんでなんでしょうか。
本当に不思議でした。

あと、残念だったのは、最終盤ではそれほど築いてきた人間関係が発揮されませんでした。
仲間感は発揮されず「俺」でほぼ片付いていしまいました。


個人的にあえて言うならば、数名のサブキャラの魅力で観れた作品でしたw。
まぁ、そういう作品があってもいいかなとは思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

狡猾に 策を巡らす 怨霊の 掴みし幸は 花霞かな

原作小説『最強陰陽師の異世界転生記〜下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが〜』はweb版、ラノベ版共に未読。

【物語 3.5点】
シリーズ構成・脚本・待田 堂子氏。
私が好相性を感じている書き手の一人。
伏線の強調の仕方が、しつこ過ぎず、分かりにく過ぎず。
私にとって丁度いい塩梅なのが心地良いです。

終盤、主人公セイカ・ランプローグが(※核心的ネタバレ){netabare} 魔王{/netabare} でしたという件にしても、
道中セイカはチョットやばい奴だぞ?という布石が、
アンテナ張っていれば捉えられる程度に、さりげなく置かれていたので、
唐突感なく受け入れられました。

ラストの(※核心的ネタバレ){netabare} 勢力均衡を保つ人間界と魔界。
魔王を倒す勇者伝説など疎ましい。{/netabare}
この世界の大局提示も上々でした。


世界観・設定によるシナリオ明快化もまずまず。

主人公最強な転生者の陰陽道が、洋風ファンタジー世界にインパクトを与える構図。
和と洋。設定のコントラストで展開が捉えやすかったです。

転生者の主人公は前世で力を持ちすぎた陰陽師として忌避されハメられた反省を元に、
現世では狡猾に立ち回り幸福を掴むことを人生の目標に据えている。
けれど狡猾に掴んだ幸せなど虚しいものではないか?
元の優しいセイカのままでは幸せになれないのだろうか?
葛藤のテーマも明確。

ただ、テーマについては前世、狡猾以前にセイカが、力がなければ幸せになれないと悟ったいきさつ。
そもそも前世で謀殺された詳しい経緯。
過去の掘り下げは持ち越され、やや不完全燃焼。


私は脚本家や和洋折衷な世界観を始め、気になる要素が多数あったので美味しく頂けました。
ですが、お話自体は、量産型の異世界転生物。
結末も、やっと基本的な方向性が示された所で終わる俺たたENDの典型。
オススメ度となると、お暇でしたらどうぞ位の学園系の異世界転生アニメです。


【作画 3.0点】
アニメーション制作・スタジオブラン

凡庸。

洋風モンスターたちの描写。
いくら原作タイトルで弱過ぎると酷評しているとは言え、
この作画では、ちょっと倒しがいがない感じw
特に初回、巨大モンスター出現!と期待したら、
{netabare} ただのドでかいオオサンショウオ?{/netabare} だった件はズッコケそうにw

一方でセイカ配下の妖怪たちなど和風モンスターについては、
襖(ふすま)が開いて召喚される中々の演出で魅せる。


それにしても魔法学校の学生服デザイン。
スカートの丈が短くて実にけしからん(笑)

普通、魔法学校の制服と言えば『ハリポタ』ホグワーツのロングローブや『まほよめ』2期学院のハーフパンツにロングコート辺りが定番でしょう?
あんなミニスカじゃ下位の風魔法演習とかでパンツ見えちゃいますよw
と私はツッコミながらも、ついヒロインズの絶対領域に目がいっちゃうわけですがw


【キャラ 4.0点】
ヒロインズ。
セイカの奴隷だが精霊魔法使える金髪ロングのイーファ。
今世代の勇者でセイカとは冒険仲間意識が強い赤髪ショートのアミュ(八重歯、下ネタ付)。
色々隠し事が多そうなクール系な後輩赤髪ショートのメイベル・クレイン。
あとは予言系の聖皇女とか。

色恋沙汰には興味なさそうな前世陰陽師の少年の周りに、
恋人ポジションからは微妙にズラして美少女を配置する。
鈍感ハーレム人物相関のバリエーション。

ただ、どういう都合なの?との疑問や違和感には、答えを用意しているキャラ設定ではある。
何でイーファは奴隷なのに凄い魔法適正があるのか?
→{netabare} エルフの血筋でした。セイカから離れろ展開。{/netabare}
何でメイベルまで赤髪ショートなのか?アミュと被ってるじゃん。
→{netabare} 地毛は青髪。背負った宿命も背筋が凍る凄惨さ。苦手のお勉強で高飛車を崩される。ただし私は赤髪のメイベルの方が好きです。{/netabare}


もう一匹ヒロインズとも言えそうな狐妖怪ユキ。

前世からの縁で、セイカが転生者であることを知る数少ないキャラ。
現世では狡猾に生きると言うセイカに、目立ち過ぎでは?あの娘に肩入れし過ぎでは?などと進言したりする配下。
要所でセイカの葛藤を整理、言語化することで、主人公を拡張しテーマも深める献身ぶり。


【声優 4.0点】
主人公セイカ役には花守 ゆみりさんを指名オーディションで起用。
この手の転生者の役には、外は少年、中身はおっさん。狡猾に子供を使いラッキースケベをいなす。
といった難解さが付きまといますが花守さんは好演。

大人の中身が滲み出る主人公モノローグも、前世の陰陽師ボイス担当の梅原 裕一郎さんではなく花守さんが全対応。

さらに陰陽道独特の詠唱呪文もこなし、果ては月下で短歌を詠みながら敵を始末し、寒々しい和風ムードを演出する万能ぶり。
私も感心のあまり僭越ながらレビュタイで一首詠んじゃいましたw

花守さんの転生少年ボイス。もっと聞きたいです。


異母兄弟のセイカにつっかかるランプローグ家の次男・グライ役には上村 祐翔さん。
良く吠える噛ませ犬ボイスで主人公無双を引き立てる。
その後も続くグライの人生。価値観の変化もカバーする。
この手の波乱万丈の乗りこなし方はお手の物です。

その他、ヒロインズだけでなく、敵、モンスター、妖怪役にも実力者が配されキャスト陣は安定。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は桶狭間 ありさ氏。
その名の通り古戦場出身で、和風と洋風の往復をカバーする守備範囲の広さが魅力。
今後も共作で参加が決まっているアニメ版『薬屋のひとりごと』など東洋風サウンドに期待したい劇伴作家です。

OP主題歌はangela「RECONNECTION」
デビュー20周年。32ndシングル。確立した音楽観を持つベテランユニット。
エレクトロ成分と和風サウンドを混在させても崩れない安定度で世界観を支える。

ED主題歌はヒロインズ3人による「リンク」
個別キャラ回のソロ歌唱にも対応したバラードソング。
EDアニメのセイカ+ヒロインズのパーティー編成で気ままに冒険する穏やかな日々。
本当の幸せはまだまだ遠そうです……。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

72.9 5 王子で仲間なアニメランキング5位
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (372)
1386人が棚に入れました
公爵令嬢、カタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻す。ここが前世で夢中になっていた乙女ゲーム『FORTUNE LOVER』の世界であり、自分がゲームの主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢であることを!ゲームでカタリナに用意されている結末は、ハッピーエンドで国外追放、バッドエンドで殺されてしまう...そんな破滅フラグはなんとしても回避して、幸せな未来を掴み取ってみせる!!そして無事、破滅フラグを回避したカタリナに新たな危機が!?勘違い? 人たらしラブコメディの幕が再び上がる。

声優・キャラクター
内田真礼、蒼井翔太、柿原徹也、鈴木達央、松岡禎丞、岡咲美保、水瀬いのり、早見沙織、増田俊樹、和氣あず未、子安武人、上坂すみれ、白井悠介、小倉唯
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

せっかく綺麗に終わった「はめふら」なのに、

どうして、人気があったからって、
無理やり2期制作なんてしちゃうんですか?!
って、正直言って、思っていました。

どうせ1期で勢揃いした攻略目標キャラたちと、
カタリナとの間でちょっとした揉め事や行き違いが起こって、
派手派手にハート飛び交う賑やかな逆ハーレムでしょって。

あるいは、ひょっとしたら、
乙女ゲーム「フォーチュンラバー」の続編が、
元の世界で発売されていて、
カタリナには新たな破滅フラグが林立するの?
なんていうことも想像していたりして、
どっちにしても、
自分が生き残ることに全精力を傾けているうちに、
悪役顔+農業スキル持ちの真っ直ぐな女の子になってしまって、
みんなを虜にしちゃうカタリナが可愛いから、
やっぱり観てしまったわけですね~(笑)

そうしたら、私の予想は、{netabare}だいたいは当たっていて、
破滅フラグ回避に成功したカタリナと、
ゲームでの主要キャラだったカタリナを取り巻く子たちの、
楽しくてキャッキャウフフで、
でもカタリナが誘拐されたりキースが行方不明になってしまったりして、
それなりに、ゲームのあとの人生、
賑やかで充実してて、
トゥルーエンドじゃなくて、
友情エンドで、みんな、かえってハッピーでよかったね!
なんていう感じではあったんですけど、
同時にストーリーの中に、魔法省での不穏なフラグをいっぱい立てる準備も、せっせと進められていて、
ああこれで、3期か、劇場版に繋げるわけなんだって、
けっこうあからさまに展開していたのは、
まあいいかもね。
私の予想も全然ハズレってことでもないしね~
なんて感じではあったし、実際、最終回のあとに、
新しい破滅フラグとつづきは劇場版で!
という終わり方。

それだけなら、やっぱり続編ってこんなものだねーって思うんだけど。

予想もしていなかったけど、
第8話に凄く、魅了されてしまいました!
たぶん、劇場版で活躍することになる新キャラ「フレイ」と、
お馴染みキャラ・伯爵家の「ニコル」の、お見合い。
お互いに婚約する気はないままに会って、
でも隠すことなく本音をさらけ出して。

この第8話こそが、はめふらXの真骨頂なんじゃないか!って強くつよーく思います!!!

なんの事件も、派手なアクシデントも起きないのに、
麗花爛漫のお花畑と花びらいっぱい。
美しく抜けたような空。
夕日に映える雲。

二人の心情と相まって、すごく、凄く。
美しい!

この第8話の背景美術だけが、まるで別の作品のように素敵で。

ああ、制作の方たちは、この話のため、美術のために、
この第2期を作りたかったんだー
そう思ったら、なんか涙が・・・

それで、けっきょく。
このお話は、はめふらの続編ではあるけれど、
独立した「はめふらX」という作品なのだ。
と、納得してしまったのです。

私がチョロいだけなのかも知れないけど、
実際に劇場版制作は告知されて半分予想は当たりなのかも知れないけど、
どうせ1期のキャラでドタバタ+ラブコメやるだけでしょ?っていう予測は
{/netabare}見事に斜め上にハズされて、
すごく、
良かったなあって、
そう思っています♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 44

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

蛇足?

第1期は大のお気に入り作品だったので、迷わず視聴決定。

面白かったですよ。
天然カタリナ。
カタリナの脳内会議も面白可愛かった。
嫉妬に狂う、メアリの突飛な言動も可愛らしかった。
ええ、第2期もお気に入りの棚に入れますよ。

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。

蛇足?
なにそれ、美味しいの?






・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
破滅フラグの無い「はめふら」が物足りなく感じるのは、当然ですよね。
だって、単なるラブコメだもん。
(心の声)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

評価が難しいですね

物語的には、このアニメは終了してします。
でも、第一期があまりにも人気があったため、第二期として作成されました。
そういうわけで、この第二期は評価が難しいですね。
そしてそれ以上に、この第二期の進め方や終わらせ方が難しく、原作者や監督の方も悩まれたことだと思います。

だから、この物語は、第一期のエピローグとして気楽に視聴されることをお勧めします。


ところで、
カタリナは学力が優秀なわけでもなく、スポーツに秀でているわけでもなく、魔力が凄いわけでもありません。
ましてや、美人と言えるほどでもありません。
もちろん淑女としてのたしなみも全くありません。
得意なことと言えば農作業だけです。

でも、カタリナは皆から慕われています。
その理由は、カタリナが一人一人を大切にしているからです。
いつも相手の話を丁寧に聞き、相手の良いところを褒めてあげて、相手が困っているときは真っ先に助けに来る。

もちろんカタリナには、そうせざるを得ない理由があります。
そうしないと、この世界でのカタリナは、悪役令嬢として殺されてしまうか国外追放されてしまうためです。
でも、そんな理由は、この世界に住む人たちは誰一人知りません。
だから、この世界のみんなは、カタリナの心が美しいと感じています。

私たちも、下心たっぷりで構わないのでカタリナのように生きることができたら、みんなから愛される幸せな日々が送れるでしょうね。


最終話まで見ましたが、この物語は続きが映画化されるようですね。
マンネリにならないように、さらに別世界へ行くとかした方が良いかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

70.9 6 王子で仲間なアニメランキング6位
魔法陣グルグル (2017)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (248)
1005人が棚に入れました
1992年に月刊少年ガンガンで連載を開始、
1994年、2000年に続き、連載25周年を記念して3度目のテレビアニメ化!


魔王を倒す勇者を募るというお触れを見た勇者マニアの
父と母によって、半ば強制的に旅に出されたジミナ村の少年ニケ。
村のしきたりに従って、村外れに住む魔法オババの元を訪ねたニケは、
そこで不思議な魔法グルグルを使う少女ククリを託される。
オババの話によれば、彼女はミグミグ族というグルグルを
使うことのできる一族の最後の末裔で、
いずれ現れる勇者を待ち続けていたのだという。

お調子者の小さな勇者と天真爛漫な魔法使いの少女が繰り広げる、
「思いっきり笑えて、ちょっぴり泣ける」
王道冒険ファンタジーが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
石上静香、小原好美、小西克幸、大地葉、藤井ゆきよ、櫻井孝宏、大西沙織、岡本信彦、石田彰
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

世界中の大好きを集めても 君に届けたい思いに足りない

原作未読。最終話まで視聴。

【初めによもやま話を少々・・・】

1995年頃だったと思う。

夜勤明けの帰宅中に車のラジオで聞いていた、奥井亜紀さんがDJをしていた『まんたんMUJIC』という深夜ラジオ番組。
その番組中に流れていた、奥井亜紀さんの『晴れてハレルヤ』という曲・・・。

曲調と歌詞が凄く気に入って、翌日、CDを買いに行ったことを今でも覚えています。
(もちろん,CDは今でも大切に持っています)

という訳で、『魔法陣グルグル』というアニメの存在は、昔から知っていました。

ただ、当時は今ほどアニメに興味が無かったのでアニメ本編は未視聴。
というか、私の記憶では、私の地元ではアニメ本編を放送していなかったような気がする・・・。

だから、今回、凄く楽しみにしていたんです!
20数年の時を経ての視聴です。

【物語】
内容は正直、子供向けアニメかと・・・。
だけど、大人が見ても、十分楽しめる作品でした。

ギャグアニメかと思いきや、しっかり冒険アニメ・・・。だけど、根本的にはギャグアニメ。
下ネタも上品(!?)で悪くなかったと思います。

『ククリちゃんを愛でる作品』だと思っていれば、間違いないと思います(笑)。

【作画・声優・音楽】
いずれも、とても良かったと思います。
作品のイメージにピッタリ。

【キャラ】
ククリちゃん → とても可愛い!
ジュジュ → 可愛い!
ニケ → ナイスツッコミ!
ギップル → 少しウザい!
キタキタおやじ → かなりウザい!だけど、{netabare}たまたま偶然に活躍することもある、{/netabare}憎めないキャラ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

過去作よりテンポが良く、キッチリ完結する。 綺麗にまとめましたね! 

月刊少年ガンガンで連載されていたギャグファンタジー漫画のアニメ化。

これまでに、

「魔法陣グルグル」 (1994年版、初代) 全45話。
「劇場版 魔法陣グルグル」(1996年、劇場作品)
「ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル」(2000年版、2代目) 全38話。


放送局を変えアニメ化されている。

この(2017年版)が違うのは、全24話で原作のラストまで描くこと。

現在、続編の「魔法陣グルグル2」を連載してるので、終わっていないまま進行していた今までのシリーズと違い、最終目標を定めてアニメが進行していた部分が良かったのでしょうね。今作はキッチリ完結するのでとても見易いと思われます。

全編通して多少急ぎ足ではありましたが、※初めの頃の問題(※STAFFがTwitter上で不平不満を言って問題になった)も解決し、かなりスムーズに良い出来なアニメとして駆け抜けて行きましたね。問題解決してからの出来がほんと良くて、アレなんだったんだと思うくらい。朝アニメとしてやって欲しかったですねw全年齢対象の誰が見ても良い、素敵なアニメでした。

テンポが良くて、ギャグの間合いもバッチリ。特に声優が上手かった。過去に何度もアニメ化されているシリーズなのにほとんど違和感がありません。ニケ役の石上静香さんは完全に自分のものにしてましたね。

グルグル世代だけど過去作が好きだから観てないって人も、観たこと無いって人にもオススメです^^


【↓最終回:感想(ネタバレ)】
{netabare}
今まで出てきたキャラクター大集合のアニメオリジナルは原作愛を感じますね。『Wind Climbing ~風にあそばれて~』が流れた時テレビの前で、小さく「おおっ」と言ってる自分がいました。目頭が熱くなるぜ。シリアスやった後に、ニケの「うんこがしたい・・・うんこがしたくてたまらない!!!」で台無しにされて泣き笑いです。グルグルだなあ~・・ヽ(=´▽`=)ノ大魔王ギリまでギャグキャラになるのが最高ですね。

ラストが続編の「魔方陣グルグル2」に続く引き。アニメスタッフありがとう。
{/netabare}
間違いなく今までで一番のアニメ化でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 41

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それぞれの時代に、それぞれの冒険を

思っていたよりも丁寧に作られていて好感触です。
声など多少違和感もありますが、個人的には全然アリだと思います。
ただまあ、OPとEDだけは奥井亜紀さんのあの曲にして欲しかったかな。
(とか言って2クール目で変わるという演出だったら、大分涙腺やられそうですが)

とてもふざけた作品ですが、要所要所で心の鐘を鳴らしてくる憎いやつでもあります。(イメージ的にはクレヨンしんちゃんに似てるかも)
ちょっと寒いと思うところもあるかもしれませんが、最後まで見届けるとそれも味だと感じるようになるかもしれません。
時間があるなら是非ご視聴を。

皆さんの愛がグルグルを生むのですぞ~。ピ~ヒャラ~ラ~♪
--------------------------------------
【視聴後】
『Wind Climbing ~風にあそばれて~』を流してくれましたね。
色々やろうとしてごちゃごちゃした感は否めませんが、個人的には満足です。ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

70.9 7 王子で仲間なアニメランキング7位
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (285)
948人が棚に入れました
『モブからだって、成り上がってやる――。』 とある剣と魔法の“乙女ゲー”世界に転生した社会人・ リオン。そこは超女尊男卑な世界で、例外はゲーム内で攻略対象だった王太子率いるイケメン軍団のみ。 しかし、虐げられ絶望するリオンにはある一つの武器があった。それは前世で妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの「知識」。 モブとして田舎でのんびり過ごすことを目標にしていたリオンだったが、ゲームの知識を使い、やりたい放題の女たちとイケメン軍団に図らずも反旗を翻してしまうのだった――。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

たとえ物語が君を見捨てても

【紹介】
タイトルに乙女ゲームって入っていますが、どちらかと言うと男性向けです
(作品のキービジュアル見てもらえれば美少女が中心なのでわかると思いますが)

【感想】
作画など気になるところは多かったですが、面白かったです
盾の勇者の成り上がりin乙女ゲームってところでしょうか? 

作画は美少女だけはなんとか頑張ろうとしてましたが全体的にかなり悪いし、不自然な流れも多いけど話はとても面白いです
作画以外はとても良かったです

【乙女ゲームっぽいくない世界観】{netabare}
どうでもいいと思われそうですが、これはかなり気になった部分です
・乙女ゲームの主人公の女子の胸があんなに大きいことはまずないと思う
・明らかに容姿が悪いモブ女子が出てくること
※プレイヤーは女性なので、主人公が胸の大きな美少女でモブがブサイクだと結局は外見が良くないとダメなの?ってなって萎えさせるんじゃないかな
・イケメンの性格も最初は残念でした、ポンコツなうえに人を見下す男を好きな乙女ゲープレイヤーは多くないでしょうね、ただ、ひどかったのは最初だけで主人公とかかわるうちに成長も見られてなかなかいいキャラになりましたポンコツなのは相変わらずですが!
・乙女ゲーム=悪役令嬢というイメージはどこからくるのでしょうか?たぶん乙女ゲームに悪役令嬢とかいじわる伯爵令嬢とかこんなにいっぱい出てこないと思うんですよね、これの悪役令嬢は報われなさ過ぎてむしろ悲劇のヒロインに見えてくるけど
・ギャンブルやレースやロボバトルや戦争など女子ウケが悪い要素が多い、特にロボはデザインも悪くカッコ良くないから何のために入れたのかなー
・女に都合がいい世界なのは当然にしても、いきすぎた女尊男卑は人を選ぶとおもう

もう少し乙女ゲーらしさを出して欲しかった
{/netabare}

【シナリオ】
{netabare}
主人公は権力者に恵まれない人達を代表して立ち向かうダークヒーロー的なところが魅力で、リオンとオリビアの信頼関係、アンジェリカとの関係も素晴らしくて、この3人の絆がもう一つの魅力です

主人公はモブだからと遠慮せず王子たちに卑劣なことやっているのに、物語を変えちゃいけないことにこだわってモブの自分は本来愛される対象じゃないと言ってオリビアやアンジェリカから身を引こうとしていてもどかしさがある一方で彼の人の良さも感じられて一気に好感度が上がりました、
ここで転生前のゲームを攻略していたという設定がとても生きてきて、ヒロインの座を奪われたオリビアが物語の筋書きから外れたならモブである主人公と結ばれてハッピーエンドでも良かったのに彼は元々の物語を、ヒロインとしてのオリビアの気持ちを守ろうとした、それに対して原作では不幸な末路をたどる悪役令嬢は物語を変えてでも救ってあげたいと考えてて、そういうところが不器用で、自分の気持ちを抑えてオリビアの原作での気持ちを大事にしてあげようとするやさしさが良くて、でも最後はちゃんとオリビアの気持ちに向き合っててとても素晴らしかったです
発言と行動は卑劣でも、自分よりもヒロインの気持ちを優先するとても良い主人公でした
物語を破壊して自分が一番になろうと考えたマリエと、大事な人の手を取りたい気持ちと物語を守りたい気持ちに揺れ動くリオンの対比が良かった
モブという設定をうまくいかしたシナリオで、最後まで見て満足感が高かったです

主人公は最初から最後まで全然モブらしく振る舞えてなかったですね
でも、モブっていうのは役割じゃなくて生き方や行動に対する客観的な評価だと思いますから、最初に理不尽な仕打ちに反抗することを決めた瞬間から彼はモブではなくなったのでしょう

マリエをはじめいい意味で不快なキャラクターがいっぱいいて、彼女達がいたからこそ面白い話になったと思います

シナリオで一つ残念なことは、オリビアがリオンやアンジェリカの気持ちを伯爵令嬢の言葉に惑わされて疑ったことかな、気持ちはわからなくもないけどヒロインとしてはちょっと意思が弱すぎるかなって思った

{/netabare}

【世界観】{netabare}
世界観は滅茶苦茶です、浮遊する島プラス中世欧州っぽい世界設定なのにガンダムみたいなのが出てくるとかそういう目立つこと以外にも
建築様式と内装、キャラクターの服装、それから文明レベルの統一感がなくて、ベースとなる世界の設定はかなり適当なようですが、
それらはたぶんつまらないゲームっぽさを演出するためにわざとやっていると思うことにしました {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですが、僕はモブではないので関係ありませんのアニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
設定は「はめふら」に似ていますが、まったく違うアニメです。

だいぶダーティな主人公。意外とバトル要素が強い。

作画クオリティとか酷いですし、決して面白いわけではないんですが、なんか最後まで観ちゃいましたね(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、主人公の人の悪さを眺めるアニメですね(笑)

ストーリーを知っているというアドバンテージと、課金アイテムのチートで無双していきます。

全然モブじゃないし(苦笑)

キャラとしてはルクシオンの淡々としたツッコミが1番良かったな。また、ルクシオンなしでどこまで出きるか、というのを観てみたかった。女尊男卑の乙女ゲーム世界という設定を生かし、何をしても認められない主人公を、もっとコミカルに描ければ良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

いつもの、よくある、異世界ものとちょっと違いましたw

原作未読 全12話 

前世の記憶を思い出したら、クリアした女尊男卑の乙女ゲームの中にモブとして転生したことが分かりました。そこからゲームの知識を駆使して様々な苦難を乗り越えていくお話です。

主人公は捻くれた性格で自分はモブだと開き直っているところ面白かったですね。

イケメンVSモブの図式も面白かったです。

逆にモブだと自覚が本来のヒロインを苦しめることになりましたが、最後はいい関係になって良かったです。

女性キャラの目のデザインがちょっと苦手でした。

作画は褒められたところはありませんが、お話は面白かったですね。

OPは伊東歌詞太郎さん、EDは安月名莉子さんが歌っています。

最後に、はめふらとは全然関係がありませんw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

68.4 8 王子で仲間なアニメランキング8位
美少女戦士セーラームーン セーラースターズ(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (80)
607人が棚に入れました
暖かな日差し。満開の桜。闇の王国デッド・ムーンとの死闘が幕を閉じ、街は再び平静を取り戻しました。うさぎ以下、レイ、亜美、まこと、美奈子の5人のセーラー戦士はそろって高校に進学。夢と希望に満ちた新しい生活がスタートしました。しかし、その平和もつかの間、地球には最強最悪の新たな敵が迫っていました。オーロラに包まれた謎の声が、新月の闇に封印されたデッド・ムーンの女王ネヘレニアを復活させ、白き月の女王=セーラームーンへの復讐心を煽り、再び地球を攻撃させます。復讐鬼と化したネヘレニアは分身である鏡の妖魔・ミラーパレドリイを自在に操り、セーラー戦士をピンチに陥れます。そこに、セーラームーンの危険を感じ取った外部太陽系戦士―――セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラープルート、セーラーサターンが颯爽と登場!ついにセーラー10戦士が集結し、セーラームーンはセーラー戦士達の力を受けて究極の戦士「エターナルセーラームーン」へと変化を遂げます。そしてネヘレニアとの壮絶な闘いは佳境へと入っていきます。

声優・キャラクター
三石琴乃、荒木香恵、潘恵子、古谷徹、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加、高戸靖広、西原久美子、緒方恵美、勝生真沙子、川島千代子、皆口裕子、神谷明、新山志保、津野田なるみ、坂本千夏、玉川砂記子、榊原良子、堀江美都子、原えりこ、井上喜久子、鈴鹿千春、大谷育江
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

セーラー戦士大集合

前期のボスを少々引きずる話からスタート。赤ん坊になったほたるちゃんが急成長

さらにスターライツ登場。
アニメでは変身前は男性アイドル。変身したら、おっぱいが膨らんで腰回りも丸くなって女性に性転換。こっちが本来?
色々と凄い

敵側もセーラー戦士。洗脳されている?けど、割とコミカルな感じで好きなキャラクターばかりだったような。誰でもセーラー戦士で草生えた
堀江美都子さんの熱演もさすがだった。
永遠の17歳の方も登場してたな。

見終わってなんというか。心に穴が開いた感じに。
話数は少し少ないが、意外と戦いが壮大で面白かったような。
まもちゃんの出番少ないのが残念だが。
ウラヌスとネプチューンの愛も良かった。

ラストでは全裸のうさぎちゃん。衝撃!!


{netabare}ちびちびムーンは漫画とアニメで正体が異なるんだって。前者は遠い遠い未来のセーラームーンの子孫、セーラーコスモスでセーラームーンの決断を変えさせる為に転生
後者ではギャラクシアの希望の光でギャラクシアがカオスを体内に封印した際、自身の希望の光までカオスに侵食されない様、一縷の希望をたくして銀河へ放ったのだとか{/netabare}


以下あらすじ。
デッドムーンとの壮絶な戦いに勝利した月野うさぎたちセーラー戦士は、受験にも打ち勝ち、全員そろって高校1年生の新たな春を迎えた。新たな夢と希望に胸を膨らませて、新生活を満喫するうさぎたち。しかしある日のこと、封印されていたネヘレニアの耳に復讐をささやきかける声が聞こえてきた。新たなパワーを得てよみがえり、セーラー戦士を苦しめるネヘレニア。新たな地球の危機に、セーラーウラヌスたち外部太陽系セーラー戦士が再びセーラームーンのもとに集う。かくしてセーラー10戦士と復讐鬼と化したネヘレニアのラストバトルが開始された。銀河の彼方から、その戦いを見つめる冷ややかな目があることに気づかぬまま…。


OP
セーラースターソング 歌 花沢加絵
ED
風も空もきっと… 歌 観月ありさ
挿入歌
ルート・ヴィーナス 歌 深見梨加
もっとすてきな朝がくるよ 歌 花沢加絵
流れ星へ 歌 新山志保、津野田なるみ、坂本千夏
とどかぬ想い -my friend's love- 歌 新山志保、津野田なるみ、坂本千夏
OPがついに変わった。負けないで始まるのなんかいいよね。そろそろムーンライト伝説にも飽きそうなところにたまらない楽曲
観月ありさが歌っているというね。驚きだあ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4

ACやざわ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

5年目だよ、全員集合!

セーラームーンシリーズの5作目であり、最終シリーズ

今までとは違って、うさぎたちよりも某メンズたちにスポットライトが当たっていた印象
前作までとは少し色が違うかなと想う

とはいってもシリーズラストだけあって、最後のほうが感慨深いものがあった
初代からSuperSまで見ている人なら、これも見ていいだろう
逆にこれだけ見るなんて物好きはいないと思うが、これを見るならそれまでのシリーズを見ることをお勧めしたい

なんだかんだで5年続いたシリーズであり、悪い作品ではない
子供向けなので、気楽に見れるはず

あとオープニングは個人的にお気に入り
ということでオープニングだけは見よう!

ついでにほたるちゃんがかわいい

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

マッシュマッロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なにがいいって・・・スリーライツがいい!

星野くんかっこいい!!!
声が好き!!

台詞がくさ過ぎるときもあるけど、
はあ…
ため息でちゃうなぁーーw
戦闘とか、変身シーンはどうでもいいけど、
普通の日常がもっと見たかった。

銀河一身分違いな片思いなんて、切なすぎるよー

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

68.5 9 王子で仲間なアニメランキング9位
サクラ大戦 活動写真(アニメ映画)

2001年12月22日
★★★★☆ 4.0 (81)
415人が棚に入れました
1996年の発売以来、ゲームファンからもアニメファンからも強い支持を受け続けているファンタジック・アドベンチャー・アニメーション初の劇場公開版。昼は「帝国歌劇団」の人気スタア、そしてひとたび帝都に危機が訪れれば秘密部隊「帝国華撃団」のメンバーとなり悪と戦う乙女たちの華やかな活躍を描く。同時上映は「デ・ジ・キャラット 星の旅」「あずまんが大王」「スレイヤーズぷれみあむ」。
 太正十五年、12月の帝都。元星組隊長のラチェット・アルタイルなる女性が帝国華撃団花組に配属される。それは紐育華撃団設立準備のための措置だったが、彼女のワンマンぶりに花組の面々はとまどいを隠せない。同じ頃、アメリカのDS社では政治家・田沼と結託し帝国陸軍に無人霊子甲冑ヤフキエルを売り込もうと画策していた。ある日、いつものごとく “降魔”と戦う花組の前にヤフキエルが突如現れ、圧倒的な強さで降魔たちを蹴散らしてしまう。陸軍での正式採用も決まったヤフキエル部隊は以来快進撃を続け手柄を一人占めしていくのだが……。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サクラ大戦らしい、サクラ大戦

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
人気ゲームが原作。サクラ大戦のアニメ化は、OVA、TVアニメ、劇場版(本作)とあるけど、本作のノリが一番「らしい」と思った。絢爛豪華と言えばよいのか、凛としたと言えばよいのか。

その分、ファン向けと言われればその通りなのですが、まあ、私は原作ファンなんで充分に満足しました楽しめましたよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
歌と映像に迫力があり、「サクラ大戦らしいサクラ大戦」とも言えるし、「劇場版らしい劇場版」とも言えますね。

大神不在の帝国華撃団が描かれますが、女の世界に、女の転入生は難しいと思ったw やはり、男は女がいないと頑張らないし、女は男がいないと歯止めがきかないのかなと(偏見)。組織って難しいね。

って、そんなアニメじゃない(笑)

とにかくド派手にワーって楽しむアニメです♪ 特に印象に残ったのは、OPの歌、轟雷号や光武の発進シーン、劇中劇でのアドリブの応酬ですかね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「サクラ大戦」初の劇場版…19年前に上映された映画とは思えない程のクオリティを見せて貰いました。

この作品の原作ゲームは未プレイです。
テレビ版に引き続いての視聴となりましたが、公式HPに「いま、世界最高の水準のスタッフによる夢のプロジェクトが幕を開けます。」と記載されていましたが、この文言の神髄を思い知ることになりました。


大正15年、帝都東京は西洋文化と日本文化が入り交じり、街には蒸気電話、蒸気自動車、
地下には蒸気鉄道網が敷設され、独特の文明が築き上げられていた。
しかし、この一見華やかな舞台の裏側には、"降魔"と呼ばれる
異形の怪物が跋扈する闇の世界が潜んでいた…

通常の軍隊、警察では到底手に負えないこれらの怪物から帝都を防衛すべく、
闇と戦う秘密部隊「帝都歌劇団」が組織された。

だが、驚くべくことに、隊長を除いた全てのメンバーは華もはじらう乙女たちであった。
彼女たちは、昼は帝都の人気スタア、「帝国歌劇団」として大帝国劇場で華やかに舞い踊り、
一度、帝都に危機が迫ると「霊子甲冑」に身を包み、
「帝都歌劇団」として加齢に戦う戦士たちである。

花組の隊長である大神中尉を巴里へおくりだした、さくらたち花組のもとへ
元星組の隊長ラチェット・アルタイルが配属される。
合理主義で個人主義のラチェットと隊員たちの確執が深まる中、
帝都は謎の降魔軍団の出現に脅かされていた。

度重なる失態を繰り返す花組に対して、帝都不要論が囁かれる中、
リーダー不在の花組に未曾有の危機が迫る!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

視聴を始めて直ぐに気付くこと…
それは圧倒的なまでの映像美です。
テレビ版の視聴後に見たからかもしれませんが、動きの滑らかさも半端無いんです。
現在のアニメとクオリティに遜色がない…
これって、19年前では相当なことだったと思います。

そしてもう一つ気付くのが、テレビ版より花組所属隊員が増えていることです。
元々花組は以下の6名で構成されていました。

真宮寺さくら(CV:横山智佐さん)
神崎すみれ(CV:富沢美智恵さん)
マリア・タチバナ(CV:高乃麗さん)
アイリス(CV:西原久美子さん)
李紅蘭(CV:渕崎ゆり子さん)
桐島カンナ(CV:田中真弓さん)

そしてこの劇場版から加わったのが以下の2名です。

ソレッタ・織姫(CV:岡本麻弥さん)
レニ・ミルヒシュトラーセ(CV:伊倉一恵さん)

この2人は、元はエリート集団と言われた星組に所属していたメンバーです。
だから一時的に花組に星組が集結した形となった訳です。
星組は花組より先行して結成されましたが、故あって解散となりました。
どうして星組が解散となったのか…
この物語の顛末も見どころの一つだと思います。

そしてこの物語のもう一つの幹は、花組の存在を脅かす正体不明の人型蒸気の登場です。
この招待不明の人型蒸気の一番の脅威は無人で稼働できることだったんです。
機械は壊れたら直せば良い…
ですが、人間はそういう訳にはいきません。
一時は絶体絶命のピンチに追い込まれる花組ですが、そこから彼女たちの獅子奮迅の活躍を目に焼き付けて欲しいと思います。

主題歌は、帝国歌劇団による「劇場版・奇跡の鐘」

上映時間85分の作品でした。
凄い作品を見てしまった…という思いと大団円のエンディングに大満足です。
気持ち良く視聴させて貰った作品でした。
引き続き「サクラ大戦 神崎すみれ 引退記念 す・み・れ」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

恋するフォーチュンクッキー

ギャルゲーと言ってもいろいろあるが、個人的に思春期に初めてやったのは「サクラ大戦」である。

元来、SF好きロボット好きもあってか、どちらかといえば「スパロボ」の延長戦で始めたものの、結構ハマった。

それはアイドル好きではない自分にとってのモーニング娘の「LOVEマシーン」やAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のような。。不景気な時代にちょっとした清涼剤として、今だと扱っていたと思う。

「日本の未来は 世界がうらやむ」「未来はそんなに悪くないよ」

と、現実はそんなには簡単にいかないが、表現によって救われることもあるとどこかで感じている自分が居る。

新サクラ大戦売れてるんですかね?やってないんですけど

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

59.8 10 王子で仲間なアニメランキング10位
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (86)
229人が棚に入れました
…秋津みどり(享年27)、過労死したら異世界へ!?神様から能力を与えられ、異世界に転生した私。そのスキルは。えっ? 人間にはモテないかもだけど、もふもふたちには愛されちゃうってことだよね?うわあぁぁ、白虎やドラゴンにも触り放題――!スペック高い貴族のおうちの末娘ネマに生まれ変わった私、今日も「もふもふ」「なでなで」しつつ、人類存続(?)のためにがんばります。「小説家になろう」発、異世界もふもふファンタジー!!!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

プリティーリズム・もふもふドリーム

キャラデザインと主人公の性格が小学生の女の子向けアニメみたいだけど、中身は普通のなろう系っていう見た目と中身のギャップ、それからタイトル詐欺に戸惑うばかりだった作品
主人公が幼女の身体になって中身まで幼児化しちゃったみたいで演技が幼女そのままだから、中身OLだと思うと気持ち悪い
プリキュアの新作が「転生したらプリキュアだった件」だったら「そんな設定いらんわ!」って思いませんか?

動物の可愛さとポップな世界観は可愛くて良かった

癒しアニメかな?って思ったらもふもふ堪能してるのは最初だけ
途中から普通のなろう系みたいになってきて、精神年齢幼女のままで中身OLなのに、肝が据わりすぎている奇妙さも気になった

中身OLっていう設定が雰囲気もシナリオも台無しにしていて、少女に戻って素敵な家族や王子様からチヤホヤされたーい!!って願望が垣間見えるからちょっと怖い
サラリーマンが美少年に転生して美魔女ママやセクシーなお姉さんから過激なスキンシップされる話も気持ち悪いけど、女版の妄想もなかなかイタイですね・・・それがよくわかったのは良かった

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

白虎にもドラゴンにも王子にもお兄ちゃんにも触りたい放題!!

この作品の原作は未読です。
1話目を視聴したら分かると思います。
主人公は5歳くらいの女の子なのですが、くまちゃんが演じて大正解の作品だったのではないでしょうか。


27歳、過労死――。
こんな死に方は嫌だと思った矢先、神様が目の前に現れた。

「異世界に転生して、人類が存続するべきかどうか見極めて欲しい。
代わりに特別な力をあげよう」

それを聞いた主人公・みどりは、過酷な暮らしに疲れた心を癒やすため、思わずこう願ったのだった。

「もふもふ……もふもふ! したい!! この疲れた心を癒してくれるのは、
可愛い動物のもふもふしかないの……!」

そんなこんなでみどりは異世界へ転生して、幼女・ネフェルティマとなる。ネマは《人間以外の生物から好かれる力》を授かっていた。
動物はもちろん、白虎やドラゴンなどの聖獣、はてはゴブリンやフローズンスパイダーなどの魔物までもが、
どうしてか彼女を好きになってしまうのだ!

しかしそんな彼女にも過酷な運命が待ち受けており――。
人間と生き物たちとの共存を目指してがんばるぞ!
ネマのもふもふなでなでライフ、始まります♪


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今年度からは建設や輸送業などで総労働時間の規制が施行され、ブラックな仕事環境は総じて改善されていると思っていましたが、ゼロになる訳ではありませんからね。
でも、現実で過労死が起きたら間違いなく訴えられるでしょう。

もしかすると彼女の死後、彼女の住んでいた世界では、そんなやり取りが交わされているのかもしれません。
ですが、死んで転生したら元住んでいた世界の事は分かりませんから、知る由もありませんけれど^^;

しかし、人間以外の生物から好かれる能力って、ある意味チートですよね。
この設定も斬新だったのではないでしょうか。

本作品の原作は既に16巻まで刊行されているそうです。
個人的に一番気になっているのが、くまちゃん演じるネマが成長するかどうかです。
小っちゃい子供が無邪気に戯れている光景に癒しを感じる訳で、これがネマが大人になって同じような事をした場合、果たして視聴者に受け入れられるのか…
う~ん、イメージできない^^;

物語は、ネマが人間以外との生物との触れ合いが中心になって序盤は描かれるのですが、中盤以降は、その特性を活かして人間以外の生き物を助けようと奔走するようになります。
結構、この物語がシリアスだったのはビックリでした。
ずっとふわふわな感じで物語が進むと思っていたので…

そう、ネマは例え幼くても侯爵家の令嬢。
自分の一言で多くを動かすことができる…
そしてその言動には常に責任が付き纏うんです。

本来なら当たり前の事ですが、これを僅か5歳くらいの女の子に押し付けるのはあまりにも酷というもの…
ですが、ネマはそれをちゃんと理解した上でしっかりと向き合うんですよね。
まぁ中身は27歳だから…とはいえ、27歳にも重責だと思いますけれど。

もふもふを愛でるだけの作品ではありませんでした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、Sizukさんによる「Cotton Days」
エンディングテーマは、harmoeさんによる「ふわふわpartyつられてhappy」
エンディングがharmoeさんなんだ…と思ったら、ネマのお姉さん役で、はるちゃんこと岩田陽葵さんが出演されていたんですね^^

1クール全12話の物語でした。
くまちゃんボイスを堪能できる作品でしっかり満喫させて頂きました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

これまた酷い異世界モノキター!自重しない系吶喊主人公です。

 最終話(12話)まで観ました。2024.03.26

 戦闘は人間、コボルトどちらも痛み分けで終わった様です。コボルト側は死亡14、障害が残る負傷者11…。

 ネマの成長のための犠牲でした〜!的な扱いで、感動エピソードというより、作戦失敗してね?と言う印象が強いです。

 コボルト達はネマにキレずに何故か損害を受け入れます。話が分かると言うより洗脳っぽいです。一緒にいる王子も、異常だと思わないのかな?

 無理矢理戦闘描写を入れただけで、戦う必要があったのか不明です。

 最後、ネマが強制収容所計画を必ずやり遂げてみせる!と決意してさらなる犠牲者を求めて皆で旅に出て終了!

 きっと、「アルバイト ナハト フライ」と書かれた看板を門に掲げた素敵な絶滅収容所が作れるんでしょうね。

 お気に入りの獣人はゾンダーコマンダーか、カポに任命!見目麗しいケモケモに囲まれて、モンスター達から回収したお宝や使える生体由来の資源はカナダ(倉庫の隠語)に積み上げて…生産と死が同居した収容所王に俺はなる!

 原作が悪いのかアニメ化でこうなったのか…。怖いアニメやで!

………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2024.03.19

 コボルトのためにネマ、頑張ります!「この戦いで死者もでるでしょう。参加する者は覚悟をキメて下さい!」

 戦闘前に演説をぶちますが、幼女にこんな上から目線の演説されてもなぁ〜。コボルト達も良くキレないですね。

 神様に貰ったチート能力で今ここにいるのに、良くこんな台詞を吐けますなぁ…。

 そもそも人間を滅ぼす可能性も含めて与えられたチート能力なのに、上級貴族に生まれて王子や家族からも愛されていて、主人公が気に入った魔物しか助けない…。

 コボルトに何匹も犠牲者が出てますが、戦闘が上手く行っても強制収容所送りかぁ…。「コレがお前の選んだ道だ。決して忘れるな!」と王子も幼女に偉そうな事を言いますが、お前ら全く安全地帯にいて何を言ってるの?

 主人公の立場的に人間側と決定的に対立出来ないため、主人公が魔物を騙している様にしか見えません。

 中身成人女性のあざといワガママ幼女のネマを愛せるか?で大分評価が分かれそうです。
………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2024.02.26

 いつもの異世界転生チート幼児退行ものですが、魔物の強制移住をメインテーマにぶっ込んできたので、これからどうなるのか目が離せません。

 人類史でも強制移住の悲劇は枚挙にいとまがありません。ナチも、ユダヤ人をヨーロッパから一掃するために、マダガスカルへ移住させようとしていたのは有名な話です。

 マダガスカルでユダヤ人達は高度な自治を与えられるはずでしたが、そもそもドイツに制海権が無いのにユダヤ人を大量に移送出来ないよねテヘペロ!からの絶滅収容所送りでした。

 アメリカ先住民の涙の旅路、バターン死の行進…。大量の人員を移送するだけでも難しいです。

 占領軍が住民を選別して移送しようとするのは大虐殺の前触れやぞ!と、人類はボスニア紛争でも学んだはすですね。

 頭お花畑の主人公がコボルトと人間の紛争の最前線に到着!これからどんな展開になるのか!?

 多分、糞みたいなご都合主義で決着がつくと思いますが、この一点のみで視聴継続です。本作品は歴史の重みに耐えられるのか?無理やろなぁ〜。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.02.21

 主人公は、魔物と動物寄りの立場になるように神様からチート能力を貰ったはずが、人間にも魔物にも動物にも良い顔をしようとします。

 転スラのリムルみたいに魔物に名前をつけて強化したりと、やりたい放題です。

 ただ、リムルさんは全種族が仲良く暮らせる国を作ろうとしますが(雰囲気は国家独占社会主義っぽいですが…)、本作品の主人公の解決策は…。

 魔物が人間に圧迫されているので、魔物をゲットーに集めて、冒険者と戦わせて数の調整をしようとか、割と酷い計画を進めようとしたり、発想がナチっぽいです。

 魔物と言っても、ゴブリンやコボルト等、一応意思の疎通は出来る種族を集めて冒険者と殺し合いさせるのって、誰得なんですか?

 冒険者はレベル上げが出来るからメリットは多少あるかもですが、魔物のためになってます?強制収容所や人肉牧場経営と同じレベルの非人間的なモノを感じます。

 全然モフモフたちの味方ではない、むしろアインザッツグルッペンや武装SSの頭みたいな主人公から目が離せません。転生で幼児に精神レベルが退行した主人公、コワいわ〜。

………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.01.08

 転生した女性主人公、神様に転生させてもらいます。動物にだけ好かれるはずなのに、精霊獣や王子様にもモテモテです。

 公爵家に産まれて親ガチャもバッチリ成功です!王位継承権もあります。神様…、大サービス過ぎるでしょ。

 3歳なのに主人公、凄い向こう見ずで無謀な童子です。やり過ぎじゃね?都合の良すぎる既視感ありありの異世界なろうから、目が離せません!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7
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