獣人で変身なTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の獣人で変身な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月05日の時点で一番の獣人で変身なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.7 1 獣人で変身なアニメランキング1位
BNA ビー・エヌ・エー(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (295)
1009人が棚に入れました
21世紀、それまで歴史の闇に隠れていた獣人達がその存在を明らかにし始めていた。普通の人間だった影森みちるは、ある日突然タヌキ獣人になってしまう。人間たちから逃れるために向かった獣人特区『アニマシティ』は、十年前に獣人が獣人らしく生きるために作られた獣人のための街。そこで人間嫌いのオオカミ獣人・大神士郎と出会ったみちるは、彼と行動を共にするなかで、人間の世界にいた頃には知らなかった『獣人たち』の悩みや生活、喜びを学んでいく。なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
諸星すみれ、細谷佳正、長縄まりあ、石川界人、高島雅羅、村瀬迪与
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

東○喰種いちご味

+ultra枠


兎と狼 → 鯨に見立てた龍 → タヌキと狼(今回)

伝統の鳥獣戯画の精神で世界に打って出るつもりなんでしょうか。
+ultra枠はアニマルものが続いてます。TRIGGERのオリジナルアニメ。
中島かずき氏の系譜『グレンラガン』『キルラキル』でいかんなく発揮されたケレン味はそのままに1クールですっきりまとめた感のある作品。尺の関係でお得意の宇宙まで風呂敷を拡げることはままならずでしたが賢明な判断と言えましょう。

人間と獣人(半獣半人)が共存する世界を舞台に両種族の反目を描く意欲作です。マジョリティが人間なので必然的に獣人が被差別対象となるわけですが、じゃあ獣人が虐げられる理由ってなに?と問われるとぼやっとしていて即答しづらい。このへんの理由を知りたいのは日本人だからかも。欧米だとナチュラルに差別があるので気にしないのかもしれません。逆に自分は理由が気になるのでこのへんおざなりだと没入感が削がれます。
差別の質の議論は長くなるためさらっと私見だけ述べると、日本の場合“異なる者への警戒”がメインでコミュニティに溶けこんでしまえばOKなところがあります。転じて欧米ですと階級や人種で明確に上下があることになってます。有色人種の使用人は“モノ”であるとの意識が刷り込まれて何代も続いてきたわけで、教育でどうこうしようにも時おり差別意識の根深さが顔を出します。今(2020年6月)アメリカで起きていることはまさにそんな感じですね。

どうしても差別/被差別というやや重めのテーマが作品を通じて流れているように私は感じていた分、TRIGGERらしいいつもながらの勢いとテンポでアゲていく手法とは相性が悪いように感じました。
よって評価は中の中。作品に通底するテーマを重要視すると物足りなさが残る。しかしながら、伝統芸ともいえるキャラや演出で魅せるやり方はは健在でかつ1クールで綺麗に収まってる点は評価したいかしら。そんな感じです。
どんなお話か他の作品で例えてみると

例① 悲壮感の欠片もない『東京喰種』

喰いはしませんが設定は似とるのであります。

{netabare}・獣人は圧倒的少数で個体としては人間より強い
・主人公が医療の力で人間から獣人へ
・獣人コミュニティはいわば修羅の国
・両者の反目と融合を模索する物語設定
・人間側のラスボスが実は…{netabare}(和修一族かいっ!){/netabare}という展開{/netabare}

例② 製薬会社性悪説

ゾンビ化はしませんよ。言葉遊びです。 

{netabare}主人公がタヌキかアライグマかいまいちよくわかってないのですが、英訳するとracoon dogもしくはraccoonとラクーンです。で製薬会社がいっちょ物語に深くかんでます。この際みちるを全面に出して“アニマシティ”をタヌ…“ラクーンシティ”とスタイリッシュに。“獣人化ウィルス”を“T(タヌキ) - ウィルス”と語感を整えても良かったかもしれません(適当)。
念のため注釈加えとくと出典はバイオハザードです。{/netabare}



前述の“作風”と“テーマ”との相性の悪さに拍車をかけたのが主人公の「頭お花畑」っぷりかしら。
{netabare}第一話からして祭をぶっ壊されて自分も殺されかけてんのに、敵方を助けようみたいな展開がどうも性に合いません。{/netabare}
ある意味、定石なんですけどね。そこからの成長が楽しみだったり見どころだったりするので気にしなきゃ無視しちゃってかまいません。それはつまり、そこクリアされてれば楽しめるってことでしょう。


■声優さん

主役の諸星すみれさんと細谷佳正さんはこの際スルー。
バルバレイ・ロゼ市長役で高島雅羅さんがフル回転で登場されてます。スポット出演の多い印象だったので貴重な気がします。貴重といえばみちるの親友なずなでの長縄まりあさんですかね。てっきりロリ声専任声優(失礼っ!)かと思ってたのですがJK年代らしい発声もできるんですね。当たり前のことなんでしょうが勝手に驚いてました。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.07.02 初稿
2021.03.07 修正

投稿 : 2024/11/30
♥ : 55

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

TRIGGER作品は期待を裏切らない(笑)

キルラキル、リトルウィッチアカデミアでお馴染みの「TRIGGER」の作品。

二転三転する物語は、最後まで目が離せず、秀逸でしたね。

作画はTRIGGERですからね。良く動く。表情豊か。
非の打ち所がありませんよね。

声優さんも良かったと思います。
主人公・みちる役の諸星すみれさんは、今後ご活躍を期待したい声優さんの一人ですね。

キャッチーなOPは作品は作品のイメージともピッタリです。

お気に入りの棚へ直行の作品です。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

複雑な世界を単純化して問題を提起したことに、一定の価値はあったとは思うが。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンル分けは、難しい。

獣人だけが暮らす街、アニマシティでの生活を通し、世界を見つめていくという話。

アニオリ作品。テーマとしては小難しいのですが、そこはTRIGGERというふりかけをかけていますから、わりと勢いでも観られます。

小難しいことを考えて観るも良し。ノリと勢いで楽しんで観るも良し。中途半端とするかハイブリッドとするかは、貴方次第(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本的に、映像表現のセンスが良く、TRIGGERらしい迫力や勢いもある、クオリティ高いアニメだと思う。

このアニメは、獣人を描いているようで、人間社会を描いている。

「差別」「宗教」「ボーダレス」。内包するテーマは、とてもアニメ1クールで解決できるような軽々しいものではないので、いずれも問題提起で終わったような印象だったが、かえってそれが、「難しくなりすぎない」絶妙なラインだったのかなとも思う。

ただ、本作で一番惜しかったのは、「人間社会」を断片的にしか描いていないところだ。

獣人が人間から差別されるというのは、獣人が個体として人間より強いことと、人間が圧倒的に多数派だから。数の暴力。それはまあわかるとして、

「獣人は人間の恩恵を受けていないのだろうか?」

という疑問があった。アニマシティは獣人だけが住む街なのだが、アニマシティを作るための資材は? 重機は? インフラの維持は? 食料や水は? 経済は?

全て獣人達は「自給自足」できているのだろうか? 人間を嫌う歴史的な背景や、彼らが迫害されてこの街に来たという経緯、つまり、「過去」はしっかり示されている。納得もできる。

でもじゃあ、「現在」は? アニマシティ以外に住む獣人達の意思や思想は?

アニマシティは、ある意味「偏った社会」だ。ここに住むのは、人間社会からはじかれた、或いはそこに染まることを良しとしなかった獣人達であり、彼らの意見が人間社会にとって厳しいものになるのは当たり前。

だからこそ、その「一部」の意見を「全部」のように見せるのは、ちょっと危うさを感じた。

「差別」という繊細なものを扱うのであれば、「アニマシティで暮らさないことを選択した獣人の意見」や、「アニマシティを排除しようとする人間の意見」「アニマシティを好意的に捉える人間の意見」、「人間社会と積極的に関わろうとするアニマシティの獣人の意見」など、様々な立場からの意見を中立的に見せ、視聴者に考えさせるべきだろう。

そういう意味で面白かったのは、第4話(人間社会に憧れるマフィアの娘が、人間社会に向かう話)。あれは最後に人間が完全に悪に描かれたけど、ああいう単話のエピソードを色々繋ぎながら、オムニバスっぽくまとめてくれたら、もっと評価は出来たなと思った。

私は基本的に、社会的に弱い立場の人間に感情移入してしまうが、それは心情的なものであり、社会システムとして何が正しいのかというと、そんなにシンプルに物事は決められないのかなと思う。

例えば、私たちの暮らす日本(東京)は、シンガポールに次いで「清潔な都市」とされていて、それは日本人のモラルの高さも大きいから誇って良いと思うけど、一方で日本は、世界屈指のゴミ輸出国であり、大量のゴミを海外に捨てている。それは恥ずべきことだが、ただ、日本のゴミを受け入れることで収入を得て、生活している人々もいるから、安易に否定もできない。

このように、世界は複雑に絡み合っているものだ。でも、このBNAの世界は、何か「二元的でシンプルな世界」に思え、そこが、物足りなさを感じた原因だった。

ポイント、ポイントでは「凄い」と思う要素はあった。例えば2話。風俗街のママの話。獣人の社会の原則は弱肉強食だから、メスの立場が限りなく低いという設定。本作では「正義」の側に描かれるアニマシティを、単なるユートピアにしないためには大切なエピソードだと思った。貧民街の野球チームも然り。

例えば7話。渡り鳥の兄ちゃんの話。渡り鳥獣人にもしっかり人権を与えられたが、渡り鳥獣人にとってはそれがいい迷惑で、人権に縛られることを嫌う獣人の話。「人権」は「人が生まれながらに持つ、人らしく生きる権利」だが、それはあくまで人間目線で、(それが好意や善意からのものであっても)価値の押し付けにしか過ぎないという指摘には、1本取られた。なんか、欧米を揶揄してるのかな?とも思ったけど、相手の文化や風習をしっかりリスペクトした上で、互いが生きやすいように妥協点を探るってのは大事だなと思った。

10話の、心の拠り所を、偶像(アイドル)に頼るというのは、無神論者からすればバカバカしいが、宗教にも社会の中で果たすべき役割はあるという、非常にフラットな視点も良かったな(私自身も、何の神様も信じていないが、神様を信じる人を否定する気はない)。同時に、ボーダレス社会のムリも描いていたし。

こういう良い話が散見されながら、うまく繋ぎきれなかったところが、本当に惜しい。シローを主軸に置いたバトル展開よりも、タヌキ娘が色んな考え方に触れ、自らの生き方を決める話が良かった。シローを脇役の1キャラで使い捨てるくらいの覚悟があれば、違ったな~と。

とはいえ、アニオリ1クールで、ここまでちゃんとまとめているアニメは少ないから、基本的に、良いアニメではありますがね。

あと、「そろそろ黒幕じゃない製薬会社」が観てみたいです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
映像のセンスの良さは、流石TRIGGER。決してユートピアではない。獣を描くことで人間を描くのね。

2話目 ☆4
ふ~ん、獣人も人間の姿で過ごすんか。弱肉強食の獣人の世界で、メスの地位は低い。これ、獣人の先史を知りたいな。

3話目 ☆4
製薬会社は、大抵、黒幕(笑) 不満げな、分かりました(笑)

4話目 ☆4
おお、ここでちゃんと、歴史を抑えるのね。痒いところに手が届く。当然、こういう世代も出てくるし、人間社会に憧れをもったりもする。逆に、人間の若い世代では、獣人をもの珍しがったり、ファッション感覚で肯定的に捉える人もいる。

5話目 ☆4
TRIGGERらしいというか、熱い展開だった。ミチルに仲間ができた。

6話目 ☆3
銀狼。食い物もらわないと助けない奴が神様なわけない。うちら、何にだってなれる。なずな、なかなか裏がある。というか、普通の子なんだろうね。

7話目 ☆4
なるほど、人権があることが必ずしも良いことではない。人間の視点だもんな。カッケェやりとりだな。政治的な複雑さが増してきた。

8話目 ☆3
罪人と二人きりで会えるシステムなのがな。犬のお巡りさん(笑) まあ、シロー銀狼は分かりやすいけど。

9話目 ☆3
とにかく、ウソくせぇな(笑) キモいから(笑)

10話目 ☆5
ニルヴァジール症候群。本当か? ただ、筋は通っている。人間が獣人を差別し、獣人は人間を憎む。宗教、アイドル、心の拠り所。市長のやり方が一番りにかなってるよな。ミニアニマタウン計画。ボーダレスによる弊害。これ、アイドルとして注目を集めさせ、銀狼(偽者)をライブ中に殺害。全ての獣人にストレスを与え、暴走を促す。その上で、薬を大量に売る。そんな流れかな?

11話目 ☆4
1話の涙は、感涙か。なるほど、人間が獣人になる恐怖と、獣人が人間になる恐怖は、等価か。

12話目 ☆3
ラストは力業で大団円。まあ、それも良し。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/30
♥ : 32

81.5 2 獣人で変身なアニメランキング2位
異世界食堂(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (830)
3870人が棚に入れました
オフィス街に程近い商店街の一角、雑居ビルの地下一階にその店はある。
猫の絵が描かれた看板が目印の、創業70年の老舗食堂「洋食のねこや」。

どこにでもありそうなこの洋食屋の扉は、週に一度”特別営業”の土曜日にだけ「ある世界」とつながる。
異世界の様々な場所に現れる扉を通じてやってくる、生まれも文化も、種族すらもバラバラな「向こうの世界」の客たち。
そんな彼らが分け隔てなく料理に舌鼓を打てる、不思議な”魅力”がここ「異世界食堂」にはある。

この店で生まれる異世界と現代、食堂に集う人々と店主、そして料理との一期一会を描く、温かい出会いの物語。

声優・キャラクター
諏訪部順一、上坂すみれ、大西沙織、安野希世乃、伊藤静、清川元夢、大塚芳忠、立木文彦、杉田智和

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ご飯の作画にどこまで本気出せるか…? (種族交流のサロンとしての魅力も!)追記:「ねこやの扉」による類似作品との差別化

ヒーロー文庫刊行の同タイトルのラノベが原作で、既刊3巻とweb版(「小説家になろう」掲載)も既読です。

3巻目相当分くらいからweb版と大きなストーリー分岐が発生してて、web版の更新はいま多分止まっていると思います。

原作の特徴は食べ物の材料や調理方法の記述が具体的である一方、材料の呼び名は「異世界風」になっていることです。料理に一定以上の知識があればこちらの世界のどのような材料かは想定可能なのでそれを思い浮かべながら読むのが楽しみの一つだと思うのですが、それはアニメという媒体では再現不能だと思うのでどのように演出するのかが楽しみです。

そこを失敗すると駄作への道をまっしぐら…?

ただ、異世界から見ると「異世界」にある本作の舞台「洋食のねこや」が異世界の各種族から見ると中立の「社交サロン」化していて、そちらの人(?)的交流面からのドラマも楽しめるとは思います。

ご飯一辺倒の作品ではないので、そちらにも期待しましょう。

2017.6.19追記:
公式からPV来ましたね。やはり深夜アニメとしての「華」(ヒロイン)は必要ということで、想定通りアレッタ投入は原作と異なり放送開始早々となりそうですね。あと、店主が原作でイメージしてたよりはイケメン風(笑)。

2017.6.22追記:
PVにもキャラクター紹介にもいたから、クロも早期投入ですね。原作だと3巻からですけど…。
==↑以上は、放送開始前のレビュー ============================

2017.7.4追記:
初回を視聴。とりあえずAパート「ビーフシチュー」で赤の女王、Bパート「モーニング」でアレッタ登場。「ねこやの扉」に関する説明は、次回以降ですかね。

料理名が各話タイトルになるのは原作通りのようです。原作自体が短編連作形式なので、少々のストーリー順変更は問題ありません。食べ物の作画は良かったです。まあ、ダメだったらこのアニメ自体が台無しですが。

2017.8.22追記:
第8話視聴完了。トレジャーハンターであるサラの、妹であるシアが登場しました。それと洋菓子屋「フライングパピー」の存在がアニメ作中で明らかに。原作ではこのエピソード以降、サラの自宅も何度か出てくるようになりますけどアニメではどうでしょうね…?

2017.8.29追記:
アニメのラナーは「褐色巨乳ボクっ娘異母妹」で属性盛りすぎ、満貫です(笑)。なお、原作で男っぽい口調で話す描写はあるものの明確な「ボクっ娘」設定については書かれていません。

2017.9.19追記:
最終回視聴終了。肝心の食べ物の作画ではなんとか持ちこたえたものの一部作画に微妙な点はあったかと思いますが、まあ合格点ですかね。

ストーリー的には原作のエピソード順を変更したり複数のエピソードをまとめたりしつつ、シリーズ構成的には破綻なくうまくまとめたということでこちらも合格点だと思います。

最終回で「ねこや」がつながった異世界と店主の関係についてもある程度は明かされ、作品的にも原作の販促という点でも期待通りかそれ以上の成果は出せたのではないでしょうか。

反響によっては2期目の制作もあり得ると思います。原作のストック量的には問題はないと思いますので、期待したいところです。

2期目があれば、原作には出てきていてまだ未登場のキャラクターもいますので追加キャストにも期待したいところです。

2018.4.18追記:
現代の日本人が異世界に転移なり転生あるいは店舗が異世界につながるなどして、そこで現代日本で知られる調理技術や食材、調味料などにより異世界では知られていない料理によって無双する話は数多あります。

そんな中で本作品を他作品から差別化している要素は、使用期間が限定される転移ゲートである「ねこやの扉」です。

しかも異世界側の入り口が一つではないことによる来客の多様性とか、異世界側では一ヶ所の扉は1グループしか使えないことによる利権の発生とかが物語に深みを与えています。

それに扉がつながるのは土曜日だけということで店舗経営上の疑問も低減されますし、「扉」以外は現代日本なので食材や調味料の入手も自由度が高い(どちらの世界の食材も使用可能)です。

メニューは現地語により説明込みで記載されているのもポイントです。人間は案外食には保守的で、選ぶ自由度がある状況下で本当に得体がしれない物を食べる人はなかなかいないと思います。

類似作品と比べて、本作品は設定が練られていると言えるのではないでしょうか。

……などと別のアニメ作品を観て思いました、まる。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 78
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なんだか幸せな気分になれる作品

原作未読。最終話まで視聴。

美味しい料理を食べた時の笑顔が、とても素敵な作品。
そして、そんな笑顔を見ているだけで、なんだか幸せな気分になれる作品。

この作品に出てくる料理は、どれも、我々にとって馴染みの深い物ばかり。
高級食材を使うような特別な料理など出てこない。
そういうところが良い。

しかし、どの料理も美味しいのに、{netabare}同じものばかり注文する{/netabare}不思議なお客さんたち。
きっと『週1回』というのがポイントなんだろうな。
毎日だったら、飽きちゃうよね?さすがに・・・。(笑)

あと、深夜アニメにはちょっと酷だよね?
見てるだけでお腹空いちゃう・・・。(笑)

投稿 : 2024/11/30
♥ : 70

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

注文はさほどない料理店

原作未読

さほどないといいますか客それぞれで食べるもん決まってますね。

異世界の名を冠した『食堂』と『居酒屋』
私は『居酒屋』が先。大同小異。中身はほぼ同じといって差し支えないかと。比較しようと思いましたがやめときましょう。あっちがきっかけで出会った作品に感謝です。逆もしかりでこちらが先で気に入られましたらあっちに食指を動かしてもいいでしょう。

なんのこっちゃ!?な方向けに説明すると、現代世界の食堂と異世界が繋がって異世界人が舌鼓を打つという作風が似通った作品が二つあるということです。そのうち三匹目のどじょうが出てくるかもしれませんが今のところ二つ。『異世界食堂』が先のようなので食堂畳んだ後同じテナントで居酒屋に業態替えして営業続けてるようなもんくらいで受けとめてる私です。
相変わらず異なる世界同士で通貨の概念どうなってんのか?とかありますが、ツッコミはいたしません。空腹時に鑑賞しましょう。


やっと作品について。。。。
おおむね第1話で登場したキャラクターたち各々のバックボーンを全12話かけて辿る感じ。
洋食屋“ねこや”は週一の土曜日にどこでもドアみたいなのが現れて異世界と繋がります。人間もいれば人外さんもおる世界です。店主である主人(CV諏訪部順一)が提供する料理は異世界人(あ…人外さんもね)にとって初めて口にする逸品料理ときました。

基本はAパートとBパートで別のエピソードが用意されていて、「マジうめー」と感嘆する異世界人(あ…人外さんもね)を眺めながらこちらも腹を空かせてくアニメだと思っていただければよろしいかと。どんな料理かどう感じているかは全てキャラ達が喋ってくれるので何も考えてなくても全く問題ありません。オーバーリアクションはないけれども台本のセリフ量は『ミスター味っ子』並に膨大でした。

そしてちょっぴり人情噺。
食は人生。異世界人(あ…ジンガ…略)の人生背景を説明した上で『ハイ、この料理!』って段取り。
『美味しんぼ』で高知出身の京極さんに四万十川の鮎をおもてなししたエピソードがあって、土佐人だからこそ特別な「鮎」になるという単なる味の良し悪しに留まらない意味合いのネタだったと思うんですが、そういった粋な仕掛けが随所にありました。

 飯テロ プラス α

なのです。
ちょっと言い過ぎかな。重くはならないちょっぴりいい話があることでただのメシウマ作品にはならず完走できることでしょう。1エピソード10分ちょっとショート刻みなのも正解に思えます。
洋食屋“ねこや”です。少しばかり…その店名から『山猫軒』みたいなホラー展開があるかと思いきやそれもなくただひたすらありふれた日常にほっこりする佳作。
それこそ“異世界もの”に食傷気味なら箸休めにちょうど良いのではないでしょうか?



※余談

■なんとなく気分のいい理由

しつこいようですが『食堂』と『居酒屋』は大同小異です。

 飯テロ × 人情噺 × 気分いい

実は最後の“気分いい”はがっつり『居酒屋』にて説明しておりここで二重で書くのもなんなので自粛。
端的に料理は進化しているんですよね。一例挙げると冷蔵技術がなければキンキンに冷えたビールは不可能です。技術革新が料理の味に直結します。それに嗜好の多様化。マグロを食べるCHINESEが増えて高騰したとかね。それに生で卵を食べられるのって日本ぐらいだよって話は有名ですけど、TKGのウマさに気づいたら欧米でだって品種改良進むでしょう。

現在進行形でメシは美味くなってますから、いかにも中世みたいな世界では推して知るべし…です。


週に一度の毎週土曜日開かれるその扉。
来訪する客にとっては安息日の前日、六日間の労働を労う意味もあったんだろうと、ドラゴンもおいらも変わらんなぁって混乱し始めてきたところでお終い…



視聴時期:2020年12月

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2021.03.14 初稿
2021.10.17 修正

投稿 : 2024/11/30
♥ : 54

66.0 3 獣人で変身なアニメランキング3位
キリングバイツ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (248)
912人が棚に入れました
平凡な大学生・野本裕也(のもとゆうや)は、謎の少女・ヒトミと出会う。ひと気のない廃棄場にて、野本は彼女が獣の姿に変貌し、獅子の怪物と死闘を繰り広げる様を目撃する。彼らの正体は、人類の頭脳と獣の牙を併せ持った「獣闘士(ブルート)」。そしてヒトミは、最強の闘争本能を秘めた獣闘士「蜜獲(ラーテル)」だった。獣闘士たちは、古来より日本経済を支配してきた4大財閥、三門・八菱・角供・石田に抱えられ、その代理人として決闘を行い、覇権を争ってきたのである。そして野本もまたヒトミと出会ったことで、この獣闘士たちの熾烈な戦い「牙闘(キリングバイツ)」に飲み込まれていく──。

声優・キャラクター
雨宮天、羽多野渉、内田真礼、上坂すみれ、赤﨑千夏、潘めぐみ、浅川悠、本田貴子、柴田秀勝

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

俺のコブラキャンぶちこんでやるぜ!!

これはセーフなのかw
爬虫類ち○こだからオッケーかw


原作パラパラと見ましたが、なんだこのつまらない漫画はと思ってた作品のアニメ化。

物凄いB級感漂うけど視聴してるうちに面白くなってしまう。
恐ろしやエロパワーw

前期だと十二大戦の寅ちゃんお尻に惚れたけど…
今期はラーテルちゃん君のお尻に惚れたw

意外と動くバトルとなぜか笑ってしまう濃いキャラが見てて楽しい。

視聴完了
B級アニメのお手本みたいなアニメでした。
作画が京アニだったり、きらら系の「ゆるほわ」なキリングバイツ…見たくないw
作画が少し汚くて、お色気&バトル…これですね。

主人公より上坂すみれさん演じるウサギちゃんが一番目立って可愛くって好きなキャラだった。

最後に2期あるかの様な締め、またするなら見たいです。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 27

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

MARSランカーが火星や地球の命運をかけずに闇の賭け試合をやってる感じ?(本編と関係ありませんが、オシエちゃんが好きです。)→ 視聴終了、良かった!

第1話を視聴しました。原作は知りません。タイトルの「MARSランカー」はテラフォーマーズから。

まあ、「獣人」ということらしいのでベースが哺乳類以外の人は出てこないかもしれませんけどね。この作品に出てくる獣人はオカルト的な天然ものではなくて、遺伝子改造系の何らかのテクノロジーによるものらしいです。作中では獣闘士(ブルート)と呼ばれています。

賭け試合「牙闘(キリングバイツ)」は(表向きは戦後に解体されたことになっている)大財閥の代理戦争的なものらしいです。主人公(?)の大学生、野本裕也(のもと ゆうや)が行きがかりでこの賭け試合に巻き込まれていくという第1話でした。

裕也が組むことになるヒロイン(?)の宇崎瞳(うざき ひとみ)はラーテル(和名: ミツアナグマ)というメジャー感はないけどわりと獰猛な奴をベースにしたブルートです。

この手の異能バトル作品にありがちなのは「どんなに強そうでも男キャラから死んでいく」展開ですけど、本作ではどうなんですかね(笑)?

2018.3.6追記:
「導け!オシエちゃん!」が密かに気に入っています。本編と関係ない瞳たちとそのクラスメートのオシエちゃんによる日常パートと、それに絡んだ蘊蓄が語られた上で「だが、オシエちゃんは獣人でも何でもない!」の台詞と不遇なオシエちゃんで締める安定のCパート…(笑)。

2018.4.1追記:
最終回まで無事完走。特に期待して観てたわけじゃありませんが、バトルものとしては意外と良かったんじゃないでしょうか。

哺乳類縛りはありませんでした。爬虫類のワニとかコブラとか…。

「バカなバトル作品をやるんだ」という割り切りというか開き直りというか、変に気取ったところのない良作でした。動物の習性に関する蘊蓄とかも、バトルを邪魔しない適度な感じで良かったです。

最終回にも意外性がありましたし、原作の続きが気になるけどきちんと1クールの話はけりをつけたちゃんとした終わり方でした。

多彩な顔芸で楽しませてくれた三門(みつかど)の陽湖(ようこ)も、ありがとうございました(笑)!

投稿 : 2024/11/30
♥ : 27
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セクシー&バイオレンスなケダモノバトルアニメ

あらすじ

{netabare}この国の政財界を支配する四大財閥。そのパワーバランスは裏で開催される
獣人の戦士「獣闘士(プルート)」同士のバトル「牙闘(キリングバイツ)」で決められて来た。

平凡な男子大学生はしょーもない理由から(←本当にしょーもないw)
牙闘に挑む獣闘士「蜜獾(ラーテル)」に遭遇し、戦いの渦に巻き込まれて行くことになる……。{/netabare}

同名原作コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 3.5点】
本能の赴くままにバトル描写するためのシンプルな構成。


上記の超設定による土台の上で、
序盤の小競り合いを経た後、中盤以降は、各獣人の回想も交えつつ、
ひたすらチームバトルロイヤル大会の描写に徹する。

エロ要素も{netabare}雌と交尾することしか考えていない蛇さんや、
発情フェロモンを撒き散らす猫さんなど、{/netabare}
お下劣な獣人も逐次投入されショーは低俗化。


毎回、波乱が巻き起こったED後には、おまけアニメ「導け!オシエちゃん」が挿入。
ヒロイン・ラーテルと共生関係にある鳥の如き性格を百合妄想として爆裂させ、
混迷に拍車をかける。


このままでは評点は底割れ必至だが、
こんな獣人バトルのために広げたような陰謀論設定の大風呂敷を、
1クール、一大会で、それなりに畳んでみせ、
意外と着地は決まっている。


【作画 3.5点】
ハミ尻美女獣人が躍動ということで、どーしても尻にばかり目が行ってしまいますがw
肉体描写は体幹を中心にまずまず。

その上で各ケダモノの特徴を再現した技の応酬など、
部位欠損も辞さないグロ表現も交えて
描写されるバトル作画は中々刺激的(あとはエロもw)


【キャラ 3.5点】
男子主人公は典型的な意志薄弱の流され体質。

ですが、これは獣人アニメ。人間主人公の影が薄くて何が悪い?
とばかりに開き直り、イライラは通り越すためか、
不思議とストレスは感じませんでした。


各獣人の性格&バトル設定を補強するケダモノイラスト解説は、
やや誇張やこじつけを疑わせる内容もあるもののw
ギャグ含みの煽りと割り切れば、盛り上がることも可能。

ヒロイン獣人・宇崎瞳の元ネタが小型食肉類のラーテルというのは変化球だが、
ドン引きする位の不屈の闘志など、
バトルの王道にマイナーなケダモノのしつこい性格がマッチ。


百獣集結の中、私のお気に入りはラビこと稲葉 初(うい)。
脱兎の如く逃げることと、穴を掘ること以外は、ほぼ戦闘力ゼロのウサギさんが、
凄惨な獣人バトルロイヤルに投入される悲劇は、癒やしももたらす一服の清涼剤でした。
(最後の{netabare}適者生存のオチも読み通りでしたが笑えました。
俺、あの会場にいたら多分ラビにベットするので一人勝ち確定ですw{/netabare})


【声優 4.0点】
全体的にテンション高め。

ヒロイン・宇崎瞳(ラーテル)役は雨宮 天さん。
「牙が鋭い方が勝つ!」(←毎回、決め台詞が強引w)と吠える勇ましい獣人ヒロインボイスに燃えるか、
男子主人公を「殺すぞ!」とパシリにするオラオラボイスに調教されるか、
反転、祠堂さんに手懐けられて頭をナデナデされる甘えボイスに萌えるか、
どれでも、お好きな方をお選び下さい。


ライバル・三門財閥を率いる令嬢・陽湖を演じた潘 めぐみさん。
形成有利の時は上から目線で勝ち誇り、不利の時は狼狽え、絶望する、
起伏の激しい明快なボイスでショーアップに寄与。
(最後は、{netabare}エロ的な意味でケダモノの餌食に……{/netabare})


ナレーション役の諏訪部 順一さんは獣人解説等で、
CV.篠崎 舞さんは司会進行役&次回予告で会場過熱に貢献。


私のツボ:毎回おまけアニメにて「オシエちゃんは獣人でも何でもない!」
のナレーションで締めるグタグタな幕引き。


【音楽 4.0点】
劇伴はロック中心で押しまくり熱戦を煽る。

OPのfripSide「killing bites」も今回はロック寄りのアレンジで闘争本能を追求。

EDもロックバンド・キツネツキの「ケダモノダモノ」
“あのコはどっから見ても ケダモノだもの”
ED映像……どっから見ても、美女のセクシーボディでした。
ありがとうございましたw


【感想】
ケモノで萌えだのフレンズだのも結構だけど、
たまには野生の本能剥き出しで、しばき合う(絡まり合う)やつが観たい!
などと欲望の赴くままに視聴したので満足度は高め。

ケモノアニメも近年は、ケモ耳からガチの獣人まで、癒やしからバイオレンスまで、
テーマなしのノンストレスな内容から、獣の設定を社会風刺に用いた重厚な内容まで、
幅広いラインナップで、気分に応じて視聴選択できて、
ケモナーにとっては幸せな時代ですね。

ロボットアニメにもソースを少し分けて欲しい位ですw

投稿 : 2024/11/30
♥ : 25

75.0 4 獣人で変身なアニメランキング4位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (672)
3004人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

この手の作品の原作者が不憫で不憫で・・・。

原作未読。最終話まで視聴。

どうして、異世界で最強な主人公(主に♂)は、横柄な言動になっちゃうんだろう。
このせいで多くの作品が『駄作』と酷評されているのに、全く後を絶たない。
この手の主人公って、視聴者の反感しか買わないのに・・・。

こういう作品を描く原作者(脚本家か?)って、よほどこっちの世界で不遇なんだろうなって・・・。
「最強」=「モテモテ」=「ハーレム」って発想が、そもそもモテない男子の発想だし・・・。
ちょっと寂しい人なんだろうなって・・・。
凄く不憫に感じちゃう。

吸血鬼(♀)が主人公に師事する理由が明かされないまま物語が進む。
うさぎにしても、竜神族にしても似たようなもの・・・。
「主人公強い」=「ついて行きます」
たったこれだけ。
原作者が不憫で不憫で・・・。

明らかにカマセな同級生冒険者たちの様子が度々描かれるのは秀逸なんだけど・・・。

ただまあ、ハーレムラブコメとしてはまあまあ面白いので、続きがあったら多分視聴しちゃうでしょうね。
あくまで、ハーレムラブコメとしてだけどね(笑)。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 47
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

盾の勇者の成り損ない。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
もはや、なろうの代名詞になりつつある、異世界転生&主人公最強系。

今期(2019夏)の「なろう原作アニメ」は、なかなかヒドイ作品が多かったのですが、不愉快度でいくと、個人的には、本作がトップです。

というか、私の中で、「なろう系歴代最下位」になったかもしれません。前半がやや良かっただけに、後半の残念さが際だってしまって。もったいなかったです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、前半(1話~5話)の感想から。

やりたいこと、やろうとしたこと。つまり、設定は悪くなかったと思う。

クラスメイトが丸ごと転生したこと。現実世界での人間関係(いじめ)を転生先でも引きずること。周りは強い職業に転生したのに、自分は弱い職業に転生したこと。

他のなろう系に比べると、充分に個性的だし、面白くなる要素はあったと思う。でも、

①現実世界、および転生先でのいじめの描写が弱く、主人公の動機付けとして不十分。

②ありふれた職業=錬金術師なんだろうけど、異世界での錬金術師の位置付けがされてないので、弱さが演出されていない。てか、鋼のおチビさんもいるから、アニメ(漫画)好きにとって、錬金術師は強いイメージだし。

③食えば食うほど強くなるという戸愚呂兄的な感じだが、それが「錬金術師」と結び付かない。「料理人(どんな物も食べられるスキル)」とかなら分かるが。

④神結晶と神水&魔獣化というチート化も、吸血鬼(ユエ)発見によるチート化も、基本的にはラッキー。努力じゃない。だからイマイチ応援できない。

などの荒さがあり、勿体ない作品だと思っていた。これは、原作由来のこともあるかもだけど、構成面や説明不足は、アニメ化に際しての問題が大きそう。

などの疑問点はあれど、普通には楽しめていたんですよ、前半はね。

それが、1週の休みを挟んでの後半から、、、なんだ、このクソアニメは?

さらにヘボった作画。初代プレステ並みのCG。クソ寒いギャグ。ただのエロハーレム。謎の挿入歌や文字による謎演出。性格も目標も変わりすぎてもはや原型のない主人公。

なにひとつ誉める要素が見つからず、☆1の連打になってしまいました。6話目以降は、他のなろう系に比べても、かなり酷い出来。

現代武器の錬成とか、本当に「なろうらしい」。

自分の想像力を高める気概がないため、周囲の文明レベルを下げることで、実在する兵器が最強武器になるという、お手軽なロジック。周りを下げるのではなく、自分(の想像力)を上げることに力を注いでほしい。

さて、ここから、ほんっっっとうに、な~んの根拠もない、最悪の邪推をします(笑)

本作、1度アニメ制作に取りかかったものの、原作者からのストップがかかり、作り直されたんですよね?

んで、本作の「前半はまだ観られるけど、後半はマジクソ」というクオリティ。

もしかしたら、原作者へのリベンジというか、ある程度のクオリティでgoサイン出さしといてのクソアニメ化、、、いや、それは流石にないですね。アニメ制作会社も損しちゃうし。

という邪推を、思わずしてしまいそうになるくらい、ドイヒーなアニメでした。

まあ、唯一誉めるところといえば、敵はちゃんと殺すところかな。あと、ユエは可愛らしい。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
インパクト重視にしたんだろうけど、時系列を逆にしたのは、分かりにくくなったかな。しかし、1話にして、チートに一直線やん。あと、やたら説明臭いな。

2話目 ☆2
いやまず、先に門番食えよ。奥に強い奴いるのが定番じゃん。

3話目 ☆3
ユエがなかなかに可愛いw なぜ、裸に? つか、ハジメ、まず服を錬成しろや。あと、義手とかは錬成できないの? レールガン錬成できるくらいなんだから、神経までは繋げられなくても、武器つけても良いし。

4話目 ☆2
なぜ、初っぱなからレールガンを使わない? エリクサー使い放題やな。なぜに、キス? え? レールガン全体攻撃なん? いやだから、ユエは死なないんだからさ。つか、わりと上層で作った武器以上に強い武器、作れなかったのかな? たかが崩落でダメージ受けるんかい。

5話目 ☆3
こういう、慎重にレベル上げていく展開は好きだな。でも、なぜ、エロを入れるかな。それがなけりゃ、結構良いのに。

6話目 ☆1
バカみたいなリスタート。この話はクソつまんないな。なんだ、あのバカみたいな挿入歌。総集編を挟んだ上で、さらにヘボった作画。ワケワカラン専門用語の連打。てか、主人公性格変わりすぎ。復讐どした? 相変わらずの説明台詞。文字による謎演出。

いったい、なんのために休んだんだ?

7話目 ☆1
え? ギャグシリーズ、エロシリーズ、続行? 初代プレステレベルの3D。そして、誰だ? なぜそこまでの信頼? あの魚で笑う奴いるか? そのディープは何のため? 最後のオチもひどい。なんだ、このアニメ?

8話目 ☆3
ああ、農業支援スキルあるんだっけか、先生。清水? まあ、こんな中2感ある格好を知人に見られたら、死んじゃうよなw 元クラスメイト、恨んでいる設定だよな。

9話目 ☆1
作画も酷いし、ネタも酷い。文字通り、クソみたいだな。

10話目 ☆1
いやだから、変な挿入歌やめろて。てか、先生、いじめに気付かなかった、救えなかった先生だよな? ゴリゴリゴリ押し。そこでの口移し、必要か? だったら清水を連れてくる必要あったか? 敵陣の中で拷問し、情報吐かせてから殺せば?

11話目 ☆2
何話か話をとばしたか? というくらい、意味わからん。唐突。シーマン、どのくらいの年齢まで分かるネタだ? 新たな幼女をゲット。

12話目 ☆1
ひでぇな、作画。どんくらい、戦闘から時間経ってるん? もう無理だろ。てか、そこで親バカギャグ? ひでぇな。一人死んだか。勇者、強いんだか弱いんだか。そこで南雲のこと思い出すか?普通?

13話目 ☆1
てか、パイルバンカーは、勇者パーティ(現代人)なら驚く必要ないだろ。いや、そこでこの軽いノリは、なんだ? そこでの嫉妬は、意味わからん。だったら序盤で、南雲とラブラブさせとけや。ますますのお手軽ハーレム。2期決定? マジか!?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/30
♥ : 34

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ありふれた異世界転生モノ。ありふれ過ぎですけど、なんとなくいいんです(*^^*)

みなさんのレビューにも溢れかえっている、
「もう異世界転生なろう系ウンザリ」っていうの、
まったくそのとおりなんです。
そのとおりなんですけど、
なんだか見続けてます。
別にムリに頑張って観てるって訳でもなく、
なんとなく~♪

なんか一緒に召喚されてきたクラスメートのいじめっ子に、
仲間の筈なのに後ろから攻撃されて、
酷い目にあって・・・って可哀想!!
というのは、ありました。

魔獣の肉を食べまくって能力アップって、
たしかに「ええええッ?」です。
でもメチャメチャ不味そうだから、
食べるの大変なんだろうなって思って、そこは許しちゃいます。
だって某国民的少年マンガなんて、美味しく頂いた木の実1個でいきなりチート化してるんだしw

で、本来はロリな展開は苦手なんですけど、
何百年も囚われてた美少女系吸血鬼が登場しちゃったし。
無駄なお風呂シーンとか、制作遅れで総集編とか、断念要素満載なのに、
また観ちゃいました。

そしたら、
ちょっとびっくりな、お色気担当?の残念ウサギさん登場!
と思ったら、残念ウサギは単体じゃなくって、
おじさんの残念ウサギとかもいる、
残念な群れでしたwwww
ここから、ギャグ展開?

自分を陥れたいじめっ子をやっつける話だと思ってたら、
急に、ノリが軽~くなっちゃって、
これはもう、転スラです。
なんにも考えないで、
ぼーっと眺めていられる異世界コメディになっちゃいましたwwww

そのうえ、凄い強そうな竜人が出てきたと思ったら
ドエム担当で仲間になっちゃうしwwww

高校生のときのメンバーも一人加わって、
せっかくキャラが揃ったのに
ここで終わりかあ、残念・・・って思ってたら、
エンドカードで、
まさかの2期制作決定!

なんだか自分でも理由がはっきりしないまま、
楽しみになっちゃってますw

これはきっと今、ハガレンFA観てるせいかも?
錬金術師最強説があったら、私、賛成票1票入れたいですww

投稿 : 2024/11/30
♥ : 33

63.4 5 獣人で変身なアニメランキング5位
擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (99)
264人が棚に入れました
時は、明治64年。舞台は、徳川慶喜が絶対権力を維持し続けている、もう一つの日本。国家は、独自のエネルギー源、"龍脈"を整備し、江戸時代と科学が混ざり合う、独特な発展を遂げた。しかし、そんな華やかな都市の裏で、革命の炎をくすぶらせ、政権打倒を目論む、反体制派組織クチナワが、うごめく。その駆除を任された、徳川政府の闇組織、「鵺」。幼い頃、家族を殺された雪村咲羽は、「鵺」の処刑人となり、その仇、蛇埜目を探し続けていた。

声優・キャラクター
三森すずこ、蒼井翔太、Raychell、伊藤彩沙、小林親弘

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ストーリーで持っていく感じ(キャラデザは最近のはやりのそれではありません)

== [下記は第3話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第3話まで視聴終了時点で、このレビューを書いています。

とりあえずここまでの3話では毎話誰かしら死んでますね。流血場面もけっこうあるので、その意味ではバイオレンス作品です。

舞台となる時代とかまったく違うんですけど、キャラクターデザインとか世界観とかはちょっと「バジリスク」シリーズを彷彿とさせるものがあります。キャラデザは個人的な好みからは離れているので当初視聴意欲は低めだったのですが、別に作画がダメということもなくストーリーもけっこう面白く感じたので観続けている状況です。

バジリスクは「忍術」の名の下に「そんなハズあるかい!」と突っ込みどころ多数な様々な技や謎のオーバーテクノロジーが披露されていましたが、本作では「龍脈」と「青い血」がそれを担っている感じです。明治維新を迎えずに徳川慶喜の治世が続いているらしいですが、そこは概ねの時代感覚の目安ぐらいに思ってあまり真面目に考えない方が良いかもしれないです。

とりあえず徳川慶喜の世をひっくり返そうとする反体制派組織「クチナワ」があって、逆に体制維持のために暗躍する「鵺」という秘密組織があります。主人公の雪村咲羽(ゆきむら さわ)は「青い血の一族」の者で、ある目的を果たすために「鵺」に所属して処刑人として働いているといった感じのお話です。

話の柱は「青い血の一族」に関する謎と、徳川幕府の行く末といったところでしょうか。またストーリーのあちらこちらで「敵討ち」的な構図もできています。そんなわけで、今後の話も楽しみになってきました。
== [第3話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.6.26追記:
最終話まで視聴終了してましたが、更新が遅れていました。地味な話だったなあ。私はわりと好きですけど、人気はたぶん出ません。

終盤で出てきた竹道凛子さんが一番ヤバい人でした。
History repeats itself.(歴史は繰り返す)

余談その1:
雪村咲羽(ゆきむら さわ)
月城真琴(つきしろ まこと)
花風エレーナ(はなかぜ えれーな)

鵺(ぬえ)の処刑人の三人で雪月花。きっとみんな本名じゃないんでしょうね。

余談その2:
密かにブシロード関連情報会社所属の声優が多くキャスティングされていて、主題歌はRAS(RAISE A SUILEN)が歌っていました。

とはいえ、WEISS SCHWARTZ「擾乱ブースターパック」とかが出ることはたぶんありません(笑)。いや、絶対にない!

投稿 : 2024/11/30
♥ : 22
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

悲しみに満ちた世界

全12話

徳川家が政権を握っている明治時代、青い血に不思議な能力をもつ一族の生き残りである主人公の雪村 咲羽(ゆきむら さわ)は、徳川政権の反体制派を処刑する組織の一員として一族の仇であるある人物を探し続けているお話です。

お話もですが、作画も暗く重いですね。

序盤で目的は果たせますが、ここからが長かったです。

お話は二転三転して、どのように終わるのか見当がつきませんでした。

最後まで観て悲しさや切なさが残った作品でしたね。
{netabare}
咲羽は何となく最後は亡くなるのだろうと思いましたが、まさかというか定番というか後ろから刺されて亡くなるということでした。

Cパートで大きくなった浅陽とエレーナの娘が一緒にいましたが、咲羽たちの意思を受け継いだのでしょうね。
{/netabare}
OP・EDともにRAISE A SUILENさんが歌っています。

最後に、咲羽役は三森すずこさん、インタビューで「魂を削って演じています」と言われているように迫真の演技でした。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 9

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

着物姿の美人が悲しい運命を背負いながら戦う、劇画調の和風ファンタジー

徳川慶喜が絶対権力を維持し続けている明治64年という架空の時代を舞台にした、和風ファンタジーアクション。全12話。
主人公の雪村咲羽は、特殊な能力をもつ青い血の一族の生き残りで、徳川政府の闇組織の処刑人という設定。上からの命令で反体制派と戦いながら、幼い頃に家族を殺した仇を探している、みたいな流れでしょうか。いちおう完走できたので、特別つまらないというわけではなかったですが、正直ストーリーにはそれほど興味を引かれず、三森すずこが熱演する主人公を毎週なんとなくぼーっと眺めていました。シリアスな劇画調の作風のなか、着物姿の美人の咲羽が悲しい運命を背負いながら戦っているので、そういう雰囲気が好きな人は楽しめるかもしれません。
作画は普通に問題なし。BAKKEN RECORDという制作会社は聞いたことがなかったのですが、タツノコプロのレーベルだそうです。音楽は、OP、EDともにRAISE A SUILENの楽曲が使われており、声のキャストも含め、ブシロード色が濃い作品でした。
最後まで観終わって、場面単位ではそれなりに印象に残る部分もありましたが、基本的に暗いお話で、なんだかあまりすっきりしなかったです。咲羽のキャラは嫌いではなかったので、もう少し単純に活躍するところを観たかったような気はしました。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 8

63.2 6 獣人で変身なアニメランキング6位
RPG不動産(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (166)
519人が棚に入れました
魔王が倒され、世界が平和になってから15年。風色琴音は、新居を探して「RPG不動産」に訪れるが、実はそこが琴音の就職先だった! 同僚は、自由でやんちゃなファー、仕事に厳しい僧侶のルフリア、可憐な見た目と裏腹な強さをもつ戦士のラキラ。 琴音は3人と一緒に力を合わせて、家探しに訪れる一風変わったお客さんたちからの無理難題を仲良く楽しく解決しながら、新しい住まいを提供していく。 大切な物件探しは「RPG不動産」にお任せください! 水のなかでも、雲の上でも、どんな場所だって、きっとあなたが喜んでくれる素敵な物件を見つけてみせます。異世界おしごとファンタジー、開幕!

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

たとえ何が起きようとも、琴音はファーの味方であり大親友

きらら系にしては珍しいストーリィ展開です。
最初は「きんいろモザイク」や「ご注文はうさぎですか?」のような、ゆるフワの癒し系アニメだと思ったのですが…
途中からだんだんシリアスになってゆきます。
特に第11話目では、ある場面で約10秒間、息をするのを忘れてしまうほど、悲しい出来事が起こります。
でも、最後はハッピーエンドなので安心してください。


この物語は、魔王が倒されて15年ほどたった頃のお話です。
もちろん異世界での出来事。

主人公の琴音(ことね)は、学校を卒業し、RPG不動産に務めますが、その不動産屋で起こる出来事をコメディータッチに描いています。
RPG不動産には所長(?)のルフリア、ルフリアの親友のラキア、どんな仕事をしているのか不明のファーがおり、琴音も含めた4人で、お客様の求める家を紹介します。

但し、お客様は人だけではなく、いろんな種類の魔物もいます。
魔物であるお客様が好む家は、私たちが通常考えるような家とは異質なものなので、毎回みんなが大変な目に会います。それでもみんなが協力して何とか乗り切ってゆきます。


でも、ある時期からドラゴンが出没するようになり…、しかもドラゴンが出没するときは、必ずファーがいないのです。
ファーは、しっぽが生えた女の子。そして琴音の大親友です。
琴音は、ファーが無意識にドラゴンに変身して町を壊しているのではないかと不安になります。
そして…

琴音のファーに対する友情が、とても美しく描かれています。
こんな親友がいるファーは幸せですね(^_^)。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 27
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ストーリーで推すのか、キャラクターで推すのか、設定で推すのか

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ファンタジー世界で不動産屋を営む、きらら系の可愛いキャラクターによる、日常のきゃっはうふふアニメ。

とても平和な世界観の中での、時折のシリアス。わりと好みは分かれる作品かな?と思います。私はやや苦手でした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ファンタジー世界での家探しという題材は、好みです。間取や条件など、異世界らしい特徴は確かにありました。

個人的には、「借り主の人間ドラマ(悩み)」を、「異世界らしい物件」がどう解決していくか、主人公達がどう繋ぐか、みたいな話を期待していました。そういう要素がまったく無かったわけではありません。

が、基本として、「不動産業」を魅せたいのではなく、「不動産業に従事する可愛いキャラクター」を魅せたいアニメで、そこが残念でした。

また、平和すぎるやりとり(会話)は、あまり好きではなく、もう少し毒がある方が好みです。

とはいえ、後半のようなドシリアス(コトネの死)からの力業ハッピーエンド(復活)のような急激すぎる展開も、流石にムリがあり。

ストーリーを重視し、終盤の展開を生み出すために、1話から伏線を散りばめながら丁寧に話を進めてきたなら良いのですが、、、シリアスをやるには丁寧さが足りず、きらら系の平和路線を貫くだけで面白い作品にできるほど、キャラクターに魅力があるわけでもなく。不動産業で魅せる程、お仕事の深さがあるわけでもなく。

色々なことが中途半端になってしまった勿体ない作品なのかなと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/30
♥ : 19

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ご注文は駅近築浅ですか?

【紹介】
ファンタジー世界で不動産屋を営む女の子達の話
「ドラゴン家を買う」と「ご注文はうさぎですか?」を混ぜたようなアニメ

【感想】
いい萌えアニメでした、こういうアニメ好きです
キャラクターはかわいくて仲良くわちゃわちゃやってるのが賑やかで楽しそうで、まったり癒されました
雰囲気がやわらかく、気軽にまったり見れる癒し萌えアニメで気軽に見れるところがイイ、とてもほんわかしています

欠点は内容がないことです、いちいちつっこんでるとキリがないです
例えばなんで従業員みんなで住民の物件見学会についていくの?とか・・・言い出したらきりがない
あとはファー関係の不穏な空気はこのアニメの作風とあってなくて、ただの萌えアニメでよかったと思います
でも萌えアニメなので、キャラクターがかわいくて仲良く雰囲気が良くてそれで充分だと思いました

作画は色使いとか町の雰囲気とかファンタジーって感じですごく好きです
でもキャラの目の間隔が離れ気味なのが苦手であまり好きじゃないのと、胸を強調した絵が多めなのも気になりました
あとは萌えアニメにしてはやけに露出シーンが多いのも気になりました

欠点ばかりあげてしまいましたが、まったり楽しめて好きなアニメです

投稿 : 2024/11/30
♥ : 18

56.9 7 獣人で変身なアニメランキング7位
スカルマン THE SKULLMAN(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (37)
232人が棚に入れました
現実世界とは異なる歴史をたどり、軍も存在する架空の日本。
最近巷で噂になっている「スカルマン」による犯行とされる事件の取材のため、野心家のルポライター・御子神隼人は、7年ぶりに故郷の大伴市に帰って来た。単なる一山村に過ぎなかったが、戦後大伴製薬を中心とする大伴コンツェルンの大規模開発によって、影の首都と呼ばれるまでなっていた。
この街で、隼人は、カメラマン志望の少女・間宮霧子と知り合う。霧子と共にさっそく市内で調査を開始するものの、骸骨男の手がかりはまるで得られない。
果たして大伴市に起こる事件の真相とは? そしてスカルマンとは一体何者なのか?
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「仮面ライダー」の原型となった作品なんですね。

あらすじは、影の首都と呼ばれる大伴市で発生した『骸骨男』による犯行と噂される連続殺人事件。
その事件の謎に記者の隼人とカメラマンの霧子が迫っていくってお話。全13話です。

内容としては、派手なアクションシーンがあるわけじゃなく、
淡々と進んでいくようなミステリー色の強い作品です。

少し物足りなさはありましたが、雰囲気やキャラも良くて、
思ってた以上に面白かったですw

ストーリー自体は、序盤から謎が多くてどうなるのかな!?って楽しみながら見れましたが、
序盤で全く謎が明かされないので、最後まで見ないと分からない事が多いです...
途中で切ろうか迷いましたw

もう少しテンポ良く謎を明かしていった方が見やすかったかな~って思います。
終盤は駆け足気味で、短い時間の中で説明が多く整理が少し大変だったのでww
{netabare} 前半、何故あんなにのんびりしてたのかな...!?
それと、最終話はあっさりし過ぎてて少し残念な感じではありました...{/netabare}

あと、エピローグは意味が分かりませんでした... 調べてみて初めて理解できたのですが、
最初は「えっどういうこと!? 」ってなりましたww
{netabare} 最後の隼人が手術して生き返らせられるシーン。(改造されて悪役になるらしい)
ココは『009』に繋げる作りだったんですね!!
と言っても、自分は009見てないのでよくわからなかったのですが...ww
とりあえず、作品同士を繋げるための演出だと理解しました。

それに、探偵のおじいさんが殺されたのも、その流れなんですね。
改造され生まれ変わった隼人は、事件のコト(自分のコト!?)を知る人を消しに来たという事なんだろう。
なので、きっとおじいさんを筆頭に皆殺されてしまうのでしょう。

なんか、すごいバッドエンドだな...ww{/netabare}

まぁ少し暗い内容だったりもしましたが、話としてはわりとまとまってたし、
個人的には結構楽しめたアニメでした!!

最後に、仮面ライダーの原型と言われる由縁も載せておきますねww
{netabare}テレビ局から“仮面をつけたヒーローもの”をやりたいという話が持ち上がった際、
石ノ森氏は『スカルマン』のテレビ化を提案したけど、テレビ局サイドから
「食事の時間帯の番組で骸骨は困る」と言われNGとなったそうです。
ごもっともな意見ですねww
それでも、スカルマンのようなキャラを登場させたかった石ノ森氏は、
スカルマンの顔(骸骨)が昆虫に似ていることに気付き、
バッタをモチーフとした仮面ライダーを誕生させたらしいです。(wiki引用です){/netabare}

投稿 : 2024/11/30
♥ : 19

アニオタチャンピオン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ダークヒーローにふさわしい結末

なるべくしてなった結末。
主人公の選択と結末が噛み合った作品を見たのは久々。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 3

MameJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ラストがこの上なく闇!

すごい!ダークヒーロはいろいろあるけど、この作品の描く闇は根深く重いです。
一連の闇が終わったと思いきや更にラストで暗黒の深淵に放り込まれる!

石ノ森先生。やっぱり凄いです。

投稿 : 2024/11/30
♥ : 3
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