片思いで中学生なTVアニメ動画ランキング 9

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の片思いで中学生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月06日の時点で一番の片思いで中学生なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.9 1 片思いで中学生なアニメランキング1位
みなみけ おかえり(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1783)
10687人が棚に入れました
TVアニメ第3期シリーズにあたる。2009年1月から3月までテレビ東京系にて放送された。2期とは対照的にオリジナル要素が少なくなり、単行本未収録の話を導入するなど大半が原作に沿った話となった。一方でOP前やED後に話を挟むなど、1期や2期とは違った手法を採っている。学校や3姉妹の家、冷蔵庫などは2期の一部の回と同じものである。また第2期シリーズと同じく正月の話から始まっているものの、必ずしも放送時期に季節を合わせず1期と同様に季節が進んでいく構成である。なお『おかえり』では季節が1周以上したが、登場人物全員が1期・2期と同じ学年のままである。

声優・キャラクター
佐藤利奈、井上麻里奈、茅原実里、水樹奈々、森永理科、柿原徹也、小野大輔、浅沼晋太郎、川田紳司、吉野裕行、葉山達也、高木礼子、小野涼子、千葉紗子、後藤沙緒里、高梁碧、喜多村英梨、豊崎愛生、大原桃子
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

よかった、1期のように戻…ってないじゃないか、ばかやろーw ( ̄∇ ̄;)

「みなみけ」シリーズ第3期に当たる作品で、全13話。

原作未読。2期から2か月ほど間をおいて視聴しました。

第1期のレビュー→ http://www.anikore.jp/review/396375/
第2期のレビュー→ http://www.anikore.jp/review/404478/

物語と構成について、
オリジナルストーリーが多かった2期とは対照的に、
原作に基づいた話になっているそうです。
時系列的には引き続き順番通りに進んでいて、
第1期から季節が1周以上しているものの、
キャラの学年は変わっていない(ツッコミ禁止w)。

2期にあったシリアス展開は一切無くなっていて、
やはり「みなみけ」はこうあってほしい、というのが第一の印象。
構成は1期とも2期とも違い、1話につき4本立てくらいになっていた。
前のパートから話が続く場合もある。

第1パート→OP→第2パート(→CM)→第3パート→ED→第4パート→次回予告

のような珍しい構成になっているのは ひとつの特徴だと思う。

ちょっと残念だったのは、一つ一つの話が長めで 間の取り方もやや広く、
その先の展開やオチが読めてしまう確率が高くなっていた点。
視聴者に予想をする暇を与えてしまっていた印象だった。

なので、本当に何も考えず100%頭を空っぽにして観るのがベストだと思えた。


そして、このシリーズを通して何かと話題になるのが、毎期変わる「作画」。
3期の作画は輪郭線が濃い、愛嬌のあるキャラたちのアゴが細すぎる、等の点がやや気になった。
メインから遠いキャラほど以前の作画との違い方が大きかった印象。
それでも、第1期と顔パーツが似ていた点は良かったと思う。
眼の描き方が個人的には割と好み。

2期に出てきた真っ黒な背景人物も一切出てこなかった。
そう、手抜きをするくらいなら最初から描かなければ良いのだと思います。


声優についてはキャストの変更が無いので割愛。


次に音楽。
OP曲: 経験値速上々↑↑
ED曲: 絶対カラフル宣言
第2話挿入歌: カレーのうた

OP曲・ED曲が第1期のイメージに近く、2曲とも明るくて良いと思いました。

そして第2話で挿入される「カレーのうた」が面白かった。
有名なんだそうだが「みなみけ」の楽曲であることは初めて知った。
作中でこの曲を歌ったのは2人(ソロ×2回)。
1回目は{netabare}保坂(歌い方…想像は付くよねw){/netabare}、
その後2回目{netabare}千秋の やや棒読み的な歌い方{/netabare}、
2人とも個性が出ていて良かったと思う。


キャラについて、
この第3期では「もうひとつの南家」にスポットが当たる機会が非常に多く、
冬馬に至っては{netabare}南家3姉妹の中に完全に溶け込んで、
まるで自分の家のようにくつろいでいる。{/netabare}

2期まであまり目立たなかったキャラは出番が激増している一方で、
前に見て気に入っていたキャラ(具体的には{netabare}マコちゃん、保坂{/netabare})
の出番が激減してしまったのはちょっと残念。
各キャラをもう少しバランス良く登場させてほしかったと思う。


総じて、今期も私にとってはなかなか楽しめる内容だったし、
毎期変わる雰囲気を逆に楽しむのも良いと思えました。

視聴後に知った(気が付いた)事ですが、
この第3期は世間では不評だった第2期と制作会社が同じのようです。
ところが監督や作画担当など、スタッフの入れ替わりが多いし、
2期のようなダークなイメージは全く無くなっているので、
1期が好きで2期は好きでないという方も、是非観てほしいと思います。

観る順番はシャッフルせず、第1期から順番に視聴されることをおすすめします。


さいごに、冬馬が好きな方にはこの第3期をイチオシしたいですね。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 36

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

私の中ではこの作品は真の2期です。 私の中ではこのシーズン方が好きです。

この作品の世界観

この物語は南家の3姉妹、長女ハルカ、次女カナ、三女チアキの何も変化のないが、そこが面白い日常を描いた作品です。
まず、長女のハルカは高校生で家事はもちろん料理も完璧にこなせます。けれど、張り合いがないとどこまでもだらける所は問題ですがそれ以外は完璧な女性です。料理が得意です。
そして、次女のカナは中学生です。この作品のトラブルメーカーといっても良いキャラクターです。けれどいつも元気で、この作品のテンションを盛り上げ、そしておもしろくしてくれます。コタツの中に頭まで入れると、クワガタになります。

最後に三女チアキは小学生です。この作品のツッコミやくとしてでもり、そしてたまにカナのボケにのったりもし、この作品をもっと面白く引き立てている結構重要なキャラクターです。頭の上のホイップは最高級のアホ毛です。バカ野郎のツッコミがかわいいです。

ストーリー

南家三姉妹の物語です。

私の感想。

2期とは違いかなり楽しめました。まあ、2期も楽しめましたが、今期はそれ以上に楽しめました。けれど私の中ではなぜだか1期には勝てません。なぜだか、私の中では1期が一番輝いていると思います。超楽しめます。日常が最高です。

まず、この作品のキャラクターデザインが最高です。1期に比べて若干今期は目が小さくてなっていて、髪型がなんだか、形がいまいちになっていましたが、(ちあきのホイップが結構頭と同化していて、そこの所が私の中でかなりむかつきましたね。あのホイップがこの作品で一番いい所なのに・・・ なんでそんな事をしたんだ・・・)

次にこの作品で気に入った所は南家にやってくる三姉妹の友達の性格でしょうか・・ どのキャラクターもかなりかわいくて、そしてこの作品で私が一番気にいているキャラクターは南 冬馬とその兄たちですかねww あの南家はかなりおもしろいです。冬馬の事になれば何でもやる所がかなり笑えますねww あんな兄弟なかなかいませんよ。

この作品で私が一番気に入った所は緩やかな日常を描いた所ですね~ いつも言うようにこの作品の日常はかなり緩やかで最高です。私もこのような日常を堪能したいですね。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

私がこの作品のシリーズを見ていてある事に気がつきました。
2期まできちんと見ている人はもう、お分かりでしょう。
そう。

この作品には「親」っと言う単語や、その存在がまったくないのです。
謎です。 
気になります。
でも、今後出る様子は無いでしょう・・・

オープニング

「経験値速上々↑↑」
流石、真に2期。1期のオープニングとほとんど同じ名前。この曲をググったら、絶対に見分けがつかない!! 最高ですの~ おほほほほ

さてと、このオープニングは曲自体、かなりいいです。1期のオープニングと曲は結構にています。でも画像はあまり似ていません。このオープニングは結構遊び感覚は無かったようで、キャラクター説明を中心としているようです。私、結構そういうオープニング好きです。

もう、3期なのでネタバレもありませんでした。

エンディング

「絶対カラフル宣言」
南家三姉妹の声が最高ですの~ ゆったりとした曲が私の心にも響いていく。 最高です。画像は結構少なめにしていて、私にはもう少し増やしてほしいです。いいですの~

投稿 : 2024/10/05
♥ : 22

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期からの復活!! みなみけ第3期♪

内容は1>3≫2の順でよかった。
でも作画が変わってしまったのがやはり残念。1期の作画がとても気に入っていたのに・・・。

南家っていつもfreedomな環境ですね。
いろんな人が飯を食べ、マコトとか内田、吉野はかなりの頻度で出没、冬馬に至ってはいない時の方が少ないような気がしますw
実に楽しそうな家ですね。 こんな家庭が実際にあれば、年がら年中ほのぼのと暮らしていけそうです♪


このみなみけ3期のなかで一番活躍?した人といえばやはり保坂でしょう!!
千秋がターメリックの名称を言っているのを耳にした保坂が、突然カレーの歌の歌い出して、千秋に『カレーの妖精』と呼ばれるくらいの天然っぷりw
ほんと、あのキャラが大好きです♪

それにカレーの歌がかなりツボに入りました。
そして、あの歌は保坂(カレーの妖精)が歌うことに意味があります。
保坂以外(千秋を除く)が歌っても多分あまりおもしろくはなかったでしょう・・・。
カレーの歌はとにかくネタになります。 暗記しておきましょうw そして、スーパーでターメリックが置いてあるところで何気なくカレーの歌を歌ってみましょう。 周りの人にジロジロと見られるでしょうが、きっとそれを聞いた人もそれをネタにしたり、ちょっとだけ覚えてくれるかもしれませんよww
誰か試しにやってみてくださいな♪



1期と比べて、あくまで私的に評価すると、やはり1期の方が作画もストーリーも良かったけれど、カレーの歌によって私の中の3期の評価がぐんと上がりました。いや、ストーリーも悪くなかったですけど。でもやはり1期の方が上かな?
もう一点、この3期(おかえり)は2期(おかわり)からかなり挽回してくれたと思います。それが何よりも良かったかもしれません。
もし、1期を見て、そこから2期を飛ばし3期を見た方は、OVAでも見てください。 それから2期を見るかはどうか良く考えてください。


一つ重大な情報! 『みなみけ』でビックプロジェクトが進行中だそうです。 4期についてだったら良いですね♪

投稿 : 2024/10/05
♥ : 21

77.4 2 片思いで中学生なアニメランキング2位
いなり、こんこん、恋いろは。(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1360)
7268人が棚に入れました
伏見いなりは、同級生の丹波橋紅司に片想いをしているが、その想いをなかなか打ち明けられない日々を送っていた。ある日、いなりは宇迦之御魂神の御使いの狐・コンが川に落ちかけているところを助け、そのことをきっかけに宇迦之御魂神から変身能力を授かる[3]。その日から、いなりは友人や神々の助けを得つつ、丹波橋との仲を縮めようと奮闘する。

声優・キャラクター
大空直美、桑島法子、岡本寛志、上田燿司、池辺久美子、佐土原かおり、野水伊織、原紗友里、子安武人、三上枝織、磯辺万沙子、日野聡、花江夏樹
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もったいない

いなり可愛い!うか様可愛い!コン可愛い!墨染さん可愛い!マルちゃん可愛い!京子ちん可愛い!ミヤちゃん可愛い!お母さん可愛い!天照様可愛い!(錯乱)

※結構長文です
【短い感想】
上に書いた気持ち悪い感想を見れば分かる通り、とにかくキャラが可愛いです。
ヒロイン級の二人はもちろんのこと、周りの友達もめっちゃ可愛いので、キャラの可愛さに関してはほとんど死角がないアニメです。
見た目、性格、声、豊かな表情、恋愛模様、趣味(乙女ゲー)などなど、あらゆる面から攻めて来るため、とにかく見ていてニヤニヤしてしまいます。
ニヤニヤ出来るアニメに悪いアニメはない!はず…

あとは、ストーリーも思ったよりも考えさせられるもので、お気に入りの話も結構ありました。
ただ、非常に惜しい、もったいないと思いました。
最近見たアニメで一番もったいないと思ったアニメかも。
扱った内容がかなり多かったため、上手く捌いたり、絡めることが出来なかったかなと。
それぞれが主張しすぎていて、上手くかみ合わない、メリハリがついてなかったとも思いました。
逆に、十分な尺をもって、1つ1つの要素を上手くつなぎ合わせれば、超大作になったかもしれない、そんな可能性を感じさせたアニメでした。
それだけ、面白い素材が揃っていたアニメでした。


【長い感想】
言いたいことが多すぎてどうやってまとめるべきか…
なんというか…どれか1つに絞って展開した方が良い作品になった気がするんですよ。
もちろん全てを捌ききればさらに凄いアニメになってたとは思いますが、確実にどれかに絞って展開した方が安定感のあるアニメになってたのではないかと思いました。

ここからは、どれか1つに絞った場合のこのアニメの可能性と、今回惜しいと思った部分をそれぞれ挙げていきます。

〇キャラアニメ
{netabare}キャラの可愛さについては前述の通りであり、“いなり×丹波橋”と“うか様×兄貴”の恋、そしてマルちゃん、墨染さん、京子ちんの友達のやり取り、わだかまりの解消中心で展開しても、十分作品として成立させられたのではないかと。
神通力については、もちろんやってもいいと思いますが、重くしすぎたり、あまり大きな問題にするべきではなかったんじゃないかなと思いました。
せっかく癒しシーンだったり、温かい話をしても、“うか様消えるアピール”だったり、“いなりを精神的にとことん追い詰める”みたいなことをされると、なんかもやもやしてしまうんですよ。
1話見終わったあとに「イイハナシダッタナー」という気分になれないんですよ。
特に最後の引きが毎回意味深というか、良くないこと起こりそうなフラグみたいな感じで終わるのもそれに拍車をかけてます。
だから、多少は問題(友達とのわだかまりなど)はありながらも、その回のうちに解決して、最後は良い話風に締める、そんなアニメだったら良かったなーと思いました。
1話完結型にして欲しかったなーと。
私としては、とにかくキャラが魅力的で、キャラアニメ感覚でこの作品を見ていたので、ここに書いた感想が正直な気持ちというか、要望みたいな感じですね。
あんまり話を重くして欲しくなかったし、うか様消えるフラグみたいな描写をあまりやって欲しくなかったです。
先に言っておきますが、“うか様消える問題”がこの作品で一番いらなかった話だと思いました。
理由は今書いたことと、後々書くことで補足します。
とりあえず、ひたすら甘ったるい場面を垂れ流しして、ニヤニヤして視聴したかったというのが正直な感想です(笑){/netabare}


〇いなりの成長物語
{netabare}キャラアニメとしての展開が一番の要望ですが、これも中々面白かったので、第2希望という感じです。
いなりが神通力によって色々悩みながら成長していく展開。
主に第7話の話になるんですが、このいなりが神通力で悩む話、かなり面白かったです。
神通力によって文化祭のクジを変えたり、頼まれたラブレターを吹き飛ばしたりと、いなりの都合が良いように進んでいきます。
最初は自分の望みが叶って嬉しがるも、事実を知ったいなりは「ズルは嫌」だと落ち込み、とても悩みます。
面白いですよね。
自分の願いが叶うとしても、それがズルだと嬉しくない、自分の力だから、叶いにくいから願いが叶うと嬉しいんですよね。
カンニングしてテストで100点とっても心から嬉しいとは思えないはずです。
これはなるほどと思いました。

この話を絡めて、いなりが自分なりの価値や幸せを見つける、1つの答えを見つけて物語を終わらせる展開にしても面白かったと思いました。
全話見て、私としてはうか様に神通力を返す理由が、「うか様が消えるから」という1つだけにしか見えませんでした。
でも、この話を絡めて、「自分の力で丹波橋くんと恋人に、そして自分が歩む道を切り開いてみせる」みたいな理由を添えることも出来たと思うんですよ。
それでいながら「本当は神通力は世界中の人に自慢したい素敵な力でした」にまとめると、もう少しこのセリフにも重みが増すと思うんですよね。
さらには、「丹波橋と仲良くなれたのは神通力ではなく、いなり自身の力」というセリフはうか様に言って欲しくありませんでした。
最終的には「人の気持ちを動かすのは能力でもほかの何でもなく、同じ人の気持ちなんだ」的な答えにたどり着いて、それをうか様にいなり自身から伝えて欲しかったです。
だからこそ、この神通力に悩むいなりについて丁寧に展開すればもっと良くなったのでは…と思ってしまうわけですよ。

では、アニメは問題提起に対してどう展開したかと言えば…
{netabare}雑。あまりにも雑です。
と言うより、はっきり言ってまとめられていませんでした。
ラブレターを神通力で飛ばす→私(いなり)、大っ嫌い→桃山さんに変身→「丹波橋くんに告白してくる」???
まぁ、錯乱してしまう気持ちは分かります。にしてもなぁ…
さらに、もっと問題なのは次のシーン。
丹波橋に告白
→「他人の姿を借りればこんなにあっさり言葉に出来る」???
→「私の姿で伝えたかったなぁ」???????
→(伏見さんのことが、好きなんや…)????
→桃山さんに結果報告に行くいなり
さすがにこのシーンを見たときはガッカリしました。
ここで伝えるべきことはこんなことじゃないだろ!!!!
せっかくの神通力問題を全くのないがしろにして、ただ丹波橋にいなりが好きだということを確認させただけ。
まず問題なのは、いなりの気持ちを全く汲み取っていないこと。
先の2つの神通力ズルによって、いなりは自分勝手だったり、自分の都合良く物事を進めてしまうことを嫌がっていたはずです。
そして桃山に変身して告白しに行こうとする。
ここはまだ錯乱しながらも桃山のことを考えているから、話はメチャメチャでもいなりの気持ちに関してはセーフです。
ただ、その後は完全にアウトです。
告白したにはしたけど、桃山の気持ちなんかこれっぽっちも考えない自分本位の告白だったから。
あれだけズルとか自分の都合通りを嫌がったのに、自分の気持ちだけで桃山さんの姿で告白するってアンタ…
いくら気持ちの錯乱とか、丹波橋のこと好きとか理由を並べても、このシーンは擁護できません。
せっかくの悩みながらも成長するフラグを粉々に打ち砕き、「まるで成長していない…」状態にしてしまった告白でした。
丹波橋が他の女子からの告白によっていなりが好きだということに気付くのは少し理解出来ます。
だから、“桃山自身に告白させる”ではダメだったのかなと。
まぁ難しいですね。
正直、告白そのものから変えて欲しいし、他に展開方法は無かったのかなぁと思ったシーンでした。
見事に色々とやってしまったシーンでした。{/netabare}{/netabare}


〇いなり(人間)×うか様(神様)友情物語
{netabare}正直言って、これのせいでこの作品はゴチャゴチャになってしまったと私は思います。
人間と神様では世界が違う、生きる年数も全く違う、だから友情は存在し得ない。
まぁ理屈は分かります。
しかし、イマイチイメージが湧きません。
だから高天原の天照様などのやり取りを見ていると、「そんなに大きな問題か?」と思ってしまいます。
それだけイメージを湧かすことが出来る、うか様に感情移入させられる描写が出来るのならいいですが、無理なら別に取り上げる問題ではなかった気がします。
むしろ他の要素に時間を割いて欲しかったです。
いいじゃん、細かいことは。
いいじゃん、いなりにうか様見えなくしなくたって。
いいじゃん、いなりが神通力使ってうか様消えそうにしなくたって。
これをやるならさぁ、二人が絶対に離れたくない、ずっと友達でいたいと強く描写しないと厳しいと思いますよ。
そういう描写が特になく、最後神通力を渡してうか様見えなくなってしまったから、やけにあっさり終わった印象なんですよ。
時をかける少女並を求めるわけじゃないんですけど、もう少しやりようがあったんじゃないかなと。
兄ちゃん、なんでうか様見えなくしてしまうん?{/netabare}


【最後に】
あーもったいない!
これだけ魅力的なキャラに面白そうな素材が揃ってるのに、微妙な料理になってしまった感じ。
すげぇむしゃくしゃする。
今度SSでいい作品ないか探しに行ってみようかな(笑)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 17
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いなり、はよ行かんと、遅刻すんぞ!

漫画原作のアニメ化作品。

舞台は原作者の地元、京都の伏見稲荷大社の近所にある架空の中学校。ジャンルは一応ラブコメのようですが、中学生ということで、ラブといってもそれなり。どちらかというと、女の子どうしの友情を描いている、と言ったほうがいいかもしれません。神様や神使が登場するのでファンタジーのようでもあり。魔法少女もののような、ちょっとエロかわいい変身バンクもあります。ギャグ要素も多めです。

舞台となる伏見稲荷大社(作中では伊奈里神社)は、主神として穀物神の女神、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀る神社です。関西人にとっては、初詣の人出の多い神社として有名ですが、外国人観光客にとって日本で3本の指に入る人気サイトです。その理由が「ほかにこんな場所はない」だそうです。実際、普通の神社とはかなり雰囲気が異なって、異彩を放っている神社です。

本殿付近は普通の神社とあまり変わりませんが、背後にある稲荷山(標高232mの低い山)は、古来から神の降臨する場所とされていて、峰々には妖気を漂わせるような雰囲気を持つ円墳があります。本殿から稲荷山の各峰々をつなぐ参道には、信者の方々によって寄進された数多くの鳥居があり、その数1万基になると言われています。(実際に数えた人がいて、その人によると、人がくぐれるサイズのものだけで約4000本だそうです。)この鳥居をくぐる道の幻想的な雰囲気が神社の特徴となっています。

このアニメには随所に伏見稲荷大社を舞台にした場面があり、神社側の全面的バックアップを得ているため、描写も正確です。特に、後半の神社を掃除する場面以降は本殿から稲荷山全体が舞台になっています。いなりとコンが白狐に乗って奥社奉拝所から四辻を経て稲荷山最高峰の一ノ峰へ、鳥居の道を通り抜けていくシーンがあります。これを見て「ちょっと大げさ。実際こんなに長く鳥居が続いてるワケないだろ?」と思われるかもしれませんが、この表現は少しも大げさではなく(むしろ控え目かも)実際にこの道を歩いて稲荷山を一周すると、大人の足でも1時間かかります。

・・・ところで最近、京都を舞台にしたアニメがけっこう続いています。有頂天家族、京騒戯画に続き、3期連続の京都アニメ。1年前のたまこまも京都の出町が舞台でしたし。しかし、これまでの作品とこの作品の大きな違いは「登場人物のすべて(神を除く)が京都弁で演じらているところ」。

京都に限らず、兵庫や奈良、滋賀といった関西圏が舞台となったアニメは数多く存在しますが、セリフはすべて標準語(つーか首都圏弁)。・・・まあ、声優さんにとって関西弁のハードルはそれだけ高い、ということなんでしょう・・。実際、関西人にとってヘタクソ関西弁で演じられた作品は生理的に受け付けないトコロがあるので、半端にやられるくらいなら、いっそ標準語でやってくれたほうが、実際問題ありがたいです。ハルヒも、たまこまも、中二病も、関西が舞台なのに標準語を使う理由は、関西人に対するそういう配慮があるのかもしれない?

私は京都産の人間ですが、実はおなじ関西弁でも、京都、大阪、神戸、奈良、と、地域が異なればかなり違うのですよ。吉本芸人の方々によってメジャーになったのは大阪弁で、京都弁とは違います。有名な「どすえ」ことばは祇園の営業用なので普通の京都人は使いません。実際に使われるの生の京都弁は意外と知られていないのが本当のところです。

さてこの作品、調べてみると確かに主な登場人物の声優さんにネイティブ関西人が多いですが、京都出身の方はいらっしゃらないようです。でも、見事に私が小さい頃に慣れ親しんだ京都弁に聞こえます。北海道や神奈川出身の方もいらっしゃるようですが、その方もネイティブ関西人に引けをとらないぐらいうまい。いや~、適切な方言指導と声優さんの練習の賜物ですね。方言指導は原作者のよしだもろへさんと、観月さんを演じている西村麻弥さんが担当されたそうです。グッジョブです。

京阪電鉄タイアップ作品です。登場人物の名前は京阪電鉄の駅名になってます。京阪電鉄伏見稲荷駅はOPでも登場します。放映中は、駅名にちなんだキャラの等身大パネルがホームや改札口に飾られていました。聖地巡礼に行かれる際は京阪電車を使ってあげましょう。

さて、
アニメ製作はプロダクションアイムズというところですが、聞いたことがない。それもそのはず、最近立ち上がったばかりの若い会社のようです。この会社にとって、この作品が最初の製作元請らしい。ということでリキ入ってるのかどうかわかりませんが、かなりの出来栄えでした。

私は例によって原作未読ですが、現在連載継続中のこの作品を1クールで一くぎり付けるために、最終話の10話はかなりストーリーを改変しているらしく、原作既読派からは賛否両論あります。ですが、私としては最終回は神回で、とくに、いなりが高天原から人間界に戻ってきたところの描写とか、そのシーンでバックに流れる挿入歌「涙はらはら」とか、もう泣くしかない。

いなりのお使いの子狐コンの人間バージョン。OP動画には出てくるのですが、本編ではついに登場せず、残念な思いをしたのですが、OVAの11話、コンが人間姿でガッツリ登場します。本編ではコンがストーリーに直接からむようなところが無かったのですが、この11話ではしっかりからんできます。本編に比べてギャグ色が強い割りに、最後はあったかい気持ちになれる良いお話しです。

最後にひとこと。
{netabare}いなりは神通力を返したあと、うか様が見えなくなったのに、いなりの兄の燈日(とうか)には、まだ見えているようです。これはきっと、彼が中二病だからだと思いますね。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 54
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いなり、こんこん、恋する乙女よ幸せになーれ♪

京都・伏見稲荷大社をメイン舞台としたお話。

全10話です。

短いので気楽に観れました^^


● ストーリー
ドジで平凡な中学生・伏見いなり(ふしみ いなり)には
好きな男の子がいる。

同じクラスの丹波橋紅司(たんばばし こうじ)。

川に落ちそうになっていた子狐を助けたことをきっかけに、
いなりは神社に祀られた神様・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ):うか様と出会い、願い事を叶えてもらう。

それは丹波橋くんの好きな人かもしれない、
同じクラスの墨染(すみぞめ)さんになること。

その出来事をきっかけに、
いなりの中には神様の力“神通力(じんつうりき)”が宿る。


この作品の主成分は、
・中学生のきらきら眩しい恋
・友情
・神様
・不思議な力(神通力)
・中二病のツンデレ兄貴
・妹溺愛の変態兄様

です。
下二つは大事な要素ですよ、私にとっては。笑

初々しい恋のお話も好きだし、
神様のお話も好きだし、

これは最強の組み合わせ!と非常に楽しみに観始めました^^


≪ 好きな男の子に振り向いてほしい ≫

この物語の原点はここです。

丹波橋くんを振り向かせたい!という
いなりの切ない想い。

私もいなりと同じ中学生の時に同じ経験があるけれど、
それってもうどうしようもないんだよね。

もしかしたら振り向いてくれるかも…
なんて期待も持ちながら、
あの子の可愛さにはかないっこないって、下を向いてしまう。

自分は友達ではいられるけど、
恋人にはなられへんのやって、
彼の気持ちを知るたびに思い知らされる。

それでもいい、ただ姿を見ていたいだけやから。
話をして、一緒に笑いたいだけやから。
そしてもしかしたら…
その繰り返し。

あの時は振り回されてばかりで迷惑に思ってたけど(笑)、
今となっては経験できてよかったなと思える特別な気持ちです。

まっすぐで、ごまかすことができなくて、自分で自分に手を焼いて。
ああ青春(*´ω`*)笑


だからいなりの切ない気持ちがすごくよくわかる。
感情移入しすぎてあれこれ余計なこと↑を思い出してしまったもの。笑

肝心のストーリーは恋の動向よりも
うか様との友情の方に主軸が動いたので
その点は個人的にちょっと肩透かしでしたけれど^^;

まあ、その代わりいなりの兄・燈日(とうか)に存分に
萌えさせていただきました(*´Д`)それは後ほど


≪ 雰囲気を添える京都弁 ≫

舞台が伏見稲荷大社ということもあり、
登場人物はみんな京都弁を使って話しています。

京都弁ってほんわかしていてええよなあ。
ついつい口調がうつってしまいますわあ^^


● キャラクター
キャラがみんな魅力的♪


主人公のいなり。

本当に丹波橋くんのことが好きなんだなあというのが、
エピソードの端々からうかがえます^^

7話で「好きって、{netabare} 夢中になること。 {/netabare}」と話すいなりのこの台詞、
とても素敵だなあと思いました。

ちなみに私は「好きって、相手の色に染まっていくこと。」だと思います^^
それは恋愛感情に限らず♪


そしてもう一人の主人公・うか様。

爵位を狙って婚約を申し込む男を信じられなくて、
2次元の世界にどっぷりの神様ww

うか様は、いなりとはまた違う可愛さ♪
話が進むたび、うか様の可愛さにメロメロでした♪

大人の女性の可愛さとはこういうものか…φ(..)メモメモ


2人も大好きですが、
男の子キャラもいい感じで♪

視聴中の私の心情 ↓↓

『爽やか系で優しい丹波橋くんもいいけれど、
 病(中二病)を患っているクール(でも妹溺愛)でイケメンな
 お兄ちゃんも捨てがたいわあ…(*´Д`)』

『素朴でかわいい丹波橋くんも好みだけれど、
 ちょっと大人の色気を漂わせ始めたお兄ちゃんも
 捨てがたいわあ…(*´Д`)』

{netabare} 7話の「俺の方が誘ってるみたいやんけ。アホかふざけんな。」 {/netabare}のシーン。
『なにこのツンデレ!!
 素直じゃない!!
 かわいい!!!!(*´Д`)』

{netabare} 8話のうか様を抱きしめる {/netabare}シーン。
『とーーーーうーーーーかーーーーー!!!
 もうっ!もうっ!もうっ!!!
 赤面だよもうっ!(/ω\)』


というわけで、私がどっぷりはまってしまったキャラは
いなりの兄・伏見燈日(ふしみ とうか)です。笑

中二病という痛い設定を踏み越えてかっこよさを保てるキャラw

ぜひともアニメの続編で燈日たちのその後を見たいものです(*´ω`*)


兄といえば、うか様の兄様・トシ様が強烈でしたwww

もうこやつは登場するだけで大爆笑www


● 音楽
OPもEDもお気に入り♪

【 OP「今日に恋色」/ May'n 】

この曲は初めて聴いたときから大好きです♪

こういう爽やか系アニソンは私の好みドンピシャ♪

『毎日に恋してる このきらめき絶やさないで』の歌詞がぴったりの、
明るくて、走り出したくなる曲♪


【 ED「SAVED.」/ 坂本真綾 】

こちらは優しい曲。

うか様の艶やかさと坂本真綾さんの大人優しい歌声が見事にマッチ♪

なんとも気品あふれるEDです♪


● まとめ
10話という短い話数でしたが、
とてもきれいにまとまっていました^^

お手軽に観られる良作でした♪

投稿 : 2024/10/05
♥ : 32

81.2 3 片思いで中学生なアニメランキング3位
この美術部には問題がある!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1201)
6296人が棚に入れました
なんのへんてつもない普通の学び舎「月杜中学校」にある、普通の美術部。
そこには、絵の才能があるにも関わらず理想の「二次元嫁」を描くことに使命を燃やす内巻すばるくんと、そんなどーしようもない内巻くんのことが気になっちゃう宇佐美みずきさんがいた。
そして、2人を気にしていないようで気にしている寝てばかりの部長に、そこはかとなく気配だけしている謎の部員コレットさん。
そうした少し残念な人達が集まった美術部では、今日も何か問題が起きてーーー。

声優・キャラクター
小澤亜李、小林裕介、上坂すみれ、東山奈央、水樹奈々、利根健太朗、掛川裕彦、徳井青空、丸塚香奈、田中あいみ、小松未可子、佐倉綾音、しもがまちあき
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

すごく微笑ましい美術部の日常(・ω・)

この美
ギャグのテンポも良く、作画も綺麗!!
この甘酸っぱい感じがすごくいいなぁ!(゚ω゚)

登場人物もキャラ濃いのばっかだし!
主人公可愛いし!めっちゃ!(*´∇`*)

各話ごとの感想!!
各話3パートくらいの構成でした
1話
さてさて、問題ありまくりの美術部{netabare}
部長絵を描かんし、内巻くんは二次元嫁ばっか描いてるし、宇佐美は可愛いし。

1話から急展開。内巻くんやめるってよ

早すぎでしょΣ(゚д゚lll)
やめんかったけど!分かってたけど!

こういうラブコメではあまり見ない(僕はですが、)女の子主人公の物語!

ラブコメの匂い…ぐへ、ぐへへへ( ´ ▽ ` )

凄く期待が持てそう(*´∇`*)
{/netabare}
2話{netabare}
大きいけど小山な小山先生まじ空気。

内巻くんがラブレターもらってそれを宇佐美に相談するのがツボ(*´∇`*)
鈍感主人公属性はいいねぇ
主人公宇佐美だけど(゚ω゚)

フラれた子も、なんか今後でてきそう。
妹と姉妹ぐるみで関わっちゃってた…
気の毒 笑

宇佐美ちゃん、前途多難だなぁ…(°_°)
{/netabare}
3話{netabare}
一つ目はコレットちゃんの初登場のお話。ちょっとおばかちゃんなキャラでした!
可愛かったです(*´∇`*)
二つ目はショートボブ。ショーとボブのはなし。
相変わらずの内巻くんの鈍感さで、宇佐美ちゃんが儚く散っていくところが可愛いですなぁ(*´∇`*)
三つ目のお話は、宇佐美の友達が美術部に遊びに来るって話。成り行きで来ることになったんだけど、成り行きで内巻くんと宇佐美が間接キスを…
ピュアだなぁ宇佐美ん
どうかそのまま成長してください(・ω・)
{/netabare}
4話{netabare}
ゆめこ先生の登場話(・ω・)
ちょっと天然っぽい感じな先生でした
コレットちゃんの勘違いは行きすぎやな笑

小山先生のお孫さん?も出てきた
宇佐美に似てた気がする
コレットちゃんの髪を下ろしたバージョンが見れたぜよ(・ω・)
元がいいとどっちも可愛いのね(°_°)

三つめは内巻くんが宇佐美家にやって来るお話
宇佐美ママが面白かったなぁ
みずきちゃんの内巻くん好きは公認なのか(・ω・)
{/netabare}
5話{netabare}
今回の一つめは、すっごい勘違いのお話
コレットちゃんが石膏像に落書きしたのが原因でみんなが勘違いの連鎖を…
微妙に話がつながってるのが面白い笑

今回の二つめは、プール掃除!ありきたりの展開で、先生がくじで当たってしまったってやつ。(・ω・)
プールにでっかい画を描いて、きえなくなっちゃう…
先生スク水入んなくてビキニにしてたし…
{/netabare}
6話{netabare}
伊万里ちゃん登場!
内巻くんと意気投合して、宇佐美ちゃんが妬いてて可愛い…(・ω・)
めっちゃ可愛い…

どうして美少女にモテる男の子は決まって鈍感なんでしょうか。面白いからいいけど。
{/netabare}
7話{netabare}
なんか、今回は内巻くんと宇佐美ちゃんいい感じだったなぁ
相変わらず進展はないけど…

ところであの人誰だったんだろ…

伊万里ちゃん中二病だけど、大人だなぁ(・ω・)

宇佐美先輩の一方通行〜〜〜〜!!
{/netabare}
8話{netabare}
内巻くんと密室で2人きりの宇佐美。
進展なしか…(´・_・`)

倉庫にあった宝の地図。
中身は…エロ本か笑
宇佐美んの反応の速さは尋常じゃなかったね(・ω・)
{/netabare}
9話{netabare}
今回の一つ目のお話は
エロ本を秘密裏に処理しようとする皆さん面白すぎです(・ω・)
結局見つかってたし…
平然とエロ本眺められるコレットさん、マジパネェッス!

二つ目の話、
あの人、またきたよ。あの、コンクールで勝負だの言ってたひと。宇佐美さんに惚れてったよ。めんどくさそう…(´・_・`)
てか誰

三つ目は小山先生のお孫さんが出てくる。
部長と仲良くやってました(・ω・)
小山先生モブから昇格しつつある。いや、モブだけど。
{/netabare}
10話{netabare}
宇佐美が生徒会に立候補させられそうになったのを、内巻くんがスマートに助けてて、なんないい感じ。
ところで、新聞にはなんで書かれてたんだろう…
2話目は宇佐美塾!
内巻くん、コレットちゃんを宇佐美が育てます。
うん、ほんと宇佐美可愛い(*´∇`*)
キスするかと思った(・ω・)

3話目はかおりが伊万里ちゃんを追いかけるけど、伊万里ちゃんいい子すぎて、うん。
ほんと、伊万里ちゃんいい子すぎ…
{/netabare}
11話{netabare}
文化祭に向けて準備を…

案の定、あの先生は空き缶を捨てちゃって、どうしたものか。

3日で200本売ってあの作業して完成って美術部つよいわぁ…笑

あーゆーのいいなぁ
学祭懐かしいなぁと思う1話でした(・ω・)
{/netabare}
12話{netabare}
なんか、日直の仕事がその範囲を超えてそうな学校…
かおりのお陰で相合傘できてよかったね、宇佐美ちゃん(・ω・)
内巻くんの顔赤かったのは気のせいかな?

伊万里ちゃんは風邪ひいたみたいだね…

相変わらずの進展ゼロ…
終わっちゃいましたぁぁぁああ

ま、でもそれはそれでいいかなって思えます(・ω・)

全話通して、ここまで割り切った鈍感無関心もなかなかないけど、それはそれですごくよかった!

もっとラブコメするのも好きだけど、これも好き!
{/netabare}
最終話のEDキャラソン!めっちゃよかったです!




主人公鈍感系って、決まってヒロインが超可愛いからいいよね!!!

この作品は、宇佐美が{netabare}内巻くんのことを好きだって自覚してるからこその{/netabare}面白さがあると思う!

だからこそ、安心して見れるし、時々ニヤニヤしちゃいます(*´∇`*)

あー、この心に残る後味はすごくいい感じです(・ω・)

そういえば、この子ら中学生なんだよね。
部長めっちゃおっさんやん!
ずっと高校生かと思って見てました笑

投稿 : 2024/10/05
♥ : 17
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

この美術部の問題はほぼほぼ『コレちゃん』である(๑˃́ꇴ˂๑)ノ

原作コミック 全12話 原作未読

この美術部には問題がある!⇒通称「この美」


‘16年夏放送の隠れた名ラブコメ作品との声が名高い本作はそう!
コレがw 実に面白く見どころ満載の~

”初々(ういうい)” ”照れ照れ” ”バチコーン” 学園ラブコメ作品♡


美術部というままめずらしい題材を舞台に描かれ
画材とか、彫刻とか、キャンパスとか、ディーゼルとか
あと、○レットとか( ´艸`)w

繰り広げられるドタバタバカラブコメディなのですが⇒
コレがw私的にかなりツボって、笑えて面白かったので
ぜひぜひ皆さまにもご覧頂き楽しんで頂きたい作品です♪


誰かを好きになったり、恋に夢中になってしまうと
ついつい周りが見えなくなってしまいますね(✿´ ꒳ ` )

今作のヒロイン、恋する乙女『宇佐美さん』はというと…

顔を真っ赤にして、キャーキャー(*ゝェ艸)も~内巻くんのバカァ―♪キャー
と気持ちが全部表情に出まくっていて、見ているこっちが恥ずかしく
なっちゃうくらい、わかりやすくってかわいかったですネ♪


私、既に皆さまの本作レビューを何件か拝読させて頂きましたが

“宇佐美さんがかわいい” “ただただ宇佐美さんを愛でるアニメ♪”
“宇佐美さんの宇佐美さんによる宇佐美さんの為のアニメ★”

との意見が大半を占めていて、ぅんぅん๑•̀ω•́๑
そーですネ! それは間違いないぞ!
うさぎさんの髪どめ、かわいいしネ(・×・)ゥンゥン♪

だけど… だけどもだっけど~(*ゝェ艸)!!!!

いや、むしろ私が書きたいのはまわりの問題がある!
アホキャラ(←大絶賛♡)たちについてなんだけれどもφ(‘ω`∞フフーン♪

あ、あれ?! ひょっとして…
私が注視しているところってやっぱりちょっとおかしいのかなぁ、かなぁ

だって基本本作視聴時の態勢は
常に『コレちゃん』待機モードだったんですもの(*´Д`*)ハァハァ♡

わんさかいる問題児さんたちの中でも…
まずその筆頭が『コレットさん』こと『コレちゃん』でしたよネ!

毎回いろいろやらかしてくれますネ♪
はい、意味不ですね♪
それが、コレちゃんへの褒め言葉ですよ…_φ(゚∀゚ )アヒャ

ぴゅーーーーん◟꒰◍♡Д<◍꒱◞ ぉぉおおおーーー(๑˃́ꇴ˂๑)ノ
宇佐美せぇ~んぱいッ♪ ゆ~めせんせ~ヾ(o´∀`o)ノ ししょう~|♡Д<。)ノ!!!
クルックー♪ クルックー♪ クルックルックルックー♪ ε(*゚△゚*)з ♪

まぁ~とりあえず、すみぺさんが毛深すぎるんですよネ(*´Д`*)ハァハァ♡
ED「恋する図形(cubic futurismo)」最高です★ ぁのダンス♪ PV最高です♡
もちろんアニメの絵も面白くって大好きですよ♪

“何やら中二病でも恋がしたいの某凸キャラを彷彿させますが
その匂わせ具合も個人的にツボだったりします(*ノ∀`*

勘違いトレイン回”は特に秀逸でしたネ!
トラブルの起点は全てコレちゃんから始まるのでーす(∩`ω´)⊃)) しゅっしゅっ

{netabare}◟꒰◍´肉‵◍꒱◞ ٩(๑´肉`๑)۶ (♥ó肉ò)ノo(๑˃́肉˂๑)ノ♡{/netabare}

屋上の陽気に抗えず、思わぬ現場を目撃してしまう『部長先輩』と
コレが現場に戻る犯人の気分かぁと落込む『コレちゃん』の…、

2人の会話が…
まぁー噛みあわない噛みあわない(ヾノ・∀・`) 滅裂トークたちw

「ぇ、何の話´゚д゚`)?!」
最高に腹がよじれふきだました(*ノ∀<ฺ*)σww

とにかく、『コレちゃん』が
ぶっとんでて面白くってかわゆすぎです꒰◍´∀‵◍꒱o♡oコレマチガイナシ!!


問題児といえば
部をまとめる『部長先輩』も大問題でしたネ!

Yシャツのボタン全開でダボッとズボンに手をつっこみサンダル姿の
部長先輩は“美術部の活動”は寝ることの一択のみ♪

あとはひたすら、宇佐美さんと内巻くんにチャチャを
入れて楽しみ、しまいにはコレちゃんとバカをしだすというとんでもない始末。
ぐ~たら気ままなな優しいおじさん★ で良いキャラで好感でした!

というか、部長とコレちゃんは何を思って、何でまたw
美術部にいるのですかネ(*` 艸 ´)w

とにかく趣味⇒寝ること 
このキャラに悪い人はいませんネメモメモ_〆(・ω・`)≡(´・ω・)ノペタ■

それを強く感じられたのが” もえさんぽ回”でした♪

“ほのぼのゆる萌回”でこの話だけでもぁたし永遠に見ていられますネ♪
むしろ私、こーいう話をずーと観ていたい人なんです(✿´ ꒳ ` )

何を隠そう、萌香声が…!!!
まさかのう○る声優あてでキュン死するレベル(*´Д`*)ハァハァ♡

部長さんが萌香を抱きかかえるシーンが特にキュン♡ってなりすネ♪
とにかくコレさんぽ、もえさんぽは回は必見なのでまず見てください((人´Д゚))


□*■*まとめると□*■*

宇佐美さん(みずぅー)が可愛い♡ コレ間違いなし!!

“美術部はかわいい女のコを書く部活”と公言し
三次元など全く興味ないと言い切る内巻くんも

中二病全開でコレちゃんを手なずけ、かの㊙秘伝、魔道書
“ネクロノミコ”を探しては、エロ本に顔を真っ赤にする伊万里ちゃんも

おっとりマイペース、おどおど、小心者で”{netabare}寝込みロックオン”{/netabare}なゆめ先生も

大問題だったのですが…

全てのハプニング、トラブルの根源は
全部コレちゃん、ほぼほぼコレちゃん♪ 絶対コレちゃんであって◟꒰◍´∀`◍꒱◞

I need love『コレちゃん♡』でした!! ぁ、たまに部長先輩もw


ゆる日常、ラボコメ好きな方!!

あと「中二病でも恋がしたい」や「干物妹うまるちゃん!!」などが
好みな方には合いそうな予感♬ ぜひご覧頂きたい作品です٩( ´ᆺ`)۶♫ ★

おススメです!! ぜひщ(゚д゚щ)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 62
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こんな美術部アニメなら、何の問題もないw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトルには特徴ありますが、中身はいたってシンプルな良ラブコメです。ハーレムではなく、エロも露骨ではなく、わりと観やすいです。

個性豊かなサブキャラ達が乱発するボケに、常識的ヒロインが突っ込んでいくという作風。作画も安定してて良かったですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんかこう、「好きになっちゃったんだから、しょうがないじゃん!」って感じのアニメでしたね。

キャラデザ的にも性格的にも、しっかりと「普通」を意識されて描かれている、ヒロインの宇佐美さんが、なかなかに可愛い。

ラブの面では、宇佐美さんと内巻くんの部分にしか要素がないので、安心して観られます。原作連載中とのことですが、今後は「まりあが、内巻君を好きになる」か、「内巻くんが、2次元と3次元の狭間で苦悩する」展開になるのかな?

コメでは、宇佐美さんと内巻くんの次元間ギャップがメインでしたが、個人的には、宇佐美さんの友達(特にかおり)が絡んでくる展開が好きでした。コレットのおバカ加減も丁度良かったです。

萌え面では、宇佐美さんの勘違い暴走っぷりと、あざとい微エロカットが見所でしょうか。

悪さの見つからない、良いラブコメですが、ラブもコメもそこまで突き抜けたものは感じられず、4と迷うけど、評価は3にしたいと思います。
{/netabare}

【余談 ~もはや美術部は一大勢力ですよ~】
{netabare}
自分の、ほぼ唯一と言える親友が中学の教員やっているので、呑んだ時とか、よく学校の話は聞きますが、今や美術部って、どの学校でもトップレベルの部員数らしいですね。そいつの学校では、野球部よりも多くて、40人くらいいると言っていました。

田舎の学校って文化部少なくて、吹奏楽部と美術部しかないってところが多い。でも、吹奏楽部は(響けユーフォ的な)ガチ文化部がほとんどだから、「運動したくない」「土日は休みたい」「てか何もしたくない」って人は、美術部に入る傾向みたいです。

だから美術部というより、「イラスト部」「マンガ(アニメ)部」「おしゃべり部」「不登校傾向受け入れ部」といった側面が大きいようだし、塾とかに行っている人が、幽霊部員的に所属していることも多いようです。本気で「美術」に取り組む、宇佐美さんみたいな人は1割もいないそうです。

時代だな~と思います。自分らの中学の時の美術部って、影で少人数がひっそり活動していたように思うけど、全然そんな感じじゃなくて、むしろ、学級の3分の1は文化部だったりするから、学級でも堂々とアニメの話をしているとか。

まあ、こんなサイトでバカみたいに長文レビュー書いてる自分に言えた義理はないけれど、日本の将来を、やや危惧しています。若いときは、体を動かそうよ(苦笑)

(あと、そいつもアニメ好きですが、「美術部にあんなイケメンや可愛い子や明るい奴は、今でもほとんどいない」とは言っていましたw)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
まあ、今の美術部は、半分、イラスト部だからね。なるほど、面白い。3次元ヒロインが2次元的な可愛さを会得することで、好きな男子が部に残ってくれ、同時に、好きな男子の中で2次元と3次元の境目が曖昧になっていくアニメになっていくのですね。

2話目
間が良いですね。殴ったシーンをいれず、絵の具での表現が良い。

3話目
サブキャラ(友達)の方が、ヒロインより濃いというw

4話目
立花先生、可愛らしいですね♪ おかあさんもナイスキャラ。

5話目
アンジャッシュさんの勘違いコントみたいだな。プールのシーンは、青春って感じだし、美術部アニメならでは!

6話目
まだ6話でイチャラブ。沈没する気配しかない(笑) やはり、ライバルかw

7話目
なんか、だんだん、夫婦漫才の安定感だな(笑) 宇佐美先輩、レベル5だったのかw

8話目
お宝がエロ本ってのは、まあ、予想通りw フィギアの目が光るところ、笑ったw

9話目
宇佐美さん、男殺しw 免疫ないと、勘違いしちゃうわなw

10話目
アニメ、週30本か、負けたw 宇佐美さん、エロモードw コレット、顔w 宇佐美さんの友達が絡んでくる回、好きだな~。

11話目
文化祭の思い出、何にもないな。特待生は来賓係だったから、ひたすらスリッパ並べたり、くつ袋を配ったり、案内したりしてたな(苦笑)。というか、空き缶アートって、基本的には元の色を活かして、モザイク画みたくやるんでない?

12話目
傘のクダリは笑ったw なるほど、そういう展開での、名前呼びは新しい。爽やかで、良い最終話ですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 39

69.5 4 片思いで中学生なアニメランキング4位
天体のメソッド(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (963)
4734人が棚に入れました
「この町の空には、いつも円盤が共にあった――」
「願いをかなえるために、ここにいる――」

霧弥湖上空に現れた謎の円盤。
出現当時は世界中を大混乱に陥れたが、そこに留まるだけの円盤への恐怖心は消え、次第に観光地となり、徐々に人々の興味も薄れて行った・・・

二人の少女が出会うとき、それは止まっていた時間が動き出す兆し。
想いが人を変えて行き新しい物語を刻む。

中学校生活最後の年。それは一生忘れられない時間(とき)。

声優・キャラクター
夏川椎菜、豊崎愛生、佳村はるか、小松未可子、水瀬いのり、石川界人
ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

深追いしたらゲシュタルト崩壊しかけました(・д・)

7年ぶりに再会した【幼馴染5人】の【友情ドラマ】を描いた作品。
そらに浮かぶ丸い何か、謎の女の子、SFっぽい世界観ですけど99%日常アニメです。

このアニメって「あの日見た花」にちょっと似てるかな?
久々に出会った幼馴染たちの友情ドラマっていうところが。

とにかく意味ありげなセリフやシーンが多い! 謎だらけ!
ものすごく期待させられるんですが、疑問のほとんどは最終回までお預け状態。
あまり気にしないで視聴したほうがモヤモヤした気持ちにならずに楽しめると思います。

絵が綺麗でものすごく引きつけられる世界観なんですけどね。
謎を深追いするとゲシュタルト崩壊しそうになるので注意です(・д・)

■ノベルゲームっぽい脚本
7年前の回想シーンがたびたび入って秘密が明かされていく感じ。
あれ?ノベルゲームっぽいなと思ったら、成人男性向けノベルゲームのライターさんなんですね。 なるほど、、どこかで覚えのあるこの雰囲気・・・このデジャヴはそういうことか!^^;

■例えるなら、パッケージと中身が一致していない、そんなアニメ
期待させておいて中身を空けてみると!?
SFアニメ → 日常アニメ

意味ありげなセリフや疑問だらけの世界観、SF展開を期待させるような演出で好奇心を刺激するタイプのアニメなんですが・・・
明かされる事実はごく平凡な人間ドラマばかり・・・SF関係ないじゃん!
13話まで見ると日常アニメだったんだなぁということに気づかされます。

円盤っていうSF設定なくても大差ない脚本なんですよね、実は。
中身と関係のないパッケージで釣るような詐欺っぽいことしなくても十分楽しめる中身(ドラマ)なんだから、意味ありげなセリフとか無い方が良かったんじゃないかな? というのが個人的な感想です。

でもこの違いは、毎週1話ずつ見てた人は気付かないかも? 何カ月も見てると忘れますしね。
そこまで計算した上でやってるんだとしたら、それはそれで賢いかも(笑)

■3話で明かされる新事実!{netabare}
3話の最後でノエルの一言「ノエルが円盤なんだから」じゃじゃーん!(・д・)Σ
いやいやいや、1話の出だしで気づきますよねそれ!Σ
髪の色青いじゃないですか、あなた絶対ちきゅう人じゃないですよね!(笑)
結局このセリフも謎のまま終わりましたね。
ノエル自身が円盤の人型インターフェイスみたいなもの? 最近だと「アルペジオ」を連想させますね。
{/netabare}

■伏線のチラ見せはもろ刃の剣
意味ありげなセリフって簡単に人の興味をそそる手段ですけど、あとで納得のいく結果を用意できないと逆に好感度が下がりますよね。
忘れたころに回収しようとすると、話が複雑になりすぎてつじつまが合わなくなる危険性もありますし。
リスクが高いので普通は連発なんてしないものなんですが・・・

このアニメはそんなの恐れずに手あたり次第に乱れ撃ち・・・ハードル上げまくりですね。
しかも、やりたい放題やってアフターケアが無いところが新しい。

■7年ぶりにしては不自然な再会シーン{netabare}
7年ぶりの再会といったら、まず初めに、「元気だった?」「どうしてたの?」「昔は~だったよね」といった会話が自然ですよね。
そういった会話が一切ないのはなんでだろう?
記憶が無い、もしくは記憶があっても初対面のふりをしなければならない理由があるのかな?って普通思いますよね。

ものすごく期待させられる設定ですから、視聴者はどのタイミングで原因が明らかにされるのか楽しみになります。
にもかかわらず・・・いつの間にか昔の仲良しに戻ってる???
いつのまにか、うやむやに?
記憶喪失ネタを中心に話が展開してたのに、なんだろう・・・この扱いのひどさは^^;

ののかって最初は記憶が無かったのに、いつの間にか記憶を取り戻してるんですよね。
どのタイミングで記憶が戻ったのか不明。アルバムを見たとき??
記憶が無いのは円盤が関係しているとか、SF展開を期待してたのに・・・え?ただ単に忘れてただけなんですか・・・
引っ張るだけ引っ張っておいて、まさかの何のひねりも無い落ち。

他の4人ってののかの記憶が無いこと知ってる感じありますけど、どの時点で気づいたんだろう?
4人とも再会シーンで初対面みたいな感じでしたし、その時点で既に知ってたことになるんですよね。
もしくは、成長して外見が違いすぎて気付かなかったとか?
気付かないにしても「ごめん、あの時は気づかなかったの」とか一言ありそうなものですが、それも無し・・・

初対面にしては出会った瞬間から仲良しすぎですし、何が何だか分かりませんね(笑)
もしかすると、誰が何をどこまで知っているのか分からない、そんな演出がしたかったのかもしれませんが・・・

そして奇妙なのが、4人とも同じ反応をしているということ。
あまりに不自然な再会の仕方なので、4人とも意図的に何かを隠してる感じにも見えますよね。

アニメ化するにあたってそういったシーンが欠落しただけ、という気もしますし。
元から脚本に無いのか、毎週アニメ作るうちに制作側も忘れてしまったのか? 謎ですね^^;
{/netabare}

■ゆずきは何であんなに円盤が嫌いなんだろう?{netabare}
花火が見れなくなったから? たった、それだけ??
ゆずきの円盤嫌いネタで3話も引っ張った割には・・・なんともショボイ行動原理。

ゆずきの回想シーンで救急車とか、そうたが足を怪我してるシーンありましたけど、あれって結局なんだったのかな?
ゆずきは、花火大会なくなったのが気に入らないから花火片手に家出したのかな?
そして、探しに来たそうたが怪我をした感じ?
これ回想シーンの映像を注意して見てないと分からない流れですね。
ゲシュタルト崩壊しかけの状態で見てたので2周目見るまで気づきませんでした(笑)
{/netabare}

■嘘つき?{netabare}
1話から何度も続く、しおねの「嘘つき」発言。
あれほどの拒絶反応はいったい何が引き金になっているのか? 期待が高まりますが・・・
一緒に流星を見る約束を破られたことが原因・・・なんとも。
7歳くらいの出来事を7年間も引きずるなんて普通無いですよね・・・これって8話まで引っ張るほどのネタなのかな?

そもそも約束ってノエルが少し違ったニュアンスで伝言したから、勘違いが生まれた部分もあるんですよね。
その辺、一言も触れられてないですけど、ノエルの責任追及して仲間割れするような展開もあっても良かったかな? 尺が余ってればですけど。
{/netabare}

■感想
ホント、未回収の伏線が多かったですね。
SFネタをチラつかせる世界観なのにSFが一切からまない^^;

日常シーンだけでも十分面白いんだから、小難しいことに挑戦しないで普通にドラマを見せるだけにしておけばよかったんじゃないかな?

7年前にSF的な事件が起きたわけでもなく、記憶喪失じゃなくてただの物忘れだったり・・・
亡くなったお母さんが出てくるあたりも絡んでくる展開を期待してたのに何のからみも無し。

制作サイドはこの不自然さに気づいてないのかな? そんなはず無いとは思いますけど。 謎ですね。

ひょっとするとノベルゲームの脚本書いてた人だから、分岐の選択次第でいろんなエンディングになるシナリオ作りの癖がついてるのかも?
ゲームなら回収されない伏線も別ルートで回収できますしね。

あと、感動シーンが多いけど、なんだかその友情が薄っぺらく感じるのは何でだろう?
あの5人って仲が良いだけでなんの壁にもぶち当たってないんですよね。
片思いの連鎖とか、個人的に抱える問題を協力して解決するとか、共通の敵に立ち向かうとか、友情が深まるようなシーンが見当たらない。
そういった下ごしらえが無いから説得力に欠けるかな?

と、まあ、頭の中のモヤモヤは大体整理できたので、この辺りで脳内メモリをリセット致します(´・ω・`)

ちなみに、花火大会に出てくるような花火ってものすごく値段が高いです。
なのでいろんな企業がスポンサーとなって打ち上げるのが普通ですね。
あと、資金があったとしてもすぐに手に入るわけではなくて、予約して作ってもらう場合がほとんどなんじゃないかな? あんな風に直前に騒いでどうにかなるものではないと思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 28
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

願いを叶えるために、ここにいる。みんながいる。

「天体のメソッド」
読み方は「そらのメソッド」。

キャラデザの可愛さと作画の美しさに惹かれて観始めました。

本編13話+OVA1話の全14話です。


● ストーリー
古宮乃々香(こみや ののか)は、
7年前に住んでいた霧弥湖町(きりやこちょう)に引っ越してきた。

霧弥湖町は、円盤が空に浮かぶ町だった。

7年前のことをあまり覚えていない乃々香。

その町で「乃々香のことをずっと待っていた。」と言う、
ノエルと名乗る不思議な少女と出会う。


ざっくり言えば、昔住んでいた町に戻ってきた主人公が
昔の友達と再会し、再び仲良くなるまでにいざこざするお話です(笑)

そこにノエルと円盤という不思議な存在が絡んできます。

すっと仲良くできればいいのですが、
それぞれいろいろあったみたいで、なかなか難しい…。

観ている途中はすっといかない展開に
もどかしさばかり感じていました。

円盤とノエルの謎が不思議な雰囲気を添えるぐらいで、
全体的な展開に特別な目新しさはありません。

内容は、切ない系路線になるのかな。
感動するであろうシーンもあります。

私にとっては泣けるほど感動、
とまではいきませんでしたが^^;


ノエルや円盤については、夢あるファンタジーのように捉えていましたが、
ラスト2話の{netabare} 時間が遡り、みんなの記憶が消える {/netabare}展開の意図がよくわからなくて。

ここから急に非現実的になり、
物語の世界に入り込みにくくなった気がします。

また、最終話のcパート、 {netabare} 作画のテイストがガラッと変わったこと {/netabare}は何を意味しているのでしょう?

単純に場面を引き立てるため?
それとも乃々香にしか見えていない景色だったの?

あのシーンはED前の「まさか…!」
という終わり方でもよかったような。

個人的にcパートは、なしor別のシーンがあればよかったかな、
と感じています。


≪ みんながにっこりなら、それでいい…。 ≫

ノエルは自分の存在意味をちゃんとわかっており、
自分より乃々香達の幸せを願う少女。

それに気づいた乃々香達もまた、
ノエルのことを大事に思うが故、自分の想いを押し殺します。

この「みんなが幸せになるためなら自分を犠牲にしてもいい。」
という精神が自己満足にしか思えなくてどうも苦手です。笑

ノエル自身に自分を犠牲にしている云々の自覚はないのでしょうが、
それをどことなく美とする、この作品の方針が私には合いませんでした。

他人の幸せを一番に考えているようで、
相手に背負わせるものはとても重い。

結局は、一番酷なことのように思えてしまいます。

汐音(しおね)の言う通り「そんなのずるい。」だよ。


● キャラクター
ノエルがかわいいノエルがかわいい(*´ω`*)

この作品の鍵となる存在であり、
マスコット的な存在でもあります。

幼い可愛さが光ります。
幼稚園児ぐらいの娘がこんな可愛さだったら溺愛確定。笑

自由奔放に駆け回っているように見えて、
5人のことを誰よりも優しく見守っているノエル。

まさに絆をつなぐ円の天使です。


5人組の中では柚季(ゆずき)&湊太(そうた)が好きです♪

思春期の女の子とはあれぐらいの距離感が妥当とはわかりつつも、
店番ばかりの湊太の扱いが不憫でしたw


● 音楽
音楽は、OP&ED、BGM、挿入歌と、
どれも使い方が非常にうまいなと思いました。

入りも、曲とシーンの盛り上がりの合わせ方も、
これ以上ないほど完璧でしたね。


【 OP「Stargazer」/ Larval Stage Planning 】
【 イメージソング「North Method」/ Larval Stage Planning 】

『North Method』は明るい曲調と、
話がエンディングに近づいていく高揚感がばっちりはまっていました。

最終話で挿入歌としても使われましたが、
さすがにここは「ノエル…(´;ω;`)」となりましたね。


【 ED「星屑のインターリュード」/ fhána 】
【 7話ED「ホシノカケラ」/ fhána 】
【 11話ED「天体のメソッド」/ fhána 】

fhána祭りだーー♪
fhánaは大好きなので嬉しい(*´ω`*)

『星屑のインターリュード』は普通のEDにしておくには
もったいないほどいい曲です。

毎回イントロの入りが完璧&曲が気分を盛り上げて終わるから、
問答無用で続きが気になってしまいますw


『天体のメソッド』は『星屑のインターリュード』のアレンジ曲です。

11話には{netabare} 昔のように5人が天文台に集まり、ノエルとの別れが近づく {/netabare}シーンがありましたが、
その場面を引き立てる良いEDでした。


● まとめ
一つ一つの話を観ているときにはもどかしくて、
あまり好みの展開ではないなーと思っていましたが、

振り返ってみると全体的なまとまりとしては
それほど悪くなかったようにも思えます。

結局ノエルや円盤については謎が残りまくりですが、
それに対しては深く追求しない方がよさそうですね(笑)

ノエルの可愛さを愛でる、という見方ができたなら、
きっと最後まで楽しめる作品でしょう。笑

投稿 : 2024/10/05
♥ : 32
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:青春、ファンタジー
◎放送時期:2014年10月~

●原作:なし(原案:久弥直樹)
●脚本:久弥直樹 ●監督:迫井政行
●キャラクターデザイン:QP:flapper(原案)、秋谷有紀恵
●アニメーション制作:Studio 3Hz

■ストーリー■
舞台は空に謎の円盤が浮かぶ架空の街「霧弥湖」(モデルは北海道・洞爺湖)。
7年ぶりに戻ってきた中学3年生の古宮乃々香と、謎の少女・ノエルを中心とした青春群像劇。

■総評■

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}青々とした中に切なさや儚さのある雰囲気は好みだし、キャラも可愛い感じ。
けど、展開がありきたりでとくに掴まれるものは無かった。
今後次第かな。じゃっかんあの花に似た印象を受けた。

5人のキャラ達は幼馴染で、7年前 展望台で何らかのおまじないをしたことによりあの円盤が現れたのかな。
円盤もノエルの存在も今のとこ謎だけど、ノエルは昔から同じ姿のまま、また『願いを叶えるための存在』と言ってたし、生き霊or街の主?的な何かか。

乃々香ちゃんはノエルのことを忘れてたし、他キャラは乃々香ちゃんのことも忘れてるっぽい?
湖で『今更何しに戻ってきたの』と話しかけてきた幼馴染の1人?は覚えてるっぽいけど…

乃々香ちゃんの引っ越し、母親との死別、そして円盤とノエル…
この辺がキーになってくるのかな。とりあえず継続。{/netabare}

【2話】
{netabare}新学期が始まり、乃々香ちゃんが転校。
円盤を追い出そうとしている柚季ちゃんと「円盤反対運動」をする話。

最初は勢い任せに行動する柚季ちゃんが鬱陶しかったけど後半で理由をちゃんと吐露していたし、乃々香ちゃんがそれを聞いて協力する流れに繋がってたので良かったと思う。

柚季ちゃんは円盤が現れてから島に渡れなくなり、さらに花火大会もなくなった事もあり『街を元通りにしたい』って思ってるんだよね?
ところで『全部、円盤とあの子のせい!』と言っていたけど、"あの子"とは誰のことなんだろ?

最後、円盤追放の協力を頼まれた直後のノエルの表情が切なかった;;
ノエルの存在はまだ謎だけど明らかに円盤の関係者っぽいし、追い出したらきっと消えちゃうパターンだよなぁ^^;

過去回想(花火大会)で乃々香ちゃんが母親とした「約束」が引っかかる。
1話でノエルが『今度は乃々香が約束を果たす番』と言っていたし、なんとなくノエルは乃々香ちゃんママと関係ある気がする。{/netabare}

【3話】
{netabare}オリエンテーリング回。
乃々香ちゃんが7年前に自分が円盤を呼んだことを思い出す話。

なぜ汐音だけが覚えてるのかはまだ分からないけど、彼女は円盤のことよりも何も言わず突如街からいなくなったことと、戻ってきたのに自分を覚えてなかったことに対して怒ってる感じかな?回想で見る限り一番仲良さそうだったもんね。
あと前回柚季ちゃんが言ってた"あの子"は乃々香ちゃんだったね。

ノエルが円盤の関係者とは思ってたけど円盤そのものとは予想外でしたw
円盤追放を頼まれた前回のノエルの気持ちを思うと、胸が痛い;;

とはいえ、ようやく話が動き出した感じ。続きが楽しみ^^

顔ハメ看板に顔突っ込んだノエルが倒れて『怪獣さんごめんなさい~!』と泣いてたのが可愛かった。
可愛くて優しい子だから、消えて欲しくない(泣){/netabare}

【4話】
{netabare}7年前の少女が乃々香ちゃんだと知った柚季ちゃんは激怒し、乃々香ちゃんを突き放し一人で円盤反対行動を続行。
一方で昔のことを思い出した乃々香ちゃん、街のために自分が出来ることを実行しようと、こはるちゃんに協力を求める…という話。

なんだかギスギスした展開になってきたけど、心理描写は丁寧だなぁ。
柚季ちゃんが円盤を憎む理由は花火もそうだけど、それと同時に重い過去が絡んでるっぽい。
ちらっと回想に出てきたけど、親を亡くしたとか?
兄である颯太との確執等、詳細は後々明らかになるかな。

とゆうか、実際に円盤が街にどんな影響を与えたのかっていう描写が足りてないから今のとこ、円盤が悪いとは思えない^^;

今回こはるちゃんがかなり可哀想だった。
本当は大切な友達の力になりたいけど、お店や観光に来る人々のことを放り出すわけにもいかない。
柚季ちゃんを傷つけてしまったことに涙するシーン、こちらも胸が痛かった。

乃々香ちゃんが何も知らないのは、街を去った後に円盤が現れたからなんだね。
それにしても何をするつもりなんだろう?
ノエル=円盤と知った以上、もう柚季ちゃんに協力出来ないだろうし。

今回もノエルが健気すぎて(泣)
『円盤を見ないでください!…恥ずかしいから(照)』
自分が追い出されようとしてるのに、なぜこんな明るく、しかも可愛く振る舞えるの…切ない。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 13

87.3 5 片思いで中学生なアニメランキング5位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (797)
3324人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

1話だけ観て勘違いしないでね!

1話だけ観れば、90年代の懐かしのゲーム画面がリアルに再現され、当時、数々の登場ゲームにハマった中高年が主に楽しめる作品?と思うかもしれません。
確かにそこも楽しめますが、この作品の真の見どころは、コメディタッチではあるものの結構本格的な恋物語にあります。
ゲームで繋がる登場人物たちですが、恋愛ドラマのポイントであるキャラの魅力と好きになっていく過程や理由がしっかりと描かれ、恋愛物がお好きなら年配者から若い方までしっかりと見応えを感じれると思います。

既読の原作で一番秀逸なのは、まるで無声映画に出てくるような言葉を発さないサイレントヒロイン「大野アキラ」の描写。
アニメ1話では暴力的で高慢チキな天才ゲーマーに見えるお嬢様ですが実は・・・
しゃべれない訳ではなさそうな彼女の心の声は、主人公「矢口ハルオ」の字幕がわりの代弁と彼女の表情仕草で読者に伝えるんですが、それが何ともいじらしく映るんです。このユニークなヒロイン描写だけでも一見の価値があります。

また主人公ハルオも、最初はただのゲームバカの小学生に見えますが、自分自身とヒロイン達と向き合う事で着実に成長していく姿が描かれ好感が持てます。

あとから登場のもう1人のヒロイン「日高コハル」。アキラとは対照的な庶民派の娘ですが、これまた一途でいじらしい!

この3人で繰り広げるゲームより熱く切ない恋のバトルが見ものです!

灰汁の強い絵柄で受け付けられないのは仕方ないですが、暴力的なところはこの作品のギャグテイストなので軽く受け流してくださいね。観てるうちにハルオへの愛情表現に見えてきますから♪(毎度のじいやの車轢きもね♪)

既に4年以上前にアニメ化発表までされた原作漫画ですが、発表直後のゲーム会社からの著作権侵害訴訟により一時は原作の出版差し止め、連載再開の目処もたたない状況が続き、和解まで2年ほどかかりました。
この件は出版社だけでなく作者の押切蓮介氏も著作権に関する認識の甘さがあったのかもしれませんが、氏の心のダメージはハンパなく相当落ち込まれたようです(同氏の単刊「HaHa」参照)。
氏の執筆意欲喪失を危ぶみましたが、よくぞ奮起し続きを再描してくれたものです。
原作のファンである自分はそれだけでも嬉しかったのですがアニメ化まで叶いました。
アニメ1話を観て、原作の持つ独特な絵柄とレトロな世界観の再現率の高さに驚きつつ期待大になりました。
おそらくアニメの制作スタッフも、過去の不幸を払拭すべく並々ならぬ意欲を注いでるものと感じた次第です。
原作漫画、アニメ共に最後まで完成度の高さを願っています。
以上2018/7/17記

《最終話視聴後の感想》

うわ~、えらいところで終わりましたね~(汗)
原作既読者としては、アニメのペース配分からこのクールの閉め方は途中である程度予想出来ましたが、アニメしかご覧になってない方には、物凄い寸止め感でストレスが溜まるかも・・・
しかしながら今クールのアニメとしての出来映えは素晴らしかった!!
アニメ制作スタッフの原作への愛情を感じ、原作ファンとして大満足です。
原作continue版(休載前の初版漫画を僅かだけ改変しオマケエピソードが付録追加されてます)のシナリオに忠実に沿いながらも、各話の構成や演出が見事で、先のストーリーを知ってても毎週続きが楽しみで仕方ありませんでした。

《ストーリー》
{netabare}
原作漫画全10巻(最終巻は来年3月刊行予定)のうち4巻までのエピソードを丁寧に再現しており、アニメの脚本は手を加える必要がなかったのではと思えるほどです。
ゲーム好きの原作者押切先生の妄執と呼べるような「ゲーム好きの可愛い女の子」との交流は、多くのゲーム好き少年の憧れのシチュエーション。
懐かしいゲームを巧妙に絡めながら登場人物達の出会いから恋への進展をコミカルかつドラマチックにテンポよく見せてくれました。

《作画》

ゲームセンター内のゲーム機とゲーム画面を再現するために採用した全編3D映像。
技術的な事は詳しくありませんがメイキング動画を見ると、かなり手間が掛かっているそうで作画の効率化にはなっていないとの事。
人物は、動きこそ3D特有のぎこちなさを感じますが、原作よりマイルドなキャラ画は初見の方も受け入れやすく、細やかな表情や仕草はしっかりと感情表現ができていて、特に大野アキラの心情は原作より分かりやすく伝えてくれました。
(でも原作のヒロイン画は繊細な目元のタッチと肉感のあるラインが独特で魅力的です!)

背景は、ゲームセンターや駄菓子屋内の実写と変わらないリアルでレトロな雰囲気を再現し、ドット画のゲームキャラが登場人物に寄り添うさまはアニメならではの親和性で違和感無く馴染み、淡い夕景や夜景も情感たっぷりで登場人物と視聴者双方をヒートアップしてくれました。

視聴者の体感した現実とアニメという虚構を絶妙に融合させる事でレトロなノスタルジーに浸れる見事な映像化だったと思います。

《キャラ》

二人のヒロインを全く違う手法で描く事で魅力を引き出し合う相乗効果は原作者の妙案ですが、アニメではそれが際立っていました。

「矢口ハルオ」

ゲームバカなのに二人のヒロインから想いを寄せられる羨ましさですが、ママの育て方がイイのか優しい気配りができて納得の好感度。
アニメでは細かな気の利く所作を加え、さらにイケメンに見えました。
(2話のメンチカツや7話のミルクティのシーンなど。)
そう言ったヒロイン達の前でさりげなく見せる優しさは、好かれようと意識してやってないのがいいんですよね。
しかしイケメンぶりを自ら発揮するのはアキラに対してだけです。
原作者がファンブックの中で「アキラがいるから(コハルと)無意識に距離を置いている。ハルオは女たらしではないから。コハルの事はどこか突き放している。」と述べられてるとおり、基本、アキラにゾッコンでまったくブレない。
同級生女子のゲームプレイに魅せられた以上に、学校での劣等感を忘れさせて欲しい自分と家庭で抑圧され逃げ場を求めているアキラが、互いにゲームだけを心の拠り所としている共通点に強烈なシンパシーを感じてしまう。
だから、アキラの為だけに自ら行動を起こし、アキラの為だけに自分を変える努力をする。
この優柔不断のなさがハーレム主人公とは違う魅力を出してるんです。

「大野アキラ」

天才ゲーマー、才色兼備、財閥御令嬢とフィクションならではファンタジー設定は少年漫画らしいヒロイン 。

親から才能を嘱望され過密な英才教育を受けるアキラは寡黙ゆえにストレスを溜め込みやすい。
そんな中、見つけた唯一の息抜きがゲームセンターのアーケードゲーム。
帰宅前のわずかな時間だけが、周囲からの押し付けられた自分を壊して、望む自分になれる彼女にとっての放課後ディストラクション。
その時間さえも危うくなり増える重圧に押し潰されそうになってしまう。
そんな時に逃げ場所になってやると言ってくれたのがハルオ。
その時から彼女にとってゲーム以上にハルオが救いの王子様になります。
ペロペロキャンディをよくほおばるのは彼から初めてもらったお菓子だからであり、初めてもらったプレゼントのオモチャの指輪を肌身離さず持つ事でつらさを我慢します。
この一連のリアクションはアキラのハルオへの一途さをよく表し、川原でのケンカ時やベッドの中で指輪を握りしめるアニメのオリジナル描写は小粋な演出でした!

また、しゃべらない彼女からの意思表示をゲームプレイで表現させるのは作品ならではの面白さで、ハルオとのファイナルファイトでは嬉しさや苛立ちが、コハルと初対面時のバスケやガンシューティングでは動揺と熱意がコミカルに伝わります。
そして無口な分、直接感情を露出した時のインパクトが凄い。
1話からの普段の暴力チックな感情表現はコメディタッチにする事でアキラを重く見せないようにしてるんですが、3話の空港でのハルオの見送りに号泣するアキラの感情爆発は、原作でも最初に心を掴まれる屈指の名シーン。
アニメで初めて聞く彼女のハッキリとした声は原作以上に痛切に私の心に響きました!
また9話で、自分と同じ高校を目指してくれると知った時のハルオの手を握りしめるシーンも、押さえきれない嬉しさがしみじみと伝わり、しとやかな情緒を醸す見事な描写でした!

「日高コハル」

話しかけもモノローグも多く、
「それでもこの気持ちは曲げたくない。」
「勝ち続ける事で私に関心を持ってくれるのであれば、私は絶対に負けない!」
ハルオへの募る想いが痛いほど伝わる描き方はまさに少女漫画の主人公。

狭い視野で漫然と生きてきた自分に、殻から飛び出し自由な空気を感じる醍醐味を伝えてくれるハルオにたちまち虜になってしまう。
受動的だった女の子が恋をすることで能動的になり見た目も垢抜けていく。
アキラと違い明らかな成長が見えるのもコハルの魅力です。
ハルオとアキラが惹かれ合っている事に気付いても、二人のはっきりしない態度に諦めきれないのは仕方ない。
そんな二人への遠慮がちな接し方もいじらしく、アキラを貶めるような事をせず自分を磨く事でハルオを振り向かせようとする真っ直ぐなひた向きさは、嫌味を全く感じさせない誠実なイイ娘です。
でもハルオは微塵もブレず全くコハルに見向きもしてくれない・・・
コハルにとってハルオを落とすのは、攻略ルート皆無の無理ゲーなんですよね。
そんな勝ち目のない恋のゲームに果敢に挑む姿が健気で、観てるコッチは不憫で不憫で仕方ない~( ´△`)
こんな設定にした原作者は何て罪作りなんだ~~(`Δ´)
私は、アキラの笑顔も見たいけど最後までコハルも応援しちゃいます!

《声優さん》

主演の3人の方は私、存じ上げない方ばかりでしたがそつなく演じられてたと思います。
中でも広瀬ゆうきさんの声は原作のコハルの魅力を数倍増しにしてたのでは?
ラストの涙まじりの告白は熱かった!
(ひきかえ、アキラ役の鈴代紗弓さんは折角射止めたメインヒロイン役なのに演技をあまり披露できないのがコハルより不憫~)

サブではハルオのママ役の新井里見さんが個性の光る名演技でした!

《音楽》

8ビット音でしょうか?ゲームらしい音を取り入れたOP曲は作品にマッチしてました。
(でも曲より背景画が毎度気になってました~コハルが不憫で・・)

やくしまるえつこさんのEDは毎話の引きとの合わせ方が絶妙で切ない余韻が堪りません。
(特に11話は上手い!)

劇判曲もバッチリで非の打ち所はありません。

《最後に》

先日、最終話が掲載された原作漫画ですが、コハルの告白以降テンポはやや減速感を感じるものの、切ないシーンはまだまだ訪れます。
アニメの続きは配信とOVAってのは個人的にビミョーですが、制作してくれるのは嬉しい限り。
このクオリティならお布施も厭いません~(^^;{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 42
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

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2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



-------
2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/10/05
♥ : 100
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分で生き方を選ばなければ、自分が想像できないところに行き着くことができる。 byマツコ・デラックス

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
遅ればせながら視聴。当時はスルーしたんだけど、あにこれで高評価の嵐。いつか観たいと思っていたが、

あー、これ、当時を知るおっさん(40代)にはたまらんわな、高評価には頷ける。

本作の魅力は、90年代の小学生の雰囲気を忠実に再現しつつも、ラブコメの波動をきちんと感じさせること。懐ゲーのネタに共感し、挟み込まれるギャグに笑い、可愛らしい恋愛にニヤリとする良作。

古くも新しい作品。

私はこのアニメの世界より、やや下の世代なので、懐かしいような、少し、憧れのような。

レビューでは、実体験を踏まえながら、本作で感じた、今の若者に伝えたいことを。やや懐古レビューですが。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
実は私は、スト2にはそこまでハマっていない。一応、スーファミとソフトは家にあってやってはいたが。

私がまずハマったのは、「餓狼伝説」だ。テリーとアンディ、ジョーを使っていた。一番得意なのはジョーだったかな。

次いで、「龍虎の拳」。最初はキングを使っていたのだが、例の「ブラジャー見せ」で女と分かり、使うのをやめた。なんか、小学生当時の私は、男が女性キャラを使うのを恥ずかしいと思ってたんだよね(笑)

ただ、龍虎にはそんなに長期間ハマらなかった。すぐに「サムライスピリッツ」にハマったからだ。当時、剣道に一生懸命だったこともあり、サムスピはかなりやった。特に千両狂死郎。後先忘れたが、幽々白書の飛影とか、ああいうキャラ好きなんだよね(笑)

そして、その後永きに渡ってハマり続ける、「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」が登場。あれは衝撃だったな~。だって、これまで自分が好きで使ってたキャラクター達が、ゲームの枠を超えて対戦、共闘できるなんて、胸熱でしかなかった。

使っていたキャラは「キム・カッファン」「ラルフ・ジョーンズ」「レオナ」「八神庵」「草薙京」等、他にも多数。当時、KOFはノベライズ版がよく出ていて、私の場合「小説好き」「設定好き」なので、「強い、弱い」以上に、キャラの背景から「好き」なキャラを選んでいた気がする。特に、ブラジルチームが好きで、ハイデルンがたまに見せる親バカっぽさと、レオナの塩対応、ラルフとクラークのフォローが絶妙で。投げキャラ苦手だから使いこなせなかったけど、技やキャラの格好よさなら、七枷社が好きだった。

さて、ここまでの感想で、多少ゲームを知っていれば、私が、「カプコン」ではなく「ネオジオ(SNK)」のゲームばかりやっていることにお気づきと思います。それはなぜか?

うちの(クソ田舎)町の、近所に1台(1対)だけあったアーケードゲーム機が、ネオジオだっただけのこと(笑)

さて、本作で感じたことの1つが「制限下で楽しめない奴は、自由下では本質的に楽しめていない」ということだ。

私がKOFにハマったのは、内的動機付けがあったからではなく、外的要因が大きい。もし、カプコンのゲームを、もっといえば、ゲーム以外のありとあらゆることを楽しめる環境にあったら、きっとKOFをこんなに好きになれなかっただろうと思うと、「不自由」に感謝したい気持ちにもなる。

先日、「マツコ会議」で、マツコ・デラックスさんが、若くして成功したYouTuberさん達に、こんなことを言っていた。

「皆さんは、自分の意思で、自分のやりたいことをきちんと突き詰めて成功されていて、とっても素晴らしいと思うの。でも、私はどちらかというと、自分のやりたいことが出来ないで、周りに流されてきた弱い人間だからね、また別のことを感じていて。それは、周りに流されて、興味も全然ないようなことをやっていると、当たり前に生きていては絶対に見られない景色を見られるということもあるということ。だって、自分が好きなことばかりやっていると、自分が好きな世界しか見られないじゃない。だからね、今の若い子にはね、自分がやりたいことをできなかったら、自分らしい人生を生きられなかった、それで人生終わりとか全部ダメなんだとは思ってほしくないのね。逆側にはね、それはそれでちゃんと面白い世界もあると思うのね。」

今回、レビュータイトルに使わせてもらった言葉だ。なるほど、良い言葉だと思った。

以下、オジサンによる懐古的な呟きです(笑)

私達の世代は、ゲームにしても音楽にしてもアニメにしても、選べるパイが少なかった故に、わりと共通言語として同じものにハマっていた。また、変化が少なく、1つのゲームを長期間遊ぶ習慣もあった。

今の子を観ていると、まず、経済的な制限がない(と思い込んでいる)。スマホゲームの大半は、無課金でそこそこ遊べる仕様になっている(とはいえ、スマホの基本料金やWi-Fiの料金含めれば、自分達が小中学生の時の小遣いを軽く超えているけどね)。

それに、新しいゲームはいくらでもあり、飽きたら違うゲームをやれば良い。

自分達の時(スーファミとか)は、ゲームソフトを買ってもらえるのは、誕生日とクリスマスの年2回。あとは、小遣いを貯めて、数ヵ月に1つ。当然、何を買うかは吟味するし、買った以上は遊び尽くす。たまに、「早くクリアしたくないから、あえて1日1時間」とかにしてたしね(笑) 

それに、当時はネットなんてなかったから、どんなゲームが面白いかという情報は圧倒的に不足していた。立ち読みでファミ通読んで必死に覚えたけど、それでもクソゲーをつかむことはあって、大事な小遣いを失った悲しみと言ったら(でも、買ったからには一応最後までやって、なんだかんだ、クソゲーなりに愛着わいちゃたりねw)

このような煩わしさのない、現在のスマホゲームの環境下において、じゃあどんなゲームを選ぶかと言われれば、そりゃ、「好きなゲーム」「良いゲーム」ばかりになるだろう。自分に合わなければ、即座にアンインストールだ。

でも、それじゃあ、いつまでも自分は、自分のままで、自分以上、あるいは、自分以外にはなれない。

以前、林先生が、高学歴ニートに説教する番組があった。その中で、早稲田卒業のあるニートが、「好きなこと以外仕事にしたくない」と言うのに対し、「まず、好きというのは、外的要因が大きい。もし君は、ゲームが開発されてない世界に生きていたら、ゲームが好きになれたかな? 結局人間は、自分が出会ったモノから好きなものを選んでいるに過ぎない。だから、今はまだ出会っていないモノも、突き詰めることで好きになれるかもしれない」と言っていた(この人は個人的に好きになれないが、たまに良いことは言う)。

マツコさんと林先生が言っているのはつまり、「自分の可能性に蓋をするな」ということだろう。

私達の世代は、選択肢が少ないからこそ、新しいものにだったら何でも飛び付く習性、つまり、「餓え」があった。現在は、自分の好きなものだけ味わっても食べきれないほど、選択肢に溢れている時代。人はバイキングでは好きなものしか手に取らない。YouTubeを観れば勝手にオススメ動画をあげてきやがる。

60、70になっても好きなモノは増えるのに、「個性」という聞こえの良い言葉に惑わされ、「私はこういう人間だ」と決め付けてほしくない。特に若い人には。

本作のノスタルジーに当てられ、若者から嫌われそうなことばかり書いてしまったが、昔だって、昔なりに良い時代だったんだよという、負け惜しみです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ゲーセンの情景描写、少年の心情描写、よく出来ている。待ちガイル、懐かしい(笑)

2話目 ☆4
FF4(笑) 氷枕(笑) お母さんの隙間覗き、久々に声だして笑ったわw ホラーだろ(笑) PCエンジン、桃太郎RPGやったな~。あと、ビーボールとか(笑) ジャーマンからコブラ(笑) 都市伝説。ノスタルジーで、ラブコメ。

3話目 ☆4
デート。ラブコメの波動。パチンコ中毒(笑) そうそう、ゲーム知らない女子はキャラの見た目に突っ込むんだよね(笑)

4話目 ☆3
ラブコメ全振りはなんか違うと思うが、まあ、負けヒロインだろうね(笑)

5話目 ☆4
分かる(笑) 私もソニックブームは、「カニプーン」に聞こえていた(笑) サムスピ、懐かしいな~。陰険(笑)

6話目 ☆4
ガイルに必殺技追加なし(笑) ただだだ性格が悪い(笑) ネットがない世界だからな。大野さんの嫉妬心(笑) 

7話目 ☆4
貸してくれ(笑) ファイターズヒストリーダイナマイト、ワールドヒーローズ、懐かしいな(笑) 目の上のたんこぶ(笑) 

8話目 ☆5
ここでテストに結びつけるのはよい。マウント取られながら、ボコられる男子(笑) ラブコメとして、かなり優秀だし、お風呂セットからペアルックの伏線回収が素晴らしい。

9話目 ☆4
サターン派、、、負け組確定じゃないか(笑) ヴァンパイアは確かに、衝撃だったよな。まあ、この作品なら不合格はありえるよな。

10話目 ☆4
にしても、ユルいわりに展開早いよな。そして、KOFは、ユリがリョウを倒すだけか。まあ、「出藍の誉れ」の比喩かな。

11話目 ☆4
ロードの長さ(笑)  そこでサラッと負け、サラッと飯に誘うのが、イケメンだな~(笑)

12話目 ☆4
ちょっと新婚(笑) 二期は、三角関係かな。初代PSのスタート画面、懐かしいな。キング、俺も使っていたな~。サターンでフルスイングは、効くよな(笑) 
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 29

59.5 6 片思いで中学生なアニメランキング6位
R-15(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (574)
3270人が棚に入れました
ポルノ小説でプロとして活躍している芥川丈途。丈途は職業柄あまりよい目で見られなかったがその能力が認められ、天才と呼ばれるにふさわしいものだけが入学を許される私立高校・閃学園に入学することになる。そこは個性あふれる生徒が集まっており、翻弄される丈途。学園や先輩から出される幾度の難題なテストにも負けず、彼らと協力しながら勝利を収めていく……。

声優・キャラクター
喜多丘千陽、福原由莉奈、柏山奈々美、小松真奈、積田かよ子、村上まどか、村井理沙子、月宮みどり、有賀由衣、野水伊織、長島☆自演乙☆雄一郎
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リビドー大爆発(50点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:50点
アニメ系統:リビドー爆発系学園ラブコメ

天才だけが集まる学園での
天才「ポルノ小説家」芥川 丈途の学園コメディ。
ということだが、エロ全開w
もう、突っ込みどころ満載すぎる。

ストーリーなんてあってないようなもの。
このアニメを楽しむにはいかにバカになれるか
そこに尽きると思う。

兎に角、リビドー爆発しているところに
どれだけバカになって突っ込めるかであろう。
それ以外何も無いと思っている。

キャラはなかなか可愛いので
エロネタと可愛いキャラに萌えてくれ。

さすがにこれだけバカでエロだと
声優さんも知らない方々ばかりだ。
でも、悪く無いと思う。
エロエロな内容でもがんばっていた。
そんな声優さん達には今後も活躍して欲しいね。

そんなわけで決してお勧めできるものではないが
バカバカしいエロに興味があれば、どうぞといったところ。


と、まあ、エロエロとしか書いてないが
つまり、何が言いたいかというと

モザイクばかりで何も見えんw
これはBD観るしかないのかw

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以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
今期のエロ枠か?
なんという卑猥な・・・
オープニング開始早々今期の脱落候補No1に躍り出たw

と思ったんだが、何かそうでもないかも。
確かにエロ枠だが、ぶっ飛び加減は面白い。
絵柄は個人的に好み。キャラも可愛い。
貧ニューから巨ニューまで選り取り見取りw
ちょっとキャラが多くて1クールでは覚え切れなさそうだが。

今後がちょっと気になる。

公式見てきたら「リビドー爆発中!」って書いてあったよwwww


2話視聴。
「リビドー爆発」全開かとも思ったんだが
何だ?何かちょっと真面目な話もあるのか?
こいつはエロだけで終わらない気配。
色々な意味で興味が出てきた。
来週も継続。

3話視聴。
今一勢いに欠ける気がする。
基本路線はラブコメのようだ。
ラブコメでの勢いも中途半端で
リビドー爆発もあまり勢いがない。
リビドー爆発で笑いにしてくれればいいのだが
意味の無いカットで爆発されても、引くだけだ。
爆発しても、真っ白で分からんしw
今一、面白みに欠ける。
一応継続。

4話視聴。
名機来夏回。
今回はなかなか爆発していた気がする。
来夏の変態ぶりがすごかった。
ただ爆発してた分、真っ白なシーンがいっぱいだったがw
しかし、丈途がどんどんモテル設定が気に食わないwww

5話視聴。
なんという百合回w
リビドー爆発しすぎだろwww
なんというアニメだ。
ランの技が色々な意味ですごかったわw
ひどいアニメだが我が身を鍛えるためにも
継続視聴するw

6話視聴。
何か前回に比べるとパワーダウンした感じ。
このアニメはもはやリビドーを爆発させないと
楽しむポイントがあまりない。
爆発させた無茶な展開の方が笑えるので
そちらでいっていただきたいものである。

7話視聴。
透明人間とはベタだがなかなか面白かったw
やはりリビドー爆発で無茶苦茶やってもらった方が面白い。
こういう路線で押してもらいたいところ。
来週はどうなることやら。

8話視聴。
デート回。
タケトなかなか美味しい展開をw
うらやましい。
しかし、ふくねちゃん気にしなさすぎw
意外と落ち着いた回だった。
いつもに比べればだがw
来週は爆発を期待したい。

9話視聴。
部長回。
部長の謎にせまるが、結局何も分からないw
さらに気になってきたじゃねえかw
このアニメの性質上、最終的に判明するってことは無い気がする。
このもやもやした気持ちどうしてくれるんだw

10話視聴。
うたえ、可愛い。
そして、ちょっと可哀想。
たけと気づけ、この大バカ。
それでもポルノ作家かと真面目に突っ込んでも仕方ねえが。

11話視聴。
最後にきて、ちょっといい話になってきたんだがw
しかし、最後このまま終わる気がしない
どうせ、リビドー爆発で終わるんだろうなw

12話視聴。
予想に反して綺麗に終わろうとしやがったw
バカバカしくはあるが、綺麗に見えるから困る。
個人的にはもっと爆発して欲しかったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 22

セメント さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

天才

圧倒的すぎるwww
夏期ワーストアニメ最有力候補なんじゃないんですか


天才ばかりを集めた学校が舞台とあり、まさに天才のバーゲンセール
かなり安っぽいイメージが払拭できないです、天才がこのように毎年輩出されてたら苦労はしません
言うなれば、超ショボい能力者たちが戦うアニメみたいな、天才と定義して良いのか怪しい微妙な天才ばかりが出てくる、がっかり感の漂う物語設定でした
話の軸の部分の酷さに加え、新人声優の試験起用のようなキャスチング、毎回同じ曲しか演奏しないクラリネットの天才()や円周率が言えるだけの数学の天才()など個々人の造り込みの甘さ等々、枚挙に暇がありません
何か”失うものがないから取り組みやすい”という言葉を強く感じるアニメでした

1話の冒頭、いきなり知らないエロアニメが始まるものですから、やべぇ見るアニメ間違えたかなと思うのも無理はない
これはポルノ作家の天才()である主人公の執筆したと思われる、これも劇中劇と言うのですかね、創作エロアニメで、以後も度々出てくるのですが
これ以外にも、普通に本編でやたらと女キャラが脱いでおり、非常に情欲をそそります
おかげにして、このアニメを観た後はエロサイトへ一直線がお決まり(ry
という冗談は捨て置き、2話の創の芝居とか、7話の来夏の寝起きからの一連のカット、8話のホテルの主人公の転倒するカット、12話の創の発明品が空飛んでくカット等々、たまに地味ウマな作画があるんですよね・・・
凡そ褒めるところのない駄ニメとネットでは目されていますが、そこだけは評価できる点でした

先程も言いましたが、あからさまに残念キャスチングです、逆に感心する位の酷さですね
このアニメなんと、長島☆自演乙☆雄一郎さんが出演してるんですよね
鉄坊廻役で出ている他、10話ではOP,EDを声優と混ざって歌っちゃったりしてます
まぁ素人ですから違和感を絶対に感じるだろうと踏んでいたのですが、元から酷いOPEDはともかく、本編ではそんなに浮いてないのが驚きでしたね
本業じゃない人が入ってても浮かない周りのレベルに軽く危機感を覚えますが

さて音楽に関しては、これも酷いとしか言いようがありませんな、最終回の挿入歌は歌詞も酷い
「ロウきゅーぶ」といい「ゆるゆり」といい、アニメPVに中の人の実写映像を使ったケースが多いシーズンでしたね
悪くないとは思いますが、声優プッシュが見え透けてちょっと・・・とも思います
アニメキャラ差し置いて声優出してるわけですからね、まぁそれだけ声優需要が高まっているということでしょうが

謡江や蘭に比べると、メインヒロインの吹音があんま可愛くないですね
にも関わらず、主人公は詩江を切っての吹音ルートでしたから、全く・・・全く・・・
そして律は、どうやら主人公に好意を寄せていたようですが、腐を釣ろうとしてるのが見え見えでアザトイですね
キャラに関してはそうですねぇ、性的だなぁと思うことはあっても、それ止まりでしたねぇ

それでもイベントは精力的にやっちゃうんですよねぇ
名古屋の全巻予約者限定イベントに、渋谷のCD発売記念イベントに、ソフト発売記念イベントシリーズにと、その全てにおいて良い噂を聞かなかったですね
ニコ動と連動した企画も、投稿者数は奮わなかったみたいですし、Ustの生放送でも視聴者少なかったとか、ソフト1巻の特典には抱き枕がついていたのに売上も微々たるもので・・・
こっちが虚しくなってくきますね、打ち上げコピペを初めて読んだ時が思い出されます
何故こんなことになってしまったのか
いやーほんとやること全部がマイナスに繋がってるような気がします


軒並み低評価です、ポル産アニメの終焉を感じます
しかしこの駄ニメポイントが、クソアニメソムリエを強く育てるわけなんですねぇ
ちなみにウィーンに行く話は原作の特典映像につくみたいですねぇ、果たして見ようか見まいか・・・

投稿 : 2024/10/05
♥ : 12

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

バランスはとれてます。低い水準で

エロコメというのは、特殊なジャンルです。
良いに越したことはありませんが、1話1話のストーリー展開はかなり無茶なこじ付けや、面白くもない寒いコメディを入れても許される、そんな免罪符を持っています。
それがエロに通じているなら!という前提ではありますが^^
ラッキースケベに行き着くためのストーリー、裸やパンツを見せるための設定、エロイベントを発生させるための舞台。
全てのベクトルが「エロ」に向いているなら、目的達成のための手段はあまり重要視されないのがエロコメ。
そりゃそうです。
超展開をみせて引き込まれるストーリーのエロ、涙なくしては見られない感動のエロ、人間の深層心理を深く考察した社会派のエロ、なーんてのは、ほぼ存在しません。
面白いストーリーなんて、むしろエロには邪魔。
くだらねー、ほんっとにくだらないぐらいの内容で丁度いいのです。



さて、前置きが長くなりましたが本作はエロコメです。
一芸に秀でた生徒が集まる学園。生徒達はそれぞれのジャンルでの天才であり主人公はポルノ小説で名を馳せている人物・・・とまぁ、いい具合にバカバカしくてありがちな設定。
主人公の職業を活かして、女子達を相手にエロ妄想を膨らませていくといったエロ展開パターンを装備した作品です。


前述のとうり、エロコメなのでストーリーは箸にも棒にもかからない内容。
いくらなんでも展開が幼稚すぎだろ!・・・と、思わないではないですが、まぁそれは我慢できます。
意味不明のキャラの行動原理も頭痛がしますが、まぁエロコメだからねぇ・・・で、無理やり納得する事もできなくはないです。
典型的なエロ系らしい、クソつまらなさが蔓延しているのは予測の範疇でした^^;
しかし、低質である事が許されるのはそこまで。
本作はそれに留まってはおりません。

ぎこちなく動く動画の足りない作画。
パンツや乳を見せとけばいいだろうという芸のない演出。
ヘタクソな大根声優。
その大根が歌うOPとED。
と、まぁ
ストーリーや設定以外の部分も含めて、ぜーんぶ安定的に低質でした、R-15は。
見事なものです、悪い意味で。


優秀なエロ系というのは、呆れるぐらいの緻密な作画をしたり、想像力を掻き立てる最大限のエロス演出を工夫したりと、普通の作品を凌駕する美点があるものです。
声優に至っては、言うまでもなく超重要。
くだらないエロだからこそ、後ろ指さされないように、ちゃんとやれる部分では頑張るもの。

ですが、R-15はストーリーのしょっぱさに見合った、いや、それ以下のガッカリ品質。
褒めるところがない、という意味において実にバランスの取れた作品でした。

どんなクソアニメでも何かしら特徴をピックアップできると思うのですが、ほんとに何も思いつきません^^;
それぐらいに無為で低水準な作品。

お金や時間をドブに捨てたいと思う方にオススメです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 22

67.7 7 片思いで中学生なアニメランキング7位
初恋限定。(初恋リミテッド)(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (481)
3189人が棚に入れました
雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、男の子から愛の告白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。野獣のような風貌の高校生・財津操から告白されてしまったのだ。操が恐ろしくてなかなか交際を断る勇気を持てないあゆみ。そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて疲労困憊する姿を心配してくれた、同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、衛はあの操の弟だったのだ…。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

様々な初恋を描いた隠れた良作

中学生~高校生の初恋を描いた群像劇です。

原作未読ですが少年ジャンプで連載してたみたいで、少年誌らしい女の子のアングルが多めな感じ。
でもあんまり嫌な感じはしないので、女性でも楽しめるかな♡

好きになったり振られたり、恋に臆病になったり悩んだり・・
いろんな子たちの初恋が、ギャグを交えながらじんわりくる展開もあったりして、期待以上に楽しめました♪
これ隠れた良作だと思います!

江ノ本さんと楠本くんの話が好きでした。3話、6話、そして最終話。
最初、男は顔だって言ってた江ノ本さんが、最後には、男は顔じゃないって言ってたのは面白かった♪

恋愛もの、純愛ものが好きな方におすすめします☆彡
参考に、恋の一方通行相関図も一番下に書きましたw

以下、各話の簡単な感想です。◎は良かった話です。

1話「美少女Aと野獣Z」
{netabare} 突然強面の男子から告白されちゃった有原あゆみさん。
その男子、財津操くんは本当は優しい人なんだけど、彼女は操くんの弟の財津衛くんが好きで・・
でもせっかく助けてくれたのに、キックするのはちょっとかわいそう。{/netabare}

2話「となりの山本さん。」
{netabare} 綺麗なのに恋愛には全く興味がない山本岬さん。
1話の財津兄弟の幼馴染だったりと、意外な関係がちょっと面白い。
実は財津衛くんは山本さんのことが好きなんだけど・・{/netabare}

3話「ゆらめきアンバランス」
{netabare} 体育祭の応援担当になった江ノ本慧さんと楠田悦くん。
でも二人はウマが合わなくてケンカばかり・・
江ノ本さんが楠田くんのことを徐々に好きになっていく過程が見ててニヤニヤしちゃいます♡
楠田くん、私も最初は好きなキャラじゃなかったけど、憎めないところがいいなって思いました♪{/netabare}

4話「世界の誰より大好きな」
{netabare} おにいちゃんの別所良彦くんがすごく大好きな別所小宵さん。
別所良彦くんは山本さんが好きなんだけど、山本さんはある出来事で有原さんのお兄さんを好きになっちゃいます♡
ホント、何が恋のきっかけになるか分かりませんね♡{/netabare}

5話「とまどいダイビング」
{netabare} 中学の時に水泳のオリンピック候補にまでなったのに、高校で水泳をやめてしまった渡瀬めぐるさん。
水泳部で一緒だった武居先輩(いつも水着なのはなんか嫌w)に水泳部に誘われるけど・・
胸を見られるのは嫌だけど、女として見てくれないのも寂しいような。{/netabare}

6話「雪が降り出すその前に」◎
{netabare} 男女6人でクリスマス会をすることになったけど・・
全然ロマンチックな展開じゃないんだけど、なんだかココロに沁みました。。{/netabare}

7話「キスをしようよ」
{netabare} ボーイッシュででクールな感じの土橋りかさん。
同じテニス部の寺井春人くんと内緒でつきあってるけど、なかなか進展しなくて。
二人の不器用な恋がもどかしいけど、最後のぎこちないキスが良かった♡{/netabare}

8話「チョコレート・ボマーの憂鬱」
{netabare} バレンタインデー♡
それぞれの子たちの想いが交錯して・・
理由はなくてもドキドキすれば恋・・そういう恋はこの時期にしか味わえないかもね。{/netabare}

9話「その思い出には満開の」
{netabare} 美術部の千倉名央さんは部室に飾られた桜並木の絵が大好きで、それを描いた連城先輩に出会い、好きになってしまうけど・・
他の話と比べて静かでしっとりとしたお話でした。{/netabare}

10話「カッパファイト!」
{netabare} 楠田くんをカッパ役に欲しいと現れた演劇部の不動宮すみれさん。江ノ本さんのヤキモチがかわいい♡
5話の渡瀬さんの話の続き。武居先輩の言葉って告白だよね?
最後の楠田くんの江ノ本さんへの言葉・・楠田くんそれ絶対言っちゃダメでしょ。。{/netabare}

11話「少年達の逃避行」
{netabare} ダメでどうしようもない男の子たちの逃避行。
嫌われても自分の想いを伝えたい・・財津お兄さんいいこと言う!{/netabare}

12話「ハツコイリミテッド。」◎
{netabare} なんか青春してていいなぁ。
海に向かって叫ぶとか、砂浜の追いかけっこからの告白とか。
みんないい感じになってスッキリしたラストでした☆{/netabare}

おまけ。恋の一方通行相関図
{netabare} 財津操 → 有原あゆみ → 財津衛 → 山本岬 → 有原有二
                     ↑
            別所小宵 → 別所良彦{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 16

やる気梨 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

アナタは 恋をしたこと ありますか?

あらすじ


雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、
男の子から愛の告 白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。
野獣のような風貌の高校生
財津操から告白されてしまったのだ。
操が恐ろしくてなかなか
交際を断る勇気を持てないあゆみだったが

そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて
疲労困憊する姿を心配してくれた、
同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、
衛はあの操の弟だったのだ……。



※作品データベースより引用



感想


これは「いちご100%」で
有名な河下水希先生の作品ですね。

僕は、この作品は
全巻持ってるくらい原作から好きなんです。
連載時には、打ち切りになってしまって
がっかりしてたんですが…。
まさかの、アニメ化してくれて嬉しかったです!


まず何と言ってもキャラが多いですね
それぞれサブキャラという概念があまりなく
様々な視点で描かれています。

各話ごとにスポットが当たる
キャラが違うので
違う恋愛模様が見れて非常に面白いです。

さらに、毎回スポットが当たるキャラが違う分、
ある意味どのキャラも主役の様なものだと思うので、
それぞれのキャラの声優が豪華なのも良かったかと思います。
声優さんの演技のおかげで、
さらに感情移入出来たと思います。


基本的には、タイトルの通りに
「初恋」についての物語だけです。
中高生の男女の、甘くも切ない恋愛を描いていますね。

この初恋の話の、
展開や演出が何とも良かった。
見ているとニヤニヤが
止まらない様なシーンが
多かったですね〜。

個人的には、江ノ本と楠田の恋愛の話が
1番好きでしたね。


登場人物は多かったけど、
それぞれの立ち位置やキャラがハッキリしてたので
わかりやすくもあったと思います。

後半までは、
全く目立たないと思ったキャラでも、
感動するくらいの物語をしていたのは
単純に凄いと思いました。

またキャラがそれぞれ
魅力的で設定も良かったと思う。
自分は、好きなキャラも多くいたし、
みんなも誰かの恋愛については
共感したり感動して、
好きなキャラが出来るのでは無いかと思います。


あとはOPやEDなどの
音楽も何気に良かったと思います。
特にEDが好きでしたね♪
それに、何話かでの特殊EDも
素晴らしい出来だったとおもいます。


ただ、一つ文句があるとすれば
もっとそれぞれの恋愛を見てみたかった…!
別々の恋愛を描いているせいで、
一つの恋愛だけ見るとほぼ進んでおらず、
曖昧な形で終わりを迎えてしまいます…。

まぁ、放送していた時には、
原作が終わってしまっていたので、
どうしようもないと分かっていますが…。
もう少し、それぞれの恋愛が見て
どうなるのか知りたかったという想いがありますね。

結果だけ見ると付き合ったと言えるのは、
1組ぐらいですしね…。

その後のことを、
視聴者に想像させる余地を
わざと残していたのかも知れませんけどね。


でも、総合的に見て
凄い好きな作品でした。
作画も悪く無いですし、
音楽も良いです。


評価が低い…というか。
知名度が低いみたいですが、
評価の割にはかなりいい作品だと思います。
恋愛ものとしては良作品でした!

個人的には、
もっと高い評価を
受けてもいい作品だと
思いました。


恋愛物が好きな人には、
ぜひ見て欲しい作品ですね。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 29

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

アナタは 恋をしたこと ありますか?

あらすじ


アナタは 恋をしたこと ありますか?

うまくいくことばかりじゃない
まちがうこともあるかもしれない

でも初めて出会った恋する気持ちは
私たちを未来へ運んでいく


雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、
男の子から愛の告 白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。
野獣のような風貌の高校生
財津操から告白されてしまったのだ。
操が恐ろしくてなかなか
交際を断る勇気を持てないあゆみだったが

そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて
疲労困憊する姿を心配してくれた、
同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、
衛はあの操の弟だったのだ……。


五人の中学二年と三人の高校一年生の
女の子たちの初恋の瞬間を
恋愛コミックの旗手、
河下水希が鮮やかに描いた作品
初恋限定。-ハツコイリミテッド-



感想

これは「いちご100%」で
有名な河下水希先生の作品ですね

全巻持ってるくらい原作から好きなんですが
打ち切りになってしまってがっかりしてたんですが
アニメ化して嬉しいです!


まず何と言ってもキャラが多いですね
それぞれサブキャラという概念があまりなく
様々な視点で描かれている
オムニバス形式ですね

基本的にタイトル通り「初恋」をテーマに描いている。
登場人物は高校生、もしくは中学生の男女で
序盤は1話ごとに少女たちの初恋の瞬間を描いている。

この初恋の瞬間は非常によく描けており、ベタor過剰な演出はあるが
見ていて可愛らしくニヤニヤが止まらないシーンの数々だ。

確かにアニメ的展開や、
お約束的展開、都合展開もあるが
このシンプルだが「初恋」という
テーマを突き抜けた作品は好感が持てる

多い登場人物を「初恋」というテーマで上手く動かしており、
後半までは目立たなかったキャラクターが、
たった1話で思わず涙をこぼしそうになるくらいの
初恋物語を展開してくれたのは、純粋に感動した

またキャラがそれぞれ
魅力的で設定も良かったと思う
好きなキャラも多く
個性的であると思う

ただ、1つだけ残念なのは初恋の結果が
あやふやになっているモノが多かった。
ある意味そこにはリアルがあり、
上手く行かない初恋や登場人物たちの初恋の行方を
視聴者の想像に任せるという部分もあったのかもしれないが、
ここをどう受け入れるかで作品を見終わった後の脱力感に
人によって違いが出てくるかもしれない

あとはOPやEDなどの
音楽も何気に良かったと思います
特にEDが好きでしたね♪
ウォークマンにも入れてる位好きです!


評価が低いというか
知名度が低いですが評価の割には
かなりいい作品だと思う
良作品でした!

もっと高い評価を
受けてもいい作品だと
思いましたね!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 62

76.3 8 片思いで中学生なアニメランキング8位
上野さんは不器用(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (410)
1772人が棚に入れました
ココは、とある中学校の理科室。科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的(変態?&ちょっとフェチ?)すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピールをするが・・・。果たして上野さんの恋は成就するのか!?それとも・・・

声優・キャラクター
芹澤優、田中あいみ、影山灯、大森日雅、伊藤美来、井澤詩織、戸松遥、佐藤利奈、竹達彩奈、井口裕香
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

逆セクハラ

田中の鈍さと上野さんへの扱いが酷くてムカつく。いくらなんでも性格悪すぎないか?これに好意寄せるのは自己肯定感が低いかも。それかドM。男女逆転して考えたら完全にアウトだけど、僕はこういうノリは好き。上野さんは逆セクハラばかりしてるのに、肝心なところでは踏み込めなくて、なんか可愛い。まさにHow clumsy you are!!

何気に声優が良い。

OP
閃きハートビート 歌 伊藤美来
歌声可愛い。
ED
マイペース・サイエンス 歌 上野(芹澤優)、田中(田中あいみ)、山下(影山灯)
ラブミーサイエンス 歌 上野(芹澤優)
放課後トラベラー 歌 上野(芹澤優)
コスモルミナ 歌 上野(芹澤優)
不器用センセーション 歌 上野(芹澤優)
心のふりこ 歌 上野(芹澤優)

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピール試みる。1年生部員の山下も冷静沈着なアシストで上野さんをバックアップ!果たして上野さんの恋は成就するのか!?

1. 実験その1「ロッカくん」/実験その2「クマタンダー2号」
ココは、とある中学校のとある理科室-。科学部部長・上野さんは、その天才的頭脳で究極の携帯型濾過装置「ロッカくん」を完成させた。性能を確かめるため、部活の後輩・田中に対し濾過した謎の液体を飲むようにすすめる。果たして、謎の液体の正体とは一体…!?{netabare}自分なら上野さんのおしっこ飲める。なんなら、濾過してなくても飲める。我ながら変態だな。実際、出したておしっこは無菌だから飲んでもセーフ。飲尿健康法もあるくらい。クマタンダーはパンチラ防止機器。スカートの中を暗黒にして履いてない状態で覗かせる。自ら見せるよりめくって見られるのは恥ずかしいようだ。というか田中、スイッチを切ったら駄目。{/netabare}

2. 実験その3「ダッシュたん」/実験その4「一七六防護服」
「田中のパンツくれ」上野さんは田中のパンツを要求した。新たに開発した、瞬間脱臭装置「ダッシュたん」の力を試すため、強力な臭い発生源が必要だという。自分だけ実験台になるのはイヤと言う田中。上野さん、山下も巻き込みお互いの衣類の臭いをかぎはじめるのだった。{netabare}臭い嗅がれるのは恥ずかしいな。女の子に対して臭いはデリカシーなさすぎねえか。防護服着ておっぱい触らせようとするも、違うと言ってるのにお尻に平手打ち。セクハラだけど、SMプレイになってる。言葉責めも激しい。乙女のパンツで遊んだ挙句、さらにけなすのは酷。{/netabare}

3. 実験その5「キルトハイド」/実験その6「ガラクたん」
水泳部部長・北長さんが訪ねてきた。最近、水泳部にのぞきが出るらしく、上野さんに対策のための発明品制作を依頼していたのだ。疑似立体映像投影装置「キルトハイド」-。それを受け取った北長さんは、おもむろに水着を脱ぎ始めて…!?{netabare}全裸になるのはびっくりした。というか田中馬鹿にもほどがある。服は着て帰ろう。ガラクたんで水生成して、間接キスを狙うけど、田中潔癖。{/netabare}

4. 実験その7「ウエノ13号」/実験その8「サモンスタット」
いつもの放課後。どこかいつもと違う上野さん(?)…。田中をじっと見つめたり、ひざまくらを要求したりと、かなり積極的。秘めていた乙女心を解き放ち、ついには田中に頭をなでなでさせはじめる。{netabare}田中は状況を受け入れるのが早い。自分で作ったロボに嫉妬は笑える。サモンスタットで何でもペットにできちゃう。謎の生き物見て触るだけ。パンストだけど。井澤詩織ボイスの無駄遣い。{/netabare}

5. 実験その9「ピースペクター」/実験その10「PEリザーバー」
夜の中学校、理科室。学校に点在する怪しい噂・地獄八怪奇の正体を暴くため、上野さんは新たな発明品を作成した。「ピースペクター」 それは、人ならざるものの挙動を捕捉し、モニタに映し出す装置である。上野さんと田中、山下とウエノ13号のペアに分かれ、校内を探索しはじめるのだった。{netabare}山下まさかのお漏らし。ウエノ13号の機能に救われた。田中が気を利かせてまさかのロッカくん持ってきちゃった。吸水して濾過するPEリザーバーの件では運動場から窓伝いで侵入する女の子西原登場。汗も飲めるぜ。田中は下より上の汗を濾過した水なら飲めるみたい。上野が阻止して飲むけど、西原の母性本能を目覚めさせてしまう。声優は僕の好きな佐藤利奈で嬉しい。{/netabare}

6. 実験その11「II傘」/実験その12「E-Qブースター」
急に降り出した雨。傘を持ってきていないと困る田中に、上野さんが差し出したのは「II(アイアイ)傘」。微弱な重力場を発生させ、対象物を受け流す装置である。傘の歴史が変わると、これには田中も上野さんを称賛する。その時、水たまりに足をとられた上野さんはII傘に向かって渾身の尻もちをついてしまう…!?{netabare}傘が股間かお尻かは定かではないが、めりこんでしまう。一緒に傘に入ってラブラブおち。E-Qブースター装着して上野と田中が相撲をとるわけだが、田中が上野のズボンを直接掴む容赦のなさ。配慮が足りん。{/netabare}

7. 実験その13「パンティロッティ」/実験その14「ガチャポーター」
田中にパンツ食べさす計画会議、通称TPT会合が開催された。いくらなんでもパンツは食べないだろうと思われたが、入念な事前仕込みにより田中は究極の空腹状態を迎えていた。上野さんは、満を持して非常食兼用パンツ「パンティロッティ」を差し出した!!{netabare}田中にパンツ食べさすは草。本当に食べるとは。しかも躊躇なく。ガチャポーターは欲しいものが転送されるらしいけど、実はパンツしか転送されない仕様。パンツ渡してまで、本当にこいつと結婚したいのかあ。まさかの山下のパンツやら北長の水着が出てくる。上野さんの狙い通りにはいかないけど、田中が成敗されててすっきりしますね。{/netabare}

8. 実験その15「コイツネートルナD錠」/実験その16「ペロリリオン」
新たに発明した「コイツネートルナD錠」をさり気なく田中にすすめる上野さん。眠気を解消し、睡眠時には簡易人格を形成するスグレモノである。熟睡する田中に上野さんはそっと身を寄せ、大胆な行動をとり始める。{netabare}手を握って好意を確かめる直前で目覚める。死刑は妥当。田中の双子の妹みずなとよもぎ登場。上野さんがあげた飴がきな粉味なのかチョコミント味かで喧嘩するのを兄として叱るけど、人が口に入れた物を入れるなとかいう視点の違和感。飴は好きな味に感じるというだけ。{/netabare}

9. 実験その17「ジゴスパッツ」/実験その18「SQ水」
スマホの電源が切れ、充電ケーブルを探す田中。 上野さんはおもむろにスカートをまくりあげ、超発電衣服「ジゴスパッツ」を取りだした。 あらゆる日常動作を電力に変換することができるアイテムである。 スマホの充電のため、上野さんは田中にスパッツをこするように要求する。{netabare}下半身に注目って女の子が発する言葉とは思えない。こすりかたがエロい。SQ水着ると宙に浮く。みずなが水筒をくれと教室のドアを開けると激しい引力で上野さんの水着が破れる。田中は少しは何か感じてもいいんじゃない?しかも、みずなが何の用事で教室に来たのか全然覚えていない。{/netabare}

10. 実験その19「カンチカン」/実験その20「レパラー手」
放課後、田中が理科室に着くと教室内は電車と化していた。 車掌の格好をした山下。自らに「痴漢しろ」という上野さん。 痴漢通報装置「カンチカン」の実験をしているのだという。 カンチカンを完成させ、痴漢被害に苦しんでいる人々を救うため-- 田中は痴漢することを決意した。{netabare}触る前から警報鳴っちゃう。痴漢対策としては最適解では?でも、鳴りっぱなしで触られても逆に意味がない。レパラー手は物質を削って、再構成してツルツルにする。ムダ毛処理用らしい。上野さんはムダ毛を処理してもらおうと思うが、田中はなんと女の子はすね毛生えないと思っていた。同じ人間なんだから生えるの常識だぞ。むしろ、ツルツルにする必要性があるのか常に疑問に感じる。女性だから処理しないといけないわけじゃないというのが僕の考え。田中よ、女子の毛について聞いたら駄目。デリカシーなさすぎねえか。{/netabare}

11. 実験その21「インビジブルマ」/実験その22「リアスコート」
新たな発明品「インビジブルマ」は空圧層を展開し、どんな場所にも着席することが可能となる。 装置の素晴らしさを特等席で見せるため、田中の顔の上で実験することになった。 上野さんは装置の不調を装い、田中の顔面に自らのお尻を落下させようと企んでいた。{netabare}お尻を落下させなくても顔面騎乗にしか見えん。田中いつの間にかスカートの下抜けるなんてどんな集中力だよ。最終的にお姫様抱っこ。リアスコートでスカートの中をきっちりガード。男子嫌いな女子テニス部部長南峰が肌着をパンツでないと言い張りつつ、卑猥な目で見るなとか言ったり、公衆の面前で見せたり。流れで可愛いとか言っちゃう。上野さんに言ってほしいよね。{/netabare}

12. 実験その23「眼キュー」/実験その24「バレッタン」
新体操部部長・東川が科学部を訪ねてきた。 部活をのぞき見する連中を監視する装置「眼キュー」が壊れたという。 上野さんに対するスキンシップがやけに激しい東川に対し、いつになく気になる様子の田中。 「お二人って…そういう仲なんですか?」田中は東川にある勘違いをしてしまう。{netabare}一人称が僕っていうだけで、男だと思うなんて。確かに見た目だけで男女の区別はし辛いこともあるかもしれないけど、言動で判別は余計難しいよね。田中の安心したという発言に上野さん反応薄い。僕も山下と同じ気持ち。なんでそこは押しが弱いんだよ。バレッタンは使えば食べてなくても、他の人が食べた物の味覚を感じられる。実験によって自然な流れで手を繋ぐ。山下から恋人繋ぎを促されるのに、そこは踏み込めない。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ちゃんと見んかい!」

この作品の原作漫画は未読です。
芹澤さんが出演されると知り、視聴を決めた作品でした。
芹澤さん…私は個性的な役どころを演じられる声優さんだと思っています。

芹澤さんが出演されている主な作品は以下です。
・「双星の陰陽師」の音海繭良
・「賭ケグルイ」の夢見弖ユメミ
・「3D彼女 リアルガール」の五十嵐色葉
・「魔法少女サイト」の穴沢虹海(にじみん)
・「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」のシェラ・L・グリーンウッド

改めてそれぞれのキャラを見てみると、同じ声優さんが演じているとはとても思えないキャラが並んでいます。
繭良の様な正統派、色葉の様な少し影のあるキャラを演じるかと思えば、夢見弖ユメミやにじみんの様なある意味狂気的なキャラや、シェラみたいな色っぽいキャラまで演じられているんです。
これが声優さんの真骨頂なんでしょうけれど…やっぱ声優さんて凄いっ!

そんな芹澤さんが演じているのは主役である中学3年生の上野…科学部の部長です。
この上野さんが何とも可愛らしい…
上野さんは同じ科学部の田中に(密かな?)思いを寄せていて、何とか気持ちを伝えようとするのですが、普段の態度は強気なんですけれど、いざとなると途端に腰が引けてしまい、顔は真っ赤…汗ダクダク…
挙句の果てには髪の毛まで直立不動になる始末…
ある意味究極とも言える純情でシャイな女の子なんです。

でも何もしなければ気持ちが伝わらないのは上野さんだって百も承知…
だから平静を装ってさりげなく近づくために上野さんが駆使するのは、凡そ中学生のモノとは思えない発明品の数々…

例えばとある発明品を上野さんが身に付け、その効果を田中に確認させる…
すると田中が思春期特有の衝動が我慢できなくなり自分に迫ってくる…
そんな展開を毎回期待しながら、あの手この手で田中を発明品の実験に付き合わせるんです。

田中…いい加減、上野さんの気持ちに気付いてあげなよ…
と思うのですが、この田中が超が付くほど色恋沙汰に鈍感なんです。
上野さんの積極果敢なアプローチ…普通の中学生の男の子なら間違いなく陥落している事でしょう。
ですが、鈍感であるが故に難攻不落なんです。

上野さんにも意地があります。
自ずと言動がエスカレートしていくのですが、上野さんの純情でシャイな性格が災いしてあと一歩届かず堂々巡り…

この展開がお決まりのパターンなのですが、上野さんのリアクションがパターン化されているのを割り引いてもこのやり取りが実に面白いんです。
加えて、上野さんの激しい心情のアップダウンを芹澤さんが見事に演じられている分、面白さも増しましです。
でもこの作品の魅力は、やはり上野さんの開発する発明品の数々だと思います。
「ロッカくん」「ウエノ13号」「パンティロッティ」など…
発明品の効能が気になるのはネーミングセンスがが抜群だからなんでしょうね。

上野さんと田中の微笑ましいやり取り…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、伊藤美来さんの「閃きハートビート」
エンディングテーマは、6曲も用意されていました。
エンディングの個人的な推しは第8話、第9話で使用された上野さんの歌う「コスモルミナ」でした。

1クール全12話の物語でした。
こういう見て元気になれる作品が月曜日の朝から視聴できるのが私的には嬉しかったです。
月曜日の出勤は気持ち的に辛い時もありますが、この作品のお陰で元気になれましたから…
しかも15分枠なのでサクッと視聴できるのも良かった点でした。
原作は連載が続いているようなので、続編があるなら是非視聴したいと思います。
最後に…上野さんの本懐が遂げられることを願っています。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 16
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

もっと不器用でよい

原作未読


1回につき5分×2話で15分と短尺。基本的に1話完結型のギャグアニメ。
昨年(2018年)は『あそびあそばせ』『ポプテピピック』『ヒナまつり』『ちおちゃんの通学路』ことごとくスルーしてきたので、年始に「ギャグ枠なんぼのもんじゃい!」と誓いをたて臨んだ一作。
あまり食指が動かない系統であるとはじめに自己紹介しときます。


上野(CV芹澤優)、田中(CV田中あいみ)、山下(CV影山灯)の科学部三名が主要キャラ。上野(♀)さんが、タイトル名の通り不器用ながらもあの手この手駆使しながら田中(♂)の気を引こうと空回り、山下(♀)が緩衝剤(時にはボケ、時にはツッコミ)として機能するという関係性。放課後の部活動がほぼ作品の舞台で、わりと閉じられた空間で展開されます。
その気の引き方の変態っぷりがギャグの主成分であり本作の柱になってます。第1話から全開なためノリに合わないと判断したら切っちゃってよろしいかと。

科学部三名皆マイペースで、そのコミュニケーションのズレも笑いのポイントなんですが、キャラが固まる前の早い段階{netabare}(第3話){/netabare}でゲストキャラが登場してきました。ゲストキャラの声優さん達とても豪華なのですが、投入をもう少し遅くしても良かったんじゃないかなぁというのが気になるところです。
主演の芹澤優さんは、昨年(2018年)私が視聴した『3D彼女』『魔法少女サイト』とはまた違うキャラクターを全力で好演してます。・・・が、


まあこれが面白くない。クスリとも笑えない。渾身の第1話でさえゴミを見るような目の自分がいたし、リカバリの第2話では寝落ちしました。ギャグ作品で面白くないと致命的です。
なお、“お笑い”については面白かった面白くなかったが全て。笑いのツボこそ人それぞれで、シンプルにツボにはまったかそうでないかと思ってるので、あまりグダグダ言うのもなんかね。


少しフォローしとくと、本作で上野さんのド下手(≒不器用)な愛情表現、田中の馬耳東風、山下の宇宙人っぷりの絡み具合のバランスであったり、ネジの飛んでるゲストキャラ達であったり、ド○えもん/キテ○ツ大百科を彷彿させる珍妙な品々であったりと、こと材料は悪くありません。
そこを増加倍加させるための上野さんの不器用さっぷり変態っぷりだけは尖っていて好感です。
予定調和のお笑いは毒にも薬にもならないと思えば、本作『上野さんは不器用』は挑戦的な意欲作と言えるでしょう。


そしてちょっとだけグダグダ言うと、私としては一般的には度を越してるように見えるところ、もっともっと欲しかったですね。メーターを振り切ってほしかったのです。

{netabare}第5話の山下の失禁シーン。ここでこそ濾過器の登場でしょうに!{/netabare}
{netabare}第6話の山下の激おこシーン。意外とも思わず、上滑ったと感じたのはこれまでの積み重ねで作品にネガティブな印象を持ってしまってたからですね。限界です。{/netabare}

振り切って欲しかったから、上野さんの恥じらいの裏返しみたいな軽いデレ。アレいりませんでした。入れるなら散々イジリ倒されてからの終盤ないし最終話くらいなら破壊力があったでしょうに、、と思います。
ただしそれは{netabare}上野さんが田中に惚れているという{/netabare}作品の構成上、実現は難しい。この度はご縁がなかったものと思うことにします。


15分と短尺でダメージも少ないため多少引っ張りましたが、6話で断念しました。



-----
2019.08.23追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴



2019.03.26 初稿

投稿 : 2024/10/05
♥ : 45

73.1 9 片思いで中学生なアニメランキング9位
こどものおもちゃ(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (177)
1145人が棚に入れました
『こどものおもちゃ』は小花美穂による少女漫画作品、またはこれを原作にしたテレビアニメ。略称は「こどちゃ」。人気タレントである少女と、そのクラスメイトで大問題児である少年を中心に進むドタバタ学園ストーリー。本作は、1996年から98年にかけてテレビ東京系にて放送された人気アニメ「こどものおもちゃ」の後半、中学生編。集英社刊『りぼん』に連載された小花美穂による原作コミックを「おじゃる丸」の大地丙太郎監督がアニメ化し、大地監督の代表作と言われるほどの高い評価を得た。アイドルタレント・倉田紗南の波乱に富んだタレント人生と学校生活を中心に、いじめや離婚などアニメでは扱いにくい問題も丁寧に描いている。芸能界という舞台設定から実在芸能人も多数出演。準レギュラーとしてぜんじろうが出演していた他、TOKIOの松岡昌宏、篠原ともえ、ショッカーO野、声優(綾乃花丸小路智美)役で西村知美が出演している。また、八嶋智人も端役で出演。

声優・キャラクター
小田静枝、木野花、内藤玲、天野慶子、中崎達也
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

子供の視点から見た大人の社会

{netabare}OPと絵柄は想像できない程ヘビーな作品でした。小学生でありながら、芸能界の子役として活躍する紗南のちょっと背伸びした感性と、過去の体験から子供として大人を毛嫌いする羽山の年相応の感性といった、立場や考え方が異なる2人の小学生の目が捉えた現代社会の問題は様々な角度から切り取られ、時にシリアスに、時にコミカルに表現されていました。正直子供向けの作品としてはテーマがあまりにも共感しにくいものであったと思うのですが、そこは放送当時小学生だった私でも何故か楽しめていましたね。思えば思春期という、社会に意味も無く反抗したくなる(この場合、学校とか親とかですが)よく分からないエネルギーに満ち溢れた自分達の代弁者的な役割をこのアニメに無意識的に求めていたような気もします。大人に反感ばかり持っていた子供ではなくなってしまった今、この作品をきちんと見返すと、一体どういう気持ちになってしまうのか、少し怖くもありますが。こういうのがあるから、少女漫画は侮れないんですよねえ。少年向け漫画とはまた違った持ち味が今も昔も変わらずにあるのは、素晴らしい伝統だと思います。

時に辛い問題を抱えながらも、紗南を初めとした子供達はそれはそれはバイタリティに溢れていて、逃げずに向き合い、そして解決に向けて全力でぶつかっていきます。全力でぶつかる事を子供達は厭わない。大人になると全力で物事にぶつかるのは中々難しい物です。そういう意味では子供の方が未熟という既成概念は捨て去った方がいいのかもしれません。実際この作品は大人に向けての子供の視点からの問題提起な部分も含めているので、情けない大人に対する子供からの辛口のエールという見方も出来ます。

私が子供だった時は、全員が全員そうであったとは言いませんが、親の背中を見て、大人は凄いんだなという印象を持っていました。所が年を重ねるに連れて、大人のボロみたいなのも見えてきたりして、凄いと思ってたけど、実際そんな事はないのかも?みたいな疑問が出てきたりして。そういう微妙な心情を見事に表現した『こどものおもちゃ』。大人から見れば生意気な作品だと思いますけど、反面耳が痛い作品でもあります。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こどもだってこどもなりに、こどもだからこそ悩んでいます

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
以前、「12歳。ちっちゃなムネのときめき」を視聴断念したのち、レビュー(笑) こっち「は」良い作品ですよ♪

同じように断念した方に、少女漫画原作にも、似た設定のアニメにも、良い作品はあるから観てほしくなりました(古いアニメなんで作画は完敗ですが)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公やヒロイン達は、「12歳。」と同様に、12歳の小6。また、同じように、恋愛に迷走していきます。

しかし、根本的に違うのは、「こどちゃ」は、その表題通り、「こどもの恋愛」を「こどものおもちゃ」として、捉えている点。つまり、「恋愛ごっこ」である自覚。

登場人物達も、「恋愛ごっこ」であることに薄々気づきながらも、付き合ったり別れたりします。しかし、その中で、「本当の恋愛」を見つけていきます。付き合ったり別れたりも、じっくりと長い時間やエピソードを重ねていくので、感情移入ができるのです。

ラブコメっぽいですが、実はシリアス系の恋愛モノです。

彼ら、彼女らは、全員が(大人によって負わされた)心の傷を抱えていて、それが、微妙に歪んだ人間を形成しています(そこをどう乗り越えていくかも見所のひとつ)。

終盤、「あの人物がああいう状況になるのは」、胸が苦しくなりました。

小学生ならではの、不安定な心情を上手く書ききり、と同時に、ドキッとさせられるような大人びた発言もします。確か、原作を読んだのは中学生くらいでしたが、今でも内容はバッチリ覚えています。

私は原作→アニメなので、原作の方が感動できましたが、アニメも十分におもしろい!

一方、「12歳。」は、冒頭で「大人でも子供でもない」って言ってましたが、、、なんだろう? 大人が偏見混みでみた子供って印象で、「アニメじゃない」って歌ったのに一番アニメアニメしていた、ZZみたいでした(いや、ZZにも良さはありますが)w

少し話がそれましたが、私の知る限りの少女漫画で、一番胸が切な苦しくなりました。いや、個人的には「NANA」より切なくなりましたよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 18

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

しっかりしてよね大人!!!

学級崩壊からはじまり、イジメやら家庭問題やら恋愛やら、本当にシリアスなんだけど、コメディ要素いれて上手にできてんなー。って印象

話もしっかりしてるし、繋がってるしで大満足

子供の頃って羽山みたいな子1度ゎ好きになるよね💕私ゎ今でも好きだけどw

羽山父ゎまじツボだったwwwwどんどんおかしくなる羽山父にも注目w

玲くんにゎ前半ニヤニヤしまくりだったw
後半ゎ後半で好きだったけどw

実紗子さんにゎ頭あがんねーなwかっこいい女だし、いいママだしで、まじ乾杯🍻

そして実紗子さんが選んだ元旦那も本当いいキャラしてて顔も声も好きだったwww

風花かわいいよなー。応援したくなるんよ!方言から行動から最高✌️最終回よーやった!!!と登場して1番盛り上がったw

後半直澄の話多かったけど、あんな美少年にあんな扱いされたら私だったら好きになる!って自信あるくらいいい男だった。。。

でも1番好きだったのゎ五條さん。リアルに好きだった。沼ってた。五條さんありがとうでいっぱい

この作品大優勝ゎやっぱり紗南ちゃん!本当に凄い子や!

元気で強くて、作品中の登場人物だけでなく、視聴者のわたしたちまでここまで明るくしてくれるのゎ紗南ちゃんが優勝だと思う。

子供って凄い!と思うし、子供の頃の世界って本当にこんなだったなー。って振り返った

最終回とかここで終わるんかわーわーわー!って感じな所もワクワクさせてくれて最高だった!

10年後の紗南ちゃんとか見たいし、続編とかスペシャルとか映画とかなんでも見たい!って思えるくらい面白かった

家族の在り方とか家族の意味とか、立ち直り方とか、子供達に教わった🤗

大人に向けたメッセージや、子供の社会に対する訴えとかも魅力💪

ほんとイイから見てほしい作品

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2
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