片思いでファンタジーなおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの片思いでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月07日の時点で一番の片思いでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.8 1 片思いでファンタジーなアニメランキング1位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2779)
15465人が棚に入れました
広大な地下迷宮、通称「ダンジョン」を中心に栄える迷宮都市オラリオ。

英雄譚にあるような「異性との運命の出会い」にあこがれ、駆け出しの冒険者となった少年ベル・クラネルは、ある日ダンジョンで場違いな強さを持つモンスター「ミノタウロス」に襲われる。

あまりのレベル差になすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところでトップクラスの冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられる。

その瞬間、アイズに一目惚れしてしまったベルは、いつかアイズに釣り合う冒険者になろうと行動を開始する。

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、大西沙織、内田真礼、戸松遥、石上静香、日笠陽子、久保ユリカ、岡本信彦、早見沙織

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

それなりの面白さ

ヘスティアの紐が話題になった作品。
ベルはいつ気付くのだろうか。ヘスティアからの想い。この辺りは非常にもどかしいと思いつつ見ていた。

平凡と見せかけて稀有な才能を見せつける主人公ベルがダンジョン攻略していく物語。しっかり神の寵愛を受けているし、タイトル通り、色々な人と出会っている。出会いを求めて冒険しているわけじゃないだろうが。

これからの主人公の成長と恋模様が気になる作品。
にしても、アイズさん強いなあ。こんな強い女性惚れるけど、リアルじゃ中々相手してもらえないよなあ。そこは主人公補正かな。


OP
Hey World 歌 井口裕香
ED
RIGHT LIGHT RISE 歌 分島花音
挿入歌
REALIZE 〜始まりのとき〜 歌 リリルカ・アーデ(内田真礼)
Hey Worldいいよね。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ! 」「はいっ! 僕は強くなります! 」どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──


1. 冒険者(ベル・クラネル)
迷宮都市オラリオ。その都市の象徴ともいうべき『ダンジョン』にこだまする魔獣の咆哮--新米冒険者・ベル・クラネルは、まさに絶体絶命の危機を迎えていた。少々残念な神・ヘスティアの唯一の眷族となり、はや半月。眼前には、5階層で遭遇するはずのない高レベルモンスター。すくむ足、震える身体……恐怖と絶望に支配されたベルの前に、一人の剣士が舞い降りる……。剣、魔法、魔物、そして神々。オラリオの零細ファミリア所属、ベル・クラネルの冒険譚は、ここから始まった--。

2. 怪物祭(モンスターフィリア)
「僕、強くなりたいです」憧れの『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタインのように--純粋なる思いがベルに与えた能力(アビリティ)【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】。それは、懸想(おもい)が続く限り、懸想の丈に従い、少年に著しい成長をもたらすものだった。その能力を、ベルの憧れの対象を知ってしまった神・ヘスティア。彼女は複雑な思いを抱えたまま、神々の宴へと足を運ぶ。たとえ憧れの対象が自分ではなかったとしても、それでもベルの、彼女のたったひとりの眷族の力になりたい、そう決めたから--。

3. 神様の刃(ヘスティア・ナイフ)
「僕はもう、家族を失いたくないです」モンスター・フィリアの喧騒の中、突如、脱走したシルバーバックからの急襲を受けたベルとヘスティア。唯一の家族を護るため、ベルは、たったひとりで格上の魔物と対峙することに--しかし、奮闘むなしく徐々に追い詰められていくベル。一方、不本意な形でベルに逃がされたヘスティアもまた走り続けていた。再びベルに合流するため、彼女にとって唯一の眷族--家族を護るために。

4. 弱者(サポーター)
「突然ですが、サポーターを探していませんか?」急速な成長に伴い、ダンジョンの7階層にまで到達していたベル。装備品も新調し、次なる冒険への準備をしているところにシアンスロープの少女、リリルカ・アーデに声をかけられる。冒険者について回る雑事を一手に引き受けることを生業とするサポーターの彼女と、より冒険に集中し、ダンジョンの更なる深淵を目指すため、ベルは初めてのパーティを結成することになるのだが…。

5. 魔道書(グリモア)
リリの助力を得て、ベルの冒険は、これまでにないほど順風満帆な様相を呈していた。戦闘に専念することで収入も増え、ファミリアの女神ヘスティアにも、ささやかながら恩返しができるほどに。だが、そんな幸運をもたらしてくれたはずの、リリの周囲に漂う不穏な空気。「なにが冒険者様……ですか」 独りつぶやき、薄暗い路地裏で虚空を見つめるサポーターの瞳--そこに映るのは絶望、憎しみ……それとも……。

6. 理由(リリルカ・アーデ)
ひょんなことから手元に舞い込んだ魔導書(グリモア)から、遂に魔法の力を手にするに至ったベル。着々と力をつけていくさなか、明らかになっていくソーマ・ファミリアの実態。それは、奇跡の美酒に呑まれた狂信者たちの悲劇。リリルカ・アーデもまた、そんな狂気の渦に巻き込まれたひとりであった。冒険者を謀ろうと画策するもの、利を掠め取らんとするもの、同胞を護ろうとするもの……そして、愚直なまでに仲間を信じ、その手を取ろうとするもの--その誰しもが足を向ける、暗く深い迷宮(ダンジョン)の深奥へと。

7. 剣姫(アイズ・ヴァレンシュタイン)
ダンジョンでの出来事を経て、晴れてリリルカ・アーデとのパーティを結成したベル。神ヘスティアの承認も受け、山積された難題は全て取りさらわれたかに見えた……。「やっぱり闘おうか」 目の前にはベルが追い求め、未だやむことのない憧れを抱き続ける『剣姫』の姿。神々にすら惜しみなき賛辞を送られる、その華麗で鋭い剣閃がベルに襲いかかる。吐息さえも感じられる、アイズ・ヴァレンシュタインとの夢の様な距離、その間で舞い散る剣戟の火花。延々と放たれ続ける輝きの中、ベル・クラネルは何を感じ、何を得るのか--。

8. 英雄願望(アルゴノゥト)
「あなたは冒険者だ--」冒険者が、その高みを目指すとき、更なる次元に足を踏み入れようとするとき……必要となるものは文字通り『冒険』。かつて冒険者であった先駆者は、そう口にした。アイズ・ヴァレンシュタインとの特訓の日々を通じ、アイズも驚愕するほどの速度で力をつけてきたベル。そのベルが、次第にランクアップに興味を示すようになるのは当然の帰結であった。いつもと同じダンジョン。いつもと同じ冒険者としての日々。だが、静かに、そして確実に近づいていた--ベル・クラネルにとっての本当の『冒険』の刻(とき)が--。

9. 鍛冶師(ヴェルフ・クロッゾ)
史上最速でのランクアップを遂げた世界最速兎(レコードホルダー)--ミノタウロスとの激闘を制し、ベルの名は『リトル・ルーキー』のふたつ名と共にオラリオ中に轟くこととなった。ダンジョン探索も、中層という更なる境地を視野に捉え、ひとつの節目を迎える。これまで以上に苛烈さを増すであろう冒険を前に、着々と準備を進めていくなか、「俺をお前のパーティに入れてくれ」 ヘファイストス・ファミリア所属、ヴェルフ・クロッゾとの新たな出会い。この出会いが次なる冒険の扉を押し開ける--。

10. 怪物進呈(パス・パレード)
ダンジョン中層--浅層とは比較にならぬほどの難所、13層へと足を踏み入れたベルたち。そこは冒険者を困惑、混乱させ、死に至らしめることに長けた、死地と呼ぶに相応しい場所だった。悪意すら感じられる迷宮構造、圧倒されるほどのモンスターの数と質。更に少しの不運、期せず到来する人の悪意……少しずつ、気づかれぬよう密かに、ベルたちは真綿で首を絞められるかの如く追い詰められていく。冒険者という獲物を狩るに十分すぎる状況が整ったとき、迷宮(ダンジョン)は、その研ぎ澄まされた牙を露わにする--。

11. 迷宮の楽園(アンダーリゾート)
ダンジョンで消息を絶ったベルたちを捜索するため、有志の冒険者を伴いダンジョンへと潜ったヘスティア。だが、彼女たちが中層に至ったとき、既にベルの姿はなく、一行は、ベルたちが更に奥へ進んだことを知る。ほんの僅かな希望の光を求め、更なる深奥へ--。それは、ベルたちに残された最後の、限りなく困難かつ無謀とも呼べる選択肢だった。より強大になるモンスター、複雑さを増す迷宮、物資は枯渇し、仲間たちもやがて……そして姿を現す階層王(モンスター・レックス)--生命を賭した冒険は終わらない……。

12. 悪意(ショー)
モンスターが産まれない18階層『迷宮の楽園(アンダー・リゾート)』。命からがら、安全地帯(セーフティ・ポイント)へたどり着いたベルたちは、そこでアイズを始めとするロキ・ファミリアの面々に迎え入れられることに。無事、ヘスティア、リューたちとの再会も果たすことができ、慌ただしくも安息と平安の時間に身を浸し、傷と疲れを癒やすベルたち。しかし彼らは知らずにいた--最短期間で『迷宮の楽園(アンダー・リゾート)』までたどり着いたことが、オラリオ最大級のロキ・ファミリアに厚遇されるということが……どれほど冒険者たちの羨望や嫉妬--そして悪意を呼びこむのかを。

13. 眷族の物語(ファミリア・ミィス)
ヘスティアの力により、冒険者たちとのトラブルは収束したものの、安全地帯(セーフティ・ポイント)であるはずの階層に突如姿を現した階層王(モンスター・レックス)・ゴライアス。その風体、そして強さは、多くの冒険者が知る常識をはるかに凌駕していた。剣を抜き、弓を引き、魔法の詠唱がこだまする--つい先刻までいがみ合っていた冒険者たちもベルに続くように、死力を尽くして階層王に立ち向かう。だが、階層王の力は、彼らの団結をも嘲笑うかのごとく強大であった--。少年が歩み、女神が記す【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】--少年は今、英雄への道を歩み始める。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

暇を持て余した神々の遊び

原作未読 ただし珍しく原作に興味が湧く


ネタバレレビューを読む
神様ヘスティアが安西先生に見えた初回で期待に胸膨らんだ。大きく外すことなく全13話完走です。
タイトルは知っていて地上波再放送を機に手を取った『ダンまち』。タイトルと見た目で視聴優先順位を下げていた過去の自分よ、なんておバカさん。

至極真っ当にRPGしている作品でした。ノリでいえばそこはかとなく『Dungeons & Dragons』や『ウィザードリィ』古典の香りがする佇まい。

ダンジョン潜入

クエストの達成やモンスター戦闘による経験値稼ぎ

ギルドでのクエスト成功報酬受取りや宿に泊まるとステータスやLVアップ
 ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む世界の一部としてダンジョンが存在し、上記ルーティンをこなしていく冒険者の一人、ベル・クラネル(CV松岡禎丞)が本作の主人公です。
転じて、神々の世界。暇を持て余した神々が人間と接触を図り“ファミリア”と呼ばれるパーティを形成するのは本作の特長です。原作は知りませんが、神々の代理戦争といった殺伐した感は無く、神々の特色にあった性格を持つファミリアが複数存在し日夜ダンジョン攻略に励んでおります。
神々のモチーフは各国の神話からの抜粋。ギリシャ・北欧・ヒンズー・そして日本とバラエティに富んでおり、そのうちのギリシャ神話からもじったヘスティア(CV水瀬いのり)がメインヒロイン。ベルくんとヘスティアを中心に神と人間(人外種族も当然おる)けっこうなキャラが登場し物語を構成しております。

そんなややこしそうな設定は観ていればすんなり理解できる親切設計なので物語理解のわかりづらさとは無縁です。そう!分かり易い。
観終わっての感想はいたってシンプル


ネタバレレビューを読む


ほら あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるのよ、と思わずにはいられません。
タイトルから色恋沙汰を想像し、蓋を開ければ抑えめで真っ当なRPGをし、いざ終わってみるとやはり看板に偽りは無いんじゃなかろうか、と思える良作です。


1.ナメたタイトルのわりにはまともな内容
ベルくんを軸にしっかり“物語”があるのです。
ネタバレレビューを読む


2.ヘタレな主人公が苦難を乗り越え成長していく
RPGのステータス成長のみに非ず。主人公が殻を破る内面の葛藤も描いた成長物語です。


3.ハーレムは申し訳程度(と感じる)そして俺TUEEEも申し訳程度(と感じる)
ハーレム:ベルくんはモテる要素を潤沢に保持してますので総取りも納得です。なんでコイツが?というキャラのハーレムとは一味違うと一線を引きました。

俺TUEEE:やや力技でした。ネタバレレビューを読む


4.緩急つけた魅力的なキャラたち
陰キャ陽キャそれぞれ特徴があったのはもとより、例えばヘスティアにしてもベルくんにデレる(ストレートな愛情表現が◎)ところと、意外と立派に神様してるところなど二面性や緩急をつけてきてました。
ネタバレレビューを読む


主演松岡さんで早々に戸松さんと絡んでるし、階層攻略のゲームっぽいし、モンスターにやられたらきっちり死ぬし、本人は一途ながら出合う女性軒並み好意持たれてるし、と某SAOと類似する点はそれほど気になりませんでした。松岡さんの声のトーンがいつもより高めだったからかもしれません。
既視感はあっても、丁寧に処理されたアニメです。神々と紐づくファミリアの設定は独特で世界観を構成する要素としてきちんと消化できてますし、別個のものとして捉えてます。


気にする気にしないのどっちに転ぶか、どこが刺さるかを言語化できたらラクなんですけどね。上に挙げた4点は魅力というより「マイナス先入観はこうしてプラスに転じました」的な内容。
もう少し掘り下げると、前述4.に絡んで“キャラへの愛着があった”が上乗せされて評価に影響しました。


■祖父の薫陶
人の好いベルくんに脈打つ祖父のDNA。これでだいたい説明がつきます。
ネタバレレビューを読む
ネタバレレビューを読む

■ヘスティアの献身
ベルくんは無自覚ですが、ヘスティアのベルくんへの信頼の厚さを端々に感じます。疑いの目を向けられてもヘスティアは動じません。二人の絆の強さを表わす描写に嫌味がなくそこにシビれます。
ネタバレレビューを読む
ネタバレレビューを読む
ネタバレレビューを読む

■長老役リューさん
古くはナウ○カのユパさま。強いです。そして淡々と飄々とさらっと大事なことを主人公に伝える役回り。本作で誰かヒロインを選べと言われたらこのワケあり美女を選びます。
ネタバレレビューを読む
リューの雇い主ミア母さんも粋ですね。ラ○ュタのドーラ婆さんと魔女の宅○便のオソノさんを足したような快活おかみさんもいいこと言うんですよ。
ネタバレレビューを読む



難点挙げるならベルくんとヴェルフの名前の音が被ってしまうのはいかんとも。

恐らく原作では言及されていてアニメでは説明不足と感じる部分、アニメ観ただけでは理解しようがない箇所もあったり、未回収は残ります。
続きは外伝(ソード・オラトリア)、そして公開中(2019年3月現在)の劇場版を楽しみましょうか。
さらに2期制作のお知らせが公式サイトより発表されました。


とても見やすいファンタジーの良作。原作まで手を伸ばすかと久々に思える良い作品に出会えました。



視聴時期:2019年1月~3月再放送

-----
2019.08.11追記

この1期視聴から日をあけてオラトリアを視聴。できれば1期とオラトリアはセットで観たほうが良いかなあ、と体験談。結局オラトリア観てすぐこっちを観返すハメに。
これで2期の予習はバッチリということですな(^^)



2019.03.25 初稿
2019.08.11 追記
2020.03.22 修正
2021.10/10 修正

投稿 : 2025/03/01
♥ : 81
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

フレイヤ様の視点=視聴者の視点。ベルに感動せざるを得ない秀逸な構造でした。

「ダンまち」と「とある」「SAO」「魔法科」とアニメとして数期の続編が作られた超ビッグタイトルを並べてみると、震災後の数年に台頭してきたファンタジー要素が強いラノベが非常に多いですね。これ以外ですと「青春ラブコメ」が例外的に恋愛もので、これも長く続きました。
(追記 アニメの人気シリーズとして「化物語」も同時期ですね。私はラノベだとは思っていませんけど)

 多分ですが、作品としての幹の部分、キャラ、設定、テーマなどがしっかりと作りこまれているんでしょうね。数年…10年近くたってもシリーズが継続できる力強さがあります。
 これらの作品の特徴として、女性キャラに萌えることが視聴の理由ではない気がします。作品を見る理由がストーリーの面白さであり、または男性主人公の活躍です(レールガンの御坂は女性ですが同じ理由)。もちろん魅力的な女性キャラがいるので萌えることもありますが、それが視聴理由ではありません。

 古きよき少年マンガやジュブナイルからの系譜で男性の主人公の活躍が面白い作品ですね。話の結末を今はやりの「設定」により解決するのではなく「展開」による解決だということです。つまり俺TUEEEの「設定」で「えいっ」と解決するわけではなく、俺TUEEEを使いながら「ストーリー展開」で解決するということです。
(最近の転生ものが数値化とスキルに頼っている理由であり、無職転生が面白い理由もこの部分でしょう。進撃の巨人は、前半はストーリーが面白かったのに、後半でこの設定での解決に堕したといえばお分かりいただけますかね?)

 最近の作品が好きな人にとっては、舞台や世界観の設定が過多だし、キャラ造形に内面を持たせているので鬱陶しいと感じるのだと思います。それがないとストーリーが展開しないですからね。それにスマホ画面で読んでいる人には伏線や展開ではなく、キャラの設定で解決するほうが分かりやすいのでしょう。
「小説」原作のアニメなのか「なろう」原作のアニメなのかの分水嶺は、この解決の手法だと思います。

 ですので、ここに並べた作品の特徴はアンチが多いことですが、アンチが多いというのはそれだけメジャーだということだし、それだけ人気がある証でしょう。出来が悪いだけの作品なら切られておしまいですからね。

 ダンまちはその中では最後発で、異世界感が非常に強くなっていますが転生ではありません。ファンタジーの舞台設定です。これ以降は「なろう」が台頭し現世→異世界転生になって行きます。


 さて、作品ですがまあ、主人公萌えですよね。ストーリーが面白い理由も同様です。ベルクラネルという無知で無垢な少年が努力と根性で強くなってゆく。
 そのピュアな精神性は一方で事件事故の原因になるわけで、損な立ち回りをしているように見えるけど、結果的にその純粋性を貫き事件を解決する。それが周囲の人間を感動させる。

 神々、特にフレイヤ様の視点ですよね。ベルクラネルの活躍が無感動になった美の女神の心を動かす。そのフレイヤ様の視点が読者の視点になります。その構造になっているのでベルというキャラクターに感動できます。

ネタバレレビューを読む

 つまり「ダンまち」とは、構造的にフレイヤ様の視点でベルを見守りながら彼の純粋性が生み出す感動を見守る話です…というのが明確に1巻目、あるいは1クール目からの組み立てになっています。
 だから、ミノタウルス戦が本作のクライマックスだったわけですね。

 ミノタウルス戦…燃えましたね。登場人物たちがベルに感動しますが、それがそのまま視聴者の視点になっていました。

 実はこの構造のせいでヘスティア様がちょっとノイズに…いや、まあ狂言回し、コメディーリリーフとして、あるいはベルの純粋性を表すために必要だったのでしょうけど…

 この様に計算されたストーリーと設定に成り立っているので、非常に面白いです。アニメの脚本も原作に忠実ながらわかりやすく手が入っているし、映像の出来もいいし。

 というわけでいろいろ書きましたが、非常に面白く繰り返し見られる秀作でした。


追記 他のレビュアーさんのご意見でなるほどと思いました。題名の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」です。
 これは題名が間違ってますね。キャッチ―ですけど物語とズレてます。アイズに憧れる成長物語ですもんね。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 20

78.9 2 片思いでファンタジーなアニメランキング2位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1472)
8719人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

侮りがたし日5|ョ∀・´)…感動スペクタクル大作!!!

◆原作コミック 全24話 原作未読
◆ジャンル アクション ファンタジー


絶大なる"魔力"を有し、人々から敬われ、時には恐れられる
存在(聖騎士)に守られた国「リオネス王国」
王国の王女『エリザベス』はたった一人国を離れ、ある物たちを探す旅に出ていた!
それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、
全騎士団を敵に回した罪人たち―〈七つの大罪〉
たどり着いた一軒の酒場で、『エリザベス』は
店主を名乗る一人の少年『メリオダス』に出会う!
それは彼女と〈七つの大罪〉たち、そして世界の命運を一変させる
"とびきりの冒険"の始まりであった― (あらすじ公式サイト引用)


簡単な相関図_((Ф(・ω・`)コンナカンジカナァ!???w
スマホだと変なんなるかも´・ω・)ω・`):

          
           凸リオネス王国凸
     
       【§聖騎士§】(甲冑着た強いヒト達)
        (民衆から敬われ、恐れられる存在)
   探してる                 魔神の力を利用!?
    ↙                         ↘
 王国王女        ↑↑↑         〈∮魔神族∮〉(滅びた!?)
『エリザベス』      【VS】     不思議な魔力を有した怪物?
  探してる       ↓↓↓          ↗
(一緒に旅をする) ↘            魔神の力と関係あり!?
            【†七つの大罪†】       
         かつて王国を裏切った!? 者たち   
       『メリオダス』『ディアンヌ』『バン』
      『キング』『ゴーセル』他 +『ホーク』(豚)



14年10月~15年3月まで放送された王道アクションファンタジー
作品ですが私も毎週楽しみに視聴させて頂きました!!

というかここ最近のこの日曜5時枠作品は侮りがたしΣヾ(゚Д゚;)ノ

中々の超感動スペクタクル大作に仕上っており
私大変夢中になってしまいました(๑→‿ฺ←๑) ♪

どこか中世ヨーロッパの景観を描いた様な世界観に
魔力や、魔法などのファンタジー要素が加わって
コレぞ王道たる魅力の所以と言いますか…

そこに息をもつかせぬ熱いバトルアクションに
それぞれのキャラの想いが重なって
この戦いは負けられない!! 仲間を救う!!
大切な…大切な存在(ヒト)の為に…

そう…その幾多となくおとずれる感動秘話に胸熱必死!!!
なのであります。゚(゚´ω`゚)゚。


そんな中でも私がとても胸熱で大好きになったキャラ、及び彼(彼女)らの
エピソードをまじえてBEST③形式で書きしるしてみました!!



*・゚゚・*ヽ(*゚∀゚)ノ*【このキャラ良かったよ!! BEST③】*ヘ(゚∀゚*)ノ*・゚゚・*:

―第③位―

『ディアンヌ』

巨人族の『ディアンヌ』はその可愛らしい容姿と気取らない
真っ直ぐな性格が好印象✩
だけども、と、とても体が、その… で、でっかい(*/ω\*) でも~
それがまたいい味出していて、ホント、ピュア(嫉妬深いw)で魅力的な女のコ♡
CV:悠木碧さんの声、演技もピッタリでした♪
彼女の優しさとういか人柄の良さには多くの方が共鳴したことと思います!

なんといってもあのネタバレレビューを読む



―第②位― 

『キング』

妖精王 ハーレクインこと『キング』はその純心で一途な性格と
見てくれが変化するギャップや、常に眠たげな表情で枕を抱いて宙に浮いている
癒し系な雰囲気もさることながら、やはりその優しすぎる彼の
魅力にコレまた夢中になった方も多勢いらっしゃる事かと思います!!

なんといっても、 ネタバレレビューを読む




―第①位―

『ホーク』ちゃん (豚’`ゥ(*´(00)`)’`ゥ)

残飯処理騎士団 団長こと『ホーク』ちゃんは
本作のマスコット&イメージキャラクター トコトコトコ(((っ´(00)`)っ♪

残飯の量を増やしてもらうことに日々命をかけている―w

戦闘能力は皆無だが…
なぜか!?w 自分のコトを”最強の戦士”と思い込んでいるw
喋る豚として本作では基本ツッコミ担当!?
『バン』からはこれまたなぜか!? 師匠と仰がれる存在!!
何かと上から目線で口は粗いが全く持って憎めない、
愛嬌が抜群の魅力的キャラ♪*

ハラハラバトルの合間に終始、笑いをもたらしてくれる点も◎!!

というか、私途中まで、ずっと『ポーク』ちゃん(pork)かと思ってましたが…
『ホーク』ちゃんだったのですね(ノ∀`;)w

そんな『ホーク』ちゃんに、 ネタバレレビューを読む



他キャラの皆さまも大変、個性的かつ魅力的でしたが(*>ω<)b
今回は私のツボによりハマった3名(匹)を抜粋しご紹介させて頂きました!!


ただ『団長』『バン』『ゴーセル』の3人はどこか…
不死身過ぎでw バトル中もなんだか、まだ全然本気出してない感が強く
特に『団長』&『バン』は常に余裕感(隙)が出ているというか…w
元より『バン』は不死身属性を持っているせいか…

大事なバトルシーンにてやや緊迫感が損なわれてしまった感が…・ω・*) ソーッ

ただその”強さの底を見せない”雰囲気というか…
そこが本作の特徴であり、興味を注がれる面白さであるゆえ
後々恐らく色々と解き明かされる上で大事な
要素の一つなのであろうと私は勝手に思っております✩

それでも最後の方の局面は ハラハラ|ョ゚Д゚。))))ドキドキで
最高の盛り上がりを見せてくれました!!

とにかく視聴前、私が期待していた以上に大いに楽しむことができました!!

終わり方も、続編に期待を含ませた見事な締め!!でしたので、
さらなる彼らの冒険の続きが描かれる日を心待ちにしたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2025/03/01
♥ : 52

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この作品で経験した私の初めて・・・(//∇//)

この作品の原作は未読ですが、日曜夕方の5時半枠の作品という時点で視聴を決めていました。
この時間帯のアニメは健全に感動できる作品が多いのと、雨宮さん、悠木さん・・・といったお気に入りの声優さんが出演されるのも大きな後押しになっていたと思いますけれど・・・^^;

これは未だ人と人ならざるものの世界が分かたれてはいなかった古の物語・・・
国を護る聖騎士達は絶大なる魔力を有し、恐れ、敬われた・・・
この様な下りから物語が始まります・・・この下りは結構好きでした^^

物語の舞台はブリタリア・・・聖騎士が守る国なのですが、聖騎士が「聖戦」の開始に向けた準備を着々と進め、増加した騎士の横暴な振る舞いによって国は荒廃の一途を辿っていました。
それを憂い危機的状況であると感じた第3王女のエリザベスは、聖騎士を止め聖戦を回避できるのは10年前に国を追われた伝説の騎士団『七つの大罪』だけだと考え、彼らに助けを乞うため白を抜け出し七つの大罪を探しに旅立つのです。
こうしてエリザベスは、とある酒場に流れ着き・・・物語が動いていきます。

七つの大罪の団長・・・メリオダス
憤怒の罪を背負う彼が本作品の主人公なのですが、とにかく格好良過ぎです^^
体格は決して良くはないのですが、一度怒りを買うと一国を滅ぼしかねない・・・と噂されるほどの強者です。
特にエリザベスが絡んだ時・・・それもエリザベスを傷つける輩に対するメリオダスの強さは半端無かったですね^^;
時折、エリザベスに対して過度なスキンシップを強行していますが、それも彼なりの優しさの表れなんじゃないかと思います。
王女として城で暮らしている分には、心配も不自由もありません・・・
けれど、エリザベスにとって初めての旅は、7つの大罪と同行しているものの常に危険と隣り合わせで、時には傷つく仲間に涙したり・・・城での生活と真逆な環境に身を投じているんです・・・
張り詰めたら切れてしまう緊張の糸を緩めてあげようとするメリオダスの粋な計らい・・・として私はメリオダスとエリザベスの日常の掛け合いを見ていました^^

リオネス王国の三女・・・エリザベス
彼女には第1話から涙してしまいました(//∇//)
7つの大罪を探して聖戦を止める・・・その決意は立派ですが残念ながら決意だけでは目標は達成できないでしょう・・・
でも彼女の人柄が・・・周囲の人を巻き込んでいくのです^^
彼女の心からの感謝の意は、人の心を揺さぶります・・・
一緒に行くと決めたから、時には身を挺してでも自分の役割に対して真摯に向き合います・・・
例え倒れても前を見据えると約束したから・・・

そんなエリザベスの傍で主にツッコミを担当していた「残飯処理騎士団」の団長ホークちゃん・・・
ちょっとコミカルで、でもここぞという時に頑張る彼(彼女?)の存在は大きかったですね^^
メリオダスの友人でバンから師匠と呼ばれるホークちゃんでしたが、物語の終盤・・・「いいや、いるっ」と叫び立ち塞がったホークちゃんは、間違いなくヒーローだったと思います。
そしてその立ち振る舞いに私は涙が止まりませんでした(//∇//)
これまで色んな作品を見て涙してきましたが、豚さんに号泣したのは初めての経験です。
アニメって・・・奥が深いですね^^;

その他にも嫉妬の罪を背負ったディアンヌ(CV:悠木碧さん)や強欲の罪を背負ったバンなど7つの大罪のメンバーが徐々に判明していくのですが、今回の物語では全員が勢揃いするまでには至りませんでした。
最後に新たな展開の布石も見えましたし・・・次期に期待ですね^^

オープニングテーマ
「熱情のスペクトラム」by いきものがかり
「Seven Deadly Sins」by MAN WITH A MISSION
エンディングテーマ
「7 -seven-」by FLOW×GRANRODEO
「Season」by 瀧川ありさ
オープングの2曲はどちらもお気に入りです。エンディングは物語の余韻に浸っていてあまり覚えてなかったのですが友人がカラオケで歌っているのを聞いて気になったので、今度ちゃんと聞いてみようと思います^^

2クール全24話の作品でした・・・やはり日曜夕方5時半の作品に間違えはありませんね^^
冬アニメのベスト10には間違いなく入ると思いますが、お気に入りの棚に入れるかは少し悩みたいと思います^^
続編・・・すっごく期待しています♪

投稿 : 2025/03/01
♥ : 43
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:ファンタジー、バトル
◎放送時期:2014年10月~

●原作:漫画(作・鈴木央、週刊少年マガジン連載)
●シリーズ構成:菅正太郎 ●監督:岡村天斎
●キャラクターデザイン:佐々木啓悟
●アニメーション制作:A-1 Pictures

■ストーリー■
絶大な魔力を有する「聖騎士」に守られた「リオネス帝国」。
王女・エリザベスは、10年前、国を裏切り多くの聖騎士を殺した「七つの大罪」を、とある理由で探す旅に出ていた。
その先で1人の少年と出会い、新たな冒険が始まることとなる。

■総評■
※原作未読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
ネタバレレビューを読む

【2話】
ネタバレレビューを読む

【3話】
ネタバレレビューを読む

【4話】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15

70.7 3 片思いでファンタジーなアニメランキング3位
彩雲国物語(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (402)
2299人が棚に入れました
架空の国、彩雲国を舞台に筆頭名門紅家直系長姫ながら貧乏生活を送っているヒロイン紅秀麗があるきっかけで「官吏になりたい」という一度諦めた夢を追い求め叶えようとする物語。

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

中華風ファンタジーを舞台にした「現代の恋愛ドラマ」。

雪乃紗衣による原作小説は、「角川ビーンズ文庫」(角川書店)で刊行(全23巻、原作未読)。
アニメ1期は全39話(2006年)。監督は、『はじめの一歩 New Challenger』、『かつて神だった獣たちへ』などの宍戸淳。制作は、『BLACK LAGOON』、『ちはやふる』シリーズなどのマッドハウス。放送はNHK。
(2024.7.20再投稿)

かなり前に一度投稿したものの、自分で読んでも文章がかたすぎなので封印していたレビューを再投稿…。『薬屋のひとりごと』(2023年)と同じ「中華風ファンタジー」ということで当時タイトルがあがっていたので観始める。


【あらすじ】
中国の唐代をベースにした架空の国である彩雲国を舞台にした中華風ファンタジー。
主人公の紅秀麗(CV.桑島法子)は、名門紅家のお嬢様。しかし、貧乏貴族で女中がおらず、母は既に亡く父も家事が苦手であったことから、広い屋敷の家事全般を一人でこなす。また、市井で子供に勉学を教えるアルバイトをするなど、しっかり者。

ある日、貧乏生活に嫌気がさしていた秀麗は、高給に惹かれ、即位以来半年間政務を放棄していた国王・紫劉輝(CV.関智一)の教育係をすることに。
こうして宮廷と接点をもつことになった秀麗は、実際に宮廷で働く官吏と間近に接するうちに、かつて女性であるという理由で諦めていた官吏になりたいという自らの夢を再び追い求め始めるのだった…


【中華風ファンタジーを舞台にした「現代の恋愛ドラマ」】
本作は、主人公の秀麗をめぐって、関智一さん、緑川光さん、檜山修之さん、森川智之さんといった当代のイケボ声優陣による「逆ハーレム」要素が見処の一つ。

もっとも、秀麗は、もっぱら周囲の男性との恋愛に流されていくのではなく、官吏(官僚)を目指していることもあって、上で書いたように家庭的な面を持ちながら、きちんと自分の考えを持った自立した女性として描かれています。

また、本作では、史実と同様に女性が科挙(※作中だと「国試」)を受験できず官吏になることができない男尊女卑社会のため、秀麗のような自分の考えを持った自立した女性は生きにくさを感じています。その一方で、それが周囲の一般的な女性とは違う秀麗自身の魅力としても描かれています。

なので、本作を簡単に表現するなら、舞台が中華風ファンタジーなだけで、さながら自立したかっこいい女性に惹かれる男性陣との恋愛を描いた「現代の恋愛ドラマ」みたいな感じででしょうか。

特に1期は、逆ハーレム要素が強いので、自分の恋愛に無関心な猫猫が主人公の『薬屋のひとりごと』とは、その辺が大きく違うところ。

また、前半の12話くらいまでは、秀麗の成長物語がメインになっているので、成長物語特有の歯がゆさを感じるかもしれませんが、後半から「中華風ファンタジーを舞台にした現代の恋愛ドラマ」の本領が発揮されていくことになります。


あと、桑島さんに叱られたい説教されたいというニッチな願望をお持ちの方は、どストライクな内容となっております(笑)


【中華風ファンタジーだけどファンタジー色は薄め】
本作は、中華風ファンタジーに分類されるのですが、主人公が高級官僚になりたいという『スキップとローファー』の主人公・美津未張りのリアルな夢をもっているくらいなので、基本的にファンタジー色は薄め。

ただ、彩雲国の建国に関わったとされる「彩八仙」という8人の仙人関連については、ファンタジー要素あり。
例えば、序盤のちょい役だと思っていた茶鴛洵(さえんじゅん)太保というおじいちゃんがいるのですが、意外と重要な役で後半にも出てくるため頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

あとは、登場人物が多く、その関係性が物語を理解するのに重要になってくるので、人物相関図を検索して参照しながら観るのがおすすめです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
ネタバレ

ササミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラノベ発信、NHKアニメ!

名門、紅家の娘でありながら
貧乏な生活を送る主人公、秀麗。
秀麗はとても真面目な女の子で
逆ハーレムなんていう
とてつもなく羨ましい世界でも
世のため、人のためにありたいと
熱心に勉強をする頑張り屋さんです。


ある時、政を全く行わない
若い主上(国王にあたります)を
更正させてほしい!と
国王の教育係として後宮入りします。


彩雲国では女性の国試受験が認められておらず、
女性が政に参加することは不可能でした。
そのため、政が仕事である主上の
劉輝(りゅうき)にぷんぷん( ’_’ # )!

でも劉輝はそんな民に優しく、
思いやりのある秀麗が気になってしまいます…ネタバレレビューを読む


劉輝はとーーってもかっこいいですが、
イケメンはもっともっといるのです(>_<)!
政に女性が参加できないゆえ、
世話係などでしか女性キャラは登場しません。
そのため男性キャラが増えてしまうのです。
(しかもイケメン)
いい傾向ですね(o・ω・)o♪

私が好きな男性キャラは
李 絳攸(り こうゆう)です!
史上最年少で国試状元及第者(つまり1位突破)。
頭が良く、秀麗の先生役でもあります。
絳攸様は劉輝に仕えています。

(劉輝は呼び捨てで、絳攸には
様付けの時点でひいきバレバレ(´-ω-`))

すごく頭がいいのに、
すぐ迷子になってしまうのです。
でもちょっとプライドが高めなので
迷ったから助けて!とは人に言えず…
そこが可愛いんですけどね( ´ ∀`)!!!

大きな括りでいうと、
彩雲国物語はラブコメに値すると感じますが、
ラブだけじゃありません!!!

登場人物たちは本気で民を救おうとし、
恋愛なんかそっちのけで頑張ります!
ネタバレレビューを読む

逆ハーレムできゃっきゃするだけの
アニメではなく、彩雲国物語の売り文句、
中華風架空ファンタジー歴史ストーリー(長い)
として観ていただければ
きっと楽しめると思います(。・ω・。)

一期のEDの曲、『最高の片想い』は
とっても綺麗な曲です!
俗に言う、神曲ですな( ´ ∀`)


彩雲国物語は名前が中国風で
覚えるのは大変だし、
ラノベ発信として、アニメで捉えるのは
ちょっとだけ大変なので、
そこだけはご注意をm(_ _)m

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

にゃんにゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あなたと出会えたその瞬間から、私はまた、夢を追い求める。

男尊女卑の時代、
大志を抱き己が手で未来を切り開いた、秀麗という女性の物語。

まつりごとに女は不要という風潮の中、数少ない理解者の助力もあり、
秀麗は、かねてからの夢、官吏への道を進むこととなった。
しかしその道は、長く険しい。
秀麗の理解者たちも助力はせよ、甘やかすことはない。
むしろその態度は冷たく感じられさえもした。

それでもめげずに明るく前に進む秀麗。
彼女は目指す場所に、少しずつ確実に進んでいく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三国志的な雰囲気の中国風ファンタジー。
「十二国記」見たいなのを期待してみたわけだが、全然違うので、みなさんご安心を。
ただ、好きなジャンルではあるが、この作品は時折ファンタジー色が無駄に濃くなりすぎるのが、
たまに傷。終盤、完全にぶっ飛ぶので、乞うご期待。

観始めてしばらく思ってたことは、BL(…じゃなくて男の友情)がきつい。
キャラデザが昔の少女漫画っぽいのが、気持ち悪さを更に助長する。
そこさえ気にならなければなかなか楽しめるストーリーだと思う。


秀麗のキャラも魅力的。一見「眉目秀麗」「天衣無縫」なんだけど、
時折見せる綻び…金銭面に、やや難あり。そして、小悪魔の気質ありw

中盤からは、秀麗を取り巻く他のキャラたちも、立ってくる。
なんだよこいつ、嫌なキャラだな。ってのが後になって、なんだ結構いい奴じゃん、みたいな。
そーゆーギャップは、わかってても見ごたえがあるもんだ。
因みにこの、キャラギャップ。伏線はってすぐ回収するものがほとんどだけど、
中には序盤に張って、最後の最後に回収するキャラもいるから、是非最後まで観てほしい。


あと、忘れちゃならない、サクセスストーリーと並んで、この作品のもう一つの柱。ラブストーリー。
簡単にいえば逆ハーレム。
秀麗の周りには、いつも男があふれている。
秀麗の人望に魅せられて、男女問わず集まった。って言い方のほうがしっくり来る気もするが、
やっぱり、過剰すぎかな。

ともあれ、秀麗が、誰を選ぶのかも楽しみの一つかもしれない。



あとはーー・・・・
EDすごい好き。歌詞が最高。
最終回のEDの入りは、ぐっときたw


全39話ということで、中だるみ感は否めないが、それでも十分楽しめるアニメだと思う。
…2期につづく

投稿 : 2025/03/01
♥ :

77.6 4 片思いでファンタジーなアニメランキング4位
いなり、こんこん、恋いろは。(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1365)
7289人が棚に入れました
伏見いなりは、同級生の丹波橋紅司に片想いをしているが、その想いをなかなか打ち明けられない日々を送っていた。ある日、いなりは宇迦之御魂神の御使いの狐・コンが川に落ちかけているところを助け、そのことをきっかけに宇迦之御魂神から変身能力を授かる[3]。その日から、いなりは友人や神々の助けを得つつ、丹波橋との仲を縮めようと奮闘する。

声優・キャラクター
大空直美、桑島法子、岡本寛志、上田燿司、池辺久美子、佐土原かおり、野水伊織、原紗友里、子安武人、三上枝織、磯辺万沙子、日野聡、花江夏樹
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もったいない

いなり可愛い!うか様可愛い!コン可愛い!墨染さん可愛い!マルちゃん可愛い!京子ちん可愛い!ミヤちゃん可愛い!お母さん可愛い!天照様可愛い!(錯乱)

※結構長文です
【短い感想】
上に書いた気持ち悪い感想を見れば分かる通り、とにかくキャラが可愛いです。
ヒロイン級の二人はもちろんのこと、周りの友達もめっちゃ可愛いので、キャラの可愛さに関してはほとんど死角がないアニメです。
見た目、性格、声、豊かな表情、恋愛模様、趣味(乙女ゲー)などなど、あらゆる面から攻めて来るため、とにかく見ていてニヤニヤしてしまいます。
ニヤニヤ出来るアニメに悪いアニメはない!はず…

あとは、ストーリーも思ったよりも考えさせられるもので、お気に入りの話も結構ありました。
ただ、非常に惜しい、もったいないと思いました。
最近見たアニメで一番もったいないと思ったアニメかも。
扱った内容がかなり多かったため、上手く捌いたり、絡めることが出来なかったかなと。
それぞれが主張しすぎていて、上手くかみ合わない、メリハリがついてなかったとも思いました。
逆に、十分な尺をもって、1つ1つの要素を上手くつなぎ合わせれば、超大作になったかもしれない、そんな可能性を感じさせたアニメでした。
それだけ、面白い素材が揃っていたアニメでした。


【長い感想】
言いたいことが多すぎてどうやってまとめるべきか…
なんというか…どれか1つに絞って展開した方が良い作品になった気がするんですよ。
もちろん全てを捌ききればさらに凄いアニメになってたとは思いますが、確実にどれかに絞って展開した方が安定感のあるアニメになってたのではないかと思いました。

ここからは、どれか1つに絞った場合のこのアニメの可能性と、今回惜しいと思った部分をそれぞれ挙げていきます。

〇キャラアニメ
ネタバレレビューを読む


〇いなりの成長物語
ネタバレレビューを読む


〇いなり(人間)×うか様(神様)友情物語
ネタバレレビューを読む


【最後に】
あーもったいない!
これだけ魅力的なキャラに面白そうな素材が揃ってるのに、微妙な料理になってしまった感じ。
すげぇむしゃくしゃする。
今度SSでいい作品ないか探しに行ってみようかな(笑)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いなり、はよ行かんと、遅刻すんぞ!

漫画原作のアニメ化作品。

舞台は原作者の地元、京都の伏見稲荷大社の近所にある架空の中学校。ジャンルは一応ラブコメのようですが、中学生ということで、ラブといってもそれなり。どちらかというと、女の子どうしの友情を描いている、と言ったほうがいいかもしれません。神様や神使が登場するのでファンタジーのようでもあり。魔法少女もののような、ちょっとエロかわいい変身バンクもあります。ギャグ要素も多めです。

舞台となる伏見稲荷大社(作中では伊奈里神社)は、主神として穀物神の女神、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀る神社です。関西人にとっては、初詣の人出の多い神社として有名ですが、外国人観光客にとって日本で3本の指に入る人気サイトです。その理由が「ほかにこんな場所はない」だそうです。実際、普通の神社とはかなり雰囲気が異なって、異彩を放っている神社です。

本殿付近は普通の神社とあまり変わりませんが、背後にある稲荷山(標高232mの低い山)は、古来から神の降臨する場所とされていて、峰々には妖気を漂わせるような雰囲気を持つ円墳があります。本殿から稲荷山の各峰々をつなぐ参道には、信者の方々によって寄進された数多くの鳥居があり、その数1万基になると言われています。(実際に数えた人がいて、その人によると、人がくぐれるサイズのものだけで約4000本だそうです。)この鳥居をくぐる道の幻想的な雰囲気が神社の特徴となっています。

このアニメには随所に伏見稲荷大社を舞台にした場面があり、神社側の全面的バックアップを得ているため、描写も正確です。特に、後半の神社を掃除する場面以降は本殿から稲荷山全体が舞台になっています。いなりとコンが白狐に乗って奥社奉拝所から四辻を経て稲荷山最高峰の一ノ峰へ、鳥居の道を通り抜けていくシーンがあります。これを見て「ちょっと大げさ。実際こんなに長く鳥居が続いてるワケないだろ?」と思われるかもしれませんが、この表現は少しも大げさではなく(むしろ控え目かも)実際にこの道を歩いて稲荷山を一周すると、大人の足でも1時間かかります。

・・・ところで最近、京都を舞台にしたアニメがけっこう続いています。有頂天家族、京騒戯画に続き、3期連続の京都アニメ。1年前のたまこまも京都の出町が舞台でしたし。しかし、これまでの作品とこの作品の大きな違いは「登場人物のすべて(神を除く)が京都弁で演じらているところ」。

京都に限らず、兵庫や奈良、滋賀といった関西圏が舞台となったアニメは数多く存在しますが、セリフはすべて標準語(つーか首都圏弁)。・・・まあ、声優さんにとって関西弁のハードルはそれだけ高い、ということなんでしょう・・。実際、関西人にとってヘタクソ関西弁で演じられた作品は生理的に受け付けないトコロがあるので、半端にやられるくらいなら、いっそ標準語でやってくれたほうが、実際問題ありがたいです。ハルヒも、たまこまも、中二病も、関西が舞台なのに標準語を使う理由は、関西人に対するそういう配慮があるのかもしれない?

私は京都産の人間ですが、実はおなじ関西弁でも、京都、大阪、神戸、奈良、と、地域が異なればかなり違うのですよ。吉本芸人の方々によってメジャーになったのは大阪弁で、京都弁とは違います。有名な「どすえ」ことばは祇園の営業用なので普通の京都人は使いません。実際に使われるの生の京都弁は意外と知られていないのが本当のところです。

さてこの作品、調べてみると確かに主な登場人物の声優さんにネイティブ関西人が多いですが、京都出身の方はいらっしゃらないようです。でも、見事に私が小さい頃に慣れ親しんだ京都弁に聞こえます。北海道や神奈川出身の方もいらっしゃるようですが、その方もネイティブ関西人に引けをとらないぐらいうまい。いや~、適切な方言指導と声優さんの練習の賜物ですね。方言指導は原作者のよしだもろへさんと、観月さんを演じている西村麻弥さんが担当されたそうです。グッジョブです。

京阪電鉄タイアップ作品です。登場人物の名前は京阪電鉄の駅名になってます。京阪電鉄伏見稲荷駅はOPでも登場します。放映中は、駅名にちなんだキャラの等身大パネルがホームや改札口に飾られていました。聖地巡礼に行かれる際は京阪電車を使ってあげましょう。

さて、
アニメ製作はプロダクションアイムズというところですが、聞いたことがない。それもそのはず、最近立ち上がったばかりの若い会社のようです。この会社にとって、この作品が最初の製作元請らしい。ということでリキ入ってるのかどうかわかりませんが、かなりの出来栄えでした。

私は例によって原作未読ですが、現在連載継続中のこの作品を1クールで一くぎり付けるために、最終話の10話はかなりストーリーを改変しているらしく、原作既読派からは賛否両論あります。ですが、私としては最終回は神回で、とくに、いなりが高天原から人間界に戻ってきたところの描写とか、そのシーンでバックに流れる挿入歌「涙はらはら」とか、もう泣くしかない。

いなりのお使いの子狐コンの人間バージョン。OP動画には出てくるのですが、本編ではついに登場せず、残念な思いをしたのですが、OVAの11話、コンが人間姿でガッツリ登場します。本編ではコンがストーリーに直接からむようなところが無かったのですが、この11話ではしっかりからんできます。本編に比べてギャグ色が強い割りに、最後はあったかい気持ちになれる良いお話しです。

最後にひとこと。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 54
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いなり、こんこん、恋する乙女よ幸せになーれ♪

京都・伏見稲荷大社をメイン舞台としたお話。

全10話です。

短いので気楽に観れました^^


● ストーリー
ドジで平凡な中学生・伏見いなり(ふしみ いなり)には
好きな男の子がいる。

同じクラスの丹波橋紅司(たんばばし こうじ)。

川に落ちそうになっていた子狐を助けたことをきっかけに、
いなりは神社に祀られた神様・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ):うか様と出会い、願い事を叶えてもらう。

それは丹波橋くんの好きな人かもしれない、
同じクラスの墨染(すみぞめ)さんになること。

その出来事をきっかけに、
いなりの中には神様の力“神通力(じんつうりき)”が宿る。


この作品の主成分は、
・中学生のきらきら眩しい恋
・友情
・神様
・不思議な力(神通力)
・中二病のツンデレ兄貴
・妹溺愛の変態兄様

です。
下二つは大事な要素ですよ、私にとっては。笑

初々しい恋のお話も好きだし、
神様のお話も好きだし、

これは最強の組み合わせ!と非常に楽しみに観始めました^^


≪ 好きな男の子に振り向いてほしい ≫

この物語の原点はここです。

丹波橋くんを振り向かせたい!という
いなりの切ない想い。

私もいなりと同じ中学生の時に同じ経験があるけれど、
それってもうどうしようもないんだよね。

もしかしたら振り向いてくれるかも…
なんて期待も持ちながら、
あの子の可愛さにはかないっこないって、下を向いてしまう。

自分は友達ではいられるけど、
恋人にはなられへんのやって、
彼の気持ちを知るたびに思い知らされる。

それでもいい、ただ姿を見ていたいだけやから。
話をして、一緒に笑いたいだけやから。
そしてもしかしたら…
その繰り返し。

あの時は振り回されてばかりで迷惑に思ってたけど(笑)、
今となっては経験できてよかったなと思える特別な気持ちです。

まっすぐで、ごまかすことができなくて、自分で自分に手を焼いて。
ああ青春(*´ω`*)笑


だからいなりの切ない気持ちがすごくよくわかる。
感情移入しすぎてあれこれ余計なこと↑を思い出してしまったもの。笑

肝心のストーリーは恋の動向よりも
うか様との友情の方に主軸が動いたので
その点は個人的にちょっと肩透かしでしたけれど^^;

まあ、その代わりいなりの兄・燈日(とうか)に存分に
萌えさせていただきました(*´Д`)それは後ほど


≪ 雰囲気を添える京都弁 ≫

舞台が伏見稲荷大社ということもあり、
登場人物はみんな京都弁を使って話しています。

京都弁ってほんわかしていてええよなあ。
ついつい口調がうつってしまいますわあ^^


● キャラクター
キャラがみんな魅力的♪


主人公のいなり。

本当に丹波橋くんのことが好きなんだなあというのが、
エピソードの端々からうかがえます^^

7話で「好きって、ネタバレレビューを読む」と話すいなりのこの台詞、
とても素敵だなあと思いました。

ちなみに私は「好きって、相手の色に染まっていくこと。」だと思います^^
それは恋愛感情に限らず♪


そしてもう一人の主人公・うか様。

爵位を狙って婚約を申し込む男を信じられなくて、
2次元の世界にどっぷりの神様ww

うか様は、いなりとはまた違う可愛さ♪
話が進むたび、うか様の可愛さにメロメロでした♪

大人の女性の可愛さとはこういうものか…φ(..)メモメモ


2人も大好きですが、
男の子キャラもいい感じで♪

視聴中の私の心情 ↓↓

『爽やか系で優しい丹波橋くんもいいけれど、
 病(中二病)を患っているクール(でも妹溺愛)でイケメンな
 お兄ちゃんも捨てがたいわあ…(*´Д`)』

『素朴でかわいい丹波橋くんも好みだけれど、
 ちょっと大人の色気を漂わせ始めたお兄ちゃんも
 捨てがたいわあ…(*´Д`)』

ネタバレレビューを読むのシーン。
『なにこのツンデレ!!
 素直じゃない!!
 かわいい!!!!(*´Д`)』

ネタバレレビューを読むシーン。
『とーーーーうーーーーかーーーーー!!!
 もうっ!もうっ!もうっ!!!
 赤面だよもうっ!(/ω\)』


というわけで、私がどっぷりはまってしまったキャラは
いなりの兄・伏見燈日(ふしみ とうか)です。笑

中二病という痛い設定を踏み越えてかっこよさを保てるキャラw

ぜひともアニメの続編で燈日たちのその後を見たいものです(*´ω`*)


兄といえば、うか様の兄様・トシ様が強烈でしたwww

もうこやつは登場するだけで大爆笑www


● 音楽
OPもEDもお気に入り♪

【 OP「今日に恋色」/ May'n 】

この曲は初めて聴いたときから大好きです♪

こういう爽やか系アニソンは私の好みドンピシャ♪

『毎日に恋してる このきらめき絶やさないで』の歌詞がぴったりの、
明るくて、走り出したくなる曲♪


【 ED「SAVED.」/ 坂本真綾 】

こちらは優しい曲。

うか様の艶やかさと坂本真綾さんの大人優しい歌声が見事にマッチ♪

なんとも気品あふれるEDです♪


● まとめ
10話という短い話数でしたが、
とてもきれいにまとまっていました^^

お手軽に観られる良作でした♪

投稿 : 2025/03/01
♥ : 32

75.9 5 片思いでファンタジーなアニメランキング5位
赤髪の白雪姫 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (645)
3516人が棚に入れました
分割2クールの後半クールにあたる。

赤い髪を持つ少女・白雪は、タンバルン王国のラジ王子に見初められ、愛妾にされかかり、国を出る。たどり着いた森で、隣国の第二王子・ゼンに助けられた白雪は、彼の国・クラリネス王国の宮廷薬剤師として働き始める。やがて想いを通い合わせていく白雪とゼン。王子と薬剤師という二人だが、たくさんの出会いや出来事を経て更に絆を深め、二人を認める人物は少しずつ増えていく。

声優・キャラクター
早見沙織、逢坂良太、梅原裕一郎、名塚佳織、岡本信彦、三瓶由布子、甲斐田裕子、福山潤、小西克幸、豊永利行、國立幸、浅沼晋太郎、水瀬いのり、小松未可子、石田彰

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これは自分の行く道。自分の物語。進む道の先に思い描くのは…。

赤髪の白雪姫・2期。

分割2クールの後半なので、
まずは1期から視聴してください♪

今回もときめき胸キュンうわあああな叫びが止まりませんでした(*´Д`)

全12話です。


● ストーリー
林檎のような赤い髪を持つ娘・白雪(しらゆき)。

彼女はクラリネス王国第二王子・ゼンと親しくなることをきっかけに、
宮廷薬剤師見習いとして働いていた。

そんなある日、
白雪を狙っているという美少年・巳早(みはや)の噂が届く。

警戒するゼン。
さらに白雪の祖国・タンバルンのラジ王子から白雪へ招待状が届く。

巳早のことが見つからない不安な中、
白雪はオビと共にタンバルンへ向かう。


1期は全体的にほのぼのしていましたが、
2期の前半は白雪の身の危険という緊張感が続きます。

胸キュン要素は合間合間にちゃんと入れてくるので
ときめき成分を求めている方はご安心を(*´Д`)


≪ 恋をすると… ≫

自分の進む道を自分で見据えるゼンと白雪。

それは2人が出会う前も、出会った後も変わらない。

だけど互いに恋をした2人は少しずつ変わってきている。


白雪は、
ゼンのことを好きだと思う気持ちが強くなればなるほど、弱くなった。

長い時間傍にいないことに
どうしようもない不安を感じ、涙を流してしまうほどに。


ゼンは、
白雪のことを好きだと思う気持ちが強くなればなるほど、強くなった。

自分の手で守ると決めたから。
自分の隣にいてほしいのは彼女だと心に決めているから。


恋ってそういうものなのかしら。

普段は強く自分の心を持っている白雪が、
弱くなってしまう。でもそんな時には心の底から寄りかかれる相手。

そしてそんな白雪を強く優しく包み込むゼン。

ああもうお腹いっぱいです(*´Д`)満足じゃー


● キャラクター
好きなキャラがたくさんでねー。
1期以上にみんな好きになったよー^^

◇白雪(cv.早見沙織)
自分で選んだ道をひたと見据えて、
自分の足で歩んでいく女の子。

この強さには憧れます♪

困難に巻き込まれることもあるけれど、
決して悲劇のヒロインぶらないところがいいヒロイン。

ぶりっこしない自然体も好感。
そしてやるときはやる!かっこよさもかっこいい!

さすがの白雪も、ゼンに対してだけは
照れたり、あわあわしたりするところがまた可愛い♪


◇ゼン(cv.逢坂良太)
1期同様かっこよすぎて…(*´Д`)

強くてかっこよくて、
ゼンの王子っぷりが留まるところを知らない。笑

≪ゼンの魅力≫
・自分の心に偽りやごまかしをしない。
・やりたいことをやる。
・告げたい気持ちを告げる。
・普段は強気なのに、からかわれて赤面したりすねたりする。
 そんなところがまたかわいい魅力ww

総括すると、
優しすぎるよ包み込まれるよかっこいいよなんだよ少女漫画あかん!(壊)
でした。笑

赤面だよ赤面(/ω\)

白雪とのラブシーンは一時停止して、
存分に悶えて心を落ち着かせなければ続きが観れませんでしたww

何この王子。どこの国に行けば会えるのですか?(切実)
この悶えた気持ちを何にぶつければいいのですか?
だから少女漫画は苦手なんだよ!←八つ当たり


そして今回もゼンとオビ(♂)のいちゃいちゃがよかった(*´Д`)

というか入浴シーンとか!ゼンの裸とか!オビの裸とか!
どうもごちそうさまでした(*´Д`)ハァハァ


◇ラジ王子(cv.福山潤)
そしてなんといっても今回のメインサブキャラは、
アホ王子…失礼(笑)、ラジ王子でしょう!!

白雪やゼンと関わる中で少しずつ変わっていくラジ王子。

本質的なアホさは治らないでしょうが(笑)、
まさかかっこよく見える日が来るなんて!!

1期では想像もつきませんでした(笑)

「自分のところに留まる白雪殿なんて…つまらん。」←しびれたぜ!

実は彼の成長が今後の1番の楽しみかも♪


● 音楽

【 OP「その声が地図になる」/ 早見沙織(作中では白雪役) 】

1期と比べると、
ちょっと雰囲気が重くなった感じがしました。

なので最初は
「1期のOPの方が好きだったなー。」と思っていました。

しかしその重みが前半の緊張感とも合う良い仕事をしていたので、
そこから印象が変わりました^^

白雪とゼン。そして周りの人たち。
みんなの歩く一歩の重みが感じられて、今では好きな曲です♪

そして作詞・作曲には早見沙織さんの名前が!

歌が上手なだけじゃなくて、
作る方にも活躍の場を広げるなんて、すごいなー。


【 ED「ページ~君と綴る物語~」/ eyelis 】

今回もこの作品の持つ爽やかさとすごくマッチしている♪


OPもEDも、曲もいいんだけど、
アニメーションもとてもいい仕事をしていて。
曲の雰囲気をよく引き出しています♪

OPのサビのラジ王子のワンカットが妙に好きなのですwww


● まとめ
白雪は人との縁を積み重ねている。

たくさんを求めるのではなく、
自然に。その時その時の出会いを大切にしている。

そうしてつながった縁の太さと優しさに
ふとした瞬間に気づくんだね。

ちゃんと白雪とゼンの関係にも
気持ちよく区切りがついたところで終わったので満足です。

でも願うなら、もっともっと彼女たちの物語を見届けたいな♪

素敵な王子様にきゅんきゅんしたい方はぜひどうぞ^^

投稿 : 2025/03/01
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

願うならこの道の先も自分で描けるよう・・・願うならこの物語を彩るのは運命の色であるよう・・・

大好きなはやみんが主演する赤髪の白雪・・・思い返すと1期では色んな事がありました。
幼い頃から薬学を学んでいた彼女は薬剤師の道を進むのですが、タンバルン王国のラジ王子に目を付けられて国を飛び出し・・・森の中でクラリネス王国のゼン王子と出会いました。
まだあどけなさの残る笑顔が印象的なゼンですが、王宮の中では笑ってばかりもいられない立場である事・・・書かれたカルテを見た白雪が大粒の涙をポロポロ流していたのが印象的です。
そのカルテを見た以降、白雪はゼンの客人として王宮に居るのではなく、自分の居場所を作るため宮廷薬剤師になる事を決意・・・難しい試験を見事突破しました。

ゼンと親しくする白雪を見て快く思わない一部からの嫌がらせもありましたが、意思を貫き通す心の強さ・・・大切な人の尊厳を守ろうとする態度・・・強大な力に彼女全部で立ち向かう勇気を持つ白雪です。
例え相手が誰であっても筋の通らない事には凛とした態度で立ち向かうところは、彼女の大きな魅力だと思います。
そしてゼンとの仲もしっかり深まったところで1期は終幕しました。

こうして思い返してみると、1期は「成長」というキーワードがしっくりくるように思います。
1期が成長なら2期のキーワードは植物で例えると「根付く」の様に感じました。
2期では1期よりスケールの大きな出来事が次々と襲いかかる中、白雪とゼンは例え別々になってしまったとしてもお互いを信じ合うんです。
大きな信頼って難しいです・・・でもそれが出来るという事は、今まで以上に相手の心に色濃く住まう事ができている証だと思うんです。
お互いの距離が離れれば離れるほど・・・そして危険度が上がれば上がるほどパニックになるのではなく相手を信頼する・・・これってなかなかできる事じゃ無いと思います。

これまで白雪とゼンに焦点を当ててレビューを書いてきましたが、2期ではいつも二人を気遣っている側近の株も相当上がったのではないでしょうか。

キキ・・・普段は物静かな女性ですが、彼女の勇猛果敢な行動には感動しました。
爵位も持った綺麗な人なのに・・・大切な人のためなら顔色一つ変えず何事も顧みない行動を平然としてのける彼女・・・その言動には迷いも躊躇いもありません。
この人も目的のためなら厭わないんだ・・・そう思うと彼女の魅力が倍増した気がしました^^;

でもキキ以上に私の中で株を上げたのがオビでした・・・
彼の心中が複雑なのは分かります。でも与えられた任務は確実にこなすので、ゼンからも高い信頼を得ていた彼は白雪の護衛を務めることに・・・
ゼンから護衛を任された時・・・すごく嬉しかったと思います。
だから任務にも相当気合が入っていたようにも見受けられました・・・
物事に集中している時に想定外の事態が起きたり、強制的に異なる情報が流れ込んでくると咄嗟の判断はどうしても鈍ってしまいます。
人間として普通の摂理だと思います。
そしてそれはオビも同じ・・・
決して油断していた訳じゃありませんが、彼は仕事上でミスを犯してしまうのです。
オビを案じる周囲には変わらぬ態度と言動・・・
でも腹わたは煮えくり返っていたと思います。
相手にも・・・そして自分にも・・・
動き出したオビの眼光はどこまでも鋭く、見ていて恐怖すら感じるほどです。
でもそれはオビが必死である事の表れ・・・
ミスを自分で何とかしようとする姿勢は頼もしく思いました。

波乱万丈の2期・・・気になる方は本編でご確認下さい。
紆余曲折ありますが、白雪とゼンの仲はこれまで以上に深まったと思います。
二人のシーンなんて・・・もうキュンキュンしっ放しでした^^
そしてこれがはやみんボイスというのが堪らないご褒美・・・
はやみんファンは必見の作品・・・なのではないでしょうか^^

オープニングテーマは、はやみんの「その声が地図になる」
エンディングテーマは、eyelisさんの「ページ〜君と綴る物語〜」
1期,2期共に歌い手さんは一緒でしたね^^
印象的なのがオープニングです。初めて曲の情報を知った時、はやみんが作詞と作曲も担当されている事にちょっとビックリしました。
後から知ったのですが「その声が地図になる」の曲は、これまではやみんの
頭の中にあったメロディを曲にしたんだそうです。
はやみんがずっと温めてきた曲と思うと、ファン冥利に尽きる・・・という気持ちです^^

分割2クール作品の後半で第13話から第24話までの計12話の作品でした。
物語がホント綺麗に纏まっていたと思いますし、主演のはやみんも抜群にハマッていたと思います。
こういうキュンキュンする作品・・・大好きです。
ラストまでしっかり堪能させて貰きありがとうございましたm(_ _)m

投稿 : 2025/03/01
♥ : 21

かさい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理想的な表現

安藤監督とボンズの少女漫画原作アニメ。
少女漫画原作アニメは、デザインが少し趣向に偏っていたり、演出がキラキラし過ぎていたりくどかったりと、癖が強いアニメが多い。
セリフも少し恥ずかしげで、男性にはあまりはまらないタイプになってしまうパターンも少なくはない。
そんな問題点と課題を見事にクリアしているのがこの作品。
始終とにかく映像として美しく、丁寧な作りをしていた。

【総合】
4.72/5

【物語】4.7
【構成】4.75
分割2クール構成、全24話。
最後は綺麗にまとまっているし、1話構成も見事。
ヒロイン中心の物語ではあるものの、サブキャラなどのエピソードやメイン以外のエピソードも凄く良い。
ヒロインのキャラもあり、シナリオもストレスなく進んでいく。

【作画】4.7
・始終安定したクオリティ
総作画監督には斎藤さんや藤田さんなどが参加。
派手なアクションがそこまで多いわけでもないし、殺陣があるわけでもなかったが、この作品が一番大切にしている事最後までしっかりやり遂げた、そんな印象。

・見せる表情
とにかく表情がいい。総作監や作監修正もしっかり入っている印象。
アップで表情が映った時の絶妙な加減具合。感情が見るだけでしっかり伝わる。キャラも最後まで整っていたし、ハイライトや影付けも素晴らしかった。

・戦闘作画
カメラが常に見方を捉えており、見方中心に見せるアクションになっている。
また、動きも大きく大胆。出血表現は控えめ。

【美術】4.7
今後注目の美術監督、岡崎さん担当。
舞台は半分以上が城。見せる背景としても、舞台としても凄く魅力的。
また、画面から溢れ出る美しさにも、しっかり貢献している。
自然などの描写も細かく、花や美しい景色なども多数あった。

【声優】4.7
早見さん。可愛くさ凛々しさも兼ね備えた見事な演技でした。
その他のキャラにもしっかり愛情を感じる。

【音楽】4.75
大島さん担当。個人的にはドンピシャな印象。
優雅で壮大なスケール感。お洒落でとても美しい。
盛り上げるシーンではしっかり盛り上げる。
非常に効いていた印象。

【演出】4.75
・細かい芝居、感じる目線と表情
一つ一つの所作がなかなか丁寧。そのあたりの作りはボンズらしさがあるのかもしれない。
作画面で表情を評価したが、演出面でも評価する点は幾つか。
表情の映し方、カメラの距離感、意味のある目線が細かかった。
どの場面でもしっかりキャラに表情がついていたし、その表情の拾い方も毎度絶妙。アップや引き、横構図などで見せる表情も場面にハマっていて見事だった。

・画面に更に加えられる美しさ
とにかく綺麗だった画面は、丁寧な作画や美麗な美術背景にあったが、その上で、撮影処理で空気感や光の調整などを加える事によって更に画面の見栄えが増していた印象。
演出的な意図も常に感じることが出来た。


【op&ed】4.7
安藤監督のopも素晴らしいが、出合さんのedも雰囲気があって実に魅力的。
色彩や花も美しく、この作品のイメージに合わせてきている。

【キャラ】4.75
・主人公兼ヒロイン
魅力的なヒロインでもあり、真っ直ぐで行動力がある主人公でもあり、時には可愛く美しい見事なキャラクター。
強いのに弱い。女性らしい魅力が沢山詰め込まれている。デザインも可愛く、作中でも始終可愛く描かれている。

・本物の王子様
王子様系ではない。本物の王子様。性格も声もビジュアルも。文句の付けようがない王子様。ときめいてしまう。

・安定感のあるサブキャラ達と徹底された悪者
ヒロイン周辺はとにかく良いキャラが多い。勿論性格もだが、アニメ的にも非常に魅力的でまた、個性と感情を兼ね備えている。
この作品の悪者はとにかく悪い。悪者と良い人の差別化が凄くはっきりしてるから、味方キャラの活躍がより一層際立つようになっている。

・恥ずかしいセリフ
沢山あります。苦手な人は少なくないかも。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

73.5 6 片思いでファンタジーなアニメランキング6位
プリンセスチュチュ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (198)
1055人が棚に入れました
金冠町という町の金冠学園バレエ科の落ちこぼれ生徒・あひるは、憧れのみゅうと先輩といっしょにパ・ド・ドゥ(男女がペアを組んで踊ること)を踊るのが夢。
人の心を持たず、いつもさみしげなみゅうとの役に立てればと願うあひるに、謎の老人ドロッセルマイヤーが力を授け、あひるはプリンセスチュチュに変身して、みゅうとに失った心のかけらを返してあげることができるようになった。

声優・キャラクター
加藤奈々絵、矢薙直樹、櫻井孝宏、水樹奈々、松本さち、白鳥由里、松本保典、岸田今日子

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

戦わない、愛の魔法バレエ少女の正体はアヒル??とってもシュールな珍傑作☆

単純に魔法少女モノと、カテゴライズできないアニメです。
まず、魔法少女なのに基本バトルはナシ。
向かってくる敵(の様な対象)と共に踊るだけです。
そしてその正体は、実は少女ですらありません。
その正体はアヒル、あのお風呂にプカプカ浮いてる、愛らしくも吹き出してしまいそうな黄色いヤツ。
なんとそれが正義のヒロインなのです。

10年の構想を経て制作されたという、サトジュン監督の本作。
お風呂に浮いているアヒルが活躍してもおかしくないような、きっついデフォルメのキャラデザは、私の好みではありませんが、作画には気合いが入っていると思います。
クラシックバレエを基調とした音楽もイイです♪
全編26話で、前半「卵の章」と後半「雛の章」では全然テイストが違います。
前半では物語のシュールさに首をかしげつつ、まだかろうじてお子様も楽しめる感じですが、後半にいたってはもはや、子供は置いてけぼりの暴走シュールぶりなのです;

前半「卵の章」は1話から13話です。
安全な少女向けファンタジーを楽しみたい方は、13話で終了しても良いでしょう。
実際、この13話で完結してもおかしくはない大円団です。
みゅうと、カワユイです。
前述の通り、私はこのアニメのキャラデザがあまり好きではないのですが、みゅうとの愛らしさだけは認めます(^ ^);
原案&キャラデザの女性は美少年趣味なのでしょうか?
ヨーロッパ風の寮生活、親友ふぁきあのゲイっぽい横暴独占ぶり、長い白シャツをパジャマにしたみゅうと。。狙ってるよ♪と言わんばかりに気合いが入っています=33
それにしても「みゅうと」とか「ふぁきあ」とか、日本人ばなれしたヘンな名前ですね~3
猫がバレエ教師な時点でヘンですが。。この「猫先生」、擬人化されてはいますが、リアルに猫なのです。
猫先生に限らず、本作には擬人化された動物達が、町の生活の中に溶け込むように登場します。
割合的には20~30%といったところでしょうか。
それに違和感を持つ人間は一人もいません。
かの名作「十二国記」の半獣のような存在、とも思われます。
そしてこの動物たち、かなりきっついデォルメの人間たちに対して、ピーターラビットのごとく、やたらリアルに描かれているのです。
でもピーターラビットと同様、可愛らしいのでご安心を。
アリクイのバレリーナの回は大爆笑(^ ^)!
。。「卵の章」の解説(なってねーよ;)はこの辺りで。

後半「雛の章」は14話からです。
シュールさは暴走し、愛の形を問うテーマはシリアスで重く、作品の雰囲気も暗く怖ろしいものになっていきます。
これではもはや、お子ちゃまは置いてけぼりでしょう。。
前半ではあんなに愛らしかったみゅうと、後半ではダークサイドに入り、私を魅了した愛らしさが消滅してしまいます;
ダークでも魅力的な黒王子に変化したのなら良いのですが、混乱して頭がおかしくなってしまうのです;
作画的にはますます気合いが入ってカワユイのですが、混乱して言動がどんどん気持ち悪くなっていきます。。そんな彼を、どうしてこれ以上愛せるでしょう;;
こんな風になるなら、自分の意思がまるでなく、ぽわんと白シャツ一枚でプラプラしているバカ王子に戻ってもらいたい位です。。むしろ我々アニヲタは、そーゆー知性や意思を感じない美少年少女の方が、時に激しく萌ゆるのではないでしょうか?
代わりにヒーローとして台頭してくるのが、みゅうとの親友、ツンツン(ツンの方が多)デレのふぁきあです。
残念ながら、作画的には全く私の好みではありません。
でも、ヲタの女性の中には、萌える方もおられると思います。
ドラゴン〇ールだったら悟空よりベジータ様が好き!という女性なら、ぴったりと好みに合うでしょう。
うん、彼はベジータ顔です。。
前半ではヘッポコ騎士どまりだったふぁきあ、後半ではとんでもない伏線が用意されていて、物語における最重要人物と化していきます。
ツンツンデレな性格も、ツンデレデレ(デレの方が多)と変化していき、性格上の魅力が消滅していく狂王子みゅうとに対し、(腐)女子心にガンガン魅力をアピールしていくのです。。ベジータ好きの人が羨ましい、画的に萌えられない私;

そんなこんなで物語は終焉へと向かいます。
シュールさが暴走し、重い雰囲気の「雛の章」に疲れ気味だった私ですが、そのラストには落涙寸前;
前半章のラストは作画音楽ともバランスが取れて美しいものでしたが、安定パイレベルの感動ともいえました。
それに比べ、後半の真のラストは、シュールが暴走しつつ、観る者の心を打つようなものだったのです。
だってさぁ、お風呂にぷかぷか浮いてるよーなアヒルが、傷つけられても懸命にバレエを踊るのよ?真面目な顔で。
画的には超シュールで、物語を知らない人が観たら、プッと吹き出すと思う!
。。でも、全話を追ってきた者にとっては違うんですよね。
だって、懸命に踊っている黄色いおもちゃみたいなアヒルが、どんなにけなげで報われない想いのもとに、小さな命を懸けているのか、そのいじらしい愛を理解しているから。。
詳しくはネタバレになるから書きませんが、おもちゃみたいなアヒルの小さな恋も、ふぁきあの淡い想いも結ばれることはありません。
でも、たとえ思い通りにならない、報われない想いだとしても、様々な形の愛を表現した登場人物の中で、不幸な結果に終わった者は一人もいないように思います。
たぶん(腐)女子制作陣の暴走はあれども、やっぱりサトジュンは乙女の味方、ハッピーエンドの巨匠なんですね♪♪

ちなみに本作、海外の方が人気を博しているようで、北米では放映中にクリスマス特番等の特番が制作され、DVDの売れ行きも好評、数年に一度全シリーズが再販されるそうです!
原産国日本では、単巻が一度っきり発売されただけみたい;
たしかに本作のきっついデフォルメは、ディズニーアニメに通じるものがあって、アメリカ人の方が馴染みやすいカモ。
愛の形をテーマにしたダークでヘビィな後半も、おませなアメリカ人少女たちにはウケたのでしょうか。
北米版OP『Hold Me Now』は、カッコイイ~!!
水滴とピアノの音で始まる、日本のオリジナルOPのやさしい調べとは正反対、パンチの利いたロックな曲です。
日本版OPは癒し系メロディの名曲だと思いますが、ロックの本場アメリカの少女たちにしてみれば、そんなぬるいOPでは観る気も起こらないのでしょう。
本編中のクライマックスシーンを、パンチの利いた音楽に合わせ、登場人物達が激しく踊るように組み合わせた、北米版OP『Hold Me Now』、めちゃくちゃカッコイイ名曲なので是非ご鑑賞下さい♪♪
「プリンセスチュチュ 英語」でググると出てきますよ~
プリンセスチュチュの英語版や、アニメ好きの「アリゾナのじいさん」のインタビュー等、英語リスニングの勉強がてら楽しめマス(^ ^)V

投稿 : 2025/03/01
♥ : 24
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

バレエ

おジャ魔女どれみと作画や絵風は似てるのに
内容が大人向け・・いえ、大人でも楽しめる内容でした。

以前からずっと観たかったので、
通勤時間を利用してタブレットで加入してるアニメパスで視聴しました。

よく、宣伝のためか有名アーティストを使用するアニメが多いですが
このアニメはOPで世界観を壊すことなく、むしろ引き立てているので毎回飛ばせませんでした。
フルバのOPを歌った岡崎律子さんの優しい歌声が心に染みます。
間奏で「くるみ割り人形」の曲のフレーズが聞こえるので懐かしい気持ちになりました。
世界観もキャラクターも個性的で大好きです。

<気になったことや色々> ネタバレです
ネタバレレビューを読む

<バレエエピソード>
ほんの少しの経験談なので飛ばして構いません。
ネタバレレビューを読む

プリンセスチュチュとなったあひるの一人のパ・ド・ドゥの足の震え具合
(あのバランス感覚と痛みはどれくらいだろう)
OPのアヒルの姿、作中のマイム。
アラベスク、グラン・フェッテ。どれも懐かしいです。

プリンセスチュチュを見た後、つい昔みたいに踊りたくなって
自室でピルエット(片足軸で回転する技)してしまいました。
一つ後悔は、柔軟性を保つために辞めた後もストレッチをサボらなければ良かったということだけ。
もう今は体が硬い・・(震え声)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 46
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「物語の物語(meta-fiction)」を目指した作品

沢山の人が感動した名作アニメで特にまどマギ好きな人にお薦め作品ということなので、これは見とかないといけないかな、と思って視聴開始しました。

とりあえず前半13話(卵の章)を2巡完了。
前半だけでも中々見どころ豊富と思いました。
確かに2002年の作品ということで、最近のアニメに慣れた目から見ると作画は古いし演出も余り効果的とはいえないけど、特に前半のラストとなる13話に向けての流れはとても良いと思います。
でも、このアニメが本当に面白くなるのは後半らしいので、前半のストーリーをしっかり押さえるために敢えて13話見終わったあとで第1話に戻ってもう一度全話視聴し直してみました。
多分これで登場人物たちの心の動きにも見落としはないはず。

さて、ここから後半13話(雛の章)を細かくレヴューしていくことにしよう。

ネタバレレビューを読む

見れて良かった。。。。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 21

69.8 7 片思いでファンタジーなアニメランキング7位
天体のメソッド(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (965)
4751人が棚に入れました
「この町の空には、いつも円盤が共にあった――」
「願いをかなえるために、ここにいる――」

霧弥湖上空に現れた謎の円盤。
出現当時は世界中を大混乱に陥れたが、そこに留まるだけの円盤への恐怖心は消え、次第に観光地となり、徐々に人々の興味も薄れて行った・・・

二人の少女が出会うとき、それは止まっていた時間が動き出す兆し。
想いが人を変えて行き新しい物語を刻む。

中学校生活最後の年。それは一生忘れられない時間(とき)。

声優・キャラクター
夏川椎菜、豊崎愛生、佳村はるか、小松未可子、水瀬いのり、石川界人
ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

深追いしたらゲシュタルト崩壊しかけました(・д・)

7年ぶりに再会した【幼馴染5人】の【友情ドラマ】を描いた作品。
そらに浮かぶ丸い何か、謎の女の子、SFっぽい世界観ですけど99%日常アニメです。

このアニメって「あの日見た花」にちょっと似てるかな?
久々に出会った幼馴染たちの友情ドラマっていうところが。

とにかく意味ありげなセリフやシーンが多い! 謎だらけ!
ものすごく期待させられるんですが、疑問のほとんどは最終回までお預け状態。
あまり気にしないで視聴したほうがモヤモヤした気持ちにならずに楽しめると思います。

絵が綺麗でものすごく引きつけられる世界観なんですけどね。
謎を深追いするとゲシュタルト崩壊しそうになるので注意です(・д・)

■ノベルゲームっぽい脚本
7年前の回想シーンがたびたび入って秘密が明かされていく感じ。
あれ?ノベルゲームっぽいなと思ったら、成人男性向けノベルゲームのライターさんなんですね。 なるほど、、どこかで覚えのあるこの雰囲気・・・このデジャヴはそういうことか!^^;

■例えるなら、パッケージと中身が一致していない、そんなアニメ
期待させておいて中身を空けてみると!?
SFアニメ → 日常アニメ

意味ありげなセリフや疑問だらけの世界観、SF展開を期待させるような演出で好奇心を刺激するタイプのアニメなんですが・・・
明かされる事実はごく平凡な人間ドラマばかり・・・SF関係ないじゃん!
13話まで見ると日常アニメだったんだなぁということに気づかされます。

円盤っていうSF設定なくても大差ない脚本なんですよね、実は。
中身と関係のないパッケージで釣るような詐欺っぽいことしなくても十分楽しめる中身(ドラマ)なんだから、意味ありげなセリフとか無い方が良かったんじゃないかな? というのが個人的な感想です。

でもこの違いは、毎週1話ずつ見てた人は気付かないかも? 何カ月も見てると忘れますしね。
そこまで計算した上でやってるんだとしたら、それはそれで賢いかも(笑)

■3話で明かされる新事実!ネタバレレビューを読む

■伏線のチラ見せはもろ刃の剣
意味ありげなセリフって簡単に人の興味をそそる手段ですけど、あとで納得のいく結果を用意できないと逆に好感度が下がりますよね。
忘れたころに回収しようとすると、話が複雑になりすぎてつじつまが合わなくなる危険性もありますし。
リスクが高いので普通は連発なんてしないものなんですが・・・

このアニメはそんなの恐れずに手あたり次第に乱れ撃ち・・・ハードル上げまくりですね。
しかも、やりたい放題やってアフターケアが無いところが新しい。

■7年ぶりにしては不自然な再会シーンネタバレレビューを読む

■ゆずきは何であんなに円盤が嫌いなんだろう?ネタバレレビューを読む

■嘘つき?ネタバレレビューを読む

■感想
ホント、未回収の伏線が多かったですね。
SFネタをチラつかせる世界観なのにSFが一切からまない^^;

日常シーンだけでも十分面白いんだから、小難しいことに挑戦しないで普通にドラマを見せるだけにしておけばよかったんじゃないかな?

7年前にSF的な事件が起きたわけでもなく、記憶喪失じゃなくてただの物忘れだったり・・・
亡くなったお母さんが出てくるあたりも絡んでくる展開を期待してたのに何のからみも無し。

制作サイドはこの不自然さに気づいてないのかな? そんなはず無いとは思いますけど。 謎ですね。

ひょっとするとノベルゲームの脚本書いてた人だから、分岐の選択次第でいろんなエンディングになるシナリオ作りの癖がついてるのかも?
ゲームなら回収されない伏線も別ルートで回収できますしね。

あと、感動シーンが多いけど、なんだかその友情が薄っぺらく感じるのは何でだろう?
あの5人って仲が良いだけでなんの壁にもぶち当たってないんですよね。
片思いの連鎖とか、個人的に抱える問題を協力して解決するとか、共通の敵に立ち向かうとか、友情が深まるようなシーンが見当たらない。
そういった下ごしらえが無いから説得力に欠けるかな?

と、まあ、頭の中のモヤモヤは大体整理できたので、この辺りで脳内メモリをリセット致します(´・ω・`)

ちなみに、花火大会に出てくるような花火ってものすごく値段が高いです。
なのでいろんな企業がスポンサーとなって打ち上げるのが普通ですね。
あと、資金があったとしてもすぐに手に入るわけではなくて、予約して作ってもらう場合がほとんどなんじゃないかな? あんな風に直前に騒いでどうにかなるものではないと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 28
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

願いを叶えるために、ここにいる。みんながいる。

「天体のメソッド」
読み方は「そらのメソッド」。

キャラデザの可愛さと作画の美しさに惹かれて観始めました。

本編13話+OVA1話の全14話です。


● ストーリー
古宮乃々香(こみや ののか)は、
7年前に住んでいた霧弥湖町(きりやこちょう)に引っ越してきた。

霧弥湖町は、円盤が空に浮かぶ町だった。

7年前のことをあまり覚えていない乃々香。

その町で「乃々香のことをずっと待っていた。」と言う、
ノエルと名乗る不思議な少女と出会う。


ざっくり言えば、昔住んでいた町に戻ってきた主人公が
昔の友達と再会し、再び仲良くなるまでにいざこざするお話です(笑)

そこにノエルと円盤という不思議な存在が絡んできます。

すっと仲良くできればいいのですが、
それぞれいろいろあったみたいで、なかなか難しい…。

観ている途中はすっといかない展開に
もどかしさばかり感じていました。

円盤とノエルの謎が不思議な雰囲気を添えるぐらいで、
全体的な展開に特別な目新しさはありません。

内容は、切ない系路線になるのかな。
感動するであろうシーンもあります。

私にとっては泣けるほど感動、
とまではいきませんでしたが^^;


ノエルや円盤については、夢あるファンタジーのように捉えていましたが、
ラスト2話のネタバレレビューを読む展開の意図がよくわからなくて。

ここから急に非現実的になり、
物語の世界に入り込みにくくなった気がします。

また、最終話のcパート、 ネタバレレビューを読むは何を意味しているのでしょう?

単純に場面を引き立てるため?
それとも乃々香にしか見えていない景色だったの?

あのシーンはED前の「まさか…!」
という終わり方でもよかったような。

個人的にcパートは、なしor別のシーンがあればよかったかな、
と感じています。


≪ みんながにっこりなら、それでいい…。 ≫

ノエルは自分の存在意味をちゃんとわかっており、
自分より乃々香達の幸せを願う少女。

それに気づいた乃々香達もまた、
ノエルのことを大事に思うが故、自分の想いを押し殺します。

この「みんなが幸せになるためなら自分を犠牲にしてもいい。」
という精神が自己満足にしか思えなくてどうも苦手です。笑

ノエル自身に自分を犠牲にしている云々の自覚はないのでしょうが、
それをどことなく美とする、この作品の方針が私には合いませんでした。

他人の幸せを一番に考えているようで、
相手に背負わせるものはとても重い。

結局は、一番酷なことのように思えてしまいます。

汐音(しおね)の言う通り「そんなのずるい。」だよ。


● キャラクター
ノエルがかわいいノエルがかわいい(*´ω`*)

この作品の鍵となる存在であり、
マスコット的な存在でもあります。

幼い可愛さが光ります。
幼稚園児ぐらいの娘がこんな可愛さだったら溺愛確定。笑

自由奔放に駆け回っているように見えて、
5人のことを誰よりも優しく見守っているノエル。

まさに絆をつなぐ円の天使です。


5人組の中では柚季(ゆずき)&湊太(そうた)が好きです♪

思春期の女の子とはあれぐらいの距離感が妥当とはわかりつつも、
店番ばかりの湊太の扱いが不憫でしたw


● 音楽
音楽は、OP&ED、BGM、挿入歌と、
どれも使い方が非常にうまいなと思いました。

入りも、曲とシーンの盛り上がりの合わせ方も、
これ以上ないほど完璧でしたね。


【 OP「Stargazer」/ Larval Stage Planning 】
【 イメージソング「North Method」/ Larval Stage Planning 】

『North Method』は明るい曲調と、
話がエンディングに近づいていく高揚感がばっちりはまっていました。

最終話で挿入歌としても使われましたが、
さすがにここは「ノエル…(´;ω;`)」となりましたね。


【 ED「星屑のインターリュード」/ fhána 】
【 7話ED「ホシノカケラ」/ fhána 】
【 11話ED「天体のメソッド」/ fhána 】

fhána祭りだーー♪
fhánaは大好きなので嬉しい(*´ω`*)

『星屑のインターリュード』は普通のEDにしておくには
もったいないほどいい曲です。

毎回イントロの入りが完璧&曲が気分を盛り上げて終わるから、
問答無用で続きが気になってしまいますw


『天体のメソッド』は『星屑のインターリュード』のアレンジ曲です。

11話にはネタバレレビューを読むシーンがありましたが、
その場面を引き立てる良いEDでした。


● まとめ
一つ一つの話を観ているときにはもどかしくて、
あまり好みの展開ではないなーと思っていましたが、

振り返ってみると全体的なまとまりとしては
それほど悪くなかったようにも思えます。

結局ノエルや円盤については謎が残りまくりですが、
それに対しては深く追求しない方がよさそうですね(笑)

ノエルの可愛さを愛でる、という見方ができたなら、
きっと最後まで楽しめる作品でしょう。笑

投稿 : 2025/03/01
♥ : 32
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:青春、ファンタジー
◎放送時期:2014年10月~

●原作:なし(原案:久弥直樹)
●脚本:久弥直樹 ●監督:迫井政行
●キャラクターデザイン:QP:flapper(原案)、秋谷有紀恵
●アニメーション制作:Studio 3Hz

■ストーリー■
舞台は空に謎の円盤が浮かぶ架空の街「霧弥湖」(モデルは北海道・洞爺湖)。
7年ぶりに戻ってきた中学3年生の古宮乃々香と、謎の少女・ノエルを中心とした青春群像劇。

■総評■

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
ネタバレレビューを読む

【2話】
ネタバレレビューを読む

【3話】
ネタバレレビューを読む

【4話】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13

58.1 8 片思いでファンタジーなアニメランキング8位
護くんに女神の祝福を!(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (108)
906人が棚に入れました
近年に発見された大気中を漂う新物質ビアトリス。人間の思考・意志に感応・反応して変化し、あらゆることを可能にするそれは、その性質より『奇跡の物質』『現代に蘇った魔法』とすら呼ばれる未知にして世界中から注目される新物質であった。それを理解し、操り、知り抜くすべを教える日本で唯一の高校が、東京ビアトリス総合大学附属高等学校(東ビ大附属)である。そこではビアトリスに対する適応能力を持つ若人たちが自らも優秀なビアトリス使いとなるために日々勉学と研究、さらには忙しい日々を癒してくれる騒々しい青春に明け暮れている。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

一途路線のラブギャグ♪ 旧ツンデレ?

近年に発見された大気中を漂う新物質ビアトリス。
人間の思考や意志に感応・反応して変化し、あらゆる事を
可能にする。その性質故「奇跡の物質」「現代に蘇った魔法」
として未知にして世界中から注目される新物質であった。

上記ファンタジー設定以外極普通の学園ラブコメ&ギャグ。


吉村護(木村亜希子)東ビ大附属基礎2科の1年生。
心優しく、芯は強く、無敵の癒し系スマイルを持つ男の子。
7歳の時遭遇した事故で見た奇跡に憧れ、この学校に転入。

鷹栖絢子(高橋美佳子)東ビ大附属戦術科の2年生。
生徒会治安部長。魔女ベアトリーチェ、ビアトリスの死天使
等の異名をとる。規格外に卓越したビアトリス使役能力者。

「癒し系の小動物」の様な護と「凄烈でクール」な絢子の出逢は
二人にとって運命的なものとなり・・周辺を巻き込む騒動や
事件等に翻弄されつつ愛を育むという純愛系ギャグアニメ。


登校初日。護は桜の木に満開の花を咲かせ冷ややかな表情
を魅せる謎の少女に出逢い見とれてしまうが・・何の用?
と聞かれ・・戸惑いつつ・・少女に笑みを投げかけた。

その笑顔に初めての衝撃を受けた少女は笑顔を振りまく護に
いきなり愛の告白をする・・その瞬間学園内にも大きな衝撃
が疾走り・・その事件は多くの生徒を震撼させる・・

絢子とは・・容姿端麗だが他人を寄せ付けぬクールな性格で
卓越したビアトリス使役能力から様々な異名を持つ破壊魔的
側面を持つ為畏怖の対象でもあった・・その絢子の告白・・

クール&ビューティーな絢子は・・護の事になるとデレデレ
の甘々で人格が崩壊・・それ以外の事には苛烈な一撃を容赦
なく加えてしまう超ツンデレ?
※ツンデレの定義は・・元々対象にはデレ非対象にはツン
という時代の作品。今のようにツンからデレに変化とは別。

特に護の絡みで冗談や悪戯をする相手には能力を最大限に
振るう破壊魔的な暴挙に出る・・「メガデレ」

そうした学園ラブコメ描写を軸にドタバタギャグ風に展開。

キャラはデザも含めてコメディ向けのソフトな感じで個性
を強調するデフォルメが多いかな。

幾つかの学園での事件や外での事件に徐々に得体の知れない
陰謀に翻弄されていく・・そして大きな試練が・・

其々の成長と友情や愛情色々・・緩急あって良いかな。

全24話。ラブコメの意地っ張り描写とかデレデレをにや~
と見られるなら充分楽しめると想う。

結構笑えたし。

周藤摩耶(小野大輔)東ビ大附属情報科の3年生で生徒会長
周藤汐音(能登麻美子)絢子のクラスメート。生徒副会長
丸山友香(こやまきみこ)資源科の3年生。生徒会美化委員
藤田美月(千葉紗子)護のクラスメート。生徒会広報。
長谷杏奈(猪口有佳)制御術科の2年生。生徒会書記。

吉村逸美(清水愛)護の妹。好奇心旺盛な中学生。ブラコン。

Johan Deiter Rudiger(子安武人)別名<プロイセンの魔王>。

ガートルード・マクヴリーズ(生天目仁美)銀のマリア

鷹栖尚幸(若本規夫)絢子の祖父。元・内閣総理大臣

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ベタすぎるくらいベタな異能学園ラブコメ

世界でも貴重な才能、創造すればなんでも可能にしてしまう、
そんな異能の持ち主が通う学園が舞台のラブコメです。

主人公は異能の方はてんでダメだけど、とびっきりの
スマイルが魅力で、意図せず学園一の美女、それも世界で3人
しかいない異能の持ち主にほれられてトラブルに巻き込まれていきます。

まぁ、すぐに相思相愛の関係になるんで、そこらへんは無問題。
逆にいちゃいちゃシーンが多くて、非リア充な人は覚悟を!
て感じか~。

基本、コメディ、ギャグ路線を突き進むアニメなだけに
時代的にも古臭いギャグが多めで、内容的にも小学生か中学生向けかな。
ちょっと萎えますw

ちなみに異能といってもバトル成分は少なめで、
というか1度しか見なかったか。
それだけでも純粋ラブコメだってわかりますね。

とまぁ、中盤までは特にケンカしたりすることもないし、
周囲がイベント企画して、そこでドタバタ喜劇を繰り返す
パターンが続いて、正直、飽きてきたかな・・・というところで、
2人の関係に思い切り禍根を残す出来事が!!

以下ネタバレで~
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

次々に立ちはだかる寝取りキャラからヒロインを守れ

【一話の印象】
桜舞う入学式。ショタ主人公に一目惚れのヒロイン。そして告白。流行りのツンデレに負けないベタ惚れのヒロインに、ピュアラブコメのイチャイチャが楽しめる作品であると期待できる一話でした。

【主人公とヒロインを狙う影】
だが増えるのは寝取り、寝取られキャラの嵐。特に男の寝取り役の充実加減がこの作品の最大の癌。生徒会長好青年。メガネキモストーカー。俺様鬼畜眼鏡。ダンディ叔父さん。どんだけ竿役増やすんだよ。主人公の頼りなさも相まって、選択肢を間違えたら一気に寝取られENDの綱渡りアニメだったような気が。ラブコメディとして見ればそういった恋の空回りはお約束だし、構わないんだけど、そうこうしている間に結局よくわからなかったビアトリス関連の話にいっちゃって、あんまりイチャラブできなかった感が否めない。

【総評】
ほのぼの→ちょっとすれ違い→イチャラブ(比重大)→たまにベアトリス
がベストな構成だったな。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1
ページの先頭へ