熱血で戦闘なTVアニメ動画ランキング 8

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早速見ていきましょう!

66.2 1 熱血で戦闘なアニメランキング1位
ブレイブウィッチーズ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (345)
1569人が棚に入れました
扶桑国佐世保航空予備学校に通う生徒・雁淵ひかり。
エリートウィッチで佐世保の英雄でもある姉・雁淵孝美に少しでも追いつくため、
日々努力を重ねる魔法少女は今日も一人山道を走っていた。
そんなある日、父の務める無線発信所に一報の電信が届く

「今日の午後、第三航空戦隊が入港する」

「三航戦・・・お姉ちゃんだ!」

喜ぶひかりは居ても立ってもいられず、その場を飛び出すのだった。

声優・キャラクター
加隈亜衣、末柄里恵、村川梨衣、高森奈津美、原由実、照井春佳、五十嵐裕美、佐藤利奈、石田嘉代、水谷麻鈴
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

どんなことでもやってみなきゃわからない('ω')ノ

ストライクウィッチーズの派生アニメかな?
これ見るためにストライクウィッチーズ見ましたぜ( *´艸`)♪(笑)

1話{netabare}
違うウィッチーズに焦点を向けてるのかな?ブレイブウィッチーズ
北欧の方の部隊かな?

扶桑皇国佐世保…長崎だっけ?
主人公のお父さんはなかなかの技師さんみたいだね
佐世保の英雄、主人公のお姉ちゃんは軍人さんなのか
主人公の女の子魔法力のコントロールがまだできないのかな?

主人公はひかりちゃんって名前なのね
ひかりに対抗意識を燃やす子もいるわけね
お姉ちゃんが英雄ならば…比べられてしまう
姉のようなウィッチを志すひかりちゃん
魔法力が弱いのね…スタミナは学校一らしいw

孝美さんべっぴんさんやなぁ~( *´艸`)
おっと坂本さんと芳佳がちらっと登場
お姉ちゃんのおっぱい凶器だなw
お姉ちゃん辞令で今度は欧州に…
BDになったら不自然な光は消えるのだろうか…

お姉ちゃん何の動物の獣耳っ子なんだろう?
欧州に派遣されるチャンスが…
おっと…三角さん自信たっぷりだな~(笑)

優秀な姉がいると下の子は大変みたいだね…
遠くなるばかりのお姉ちゃんに追いつきたいのな~
ひかりちゃん頑張れ!!って少し思ってしまったやーい

どんな状況でもこなさなくてはいけない…戦場では敵は待ってくれない
おっと不測の事態に…土壇場強いって才能だよな( *´艸`)
試験はあれだったけど…
お父さんお弁当にまったく文句言わないなんて偉いなw
ひかり合格もらえたみたいね
お姉ちゃんと一緒に欧州へ

{/netabare}

雁淵 ひかり(かりぶち ひかり)
今作品の主人公。正義感が強くいちず。努力家で体力と根性は人一倍ある。姉を尊敬しており、彼女のようなウィッチになるのが夢であり目標である。とてもポジティブシンキングで元気な女の子。

2話{netabare}
頑張ったおかげでお姉ちゃんと一緒に欧州に行けることになったひかり
ちゃんと海を渡れるようになったのね( *´艸`)
ひかりいざヨーロッパへ~

オラーシャ帝国ペテルブルグ
グンデュラさんに
エディータさん

ひかりの体力軍人さんより上なのね(笑)
孝美は訓練飛行でも魅せますね☆彡
ユニット千鳥はなかなかひかりには操り切れないものみたいね
ネウロイは到着を待ってくれない…

ひかりにはまだ戦場は早いよな~
群れのネウロイを単独で抑える孝美
孝美もコアの位置を見分けられるウィッチなのね
さすがにこの数のネウロイを一人では…

絶対魔眼かっこいいな(‘ω’)ノ
強い力には…絶対代償があるものなんだけどな…
無傷で済むはずないよな…
さらに北海沿岸にネウロイの巣が出現

新手のネウロイ出現…
そしてひかりも時間を稼ぐために戦場へ…
ひかりもコアを見抜く素質あるのね
ブレイブウィッチーズいいところ持ってくな(‘ω’)ノ

孝美…冬眠のように…いつ目覚めるかわからない
雁淵ひかり…ブレイブウィッチーズに…
戦いたければ強くなるのが条件…
いやー劇的!!
{/netabare}

雁淵 孝美(かりぶち たかみ)
ひかりの姉で、扶桑皇国でもエリートクラスのウィッチ。どんな苦境にあっても笑みを絶やさず、周囲に希望を与え続けられる。階級を気にせず、誰とでも親しくなれるやさしい女性。妹のひかりをとてもかわいがっている。

3話{netabare}
孝美の代わりにブレイブウィッチーズに入隊する方向にひかり☆彡

全員の自己紹介~覚えきれるかな~(‘ω’)ノ
めちゃくちゃ菅野さんににらみつけられてるなぁ
食事中に寝ちゃったみたいだなひかりw
ニパちゃんの気を遣うの疲れるだろうな~w
下原さんの料理は絶品らしい

伯爵さんそのあたりの男よりかっこいいなw
菅野のオーバーワークな訓練を見てひかり…
エディータ先生とアレクサンドラがひかりの訓練に
ひかりの魔法力が圧倒的に足りてないのね…

ひかりは返した方が身のため…
魔眼が使えればまだ即戦力に…ラル隊長には逆らえないのね菅野w
おっとひかりは…本当の土壇場じゃないと…
ひかりは…ニパのついてない体質wwwwww
ニパはユニットを壊すのが通常時

ラル隊長のやさしさな…
ひかりはこのまま返されちゃうのかな?
ニパ気に引っかかって寝るとか…

菅野とひかりとニパで帰還途中にネウロイ
高度1万メートルでの戦い
隙ぐらいは作れるぜひかり(‘ω’)ノ

ネウロイを殴って倒すとかすごいな菅野w
スタミナと根性はちっとはあるみたいだな~
最前線では即戦力以外は…あれなのかー
ひかりギリギリまだ基地に残れるみたいね~
{/netabare}

菅野 直枝(かんの なおえ)
勇猛果敢で自機が壊れることも気にせず敵に突っ込んで殴り倒すインスピレーション肌の武闘派。言葉遣いが乱暴ですぐ感情をあらわにするが根は素直。趣味が読書と文学少女的な一面もある。異名は「デストロイヤー」。

4話{netabare}
ラル隊長とエディータ先生=ミーナさんと坂本さんポジションかな?
ラルさんは頭の周るお方みたいだな~

ブレイブウィッチーズはストライクウィッチーズがどうやってネウロイの巣を破壊したか探ってるみたいだね…
先生の訓練を受けるためのテストもあるみたい…期間は1週間

ひかりは体力以外あれみたい…魔法力をあげるしかない…
魔法力は先天的なものなのね~
ニパちゃん心配なのね~(‘ω’)ノ
先生ちゃんの魔法コントロール力すごいな~
菅野も気になってる模様( ´艸`)
菅野でもてっぺんまでは登れないみたい
天辺の帽子を取ってくるだけの簡単なことだけど…難しいこと

どうでもいいけど506のノーブルウィッチーズもそのうちアニメ化しそう
どんだけやる気があっても魔法力がない子は戦場では…
どんな悪天候だろうと…延長は認められない
一か所に集中させれば少ない魔法力だろうと…

菅野のやさしさなぁ~(笑)忘れ物なぁ~(笑)
ひかりは煽られるとすごい力を発揮できるのなw
姉の後を真似するのではなく自分になる、ひかり成長したな

ネウロイにぶつかるとコアが見れるのか
接触魔眼…強いけど禁止
絶対魔眼…複数のネウロイのコアを一緒に見破る能力

先生ちゃん嬉しそうだな~(‘ω’)ノ
{/netabare}

エディータ・ロスマン
普段はまじめで教え上手だが、怒るととても怖い。502部隊の「先生」的な立場でどんな問題児でも辛抱強く育てることができる。502部隊では最年長。

5話{netabare}
下原ちゃんの料理はみんな味見に来るのねw
ジョゼさんに避けられてる模様なひかり
とっても照れ屋らしい(/・ω・)/

部屋がきれいになってるのは…ジョゼさんがお掃除してるから?
実家がペンションをしてるらしい
ジョゼちゃんは治癒魔法が使えるのね
治癒魔法を使うと顔が火照るみたい

ジョゼと下原の偵察にひかりも同行することに
ひかりは接触魔眼のことを…
広島出身なのね(‘ω’)ノ
ネウロイと戦って戦果をあげないと…って思いはみんなあるのな~

天候はどんどん悪化していく模様
街が凍っている事態に…ネウロイ
下原さんは透視能力者なのか

無線が通じない…3人でネウロイを倒す模様
冷気を出して凍らせる能力を持つネウロイとか
全員エンジンが凍って落下…ひかり完全に凍傷そのあとは停滞温床

ジョゼと下原ちゃんはいいパートナーだな
吹雪のせいでブレイブウィッチーズは探しに行くこともできない…

孝美を治せなかったことを責めてたのねジョゼちゃん
だから避けてたのか…でもこれで仲良しこよし
まずは生き延びることが先決
3人の水着姿は禁断の果実的ないけない感じがする

戦車の中で火を起こすとか酔狂なw
ジョゼの笑顔がかわゆい~
伯爵ちゃんの料理は…
先生キャビア集めてたのね…

やっぱり下原さんじゃないと料理は任せられない
ブレイブウィッチーズを支えてるのはやはり下原ちゃん(笑)
隊長も先生も吹雪が怪しいとふんでるとかさすがだな

3人で倒すしかない
ウィッチに不可能はない…どこかで聞いたセリフだな(笑)
あのネウロイも急激に温めれば壊れるはず

知恵を絞ってネウロイにリベンジ戦
湖が凍って…これはまずいことにだな
ネウロイも燃えるのね(笑)

ひかりも無茶するなぁww
3人で力を合わせての勝利だな(‘ω’)ノ
どこかの偽伯爵www
食事の力は偉大w

今回隊長「不味い」と「旨い」しか言ってなくね?笑
{/netabare}

ジョーゼット・ルマール
まじめで控えめだが流されやすい性格。魔法力の燃費が悪くいつもお腹を空かせており、食べることが大好きな痩せの大食いである。料理のうまい下原とは特に仲が良い。

下原 定子(しもはら さだこ)
真面目でおとなしく、誰とでも仲良くなれる。なんでもそつなく熟すが、人に何かを教えるのは苦手。可愛くて小さいものを見るとつい抱き着いてしまう癖がある。料理が得意で502部隊の台所は彼女が預かっている。

6話{netabare}
ひかりの特訓は今でも続いてるのねw
そしてニパはサシャに追いかけられる…またユニット壊したのね(笑)
アレクサンドラだからサーシャかな?(‘ω’)ノ

ニパの固有魔法は超回復らしい
ひかり少し余裕出てきたなw
サーシャの固有魔法は映像記憶能力…一度記憶したものはすべて頭に入ってるらしい
ブレイブウィッチーズでは主に修理に…

こんな時にネウロイ~
ペテルブルクの街中にもネウロイが…
サーシャプレッシャー感じてるな戦闘隊長
ニパもちゃんと正座し続けるのなw

雪の中に潜るネウロイに…モノの中に入り込むネウロイか…
敵はこちらの嫌なところをついてくるな砲撃手とマーカー役のネウロイの2体

サーシャ、ニパ、ひかりで街中のネウロイを
ほかのみんなは砲撃手を
ラル隊長の信頼熱いなサーシャさんw
それが少し重そうだな~(笑)

サーシャの闇は深そうだなぁ
擬態能力ネウロイか
街中での戦闘はひかりにはまだ早そうだなw
ニパの不幸体質は上条さん並みかもしれないw

サーシャさんはこの街に思い入れがなかったかもしれないが記憶は確かに覚えている…?
1日に3発が敵の限界らしい
サーシャの記憶にもない記憶…
いい脱ぎっぷりだな~(‘ω’)ノ

サーシャさんもカッとなると話聞かなくなっちゃうのね…
あーニパとサーシャケンカしちゃって気まずいよな~
ニパの不幸体質は…敵をおびき寄せるなー
ついてるのやらついてないのやらw
サーシャはこの街を知っているのね
この街の思い出は…サーシャにとって嫌なものだけど温かいもの

敵は倒したけど魔弾は放たれる…
ニパめちゃくちゃ身体はったなぁ

大切なものを守るために…ね♪
サーシャ奮起物語だったな
{/netabare}

アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン
優等生でまじめな性格。かなりの心配症。若くして戦闘隊長を任されているので、人一倍プレッシャーを感じており、常に頑張っている苦労人。そのためか怒りっぽく、毎度ユニットを壊しまくる菅野、ニパ、クルピンスキーから恐れられている。

7話{netabare}
どんなに寒くても日課のランニングは欠かさないのなひかり(‘ω’)ノ
菅野とニパも朝早いよな~☆彡

これでも暖冬らしいwww
日の出、日の入りも短い…極夜とか一度体験してみたい
ソリで滑るとか楽しそうだな~٩( ‘’ω’’ )و
お祭りもあるらしい(/・ω・)/
とりあえずお約束は大事よね~wニパの運の悪さはさすがです☆彡

ひかり風邪でダウン~
ウィッチは病気やけがになりにくいらしい
下原ちゃんの今日のメニューは…頑張ってありもの合わせで…
補給もままならない状態なわけね…すいとんは薄いよなー
今年の祭りは中止の方向に…ニパ悔しそうだな~
物資も補給もないのにお祭りはできないよなー

サトルヌス祭…隊長に内緒でこっそりと
雪娘からのプレゼント☆彡
ブッシュドノエルおいしいよなぁ
ケーキの材料もないし人参もない…

伯爵さん
銀髪の狐女…が祭りの夜に出るらしいというw
先生ちゃんの怒った顔も悪くない←w
妖怪狐女は実在したようだ( ´艸`)

隊長もなかなか粋だなぁ
風説被害の代償は木こりw
菅野は手先が器用だよねw
伯爵中尉の馬鹿ー( ´艸`)
ひかりのために…ニパ優しいのう

サトルヌス祭を通してニパは…
お祭りは人と人とをつなぐ大切なイベント
笑い茸を食べてみんな…こんな時に中型ネウロイが…
ニパちゃん活躍回かな~?

隊長もまともでよかった…通信なら…(笑)
カモフラージュ能力のネウロイとか最近のネウロイいやらしいな

エイラとサーニャだ!!超うれしい(*´▽`*)
一番うれしいサトルヌスのプレゼントだな
スオムスの人たちも頑張ったのな~
魔とりょーしか☆彡w

シャンパンは振るものらしいw
そっかぁこのときはストライクウィッチーズ解散してるんだもんな
だから二人が登場できたのか
{/netabare}

ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン
極度の不幸体質だが何事にも前向きで一生懸命。一本気な性格で周りが見えなくなることもあり、いたずらなどによく引っかかる。不幸体質から「ツイてないカタヤイネン」の異名を持つ

8話{netabare}
ぺトロザヴォーツクとか言いにくいな~
新型ユニット以上に重要なものってなんだろう?

武器を見てかわいいって思うひかりw
伯爵ちゃんのぶどうジュース好きなw
マイクロフィルムをお菓子に隠すなんて…
ウォーロックなー…久しぶりに聞いたわ…
ネウロイも有限…

トナカイ肉のシチュー(/・ω・)/
ブリタニアからノルマンへの補給船の護衛
ブリタニアのウィッチも一人いるのね
護衛は4人、菅野、ニパ、ひかり…そして伯爵しゃんが隊長

伯爵ちゃんちゃんと考えてるのな~実は!!
ニパのユニット調子悪そうだなw
ひかりまだ騙されてるw
伯爵と先生は仲いいなぁw

伯爵ちゃんずっと護衛のウィッチのことばかり1000キロ飛行は長そうだな~
ムルマン基地に到着なんとかユニットもったねニパw
ひかりの「いー」かわいいなぁ

追加の物資の量すごいな~
伯爵のすけこまし感すごいな(笑)
新しいユニットはニパに使わせてあげて…伯爵ちゃんはぶどうジュース(笑)

サウナでワイン抱いて寝るとかw
そして二日酔いwwwwwwwお約束だなwww
かわいい女の子のために伯爵はがんばるのなw

ネウロイは神出鬼没
急にスイッチ入るな伯爵ちゃん♪
分裂系のやつね
新しいユニットをためすにはちょうどいい敵かもね

かっこいいすけこましは好きよ٩( ‘’ω’’ )و
スピード系なのね伯爵ちゃん

さすがにユニットへの不可が…片割れ破壊
本体は伯爵ちゃんの方だね
おっと最後の一撃耐えれたのはお守りのおかげ

看護してもらって幸せそうだなw
だが実力はあるんだよな
おっとネウロイが再生していって…その中にユニットが…これは…
{/netabare}

ヴァルトルート・クルピンスキー
502部隊のエースウィッチだが、酒好き女好きの享楽主義者。年齢の割には大人びた物腰と言動を持つ。いつも笑みを絶やさない楽天家で細かいことには拘らず、怒られても気にしない。

9話{netabare}
菅野無茶な戦い方するなぁ~(/・ω・)/
そりゃ壊れるわwブレイクウィッチーズ…二パ、菅野、伯爵ちゃん(笑)
伯爵ちゃんは実力者みたいですね
隊長怪我してたのか(;゚Д゚)
近々、大きな戦闘があるみたい
菅野の相棒になるためには強くなるしかないみたいw
菅野の戦う理由はシンプルだな(‘ω’)ノ
だれよりも強くなりたいのね菅野

また補給路にネウロイ~
今回のネウロイは苛烈だな~
だけど先生の慧眼はさすがだわ
超攻撃型のネウロイの攻撃に伯爵ちゃんに張り合う菅野を庇いサーシャやられる…
さすがの菅野も気にするわな…
なんだかんだで菅野とひかりもいいコンビになりそう
コンビっていうか二パ合わせてトリオ?w

この前のネウロイの排除が最優先事項
二手に分かれて作戦実行
ネウロイなかなかやるなw分離に合体コアの位置が不明
コアの位置がわからず苦戦…

ひかりが接触魔眼を使えば…でも危険だろうに…
隊長も賭けに出たな⊂⌒~⊃。Д。)⊃
ひかりが正しいけど菅野の気持ちもわかるし…
ひかり煽るな~(笑)
でもおかげで調子取り戻したね
菅野は突撃キャラじゃないとね⊂⌒~⊃。Д。)⊃

今回はなかなかいい敵だったんじゃないですかね☆彡
ひかりもブレイクウィッチーズ仲間入りだなw
サーシャのストレス源増えたなw

お姉ちゃん目覚めたやん
そして芳香お久しぶり(/・ω・)/
回復キャラといえば芳香だよな(*´з`)
{/netabare}

雁淵 孝美(かりぶち たかみ)
ひかりの姉で、扶桑皇国でもエリートクラスのウィッチ。どんな苦境にあっても笑みを絶やさず、周囲に希望を与え続けられる。階級を気にせず、誰とでも親しくなれるやさしい女性。妹のひかりをとてもかわいがっている。

10話{netabare}
孝美復活(/・ω・)/

ひかりも戦闘で魔眼をつかいこなすようになってきたな
菅野と一緒なら成功率も危険度も下がるのな

元帥とかトップもトップだな
グリゴーリ攻略の作戦を実行する日が近いみたいだね
今回は総力戦ってことかネウロイの力も使わずに
この作戦の要はひかり?さらに作戦決行は7日後
ネウロイの巣って移動するのね
まったくひかりは責任感強いなw
お姉ちゃんも合流…だけど…
まぁ危険地帯に大事な妹を置いとけないよね~
複雑な心境だわな

孝美の戦闘力は伯爵ちゃん並み
料理の腕も下原ちゃん並み
最強かよ(/・ω・)/

ひかりはカウハバ基地に転属に…
でもこれでひかりにとっては危険ではなくなるよね
戦場に必要なのは強い方…たしかにな
不器用なお姉さんだことね(‘Д’)

ラル隊長も出てくるのか
ひかりも戦闘に出撃…
まったく姉妹対決みたくなってるよw

あのネウロイは半分に分かれてからが厄介だよな
コアが再生するネウロイだとw
コアの中にさらに核となるコアが

お姉ちゃんにひかりの成長を見せてやれ!!
ラル隊長の狙撃力なw
やっぱり後釜持ってたなあのネウロイ
どうしようもないが結果がすべてのこともあるんだよな…
{/netabare}

グンドュラ・ラル
サバサバとした姉御肌で502部隊の隊長。鋭い観察眼を持つ。常に自分にも他人にも厳しく現実主義者でドライな性格だが、部下の意見も尊重している。ウィッチとしての実力は世界第3位。

11話{netabare}
最後の最後で菅野は認めてくれてるみたいねw
素直に負けを認められるのもいいことだと思うぞ(/・ω・)/
みんなさみしいよな~
あのお守り絶対あとでフラグなのは内緒w

大反抗グリゴール作戦
ネウロイの生産工場の本体の破壊
超巨大列車砲とかかっこいいな(*´з`)
魔導徹甲弾☆彡
ブレイブウィッチーズ超危険な任務そうだな

エイラとサーニャだ!!
もう祈るだけしかできないのかねw
たしかにお菓子食べればうきうきハッピー(笑)
エイラのいたずらぶれないな(‘ω’)ノ

グスタフとドーラごっついな(笑)
空の藻屑にしてやんぜ!かっこいいな(‘ω’)ノ
藻屑ってかっこいいよなwww

開戦!総力戦だな~
エイラって本当にあれよね( *´艸`)
無線とか心配しちゃうだろうにw
菅野と孝美のコンビやる~☆彡

グスタフーーーーーーーー!!雲の中からすごいの出てきたな!!
電波障害すごいな…今回の作戦の要は孝美だな
ドーラやられたー…

グリゴーリとんでもないネウロイだこと…
孝美は直接ぶつけるつもりかよwww
本当に姉妹そろってあれよねw
魔導徹甲弾いけー!本当に無茶しやがるぜ

だけどこのネウロイもコアの中にコアがいるタイプのやつ~
真コアの場所が?
コアのせいで魔眼が…
ひかり電車から飛び降りるとかw
姉を止めるために…妹は走る
{/netabare}

12話{netabare}
形成は悪化…敵のコアを見つけないと…
さらにグスタフが狙われて…
孝美は絶対魔眼を使うつもり…ただし肉体と精神の消耗が…
ひかり水の上も走れるようになってるねw

さすがブレイブウィッチーズ!
ひかりの姉なら無茶するのは当たり前ってことで進んでるのねw
孝美はここまでだな…暗雲のシールドとは…
このネウロイチート並みだな…
万策尽キタ――(゚∀゚)――!!

まさしく蹂躙…それを見てるしかないのか…
おっとひかりと孝美ここにきてバトンタッチか
徹甲弾がなくてもこの拳でってwさすが菅野w
上層部は撤退モード

ブレイブウィッチーズ最後の策…直接殴る作戦?(笑)
ラル少佐は無茶押し賭け好きだよなw
グリゴーリぶん殴り作戦www

まだ魔導弾の魔力は死んでないわけね
菅野の右手が魔導徹甲弾っていうわけね
爆風弾の断芯もあって
できるかどうかわからないけれどやってみなくちゃわからない
何度そのセリフを聞いたことかww

ピンポイントならひかりの方が正確みたいね
秀才なひかりってことだねw
この全員で戦う感じ好きだわ~(笑)
拳一つでネウロイを倒すの気持ちよさそう
そしてとどめはお守りだよな(笑)

二パの巨乳に押しつぶされたいwww
今日はみんなでブレイクウィッチーズw
ひかりはもう立派なブレイブウィッチーズだな(^_-)-☆
{/netabare}

ここまで来たら13話もみたいぜ
そしてノーブルのアニメ化も待ってます(/・ω・)/

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

“勇敢な魔女たち”を応援したくなる、レニングラード攻防戦モチーフ《架空戦記》

『ストライクウィッチーズ』(2008年)(※個人評価 ★ 4.2)、『ストライクウィッチーズ2』(2010年)(※個人評価 ★ 4.3)に続く「ワールドウィッチーズ」シリーズのTV企画第3作です。
そして、この3作の中で、個人的には一番好きで高く評価している作品(※個人評価 ★★ 4.6)であり、本作の第1-2話をたまたま視聴していなかったら、前2作に再挑戦して完走する気にならなかっただろう、と思うくらいに良い意味で刺激を受けた作品でした(※その辺の事情は、『ストライクウィッチーズ』のレビューに書きました。)

・・・ただ、この手の作品(※WWIIの出来事をモチーフとするミリタリー系作品)は、どうしても極端に低い点数を付けるアンチが涌くのか、それとも、既存のあにこれ評価をみて何となくそれに合わせて低めの点数を付けてしまう自分の目に自信のない人が多いのか、本サイトでの評価が意外にも低めになってしまっているのは、とても残念な気がします(※円盤売上がコンスタントに5,000枚を超えるヒット作だったのにね)。

・・・ということで、本作の実際の面白さは、個々人が自分の目で見て確認して下さいね。
以下のレビューは、その魅力の一端の紹介です。


◆まずは、作品舞台である聖ペテルブルグ市街の描写が圧巻

本作のヒロイン達が所属する「ブレイブウィッチーズ」と呼ばれる航空戦隊の基地があるオラーシャ帝国のペテルブルグ市は、現ロシア連邦の聖(サンクト)ペテルブルグ市がモデルであり、作中に登場するラドガ湖や北海・ネヴァ河といった地名、またペトロザヴォーツクやムルマン(スク)は実在の地名や都市名で、本作はロシアの中でもフィンランド(※作中ではスオムス共和国)の国境に近い一番北側の地方を舞台としています。

で、ネヴァ河の河口付近にあるペトロパヴロフスク要塞(※作中で幾何学的な外癖に囲まれたウィッチ達の基地がある小島)から自然河川と運河を介して東西南北に広がり、朝は霧が立ち込め、昼は青空が広がり、時に冷たい雨や雪に見舞われ、冬はオーロラ・初夏は白夜に包まれる、幻想的な聖ペテルブルグ市街の様子が、かなりの再現度で美しく描き出されている点が、まず素敵だと思いました。

歴史好きな人は御存じかと思いますが、この聖ペテルブルク市は、ロシアの名君として知られるピョートル大帝が、それまでバルト海周辺を支配していたスウェーデンとの激しい戦争(北方戦争)に打ち勝って、ようやく手に入れた海への出口に、それまで内陸国であり文化的・経済的に立ち遅れていたロシアに先進的なヨーロッパの文化・技術を招き入れる拠点とすべく建設した人工都市であり新都であって、その都市建設(1703年)・モスクワからの遷都(1713年)から、ロシア革命によるソヴィエト政権の成立とモスクワへの再遷都(1918年)までの間、約200年に亘ってロシア帝国の首都として機能した街です。

そして新都の建設の際に、ピョートル大帝が旧都モスクワの貴族や商人達に強引に移住を促し、また彼らが住みやすい環境を整えるために運河の開削を進めたことから、聖ペテルブルグ市は、モスクワのような自然発生し拡大した都市には有り得ない人工的な景観が与えられ、ことに運河の多さから、“北方のヴェネチア”とも称えられる美しい街並みを今に至るまで保っています。

ただ、どうしても気候環境が厳しく、とくに暖房の効く室内の空気と壁との温度差が大きいことの影響なのか、聖ペテルブルグの建物は外観はともかく、室内の壁がその境目部分からボロボロになってしまうそうで(※同市で一番の有名施設であるエルミタージュ美術館(※もとロシア皇帝の冬の宮殿)の各室内がそうなっています)、アニメでもウィッチ達の基地の室内の壁がやはり境目からボロボロになっている様子が忠実に描き込まれている点にも好感を持ちました。

あとは、ロシアの中央部から北は小麦が取れず、従って白パンが作れないので、より冷涼な気候に強い大麦・ライ麦から作る黒パンが主食になっていることが確り描写されている点も好印象でした。


◆次に、軍人の本分を体現しているキャラが多くて好印象

詳しくは、『ストライクウィッチーズ』のレビューの方に書きましたが、私が最初に同作の視聴を始めた頃、その1/3も見終えないで視聴を断念してしまったのは、そこに描かれる主人公・宮藤芳佳の、たとえ巻き込まれた結果とはいえ、一旦は軍務を任された者に似つかわしくない無責任な行動・思考パターンに納得いかなかったこと、が一つの大きな原因でした(※もうひとつは、不必要にしつこいパンツ押しに嫌気が差したためです笑)。

ところが、本作の主人公・雁淵ひかりや彼女の姉・孝美は、その正反対で、第1-2話から存分に飛ばしてくれます。

まさに、“軍人の本分は、後に続く者を信じて前進すること”
涼宮ハルヒ風にいえば、“Super Driver 突進まかせて 何てったって前進”(※第2期OPの歌詞より)

・・・この気概がなければ、そもそも軍隊なんて機能するはずがありません。
どれだけ優秀な作戦を立案できる参謀や、最適な決断を下せる指揮官がいようと、最後に事の成否を決するのは軍人の行動力であり、その行動力を奮い起こすのは彼らの気概でしかあり得ません。

前作・前々作(『ストライクウィッチーズ』1-2期)も、最初は遠慮がちながらも、結局のところは、そうなる道理を描き出すしかなかったわけですが、それから制作時期が下った本作では、世間一般の空気の変化にも後押しされてか?、最早、それまであったしつこいパンツ押し(※これは軍人を描いた作品ではなくてただのギャグなんですよ・・・だから目くじら立てて怒らないでね評論家さん!という制作側の苦心のアリバイ作り?)なども脱ぎ捨てて、真正面からそうした道理を描き切った点に、私は非常な好感を持ちました。

なお、ここで「なんで女の子が軍隊に?」という問いを持ち出すのはナンセンスです。
だいたい、この手(※いわゆるミリタリー系)の作品に女性視聴者が余り付くとは思えませんし、そうした専ら男性視聴者をターゲットとした作品にするんだったら、彼らが見易く応援しやすい設定にして人気が出るのを狙うのは当然の制作方針でしょう。
何のことはない、彼らは女の子キャラに仮託しつつ、実際のところは(特に性別に関係のない)その気概や心情に共感し応援しているわけですから。

・・・思うに、前々作の宮藤芳佳や、古くは『機動戦士ガンダム』のアムロのように、結局は軍務に就いて散々に敵主力を撃滅するキャラに成長しようとも、少なくとも作品登場当初、あるいは軍務に就くことになってからも相当の長きに亘って、「軍隊なんか大嫌いだ、自分は戦いたくない」と憤(むづか)って(=機嫌が悪くなり、泣いたりすねたりして)周囲に迷惑をかけまくるのがデフォルトの主人公が要求された(※そういう主人公にしないと、アニメ雑誌などの安保闘争世代(団塊世代)やベトナム戦争世代(全共闘世代)の評論家に叩かれたり無視されて、そういう評論に影響されがちだった一般視聴者にも人気が出にくかった)時代がようやく終わり、そういう変なアリバイなしに、堂々と正面から軍人の本分を描き出す作品が、それに相応しい評価と人気を獲得できる時代に回帰しつつあるのではないか(※例えば、かって『宇宙戦艦ヤマト』や『太陽の牙ダグラム』が人気を博したように)。

・・・そういう取り留めない期待をふと感じた作品でした。


※以下は、本作登場キャラの簡単な紹介です。
(本作は設定が凝っているので、視聴を始める前に予め登場キャラとその属性をある程度把握しておくと便利です。)

◆連合軍第502統合戦闘航空団(ブレイブウィッチーズ)メンバーと階級・固有魔法
--------------------------------------------------------------
{netabare}(1) 雁淵ひかり (扶桑皇国=日本) 軍曹 接触魔眼 ※負傷した姉に代わり入隊志願
(2) 雁淵孝美  (扶桑皇国=日本) 中尉 絶対魔眼 ※配属前に負傷し長期離脱
(3) 管野直枝(愛称ナオ)  (扶桑皇国=日本) 中尉 超硬シールド
(4) 下原定子  (扶桑皇国=日本) 少尉 複合魔法視力 
(5) グンドュラ・ラル (帝政カールスラント=ドイツ) 少佐(※司令(隊長)) 偏差射撃 
(6) ヴァルトルート・クルピンスキー (帝政カールスラント=ドイツ) 中尉 マジックブースト
(7) エディータ(愛称パウラ)・ロスマン (帝政カールスラント=ドイツ) 曹長(※教育係)
(8) ジョーゼット(愛称ジョゼ)・ルマール (自由ガリア=フランス) 少尉 治癒魔法
(9) アレクサンドラ(愛称サーシャ)・I・ポクルイーシキン (オラーシャ=ロシア) 大尉(※戦闘隊長) 映像記憶能力
(10)  ニッカ(愛称ニパ)・エドワーディン・カタヤイネン (スオムス=フィンランド) 曹長 超自己回復魔法{/netabare}
--------------------------------------------------------------
※このようにウィッチーズの国籍分布は、日4、独3、仏・露・芬(フィンランド)1・・・の計10人で、各々そのお国柄を反映したキャラ設定になっています。

※なお、本作の開始時期は、 『ストライクウィッチーズ』(第1期)のラストに描かれた、宮藤たち第501統合戦闘航空団(通称“ストライクウィッチーズ”)によるガリア地域のネウロイの巣破壊・同地域解放(1944年9月)から間もなくの頃、という設定です。

※また、レビュータイトルにある「レニングラード」は、ソ連邦(ソヴィエト政権)時代の聖ペテルブルグの呼び名で、ピョートル大帝の名前にちなんだ「ペテルブルグ」から、ロシア革命の指導者レーニンにちなんだその都市名に改名されていました(ソ連邦崩壊後に再改名)。
そして、第二次世界大戦中の1941-44年、長期にわたるドイツ軍とソ連軍のレニングラード攻防戦が繰り広げられ、その中には本作に描かれた北海沿岸ムルマン(スク)への英国艦隊の補給作戦やドイツ軍の巨大列車砲グスタフ&ドーラの戦線後方搬入も史実としてあったそうです。


◆制作情報
{netabare}
原作          島田フミカネ&Projekt World Witches
監督          高村和宏
シリーズ構成      ストライカーユニット
脚本          鈴木貴昭、浦畑達彦、あおしまたかし、村上深夜
キャラクターデザイン  島田フミカネ(原案)、高村和宏
軍事考証・世界観設定 鈴木貴昭
音楽          長岡成貢
アニメーション制作   SILVER LINK{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ ブレイブウィッチーズ (2016年10-12月) ===============
{netabare}
第1話 佐世保の魔法少女? ★ 佐世保航空予備学校1年・雁淵ひかり(14歳)、姉の一時帰国、欧州派遣軍選抜試験
第2話 羽ばたけチドリ ★★ 北極海ネウロイ迎撃戦、絶対魔眼、ひかり出撃、BW来援、入隊志願
第3話 第502統合戦闘航空団 ★ ひかりの魔法力不足、ラドガ湖周辺の戦(ひかり/菅野/ニパ、剣一閃)
第4話 戦いたければ強くなれ! ★ ペテルブルグ軍集団結成、ロスマン先生の期限付き特訓、接触魔眼 ※オベリスク登りが◎
第5話 極寒の死闘 ★ ジョゼの治癒魔法、定子の博識、吹雪のペトロザヴォーツク戦(ジョゼ/定子/ひかり)
第6話 幸運を ★ ネウロイのゲリラ攻撃、対擬態ネウロイ戦(サーシャ/ニパ/ひかり) ※ペテルブルグの街の描写は◎
第7話 聖なる夜に ☆ ネヴァ河畔の氷床、ひかりの風邪、補給不足、サトゥルヌス祭、SW来援(エイラ&サーニャ)
第8話 君の瞳にぶどうジュース ★ ブリタニア船団護衛任務(クルピンスキー/ひかり/ニパ/菅野)、クルピンスキー奮闘・負傷
第9話 ブレイクウィッチーズ ★★ 補給路の危機、菅野&ひかり共同作戦(接触魔眼、剣一閃)、孝美の目覚め ※宮藤ちょい出
第10話 姉と妹と。 ★★★ フレイヤー(グリゴーリ撃滅)作戦、孝美BW着任、ひかり転属命令、姉妹の魔眼能力の優劣
第11話 やってみなくちゃわからない ★★ 作戦開始、列車砲グスタフ&ドーラ護衛・コア特定任務、魔導鉄鋼弾投下、真コア捕捉作戦
第12話 ひかり輝いて… ★★ 続き、グリゴーリ撃滅(剣一閃、幸運の一撃){/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)6、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★★ 4.6

OP 「アシタノツバサ」
ED 「LITTLE WING ~Spirit of LINDBERG~」


============ ブレイブウィッチーズ (特別編)(OVA) (2017年5月) =========

全1話 ペテルブルグ大戦略 ☆ 3.5 ※第7-8話の間の日常回(エイラ&サーニャ活躍)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔法力が足らん分は精神力で補え!

原作:島田フミカネ&Projekt World Witches
監督:高村和宏
構成 :ストライカーユニット
アニメ制作:SILVER LINK.

原作(小説、漫画)未読。
前作1期2期、第1話視聴済。

WW2が勃発した頃の1930年代後半、地球上に人類の敵「ネウロイ」が出現。
本来の歴史では世界を二分し戦争をしていた人類は「ネウロイ」打倒のために一致団結します。
設定上は「地球」ではなく「地球とよく似ている惑星」での物語。
なお、この物語の設定は複雑なので詳細は公式などで確認してください。
第501統合戦闘航空団を中心とした物語であるストライクウィッチーズの続編で、今回の主役は第502戦闘航空団となります。
ストライクウィッチー1期はGONZO、2期はAIC(スピリッツ)、今回の制作OVAを手がけたSILVER LINK.、の制作ですけど、スタッフに大きな変更はありません。

物語はあくまでファンタジーですけど、登場する兵器はウイッチの特殊設定以外はWW2で用いられてたもので、ミリオタの方も十分に楽しめると思いますけど、設定考証に甘いところも多く、粗も目立ちますね(ガルパンや週末のイゼッタと比べて)。
登場キャラは女の子が中心なのでエロ要素もちらほらあり、ウイッチの動きはストライクシリーズよりもヌルヌル動いている印象です。

前作ストライクウィッチーズからの視聴推奨です。
EDは1990年に大ヒットしたLINDBERGのアルバム「LINDBERG III」の最初に収録されている「LITTLE WING」、知っている方は懐かしさが込み上げくると思いますよ。
てか、ReLIFEのEDも1990年代のヒット曲でしたけど、現役でヒットを知っている世代には嬉しい演出ですよね。

(10月7日追記)
ED聴いてから無性にオリジナルが聴きたくなって、家探ししたらやっとCDがみつかりました。
カバーもいいけどオリはやはり名曲!

第2話メモ
{netabare}放海軍制帽の腰が黒塗に変更されている。どっかから指摘があったな。
軍事考証がイゼッタより甘い。3DCGも迫力不足。
新聞で時系列のタネアカシ。
武器にも魂が宿るは神道の八百万の神思想からきた日本軍独特の武器に対する道徳観念。
「心を込めて撃てば必ず当たる!(銃の神と対話しろ)」『人間の条件より』
「チドリの声ちゃんと聞いた?」
海軍のエースパイロット坂井三郎氏の著書でも、搭乗機と心で会話するという箇所があった。
戦陣訓本訓其の三の第二の四
『刀を魂とし馬を宝と為せる古武士の嗜を心とし、戦陣の間常に兵器資材を尊重し、馬匹を愛護せよ。』
お、海軍ラムネうまそうだ。
姉が装備している化け物銃。見た感じ口径は20mm〜30mm級だけど、装填シーンがないからオートマチック。公式見たらS-18対戦車ライフルか。
頭身と比較したらホントでかい銃だ。なんか今期は対戦車ライフルが大当たり。
姉、絶対魔眼使用で消耗しきって戦線離脱。炎髪灼眼はもぉお約束だなー(イゼッタも)
姉の化け物銃に比べてひかりの装備は軽機関銃。
ところで、ひかりは姉の化け物銃撃ったことがあるのか?専門訓練しないと扱えないレベルだけど。
チドリのまともな訓練なしで実戦とか。
ひかり絶対絶命の危機で502の登場ですか、お約束の予定調和。
重体の姉の代わりひかりが502に入隊。姉の負傷はひかり入隊の伏線だったんだ。
ご都合主義だけど、姉が戦死するよりは後味はいい。
ストパンのキャラもボツボツ登場した。

10月17日追記
海軍なのでひかりのケツバットシーンを期待しているんですけど、まだかなー。{/netabare}

第3話メモ(酷評注意)
{netabare}結局、キャラ設定や場所を変えて501と同じことをやらせて展開を練り直しているだけかな。
こりゃストパンよりも面白くする気なら相当シナリオを練らないとだね。
しかし、いくら能力重視といっても、あれだけ階級差がある部隊は軍隊の常識なら編成できないだろうし統率が困難。
軍事組織設定だけ考えればタブータトゥーの方が常識的だった。(面白くはなかったけど)
士官(将校)、下士官、兵の序列は軍紀の根幹に関わる問題だし、多国籍軍では指揮命令系統が同じなら外国の上官でも服従が求められる。
しかしユニット装着して体力の限界がきたら目がかすむとか言って、高度10000mで普通に戦闘している設定も無茶苦茶。
与圧室のない旅客機に搭乗して高度10000mを飛行したら普通の人間はどうなるかな。
きっと高山病で死にますよ。
軍事常識や一般常識に照らせば奇異な設定だらけだけど、設定の陳腐さを吹き飛ばす面白い展開になるかキャラ萌えで楽しむかの分岐点だね。
シナリオは真面目に作られているから、ここなんとか工夫が欲しいところ。
それと、今期たまたま3DCGが俊逸なイゼッタも観ているからかもしれないけど、ストパンと比べても3DCGのショボさは目に余るかな。{/netabare}

第4話メモ
万策ryで1週遅れ。
序盤で放送落としたのは物語の展開的にどうしても痛いところ。
所謂、3話峠を越えて物語が伸びる丁度その回だからね・・
ストパンよりも面白ければいいけど、現段階では個人的に微妙なところ。
魔法、ミリタリー、スポ根・・観点の切り口にもよるけど、今期は良作が多いので相対的にも如何なものか?
{netabare}ひかりは何だかんだ言っても502に残るでしょう。
そうしないと物語が進まないし。
しかし、どうやって残すのかが見所だったけど、体育会系精神論で押し切ってしまったのはあまりにベタな予定調和だった。
無事502への残留を果たし、自分の能力「接触魔眼」に気づいたひかりの今後の活躍に期待しよう。{/netabare}

-----------------------------------------------

なお、放送落ちは業界の構造的な問題が露見した結果であり、個々の制作スタジオへの批判は的外れです。
(上記根拠の長文は『ろんぐらぁいだーす』に移転。)

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第5話メモ「ひかりの脳味噌は筋肉で出来ている」
{netabare}ネウロイに気象操作の特殊能力設定とはおったまげた!
ここまで観た限り、面白いか否かは別にしてもストパンよりもストーリーが精錬されてきた感じで、つかみは段々と良くなってきた。
しかし、事故の多いテルミットの(ry

待ち望んでいたジョゼ神回だし、ここから復活して盛り上がってほしいね。
この回のED曲『LITTLE WING』ジョゼ&定子で満腹感がハンパない。
5話の3Dは格段に良くなったが、他作品と比べるともう少し頑張ってほしいかな。

それにしても脳筋娘ひかりが出撃すると絶対まともでは済まないな。
厄病神かw

しかし、毎年氷点下20度付近やホワイトアウトを味わう身としては、吹雪に対する設定が甘すぎだ。
まして銃が氷つくほどなら氷点下30度以下だろうけど、下半身がすっぽんぽんのジョゼ神や定子は寒いという感覚ではなく痛いはず。

あの寒気で素手でトリガーに触れるのもあり得ないだろう。
下手すれば指がくっついて離れなくなる。
まぁ制作スタッフは一度氷点下30度を味合えば、この設定の恥ずかしさが分かると思うが。

頭から雪に突っ込んだひかり(爆)は桃源郷を彷徨っている最中かな。
凍死寸前で眠気に負けて眠ると気持ち良くなるそうだ。(冬山遭難者から聞いた経験談)

ひかりをほったらかして自虐に走る定子にジョゼ神様から強烈な修正ビンタ!
ほへー!女神すぎるよジョゼー

つまらないことで愚痴ていると何故かカーヴェー2が出現w
ガルパンの雪中戦かよっ!叫びたかったがグッと堪えてみた。
でもなーあれなら凍死の危機は免れても、一酸化炭素中毒になるのだが・・

うん。ジョゼ神回だから全部水に流しておこうか。

定子のキャビア茶碗蒸し美味しそう。
でも、伯爵のキャビア無駄遣い料理だけは水に流せねぇw{/netabare}

第6話メモ「正座」
{netabare}ニパとサーシャ回。
今回、狭小空間のCG処理が良かったがトライスラッシュに何か起こったか?
ペテルブルク(サンクトペテルブルク)の街並みは綺麗に描かれていたけど、今は良くなったのかな。
私が訪れた当時はソ連崩壊直後で、曇天であったこともあるけど、工場煤煙が酷く建物がくすんでいたのが印象に残っている。
サンクトペテルブルクはロシアの京都だし、プーチン縁の都市でもあるから、きっと再建されているだろう。

EDはデレマスじゃないかw

本作はキャラ萌えと魔法+ミリタリーバトルを楽しむ作品であり、ネウロイの正体についてはストパン時代から散々議論がされているが、ガルパンの世界観やルール設定、艦コレの擬人化のように物語の進行に包括されているだけであり、アンノンな人類の敵という設定以上さしてこの考察に有意を感じない。

公式で明らかにしないのも、第3シリーズも考えているとか、今後の水平展開を睨んでの意味もあるのだろう。
設定でどれだけチートになろうが正体が何であろうが、今更興味がないな。
第2シリーズはジョゼが居ればそれでいい。
それに、502は501よりも設定が古い分、能力も保守的でそれはそれでいいと思う。{/netabare}

第7話メモ「苦しい時のストパン頼り」
{netabare}下原のすいとん見るからに不味そうだけど、戦時中のすいとんはあんな感じだったのかも。
ひかりが風邪で寝込んで、ニパと菅野が元気づけようとサトゥルヌスのサプライズプレゼントを企画したのは微笑ましい。

サトゥルヌスに振る舞う料理が毒キノコだったとはねw
毒キノコで笑うというのは俗説で、神経毒で顔が引き攣り笑っているように見えるだけだが、誰一人として命に別状はなかったようだ。

ところで、この回サーニャとエイラの登場は必要だったのか?
ネタに詰まっているようにも思えないが、さすがに人気取りが見え透いていてイヤミに感じるし、安直にストパンに頼らないでシナリオを組んで欲しいね。{/netabare}

次のレビューは気が向いたらします。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 26

54.4 2 熱血で戦闘なアニメランキング2位
コメット・ルシファー(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (323)
1703人が棚に入れました
青く輝く鉱石、ギフトジウムに覆われた大地、惑星ギフト。

ソウゴ・アマギはギフトジウム採掘で栄える街、ガーデン・インディゴに住む純朴な少年。希少な鉱石を集めるのが趣味のソウゴは、ある日、同級生のカオン、ロマン、オットたちが引き起こす騒動に巻き込まれ、鉱山跡深くの地底湖へと迷い込んでしまう。

そこでソウゴは不思議な少女と出会う……

風にそよぐ青い髪、まっすぐに見つめる赤い瞳。

いったい彼女は何者なのか、この出会いがソウゴに何をもたらすのか。

そしていま、結ばれた絆が冒険への扉を開く――。

いま冒険の旅がはじまる。君と仲間と、運命を連れて。

声優・キャラクター
小林裕介、大橋彩香、高橋李依、寺島拓篤、諏訪彩花、水瀬いのり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

その様に物語を纏めてきましたか・・・

この作品は、オリジナルアニメだったんですね。レビューを書くためにwikiをチラ見するまで知りませんでした。
でも、色彩の淡い・・・可愛らしいキャラデザに惹かれたのと水瀬さん、三森さん、大橋さんが出演されるのを知り視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、鉱石採取を趣味としているソウゴ・・・彼は暇さえあれば近くの谷底に行き、かつて母が生前に教えてくれた光る鉱石探しに精を出していました。
そんな彼の努力が実を結んだのか、ある日赤く光る鉱石を見つけるのですが、その後の成り行きでクラスメイトのカオンと、彼女を許婚として執拗に追い回すロマンとオットとのトラブルに巻き込まれてしまい、ソウゴとカオンは大きな穴から地下の洞窟のような場所に落っこちてしまうのです。

落っこちるというアクシデントはありましたが、何とかロマンらから逃げ切り出口を探していたところ、地底湖が光り輝き鍾乳石の中から一人の少女が出てくるんです。
その少女の出現とほぼ時を同じくして大きなロボットが突如表れ、少女を捕まえようとした時、白に緑のラインの映えるもう一台のロボットが表れ、ロボットの行動を阻もうとするのです。
それはまるで少女を守るかのように・・・
ソウゴとカオンは気を失った少女を抱きかかえながらその場を離脱し・・・物語が動いていきます。

その少女はフェリア・・・そして彼女の自称守護者である謎の石モウラは、ひとまずソウゴの家に身を潜める事となるのですが、フェリア・・・この時点から可愛らしさが暴走していたと思ったのは私だけでしょうか^^;?
辿々しい言葉遣い・・・天真爛漫な性格・・・そしてまるで生まれてきたばかりの赤ん坊の様に無垢なんです。
そのため、物事の善し悪しの判断が付かなかったり、時にはやり過ぎてしまう事もあるのですが、それらを引っ括めて彼女の魅力なんだと思います。

フェリアはカオン、ロマン、オットとも直ぐに打ち解け、ソウゴの家は優しさと温かさで包まれているようで・・・
そんな時間がずっと続いて欲しい・・・そう思えるまで多くの時間は必要ありませんでした。
でも人間って欲しいモノを手に入れるまで中々諦められませんよね^^;?
地下洞窟でフェリアを捕まえようとしていた一行は・・・全然諦めていませんでした。

油断・・・だったのかもしれません。
それはごくありふれた日常のほんの一瞬の狭間でしかない僅かな時間・・・
でも「その筋のプロ」なら造作もないんでしょうね・・・^^;
あっという間にフェリアを奪われてしまうのですが・・・ここから物語のスケールが一気に大きくなっていくと共に・・・何度も胸が痛みました^^;

フェリアは一緒にいたいと思っているだけ・・・何も悪い事はしていません。
それはソウゴ達も同じ・・・静かに、皆んなで仲良く生きていければそれでいい・・・
何かを変えたいと思っているわけでもなく、特別な力とかが欲しい訳でもないんです。

でも、歯車って・・・回り続けるうちにガタがくるのでしょうか・・・
自分の気持ちが分からなくなったり・・・
気付いたら「いつもの指定席」にいるのが自分じゃなくなっていたり・・・
応援したい気持ちも本心・・・けれど自分だって本心を叫びたいのにできなかったり・・・
大きなやり取りがある訳ではありませんが、登場人物の心模様が巧みに表現されていると思います。

でも胸の痛みはこれだけではありません。
一番胸が傷んだのはフェリアを狙ったホントの目的でしょうか・・・
あんなに泣いているのに・・・
あんなに嫌がっているのに・・・
フェリアはモノじゃないのに・・・
私にできる唯一の事は、サヨナラ逆転満塁ホームランでフェリアがハッピーエンドを迎えられるように祈る事だけ・・・
結構心を込めて精一杯願ったんですけどなぁ・・・^^;
勇気・・・優しさ・・・沢山の思いの詰まったラストだったと覆います。
気になる方は是非本編でご確認願います^^

オープニングテーマは、fhánaさんの「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」
エンディングテーマは、大橋彩香さんの「おしえてブルースカイ」他4曲でした。
fhánaさんの高音域の歌声は聞いていてとても気持ちが良いです^^
カラオケで歌っても気持ち良かったです^^;

1クール12話の作品でした。1クールの中でしっかり纏まった作品だと思いました。
フェリアを追跡する相手の説明がもう少しあったらとより理解が深まったと思いました。
でも、声優さんも合っていたし作画も綺麗・・・そしてロボットの動きも迫力があって良かったと思います。
しっかり楽しませて頂いた作品になりました^^

投稿 : 2024/07/06
♥ : 20

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

作品そのものの感想というよりは、どうしてこんな作品が出来上がってしまったのかって点が気になる作品

とりあえず一話を見ただけでも「あの幅寄せ殺しにきてるだろ」「あの高さから落ちで無事かよ」「結婚よりも安否気にしろよ」「ロボが捉えた映像送れよ」などなど、
色々おかしな部分が目立つが、そのおかしさは最後まで続くので、
一話で全体のノリが把握できるようになってるのはある意味良心的なのかも(一話切りするかどうかという意味で)

そして個人的な関心はタイトルで書いた通り、作品の感想というより、どうしてこんな作品になってしまったその経緯のほうが気になって仕方ないことに。

ちょっと関係ない自分語りをしてしまうけど、確かあれは何年前だっけかなぁ、
同人誌だか雑誌の記事だか忘れたけど、そこで見たアニメーターの愚痴を思い出します。
内容は、とあるOVA制作に関する話で、可愛い女の子(ヒロイン)の絵を見せられて「この作品作るの手伝ってくれんか」と仕事の依頼が来たとのこと。
てっきり女の子が描けるものだと思って引き受けたら、実際に回されてきた仕事内容はオッサンを描くだけだった、というちょっとした笑い話。
なのだけど、こういったマインドは現在でも変わってないと思います。
女の子で騙し討ちってことじゃなく、アニメーター(絵描き)が「描きたいシーン」と、
ストーリーの展開上「大して描きたくもないけど描かなくてはいけないシーン」があるということ。

で、この作品は後者に当たる部分を極限まで取っ払って作ったような印象。
取っ払ったというより、アニメーター(原画になるのか?)に描きたいシーンを尋ね、それに合わせてストーリーを組み立てたって感じ。
脚本家ごとに好きなように書かせて~って方式だと戦国コレクションのようなオムニバス形式になるけど、
絵描きに好きなように描かせて~ってやるとこういう形になるのかー、と思って見れば、また新たな楽しみ方が見つかるかも知れない。

例・ヒロインが序盤幼女であった必要性は大してないのだけど「幼女描かせろ~」って声があったのではなかろうか。
主人公がロボに搭乗する必要性も同様、コクピットでうおおーと叫ぶシーン描きたい→じゃあそうしましょうって流れで決定したんではなかろうか。
等々、不自然な部分は全て「だってそれが描きたかったんだもん」という意図で出来上がったものだと思うと色々と納得できてしまう。

これまた話が逸れて恐縮なのだけど、アニメーターに好きなように描かせたらどうなるかっていうのは、
シリーズ全部がそれっていうのは稀有だけど、数分程度というのであれば既存作品でもいくらでもある。
ぱっと思いつくのはもえたんのロボとプリンセスラバーの魔法少女。
これらは総じてどこかで見たシーンの焼き直しで、コメットルシファーがそれらの要素ばかりで構築されてるのもこれまた納得。
オリジナリティ云々よりも、あのとき見たあのシーンを自分の手で再現したいって気持ちの方が先に出るのだろうか。
そこら辺を上手く調理した最右翼はエヴァになるので、コメルシもまとめ役がもうちょい頑張ってくれればエヴァのようになってたのかも…知れない?
この問題は1か0ってものではなく比重に関わることなので、難しいんだろうけどねー。

けど、これにより「コメルシで好きに描かせたんだから、次の仕事はこのカット(誰も書きたがらない面倒なシーン)描いてよ」と頼みやすくなるのかも?
もしコメルシが人気作品になってたら「コメルシと同じでいーじゃん、そんなの描きたくないよ」と突っぱねられてしまうので、
不人気に終わったのは幸いなのかも知れない。


ところで、上記の説(現場の描きたがるものを優先した作り)はあくまで仮説です。
どういう姿勢で臨めば楽しく見れるかなーっていういちアイディアに過ぎず、それには矛盾してる箇所が僅かながらあったり。
あの…その…モウラが人間化した姿が…全然可愛くない。
シルエット的にはマクロスFのクランなのだけど、それをあそこまで可愛くなく描くなんて…。
好きなように描かせてあのデザインって考えにくいのだけど、ひょっとしてアニメーターにもB専って居るのか?
それと色彩鮮やかな謎の泉周辺の植物たち…美しい風景ってのを描いてるつもりっぽいけど、自分の目には魔界にしか見えなかったり。
「時間や予算の都合で力及ばず不本意ながらそうなってしまった」って印象は無いので、感性が全く違ってるとしか解釈のしようがない。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

PPN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オリジナルとは、何かね…(´∀`; )

謎の少女フェリアをめぐり主人公たちが繰り広げる
冒険を描いたSFファンダジー作品。
全12話。
エイトビットによるオリジナルアニメーション。


はじめに
この作品好きな方には申し訳ない内容です。
にわか者の感想文です、ご了承下され。


う~ん、何て言えばいいのか…ツッコミ所多々…(;´∀`)アハハ
決して面白くない訳ではないんだけどねぇ。
ストーリーに深みが感じられないっていうのが率直な感想。
バトル、恋愛、キャラの掘り下げなどなど全てにおいて
中途半端で見事に物語全体をボカしてしまっていましたね。
なので、敵・味方双方のキャラクターの存在感もイマイチ。

他作品の良いところをかき集め、詰め込めるだけ詰め込んで
失敗したという印象しか残りませんでしたねぇ。

ロボットのバトルシーンは丁寧かつ迫力ある動きが見られます。
声優陣も若手をメインに起用しフレッシュで好印象。
作画や音楽などもそんなに悪くなかっただけに……。
やはりストーリーの出来が残念な作品だったなぁと(´Д`)


せっかくのオリジナルアニメ、制作側の腕の見せ所のはず。
エイトビット、初のオリジナル作品という事もあり
守りに入ってしまったんでしょうか。
作品の特徴や個性をハッキリと描かなければ勿体ないですね。
次回のオリジナルアニメはもっと個性的、もっと思い切った
「エイトビットならでは!」という作品を期待しています!!



《キャスト》

ソウゴ・アマギ(CV.小林裕介)
フェリア(CV.大橋彩香)
モ・リティカ・ツェツェス・ウラ(CV.水瀬いのり)
カオン・ランチェスター(CV.高橋李依)
ロマン・ヴァロフ(CV.寺島拓篤)
オット・モトー(CV.諏訪彩花)
ハジメ・ド・モン(CV.三宅健太)
マルヴィナ・アニアンス(CV.三森すずこ)
ガス・スチュワート(CV.浜田賢二)
パトリック・ヤン(CV.田村睦心)
アルフリード・マッカラン(CV.間島淳司)
ジュード・プライス(CV.速水奨)



《主題歌》

OP
『コメットルシファー~The Seed and the Sower~』/fhána
ED
『おしえてブルースカイ』/大橋彩香(第1話~第4話)
『裸足のままでもこわくない』/大橋彩香(第6話~第8話)
『追憶のかなた』/fhána(第9話)
『ヒトツニナリタイ』/大橋彩香(第10話~第12話)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 47

65.1 3 熱血で戦闘なアニメランキング3位
ヴァンドレッドthe Second Stage(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (104)
556人が棚に入れました
故郷であるタラークとメジェールに刈り取りの危機が迫っていることを知ったニル・ヴァーナの乗員達。
彼らは危機を救うため、故郷への旅を急ぐ。途中、回収した脱出ポッドの中には奔放な少女「ミスティ」がコールドスリープしていた。彼女の乗っていたポッドに隠されていたメッセージにより、明らかになる驚くべき地球の現状と刈り取りの真実。そしてニル・ヴァーナの心臓部である青いペークシスとは全く別の、「負の感情」にリンクしている赤いペークシスが地球にあることを知る。戦闘を重ねるごとに攻撃力を挙げていく敵の前に、本当の戦いはこれからだったことに気づくヒビキ達。
ますます熾烈を極める敵の猛攻に、ヴァンドレッドはいよいよ最終形態へ!?はたして彼らは故郷を救えるのだろうか…そして地球人の本当の目的は…!?

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

真実は此処にある!ワクワクするほど残酷で明るい未来♪

原作もりたけし&GONZO 監督もりたけし によるアニメ。

2000年10月3日 - 12月26日全13話+『胎動篇』(1期)
2001年10月5日 - 12月28日全13話+『激闘篇』(SS)

あらすじ

とある銀河。そこでは、男性だけの惑星国家「タラーク」と
女性だけの船団国家「メジェール」が、互いの存在を嫌悪し
激しく憎み合い、長年に渡る星間戦争を続けていた。

「ペークシス・プラグマ」によって融合してしまった旧艦区
と海賊船に乗り合わせたヒビキ達とマグノ・ビバン率いる
宇宙海賊達は謎の敵相手に共闘しつつ地球軍の「刈り取り」
の真実を知り徐々に結束を固め成長していくが・・

其々の母性「タラーク」・「メジェール」は、この危機を隠蔽
して男女種族間の星間戦争を止めようとしない・・
強大な敵を前に・・孤立したまま奮闘する中で多種族との
巡り会いや交流等からクルー達は大きく成長する。


感想。
期間は開いていいるけど其の侭続きです。
再編集版※全13話を再編集。全編再アフレコ・新作カット
追加を施した内容となっている「ヴァンドレッド 胎動篇」
※2001年10月14日の21:00 - 22:30にアニマックスで放送。
約90分の作品もあり、2期の前に1期か胎動篇を視ると良い。

「女は男の肝を喰う!」「男は黴菌」・・まだまだ溝は深いが
元は地球人という事実を知り、困惑しつつも共に戦う内に
徐々に好奇心や仲間意識は育まれてきたが・・という所が
思春期っぽくて如何にもな内容をコミカルに描いてる。

リヴァイアサンみたいな生体宇宙船を思わせる部分などの
この時期に増えてきたSFの特徴等も取り入れている。
キャラの魅力も補填されて戦闘等の演出も良くなった感じ。




男性クルー

ヒビキ・トカイ:吉野裕行
惑星タラーク3等民機械工16歳。熱血漢で気負いが強い。
女は男を喰らうと信じていた。スペシャル蛮型搭乗者。
ドレッドノートと合体してヴァンドレッドに変形する。

バート・ガルサス:関智一
金持ちの三男坊のタラーク人で16歳。御調子者で軽口。
ハッタリを言ってニル・ヴァーナの操舵手を務める。

ドゥエロ・マクファイル:田坂秀樹
元戦闘要員だがドクターとして働く。17歳のタラーク人。
元エリートで少し偏屈な所があるが好奇と探究心が強い。

女性クルー

ディータ・リーベライ:かかずゆみ
パイロット見習で16歳。UFOオタでヒビキを宇宙人と呼ぶ。
何時も明るく間抜けで、空気が読めずに空回る事も多い。

メイア・ギズボーン:折笠富美子
パイロットで19歳。生立ちから極めて無口かつクール。
リーダーシップがあるが生真面目で融通がきかない堅物。

ジュラ・ベーシル・エルデン:浅川悠
バーネットと仲の良いパイロットで20歳。やや子供っぽい。
美人で妖艶な容姿に反して性格は我侭で目立ちたがり屋。

バーネット・オランジェロ:根谷美智子
ジュラと仲の良いパイロットで18歳。器用貧乏な気性。
露出度の高いハイレグレオタード調の衣装を着用する美人。

ガスコーニュ・ラインガウ:浅野まゆみ
大柄で筋肉質の身体を持つ、姉御分の32歳。
デリ機と呼ばれる補給用機で補給と補佐を担当する。
普段は艦内で機体の整備や食事の用意等の雑用に徹する。

パルフェ・バルブレア:豊口めぐみ
ノンビリとした性格の機関長で18歳。ディータとは親友。
強度の近眼で普段から目を覆い隠す大型の丸眼鏡を使用。

パイウェイ・ウンダーベルグ:石毛佐和
ツインテールが特徴の最年少クルーで11歳。看護婦を担当。
「パイ・チェック」と称してプライバシーを探るのが趣味。

エズラ・ヴィエーユ:大原さやか
ブリッジクルー。お腹に恋人との子供を宿している。
常に糸目で、笑みを絶やさないおっとりタイプの24歳。

マグノ・ビバン:京田尚子
メジェール・パイレーツの長。ニル・ヴァーナの艦長。
初期の移民の生き残りで、男女間戦争以前の歴史を知る。

ブザム・A・カレッサ:沢海陽子
ニル・ヴァーナの副長で25歳。BCとも呼ばれている。
マグノ参謀として有能。クルー達全員から慕われている。

浦霞天明:大塚芳忠
タラークが送り込んだスパイで特務諜報部中佐。

アマローネ・スランジーバ:菊池志穂
ベルヴェデール・ココ:増田ゆき
セルティック・ミドリ:若林直美
ニル・ヴァーナの艦橋でオペレーターを務める少女達。

ピョロ:岩田光央
元はイカヅチに積まれていた情報処理用のナビロボ。
海賊船との融合時にペークシスの影響で、自我に目覚めた。

レベッカ:かないみか
エズラの恋人でカルーアのオーマ。外見は和服風。
メジェール・パイレーツのアジトの留守を任されていた。

バロア:菅原祥子
アジトの警護に就いていたドレッドノートのパイロット。
強気な性格。戦いの中、成長していたディータ達に驚く。

タラーク

グラン・パ:麦人:本名はゼン。タラークの指導者。
八聖翁の1人。意味は「祖父」。

ジン:大塚周夫:ヒビキの育ての親。元は八聖翁の1人。

トドロキ艦長:鈴置洋孝
本名不明。戦艦トドロキの艦長を務めている熱い男性。
「機動戦士ガンダム」のブライト・ノアのパロディ。

キュンメル・大関:広瀬正志
初老の熟練エースパイロット。ランバ・ラル?
青い百一式蛮型撲撃機に搭乗する戦闘隊長。

メジェール

グラン・マ:麻生美代子
本名はアンリ。メジェールの指導者。

メイアのオーマ:折笠愛:メイアの卵子提供者。

メイアのファーマ:井上喜久子:メイアを出産した女性。

その他の登場人物

ラバット:石塚運昇
自称「宇宙商人」ウータンと共に宇宙を放浪している。

ウータン:くじら
ラバットに連れられているオランウータン。

ココベリ:銀河万丈
ラバットが辿り着いた小惑星に住む小部族の長
ペークシスを「精霊」と呼んでいる。

リズ:勝生真沙子
無法宇宙ステーション・ミッションの女ボス。

セラン:日高のり子
男女が共存する惑星メラナスの少女。

シャーリー:釘宮理恵
地球が研究の為に各種の病気を流行させてる惑星の少女。
身体は地球の身勝手な実験で、衰弱の一途を辿っている。

地球人:家弓家正
少年のような容姿だが、老いた声で喋る等、年齢は不明。
超能力を持つ。地球最後の惑星破壊用戦艦を率いる。

ミスティ・コーンウェル:有島モユ
刈り取りの危機から逃すため冥王星から送り出された。
ニル・ヴァーナに回収されてすぐヒビキに惚れてしまう。
オペレーター見習い。男女恋愛を知る星の生まれ。

Qちゃん:ミスティの立体映像型ペット。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 1

agraz19976 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

宇宙人さん!いつ私のこと名前で呼んでくれるの?

GONZOを代表するロボットアニメと言えばこれをオススメします。

あらすじを簡単に説明すると、
広大な宇宙には男と女それぞれが統治する国家や船団が存在する。彼らは良くも知らないお互いを嫌悪し、憎しみあいながら戦争を繰り広げてきた、そんな彼らの集団の中に別の性別の人間が間違えて潜入したら? 
要は、ボーイ・ミーツ・ガールをテーマに掲げたロボットアニメなのです。

見所ポイントは、本当に双方がリアルな反応をします。男と女が初めて会うとこんな反応をするのかな?と想像は出来ますが、この作品ほど初心な反応を見せてくれるアニメはなかなかないです。
女性船団の中に男が混ざるという設定ですが、お互いのキャラが本当に個性がそれぞれに出ていて面白いです。

次に、CG技術を駆使した演出です。
噂によれば、CGアニメの先駆け的な作品らしいですが、機体がかっこいい!
合体ロボなんですが、主人公機がそれぞれのヒロインの機体と合体する物です。2期では全員が合体したロボもあります。
合体シーンに決め台詞的なものがあるとかなり熱かったんですが、それを差し引いてもかっこいい合体シーンなんで個人的には満足してます。
個人的には、合体するヒロインの機体での座席位置が主人公とヒロイン達との立場や距離感が凄く表現されてる感じが出ててそこも注目ポイントです。

最後に、彼らの成長具合や距離感が変わっていくところは1期から見ていくとガラッと変わります。ここは説明の必要はありません。是非見てみてくださいとしか言えません。

2000年という古い作品ですが、楽しんで夢中になれる作品だと思っていますので見てみてはどうですか?
因みに自分は、ボーイミーツガールというテーマに惹かれて見てみたら見事にハマりましたw

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

変な設定入れなきゃよかったんじゃない?

2期では、色々経験をして学び成長する主人公や周りの人の姿が描かれており
絆や人の温もり、人とはどうあるべきか、強さとは何か
そういった物をを題材にしているように思いました。

けど、設定が崩壊してないか・・・?@w@
上手く言えないけど設定から考えると、リアクションがおかしいように思う。
 
女は男の肝を食う化物と教え込まれてきて、それは違うと分かったけど
互いに実際の異性を見るのは初めてって状態から始まった物語で
男と女の関係や繁殖行為、そらに付随する行為に対しては、
無知な設定なのに、なぜ恥じらいが生じたりするのか
なぜ、あぁいったリアクションになるのか・・・。
本能的に深層心理で反応しているとするにしても、どこかおかしい。
逆に本能的に恥ずかしいと感じるべき部分で恥ずかしがらなかったりもした。
 
なので観ていて「なんで?」と首をかしげる事がしばしばあり
その他の部分でも、ちょいちょい「ん?@w@」ってなる部分があったので
環境下における心理構造部分で設定に違和感が感じられて、しっくりこない。
原作者は理解出来てないんじゃないか?と疑うほど、設定が中途半端に感じれて
煮詰め切れていないんじゃないかと思いました。
そして、俺の頭の中ではドラゴンボールの孫悟空が思い浮かび
やっぱなんか違う・・・と感じました^^;

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

66.6 4 熱血で戦闘なアニメランキング4位
サクラ大戦 TV(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (216)
1446人が棚に入れました
人気TVゲーム作品サクラ大戦シリーズのTVアニメ。太正12年春、真宮寺さくらは、仙台から上京した少女・真宮寺さくら。文明の利器に驚きながらも、手紙を頼りに米田一基を訪ねる。帝都の平和を守るため秘密部隊「帝国華撃団」に入団したさくらは、個性的な団員たちと共に黒之巣会と降魔に立ち向かう。


声優・キャラクター
横山智佐、富沢美智恵、高乃麗、西原久美子、渕崎ゆり子、田中真弓、陶山章央、折笠愛、池田勝、家中宏、岡村明美、氷上恭子、岡本麻弥、伊倉一恵

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

これは太正12年~13年(1923~24年)にかけて起こった、黒之巣会と降魔による一連の帝都防衛戦の記録である。

この作品の原作ゲームは未プレイです。
今から20年前の作品になるので、作画はそれなりの歴史を感じる作りではありますが、暫くすれば慣れて気にならなくなる程度のレベルです。

因みに第1期OVAである「サクラ大戦 桜華絢爛」と第2期OVAである「サクラ大戦 轟華絢爛」は視聴済です。
OVAではサクラが上京するまでの物語が描かれていましたが、このテレビシリーズではさくらが仙台から帝都・東京にやってくるところから始まります。

初めにサクラの所属する「帝国歌劇団」について説明します。

霊力による帝都防衛を任務とし、帝国陸軍にも海軍にも所属しない秘密部隊である。
総司令長官は米田一基陸軍中将。
副司令は藤枝あやめ陸軍中尉。
その銀座本部は大帝国劇場(通称・帝劇)にあり、主力部隊は対降魔迎撃部隊・花組で、隊長・大神一郎以下、 真宮寺さくら、神崎すみれ、マリア・タチバナ、アイリス、李紅蘭、桐島カンナ、 というメンバー。
普段は表向き帝国歌劇団としてメンバーは活躍しています。

何故帝国歌劇団が設立されたのかは、本編で確認頂きたいと思いますが、真宮寺サクラが帝国歌劇団に入団したのは宿命であったということです。

それは、サクラの父である真宮寺一馬は帝国華撃団の前身である帝国陸軍対降魔部隊に所属していたためです。
そして巨大な降魔を封じるべく、代々真宮寺家に流れる血によって退け、その代償として真宮寺一馬は殉職したんです。
父の形見である霊剣・荒鷹を帯同し、父の意志を継ぎたいと思うのは決して不思議な事ではありません。

彼女たちは時に生身で戦うこともありますが、多くの戦闘が霊子甲冑「光武」で行われます。
光武とは、太正11年(1921年)、神崎重工と帝国華撃団工房が共同開発した人間の霊力を引き出し、増幅する人型蒸気なのですが、男性と霊子甲冑との相性は良く無く、必然的に帝国華撃団は女性中心のメンバーで構成されることとなりました。

最初に光武を見た時には、随分ずんぐりむっくりしたロボットだなぁ…
と思いましたが、視聴を続けているうちに段々と愛着が湧いてくるから不思議です。
光武は搭乗者の能力値や特性に合わせて個別に調整されている点などは魅力の一つかと思います。

何より花組を構成する隊員たちが素晴らしい…
主人公である真宮寺さくらはもちろんですが、神崎すみれやアイリスなど魅力溢れる個性的な面子で構成されているんです。
花組のトップスターである神崎すみれの堂々とした立ち振る舞い…
齢9歳のアイリスが親元を離れ、何故こんな異国の地で暮らしているのか…
流石2クール作品だけあって、キャラの深掘りにも余念がありません。

花組が歌劇団としてどの様に成長を遂げていくのか…
そしてその変化に団員はどの様に向き合っていくのか…
見どころ満載の作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、横山智佐さん&帝国歌劇団による「ゲキテイ(檄! 帝国華撃団)」
エンディングテーマは、横山智佐さん&帝国歌劇団による「夢見ていよう」と、田中真弓さんの「ゲキテイ音頭」

2クール全25話の物語でした。
新サクラ大戦を視聴する前に完走したいと思っていましたが、視聴に随分時間が掛かってしまいました。
新サクラ大戦はこれより10年後の世界が舞台になっているそうなので、直接的な繋がりはないのかもしれませんが、可能な限り新サクラ大戦視聴前に過去作を見ておきたいと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 15

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

太正桜に浪曼の嵐!!!!! 言ってみたい・・・・

第一作のゲームが発売されてから今年で20周年ですか。
いやはや時が過ぎ去るのは早いですね。

90年代後半から00年代前半のセガの人気を支えた同シリーズ。ゲームのみならず、アニメ、劇場版、舞台、さらには専門喫茶店(今で言うガンダムカフェみたいなもの)など幅広く展開し、絶大な人気を獲得しました。これも広井王子×田中公平コンビの手腕によるところでしょう。

原作ゲームはいわば恋愛戦略シュミレーションです。プレイヤーは主人公、大神一郎となって魔物から帝都を守るとともに、帝国華(歌)劇団の面々との恋愛を育む王道なストーリー構成です。
一方で本アニメは、ヒロインの一人(原作では実質メインですが・・・)である真宮寺さくらが主人公。第一作のゲームでは大神さんが帝劇に赴任するところから始まりますが、アニメはさくらが帝劇メンバーに加入するところから始まります。

本作品、生粋の原作ゲーム・・・というかさくらファンにはかなり辛い展開が続きます。ゲームとのギャップが凄まじく、もうこれ以上ちーちゃん苛めないでよ~広井さん!!と何度思ったことか。
しかし変に大神さんとの恋愛を描くことなく、破邪の血を受け継ぐ者の末裔として成長していく姿を丹念に描写したことは、ゲーム性ではなくストーリ性を重視するアニメーションという媒体では至極当然であったと思います。また歌劇団の新人に厳しく接するという描写も非常にリアリティがありました。一話一話でみると、どうしても鬱展開に見えてしまいがちですが、全25話を通してみると充分良作の部類に入ると思います。

原作ゲームも古めで、演じられている声優さんも中堅~ベテランクラスのお方ばかり。田中真弓といえば・・・○フィ!!ではなく・・・○ズー!!、クリ○ン!!な世代の作品ですし。特に出演声優陣が一同に会して行われる豪華「歌謡ショウ」は必見です。「中の人が演じる」というだけで、作中のキャラとのギャップから嫌悪感を抱かれかねない中で、非常に勇気のある挑戦だったと思います。しかし、歌謡ショウは10年間という長期間に渡って人気を博し、声優によるミュージカルの礎となりました。特に歌謡ショウ5周年記念の「海神別荘」は出色のでき。本当にちーと麗さんのデュエットはよく合います。「愛・ゆえに」も名曲ですね。また各キャラ登場シーンの口上がいちいち格好いいんですよね~。厨二魂がキュンキュンします。

本当にこの20年間で多くのものを積み続けてきた本シリーズ。代名詞が「ゲキテイ」であることに異論はありませんが、原作ファンとしてサクラ大戦「シリーズ」の魅力を是非とも皆さんに感じ取って欲しく思います。

P.S.
シリーズ三作目以降の大神さんの最終必殺技はマジチートだわ~
しかも演出がなんかイラッとくる。このすけこましのジゴロめーーーーー!!!!!私にも一人分けてくれーーーーー(←プライド全くなし・・・・)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 5

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

15年も流行に乗り遅れたことが何よりもつらい

カレイドスターとアイドルマスターゼノグラシアを足して2で割ったようなアニメでした。
時代は大正、大戦や蒸気機関、帝都・帝国というワードに浪漫を感じずにはいられない。
本編よりも日常回がおもしろくてよかったです(小並感)
田中真弓さんが女性キャラを演じている作品で珍しかった。
ジャンポールかわいい。


この作品でなにより評価できるのはOP「檄!帝国華撃団(ゲキテイ)」です。
https://www.youtube.com/watch?v=HH-LBqRwZng
普段は神という言葉を使うのは控えていますが、これは神と言わざるを得ない。
原作未プレイの私がこのアニメを今更見ようと思ったのは、14年前に聞いたOPが忘れられなかったというのもあります。(なぜか実家にサクラ大戦シリーズのOVA化第2弾のビデオテープだけあった。しかも1話しか入ってなかったです)

サクラ大戦シリーズの花組は舞台をアニメ放送以前から10年間に渡って行っていて、ゲキテイのアレンジVerも非常に多いです。舞台では声優陣がそのキャラの衣装で歌って踊って、劇をやったり大喜利をやったりと今では企画が難しいのではないでしょうか。


ゲキテイももちろん歌いますが、声優陣の歌唱力がすっごい!ゲキテイはこのアニメの声優以外の声優も歌っていますが、聴き比べるとその違いがはっきりとわかります。
歌だけでなくその振り付けもクオリティが高くいつも鳥肌が立ちます。端役までもが歌と振り付けを覚えていることに感動しました。また、ゲキテイではサビだけは観客の手拍子がパタリと無くなるのが恒例です。サビだけは観客も一緒に躍ることができるのはすごいことです。
合いの手は決まった言葉が入るわけではないのに、会場の統一感は半端ではなく、なぜあと数年早く生まれなかったのかと後悔するほどです。

ゲキテイの振り付けは和服がとても映えます。サクラも和服で踊っていて袖がヒラヒラとなびいてとても綺麗です。これを集団でやられたらもう堪らないと思います。


舞台動画ではアニメでは出てこないキャラがたくさん出演していて、少なからず疎外感があって寂しい。もうゲームやるしかないね!
ゲキテイの歌詞の中のセリフがアニメでは扱われなかったというのも気になるところです。

舞台の動画を見るならアニメだけでなく、ゲームもやらないと楽しむことができません。もっと言えば内容がアニメだけを見た人用のものではありません。


アニメの内容だけではゲキテイの魅力を持て余している感があるのでゲームのプレイをオススメしておきます。
サクラ大戦シリーズの他のアニメはゲームのエンディング後を描いているものばかりなので、ゲームやらないと見てもわからないのがつらいところです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4

64.8 5 熱血で戦闘なアニメランキング5位
ヴァンドレッド VANDREAD(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (135)
823人が棚に入れました
我々の住む太陽系から遠く離れた宙域の、とある銀河。そこでは、男性だけの惑星国家「タラーク」と、女性だけの船団国家「メジェール」と呼ばれる種族が長年の間、互いに敵対し、激しい星間戦争を続けていた。
ある日、タラークは士気の高揚と次の戦闘に備えて移民船「イカヅチ」を宇宙戦艦へと改造し、「蛮型撲撃機」と呼ばれる新兵器の模擬演習を兼ねて出撃する。
タラークの下層階級民のヒビキ・トカイ(主人公)はイカヅチにひょんなことから密航していたが、メジェールの海賊船の急襲を受け、戦闘に巻き込まれてしまう。タラークはイカヅチを放棄、自ら撃沈されることを決め、魚雷を発射。そのとき、動力源である『ペークシス・プラグマ』が暴走、海賊船、イカヅチもろともに別の星域に飛ばされてしまう。母星への帰還の旅を始めた彼らだったが、途中謎の敵の急襲を受ける。
そして明らかになる“刈り取り”という暗号作戦による謎の敵の侵攻が開始されているのだ。その危機を知らせるべく、敵対しているハズの男女の呉越同船とも言える融合船・「ニル・ヴァーナ」の母星への帰還の旅が始まるのだった…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

此処に僕らが出逢った訳♪

原作もりたけし&GONZO 監督もりたけし によるアニメ。

2000年10月3日 - 12月26日全13話+『胎動篇』(1期)
2001年10月5日 - 12月28日全13話+『激闘篇』(SS)

あらすじ[編集]

とある銀河。そこでは、男性だけの惑星国家「タラーク」と
女性だけの船団国家「メジェール」が、互いの存在を嫌悪し
激しく憎み合い、長年に渡る星間戦争を続けていた。

タラークは新兵器の模擬演習を兼ねて出撃するが、3等民
(下層階級)で虐げられながら機械工として生きていた少年
"ヒビキ・トカイ"は、仲間の言葉に乗せられ、蛮型を強奪
しようと乗り込んだ所で発進してしまった・・

即座に発見されて監禁されたところを、"マグノ・ビバン"
率いる宇宙海賊「メジェール・パイレーツ」の海賊船に強襲
され、交戦状態になるが・・「タラーク」の旧艦区内機関区
では使われて無い筈の制御システム「ペークシス・プラグマ」
が突如起動し空間転移を起こし、全く別の宙域に飛ばされ、
旧艦区と海賊船の融合・合体をも引き起こしていた。

旧艦区に取り残された"ヒビキ"と"ドゥエロ・マクファイル"
"バート・ガルサス"達と宇宙海賊「メジェール・パイレーツ」
クルーとのボーイミーツガール?そして男女どちらの軍にも
属さない謎の敵の襲撃・・共闘する道を選ぶ。

旧艦区と海賊船の融合した宇宙船を「ニル・ヴァーナ」として
「タラーク」でもなく「メジェール」でもなく・・謎の敵の脅威
に立ち向うための共闘する日々が始まる。


感想。

序盤から一気に惹き込む感じで勢いがあるので見易い。
コミカルな描写や台詞も多くラブコメ要素も多くて笑える。
男女の役割も巧く組み込み物語の設定が上手く機能してる。

熱血・御調子者・クールと解り易い男性陣。
如何にもな艦長・ありとあらゆるテンプレヒロイン。

旧マクロスやガルフォース等の男女種族星間戦争の背景や
男女各自の繁殖方法の違い、そして男女のメカが融合した
際に性交体位を示唆した配置と化すコクピットなど、男女
の存在理由や異文化の交流に着目した物語が展開される。
深夜枠ではない18:30 - 19:00という放送時間に配慮した
部分が随所に見受けられる。

男女云々という部分を協力しあうことで進化していくメカ
等の構想が凄く解りやすくて、「男だから」とか「女だから」
という表現が滑稽で面白い方向に持っていく感じ。

終始アップテンポてノリの良いコメディ路線の為見易いが
各話要点を抑えていて、軽薄な感じでは無くて良い。
その為小中学生向けの雰囲気だけど深夜枠に共通する様な
おっきな子供も楽しめる様な作風になっている気がする。
違いは放送時間帯に合わせたやや過剰な配慮かな?

メカデザは結構良い感じで、キャラデザはコミカルな作風
にあった感じの萌系ギリギリのデフォルメ?
其々のキャラを掘り下げるエピソードも確りとしている。
スター・トレックやスターゲイザー他海外SFドラマの影響
を受けたと思われる演出やエピソードやパロディがある。

科学の進化と人間の精神の進化などのバランスの悪さ等の
如何にもSFという内容も含んでいて充分楽しめる。



男性クルー

ヒビキ・トカイ:吉野裕行
惑星タラーク3等民機械工16歳。熱血漢で気負いが強い。
女は男を喰らうと信じていた。スペシャル蛮型搭乗者。
ドレッドノートと合体してヴァンドレッドに変形する。

バート・ガルサス:関智一
金持ちの三男坊のタラーク人で16歳。御調子者で軽口。
ハッタリを言ってニル・ヴァーナの操舵手を務める。

ドゥエロ・マクファイル:田坂秀樹
元戦闘要員だがドクターとして働く。17歳のタラーク人。
元エリートで少し偏屈な所があるが好奇と探究心が強い。

女性クルー

ディータ・リーベライ:かかずゆみ
パイロット見習で16歳。UFOオタでヒビキを宇宙人と呼ぶ。
何時も明るく間抜けで、空気が読めずに空回る事も多い。

メイア・ギズボーン:折笠富美子
パイロットで19歳。生立ちから極めて無口かつクール。
リーダーシップがあるが生真面目で融通がきかない堅物。

ジュラ・ベーシル・エルデン:浅川悠
バーネットと仲の良いパイロットで20歳。やや子供っぽい。
美人で妖艶な容姿に反して性格は我侭で目立ちたがり屋。

バーネット・オランジェロ:根谷美智子
ジュラと仲の良いパイロットで18歳。器用貧乏な気性。
露出度の高いハイレグレオタード調の衣装を着用する美人。

ガスコーニュ・ラインガウ:浅野まゆみ
大柄で筋肉質の身体を持つ、姉御分の32歳。
デリ機と呼ばれる補給用機で補給と補佐を担当する。
普段は艦内で機体の整備や食事の用意等の雑用に徹する。

パルフェ・バルブレア:豊口めぐみ
ノンビリとした性格の機関長で18歳。ディータとは親友。
強度の近眼で普段から目を覆い隠す大型の丸眼鏡を使用。

パイウェイ・ウンダーベルグ:石毛佐和
ツインテールが特徴の最年少クルーで11歳。看護婦を担当。
「パイ・チェック」と称してプライバシーを探るのが趣味。

エズラ・ヴィエーユ:大原さやか
ブリッジクルー。お腹に恋人との子供を宿している。
常に糸目で、笑みを絶やさないおっとりタイプの24歳。

マグノ・ビバン:京田尚子
メジェール・パイレーツの長。ニル・ヴァーナの艦長。
初期の移民の生き残りで、男女間戦争以前の歴史を知る。

ブザム・A・カレッサ:沢海陽子
ニル・ヴァーナの副長で25歳。BCとも呼ばれている。
マグノ参謀として有能。クルー達全員から慕われている。

浦霞天明:大塚芳忠
タラークが送り込んだスパイで特務諜報部中佐。

アマローネ・スランジーバ:菊池志穂
ベルヴェデール・ココ:増田ゆき
セルティック・ミドリ:若林直美
ニル・ヴァーナの艦橋でオペレーターを務める少女達。

ピョロ:岩田光央
元はイカヅチに積まれていた情報処理用のナビロボ。
海賊船との融合時にペークシスの影響で、自我に目覚めた。

レベッカ:かないみか
エズラの恋人でカルーアのオーマ。外見は和服風。
メジェール・パイレーツのアジトの留守を任されていた。

バロア:菅原祥子
アジトの警護に就いていたドレッドノートのパイロット。
強気な性格。戦いの中、成長していたディータ達に驚く。

タラーク

グラン・パ:麦人:本名はゼン。タラークの指導者。
八聖翁の1人。意味は「祖父」。

ジン:大塚周夫:ヒビキの育ての親。元は八聖翁の1人。

トドロキ艦長:鈴置洋孝
本名不明。戦艦トドロキの艦長を務めている熱い男性。
「機動戦士ガンダム」のブライト・ノアのパロディ。

キュンメル・大関:広瀬正志
初老の熟練エースパイロット。ランバ・ラル?
青い百一式蛮型撲撃機に搭乗する戦闘隊長。

メジェール

グラン・マ:麻生美代子
本名はアンリ。メジェールの指導者。

メイアのオーマ:折笠愛:メイアの卵子提供者。

メイアのファーマ:井上喜久子:メイアを出産した女性。

その他の登場人物

ラバット:石塚運昇
自称「宇宙商人」ウータンと共に宇宙を放浪している。

ウータン:くじら
ラバットに連れられているオランウータン。

ココベリ:銀河万丈
ラバットが辿り着いた小惑星に住む小部族の長
ペークシスを「精霊」と呼んでいる。

リズ:勝生真沙子
無法宇宙ステーション・ミッションの女ボス。

セラン:日高のり子
男女が共存する惑星メラナスの少女。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「マクロス愛・おぼ」に対するもう一つの回答 異“性”間コミニュケーション+CGロボットなSFアニメ

フルデジタルアニメーションが珍しかった当時、その映像美を毎週のテレビシリーズで堪能出来るというのは当時のオイラには興奮モノだった
だけど、アニメ全体のクオリティ水準が上がった今改めて観てみると、正直に現代の水準をギリギリクリアできるかな?という程度です;
過度な期待はしないのが良し(ちなみにHD制作ではありません)


この作品の見所は「マクロス愛・おぼ」を髣髴とさせる設定のリバイバルにありまして、往年SFファンにも萌えアニメファンにもお得な内容なのです


それっていうのは男だけが住む星と女だけが住む星が星間戦争してるっていうものなんですね
ほーら、「愛・おぼ」っぽいですよね?
もりたけしさんが監督ってのもあるんでしょうけどね
メカと美少女っていうもりさんの得意分野から上手く捻り出した設定や世界観がGJ


お互いを異星人って思い込んで何十年と戦いの歴史を繰り返してるんですよ、この異“性”人共はw
出てくる女の子達はかなり個性に富んだ面々なのですが、基本は宇宙海賊という職の子達なのでして強気っ子が多めです


そんで彼、彼女らは戦いの最中ワープみたいなのに巻き込まれてしまい見知らぬ星系へ飛ばされてしまうのですね
一つの宇宙船で故郷へ帰るため、一つ屋根の下で共同生活を始める男と女
あまりに互いを知らなすぎるが故に次々起こる(エロい)トラブル


そんなところに突如として正体不明の敵が出現し、乗組員の命が危機に晒される
ピンチを救ったのは男側の兵器と女側の兵器がワープみたいなものの影響を受けて変異し、偶然にも合体して完成したスーパーロボット「ヴァンドレッド」だった


かくして生きて故郷へ帰るため、男と女がいがみ合いながらも手を取り合う、謎と神秘とカルチャーショックに満ちた旅が始まる・・・


物語は全13話で第1期完とされ、そのままセカンドステージへと続いていきます

オイラのオススメはヒロインの一人・・・というよりはもう一人の主人公ともいうべき「メイア」にまつわるエピソード4~6話(通称メイア3部作)


あとサブタイトルにも注目していただきたいですね、あんなに次回は?とワクワクしたサブタイトルは初めてだった

投稿 : 2024/07/06
♥ : 14

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この素晴らしき世界・・・・

GONZO制作、もりたけし監督によるオリジナルアニメーション。
当時流行りだした3DCGをふんだんに用いたSFアニメです。

正直、当時本作以外ののCGアニメーションは見れたものではありませんでした。背景はセル画なのに動くキャラやロボはガチガチのCG。止め絵の上で滑らかさの欠片もない動き。黎明期であったとはいえ、酷かったの一言です。
そんな中で登場した本作とGONZO。"見るに耐える"CGアニメーションを制作した功績は非常に大きく、デジタルアニメの道標的存在だったと思います。

宇宙人さんことヒビキ・トカイとディータ・リーベライの第三種接近遭遇。いいですね~。往年のUFO映画を彷彿とさせます。二人の出会いが"男女"の出会い。現代よりはるか先の未来を描いているのに、それぞれが閉じた世界で生きてきたことによる自分以外の性に対する興味と偏見。まさか性差で表現されようとは想像もできず、なかなかに面白かったです。

各女性キャラもテンプレ集団でしたが「男を知らない、男に興味のある」女性として、それぞれのキャラに合わせたヒビキへのアプローチは見ものです。私のお気に入りは・・・・・・・・・・・・・・・わかっているとは思いますがやっぱりメイアですお!!!!!!!!!!

What a Wonderful World・・・・・・・
ルイ・アームストロング氏の世界的超スーパーエクセレント名曲(色々被っていると詩○先輩に指摘されそうですが・・・)。彼のハスキー声と本曲とメイア回のエピローグ。あまりにもマッチしすぎて、呆然とします。メイアの心の雪解けをあらわす至高の描写で、本作の視聴継続を決定づける重要なストーリーでした。

本作のテーマはSecond stage以降で評価すべきところなのでしょうが、どちらも視聴済みなのでイロがついています。しかし初期のGONZOの代表作であることは間違いありません。SFファンの方にはオススメの逸品ですね。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4

68.9 6 熱血で戦闘なアニメランキング6位
アクエリオンEVOL(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (827)
4191人が棚に入れました
アクエリオンのかつての激戦から1万2千年後――次元ゲートを超えた「異次元」からのアブダクターが人間を拉致し、その襲来に人々はおびえて暮らしていた。これに対抗できるのは「アクエリア」と呼ばれる合体兵器のみ。構成する3機のベクターマシンに乗り込むのは、学園「ネオ・ディーバ」に集められた若きエレメント候補生たちである。だが学園の男女間は恋愛できないよう障壁で隔てられ、男女間の合体もかたく禁止されていた。ある日、エレメント能力を隠して孤独に生きてきた少年アマタは、少女ミコノと運命の出逢いをはたす。危機を目前にして彼女を抱いたままベクターマシンに乗りこんだアマタは、無意識に叫んだ!――永らく禁じられた、その言葉を・・・。その真の姿が明らかになったとき、敵味方のすべてが変わり始める。恋愛禁止、男女合体禁止の状況で、《終わりを抱いた神話》が、いまここに起動する!

声優・キャラクター
梶裕貴、茅野愛衣、花澤香菜、内山昂輝、福島潤、中村悠一、安元洋貴、浪川大輔、鈴村健一、鳥海浩輔、藤村歩、中島愛、佐藤健輔、諏訪部順一、小林沙苗

RitaM さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

人間誰しも生まれてくるときは裸だ(`・ω・´)キリッ(8話まで視聴)

前作視聴済
初回二話合体の2クール全26話予定
ジャンルは学園、SF、ラブコメ(注※おバカアニメなので真面目に見たら負けです(`-д-;)ゞ)




☆簡単なストーリー紹介☆

お話は前作から1万2千年後の世界です。

主人公達がいるヴェーガと呼ばれる世界はアルテア界と呼ばれる異界から侵略を受けています。アルテア界の輩は次元ゲートを通って巨大兵器「アブダクター」を使ってヴェーガの人々を拉致してくるんですね((;゚Д゚))ガクガクブルブル


なぜアルテアの輩がヴェーガの人々を拉致するかというとアルテア界では突然女の子の赤ちゃんが産まれてこなくなりました。しかも原因不明の病によってすべての女性が死に絶えてしまったんですねーヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ

つまり!嫁をゲットする為にヴェーガの人々を拉致してたわけですw


もちろん黙って拉致されるわけにはいかないのでヴェーガの人たちはアブダクターと戦うために機械天使「アクエリア」と呼ばれているロボットを使って戦っています。

ヴェーガにはアクエリアのパイロットを育成する「聖天使学園」という学校があり、そこにはエレメント能力(特殊能力)を持った生徒が通ってます。その学校には「男女合体禁止」というルールがあり、その掟を受けて男子生徒・女子生徒の交流が完全にないんですよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。



このような情勢の中で、空飛ぶエレメント能力を持った少年・アマタと少女・ミコノが出会う事で、彼らを取り巻く世界はその有り様を徐々に変えていき物語が始まっていきます(`・ω・´)キリッ





☆スタッフ&キャスティング紹介☆

総監督:「マクロスF」「エウレカセブン」でおなじみの河森正治さん
監督:「IS」の絵コンテやったり「B型H系」の監督やってた山本裕介さん
脚本:「true tears」「とらドラ」「あの花」等シリーズ構成・脚本でいまや売れっ子の岡田 麿里さん
音楽:「マクロスシリーズ」「創星のアクエリオン」「攻殻シリーズ」など担当されてた菅野よう子さん
アニメーション制作:サテライト×エイトビット




声優さんはこんな感じのキャスティングになっております

アマタ:梶裕貴
ミコノ:茅野愛衣
ゼシカ:花澤香菜
カグラ:内山昂輝
ジン:福島潤
ミカゲ:中村悠一
イズモ:安元洋貴
シュレード:浪川大輔
カイエン:鈴村健一
アンディ:鳥海浩輔
MIX:藤村歩
サザンカ:中島愛
モロイ:佐藤健輔
ドナール:諏訪部順一
スオミ:小林沙苗


え…なんか最初の方まんまギルクラじゃね?って思った人は少なくなくないはずwここまで露骨なキャスティングってありなのか?^^;


随時追記してきます

クレア:丹下桜
不動・ZEN:藤原啓治
アシリア:田中理恵
アポロン:東地宏樹
ユノハ:小倉唯




☆主題歌☆

OPテーマ 『君の神話 ~アクエリオン第二章』
歌:AKINO with bless4
作詞:Gabriela Robin
作、編曲:菅野よう子

EDテーマ 『月光シンフォニア』
歌:AKINO&AIKI from bless4
作詞:Gabriela Robin
作・編曲:菅野よう子


菅野さんなので音楽は素晴らしい出来になっております♪



☆以降各話感想につきネタバレ注意☆









第1&2話SP 『終末(おわり)を抱いた神話的禁じられた合体スペシャル』


初回の1時間視聴してみて率直な感想としては…安心しました!前作のアクエリオンのノリを継承してたって意味でwwwあのバカさ加減こそアクエリオンですね♪あのノリを楽しめる方なら今作も楽しめるんではないでしょうか(^o^)
作画もパワーアップしてましたし背景キレイでした。男キャラの方にかなり力入れてるのかわかりませんが女性キャラがちょっと雑な印象受けましたが特に気になるほどではないです。
音楽も平均以上の出来だと思います。さすが安定の菅野クオリティ。

梶さんに「やわらかああああああい」という新たな名言が生まれましたw音楽も流れ始めてバトルを盛り上げようとしてるのに・・・さすがアクエリオン!腹筋崩壊させられゲラゲラ笑ってしまいましたw期待通りのノリで私は安心です(*^_^*)

監督の河森さんが「前作見てない方にも楽しめるような内容にしたい」とおっしゃってた通り前作見てない方も問題なく視聴できそうな内容でしたので興味ある方はぜひ初回だけ見てみてはどうでしょうか。初回みてつまんね(-.-)って思った方はおそらく終始あんな感じのノリだと思うので切って構わないと思いますw

アクエリオンEVOLのEVOLってLOVEなんですかね?wまぁよくわからないですが視聴継続したいと思いますw





第3話 『キラメキ指数☆急上昇』

OPキタ――(゚∀゚)――!!個人的に今期1番お気に入りのOPです♪やっぱ菅野さんの音楽は良いですね。アップテンポでテンションあがります!
あとOPに一瞬でてきた気になるキャラが一人・・・銀髪の幼女…だと?ロリコンの俺歓喜\(^o^)/クレア早く出てきてくださいw

女子生徒の教室にいたカエルと紙袋かぶった子が気になるw主人公のアマタもっとヘタレキャラなのかと思ってたんですが一途でバカなキャラだったんで結構好感もてました。ヘタレ主人公は大嫌いなのでw


「平身低頭覇DOGEZA orz」ってwアクエリオンにかっこいい技期待した自分がバカでしたw

次回予告でミコノが合体?w覚醒?どんなエレメント能力なのか気になるところです。




第4話 『壁~conquer oneself~』

クレアちゃんキタ――(゚∀゚)――!!声優丹下桜さんでしたね。

アンディとMIXフラグすぎだろ^^;
不動ZENきたか…おバカ特訓に期待ですねwww

雪解け合体ってwアクエリオン名物無限パンチいただきました♪壁の名前ベルリンって時点で崩壊フラグたってましたが「無限拳」で早くも崩壊。恋愛禁止令だしたのに予告みんな発情しすぎて笑っちゃいました^^今作は恋愛がかなり重要な要素らしいので来週が楽しみです。



第5話 『恋愛禁止』

恋の寸止め特訓ってwww相変わらずくだらないことやってますね~wどうみてもカエルなんだがあれ猫なの?w



第6話 『生命のアジタート』

シュレード様逝ったぁ!!!早すぎるだろ死ぬのwwwシュレード回でした。


第7話 『真夜中の少女』

シュレード生きてたのかよw予告でゼシカ回かと思ったらまさかのユノハ回でした(+o+)しかも声優さんが小倉唯さんとかロリすぎるw

やっぱり今回の注目は合体シーンでしょう。
心霊合体GOアクエリオン!www
ユノハ「いや~見えちゃう!皆に見られちゃう!」
カイエン「おお~!!!見えた!見えたぞおおおお!!!」
アマタ「それが君の本当の姿」
ユノハ「あぁぁ全部見られちゃって恥ずかしい!なのに…気持ち良い!」

確かこんな感じだったんですが笑ったw小倉唯さん現役JKだぞスタッフ完全にアウトー\(^o^)/カイエン自重しろwww

EDの画変わってましたね!これからちょこちょこ変えてくるのかな?今回キャラの作画がかなりレベルアップしてびっくりしました。9話?くらいまで学園メインのお話らしいのでそれまでは安心して見れそうです。なんか自分の中でミコノ株暴落中ですw来週に期待♪


第8話 『さらけだせ』

全裸=最強wゆえに無防備合体であるwww
前作後期OP「Go Tight!」流れてテンション上がっちゃいましたね♪
ゼシカ服破る→テレビ前の俺 ( ゚∀゚)o彡゚ ヌゲヌゲ
アマタ服破る→テレビ前の俺 …(・_・`)
ミコノ服破る→テレビ前の俺 ( ゚∀゚)o彡゚ ヌゲヌゲ
シュレード服脱ぐ→テレビの前の俺 Σ(°Д°; ナゼオマエガヌグ

いやーいつも以上のバカアニメで楽しかったですw



スオミ「異性に見られることによって体が火照っているのね、わかるわ」
ドナール「・・・・・・(;゚д゚)えっ!?」
この流れが神すぎたwww


第8話のシリアス部分を見てて今更気づいたんですが
アルテア→アルタイル→彦星
ヴェーガ→ベガ→織姫
なんですねw

次週はMIX回みたいなのでアンディとのやりとりが楽しみです^^

投稿 : 2024/07/06
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャッチコピーは「それは、禁じられた合体─」

この作品は、「創聖のアクエリオン」の続編に位置付けられる作品です。1期と直接的な繋がりは薄くこの作品から視聴しても入っていけると思いますが、1期を視聴していた方が設定や物語の背景をより深く理解できると思います。

1期では、アポロニアスが人間であるセリアンと恋に落ち堕天使を裏切ってから1万と2千年後の世界で、アポロ、シルヴィアらが堕天使である頭翅と激アツな展開を繰り広げ、地球を守るためにとんでもないラストが待ち受けていました・・・

この物語の舞台は、アポロやシルヴィアが活躍し地球を護った時代から1万と2千年後の世界です。
この世界の地球は、アルテア界と呼ばれる異世界から襲ってくる「アダプター」の襲撃を受けていました。
そのアダプターの襲撃に対抗するため、人類は「機械天使アクエリア」を駆使して防衛するのですが、アルテア界の攻撃と人をさらっていく行為を止められずにいました。

一方、この物語の主人公であるアマタは空飛ぶエレメント能力者なのですが、普段は能力を隠し映画館で働いていました。
スクリーンにはアマタが館長に頼み込んで上映して貰っている「アクエリアの舞う空」が流れています。
ある日、いつもの様に上映後の館内清掃をしていたところ、アマタはこの作品に涙するミコノという一人の少女と出会うのです。
ミコノに一目惚れしたアマタはデートにさそう事に成功するのですが、最初のデートの時にアダプターとアクエリアの戦闘に巻き込まれてしまいます。激しい戦闘の中、危機に陥ったミコノを助けるためアラタがエレメント能力を解放し窮地を脱することに成功するのですが、紆余曲折の後、2人でアクエリアに乗り込むこととなり・・・物語が動いていきます。

これまでの作品以上に設定により捻りが加えられた作品でした^^
伏線は全て回収されますが、男女エレメント同士の合体が禁じられていたり、1期における驚愕の事実が判明したり・・・
この様な展開が物語を面白くする要素になっているのですが、完走後の感想を一言で纏めると
「最後までとてもヤキモキしました」という表現が適切かと思います。

主人公はアマタ、メインヒロインはミコノです。
アマタはミコノに一目惚れしてますし、ミコノもまんざらじゃない様子・・・
この立ち位置はラブコメの王道を予感させますが、そうは問屋が卸しません^^;
1万と2千年・・・この悠久の時間がもたらす運命の輪廻が二人の間に大きな障壁として立ち塞がるのです。

この障壁は、極限まで凝縮した一途な思いと圧倒的な強さと激しさを併せ持っていて、自分の想いを貫き通すまでは何があっても諦めません・・・
この障壁にアマタは何度も挑むのですが、圧倒的な力の差に弾かれてしまうのです・・・
身体もボロボロ・・・心だって折れそうです^^;

それでもアマタは諦めません・・・
今ここで諦めてしまったら最愛の人を見送ることになる・・・
彼は幼い頃、運命を見送るしかできなかった自分に激しい後悔の念があったから・・・
アマタとミコノが迎える顛末・・・きになる方は是非本編を視聴して下さい^^

でもこの作品で揺れ動くのは2人だけではありません。
登場するたくさんの主要キャラの思いはそれぞれ絡み合っています。
本懐を遂げることの出来た人・・・志半ばだった人・・・様々な心模様を見ることができます。

あまり触れませんでしたが、アルテア界が地球を襲撃する理由・・・これも本編で明らかになるのですが、悲しい運命が背景に隠れていましたし、戦闘時においてはアクエリオンの技も多数見る事ができます。
こうして振り返ってみると設定が1期より盛り沢山だったようですね^^;
でも1期から変わっていない点もあります・・・きっとこの作品の肝であろう「激アツな展開」です^^
激アツな展開に触発されたからでしょう・・・1日で完走してしまいました(//∇//)

メインヒロインのミコノ(CV:茅野愛衣さん)、ボーイッシュなゼシカ(CV:花澤香菜さん)、生真面目なMIX(CV:藤村歩さん)、恥ずかしがり屋なゆのは(CV:小倉唯さん)など個性溢れる女性が登場しました。透明感のある茅野さん演じるミコノの圧倒的な存在感は大きかったと思いますが、それぞれの女性にスポットを当てて描かれていて、そのどれもが心に訴えてくる内容なので甲乙は付け難かったですね^^;

オープニングテーマ
「君の神話〜アクエリオン第二章」
「パラドキシカルZOO」
どちらもAKINO with bless4さんが歌っています。
エンディングテーマ
「月光シンフォニア」AKINO&AIKI from bless4
「ユノハノモリ」ユノハ・スルール(小倉唯)

2クール26話の作品です。
本レビューでは書ききれない事がたくさんありました。その位しっかり練られた作品だったと思います。
視聴して良かったと思える作品でした。
2015年の夏アニメで放送が予定されている「アクエリオンロゴス」の視聴が楽しみです♪

投稿 : 2024/07/06
♥ : 17

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

続編というよりも焼き直し

アニメの中身とは無関係に
菅野よう子の楽曲の力でブレイクしたアクエリオン
楽曲の売り上げとパチンコのおかげで
かなりの収益になったようです
その結果あろうことか続編が作られるという
元になったアニメの出来を考えたら
ちょっとありえない運びとなりました

しかし、当然ながらターゲットとなる層は
コアな前作ファンではなくて
ニコ動やらパチンコやらで興味を持った連中です
したがってこのアニメは分類としては
いわゆるパチンコアニメと考えて差支えないと思われます
つまりは純粋なアニメファンを満足させる目的では
端から作っていないということですね

といっても低予算低クオリティで宣伝効果を狙う
他のパチンコアニメやなんかとは
比べ物にならないレベルに仕上がっています
アクエリオンの続編というよりは
お金と時間をかけて作ったリメイク
というような感覚に近いです

12000年前の出来事に起因して襲ってくる侵略者
それをアクエリオンで撃退するという基本の流れから
指令のよくわからない講釈
合体時の恥ずかしいセリフ
ロボットの繰り出す馬鹿馬鹿しい必殺技
どれも旧作をそのまま持ってきた感じですね
当時は大分話題になったものですが
さすがにもう新鮮味も何もありません

そんな感じで期待せずにだらだら観ていたのですが
終盤の展開というか種明かしの部分はちょっと面白かったです
一応はしっかり決着がついていたはずの前作のラストを
もう真っ向から全否定して再構築
旧作に全く別の意味を付加させるというのは
とても面白い試みだったと思います
物語に☆3.5付けてますがあれがなければ2.5か2.0です

でもこれ旧作観てない人には何が何だかわからないと思うんですが
これでよかったんでしょうかねぇ?
ですが敢えてEVOLから入ってきた方にはこういわせてもらいましょう
その置いてきぼり感こそまさにアクエリオンだっ!

まぁしかしストーリーなんてものはこの際どうでもよくて
やはり今作で最も注目すべき部分は
菅野よう子が上がりに上がったハードルをクリアできるか?
という点だったんじゃないかと思います
新曲の出来は前期OP/EDはなかなか良かったと思いますし
旧作の人気楽曲の数々が作中に挿入歌として
惜しげもなく披露されていたのも
演出として悪くなかったと思います
これがセールスに結びつくとはちょっと思えないですけどね

ただ、後期EDだけはどういう意図があったのか測りかねます
後期EDに抜擢されたのはアイドル声優小倉唯
声優の中でという括りならそこまで悪くないのかもしれませんが
本職の歌手と比べてしまうと明らかに見劣りする歌唱力
しかも彼女の担当するキャラクターの見せ場は終わっており
後半はほとんどチョイ役状態で下手するとEDにしか出てきません
一話限りのEDとして話の流れに即して使うならともかく
あれでは彼女が起用された理由がさっぱりわかりません

音楽以外にほとんど期待していなかっただけに
音楽の部分が満足とはちょっと言い難い結果になってしまい残念です

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

70.9 7 熱血で戦闘なアニメランキング7位
学園戦記ムリョウ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (148)
887人が棚に入れました
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。
そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。
「えー、宇宙人は、実はいました」。
村田始は神奈川県天網市の御統中学に通うごく普通の中学生の少年である。
宇宙人の実在が明かされた日、始のクラスにとっくの昔に廃れた「学生服」を着た不思議な少年、「統原無量」が転校してくる。謎の転校生無量と友達になったことをきっかけに、始は地球と宇宙を巡る大きな流れと天網市に暮らす人々の使命に関わる物語に関わっていくのだった。

声優・キャラクター
宮崎一成、野島健児、朴璐美、杉田智和、浅野真澄、うえだゆうじ、小林由美子、山崎和佳奈、石森達幸、釘宮理恵、石原凡、小野健一、京田尚子、佐々木瑶子、阪口大助、遠近孝一、松本さち、渋谷茂、肥後誠、長嶝高士
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

官房長官「宇宙人は実はいました」→へぇ~そうなんだ~

地球外知的生命体の存在が公式発表された2070年。
その遥か昔から能力をもって宇宙人へ対処してきた民が住む天網市。
役割を受け継ぐ中学生少年少女らの青春と戦いを描いた
NHK「衛星アニメ劇場」のオリジナル作品(全26話)


【物語 4.5点】
SFバトル物でもあるがメインは学校行事などの日常の学園生活。
裏でお役目を遂行する生徒会も普段は一見、呑気に学園祭などやってるように思える。
ですが、この日常を守ってきた先人たちの想いへの理解が深まるにつれ、
平穏な青春の価値を噛みしめることができる良作。


一応の主人公は謎の凄腕学ラン(←この時代は既に古い)転校生・統原無量(すばる むりょう)。
だが物語は“天網の民”のチカラを持たないSFオタクな一般中学生・村田始の視点で進む。

視点を戦いに挑む少年少女を見守る始(はじめ)のポジションに置く。
さらに始は天網市の歴史と伝統を調査する“祭りクラブ”を主催。
始はナレーション、時おり視聴者に語りかけるナビゲート役も兼ねる。
大人たちが守り継いできた青春と日常というテーマへ誘導する佐藤 竜雄監督の脚本も巧み。


終盤になるにつれ、事態は銀河の新参者である地球を巡る争い。
すなわち{netabare} 銀河連邦と宇宙連盟。二大勢力による代理戦争再燃の危機{/netabare} へと展開するが、
まぁまぁ~穏便に異星間交流しましょうや~というユル~いノリは終始変わらず。

ですがこの世界の大人たちはフワフワしているようで、
決して責任と犠牲を能力を有した子供たちだけに丸投げしない。

セカイ系で生命ごと青春をすり潰されてきた少年少女の惨劇に食傷気味でも、
食後のデザートとして別腹にねじ込むことができる。
何ならセカイ系から受けたトラウマのリハビリ効果まで期待できる?
放送後20年経った今でも、私の心の中で独自のポジションを確立している良シナリオです。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・マッドハウス

バトルアニメーションは異様なフォルムの異星人兵器、結界、圧潰など如何にも『エヴァ』後のトレンドに乗った構成。

目を引くのは天網の民の切り札であるシングウ。
マッチョな巨大式神のような、これまた異様な出で立ちですが、ぶっちゃけダサいw
シングウで戦うナイーブな思春期メンタルにも配慮して、
プラモ販売したくなる程度にはカッコ良くしてあげてとは思いますw
これも巨大ロボとかに高揚して日常を疎かにしないというスタッフのメッセージなのでしょうかw


撮影で印象的なのは、日常シーンでの柔らかな日差しの挿入の多用。
この穏やかな日々を守っていきたいという主張を映像からも感じます。


【キャラ 4.5点】
先人たちの努力により未知との遭遇の衝撃は緩和され、
若人が戦いで命を落とすことも少なくなった。
ですが、それで少年少女の青春の悩みが尽きるわけではありません。


守山那由多(生徒会副会長)……シングウの力を受け継ぐツンツン・ツインテール。始(はじめ)や無量には特にツンツンするが、徐々に打ち解ける。

主人公・無量の正体も心中含めて最後まで明らかにはならない。

ですが“タタカイビト”としての重圧は確実にのしかかっており、
人物描写は、始(はじめ)たちとの青春の日々が彼らの心の支えになった様を的確に捉える。


守口京一(生徒会副会長)……「空蝉の儀式」に必須なチカラを継承。謎の転校生・無量の実力を前に自己嫌悪に陥りそうになる。

鷲尾晴美(生徒会書紀)……“タタカイビト”を守る“マモリビト”のお役目を背負い、幼年期の快活な性格を封じ込めてしまった武術少女。

京一は無量への対抗心に、幼なじみ晴美への恋慕も混ざりこじれて荒れるので、面倒くさいことこの上ないですw


平穏な空気の中で、重大な懸念事項の処理に直面するのは宇宙外交も同様。

ジルトーシュ……アロハシャツを着て穏やかに話す異星人外交官。{netabare} 場合によっては惑星も処分する「判定者」の役割{/netabare} も担う宇宙外交の最重要人物が、一見ちゃらんぽらんな言動を重ねて作風を体現。

ジルトーシュとウェンヌルが政治的立場を超え、共に地球の文化と酒に染まっていく件に、
地球と銀河の未来への指針が象徴されています。


【声優 4.0点】
統原無量(すばるむりょう)役の宮崎 一成さんが飄々とした口調で{netabare} 生身で宇宙に飛翔し敵を迎撃するなど{/netabare} ハチャメチャな能力を発揮する感じ。
村田始(むらたはじめ)役の野島 健児さんの宇宙人の実在が政府に追認されても、いつも通り気だるげな感じ。

他にも生徒会長・津守八葉役の上田 祐司さんのおおらかに場を取りまとめる感じ。
などキャストの演技も地球の危機を前にした脱力に貢献。


それだけに守山那由多役の朴 璐美さんの今で言う所のツンデレボイスがいっそう耳に突き刺さります。
一方、後年の“ツンデレの女王様”釘宮 理恵さんは始(はじめ)の妹・村田双葉役で、
無量に一目惚れする、おませな小6ボイスを供給。
オテンバ妹属性で順調に経験値を積む。


【音楽 4.0点】
担当は『ルパン三世』などでお馴染みの大野 雄二氏。
ジャズサウンドがスウィングする戦闘曲なども提供するが、
重宝するのはフルートなどをアレンジした穏やかな日常曲。

大野氏はKANO歌唱のOP「TAKE」も作曲。
学校の卒業式で歌われそうな曲調で、ここでもバトルより学園重視を印象付ける。
EDにも大野氏のインスト曲「begin」が流れ、今日も平和に締めくくられる。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

地味な村田始と個性的な仲間たち

2001年にNHK-BSで放送されたアニメですが、
最初に見たときの印象は地味な日常系アニメ(?)でした。

このアニメの一番の魅力は一見地味な日常パートにあると思います。
とても地味な主人公、村田始(むらた はじめ)の懐の深さ、意思の強さ、そして人間の大きさを脇役の目を通して実感していくアニメだと思う。
強くないのにすごい人間、それが村田始である。

次に、地味なのに魅力的な天網市の住民。
学生、先生、商店街の人たち、宇宙人の皆さん、とキャラが多いのにその全員のキャラが立っていることがすごい。
1話限りのキャラでさえ個性がしっかりと描かれています。

個人的に、好きな脇役を選ぶと、ジルトーシュ、ムリョウ、瀬津名さん、那由多、京一、八葉さん、
瞬、双葉ちゃん、晴美、今日子母さん、和夫さん、
みんな好きすぎて選べないです(笑泣)

合わなくても最初の数話切ってしまうのはもったいないです。
学園戦記ムリョウの世界のこと、登場人物のことが分かってくると
この世界に住みたいと思うようになるのではないでしょうか。

いつか二次元の世界に入れる日が来たら、天網市の住人になりたいです(笑)

好きな話
{netabare}
 第1話 「戦記、始まる」
 第3話 「その名は、シングウ」
 第7話 「君の、えがお」
第10話 「だから、明日のために」
第17話 「どさくさに、ゴメン」
第21話 「助っ人、相まみえる」
{/netabare}

特に好きな話(神回)
{netabare}
 第8話 「ささやかな、うたげ」
第13話 「かくれさと、ふるさと」
第14話 「僕たちの、夏」
第15話 「父、帰る」
第19話 「きよらなる、拳」
第25話 「虚人、めざめる」

超絶神回
第24話 「さだむるもの、ここに」
第26話 「戦記は、つづく」
{/netabare}

このアニメは私が一番好きなアニメです。少しでも多くの人にこのアニメを見てほしいのですが、地味なアニメなので布教するのが難しい・・・。

My Favorite Character
村田始(むらた はじめ)。自分から前に出るタイプではないのに、確固たる意思を持っているので優柔不断という印象は全く感じません。
村田始の人間の大きさを、登場人物たちが時間をかけて自然と理解していく過程が好きです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 6

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日常とXデーの奇跡の融合

~
 隠れた名作としてよく名前が挙がる作品の一つ。「飛べ!イサミ」や「宇宙戦艦ナデシコ」などで有名な佐藤竜雄(さとう・たつお)が、原作・脚本・監督をまとめて担当した贅沢なオリジナルアニメ。舞台は近未来の日本。宇宙人の存在が明らかになったところから始まる。誰しもが一度は想像したことのあるXデーのひとつ「宇宙人との邂逅」がテーマ。一歩間違えれば「インデペンデンス・デイ」や「宇宙戦争」と隣り合わせになりそうな物騒な設定なのに、この作品ではみんな落ち着いた対応をしていて少し気の抜けた雰囲気に包まれている。本来、未来を描く目的としては発達したテクノロジーが一番の理由だと思うが、この作品はそうではない。この作品では成熟された人の精神が主な目的とされている。だから宇宙人が来ても冷静。それは主人公・ハジメ君を中心に、友人のムリョウ、ハジメ君の家族、そして同じ学園のクラスメートたちまでもが、完成された精神を持ち合わせている。誰しもが隔てなく認められていて、否定もされず、余裕のある人格が確立された世界は素直に羨ましいと思う。まさに理想郷であり憧れ。こんな街に住みたいと思ったアニメは「カードキャプターさくら」以来かも知れない。そんな余裕のある人たちの穏やかな生活が映し出されたこの作品では必然的にゆるやかな時間が流れていて、何気なく見ているだけではその魅力には気づきにくい。人によっては「日常にしてはやや過激」と思うかもしれないし「SFにしては地味」なんて思われそうな気もするが、決して物語で押すタイプではない作品であることを理解していないと楽しめない。この作品はキャラクターの内面にこそ一番の魅力がある。それ故に、やや未熟な那由他(なゆた)と京一(きょういち)に強い親近感や愛着が湧くのは、現代に生きる私たちからして見れば道理なのかも知れない。

個人的評価:★★★★☆(4.0点)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

61.5 8 熱血で戦闘なアニメランキング8位
六神合体ゴッドマーズ(TVアニメ動画)

1981年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (27)
119人が棚に入れました
全宇宙の支配を狙うギシン星・ズール皇帝がその魔手を地球に伸ばしてきた。コスモクラッシャー隊の一人として活動していた明神タケルは、戦いの中で自らの出生の秘密を知る。タケル=マーズは、彼を守るため造られた「ゴッドマーズ」とともにズールに立ち向かっていくが、それは血を分けた兄・マーグとの悲しい戦いの始まりでもあった…。

声優・キャラクター
水島裕、鵜飼るみ子、富田耕生、石丸博也、川浪葉子、鈴置洋孝、塩屋翼、山田栄子、野島昭生、曽我部和恭、榊原良子、納谷悟朗、三ツ矢雄二

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

こうの史代さんのコメントが話題になってたので記念に

<2024/5/24 追記>
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(3.0→2.2 100点満点換算で30点)
最初の1話ぐらいしか見ておらず、
全く面白いとも思わず、
むしろ原作好きだっただけに残念な気持ちなのだけど
ネタ的要素と
OP曲のかっこよさと
セル画描いてる女の子の思い出のせいでやたら印象には残ってます笑

<2018/8/8 初投稿>
原作既読。
アニメの方は後述の理由で数話でリタイアしました。

「この世界の片隅に」作者のこうの史代さんが今地上波で放送されている同作のドラマについて
「ご覧くださって、スペシャルサンクスです!!!」
「わたしはいちおう毎回、脚本を見せて貰ってチェックしているのですが、直してもらえるとは限らないみたいです」
「でも大丈夫…『六神合体ゴッドマーズ』よりは原作に近いんじゃないかな!?」
とコメントされたことが話題になってます。

うーん。
どう受け止めていいか難しいコメントですね 笑

というわけで、こうの史代さんから意外な単語が出てきて思わず笑ってしまったのでゴッドマーズについて記念レビューです。

とは言っても実はちゃんと見たことはなく。
なので評点はデフォルトの3.0、レビューとしては中途半端なものとなってしまいました。
ごめんなさい。


1981年当時の記憶。
原作の「マーズ」は横山光輝作、社会派SFとも言える少し地味目の作品で好きでした。
それがアニメ化されるというので喜んでいざ見始めたら、原作と全く違う。
というか類似点が見当たらない。
同じ所といえば
「主人公の名前」
「主人公が超能力者」
「主役?ロボが複数出てくる(でも数が違う)」
ぐらい。
「実は奇天烈大百科の原作はドラえもんです」と言われた方がまだ信じられる。
それぐらい違う。
なので数話でリタイアでした。

横山光輝御大は「アニメは別物なので好き勝手にやってください」という方針だったそうですが、それにしてもあんまりだ 笑

こうの史代さんのコメントもこの「原作と映像作品の乖離」をネタにしたものなんでしょう。
(と言ってもこうの史代さんが悪い意味で取り上げたようにも思えませんが)

今回、レビュー書くにあたり少しネットで調べてみました。
ゴッドマーズの特徴は
・原作無視(もはやネタ)
・主役ロボのゴッドマーズが動かないので有名。なのでついたあだ名が「不動明王」。
・ろくすっぽ動かないで敵を倒す(だから強い)
・でも動かないと思って油断してるとたまに意外と動くのでびっくりする
・OP曲がカッコ良い
・ストーリーは意外と人間関係に焦点を当てた練られた良いものに仕上がっている
・元祖腐女子アニメ(主人公マーズの双子の兄マーグが登場してこれが大人気)
だそうです。

思い当たる節ありますね。
OP曲は私も覚えてました。
確かに一回聞いたら耳に残るカッコ良さ。
ゴッドマーズも確かに動かない。

マーグも覚えてます。
超美形キャラ。
当然原作には出てこないキャラ。
という記憶。
マーグのセル画描いてる女の子が学校にいました(めちゃくちゃ上手な絵でした)
あれが元祖腐女子だったのか。

ストーリーはよくわかんないんですが、絵はネットの動画で見た限りで当時としてはきれいなのだと思います。
実は良作なのかも。



ところで今回のこうの史代さんコメントに端を発してツイッターでは
「#ゴッドマーズよりも原作に遠い 選手権」
なるものが開催され盛り上がってたそうです。

楽しそうでいいですね。

例えば
「デビルマンと実写版デビルマン」
「スパイダーマンと日本版特撮スパイダーマン」
とかでしょうか。
前者はシャレにならん感じですが、後者は(うろ覚えですが)良い印象が残ってます。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 21
ネタバレ

Robbie さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

長編アニメの長所と短所の両方が目立つ作品

原作漫画からほぼ別物までに改変されているこの作品。
自分はスパロボに参戦しているアニメ版の方が馴染みがある。
この作品は5クールあり3部に分かれている。
最初の2クールはギシン星篇、次の2クールはマルメロ星編、そして最後の1クールは地球編だ。
全てに共通するのは基本的に毎話それぞれ出てくる敵を主人公ロボのゴッドマーズで倒しラストに向かっていく点だ。
まあ要するに子供向けスーパーロボットアニメによくあるワンパターンな展開だ。
しかし、全体を通しての構成がとても上手いため通して観ると物語はかなり面白く古い子供向けアニメとは思えない位見せ場が多い。
私が特に印象的なのは{netabare}ロゼとタケル{/netabare}の再会であり視聴者であるこちらも懐かしい気持ちになり感動した。
これは長編アニメでしか表現出来ない良さだ。
その他にも印象的なシーンや描写多数。
ハッキリ言ってマルメロ星の序盤以外はよく出来ていると感じた。
マルメロ星の序盤は{netabare}三つ巴の戦い{/netabare}になるのだがどの勢力も全く話し合おうとせずバカに見えてしまう。
それとこの作品はキャラクターが魅力的なため人間ドラマが非常に面白い。
主人公であるタケルの境遇だったり設定がこれでもかという位上手く活かされてある。
それにタケルは他の味方キャラクターとは違う特殊な存在なため戦って戦果を出しても冷たい目を向けられてしまうこともしばしば。
それでも彼の心は{netabare}地球人以上に地球のことを思っている{/netabare}おり幾度となく危機を乗り越えていく
姿には胸打たれる。
熱血漢という訳ではなく爽やかな少年なのに芯が物凄く強く時には子供らしさもある非常に好感の持てる魅力的な主人公だった。
また、その他のキャラクターの心理描写も上手く魅力的なため必ず好きなキャラが見つかるだろう。
一方、戦闘に関しては出来が悪い。
これにより各話の後半がつまらなく感じてしまうレベルだ。
パッと見映像もまずまず綺麗だしキャラデザも古臭くなく良好な作画に見えるが本編を観ると粗だらけ。
人物の動きもカクカクで時々作画ミスもある。
機械による戦闘なんて動きのモーションが少な過ぎてつまらなくバンクも多い。
スパロボZシリーズでやたらゴッドマーズの戦闘アニメ動かないなーと思っていたがあれは立派な原作再現だったのか。
こういった手抜きは長編アニメの短所だろう。
声優に関しては調べてもらえば分かるが豪華。
他有名作品に出演している声優ばかり。
安心して視聴出来るだろう。
音楽も良好。
耳に残る劇中BGMは然る事乍らOPが特に素晴らしい。
あの駆け抜けていく感じがたまらない。
1度聴いてみることをオススメする。
最後になるがこの作品は単純なスーパーロボットものとして観てしまうと今の時代には正直需要はないと思う。
しかし、人間ドラマ重視の人には是非観てもらいたい作品だ。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

『マーズ』の原型は跡形もない合体ロボアニメ

TV本放送当時に観ていましたが、なぜかうっかり買ってしまったDVD-BOXも持っています。

原作は横山光輝作のマンガ『マーズ』ということになっていますが、ストーリーに「原作」の面影は全くなく、マーズが超能力者である設定や六神体(アニメではロボットだが原作では人型なのはガイアー(アニメでは「ガイヤー」)だけ)の名前などが作中メカから一部引き継がれている程度です。

またマンガ原作ではマーズは古代に地球文明の監視のため異星人が置いていった人造人間なのですが、アニメのマーズは地球人「明神タケル」として育っており、出生の秘密を知ったのはマーズの生まれ故郷であるギシン星からの攻撃を受けてからです。

ダイラガーXVの15体合体はちょっと規格外にしても、6体での合体ロボというのはかなり数としては多い方で、なおかつ大抵は個々のパーツは合体前は戦闘機や戦車などのメカであり、個々のパーツもロボット型というのは当時珍しかったかもしれません。

ちなみに全パーツがロボット型だったゴッドシグマやアルベガスは3体でしたね。

で、この面倒な合体が仇になったのか作中で「六神合体」したゴッドマーズはほとんど動きません(笑)。刀(マーズフラッシュ)を構えた決めポーズのまま画面中でスライドしたり、ゴッドファイヤーという光線技で発射口がアップになったりするだけで、ロボットとして格闘したシーンは皆無でした。

話数はかなり多くてギシン星からの侵略を撃退する「ギシン星編」2クール、マルメロ星の被差別者(マイナス超能力者)を開放する「マルメロ星編」2クール、ズールが復活し逆襲してくる「地球編」1クールの全64話あります。

原作『マーズ』にはいないマーズの双子の兄マーグが作中で死んだときに『明日のジョー』の力石徹のような「葬式」が行われたことでも知られている作品です。

「地球編」で出てくるゲシュタルト1(ワン)~6(シックス)が全身タイツっぽいビジュアルで気持ち悪かったです。

で、肝心のストーリーですが冷静に考えると特に面白くはないですね。あ、原作マンガは面白いですよ。マンガの最終回は衝撃かもしれないですけど(笑)。

作画は、「そこそこ綺麗だけど動かねえ…」って感じですかね。キャストは、水島裕や三ツ矢雄二など、当時の人気声優が起用されていますね。

キャラは当時のアニメ的な美形キャラが多いです。先に挙げたマーグとその副官ロゼは人気キャラでしたね。まあ、各キャラはそこそこ立ってますけど当時並に古臭いので今観るとどうなんだろう…?

なお、OP「宇宙の王者!ゴッドマーズ」はノリの良い曲で、私のお気に入りのアニソンのひとつです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 20
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