熱いでジャンプなおすすめアニメランキング 22

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの熱いでジャンプな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月04日の時点で一番の熱いでジャンプなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.8 1 熱いでジャンプなアニメランキング1位
ジョジョの奇妙な冒険(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1703)
8387人が棚に入れました
古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。

彼らには奇妙な 「石仮面」が伝わっていた。
それは、永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇跡の仮面。だが、ある時を境に歴史から姿を消すこととなる。

やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターと ディオ・ブランドー。2人は少年時代から青年時代を共に過ごし、やがて「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

声優・キャラクター
興津和幸、子安武人、塩屋翼、上田燿司、川澄綾子、杉田智和、佐藤拓也、伊丸岡篤、田中敦子、井上和彦、藤原啓治、大塚明夫、乃村健次
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすがジョジョ

1~9話がpart1で1880年の英国が舞台 ジョナサン・ジョースターが主人公
10~26話がpart2で1938年の欧米が舞台 孫のジョセフ・ジョースターが主人公
まとめておかないと忘れてしまいそうだ。
ジョースター一族とディオとの因縁の戦い。
やっぱりスタンドじゃなくて波紋ですよ。
波紋の呼吸をしてくれー。実際に真似して命に関わった人がいたとかいないとか

以下好きだったセリフたち
ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!おおおおおっ刻むぞ血液のビート!

ズキュウウウン

そこにシビれる!あこがれるゥ!

ディオォォオオーッ!君がッ!泣くまで!殴るのをやめないッ!

俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!

貧弱!貧弱ゥ!

無駄無駄無駄ーーーっ!!

き…切れた。ぼくの体の中で何かが切れた…決定的な何かが…

う~ううう、あんまりだ…HEEEEYYYY!あァァァんまりだアアアア
ていうエシディシなんか可愛くて憎めないなあ

{netabare}
原作第一部での名セリフたち
アニメでもほとんど再現されていた。
「なっ!何をするだァーッ!ゆるさんッ!」(ジョナサン)
「さすがディオ!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」(お調子者たち)
「ディオォォオオーッ!君がッ!泣くまで!殴るのをやめないッ!」(ジョナサン)
「ディオ!おまえのくだらないキスがこれを狙っていたのなら予想以上の効果をあげたぞッ!」(ジョナサン)
「君らとは闘う動機の「格」が違うんだ!」(ジョナサン)
「ハッタリぬかすなよーッ!金持ちのアマちゃん!」(スピードワゴン)
「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーッ!!こんな悪(ワル)には出会ったことがねえほどなァーッ!環境で悪人になっただと?ちがうねッ!!こいつは生まれついての悪(ワル)だッ!」(スピードワゴン)
「俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!!」(ディオ)
「ちがうッ!あの父親の精神は…息子のジョナサン・ジョースターが立派に受け継いでいる!それは彼の強い意志となり、誇りとなり、未来となるだろうぜッ!!」(スピードワゴン)
「くっそー!侵入罪でとっつかまろーと、この部屋へ入って思いっきり祝ってやるぜーッ!!」(スピードワゴン)
「スピードワゴンはクールに去るぜ」(スピードワゴン)
「まあ!なんてこと!骨折している腕で私を!」「いつだって支えるさ」(エリナ&ジョナサン)
「運命か…人の出会いってのは運命できめられてるのかもしれねえな…」(スピードワゴン)
「ウホホホッホッホーッ!」(ツェペリ)
「関節を外して腕をのばすッ!その激痛は波紋エネルギーでやわらげるッ!」(ジョナサン)
「パパウ!パウパウ!波紋カッターッ!!」(ツェペリ)
「人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!いくら強くてもこいつら屍生人(ゾンビ)は「勇気」を知らん!」(ツェペリ)
「お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」(ディオ)
「『波紋』?『呼吸法』だと?フーフー吹くなら…このおれのためにファンファーレでも吹いてるのが似合っているぞッ!」(ディオ)
「意外!それは髪の毛ッ!」(ジョナサン)
「逆に考えるんだ。“あげちゃってもいいさ”と考えるんだ」(ジョースター卿)
「ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート!!おおおおおっ、刻むぞ血液のビート!山吹き色(サンライトイエロー)の波紋疾走(オーバードライブ)!!」(ジョナサン)
「お前…俺が途中で剣撃を止めると…そこまで信用して攻撃してこなかったのか!そこまで人間を信用できるのか!」(ブラフォード)
「三百年たった世界の友人よ。おまえの名をきかせてくれ」(ブラフォード)
「ねーちゃん!あしたって今さッ!」「こ…こわい…の…は、痛みじゃあ…ないぜ…。ヘ…ヘヘヘヘ…」(ポコ)
「自分の運命に満足しておる…すべて受け入れておるよ…」「わしはこれからお前の中で生きるんじゃ」(ツェペリ)
「そしてジョジョはまた受け継ぐ。彼の生き方とその精神を…」(ナレーション)
「礼儀を知らん者は生きる価値なしだな…」(ディオ)
「ルン!ルン!ルン!ぬウフフフフ、たまげたかァああ!」(ドゥービー)
「やれやれだ」(ジョナサンがドゥービーに)
「かかったなアホが!稲妻十字空烈刃(サンダークロス・スプリットアタック)!」(ダイアー)
「カエルの小便よりも…下衆な!下衆な波紋なぞをよくも!よくもこの俺に!いい気になるなよ!KUAA!」(ディオ)
「猿が人間に追いつけるかーッ!お前はこのディオにとってのモンキーなんだよジョジョォォォーーーッ!!」(ディオ)
「おれはいつでまでも応援するし困ったときはいつでもどんな所でもかけつけるつもりだぜ!もっともかえって足手まといかな」(スピードワゴン)
「神がいるとして運命を操作しているとしたら!俺たちほどよく計算された関係はあるまいッ!」(ディオ)
「き…切れた。ぼくの体の中で何かが切れた…決定的な何かが…」(ジョナサン)
「ジョジョ!ジョジョ…!?こ…こいつ…死んでいる…!」(ディオ)

第二部の名セリフたち
こちらもしっかり再現されていた
「個人の主義や主張は勝手!許せないのは私どもの友人を公然と侮辱したこと!他のお客に迷惑をかけずにきちっとやっつけなさい!」(エリナ婆ちゃん)
「ストレイツォ容赦せん!!」(ストレイツォ)
「気づくのが遅いんだよアホレイツォ!」(ジョセフ)
「わたしは後悔していない…醜く老いさらばえるよりも、一時でも若返ったこの充実感を持って地獄へ行きたい…」(ストレイツォ)
「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!できんことはないィィーッ!!」(シュトロハイム)
「(ジョセフ)テキーラ酒の配達なのよ~」「お前みたいにデカくて筋肉質の女がいるか!スカタン!」(ドイツ兵)
「飲んどる場合かーッ」(シュトロハイム)
「ドジこいたーッ!」(シュトロハイム)
「サンタナさん、さあ、ごいっしょに…さん…しー、
ハッピー、うれピー、よろピくねー」(ジョセフ)
「ジョジョおまえ何しとるんじゃ!」(スピードワゴン)
「人間の寿命はどうせ短い。死にいそぐ必要もなかろう」(ワムウ)
「なぜだ、その不敵なまなざしの理由は?」「聞きたいのか?本当に聞きたい?」「いや!聞かんでもいい!やはりすぐ殺すことにした!」(ワムウとジョセフ)
「(ピクピクピク)ハッタリをかますなよJOJOとやら!」(ワムウ)
「あ…あの女の目…養豚場の豚でも見るかのように冷たい目だ。残酷な目だ…“かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね”って感じの!」(ジョセフ)
「わたしってどうしてこう…変な男ばかり寄ってくるのでしょう…」(リサリサ)
「ほう…鋭い…いい目をするようになたな…。だが、そのようなまなざしを持つ者がおれに会った時…そいつは早死にする」(エシディシ)
「どけい!」「俺がどくのは道にウンコが落ちている時だけだぜ」(エシディシとジョセフ)
「う~ううう、あんまりだ…HEEEEYYYY!あァァァんまりだアアアア」
(エシディシ)
「顔に血管針をつきさして沸騰血を体内に送り込み、お前の顔面をグツグツのシチューにしてやる…くらってくたばれ『怪焔王』(かいえんのう)の流法(モード)!!」(エシディシ)
「あのな…こーやって腕を組んで目を閉じる笑いは、勝利の笑いだぜ」(ジョセフ)
「俺はこいつ(エシディシ)と戦ったからよく分かる…こいつは誇りを捨ててまで、何が何でも仲間のため生きようとした…赤石を手に入れようとした。何千年生きたか知らねえが、こいつはこいつなりに必死に生きたんだな…善悪抜きにして…。こいつの生命にだけは敬意を払うぜ!」(ジョセフ)
「きたきたきたきたきたきたきたきたきたーっ!!」(シュトロハイム)
「おれが最期にみせるのは代代受け継いだ未来にたくすツェペリ魂だ!人間の魂だ!」(シーザー)
「(血のシャボンを見て)くれてやる…人間のようにセンチになったからではない…俺にとって強い戦士こそ真理…勇者こそ友であり尊敬する者!!俺はお前のことを永遠に記憶の片隅に留めておくであろうシーザー。シャボン玉のように華麗ではかなき男よ」(ワムウ)
「オーノーだズラ。おめえ、もうだめズラ。逆にお仕置きされちまったズラ。波紋を流されてしまったズラ」(ジョセフ)
「フフ…」「ワムウ!」「失笑でしたカーズ様」(ワムウとカーズ)
「一緒に戦ってくれ!シーザー!」(ジョセフ)
「へっへっへっへっへっ、またまたやらせていただきましたァン!」
(ジョセフ)
「おめーの次のセリフはこうだ『決闘を侮辱するなJOJO』」「俺の前で決闘を侮辱するなJOJO!はっ!」(ジョセフとワムウ)
「俺はお前に出逢う為に1万数千年もさまよってたのかもしれぬ」(ワムウ)
「カーズ様が!おおおおおカーズ様がアアアーッ!!戦闘態勢にはいったーッ!!」(吸血ゾンビ軍団)
「カーズ!てめーの根性はッ!畑にすてられ カビがはえて ハエもたからねーカボチャみてえにくさりきってやがるぜーーッ!!」(ジョセフ)
「たったひとつだけ策はある!!とっておきのやつだ!いいか!息がとまるまでとことんやるぜ!フフフフフフ。逃げるんだよォォォーッ」(ジョセフ)
「溶岩でも倒せない!か…『神』だ!や…やつは『神』になったんだ…!我々…人間は、か…『神』にだけは勝てない!服従しかないんだ!」(シュトロハイム)
「無限の谷底へッ 溶けて流れ落ちろォォォォ!」(カーズ)
{/netabare}


OP
ジョジョ 〜その血の運命〜 歌 富永TOMMY弘明
BLOODY STREAM 歌 Coda
第25話のみ効果音が付加されている。第26話ではエンディングテーマに使用。
ED
ROUNDABOUT 歌 YES
OPは盛り上がること間違いなし。時々一人で歌っては興奮してる。
EDはYESの楽曲を使うとは!石仮面が震えながら眼の部分が赤く光るのが不気味。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。彼らには永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇妙な「石仮面」が伝わっていたが、ある時を境に歴史から姿を消す。やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドー。2人は「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

第1話「侵略者ディオ」
ある雷雨の夜、馬車事故に遭った英国貴族のジョースター卿。偶然その場に居合わせたブランドーは、自分が命を救ったようにふるまい恩を売りつける。それから12年、ブランドーの死後、その息子であるディオがジョースター家に招かれた。ジョースター卿の子ジョナサンは、同い年のディオと仲良くしようとするが、強く拒絶されてしまう。

第2話「過去からの手紙」
大学生となったジョナサンとディオ。ジョースター家の正式な養子となっていたディオは、かねてから進めていたジョースター家乗っ取り計画、ジョースター卿の毒殺を目論む。一方、偶然ブランドーの手紙を発見したジョナサンは、父が衰弱していく原因が毒ではないかと疑い、調査のためロンドンへ向かうことに。

第3話「ディオとの青春」
解毒剤の入手に成功し、屋敷に戻ったジョナサン。ディオの行った悪事を暴き、彼を追及するジョナサンに、殊勝な態度で反省をみせるディオ。だが、ジョナサンに同行していた暗黒街出身の男・スピードワゴンは、ディオに対し「こいつは生まれついての悪だ」と断じて警戒を促す。窮地に陥ったディオは、自ら石仮面をかぶることで「人間を超越」しようとする。

第4話「波紋疾走(オーバードライブ)」
ディオとの戦いで重傷を負ったジョナサンは、再会したエリナの手厚い看護で傷と心の両方を癒す日々。ある日、惨劇の現場である屋敷跡を訪れたジョナサンは、発見されなかった石仮面を案じながらも、事件を忘れようとする。だがその帰り道、ツェペリと名乗る男と出会い、彼の運命は再び大きく動き出す。

第5話「暗黒の騎士達」
険しい断崖に囲まれた町、ウインドナイツ・ロット。町の外れにたどり着いたジョナサン一行は、スリの少年ポコと出会い、ついにディオ本人との対面を果たす。暴帝としての貫録を見せるディオに波紋攻撃を繰り出すツェペリとジョナサンだったが、ディオの気化冷凍法により、波紋エネルギーを封じられてしまう。

第6話「あしたの勇気」
ジョナサンとブラフォードの死闘が続く。これまでの闘いでジョナサンから勇者の素質を感じ取ったブラフォードは、互いの最大を尽くした闘いを要求。死闘の末、ジョナサンの波紋で人間としての痛みと高潔な魂を取り戻したブラフォードは、ジョナサンに「幸運と勇気の剣」を託して消滅する。改めてディオへの怒りを燃やすジョナサンたちに、タルカスの刃が迫る。

第7話「うけ継ぐ者」
ポコの勇気ある行動によって、ジョナサンが捕らわれた双首竜の間への扉は開かれた。すぐさまジョナサンの救出に向かうツェペリだったが、その脳裏にあったのは、かつての師であるトンペティから告げられた「死の運命」――!

第8話「血戦!JOJO&DIO」
修練場からの脱出後、ツェペリの師・トンペティとその弟子たちと合流したジョナサン一行は、町民たちのゾンビ化が進んでいることに焦りを隠せない。一方、ゾンビによる制圧を待つディオは、ポコの姉に自らの仲間となるよう誘いをかけるが・・・。

第9話「最後の波紋!」
ついに、ディオとジョナサンの長き因縁に終止符が打たれた。死闘を終えたジョナサンは、自らを献身的に支えてくれた愛する女性、エリナとの結婚を迎える。アメリカ行きの蒸気船でハネムーンに出発したふたりは、幼少期の思い出を語り合いながら幸せなひとときを過ごす。だがその時、ジョナサンが倒したはずのディオの部下、ワンチェンを視界に捉える…!

第10話「ニューヨークのジョジョ」
1938年、アメリカ――。亡くなった祖父の知己、スピードワゴンの誘いで、祖母エリナと共にロンドンからニューヨークに越して来たジョセフ・ジョースター。到着早々、トラブルに巻き込まれながらも、生まれつき備わる波紋の力と誇り高き血統の片鱗を見せるジョセフ。一方、遺跡調査中のスピードワゴンは、同行していたストレイツォの裏切りに遭っていた…!

第11話「ゲームの達人」
ジョセフの前に現れたのは、吸血鬼となったストレイツォだった!機先を制して機関銃をブッ放すものの、全くダメージを与えられず戦慄するジョセフ。対するストレイツォは必殺の一撃で決着を狙うが、ジョセフのトリッキーな策で思わぬ反撃に遭う。

第12話「柱の男」
ストレイツォが遺したメッセージ「柱の男」の謎を探るべく、一路メキシコへ向かったジョセフ。現地でスピードワゴンの生存情報を耳にし、思わぬ朗報に喜びを隠せない。一方、スピードワゴンが囚われている地下実験室では、ドイツ軍による「柱の男」の研究が行われていた。

第13話「JOJO vs. 究極生物」
ついにメキシコの地下研究所に辿り着いたジョセフ。「柱の男・サンタナ」との対面を果たし、互いに戦闘態勢へ突入。だが、ジョセフの波紋エネルギーはサンタナの身体に反発してしまい、外部からの攻撃は届かない。そこでジョセフは、サンタナの体内から直に波紋を流そうと苦肉の策にでる。

第14話「太古から来た究極戦士」
サンタナ以外にも「柱の男」は存在する――。その事実を知ったジョセフは、シュトロハイムの遺言に従い、スピードワゴンと共にローマへと飛び立つ。そこで待っていたのはウィル・A・ツェペリの孫、シーザーだった。直情型のジョセフと気障なシーザーは相性が悪いのか、互いに反目しあう。仲違いしたまま、ドイツ軍が発見した「柱の男」の元へと向かうふたり。

第15話「ヒーローの資格」
復活した「柱の男」――ワムウ、エシディシ、カーズの3人に友を殺され、怒りに震えるシーザー。満を持して必殺技「シャボン・ランチャー」を放つものの、ワムウの対波紋ワイヤーによって、あっけなく弾かれてしまう。

第16話「波紋教師リサリサ」
再戦の誓いとして、心臓と喉に「毒の指輪」をはめられたジョセフ。33日以内にワムウとエシディシに勝たなければ、指輪の呪縛からは解放されない。だが、今の実力ではワムウたちに敵わないと悟ったシーザーは、ジョセフと共にヴェネチアにいる波紋の達人を訪ねることに。

第17話「深く罠をはれ!」
ジョセフに課せられた最終試練、それは師範代・ロギンズとの戦いに勝利すること。だが彼が向かった先の試練場に待っていたのは、ロギンズではなく「柱の男」、エシディシだった。

第18話「シュトロハイム隊の逆襲」
エシディシに勝利したジョセフは、状況報告のためリサリサのもとへ向かう。そこで、使用人のスージーQがリサリサを襲おうとしている場面に遭遇。倒したはずのエシディシが彼女にとりついていることを知ったジョセフは、シーザーとの合体技でエシディシを消滅させる。

第19話「死の崖へつっ走れ」
「赤石」の送り先には、サンタナ戦で木端微塵になったはずのドイツ軍人シュトロハイムの姿があった。全身を機械化したシュトロハイムは、「エイジャの赤石」を求めて現れたカーズと戦闘を開始する。超人的な戦いを繰り広げるものの、「光の流法」を操るカーズはシュトロハイムを圧倒。死闘を見守るジョセフは・・・。

第20話「シーザー孤独の青春」
シーザーの秘められた過去――。それは、シーザーの父・マリオを襲った悲劇の物語でもあった。ツェペリ一族の積年の恨みを晴らそうと意気込むシーザーは、父の仇であるカーズを倒すため、単身敵の拠点へと侵入する。

第21話「100対2のかけひき」
シーザーの死を悼む間もなく、ジョセフとリサリサはカーズとワムウが待つ部屋へと向かう。そこにはカーズたちの他に、100体もの吸血鬼が待ち構えていた。圧倒的な敵の数を前に焦りを隠せないジョセフだったが、リサリサはカーズに対し「エイジャの赤石」を賭けた決闘を申し出る。

第22話「真の格闘者」
ついに古代環状列石の闘技場にて、ジョセフ対ワムウの戦車戦が開始!様々な小細工でムウを出し抜いたジョセフは、第1レース目の武器、大型スレッジ・ハンマーの獲得に成功する。勢いに乗ったのも束の間、カーズをして「戦闘の天才」と称するワムウは、ジョセフの発想の上をいく策略でジョセフを迎撃する。

第23話「風にかえる戦士」
ジョセフとワムウの死闘も、両者が一歩も譲らないまま佳境へと突入。ジョセフの抜け目ない策略により致命的な一撃を受けたワムウは、最後の切り札として最終流法・渾楔颯を放つ。だがジョセフは、その攻撃をも逆手に取ることでワムウに勝利する。シーザーとの誓いを果たしたジョセフは、その場で「毒の指輪」の解毒剤を口にする。残るはリサリサとカーズの一戦――。

第24話「JOJOを結ぶ絆」
瀕死状態のリサリサをエサにして、ジョセフを心身共に追い詰めようとするカーズ。しかし騙されるより騙すことを得意とするジョセフは、絶妙な奇策を練り、死力を尽くした波紋攻撃でカーズを打ち破る。ここに、誇り高き戦士たちの戦いは終結を迎える。

第25話「超生物の誕生!!」
「エイジャの赤石」をはめ込んだ石仮面の力で、復活を遂げるカーズ。太陽を克服し「究極の生命体」となったカーズは、もはや無敵状態。圧倒的な実力差を感じ、一目散に逃走を始めたジョセフたちは、その最中にドイツ軍の戦闘機を発見する。

第26話「神となった男」
ジョセフの特攻で溶岩の中へと落ちたカーズ。だが、それでもなお復活を果たしたカーズにジョセフは腕を切り落とされ、絶望の声を上げる。死を覚悟したジョセフに、カーズがとどめを刺そうとしたその瞬間、ジョセフが手にしていた「エイジャの赤石」が波紋エネルギーを増幅させ、ヴォルガノ島の火山が噴火活動を始める。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ジョジョと言う作品を表現できるのか?ーー視聴後ー→こいつはすげぇーッ!スタッフの愛をヒシヒシと感じるぜッーーーッ!!(CMについて追記)

===視聴前の感想===
ジョジョは大好きな作品なので、アニメ化されるのはとても嬉しいです
ただ、アニメには向いていないと言うのが原作ファンの共通認識ではないでしょうか(^^;

なんというか、ジョジョの世界観、や面白さというのは、『漫画的表現』だから面白い、と言う感じなのです
『漫画的表現』とはつまりコマ割りとか擬音とか、ページをめくって、読み進めていくときに、目が読み取ることで効果的に読者に世界観を伝える・・・みたいな感じと言えばいいでしょうか?
音がなく平面で描かれる漫画という媒体で、表現の限界に挑戦している・・・それがジョジョだと思うのです
つまりはそんな『漫画的表現』の限界に挑戦するジョジョを、アニメという媒体で表現して、はたして面白くなるのか疑問なのです
ただ、ストーリーなどの中身に関してもちゃんと芯の通ったものがあるので、そういった部分では面白くできるとは思っています

まぁ、原作ファンは台詞を聞いたり、キャラクターが出てくるだけで原作のシーンを思い返せるのでいいのですが、未読の人たちにいかにこの『ジョジョの世界』を伝えられるのか!!
アニメーターさんに期待です!!



===視聴後感想===
上に書いたように観る前の不安は半端なかった・・・
ジョジョは好きだけど、アニメ化して原作派、アニメ派みたいになっちゃうんじゃないかと思った・・・
作画がしっくりこないんじゃないか、とか
くせの強いキャラが普通になっちゃうんじゃないか、とか
独特のノリをスタッフは理解できるのか、とか
・・・いろいろ不安だった
無難なアニメ化をしてしまうんじゃないか、と思っていた・・・




だけど!スタッフの理解力が半端なかったよ!!
声優陣ジョジョ好きすぎだよ!!
擬音描いちゃったよww(^∇^)
音楽こりまくってるよww(⌒▽⌒)
声優さんの熱の入り方半端ないよww(_≧Д≦)ノ
『「まさか」って感じだがグッときたぜ!!』
こんなうれしいことはないです(^^)

そしてラストまで観終わったら
『スゲーッ爽やかな気分だぜ
新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~ッ』
ってな感じでしたが、なななんと!!{netabare}第三部導入が!!!{/netabare}
『グレートでスよこいつはぁ~~っ』

漫画原作作品はアニメにすると、漫画家さんの特徴を殺してしまうことがいつも残念でならなかったのですが、ジョジョは違った!!
そして、ジョジョが大好きな自分にとってこれほどうれしいことはありません!!
このままバンバンアニメ化していってくれーーーーー!!!!

・・・ちょっと落ち着こうかな(^_^;)
正直評価に関しては気持ち的に5をつけさしてください・・・
本来ならもっと冷静に評価しなきゃいけないところなんだけど、感情移入し過ぎてしまって・・・
マイナス点といえば、やはり描写だろうか?生理的に無理な人がいるかもしれない
それと展開か?ノリで押し切る感があったり、説明がくどいとこもあっただろうか?
しかし、見るに堪えないほどの作りではなかったと思う!
話構成も、表現も工夫されていたと感じた
評価さげれない(^_^;)
個人的にドツボにはまってしまってるので、誰かのマイナスレビューを読んで、ちょっと頭冷やさなきゃですね(^_^;)
ジョジョに関してはこの評価しか自分は出来やせん。すいやせんm(_ _;)m


OPについて
{netabare}
一部、二部ともに神風動画さんがおつくりになっているのですが、「素晴らしい!」の一言ですね(^^)
個人的には一部のOPが好きでした
最初に各部のジョジョがマンガのコマで写り、一部のジョナサンが最後にアニメの絵となりタイトルが現れる!!
『一部はジョジョという作品の始まりである』と訴えかける出だし!!
そしてスタッフがアニメ原作作品であることを強調しているというところに、原作への強いリスペクトを感じました!

そして注目したいところは、ジョナサンが階段を駆け上がり、顔がアップになるところ!!
ここでジョナサンの目には炎が宿っているのがわかります
この炎が黒い炎に変わり、ディオに殴りかかる
原作を読んでいる人はここでこの黒い炎がジョジョ7部に出てくる『漆黒の意思』をもった人間が目に宿す炎であることがわかります
そしてその炎をOP中に描くということは、神風動画さんは7部の内容を一部分でも知っていたということ!!
スタッフの一人がジョジョファンだっただけかもしれませんが、原作ファンにとってこれほどうれしいことはない!!
作り手側が原作ファンにも楽しめるようにと細かいところに配慮してくださる・・・グラッツェ!!神風動画!!
{/netabare}

CMについて
{netabare}アニメ放送中、
BD/DVD、
ウルトラジャンプ(ジョジョ8部が連載中)、
スタチューレジェンドシリーズ(ジョジョのフィギュア)、
OP、
ジョジョオールスターバトル(PS3用ゲーム)、
ジョジョ関連ではこれらの宣伝CMが流れていました

OPとフィギュアの宣伝は普通でしたが、他のCMは凝ってましたね(^^)
BD/DVDはなんと毎話ちがうCMでしたww
全26パターンのCMッ!!
別にBD/DVDが全26巻ってわけじゃないんですよ(⌒▽⌒)
第一巻のCMだったら第一巻収録内容の映像を使うのが普通だろうに・・・

それとウルジャンのCMは第四部のキャラが宣伝するというサプライズッ!!
ジョジョゲーのCMも面白かったし、CM中も退屈させないとはッ!!
憎いねッ!!{/netabare}

いよいよ第二期が始まりますね
はやくみたいなぁ~


~~~視聴中感想~~~

~第一話~
{netabare}あれ?結構いいかも?
週刊連載用の話構成をアニメ用に再構成しているわけだけど、コンパクトにまとめつつも、原作の主軸をしっかりおさえた充実の三十分でした
台詞の言い方なんかも自分の想像とそれほど変わらなかった
しかし、説明臭い台詞や補足的な話はカットされてしまったので、初見の人にはちょっと世界観があっさりとしか伝わっていないかも(ダニーとの絆とか)
でも出だしとしてはいいんじゃないですかね?

作画や演出に関しては、なんだかFlashアニメとか飛び出す絵本みたいに見えるけど、ある意味ジョジョっぽい・・・かも?擬音を使ったのも悪くないと思います
アニメでは、音を文字で表現する必要なんてないのですが、やっぱジョジョは擬音があってこそ、ってところがあると思うので
しかし、顔の堀の深さが明らかに足りないし、色もテカテカな単色ばかりなので、かなりツルツルしたキャラクターに見えます
作画にはなにかが足りない気がしますが、「原作ある作品ではよくあることだ」と割り切ります

・原作の『漫画的表現』を可能な範囲で再現しつつストーリーもまとまっている
・原作の絵だけは再現しきれなかったけど、独特の雰囲気みたいなものはできている(原作とはちょっと違うけど)

原作ファンの自分にはこのように映りました
観る前は不安ばかりだったけど、案外大丈夫かも。今後に期待できそうです
それにしてもディオの存在感は異常(笑)セリフ回しが面白いんですよね(^^){/netabare}

~第2話~
{netabare}OPに驚いた!!なんて愛を感じるOPだろうか!!
ジョジョ第一部の世界観を見事に表現している素晴らしいOPでした!!
なんだか本編作画の乏しさが浮き彫りになってしまった感じですが・・・

相変わらず話の構成もいいと思います
よくまとまっているし、次回が気になる引き
原作は単行本で読んだので、こうして来週のジョジョを楽しみにできるなんて、嬉しいです(^^)

作画はますます不安になる仕上がりでしたが、放送前の懸念は払拭されつつあります!!
(でもディオが『うげぇッ!』って飛ばされるシーンは、原作を再現しすぎてたと思う・・・){/netabare}

~第三話~
{netabare}第一部の名場面!そして名台詞のオンパレード!!
第一部はディオの邪悪さ、傲慢さに対する、ジョナサンの誠実さ、誇りと優しさといった構図がメインだと思うのでこの回は作中屈指の名場面だと思います!!
特に注目してもらいたいのは、ジョジョの父:ジョージ・ジョースター!彼あってのジョジョ!!
そして、彼らを騙し利用するダリオ、ディオに対し、彼らを認め、尊敬し、共に闘ってくれるスピードワゴン達!!この構図が大好きです(^▽^)
このあと2部、3部4部・・・と続いていくジョジョですが、根本には常にこういった構図があり、まさに受け継がれていく物語って感じです(^^)

作者が描きたいものが何年も変わらないのはすごいですね
そして長く愛されているのも筋の通った作品だからではないでしょうか(^^)
ちょっと熱くなって脱線気味ですが、要はここまで観て『面白いッ!!』って思えたなら、最後まで見れるはず!!

それはそうと、第一部はホントホラーな作風だと改めて思いましたね
正直ゾンビとかは気持ち悪くて生理的に苦手なのですが、そういった「人外」を敵に据えることで人間の良さが効果的に演出されているので、ジョジョはなんだか許容できるんですよね

個人的に好きなセリフ抜粋↓
{netabare}「おれぁおせっかい焼きのスピードワゴン!」
「こいつはくせぇッ!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜッーーーッ!」
「おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーッ!」
「彼はこう言わなかったかね?『この指輪は私にもらった』・・・と」
「ちがうッ!あの父親の精神は息子のジョナサン・ジョースターが立派に受け継いでいる!それは彼の強い意志となり、誇りとなり、未来となるだろうぜッ!」
「ふつうおれは自分が困ると泣きぬかす甘ちゃんは大っきらいだがよォ!この親子はちがう。自分たちのしたことを後悔しない最高の大甘ちゃんだぜ!」
「UREEYYY(ウリイイイイ)」「UUURRRRYYY(ウウウリーイイイ)」「KUAAA(クーアアア)」
「貧弱!貧弱ゥ!」「無駄無駄ッ!」「URRRRRRY(ウリリリリリリイ)KUA!(クア)」
「GooD Bye jojooo!(グッドバイジョジォー)」
「父親の死体とともに死ねてうれし涙流しな・・・マヌケ!」
「うおおおおこのナイフはッ!!このナイフは君が父さんに突き立てたナイフだァーッ!!」{/netabare}

原作から書き写しました(^^)好きなセリフばかりで書ききれないぜ!!
そんでもってスピードワゴンとディオ率が高いな・・・
書き写してて気付いたんですが、どうやらディオ役の子安さんはUREEYYYを原作の綴り通り喋ってるみたいですね。スゲェ・・・
ていうか原作の綴りは同じだと思っていて、アニメの子安さんの言い方に「イメージと違う(`・ω・´)キリッ」と偉そうに上から目線で思っていた自分が恥ずかしいですorz
スピードワゴンの声優さん:上田耀司さんも素晴らしい演技でした(^^)これはツェペリさんの登場にも期待せざるをえないな!

最後に作画に関してですが、やっぱり微妙かな?ディオの肌の色が灰色みたいだったのは火傷の演出なのかな?
だけど、色使いは特徴的で面白かったかも。紫や黄色のフィルムをかぶせた証明で照らしたみたいな背景や顔色になって、恐怖や戸惑いがうまく表現されていると思います
ジョジョの作風を演出出来ていると思います
{/netabare}

~第四話~
{netabare}ツェペリさん登場!原作のイメージとしてはもっと渋めを想像していたのですが、お茶目な部分を強調するならこっちの声の方があっているのかも?
エリナさんも再登場するもすぐ引っ込んでしまう・・・原作より可愛くて好きなんですが、まぁしょうがないですね
てか脇役だけど切り裂きジャックの声優さんが名演技でしたねw「ぜぇぇつぅぼぉうに身をよじれぇーー!!」がやばかったwww

話のテンポも相変わらずいい感じ(^^♪
そして何より熱いセリフについ拳を握り締めて一緒に叫びそうになりました(#^.^#)
「勇気とは怖さを知ること!恐怖を我がものとすることじゃ!」「人間讃歌は勇気の讃歌!!人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ!!」
「ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!そこだ!!吸血ゾンビ!!壁を伝われ波紋!仙道波紋疾走(せんどうはもんオーバードライブ)ッ!!」
あと「パパウパウパウ」面白い(笑)
「波紋疾走」を「オーバードライブ」と読むんですが文字表現なので分かりづらかったと思います。まぁ技名はノリでなんとかなるよねw
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

王道かつエキセントリックな世界観を映像化した名作

2012年10月~2013年3月放送のTVアニメ。全26話。
ご存知のとおり原作は荒木飛呂彦先生の有名漫画作品。
本作では第1部と第2部をアニメ化しています。
原作は借りて一周読んだのみの状況で、最近になってOPを見て視聴を決めました。
現在は原作入手したので、見比べたりもしています。


ジョジョはメインのストーリーラインは王道のバトルものでありながら、そこにサスペンスやホラーの要素が入り、キャラクターの考え方や生き様といった地に足のついた要素が描かれ、さらに荒木先生のアイディアと独特の美術趣味が加わってビジュアル的にもストーリー的にも独特な作品です。

1部と2部は連載されていたのも30年も前なので古風な部分もあり(当時としては少年漫画として新しい要素も少なくなかったと思いますが)、その熱量はアニメにもしっかり盛り込まれています。
荒木先生のカラー絵の構図や配色には古びないモダンな魅力もあり、ジョジョ立ちと言われる不思議なポージングも含めて映像に反映されていてかなり驚かされました。
漫画の世界観をどうやってアニメに落とし込むかがよく考えられており、思い切った手法を取った作品になっています。

物語とキャラクターはほぼ原作通りですが、二部以降追加された設定などをしっかり織り込み、ストーリーのカットの仕方も流れを壊さず、必要な描写を補完していて完成度が高い。
1部序盤は特にカットが多く急展開と感じるところはありましたが、それ以降は違和感のないペース配分になります。
尺不足ゆえにEDまで食い込むことも何回かあり、話数によっては時間のやりくりに苦労が見受けられますが、それも演出にしていたりして個人的にはかなり好きです。

コンテ演出にもとても力が入っていて、色彩にもこれでもかとこだわっています。
止め絵を最大限活かすようになっていて動かないとも感じる人もいるかも。原色もずいぶん使っていますし、この辺りは合わない人は辛いと思います。

私の場合は、ジョジョ立ちは歌舞伎の見得切りみたいな感覚でシュールさも楽しんでいて、長台詞は舞台やお芝居を思い出しながら見てました。
バトルの作画にはかなり力が入っていますし、緩急の付け方や動きの少ないシーンでの演出も上手で、サスペンスやホラーの要素が活きていると思います。

グロいシーンもありますがデフォルメがかなりきいているので、割と苦手な私でも辛くは感じませんでした。
※…色んな人の感想をあらためて読んでみると、残酷描写が多いってコメント意外と多いですね。
私のはあくまで個人の感想ということでお願いします;

【音楽】
{netabare}
OPとBGMは1部と2部で雰囲気に合うよう別の作曲家が作っていて、私はこういう例を聞いたことが無かったのでかなり驚きました。

1部は連載していた時代のアニソンを反映したような熱血系で、歌手も上手で曲に合っています。CGアニメーションも完成度が高く、(やりすぎじゃね?と思ったくらいw)漫画が動き出すという演出がにくい。
2部は歌はモダンなジャズ調になり、歌手も渋い声質に洒落た印象もあり良く合ってます。演出もがらりと変わり、CGをメインに手描きアニメーションを上手く織り込んでいて素晴らしいです。

EDはフル8分ある洋楽を編集して使い、回によってはラストの雰囲気に合わせて全く別の部分を使う凝りよう。アニメーションも演出こそシンプルですが、キャラクターのイラストがジョジョらしい奇抜な格好良さで、その回の登場キャラクターに入れ替わるので飽きが来ません。

BGMも1部はオーケストラ調メイン、2部はジャズ調メインで作曲者が違います。それぞれに穏やかな曲と癖の強い曲があり、意識的に使い分けされていた印象。各部2枚ずつ、2クールアニメとしては破格の計4枚のサントラがあったりします(未収録分はあるのかな?)。
劇中で一回しか流れないものも結構あった気が…映画かよ!と突っ込みたくなる贅沢さでしたw

ちょっとBGMは使い方がくどいと感じる部分もありましたが、演出、演技、作画がしっかりできていて、音楽で無理矢理感動させようとしているとは感じなかったので、まあ許容範囲内ですね。
{/netabare}

【作画と演出】
{netabare}
これはもう個人的には文句付けようがないくらい好きです。

キャラクターデザイナーは清水貴子さんで、原作のマッシブさをうまく取り入れながらも、シャープさやタッチの柔らかさも感じさせる良い絵で、雰囲気が本当にジョジョらしくなっていると思います。
特に衣装替えが多い1部2部では服装のブラッシュアップも大切な要素で、そのセンスも良かったと個人的には思いますし、ジョナサンとジョセフの雰囲気の違いもよく出せています。(この二人原作でも雰囲気は違うんですが、顔はほぼ同じなので場合によっては見分けがつかないことも)

原画で強弱を付けた線のタッチを完成時点まで残すよう努力しており、絵コンテも原作の構図を上手く取り入れながら、それ以外の部分も工夫されていてかなり良いと思います。
BD付属の原画集を見て、手描きの線のタッチがデジタルアニメーションには反映されにくいのがとても惜しいと感じました。でもセルアニメだと本作のような色彩は使えないでしょうし、あちらを立てればこちらが立たず、といったところですかね。悩ましい…

擬音を文字にする演出は最初は馴染みませんでしたが、使いどころを選んでか次第に少なくなっていったので気にならなくなりました。
お芝居のような長台詞も原作のままですが、それも折り込んだ演出がされていたと思います。

彩色では独特の色使いと繊細なテクスチャを使ってエキセントリックな雰囲気を作り上げていて、テクスチャの模様も一部と二部で雰囲気を変えるために大分変えています。二部では特にセンスが爆発していますねw
色彩設計は村田恵理子さんが担当されていて、少しだけ観た岩窟王でもこういう感じだったなあ、と少し懐かしかったですw

単純に作画だけなら本作より良いものは少なくないと思いますが、原作の雰囲気を出す映像作りに力が入っていますし、この時代だからこそできるやり方だとも感じられて面白いです。
{/netabare}

【キャラクターとキャスティング】
{netabare}
癖の強いキャラクターが多いですが、配役もどのキャラもぴったりで本当にいくら書いてもキリが無いくらいです。

本作でジョナサンの魅力を再発見できた感じ。想像以上に男前度(紳士度かなw)が増したように思うのは声優さんのおかげでしょうね。
興津和幸さんは優しい声質がジョナサンに嵌っていて、普段の穏やかな演技と熱い叫びが素晴らしかったです。エリナとの会話では毎度優しい声になってて和むやら切ないやら…

ジョセフは動くとさらにやんちゃに見えますねwでも大事な人のために命を掛けられ、時には涙を見せる、とても良い奴なのもしっかり出てます。
杉田智和さん、まるっきりジョセフ本人でしたw滑稽なシーンも熱いシーンも体当たりで、でもジョセフらしい余裕もあって良かったです。通称テキーラ娘(海外ではジョセフィーヌなんて呼ぶ人もw)が生き生きしてて笑いましたw

スピードワゴンは、まさしく1部2部の立役者ですね。上田燿司さんは成年時代と老年時代を全く違和感無く演じ分けていて、熱い心と義理堅いキャラクターも声質と演技に良く出ていて素敵です。もちろん解説も良いw

ポコやスモーキーのように一面では視聴者の代理ともとれるサブキャラクターが作品に厚みや味を出していて、本作ではメインのみならずそういった脇役のキャスティングにも非常に力が入っています。
{/netabare}

【ストーリー面】
{netabare}
1部2部をまとめてアニメ化したのは、石仮面の物語としてきれいな区切りになっていて、かつジョナサンの死では終わらずきちんとハッピーエンドになるので良い選択だったと思います。  

第一話の冒頭ではジョナサンとディオの生い立ちが交互に描かれます。原作からのブラッシュアップのし方もとても良かったですし、対となるキャラクターとして上手く演出されていて惹き込まれました。
第1部ラストの二人の死に様まで、正反対の人間性をずっと一貫して描写していたのが素晴らしかったです。この二人のぶつかり合いは全て名シーンでした。

ただ一つだけ、エリナとスピードワゴンの初顔合わせは入れて欲しかったです。その後家族のような信頼関係を築いていくにもかかわらず、二人が会話してるシーンは本当に少ないんですよね。確かに必要ないといえばないのですが、間の50年を想像する上では欠かせないシーンだと思います。

カーズの動植物への描写は人によっては矛盾を感じるところだと思いますがそのまま入っていましたね。私も気になるわけではないですし不満というわけでもないのですが、これを削って他のシーンに尺を回してもよかったかも知れません。(まあ毎回尺が足りないわけではないとは思いますが)
{/netabare}


【個人的に好きなシーンやら雑感やら】
{netabare}
いろいろありすぎて書ききれないですが…
まず嬉しかったのがスージーQが原作よりも丁寧に、可愛さを強調して描写されていたことですね。原作でも会話などはほぼそのままですが、結婚相手の割には描写があっさりめだったので。
ジョセフの女性のタイプ「ばかでもいい。かわいければ」ってwこの言い方、解釈はそれぞれでしょうけど、スージーQを見ていて「抜けてはいても一緒に居て幸せな気持ちになれる女の子が好きなんだな」と思いました。リサリサが傍に置いてたんだから頭は良くなくても愚鈍な娘ではないでしょうし。めっちゃ大事な電報を忘れてましたがw
第1部でのエリナやポコの姉もそうですが、緊張したシーンの連続でも個性的な女性キャラが場を和ませてくれたり締めてくれたり、良いメリハリを作ってくれますね。こういうところは原作から上手で、アニメでもきちんと汲み取ってくれているのが嬉しいです。

それから、ジョセフとシーザーとリサリサの三人が一緒だとなんとなく和むw原作の方がほのぼのするシーンは多めでしたが、アニメでも距離感はうまく表現していたと思います。
リサリサはシーザーに波紋を教えながらも、四年間ずっと複雑な心境だったでしょうね。生まれたばかりで手放した我が子に近い年齢だし、慕ってくれているし、リサリサにとってもシーザーの死はなんとも切ない…ジョセフと親友になったことも感慨深かっただろうと思うのですが。
シーザーの死ぬシーンは演出もかなり凝っていて見所も多く、皆どこかで泣くと思うんですけど、私はやっぱりいつも気丈なリサリサ先生が泣いてくず折れた所でした。
ワイアードベック対リサリサは削られてなくて嬉しいです。リサリサ先生実はかなり怒ってるなーと原作読んで思っていた部分なので。

あとはファッション!
原作の衣装をいくつも丁寧に描き起こしてくれていて、EDやCDジャケットのイラストはオリジナルらしい衣装も見られて凄く楽しいです。
普通は手間を考えてアニメでは同じ服装になりがちで、もちろんそれでも構わないのですが、ジョジョに限ってはどの衣装も格好良くて使わないのはもったいないですから!キャラクターも男性は体格がよくて女性はメリハリボディなのでwどんな洋服を着せてもよく似合う。
カーズのコート姿とリサリサ先生のお召し替えがとっても好きです。

{/netabare}

本当に楽しめたアニメ化でした。
アニメスタッフの原作愛とプロ意識が凄いと心底思わされました。OPと本編を作っている会社は別ですが、どちらも同じ印象を持っています。
私は好きな漫画作品がアニメ化するとき、ストーリー面でも映像面でもいいのでアニメ独自の個性を何か一つでも加えて欲しいと考える方なんですけど、本作はあらゆる点で満足しています。(2016.2)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23

82.2 2 熱いでジャンプなアニメランキング2位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1073)
5971人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君もヒーローになれる!! この一言にぐっときた。イズク、かっこいいぜ!

ヒーロー因子とでもいうべきDNAが発見されて、世界中でいろいろなヒーローが誕生しはじめた世界。

幼少のころからヒーローになることに憧れてきたイズク少年は、自分にヒーロー因子が
ないことが判明してコンプレックスになってしまう。

本当に終わりなのか?!
それでもヒーローになりたい!
ヒーローになる道はあるはずだ!!!!!

怪物退治の途中に出会った憧れのヒーロー、オールマイトからも可能性を否定され落ち込むイズク。
しかし、街中に現れた怪物を前に、無力で非力とわかっていても助け隊一心で飛び込んでいってしまう。

その英雄的な精神、犠牲を厭わない純粋な心をオールマイトに認められて…。
と、ここまでが1話のストーリーです。

見た目に貧弱、気弱で泣き虫な小さなヒーローの成長物語。
ここからどうやってヒーローになるのか、そしてどんなヒーローになるのか?!
ヒーローゆえの苦悩や葛藤が見所になりそうで、少年の大粒の涙が嘘ぽく思えなければ大勝利かもですね。

以下ネタバレで

2話~ 君に勇気をもらった!君はヒーローになれる!
{netabare}
オールマイトからヒーロー願望を否定されて落ち込む主人公のイズク。
遠くに上がる黒煙を見て、また事件がおきたのかと思ったら、
そこにはつい先ほどオールマイトが倒したばかりの怪物の姿が。

無茶をいってオールマイトにしがみついたせいで、
せっかく捕獲した怪物を市中に放ってしまったのだ。
自分の責任を痛感するイズク。
しかも怪物に捕らえられているのはクラスメイトではないか!

なんとかしたい、でも自分はヒーローではない…
葛藤に悩むイズクの体は自然と怪物にむかっていた。

倒せるなんて思わないけどなんとかしたい、悲痛な叫びがオールマイトに届き、
無理を通してオールマイトも変身をして窮地を救うことに成功する。

インタビューに応えるオールマイトの心中はいかに。
長年の戦いで負った傷が原因で、変身可能な時間は限られていたが、その限界をうちやぶれたのは
イズクの熱いハートだったのだ。

そして、オールマイトはイズクにむかい“君もヒーローになれる!”と断言する。

と、ここまでが2話です。
来週の3話が鍵になりそうな感じですね。
イズクがどんなヒーローになるのか?
生身のヒーロータイプ? それとも…。
{/netabare}

4話~ 能力開花! これでミニオールマイトだ!
{netabare}
オールマイトに自己犠牲の精神を認められて後継者に指名されたイズク。
ヒーローになるためには英雄学園への入学が必須条件みたいで、2人の特訓がはじまります。

もやしっこな体つきをキンニクむきむきに改造! てのは言いすぎだけど、それなりに
みっちりしたいい筋肉がついてきましたね。

どうやって能力の受け渡しをするのかと思ったら、それがオールマイトのDNAを摂取すること
なんですが、ここはちょっと安易かなw
これだとヒーローのアイテムコレクターであるとか、かなりの人がヒーローになれてしまう気もするし、
すでに研究されてておかしくない気もするけど…まあ、ご愛嬌か。

そして入学試験当日。
数多くの敵を想定したロボを倒すことでポイントを稼ぐって試験内容なんですが、
オロオロするばかりでまったくポイントの稼げないイズク。
オールマイトから太鼓判を押してはもらえたけど、まだ能力を発揮したことはないし、
それで戦えといわれても怖いですよね。

しかーし、目の前で危機に瀕した女生徒の姿をみて、助けなくちゃの精神で奮い立ったのをはじまりに、
キンニクが異常発達してミニオールマイトに変身! 一撃でロボを倒して見事に入学も許可されます。

ただ、まだ体つきが貧弱だからか、殴った右手も、ジャンプした両の足も複雑骨折してましたけどw
これはしばらくハンデ抱えたままでのバトルになりそうですね。
てか、イズクのキャラで無敵すぎてもつまらないし、ある程度は能力発動は一度限り
ワンパンチの設定でいいかもしれない。
あ、そんなアニメありましたねw

個人的には、イズクのお母さんがコロコロ体型になっているのに驚きましたw
小さいころの回想シーンでは細身でやさしそうな美人だったのに!
10年で変わってしまわれたのか…。
{/netabare}

5話~ オールマイトに言われちゃったけど、カッコいいぜ! イズク!
{netabare}
憧れの雄英高校に入学を果たしたイズクの前にまたもやとんでもない困難が!

入学早々、初日から悪ぶれした幼馴染のかっちゃんと、規律重視な委員長タイプなジェット君が言い合いに。
能力ポイントだけみれば断然断トツの実力で1位で入学した爆炎かっちゃんだけど、
あんまりヒーローらしからぬ所業てのはなぁ。

相撲でいう横綱の品格が一番大事みたいなもんのイメージでいたけど、肝心なときに
誰も助けられないヒーローでは意味がないし、そのあたりのバランスが難しそうですね。
あと、マンガ的にキャラの個性不足になっちゃうだろうしw

イズクにとって最悪だったのは、担任が一癖あるタイプのヒーローだったことか。
入学一日目から体力測定を実施して、総合成績が最低だったものを除籍処分にしちゃうとか!
それも担任の権限の内らしくて、割合教師任せの学校なんですね…。

ともあれ、いまだ能力のワンフォーオールを全力で発揮できるのは一度限り!
それも使えば複雑骨折は逃れられないイズクだけに、複数競技での採点てのは最悪の勝負といえます。
オールマイトからはパワーを調整するコツを聞いたけど、ほとんど意味不明でしたしw

焦る心とは裏腹に競技は進み採点も進む。
このままいけばビリ(それもたぶん最低)は確実?!
そこでイズク少年がとった選択は…。

ここから感想です
どんどんおもしろくなってますね。

いやぁー、毎回毎回、オールマイトに言いたいセリフを全部いわれて悔しい思いをしています。
でも言いましょう。

イズク少年! 君はかっこいい!

たしかに能力のパワーを調整するなんて上等な技能はまだない。
使うか使わないか。100か0か。

使えば使った分だけ身体が持たずに、使ったところの部位の骨は折れて大ピンチになるわけですが、
それを逆手にとった逆転のアイデアに痺れました!

腕が壊れるなら腕先だけを使えばいい。
腕先が壊れるなら指先だけ使えばいい。
たったそれだけだってイズクのもらった力はあの最強ヒーロー、オールマイトの力なんですからね!

さて、担任のイレイザーヘッド先生ですが、とても暗殺教室のコロ先生みたいではなさそうで、
どっからどうみても冷淡な首切り役人キャラ? 
イズクの敵でしかなさそうですが、分かり合える日は来るのか~

てか、相手の個性を消し去ることができるって反則ですよね。
最強のアンチヒーローな気がするのと、その能力では怪物相手には使えないだろうから、
能力を悪用する人間たち向けに活躍したりしたのか? 教師以前のエピソードが気になります。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒーローの条件とは・・・?

この作品の原作は未読でしたが、放送枠が日5と知り視聴を決めた作品です。
この日5放送される作品は個人的に名作が多いと思っています。
最近の日5作品だと「七つの大罪」「マギ」「アルスラーン戦記」など、どれも人情に熱く、仲間のためなら何をも厭わない勇気を持っている・・・
そんな作品がこれまでこの枠で放送されてきました。

そのため、この作品にもこれまでの作品同様、熱い血潮が流れているんだろう・・・と思う事自体、この作品のハードルを上げる事になってしまのですが、それはこの枠に選ばれた作品の宿命なんだと思います。

こうして第1話を視聴しましたが・・・これまでの作品とは少し毛色が異なっていた気がします。
人が皆んな超能力という個性を持って生まれる世の中・・・個性を悪用する輩を取り締まるヒーローは皆んなの憧れの存在でした。
この物語の主人公は緑谷 出久・・・彼の周りでは次々と個性が発現し始めている中、自分の個性の出現を信じて疑わなかった少年・・・ですが、検査の結果、極めて稀な「無個性」である事が判明してしまったんです。
彼は幼い頃からヒーロー・・・特にオールマイトという最強のヒーローに憧れていたのですが、無個性であるという事は同じ道を歩く事が絶望的である事・・・ヒーローとしての道が閉ざされた事を意味するモノでした。

決して誰が悪い・・・という事はありません。
ただ、個性と無個性の間には何人たりとも越えられない壁がそびえ立っている・・・という事なんです。
でも出久は決してヒーローを諦めませんでした。
それは「困っている人を助けたいから・・・」とうい純真な気持ちそのもの・・・
だから彼はどんな困難も困難と思いません・・・
全てがヒーローへの道にに繋がるなら・・・

そんな中、友人が個性を悪用する輩に捕まってしまうのです。
それを見た瞬間・・・出久は助けるために飛び出していました。
「何が出来るか」ではなく「どうしたら助けられるか」しか考えていなかったんです。
圧倒的個性の前では無個性は無力です。

でも、なりふり構わず人を助けようとする心が「ヒーローとしての資質として一番大切」である事を最強のヒーローであるオールマイトは自らの経験で身をもって知っていますし、オールマイトが現地に居合わせた事で、出久にヒーローとしての片鱗を見る事ができたのです。

こうしてオールマイトに認められた出久は、猛特訓を積み重ねヒーロー科としては日本最大の国立雄英高校への合格を果たし・・・物語が動いていきます。

出久がここまで来れたのは、ヒーローに対する強い憧れもあるのでしょうけれど、一番は誰に何と罵られても決して折れる事なく積み上げてきた不断の努力だと思います。

こうして憧れの国立雄英高校での授業が始まる訳ですが、ここで出久には嬉しいお知らせが・・・
何とオールマイトが講師として国立雄英高校で教壇に立ってくれる事になったんです。
出久にとって、こんなに頼もしいことはありません。
それは出久だけではなく、ヒーロー科1年の皆んなが同じように抱いていた期待だったと思います。

ところが、物事が順風満帆に進まないのは世の常・・・
今度はオールマイトに向けて刺客が差し向けられたんです。

最強の戦士は孤独・・・そんな事を聞いたことはあります。
そしてオールマイトもまた最強であるが故に孤独でした。
この孤独が何を意味するかが重要なポイントの一つになっています。

出久ら新入生が知るのはそれだけじゃありませんでした。
一人で出来ることは限られているという事・・・
上には上がいるという事・・・
そして誰にでも限界がある事・・・

どれも当たり前の事ばかりです。
個性を発動する事=強くなるは必ずしも合致しないんです。
身体だって、普段から個性の発動に耐えられるよう鍛えておかないと本領を発揮する事が出来ません。

こうして始まったヒーロー科の授業ですが・・・1クールで終わってしまい、物語としては中途半端な状況で終わっているので感想は難しいです。
既に続編の制作が発表されていますが、最初から2クールで放送すれば良いのに・・・と思うばかりです。
直近の日5で1クールで終わった作品って無かったんじゃないでしょうか^^;?
初めから2クールを前提にしていたら、各話の構成や作り込みも変わっていたと思います。

オープニングテーマは、ポルノグラフィティさんの「THE DAY」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「HEROES」
個人的にはオープニングの方が好みでした。
でもこれカラオケで歌うと、声のトーンが高くて頭の血管が切れそうになるんですよね・・・^^;
いつかチャレンジする日が来るのでしょうか^^;?

1クール全13話の作品でした。この作品の感想は続編を見てから改めた方が
自分自身で納得できる答えが出せると思います。
ここまで、物語序盤の出久への蔑み方が個人的にはあまり好きではありませんでしたが、総じて「続きに期待できる作品」だったのではないでしょうか。
続編の放送を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22
ネタバレ

みゃあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

割とすんなり観られるジャンプ作品

30話まで視聴済み、原作は未読。とりあえずここまでの感想

観続けてしばらくしてソウルイーターみたいだなと感じた。同じボンズだからとは思わないが。
・専門学校
・オールマイトのキャラデザ
・特殊能力
・魔(便宜上魔としておく)との対決
・時折絶望
・クラスメイトとの優劣の意識、あるいは共闘、あるいはクラスメイトが主人公
・先生、あるいはプロと主人公たちとの関係、上級生とかの関連性がほぼ無い
・ステインは歪んだミフネみたいだ。
等々、この感じは結構長く続く。

とはいえ、努力、友情、勝利の方程式は健在で、観ていると明らかにジャンプの作品なんだと思わされるところはある。
親と子、憧れと現実、力の限界とそれを超える展開、自身への葛藤と気づきとか少年物の普遍的なテーマを乱れずに描いていて好感度と熱血度が高い良作品と思う。
ジャンプ作品が好きな人のみならず、この作品はキャラクターの多様さと、それぞれが活きていることで一般の方たちにも受けるのではないか。
人を助けるために能力を自在に使えるようになるまでに自らの体の痛みと引き換えになっているのを、わざわざ長々と描くのは、感覚として新しい気がする。
いずれにしても見始めたら止めにくい面白い作品で、用事がなければ、早く続きが観たかったりする。


一方で不満もある。
超能力が「個性」として人類の8割に出現した世界で、その能力を悪に使うことを良しとせず、自らに枷を付けながらも人の為に生きることで「ヒーロー」という役を世に認めさせた時代のはずなのだが、その割にそういう教育が小さい時からなされていない。4歳までに大体「個性」が発現するというのにだ。
主人公は幼少から「無個性であることを馬鹿にされている(笑われている)」。これはおかしい。ヴィランという明らかに能力をいわゆる悪に使う存在があるのであれば「個性」を持つ者はそれを優越感のためのものとしたり、人を貶める考え方をしないようにしなければならない。幼少よりそういう教育が必要だ。道徳教育の方が近いか。
これに正面から取り組み恐怖的に描いたのが「新世界より」だ。{netabare} 人格的に問題がある者はある日忽然といなくなり、それが当たり前となっている。 {/netabare}鬼滅の刃では煉獄杏寿郎は子供の時に母により力を何のために使わねばならないのか教えられた。{netabare}
生まれついて
人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです {/netabare}

力の両面を描いたものは過去にいくらでもある。映画で言えばSTARWARSのダークサイドに落ちた者、バットマンのダークナイトのダブルフェイス、七人の侍の野武士たち等はその力の行使において、最終的に他者の迷惑も命も顧みず己の欲望に沿ったものたちだ。

かっちゃん(爆豪)や飯田(委員長)も現時点では大分危ないところにいる。主人公も彼らもまだ子供、学生としてそれを導かれることになるのだろう。
それらのエピソードは楽しみだ。

不満の2は、8割が「個性」持ちの割に一般人が多すぎないか?という疑問がある点。「個性」は多種多様なのだうが観ている限り一般人の方が多いよね?



声優について
轟の声優が梶裕貴さんと気づいたのが割と後になってからで、自分でもちょっと不思議だった。蛙吹の声の悠木碧さん、有能だなあ。八百万の井上麻里奈さんがもっと力を出せる場面が増えるといいなあ。


音楽について
大好きな作曲家の一人、林ゆうきさんで、ここぞという時の視聴者の感情を高ぶらせる流れの曲作りに関しては非常に上手い人だと思う。実際今作でも効果的な音楽だったと思う。
アニメだけでもハイキューやボールルームへようこそ、風が強く吹いている、からくりサーカス、ガンダムビルドファイターズとか音楽に乗せられている部分も結構大きい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

76.4 3 熱いでジャンプなアニメランキング3位
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (771)
4443人が棚に入れました
ジョースター家の宿敵・DIO復活の影響で、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる能力を身につけた青年・空条承太郎。DIOの呪縛によって倒れた母・ホリィを救うため、祖父・ジョセフや仲間と共に打倒DIOの旅に出る。長き旅路の中で、次々現れる刺客を退けながら、ついにDIOのいるエジプト上陸を果たした承太郎たち。だが、そんな彼らの行く手を阻むかのように、奇怪にして恐ろしき新たなる敵の影が迫っていた――。

声優・キャラクター
小野大輔、石塚運昇、三宅健太、平川大輔、小松史法、福圓美里、子安武人、大川透
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

決着

スタンドで戦う第三部後編

ザ・ワールド無敵すぎるやろ!と思いつつスタープラチナもか!!となりつつ、一応因縁に決着をつけるわけであります。

オインゴとボインゴの兄弟話はなんだか滑稽で面白かった印象。こいつらもしれっと最強では?

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!というポルナレフ原作通りで声もぴったりいいですね!


OP
ジョジョ その血の記憶〜end of THE WORLD〜 歌 JO☆STARS〜TOMMY,Coda,JIN〜(富永TOMMY弘明、Coda、橋本仁)
ED
Last Train Home 演奏 Pat Metheny Group
アク役◇協奏曲 歌 オインゴ(保村真、第27話)、ホル・ホース(木内秀信、第36話・第37話)、ボインゴ(くまいもとこ)
第27話は「アク役◇協奏曲〜オインゴとボインゴ〜」、第36話・第37話は「アク役◇協奏曲〜ホル・ホースとボインゴ〜」
OPの第47話・第48話ではDIOが「ザ・ワールド」で時を止める演出、承太郎の「スタープラチナ」と殴り合い時の掛け声オラオラ…、無駄無駄…入り。ほんと凄い楽曲やで。オラオラ言いまくり。これまた盛り上がる。
EDのアク役◇協奏曲も面白い楽曲。意外と癖になるかも。


{netabare}
原作セリフたち
「悪には悪の救世主が必要なんだよ。フフフフ」(ンドゥール)
「ジャン・ピエール・ポルナレフ、お前の命もらいうける」(チャカ)
「あああーっ、これは私のイメージじゃあない…トイレでの災難はポルナレフの役だ!」(アヴドゥル)
「味なまねをしおってこのッ!ビチグソどもがァァーッ!!」(マライア)
「て…てめえ、人間の基本道徳というものがないのか?主人公なら絶対に考えもしねえ行為だぜ…!全然エラくないッ!エラくないッ!」(アレッシー)
「脳みそ床にブチまけやがれDIOさんよーッ」(ホル・ホース)
「このダービーにハッタリなどかましやがって。そのポーカーフェイスをゲドゲドの恐怖づらに変えてから敗北させなきゃあ気がすまん!」(ダービー兄)
「だめだ…実力の差がはっきりしすぎている…これじゃあ…甲子園優勝チームに、バットも持ったことがない茶道部か何かが挑戦するようなもの…みじめ…すぎる…」(ジョセフ)
「蹴り殺してやるッ!このド畜生がァーッ!」(ヴァニラ・アイス)
「腹の底から“ザマミロ&スカッとサワヤカ”の笑いが出てしょうがねーぜッ!」(ヌケサク)
「ケッ、祝いになんかくれるっつーなら、てめーの命をもらってやるぜ」(ポルナレフ)
質問だ…右のコブシで殴るか?左のコブシで殴るか当ててみな」(承太郎)
「ひ…ひと思いに右で…やってくれ。ひ…左?りょうほーですかあああ~。もしかしてオラオラですかーッ!?」(ダービー弟)
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!『俺は奴の前で階段を登っていたと思ったら、いつの間にか降りていた』。な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか、
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」(ポルナレフ)
「今…感じる感覚は…おれは「白」の中にいるということだ…DIOは「黒」!ジョースターさんたちは「白」。「黒」と「白」がはっきり別れて感じられるぜ!傷ついた体でも勇気が湧いてくる。「正しいことの白」の中におれはいるッ!」(ポルナレフ)
「凄まじい殺気ってやつだッ!ケツの穴にツララを突っ込まれた気分だ…!」(ジョセフ)
「今まで出会ったどのスタンドをも超えている凄味を感じたッ!エンジン音だけ聞いてブルドーザーだと認識できるようにわかった!」(花京院)
「山を登る時、ルートもわからん!頂上がどこにあるかもわからんでは遭難は確実なんじゃ!確実!そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!」(ジョセフ)
「承太郎ッ!君の意見を聞こうッ!」(花京院)
「知るがいい…!『ザ・ワールド』の真の能力は…まさに!『世界を支配する』能力だと言うことを!」(DIO)
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」(DIO)第
「せっかく祖父のジョセフがわたしの『ザ・ワールド』の正体を、試験終了チャイム直前まで問題を解いている受験生のような必死こいた気分で教えてくれたというのに…」(DIO)
「早く持って来いッ!!スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな…」(DIO)
「“ジョースター・エジプト・ツアー御一行様”は貴様にとどめを刺して全滅の最後というわけだな」(DIO)
「ジョースターの血統というのは我が運命という路上にころがる犬のクソのようにジャマなもんだったが…最後の最後はこのDIOに利用されるのがジョースターの宿命だったようだ」(DIO)
「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアア!アハハハハハハハハハーッ!!」(DIO)
「とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!我が「知」と「力」のもとにひれ伏すがいいぞッ!」(DIO)
「『無理』だと?この旅は無理なことばかりしてきた旅だった…無理だとか無駄だとかいった言葉は聞きあきたし、俺たちには関係ねえ」(承太郎)
{/netabare}


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ジョースター家の宿敵・DIO復活の影響で、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる能力を身につけた青年・空条承太郎。DIOの呪縛によって倒れた母・ホリィを救うため、祖父・ジョセフや仲間と共に打倒DIOの旅に出る。※「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ(全24話)」の後編 


1. 「愚者」(ザ・フール)のイギーと「ゲブ神」のンドゥール その1
DIOのいるエジプト上陸を果たし、ジープで砂漠を横断中の承太郎たち。彼らのもとに、一機のヘリコプターが降り立った。そのヘリは、一行の旅をサポートしていたスピードワゴン財団のもので、ジョセフの要請を受けて承太郎たちの新たな仲間を連れてきていた。

2. 「愚者」(ザ・フール)のイギーと「ゲブ神」のンドゥール その2
新たにイギーを仲間に加えた承太郎たちだったが、水のスタンドの急襲によって花京院が重傷を負う。アヴドゥルは姿の見えない敵からの攻撃に対して一計を案じるものの、すんでの所で看破されてしまう。圧倒的不利な状況が続くなか、イギーはなぜかのん気にいねむり中…。

3. 「クヌム神」のオインゴと「トト神」のボインゴ
ンドゥールとの闘いで重傷を負った花京院とアヴドゥルの治療中、アスワンの街で小休止を取る承太郎たち。敵スタンドの襲撃を警戒する一行は、ポルナレフが無作為に選んだカフェに入ることに。だがそのカフェには、すでに「クヌム」のスタンド使い・オインゴと、「トト」のスタンド使い・ボインゴの兄弟が潜んでいた。

4. 「アヌビス神」 その1
承太郎たちは一路、DIOのいるカイロを目指してナイル河を下るための小型帆船を探す。一方、一行の近くの河べりを歩いていた農夫のチャカは、道ばたに落ちていた一本の装飾刀を拾う。周囲の人間が刀を抜こうとしてもびくともしないが、チャカが抜こうとすると、妖しく光る刀身があらわになった。

5. 「アヌビス神」 その2
コム・オンボでアヌビス神のスタンド使い・チャカを倒したポルナレフだったが、同じくアヌビス神のスタンドと語る理髪店の主人に襲撃される。そのことで、チャカの持っていた「刀」こそがスタンドであると気がついたポルナレフは反撃を試みる。

6. 「バステト女神」のマライア その1
ナイル川中流の街・ルクソールに到着した承太郎たち。その道中、ジョセフは傍らの岩に奇妙なコンセントがついていることに気がついた。不思議に思いながらも何気なくコンセントに触れた途端、感電してしまう。だが感電した以外は特に異常が見られないため、そのまま承太郎たちと合流を果たすジョセフ。

7. 「バステト女神」のマライア その2
敵スタンドの能力により、磁力を帯びた体になったジョセフ。敵の本体らしき女の行方を追ううちに、アヴドゥルもコンセントに触れてしまい磁力を帯びてしまう。磁力の影響でくっつきあうジョセフたちは、互いの体を引き離してから街を駆け巡り、女を追いかける。やがて、余裕を見せるスタンド使いの女を捉えるふたりだったが・・・。

8. 「セト神」のアレッシー その1
ジョセフとアヴドゥルがマライアと戦闘を繰り広げていた頃、承太郎たちはふたりが来ないことを不審に思い、ルクソールの街中を探る。すると、ポルナレフが殺気を出しながら自分たちを尾行する男を発見。男の正体を探ろうした直後、男の影が伸びてポルナレフの影に迫ってくる。

9. 「セト神」のアレッシー その2
「セト神」を暗示する敵スタンド使い・アレッシーの能力で、心も体も子供に戻ってしまったポルナレフ。混乱する彼を救ったのは、通りがかりのマレーナという女性だった。だが彼女の家の中までも、アレッシーの魔の手は迫る。浴室でアレッシーに襲われたポルナレフは、丸裸のまま本体と同じように縮んでしまったスタンドで抵抗を続ける。

10. ダービー・ザ・ギャンブラー その1
長い旅路の果て、ついに目的地であるエジプト・カイロへと到着した承太郎たち。さっそく、立ち寄ったカフェでDIOの館の聞き込みを開始する。すると、その場にいた客のひとりが「その館に見覚えがある」と静かに声を上げる。詳細を聞き出そうとするジョセフに対し、その客は情報の対価としてギャンブルでの勝負を要求。

11. ダービー・ザ・ギャンブラー その2
敵スタンド使い、ダニエル・T・ダービーとのギャンブル勝負に敗れ、魂を奪われてしまったジョセフとポルナレフ。ふたりの魂を取り戻すため、承太郎はポーカー勝負を挑む。承太郎は勝負の前にスタープラチナの精密さを見せつけ、ダービーにイカサマが困難であることを宣言。

12. ホル・ホースとボインゴ その1
カイロでDIOの館を探す承太郎たちを追い、カイロ空港に降り立ったホル・ホース。彼は新たなパートナーと手を組み、再び承太郎たちの命を狙っていた。そのパートナーとは、予知能力を持つスタンド使い・ボインゴ。ホル・ホースは、ボインゴの予知に目をつけて強引に連れ出したものの、いまいち予知能力を信じきれずにいた。

13. ホル・ホースとボインゴ その2
カイロで承太郎たちと遭遇したホル・ホースたち。ボインゴの予知で示された通り、路地裏でポルナレフのスキをついて鼻の穴に指を突っ込むことに成功したものの、ホル・ホースは次にとるべき行動がわからず身動きがとれないでいた。そこにポルナレフを探す承太郎たちが姿を現し、予知の通りに行動したことで逆に危機に陥ってしまう。

14. 地獄の門番ペット・ショップ その1
カイロの街でDIOの館の捜索を続ける承太郎たち。アヴドゥルのツテで、カイロに詳しいサングラスの男に館の捜索を依頼し、一行はしばらく待機することに。一方、単独で街を散策していたイギーは二匹の大型犬に絡まれる。イギーの眼力にひるんだ犬たちは、近くの館にいた鳥を次のターゲットに。

15. 地獄の門番ペット・ショップ その2
DIOの館を守っていたスタンド使いのハヤブサ、ペット・ショップと下水道で死闘を繰り広げるイギー。ペット・ショップは、その生態を活かした恐るべき速度でイギーに襲いかかる。イギーはペット・ショップの放った氷柱のミサイルで足に重傷を負ってしまうが、かろうじて川の中へと逃げ込む。

16. ダービー・ザ・プレイヤー その1
イギーの負傷と引き換えにしながらも、ついにDIOの館の所在をつきとめた承太郎たち。館に入った一行を待ち構えていたのは、テレンス・T・ダービーと名乗る執事だった。かつて倒したギャンブラーの弟でもあるこの男は、自身のスタンド「アトゥム神」の姿をさらし、その能力の一端を見せつける。

17. ダービー・ザ・プレイヤー その2
白熱するダービーとの魂をかけたTVゲーム対決。レースゲームで勝負を挑んだ花京院はダービーの策略の前に自ら敗北を認めてしまい、魂を奪われてしまう。

18. 亜空の瘴気 ヴァニラ・アイス その1
DIOの館内部で進行する、ダービーとの野球ゲーム対決。劣勢のはずの承太郎は、なぜかダービーに対し投球予告を行う。ダービーは承太郎の行動を不審に思いながらも、相手の魂の状態を判別できるスタンド能力を駆使して優位に立とうとするが…?

19. 亜空の瘴気 ヴァニラ・アイス その2
長く険しい旅を共にしてきた仲間との、突然の別れ――。あまりにもあっけなさすぎる事態に、感情を抑えきれないポルナレフ。怒りを爆発させて剣を振り回したことで、姿の見えない敵に傷を負わせたものの深手にはならず。だが、突然空間から姿を現して襲いかかってくる謎の敵スタンドの攻撃はとどまることがない。

20. 亜空の瘴気 ヴァニラ・アイス その3
ヴァニラ・アイスの容赦のない攻撃で窮地に追いやられるポルナレフ。死を覚悟した彼を寸前で救い出したのは瀕死のイギーだった。最後の力を振り絞り、徐々に力を失っていくイギーのスタンド。隙をついて飛び出したポルナレフの剣先はヴァニラ・アイスの頭を貫いた。

21. DIOの世界 その1
ついにDIOとの対面を果たしたポルナレフ。敵意をむき出しにするポルナレフに対し、DIOは「再び仲間になることを許す」と声をかける。誘いを拒絶するポルナレフだったが、謎の現象によって近付くことすらできない。せめてスタンドの正体を見極めようと「銀の戦車(シルバーチャリオッツ)」で攻撃をしかける。

22. DIOの世界 その2
闘いの舞台は闇夜に包まれ始めたカイロの市街地に。ジョセフと花京院はDIOから逃亡しながら闘い、承太郎とポルナレフはDIOを追いながら闘うという、挟撃の形をとる一行。そんな中、花京院は「DIOのスタンドの正体を暴く方法を思いついた」と、周辺の建物に罠を張り巡らせる。

23. DIOの世界 その3
ジョセフは花京院が残したメッセージで「世界(ザ・ワールド)」の能力を見破るが、DIOの非情な攻撃で倒れてしまう。激昂する承太郎は「星の白金(スタープラチナ)」で「世界(ザ・ワールド)」とのラッシュ対決に挑むものの、DIOのパワーに押し負けてしまう。

24. 遥かなる旅路 さらば友よ
ポルナレフの奇襲と自らの命を懸けたトリックで、ついにDIOへ反撃の一撃を与えることに成功する承太郎。重傷を負ったDIOは時を止めながら逃亡をはかる。承太郎はラッシュ攻撃でトドメを狙うが、それこそがDIOが仕組んだ「逃走経路」だった。承太郎に吹っ飛ばされたDIOの先には、倒れ伏したジョセフの肉体が…!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

高らかな人間賛歌で綴じる長い旅の終わり

勇気と知略、ドラマとホラー、ファンタジーとリアル、痛快な台詞回しと独特な擬音が織り成すジョジョの世界は言葉で語るには深過ぎる。

初期作品「魔少年ビーティー」から脈々と受け継がれた、因果関係の明確なトリック、ポーカーフェイスからさりげなく飛び出すハッタリ、このジョジョ第三部でもやはり、荒木先生お得意の思考のゲームをたっぷりと楽しめるのです。

粒よりのエピソードの詰まった第三部ですが、私のお気に入りの回についてのレビューと総評だけにて失礼をば。

34話と35話「ダービー・ザ・ギャンブラー」の構成は特によく出来ていると思います。
{netabare}
このお話、ギャンブル3番勝負といった内容なんですが実に無駄が有りません。

最初のギャンブル、ダービーの口車に乗せられてポルナレフが挑むのは"ねこは地面に放られた2枚の魚の燻製の内どちらを先に食べるか?"というもの。私的にはこのお題だけでも面白い。ねこも燻製も大好きなので(笑)‥と言うのは半分冗談として、ここでは"バレなきゃイカサマじゃない"ルールが提示され、第三者による協力の可能性も暗示させます。同時にギャンブルで勝負しなければならない状況をも作り出し、後の展開へと繋げるという軽妙さ。漫画で言うとほんの数ページのお話なんですが、情報が凝縮されています。

次の勝負"グラスとコイン"では先の条件を踏まえた上で百戦錬磨のジョセフがダービーに挑みます。ここで初めてダービーは本領を発揮、イカサマ師として、ギャンブラーとして、実力を明確に見せてきます。ジョセフの言葉に苛立ちを見せるダービーの描写がそれとなく後の展開への布石となっている点も巧みです。

そして最後、満を持して真打登場、とうとう承太郎が勝負の舞台に上がります。ジョセフと比べればギャンブラーとしての経験や技巧に劣る承太郎ですが、ここで彼の用いた武器が言葉とハッタリ。先の勝負でジョセフの用いた戦術、言葉による揺さぶりと、スタープラチナによる目眩ましが、両者の実力差を見事に埋めていくのです。

自然に張り巡らされた数々の伏線が最終的には整然と収束するところにジョジョの物語としての完成度の高さ、荒木先生の完璧主義振りが伺えます。

余談、ダービーが指先で本のページ数とか、トランプのおもて面を読み取る能力について、子供の頃のわたしにとってコレが最大の疑問でしたが、よくよく考えてみれば、もしかしたら印刷箇所のインクの盛り上がりや手触りの違いとかでページ数や絵柄を特定してたのかも‥とか想像出来たり‥。まぁそれはそれで超能力染みていますけど。

ですがダービーのその能力を、スタープラチナの目の良さ&素早さと共にゲームルールの中に組み込んでいるので、現実離れした特殊な条件下であってもフェアなゲームが成り立つんですよね。ファンタジーでもSFでも成立するミステリーと言うものが古くからありますが、ジョジョは正にそれに該当すると言えます。

大川透さんのナレーションによる細かな解説(原作にもある)も公正さに一味加えています。もしゲーム終了後に"こんな超能力があったんだよ"とか種明かしされるお話だったら、拍子抜けして唖然としちゃうだけでつまらないですよね。

これで煙草描写の規制さえなければ、もっと素直に楽しめたんですが‥アニメ版はその点だけが残念でした(汗)
{/netabare}
次いで40話と41話の「ダービー・ザ・ゲーマー」。
{netabare}
ダービー弟(テレンス・T・ダービー略してTD)とのTVゲーム勝負も抜群の面白さ。

「エジプト編」初回エピソードでリタイヤしたまま、長らくのあいだ戦線離脱していた花京院が先鋒としてTDに戦いを挑みます。一度は強大な敵DIOの威力の前に圧倒され、恐怖に屈してしまった彼がTDとの勝負に選んだゲームがF-MEGAというレースゲーム。ここが最初の注目どころです。

レースゲームではフレーム刻みのタイミングの遅れやキー捌きの微妙なズレがそのまま数字としてレコードに反映されますので、些細なプレイングミスで全てがおじゃん、心の揺らぎが極めて顕著に表れる、精神的タフさが要求されるゲームと言えるのです。それゆえにこのシーン、"過去を乗り越える"と言わんばかりの決意が覗く花京院の選択にゲーマーの端くれであるブリキ男としてはシビレてしまうのです。

全編に渡って花京院の度胸と集中力の高さをこれでもかと言うほど見せ付けられるお話ですが、最終的にはTDの策略とウラ技染みたテクの前に敗北してしまうという点が個人的には残念。もっともここで花京院を勝たせてしまうとTDのスタンドの謎が解けずじまいという事になるので致し方ないんですが‥。

おこがましい事を言ってしまえば、私的には承太郎を先に勝負させ敗北させ、後に花京院を勝利させる構成もアリだった気はします。TDのスタンドのインチキ能力の入り込む隙を与えないレースゲームを選ぶという必然性も加わりますし、承太郎という切り札を失う事で緊迫感がより高まると思いますし、‥蛇足な妄想ですね(笑)

あれこれ不満めいた事を書いてしまいましたが、決着に至るまでの心理描写、ゲーム展開などがとても丁寧に描写されている3部でも屈指の良回になっていると思います。

続く承太郎とTDの対決ではTDのスタンドの謎の核心にじわりじわりと近付いていく展開が面白い。

歴然とした実力差のある二人の隔たりを埋めるのが、TDの軽んじている兄ダニエルの最も得意とする奇策(イカサマ)であったりする点も皮肉めいていて味があります。TDもスタンドでイカサマ染みた事やってますが、筋金入りじゃないからギャンブラーとしての目がからっきしという点にも合点がゆくのです。
{/netabare}
放送中は歯抜けで見ていたので改めて通して観ると、やはりジョジョ、面白かったです。

第三部は陣営も目的も年齢もバラバラだったキャラたちが、長い旅を通して、泣き、笑い、怒り、喜び合いながら、除々に友情を深め、いつしか一蓮托生の固い絆で結ばれていく過程が丁寧かつ自然に描かれている所に唯一無二の心地良さがあります。消えてゆく命の尊さと儚さが痛烈に心を刺すラストへ向けての展開は、人の死が意味するものを若干分かる様になった大人の目を通して見ると、より心に響くものがありました。

ジョジョの中でも荒木先生の言う人間賛歌というテーマが特別に強く脈打っているシリーズと言えるのでは無いでしょうか?

追加シーン等を添えながらも、原作の持つエッセンスを余す事無く凝縮させた、作画、構成、演出、全てにおいて(規制箇所だけは残念でしたが)素晴らしかったです。製作者の方々のJOJO愛と不断の努力が伺えるアニメでした。


※:喫煙などの規制シーンはDVD版では解除されているそうです。3周目する機会があれば是非そちらでしてみたい(笑)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 32

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

david productionはジョジョだけではなく「魔法少女まどか☆マギカ」にも制作協力している。

マンガ好きが選んだ、「絶対に無理だろうけど…実写化してほしいマンガ」
昨今のドラマや映画は、原作モノが多い。とりわけ、小説ではなくマンガを原作としたものは、その“トンデモ設定”をいかに実写化するのだろう…と話題になりがちだ。最近でいえば、『暗殺教室』『進撃の巨人』『テラフォーマーズ』などなど。

そこで今回は、全国のマンガ好きを対象に、「絶対に無理だろうけど…でも実写化してほしいマンガ」についてのアンケートを実施してみた!

♠リアルなジョジョ立ちは、ぜひ見てみたいもの
3位:『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社)
20年以上にも渡り連載されている長寿タイトルもランクイン。ときに哲学めいた複雑な会話やストーリーが展開され、理解不能と脱落する者も少なくないが、ハマってしまえばもう抜け出せない。それゆえに、「登場人物の雰囲気を出せる人がいない」と、ファンの想いは熱烈なものだ。バトルシーンのカギとなる、精神エネルギーを具現化した能力“スタンド”に関しても、「CGだとしょぼくなる」という声が寄せられている。ちなみに、本作を語る上で外せないのが、“ジョジョ立ち”と呼ばれる、登場人物たちの奇妙なポージング。イラストだからこそ許されているが、これが実写化されてしまったら、どんなにシリアスなシーンでも爆笑してしまう自信がある。

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!

まだ単なるアニメ好きだったころ……どれくらい作品自体に惹かれるかで視聴を決定していた若者も多いだろう。しかし、アニメ好き→アニオタへと大人の階段をのぼったとき、気になるのがアニメーション制作会社。今期の「(会社名)の作品はコレか……視聴してみよう!」となっているファンも多いはず。

ひと昔は少々コアなアニオタたちが決める手法ではあったのだが、どうやら最近ではライトなアニメファンにも広がっている様子。筆者の周りのライトなアニメ好きの口から「来期のシャフトは~」といった話が出たときには驚いた。

思い返してみれば2006年あたり、「涼宮ハルヒの憂鬱」を京都アニメーション(通称:京アニ)が制作したあたりから、ライト層にも制作会社で視聴を決定する傾向が強まったように感じられる。

【david production】
今期放送中:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 後半
過去の作品(例):超次元ゲイム ネプテューヌ(2013)、妖狐×僕SS(2012)、ベン・トー(2011)

とにかく毎回驚くようなクオリティの絵と動き、演出に魅了されるジョジョ。そのため、ジョジョのイメージが非常に強いのだが、実は「魔法少女まどか☆マギカ」や「黒子のバスケ」などヒット作にも制作協力している。

魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女というモチーフとかけ離れた驚愕のストーリーは話題を呼び、社会現象にまでなった。
「自分が知る限り、これは完璧なアニメ!」と太鼓判を押すのが『魔法少女まどか☆マギカ』。
「ビジュアルは驚くほどクリエイティブで、サントラもパワフルで刺激的。
物語とあらゆる要素が完璧に細工されたオルゴールのように所定の位置に置かれている!」。

『ジョジョの奇妙な冒険』から「911」の描写が削除! 同時多発テロ事件への配慮か
2015年1月からスタートした、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ~スターダストクルセイダーズ~』のエジプト編。1989~1992年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画シリーズの第三部が原作となっている。

・近い未来を漫画として予言する能力
三部には、未来を予言する能力をもった少年ボインゴが登場。彼は近い未来を漫画として予言することができるのだが、原作とアニメで一部の表現が変化しており、視聴者の間で話題となっている。

・Tシャツに書かれた911の文字
ボインゴの予言の漫画には、日本人漫画家が交通事故に遭い、電柱に刺さって死亡する描写がある。実際に登場する日本人漫画家のシャツにも「911」と書かれており、それが予言の漫画にも反映されているわけだ。

・飛行機の描写もなくなっている
しかしアニメ版には「911」の描写がなく、さらに予言の漫画に描かれていた飛行機の描写もなくなっているのだ(原作では、電柱に突き刺さる日本人漫画家の背景に飛行機の描写があった)。

・911に関するジョジョの噂話
日本人漫画家のTシャツに「911」の数字 → 2001年9月11日に同時多発テロ発生
日本人漫画家は「おっ10時半だ」と言ってバスに乗る → 世界貿易センタービル崩落が10時28分
日本人漫画家がバス事故で死亡した背景に飛行機 → 同時多発テロを連想させる描写
日本人漫画家が突き刺さったシーンに電柱が4本 → 同時多発テロでハイジャックされた飛行機は4機

・アメリカ同時多発テロ事件
そもそも、『ジョジョ』の911描写は、2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」よりも前に描かれたものである。よって、作者の荒木飛呂彦先生は事件をもとに911を描いたわけではない。

・たべっこドーナツにも注目!!
しかし、「911」と「飛行機」と「死亡」の描写が予言の漫画にあるため、テロ発生後、読者の間で大きな話題となった。そのため、アニメでは描写を控えたのかもしれない。

・忠実すぎて感動した!
この件に関してジョジョマニアに話を聞いたところ「それよりアニメにもしっかり『タベッコドーナツ』の描写があったのが素晴らしかった。ボインゴの漫画のほうだけ平仮名で『たべっこドーナツ』になっていたのも忠実すぎて感動した!」と言っていた。

2013年10月18日、テレビアニメ版公式サイトなど各メディアにおいて、原作のPart3『スターダストクルセイダース』のテレビアニメ化が正式に発表された。テレビアニメとしては第2シリーズということになる。『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のタイトルで、2クールずつ分割で合計4クール放送。前半2クールが2014年4月から9月まで放送、後半2クールはエジプト編として2015年1月から6月まで放送された。
花京院がチェリーを食べる時に発した擬音のような台詞「レロレロレロレロ」は、2014年度アニメ流行語大賞金賞(第1位)を受賞した。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31

78.3 4 熱いでジャンプなアニメランキング4位
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (744)
3617人が棚に入れました
エジプトでの宿敵DIOとの死闘から11年後。
1999年、空条承太郎は祖父ジョセフ・ジョースターの隠し子、東方仗助に会うため、
日本のM県S市、杜王町にやってきた。
しかし発見した仗助は承太郎と同じ特殊能力、「スタンド」を持っていた。
そして、承太郎の来訪を皮切りにまるで引かれ合うように、新たな「スタンド使い」達が動き始める。
「この町には何かがある…」
生まれ育った杜王町を守るため、仗助は立ちあがる――

声優・キャラクター
小野友樹、梶裕貴、高木渉、櫻井孝宏、小野大輔
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

グレートでスよ こいつは!

真紅のロマンホラー、長編漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第4部のアニメ化作品。

絵柄の緻密さというか、画風がこれまでのシリーズと比べて変わりましたが、これは原作準拠だと言えると思います。漫画原作を読んだ事のある私も、3部ラストあたりから4部オープニングにかけての画風の変化に少なからぬ違和感を感じた覚えが有ります。肉体の表現がより流線型を帯び、硬さが減りしなやかになった様な感じです。背景の描き方も前シリーズまでに良く見られたゴチャゴチャした(私は結構気に入っていた)暗い感じが少なくなりさっぱりとした印象があります。

上記も踏まえ、テレビ版ジョジョシリーズ全てを通して言える事ですが、これよりも完成度の高いアニメ化は望めなかったのではないかと思われる程に、この作品も素晴らしい出来栄えのアニメになっていたのではないでしょうか? ファントムブラッドのアニメ化を契機にジョジョ人気がさらに高まり、一躍メジャーなアニメ(漫画)タイトルになったのも頷けます。

ファンタジーでありながらリアルな設定を詰め込んだ、本当の様な嘘の話。独特の台詞回しやジョジョ立ちと呼び習わされているキャラの美しい?ポーズなどに魅了されたファンは古くからいたはず。でもそんな誰もが「忠実なアニメ化は困難では?」とする※風潮が有る中で、まさかのテレビアニメ化の下りとなりました。疑念は見事に裏切られました。

主題歌はシリーズ毎にかなり異なる色合いを忠実に再現している雰囲気ですし、エンディングテーマについても、最初私は製作スタッフが洋楽好きの荒木先生の趣向を汲んで選曲されたものかと思ってましたが、なんと荒木先生御自身が選ばれているそうで、作中世界観との親和性がばっちりで流石でした。

それまでのシリーズに登場したキャラクターを原作者の荒木先生は神話の中の人物みたいなものと評価している様ですが、この4部では一変して私達の身近にいそうな人たち、未完成、未成熟なキャラクターが多く登場します。主人公の仗助を始め、康一くんや億泰の様な親近感の湧いてくる様なキャラがその代表格です。一方でスタンド使いとしても、人格者としても、既に完成された趣きのある前シリーズの主人公承太郎をメインキャラの一人として登場させる事により、承太郎を通して彼等の未熟さに対して寛容さが持てる構図になっている点も巧みです。未熟なキャラ達の失敗を温かい目で見守る事が出来、彼等の成長に期待せずにはいられない気持ちにもさせられます。

3部に続き、個人的に好きなエピソード満載の4部なので、展開は熟知しているつもりですが毎週楽しみです。


以下は各話の感想。

8、9話 山岸由花子は恋をする
{netabare}
山岸由花子さんのエピソードはスティーヴン・キングのミザリーを思わせ、ジョジョ絵も相まってホラーっぽくも見えますが、康一くんと由花子さんを脳内で萌えキャラに変換して見てみると、ラブコメとかのギャグ描写に見えなくもないのが不思議。子供時代はそんな事考えた事もありませんでしたが‥。英単語カードのフレークとかアスパラの英語辞書巻きとかは昔でも大笑いしてた記憶があります。
{/netabare}
10話 イタリア料理を食べに行こう
{netabare}
トニオさんの回。やっぱりこのエピソードも億泰の反応とかトニオさんの薬用石鹸とかに笑かされました。ネタ知ってるのに‥。アニメ版では億泰の声(高木渉さんの声)も相まって漫画版以上に面白かったです。個人的に主人公トリオ(仗助、康一、億泰)の声はかなり良いキャスティングだと思ってます。

作中に登場したモッツァレッラチーズとトマトのサラダ(カプレーゼ)は手軽に作れる上にたまらなく美味しいです。少し大味になりますが、さっぱりとしたモッツァレッラチーズが無い場合、フライパンで炒って少し油を抜いた、半量以下の他のチーズを使っても美味かと‥。
{/netabare}
13話 やばいものを拾ったっス!
{netabare}
ストレスを受けると透明になってしまう赤ちゃん登場。こんな赤ちゃんがいたら大変だ! 奇妙な赤ちゃん相手に右往左往する凸凹コンビ、仗助&ジョセフの奔走振りにまたまた笑かさせて頂きました。

ギャグ色調の強い回である一方で、10年振りの発動? 「ハーミットパープル!」には痺れました。そして、命を賭した最終場面。やっぱりジョセフはジョセフでした。さすが人類を救った英雄、やる事が違います。そして続く台詞「かっこつけたかったんじゃよ、お前の前で」‥‥グレートですよ。このお人は‥。

見終わって。下らぬ事をいつも考えてしまうブリキ男は透明になるって何かの暗喩なのではと思ってしまいました。ストレス過多で怒っている人の思考って良く分からない。泣いてばかりの赤ちゃんも、どうして欲しいのか分かりづらい。そんな人たちのストレスが、いつまでも解消されないで、ずっとそのままだったら、スタンド使いじゃなくっても本当に透明な存在になってしまうんじゃないかなぁと思ってしまうのでした。

笑える所もあり、考えさせられる所もあり、心温まるエピソードでした。
{/netabare}
16話 「狩り(ハンティング)」に行こう!
{netabare}
今回の目的はハンティング。最強のスタンド使いである承太郎とそれに順ずる実力者、仗助を相手に回し、終始圧倒的優位な立場を維持し続けた"虫食い"の知恵と狡猾さは、原作連載時より私にとって脅威の的でした。

作中にも引用がありますが、「シートン動物記」は全人類が読んでも良いと思える程の良書です。人間を食ったかの様な狡知を働かす本編の"虫食い"に勝るとも劣らぬ驚異を垣間見る事が出来る事でしょう。野生動物の知恵と胆力、運動能力というものはまっこと優れたものです。白土三平先生の漫画も合わせてお読みになるとよろしいかと‥。

恐ろしくなる描写も多々有りましたが、ファンタジーを交えた知力と策略の絡み合い。良い回でした。
{/netabare}
18、19話 「重ちー」の収穫(ハーヴェスト)
{netabare}
重ちー登場のお話。小学生の頃とか、私も道端とかにビニールテープでくくって捨ててある小説とか漫画とか拾って古本屋に売って小遣い稼ぎしてました。雨ざらしになっていたり、燃えるゴミとして捨ててあったりする事もあって、色々と拾いました。自覚も無しに現在のリサイクル業やっている人と似たような事やっていたんですねぇ‥。拾ったもの大半は読んだ後売却して、手に入れたお金でプラモとか古本とか駄菓子につぎ込んで後には何も残りませんでしたが‥。当時の友達とかとも戦利品について自慢しあったり‥。まぁまぁ愉快な思い出です。

ハーヴェスト使える人はそういうの探すのも一興かと‥。冗談です(笑)
{/netabare}
20話 山岸由花子はシンデレラに憧れる
{netabare}
由花子さんと康一くん、そしてシンデレラに登場する魔法使いに憧れるエステティシャンの人、辻彩が登場するお話。

漫画読んだ時は子供だったので、恋愛なんてヨクワカラナクテ印象の薄いお話でしたが、今の目で見るとそれなりに理解。でも由花子さん、ちょっと反応がストレート過ぎやしないかい‥? 「私を見て‥」とか真顔で言える女性がいたら結構スゴい。ちょっと尊敬してしまうかも‥。

エステについては男なので、大人なのに全くワカラナイです。まぁ表層だけで人を好きになっちゃいけない事はよ~く分かります。見てくれがカッコいいからカワイイからと付き合い始めたり、極端なケースでは結婚してしまったりしたら十中八九後悔します。少年少女でも、大人の男女でも、相手の内面を見据えた上で一歩を踏み出す事が肝要と思われます。

康一くんはナイスガイなので、そういう所をちゃんと見ています。作中冒頭でも康一くんは由花子さんが浮かない表情をしていたのに気付いていましたし(この時点で両思いなんじゃ‥)、由花子さんが顔を失った時も、すぐに見抜いてしまいました。

そのままにしていても二人は仲良くなれたかも知れません。もしかしたら魔法使いなんかいらなかったのではとも思えましたが、それでも雨降って地が固まるとでも申しましょうか、由花子さんが顔を見られたくないのなら、自分の目を傷付けて見えなくしてしまっても良いとする康一くんの決意を聞いて、由花子さんは康一くんの内面をより深く知る事が出来たのではないでしょうか?

最後にはお互いの心を確かめ合えた様でヨカッタ、ヨカッタ‥。

めでたしめでたし。
{/netabare}
21話 吉良吉影は静かに暮らしたい その1
{netabare}
吉良吉影の一端の見える回。

重ちーのサンドイッチの入った紙袋と吉良の女性の手が入った紙袋が入れ替わってしまう。これもスタンド使い同士が引かれ合う必然? 重ちーに持ち去られた袋を取り戻そうと、学校に潜入し体育倉庫の跳び箱の中に隠れる吉良の姿は妙にシュールでした。ハンガーを使って跳び箱の中から袋を引き寄せようとする様も‥。‥でもこの一触即発の状況、真面目に想像するとかなり怖い。そして、ついに重ちーは見てしまいます。

吉良の肉体の一部を愛でるという行為、好きなものを何らかの形に残して保存しておく(写真とか彫刻とか)という考えは解るのですが、対象の一部(しかもヒトの生身)を所持して愉悦に浸るという感性は未だ私には理解出来ていません。(出来たらヤバイかも‥)手の形状を美しいと感じるのか、生体としての面は排除している様で、血や腐臭を吉良は気にしている様です。憶測の域を出ませんが、手に人格の様なものを与えて優しく話しかける吉良の姿は、人形遊びをしている女の子を思わせました。吉良は"手"に自分の分身を探しているのでしょうか?

吉良という人物が荒木先生による全くの創作物だとしたら、それはそれとして受け止められそうですが、妙に生々しく、リアリティがあるので、いつも理解に苦められる人物です。合理的思考の持ち主に見えて、先の※ネクロフィリア的な印象に加え、自分の爪の伸び率で運勢を測るなど占いじみた事もするので、全くを持って整合性の見出せない人物なのです。結局の所、いびつ過ぎて不可解な事、そこら辺が吉良の怖さの源かも知れないと思い至りながらも、ちょっとでも理解出来ればなぁと思ってしまうブリキ男なのでした。危険ですね‥深淵もまた等しくわたしを見返すのだから‥。

※:死体嗜好の事。
{/netabare}
22話 吉良吉影は静かに暮らしたい その2
{netabare}
金に意地汚く心変わりの激しい重ちーですが、両親の事を思い、邪悪を憎み、最後の最後まで諦めず、吉良を打倒する一手を打った姿には感動させられました。命を賭した重ちーのこの行動が無ければ、多分誰も吉良に辿り着く事は出来なかったと思います。それでも仮に、スタンド使い同士が引かれ合う不思議な因果によって、いつか吉良との邂逅を果たす者がいたとしても、吉良が"敵のスタンド使いがいる"という認識を既に得ている一方で、仗助達はまだ殺人鬼=スタンド使いという確たる認識を持っていないという図式になるので、情報面の優位性を手に入れた吉良はさらに危険な存在になっていた事でしょう。

それにしても血だらけの重ちーを見て、声を掛けただけで助けようともせず、キモチワルイと言って去っていった女子達、無情過ぎる。道端で亡くなっている子供を見ても平気でその脇を通り過ぎて行く某国の非情な人々を思い出してしまいました。

続く後半パート、重ちーの残した手がかりを"つて"に追跡を開始する承太郎(と多分スピードワゴン財団)。

靴屋の店主の「お客様の名前は全て覚えていますよ‥」は専門家にありがちな虚勢をリアリティのある台詞で表していて面白かったです。でも吉良という苗字を読めないのはあるまじき、もといあり得ない事、少しだけ不自然でした。ここであっさりと吉良の名が靴屋の店主の声になっていれば、後の困難は回避出来たかも知れないのに‥。

でも吉良と対峙した人が承太郎で良かった。殺人鬼との予期せぬ遭遇にも拘らず、冷静さを失わない鋭い観察のおかげで瞬殺を回避出来ました。

お話は刃の上を渡る様な緊張感を含んだまま次回に続きます。
{/netabare}
23、24話 シアーハートアタック
{netabare}
康一くんの高慢から生じた危機、吉良のスタンドの一部"シアーハートアタック"の攻撃から康一くんをかばう為に大怪我をしてしまった承太郎。

大人視点から見ると、後悔を通して急激に精神的成長を遂げていく康一くんがとても頼もしく見えました。仗助の様な一見して分かる強さは持っていないけれど、逆境に挫けない勇気と不屈さを持つジョジョ4部の真の主人公と言えるかも知れません。

子供の頃は康一さえいなければ承太郎がやっつけてくれたのに‥とか単純に疎ましく思っていましたが‥。(おばか)

後悔を乗り越えた康一くんの機転によって、一旦はシアーハートアタックを退けたものの、忘れた頃にやってきた誤算によって状況は一転、戦いの舞台は靴のムカデ屋から路地に移ります。

最後まで吉良に屈しない康一くんの態度、言動、とても立派でした。死を目の前にしてあの様に振舞える人間というのが英雄というものなのでしょう。

そして承太郎! 超人的タフさですね。このお人は‥。承太郎&スタープラチナはやっぱり最強? 満身創痍でありながら、無傷の吉良に対してスピードと"ザ・ワールド"で圧倒、キラークイーンの指先はスタープラチナに触れる事さえ出来ませんでした。スゲェ‥。

正真正銘のバトル回ですが、ジョジョは策略、言葉、心の揺らぎを欠かさず描いているので、ガッツで勝つバトルものとは一線を画した魅力があります。

それにしてもシアーハートアタックの頑丈さは異常でした。スタープラチナのラッシュ何回も食らってるのに本体の吉良は涼しい顔。でも康一くんのアクト3の攻撃で重くなった途端、急に本体に影響が出たのは昔も今もちょっと不自然に感じます。重さというならラッシュでも受けていたはずという理屈から‥。それこそ地面にめり込むほどの‥。

手負いの吉良がシンデレラで別人になる話も子供時代の自分の視点からもかなり強引感じられました。

色々と指摘したくなる所もありますが、今回ばかりは概ね無視。絶望転じて希望となる4部最高のバトル回だと評価したいです。
{/netabare}
25話 アトム・ハート・ファーザー
{netabare}
吉良の実家で手がかりを探す承太郎、仗助、億泰、康一くんの4人。またしても未熟な少年達の心の弱さが事態を悪化させてしまい、承太郎の冷静さに救われるという展開。

流石承太郎としか言いようが無い‥。相手の迂闊な言動を聴き逃さず、吉良の父親"吉廣(よしひろ)"のスタンドの弱点を即座に分析、ポラロイドカメラのシャッターを切るだけの動作で戦闘を終了させてしまいました。

スタープラチナが強いのはオマケみたいなもので(とてつもなく豪華なオマケですが)、こういった知性の閃きが承太郎の最大の魅力であると私は感じます。

3部の高校生時代から決して人のミスを責める様な事をしなかった承太郎ですが、4部でもそのスタイルは変わらず、むしろより洗練されており、無言の中に秘める彼なりの優しさ、時は不可逆という事をよくよく理解している大人としての冷静さを示す事で、少年達の導き手としての役割を完璧に演じ切っています。"神話の中の人"という荒木先生の評価にも納得‥。

後半は川尻浩作に成り代わった吉良のお話。外見が同じでも、もし身近な人の中身が入れ替わったとしたら、かなり早い段階で別人と気付けそうなものですが、妻のしのぶにはまだ正体が分かりません。(中身が別人なんて突拍子も無い事なので仕様が無い気もしますが)夫婦であるにも拘らず、それ程までに浩作としのぶは互いに無関心だったという事なのでしょうか‥そんな印象を受けました。

これについては子供の頃は全然深く考えませんでしたが、大人になると人の内面を読み取るのが少しは上手くなるので、そんな風に思った次第。
{/netabare}
26話 ジャンケン小僧がやって来る!
{netabare}
"ジャンケン小僧"大柳賢君のお話。

ジャンケンは運の要素が非常に強いゲームですが、人の表情を読み取るゲームでもあります。そんな所はポーカーとちょっと似ています。次の手がグーなのかチョキなのかパーなのか、人の表情から読み取るのは非常に困難で、それぞれの手に対する各人のイメージ、それに付随する表情の表れ方を結び付けなければ、手を読み取る事は不可能と言っても言い過ぎでは無いでしょう。

賢君は露伴先生の表情と手をたった2回の勝負の中で結び付けていたのかも知れません。確かに赤ちゃんとか子供は直感に優れます。動物とかも‥。こういう事は大人よりも柔軟な思考を持つ子供の方が圧倒的に上手く、延いては脳梁が太くコミュニケーション能力が優れているとされる女性、特に女の子の方が人の表情を読み取る能力に長けていて、ジャンケンが強い傾向にあると言えるのかも知れません。

冷静さを失うと人の感情は表情に表れるもの、それを読み取る術に長けた者がジャンケン名人となれるのでしょう。露伴先生が2連敗(本当は3連敗)したのも焦燥から生じた表情を賢君に読まれていたのが原因であるという可能性も十分にあり得ます。結局は大人の狡猾さで辛くも勝利を収めた露伴先生でしたが、もし相手がジャンケン少女だったら惨敗してたかも知れませんね(笑)

最後に運勢という言葉について、私はこの言葉に否定的な意見を持っていて、ガラスのシャワーとか風で張り付いた写真の為に車が避けて通る現象とかは昔も今も信じられません。ガラスも風も無機物で、知性や意志が無いので、人ごときの運勢にその運動が左右されるとは思えないのです。(超能力者とかフォースの使い手とかなら別ですが)

見所もありますが疑問も残るお話、今回も理屈が抜けている事には評価を与えられない唐変木なブリキ男のレビューでした。運勢について道理の通る説明が出来る人がいたら無知な私に教えて欲しい。
{/netabare}
27話 ぼくは宇宙人
{netabare}
ミキタカ登場回。登場シーンのあの起き上がり方、漫画版みたいに正面に近いアングルの方が不気味さがあってびっくりさせられたかも知れません。その後の展開は子供時代の私も仗助と億泰とほぼ同じ反応で笑い転げていた記憶があります。胃腸薬についてはトニオさんの薬用石鹸を越えるインパクトがありました(笑)

後半はチンチロリン。高校生って3万も持ってないと夏休み乗り切れないんだろうか? とか子供の頃思ってましたが、自分が高校生になってもまるで使わず‥。ブランド物に興味を示すミーハーな所とか、妙に金に執着のある所とか、仗助って意外と主人公らしくないキャラなのかも知れません。どちらかと言うと脇役タイプ?

私はゲーム好きなので3部のダービー回のグラスにコインを入れていくゲームとか、今回のチンチロリンとか、当時の友人達と大抵はおもちゃのチップとかで、まれに10円をチップ代わりにして真似してやっていました。まぁ、10円賭けでも100円以上の金額が動く事もありますので、強く希望する輩がいないとやりませんでしたが‥。まぁ、その経験から、賭け事は自分が負けても相手を負かしても後で気分が悪くなるものなのでやらぬ方が良いと子供時代に学ばせて頂いた次第。荒木先生に感謝ですね(笑)
{/netabare}
28話 ハイウェイ・スター その1
{netabare}
前半はチンチロリンの続き、後半は新手のスタンド使いのお話。

チンチロリンの結末については連載時にも拍子抜けで残念だった(悪態をついていた)のを覚えています。露伴先生がイカサマを見破る展開を期待していたのですが、最後は露伴先生が仗助に一方的にプレッシャーをかけるだけ‥。下らない横槍で物語終了。見も蓋も無い話でした。偶然を装った必然には心踊らされるものがありますが、作為的に組み立てられた必然にはリアリティがなく、夢中になる事が出来ないものです。イカサマの種が見えている上でのギャンブル描写というのも、やはり面白さに欠ける要因です。3部のダービー兄弟のお話もイカサマを含みますが、あちらは最終局面で種が明かされる点で大きく異なります。

後半について、矢によってスタンド使いが生まれるのは設定上の必然だとしても、結果生まれるスタンド使い達が吉良の父親が望む様に、吉影を追跡する者達に敵対するというのも、上記の様な作為的な必然に当たります。杜王町の多くの人達が吉良吉影という犯罪者を憎むならば、吉良の敵を増やす確率の方が高そうな気がするからです。

こういった次から次へと物語の本筋と脈絡無く敵が登場する、バトルもの特有の流れはちょっと残念ですね。
{/netabare}
29話 ハイウェイ・スター その2
{netabare}
仗助、「問題ない」連発してましたね(汗)子供の頃は漫画の所為か(こんなに言ってたっけ)あまり気にならなかったのですが、今の目で見ると台詞回しの工夫の無さとか違和感とかが目立ちます。あと仗助、通行人から掠め取った携帯電話、ちゃんと返すのかな‥? せめて二つも取らないで、一つ目をクレイジーダイヤモンドで直せば良いのに‥(汗)

他に疑問だったのは前回に出てたトンネル内の部屋、あれは一体何だったのか? 原作コミックが既に手元に無いので確認出来ないのが残念ですが、多分子供時代から今まで私は未だに理解出来ていません。ハイウェイスターの能力の一部として想像で補完するしかなさそうです。(対象が興味を示す光景を見せるとか)

吉良の親父様の口調もギャグっぽさが増してきてやだなぁ‥
{/netabare}
30話 猫は吉良吉影が好き
{netabare}
川尻家の話。ねこは可愛いし、草は美しいけど、猫草は気味が悪いですね。よくよく考えてみると4部ってミキタカとか猫草とかスタンドとは無関係に奇妙な生命体がいます。ファンタジーとは言えルールが不明瞭になると、世界観が曖昧になってしまう印象‥。

自分の父親が別人だったらという想像、父親があまり家にいなかった所為か、あるいは洋画の「ボディスナッチャー」とか「スペースインベーダー」とか、小学生時分に見た事があった所為か、私も抱いた事があります。悪夢が現実に取って代わる様な恐ろしさ、早人君の気持ちが何とな~く分かってしまいました。

最近酷評気味のレビューばかり書いていますが、ジョジョ原作読んでいた時もシアーハートアタックの回をピークに、以降あまり楽しんでいなかった様な‥(汗)
{/netabare}
31~34話 7月15日(木)1~4
{netabare}
今回から、原作では別々に描かれていた「鉄塔に住もう」「エニグマの少年」「チープトリック」のエピソードが同時進行するという構成。

「鉄塔に住もう」
最近レビュー内で度々引用させて頂いている「宇宙船とカヌー」という本がありますが、今回のお話に登場する鋼田一豊大(かねだいちとよひろ)は上記の本に登場する※ジョージ・ダイソンがモデルなのでは? とか思いました。でも鋼田一の場合、樹上じゃなくて鉄塔。小屋も建てずに生活している所に異常さが際立っています。吹きっさらしでは、もし雨とか雪とか降ったら危険かも知れません‥。杜王町のモデルって仙台市らしいので‥。

エネルギー保存の法則については、鉄塔がしっかりひしゃげているし、熱も加わっているはずだから、余剰のパワーにびっくり! という風にも見えますが、ファンタジーなのでそういうものだと見流すのが大人というもの‥でもクレイジー・ダイヤモンドのエネルギーを元あった場所に戻すって、能力の解釈が飛躍し過ぎてやしないかいとか思ったり‥細かい事はうっちゃって見るのが正解なのでしょう(笑)


1話完結のお話を、そのまま1話ずつ描くと冗長な印象になってしまうのでタイトルを「7月15日(木)」として、原作を再構成したのは英断であったと思います。展開のスピード感が増して最終回へと繋ぐ架け橋になるのではないでしょうか?

※:16歳で家を出て、19歳で樹上に家を建てたジョージはそこで生活していたそうです。ロープ以外の材料は全て拾い物から調達したという逞しさ。地上約30メートルの高さまで、梯子と枝を使ってスルスルと巧みに登り、降りる時はロープを使い、樹液で手を汚さずに、野生動物の様に昇り降り出来たそうです‥。さすがにお金は必要で、バイトや手伝いをしていて、自給自足までは達成出来ていなかった様ですが(笑)

「エニグマの少年」
宮本輝之輔、落ち着きのある言動と心の弱みに付け込む能力、小林玉美とか、3部のダービー兄弟を髣髴させる能力です。

原作でもそうだったと思いますが、突如敵として表れ、吉良吉廣に協力する動機が不明瞭だった様に思えます。それに杜王グランドホテルに行く過程にしても、承太郎の人柄とか能力とか聞かされていたら、ちょっと臆病気味のこの人の性格からして、勝ち目が薄いと悟って戦うのを嫌煙したはず‥。あるいは割と自信過剰な人なので勝てると思っていたとか‥? 吉廣に騙されていたのかも知れません(汗)

結局のところエニグマの少年、余計な事言っちゃって墓穴を掘る所とか、小者らしいキャラでした。ジョジョのキャラは戦いに負けると何故かゲームキャラの様にへぼくなってしまいます(性格とか身長とかが変わったり‥)。これがゲームバランスと言うものなのか(笑)

「チープトリック」
露伴先生、小難しい事しないでブリッジしてスパイダーウォークで横断歩道渡ったら面白かったのに‥(笑)

3部の時点では幽波紋と書いてスタンドと読んでいたので、スタンドに抱くイメージは「うしろの百太郎」みたいな守護霊のイメージでしたが、今回のお話で、スタンドと幽霊の明確な区別が付いた気がします。

個人の持つ力のイメージ、精神エネルギーとも表現されていたスタンドですが、それが「スタンドの魂」とどう違うのか、細かいニュアンスがよく分かりません。似たものだと思えるけれど、その様なルールに‥。多分後付設定だから仕方ないのだと思いますが‥。

後半は吉良のお話。早人君に正体がばれてしまいます。お風呂のシーンは恐過ぎました‥。でもこういう場面を見るとシアーハートアタックの回に吉良と康一君が対峙した時の場面を思い出し、吉良が1部や2部で登場したディオやカーズの様な超越的な存在とは一線を画し、人間的な弱さを多分に持った小者である事が明確になります。4部では主人公勢にもその様な弱さがありますが、絵柄が一新された事もさる事ながら、それで、それ以前のシリーズとは作風が変わった印象を受ける気がします。

かと言って3部から続投のキャラ、ジョセフ(ちょっとぼけてるけど)、承太郎などは依然として英雄然とした人物として描かれていますので、年若い主人公達と彼らの対比が面白いシリーズでもあります。

次回から物語はクライマックスへと進んでいきます。
{/netabare}
35・36話 アナザーワン バイツァ・ダスト 1、2
{netabare}
もし自分が小学生で、早人君と同じ立場だったら?と考えると怖さ倍増なお話です。

子供の頃、ホラー映画見た後とか、自分の親がエイリアンとかロボットだったらどうしようとか思って、怯えたまま眠った事ありましたが、過去のそんな体験の所為で、大人になった今でもある程度早人君に近い気持ちになって視聴する事が出来ました(汗)

早人君だったらという立場ですが、私だったら1度や2度バイツァ・ダストの説明を聞いても、俄かには信じられないだろうし、理解出来ないだろうという気がします。あまりにも現実離れした能力なので‥。でも早人君は賢い! わずか4周目で猫草を用いた打開策を思い付いてしまいました。勇気もあるし只者じゃない‥。

ゲームで言う所のリセットボタンに近い能力のバイツァ・ダストを吉良が身に付けたのは、彼が安心を求め続けた故の必然の結果とも取れますが、余りにも強大過ぎる能力なので、漫画を読んでいた当時は興ざめしてしまったのを思い出します。

続く5部以降、もっととんでもない能力が登場しますが、スケールが大き過ぎたり、突拍子が無さ過ぎたり、ジョジョらしい親しみやすさが感じられず、私は段々付いて行けなくなりました(汗)
{/netabare}
37・38話 クレイジー・D(ダイヤモンド)は砕けない1、2
{netabare}
バイツァ・ダストは前回のレビューでリセットボタンみたいな能力としましたが、発動タイミングを任意に選べない事を踏まえると無限にリスタートが出来るゲームという表現の方が近いですね。

1.発動=スタート:バイツァ・ダストを任意の人物に仕掛ける。
2.起爆=ゲームオーバー:追跡者を爆殺、運命が定められスタート直後に戻る。
3.解除=セーブ:既に起こった事実が確定して定められた運命は消える。

バイツァ・ダストの不明な点はスタート地点がどこに設定されているのか明確で無い事です。2回目以降の発動では7月16日の朝がスタート地点ですが、1回目の発動はいつ? 7月15日の夜、早人君が死んだ後に発現した能力なので、発動以前の過去にも戻れなければなりません。起爆方法も以後の方法とは異なります。

そうすると"発動=スタート"という解釈は間違っている様にも思えますが、37話冒頭で吉良は早人君に「お前をこれ以上この朝に戻らせるのは危ない事だ‥」と言ってバイツァ・ダストの解除を予告するシーンもあります。これはスタート地点を危難を乗り越えた後に定める事を示しているのだと思われます。以上を踏まえるとバイツァ・ダストは‥

1.起爆手段は一通りではない。
2.発動前の過去にも戻る事が出来る。
3.能力の解除、再発動によってスタート地点を任意に定める事が出来る。

という性質がある事が分かります。こんなのいんちきじゃないか(汗)と言いたい所ですが、1と2は吉良自身でコントロール出来ていないみたいなので、作中の様な吉良にとって危ういドラマが生まれるのでしょう。

猫草をキラークイーンの中に取り込むとか、空気弾が"キラークイーンの能力に固定された"という良く分からない理由で割れないとか、クレイジーDで体に刺さった破片を戻して体ごと移動とか、血の誘導弾とか、付け足しルール他、かなり強引なご都合展開が目立ちましたが、自身の傷を治せない仗助が主役(元々主役だけど)という事もあって非常に緊迫感のあるバトル回でもありました。

後半の家屋内にいる仗助の位置を知る吉良の空気弾攻撃の不気味さや、それを可視化するための煙幕作戦、意表をついたトリック、その種明かしのシーンなどは、因果関係を明確にしている、推理物の性質を帯びた心踊るシーンで、正にジョジョの魅力そのものと言えるのでは無いでしょうか?

でも早人君全編に渡って喋り過ぎとか、空気弾遅過ぎとか、億安も喋り過ぎ(笑)とか演出面にも気になる所が多々あって(漫画だとあまり気になりませんでしたが)時間の流れが一定のアニメで原作漫画の台詞がほぼそのまま再現されるというのは、荒木先生リスペクト故なのでしょうが、かなり不自然な光景に見えてしまいました(汗

ループ物の起源とされる物語はあれこれありますが、それよりかは、原作漫画の表紙裏のカバー部分-何巻のものかは失念(汗)-に荒木先生の好きなものベストというのがあって、それの中にテレビゲームのバイオハザードが入っていたのを思い出すブリキ男なのでした。
{/netabare}
39話 さよなら杜王町-黄金の心
{netabare}
吉良との戦いも決着し、杜王町は少しだけ平穏を取り戻しました。

「傷の痛みが深く表れてくるのはこれからなのだろう‥一体この痛みはどうやって癒せば良いのだろう。」康一君のモノローグにあるこの言葉は自分の一部とも言える家族や恋人、近しい友人を失った者にとって、繰り返し心を苛む疑問です。

もし心の欠けた部分を補ってくれるものがあるとしたら、それは同じく"人"か、緩慢な癒ししか与えてくれないけれど"時間"と答える事しか私には出来ません。でもいくら補ってもそれは決して元通りにはならず、つらい記憶は時折古傷が痛み出す様に疼く事があるものです‥。

吉良の行為は他者の平穏を奪い、自らの平穏を得るというもの、吉良のスタンド能力の第二、第三の爆弾はそれを自動的に行なうもの。この様な罪悪感も自覚も無く人殺しを遂行するものを見ると、私は戦争に使用されるミサイルだのリモコン爆撃機だのを思い出します。殺す者の罪の意識が明らかに薄い‥。吉良は天性の異常者なので、別の理由から罪の意識など感じていないのかも知れませんが、先に挙げたスタンドの性質はその様な吉良の冷酷さの象徴であるかの様にも私には思えました。

我々生物は他者の平穏を壊さなければ生きていけませんが、奪ったものの価値を見つめるという義務を怠った時、他者の痛みに鈍感になります。また命を殺める行為は当然の事として、心を傷付ける事も他者の平穏を壊す行為に当たると言う事も忘れてはなりません。

吉良の様な殺人鬼にも、心を苛む悪人にも出来る事なら会いたくないものですが、もしその様な輩と遭遇してしまったら、彼等の平穏を壊し自らの平穏を守り抜く覚悟は必要になるのかも知れません。それは戦いとも言うけれど、勇気とも言うもので、ジョセフ・ジョースターが黄金の精神と呼ぶものなのではないでしょうか?

町を見守る少女の霊は天に消えて、人々はまた元の生活へと戻っていく。

失われた命が戻ってくる事は決して無いけれど、人は支え合って生きていく。未来への希望が感じられる見事な最終回でした。

※:バイツァ・ダストの能力について、発動時に1時間くらい時間が蒔き戻るらしいです。原作熟知していると思っていましたが今回の早人君の台詞聞くまですっかり忘れてました(原作にそういう説明あったっけ?)
{/netabare}

自分がイタリア料理、延いては料理全般に興味を持つきっかけになった、トニオさんの回ほか珠玉のエピソード満載で綴る"ジョジョ"を創出された原作者の荒木飛呂彦先生にこの場を借りて心から感謝の気持ちを述べたいです。


※:自分の周りにいた友人は口を揃えてそんな事言ってましたが、世間的にはどうだったのだろう? 過去にOVA版あり、悪く無い出来だとは思いますが、個人的には原作漫画の雰囲気を再現しているとは言いがたい印象でした。


以下は本作品と殆ど関係無く、イタリア料理についての豆知識。
{netabare}
[豆知識1 にんにくは絶対に焦がしてはならない]
イタリア料理において、またその他の国の料理においても、にんにくを焦がす事は最大の禁忌です。日本では焦がしにんにくとか普通に有りますが、風味も味も台無しになっているので私は好きではありません。この点を厳守するだけで全てのイタリア料理が格段に美味しくなります。最弱の火でじっくりと柔らかくするのがコツです。

[豆知識2 トマトは少なくても実は美味しい]
400g入りのホールトマト缶はイタリアントマト6~7個分位の容量が有ります。トマトソースのパスタ一人前につきトマト1個で十分なので、単純計算すれば一缶で6~7人前作れる事になります。味についてもその方が生トマトで作った時のトマトパスタに近いものになります。それでも一缶全て使い切ってもそれはそれで美味しいので気分によって量の加減をすると良いと思います。

[豆知識3 茹で汁は捨てないで]
パスタをゆでた後の茹で汁は塩分たっぷりうまみたっぷりなので、これでそのまま肉などを煮て胡椒で味を調えれば立派なスープになります。ブイヨンや野菜などを加えてもとても美味しい。お好み焼きの溶き水、煮込みや麻婆豆腐を作る時、パンを捏ねる時、ピラフやパエリヤを炊く時(この場合は出来るだけ上澄みを使いましょう)など何にでも使えます。

[豆知識4 実はゆでられる。短時間で!]
パスタの茹で時間は大体7分以上になりますが、実はその時間を半分以下に短縮出来る裏ワザが有ります。パスタを予め1時間以上水に浸けとくと良いのです。そうしてからそのままそれを火にかけると、パスタの太さ、形状にもよりますが、沸騰してから1~2分くらいで茹で上がります。グニャグニャになるイメージを持たれる知れませんが、しっかりとアルデンテの食感になります。沸騰後1分過ぎたあたりでパスタの食感を確かめましょう。やはり茹で過ぎは良くないです。

{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 53

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ド変態の吉良吉影さん

今作は仙台をモデルにした杜王町が舞台。
しかも、この町の外に出ることは一切ないというジョジョの中ではちょっと変わった作品。
シリーズの中では個人的に一番好き。

ジョセフジョースターの隠し子東方仗助が主人公。過去から続くディオとの因縁はスタンド能力を覚醒させるか死んでしまうかの矢だけ。

最初はレッチリのような色々な敵が襲って来つつ、仲間を増やしていく展開
ラスボス吉良吉影とのバトルが特に後半のメインになっていく。
質問を質問で返すなあは秀逸な名言だと思う。汎用性高い?やっぱり使うところないです。
女性の手だけ手に入れて溺愛する変態ぶり。彼の際立った個性が面白い。
ラストのれろれろも衝撃しかない。森川智之の放つ勃起がたまらんぜよ。勃起、勃起と気合いが入っている。なんでこんなんで静かに生きいけると思ったん??覚悟しといてよね。

前半もそれはそれで面白い。モテモテな康一とメンヘラな由花子などなど。透明なベビーのお世話で金使いすぎ問題とか。イタリア料理も気が抜ける感じで好き。後半の吉良吉影メインで進みつつも時折、色んなスタンド使いを絡ませるの印象的。宇宙人は違うけど。
が、やはり兎に角キャラクターが濃い吉良吉影あってこそだと思う。しげちーもしれっと良い味出してたし。なんで死なせてしまったん?猫もしれっと活用されて笑う。


OP
Crazy Noisy Bizarre Town THE DU
Crazy Noisy Bizarre Town 〜EDM arrange Ver.〜 THE DU
chase batta
Great Days 青木カレン・ハセガワダイスケ
ED
I Want You Savage Garden
Great Days -Units Ver.- JO☆UNITED(富永TOMMY弘明、Coda、橋本仁、城田純、和田泰右、Jeity、ホシノ
Crazy Noisy Bizarre Townの作詞がこだまさおりさんか。EDでもよさげ。chaseは曲名通り仗助たちが杜王町に潜む殺人鬼・吉良吉影を追跡していく映像だけど、あんまし印象にない。Great Daysのほうがとても印象に残っている。歌詞もアニメにぴったり。36話以降は川尻浩作に成りすました吉良の髪型が変更、38話では効果音。36・37話では曲の終盤が使用され、吉良が「バイツァ・ダスト」で時間を巻き戻す能力を反映するかのような逆再生した映像を織り交ぜつつ再編集。なんか面白い演出だった。ロックな感じが好きでドラムのリズムがたまらん。
I Want Youの映像は登場人物たちのいる杜王町を映す。ストーリーの進行具合に合わせ登場キャラクター追加。作者のリクエストなのかな。作品にぴったりの歌詞とは言い難いけど、選曲は良き。


名言
このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ?(東方仗助)
あばあちゃんのスージーQが結婚45年目にして怒りの頂点てやつだぜ(承太郎)
うちのおふくろ、気が強い女なんだけど…ジョセフ・ジョースターのことまだ愛してるみたいで思い出すと泣くんですよ。承太郎さんの顔、一発で孫だってバレますぜ(仗助)
人間は何かを破壊して生きているといってもいい生物だ。その中でおまえの能力はこの世のどんなことよりもやさしい」(承太郎が仗助に)
おまえは1枚のCDを聞き終わったら、キチッとケースにしまってから次のCDを聞くだろう?誰だってそーする。おれもそーする(形兆)
「なぜオレを助けたのか聞きてえ!!」「深い理由なんかねえよ。“なにも死ぬこたあねー”さっきはそー思っただけだよ」(億泰と仗助)
俺の『クレイジーダイヤモンド』は自分の傷は治せないんだよ。世の中…都合のいい事だらけじゃあねえってことだな」(仗助)
グレートだぜ…億泰!(仗助)
このまま『海を真っ二つに裂いて紅海を渡ったっつうモーゼ』のように…この軍隊を突破して本体のおめーをブッ叩いてやるっスよーっ!(仗助)
『ボヨヨン岬の行き方』…地元の漁師に「ボヨヨン岬」ってどこ?と聞くと、その人が親切なら船で連れてってくれる(作者解説)
お前も飲んでみろ!なんつーか気品に満ちた水っつーか、例えるとアルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味っつーか、スゲーさわやかなんだよ…3日間砂漠をうろついて初めて飲む水っつーかよぉーっ(億泰)
ウンまああ~いっ!こっこれは~っ!この味わあぁ~っ!サッパリとしたチーズにトマトのジューシー部分がからみつくうまさだ!!チーズがトマトを!トマトがチーズを引き立てるッ!“ハーモニー”っつーんですかあ~、“味の調和”っつーんですか~っ!例えるならサイモンとガーファンクルのデュエット!ウッチャンに対するナンチャン!高森朝雄の原作に対するちばてつやの“あしたのジョー”!」
スタンド使いはスタンド使いにひかれ合う!(仗助)
仗助くん。わし…これから死ぬかも知れんから、その時は…君の母さんに…よろしく伝えといておくれよな…(ジョセフ)
この岸辺露伴が金やちやほやされるためにマンガを描いてると思っていたのかァーッ!!(露伴)
なぜ!30分なの…?どうして『30分』だけなのよォオオ~ッ!!(山岸由花子)
このケツ穴女ッ!顔を元どおりにしてッ!(由花子)
スタンドも月までブッ飛ぶこの衝撃…(仗助)
下痢腹かかえて公衆トイレ捜しているほうがズッと幸せ(康一)
公衆の面前で「赤っ恥のコキッ恥」をかかされたこの気分がおさまらん(吉良が康一に)
おまえはバカ丸出しだッ!あの世でおまえが来るのを楽しみに待っててやるぞッ!(広瀬康一)
(康一の靴下が裏返し)ええい!やはり気になる。ちゃんと履きなおせ…靴も…これで落ちつく(吉良吉影)
こいつらは、クソッたれ仗助に、あほの億泰…それにプッツン由花子だ…(岸辺露伴)
『少年ジャンプ』に描いてる漫画家のくせに子供を殴るなんてひどいヤツだ!(大柳 賢)
もっとも『むずかしい事』は!『自分を乗り越える事』さ!ぼくは自分の『運』をこれから乗り越える!!(岸辺露伴)
おまえは自分の「強運」だけを頼った。ぼくは自分の力で運を変えた…自分を乗り越えるってのはそーいうことなんだぜ(岸辺露伴)
わたしの名は『ヌ・ミキタカゾ・ンシ』といいます。年齢は216歳です(宇宙人)
“手”、治させろッ!コラア!(仗助、露伴に)
だが断る(岸辺露伴)この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは 自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ…
スゲーッ爽やかな気分だぜ。新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~ッ(仗助)
ギャース!(猫草)
康一かもしれないという可能性が1%でもあるなら…!助けねえわけにはいかねえだろう。ワナだと分かっていてもよ~!(仗助)
噴上裕也、おめえ…なんか、ちょっぴりカッコイイじゃあねーかよ…(仗助)
質問を質問で返すなあーっ!!疑問文には疑問文で答えろと学校で教えているのか?わたしが“名前”はと聞いているんだッ!(吉良=川尻)
やった!間に合った!「運命」に勝った!(早人)
激しい「喜び」はいらない…そのかわり深い「絶望」もない…「植物の心」のような人生を…そんな「平穏な生活」こそわたしの目標だったのに…(吉良=川尻)
ぼくが触ればいいんだッ!」(早人)
おめ~のそのブッ飛んでる根性…まじに小学生かよ…小僧~!!(仗助)
億泰とは気が合うんだ…おめーにはわかんねーだろうが、こいつはオレの友達なんだ…(仗助)
やかましい!生きてんならよォ~さっさと目を醒ませ~コラァ~ッ!!(仗助)
フウウウウウウ〜〜〜わたしは…子供のころ レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」ってありますよね……あの絵…画集で見た時ですね
あの「モナリザ」がヒザのところで組んでいる「手」…あれ……初めて見た時……なんていうか……その…下品なんですが…フフ……勃起……しちゃいましてね………
ぼくも…パパが…帰ってから一緒に食べるよ…
“正義”の輝きの中にあるという『黄金の精神』を…わしは仗助の中に見たよ…(ジョセフ)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
エジプトでの宿敵DIOとの死闘から11年後。1999年、空条承太郎は祖父ジョセフ・ジョースターの隠し子、東方仗助に会うため、日本のM県S市、杜王町にやってきた。しかし発見した仗助は承太郎と同じ特殊能力、「スタンド」を持っていた。そして、承太郎の来訪を皮切りにまるで引かれ合うように、新たな「スタンド使い」達が動き始める。「この町には何かがある…」生まれ育った杜王町を守るため、仗助は立ちあがる――。


1. 空条承太郎!東方仗助に会う!
1999年、4月―。東方と言う姓の人物探して日本のS市杜王町にやってきた空条承太郎は、駅前で不良に囲まれた一人の少年に遭遇する。亀を傷つける不良に対して、怒りもせず、頭を下げて謝るその少年の姿に不快感を抱く承太郎だったが、次の瞬間、衝撃の言葉を耳にする。その少年の名前は、東方仗助。彼こそ承太郎が探していた人物だった―。

2. 東方仗助!アンジェロに会う
杜王町に潜む凶悪殺人犯、アンジェロのスタンドを目撃した仗助は、その件を承太郎に報告する。何らかの方法で人間の体内に入ってくるタイプのスタンドだと考えた承太郎は、自分が行くまで物を一切口にするな、水場に近づくなと仗助に注意するが、まさにその時、コーヒーを介して仗助の母・朋子の体内にスタンドが侵入してしまう!仗助は慌てることなく、ある行動に出るのだが―。

3. 虹村兄弟 その1
アンジェロのスタンド能力は、謎の弓と矢によって引き出されたものだった。しかも、その弓と矢にはどうやらDIOも関わりがあるらしい―!アンジェロを倒したところでこの町の危機が去ったとは考えられない仗助と承太郎は、弓と矢の行方を追うことを決意する。それから数日後、仗助とともに帰宅をしていた康一は、仗助の家の前の空き家に人影を見かける―。

4. 虹村兄弟 その2
弓と矢で射られ瀕死の重傷を負った康一を助けるため、虹村邸の中へと歩を進める仗助。その彼を天井の闇の中から無数の光が攻撃してきた。仗助は間一髪でかわすも、攻撃を受けた億泰の顔面には無数の穴が!仗助は形兆のスタンドの正体を話せば傷を治してやると億泰に持ちかける。しかし、それでもしゃべろうとしない億泰に対して、仗助は驚きの行動に出る!

5. 虹村兄弟 その3
形兆を打ち破った仗助と康一。これ以上被害者が出ないよう、弓と矢を探して破壊することにした2人は、屋根裏部屋の奥でそれを発見する。だが、薄暗い部屋の奥からは何かをひっかくような音と奇妙な叫び声が!意を決した仗助が部屋の中へ飛び込もうとしたその瞬間、怪物のような手が康一の足をつかみ―。

6. 広瀬康一(エコーズ)
自転車で学校へ向かう途中、康一は袋に入った猫をひいてしまった。あまりの事に慌てふためく康一。そこへ小林玉美という男が現れる。事故にも関わらず、猫を埋葬してやるから金を出せと言い始める玉美。訳が分からずあっけにとられる康一を、猫をひき殺してタダで立ち去るのかと責め立てる。罪悪感にかられた康一の胸に錠前が現れて―!

7. 間田敏和(サーフィス)
玉美からぶどうヶ丘高校の間田敏和が、スタンド使いかもしれないと聞いた仗助と康一は、それが本当か学校内を調べ始める。間田のロッカーの中を調べる仗助だったが、その中には不思議な木製の人形が入っている以外、特に変わったところは見当たらない。しかしその時、人形は見る間に仗助そっくりの姿に変身し、二人に攻撃を仕掛けてきて―!

8. 山岸由花子は恋をする その1
同級生の山岸由花子から好きだと告白された康一。はじめは告白に嬉しさを隠せなかったが、突然キレたり、しおらしくなったりする由花子の姿に引いてしまう…。さらに翌日には、1日で編んだという手編みのセーターや手作り弁当などを用意してきて、康一はそんな彼女の好意に異常さを感じ始める。思い込みの激しい由花子の行動はますますエスカレート。ついにとんでもない行動に出る。

9. 山岸由花子は恋をする その2
どんどんエスカレートしていく監禁生活に耐えきれなくなった康一は脱出を試みる。由花子との会話からどこかに電話があると考えエコーズを使って周囲を捜索、公衆電話を発見した康一は仗助たちに連絡をとろうとするが、その考えは由花子に読まれていた。作戦を見透かされ絶望する康一。余裕の由花子は食材を仕入るため公衆電話へ向かうが、そこで予期せぬ出来事が起こる!

10. イタリア料理を食べに行こう
杜王町に新しくできたイタリア料理店にやってきた仗助と億泰。この店はお客からのオーダーに応えるのではなく、シェフのトニオが客を見て料理を決めるという変わった料理店だった。トニオは億泰を快適な気持ちにするための料理として、まず水を提供すると、一口飲んだ億泰はあまりのうまさに大感動!感動で次々と涙があふれてくるのだが、次第に体が異常な反応を見せ始めて―。

11. レッド・ホット・チリ・ペッパー その1
レッド・ホット・チリ・ペッパーがついに仗助の前に姿を現す。承太郎以上とも思えるパワーを発揮し、電気の通るところであればどこでも移動ができ、そしてそのパワーを持ちながら遠隔操作もできるということに仗助も改めて脅威を感じるのだった。翌日、承太郎に呼び出された仗助たちは、ある人物が杜王町に向かっていると知らされる―。

12. レッド・ホット・チリ・ペッパー その2
ジョセフ・ジョースターの命を狙うレッド・ホット・チリ・ペッパーを倒すべく、仗助たちは港に集まっていた。バッテリーのついたものでジョセフの船へと乗り込むであろうと考えた承太郎は、仗助と康一を港に残し、何かが飛び立ったら本体を探して撃退するよう命じる。ジョセフに対する複雑な気持ちを抱く仗助の前に、勝利を確信したレッド・ホット・チリ・ペッパーの本体が姿を現す!

13. やばいものを拾ったっス!
音石明を捕まえ、弓と矢を無事に回収することができた仗助たち。事件は無事解決し杜王町には平和が戻るが、仗助には大きな問題が―。未だに打ち解けられない父、ジョセフとの関係だ。遠くから母を見るだけという条件で自宅まで連れて行こうとするのだが、耳は遠いわ、勝手に違う方向へ向かうバスに乗ろうとするわと振りまわされてばかり。しかもジョセフは、近くにスタンド使いがいると言いだして―。

14. 漫画家のうちへ遊びに行こう その1
大人気漫画「ピンクダークの少年」の作者、岸辺露伴が杜王町に住んでいると知って自宅にサインをもらいに行く康一と間田。中から出てきた露伴はサインすることを快諾してくれただけでなく、仕事場を見学するよう家の中へと招き入れてくれて康一たちは大興奮!しかしリアリティを追及する露伴の度を超えた行動に、康一は次第に恐怖を覚えはじめ―。

15. 漫画家のうちへ遊びに行こう その2
いつの間にか露伴の自宅前にやってきていた康一がおそるおそる家の中に入ると、そこにはものすごいスピードで漫画を描く露伴の姿があった。昨日、康一の体験を読んだことで創作意欲が掻き立てられ、漫画を描きたくて描きたくてしょうがないというのだ。ヘブンズ・ドアーの能力でまたも康一を本に変えた露伴が、ページを破り取ろうとしたその時、玄関に予期せぬ人物が現れる!

16. 「狩り(ハンティング)」に行こう!
突然、承太郎からハンティングに誘われた仗助。その目的は、音石明によってスタンド能力を身に付けた「ネズミ」を狩りに行くというものだった。仗助たちが、ネズミが射られた用水路にやってくると、そこには煮こごりのような状態で固められた何十匹ものネズミの異様な死体が!自分たちが追っているネズミの仕業と考え排水溝の先へと進むと、それは農家の下水へとつながっていて…。

17. 岸辺露伴の冒険
康一と露伴は奇妙な光景を目にしていた。目の前に、地図にはない謎の小道があるのだ。この道がいったいどこへ続くのか…ふたりが進んでみるとそこは空き家や電気の切れた自動販売機、地図に載っていない曲がり角や道が広がっていた。不思議に思う康一たちだが、そこで更なる異変に気づく。何度やっても3度しか曲がっていないのに最初の場所に戻ってきてしまうのだ。露伴は何者かにスタンド攻撃を受けているのではと考えるのだが―。

18. 「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その1
貯金がなくなり頭を抱える仗助の前に1円玉を持った小型のスタンドが現れた。驚いた仗助がその後を追いかけていくと、そこには新たなスタンド使い、矢安宮重清(重ちー)の姿が!自身のスタンド、ハーヴェストを使って町中に落ちている小銭を集めているという重ちーの行動に感心した仗助は、ハーヴェストを使ったあることを思いつく。

19. 「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その2
500万円の当選宝くじを手に入れ銀行へ換金にやってきた仗助たちだったが、その当選くじが本当に仗助たちのものか行員に怪しまれてしまう。自分たちで買ったとしらを切る仗助だが、宝くじの裏には仗助たちとは別の人物の名前と電話番号が書いてあると指摘され、さらに行員はその番号に電話をかけ始めた!言い逃れできない状況に追い込まれた仗助は、ある行動に出るのだが―。

20. 山岸由花子はシンデレラに憧れる
康一にまったく振り向いてもらえないことに落ち込んでいた由花子は、とある店の前で足を止める。エステ「シンデレラ」、その店は普通のエステとは違い「幸福の顔」を作るという変わった店だった。エステティシャンの辻彩に「愛と出会う顔」にしてもらった由花子が町に出ると、さっそく康一に遭遇。しかも、いつもと様子が違ってとてもいい委囲気に…。これまでの人生で最高の幸せを感じる由花子だったが、その効果は30分しか持たず…。

21. 吉良吉影は静かに暮らしたい その1
行きかう人々で賑わう昼時の町中、吉良吉影は女子社員の誘いを断ってパン屋でサンドイッチを買うと公園で1人、ランチを楽しんでいた。そこへ通りかかった重ちーは誤って自分のサンドイッチと吉良のサンドイッチの袋を取り違えてしまう。それに気づき、血相を変え重ちーを追いかける吉良。実は、吉良の袋の中にはサンドイッチではない別のものが入っていて―。

22. 吉良吉影は静かに暮らしたい その2
吉良吉影は杜王町に潜んでいた殺人鬼であり、そしてスタンド使いでもあった。自身の秘密を知った重ちーを消そうとする吉良にハーヴェストで応戦する重ちーだったが、吉良のスタンド、キラークイーンの特殊能力により瀕死の重傷を負ってしまう。一瞬の隙をつき、吉良の前から逃げることに成功した重ちーはクレイジー・ダイヤモンドに傷を治してもらうため、そして吉良の脅威を知らせるため仗助の元へ向かう。

23. シアーハートアタック その1
ボタンの持ち主を探していた承太郎と康一は靴のムカデ屋で殺人鬼・吉良吉影のスタンドが放つ第2の爆弾「シアーハートアタック」に遭遇する。康一は逃げる吉良を追おうとするが、承太郎はそれよりも再び攻撃する隙を狙っているであろうシアーハートアタックを警戒するよう促す。まずは犯人を確保すべきと考えた康一は慎重な行動をとる承太郎に納得がいかない。しかし、次の瞬間、シアーハートアタックが康一に取り付き―!

24. シアーハートアタック その2
進化したエコーズACT3の能力でシアーハートアタックを重くし、なんとか難を逃れた康一だったが、そこへ殺人鬼・吉良吉影が姿を現す!ついに目の前に現れた殺人鬼に強い怒りを感じた康一はACT3で吉良に対抗するが、まったく歯が立たない。公衆の面前で恥をかかされたことに気がおさまらない吉良は、康一に容赦ない攻撃を浴びせるのだが…。

25. アトム・ハート・ファーザー
吉良吉影の手がかりを得るため、かつて吉良が住んでいた家を調査する仗助たち。それといった特徴のない吉良だが、承太郎は家の中の物から高い知能と能力を隠すため、わざと自分の長所や短所を人前に出さない男だと分析する。それと同時に、長年切った爪とそのデータを机の引き出しに保管しているのを発見。仗助たちは平凡な男の異常な趣味を目の当たりにし、不気味さを感じていた。すると、ふいに机上にあるポラロイドがひとりでにシャッターを切って…。

26. ジャンケン小僧がやって来る!
弓と矢を奪い仗助たちの元から逃走した吉良吉廣は、息子の吉影を守るため味方となるスタンド使いを探していた。矢に射抜きたいものを選べと告げると、矢はある人物を差す―。その頃、吉良吉影を追う露伴は杜王駅前で通勤中の会社員の写真を撮影していた。吉良が誰かとすり替わったのであればそいつとして通勤していると考えたのだ。吉良がその家族を消し去る前に見つけたいと願う露伴。そこに突然、少年がジャンケンをしてほしいと声をかけてきた。

27. ぼくは宇宙人
顔を奪い、川尻浩作として生活を始めた吉良だが、自分の本性を隠したまま生活をすることにいらだちを覚え始めていた。道行く女性を見ては自分の本性を打ち明けたい、その細い首を絞め殺してみたい…という衝動を懸命に抑える吉良。しかし、川尻の妻・しのぶの首筋を見た瞬間、殺人衝動に駆られて―!一方、仗助たちは杜王町の外れの麦畑でミステリー・サークルに倒れた不思議な男を発見する。

28. ハイウェイ・スター その1
チンチロリン勝負でイカサマがおこなわれていると感じた露伴は自身の小指にペンを突き立てる!次の勝負で仗助のイカサマを見破れなければ、200万円でクレイジー・ダイヤモンドに治療を頼んでやるが、イカサマの正体を見つけたときは、仗助の小指を貰うという露伴。さらに、取り立て人として玉美を呼び出し、心の錠前で、仗助がイカサマをしないという逃げ道も封じる!!

29. ハイウェイ・スター その2
露伴に窮地を救われた仗助は、謎の足跡型スタンドの本体を探す。どこまでも追ってくるスタンドをバイクで振り切り、康一に電話をしてエコーズで敵本体を探してもらおうと考えるが、仗助の匂いを覚えたスタンドは大まかな位置をつかんで仗助の傍へ現れるため、時速60キロ以下に減速する事すらできない。何とか携帯電話を入手し康一へ連絡を取ることに成功するが、気が付くと目の前には海が迫っていて―!

30. 猫は吉良吉影が好き
ある朝、しのぶから地下室で喉に大きな穴が開いたブリティッシュ・ブルー種の猫を見つけたという話を聞いた川尻。あの『矢』で射抜かれた猫なのではないかと考えた川尻が地下室へ様子を見に行くと、そこには死んだ猫の姿があった。猫に恐怖したしのぶがホウキを振り回した際に倒したビンの破片で喉を切って死んでしまったようだ。川尻は家の庭に猫を埋葬してやるのだが、翌日、猫を埋めた場所からは怪しげな植物が生えて…。

31. 7月15日(木) その1
行方不明となった吉良吉影の姿を探していた吉廣は川尻浩作を発見する。間違いなく息子の吉影だと確信した吉廣は川尻に近づこうとするが、その後ろには川尻をビデオで隠し撮りする早人の姿が!露伴や承太郎たちも吉影を捜索している中、このままでは見つかってしまうと考えた吉廣はある行動に出る。一方、登校中の仗助と億泰は道端で双眼鏡に変身した未起隆に遭遇。使われていない鉄塔を見てくれと言われ、双眼鏡を覗くと、そこには鉄塔の上で生活する男がいた!

32. 7月15日(木) その2
火事の修理と見積もりのため、露伴の家に一級建築士の乙雅三がやってきた。露伴は家の中に乙を招き入れるが、乙のとる奇怪な行動に興味を惹かれる。その頃、仗助は鉄塔に捕らわれてしまった未起隆を助けるため、再び鉄塔内で鋼田一と対峙していた。しかし、鉄塔の構造を熟知した鋼田一は仗助の攻撃を余裕でかわすと、今度は思いもよらぬ攻撃を仕掛けてきて…。

33. 7月15日(木) その3
乙雅三の背中を見たことで露伴はスタンドのチープ・トリックに取り憑かれてしまった。チープ・トリックへの攻撃はそのまま本体である露伴自身に返ってきてしまうため、むやみに攻撃することもできず、露伴は窮地に立たされる。そして、康一を探していた仗助と噴上の前にあらゆるものを紙にして閉じ込めるスタンド・エニグマを持つ少年が現れる。エニグマの少年がポケットから取り出した紙にはあるものが隠されていて…。

34. 7月15日(木) その4
チープ・トリックの攻撃に困り果て、自宅に康一を呼び出し助けを求める露伴だったが、スタンドが取り憑いた背中をどうしても見せようとしない露伴の姿に、康一はからかわれているのではないかと不信感を抱き、怒って帰ってしまう。チープ・トリックに屈辱を味わわされ怒りに震える露伴は、意を決して自宅を出て杜王グランドホテルに向かうことにする。しかし、それは背中を見られる危険性のある過酷なものだった!

35. アナザーワン バイツァ・ダスト その1
追い詰められた川尻浩作は、早人を手にかけてしまった。事故に見えるよう早人を殺害したが、露伴たちが早人の存在に気づき、明日にも川尻家を調べに来ようとしているという最悪のタイミングだった。このままでは、正体がバレる、捕まってしまう―!絶望の淵に追い詰められた川尻だったが、突如、吉廣の持っていた矢が川尻を突き刺して―!

36. アナザーワン バイツァ・ダスト その2
キラークイーン第3の能力「バイツァ・ダスト」によって岸辺露伴を爆破し、同じ朝に戻ってきたということを聞かされた早人は、キラ・ヨシカゲを倒せるのは露伴のような「能力を持つ者」だけだと思い、露伴を死なせずにキラのことを伝えようとする。しかし、一度起こった運命の結果は変わらない。早人が露伴に会わなくても露伴は爆発してしまう。キラ・ヨシカゲを倒せないのかと苦しむ早人の目の前に、さらなる人物が現れ…。

37. クレイジー・D(ダイアモンド)は砕けない その1
ストレイ・キャットの空気弾で吉良を殺そうとした早人の作戦は失敗に終わった。早人が何度も同じ朝を往復していると察した吉良は、露伴の他にも何人かを吹き飛ばしている、そしてこれ以上同じ朝に早人を戻らせることは危険だと思い、今回でバイツァ・ダストを解除しようと考える。「運命は」自分に味方してくれていると確信した吉良だったが、そこにある人物が現れた。

38. クレイジー・D(ダイアモンド)は砕けない その2
キラークイーンとストレイ・キャットの攻撃によって追い詰められた仗助と早人は接近戦に持ち込むため近くの民家に逃げ込むが、そこへ空気弾が壁をすり抜け入り込んできた。灰皿の灰をまき、空気弾を視認できる状況にすることでかわそうとする仗助だったが、なぜか空気弾は仗助を追いかけてくる!外から見えるはずがないのに確実に仗助を狙っている空気弾に仗助と早人は動揺する―。

39. さよなら杜王町 黄金の心
ついに仗助たちは吉良を追い詰めた!承太郎たちも集まり、絶望の淵に立たされた吉良だったが、それでもなお、助けにやってきた救急隊員の女性にバイツァ・ダストを仕掛け、時間を吹き飛ばそうする。自ら女性に自分の正体を明かすことでバイツァ・ダストの発動条件を満たした吉良は、キラークイーンのスイッチを押す!杜王町の未来をかけた最終決戦、いよいよ決着―!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

思いっきりやってくれたアニメスタッフに感謝

2016年4月~2016年12月放送のTVアニメ。全39話。

放送前に書いた通り、思いっきりやっちゃって欲しいと思っていたら、本当に思い切ったやり方になってました!

脚本は常に安定していて、スムーズに尺に収め原作で描かれなかった部分を補完するよう、細かな部分がカット・改変されています。
それでも尺の振り分けには苦労したようで、思いきった手法を取ったのが31話から34話。本編に関係無いけど面白いシーンがなくなっていたりするのはかなり勿体無いですが、一つの方法として面白いと思います。

原作でも感じていた事ですが、第4部は杜王町の至る所で一見繋がりの無い事件が起こりその全てがテーマを様々な角度から浮き彫りにしていく構造。ラスボスが登場してからの盛り上がりは本当に見事です。

改変に関してはキャラクター同士の関係性の補強などは特によく出来ていて、仗助と億泰と康一の仲の良さ、康一と由花子の恋の発展はかなりわかりやすくなっています。
キャラクターそのものも原作後半準拠で綺麗に整えられて、仗助は原作4部中盤以降の親しみやすい人物像に、承太郎は6部からの設定を反映して大人の貫禄をより強く感じる落ち着いた雰囲気に統一。細かな印象の変化は数えきれず、原作との比較が実に楽しかったです。

個人的にはBGM作曲者が3部と同じで、地続き感が良いなと思う反面、雰囲気が似てしまう時があってちょっと勿体無いと思いました。音楽の使い方も、ホラーのシーンではもう少し無音の部分を増やして欲しかったですね。

作画はアニメーターの個性がよく出ていて楽しかったですが不安定な時もあり、連続3クールはかなり大変だったようでした。本当にお疲れ様でした。


【ヴィジュアル面・演出面】
{netabare}
西位輝実さんのキャラクターデザイン原作に比べ大分シンプルに仕上がっていて賛否ありましたが、私はイメージが固定しすぎない良い絵柄だと思います。4部のエピソードはシリアスからギャグ、気味悪いものから感動するものまで振り幅の大きさが魅力ですが、キャラデザもまた、シリアスにもコミカルにも、濃くもすっきりも見せられる自由度の高さが素晴らしい。
描く人・描き方によって個性的に仕上がり、西位さん自身もBDジャケットのようにしっかり描き込んだ濃い絵も仕上げたりしていて、個人的には非常に楽しく堪能させていただきました。
欲を言えば、第一弾PVやOPのような柔らかい動きをもっと見たかったかも。表情の変化は濃さも残しつつ、優しい印象のシーンが増えましたね。

おなじみの効果音表記は、康一のスタンド演出を目立たせるために全体的に控えめに。
色変えはさらにビビッドになり、テクスチャは漫画のカケアミやスクリーントーンのようなイメージの模様が多く使われています。

演出では画面切り替えにかなり凝っていて、1エピソードをコンパクトにまとめなければならない時、場面を印象強く繋げる際に多用されています。このやり方、効果的かつ挑戦的で新鮮でした。{/netabare}


【4部のテーマは普遍的】
{netabare}
原作で一貫している「日常の中の非日常」は時代が変わっても共通する根源的かつ身近な問題です。
日常は守らなければ続かないもの。それは例えば「プリキュア」などにも共通する要素があると思うのですが、プリキュアも10年以上続いているように、ジョジョ以前からも似たテーマを扱った作品があったように、古びないテーマであると感じています。

アニメの演出面でもそのことに非常に気を配っていると感じました。平和なラジオに載せて吉良の日常(切り取った手)を映すのはその筆頭ですし、悲惨な虹村家のエピソードのラストに明るくちょっとおバカな億泰を持ってくるなんて、日常に引き戻しコミカルに物語を閉じるとても効果的な演出です。
だから実は、トニオさん回みたいな日常回がとても力が入っているんですよね。エピソードカットはせずシーンのカットのみできつい尺に合わせたのは大変だったと思いますし、尺がぎりぎりで勿体無いエピソードもありましたが、日常回を削ってしまうと4部の魅力は少なからず損なわれてしまいますから良い判断だったと思います。

荒木先生の杜王町の描き方はご自身の故郷がモデルですからリアルな部分や身近な感覚がありますね。
アニメでも丹念な町づくりをしつつ、特徴的な画面作りによって非現実感が強くなっています。

リアリティを感じない色使い、閉塞感を感じるような背景は独特。遠くに映る海と山が外界との繋がりを視覚的に阻む杜王町は、劇の舞台のように、幕を閉じるまで出られない「箱庭」です。ディレクターの津田さんが雑誌で「箱庭感を出したい」という内容の発言をされていたと思います。
最終回で承太郎とジョセフが船で杜王町を出るまで、町から生きた人間が出る描写がないのは象徴的でした。

ネットで視聴感想を見ていると、形兆と父親の関係を現実の様々な問題に照らし合わせている人が多かったり、それ以外でも、誰もが自由に感情移入できる間口の広さを本作では改めて実感しました。
誇張こそされていても、荒木先生の人間描写には身近さを感じ、憎たらしいのに愛されるキャラクターもいれば、批判されるべきなのにその境遇に涙せざるを得ないキャラクターもいる。品行方正ないい人は杜王町に存在しません。主人公の仗助だってお金が絡むとちょっとゲスになりますしw
善悪で割り切れない人間がこんなに愛される描かれ方になったのは4部からじゃないかと思います。一度顔を合わせ内面を知れば、彼らは同じ町に住む隣人となりますが、一概に「味方」とは言えないのが面倒で面白い所ですね。

例外はアンジェロ、音石、吉良といった自分のために何も知らない人を踏みにじる存在です。彼らは家族や友人といった「大切なもの」の描写が一切無い。
自分だけが良ければそれで良いという者とは共に生きられないことは、鼠の一件で承太郎が語ったとおりですが、そんな存在が町のどこにいるのか解らないというのは現実でも遭遇する恐怖です。

顔の見えない隣人の恐怖はむしろ原作執筆当時よりも作中の1999年よりも、情報化社会である現代ほうがよほど切迫した問題となっているように感じます。
当時のジャンプでこのテーマを掲げた荒木先生は凄いなと思いますが、アニメスタッフは4部をよく理解し、時代性も加味して若干のアレンジを加えてストーリーと映像に落とし込んでいます。
だからこそ古い作品が原作でありながら斬新で、改変していながら根底に流れるテーマ性が変わらない。
原作を尊重しながら、アニメスタッフの個性と一貫した方向性が見出せる、素晴らしい作品に仕上がっていると感じます。{/netabare}
(2016.12.31)


【以下初回感想】
{netabare}
初回だけ感想を書こうかと思います。

全体的なイメージはぴったりでした。脚本の細かな変更点、演出意図などは合理的で、今後の方向性も感じられました。
ただ、色彩がきつすぎるとは思います。4部の奇妙さは色で出すということですかね?日常描写が多いから、むしろ地味になるかなって思ってた時期が私にもありましたw
ビジュアル面ではソエジマヤスフミさんがクレジットされてないのが気になるところですが…

作画は予想通り大変そうでしたが、自分としてはそういうところまで含めてなんだか好きです。表情の豊かさ柔らかさを大切にするというスタッフの意思は受け取った!
{netabare}
仗助は原作序盤のヤンキーっぽさはナシ。小野友樹さんの演技もとても良かったです。
PVでも感じましたが、原作と違い最初から「見た目はアレだけど普通の高校生」のイメージで来ましたね。年頃の男子らしく小さな意地を張るシーンもあり、これから成長するキャラクターとして描写していると感じます。
完璧系だった承太郎との差別化も出来ますし、良い方向性だと思います。
康一との会話で「不穏なことに首を突っ込む気は無い」「自分の今の生活にそれなりに満足している」という趣旨のセリフが追加されていて、ここから「守ろうとしなければ平穏は続かない」と気付く流れがより自然になるだろうなと感じました。小林靖子さんやっぱりベテランなだけあって上手ですよね。
{/netabare}
続きが楽しみです。好きな方向性なのでこのまま行って欲しいな。
(2016.4.4)
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31

79.4 5 熱いでジャンプなアニメランキング5位
食戟のソーマ(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1268)
7523人が棚に入れました
下町の定食屋の息子・幸平創真は、家業を手伝いながら、父・城一郎を越えるべく料理修業に励む日々を過ごしていた。

中学校卒業後は家業を継ごうと考えていたが、城一郎は店を数年閉めると宣言し、海外へ行ってしまう。

そして創真は、城一郎の命により、超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学する。

そこから創真は持ち前の料理のノウハウを駆使して料理人として成長していく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、石上静香、花江夏樹、小野友樹、櫻井孝宏、茅野愛衣、内田真礼、村田太志、小林裕介、大西沙織、中村悠一、能登麻美子、子安武人
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

食彩の創真 ~創造と想像の調理法~ 追って記させて

さ、さ、さいこ~~~~~♪ はっ!?

これはなんなんだ!?
今、全裸の男女が溢れる青春と汗と涙を輝かせながら、
空を舞い、雲を裂き、山は燃え、地は轟き、海は啼き、
そして新たなる一皿が生まれる。

料理の作品を見ているんだよな?
高校生なんだよな!?
・・・女子高生なんだよね??? ムフッ♪ いや、ふむふむ

この作品は調理場と食卓を戦場に命を燃やす、
青春激熱幻想物語。

理解できることで述べれば、
まず演出が熱い。
焦点を合わせた登場人物が一人一人輝いている。



・・・ダメだ、これ以上は丁寧に、外来語を使わずには書ききれない!

こう、心の奥底から、なんか燃え上がるんだ!!!!!

というか、久しぶりに単純にアニメとして優れた作品を観た気がする。
極めるとバカも天才も面白い、と。

ツッコミどころは色んな点で満載満々斎だが、まあそれはネタバレに包んでおこう。
{netabare}
まず「なんちゃってローストポーク」をフォークで持ち上げて型崩れしない、
ていうか、あれ完全に業務妨害とか器物破損、不法侵入とかの犯罪、(※些細なこと)
他人の調理を邪魔したやつが罰せられない、あんだけ神経が研ぎ澄まされた先生が気付かない、(※些細なこと、干渉しないだけかも)
お米のジュース、(※素晴らしい発想)
裸エプロン、
水戸の格好、まあ他もなんだけど、
卒業生もかわええ、
優れた日本人が世界各地に、(※作者は日本人、作品は日本産)
大会では料理冷めちゃう、温かくなっちゃう、(※スルー推奨)
スパゲッティ切るのもメッツァルーナ(半月包丁)、(※慣れてるのが一番)
食卓にスポイト、

ババアが一人しかいない、※もずやのババアがいたが、一瞬!?えーっと??
中学生が客に料理を提供?(外国は分からん)
女子が皆かわいい、
帽子をかぶらない、手ぬぐい・バンダナを巻かない、
女子があの大きさで小さいと認識、
あとエロい、エロくなくてもアホを極めた演出、基本裸、(※些細なこと)
そのエロさの素晴らしさは老若男女を問わないことだ!!!!!
{/netabare}

幸平って名前は「幸平鍋」から取ったのかね?
幸平鍋って超格式高そうな料亭でも使われていて、普通の食卓でも使われている、
スーパー万能プレイヤーなんだよね。

料理のことは「さしすせそ」ぐらいしか分かんないけど、
この作品はよく勉強してるよね。
セクスィー料理人が監修だし。
大会での{netabare}アリス{/netabare}の料理を文字に起こせたら、さらにすごい。

テンポと音が良すぎ、
作中ではある種のワンパターンかも知れないが、
優れて安定しているというのは、それは高品質ということだ。

皿の真ん中を中心にクルクル回す演出や、
食材が宙を舞う、
包丁を初めとする調理の音、
安定しすぎ、心地よすぎ。
あと決め台詞。

そうそう、キャラを外見で分けるのは普通なんだけど、
変な口癖で分けることはない。
抑揚とか口調とか存在のテンションとかでも十分分けられている。
それで分けられているというのは、
本当、制作陣に、声優さんに愛されているってことなんだな。

っくぅ~~~、この作品の良さを語るには、私の脳内にある言葉が~、足りなすぎる。

だから、分かることを語ろう・・・好きなキャラについてだ!!!!
{netabare}
1席 一色さとし先輩
2席 幸平ソーマ 
3席 タクミ・アルディーニ

あ、あれ?
お、オレ、男なんか好きじゃないのに!?
なんで、なんでなの!!

次ぐらいに好きなのは、
いぶさき、まるい・・・あれ、あれれ、おかしいな、
男なんて、ま、まさかぁ・・・

だ、だって・・・女キャラ、は、み、みんな、
ソーマの嫁じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

…じゃないにしても、性別問わずキャラが魅力的に見えるのはステキ♪
オレはりょーこちゃんの陰りがめっちゃツボった。

だから、だからこそ!!!!!女性ランキングを語る!!!!!
{netabare}
一席 田所 ※幸平の嫁
二席 秘書子 ※えりな様の嫁 ※※幸平のツンデレ妻
三席 しおみじゅん ※はやまの嫁

あれ、あれれ、
高校生の時だったら絶対、
1ゆーき、2りょーこ、3たどころ、4くらせ、5えりな※望みなし、6みと、7ひさこ、8ありす※望みなしの極み
という夢ランクが築かれるのに・・・

ひさこ様は大会で惚れた。
しおみ教授はなんか惚れた。・・・ロリコンじゃないんだからね!!
ちっちゃいからかわいいのではなく、かわいい人が小さかっただけだ!!!!!
{/netabare}{/netabare}

そして主題歌もいい。いい。良すぎる。

1期ED、2期ED、1期OP、2期OPの順で素晴らしい。
スパイス、良すぎ。{netabare}回ごとのイキ顔もw{/netabare}
歌詞もいい。
あのオムレツのひっくり返り具合もいい。良すぎる。


・・・そろそろ文字数が多すぎるな。

・・・だけど!!
この作品がこういう妄想であってもイイと思っている!!!
{netabare}
~あらすじ~
修羅と呼ばれたあの男、
料理店を営みながら客を守る。
元は暗殺家業、その刃物の扱いは英知を超える。
そこから生まれた料理。

彼らは守り人、ボディーガードとして生まれ変わった種族。
陽の当たる姿は料理人、陰の姿は暗殺人、
『空切(くうせつ)の修羅』から生まれた『衣切(いせつ)の朱(あか)』ソーマ、
肉を切らずに服を裂く、
心を断ち殺意を逸らす。
「オレはただ、食べた人が幸せになれる料理を創りたいだけだ」
~~~~~~
{/netabare}
オレの感想がイマイチでもまだ語る!!!!!
インフレした文字数だけではなく、評価で4.5以上を付けまくってる昨今、
・・・本当はオール5を付けたかったんだ。

けどね、けど、まだ続くんだ。
{netabare}この作品を教えてくれたtakaさんに感謝。
本当にありがとう。

料理漫画でエロを初めて感じたのは将太の寿司の人妻。
食欲と性欲、人間の生とは切っても切れない。

あー何か言葉が浮かばん。

あの丼対決は良くある料理対決だよね。
相手の欠点がために勝つ。

この作品はそれが分岐点で終わらせないでくれそう。
けど、あの過去を語らせる演出は好きww
料理に歴史あり。

ちなみに好きな食べっぷりはお茶漬けとドン小西の試食。

思い出したけど、呼び名だけ文句あるわ。
・・・まるい、なんかかっこ悪い呼び方されてたな。
せめて「食の生き字引」とかの方が良かったと思う。
{/netabare}

・・・これ以上語るは食べ過ぎだろう。
食べても食べても、うまいものを食べたい、知らないもっと美味しいものがあるかも知れない。

欲が集まるところの、影の重み。

欲深い。

だから満点は付けない。

突き破った壁の先にある高みを見たいんだ・・・



追記{netabare}

あのイケメン高慢チキしのみやが調理法をいじくったことに文句付けてました。

普通です。

品質保証。
ブランドイメージを保つための当たり前のことです。

美味しい不味いの話じゃない。
店の、会社の品質の話。

美味ければいい、とかそんな問題じゃない。

この作品は、例え演出でも、社会の本当の厳しさを示してくれたことはありがたい。

そして、問題に立ち向かうのは一人である必要はない。
条件にないことであれば。
反則、変則、法の穴を突く、
何か問題ある?

・・・こんなに面白い話もない。{/netabare}





ぃいぃちぃぅぁあわくぁんすぅぉぉおおおおおーーーーー!!!!!{netabare}

2015.04.21 08:20 ★★★★☆ 4.1
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

『しょくさいのそうま! ※読み間違え、あと途中から観始めた感想』

常々思うのですが、
評価項目に「演出」とか「笑い」とかなくて困りますw
なので、物語にぶち込みます。

さて、人はなぜ料理、食道楽ネタを見るのか。
今回は料理アニメとしよう。
画面越しでは食べることはできません。

料理とは、救世主や超必殺技やトップアスリートと比べれば身近なモノ。
手を伸ばせば届きそうなのだが、
少なめに見積もって1年に1度ぐらいしかそうならないだろう。

そこにあるのに食べられない。

こういう作品を楽しむのはドMなのだろうか?

否、美味しいとは誰もが持つ感情の一つ。
好みが違えど、美味いものを食べたときの幸せ、感動。
それはうちにあるのだ。

そう、その幸せっぽさをどれだけ味あわせてくれるかが大事なのだ。

美味そうな食材を、
美味そうに調理し、
美味そうに盛り付け、
美味そうに食べる、

そんな姿を見てなんか幸せになる。

もちろん、いつか、明日か明後日か、
美味いもんを食ってやるという欲求も芽生えるが、それはおいとこ。

つまり、表現力がものを言うのだ。

何を言ってるのかと思うかもしれないが、
要するに物語などオマケなのだ。

中学生がコックさんだったり、
実家の寿司屋が潰れそうだったり?
なんかグズグズのふかひれを何とかして最高のフカヒレにするとか吹いてみたり、
えびせんにマヨネーズを付けてみたり、
米粒を欠けていない同じ大きさのものだけ揃えて炊いてみたり、
水を汲む川が違うだけで臭いが変わるとか、
カレーにインスタントコーヒー入れる罠を張るとか、
後の作品で前の作品の技を全否定するとか、
小手返し一手とか、
なんか叫んでみたりとか、
王なのか将軍なのかよく分からなかったりとか、
オリジナルキャラの女の子がいたりとか、
なんか記憶喪失になったりとか、
2(ツー)が知らぬ間に出てたりとか、
わさびは「の」の字に鮫肌で擦るとか、
日本人の方がインスタントのみそ汁に慣れてたり、
神の包丁と人の包丁とか、
なんか驚いたり、
食べたら食感が変わったりとか、
下や中から香りやら食感とか出てきたりやら、
蕎麦が出てきたりやら、
お酢を入れたら乳化したりとか、
札幌かすすき野か知らんがラーメンの値段が高かったりとか、
せっかく函館に来たのにオムライス食べてみたりとか、

もうとにかく雰囲気とか表現とか隠し味とか、
隠し風味とか、穴があればとりあえず何か突っ込んでみたりとか、
そういうのいいからシンプルなのが一番美味しそうだったりとか、

なんか、そういうのがイイんだよ。


何が言いたいかって?
なんか懐かしいんだよwww

というわけで?そろそろ、作品の話。エロい。
{netabare}美味さを{/netabare}エロさを{netabare}交えて表現している。
仕方ないよね、青少年も性少年も大きな子どもも{/netabare}エロが好きなんです。
{netabare}けどね、仕方ないことなんだよ。
だってもし{/netabare}エロを取り除いたら{netabare}おっちゃんやおばちゃんが恍惚とした表情を画面に晒すことになるんだよ?
そんなの見たい?
オレは王様やら将軍がやたら興奮してる様を見たいと思うけどww
今の時代を生き残るためには仕方ないよ。{/netabare}
エロさって{netabare}食欲に通じるものがあると思うよ。{/netabare}性欲も欲だからね。

と連呼してみたものですが、それも含めて表現だよ。
{netabare}不味いものを食わせたがる主人公親子ってのも{/netabare}珍しいけど。

この作品は変態エロ漫画として多少は知ってたけど、
その、
あれだね、

アリだね☆☆☆☆☆{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 25

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

極上の美食バトルがここに開宴!! さぁ…おあがりよヽ((`∀´*)っΩ~

原作コミック 原作未読 全24話(15’春~夏2クール作品)


名だたる名料理人たちを世に数多く輩出している
日本屈指の料理の超一流名門学校 ―”遠月学園”―

卒業すればその道のエリート入りが約束される… が!!
その道は実に険しく、入学した生徒そのほとんどが
篩(ふるい)に落とされるという、超ウルトラ難関エリート学校!!!

そこに通う、幸平創真(ソーマ)たちが巻き起こす
爽快・痛快・迫力満点の高校生熱血フード料理対決バトル!!

その名も…
○`Д´)oノ[ 食 戟 しょ・く・げ・き!! ] ヽo)´Д´;;)

日々鍛錬を積み、磨きあげたその腕をふるい
食した人をとめどない幸福感へと誘う料理人たちの戦い…

食材の魅力を最大限に引き出し、そこに奇想天外、斬新な発想をスパイス✩
和・洋・中、料理のジャンルの枠に囚われぬ、正に夢のようなコラボ♪
そして作る者の心・魂を吹き込んだその料理たちはより一層の輝きを放つ!!

彼らのその美食へのあくなき探究心はもはや我々の常識を遥かに覆す!!
人々の心を”絶頂のエクスタシー♡”へと導く、究極の美食の祭典が今ここに―

さぁ!! おあがりよッヾ(`∀´*)ノ-∵!!!


(o´Д`)Фフゥ 思わずあらすじに力が入り過ぎてw、
柄にもなく長々と乱文…失礼しました(人>ω・*)スマソ


本作の面白さ、その醍醐味はなんといっても
料理のぉいしさ! 料理のあたたかさ…、その題材の魅力をギュッと凝縮し
迫力満点のフードバトルを見応えあるストーリー展開で描き、
さらに様々に趣向を凝らした演出、
そしてそこに魅力的なキャラたちががはじけて*:゚・☆
見応え抜群の面白い作品に仕上がっておりました♪

そしてそして、本作でより力を入れている点、その演出こそが…
料理を食した人の … 「 リアクション!!! 」

美味しいものを美味しいそうに見せる
「画」や「音」の演出はもちのろんのこと
それを食する人のリアクションが実にCongratulations☆(゚∇゚ノノ”!!

満面の笑みで、至福の表情を… ヨダレがじゅるり♪と
なんてハレンチな描写♡ 見ているコチラまでそそられてしまう程…

世の健全な青少年たちの○を鮮やかににかっさらうかの如く
その艶かしく、みだらぁ~な描写のオンパレードに ご、ごちそうしゃまでーす(人´∀♡)♪
JC(ジャンプコミック)のその手の枠ですなコレは(o´艸`)

ぃやぁ~良い感じに刺激… もといスパイスがきいてました(σ´Д♡)σ!!
全てをさらけ出すというわけではなく、ぁくまで妄想を掻き立てる
健全な男子ぃーの夢膨らませる…そーいった演出が実にぉ見事♡

ぁ~s 、食欲が(。´ω`。)Ψ*:・゜♡
ぅう(゚д゚)_。) コレ見ていると、お腹がすくのですよw

そぅ…食欲そそるその香り、匂いにつられついつい舌がジュルリ(*´﹃`*)と
ぐつぐつ♪ ジュワー~パチパチッ♪と、食欲を刺激するわくわく音♫

いざ目の前に振舞われた料理の、その美貌♡
瞳をキラキラ輝かせては、もぉたまらず…パクリ(๑•ʜ •๑)

口に入れた瞬間広がる美味のハーモニー♫♦・*
塩気に加えて、甘みと食材にしみ込んだ旨味が絡まり、
素材の味を活かした優しくも上品✩ それでいてどこか懐かしい味+:。(´ω`*)゜.+:。

そこに、とろとろふわふわ、はずむ弾力♫ 歯ごたえ…舌触りと食感が相まり… 
実に心地よく口の中で踊りはじけては深まる味わいのアンサンブル☆。+


⇒はぅぁぅぅうぅぅぅぁ~ヽ(๑´∀`)ノんw


そして、料理の美味しさが伝わってくるのと同時に… 
それを作った人の心意気が何よりも強く感じらる描写に心奪わます(。゚´Д⊂。キュン

こ、これは見ていて胸が熱くなり、目頭が熱い…
上手い…そして旨い、
い~やそれでいて実に美味い(*ゝ`ω・)b 作りに♪


ぅん♪ コレはただのエロ料理アニメでは…ないのんなぁφ(゚Д゚ )

食う寝る遊ぶの3連コンボ~๑◎∀◎๑)۶♫  ならぬ!
「 作る~食う~エロの3連コンボ~♫ 」 

”美食バトル”に”飯テロ”、そして”エロ”の三国同盟!!
…いや`・ω・´)ノ!!、三権分立!! 三角地帯♡ ぁ!三位一体!!

そぅ言うなれば…
“美食バトル”の星☆三つで~すv(´∀`*v) と

”飯テロ”ビュッフェのフルコース食べ放題やぁヽ(*´∀`)ノ─ッ♪ と

“エロ”の妄想産業革命やぁΣヽ(♡Д○*ノ)

が合わさって・・・・  わ~お!!(゜∀゜ノ)ノ” w




・・・・  ・・・・ 




・・・・  ・・・・




 お粗末ヾ(`∀´*)ノ



お気に入りのキャラ(o*゚∀゚)o

ぃやぁ~みんな魅力的で甲乙つけがたい(。-`ω´-)ムム

でも私は…

乾 日向子せんせ♡が好き(/ω\*)
(遠月OGで元十傑! 現日本料亭の女将)
おっとり、マイペースで、天然でおもしろいの♪
四宮っちにちょっかい出してどつき回されるのとか最高(。→ˇ艸←)プッ w

続いて
⇒肉魅♡⇒田所恵ちゃん⇒アリス⇒えりな⇒悠姫⇒一色先輩wかな〆(・ω・o)


OP、EDはともに前期が好きです♪

前  OP 「希望の唄」 / ウルトラタワー
期  ED 「スパイス」 / 東京カランコロン

後  OP 「ライジングレインボウ」 / ミソッカス
期  ED 「さっちゃんのセクシーカレー」 / 大森靖子

「希望の唄」サビ、カラオケで歌うとめっちゃ気持ち良いです( o´∀`)o¶~~♪



半ば、まだまだコレからといったところで終わってしまいましたが・・・・
続編制作決定!!とのことで、今から続きがとっても楽しみですネヽ(*´∀`)ノ


見るものすら絶頂の幸福感へと誘う”美食”と”エロ”の極上ミルフィーユ♡

さぁ・・・・  おあがりよヾ(`∀´*)ノ!!!!!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 65
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年ジャンプで爆発的なブームを起こした料理格闘漫画が遂にアニメ化!

原作は少年ジャンプの料理格闘漫画

新人が育たず長寿連載と人気作家に
おんぶにだっこ状態の週刊少年ジャンプで
唯一気を吐いている新人の作品がこの漫画

新人と言っても
原作:附田祐斗
作画:佐伯俊
料理監修:森崎友紀
という3人体制
まぁそりゃ料理の薀蓄と魅力的なストーリー
それらに説得力を持たせるだけの作画
料理漫画は1人でやるにはかなりきついジャンルです

この作品は料理漫画の中でも
料理格闘漫画なんて評されるジャンル
美味しそうな料理があふれる料理バトルに
大げさをはるかに通り越した審査員たちのリアクション芸

このジャンルにカテゴライズされるアニメ作品としては
10年ほど前の「焼きたてじゃパン」以来でしょうか?
「焼きたてじゃパン」のリアクション芸は
寒いダジャレを無理やり大げさなリアクションにしていって
元のダジャレのレベルの低さと
リアクション芸のスケールのミスマッチで攻めてきていました

もう少し前に放送されていたのは「中華一番」
料理格闘漫画という言葉を生み出したのはこの作品
強面の審査員が顔中の穴という穴から体液を垂らしながら
恍惚の表情で食事にかぶりつく様子は
原作でもなかなかに強烈でしたが
アニメ版は更に悪乗りして過激にやっていました

もっと歴史をたどっていくと
「中華一番」のさらに10年前
もはや伝説と言っていいこのジャンルの草分け的存在が
「ミスター味っ子」
原作漫画はそこまで過激なリアクションではないのですが
アニメ版の味皇様のぶっ飛んだリアクションが
このジャンルを作り出したと言っても過言ではありません

そしてそんな料理格闘漫画のリアクション芸の世界に革命を起こしたのが
この食戟のソーマという作品
うすら寒いギャグ、濃すぎるおっさん、口からビームを出すじじい
これまでの料理格闘アニメには華が足りなかったのです
この作品は痛々しさを笑いに昇華させるという
リアクション芸の鉄則はそのままに
その痛々しい部分の要素として女の子のお色気シーンを投入しました

その発想は無かった!・・・わけではないです
例えば兄弟誌ヤンジャンで連載していた「華麗なる食卓」なんか
料理勝負+微エロラブコメな感じで売ってました
ただし、料理勝負の部分は全体的にもっと真面目寄りで
食欲を刺激するシーンと性欲を刺激するシーンは
基本的には分けて描写されいました

食戟のソーマはそのふたつをミックスして
食欲と性欲を同時に刺激しようというのがコンセプト
それを新人に厳しい近年の少年ジャンプで展開しようという
その大胆さがまずすごいです
そしてプロの料理研究家をブレインに据えた料理薀蓄
作画専業の漫画家によるクオリティの高い美少女
それらを綺麗にまとめあげつつ少年誌らしい物語を作る原作者
この3人のスペシャリストによるハイクオリティのコラボレーションで
実際に人気漫画にのし上がってしまったのだから脱帽するほかありません

そして今回のアニメ化で
この作品の放送時間は深夜2時~深夜3時台
つまり食欲・性欲だけではなく、そこに睡眠欲が加わり
人間の三大欲求がすべて同時に刺激されてしまう
なんとも恐ろしいアニメとなっております

アニメは2クール使って
秋の選抜の予選終了までを描いています
しかしそのラストがちょっと問題
{netabare}
本選出場枠最後の1人がしっかり描かれていないんですね
アニメだと88点の丸井と伊武崎の同点という形で試合は終わっており
伊武崎が悔しがっているというところから
丸井が勝利したかのような描写になっています

ところが漫画版では叡山先輩の刺客である美作昴という新キャラが登場
91点を出し本選枠を勝ち取っていきます

この美作が丸々削られたことによって
最終回としてはより引き締まって
ひとつの作品としてはいい形になったと思います
アニメはこれでおしまいという事ならば
この締め方は正しいと思います

しかし次への展開を放棄して綺麗に締めるという事は
「これで終わりです」「続編は作れません」
と言っているに等しいです

めだかBOXでさえ3期へ望みを繋ぐため
新キャラ投入という最後っ屁を放って足掻いていたのに
(結局実現しませんでしたが)
ここで美作を出さないという事は
「円盤売れてないし本選は作る気ありませんよ」
ってことですよね

漫画の方はいまだに好調なのだから
このまましばらく人気が持続して
ワンピに変わるようなジャンプの看板になる可能性も0ではない
だとしたら数年後に風向きが変わって続編にGOサインが出るかもしれない
たとえ商業的な都合に実現は厳しかったとしても
スタッフとしては続編を作りたいという意思表示を込めて
続編への布石を打って欲しかったなぁ{/netabare}

無駄に熱いバトル展開と
時々差し込まれる微エロ要素
美味しそうな料理の数々
全体的に悪くない出来のアニメ化だったと思います
それだけにこれで終わってしまうのが残念です

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26

76.9 6 熱いでジャンプなアニメランキング6位
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1052)
5749人が棚に入れました
舞台は1987年の日本。100年の時を経て、ジョナサンの肉体を乗っ取ったDIO(ディオ)が復活した。それと共鳴するかのようにジョセフの孫の空条承太郎に、幽波紋(スタンド)という能力が発現する。DIOの影響によって危篤に陥った母の空条ホリィを救うため、承太郎はジョセフらと共にDIOの潜むエジプトを目指す。

声優・キャラクター
小野大輔、石塚運昇、三宅健太、平川大輔、小松史法、子安武人
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

第3部ということで1989年のアジアとエジプトが舞台
主人公はジョセフ・ジョースターの孫・空条承太郎

前半の本作は送られてくる刺客を倒しつつ時には仲間にしてエジプトを目指していく

ポルナレフお調子者すぎて良いアクセント

OP
STAND PROUD 歌 橋本仁
ED
スターダストクルセイダース 作曲 菅野祐悟
Walk Like an Egyptian 歌 The Bangles
The Banglesは好きだなあ。エジプトじゃないのにWalk Like an Egyptianだ

{netabare}
原作セリフたち
「“悪”とはてめー自身のためだけに、弱者を利用しふみつけるやつのことだ!!」(承太郎、花京院に)
「フフ…やはりこのままいさぎよく焼け死ぬとしよう…それが君との戦いに敗れた私の君の“能力”への礼儀…自害するのは無礼だな…」(ポルナレフ)
「やれやれだぜ」(承太郎)
「アヴドゥルなにか言ってやれ」(承太郎)
「おれは“恐怖”を克服することが“生きる”ことだと思う。世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな“恐怖”をも持たぬ者ッ!」(DIO)
「ジョセフ・ジョースター!きさま!見ているなッ!」(DIO)
「これがおれの本体のハンサム顔だ!」(イエロー・テンパランス)
「弱点はねーといっとるだろーが 人の話きいてんのかァ、この田ゴ作がァー」(イエロー・テンパランス)
「ドゥー・ユゥー・アンダスタンンンンドゥ!」(イエロー・テンパランス)
「JOJO、そのチェリー食べないのか?ガッつくようだがぼくの好物なんだ…くれないか?レロレロレロ」(花京院)
「ア…アヴドゥル、これがインドか?」「ね、いい国でしょう。これだからいんですよ、これが!」(ジョセフとアヴドゥル)
「バ…バカな…か…簡単すぎる…あっけなさすぎる…」(花京院ポルナレフに)
「カモオ~ン、ポルポルくう~ん」(ホル・ホース)
「我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ。我が妹の魂の名誉の為に!我が友アヴドゥルの心の安らぎの為に!この俺が貴様を絶望の淵へブチ込んでやる」(ポルナレフ)
「グピィーッ!」(ホル・ホース)
「あたいが『女帝』よッ!チュミミ~ン!!」(ネーナ)
「ジョセフ・ジョースターが闘いにおいて、貴様なんかとは年季が違うということを思い知らせてやる」(ジョセフ)
「“相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している”これがジョセフ・ジョースターのやり方。老いてますます健在というところかな」(ジョセフ、エンプレスに)
「たとえるなら!知恵の輪ができなくてカンシャクを起こしたバカな怪力男という感じだぜ」(ポルナレフ)
「勝ったッ!第3部完!」「ほーお、それで誰がこの空条承太郎の代わりをつとめるんだ?」(ズィー・ズィーと承太郎)
「穴がボコボコにあけられているぞッ!トムとジェリーのマンガに出てくるチーズみてーに!」(ポルナレフ)
「脳みそズル出してやる!背骨バキ折ってやるッ!」(エンヤ婆)
「そこの4人…お命ちょうだいいたします」(スティーリー・ダン)
「史上最弱が…最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も、最も恐ろしィィ、マギィーッ!!」※最も×22回!(ラバーズ→ハイエロファント&チャリオッツに)
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!オラアアアアアアアアァァァァァ、オラオラオラオラオラオラオ、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!!」(ラバーズのスティーリー・ダンに。総計オラX52回、オだけ1回)
「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」(花京院)
「俺と同じリアクションするなーッ!!」(ポルナレフ)
「さあ、お仕置きの時間だよベイビー」(花京院)
「モハメド・アヴドゥル!」「YES I AM!」(ポルナレフとアヴドゥル)
「に…にゃにお~んッ!そこまでやるか…よくもぬけぬけとテメーら仲間はずれにしやがって、グスン」(ポルナレフ)
「一度あんたの素顔を見てみたいもんだな。俺の好みのタイプかもしれねーしよ。恋に落ちる、か、も」(承太郎)
{/netabare}


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
時は1987年――ジョセフ・ジョースターと柱の男たちとの死闘から49年後…。ジョセフは「悪霊に取り憑かれた」という孫・空条承太郎に会うため、極東の地・日本を訪れる。そして承太郎に対し、悪霊――「幽波紋(スタンド)」が突如発現した原因を語る。

1. 悪霊にとりつかれた男
1987年、日本。ジョースター家の血を引く青年・空条承太郎の母・ホリィは「自分には悪霊がとりついている」と釈放を拒む承太郎を案じ、アメリカにいる承太郎の祖父・ジョセフに助けを求めることに。すぐさま来日したジョセフは、友人のアヴドゥルと共に承太郎のもとへ向かい、承太郎に対し「悪霊の正体を全て知っている」と告げる。

2. 裁くのは誰だ?!
ジョセフが語った“悪霊”の正体――「幽波紋(スタンド)」の力を隠しながら、日常生活に戻る承太郎。だがある日の登校中、不自然な現象で軽傷を負ったことをきっかけに、花京院典明と名乗る転校生と知り合う。医務室で傷の治療を行おうとした承太郎は、花京院からのメッセージに気が付く。

3. DIOの呪縛
覚醒したスタンド能力で、DIOの刺客・花京院を打ち破った承太郎。傷つき倒れた花京院の身柄を確保し、DIOの情報を得ようとするが、ジョセフは花京院の脳に「肉の芽」という、摘出不可能なDIOの細胞が植え付けられていることに気付く。

4. 灰の塔(タワー・オブ・グレー)
50日以内にDIOを倒さなければ、ホリィの命が危ない――。承太郎たちはDIOを打倒するため、彼が潜んでいると思われるエジプトへの旅を開始する。道中の飛行機内、承太郎たちは再びDIOの放った刺客と遭遇!それは、破壊と災害、そして旅の中止を暗示するという凶悪なスタンド「灰の塔(タワー・オブ・グレー)」であった。

5. 銀の戦車(シルバーチャリオッツ)
DIOからの新たなる刺客、ポルナレフに襲われた承太郎たち。彼のスタンド「銀の戦車(シルバーチャリオッツ)」の鋭い剣さばきに圧倒されるが、ポルナレフの挑発に応じたアヴドゥルが「魔術師の赤(マジシャンズレッド)」で立ち向かう。

6. 暗青の月(ダークブルームーン)
新たな同行者を加えた承太郎たちは、スピードワゴン財団の協力をうけて海路で次の目的地・シンガポールへと向かう。その道中、船内から密航者が見つかり騒ぎが起こるなか、承太郎が海中から敵スタンドに襲われてしまう。

7. 力(ストレングス)
ニセ船長の仕掛けで爆破された船から脱出し、救命ボートで広大な海を彷徨う承太郎たち。そこに姿を現したのは、巨大な貨物船であった。疑心暗鬼になりながらも、一行は助けを求め、貨物船に乗り移る。だが、船は正常に稼働しているにも関わらず、船内に人影はなく、いたのは檻の中のオランウータンが一匹だけ…。

8. 悪魔(デビル)
シンガポールに到着した承太郎一行は、宿泊先のホテルで別行動をとる。ホテルの部屋で一人になったポルナレフを待ち受けていたのは、「呪いのデーボ」として怖れられる新手のスタンド使いだった。

9. 黄の節制(イエローテンパランス)
「我々の中に裏切り者がいる、花京院に気をつけろDIOの手下だ―」ハーミットパープルで念写された奇妙なメッセージを前に、とまどうジョセフ達。一方、それを知らない承太郎は、花京院やアンとシンガポールを散策していた。

10. 皇帝(エンペラー)と吊られた男(ハングドマン) その1
シンガポールを出国し、無事インドに入国を果たした承太郎たち。文化の違いに驚きながらも、レストランで小休止をとる。そこで、鏡の中だけに見える謎のスタンドに襲われるポルナレフ。

11. 皇帝(エンペラー)と吊られた男(ハングドマン) その2
ポルナレフを庇い、敵スタンド攻撃の前に倒れたアヴドゥル。それを目の当たりにしたポルナレフは、ショックで冷静さを失っていた。そこにつけ込んだJ・ガイルはスタンド「吊られた男(ハングドマン)」で猛攻撃を始める。このままでは敗北必至と踏んだ花京院は、ポルナレフと共に逃亡をはかる。

12. 女帝(エンプレス)
ガンジス川のほとり、聖地ベナレスをめざす承太郎一行。その道中、ジョセフは自分の腕に奇妙な腫れ物があることに気付く。最初は気に留めていなかったものの、徐々に大きくなっていく不気味さもあり、医者に看てもらうことに。

13. 運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)
インドからパキスタンへの道のりを四駆車で飛ばす承太郎たち。運転手を任されたポルナレフは、荒れた山道で前を走るボロ車を強引に抜き去ってしまう。しばらく快調に車を走らせる一行だったが、先ほど抜き去ったボロ車に後ろからあおられ、先を譲ることに。

14. 正義(ジャスティス) その1
承太郎たちは敵スタンド使いの妨害を乗り越え、ようやくパキスタンに入国を果たす。だが、周囲が濃霧に包まれてきたため、近くの町で宿を探すことに。一行が到着した町は、異様なほどに物静かで、住民もそっけない対応ばかり。

15. 正義(ジャスティス) その2
エンヤ婆がDIOの新たな刺客であることに気付いたポルナレフ。この事実を仲間に知らせようとするポルナレフだったが、エンヤ婆のスタンド「正義(ジャスティス)」に操られた多数の死体に襲われてしまう!町全体が、すでにエンヤ婆の支配下に置かれていたのだ。

16. 恋人(ラバーズ) その1
エンヤ婆を生け捕りにした承太郎たちは、パキスタンの首都・カラチに入る。その地で彼らを待っていたのは、DIOからの新たな刺客・鋼入りの(スティーリー)ダンと名乗る男だった。ダンはDIOの命令に従い、仲間であるはずのエンヤ婆をためらうことなく殺してしまう。

17. 恋人(ラバーズ) その2
ジョセフの脳内に入り込んだダンのスタンド「恋人(ラバーズ)」。ジョセフの命を握ったことで圧倒的優位に立ったダンは、承太郎に対して卑劣な行為を繰り返すが、逆らえない承太郎は怒りを抑えつつその命令に従う。

18. 太陽(サン)
アラブ首長国連邦に到着した承太郎たちは、砂漠を横断するためラクダで移動することに。移動中、仲間以外は誰もいないはずの砂漠で何者かの気配を感じていた。承太郎がスタープラチナで確認しても不審なものは見当たらず…。だが、気付けば午後8時を過ぎているというのに、太陽は沈むどころか西からのぼり始めている!

19. 死神13(デスサーティーン) その1
花京院典明は夢を見ていた。赤ん坊の泣き声が響く奇妙な遊園地で『死神』のタロットを見つける花京院。花京院はカードの中から飛び出した死神の大鎌をとっさにかわすと、鎌は傍らにいた犬を切り裂いた。叫び声を上げて目覚めた花京院だったが、悪夢の内容は思い出せない。

20. 死神13(デスサーティーン) その2
花京院の赤ん坊が怪しいという訴えを誰も信じようとはせず、逆に花京院の異常を疑う仲間たち。なんとか誤解を解こうと、花京院が夢の中で自ら傷つけた腕の傷「BABY STAND」を見せても、ますます誤解を深めるばかり。追いつめられた花京院はスタンド攻撃による強硬手段をとろうとするが、ポルナレフの当て身で気絶させられる。

21. 審判(ジャッジメント) その1
ある人物に会うため、紅海に浮かぶ孤島へ向かった承太郎たち。島に到着した一行が出会ったのは、白髪以外はアヴドゥルにうり二つの男――アヴドゥルの父親だった!男は承太郎たちとの対話を頑なに拒み、家に閉じこもってしまう。

22. 審判(ジャッジメント) その2
勢いで口走った自分の願いで復活した妹・シェリーに襲われ、傷を負ったポルナレフ。「審判(ジャッジメント)」の暗示を持つ敵スタンド使い・カメオは、ポルナレフの第3の願いを叶えると告げ、死んだアヴドゥルをも復活させた。シェリーとアヴドゥルは、2人がかりでポルナレフの肉体を食いちぎろうと襲いかかる。

23. 女教皇(ハイプリエステス) その1
新たな移動手段として潜水艦を手に入れた承太郎たち。紅海を抜け、アフリカ大陸――DIOのいるエジプトへの上陸を目指す。潜水艦のソナーで外部の反応を探りながら、静かに海中を進む一行。

24. 女教皇(ハイプリエステス) その2
敵スタンド「女教皇(ハイプリエステス)」の襲撃で、沈没寸前の潜水艦からの脱出をはかる承太郎たち。海中を自力で泳ぐためにスキューバ用の装備を着ける一行を、再び敵スタンドが襲いかかる!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

景禎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パン・ツー・まる・見え

ジョセフ・ジョースターのお話である前作から約50年後。ジョセフの孫、空条承太郎(くうじょうじょうたろう)のお話し。すでに一般名詞化されるほど有名な「スタンド」と「スタンド使い」という言葉が、始めて使われた漫画史に残る作品のアニメ化。

100年前に死んだと思われていたディオがジョナサン・ジョースター(初代ジョジョ)の肉体を乗っ取って復活。ディオはスタンド能力を発現させるが、その能力はジョナサンの肉体を介してジョースター家の血を引く子孫にも影響を及ぼす。抵抗力のないホリィ(ジョセフの子・承太郎の母)は危篤状態に。ホリィを救うため、ジョセフと承太郎、そしてユカイな仲間たち(?)は一路デイオのいるエジプトへ。しかし、行く先々でディオの放った敵のスタンド使いが立ちはだかる。という設定。

続編なので、前作の「ジョジョの奇妙な冒険」を見ておいたほうがいいかどうかですが、ほぼ不要です。ボスキャラのディオがジョジョの家系と何か深い因縁がある・・程度の理解で充分。

2014年春~夏の2クール24話で、Part3「スターダストクルセイダース」の前半分部、ジョジョ御一行様が、東南アジアからインド中東を経て、ディオのいるエジプトへ入るまでのお話しが描かれます。後半のエジプト編は1クール休んで2015年冬クール開始ということらしいです。

一応、ジャンルはアクション・アドベンチャーということですが・・・Partを重ねる毎にシリアス要素がどっかへ飛んで行き、代わりにギャグ要素が降臨するという現象が起きております。Part3の現時点で、もはやギャグ要素はシリアル要素を凌駕したのではないか?と個人的には思っています。なので、わたし的なジャンルはムキムキマッチョ・ファンタジー・ギャグ・アドベンチャー。

日本を出てからエジプトに着くまで、各地で出会うスタンドとの闘いが、1話~2話構成で描かれます。その都度、新たな仲間が加わったり、別れたりの、ちょっとしたドラマもあったり無かったり。

スタンドとは、それを使うスタンド使いの精神的なパワーが具現化したもので、それぞれタロットカードに暗示された能力を持っている、という設定になっています。承太郎に現れたスタープラチナというスタンドは「オラオラオラオラ・・・」と言いながらひたすら殴るだけの能力(とは言っても精度は異常に高い、という設定)で、能力的にも姿形もオーソドックスな部類ですが、物語りが進んでくればくるほど、奇想天外な能力と姿かたちをもったスタンドが現れ、よくもまあ、こんなスタンドを考えたもんだなぁ、と関心させられたりもします。

登場人物のキャラは前作と同様濃すぎるぐらい濃いのですが、全体から受けるハードボイルドっぽい印象は前作に比べてかなりマイルドになっているように感じます。というか、物語の設定と登場人物の見た目からは想像できないことで、キャラのかっこよさとか追求する人にとっては認めたくないことかもしれませんが、・・・もうこれはほとんど「ギャグもの」と言い切っていいかもしれません。見るからにギャグっぽい登場人物はいないのですが、ポルナレフなんかはギャグキャラに近いですね。また、承太郎や花京院なんかはマジメな顔でニコリともせずにギャグるので、かえってウケる。

旅の途中に出会う敵スタンドと、そのスタンド使いからもギャグっぽい面白さが感じられますし、設定そのものがギャグとしかいえないようなスタンドがいたりもします。

静止画としての漫画の手法を幅広く積極的に取り入れているのは前作と同じですが、今作はけっこうよく動きます。つまり動く静止画。なんか、矛盾したような言い方ですが、つまり、完全に止まった静止画が映るのではなく、漫画のコマ割りのようなカットなのですが、そのコマの中の人物なりが動いている・・・みたいな感じ・・・って、何言ってるかわからないですよね。百聞は一見いしかず。一度見ていただければ、どういうことが言いたいのかが分かってもらえると思います。

昭和臭プンプンなのは前作と同じです。このレビューのタイトルにさせて頂いた「パン・ツー・まる・見え」、これは最終回に絶体絶命の状況でポルナレフがやるギャグです。これは実際、昭和50年ごろ、当時小学校で行われていたスカートめくりをした後にやったギャグです。現代ではスカートめくりは立派なセクハラ行為であり、たとえ小学生と言えども、やったら即訴えられるので、このギャグもろとも絶滅しました。(ほんまかいな?)

ジョセフ・ジョースターの声優は、今回は杉田さんではなかった。前作の最終回のラストシーンには、歳とったジョゼフが日本への旅立ち直前の空港のシーンがあり、そのときの声は当然杉田さんだったので、今作も引き続きジョセフの声をやってくれるものとばかり思っていいました。石塚さんは石塚さんで良いのですが、杉田さんの強いアクを引き継ぐのは無理っぽく、ちょっと残念。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

みんながいたから この旅は楽しかった

2014年4月~ TOKYO MX、毎日放送、BS11他にて放送
全48話(分割4クール) 原作未読


1部のジョナサンから4代にわたって続く因縁、宿敵のDIOを倒すため
日本からエジプトまでの道程と戦いを描く物語


{netabare}ホラー、ゴシックな雰囲気を強く持たせ正義と悪、誇りと野望の激突を描いた第1部「ファントムブラッド」
コメディ色を多分に含みつつ戦闘の規模、果ては人類の存亡をかけたスケールの大きい話に昇華した第2部「戦闘潮流」


そのどちらの要素を踏襲しながらもロードムービーの流れを全面に押し出した第3部「スターダストクルセイダース」

基本的には主人公、空条承太郎とその一行が
DIOの放つ刺客と戦いながらも目的地であるエジプトのDIOのいる屋敷を目指す

ただそれだけ!

40話までずーーーっとその繰り返しです
冗長、中だるみ、この敵と戦う必要あるの?
そんな気持ちを心の隅に抱えながらも後半「エジプト編」に入ったあたりから
さながらサザエさんを視聴しているような気分で見てました
「お、今週も承太郎たちやってんな」みたいな、妙な安心感が芽生える始末
だからこそ42話でヴァニラ・アイス登場以降の緊張感ある演出が良い対比となっているのもありますけど

個人的には34話 ダービー(兄)登場から加速度的に面白くなってきて
最終話まで一切減速しなかったのが印象的でした



~空条承太郎くんじゅうななさい~
本作の主人公。
鎖をつけて改造された学ラン、2重掛けのベルト、うしろ髪との境目が分からない帽子
見た目と気性の荒さから不良のレッテルを貼られているが
根は正義感が強く優しい性格で序盤はジョセフのことをおじいちゃんと呼ぶかわいい一面もある

魅力的なキャラが多すぎる3部の中で個人的に最初から最後まで一番好きなキャラ

承太郎って何が正義で何が悪かっていう判断基準が法律や倫理には無くて
自分の感情こそが絶対的な基準でそこに一切のブレを見せないんですよね
だからこそ母ホリィの危機、ジョースター家とディオの因縁を聞かされても
悩みや葛藤が一切なくエジプトへ旅立てたんだと思います
少々完成されすぎた人格だと感じたけど改めて俺強い主人公の魅力を再確認できたキャラでした

後はやっぱりやる時はやる所。それも徹底的に
受けた屈辱、言動はそっくりそのまま綺麗に包装して洒落たリボンを付けて殴り返すってスタイル
決め技がオラオララッシュくらいしか無い中でマンネリせず痛快さを保てたのも
悪を許せないっていう正義や激情的な面を持ちつつも相手をおちょくったり皮肉を効かせた言動による所が大きいのかも
その辺はジョナサンとジョセフ両者の性格を色濃く受け継いでいる証でしたね


そんな承太郎の個人的ベストバウトはイエローテンパランス戦
3部の中でも随一の口の悪さと自分のことをハンサムだと言い切っちゃうナルシストキャラがツボ
承太郎に対して「何がオラァだ!」というシンプルかつ的確な返しに声優さんの憎たらしい言い方が素晴らしい
そうとう口汚く煽ってたけど最後はプッツンされることもなく呆れられてぶっ飛ばされる小物っぷりが好きでした
ンドゥールとかダービー兄弟、DIOと名勝負は沢山あるけれどイエローテンパランス戦が一番ということで


ドゥーユゥーアンダスタンンンンドゥ!


【総評】
原作未読で1部、2部のアニメもそんなに気合入れて見てたわけでもなく
正直ポルナレフの超有名なあの場面を見たくて視聴してたって感じでしたが
いやはやこんなにも熱くなれるとはッ!
中盤の面白いんだけど何か物足りなさをずっと抱えていて視聴断念しそうになったけど本当に見てよかったッ!
自分でも驚いたんだけど後半の引き込み具合というか引力の強さというか
いったい誰のどんなスタンド能力なんですかね?
25年以上コアなファンを生み続けている作品の1、2を争う人気エピソード
その魔力じみた魅力の片鱗を味わったぜッ…!

最終話まで手を加えていたOPやEDの演出、声優さんの熱演、音響のセンス
原作を読んでなくたって伝わるスタッフ陣のジョジョ愛
愛が強いゆえに完璧な映像化をしたくても出来ない場面が結構見受けられたんだけど


でも楽しかったよ。みんながいたから、このアニメは楽しかった!


ということで、なーーんのまとまりもないレビューでしたが
思った以上に自分の中で味わい深い作品になったので感想程度に書きました
また近々To Be Continuedしそうな感じですよね
自分の中ではものすごく大団円だったので4部がどう繋がってくるのか気になりますッ!!{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

77.7 7 熱いでジャンプなアニメランキング7位
BLEACH ブリーチ(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (901)
5599人が棚に入れました
黒崎一護は霊が見える以外は普通の高校生であった。死神朽木ルキアと出会うまでは…。
最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)が襲ってくる。家族を助けるために虚に立ち向かう一護。絶望的状況の中、一護はルキアから死神の力を貰い、死神となって虚(ホロウ)を撃退した。
しかし、彼に死神としてのほとんどの力を奪われ、弱体化したルキア。そこでルキアは自身の力が戻るまで一護に死神代行を務める様迫る。一度は断る一護だが、「俺の同類を作りたくない」、家族を救われたなどの理由で死神代行を引き受ける。

声優・キャラクター
森田成一、折笠富美子、伊藤健太郎、松岡由貴、杉山紀彰、速水奨、浪川大輔

Rexuz[コン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ブリーチはまだ続く

先ず「BLEACH」がどんなアニメなのか、知らない方のためにも簡単に説明していきたいと思います。

★物語の内容

主人公は幼い頃から霊が見えるが、それ以外は普通の高校生。
ある日突然、主人公「一護」の幼い妹達が人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)に襲われ、家族を助けるために死神「ルキア」から死神の力を授かる。
死神代行となった主人公「黒崎一護」は己の任務を遂行すべく数々の戦いを繰り広げる。
バトル中心のアニメです。

ここで皆さんは「死神」と聞いて、あまり良いイメージを持たれないと思うのですが、このアニメの死神は現世・霊界の均衡を保つ世界の調整者として魂の成仏や虚(ホロウ)の退治を行う者として設定されています。
そしてその死神の代行がこのアニメの主人公「黒崎一護」というわけです。

基本的に虚(ホロウ)を退治する時は、死神だけが持つと言われている(刀、剣)「斬魄刀(ざんぱくとう」で斬り、その魂が自動的に「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」へと送り込まれる。

尸魂界(ソウル・ソサエティ)とは死神達が住む世界。
簡単にいうと「あの世」です。
そして虚(ホロウ)と死神は幽霊と一緒で、普通の人には見えません。

まあ内容はざっとこんなもんですね。

他の方も仰ってますが、BLEACHの欠点は原作を追いつきそうになると、所々でオリジナルが入り物語を遮ります。
しかも中途半端な所でオリジナルが割り込んで来るので、ここで断念する方が多いのだと思います。

そこで皆さんが退屈しないためにも、オリジナルが出る回をまとめてみました。ご参考までに。

★各オリジナルストーリー★

・尸魂界潜入篇
第33話 奇跡! 謎の新ヒーロー
(オリジナルは一つのみ。観音寺がメイン)

・バウント篇
第64話~第109話★
(バウント篇自体がオリジナル。好き嫌いが分かれる話。面白くないと感じた場合は飛ばした方がいい)

・破面・出現篇
第128話~第137話
(日常が主な話、136話と137話は藍染と関係してるアランカル達とのバトルなので、時間があったら観るべし。)

・虚圏突入篇
第147話~第149話
(メノスの森篇。本篇と話が繋がってるので観るべきだろう)

・新隊長天貝繍助篇★
第168話~第189話
(原作とは全く関係なく、矛盾点も多い。破面篇の続きが早く観たければ、ここは飛ばすべきだろう!話も長すぎる)

・破面・VS.死神篇
第204話~第205話
(2話のみ。瑠璃千代ちゃんの話、結構退屈でした)

・破面・空座決戦篇
第213話~第214話
(カラクライザーの話。ギャグが好きなら観る価値はある)
第227話~第229話
(過去の話と日常の話。228話には女キャラの水着姿が見られます)

・斬魄刀異聞篇・刀獣篇★
第230話~第265話
(斬魄刀のお話です。設定は面白いですけど、ストーリとは全然関係ないので、破面篇の続きを早く観たい方は飛ばした方がいいでしょう。)

・破面・滅亡篇
287話、298話、299話、303話、304話、305話、
311話~316話
(破面篇とは関係ないので、時間に余裕のある時だけ観た方がいいです。)

・護廷十三隊侵軍篇
第317話~第341話
(僕が最も好きなオリジナルストーリーです。コンちゃんが大活躍します(。・ω・。)オリジナルキャラの望実が可愛いです♪隊長達のバトルが面白いですので、オリジナルとして結構オススメできる方です。)

※★がついている所は丸ごとオリジナルストーリーです。

ブリーチはオリジナルが多いので、断然漫画の方が面白いですが、戦闘シーンはアニメの方が迫力があります。
取り敢えず、「尸魂界救出篇」63話まで観てください。ここで面白くないと感じたのなら、残念ですが、この作品は貴方には合わなかったと思った方がいいでしょう。
バトルアニメや血が苦手な方には合わないかも^^;
ここまで我慢して観れた方は「破面・出現篇」まで一気に突入してください^^オリジナルがつまらないと感じた方は飛ばしても結構です。
藍染編が一番面白いので、それまでは断念しないでくださいね( ̄▽ ̄;)ノ
長いアニメですが、オリジナルを抜いたら200話もないくらです。(2004年10月5日~2012年3月27日放送終了)

・死神代行消失篇(2011年10月~2012年3月27日)
第343話~第366話
オリジナルを飛ばした方、そうでない方、原作の続きはここからです。
藍染の戦いから17ヶ月後。

因みにアニメでは「死神代行消失篇」が最後になりますが、原作はまだ最終章の「千年血戦篇」が残っているので、半年後にアニメが再開する可能性もあるみたいです。
原作に追いついてしまったのと、キャストが揃わないのもありますからね。
おそらく一時的だと思います。
最終回で一護は「死神代行はまだ続ける」と言ってましたし、「これが最後ってわけじゃないんだから」「またな」と言ってましたからね。
しかも原作の最終章「千年血戦篇」は「破面篇」より長いらしいのでまた再開すると思います。

さてここからが感想です…

★感想
切りの良い所で終わりましたが、原作の最終章をやらなかっただけに、伏線が沢山残ったまま終わってしまったのがとても残念です。
「死神代行消失篇」もだらだらと引き伸ばしすぎで、引き伸ばした分最後は面白くなるんだろうなと思い期待しましたが、正直オリジナルストーリーの方が面白いくらいでした。
序盤~中盤の「藍染編」まではかなり楽しめると思います。
でもやっぱアニメより原作の方がオススメですね。
アニメは最終章までいってないのもありますし、これから見るんでしたら、原作の方をオススメします。

以上BLEACHファンによる感想でした!


投稿 : 2025/02/01
♥ : 32

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

かくして刃は振り下ろされる・・

言わずと知れた、超有名「週間ジャンプ」で今も連載中のこの作品。


ユウレイが見える主人公「黒崎一護」。
ある日、自分を死神と言う「朽木ルキア」と出会う。
ルキアは死神の世界「ソウルソサイティ」から悪霊「虚(ホロウ)」退治にやって来たと言う。
そんな最中、虚が一護の家に現れ家族を襲う・・
そして、ルキアまでもがやられてしまう・・
一護はルキアから死神の力を半分、分けてもらおうとするが、
あまりにも強い霊力であった為、全てを抜き取ってしまう・・
そこから、ルキアに代わって死神代行としての日々が始まるのだが・・


まずこの作品は「死神代行篇」から始まるのですが、
初めて観るストーリーに引き込まれます。
「死神」と聞けば悪いイメージを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、
この作品の死神は、世の中に彷徨っている成仏出来ない霊を
成仏させる(BLEACHでは「魂葬-コンソウ-」と言う)仕事と、
悪霊「虚」を退治する仕事をしています。
そして普通の人には見えません。
そして死神のくせに「ソウルソサイティ」世に言う「天国」?
みたいな所で生活をしています。
そんな設定が面白く、一気に観てしまいました!


しかし、「血」とか苦手な人はダメかもしれません・・
なんせこの作品の死神には「刀」が重要なんです。
刀がカッコイイんです!
だから、切ったり、刺したりします。
何かが吹っ飛んだりすりので苦手な人は注意です!


最初はワクワク!ドキドキ!しながら観れるのですが、
やはり原作があるので、追いついてしまいそうになると
オリジナルストーリーに入ってしまいます。
私が途中で断念したのはこれが原因です・・
(とか言いつつ300話位までは観ていましたがw)
もうオリストがくだらな過ぎる!全くもってけしからんのです!
そして急に本編に戻ったりするので余計に意味が分からなくなります。
観ている人ほとんどが言うのは
「「尸魂界(ソウルソサイティ)救出篇」までが面白い!」
と、いう事ですw
興味のある方はここまで観てみるのもいいかもしれませんw


基本的に作画はキレイだし、キャラもカッコイイ&カワイイ子達がたくさん出てくるので、そこは存分に満足出来ると思います。
(男は冬獅朗、女はルキアが好きです(*´∀`)ww)
音楽もOP/ED共にJ-POPを起用し、
映像もオシャレな感じに仕上がっているので、そこも楽しめる一つでした。
(2個目のOP、D-tecnoLifeはかなりカッコイイですよぉ♪)


今も原作は購入していますが、
原作も微妙かもしれません・・w
しかし、面白くなる波が激しいのでやめる事もできず・・ (´・ω・`)
そんな感じで、断念しちゃいました・・


投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

おこめ93 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

超長編アニメ。観て損はない!...と思います

本作は、ひょんな出来事から悪霊:虚(ホロウ)の退治者:死神になってしまった高校生、黒崎一護(くろさき いちご)とその仲間達の活躍を描いたアニメ。

-------------

全話見終わっての感想は、後半忙しいなとw

前半は、面白くて・楽しみでワクワクしてました。
グワーっと物語に引き込まれる感じです。

ただ、途中途中で本編とは関係ない内容のアニメ(大人の事情w)が
入るのだけど、それが長いこと...
何十話に渡って観させられると、正直観るのをやめようかと
何度も思わされました。
(実際、観てなくても本編を観るのに支障ないかと)

中盤で、本編に戻って話が進むと、また面白くなってきます。
さすがというか、戦闘シーンは迫力があって見ごたえ十分です。

後半は、終わりに向けて、猛ダッシュw
あれもこれも詰め込んで、戦闘シーンも凝縮(圧縮か?短縮か??)。
途中だらけた回をもっと後半にもってくるべきだと感じました。


超長編アニメだったので、終わってしまう~;;と
悲しい気持ちになりましたが、ちょうどいい終わり時だったのかなと思います。

OP、EDの曲は、どれも秀逸で、見ていてワクワクします。

ただ、これだけは言いたい。
回ごとに作画が変わりすぎ!!!!!
うまい人と、そうでない人のキャラが違いすぎて違和感半端ないっす。
うまい人の回だと「カッケー!一護かっけー!!」ですが、
そうでない人の回だと「うあー、目がぁぁぁ目がぁぁぁ...」と切ない気持ちに...w

時間に余裕のある方は、ぜひ見てみてください。
「ブリーチの続きを観る!」という楽しみが1つ増えますよ~♪

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

82.1 8 熱いでジャンプなアニメランキング8位
ドラゴンボールZ(TVアニメ動画)

1989年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (931)
5279人が棚に入れました
天下一武道会の壮絶な闘いから5年…。世界は、極上の平和を手に入れ、孫悟空も最愛の妻・チチとの間に息子・悟飯が誕生し、平穏な日々を過ごしていた。しかし、ある日突然、強靭な尻尾を持つ謎の男・ラディッツの出現によって、平和はもろくも崩れ去りる。その想像を絶するパワーは、悟空や弟弟子のクリリンさえも一撃で倒してしまう程強力。このラディッツこそ、惑星ベジータが巨大流星の衝突によって全滅した時、奇跡的に生き残った悟空の兄だったのだ。ラディッツは卑怯にも悟飯を人質に取り、自分たち兄弟の仲間に加わることを悟空に強制した。兄たちの狙いは、地球に住む人々を絶滅させて、地球を我がものとすること。悟空には、そんな兄たちの野望に手を貸すことなど出来る筈がない。一大危機に見舞われた悟空は、宿命のライバル・ピッコロ大魔王と手を組み、兄ラディッツに戦いを挑むが・・。

声優・キャラクター
野沢雅子、鶴ひろみ、宮内幸平、古谷徹、田中真弓、鈴置洋孝、古川登志夫、堀川りょう、中尾隆聖、草尾毅、若本規夫、塩屋浩三、八奈見乗児

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

BSフジ フリーザ編終了も地上波で復活のF

超絶セッティング!?アニメファンが選ぶ「もっとも衝撃的な髪型のアニメ・漫画キャラ」
漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』の主人公「孫悟空(そんごくう)」。もともとの黒髪での髪型もなかなか奇抜ではあるが、超サイヤ人となり形態が変化していく毎に、さらにダイナミックに変わっていく。そのあまりの認知度が高さから、もはや見慣れてしまって“普通”に見えてしまう視聴者、読者も多いのではないか。

【アニメキャラの魅力】イケメンヘタレ!?いや、狼牙風風拳は強かった!「ヤムチャ」の魅力とは?
サイヤ人や地球外から来た敵など、舞台である地球人以外にも多くのキャラクターが登場する『ドラゴンボール』。物語中盤からは、純粋な人間(地球人)が戦闘シーンで登場する機会は多くありませんが、最後まで何だかんだと絡んでくるのが「ヤムチャ」と「クリリン」です。意外と「ヤムチャが好き」と言うと、「え?」という反応が返ってきたりしますが、実は「ヤムチャ」とはそんなに程度が低いキャラクターではないのです。

■意外と強い!
今となっては「ヤムチャ」には、あまり戦闘能力の高い印象はないかもしれません。しかし、実は「ヤムチャ」は強いのです。何といっても、あの亀仙人の修行に耐え、更には神様の修行やカリン様の修行にも耐えています。そして忘れてはならないのが、ヤムチャもかめはめ波を打てるということ。天下一武道会や戦闘シーンでボコボコにやられるシーンが多いので弱いイメージがあるかもしれませんが、実は(意外と)強いのです、ヤムチャは。

■仲間思いの優しくてとてもイイ奴
「ヤムチャ」はとても仲間思い。それは登場当初にはあまり描かれてはいませんでしたが、悟空と行動を共にするようになってからはかなりストレートに描かれています。ブルマと恋仲になり破局した後も、ベジータがやられた際に疲弊するブルマを気遣ったり、口にするには憚れる内容を伝える役を買って出たり・・・。

人の痛みを理解し、それを誰かに委ねたりしない。そんな男気のあるイイ奴なのです。ヘタレイメージのあるヤムチャですが、いざというとき傍に居て、そして優しく接することの出来る男なのです。例えその裏にどんな悲しみがあったとしても。それはなかなかヘタレには出来ないことだと思うのです。

■イケメンのモテ男
作中もっとも女性にモテているような描写されているのが「ヤムチャ」ではないでしょうか。それは他キャラクターの発言や、実際にキャーキャー言われていたり、イケメン好きのブルマが付き合っていたことからもうかがい知ることができます。女性に対して極度のあがり症だったにも関わらず、いつの間にやらナンパな浮気性に・・・。確かにナルシストな一面は当初から描かれていましたが、女性に対してはシャイなままの方がよりモテたのではないかとも思うのですが・・・。

ブルマと別れた後に別の彼女がいたり、女性の影は常にあったヤムチャですが、作品後半に多くの初期から登場するキャラクター達が伴侶を得ているにも関わらず、ヤムチャは独り身(結婚した描写はない)。独身貴族を堪能していただけなのか、はたまたその性格ゆえかわかりませんが、もっともモテ描写の多かったヤムチャにしては意外かもしれません。

今となっては、サイヤ人をはじめとする地球人以外のキャラ達に大きく差を付けられてしまった「ヤムチャ」。しかし、登場当初に魅せた“狼牙風風拳”の強さとカッコ良さは、当時の少年たちの脳裏に強く焼き付いているのではないでしょうか?長編漫画となり、初期の頃の記憶が薄れてしまっているかもしれませんが、もう一度初めから見直すと、本当の「ヤムチャ」の強さ、魅力を再認識出来ると思います。

結果より中身が重要!?アニメファンが選ぶ「もっとも印象に残るアニメキャラによる名勝負」
漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』から、言わずとしれた主人公「孫悟空(そんごくう)」と、悪の帝王「フリーザ」の対戦がランクイン。現在公開中の映画『ドラゴンボールZ復活の「F」』で更なる進化を遂げ、圧倒的なパワーアップを果たしている「フリーザ」。宿命とも言えるこの2人の対決、上位へのランクインは当然といえるかもしれない。

【アニメキャラの魅力】三つ編みヘアーにピンクの衣装!世界一の殺し屋「桃白白」の魅力とは?
世界中にファンを持ち、日本を代表する漫画・アニメ作品の『ドラゴンボール』。多くのキャラクターが入り乱れながらも、どのキャラクターにもそれぞれ魅力があります。割と初期に登場する「桃白白」もその一人。代表的なキャラクターではありませんが、その個性は天下一品です。

■桃白白の大きな魅力のひとつ、外見!
桃白白はいわゆるオッサンですが、その外見はとても個性的。長い三つ編みヘアーにピンクの中国風衣装を身に纏っています。当初は間違いなく人間だったのですが、彼は途中からサイボーグになってしまいます。そしてサイボーグになった後も相変わらず個性的。ゴーグルのようなものを顔につけて、トレードマークだった三つ編みは形状を変えつつも残しています。

「桃白白」ほどインパクトのある人間キャラクターは、個性的なキャラの多い『ドラゴンボール』においても、なかなかいないのではないでしょうか?何よりもオッサンキャラクターが個性的な出で立ちっていうのがいいですね。

■趣味は人殺し。世界一の殺し屋!
ドストレートに趣味が“人殺し”っていうのは珍しいですよね。“世界一の殺し屋”の通名を持つキャラクターというのは他作品にも多く登場すると思うのですが、大体は暗殺だったりどこかしら影があると思います。「桃白白」はそれを全力で打ち砕いたキャラクターといえます。作品初期のシリアス過ぎない雰囲気も、キャラクターにとてもマッチしていました。

もう少し登場し続けても良かったと思うのですが、キャラクター設定がサイボーグ化したりと、収拾がつかなくなってしまったのでしょうか・・・。サイヤ人とのバトルに「桃白白」がどんな戦いを見せるのか見たかったですね。

■どどん波!!インパクトのある戦闘スタイル
「桃白白」と言えば、真っ先に浮かぶのがこの技“どどん波”。連載当時、小学生がみんなマネをしていたものです。「どどん派!!」と叫びながらあのお決まりのポーズ。しかも、「桃白白」は本当に強かったのです。強くて個性的な彼のキャラクターが小学生の心を鷲掴みにしたのですね。「スーパーどどん波」が登場したときは笑いましたが、「桃白白」の個性がより強まったと思います。

そして、“どどん波”と同じくらい印象に残っているのは、彼が柱を砕いて放り投げ、その上に「ほいっ」と後ろ手になって飛び乗り移動するシーン。円柱の上に乗った「桃白白」のイラストこそが、もっとも彼らしい一枚だと思いませんか?

例え「桃白白」の名前を思い出せなくても、“どどん波”や、円柱の上に乗った姿を見せれば、間違いなく思い出すはず。出番は少なくても、それだけ読者の印象の強く残った名キャラクター「桃白白」。ぜひ一度、ご自身の目でその魅力をお確かめ下さい。

【アニメキャラの魅力】大人しいランチ?荒っぽいランチ?無敵の二重人格「ランチ」の魅力とは?
今や日本を代表する国民的作品で、世界中にも多くのファンを持つ『ドラゴンボール』。主人公である「孫悟空」の、少年から大人になるまでの成長や活躍が魅力たっぷりに描かれています。

そんな作品において、作中前半、読者に大きな印象を与えたキャラクターがいます。それが今回ご紹介する「ランチ」です。二重人格キャラという、連載時には珍しいキャラ付けだった「ランチ」の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?

■くしゃみの前後、どちらがお好み?
「ランチ」はくしゃみをするたびに人格が入れ替わります。通常時のランチは青髪で大人しく、口調も含めおっとりとした非常に女性らしい性格。一方、金髪のランチは荒々しく、行動も含めて暴れたい放題。犯罪だろうがお構いなしです。言い方によってはワイルド・・・。

■マシンガンをぶっ放して銀行強盗も!?
金髪のランチは非常に荒々しく、青髪の通常ランチとなにもかもが違い過ぎます。人に対して容赦なくマシンガンをぶっ放し、物を盗んだりカツアゲしたり・・・。もうやりたい放題です。しかし、そんな金髪ランチさん。通常時と変わって露出も多く、とってもセクシー。彼女のナイスバディを楽しめるのは金髪ランチさんの時だけなのです。大人しい通常ランチもいいけれど、金髪の荒々しいランチさんもかなり捨てがたいのです。何より可愛いですしね・・・。

■天津飯と一緒に?
ランチ(金髪)は作中、明確に天津飯に惚れこむ場面が描かれています。男の気配や色恋には縁遠い印象でしたので、天津飯にかなり過激に猛烈なアタックをしていたのは意外でした。そんな意外性も、ランチというキャラクターの深みを増していたように思います。

ランチは作品中盤以降その姿を見せません。天津飯との恋の行方がどうなったのか知ることは出来ないのですが・・・。しかし、一番気になるのは、通常時の青髪ランチさんが悩んでいた「くしゃみをすると入れ替わってしまう体質」がどうなったのかということ。いずれにせよ、その後のランチ(金髪も青髪も)が、ちゃんと幸せに過ごしていてくれたらいいなと思います。

【アニメキャラの魅力】カプセルコーポレーションのお嬢様!天才技術者「ブルマ」の魅力とは?
『ドラゴンボール』の連載当初から登場し、主人公である悟空と一番古い友人でもある「ブルマ」。そして登場は連載終了まで続きますので、読者は彼女の成長を最後まで見届けることが出来ます。

■お嬢様だけど技術者としても超有能!
ブルマは自身でどんなものも発明し、生活や戦闘に役立つものを作り出すことが出来ます。発明品を売るカプセルコーポレーションのお嬢様ですが、ただのお金持ちのお嬢様ではありません。ドラゴンボールを探し出す“ドラゴンレーダー”や“タイムマシン”など、少女時代から大人になるまで、常に高い技術力を維持、そして発揮していきます。有り合わせの材料で、自らの望むものを作り出してしまうのですから、もはや只者ではありません。お嬢様な「ブルマ」は確かにお金持ちのワガママ娘ではありますが、自分で発明品を生み出すことの出来る、優秀な“発明品会社の令嬢”なのです。

■規定外の性格の持ち主
ブルマは非常に勝気でワガママ。言いたいことは遠慮なく言います。弱点はイケメン。そもそも彼女がドラゴンボール探しの旅に出たのは「素敵な恋人がほしいから」です。過剰な自信家でもありますが、彼女は実際に美人ですしナイスバディ、そして頭も良いので、遠慮なく「わたしって美人だから」と言われると確かに返す言葉はありません。とはいえ作中、大多数の男性キャラが引いているシーンは多いですが・・・。

何でも言い、何でも出来る。そして何でも持っている「ブルマ」。しかし、よくよく彼女を観察してみると、ただ単に才能を持っているだけではありません。彼女は勉強や努力により、その才能を維持している一面も垣間見ることが出来ます。そこがまた彼女の魅力ですが、この性格でその努力家の一面が薄れてしまっているのかもしれません。しかし、それでいいのです。「ブルマ」はそれらすべてをひっくるめて魅力的なのです。

■恋人には一途
「素敵な恋人がほしい」と旅に出て、「ヤムチャ」と付き合うことになって旅を終えた「ブルマ」。ヤムチャとは長いこと付き合っており、喧嘩や仲違いも描かれていますが、「ブルマ」が本気で他の男性に気持ちが揺れるようなシーンはありません。散々「女」を武器にしていますが、恋人に対しては一途なのです。

ヤムチャと別れた後に「ベジータ」とくっ付きますが、ここでもやはり「ブルマ」が「ベジータ」以外の男性に心奪われるようなシーンはありません。(強烈に)勝手で自信家で行動的な印象の強いブルマですが、付き合った男性にはとにかく一途。チャラチャラしていそうでしていない、そんな「ブルマ」の一面も彼女の魅力を高めているのだと思います。

【アニメキャラの魅力】勝気で強い!悟飯の妻であり良き理解者「ビーデル」の魅力とは?
世界チャンピオン「ミスター・サタン」の娘「ビーデル」。本当にあの父親の娘なのか?と思うほど可愛らしい容姿ですが、中身は意外と似ていたり・・・!?今回は、後に「悟飯」の奥さんとなり、可愛い子供も生まれる「ビーデル」の魅力に迫ります。

■将来の姑であるチチとも大喧嘩!?勝気なビーデル!
とにかく勝気な「ビーデル」。負けん気が強いとも言いますね。どちらにしても「ビーデル」にはぴったりの言葉です。父親である「ミスター・サタン」を心から尊敬しているので、サタンを馬鹿にされたら大変・・・。容赦く攻撃します。

更には、はじめて悟飯の母である「チチ」と会った際には猛烈な口喧嘩をしたりも・・・。チチは後にビーデルにとってお姑さんになるのですが・・・。「ビーデル」のこの性格に「悟飯」は呆れっぱなしですが、一方で素直で真面目な一面も持ち合わせています。真面目な「悟飯」にはそういった“自分にないところ”が魅力的だったのかもしれません。実際にこのギャップがビーデルの魅力なのだと思います。

■戦闘能力は父親以上!
「ビーデル」は非常に戦闘能力が高く、天下一武道会の少年の部で優勝した経験も持っています。そのため「悟飯」の修行に付いていけるだけの素質を、彼女は元々持っていたのでしょう。もちろん才能だけではなく、武道家として非常に真面目で(そして勝気なため)、日々練習を重ねています。

ちなみに、彼女がもっとも尊敬する父親よりも、実はビーデルの方が強い・・・そんな描写があちらこちらに散りばめられています。ビーデルは舞空術もマスターしますし。作中で舞空術をマスターするキャラクターは限られており、実力の高い人間のみが習得している技ですので、そういった意味でも「ビーデル」の戦闘能力の高さを伺い知ることができます。

■強い正義感の持ち主!
「ビーデル」は、非常に正義感が強く、街の平和を守るために警察に協力したりもしています。それは“サタンの娘”としてのパフォーマンスではなく、自身が自ら進んでやっていること。アニメ版だけではありますが、謎のヒーロー「グレートサイヤマン」の代わりに「グレートサイヤマン2」になったり・・・。

自分の力を高め、人の役に立ちたいという気持ちが非常に強いのでしょう。悟飯の実力や彼のおこないから、自身の正義感と似たものを感じとり、心惹かれていったのかもしれません。勝気で喧嘩っぱやくても、その根本には「人を守る」という優しい心を持っている・・・、そんな魅力溢れる女性こそが「ビーデル」なのです。

【アニメキャラの魅力】礼儀正しい好青年!?ヤンチャで可愛いひねくれ少年?「トランクス」の魅力とは?
「トランクス」は、登場人物の多い『ドラゴンボール』の中でも珍しい、“現代”と“未来”の2つの立ち位置から登場するキャラクターです。その個性は、それぞれ微妙に異なっており、男女問わず多くのファンから支持される要因ともなりました。現代と未来、それぞれで異なる魅力を発揮し、ファンを獲得した「トランクス」。今回はそんな彼の魅力について紹介したいと思います。

■初登場で魅せた圧倒的強さ!
「トランクス」の初登場はフリーザ編。原作にしてもアニメにしても、フリーザの圧倒的な強さが印象的だった頃です。暫くその正体は明かされず、冷静で知的、そして強いこの青年に誰もが疑問と期待を抱きました。

そして正体が明かされた時、漫画そのものも“現代”と“未来”を行き来するという展開、そして未来の地球の様子にショックを受け、更には謎に包まれた青年が「ブルマ」と「ベジータ」の子供であるという衝撃・・・と、かなりのインパクトを受けました。

何より、剣を使った攻撃は『ドラゴンボール』の中では非常に珍しかったですし、剣を背負う姿がとてもカッコ良かったです。あの初登場は『ドラゴンボール』史上でもかなりのインパクトのあるシーンだったと思います。

■“未来”のトランクスは礼儀正しい好青年!
破天荒なキャラクターの多い『ドラゴンボール』の中で、“未来から来たトランクス”は非常に真面目で謙虚、大変礼儀正しい青年でした。誰に対しても「さん」付けで呼び、敬語もきちんと使ったり・・・。苦労して、更に命をかけて未来からやってきたイケメンキャラ「トランクス」。そして何より強い。女性からの圧倒的な支持も得ましたし、「強くて礼儀正しい好青年」に憧れる男性からの支持も十分に集めたように感じます。文句なしの好青年とはまさに“未来から来たトランクス”のことではないでしょうか。

■“現代”のヤンチャで可愛いトランクス!
“現代”のトランクスは、幼少期から描かれ、キャラクターも“未来から来たトランクス”とは少し異なります。

大金持ちのお坊ちゃまなのでそのヤンチャっぷりは想像通りですが、礼儀正しい一面もあちらこちらで描かれています。とはいえ、幼少期から描かれていることもあり、なによりもヤンチャで可愛いのが一番の魅力。「ベジータ」の子供だけあってか、「少し捻くれていて恥ずかしがり屋」なのも、その可愛さに一役買っているように思います。

普段はヤンチャな一方で、自分の両親に対して照れながらも愛情を示す姿はとても微笑ましくもあり、彼の魅力を大きくしていたようにも思います。見たこと無い・・・方は少ないとは思いますが、もしまだ彼の魅力を感じた事のない人は、ぜひもう一度『ドラゴンボール』を見返して、未来・現代両方の「トランクス」の魅力をご堪能下さい。

【アニメキャラの魅力】悟空の嫁ってだけじゃない!?訛り言葉も可愛い「チチ」の魅力とは?
国民的、いえ世界的に人気の高い『ドラゴンボール』。今回は、初期から登場し、後に悟空と結婚、かわいい子供達にも恵まれた「チチ」の魅力に迫ります。チチは“悟空(主人公)の嫁”だけに収まるキャラクターではございません。

■「~だべ」「~さ」など、訛った口調が超絶可愛い!!
チチの特徴のひとつはその話し言葉です。悟空のことを「悟空さ」と呼び、自分のことは「おら」。登場初期から一貫して東北弁のような口調で話します。方言萌えの方もいらっしゃるかと思いますが、私もその一人。気取りのない口調通り、性格も気取っていないチチの真っ直ぐな言葉は、とても魅力に溢れています。それにしても家族に悟空と子供達がいるにも関わらず、誰ひとりチチの口調がうつらなかったのはある意味奇跡といえるかもしれません。

■筋斗雲にも乗れる!綺麗な心の持ち主!
チチは綺麗な心、純粋な心の持ち主しか乗ることの出来ない“筋斗雲”に乗ることが出来ます。作中筋斗雲に乗れるキャラクターは限られていますので、そういった意味でもレアなキャラクターですよね。実際に人を疑ったり、貶めたりするようなシーンはありませんし、子供が産まれ教育ママとなった後もそういった描写はありません。

そういえばチチは悟空一筋でもありましたね。自分の気持ちに真っ直ぐで、愛情もしっかり注ぐチチを見ていると、模範的なお母さんでもあるのかなと思います。ちょっと口うるさかったり、子供が小さい頃に勉強にガミガミしていたのは、必要と思えばこそのご愛嬌ということで。

■少女時代から母となっても愛らしい外見
チチの初登場は、彼女がまだとても幼かった頃。そこから少女時代、大人の女性になるまでの成長が描かれるのですが、チチはとても可愛い顔をしているのです。クリクリな目とナイスバディ。これだけも十分魅力に溢れていると思います。格闘家として天下一武道会に出場するだけの力も持っており、更にこれだけ可愛ければ、チチが悟空だけを見ていたために気がついていない(描かれていない)だけで、実はチチのファンって多かったのではないかなと思うのです。母として描かれるチチも愛らしさを残した大人の女性で、とても素敵です。子供たちがイケメンなのは、間違いなく悟空とチチの子供だからだと思います。

■妻として母として。とても強く素敵なチチ
原作でもアニメでも、男性からするとうざったい存在に思えるかもしれません。しかし、あの悟空の妻は並大抵の女性ではつとまらないと思いませんか?更にどれだけ口うるさく言っていても、最後には必ず悟空や子供に対し理解を示す人「チチ」。人に対して本質を理解し接することが出来る、とても魅力いっぱいで素敵な人だと思います。

『ドラゴンボール』のやめ時はフリーザ編だった!? 初代担当編集・鳥嶋が明かした『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』の裏話
5月8日、『漫道コバヤシ ドラゴンボールZ復活の「F」公開記念スペシャル』(フジテレビ)にて、芸人・ケンドーコバヤシが『ドラゴンボール』(集英社)の作者・鳥山明の初代担当編集である鳥嶋和彦(現・集英社専務取締役)と対談。『ドラゴンボール』や、鳥山初の連載作『Dr.スランプ』の裏話などが明かされた。

もともとデザイナーだった鳥山明は、マンガ賞に応募し、1980年から「ジャンプ」で『Dr.スランプ』の連載を開始。当初、少年誌である「ジャンプ」で女の子が主人公のマンガを描くのは「とてもショック」だったそうだ。『Dr.スランプ』はアニメ化もされるほどの人気作となったが、鳥山は「連載をやめたい」と吐露。そして、当時の編集長に直談判し、「『Dr.スランプ』より面白いものが描ければいい」と了承を得た鳥山は、『ドラゴンボーイ』読み切りが人気を博したことから、『Dr.スランプ』の連載を終え、1984年に『ドラゴンボール』の連載をスタートさせることとなった。

その後、『ドラゴンボール』は大ヒット。原作の連載開始から30年以上たつ本作だが、現在も映画『ドラゴンボールZ復活の「F」』が公開中だ。2人の話題は、この映画でも大々的にフィーチャーされている敵キャラ・フリーザに。フリーザは、連載時、社会現象になっていた“地上げ屋”をモデルにした、いわば“宇宙の地上げ屋”キャラで、鳥嶋いわく、“悪いキャラ”を描くのに苦労する鳥山だが、「(『ドラゴンボール』で)完全な悪はフリーザだけなので動かしやすい」と評していたという。一方、苦労したとされる敵役・ピッコロ大魔王は、歴史上悪いと言われている人物、ローマ皇帝のネロに影響を受けているなんて話も。「フリーザの年齢・性別は迂闊に答えてしまうと困ってしまいそうなのでノーコメントで」「(フリーザの側近である)ドドリアとザーボンは特に気に入ってないので復活の予定はない」「(フリーザの父である)コルド大王は倒されるためだけに登場した」などなど――『ドラゴンボール』ファンにとっては興味を惹かれる話題が多く展開される放送だった。

番組中では『ドラゴンボール』はあまりの人気のため、連載を終わらせることが出来なかったといった話にも言及。「『ドラゴンボール』のやめ時はいつだったのか?」というケンドーコバヤシのあけすけな質問に、鳥嶋は「フリーザ編で締めるべきだった」と回答。『ドラゴンボール』がフリーザ編で最終回を迎えていたら、鳥山の3つ目のヒット作が生まれていたかもしれない、とまで語っていた。最後に番組では、鳥山が原作、『I"s』(集英社)などで知られる桂正和・作画の新作マンガが動いていることが明かされ、大きな話題に。掲載誌は「週刊ヤングジャンプ」を予定しているという。14年には『カツラアキラ』という共作短編集を刊行している名タッグだけに、新たな情報の発表が待たれる。

『ドラゴンボール』18年ぶりTV新シリーズ、7月より放送決定! 鳥山明氏がオリジナル原案
アニメ『ドラゴンボール』の新シリーズとなる『ドラゴンボール超(スーパー)』が7月よりフジテレビ系で放送開始することが28日、明らかになった。同日都内で行われた映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』舞台あいさつで発表された。1996年から97年まで放送された『ドラゴンボールGT』以来、18年ぶりの完全新作で、原作者の鳥山明氏のオリジナル原案による物語が展開される。

『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1984年から95年にわたり連載された国民的漫画『ドラゴンボール』。単行本および完全版は全世界で2億3000万部を誇る人気タイトルだ。テレビアニメも86年2月よりスタートし、『Z』、『GT』と長期シリーズとして同局系で放送されてきた。

現在は『改』の続編となる『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)が放送中。新シリーズの舞台は、孫悟空が魔人ブウとの壮絶な戦いを終え、平和を取り戻した地球のその後という、これまで原作でも描かれていないアニメ完全新作となる。

悟空の声を担当している野沢雅子は、「CM、ゲームなどで数知れず『超』という言葉を言ってきましたが、いよいよ、シリーズ“ドラゴンボール超”がスタートするということで最高です。首を長~くして待ちに待った新シリーズ、長~く長~く続くと最高です。待っていてください。私たちも待っていたんですから」と新シリーズ開幕を喜んだ。

◆これまでの放送
『ドラゴンボール』1986年2月~1989年4月
『ドラゴンボールZ』1989年4月~1996年1月
『ドラゴンボールGT』1996年2月~1997年11月
【デジタルリマスター再編集版】
『ドラゴンボール改』2009年4月~2011年3月
『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)2014年4月~2015年6月

野沢雅子さんや、堀川りょうさんら大御所声優陣に加え、主題歌を歌う“ももクロ”一同も特別衣装で駆けつけた『ドラゴンボールZ 復活の「F」』レポート
2015年4月18日、東京の映画館・新宿バルト9において、同日に公開となったアニメ映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の初日舞台挨拶が実施された。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、日本国内でも“ジャンプ系少年漫画”の代名詞とも言われる名作『ドラゴンボール』、その最新映画だ。といっても、あまりに有名なタイトルだけに「あのフリーザが復活する!」と言われて、その説明を必要とする人は多くないだろう。

本作において特筆すべき点は、原作の鳥山明先生が“脚本”に名を連ねている、という部分だ。『ドラゴンボール』の映画は数多く制作されてきたが、同氏が単独で脚本を制作をしたのはこれが初なのである。同じように“脚本原案”として関わった『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年公開)が大きな反響を得たことからも、本作が注目を集める一因となっている。……要するに、みんなが公開を楽しみにしていたのだ。

そんな公開日に行われた舞台挨拶には、本作のメインキャストである野沢雅子さん、堀川りょうさん、佐藤正治さん、花江夏樹さんらに加え、監督の山室直儀さん、主題歌を歌った「ももいろクローバーZ」(百田夏菜子さん、玉井詩織さん、佐々木彩夏さん、有安杏果さん、高城れにさん)といった、実に豪華な面々が登場。本稿では、ステージで繰り広げられたトークの様子をお伝えしていく。

■神龍の見守るバルト9にZ戦士(の声優陣)&ももクロZが集結
本作の公開初日とあって、当日のバルト9は大賑わい。チケットロビーには巨大な神龍(シェンロン)が登場するなど、その力の入れっぷりも相当なものだ。舞台挨拶が行われたシアターの中はディープなファンで一杯で、キャラクターのコスプレをしている人の姿も見受けられた。

舞台挨拶が始まったのは上映後。見た目にも色鮮やかな来場者たちに拍手を受けながら、登壇者たちがステージへやってきた。そして位置につくと共に「オッス! オラ悟空」(野沢さん)、「カカロット! 貴様を倒すのは、この俺樣だ!」(堀川さん)、「ぱーふぱふさせてくれんかのぉ~」(佐藤さん)、「雑魚じゃない、ジャコだ!ビシッ!」(花江さん)と、いった具合の名言ラッシュが披露される。誰がどのキャラを演じた、という説明は不要だろう。

そこから始まったトークでは、まさに本作を観た直後の来場者たちと興奮を共有するような様子が見て取れた。そんな中、超ベテラン声優陣に囲まれて、ちょっと恐縮気味な声を出していたのは花江さん。“ドラゴンボール世代”である花江さんは「小さな頃からずっと観ていた作品に出られるなんて」と、その喜びを表現していた。

ちなみに壇上では、上映直後ということで色々とネタバレトークも飛び出した。深くは語れないが、ひとつトークの中で内容に関わるものを取り上げるとすれば、とあるシーンにおける堀川さんの感想「あのシーンは、溜飲が下がる思いでした」というコメントだろう。果たしてベジータに何があったのだろうか……。その内容は、ぜひ劇場で確認してほしい。

続けて、本作の主題歌「『Z』の誓い」を歌った「ももいろクローバーZ」の面々がステージへと登壇した。こうしたイベントでは衣装に凝ることでお馴染みの「ももクロ」だが、今回も各人が『ドラゴンボール』世界をイメージした衣装で登壇することに。

その衣装について百田さんは「主題歌が『ドラゴンボール』キャラクターの“後輩目線”の歌だったので、自分たちが『ドラゴンボール』の世界に入ったらという設定で作ってもらいました」と話す。なお、百田さんは悟空、玉井さんはベジータ、高城さんはピッコロ、佐々木さんはトランクス(とブルマ)、そして有安さんはまさかの餃子(チャオズ)をイメージしているそうだ。まさかここでチャオズの名が出るとは。

ひとしきりトークも終わると、最後に大きな発表が行われた。既にアメリカでの公開が発表されている本作だが、なんとさらに、全世界74の国と地域で放送されることが決定したのだ。それを受けた野沢さんは「もっと増やしちゃいましょう!」と、まさに悟空ばりに意欲を燃やしていた。連載開始から実に30年以上が経過した『ドラゴンボール』だが、その熱はまだまだ収まりそうにない。

4月18日公開『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の入場者プレゼント全貌が判明! さらに公式サイトにて新映像も解禁!
4月18日(土)公開の映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の新TVSPOTがオフィシャルサイトにて解禁!! そこに描かれているのは、ゴールデンフリーザと対峙する悟空の新しい姿が!! 「じゃあ、やってみっか!」の言葉とともに超サイヤ人へと変身する悟空は、超サイヤ人ゴッドの赤い髪とも違う、逆立つ蒼い髪と身にまとうオーラも蒼一色のに変化。

この神戦士は“超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人”で修行の末に悟空が身に付けたとされる圧倒的なパワーである。果たして黄金に進化したフリーザと、蒼色に変身した悟空の雌雄を決する究極のバトルはどちらに軍配が上がるのか!? 伝説を超えた神バトルがここに勃発する!

■入場者プレゼントの全貌が解禁!
そしてついに、入場者プレゼントの“鳥山明描き下ろし脚本完全収録 JC最”神“刊ドラゴンボールZ巻「F」”の表紙や中身の一部も解禁となった。

なんと表紙も鳥山明描き下ろしの特別仕様で、鳥山明が語る脚本の裏話や、直筆のコメント付き描き下ろし設定画などここでしか読むことのできない超貴重な“神”巻となっていることが発覚!

数量限定ということで、4月18日(土)の公開初日や翌日曜日には品切れの可能性もあるので、是非とも光の速さで入手したい! 劇場へ急げ!

<イントロダクション>
『神と神』から2年――、全宇宙待望の最新作が誕生!!
1984年から週刊「少年ジャンプ」で10年半に及ぶ連載、テレビアニメ、ゲーム、カード等、連載終了から20年が経とうとしている今でも、爆発的人気を誇る伝説的コミック「ドラゴンボール」。2013年には、実に17年ぶりとなる劇場最新作『ドラゴンボールZ 神と神』が公開し、“破壊神”“12個の宇宙”など新たな真実を残しながら、子どものみならず、かつて夢中で連載を追いかけた大人たちまでも興奮の渦に巻き込んだ。

“劇場版・鳥山明”始動。かつて世界を絶望させた「F」が復活!!
そして2015年、待望の映画最新作が誕生! 劇場版19作目にして初めて自ら脚本まで手掛けた原作者・鳥山明は今回の敵として、かつて読者を絶望のどん底に叩き落とした悪の帝王・フリーザを復活させた! 鳥山明自ら「すさまじい対戦」と豪語する渾身の物語が、再び世を席巻する!!

<ストーリー>
宿命の激突!! 神を超える戦いが始まる――!!!! 破壊神ビルスとの闘い後、再び平和が訪れた地球にフリーザ軍の生き残りであるソルベとタゴマが、ドラゴンボールを求めて近づいていた。その目的は、軍の再起のためにフリーザを復活させること。宇宙史上最悪のその願いは遂に叶えられ、蘇ったフリーザは悟空たちサイヤ人への復讐を目論む…。

そして、地球に新フリーザ軍が押し寄せ、悟飯、ピッコロ、クリリンらは1000人の兵士と激突。悟空とベジータは、フリーザとの宿命の対決へと挑むが、フリーザは圧倒的なパワーアップを果たしていた! 「お見せしましょう…わたしの更なる進化を!!!!」今、限界を遥かに超えた戦士たちの空前絶後の戦いが幕を開けようとしていた――。

ドラゴンボールの「脱線エピソード」とは?
アニメ番組には、制作サイドの大人の都合で本編から脱線したオリジナルストーリーが放送されることがよくあります。

設定を丸っと無視したぶっ飛びストーリーや、ツッコミ待ちとしか思えないほどの作画崩壊には、子供心に違和感を覚えたものです。

■ヤムチャには野球の才能があったらしい……! 『ドラゴンボールZ』の脱線っぷりは秀逸です

週刊少年ジャンプの人気作品の中には、原作の連載とアニメの放送が同時進行で進むものが数多くあります。当然ながらアニメは原作よりも進展が早いため、連載に追いつきそうになってしまうことも日常茶飯事。そんなときには、アニメ版だけのオリジナルストーリーを放送することで時間を稼ぐわけです。

その最たる例が『ドラゴンボールZ』。

悟空とピッコロがチチに促されて自動車教習所へ通うエピソード(第125話)や、ヤムチャが野球選手のアルバイトを始めるエピソード(第10話)など、例を挙げ始めるとキリがありません。筆者はリアルタイムで放送を見ていましたが、ヤムチャが狼牙風風拳(ろうがふうふうけん)の構えで三打席連続ホームランを打ったときには流石に「これは違くね……? 」と違和感を感じたものです(笑)。

しかし、『ドラゴンボールZ』で描かれたオリジナルストーリーの中には名エピソードと語り継がれているものも少なくありません。

悟空の父であるバーダックとフリーザの戦いを描いたテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~』は、原作のスピンオフ作品としてファンの間でも高く評価されていますし、当初アニメだけのオリジナルキャラクターだったバーダックは、後に原作にも登場しています。

このようにアニメオリジナルキャラクターが原作に逆輸入されるのは珍しいケースですが、ファンからすればたまらないサプライズですよね。

フリーザーの復活に中尾隆聖さん歓喜! 野沢雅子さんが「絶対に見てほしい」と熱く語る!――映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』舞台挨拶レポート
2015年3月30日、新宿バルト9にて、4月18日より公開となる映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の試写会および舞台挨拶が行われた。キャスト陣によるトークセッションのほか、ワールドプレミア開催の発表が行われたので、当日の模様をレポートしていこう。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年に公開された『ドラゴンボールZ 神と神』から2年ぶりとなる映画最新作。原作者の鳥山明さんが、劇場版19作目にして初めて自ら脚本を手がけた作品でもあり、ドラゴンボールによって復活したフリーザと、悟空やピッコロ、クリリンたちが激突する宿命の対決が描かれる。

■ フリーザが嫌いな野沢さんが、ますますフリーザー嫌いになりそうな内容!

今回行われた舞台挨拶には、孫悟空役の野沢雅子さん、フリーザ役の中尾隆聖さん、預言魚役の中川翔子さんが出演。上映に向けての挨拶を行ったほか、客席に姿を見せた悟空とフリーザの着ぐるみの動きに合わせて「どんな戦いになるか、オラわくわくするな!」「クックック……相変わらず私をイライラさせる発言をするのですねえ」とセリフを当て、試写会に参加した幅広い層のファンたちを沸かせていた。

作品ついてのトークセッションでは、初めて完成した映像を見た感想について「すごい!って言葉をズラーっと並べるぐらいすごいです」(野沢さん)、「フリーザが嫌いな野沢さんに(フリーザーが)ますます嫌われそうな(笑)、収録で声が枯れんばかりのすさまじい戦いです」(中尾さん)と絶賛。特に、鳥山さんが意識して増やしたというアクションシーンは見応えがあり、収録ではアクションの速さに苦労したこともあるという。

また、本作ではフリーザの復活も見どころのひとつ。この話を聞いた際、中尾さんは胸が躍るどころか、飛び上がって喜ぶほど嬉しかったとのこと。映画のタイトルについても「復活のFはフリーザのFでもありますが、応援してくれるファンのFでもあるんじゃないかなと、そう思います」と語るなど、ファンに愛されていることを感じて嬉しそうな姿を見せていた。

フリーザの復活については、中川さんも「ただの悪じゃなくて、全人類から愛される“ベストオブ愛された賞”ですよ!」と語り、嬉しさをにじませていた。

■ 悟空とフリーザー、海外上映への意気込みを語る!
トークが一段落したところで、発表の目玉となるワールドプレミア開催決定の告知が行われた。ワールドプレミアは現地時間の4月11日、ハリウッドのエジプシャン・シアターにて実施され、このイベントにも野沢さんが登壇予定となっている。

海を越えての上映が決まり、野沢さんは「オラ嬉しいぞ!ハリウッド行ってみっか!」、中尾さんは「死より恐ろしい恐怖を世界中に味わわせてあげましょう」と、それぞれ役に扮して喜びを表現した。中川さんも、預言が100%当たる預言魚役というポジションを活かし「この映画は世界中で大ヒットするよ!全米が泣くよ!」とセリフを披露する一幕も。

最後に野沢さんは、「今回のFは復活のFであり、ファンのFでもありますので、ひとりでも多くの方に、絶対に見てほしいです!」と、力強くアピール。日本だけでなく世界中の人に、そして子どもから大人までではなく、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんにまで見てほしいとの想いを語り、舞台挨拶を締めくくった。

ド迫力の怒れるフリーザ様Tシャツが凄すぎる!
2015年4月18日より劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の全国劇場公開も控える、宇宙の帝王「フリーザ」の怒れるド迫力グッズが、キャラクターアパレル&グッズメーカー「コスパ」から登場!!

ナメック星でせっかく集めたドラゴンボールを、デンデ、クリリンたちに使われてしまった時の、あの激怒したフリーザが放ったセリフ
「ぜったいにゆるさんぞ虫ケラども!!!!!」
が、ド迫力なデザインのフルグラフィックTシャツ、Tシャツ、トートバッグになりました! ビリビリと感じる宇宙規模のフリーザの怒りをぜひ肌で感じよう!

強さが欲しい!?便利に使う!?アニメファンが選ぶ「一度は使ってみたいアニメ漫画の必殺技・能力」
第1位には、漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』の主人公「孫悟空(そんごくう)」の必殺技『かめはめ波』が選ばれた。悟空の師匠である亀仙人(武天老師)が編み出した、体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技で、その後、悟空以外のキャラクター達もその使い手となる。『ドラゴンボール』における代表的な必殺技といえるだろう。

「私服がダサい」と思うアニメランキング
1位にランク・インしたのは、鳥山明原作の《ドラゴンボール(シリーズ)》でした。ドラゴンボールの衣装といえば、オレンジ色の格好いい武道着・亀仙流道着や、サイヤ人の戦闘ジャケットがまず思い浮かぶのではないでしょうか。しかしその戦闘服がキャラにはまりすぎているせいか、地球人仕様のYシャツやジーパンが逆にコスプレのように思えてしまいますね。

劇場版『ドラゴンボールZ』特報第2弾、フリーザ「私のさらなる進化を!」
2015年4月18日に全国公開されるアニメーション映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の特報第2弾が公開された。

公開された特報第2弾は、見覚えのある楕円の飛行物体が街に巨大な影を落とし、着陸する場面から。宇宙船から姿を現したのは、余裕の笑みを浮かべた悪の帝王・フリーザで、ピッコロも「俺たちとは違う次元の化け物になって帰ってきやがった!」と驚愕するばかり。大軍勢の敵に立ち向かうZ戦士たちとともに、激しく拳を交える悟空とフリーザが描かれている。そして、最後にフリーザが放つ「お見せしましょう、ワタシのさらなる進化を…!」という意味深な一言が、全宇宙の絶望の幕開けを予感させる内容となっている。

また、12月6日より本作のプレゼント付き前売券が上映劇場で発売開始。今回のプレゼントは、原作者の鳥山明氏が映画のために描き下ろした新設定画をもとにしたイヤホンジャック付きの「劇場版・鳥山明 超進化ストラップ」で、悟空バージョンとフリーザバージョンの2種類が用意されている。悟空は通常の胴着から新胴着へ、フリーザは第一形態から"祝復活"のタスキをかけた第四形態へと進化する超進化ストラップとなっている。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年3月に劇場公開された『ドラゴンボールZ 神と神』の続編で、原作者の鳥山氏が原作・脚本・キャラクターデザインをすべて担当。監督は、『ドラゴンボールZ 神と神』でアニメーションキャラクター設計・総作画監督・絵コンテ・原画を、OVA『ドラゴンボール 超サイヤ人絶滅計画』でキャラクターデザイン・作画監督を、人気ゲーム『クロノ・トリガー』でアニメーションキャラクターデザイン・作画監督を担当した山室直儀氏が務めている。

『ドラゴンボールZ』新劇場版発表 鳥山明の本気
名作『ドラゴンボールZ』の新作劇場版が、2015年のゴールデンウィークに公開されることがわかった。

前作『ドラゴンボールZ 神と神』と同じく、原作者の鳥山明さんが原作・脚本・キャラクターデザインをつとめることが発表されている。

マシリトも褒めた! 前作「神と神」の続編
タイトルやスタッフの詳細はまだ明かされていないが、ストーリーは前作「神と神」の続きだという。

公式サイトで、鳥山さんは「マンガで連載していた時の続きのつもりで新ストーリーを考えました。絵を描いていないだけで、細かいセリフまで徹底的にこだわっています」と熱のこもったコメントを掲載。

また「意識してアクションシーンを大幅に増やした」とも語っており、「メチャクチャおもしろいはずですよ!派手なアクション物はあまり好きじゃないボクが言うんだからマチガイないっす!」、「ファンの方々にはとってもスカッと楽しめる内容なっている」と自信作であることがうかがえる。

「Dr.スランプ」でDr.マシリトとして登場した初代担当編集者であり、現在は集英社の取締役専務である鳥嶋和彦さんも、めずらしく褒めているとのことなので、かなり期待できそうだ。鳥嶋さんは、鳥山明さんが「ジャンプ」で連載当時、数々のボツを食らわせたことで知られている。

現在、鳥山さんは新キャラクターのデザイン画を制作中。ファンにとっては待ち遠しいゴールデンウィークとなりそう。

漫画、TVアニメが終了して長い時間と経った『ドラゴンボール』。まだまだ冒険は続きそうだ。

<ドラゴンボールZ>劇場版新作でフリーザ復活
2015年4月に公開されるアニメ「ドラゴンボールZ」の劇場版新作に、主人公・孫悟空と死闘を繰り広げたフリーザが登場することが21日、分かった。新作のタイトルは「ドラゴンボールZ 復活の『F』」で、炎のようなオーラをまとったフリーザや、昨年3月に公開された劇場版「神と神」に登場した破壊神ビルスと側近のウイスが描かれたビジュアルが公開された。

フリーザは、宇宙の帝王として悟空やピッコロ、クリリン、ベジータら仲間たちを圧倒。クリリンを爆殺するなど非道の限りを尽くしたが、激高して超サイヤ人となった悟空に敗北した。その後の物語のキーともなった「超サイヤ人」の悟空と戦った最初の悪役キャラとして人気が高い。

「ドラゴンボール」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984~95年に連載された人気作。コミックスは24カ国で翻訳され、発行部数は世界で2億3000万部以上を誇る。アニメは、86年にフジテレビ系でスタートし、89~96年に「ドラゴンボールZ」、96~97年に「ドラゴンボールGT」が放送。11年間の平均視聴率は20%以上を記録した。劇場版はこれまで18作が公開されており、19作目となる今回の「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は、原作者の鳥山明さんが初めて脚本を手がけることも話題になっている。

「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は15年4月18日に公開。

鳥山明の漫画『ドラゴンボール』其之百九十五のサイヤ人編から最終話までをアニメ化。前作『ドラゴンボール』からタイトルを変更し、新番組として制作された。

『ドラゴンボール』のアニメ化作品では最も長い、約6年10ヶ月ものロングランとなるなど、人気面で絶頂を迎えた作品である。これは東映および東映アニメーションが製作したアニメ作品としては、2007年に『ONE PIECE』に記録を塗り替えられるまで、最長の年数であった。

平均視聴率は20.5%で、人気作となる。日本のみならず世界40カ国以上で放映された。フジテレビは子供達の楽しみも考え、水曜日のプロ野球中継を減らしていた。特に人造人間編の頃には、優勝決定などの重要な試合以外は本作を通常放送し、番組終了後の19時30分から野球中継する場合もあった。初代オープニングテーマ『CHA-LA HEAD-CHA-LA』も170万枚のヒットとなった他、本放送中に劇場公開版アニメが断続的に制作され、本放送中の春と夏に東映系の映画館にて公開された。

前作同様、原作が週刊連載中にアニメ化されたため、原作1話分をそのままアニメにした場合、アニメ1話分には尺が足らず、原作の週刊連載にすぐに追いついてしまうため、その兼ね合いから、アニメスタッフの手によりアニメ独自のシーンやオリジナルエピソードが追加されている。その内の「サイヤ人とツフル人の歴史」、「2人に分身して特訓するピッコロ」、「天津飯や餃子を追いかけたいがカリン塔に登れずウパ達に八つ当たりするランチ」、「野球選手のアルバイトをするヤムチャ」、「栽培マンの裏設定」、「蛇の道で雲を千切って食べる悟空」、「蛇の道の下にある地獄の様子」、「蛇の道の途中にある宮殿にいる蛇」などに関するオリジナルエピソードや設定は、鳥山明が書いた裏設定のアイデアメモを元にしたもので、他にもアニメオリジナルキャラクターとして「グレゴリー」、「パイクーハン」、「大界王」、「ベジータ王(顔のみ)」のデザインや、中鶴勝祥のラフデザインを元に「バーダック」とその仲間たちのデザインを行っている。しかし、その他のアニメのみのオリジナルエピソードや設定には基本的に関わっていない。また回想シーンも多く見られる。

2003年には、全話とTVSP2話に加え、OVA「サイヤ人絶滅計画」を収録したDVD-BOXが発売。また2006年より、単品DVDが各巻5話 - 6話収録で発売された。本番組はBSフジや東京MXテレビなどの一部の地方局などでも再放送されていた(地域によって異なる)。

2009年4月から2011年3月にかけて、タイトルを『ドラゴンボール改』としたデジタルリマスター版を放送。ストーリーを原作漫画に近づける形で再構成し、HD放送が行われていた。

好きなセリフ サイヤ人編
ラディッツ「戦闘力たったの5か。ゴミめ。」
ラディッツ「くだらん技だ。ただホコリを巻き上げるだけか。」
ピッコロ「バカな。この俺が震えて動けなかった。」
ベジータ「貴様のくだらんあいさつのせいだぞ。」
ベジータ「うろたえるな所詮俺達のテキではない。戦闘力の一番高いヤツをさがせ。」
ベジータ「ナッパ オレのいうことがきけんのか!!!!」
ベジータ「あと4分ほどでここにやってくるだろう 戦闘力5000ほどのヤツが。」
ベジータ「ここのヤツらは戦闘力を変化させやがる 最低でも5000ということだ。」
ベジータ「戦闘力がどんどんあがってやがる。」
ベジータ「7000、8000バカな。」
ベジータ「8000以上だ!!!」
ベジータ「なんてヤツだ あんな近い距離から切り返しやがった。」
ベジータ「なんだ今のは パワーやスピードが急激に伸びやがった。」
ベジータ「好きにしろ 同じことだ。」
悟空「さすがだ。スピードもパワーもオラを超えてやがる。」

好きなセリフ ナメック星(フリーザ)編
ベジータ「きたねえ花火だ。」
ベジータ「あたりまえだ。キサマらとはデキがちがうんだ。」
ジース「ベジータちゃんの戦闘力が30000近くに上昇したぞ。」
バータ「チビ(悟飯)の戦闘力が20000までアップしやがった。」
ベジータ「サイヤ人の戦闘データをはるかに超えてやがる。」
ベジータ「とてつもない戦闘力だ。なぜヤツにそれほどのパワーが。」
ギニュー「ヤツ(悟空)の戦闘力は60000ほどとみた。」
ギニュー「スカウターで確認するまでもない。85000までは上がるはずだ。」
ギニュー「100000、110000まだ上がるというのか。」
ギニュー「180000。これがキサマのパワーなのか。」
悟空「はっきり言っておいてやる。瞬間に出せる力はこんなもんじゃねぇ。」
フリーザ「まあいいでしょう。チリの一粒ぐらいは放っておきますか。」
フリーザ「私の戦闘力は530000です」
ギニュー「ジース。俺の戦闘力はいくつだ。」
ジース「2、23000ですが。」
フリーザ「ちなみに戦闘力は100万以上は確実か」

投稿 : 2025/02/01
♥ : 36
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悟空も作者も限界突破し続けた果てしない延長戦

【物語 3.5点】
内容は至ってシンプル。
激しい能力インフレが続く中、おらより強えぇ奴が世界や宇宙を脅かしているから倒しに行く。
それをサイヤ人編、フリーザ編、人造人間・セル編、魔人ブウ編の4回。
全200話以上費やして繰り返す。以上。

訴えたいテーマも特に設けず、娯楽に徹する。
ボスキャラに人間とは何かを突きつける重たい過去などがあるわけでもなく、
倒すのが申し訳なくなる何てことも無い。
倒した強敵(とも)が後で仲間になるジャンプらしい展開もありますが、
少なくとも悟空が敵として戦っている間は心置きなく殴りに行ける。

OP主題歌の“頭カラッポの方が 夢詰め込める”といった感じで、
エンタメ重視のバトルを迷いなくやり切る。
このシンプルさが世界中を熱狂させる原動力になったのだと思います。


とは言え、能力インフレバトルを続けるにも最低限シナリオは必要。
他でも言及しましたが、そもそも『ドラゴンボール』はピッコロ大魔王を倒すまでが当初の構想。
設定を使い切った状態から、熱量を持ってお話を続けるのは並大抵のことではないでしょう。

拾われて育った主人公・孫悟空という過去設定から、
悟空は実は地球に送り込まれた戦闘民族・サイヤ人で、
その背景には帝王・フリーザの宇宙制覇の野望が云々……。
とか使用済みの設定からよくストーリーを捻り出すことができるなと感心したり。
ただレッドリボン軍から捻り出した、星ひとつ消滅できるレベルの超人を凌駕する人造人間製造とか、
流石に科学的に無理があるなwとツッコんでみたり。

漫画家って設定を使い果たしてからが本番の大変な職業なんだな。
俺は将来漫画家にはならないし、とてもなれないなと当時は思ったものですw


『Z』になって原作連載ペースがアニメ放送に追い付き制作が逼迫する傾向はより深刻に。
フルパワーを出すための準備でAパートが終わる。元気玉とか作るだけで1話終わる。
ボスキャラにやられる前に先に逃げろと言われてから、かなり待ってくれる敵とか。
気を高めるという設定って尺を稼ぐのに結構便利だなと思ってみたりw


【作画 3.5点】
アニメーション制作・東映動画(現・東映アニメーション)

作画水準に関しては、バトルではダメージ表現などを描き込み、
後は野となれ山となれのいつもの20世紀・東映の作画。

ただ素材となる原作者の画力は安定して高レベル。
加えて、戦闘は極力、破壊可能オブジェクトが多い街中は避けて荒野で行うなど、
持続可能な連載のための“ダメージコントロール”も成されており、
東映のジャンプアニメ化作品の中では比較的大崩れしなかった部類。

それでも、バトルが佳境になる所、特にフリーザ編終盤などは、
一撃ごとにナメック星が損壊する激戦となり、
ボロ切れ同然となる悟空の道着のダメージ描写等を一コマごとに表現する原作、背景にまで作画を入れて地形変化を描くアニメ化共に苦しい展開。
で、結局、{netabare} ひとつの星の崩壊まで映像化することになったわけで。{/netabare}

苦闘の中で表現された悟空の超(スーパー)サイヤ人への覚醒は金髪&金オーラという強烈なビジュアルもあって心に残りました。
(白黒漫画だと白色なので塗る手間が省けるという見方もありw)


【キャラ 5.0点】
内容がほぼボスを倒す能力インフレバトルである以上、
ボスキャラに魅力が無いと話にならない状況。

設定枯渇した中からでも、ベジータ、フリーザ、セル、魔人ブウと、連載と放送をもたせて余りある強烈なボスキャラを新規創造。

漫画アニメ界全体のボスキャラとして考えても、ベジータで10年に一度生み出されるかどうかの逸材。
フリーザ様に至っては史上屈指のラスボス。
セル、ブウでも並のバトル漫画では滅多に生み出されないレベルの存在感。

鳥山 明先生は稀代のキャラクターデザイナーであったと感服するばかりです。


90年代当時のボスキャラのトレンドはアニメでもゲームでもとにかく画面を埋め尽くす勢いでグロく巨大化する。
これもフリーザの話ばかりになって申し訳ないですが、
第2形態、第3形態と例に漏れずフォルムが巨大化、グロテスクに複雑化する流れから、
最終形態でシンプルになって(描画カロリーも削減しつつw)襲いかかって来たのは衝撃的でした。
フリーザ様はボスキャラのトレンドをも変えた名悪役でした。


【声優 5.0点】
主演・孫悟空役の野沢 雅子さん。
女性声優が少年役をやることは多々あることですが、
『Z』に先立ち悟空も低等身少年から高等身さらには父へと成長。
それでもキャラクターを表現し切るのが見事。

しかも野沢さんは悟空の息子・悟飯役まで兼任。
最終的には悟空の亡き父・バーダック、第二子・悟天の一人四役プラス、
トランクス役・草尾 毅さん、ベジータ役・堀川 りょうさんとのフュージョンまで決める。

当たり前にやってのけてしまうので忘れがちですが、
野沢さんのこの守備範囲の広さは凄過ぎます。

シリアスなバトル展開、加えて尺の間延びにより、
声優が絶叫して間をもたせるシチュエーションが多かった『Z』では、
キャストの演技にも一層熱が籠もっていました。

加えて孫悟空役には怒りで超サイヤ人として覚醒する戦闘民族という表現まで求められる。
野沢さんの{netabare} 「クリリンのことか───────っ!!!!! 」{/netabare} と叫ぶ憤怒の熱演。
根は優しい悟空が変わってしまう戦慄が今でも残っています。

ここまで野沢さんのことしか書いてないですが、
これだけで声優5.0点の理由が揃ってしまったので以上と致します。


【音楽 4.5点】
劇伴は元祖から菊池 俊輔氏が続投。
不穏なギターサウンド、スタッカートが効いた金管音源をアレンジ。
過熱するバトルシーンに有用なテンポアップするフレーズの多用。
OP主題歌の“恐竜がいたら 玉乗り仕込みたいね”でもないですが、
そのまま怪獣映画に流用しても通じそうな恐慌を煽るBGM群でシリアスな作風を好アシスト。


OP主題歌は影山 ヒロノブさんが担当。
1曲目の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」は有名で耳に馴染んでいるを通り越して、
私の場合は運動会で披露したダンス演目のBGMとして身体に深く刻み込まれていますw
が、私は意外と終盤の「WE GOTTA POWER」の方が好きだったり。
いずれにせよ両曲とも歌詞も良い意味で脳筋でアホな勢いのあるアニソンです。


ED主題歌は1曲目がMANNA「でてこいとびきりZENKAIパワー! 」でユルめに締めくくる作風。
圧巻だったのが2曲目の影山 ヒロノブさんによるバラードソング「僕達は天使だった」
サビ終盤でオクターブを上げていく歌唱力。彼は超アニソン歌手です。


【付記】
先日の鳥山 明氏死去のニュース。私にとっても衝撃的でした。
それだけ私の心に爪痕を刻む作品を残した方だったということなのでしょう。
ご冥福をお祈り致します。

世界中から寄せられた追悼コメントの中で、
『ONE PIECE』の尾田栄一郎氏による「天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように」との一文に特に共感を覚えました。
本作はラスボスだけでなく、天界も本当に愉快なキャラクターの宝庫でして。

激しい能力インフレに取り残された地球の神。
それでも自分の何百倍の戦闘能力を持つ超人共を管理しなきゃならなくて。
EDの“Ah もう 神様もつらいよね!”って凄く的を得た歌詞だと思いますw

と言うより、むしろ神って死ぬものなのかwという点も当時は地味に衝(笑)撃的でしたw
北の界王様なんて{netabare} セルの自爆の巻き添え食って死んじゃってますしw{/netabare}
死んでも明るい天界ならば、鳥山先生も、いつかはあの世に行く私も皆も笑って楽しく過ごせそうです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17
ネタバレ

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

んんぶるぁぁぁぁ

私が中学に入ると同時に
『ドラゴンボール』から
『ドラゴンボールZ』に進化しました。
そこから高校卒業し専門学校、社会人デビューまで
共に青春時代を歩んだアニメです。
生活の一部と言ってもいいくらい
当たり前の存在でした。

『Z』になって、まずいきなりの新キャラ登場
その名は『孫悟飯』くん。
主人公『孫悟空』の息子です。

思春期真っただ中の私は
「悟空やったんじゃ・・・・チチとやったんじゃ・・・・」
「もう筋斗雲乗れないんじゃないのか・・・」
と、その事ばかり気になっていました。
でも、いきなり悟空は筋斗雲に乗って登場していました。

※筋斗雲は意のままに自在に操れる空飛ぶ雲で
清い心を持っていないと乗れません

ぴちぴちギャルのパイパイをつつくことや
お尻をさわったたり、
ぱ、ぱぱ、ぱんて~を見ることに
命がけで挑んでいる亀仙人が筋斗雲に乗れないのに
それ以上の事をしでかした
悟空が筋斗雲に乗れるとは
どういうことじゃ?
と、あの当時の私は理解に苦しみました。

まあ、そんなしょーもない事は
『ドラゴンボールZ』を語る上で
どうでもいいことなんです。

今まで語られることの無かった
悟空やピッコロの出生の秘密。
宇宙を恐怖で支配する巨大な敵。
伝説の戦士の存在など、
見所満載です。
最後の方は、わけがわからないです。
ストーリーじゃなくて力の表現が・・・・

キャラは、さすが鳥山先生
デザインも良いのですが
特にネーミングセンスが驚かされます。
大抵、新キャラが登場すると
「え~何?このヘンな名前」
って思っちゃうんですけど、
だんだん愛着が湧いてきて
かっこ良く思えちゃうから不思議です。

長いアニメなので、根気がいるかもしれません。
原作+アニメオリジナルストーリーが
ちょくちょく入ったりします。

オリジナルストーリーはどれも
別に要らんから、早よ本編せぇよ!
って思うものばかりですが、
ひとつだけ、
悟空とピッコロが
自動車運転免許を取りに行くお話は好きでした。

なかなか『ドラゴンボール』で笑いませんが、
これは笑った記憶があります。

良かったら観てみてください。

{netabare}個人的にはフリーザ編で
ピシッと終わっていれば、
すばらしいラストだったと思うんですが、
鳥山先生は終わらせてもらえなかったんですね~
集英社も『ドラゴンボール』は
週刊少年ジャンプの花形マンガでしたから
なかなか終わらせるのは惜しかったのでしょう。

しかし次のセル編があったから
セルの中の人の若本さんがブレイクしたと思っています。
若本さんは、皆さんご存知の通りセルよりも
ず~っと前から声優をされていましたが
セルで
「んぶるぁぁぁ」とか叫んで
より印象付けたのでは?と思います。

結構やる人多いですが
私も高校の時からセルのものまねをしていました。

(ちなみにドラゴンボールでは、あと
べジータ 魔人ブウ
ミスターポポ 界王さま と ナレーション
悟空が大猿べジータに握りつぶされてるとこ
のものまねが出来ますよ~☆
出来ても全く女子にモテる気配が感じられませんでしたが)

体育の時間、教室で体操服に着替えているとき、
セルの声で
「貴様!トランクスか!」
とトランクスの子に近づいて言っていました。

「ほう・・・貴様もトルルァァンクスかーッ!」

「なるほど、貴様もトラァンクスくぁー!」

「トランクスゥ」

「トランクス」

「では、貴様もトラ・・・・ブゥゥウリーーーフかぁぁぁ!!!
ブリーフ博士かぁ!!!(大声)」

《補足説明》この時代には
ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)といった
小洒落た物は無く、ブリーフと言えば
お母さんが買ってきて数年穿き潰したゴムがよれよれの
少し前が黄ばんだ白いビキニタイプの物を指す。
だいたい中学生あたりで周りの目もあり
ブリーフを卒業したくなって
トランクス派にクラスチェンジするが、
極稀に白ブリーフを貫き通す
やり込み大賞が存在した。
が、何かしらのポリシーがあって
白ブリーフを着用している例は少ない。


体育の度に、そんなことをしてたら、
卒業する頃には
私のクラスから白ブリーフが絶滅してしまいました。

ゴメンネ☆
今では私もトランクスじゃなくなったよ
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

73.8 9 熱いでジャンプなアニメランキング9位
家庭教師ヒットマンREBORN![リボーン](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (773)
4427人が棚に入れました
運動も勉強も苦手で何事もすぐに諦めてしまう、うだつのあがらない少年・沢田綱吉(通称ツナ)の前に家庭教師として現れたのは、ヒットマンを名乗るリボーンという名の赤ん坊。
リボーンの目的はツナをイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーのボスとして立派に育て上げるために教育する事。
打たれる直前に後悔した事を死ぬ気で頑張ってしまうという「死ぬ気弾」を使いツナをマフィアのボスに相応しい人間とすべく家庭教師リボーンの「教育」が始まった…。

TABA さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

革命的におもしろいストーリーだった。

一言でいうと、感動と、楽しさをありがとうございました。

軽くあらすじを書くと、
勉強もスポーツも何をやらしてもダメダメのダメ綱こと沢田綱吉のもとに突如やってきた、家庭教師のリボーンと名乗る赤ん坊
正体は、ツナの仲間思いの性格にマフィアのボスの素質があると思い、ツナをボンゴレというマフィアの9代目ボスの後を継ぐくらい強くするという家庭教師でした。
ツナが次々と仲間の為に闘う物語です。

最終話は超絶感動です!!

40話くらいまでは、基本的に仲間集めって感じです。
40話くらいから後は、本格的に戦うバトルアニメです。
でも、僕はこのアニメを見て家庭教師ヒットマンリボーンは普通のバトルアニメではないと思いました。
ボスであるツナが仲間たちを大きく包み込む大空となり
仲間が守護者として
ファミリーのピンチを救う1撃を持つ、細胞を活性化させる力を持つ晴れ
物体を分解する力を持つ嵐
増殖する力を持つ雲
物体を硬化させる雨
幻術で敵を惑わす霧
そして雷
1人のボスと6人の守護者によって成り立たれたメンバー
それだけでもすごく発想の良い物語ですが
それに加えて最強のヒットマンである7人の赤ん坊アルコバレーノ
そしてかつて敵だった奴らも仲間にするツナの器の広さ
とにかく面白いです。
絶対に見るべきです。
もし暇でこのレビューをみたひとがいるなら、ぜひ家庭教師ヒットマンリボーンを見てください。
厄介なことにおわっちゃう悲しさが半端じゃないですけどw

ちなみに僕は、計203話を2週間かけてぶっ通しで見ました。
だからより、終わったことの寂しさがすごいです。
物語もいい、音楽もいい、そしてなにより魅力的なのが、キャラの個性の豊かさです。
キャラの個性が強すぎて、嫌いなキャラも少なくなくなるかもしれませんが、必ずあなたに合った、あなたの好みのキャラがいるはずです。
ちなみに僕は、50話で登場するクローム髑髏という女性キャラにものすごくはまり、それの為に見ていたと言っても過言ではありません(もちろん物語も面白いです)。(髑髏ちゃん大好き!w)
さぁみなさん今まで見たことない世界のアニメを見ようじゃないですか!
きりのいいところでOP変わるところとかもいいですよ。
いい歌ばかりですしw


以上でレビュー・感想は終わりです。
これを書くのに40分くらいかけたので、できれば40話くらいまで見てくれたらありがたいです。
はじめは、ただの茶番ですが、40話当たりから面白くなってきます。

このレビュー見た人で、家庭教師ヒットマンリボーンをしってて、大好きというかたはメッセージください、熱くかたり会いましょう。

そして、僕のレビューを見て、家庭教師ヒットマンリボーンを見るきっかけになって、家庭教師ヒットマンリボーンを見て、面白かったって人は、メッセージください
熱く語り合いましょう!

では、長々と長文失礼しました。

本当に面白いですからひまなかたはぜったいみてください!!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

友情って素晴らしい。なんてゆーと思った?これは「腐腐腐」向けだ

原作既読中(*´Д`)ハァハァ


ダメダメな主人公「ツナ」。
そこに現れたのは、見た目は赤ちゃん。しかし【ヒットマン】だとゆう【リボーン】
リボーンはツナをマフィアのボスに育てる為
【家庭教師】としてやって来た!
これで、題名の意味が分かりましたか?
「私、題名聞いただけだった時、何がなんだかさっぱり分からなかったので、一応簡単に・・」


始めはひたすらギャグアニメですΣ(゚Д゚;マジデ!?
パンツ一丁で走り回ったりwww
キャラの把握程度に観てましたが若干嫌気が差すかもですw
とりあえずそこでリタイアせず観てみて下さい!


バトルが始まりだすと面白くなって来ます!
次々、「腐腐腐」なキャラが登場し、
それぞれ個々の能力があるので、能力を生かしながら
同じ能力者同士のバトルなので面白いです!
可愛い動物の相棒も出てきます(*´ω`)ウリカワユス(ネコ)


そして、「リボーン」が何故赤ちゃん?と思ったそこのあなた!そこに大きな真実が隠されているのです!!
リボーンの様な赤ちゃんは7人居ます、上記に書いた「能力」と共通の意味を持つ7人の「アルコバレーノ」(赤ちゃん)達。(個人的にコロネロが好き(*´Д`)ハァハァ)


リボーンに教育され、バトルなどを繰り返し
徐々に色んな面で成長して行くツナと仲間達。
一応?wマフィアのお話なので、他のマフィアやら
、暗殺部隊(「ヴァリアー」、こいつらカッケー!最高(゚∀゚)ベルトフラン!)
やらいろいろ出てきますが何故かすぐ把握出来ました!
とりあえず、みな腐腐腐ですwww


かなりの話数なので全ての魅力をお伝えするのは難しいですが、
私は面白かったので2週間位で観ましたww
アニメ版は終わっちゃいましたが、
また復活する日を祈っている作品です(*´∀`)





投稿 : 2025/02/01
♥ : 19

だいそん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

死ぬ気の炎

この作品は死ぬ気の炎っていう設定が面白いですよ。
主人公はオデコから炎を出します。
手からも出します。でも、燃えません。
他の人も炎を出します。でも、燃えないんですね。
面白い、とは思いませんかね?

思って貰えていない気がします。

じゃあ、こんなのはどうでしょう。
主人公はダメダメです。
みんなに落ちこぼれ扱いされていて、まともな友達すらいません。
嫌な生活です。
そんな人間の人生が、一人の赤ん坊によって波瀾万丈な、最悪で最高の人生になるんです。
どうですか。面白くないですか?

いや、まだダメですね。

というか、まだダメって言って下さいね。これだとまだ短い気がするので。

少し違う話をしましょう。

ある人は不治の難病にかかっています。
けれど、だからこそ世界一病気に強くなりました。

ある人はキレやすい危険人物です。
だからこそ、いざという時に頼りになります。

ある人はとても弱いです。
だからこそ、弱い人の気持ちが分かります。

今、ちょっと人物紹介しました。
キャラは二面性があると面白いと私は思うんですが、皆さんはどうなんでしょうか。
面白いですよねー。

もう一つくらい言っておきましょう。
なんか、面白さが伝わっていない気がするので。

風紀委員長が一際ヤバい奴なんですよ。
トランプみたいな方です。
刺激的で、急進的で、革新的です。
まさに、独裁の権化。
このキャラは、好きになること間違いなしですね。
世界中から愛されるべきキャラだと思うんですが、どうでしょう。
あー、別にトランプ氏がいいと言っている訳ではないです。
ただ、可愛いです。
可愛いですよね?

しかも、彼は雲雀というんですが、ファミリーのエースですよ。いざというときに活躍するんですね。
まるでトランプの切り札みたいですね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

74.2 10 熱いでジャンプなアニメランキング10位
NARUTO ナルト 疾風伝(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (776)
4138人が棚に入れました
少し大人になったナルトや木ノ葉の仲間たちと、S級犯罪者たちによる謎の組織「暁」の激闘を描く。

声優・キャラクター
竹内順子、中村千絵、井上和彦、落合るみ、鳥海浩輔、川田紳司、水樹奈々、小杉十郎太、森久保祥太郎、柚木涼香、伊藤健太郎、江原正士、増川洋一、遠近孝一、勝生真沙子、根本圭子、飛田展男、本田貴子、佐々木望、関俊彦、大谷育江、下屋則子、重松朋、大塚芳忠、石田彰、朴璐美、加瀬康之、中田譲治、渡辺英雄、川本克彦、青山穣、くじら、神奈延年、杉山紀彰、石川英郎、内田直哉

にゃんころくぽ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

全力で

アニオリと過去回想(時々本編に混じってくる、まるで再放送?って思える)を
すっとばしての評価です d(・ω・´。)

アニメは、作画+和を感じさせる疾走感ある音楽で迫力満点。

私は【NARUTO数巻分しか見て無くて】全く続きを見る気がしてませんでした。

しかしBORUTOという映画を観て、あまりのNARUTO達の成長っぷりに
驚きここいらで疾風伝からアニオリ(回数確認はwiki参照)とばして
観てやろうと・・・・。

まさか、「こんなにすごい深い話だったとはΣ(-`Д´-ノ)ノ」と思わされた。

途中何度も何度も号泣させられたし、それがあったからこそ・・・・
後半がめっちゃ盛り上がる夢のような(FAN大喜び)シーンがたくさん!

疾風伝431話まで観たけどアニオリとばしてきたのであっという間でした。
続きが気になりすぎたので続きにあたる原作コミックと外伝を購入・・・。
小説の秘伝も買っちゃった。

最終巻泣いた・・・。すんごい感動して泣いた・・・・。

ナルトの言葉に泣かされまくった・・・。
アニメでもこのあたりどう声優さんが演じてくれるか楽しみ。

こんなに敵も味方も大勢でてくるのにそれぞれのキャラが魅力的って
NARUTOって本当に偉大な作品なんだなって思った。

私の好きなキャラTOP10 
1、イタチ(サスケ兄)
2、トビ(仮面の男)
3、ミナト(4代目火影)
4、ナルト
5、サクラ
6、柱間(初代火影)
7、扉間(2代目火影)
8、我愛羅
9、香燐(メガネの女)
10、サイ(疾風伝からの登場キャラ)
11以下、他のキャラは同じくらいみんな好き 

最近はアニメが延命しようとしてるのか、なかなか
話がすすまない・・・。
原作の面白い話に早く、音をつけて盛り上げてほしい!

原作は続きがでないかな~。というか外伝と本編最終話の間の話が
みたいね、どうやってみんなあのカップルになったんだか。。。
ナルトしか映画では分からなかったからな・・・。

とにかくダラダラ書いたけど、
【ナルト読むのを観るのをやめちゃった人】へ

最後までぜひ観てほしい!
あの迫力ある後半はみないと損だヾ(´▽`*;)ゝ"

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ジャンプを代表する少年漫画の王道長編作のひとつ

「疾風伝」だけでも放送開始から丸5年間が経っていて現在も続いているし
原作もずっと連載中という長編で、しかも王道な少年漫画&アニメ作品。

友情、仲間、希望、そして打ち勝つ。
『ワンピース』と並ぶほど、内容は言わずもがなな有名作。

舞台となるのは日本をベースにした架空世界。
忍者の世界ではあるが、時代考証とか史実とかは関係なく、
科学技術は発達してる一方で文明的には昔風な不思議で独特な世界観。
子どもの頃から忍者モノが好きだった自分には入りやすいはずだったが
中途半端に大人になってから観てしまうと、素直に夢中になれない部分があって
数ヶ月前までは、まったく観ていなかった。
今も毎回欠かさず観るという感じではないのが、正直なところではある。

でも、笑いあり涙あり、熱いものがこみ上げる回の時もあって
そんな時は観て良かったと思えるし、個人的には音楽の使い方に注目していたり。
毎回のOP、EDに起用される曲は昔のアニソンとは違った趣向のようで、
まだメジャーになっていないようなロックバンドを起用したりもする。
そのあたりは好き嫌いが分かれるかもしれないけれど
実際ここからヒットした曲も多いし、スタッフの力もかなり入ってるなと思う。

途中から観ると、登場人物やその関係、世界観を
すぐには理解しづらいかもしれないけれど、
何歩か足を踏み入れてしまえればけっこう楽しく、
小難しいことを考えたあとに観るとホッとさせられたりするので
僕の場合は録りためておいて数話ずつ時々観るようにしている。

最終回がいつになるかはわからないけれど、もしもその日がやってきて
まだ僕がこの場所にいたら、ちゃんと感想書き直します。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

早く最終回をアニメで見て、NARUTOとお別れしたいのに、
いらん安っぽいオリジナルアニメはさみまくりやがって。。。。。
原作のナルトから生まれた名言も安っぽく使いまくりで一周回って笑えてきた。
なんでそこまでして引っ張りたいのか・・・・・・・・・・・・
視聴者馬鹿にしてますね・・・・・・・・・・・・・・・・
反感買ってるのわからないのか・・・・・・・・・・・・・


オリジナルアニメさえ無ければ評価は4.5~5でした。
特に
シカマルたちの復讐
自来也雨隠れ潜入
ペイン木の葉襲撃
サスケVSイタチ
五影集結の章
が面白い

2017年2月----------------------------------------------------
まだ終わらず・・・
原作どうりスパッと終わっていたらどんなに良かったことか・・・
原作レイプとはまさにこのことか・・・?

2017年3月23日-------------------------------------------------
めでたく?終了
ここまで批判しておいてアレですが約15年間「お疲れ様」と言いたい。
ボルトは観ない・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

77.0 11 熱いでジャンプなアニメランキング11位
食戟のソーマ 弐の皿(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (661)
3858人が棚に入れました
実家の下町の定食屋「ゆきひら」を手伝う日々を送っていた幸平創真は、中学校卒業と同時に、ある料理学校への編入を父・城一郎に薦められる。それは日本屈指の料理学校「遠月茶寮料理學園」……卒業到達率10%以下の超エリート校だった。厳しい試験、脱落者続出の地獄の宿泊研修、退学を賭けた食戟。さまざまな試練を乗り越え、料理の腕を磨いていく創真。同じ志を持つ仲間や、同世代の実力者たちと出会い、一人の人間としても確実に成長を続けていた。――そして迎えた秋。一年生の中でも選ばれた者しか出場を許されない遠月伝統「秋の選抜」、その出場切符を創真は手にする。「秋の選抜」予選のお題は“カレー料理"優勝候補でスパイスの使い手、葉山アキラの作るカレーにスパイスの奥深さを知った創真は葉山の宣戦布告を受けて立つべく、スパイスと格闘。予選当日の朝まで試行錯誤して調理に臨み、葉山と同じ“香りの爆弾"という発想に行き着いたが、結果は葉山94点、創真93点と僅差で葉山が一位に。葉山に敗れはしたものの、見事に本選出場を決めた創真。悔しさを滲ませながらも、さらに強くなることを心に誓い、かくして迎える「秋の選抜」本選。トーナメントに肩を並べたのは、創真、恵、タクミ、緋沙子、アリス、黒木場、葉山、美作、の8名。次なる創真の相手は……!? そして、てっぺんを取るのは……!?

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、諏訪部順一、岡本信彦、花江夏樹、大西沙織、赤﨑千夏、安元洋貴
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期も十分に楽しめました♪

12~最終話{netabare}
四宮シェフのもとでのスタジエール。1期での四宮シェフの印象から
すると、かつての厳しさの中に優しさが加わってて、田所との料理対
決以降に成長したことが伺えました。ソーマも四宮シェフのもとで
フランス料理を学び、一回り以上成長したことがこの2話で分かり
ます。なんだかんだ言って、四宮シェフとソーマはお互いの力量を
認め合っていることが窺えて、とても良い気分で最終話を終えるこ
とができました。ソーマの考えた料理も、ちょっと改良して『生意
気小僧風』とメニューに記してあった点も四宮シェフの人柄を感じ
させる演出で良かった。参の皿も期待したいですね!!{/netabare}登場人物が
かなり多いので、他の人たちの様子も気になりましたが描ききれな
いで終わってしまったのが残念でした。でも楽しめました!!
11話{netabare}
新戸とソーマのスタジエールが中心だったが、新戸の殻をソーマが
壊してあげて、前向きに再出発させてあげるというのが主たるスト
ーリーで、なかなかいい話でした。恵はえりなと組んでスタジエー
ルだったが、こちらも恵なりの考察で地味ながら活躍していました。
スタジエールの帰りに、えりなとの車中の会話は楽しかった。恵の
心のつぶやきがウケましたw 次回のスタジエールはどのような内
容なのか楽しみです♪{/netabare}
9・10話{netabare}
3人の熾烈な争いは葉山の勝利だったが、拮抗した試合の中でソーマ
は新たなる境地を目指す。負けてからどう進化して行くのか、これ
からのソーマの成長に期待しつつ、新展開かな?{/netabare}
8話{netabare}
サンマの目利きでは黒木場と葉山に勝てそうにないソウマが考えた
サンマの熟成方法は・・・?次週が楽しみです。{/netabare}
7話{netabare}
黒木場と葉山の勝負は互角で引き分けとは・・・勢いでは黒木場かと
おもったが、結局二人とも決勝に持ち上がり、ソウマと3人での決勝
戦となった。お題はサンマということです。
庶民な私は、やっぱり塩焼きが一番じゃないかと思うのですが・・・
大根おろしは必須ですw でもきっと、とっても工夫をこらした
料理が作られることでしょう。{/netabare}
6話{netabare}
美作とソウマの食戟だけど、志の高さからしてソウマの方が上でした。
ただ、料理をやめようとした美作を諭し、真の料理人を目指すように
勧告するソウマの器も大きくなってきてるね。次週は黒木場と葉山の
対決で、今回の食戟対決よりも、こっちの方が興味あるなぁ~。どん
な料理が出てくるのか楽しみです♪{/netabare}
5話{netabare}
ビーフシチューで食戟ということになったが、郁魅とえりなのおかげで、
なにかヒントが得られたソーマは次週どのようなシチューを作るのか楽
しみです。どのような勝ち方をしてくれるのかがポイント。まさか負け
ることはないと思う。一口目から美味しい料理を作るっていうことが
今回のソーマの課題でもあるようですね。定食屋の美味しい料理から
どのように脱却するのか期待です。{/netabare}
4話{netabare}
タクミVS美作。美作がタクミに食戟を仕掛け、タクミは受けて立ったが
が負けてしまう。次戦はソウマVS美作となった。
美作の戦い方は姑息だが、技術や応用能力はある。
美作はソウマに食戟を叩きつける。ソウマは負けたら料理人を止めると告げ、食戟を承諾。
果たしてどうなるのか・・・。個人的には、黒木場と葉山アキラの勝負の
方が興味あるな・・・。{/netabare}
3話{netabare}
田所ちゃん負けたか・・・残念。でもさ、ふんどし脱げてたんだったら、田所ちゃんの勝ちじゃないんかい(笑)。もう一戦は葉山アキラの勝利。確かに見る
からに美味しそうなハンバーガーだったなぁ♪来週はタクミと美作の勝負。
女の子は全員負けってことになりました。{/netabare}
2話{netabare}
田所ちゃんと黒木場のラーメン対決。料理の細かい部分はよく分からんけど
どちらも美味しそうです。決着は来週みたいですが、田所ちゃんに勝って欲
しいなぁ~。彼女独特の温かく優しい心のこもった、そして洗練された料理
がどこまで通用するのかな~?創馬との対決の時はくるのか、ちょっと楽し
みにしているのですが・・・。今期も安定した内容だし、安心して楽しめま
す。 {/netabare}
1話{netabare}  
アリスと創真の弁当対決でした。あまりの豪華さに味の想像はつかないが、
どちらの料理も美味しそうでした。決め手は『心のこもった温かい料理』って
ところですね。アリスは田所ちゃんの次に好きだったキャラなので、ここで
負けたのは残念ですが、いい子でしたね♪リベンジの機会があるのでしょうか?
画も申し分ないし、1期と同様に楽しめそうです。次週は田所ちゃんに勝って
もらいたいけど、どうなるかな・・・。連続で好きなキャラが負けるのは
ちょっとイヤかもw{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

しょ~くぅ~げ~きの・・・すぉおぅむぁあああああーーーーー!!!!!!!!!!

スタジエール編が面白過ぎる。
もしSHINO'sで働いたら3分ともたなそう。

私の仕事で週に何日か、その何十分何時間か神経を張り巡らせるときはある。
しかし彼らはそれ以上の集中力と技術と計算を数時間に渡って常に保たせている。
多分、適度にリラックスした状態で最高の集中力を発揮しているのだろう。
嫌だ、こんな職場環境、ブラック職場ダメ絶対!

と言いたいところだが、実際はどうなんだろうね?
結構イイ店ってディナーしかやってないところも多いし。
けど仕込みとかで昼から、昼前からやるところもあるし、
使える人材は限られているし。
ここまで達すると労働ではなく天才の矜持みたいなもんかね。


さて、2期なのであらすじとかぶっ飛ばしてます。
スタジエールまでやるとは思わなかった。まあ切りがいいっちゃいいかな。
その先ってメッチャ映像化しづらいんだよねw
キャラ増えるし、アニメっぽいのは一瞬で終わっちゃうし。
原作自体が匙加減難しい話になっているので、
投げっぱなしエンドにならずに最後まで描いて欲しい所です。

私の思いはネタに包まれているので、これぐらいで。


※ネタです※
☆あらすじ!!!!!

オッスおらソーマ!
俺たちは民の胃袋を満たし健康を維持し生きる意欲を与えて国の発展に貢献する一方、
食材に感謝するための武道大会で闘う調戦士だ。
この大会ってのは元々は祭りだったけど金持ちが調子に乗ってコロシアムに改造して、
規制されてなるべく死人がでないように参加者の命を「出来る限り」保障するようになったんだって。

そんなこんなで秋の選抜トーナメントに進出!!
薙切見てろよ、オレは十席なんかに興味はない、今すぐ駆け上るぜ、遠月の頂点によぉ!!!


★キャラ紹介!!!!!

ソーマ 伝説の親父、下町の定食屋「ゆきひら」の倅、「客が望む最高の品一秒も待たせず提供するぜ!」
 得意技①目からビーム ②マッパワー(全裸になることで身軽になる) ③ナイフサーフ
 隠し奥義 ①転生 ②覚醒 ③逆境に強いぜ!
田所 秋田小町、「めぐみはみんなの嫁だべっ!」(←おっさんより)※ソーマの妻
 得意技①速攻スマッシュ! ②{netabare}ホタホタホタホタホタホタホタホタ!{/netabare} ③合掌
エリナ様 伝説の味王家の正答後継者「世界一の調戦士なら結婚してあげても構わないわ!」※ソーマの嫁
 得意技①ゴッドタン ②もみあげフック ③嘲笑
秘書子 伝説の漢方と拳法の使い手「エリナ様の夫は私だ!」※オレの嫁
 得意技①四物刀 ②調合 ③葛根刀
アリス様 伝説の味王家の末裔「エリナなんて全然好きでもないんだからね!」※リョウ君の嫁
 得意技①遠心分離斬 ②絶対零度 隠し奥義①ポコポコ×1000
ニクミ 伝説の肉屋の一人娘「たまたま暇でたまたまイイ肉が手元にあっただけだ!」※ソーマの側室
 得意技①一刀両断 ②(^ω^)ペロペロ ③狂戦士(ビキニアーマー)
榊涼子 伝説の酒屋の娘「今夜、発酵しない?」※煙の香りがする!?
 得意技①発酵ダイオード ②酔拳 ③鬼殺し
ユーキ 伝説の狩人の娘「極星流、猪鹿腸詰めウィーーーップ!」※恵応援団
 得意技①ジビエ ②コールワイルダー ③親父狩り
汐見教授 伝説のスパイス研究家「嫁じゃなくて潤、じゃなくて汐見教授って呼びなさい!」※葉山の嫁
 得意技①不老不死 ②血流促進 ③美肌効果

その他、余裕があるときに書くかも
※ネタでした※



○一話感想→{netabare}

2016.07.03 09:44 ★★★☆☆ 3.8
物語 : 3.5  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 3.5
『よく噛んで冷める前におあがりよ 【1話乾燥】』

焦らずに 大事にしよう 作品を

巧遅は拙速に如かずと言うけど、
早ければイイわけじゃないよね。

このペース、1クールで秋の選抜トーナメントを終わらせるつもりかな。


さて、食戟のソーマも2期なので細かい説明は端折ります。

好きが高じて原作18巻まで読みました。
2期1話であった{netabare}慧先輩の料理学校{/netabare}の話、
あれが1話になると思ってかなり楽しみにしてたのに。

こんなに急いては料理の待ち時間も余韻も楽しめないではないか!!!!!

お、おれは・・・料理とか情熱とかかわええ女の子とか裸エプロン(※男)とか、
そういうのを1期のペースで満喫したかったんだ。

けど、料理は全部提供されて食べるまで分かんないよね。

毎年1クールか2クールぐらいでゆっくりやってくれればいいのにな。
巧遅拙速、商売なら正しいだろうな。
きっと2クール確保するほどの人気がなかったのだろう。

それでも好きです。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

秋の選抜の王冠は誰の手に…?

この作品は、「食戟のソーマ」の続編の位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この2期を見越した上での1期だったのでしょう…1期が秋の選抜の途中で終わっていましたから…
この作品では、秋の選抜とその次の試練であるスタジエールまでが描かれています。

秋の選抜は本戦から…Aブロックから葉山、創真、黒木場、美作の4名、そしてBブロクからはアリス、緋沙子、タクミ、恵の4名が予選を突破したメンバーです。
一部名前の聞かない人もいますが、ほとんどが残るべきして残った面子だと思います。

このメンバーがガチでぶつかり合う…これが熱くならない訳がありません。
1話目から凌ぎを削る戦いが繰り広げられます。

殆どが知った顔ですが、視点としては極星寮の創真と恵寄りで見てしまいました。
1期では退学の危機に瀕した恵でしたが、気付けば選抜の本戦入り…彼女が一番成長したのではないでしょうか。
仲間に恵まれた…という事もあると思います。
でも、食べた人の心を癒す心遣いは彼女ならではの武器で、彼女の料理の根底に脈々と流れていると共に、彼女の成長の源になっています。

幸平創真…発想力と粘り強さ…そして「何かやってくれる」という期待してしまう彼の存在感は2期でも健在です。
秋の選抜の頂点に立てるのはたった一人…誰もがその頂点を目指して努力してきましたが、簡単に手の届く場所ではありません。

創真の家は定食屋です。お客さんに美味しい料理を食べてもらうため、日々の研鑽を忘れない…
でもそれだけで頂点が取れる程甘い世界ではなく、長年にわたる様々な積み重ねが大事で、その中には定食屋とは縁遠い分野だって少なくありません。
料理の厳しさを知り…自分らしい料理を目指してきましたが、彼はどんな答えを出すのでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認下さい。
本戦メンバーひとりひとりから「絶対勝ちたい」という思いがヒリヒリと伝わってくるようです。

そして秋の選抜の後はスタジエールが彼らを待っていました。これは実地研修なのですが、ただ淡々と実地研修をしてくる…というありきたりな研修はではありませんでした。
話数的には短い話でしたが、充実した面白い話だったと思います。

そして気になる人物と言えば…薙切 えりなでしょう。このレビューを書くためにwikiをチラ見して知ったのですが、彼女がこの作品のメインヒロインなんだそうです。
言われてみれば…確かに1期の序盤はちょくちょく登場していましたが、これまであまり料理もせず、上から見ている機会の多かった様に思います。
という事は、この物語は未だ序章という事なのでしょうか。

気になると言えば薙切 えりなのCVの種田さんです。
命に別状は無いとの事でしたが突然の療養宣言…
原作のストックも十分にある様ですし、人気もある作品なので当然続編の話も出ている事と思います。
でも、薙切 えりなのCVは種田さん以外は考えられません。
201年にデビューしてから主役級の配役に次々と抜擢されていたので相当の激務だったんだと思います。
今回たった1クールしか無かったので、続編を見たい気持ちは山々ですが続編は種田さんがちゃんと回復してから…という事で個人的には良いと思いますし、治るまでは待ちたいと思います。
種田さんの一日も早い復帰を祈っています。

オープニングテーマは、SCREEN modeさんの「ROUGH DIAMONDS」
エンディングテーマは、nano.RIPEさんの「スノードロップ」
大好きなnano.RIPEさんのエンディング…今回の曲もメロディーが凄く恰好良かったです。
今期のアニソンBEST10にも入ってくるくらいの良曲でした。

1クール全13話の作品でした。1期が2クールだったのでてっきり今回も2クールかと思っていましたが、話の区切り上1クールでちょうど良かったみたいですね。
満を持して発表される3期を楽しみにしています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

82.9 12 熱いでジャンプなアニメランキング12位
僕のヒーローアカデミア(第2期)(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (573)
3523人が棚に入れました
ある事件をきっかけにNo.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。出久はオールマイトの厳しい訓練を経て雄英高校に見事入学し、爆豪勝己や麗日お茶子らヒーロー科1年A組のクラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。そんな中、日本全国から注目されるビッグイベント「雄英高校体育祭」の開催が迫る!ただトップだけを見据える爆豪、家族を想って強い意志で挑むお茶子と飯田天哉、そして、ある男を“否定する”ために優勝を狙う轟焦凍。さらにヒーロー科1-Bをはじめとする新たな顔ぶれも…。雄英生徒の全員が闘志を燃やす中、出久も決意を新たにする。「僕も本気で獲りに行く!」最高のヒーローを目指す彼らの“個性”と力、そしてプライドがぶつかり合う戦いが始まる!!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、広橋涼、増田俊樹、井上麻里奈、細谷佳正、畠中祐、諏訪部順一、吉野裕行、小桜エツコ、犬山イヌコ、高戸靖広、稲田徹、三宅健太、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一、三好晃祐、古島清孝、名塚佳織、奈良徹、内山昂輝、藤原貴弘、大塚明夫、天崎滉平、小笠原早紀、沖野晃司、真坂美帆、桜あず、羽多野渉
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いつまでも弱者じゃいられない! 生徒達が成長する物語

0話の感想 ★★★ 3.0
1期のまとめ
{netabare}
1期のまとめなんで見なくても良かったんだが、面白いから最後まで見ちゃった!
やっぱ、熱いわこの作品は。
王道が1番!!{/netabare}

1話の感想 ★★★★ 4.0
うららかさんの目標
{netabare}
お金のためであっても、親を楽させるためなら凄く立派だよな
そろそろ出久も強くなっていってほしいな{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
体育祭、開催!!
{netabare}
轟くんが強いね!!
個性も明らかにチート級だしな!
爆豪も昔とは心持ちが違うねー
いやー、既に熱い!!{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
第一種目の行方は…
{netabare}
出久は本当に運がいいね。流石、主人公!
個性を見せないのはアピールとしてはダメだけど。
でも、一応は目立てたからオッケーなのかな?{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
第二種目、開始!
{netabare}
現状、周りのメンバーに助けられてるって感じか。
それにしても、出久は能力全く使わんな〜笑
出し惜しみしすぎじゃない??笑{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
第二種目、決着!!
{netabare}
ようやく出久が個性を使ったね〜
ただ、今回は決着の割には盛り上がりに欠けていて淡々と終わった印象があった。
個人的にはもっともっと熱い展開を期待!{/netabare}

6話の感想 ★★★☆ 3.5
轟くんの背景
{netabare}
轟くんと出久の環境の違いようが凄いな!
轟にくらべれば出久は全てにおいて運がいいな。
そして、開始早々罠に引っかかるなんて。
これで無策ならもう終わりだな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
個性に恵まれなくても…
{netabare}
めっちゃ感動した!!!
心操くんの能力はどう考えても悪役だし、嫌われる能力。だけど、正義のヒーローに憧れる。
雰囲気はクールだけど、心はピュアで熱い!
こういう展開は泣ける!{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
対戦、対戦、対戦!
{netabare}
今回は対戦がいっぱいだったね。
その中でも、八百万さんは可哀想だった。
推薦で実力者なのに何も出来ずに敗退なんて…
それと、次回の爆轟と麗日さんの試合がワンサイドゲームになりそうで心配…{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
麗日 vs 爆豪
{netabare}
いい試合だった。
爆豪をヒヤッとさせれたお茶子凄いよ!
圧倒的に不利な能力なのに。
父との電話は泣ける。
次は、大本命!
轟くんとの戦いだ!!{/netabare}

10話の感想 ★★★★★ 5.0
緑谷 vs 轟
{netabare}
超かっこよかった!!
どの試合よりも迫力があった。
緑谷、あんなに強くなってたんだな。
轟に右手を使わせれたし、ヒーローって意味では轟に勝ってたな。
轟の能力は本当にチートだよ。{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
準決勝と動き出す闇
{netabare}
爆豪も強いね〜
強い能力に勝つための努力。
強いやつが努力したら、追いつけないよ。
そして、飯田くんのお兄さんがヒーロー殺しにやられた。
ヒーロー殺し、言動から無個性な気がするな。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
轟 vs 爆豪
{netabare}
迫力ある戦いだった。
しかし、轟は悩んでいたせいか全力を出し切れなかった。
だけど、最後にはけじめをつけるために動き出すことが出来た。
また、緑谷も新たな戦い方を模索するきっかけとなった。
2人は凄く良い日になったな。
飯田くんのシーンは泣けたよ…
お兄さん、かっこいいな。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
体育祭後
{netabare}
一躍、ときのひとになっな〜
まぁ、テレビで放送されてたらそうなるか。
勘違いする奴とか出てきそう。
コードネームを決めることになるが、デクって…
オールマイトと比べると、見劣りするしゴロが微妙。
職場体験も決まり、次に進む感じがする。{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
オールマイトの先生
{netabare}
持たざるが故にその力を特別視しちゃってたんだな。
普通は生まれ持った個性だからそこまで特別感がないからな。
でも、緑の閃光を纏ったかっこいい姿に!
飯田くんが少し心配だか、安全に職場体験を終わることができるのか!!
……たぶん無理だよねー{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
次のステップへ
{netabare}
1日でものにするとは、緑谷の成長速度すげー!
これが主人公になれる器か。
次はヴィランとの実戦形式!
東京へと飛ぶつもりが巻き込まれてしまった。
しかし、職場体験2日目でもう事件とは早くない?{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しとの戦い
{netabare}
緑谷、めちゃくちゃ強くなってるやん!
たった少し、コツを教えて貰っただけなのにここまで強くなるのか。
轟くんも変わったな。
吹っ切れたって感じだ。
あとは飯田の目が覚めれば最高なのに。{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しとの決着
{netabare}
飯田くんも復活し、見事に捕まえる事ができた。
出来たんだが…
ヒーロー殺しは純粋な犯罪者というよりも、社会のために行う改革犯だった。
悪者だが惹かれる魅力があった。
1本の芯があった。{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しの影響
{netabare}
確かにカリスマ性はあった。
前回、私も同じことを考えてしまったから。
しかし、それが今後の火種になるとは…
ヴァラン連合のトップは頭いいな。{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
みんなの職場体験
{netabare}
みんなに焦点が当てられた話だった。
メインはフロッピーかな。
1番、ヒーローに近づいたんじゃないか?
おそらく、声がかかるだろうし就職確定か?
{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
ワンフォーオールの成り立ち
{netabare}
そういう過去があったんだな〜
本当のチート野郎はそのオールフォーワンを持つ男か。
そいつ強すぎやろ。
オールマイトは自分のことについて語れなかったがその事を緑谷が気づくのはいつになるだろうか。
そして、次は林間合宿?{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
期末テスト
{netabare}
林間合宿の前、期末テスト!
今回はその中の筆記試験がメインだった。
爆豪、意外と頭いいのな。
努力してるのか元々頭がいいのか。
でも、何とかなったぽいな。
次は実技だ!{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
実技試験
{netabare}
ロボットじゃなかったな。
自分の苦手な相手との戦い。
難しそうだ…
でも、轟くんのチーム、ケロちゃんチーム、飯田くんのチームはやってのけた。
この流れに乗れるのか!!{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
実技試験、後半戦
{netabare}
みんな頑張ってるな〜
意外とクリアしてる人が多い中、落ちた人は凹むだろうな…
次はいよいよ、緑谷の番!{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
オールマイトの試練
{netabare}
仲悪いな〜、2人とも。
幼馴染なんだから、もうちょっと仲良くできないもんかな。
オールマイトはほかのどの先生よりも暴力的というか本気というか…
めちゃくちゃするな〜
怒られてもしゃーないよ。{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
林間合宿にむけて
{netabare}
まさかヴィランとデパートで会うとは、ついてないな〜
しかし、緑谷は敵にまたしても塩を送ってしまった。
敵まで救わなくてもいいのに。
今回はこれで終わり!
3期からはヴィランの攻撃が激化しそうだ。
最後に、芦田さん意外とかわいい。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ハンドクラッシャー誕生www

2期は全国から注目を浴びる体育祭から始まります。
ヒーローだけに偏らず、
しっかり学園イベントの方もあっていいですね!
ヒーロー要素を混じえた学園生活なので
イベントもちょっと特殊な内容ではあるけど、
そっかこの子たち高校生なんだよねって実感できます。

{netabare}
1種目目:障害物競走
2種目目:騎馬戦
3種目目:1対1のトーナメント戦

障害物競走で先頭争いをした出久くん轟くんかっちゃん、
1位を勝ち取った出久くんは嬉し泣きの後に
たまたまあった物がたまたま使えただけだと思ってるけど
意図せずあるものを利用するのも1つのセンス‪( ー̀֊ー́ )✧

今まで色々なヒーローの特徴や戦い方を細かく
何冊ものヒーローノートにまとめていた事が
出久くんの咄嗟の判断に密かに役立ってるんだろうな。
{/netabare}

体育祭が終わったあとのステインの件も面白かった!
{netabare}
ただのヒーロー殺しじゃないというところがいい‪( ॑꒳ ॑ )
ステインの中にヒーローとはオールマイトのような人だ
という基準があってそれに当てはまらないヒーローを
殺すか再起不能にしている様子。

委員長・飯田くんのお兄さんであるインゲニウムは
体育祭が行われている裏で再起不能にされる。
それを知った飯田くんは友達に心の内を話さず1人
恨みと復讐心に取り込まれてしまった。
選んだ職業訓練先は兄がステインにやられた地域であり、
見回りの最中にステインがヒーローを襲っている現場を
発見した飯田くんはヒーローを助けるためではなく
恨みを晴らすために勝手な行動で立ち向かってしまう。

ヒーローを助けようとしない飯田くんが
ステインに殺されそうになっていたところに
危険を察知した出久くんが見つけ助けに来てくれる。
出久くんは駆けつける前にクラスメイト達へ
位置情報だけの連絡を送っており、
ステインの個性にやられ全員が動けず危ういところに
轟くんが出久くんの意図を汲み取って駆けつけてくれた!
もうこの辺の展開はアツアツでしたね( ー̀֊ー́ )✧

3人はなんとかステインを捕まえる事に成功したが
飯田くんの左腕は後遺症が残るとのこと。

恨みは視野を狭くしてしまう、仲間を危険にさらした、
今回の件でこれらを反省した飯田くんは戒めとして
手術はまだ行わず後遺症を残したままにする。
出久くんは体育祭の轟との1対1で無理をしたため
手が粉砕骨折で元に戻らずグチャグチャになっており、
飯田くんに僕も同じだから強くなろうと絆を固める。

その2人の姿を隣で見ていた轟くん、、
「俺が関わると手がダメになるみたいな感じがする。呪いか。」
と言いながら考え込んでいるがそれを聞いて爆笑する2人。
ここは個人的に好きなシーンでした。
轟くんクールに見えるけど気にしてたんだねw
時折見せるこういう可愛らしい姿とても大好き‪(*ˊᵕˋ* )

個性は人を殺せる能力でもあるため、
この世界ではプロヒーローじゃない人が個性を使って
人を傷つける行為は禁じられている。
今回は結果オーライでヒーロー殺しを捕まえられたけど
これを世間に発表すると個性の暴力を認める事となり
3人は処分対象となってしまう。

そこで犬のおまわりさんの提案により、
3人の活躍は公表せずに
ステインの火傷跡からエンデヴァーの活躍とした。
{/netabare}

職場体験を通して
みんなが成長した姿を楽しめる演習試験↓
{netabare}
八百万さん×轟くん対相澤先生の試験よかったな。

青山くん×お茶子ちゃんペアでは、
追い込まれてる時に青山くんがお茶子ちゃんに言った
「ねぇ、緑谷出久ならって考えたろ?」という言葉が、
後(2022/09最新話)を知ってると深く刺さります( ⌯'-'⌯)

出久くん×かっちゃんはオールマイトと対決。
オールマイトに追い込まれた結果、
勝利のため出久くんと協力するかっちゃん←ここ素敵
かっちゃんが負傷した出久くんをゲートに投げる時
「死ねぇーーーー!」って叫ぶんだけど、
1期の個性把握テストで行ったボール投げの時も
投げる瞬間同じこと叫んでたんですよねw
そして出久くんも同じ反応をするんですよね、
「死ね?」ってw
嫌な言葉なはずなのに、
この2人だと微笑ましく見えるので不思議です‪(*ˊᵕˋ* )
そして出久くんは、笑ってる時が1番強い!!
{/netabare}

林間合宿の準備でショッピングモールへ。
{netabare}
林間合宿には全員参加が決まり、
みんなでショッピングモールに買い出し!
だけど出久くんが1人になったタイミングで
死柄木弔が直接コンタクトをとってくる。
市民の多い場所では危険なので抵抗することができず
2人で座って話をする事になるが、
途中お茶子ちゃんが探しに来てくれたお陰で
何事もなく出久くんは解放されて良かった!

だけど何かが始まろうとしていることが
死柄木弔との会話で分かってくる。
2期では、
オールマイトに深手を負わせたオールフォーワン
という危険な存在がいる事とその能力までが分かった。
不穏な空気を漂わせたまま2期終了!!
{/netabare}
3期へ続く→

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

僕らは僕らを超えていく!

シリーズ第2期に位置付けられるこの作品…1期でこの作品の魅力にハマった方にとっては、放送が待ち遠しかったのではないでしょうか。
かく言う私もその一人です。

困った人を颯爽と助け出す平和の象徴とも言われるオールマイトに憧れ続けて、いつか自分もそんなヒーローになるのが幼い頃からの夢…
だけど、人口の8割が保有するヒーローになるための絶対条件である個性が無い事を知って愕然として…
自分は非力で誰かを救うことなんてできないと知っていながら、咄嗟に身体が動いてしまう資質をオールマイトに認められ、ヒーローになるためのスタートラインに立った主人公の緑谷出久…

幼いころから自分の個性と向き合ってきた周りのみんなとは違い、全てが初めてだから何もかもが手探り状態…
でもどんな苦境に立たされても出久の正義に対する滾りは熱さを増すばかり…

数々のピンチを乗り越えて迎えたこの2期…
完走して振り返ってみると、2期も十分過ぎるくらい激アツな展開が目白押しだったと思います。

オールマイトから引き継いだ出久の個性であるワン・フォー・オールを使いこなすには足りないものだらけ…
いえ、足りているのは気持ちだけで、他は何もかもが全然足りていなかった。
最初はうまく使おうとしていたと思います。
そりゃ、個性を使うたびにボロボロになっていたらヒーローにはなれませんから…
でもそんな考えで乗り切れるほど雄英高校は甘くはありません。

だから出久は色々と思い知ることになります。
自分の現界を…そしてそれでも全然足りない事を…
そして限界を突破すること…突破できる事も今回彼は身をもって学んだのではないでしょうか。

こんな書き方をすると、出久がダメダメだとしか思っていないようですが決してそんな事はありません。
入学当時と比べると、きっと格段に強くなっていると思いますし、伸びしろも一番大きいと思います。
何事にも謙虚に向き合い、自分なりに色々考えながら常に何かを吸収しようとし続けている…
こういう人間が伸びない訳がありません。

でも…努力だけで強くなれるなら、きっとオールマイトほどのヒーローがゴロゴロ転がっている事でしょう…
私たちのリアルと一緒…努力は嘘を付きませんが、全ての結果が報われる訳ではないのです。

だから私たちも目標を目指し続ける…
強さって、色々だと思います。
この作品の様に腕っぷしもそう…
だけど、強さってそれだけじゃありません。

むしろ大切なのは心の強さ…なのではないでしょうか。
生きていると決して楽しい事ばかりじゃありません。
辛い事、悲しい事の方が多いかもしれません。
それでも自分を見失わない心…
誰も見ていないから…、みんながやっているからと悪魔の囁きに負けない心…

そう考えると言動って自分の心の強さの鏡写しみたい…
弱さも…自分に負ける事が悪いとは決して思いません。
だって、弱さがあるのは当たり前だし、負けたことがなければ目標を見失ってしまうから…

弱さが頭を覗かせたら、それを押し戻すだけの強さがあればいい…
負けた時に、同じ轍を踏まないよう何か一つでも拾い上げる事ができればそれでいい…
勉強だってきっと同じ…一日に一つ覚えられれば世界は激変すると思います。
だって一日に一つ覚えたら1年間で365個も覚える事ができるんです。
これって凄い事だと思いませんか?

この物語では体育祭や職場体験を通して自分を見つめ気付きを促し、
一皮ずつキチンと向けながらみんなの成長していく姿がしっかりと描かれています。
私たちの努力はこの作品の様に直ぐには形となって表れないものばかり…
若しくは努力が願った通りの形にはならないかもしれない…
でも必ずこの作品の様に自分の糧になる筈だから…

10年前の自分と比べてみたらきっと分かると思います。
その時より色んな事を覚えていますから…
その時より自分でできる事が増えていますから…
登場人物から勇気を貰えるこの作品…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、米津玄師さんの「ピースサイン」とamazarashiさんの「空に歌えば」
エンディングテーマは、Little Glee Monsterさんの「だから、ひとりじゃない」とLiSAさんの「だってアタシのヒーロー。」

2クール全24話で構成された物語でした。
既に3期の放送も発表されています。
これから物語はさらに一層激しさを増してくると思います。
そういう相手が動き始めたから…
出久の…みんなのこれからの益々の雄姿を期待しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

71.6 13 熱いでジャンプなアニメランキング13位
ドラゴンボールGT(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (520)
3204人が棚に入れました
悟空がウーブと修行の旅に出てから5年。悟空の教えを受け15歳になったウーブは、立派な戦士になっていた。修行の最終試験を行っている頃、願いを叶えてから一年以内に揃えないと星そのものが消滅し人類滅亡となってしまうという究極のドラゴンボールを、世界征服を企むピラフが使ってしまう(しかも、そのときの願いを神龍が勘違いしたことにより、悟空は子供の姿にされてしまう)。悟空は、パンとトランクスと共に、ドラゴンボールを集めるため宇宙へと旅立つ。

声優・キャラクター
野沢雅子、皆口裕子、草尾毅、鶴ひろみ、堀川りょう、古川登志夫、田中真弓、増岡弘

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アニメ『ドラゴンボールZ』の最終話から5年後の世界が舞台となるアニメオリジナルの作品。

『ドラゴンボールGT』(ドラゴンボールジーティー、DRAGON BALL GT)はアニメ『ドラゴンボールZ』の続編として制作されたオリジナルストーリーのテレビアニメ。

1996年2月7日から1997年11月19日までフジテレビ系で放送された。全64話+番外編1話。

平均視聴率14.6%、最高視聴率19.7%(いずれも関東地区)。

『ドラゴンボール』(以下、『元祖』)『ドラゴンボールZ』(以下、『Z』)と続く『ドラゴンボール』アニメシリーズの続編。

スタッフ、テレビ局、スポンサーらによる、水曜夜7時のゴールデンタイム枠で、『ドラゴンボール』のアニメシリーズを続けたいという意向により、悟空の孫娘パンやトランクスたち次世代の子供たちが活躍する「魔人ブウとの最終決戦終結から最終話までの10年間」を描くオリジナルストーリーで新作を作りたいという意見を、原作者の鳥山明や週刊少年ジャンプ編集部に伝えた際、打ち合わせの中で出た意見を踏まえ、「原作の最終話のその後」を描くという方向性が決定したことで制作が開始された。原作の物語をベースにアニメ化した『元祖』や『Z』とは異なり、「原作のその後」をアニメだけのオリジナルストーリーで描く、孫悟空の新たな冒険ストーリーであり、原作者の鳥山明は「原作の壮大なサイドストーリーであるドラゴンボールGTを僕と一緒に楽しく観ていただければ幸いです」とコメントしている。

究極のドラゴンボールの力によって孫悟空が子供になったことから始まる。悟空が子供になり、それに伴い瞬間移動も使えなくなったのは、次世代の子供であるパンたちの物語に、悟空をどう絡ませるかを考えたとき、本作の段階で孫悟空はすでに50歳代となり、強くなりすぎて成長を描くことが難しかったことと、あえて悟空を子供に戻して様々な制限を設けたほうがドラゴンボール探しで宇宙を旅する冒険の幅も膨らむだろうという理由から。

アクションやギャグがある雰囲気でドラゴンボール探しの旅に出る『元祖』初期のスタイルに戻そうというアイデアを元に、原作の世界観が深く広いため、地球よりも宇宙のほうがスケール的には、どんな奴がいても許されるだろうという考えから、第26話までは宇宙が舞台となり、惑星冒険ものやスペースオペラの体裁をとった内容となっている。第3話のシナリオが終わった頃、「こんな旅の話をずっとやっても面白くないんじゃないか」、「ドラゴンボールシリーズなら、やはり爽快感が欲しい」という考えに到り、打ち合わせの中で「地球が危ないという話がいい」、「個性的な敵が出て、その関わりの中で戦う展開が面白い」という方向性が出たことから、原作同様、ロードムービー路線からバトル路線へ自然と移行していく構成となった。また前作『Z』で、幼い子供の視聴者は、悟空が出ていない展開が続くと気持ちが離れてしまっていたことなどを理由に、戦闘パートは悟空を主軸にした展開中心となった。そのため、前作まで準主役であった孫悟飯や孫悟天(ゴテンクス)などを主軸とした戦闘パートは本作ではなくなった。『Z』が原作連載終了後も物語の展開を引き延ばしていたのは、本作の製作に充てる準備期間が必要になったことも影響している。

前作からスタッフが大幅に交代しており、またこの年から東映動画制作の全ての新番組アニメに「ファイン・ネガ・ビデオシステム」が導入された影響で、本編中の色味が変更された。放映中にも主要スタッフが大幅に変動しており、松井亜弥の産休による降板でシリーズ構成が不在に、ベビー編以降の脚本担当は武上純希と前川淳とおおいとしのぶの3人によるローテーションとなるが武上は39話で降板し、以降は2人で残りのエピソードを書き上げた。作品のBGMは『Dr.スランプ アラレちゃん』の時代から15年間BGM作曲に携わってきた菊池俊輔からビーインググループ(Ading)在籍の徳永暁人(現『doa』メンバー)にバトンタッチされ、本作のために作曲されたBGMと映画『ドラゴンボール 最強への道』でのBGMが使われた。

なお、前作『Z』までは音声面はモノラル放送で、提供クレジットはブルーバック画面であったが、今作より音声面はステレオ放送となり 、同時に提供クレジット画面は、イラスト入りの静止画となっている。

本放送と、それに準じたテレビ放送用のマスターを用いた再放送の最終話ではクライマックスに『元祖』・『Z』を含めた全主要声優や主要スタッフの名が流れたが、DVD版とそれに合わせた再放送では16mmフィルムから直接起こされたマスターであるため、収録されていない。

『ドラゴンボール』シリーズ最後のハイビジョン非対応放送であり、フジテレビ・東映アニメーション共同制作作品としては最後のセル制作によるTVシリーズでもある。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今までのDBシリーズの総まとめアニメ

今回は悟空の子供、悟飯に子供が出来てパンちゃんだっけ?の女の子がメインで話が進んで行くんだったかな。
書いててよくわからなくなってきた。
悟天とは一体誰だったのか…あれ?駄目だ記憶がおかしい。


究極のドラゴンボール編
復讐鬼ベビー編
究極の人造人間編
7匹の邪悪龍編
番外編


飛び飛びで見ていたので話をあまり覚えていなかったのですが、放送が終わってからしばらくして弟が録画をしてたのを見せてもらって早送りしながら見ていました。


スーパーサイヤ人4になる辺りは結構見てたんです。
デザインかっこいいですねぇ!まさにDB史上一番かっこよかったです。
ブルーツ波だかの影響で大猿になり暴れていたけど理性を取り戻して4になったんだったかな確か。

あとポタラだかフュージョンだかでゴジット?ベジット?
あれもなかなかカッコ良かったです。
映画版だったかなんだったか…もう記憶が曖昧ですが。

しかしブロリーさんの超サイヤ人4が見たかったです。


ドラゴンボールが敵となる回はあぁそういう話になるんだなぁと薄々やりそうだとは思っていたので遂に来たかと思いましたね。
しかし悟飯のダサさが異常でしたね。
なんだっけなんとかマンってのになってしまったのはなんだったんだ。
まぁ面白かったからいいんですけどね。

スーパー17号の強さは素晴らしかったですね。
ブロリーに変わる好きなキャラでした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

戦闘シーン半端ないっす(≧∇≦)bスゲェー!!

~あらすじ~
魔神ブウを倒した後の続き

上の写真にも出てきてるんで言いますけど
悟空が小さくなってしまうんです。

自分は大きい悟空に見慣れてそっちの方が
格好良くて好きでした。

だけど、小さくなってしまったので、
正直がっかりしてました、、、でも見続けました。

前半は、一番最初の「ドラゴンボール」に戻った感じの展開だったので、
「懐かしいなぁ~」って感覚で見てました。戦いもシンプルで迫力が無くて、「ドラゴンボールZ」の方が面白いと思い見てました。

でも、途中から、戦いも面白くなってきて今までのドラゴンボールを
取り戻してきて、最後は相当戦いが激しくなって、興奮が抑えられませんでした。

「ドラゴンボール」と「ドラゴンボールZ」に張っていた伏線を
一気に出してきてとても面白くて見ていてワクワクしました!

やっぱり「ドラゴンボール」は凄いなぁ~と思いましたw

個人的に1番好きなのは「ベビー編」です。

「ドラゴンボールGT」を見たこと無い人は是非見てください♪d(´▽`)b♪

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26

66.8 14 熱いでジャンプなアニメランキング14位
アイシールド21-EYESHIELD21(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (384)
2246人が棚に入れました
私立泥門(でいもん)高等学校に通う気弱な高校生、小早川瀬那は入学早々ひょんな事から泥門高校アメフト部「泥門デビルバッツ」に主務として入ることになった。
その帰り道、彼をパシリにしていた不良たちに絡まれ、逃れるために泥門駅まで爆走して駆け込み乗車をした。それを目撃したアメフト部主将ヒル魔に翌日強制的に選手にされ、唯一の取り柄である俊足で選手登録名「アイシールド21」として試合に参加することになる。
多くの強豪と戦いアイシールド21として瀬那自身も成長していくことで、全国大会決勝(クリスマスボウル)出場を仲間達と共に目指していく。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

好きなものを語る。

ちょうど小学4年生のときからジャンプを読みはじめました。コロコロコミックより大人なものを読みたかったのでしょうか。
1人で寝るようになったのもそのときだったような気がします。それはもうすごく離れたかったw
その頃のジャンプの看板は終わってしまったものもありますが、今とそんなに変わらなかった気がします。
初めて読んだとき、ワンピやボーボボは知っていたけど、他の作品はまったく知らず、とにかく新しいものに触れた感触だけは残っています。
それと3つだけ覚えているのがあります。後にドハマりするBLEACHは海燕の過去編が気持ち悪くて最初は、
とても読む気になれなかったことと、いちご100%がエロかったことw、そしてアイシールド21に一発でハマったことです。

僕が初めて読んだ号では、アイシールド21はちょうどムサシを探していた話の終わりでした。
「57th down 全て遠い日の花火だと」いまでもガラスに映ったムサシの姿を描いた扉絵をはっきりと思い出せます。
この回のどこに惹かれたのかなは自分でもわからないけれど、でもこの話を読んだときにビビッとくるものがあってそこから春の訪れとともに始まる雪崩のように一気にハマりました。


『アイシールド21』はアメリカンフットボールを扱った話です。
2年のクォーターバック(投手)のヒル魔に、ラインの栗田の2人しかいなかった部活が、
主人公のランニングバック(走者)の小早川セナを皮切りにどんどん人数を増やしていく。
しかし、彼らの高校「泥門高校」の部活は3年の夏まで。
彼らが目指すクリスマスボウル(全国大会決勝戦)への挑戦権は、今年が最後のチャンスなのです。
そんな急造チーム「泥門デビルバッツ」が、アメリカンドリームの精神を胸に、強敵チームを地道に倒していくお話です。

人気少年漫画の宿命なのか(すべてではないけどね)、やはりこの作品も最後に進むに連れてだんだんとつまらなくなっていくものの、1~7巻まではなによりも面白い!
駆け抜けるような展開に、挫折があり、成長がある。ヒル魔を起点とした笑いの部分も最高です。
話のタネにこのキャラを使おうといったところがなく、絶えず歩を進めていく、時間と共に描かれる彼らの描写は自然で、とても素直に感じます。
変に作られた話はなく、彼らの意志が剥き出しのままに肌にビシビシときます。
漫画の絵は未熟なんだけれども(けっこう線も曲がっていたりする)、僕は断然こっちの方が好きです。
この作品は、稲垣理一郎さんが話を考え、村田雄介さんが絵を描いています。
7年も連載されていたので、当然なんだけど絵はだんだんと上手くなっていきます。
線がシャープに、どんどん「綺麗に」洗練化されていきます。
それはそれでいいんだけど、個人的にはマンガ原稿用紙に直接描いたような跡が見える方が結構好みだったりします。
ほんと直線とかうにょうにょなんだけど好きだなーって思います。

しかし、話がだんだんと進んでいくとともに、天才たちが多くなり、あとは必殺技の応酬です。
そして言葉の論理通りに試合が運んでしまっている。
前までに描かれていた話と比べると、試合は1人の選手にフォーカスし過ぎて全体の流れは死んでしまっているし、
点数は話の筋の調整として入れらていきます。試合中も見せ場がないせいか、攻撃の合間に敵チームとしゃべりまくりです。
んー、これではちょっと、と思ってしまう。
それにキャラクターの登場したての頃の良さはどんどん削られていきます。
試合に勝ったあいつの反応は?このときあいつはどう思った?というのがだんだんと描かれなくなっていきます。
そのスペースは他チームの天才たちに取られてしまいます。淋しいですよね。
これをしょうがないと片づけてしまうのであれば、何も言うことはありません。そういうことです。
でも僕が読み始めたのは、そのちょうどこの漫画の転機である58話の1話前です。
僕はこの回からはっきりと漫画の色を変えてきたなと思います。話の作りから絵から構図から何から何まで。
だから不思議だなあって思います。

{netabare}

目に見えて分かるのはエイリアンズ戦のブリッツ。
セナが経験的にホーマーの腕を潰しにいくことに気づき、実践することを描いているけれど、
これはヒル魔が一言教えればそれで済むのではないかと思うのです。こんなことで1話を使うなんてらしくないな、と最近読み返して思いました。

{/netabare}

この漫画の好きなところは、試合で天才たちに一矢報いるところです。
絶対強者である敵になんとかして勝ってやろうというところが面白い。
ヒル魔が奇策を練り、それぞれの努力で培った体と技術で試練をくぐり抜ける様は何度読んでも勇ましい。
鳥肌が手から腕へと駆け上がり、全身へと広がっていき、鼓動もドクドクと早く打つ音が聞こえるくらい興奮します。
ほんとに面白いし、好きです。

でも一番好きなところはと訊かれると、あまり共感はないのかもしれないし、とても小さなことですが、
どんなに強い選手でも自惚れず、ちゃんと先輩に敬意を払うことができるところです。
というかむしろ考えるまでもなく当然だというそれに読んでいてじーんときます。
それはポセイドン戦。
体格の大きい一年生が主戦力のチーム「ポセイドン」では、上級生が少しばかり隅に追いやられているようなイメージがあります。
活躍するのは一年生ばかりで、上級生はトーナメントの最初に出場して負けそうになって交代していきました。
その試合はもちろんポセイドンの一年生が圧勝。
泥門との試合のラストのタイムアウトで、小判鮫先輩が「俺らとかすっかり役立たずで……」と言います。
読んでいるこちらとしても、初めはそりゃあそうだよなあとか思うのだけけれど、それに2人はぽかんとした顔をして返す。
「小判鮫先輩とかが役立たずなんて、俺だって水町だって全員一度も思ったこと無いっすよ。」
ここは本当に素晴らしいなあって思います。僕も運動なんて全然できないから小判鮫に共感するし、
いくらアメフトの部活とはいえ、実力のあるなしで判断をしない彼らのそういうところには感動しました。
最終巻の末尾に描いてあるキャラクター紹介でも、新しく泥門にはいっていきた子(名前忘れた)の紹介文に、
「十文字らの実力をすぐに追い越すが、先輩たちへの尊敬だけは忘れなかった。」と書いてあったと思います。
これを見たときにポセイドン戦のこのシーンも思い出したし、ちゃんと大事にしているんだなと感心しました。
こういうのってなかなか簡単に描けることではないなと思うのです。
ちなみに我王のあれはファッションです。あれはむちゃくちゃですw


と、批判を交えながらいろいろと書いてきましたが、とにかく大好きです。
小学校4年から中学の途中までは、僕のダークヒーローはずっとヒル魔でした。
とにかくかっこよかったし、憧れていた。 ほんとになれるものならヒル魔になりたかったw
まあそんな思い出のある少年漫画です。興味が湧いたらぜひ。

{netabare}

一番好きな試合は、神龍寺戦。

好きなシーンは、盤戸戦の後、セナが疲れ果てて鈴奈に倒れ込んで、鈴奈が一言「セナ、背伸びた?」
このシーンと、この台詞はドキッとしました。こんな台詞出ないよね。
もうひとつは、関東大会の王城戦の後、初詣で大田原と高見さんに会ったとき、去り際に、
「ばっはっは!お前らへのリベンジマッチは、来世か」「もう一度君らと、一緒のフィールドで戦いたかったよ…」
この一言は僕はずしっときました。二度と繰り返されることのない高校のアメフト部。
そこで生涯一度きりの、最高のライバルと、最高のチームに巡り逢え、戦うことのできた喜び。
「来世か」なんて大田原の台詞も、馬鹿にできない。本当にそう思っているから。そうすることができたらいいのにと心の底から思っているから。
王城戦で言った大田原のあの言葉、「本当は、泥門とクリスマスボウルで戦いたかった。」
なんてバカなことをいうんでしょうね。泣かせてくれます。


{/netabare}


あでゅー。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんなに絶望的な状況でも最後まで絶対にあきらめない男たち

❏総評

原作者は「稲垣理一郎(原案)、村田雄介(作画)」。

ネタバレしない程度にあらすじ

部員2人で部活動すらままならない弱小の泥門高校アメフト部
「泥門デビルバッツ」が、主将のヒル魔(蛭魔)があらゆる手段を使って
仲間を集めながら共に成長し、ライバル校の猛者達と切磋琢磨
しながら、クリスマスボウル(※)出場を夢みて努力奮闘するという、
スポコンアニメの王道とも言える作品。

(※クリスマスボウルとは高校野球で言う甲子園決勝戦のこと。)


作者も公言しているが「リアル40%、ファンタジー60%」の作品なので
いわゆる少年漫画向けの一般的なスポコン漫画同様、演出は
かなりオーバーではある。反面、アメリカン・フットボールを全く
知らない人が見てもわかりやすく、アメフトがいかに面白いスポーツか
視聴者に感じさせるよう色々工夫されているように感じた。


❏アメフトアニメとしての見所

アメフトは他の一般的な球技と異なり、ポジションそれぞれに求められる仕事が
かなり限られているので、ジェネラリストだけでではなく「○○しかできないけど
他はからきしダメ」といったスペシャリストの活躍が許される唯一のスポーツ
と言っても過言ではない。

だから主将のヒル魔は、

小さい頃からいじめられっ子で不良にパシられてきた「逃げ足」だけが取り柄の
主人公のセナをスカウトしたり、野球部で2軍にも入れないが「ボールのキャッチ」
だけは誰にも負けないモン太をスカウトしたりして、他のスポーツでは活躍が難しく
埋もれてしまうような凡人達の個性、「アメフトの世界では光り輝く個性」を見極め、
スペシャリストの集団を作っていく。

しかし当然、1つだけできるより2つも3つももしくは何でもできる選手の方が
選手としては使いやすいのも確かである、しかしそのようなプレーヤーは
皆アメフトの名門高校でプレイしており、泥門高校には居ない。だからヒル魔は
そんな個性的なメンバーを自らの頭脳をフル活用して、効果的な場面で
効果的に使っていくことで本来勝てないような格上の相手にも勝つための
活路を見出してゆく。

アメフトは体力だけの戦いではなく、将棋のようにプレイヤーを駒として
どのようにプレイさせるかで戦局が変わっていく頭脳スポーツなのである。

これらの選手スカウティングから選手へのコーチング、さらに選手本人の
がんばりによる成長までの過程と、ヒル魔の試合中、試合前の頭脳戦/心理戦が
このアメフトアニメの最大の見所である。


❏原作>アニメ

途中、原作の連載に追いついてしまった際のオリジナルストーリーは
盛り下がるものの、原作に沿った方のストーリーラインは原作と遜色ない
レベルですごく面白くできている。

オリジナルストーリーは「ながら見」「1.5倍速」で見ればOK。

アニメの方はストーリーライン上かなり盛り上がってる所で
打ち切りになってしまったので、その後の話は原作で必ず読もう。
というか、読まずにはいられないはず。

主役の1人「ヒル魔」の声優がロンブー敦なのだが、かなりのハマリ役だった。
賛否両論あるが、個人的にはかなりキャラにマッチしていたと思う。
彼はプロの声優ではないので、最初ちょっと下手っぴーだったが、
徐々に良くなっていき途中からは声優として違和感を感じなくなっていった。

あとチアリーダーの「瀧鈴音」役の声優さんが素敵だったので、調べてみたら
なんと「しょこたん」だったw 全然気付かなかった…


❏蛭魔妖一という男

当作品の表の主人公を「小早川瀬那」とすれば
裏の主人公は「蛭魔妖一」である。

「小早川瀬那」はこのチームが勝つためのキーマンの一人であることは事実だが、
選手層も薄く、初心者ばかりのチームを勝利に導いていく大役を担っているのは
圧倒的にヒル魔の方なのである。

上にも記載した通りアメフトは同じプレイヤーで戦っても、戦術次第で強くもなれば
弱くもなる要素がとても強いスポーツなので、心理戦、頭脳戦を介して戦況に応じて
戦術を臨機応変に組み立てられるヒル魔こそが最大のキーマンなのである。

週間少年ジャンプの作品なので、セナが主人公だが、
青年誌向けの連載だったら、ヒル魔を主人公にする設定でもいいぐらいである。

大人(特に社会人)が見る場合は、ヒル魔の勝利への執念と行動力、
どんなに絶望的な状況でも心折れずに最後まで勝利までの道筋を
冷静に考え続ける姿勢に考えさせられる場面もあるのではないだろうか。


❏最後に

最後まで絶対にあきらめない熱い心
狡猾な心理戦、頭脳戦

色々な要素が楽しめるスポコンアニメの良作!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

mi-i さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

見てて熱くなるあにめ

ジャンプの漫画!!っていう感じ。
友情・努力・勝利の過程がはっきりしている王道のスポーツアニメ。

パシリでよわっちい主人公がアメフトを通して自分を見つけていくという定番のストーリーに、キャラの立ったメンバーが絡んで面白い。アメフトのルールはさっぱりわかりませんが、見てて熱くなるアニメです。

アメフトというスポーツの特性上、1チームの登場キャラクターが敵味方合わせてかなり多い。
多いのにそれぞれのキャラ個性がしっかりと立っていて良いです!スポーツといえどもアメフト。格闘技の雰囲気も強く、人間には無理だろっていう必殺技とか、絶対高校生じゃないだろコイツ的な好敵手が出てきたりと、むちゃくちゃなアニメですが見ていると次第にハマっていきます。

ただ、アニメの画面に使い回しの所や、ストーリーも繰り返しでまたこのパターンか。。。っていうところが多かったことが少し残念でした。
声優陣は、ロンブーの淳や中川翔子さんが参加していて、違和感はそれほど感じないものの、ちょっと物足りない感じがありましたが、総合して見て損はないスポーツアニメ好きにはおすすめできるアニメです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

74.3 15 熱いでジャンプなアニメランキング15位
食戟のソーマ 餐ノ皿(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (392)
2057人が棚に入れました
実家の定食屋「ゆきひら」を手伝いながら料理の腕を磨いてきた幸平創真は、
超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」へと入学する。
創真は学園で様々な料理人たちと出会い、成長を続けるなかで
「自分だけの料理」を模索し始めていた。

実際の料理の現場へ赴き実戦を学ぶ
カリキュラム「実地研修(スタジエール)」で
さらなる経験を積んだ創真は、
“これまでの自分(ゆきひら)”を破ることで、
新たな“「ゆきひら」の料理”へと辿り着く。
実地研修の課題もクリアし、また一つ成長を遂げたのだった。

実地研修を終え、食戟でさらなる研鑽を重ねる日々を送る創真は
「紅葉狩り会」の場で、ついに相見えた
学園の頂点、遠月十傑にも勝負を挑む。

創真が十傑と勝負するために目をつけたのは、
遠月恒例行事である学園祭――その名も「月饗祭」。
毎年50万人が訪れる怪物イベントで、彼は何を起こすのか!?

一方、その裏ではある人物による計画が動き始め――?
創真の新たな戦いが幕を開ける!

声優・キャラクター
松岡禎丞、石田彰、伊藤静、釘宮理恵、花澤香菜、梶裕貴

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ついに相まみえた学園の最高峰、遠月十傑…戦いの舞台は遠月の美食の祭典…月響祭だ。

この作品は、食戟のソーマの3期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

視聴前は正直色々悩みました。
何故なら、この作品のメインヒロインである薙切 えりなのCVである「たねちゃん」こと種田梨沙さんが病気療養のため活動休止…それに伴い、金元寿子さんが代役を務める事になったからです。
「極星寮」のメンバーより圧倒的に出番の少ないメインヒロイン…だから全然メインヒロインという感じがしませんでしたが、それでも彼女がメインヒロインと位置付けられているのは、これからそうなる展開が待っているから…

もちろん、金元寿子さんは大好きな声優さんの一人です。
2013年に放送された「琴浦さん」の琴浦春香や、今期の秋アニメ作品として放送された「妹さえいればいい。」の可児那由多、金元さんが演じていたからこそ涙が止まらなくなった「クジラの子らは砂上に歌う」のサミなど好きなキャラを挙げたらキリがありません。

それでも、私の中で薙切 えりなのCVは「たねちゃん」で固まっていたので、代役については頭では理解しているつもりでも、正直心が付いていきませんでした。
実際には3期放送前…2期のOVAから代役として金元さんが演じられていたので、OVAを拝見された方は既に頭も心も切り替えが済んでいたことでしょう…
ですが、そのOVAが最も手の出しにくいコミック同胞版…

OVA未視聴のまま3期の放送を迎えてしまったので、うじうじと悩んでいた訳ですが…
結局のところ、私にはこの作品を「視聴しない」という選択肢は無かったので何だかんだ言いながら視聴を始めたんですけどね…

そしたら序盤からえりな様がもう出るわ出るわ…
全然2期までの出方と違うんです。
そして一声聞いたら金元さんと分かる声質…
それが代役が現実だった事を認識する瞬間でもあった訳です…

当たり前ですが、たねちゃんとはやっぱりイメージが違っていました。
でもそれは決して改悪…という訳ではありません。

完走して私の中でハッキリしたこと…
彼女の言動…細やかな仕草や息遣い…全てにおいて金元さんは完全に薙切 えりなという役を作り上げられていた、ということです。
まるで噛めば噛むほど味の出るスルメイカの様に、回を重ねるたびにどんどん金元さん色が馴染んでいくんです。
物語の展開上、えりなお嬢様はこれまでからは想像できない状況にその身を投じることになるという状況も後押ししていたと思います。
金元さんの伝家の宝刀でもある優しい声質が物語の展開にあまりにもハマり過ぎていたので…
正直策略なんじゃないかと思えたくらいです。

私はアニメ視聴歴がそれほど長い訳では無いので、こういう状況に遭遇する機会も滅多に無かった訳ですが、正直「代役」と表現するのは金元さんへの最大の無礼だと思いました。
この3期の放送を通じて、私は心から金元さんを応援しながら視聴する事ができたと思います。

この先どうなるかは分かりません。
このまま金元さんが続けるのか、それともたねちゃんが復帰されるのか…
でもどちらに転んでも受け止めるだけの心構えは出来ているつもりです。
きっとどう転がっても最高の薙切 えりなが見れる事が確信できたので…

レビューの殆どを薙切 えりなのCVで費やしてしまいましたが、私にとってその位大切な事だったので…

一方物語の方では、遠月十傑のお姿を拝見できる上、月響祭での戦いも最高の盛り上がりを見せてくれます。
ところどころに垣間見える薙切 えりなの思いやこだわりも個人的には大好きです。
こうしてみんなで切磋琢磨して、みんなで味の高みを目指して…
私はこんな事を勝手に考えていました。
薙切 薊が出てくるまでは…でしたけど。

でもここから繰り広げられる食戟…目頭が熱くなるほど格好良いです。
身体の芯から痺れるほどの熱い展開に涙が溢れてくるなんて…
別に悲しい訳でもないのに…ただ格好良いだけなのに…
これは私の涙腺が完全に壊れている証なのかもしれません。

波乱に満ちた今期のこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ZAQさんの「BRAVER」
エンディングテーマは、nano.RIPEさんの「虚虚実実」
どうしてこの作品はここまでの最高を身に纏うのだろう…
主題歌も凄すぎてもう溜息しか出ない感じです。
個人的お気に入りはエンディング…もうヤバいくらいに凄いです。
今期のアニソンBEST10の何位にランクインしてくるか、今から楽しみです。

1クール全12話が3期前半戦でした。
そして後期は2018年の春アニメで放送されることが既に決定しています。

後期のサブタイトルは「遠月列車編」
もう告知のPVが公式HPで公開されています。
「戦いの舞台は北へ…」
満天の星空を見上げる幸平 創真と薙切 えりなを乗せた夜行電車…
少し頬を朱らめながら少し遠くを見つめるえりなの瞳からは信頼が感じられる…
これ金元さん「どはまり」の展開なんだろうな…
このPVも格好良過ぎんですけど…
もう春の放送が楽しみ過ぎて仕方ありません…

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだ?音がついた紙芝居か?

4話「若き獅子たちの群れ」

この話で集まるメンバーにはトキメキました…。

集まったのが創真に影響を受け
変わることの出来たメンバーなのですよね。
各人のドラマの蓄積が爆発する回。

食戟のソーマでは脚本のセオリーを用いた組み立てや、
人物のストレートな性格付けをやることが多い。
予測が立ちやすいが、見合うだけの感動や高揚を
与えてくれる心地よさがある。そう考えてます。

少年誌最前線でバトルや恋愛を軸とせず
人間ドラマやジャンル特有のお約束で戦う食戟のソーマが、
シーズン3のような話の筋へ向かった事は納得してます。

惜しむらくはカタルシスへの準備段階が長すぎるのと
群像劇に新キャラクターたちの敵対勢力が出たことで
ゴチャ付いた状態で分割2クール後編へとなった事。
多少の不満はあれど面白いのに変わりはなく、
後半も楽しみにしてました。


“それよりも”気になる部分があって、

一見すると気づきにくい問題が起きていました。

1期の頃はたとえキャラクターデザインや一枚画の
崩れがあろうと動かそうという気概や臨場感があった。
引きの画やバックショットに、細かいカメラワークを用いて
画面を構成する工夫や動きの芝居が見られたのです。

「餐ノ皿」は、比べないと気にならない程度でしょうが、
カットの省略と止め画の多さが目立ってしまいます。

表情を際だたせるために顔をアップにする時、
止めたまま動かさず数秒そのままにしたり。
動きの間を補完するカットを少なくしたり、
固定撮影、バストショットを多用し口パクや
PAN(画面スライド)で誤魔化す部分も2期より多い。

スタッフが殆ど変わらないのに何故かと思いましたが
原画に拘り、丁寧に見せる分のツケなんでしょうか?
分割2クールなのも何か関係があるかもしれませんね。

料理アニメのセオリーと美麗な絵を再現出来てれば
他はいいのだと“味をしめた”ようにも見えます。

料理作画監督なる限定的な役職があるのですけど、
その点に関しては分けてあるだけあって良いです。
というより止めの画は全部綺麗でした。だから分かり難い。

予算組が決まっているので、止めたぶん他で動かしたり、
一枚画でも湯気や飛び散る汗など人物意外の動きを使い
画面を構成するような、工夫だとみられる部分は
TVアニメーションにおいて重要だと思います。
寧ろ感心する部分・・・。でも・・・

客をだます為の演出の放棄で、デザインに拘った末の
“妥協”なんだとしたら少し気になりますね。

よく動くやら動かないの問題では無く、
ドラマの構築で重要な演技を削ぐのはいけない。


なんて言いましたが好きなんで、今期も楽しむぞ!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魅力的なキャラ達が織りなす 料理『バトル』アニメ第3期!

 料理バトルアニメと聞けば、最終回が悪い意味(主観)で印象に残ってしまった「焼きたて!!ジャぱん」が真っ先に思い浮かぶ世代の自分ですが、未だに「ミスター味っ子」が一番有名でしょうか。「飯の時間」を描いた漫画やアニメがトレンドになっている昨今でも、案外料理バトルアニメって多くない気がします…。

 そんな料理バトル作品の中でも、本作「食戟のソーマ」は屈指のレベルの作品と言えそうです。

 飽きさせない変化の富んだ展開、定期的に訪れる熱いシーン、魅力的すぎるキャラクターたち…。絵柄のクオリティーも高く、凝りすぎて味が想像しづらい料理も多いですが、なかなか美味しそうに見えます。料理学校という特性を活かし、スパイスや薫製など、様々なジャンルの料理を描けている点も良いです。

 今後「料理バトル」で、本作を越える作品は出てこないのでは?なんて思えるほどに、レベルの高い作品だと個人的に思っています。最後までこの勢いを保てたら、間違いなく名作と言えるでしょう!
(「焼きたて!!ジャぱん」の失速と投げやりなラストが若干トラウマとして残っています…。)

 特にキャラクターの魅力は随一です!主人公の格好いいシーンも多いし、ヒロイン達も可愛すぎて一人を選べないレベルです。えりな、田所、アリス、緋沙子…誰が人気なんでしょう?
 男性陣だと、一式先輩が特に好きです。声は櫻井さんだし…懐が深くて、どこかミステリアスな感じがあるところが良いです。 
 やはり「料理の出来る男」は格好いいし、「料理の出来る女」は天使ということか…。
 (ただ、リアルだと、出来すぎる人は面倒くさいですけどね…)


 ただ、本作について敢えて苦言を呈すと、料理シーンががっつり入っている回ほど退屈に感じてしまった点が残念と言えば残念。
 結局、戦いまでの熱い展開や、魅力的なキャラ達の掛け合いが楽しい作品なんですよね…。

 ともかく、男女問わず万人にオススメ出来る良作シリーズなので、1期から観てみたら良いと思います!!
 「焼きたて!!ジャぱん」と異なり、最後までぶれずに最終回まで駆け抜けてくれ!(しつこい)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

71.7 16 熱いでジャンプなアニメランキング16位
世紀末救世主伝説 北斗の拳(TVアニメ動画)

1984年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (324)
1452人が棚に入れました
西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。だが、人類は死に絶えてはいなかった。暴力がすべてを支配する世界となった核戦争後の大地で、途中で出会ったリンやバットを連れ、北斗神拳伝承者・ケンシロウが暴徒を相手に拳を振るう。北斗神拳を共に修行した兄達、それぞれの宿星を持つ南斗聖拳の伝承者達が現れ、ケンシロウと激闘を繰り広げていく。

声優・キャラクター
神谷明、一龍斎貞友、鈴木富子、古川登志夫、山本百合子、塩沢兼人、土師孝也、内海賢二、千葉繁
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

文明崩壊後に吹き荒れるバイオレンスの系譜に連なる伝説の作品

核戦争により文明が滅亡し、廃墟と荒野が広がるディストピアにて、
伝説の暗殺拳・北斗神拳の使い手・ケンシロウが、
ゆく先々で悪を成敗したり、因縁の強敵(とも)との激闘や、
宿命の北斗継承者争いを繰り広げていく、『週刊少年ジャンプ』連載の同名コミック(知人に借りるなどして読了)の、
連続アニメ化作品(全109話)


【物語 4.0点】
関東大地震後の剥き出しの本能と暴力を描いた永井 豪氏の漫画『バイオレンスジャック』(1973~)
大国による大戦で破滅した砂漠世界を舞台に暴走族との闘いなどを描いた豪州のSF映画『マッドマックス2』(1981)

人類文明終わっちゃってるのに、何故か暴走族が爆走して奪い合う程度の石油は残っている。
ついでに言うと、暴走族のモヒカンヘアーをセットする技術と資源も残っているw

『北斗の拳』はこれらのぶっ飛びポストアポカリプスの系譜に連なるバトル物として位置付けられる作品。
私の場合は幼少期に最初に受容したのが『北斗』で、
その衝撃(トラウマ)が消えないまま『バイオレンスジャック』、『マッドマックス』と引きずり込まれていったので、
本作は廃墟と暴力に惹かれる私の嗜好の原点でもあります。


文明崩壊後が世界観の物語は、沈んだムードになりがちですが、
これらの作品群は、湿気た理屈を吹っ飛ばすイカれた暴力により、
むしろ突き抜けた熱量をもたらすのが特徴的。

本作では、中国伝来の暗殺拳というバトル設定により、
傷付きながら強敵(とも)を倒していく『ジャンプ』王道スピリッツを付加。
クライマックスのケンシロウVSラオウ戦に向けて、荒野の激闘はヒートアップして行きます。


次々と現れる強烈な個性を持ったボスキャラとの決戦も記憶に残りますが、
意外と、私の心に刻まれているのが絶望的な状況でも卑屈になるなとのメッセージ性。

暴力による支配を受ける一般人たちが、生存本能から諦めて媚びへつらう姿が多々描写。
それでは生きているとは言えないとばかりに、
リンみたいに、か弱くとも、勇気を持って悪に立ち向かうことができる人間にこそ、
助太刀する“世紀末救世主”という文法が初回から徹底されています。

この観点から印象に残っているのが、終盤前、
{netabare} “拳王”として覇道を突き進むラオウが、ある集落にて、
どんな仕打ちを受けてもヘラヘラと愛想笑いをする住民たちに対して、
向かって来いよと、喝破するエピソード。{/netabare}
私も、ああ言う理不尽な目に遭っても反骨せず、
卑屈な笑みを浮かべるだけの大人にはならないと誓ってから、四半世紀余り。
大人になった私は、愛想笑いが引きつる度に『北斗の拳』のことを思い出して、情けなくなりますw


【作画 3.5点】
アニメーション制作・東映動画(現・東映アニメーション)

本作の石油や水同様、限りある作画ソースをバトル描写に集中。
あとは荒れ放題、作監ごとにキャラデザ不定の、
当時における、いつもの東映。

制作体制も盤石とは言い難く、
原作枯渇なども相まって、後半は休止や総集編でタップする苦しい放送。
特にラオウとの決戦に向かう“最終章”「第4部 」前に至っては、
1ヶ月以上総集編が続くデスロードw


が、苦境にあっても、暗殺拳描写へのこだわりは捨てなかったのが高ポイント。
経絡秘孔を突かれ人体が内部崩壊する様は、今見ても背筋が凍りますし、
そこから血飛沫が吹き出すアニメーションも、黒やブルーの着色で和らげられているとは言え、衝撃的。

もう一つの暗殺拳の流派・南斗。南斗水鳥拳による人体スライスカットや、
{netabare} シンにヒロインを奪われたケンシロウが、胸に指を刺され七つの穴を穿たれるカット{/netabare} などもトラウマ物。

ですが、見慣れると、段々バイオレンスが格好いいと快感になってくる。
私は幼少期、『北斗』で色々と道を踏み外しましたw


原作・武論 尊氏×原哲 夫氏のコンビによる、
ボディービルダーみたいな肉体美の再現性も良好。
巨漢のラスボス・ラオウ様に至っては、愛馬・黒王号と合わせて、もはや動く肉の山w
ケンシロウとの最終決戦では、ピクピクと引きつる筋肉の動きなども表現。
もうちょい筋肉の枚数減らして妥協すれば楽できそうなのにと思ったりもしますw


100話超の長丁場を乗り切るためにバンクも多用。
怒ったケンシロウの筋肉が隆起し服が破れ飛ぶバンクは、
ヒーローの変身シーンみたいにテンプレ化して、毎回、あの衣装どうやって調達しているんだろう?と子供心に疑問でしたw
追加訂正。この終末世界にはケンさんの衣装も無尽蔵に残っていますw


【キャラ 5.0点】
濃過ぎるとしか言い様がない。

アニメ版で決め台詞として濫用された主人公・ケンシロウの「お前はもう死んでいる」
宿敵・ラオウの{netabare} 「我が生涯に一片の悔いなし」{/netabare}
この辺りのセリフは漫画・アニメ見る人(あとはパチンコ、パチスロ打つ人)で知らない者はいないんじゃないか?
ってくらい今なお語り継がれるインパクト。

シン配下の中ボスに過ぎないハート様ですら、
並の1クールアニメのラスボスクラスの存在感があると思います。


私が好きなのがケンシロウVS“聖帝”サウザー戦。
{netabare} ケンシロウが 「鳳凰すでに飛ばず!貴様は翼をももがれたのだ」と最後通告すれば、
サウザーも負けじと「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」と応酬する。{/netabare}
彼らは暗殺拳だけでなく、セリフ回しも必殺の斬れ味を誇り、
ツボを突かれた私は笑いが止まりませんw


拳王・ラオウという巨星に、負けると分かっていても立ち向かう漢(おとこ)たちも熱かったです。
被曝し満身創痍の弟・トキが{netabare} 柔の拳を捨て、通じないと分かっている剛拳で{/netabare} 長兄ラオウに立ち向かう一戦には、兄弟愛を感じて胸が熱くなりますし。
あとは{netabare} フドウ{/netabare} とか、{netabare} ジュウザ{/netabare} とか。


ネームドキャラはリン以外は漢ばかりで暑苦しいキャラ構成ですが、
その中でユリアやマミヤらが終始、拳を極めた漢たちが最後にすがる愛を象徴。
キャラ構成比よりは、女性の存在感も確保された印象です。


【声優 5.0点】
濃過ぎるとしか言い様がない。

主人公・ケンシロウ役の神谷 明さん。
上記の決め台詞だけでなく、
北斗百裂拳を放つ際の「あたたた!」連呼からの締めの「終わった!!」
それらの咆哮に応えて「あべし!」「ひでぶ!」と爆散する敵キャラたちの断末魔までが世紀末の様式美。

そこへ、ラオウ役の内海 賢二さんや、サウザー役の銀河 万丈さんらが上記の減らず口で立ち塞がるのですから堪りません。

心に刻まれているのが、南斗水鳥拳・レイ役の塩沢 兼人さん。
{netabare} ラオウに3日で出血死する秘孔「新血愁」を突かれて満身創痍なレイが、
狂死する程の激痛と引き換えに延命できる秘孔をレイに突かれ、
一瞬で白髪化する程の苦悶、絶叫の熱演。
その後のユダとの決戦を経た後、迎える哀愁の最期と合わせて強烈な印象が残っています。{/netabare}


が、何よりも語り継ぎたいのが多くの次回予告でナレーションを務めた千葉 繁さん。
「史上最強の戦い ラオウVSケン! 死ぬのはきさまだ!!」など、東映のジャンプアニメ化作品のご多分に漏れず、予告ナレから長文タイトルをコールする流れは煽り調。
序盤は比較的冷静?だった千葉さんが、終盤になるに連れ、どんどん正気を失って?
血管千切れる勢いで絶叫していく様がツボりますw

この「北斗の拳の次回予告ナレーターは最終回に近づくにつれてどんどんテンションが上がっている」というトリビアは、
後年フジのバラエティ番組『トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~』(2002~)で取り上げられ見事“81へぇ”を獲得w
私も同番組で紹介されたトリビアの中で一番好きですねw


【音楽 4.5点】
劇伴担当は青木 望氏。
力強い金管やストリングスにギターサウンドも交えてバトルを煽りつつ、
漢たちの哀愁をカバーするバラードも多数提供。

凄惨なカットなどで多用された、生楽器の和音で“ガーン”って感じでぶつけられる衝撃音も、SEとして機能。

SEと言えば、暗殺拳が炸裂する際の“キーン”って感じの異音も、
人知を超えた拳法の異様を体現しており効果的でした。


「第1部」~「第3部」(第82話)までの主題歌はクリスタルキング。
往年のヒット曲「大都会」で魅せた田中 昌之さんの超高音ボーカルが、本タイアップでも遺憾なく炸裂。

OP「愛を取り戻せ!!」は、私も“Youはshock”の勢いに乗って、
頭のネジ外してシャウトすれば、まだ歌えないことはないのですが。
ED「ユリア…永遠に」に至ってはEDアニメの高山の標高くらいの超高音域での安定歌唱が求められる、
誤魔化しの効かないラブバラードなので本当に無理です。


「第4部」からはKODOMO BANDが主題歌を歌唱。
俳優・タレントのイメージが強い、うじき つよしさんがバンドマンの矜持を示す貴重なタイアップ。
個人的にOPとしては同バンドの「SILENT SURVIVOR」の方がギターのイントロが熱くて好きだったりします。

もっとも『北斗』主題歌で私が一番お気に入りなのは次作『~2』OPのTOM★CAT「TOUGH BOY」なんですけどね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

4つの新発明と魅力的なキャラ、壮大なストーリー。マンガ表現の新境地を切り開いた名作です。

 昭和の日特集ということで何話か再視聴しました。巨人の星同様、その過剰性でギャグに片足を突っ込んでしまいました。

 もともと旧マッドマックスとマッドマックス2のオマージュのような作品でケンシロウはモロにメルギブソンでした。

 砂漠世界のディストピア、悪人のモヒカンも革ジャンつなぎもバイクなどのモーターサイクルが多数出てくるのもそのままマッドマックスです。

 4つの素晴らしい発明がありました。本作の素晴らしさを語るのに外せません。肩のプロテクター、秘孔、過剰な身体性と肉体、死に際のセリフです。

 肩のプロテクターが特徴です。あのプロテクターに意味があるかどうかはさておいて、戦いに明け暮れる世界観を表現するのにあれほど素晴らしい発明はありません。おそらくはアメフトからの連想でしょうけど、今の戦闘美少女ものに受け継がれる偉大な発明でした。

 秘孔の発明です。東洋武術、カンフーだけでなく東洋医学を武術に置き換えました。それ以前の武術でツボ…経絡というのは東洋医学的な治療や弱点としては表現されていましたが、人間が爆発するという大発明ですね。
 武術家は優れた鍼灸師や整体師でもあるらしいので武術と医術は不可分らしいですね。実際に秘伝のツボというのはあるという話は聞きますね。真偽のほどはわかりません。本当に人が死ぬツボはあるという説とそんなものはないという説の論争が今なおあるようです。

 そして過剰な肉体強度とサイズです。鍛えれば弾丸をも弾く、というのはあったと思いますが、超人的な身体性は忍術や超能力というのはありましたが、武術で鍛えることでここまで強くなるというのは無かったと思います。鋼鉄よりも強く何メートルあるんだよ、という肉体を違和感なく物語に組み込んでいました。

「アベシ」「ヒデブ」はもちろん本作の発明です。ステレオタイプではない独自の言葉を作品内でどう効果的に扱うかという部分で手塚治虫のオノマトペ、大友克洋が「シーン」という言葉を使わなかったのと同じレベルのマンガ表現の凄い発明だと思います。


 さて、ストーリーです。まあ誰が見てもシンのサザンクロスで終わる気満々でしたよね。それを4兄弟にすることで壮大な話に修正しました。ストーリー展開は素晴らしかったと思います。
 それを支えたのがキャラ達でした。リン、パット、レイとマミヤ、狼の一族とかウイグル獄長、風神雷神みたいな2人の門番。ジャギ、ニセトキ、トキそしてラオウです。
 展開がワンパターンかなあと思ったところで聖帝サウザーですね。サザンクロス編最高でした。さらに追加キャラ…フドウなども決して尺稼ぎというレベルではありませんでした。
 これらの個性的でしかないキャラ達が北斗の拳を支えました。

 中核となる3兄弟の話を発明したところで本作は勝ちですね。この3キャラを超えるキャラと因縁話はちょっと他にはないでしょう。

 お前は既に死んでいる…本作を象徴する言葉を初め、我が生涯に一遍の悔いなし…印象的な名セリフが多数あります。技名も北斗百裂拳などセンスが光ります。言葉の使いかたが非常に面白い印象です。
「あー聞こえんなあ」「俺の名前を言ってみろ」最高です。
 
 OPの曲の超高音ボーカルもまた個性的でした。

 総評すると唯一無二の物語。分類不可能ですね。北斗の拳という分野でしょう。設定とストーリー性は類例がなく、壮大さにおいては他の追随を許しません。
 大友克洋や鳥山明と並ぶマンガ表現の新境地だと思います。そして、それを丁寧にアニメ化しました。作画は原作と比べてちょっとなあ、という感じもありますが、声優さんの演技の素晴らしさやOP曲でマンガ版とは別の価値を生み出しました。なお、後半になると作画がどんどん良くなる気がします。

 なんといってもエンターテイメント性が高く面白いです。今でこそギャグにしか見えない部分もありますが、少年の頃はのめり込んで見ていたと思います。忘れてしまった感覚ですが、昭和アニメの熱さというのは少年向けという部分に特化した故なんでしょうね。真面目に少年向けに作ったからこそごまかしのない熱さがあるのでしょう。そしてごまかしが無いからこそ大人でも楽しめるのだと思います。


追記 「強敵と書いて友と読む」を忘れてました。これも初出は本作でしょう。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

愛を取り戻せ!!

1984年10月11日 - 1987年3月5日(北斗の拳)109話
※最高視聴率23.4%。平均視聴率16.1%を記録。

1987年3月12日 - 1988年2月18日(北斗の拳2)43話

1983年から連載開始の劇画調の格闘系でシリアスな作風の
原作・原案"武論尊"/作画"原哲夫"の漫画を原作にしてる。

「西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。」ってやつです。

当時のゴールデンタイムのアニメに過激な残虐シーン等や
過激な台詞を含む原作を可也配慮した作品になっている。
※最近のエログロほど酷くないと思うけどPTA等は問題視
したらしい・・今でも超有名なネタ元満載アニメのひとつ。
ナレーション・次回予告などもどんどん加速した気が・・

世紀末という時代でノストラダムスの大予言や世紀末思想
等が結構多くなってきた頃の作品かな?やや近未来SFです。

ただ背景に過ぎず、本質は友情・努力・勝利?byジャンプ
の連載漫画がベースです。其処に其れ等を超える深い愛情、
愛憎劇が強烈に入り乱れる超大作になっています。
この手のアニメはこれ1本視れば充分という程熱いアニメ。

一子相伝"北斗神拳"の伝承者となったケンシロウは他流派
のシンの執念の愛によって最愛のユリアを奪われてしまう。

シンに屈辱的敗北をしたケンシロウは「愛を取り戻す為」の
シンを探す旅にでる・・そんな中で本当の北斗真剣の強さ
を極めていき、色々なものを失いつつも乗り越えることで
更に"北斗神拳"を進化させていく。

目的を失くしかけたケンシロウに仲間意識や守る気持ちが
強くなっていき、色々な人と関わる事で、その思いは強く
なり、更に強い敵や卑劣な的と遭遇する事で、強い信念や
正義感とともに強くなっていく。

結果的に救世主のような存在になり、正義の味方のように
なっていくが・・敵か味方か?最強のライバルか?複雑な
思いを受け止めつつ自分の進むべき方向を見出す。


最終的には乱世を憂いて強敵を倒していくのだけれど・・
雑魚を無双するイメージとは裏腹に・・案外挫折も多い。

幾度も敗北をする事が増えて泥臭くなっていく・・
そういう部分も熱くさせる内容というか・・成長過程等を
確り描いてくれている感じ。
そもそも伝承者でありながらシンにボロ負けスタートですw


南斗!六聖拳とか・・この辺になるともうラスボス
出てきて愈々どうなるんだ?!というハマりっぷりかな?

そういう急展開になりそうなところにレイだたりトキとか
フドウやジュウザだったり・・巧いこと引き延ばす・・

挙句に勿体つけてた最後の将とか・・可也早期にみんなは
あの人だな・・ってバレてるんだけど・・引っ張るのですw

以外だったのは・・拳王の後も続いたこと・・
スパっとやめるかと思ったら・・更に続くとか・・

最後の将をあの人にするくらいだから、予想はできたけど
天帝云々とか・・もう何処までいくのという感じw

そう思いつつもあまりに熱いので視てしまうのだけれども。

そしてレイ・トキ・シュウが好物ですが・・シャチが好き
なので"拳2"も確り視聴。ファルコ等もかな好きなキャラ。

スロッターはボタン押す時「あたぁ~」リーチ目で
「お前はもう死んでいる!」とか見切っちゃうわけです・・

OP「愛をとりもどせ!!」 歌-クリスタルキング

そういえばこの作品のメンヘラっぽいキャラはナルシストの
オカマ風のキャラとか結構いたな・・其処も当時は斬新?


ケンシロウ - 神谷明
バット - 鈴木三枝
リン - 鈴木富子

レイ - 塩沢兼人
シュウ - 森功至
ユリア - 山本百合子
マミヤ - 藤田淑子

ラオウ - 内海賢二
トキ、アミバ - 土師孝也
サウザー - 銀河万丈
シン - 古川登志夫

ジャギ - 戸谷公次
ユダ - 島田敏
ヒューイ - 曽我部和恭
シュレン - 若本紀昭
フドウ - 飯塚昭三
ジュウザ - 安原義人
リハク - 青野武
リュウガ - 堀秀行

ナレーター - 銀河万丈、千葉繁

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

76.9 17 熱いでジャンプなアニメランキング17位
ハイキュー!! TO THE TOP(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (261)
1335人が棚に入れました
春の高校バレー宮城県予選、激闘を制し悲願の全国大会出場を決めた烏野高校排球部。全国大会を控えた彼らのもとに、影山の全日本ユース強化合宿召集の報せが舞い込んだ。さらに月島にも宮城県1年生選抜強化合宿への招集がかかる。同じ1年生との差に焦る日向は、宮城県1年生選抜強化合宿に押しかけるも……!?全国大会本番に向け、日向、影山、そして烏野高校排球部の更なる挑戦が始まる⸺!!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、江川央生、花江夏樹、宮野真守
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

視点が変われば、世界が変わる

制作:Production I.G、
原作:古舘春一、監督:佐藤雅子
副監督:石川真理子、シリーズ構成:岸本卓
キャラクターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:小林祐、音楽:林ゆうき、橘麻美
原作:古舘春一

2020年冬クールは良作が多く、ドロヘドロを筆頭に
視聴分だけで十分に満足できるラインナップだった。
そのため、面白そうだが、視聴に至っていない
録画したままの作品がまだ数本残っている。
この作品もそんな1本だった。

3期までの物語から面白い作品であることは
分かっていた。しかし、白鳥沢高校との決戦が終わり、
物語に一区切りついていたことから、
あまり視聴意欲が湧かなかったことが
これまで未視聴だった大きな理由。
ところがHDDの整理に迫られ、
視聴を始めると、やはり抜群に面白いことに
改めて気づかせてくれた。
キャラクターが個性的で魅力的だし、
競技を描くポイントの絞り方が、とても上手い。
Production I.Gが手がけるスポーツものは、
ほぼ外さないと分かっていたのに
ここまで放置していたのは痛恨だった。

ハイキュー!!の魅力は、日向翔陽と影山飛雄を中心にした
強烈なキャラと、爽快で緻密なスポーツ描写の面白さにある。
動きやカメラアングルもよく考えられており、
バレーボールの迫力を感じさせてくれる。
しかし、それだけにとどまらないのがこの作品の奥深さ。
個人的にはバレーボールという競技に
それほど興味はないのだが、この作品を観ていると、
競技そのものへの深い理解に驚くことがある。

今期で言うと、控えメンバーでサーブ特化の山口忠。
これまで何度も深く取り上げられている人物で、
サーブを打つだけのために試合に投入される。
どれだけ落ち着いた心理で試合に入っていけるか。
途中でワンプレーだけを任される選手にとっては、
最重要のポイントといえる。
それは、普段からの練習で意識することが大切。
効果的な方法である「リセットの視点」は、
とても納得できる話だった。

{netabare}つまり、会場内にある標識や
非常口の誘導灯などをリセットの信号として定め、
それを見たときに意識を集中させる訓練を
普段からやっておく。
緊張していてもすぐに試合に入れる心理状態に
持っていく準備をしておくのだ。
とてもリアリティのある話で、選手の心理について
深く考えられたエピソードだった。{/netabare}

また、選手たちをサポートする存在の人々の
想いもきちんと説得力を持たせて描いている。
例えば、今回は清水潔子が、
マネージャーとして最前線に立っているという描写。
自身が中学時代にハードル競技の選手だったことから、
そこに立つ心理を理解しつつ、自分が現在、
立っている場所はどこなのかを明確にする。
スポーツに関わるさまざまな状況を
上手くストーリーに組み込んでいる。
メインである全国大会はさわりだけだったが、
とても面白い4期目だったと思う。

今期のいちばんのポイントは、
全国大会に向けてレベルアップを図る
烏野高校排球部メンバーたちの想いや視点と
いうことになるだろうか。

影山は、全日本ユース強化合宿に招集され、
月島は宮城県1年生選抜強化合宿メンバーに選抜される。
合宿メンバーに選ばれなかった日向は、
呼ばれてもいないのに、宮城県1年生選抜強化合宿に
勝手に参加するという突飛な行動に出る。

{netabare}ただ、ここで偶然によるワンプレーをコーチが目にして、
合宿に飛び入り参加させてもらえるというような、
ありがちな展開にしなかったのは驚きだった。
日向は、部活のバレー部を休んでまで
合宿に参加したのに、
最後まで球拾いしかやらせてもらえないのだ。
しかし、才能ある者たちが揃った
各高校1年生代表たちのプレーを外から見ることで、
チーム全体に必要な動きや
論理的なタイミングについて考えるようになる。
自らの身体的な動きと技術面だけでなく、
プレーの連動性に着目するようになったのだ。{/netabare}
視点が変わることで、世界が変わって見える。
それは、レベルの違いもあるし、
下から見るのと、2階から見ることでも
見え方が変化する。県大会から全国に目を移した
ときの視点の違いを上手く表現していた。

一方、影山は全国トップレベルの選手とともに
プレーすることで、自らの足りない部分を考える。
日向をより効果的に使うことをイメージする。
ふたりは、違う世界のレベルの高さを心に刻み、
それをチームに持ち帰ることによって、
全体に大きな変革をもたらすのだった。

全国大会前の地味な話のはずが、
ここまで面白く見せられるのは、
やはり原作の持つ大きな力だろう。
また、全国大会突入後、天井の高いコートに
なったことで影山がアジャストに戸惑う描写の
リアリティにも感心させられた。
作者がバレーボールという競技を
とても深い部分まで捉えているのがよく分かる。

多くの人々の想いや視点が渾然一体となって、
全国大会に突入した第4期。
良質なドラマと感情の迸りを
今後はどのような形で見せてくれるのだろうか。
(2020年8月22日初投稿)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 43

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

頂の景色へたどり着くために。下を向いている暇はない。

ハイキュー4期。

「観て見ようかなー」ぐらいの軽い気持ちで観始めたシリーズでしたが、今では大好きな作品です。

もし観ていなかったら、
大きな出会いを逃すところでした。

そんな作品も4期です。
4期の続きとなる劇場2部作の製作も発表されています。

4期は全25話です。
前半・後半クールまとめてレビューします。

以下、3期までのネタバレを含みますのでご注意を。


● ストーリー
全国大会出場が決まった烏野(からすの)高校。

影山飛雄(かげやま とびお)には全日本ユース強化合宿への、月島蛍(つきしま けい)には宮城県の有望な1年生を集めた強化合宿への招集がかかる。

どこからも声のかからなかった日向翔陽(ひなた しょうよう)は、強化合宿へ勝手に乗り込む。

ボール拾いの雑用に加わり、何のためにここに来たのか、招集された選手たちのプレーを観察しながら、選手としての感覚を磨いていく。


4期は、
・強化合宿編
・全国大会スタート
の大きく2つにストーリーが分かれています。

ちなみにTVアニメではカットされた、音駒(ねこま)高校など東京都代表をかけた争いは、OADで観れます。
(私は未視聴。これから見る予定。)

ハラハラする試合もいいけれど、
次に向けて力を高めていくパートというのもわくわくします。

ここでつけた力が試合でどのように発揮されるのか、
楽しみになるから^^

また、オールスターとも言える強い人たちの集まりというのは、
学べることがたくさんあって、試合に負けないぐらい面白い♪

そして、いよいよ全国大会。

チーム烏野の雰囲気大好き。
個々が自由で、でもバレーにかける思いは同じ方を向いていて。

どこの学校も各都道府県の代表として勝ち上がってきたチームなわけで、
簡単に勝てる相手ではない。

そんな強い人たちのプレーも面白いし、
相手に影響されて試合の中で覚醒していく烏野メンバーのプレーも面白いし、

とにかく最後まで目の離せる瞬間なんてちっともない、
アツいストーリーでした!!


● キャラクター
男子バレーボールの話なので、
基本的に男の子キャラばかりです。

女性人気が高い作品なのも納得です。

私は3年生トリオが好きです^^

真面目な大地さんの安心感、へらへら菅さん、おっとり旭さん。
そこにマネージャーの清水先輩エピソードが加わって、

3年間で積み上げてきたもの、この大会が高校生活最後のチャンスであることなど、3年生ならではの要素がとてもいい味出してるのよ。

相手チームやライバルチームのキャラもいい。

特に稲荷崎(いなりざき)高校の宮兄弟や北さんは、
とても好きなキャラでした^^


● 作画
ストーリーやキャラなど大満足な一方で、
今回気になってしまったのは作画です。

3期まで、作画もすごかったのです。
カメラワークも凝られていて、すごく見ごたえがありました。
こんなに動いて大丈夫?とこちらが心配になるぐらいに。笑

だけど4期は崩れが気になるところも多くて、
どうした?となりました。

せっかくの見せ場ももったいなかった…。


● 音楽
【 前半OP「PHOENIX」/ BURNOUT SYNDROMES 】
【 後半OP「突破口」/ SUPER BEAVER 】

ハイキューの主題歌はどれもアツくなる曲ばかりで大好きなのですが、
今回も最高です!!

歌詞も作品にぴったりです。


【 前半ED「決戦スピリット」/ CHiCO with HoneyWorks 】
【 後半ED「One Day」/ SPYAIR 】

こちらもいいですね~。
どのアーティストも安定感抜群です。


挿入歌として久々に1期のOP「イマジネーション」が聴けたのもめちゃアツかったです。


● まとめ
この作品は出会えて本当によかった。

アツい試合も、キャラの楽しさも、
とにかく好きです。

4期は作画以外が最高だっただけに、
作画の崩れがもったいなさすぎました。

いろいろ事情はあるのでしょうけど…
むしろこれまでが良すぎたのかもしれませんが…。

劇場版は大丈夫だと思いたい。

劇場アニメ2部作『ハイキュー!! FINAL』を超楽しみにして、
まずはOADを楽しみたいと思います♪

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

バケモンたちの宴…開幕!!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ1~3期まで視聴済です。
調べてみると、OVAやコミック限定版に同梱された作品もあるようですが、そちらは未視聴です。


春の高校バレー宮城県予選、
激闘を制し悲願の全国大会出場を決めた烏野高校排球部。

全国大会を控えた彼らのもとに、
影山の全日本ユース強化合宿招集の報せが舞い込んだ。
さらに月島にも宮城県1年生選抜強化合宿への招集がかかる。
同じ1年生との差に焦る日向は、宮城県1年生選抜強化合宿に押しかけるも……!?

全国大会本番に向け、日向、影山、そして烏野高校排球部の更なる挑戦が始まる⸺!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

白鳥沢学園高校を決勝で破り、その勢いのまま春の高校バレー全国大会に物語が進むと思っていましたが、実際にトーナメントが始まるのは物語のほぼ終盤…

ですが、終盤までの間の取り方は個人的にとても良かったと思います。
何故なら、終盤まで物語を費やしたのは「井の中の蛙大海を知る」ことだったんですから…
INTRODUCTIONにも記載されていますが、全日本ユース強化合宿招集と、宮城県1年生選抜強化合宿への招集の2本の列車が同時に動き出すんです。

2つの共通点は「見れること」と「知れること」
そこには、いつもの練習とは全く異質のステージが彼らを待っていたのですから…
合宿に押しかけた日向は、流石にちょっとやり過ぎとは思いましたが、無理を推して正解だったのではないでしょうか。
正式に呼ばれた訳じゃないからまともな練習はできません。
ですが、日向が「見れること」の大切さに気付いてからの物語は、正に真骨頂だと思います。

そして気付いたのは日向だけじゃありません。
影山も全日本ユースで掴んだ確かなモノがあったと思います。

別々の路線を走っていた列車が交錯し、どの様な相乗効果を生んでいくのか…
今は物語の途中なので全容は分かりません。
ですが、これまでの烏野高校とは見違えた面が見れると思いますよ。

そして、物語の合間にちょいちょい刺さり込んで来るマネージャーたちの言動からも今期は目が離せません。
私のお気に入りの清水さん…彼女がどうしてバレー部のマネージャーになったのか…
どういう思いでマネージャーとしての責務を全うしているのか…
普段は寡黙な女の子ですが、バレー部を思う熱い気持ちは半端じゃありません。
個人的にはこういう熱い物語は大好物です^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、BURNOUT SYNDROMESさんの「PHOENIX」
エンディングテーマは、CHiCO with HoneyWorksさんの「決戦スピリット」
ハニワさんはハイキュー!!初参戦だと思いますが、イメージに合ってて良かったと思います。

1クール全13話の物語でした。
4期は全2クールの予定なので、ちょうど折り返し地点に差し掛かったところですね。
これまででも十分熱いですが、その熱量が今後更に増していくんでしょうね。
後半クールは7月放送予定…3ヶ月なんてあっという間なので、楽しみに待っていたいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19

69.6 18 熱いでジャンプなアニメランキング18位
聖闘士星矢[セイントセイヤ](TVアニメ動画)

1986年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (194)
906人が棚に入れました
この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士聖闘士(セイント)。その拳は空を切り裂き、蹴りは大地を砕くという。彼らは神話の時代より女神アテナに仕え、武器を嫌うアテナのために素手で敵と戦い、天空に輝く88の星座を守護としてそれを模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を纏う。6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年星矢が、同じ境遇の仲間の聖闘士たちとともにこの世に蔓延する邪悪と戦う。

声優・キャラクター
古谷徹、鈴置洋孝、堀川りょう、橋本晃一、堀秀行、潘恵子、山本百合子、宮内幸平、小山茉美
ネタバレ

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君は、コスモを感じたことがあるか

全117話



聖闘士星矢。聞いたことがないという人はいないんじゃないだろうか。
いわゆるバトルスーツ系のはしりとなった作品だ。
星座に因んだバトルスーツ、所謂クロスを纏い、
物質の根源である原子を砕く力をコスモとし、自分のなかに感じるコスモを燃やして戦う。
強烈な個性とともに熱く描かれたバトルは今も色褪せることは決してないと信じている。
117話は、聖域編・アスガルド編・ポセイドン編と分かれているが、聖域編の中の41~73話の十二宮編が最も人気のある部分であり、
シナリオが完成されている。長すぎて嫌だと思う人でも、ここまででいいからぜひ見て欲しい。
のめり込んだら、自分のように黄道十二星座を丸暗記してしまうかもしれない。
それほど聖闘士星矢の魅力はこの十二宮編に凝縮されてて、
十二宮編の他の話は、全ておまけと言っても過言ではないと思っている。
むしろ、他は十二宮編の人気の亡霊である。続編はことごとく人気に伸び悩み、ことあるごとに十二宮編と比較されてきた。
聖闘士星矢Ωなんかより十二宮編を現在の作画技術でリメイクした方がよっぽど人気がでるんじゃないだろうか。

車田作品として、リングにかけろでも同じことが言えるんだけど、
主人公の力量に対して目の上のたんこぶのようなキャラを作ってるところがいい味を出している。
主人公と仲間の力量をある程度均衡させて描く場合、この目の上のたんこぶ、つまり主人公以外の仲間キャラの強さを主人公より多少上げておく
キャラ構成によって各キャラの成長を分かりやすくしているんじゃないかと思う。
車田さんについてもう少し言えば、上に吹っ飛んで頭から落下する車田作品の派手な演出はもう古典的典型と言ってもいいんじゃないだろうか。
基本バトル演出の礎のひとつになったと思う。
知らない人は、ぜひ見て欲しい。本当に。


十二宮編について↓
原作漫画もテレビアニメもバトルではアクティブな戦いより会話の方が多い。
それでも面白いと感じるのは、キャラの個性を闘う相手に受け止めさせているからだと思う。
キャラの個性に合った宿敵と、双子座ジェミニの二面性をうまく利用した真相とその結末。
これ以上のキャスティングとシナリオは無かったと思う。
現行の星矢Ωの十二宮編にはこのどちらの要素も欠落している。

以下、キャラ設定を生かした魅力的な十二宮対戦カード
{netabare}
星矢 VS アルデバラン・アイオリア
星矢は正義の象徴であり猪突猛進キャラだが、逆に同じ個性を持つ相手をぶつけたカードとなっている。
正義を根性で貫くという主人公らしい戦いをアルデバランの角折りやアイオリアのカシオス登場で味付けしている。
実際、ここで星矢が先に進むことで星矢含めブロンズの正義の前進を視聴者は実感できたんじゃないだろうか。
1秒100発の星矢の流星拳がアイオリアの1秒1億発のライトニングプラズマを凌駕することは頭で理解しやすく、
視聴側も手に汗を握る。

瞬 VS アフロディーテ
美形対決のカードであり、師匠殺しの因縁対決。お互い生身の拳で相手を殴りつけないので距離が埋まらないまま決着がつくのが特徴。
優しい男の娘キャラである瞬が勇猛な兄一輝と最後まで男らしく戦うことを約束した戦いであるところも惹かれるが、
追い詰められることによって発揮される瞬の本来の力の衝撃は十二宮編のどの戦いより驚かされる。
普段大人しいキャラの高い潜在能力というギャップは美形対決を最後まで美しく締めくくった。

紫龍 VS シュラ
流血担当紫龍に、いかにも血流戦になりそうな「いかなるものも切り裂く手刀」をもつシュラを相手としてあてがったカード。
そして、従順に老師の教えを守ってきた誰よりも誠実な紫龍が禁じられた技を使うシナリオは本当に完成されている。
「老師、お許し下さい。この紫龍、老師の戒めを破ります…」の言葉には死以上に優先されるべき目的を果たさんとする意思がうかがい知れる。
その禁じられた技というのも、天に昇っていく自殺技ということろが紫龍らしく、龍らしい。
昇龍となって昇天する姿は美しい。ポセイドン編やハーデス編で明かされるシュラの最後の瞬間に紫龍に託したものも、美しすぎて涙がでる。

氷河 VS カミュ
師弟対決。唯一無二のマザコンキャラ氷河の母が眠る氷海の底の沈没船を深海に突き落としてマザコンからマザーを奪うのは仁義が無い。
氷河がそれでも感謝の心で凍気対決で凍気の真髄に辿り着く過程に感動する。カミュが「その力、信じる者のために使わせてやりたかった」
というのは立場の事情を悔やむばかりである。後にも先にも凍気使いの聖闘士はもう出てこない。
師弟対決が強烈過ぎて氷河VSミロがかすむが、ミロも非常にいいキャラだった。

一輝 VS シャカ
ブロンズで最も神に近い男と対峙できるのは不死鳥だけだっただろう。地獄の果てからも甦る不死鳥のイメージを遺憾なく発揮した。
また、仲間の中で最強の一輝が黄金聖闘士最強クラスを相手にする対戦カードはもうそれだけで感涙もの。
猛々しい一輝のコスモがシャカのコスモを覆い尽くし、十万億土とやらに旅立つ一輝の男らしさと儚さにはロマンが凝縮されている。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 28

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これあってのΩだかんな!!

星座を模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を身にまとい
この世の邪悪と闘う少年達 聖闘士(セイント)の物語

私が小学生の頃、
我が家にビデオデッキが備え付けられ
私が一番初めに録り溜めし始めたのが
『聖闘士星矢』でした。

1話からずーっと録画していたのですが
1回だけ父と夜釣りに出かけていて
母に録画を頼んでおきました。
家に帰って、楽しみにしてた『聖闘士聖矢』を
観ようとビデオを再生したら、
パカラッパカラッパカラッパカラッ
「ハイヤーッ!ハイヤーッ!」
「暴れん坊将軍!」テテテーン!テーテーテェテェーン
が映っていて、激怒しました。

「テレビ局に電話して、
シャカと闘う所じゃ言うて
ビデオテープ送ってもらえや!!!」

と無茶なことを言って母に怒鳴ってた記憶があります。

お母さんごめんなさい。
今なら余裕でレンタルして100円で観れます。

という感じで子供が夢中になる『聖闘士星矢』です。


一番盛り上がったストーリーは
『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)がたくさん出てくる
『十二宮編』です。

『黄金聖闘士』は我々に馴染みの深い
十二星座に対応する黄金に輝く聖衣をまとっていて

私の学校では、
「お前何座?」
「射手座」
「おおぉ、アイオロス」
「お前は?」
「かに座」
「うわぁぁぁデスマスク」
と言うように自分の星座で
優劣が決まってしまうという
恐ろしい子供社会が展開されていました。
全ては『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)の人柄や活躍に
自分の運命が左右されるので、
おのずと自分の星座の
黄金聖闘士を応援しなければならない
という状況にありました。

ちなみに私は蠍座スコーピオンのミロでしたが
コロッケが美川憲一のモノマネで『さそり座の女』を
歌いまくっていたので、
「お前何座?」
「さそり座」
「いいえ、あったっしは・・・」

となっていました。


私の周りの同世代の人は
現在放送中の『聖闘士聖矢Ω』が
「こんなの聖闘士聖矢じゃねぇ!」
とあのピッタリジャストフィットクロスが
納得いかないようです。

しかし、私の通勤電車でよく一緒の車両になる
女子高生2人組みの会話は、
1人がパチンコかパチスロかの『聖闘士星矢』の
中吊り広告を指差して
「見て・・・聖闘士星矢」
「あん?・・・・・・Ωちゃうやん・・・」
となんかちょっとガッカリした感じで言っていました。

ウソ?まさかΩ派?
て言うか派閥もクソも聖闘士聖矢あってのΩなんじゃ・・・


そうか、俺もいよいよオッサンなのか・・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「シャカ!もっとも神に近い男」

原作コミックは後年立ち読み程度。

星座を土台に、ギリシャ神話や古今東西の伝説を背景に、宿命を背負った
聖闘士(セイント)たちが、小宇宙(コスモ)を覚醒させ、必殺技が乱れ飛ぶ……。
私に幼少時にして既に不死の病“中二病”の罹患を決定付けたw
何かと因縁深いバトルアニメ。

中でも特に黄金聖闘士(ゴールドセイント)編が印象的。
時間が限られる中、美男子たちが満身創痍になりながら、
プライドの塊を燃やし、敵・黄金聖闘士と熱い減らず口を叩き合いつつ、
関門である十二宮を突破し、上へ上へと登り詰める。

ジャンプ黄金期の王道プロット具現化の極致であり、
シナリオもこれ単体でゲーム化される程の完成度で、
今、見直しても尚、興奮することができます。

強者揃いだった黄金聖闘士たちの中でも、私にトラウマ級のインパクトを残したのが、
処女宮の守護者、乙女座(バルゴ)のシャカ。
もっとも神に近い男と称されるカリスマです。

{netabare}攻撃方法、言動、全てが世の理を超越しており、
倒すための道理すら導き出せる気がしませんw

まさに天上天下唯我独尊!(笑)
目を閉じたままですが、超上から目線w
そのままほぼ動かずに聖矢たちを屠って行きますw
そんな彼がもしも目を開けたら……考えただけで震えが止まりませんw

ちなみに仏教の開祖・釈迦の生涯を知るより先に、
黄金聖闘士シャカの天罰に遭遇するという、
残念極まりない教育環境に育った私w

幼い私にとってシャカとは悟りを開き、人々に救いをもたらす聖人ではない。
怪しげな術で、人の六感を全て剥奪し、六道どの冥界で死にたいか選択を強要する。
私にとってシャカとは、大変恐ろしいお方でしたw{/netabare}

後年、神仏はまず疑う捻くれた宗教観を育んでいった私ですが、
その原点は案外シャカとの遭遇にあるのかもしれませんw

黄金聖闘士編はとにかく上へ上へと小宇宙(コスモ)を燃焼させたい方に、
今なおオススメしたい熱いエピソードなのです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22

71.1 19 熱いでジャンプなアニメランキング19位
スペースコブラ(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (157)
657人が棚に入れました
戦いの記憶を消し、平凡なサラリーマンに身をやつしていたコブラだったが、アクシデントに巻き込まれたことをきっかけに再び冒険のスリルを求めて宇宙へと旅立つ。折りしも悪の組織ギルドが謎のイレズミを背負った三姉妹捜しに躍起になっていた頃、コブラはそのひとりジェーンと知り合う…。

声優・キャラクター
野沢那智、榊原良子、藤田淑子、小林清志、高島雅羅、加藤精三、内海賢二

kororin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「漢」のカッコイイ魅力が詰まった奴。その名は「コブラ」

天地人さんのメッセで思い出したので二言・三言。

スペースアドベンチャーでスペースファンタジーでスペースオペラ。
人生に退屈していたしがないサラリーマン「ジョンソン」。口と態度の悪いメイドロボット「ベン」の勧めで、好きな夢が見られる流行りのアミューズメント「トリップムービー(所謂トータル・リコール)」へ行ったところ大脳神経が刺激され、実は自分は宇宙海賊ギルドの追撃を逃れる為、顔を整形・記憶を消した一匹狼のアウトロー「コブラ」であった事を思い出す。
常に身の危険が伴う生活から逃れる為に普通の人生を歩んでいたはずなのに、心のどこかでスリルを求めていた自分に気付くコブラ。こうして再びコブラの伝説が始まる・・・

正統派宇宙海賊コブラ。記憶を消す前は端整な顔立ちで、ロン毛は常に顔半分を隠しており松本零士先生の海賊とチョット被ってたりする。
復活してからは整形したままのモジャモジャ金髪(天パー?)に団子鼻と三枚目風(顔のモデルはフランスの俳優ジャン=ポール・ベルモンド)、ガッシリした体格に豊かすぎる表情と体全体で表現するオーバーリアクション・常に軽い口調で喋っている様は正に「アメリカンヤンキー」。
銀河パトロールトヤリあったり、極悪非道な海賊ギルドの誘いを断った為に追われたり、銀河の美女とロマンスがあったり、気に入ったものは強奪したりと、某「三世」とかなり似たところがありますね。原作者の寺沢武一先生もイメージはクリント・イーストウッドと言われておられたそうです。
ですのでキャスティングも当然、故・山田康雄さんがされると当時誰もが思ってたはずでしたが皆さん周知の諸事情により故・野沢那智さんがコブラ役に。(流暢なしゃべくり声優としてコレはコレで良かったです)
PCゲーム版では山田さんがコブラをされてたそうですが、本放送時のCMでコブラの液晶ゲームでもされておられたのは、あまり知られていないのかな?

赤い半袖のピッタリスーツに赤のブーツ。常に葉巻を咥え、ストックはブーツの裏に。スタイルに拘るせいか小型爆弾・携帯酸素ボンベ・小型ライト等はみんな「葉巻型」というのはちょっとしたスパイグッズ。
美人と見るや、すぐナンパしようとする軽い奴と思いきや身体能力は高く、握力500㎏に100mを5秒フラットで走破、「俺がオリンピックに出たら金メダルでオセロができちまうぜ」と豪語。
そして何よりも打たれ強いタフさ。どんなに殴られようが、死んでしまう程ボコられようが立ち上がり「へへ、今のがあんたの本気だってのかい?俺はまたカワイコちゃんにキスされたと思ったぜ」と顔面傷痍で強がる余裕。不死身と噂される所以がコレ。
トレードマークとも言える左腕のサイコガン。コブラの精神エネルギーを熱線変換して撃つのでカートリッジが要らないのが便利。しかも相手の気配を察知して当てるらしく弾道が曲がる曲がる。普段は義手カバーに収まっているのですが「どんな原理で指が動くんだ?」とつまらない考えをよくしたものです。
(下卑た話になりますが、サイコガンをバンバン撃ちまくるコブラ。尽きる事ない精神力。精神…精し…せい…コブラは「絶倫か」!、と勝手に妄想して羨ましく思ったこともありました)
手塚治虫先生を師と仰ぐ寺沢先生。コブラのサイコガンは手塚先生の「どろろ」の「百鬼丸(両腕の仕込み刀)」が元ネタかもしれませんね。

浮世に縛られないアウトローでニヤけたお調子者と思いきや義理と友情を重んじ(そのせいか仲間は多く顔は広い)、敵対すれば女性といえど容赦なく撃ち倒し、子供は好きではないけれど関わってしまえば守ろうとする優しさがあったり、
強く逞しく、サイコガン以外に骨董品並の実弾銃パイソン77マグナムを使いこないし、寺沢先生独特の「半ケツ」美女との関わりが絶対あったり、未知の世界の冒険や海賊ギルドとに狙われる緊張とスリル。いつも余裕のジョークを言ってたりと、もう男の憧れがテンコ盛り。

犯罪シンジケート・海賊ギルドの「ギルド」という語源。今やオンラインRPGでよく使われますが、中高生のお利口さんならご存知の通り、中世欧州の商工業者の独占的、排他的な同業者組合のこと。
「海賊で組合って・・・」なんて思って失笑したりもしてたなぁ。

アニメは「宝島」「あしたのジョー2」で注目されてた故・出崎統(演出・絵コンテ)&杉野昭夫(作画・キャラデザ)コンビ。
後の劇画ドラマ風「ブラックジャック」もイイ感じでした。
粗い線なのにダイナミックな動きの動画。スローなのにスピード感のある演出。30分の放送枠でテンポが速くて心地いい展開。
2000年代にOVA・TVシリーズが出ましたが、絵は丁寧でキレイなんですけど迫力がチョット欠けるので好みとしてはこの1982・3年TV版が好きです。
故・前野曜子さんのOP・EDも雰囲気良かったです。OPはハードボイルドっぽいようなアドベンチャーっぽいような。EDは一息ついたくつろぎ感が。

あれ、二言・三言のつもりが結構長くなっちゃった。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

このカッコよさは唯一無二!。

ぴあ様発売のCOMPLETE DVD BOOK・計3巻で数十年?ぶりに再視聴しました。
DVDなので画質心配してましたが、あしたのジョーの同シリーズ同様
素晴らしい画質で視聴中は全く気にならず、夢中で最後まで視聴できました^^。


この時代の出崎さんが関わられた作品群の作画
とくに人物作画、突出して素晴らしすぎますね!!!。

スペースコブラ、あしたのジョー、エースをねらえ!。
どれもキャラデザインや作画等が一貫して共通しているように思えるのですが
どなたが手掛けられているのでしょうか?。
勉強不足で無知なのですが、気になって仕方ありません^^。

すごく骨太な作画。
でもどのキャラも目から生気、色気、信念みたいなものまで感じられる。

原作マンガ(未見)も少し覗いてみましたが
アニメ化にあたってのブラッシュアップが素晴らしいですね!!。


そして担当された豪華声優陣様方^^。

野沢那智さんの圧倒的な存在感!!。
遊びゴコロ、余裕、いい意味でのいい加減さ、色気。
とにかくカッコよすぎます!!!。

さらに脇を固める榊原さん、小林さん他、
特定話数だけのゲスト出演声優様方も
当時はまったくわからなかったけど
今回の再視聴ではココロが震えました^^。


TVシリーズでは、特に序盤の爆発力がすさまじかったですね!!。
3姉妹とクリスタルボーイで一気に惹きつけられ
○○兵器のところなんか、他の作品だったら最終回でしょw。あんなの。
惜しげもなく序盤にあんな話ブっ込んでくれるの最高でした!。
○○兵器を当時視聴したときの強烈なインパクトが、今現在も胸に刻まれたままですw。


振り返って再度見てみると
いろんな洋画作品等のテイストなんかがふんだんに盛り込まれてますね。
スターウォーズやインディージョーンズ等
かと思えばルパンのようなテイストも感じる。


コブラというキャラクターは
その存在感、行動、性格、男くささ、声の演技等
どれをとっても
今後、そうそう出てくることはない
唯一無二の存在だと思えます!。

音楽も最高に素晴らしかったです♪。
 
 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いわゆる「アメコミ」

少年ジャンプにおける銀魂やシティーハンター、北斗の拳などのいわゆる劇画路線の開祖である。その前にもいろいろ劇画はあるが「アメコミ」や「バンドデシネ」を意識した画面作りは「コブラ」のヒットから始まっている。

バンドデシネ作家のエンキビラル、メビウスやアメコミ,SF作家のフランクフラゼッタ、ボリス・ヴァレホなどの絵と酷似している。。。。だけでなく、ヘビーメタルやロックに詳しい人なら知っていると思うが、70年代から80年代にかけてのバンド系のレコードの表紙は必ずと言っていいほどSFやファンタジーのオタク的なイラストがそのまま使われている。

と、言うのも。。。だいたい有名どころのロックシンガーは実はかなりのSF、ファンタジーファンであり小説やらパルプ雑誌を読みふけりながら葉っぱと酒と女にラリっているというとんでもない人が多い。リア充なんだかオタクなんだかわけわからないが、海外のファンは日本と違ってオープンであり、ギークやナードはどちらかといえば小心者を指す言葉になっている。

そういったカウンターカルチャーと呼ばれる文化は日本にも波及し、80年代を席巻した。音楽にしろ、漫画にしろこの頃の作品はやたらとアメコミ調で、世界は荒廃しており、男は皆モヒカンで世紀末な格好で、女はビキニアーマーを着ている半裸のねーちゃんなのである。

寺沢武一先生は、これに関して「私はバーバレラ(フランスの60年代エロティックSF漫画及び映画)から影響を受けた」と言ってたらしいが、確かにそれは出発点ではあるものの、全体的には当時のフランスSF漫画雑誌メタルユルラン(英題:ヘビーメタル)調であり影響受けてないはずがないのである。北条司や荒木飛呂彦、三浦建太郎、原哲夫。。。挙げたらキリがなくなるくらい影響を受けている。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

68.6 20 熱いでジャンプなアニメランキング20位
火ノ丸相撲(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (186)
634人が棚に入れました
日本古来の武道であり、数少ない無差別級格闘技として「大きく」「重 く」ある者が絶対的に優位であると言われている相撲――。本作では「国宝 」と言われる、類まれなる体格と才能を持った選手たちがひしめく高校相撲の世界で身体の小さな主人公・潮 火ノ丸(うしお ひのまる)が、「国宝・鬼丸国綱 」として、弱小相撲部の仲間たちと一緒に「横綱 」という相撲界の頂点を目指して、激闘を繰り広げます。

声優・キャラクター
阿部敦、落合福嗣、熊谷健太郎、佐藤拓也、村瀬歩、寺島拓篤、小松未可子、田辺留依、武内駿輔、吉永拓斗、杉山紀彰、八代拓、冨森ジャスティン
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

前のめりで見ちゃう。

原作はちょこちょこ読んだ程度。
兎に角体の大きさがものを言う相撲の世界で身長152cmの小兵力士火ノ丸が圧倒的体格差を覆してしかも、真っ向勝負で戦う物語。最初のほうはまわしをつけて電車乗ったり街をうろついたりとギャグみたいだったが、戦いが熱くて決着の瞬間は体につい力が入っちゃうし、呼吸が止まってたかも。久世との対戦は特に。{netabare}勝利の直後はうるっときた。礼奈が泣いていたのは少し笑ってしまった。{/netabare}
僕は相撲好きで特に小兵力士の活躍が好きなので、一昔前の力士だと舞の海の体格差を覆した取り組み、最近では石浦や体重は重いけど、豊ノ島が勝つところを見ると高揚する。それ故に火ノ丸を応援してしまう。
他の相撲に向かう高校生たちの想いが熱い。相撲において必要なものに恵まれない者の努力、恵まれているが故の葛藤に胸を打たれた。
相撲嫌いだった礼奈もいつの間にか相撲に夢中でマネージャーの鑑になってきた。個人的な見解だけど、スポーツ選手の中でも力士って格別で凄く格好いいし、惚れるのも当然。

本当はアマチュア相撲で張り差しやかち上げは禁止されているけど、そこはフィクションだから突っ込んではいけない。

最後のギャグパート面白かったし、大相撲編アニメ化早く。

相撲好きなデーモン閣下が声優やってる。さすがです。落合福嗣も何気に役とぴったり。

OP
FIRE GROUND 歌 Official髭男dism
一つとしてアドバンテージなんてないといった歌詞のようにアニメに沿った内容。
Be the NAKED 歌 Lead
ED
日出ズル場所 歌 オメでたい頭でなにより
桜咲け 歌 吉田山田


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 第一番 国宝・鬼丸国綱
目指すは大相撲の横綱!潮 火ノ丸(うしお・ひのまる)は進学のため、相撲の名門・石神高校を見学。しかし火ノ丸は誤って大太刀(おおだち)高校に来てしまう。そこで一人真面目に相撲に取り組む小関信也(おぜき・しんや)に道場への案内を頼むが、道場はなんと不良のたまり場となっていた。神聖な稽古場を汚す不良達に怒る火ノ丸は、不良グループのリーダー・五條佑真(ごじょう・ゆうま)に決闘を申し込む!!

第二番 レスリングvs相撲
ついに始まった火ノ丸の高校”相撲”生活。しかし、団体戦に出場するためには5人の部員が必要。小関と火ノ丸は部活動発表会で部員獲得を狙う。しかし火ノ丸が秘策として用意していた「ちゃんこ鍋」の味はまさかの大不評で絶体絶命のピンチ!ところが唯一それを美味いと食べる謎の男子生徒が現れる。國崎千比路(くにさきちひろ)と名乗る生徒はレスリングの国体王者で、同じ格闘家として火ノ丸に親近感を覚えるが・・・。

第三番 草薙剣
監督として加入した辻 桐仁(つじ・きりひと)は、全国大会を目指すための第一歩として、関東最強の栄華大附属高校との練習試合を決行する。桐仁に未だ半信半疑な部員達だったが、言われるがまま栄華大へ向かう。そこにはかつて火ノ丸の前に大きく立ちはだかったライバル、国宝・草薙=久世草介(くぜ・そうすけ)がいた。

第四番 ダチ高の五人目
早朝のワカメ漁など、次々と奇妙な特訓を命じる桐仁。それは不安定な船上でバランスを鍛えるための特訓だった。部員達は桐仁の指導に感心しつつも、経歴と実力が不明なため不信感を抱え、ついには不満を爆発させてしまう。監督としての実力を示すため、桐仁は全くの素人である1年生の三ツ橋蛍(みつはしけい)を使って他の部員達を倒すと宣言をする。

第五番 さわやか☆力士 沙田美月
隣町の石神高校に出稽古に行くことになったダチ高相撲部。石神高校は関東大会準優勝の強豪校で、元中学生横綱の国宝・三日月宗近=沙田美月(さだ・みつき)が在籍している。沙田との対決に期待する火ノ丸だったが、辻は火ノ丸にある特別な会場を用意していた。一方、補修授業で居残りの千比路の前に、相撲部の偵察と称して他校から謎の人物が現れる・・・!

第六番 魁!!柴木山部屋
柴木山部屋での特訓を行うことになった火ノ丸。しかし力士達はあまりにも小さな火ノ丸をまともに扱うことはなかった。しかし火ノ丸は、高校生離れした実力をプロの力士達に見せつけ、力づくで力士として認めさせた。緩んだ雰囲気は一気に引き締まり、稽古も白熱する中、それを影から見つめる不気味な視線が・・・。

第七番 愚直な道化
いよいよ始まったインターハイ県予選!無名のダチ高は完全になめられていたものの火ノ丸は他校の生徒を豪快に投げ飛ばしていく。次に続く選手たちも快勝を続け、礼奈たちが見守る観客席からもどよめきが一気に広がる。決勝の舞台へ勝ち進み、因縁の石神高校との対決が始まった。これまで一度も勝利したことがない蛍であったが、彼の眼には強い覚悟が宿っていた。

第八番 覆水盆に返らず
一勝一敗で金盛と佑真の試合が始まる。佑真は追い込まれながら今自分がここにいる意味を問いただしていた。大会前、佑真はかつて自分が不良の道に進み、投げ出してしまった空手の道場を訪れる。師範に対し、これまでの非礼と過ちを謝罪し、更生を誓い再び教えを乞うが、師範は空手で人を傷つけた過去は許すことはできないと一刀両断する。

第九番 鬼と月
激しい緊張感の中、2人の国宝「鬼丸国綱」と「三日月宗近」の大将戦の火ぶたが切って落とされた。火ノ丸は沙田の身のこなしに苦戦を強いられ、これまで磨いてきた「鬼車」も「鬼嵐」も封じられる。二点同時攻撃の「百鬼薙ぎ」を繰り出すも、反対に沙田の鋭い「双月」が火ノ丸の身体をついに捕えた。

第十番 譲れない気持ち
団体戦の余韻も束の間、個人戦トーナメントが始まる。仲間同士の対決に戸惑う小関をよそに、千比路はやる気満々で持ち前の格闘センスでトーナメントを順調に勝ち上がっていく。そんな様子を見て悩みが吹っ切れていく小関。一方火ノ丸は、団体戦で受けた右腕の負傷を部員達に隠しながら、仲間との対決に臨む。大事な仲間と真剣勝負をすることも火ノ丸なりの彼らへの礼儀であった。

第十一番 焼肉
熱く激しかった戦いも終わりダチ校相撲部を待ち受けていたのは、県大会優勝を祝福する校門の垂れ幕と、生徒たちの声援だった。大会の動画が校内に拡散されていたことを知り戸惑う部員達の前に、一年生の堀 千鶴子(ほり・ちづこ)が現れ、大会の健闘を他生徒たちに伝えるべく動画をアップロードしたことを説明した。そして彼女はある告白をする。

第十二番 激突!!名古屋城
柴木山部屋へ遠征することになったダチ校相撲部は、火ノ丸の希望で名古屋城の観光をすることに。相撲イベントに飛び入り参加した火ノ丸は、そこに居合わせた学生と相撲を取ることに。それは偶然にも国宝・大典太光世=日景典馬であった。国宝同士の対決は一気に真剣勝負の場へと発展する。磨きあげた「百千夜叉墜(ひゃくせんやしゃおとし)」を放つ火ノ丸であったが・・・。

第十三番 100円玉の修業
元横綱・駿海の道場に来た火ノ丸。そこで言い渡された指令は「100円でカレーを人数分用意すること」だった。火ノ丸と礼奈は与えられたお題に試行錯誤を繰り返すが失敗ばかり。理由も分からず稽古も制限される中、突然典馬が稽古場に現れ、火ノ丸の代わりに自分を弟子にすることを駿海へ要求する。弟子の座を賭け、再び対決が始まる!

第十四番 インターハイ開幕
小関の度胸試しと偵察を兼ねて金沢北高に乗り込む千比路、小関、堀の3人。対する北高の主将・相沢は3人を相手にせず、「伝統が無く、歴史が浅い」とダチ校相撲部を批判し、ショックを受ける小関であったが…。一方、柴木山親方に稽古をつけてもらった蛍は、監督として稽古を見守っていた桐仁にある想いをぶつける。

第十五番 鬼丸国綱と童子切安綱
全国高等学校相撲選手権大会が開幕。順調に個人戦を勝ち進み、ついに火ノ丸は高校横綱・天王寺獅童との対決を迎える。全身全霊でぶつかっていくが、相手の動きを研究し尽くした天王寺にはまるで通用しない。体格差もあり体力を消耗する火ノ丸に、天王寺が襲い掛かる。

第十六番 国宝 is デリシャス
右腕の治療のため、柴木山の行きつけの診療院に駆け込む火ノ丸。緊急の治療をしたところで強豪の金沢北高に勝てるはずがないと、治療の引き受けを拒否する医師・蟹江(かにえ)に対し、火ノ丸はダチ校相撲部への想いを語る。胸を打たれた蟹江は治療を開始する。一方、火ノ丸不在のダチ校は全国3位の金沢北高に挑むのであった。

第十七番 相撲の神に愛された男
初日の団体戦を終え、練習場へ向かうダチ校。そこに現れたのは沙田をはじめとする石神高校の面々であった。沙田は、鳥取白楼戦の練習相手として協力をすることを提案する。その頃、個人戦決勝トーナメントでは、公式戦無敗のまま王道を駆け上がる久世と、百戦錬磨の覇王・天王寺の戦いが始まろうとしていた。

第十八番 僕の克ち方
邪道と言われる変化を磨いてきた蛍は、真っ向勝負で戦っている火ノ丸の相撲を汚してしまうのではないかと悩みを抱えてきた。それでも「一勝」を掴みとるため、自分よりもはるかに体格の優れた相手に戦いを挑む。そして変化が読まれている中、蛍はある秘策を繰り出す。

第十九番 弱き心に、強き意志
鳥取白楼相撲部のナンバー2、加納と千比路の対戦。加納の圧倒的な相撲の才能の前に苦戦する千比路であったが、持ち前の格闘センスを活かした多彩な技で応戦する。しかし、追い込まれたことで逆に闘志に火がついた加納の両腕が千比路のまわしを捕えた。

第二十番 鬼丸国綱と童子切安綱、再び
鳥取白楼戦、ついに大将同士の対決が始まる。久世に敗れたことで自らを『挑戦者』として受け入れてしまっていた天王寺は、部員達の期待に応えるため再び『横綱』として奮起し復活を遂げる。それに挑む火ノ丸も仲間や周囲に支えられて高校横綱に挑む。一度敗れ去った者同士の戦いはお互いの技の読み合いで一進一退の攻防が続く。

第二十一番 バカとバカ
激戦が終わり、勝利を喜ぶダチ校相撲部であったが、その和やかなムードに礼奈は一人違和感を覚える。勝利に浮かれ緩んだ空気に礼奈が喝を入れることで改めてダチ校の気持ちがひとつになったのであった。そしてついに団体戦の決勝戦。栄華大に挑む先鋒・千比路の前に立ちふさがる兵藤真磋人(ひょうどう・まさと)は、千比路の実の兄であった。

第二十二番 忘れられた国宝・鬼切安綱
土俵に上がる桐仁。これまで監督としてチームを支えてきた桐仁であったが、怪我をしてしまった蛍から強い想いを託され、選手として戦いに挑むのであった。土俵上での活動限界がある中、栄華大・澤井に正面から組合い、技を繰り出すが、相手の巧みな試合運びのため、ついに20秒のタイムリミットを超えてしまう。

第二十三番 発気揚々
インターハイ団体戦、副将戦。生まれも環境も全く違うが、幼い頃に見た横綱・大和国に憧れて相撲を始めた経歴を持つダニエルと小関はお互いの相撲観に親近感を持ちながら、正面から対峙するのであった。そしてついに大将戦。最大のライバル同士である火ノ丸と久世の対決の火蓋が切られた。

第二十四番 夢の続き
互角の戦いを繰り広げる久世と火ノ丸。幼少の頃から孤高に相撲の技を磨いてきた久世と、生まれ持った体格のハンデを乗り越えて戦い続けた火ノ丸は、戦いを通じて互いの強さを認め合い、そして己の全てをぶつけ合う。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

はっけよい!こちらも歯を食いしばって観てしまう、熱いスポ根!!

1話の感想 ★★★★ 4.0
vs 空手
{netabare}
相撲であの筋肉はないやろ。
チビで相撲とは浪漫があるな〜
opはかっこいい!!
これからに期待だな。{/netabare}

2話の感想 ★★★☆ 3.5
vs レスリング
{netabare}
いやいや、1度も倒れないとかありえるか!?
本当の力士ほどの体格なら分かるけど…
しかも、前回の敵さんがなんかわかった風を醸しながら仲間になった。
なんじゃそら笑{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
vs 草薙剣
{netabare}
閂、相撲ってこんな技もあるんやね〜
必殺技合戦になってて、ちょっとシラケたな〜
BGMもイマイチ盛り上がらん。
opやedの方がかっこいいわ。{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
vs 博士
{netabare}
頭脳派と思いきや、普通に強い!!
なかなかの筋肉だしな。
しかし、肺が弱いか…
本当にこればかりはどーにもならんな。
熱い想いが伝わってきた!!{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
部長 vs 国宝
{netabare}
みんな、成長してるな!!
でも、インハイにはまだまだ遠そうだ。
opは毎回みてしまうくらいいい曲!{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
vs 紫木山部屋
{netabare}
プロとの対戦。
それに着いていけるちびっ子火ノ丸!
でも、やはり上は高かった。
新必殺技のコツは掴めたっぽい。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
大会
{netabare}
あの体格なのに良くやったよ。
そして、その仇はとってくれた!
まさかの鬼車で決めたな。
これで1勝1敗。
決着は次に持ち越しだ。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
大会2
{netabare}
今回も熱かった!!
ゆーまは残念やったがこれからに期待。
部長は……よくやった!!
部長は将来プロになれるんじゃね??
そして、ついに火ノ丸の出番がきた!!{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
vs 三日月宗近
{netabare}
めちゃんこ熱い試合だった!!
三日月宗近が本気な顔に痺れた。
普段は緩いやつの真剣な顔にビビってくるよね。
火ノ丸は腕に軽度の負傷をおったがこれが後々響かなければいいのだが…{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
個人戦
{netabare}
今回も熱さが尋常じゃなかった。
ど根性って感じよな。
なんかこういう作品観てると凄いうるってきてしまう。何でだろうか。
いや〜、カッコよかった!!{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
祝勝会
{netabare}
マネージャーが2人も入った!
生徒会長の方は何となく察していたけど、メガネの子は分からなかった。
最初、スパイと勘ぐってしまったわ。
まさか1話目の女の子とは…{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
紫木山部屋へ遠征
{netabare}
これから2期の始まりだ!
火ノ丸が歴史オタなのはなんか意外。
相撲一筋だから馬鹿と思ってた。
逆に、監督の方が馬鹿なんだな……
新たな国宝が現れたが、なんか野蛮人だわ。
でも、強い(確信){/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
修行
{netabare}
運良く元横綱に見て貰えるように。
結果は体の動かし方とかではなく、考え方のアドバイスだったな。
その一声で大分変わったから、ポテンシャル的には十分だったってことかな。
生意気国宝はこれで少しは丸くなったかな?
しかし、ヒロインは生意気オンナとは…
てっきり、眼鏡っ娘と思ってた。{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
最後の特訓
{netabare}
1人1人が自分で目標を見つけ、努力して行く。
漫画やアニメだと鉄板だけど、実際相当な気持ちがないとできないよね。
みんな、本当に凄いよ。
そして、監督も試合に出るために練習する事に!
この人は火ノ丸の次に相撲大好きっ子だからな。
よかったよかった。
しかし、これは誰か怪我するフラグでは??{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
個人戦 vs天王寺
{netabare}
結局、負けてしまうのか……
しかし、団体戦にまだ可能性が残ってる。
今回、勝ったよりもアツイ展開が絶対に待ってる!
それまでにどれだけ成長できるか……
しかも、怪我のために次の団体戦はでられない。
メンバー的に監督がでるのか!?{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
団体戦初戦
{netabare}
いきなり名門金沢北校とあたる。
だけど、蓋を開ければ連続3勝で余裕勝ち。
こんなに強くなってるんだな……
いやいや強すぎでしょ!?
部長と千比路はまだ分かるけど、佑真も勝てるのか!?
千比路も国宝を倒してします、ノリに乗ってるね!
それにしても、金沢北校の国宝典馬が不憫すぎた…
ただただ態度がでかいやつとしか記憶に残らんぞ。
恐らく、次出たときは成長して強敵となってるんだろうが、アニメでは……
可哀想に……{/netabare}

17話の感想 ★★★★★ 5.0
無敗の王者 vs 横綱の息子
{netabare}
最初の1分で泣かされた。
あれは反則だろ…
典馬は本当に可哀想なキャラだな……
個人戦では、あの二人が激突。
鳥取が勝つと思ってたけど、まさか草薙剣が勝つとは……
これで、鳥取に勝つだけでは足りなくなったな。
火ノ丸が会得した物も気になるし、団体戦が楽しみ。{/netabare}

18話の感想 ★★★★★ 5.0
vs 鳥取白楼 前編
{netabare}
今回も感動したわ!
蛍のあんな顔が見れるとは……
震えたよ!
しかし、結果はやり直し。
そこもなんかリアルだな。
あとがないぞ、大太刀高校!!!{/netabare}

19話の感想 ★★★★★ 5.0
vs 鳥取白楼 中編
{netabare}
今回も熱すぎるぜ!!
千比路の話も熱くて良かったが、今回の見せ場はやっぱり佑真だろう。
蛍同様相撲経験は浅い。
蛍と比べると空手をしていたが、それも習っていた程度。
だけど、やってくれた!!
不良ものの気合いはやっぱりいいね!
空手の師範の言葉にも納得!
大将に繋げたぞ!
勝てよ、火ノ丸!!{/netabare}

20話の感想 ★★★★☆ 4.5
リベンジ vs天王寺
{netabare}
やりやがったよ……
流石だぜ。
引くことも覚え、これで火ノ丸相撲は完成かな?
頂点の天王寺を倒し、本当ならこれでよかったんだがまだもう一人残っている。
手札をほぼ使ったので、これからは真の実力勝負になるな。{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
栄華大戦
{netabare}
ついに始まった最後の戦い。
いきなり千比路が負けちゃったよ!?
個人のために戦ってしまった次点で千比路の負けだったとは思うが、いい戦いだったと思う。
それにしても、お兄さんも総合格闘技をすればめちゃ強なのかな?
そして、次はいよいよ監督さんの出番!!
この時を待っていた。
千比路が勝てないってそんなに強いのかよ!?
確かに、元国宝候補だったみたいなことは言っていたが……
これは楽しみすぎる!!
けど、最後の台詞はちょっとくさすぎやしないか?w{/netabare}

22話の感想 ★★★☆ 3.5
鬼切安綱
{netabare}
今回は待ちに待った監督の試合!
こういった隠れた天才みたいなポジ好き。
中二魂に火が付く!
だけど、作画が酷かった……
なんでだよ!!!
最近のアニメは作画崩壊しそうなものばっかだな!!
アニメ業界、どうにかしてよ!!!{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
部長の最後の試合
{netabare}
部長の成長はすごいな。
これも日々の努力という下積みあってこそ。
よかったね!
そして、いよいよ最後の大一番!!
火ノ丸、そうすけ、ともに必殺の構え!!
どうなるや!?{/netabare}

24(最終)話の感想 ★★★★☆ 4.5
夢へ向かって
{netabare}
相撲単品でみれば、まぁまぁだったがその後の展開が良かった。
火ノ丸や久世が黙ったまま泣く姿に泣かされた。
全体を通して、王道で熱い良作だった。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子向けのなんちゃって相撲風アニメかと、舐めていたことをここに正式に反省しますm(._.)m

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
「ジャンプで相撲漫画が意外と長く連載されている」ということは知っていました。

まあ、「相撲人気(スー女)」×「ハイキュー!!」(人気にあやかって)かな~と思っとりました。

が、アニメを観て、評価を改めようかと。ちゃんと面白いスポ根的な何かでしたね(相撲は剣道と同じく、スポーツではないので)♪

※2018秋OP 剣道部大賞(非公式)受賞w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「1つとしてアドバンテージなんてない」

一期のOPの歌い出しであるこの言葉が、このアニメの魅力をよく表現していると思います。この1フレーズ目を聴いたとき、正直、シビレマシタ。

「小さい」ことはスポ根モノの主人公としては定番の設定です。それは当然、不利を跳ね返すところに格好良さを感じるからです。判官贔屓ともいえるけれど。

さて、話は冒頭に戻りますが、「1つとしてアドバンテージなんてない」という歌詞、これは正直驚きました。

数多あるスポーツアニメでは結構ぼやかしてきたけど、「小さいことはちゃんと不利」なんですよ。ほとんどの競技では。

確かに、小さいから出来ることとか、小さくても出来ることはあるけど、基本的に、大きい方が良い。

剣道もそうです。小さ「くても」強い選手はいるし、小さいことを「上手く」武器にしている選手もいます。それは並々ならない努力でカバーしてるだけです。その人と同じ才能をもち、同じ努力をすれば、やはり、「生まれもった恵まれた体格」がある人の方が有利なんです、大抵のスポーツは。残酷ですが、事実は事実。

勿論本作も、小さいことを武器にはしてるし、小さいことを美化する部分がないわけではないです。それでも、この作者が、「無差別」の「武道」を深いところで理解していることが、小さい選手を作品の道具にしていないことが、私には伝わりました。なぜなら、剣道も同じく「無差別」の「武道」だからです。各話の感想に書きましたが、実に共感できるポイントが多かった。

作品全体を観ると、序盤の創部のクダリから、県大会決勝までがピークで、全国大会編はやや失速した印象。大相撲編もあるようなので、もしアニメでやるなら、楽しみかな。

ちなみに、一番好きなキャラは、小関 信也。熱かった~♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
相撲漫画、存在は知ってたけどね。勘違いから、弱小に入学するパターン? 体格に劣る主人公は、スポ根モノでは王道ですね。

2話目 ☆4
レスリングと相撲の違いは面白かった。心の死、か。ちょっと剣道に近い。チビ主人公に、努力の先輩、異種目の天才、貧弱、ヤンキー、基本に忠実な選手構成に、指導者の存在。スポ根はこれで良いんだよな。

3話目 ☆4
小兵が、小兵らしく闘うってのも好きだな。血が騒ぐ。格好良いな。

4話目 ☆4
こういう特訓系か。う~む、微妙だが、3人3年だもんな。凄えネクタイ(笑) 柔道みてぇだな。小さい者が大きい者を倒す、日の丸相撲。監督になる流れは、良いな。

5話目 ☆3
ヤンキー校でも、部長は本物。色んなタイプの力士が登場するのは良いけど、イケメンばかりというのもね。ゴリラっぽいやつとか、不細工がいても人気出そうに思うけど。

6話目 ☆4
相撲部屋の日常。確かに、嬉しいよな。その心情が、実に高校生らしい。ヒロイン候補?

7話目 ☆4
勝手に部活行く分には良いけどね。油断を買う戦法ね。分かる、やったこともある。鬼丸がやらない小兵戦術を脇役にやらせるのも上手い。そこで負けるのも良いね。個人戦な団体戦はそういうこと。心の繋がりなんだよね。

8話目 ☆5
当たり前のことを普通にやり続けてきた奴が一番偉い。本当に、その通りな。空手の先生、良いこと言うわ。覆水盆に帰らず、太公望ですね。熱いな~、部長。ワインのせいもあるが、ちょい泣きそうになったわ。

9話目 ☆3
国宝同士の対決だから盛り上がるはずなんだけど、因縁が浅いというか、まだ二人のバックグラウンドをさらけ出しきっていないから、熱さは足りないかな。なんか、まわしを使った内股みたいな技だな。敗戦すら無駄じゃない、その通り。お? 個人戦は熱い展開かも♪

10話目 ☆4
この作者、本当に個人競技を分かっている。基本、部内戦ってのは、より残酷に、勝負に徹することができた方が勝つ。うちらなんて、試合前の部内戦では、あえてスキを見せといたもんな。相手に打てるタイミングと技を覚えさせといて、本番でそこにカウンターを当てるとか。やはり部長戦が一番熱い。普通に寄りきるところが、このアニメらしい。

11話目☆3
ヒロインかな? 生徒会長ってそこまで権力あるの? 出禁になるぞ(笑) ユーマと部長の確執、一方的な。部長、良い人だよな~。

12話目☆3
それ、映像を上げたマネが悪いだろ。まあでも、技に終わりがないのはその通り。横綱の指導か。

13話目☆5
まあでも、技は「学ぶ」というより、「練る」ものだからね。シンプルに面白いな。恵まれてる、、、体格を言い訳にする時期は、とっくに乗り越えたんだな。ラスト、横綱の笑顔、素敵♪

14話目☆5
道場破りで、マジで警察呼ばれる(爆笑) 主将は熱いな~。 そして、監督も熱い。メインからサブまで、嫌いなキャラがいないな~。

15話目☆4
天王寺戦。熱い戦いだったが、まだまだ天王寺の背景が弱いから、感情移入しきれないかな。

16話目☆4
ちょっと回想が多かったかな。チヒロ、強いな~。日の丸より、関取には近いんじゃ? デーモン閣下(笑)

17話目☆3
久世の勝ちか。なんか色々と複雑になってきたな。

18話目☆4
相撲部屋対抗の団体戦があっても面白そうだけどな、日本人は団体戦、好きだし。そこには魂がない、魂があれば、変化も立派。分かるわ。剣道もそうだし。怒らせる戦法は、自分もたまにやったから、分かるわ。負けも無意味じゃない。

19話目☆3
チヒロはちょいチートだな。まあ、とってつけたようなドラマながらも、戦う理由は良い。

20話目☆4
まあ、相撲でハイタッチはどうなのかとは思うが、熱いハイタッチだった。最後の叫びもそう。ただ、ちゃんと「無作法」と言ってくれたところは良かった。両立が難しいから降伏は、まあ、いたしかたがないかな。

21話目☆3
チヒロ戦は、まあ、そうだろうな。主将と監督を勝たせなあかんから。

22話目☆3
分かる分かる。負けたら止められないよ。私も、大学で全国いって、初めて剣道辞められたし。

23話目☆4
魅せ方と作画だよな。相撲を格好良く魅せるのは、難しいな。

24話目☆4
才能がないから考える。それは本当に、その通り。私も、身長のわりにリーチ短いから、やっぱり色々考えたしね。天才は、浅い人が多いよ、競技について。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 21

62.1 21 熱いでジャンプなアニメランキング21位
ホイッスル!(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (97)
502人が棚に入れました
『ホイッスル!』は、樋口大輔による少年漫画作品、および、それを原作としたアニメ作品。1998年から2002年まで週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されていたサッカー漫画。
【ストーリー】主人公、風祭将は、サッカーが大好きな中学生。夢はJリーガーとなり、世界でプレーすること。元はサッカーの名門校である武蔵森学園に通っていたが、そこでは3軍の選手であった。
武蔵森のサッカーのやり方に不満を感じた風祭将は武蔵森を退学、楽しいサッカーをやりたい一心で桜上水中学に転校するが、武蔵森からエースが来たと誤解され、皆の前から姿を消す。
実は風祭将はサッカーがあまり上手くなく、小柄であったため、武蔵森では活躍できる場がなかったのだ。しかし、桜上水中学の水野やシゲ、不破といった仲間たちやライバルたちと戦うにつれ、次第にサッカー選手としても人間としても成長を遂げていく。

声優・キャラクター
小向美奈子、前田剛、木内秀信、喜安浩平、楠大典、鈴木真仁、長谷川静香、原元美紀、長瀬博高、又村奈緒美、石橋美佳、トニーヒロタ、高橋広樹、内藤玲、近藤孝行、石川正明、松本ヨシロウ、丸山彩智恵
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

6月の勝利の歌を僕達は忘れない

日韓W杯を直前に控えた時期に放送され、サッカーを題材にしたアニメとして、当時はそこそこ話題になっていたような作品だと思います。只、主演の風祭役に当時アイドルだった小向美奈子を起用した事で、棒演技がかなり目立つ様になってしまいました。この点は原作ファンの間ではアニメは賛否が分かれる所です。私も当初は拒否反応を示しましたが、慣れてきてからは段々味のある演技だなと思うようになっていきましたw 小向さんの演技も僅かではありますが、当初よりは上手くなっていった印象がありますね。

主人公の風祭は体格も小さく、テクニックもあるわけでもないのですが、そこが作品の魅力ですね。明らかに下手な主人公が努力を積み重ねることで、ライバルと切磋琢磨していきながら、キャリアを積み重ねていくという展開は非常に良いです。

{netabare}桜上水とのメンバーと出会い、練習を重ねる事で自身の特性であるクイックネスを磨く事に成功し、ソウル選抜との試合ではフィジカルで勝る相手を一瞬のスピードで翻弄するというプレイスタイルを確立、欧米の選手に比べて、フィジカルで劣る日本人選手が世界でどう戦っていけばいいのかを暗に示したシーンでした。

急にリアルの話になりますが、近年韓国代表が低迷している理由はそこに原因があったりしますね。フィジカルで欧米に張り合うなどは多くのアジア人にとってはやはり難しいので、アジア人の強みである、持久力や瞬発力をサッカーに効果的に活かす事が重要です。後はオフ・ザ・ボールの動きかな?日本に比べ、韓国代表に大柄な選手が多いのはそのせいですね。若年の時から選別されているという事情も含めて、そういう育成をしてきたという事なんです。でも体格に恵まれているから、じゃあ勝てるか?強いのか?というとそういうわけでもないというのは、近年の日本代表の躍進、スペイン代表の悪魔的な強さを見ていただければ、分かると思います。そういう意味では先見の明を持った作品なのでは?とも思いますね。戦術面・技術面での描写もそこそこ多いですし。

同じくサッカーアニメとして有名であるキャプテン翼、蒼き伝説シュート!の様に常識外れなプレーで魅せるのではなく、ある程度現実味を持たせた世界観の中でサッカーという競技を描いたのは、かなり評価できるのではないかと私は思います。

ただ不満があるとすれば、途中で桜上水から東京選抜に風祭が移るので、話の中心も東京選抜にシフトしていくのですが、私としては桜上水のメンバーでサッカーをする話が好きだったのと、東京選抜の話が案外唐突だったせいもあってか、この展開があまり好きになれませんでした。まあ原作がそもそもそうなので、アニメに文句を言ってもしょうがないのですが。桜上水編が消化不良な点に終わってしまったのが、このアニメにとってもマイナスに見えたのは事実です。{/netabare}

キャプ翼のような派手な作品も嫌いではないですが、昔で言えば漫画ですが、ファンタジスタ。最近ではジャイアントキリング等、個人的にはサッカーを戦術面・技術面で細かく描写する方が好きなので、比較的地味なイメージが拭えない作品ではあると思いますが、私は結構好きなサッカーアニメですね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

MryvE15360 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

タイトルなし

精神論傾向やテンポの悪さに古さを感じますが、ストーリー的には心理描写が丁寧な良作だと思います。
原作はアニメ化したにも関わらず、打ちきりになり残念です。

ただ、アニメ版は主人公の声優が酷いです。
私は声優は詳しくありませんし、興味もありません。
せいぜい、『るろうに剣心(剣心)』『ガラスの仮面(マヤ)』の演技力や声量が凄い&好感をもったくらいの門外漢です。
色々言われているジブリなども全く気にしない人間ですが、この声優だけは無いです。
声優で断念した初めての作品になりました。
製作側が何を考えてオファー出したのかわかりませんが、本職を使って欲しいと切実に感じました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

michel614 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

爽やかすぎるわぁ~(^_^;)

一言で言うと、好き嫌いがあるかと思いますし・・・朝のアニメって感じ強いかなって感じです。

爽やかさ、直向きさ、OPとED曲もスポーツアニメ感たっぷりな感じで、少年少女向け感が強く。
原作は未読ですがアニメに関して言えば・・・ストーリ性は薄い、古い作品なので映像も綺麗とは言えず、主人公の声も個人的には違和感アリでした(^_^;)
(多分、競技のPR性が作品に盛り込まれてるからなのか・・・)

でも、OPは朝に見るならピッタリな感じがして個人的に好きです(#^.^#)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

65.8 22 熱いでジャンプなアニメランキング22位
北斗の拳2[世紀末救世主伝説](TVアニメ動画)

1987年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (116)
486人が棚に入れました
ラオウとの死闘から5年、ケンシロウの手で取り戻したはずの平和は乱れ、天帝を操る総督ジャコウによって、再び世は混沌に投げ出された。そんな天帝軍に北斗の旗を掲げ、反乱を起こす成長したリンとバットの前にケンシロウが姿を現す!賞金稼ぎのアイン、元斗皇拳継承者ファルコとの対決の中で天帝ルイとリンの出生の秘密が明かされる。修羅の国での北斗琉拳の使い手シャチ・羅将ハン・ケンシロウの実兄ヒョウとの死闘。そして北斗宗家2000年の深い愛と哀しみを心に刻み付け、悪に身を染めたラオウの実兄・魔人カイオウとの最終決戦!勝利の女神はどちらに微笑むのか……?

声優・キャラクター
神谷明、難波圭一、冨永みーな、田中秀幸、鷹森淑乃、山口健、内海賢二、小川真司、戸谷公次、鈴置洋孝、千葉繁
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

世はまさに世紀末!

第二部(北斗の拳2)は、
「天帝編」ケンシロウがラオウを倒した後の話
ファルコやジャコウが出てきます。
ジャコウ「もっと光を!!!\(^ω^)/」

「修羅の国編」もう一つの北斗である北斗琉拳の伝承者達との死闘の話
ケンシロウの{netabare}実の兄ヒョウ{/netabare}さんの話です。
「最終章」ケンシロウの後の北斗神拳伝承者を選ぶ話。
まさかの・・・{netabare}ラオウの実子リュウを後継者に選ぶとは(゚д゚)驚き!{/netabare}


前回の北斗の拳は南斗六聖拳でしたが
今回は南斗五車星出てきますよ\(^^)/

「山が動いた。ならばこの風も動かねばならぬ」
{netabare}といった南斗五車星ヒューイさん
・・あっという間に瞬殺されてしまいました。
シュレンさんも一瞬で燃え尽きました。
南斗五車星・・なんと悲しき運命!
ちなみに雲のジュウザさん好きです。
女の子いっぱい連れ去っちゃうプレイボーイですが
ユリアのことだけを本気で愛している姿がいいです。
ラオウ戦で鎧を脱いで戦うんだけど、
あんな叩いて割れるような肩パッドならしないほうがいいn{ry
{/netabare}

雲のジュウザ
{netabare}

「俺は雲のジュウザ、
俺はあの雲のように、自由気ままに生きるのよ」

ジュウザの体中から血があふれて
その血が空に変わり雲のようにジュウザが浮かんでるようなシーン
もう悲しすぎて鳥肌で素晴らしい演出でした・・!
死んでもなおユリアやケンシロウたちのために時間稼ぎでラオウと戦ったジュウザ・・かっこよすぎです。 {/netabare}

「前回のレビューに書ききれなかった
北斗の拳名言&迷言集~吹いたら君もカサンドラ~」

「おまえはもう死んでる……」ケンシロウ
でもこのセリフってめっちゃ有名だけど3回くらいしか出番無かったね。

「ち…血~~いてえよ~!!」「ひでぶ!」ハート様
「やっぱりブタか…ブタは屠殺場へ行け!」ケンシロウ
ケンシロウって口が悪いね!
「女でなければ胸をかくす必要もない!」レイ 
マミヤの服切り裂いたのレイのくせに!
もし隠さなかったらどうするのさ?(^ω^)

「ひ…退かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!!」サウザー
逃げません。こびません。反省しません。・・みんな、サウザーみたいなわるいおとなのマネしちゃダメだよ!
「愛故に・・」サウザー うたプリでもネタにされてたね(笑)

「おれは天才」「うわらばっ」アミバ
トキになりすましてる。{アミバの特技}限りなくトキに似た姿をしているが目つきが悪いところ
「汚物は消毒だ~!!」サウザーの手下。
このセリフ一番好き!火炎放射器で村人を「消毒」する残虐なユーモア担当。
など、色々ありますね!
こんな名言もあるよ~という方はご一報ください♪

ヒゲ
{netabare}ところで最初の方ケンシロウが
ヒゲボーボーで出てきたんだけど
似合わなくとってつけた感があり、
その姿に何度笑ったことか・・・(笑)
前作のかっこよさはどこ行ったんだと
最初はビックリだった。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 21

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

好敵手の拳は我が拳!

1984年10月11日 - 1987年3月5日(北斗の拳)109話
※最高視聴率23.4%。平均視聴率16.1%を記録。

1987年3月12日 - 1988年2月18日(北斗の拳2)43話

1983年から連載開始の劇画調の格闘系でシリアスな作風の
原作・原案"武論尊"/作画"原哲夫"の漫画を原作にしてる。

「西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。」ってやつです。

当時のゴールデンタイムのアニメに過激な残虐シーン等や
過激な台詞を含む原作を可也配慮した作品になっている。
※最近のエログロほど酷くないと思うけどPTA等は問題視
したらしい・・今でも超有名なネタ元満載アニメのひとつ。
作画は可也古いけど作風雰囲気が良く出ているので許容。

兄弟喧嘩の続編。

解ってても視てしまう"北斗の拳"ワールド。

修羅の国とかとんでもなくハイレベルに。

天帝云々で全てを見切った人も多いのでは?でも視る!

内容は大筋では思った通りの覇王道。天帝もしかり。
でもそれとは別に熱い漢のバトルな展開で気にならない。

シャチが中々好みに嵌って凄く良かった。

ラストは流石に拳王の時ほど印象にはないけど・・描写は
かなりファンタスティックに・・格闘でこれ以上は無理げ
なところまで行ってしまったので良い最後かな。
「ユリア…永遠に」歌 - クリスタルキング
この曲が流れ出すまでそれでいいのか?!と思いつつ・・
このアニメのラストとしてはこれがベストという感じの終焉。


ラオウの子が出てくるのはOVA『新・北斗の拳』か・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1
ネタバレ

ストン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

やっぱ蛇足だと思うな

ラオウとの死闘のあとの話。

リンもバットも大人になって、
また救世主が望まれた時代にケンシロウが戻ってくる。。。

前作でほぼ最強のレベルに達したケンシロウ。
最強のラスボスだったラオウ。

その後にそれらを超える存在を出すことは、
過去の偉業をぶち壊しにする可能性があるわけで。

範馬勇次郎に言わせれば、
「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」
ですよ。

いやね、天帝編までなら、まぁいいかな、って思うんです。
結局ラオウ≧ファルコですから。

でもさ、修羅の国編からはもう蛇足以外の何物でもないです。
{netabare}怪我をしていたとはいえ、名も無き修羅にファルコがやられて、
北斗を冠する北斗琉拳が出てきて、
ケンシロウが北斗宗家の血を引いていて、
ラオウ・トキ・ケンシロウが修羅の国の出身者だったという後付設定。
{/netabare}

これでは、ジャギ様や羅将ハンの存在って何だったのか・・・?
とっても可哀想すぎます・゚・(ノД`;)・゚・

私にとって、
北斗の拳はラオウまで
ドラゴンボールはフリーザまで
というのが持論です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3
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