漫画原作で戦いなおすすめアニメランキング 94

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89.0 1 漫画原作で戦いなアニメランキング1位
葬送のフリーレン(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (664)
2152人が棚に入れました
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ヒンメルへの旅

一昨年の本放送以来、今もってだらだらと投稿を続けている関係で、
再放送を視聴する際には、ついつい細かい部分にまで注意がいってしまう。
それらをすべて指摘していたらキリがないから、大概にしておこうと思うが、
ただ、今回再視聴した第15話「厄介事の匂い」に関しては、
これまで仮設してきたシェーマを整理しつつ、結論への導入ができそうなので、
以下に三点ほど、簡単に書きとめておくことにしたい。


{netabare}① まずはAパート。
村に呪いをかけた魔物をザインとフリーレンが退治する話。
攻撃を「鏡面反射」する相手にザインが苦戦するのだが、
ここにⅢ章で抽出した「鏡」のイメージのヴァリエーションが見られる。
前に例に挙げた水鏡その他の魔物と較べても、まんま「鏡」である(笑)。

② Bパート。ここにもヴァリエーションとなる例がある。
「鏡」から派生するシェーマとして提示しておいた「相似性」に関するもの。
第13話で描かれたフリーレンとザインのケースと同様に、
シュタルク父子(ないし兄弟)とオルデン父子との関係性が相似形として描かれる。

(これに絡んだ(と思われる)アニメの演出についてもちょっと触れておくと、
 シュタルクとオルデン卿の髪色が同系の赤褐色であることは
 同じ「戦士の村」をルーツとする二人の近親性を表しているのだろうが、
 シュタルクよりもやや暗いオルデンの髪色が、差し込んだ光に当たった一瞬だけ、
 ほぼ同色になるシーンがある。これはこの二人の「相似性」を強調するとともに、
 その後の関係の進展を予告するものではないだろうか・・・?)

さらには関係の相似のみならず、シュタルク自身の相似キャラが登場している。
オルデン家の次男ムートは、死んだ兄よりも才能の点では劣っているが、
たゆまぬ努力を積み重ねてそれを克服しようとしている。これは明らかに
シュタルクの分身として描かれていて、このパートをシュタルク回と見なせる所以である。

③ この同じパートに、他のエピソードに現れたモチーフの反復が指摘できる。
戦死した息子とその父親、という構図はアウラ編のグラナト家の反復であるし、
死んだ息子の遺言を忠実に守ろうとする決意は、第16話のフォル爺を想起させる。
さらにこれは断片的だが、次男をめぐって交わされた対話の中のシュタルクのセリフ、
「それ、ムートに言ってやったほうがいいぜ。」には、
「想いを言葉で伝える」という本作の主要なテーマ要素が窺えるようだ。


さて、こうしたパターンの反復とモチーフの循環は、実は本作の特徴と見なせるものである。
勿論、それらは安易な使い回しなどではなく、独自のドラマツルギー(作劇法)に基づいた、
作品固有の手法であり、それが本作の独特の魅力ともなっているのは確かだろう。
さらに自分の考えでは、これは「鏡」のイメージに還元して理解できるものだ。
つまり、物語の構成要素が互いを反映しあう鏡像空間、というかたちに表象できるのである。
本稿が想定した「鏡像」とは、あるいは作品の組成に関わる根本的な原理なのかも知れない。
その「鏡の原理」は、作品創造のいわばイマジナリーな設計図であり、原作者は
そこからプロットを書き起こしているのではないか、などと勝手な想像をめぐらせている。

だが、自分にとって本当に重要なことはさらにその先にある。
これを物語生成の「力学」として捉え直すとき、内包されたテーマ性が浮かび上がるのだ。
そこで鍵となるのが、例の《複製/オリジナル》というシェーマである。
つまり、《反復》とはすなわち《オリジナル》の《複製》である、と捉えてみたいのだ。

あらためて本話Bパートのストーリーを振り返ると、
シュタルクが死んだ息子の身代わりを演じるという内容自体が
まさしく《複製/オリジナル》の構図に基づいたものだと言えるだろう。
そして、このエピソードの帰結となるシュタルクとオルデンの対話には、

 ・・・俺はあんたの息子の代わりじゃないぜ。
 ・・・そうだな。私もお前の父親の代わりではない。

このように《複製》を否定するニュアンスの言葉が重ねられているが、
ここに明瞭に示されている《オリジナル》への志向性、そこに物語の「力学」が顕われている。
その指し示すベクトルは、唯一にして代替不可能な《オリジナル》である"ヒンメル"に向かい、
物語に潜在する渇望ないし衝迫のエネルギーとなって、最終的な帰着点へと導いていく。
同時にこの観点から、この作品の"テーマ"の所在を確定できると考える。
周縁的な場所から中心を指し示すように、個々のモチーフの中に分有されているテーマ要素が
包括的・統合的なテーマの中に収斂する。そこに定位するのが「言葉」のテーマだ。

今回の15話にはそのプロセスの一端が示されている。
かつてハイターがザインに語った、「言葉を信じる」ということ。
ハイターがフリーレンの言葉を信じたように、ザインも彼女の言葉を信じて魔物を倒す。

「言葉を信じる」とは「仲間を信じる」ことと同義である。
第4話にすでに、フリーレンを信じたヒンメルのことが語られていたが、
さらに掘り下げていくとそれは「自分(の言葉)を信じる人間への信頼」の意味だと解る。
その核心に位置しているのが、勇者ヒンメルの揺るぎない"精神"なのである。
第12話でフリーレンが「本物の勇者」と呼んだのは、そのような彼のことだった。{/netabare}


私見では、この作品の究極的なテーマは「言葉」である。
それはヒンメルという存在に集約され、具現されている。
そしてそれは、フリーレンの「内面」を経由するかたちで、いわば二人の"あいだ"にある。
何よりもフリーレンの旅の目的地が「天国 (Himmel)」であること、
この事実が本作のすべてを物語っているのではないだろうか・・・?

これが「私記」の結論になるのだが、最終章は数回に分けて詳述したいと思う。
また道草を食ったりしなければ(笑)、次回から追々投稿していく予定です。


  「フリーレン私記」

{netabare}Ⅰ 蒼月草

 (改稿中)


Ⅱ 花畑を出す魔法

 (改稿中)


Ⅲ 鏡像

{netabare}魔法パートに引き続いて、旅パートの読解を試みようと思う。が、
まずはかなり突飛な着想に即した解釈になっていることを最初にお断りしておく。
尋常のアプローチが行き詰って考えあぐねていたとき、ふと気づいたのが、
「対照(コントラスト)」と「対称(シンメトリー)」というシェーマだった。

Ⅱ章で述べたように、ゼーリエが「葬送のゼーリエ」となることによって、
フリーレンとの対比関係がこれまでの「対照性」から「対称性」に移行する。
表層の「対照」の奥に、より本質的な「対称」が潜む構造が認められるのである。

旅パートはまさしく、この構造に基いている。
過去と現在、フリーレンの二つの旅がパラレルに並行するストーリー。
しかも、同じルートを辿り直すという相似的な対称性をも示している。

この着眼から出発して、対称性を生み出すメカニズムについての推論を試みた。
まずは抽象的なシェーマを具象的なイメージに変換し、
イマジネーションの磁場を形成しつつ物語を主導する「力学」を読み解いてみる。


アニメ第2クールの一級魔法使い試験編。
一次試験を通過した受験者は、二次試験の舞台となった「零落の王墓」で、
自分たちの完璧な複製体に遭遇し、バトルを繰り広げる。
迷宮の最奥に潜み、複製体を創り出して侵入者を排除するこの魔物の名は
「水鏡の悪魔(シュピーゲル)」という。

・・・そう、「鏡」なのである。
鏡とはまさしく、光学的なメカニズムを用いて「対称性」を現出させる装置に他ならない。
「水鏡の悪魔」という魔物の名前から類推すれば、複製体の正体は「鏡像」である。
あたかも迷宮に潜む魔物のように、物語の深層に原型的な「鏡」のイメージが潜在し、
その作用によって「鏡像」が生み出される。それが本作の対称性の本質なのではないか?
自分にはそんな風に思えたのである。

とは言え、"物証"となるような「鏡」の実物は作中には見出されない。
だがむしろ、そのことが逆に事の本質を示唆していると自分は考える。
重要なのは本作の「鏡」が、象徴性をはらんだ"名辞"としてのみ現れることである。
言語学で言うところの「シニフィエ」ではなく「シニフィアン」としての機能であり、
テクスト論の概念を用いれば、要するにそれは「記号」なのだ。

深層のイメージとしての「鏡」は、対称性を生み出す記号的な機能を担いつつ、
物語空間の内部に固有のイメージの連鎖を形成してゆく。具体例としては、
第5話に登場する、親しい死者の生前の姿を模倣して幻惑する「幻影鬼」という魔物。
あるいはリーニエが用いた、過去に記憶した相手の魔力を真似るという「模倣する魔法」。
そして、これらに反復される「模倣・転写」のイメージは、より包括的な「本体―複製」、
すなわち「オリジナル―コピー」という関係式に還元できることに注意したい。

自分が試みたいのは、この着想を旅パートの解釈に応用してみるというものだ。
思い切って次のような仮説を提起してみよう。すなわち、
フリーレンの現在の旅は、かつての旅の「鏡像」であり、「複製体」である。
つまり「オリジナル」に対する「コピー」である、というもの。

二つの旅の目的地は同一であり、ほぼ同じルートを辿り直す旅である。
このシンプルな再現性に加えて、同行する旅仲間にもコピー的な要素がある。
かつてのパーティーの代替要員として、ハイターにはフェルン、
アイゼンにはシュタルクが、オリジナルの空席を埋めるかたちで充当されている。
(この点に関しては、すでにnyaroさんがレビューで指摘されている。)

ここで際立つのがヒンメルの「不在」である。
ヒンメルの「代替」だけが欠落しているという事実が意味するもの、それは、
ヒンメルという存在が代替不可能な、"絶対的な"オリジナルであるということだ。
その意味で、現在の旅は"不完全な"複製体と見なせるのである。

フリーレンの旅の意味とは、ヒンメルという"オリジナル"が失われたあと、
かつての仲間の"コピー"(フェルンとシュタルク)を通じて"オリジナル"へ遡ることである。
クール序盤のフェルンとの旅の情景はそのことをはっきりと示している。
二人の日常にかつての旅の回想が交錯し、そこに新たな気づきが生まれることで、
二人の距離が徐々に縮まり、心を通わせていくといったエピソード群には確かに、
「人間(=ヒンメル)を知る」というプロセスが表現されていたと思う。

「魂の眠る地」に赴いてヒンメルと再会するという旅の目的もまた、
この欠落を補完しようとする、物語の深層の力学に導かれていると言えるだろう。


上記の推論は、次の三点に要約できる。
1 この物語の深層には「鏡」のイメージが潜んでいる。
2 フリーレンの現在の旅は、ヒンメルという"オリジナル"を求める旅である。
3 したがってそれは、かつての旅の"不完全な"複製体である。

以上が旅パートの組成についての我流の理解になる。
ここを踏まえたとき、本作の回想シーンの機能はこんな風に説明できるだろう。
すなわちそれは、オリジナルに関する記憶の管理者であるフリーレンが、
コピーされた旅の中でその記憶を再現し、更新してゆくプロセスである、と。
そこにオリジナルへの渇望と、再会の願いを読み取ることができるのではないだろうか。{/netabare}


Ⅳ 死者との約束

{netabare}以前に何回か書いた事なのだが、自分がアニメ初回でいきなり躓いた話をまた蒸し返す。
物語の出発点となるヒンメルの葬送の場面でのフリーレンの反応が腑に落ちず、
ずっと拘ってきた"不審点"について、ここであらためて考えてみたい。

 「私、この人の事を何も知らない。」
 「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…。」

このときの彼女の心情に同化することを妨げているのは、おそらく
「知る」ことにこだわる背景が欠落しているために今一つ実感が湧かず、
そこから「私はもっと人間を知ろうと思う」への脈絡にも飛躍が感じられるせいだ。
自分にはどうしても、この内面の描出には不備があるように思われてならなかった。

そもそも「人間を知る」という旅の「目的」がどうも皮相な気がして、
その奥に内面的な「動機」を考えてみたりもしたが、結局うまくいかなかった。
だから今回、その「目的」の背後にある本来の「目的」に気がついたことは、
個人的には "Eureka!"と叫びたくなるような発見だったのである。


第16話の「長寿友達」。フリーレンが旧友のフォル爺を訪ねる。
最初に彼と出会ったのはヒンメルたちとの旅の途中で、その折の情景が回想される。
その中で彼はこんな告白をしている。

 「わしは妻の愛した村を守っているだけだ。」
 「わしは遠い昔に交わした約束を果たしているに過ぎん。」
 「滑稽な話だろう。わしはずっと、死者との約束を守っている。」

フォル爺は数百年間村を守り続け、今ではその理由を知る村人はいない。
たまたま村に立ち寄ったヒンメル一行を相手に、心に保ち続ける想いを打ち明ける。
そんな彼に向けたヒンメルの言葉、

 「でもきっとその人は、
  あなたが約束を守ってくれていることをうれしく思っているはずだ。」

こうしたセリフは、勿論、そのままでも響くものなのだが、
キャラクターの内面にまで踏み込むには幾らかの操作が必要になってくる。
ここでは例のシェーマを応用して掘り下げてみたい。

このエピソードの主要人物の布置を整理すると、
人間と長命種との「対照」を具現する二組のペアが「対称」を示している構図である。
片やフォル爺夫婦、片やフリーレン・ヒンメルペア。 
つまりヒンメルはフォル爺の妻の心を代弁できるポジションにいるわけで、
実際、彼女の気持ちを言葉にしながら、同時にその言葉に重ねるかたちで
自らの心情を表明していると見ることができるのではないか。

次の展開から彼の心情を推測することができる。
ヒンメルの態度に感銘を受けたフォル爺は、勇者ヒンメルの記憶を自分が未来に連れていこう、
そう申し出る。それに対してヒンメルが応える、

 「僕たちの記憶は、彼女が未来に連れていってくれる。そうだろう?」

フリーレンの返事は、

 「別にいいけど…。」

このさりげないやり取りは軽く見過ごされそうだが、実は重要な意味を秘めている。
このとき、二人の間で「約束」が交わされているのである。

フォル爺夫婦のパターンが相似的に反復されていると捉えてみよう。
先立って逝く者が託した願いを、残された者が守り続けていく。
たとえ言葉で交わしたものでなかったとしても、
この両者の間には無言の「約束」が成立していると考えていいのではないか。
だからこの場面で、ヒンメルから託された未来をフリーレンが受諾したことによって、
彼女もまた、フォル爺と同じポジションに立ったのであり、
「死者との約束を守る者」という役割を担ったと考えられるのである。

フォル爺と言葉を交わすあいだ、ヒンメルの心の中にはおそらく、
自分が生を終えたあとの未来が思い描かれていて、
その中には自分という「死者」との約束を守るフリーレンの姿があったのだと思う。


旅の本来の「目的」に気づいたと言ったのは、この「約束」のことなのだ。
初回のシーンでのフリーレンの内面を、仮にこのように想像してみたい。

いま、生涯を終えて眠りについたヒンメルを前にして、彼女がもしも、
かつてヒンメルと交わしたこの「約束」のことを思い出したとしたら、どうだろうか。

ヒンメルが逝き、彼らの「記憶を未来に連れていく」べき時になって、
自分の中に残された記憶があまりにも乏しいことにまずは驚き
(「私、この人の事を何も知らない」)、
もはや知ることが叶わなくなったことへの悔恨がこみ上げる
(「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」)。
この心理プロセスから、彼女が流した涙の意味が迫真的に立ちあがってくる。

「私はもっと人間を知ろうと思う」。
この言葉もまた、同じ心理プロセスの延長上に置いて理解するべきだと考える。
今となっては最早、ヒンメルのことを直接知ることは叶わない。が、
それでもなお「死者との約束を守る者」であるためには、たとえ間接的にでも、
「人間」というもの全般への理解をとおして、今からでも彼のことを知りたいと願う、
切実な心の衝迫がこめられているのだと思う。
ヒンメルの死をきっかけに人間への関心が目覚めた、といった理解でも問題はないが、
個人的には月並過ぎて面白くないのである。

彼女の旅の本当の「目的」は、ヒンメルと交わした「約束」を果たすこと、
すなわちヒンメルたちの記憶を未来に連れていくことだったと自分は考えたい。
それは、前章で提示した「ヒンメルという"オリジナル"を求める旅」という文脈に即して
物語を読み替えることであり、そこにもう一つのフェーズが浮かび上がってくる。
フリーレンとヒンメル、この二人を主人公とした、いわば「約束の物語」とでも呼べるものが。

あるいはこんな穿った見方も可能だろう。
本作の旅パート、いや、この作品そのものがメタレベルの「約束の物語」である、と。
回想シーンはヒンメルたちの記憶を「今・ここ」に甦らせ、伝えてゆく回路になっている。
そこに、記憶を未来に連れていくというヒンメルとの約束が実現しているわけである。 
そして、そこには私たち視聴者も立ち会っているのだ。


以上の推論は、コアモチーフである「死者との約束」を介して、
テーマがストーリーに「肉化(incarnation)」される局面を捉える試みだったのだが、
さらに、本作における「記憶」が内包している固有の意味を直接、問題にしてみたい。
そこには「記憶」と「実在」をめぐる独自の思想が含まれているように思えるのだ。

この"思想"は一つのエピソードに端的に集約されている。
第2話、フェルンとハイターとの出会いの場面である。

戦禍によって両親を失った幼いフェルンが、後を追おうと崖の突端に立ちつくしている。
ハイターは無理に制止するでもなく、ただ淡々と亡き友ヒンメルへの想いを語る。
彼から学んだ勇気や意志や友情も、大切な思い出も、すべてが自分の死によって
この世から消え去ってしまう。それが惜しい。・・・などと彼女に説いて聞かせる。

 「あなたの中にも大切な思い出があるとすれば、
  死ぬのはもったいないと思います。」

ハイターの言葉を意訳してみるとこんな感じになるだろうか。
・・・もしも自分が生き続ければ、大切な死者の記憶を未来に連れていくことができる。
そうすることで死者は、親しい生者の内部で第二の生を生きられるのではないか。・・・
つまりそれは「記憶」が「実在」となるという意味ではないだろうか。

 「お伽話じゃない。僕たちはたしかに実在したんだ。」

第7話のヒンメルの言葉はこの思想をはっきりと表明するものだ。
ここに揺るぎない確信として宣言されているのは、
記憶が歳月による風化に抗い、忘却に打ち克って生き続けるものだということ。
そしておそらくは、フリーレンと交わしたあの「約束」のこと。

思うに、死者を「忘れない」ということは、
そのことがすでに彼らとの「約束」を果していることになるのではないだろうか。
「記憶」とは一人の人間が実在した証しであるとともに、
彼らと残された者たちとをつなぐ、決して失われることのない回路なのではないか?

本作の「葬送」の意味は一義的には捉えられない複雑さを帯びているものの、
「死者との約束」に収斂させる理解は少なくとも、核心に近いものだと思える。
先立って逝く者と、あとに残る者とが相互に抱く、絶えることのない愛情と信頼。
そうした人間的な感情の精髄を含意した、一つの「思想」がそこに認めらるのではないか。{/netabare}


Ⅴ 旅と魔法

{netabare}本作は「旅」と「魔法」、二つのパートから成り立っていると自分は考える。
本稿が前提としているこの分割が妥当か否かは、各位に判断していただく他ないが、
この機会に頭の中を整理して揉みほぐすという意味も兼ねて、
これまでの推論を概観しつつ、少しばかり補足説明を付け加えていきたい。


初回の投稿から、すでに自分の関心はテーマの所在に向かっていた(Ⅰ章参照)。
その中で試みたイメージの読み解きから、テーマ(らしきもの)が浮かび上がり、
最終的には物語のクライマックスにおいて回収されていることが確認できた(Ⅱ章参照)。
こうして確定したテーマをめぐる一連のストーリーの流れを一つの総体と見なし、
それを魔法パートと称しているわけである。

旅パートに関しては、本作が旅アニメだという事実だけでも充分だろう。
ただし、本作独特のテイストを言語化するには、かなり複雑な操作が必要になってくる。
自分の試みは、魔法パートの読解で抽出したシェーマをイメージに変換し(Ⅲ章参照)、
それを用いて旅パートの深層部分を読み解こうというものだが、上記のとおり、
本格的な作業を始める地点で立ち止まってしまっている現状である。


・・・とは言え、こんな説明よりもっと端的でわかりやすい証明方法が実はある。
二つのパートが交代する、明らかなフェーズの転換点が具体的に指摘できるのだ。
言うまでもなく、第7話Bパートのことである。

グラナト伯爵領の街に到着したフリーレンは不意に魔族の一団と遭遇する。
咄嗟に杖を構え、彼らを攻撃しようとするが、捕えられ投獄されてしまう。
牢屋を訪れたフェルンたちにフリーレンは、かつての旅で経験した事件を物語る。
魔族の少女が引き起こした惨劇を描くそのエピソードをとおして、
はじめて開示される魔族という存在の本性は極めておぞましく、戦慄すべきものだ。

この回想がアウラ編の導入となり、魔法パートが開始される。
坦々と続いていく旅の中で、心に沁みるエピソードの数々が紡がれてきた、
これまでの穏やかなトーンが唐突に一変し、不穏な空気が漂いはじめる。
この極端な落差には自分のみならず、大多数の視聴者が衝撃を受けたはずだ。
まさしくここが、旅パートから魔法パートへの転換点なのである。

注目したいのは、この転換の起点に回想シーンが置かれていることである。
魔族というもののおぞましさを強烈に印象づけるこのエピソードが呼び水となり、
フリーレンが魔族に抱く憎悪の根源、そしてフランメとの出会いと死別にいたる、
このヒロインのいわば「前史」が語られていくのである。
こうした、物語における回想の機能に着目することによって、
魔法パートと旅パートの相異が明確になり、それぞれの本質が説明しやすくなるのである。


ここで、Ⅲ章の元レビューの中でちょっとだけ言及した
「通時性/共時性」という一対の用語をあらためて持ち出してみたい。
元々はソシュール言語学の基礎概念だが、今では一般にも用いられている。
詳しい説明は煩雑になるので、できれば検索をお願いしたい。

この対概念を、試しに双方に当てはめてみよう。

魔法パートは、歴史的なオーダーに沿って継起する出来事を"物語る"。
つまり「通時的」なのであり、回想シーンは物語の原点および背景を提示するもの、
いわばストーリーの「現在」を説明するために時間を"巻き戻す"ものだ。
そのようにしてフリーレンも含めた人間と魔族との闘争の歴史、
さらには魔法の進化や人間との関係なども絡めた歴史的な「物語」が展開される。

一方の旅パートは、構造そのものがすでに「共時的」と言っていいだろう。
フリーレンの過去の旅と現在の旅が重なり合い、さまざまなドラマを織り成してゆく。
そこでは現在と過去は、一本の時間軸の上で前後する因果関係としてではなく、
それぞれが固有の実質をもった時間として独立し、同時的に並存している。
また、どちらも日常系の、あの反復される無時間的な「現在」を基調としていることで、
旅の時間の流れに伴う変化や進展を、一層ゆるやかに感じさせる相乗効果を生む。
他作品にはない本作の不思議なリアリティーは、ここに起因しているようにも思われる。

そして旅パートの回想シーンは、それら二つの時間を交錯させる「装置」となっている。
そこに成立する「共時的な現在」こそがフリーレンの「今」であり、
このヒロインの内面のリアリティーもまた、ここに求められるのではないだろうか。{/netabare}


Ⅵ 鏡蓮華

{netabare}1
繰り返しになるが、最初の投稿(Ⅰ章)以来、本稿が前提としているのは、
このアニメの演出が制作者の原作理解をかなり濃厚に反映しているということである。
「鏡蓮華」のエピソードを読み解くにあたり、今回もこの同じアプローチで
まずは構成および演出から、作り手の「解釈」を考えていきたいと思う。

既読の方々はもうご承知の通り、このアニメ第14話は
原作コミックの第29話「理想の大人」と第30話「鏡蓮華」の二話を、
「鏡蓮華」のモチーフを軸にした一つのストーリーに編成したものである。
クライマックスの指輪のシーンの場所が原作では特定されていないことから、
同じ街の出来事に統一するために、アニメでは冒頭に短いパッセージを追加している。
このイントロ部分にまずは着目したい。


街に到着したフリーレン一行が賑わう街路を歩いている。 
ふと、何かが気になった様子のフリーレン。
直後、いきなり場面が転換し、かつての仲間たちが同じ街路を歩いている。
ヒンメルが話しかけ、あとで買物に行こうと誘う。
また現実に戻り、立ち止まって上方に視線を向けているが、
シュタルクに促されてその場を後にする。
彼女がフレームアウトすると、視線の先にあった街の時計塔が画面に残される。
・・・・・・・・・

フリーレンが時計塔を見て何かを思い出そうとする、この前振りによって
「かつて訪れた街を再訪するフリーレン」という設定がまずは提示され、
次いでこのときの回想が最終的にクライマックスの指輪のシーンに繋がることで、
全編が「鏡蓮華」をめぐる「ある思い出の物語」となる仕掛けである。

こうした、飽くまでも原作に準拠しつつ、巧みに創意が発揮された局面が
本作には至る所に認められる。こちらもついそれに触発されて、この構成の意図を
本稿の読み筋に即して深読みしてみたい衝動に駆られてしまうのだ。

まず、このオリジナルのシーンからは、いつもとはかなり異なった印象を受ける。
基本的に本作の回想シーンは、ふとした折にかつての旅の情景が現われ、
それがごく自然に、現在の旅の日常に溶け込んでいることで、
過去と現在とが混然となった、独特の空気感が醸し出されるのだが、
そうした通常のパターンに比べ、このイントロが例外的である点を二つ指摘すると、
①記憶がまさに甦ろうとするその瞬間の様子が描写されていること。
②新旧二つの旅の、同一の地点を通過していく場面が連続して描かれること。
・・・これらの表現意図について、以下のように解釈してみた。


前の投稿(Ⅴ章)で、旅パートの本質を「共時性」という視点で捉えてみたが、
この「共時性」は、実はフリーレンの"存在"そのものに帰すことができる。
過去と現在との二つの旅は、フリーレンの「内面」で並行しているのであって、
言い換えれば物語の表層の奥で、フリーレンはもう一つの旅を続けているのである。
それはストーリーの表層の時間と表裏して流れるもう一つの時間であり、
フリーレンの心が辿りつづける「内面の旅」とも呼べるものだ。

また、こんなことも書いている、
「旅パートの回想シーンは、それら二つの時間を交錯させる「装置」となっている。
そこに成立する「共時的な現在」こそがフリーレンの「今」であり、
このヒロインの内面のリアリティーもまた、ここに求められるのではないだろうか。」
つまり、並行する二つの旅が重なるところにフリーレンの「今」がある。
この「今」に表出される心理こそが、旅パートの本体だと自分は考えている。

要するに、このイントロの回想シーンはその「今」を描出するもので、そこには
回想が物語の中で果たす機能の本質を、可視化しようとする意図が読み取れるのではないか?
・・・かなりな深読みだが、自分はそう理解したい。

そもそもこの導入部には、構成のために追加されたという以上の意味が感じられる。
上記の解釈を踏まえての推測になるが、おそらく作り手(監督)はこのエピソードを
彼女の「内面の旅」の経過の中に位置づけようとしているのではないだろうか?
ヒンメルから指輪を贈られたその瞬間の光景は、二人の外に知る者はいない。
つまりこのエピソードの本質が、フリーレンの心の奥深くに秘められた、
"内なる"ストーリーであるという事実を、このユニークな回想シーンは示唆している、
そんな風に思えるのである。


さて、原作二話を一話に統合したもう一つの理由として考えられるのは、
それらが共通したテーマによって連続しているということだ。

まずAパート。フェルンとシュタルクの(痴話)喧嘩をめぐり、
ザインがフェルンに仲直りのアドバイスをする。その最後に付け加えた言葉は、
「想いってのは言葉にしないと伝わらないんだぜ」というもの。
この、「言葉で想いを伝えること」をAパートのテーマとしたとき、
それに対するBパートのメインモチーフである鏡蓮華の「花言葉」とは、
「(直接)言葉によらずに想いを伝える」よすがだと言える。つまり両者は
「想いを伝える」ための手段の、直接性と間接性という点で対照的なのである。

さらに、最後に双方の「想いが伝わる」結末になることも共通しているが、
二人の若者の場合と、フリーレンたちの場合との対比は痛ましいほどに鮮明なのだ。
一方には、素直に互いの気持ちを伝え合う、初々しい青春の"いま"が描かれる。
そして一方には数十年の歳月と、片方の死という決定的な断絶に隔てられながらも、
偶然の出来事に助けられて、はじめて伝わる想いがある。

このコントラストに着目することで、感動はより深いものになるだろう。
作り手もこの理解を踏まえ、「鏡蓮華」を一編のストーリーに構成したように思える。
何よりも、花言葉というものの奥ゆかしい間接性が、彼らの寡黙なロマンスには
この上もなく似つかわしく、それがまたこのエピソードを忘れがたいものにしている。


自分はこの第14話を、旅パートの心臓部だと考えている。
「想いを伝えること」、これは旅パート全体を貫く包括的なテーマと言えるもので、
本話はこのメインテーマを分有し、縮図のように展開するものだからである。

物語の序盤を振り返ってみると、"魂の眠る地"、オレオールを目指す旅のはじまりは
ヒンメルの死後、当てのない旅を続けていたフリーレンに対するアイゼンの促しだった。

 三十年前のあの日、お前はヒンメルを知っておけば、と口にした。
 あの言葉はヒンメルに直接伝えてやるべきものだ。
 ・・・・・・・・・
 フリーレン、オレオールを探してヒンメルと話すんだ。

こうして彼女を、ヒンメルに「想いを伝える」ための旅に向かわせたのだが、
それはフリーレンの心の奥底にある願望を具体化する、そのきっかけを与えるものだった。
なぜなら、フリーレンの「内面の旅」とは「ヒンメルへの旅」に他ならないからだ。
このことについては、本稿の最終章であらためて詳述する予定なので、
ここでは本稿の読み筋に即したこのエピソードの"意味"を、あらためて確認しておきたい。

前に自分は、フリーレンの旅の目的として掲げられた「人間を知ること」とは、
正確には「ヒンメルを知ること」を意味する、と書いた(Ⅳ章)。
その意味で「鏡蓮華」のストーリーは、彼女が願ったものの"成就"だと言えるのである。
この出来事をとおしてフリーレンは何よりも貴重なことを知ることができた。
ヒンメルの自分に対する想い、である。あるいはその想いを知ったとき、
自分がヒンメルに抱いていた想いもまた、はっきりと知ることができたのではなかろうか。
取り戻した指輪を眺めるフリーレンの満ち足りた表情には、
その喜びが自然に溢れ出ているような気がする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に一つ、作中の小さなカットに触れておきたい。
本話の冒頭で舞台となる街の全景が映されるが、アニメではラスト近くでもう一度、
ヒンメルとのエピソードの結びに、同じカットが付け加えられている。
夕日に染まる街の遠景。鳴り響く鐘は直前のシーンの二人を祝福するかのようだ。
そこにはまた、旅の始まりのヒンメルへの弔鐘が、かすかに反響しているのかも知れない。
自分にはこれが、フリーレンの「内面の旅」の風景のように思えたのである。



この物語の深層には「鏡」のイメージが潜んでいる。
・・・こんな仮説をⅢ章で提示してみた。
ただし、飽くまでも実体を伴わない、記号的な意味作用としてであって、
「メタファー」というような明確なものではないのだが、
この記号が孕む意味の指向性に基づいた「アナロジー(類推)」は可能だと思う。

「鏡」には元々、愛の文学的な修辞として用いられてきた伝統がある。
例えば「鏡なす」という枕詞は、通常「見る」に係るものだと説明されているが、
万葉集などの用例では「鏡なすわが見し妹を」といった具合に、多くの場合、
特に情愛の対象に向けて用いられている。
また、ボードレールの「恋人たちの死」という詩の中の《ces miroirs jumeaux》、
直訳すると「双子の鏡」となるが、これはしばしば「合わせ鏡」と意訳される。
これを「鏡なす」と並べてみれば、「鏡」のニュアンスがほぼ明瞭になる。
そこには「互いの心を映し合う」というイメージが込められているようだ。

この《鏡=心》というアナロジーを本作の読解に適用してみる。その場合、
「鏡」が示唆するものは当然、フリーレンの「心」ということになるだろう。


フリーレンという名前はドイツ語の動詞 frieren に由来するようだが、
「冷える・凍える」という通常の意味のほかに、稀に「凍る」という用例もあるらしい。
こじつけのようだが、そこには「鏡」との類縁性も認められるような気がする。
例えば、彼女の凍りついた心の鏡面には、無機的な現象が投影されるばかりで、
他者の心は映らずにいた、といった想定からまずは出発できそうだ。

物語の序盤では、そんなフリーレンの心に生じる「変化」が描かれていく。
フェルンたちとの関係をきっかけに、かつての仲間たちを理解してゆく旅。
相手のことをただ知識として「知る」のではなく、その心を「理解する」。
これはシンクロとフィードバックが繰り返される、再帰的で相互的なプロセスであり、
その鏡像的な媒介の構造にはどこか「合わせ鏡」を思わせるものがある。


「鏡蓮華」のエピソードも一応はその一環に位置づけられるだろう。
かつてフリーレンがヒンメルから贈られた、鏡蓮華の意匠を施した指輪。
その花言葉は「久遠の愛情」。そしてそれは「恋人に贈るもの」だという。

旅パートの回想シーンは、過去の出来事をフラットに語るものではなく、
フリーレンの心のスクリーンに映し出された記憶の再現である。
したがってそこには見えない形で、彼女の現在の心情が投影されているはずで、
前稿で「共時的な現在」などと呼んだものがそこには現前している。
それを通して私たちは、フリーレンの「内面」に立ち会っているのである。
鏡蓮華の意匠に託されたヒンメルの「心」も、確かにそこに映し出されている。

だがそこにはまた、払拭し得ない悔恨の影が射しかけているのではないか?
「心」を理解できても、それはどこまでも事後的な"気づき"に過ぎない。
アウラが残酷に言い放ったように、「ヒンメルはもういない」のである。・・・
しかし、逆説的だが、二人の関係性の本質はむしろこのタイムラグにあると自分は考える。
一方の不在と理解の遅延。これらは普通ならば致命的なものだ。が、本作の場合は
それを克服する深層のメカニズムが物語に内在しているのである。


以前自分は、こんな推論を試みたことがあった(Ⅳ章参照)。
「彼女の旅の本当の「目的」は、ヒンメルと交わした「約束」を果たすこと、
すなわちヒンメルたちの記憶を未来に連れていくことだった」、というものだ。
「僕たちの記憶は、彼女が未来に連れていってくれる。そうだろう?」
このヒンメルからの委託に応え、フリーレンは在りし日の彼らの記憶をたどる旅をする。
それを踏まえて、旅パートを彼らの「約束の物語」と捉える解釈を提示したのだが、
この理解をもう一歩、推し進めてみたい。


自分の仮定説を端的に言うと、フリーレンのこの「約束」に対置されるような
もう一つの「約束」を、物語の中に読み取ることができるのではないか、
そしてそれこそが、ヒンメルの銅像の「意味」なのではないか、というものである。

基本的にヒンメルの像は、本作における「記憶」のテーマを体現するものと言える。
例えば第3話Aパートのラスト、フリーレンが旅の目的についてこう語っている、
「できる限りはヒンメルたちとの冒険の痕跡をたどっていきたいかな。風化する前にね。」
このセリフに第2話の、メンテナンスを終えた銅像の映像が重ねられることから、
明らかに彼の像は、風化から守るべき「記憶」の象徴であることがわかる。

その一方で彼には、自分の記憶を残すことよりもさらに大切な目的があった。
第7話Aパート。銅像制作にまつわる回想シーンで、フリーレンがヒンメルに
なぜ自分の像を残そうとするのか、と尋ねる。その問いに対してまずは
「みんなに覚えていてほしいと思ってね。」と答えたあと、すぐに続けて彼はこう言った、

「でも一番の理由は、君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな…。」

ヒンメルにとって、記憶されることよりも重要なのはフリーレンのことだった。
自分がいない「未来」に、フリーレンには果てしない孤独の時間が残されている。
その「未来」でも共にあり続けようとする意思が、彼に像を作らせていたのだ。
フリーレンが旅の先々で出会う銅像は、そのヒンメルの"想い"を具現化したものだった。

本稿のⅢ章で自分は、第2クールの内容に絡めた旅パートの解釈として、
「フリーレンの現在の旅はかつての旅の"不完全な複製体"である」という見方を示したが、
あらためてその着想をここで敷衍することができるように思う。
ヒンメルの銅像とはまさしく、失われた「オリジナル」の「複製」に他ならない。
だが、その複製体(銅像)を通してなお、フリーレンへの想いは生き続けている。
そしてフリーレンは、失われた「オリジナル」を求める「複製」の旅の中で、
彼女もまた、複製体(旅)を通してヒンメルの「心」を知ろうと願い続けている。

つまり旅パートの風景の中には、フリーレンとヒンメル、それぞれの相手への想いが
銅像や旅といった具体的な形姿となって可視化されているのである。
銅像に込められたヒンメルの想いは、フリーレン本人の前で言葉にされたとき、
彼女への「約束」となった、と自分は考えている。もしそうだとすれば、そこにはまた
二つの「約束」が「合わせ鏡」のように向かい合う構図が見出されるのである。
この「対称性」こそが、旅パートの本質を表現していると言ってよいのではないか。


先に書いた、物語に内在する「深層のメカニズム」とは、
旅パートの固有の構造(=共時性)と一体となった、主人公二人のこの関係性を指している。
物語の表層に横たわる時間の"断層"はこうして「約束の物語」の中に解消され、
《時間—死》という物質的な限界を超克した、比類のない壮大なロマンスが成立する。

本稿Ⅳ章で取り上げたヒンメルとフォル爺の対話の中には、こんな言葉があった、

「でもきっとその人は、
 あなたが約束を守ってくれていることをうれしく思っているはずだ。」

ヒンメルはフォル爺の亡き妻に自分を重ね合わせて、その気持ちを言葉にしている。
そこではフリーレンが「死者との約束」を守り続ける存在に変換されていて、
したがってこの言葉には「未来」のフリーレンへの感謝が、先取りして表明されているのだ。
だから銅像は決して無言ではなく、旅の途中で再会するたび、彼女に喜びを伝えているのである。

このように、物語の深層において二人の「久遠の愛情」はすでに成就している。
その事実を花言葉と指輪に託しながら、刹那の場景の中に永遠のように結晶させたもの。
それが「鏡蓮華」のストーリーなのだと思う。{/netabare}{/netabare}



2025. 3. 8

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白くてはいけない作品を面白くしてしまい、余韻が無くなったかも。

 コミック1巻あるいは本作1話は素晴らしかったと思います。最近「すずめの戸締り」もありましたが、古い時代を思い出し、鎮魂するという話が増えてきたのは、次の日本を作っていこうという雰囲気がやっとでてきたのかな、と思います。

 ただ、アウラ編のバトル要素満載と、オシリスの天秤(とは違いますが)のようなもので、少し安易な形で魔力を隠す意味を魔族との戦いの要素にしてしまったことで期待外れとなりました。何より「葬送」の意味を魔族を倒した数と矮小化してしまったのは、非常に残念でした。

 1級魔法試験も「天下一武道会」が始まったか…というがっかり感はありました。

 ヒンメルおよびその仲間を思い出しながらの「葬送の旅路」はつづけていました。
 ゼーリエのところで人は駄目だと言いながら、花を出す魔法が嫌いと言いながらツンデレのゼーリエで、エルフの生き方の寂しさの様な部分を一旦総括していました。また、フェルンとゾルトラークで「人間の魔法」「人間の強さ」について表現していました。ただ、それを露骨に見せすぎだろう、という気はしました。

 全体としてどんどんエモくなっていきました。全体に「いい話」にこだわりすぎて、サラリとしたのが良かったのに、人との関係が強くなった、ならざるを得なかった感じが平凡な面白さに近づいていったなあという印象です。言い換えるとキャラと思い出話に寄りかかってしまった気がします。

 アニメで言えばコミックではつまらなかった、1級魔法のところをかなり面白く仕上げたのは素晴らしいと思う反面、この作品における期待の真逆になってしまいました。テーマを丁寧に説明してくれてしまいましたので、感じる喜びが無くなってしまいました。

 つまり、キャラ萌えとバトルの平凡な面白さになたということです。テーマも感情も見やす過ぎて引っ掛かりが無くなった感じがしました。この作品は面白くすると、かろうじて残っていた引っ掛かりも余韻も消えてしまう気がします。

 コミックスの原作の第1印象はアウラ編から「面白くない」でしたが、それでも読み進められたのは、フリーレンが旅路の果てに見るものは何かが気になるからです。その点は未だ気になっている反面、同じようなテーマを延々繰り返している感じもあるので、きっぱりとダラダラしないで終わって欲しいと思います。

 評価はこの作品は結末を見るまでわかりませんので、保留です。が、オール3もどうかと思いますので、オール4にしておきます。





19話 本作のつまらなさと深さの両立が上手く言語化できないので、再度レビュー。

{netabare} 断念したにしておきながら何度も書き直してすみません。ちょっとこの作品は正しく言語化したいので。文句いいながらも見てますので、やっぱり今見てるにしておきます。

 フリーレンの旅が、アイゼンとハイターの弟子2人と共にあるのは、つまりヒンメルとの旅をフリーレンの内面で思い出す…つまり4人の旅を再現しつつ、ヒンメルの代替はないからでしょう。ヒンメルの言動の意味を今思い出しながらかみしめる旅です。

 なぜヒンメルが銅像を残したのかと考え合わせると、物語全体の発想はものすごくいいと思っています。ヒンメルが一番先に逝ってしまったのはこの構造を作りたかったからです。
 その旅の中で、ヒンメルとすごした10年を特別にして行くことが葬送なのかなと読み取りました。だから、結果的にエンデの城についてもヒンメルの魂と合うことはできず、旅そのものが葬送なのかな?と。だから、ヒンメルの死後のカウントが作品の時間経過の基準となります。

 
 そしてほぼ不死に近いフリーレンの長命による非人間性は下手をすれば魔族に近いです。子供のようなフェルンとシュタルクがなぜ物語に必要だったかと言えば、人間は知識や想い出を前の世代から受け取り、後ろの世代に渡して行く営みがあるということだと思います。魔法が魔族のものから人間が解析して進化しているという点が象徴的で、人間は生死…つまり世代があるから進化する…それをフリーレンが理解するという話を描こうとしているととりました。

 で、興味としては、フリーレンとフェルンが魔法の能力を隠すことに長けている点、ここに何かアナロジーがあるのではないか?と。感情を持たない魔族と組み合わせると、現代社会か資本主義的なアナロジーも感じます。そこが何を描きたいのかな、と思っていました。2023年は戦後78年という意味もあるかな、と思ったりもしました。フリーレンが千年以上生きていて生殖をしないという点で日本人のことかなと。ほろびゆく種族と言う意味でも。
 魔族も一部の人間のアナロジーではあると思います。騙すために人語を解する理性も感情も良心もない存在。

 そこで始まったのが、アウラ編で魔力を隠す意味とかバトルとか、なんか世界観が矮小化してしまった気がしました。原作を読んでいるときにここでかなり醒めて、つまらなさを感じました。期待が高すぎた落差なのかもしれません…もちろん、期待よりもっと高い視座を読み取れていない可能性もあります。

 そして今度始まったのが、一級冒険者ですねえ。ランク化です。まあ、なろう系のレベルウインドウと違い、フリーレンの過去の資格が役に立たないことを考慮すると、ランク化は学歴とか資格とかそういう本質ではないランク付けのアナロジーとも取れますけど。ただ、バトルもそうだしかなりテンプレ感が強いので、ここであーあと思いました。

 こうして文章に書くと整理がついてきます。やっぱり悪い話じゃないし、浅い話とも思いません。とにかくアウラ編まではかなり感動してましたし、展開が楽しみでワクワクしてました。

 アウラ編から一級試験まで間が空きすぎたのと、展開や想い出の描き方がパターン化したこと。バトル要素が強くなったりして、急激につまらなくなったなあ、と感じました。
 ただ、魔族の1人1人が何かを表現したいような気はしてるんですよね。そこがアウラの魔力比べでよくわからなくなってしまいました。

 この後の話も2期3クール目ということになるのでしょう。設定とアナロジーから言って、浅くはないのはわかっています。まだまだ考察すべき部分もあるでしょう。魔法がなんのアナロジーかは読み取りたいところです。

 が、不思議なくらい面白く感じないんですよね…キャラが淡々としているから?何か視点がかわると面白くなるかも…というポテンシャルは感じます。私の読解力の無さなのかなあ…{/netabare}


21話 21話は面白い。それ故に唯一無二の作品ではなくなってしまった。

{netabare}  21話は面白いです。マンガでは退屈でしたがアニメの動きが入るとかなり良くなっています。つまり言い換えると、その面白さとはキャラ萌えとか戦闘シーンのカッコよさあるいはフリーレンの魔法の俺TUEEEでした。
 その面白さは本作に求めているものではなく、葬送=想い出を振り返ることで勇者の想いを理解するということとはちょっとかけ離れています。

 1級魔法士という設定が持つメタファーはもちろん感じますし、強さや力の使い方などの思想的な部分なども読み取れますし、おじいちゃん魔法士のセリフからしてもちろんキャラ萌えだけではないと思います。人間社会側の様々な人間の考え方の違いをしっかし考えて作っているところは興味深いです。

 また、1級試験はちょっとサブキャラが濃いですよね。濃すぎる感じです。その濃さがまた面白さになっているのでしょうが、その描き方に全部が持っていかれてしまった気がします。

 葬送の他に魔法というテーマ性が消えているわけではないし、そこの仕込みもあると思います。が、やっぱりこういう派手な面白さは他の作品でいいかな、と思います。

 つまり、21話の面白さに象徴されるところが、本作の唯一無二の作品になり損ねたという意味で私にとっては面白くなくなったということかな、と思います。{/netabare}


23話 マンガ版より分かりやすく面白い…うーん、再評価してもいいかなあ

{netabare} 22話のような話はいいですよね。この作品を見始めた理由に近いエピソードでしょう。
 一方で23話です。まあ、作画すごかったですね。特に最後の場面のフリーレンモドキは鳥肌が立つくらいにカッコ良かったです。

 どうなんでしょうね?この作品の評価ってやっぱり結末を見るまでは保留にすべきなんでしょうか。アウラ編で魔法の設定が安っぽくなったこと、バトルが長かったことなどで、脱落しかけましたし、途中のエピソードがちょっと冗長すぎたのはありますけど、この数話の出来は本当に素晴らしいと思います。マンガ版になかった迫力という点でアニメータは本当に良い仕事をしていらっしゃると思います。

 正直マンガ版だと1級試験編そのものがあまり面白くなかったですし、試験が入ることでジャンプメソッド的な引き延ばしに感じて作品の質が落ちたと感じていましたが、そうとも言い切れない面を上手く拾ってもいる気がします。その点でデンケンの使い方は秀逸かな、と思っています。

 うーん…評価は一旦ニュートラルにして、マンガではないアニメ版のフリーレンをもう1度再評価してもいいかな、と思わせるくらい21~23話は良かったですね。

 一旦、ニュートラルという意味のオール3に評価は戻しておきます。また、改めて。 {/netabare}



24話 フェルンの性格はなぜああなのか?なぜゾルトラークだけなのか?
 
{netabare} なるほど…フェルンの嫉妬の描写ですけど、家族というか自分のテリトリーの侵害に対して敏感なんでしょうね。これは両親を早くに失くしたことに関係があるのかな?ハイターの杖とかプレゼントへのこだわりというか執着もそうですよね。

 夜更ししてジュース飲むと怒られる理由です。ここの性格造形の作り方はなるほどなあ、という気がしました。育ての親のハイターの教育で「ちゃんとしてない」ことに対して許せないということでしょう。
 もちろん大食いなのも甘いモノ好きなのも、幼少期の苦労つまり食料不足が影響していると想像ができます。となると愛情への飢えもあるので、シュタルクとの恋愛は疑似恋愛の気もしますけど。

 夜更しジュースの件は、今回フェルンも贅沢していましたから、どちらかといえば自堕落だから起こったのではなく一人だけで楽しんだから頭に来たのかな?

 こういうことの裏を返せばフェルンはフリーレンを誰よりも理解している、ということでしょう。だからラストの「フリーレン様を…」になるんだと思います。フリーレンも嬉しそうでしたし。

 一方でフェルンの設定としてなぜゾルトラークと一般的な防御魔法なのか?ですね。今回の「フリーレン様を…」でふと思ったんですけど、フリーレンとゼーリエの設定から言って、魔族とかエルフに対抗できる魔法を人間が持つなら、魔法のバリエーション、つまり種類の多さじゃなくて、一つの魔法を極限まで極めるという方向性しかない、ということかもしれません。

 そうなると初めに出てきたゾルトラークを80年間改良を続けてきた、人間の魔法という意味と重なってきます。これは人間の命の短さで、でも組織的に習得できるものとエルフの長寿で孤独な生き方の違いのアナロジーにもなっているのでしょう。

 ゾルトラークの説明があったエピソードからそこは意図していたのかな?中国拳法のように「一意専心」的なことと、師匠の魔力を隠すという意味もちょっと中国拳法的ですよね。練習も功夫も人に見せるなというのがあります。

 まだ、野心があるゼーリエには魔王は倒せなくて、フリーレンなら倒せるということと、平和の時代の魔法使いという矛盾の説明が何となくわかった感じですね。なんとなくですけど。

 つまり1級試験編の2次試験はフェルンの描写の為の回ということかあ…連載時にバトルで話数を引き延ばしていたわけじゃない…のかもしれませんがどうなんでしょう? {/netabare}

25話 バトルが長すぎてテンポが…テーマ的には同じことを繰り返してますし。

{netabare} 話が進まないですね。やっぱり面白くない…という気もしてきました。21~24話はアニメの出来は良かったと思うのですが、23話のフリーレンの複製登場からが余りに長いです。

 花畑と人間が魔法を得て強くなってゆくという話は、かなり前の回で一回なぞった話ですからね。その重複感はやはり1級試験編は強いかもしれません。アニメの出来はもちろん作画は目立つところですが、テンポというかスピード感もあります。原作が冗長だったところを更に引き延ばしている感じがすごかったです。

 やっぱりアウラ編の途中からバトルが長くて、妙にテンポが悪くなるのとセリフで全部説明するのでどうかな、と思っていた悪いところがこの数話極端に出てますね。アニメになって余計感じました。 {/netabare}


26話 やっと1級試験も2次試験が終わりました。

 魔法とイメージがこの数話にはテーマとして出てきてますね。フリーレンを殺せるというイメージ。そして布を切るというイメージ。それとエルフと人間の魔法に対するスタンスの話もありました。で、もちろんフェルンがゾルトラークを極めるということでしょうね。その辺が本作はテーマとしてありそうですね。そこをはっきりさせたのが1級魔法試験かな、という感じでした。このテーマ性は悪くないと思います。ただ、試験編は長いなあ…やっとここまで来たかあ…

 なぜか模倣フェルンが出てこなかったのはフェルンがそこまで上手く魔法を隠せているということ?一瞬メトーデを狙っていたけど攻撃を受けきったように見えましたけど…拘束魔法が上手くいく前に攻撃は受けたみたいですよね。それをよけ切っていた?メトーデが強すぎるってこと?それともたまたまなんでしょうか。

 作画はやっぱりバトルシーンは力が入ってますけど、私は惹かれないですね。むしろ作戦会議の時のフェルンの表情の変化が良かったですね。









前回のレビューです。

正直に言うと原作アウラ編の途中からつまらなくてしょうがなかった。

{netabare}  2クールらしいし人気作になったので一人くらいいいでしょう、遠慮なく言えるので今言っておきます。
 
 正直に言うと原作はアウラ編の途中から凡庸でつまらない作品になったなあと思いました。つまらないとは言いずらい…つまらないと言ったら負けかなとは思い、言葉を濁しましたが。

 作品として評価したのは冒頭だけです。以降はなんだかなあと思って読んでました。で、アニメが人気なので見てみればちょっと見方が変わるのかなあと期待したので、チェックはしてみました。

 要するに原作は人気作故に「葬送」の意味を途中で変えてしまったのではないか?と思います。そう、バトル控えめで過去の戦いと死んだ仲間の意味を振り返りながら旅をするだけだから面白かったんです。それが「葬送」かなと。

 アウラ編以降、ジャンプ系?という感じでバトル要素が色濃く入って来て、この話以降も変な言い方ですけど、どんどん凡庸になって行く気がしました。

 ちゃんと人気作になったとのことで、アンチの批評が少しはあっていいでしょう。私はこの作品、冒頭ではポテンシャルが非常に高い素晴らしい作品だと思っていました。人気故に名作になる道をすて引き延ばしによる凡作化を進みつつある作品だと思います。その落差にガッカリしたので、断念したにしていました。で、改めてアニメを見てもやっぱりがっかりかな、と。原作よりは演出面等でがんばってますけどね。ただ、結末次第では盛り返せる部分もあると思います。{/netabare}
 


第5話 原作マンガが良すぎるのでアニメは休みます。

{netabare} 別にアニメがつまらないわけではないですが、雰囲気としては原作コミックスが好みということです。
 ただ、やはり「推しの子」と同じです。1巻2巻あたりがピークな気がしたというのも同じくアニメを追わない理由です。
 原作も11巻既読しましたので後は完結したらでいいかな、と思っています。理由はネタバレになるので言いません。ただ、週刊連載の人気作の悪いところが出始めています。

「葬送」の意味は魔族を一番葬ったからということですが、それはダブルミーニングというかむしろ後付けでしょう。エンデの魔王城とは、「モモ」のミヒャエル・エンデからのネーミングだとすると、時間の価値の話になるはずか、当初はそれを想定していたと思います。

 目指す目的が死後の魂と話をするということですから、フリーレンの中にいる想い出と向き合う話、死と時間を理解する話になると思いますので「葬送」の意味が「人を見送る意味」じゃないと作品の価値がありません、と私は思います。

 ということで、原作が良すぎるのでアニメを見る意味がないと感じましたので、やめておきます。{/netabare}
 

視聴前 私は冒頭が好きです。「間」と「静けさ」がキモになる作品。

{netabare}原作途中まで既読。多分全部読むでしょう。

 この作品は面白いですがキモはテンポです。間延びがあると間抜けになります。11巻ですか。ちょっと2クールとか2期とか考えると色気がでてしまう巻数です。人気作だけに下手をすると変な尺稼ぎで時間を伸ばす可能性がありますので、それだけが心配です。
 本作は淡々とテンポ良く静けさを感じるくらいに表現されるのが面白い作品です。そこが上手くできているかどうかがポイントになります。第1話に力が入りすぎているのがちょっと心配です。「チェーンソーマン」になりませんように…。

 それと、どこまでになるかわかりませんが「推しの子」と一緒です。あの作品よりも緩やかですけど、冒頭とそれ以降楽しみ方が変わる作品です。といってもテーマは同じなんですけど…単純に面白いのは後からですが、私は冒頭が好きな作品です。
「さよならの朝に約束の花を…」をこの時期にレビューしたのは、この作品の下準備と言えばわかりやすいかもしれません。

 過大評価、期待過多はやめた方がいいです。「感じる」作品でエンタメとしてはそれほどです。「タイパ」重視の人にはまったく向かない作品でしょう。制作者側もそこは理解していると思いますが…{/netabare}


第1話 素晴らしいアニメだけど、面白くはない。過大評価はしない方がいい。アニメはマンガに比べて格段に情報量が多いのがどういう影響になるか。

 初回…というか2日前、金曜ロードショーの放送の時に、戦後78年のアナロジー云々と書きましたが、やっぱり再視聴してみて、この作品は頭を使わない方が良さそうですのでレビューを書き換えました。
 考察するよりも、生きるということと時間経過の意味を感じる方が良さそうです。
 1点だけ。魔法とはなにか?魔力感知とは?魔族は?そこのアナロジーは嫌でも考えてしまいます。

 そして、やっぱり面白くはないです。エンタメとして評価するなら退屈です。それでも「いい作品」だと言えます。3回目ですけど全然OKです。
 ストーリーもテーマもキャラも抜き出してしまえばありきたりです。過大評価、期待過多、そして何よりも他人の意見。見方は人それぞれですから、こういったものは排除した方がいいと思います。向くか向かないか。まず自分でそれを判断しないと苦行になる可能性があります。
 特に情報として作品を観賞する「タイパ」重視の見方をする人は早々に退散した方がいいと思います。

 アニメ版、ちょっとフリーレンの顔が丸くて笑ってしまいますが、時間の経過の感覚はゆったりしていてけど、場面のテンポは速くて上手く原作を表現しています。
 音楽や声優さんの声質、演技。効果音、色、何より動きなどアニメならではの情報量の増加しているのが下手をすればノイズになります。(1例を挙げると30分単位の2話。岩を魔法で打ち抜く修行をしているところのシーンが顕著です)
 また、制作者の解釈が分かりやす過ぎて、原作より文学性は落ちている気がします。

 ただ、この作品は視聴中は頭を使わず受動的に見て、後から味わった方が良い気もしますので、そこはアニメのアドバンテージでしょう。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 32
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

魔法使いフリーレンの人を知ろうとする旅路(2期制作決定!!)

[2024.9.28追記]
やったー!!ついに2期制作決定したみたいです♪
https://www.youtube.com/watch?v=DknvOzqQCTo

たぶん2期も2クールだと思うから(黄金郷編やるし)、実際の配信は2年後とかになるかもだけど、とにかく嬉しいし、とても楽しみです!!

[2024.3.24見終わって]
ほんとうに、本当に素晴らしい作品でした!!
小説やコミックなどの原作からアニメ化をするに当たって、作品の雰囲気、キャラのイメージなどを損なわずに作品化するということは、当たり前と思われるかもですけど、尺の関係などもあって制作者の方々にとってはとても大変なお仕事なんだと思います。
そんな中、この作品はある意味作品を超えたような演出・表現がちりばめられていて、制作者の原作への深い解釈・理解があることが伺えました。
例えば第27話。リヒターが店先でフェルンたちとばったり合うシーン。
あのアニオリシーンを入れることで、その後のフェルンとゼーリエのシーンがさらに味わい深くなっています。最終話の、フリーレンが老婆が果物をこぼすのを見てるシーンも改変されてましたけど、さらに良くなっていました。
原作の最新話は127話ですが、アニメはちょうど60話まで。
ストックは充分だし人気も出たので2期はほぼ確定かもですけど、この素晴らしいクォリティを同じスタッフを維持して制作・・となるとなかなか大変で、時間がかかっても良いのでまた素晴らしいアニメを私たちに魅せていただけることを楽しみにしたいです。

[初回感想]
魔王を倒し平和をもたらした勇者一行。
パーティの魔法使いフリーレンは勇者ヒンメルの死をきっかけに、人を知ろうとする旅路が始まる。。

原作は少年サンデー連載中のコミックで、11巻まで発刊。
原作は読んでて、とても好きな作品です。
普通は魔王を倒してめでたし、で終わるところをこの物語はその後のエピローグを描いています。
人とエルフの寿命の違いによる感覚の違いを壮大なスケールで描かれる世界観も面白いし、いい意味で淡々とした雰囲気とドライなフリーレンをはじめとしたキャラの魅力も感じる作品でした。

第1話が2時間スペシャルだったのもびっくりです。(厳密には4話までをつなげたみたいです)
制作側の力の入れようが伝わってくるし、かなり期待しながら視聴しました。

作画良いです!
雰囲気もすごくいい!
良く書き込まれてるしよく動いてるし、音楽も雰囲気にあってて◎です♬
キャラの声もあってると思いました。
ドライなフリーレンも、優しそうなヒンメルも、茶目っ気のあるハイターも、渋いアイゼンも、原作のイメージのままでした。

原作ではセリフがない細かいコマが結構あって、それが作品の味にもなってたんだけど、アニメではその雰囲気をどう表現するんだろうと思ってたら・・すごい、作品の雰囲気そのまんまの再現してていい意味でびっくりでした。

作中のセリフも味があっていいんですよね。

これは今期アニメではかなり期待できそうで、とても楽しみです♡

アニメは連続2クール全28話ということで、原作最新巻まで行きそうかなと思ってたけど、8話で原作2巻のペースだとどうやら7巻あたりで終わりそう。でも1級試験編楽しみです♪

以下、印象に残った話の感想です。

6話「村の英雄」
{netabare}必要なものは覚悟だけ。必死に積み上げてきたものは裏切らない。
フェルンの言葉だけど、これって私たちの普段の仕事とかにも言えることだなぁって。
覚悟ってのは大げさかもだけど、仕事に対する気持ちとか心構えって大事なのは同じなのかなって。
ジャンボパフェのシュタルクとマスターのやりとりが好きです♪
ギャグにしようと過剰な演出とかしなくて、会話と音楽などの雰囲気だけでクスっと笑えたり。こういう演出好き。
会話の間もいい。フェルンとシュタルクのやりとりも好き。{/netabare}

9話「断頭台のアウラ」
{netabare}すごい!
これ原作超えてると思う。
漫画だと止め絵の連続を読んでる読者が脳内補完しているわけだけど、それ以上の演出・動きが素晴らしいです。
「ヒンメルはもういないじゃない」
魔族と人族が決して分かり合えないことがわかる、原作でも印象に残るアウラのセリフでした。
「戦士は最後まで立ってたやつが勝つんだ」
アイゼン相変わらず渋いし、震えながらも決める時は決めるシュタルクもかっこいい。
フェルンも天才の片鱗見せましたね。
次回はゼーリエ初登場になるのかな?どんな声なのかちょっと楽しみです。{/netabare}

11話「北側諸国の冬」
{netabare}前回感想で、次回ゼーリエ初登場とか書きましたけど、勘違いしててまだ先みたいですね。
9話みたいなアクションシーンすごいのもいいですけど、今回みたいに止め絵を効果的に使ったりするところも緩急あって良い演出だと思います。
自分の"偉業"を覚えてくれている人が誰もいないから、女神さまに褒めてもらうんだと話すクラフト。
でもフリーレンは昔同じようなやりとりでハイターに褒めてもらったから大丈夫と返すんです。
フリーレンの中でハイターもヒンメルも生き続けている・・
私が葬送のフレーレンという作品が好きなところはこういうところなんですよね。
自分の偉業を語らず、静かに別れていくクラフトの描写も味わいを感じます。
あと、何かとジャンボパフェが回想に出てくるシュタルクが可笑しいw{/netabare}

17話「じゃあ元気で」
{netabare}今回から第2クールに入ってOPがヨルシカに変わりましたね。
シュタルクとフェルンのやりとりが自然で微笑ましくて好き。
12話で雪の中倒れたフリーレンを抱きかかえようとするシュタルクを嫌がって自分がおんぶするフェルンとか。
些細なことで喧嘩する二人。その原因も仲直りの感じも見ててあるあるーって思ったw
ザインのもう付き合っちゃえよ!!に笑った。。でもいいお兄ちゃんキャラだなザインって。
あっさりしたお別れだったけど、また再会もあるような気がします。
ED変わらないといいなって思ってたけど、そのままで良かった。絵もだけど歌も2番に変わっててこちらもなかなか良いです🎵
次回からいよいよ一級魔法試験編がはじまります。原作読んでたときも好きな話だったのでとても楽しみです!!{/netabare}

18話「一級魔法使い選抜試験」
{netabare}この話から一気に登場キャラが増えるんですけど、魅力的なキャラが多いので動いてるところと声優さんがどんな演技をしてくれるのかとても楽しみです♡
すごい魔法使いの証だった「聖杖の証」を知っている人がほとんどいなくなってしまった時代。
「でもフリーレンがすごい魔法使いだったことは僕たちが知っている・・」
ヒンメルからの言葉に「でもすぐ死んじゃうじゃん」と返したフリーレンだけど、同じ言葉をフェルンから言われて「そうだね」と頭を撫でながら返したところにフリーレンの気持ちの変化がわかる、いいシーンでした。
ラヴィーネとカンネがいつも喧嘩してるのに、息がぴったりあった魔法の連携ができている、その意味もフリーレンは学んでいくんでしょうね。{/netabare}

21話「魔法の世界」
{netabare}ゼーリエ登場!!
声は思ってたより低い感じでしたけど、聞いてくうちに慣れるんでしょうね。
今回も原作に沿った展開ではあるけど、バトルシーンや結界を破るシーンなどなど、アニメならではの演出がとても良くて、デンケンの殴り合いじゃぁぁぁ!!の名シーンもとても良かったです。
私も原作でデンケンのこのシーン読んで、彼が好きになりました。。
次回は2次試験前のつかの間の日常回ですけど、各キャラの交流シーンが良いので楽しみです♪{/netabare}

22話「次からは敵同士」
{netabare}個人的には今回みたいな何気ない日常回の良さがこの作品の醍醐味だと思ってます。
それぞれの登場人物の人柄などが垣間見えたり、キャラ同士のやりとりが面白かったり。。
第一次試験のパーティーって一時的なものではあったけど、そこから生まれた関係がいいですね。
カンネやラヴィーネたちと部屋で女子トークしてるときのフリーレンの嬉しそうな表情がベストショットでした。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 52

70.3 2 漫画原作で戦いなアニメランキング2位
地獄先生ぬ~べ~(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (324)
1965人が棚に入れました
童守小学校に赴任してきた5年3組担任の鵺野鳴介(通称・ぬ~べ~)。
普段の彼は、ドジでおっちょこちょいなところはあるが、どこか憎めない愛すべき先生として生徒たちに親しまれている。
しかしぬ~べ~には、日本でただ一人の霊能力教師という、もう一つの顔があった。常に黒い手袋で覆われている彼の左手には、この世ならざる存在――悪霊や妖怪などに直接触れて、浄化することのできる最強の力「鬼の手」が封印されているのだ。その力は、かつてある生徒を救うため、わが身を賭して封じ込めた地獄の鬼のものだった。子供たちが〈闇の住人〉に襲われ、危機にさらされた時、ぬ~べ~必殺の「鬼の手」が闇を切り裂き、魔を祓う!

声優・キャラクター
置鮎龍太郎、藤田淑子、笠原留美、冨永みーな、根谷美智子、田中一成、浦和めぐみ、本多知恵子、白鳥由里、森川智之
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

細川美樹の乳揺れに並々ならぬこだわりを感じる ★4.545点

1996年4月 土曜日19:30~ テレビ朝日系で放送された作品
全49話


原作にあった男子生徒が女子生徒の下着になっちゃって汗と涎と鼻血でグショグショになりながら股間をべろべろ舐める話が強烈すぎてアニメの方は印象が薄かったのですが、全話見返してみたらすっごい良かったです。


やっぱり鬼の手のデザインが秀逸です。
骨ばった外郭に筋肉の繊維を思わせる表面がグロテスクと格好良さを併せ持っていて好きです。
最近だと進撃の巨人の50m級巨人みたいなデザインって言ったほうが分かりやすいのかもしれません。
他の妖怪のビジュアルもよかったです。特に「はたもんば」は個人的グッドデザイン賞でした。


あとは主人公、鵺野鳴介のキャラクターがよかったです。
これが教師の理想像、とまではいきませんが「生徒を守る」という確固たる決意にブレが無く、自分より圧倒的に強大な神にすら臆すること無く立ち向かう姿勢がカッコ良かった。それに至るバックボーンもいい話でした。


【総評】
全体的には、基本1話完結のエピソードをTVアニメという枠組みで上手く構成していて作画も年代を考えればかなり安定していた印象。
原作と比べて演出や表現方法はかなりマイルドになってはいるが作品の世界やメッセージ性を損なうほどではなかったと思います。
アニメでは鬼の力を開放するとき手袋に「鬼」の字をモチーフにしたマークが出ているんですがカッコイイ演出だと思いました。


以下、好きなエピソード

第2話 トイレの花子さんが出たぁ〜っ!
{netabare}学校の怪談定番のトイレの花子さん回
戦争で亡くなった哀しみからさまよい続ける話はありきたりながらもいい話だった。実は地縛霊と浮遊霊の2人いたっていう2段落ちもよかった。
あとヒロインの郷子ちゃんのパンツ!パンツがみえるんですよ!!!{/netabare}

第13話 教室が凶器に変身!?妖刀はたもんばの呪い
{netabare}上記でも少し話した「はたもんば」の回
とにかくはたもんばのビジュアルが怖くていい!原作ではもっとエグい絵でトラウマになった人も多いはず。
最強の鬼の手が一回敗れてしまうのも印象的でした。{/netabare}

第15話 ゆきめリターンズ!真夏の冷凍大作戦
{netabare}No.1ヒロインゆきめちゃんメイン回
ゆきめちゃんのぬ~べ~Loveが全面に出ててとってもかわいかったです。
自分のせいでゆきめを消してしまったと勘違いしたぬ~べ~が号泣してしまうシーンもぬ~べ~のどうしようもない人の良さが出ていてよかった。{/netabare}

第25話 しあわせパニック!涙に消えた座敷わらし
{netabare}みんなに幸運を運ぶ座敷わらし回
座敷わらしのマスコット的な可愛さとほっこりとするような話は物騒な話の多いぬ~べ~では珍しい回だったのではと思います。{/netabare}

第34話 今明かされる禁断の過去!鬼の手誕生の秘密!!
{netabare}一生のうち一番霊力が下がってしまう日に鬼の封印が解けかけてしまう回
生徒を助けるためにかつての恩師を鬼とともに封じ込めざる得なかった過去。なぜ生徒を助けるのにここまで執着するのかが分かるいい回だった。{/netabare}

第39話 死の底からの復讐!出るか?鬼と妖狐の合体奥義!!
{netabare}ライバルとの共闘は定番だけどやっぱりいいね回
鵺野に勝つためには愛の力が必要だと思った玉藻は生徒一人を犠牲にして街を救い人々の愛を得ようとした。すぐに間違いとわかり生徒を救うためにぬ~べ~と協力する展開が熱くてよかった。かなり作画がいい回で迫力もあった。
あと前半の健康診断のシーン、でっけぇな・・・{/netabare}


あっ!タイトルに言及するのを忘れていましたw
隙あらば美樹の胸を揺らしていましたねwww作画陣に美樹好きがいたんでしょうか。とってもいいと思います(ニッコリ) 

投稿 : 2025/03/22
♥ : 11

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドジで金欠なオカルト男は、鬼の手を持つ頼れる先生!!

90年代を代表するジャンプアニメの一つで、劇場版やOVAもたくさん出ている人気作『地獄先生ぬ~べ~』

劇場版で「ゲゲゲの鬼太郎」と抱き合わせ…こほん。オカルト・妖怪合わせで同時上映されていたようです。
近所の学校では夕方から夜にかけてお祭りがあって、毎年暗くなるとバックネットにスクリーンを張り、
子供向けの映画を放映していました。確かこれもあったはず。その時期だとデジモン、ポケモン、ワンピース
なんかもあった気がしますね。近くなので毎年行ってたのですが、子供たちがキャッキャと楽しそうでした^^

格好いい先生キャラクターは沢山いますが、そんな中でも彼を一番に挙げる方は多いんじゃないでしょうか。

主人公「鵺野鳴介」は霊能があるオカルトめいた変人で、事あるごとに生徒におごり金欠で苦しむ計画性のなさや
同僚の美人でセクシーなボディコン先生にメロメロだったり(学校にそんな風紀を乱す人が居るのは置いといて)
オッチョコチョイでだらしない所があったりと、生徒にも少し馬鹿にされながら友達感覚で親しまれています。

でもいざという時は危険を顧みず生徒たちの前に立ち勇敢に戦い、親身になりアドバイスをくれる、そんな先生。

原作からの変更点や放送時間に合わせた残酷描写やお色気シーンの軽減こそあるものの概ね原作順守でした。
原作より明るい雰囲気でギャグの量も多かったですね。メインのターゲット層が小学生だったのが大きいかな。


原作の妖怪や表現は怖かったですね~

七人ミサキ、海難坊子、逆さ学校、怪人A、ハタモンバ、人喰いモナリザ、てけてけ、メリーさん、疫病神、
赤いちゃんちゃんこ、くだん、死神、寄生虫、麒麟、木登り幽霊、枕返し、口裂け女、千鬼姫、などなど…。

鬼の手にまつわる話がかなりシリアスなのですが、全48話+SPで終わりなので、OVAや劇場版で補完します。
放送では無いですが鬼の兄妹が出てくる話など、原作でも人気が高いキャラにまつわるエピソードがあり、
テレビ放送の佳境にあたる話や要所要所で雪女の「ゆきめ」は大活躍でした。流石メインヒロイン(笑)

他にも人気が高い「玉藻京介」や「葉月いずな」が目立つものの、この作品の凄いところは通常回である
“生徒のお悩み解決回”が秀逸だということ。実は印象に残るエピソードはほとんどこっちだったりします。
レギュラーキャラである5人の小学生含め、生徒たちは魅力的な子ばかり。私は美樹より郷子がエロいと思う。

好きなヒロインはアニメ第31話「誰にも言えない目玉の恐怖!!天才バイオリニストの大罪」の篠崎愛ちゃん!!

んっ? 篠崎愛!? はぇ~…こんな名前だったっけ。確かに「あいちゃん」って言ってた気がするのだ~。


『地獄先生ぬ~べ~』は今でも生徒の世代になり続編が続いているので(スピンオフ『霊媒師いずな』も)
懐かしい方は記憶を呼び覚まして『地獄先生ぬ~べ~NEO』まで追いかけるのもオツなんじゃないでしょうか。

.
.
.
.
.


この世には、

目には見えない
闇の住人達がいる。

奴らは時として牙をむき、
 君達を襲ってくる。

彼は、そんな奴らから
 君達を守る為、
地獄の底からやって来た、

―正義の使者―


…なのかもしれない。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こういうのも名作だと思う

OPが一度聞くと中々忘れないテンポの良いもろに子供向け!
といった感じでしたね^^
EDはまさかのB'zが歌ってるしwww


主人公は左手に鬼を封印しており、教師で霊能力者という変わった設定w

どの世代にも通用するであろう、
妖怪や幽霊をメインにした現代風怪談のストーリーはかなり面白い。
(ホラーものとして今見ても面白いと思いますよ^^)

コメディ風に語られる話もあれば、本気で怖い話もあり
妖怪、幽霊、神様と幅も広い。
(妖刀はたもんば は結構トラウマだったなー)

原作がジャンプで連載していた事もあり、
しっかりとライバルも存在しバトルものでもあったりするwww

原作では結構エロいシーンが多かったけど、
アニメは子供向けに作られているのでかなり抑えている。

お気に入りキャラはもちろん
ゆきめ ですよー^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

67.7 3 漫画原作で戦いなアニメランキング3位
神無き世界のカミサマ活動(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (216)
624人が棚に入れました
怪しげな教団の教祖の息子・卜部征人は「産霊(むすび)の儀」という儀式中に命を落として異世界へ転生した。 その世界で彼に待ち受けていたのは...... 神と名乗るミタマの力を取り戻すために信者を集めること。どうやらミタマが発揮できる力の大きさは、信者の数に応じて変わるらしいのだが、肝心な信者数は......まさかの“0”!? 「うそ...ボクの信者、いなさすぎ...」 征人が楽しく暮らしている「カクリ」という村を敵から守るため、また村を発展させるためにはミタマの力が必要だという。 ミタマの力を取り戻すべく、征人はあの手この手を使いながら今日も信者集めに奔走する。 果たして、ミタマの信者は集まるのか。そして、征人はこの世界で生き残れるのか――! 神無き世界で繰り広げられる、ポンコツ神ファンタジーが今はじまる!

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

B級アニメだが相対的によくできてはいる

以前から感じているのだがなろう系的な異世界転生モチーフの作品でも漫画が原作のものは明らかに物語としての完成度が小説原作のものに比べ高く、小説原作に存在する不快感がかなりの部分ない。
これはなろう系に限らずライトノベル原作の作品には多くの場合漫画原作の作品に比べ不快感を感じることが多い。
これは文化圏の違いがあるのかもしれないし、文字を映像化する上で何か失われている面白さがあるのかもしれない。
ライトノベル、小説原作系の作品は、戯画化したりちゃかしたりせずに主人公を正当化するような描き方をしがちで、そこが苦手な部分だ。
(漫画は漫画でラノベ以上に物語としてのまとまりがないストーリーが苦手だが。)

とにかく筋はいわゆるなろう系、俺つえー的なもので意図的なまでに軽薄なものだが軽薄なだけでなろう系に特有の不快感はあまり感じなかった。

この作品の良い点は露悪的な人物の描き方で、御涙頂戴的なストーリーには決してしないことだ。ギャグにしても下ネタが多いので下品な人間や下品なジョークが好きな人間には好まれやすいだろう。また、アルコーンらを中心にキャラクターデザインなども独創性はないもののそれなりに厨二病感をそそるものになっている。

物語としての欠点はロキとの関係である。主人公にロキと対立する理由が十分描けていないと感じる。ロキは村を破壊しようとしている、という感じの描写もなかったし思想もそこまで描かれていないのでロキに対抗するとか、そのための力をつけるという必要性があまり感じられない。

また、なろう系的な問題点はやはり一部拭いきれないものがある。なろう系に典型なものとして、主人公の恩恵による村の成長の加速というものがある。だが戦いのスキルなどはまだしも街の発展や大人数での計略などという高度に政治力やコミュニケーション力の必要な分野について、現実世界の劣等者がほとんど理由もなく素晴らしい成果を重ねるというのは説得力に欠ける。
現実世界に存在しない問題を無理やり作り上げてそれを叩くというやり方も物語としてやはり比較的質の低い感じを与える。
主人公に好意を寄せる異性キャラが多く登場するのも、この手の作品では定番ではあるのだがやはり見ていて道徳的不快感を与える。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 2

あくつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神作品すぎる

最初からなんとなく面白いなという匂いがしていたが、作画が少し微妙と感じ不安になっていった。だけど、作画のいい所も多々見え始めたのとキャラの良さが作画に勝り不安は消えた。消えたどころか、キャラが個性的すぎたり、ぶっ飛んだ内容だったりと見る度に期待が膨らみます。特に4話の農作のシーンを観て笑わない人はいないと確信してます。OPは曲もよく、サビ前までは本編の内容が1部流れるのも見ていてちょうどよく笑える感じに仕上がっており毎回飛ばさずに見てしまう。見ていない人はぜひ1回見て頂きたい。まじおもろい

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

神アニメ

・キャラにそれぞれ共感できる行動原理があって
・主人公が支配的な存在でなく、おのおのに見せ場があって
・シンプルに見ていて楽しい
個人的にこれを満たすかどうかで名作かどうかが決まる。カミサマ活動は全てにおいて高水準で達成している。

コメディ寄りなのも良い。
マジメなシーンでも誰か全裸だったり、エロすぎる服を着ていたりと画面が面白い。
画面が面白いけど、作中で交わされている会話はマジメそのもの。そんなことが多い。

個人的にベルトランちゃんがいちばん大好き。
{netabare}エロエロなサンバ衣装を着て大マジメに戦うベルトランちゃん。
自分に存在意義が欲しくて、「お前は役に立つ存在だ」って意味を与えてくれる征人に依存するベルトランちゃん。
この依存の仕方が良い。
自分を肯定して従属させてくれるから好きなだけで、征人に興味があるわけではない、というのが良い。
このキャラがちゃんと「皇都のエリート」という設定から出てきているのも良い。
たぶん皇都民は全員似たような性格なんだろう。

しかもベルトランちゃんは元男。個人的性癖に刺さって2倍嬉しい。
{/netabare}

っていうか全キャラ良い。
好みなのは欲望に素直なミタマちゃん、ガイア。男っぽさのあるロキあたりだが、女の子がかわいいだけじゃない。ロイすらも良い。
モブ男代表みたいなキャラデザのロイ、端的にこのアニメを象徴するキャラすぎる。
ロイが世界に己のド汚い欲望をさらして生きているのを見ていると元気になる。
笑えるだけじゃない、人間を肯定している。
古い言い方をすれば赦しの物語になっている。



欠点は「神」アニメすぎることかもしれない。
神とはなんなのか、宗教とはなんなのか、共通理解がある前提で話が進んでいく。
長いので畳み。
{netabare}
宗教は「この"川"って何なの?」みたいなところからはじまる。
すごい勢いで流れ続ける川。人間に都合の良い水を与え続ける存在。
川がなぜ長時間大量の水量を保ち続けるのか、古代人には分からない。
理解の及ばない存在があると、人間は何故かそれに人格を与えやすい。
「なにものかがこの水を与えてくれている」と感じ、日照りのときは「なにものかが水を奪った」と感じる。

悪い運が続いた時に「何か意味がある」と何者かの意思を感じようとしたり、食品を腐敗させてしまうと「罪悪感」を感じたりする。
暗闇に恐怖を感じたときに「何かいる」と思ったりする。
これらは現代人なら知っている通り、脳内の電気的刺激が呼び起こす本能といったものに過ぎない。
しかし、本能が呼び起こす感覚が強いため、答えが欲しくなる。その辻褄あわせで人格を与えられたものが、原始的な神なわけだ。

キリスト仏イスラム教あたりは、これに社会性が付与されて多少複雑になっているが、カミサマ活動では言及されていない。
カミサマ活動ではあくまで原始的な「自分のために何かしてくれる」「何か理由があって自分を罰する」というな神を扱っている。
{/netabare}

宗教というと神聖性、恐れ多さといったものが馴染み深いが、これは余剰物に過ぎない。宗教の拡散と持続に必要な機能なので、継続性のある宗教は結果的に持っているというだけのもので、本質ではない。
カミサマ活動では本質の「神はどういう欲望を満たすのか」という部分に焦点が当たっている。


あとまあミタマちゃんとロキのメインストーリーが始まってすらいないのも欠点かも。
メインストーリーが中断されたわけではなく、始まってすらいないので、個人的に尻切れトンボ感は覚えなかった。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 0

72.2 4 漫画原作で戦いなアニメランキング4位
無限の住人 IMMORTAL(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (142)
618人が棚に入れました
武士というものがまだ存在していた江戸の世——。百人斬りと呼ばれた【不死身】の男がいた。その男の名は「万次」。万次は、父母を殺され復讐を誓う少女「凜」と出会う。凜は万次に、復讐の旅の用心棒になってくれないかと言う。初めは断る万次だが、凜に亡くした妹の面影を見た。一人では危うい凜の姿に、仕方なく手を貸すことに決める。しかし凜の仇は、剣の道を極めんとする集団——逸刀流。それは、不死身の万次すら追いつめる凄絶な死闘の始まりを意味していた。

声優・キャラクター
津田健次郎、佐倉綾音、佐々木望、鈴木達央、花輪英司、咲野俊介、桑島法子、ふくまつ進紗、秋元羊介、小原雅人、中田譲治、林真里花、白熊寛嗣、奈良徹、小林親弘、関智一、真山亜子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

MUGE・ん…異能っぽい

原作未読 Netflixもの

なんですけどなんとなく

 なんかタイトル知ってる~

三池崇史監督でキムタクの実写版が遠くない過去にやってましたね。それでみたいです。マンガそのものは1993年から20年ほど連載し完結。これはきっとブックオフで見かけてますね。実物に触れるのはこのアニメが初です。


 限り無き世界の住まい人


のお話。八百比丘尼より不死を授かったおっさんを主役に据えた時代劇全24話。ちなみに終始物騒なアニメ作品ですよ。痛快さとはほど遠く『カムイ伝(白戸三平)』『どろろ(手塚治虫)』の世界観に寄せたような感じがします。自分は無条件で好きなタイプな作品なので抵抗はなくそのまま完走。おそらく第1話からして雰囲気はばんばん伝わってくることでしょう。

まあけっこう身も蓋もないのがいいんですよね。生命は限りなく重くそして軽い。

 {netabare}『この奥方は好きにしていい。ただし娘の方には構うな』

平気でこんなこと言っちゃってる世界だったりします。{/netabare}

エロ・グロ注意表現がテロップで流れますので推して知るべし。主役のおっさんを津田健次郎さんが演じられてるわけですが、朝ドラでツダケンを知って「あら、アニメもやられてるのね?」とうっかり迷い込んだ奥さまが卒倒するグロレベルではあると思います。
声優さんに触れておくともちろん名の知れた方もいるわけですが、そんなこと以上に、セリフの多い主要どころに無名な声優さんがけっこう配置されてるのが特筆すべき点でしょうか。“代表作無し:主役級無し”な声優さんがわんさかいます。それがいいです。人知れず生まれ人知れず死んでいく儚さをキャストから感じたのは私だけでしょうか。

そして理不尽な理由で生命を落とすなんてことはザラな物語です。それを具現する尸良(CV奈良徹)みたいなキャラもおりますが、その点でなによりウケたのはOP曲by清春ですかね。傍若無人なエピソードに事欠かないアーティストさん。その頃SNSがあったら日々炎上しまくってただろう方のお声を冒頭に聴けるのは幸せでした。あれ!?よくわかんないですか!?僕だけに響いてる感じでしょうか。 くすんだ色調のアニメの中で鮮やかにここだけ色づいてましたね。
なおEDはものすごく好きです。毎度変わるというのも良いのですが、作品世界を見事に表現してるといっていいでしょう。贔屓の引き倒しみたいになってきた(・_・;)


少しだけ具体的なところも。
ヒロインは浅野凜(CV佐倉綾音)。町道場の師範の娘だった彼女は目の前で父を惨殺され、母を凌辱された末に行方不明という憂き目にあう。犯人は勢力拡大中の一門“逸刀流(いっとうりゅう)”で面も割れてるところでヒロインが仇討ちを誓いスタート。道中「用心棒が必要じゃろうて」との婆(八百比丘尼)の助言から、万次(CV津田健次郎)と接触し助けを乞うみたいな導入です。そこに万次の不老不死という設定が絡んでくるわけです。
だいたいこういうのも暗黙の境界線みたいなのがあって、

【仇討ちもの】
 並:仕留めたぞ!ヒャッハー
 上:憎しみを超えたなにか
 下:{netabare}憎しみを超えたなにかに挑戦した似非ヒューマニズム{/netabare}

【不老不死もの】
 並:ゲットしてハッピー
 上:そう良いことばかりではない。むしろ…
 下: …

シンプルに夢見てウヒャウヒャする“並”は場合によっては清々しさが際立つ良作だったりします。そんな物事は単純じゃないのよってのを巧みに見せてくれると“上”。さらに「そうきたか!」と驚きのようなものがあると“特上”になるんだと思います。“下”は書くつもりありませんでしたが、“上”に挑戦したもののツメが甘くてうすら寒い作品の山が横たわってる現状を憂い一応書いときました。本作でもヒロインが正義感溢れる一本気気質だったので一歩間違ったらドン引きする展開が待ってたと思いますよ。でもまあそうはなりませんでした。ちなみに不老不死ものはあまりハズレを引いたことがない気がするので“下”相当は該当なしとしてます。

 ・死ねないことの苦しみ哀しみ
 ・寿命差で生じる死に別れの悲哀

あたりがお約束でしょうか。本作は“上”を狙って“上”を獲得した作品だったといえます。雰囲気や見た目もしっかりと世界観に合わせながら、変化していく仇討ちの意義を見つけようと凛が迷い悩み答えを出していく過程は納得感を得られます。不死である万次の諦観みたいなものには“もののあはれ”すら感じた私です。
難点は少しばかり雰囲気勝負だったところ。けっこうな登場人物数を回しきれたかも微妙なところ。おそらく詰め込んだ部分もあるのだろうと思われます。それでも破綻したとはならないのは、物語のエッセンスをきちんと抽出し省略せずに我々に提示してたからだと思います。しっかりと堪能しました。



※ネタバレ所感

■万次さんのここが良い

強くないところです。万次さんいつも殺されてるのに自信満々なんですよね。それが強がりだとわかってくると深みとコクが増してきます。

{netabare}どこだったかで「こんな(身体)になる前に100人斬ってんだぞ」と言ってたような。不死身の肉体なんて妖(あやかし)ないし化け物扱いです。だから無敵なんだよという目を向けられたのに反して出た万次の一言。人間の頃から強かったんだぞ!と叫んだわけです。
正しくは不死身ではなく死ぬこともある万次さんの肉体に本人はとうに嫌気がさしている。でもどうしようもない。自嘲気味ながら自分の体を呪う手前みたいなスタンスで己に向き合ってたかと思います。そんな諦観めいたある種の達観した境地までいったおっさんのように見えて実はそうでなくて「人間の頃の良かった自分」への憧憬めいた感覚が残っているところが面白い。{/netabare}

{netabare}剣術も最強ではない。おそらく“町(村)レベルで強い!”くらいなもんだったんでしょう。
手練れがわんさか登場する時代劇です。熟練の剣客同士の手に汗握る熱戦を主人公を主語にして展開されればわかりやすかったのかもしれません。
同時に流れるような達人の剣技を作画で魅せてくれれば拍手喝采だったでしょう。

だがそうではありません。最初私はそこが不満でした。気持ちよくない。
しかしながら、そこらへんにいる腕自慢のおっさんがひょんなことから不死を得てしまった悲哀を表わすにはベストな選択だったような気がします。最強剣士が不死になる設定なら不老不死の意義や意味なり目的がわりとはっきり見えやすいとなるはずのところをそうではなくしてるわけです。
死んだと油断させといて不意打ちするみたいなとこあるので、バトルとして見たら消化不良もいいとこですがこれはこれで良し。流麗な剣技は他の人に任せてるところあるのでそっちで満たしましょう。{/netabare}


■日本の風景

欧州を舞台にした作品だと100年前200年前と遡っても街の景色がそう変わらないことは多々あります。橋だったり教会だったり平気で築400年とかあって、この前観たルネサンス期を描いた作品では舞台のフィレンツェの観光名所ともなってる有名な橋がそのまま描かれてたりもしました。

 石造と木造の違い

日本とヨーロッパの違いです。日本は戦争で主要都市が焼け野原になったこともあり、文明開化や大正浪漫はたまた戦時を描いた作品での街の風景は今と異なり当時の建造物はほぼ残ってません。またそのことを特に違和感なく当たり前のことと受け止めてきました。

 切り取った時間軸で風景は変わる

{netabare}それが何話だったかの“白川郷”。江戸を抜けて金沢へ向かう道中ということで道程も合致する。作品で描かれた白川郷がそれこそ観光で訪れた景色そのまんまでいたく感動しました。なにせ時代劇において今現在見てる景色そのまんまという経験がなかったもので。歴史の縦の糸が繋がったかのような稀有な体験でした。{/netabare}


■いっとうりゅう

最終話でサラッと…

{netabare}時が流れてましたね。

「土佐で魚釣ってたらアメリカ船に連れてかれ」
「萩で牢に入れられ」
「京都で久々にいっとうりゅうの名を聞く」

ってそのまんま竜馬さんじゃないですか(笑) 投獄されたかは知らんけど萩行ってますしね。吉田松陰に会ったり新撰組連中と親交があったことを伺わせる最終回です。なんか歴史の影に万次あり!みたいな。これ個人的には微妙でした。歴史の本流にはかすりもしないところで徒花のように生きた人達の物語だと思ってたところがあったのでなんとなく腑に落ちなかったです。
※注)ジョン万次郎説もあるとのご指摘あり{/netabare}



万次と凛の仲の描き方もあれで良かった。
ごちゃごちゃ言わんでも目と目で通じ合うくらいの信頼関係はできてたんだと思います。実写版でキムタクを起用したのはそういうメタファーなんですよ(嘘)。



視聴時期:2020年4月~9月 リアタイ

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2020.09.16 初稿
2020.10.30 修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 40
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

しっかり練られた物語

原作未読。最終話まで視聴。

物語がしっかりをしているから、とても見ごたえのある作品でした。
最近多い、安っぽい物語に飽き飽きしていた所だったので、かなり見入っちゃいましたね。
【重要なネタバレなので未視聴の方は飛ばして下さい】
{netabare}【重要なネタバレなので未視聴の方は飛ばして下さい!】
{netabare}ラストの、天津VS吐の戦い。
当然のように天津を応援している自分がいて・・・。
天津は凛の仇なのに・・・。{/netabare}{/netabare}

津田健次郎さん、佐倉綾音さんの演技もとても良かったです。

物語の性質上、エログロ描写があります。
そういう意味で視聴者を選ぶ作品かも知れません。

エログロ平気って方は、一見価値があるかも知れません。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 22

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

傑作級の原作を高度なレベルで再現した、素晴らしい作品

1話感想 4.0 作画のレベルは高いですが、原作のレベルが高すぎて…。
うーん、いや、クオリティは申し分ないです。
非常にレベルが高く、内容も面白い。
アニメとしては出来が良いと思います。

…ですが、原作既読なんですよねぇ…。
うーん、原作があまりにレベルが高すぎると、それをアニメ化すると、ちょっとがっかり感が出てしまうのは仕方がないのでしょうか。
いや仕方ないだろうな…。
あの原作を100%そのまま動かせって、無理ですよね。
それはわかっているのですが。
でも、本当に質の高いアニメだと、そんな期待にも答えてくれるから、ついね…。

もちろん本作は普通以上に質が高く面白いのですから、余計な文句を言わずに楽しみたいと思います。

全話感想
原作の方が… というのは、まあありますが、しかし1枚絵とアニメで同じクオリティにするには、アニメの方が何百倍も労力がかかるのは当然。

その中では、非常に素晴らしく頑張ってくれたと思います。
終盤に至るまで作画は非常にレベルが高く、素晴らしいクオリティでした。

原作既読ですが、内容の方も良くまとめて、良く描けていると思います。劣化はほぼ無いどころか、昇華している部分もあるくらい。

非常に良いアニメ化でした。いやもう、傑作の原作を台無しにするアニメが非常に多い中で、良く頑張ってくれました。
正直、最初は懸念していたのですよね…。原作が好きであればあるほど、アニメ化ではがっかりすることが多いので。

しかし本作はそんな不安を大いに裏切ってくれたと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

計測不能 5 漫画原作で戦いなアニメランキング5位
進撃の巨人 The Final Season 完結編 後編(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (171)
406人が棚に入れました
世界を滅ぼそうと「地鳴らし」を発動させたエレン。無数の巨人たちが進撃を開始し、あらゆるものを踏み潰していく。 ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ハンジ、ライナー、アニ、ピーク、そして瀕死の重傷を負ったリヴァイ……。残されたものたちがエレンを止めるため最後の戦いに挑む。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人間は自由であるべく呪われている

原作は9巻(1期アニメ化部分)以降は未読のままアニメ視聴完走。

【物語 4.5点】
一体いつまで『~Final』言うとんねんwとツッコまれまくった本シリーズもようやく完結。

3期にてWITから物語も一区切り付いたので、自社のクリエイターのさらなるステップアップのためにも、『進撃の巨人』制作はここまでにしたいとの申し出があり、
4期以降の制作会社を依頼する際、何十社と断られた末にようやく手を挙げたのがMAPPA(※)

ハイレベルな作品を継承するだけでも難儀な上に、
スタジオ変更で作風が変われば必ず面白がって叩くアフィ◯スサイトとかが湧いて来る。
そりゃ誰も挑戦したがらないわけでw
火中の栗を拾ってやり遂げてくれたMAPPAに感謝致します。

ただ、4期制作開始段階でまだ原作未完で最終的な尺が不明だったにも関わらず、
最後までやり切る!との意気込みを込めたと思われる『~Final』を冠したのは、
気持ちは伝わって来ますが、やや勇み足だったのかなとw


本作の構成は、前半バトルメインで、後半は解決編の会話劇メイン。

後半は過去、現在、未来を同時認識した上で決断を下したエレン。
色々見えすぎるが余り、倫理観のストッパーがぶっ壊れてしまった
予言者の頭の中を覗き込むような難解なシーンが続きます。

私は予知能力者や予言者の狂気を描いた映画やら、ADVゲームやらで体験した感覚を頼りに何とかついて行けたこと。

また特に4期以降で、巨人の力が世界最強である時代が、
もうあと十数年もしたら爆撃機の登場等で終焉することを示唆した描写。
その上で“地鳴らし”によりパラディ島の安全を保障しつつ、巨人の力の業に終止符を打つには、
今この時点でエレン自身が(※核心的ネタバレ){netabare} 悪魔となって殺されるしかない{/netabare} との決断には一定の説得力があったこと。

以上の点から、私にとっては、全ては理解し切れないにしても、納得感は高い完結編となりました。


それでも、後から振り返るとエレンは本当にこの決断しかなかったのか?などの疑問は沸いて来るとは思います。
ただそこも、エレンが継承した巨人の力では、過去から今までの全ては俯瞰できても、
そこから以降の未来までは分からないというのがポイント。

本シリーズは同時代性が強い作品で、3.11のフクシマなども反映。
フクシマも起きてしまうまでは、安全安心と吹聴されて来た。
起こってみてから問題点が多数浮き彫りになる。

その時までは最善を尽くしたつもりでも、圧倒的な暴力等により日常が破壊されてしまうことは多々ある。
こうした事例を、巨人に突破される壁などシリーズ通じて積み重ねてきた上だったので、
私は結末も主人公らが最善を尽くした結果だと、自然に受け入れることができました。


【作画 5.0点】
ここもMAPPAになってミカサの表情が大人になり過ぎ等、色々と批判も聞こえて来ましたがw

私は広大なバトル空間を破綻なく構築するMAPPAと、
本シリーズの立体機動アクションがどんな化学反応を見せるのか?
スタジオ変更になった時からとても楽しみでした。

そして地鳴らしを強行するエレンの巨人骨格周辺という巨大構造物上でのバトルシーンは、
MAPPAの持ち味が存分に発揮された至福のひと時でした。


【キャラ 5.0点】
主人公エレン・イェーガー。
シリーズ通じて人間の自由を最大化した、キャラクターだったと思います。

通常、自由を追求しても自身の能力や、他者の抵抗、責任という枷により制限がかかる所。
そこを世界最強の巨人の力により突破し、自由が最大化した時もたらされる世界滅亡の危機という恐ろしさ。
それでも自由の奴隷たる人間は自由を求めることをやめられない。

他人の迷惑とか気にしないで自由に好きなことやれば良いんだよ。
最近よく耳にする言説にも苦味を感じてしまう示唆に富んだ主人公でした。

余談ですが、NHKが本作に先立ち放送した
『プロフェッショナル 仕事の流儀』エレン・イェーガースペシャル。
前代未聞のアニメヒーローへの独占単独インタビュー敢行w
{netabare} サウナでととのうエレン(笑){/netabare} 爆笑しましたw


エレンが体現した自由と暴力の表裏一体性。
説得力を下支えしたのが被害者が加害者になってしまう逆転の構図。
ヒーロー、ヒール平等に罪と罰を与える容赦ない人物相関がもたらす、
正義のためなら、かつての仲間とすら傷つけ合う地獄。

4期以降に活躍したガビらはヘイトを集めつつもw
調査兵団グループに罪を負わせるカウンターとして機能ていたと思います。


本作で目を見張ったのがアルミン。
終盤エレンだけに罪を背負わせまいと連ねた告白が衝撃的でした。
特に{netabare} エレンに自由への憧れを与えたのはアルミンだとの件。
かつて憧れとして語った自由の世界は風景ばかり。
人間がいない山河は、エレンが地鳴らしで求めた景色と合致する。

思えば1期から、巨人の恐怖だけでなく、壁の内部の腐敗等も忌憚なく描いて来た本シリーズ。
人間の煩わしさからの解放への渇望を共有する内に、
私もエレンやアルミンと一緒に、自由な世界の自然風景に憧れてしまっていたこと。
かつて独裁者ヒトラーが青年期画家志望で、人物画より風景画を好んでいたという逸話も思い出しつつ戦慄しました。{/netabare}


【声優 4.5点】
3期途中でライナー役の細谷 佳正さんが喉の不調で一時休養した時はヒヤリとしましたが、
10年間主要キャストが欠けることなく完走したことは意義深かったと思います。

長年の演技でキャラをつかんだメインキャストの激情表現には胸を打たれましたが、
特に印象的だったのは、ここもアルミン役の井上 麻里奈さん。
自己肯定感の低さなど自らの弱さを曝け出した熱演が、
固く閉ざされたエレンの心の扉を開いた感が凄くありました。


トピックとして挙げたいのが、
地鳴らしにより崖っぷちに追い詰められた人々が未来を託した赤子役に、
主演・梶 裕貴さん&竹達 彩奈さん夫妻の第一子が起用された件。

0歳児でデビューしたサラブレッドは将来声優を目指すのか、
はたまたこの一件が重荷になってしまうのか。
継承を表現した異例のキャスティングの意図を汲みつつ、
20年後の君へ向けてといった感じで、記憶に留めて置こうと思います。


【音楽 4.5点】
シリーズ通じて劇伴を担当して来た澤野 弘之氏。
1期の自由への憧憬を体現した勇まく明快な作風から、
徐々に容易に解決できない政治劇等の複雑さを体現した難解さも内包。

4期以降はKOHTA YAMAMOTO氏と共作しつつ、
世界の終末も想起させる重々しいコーラスが目立って来る。

劇伴もまた目まぐるしい変遷を経ましたが、
本作クライマックスで流れた澤野節全開のボーカル曲からは
やり遂げた感が伝わって来ました。


最後ED主題歌「二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・」で締めたのは、
やはりLinked Horizon。
ここも1期OPアーティストが記念に最後も……という生易しいものではなく、
その後のパラディ島の長い歴史の変遷を表現したEDアニメーションに寄り添う大仕事。
激しい曲調の変化と共に語られる一大叙事詩。
2000年にわたった巨人の力にまつわる宿命もまた歴史の1ページに過ぎない。
作品とLinkするリンホラの真価が発揮されたこのEDアニメ。
私はかなり好きです。


【参考文献】※「進撃の巨人 The Final Season」プロデューサー陣が語る“これまで”と“これから”とは⁉ 『web Newtype』2020.10.10

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

天と地と、残響

MAPPA制作。

世界を滅ぼそうと地鳴らしを発動させたエレン、
巨人たちは進撃を開始し全てのものが踏み潰される。
残されたものは死力を尽くし最後の戦いに挑む。

エレンの意志はここに至り揺るぎなく、
パラディ島の未来を運任せに放棄することはない。
地鳴らしは容赦なく大地を、生命を蹂躙していく。

アニメ化で最終章がより完璧になる。
迫力ある描写とキャラクターの息遣い、
矢継ぎ早に映る場面描写の数々が、
緊迫した状況をより的確に表現している。

心臓を捧げ続けた争いの歴史、その幕切れ。
あまりにも残酷で美しい物語に感動しています。

{netabare}丘の上の大きな木が余韻を誘い、
たとえ巨人がいなくなっても争いはなくならない、
その言葉が苦しくも心に響いてきます。{/netabare}

初めて原作を読んだ時の興奮が蘇ってくる。
短くまとめていますが、余熱が伝わると嬉しいです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 33
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

10年、ありがとうございました。

原作未読 約85分

進撃の巨人の完結編の後編ということでこの作品の最後の作品となります。

凄まじい最終決戦、絶望を克服したらさらに絶望が待っていることの繰り返し、本当に終わるのかと観ていて思いました。
{netabare}
The Final Seasonから凄く冷静なエレンでしたが、アルミンとの2人の最後の会話で、やっとエレンの本音が聞けましたね。
エレンってこんなキャラじゃないよね〜とずっと思っていましたが、やっと聞けました。

ミカサがエレンの眠る丘でのシーンは、ウルウルしました。最後までマフラーを着けていましたね。
{/netabare}
1期の放送開始から10年、ラストを迎えました。色々と感慨深いですね。最後はとても良い終わり方でした。

不器用なエレン、最後まで一途なミカサ、エレンを最後まで信じたアルミン、ジャン、コニー、ライナー、アニ、そしてリヴァイ、他数えきれないキャラたちがこの作品を盛り上げてくれました。

この作品に携わった全ての皆様にお疲れ様とありがとうございました。

主題歌は、Linked Horizonさんが歌っています。1期・2期OPを歌われた方ですよね。

最後に、原作未読段階で見始めたこの作品、原作最終巻を発売当時買ったのですが、やっと読むことができますw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

71.8 6 漫画原作で戦いなアニメランキング6位
鋼の錬金術師 シャンバラを征く者[ハガレン](アニメ映画)

2005年7月23日
★★★★☆ 3.9 (579)
3800人が棚に入れました
舞台は1923年のドイツ(ワイマール共和国)にあるミュンヘン。この頃のドイツでは、第一次世界大戦敗戦後の、インフレに伴う貧困に喘ぎながら、それでも人々は懸命に生きていた。

アニメ最終話で錬金術世界から現実世界へと飛ばされたエドワードは18歳になり、元の世界に戻る為にロケット工学を研究していたが、先の見えない現実に焦燥していた。その頃、エドの同居人で「自らの手でロケットを作りたい」と夢見るアルフォンス・ハイデリヒは、パトロンを得て念願のロケット製作に着手する。しかしその裏には謎の組織・トゥーレ協会の陰謀が隠されていた。

声優・キャラクター
朴璐美、釘宮理恵、豊口めぐみ、大川透、内海賢二、根谷美智子、麻生美代子、津嘉山正種、小栗旬、小栗了、沢井美優、かとうかずこ
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

TVシリーズから劇場版へ1期の完結編!!

鋼の錬金術師のオリジナルストーリー(テレビ版1期)の完結編を映画化

・劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
・鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星

劇場版は2作ありますが、こちらは1作目の作品です。

ストーリーは1期TVシリーズから繋がる設定で、荒川 弘原作の『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』や漫画を網羅している鋼ファンであっても1期視聴(全51話)は必須となっています。
1期で完結した鋼のキャラの「その後」に会えるハガレンファンのための作品です。
{netabare}
TVシリーズ1期のおさらいですが、エドはアルを助けるため命を懸けた人体錬成を成功させます。しかし代償として錬金術の世界から現実側の世界(ドイツ)へと飛ばされてしまいます。

お互いの生存すら確認できずバラバラになってしまいます。この劇場版は兄弟が再び出会うための冒険ストーリーなんです。

あの人体錬成から時は経過し、それぞれが背負った境遇で自らを奮い立たせています。

エドワード・エルリック
現実世界に飛ばされてしまったエドも18歳になり背も伸びて大人の雰囲気に。過ぎた年月が内面の成長と外見に現れています。残念なことに1期の頃の無邪気な表情は影を潜めています。帰還する手段が見つからず諦めの境地にいるようで、どこか冷めています。

アルフォンス・エルリック
エドと旅をした期間の記憶を失っています。再会を夢見ていて強い意志が感じられます。兄と同じ赤いマントで金髪を結んでいて1期のエドを彷彿とさせています。

ロイ・マスタング
1期で大総統の戦いに勝利するも、左目を失っています。彼もまた様々なものを背負い辺境の地で地位を捨て警備の任務に就いていました。暗い表情で強気な態度は影を潜めています。

ウィンリィ・ロックベル
18歳になり顔の造りや表情も少女から大人の女性へと成長しています。エドの無事を信じ彼の体に合う新しいオートメイルを製作し帰りを待っています。

ノーア
映画オリジナルキャラ。現実世界の住人で千里眼を持つ少女、相手の気持ちを読みとる不思議な能力を持っています。彼女はエドと同様この世界に居場所がないと思っています。他人に無関心だったエドも共通点があるノーアとの出逢いをきっかけとして自分を取り戻していきます。

現実世界と錬金術世界は同一時間軸になっています。平行世界の存在を示すために登場しているヒューズ、グレイシア、キングブラッドレイはお馴染みの面々です。しかし外見は同じですが違うキャラクターとして登場しています。
{/netabare}
映像は「鋼」のカラーやヨーロッパ調の世界観が1期同様うまく表現されていました。1923年のドイツを再現しているようで製作スタッフが実際のミュンヘンの地図を見て勉強したようです。ストーリーの表現する舞台のデザインが素晴らしく表れています。

現実世界と錬金術世界の双方を描いた壮大なスケールで展開するストーリー。エルリック兄弟の絆を感じさせられたり仲間との絆や親子の愛情、皆の心の動きも繊細に描かれています。
盛り沢山でこの枠では足りない位です。
原作とは違う結末を迎えるエドとアル2人の兄弟を最後まで見届けて下さい。観る価値がある劇場版でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 55
ネタバレ

キムキム さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今、生きている世界は夢なのか現実なのか

鋼の錬金術師の映画一作目。
TVアニメ「鋼の錬金術師」(無印のほう)の続きになっています。劇場版ということで、少々説明は入ってますが、ハガレンの無印を最後まで見ていないとわかりづらいです。


ストーリーとしてはハッパーエンドとは言えないおセンチな感じで、結構好みでした。ですが、話がわかりづらかったり、各キャラクターの扱いが薄かったり。キャラは「とりあえず出しときました」感が強かったです。重要そうに見えて全然ストーリーに加わってこなかったりします。アームストロング大佐とかほんとに飾り程度。(その点、ミロスのほうが丁寧な脚本だったように思えます。)「ハガレン」のキャラが魅力的だから「ハガレン」が好きだ。って人には物足りなさがあるかも。

少ないながらも、格闘シーンは緊張感が出ていてとてもよかったです。(ミロスは戦闘シーンの派手さでは勝ってましたが、シャンバラのほうが好みでした。)表情もその人の感情がよく出ていてよかったです。

曲はOP、EDともにラルクでいい曲だったんですけど、ラルク1曲で良かったんじゃね?ってのが本心。



{netabare}この話では最後に「この世界がオレ達の現実なんだから、この世界でしっかり生きていこうぜ」的なことを最後にエドが言っていたんですけど、それまでエドは今いる世界を夢、もう一つの世界を本物だと区別してきてましたが、結局、人間っていま目の前の現実を現実として受け入れて生きていくしかないわけです。「胡蝶の夢」っていう話にあるように我々には今生きている現実が夢なのかどうかっていうのは確かめる手段がない。なんで、「現実というのは、今現在自分が見てる夢である」っていう定義付もできるわけで。つきつめると「シミュレーテッドリアリティ」とかあるわけだけど。つまりはこんな駄文ばっか書いてないで、「現実」を受け入れて宿題をしなくちゃな・・・{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10

Nereus さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ハガレンのテーマ・本分を全面的に押し出した作品

*先に言っておきますが原作以外認められない方、戦闘のみ期待している方には正直向いていないと思います。また、本作は2003~4年にかけて放送されたアニメ1期の完結編という形で上映されたため、まずはそちらを観ないと話が繋がりません。


アニメ本編もそうでしたが、本作は原作以上に「鋼の錬金術師」のテーマ、[等価交換]及び[全は一、一は全]に重きを置いたストーリー構成となっております。特にアニメ本編は人々やホムンクルス達を通して[等価交換]を押し出していたのに対し、本作は引き裂かれた兄弟と世界の動きから[全は一、一は全]を描いています。ネタバレ無しなので詳しくは書きませんが、他の作品より現実的な意味で「人間らしさ」が醸し出されています。人々は皆、違う事を考え望み、お互いを否定肯定しあいながら、目の前の事にもがき苦しみ、皆未来を見据えているようで、結果的に足元しか見えていない。一つ一つは小さくも、やがてそれは大きく世界をうねらせ、人々を巻き込んで行く。それは望まれたものではない。でも確かに存在する。それを凌ごうと人々はまたもがいてゆく…。ハッピーエンドではない。望んだもととも違う。でもそれは"僕ら"が生み出したもの。そして"僕ら"が片付けるべきもの。それが[等価交換]であり[全は一、一は全]なのだから。
長くなりましたが本作はこういった[人一人ひとりと世界の関わり]について強く焦点を当てた作品です。それ故、戦闘シーンより人々の心情や関わり合いの時間が非常に長いです。ですがそれだけ、何かしら考えさせられるものがあります。ある意味、今の他のアニメとは違う方向で、「アニメだからできたもの」なのかもしれません。アニメ、及び原作を見た事がある人は是非とも一度観て、考えて下さい。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

68.8 7 漫画原作で戦いなアニメランキング7位
劇場版 トリニティセブン 悠久図書館と錬金術少女(アニメ映画)

2017年2月25日
★★★★☆ 3.6 (145)
897人が棚に入れました
ある日、“魔王因子"を持つ魔王候補・春日アラタが、トリニティセブンの一人・浅見リリスの魔道書『ヘルメス外典』に何の気なしに触れた瞬間、眩い光に包まれ、目の前には謎の少女が姿をあらわす。「リリム」と名付けられ、アラタとリリスを親と慕う少女。だが、少女の出現と同時に、世界に異変が―。目覚める禁忌の“悠久図書館"。そこには、錬金術の究極の産物―人の手によって造られし"白き魔王“が封じられていた。“白き魔王"は、真の魔王へ至るため、アラタとトリニティセブンたちの抹殺を企てる。かつてない強大な力を持つ"白き魔王“を前に、世界の崩壊と、絶体絶命の危機がアラタたちを襲う―。アラタとトリニティセブンたちは、この世界を守れるのか?彼らの最後の戦いが今、始まる―!

声優・キャラクター
松岡禎丞、原由実、内田彩、佐倉綾音、日笠陽子、柚木涼香、村川梨衣、東山奈央、洲崎綾、釘宮理恵、諏訪彩花、三木眞一郎、福原綾香、赤﨑千夏、日高里菜、島﨑信長、M・A・O、南條愛乃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「深夜アニメの劇場版」らしい作品です。

『トリニティセブン』のTVシリーズが終わってから3年くらいだったか(良く覚えていない)で劇場公開された作品です。

私は映画館ではなく、「あにてれ」(テレビ東京が運営するアニメ系動画配信サイト)で会員向けに無料公開されていた奴をPCでネット視聴しました。初見は数か月前ですが、レビューを書く前に再視聴しましたよ。

ちなみに「あにてれ」ですが、テレビ東京系列で放送中のアニメの見逃し配信のほか、有料会員だと『ロストユニバース』とか『スレイヤーズ』とかの意外と懐かしい人には懐かしいかもしれない作品が観られたりします。

で、本作ですが冒頭5分弱はTVシリーズのダイジェスト兼キャラクター紹介に充てられています。残りの45分くらいが本編、そしてEDクレジットが5分くらいでその後に1分くらい次章プロローグ的な映像があります。

TVシリーズ以上にナチュラルにメインキャラクター全員で男女混浴とか、本作品の特長を前面に押し出した作りになっています。そして普段はアラタと一緒に学園にはいないキャラクターたちとの一時的な共闘とかは劇場版らしいと思います。その他お約束の合体技とか、実にお祭りっぽい楽しい作品ですよ。

まあ、でも劇場に観に行ったりはしなかったわけですけどね。TVシリーズ本編が好きなら、ぜひどうぞ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21

KYY23 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

美少女と神秘的な音楽♪

U-NEXT動画見放題配信により1080P画質で視聴しました。テレビ放送版も視聴済みです。
テレビ放送同様、期待通りのハーレム的シーンも一部登場、女の子の可愛さ全開です。

若干、本編は短く感じましたが・・・

あと、BGMや、キャラソン良すぎ!低音がすごくて、BOSEのウーハーやスカルキャンディヘッドホン クラッシャーワイヤレスで聴くとノリノリになれます。

TUTAYAディスカスでオリジナルサウンドトラックのCDをレンタルし、カーナビのメモリーに入れて聴くときもあるくらい好きです!
本作は音楽にも力を入れていることが解ります。神秘的なサウンドトラックで作品の良さを引き立てます♪

家族からは「恥ずかしいから車で聴くのは止めて!」と言われ、ラジオやテレビに切り替えられてしまうこともありますが(;^_^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それは、別れを告げる終末(さいご)の戦い

本作品は、2017年2月に上映された劇場版第1弾です。
今年3月から上映された「劇場版 トリニティセブン -天空図書館と真紅の魔王-」と合わせてAmazonプライムビデオで視聴できる作品となっています。

この系統の作品数は膨大なので、正直TVアニメ本編の記憶が曖昧でした。
主人公である春日 アラタがラッキースペベの達人であること…
従妹の春日 聖を救うために魔導士としての道を選択したこと…
春日 アラタは魔王候補としてとんでもない力を秘めていること…
曖昧とは言えこの程度は覚えていたのですが、劇場版の視聴に際して念のため再度アニメ本編を見返しました。

個人的には再視聴によってかなり記憶を補間することができたので良かったと思っています。
確かに、劇場版でもアニメ本編の振り返りはゼロではありません。
ですが、それはアニメ本編を視聴済の前提で、2014年に放送されてからの時間を埋めるためのものであり、アニメ本編未視聴の方や、内容を忘れている人は置いてけぼり前提の作品になっていたからです。
だから一見さんには厳しい作品ですが、内容を知っている人にとっては目一杯堪能できる構成だったのではないでしょうか。

物語は、魔王候補であるアラタが再びピンチに立ち向かう必要性が生じる展開なのですが、今回新たな新キャラが登場するんです。
それが、りなしー、こと日高さんが演じるリリムという女の子です。
どんなキャラなのかは物語を見てのお楽しみですが、日高さんにこの手のキャラを演じさせたら鉄板だよね…という感じで、キャラとりなしーの声質のマッチング度合いが半端ありませんでした。

トリニティセブンの皆さまの強さは相変わらず…
寧ろ、アラタに対する棘の様な感情は誰からも微塵も感じられなかった…というより、アラタのハーレムが徐々に出来上がりつつある…と言っても過言では無い様な…

ハーレムとか、ラッキースケベからはあまりにも縁遠い世界で生きてきた私にとってはアラタは羨ましい限りですけどね。
特にアラタが絶対絶命のピンチに陥った際のリリス先生の身を挺して庇う姿に、嫉妬心すら感じてしまいましたけれど…^^;

それもこれも、トリニティセブンの皆さまを始めとする声優陣が凄いからにほかなりません。
トリニティセブンの皆さま方は以下の7名です。
浅見 リリス(CV:原由実さん)
神無月 アリン(内田彩さん)
風間 レヴィ(あやねる)
山奈 ミラ(日笠陽子さん)
不動 アキオ(柚木涼香さん)
倉田 ユイ(りえしょん)
リーゼロッテ=シャルロック(奈央ぼう)

魔導書の面子も凄いんですよ^^
ソラ(くぎゅ)
イリア(赤﨑千夏さん)
リリム(りなしー)

この面々を見て視聴に気合いの入らない訳がありません。
アラタ…そしてトリニティセブンの皆さまはどんな活躍を見せてくれるのか、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、ZAQさんの「Last Proof」

上映時間約1時間を全速力で駆け抜ける作品でした。
時間は短いですが、しっかりと見せ場の用意された構成でしっかり堪能させて貰いました。
引き続き、劇場第2弾を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

86.1 8 漫画原作で戦いなアニメランキング8位
監獄学園 - プリズン スクール -(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2213)
11601人が棚に入れました
男子生徒5人、女子生徒1000人の学園を舞台に、女風呂を覗いた罪で、裏生徒会の手により懲罰棟に投獄された5人の学園生活を描くコメディ。

声優・キャラクター
神谷浩史、小西克幸、鈴村健一、浪川大輔、興津和幸、大原さやか、伊藤静、花澤香菜、橋本ちなみ、大地葉、藤原啓治
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

さぁ男たちよ! いざ尋常に奮い勃て!! ぁΣ(ノ)゚Д゚(ヾ) 奮い立てッヾ(`Д´*)ノ!!!

原作コミック 原作未読 全12話

~ズンズンズン~プリズンプリズン♪~プリプリズン愛のプリズン♪~

男女比1000:5の学校(←大体 もちろん女子1000♡)
に通う男子生徒たち5人は、ある日よからぬ悪事を強行する|ョω♡)ジィーッ

大勢の女子に囲まれた勇逸無二の不純な男子ぃが
考え、やることは大抵一つに決まっている!!!

男って本当や~ね(。艸ε<*)もぉ~~!!

やっている事は実にバカバカしく下品で下らないが
男のロマン溢れる抱腹必死の超絶変態ギャグアニメ♪
(↑私的に本作を最大限に賞賛した上での褒め言葉↑)

そう…それは男の永遠のテーマ
誰がなんと言おうが、結局「男」とはみなバカな生き物なのである!!


よし! あらすじはこんな感じで(o´Д`)Фフゥ


さて、まず始めに本レビュー_((Ф(・ω・`)カキカキにあたって
以下より私が卑猥で下品な表現や、言い回しを多用することになる点を
予め先んじてここにお伝えさせて頂きます((。´・ω・)。´_ _))ペコリ

そのような内容に、気分を害される心配のある方はくれぐれも
ご注意頂くようお願い申し上げます(∩´。•ω•)⊃スマソー

なんとかレッドカードを出さない程度に心がけつつ
ギリギリまで攻め込んでいきたいと思っています(つ・ω・)≡つ))シュシュッ♪


さて、前もって釘を打っておいたから大丈夫でしょう!!
本作の感想を先走り○タラタラでお送りしたいと…( ̄ゝ ̄)/□ピピー

え∑(((((゚д゚;ノノ さっそくもって警告1枚ですと…Σ(lliд゚ノ)ノ ンヵ゙ぁッ!!!


失礼(`・ω・´)ゝ でわ気を取り直して!!!

まず本作始まってすぐ、
何を隠そうにも隠しきれない程の胸…、じゃなくて下ネタギャグの応酬に
この手の作風、ノリ、ネタ好きの方々には堪らない作りになっておりまして

笑いこけては涙がとまりません(。 ノ∀<)σぁ~お腹痛いw

不純な目的の為に同じ志を掲げては…なぜか
そーいう時ほど男子って無駄に団結力を発揮しますよネ(。→ˇ艸←)ププッ

はい! バカなんです(*ゝ`ω・)b

お決まりのあるあるネタからちょっぴしマニアック(アブノーマル)な
ネタまで随所に散りばめられては見るものを飽きさせません!!

元の原作コミックが大人気で私も名前は知っていましたが
正にその原作の持つ面白さ、持ち味が存分に描かれ
大成功したアニメ化と言うべきでゴザろう♪


それにしても”アンドレ”くんには深く深く同情致します(´Д⊂
ぁのような環境で…あのような仕打ちを受けるとは…
正に”生き地獄” 全くもって生きた心地がしなかったことでしょう!!

おなじ性癖の主として誠に謹んでお悔やみの意を申し上げます((๑-人-。)

とあるK氏の妄想日記(๑꒪д꒪๑).。oO
{netabare} 副:「誰だぁ!!! こんなとこに鍬をさしっぱなしにした奴はぁ~ヾ(`Д´*)ノ」

私:「はーいヽ(*´∀`)ノ♥ 私です~♪」
「 副会長様こんなダメダメな私にどうかお仕置きをε“ε”ヽ((;´Д`)ノハァハァ♥」

副:「そーか( ‘ω’) 早くかたしておけよ( ‘ω’ヾ(・ω・`)」


私:「щ((´>д<`;щ)…」 {/netabare}


とこのようにあのシーンにはとてもズムズムしてしまいました(;´Д`)ぅぅ


それにしても副会長殿の一所懸命さには敬意を評するでゴザルよ♪
歩く18禁ことダイナマイトでグラマラスな肉体を武器に男子諸君を
悩殺しては一掃するその姿、その存在だけでご飯が何杯でもイケちゃう
いいおかずになります(人´∀、`〃)
↑大人な皆さまは変な詮索をしないこと(ヾノ・∀・`)w

{netabare}汗で体をビショビショにしてヒンズぅスクワットぅーーーヾ(`Д´*)ノ {/netabare}


花ちゃんの空手クレイジー強さに反してこと”性”に至ってはウブな一面も
見所の一つでゴザろう(´―`*)ウンウン
花殿のメデューサについつい…私のブナシメジも∵(ε゚((◯`Д´*)o♪ 
↑大人な皆さまは変な詮索をしないこと(ヾノ・∀・`)w


それでも本作一のMVPに挙げたいのが
自称、練馬一の知将こと「諸葛 岳人」 通称「ガクト」

彼の並々ならぬ三国志への愛…
実は偶然にも私めも三国志にちょっとばかし精通しておりまして
赤兎馬に股がる関羽殿をパカランパカラン♪と走らせては
戦場を駆け巡っていたモノです(´―`*)ウンウン

(↑すいません(´。・д人) 三國無双なるものをプレイしていただけですw
勿論、お気に入りは小喬殿で、CV釘宮理恵 くぎゅぅぅ~です♡)


あッ! まったく話がそれて…私の悪い癖です(ヽ´ω`)トホホ・・

とにかく、副会長殿が赤兎馬にパカランパカラン♪ ヒヒィーン♪
している姿はもぉ可笑しくって(。 ノ∀<)σ
で、その後の「ガクト」の…姿に胸打たれましたッ!!!

とにかく!! 「ガクト」は本作きっての一押しキャラであり
もぅその姿に思わず「クソったれ~、最高にイカした奴だぜ」と
心が叫びたくなるほど男気がぷんぷんと溢れた香ばしい男でしたGOLD☆( ゚Д゚)b

うん♪これはもう本作のお気に入りキャラは「ガクト」と言っても過言では
ないでしょう(ヾノ・∀・`)

うん♪こーいうノリ、熱いキャラは見ていて気持ちがいいでゴザルよ♪

うん♪個人的にはキヨシ殿との絡みが最高でゴザルよぉ|ω♡)

うん♪この不味いバ○タ飯はなんでゴザルかぁ~( ゚∀゚)・∵.グハッ!!

うん♪これはなんだかやばい雰囲気だじぇ(○゚д゚)ャバィカモ・・・

うん♪これは作為的な…なんだか明らかに文章の並びに悪意を感じるのは…
き、気のせいでゴザルよ(´―`*)ウンOウンO← ( ̄ゝ ̄)/□ピピー


ぬぅぁああ…結局累積2枚で退場ですとーヾ(`Д´*)ノ
それは困る…絶対困るでゴザルよ(>人<;)
小生まだまだ_((Ф(・ω・`)カキカキせねばならぬ内容があるのでゴザルから…



すいません(´。・д人) 大変おふざけが過ぎましたが、

本作は私的に豊作だった夏期作品の中でも頭一つ飛び抜けるほど
大変面白くギャグだけでなく、物語性としても実に巧みで
一見何してるか、わからないよ-なバカげたことにも意味を持っていて

様々に練りこまれたその計画や策略の一つ一つがネチョネチョ絡み合う展開が
見るものを惹きつけては所々に小気味良いテンポでギャグがふんだんに盛り込まれる
という至高のエロターテイメント作品に仕上がっています(`・ω・´)キリッ

最初の数話で本作のノリ、バカさに笑いのツボをガシッと掴まされ
気づけば練りこまれた○○作戦や、巧妙に仕組まれた陰謀といった
物語の展開に引き込まれ夢中で一気に見入ってしまった*゚Д゚)*゚д゚)(オォォ…
というべきでゴザろう!!

ある種の緊張感に観ているコチラも思わず手に力が入り(๑˃̵ᴗ˂̵)و ՞
興奮しては、股…、ゴホンッ!! 胸が熱くなってしまう!!

見事に面白く、思わず奮いたたずにはいられない作品でした!!

いやぁ~実にエロ♡、ゴホンッ!! いや実に面白い♪

とにかく私はもういっぱいでギュウギュウでキツキツになってしまった
私のお気に入り棚にエリン… ゴホンッ!!
本作を突っ込みたくてしょうがない気分になりました♪

下ネタOK☆( ゚Д゚)b で”真の漢”の姿をご覧になりたい方は
ぜひ一度拝見して頂くべきでゴザろう♪

ちょッと私…TVドラマも気になっちゃうので覗いてみちゃいます|д♡)
続編も楽しみにお待ちしてるでゴザルよ♪

さぁ行こう… 我らが目指す夢の高み…  {netabare} 濡れ○コンテストぉぉε“ε”(ノ´♡д♡)ノ {/netabare}



それでは、本レビュも切りがいいところで
私も残った諸用をかたずけてから眠りにつくとしよう…  

ん( ‘ω’) …何をするかって|д・)?

      
それはもちろん、 ”雑務”・・・・      だ!!!

んむぅ… (;゚Д゚)ハッ!!

ブラインド… カーテンを閉めておかねば・・・・      {netabare} な!!!{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 94
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これを作った原作者の頭の中を覗いてみたい

<2018/8/4初投稿>
原作は途中まで既読。
アニメ、ドラマ両方観ました。

前年まで女子校だった私立八光学園に五人の男子新入生が入学するところからお話は始まります。

女ばかりの楽園と浮かれていた彼らはとあることをやらかし学校のプリズンと呼ばれる懲罰棟に放り込まれてしまいます。

そこから彼ら五人の悪戦苦闘の日々が始まり・・・

というのが概要。

一言でいえば「下ネタ付きコント」です。

絵は少し劇画調が入ったでも古臭さは全く感じないキレイなデザイン。
出てくる人は皆真剣に一生懸命。
ふざけてる人など誰一人いません。
真摯に考えて行動してる。

なのにその結果がこれか!笑

とにかく笑いのセンスが独特。
タブーってなんですか?わかりません!
みたいなノリです。

下ネタもえげつないものが多い。
やたらいろんな液体が飛び散ってます。
でも不思議と不快感は感じない。
寧ろ時折、清々しい爽やかさまで漂わせます。
でも冷静に考えるとやっぱえげつない。

個人的な見どころは
「メデューサvsペットボトルの対決」
名シーンじゃないでしょうか。

{netabare} 女性のあれをメデューサに例えるなんて発想、私はこの作品で生まれて初めて知りました{/netabare}

他にも
{netabare} 「島津の退き口」{/netabare}
ドリフターズ観てた時、監獄学園思い出し笑いしてしまいました。

{netabare} 「理事長との尻か胸かの尻問答」{/netabare}
ギリギリの攻防がスリリングでした 笑

と数え上げるときりがない。
下ネタコントの名作です。

ちなみに、ドラマも再現度が高くよくもまあここまでという仕上がりでした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 47

うっきー星人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ついにエロバカ系、お下劣系アニメに神が降臨なさった!!

このアニメくっそワロタwwwww久方ぶりに神アニメが降臨したぞ!
まさか女の子に「おしっこをぶっ××る」アニメが現れるとはwww←これで雰囲気察して下さいw
エロ目的の人も副会長のおっぱい&ケツでイカ臭くなれます
とはいえ、やってる事はかのお下劣アニメ「変ゼミ」よりはソフトです

確実に1つ言えることは、エロorバカジャンル好きでまだ見てない人は「かなり損してます」よマジでっ!!
絶対観た方がいい!!俺はもう一気にコミックまで読みあさっちゃいました

設定は「超おバカにしたプリズンブレイク」という感じ、ストーリーというか展開、作戦も臨場感があってアツい
腹がよじれる位アニメで笑ったのは初めてかも、特に「顔芸」が面白さを引き立てている
各話すでに3~周以上しちゃいました、それでもまだ笑えるw

面白いのでいろんな人にオススメしたい所なのですが、エロ知識やお下劣耐性の無い人、お子様はNG!ショッキング映像満載ですw
女性の方にもオススメできる面白さですが、マジで「スーパー下品」なので(おしっこ、ウ〇コ、ホモォ展開が出てきます)そこはご注意をwww
エロ系とバカ系のアニメ両方でてっぺんを取れるかもしれない逸材!
1クールだとすると途中で終わるはずなので、勢いが消える前に2クール目今から作って下さい!早くっ!!

つか今期はエロバカアニメが面白すぎる、「下ネタ」とこれでエロアニメがワンツーフィニッシュ決めてしまうかも
俺の好みで例を挙げると、今期は「下ネタ」もかなり面白くAランク付けるレベルですが、こっちはSランクかな
(下ネタ好きの人ゴメンなさい、あっちも好きなので許して下さいw)
片方だけでも知っている人もぜひ観てみて下さい!!


ストーリー:プリズンブレイク的な脱獄アニメ。エロ、お下劣のインパクトがデカいが展開もしっかり練ってあって面白く、展開、友情もアツい!
毎回次が待てないので早くしてくださいw

声優:気合入りまくりだろwwwその中でもガクト担当の方にはがんばったで賞を差し上げたいw

作画:顔芸など大事な場面はバッチリ満点ですが、通常時はおしい所、頑張って欲しかった所があるので4.5

キャラ:今だかつてこれ程までに濃いメンバーが存在していたであろうか?という位素晴らしい


つかアンドレの顔面どうなっとんじゃ、色々集まりすぎやろwww

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14

82.5 9 漫画原作で戦いなアニメランキング9位
マギ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1688)
9806人が棚に入れました
秘宝が眠るとされる謎の遺跡「迷宮(ダンジョン)」が出現する不思議な大陸を旅している少年・アラジン。
彼は旅の中で出会ったアリババと共に秘宝を手にするため、「迷宮(ダンジョン)」攻略を目指す。
その中で生じる様々な出会いと別れを繰り返す中で、アラジンは自らの宿命を知ることになる。

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

冒険ファンタジーアニメってワクワクしますね♪♪

このアニメの元になったのは、あの有名な物語集「アラビアンナイト」(千夜一夜物語)です!ヾ(*゚∇^*)ノ

主人公は不思議な笛を持つ小柄な少年アラジン!
もちろん「アラジンと魔法のランプ」から!

もう一人の主人公の迷宮攻略を目指している少年アリババは「アリババと40人の盗賊」から!

その他にも「船乗りシンドバードの物語」のシンドバッドなどアラビアンナイトの世界の登場人物が個性豊かに登場してきます!!

物語もこれぞ冒険ファンタジーと言えるぐらいなストーリーです!!

朝アニメなのでお子様向けと思い気や大人も楽しめちゃうのが良いです d(⌒o⌒)b♪

アラビアンナイトは完全大人向けな映画に出来る物語もあればアラジンのようにアニメ化して楽しめる物語もあったりで、原作も物語次第で更に面白くなると思うのでそっちにも期待です♪

2期制作決定しているのでまた楽しみが増えました♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 56

cross さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

清々しい位に王道な冒険ファンタジー。ここまで王道だと逆に新鮮味すら感じられる。【総合評価:86点】

2012年秋から2013年冬。
全25話、2クールに渡って放送された作品で2013年秋には第二期も決定しています。

放送中には視聴をしていなかったのですが、過去の作品を何本か試しに視聴していてこの作品を見逃していた事に後悔しました。
原作は週刊誌の少年サンデーにて現在も連載中らしく、購入を現在割りと真剣に検討中です。


大まかな概要としては……

『ジンの金属器』と呼ばれる宝を探して大陸を旅をしている少年アラジン。
が出現する不思議な大陸を旅している少年・アラジン。
御者のアルバイトをしながら、宝が眠るとされる謎の遺跡『迷宮(ダンジョン)』を攻略し大富豪になることを夢見ていた青年アリババ。
この二人の主人公が偶然出会い、様々な出会いと別れを繰り返す中で、アラジンは自らの宿命を知り、アリババもまた自分の過去と運命に立ち向かいながら成長していく。

まぁ、大雑把ではありますが、こんな感じです。



この作品の主人公である二人は共に『千夜一夜物語』、俗に言うアラビアン・ナイトの物語から名前が採られている。
そんな些細な所から少しだけ興味を持って、視聴してみると非常に面白くて25話一気に視聴してしまいました。

この作品、世界観は非常に広大で尚且つ設定もしっかりしていますが、正直、目新しさと言うものは無く、悪く言えばありきたりな王道冒険ファンタジーですね。
中途半端に組み込まれた王道は『ベタ』だとマイナスに感じることもありますが、この作品においてはその王道を突き詰めていった感じで逆に好感が持てました。
王道に王道を重ねた冒険ファンタジーは逆に新鮮味があって、単純にワクワクさせられますし、熱い展開も盛りだくさんでした。
物語の進行も、迷宮編、草原編、盗賊砦編、バルバッド編、シンドリア編と全25話の中でテンポ良く進行していたし、物語にメリハリはあって見易かったです。
どのエピソードもそれぞれに見所があり、キャラクターの魅力を存分に引き出せていた印象があり、25話を通して非常に安定感がありました。
一番の尺を使っていたバルバッド編は、アリババが自分の過去と運命に向き合い、全力でもがきながらも成長していく姿が描かれていて非常に良かったと思います。

作画に関しても個人的には結構好きな部類でキャラデザはとても気に入っています。一気に25話を視聴できたのも作画のレベルの高さと言うのは大きかったと思います。
結構な数のキャラクターが登場しますが、それぞれ確りと特徴を持っていて、演じる声優もキャラクターの雰囲気にマッチしていて、魅力的なキャラクターが非常に多かったです。

個人的には主人公の一人であるアリババはお気に入りです。
物語を通して弱さや脆さが強調されがちでしたが、その中でもゆっくりではありますが着実に成長していた本当に好きなキャラでした。
あとは登場回数は少なかったですが、練白瑛(れん はくえい)と練紅玉(れん こうぎょく)も地味に好きでした。

そして、この作品で気に入っているのはOPです。
前半の「V.I.P」、後半の「瞬く星の下で」
どちらもこの作品の王道ファンタジーな世界観に非常にマッチしていて、映像面との融合でかなり素晴らしい出来だったと思います。



中途半端な王道ではなく、王道に王道を重ねた冒険ファンタジー。
このご時勢、逆に新鮮味のある物語で非常に心くすぐるものがありました。
2013年の秋には第二期も決定していますので、興味のある方は今の内から視聴しておいて損は無いと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 46
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

続編に期待!!

アリババというネーミングに少し笑いましたw
アリババ・アラジン・モルジアナ3人衆が大好きです^^

特にモルジアナが好きで将来アリババと結ばれそうだなとか思ってます!
また、途中で出てきた紅玉も
{netabare}シンドバッドに恋をしていて{/netabare}可愛いですね。

2クールなので疲れたのか、
前半にすべて力を入れていた感がありました。
後半から展開や作画は悪くなっていたので・・

ということで続編も決定しているらしいので
これからに期待しましょう^^

音楽は前半(1クール目)のOPが好きです。
マギそのものを表した歌って感じ!


~25話~(最終回)
{netabare}無事アリババはまた光へ戻ることができました。

最終回は気合が入っていたのは感じられましたが、
まだ疑問に残っていることがあることも事実ですね。

そこは2期が決定しているらしいので、
続きに期待しましょう。

新キャラも最後出てきて楽しみです^^

こういう感じKの時と同じですねw


それにしても、シンドバッドさんかっこいいですね。
闇も持っているのに、光の立場にいる。

あれでしょうか、闇を受け入れて前へ進んでいるからこそ
光があるみたいな。

シンドバッドさんの魅力さがわかった気がします。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 23

85.9 10 漫画原作で戦いなアニメランキング10位
銀魂’(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★★ 4.2 (1534)
9603人が棚に入れました
人気マンガ『銀魂』のTVアニメシリーズ第2期。天人(宇宙人)が来襲して、突如価値観が変わってしまった町、江戸。宇宙人、高層ビル、バイクに電車などなど何でもありの世界で、変わらない“魂”を持った最後のサムライがいた。男の名は坂田銀時。通称、万事屋・銀さん。いい加減で無鉄砲。でも決めるところはさりげなく決めたりして…。笑えて、泣けて、心温まる、銀さんとその仲間たちの生き様、得とご覧あれ!

声優・キャラクター
杉田智和、阪口大助、釘宮理恵、高橋美佳子、ゆきのさつき、くじら、杉本ゆう、石田彰、子安武人、千葉進歩、中井和哉、鈴村健一、太田哲治、立木文彦、速水奨、日野聡、大塚芳忠、折笠富美子、山崎たくみ、三木眞一郎、小林ゆう、藤原啓治、坂口候一、南央美、そのへんにいたオッさん

ふもふも さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Hey サムライハート!(四天王編完結です。)

 こんなに2期を楽しみにしていたアニメはひさしぶりです。ジャンプを読むのを我慢してずっと待っていました。ジャンプでおなじみ、名作中の迷作(?)ですね。


特徴1:クセが強いですね。万人受け?なにそれおいしいあるか?

特徴2:おいこれパ〇リじゃねーかぁ!なんだよ〇ンキホーテって!裁判だ裁判!

特徴3:時折下ネタがきます。でもおっ〇い・パンツアニメじゃないから大丈夫だ、問題ない。

特徴4:いろいろ記憶に残ります。あんぱんとか。

特徴5:無駄に豪華な声優を、湯水の如く無駄使いします。

特徴6:つくっている人が時折本気になります。中の人が、シナリオが、演出が魅せてくれます。ヤバいです。銀魂見てて良かったと思える瞬間です。ギャップ万歳。


 基本はギャグアニメです。でもそれだけでは終わらないのが今作品。時折くるシリアスで熱い・泣ける展開がストーリにメリハリをしっかりとつけてくれます。全部見ろとはいいいませが、ギャグが苦手という人にもそこは是非見てみていただきたい。いろんな意味でやられた気分になる名作です。


 四天王編とうとう完結しました。一つの約束を護るため、ぶつかる2人の漢、そして歌舞伎町を手に入れんとする天人の三つ巴。熱い!本当に熱い!まさに死闘です。お花畑ですよ。
天人の傭兵部族「辰羅」もなかなか手ごわい。集団戦法を得意とするんだそうで、まさしく「俺の屍を越えて行け戦法」ですw。あの二人にあそこまで深手を負わせるんですから。


 ついでに目頭も熱かった。最後のああいう演出はいいですねぇ。ピラコが作中で一番良い顔をしていました。「うふふ~」なんて言っていたのが嘘みたい。

「もうこれ最終回でいいじゃん」と思うほどの盛り上がりでした。銀さんはやはり男のなかの漢ですね。

いやー本当に面白かった。四天王編に関しては今回総合的にオール5ですね。この際作画がどうだとか細かい事は言いません。気分です。満足できたのでこれで良し。原作もよかったけど私はやはりアニメ派ですね。しかも来週あの話ですよ。高杉きたぁぁ!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 17

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こいつらがいなくなるとさみしいよなぁ

おもしろい話イマイチなのもいろい。玉石混載。
しかしやりたい放題やってシメるとこは〆る。
お約束っていっちゃなんだけど、時代劇パロなんだからそれがいいんだと思うよ。

ギャグセンスはあいかわらず、とんでもないとこからくる、よくネタが尽きないなぁという空知先生。
最終回は先週の予告の時点でわかったw。あの話やれるわけないもん・・。
またストックたまったら帰ってきてね。




覚書
原作ガンガン消化する潔さはさすが。大爆笑のイボとプールとラブプラスはおわっちゃったんで、原作者が無茶振りしたガンサム回が楽しみだ。既に本物出してんだから馬鹿やってほしいです。

ついに来ました・・白い悪魔・・案の定オフィシャルだからもっとひどいパロwBG付きでそのままかよww
ガンダム乗り何人いんだw少なくとも4人はいますよねぇ
絶対原作は桂がやらかすけどそれ以外もやんだろ・・。
銀さんもなんかしら・・アドリブ・・。
その前の葬式回といい・・
無茶振りもちゃんと打ち返すスタッフが好きです。
放送禁止になった前振りの内容がすごく気になる・・。

前振りどころか本編が放送中止wおそろしい。。かりあげの圧力・・・。
ついに銀魂にあのお方が降臨。銀さん本人の前で物まねしたのか・・・。
このアニメは生き残ることができるのか?

2.6 板野友美が可愛すぎて浮いてるwwひどwwブラックすぎる。要するに整形っていいたいのねw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 20

ligame さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最高!

やっぱ銀魂は最高ですね。
おもしろすぎます。毎回腹筋が割れそうですw
基本はギャグなんですが、たまにある感動やシリアスな話もすごくおもしろいです。
杉田さんの銀さんの声もぴったりです。むしろ杉田さん以外ありえない。
途中からでも全然見れると思うので、1期を見てない人もぜひ見てください。

11話で断念しました。
すごくおもしろいんですが、四天王編が最高すぎて終わったことで燃え尽きましたw
個人的には11話が最終回でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

67.4 11 漫画原作で戦いなアニメランキング11位
夢喰いメリー(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (1009)
5213人が棚に入れました
高校生・藤原夢路は他人の夢の良し悪しが見える不思議な能力を持っていた。ある日、夢の世界から来たという美少女・メリーと出会い、大きく運命が変わり始める…!?

声優・キャラクター
佐倉綾音、岡本信彦、茅野愛衣、秋谷智子、遠藤綾、中田譲治、藤原啓治、川田紳司、伊瀬茉莉也

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

夢もキボーもありゃしない

何でキボーがカタカナなんでしょうね
そんなことはどーでもいいとして


作画は今シーズン断然トップですね、格が違い過ぎます
どのシーンも細部まで綿密に描かれてて、テレビの前で見るより、劇場で見たいと思うくらいの作品ですね
流石は山内重保監督と言ったところでしょうか
JCスタッフとは思えない壮絶なテロ力を引っ提げ、作画で体中をグリグリと刺激してきます
私と言ったら興奮に酔いしれ、久しぶりにテロップで射〇してしまうほど
1話ジョン・ドゥVSメリー戦、2話フルヘルボーダーグリッチョ、3話イチマVSメリー戦、4話クリスVSメリー戦、5話エンギVSメリー戦、7話ミストルティンVSデルガ戦、11話ミストルティンVSメリー戦、12話ミストルティンVSエンギ&メリー戦、13話ミストルティンVSレオン戦とミストルティンVSエンギ&メリー再戦
常軌を逸した神戦闘作画、それ以外でもあらゆるパートから発せられる作画オーラが眼孔に突き刺さり、もれなく引き込まれる仕様になっております
これこそ、現界の至宝という奴ですな

若者たちの夢を題材にしたちょっと暗めの物語ということで、まんがタイムにしては珍しく重っくるしい作品をアニメ化するんだなぁって感じですね
最初はメリーちゃんにブヒブヒして終了なのかなと思っててたら、濃い内容、際どいアニメーションと結構肉厚な作品でした

岡本さんと藤原さんは最近よくタッグ組んでますねぇ
今作もそうですし、祝カン、とある、それから今度やる青エクもそんな感じで
ま、岡本さんの声を聴いてるとどうしても、ここから先は一方通行になってしまうのでアレなんですけども
えーそれから、メリー・ナイトメア役は今作が主役デビューの佐倉綾音さん、若干棒かなとも思いつ上手いと思う場面もあり、保留
光凪由衣役の秋谷智子さんはなーんか癖になりますねぇ
千葉千恵巳さんや竹内美優さんみたく、片言の演じ方をする声優さんの系譜ですが、なかなか良い物ですね

でいどぅい♪
ん~、楽曲制作はIOSYSですかぁ、とうとうこの時が来たかって感じですねぇ
まぁ原作者の牛木さん自身が東方同人作家ということで、そこで繋がりがあったのかなかったのか知りませんが
OP「Daydream Syndrome/藤原鞠菜」
サビの盛り上がりがちょっと惜しい感じですね、まぁでもその辺補って余りあるほどのアニメーション、エフェクト作画がもうたまりません

厳選!メリーちゃんかわかわショー
2話ドーナツ初めて見たときのメリーちゃんかわかわ
3話幼女のドーナツ欲しそうにするメリーちゃんかわかわ
5話″セッ〇スしよっか″メリーちゃんかわかわ
8話ドーナツ食べてるメリーちゃんかわかわ
同話ドーナツアニマルを頭に乗せるメリーちゃんかわかわ
10話勇魚ちゃんの絵を見てるメリーちゃんかわかわ
全編通して良いおヘソでした、ごちそう様でした
そしてミストルティン的な意味でこれゾンと繋がってる件は人知れず


″アニメを見る″というと、画面から流れてくる視覚情報を上辺だけなぞるようにただ見てくって人が最近多くなってると思うんですね
″考えない日本人″じゃないですが、どうせ短い人生のうちの時間を使ってるんですから、どこか楽しい部分を自ら探してアニメを見ていった方がいいと思うんですよね
視聴者に寄り掛かった演出というか、自分で考えて下さいってな含みのある演出をすると、それだけで意味不明な糞アニメと切り捨てて・・・
表面だけ見て、ツマラナイとかしか感想が持てないなんて、どうなのかなぁ~と思うわけです
要するに私のことなんですが
どんなアニメにも秀でた部分が必ずあるはずなんです
その秀でた部分というのは、見るだけで分かる場合もあるし、考えないと、注目してないと分からない場合もある、或いは違う角度から見ないと分からない場合も
それを自ら汲み取っていくことこそ、アニメファンが果たすべき義務だと思うんですよね
なかなか難しいんですけど、これが自然と出来るようになったとき、オタクとして一段ステップアップすると思ってるわけです
別にメリーさんを面白いと言えば見る目があるみたいなことを言ってるわけじゃないんです
どんなアニメでも、多面的、多角的に考察して面白さ見つけてこうよっていうのが言いたかったような言いたくなかったような
まぁなんでもいいんですけどね、楽しく見れたもん勝ちみたいな

二期あるんすかねぇ、灯台とか完全に放置なんですが
ともあれ、設定も良いし、作画も良いし、名作であると思います
女の子も可愛いですし!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ぶっちゃけ退屈だけど4~6話だけでも見る価値アリ!!!

お話はスローペースだし、
1~3話の戦闘シーンはマンガのコマ割をそのまんまアニメートしちまったような異様なカットの多さ
アレは目がチカチカするのでやめてほしいですw


キャラは可愛ゆいし、主題歌もカッコイイのに非常に残念でした


ところが評価が一変したのが4話
{netabare}部長さんがメールで文通していた想い人とオフで会える約束をするが、約束の時間になっても相手はいっこうに現れない・・・
実は彼女が文通していた相手とは「夢魔が憑依した自分自身」であった
つまり【自分(の中の他人)と文通して、自分(の中の他人)に恋してた】
というショッキングな内容
これが{/netabare}最高に良かったですb


続く5~6話の戦闘シーンでの田中宏紀さんの作画も素晴らしかった


ただしこの3編が完全にピーク


OPで伏線張りまくったゆめじとメリーの過去にも触れず、投げっぱなしの最終回ワロタw
決してオリジナルキャラをラスボスに据えて、その後ろに控えたる原作ラスボスの前座にしようって構成が間違ってるわけじゃなく
根本的に最終回でまとめようって気が感じられないのが残念賞


とりあえずゆめじとメリーの過去には“なんかある”ってことだけ汲み取っておきましょうw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21

きー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

意外と!

夢魔の世界からやってきた少女と
ちょっと変わった能力を持った少年が出会い、
少女を元の世界に戻すために戦う話。

最初はキャストも知らない人が多くて、
どうなのかなぁって感じでしたが、
見ていくうちにどんどんハマっていく感じでした。
最初はただ手を組むみたいな感じなんだけど、
徐々にお互いが大切になっていくみたいな
過程が見ててよかったですね。
あとは、中盤から終盤にかけて主人公たちの
心の葛藤とその克服が見物ではあります。

主人公のメリー役の佐倉さんや、
由衣役の秋谷さんなど、僕にとっては
はじめましてな方が多かった印象でした。
他には岡本さんや遠藤さんや植田さん、
そして今人気急上昇中の茅野さんなどなど。

OPは藤原鞠菜さんのDaydream Syndrome。
アニメにあったなかなか良い曲です。
EDはメリー名義での曲ですね。

終わり方的にも2期が期待できそうな感じでした。
ぜひ2期やってほしい作品ですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

73.7 12 漫画原作で戦いなアニメランキング12位
バクマン。第2シリーズ(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (815)
4861人が棚に入れました
何となく毎日を過ごしていた中学生・真城最高は、ある日、同じクラスの秀才・高木秋人から「俺と組んでマンガ家になってくれ!」と声をかけられる。だが、 3年前、プロのマンガ家だった大好きな叔父の死を目の当たりにし、マンガ家になる夢を捨てていた最高はそれを断ってしまう。しかしその夜、秋人に呼び出された最高は、あこがれの美少女・亜豆美保の家を訪ねる。そこで秋人の告白に亜豆が出した驚きの「答え」に舞い上がった最高は、亜豆に「2人のマンガがアニメ化されたら結婚してほしい」と申し込んでしまう!!

声優・キャラクター
阿部敦、日野聡、早見沙織、矢作紗友里、岡本信彦、諏訪部順一、志村知幸、川澄綾子、藤村歩、利根健太朗、野島裕史、川田紳司、堀内賢雄、浜田賢二、森田成一、桐井大介、子安武人、風間勇刀

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

夢に向かって努力する姿は素敵ですね(⌒^⌒)b

■バクマン。2期と出会った日の日記((φ(._.*)カキカキ(*._.)φ))
漫画家と声優を目指す主人公とヒロインの爽やか青春ストーリーの続編で、2期目の作品なのです♪
そうなんです、2期の作品は基本的に1期を見てないと楽しめないので2クールの1期を見てからご覧になってくださいね♪
そして、1期を観て損は無いと言えるくらいの良い作品なので、まだ1期観てない人はたっぷりバクマンの爽やかなストーリーを楽しんでくださいね(*^-^)
 
そしていよいよ始まりました2期1話目ですけど、特に何かが大きく変わったところも無く無難に1期の続きから始まりましたね♪
変わったと言えば天才漫画家と新しい担当さんが出てきたくらいでしょうか?
オットォ!(・o・ノ)ノ真城君と亜豆ちゃんの関係が一歩近づきましたね・・・微妙に♪
(((((っ-_-)っ そーっとゆっくり忍び寄る恋は相変わらずですけどね(^ー^* )フフ♪
 
とまぁ特別に何かを期待せずとも最後まで安定して楽しめる作品と印象なのです(゚∇゚*)(。。*)ウンウン!!

 
■総評
実は漫画って漫画家一人で作り上げていくものだと思っていたんです(^o^;
服部さんや三浦さんのような編集者の人と2人3脚で作品を作り上げていくんだなぁって肝心して観てましたw
1期は漫画家デビューまでの軌跡が描かれていましたけど、本作品は暗中模索の中から自分たちのスタイルを確立するまでの険しい道のりを描いてます。
なので、かなりシビアな局面に直面する場面が描かれていた気がします♪
どんな仕事でもそうですけど、ライバルより上を行こうと思うならその人よりも努力するしかないんですよね!
そう思わずにはいられないようなストーリー展開でした!
天才新妻エイジですら時間を惜しんで少しでも漫画を書こうとしているんですから、この人を超えるのは並大抵の努力じゃ越えられないですよね(^▽^;)

各々自分の夢や目標に向かって真剣なので、お互いの主張がぶつかり合ったり、すれ違ったりで目が離せない展開が多かった気がします。
平丸先生だけは真剣のベクトルが違う方向へ向いてましたけどね・・・(((( ;゚д゚))))
でも真城君や高木君の周りには本当に素敵な仲間がいっぱいでした(*^▽^*)
好敵手として時折厳しく叱咤激励したり励まし合ったりと、紆余曲折しながらお互いの関係を深めていくストーリ展開は見ていて清々しく思えます。

それと恋の行方の方も1期よりは山あり谷ありで見応えはあったと思いますw
とはいっても本作品で登場する男性陣は女の子の扱い方がホントわかってないよーΣ(T▽T;)
まぁそんなちょっと不器用な恋愛模様も見所なんですけどね(*^^*)

リアリティのあるストーリー展開の中に(* ̄m ̄)プッっと笑ってしまう描写もうまい具合に散りばめられていて最後まで飽きずに観ることができました♪
まだ完結してないですけど、早くも続編が決定しているという事なので楽しみです(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『Dream of Life』
 【歌】伊藤祥平
 伊藤祥平さんのデビューシングルがこの曲なんですよ♫
 ソウルフルなヴォーカルとフォークギターの旋律が心に響きます!
 彼の他の曲もとってもいい曲なのでちょっと注目株です♪
 
ED曲『Monochrome rainbow』
 【歌】Tommy heavenly6
 「Tommy february6」じゃなく、あえて「Tommy heavenly6」での楽曲提供ですね♪
 ”heavenly6”の方はバンド形式でオルタナロック色が強く、歌詞もダークな内容なのです!
 夢や希望はただでは掴めないといったダークな感情をTommy風に見事に表現したナンバーですね♪
 ジワジワっとサビに向かって盛り上がってくるメロディーラインがとっても心地よいです(^▽^)/

2011.10.05・第一の手記
2012.01.26・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.13・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 48

月華蝶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルなし

★ジャンル
ジャンプ 青春 仲間 友情 ライバル 恋愛

★感想
さすがバクマンですねw
毎回続きが気になる終わり方はしてやられた感じです
原作は未読ですが
十分内容を理解できますし
NHK枠だけあってかなり健全ですから
エロとかが苦手な方にも
老若男女問わずオススメできると思います
感情移入しやすく
こちらも悔しくなったり悲しかったり嬉しかったりと
見ていて飽きることがありませんでした

第3期も放送決定みたいで嬉しいです!
早く観て~~~

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

夢の続き・・・

原作 週間少年ジャンプ  既読

2期目

全25話

1期のレビューにも書きましたが、自分は学生時代漫画家目指してた時期があるので、皆さんより人一倍 真城最高に感情移入してます。


夢は
漫画家になり、「少年ジャック」で連載し、アニメ化させ、その作品のヒロインを、声優を目指す亜豆美保に演じてもらう事ができたら、二人は結婚する・・・
とてつもない大きすぎる夢です。

二人はもともと両想いなのに、こんな困難な約束してしまうなんて、今のリアルの若い子達には現実ありえないだろうけど・・・
この二人はとても純愛なので応援したくなってしまいます。



作画を担当する真城最高(ましろ もりたか)通称 サイコー
ストーリー担当の高木秋人(たかぎ あきと)通称 シュージン
声優を目指し、サイコーと両想いの亜豆美保(あずき みほ)

この3人の名前から
亜豆の「亜」と 真城の「城」 高木の「木」 
「夢」を「叶」えるという意味で
漫画家のペンネームを「亜城木夢叶」(あしろぎむと)にします。

{netabare}
2期の初めで、初めての担当で信頼していた服部哲さんと担当が港浦さんに変わり、正直残念でした。
それは担当次第で作品が大きく影響されるからです。
港浦さんの影響で「亜城木夢叶」には合わないギャグ漫画をすることになったのにも、やっぱり残念でした。
でも、{netabare} 将来的には、このギャグ漫画を連載した事は良い経験になるんですがね・・・{/netabare}


第20話 「大好きと否定」
ライバルの新妻エイジに、TVで「ライバルは亜城木夢叶先生です!」と言われます。
この言葉には自分も悔しくて悔しくて涙が出ました。

第24話 「表現力と想像力」
渾身の作品「PCP -完全犯罪党-」が、連載決まったのにも涙でした。
担当が港浦さんから、元の服部哲さんに戻って良かったです。
担当と二人三脚でより良い作品を目指します^^

第25話 「票と表」(終り)
アンケート結果では、PCPの第一話がダントツの1位!
おめでとう~♪^^
熱いです!
そして、そのアンケート結果を、叔父さんのお墓に見せに行きます。
涙でした。q(T▽Tq)
激アツでこの2期が終ります。
{/netabare}

漫画に懸ける情熱は誰より熱く、一生懸命。
夢に向かって一直線。
物凄くリア中です。
でも、自分がリア中じゃないからと言って、冷めた目で見る作品ではないんです!
何度も胸を熱くさせられ涙腺緩みっぱなしです!

ホント、シュージンと組めたサイコーが羨ましいです。^^

1期25話
2期25話
3期も25話かな?^^;

とても長いですが、是非 皆さんに観て欲しい作品です。
(●´ω`●)ゞ

投稿 : 2025/03/22
♥ : 38

76.4 13 漫画原作で戦いなアニメランキング13位
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (772)
4453人が棚に入れました
ジョースター家の宿敵・DIO復活の影響で、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる能力を身につけた青年・空条承太郎。DIOの呪縛によって倒れた母・ホリィを救うため、祖父・ジョセフや仲間と共に打倒DIOの旅に出る。長き旅路の中で、次々現れる刺客を退けながら、ついにDIOのいるエジプト上陸を果たした承太郎たち。だが、そんな彼らの行く手を阻むかのように、奇怪にして恐ろしき新たなる敵の影が迫っていた――。

声優・キャラクター
小野大輔、石塚運昇、三宅健太、平川大輔、小松史法、福圓美里、子安武人、大川透

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

鳥肌♡

23話事、47話のOP見ました?
絶対にとばしちゃいけないよ。
鳥肌ものだったので書く事に決めました。
かっこいいよ、すごく
もう何度みた事か…
繫ぎとか入り方とかカメラワーク?とか
もう、もうねw

見逃した方は

JoJo's Bizarre Adventure Episode 47 【Special OP】で
検索してみて下さい。

JOJOの素晴らしさとかテーマとかを綴ってみる。

人間讃歌がテーマのJOJOですが
絵柄で見ないなんて損してると思うのです。
1期からOPとEDや作画、声優、音楽などなど
拘りや尋常ならざるスタッフの意気込みや
熱の入れ方が他のアニメと全く異なる。

見所は全部。
名言がぎゅっと詰まってるこのアニメ。
EDは多分、荒木先生の趣味だろうし
作画の色指定迄してるんじゃないかな?と思うぐらいの色使い。

喩えがおかしい事や真面目に描いてあるだろうけど笑っちゃう場面や
名言、場面、擬音、JOJO立ち沢山ありすぎてもう…♡
動物に厳しいとこや女にも容赦ない(何故か凄く柄悪いw)
荒木先生の当時のセンスで描いてるので
これは今時の人にわかるのだろうか…という昔風なところや
ちっちゃい”あ”に拘ってるところや
1部に関しては、それ台詞だったの!?とアニメ化になって
驚いた事も多々あり原作に忠実。
忠実すぎて余韻を残させてくれないところは
┐(´д`)┌ヤレヤレだぜって感じだけど
アニメ陣営の本気度がこれでもかと伝わって来る。
色んな思いがありすぎて書ききれないけれど
3部のヒロインはエンヤ婆だと私は断言する。

凄く愛されてるって思うアニメはJOJOが一番じゃないかな?
アニメで見れて良かったなって思うのも個人的には
JOJOが一番。
OPも最初は?って感じで見てても
いつのまにかしっくり馴染んで
歌ってしまうぐらいの溢れてこぼれ落ちる程の愛
キャラの面々も癖はあるけど愛着が出て来る。
系譜が好きな方には是非共オススメしたいアニメ。

一言で表現すれば「愛」
もう終わりが…ってなってくると胸が熱くなる。
多分、見終わって追記書くと思うけれど
終わって欲しくないのと、4部からまたないかなとか
JOJOファンにとっては良いアニメ化だったと思う。

書かないと決めていたJOJOレビュー
勢いで書いた後悔は(ちょっとだけしてる)

という訳?でall 5 です。
スペダン2期からの2作目の5です。
女でも面白いと思うけれど、ジャンプなのにオタ向き作品かもしれない。
アニオリ部分は評価が別れるけど
私個人で言えばアリでした。
(アリアリアリ、アリーヴェデルチ!なんて絶対に言わないんだからねっ!!)

では…

ノミっているよなあ・・・ちっぽけな虫ケラのノミじゃよ!
あの虫は我我巨大で頭のいい人間にところかまわず攻撃を仕掛けて 戦いを挑んでくるなあ!
巨大な敵に立ち向かうノミ・・・これは『勇気』と呼べるだろうかねェ
ノミどものは「勇気」とは呼べんなあ

それではジョジョ!「勇気」とはいったい何か!?

「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!
人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!!
人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!
いくら強くてもこいつら屍生人は「勇気」を知らん!
ノミと同類よォーッ!!
人間讃歌は「勇気の讃歌」ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!! 




アリアリアリ、アリーヴェデルチ!

追記
48話でラストでしたがOPにSE入ってかっこよさが増したw
4部5部も好きで面白いけど個人的には6部を見たい。
アニメ化しないかな。
凄く良かった。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 50

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

david productionはジョジョだけではなく「魔法少女まどか☆マギカ」にも制作協力している。

マンガ好きが選んだ、「絶対に無理だろうけど…実写化してほしいマンガ」
昨今のドラマや映画は、原作モノが多い。とりわけ、小説ではなくマンガを原作としたものは、その“トンデモ設定”をいかに実写化するのだろう…と話題になりがちだ。最近でいえば、『暗殺教室』『進撃の巨人』『テラフォーマーズ』などなど。

そこで今回は、全国のマンガ好きを対象に、「絶対に無理だろうけど…でも実写化してほしいマンガ」についてのアンケートを実施してみた!

♠リアルなジョジョ立ちは、ぜひ見てみたいもの
3位:『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社)
20年以上にも渡り連載されている長寿タイトルもランクイン。ときに哲学めいた複雑な会話やストーリーが展開され、理解不能と脱落する者も少なくないが、ハマってしまえばもう抜け出せない。それゆえに、「登場人物の雰囲気を出せる人がいない」と、ファンの想いは熱烈なものだ。バトルシーンのカギとなる、精神エネルギーを具現化した能力“スタンド”に関しても、「CGだとしょぼくなる」という声が寄せられている。ちなみに、本作を語る上で外せないのが、“ジョジョ立ち”と呼ばれる、登場人物たちの奇妙なポージング。イラストだからこそ許されているが、これが実写化されてしまったら、どんなにシリアスなシーンでも爆笑してしまう自信がある。

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!

まだ単なるアニメ好きだったころ……どれくらい作品自体に惹かれるかで視聴を決定していた若者も多いだろう。しかし、アニメ好き→アニオタへと大人の階段をのぼったとき、気になるのがアニメーション制作会社。今期の「(会社名)の作品はコレか……視聴してみよう!」となっているファンも多いはず。

ひと昔は少々コアなアニオタたちが決める手法ではあったのだが、どうやら最近ではライトなアニメファンにも広がっている様子。筆者の周りのライトなアニメ好きの口から「来期のシャフトは~」といった話が出たときには驚いた。

思い返してみれば2006年あたり、「涼宮ハルヒの憂鬱」を京都アニメーション(通称:京アニ)が制作したあたりから、ライト層にも制作会社で視聴を決定する傾向が強まったように感じられる。

【david production】
今期放送中:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 後半
過去の作品(例):超次元ゲイム ネプテューヌ(2013)、妖狐×僕SS(2012)、ベン・トー(2011)

とにかく毎回驚くようなクオリティの絵と動き、演出に魅了されるジョジョ。そのため、ジョジョのイメージが非常に強いのだが、実は「魔法少女まどか☆マギカ」や「黒子のバスケ」などヒット作にも制作協力している。

魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女というモチーフとかけ離れた驚愕のストーリーは話題を呼び、社会現象にまでなった。
「自分が知る限り、これは完璧なアニメ!」と太鼓判を押すのが『魔法少女まどか☆マギカ』。
「ビジュアルは驚くほどクリエイティブで、サントラもパワフルで刺激的。
物語とあらゆる要素が完璧に細工されたオルゴールのように所定の位置に置かれている!」。

『ジョジョの奇妙な冒険』から「911」の描写が削除! 同時多発テロ事件への配慮か
2015年1月からスタートした、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ~スターダストクルセイダーズ~』のエジプト編。1989~1992年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画シリーズの第三部が原作となっている。

・近い未来を漫画として予言する能力
三部には、未来を予言する能力をもった少年ボインゴが登場。彼は近い未来を漫画として予言することができるのだが、原作とアニメで一部の表現が変化しており、視聴者の間で話題となっている。

・Tシャツに書かれた911の文字
ボインゴの予言の漫画には、日本人漫画家が交通事故に遭い、電柱に刺さって死亡する描写がある。実際に登場する日本人漫画家のシャツにも「911」と書かれており、それが予言の漫画にも反映されているわけだ。

・飛行機の描写もなくなっている
しかしアニメ版には「911」の描写がなく、さらに予言の漫画に描かれていた飛行機の描写もなくなっているのだ(原作では、電柱に突き刺さる日本人漫画家の背景に飛行機の描写があった)。

・911に関するジョジョの噂話
日本人漫画家のTシャツに「911」の数字 → 2001年9月11日に同時多発テロ発生
日本人漫画家は「おっ10時半だ」と言ってバスに乗る → 世界貿易センタービル崩落が10時28分
日本人漫画家がバス事故で死亡した背景に飛行機 → 同時多発テロを連想させる描写
日本人漫画家が突き刺さったシーンに電柱が4本 → 同時多発テロでハイジャックされた飛行機は4機

・アメリカ同時多発テロ事件
そもそも、『ジョジョ』の911描写は、2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」よりも前に描かれたものである。よって、作者の荒木飛呂彦先生は事件をもとに911を描いたわけではない。

・たべっこドーナツにも注目!!
しかし、「911」と「飛行機」と「死亡」の描写が予言の漫画にあるため、テロ発生後、読者の間で大きな話題となった。そのため、アニメでは描写を控えたのかもしれない。

・忠実すぎて感動した!
この件に関してジョジョマニアに話を聞いたところ「それよりアニメにもしっかり『タベッコドーナツ』の描写があったのが素晴らしかった。ボインゴの漫画のほうだけ平仮名で『たべっこドーナツ』になっていたのも忠実すぎて感動した!」と言っていた。

2013年10月18日、テレビアニメ版公式サイトなど各メディアにおいて、原作のPart3『スターダストクルセイダース』のテレビアニメ化が正式に発表された。テレビアニメとしては第2シリーズということになる。『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のタイトルで、2クールずつ分割で合計4クール放送。前半2クールが2014年4月から9月まで放送、後半2クールはエジプト編として2015年1月から6月まで放送された。
花京院がチェリーを食べる時に発した擬音のような台詞「レロレロレロレロ」は、2014年度アニメ流行語大賞金賞(第1位)を受賞した。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 31
ネタバレ

コエンマ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

原作:荒木飛呂彦

小野大輔:空条承太郎
石塚運昇:ジョセフ・ジョースター
平川大輔:花京院典明
三宅健太:モハメド・アヴドゥル
諏訪部順一:テレンス・T・ダービー(アトゥム神)
子安武人:DIO

41話
{netabare}ミニ四駆ゲーム対決?花京院敗れる。次は承太郎が野球ゲーム対決。コツを掴み勢いづくが、ダービーに何か読まれてるようです。承太郎はヤバくなるが最後になぜか投球予告外角高めストレート{/netabare}

42話
{netabare}承太郎の予告は嘘をついてないと分かる。ところがシュートw
魂までコントロールは絶対出来ないとダービーは思うが、かなりの動揺。承太郎がイカサマをしてることが分かる。ただどういうイカサマかダービーは分からない。
承太郎は、読心術がハイかイイエしかないみたいだなとダービーに話す。
段々追い込まれたダービーは、花京院の魂を解放してしまう。解放した時点で負けを認めたことになる。
コントローラーにジョセフのスタンドがのびていて、やっとダービーはイカサマの正体が分かります。勝ち!
DIOにダービーの負けを伝えに来たヴァニラ・アイスが登場。DIOが血を認めヴァニラ・アイスが自ら首をきる。DIOがお前の血はいらないことで、首を繋げてあげる。なんだ、この茶番劇は!
建物に入る前にポルナレフとイギーにアヴドゥルは、お互い目的のために助け合わず先を進むように約束し合う。
中に入り柱かな?「このラクガキを見て うしろを ふり向いた時 おまえらは 死ぬ」!!!を見つけたアヴドゥルは振り返り、両腕だけしか残らない状況に。ヴァニラ・アイスのスタンドで消された。
{/netabare}

43話
ポルナレフ死す!?
あばよ、イギー。

{netabare}実はポルナレフ、生きてた。

Dioの能力は、まさかの時を止める‼最強すぎる。
それを知らない花京院が死ぬ直前に時計台でヒントを。

はしょる
生き残り
ジョナサン・ジョースター
承太郎
ポルナレフ(フランスに帰る){/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

73.4 14 漫画原作で戦いなアニメランキング14位
ディメンションW(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (764)
4061人が棚に入れました
西暦2072年。第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により、人類は繁栄の極致にあった。しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が横行し、回収に懸賞金がかけられるようになった。腕利きの"回収屋"マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

声優・キャラクター
小野大輔、上田麗奈、石田彰、中村悠一、鈴木絵理、斉藤貴美子、松岡禎丞、鳥海浩輔、山下大輝、土師孝也
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラ&世界観は魅力的なのに、シナリオがインフレ起こしてて惜しい迷作

本作の中盤以降のシナリオは相当にトンデモですが、ともかくも全12話を見終われば、

{netabare}(1) 人間離れした身体能力をもつ法被(はっぴ)を羽織った顎ひげのオッサン(何やら傷心もちらしい・・・)と、
(2) ピコピコ動く耳なのか触覚なのかよく分からない装置を頭部につけ、ワイヤーみたいな尻尾を生やしたクリっとした瞳の感情豊かな美少女ロボット{/netabare}

の遭遇から信頼関係の発生までをじっくり堪能できて、個人的には好きな部類の作品となりました。

しかし、

{netabare}(1)敵キャラ(ハルカ・シーマイア)の描かれ方が安っぽかったのはかなりの減点要因で、
(2)また、本作のシナリオ構成を担当した方は、原作マンガの様々なエピソードを全12話のアニメ作品として上手く再構成しようと頑張られたのだとは思いますが、話数に対して盛り込んだ内容がインフレを起こしてしまった印象が強く{/netabare}、

多くの視聴者に本作の面白さが、序盤で期待された割には余り伝わらなかった感が残りました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== Dimension W (2016年1-3月) ==============

{netabare}第1話 回収屋 ★★
第2話 ルーザー ★★ Wの具象化
第3話 ナンバーズを追え ★
第4話 八十神湖に潜む謎 ★ 面白いのだが作品世界を拡張し過ぎでは?
第5話 亡者の可能性 × 脚本がゴチャゴチャし過ぎで支離滅裂に見える
第6話 アフリカの風 ☆ サルバ王子&四阿屋姉妹
第7話 過去からの呼び声 ★ キョーマの過去話、イースター島へ
第8話 虚無に落ちた島 ★ 
第9話 アドラステアの鍵 ☆ ルーザー+キョーマの過去話、記憶の世界
第10話 蘇る悪夢 × 超展開で面白いけど脚本がポンコツ
第11話 消えたジェネシス × 同上
第12話 辿りついた未来 ★ 終わり方はまずまず{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)2、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Genesis」
ED 「Contrast」


◆総評

上記の各話評価のとおり、本作は、
★★(優秀回)・★(良回)が計7回と見所が多い面白作だけれども、
×(脚本がダメな回)が3回もあって、
個人的には応援したいタイプの作品なのですが、本サイト等での評価が余り高くないのは仕方ないかな、と思いました。


◆本作をお勧めしたい人

①ソルティ・レイのソルティが好きな人
②蒼き鋼のアルペジオのイオナやタカオが好きな人
③TIGER&BUNNYの鏑木T.虎撤が好きな人
④ある程度のシナリオの粗を我慢できる人
⑤多少のグロ耐性がある人

・・・こんな感じかな。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は、クレジットカード持ってないし、ネットで買い物したことないし、ましてや仮想通貨なんて信じられません(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
舞台は未来。「攻殻機動隊」とは違うけど、エネルギー革命によって、様々なものが機械化されてる世界って感じ。

SFアクションとしては、かなり高クオリティの作品だったと思います。さほど有名な作品ではありませんし、あにこれでの評価は決して高くないけれど、個人的にはもう少し評価されても良いと思うアニメ(72~75点くらい?)

シリアスなアニメ大丈夫な方には、オススメです♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
おっさんと機械少女の組合わせ……昔に観た、「ソルティレイ」を思い出させますね。

OPの「ちょいズレダンス」は、「血界戦線」の名EDっぽい。

基本的におっさんが主人公の話って好きです!

久々に、最初から最後まで楽しんで一気に観られたアニメでした。トンデモ展開のわりに、キレイにまとめていました。特に、伏線の回収の仕方は上手いアニメだったと思います。作画もキレイでしたし、戦闘シーンも(戦い方に工夫があって)良かったです。

シリアス連続で、あまり笑いどころはなかったけど、ミラの存在が、一種の清涼剤になっていましたね♪ 全然、ポンコツなんかじゃないよ(笑)

敵キャラのクズっぷりとか、サブキャラの程よい出方とか、ポイントを押さえてて、レベル高かったです。

(全部しょうがないんだけど)惜しむらくは、一期という尺の中で完結させたため、おそらく、原作のかなりの部分をカットしてることですかね。少し話が飛ぶ場面があり、すごいキレイなんだけど、いくつかピースが欠けてるパズルを見せられてる気になりました。もう少し、序盤みたいな気楽な回を見たかったですね。

なんで面白いアニメほど2期なさそうなのかな(苦笑)。

とにかく、一期という尺の中で、伏線を回収しつつ、設定を破綻させず、見せるべきポイントはしっかり見せて、感動を呼ぶ、なかなかの良作でした♪

(ちなみにレビュタイですが、そのまんまなんすけど、「コイル」という超便利な物が当たり前になっている世の中で、ナイフ、現金、ガソリン車を愛用する主人公に、感情移入してしまってw 私がギリギリ信用できるのは、Suicaまでですw)
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 33

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

全ての不幸は未来という可能性の踏み台に過ぎない

生きていく上で決断しなければいけない瞬間というのは誰しもが訪れる事象です。
ありえたかもしれない未来、こうなっていたかもしれない結末を空想、夢想しながらも、人間は時に分岐点にぶち当たり、自分の意思でもって未来を「選択」し、進んでいく。
有象無象の中から唯一の「可能性」を見つけだし、「選択」し、「決定」していくのが人生という1つの道であり、続く先に「未来」となります。
そのような、観測した時点で結果となり収束する未来は私達にとっても至極限定的な代物であり、逃れられない結果だらけの産物です。
しかし、たとえどれか1つを「選択」したとしても、いつまでも振り返ったままでいないだけの誇りは持って生きていきたいと…
そんな事を考えている最中にも人類の前には天高く聳えているのです。
「未来」という大きな、しかし「可能性」のある壁が…

それではこれから『Dimension W』のレビューを書いていきたいと思います。
まずはあらすじから簡単に説明しましょう。

西暦2072年
X,Y,Zに続く第4の次元軸「W」の存在が証明された未来
百合崎士堂博士はそこからエネルギーを供給する事が出来る次元間電磁誘導装置、通称「コイル」の開発に成功した。
また、彼は同時に世界中へ「コイル」によって得られたエネルギーを供給していく社会システム、通称「世界システム」を構築
その結果、この世界は表向きには繁栄の極致を築いていく事になる…
そんな科学技術の発達した場所で生きている生粋の「コイル」嫌いの主人公、マブチ・キョーマ
彼は正規ルートを通さない、裏で取引されるエネルギー制御のきかない「コイル」、通称「不正コイル」を回収している裏社会の働き屋である。
変わらない日々、平坦な現実、色のない世界…
過去に生き、過去に死んでいたはずだった男はある依頼の最中に不思議なアンドロイド少女と出会う。
それが自らの結末と向き合う序章であったとも知らずに…
これは、未来都市セントラル47を舞台にした不正コイルの「回収屋」キョーマと、奇妙な相棒ミラの物語である。


さて、現時点で気付いている方がいるかどうかわかりませんが、私、今かなり興奮しながらキーボードを打っています(笑)
それもこれも一気にこの作品を観終わった事に起因しているのは言うまでもないでしょう。
この作品、他の枚挙に暇がない1クールアニメと同じようにして考えると、かなり痛い目をみます。
全体的に高水準のクオリティで持って作られたこの作品には、作中でも描かれていた「可能性」という存在を随所に感じられました。
まず、原作者による高度なストーリー展開と設定を併せ持ったSF作品として生まれてきた可能性
私自身、アニメを観終わってからマンガを大人買いして一気に読みふけり、夢中になりました。
金欠生活で苦労している自分に簡単に購入させるほどの「エネルギー」をこの作品からは感じられます。
そんな漫画を1クールアニメ量産体制の昨今、要所要所を上手く抜粋しながらも綺麗にまとめた可能性
全12話で10巻の内容をこのようにまとめたのは神業に等しいかもしれないと、マンガを読んでからは改めて思いました。
順番を変えたり、別の表現に変更させたり、圧縮させて尚且つわかりやすくさせたりと、アニメ制作人の苦労が自然と想像出来てしまいます。
このアニメを作ったスタッフは非常に高い力量を持っているのではないかと強く感じてしまった次第です。
いや~、とても良い仕事をしてくれまして、私、非常に感無量ですわ…
そして、そんな傑作を毎週リアルタイムに観る事が出来たという可能性
ホントに、とても、良い時代に、なったものですよ…
『Dimension W』という無限の「可能性」を秘めた作品をこの度知れた事、とても嬉しく思います。

さて、そんな数多の「可能性」の上に成り立ったであろう本作
ここからはその見所を存分に書いていきたいと思います。
まず、第1の見所としましてはとにかくキョーマがかっこいい!! ミラが可愛い!!
個人的には2016年冬アニメの中で1番と言える主人公ヒロインだと思います。
重い過去を抱えていながらも自らの信念を胸に前へと進むハードボイルド回収屋キョーマと、なじられながらも彼を真に支え続け、傍に居続けたアンドロイド少女ミラ
2人の関係は一見アンバランスに見えながらも、根っこにはとても純粋な想いを感じさせるつながりがあり、思わずこれから先ありえるかもしれない、ある種夢想化した現実を想像してしまいます。
また、彼らだけでなく、今作に出てくる登場人物たちはとにかく性格や立ち振る舞い、特徴がはっきりしていてとても名前の覚えやすい仕様となっているので、キャラの覚えられない方も安心の出来
個人的にはルーザーやシーマイヤー、コオロギなどがかなりいい性格をしていると感じましたね。
しかし、やはりキョーマとミラ、主人公とヒロインの2人は別格
彼らが中心になってこの物語は始まっていくのです…


あ、エリーとイーストリヴァー兄妹もすっごく可愛いよ!!

さあ、気を取り直して、第2の見所としましてはとにかく設定が凄い!!
第4の次元、「W」、エネルギー供給の根幹を担う「コイル」、エネルギー供給体制を確立させた「世界システム」、次元エネルギーの暴走によって引き起こされる「Wの具象化」など専門用語満載
原作者の岩原先生は恐らく稀代の天才科学者、ニコラ=テスラが提唱した理論や実験、そして彼が経験した不思議な現象を参考にしたんでしょう。
第4の次元、「W」は彼が実験室で感電した事により未知の領域である5次元へ入ったという記録から、「コイル」は「テスラコイル」、「世界システム」は彼の理論のまま、「Wの具象化」は恐らく「フィラデルフィア計画」ですね。
良く調べられているな…と第1話を観てすぐに感じました。
まあ、こう言っては何ですが、SF作品においてこういった設定というのはいわゆる「よくある」代物なのです。
しかし、今作の凄い所はそのありきたりな設定を実に面白い形で膨らませているという事
「コイル」という摩訶不思議装置の多様性や随所に出てくるSF技術の多種にわたった活用法の数々には思わず舌を巻きましたね…
なんか聞いたことあるな…という既視感溢れる最初から、まさかこう持っていくとは…と逆に驚かされてしまう形になってしまいました。
単純でありきたりな設定でもやり方次第で上手く話を展開させる事が出来るんだな…と観終わってから自らの偏見をきつく自省した次第です。
改めてSFという1ジャンルの「可能性」を垣間見る事の出来た作品でした。
もしかしたらSF作品に詳しい人程、この作品には騙されてしまうかもしれません。
勿論、全く知らない方にもおススメですよ!!

最後の見所としてはやはり、とにかくストーリーが面白い!!
もう、この一言に尽きるでしょうね…
このアニメ、第1話~第3話をミラとの出会い、回収騒動、日常と続き、第4話~第5話を八十神湖編、第6話~第12話をイースター島編という構成にしていますが、それとは別に全体的な話として、マブチ・キョーマが過去にけじめをつけるまでの過程を描いた作品となっております。
それぞれ単体として観てもかなり面白いのですが、第1話~第5話までの話が最後のイースター島編の伏線回収に至っていくという一本道の構図になっているので、とてもじゃないですが流し見は出来ません(笑)
特に八十神湖編は結末に至るまでの展開には端的に言って衝撃を受けましたし、オチも古典的でこそありながらも上手く話に作用した構成で尚且つこの話がイースター島編でも密接にかかわっているので、とても重要な回です。
まさに必見!!
そして全ての回の帰結となり、収束を迎えるイースター島編
隠蔽された過去、「コイル」の真実、キョーマの想い
様々な思惑がぶつかり合いながらも重なり合い、結果として1つの起こってしまった結末と解決策を導き出していきます。
また、何故、彼は病的なまでに「コイル」という存在を憎んでいるのか?
何故、彼は自らを慕ってくれるミラに対してきつくあたるのか?
物語序盤で視聴者共々感じた疑問も上手く解消され、一視聴者としましては気が付けば、よくまとめてるよなあ…と感心するしかない内容になっていました。
そして迎える最終回の辿りついた未来
原作が続刊中でありながらも1つの物語が終わったんだ…と満足した充足感を感じた作品は恐らく初めてではないでしょうか?
観ている最中、不覚にも鳥肌が止まらなくなり、終わってからは自然と拍手をしていました。
ここまで深く染み込んだのは久しぶりで、本当に、最高のアニメをありがとう…

2クールあればもう少し詳しく描かれたのでは?という意見もよく見ました。
私自身もアニメ視聴時にそれは少しだけ思いましたが、原作を読んでからはそこまで多いと地味にだれてしまう可能性の方が大きいのではないかと感じてしまいます…
ほんの少しだけ、1話、いや、0.5話だけでもあれば実に良かった…と思うのは流石に我儘でしょう(笑)
いいんです、1クールできちんと目を通して観ればちゃんと話の分かる程度にはまとめてくれましたから!!
それだけで私は至極満足です!!

さて、こういった作品が正当に評価される日の来るのを願いつつ、以上でレビューを終了したいと思います。
「可能性」の果てに行き着いた純粋な愛と再生の物語、興味を持った方は是非…

PS.
先にも述べた通り、今作はまだビッグガンガンで連載中のSF漫画です。
そのためアニメで明かされなかった謎はマンガで随時解明されていくのかと思います(主に最終話)。
先が気になる方はどうぞ、原作を読みましょう!!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 19

68.0 15 漫画原作で戦いなアニメランキング15位
THE UNLIMITED -兵部京介-(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (560)
3247人が棚に入れました
風になびく美しい銀髪、何かを悼むかのようにその身にまとった漆黒の学ランを着た青年……彼の名は兵部京介。
エスパー犯罪組織パンドラを指揮し、超能力者の同胞たちのために革命を起こすまで、その黒い翼は闇の空を羽ばたき続ける。
椎名高志原作「絶対可憐チルドレン」に生まれた偽悪のヒーロー・兵部京介がオリジナルストーリーによるスピンオフ・アニメーションとなって登場!
刻(とき)の運命にあらがって、無限を解き放て…!

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

以前は椎名高志からギャグとエロを取ったら何も残らないと思っていましたが・・・

週刊少年サンデー連載中の椎名高志原作の漫画
絶対可憐チルドレンのスピンオフ作品です
私は原作こそ週刊連載を読んでいますが
数年前にアニメ化されたものは未視聴です
本作はどちらも全く知らなくても十分楽しめる作りにはなっていますが
チルドレン他バベルのメンツの紹介などは最小限な感じなので
どちらかに先に目を通してからのほうがいいかもしれませんね

椎名高志原作のアニメというと大分昔やっていたGS美神を思い出します
GS美神はギャグメインの作品の中にところどころシリアスな場面があって
そのギャップによってそれぞれを引き立たせるような手法でした
最近の作品だと空知英秋の銀魂なんかがそんな方向性ですね
その後の椎名作品にはあまり長く続かなかったものがいくつかありますが
基本路線は同じような感じでした

原作絶対可憐チルドレンも連載開始当初はそんな感じだったのですが
徐々にシリアス比率が高くなっていき
最近の本編はシリアスが中心で
その分不足しがちなギャグ要素を補うためか
「さぷりめんと」と題した4コマ漫画を
本編の扉絵代りに同時連載しています
ですから、今回椎名作品としては異例なくらいにシリアス路線ですが
今の原作の方向性からすれば必然だったかもしれません

話の中核になったのは大戦中の兵部と蕾を描いた原作の1エピソード
そこにアンディ・ヒノミヤと夕霧というアニメオリジナルキャラを投入しつつ
1クール分に見合うように話を膨らませた作品となっています
もともと好きなエピソードの一つでしたが
アニメ版はさらに深みが増してよくまとまっていました

最近本編の方ではショタ京介しか出てこない状態なので
久々に少佐が大暴れするシーンを見ることができたのは
色々と感慨深いものがありますね

オリジナルキャラの二人も良かったと思います
実質的に京介と同等レベルの扱いを受け
もう一人の主人公といっても過言ではないアンディ・ヒノミヤ
パンドラのあの濃すぎるメンツの中で
しっかりキャラが立っていたし格好良かったです
ただ視聴者に素性を明かすのがちょっと早かった気はしますね
もうちょっと引っ張っても面白かったんじゃないかなぁ

夕霧ちゃんはとにかくかわいかった!
クロワーゼの湯音といい東山奈央の幼女役は破壊力抜群ですね
もうこれは麻雀好きの女子高生とかスクールアイドルの妹とか
そんなのやらせてる暇があったらもっとょぅι゙ょ役を斡旋すべきだよ!

ちなみに原作の日本人キャラ達は皆
源氏物語由来の名前がついていまして
この二人もその命名規則に準拠して付けられています
夕霧は光源氏の子の名前ですし
ヒノミヤはおそらく輝く日の宮からでしょうね

この二人はぜひ本編にも登場・活躍させてほしいところです
アンディは既にサプリメントの方に出演を果たしていますし
そんなに望み薄でもないような気がしますがどうでしょうね?

単品のアニメとしてみても
スピンオフ作品としてみても
良くできた作品だったと思います

唯一の難点は声優に関して
もともと原作で持っていたイメージと
アニメで当てれらた声が合わないキャラが一人いたことです
まぁ好みの問題と言ってしまえばそれまでなんですけどね
それに今回のアニメでは大して出番も多くなかったので
それほど強くは気になりませんでした
とはいえ1期のアニメを観ようという気にはならないし
2期があっても観ないかもしれません
何しろ受け付けなかったのが主役(明石薫 - 平野綾)なんだもの・・・

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

かなりキてる♪無敵のパワー♪マジでいいカンジ♪ アニメ史に刻まれるであろう【ネ申作画】が繰り広げられたスタッフ渾身の第4話は必見!

とにかく作画が凄い
10話や11話の前半を除けばほぼ完璧
今期は作画が低調な作品が多かったため特にこの作品の作画には圧倒されましたね
特に1~5話、さらにその中でも中学生になった「ザ・チルドレン」と「パンドラ」との拮抗した超能力戦(PK戦)がスピーディーに描かれる第4話はきっとこれからも未来永劫アニメ史において語り継がれるであろう【ネ申作画回】でしたよ


そもそも『絶対可憐チルドレン』がアニメ化された際も、一部回でネ申作画のサプライズがあったのですが、当時若手ながら凄腕を振るったあの田中宏紀さんがこの4話でも再び降臨してるのが作ヲタにはアツい


肝心のお話の方は設定の追加や時系列の変更、オリジナルキャラクターの登場、徹底してシリアス路線・・・
とまあ、原作や前作とは無関係な完全オリジナルであるのですが、先述の通り「ザ・チルドレン」との直接対決などどちらかと言えば絶チルシリーズをよく知る人の方が楽しめると思います


前作とは一部キャストに変更があったものの、兵部京介が明石薫と重ねる幼少期の自分が同一キャスト(平野綾)であったりと、むしろ良い方向に修正されてるのが上手い

音楽や主題歌は絶チルシリーズではお馴染みの中川幸太郎の劇伴、六ツ見純代の作詞、eyelisの作曲という組み合わせが再度実現しているのも前作ファンには願ったり叶ったり


どーにもオリジナルキャラクターでキーマンのユウギリちゃん(まじ天使)のキャラデザが「ダリアン」に似てるとか、過去編の7,8話は9話の後にやった方が良かったんじゃないのか?とか実はツッコミどころもイッパイあるのですけどもw
悲しいことにオイラの周りで誰も観てなかったのでココは強めにプッシュしておきたい作品なのです

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

声優さんが渋くてかっこ良くて

原作未読。全12話

超能力者と超能力者を排除する(利用する)者達との戦いのですね。

とにかく主人公 兵部京介の能力が凄すぎますw通常でも凄いのにさらに凄くなります。

能力の出し方の描写も良かったですね。それぞれの能力の特徴がよく出ていました。

音楽が好きですね。各場面マッチしてます。

男性キャラが多く、声も結構合ってました。カッコいい声の方ばかりでいいですね^^

原作を観るとより面白さが分かる作品だとは思いますが、この作品だけ観ても大丈夫ですね。超能力バトルが好きな方はオススメです。

OP フレーズが耳に残る曲です。
ED 男性声優陣の方々が歌ってます。
どちらもカッコいい曲です^^

今の作品は、最初から強さMAXのお話が多いですね。少しずつ強くなる作品は流行らないのかとちょっと寂しさはあります^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 23

71.3 16 漫画原作で戦いなアニメランキング16位
キングダム(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (635)
3117人が棚に入れました
紀元前、中国。時代は春秋戦国時代。西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていたふたりの少年・信(しん)と漂(ひょう)の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の大将軍になること。そんなふたりにある転機が訪れる。王宮に仕える大臣・昌文君(しょうぶんくん)の目に留まった漂が王宮に召し上げられたのだ。だがほどなくして王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってくる。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうり二つの少年・政(せい)と出会う。この少年こそ秦王・嬴政(えいせい)―――後の始皇帝であった。

声優・キャラクター
森田成一、福山潤、釘宮理恵、日笠陽子、小山力也、仲野裕、宮田幸季、遊佐浩二
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

戦史モノ苦手でも無問題な安心設計

原作未読


なんとなく。。。三国志なら知ってるんですけどね。
内容についてはあまり触れません。まずは唄ってみよう。

 アルプス一万尺
 小槍の上で
 アルペン踊りを
 さあ踊りましょ

同じ音階/リズムで

 殷 周 東周 春秋戦国
 秦 前漢 新 後漢 
 魏呉蜀 西晋 東晋
 宋 斉 梁 陳 


お付き合いいただき有難う御座いました。“さあ”の箇所“宋”を“そ~お”と延ばすのがポイントです。なお後続のランラランラン♪ランランランラン♪のとこは

 五胡十六 北魏 東魏 西魏 北斉 北周
 隋 唐 五代十国 宋 金・南宋 元 明 清

と続きます。歴代王朝の初期の初期。群雄割拠“春秋戦国”時代後期から物語は始まります。とてつもなく昔の話ですね。歴史上の人物ですと、後の“秦”の始皇帝となる男が出てきます。そう“万里の長城”や“兵馬俑”で有名なあの人。
なおみんな大好き曹操が主役『蒼天航路』はそれから400年後の魏呉蜀三国時代。
一部で大ウケ太公望が出てくる『封神演義』は逆に800年前の殷時代末期。
普通に有名な『水滸伝』は北宋時代末期。

時系列で俯瞰してみたり、同時代の日本と比較すると歴史は面白くなってきます。そんな自称歴史好きの私でも躊躇しちゃう理由は以下、

1.長いっしょ
 ⇒1期38話、2期39話。腰が引けます。
2.人覚えられない
 ⇒戦記もの登場人物多いじゃん。始皇帝以外知らねーし
3.モグリっす
 ⇒『三国志』以外よう知らん

コロナ禍で延期になっちゃいましたけど新作3期放送がトリガーになりましたし、こっちも在宅勤務中で余剰時間もあるし、と重い腰を上げました。


 {netabare}4000年の歴史と比べりゃ2期までの77話なんて小っちゃいことよ{/netabare}


手のひらを返します。実際始めるとですね、あっという間なんですよ。
※版図も違えば民族も違うので連続した歴史とはみれないですけどそこはご愛嬌。


一点ご注意です。私はデザインや作画の好き嫌いがそれほどありません。クセのあるデザインと2012年当時のCGってことなんでしょう。明らかなCG作画はそのうちに気にならなくなってます。自分の作画オンチぶりに今は感謝ですが、このへん気になる方はけっこうな脱落ポイントになるかと思います。


それ以外は高評価ですね。傑出してると思われる点を挙げときます。


■(演出)名前を覚えられます

都度都度名前と所属のテロップが流れます。とてもありがたい。
正直『三国志』なら武将も覚えてるよって私みたいな人多いでしょう。観る前になんとなくアウェーを感じます。がその点は「ご心配なく」と言いたい。

■(重要)用兵術に触れられます

戦場に於いて、兵の数・配置・攻撃方法なんかの戦術面の説明を懇切丁寧にやってくれます。主人公/信(CV森田成一)の夢が“大将軍になること”というのもあって、それに必要なレクチャーを受けるという体をとってますね。
ただそれだけだと単なるバトルアニメとなるわけで、そうなると画の弱さで見劣りしちゃうでしょう。『キングダム』は兵の心理変化・作戦達成基準・事前準備なんかの戦略面にも明るい。きちんと“いくさ場”での将兵の心の動きに触れてます。これだけで全然違いますね。戦場が増える物語後半で一気に良作度急上昇でした。
とりわけ楽な戦線が一つもないことで緊張感が途切れません。バトルの見た目はそそられるものではありませんでしたが補って余りあるアドバンテージがこの作品にはありました。
なお、戦ってないならないで内政はCHINA伝統の権謀術数っぷり。悪巧みの大好きな汚い大人は楽しめると思います(違っ)。


このあと2期へ続きますが1期だけでも全38話と躊躇うボリュームです。まず踏ん切りつきません。
たくさん人が出てくると知ってるのに『三国志』くらいしか知らないと一から名前を覚えるめんどくささもありそう。漫画読んでないと敷居も高い。
しかしそんなの飛び越えてしっかりエンタメしてる群雄伝でした。本気でおススメです。



※ネタバレ所感

■あのおっさん

{netabare}王騎の最後には泣きました。

 {netabare}摎の敵を取らせてあげたかったよ{/netabare}

アレもコレもあと一歩手前で叶わなかった哀しみ。本人が部下の前でそんなん微塵も見せなかったことも、事情を知ってる腹心たちが将のために身を投げ出すこともいちいちアツい。
と散る哀しみと無念を感じて一巡し一息ついて沈思默考。あーそういことか。。。

 {netabare}彼は人を残しました{/netabare}

男が惚れる男でした。…あ!洒落にならんか。{/netabare}


■あのお姐さん

{netabare}楊端和(CV園崎未恵)の出番もっと欲しい。とりあえず実写版の長澤まさみが美しすぎて惚れる。{/netabare}



※さらに雑談

中華人民共和国での評判はそれほどでもないらしい。
どうなんですかね?『ラストサムライ』みたいな日本舞台のハリウッド映画を日本人が見る感覚に近いのかもね。
中華でのタイトルは『王者天下』なんですって。

{netabare}『王国』じゃないんだ(笑)
よりによって始めての“皇”帝を題材にするのに“王”国とは喧嘩売ってます。序列は1.皇、2.王の順。

日本との関わりで真っ先に思い出すのは

推定1世紀の『漢委奴国王』で金印を倭国(日本)に送ったとされること。漢代は“王”なんすよね。

史実での転機はこれ↓

日出ずる処の天子
書を日没する処の天子に致す

聖徳太子が小野妹子使って遣隋使で一発かましたやつですね。“王”から“皇”に転じます。なんかこれについて朝日系列ががやがや言ってますが捨て置きます。そして後日談があって

隋→日 皇帝から和皇国書を送る
日→隋 東の天皇、謹みて 西の皇帝に申す

“皇”を使ってのやり取り。さすが一万円札になった人は違います。

そんな先人の努力を顧みず“王”を復活させたのがたしか日明貿易。案の定国は乱れて“応仁の乱”。

大事にしなきゃいけないこともあろうかと。
なお、CHINA向けには『王者天下』でよろしかったのではないでしょうか。日本にとっても『国際連合(UN)』は意図的な誤訳で正しくは『連合国』だったりします。ね?ちょっと嫌でしょ?{/netabare}



視聴時期:2020年5月

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2020.05.24 初稿
2020.12.14 修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 43
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

三期が始まるんですってよ

<2020/1/26 初投稿>
原作は40巻ぐらいまで既読。
アニメは1、2期観ました。

言わずと知れたハガレンとか進撃の巨人とかに並ぶ名作

中国の春秋戦国時代末期。
秦の始皇帝が覇権を握るまでの物語。

つまり中国の戦国もの。
それもよくある三国志の時代から400年くらい遡った時代のお話
戦国浪漫です。

主人公は信(しん)と嬴政(えい せい)
信はいわゆる熱血バカの根性バカの体力バカの好漢
嬴政は落ちぶれ彷徨う王子。といってもやはり根性は相当なもので「中華王に俺はなるっ!」

ヒロインは羌瘣(きょうかい)と河了貂(かりょう てん)
羌瘣は最強ツンデレ?で河了貂は幼馴染キャラの匂いがする(幼馴染ではないけど 笑)

まあ、でも、やはり、一番人気は王騎さんじゃないでしょうか。
この存在感とキャラの濃さ!
筆舌に尽くしがたい!
漫画、アニメ史上最強かも。

{netabare} 絶命した{/netabare} 時は{netabare} 泣き{/netabare} ました。

個人的には王騎の次に羌瘣さんが好きです。
これも卑怯なキャラで 笑
好きになるに決まってるじゃん、こんなの!

他にも桓騎とか王翦とか騰とか楊端和とか
魅力的なキャラクターが詰め込まれてます。

今春に三期が始まるとのこと。
ありがたいお話です。

<2020/1/27 追記>
新キャラクターの声優が発表されてました。
楚の武将
春申君は内田夕夜さん
汗明は田中美央さん
そして素敵でドSな和田アキ子こと禍燐(かりん)には田中敦子さん、なんと草薙素子少佐の人です!

キングダムのアニメは原作ファンには満足いかない方もいる、という話も聞きますが、私はかなり好きです。
そりゃ原作の方が迫力ありますけど・・・
でもあの人たちが動くってだけでなんかもう楽しいんですよ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作を知らないと面白いカモ ^ ^

観終わった~
オウキ将軍があぁ~;
ヘンな顔なのに、ちょーカッコ良かったよ。。
久しぶりにキュンときちゃった♪

このオウキ将軍の生き様編で、アニメの方は最終回となってしまったけど、マンガはまだまだ続くみたい。
。。気になるなぁ、続き。
マンガは有料だから、多分後を追わないだろーけど。

気になるマンガはあれども、マンガを買って読むほどでもないとゆーよーな、はんぱオタクの私にとって、本作のよーなアニメはありがたい ^ ^
タイトル通り、原作を読んでない方には胸湧き踊る物語で、ストーリー重視派にはオススメですよ~♪

4月には「進撃の巨人」がスタートするみたいだし、「テラ・フォーマーズ」もその内アニメしそうだなぁ。
狭いニッポン、マンガ本買っちゃうとキリがないのよねぇ~3
電子マンガが本と同額って、納得いかないと思わん??
余談ですが~

***************************

何だか中国戦記モノが観たかったので、鑑賞。

本当は三国志ベースのアニメを観たかったのだが、「蒼天航路」をちょろり観て、即脱落;
どなたか三国志モノでオモロイ作品をご存じでしたら、どーぞ教えて下さいませm(__)m

さて、本作の感想。
原作を知っている方々は幻滅を覚えたようですが、私は幸いにも原作を知らなかったので、なかなかにオモロイです ^ ^
現33話放送分まで観てますが、来週が楽しみ♪

主人公シンと始皇帝セイの出会いからクーデター鎮圧編、シンが歩兵から百人隊長に出世し、オウキ将軍と共に趙と戦っているのが現在の参戦編。
クーデター編は何か出来すぎ根性少年マンガっぽくて、大人のおねーさんにはちょっと鼻白んだ感はあったけれど、セイがカワユくてツボにハマり、観続けることができました。

ストーリー的には、クーデター後の参戦編の方が、大人にも馴染みやすく、オモロイです。
参戦編にはカワユさに萌えたセイがあまり出て来ないけれど、意外に(自分的に)セクスィなのがオウキ将軍。
クチビルの厚い人はセクシィって、ホントですかね~♪

大群の戦乱シーンは、蟻の行列みたいで迫力が無く、本当に残念。
天下のCG様も、これは上手く表現できないんでしょうか?
今、2007年放映の「鋼鉄三国志(観続けられるか微妙;)」を観てるんですが、残念な感じは5年前と変わらないみたい。
日本のアニメ技術は世界一だもの、この難関を乗り切って、中国実写映画に負けない、迫力のある大戦闘シーンを魅せてもらいたいですね!
本作放映中に面目躍如、ガンバレニッポン!!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14

59.4 17 漫画原作で戦いなアニメランキング17位
東京ESP(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (544)
3096人が棚に入れました
貧乏学生の漆葉リンカはある日、空飛ぶペンギンとそれに追われる光る魚の群れに遭遇する。そして、魚の一匹が彼女に入り込むことでリンカは物質をすり抜ける超能力(ESP)を手にした。同じくESPを手に入れた先輩、東京太郎と共に彼女は超能力者によって起こされる様々な事件に遭遇することになる。

声優・キャラクター
木戸衣吹、三澤紗千香、河本啓佑、相沢舞、稲田徹、緒方恵美、田所あずさ、川原慶久、今野宏美、安原義人、井上和彦、中田譲治、玄田哲章、江原正士、麦人、緒乃冬華、平松広和

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

やっぱりスターウォーズっぽい(個人的見解)

 第1話の序盤の展開を観て「喰霊-零-の二の舞か?」と不安になりましたが、さすがに今回は原作漫画の内容をアニメ化していました。

 改めて思ったことは、原作の瀬川はじめ先生のストーリーテリング能力のとてつもない高さです。"わかりやすくて奥が深い"という言葉が最もあてはまる漫画家の一人ではないでしょうか。

 その素晴らしい原作を、倉田英之さんをはじめとしたスタッフが見事に1クールアニメにまとめていると思いました。原作が完結した暁には、是非2期の放送を希望します。

 これは喰霊-零-における黄泉にも感じたのですが、教授の過去話を見るとどうしてもスターウォーズ・エピソード3が頭に浮かんでしまいます(笑)。

 声優陣は若手が多くて、詳しく知っている人は少なかったです。演技力も完璧とまでは言えませんでしたが、脇で支えるベテラン勢と上手くかみ合っていたのではないでしょうか。個人的には、「日常」のときから気になっていた相沢舞さんの、低音ボイスによる演技が光っていたように感じました。

 ほどよく笑えて感動できる、非常に質の高いエンターテイメント作品だと思います。

 P.S.大元がX-MENであることは、言うまでもありません。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 8

輿縷 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白いけども、初見殺しw

「東京ESP」全12話 女性主人公 漫画原作

メッチャ簡単内容説明
主人公の少女がある日、空飛ぶ魚を目撃する。そしてその魚が原因で超能力(物語中のESPのこと)に目覚め、その魚をめぐる超能力者と人間の戦いに巻き込まれていく物語。

主人公の女の子は、主人公らしく正義感の強い純粋な女の子です。しかし、宿ったESPがすごい特殊な能力なわけでもなく、並外れた身体能力がある訳でもなく、年頃の女の子にしては父親の育て方でちょっと強いかなぁ、程度。決してチートではないですね。主人公なんだから、もっとずっとポジティブなのかと思ったら、案外そうでもない?きっと話数の都合上、物語を凝縮しすぎて、短期間に壁にぶち当たりすぎた事が原因だと思うのですが、なんか常に迷いまくっていた印象が私は強かったです。でもきっと根はポジティブな子なんでしょう。

キャラの個性もあり、必須事項が多いのに話数が少ないためか、物語の内容も凝縮されて、12話飽きる事の無い作品でした。

しかし、タイトルにも書いた通り、少し初見殺しだったかなぁ、と思います。
私は漫画はほぼ未読(最初の方をうっすら記憶している程度)でアニメを見ましたが、1話目で心が折れかかりました。1話目の置いてけぼり加減はひどい。泣く。しかし内容は超能力の原因が某人気アニメレールガンの様に、科学からできたのではなく、神話や神器等の方が原因の為、思ったより小難しい勉強の様な説明がなく簡単でした。
漫画未読の方は2話までとりあえず見ていただきたい。1話で切らないで〜

結構漫画が話題になったアニメなので、期待しましたが。中々バトルシーンとか、作画のクオリティーも高く裏切られた感はありませんでした。
ただ、あれで終わりじゃぁ、ないですよね?って感じ?裏切られたって言ったら、最終話の終わり方ですかね?最後は完結したのか、してないのか。。。終わったのか、全く終わってないのか。。。曖昧な終わった感を出されてもって思いました。
続編期待してます。としか言えない、言わせないラストでしたねwラストではなくここがスタートって感じですw

ちょっと負のオーラが強いので好き嫌いがはっきりしそうな感じです。ちょっと落ち込んでて、明るい主人公を見て気分転換にぃーとか、元気になりたい、勇気が欲しい人には、オススメできませんね;;

私はこちらも観てなかったのですが、どうやら喰霊-零-を観てから観ると、ちょっと楽しいのだそうです。喰霊-零-は2008年の秋アニメ 全12話です。観なくても全く支障はないです。逆に邪魔だって意見もある様ですし。。。

とりあえず、2話まで観ていただいて。。。
5話辺りから色濃くなりだしますので、やっぱ5話まで観ていただきたいですね。

まぁ、なんだかんだ言いましたが、嫌いになれないアニメですねw面白いですよ!w

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆超能力バトルアクション

アクションシーンはそれなりに楽しめます♪

もっとコミカルな展開だったらさらに楽しめたかなと
感じましたけどパンダエモンは面白かったです(*^^*)

原作/瀬川はじめ「月刊少年エース」角川書店

アニメーション制作/XEBEC

放送期間

東京(TOKYO MX )2014.7.12-9.27土曜1:35-2:05全12話


ノベライズ.角川スニーカー文庫


主観的評価(C)


追記欄_

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

66.8 18 漫画原作で戦いなアニメランキング18位
To LOVEる-とらぶる-ダークネス2nd(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (457)
3092人が棚に入れました
ちょっとエッチな描写で大人気を博したハーレム作品「To LOVEる-とらぶる-」。そのスピンオフ作品である「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」の第2期作品。お約束のセクシーシーンは今回も健在!? アニメーション制作は、1期と同様、XEBECが担当する。

声優・キャラクター
豊崎愛生、福圓美里、井口裕香、渡辺明乃、戸松遥、矢作紗友里、伊藤かな恵、花澤香菜、名塚佳織、柚木涼香、新井里美、能登麻美子、日高里菜

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リト君・・・君は何で暗い夜道を一人で歩けるのかな・・・σ(^_^;)?

この作品は「To Loveる ダークネス」の続編です。物語は「To Loveる」から繋がっているので、未視聴の前作があればそちらからの視聴をお薦めします。
ダークネス1期から主役の一人として奮闘しているモモちゃん推しである私は、毎話期待値MAXで視聴していました。

モモが画策する「リトのハーレム計画」と、ネメシスの策略「ダークネス計画」が秘密裏に・・・ゆっくりだけど一歩ずつ着々と前進していくそれぞれの計画と相変わらずの日常・・・これらが上手く噛み合いながら物語が進んでいくんですけど・・・

今回のリトのラッキースケベっぷり・・・前作より格段にレベルアップしていませんでしたか・・・?
あれは一体何なの・・・? 持って生まれた才能・・・? 新種の能力・・・?
この作品のキャラは只でさえ可愛いんです・・・
それなのに・・・あっちで転んでラッキースケベ、こっちで転んでラッキースケベって・・・
いくら何でもやりすぎでしょ・・・σ(^_^;)?
毎朝のモモちゃんとの早朝トレーニングもしかり・・・
羨ましいとか妬ましいという気持ちを通り過ぎて・・・怒りにも似た感情を感じずにはいられませんでした^^;

仕方ないのも解っています・・・
私にはリトのようなラッキースケベの能力はありませんし、学生時代はクラブ活動漬けで連日の様に可愛い女の子とキャッキャウフフするシチュエーションとはかけ離れた生活を送っていたので、リトの様な羨ましい出来事の記憶すらありません^^;

クラブ活動漬けの学生生活・・・お金じゃ決して買えないモノを目指して取り組んでいたので、決して後悔している訳ではありませんが、リトの羨ましい日常を見てしまうともう少し違う謳歌の仕方をしても良かったような気がしてなりません・・・^^;

そんな事を思わず考えてしまうのは、この作品のキャラデザが半端なく可愛いから・・・(//∇//)
私のど真ん中・・・夏アニメの中でも1,2を争うくらいの可愛らしさだったと思います。
物語の展開上、ララと西連寺の出番がちょっと少なめだったのは少し残念でした^^;
古手川さんの「ハレンチなっ!」はもう少し聞きたかったかな^^;

それでも、今回活躍するキャラは魅力たっぷりだったと思います。
個人的に今回の作品で株を上げたのはヤミちゃんでした^^
何度もリトのラッキースケベの標的になるのですが、これまでは「えっちぃのは嫌いです」がお約束でしたが、今期は「もはや能力の領域に到達しつつあります」「もはや物理法則もへったくれもないですね」、そして極めつけは「あなた最近ちょっとコケ過ぎじゃないですか」とバリエーションが広がっています^^
ヤミちゃんが言うんだから間違いない・・・私もリトは転び過ぎだと思います^^
そんなヤミちゃんですが、今期の頬を赤らめる表情は可愛かったですね^^
何度かドキッとさせられちゃいました(//∇//)

でも、やっぱり私の一推しはモモちゃんですけど(//∇//)

オープニングテーマは、Rayさんの「secret arms」
エンディングテーマは、川田まみさんの「Gardens」
secret armsはメロディーが、Gardensは可愛らしい歌詞がお気に入りの曲です。

全14話の作品でした。夏アニメは7〜9月の間に放送されますが、この作品は
14話になるという事が早々に発表され、13〜14話は10月に放送されました。
この作品の様に1クールに収まらないこと、その対応策を早々に発表して貰えたのは嬉しい限りです。
制作の過程では色々なことがあると思います。無理に1クールに収めるより、物語の展開を大切に制作するという作り手の愛情を感じられる・・・そんな対応だったのではないでしょうか。

でも・・・リトのハーレム計画は未だ道半ばです。
物語的にも次期を感じさせる終わり方だったと思います。
続編・・・期待して待っています^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21

トゥットゥルー☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いいところで終わりましたね^^

次回予告があったからもう一話あるのかと思ってました。
一番いいところで中途半端に終わりましたね(^^;

っと思ってたら、だいぶ後から2話追加でいいところで終わらせてくれました^^
ここまでの展開は結構好きです。

To Love関係の作品では一応ストーリー重視?の一番面白い作品だと思います。

キャラは魅力的なので今後のストーリーに期待!
ダークネス計画やハーレム計画はどのように発展していくのでしょうね?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

Rottel さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

エロさだけじゃない面白さ

このアニメの第一印象は、「エロい,エロい,エロい,以上!」って思う人が多いと思いますが、僕はそれだけではないと思います。
確かにエロいですが、シリアスも含まれていて、感動する場面ではとても感動します。
また、キャラがとても多くみんな魅力的なので、自分の推しキャラを絶対見つけられると思います。
大抵のアニメは、1期よりも2期の方が評価が低くなりがちですが、このアニメは2期があってこそだと思います。(無印から含めると実質4期ですが…)
自分はToLOVEるシリーズの順番を間違えて見てしまったので登場人物の関係の把握に困ってしまったので、あらかじめ順番を調べてから見るべきだと思います。(笑)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 2

67.2 19 漫画原作で戦いなアニメランキング19位
結界師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (395)
2876人が棚に入れました
主人公は、400年続く結界師一族の墨村家に正統継承者として生まれた少年・良守。まっすぐな性格であれど結界師としての腕はまだまだ修行の身。同じく結界師の一族、雪村家に生まれた時音。繊細で周りを思う心を持つ少女。舞台となる烏森の地を治めし烏森家は滅んだけれど、この地に眠る烏森家の塚のため妖怪を呼びよせる力がこの土地に残ってしまった・・・。妖怪巣食う不思議なこの地で人々を危険から守るため、そして己が強くなるために今宵も良守は妖怪たちと戦う!!

声優・キャラクター
吉野裕行、斉藤梨絵、大西健晴、石井正則、多田野曜平、田中真弓、川庄美雪、百々麻子、村治学、和希沙也、宮内敦士、宮下栄治

とうみょう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメの評価の落とし穴

僕が一々言わなくても、
皆さん気がついているでしょうけど、言いますね!

楽しいアニメ、楽しくないアニメ、
好きなアニメ、嫌いなアニメ、

なんて定義は、この世に存在しません(笑)

そもそも、その考え方が間違っているからです

なぜ、いきなりそんな突拍子もないことを
僕が言い出したかというと。

結界師 ←これが一番例えやすかったからですw

アニコレでの総評
物語:3.8 作画:3.5 声優:3.6 音楽:3.5 キャラ:3.8

僕視点の総評
物語:5.0 作画:5.0 声優:5.0 音楽:5.0 キャラ:5.0

↑この違いはなんでしょう?

答えは簡単。僕は塀の中(刑務所)でこのアニメを
観ていたからです・・・m(__)m

皆さんも大体想像つくとは思いますが、
刑務所ってすごくたるいですw

唯一の娯楽といえば、将棋や囲碁や運動・・・
そして、限られた時間のTV視聴くらいなもんです

そんな状況の中でなら、
たとえサザエさんやアンパンマンを
評価してもオール5ってことになります

僕にとって、アンパンマンも塀の中アニメです。

ドキンちゃんにドキンドキンしながら、
画面に釘付けになってましたね(マジで!)


僕が今、結界師を観たら、間違いなく
それほど大したアニメではないと思うでしょう。

状況次第、気分次第で変化する。
それがアニメの評価の本質だと思います!

ドキンちゃんにドッキドキン!!

お疲れ様ですm(__)m

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25

キノッピーの旅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

52話のまるまる一年間の大作です!

このアニメはゴールデンにやってたちょい昔のアニメです。

結界師という名前の通り、
結界を使って妖を退治するお話です。

主人公の良守とヒロインの時音は幼なじみでお隣さんです。
いい雰囲気です!

良守は才能あふれるすごいやつだけど、
使いこなせてない青二才。

時音はテクニックはすごいけど、
パワーにかけるテクニシャン。

二人のコンビは見ていて良い感じでした!


最初の方は日常交えたゆったりな感じでしたが、
途中からはもう一人増えて、ストーリーが展開されていきます。
後半の方が面白いです。


戦闘もので、ちょいギャグ、ちょい恋い、ちょい感動。

実に面白いので見てみてください!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

コノハズク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

陰陽師系が好きなら観るべし

面白い。
バトルものが大好物でない人にも、結界バトルは面白いのでは。

中学生の良守が、
結界術の正統後継者で、
本当はすごく才能を秘めてて、
でも普段は高校生の幼なじみの時音にいつも叱られるダメダメ少年で、
でもでも、やるときゃやっちゃうよ!

という、主人公の成長が見所でしょうか。


少年漫画らしいキャラデザなので、うっとり、と言うほどではないものの、細部まで丁寧です。


墨村良守(CV、吉野裕行さん)の幼さのあるやんちゃな少年声が、良いです!
吉野さんといえば、私の中のでは、薄桜鬼の藤堂平助役なんですが、やっぱり母性本能くすぐる声ですね…
敵側の白(ビャク)役、津田さんもとっても素敵です


全50話、周囲のキャラ回もあり、充実しています。
ラストの終わり方もキリが良く、モヤモヤすることなく観られます。

欲を言えば、もっと良守が成長していくはずなので、最強になっていく姿、そして恋の行方、そのあたりがもっと見たかったです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

66.9 20 漫画原作で戦いなアニメランキング20位
テガミバチ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (417)
2857人が棚に入れました
夜が明けることのない星に、「アンバーグラウンド」という名の地がある。首都を照らす人工太陽の光が届かない、暗く危険な地域を旅する国家公務があった。彼らの仕事はその地で生きる人々の「こころ」が込められた「テガミ」を届けること。命を賭して「こころ」を届ける彼らを人々は「テガミバチ」と呼んだ。

声優・キャラクター
沢城みゆき、藤村歩、永澤菜教、小西克幸、小清水亜美、水樹奈々、菅沼久義、岸尾だいすけ、石川英郎、中井和哉、福山潤、堀江由衣、遊佐浩二

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ストーリーも良かったと思いますけど、沢城みゆきさんの魅力が溢れている作品です・・・やっぱ沢城さんは凄い声優さんです♪

物語の舞台は、夜が明けることのない地「アンバーグラウンド」。そこには人工太陽があるのですが、その太陽が照らしているのは一部の特権階級のみが居住を許された首都だけで、首都以外には光が届かず、大多数の民は暗い場所で暮らしています。

そんな世界の職業の一つに、「テガミバチ」という国家公務があります。テガミバチは、その地で生きる人の「こころ」が込められた「テガミ」を、どんな場所にでもどんな危険も顧みず命懸けで届ける・・・そんな職業です。

この物語は主人公は、ラグ・シーイングという少年です。彼は、7歳の頃にテガミバチであるゴーシュ・スエードという青年と運命的な出会いを果たすのです。そして、テガミバチの仕事に対する誇りと情熱を目の当たりにしたラグは、憧れのゴーシュのように自分もいつか必ずテガミバチになる事を心に誓い・・・大きく物語が動いていきます。

この主人公のラグですが、優しく礼儀正しく、悪事を見逃せない性格の持ち主であると同時に、とても泣き虫で・・・少年だからか喜怒哀楽がコロコロ変わります。

このラグを演じているのが、沢城みゆきさんです。
そして、沢城さんの演技は「凄い」・・・この一言に尽きると思います^^;

ラグを演じている沢城さんの声は、まるで本物の少年のよう・・・そして、物語が始まった直後から、物語にぐいぐい引き込む力を持っていて・・・
ふと気がつくと1話目からラグの喜怒哀楽にすっかり同調していました。特に、ラグの涙・・・もちろん物語の展開上の感動もあるのですが、それ以上に沢城さんの演技に反応して勝手に涙が溢れてくるのです・・・(;_;)
振り返って見ると、滅多に出来ない貴重な経験をさせて貰ったように思います。

主人公のラグは感受性が豊かなので、演じるのは大変だったかと思いますが、私としては、様々な沢城さんの演技に触れる事ができて本当に良かったと思っています^^)v
これだけでは沢城さんの演技の「凄さ」を伝えきれていないかもですが、そこはご了承願います^^;

この作品も沢山の人物が登場するのですが、ラグの周りの人間は優しく温かい人ばかりなので、安心して視聴ができました^^
そして、ラグには大きな目標があります。普段の仲間や支えてくれる人達との掛け合いから一人でできる事の限界や仲間の大切さを感じる事ができるのですが、ラグが目標に向かってどのように突き進んでいくか・・・この作品の最大の見どころだと思います^^

前評判で「感動する」「泣ける」と聞いていましたが、まさしく評判通りの作品だと思います。
この作品には続きがあります。1期のラストも続きが物凄く気になるところで終わっているので、引き続き2期を視聴したいと思います^^

2クール25話の作品なので、視聴するために時間を作る必要のある作品ですが、この作品の世界観や沢城さんの演技が気になる方には、是非視聴をお薦めしたいと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25

M&M さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

1話目ですでに涙目・・・

1話目ですでに泣いてしまいました。

ラグの声(沢城さん)が私の涙を誘うのです!ww

何度泣いたかわかりません・・・(笑


でも、ただ泣けるだけじゃなく、内容としてもすごく心に残るアニメです!

テガミバチが人の心を届けるため、命をかけて、その心が入っているテガミを届けます。

主人公(ラグ)の言葉一つ一つが出会った人々の心を動かしていきます。

笑ったり泣いたり、このアニメを見終わったあと、心があったかくなった感じです(笑

2期では、またちょっと違ったテガミバチが見れて面白かったです!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

かおぴー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

たくさん感動させられたー(;_;)

テガミバチ・・ぜひ見てくださいm(__)m
たくさん泣いたっ!主人公の性格がとっても優しいから、いつも涙がこぼれてきて、あーー。いい子だなーー。って思った!

テガミバチは、2期まであるんだけど、1期は1話1話完結されているので、ふと癒されたい、泣きたいなってときに見るといいと思う!(2期は1話1話で完結されてないよ^^)

あらすじ>>題名のテガミバチとは、名の通り、手紙を配る職業のこと。
主人公のラグは、初め、テガミとしてゴーシュに運ばれることになる。主人公のラグを目的の場所(宛先の場所)へと連れていくため、ラグとゴーシュは旅をし、その旅の思い出は、ラグにとってかけがいのないものとなる。
その後、ラグはゴーシュに憧れて、勉強してテガミバチになる。
ラグは、ただ手紙を配るだけでなく、
手紙に充てられた心を読んだり、その手紙にこめられた気持ちを他の人に届けたりする能力があり、多くの人を感動させ、助けることになる。

ラグは本当に優しい男の子で、困ってる人を見るとほおっておけないタイプ!!!^^
だから、ラグの能力を使って、いつも手紙の心を届けていくの!
一つ一つの手紙には、想いがつまっており、手紙には嘘のことを書いていても、ラグの能力で本当の気持ちを、たくさんの人に伝えていくんだ♪

テガミバチの話はいつも涙を誘うから、泣かせようとしているのがみえみえと感じて、合わない人もいるかもしれないけど、私は結構、素直に泣いちゃった^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 15

68.7 21 漫画原作で戦いなアニメランキング21位
黒執事 Book of Circus(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (492)
2808人が棚に入れました
街を賑わすサーカス団。しかし、彼らの移動とリンクするように街では子どもたちが消えていた。調査のためサーカス団に団員として潜入した、セバスチャンとシエル。そこで思いがけない人物…に遭遇する。サーカス団の隠された目的とは!?

声優・キャラクター
小野大輔、坂本真綾、宮野真守、高垣彩陽、甲斐田裕子、岡本信彦、寺島拓篤、泰勇気、新谷真弓、小柳良寛、三上哲、東地宏樹、梶裕貴、加藤英美里、藤村俊二、杉山紀彰、KENN、福山潤、立花慎之介、安元洋貴、田村ゆかり、遊佐浩二、矢作紗友里、諏訪部順一、菅沼久義、木村良平、前野智昭

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

えっ!? ラストの手袋の早着替えは・・・

枢やなの漫画作品『黒執事』を原作とした作品で

第三期とのことで全10話です。原作未読。


第一期、二期とはストーリーや設定の一部が直接的に繋がって

いないため、シエルやセバスチャンもファントムハイブ家で

暮らしており、女王の番犬として活動している。


第一期、二期は視聴していませんが先に述べているように

一部繋がっていないこともあって、さらに第一話が丁寧に

作られているようだったのですんなりと入り込めて楽しめた

と思います。

最初の数話は前置きといった感じで、シエルやセバスチャンの

存在そのものを説明しているようでした。

これが彼らの世界で彼らがやっていることなのかと最初に思わ

せてくれたのでこれも前の作品、原作を未視聴でもすんなり

入り込めた要因の1つだったように思います。


その後、本題のサーカスの話になっていくのですが

一部死神となんたらかんたらの所は今までの話等がいるのか

よく分からない感じがしました。でもそいつとの絡みは当人たちは

ピリピリしているのだろうけれど、見ているこっちは

ギャグ的に見えて面白かったです。


そこからどんどん重たくなっていく感じがして、グロイ部分も

出てき始め真実に向かって少しずつ近づいていくので

サーカスの後半は固唾を飲んで見てしまいました。

ENDはバットだったりノーマルだったりといろいろ意見の分かれる

感じでしたが、私はこのどう取れるかが分かれてくるという所が

それでいいんだと思いました。

それからあの手袋は・・・


OPはシドさんでしたが、このアーティストも別作品で知って

いたのですが、あんまり他の作品で出会わなくて

うーんバリエーションが増えないなぁと思っていましたが

ここで出会えてこの雰囲気、この感覚がやっぱりいいなぁと

改めて思えた曲でした。


タイトルや妹の評判から女性向けな作品なのかなと思って

いましたが、全然そんなこともなく勝手な先入観をぬぐい去って

いき、楽しめた作品でした。

◆個人的点数評価 78.764点

投稿 : 2025/03/22
♥ : 29

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OPもEDもいい出来でした。

 私が唯一危惧していたのは、
 「Book of Circus」が、
 2期の最終回後のストーリーであるか否か?

 原作の方は知りませんが、
 アニメは2期で完全に完結してしまっているので、
 いったいどうなることかと心配していました。
 が、全くの杞憂でした。

 黒執事という作品の魅力は、
 極論すれば、
 セバスチャンとシエルの関係性、
 「愛」にも似た濃密な主従関係にのみある。
 そして、この主従関係は、
 絶妙なバランスの上に成り立っているのである。

 穢され凌辱されたシエル・ファントムハイヴの魂。
 穢され凌辱されたにもかかわらず誇り高く高貴な魂。
 穢され凌辱されたからこそ黒く輝く高貴なる魂。
 そんな魂の虜となった悪魔。
 そうやって成された悪魔との契約。
 悪魔は、その極上の魂を喰らうために、
 それを口に運ぶその瞬間まで、
 その魂を慈しむように守り続ける・・・

 この前提のもとにストーリーが展開されるのであれば、
 それだけでもう大丈夫。
 19世紀のイングランドっぽい世界で繰り広げられる、
 ちょっと危うい二人の活躍を楽しみましょう。

 追記
 かなり胸糞悪くなる話です。
 心してご視聴されますよう。
 
 
 
 
 

投稿 : 2025/03/22
♥ : 32

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界観がかなり好き!

黒執事は三期から見ましたー。
原作も借りて読んでたからいいかなーって。
でも見てみて思ったけど、けっこー忘れてました自分。
こんなんだっけ?ってなるところがかなりありました。
やっぱり自分で買おっかな全巻。
黒執事チョーおもしろいし。

とりあえず感想、、、短っ!
てっきり2クールやるものだと。
と言っても「サーカス編」だけではそんなには無理ですか。

使用人vsサーカス団は原作でも好きなところ。
1話とは雰囲気の全く違う使用人の戦いっぷりはとても気持ちのいいものでした。

声優さんも豪華だと思いました。
とくにじゅんじゅん面白すぎwwまぁ、少しいらっときたけどww
そういうキャラだからしゃーないかww

ovaの方も楽しみです!が、個人的にはゾンビのところもアニメ化してほしいと思ってます。
なぜなら、俺のエリザベスが活躍するから!
四期期待してます!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 29

67.4 22 漫画原作で戦いなアニメランキング22位
ローゼンメイデン オーベルテューレ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (486)
2790人が棚に入れました
はるか昔、伝説の人形師ローゼンの工房。そのローゼンの手で、次々と鞄に納められていく美しき人形達。そして、その様子をじっと見つめる一体の人形。彼女の名は、水銀燈――。ある日の出来事。ドール達が集まり、賑やかな桜田家。いつものようなドタバタ騒ぎの中、真紅の襟に付いていた薔薇の飾りが取れてしまう。修繕を命じられたジュンは、白崎の店で偶然見つけた綺麗なブローチに付け替える事を思い付く。

声優・キャラクター
田中理恵、沢城みゆき、真田アサミ、桑谷夏子、森永理科、野川さくら、志村由美、後藤沙緒里、力丸乃りこ、倉田雅世、津久井教生

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

始まりの話。憐れみとギャップ

全2話のOVA。
「オーベルテューレ」とはドイツ語で「始まり」を意味します。
ローゼンメイデントロイメントの中盤頃の話ですが、回想シーンがほとんどを占めています。

ローゼンメイデン(2004)レビュー → http://www.anikore.jp/review/463515/
ローゼンメイデントロイメントレビュー → http://www.anikore.jp/review/465943/

舞台は近世のヨーロッパ。
真紅と水銀燈がどうして犬猿の仲になったのか。
そのいきさつが描かれています。

第三者にとっては取るに足らないこと。
しかし、本人に取っては大きな事。
たまりにたまっていたものはふとしたきっかけで崩れてしまう。

真紅も水銀燈も、私にはどちらも応援できません。
ただただ、ふたりが哀れで仕方ありませんでした。

しかし、水銀燈の急変っぷりがすごいです。


「ローゼンメイデントロイメント」まで見たなら、ぜひこの作品も見ていただきたいと思います。

トロイメント→オーベルテューレという順番で見るか、その逆で見るかはおまかせします。
発売順で行くとオーベルテューレがあとですので、私はその順番で見ました。
無印とトロイメントでの、真紅と水銀燈の行動の意味が分かってすっきりします。

「ああ、あの発言はそういう意味があったのか」と。


オーベルテューレを先に見ておくと、トロイメントを見る際の感情移入度がアップします。

なお、OPテーマの「薔薇獄乙女(ばらごくおとめ)」、EDテーマの「空蝉ノ影(うつせみのかげ)」のどちらも、映像を含めてクオリティが高いです。
どちらも大好きな曲です。
それだけでも見る価値は十分にあると思っています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛に飢えた悲しいローゼンメイデン。

1期、2期の後にでた特別編 OVA

全2話

水銀燈と真紅との確執となった経緯を中心に描いた内容です。

回想シーンがあり、時代が遡ります。

{netabare}
最初に登場した水銀燈は、お父様に合いたい、ただそれだけを願う健気な可愛いドールです。
でも、造りかけのため、ローザミスティカのない人形・・・

その為、アリスになれない、アリスゲームにも参加する事すら出来ないと悟った真紅は、水銀燈の世話をし、優しくします。

その優しさは、真紅は否定していたけど、やっぱり上からの立場、哀れみからくるものだと思いました。

水銀燈は、蒼星石によって死んでしまうんだけど、
お父様によってローザミスティカを与えられて復活します。

お父様酷いよね!
だったら、初めからちゃんと造ってやれよな~!
水銀燈が可哀想だ・・・。(> <)  

再び現われた水銀燈を見た真紅は、驚き、本音がでます。
「あなたはまだ未完成じゃない・・・造りかけの可哀想なドール」
「あなたは・・・私達と違う・・・」

そう言われれば、普通、悲しくもなるし、嫉妬もするよね。

嫉妬した水銀燈は、真紅の大切なブローチを奪い、壊します。
悲しむ真紅は、怒ってまた本音が出ます。
「ジャンクのくせに!」
「造りかけのジャンクのくせに」
「ジャンク!」

この言葉はないよね~
真紅も悪いし、言い過ぎです。
水銀燈が怒り狂う訳も分かりました。
これにより、あんなに憎しみに満ちた嫌なキャラになってしまいます・・・ (-ω-) 

水銀燈がちゃんと造られてたら、きっと良い子だったと思います。
(もともと本当は優しい子)
一番お父様を愛し、愛されたい・・・愛に飢えた良い子なんです。
それ故、お父様に腹が立ちました。
{/netabare}

この作品を観て、水銀燈のイメージが変わり、一番好きな子になりました。
(決して可哀想だからじゃないです)
笑顔が可愛いし、ちゃんと礼儀もあり、感謝の気持ちも持ってる子なんです。
(●´ω`●)ゞ

お気に入りな子は翠星石ですけどw ^^
ツンデレで口は悪いけど、本当は優しい子。
何より、キャラが良い!!(*^ー゜)b! グッ


OVAだから、見なくてもいい!って言う作品ではないです。
ローゼンメイデンが好きな人には、必ず見た方がいいです。

本当は、1期を見た後に見た方が良いのかな~っと、思います。
(〃 ̄ω ̄〃ゞ



最後に・・・
お父様(ローゼン)って、酷いよね!(。-`ω´-)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 36
ネタバレ

ふかひれ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

主に水銀燈がメインの話。
真紅と水銀燈の関係がよくわかります。

1期2期と見た方は観て損はないと思います。
そしてまた1期2期を観たら水銀燈の印象が変わっていて、
新たな気分で鑑賞することができるかと思われます。


{netabare}
<ストーリー>
最初の水銀燈視点で描かれたシーンがとても良かったです。
お父様に愛されている真紅を見てうらやましいと思うと共に、
お父様に愛されたいという願望でいっぱいになって動き出す。。。という描写がよく表されています。

しかしその後の回想シーンに入るまでが長かったような気がします。
回想シーンに入っても、いつ水銀燈がでるのかと不安になりました。。。(^^;)
水銀燈が出てからは面白かったです。


<作画>
どこをとっても文句なしですが、キャラクターの表情がとてもよかったです。
特に
・水銀燈と真紅が抱き合った時の真紅の表情
・「嫌な女」と言っている銀様の表情
あたりが個人的によかったです。


<キャラクター>
真紅のキャラがあまりよく思われなさがちですが、
個人的にはどっちもどっちな感じに思いました。

むしろ水銀燈に対してブローチをひきちぎるところで「流石にそこまでしなくても。。。」という気が(^^;)
ただやはり真紅は真紅で台詞が耳に障るところが多かったですね。
翠星石のことを泣き虫と言ったり、金糸雀をたいしたことなさそうと言ったり。。。
最後の水銀燈への言葉は言わずもがな。。。(でもそこはちょっと言わせた感があって違和感が残りました)


サラはもう少しわき役にとどめても良かったんじゃないのかな。。。という気がしました。
サラのキャラが少し目立ちすぎな気がします。

蒼星石は台詞がとても良かったです。
特に「仲良くしてどうするの?」あたりの翠星石との会話は、後のシーンの真紅と水銀燈を見ると切なくなりました。


<歌>
OP素晴らしいです。動画も逸脱。
EDもいいのですが、やはりOPの方が好きですね。
BGMもとてもよかったです。真紅がジャンクといったあたりとか。


<個人的な感想>
やはりどっちもどっちだな~と。
真紅の行動がとがめられることが多いですが、水銀燈も少しは悪いですよこれ。
あとこれローザミスティカが水銀燈になかったっていうのわかりづらいような。。。
OPは本当に最高ですね。出だしから素晴らしい。
{/netabare}



水銀燈ファンなら絶対見るべし、です!
ただ漫画とは別物と思っといたほうがいいですね。

色々書きましたが、何回でも観ていたい作品です。まだ観たことのないかたは是非。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

66.5 23 漫画原作で戦いなアニメランキング23位
ツバサクロニクル(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (340)
2777人が棚に入れました
玖楼(クロウ)国に住む考古学者を志す少年小狼(シャオラン)と、その国の姫サクラは幼なじみ。ふたりは互いにひかれあっているが、どちらもその思いを口にできずにいる。
ある夜サクラは、彼女の持つ力を手に入れようとする飛王・リードの陰謀によって、記憶を失い、その記憶は無数の羽根と化して異世界へと飛び散ってしまう。サクラの命を救う手立ては、その記憶の羽根を全て集めて、サクラの体に戻すことだけ。
さまざまな次空に飛び散った羽根を集め、サクラの命を救うために、小狼は同行する事となった黒鋼、ファイ、モコナらと共にそれぞれの想いを胸に秘め異世界へと旅立つのだった…。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このサクラは「お姫様だっこ」ばっかりされてる眠り姫(笑)・・・OVAまで頑張って見続けると報われるかも?

※TV版(第1・第2シリーズ)、劇場版、OVA全部含めた感想・レビューです。

◆総評

本作のヒロイン(サクラ)、相手役(小狼(シャオラン))は共に14歳。
『カードキャプターさくら』のヒロイン(木之本桜)&その相手役(李小狼(リー・シャオラン))と同じ魂・同じ顔立ちを持った異世界の別人、という設定なので、同作を視聴済みの方は本作をより重層的に楽しめると思います。

但し、『カードキャプターさくら』の方が原作マンガとNHKで製作・放送されたTVアニメの世界観がほぼ一致していたのに比べると、本作の場合は

(1) 原作マンガは、後半(第15巻以降)に入ると、前半に撒いた沢山の伏線を回収しつつ、シリアスな展開となって目が離せなくなるのですが、

(2) TVアニメは、NHK製作・放送ということもあってか、シリアス展開に入る以前の原作マンガの無難なエピソードに、アニメ・オリジナルの類似したエピソードを水増しして、とりあえずご家庭で安心して見れる作品にまとめました・・・という感じが強く

(3) 辛うじて、OVA2作で、原作マンガの転換点となる重要エピソード(東京REVELATIONS)および、原作マンガで最も印象的なエピソード(春雷記)をアニメ作品としても鑑賞できるよう工夫をほどこした体裁になっています。

※TVアニメだけだと、原作マンガ全28巻のうち前半のほぼ14巻分(つまり、14/28=50%程度)のアニメ化に留まる。
※OVA2作まで含めても、原作マンガ全28巻のうち約20巻分(つまり、20/28=70%程度)のアニメ化に留まる。

つまり、本作は、原作マンガの一番美味しい部分(後半のシリアス展開)が、
(1) TVアニメだけでは、ほぼ全く伝わらず
(2) OVA2作までの視聴でも、まだ1/3くらいしか伝わらない
・・・とても惜しいアニメ作品になっていると思います。

それでも、個人的には、
<1> TV放送分だけでも『カードキャプターさくら』譲りのキャラクターの魅力が光っていて、十分に楽しめる作品でしたし、
<2> OVA2作では、「待ってました!」と叫びたくなるような、見事な伏線回収込みの急展開を堪能できました。

これから本作を視聴される方で、「いまいち面白さが分からない」という感想を持ってしまう方は、アニメ・オリジナル回(下記の*付きの回で、全52話中、16話もあります)は捨ててもいいので、とにかくOVA2作まで頑張って見続けると、それまでの視聴継続がようやく報われる気持ちになれるかも知れません。


◆シリーズ別評価

第1シリーズ        ★   4.0 (80点相当)
劇場版(鳥カゴの国の姫君) ☆   3.9 (78点相当)
第2シリーズ        ★   4.1 (82点相当)
OVA1(東京REVELATIONS) ★★  4.5 (90点相当)
OVA2(ツバサ春雷記)    ★   4.3 (86点相当)
---------------------------------------------
総合           ★  4.2 (84点相当)

※因みに 原作マンガ   ★★  4.6 (92点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きは原作マンガにないオリジナル回


=========== ツバサ・クロニクル 第1シリーズ (2005年4-10月) ===========
{netabare}
第1話 必然のデアイ ★ 玖楼(クロウ)国の姫サクラの異変(四散する心)、異世界への旅立ち、次元の魔女
第2話 戦うチカラ ☆ 「貴方の代価は関係性」、ハンシン共和国
第3話 破魔のカタナ ☆ 1枚目の羽根回収
第4話 汚れなき放浪 ★ 目覚めたサクラ、サクラの本質
第5話 魔術師のバトル ☆
第6話 泣かないナミダ ★ 2枚目の羽根回収、戻らない記憶
第7話 砕けたカタミ ☆ ナユタヤ国
第8話 神の愛娘 ☆
第9話 妖しきオンナ ☆ 
第10話 別離のカガミ ☆
第11話 選ばれたアシタ ☆ 3枚目の羽根回収
第12話 暖かなエガオ ★★ 湖底の町を見る話、小狼とサクラの記憶の齟齬、※ようやく作品の雰囲気に慣れてくる
第13話 まぼろしのオトギ ★ ジェイド国スピリットの町、エメロード姫
第14話 真実のレキシ ★  
第15話 信じるココロ ★ 4枚目の羽根回収
第16話 強さと優しさ ☆ シュトルム国、心の強い人
第17話 桜の国のカフェ ★ 桜都(おうと)国、※回想シーンに注目
第18話 にゃんことワンコ ★ ※サクラの表情の描写が良い 
第19話 生きるカクゴ ☆
第20話 午後のピアノ ★ 
第21話 鬼児のスガオ ☆
第22話 消せないキオク ☆ ※すもも・琴子(ちょびっツ)登場回
第23話 消えゆくイノチ ★ ファイ、小狼、サクラが次々と・・・
第24話 死闘のヤイバ ☆ エドニス国、※千歳さん登場回、シナリオの適当さが残念
第25話 究極のゲーム ☆ 今回は羽根を回収できないまま次の異世界へ
*第26話* 最後の願い ★ ツァラストラ国(空中神殿のある村)、サクラの祈り、5枚目の羽根回収{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)11、☆(並回)14、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0


OP 「BLAZE」
ED 「ループ」

※全26話中、アニメ・オリジナル回1


====== 劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君 (2005年8月) =====

*全1話* ☆ 35分弱の短編、{netabare}※トモヨ姫の出番多し {/netabare}

OP 「aerial」
ED 「アムリタ」


=========== ツバサ・クロニクル 第2シリーズ (2006年4-11月) ===========
{netabare}
第1話 危険なレース ☆ ピッフルワールド、異世界のトモヨ登場
第2話 三つのバッジ ☆ 
第3話 栄光のゴール ★ 6枚目の羽根回収、次元を渡る者
*第4話* 哀しいキセキ ☆ 再びツァラストラ国、7枚目の羽根回収
*第5話* 少年のケツイ ☆ 漁船ラゴスタ号
*第6話* 魔術師とデート ☆ 城塞都市ピット、ファイとちぃの話
第7話 阿修羅のイワレ ☆ 紗羅(しゃら)ノ国
第8話 終わりなきイクサ ☆ 阿修羅王と夜叉王、※珍しく作画乱れあり
第9話 ふたつのキオク ★ サクラ姫の「手当て」、小狼の謎、※物語が少し動きだす
第10話 時をこえるオモイ ★ 8枚目の羽根回収、時間を移動する力をも持つ魔女
*第11話* おえかきモコナ ★ エメロード姫の絵本の「物語」世界、9枚目の羽根を回収するが・・・
*第12話* 危険なロード ☆ 長距離バスで荒野を移動する話
*第13話* 始まりのワカレ ☆ 9枚目の羽根を再度回収
第14話 黒き鋼 ★ ニホン国諏倭(すわ)領、黒鋼&トモヨ姫の過去話
第15話 図書館のヒミツ ★ レコルト国中央図書館の「記憶の本」を求めて
第16話 望郷のカナタ ★★ 記憶の中の玖楼(クロウ)国、小狼の異変、10枚目の羽根回収
第17話 五つ目のチカイ ★ 黒鋼&トモヨ姫の過去話(続き)
*第18話* ケロちゃんとモコナ ☆ ケルベ国の守り神ケルベロス
*第19話* 二度目のクナン ☆ 再度ナユタヤ国へ
*第20話* 秘術のゴクイ ☆ キィシムの国、11枚目の羽根回収
*第21話* はたらくサクラ ★ 雪の町「ラグタイムワールド」
*第22話* 羽王カオス ★ タオの国、玄鶴の羽根
*第23話* 歪んだネガイ ★★ ※ここでようやく強敵登場、サクラ持て過ぎ笑
*第24話* 決意のナカマ ★
*第25話* 凍てつくミタマ ★ 囚われの姫、偽りの記憶
*第26話* 明日へのツバサ ☆ 12枚目の羽根回収、私たちの旅はまだまだ続くEND {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)11、☆(並回)13、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「IT'S」
ED 「風待ちジェット」

※第2シリーズは原作の第14巻途中までの内容で終了
※全26話中、アニメ・オリジナル回15(TV版通算だと全52話中、アニメ・オリジナル回16)


========= ツバサ TOKYO REVELATIONS (OVA) (2008年3月) =========
{netabare}
第1話 魔術師の伝言 ★★ 酸性雨に腐食された東京、迫る右目の封印切れ
第2話 少年の右目 ★★ 小狼(本体)の目覚め、写身(ウツシミ)の暴走、吸血鬼の双子
第3話 姫君の視た夢 ★★ サクラの気付きと決意、飛王(フェイワン)リードの企み {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.5

OP 「synchronicity」
ED 「さいごの果実」


※本OVAは原作第14巻途中~第18巻途中までの内容
※REVELATIONは「黙示録」「秘密の暴露」「意外な新事実」の意味
※{netabare}吸血鬼の双子(カムイ-スバル){/netabare}がルルーシュ似!!CLAMP作品なので当然なのですが、思っていた以上にコードギアスと作画が似ていて思わず嬉しくなってしまう。
※第3話に、「あの人({netabare}木之本桜{/netabare})」が登場するアニメ・オリジナルのボーナス・シーンあり


=================== ツバサ春雷記 (OVA) (2009年1月) ==============
{netabare}
第1話 ★ セレス国からの帰還、日本国の桜、
第2話 ★★ 夢の中の国、本体vs.写身(ウツシミ)、サクラ散る、再び玖楼(クロウ)国へ {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「SONIC BOOM」
ED 「記憶の森」

※本OVAは原作第21巻途中~第23巻末までの内容


*(2018年1月26日) 誤字修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 33

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いまだに未練が残る作品

多くの方がレビューされていますので詳細は省略。

見終わってからだいぶたちました。

大筋のストーリー、世界観と背景、音楽はとても好きです。
ここでこのシリーズ全てについて書きますが、とにかくなんでこんな無駄にひっぱるのか?
ほのぼの日常系ならわかるが、最後の作品終わってもう何年たつかな~。
ローゼンメイデンも同じように「つづきはよっ!」と思っていたが、今やってるので安心してます。

しかし、あれだけの展開をどう収束させるのか。
CLAMP作品は好きだが、どうも「心残りオブジイヤー」のアニメです。

小狼とさくらをこのままにしてては気の毒だ。
とは言え、その後の他のCLAMP作品において色んなキャラが出たりしてますので、よしとしよう。

まさか×××HOLICの侑子さんがこの人だったとは・・・。

2013.9.23追記
ツバサシリーズは、XXXHOLIC・CCサクラとリンクしてますので、理解するにはかなりの時間が必要になると思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 17

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

NHKアニメの良作です。

牧野由衣さんのデビュー作で、入野さんのテレビアニメでの出世作でもあります。
とにかく音楽が良く牧野さんの歌が素晴らしかった。

内容も「羽根」を集めていろんな世界を旅するもので、今はよくあるパターンですが、当時は新鮮に感じました。
「涙あり笑いあり恋愛ありバトルありレースありのいろんな要素を詰め込んだ大活劇もの」です。

人気女性漫画家CLAMPのスター・システムとハイパーリンクを採用した作品、つまりCLAMP作品をスパロボのようにしたもので、とても楽しい出来です。
キャラクターもCLAMP作品のキャラ総出演です。
出で来るキャラ、出てくるキャラ全て魅力的で特に伊藤静さんのチュニャンが好きでしたね。

原作漫画の方は終盤にアニメ化が難しい展開になってしまい、アニメでは完結しませんでしたが、
とても良いアニメだとは思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

62.7 24 漫画原作で戦いなアニメランキング24位
ZETMAN [ゼットマン](TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (613)
2776人が棚に入れました
プロローグより数年後、ジンは以前に助けた「おばさん」に引き取られ平穏に暮らしていた。放火現場近くを通りかかったジンは、かつて自分の前に現れた殺人鬼とよく似た異形の放火犯との戦いを始める。一方、正義の味方に憧れるアマギの御曹司コウガは、放火犯を捕まえるべく放火現場へと乗り込む。放火現場においてコウガとジンが運命の出会いを果たす。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一番感銘を受けたのが主題歌。

1話からプレイヤー(敵の総称)が産み出された経緯、
主人公の幼少時代などが描かれており
十分なフラグ、謎、敵等設定は万全なのにも
関わらず、それほど多くの感銘を受けなかった。
特に人間に琴線に触れるはずの愛憎のドラマが
幾重にも巡らせていたにも関わらず、、、
(親と子のドラマに関しては大小あわせて3重にまで、、)

もう一人の主人公とも言うべきアルファスの設定が
厨二的なのは原作者のお約束だが、それを考慮しても
十分な設定だと感じている。
それにも関わらず、、、何故ここまで
感動が薄いのか。

逆に一番感銘を受けたのが主題歌。
一度聞くだけで、耳に残る。
【始まりはゼロ、終わりならゼット!】

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハリウッドリメイクなんてどうでしょ~♪

第一話の出だしがとても良かった。
その後、中盤はちょっとゴタゴタとまとまりが悪いような気もしたが、ラストはどっかの映画のリスペクト(つーかパクリ?)っぽくて、ナレーションもカッコ良かった。

一昔前に流行った、線の多い劇画風の作画には、ちょっと抵抗のある視聴者も多かろう。今日びのアニメ、特に萌え系のカワイイ画が好きな人は、ストーリー的によく出来た一話目から敬遠するのではなかろうか。
丁寧に書き込まれたリアルな作画だけに、うへぇと思わせる醜悪な描写はキツい。自分的には虫系プレイヤーとの戦いがキツかった。ゴキが大っ嫌いなので。。。
その分、カッコいいところはため息をつくほどカッコいい。特にこの作品、終始ZETを含む、ジンのカッコよさに固執しているように思える。
ン十年前から萌え系美少女の描写には定評のあった桂氏、最近はタイバニを含めて、女性が萌えるイケメン達を手掛けている感じだ。

主人公のジン、本当にカッコいい。彼だけのために、ゴキにもめげず、最後まで観終えたよーなモンだ。
一見、クールでちょっと悪そうなイケメンだが、心優しく人情厚く、とても純粋な心の持ち主。そして料理が上手いとくれば、女性の心を鷲掴みにするのも道理でろう。ん~、鷲掴みにされたの私だけ??
それだけにコウガのビジュアルは惜しい;
ナンダ、あの変な髪形は!一応美形キャラの設定なんだから、性格に合わせてアホなお坊ちゃん風の超絶美形にして、ジンとの二枚翼イケメンにすれば、もっと視聴率も上がったと思う。そして、二夜にもまたがるゴキとのバトルも消してくれれば;たいていの女子は、ゴキ、大っ嫌いなんだよ!!
ジンしかいないけど、萌えるイケメンキャラをお探しの女子の方々、意外とココに居ますよ~ZETMAN♪

最後まで観終えて思ったのだが、ハリウッドリメイクで実写映画にすれば、ワールドワイドにイケそう。
もともとリアルな劇画風の作画だし、いっそ実写の方がしっくりくるのでは?このアニメ自体も、海外ウケが大変よろしいし。少なくとも、ドラゴン○ールのリメイクよりは、はるかにイケると思うのだが。。。
その際、ジンはもちろんコウガにも超絶美形俳優を起用すれば、女性ウケも確実だ。ジンは東洋系かラテン系、コウガはフワフワパツキンのアホ面イケメン(いっぱいいそう♪)でヨロシク!


ノリのいいOPは何度観ても飽きない。意外にも情念ドロドロの歌手、一青窈が歌っていて、こんなあっ軽~い歌も歌うんだ、と思うと面白い。ジンのジロ目に色気ありで、超クール♪♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正義と悪をめぐるヒーローストーリー。

王道ヒーロー物です。

雰囲気や背景は暗色が多く、ダークな感じが漂っています。

原作は桂正和先生なのですが、特有のエロさは無かったです(笑
ちなみに本作品は、I's pure(アイズピュア)の中にも劇場で上映中の作品として出てきます。

とりあえず放送当時盛り上がってたのは独特のOPですねw今でもたまに口ずさんじゃうぐらい当時は衝撃でした。面白いですよ。

内容は、暗い話が多かったと思います。ダークな話が好きな人は、良かったら観て下さいって感じで、万人にオススメする作品では無いと思ってます。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

66.2 25 漫画原作で戦いなアニメランキング25位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz!(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (406)
2466人が棚に入れました
魔法少女のネクストレベル イリヤと美遊とクロの3人の魔法少女たちが紡ぐ新たな物語の幕が開く!! Fate<運命>に巻き込まれた少女たちの物語は遂に夏休みに突入!?海! 水着! 誕生日! 魔法少女たちの日常(⁉)はこれからが本番!!

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、斎藤千和、植田佳奈、伊藤静、大原さやか、生天目仁美、小清水亜美、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、小山力也、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美、伊藤美紀、玄田哲章

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

英霊ギルガメッシュを倒せ!イリヤの戦いは佳境に!?

2015年放送のテレビアニメ 全10話 プリズマ☆イリヤの第3期
スタッフキャストは2014年放送の2期と変わらず。

プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!の後編です。

これは見事な日常ギャグアニメ。
前回ありそうでなかった水着回もあり、いろいろ微エロ満載の美少女アニメ。
Fateファンが愕然となりそうな明るい雰囲気ですが、
後半には強烈な戦闘シーンが待ってます。

イリヤ(門脇舞以)マジカルルビーの力で魔法少女プリズマ☆イリヤに変身する
美遊(名塚佳織)マジカルサファイヤの力で魔法少女に変身する。
クロエ(斎藤千和)カードの力でイリヤから分離した
マジカルルビー(高野直子)自称、愛と正義のマジカルステッキ
マジカルサファイヤ(松来未祐)ルビーの妹 冷静沈着だが露出が多い

遠坂凛(植田佳奈)貧乏で凶暴な元魔法少女 どう見ても少女ではない
ルヴィア(伊藤静)金持ちで凶暴な元魔法少女 巨乳過ぎてどうにも・・・

他に脇役で士郎などFate/stay nightのキャラが多数出演する。

ツヴァイ編の後編と言うことで前編の伏線回収もあり、
戦闘も真のラスボスとのキャラ総出演全力戦になる。
そして聖杯戦争とのつながりも語られはじめ、新たな謎を生み、
翌年の4期となる、プリズマ☆イリヤ ドライ!!へとつながるのです。

ふくよかで優しく少しエッチなマジカルサファイヤを演じた松来未祐さんの、
最後の作品になりました。
2015年10月27日死去。38歳。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

監督さん、声優さんをいじめないで

これは「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei」の続きなので
そっちを見ていない人は先に見たほうが良いですね。

そしてこの物語は、前作よりもさらに異質な世界へと突入したようです。

「異質な世界」と書くと、Fateが好きな人は誤解して期待されそうですが、
そんな高尚なものではなく、あれですよ、あれ。下ネタのようなものです。


物語の内容は、その大部分がイリヤとその仲間たちが巻き起こすドタバタの騒動です。
もちろんエッチな部分も前作よりパワーアップしています。
さらに、今回はBL(boys' love)要素も含むようになりました。
そして、つけたし程度ですが、最後はギルガメッシュと戦うことになり、少しだけまじめに感動します。


今回、特に感心したのは、声優さんの真面目さです。
どんな役柄も真剣にこなされています。

イリヤ役の門脇舞以さんには、とても恥ずかしい言葉を長時間言うように監督さんから指示されたようです。
イリヤの清純なイメージが、ガラガラと崩れてゆきます。
この物語では、イリヤは下ネタ騒動の巻き込まれキャラです。かわいそう。(:_;)

衛宮 士郎(えみやしろう)役の杉山紀彰さんには、同性愛者のような発言をするように監督さんから指示されたようです。
Fateでの士郎のシリアスなイメージが崩壊しました。これもかわいそう。

イリヤの友達で優等生の桂 美々(かつら みみ)役の加藤英美里さんには、知りたくもないBL知識をたくさん覚えるよう指示されたようです。
この知識は、その後の仕事で役に立つのでしょうかね?

監督さん、声優さんをいじめちゃだめですよ。

主人公は小学五年生の女の子ですが、小学生が見ちゃダメなアニメですね。(^_^;)


最後に少しだけ真面目なことを書きます。
今回、イリヤたちは海へ行きますが、それは美遊の願いでもありました。
美遊がどんな気持ちで海を見たいと言ったのか…
それは 「劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」を見ていただければ…と思います。

そして、若くして亡くなられたサファイヤ役の松来未祐さんのご冥福をお祈りします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直ここまで続くと思っていませんでした^^;

この作品は、Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤの3期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期の作品を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

本編である「Fate/stay night」におけるイリヤの運命があまりにも不憫だった事もあり、イリヤを主人公としたスピンオフには賛成でしたし、アニメ化を知った時には嬉しい気持ちで一杯でした。
今もその気持ちは変わらないのですが・・・このシリーズの並々ならないパワーを感じます^^
ここまでポンポンと続編の決まる作品も珍しいのではないでしょうか^^?
しかも3年連続で放送するって、原作やゲームなども含めてそれだけ人気の作品・・・という事なのでしょうか^^;?
この勢いのまま、どこまでも突っ走って欲しいと思っています。

でも・・・人気が出るのも分かる気がします。
まず主人公のイリヤですが、本編のキャラに萌え要素が多分に盛られており、名前でやっと本編と同一人物である事が分かるくらい徹底的に弄られています。
そして見た目には幼さを残しながらも、「きっとこんな小学生はいない」というくらいの色気を身に纏っています。
そしてすっごく子供っぽい時と大人びいている時のあるリアクション・・・
そして何よりマジカルステッキを使う魔法少女として、クラスカード回収という日常とはかけ離れた極めてシリアスな事をやってのけてしまうこと・・・
これらの半端無いギャップが彼女の魅力に拍車を掛けているのだと思います。

そしてそのギャップは単独で出せるものではありません。
クロや美遊といった同じ様な立ち位置のキャラとの絡みがよりギャップを引き立たせてくれています。
イリヤとクロの絡みなんかが正に良い例だと思います。
小学生2人の仕草にドキッとさせられることなんて・・・何回もありましたから(//∇//)

こういうのを「あざとい」という事は分かっています・・・分かっていても吊られちゃうんですよね^^;
今期もこの作品をドキドキしながら視聴していました^^;

物語の方ですが、これまで聖杯戦争の英霊の数と同じ7枚のカードの回収を行ってきました。
2期では同じ回収者であるバゼットと死闘を繰り広げたり新たなカードが示唆されたりと、イリヤ達が行っているカード集めは最早単純な回収作業ではない事がハッキリしました。

こうして3期が始まるのですが・・・まず日常パートにおける過激さは着実に増している様な気がします。
イリヤ達3人はまぁ置いておいたとしても、学校の同級生の発言や妄想が結構激しいんですよね^^;
今の小学生って、こんな感じなんでしょうか^^;?

物語は回を重ね・・・ついに新たなカードとご対面する事になるのですが、このカード・・・何となく想像していましたが、とんでもない強大な力を秘めていました。
皆んなが束になってかかってもビクともしないんです・・・
でも、どうしても勝たなきゃいけない相手・・・だから、どんなに跳ね返されても立ち向かうのを決して諦めないイリヤ達・・・その活躍は是非本編でご確認下さい。

そして本シリーズにおけるこの作品の重要性が明るみになります。
3期はこれまで目を背けていた事・・・聞けずにいた事・・・確かめようとしなかった事・・・
これらが明るみになるんです。
一歩踏み出せなかったのは、この関係が壊れるのが怖かったから・・・
でも大丈夫・・・一緒に紡ぎ上げてきた時間が不安を現実にはさせないから・・・

オープニングテーマは、fhánaさんの「ワンダーステラ」
エンディングテーマは、「ハプニング☆ダイアリー」と「Wishing diary」
どちらも幸田夢波さんが歌っています。
イリヤとfhánaさんの組み合わせは想定していませんでしたが良い感じだったと思います。

1クール10話の作品でした。始めの頃は10話じゃ尺が短い・・・と思っていましたが、これだけ物語が続いてくれると1クール10話の構成も気にならなくなりました。
物語は思い切り続きを思わせる終わり方・・・そしてエンドテロップは「・・・to be continued」
了解しました。続報を楽しみに待たせて頂きます^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21
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