演劇でアイドルなおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの演劇でアイドルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月17日の時点で一番の演劇でアイドルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.3 1 演劇でアイドルなアニメランキング1位
THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(アニメ映画)

2014年1月25日
★★★★★ 4.1 (537)
3109人が棚に入れました
芸能事務所765プロに所属する13人の少女たちが、アリーナライブに向け切磋琢磨する様子を描く。

声優・キャラクター
中村繪里子、長谷川明子、今井麻美、仁後真耶子、浅倉杏美、平田宏美、下田麻美、釘宮理恵、たかはし智秋、原由実、沼倉愛美、若林直美、滝田樹里、赤羽根健治、大塚芳忠
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

一人ひとりの想いが伝わってくる、私の考える最良・最愛のアニメ

この作品の魅力を、ひとことで語るのは結構難しいです。
ただ、一点だけ指摘しておきたいのは、鑑賞した回数によって、この作品の見え方が微妙に変わってくるのではないか、ということです。

まず1回目は、誰だってこの作品のストーリーを追いかけます。
鑑賞し終えての感想は、大方は「幾らか波乱はあったけれども、最後は予定調和的に綺麗にまとまって良かった」でしょう。
2時間ちょっとという尺では、やはり少し物足りなく感じる方が多いのではないでしょうか。

※以下は2回目の鑑賞時の感想です。
ストーリーは既に頭の中に入っているので、今度は作品のテーマを読み取ろう、という鑑賞姿勢になっています
→後から読み直すと、強引で一面的な見方をしていて結構恥ずかしい内容ですが当時の率直な感想として。
--------------------------------------
{netabare}
この作品のテーマを一言でいうと、社会人教育の定番中の定番

△ディール・カーネギー『人を動かす』
△スティーヴン・コヴィー『7つの習慣』

の説く「動機づけ型リーダーシップ」の哲学をまんまアニメ化した作品!!!!
に私には見えた!
まず間違いないだろう。バンダイナムコ狙ってたな。

つまり、少しだけ解説すると、リーダーシップというものには実は、

①自分がグイグイ引っ張るタイプのリーダーシップと、
②周囲の人の想いを掬いあげ、メンバーの各々の力を引き出していく動機づけ型リーダーシップ

の2種類があって、普通の人は、①だけがリーダーシップだと思いがちなんだけど、本当に凄いリーダーってのは②ができる人のことなのです(とカーネギーとかコヴィーは言っている)。

で、プロデューサーがなぜ春香をリーダーに任命したのかというと、それは春香が自分では気づいていなくても、②が出来るタイプの人だったから、というのが、このアニメのミソです。(※追記あり)

可奈ちゃんを切り捨てていたら、一時的にはライブは上手くいったかも知れないけれども、それはそれだけの話。
結局は、彼女らは大切な仲間を一人永久に失うはめになってしまいます。

あそこで可奈ちゃんの心を拾うために最大限の努力をしたからこそ、765プロは仲間を誰も失わずに、前よりも高いステージに進むことが出来た(できる)はずで、ビジネスの言葉でいうと、貴重な人材を失うことなく全体の戦力を高められた、ということになるのでしょう。

※追記
一番のビッグ・アイドルの美希が「本当は春香が羨ましい」「春香はプロデューサーが選んだリーダーだから」「美希は自分の出来ることを頑張るの」といって、春香をそれとなく勇気づけるこのアニメのキーシーンがあります。

春香とは対照的な性格の美希は、典型的な①タイプで、その持前のグイグイ引っ張るリーダーシップで、竜宮小町が台風でライブに遅れて765プロが困っているときに、人一倍頑張ってステージを支えて、竜宮小町以外のメンバーも注目を浴びるきっかけを作った功労者(第13話)なのですが、TV版の最後のほうでも、この映画でも、春香の自分とは違った良さをちゃんと認めて、彼女を支える発言をしており、美希もまた春香とは別の個性が光っていてやはり好感度が高いです。
{/netabare}
(終わり)
--------------------------------------

このようにストーリーを把握し、かつ、妥当か否かはともかく作品のテーマを自分なりに推測したあとの3回目から4回目にかけての鑑賞時は、
主人公である春香および本作のキーキャラである可奈の感情推移をじっくり追いかけて推測していくことになります。

さらに、5回目以降の鑑賞になると、春香や可奈に加えて、千早・美希・伊織さらには他のメンバーたちの一瞬毎の行動や発言に対しても、その意図や想いについて推測する余裕が出てきます。

そこまでくると、この作品が、どこまで細やかに一人ひとりのキャラの想いを描き込んでいるのか、ということに気づいて改めて感嘆の気持ちを強く抱くことになると思います。

私はこの作品を劇場で10回近く鑑賞しましたが、それでも飽きない感動がありました。
10月8日のBD/DVDリリースが待ち遠しいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 59

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

音楽に生かされ、音楽に殺された不遇の迷作か!?

グレンラガンのキャラデザで名を馳せた錦織敦史の初監督、元京アニのネ申演出家である高雄統子を招き入れ、A-1Picturesと名立たる豪華スタッフに支えられて2011年に幕を閉じた『アニマス』
その豪華スタッフが再度集結し今度は劇場版を作ると来たもんです
いやはや、仰天やで・・・っておい!どこにも「待田堂子」の名前が無いぞw
(お察し下さい、待田さんはWUGで忙しかったんです)
もうこの時点で実はちょっとガッカリ気味だったんですわ
「待田×高雄」のタッグが描く『少女像』ってのがあってこそのアイマスだとオイラ思ってたんで










テレビシリーズ26話の後、遂にアリーナでのライブをすることになった765プロダクションのアイドル面々
アリーナライブはアイドルとしての一つの到達点である
またこのライブの後に美希はハリウッドデビュー、千早も海外での本格的な音楽活動を控えていた
そんなアリーナライブでの演出の一環として、765プロオールスターズは初のバックダンサーを従えることとなる
新人育成の意味も込めて、プロデューサーと律子は久々に全員集合した765プロオールスターズと新人ダンサー7人で合宿を取り計らった
しかし現役アイドルとして鍛え抜かれた765プロとの実力の差は激しく、現実に強く打ちのめされる新人達
やがて新人達の間にこのままアイドル志望でいるべきか悩む者が現れ、それをきっかけに軋轢が生じてしまう・・・
プロデューサーから今回のライブのリーダーに抜擢された春香は彼女達をとりまとめようと奮闘するのですが・・・









まず冒頭からテレビシリーズの「生っすか!?回」で荒れまくった(笑)高橋龍也の脚本らしい劇中劇ネタが飛び交います
これはホント素直に面白かったですw
そしてOPには永遠の名曲「THE IDOLM@STER」が流れ、テンションは高まる


本編でとにかく注目したいのは今作でようやく劇場デビューを果たした春香役の中村繪里子さんの熱演ではないでしょうか
自身も「春香に飲まれる(春香しか代表作が無いということ)」を深く気にしつつも、そんな春香というキャラとそのファンに支えられ辿り着いた現在(いま)
「今までの全てがあって現在がある」
劇中の台詞通り、重みを感じる一言です


続いて今作のもう一人の主人公となる新キャラクターの「矢吹可奈」を演じた木戸衣吹ちゃんも素晴らしかったです
今作の一部では木戸ちゃんの歌声も炸裂(笑)しており、今期の『pupa』と『ノブナガ・ザ・フール』じゃ木戸ちゃん成分物足りん!と思っていたオイラには一安心でしたわ


そして、今作には3人目の主人公がいると言っても過言では無いでしょう
それは美希・・・じゃなくて!千早・・・じゃなくて!なんとまぁ【伊織】だったわけです(爆)
一見してワガママに見えても本当のところはメンバー想い
そんな成長した伊織が、かつての自分を見るかのような態度を取る新人、北沢志保に【良き先輩】として指針を示す様は今作のアツいポイントの一つ
オイシイとこ持って行きやがりますホントw


時系列が過去に移ると撮影効果で淡い光に画面全体が包まれる高雄演出のお約束もあり、この辺はマニア泣かせ(?)


ただ、とにかくすんげぇ残念な部分が多いのも事実なんです
『WUG』が7人のキャラクターに上手くスポットを当てつつ上映時間90分で収めたのに対し、こっちは引っ張りに引っ張って120分
長い、長過ぎます


千早の趣味がカメラになったのは何時からだ!?
これはオイラのリサーチ不足かもしれませんけど、伏線まるで張れてませんよ?


765プロの事務所にある箱○とPS3がカットによって色違うし!(←単純に背景ミスですね、これは)


とまあ一回観ただけで気付くポイントが多い


プチシューをとっちらかすカットは何故ロトスコ(?)なのかw
まあ作ヲタ的には笑ったけどw


クライマックスのライブシーンはCG+作画、ですが2次元と3次元の境目がわかっちゃっててそーゆーのはまだ『ラブライブ!』の方が上手いと思います


一番ダメダメなのは音楽ですかね
【劇伴がとにかく五月蝿い】
劇場音響意識したボリュームなのはまだわかるんですが、問題は劇伴の入れ方です
静まり帰ったシリアスな会話に飛び込んでくる耳を劈くようなBGMのイントロ・・・これは酷い、本当に酷い
しかもそれが一回や二回ではないのです
せっかくの声優さんの熱演を掻き消すようなBGMの使い方、こいつぁちょっといただけませんでした


うーん、結局のところテレビシリーズ以上に色々な課題を残してしまった感があります
単純に一本の映画としてはこちらより遥に低予算で仕上げられた『WUG』の方が良く出来ていたと思いますし
まあ、なんにせよファンが観て幻滅するような内容ではないのでギリギリ及第点ってとこだとオイラは思ってます
錦織監督自身が重視しているのもソコだしね

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

“天海春香”の人間性

制作はA-1 Picturesで原作はゲームです。
ジャンルは青春群像劇です。


本編「THE IDOLM@STER [アイドルマスター]」のレビュー。
https://www.anikore.jp/review/1189982/

本編の続編なので、本編視聴は必須ですよぉ☆




全編を通じて「主人公・天海春香がどのような人間か」を表しているかのような。
一つのドキュメンタリーを見ているかのような。
そんな気分になりました。

-disaruto談-





話の中心人物は「天海春香」と「矢吹 可奈(新人アイドル)」。
可奈がアイドルという仕事にどう向き合い、春香が彼女をどう導くか、という流れです。

端的な感想として「天海春香しか見ていなかった」に尽きますw
それだけ彼女をフィーチャーしていた。
でも、この制作方針は超博打ですね。
普通だったら、他キャラの絡みを増やしてファンサービスできるのに。
キャラアニメでやるのは正直アホかと思いますが、そのおかげか作品の完成度は高かったと思います。


「リーダーの重圧」から解放されて、「天海春香」自身となり、それがまさに天性の「リーダー性」である。
無意識に他者を導ける人間は、自分がリーダー性を持つ特別な人間だなんて微塵も思っていないもの。
天才である星井美希や如月千早と違って彼女は凡人だけれども、人を導く力がある。
これを伝える流れがマジ秀逸でした。

加えて、春香の行動のきっかけを作っているのが上記二人だったりするのも良いです。
二人が助言するシーンは、二人のキャラ性もしっかり出ています。
{netabare}美希は、自己中心的ではあるが強いプロ意識を持っており、春香を一番の好敵手と思っている。
千早は、本編中で彼女から最も影響を受けた人物であり、最大の理解者であろうとしている。
二人ともリーダーとして悩む春香を励ますのですが、随分と雰囲気が違い、個性が出てステキだった。{/netabare}



序盤の明るい画作り、中盤以降の暗い画作り。
映画らしく、起承転結のつけ方、メリハリが画作りにも表れていましたね。
肝心な部分の心情描写も光っていました。


以下ネタバレ感想云々。
{netabare}まさか可奈のおやつ休憩が本作最大の伏線だったとはねwww
それはおいておきまして、可奈と春香の電話シーンの演出。
強く拒絶される春香の心情を表すかのような雨の描写。
窓ガラスに映る雨と春香の目が重なって、彼女の深い悲しみを表現していました。


私が今作での名シーンに挙げたい、対面で可奈を説得する場面。
練習が上手くいかず、ストレスで太ってしまい、後ろ向きな考えになってしまった可奈。
そんな場面でのやり取り。

春香「アイドルってそう簡単に諦められるものじゃないって思ったから…。そういうものだって、思いたいの…」
可奈「でも、わたしもうこんなんで、衣装だって入らないし、きっと、余計迷惑かけちゃいます」
春香「そうじゃなくて、“どうしたいか”だけでいいんだよ」

コレですよ、これ。
春香も直前のシーンで
「なんで可奈を説得しに行く必要があるのか?」
という他アイドルの問いに対し、
「私が天海春香だから!(つまり、私自身がそうしたいから)」
と言っています。

春香は葛藤の結果“自分がどうしたいのか”で動いたのですね。
若干エゴっぽいですが、この結論は彼女のアイドルとしての実績と葛藤から生まれたもの。
なので、その過程を知るこちらとしては「なるほど」と納得しちゃうわけですよ。

あ、そうそう、この一連のシーンを見て一曲頭によぎったので紹介します。
ももいろクローバーの「走れ!」。
ちょっと有名になっちゃいましたが、興味あれば聞いてみてね。{/netabare}



難点として挙げるならば、ライブシーンの作画が微妙だったw
それ以外の作画は並みの映画以上だったのですが、そこだけが微妙。
CGってこんなに悪目立ちするんだなあと、素人ながら思いました。
でも、高速でアイドルに接写していくカメラワークは素晴らしい。
臨場感・スケール感が伝わってきました。



総括して、TVシリーズを見た人は見て損しない内容だったかと。
私はTV版も好きなので評価が上がっている感もありますが、“映画として”面白かったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

72.0 2 演劇でアイドルなアニメランキング2位
ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (466)
1653人が棚に入れました
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院。

駿河湾のかたすみにある小さな高校で
2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」が始まった!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なぜラブライブ!サンシャイン!!は感動できないのか

静岡県沼津市の浦の星女学院のスクールアイドル・Aqoursを描いたラブライブシリーズ2作目の第2期
(1期感想:https://www.anikore.jp/review/1549253/)

さて、1期感想でも触れたとおり私はμ'sを描いた初代ラブライブ(以下、無印)に魅了されたラブライバーです
このサンシャインも1期で物足りなさを覚えながらも、1stライブはLVで参加、2ndライブは西武ドーム2daysとも現地参戦し、聖地沼津にも2度足を運ぶなど応援してきたつもりです
…ですがこの2期でもその物足りなさを拭うことはできず、それどころかサンシャインは無印に決定的に及ばないとさえ思うようになってしまったというのが結論です
ではなぜそう思うに至ったのか、私見を書いていきます
(※折りたたんでますが、めっちゃ長いです。気が向いたら読んでください)

前提
{netabare}
まず前提として、私にとってラブライブ無印はアニヲタ人生の転機とも言えるあまりに大きな作品でした
アニメのイベントや声優のライブに行ったり、ペンライトを振ったり、ニコ生を毎回見たり、ニコ生一挙放送を完走したり、ゲーセンでフィギュアやぬいぐるみを取ったり…私に色々な「初めて」をくれた作品、それがラブライブです
ですからこの後の私見にはラブライブという作品を神格化するような、かなりのバイアスが掛かっていると思います
サンシャインという作品に、無意識にとんでもないハードルを課していたことでしょう
ですが私は最初からサンシャインを突き放して見ていたわけではありません
むしろ冒頭のとおりかなり作品を楽しんでいたと思いますし、本当は無印同様に心から感動したかったんです…
…何が言いたいかっていうと、私はいわゆるμ's原理主義ではありませんw
{/netabare}

サンシャインと無印の違い
{netabare}
1期放送後からこの2期までを通じて分かったのですが、サンシャインでは無印でやりたかったけどできなかったことをとことんやっていくスタイルを取っています

代表的なのはイベントですね
無印の声優陣はプロジェクト発足当時こそ無名の新人集団でしたが、1期の成功もあり特に南條愛乃と三森すずこが声優にソロ活動にと多忙になってしまい、9人そろってのイベントを組むことが難しくなってしまいました
またプロジェクト後期は30代のキャストが数人おり体力面に不安があり、特に南條愛乃は膝に先天的な持病があったことも発覚し、まともに踊れなくなってしまいました
そこでサンシャインでは若き新人キャストを揃え、専属契約に近い形でプロジェクトに専念させています
これによりかなりタイトなスケジュールでイベントを組み、さらにライブツアーを行うこともできました

また無印は予想外の大ヒットを記録したために、グッズ展開やコラボレーションが後手後手になってしまったこともファンの不満として挙げられていました
サンシャインでは公式twitterを見てると分かるんですが、週3くらいで新グッズの情報が出てきますwとても全部追えませんww
もちろん沼津という聖地を設けたのも、この2期でライバルユニットとコラボしたのも、「やりたかったこと」だと思います

良い言い方をすればスタッフも全力でやりたいことができ、ファンも全力で楽しめるようになった
汚い言い方をすれば、全力でリソースをぶっ込んでファンからお金を吸い上げる体制ができた、ということですねw
{/netabare}

計画性とその功罪
{netabare}
サンシャインは無印の成功を受けて作られた、成功が約束され、そして成功しなければいけない2作目です
そのため常に先の見えない道を開拓し続けていた無印と違い、サンシャインはかなり計画的にプロジェクトが進められているように思います…下手したらアニメ、ライブを中心に最初から最後まで完璧にスケジュールが組まれている可能性もあります
たとえば無印は1期放送後の3rdライブのサプライズで2期制作が発表されたんですが、この時キャスト陣全員がガチで驚いて喜んで泣いてたんですよね
ところが、サンシャインではこういったキャストを巻き込んだ大きなサプライズがほぼありません
多分キャストもあらかじめ全てを知らされ覚悟ができていて、それにより地に足をつけた計画的なプロジェクト運営ができているのでしょう
一方でその計画性は作品の根幹を成すテーマである「みんなで叶える物語」とは相反するものでもあります
1期の感想でも書きましたが「どうせ俺が応援しなくても成功するでしょ?」って思えてしまうんですよね
そしてその計画性故の管理体制がアニメにも影を落としてしまったのではないかと考えています
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ライブでの再現前提の演出~
{netabare}
サンシャイン1期の最終回は、放送後にかなり叩かれました
批判点はモブの出しゃばり、ライブ前の長い寸劇、レギュレーション違反の3点でしたが、
このうち1期全体を振り返るライブ前の寸劇は、現実の1stライブで再現することを前提とした演出でした
1stライブ後に酒井監督も「今夜の彼女達のパフォーマンスでやっと13話(最終回)が完成した様な気持ちです」とツイートしていたことからも、これは明らかだと思います
そしてこの2期でも、ライブでの再現を前提とした演出が多々ありました
特に2期はライブシーンでそれが顕著で、6話の千歌のバック転なんかはその最たる例ですね
これはライブで千歌役の伊波杏樹がバク転を成功させて初めて感動が生まれます
アニメ内だと無印で凜ちゃんが雨の屋上でウルトラC級の床技を決めてましたし、サンシャイン1期でもセイントスノーの妹(理亜)が3mくらい跳んでムーンサルト決めてましたからねw 今更バク転じゃ驚かない世界ですw
また9話のセイントスノーとのコラボも、本編後のライブ開催のCMを含めたサプライズありきで、本編ストーリーとのつながりを考えたらむしろ11人で歌うのは不自然だったり…

もちろん、アニメとリアルの融合はラブライブ!の1つの大きなテーマです
ですがアニメはアニメとして、完結した一つの作品として作って欲しかったです
少なくとも無印は、ライブで補完しないと完成しない作品ではありませんでした
むしろライブシーンでは昼夜が入れ替わったりワープしたり、現実で再現不能な演出が多々ありました
それをライブ班がどう再現するか、といった楽しみ方もあったんですけどね…

先述の「計画性」にも繋がるんですが、あまりに計画的に作られているせいで、制作側の自由な創作を縛ってしまっていたように思います。なぜならこうした演出は、アニメスタッフの一存で入れられものではないからです
酒井監督が優れたライブシーン・PVを作れるのは、シングルのPVや1期2期のOPを見ても分かります
ただ作中のライブシーンでは、現実での再現前提の演出が足を引っ張り持ち味を出せていなかった印象です
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ストーリー~
{netabare}
この2期のテーマは主に、浦の星女学院の廃校、廃校決定前後のラブライブ挑戦の意義の変化、そして千歌が探し追い求める「輝き」の3点です
そもそもサンシャインは、プロジェクト発足当時から「廃校が決定している学校が舞台」という設定でした
それがアニメでは1期で廃校の可能性が浮上しただけで、廃校の行く末も2期に持ち越しとなっていました
なぜなら1期の最大のテーマはAqoursの独り立ちで、そして2期が最初から「計画」されていたからです
Aqoursの独り立ちを描くためには、廃校問題を全て後回しにせざるをえなかったんですね
そして恐らく、この1期のAqoursの独り立ちというテーマは、アニメスタッフではなくプロジェクトの創意として、ラブライブサンシャインというプロジェクトのために組み込まれたモノでしょう
それは今年9月の2ndライブを経て現実のAqoursが独り立ちを遂げるまで、サンシャインと無印のコラボはもちろん、キャスト陣が無印に触れること(果南役の諏訪ななかがμ'sの紅白出演への感想ツイートを削除したり)が徹底的に排除されてきたことからも予想できます

こうした事情のため2期では廃校を阻止できない展開を描かなければならず、シリアスにならざるをえない
しかしラブライブという作品はシリアス一辺倒ではいけない
明るく楽しく前向きでなければならず、特に2期では1期でスポットの当たらなかったキャラをピックアップしなければならない
この二律背反のせいで、2期はシリアス、キャラ回がともに浮いてしまっていたように思います
特にメインストーリーから完全に外れていた5話のよしりこ回とかね
ファンからの評価は高いですし私も好きな回ですが、後々2人差で廃校が決定してしまうことを考えると、犬と遊んでる暇あったか?本当に全力尽くしたのか?と思えてしまいます

そもそも酒井監督は、シリアス面を描くために選ばれた監督だと思っています
酒井監督が無印で担当した回(1期7話「エリーチカ」12話「ともだち」、2期11話「わたしたちが決めたこと」)を見れば一目瞭然です
サンシャインもおそらく、ストーリー面、シリアス面だけを切ってみれば、恐らくよくできています
ただ先述の事情により、明るいキャラ回やギャグを組み込みにくい構成になってしまったのかと

もちろんそれでも良い作品に仕立て上げるのが監督の仕事だと言えばそりゃそうなんですが
{/netabare}

積み重ねが足りない
{netabare}
サンシャイン2期では無印同様、ラブライブ優勝と3年生の卒業(+廃校)が描かれました
最終回の優勝と卒業の感慨、寂しさを描いた描写・演出は素晴らしく、無印にも劣らないものがありました
ですが、いまいち感動できなかったんですよね
その原因は恐らく、サンシャインが積み上げてきたもの、少なくとも時間が明らかに少ないからだと思います
無印はTVアニメ化に3年の下積みを要し、2期のラストの時点で4年が経過していました
そしてその間、作品の人気はCD売り上げ500枚のスタートから2期BD1巻11万枚まで駆け上がっていたのです
一方でサンシャインはプロジェクト発足が2015年4月、1stシングル発売が同年10月です
この2期の時点でまだ2年しか経っていない上に、その1stシングルも最初から5万枚売れてるんです
1期のBDや最近のシングルも5万枚前後の売り上げです…安定してるんですよね
もちろん人気を安定させることは大変なことだと思いますし、短いこの2年間にもドラマはありましたが、
残念ながらそこに無印と同様の感慨深さが生まれることはありませんでした
これは初代の後を受けた2作目としての宿命とも言えるかもしれません
江戸幕府を築いた初代家康の陰に、幕府を安定させた秀忠が隠れてしまうように…
{/netabare}

粗が目立つ→それを覆すインパクトの欠如
{netabare}
この2期、話の展開の粗、矛盾点が目立ちました
例①:3話、予選から学校説明会まで間に合わない!バスも船も無理だからミカン収穫用のトロッコだ!
   ←親に車出してもらえ!お姉ちゃんたち軽トラで間に合ってるじゃねーか!
例②:7話、ライブ終了後80人だった入学希望者が深夜に増え続けて98人に
   ←どうやって出願したんだよwww ちなみに作中で願書、調査書、受験料納付証明が必要とあり
例③:7話、12月の朝5時なのに明るい屋外
   ←静岡地方の12月の日の出は6時30分~6時54分
例④:9話、お姉ちゃんのためにルビィと理亜の2人(+よしまる)で内緒で用意してきた
   ←Aqours+セイントスノー11人で完璧なライブパフォーマンスを披露

もちろん無印にもこうした粗、突っ込みどころは多々ありました
ですが無印には、京極監督のラブライブには、それを全部ぶっ飛ばすインパクト、大きな感動があったんです
1期のレビューでも書きましたが、サンシャインに最も足りないのはこのインパクトです
そしてここまで擁護してきた酒井監督に足りなかったのも、このインパクトで魅せる力です
同時期放送の京極監督の作品「宝石の国」を見ても、京極監督の魅せる力、インパクトを残し感動させる力は類い希なるものがあります

そもそもサンシャインという作品には、無印のにこのような作品のアイコンとなる人気キャラ、そして「にっこにっこにー!」のような作品を代表するフレーズもありません
善子がその枠になってほしかったみたいですし、善子の「リトルデーモン」や曜の「ヨーソロー!」などキャッチーな決め台詞も用意されていますが、力不足
せいぜい絵里の「ハラショー」くらいの位置づけでしょう

ここまで色々不満を言ってきましたが、インパクトさえあれば、大きな感動さえあれば、それらの不満は全ては覆されていたと思います
それがラブライブという作品です
{/netabare}

まとめ
ラブライブ!サンシャインは無印の成功を受け、非常に野心的で、かつ計画的に作られている作品です
その計画性がアニメのストーリーやライブといった魅力を縛り付け、物語の展開に粗が生じ、また2作目故に作品としての積み重ねも少ないためにラストの感慨深さも生まれませんでした
そして何より、それらを覆すインパクトが足りませんでした
だから私はサンシャインに、心から感動することができなかったのです


ですが、私はラブライブから、サンシャインから離れることは無いでしょう
それは何だかんだ言って、ラブライブに触れている時間は最高に楽しいからです
この2期の放送中も、各話の感想やイベントについて友人ラブライバーと密に語り合っていましたw
またライブ中やライブ後や聖地で、初めて会ったラブライバーと話すことも多々ありました
沼津に行った際は韓国人ラブライバーと写真を撮ったりもしましたw
作品だけに留まらない楽しさ、経験、初めてを提供してくれるラブライブ
「今が最高」「過ごしてきた時間の全てが輝き」を体現するラブライブが、何だかんだ言って大好きなんです


以下、書くタイミングを失った雑感の箇条書き
{netabare}
・CGの進化が半端ない。特にOPは衝撃だった
・一方で手書き作画は珍しく崩れることも…特に8話Aパートは気になった
・音楽では寂しさをはらんだOPとカーテンコール感あふれる最終回EDが好み
 でも音楽もインパクトないんだよね、サンシャイン。結局スノハレノーブラ級は現れず
・キャラではルビィが印象に残った。実質個人回の8,9話だけじゃなく、7話で一番最初に「優勝」を口にしたり、
 ドームをドゥームと言ったりw、一番キャラとしての背景、ドラマが見えたのがルビィだったかな~と
・1期では無かったよしりこが2期では特盛りにwww5話でなれそめを描いてから回を増すごとに親密に…
 6話で遂に実現した「リリー」呼びは個人的に2期のハイライト
・1期で若干クドかったしいたけの使い方が上手くなってた。ラストでメスで仔犬出産という衝撃の展開が待っていたが、お前千歌が小学生の頃からいる老犬だろww大丈夫かよww
{/netabare}



最後に、もしここまで全部読んでいただいた方がいらっしゃったなら、本当にありがとうございました

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Aqoursは頑張ったと思う

2018.01.01記


1期でμ'sからの卒業をうまく描いてました。
2期ではそのμ'sから独り立ちしたAqoursが廃校阻止に向け奮闘しつつ、スクールアイドルとしての存在意義やそもそも自分らが何したいのか?を突き詰める物語でした。1期同様シリアス要素多めです。

さっそくですが、8話から9話にかけてのルビィ feat.理亞の回は秀逸です。
{netabare}前作のライバルA-RISEのどこまでもナイスガイっぷりと比較すると、本作のライバルsaint snowは若干ひっかかりのある姉妹ユニットです。そのルビィ、ここまではただのがきんちょでしたが全てフリでしたね。ルビイが理亞と協力して、姉から独り立ちする挿話です。
妹同士だからこそ気づけた相手が抱える苦悩、自分もわかるからこその協業申し出、とあらためて気づかされた姉から受けた愛情、姉への想い。
雛鳥が親から巣立つというか『はじめてのおつかい』で心揺さぶられる感覚があれば涙します。
締めのsaint aqours snow のライブシーンは ?? でしたが、そこはそういうもんだということにしました。そこに至るまでの過程をご堪能くださいませ。{/netabare}
個人的にはこれだけでやや満足です。

ハッピーエンドやわかりやすい展開など前作(無印)を彷彿させる流れは安心材料です。

サンシャイン1期のレビューでも書いたとおり、物語の展開はむしろ前作より好みですが、曲がそうでもないのが残念です。劇場版もやるみたいなので今度はそういう曲に出会えるといいですね。

当たり前ですが、元ネタが大きければ大きいほど続編というのは難しい。そのような中で、製作陣は前作に敬意を払いつつチャレンジしてたと思います。アニメ自体は佳作、どちらかというとマーケットが大きくなりすぎてる中どう落としどころをつけるのかに私は注目してます。
スクールアイドルは素敵なんだということを知ってほしいと全国のSI集めて一緒に踊って歌った前作劇場版でほのかが蒔いた種は作品上では花を咲かせたかたちになってます。
うまくオチがつけば、今後は仮面ライダーやプリキュアよろしく年毎は厳しくとも3-4年周期のプロジェクトにして新人声優の登竜門みたいにするといった展開も望めましょう。

作品評価から離れてしまったので以上にします。ご精読ありがとうございました。



視聴時期:2017年12月   

-----
2018.08.27追記

マーケティング臭が鼻につくのはサンシャインのほうですね。
「堕天」その他決め台詞がとってつけたようで、ライブやイベントで一緒にこのコールやれやれほいほいと無理やりブームを作ろうとしている感が否めません。

それと、曲の演出もちょっと。{netabare}バク転やらせたのありましたが、これリアルのライブでもきっとやるんですよね?{/netabare}これまでの歌と踊りで魅せる以上の要素を盛り込むことで変化をつけたのでしょうが、私の好みではありません。
「そのハードル必要ですか?」といった類のハードルを用意して、クリアして感動させる手法に見えてヒキました。感動ポルノです。


2018.01.01 初稿
2018.08.27 修正
2020.09.25 タイトル修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 33
ネタバレ

踏切太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

キャラがbotと化したスタッフの自己満足アニメ

批判レビューなので好きな方は読まないで下さい。


このアニメって一言で言うと監督の自己満足アニメですよね。
脚本の方に何の責任もないとは思いませんが、実際無印から変更になったスタッフは酒井氏だけなので監督がやりたい放題した結果なのでは。

やりたい演出を優先したシーンが多過ぎる結果シナリオがぐっちゃぐちゃ。
{netabare}ラストの何故か旅立った3年含めて全員講堂にいるシーン{/netabare}の理由説明して欲しいなぁ。
{netabare}千歌の回想シーン→ライブなら納得出来るが、走って学校行ったら海外などに旅立ったはずの3年生も含めて全員集合!は意味不明すぎて…
夢オチ?軽くホラーなんですが…

それ以外にも主人公が行く先々に事前連絡もなく全員集合してました!なシーンが多すぎて冷める。

キャラも発言がワンパターンでbot化しているように感じる。
特に善子と花丸。
善子は中二病発言して花丸はそれに突っ込んで食べるだけ。
ギャグ漫画じゃないんだから…
一期のルビィも酷かったが2期はきちんと役割を与えられていたので良かった。

お陰で無印は円盤を買う程好きでしたがサンシャインは推しキャラが出来ませんでした。

無印は9人それぞれ役割がある点が好きだったのですが、サンシャインは千歌と梨子2人で何か決めたり問題を解決してしまうシーンが多く、アイドル活動する上で必要か?と感じてしまうキャラが複数いるのがダメだと思います。
{/netabare}

個人的にキャラクターデザインも衣装も楽曲も無印から明らかに劣化していて残念。
映画も興行収入的に苦戦しているようですが、まぁあの監督ならな…と納得してしまった。
まさか前作の半分以下で終わりそうな状況だとは思いませんでしたが。
映画の特典絶賛テコ入れ中ですが、半券キャンペーンやサイン入り色紙って…初期に観てくれた人を馬鹿にするようなやり方には呆れてしまいました。
もう少し内容で勝負して欲しかったなぁ。

「ラブライブ」というネームバリューで売っている以上前作と比較されてしまうのは仕方ないかと。
実際、悲しいことに映画も前作と同じ条件でリピーターが半分以下になってしまったので。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

85.3 3 演劇でアイドルなアニメランキング3位
かげきしょうじょ!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (503)
1480人が棚に入れました
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様"に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

懸命に頑張る歌劇少女たちの群像劇

未婚女性のみの劇団員を育成する「紅華歌劇音楽学校」での少女たちの奮闘努力を描いた物語です。
主人公だけでなく多くの人たちの喜び・悲しみ・成長を描いています。


渡辺 さらさ(わたなべ さらさ)は紅華歌劇音楽学校の100期生。
彼女は幼い頃に歌舞伎役者を目指していました。
でも歌舞伎役者には男しかなれません。
だがら彼女の今の夢は、紅華歌劇団でオスカルの役を演じること。
それは言い換えれば、紅華歌劇団でトップを掴みとることを意味しています。

奈良田 愛(ならた あい)は、さらさと同じ部屋で同学年の少女。
彼女は国民的アイドルグループのメンバーでしたが、ファンに暴言を吐いたためアイドルグループを脱退しました。彼女は過去のトラウマで男性恐怖症だったのです。

さらさは178cmの長身で力持ちですが、誰にでも笑顔を振りまく明るい少女。
彼女の無垢な笑顔は、まるで天使のように可愛いです。

愛は多くの男性が振り向くほどの美女ですが、笑顔をつくることができない冷めた少女。

この対照的な二人が、物語前半の主人公です。
そして後半は…


オープニングは、sajiが歌う「星のオーケストラ」元気が出る歌です。


エンディングは『星の旅人』。さらさと愛が歌っています。
とても迫力がある美しい歌です。
このエンディング、注意して聞いていると、いろんな人たちが歌詞を変えて歌っています。

第四幕、第十幕のエンディングは 杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」でした。

第五幕のエンディングは 山田彩子が歌う「My Sunset」です。{netabare}

第五幕は、山田彩子が主人公
美しいソプラノの歌声を持つ彼女は無理な減量により心と体を壊してしまいます。
そんな時に懸命に励ましてくれたのが小野寺先生。
小野寺先生の愛情ある指導に、けっこう胸が熱くなりました。

どんなにつらくとも、やめてしまったらそれで終わりです。
あきらめなければいつか歌劇団の大階段の真ん中で歌い、誰よりも真っ先に拍手をもらう日が来るかもしれない。
小野寺先生のおかげで立ち直った山田彩子は、その可能性を信じて頑張ります。{/netabare}

第八幕のエンディングは 星野薫が歌う「薔薇と私」です。{netabare}
 
第八話は星野薫が主人公ですが、彼女は頑張り屋さんです。

薫は、母親も祖母も有名女優。
いつも母親や祖母と比べられますが、薫にはそのような才能はありません。
でも彼女は歌劇が大好き。だから頑張れます。何度つまづいても頑張ります。
彼女のそのひたむきな生き方は、ある男性を立ち直らせることができました。
それは、ささやかな出来事ですが、とても素敵な出来事でした。{/netabare}

第九幕のエンディングは 沢田千夏と沢田千秋が歌う「薔薇と私」でした。{netabare}

第九幕は、千夏と千秋の双子姉妹が主人公です。
二人は何をするにも一緒。とても仲良しです。
でも同じ役を希望しても、役は一つしかありません。
ジュリエット役をやった千秋が憧れの野原ミレイと楽しそうに話しているのを嫉妬した千夏は、いつの間にか冷たい態度をとるようになります。そして思わぬ事件が起きます。
二人は、初めてケンカをします。
でも、離れ離れになると、やはりお互いが愛しくなります。二人はやはり仲良しです。

今回は、さらさが名フォローを何度もしてくれます。さらさがいると明るくなりますね!{/netabare}

第十二幕のエンディングも、杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」です。{netabare}

第十二幕でオーディション前に自信のない彩子を励ました紗和の言葉には、力強い説得力と優しさが感じられました。

男性と付き合った経験のないジュリエット役の彩子に対して、自分も人を殺した経験などないがティボルト役をすると言い放ち、未経験という点では同じだと安心させます。
さらに、失敗することを恐れていると必ず失敗する。そして、人よりうまくやろうと思っても失敗する。だから、今、自分にできることを精一杯しなさいと励まします。さらに、彩子は可愛いと誉めちぎり、自信を持たせるのです。

紗和に励まされた彩子は、見違えるほどのびのびと演技します。
勝ち抜くためには、ダメもとでもアピールしなければ始まらない。
彩子は自分にそう言い聞かせ、見事に役を演じ切りました。{/netabare}

第十三幕のエンディンは…、まさかのsajiが歌う「星のオーケストラ」でした。{netabare}

第十三幕では、さらさが活躍しますが、私はこの幕の主人公は杉本紗和だと思います。
紗和は、予科生の委員長。入試ではトップ合格したほどの実力の持ち主です。
品行方正で非の打ちどころが全くないのですが、紙一重の差で、さらさにティボルト役をとられてしまいます。
くやしい。泣きたいほど悔しいはずです。でも、彼女は泣きません。
さらさに嫉妬することもありません。それどころか、役に選ばれたさらさや彩子に対してケチをつける人たちから彩子やさらさを守ります。
紗和は、本当に心の清らかな人でした。

それでも紗和は、破天荒なさらさがうらやましいと感じます。
でも、紗和はさらさにのような性格になることはできません。
そんなときに、本科生委員長の竹井朋美(たけい ともみ)から悩みを見透かされ、そして励まされるのです。
「努力に裏打ちされた実力は、決して自分を裏切らない」
紗和は朋美の言葉により、自信を取り戻します。そして新たな目標を見つけるのです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 69

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

食わず嫌いを反省中

<2021/9/29 追記>
最終話見ました。
「萌。その一言で腑に落ちる」
確かにそれはわかるー 笑。

例えば「腐女子のつづ井さん」読んで学んだのですが。
女性はもしかしたら男性以上に萌えに飢えてんじゃないか

その対象が
・男性アイドルならジャニーズとか
・王道の少女漫画とか
・ヒーローなら仮面ライダー俳優とか
・舞台なら2.5次元とか
・BのLとか
・アニメなら・・・たくさんありすぎてわけわからん 笑
・そして「ヅカ」

それらは全てリビドーの根本を辿ると同じ気はするんですよね
(同じにするな!と怒る声が今にも聞こえてきそう 笑)
とりあえず、その欲望は男より広く深いと思う。

という考察は置いといて。

本作は素晴らしい。

「一つ一つに真摯」

これに尽きます。

<2021/8/16 初投稿>
原作未読
6話まで見ました
評点は中間評価です

本作、事前の評判が良いことは聞いていたものの、1話をちょっと眺めたら宝塚
そちらの世界には全く興味なかったので脱落したのですが

予想以上にあにこれで評判が良い

都合よくATXで見逃しキャッチアップ用の再放送があったのと
最近の新型コロナ感染再々々々拡大で家にいる時間もさらに増えたこともあり
見てみましたよ

やー面白い!
面白くてびっくりしました。

正直いうと、やはり少女漫画全開の世界はやはり居心地悪く感じます
でもそんな気分を吹き飛ばすようなパワーを物語に感じます
エピソード一つ一つは王道な展開だけど王道は大事。
腕と才能がある人がしっかり王道を描ききるとすごい作品が生まれることありますし

キャラもいいですね
群像劇のように沢山出てきますが、人の顔覚えるの苦手な自分でもすぐ覚えられた
これはキャラ作りが上手いことの証。

というわけで、ただ今、自分の食わず嫌いを反省中です。。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 57

Dave さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神戸より愛をこめて

神戸に住んでいても宝塚なんてまったく興味なかったし、少女向けアニメかなって期待してなかったけど…ごめんなさい、これ最高です。早くも1話にてずきゅーんとハートを撃ち抜かれました。良作は1話目で掴みに来ますね、なにこれめちゃくちゃ面白い。気付いたらWikipediaで宝塚を調べていました。骨太のストーリー、丁寧な演出、キャラクターの掘り下げ、明らかに一級品。一話ごとにきちんと見どころがあって、それぞれのキャラクターにしっかりと個性と背景がある。好きじゃなかったキャラクターが一番好きなキャラクターになるとか、最高でしょ。

宝塚音楽学校、もとい紅華音楽学校に25倍の倍率を突破して入学してきた少女たちが、スターを目指して切磋琢磨していく物語。スポコンものといって差し支えないと思うんですが、大きく違う点はあくまでも個人戦なんですよね。仲間であってライバルでもある色んな才能にあふれた少女たちが、正々堂々と勝負して高みを目指していくのが圧巻。それぞれに決して譲れない目標をもって、絶対にライバルには負けないというヒリヒリした想いでぶつかっていきます。そこは基本的に弱肉強食のシビアな世界。でも、お互いに好敵手としてリスペクトしているからこそ、清々しい勝負に視聴者はくぎ付けになります。

すずしい顔をしていても、誰だって順風満帆ではない。特に選ばれた者たちばかりが集まる場所では、絶対の強者はいない。妬みを言うのではなく、腐るのでもなく、ただひたすら真っ向から勝負に挑み続ける少女らの姿に、心が震えます。負けたときには悔しさに涙しながらも、しっかり上を向いて「おめでとう」とライバルに言える、そんな「清く 正しく 美し」い彼女たちを応援したくなりました。

彼女たちの下には、ステージに立つこともできなかった1000人以上の少女たちがいます。実際、宝塚に限らず、トップに上り詰めるのは並大抵のことではないでしょう。紅華(宝塚)に入ったってトップになれるのは一握り。それでもひたむきに努力しているすべての彼女たちに、乾杯!

神戸を素敵な作品の舞台にしてくれてありがとう!
2期を神戸在住の家族全員で心待ちにしています!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 41

67.2 4 演劇でアイドルなアニメランキング4位
アイドルマスター シンデレラガールズ 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (582)
3021人が棚に入れました
歴史ある芸能プロダクション「346プロダクション」には数多くのアイドルが在籍している。そこで新たにスタートする「シンデレラ プロジェクト」! 普通の毎日を送っていた女の子。アイドルの卵に選ばれた彼女達が、初めて見る世界で紡ぐシンデレラストーリー。みんなと一緒にお城へと続く階段を登っていく事が出来るのか。今、魔法がかかり始める――。

声優・キャラクター
大橋彩香、福原綾香、原紗友里、黒沢ともよ、上坂すみれ、大空直美、内田真礼、山本希望、青木瑠璃子、洲崎綾、五十嵐裕美、高森奈津美、大坪由佳、松嵜麗、武内駿輔

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

翻弄される346プロのアイドル達・・・

1期では、シンデレラプロジェクトの立ち上げからサマーフェスまでの物語が描かれています。
躓いた時もありましたが、「new generations」がアイドル街道をトントン拍子で進み、またその他のメンバーの活動も本格化し、ラストはサマーフェスの大盛況で幕が閉じました。
駆け出したばかりの誰もが持っている勢いが成功に導いてくれた、という感じでしょうか^^;

その勢いがそのまま2期に繋がるものとばかり思っていましたが・・・やはり現実はそこまで甘くない、という事なのでしょうね^^;
2期では、現状の自分をより高みに押し上げるための試練と、様々な困難に立ち向かう勇気を育む・・・そんな物語だったように思います。

最初は順調・・・でも346グループ会長の娘である美城常務がアイドル部門の統括重役として赴任してから、事態が一気にややこしくなりました。
全プロジェクトの凍結・・・有望なアイドルを中心としたプロデュース・・・これまで進めてきたシンデレラプロジェクトの方向性とまるで真逆な方針を常務が次々と打ち出してくるんです。

それでも全員で舞踏会を成功させようと一生懸命頑張る皆んな・・・
ですが、常務じきじきに選抜したアイドルで構成された新企画「プロジェクト・クローネ」が発表され・・・物語は思わぬ方向に動き出すのです。

会社の都合に翻弄されるアイドル達・・・
事情も状況といった大人の事情を理解できなくはありません・・・
でもアイドルは「人に夢を与える」仕事なんですよね。
だったら、アイドル自身が夢を見失ったり、瞳を曇らせては人に夢を与える事なんてできないと思います。

アイドル達が「人に夢を与える」にはどうすれば良いのか・・・
それぞれの個性をどう伸ばしていけば良いのか・・・
同じプロデュースをするなら、そういう風に考えたいモノです。
・・・とレビューを書いていて、ようやくプロデューサーの真意と美城常務との違いが分かったような気がします^^

美城常務の方針・・・企業としての利益を最大限享受するには、万全の方策なのかもしれません。
でも・・・その目線はお客様目線じゃないんですよね^^;
圧倒的存在感で輝きを放ち続ける・・・きっとこればかりだと見ている方が疲れてくると思います。
アイドルに個性があるようにお客様も十人十色・・・
でも、それではいつまでも平行線のままです・・・
線と線を繋ぎ合わせるには、万人に共通で誰もが持っているもの・・・
プロデューサーが提唱し続けていたキーワードが、正にそれに該当するのではないでしょうか^^;?

自分が一人になった時に考える事があります。
これまで自分の歩いてきた道は間違っていなかった・・・?
ちゃんと自分自身を高められていますか・・・?
その問題の打開策は考えていますか・・・?
この様な事を考えた時に一番辛いのは、掬ったはずなのにこぼれ落ちている・・・という勘違いをしてしまう事だと思います。
それは時には自信だったり、努力だったり、技術だったり・・・決して目に見えるモノではありません。
これまでの自分自身の拠り所がある日突然無くなったりしたら・・・考えただけでも怖いです^^;
でも、思い通りにできなかったり、或いは劣等感を感じてしまった時って・・・どうしても頭を過ぎってしまいます^^;

彼女達にもそんな苦難が押し寄せます。彼女達がどの様な答えを導くのか・・・気になる方は是非本編でご確認下さい^^

オープニングテーマは、CINDERELLA PROJECTの「Shine!!」
エンディングと挿入歌は色んな曲が使われていました。
個人的に良かったのは15話・・・はやみんの「こいかぜ」ですv(^_^;)
この曲が流れたとき思わずガッツポーズしちゃいましたよ(//∇//)

1クール12話の作品でした。彼女達が自分自身を見つめて仕事をもう一歩深化させようとする姿勢は見ていて好印象でした。
中には「えっ、なんでそうなっちゃうの?」という子がいなかったわけじゃありませんでしたが、まぁ・・・結果オーライなんでしょう^^;

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

各話の出来は申し分ないのだが・・・終盤どう纏めるのか、一抹の不安が残る注目作

本作は、以下の点で、2011年にTVシリーズが放送され、昨年劇場版も公開された旧作(無印アイマス=アニマス)を巧みに本家取りした構成になっています。

{netabare}(1)島村卯月(※卯月=4月)という「春」をイメージさせる明朗で周囲の人に対して自然な気遣いの出来る常識人を第1期OP「Star!!」・2期OP「Shine!!」の中心に配している。
(2)卯月の左右に、渋谷凜と本田未央という個性が光るけど行動に少し問題アリのサブメイン・キャラを配している。
→アニマスで、天海春香(「春」をイメージさせる明朗・気配りキャラ)を中心に、その左右に如月千早と星井美希という超個性的かつ問題アリのサブメイン・キャラを配した構図と同じ。

(3)卯月・凛・未央以外にも、それぞれ個性的な11人のサブ・キャラを配置している。
→アニマスで、春香・千早・美希以外にも、それぞれ個性的な10人のサブ・キャラを配した構図と同じ。

(4)全25話中、第1期のラストとなる第13話を、14人のアイドル全員が活躍する346プロ主催ライブ回として、ストーリーに区切りを付けている。
→アニマスで、やはり全25話中、中盤の第13話を、13人のアイドル全員が活躍する765プロ主催ライブ回として、ストーリーに区切りを付けた構図と同じ。

(5)第2期は、シンデレラ・プロジェクトを妨害する新キャラ(美城常務)を登場させた。
→アニマスで、中盤以降765プロの活躍を妨害するキャラ(961プロの黒井社長)を繰り返し登場させた構図と同じ。{/netabare}

この傾向からの推測。

(6)アニマスは、{netabare}第1~19話までの展開を踏まえながら、第20話以降に春香・千早・美希の3人の、アイドルに対する姿勢の違いからくる葛藤を巧みに描き出して物語を大きく動かし、ことに最終回手前の第23-24話では、絶対にブレないと思われた主人公=春香のまさかの内面的崩落と復活を描き出して、視聴者を大きく感動させ、作品全体の評価も急上昇させた{/netabare}実績がある。
→本作も、放送済みの第20話から先の残り5話で、{netabare}アニマスと同様に、主役級の3人(特にここまで埋没気味の卯月)を主軸に据えて物語を大きく動かしてくる{/netabare}ものと、一応は推測できると思いますが、
果してそれで二匹目のドジョウを狙い通り掬(すく)い上げられるのか?
あるいは、ここは敢えてアニマスとは別パターンの展開とするのか?

近年大隆盛の「アイドルアニメ」というジャンル自体を開拓した偉大な旧作を本家とする作品だけに、旧作の終盤の、あの神がかり的なまとめ方が、果して今回も再現可能なのか、個人的には一抹の不安を感じつつ、確り見守っていきたいと思います。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======== アイドルマスター シンデレラガールズ2期 (2015年7-9月) ========

{netabare}第1話(14話) Who is the lady in the castle? ☆ 美城常務登場、シンデレラPJの異変
- - - - - - - - - - - - - OP 「Shine!!」 EDは毎回テーマに合わせて変化 - - - - - - - - - - - - -
第2話(15話) When the spell is broken... ★ シンデレラ達の不安、楓(346プロの看板アイドル)さんの輝き
第3話(16話) The light shines in my heart. ☆ 「シンデレラの舞踏会」企画、菜々(うさみん=先輩アイドル)・みく回
第4話(17話) Where does this road lead to? ★ とときら学園、凸レーション3人&城ヶ崎姉(美嘉=先輩アイドル)回
第5話(18話) A little bit of courage shows your way. ★ CANDY ISLAND3人&きらり回
第6話(19話) If you're lost, let's sing aloud! ★ *(アスタリスク)2人&夏樹(先輩アイドル)回
第7話(20話) Which way should I go to get to the castle? ★ 揺れるアーニャ&凛の心(PJクローネの踏み絵)
第8話(21話) Crown for each. ★ それぞれの選択(特に未央、美波、凛、卯月)
第9話(22話) The best place to see the stars. ★ Autumn Festaの成功(とくに凛の新ユニット)、卯月の魔法が解けてしまった?
第10話(23話) Glass slippers.(ガラスの履物){/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

26話(特別編)のレビューを追記。待ってた甲斐がありました。

原作ゲームは1stシーズン開始後に手をつけました。
1stシーズン視聴済。
デレステも配信時よりプレイ。


26話(特別編)視聴後-----
ネタバレしかないので
前情報無しで視聴したい方は回避してください。
{netabare}
これでアニメとしては一区切りということで、
幾分かの寂しさを感じずにはいられません。
が・・・また何らかの形での戻ってくると信じたいと思います。
(劇場版とか劇場版とか劇場版とか)


ということで円盤9巻26話についての感想を。

アバンでの「なんちゃって劇場版告知」は
このコンテンツのお約束ということで・・・w
CPとPKの共演企画とは、美城常務(専務?)の方向性も
少しずつでも変化しつつあるんだな~と。

ホラーが苦手でも小梅との仕事にチャレンジした蘭子ですが・・・。
良い話風に終わるかな?と思いきや、安定の「あの子」オチ。
非常口のピクトグラムの細工は面白かったw
というか「怖がる蘭子」は殆ど素だったと思うのですが。

美波の負けず嫌いな一面を覗かせた大貧民パートは・・・。
初見で僕の口から出た言葉は「怖い」でしたw
その後何度観てもヤバさしか感じないですね、あの目は。

とときら臨海学校ロケということで、
急遽ダイエットということでアドバイスを求める莉嘉ですが・・・。
登場キャラ皆ツッコミ処しかないw
一番参考にならない人を引き合いに出すわ。
その人見てるはずなのに信じちゃうわ。
『ワンパクでもいい。たくましく育って欲しい。』って
お前は何歳だ?とw
太鼓の達人ダイエットて・・・中の人ネタだし。
イカの着ぐるみで『納得いかな~い!!』て・・・。

イメチェン?を目指す卯月も・・・
髪の毛の巻き方がって、分かり辛すぎるw
比較図とか無いと誰も気付かないってw
読めてた展開ですが武内Pは
「良いと思います。」ばかりで・・・。審査できてないw

バレンタイン。
凛のお相手が誰なのかを探るメンバー達だが・・・。
まぁそこに落ち着きますよねw
個人的には川島さんの反応がツボでした。遅いよw
凛が稀に発する『はっ!?』というセリフ・・・良いですよね。

ラストは、兼ねてから疑問に思っていたCPのエンブレムについて。
由来とか意味とか知りたかったので嬉しかったですね。
{/netabare}


採点と総評(10/23記述)-----
元々あった項目内に最終話まで観た上での物を追記・上書きしました。

●物語●
{netabare}
元々ソシャゲであって、
物語も人間関係も背景的な物も
ハッキリと描かれていない状況。
基本ゲームで描かれているのは
アイドル達の「陽」の部分メイン。
そしてアニマスのように下地にできそうなお話も無い。
そんな中でここまでの1本のストーリーを生み出せただけでも
普通に称賛できることだと思っています。


常務の改革に端を発する各ユニット・他部署とのやり取り。
NGS内部(特に卯月関連)。
2つに大きく分けられたように思う。
それぞれ完全に独立した作りではなく何かしら関係はありましたが。

1stと比べて、物語はシリアス中心で、
毎回何かしら次への引きを作っていたように感じました。
その要因の1つは常務なわけで、
彼女無しで語れるシーズンでは無かったように思います。
常務の手腕や結果、彼女の求めるアイドル像などが
もっと目に見える形にできていたら
モヤモヤの大半は無かったとは思います。


アニマスと比較して、CP内の団結・結束があまり強く描かれていない。
そう感じましたし、そういう声も他にもあるようですが、
最後まで観てみてアニメ版シンデレラガールズとして感じたのは
「アイドル達の成長物語」という部分でしょうか。
そもそもアニマスとこの作品では、
人間関係のスタートラインが異なっているのですから
単純比較というのも無理な話かとも思います。


対立しているのが「常務」というのも難しくしている要素かと。
同じ企業内で経営サイドで親族で。
黒井社長のように排除できるキャラならば爽快感もあったかもしれない。
排除か独立か融和か。着地点としてはこれくらいしか無い中で、
極端な悪役を作らずに大団円的な終わり方をするならば・・・
これくらいがギリギリかと思います。

アイドル達の誰かに極端な悪役を背負わせられない。
その点も物語を今一つスッキリさせてない要因だとは思います。
トラアドプリムスの3人が
それでもヘイトを背負う立場にはなったとは思ってますが・・・。


アイドル動物園的な作品にすれば良かったという声をみかけますが、
やったらやったで「起伏が無い」「平坦」と
真逆の批判を受けるのでしょうね。
それに日常的な内容なら
ゲーム内でも展開されてると思うのですが・・・。


総じて尺不足だった感は否めない。
1話から伏線や仕掛けや鍵を配置して、
表情・しぐさ・背景などの繊細さな演出で
見た目以上の情報量を示していたが・・・。
「CPメンバーの掘り下げ」「CPメンバーの関係性」
「常務の手腕や正当性」「他の部署の現状」など
描かれて欲しかった点も多くあります。
(アニマスでも同じ感想を持ちました。)
常務の行動と、その結果に結構な時間が割かれていたとは思うが、
最低限の必要性はあったと思う(これ以上削ると常務がただの無能に)。
ライブシーンの時間不足・描写不足も結局は
「尺不足」に起因しているのではないか?とも思います。

「NoMkae」「マジアワ」「ドラマCD」などに
サイドストーリーや補完的な役割を持たせていたが、
その内でも幾つかは本編内でやっておくべきだったように思える所も。
(きらりのオーディション、PKの本音等々)
尺が足りないからこそ、こういう方向に振っていたのかもしれません。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
この作品で初めて、本格的に耳にしたキャストさんが多く。
あまり大層なコメントはできないですが・・・。

1st途中からそう感じていた所ではありますが、
開始直後と最終話にかけてギャップが激しかったのは、P役武内さん。
ご本人の成長・スキルアップ・役作りの軌跡なのか、
そういう演技指導なのかは、知る由もありませんがw

終盤の担当回で衝撃的だったのが、卯月役・大橋さん。
不安を見せないように「普段通り」を装うテンションと、
NGSの2人や武内Pに心の内を吐露した時の落差は鳥肌モノでした。

凛役・福原さんは・・・少年役が結構ハマってそう。
未央との台本を使ったシーンは良かった。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
2ndシーズンだけでも相当な数をぶっこんできたな~と。
チョイ役含めての状況なので、出番の無かったアイドルや
声の無かったアイドルの担当Pさんの内心は・・・。
2クールでこの配分で、この状況なわけですが
「ミリオンライブ」アニメ化となると・・・全員均等に扱えるのか?
AS組を外してもアニマス・デレアニの倍以上の数がいます。

・美城常務
2ndシーズンを語る上で外せないのが、MJこと美城常務なわけですが。
良くも悪くも目立っていたと思いますし、
尺を持っていったと思います。

彼女の手腕が実際どうなのか。
NoMakeなどを聴いてみても、ハッキリと描写されておらず。
クローネ結成(元の計画通りかは謎)や、
偶然とはいえTPの3人に目をつけたり、
他の「部門」では成功してる案件もあるようで、
全てがダメというわけでもなさそう。
自身が抱く「アイドル像」も決して間違ってはいないのですが・・・。

やはり引っかかるのは「やり方」ということになるのでしょうか。
彼女が考える方向性・範囲以外は認めない。
(当初はそうでもないが、後に結果が出せていても認めない。)
結果や対案を求めるが、色々性急すぎる。
それまで結果を出していたアイドル達にすら方向転換を迫った。
総合的に「独断的」といいますか「独善的」といいますか。

やっぱり両極端な人材だったと思います。

・トライアドプリムス
常務含めた上でのTPも少々損な役回りだったと思います。
成長物語として観てる上でも、
CPと敵対(?)するプロジェクトに
友人・恩人を巻き込んでしまう流れは、
正直好意的な感想は持てない部分が大きい。
元々ゲーム上では人気のあるユニットなのでしょうが、
登場させるにしても他の流れは無かったのか?と。

・卯月
13話視聴時点での不安が半ば正解だったな~と。
夢物語としてでは無かったが、目標が持てていなかった。
自身の武器・持ち味が何なのか。
それを自覚できずにいた所に、
CPメンバーはそれぞれの道を、
凛や未央も新たな未来へ進み始めるわけですが、
それらの要素が(無自覚だった)不安を目覚めさせ、
最大の持ち味である笑顔を曇らせて行く・・・。
「アイドルになる」ことが目標で、
その先を考えていなかったのは彼女自身の問題だったとは思います。
が・・・「笑顔」というポイントは自身では気付き辛いとも思えました。
武内Pか凛から早い段階でその辺を聞けていたら・・・とも。
24~25話で復活した姿をみせてくれましたが、
もしかするとまだ明確な目標や答えは見つけていないのかも?と。
心構えと漠然とした何かを胸に、頑張っているのな?とも思えました。

・凛
1stでは抑え役といいますか、
NGSの精神的な軸だと思えた彼女ですが・・・。
未央の成長分を含めて、立場が逆転したかな?と。
要所で感情を露わにする姿は、1stの頃からは想像できなかった。

・未央
凛とは逆に、成長著しく頼れるリーダーになれたのが彼女。
6~7話の騒動~夏フェス成功を経たことにより、
他のメンバーを思いやれるようになりました。

・武内P
物語や演出の面から、1stと対比されるシーンが多かったと思うが
着実に成長・変化している姿は良かったと思う。
常務に凛・アーニャを引き抜かれた話では若干不安を感じたが、
それでも冷静に自身のプロデュース方針を見失わず、
アイドル達のことを考えてきた結果が
「シンデレラの舞踏会」なのだと思う。

・きらり
1stの時点でも安定して「聖母」的でしたが、
2ndでは輪をかけて、だったように思います。
全く自身に不安定要素が無いわけではないけど、
メンバーを思いやれる器の大きさ・視野の広さが良かったと思います。
{/netabare}

●作画●
{netabare}
1stでは少々不安定さが感じられたが、
2ndは通して安定していたと思います。
(終盤特番が2回入ってますが・・・。)

シナリオの流れやテンションが演出に直結する作品だったので、
2nd全体的には暗い印象が強めに残ってます。

表情・しぐさ・間・背景などの細かい描写で
心情や状況を表現する為に、情報量はハンパじゃなかった。

何度となく観てきたはずの1stの1シーンですら、
2ndでは実は重要な意味が有ったり、
伏線というほどでなくとも仕掛けやつながりが有ったりで、
目が放せない見応えのある作品だったと思います。
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
2ndシーズン内で選ぶなら、
凸レーションぽくない曲調だが
シーズンのテーマに沿った歌詞が良かった『私色ギフト』。
トラプリのハーモニーと、
ピアノメインで疾走感のある曲調がカッコ良かった『TrancingPulse』。
この2曲を推したいですね。

物語のシリアスさや引きに圧倒されてしまい、
ユニット新曲は軒並み印象に残り辛かったように思います。
特に『この空の下』はNGSの騒動でBGM程度にしか聴こえなかったかと。

以下各曲に思いついたことや感じたことを。
・『この空の下』
作詞作曲が・・・調べてみて、予想外で驚きました。
個人的には「明るい・ノリの良い曲」という印象だったので。

・『TrancingPulse』
加蓮の歌声にあまり初めて感が無いと思っていましたが・・・
渕上さんといえば「アウトブレイクカンパニー」の姫様役でしたね。
EDのキャラソンがお気に入りでした。
この歌が常務のセンスなら・・・有能な部分だともw

・『Shine!!』
OPアニメでの卯月の表情やしぐさ。
実際に2ndをなぞったかのような歌詞。
そんな面で2ndシーズンにふさわしい曲だったと思います。

・『S(mile)ING』
アニメで聴いてみて、印象が変わった曲ですね。
それまではあまり意識して彼女の歌を聴いたことなかったですが。
この歌に合わせて物語を作ったのか。
アニメ化を見越した上での歌詞だったのか。
24話用に録音し直してるらしいのですが、
こだわりといいますか、愛されてるといいますか。

・『できたてEvoRevoジェネレーション』(TPバージョン)
歌唱者が変わるだけで、ここまで印象が変わるかと実感しました。
全く毛色が変わるといいますか、端的に表すなら・・・蒼かったw
頑張って元気に歌ってるとは思うのですが、
どうしてもハーモニーが目立ってしまっているかと。
TPの3人の声は相性良いのでしょうね。

(以下追記)
・『心もよう』
流れていたシーンがシーンだけに、
聴くだけで涙が出てきてしまう、そんな存在です。
EvoRevoや流れ星、夕映えとは
全く異なるNGSを感じさせてくれた曲です。
ニコ動での特番で、裏話やこだわりなど聴いて、
この曲の持つ雰囲気に納得させられました。

・『流れ星キセキ』
この3人には、こういう明るい曲が似合うな~と。
アニメでは回想部分が多くライブという感じではありませんでしたが、
TP~先輩3人との会話~舞台への流れ(NNGS・生ハムメロン)が
とても印象的だったのでこの曲も聴くだけで涙が出てしまいます。

・『M@GIC』
『GOIN'!!!』に比べると1枚落ちるかな~という感想。
(Cパートのインパクトが強い分『おねシン』に持っていかれてる?)
ライブシーンの細部に
アニマスへのリスペクトが感じられて、その辺を思い出します。
CDのcwの『S(mile)ING』のLiveMixも良かったです。
{/netabare}


12話視聴後-----
{netabare}
シンデレラの舞踏会。
どんな仕掛けかと思いきや、
複数ステージを使用した・・・フェス形式?みたいですね。
屋内とはいえ、複数のステージを回す為には
それなりのアイドルが必要なわけで、
346の底力みたいなものを感じましたね。
(描かれていたのが「全員」とは限らないかと)
そして「切り捨てる」「枠にはめる」だけの選択をしなかった
武内Pだからこその、企画だったと思います。
秋の定期ライブは「審査」としての義務感だったのに対し、
こちらはアイドル達に「総力」と言わしめる。
そこが常務と武内Pの最大の違いだったのでしょう。


正直・・・常務との決着は舞踏会の前までにつけておいて、
ここでは純粋にアイドル達の活躍が観たかったという思いもある。
但しCPの存続が決まるのが「舞踏会」という流れだったのだから、
これを最後に持ってくる流れになるのも、納得もできる。
上に書いたのはあくまで個人的な希望ですかね。

常務の有能さについては、判断が分かれるところだと思う。
「経営者サイド」「アイドル部門統括常務」「P」「上司」。
他の部署にも仕事があったようなので、尚のこと。
方向性を問わなければ実務能力あり。
アメリカ帰り故の(?)懐の深さも持っていて。
「美城」の血も人脈などに生かされる。この辺は良い方向。
自身の理想像が全てで、他人の理想を認められない。共存できない。
「押し付ける」「独断」「削る」「狭める」方策が目立つ。
逆にこの辺が悪い方向。
常務を評価するにあたり難しい点は・・・
『一面的には正論、側面的にはそうでもない』
そんな極端な思考をしていたことでしょうか?


NGSの出番直前3人に声を掛けるのが、
3話と同じ先輩達というのが良かった。
未央と舞台で一緒だった茜。卯月が何としても結果を見せたい美穂。
そしていつも3人をCPを気にかけてきた美嘉姉。

3話の流れを踏襲したのはNGSのステージシーンもでした。
迫り出し・掛け声・演出。
全く同じではないが、意識されてるのがよく分かりました。
ついに出番を迎える「生ハムメロン」w
(24話で出てくるかと思いましたが、卯月ソロなので無しだった模様)
そして衣装は・・・『デレステ』でのSSR+の物。

NGS新曲については、演出としては回想メインでした。
ガッツリとライブを期待していた視聴者的には不満の声が大きいようですが
物語中心で観てきた身としては、これはこれで問題無いと思います。
仮に24.5話があったとして、MJ関連・卯月関連に全て決着がついていれば
ライブシーンメインにして欲しかったと思いますが・・・。
『心もよう』が意外ですが、NGSの楽曲としては
基本的に明るいPa向きな方向性なのでしょうか。
TPの『エボレボ』とか全く印象が異なりましたから。

『流れ星キセキ』『M@GIC☆』共に、
早くフルバージョンが聴いてみたいですね。

M@GICのステージ明けからエピローグということですが・・・
舞踏会から数か月後の春ということで良いのでしょうか?
CPメンバー各々が自身の新たな道を拓きつつ。
そしてプロジェクトには2期生が。
部屋も地下から上階へ戻っていたようで、本当に良かった。

城ヶ崎姉妹の共演がようやく観れて・・・感無量。
凛のシンプル&満面の笑顔が最終話でようやく。

MJがMSに。舞踏会でのポエムバトルが
彼女なりに変化をもたらしたのでしょうか。

エピローグを含めて、初出も込みにすると、
この1話だけで何人のアイドルを登場させたのかw
2クール通しで100人前後というカウントもあるようですが・・・。
ただそれでもゲーム上では半分なんですよね。
これでも救われてないPさんが沢山いっらしゃるのでしょう。

『Shine!!』のcwに入っていた時点で、
ある程度は予想していましたが・・・やはり最後は『おねシン』だった。
シンデレラプロジェクトが次代のシンデレラガールズとして
舞台に立つ、そんな流れだったわけですが。
正直・・・1コーラス位姿を観たかったな~と思う。
1年前は先輩達が立った位置に、今はCPの14人がいる。
その姿が夢ではなく現実の物として観れたのは素直に嬉しかった。
{/netabare}

11話視聴後-----
{netabare}
終盤に入ってからは、
1期のとの繋がり・関連性や
伏線と思しき物など情報量がハンパでなく。
書きたいことも全部は書けていないと思います。


23話ラストで、何かしらの答えを持っての出社かと思いましたが
かなりギリギリまで卯月の中では葛藤や思うところがあったようで。

凛・未央に促された部分は大きいと思いますが、
思い切って(?)事務所を訪れてみて。
CPメンバーや武内Pと正面から相対してみて、
ようやく彼女なりの決断ができた。
その結果がラストの『S(mile)ING』なのでしょう。
完全復活というより再び一歩を踏み出した、そんな感じ。

今回の為に歌い直したと思われる卯月ソロ曲は、
演出やシナリオと合わさって、
頑張る卯月の姿が良く表現されていたと思います。
正直、特にこの曲には思い入れは無かったのですが
24話を観てかなり印象が変わりましたね。

NGsのライブなのに
「リハ無し?」とか「衣装制服?」とか
「いきなり卯月ソロ?」とかツッコみたい部分はありましたが。
セットリスト(進行表とかも?)を渡してあるみたいですし、
制服で歌うのは卯月の意志(Pも認めてるでしょう)ですし。
意味を持つ演出の1つとしても受け入れたいと思います。

歌いだす前には戸惑い、泣きながらも笑顔で歌い切った姿は
やっぱり彼女の笑顔は特別な力を持つものだと
再確認できたと思います。


コメント対象は変わって、美城常務。
定期ライブでの失態(?)から
少しは思うところが有ったのか?と思ってましたが、
残念ながら・・・現場スタッフ(上司含)としては
無能だと証明してしまったように思います。
卯月、楓、美嘉姉、クローネなどが
常務の真逆の方向で結果を提示していると思います。

彼女の最大の失敗は、
全て白紙化して自身の思惑だけで進めようとしたことか。
アイドルもPも機械や物では無いのに。
結果が出ていることも、出せそうなことも、
自身の方向性と異なるという理由だけで否定して。
それ以外認められないでは・・・誰も何もついてこないと。

彼女の行動で成功していると思えるのは、
恐らく「美城」のブランド・影響力を行使した部分だけ。
当初は「口出しも支援もしない」と言っていたはずが
ハードルを増やし、プロジェクト内部へ干渉し。
最低限の約束すら守れてません。

彼女がアニマスでの黒井社長と同じポジションだとするなら、
次回何かしらあって改心して、という流れは無さそう。
というか最終話は、
アイドル達と舞踏会メインにして物語を構成して欲しい。
企業内人事で一喜一憂するなんて展開は御免です。
卯月のステージのラストで立ち去る姿が、
常務の今後を描いてくれれば・・・と思います。
何らか形にしたいなら・・・25話アバンでお願いします。


開始直後からラストのステージ直前まで、
卯月と凛(未央を含めても可)の距離感が絶妙だった。
互いに吹っ切れても無い。修復出来てるでも無い。
その感じが上手く描かれていたと思います。

凛は基本クールだけど、
一定ライン超えてしまうと、
良くも悪くも全く抑制が利かないタイプか。
未央は1期に比べて、成長著しい。
卯月の感情を気にしながらも、
凛のストレートな部分を上手く抑えつつ、
2人を繋げていたと思う。
凛と未央は1期と2期では逆の役割になったかな?


久しぶりに出社した卯月が、
CPメンバーとレッスンや話をする中で
回想っぽい所が・・・やはり最終話が近いことを実感しました。
「もう半年」というセリフがありました。
個人的には「まだ」という印象なのですが、
作中で頑張ってきたアイドル達にとっては
「もう」という濃密な時間なのかもしれません。

やはり勿体無いと思えるのは・・・
NGs以外のCPメンバーの掘り下げが少なかったこと。
ゲーム本家やデレステ、のまけ、マジアワ、CDドラマなど
関連したコンテンツは確かに存在してましたが、
アニメ内で描けていれば、アイドル達に深みが増したと思う。
(アニメ内に入れたら情報量が凄いことになりそうです。尺とか。)


元CPのプロジェクトルームだったと思われる空き部屋が。
どうみても使ってる風では無かった。
・・・これはこれで無駄では?
常務の「改革」は、もっと順調に大規模に進行するはずだった?


武内P不審者扱い再びw
ネタ以外で・・・何回目だ?w
NGs3人と絡むと、
まるでノルマのように警察(?)のご厄介に。


また長々と書きましたが、
今回については「卯月の表情」について
自分の中で、まだまだ整理が出来ていません。
アバンで久しぶりに3人揃った時。
ライブ前に武内Pと正面から心の内を吐露した時。
ステージの上で。
その辺書けるのは、恐らく25話の後になると思います。
{/netabare}

10話視聴後-----
{netabare}
卯月自身と、cvである大橋さんに
全て持っていかれた感のある23話でした。

まずは大橋さん。
ここまで、1話と7話以外で大きな動きの無い役ではありましたが、
今回の中でも含めて、素晴らしい演技・表現だったと思います。
この23話な中だけでも・・・アバンでの電話シーン、武内Pの前、
養成所のトレーナーさんの前、NGsの2人の前、そして公園にて。
建前・本心・敬語・タメ口。
きっちり心情が表現されていたと思います。


NoMakeのあらすじで「卯月が養成所に」という所はバラされてたので、
いろいろ悪い方向に心配してましたが・・・。
外部からの圧力などでは無く、
彼女自身が出した答えの1つだったわけで。
結局はCPメンバー達の前から逃げる為の口実でもあったわけですが。
後々凛が問い詰めてますが、どれも本心だったと思います。


クローネへの参加やソロ活動で離れたことが原因では?と
負い目みたいな物から、凛と未央は推測するわけですが・・・。

だから凛は問い詰めてしまったのだろうな~と。
笑顔でTPに送り出したのも、
間違いなく卯月の本心だと思います。
きっと既に卯月の心の中には不安が渦巻いていて、
タイミングが重なっただけ。
卯月自身が抱え込んでしまっただけ。

対して未央は冷静に動いていたように思います。
当初の推測はハズれていたかもしれませんが、
凛が大爆発してくれたおかげか、聞き役に回れていたと思います。


やはりというか・・・今回の卯月の件は、
彼女自身が解決・乗り越えるしか無いことなんだと思います。
3人で公園で話して、彼女が何かを掴んだのか。
次回へ続く展開だったので、
それが何なのか知る由もありません。
というかここで続きは2週後とか・・・モヤモヤする~w


「笑顔なんて誰でもできる」「私には何も無い」
と卯月は言いますが・・・そんなことは断じて無いと言いたい。
武内Pの「笑顔です」も、凛の今回のセリフも真実だと思う。
只の笑顔や作り笑いなら誰でもできるかもしれない。
1話の公園での笑顔は、描写や演出もありましょうが、
圧倒されました。心を鷲掴まれました。
正直・・・あの笑顔で視聴し続けることを決めました。
あんな笑顔・・・これまでのどのエピソードでも
どのCPメンバーでも見たこと無い。
ましてや感情を表に出すのが苦手そうなPからしてみれば・・・。


1期の一部を除いて、卯月があまり物語に係わってこなかったのは、
単純に「終盤に担当回があるから」では無く、
「私には何も無い」というセリフに繋げる為だったのだなと
勝手に解釈しております。


養成所に戻ったり。
プリンを持って行ったり。
凛がPに養成所の場所を訊いたり。
3人で話すあの公園だったり。
1期との対比が多かった回だとも思います。


アニメがこんなシリアスな展開をしている中で、
デレステにはかなり軽いノリのイベントやコミュがあるので
結構違和感がハンパないです。
「ガンバリマス」とか言われると
「本当に大丈夫なの?」と不安になります。
{/netabare}

9話視聴後-----
{netabare}
ようやく?秋フェス本番。
ちょいちょいシンデレラマスターの楽曲を使ってきますね。
奏・美波・蘭子&小梅。
でもアーニャは新曲・・・。
TPとアーニャの新曲はCDを楽しみに待ちたいと思います。

常務は・・・立場的には高みの見物で構わないはずなのですが、
Pと同じ立場でもあるんですから。
1期13話と似た流れでクローネが躓くのですが、
何があるかわからないのですから、フォローできる位置にいてください。
Cパートで現場に出てる描写があるので、
その辺早速反映してる辺りは評価できるのかな?と。

TPの2人はもう少し未央や卯月に言うべき言葉があると思う。
どういう流れにしても
2人が舞台に立てているのは
NGsのおかげではあるので。
NGsの2人が頑なに反対していたら・・・無かった話かもしれない。

せっかく好きな食べ物の話をしたのに、
掛け声は「チョコレート」w
(「生ハムメロン」が一度も出てきてないのは、何か意味が?)
トラブルの間を埋めたり、クローネのフォローをしたりで、
CPメンバーが先輩として動けているのは印象的でした。

トラブルも乗り切って。
CPへの評価時期も本来の「舞踏会」に戻って。
今回こそはスッキリと終われるかな?と思っていたんですが・・・
Cパートに極大の爆弾が。
ED流れるのが早かったですし・・・。

次回はついに(決して良い展開ではないのですが)卯月回へ。
アニマス終盤の春香みたいな、表向きと内心のチグハグな、
そんな痛々しい表情だった・・・。

彼女の発する「がんばります」は一種の呪いみたいな物かと。
ここまでは(武内Pに見出されるまで?)
彼女を前に進めてきた物ではあるのですが・・・。
凛も未央も他のCPメンバーも
それぞれの道・方向性を模索・見つけている中で
彼女自身の「次」が見つからない。
そう考えると・・・常務のやり方が有効だと思えるのは
卯月のような気がしないでもない・・・。
常務のアイドル像と一致するかは不明ですが。
意外と卯月を救う手助けをしてくれるのは、
常務なのかもしれないと考えていたりします。

「12時過ぎの魔法」(魔法で良いのか?)を掛けるのは・・・
武内Pか?
凛・未央?
CPメンバー?
常務?
{/netabare}

8話視聴後-----
{netabare}
未央がソロを始めた理由。
凛が何をみているのか考えているのか知りたい。
1期の時のような、自爆気味の暴走でなくて良かったと思います。

正直・・・凛とアーニャの行動については
半分肯定半分否定というのが、僕の気持ちです。
(全く常務を正当に思えない、CP派なので尚のこと。)

常務の行動については・・・
基本的に良い表情・描写というのは無いな~と。

20・21話が6・7話と対比されている展開とはいえ、
NGsとラブライカは一緒に何か起きる流れだな~と。
凛&アーニャが出向、未央&美波がソロ活動。
これで両方が2組ユニットなら・・・ですが
果たして卯月はどう動く・流れされていくのか。

結果的に秋の定例ライブ(秋フェス?)には
NGsとラブライカは不参加ということになるわけですが。
半分なり1/3なりメンバーが抜けるユニットで
結果を出せなんて・・・無理に決まってますから。
それを理由に処遇を決め兼ねないというのが、
僕の常務への信頼度なのですが・・・。

未央の言わんとすることを察したり、
凛の背中を押してみたりと
彼女なりに考えて耐えているように見えますが・・・。
彼女の心の中がどうなっているのか
甚だ不安でしかない回だったと思います。
特に、歩道橋での凛との会話とか。
かなり喰い気味というか、
全部言われる前に予防線張ったようにも見えなくもない。

卯月の強みはやはり「笑顔」ということが再確認されたラストですが
ここからどう物語は進むのだろう?
武内Pから卯月へ1つの方向性が示されたが、
これはどう影響・左右するのだろう?

アスタリスク+なつきち&ウサミン。蘭子+小梅。
面白うそうなユニットが結成されるようで、
定期ライブがどうなるのか楽しみです。
基本的に視線も合わせない、会話すらなさそうな
プロジェクト・クローネの第一歩は?

定期ライブで鳴り物入りでお披露目という
破格の扱いでのプロジェクト・クローネだが・・・。
そもそも常務の目指したクローネとは、
現在のメンバーでも形でもなかったのだと思う。
CPから反対されたり、選抜したアイドルから袖にされたりが
無ければ・・・もっと早い段階で結果は出せていたと思う。
(ただ・・・元々の人気を引き継いだだけの結果だとは思うが)
現状は色々な部署から引き抜きをした上、
自身が企画を阻害した奈緒・加蓮を含めてでも構成しないと
成り立たなくなっているのは・・・内心焦りはあると思う。
(アイドルロックバンドというのも、その影響かと)

クローネメンバーを見て「常務有能」というのは。
正直何処まで本気なのかはわからないが・・・
知識や情報・経験を含めて「ゲームに左右されすぎてる」と思う。
ゲーム現状ので人気や傾向などは内輪ネタ。
アニメのみ(ゲームに接触してない視聴者)組からすれば
「誰これ?」「また人物増えたよ?」くらいの物でしょう。
(2期に出てきたアイドルの大半に当てはまるだろうが。)

やはり常務の有能性や正当性が
ハッキリした形で描かれていないことが、
大きな問題というか影響を及ぼしていると、思います。
その辺り・・・終わってみて評価を左右しそうな気がします。
{/netabare}

7話視聴後-----
{netabare}
とりあえず・・・常務の動きが本格化してきたのと、
凛&アーニャの決断をどうとらえるべきかと、
卯月は大丈夫なのかな?というところと。

常務の手腕・成果がようやく出てきた感はある。
プロジェクト・クローネ(王冠ですか)人選とか。
(クール偏向メンバーだとは思いますがw)
ただ・・・「美城」の力で何とかしてるのは否めない。

定期ライブにクローネをねじ込んできたり、
(普通のアイドルがそんなところからスタートできるか?)
以前口にしたことを反故にするような処遇をしてきたり。
「各部署から代表を出せ」は問題ないですが、
「クローネメンバーを他部署から引き抜き」
「CPへの判断時期を繰り上げる」とかは、正直・・・。
クローネメンバーはまず「常務のシンデレラ」ではないし、
代案を出したCPの判断は期末(冬らしい)との約束だったはず。
手助けも妨害もしないと口にしたのは常務自身だが・・・?

今回の秋季ライブやクローネの人選が、
菜々・なつきち他の現CPへ流れた
アイドル達への当て付けだとしたら・・・
器が小さすぎるな~と。

プロジェクト・クローネそのものが、
企画者が常務では無く、こんなタイミングで無ければ、
やってみる価値や意味はある物だと思う。

こういう「引き抜き展開」は
会社同士や事務所同士でやるものであって、
同じ企業内で足の引っ張り合う(外部まで巻き込んでる)のは・・・
常務という立場としてどうなの?と。


凛とアーニャの出向の意味と結末は、
次回(以降)を観てみないと何ともコメントし辛いですね。
CPの置かれている状況と出向先が誰の元なのかを考えると、
正直スキルアップや新しい何かの為でも
素直に送り出したい場面では無いですね。
ユニットの両立の可能性や常務の言動は・・・。

奈緒と加蓮はどういうつもりでクローネに参加したのだろう?
CDデビューが中止になって、自部署では動けないように感じて。
自分たちを売り出せるならということか?
ただ・・・一応2人共CPの状況を知っていただろうし、
NGsに僅かばかりでも恩や借りはあったと思えるのですが・・・。
そういう意味で、正直評価は下がってます。
デビューへのこだわりも理解できるつもりですが、
文香や唯や他のクローネメンバーとは
立ち位置が異なりますから。

TPへの迷いを相談する凛でしたが・・・反応は両極端。
NGsへの想いをぶつける未央。
「わかりません」という卯月。
果たして卯月は「何がわからない」のか。
自身の気持ち?
背中を押すことと引き止めること、どちらが正しいのか?
とは言え、養成所時代にはヤメていく仲間達を見ているはずなので、
心中は複雑かな?とも思います。

先に視聴済みだった同僚に「終盤波乱」とは聞いてましたが、
まさかの未央がソロ活動宣言。
直前で追いかけた武内Pと美嘉姉との間で
どんなやりとりがあったのか。未央の真意は?

1期6~7話との対比のような物語だったので、
結論は次回以降に持ち越しですね。

常務やCP以外のアイドル達のおかげで、
物語に厚みやメリハリは出たと思いますが・・・。
それでもまずはゲームあってこそのアニメなわけで、
今後の展開によっては厳しい評価は免れなさそう。
下手すれば深刻なファン離れもありそうな気もします。
(ゲームはゲーム、アニメはアニメと理解はしてます)
{/netabare}

6話視聴後-----
{netabare}
正直・・・個人的には評価も思い入れもできない常務ですが
1話振りの登場で、いなきゃいないで物足りなさは感じるのだな~と。

『アイドルロックバンド』を組ませたいとのことで、
なつきち&輝子&松永さんが選ばれるわけですが・・・。
方向性ブレてませんか?
いや『私が考える最強のアイドル像』という意味では
一貫してるとも言えなくもない。
だったらそれは、どのプロジェクトでもどのアイドルでも
同じことが言えるわけでして。
結局常務が強権を振るえるのは
ただ単に『美城』という名前があるからでは?
街中の広告看板などが軒並み常務方向になっていますが、
それも常務の実力というより、美城のネームバリューではないか?と。

結局バンド計画もまた、選抜メンバーに袖にされるという
毎度な展開だったわけですが・・・有能ならそろそろ学習しようよ?
限定ユニットや1日限定とかならともかく、
本気で(長期的に)売り出すつもりならば、
音楽性も何もかも押し付けるスタイルでは・・・。

そしてその後にくると思われるのは、
偶然見かけた凛・奈緒・加蓮の3人組のようです。
個人的には出番は無いと思っていた「トラプリ」が
現実味を帯びてきたラストでした。
(結成に至るかは疑問だけども)
しかし・・・常務が有能か無能かは別として、
一番気に入らないのは、
自身が育てた(発掘した)才能は何一つ無いということ。
(奏・周子・フレデリカもどういう経緯かわからない)
ましてや凛は、武内PがスカウトしてきたCPのメンバーで。
奈緒・加蓮は一応残されたとは言え、別のプロジェクトのメンバー。
それを売り出して手柄にしようとか、
プライドは無いのかな?と、結構本気で思います。
NGsも何も無ければ手駒にする気だったんでしょうね。
だから名前を覚えていたのでしょう。(2話の初遭遇の時)

マジアワにて「意外と器は小さくない」との評価でしたが・・・
確かに極小では無いけど大きい部類には入らないが、正解かな。
袖にしたアイドル達がクビにならないは、
単に最低限の売り上げ(常務的)を落とすわけにはいかないからで。


なつきちとりーなの会話は・・・心臓に悪かったw
結局「にわか」とバレてはいますが、
りーな的には緊張したでしょう。
それでも・・・りーな(みくもだが)の貫く姿勢というのは
なつきちに大きな影響を与えたようで。
常務の誘いを断る後押しをしたのは、
アスタリスクの2人だと思います。
しかし・・・なつきちさんカッコ良かったw
髪を半分下ろしてるときが一番良かったかな。


そして話が進むにつれて
株爆上げなのが、みく。
若干思い込みで暴走しかけてましたが、
それでもりーなを思ってのこと。
自身の為にでは無く、相棒の為・仕事の為に真摯になれる姿は
純粋に「良い娘だな~」と思わせてくれました。
{/netabare}

5話視聴後-----
{netabare}
タイトルからの予想通りちえり&かな子回。
というかCI回かな?
アバンのとときらからもわかるように、
杏は彼女なりの持ち味を発揮していましたが、
他の2人はイマイチ引っ張ってもらってた部分はあるわけで。
いずれ当番回が来るとは思っておりました。

何だかんだで常務の動向は一々気になるわけですが
今回は表立っては出番無し。
一応彼女のプロジェクトは進んでいるようで、
奏・周子・フレデリカの3人が相当すると思われます。
(ゲームでの担当Pは・・・どう捉えてるのだろう?)
ビジュアル面はともかく、キャラについては・・・。
まぁ上っ面だけ映す分にはキャラはどうでも良いでしょうが。

「あんきら」は無いかなと予想してましたが、今回来ましたね。
同い年で誕生日が1日違いであのギャップというのが
側面にあるコンビだと思ってましたので、
ちえりとかな子を独り立ちさせつつ、
杏のコンプレックスという面でも上手い演出だったと思います。
というか、きらりが眩しいw

「あんきらンキング」を説明するに当たって、
ちゃんと言葉を選べる武内Pは、本当に成長したなと。
ちえりと一緒にクローバー探したり。

不労所得という割には・・・杏さんの燃費の良さと言ったらw
性能的にもコスト的にも。

インタビューの仕事が上手く行かず、
一念発起のかな子さんですが・・・
トレーニング(ダイエット?)から
きりこさんへのインタビューまでが・・・見事なまでの空回りっぷりで
観ていて辛かったです。

KBYD残ってた。
彼女らは何処の部署なんでしょうね?
幸子さんは1期1話OPのメンバーですが、他の2人は?
夏フェスにもいなかったように記憶してますが。

他の視聴者さまの指摘だが、
1回目の失敗インタビューと
幸子に気合を入れてもらった後とで、
店内の描写が全く違っているのだな~と。
部屋の灯りとか空模様とか、上手く表現しているな~と。

2期に入って以降、Pの口からよく聴かれる「笑顔」というワード。
最初からテーマではあると思いますが、このところ目立ってるな~と。
「笑顔には自信があります」という卯月だが、
そのセリフが今後どう関わってくるのでしょうか。

正直17話の方が、物語の抑揚がハッキリしていて、
色々収まった分、良かったと感じます。
が18話も良かったと思います。
特にちえり&かな子が一歩進めたのは大きいと思います。

次回(最速は今晩ですが)はアスタリスクとなつきちさんかな?
順番的にはラブライカと蘭子かと思ってましたが。
{/netabare}

4話視聴後-----
{netabare}
次回予告から美嘉姉に何かしらあるだろうとは思ってましたが・・・
やはり路線変更でした(楓さんと同じ考え方でしょうか)。
ただ今回の変更はそれほど間違った物では無かったとは思います。
 ・美嘉姉自身この先ずっとギャル路線だけではいられない
 ・大人路線の美嘉姉自体、悪いとは思わない
上記2つが理由でしょうか。
(※注)
個人的に大人路線といいますか、
髪下ろした美嘉姉はかなりストライクですw
ギャル路線の美嘉姉も好きです。

ただ・・・今回の一応の成功(?)は偶然の産物かと。
常務の思い描くモデル像と、美嘉姉のビジュアルが
たまたま偶然上手く機能しただけで。
互いの思惑が一致したり重なったわけでもなく
むしろ奈緒&加蓮が人質にとられていたような物ですし。

ここまで観て・・・常務の能力については
描写されない可能性が見えてきたような気がします。
あくまで障害としてのキャラ、それだけのような。
良くて「他の仕事では有能」
最悪「親族という肩書きだけ」
美城という会社を『総合芸能企業』と表現してましたが、
「総合」というには器量の狭い芸能企業だな、と。
バラエティだろうがキャラだろうが売れるなら投資できるくらいが
「総合」と名乗る大手企業だと思います。
というか先行投資ができない思考で芸能プロダクションとか
やっていけるようには思えませんが。

常務のやたら高いピンヒールと
外回りで磨り減った武内Pのかかとの対比が印象的でした。
しかし・・・一定の裁量があるとは言え、
結構背負ってる物が大きくなってきています。
自身の、CPの、更には他部署の未来さえも左右し兼ねない物。
ちょっとPの身体や精神が心配です。

とときら学園。
学校というより、幼稚園的な方向性に。
「学園」という名の幼稚園もありましょうし、
幼稚園も部屋は「教室」でしょうし。
でもせめて小学校程度のが良かった気がしないでも・・・w
(そういや、あずささんもスモック着てたな~とw)

みりあがお姉ちゃんという事実w
10は離れてそう。
そして・・・妹(弟?)の間の悪さ。

ガキか否かの判断基準が、カブトムシの捕獲数だったw

美嘉、莉嘉、みりあ。
それぞれが何かの板ばさみになって悩み、
成長していく回でした。
仕事と方向性のギャップ。家族。
仲間の助言などもあって乗り切って。
美嘉姉回かと思いきや、凸レーション&美嘉姉回でした。
(みりあの比重は大きいかも)
EDの新曲も「with美嘉」でしたし。

恐らくは社外と思いますが、
カメラマンさんにも常務の思惑はやんわり否定されてましたね。
宣材ではない、企業のCMやモデルとして、
コンセプトとモデル両方が一番輝く瞬間を、
撮影しただけなのでしょうが。

楓さんにしても、菜々さんにしても、美嘉姉にしても。
常務は良心でスルーしたのでは無いと思います。
反逆されたけど結果が出てるから手が出せない。
そんなところでしょう。
{/netabare}

3話視聴後-----
{netabare}
意外にも、武内Pの企画に認可が下りて。
結果的にPとプロジェクトの存亡を賭けることになりました。
企画を通した常務の意図があまりに微妙すぎかな?と。
上手く行けば会社に損は無い。
失敗すればプロジェクトを有無を言わせず解体できる。
楓さんの件があってか様子を見てるようにも。

武内Pの企画意図に対して賛同できないというのは
各々が求める方向性がありましょうし、流すとして。
「おとぎ話」という表現で否定的でしたが・・・
後に会議で語る彼女の方向性というのも、正直同じようなものかと。
理解できたのは「必要な仕事に必要な人材を」という点と
「バラエティは切り捨ててアーティスト性を」という点。

「私はできる」という謎の自信で「私のやり方」を貫くようですが、
それは実力が伴ってこそのセリフなわけで。
まず1つのプロジェクトでも立ち上げて(立場に物を言わせて)、
結果を出した上で「常務」としての権限を存分に行使すれば・・・
と思えてならないですね。
果たして何か急ぎたい理由があるのでしょうか?

バラエティ組だけを呼び出して方向転換を迫るというのも、
いろいろ筋が通ってないのでは?とも。
勧告をするのが部外者で、
そもそも担当Pがその場にいないとか・・・。
管理職を急かしたのか、担当Pに逆らう気が無いか(どうも前者っぽい)。

しばらくは他部署のアイドル達を「舞踏会」に巻き込んでいく、
そんな展開になりそうな気がしてます。がんばれ、シンデレラ達。
(キービジュアルに仁奈さんいましたが・・・まだ出番ありますよね?)

次回は城ヶ崎姉妹とみりあメインでしょうか?
CPメンバーには当面妨害は無いでしょうが、
美嘉姉がマズそうな雰囲気。
姉妹としても、CPの先輩としても大きな存在なはず。
きっと何か力になれると思います。
(美嘉自体は346にとっては上位だと思うが・・・常務の方向性かな?)

ウサミンの流れは・・・結構精神的にきました。
なかなか大きく進まない上での、方向転換勧告。
それでもみくに励まされながらも
自分のやり方を貫く決意をした姿は、
15話の楓さんと違う方向だとしても、
格好良いものだと思います。
相対的にですが、
『*』の関係性が確認できたのも良かったことかと。
{/netabare}

2話視聴後-----
{netabare}
武内Pと楓さんがかっこいい回でした。
同時に、やはりと言いますか・・・
卯月に不安が残る回でもあったかな?と

美城常務の結果重視・採算重視な考え方というのは、
彼女の立場からすれば至極当然な方向性だとは思います。

帰国直後にでも管理職(?)クラスには話したのかも知れません。
が・・・いきなり「決定事項だ」ではアイドル達にしろP達にしろ
納得も理解もされるはずも無く。
ましてや自身の手腕を示すわけでもなく、
「私がやれば上手く行く」では説得力も無く。
しかも自信満々な風だったが、
これまでに他のスタッフが育ててきたアイドル達を使って
自らの実績にしようとしているのですから始末が悪い。
どう見ても・・・人間相手の商売で上手くやっていけないタイプかな?と
他の仕事については優秀なのかもしれないですが・・・。

というか、346のアイドル部門の現状というのは
そんなに危機的な状況なのか?という謎が出てきます。
765proと比較して後塵を拝しているという「危機感」なのか。
財政的にかなり損を出しているという「危機」なのか。
後者ならば、部門自体無くした方が早い気がします。
前者ならば、戦力の集中といえば聞こえは良いですが、
それ以外のファンを減らすだけの結果になる可能性も有ります。
(実際僕自身メンバー脱退でファンヤメてますし。)
346アイドル部門の現状は描かれていないわけですから、
特に問題は発生していないと考えるのが自然だと思います。

「時は待ってくれない」と言いますが、
CPに至ってはまだ約半年ですし、
奈緒や加蓮はそれ以下の経験で、
どう結果を出せと?
何かにつけて極端すぎるんですよね、たぶん。

会議からラストにかけての武内Pへの対応も、
良くは無いかな?とも。
いきなりの会議での白紙化発表。
それに反対したら「代案は?」
企画を持って行けば「君に割く時間は無い」
最低でも「企画を聞く」位の対応はすべきでは?
というか現状維持も代案になると思うのですが。
(財政的な危機を抱えてない限り)

楓さんと話をした時も同様。
せめて断る理由を訊けば良いのに、
勝手な理屈や想像で話を進めてしまうから折衷案も出てこない。

今後何かしらの描写や仕掛けはあるのでしょうが、
このままだと常務は無能な上司になるだけですが・・・。

常務のやり方に怒りを覚えるので、
かなり否定的な見方になってしまっているとは思います。
まだ片鱗も見せていないだけなのか、
明らかな悪役として、制作側が意図的に描いているのか。

一方卯月さんですが・・・
・CP解体話を聞いた時のショックの受け方
・企画書を書こうという流れの中で、明確な何かが無い様子
などから、この先の彼女は結構不穏かな?と。
(春香ポジションだとするならば、なおさら)

卯月のキャラを考えてみると、
1期では芯の強さ、我慢強さ、笑顔、「ガンバリマス」が
目立っていたように思います。
養成所でも最後まで残っていた辺りからも伺えると思います。
が・・・悪い見方をすると
「待つこと耐えることに慣れてしまっている」
そんな風にも見えます。
だからか「アイドルになった後の、その先」を
持てていないのではないか?と心配になります。

楓さんが先陣を切り、CPは彼女らなりに行動を始めて。
今後、他のシンデレラ達がどう動いていくのか、楽しみにしています。

今回もですが・・・
奈緒さんの出番はそれほど多くなかったですが、
いちいち仕草が可愛いな~とw
いきなりCD延期とか酷い状況になってますが・・・。
{/netabare}

1話視聴後-----
{netabare}
PVは大体1話からだったかな?と。
(まだ出てない部分もありましょうが)

13話ラストに出てきた謎の女性の素性が
結構アッサリわかってしまいました。
(顔を写さないパターンもあるかな?ともw)
『アイドル事業部統括常務』ということで、会長の娘さん。
つまりは経営者側も側で、親族というわけですね。
(帰国の報告がメールとか、某家具屋思い出しました)
キャストが田中敦子さんということで、雰囲気出てましたね。

アイドルフェスから1ヶ月。
ソロ曲を収録したアルバムも発売されるようで、
順調に歩き始めているようで何より。

とそんな中に乱入する美城常務。
彼女がまず気にしたのは・・・
NGsなのか?武内Pなのか?(別室にいたので後で登場)

そんな緊張感から一転。
幽霊騒動からストーカー騒動へと、
違った緊張感も漂う物語に進むわけですが・・・。
この辺で感じたことを少し。
・笑ってるお侍さんはいるって・・・どういうこと?w
・なつきちさん、カッコ良かった。(イベント報酬の着物姿も○)
・346proの人材が豊富すぎるw
・ついに武内Pに手錠がw
結局正体は幽霊ではなく、
担当Pの情報を聞き出そうとするまゆさんだったわけですが・・・
これはこれで怖いw 

な~んだ、担当Pがいるのか~と
お決まりのオチに安心していたら・・・
Cパートでいきなり急展開に。
「アイドル部門を解体して白紙に戻す」
ということらしいですが、
果たして346のアイドル達、P達はどう動いていくのでしょうか。
(というか早く常務の言い分が知りたい)


ということで・・・2ndシーズン1話目にして
早くも物語が動き始めましたね。
美城常務はどういう形にしても「障害」になるだろうな
とは13話以降予想してましたが・・・まさかの白紙化宣言でした。
この発言への不安や疑問や予想を少し。

まずは次回予告込みでの不安ですが、
白紙化であって再編成でないことから、
アイドル達P達の未来はどうなるのか?と。
まだ発表の段階なので徐々に白紙なのでしょうが、
仕事とかスケジュール的に大丈夫なのか?とかも。
(美城という会社の信用とか)

奈緒や加蓮、まゆ、なつきちさん等の
CP以外のアイドルを表に出してきたことから、
ゲーム発のユニットや人間関係を描く方向性かな?とも思いましたが、
処遇によってはそれすらも危ぶまれる展開かと。
個人的にはシンデレラプロジェクトあってこその
「アニメ」だと思っているので、
バラバラになってしまうだけの展開は正直観たくないです。
ただ・・・ゲーム発の物語を観たい層も当然いるでしょうし、
その辺りの着地点としては有りなのかな?とも思いましたが・・・。
やはりこの展開では読めなくなってきました。

そもそもこのアニメ、先を読んだつもりでいても
その裏をかいてくるのが常でしたし。
もう・・・どっちが表でどっちが裏だかw

(追記分)
解体~白紙~再編成という展開も当然あるとは思います。
現実のアイドルグループでもユニット結成~解体~再編成というのは
よくある話だという意見を見かけます。

が・・・今回の場合は
企業内の一部署をまるごと白紙化するわけで、
プロジェクト内で納まる話ではないという点が
問題だと思うわけです。

そういう意味で
ゲーム発ユニットを期待する気持ちも理解しますが、
今回の解体によって起きる流れでは無いように考えております。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

64.1 5 演劇でアイドルなアニメランキング5位
ゲキドル ACTIDOL SCHOOL(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (103)
262人が棚に入れました
謎の災害・世界同時都市消失から5年世界は混乱の中にありながらも、少しずつ復興を遂げようとしていたそんな世界で3Dホログラムを用いた「シアトリカルマテリアルシステム」を使った演劇に魅せられ光り輝くステージを目指す少女たちがいたそれぞれの思いを胸に今、ステージの幕が上がる

声優・キャラクター
赤尾ひかる、持田千妃来、諏訪彩花、花澤香菜、M・A・O、山本希望、髙野麻美、秋吉あや、佐藤亜美菜、鳥海浩輔、八島さらら、水橋かおり
ネタバレ

kabaj31 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ひっそりと期待。。。

■完走後の感想

回を重ねるごとに面白くなっていくアニメでした。

{netabare}第5話でドールが赤い目になって覚醒した辺りから、
このアニメはいったいどこに向かっているんだ? と、とまどいつつも、
目が離せないアニメになっていきました。
SF要素が濃くなり始めてから終盤の11話になっても、そこからの着地点が見えず、
最終話の12話まで、ダレることなく見れました。
最終話のサブタイトルが「終わりよければすべてよし」なのは笑いました。

個人的に、過去改変モノについて、過去は変えられないから過去であり、
過去が変えられないからこそ、今大切なモノを大切にしようというエンドしか
無いものだと思っていましたが、こういうやり方で変えることも出来たのかと、
少し感心しました。
ゲキドルが過去改変モノに入るかどうかはわかりませんが。

OP、EDについては、前半のOPはアイドルものっぽい歌で、
あ、これ見なくていいやつだ、って感じのOPでしたが、
EDで、あ、これは見なくちゃいけないと思いました。
後半のOPが、じわじわ、妙にかっこよく思えたりもしました。

音に関しては、BGMや効果音、環境音や、ザワザワとした周りの声など
基本を押さえていて、非常に良かったと思います。

声に関しては、あいりの他にあれ? と思う人が何人かいましたが、
劇のシーンでは、せりあ、あいり、ともに気合いの入った演技で
すごかったと思います。
終盤のかをるやドールの声もすばらしかったと思います。

キャラに関しては、
ストーリーが濃い分、後半から終盤にかけて、キャラの魅力は薄くなっていったように思いました。
その点については、もっと、劇パートをたくさん見てみたかったなぁという気がします。

最後に、
人を選ぶ内容ですが、
SF好きならオススメしたいと思うアニメでした。{/netabare}


■第2話までの感想

第2話まで視聴。

「ここは、どこですか?」
「太陽系第三惑星、地球。その直径は約一万三千キロ。
一つの衛星を持ち、炭素型生物の生存に適した大気組成と‥」
「わかります。いえっ、わかりません! 地球のどこですか?」

舞台演劇を題材にしたアニメでしょうか。
元々、劇中劇のHOTDの様なゾンビモノに興味があったのですが、
こちらの本編の方が、ストーリーがしっかりしている気がします。

一部の都市が消滅していたり、近未来的な舞台装置とかが出てくるようですが、
今後、それらがどのような方向でストーリーに絡んで行くのか今のところ不明です。
ただ、登場キャラの紹介や、それぞれのキャラにちなんだエピソードで話が進ん
で行くタイプのストーリーではないような気がします。
なにか大きな柱のあるストーリーであることを期待しています。

もしかすると魂がこもった作品になるのか、ならないのか、
化けるのか、化けないのか、注目してみたいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

北山アキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストーリーの表層だけじゃない含蓄

6話まで観て
アイドルでも演劇でもなかった?SF?
と思ったけど終始一貫して演技論を通したヒューマンドラマは手放さない本命にも見える。
ロボ子が観客それぞれの願望をオンデマンドに投影できる究極のアイドル(偶像)になったようにも見える一方で、自分の意思を持っているようにも見える。
でも、ロボットの意思とか言うと見方が陳腐かつ短絡的になるから、別々のものを見ている観客側から「客観的な世界の存在を当然視する素朴な見方をいったん停止」という現象学的なアプローチをするだろうか??
演じることで生きる者と演じられることで生きる者の断絶と邂逅の先にあるのは救済の物語か、はたまた人間の存在の絶望か?
(なんとなく煽ってみたくなった)

4話まで観て
今回、がっつりSF的テーマに踏み込んだ、のか?
演劇とSFというかAIやバーチャル・リアリティの親和性は1話目から感じていたけど、ここからストーリーにどう絡めてゆくか期待。

(俳優でもアイドルでも)演技をつくるという行為における情報処理のプロセスは人工知能のモデル開発的に面白そう。知らんけど。
で、それが技術であり、データなら、移転が可能であり、だったら感情とは?記憶とは?ロボ子とは?妹とは?わたしとは?みたいな?
生物学的な意味での寿命の有無に起因するなんやかんやの違いが舞台といVRを通して昇華されるか?

2話まで観て
成熟したジャンルほどマンネリを打破しようとおかしなことをしてくれるんじゃないか?
アイドルものなんて固定客とそれ以外に分かれそうな、先入観ができあがって新規を掴むのが難しそうなジャンルだ。
だからこそ(数もあるし)結構頭おかしい作品も実際出てきていると思う。
それこそがアイドルものへの期待感。
そもそも偶像なんて欲望の容れ物を描くわけだから頭がおかしいもんができて当然。
たいがいはテンプレのお人形さんがでてくるだけで期待外れに終わるけど。

初回で意表をついてきた「アイドリープライド」より真っ当に挑戦的な感じがするのが「ゲキドル」。
(2.5次元化とかの商業展開でしょ?とかは作品とは切り離して)
演劇なのかアイドルなのか?
そんなことより、SF展開がくるのか、来ないのか?
要素はあると思う。
ならないと思うけどね。万が一ね。と思って様子見。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「SFっぽい設定だけ匂わせてる」わけじゃなくて、本当にSFじゃないですか!

第10話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

作中でも言っている通り「演劇」+「アイドル」で「ゲキドル」らしいんですが、そこにSF要素を絡めるという「売る気あるんか?」みたいなニッチな設定と作劇の衝撃作です。

このニッチさから、本作からは多数の視聴者が脱落していると思われますがSFに甘い私は視聴を続けています。

地上波では第1話だけTokyoMXで観ることができて、以後は改めて毎週BSフジ「アニメギルド」枠での放送を追っています。

作中で起きた「世界同時都市消失」という災害やTMS(シアトリカルマテリアルシステム)という演劇用の舞台システム、そしてその一部であるアンドロイド(女性型だから本当は「ガイノイド」)っぽい「ドール」(アリス)といった辺りには元々SF要素を見せてきていた本作ですが、それらは作劇上の「舞台装置」的な設定ではなくて、ストーリーの根幹部分でこの作品はSFらしいということが終盤でわかってきてビックリです。

ストーリー展開に合わせて途中でOPが変わりますが、旧OP「ゲキドル!」はいわゆる「地下アイドル」っぽいいかにも「アイドルグループのテーマ曲」といった感じで、新OPはゲキドルというユニットの物というよりは本当に物語のストーリーに沿った歌詞の曲です。

最初から新OPを聞かせてしまうよりは、確かにこのOP曲切り替えの方が良いと思います。

ED曲は各キャラクターによるキャラソンですね。このED曲を割り当ててもらえている四人が「主要キャラクター」ということなんでしょうか。

「ダンデライオンガール」(守野せりあ)
「キズナ」(各務あいり)
「制服DOLL」(アリス)
「トーキョーロンリーガール」(雛咲いずみ)

※各ED主題歌の背景アニメが、それが直接の原因で本作を忌避する人が出るかもしれないレベルでエロい。

SF設定に演劇要素をどう結末に絡めるのかが終盤の見どころでしょうか。一応、期待して観てみたいと思います。

2021.4.9追記:
最終話まで観終わっていましたが、更新が遅れていました。通じる人には通じるかもしれませんが、そのまんまというわけではないんですけどちょっとオーガス(『超時空世紀オーガス』)を彷彿とさせる最終回でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

67.1 6 演劇でアイドルなアニメランキング6位
スタミュ(第2期)(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (63)
294人が棚に入れました
「夢を諦める方法なんて、知らない――」『憧れの高校生』を追って、音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太。1年間に渡る入科テストに合格し、2年生から晴れてミュージカル学科生となったのだが、新学期早々彼らに“新たなる試練"が……!2年生最初のカリキュラム。それは、卒業した鳳たち≪華桜会≫がメインキャストを務める≪卒業記念公演≫のサポートをすること。伝統の演目・ミュージカル『Shadow&Lights』には≪2年生育成枠≫と呼ばれる5役が存在し、毎年2年生の中から1チーム5名だけが、演者として舞台に上がることが出来る。それはミュージカル学科生として名誉であり、尊敬する元指導者との共演を果たすということでもあった。栄光への切符をかけ、星谷たち新ミュージカル学科生25名は≪育成枠オーディション≫へ挑む! 青春ドタバタ・ミュージカルストーリー、再び幕が上がる、その瞬間。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、ランズベリー・アーサー、細谷佳正、前野智昭、岡本信彦、内田雄馬、興津和幸、KENN、松岡禎丞、平川大輔、諏訪部順一、森久保祥太郎、鳥海浩輔、羽多野渉、子安武人、森川智之、置鮎龍太郎、保志総一朗
ネタバレ

jujube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

1期より良くなってる![完走後追記]

1期の評価は自分的に総合点2.3〜2.7というところだったけど、
2期3話まで見たところ、少なくとも作画が1ランク良くなって、まともなミュージカル要素が出てきたってところが好評価。

1期はミュージカルとは名ばかりのアイドルショーしかやってなかったのが不満だったし、酷くは無いけど全体的にありきたりな展開に感じていたのがね。
それでも前期から変わらず、いきなり歌う面白さ。映像的にもレベルが上がってたのは素直に素晴らしい!
まさかスタミュで録画消すのがちょっと惜しくなると思わなかったよ。

2期からかなりのキャラ数をぶっ込んできたから、1期を見てないと中々覚えるのは大変かも。
1期は主人公率いる落ちこぼれチーム鳳VSライバルのトップチーム柊という単純な構造でスッキリ分かりやすい。
だから2期もそのまんまで行くかと思ったら、5チーム25人がクラスメイトになって、各チームへのフォーカスも少しずつ見えてきた感じ。
1期は全然印象に無かったキャラもいるのにね。
単純構造じゃない総当たり戦な要素も入ってきたし、意外にも少年漫画みたいな熱血と成長も期待できそう☆

それに何と言っても、トップスター率いる大先輩OBの華桜会が集合‼︎
声優が豪華すぎる!(子安、森川、置鮎、保志。敬称略)
まさかこの人らがグループで歌うなんて、この時代に歌うとか信じられないよ!
貫禄と声の深みが半端なさすぎてヤバイ!


だがしかし!
自分は声ヲタでないので悪しからず!!
直前番宣と予告で声だけで会話するの止めてくれ(笑)
声だけじゃ分かりづらいキャラが居るから!名前とキャラまだ一致してないし。
せめて、デフォルメキャラでも画面の端に登場させといて欲しい…

それにしても、舞台でまで成功しているアイドルアニメはそうは無いと思う。
そこらへんの成功が2期での潤沢な予算に繋がったのかな。それなら良いことだ。
(個人的には、名前負けしないイケメンのランズベリー・アーサー君が2.5次元でも出演していた事にビックリだよ!)



ーーーーー[以下、完走後追記]
最終回、かつ特別編(PVのみ編集版)まで見終わった!

何といっても、かなり作画が安定していたね!
特に動画がハイレベルだったよ。
手書きでのダンスシーンで、体全体での動きのシーンは短かったとはいえ、服の重量まで感じさせるのは手書きならでは!
振付も人間ぽい自然な動きが出来ていて、キレッキレとか言うんじゃないけど、スタミュらしい魅せるダンスになっていた。
この手のにありがちなダサさやアニメ的な誤魔化しが無くて、省エネとか感じることは全く無かったし。
例えるなら、痛々しい声優ライブじゃなくてジャニーズを見た感じ?
(先日のうたプリ4期は強いて言えばEXILE?)
うーん、ちょっと今日は腹が痛くて良い表現出てこないや。


なるほどね。
今期フィーチャーしてたキャラ達はこういう出番の仕方を与えるのか。
最後のミュージカル出演権を得たのは。。。
まあちょっともにょることはあったけどねー。

うん、ミュージカル劇中歌「Shadow&Lights」の出来は凄く良かったよ!
ディズニーミュージカルっぽくて。
鳳先輩と星谷の集大成にちゃんとなっていた!
そして声優も結構歌えるじゃん!って感動。
空中飛翔では、ちゃんとピアノ線を描く作画の拘り(笑)

それでもそれ以外の演劇部分がもっと見たかったけどね。


<以下辛口注意>
{netabare}劇中ミュージカル配役オーディションで、
那雪だけ選ばれないのは実力不足で暫当だけど。(個人キャラ回はもらえたし)

自分は、チーム鳳でも結構選ばれないメンバーが居て然るべきじゃないかと思ってたけどね。

もっとも主人公・星谷が選ばれるのが安直な流れに感じてしまうのがね。
1回落としといて、立て続けに大トリな配役に選出するのではなく、
敗者復活戦みたいにワンクッション置いても良かったのではないかと。
自分としては、とことんまで星谷を追いつめて欲しかったと思うね。
具体的にどうするかは脚本側で考えて欲しいけど、斬新さというか、やっぱりこちらの想像を超えてくれないと面白くないよね。

結局尺が足りないと言えるのかもしれないけど、
中学部の学園祭(別のフィールド)で飛び入り参加した舞台で、星谷が才能の片鱗を見せたからって、舞台稽古・レッスン中(本番のフィールド)でそれを描けない、また本番舞台の演出でもそれが分からない、となると単なる先輩方の星谷えこひいきに感じられてしまう。

実力的には星谷より相当上にある、戌峰が使い捨てにされる理由(オールラウンダーに指名されてながら、結局揚羽に代打を奪われる。)もちょっと可哀想だったし。
理屈は分かるんだよ。星谷と揚羽なら背格好が一緒だからと言うのは。それでも代打の練習をしてこなかった揚羽が簡単に奪っていいものか?
メインシーンで星谷&鳳をやりたいから、いつでも星谷に変われるように揚羽にするって。
でもって実力的に言うと、そこまでして星谷を擁立する必要があるか?っていう根本的なところが説得力が足りないから納得できない。
ストーリーの都合だからとか、主人公だからとか、学園祭の時の輝きだとかはあるけど、現場でそれを魅せられないと、簡単に落とされた他のオーディション参加のモブキャラかのごとく、腑に落ちないところを抱えてしまうよ。
もう少し少年漫画的なアプローチして欲しかったかな。


時系列的にはそれ以前の話しだけど、
ファンの人なら、1期のことがあったから、鳳先輩と柊先輩の共演も見たかったはず。兄弟として和解した後の2人のステージは、視聴者の知らないどこか別のプロの現場でではなくて、是非この綾薙学園の舞台でって皆思うのではないかと。今期では実現しなかったけど。

それにチーム柊の天才・辰己の2期の存在感の無さは異常。
舞台の配役に選ばれてるなら、せめてミュージカル本番で天才的な演技を見せて欲しかったよ。
そのことは、天王寺・海斗・空閑にも言えるけど。
特に空閑の実力なんかは未知数で、今期でのお披露目を期待してたのに。

また同じくミュージカル本番で、揚羽の演技にもっとフューチャーしても良かったのでは?
揚羽回で出た問題を、一応はその回で解決しているけど、
もう1度本番の舞台の上で揚羽の成長を描くことが出来たら、伏線を上手くつなぐことが出来て、星谷のライバルかつ良き理解者として1ランク上に行けたのではないかと思うと勿体ない。
{/netabare}

まあ、そこまで言いつつも尺の関係だとか、
ここは伝えたいというところを取捨選択した結果だと言うのもある程度理解できるから、1クールアニメとしてのまとまりは平均値を超えていたとは思うけどね。

各種PVも非常に良かった!
特別編はファンにとってはこういうの欲しいよね。
PVだけの再編集版とは満足度高い!
円盤特典にしないで、地上波放映してしまうのも良心的(笑)

以上、なかなか楽しませてもらいました!
自分としては、色々言ったけどここまで興味持って見れたのは、やっぱり1期より面白かったと思ってるよ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

しおなっつとこなっつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

うがにゃん無双

リアルタイムで見てました。

この手の男の子アイドルアニメはあまり見ないのですが、スタミュは別!一期は急に歌って踊り出すのが面白くてネタ的な感じで見てましたが、二期は感情移入しまくり。

最初作画があんまり好みじゃなかったのに、もはやそんなの気にならない、つかどーでもいい!

二期で揚羽が加わって、ストーリーも面白くなり、そして卯川無双。(個人的感情)
鳳先輩と主人公星谷悠太との関係も素晴らしかったです。
もちろん音楽も声優も一期と変わらずエクセレント!もう言うことないです!!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

うるかり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ラストが最高

1期が思いの外良かったので見てみた。
話は2期の方が良かった気がする。
慣れたとはいえ更に人数が増えて只でさえ見分けのつかない顔ぶれに戸惑うので1期は観といた方がいい。
全体的にみんな仲良しというかそれぞれなりに頑張ってたり悩んだり励ましあったりしてて爽やかでいい。
拗らせてる人があんましいないというか。なのでがっつり観るには物足りないかもだけど、オアシスとしてはすごくいい作品だと思う。
最終話ラスト素直に感動した。

リアルタイムで見れなかったのが悔やまれる。。
もうこのジャンル(女性向け美少年作品)(腐要素有りは除く)は、いい加減全部さらう事にする。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

59.4 7 演劇でアイドルなアニメランキング7位
バトルガール ハイスクール(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (119)
528人が棚に入れました
星守(ほしもり)――――人々の想いを受けてそびえ立つ御神木『神樹(しんじゅ)』から選ばれし18人の少女たち。
彼女たちは神樹ヶ峰女学園の生徒として賑やかな学校生活を送るかたわら、神樹から授かった『星衣』を身に纏い、平和を脅かす謎の侵略者『イロウス』から地球を守るために戦う!

大人気スマホゲーム「バトルゲーム ハイスクール」から待望のアニメ化!
完全新作ストーリーで贈る、星守たちの友情と絆の物語!

声優・キャラクター
洲崎綾、佐倉綾音、雨宮天、東山奈央、上坂すみれ、早見沙織、本渡楓、下地紫野、内山夕実、南條愛乃、田村睦心、久野美咲、五十嵐裕美、悠木碧、木戸衣吹、加藤英美里、原田ひとみ、内田真礼

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルのわりに女学園日常トークが中心のライト戦闘アニメ

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作 コロプラ 監督 秋田谷典昭 構成 コロプラ 黒田洋介
制作 SILVER LINK

2015年から配信されているコロプラのゲームアプリが原作。
美少女格闘ソシャゲ原作アニメとしては冬季の「スクールガールストライカーズ」が記憶に新しいが、
本作も骨格はそれに準じたものだと思う。
あちらは錦織博監督、J・C・STAFF制作の豪華っぽい作品ではあったが、
ジャンルとしての未完成感が強かった。それでも楽しめましたが。

本作は監督、副監督共に新人の起用だが構成の黒田洋介は大ベテラン。
このタイプの原作は集金力が大きく、予算はあるがその分縛りが大きい。
アニメに絶望してゲームがぽしゃった場合の損害が大変だと思われます。
「けものフレンズ」はゲーム終了後のアニメ化で、予算無し、自由度高しで傾向が逆。
本作は元々高予算ゲームのようで超豪華声優陣がゲームの時点で確定。

ソシャゲ原作アニメの可能性は大きいと思う。主に予算の面で。
いまだ決定版と言える名作が誕生していないジャンルであることに異論はないと思う。
自分の評価としてはこの作品は非常に楽しめました。
構成の黒田さんの実力かな?
脚本を一切書いていないのに、随所に黒田節(w)が見られるような。
バトルはプリキュアなどの「殴って解決魔法少女」スタイル。
タイトルの割にバトルシーンはそんなに見せ場ではなく、
日常シーン、特に着替え(コスプレ)や少女たちのトークが見どころでしょう。
ゲーム版の主人公である「先生」(杉田智和)の出番は少なく、
神樹ヶ峰女学園の女子生徒たちの日常を楽しく描いた部分が多い。

全員同じ服(!)セーラー服ですが、まあ個性もありハンコ絵ではないと思います。
バトルを監視するコックピットのオペレーターは必要なんでしょうか?
デートアライブのようにヒロイン達に指令を出していますが。

一歩間違うと区別のつかない美少女一個中隊戦争アニメになるところを、
絶妙な黒田節で楽しい少女たちの青春劇にとどめた、
綱渡り的ではありますが良作であったと思います。満足できました。
なにしろ最終回ではほろりと・・・

この時点では、マジンガーや長浜3部作のようにおもちゃ売りから抜け出ていないロボットアニメ。
今後、ソシャゲアニメのガンダムが登場するか?

ヒントはソシャゲをテーマにしたラノベ「魔法少女育成計画」にあるような気もします。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ソシャゲ+美少女バトル=声優豪華

ソシャゲ原作。
アンジュ、スクストと同じ匂いがします。

個人的にはOPは今期トップ3に入る良曲。

1話目感想
{netabare}
星守と呼ばれる女の子が戦う話。

個人的には好きなタイプの作品なんですが1話は微妙。

それでも現時点の2017夏アニメの中では活撃刀剣乱舞、賭ケグルイの次くらいの位置。

シリアス寄りになるか日常寄りになるかで評価は変わっていきそう。

とりあえず視聴継続
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
ナレーションで色々説明してたし、やっぱり原作知らないと楽しめない感じか...。

アニメから入る人を楽しませる気はないようで。

シリアス面で面白くなりそうな気がしなくもないけど個人的には少しキツいです。

今後の展開についてあくまで個人的な予想ですが、転校生と主人公は別世界の同一人物なんじゃないかなぁと。髪飾りとか色々似てますし。

スクストでもそんな話あったのでそんな感じがします。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
ミサキが他人に厳しいのは誰にも傷ついてほしくないから。

CMで、「アニメでは語られないミサキの~」みたいなゲーム宣伝CMがやってるけど普通にミサキ中心の話のほうが面白そうだなぁ。

{/netabare}

4話目感想
{netabare}
ミサキはフォルテシモの大ファン。

毎回丁寧にキャラ登場に合わせて名前をテロップで表示してくれてるけど相変わらずミサキ以外わかりません。

いい最終回だった的なノリの回だったけど、バトルガールってタイトルの割にはバトル要素がおまけになってるような。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
髪の色とか長さが似た感じだから風呂に入るとミサキと風紀委員の区別がつかなくなる。

この作品のキャラが全く覚えられないのは毎回星守クラス全員を登場させてるからなんだろうなぁ。

アンジュとかスクストもキャラは多かったけど少人数チームで複数に分かれてる感じだったからまだ覚えやすかった。

内容に関しては今回も特訓的な感じ。そろそろ大きく盛り上がる回が欲しくなる。
{/netabare}

6話目感想
{netabare}
とりあえずれんげ先輩とくるみは覚えることが出来た。それだけでも今回の話には意味があったかも。

今までこの作品の主人公ポジのキャラはみきだと思ってたけど実はミサキが主人公ポジなのかな?

今回の話を見てそう感じました。
{/netabare}

7話目感想
{netabare}
まるで最終回のような展開だったけどまだ7話。

ソシャゲ原作だし主要キャラはほぼ死なないと分かってるから(艦これみたいな例外もあるけど)シリアスでも緊迫感とかは特になし。

ミサキの「こっちの星も綺麗だよ、お姉ちゃん」この台詞が意味するものとは...。

とりあえず次回は一段落といった感じの日常回かな。

スクストは11話目で面白くなったけどバトガはどうなるのか。
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
みきと同じでミサキもメシマズだったのはやはり2人には何か関係性があるってことなのかな?

マットでの昼寝に勝手に混ざったミサキが可愛かった。これも打ち解けてきたから出来ることか。

箸休め回としてはとしては悪くなかったけどもうちょっとシリアス成分が個人的に欲しい。
{/netabare}

9話目感想
{netabare}
ミサキは大分星守クラスに馴染んできたなぁ。

そして演劇中に乱入者。次回辺りからシリアス展開に入っていきそうな予感。
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
ミサキは別世界から来たみく?前々から似てるとは思ってたけどミサキはみきの妹だったか。

そしてフードを被ってる敵は別世界のみき。

色々と謎が明らかになって面白くなってきた。やっぱりミサキ中心のほうが面白い気がする。
{/netabare}

11話目感想
{netabare}
今回も面白かった。ここにきて今期個人的下位アニメから脱出した感じ。

ミサキの回想シーンは良かった。今までのグダグダした日常回はこのシーンの為にあったのかな?

面白くなるのが遅すぎでもはやほとんどの人が観ていない状況だけど個人的には最終回を楽しみにしてる。
{/netabare}

12話目(最終回)感想+総評
{netabare}
悪くないんだけどスクスト同様ラストが駆け足になってしまったのが残念。

最終回だけあってラストバトルの作画は中々。

シナリオ自体は悪くないけど見せ方があまり良くなかったのか惜しい印象。

ソシャゲアニメってシリアスメインの方が面白いと思うんだけどなぁ。

ラスト3話だけなら今期上位クラスだけどやはり面白くなるのが遅すぎで全体の評価としては微妙な感じ。

そして結局半分もキャラ名を覚えられなかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんなのキズナが、希望にかわるよ!!

この作品の原作はスマホ用のゲームアプリだったみたいですね。
このところよく見かける「大声優さん祭り」作品ですね。
最近アニメの視聴に声優さんが欠かせない私にとって、視聴しないという選択肢のあり得ない作品でした。

この物語の舞台は、神樹ヶ峰女学園という中高一貫学校…
この学校には「神樹」と呼ばれる大木と、神樹の力を使ってイロオスという敵を倒すことのできる「星守」が存在しています。

この星守ですが、一人ではなく中学から高校まで各学年に複数存在するので大所帯…
こうなると途端に難易度が上がるのが登場人物の名前を覚えること…

いやぁ…実際さっぱり覚えられませんでしたよ。
せめてもの救いは、全員ではありませんが声優さんでキャラが区別できたこと…

「あ、これ天ちゃん…」「はやみん、東山さん、真礼ちゃん、りえりーは分かりやすいね」
「分かりやすいといえば、久野さん、悠木さんだって…」

こんな感じだったので最初はキャラの名前を覚えようとしましたが敢え無く挫折…
結局は声優さんの名前をそのままキャラの名前に置き換えて視聴していました。
それでも結構楽しみながら視聴できたと思います。

一方、物語の方ですがこれまでに視聴してきた幾つかの作品を掛け合わせたら、こんな風に仕上がりました…という感じなので、ラストの展開以外は物語に新鮮さはありませんでしたが、この作品の特徴は兎にも角にも声優陣が豪華絢爛、ということです。

高校1年生
・星月みき(CV:洲崎綾さん)
・若葉昴(CV:あやねる)
・成海遥香(CV:天ちゃん)
・ミサキ(CV:りえりー)

高校2年生
・天野望(CV:東山さん)
・火向井ゆり(CV:上坂すみれさん)
・常盤くるみ(CV:はやみん)
・煌上花音(CV:本渡さん)
・国枝詩穂(CV:下地柴野さん)

高校3年生
・粒咲あんこ(CV:内山さん)
・芹沢蓮華(CV:南條さん)
・楠明日葉(田村睦心さん)

中学1年生
・藤宮桜(久野さん)
・南ひなた(五十嵐裕美さん)
・サドネ(CV:悠木さん)

中学2年生
・千導院楓(CV:木戸さん)
・綿木ミシェル(CV:加藤英美里さん)

中学3年生
・朝比奈心美(CV:原田ひとみさん)
・蓮見うらら(CV:真礼ちゃん)

これだけの声優さんが揃えられる、ということは原作ゲームが好調であることの証なのでしょう…
そう考えると、原作ゲームにも興味が湧いてくるようにも思いますが、何せ時間がありませんからね…
視聴環境の変化にも慣れてきましたが、総じてアニメを視聴する時間は減少傾向…
ゲームとアニメを天秤にかけると…やっぱり軍配はアニメに上がります。

でも良かったのは声優さんだけではありません。
一歩前に踏み出す勇気だったり、仲間のためになりふり構わず敵に向かっていったり…
「仲間」「絆」「友情」というベタですが、熱い展開に欠かせないスパイスはしっかり効いていたと思います。
なので、原作ゲームをプレイしていなくても十分に楽しめる作品だったと思います。

物語はありきたりかもしれない…
けれど、その中でも確かな熱さは感じられる作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニング・テーマは、神樹ヶ峰女学園星守クラスによる「ホシノキズナ」
エンディングテーマは、f*fによる「Melody Ring」
f*fはこの作品に登場するアイドルで、煌上花音と国枝詩穂の2名で構成されたユニットです。

1クール12話に物語でした。
この作品は原作の販促版…という要素が強かったんだと思いますが、そう割り切って視聴すると、あまり違和感を感じることなく作品が楽しめたと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ページの先頭へ