湘南で友情なおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの湘南で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の湘南で友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.9 1 湘南で友情なアニメランキング1位
Just Because!(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (905)
3654人が棚に入れました
高校三年の冬。
残りわずかとなった高校生活。
このまま、なんとなく卒業していくのだと誰もが思っていた。
突然、彼が帰ってくるまでは。
中学の頃に一度は遠くの街へと引っ越した同級生。
季節外れの転校生との再会は、
「なんとなく」で終わろうとしていた彼らの気持ちに、
小さなスタートの合図を響かせた。

声優・キャラクター
市川蒼、磯部花凛、村田太志、芳野由奈、Lynn、櫻庭有紗、貫井柚佳、近藤玲奈、千本木彩花、天﨑滉平、山本祥太、柳田淳一、小林大紀、大川透

ぎゃん (・ワ・) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

これから観る方は感情移入し過ぎないでください

まず最初に愚痴を言わせていただきます・・・

あああああ!!!マジ何なの?あの夏目美緒とか言うクソヒロインは!!
いろんな人を振り回して、なおかつ散々迷惑かけといて何で最終的にお前が報われてんだよ!!
全員友達になってけど、あれただの被害者の会だからね。
あのLINEグループ現実ならハブられてるよお前。
しかもいい子ちゃんぶってるトコがまた腹立つ。
コイツのせいで小宮ちゃんが可哀想で可哀想で・・・ツライです><
こんなにアニメのキャラで腹たったのはガンダムSEEDのフレイアルスター以来です。まぁあれはキラの賢者モードがおもろかったから許せたけどねw

はぁ~、ちったぁスッキリした。なのでレビューを開始します。

この物語はいわゆる青春恋愛モノです。
しかも結構純文学っぽい感じの。。
めっちゃ引き込まれます^^

心情をいい感じの間や静けさで表現する技法は良かったです。
あといつも思うんですが、鴨志田氏の作品って女性の心情の表現が上手いですよね。
実は女性なのかなと疑ってます。
そうそう男性がこの作品の小宮恵那やさくら荘の上井草先輩、青ブタの双葉のシリアスモードをあそこまで細かい心情描写ってできないでしょと思ったので。

でもググったら男性でしたwww
マジ天才だな。

もしかしたら鴨志田氏はわざと夏目美緒をムカつく女にしたのかもしれないですね。
んで小宮ちゃんと対比をつける事によって作品にメリハリを・・・

その仮説が当たってたらアタシめっちゃ手のひらで踊らされてんじゃんwww
そりゃ確かにこの女がいなければ小宮ちゃんに感情移入することもなく、みんなが上手く行って、ただただリア充の恋愛を見せつけられてるだけのアニメになるわけで・・・

それでもね・・・それでもアタシは小宮ちゃんが・・・ツライ、あかん感情移入し過ぎた。。

まぁでもちょっと最終回がイマイチだったかな。
小宮ちゃんトコが終わってからが少しやっつけ仕事な感じに見えてしまった。(小宮ちゃんトコがピーク過ぎる)

あと森川さんが嫌いとか言ってたギャル(佐藤真由子)が森川さんと一悶着あればもっと面白かったかな。
(コンプラ的にイジメ展開は厳しかったか?)

音楽がやなぎなぎさんだったのと主人公の目が死んだ感じなので、OPは薄目でみたら俺ガイルに見えるかものですwww
小宮ちゃんは由比ヶ浜といろはすを足して2で割った感じだし。

青春モノや学園モノが好きな方にオススメです。
まぁどちらかと言えば物語の起伏は少なめなので退屈と感じる方もいるかもしれませんが、アタシ個人的にはああいう間は好きでした。

余談ですが、1話目のトランペット演奏からブラスバンドが入ってきてからのカキーンは野球バカのアタシ的ご褒美でした。
劇中に野球をするアニメにハズレなしって格言あるしな^^
野球アニメは全く見ないけどwww

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

気持ちの揺らぎを感じとりつつ・・・

好き、嫌いの感情の白黒じゃなく、そのときどきの感情の揺れや移り変わり・・・、卒業間近の高校3年生達が恋をあきらめたり、恋が芽生えていく過程や揺れ動く心情・心理の方に命題を置く本作は非常に秀逸な作品です。登場人物はみんな高校3年生としては真面目で賢い一般的な生徒達で、かなりリアルな設定となっている。ラブコメのようなバカっぽさや面白さは全然ないので、好みじゃない方も多いでしょうが、私には今年一番の作品であり、傑作と断言できる作品です♪
{netabare}
メインヒロインである夏目美緒と泉瑛太は割と似たようなタイプのように思える。 二人とも共に不器用で自分の気持ちを想う相手に率直に表せない。想いを明確に表すことで心地よい関係が無くなってしまうことも避けたかったのだろう。この切ない想いを抱いたまま中学・高校生活を送ってきた二人の心がどのように変化をしていくのか、そしてどのように気持ちを近づけていくのか、その『なんとなく』近づいていく二人の距離(恋)をどのように捉えるのかが視聴する側に大きく委ねられているように思う。だからいろいろな見解があっていいと思うし、良否も分かれる作品だと思う。的外れなレビューは相手にしないが、恵那や葉月推しのレビューがあっても然りだと思う。恵那ルート&恵那エンドを望む方がいても全然意外には思いません。
 
メインキャラクターそれぞれに、その性格に見合った恋愛観があって、優劣がつけられないように気を配ってあったと思う。美緒は陽斗への好意を自分のこころの中で大切にし過ぎて、決着(告白)をつけることから逃げていた。自分の中から『陽斗への想い』が無くなってしまうことや、告白をして実らなかった時の怖さもあったのでしょう。普段は活発そうに見えても実は臆病で繊細な子のように印象付けた。そして、陽斗が森川葉月のことを好きだということを、なんとなく陽斗の行動から分かっていたから自分の気持ちを自分の心の中にしまい込んでいたのだと思う。私はこういうタイプの子が好きなんだろうねw・・・切ないけど、美緒はかわいいなって思いました。
 
瑛太は柏尾川高校に転校して来てから再会した美緒がまだ陽斗への想いを引きずっていることにすぐに気付き、そんな美緒を前に進めようとする。しかし、瑛太自身も美緒への想いを抱き続けていた為に、心から美緒と陽斗がうまくいくことを望んではいなかったのだろう。もうただただ切なく地味なシナリオを鴨志田氏は序盤から丁寧に表現していたと思う。
二人とも想う相手の気持ちを考えて行動するが、結局それは自分のためになっていない・・・ただの『いい人』になっているところを、本作では『不器用』と表現しているのでしょう。
 
陽斗と葉月の関係ももどかしいものになったが、陽斗は想いを告げて葉月の答えを待つことになる。葉月は恋愛経験も無く、しっかりとした地味で真面目な女の子だったことがJBを綺麗に輝かせた一因でもある。葉月は陽斗の気持ちをしっかりと受け止め、考える時間をとって答えを出すわけだが、その答えも、堅実で真面目な彼女らしい内容で良かったと思う。高校卒業間近のしっかりした女の子らしい答えで終始葉月のままで物語が終わったことも評価できる。変わらなきゃいけないということも自覚し努力していた所も可愛かった。(明確な陽斗への返事は10話)
 
葉月は陽斗の告白を断った後に美緒に相談を持ちかける場面があったが、そこはとても大切な場面でした。美緒は、真剣に陽斗の気持ちを受け止め考えている葉月と話をして、女性として自分よりも葉月の方が上だと感じ、『自分の想いは叶わない』と感じたのではないかと思う。だからこそ、陽斗の告白を断ったにもかかわらず、真剣にもう一度考えようとしている葉月の気持ちを受け止め、アドバイスができたのであろう。自分(美緒)はこんなことはできないと痛切に感じながら・・・。葉月が陽斗のことを話している時に葉月をチラリと見る美緒の目が全てを物語っていた。美緒の気持ちを考えるとほんと切ないシーンでした。
 
自分の好きな陽斗が告白した相手から相談を受けるなんて、ちょっと冷静になれないと思うが、美緒は真剣にその相談を受けとめ、精一杯の助言をする。女子高生の切ないながらも、そのホスピタリティには感動せざる得ない。美緒の魅力の一端を垣間見た気持ちになりました。いい場面でした。
 
初詣の時に、陽斗に対する気持ちを引きずり続けて苦しんでいる美緒に対し、瑛太は強く咎めるような口調で美緒に現状の可否を問う。しかし、これは瑛太にとっても当てはまることで、彼自身も傷ついたであろう。核心をつかれた美緒は逆切れするわけだが、瑛太の指摘を痛感したに違いない。そして、瑛太じゃなかったら言えないことだったことも美緒は自覚したのではなかろうか・・・。後日瑛太に謝罪に行く場面があったが、美緒にとって、厳しくも温かい指摘であることに彼女自身が気付き理解したからだろう。美緒は素直で賢いいい子なんだな・・・って強く印象づけられた。
 
瑛太の美緒に対しての想いは、陽斗への劣等感に苛まれていたように思う。陽斗は親友であったが、中学の野球部では常に陽斗の方が檜舞台にあがる人気者で、瑛太は逆だったのだろう。瑛太が美緒への気持ちをハッキリさせるためには、陽斗との勝負に勝たなければならないという自分なりのプライドと意地があったように思う。野球の一打席勝負に込めた強い想いが瑛太から滲み出ていたところ(6話)も彼のこだわりが感じ取れて切なかった。瑛太と陽斗は中学の時の親友だったから、野球勝負以外では男同士の友情が描かれていて見てて気持ち良かった。男の友情と恋は全くの別物として描かれていたところも好きでした。
 
6話くらいまで、瑛太には陽斗、美緒には葉月という高いハードルがあり、飛び越えることができなかった瑛太と美緒の心情はただただ切なかった。瑛太は密かに美緒と同じ大学を受験することを志したわけだが、自分の気持ちを受験にぶつけ合格をして告白をしようと考えていたのでしょう。それはそれで彼らしい自分だけの美緒への愛情表現だったのかもしれません。高校在学中に美緒に告白しても陽斗のハードルを越えられないと思っていたのでしょう。後半はもう両想い状態だったので、見ている方も胸が苦しかったです。

もう一人重要な人物は後輩の小宮恵那ですね、彼女のファンは多いのではないかと思う。自分の気持ちを率直に表現できる恵那は依子(葉月の親友)の言うように男子から人気があったでしょうね。美緒を「会長」と言って慕い、コンテスト用の写真の件で瑛太と親しくなり、瑛太が美緒に気があることも察知すると、最初は応援する気持ちでいたが、美緒に対して一途で不器用な瑛太を気になりだし、彼の不器用な中にある優しさや思いやりに惹かれていく。彼女の天真爛漫さは地味な本作の清涼剤のようでした。小宮や依子の存在はJBの潤滑油になっていて、楽しく見ることができた理由でもあります。ペットのプータはなかなか主思いの粋な奴でした(8話)^^
 
6話は瑛太、美緒、陽斗、葉月の心が揺れ動いた大切な話でした。瑛太と陽斗はそれぞれの想いを懸けて校庭で一打席勝負をする。陽斗が勝ったら葉月のLINEに躊躇していた返事をする、瑛太が勝ったら(美緒への)気持ちをハッキリさせるという勝負だった。この勝負を美緒と葉月も遠くから見ていた。小宮もカメラを構えながら見ていた。瑛太は1球目に陽斗めがけて悪球を投じる。それは美緒の想いにひとつも気付かない陽斗に対しての怒りの投球のように私には思えた。2球目はスローボールを投じた。どんなことをしても陽斗に勝って、美緒への想いをハッキリさせたい(告白するということだと思うけど・・・)と思う瑛太の気持ちが伝わってくるようだった。そして、3球目からは全力の直球勝負で陽斗から三振を奪いにいく。

自分の気持ちを美緒に伝えるには陽斗に勝つことが瑛太にとって最重要なことだったからだろう。美緒は全力で投げる瑛太を見て、葉月は、懸命に打とうとする陽斗を見て、心を動かされるのである。延々とファールで粘る陽斗を見ていた葉月は突然吹奏楽部の部室へ走り出す。陽斗が好きだったトランペットを吹く姿を捨ててしまってはいけないと感じたのだろう。陽斗の気持ちに対して如何に真剣に向き合おうとしているかが分かる葉月の所作でとても感動した。恵那はファインダー越しに陽斗に負けた瑛太の姿に、何か違う想いを感じ取ったのだろう。「なんだろう・・・この感じ・・・。」と呟いた恵那の一言が、瑛太の負けたこと以上に、色々な感情がこもった悔しさを表現していたように思う。

一方美緒は、瑛太からの想いの欠片(初詣の時に気付いていれば・・・)を持っている状況で、陽斗に懸命に勝とうとする瑛太を見て中途半端な自分の気持ちに踏ん切りをつける決心をする。中学の時に陽斗にもらった消しゴムを返す時に、陽斗と一緒にいた瑛太は美緒が陽斗に告白をするのかと勘違いして先に帰ろうとしたが、その刹那に美緒から「ダメ、すぐ終わるから居て。」と言われる。そして消しゴムを返した後、最後に瑛太に視線を向ける(ここは見逃してはならない!)。ここの解釈が難しいが、瑛太に『ハッキリさせたからね!』という物言わぬ視線のように私は捉えた。
しかし、たまたま通りかかった葉月はその場面を見て美緒が陽斗を好きなのではないかと思ってしまう。ただ物語に大きな影響を与えたわけではなく、葉月は、あくまでも自分の気持ちと真摯に向き合った方に重点が置かれていた。(そこもとても良かった所です。)

美緒のアドバイスを受けていた葉月は、野球勝負の後、陽斗へもう一度考えてから答えを出すと告げる。葉月の真面目で真剣な姿勢はとても好き。ラストは瑛太が小宮に抱きつかれている所をたまたま目撃した美緒が動揺するところでED曲へ・・・。6話はそれぞれの想いが交錯した内容の濃い回で唸ってしまいました。
 
7話は恵那にとっての写真部存続の重要性を瑛太は知り、瑛太がコンテストへ写真を出すことを承諾するところから始まる。男心をくすぐるような普段とは違う恵那の真剣な言動が瑛太の承諾を引き出した。恵那は瑛太が真剣な自分の気持ちを理解してくれたことで、『人として好き』から『瑛太が好き』に気持ちが変化し、ここから瑛太を恋愛の対象として強く意識していくことになる。ただ、律義なのは、会長(美緒)とのことを応援すると言った約束は決して忘れてなくて、その後も会長との仲を恵那なりに気にかけるが、そんなことが上手くいくわけがなかった。恵那の心の移り変わりや応援から自分の気持ちを優先する過程の表し方がとてもリアルで、10話のラストで恵那が告白するというアニオリ引きで終わる。小説を読んだ人ですら、ひょっとしたら恵那エンドもあるのか・・・?と思わせる本当にうまい演出でした。

センター試験当日(7話)は雪で交通網が麻痺し、美緒は会場に行く手段を失くし路頭に迷う。瑛太はその状況を察知し駅まで全力で走る。半ば受験をあきらめかけていた美緒を見つけ、瑛太なりの激励と応援をしてセンター会場まで美緒を送る。ここまでやったら、「好きだ!」って言ってるのと同じようなもんだと思うけど、中学時代から困った時に助けてくれた瑛太のことを美緒はまだこの時点では恋愛感情としてみることができていなかったのかもしれないし、センター試験が優先でそこまで考えられなかったのかもしれません。

でも「聞きたいことあるかも」「ある!」と言ってた所から察するに、瑛太に対して今までとは違う感情が生じたということは十分理解できた。帰りの電車の中で、瑛太との中学時代のエピソードを回想する場面で、困ったときにいつも自分を助けてくれたのは瑛太だったことを美緒は振り返り、瑛太が大切な存在だったことの記憶と共に、気持ちは恋へと傾きかけていく。
引きの作画は残念だったけど、ラストの小宮に語りかけながら階段を降りる美緒の横顔の描写は気持ちのモヤモヤが吹っ切れたようなとても綺麗な表情と演技(CV)でした。一連のBGMも抒情的で良かったです。
 
そして誰もが唸ったであろう名場面7話最後の『・・・・・・ダメ』は衝撃的過ぎるラストでした。まだこの時点では瑛太のことを恋愛の対象として意識していなかったはずなのに、反射的にイヤだと思った美緒の素直な感情表現でほんとに胸に響きました。「・・・ダメ」と明確に意思表示させたラストは本当に素晴らしかった。シナリオのセンスはこの場面だけじゃなく、全体的に本当に秀逸でした。この7話のラストで感動できなかったら、もう見る必要はないんじゃないかな。「・・・ダメ」までに至った経緯とその重みすら分からないのではJBを楽しむことは無理だと思う。
 
もう一つ、センター試験の帰りの電車の中で、美緒が回想し終えた後に「損な性格はどっちよ・・・肝心なことは何も言わないんだから・・・」と呟くシーンがあった。
肝心なこととは・・・『告白してくれてれば・・・』ということなのかちょっと分からなかったが、陽斗への想いに区切りをつけた今だからこそ言える美緒の素直な気持ちなのだろうと解釈した。
 
8話の美緒の行動はとても重要。6~7話では小宮の言動に揺り動かされ、小宮とのデートに向かう瑛太に偶然会った美緒は、予備校へ行くと言いながら、わざわざ遠回りとなるモノレールまで瑛太について行く。この行動が意味するものは、美緒の瑛太に対する気持ちが恋へと発展したことを表現している。ただ、美緒は、その気持ちを完全に自覚できず、瑛太に対して冷たく接してしまう。そして自己嫌悪する。小説にはこのシーンで本気モードで瑛太のことを想う自分を嬉しく思った・・・と表現してあったが(アニメでは10話)、8話では嬉しい様子まで表現されてなかったですね。美緒の予備校までの遠回りは、瑛太のことが好きな自分の気持ちをかなり自覚できた行動だったわけです。

もう一つ、小宮に会う前に美緒に会った瑛太は、小宮に抱きつかれた場面に遭遇したことを美緒から遠まわしに告げられるが、彼は言い訳も否定もいっさい言わなかった。美緒もそれ以上の理由を聞かなかった。センターの時に聞きたかったことの一つだったはずなのに聞かなかった。この場面は二人が似た者同士で不器用であることを表現していたように思った。お互いに好きだと言ったわけでも言われたわけでもない。中学時代の友人同士という状況で、言い訳したり、問い詰めることは自分が『好き』であると告げることになると思ったからだろう。そして、そうすることで関係が疎遠になることを恐れていたのでしょう。なんか面倒くさいなぁ・・・と思う人がいるかもしれないが、『なんとなく』続いているいい関係を保つため、二人とも好きな人に好きと言えず数年間心の中で想い続けたわけだから、これくらいのことで自分の気持ちをあからさまに表現するようなことはしないだろう。地味だがよく考えれば二人の不器用さをよく表したシーンだった。こういうところに不合理な点が無い所も、細部までよく練られてあるなぁ~と感心しました。
 
「ダメ。」と言ったにもかかわらずデートに誘った恵那に対する美緒の視線はちょっと怖かったですが、美緒に許可を取りに行った恵那は、行った理由を「なんとなく」とあっけらかんと答えた。(美緒は怒るわな・・・)
美緒は恵那のような天真爛漫さを持ち合わせていないので、自由に感情表現をする恵那を羨ましく思っていたに違いない。これはパーソナリティの違いとはいえ、この時期の女の子にとっては、かなり辛いことだったのではないかと思う。

陽斗の時には葉月が越えられないハードルになったように、今度は恵那がそうならないか心配で・・・且つ、なんで自分は素直になれないのか・・・という自己嫌悪の渦に美緒は巻き込まれてる感じが可哀想でした。恋するって苦しい時もあるけど、美緒はずっとその状況ばかりで、報われて欲しいと思わずにいられなくなりました。

瑛太は恵那と一緒にいる時には素の自分を出すことができていた。それは、美緒に対する気持ちを恵那が知っていて、応援すると言われていたからだろう。瑛太も美緒への想いを隠し続けていることに辛さを感じていたことの証しで、後輩である恵那には利害関係は無いと思い気を許していたのだろう。親友である陽斗は、瑛太が中学時代から美緒のことを好きだったということを知っており、且つ、美緒の意中の人だったわけだから、親友とはいえ自分の気持ちを吐露できなかったのであろう。
しかし、8話後半でコンクールで賞を取ったら告白すると恵那に言われて驚く。そもそも瑛太は恵那に対して恋愛感情は無かったと思うので驚いたのでしょう。(照れてちょっと頬を染めてましたが・・・)美緒だけでなく、瑛太の鈍さも天下一品なので、美緒の気持ちにいつ気が付くのかヤキモキしました。
ラストの葉月の変身登場で終わる演出も絶妙でセンスの良さを感じました(笑)。ただ変身前の方が、私は好きでしたけど・・・w 葉月はどっちでも普通にモテますよ。女子力は本作中1番だし、文句なしの素敵な子です!!

10話はほとんどアニオリで、しかも恵那、美緒、葉月それぞれのシナリオにそれぞれの固まった気持ちが表現されていて、文句無しの出来栄えでした。美緒が瑛太のスマホの壁紙(待ち受け変えとけよ!!)となっていた小宮の画像を見て走り去るときの切なさ・・・せっかく思い切って自分の想いのまま頑張って行動したのにVデーのチョコも渡せず、涙を見られたくなくて走り去るシーンは胸が痛かった。でもここで、美緒は瑛太への想いをしっかりと確信できた自分が嬉しくて、泣きながら笑うシーンでしたが、抜群の改編でした。相当考えたね、この大切なシーンの入れどころを・・・。

その場面をこっそり見ていた恵那は瑛太のスマホ画面を直しただけで、手作りチョコを渡せず走り去る。も~モヤモヤがいっぱいでしたが、写真部の男の子二人が面白くて悲壮感を和らげてくれましたね。(この鉄マニの二人はいつも笑わせてくれました♪)
葉月と陽斗の話もほぼアニオリで演出も綺麗で良かった。堅実で真面目で思慮深い葉月の返答も表情も完璧でした。
恵那のお守り集めも最後の告白もアニオリで、ラストシーンの作り方は本当にうまかったです。

他にも作中で、相手の真剣な告白に対して難聴になったり、はぐらかしたりしなかったこともJBの優れている所です。
4話で陽斗の告白に『ごめん。付き合えない。』とはっきり答えた葉月や、7話ラストの美緒の『・・・ダメ。』とか10話の葉月の返事や恵那の告白も、すべていい加減にはぐらかさなかった。こういう作品を作りたかったのだという意識が多分に感じられたし、とても良かった。 
 
美緒のお姉さんは美緒にとって、とても大切な存在であることも見ていて感じました。お姉さんは美緒と違ってさばさばとした素敵な人物で瑛太と美緒が中学時代からいい関係であったことも知っていたのでしょう。(11話)女友達との間でも自分の気持ちを隠し続けた美緒が素を出せる存在が瑛太であったことは、潜在的な『好き』が美緒の心の中に宿っていたことも表している。美緒が陽斗から瑛太に心変わりすることの整合性も充分でした。

美緒は葉月に瑛太が好きであることも告げている。美緒にとって葉月は心底信頼できる素敵な女性としての位置づけであることも11話で描かれていた。何から何までしっかりと作られている。感服です。
受験の前日の夜に、美緒と瑛太はベランダに出てお互いの家の方を眺める。二人の『受験に込めた万感の想い』が伝わってくる静かないい場面でした。(11話)
 
JBのラストを私はどう捉えたかというと、二人とも想っていても決して言えなかった『好きだ!』という言葉を、ようやく言える自分になった・・・つまり成長し大人になったということと、本当に人を好きになるということは喜びであるということ。最後は美緒と瑛太が笑顔でお互いの距離を詰めて終了とは美しいエンドだと思いましたよ。物足りないと思う方もいるでしょうが、あそこで涙流して抱き合ったんじゃ、リアルを追求してきた鴨志田氏のシナリオに泥を塗ることになりますからね。

もし、転校先で突然美緒と恵那が目の前に出てきたら、恵那を選ぶ人の方が多いかもしれません。それくらい恵那はいい子でしたよね。だけど瑛太は恵那を選ばなかった。それは美緒と過ごした中学時代の数々のエピソードと不動の恋心があったからです。恵那の告白に微塵も美緒への恋心を揺さぶられることはなかった瑛太の強い想いは分かる人にしか分からないかもしれないですね。美緒の気持ちは卒業式の答辞が全てでしょう。なんか凄く懐かしい光景を見せられているようで私は感動しました。リアリズムってのはこうでなくちゃいけないんです。最後まで徹底した小林監督と鴨志田氏の姿勢がこの作品の品性をとても高めていました。『君じゃなきゃダメなんだ!!』っていう気持ちをここまで地味に熱く表現されると感服の域に達しますね。{/netabare}

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葉月には親友の依子がいて、美緒には大好きな姉や友人たちがいて、陽斗には猿渡や陸生、そして瑛太がいて、瑛太には陽斗や恵那がいて、恵那には清水や山口(写真部の二人)そして瑛太がいて、周りを取り巻く友人たちにも案外重要な役割があって、作品の質をあげてくれました。アニメ版の素敵な学園ドラマを見せてもらいました。人間が演じるよりも、もっと人間らしい感覚を得られたのは、それぞれの演技(キャラクターや声優)・演出・構成が素晴らしかったからでしょう。こういう作品は年に1回は見たいですね!!

陽斗と葉月、瑛太と美緒の恋の分岐点となった5話と、神回だと思った10話はプラメモの林直孝氏が演出を担当したようで、彼の演出はここでも冴えていました。この系統の作品なら彼は間違いなく素晴らしい演出家だと私は思っています。特に10話はとても良かったです。7話もやって欲しかったなぁ~。
 
原作・シリーズ構成・脚本の鴨志田氏はアニメありきで小説を書きおろしたことは間違いないでしょう。小説は美緒と瑛太の視点のみのストーリーで、アニメでは読みとりにくい二人の心情をしっかりと書いてあります。

アニメの肉付けに不合理な点や不可思議な点が一切なく、むしろ小説以上の出来栄えである構成と脚本になっていたと思うので、鴨志田氏はアニメの方に力を入れていたのだろうと思われます。そのあたりも大いに評価できる。美緒と瑛太以外のキャラクターが活き活きと描かれていたことからも、そもそもアニメで全てを語ろうという意図があったのでしょう。

気持ちのすれ違いの多い地味で味わい深い人間関係を、まとまりのあるシナリオにできていたことも、小説執筆以前にアニメ視点でこの作品の構成を考えていたからだと思う。美緒と瑛太に関してはアニメでは描ききれないから、小説で読んで下さいと言われているように感じました。読む価値は十分にありましたよ!
 
私が見た今年のアニメの中では一番内容の詰まっている美しい作品です。こういう地味な傑作にはなかなかお目にかかれないだろうなぁ・・・って思います。人を選ぶ作品だと思うので誰にでもお薦めできる作品ではありませんが、私にはどっぷりと嵌れる作品でした。円盤は作画が良くなってることを期待して絶対に買います♪
プラメモ以来、久々に円盤買うぞ!!と思った作品でした♪
 
卒業間近の17~18歳(高3)の若者たちの数カ月のドラマをリアルにアニメで再現したようなシナリオは、そこいらの実写学園もの映画とは比較の対象にならないほど完成度が高く、アニメだからこそのリアルさ、面白さがありました。鴨志田氏が描きたかった美緒と瑛太のリアルな物語に膨大な味付けと、きめ細かいキャラ設定を施し、全話が連鎖している構成・脚本の完成度の高さは、もはや圧巻としか言いようがないです。微細な感情の変化をこれだけ綺麗にまとめあげた優秀なスタッフの皆様にも拍手と感謝です。本当にありがとうございました。私の3作品目の5.0作品となりました♪

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評価は5.0なので、全て5.0評価にしていますが、作画は4.0程度の評価が妥当だと思います。しかし構成・脚本が秀逸な作品で総合評価が5.0相当なので、5項目を5・0評価にしてあります。
 
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各話のエピソード♪ 

12話{netabare}
最後まですれ違う二人。それでも二人の気持ちは赤い糸で結ばれていた。
美緒は本当の恋を知り、瑛太は好きな人に告白する強い気持ちをもてた。それは、友人たちの力でもあり、人が生きて成長していく上で大切なものは何か?・・・というこの作品のメッセージでもあったと思う。
好きな人と気持ちを分かち合うまでの過程を、微細に美麗に描いた素敵な作品でした。最後の二人の笑顔が二人の始まりなのです。感動しました。続きがあったら是非見たいものです。{/netabare}
 
11話{netabare}
私の中で絶対に必要なシーンがもう一つあったのだが、それがしっ
かり入っていました。それは、美緒のお姉さんと瑛太による車内で
の会話です。
ここで美緒の姉は、美緒は瑛太の前ではかなり素を出すということ
を話している。瑛太はそれをネガティヴに受け止めていたが・・・。
この部分も瑛太と美緒の関係がとてもフランクであったことを表す
大事なシーンでした。そして、美緒のお姉さんは二人の関係がいい
ことをかなり以前から感じ取っていたことも分かった。
美緒の姉は、とってもいい人だなってしみじみ感じる場面でした。
 
グループラインでの友達の応援シーンも心温まるシーンでした。
 
試験問題を解いている時に今までの二人の気持ちを表す各話の印象
深い会話が流れた。
この二人がどんな気持ちで試験を受けているのかを伝えるための
いい演出でした。
原作のいい所はしっかり入れてあり、改編も文句なし。ここまで
完璧に作られてるシナリオは本当に感動的です。約70%くらいは
改編で構成も変えているのに、原作の遥か上をいくアニメ作品なん
てなかなかお目にかかれないです。早いうちから傑作だと言いまし
たが、間違いなく傑作です。最後はどういうシナリオと構成で魅せ
てくれるか楽しみにしたいと思います。
美緒、合格おめでとう!!{/netabare}

10話
これは神回だな。
ほとんどアニオリで、素敵なシナリオです。これ以上の形容はない。
絵コンテと演出にプラメモの林直孝氏の名前がありましたね。
10話の演出の妙に納得しましたね♪彼が絡んできたことはとても
光栄で嬉しいことです♪
しかし、ほぼアニオリなのでラストはどうなるか分かりませんね。
アニメオリジナルなラストも十分あり得る展開だし、どうなるか
最後の2話は必見です!!
{netabare}終わり方がさ・・・ほんと心憎い。 
瑛太、美緒だぞ!美緒じゃなきゃいかんぞ!!
「がんばれ!!美緒!!」・・・と言いたくなる話でした。

葉月と陽斗のシーンも良かったよ。葉月らしい陽斗への返事で、
この二人は、きっとうまくいくんじゃないかな・・・。

美緒が自分の本気に気付いて笑顔で涙するシーンがしっかりあった
ので感動しました。この場面は絶対に必要だと思っていたので、ここ
できたか~って感じです。

小宮さんも、本当にいい子なんだよね・・・。瑛太にチロルチョコを
渡す時の心境を思うと胸が締めつけられます。
シナリオも構成も一級品です。JBを見て本当に良かったよ。
来週も楽しみです♪ {/netabare}

9話{netabare}
美緒が自販機でコーヒーを買った。森川が髪形を変えたように、
美緒も飲み物を『なんとなく』変えてみたのだろう。誰にでも
経験のあることではないだろうか・・・?鴨志田氏の構成・脚本
は、本当に素晴らしい。小説はアニメの為に書いたものだろう。
これだけ肉付けが完璧な作品は賞賛しかないよ。紛いなき傑作を
私は見ていると感じています。
美緒と葉月の陽斗に関する会話は、美緒が葉月に陽斗に対する好
意があったことをしっかりと話した。
美緒は一歩でも前進しようと葉月に話したのだろう。そして本当
に好きな人がいることも葉月に告げた。大学も自分の気持ちを率
直に汲んで瑛太が推薦で合格している大学を受験しようと決めた。
瑛太と美緒はやっぱり、好きな人に対しての姿勢が似ているよう
です。二人とも合格したら、一体どうするんだろうね・・・。
 
JB待ちの木曜日の夜中はとても楽しみですが、あっという間に
終わってしまって、はやく次が見たいです。シナリオは完璧に鴨
志田氏の思った通りに仕上がっているのでしょうね。鴨志田氏の
アニメ用のシナリオとストーリー構成は練りに練られてあること
が小説を読むと分かります。安心して残りのシナリオを堪能して、
監督はじめ、他の優秀なスタッフを称えたいと思います。
 
皆さんは、小宮派でしょうか?美緒派でしょうか?葉月派でしょ
うか?私は美緒派になりました。最後に幸せな美緒を見て終われ
ればいいのですが・・・。{/netabare}

8話{netabare}
絵コンテや原画の人数を増やしたようですね。かなり画がまとま
って全体的に綺麗でした。8話を見て確信しました。この作品は
素敵な作品に仕上がると思います。やはり、アニメの脚本は原作
にほどよい脚色を加えてより良い作品になっています。
今回は小宮と夏目の気持ちと森川の気持ちをほどよく表していま
した。JBは人物のアップ画はとても繊細で心情を表している場
合が多く、各話の随所で目を中心とした表情の構築に気を配って
いると思います。小宮は気持ちをストレートに表す子なので分か
り易いですが、夏目は胸の内に秘めた感情を表に出さないので、
その表情がとても大切な言葉になっています。全話見たら、その
あたりも含めてレビューを書きたいと思います。
夏目は、泉に対する自分の気持ちを自分の行動で再認識して、う
まく気持ちを表現できない自分に葛藤しつつ受験勉強に取り組む
という苦しい状況なんだと思う。そのあたりも上手く表現できて
いました。やっぱり小説はそのあたりの夏目の気持ちを理解する
為の補完本となりますね。
全体的に原作のいい所を残し、邪魔をしないような脚色を加え、
見応えのあるシナリオになっています。8話も良かったです。
後半に向けて作画も安定しそうですし、次週以降も期待できる
と思います。ほんと楽しみです。JBは円盤買おうと思います。
こういう作品はまたしばらくお目にかかれなそうだし・・・。
小宮のペットのプータはいい味出してましたね♪{/netabare}
 
7話{netabare}
最後の『ダメ・・・』の一言に至るまでの過程がとても綺麗でし
た。この一言に集約されている想いや記憶、そして夏目が泉に対
して抱いていた中学時代からの感情が全て込められた一言。この
二人の気持ちが徐々に近づきつつある今、中学時代に遡った場面
を挿入し、今思えば・・・と思える数々のエピソードが二人には
もっとあるのだろうと推察できるストーリー構成で大いに意味が
あり、刹那的な感情ではないことを印象付ける丁寧なシナリオで
した。
6話まではため息の多いジリジリとした内容でしたが、後半は
微妙にズレていた夏目の想いや気持ち、森川の想いや気持ちが微
妙に変化していく過程を、どのように見せてくれるのか楽しみで
す。夏目は泉の想いに気付いていたんだろうね。そして今回、そ
れが確信に変わって、小宮のデートの申し出を拒絶したのだろう。
夏目も泉のことを大切な存在として認めた『ダメ』の一言で終わ
るところが心憎い演出です。いい作りをしています。
半信半疑で見始めた作品でしたが、こんなに次回が待ち遠しく思
えるなんて、嬉しい誤算でした。小宮と待ち合わせた駅での夏目
の作画がちょっと荒かったのは残念でした。{/netabare}
 
6話{netabare}
個人的に感慨深い場面がありました。森川の演奏を相馬が聴いて
いる場面。好きな人が自分だけの為に演奏してくれるって凄く感
動するんだよね。だから相馬が「やっぱり好きだわ・・・」って
森川に言う場面が心の底から共感できました。
なんか自分のとても大切な想い出のシーンと重なってしまい、こ
の二人を応援したくなっちゃったなぁ・・・。この場面は相馬君
の心の中に一生美しく残る、そんな素敵な一幕です。
受験が終わったら夏目はどうなるんだろう・・・。なんか切ない
気持ちに覆われそうですね。胸が痛くなるシーンもあったり、
素敵なシーンもあったり、とっても構成がいいです。もう早く次が
見たいです。森川の性格を考えると、夏目の気持ちに気をつかって
またジリジリ展開になりそうな気もするけど、要はそれをどう見せ
るかが大切。でもこのシナリオを作っている方のセンスは何気なさ
を上手に表現されているので期待できそうです。ここまでは、とっ
てもいい作品ですね!!{/netabare}

5話{netabare}
森川と夏目の心の動きをゆっくりと進めていて気持ちの交錯部分を
丁寧に表現しているように感じます。こういうシーンはきっと何か
につながる大切なシーンなのではないかと思います。夏目の友人3
人(佐藤・鈴木・高橋)は相馬と夏目を応援しているが、その気持ち
に素直に喜べない夏目の気持ちの揺らぎを感じるところまでストーリー
にハマっちゃいました。森川の相馬に対する気持ちもまだ明確では
なく、自分の本当の気持ちに鍵をかけたまま泉と接している夏目と
相馬が障壁となって夏目にあと一歩踏み込めない泉の微妙な気持ち、
どれも繊細で微妙な思春期の一幕で、どう展開していくのかとても
楽しみです。不思議なことに、この作品にはご贔屓キャラがいない
のです。でもそれがこのストーリーに没頭できる一因になってる気が
します。どう終われば納得がいくのか、自分でも分からない状況な
ので、中盤の核になる事象を見逃さずに堪能していきたいです。{/netabare}

4話{netabare}
夏目と泉、森川と相馬、夏目と相馬、どの組み合わせも成就しない
恋愛感情が交錯しててなかなか良い。これをどうまとめていくのか
とても興味深いです。森川が誰を好きなのか??・・・・もともと
恋愛気質って感じじゃないキャラに仕立ててあるものの、なかなか
な思わせぶりを発揮し、あっさり相馬の告白を賺すあたりは森川
の気持ちの中により強い何かがあるのだろう。それが何か気になる。
恋愛が成就しない話はよくあるが、リアルにありそうな状況でなん
か見てるこっちの気持ちも切なくなる。ここまでは妙な暗さで話が
澱んでいて、個人的に感情移入もできている。今後の展開がとても
楽しみです。今の所、今期で一番興味深い作品になっています。 {/netabare}

3話{netabare}
ストーリーとキャラクターに派手さがないおかげで独特の雰囲気と
世界観が伝わってきて心地いいです。夏目さんと森川さんの女心を
どう描くのか・・・そこはとっても重要な気がします。
この二人に共通する所は、前向きなように見えてネガティヴさが
根本にあるので、それが今後どのように変わっていくのかも見どころ。
また、物事に冷めた感じがある泉がどのように変わるのかも見どころ。
いい作品に化ける要素は十分にある作品だと個人的に思っています。
CGと作画のバランスは微妙なところもありますが、ストーリーで
魅せてもらいたいです。まだそれぞれの環境の中での個人的な感情
にしかタッチしていない段階なので、今後のメインキャラ達の心模様
をどう表現していくのか、期待したいと思います。
雰囲気や色合いはとっても好みなので感動して泣きたいなぁ~  {/netabare}  

1~2話{netabare}
入口は平凡な学園青春ラブストーリーっぽい感じでした。
画は若干雑かなぁ・・・って思うけど、夏目と泉のフワフワ
した関係をどう深めていくのかがこの作品の肝だろうね。
制作者のセンスに共鳴できるかどうかが、視聴者の賛否に反映
しそうだから、意見が分かれそうな作品です。
夏目も泉も真面目な賢い子って感じなので、イライラ系の
話になりそうだけど、感慨深い作品になるといいな・・・と
期待しつつ継続視聴したいと思います。{/netabare}

==================================
追記
Blue-R 1枚目は特典もあり良かったです♪

そうそう・・・美緒の口癖のような、「ほんとにほんと」には肯定文と疑問文があるんですよね!そこが可愛いです。
それに育ちのよい女の子って感じで、ちょっとしたことでも「ありがとう!」って言える子でしたね。そういうとこも美緒のいい所でした!!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 54

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

隠れた名作。

高校3年生の冬。
戻って来た主人公、再会するヒロイン。
男女の恋愛の機微を描いた1クール作品。

高校3年生の後半の話がメインになっており、
受験、就職と各々がこれからの進路に向かいながらも
自分たちの関係性に悩み、大切にしながら日々を過ごす主人公たちの
様子がリアリスティックな背景画と共に描かれます。

恋、友達、先に別れが待っていることを理解しながら暮らす日々。
自分の高3の頃はこんなにリア充していなかったなぁと思いつつ
見ていました。(進学校だったので、2学期後半からはほぼ授業なかったなぁ。)
特に恋もなく終わった高校時代でした。笑

あまり話題になっていないようですが、
恋愛ものとしてはかなり良かったように思います。

会話メインで無駄にBGMも多すぎず、表情で語るシーンも多かったので、
それぞれメインのキャラの魅力に引き込まれました。

LINEの会話のような映像が随所で見られ、既読が付いた付かないでうじうじしてる様子や、グループを作ってスタンプや画像を贈り合うシーンが多かったのは本作の特徴かなと思います。
背景も現実世界をそのままトレースしたようなリアルさを感じる作画だったので、まさに現代の恋愛アニメって感じでした。

盛り上がりや衝撃的なシーンは少ないですが
いい余韻に浸れる作品でした。
みんな卒業おめでとう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38

74.4 2 湘南で友情なアニメランキング2位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1077)
5110人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いろはにほ♪ぱーっとぱーっと晴れやかに♪

OPがいい!!^^
そして、よさこい踊るために、目標に向かって動いていく
なる達にとてもワクワクします。

ハルの声いいなぁ^^

■なんで「ハナヤマタ」?
{netabare}
・・・って思ったけど、主要なメンバーが

・ハナ・N・フォンテーンスタンド
・関谷なる
・笹目ヤヤ
・常盤真智
・西御門多美

・・・で、それぞれの名前を一文字ずつ取ると・・・

・ハナ・N・フォンテーンスタンド→ハ
・関谷なる→ナ
・笹目ヤヤ→ヤ
・常盤真智→マ
・西御門多美→タ

ってことなんですかね??これって仲間が増えていく順番にもなるのかな??
{/netabare}

■第3話
{netabare}
店長さんノリがいいですね~^^
後半の見どころは、ハナ×ヤヤでした。
生徒会長さんは・・・DQNですね(笑)
{/netabare}

■第4話
{netabare}
これ、もう完全に告白(笑)
もう結婚しちゃえよ~^^

セリフはもっとシンプルな方がいいですね
今回は結構クサイセリフオンパレードでした(笑)
{/netabare}

■第11話
{netabare}
コミュニケーションしなさすぎ・・・
ちゃんと話せば解決できるのに
というツッコミが満載でしたが、ハナちゃんがいない状態で
来週一体どうなる!?どきどきです。
{/netabare}

■第12話
{netabare}
最終回はOPなし
よさこいでOP回収してました^^
ナルが合流するタイミング、EXCELLENTでした♪

ストーリーは茶番ちっくなところは否めませんね。
とくに第11話はナルが普通に親と会話してればこういう展開はまず
あり得ないし。

部員集めも話数を取りすぎてしまいました。。。
肝心のよさこいは、OPでの踊りシーンが一番GOODで
残念ながら本編ではOP以上の踊りは観ることができず。。。

とはいえ、OP、EDはぶっちぎりで今季No.1でした^^
DLできるのが何か月も前から楽しみでした。
歴代でも、かな~り良いOP、EDです♪
サビ部分は超アツイ!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 58

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ぱぁーっと♪ぱぁーっと♪晴れやかに♪ハイ!ハイ!

原作もよさこい踊りも事前情報無しで、何となく見てました。

よさこいの踊りって事だったので、てっきり高知が舞台のバリバリ土佐弁アニメ…
「おんしゃら~よさこい、やろうぜょ」的な…「極妻」か「鬼龍院花子」学生
かと思いきゃ鎌倉舞台、普通の学生でしたw

話はサクサク進んで見やすい、まんがきらら的な百合要素はあるけど変に笑に振ってない。
真面目によさこい踊りに取り組んで感動出来る場面もあって良かったです。

成分要素の1位が神OP
OP動画のよさこい踊りのシーンと曲があっていてクセになる感じ良いです。

イチオシのキャラはアメリカからの留学生ハナちゃんかな。
小学生みたいなキンキン声で印象にのこります、ちなみに今期の賭ケグルイの早乙女芽亜里役、田中美海さんが演じてますね。

NEWGAMEやろこどる、ろんぐらいだぁす等の真面目な萌え?アニメ好きならお勧めかも。

いかにもマイナーB級感ありますが、萌えと和の融合アニメ楽しめました。


追記
ノーゲームノーライフ、宇宙よりも遠い場所のいしづかあつこさん監督作品
何見ようかとお探しの方にお試しにどうぞ~です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

演出そこそこ頑張ってるのに報われない(?)アニメ…

いわゆる「きらら系」、マンガ原作があるお話です。原作は読んでいません。

舞台は中学校(女子校)で、出てくる先生も女性です。「あなたもよさこいしませんか?」ということで身も蓋もない言い方をすると、少なくともテレビアニメ化された範囲では「メインキャラ5人がよさこい部を作って、地元開催のコンテストに出る話」です。

男性でまともに出てくるのはよさこいグッズを売っているショップのおっちゃんくらいのもので、ひたすら女の子推しなのは昨今の深夜アニメにありがちですね。

ただストーリーとしては「熱血スポ根もの」のフォーマットにそって、ある意味無難に、ある意味熱くきっちり仕上げている感じですね。

作中の中の人が実際にチーム“ハナヤマタ”というユニットで、作中キャラの衣装で主題歌(OP)「花ハ踊レヤいろはにほ」を歌い踊るのも今風です。あ、この曲の出来はかなり良いと思いますよ。

で、本作ですがよく見るとメインキャラ5人にはその人のシンボルになる花が割り当てられているのですよ。見間違いでなければ:

関谷なる(主人公): 桜(サクラ)
ハナ・N・フォンテーンスタンド: ブルースター
笹目ヤヤ: 薔薇(バラ)
西御門多美: 百合(ユリ)
常盤真智: 向日葵(ヒマワリ)

終盤に羽織るよさこいの衣装は上記の花をあしらったものなのですが、実は序盤の冒頭にそれぞれのシンボルの花がアップで写ることで、誰メインの話かわかるようになっていたのです(観返せる方はどうぞ)。

まあわかりやすいのは上記の例ですけれども、演出は各キャラの設定を踏まえて、意外と丁寧にやっている印象です。でもそれは地味だしわかりやすくないので、誰のレビューを観ても特にそれに言及するようなものがありません。ちょっと可哀想…。
(ざっと見た限りなので、見落としがあったらごめんなさい。)

あと、作画は地味に良いです。「キャラが崩れた」とか「動きが変」とかは思わないで観ていた記憶があるので…。

ということで、このアニメが放送されたクールの中ではけっこう好きだった作品なので、ちょっとしたレビューを書かせていただきました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38

75.4 3 湘南で友情なアニメランキング3位
スーパーカブ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (484)
1395人が棚に入れました
山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、ある日中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことが新鮮で、ちょっと冒険した気分。仄かな変化に満足する小熊に、バイクは人とのつながりも生み出していく。小熊と同じ、バイク乗りの少女・礼子や、バイクに乗って変わっていく小熊に憧れる少女・椎。小熊の世界は少しずつ、広がっていく。友達と一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしかできないアルバイト。そして、これからもバイクと生きていくために少女が選ぶ進路。

声優・キャラクター
夜道雪、七瀬彩夏、日岡なつみ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

本作が第6話を機に炎上?している理由を細かく解説します

山梨県北杜市を舞台に、両親も友達もお金も趣味もない高校2年の少女、小熊ちゃんが1台の【ホンダ スーパーカブ】と出会ったことをキッカケに彼女の世界が少しずつ開けていく様を描く全12話の青春ドラマ
原作はカクヨムを発端とするトネ・コーケン先生の同名の小説
本作の第6話がプチ炎上騒ぎとなってしまった件について、細かく解説させて頂きます


修学旅行を楽しみにしていた小熊ちゃんですが急な発熱で欠席せざるを得なくなるも、すぐに体調は回復
バスで先に出発した学校側には相談せず、愛車のカブで追走
そして宿泊先の鎌倉に乗り付けてしまいます
当然先生からは厳重注意を受けるも、小熊ちゃんとカブをキッカケに友人となった礼子は用意周到にもヘルメットとタンデムステップを取り出し、憧れていた鎌倉湘南の海岸線沿いを通る国道134号線を小熊ちゃんのカブに2人乗りして走る、というちょっと不良染みた行いを提案するのです


修学旅行に原付バイクで乗り付けたり、そこからさらに抜け出して2人だけの自由行動を取る、というだけで十分常識からは逸脱した行動なのですが、問題は小熊ちゃんが運転して2人乗りをした、という事実です


この話の冒頭で本来のエンジン排気量が49㏄である小熊ちゃんの愛車は、52㏄へと改造が施され、原付一種から原付二種に登録変更をした、という旨が語られています
ナンバープレートも白から黄色に変わっている等、細かい点も再現されています
原付二種になった事のメリットの1つとして、2人乗りも可能になります
ですので車両の点では問題は無い様に見受けられます


ですが2人乗りをする為には“免許取得後1年以上”という条件が実はあるのです
免許取得の為のテストにも出ますし、教習所でも教えてくれます
小熊ちゃんが普通自動二輪の免許を取得したのはこの改造の直前、という事でかなり甘く推察してもせいぜい数ヶ月しか経過していなく
「これは道路交通法違反だ」
と指摘する視聴者も少なからずいたわけです


この案件に関して
「フィクションの中で描かれている事なので騒ぎ立てる必要はない」
と作品側を擁護する意見もあれば
「非日常や異世界を舞台にしたものならともかく、現代劇で堂々と法を無視するのは如何なものか?」
と否定的な意見もあり、正に賛否両論です
ネットニュースで取り上げられたり、便乗する形でワイドショーでも紹介される等、作品側にしてみれば不本意な広まり方で話題になってしまいました


正直、白昼堂々と黄色ナンバーで2人乗りをしている女子高生をわざわざ呼び止めて免許を確認する警察官などいないでしょう
ですから“捕まりはしない”という確証は小熊ちゃんと礼子にはあったと思います


肯定派も否定派も各々の言い分にちゃんと正当性があると思いますが、ちょっと別目線で何故これほどまでに本作が波紋を生んでしまっているのか?
について3つほど持論があるのでそれをご説明します


①【アニメ側の説明不足】
実は原作小説では小熊ちゃんが2人乗りに関して道交法違反になる事を認識していて、2人乗りを渋る一節があります
この時の礼子はこの1話手前のお話で愛車を失ってしまっており、そんな礼子を慰める為に違反を承知で2人乗りをしよう、と決意する小熊ちゃんの葛藤が描写されるのです
ところがアニメではそんな小熊ちゃんの迷いは特に描かれませんでした
主観で描かれる原作小説に対して、アニメ版ではモノローグを各話の冒頭と末尾に絞り、空気感やテンポ感を大切する構成を強調しています
この第6話のクライマックスとなるシークエンスにおいてテンポが大事と取るか、安牌として野暮でも説明台詞を入れるか、と考えて前者を取ったのが本作というわけです
あえてあそこで説明を入れておけば・・・100歩譲って9話のノンアルコールカクテルのくだりの様にテロップで注釈を入れていれば・・・批判意見の態度もまた違っていたと思います


②【本作をほんわか美少女日常系アニメと認識している視聴者が多過ぎる】
正直、本作は流行の日常系アニメとは違います
確かに表面上だけなぞればそーゆー類の作品にも観えなくもないですが、物語を深く読み込めば読み込むほど本作の登場人物は所謂“アウトロー”であることが理解できます
小熊ちゃんはそもそも友達が全くいませんでしたし、礼子はコミュ力があるだけでその実は自分とカブ以外に興味が無いというかなりの変人です
そんな2人の変わり者の非常識な青春が描かれるのが本作なのです
もしこの物語が女子高生2人組ではなく『特攻の拓』とか『あいつとララバイ』だったら誰もが笑って許した事でしょう
実はトネ先生の原作小説に限らず、片岡義男作品にしろ山田深夜作品にしろ、バイクに乗っている若者というのは“多少のハミ出し者”として描かれる傾向にあります
トネ先生もそんな伝統的な“不良の青春”を描きたかったのだと思います
そう考えると小熊ちゃんや礼子がいくらエキセントリックな行動を取ったとしても納得がいくでしょう
彼女達は法を破る事への後ろめたさは感じていても、周りの目などは気にしていないのです
ですがその点が多くの視聴者には伝わっていない、誤解を受けているというのが現状だと思います


③【原作者トネ先生の執拗なコダワリに違和感を覚える人も多い】
どんな作品でもアンチとは出てくるものですが尖っている作品であれば尚更の事です
正直に言って本作、物語そのものの魅力は別にして、トネ先生のコダワリが強過ぎて一部でアンチ化してしまった視聴者もいると感じてます
例えば第1話でバイク屋のお爺さん(シノさん)から曰く付きのカブを1万円で購入する小熊ちゃん
ですが、ヘルメットとグローブを持っていない事を見兼ねたシノさんがキャンペーンの品だとアライヘルメットのクラシックヘルメットとグリップスワニーの本革グローブをプレゼントしてくれます
本来は新車を購入した人を対象にしたキャンペーン・・・であるのにシノさんの過剰なサービス心が施した事であるのは言うまでもないです
ですが2つ合わせて新品で3~4万円もするハッキリ言って高価な品です
1万円のカブに乗る貧乏学生にはどう考えてもオーバースペック
これはトネ先生が登場人物の扱うプロップ(小物、アイテム)には自身が認める一流品を使ってもらい、作品を通してその逸品の素晴らしさを伝えたいとお考えだからです
先述のヘルメットとグローブの様に原作で細かく描写される品はもちろん、アニメ化に当たってかなり細かく実在の品がプロップとしてトネ先生から直接の指定されてるようです
アニメ化に全く口を挟まない原作者もいる一方で、トネ先生はとにかく自身で細かく設定したがる方という事なんですね
問題は貧乏学生の話なのか高級品の性能をアピールしたい作品なのかブレてしまっているという事です
例えば『ゆるキャン』という作品ならば女子高生なのでお金が無い、お金が無いなら無いなりに何か工夫をしてみよう、という話になったりするのですが本作はそういう方向へは話を広げません
トンデモナイ高級品がひょっこり出てきてなんやかんやで手に入ってしまいます
コダワリもここまで来ると考え方に隔たりを覚えてしまい、作品への没入感を阻害されてしまって結果的に、ではありますがアンチ化してしまった人もいると思います
特にバイク界隈に詳しい人ほど本作への評価は分かれているようです
オイラもシノさんが「100km走ったらオイル交換に来い」と言ったのには耳を疑いましたね
本来は最初のエンジンオイル交換って1000kmまでしなくて良いんです
メンテナンスサイクルってプロでも意見が分かれるところなんですが、本作はカブの産みの親である本田技研の監修もちゃんと入っています
それにも関わらず本田技研がやらなくて良い、と言ってる過剰なメンテをしているわけです
少し話が逸れましたがこういったトネ先生自身のコダワリで没入感を削がれてしまった人ほどアンチ化して否定的な意見を飛ばしてるようにも感じます


とまあ以上の3つの点から解るのは本作がとても“尖った作品”だという事です
先鋭化した作品であればあるほど賛否が別れるのは致し方ない事ですが、そこに火種となる第6話の2人乗りの案件が投下されてしまったというわけで、プチ炎上は起こるべくして起こった、とオイラには受け取れるんですね


ちなみにそんな騒ぎなど些細な事だとも言うように第10話では(私有地の中とはいえ)ノーヘル走行をしたり、第11話では(救命措置とはいえ)前カゴに人を乗せて走ったり、どんどん小熊ちゃん達の行動は過激になっていきます


つまり“付いて来れる人だけ付いて来い”というのが本作の最もたるところなのでしょう
本作の終盤では人畜無害を形にしたような少女、椎ちゃんが“不良に憧れる少女”のポジションとして登場し、アウトローな小熊ちゃんと礼子に少しずつ惹かれていきます
果たして椎ちゃんはこの無茶な2人に付いて行くのか否か?
そんなところに着地するのが面白いのです

投稿 : 2024/12/21
♥ : 35

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「この味は、引き出し昆布の技法を知らなくては出せん味だ!」。引き算の手本の1話以降はまぁまぁぁな。

 最後まで見たが、途中の段階で思ってた通り、驚異的な1話以降のそれほどの喜びはなかった…という印象。要素が増えることが必ずしもプラスになるとは限らないという貴重な教訓を得られた。椎ちゃんは嫌いじゃないが、礼子のような存在感を感じられなかった。日常系ではあるが、小熊ちゃんも礼子も男前というか全く動じずに自分の道を征く姿が実にええ。


 炎上した件については、書くのもアホらしいのであんまり書きたくもないが、「うるせぇ、バカ!」なメル・ギブソン方式でいいと思う。さらに、「クズ=法の奴隷、言葉の自動機械、損得マシーン」が急増しているという宮台さんの見解の証拠としては意味があるかな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 52
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この空気感、好き・・でした

[2021.6.24]
最終話見終わりました。(簡単な感想は一番下に・・)
5話以降の展開については、原作どおりみたいなので仕方ないのかも。
初盤のあの空気感はアニメならではの演出の成果だと思うので、アニメの出来は悪くないと思います。
結果論になっちゃいますけど、4話までの話を再構成して、親の話や免許取得の話などアニメで語られなかった部分を追加したりして映画化したほうが良い作品になった気がします。
・・あ、でもそれだと椎ちゃんの出番が。。

[2021.6.11]
4話までの感じが凄く好きだったんですが、最近のお話はあまりそれが感じられなくなってきたのがちょっと残念です。
突飛なのはいらなくて、もっと地味なお話でいいから小熊さんの小さな冒険を描いてくれると良かったんだけど。。

[2021.4.8初投稿]
ラノベが原作のようですが、未読です。
PV見たときも感じたけど、絵と音がすごくいい!

バイクのアニメなのに、とても静かでひんやりした空気感を感じます。
この空気感、好きだな。

劇中曲にクラシックを使ってるところも、雰囲気にあってると思いました。
ドビュッシーやリストなどいいですね。
ほかのピアノなどの劇伴も良かったです。

主人公の小熊さんは、かわいいけどおとなしくて地味な感じ。
両親も友達もお金も将来の夢もない女の子みたいだけど・・

彼女がスーパーカブと出会って物語がどう動き始めるのか、バイクというものに一度も乗ったことのない私も一緒にドキドキしながら見ていきたいと思います。

以下、各話の感想です♪

【1話 ないないの女の子】
{netabare} 中古のバイクが1万円!?・・と思ったらいわく付きのバイクみたい。。
バイク屋のご主人、いい人すぎ。
・・いきなり原付免許とったシーンに飛んでたけど、この辺はもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。
バイクのエンジンを初めてかけた気持ち。
自分のバイクを見てニヤニヤする気持ち。
エンジンがかからなくて焦る気持ち。
バイクに乗ったことないけど、小熊さんの気持ち、わかる気がする。
夜のドライブにドビュッシーの「月の光」。ひんやりした夜の空気が伝わってきます。
うん。これいいわ。この空気感のまま最後まで突っ走ってほしいな。{/netabare}

【2話 礼子】
{netabare} アニメっぽくない作品だなって2話見ててあらためて思いました。
みんな黒髪だし、テンション高い話し方じゃないし、友達同士の会話もそっけないし・・
でもなぜかそういうところが好きだったりしてます。
すごーく地味な展開なのに、なぜか飽きないし面白いです。
礼子のバイク、改造バイクとかお金かかってそうだけどお嬢様なのかな?
どこまでも遠くに行けるよ、と礼子に言われて、ちょっとした「冒険」に出かける小熊さん。
ラストのニヤ顔が楽しそうで良かった♪
相変わらず、絵や音関係は丁寧ですね。バイクの音とかリアルっぽい。
EDもいい感じでした。{/netabare}

【3話 もらったもの】
{netabare}だいぶカブに慣れてきた小熊さん。
色々とパーツが欲しくなって礼子の助けももらいながら揃えていきます。
無口な子だけどきちんとお礼の挨拶できるのね。えらいな。
相変わらずのにやけ顔がいいね。
リストの愛の夢が流れながら今までの出来事が流れるラスト。
いい最終回でした!←ちがいますw
次回あたりで何か面白いことが起こればいいな・・って贅沢すぎ?{/netabare}

【4話 アルバイト】
{netabare}夏休み。礼子とどこかに出かけるのかなって思ったけど、別々なんだね。
でも確かにお金がないとどこにも出かけられないし、バイトは正解かも。
バイト代でレインコートを買って、雨の中 にやけながらの運転。
そして雨に向かってぼそっとつぶやく「ざまあみろ」。
よりもいとはまた違うざまあみろだけど、これも良かった♡
自分でバイクのオイル交換が出来て、鏡の前でヨシッのポーズを取ったり。
小熊さん、最初の頃に比べて表情が豊かになってきましたね♪
バイクのイスをぽんぽんするしぐさもいいな。
どんどん出来ることが増えていって、とても楽しそうで、見てる私もにやけちゃいます(#^.^#)
特別な何かがあるわけじゃないけど、丁寧に描かれていて不思議な魅力のある作品です。{/netabare}

【5話 礼子の夏】
{netabare}礼子が夏休みにある「挑戦」をした話。
なんか今回の雰囲気がいつもと違うような・・
小熊さんが「小さな冒険」をしながら、少しずつ世界が広がっていくところが好きだったので
番外編を見てる感じでした。
この作品にはこういうアクロバット的なお話は合わない気がします。{/netabare}

【6話 私のカブ】
{netabare}だんだん小熊さんの性格が分かってきた気がする。
色々と自分に素直な子ですねw
「このくらいで勘弁してあげる」の表情が楽しそうで良かった。
バスと同時にカブで着いたりとかwタイミング良過ぎて笑ったw
あれ絶対カブで来たいから仮病使ったと思われそう。
先生に怒られたのに、普通に礼子と二人乗りして出かけたり。
以外とメンタル強い子かも。鎌倉まで追っかけてくるくらいだしね。
次回は3人目の子が登場しそう。。{/netabare}

【7話 夏空の色、水色の少女】
{netabare}{netabare}季節は秋になり文化祭の準備が始まる。
小熊さんと礼子はバイク以外のことにはあまり関心ないみたい。
でも原付じゃムリだって言葉が許せなくて文化祭で使う備品の運搬を”手伝ってあげる”ことにした小熊さん。
小熊さん、すっかりベテランカブ乗りみたいな感じになっちゃいましたね。
初々しかった頃の小熊さんが懐かしい。。
「思わず巻き込まれてしまった文化祭」ってどゆことw{/netabare}
↑最初に感じたまま書いた感想です。
他のレビュアーさんの感想を読んでなるほどーって思いました。
カブと出会うまでの小熊さんってないないの女の子で、どこか諦めの気持ちがあって日々をただ無意味に過ごしてて、だから他人との関わりも関係ないって達観したような感じでずっと生きてきたんだろうなってあらためて1~2話を見直して感じました。
2話で礼子に話しかけられて、久しくこんなことは無かったからどうしていいかわからなくて逃げてしまったし。
そう考えるとちょっと上から目線のような話し方も、巻き込まれた発言もなんとなく理解できます。
カブをきっかけに他のみんなと不器用な感じだけど自分から話しかけて関われるようになったのは小熊さんの成長なのでしょうね。{/netabare}

【8話 椎の場所】
{netabare}前回顔なじみになった椎ちゃんにお礼にと自宅のカフェ「ブール」に誘われる二人。
椎ちゃん家ってお店と自宅いっしょだとしても、すごく大きい家なのね。
モールトンを娘に買い与えるとか、趣味でやってるようなカフェとか、結構裕福なのかなー。
コナコーヒーって最初粉コーヒーだと思って、カフェでインスタント!?って思ったらハワイでしか採れない希少コーヒーなんですね(-.-)
私は濃いめのコーヒーって苦手で、もっぱらアメリカンで飲んでます。。
寒さ対策に購入した大きい手袋みたいなの、おしゃれではないけど、すごくあったかそう(#^.^#)
周りを気にせず自分たちのスタイルを追求する小熊さんたち、いいと思います♡{/netabare}

【9話 氷の中】
{netabare}アブラッシブウールって貴重品らしいけどお値段ってどのくらいなんだろ?って思って調べてみたら、いいお値段してました。。
椎ちゃんこんないいものをあげるなんていい子すぎ。
小熊さん、ぶっきらぼうなのはいいんだけど、もらっておいて、椎ちゃんに「さっそく作って」はないでしょw
あと、椎ちゃんが小熊さんたちにカフェに誘ったりするんだけど、そっけなくされるのもちょっとかわいそうかも。{/netabare}

【10話 雪】
{netabare}雪の中、礼子に誘われてバイクで遊ぶ小熊さんたち。
青春してるなぁ~って思うけど、私が4話あたりまで「これ好きだわぁ」って感じていたものが最近のお話ではあまりなくなっちゃったのがちょっと残念かな。。
他のレビュアーさんが言ってた、バイクとJKが好きなおじさんが描いた理想のお話ってのも分かる気がするw
終盤、椎ちゃんが大変なことになっちゃったけど大丈夫かちょっと心配ですね。{/netabare}

【11話 遠い春】
{netabare}警察に連絡しないで小熊さん1人で助けに行ったのは二次災害になるし危ないなーと思ってみてたけど・・
とりあえず、椎ちゃんが無事でよかった・・
小熊さんが料理するの初めてみたかも。カレーうどん美味しそう♡
でも、モールトンのフレームがぐちゃくちゃになってしまって、もう乗ることはできないみたい。
そっか。モールトンに追い抜かれたことがカブへのきっかけだったんだ。
椎ちゃんもカブに乗ってる小熊さんたちにあこがれみたいなものを感じてたのかな。
次回、桜前線に逢いに鹿児島に行くのでしょうか?
普通は原付でムリって思うけど、この作品は何でも出来ちゃう気がしてます。。{/netabare}

【12話 スーパーカブ】
{netabare}桜前線に逢いに鹿児島あたりまでカブの旅をする小熊さんたち。
椎ちゃんは礼子のカブに同乗。
経験ないので想像だけど、原付ってスピード出ないしあんな長い距離走ったらかなり疲れそう(・A・)
特に椎ちゃんはずっとしがみついてるからかなり大変じゃないのかな?
小熊さんのぼそっとしたぶっきらぼうなしゃべり方って、小熊さんをバイク好きなおじさんに置き換えるとしっくりくるかも。
旅が終わり、椎ちゃんもついにカブ仲間に!椎ちゃんカブ、色とかかわいい♡
なんとなく2期はないような気がしますけど、これ見てバイクに興味をもった方もいたかもしれないですね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 58

70.5 4 湘南で友情なアニメランキング4位
刀使ノ巫女(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (323)
1309人が棚に入れました
古来、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂を御刀によって祓う神薙ぎの巫女。
制服に帯刀が主な出で立ちの彼女たちは、刀使(とじ)と呼ばれる。
正式には警察組織に属する特別祭祀機動隊。
御刀の所持を公認された超法規的な国家公務員でありながら、
そのほとんどは全国に五ヶ所存在する中高一貫の訓練学校に通う女子生徒たちである。
ごく普通の学園生活をおくる彼女たちだが、ひとたび職務となれば、
御刀を手にし、様々な超常の力を発揮して人々を守って戦う。

この春。
全国五校から選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会が催されようとしていた。
大会に向け、多くの刀使たちが修練に励む中、ひときわ強い思いを秘め、ひとり技を磨く少女がいた。
彼女が構えた御刀の切っ先が向くその先は―。

声優・キャラクター
本渡楓、大西沙織、和氣あず未、木野日菜、松田利冴、鈴木絵理、瀬戸麻沙美、内山夕実、M・A・O、渕上舞、水瀬いのり
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

御刀で紡いだ絆素敵やん@全24話視聴完了

2クールのオリジナルアニメ作品
公式サイトの力の入り方やスマホゲーム化などのメディア展開から金がかかっている印象を受ける
自分は例えどんな結末になろうとも心中覚悟で最後まで視聴するつもりだ→ノーストレスで楽しく視聴完了!
ちなみにアプリゲームはリセマラで断念した笑!
公式サイトには用語解説があったり4コマ漫画があったりで作品の世界観を容易に把握できる
3話か4話くらいで公式サイト確認したら「おぉー、なるほどね」ってなる
逆に3話か4話までは予備知識なしで見た方が楽しめるかも、そっちの方が1話の超展開が生きる
公式サイトで「おもて」予告動画と「うら」予告動画を見比べるのとイントロダクションのねね語変換が個人的にオススメ

-登場キャラと流派の考察-刀剣は詳しくない(汗)
流派の特徴が各キャラクターの個性に反映されてると思ったんで書いてみます、流派擬人化モノ?
キャラ個性は分かり次第で随時考察
{netabare}・衛藤可奈美:柳生新陰流
「転」でお馴染み上泉信綱よりから「無刀取り」を教えてもらった柳生宗厳が祖の流派。上泉さんの新陰流+柳生Ver=柳生新陰流
無刀取りの極意は刀が無くても相手に勝つこと、優しい可奈美にぴったりの流派
・十条姫和:鹿島新當流
あの塚原卜伝が興した流派、甲冑武道を基礎として想定された実戦的古武道というか古めかしいというか後の流派のお手本的流派
上泉信綱が新陰流の参考にしてるくらい、甲冑の弱いとこを狙って突いたり切ったりが基本
実戦的で古めかしいというのが姫和の冷静沈着で現実的な考えに反映されている?
・柳瀬麻衣:北辰一刀流
現代剣道の基礎になってる流派だったりする、技術取得のみが目的で慣習というか教育体系を簡素に習得しやすくした流派
天才的な可奈美に対して練習と努力の麻衣ちゃんみたいな描かれ方されてるので、技術取得と分かりやすい技法体系が目的のこの流派は彼女らしいかなと思う
・糸見沙耶香:小野派一刀流
小野派一刀流は特徴とかよく分からん笑
なので糸見沙耶香に反映されてるか不明
最近は麻衣ちゃんにゾッコン気味
・益子薫:薬丸自顕流
「チェストー!」で有名だけど、ほんとは「キェッー」って言ってる。薫もちゃんと「キェッー」って叫んでるね
相手を一撃で倒し、二の太刀を必要としないが基本の考え
薫ちゃんの持ってる刀はデカすぎて抜刀できてないけどw
面倒くさいが口癖だから一撃で倒すっていうスタンスは薫に合ってるんじゃないですかね
・古波蔵エレン:タイ捨流
丸目長恵が上泉信綱から印可状もらって独自改良しまくった流派っていうか兵法
蹴ったり苦無投げたり結構自由にやらかす印象
頭脳派でほぼ忍者みたいなエレンはまさにタイ捨流だね
・折神紫:二天一流
はいはい、剣を2本持ってるから二天一流ね
どうせ宮本武蔵ですよー
たぶん登場キャラの中で一番の爆乳なのは内緒
・獅童真希:神道無念流
うーん、あんまり分からん
獅童さん自体は真面目な堅物って感じね
その芯のある姿に此花たんはメロメロですよん
これも現代剣道の基礎になってる流派の1つ
・此花寿々花:鞍馬流
うーん、あんまり分からん
此花はとにかく可愛い(断言)
・皐月夜見:深甚流
流派が分かるような特徴的な描写はなかったかな、ただただ荒魂を量産してる
なんやかんや優しかったなぁー
・燕結芽:天然理心流
天然理心流は新選組が習得してたことで有名、ぶっころ流派
結芽ちゃん血気盛んだからベストマッチっぽい
crazyだねぇー(褒め言葉)
ほんとは結芽ちゃんは純朴で優しい女の子だと確信
{/netabare}
-世界観ざっくり要約-公式サイトを読むのが面倒な人向け&自分の見返し用
{netabare}・「御刀」と呼ばれる刀を使って世の中に害なす荒魂を倒す、その役目を担っているのが「刀使」と呼ばれる女の子。巫女だから女しか務まらないというお決まりの建て前、大人になると能力が失われる。
・戦闘の基本戦術兼防御術は「写シ」を駆使して行われる。「写シ」は御刀を媒介として肉体を一時的にエネルギー体へと変質した分身のようなもので、僅かな痛みと精神疲労を代償に実体へのダメージを肩代わりする。
・「迅移」と呼ばれる刀使の攻撃術がある、これは御刀を媒介として通常の時間から逸して加速する方法。作中の世界では通常の時間より段階的に時間の流れの早い次元が存在するようだ。
強い=より時間の早い次元に行き着くことができる能力をもっている。
・「金剛身」は刀使の防御術で御刀を媒介として肉体の耐久度を上げる。写シとは異なり、物理的な硬度を発揮するが、短時間しか持続しない。
・「荒魂」は御刀の材質である珠鋼を精製する際に砂鉄から出る不純物「ノロ」が結合して具現化したもの、たぶん生命体で知性を持つノロもいる。
・「伍箇伝」は刀使養成学校で全国に5か所ある、刀使以外の支援要員も養成してる。鎌府は親折神紫一派で長船は反折神一派である。
神奈川の鎌府女学院/岐阜の美濃関学院/京都の綾小路武芸学舎/奈良の平城学館/岡山の長船女学園
・「折神紫」は昔から朝廷より御刀とノロの管理を任されてきた一族の現当主で大荒魂(タギツヒメ)。警察庁特別刀剣類管理局と伍箇伝の管理もやってる、権力の中枢で刀使界のトップ。たぶんラスボスで折神家親衛隊とかいう四天王っぽい刀使を抱えている。
・「舞草」は特別刀剣類管理局内における反折神紫一派の組織で、折神紫の妹である朱音が設立した。長船女学園・美濃関学院・平城学館やフリードマン博士が所属している。自前で潜水艦を保有したりストームアーマーと呼ばれるS装備を開発したりと組織の規模は大きい{/netabare}

-各話感想-
・前期【胎動編】
1話-切っ先の向く先-
{netabare}超展開からの逃亡劇の幕開け?って感じの初回
OPかっけー、タイトル横一線スパッーン!
冒頭でムカデみたいなやつぶっ殺す→伍箇伝の剣術大会で可奈美と姫和が御前試合の決勝戦に進む→姫和が折神紫に切りかかる→可奈美が何故か一緒に逃亡する
超展開すぎて全然追いつかない笑
姫和の超高速移動すげーな、それを軽くいなす折神紫はもっとすごいけどね
あと初回にお風呂をもってくるとはねぇー、麻衣ちゃんの胸が…ゴクリ
剣術大会だったから剣を極めていく物語と思ったんだけどねぇー、なんか違うっぽいね
麻衣ちゃんではなく姫和が可奈美の相棒になる…のかな?
流派の剣技や特徴がしっかり描かれていたのは好印象
逃亡劇の始まり!?
【まとめ】
・可奈美は刀剣マニアで剣術が大好き
・可奈美と麻衣ちゃんと親友兼ライバルで麻衣ちゃんのクッキーは美味しい
・姫和は折神紫の命を狙っている
{/netabare}
2話-二人の距離-
{netabare}逃亡劇が本格的に始まって麻衣ちゃんの理解が得られた回
やっぱりOPかっけーな、たぶんOPに登場する6人くらいの刀使は味方になるのだろう・・・
逃亡劇が本格的に始まったけど、結局荒魂は倒しにい姫和と可奈美は真面目ね
かるーく荒魂をぶっ殺して麻衣ちゃんをいなす、そして麻衣ちゃんは可奈美&姫和を見逃すって感じ
麻衣ちゃんクッキーに何かメモ書きあるね、あやしいー
薫はエレンの爆乳を頭にのせるのがデフォなのかな笑
【まとめ】
・可奈美は決勝戦の決着が付いてないことと折神紫が荒魂っぽいことに気付いて姫和の逃亡を助けた
・警察組織全体が折神紫(荒魂)の支配下になっている
・小烏丸が最近になって姫和を適合者に選んでいた
{/netabare}
3話-無想の剣-
{netabare}美濃関学院OGの恩田の家に身を隠していると鎌府女学院の糸見沙耶香に襲撃されるって話
3話は糸見沙耶香との対決がメインな回
麻衣ちゃんからもらったメモは学長が書いたものだった、学長やさしいけど反逆者である可奈美と姫和に味方するのは何故だろう?
鎌府女学院の学長が偉そうで高慢だから何かしでかしそうな予感がプンプンするね
ノロ回収の具体的な描写が描かれてるけど、ノロって赤いスライムみたいだよねw
エレンと薫はバカンスモード、ニコイチってやつですね
鎌府女学院の学長ことヒステリックババァが沙耶香だけは本物って言っていたのが気になるところ
【まとめ】
・可奈美いわく紫の背後には荒魂のギョロッとした目があって姫和ちゃんの行動を予測していた感じだったとのこと、可奈美めちゃくちゃ見えてるやんw
・薫の飼ってる「ねね」は荒魂でおっぱいが好き
・姫和は料理が上手、理由はお母さんが病気だったから
・防犯カメラや車のナンバーから個人を割り出せるくらい管理局の権限は大きい。まさに警察だね
・「グラディ」は姫和と可奈美に好意的な組織
・沙耶香は刀によって覚醒?していて能力が底上げされていたが、その間は感情がなくなる。可奈美いわく「剣に気持ちがのってない」とのこと
{/netabare}
4話-覚悟の重さ-
{netabare}「グラディ」との接触に向かう姫和と可奈美が古波蔵エレンと益子薫と対峙する、今回は古波蔵エレンと益子薫とのバトル&2人の水着姿がメインな回
覚悟の重さの覚悟とは人を切る覚悟のことかな
S装備到着でヤル気満々状態で放置されるエレンと薫w
エレンのタイ捨流と薫の薬丸自顕流のコンボは強いっぽいけど、S装備到着してないと負けてたよねw
【まとめ】
・エレンと薫は折神家とは関係なく独自で追跡してる
・管理局内に造反分子が存在している
・20年前に起こった「相模湾岸大災厄」で大荒魂を折神紫と現在の伍箇伝学長たちが討伐したとされているが、実はその時に折神紫は大荒魂に乗っ取られていた
{/netabare}
5話-山狩りの夜-
{netabare}エレンと薫が可奈美と姫和を舞草に勧誘するのが物語の軸、そして初めて親衛隊と交戦する回
山にポイ捨てダメ、絶対!が可愛いw
皐月夜見きもいー、リスカ大魔人こいつも荒魂か?荒魂量産だけが能で意外と弱いっぽい
糸見沙耶香が人造刀使にされるフラグが立つ
薫とねねは昔から仲良しなんだねぇーホッコリ
姫和と可奈美の友情コンボいいねー
5話にして獅童さんに勝っちゃった、そして獅童さんボクっ娘だった。やっぱり親衛隊は噛ませ犬みたいだの
【まとめ】
・グラディ=舞草の人
・エレンと薫は舞草の一員で舞草は可奈美と姫和を勧誘している
・ねねは無害な荒魂で祢々切丸の守護霊的なやつ
・皐月夜見は自分の血で荒魂を量産できる
{/netabare}
6話-人と穢れの狭間-
{netabare}親衛隊がノロを利用して人外な能力を手に入れてると判明、皐月夜見を倒したものの作中で語られている「人体実験」については依然として謎が多いよねって回
エレンなかなかの頭脳派で忍者っぽい、さすがタイ捨流
舞草の中枢人物がエレンのグランパなのか果たして
獅童と此花の目が赤い…ってことは親衛隊は全員人間ではない?
ノロの貯蔵施設すごい、ノロがたぷたぷ。なにかの目的のためにノロを集めているのかな?
姫和ママの手紙に人体実験のことが書いてあった
皐月夜見はノロ入れすぎて右目ニョキニョキからの自壊、これでタイトル回収っぽい
そしてやっぱり可奈美ちゃんは人を斬れない
舞草は自前で潜水艦も所有しているとは…とてつもない規模の組織だの
そして終わり際の紗南ってだれー
【まとめ】
・ノロを接種すれば人外な能力が手に入る
・ノロは外的方法(注射器みたいな)で容易に接種できる
・ノロを接種しすぎると人の形を保てなくなる?
・金剛身は刀使の戦闘術で物理的に固くなる、しかし短時間に限る
・折神紫は刀使に荒魂を倒させ、そのノロを1ヶ所に集約していた
{/netabare}
7話-心の疼き-
{netabare}沙耶香ちゃん改造計画の一部や舞草の設立経緯が分かる回でとうとう麻衣ちゃんと沙耶香がみんなに合流するよ!!!
ある程度の予想はしてたけど開幕から沙耶香の改造ヤメテー
姫和に「エターナル胸ペッタン女」はやめたげようね薫ちゃん、きみもちっぱいだかんね笑
作画面の指摘だが姫和の目が何か離れてない?気のせい?
ノロを1ヵ所に集中管理してからの急激な技術革新ねぇー、なるほどそれは怪しむ人も出てきますな
沙耶香ちゃんからの電話…沙耶香ちゃん逃げてー
夜見ぶたれるかわいそう、鎌府のヒステリックばばぁコワイヨー
沙耶香ちゃんをギュッと抱きしめる麻衣ちゃん…おっぱいモフモフいいなー(ゲス顔)
燕結芽との対決で人間らしさに目覚めた沙耶香ちゃん素敵やんクイックイッ
【まとめ】
・糸見沙耶香はノロを利用して人外な力を有している親衛隊たちの究極形…?
・相模湾岸大災厄の後に折神家が1ヵ所にノロを集中管理するようになってから急激な技術革新があった
・燕結芽のネイルは目に優しい緑色
{/netabare}
8話-災厄の日-
{netabare}何度も作中で触れられている「相模湾岸大災厄」を掘り下げた説明回で今後の展開を左右する様々な事実が明るみになる、この回でようやく1話2話の裏付けも完了するよ!
現在の伍箇伝各学長たちの若かりし姿を拝みながら「相模湾岸大災厄」の回想スタート
あんなに威張ってる鎌府のヒステリックババァが開幕瞬殺だが可愛い
折神紫・姫和の母「柊篝」・可奈美の母「藤原美奈都」がキーパーソンっぽい
一気に熟女化した長船女学園学長である紗南ちゃんの破壊力w
親世代から繋がってた可奈美と姫和って素敵やん
「相模湾岸大災厄」はまだ終わっていなくて、タギツヒメ=折神紫で大荒魂だと確定
特務隊8人なのに姫和母と可奈美母を除いた6人に、荒魂を鎮めた方法を知ったためにハブられたらしい、それが鎮めの儀?
ここでロリ姫和と可奈美をしっかり目に焼き付ける
さらに話を聞くキャラの座り方がみんな違うのはGJ
柊篝の迅移が姫和にも受け継がれている模様、まさに一子相伝
可奈美の夢に出てきてた人が藤原美奈都こと自分のお母さんだった、刀を持ち代える癖が後々に生きるのかな…
折神茜さんは姫和と可奈美の御刀みて何か察してた、なんやろ?
入手したアンプルの荒魂と折神紫は繋がってて折神朱音の居場所バレたっぽいよ!?
【まとめ】
・相模湾岸大災厄の根源である大荒魂(タギツヒメ)は討伐させておらず、相模湾岸大災厄は未だに続いている。そしてこれは折神紫によって情報操作されているため異なる事実が世間に流布している
・折神紫=大荒魂(タギツヒメ)、タギツヒメは高い知能を有する大荒魂
・姫和の母「柊篝」と可奈美の母「藤原美奈都」は大荒魂討において刀使の力を使いきってしまったため寿命か短くなった
・舞草は長船女学園学長「真庭紗南」/折神紫の妹「折神朱音」/エレンのグランパ「フリードマン博士」がいる、そして長船女学園は学校ぐるみで反折神紫体制である
{/netabare}
9話-祭りのあと-
{netabare}お風呂に浴衣にお祭りとサービス満載+ノロについての詳しい解説+舞草絶体絶命のピンチ襲来の回
開幕から長船女学園の制服の破壊力を再確認
そして1話以来のお風呂シーンからの浴衣姿、ごちそうさまです!
薫の射的もはや銃身が景品に当たってるけどw
刀使の起源は巫女だと言及あり、タイトル無事回収
姫和&可奈美・麻衣&沙耶香・エレン&薫の友情が深まったみたい、花火がキレイダネー
とうとう舞草の拠点がバレて警察庁刀剣管理局+結芽ちゃん乗り込んでくるー
燕結芽無双で鍔がパンダだったねホッコリ、結芽ちゃん吐血してたけど…
舞草は絶体絶命だけど大丈夫なの!?
【まとめ】
・ノロの結合(スペクトラム化)が進むほどノロは自立し知性を得る
・相模湾岸大災厄は米国に大量のノロを輸送しようとして起こった人災だった
・可奈美と姫和は舞草に参加するけど、麻衣ちゃん&沙耶香は…
{/netabare}
10話-明日への決意-
{netabare}舞草が壊滅的状況に追い込まれる中で折神紫こと大荒魂(タギツヒメ)が覚醒+とうとう6人の刀使+ネネが大荒魂(タギツヒメ)討伐のため出陣するよ!って回
開幕から反折神紫勢力である長船女学園・美濃関学園に警察庁特別刀剣類管理局が突入!平城学館は同じく警察以下略に包囲されピンチ!
とうとう折神紫は集めたノロを使って完全体になる!?
一夜にして舞草がほぼ壊滅状態に…
麻衣ちゃんが決意を語ってるときの薫は寝そべってて可愛い笑
タイトルの明日への決意はそれぞれが戦うための決意ってことだね
刀使だけが幻覚みたいなやつに襲われたのは折神紫が覚醒したからっぽい、大荒魂(タギツヒメ)とうとう出現…?
そして6人の刀使+ネネがとうとう出陣!!!
姫和と麻衣の信頼関係が芽生える、いいねぇー
ストームアーマー(笑)を装着した6人の刀使が折神紫のいる本拠地へ雑に乗り込む!!!
【まとめ】
・反折神紫派の長船女学園・美濃関学院には警察が突入し平城学館は包囲を受けている、またその他の舞草関係者も監視が厳しく動けない状態にある
・折神紫が集積していたノロを使って何かの力を得たことにより刀使のみが感じる災いの前兆が起きた、それは20年前の相模湾岸大災厄にも同様の異変が起きていた
{/netabare}
11話-月下の閃き-
{netabare}ラスボス折神紫(タギツヒメ)と戦うための前哨戦+燕結芽の回
折神家へ乱雑に到着しS装備(ストームアーマー)の安っぽさを感じさせながらスタート
走ってるときのS装備装着時の足音がガンダムのジムそのものなんだがw
あと、しれっと皐月夜見さん復活してるね
結芽vsエレン&薫、夜見&ヒステリックババァvs麻衣&沙耶香、獅童vs姫和、此花vs可奈美という構図
エレン&薫はやられちゃったねぇー
姫和は何とか獅童に勝ったけど可奈美は危なげなく余裕すぎる勝利だね、此花のやられる前の優しい顔に惚れたぜっ!
結芽ちゃん血まみれで回顧スタート
幼少期の結芽ちゃん可愛い…ノロを受け入れたのには深い理由があったんだね、結芽ちゃんをみんなの記憶に強い自分の姿を残したかったんだね。
そして燕結芽、散る
可奈美&姫和コンビで折神紫に勝てるのか!?
【まとめ】
・S装備の稼働時間を勘案すれば30分ですべてケリをつける必要がある
・親衛隊はノロの力を利用して人外な力を得ていた(燕結芽は除く)
・燕結芽はノロの力を自身の延命のためにのみ利用していたor利用したかったので、頑なにノロの力を戦闘で使用しなかった
{/netabare}
12話-ひとつの太刀-
{netabare}タギツヒメとの戦闘で可奈美と姫和が色々と覚醒するよ!そしてこれにて胎動編完結!って回
お前はタギツヒメか折神紫か?という姫和の問いをガン無視して12話スタート
ってか、エレン&薫おまえら生きとったんか!?
麻衣ちゃんと沙耶香ちゃんはリスカ大魔人こと夜見さんをサクッと倒したね、沙耶香ちゃん自分の意思で覚醒?
結芽ちゃん(遺体)は放置したら荒魂になるの!?
そしてようやく開幕の問いかけの返答「タギツヒメ」だと回答が!
けど、ちょくちょく明らかに折神紫の自我ありますよね(困惑)
可奈美ちゃんの論理的思考すげー、タギツヒメは相手の打ち込みから攻撃先(目標)を演算してある程度予測できるから「見えている」という表現になるのね
そんで一瞬だけタギツヒメから折神紫に戻ったね
なんか藤原美奈都と柊篝が同質の存在とか言ってたから、やっぱり千鳥と小烏丸には2人の意志みたいなのが宿ってるっぽい?
とうとうタギツヒメがスーパーアルティメットver(勝手にそう呼んでる)に
てか、スーパーアルティメットverタギツヒメは顕著に作画の雰囲気ちがうなー笑
ノロの集積庫でエレン&薫が獅童と色々と話してたけど、獅童もとい親衛隊はタギツヒメの正体と目的を知らなかったっぽい?
そして圧倒的ではないかスーパーアルティメットverタギツヒメは!6対1でも余裕だね
ここで相模湾岸大災厄の回想に、タギツヒメと折神紫は取引したんだね
ちなみにだけど若い頃の折神紫はおっぱい大きいね笑
タギツヒメ「折神紫を超える刀使はいない」から可奈美に藤原美奈都が降臨して、なんや藤原美奈都(可奈美)の一閃でタギツヒメの何かがドカーンってなって急にええ感じの挿入歌が流れ始める…
さらに謎に姫和が強化され一子相伝の秘技「ひとつの太刀」で自分ごとタギツヒメを隠世に誘おうとしたけど、可奈美が阻止しちゃう!お母さんたちとしてることまったく一緒やで!
まるで最終回のような映像とともに挿入歌「今この身が果てようとも」がずっと流れてる、獅童さんキョトンとしてて可愛いw
最後は可奈美と姫和が仲良く手をつないで倒れるシーンからの次回は「刀使ノ巫女・胎動編(1話~12話)」のダイジェスト版をお送りしますとのテロップが!
ここまでは胎動編だったんだね笑
なにこれ、続きが気になりすぎるんだけど!!!
【まとめ】
・親衛隊はノロを体内に取り込んでるため、死亡したら処置しないと荒魂になる
・タギツヒメとの戦闘シーンでは作画の雰囲気が顕著に変わった(これは感想)
・相模湾岸大災厄のとき折神紫はタギツヒメと取引をした、取引内容は柊篝&藤原美奈都の生存とタギツヒメの折神紫の同化
・親衛隊はタギツヒメの正体と目的を知らなかった
・1話~12話は胎動編ということが判明
・相模湾岸大災厄のタギツヒメを封印しようとした柊篝と藤原美奈都のように姫和と可奈美もまったく同じ行為を取った
{/netabare}
12.5話-胎動編 ダイジェスト-
{netabare}1話~12話までのダイジェスト放送
ナレーション解説付きで上手に時系列と出来事が整理されているね
スーパーアルティメットverタギツヒメの作画にやっぱり違和感
何回みても姫和の「新・ひとつの太刀」はかっこいいねぇー
【まとめ】
・糸見沙耶香ちゃんの「無念無想」は迅移を持続的に使用できる(自分が把握してなかっただけっぽい)
・12話の最後で空に向かって打ち上げられた光の柱はタギツヒメが自分の荒魂の一部を切り離して全国に荒魂を撒き散らしたもの
・次回からの波瀾編は全国に撒き散らされた荒魂を討伐していく感じでスタートする?{/netabare}

前期-胎動編-まとめ
{netabare}物語がサクサク進んでストレスなく見れた
1話2話の超展開が後々じわっと絶妙に物語に絡んできて、あいがちな王道展開の良いアクセントとなっていた{/netabare}

・後期【波瀾編】
13話-次代の英雄-
{netabare}新しい事件勃発でキナ臭いねぇーって回!
タギツヒメの一部は関東一円に降り注いだのね、全国規模だと思ってた笑
舞草が特別刀剣類管理局を実権を握ったっぽいけど、真実を知らない世間から叩かれてて中々ツラい立場みたい
可奈美と沙耶香の荒魂討伐シーンが1話冒頭シーンのムカデもどき討伐シーンみたいだったね、デジャヴってやつかえ?
沙耶香ちゃんは麻衣ちゃんにぞっこんLOVEの模様!
薫は公務員の労働について語ってるw
しれっとねねも怒ってた、可愛いぃー!
刀使がノロの回収班を襲撃…キナ臭いねぇー新しい展開の幕開け!?
ご褒美…じゃないお風呂シーンで可奈美たちの仲に亀裂が?
ヒステリックババァと綾小路学長がグルで良からぬことを企んでるっぽい…
姫和は刀使を辞めるというか仕事に身が入らないみたいって言ってたけど無事に復活!
綾小路の中学生2人は今後の展開に絡んでくるのかな?
ノロ回収班を襲ってるフード刀使は何者?
【まとめ】
・タギツヒメが荒魂を撒き散らした出来事の名称は「鎌倉特別危険廃棄物漏出問題」であり、この事で刀剣管理局は国民の信用を無くしている
・写シ世=現在の世界、隠世=異次元の世界
・可奈美たちは大荒魂討伐の件で有名になって英雄視されている
・綾小路学長と鎌府のヒステリックババァはグルで何かを企んでる
・ノロの回収班を襲っているのフード刀使は元親衛隊の獅童真希で親折神紫派?
{/netabare}
14話-家族の情景-
{netabare}麻衣ちゃんにフォーカスを当てた日常回にエレン一家も絡んでて珠鋼やノロを考えようーって回
麻衣ちゃん妹1(幼女)登場からの妹2(幼女)の脱衣シーンからスタート
そして麻衣ちゃんの部屋着を拝むっと
フード刀使すげーって思ったけどそれより長船の制服の破壊力を改めて実感w
特別希少金属利用研究所でエレンのパピーとマミー&グランパと遭遇しつつ私服エレンを拝む
えっと…グランパさん?ノロは寂しがり屋の子供みたい…って?
麻衣ちゃん(爆乳)とエレン(爆乳)の会話は見応えがありますねぇー(ゲス顔)
フード刀使にあっさりノロ(ニモ)奪われた
フード刀使は何人もいるのね、獅童さんは盛大にバレましたけどw
最後は意味深、もう一人のフード刀使がラスボスかね?
【まとめ】
・麻衣ちゃんパパ(柳瀬グループ)は特別希少金属利用研究所に資金提供して珠鋼の利用を研究している
・フード刀使は獅童以外に何人もいて、ノロ(ニモ)を奪ったのはラスボスっぽいやつ
{/netabare}
15話-怠け者の一分-
{netabare}コメディ色が強い日常回で薫の不真面目(その理由)と沙耶香の真面目さが際立つ+荒魂に対しての考えと刀使の使命についても語られてる回
薫の入浴シーン…めっちゃ可愛いけど全然エロくないw
ねねに指導する沙耶香ちゃん可愛いねぇー笑
沙耶香とねねの新しいコンビ誕生…微笑ましい。ねねの尻尾は刀にもなるのかな?
しれっと燕結芽のお墓…悲しいね
そうか!ねねがなつくってことは沙耶香は胸が大きくなるのか…(ゲス顔)
同じフードでも獅童さんと二天一流のラスボスっぽいやつは敵同士なのか?
【まとめ】
・沙耶香は胸が大きくなる可能性がある(ねね情報)
・二天一流のラスボスっぽいフードは荒魂を巨大化?できる
・同じフードでも獅童とラスボスっぽいフードは目的が違う模様
{/netabare}
16話-牢監の拝謁-
{netabare}ラスボスっぽいフードがタギツヒメだと分かる+防衛省にタキリヒメそして謎のイチキシマヒメという3つの荒魂?が存在していると判明+獅童さんは敵じゃないって分かる回
沙耶香の誕生会ほんわかしてるねぇー、沙耶香はケーキのロウソク消すのに息止めすぎw
姫和は相変わらずチョコミントすきねー笑
えっ!?二天一流のラスボスっぽいフードってタギツヒメなの!!!
防衛省をテクテク歩いて謎のタキリヒメ…
イチキシマヒメ…なにそれ美味しいの?
タギツヒメとタキリヒメは相反する存在なのか?
獅童&姫和&可奈美vsタギツヒメのバトル胸熱
ちょちょ!最後の最後に折神紫いたよ!!!
【まとめ】
・二天一流のラスボスっぽいフードはタギツヒメだった
・タギツヒメとタキリヒメとイチキシマヒメという3つの荒魂?がそれぞれの目的のために動いている(動きだす)のが現状
・折神紫は存命していた
{/netabare}
17話-女神たちの狂騒-
{netabare}タギツヒメ分裂の理由+獅童と此花の想いが描かれる+近衛隊爆誕の回
此花さん愛のビンタからスタート
獅童さんは燕結芽と一緒に戦っていたんだね…見覚えのあるストラップだなと思ってたんだよ
あと、夜見さんが揃えば親衛隊全員集合って…泣かせるじゃねーかグスグス
内里歩が近衛隊入りっぽいよね?不採用ってなってたけど絶対なんかあってアレするパターンだよね!
獅童さんと此花さんはお熱いことで笑
ここに来て此花の可愛さ急激に上昇中!
折神紫は飄々としてるよね、姫和とか可奈美とかエグイこと言ってるけど
旧タギツヒメが3つに分裂してタギツヒメ・タキリヒメ・イチキシマヒメになったとφ(..)
イチキシマヒメってプレデターみたいに口元がウネウネしてるよね…
最後の最後に夜見さんが荒ぶって綾小路の刀使(内里歩を含む)を半殺して強制的に近衛隊に仕立てあげたね、薬剤(強化剤)投与って言ってたけどそれはノロのこと?
【まとめ】
・折神紫は隠世に送られる間際に旧タギツヒメに捨てられたので生存できて、しかも体内に荒魂は残らなかった
・旧タギツヒメが3つに分裂したのは追跡の目を誤魔化すため
・旧タギツヒメが3つに分裂してタギツヒメ:タキリヒメ:イチキシマヒメになった
怒り→タギツヒメ
支配→タキリヒメ
人と荒魂の融合→イチキシマヒメ
・此花さんは獅童さんのことが大好き
{/netabare}
18話-荒魂の跳梁-
{netabare}ねねの過去(益子家)が分かってねねGJすぎる+タキリヒメええやつやんって回
近衛隊のみんな目が虚無ってるぅー
麻衣ちゃん「えいっ!」からの沙耶香ちゃんパクっ!食べるの早すぎじゃね笑?
獅童さんはビッグバスト!?
お弁当のたくあんも一緒に温められて熱々あるあるぅー♪
ねねがタキリヒメの胸に…GJゴクリ
ねねのお陰でタキリヒメと邂逅できるかも…と思ったのに
近衛隊は薬剤投与で強大な力を持ったっぽい
タキリヒメがタギツヒメに吸収されちゃった…
そしてタキリヒメ意外とめっちゃ美人だった
ねね大きくなったけど瞬殺されちゃった…許さんぞ!!!
いぬわんさん、出番ですぞ!
【まとめ】
・タキリヒメはタギツヒメにキスされて吸収(融合)されて消滅した
・ねねは益子家と長い時間をかけ共に過ごしたことによって無害な穢れのない荒魂になった
・タキリヒメはめっちゃ美人
{/netabare}
19話-禍神の呼び声-
{netabare}タギツヒメを頂点とした刀剣類管理局維新派結成の回
祝!ねね回復!
タギツヒメがTVで刀使disり開始
タギツヒメが対話を求めているというシナリオで日本政府も味方につけ自らの主張に信憑性を高めたところでタギツヒメを頂点とした刀剣類管理局維新派が結成
タギツヒメ謎のコスプレなんやこれ…笑
内里の対応をみるに自我があるが都合よく記憶(思考)を改竄されてる?
ヒステリックババアが折神紫disりしてるの新鮮だね、びっくりするほどキライだわぁー
イチキシマヒメは無事に脱出してたね
【まとめ】
・タギツヒメを頂点とした刀剣類管理局維新派が結成され、維新派は日本政府も味方につけている
{/netabare}
20話-最後の女神-
{netabare}夜見さん…ってなってイチキシマヒメが覚醒する回
折神紫無双で物語スタート…爆乳が気になるw
「俗物ども」ってヒステリックババアのハマーン化が顕著w
最近ねねは沙耶香ちゃんの肩に乗ってるよねホンワカ
相楽学長に結構キツイこと言うね夜見さん、けど意外と正論かも「誰に裁かれる気もありません」か
デカデカねねから降下してラオウの名言をはく薫はもう完全にネタでしかない
夜見の切腹こわいぃー
此花さんの決め台詞がいちいち上品でカッコいいぜ
イチキシマヒメ口元のヒトデみたいなの取ったら美人やったw
可奈美の一閃しびれるねぇー
【まとめ】
・姫和はイチキシマヒメが合体してタギツヒメと互角で張り合えるくらい強くなった
・折神紫が「人」として自我が保てていたのはイチキシマヒメのお陰だった
{/netabare}
21話-雷神の剣-
{netabare}姫和が禍神になったと思ったらタギツヒメが復活!?って回
姫和がイチキシマヒメと合体してスーパーアルティメットverイチキシマヒメになったところから物語スタート
折神家と柊家は表と裏の関係なんだね、折神紫さん渾身のアドバイス
自分の家系(血筋)に対する不条理さからくる怒りで姫和が…かわいそうに
ねねって荒魂を探すのにクンクンして嗅覚で探すんだね笑
荒魂同士は足し算:タギツヒメ+タキリヒメ
人と荒魂は掛け算:十条姫和×イチキシマヒメ
姫和はあっさりタギツヒメに勝ったね
そして姫和はタギツヒメ&タキリヒメ&イチキシマヒメを吸収して禍神になっちゃった
最初は可奈美が狂ったんだと思ったけど、優しくて自分本意な可奈美は刃を交えることで姫和と会話したんだね
って、タギツヒメ復活してますけど!?
そしてEDが「鎮魂の夜想曲」に移行
【まとめ】
・折神家は荒魂を鎮める力があり、柊家は荒魂を祓う力がある
・折神と柊の家系は荒魂と近しい関係であるためイチキシマヒメは姫和と合体できた
・小烏丸はタギツヒメを倒す(傷付けることが出来る)力がある刀剣
・タギツヒメ&タキリヒメ&イチキシマヒメを吸収した姫和からタギツヒメが復活した
{/netabare}
22話-隠世の門-
{netabare}全員集合ドンぱちするよ!姫和が生きていたと分かって…な回
大方の予想通りタギツヒメが(自称)最強になりヒステリックババァ捨てられる…
薫の勤労宣言でみんな目がパチクリ
はわわわわ、不謹慎だけど麻衣ちゃんのおっぱいモフモフ裏山P
相楽学長の異名「鬼の結月」ってどんなけ怖かったん笑
何回聞いてもS装備の足音が地球連◯軍のジムでしかないがw
沙弥香ちゃんの名言シビレル
夜見の笑顔がこれまた…夜見はヒステリックババァにちゃんと認めてもらいたかったんだね
可奈美ちゃんのラストシューティングでタギツヒメの中から姫和がデデーンと復活!!!
【まとめ】
・タギツヒメは隠世にある本体と繋がったことで隠世の扉が開き荒魂が大量発生した
・十条姫和はタギツヒメの中で生きていて、可奈美のラストシューティングで復活した
{/netabare}
23話-刹那の果て-
{netabare}可奈美ちゃんマジで頭のネジが外れた戦闘狂疑惑で何かすんごいことになってるんじゃない?(白目)って回
姫和と折神紫がチョコミントクッキーでほんわか、仲良くなって何よりだの
それぞれのペアでの出撃シーン痺れるねー
夜見ちゃん…安らかにね
タギツヒメとみんなの戦闘は結構あっさりしてたね
あぁー、そうか夜見は死んだらノロになっちゃうんだっけ、悲しいね
狭間でのタギツヒメの戦闘も結構あっさりしてたね
紫→姫和→可奈美の流れ好き
タギツヒメと打ち合う可奈美が戦闘狂すぎるw
なんか隠世がえらいこっちゃなことになってたけど、結局どうなるの!?
姫和と可奈美はどうなったの!?
【まとめ】
・タギツヒメの目的は隠世を現世にぶつけて境界を無くすこと→世界滅亡
・端的に言うとタギツヒメは孤独で寂しいから大暴れしてる
・姫和と可奈美はタギツヒメを隠世に追いやった?
{/netabare}
24話-結びの巫女-
{netabare}親子が邂逅して回顧する回
可奈美と姫和が行方不明になって2か月経ったところから物語スタート
可奈美も姫和も実家に帰省して色々と回顧中…
柊篝ちゃん可愛いのぉー
姫和も可奈美もそれぞれのお母さんと仲良くお喋りタイム
可奈美と姫和はもう完全に出来てやがる…
姫和と篝の会話が深いね
獅童と此花さんもう完全にアレじゃんね
なんと清々しい終わり方!
【まとめ】
・可奈美と姫和はまだ身体が残ってた?から現世に帰れたっぽい
・人とノロの在り方は古来の関係性に戻った
{/netabare}

後期-波瀾編-まとめ
{netabare}日常回が続くと中だるみするから嫌だなぁーって思ってたけど杞憂だった、日常回がしっかり面白い
何回も「これが最終回でいいんじゃない笑?」って思える回があって1話ごとの物語の完成度は高かったし、早く続きがみたいー!!!ってなった
最後の終わり方は結構あっさりしてたけど、あんまりウダウダするのもアレだしこんな感じでいいのでは?って思ってる
日本神話要素もあって「日本感」が出てて良かったんじゃないでしょうか(適当)
{/netabare}

-OP&ED考察-
前期OP曲「Save you Save me 」
歌:衛藤可奈美(本渡楓),十条姫和(大西沙織),柳瀬舞衣(和氣あず未),糸見沙耶香(木野日菜),益子薫(松田利冴),古波蔵エレン(鈴木絵理)
イントロ・歌い出しから曲に引き込まれた
もう1回この曲を聞きたいと思わなかったら1話切りしていたかもしれないw
曲全体としてはメロディーの強弱が付け切れてなくて雑多な印象も否めないが、歌詞がいいから問題なし!
もうちょっとピアノを生かせたら曲にメリハリが出るんじゃないでしょうか
具体的にはアニメverでは聞けないがCメロ終わりから大サビ始めのピアノソロが単調で短い、もう少しソロを長くしたら良くなると思う
OP映像は定番のネタバレ盛大パターン、最後の6人くらいがみんな仲間になるんでしょう笑
親衛隊なんて噛ませ犬感が滲み出ちゃってますよね、けどそれでいいんです
そっちのほうが分かりやすいじゃないですか笑!

後期OP曲「進化系Colors」
歌:衛藤可奈美(本渡楓),十条姫和(大西沙織),柳瀬舞衣(和氣あず未),糸見沙耶香(木野日菜),益子薫(松田利冴),古波蔵エレン(鈴木絵理)
「Save you Save me 」ほど曲自体のインパクト薄いけど、こっちの方がアニソンって感じだね
その代わりOP映像が格段に良くなってる!っぽい、作り自体はチープさが目につくけど笑
一人一人の魅力が引き立つような描写がGOOD!!!
敵キャラネタバレ感は少なめなのもいいね、前期は盛大にネタバレしてたしw
それはそれで分かりやすくて好きなんだけどね笑

前期ED曲「心のメモリア」
歌:衛藤可奈美(本渡楓),十条姫和(大西沙織),柳瀬舞衣(和氣あず未),糸見沙耶香(木野日菜),益子薫(松田利冴),古波蔵エレン(鈴木絵理)
ED映像ほんわかするねー、みんな可愛いのー(*´ω`*)
姫和のキョトン顔がたまらん

後期ED曲「未来エピローグ」
歌:衛藤可奈美(本渡楓),十条姫和(大西沙織),柳瀬舞衣(和氣あず未),糸見沙耶香(木野日菜),益子薫(松田利冴),古波蔵エレン(鈴木絵理)
OP同様に「心のメモリア」ほど良い曲とは思わないかなー、前期に慣れてしまっただけかもだけど
ED映像は出だしが(元)親衛隊の面々ってところが自分的にすごく良いと思った、映像を凝ってるのは前期の方だけどね!

後期ED2「鎮魂の夜想曲」
歌:衛藤可奈美(本渡楓)
悲しいね、{netabare}「痛い」{/netabare}って歌詞が特徴的
姫和を想う可奈美の気持ちがよく伝わる

個人的には面白かったけどなー
絶対おすすめ!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ある種、王道ストーリーといえばそうなんですが…。(最終話: 「いい最終回だった!」(笑))

とりあえずオリジナルアニメらしいです。ということで原作はありません。

御刀(おかたな)と呼ばれる心霊的なパワーを上乗せできる特殊な日本刀に、自身の巫女としての霊力っぽいものによる独自の技を乗せて荒魂(あらだま)と呼ばれる悪霊っぽいものと戦う「刀使(とじ)」っていう職業があるらしい世界のお話のようです。

が、物語序盤でどうやら刀使の組織である警視庁刀剣類管理局の局長であるはずの折神紫(おりがみ ゆかり)が荒魂に取りつかれているらしいことが露見します。

その事実を知る十条姫和(じゅうじょう ひより)、姫和と折神紫の戦いの中でそれを看破した衛藤可奈美(えとう かなみ)が刀使による御前試合の会場を脱出して物語は始まります。

「組織を掌握している人が敵」とか「敵の正体に気づくことができたり説得されたりした人間が所属する組織に反乱を起こす形で上位者と戦う」っていうのは、例えば『聖闘士☆星矢』の序盤とかにもあった王道展開なわけですけど、王道というのはやはりそれが形として気持ち良いからこその王道なので観ていて不快感がありません。

姫和、可奈美たちを中心にまとまっていく青銅聖闘士(ブロンズセイント)的な刀使、折神家親衛隊という黄金聖闘士(ゴールドセイント)的な刀使の登場で物語の方向性はある程度予想は着くのですが、刀使たちが使うのが実在の流派という興味もあってついつい見入ってしまう私なのでした。

秀才型の姫和と天才型の可奈美という鉄板の組み合わせもポイントですね。

2018.4.16追記:
12.5話: 1クール目総集編。良く出来ていました。

13話: アマチュア(モブ刀使)とプロ(可奈美以外のメインキャラ)、そしてそういうのを越えたところにいる天才(可奈美)みたいなのが見えてなかなか良かったです。

14話: ベタだけどこういう「敵か味方か」みたいな展開は、バトル物定番として欠かせません。なかなか良い感じ。

2018.4.29追記:
第16話。一柱しか出ないのは不自然だよね、と思っていたからある意味当然の宗像三女神。サイズ小さいけど、あのお社の形は大社造?
(まあ、系譜を考えるとそうなるのか。)

しかしだとするともしかしてラスボスはまだお出でになっておられない?

2018.6.2追記:
前回で新OPの伏線も回収され、いよいよ佳境に。宗像三女神とくれば、今のところ一切そんな気配はないけど実はラスボスはあのお方だったりして…。
(まあ、たぶんこの予想は当たらないと思いますが。)

なお、ここに来てバトルシーンの演出と作画は良くなってきています。

2018.7.9追記:
最終回まで観終わっていましたが、更新し忘れ。ラスボスの大胆な予想(?)は外れて、スサノオは出てこなかったです(笑)。← 宗像三女神のお父様なのでちょっとだけ期待していました

最終話がエピローグ的に使われつつも、この世界での刀使の仕事はなくならないといった感じで無事にアプリの世界観につながった模様。

物語的にはきちんとけりが付いているので、消化不良感はありませんでした。面白かったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

鎮魂の剣は今日も舞う

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既刊原作なきオリジナルアニメ 全24話
(月刊少年エース2017年12月号よりコミカライズ連載中)
放映中に本作のスマホゲームが発売されたが未プレイ。

原作:伍箇伝計画
監督:柿本広大
シリーズ構成:髙橋龍也
キャラクターデザイン:しずまよしのり(原案)、八尋裕子
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:Studio五組
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”古来、この国を脅かしてきた荒ぶる神、荒魂(あらだま)。
それを祓う神剣、御刀(おかたな)に選ばれた神薙(かんなぎ)の巫女(みこ)。
人は彼女たちを刀使(とじ)と呼ぶ。”
(第1話 アバンタイトル内ナレーションより)

<はじめに>
バトルものでも「装神少女まとい」のような日本神道ベースの
和風設定ものが好きで試しに視聴開始した。

期待値込みの高めの評価からスタート。
オリジナルアニメゆえ最後まで話の行方は一切不明なので
最終話までに大きく変動するかもしれない。

<17話まで視聴>
より多角的視点でキャラクターが描かれ、面白さ継続中。
対モンスターバトルより、人間群像ドラマとしての側面が大きいのが好い。
このまま失速しなければ自分の中で、傑作とは言えずとも佳作以上にはなりそうだ。

作画は、ばらつきもありチープな所も結構あるが、
脚本の魅力がそれを補ってくれている。

また、作画には古式術の専門家を交えた5名ほどの剣術監修が入っている。
そのため、ヒロインたちのバトル時の決めの型はしっかりと描かれ、
端折る部分はあっても、剣術の格好良さは十分伝わってくると思う。

これから視聴開始される方は、
キャラクターのテンプレイメージの先入観をなるべく持たないほうがいい。
キャラの掘り下げ方と、キャラ同士の関係性の構築が巧い脚本なので
素直に作品と向き合えば、意外な面白みを発見できると思う。

<”男は全員空気&ヒロインは全員中高生”系>
{netabare}
アニメのこの手の、初めて触れた作品は「けいおん!」。
以後、2012-13年の「ガルパン」「ラブライブ」のような
メガヒットが出現したあたりから、雨後の竹の子のごとく
やたら増えた気がする。

男が不甲斐なさ過ぎというか、たまに現れると「あれ?いたの」的で、
ツッコミ所も多く、バランス悪く超がつくほど非現実的。
この手の作品はダメな人は全くダメだろう。
自分もどちらかと言うと苦手なほうだったが、最近慣れたせいか、
いつの間にか普通に観れるようになってきた。

同クールの「宇宙よりも遠い場所」「ゆるキャン△」もそんな傾向だが、
あにこれで2018年冬アニメランキングの堂々のベスト3入りだし、
個人的にも非常に気に入っている。

さて本作でも男は、まるで絶滅危惧種。
第1クールだけで言えば、おおよそ98パ-セント以上の男はモブキャラ。
日本を舞台にしてるが、一人を除き、
出てくる組織の幹部や管理職に男が見当たらない。
その一人だって日本人じゃない。
このノリでは総理大臣もきっと女性に違いない。

対峙すべきは、”荒魂”と呼ばれるモンスターで強敵。
とは言え、人vsモンスターの単純なものだけでなく、
人に憑依することもあるゆえ人vs人の構図も多い。

正直第1話は、それほど惹かれるものがなかった。

ただ次回は気になったので視聴は継続。
3話迄は、まあまあ。そして4話から面白さ倍増。
5話視聴後からは、次回が非常に楽しみになった。

7話終了時点で、丁寧な人物描写の積み重ねに
6名のメインキャラの行く末に目が離せなくなった。
最後まで楽しみになりそうだ。
{/netabare}
<2+2+2=6 じゃなく 2×2×2≒∞ の魅力>
{netabare}
7話視聴終了時、シリーズ構成&脚本で
非常に巧いなと思ったことがあった。

それは、6人の主要キャラを漫然と一塊にすることなく
2人の友情×3で描いているところ。

各キャラの背景もさりげなく織り込みずつ、
3ペアの絆を3乗させることで、各個人の個性のみならず
各ペアの個性も加えられチームの人間模様は実に多彩。
感情移入のストライクゾーンも広がってると思えた。

僅か半クールの間で初対面のキャラもいるのに
6人の絆深きチームが生まれる様に全く無理がない。

また敵対するキャラたち。
口数少なく謎多く、カリスマ性のあるラスボス。
そのボスに心酔する多様多彩な強敵たちは、
キャラも立ってて非常に魅力的なのも好い。

キャラの評価は以上から★5とした。
敵味方誰一人として無用な存在なく
群像劇としての価値も大きい。
{/netabare}
<音楽>
{netabare}
第1クールOP「Save you Save me」が秀逸。この一曲だけでも★5確定。
第1クールED「心のメモリア」は佳曲。
第2クールOP「進化系Colors」も佳曲。
メロディ以上にベース&ドラムのリズム隊が心地よい。
聴き込むほどに好きになる。
12話挿入歌&ED「今この身が果てようとも」、
第2クールED「未来エピローグ」の2曲もなかなか好い。
{/netabare}
<各話レビュー>
◎ 胎動編
★ 第01話「切っ先の向く先」脚本:髙橋龍也
{netabare}
<ヒロイン3人で物語が動き出す>
衛藤可奈美(えとうかなみ)と柳瀬舞衣(やなせまい)は、
全国に五校設立された中高一貫の
特別刀剣類従事者訓練学校(伍箇伝)の一つ、
岐阜の美濃関学院の中等部在籍、同じクラスで13歳の二年生。
二人は学内トップの実力を持つ刀使。

大の仲良しの二人だが、舞衣にとって可奈美は超えられないライバル。
舞衣はコンプレックスを感じているようだ。

全ての刀使の頂点に立つ折紙家。
そんな二人は、伍箇伝の代表が集うその御前試合に
学校代表として参加することになったが...。

初回は以上に加え、やはり伍箇伝の一つ、
奈良にある平城学園中等部三年生の14歳、
十条姫和(じゅうじょう ひより)も登場。

胸に一物ありそうな面構えの姫和と、無邪気な明るい可奈美が
明確な陰と陽のコントラストを生み出す。

しかしキャラの魅力が未知数で、序盤は既視感あって
単なる剣の試合が続くのかと思ってしまい
途中で観るの止めようかとさえ思った。

しかし最後に起きた、決勝戦での
姫和vs可奈美が引き起こした事件が興味を繋ぎとめた。

姫和以上に可奈美の取った行動が謎。
折紙家当主、折神 紫(おりがみ ゆかり)の謎。

それらのおかげで1話切りせずに済んだ。

美術では、和風建築の建物全般が印象的。
中でも折紙家の京都御所をイメージするような格調高い御殿は別格。
その、和風の中でも超一流な浴場に浸かってみたい。
雅な貴族気分を味わえるに違いない。
{/netabare}
★ 第02話「二人の距離」脚本:髙橋龍也
{netabare}
<可奈美と姫和の逃避行のはじまり>
事の重大さに関わらず、相変わらず楽天的な可奈美。
姫和の行動の理由も問わず不思議な娘だ。
姫和は当初、可奈美のマイペースに持て余し気味だったが
たまに核心をつく発言をする可奈美に少しずつ心を開く。

刀をギターケースに入れ刀使であることがバレぬよう移動。
なんだか、「けいおん!」の唯と律に見える。
見た目だけでなく天然×生真面目で性格も似てるし。

チョコミント愛を語る姫和に、
人間的魅力を感じるようになってきた。

舞衣の推理力、実行力も素敵だ。

謎を小出しに明かしつつ、少しずつキャラクターが輝きだした。

これは悪くない。次回が楽しみになり始めた。
{/netabare}
★ 第03話「無想の剣」脚本:髙橋龍也
{netabare}
<敵と味方>
鎌府女学院の学長、高津 雪那(たかつ ゆきな)。
折神家親衛隊の第四席、燕 結芽(つばくろ ゆめ)。

この二人は絶対ヤバイ。
きっとこれから色々ヒロインの足を引っ張るのは確実だろう。
基地外キャラ登場に、不穏な空気がさらに広がる。

美濃関学院の羽島学長は、どうやら今回の不祥事には全く動じず。
意外にも、可奈美たちの味方のようだ。

そんな学長が手配してくれた学校OGにより、
可奈美と姫和は匿われ、一時の安らぎを得る。

<謎は広がる>
相変わらず泰然自若の当主ユカリ。
彼女の考えが全く読めない。
可奈美の気付いたユカリの正体とは一体何なのか。

毎夜、可奈美の夢の中に現れる剣術師匠とは何者なのか。

<新たなヒロイン3名が物語に合流>
長船女学園高等部一年生15歳、
益子 薫(ましこ かおる)、古波蔵 エレン(こはぐら えれん)。

神奈川の鎌府女学院中等部一年生の12歳、
糸見 沙耶香(いとみ さやか)。

実は1話から顔見せは済んでいた以上の3名だが、ここから話に絡みだす。

可奈美と姫和に立ちはだかる敵側の沙耶香。

場違いに水着で登場し、舞衣に初対面の挨拶する薫とエレン。
薫のペットといい、どこかぶっ飛んでる感じの二人。
1話からその片鱗を覗かせていたが、二人はお笑いコンビになりそうだ。
{/netabare}
★ 第04話「覚悟の重さ」脚本:髙橋龍也
{netabare}
薫とエレンが物語に本格的に絡みだした。
薫の脱力系淡泊さと、
エレンの人を食ったような掴みどころがない性格の組み合わせが絶妙。
まさか二人がここまで魅力的になるとは予想外のサプライズ。
{/netabare}
★ 第05話「山狩りの夜」脚本:あおしまたかし
{netabare}
今回の脚本の、あおしま氏は太田雅彦監督作で馴染みが深く、
個人的に割と好きな脚本家。コメディ描写がさすが。

演出上の間合いも良かったが、
脚本上も、キャラクターの台詞の応酬で
キャラがより輝いた。

薫とエレン。今回の二人はお笑い担当として大いに魅力的。
アバンは、上記凸凹コンビの漫才状態に爆笑!!

さらにはAパートで、今までは話上の一番メインだった
可奈美と、生真面目でお堅い姫和(ひより)も
すっかり彼女たちのペースに巻き込まれて食われた。
そして4人はお笑いカルテットとなりちょっとした息抜きに。

また今回、薫は幼少期の描写もあり、個人的に6名の中で一番好きになった。
特に脱力モードから本気モードへのチェンジがグッと来た。
やっぱバトルものは、本気出してなんぼのものである。

可奈美は、天然能天気なようで
実はとっても賢く侮れない本性の一端も垣間見れたのもグッド!
彼女は、まだまだ全容が計り知れない。
まだ何かがありそうでこれからも興味深くなった。
{/netabare}
★ 第06話「人と穢れの隙間」脚本:砂山蔵澄
{netabare}
<エレンの諜報活動とその顛末>
薫と別行動のエレン。
親衛隊に接触。敵の拠点に自ら飛び込む。

おとぼけ上手なエレン。
折神家親衛隊の第二席、此花 寿々花(このはな すずか)の尋問に
余裕でのらりくらり。

隙を見て、ドーピング用のノロアンプルをゲットするエレン。
しかし、発見した親衛隊の第三席、皐月 夜見(さつき よみ)の
ドーピング済の攻撃に苦戦。

あわやエレン絶命かのタイミングで登場の助太刀、姫和、薫、可奈美。

まずは姫和、薫の二人がかりで夜見に対峙。
エレンを安全な所まで退避させた後、可奈美も戦闘に合流。
さらなるドーピングで人と呼べぬほど荒魂化した夜見。
夜見を殺すことができない可奈美は絶体絶命に。
過剰なドーピング効果の反動で倒れる夜見。
可奈美も九死に一生を得る。
その後、エレンが手配した潜水艦で4人はようやく敵から逃亡できた。

その報告を受けても余裕綽々のユカリ。
「二羽の鳥は未だにこちらの掌の上にある。案内してもらおうではないか。」
と謎の台詞をつぶやく。

安心するのはまだ早い。本当の窮地はこれからなのだろう。

薫の「ホーームランっ!」、緊迫した中での一発芸が楽しかった。
薫がいるとシリアス展開でも必ず和む。やっぱり面白いキャラだ。
{/netabare}
★ 第07話「心の疼き」脚本:あおしまたかし
{netabare}
エレンが手配した謎の潜水艦の所属は米軍だが、
それを運用していたのはエレンの祖父だった。
また、ユカリの陰謀を阻止しようとしていた
謎の組織のベールが剥がれ始める。

<あおしま流ギャグのすすめ>
姫和の口撃に「エターナル胸ぺったん女」と反撃する薫。
以来、声優特番でも姫和をエターナルと呼ぶ視聴者多数となる。

包帯消費量の多さでエレンが最胸娘と判明。
その事実を突き付けられた姫和と薫の止め画の表情必見!
作画もノリノリだ。

<沙耶香の成長>
舞衣と出会うことで人の温もりを知った沙耶香。
今までは高津学長に従順な、戦う機械のようだった彼女に自我が芽生える。
舞衣は沙耶香の心のSOSを受け止め保護。4名と合流。
ついに6名のヒロイン勢揃い。

最後にはユカリの妹、折神朱音(おりがみ あかね)初登場。
キーパーソン勢揃いでクライマックスへ向けステップアップ。
いよいよ本格的な戦争の始まりか…。
{/netabare}
★ 第08話「災厄の日」脚本:髙橋龍也
{netabare}
世代を超えた物語。いいですね。

<相模湾岸大災厄>
ヒロイン達の母親世代の因果因縁は引継がれ、その決着の宿命を負う娘たち。
現在に続くすべての問題の発端となった最終決戦が描かれる。

それは、遡ること20年前のこと。
400年続く 刀使と荒魂の歴史の中で、
大荒魂による大災厄は記録上過去3回あり、今回で4回目とのこと。

大荒魂出現から4日目の被害状況…
死者1,089人、行方不明者864人、負傷者15,246人。

討伐隊は、伍箇伝の現学長も参加していたが、
最終的に大荒魂封じに向かったのは、ユカリと可奈美や姫和の母親の3人だった。

大荒魂の鎮めの儀は、姫和の母、篝(カガリ)が命と引き換えに執り行うもの。
しかし、当時の最強の刀使、可奈美の母、美奈都(ミナト)によりカガリの一命を取り留めた。
結果として大荒魂鎮めの儀は不十分で成し遂げられず。
大荒魂はユカリと同化し、現在に至るまで力を蓄え続けてさらに強大化してることが判明。

可奈美の夢の中の剣術の師匠はミナトだった。
可奈美と姫和の御刀(おかたな)は母親譲りのもの。
二人は宿縁によって出会ったのだろうか。

そして、すべてのノロアンプルはユカリと共にある大荒魂と繋がっているよう。
エレンがゲットしたアンプルにより、アカネたちの居場所を特定されてしまったようだ。
次回、急展開の予感。
{/netabare}
★ 第09話「祭りのあと」脚本:砂山蔵澄
★ 第10話「明日への決意」脚本:大久保昌弘
★ 第11話「月下の閃き」脚本:あおしまたかし
{netabare}
てっきりラスボス以外は、誰も死なないんじゃないかと高を括っていた。
その予想を見事に覆された回。

<今回の主人公…結芽:CV 水瀬いのり>
親衛隊の中で唯一、あどけなさ残す最年少の12歳にも拘わらず
最凶の存在でヒロインたちを苦しめてきた彼女。
戦闘狂になった経緯が明確になる
回想シーンが胸に突き刺さる…初めて見る彼女の笑顔。

延命のため荒魂を身に受け入れた彼女。
誰にも心酔せず、誰も恨まず。
ただ生きた証が欲しかった。

7話で、コンビニ前に彼女が表れた時、
剣の鞘に描かれていたウサギの顔とusa chanの文字。
その性格とのミスマッチが印象的で頭から離れなくなっていた。

本来は可愛いものが大好きなごく普通な女の子だったんだ。
誰からも愛されるような人生を送れたかもしれないのに…運命は残酷だ。

初めて敵方キャラの一人に深く感情移入した。

「何にもいらないから...覚えていてくれたら、それでいいんだよ」

水瀬さんの迫真の演技が素晴らしい。
一人寂しくその短い命燃え尽きるとき、
その切なさに涙流す直前までいったがかろうじて耐えた。

しかし、架空の人物とは言え、彼女の冥福を心から祈らずにはいられない。

やはり自分は、あおしま脚本と相性がいい。
{/netabare}
★ 第12話「ひとつの太刀」脚本:髙橋龍也

◎ 波瀾編
★ 第13話「次代の英雄」脚本:髙橋龍也
{netabare}
前回でヒロインの母親世代の因縁決着で胎動編終了。
今回から波瀾編突入でOP&EDが新しくなった。

サブタイトルは、可奈美を中心とした次世代の物語の開幕を告げる。

新オープニングで今後の展開が暗示される。
次代の英雄の中にもダークサイドに落ちるものが出るのだろうか。

12話のラスボス戦から四ヶ月が経過。
未曽有の大災害を切り抜けた6人のヒロイン中で、
最強認定されたのは可奈美だった。

関東での荒魂討伐で瞬殺の冴え。
ゆく先々で格上の英雄扱いの彼女。
彼女自身は奢ることなく、変わらない天然さのままだが、
そこに仲間たちとの思いもよらぬ溝が生まれそうな予兆。

薫とエレンは、一見お気楽マイペースに見えるが実は達人。

目上からもお覚えめでたく、重宝されてる(こき使われてる)日々のよう。
主人公より年上だし、これから何があっても動じない気がする。
きっとこれからもいい感じなコメディリリーフでいてくれるだろう。

舞衣は、前回までに最も精神的に成長したヒロイン。
心なしかバストもさらに成長した気がする。
豊かな包容力と逞しさを感じる。もう滅多なことでは動じなさそうだ。
これから6人のリーダーとして一層の活躍が期待できそう。

新たな荒魂と結びついた人災の不穏な動きもちらほらと。
彼女たちの本当の戦いはまだまだこれから。

さてこれから何が起こるのだろうか…。

ところで、今回一番印象的だったのは
折神朱音の国会での証人喚問の不毛な感じや
薫の公務員のぼやきのリアルさ。
リアルすぎてあまりシャレにならない。
脚本の髙橋氏は、政治にシニカルなんだろうか。
{/netabare}
★ 第14話「家族の場景」脚本:砂山蔵澄
{netabare}
さすが2クールの尺ならではのエピソード。
今までとは毛色の違う回で実に新鮮だった。

<柳瀬家と古波蔵家の小景>
第1クールでは、事件に巻き込まれたヒロインたちは
ひたすら逃走と日陰者の戦いの日々で社会から隔絶、アウェイだった。
ゆえに家族の存在感がゼロ。もしくはあっても非常に希薄。

第2クールの現時点では、その戦いも一端決着で一段落。
平時ともなれば当然、家族の元に帰るものがいる。

そこを丁寧に描き今回、キャラクターに現実味を与えてくれた。
今までは、男性の存在感が希薄だったが今回でその印象は一転。
父親を中心とした家族の有難みを描いてくれてうれしい。

<舞衣とエレンの異色コンビが新鮮>
感情をストレートにスキンシップで表現するアメリカ人と
中々本音を言えない奥ゆかしく照れ屋の日本人。
その違いの描き分けが上手い。

裕福な何不自由なく育ったお嬢様でも、
良識をわきまえた、社会的貢献度合いの高い、尊敬できる両親の下で
愛情たっぷり育ったからこそ、心身共に年齢以上に大人な二人。
そんな二人なら、刀使という役割に矜持を持って、
真っ直ぐにその使命を果たそうとするのも納得だ。

二人のバストの豊かさは愛情の豊かさの象徴かもしれない。

<刀使たちの社会的地位の失墜>
また、前回描かれた国会描写は今回の伏線だったことが判明。

ヒロインたちの命がけの成果は、
思った以上に社会からは評価されていなかった。
しかも誤解と批判に晒されている。

実際の日本社会の現状とリンクしてるかのような生々しさが
ファンタジーなのに人間ドラマとしての厚みを与えてくれている。

<本筋の動向>
フード姿の謎キャラが今回も出没。
ヒロイン周りに、不安を与え平和をかき乱す。
再び6人のヒロインが全員揃わないと勝てないほどの強敵かもしれない。

前回はフードキャラは一人だけかと思ったが、実は二人いる可能性が大。

仮に二人いるとしたら、
一人は行方不明の元親衛隊第一席の獅童真希と思われる。
こちらは危機一髪の刀使の助太刀に入った。

しかし、もう一人の姫と呼ばれる存在。
こちらは刃向かうものに情け容赦なく、邪悪なオーラに満ちている。

二人は繋がっているのか、全く別な立場なのか。
謎が深まり次回も目が離せない。
{/netabare}
★ 第15話「怠け者の一分」脚本:あおしまたかし
{netabare}
サブタイトルはキムタク主演映画「武士の一分」から
インスピレーションを得たものだろう。

今回、あおしま氏の、”かんぴょう巻き””ストップ安”など
意外なものを笑いに変える、冴えたセンスに脱帽。

<益子薫の憂鬱>
中の人、松田利冴さん大活躍の巻。

本作は、薫成分がないと気の抜けたコーラのようなもの。
彼女のポップではじけるギャグの世界がたまらない。
今回は、冒頭から親父モード全開の薫を堪能させてもらった。

「休んだり、遊んだりするのも任務の内だ」
「働くのは、普通に負けだろう」

怠け者には怠け者なりの一家言。

一見、言い訳の、しょうもない台詞だが、薫なりの体験から滲み出た一言。
最後まで観ると、一端の刀使として頼もしく見えてしまう(たぶん)。

その証として、今回のもう一人の主人公、沙耶香も話の最後には、
刀使として大切なものを教えてもらった、と本部長に報告していた。
(ただし、その後にオチも付いていい話で終わらせないのが、あおしま流)

<真面目ちゃん×おやじ>
今回、本部長の采配で薫指揮下の部隊の6人目の隊員となった沙耶香。
彼女は、真面目でストイックな所が姫和と似てる。
しかし真面目過ぎて人をいじるのが好きな薫にとって、
いじり甲斐がなくて苦手なよう。

薫は、真面目過ぎる沙耶香の心に柔軟性をと、様々なアプローチで沙耶香に絡む。
沙耶香は、薫の彼女なりの思いやりを受け止めることが出来るのだろうか。

<ヒヨヨン・ザ・ナイペッタン×オヤジ>
しかし、どんないじりにも暖簾に腕押しな沙耶香に疲れた薫。
LINEで姫和をいじり、ストレス発散も欠かさない薫であった。

「ねねが沙耶香になついた。つまり、沙耶香はヒヨヨンのホライズン胸より未来があるみたいだぞ★」TOJIRANGER_RED
「しょうちした きさまはきる」FROM:ひより

漢字変換すらしない姫和の速攻返信。
瞬間湯沸かし器のようなレスポンスの良さに、
”やっぱ、こーでないとな”と、意地悪にほくそ笑む薫。
それにしても、刀使レンジャー・レッドとはまた、薫らしいアカウント名だ。

ところでもし今後、”沙耶香×姫和”の回があったら、真面目×2で
会話が続かずお通夜みたいになっちゃうかもだが、それもまた一興。
観てみたい気がする。

<益子隊の憂鬱>
益子隊の桐生副隊長は、薫のぼやきを的確な対応とツッコミで
いつも冷静に受け止め、薫ギャグの冴えのアップに貢献。

その他隊員4名は、真面目で強い沙耶香を応援。
にこやかに偉そうな薫の発言をさりげなくスルー。
「清々しいまでに卑怯」「逆の意味で尊敬します!隊長」…
時には遠慮なく薫を直接ディスる。

薫は隊員から愛されてるんだか、単になめられてるんだか。
いじり好きな薫は、隊員には逆にいじられっぱなしなのは間違いない。

薫は時に、温泉卓球のシーンなど、オチが見え見えのお約束ギャグをかます。
それを事前に、副隊長「流れるようにフラグを立てますね」とか、
視聴者代弁フォローで笑えるギャグとして成立させる脚本のしたたかさが光る。

<真庭学長 vs おやじ>
薫の直属上司である特別祭祀機動隊の指揮官の真庭学長(本部長)。
「荒魂討伐任務、終了したぞ。ド畜生...じゃない、学長」
「信じてたぞ!本部長。あ、じゃなかったおばさん!」
…いじり好きの薫は本部長にも容赦ない。

人使いの荒い本部長には、日頃の恨みつらみが籠る分、
エッジの効いたものになるのは必然。

本部長は、そんな薫に関わると普段の冷静さはどこかに吹き飛ぶ。
小皺注意報が止まらない。

しかし、
本部長「お前には隊長としてをチームを率い、○○にいってもらう」
薫「オレ、パスポート持ってないし」
本部長「○○なめんな」
と、薫のボケに的確なツッコミを外さない本部長だった。

喧嘩するほど仲が良い二人。
上下関係や世代を超えて遠慮ない二人を見てると、
実は相性が良さそうで微笑ましい。

<本筋の動向>
話も少しは動いてた気がしたが、薫ワールドでお腹いっぱいで、
今回シリアス要素はあまり印象残らず。

ただ、今後の獅童真希の動向が一層興味深くなったのは確かだ。
{/netabare}
★ 第16話「牢監の拝謁」脚本:大久保昌弘
{netabare}
大久保氏の脚本回は、コメディ成分が少ない。
その分、話がどんどん進むようだ。

6人のヒロイン久しぶりの勢揃い。
ひと時の和みを経た後、話は本筋へと戻る。

やはりフードの刀使は二人いて、
一人は獅童真希であり、もう一人はタギツヒメが人に化身した姿だった。

ロンリーソルジャー獅童は、タギツヒメをつけ狙う。

<人と神の争い?荒魂の真の目的とは?>

大荒魂は12話で3分割された。が…

本作での荒魂とは、そもそもどういった存在なのか。
今回、今更ながらそんな疑問が起きた。

宗像三女神…湍津姫神(タギツヒメ)、田心姫神(タキリヒメ)、市杵島姫神(イチキシマヒメ)
3分割された荒魂のそれぞれの命名は、
以上の福岡県の宗像大社のご祭神から取られている。
ならば本来は、人に恵みを与える神でないとおかしい。

作者は、2017年に正式に世界登録されたばかりの沖ノ島に目を付け、
そこの沖津宮に祭られるタキリヒメから着想を得たのかもしれない。

今回初登場したタキリヒメの動向から
荒魂を絶対悪として描くつもりはない、というメッセージが籠っていた気がした。
今後はさらなる深いドラマを期待したい。

関東圏に住む自分だが、宗像大社は10年以上前にお参りして以来
大好きな神社の一つ。
宗像大神を単なる邪神に貶めて終了、というのは勘弁して欲しい。

<人側の敵とされる者も含め、多くのキャラの実際の目的があやふやな点多し>

・獅童真希の真の目的とは?
・ユカリの現状の役割とは?
(何と、妹のアカネの管理下でユカリは壮健。何かを任せれていた)
・荒魂側に付く人間たちの想いとは?

主要な敵キャラも揃い、それぞれの思惑が複雑に絡み合い、新たな謎を提示。
また、可奈美に憧れる刀使の二人の運命にやばいフラグ立ってる。
今回は名前のみしか登場しなかったイチキシマヒメとは?

今後の展開に一層目が離せなくなった。

ところで、ほとぼり冷めて刀使の立場も復権したようだが、
大勢の一般の刀使が、あまりにもモブキャラでやられてばっかり。
どうしても存在価値が希薄に見えてしまう。ちょっと気の毒。
{/netabare}
★ 第17話「女神たちの狂騒」脚本:髙橋龍也
{netabare}
前回に続き説明の多い回だった。

獅童は、荒魂(タギツヒメ)側でなく政府側と合流。
彼女をリスペクトする此花との再会を果たす。
彼女が荒魂を受け入れたのは、戦い続ける力が欲しかったからであり
ユカリがタギツヒメと同化していたのは知らなかった。

タギツヒメと名乗った荒魂本体は幽世(かくりよ)に逃れユカリを切り捨てていた。
ユカリは尊敬されるべき刀使の頂点なのに、可奈美のストレートな
「トカゲのしっぽ切り」の失礼な例えは周りの目を点にする。
可奈美は、天然過ぎて賢いのか馬鹿なのかよく分からない。

ユカリは人として復活。今は密かに特別刀剣類管理局に協力。
イチキシマヒメ保護のため潜水艦での護衛任務に就いていた。
今回初お目見えとなったイチキシマヒメの弱気な人間臭さが興味深い。

今回、可奈美と姫和の御刀、千鳥と小烏丸が、
時々共鳴する理由もユカリにより明かされた。

<3柱の姫とは>
今、姫となって顕現した荒魂の3分身は、
どうやら宗像三女神の名前を騙る別な存在のよう。

今回、三女神のそれぞれの個性が明かされた。
それは一言でいうと、怒り、支配、融合。

3柱は戦って勝利したものが他を取り込むことが出来る。
3柱が一つになると禍神(まがかみ)として顕現。
日本にとって20年前の大災厄以上の危機となるらしい。

<タギツヒメに味方する高津学長や相楽学長一派の狙いとは?>
イチキシマヒメは、人と荒魂の融合による人体強化の技術を生み出した。
高津学長や相楽学長の一派は、人と荒魂の融合を推進させたいのだろうか?
それとも、タギツヒメの策略に単に踊らされてるのか?
タギツヒメに協力する理由が未だ不明だ。

一方、前回フラグの立った生徒たちは、
ノロを注入されタギツヒメの近衛隊の一員になってしまう。
相楽学長は、良心の呵責によりそれを阻止しようとしたものの夜見の一手で敵わなかった。

今回、夜見は殺人未遂罪を犯したが彼女は最終的に救われるのか?
神々の願い、人々の願い、それぞれの想いの行方は?

また、三女神の顔をよく見ると、
見ざる(タキリヒメ)聞かざる(タギツヒメ)言わざる(イチキシマヒメ)
になっていたが、深い意味があるんだろうか?

さらにイチキシマヒメは、OPで暗示されてるように〇〇と同化するのだろうか?

次回は、あおしま氏の脚本なので非常に楽しみ。
話がシリアスになると存在が消えてしまう薫。
そろそろ新ネタ引っ提げて戻ってきて欲しい。
{/netabare}
★ 第18話「荒魂の跳梁」脚本:あおしまたかし
{netabare}
<タキリヒメ、急に神様らしくなる>
当初タキリヒメは人を、虫や獣と同列に扱っていて、
アカネからの共闘の申し出を完全拒否。

しかしタキリヒメは、ねねと可奈美との短い交流の中で、
大らかになり、人と荒魂の共存共栄の可能性を見出す。

<タギツヒメ、強大なパワーで他を圧倒>
そこにタギツヒメ一行が、タキリヒメを保護していた市ヶ谷の防衛省を急襲。
人に優しくなったタキリヒメは弱体化してしまい、あっさり倒されタギツヒメに吸収。
その結果、タギツヒメは誰も敵わないかのようにパワーアップしてしまった。
ノロ強化によるタキリヒメの近衛隊も強すぎて誰も押し返せない。

<本筋の行方>
16,17話と、2話続けての説明回だったが、今回は物語が大きく動いて
各勢力のパワーバランスがおおきく変動。

今回は、夜見の薄ら笑いの意味が一番気になった。
また、可奈美へのタキリヒメの消えゆく間際のメッセージが印象深い。
「どこまでも飛ぶ姿が見えた。飛べ、人よ。速く、高く、遠く…」
可奈美は、一体どんな未来が待ってるのだろう。

現時点では、封印や討伐といった過去の刀使と荒魂の戦いの歴史から
人と荒魂の共存にパラダイムシフトすることで
400年の戦いの歴史に幕を閉じる物語になる可能性を感じる。

それは、益子家の荒魂への対応が生み出した
長き時を経て穢れ持たぬ荒魂となった、ねねの存在が大きなヒント。

また、三女神のキャラデザが象徴する、
よく見る、よく知る、よく語ることは今後も重要な鍵になりそうな予感がした。

今回で全体の3/4が終了。
今回の展開は、残り6話あるとは思えぬほど急。
まだ二転三転しそうで先が読めない。
気になる謎を温存しつつ、次回へ繋がる。

今回、あおしま氏の脚本は、得意なコメディ要素は少かった。
しかし、舞衣×沙耶香、獅童×此花、薫×エレン、可奈美×タキリヒメ
に見られるように、ちょっとした台詞のやりとりとスキンシップで
キャラ同士の関係性に親しみと温かみを与えてくれてよかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

83.7 5 湘南で友情なアニメランキング5位
ピンポン(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★★ 4.1 (1635)
6640人が棚に入れました
原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)、監督:湯浅政明、ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。内気で無口だが卓球は強い。2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。
そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

声優・キャラクター
片山福十郎、内山昂輝、咲野俊介、木村昴、文曄星、野沢雅子、屋良有作

Mamoru さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

アニメで一番つまらない。過大評価

ただの奇をてらった、糞寒い作画ゴミアニメですね

他の奇妙系、子供向け作品と比べても差がない典型的なゴミアニメです
中身はすっからかんであります。

全話にあたって同じような話が続き非常に退屈です。

ただ惰性で何とか完走する事ができました。

この作品は過大評価ですね。
他の通ぶって持ち上げられているゴミアニメと同じ現象が起きてる
キッズ(笑)が持ち上げてるのでしょう。

こういう2次元の覚醒系少年を見て、俺も覚醒したら強くなれる、卓球こそ至高、成りあがってやる!とか考えて中二病拗らせ間違った人生の道を突き進んでいる痛々しい奴らが多すぎます。

いい加減目覚めてほしいです。

貴方の容姿は変わりませんし、現実のスペックでやり抜くしかないんですよ。

自分がこんなにあたり強くレビューを書いてるのは露骨な成り上がり系、スカっと系、覚醒系など頭ぱっぱらぱーんなアニメが増えれば増えるほどアニメ文化が衰退すると感じているからです。

アニメ業界もとりあえずスカっと系の成り上がり覚醒系などのアニメを適当に作れば当たると思ってるので、そちらに力が裂かれてしまい結果、面白くないアニメが大量に世に出ています

それが近年の状況。

この手のゴミアニメが絶賛されているのはおかしいので低めの点数をつけておきますね、キッズさん。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

松本大洋の超名作漫画を湯浅監督でアニメ化

鎌倉にある高校の卓球部を舞台にした青春群青作です。登場人物のほとんどが男性で女性キャラは小さな卓球場を営んでいるお婆さんとちょっよ美人なお姉さんの2人です(笑)なので可愛い女の子がぎょうさん出てくるアニメを求める方は向いてないと思います。原作者である松本大洋の独特な作風を湯浅監督が上手く表現しています。また漫画に登場しないアニメオリジナルキャラや漫画では数ページしか登場しないキャラクターが度々登場したりと漫画とアニメで差別化をした点は良かったと思います。最後にこのアニメの見所は「個性的な登場人物5人の頑張り」です。人が頑張っている姿を見ると元気をもらったり、また明日から頑張ろうという気持ちになりますよね。この作品を通してフィクションでもノーフィクションでもそれは変わらないのだと実感することができました。特に元気がない人、落ち込んでいる人にオススメしたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 93

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

クセが強いけどハマれば面白い♪ そこんとこよろしく!

あらすじ

ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。
ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、
先輩に対しても挑発的である。
スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。
内気で無口だが卓球は強い。

2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている
辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。
チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。

そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生が
スマイルを偵察するため参上する。
ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。
片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、
絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

そしてインターハイが開幕する。



感想

まず作画が印象的
これは好き嫌いは分かれると思うが
個人的には超ハマった

他のアニメにはない独特の作画と演出が特徴です。
受け付けない人はとことん受け付けないでしょうが、
私にとってはどんぴしゃでした。

ストーリーは今のところ王道を地で行くような感じです。
毎回引きが良く、1週間が待ち遠しい。
また、会話のテンポやキレも良さ、


今時こうゆうのは
珍しく新鮮だった
なんか久しぶりに見た感じ
こうゆう作品を求めてたのかも

原作や映画も
あったらしいけど
そっちの方は見てないです
でも友達が言うには
原作の再現がすごいらしい

卓球に関しても
結構リアルに描かれてる
気がします
超能力的な技などないが
それでも凄いことが
わかって面白い

キャラが個性的で面白い!
モブも魅力的なキャラが
多くて良いと思った!
少ししか出番が無いのに魅力的なモブも、
ストーリーに華を添えています
声優の演技もキャラにハマってるし

最初は期待してなかったが
今はハマって
毎週楽しみにしてる作品


そして10話まで見てきて
ペコが超かっこいいですね!
そこんとこよろしく!ハマりそうですw
最初はスマイルが主人公かと思いましたが
ペコとのダブル主人公的な感じなんですかね?

前半ももちろん良かったんですが
後半はさらに良い♪熱い展開ですね!
大体展開はどうなるかわかるんですが
それでも楽しめます!

BGMもそれを盛り上げてて良い感じ!
特に9話のラストが超好きだったな!
10話のBGMが駄目だと言ってる人がいるが
個人的にはスマイルのペコに対する歌だし
楽しんでるんシーンなので合ってるんじゃないかと思うが
賛否は分かれる所かもしれないですね

そしてとうとう後一話
早く続きが見てみたいです!
ラストの試合楽しみ♪


最終話見てきました
思っていたよりは試合の描写は
少なかったですね
でも作画なども充分満足な出来でした

OPの映像が話と合ってて良かったです!
このためのOPだったんですね

そしてそれぞれの
その後のシーンも見れて良かったです
みんな大分成長して・・・

最終話見てから1話見返すと
あれが伏線だったんだと納得
スマイル良かったな~

ペコも風間も結構変りましたね
いやペコはそこまで変ってないのかなw?
最終回までしっかり楽しませてもらいました

個人的には盛り上がりの最高潮は
9話のラストでしたがw
最近見たなかでもかなりの良作でした!

まぁ賛否両論というか
どうしても好き嫌いが分かれやすい
作品なのでそこは少し残念ですが
個人的にはお勧めの作品ですね!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 110

69.3 6 湘南で友情なアニメランキング6位
きみの声をとどけたい(アニメ映画)

2017年8月25日
★★★★☆ 3.6 (118)
524人が棚に入れました
湘南・鎌倉の海辺の町を舞台に繰り広げられる、少女の悩み、葛藤、夢、そして届けたい“声(想い)”の物語。
将来の夢が見つからず少し焦っている16才の少女・行合なぎさは、幼い頃に祖母からきいた「コトダマ」言葉には魂が宿るという話を、ある出来事により信じている。
ある日、なぎさは何年も使われていないミニFMステーションに迷い込み、軽い気持ちでDJの真似事をする。すると、放送されたコトバは 思いもかけない人に届いていて―。

声優・キャラクター
片平美那、田中有紀、岩淵桃音、飯野美紗子、神戸光歩、鈴木陽斗実、三森すずこ
ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これぞ王道の青春感動映画!こういうのが見たかった!/レビュー追記(8.31)

女子校生達がラジオ局を復活させようとする話。
見ててスッキリできる青春映画の良作でした。
(以下ネタバレほぼなし)

( 'ω'o[総括レビュー]o
{netabare}
ことだまとラジオを巡る青春物語。
(詳しい内容は自分で確認推奨)

全体的に分かりやすい展開で、最後まで飽きずに視聴出来たと思います。
キャラの性格も個性豊かで、ちょっとクッスっとしたりうるっとしたりの連続で楽しかったです。

その他にも全体的によく出来ていると思ったのが「音楽」
ラジオ局の話なのでもちろん色々な挿入歌が出てくるのですが、全てを曲が素晴らしかったです。

特に良かったのが最後の曲。
詳しい内容はネタバレになるので言いませんが、皆の思いが重なってからのあの曲は完全に涙腺をやられましたね。

少し不満を言うとすれば、ラジオ局の復活課程をもう少し詳しく描いて欲しかったかなーと思います。

まとめとしては、いい意味での王道の展開で最後にはしっかり泣かしてくれる。普段アニメをみない人にも遠慮なく勧められる良作でした。

是非1度劇場へ!{/netabare}

総合点数【86点】

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

随分と舐められたものだ

打ち上げ花火のフィーバーに追いやられ気味の青春ものオリジナルアニメです。

最近、何処かのコラムサイトで脚本は小学校3年生レベルで書いている。小学校4年生になると難しいと言われるみたいな話題を目にしましたが、これも例外では無いのでしょうか。

高校生が主人公なのに、やっている事はまるで小学生のようです。
絵柄も何だか小学生の頭に高校生の身体がくっついているようで終始気になってしまいました。

子供向けにするのであれば、やはり主人公の年齢を下げるのは必須かと。
きっと最近は、女児向けアニメでも高校生というのが一般化しているから感覚が麻痺しているのでしょうが、あれはあれで結構大人向けの内容だったり、子供向けの内容であっても、こんなお姉さんになりたい!と思わせるのが殆どかと思います。

安い感動ばっかりに時間を割いて、時の経過はナレーションが主とか視聴者を舐めすぎじゃありませんか?

うるっと来ちゃったことは認めますけど…
三森すずこの迫真の演技のせいです。流石に上手い…

新人声優が多かったとの事ですが、他のキャラも以外と上手かったですし。
音楽も良かったですし、音響は頑張った感じがありました。

背景は繊細でしたが、何回か使い回されている事が明確。
劇場クオリティってこんなものでしたっけ?
制作マッドハウス・東北新社、どんな格好良いものが出てくるのかと期待してたのに、残念です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

想いを声に

海沿いの街で出会った、女子高生達のひと夏の友情を描く物語。

「言霊(ことだま)」として語られる作品のテーマ、「声に出すことの重みや大切さ」を、ミニFMという地域ラジオを通じて、リアルタイムの生の声を届ける事で伝えようとしています。

明るく真っ直ぐな主人公をはじめ、それぞれに良さが描かれる7人の女の子達が、目指す目的のために、協力していく様子は微笑ましく和みます。
クライマックスでは、彼女達の素晴らしいパフォーマンスに魅せられ、爽やかな感動も待っています。

(客観的じゃない個人的なマイナス感想なので一部伏せます)
{netabare}
しかしながら、深夜アニメを少々観てきた私にとっては、インパクトの薄いアッサリした内容だなと言うのが正直な印象。

ストーリーは、多少のツッコミどころ{netabare}(本名やメールアドレスの公開放送にオイオイ大丈夫?!なぎさの母親って?など) {/netabare}は気にならず、自分的には観やすく分かりやすい素直な展開なんですが、逆に驚きも深みも少なく淡白に感じました。

作画も安定してるものの、劇場版ならではと言えるほど美麗さは感じない。

キャラクターデザインも、日曜朝の女児向けアニメの様なスッキリさで、サービスシーン等の萌え的要素はありません。
(作風的には当然のつくりなんですが・・^^;)
{/netabare}

音楽は、「響け!ユーフォニアム」の松田彬人氏が担当されており、劇中歌は良曲揃い。
3000人のオーディションから選ばれた新人声優さん達の歌声も非常に上手く心地いい!
この歌唱だけは劇場観賞の満足感がありました♪
(私、アイドル系のアニメジャンル、ほとんど観た事無いんですが、キャラに入れ込めて、この映画の様に歌うシーンを観たら楽しいんだろうな~と納得できる)


声優さんについては、新人声優さんでメインキャストを固めてる割にはそつなく感じました。
(もちろん三森すずこさんは別格の安定感)
主人公なぎさ役の片平美那さんの新人らしい初々しさは、感情表現としてはやや物足りなさを感じましたが、リアルな高校生らしさを出すよう狙った演技なのかもしれませんね。
乙葉ちん役の鈴木陽斗実さんの歌声が美しくてインパクトありました♪
いずれの皆さんも、今後の活躍に期待です!


最後に

個人的アニオタ目線で、ややマイナスな感想も述べましたが、本作は嫌みの無い後味の良さで、爽やかな青春ストーリーの好きな方にオススメの良作です。
深夜アニメに馴染みのない、小学生から高校生くらいまでの子や孫と、その親か祖父母が一緒に観に行くのにも適してると思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

67.3 7 湘南で友情なアニメランキング7位
青い花(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (385)
1961人が棚に入れました
江ノ電沿線などの鎌倉が舞台。それぞれ別の女子高に通う二人の主人公を軸に、女性同士の恋愛と友情が描かれている。

声優・キャラクター
高部あい、儀武ゆう子、石松千恵美、堀江由衣、井口裕香、矢作紗友里、豊崎愛生、緒乃冬華、川田紳司、浅沼晋太郎、浜田賢二

日常のコード777 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

予習なし原作未読。「背伸び」するのは子供だけ。

どうやらアニメは原作途中までを取り扱ったようです。

おすすめしたい人は成人以上の方々。直接的性描写はありませんが大人向けのアニメになっています。舞台は鎌倉でふたりの幼馴染を主人公格とした純愛もの。

恋愛ものの作品って心の葛藤であったりすれ違いであったりを描くものが多いですが、この作品はまさに「思春期」の群像劇ですね。大人になろうと「背伸び」する、自分よりちょっと大きく高いものに「憧れる」。そういうのって思春期の頃は自覚できなくても大人になってから「ああ、自分も昔はこうだったな。」と客観的に評価できる。だからこそこういう作品は大人を中心に見た方がより味わい深いんじゃないかなと思います。

決して10代の視聴を妨げる意見ではなく、20代以上の方の視聴を強く勧める意見ですので何卒ご理解賜りたいですm(_ _)m

私もよく背伸びをするタチだったので、この作品にはすごく心を打たれました。同性愛を作中で取り上げていますがこれは男女関係なくおすすめできます。むしろ、だからこそ、純真無垢の花のような愛の素晴らしさを堪能できるのかなと思います。

究極の愛とは無償の奉仕であるとよく言われます。。しかしその真の意味は「相互扶助の精神」です。一方的な関係は必ず破綻するのです。背伸びして届いたものはいつか膝や腰にきてまた届かなくなってしまう。対等な視線を送り合うことで真の安らぎは得られるのだと、私はこの作品を通じて実感しました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガチ百合

百合ものというか同性愛もの。
でも、そういうアブノーマルな恋愛における障害とか悩みとかをそこまで重たいテーマとして描いているわけではなく、女の子の恋心や恋愛感情というものを描いた物語です。

そういう日常的な恋愛ものなので、これといって話が盛り上がるとかでもないんだけれど、キャラの描き方が丁寧で良かったです。

特にふみちゃんなんて、かなり生々しいキャラで、こういうキャラが主人公というアニメは、かなり希少なので、そういう点で楽しめました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

color さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

きみがいてよかった

百合を面白おかしく描いたものではありません。
社会にメッセージを訴えかけるものでもありません。

ただ女の子が女の子を好きになるはなしです。
杉本先輩が好きだとふみから告白された幼馴染のあーちゃん。
女の子同士の友情と恋愛を丁寧にやさしく描いています。

また、同性愛に真摯に向き合った心理描写もすばらしい。
登場人物たちの性格はまったくブレがなくかなり綿密な設定をされているのがわかります。
視線の動きや繊細な表情の変化で僅かに揺れる気持ちまでさりげなく演出。
キャラに真実味がありとても魅力的に映りました。

思いやりの溢れるストーリーと本作の作画もぴったり。
穏やかな鎌倉の街並みも雰囲気作りに欠かせない大事な要素になっています。

百合作品は初めてですが抵抗なく見れました。
食わず嫌いはもったいない純粋ラブストーリーです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

63.7 8 湘南で友情なアニメランキング8位
南鎌倉高校女子自転車部(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (206)
752人が棚に入れました
高校入学をきっかけに長崎から鎌倉へ引っ越してきた女の子、毎春ひろみ。
新しい土地に新しい学校、そして新しい友だち。
そんなわくわくする日常との出会いではいつも自転車といっしょ!
鎌倉を舞台に女子高生たちの自転車に想いを込めた青春が始まる―――!

声優・キャラクター
上田麗奈、広瀬ゆうき、藤原夏海、高森奈津美、渡部紗弓、竹内恵美子、久保ユリカ、福緒唯
ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

時速30km/h出ないロードバイクなんてあるのか、僅か数10kmを輪行する人間なんているのか、

{netabare}何話目かで、いきなり始まるクリテリウムでは、ママチャリに乗る(←滅茶苦茶スピード出ない)、熊の着ぐるみ着た(←風の抵抗でスピード出ないし、自転車操作困難というか無理&たとえ操縦出来ても暑くて死ぬ)、単独エスケープをはかる自転車に、ロードバイク4人がかりでなかなか追いつけない女子自転車部チーム!
しかも、いくらクリテとはいえ、28km/hというド低速での棒状巡航?! 
28km/hって、ママチャリでは異常な速さ(しかも着ぐるみ着てるし)だけど、ロードバイクでは散走(=ポタリング)程度、鼻歌出ちゃうぐらいの速度です。

場面変わって、鎌倉の高校が舞台なのに、たかが三浦半島を巡るのに電車使って輪行発着。
鎌倉を発着点にするなら、横浜経由で大回りしてもせいぜい100km。これってロードバイクでは昼飯前(のんびりポタっても5時間足らず=早朝出発なら昼飯は自宅に帰ってから食べられる)の距離。当然、輪行なんてする筈もない。どんなロード乗りだって、走って済ませられる距離なら走って終えるのが普通です(例外は、ツーリング先で酒飲むとき。帰りは電車にしないとダメです){/netabare}

弱ペダ人気に便乗したのだろうが、原作モノのようなので、この原作者はロードバイクを全く知らないのだろうか。それだとしても、なんでアニメ化しようなんて思ったのだろうか。
まあ確かに、弱ペダは、実際には存在しない高校生のステージレースを描いていて、中身も超展開のオンパレードだらけ(巨人の星ほどじゃないが、あしたのジョーよりひどい位)というぶっ飛び作品ではあるんだが、少なくともロードバイクとレースへの熱は感じられる。
そして、この作品にはそういう気概が一切感じられない。

1クール前に放送されてた「ろんぐらいだぁす」が、主人公が自転車とめぐり合い、ロード乗りとして成長し、その間、ロードバイクに乗っていれば誰もがぶつかる障害をちゃんと経験してそれを解決して行く過程を丁寧に描いた良作だっただけに、続けて見たせいで、余計に腹がたってたまらなかった。

テーマがロードバイクだと、不愉快でも我慢して最後まで見てしまう自分にも腹がたった作品。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

南鎌倉高校女子自転車「競技」部じゃないところが作風を決定付けている

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
自転車×女子高生 という組み合わせ。日常系をベースにしている毒のない作風ですから、観ていて不愉快になる方は少ないと思います。

自転車導入としては、正直イマイチ。前期(2016秋)の、「ろんぐらいだぁす」の方が上に感じました。つか、エンディング後の「A応P初めての自転車部」の方が、自転車導入としては優秀だったかもw

もっとも、「自転車部を舞台にしたキャラものアニメ」という点では、本作に軍配が上がると思います。また、鎌倉の美しい景色を眺めたり、有名観光地を擬似的に巡れるのも本作の魅力のひとつだと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
自転車部であって、自転車競技部じゃないのが、このアニメをよく表す特徴だと思います。サイクリングから始まり、レース、ロングライドと、「自転車」であればなんでもござれ。そのなんでもござれ感が独特のユルさを醸し出しています。

放送時期もあり、当然「ろんぐらいだぁす」と比べられると思うけど、作画以外は「ろんぐらいだぁす」の方が好きかな(僅差だけど)。

「南鎌倉高校自転車部」は、自転車の辛さや大変さを意図的に廃していて、「自転車最高!」って感じだけど、悪さもあっての魅力だと思うので。

「ろんぐらいだぁす」の面々が自転車のことを悪く言うときは、「それでも好き」「手のかかる子ほど可愛い」って感じが出ていました。深読みすれば、「酸いも甘いも知り尽くした大人な女子大生」と、「まだ恋に恋する女子高生」の違い、とも言えるかな(考えすぎw)。

自転車アニメを女子高生にやらせるとこうなるのか、なるほどと思ったのが、経済的負担を描か(け)ないということです。

ロードバイクなんて金食い虫、高校生の小遣いじゃムリだし。それを救うために、部費(&身内かつ理解ある学園長)、知り合いの自転車屋、理解がありポケットマネーを出してくれる顧問、金持ちの仲間、優しい他人の寄付と、かなりご都合主義的な好条件をそろえましたねw

まあそれが、独特の優しさやユルさを生み出しているので、一概に短所とは言えませんが。あまり、世知辛い女子高生なんて見たくないしねw

しっかし、主役の声が上田麗奈さんですか。キャラもかぶってるし、演技も「ばくおん」の「佐倉羽音」まんまでしたね。「ばくおん」であれだけロードをディスッていた一員が、これだけ自転車を楽しんでいる、というのも……ねぇ(苦笑) なぜ、こんなキャスティングにしたんだろうか、偶然ってことはないだろうけど(汗)
{/netabare}

【追記 特別編 感想】
{netabare}
第13話として、南鎌倉高校自転車部の面々が台湾に行く話。修学旅行の下見を授業期間中に(校長の身内の)生徒に行かせ、予算も学校持ち、出席扱いなんて、マスコミに叩かれそうなネタですねw

いや、修学旅行の下見のわりに、ご飯を食べる店が小さく、あそこに学年の生徒が全員入ると思えないな。いや、修学旅行で夜市に生徒を出すなんて、有り得ないかと。いや、臭豆腐、あれはキツいよ(汗) まあ、揚げたやつなら食べられなくもないけど。いや、唯一の引率教師が海外で夜に女子高生ほっぽり出してマッサージとか、処分の対象だから。いや、報告書は顧問が書かずに生徒に書かすんかい。

とにかく「修学旅行の下見」という設定に無理があったと思います。別に「商店街の福引き」とかで良かった気がします。

ただ、台湾を取り上げたのは自転車アニメならではで良かったと思います。きっと、ロケハンも楽しんだのでしょうね(邪推)w
{/netabare}

【余談 ~ 行かずに死ねるか ~】
{netabare}
自転車で世界一周した、石田ゆうすけさんの書いたエッセイ「行かずに死ねるか ~世界95,000㎞一人旅~」を、つい先日読んだ。かなり良いエッセイで、オススメ。旅に出たくなる。

実はこの本の後書きを、椎名誠さんが書いていた。その文章も秀逸。

椎名さんは、「自分も石田さんが観た景色はほとんど全て見ているが、自分は、仕事で車(他力)。自転車(自力)で観た石田さんとこうも感じ方、見える景色が違うのに驚いた」という主旨のことを言っていた。

この「南鎌倉高校自転車部」でも、「自力」の良さはたくさん描かれていた。

自転車に興味がある方、旅に興味がある方、このエッセイは絶賛オススメですよ♪

ちなみに、余談の余談で、上記の本が楽しかったので、「とまらない好奇心! ~次の旅を夢見て~:会社員 自転車で世界を走る」っていう、大島義史さんの本を読んでみたんですが、これがつまらないツマラナイ(笑) 内容じゃなくて、文体がね、鼻につく鼻につく。リアルな話なのにリアリティがない。比べて読むと、内容は近いのに、こんなに魅力が違うのかと驚きましたね(苦笑)
{/netabare}

【余談2 ~ 原作者は多分、赤松健ファンw ~】
{netabare}
本作には、「サンディ・マクドゥガル」という人物が出ますが、この名前、赤松健先生の「A・Iが止まらない!」に出てくる「シンシア(シンディ)・マクドゥガル」からとっているものと思います。「ラブひな」には、「サラ・マクドゥガル」も出てるから、合わせたのかな?

赤松作品のファンとしては、ちょっと嬉しかったです♪ もっとも、シンディ自体は「惣流・アスカ・ラングレー」をモチーフにしてるんで、キャラ(性格)は全然違うけどね。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
主人公のひろみ、びっくりするくらい「ばくおん!」の「佐倉羽音」なんだが(笑) ワザとか? 演技の幅が狭いのか? あれだけ「自転車よりオートバイ」って言ってたのにね(笑) キャラデザはなんか古くさいね。景色は普通に綺麗だけど。エンドカードが、妙にエロいw

2話目
なんかこう、インパクトに欠けるアニメですな。キャラは分かりやすく描き分けられているので、大丈夫そうですが。

3話目
良い回だ。自転車の魅力を、お年寄り(校長&祖母&大先輩)の目線から語られるのは良かった。歴史を踏まえての語りには説得力があるし、それを孫が復活させるのも胸熱。

4話目
勝負する意味が分からない。どうせなら、「水泳部入るって口約束してた」くらいで良かったのでは? つか、膝を故障してたのに、チャリの座りこぎで登り坂は自殺行為では? ヒロコ先輩、メッチャ男前w

5話目
やはり、ロードか。このまま、ママチャリのアニメも観てみたかったがw 大切な物を買うときほど、最後は一目惚れって、大事だと思う。

6話目
スカートでロードに乗るという、違和感w まあ、確かに女子高生なら体のラインは気になるよね。そこは「ろんぐらいだぁす」には無かったところだね。足がはまらなかったって、ムリにドラマを作らなくてもw それは良いんだが、早くスタート切ろうよ(苦笑)

7話目
初心者であり、今日初めて「トレイン」を習った巴と冬音が、「最後まで夏海さんに引いてもらうわけにはいかない」って? 「引く」という専門用語が出てくるのに違和感を感じた。完全に自転車競技。エースと準エースを勝たせるとか、マジで弱虫ペダル。

8話目
どう考えても一番凄いのは、熊さんw (ロード)バイクが話すとか、マジで「ばくおん!」w

9話目
鎌倉PR回。鶴岡八幡宮も銭洗弁財天も行ったことあるけど、良いとこだよね。自転車は本来競うものではない、ってこと? 学校行事とはいえ、制服で走る違和感。サンディ・マクドゥガル……原作者は「AIが止まらない(赤松健)」ファンだなw

10話目
なるほど、女子大生ではなく、女子高生になら、高いロードバイクもプレゼントされるわけか(苦笑) 先生、部活なんですし初心者なのに、大事故あったらどうすんの?

11話目
急に自転車レクチャー始まったけどw ハンガーノック→甘すぎ!→パンク って、「ろんぐらいだぁす」まんまやんw そして、観光案内も忘れないw え~のし~ま、どーーん!(釣り球)

12話目
校長の話、深いようで浅い気がするw てか、充分に楽しんでたやん(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

道草

長崎から鎌倉へと引越してきた舞春ひろみ。
自転車の乗り方を忘れてしまい、高校の入学式に遅れそうになる。
登校中に知り合った秋月巴の助けもあり、何とか式に間に合うのであった。

高校生活を過ごしていく中で重要な物。
それは勉学や友人関係、そして部活などがあるでしょう。
本作品は自転車部を申請して、活動実績を残して『部』として認めてもらえるように頑張ります。
その頑張った先に『部』として大切な物を見つける事ができるかどうか。
3年間という短い高校生活。
大切な仲間と過ごせる貴重な時間。
有限だからこそ、見失ってはいけないもの。
「時は金也」
多感な十代。
自転車部としての活動を通して有意義な経験をします。

レース展開もありますが、個人的には観光案内という印象があります。
作品の舞台となる鎌倉。
海岸沿いの道路を自転車で走るだけでも絵になりますね。
オリエンテーションで回った鎌倉。
小回りの利く自転車は有利ですね。

三浦半島に遠征もします。
個人的には海産物の恵みを頂くあたりで終わっても良かったのですが^^;
目標となったのは風力発電の風車。
目立ちますが、観光名所とは言えないような……
まあ、ハッキリとした目標や目的があるのは良い事。
一直線に進めますから。

本作品では「自転車を楽しむ事」が重要視されています。
勿論、自転車自体の値段が高価、食事を抜くとエネルギー切れになる等、
負の側面も描いています。
ただし、それらを考慮しても「楽しい」という事が伝わってきます。
自転車部として認可されるかどうか。
それは、部活動を通じて得られる貴重な体験。
オイラも疑似体験させてもらいました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27

67.2 9 湘南で友情なアニメランキング9位
湘南爆走族(OVA)

1986年9月10日
★★★★☆ 3.7 (20)
125人が棚に入れました
元祖ヤンキー漫画として人気を博した、吉田聡の描くコミックをOVA化したもの。茅ヶ崎界隈で一目置かれる走り屋集団「湘南爆走族」の二代目リーダー・江口洋助。腕っぷしも強けりゃバイクの腕前も天下一品という大した器量で仲間の信頼も厚いが、一方では通っている高校にて手芸部の部長も務めているというなかなか食えないヤツだ。そんな彼を敵視する、暴走族「地獄の軍団」の総長・権田は解散を目前にした「ハッスルジェット」のメンバーに対し、「湘爆」の名を騙って襲撃をかける。まんまと騙され、激昂した「ハッスルジェット」のリーダー真紫は「湘爆」との抗争に乗り出すが?
 ツッパリがブームとなっていた時期に満を持してのアニメ化を果たし、一般層にもアピールする人気シリーズとなった第一作目。洋助役には横浜銀蝿の翔が起用された。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

暴走族☓爆走族 拘りです。

原作は吉田の代表作暴走族漫画。略称は『湘爆』
少年KINGに1982年から1988年迄連載された作品。

1987年実写劇場版は江口洋助/織田裕二/清水美砂
のデビュー作でその他杉浦幸/杉本彩/翔/竹内力
「噂の刑事トミー(国広富之)とマツ(松崎しげる)
等も出演している。
OVシリーズ一期には声優として浜崎あゆみもいる。
本作はアニメOVA第1作目。アニメはOVA12作迄有る。

湘南海岸を舞台に、「暴走族」と「湘南爆走族」との
抗争や登場人物やグループを中心に友情や恋愛等
を描いた作品で、ギャグやコメディの割合が多い。

不良・ヤンキー・暴走族漫画の原点ともいえる作品。
後々の同ジャンルの作品に多大な影響を与えている。


1作目はメインの「湘南爆走族」登場人物5人の出逢う
シーンやライバル?「地獄の軍団」との抗争・・解散
を決意した横須賀最大の暴走族「ハッスルジェット」
と「湘南爆走族」との潰し合いを画策し筋の通らない
漢としてのプライドを捨てた権田の葛藤を描く・・

「漢」の生き様のような任侠?暴力や暴走しか手立てを
知らない荒くれ者にも「誇り」がある! という感じの
作品かな。其処にギャグやラブコメを多く含んでる。

1作目は漫画と違い世界観重視の印象付けが主な内容。
シリアスで漢くさい作品になってるようです。

江口 洋助(第1作声優:翔※横浜銀蝿)他。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

mknsmn さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

残された走り屋たち

一作目「残された走り屋たち」。

当時中学生だった私は湘南爆走族(湘爆)にハマっていて、この作品を学校に行く前に必ず見て登校していたのを思い出しました。
影響されて自分なりにリーゼントにして行き、「それオールバックやろ」って言われたのが懐かしいです。まあ古い作品なんで湘爆を知らない世代がもういっぱい居るんじゃないでしょうか。
不良ツッパリマンガの中でも彼らは『ロックンローラー』と呼ばれる種族で、もう絶滅危惧種です。。
ロック=音楽?と思いますが、『音楽』の部分を彼らは『バイク』にしています。それが『ロック』なら表現方法なんて何でもあり!「楽しけりゃそれがロックロール」?なのでしょう、だってこのマンガ楽しいし、おもしろいのですから。

30才以上で見たことないって人にはオススメ。
なにか忘れたものを思い出させてくれる、そんな作品。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湘南爆走族OVA第1弾

暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)

湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。

本作の前半は主要な登場人物の人物紹介。後半は湘南爆走族のライバル・地獄の軍団と横須賀・ハッスルジェットが絡むエピソード。

原作に忠実な本作に感謝!!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14
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