東京で学園なTVアニメ動画ランキング 43

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の東京で学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の東京で学園なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.1 1 東京で学園なアニメランキング1位
東京レイヴンズ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (2171)
13368人が棚に入れました
『ぼく、シキガミになる。ずっと一緒にいて、ずっと護ってあげる』

それは遠い昔の約束。彼がまだ”将来”の意味を知る前の──。

霊的災害<霊災>が多発し、陰陽師たちが活躍する現代。

土御門春虎はトコトン運の悪い少年だった。
陰陽師の名門に生まれながら才能はからっきし。
この16年の人生で、死にかけた回数12回。
そしてある夏の日、極めつきの受難が、彼の前に訪れる。

「久しぶりです──春虎君」

土御門家次代当主である幼なじみの少女、夏目。
彼女との再会が、春虎をかつて見た”将来”へ──波乱に充ちた”未来”へと導き始める!
闇に舞う鴉たち(レイヴンズ)の、時を超える陰×陽ファンタジー!!

声優・キャラクター
石川界人、花澤香菜、木村良平、金元寿子、佐倉綾音、豊崎愛生、喜多村英梨、下野紘、遊佐浩二
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恋人未満、陰陽師未満の少年少女の物語

原作未読 24話

陰陽師バトルものですが、学園ラブコメの部分あって、結構楽しめました。

序盤から中盤あたりでは日常や学園ラブコメの部分が多かったり、その間にシリアス展開がちょっとあったりして楽しんで観てました。

終盤当たりからコメディ要素がなくなり、バトルが多く毎週局面が変わるため次週が待ち遠しいかったですね。

ただ、説明が少ないので、内容(結局誰が敵なのか目的は?)や用語(陰陽師特有)が分からない点が多くありましたね。流れでなんとなく分かった感じです。

バトルは迫力があって、3Dも上手く駆使してましたね~

陰陽師を扱う作品では、式神が使い魔的な要素が多くあまり目立ちませんが、この作品においての式神は、魅力的なキャラとなってますね。

最後は駆け足でしたが、一区切りとしては良い終わり方だと思います。

ちょっと補完が必要ですが、楽しかったし、感動もしました。バトルが苦手でなければオススメです。

OP 前半も後半もノリいい曲でしたが前半の曲が好きですね。作画もかっこいいです。
ED 前半は穏やかで優しい曲です。後半はノリノリな曲ですね。こちらも前半の曲が好きでした。

最後に、コンの次回予告面白かったですね~コンが一番好きなキャラでした^^{netabare}(最後は、ちょっと大きくなりすぎw){/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

『捥いじゃう』とか怖いコト言わないっ!!

現代の東京を舞台に、陰陽師を目指す少年たちを中心に描いた学園バトルもの
って感じのお話かな。 全24話です。

内容としては、バトルモノだけどコミカルな要素や恋愛要素も沢山あって、
飽きずに見れたし、コメディとシリアスのバランスも良いので
見やすい感じの作品でした。

思ったより恋愛色の強い作品でしたが、普通に面白かったですw


キャラクターもなかなか個性的で良かったのですが、メインキャラ達より、
明らかに大友先生や天海部長を始めとする、おじさん勢が格好良過ぎた
感じがしますねww
メインキャラにも、コンや冬児など好きなキャラはいましたが、
到底敵わない感じw
なにより、久しぶりに見た鈍感主人公は、やっぱり面倒でしたしね...

ホント、この作品はおじさん達の活躍を見るアニメかもしれないww


ストーリーとしては、序盤~中盤にかけての展開は面白かったんだけど、
展開が読め過ぎちゃうのは少し残念だったかな。
それに終盤、ラストに向かって かなりの駆け足で纏め方も丁寧とは
言えないし詰め込んだ感がすごかったですww

それから、登場人物が多い上に人間関係が入り組んでいて少し解り難いって
のもありましたね。
「この名前って、ドコの誰だっけ!?」って少し困ったりもしましたw
もうちょっと説明とかしっかりしてても良かったかな。

まぁ物語としては、一応切りよくというか 一区切りついた所で終わりましたが、
明かされていない部分や気になる部分は残ってるし、物足りなさは否めない。
ただ、原作で言うと、第一部の部分が今回のアニメ化らしいので、
2部の方も出来ればアニメ化して欲しいトコロです。


内容的には少し残念な部分もありましたが、良かった部分も沢山ありましたし、
全体的に見れば十分楽しめた作品なので興味のある人にはオススメです!!

読み返すとダメな作品のレビューっぽいけど、ホントに楽しめたんですよww


あと最後に、タイトルに書いた『捥いじゃう』ですが、1話終盤であるキャラが発した
言葉なのですが、何を捥ぐのかは私の口からは言えませんww
気になる人は1話を見てみてくださいね~

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

中盤過ぎまではじっと我慢。第14話で弾けて、終盤は展開の意外さにワクワク型

2013年秋~の放送当時は、序盤で切ってしまった作品ですが、本サイトでの評価がジワジワ上昇してきていることに最近気付いて、再挑戦してみました。

◎結果◎

『灼眼のシャナ』、『魔法科高校の劣等生』が好きな人ならば十分楽しめるワクワク型の作品と思いました。(つまり鬱展開の目立つシリアス型ではない)

主人公&ヒロインが高校生で、ラブコメ込みの明るめ魔法バトルもの、のこれら3作品をざっくり評価すると、

『灼眼のシャナ』    個人評価 4.2  ※1・2・3期トータルの評価
『魔法科高校の劣等生』 個人評価 4.4
『東京レイヴンズ』   個人評価 4.1

といったところでしょうか(東京レイヴンズは2回目視聴時は更に評価が上がる可能性あり)。

とくに本作は、序盤~中盤がどちらかというと退屈気味ですが、第14話で急に猛烈に面白くなって、その勢いで最終話までイッキ見できました。
→同じく、中盤過ぎまで退屈気味だが、第16話でイッキに面白くなる『魔法科高校の劣等生』と盛り上がりパターンが類似。
→因みに、本作は、{netabare}陰陽道の名家の優秀なヒロインと、彼女と同族であり護衛義務を背負う劣等生の主人公{/netabare}というメイン・キャラの構成も『魔法科高校~』と類似していますが、いわゆる俺TUEEE!系ではありません。

また、これら3作は、次々と新しいキャラが登場してきて、コレまとめられるの?と心配になってしまう割には、最後まで見ると、どの登場キャラにも、確り見せ場が与えられている(=「捨てキャラ」が居ない)点で、やはりいずれも、シナリオ優秀だな、と思いました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========= 東京レイヴンズ (2013年10月-2014年3月) =========

{netabare} - - - - OP「X-encounter」、ED「君が笑む夕暮れ」 - - - -

第1話 SHAMAN*CLAN -約束- ☆ ダブル・ヒロイン(夏目、北斗)と思わせといて・・・
第2話 SHAMAN*CLAN -告白- ★ 「え?」と不意打ちを喰らってしまう
第3話 SHAMAN*CLAN -魂呼(たまよばい)- ★ 最後は、また「え?」
第4話 RAVEN"s NEST -学舎- ☆ 東京編開始、コン(霊狐)登場
第5話 RAVEN"s NEST -絆- ★ 初っ端から、また「は?」、最後も「は?」
第6話 days in nest -休日- ☆ コメディ回
第7話 cHImAirA DanCE -鬼喰(おにくい)- ★ ここで急展開だが、色々と説明不足・・・
第8話 cHImAirA DanCE -生成(なまなり)- ☆ 続き
第9話 cHImAirA DanCE -修祓- ☆ 続き
第10話 GIRL RETURN -神童- ☆ 鈴鹿再登場
第11話 GIRL RETURN -虎- ☆ コメディ回
第12話 GIRL RETURN -恋心- ★ 日常回だが・・・
第13話 Black Shaman ASSAULT -法師- ★ 日常回の続きから、急展開(道満襲来)
第14話 Black Shaman ASSAULT -術比(じゅつくらべ)- ★★★ 待ってました!凄い魔法バトル回

- - - - OP「〜Outgrow〜」、ED「Break a spell」 - - - -

第15話 _DARKNESS_EMERGE_ -邂逅- ☆ 相馬多軌子登場 
第16話 _DARKNESS EMERGE_ -神扇- ★★ 双角会狩り
第17話 _DARKNESS_EMERGE_ -髭切- ★ 続き、陰陽庁の秘密
第18話 over-cry -強襲- ☆ 土御門家全焼
第19話 over-cry -姫- ☆ 模擬戦(夏目vs.多軌子)
第20話 over-cry -花火- ★★ 夏目の回想(※ここで第1話にようやく繋がる)、そして「え?」
第21話 to The DarkSky -闇夜- ★ 陰陽塾vs.陰陽庁 
第22話 to The DarkSky -護法- ★ 魔法バトル回
第23話 to The DarkSky -陰陽- ★★ 続き 
第24話 to The DarkSky -魂呼(たまよばい)-  ★ 続き{/netabare}
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内訳 ★★★(神回)1、★★(優良回)3、★(良回)10、☆(並回)10、☓(疑問回)0 ※個人評価 4.1

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40

85.3 2 東京で学園なアニメランキング2位
となりの怪物くん(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2541)
13629人が棚に入れました
成績にしか興味のなかった冷血女子・水谷雫は、プリントを届けたことがきっかけで問題児・吉田春に気に入られてしまう。そして、それをきっかけに雫の人間関係が著しく変わっていく。

声優・キャラクター
戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美、逢坂良太、寺島拓篤、花澤香菜、中村悠一、樋口智透、阿部敦、小野友樹、ささきのぞみ
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

<最終回まで視聴完了> いつもの彼ら いつもの日常

全13話ということで、1クールだったから仕方ないかもだけれど
最終回には最終回らしい感動が欲しかったっていうのが
真っ先に浮かぶ感想ではある。

何度もくっついたり離れたり、心は行ったり来たりだった雫と
思い返せば実は一途だった春の2人が、穏やかに笑えていれば
それで幸せなのかもしれないけれどね。
視聴者的には、もう一歩か二歩踏み込んでも良かった気がするし
なつめちゃんの告白も有耶無耶なままだし、
優山がなぜあれほどまでに春以外の人からも恐れられてたのか
描ききれていなかった。

これで終わってしまうなら、数話前のほうがよほど最終回に
ふさわしい内容だったと思うんだよなぁ・・
でも、これが彼ららしさだと言われれば頷ける部分もあって。
逆に、2期へ期待しちゃってもいいのかな?なんてことも感じたり。
あぁそうか、春と雫がどうなるかを描くのが目的じゃなく
何らかの問題をそれぞれ抱えた高校生たちが関わり合って
少しずつ「本当の友達」になっていく話だったのかもだね。
それならちょっと納得できる。

まぁ何だかんだ言いつつも、共感する想いや、
リアルな自分と現在進行形で重なる部分もあったりで
毎週楽しめたのだから良しとしよう。
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<9話の感想>

なつめちゃんが、春や雫たちを見てひとりで心配してるのが面白いし可愛い。
方向音痴の秀才ヤマケンは立ち位置的に、ライバルと言うよりは
協力者だと思っていたが、今後の動き方次第では、さらに面白くなりそう。
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<8話の感想>

文化祭、楽しそうだった。
学校舞台にした作品観ていていつも楽しみなのが文化祭編だったりする。
そんなことは置いておいて(笑)
やっと自分の本当の気持ちに気づけたらしい雫が
戸惑いながらも今後どういう変化を見せてくれるのか楽しみ。
一歩踏み込んだ内容で面白かったけれど、確かに悩むよね。
今まで友だちも彼氏もあえて作ってこなかった彼女なのだし
自分に素直になりたくても怖いから、再び勉強に逃げ込む。
それは彼女にとって、勉強が将来の夢を叶えるためという以前に
心の鎧であり、自分の居場所だからなんだろうね。
でも、今のままじゃ、一途を通してきた春が哀れ。
じれったいけど両者の気持ちが痛いほどわかるので、見守ろう。
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<7話の感想>

(仕事や勉強)>(恋愛)って決心を孕んだ距離って難しいよね。
このままどうなってもアリっていうのとは全然違うから。
難しいというのは自分だけの想いと決心だけで成り立つわけではなく
相手にも想いや考え方があるからね。
両者とも同じ意見なら問題ないのだけど・・
影響力の強い相手だったり、自分の中に少しでも迷いがあれば
足元をすくわれてしまう。
「こぼれた水は戻らないから大事にする」のか「鉄は熱いうちに溶かせ」か。
{netabare}
答えが決まってるのに期待させるのは良くないって言って
勉強を優先して打ち込む雫にはすごーく共感するものがあるけれど、
進展させなくても、傍にいられる喜びを楽しもうとする春の気持ちも
ものすごーーくわかる(笑)
{/netabare}
で、ここで第1話を思い返してみると、2人とも人との距離感や態度が
随分変化したよねぇ。互いの影響力たるやすごいものがあることは確か。
彼氏彼女の関係にならなくたって、同等の影響は与え合えているのだよね。
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<6話の感想>

原作読んでいないからわからないのだが、
2人が無事相思相愛を認め合って、ちゃんとつきあうっていうのが
ラストではないような気がしているのだけれど違うのかなぁ?
それまでの間に紆余曲折、一進一退を繰り返しつつ、
でもそれだけで終わってしまったら平凡だし。
底が見えそうで見えないラインを保ってる感覚。
純朴通り越して鈍感な2人なのに妙な部分が敏感で、なんだかおかしい。
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<5話の感想>
{netabare}
春がお兄さんを避ける理由、お兄さんの言い分が判明。
でもまだ何かありそう。
そして前回から登場している新キャラの女の子。
学級委員だったんだね。すごくわかりやすいタイプ。
彼女の気持ちに雫がいち早く気づいた模様。 {/netabare}

次回からしばらく「起承転結」の「転」突入かな?
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<4話の感想>

春のブレイクが可笑しかった。
可笑しかったけど、人間の印象は笑顔ひとつで変わるんだ
ってことだよね。と、あらためて思った。
雫の家でスイカ割りしてる時、彼女のタンクトップが
グリーンと黒のボーダーで、それはまるでスイカみたいで、
なんとなく、彼女の心をだいぶ開いたのを揶揄してる気がした。
それにしても春の兄弟関係が気になる。何があったんだろう?
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<3話の感想>

人物が増えて話に奥行きが出てきた。
春も第一印象からすると随分落ち着いてるし
雫の微妙な心の変化もわかりやすく描かれていると思う。
個人的な好みを言ってしまうと、雫のモノローグはもう少し
抑え気味にして、仕草や表情(頬を赤らめる以外で)心理描写を
してくれるともっと好きな作品になる気がするのだけどね。
でもコミカルに描きたいようなので、これはこれでアリかも。

ところで・・・
{netabare}
新しく登場した優山くんって、春にそっくりだったから
たぶん兄弟なのだろうけれど、春になぜあれほど避けられているのか
雫との恋愛の行方なんかより気になった(笑)
しかも声が中村悠一さんではないか~
今後の楽しみが増えたw
{/netabare}
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1話はさすがにハイテンションで、一時はどうなるかと思ったが
実際あそこまではいかなくても、春や雫に近い人っている。
頭に思い描いたことが即座に行動に出てしまったり、
相手がどう思うかより自分がどう思ってるかだけで物事を進める人も、
頭に何か浮かんでも自分には無関係、と冷静かつ冷淡に遠巻きでいる人も
結局は、人間関係においての距離感をうまくコントロールできずに
心の殻に閉じこもってしまうタイプ。
だけど、そんな人にも理解者とみなせる相手が現れた場合は
自分を変えていけるほどの影響力があるわけで・・・

まだ2話までしか観ていないけれども、この作品はおそらく
そういう部分を友情や恋愛を絡めながら描いていくのじゃないかなぁ?
それに春も雫も本当はすごく優しい子っていうのが観ていて心地良い。
周囲からはいろいろ誤解を受けやすいタイプかもしれなくても、
真剣に怒ったり、純粋な涙をこぼしてみたり、優しく微笑んだり
顔を赤らめ照れてみたり、そんなふうにコロコロ変わる表情が、
とても素直でいいなと思う。

とりあえず、このままベタベタアツアツモードになるのではなく、
乙女な想いを自覚した雫が今後しばらくは
振り回されるのだろうけれど
まだまだ面白く個性豊かなクラスメイトが登場しそうなので
今後も引き続き、楽しみに見守っていこうと思う。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 88

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

原作のPRとしては充分ですが、純粋にアニメとしては2期がなければ中途半端でしかない。【総合評価:66点】

2012年秋に全13話で放送された作品。

入学初日から暴力事件を起こしていきなり停学、しかも常識にかなり疎い問題児の吉田春
勉強以外には興味を示さずに他人への態度も非常にドライな冷血ガリ勉の水谷雫
席が隣という事から、停学中の吉田春に水谷雫がプリントを届ける事になり、この作品は始まります。

主役となる二人は共通して、その重篤さこそ違えど、幼い頃からの家庭環境故に他人との距離感や付き合い方に対してとても疎い。
それでいて、自分の中の優先順位を絶対としている節が強く、他人に合わせて妥協しようと言う考えがなく良くも悪くも意志が強い。

基本的に序盤から両想いで、恋愛モノのお約束、途中から登場し好意を寄せてくる人物に対しても全く靡かずに相手を想っています。
少々我の強くて不器用な二人ですが、それ故に相手への気持ちは非常に純粋だなと感じられます。
それでも、お互いに想いの強さのバランスが取れずに中々関係は進展せず、ちょっとじれったい感じもします。

恋愛モノとしてはドロドロ感は皆無、むしろ清々しいぐらいに純粋に恋してるんですけど、それ故に特に大きな波もないです。
まぁ、ドロドロな三角関係、揺れ動く心情などを恋愛モノの醍醐味と想っている自分の個人的な感想ではありますが、恋愛モノとしての万人受けは期待できないような気もします……



物語全体を見れば、原作を重視したストーリー展開で好感が持てますが、12話構成とありどうしても作品としては中途半端な結果になってしまっています。
主役となる二人の恋愛関係に関してもしっかりとした結論には至りませんし、脇を固めるキャラクターも個性を持ちながらも12話では魅力の片鱗こそ伺えど、それを完全には出し切れなかった印象を受けます。
特に奇行が目立ち、他人との関わりに対して強い執着を持っている吉田春の人格を形成する複雑な家庭環境に関してはその内容はほぼ語られなかったのが残念
とは言え、この点はまだ原作が連載中、その原作ですらまだ明らかになってない?と言った現状ではどうしようもないんですがね……

正直、この13話のみとなると原作購買意欲を煽るだけのPRアニメとしてしか評価できません。
とは言え、作品としての魅力は十分に伝わりますし、個性豊かなキャラクター達の関係が今後どのような展開を見せるのか非常に続きが気になる、PRアニメとしてはとても惹きつけられる非常に良い出来であったように思えます。

純粋にアニメとしては2期がなければそこまで高評価とは言えませんが2期の放送さえあれば、化ける要素は十分に含まれていると思います。
1期で魅力を出し切れずにいた個性の強いキャラクターを存分に活かせ、非常に素晴らしいものとなる様に思えます。
なので、作品としての完成度を上げる為にも、是非とも第2期製作を期待したいところです。

未視聴の方、続きありきの作品ではありますが、人付き合いのスキルがとても拙い二人の純粋な恋愛、そのチグハグ感を是非一度視聴してみてください。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 62
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

一緒にふたりで感じる恋のストーリー

全13話

青春ラブコメディーです

良い成績をとることを生きがいとし勉強一色の日々を送っていた水谷 雫は問題児で有名な吉田 春と知り合います。そして次第に二人は惹かれあいます…

ピュアな二人の恋愛。コメディー要素も沢山盛り込まれた作品です。

恋に不慣れで純粋な二人
友達以上、しかし恋人未満の雫と春。二人の関係はどのように進展していくのでしょうか…

・水谷 雫
勉強が全て。他人に興味はありませんでした。けれど自分にない魅力を持つ春に出会い、気持ちに変化が。これまで異性に一度も見せたことのない表情。それは恋する表情です。

・吉田 春
学校で有名な問題児ですが天才しかもイケメンです。彼は清々しいほど想い人に一直線。気を許した人への笑顔素敵です!こんなのは反則です。

・夏目 あさ子
ゆるふんわり可愛い夏目ちゃん。ちょっとおバカさん。この物語の癒し的な存在。彼女の恋も応援しています。

・佐々原 宗平
このアニメの主要キャラ内では珍しい常識人です。友達が多いのは親しみやすいからでしょう。見習われるべき存在だと思うのですが。。

・山口 賢二
「ヤマケン」
自信家!プライドが高い!賢い(勉強)!イケメン!方向音痴♡
私、お気に入りキャラです。現実世界ではこのタイプに惹かれてしまいます。それに方向音痴という抜けた部分、こんな一面見せられたら。。ここ必須です(笑)!
{netabare}
ヤマケンはプライドが邪魔をして素直に自分の気持ちを雫に伝えられません。雫が春を想っていること分かっていても惹かれてしまうそんなヤマケンが堪らなく愛おしいですね。
冬期講習にさりげなくアピールするも、鈍感な雫には…
{/netabare}

ピュアで不器用なそれぞれの恋愛物語…恋愛アニメ好きにはお勧めです!

一途に突っ走る姿勢。自分ひとりにひたむきに向かってきてくれる異性に人は弱いものですよね。
素直に…
真っ直ぐに...

この物語くすぐったくて照れてしまいますね。そして爽やかで微笑ましい。
愛しいキャラたちをいつまでもずっとずっと見ていたい…素敵な作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 59

77.7 3 東京で学園なアニメランキング3位
宙のまにまに(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1345)
7788人が棚に入れました
主人公・大八木朔は、かつて暮らしていた町に引っ越してきた高校生。朔は読書好きで、静かで平凡な学園生活を望んでいた。\\nしかし、そんな朔の前に現れたのは、過去にこの町に住んでいた時の幼なじみ、明野美星。朔にとって美星との過去はトラウマになっていた。\\nそんな中、美星が作った天文部に入ることになった朔。そして、天文部を舞台にしたドタバタラブコメディが、いま始まる。

声優・キャラクター
前野智昭、伊藤かな恵、戸松遥、小清水亜美、早見沙織、高木礼子、間島淳司、チャン・リーメイ、松風雅也
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

星空の魅力を感じられます!

宙のまにまに
宙(そら)と読みます


視聴のきっかけは2015年2月の半ばに長野県軽井沢市での冬の花火と同時に煌(きら)めいた星が目に焼き付いたからです。

ネタバレは一切ありませんが軽井沢での日記なので閉めます。
{netabare}
真冬の花火を見に軽井沢へ。この日の軽井沢は白い地面と凍てつくような寒さでした。
東京では見られない星が瞬き幻想的な空気に包まれていた気がしました...

冬の花火に心ときめきながら、冬の夜の空の色ってあるのかなっ?て...

帰りの新幹線でレビュアーさんが星空に注目と書かれていたレビューをふと思い出し「宙のまにまに」を視聴することにしました。

私の疑問の答えがこの作品にありました。
{/netabare}

「星」がこの物語の最大のテーマになっています

ごく普通の男子高校生、大八木 朔(おおやぎ さく)は星の知識が全くないのですが、星が大好きな明野 美星(あけの みほし)に天文部に入部させられてしまいます。

どこまでも明るく、ひたすら真っ直ぐな美星。皆を巻き込む力はすごいです。
彼女を中心とした天文部の観測会、合宿など仲間同士でワイワイ本当に楽しそう!


星空を見上げ美しさを鑑賞したり、天文部って大きな望遠鏡を用いる天体観測だけではないのですね。
夜空に瞬く星を眺めながら部員が話す古(いにしえ)の星座の物語聞き入ってしまいました。

手を伸ばして、頭上に広がる星々に線をつなぎたくなってしまいます。
動物や神話の登場人物が浮かび上がることでしょう...

太古の人々も空を見上げ星と星をつないだのかなと考えるだけで感慨深くなってしまいます...

宇宙とは本当に神秘に満ち溢れています
人が流れ星に願いをかけてしまう心もそれに近いのでしょう...

私もいつか見たこともない星が瞬く場所で星空散歩をしてみたいと思うのです。

星空に囲まれて美しいシーンが沢山ありました星の魅力を感じられる素敵な作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

忘れ物を思い出させてくれるような素敵な作品です(-ω☆)キラリ☆彡

■「宙のまにまに」ってこんなアニメなんです☆彡
月刊アフタヌーンで連載していた柏原麻実さんの漫画をアニメ化した作品なのです☆
この作品のテーマはずばり『星』なんですよ☆彡
 
主人公の大八木 朔[ooyagi saku]くんは読書好きで目立たない・・・いや、目立ちたくない高校生活を送ろうとしていたのですけど、そんな彼の平穏な日常を見事に打ち破ってくれる存在がいたのですw
その存在とは・・・明野 美星[akeno mihoshi]ちゃんなのです!
実は朔くんの1つ先輩で幼馴染なのですけど、星空を見られないと衰弱してしまうほどの「星」大好きっ子でもあるのですよ♪
美星ちゃんはかなりの暴走列車っぷり&トラブルメーカーなので、朔くんの理想だった平穏な日常は彼女に振り回されてサヨーナラー(_´Д`)ノ~~.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★* なのでしたw
そんな2人が所属している天文部を通して、繰り広げられるほのぼの青春ラブコメディーなのです♪
しかも、星の魅力をたっぷり堪能できちゃう『癒し』のおまけ付きなので、アタシσ(゚-^*)の大好物な作品であることは間違いありませんでした(o^∇^o)ノ
 
 
■総評
この作品は見る人の感性によって評価が分かれるんじゃないかなって思ってます!
評価目線が萌えとか、ラブストーリーとかだとちょっと物足りなく感じるかもしれませんね♪
でもこの作品の最大の魅力は、普段忘れがちな「星」という素敵な存在を思い出させてくれた事なんじゃないかなってかってに思っちゃってるのです(´- `)フッ(´ー `)フフッ(´ー+`)キラッ
 
古今東西、四季折々に変わらない表情を見せてくれる夜空に輝く満点の星達☆彡
街の明かりにその美しい表情をみる事が出来なくなってきている今日この頃でですけど、きっと誰もが星空をながめてその美しさに酔ったことがあるんじゃないかな?って思うのです♪
忙しない日常が、そんな綺麗な星空を眺める事さえ忘れさせてしまってるんですよね・・・!!
そんな忘れてた感動や感情を思い出させてくれたのがこの「宙のまにまに」でした♪
 
ラブコメ主体のストーリーの方もとっても爽やかで好印象でした!
特にお気に入りのキャラは姫ちゃんですね(*^o^*)
くせっ毛で湿気が天敵でドライヤーにこだわりを持っている姫ちゃんには共感しまくりですw
アタシσ(゚-^*)もちょっとくせっ毛なのでマイナスイオン発生装置付きじゃないと・・・とかのこだわりがあるんですよ(*'ー'*)ふふっ♪
美空ちゃんと朔くんがまだ付き合ってないって事だけで前向きにがんばっている姿や好きな人に少しでも可愛く見られたいって言う気持ちや表情がとっても良く描かれていてとっても可愛かったです♪
 
それと、後半登場のキャラが近江 あゆみ[oumi -]ちゃんの存在は爽やかな印象を与えてくれました♪
積極的なお嬢様キャラなんですけど、嫌味がなくってそれでいて一途な彼女のサイドストーリーは見ていて清々しさを感じました!まだ見てない人は必見です♪
 
お笑い担当の江戸川君も大好きなキャラの一人です♪
ちょっとエッチな写真部の男子なんですけど、朔くんよりも頼りになるし天文部には欠かせない存在になってて何故もてないのかなぁ・・・身長低いとか・・・エロイとか・・・暴走するとか・・・w
 
この作品はもっとたくさんの人に見てもらいたいなって思います♪
天文学なんか全然わからなくっても楽しめるし、今度星空でも見に行ってみようかなって思ったり、星座からギリシャ神話を覚えてみようかなって思ってもらえたらいいなって思います♪
美星ちゃんも言ってたように、たくさんの人達と星の魅力を「共有」できたら素敵ですよね☆彡
 
 
2011.11.05・第一の手記

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

チャーリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

星、好きですかー!?

星空を通して子供の頃の好奇心を思い出させてくれたこのストーリー好きです。天文学の知識がなくても十分楽しめました。

一番は美星ちゃんの純粋でまっすぐなところが可愛いいなって思ったのもあるんですけど、星空のようにキラキラ輝いてる天文部のキャラもとても魅力的で良かったですね。

いい終わり方ではあったけど、その後の恋愛模様も気になって仕方ない。 原作購入するけど、2期もやってくれないかな~。




※今回はみなさんの投稿のおかげでいい作品に巡り合えたので感謝してます。 ありがとうございました。

たくさんの人がこうやって感動をつなげて、今がある。自分もまだ見てない人につなげていけたらいいな。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

80.0 4 東京で学園なアニメランキング4位
スキップとローファー(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (398)
1179人が棚に入れました
地方の小さな中学校から、 東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。 カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。 だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。 知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。 ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ほんわか学園ストーリーのお気に入り☆

[見終わって・・]※最終話感想は一番下です。
ほんわかした雰囲気、ミツミのキャラに毎回和まされてました☀
能登の方言とかミツミの実家の雰囲気もほんわかしてて好きでした♡私もあそこでお昼寝したい。。
それから、出てくる子たちが悩んだり励まされたり前向きな気持ちになったりしてる姿がとても素敵で、毎回楽しみで仕方ありませんでした(^^♪
OPもEDもすごく良かったし、OPのダンスもEDのミツミが歩く姿やミツミネコも可愛かった。
人気も出たし、2期ありそうかなって思ってますけど・・
これからの展開はちょっと雰囲気変わったりするけど泣けるシーンもあるのでぜひぜひお願いしたいです。

[初回感想]
石川県から東京の高偏差値校に進学した岩倉美津未(いわくらみつみ)とクラスメートたちのほんわか学園ストーリー・・かな。(あえてラブコメとは言わない。。)

原作は月刊アフタヌーン連載中でコミックスは8巻まで既刊。原作既読です。
原作読んで「これ好きだわぁ。。」って思ってアニメ化をすごく楽しみにしてました☆

一応ラブコメ・・ではあるんだけど、私が感じたこの作品の魅力は他のところにあって。

主人公のミツミのまっすぐで天然なところにも和まされたし、周りのクラスメイトたちもそれぞれいろんなタイプの子がいるんだけど、{netabare} タイプの違う子たちがミツミを中心に仲良くなっていく{/netabare}ところもすごく好き♡
あー私も高校生に戻ってこんな風にミツミたちと友達になって学園生活したいなぁ・・なんて妄想しながら読んでましたw

で、期待ハードルを上げつつアニメ視聴!!
1話見た感じだと作画はやわらかい感じで綺麗で好印象☆
なかなか良い感じで、なんとなく久々に毎話感想書きたくなりました(^^♪

1話「ピカピカ」
{netabare} 石川の方言に癒される(´-ω-`)方言ってなんであんなにほんわかして癒されるんだろね。
イケメンに気に入られて友達になる展開はよくある展開ではあるんだけど、後ろの子とも素直に友達になってるところとか、ミツミいい子だな(*'ω'*)
遅刻しそうで思わず裸足で走ったり自己紹介まじめに考えて寝れなかったりとか、和むわ~。{/netabare}

2話「そわそわ うろうろ」
{netabare}人と人との距離感って難しいよね。
でもカンペキな正解なんてないし、ミツミみたいに考えすぎないで自然体でいくのが一番いいんだと思う。それで合わないんであればそれはそれだし。
志摩くんのこと、間違ってサトちゃんって呼んだとこ、私も中学生の時、音楽の先生がなんとなく母に似てて、間違って呼んでしまいすごく恥ずかしかったことを思い出しましたw{/netabare}

3話「フワフワ バチバチ」
{netabare}よく知らないから、見た目とかでその人を判断しちゃったり・・
この人私とはちょっとタイプ違うかなぁとか。
実際はちゃんと話してみたりすると印象が変わる人も結構多かったりするんだけどね・・
でも誠(まこっちゃん)みたいになかなか気軽に入っていけない気持ちとか、結月(ゆづ)みたいにタイプ違うって決めつけられたりする寂しさもなんかわかる。
だからまこっちゃんがスタバでみんなで撮った写真に嬉しくなって背伸びしちゃう気持ちも、メールもらってすごく嬉しいゆづの気持ちもわかるなぁ。
この作品のこういうとこ、すごく好きです♡{/netabare}

4話「ピリピリ カツカツ」
{netabare}兼近先輩に強引に頼まれたことを先輩なりに部活のために必死なんだと思う、と言ったりとか高嶺先輩のストイックなところに素直にすごいなってあこがれたり。
そんな、他人のいいところを自然と見るようにしてるミツミを見てると和みます☀
高嶺先輩も自分のスタイルに固執しないで、ミツミのマイペースなところに学んだりしてるとこもいいな。
この作品のおかげで毎週土曜朝はわたしの和みタイムになっちゃってます♡{/netabare}

5話「チクチク いそいそ」
{netabare}この話、原作読んだときから好きでした☀
心の許さじノートのシーン笑った。。
私がムカツク奴の名前を2つ覚える間に岩倉さんは親切にしてくれた人の名前を1つ覚えるんだ・・
このシーンも良かったけど
その後ミツミがミカに言った言葉がすごく良かった。人格的にはほめてないよもw
ゆづとまこっちゃんが何気ないしぐさとかで仲良くなってるのがわかるのもいいな。
みんなに浅漬け作ってくるというミツミのチョイス和むわ~{/netabare}

6話「シトシト チカチカ」
{netabare}シマくんが学校休んで心配するミツミだけど、他の女子の勝手な噂にちょっと気持ちが揺れて。
微妙にすれ違う二人の気持ち。
でもこういうのあるあるだよね。
本当の気持ちがちゃんと相手に伝わらないもどかしさというか。
ミツミがあらためてちゃんと自分の気持ちをシマくんに話して、お互いに気持ちが通じあって。
これって簡単なようでなかなかできないものだけど、ミツミらしいまっすぐさがちょっと眩しい。
逢いたいのに逃げたい
話したいのに言葉につまる
フミから聞いたそんな恋の気持ちと同じ気持ちになって動揺しちゃうとこ、かわいくて好き♡
あと、ミツミのはい゛とかおはよう゛とかの低音ボイスに笑っちゃいました。。{/netabare}

7話「パタパタ モテモテ」
{netabare}冒頭に流れるほんわかする音楽ですでに和まされちゃってるわたし。
努力して頑張ってる姿は誰かがちゃんと見てくれているものだ、ってよく聞くし、私もそうは思うけど、でもそれが報われることってなかったりすることも多いですよね。
兼近先輩の自分をさらけ出して他人を慰めようとするところ、かっこいいです♡
高嶺先輩のメモ帳、らしいなぁって思いながらも、自分をいい方に変えようってすごく努力してたりしてて、生徒会長からも学ぼうとするところも素敵だなって。
ほんと、この作品に出てくる子たちって精神的に大人な出来た子が多くて、いいオトナの私が毎回気づかされてます。。
あと、石川県産トモダチ100%にクスっと笑っちゃいました。
それから「のきゃ」にも和みました(^^♪{/netabare}

8話「ムワムワ いろいろ」
{netabare}女子4人のお泊り会🌙
4人それぞれの個性というか味が出てるところが見てて面白いし和む。。
変わりたいって頑張ってるけど自信が持てなくて傷つきたくない・・
昔の自分を懐かしく思い出しながら、ミカの背中を優しく押してあげるナオちゃんがカッコ良くて好き♡
4人で見てるホラー映画。まこっちゃんだけ平然としてるのに笑っちゃいました(^^♪{/netabare}

9話「トロトロ ルンルン」
{netabare}能登に帰省したミツミ。
空港からの懐かしい風景を見たミツミの表情。こういう細かいところも描いてるとこ好きです。
ミツミからもらったキーホルダーをさっそく付けてるお父さんとかも。
実家に帰ってお昼寝する気持ちよさ、わかる☀なんか落ち着くんだよね。
懐かしい同級生たちと方言で会話しながら花火したり。。和むわぁ。
嬉しいことをシマくんに無性に話したくなる気持ち・・それはもう恋ですね♡
シマくんの呟いた言葉からOPの眩しくて・・を思い浮かべました。{/netabare}

10話「バタバタ ポロポロ」
{netabare}文化祭!!
ミュージカルをやることになって準備に大忙しのみんな。
ミツミもあの調子で頑張りすぎてちょっと空回り。。
あーこの感じ、私も経験あるのでわかる・・
役のヨハンと自分を重ねてしまうシマくん。
ミツミの、まだ引き返せるって言葉に、起き上がるのムチャクチャ得意なんだからって言葉に勇気づけられて。
二人の即興ミュージカルすごく可愛かった♡{/netabare}

11話「ワイワイ ザワザワ」
{netabare}文化祭って昔の知り合いが見に来たりすることあるよね。
知り合いにゆづのことフォローしてるまこっちゃん見ててちょっと泣けた。。
「まだ半年って感じしないよね、私たち」ってゆづが嬉しそうに言うとこ、そしてそれを聞いたミツミがスキップするシーン、好きです。
「脚本のこととか考えていない自分が想像できない」って兼近先輩のセリフ、何気にかっこいいしうらやましい。
シマくんの弟くん、しっかりハキハキしてるように見えたのは周りに気を使ってたから。
でも身内の姿を見て安心して泣いちゃう気持ちはわかるなぁ。
とうとう次回は最終話。。{/netabare}

12話「キラキラ」
{netabare}コアリクイの威嚇ポーズ笑った。。
幼馴染って深くていいなって素直に思えるミツミがいい子で眩しい・・
文化祭が終わった後の達成感と高揚感と寂寥感と。。
それぞれの子たちの思い、悔しい気持ちも含めていい思い出になるんだろな。
ちょっぴりココロの鎧が取れて、ミツミからはいつもより子供っぽく見えたシマくん。
1期としてはいい終わり方だったと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「だけど俺さ、俺……。学校、楽しいんだ。」

と、レビュータイトルには作中のある人物の台詞をいただきました。

まあ、個人的には「だけど」は付かずに小学校から大学院まで総じて学校は楽しかったわけなんですが、特に中高生の頃って楽しかったですね。

一応の主人公として岩倉美津未(いわくら みつみ)はいるんですが、趣きとしては「ミツミちゃんに感化される同級生や先輩による青春群像劇」といった感じですかね。

ちゃんと「人間」が描けている作品という意味では、大変面白くかつお勧めであります。キャラクターデザインもなかなかに趣き深いです。絵柄的に少女漫画っぽくもありますが、原作漫画掲載誌はかの「月刊アフタヌーン」らしいです。

最近のアフタヌーンは読めていませんが、歴代の名作が揃う名門漫画雑誌というイメージはありますよね。

本作の舞台は都内にある進学校なんですが、ミツミちゃんは東大に進学して官僚だか政治家だかといった形で地元石川県に貢献しようという大志を抱いてわざわざ上京してきたという強者です。

もちろんそんな生徒はレアで、概ね都内もしくは東京近郊に住む人々なのでミツミちゃんはそこにギャップを感じながらも、力強く学校生活に邁進しています。

そんなミツミちゃんの純朴さに「いまどきの高校生」然とした周りの人たちも感化されていく、といった感じのお話です。

原作は読んでいないのですが、このアニメを1クール通して観て、「そういえば高校生の頃って楽しかったよな」としみじみと思い返していたのでした。

我が身を振り返ると高校生の当時は部活であったり文化祭実行委員会であったり予算委員会であったり、子供なりに「忙しい」って思っていたはずなんですが現実問題として大人になってからの方が圧倒的に大変だったりするわけです。

私の出身校にはさすがにミツミちゃんほど遠くからやってきた生徒はいませんでしたが、それでも「2時間近くかけて通学してくる」とか「東大に入って官僚になろう」くらいの人はそれなりにいる学校ではあったので、なんとなくその頃の空気を懐かしむ感じではありました。

ただ、私の高校時代にはスマホや携帯電話はおろか、ポケベルすら高校生は持たないような世の中だったのでコミュニケーション方法には大きなギャップがありましたねぇ…。

余談: 作中作ミュージカル「The Family Singers」がどう見ても「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」でした。本当にありがとうございました。← 何が?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

美津未とミカ

アニメーション制作:P.A.WORKS、
監督・シリーズ構成:出合小都美、副監督:阿部ゆり子、
キャラクターデザイン・総作画監督:梅下麻奈未、
総作画監督:井川麗奈、音楽:若林タカツグ、
原作:高松美咲(講談社「月刊アフタヌーン」連載)

第1話から心を掴まれた。
最初から期待値の大きさで高揚感を覚えたのは、
よりもいの1話以来だったかもしれない。

「スキップとローファー」というタイトルが良い。
青春真っただ中というイメージがあるし、
深読みすれば、ローファーでスキップするのは、
ちょっとやりづらい(私だけかもしれないが)。
楽し気にスキップしようとしても、
よほど足にフィットしていないと踵が抜けてしまう。
つまり、ちょっとそぐわない組み合わせ、
少しくらい、性格の違う関係性でも、
一緒にスキップすれば、より学園生活を楽しめる。
という意味で私は捉えていた。
実際は、作者によると「スキップ」と「ローファー」の
どちらも青春にふさわしいものだったので、
組み合わせたということだったそうだ。

でも、「少しのズレがあっても、
ポジティブな思考がみんなを元気にする」というのは、
この作品の大きなテーマなので、
このタイトルは、とても内容に合っているイメージだった。

主人公の岩倉美津未は、石川県の過疎の町から
東京の進学校に主席で合格してやって来た優秀な女の子。
入学式の日、電車を乗り間違えて、途方に暮れていたところを
遅刻して登校しようとしていた志摩聡介から声をかけられる。
一緒に学校まで走って何とか遅刻からは逃れたことから、
仲の良い友だちになる。
志摩聡介は、イケメンでクラスから注目の存在ということもあり、
美津未の周りには多くの人が集まるようになるのだった。

美津未は天然で真っ直ぐな女の子だが、
他人の行動にも思いを馳せることができる。
他者の立場を想像し、慮れる。
他者をフラットな視線で見つめ、
良い部分を発見することに長けていた。
しかし、そんなふるまいや考え方は、
長年やってこなかった人にとって、眩しすぎる。
嫉妬心と憧憬。
そのあたりの機微を上手く見せているのが「江頭ミカ」という
キャラクターだった。

ミカはごく普通の女性の感覚を掬い取ったような存在。
「村重結月、こういうあからさまな美人は誘いたくなかったな」
「ラッキーだったね、岩倉さん。そのまんま受け入れてもらえて。
私みたいに食べたいもの我慢して、キラキラした部活に入って、
キラキラしたグループに入って、
そんな努力しなくても良かったんだもんね」
「飛び切りの美人でもなければ、純粋で真っ直ぐにもなれない。
私を一体…誰が選ぶ?」

幼い頃は肥満児で周りから馬鹿にされていたミカは、
自分を良く見せるために多くの努力を積み重ねてきた。
食事を制限する。キラキラした生活を送るために、
部活にバレーボールを選び、必死になって練習した。
ファッションのことも勉強し、隙のない着こなしができるようになった。
人の顔色も女性特有の男子にまつわる嫉妬や妬みも敏感に察知して、
対処できるようになった。
ある意味、ミカも高嶺副委員長と同じように、
全てのことに愚直に取り組む人間なのだった。

しかし、ミカの場合、これまでの経験によって
出発点で「他者は信用できないから、
つけこまれないようにしなければならない」という考えが、
人間的な根幹になっている。
そして、作者にとって「典型的な女子」という位置づけで
捉えられているのではないだろうか。
群像劇として描かれているこの作品だが、
結月や誠とは、心情の捉え方の深みが
一段階違うように感じる。
それだけ重要なキャラクターということだろう。

{netabare}5話では美津未とミカのふたりが、
1年生が使用日となっていた昼休みの体育館で、
上級生から理不尽な扱いを受ける。
ミカはルールを守らない上級生の苗字を
「心の許さじノート」に刻み付けるが、
美津未は助けてくれた上級生の名前を覚えていた。
そのことに気づいたミカは、自分の思考を反省する。{/netabare}

他者との関わり合いには、すれ違いも「悪意」も必ずある。
そのことを踏まえた上で「いかに私たちは真っ直ぐに生きられるか」と
いうことを問いかけているようにも思える。
ここが、おそらく大切なテーマのひとつなのだろう。
美津未と志摩の淡い恋心を描きつつ、
美津未とミカを徹底的に対比している。

とはいえ、ミカ以外のキャラクターの描き方も丁寧だ。
結月の美術の展示での想い。
誠の偏見と友達に対する考え。
高嶺副院長の学園生活における理想。
志摩の他者との距離感や母親との関係、達観した思考。
どのキャラにもしっかりとしたバックボーンがあり、
そういう意味でもとても好感が持てる。

美津未という理想的な生き方。
失敗ですらプラスに変えていくしなやかさを見ていると、
心が浄化されていくように感じる。

P.A.WORKSの演出も好感だった。
スイカを食べる音でのどかな時間の流れを表現したり、
キャラの心情の見せ方も良かった。
そして、多くの人が指摘している
OPの美津未&志摩のダンスシーン。
初めて観たときから釘付けになったほど、
可愛くてセンスのある動きで、作り手の才能を感じた。
(2023年8月6日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46

84.8 5 東京で学園なアニメランキング5位
【推しの子】(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (726)
2124人が棚に入れました
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。

声優・キャラクター
アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

早熟にもほどがある

動画工房制作。

地方都市で働く産婦人科医の男の前に、
現れた患者は推しのアイドル、アイであった。
{netabare}医者として彼女を支えようと決意をするも、
彼女の出産を直前に、男は何者かに襲われる。{/netabare}
二人の出会いが予期せぬ運命へと動き始める。

序章はネタバレ厳禁なのでしょうが、
物語の導入部としては強烈な引きであり、
かなり奇抜な物語の設定ではあるが楽しい。
演出が効果的に機能しているのでしょう。

アイドルは夢を与える仕事である。
{netabare}そして夢の裏側、綺麗な嘘の悲劇的な代償、
前世の記憶を引き継ぐ双子の兄妹、
とある悲劇的な事件の真相を暴くため、
兄と妹はそれぞれの仕方で復讐を誓う。{/netabare}

一定以上の緊迫感が続けば嬉しい、
先の読めない展開に期待しています。

最終話視聴追記。
序盤の展開はサスペンス一辺倒ではなく、
{netabare}まずは芸能界で足場を作り、手掛かりを探す、
アクアは事件の裏に誰が関与しているのかと、
推測し、周りと良好な人間関係を構築していく。
期待していたサスペンスフルな展開とは、
少し方向性が違うも、まずまずは楽しめる。
復讐劇が成就するまで、まだ先がありそうだ。{/netabare}

女王蜂の楽曲がとても良く印象に残りました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 56
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「それでも光はあるから」

赤坂アカ氏・原作の連載コミックは未読。

【物語 4.5点】
題材は芸能界の裏側。

初回から90分SPでインパクトを残す。
あとは数話完結エピソードで適度にヤマを作って勢いを持続させる。
最近のバズる1クールアニメの構成として理想的。

その中でアイドルの虚実。
演技力だけで決まらない役者のキャスティング。
リアリティショーを巡るネット、SNS上のエゴサ、炎上。

多くの人が芸能界に対して薄々感じている、こじれた部分を、
踏み込んで言語化して、よく映像化してくれたと共感を得ていく内容。

7話の{netabare} ネットリンチ{/netabare} はここまでエグッて来るのかと戦慄しましたし、
3話にて語られた、良い原作を良い映像作品にしたいという純心だけでは通らないドラマ事情。
それでも現場スタッフはより良い物を作ろうと奮闘してはいるという描写。
私も、今後アニメ化で好きな原作を台無しにされた時も、少しは優しい気持ちで受け止められそう?ですw


主人公少年・愛久愛海(アクアマリン)は{netabare} 母であり推しであるアイ{/netabare} をあんな目に遭わせた芸能界の連中への復讐に燃える闇サイド担当。
妹・瑠美衣(ルビー)は母も輝いたアイドルに憧れを抱く光サイド担当。

両サイドを行き来したり、交錯させたりすることで、
闇は深いけど、人を惹き付けてやまない夢の芸能界を演出。

またアクアの復讐闇堕ちルートを思い留まらせるルビーのアイドル光ルートという構図も、
葛藤の軸として確立されており、制作決定している2期以降も安定して期待できます。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・動画工房

きらびやかなステージのスポットライトにトップアイドルの瞳の煌き。
芸能界のキラキラを表現する極彩色のカラーが強烈。
裏に潜む嘘の存在を否応なしに意識させられる、“価値ある不快感”を提供。

反面、芸能界の本音やトラウマを描く時は、しっかりと色数を落とす。
地味にアクアが業界の裏情報を探るため鏑木と会談するモノクロに近い映像も印象的。
灰色の店内で裏話を交わす2人の男。そして、闇に浮かぶ{netabare} 4万円の寿司w{/netabare}

カラースクリプトも数多く担当した助監督の猫富 ちゃお氏。
要チェック人物としてマイリストに登録されました。


動画工房の主力・谷口 淳一郎氏ら“作画育成監督”を複数人擁する陣容も特徴的。
この作画育成監督、近年ではCloverWorksの岡 勇一氏も務めるポジション。(※)

過酷な労働環境などを背景にした、技術継承不足が呼ぶ、さらなる人材不足という地盤沈下の悪循環。
アニメ業界も、芸能界と同じく、色々と闇を抱えているようですが。

作中でルビーたちが{netabare} 新生B小町{/netabare} により芸能界に光をもたらすのかと予感させるのと同様に、
日本のアニメ業界も、社内育成体制の整備と内製回帰による基盤強化で、将来に光明を見出していこうという意志を感じます。


【キャラ 4.5点】
“10秒で泣ける天才子役”有馬かな。
子役の旬が過ぎて見向きもされなくなった高校時代にアクアらと再会。
CV.潘 めぐみさんの濁声で、骨身に染みた芸能界の現実を語る解説役としても重宝する。
{netabare} 新生B小町のセンター{/netabare} も決まってましたね♪

また、必要なのは有馬かなという元・子役の名前だけ、良い演技より波風を立てないことを求められる現場で放った、
ドラマ業界騒然の会心の演技。
{netabare} 「それでも光はあるから」{/netabare}
矛盾だらけの芸能界をも照らすメタファーとして私の心にも深く刺さりました。

今後も有馬かなは{netabare} アクアを巡る黒川あかねとの三角関係?{/netabare}
など恋愛面でも活躍が期待できそうです。


人気“高校生ユーチューバー”MEMちょ。{netabare} 新生B小町メンバー。{/netabare}
メディア横断的にバズる導線を引くネット工作能力が貴重。
衝撃の{netabare} 実年齢25歳、7歳サバ読みの{/netabare} カミングアウト。
芸能界の過剰な早熟性欲求へ一石を投じる意味でも有用なキャラです。


【声優 4.0点】
主人公アクア役の大塚 剛央さんは近年ブレイクし始めている若手声優。
ルビー役の伊駒 ゆりえさんに至ってはメインキャストは初の新人。
大塚さんは闇堕ちを危惧させる怪演などで片鱗を見せていますが、
伊駒さんは演じるキャラ同様、芸能界の闇に放り込むのが憚られるピュアさを感じます。

1期目は正直、有馬かな等、強烈なキャラ勢に埋まってる感もあったメインお二人。
シリーズを重ねる中でどう染まるか、化けるのか。
伸び代にかけた意図を感じる新人、若手起用だと思います。


カリスマアイドル・アイ役の高橋 李依さんが、初回の衝撃の掴みを支える。
天才若手女優・黒川 あかね役の石見 舞菜香さんが、8話の起死回生の演技を押さえる。
要所を締める声優の役者魂も光りました。

発声方法が謎なのが“覆面筋トレ系ユーチューバー”で苺プロの稼ぎ頭・ぴえヨン役の村田 太志さんのアヒル声w


【音楽 4.0点】
伝説のグループ・B小町の楽曲群は、やや昔のアイドルリバイバル感を醸した構成。
自己紹介&ヲタ芸煽り曲「サインはB」の作詞・作曲が大石 昌良さんというのがツボにハマります。
『~GRIDMAN』の主題歌同様、大石さんは懐古な心をくすぐるのがお上手です。


OP主題歌はYOASOBI「アイドル」
Ayase氏が原作漫画が好き過ぎて、インスパイアされた楽曲を複数作曲していた所、
タイアップの話が舞い込んで、その中の一曲が世に出た形。
歌詞世界は原作者が書き下ろした短編小説「45510」を元に展開。

「45510」は現在ヤングジャンプHPで期間限定公開されていますが、
私はアイのメガジャケ目当てでポチった「アイドル」CD版の付録で読みました。

2番を聴いて感じていた、1期では描写されなかった{netabare} アイのグループ内人間関係{/netabare} が、
真相に深く関わっているのだと再確認しました。

かわいいを表現しようと挑発的に語尾を上げるikuraさんのボーカル。
キャッチーな音をクドいくらい重ねるアレンジ。
良い意味で耳に障る構成で、アイドルと嘘というテーマを体現した力作。
AMVもYouTube2億回再生も納得の出来栄えです。


ED主題歌は女王蜂「メフィスト」
こちらはアヴちゃんが長年構想していた、人の願いを叶えるためにどこまでやっていくか?
という楽曲テーマが、作品と出会うことで結実し、日の目を見た形。
「メフィスト」はゲーテ『ファウスト』で登場する悪魔。
本曲では願いの悪魔の意が込められたとのこと。

毎回引きを強くするイントロが優秀なEDでもあります。
引きでは、時に囁くようなモノローグだったり、息を飲むカットだったりしますが、
音響が小さな音量のセリフ素材をイントロに負けないよう調整し、印象的な幕引きを演出したとのこと。
楽曲のパワーだけでなく、細かい音響の仕事も作品を支えていました。

尚、EDにも実写MVがありますが、こちらは視聴するのに相当な覚悟が要ります。


【参考文献】※CloverWorks公式ホームページ「STAFF INTERVIEW 岡勇一 クリエイティブ事業部 演出・作画ルーム 作画育成監督 培ってきた技術をすべて後輩に継承していきたい」




【第1話(90分拡大版)先行上映感想】嘘つきはアイドルの始まり

長いので折りたたみ。
{netabare}
アイドルは嘘で人々に夢を与える偶像。
嘘こそアイドルの本質。
こんな捻くれた考えを持った私。

本作の「この芸能界において嘘は武器だ」とのキャッチコピー。
主人公のアイドル・星野アイの“しいたけ目”を越えた“キラ星目”。
嘘臭すぎてかえって惹き付けられる極彩色の強烈なビジュアル。
これはさぞ濃密な芸能界の嘘を暴き出してくれるに違いないと、注目していた期待作。

加えて展開が衝撃的との評判は耳にしていたので、
まずは是非とも映画館で気持ち良く驚いてみようと、
今回の鑑賞まで情報シャットアウトして挑みました。

結果、本当に驚きましたし、取り扱う嘘は胃もたれして吐き気を催すくらい濃厚でした。
基本設定に{netabare} 推しの子供として転生した双子{/netabare} というトンデモがありますが、白けることはなく。
むしろ芸能界を徹底的に相対化できるポジションに視点を置く。
口の固い大人が油断して本音をこぼしてしまうキャラクターを活かす。
芸能界の嘘と現実にまつわるテーマの深掘りも怖いほど快調で引きずりこまれます。

例えば、ネット上で、あの娘の笑顔は作り物っぽくて嫌いとのアイドルアンチを見かけます。
あれも本作にかかれば、作り物も何も、芸能界の笑顔は全て人工物。
結局、人々は各々が、どの嘘が綺麗でしっくりくるか否かで、あれは本物じゃないだの叩いているに過ぎない。

さらには夢を壊されたと荒れるアイドル恋愛問題。
俳優の実力より事務所のパワーバランスによって決まる出番の尺の長さ。
真偽そっちのけで他人の不幸すらコンテンツとして消費する下衆な大衆。
嘘に踊らされる世間の風刺は多岐に渡り、シナリオ展開との合せ技で打ちのめされます。

初回90分で、まだ物語のプロローグに当たる第一章にしてこの密度。
序盤力は近年でも屈指だと感心しました。


アニメーション制作は動画工房。
手描き重視のアイドルライブシーン等で、世間が待望する綺麗な嘘を好表現。
目力の強弱が激しいキャラ素材を活用した心情描写も気合が入っていました。

主人公・星野 アイ役の高橋 李依さん。
作中アイドルソングも歌い、ミリ単位で供給する笑顔を微調整する狂気をフォローし、
嘘が本当になる未来や愛を求めて嘘を重ねる業も表現する。
持てる引き出しを全て開け放ったような見事な演技でした。

今回のラストではOP主題歌のYOASOBI「アイドル」も公開。
楽曲のために原作者が書き下ろしたという小説を元ネタに、
アイドルグループの本音を、韻を踏んでえぐってくる攻めてるアニソンでした。
OPの先攻を受け、後攻の女王蜂がED「メフィスト」でどう応えるのか。今から戦々恐々ですw


嘘を追求した先にあるのは真実か?代償か?
人は愛を取り戻せるのか?

初回から刺し違える覚悟で挑みたい。
2023年・春アニメ、台風の目です。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 49
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

秘密と嘘と本当のこと

アニメーション制作:動画工房、
監督:平牧大輔、助監督:猫富ちゃお、
シリーズ構成・脚本:田中 仁、
キャラクターデザイン:平山寛菜、
総作画監督:平山寛菜、吉川真帆、渥美智也、松元美季、
音楽:伊賀拓郎、原作:赤坂アカ×横槍メンゴ
(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)

テレビアニメを放映時期に観るようになってから
最も豊作だったと感じた2023年春クール。
個人的には3本の指に入るのがこの作品。
放映前から原作組の期待値が高く、
初回は90分という異例の枠組みで、大きな話題を呼んだ。
そして、期待に違わず、最終回まで走り切った印象だった。

全体を考えてみると、1話を90分にした理由も納得。
いちばん視聴者に分かりやすい
シリーズ構成を吟味して、制作したのが見える。
ほかの作品のように話題作りのために
第1話を60分枠にするのとは違い、考え抜かれている。
というのも、1話とほかの回では、作品の方向性が大きく変化するからだ。
第1話は、アイを中心にしたミステリー仕立てとなっているが、
その後は、ルビーとアクアにスポットを当てつつ、
芸能界の裏事情をよりリアルに描くことがメインになっている。
もちろん、作品全体の構成はミステリーだろうが、
それ以外の部分でも十分に楽しめるように
仕上げているのは好感だった。

第1話は1本のアニメとしての完成度は高いが、
ある意味、普通の作り。
また、最近の私の視聴スタイルでは、犯人が誰かという部分に、
ほとんど興味が湧かないので、いわば第1話はひとつのお話として
完全に完結してしまっていたのだった。
ところが、2話以降のアクアとルビーが未来を切り拓いていく展開は、
芸能界という未知の世界に挑むそれぞれの想いが
しっかり感じ取られる話になっていて、とても面白かった。
全体を簡単にまとめてみると以下のように分けられる。

{netabare}1話:星野アイと推しの子
2話:ルビーのアイドルデビューへの一歩
3話~4話:アクアの漫画原作ドラマ出演
5話~8話:アクアの恋愛リアリティショー
9話~12話:B小町デビュー{/netabare}

どの話数を観ても、とても上手くまとめられていて、
何度も楽しめるほどよくできている。
そのひとつの要因は、有馬かなの存在だ。
1話から12話を俯瞰してみると、
いずれも彼女がとても重要な役割を果たし、
アクアに対する恋模様も含め、
絶妙な立ち位置をキープしていることが
面白さにつながっている。

序盤の顔芸や、押しに弱いチョロさ、
ツッコミ&解説役、仕事へのこだわり、恋する乙女心などなど
とても魅力的に描かれていて、内面の描写については、
アクアやルビーのふたり以上に繊細に表現されている。
それが、この作品の幅を大きく広げている要因のひとつ。
また、黒川あかねやMEMちょもキャラ像が
しっかりしており、今後も動向が楽しみだ。

全話を通した中でも特に好きだったのは、
漫画原作ドラマ編だった。
原作漫画のドラマ化は、現実でもほとんど成功例がないと
思えるほど難しい。

そもそも表現の都合上、漫画をドラマに置き換えるのは、
ハードルが高い上に、役者やスタッフの質に
大きく左右されてしまう。
漫画『今日は甘口で』における原作者の先生の失望と感動、
それに賭ける有馬かなの想い、アクアの自分の才能の限界に
気づいているからこそできる、見せ方のこだわりが、
上手く絡み合っていた。
絵の見せかたにも工夫が凝らされ、とても面白い話になっていた。
個人的にはアクアの演技論にかかわる部分は、
今後も膨らませて欲しい。

そして1期全体を通して素晴らしかったのは、
やはり1クールの構成が秀逸だったからだと感じる。
テーマは「秘密と嘘と本当のこと」とでも言うべきか。
私はこれまでアイドルのファンになったことがないし、
推しもいたことがないので、アイドルについての思いは
実感としては分からない。

想像するに、それはプロレスにおける
「ギミック」のようなものではないかと感じる。
私はプロレスにもそれほど詳しくないのだが、
友人のプロレスファンがプロレスを語るときに
やたらと「ギミック」という言葉を使っていたのを
今回のアニメを観ていて思い出した。
そいつは、懇々とプロレスの楽しみ方を語るときに
「ギミック」の理解について熱く説明してくれた。

昔のプロレスファンは、リング上のことを本当のことだと
思い込んでいた人がほとんどだった。
特にアントニオ猪木の時代に
プロレスをリアルで見ていた人は、そういう人も多かった。
ハルク・ホーガンのアックス・ボンバーで、
猪木が舌を出して失神したのを
全て本当のことだとほとんどの人が思っていたが、
それは後に、ギミックだったことが明らかになっている。
最近のプロレスファンであれば、
そういう出来事をリアルだと思っている人はまずいない。
つまり、リング上で演技をしていることを
全員が折り込み済みで楽しんでいるわけだ。
ベビーフェイスやヒールなど、
リング上で演じられるキャラクターがプロレスにはある。
「アングル」と呼ばれる、シナリオライターが書く筋書きがあって、
それに沿ってプロレスラーは演技をするのだ。
とは言え、そのなかにプロレスラーの「リアル」が
影響してくることがあり、
それを「ナチュラルアングル」と呼び、
観客は筋書きのなかのどこに「リアル」があるのかを
感じながら楽しむこともできるのである。

これは、アイドルと観客に対する関係性と
どこか似ている部分があるのではないだろうか。
1話でアイは、観客に嘘をつきながら笑顔を見せていたが、
あるときにルビーとアクアが観客席で
オタ芸を踊っているのを見て、
本心から「愛おしい」と思い、笑顔を見せる。
それが観客には、とても魅力的に映ったのだった。
それ以降、アイは本格的にブレイクすることになる。

そして、最終話。
{netabare}有馬かなは、自分とB小町をどこか俯瞰して演じていた。
ルビーとMEMちょを見て、彼女たちの魅力を
眩しく、羨ましく感じながら、自分には行き着けない場所だと
思い込んでいた。
そんなとき、観客席でアクアがオタ芸を踊っているのを目にする。
有馬かなは、アクアの滑稽さに吹き出しそうになりながら、
自分のアイドルに対する立ち位置は、
アクアに好きになってもらうために演じるのだと決意する。
その瞬間から、アイドル・有馬かなの本当の魅力を
観客に伝えることができるようになるのだった。{/netabare}
つまり、1話と最終話が完全につながり、
11話分でテーマがしっかり象られている。

アイドルをテーマにしたこの作品は、
少年少女がアイドル(俳優)という仕事に向き合うことの
核のようなものを伝えていると思う。
ミステリーや芸能界の裏事情をリアルに見せながら、
人間としての本質を描こうとしているのが好感だった。
{netabare}推しの子に転生するという、あり得ない展開のなかで、{/netabare}
それぞれの「リアル」を突き詰めようとしている。
「秘密と嘘」にどこで「本当」が絡み合ってくるのか。
2期ではどんな本質に迫ってくれるのかが楽しみだ。
(2023年10月29日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46

66.8 6 東京で学園なアニメランキング6位
君のいる町(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (680)
3733人が棚に入れました
桐島青大は、突然別れを告げて消えた枝葉柚希を追って、故郷・広島を後に東京へ向かう。そこで出会った、気が強く、胸が小さいことを気にする御島明日香、長髪で女好きの風間恭輔、そして、柚希の奔放な妹・懍。それぞれが、出会い、惹かれ合い、別れ、傷つき、傷つける。やがて明らかになる真実。そして、見つけた本当の気持ちとは?。東京と広島を舞台に、残酷な運命に翻弄され、友情と恋愛の狭間でもがきながらも、本当の恋を見つめ続ける男女を描いた、甘く、苦い青春ラブストーリー。

声優・キャラクター
細谷佳正、中島愛、佐倉綾音、小野大輔、増田俊樹、タカオユキ、高野菜々、藤田咲、遠藤綾、たかはし智秋、矢作紗友里

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

hiding truth hurts a partner deeply later

原作では広島の高校に進学するために、東京で暮らしていたヒロインの枝葉柚希(えばゆずき)が、主人公の桐島青大(きりしまはると)の家に居候するところからスタートします。
しかしアニメでは、東京に戻り遠距離恋愛している柚希に、突然に別れを告げられた青大が、納得できず東京の高校に転校して、都内に住む姉のアパートに引っ越してくるところから始まり、それ以前の話の流れは回想シーンなどで少しずつ補完される形になっています。時間の都合もあるのでしょうが、頻繁に過去と現在を行き来するので、初見では時系列がわかりにくいですし、突然に話が飛ぶことも多いです。主人公もヒロインも他の相手と交際する事もあるのですが、青大の交際相手とは、どちらから交際をスタートしようとしたのかは飛ばさないで欲しかったですね。

主人公の青大くん。合コンやら遊園地やらで失敗しても、何も学習しないようで、キャラが固定されてるように思えます。つきあっている相手がいても、相手が心配するからと都合の良い理由で、自分を納得させて平気で嘘を並べる無神経な主人公では、視聴者の共感を得るのは難しいですね。
いつでもどこでも相手が誰であっても、方言で話すスタイルを何年経っても続けているのでは、個性というより傲慢なだけのように感じます。どこでも方言でよいのは吉本の芸人さんだけじゃないでしょうか。

気に入った相手がいれば平気で乗り換えるのでは、つきあわされていた相手にとっては、たまったものではないでしょう。いつも交際相手を必要としている人は、寂しがり屋というと聞こえはいいですが、ただの依存症なのだと思います。

しかしこの作品は恋愛ものと呼んでいいのでしょうか?
恋愛を扱った作品には感情移入して視聴する作品と、登場人物を応援しながら視聴するタイプがあると思うのですが、私にはどちらも無理でした。パンチラや入浴シーンを挟みながら、主人公やヒロイン、周りの人物におかしな行動をさせたり、何度も偶然が起こったりで、次は誰が何をやらかしてくれるのか、気になるような展開だけで引っ張っていく作品のように感じました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女性が美形なので、妙にエロいです。<追記;OVA>

東京と広島庄原を舞台とした、ヘビーな恋愛アニメです。
三角関係がベースとは言え、凄惨な修羅場はありません。
登場人物の性格がさっぱりしているため、私にはさわやかな修羅場と映りました。

幼少期~高校・大学と、時の経過とともに、移ろいゆく心が巧みに表現されています。
はた目には、引いてしまいそうになる行動も過去の蓄積があってのこと。
その赤裸々感が胸を締め付けます。

ヒロインの妹、小悪魔懍ちゃんは実に正直な性格ですね。
ビシバシと主人公青大の恥部を白日のもとに晒します。
懍ちゃんがこんな行動をとるのも寂しいからか?
勝手な妄想だけど、最終話の雨のシーンにそれが凝縮されているような気がします。

主人公青大はベタな広島弁。
私のふるさとの言葉に似ているので、親近感があります。
広島を舞台にしたアニメで、広島弁は記憶にありません。
少々、もの珍しさを感じました。

<追記;OVA>
OVA4話分、以下の3編を視聴しました。
 黄昏交差点(2話分)
 ウチがきた町
 約束の場所で
 
・黄昏交差点
{netabare}時系列で言うとはTV版前です。
東京への修学旅行時に会えるか否か!って話。
なんだかんだですれ違い。
だけど・・・

そんなことはどうでもいいんです。
大事なのはお風呂シーン。
OVAならではですね。
「えー、ちょっとぉ」ってなりました。{/netabare}

・ウチがきた町
{netabare}TV版前夜、庄原での出来事です。
月(あかり)が主人公かな。
ラストキスの想いは?
「約束の場所」でその真意が明らかになります。{/netabare}

・約束の場所
{netabare}TV版の数年後、本当の最終回といえるでしょう。
今回は懍ちゃんが主人公かな。
相変わらず突っ張ってて不器用な生き方。
いくら虚勢を張っても吹っ切れません。
そんな中、自分をわかってくれる会社の先輩。
不器用はしかたないけど、いい方向に変わっていくでしょう。

ラストのカットは笑顔いっぱいの写真。
やっぱりみんな幸せに・・・{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 49
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1クールじゃ足りないよ~(> <)

原作 漫画 既読

全12話

リアル系学園ラブコメ


アニメ版では、東京へ上京してからの3角関係編です。

原作コミックは2013年8月現在 24巻まで出てる恋愛ものとしては長編漫画。

このアニメ版では、東京へ行った枝葉 柚希を追いかけ、広島から上京する所から始まります。

なので、原作序盤の広島での恋愛出来事が省かれてます。

原作知らない人が初めて見ると、説明不足で人間関係とかキャラを理解するのが難しい始まりになってますね。

ストーリー的には、キャラが変わる3角関係で、実写ドラマ化できるくらいの内容です。

感想
{netabare}
アニメ版だけ見ると・・・

柚希は悪者
風間 恭輔が死んだら、1年後に やっぱ好きで忘れられないとか・・・
だったら、初めから東京まで追いかけてきた はるとの想いに答えていればいいのに!って思う。

はるとは 最低男
風間 恭輔が死んで、柚希の事が忘れられないのに明日香と付き合い、1年後にやっぱ柚季が好きだから別れてくれとか・・・
ありえない!
あんないい子 振るかね 普通?
だったら初めから付き合うなよ!
って言いたくなる。

二人には、殆どの人が共感できずに悪いイメージが付いてしまったと思います。

作者が悪いよね。。。

最終話で、はるとが一人暮らしする為、アパートを出て行くんですが、
原作では、明日香と二人で旅行に行く為に貯めた、バイトのお金を使って出て行くので、
明日香が泣きじゃくって怒る場面があるのですが、それもカットされてて、
修羅場らしい所が無く、あっさり別れた展開に なんか不満でした。

はるとに対して言いたい事は、柚季の妹の懍ちゃんが殆ど代弁してくれましたね!
この中では年齢の若い懍ちゃんが1番大人でした。
ε- (´ー`*)はは
{/netabare}

見終えた感想としては、やっぱり12話では短すぎでしたね。
この話だと2クールは欲しいです。

主要部分を駆け足で見せられた感じでした。
勿体無かったです。

自分、何だかんだ言っても原作好きなので、結構毎週楽しんで見てました。
(@´▽`@)

月9のような恋愛ドラマが好きな人にはオススメかな?
(@´▽`@)ノ


OP:「センチメンタルラブ」 歌 - みみめめMIMI

ED: 「君のいる町」(第1話 - 第6話)歌 - 桐島青大(細谷佳正)
  「Dear friend」(第7話 - 第11話)歌 - 風間恭輔(小野大輔)
  「君のいる町〜Answer Songs ver.〜」(第12話)歌 - 桐島青大(細谷佳正)


「センチメンタルラブ」と、「君のいる町」は好きでCD購入。(*´ー`)

最初、アニメで聴いてる時は、EDの方が好きな曲でしたが、
CDで曲全部を聴いてると、OPの方が好きになりました。
(*´∀`*)

最後に・・・
{netabare}
大学生にもなった彼氏彼女が、1年もHしてないなんて・・・
ありえないよー 
(」゜Д゜)」
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46

67.6 7 東京で学園なアニメランキング7位
僕等がいた(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (446)
3020人が棚に入れました
彼はその時 まだたったの15歳で そして今 まだほんの16歳で 支えなければならない現実は いつも彼の体より 大きい ― 胸に期待をふくらませ、友達をいっぱい作ろうとしていた七美の高校生活が始まった。だけど女の子たちは、クラスの3分の2が一度は好きになるという、矢野という男の子の話題で持ちきりだった。七美には、意地悪でむかつく男にしか見えなかったけれど…

声優・キャラクター
ささきのぞみ、矢崎広、川久保拓司、中山恵里奈、清水香里、寺崎裕香、ゆりん

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少女漫画と言ったら?o(゚~゚o)???(o゚~゚)oナニ?

~あらすじ~
高校に入学したばかりの「高橋七美」と
中学の頃から女子に好かれていた人気男子「矢野元晴」
の青春ラブストーリーです。

「僕等がいた」は、少女漫画の定番ですね!

個人的にこの作品はは矢野の過去が関係していて内容が深めの話だと思いました|||||/( ̄ロ ̄;)\|||||||

私が1番最初に見た少女漫画でした。

見たときは、はまってしまいましたW

「少女漫画は女が見る物じゃないの?」って思う人がいるかもしれませんが、そんなことは無いと思います!

自分は男ですが面白いと思ったし、私の男友達も少女漫画を見てます。

男女ともに楽しめる作品なので是非見てください( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

好きな人が 君で良かった

僕らがいた、は高校生の恋愛の物語です。
矢野くんと高橋七美ちゃんの物語。

まだ大人ではないけれど、魂は真っ直ぐで激しい。
ここまで人を愛おしく想えるのですね。
乙女ゲームなどと違い、夢見がちな恋愛ではなく、とてもリアルです。
想いが届いて、ふたりで歩いていくということ、を表現していると思います。

幸せってなに?という問いかけ {netabare}
七美ちゃん
「ほこほこするやつ
肉まんとか焼きイモとか寒い時でもあっためるもの。心をポッとさせるモノ!」

矢野くん
「雪みたいなもの…」
矢野くんが雪を手で掴むと溶けてしまいます。

正反対の答え。{/netabare}

切ないです。。
矢野くん、前はこの答え分からなかったけれど、今の私なら分かるよ。

{netabare}
高校生の頃の恋愛って
止まってられないというか、、一生懸命で精一杯で、でも日々移ろう、揺れる。
毎日真剣にぶつけあって泣いたり笑ったり怒ったり。
お互い相手を散々ふりまわすのだけれど、抱きしめると体温が伝わって
それだけで今までの溢れていた想いが溶けてゆきます。


永遠を信じて約束していた頃、

変わってゆくなんて思いもしないで駆け抜けて。
お互い笑顔がみたくって届かせたこと、全部夢になってしまうのかな。

心が離れていく様を感じ続けることは苦しいですね。
まるで心が燃えてくみたいに、なにもかもが熱くて痛くて冷たい。
終わりがあるのなんて全然思わなかったから、
全部をぶつけてしまった。

矢野くんと七美ちゃん、このふたり幾度も幾度もそんなこと繰り返します。
そんなボロボロになるまでぶつけ合ったら、立って居るのも辛いだろうに。

最後は原作で読みました。
ふたりが笑顔になって本当に良かったです。{/netabare}



この作品をみて、読んで、
私は臆病になってしまったなぁ と思うのでした。
真っ直ぐな想い、受けとめたいけれど失うことが怖い。
あの頃の私が今の私に会ったら笑うだろうか。
「あんたなんか知らない」って私のこと気づいてもくれないかもしれない。


ここからは私に響いた言葉たちです。
{netabare}
ゼロじゃなくてプラマイプラス だったよ 高橋と出逢ってから。
オレは高橋と出逢うために 生きてきた


幾度でも君に出逢うよ
幾度でも君にだまされる
うんざりするくらい君とやり直し
嫌になるまで君と不幸に落ちる
道化にもなる馬鹿者にも犬にも
誇りも冷静さも全て捨てて何もいらないから
ただ君が愛してくれるというなら

矢野くんの言葉。
こんな強い想いを届かせてきます。




こんなにあたしを
ドキドキさせてくれる人は
ほかにいない
ほかにいないんです 神様


あたしの得意技は
いつでも どこでも
矢野を見つけだすこと


私の願いが矢野の願いになり
矢野の願いが私の願いになる
離れても大丈夫
毎日 想いは増えてゆくから
辛いほど
気持ちは強くなってゆくから
耐えれば耐えるほど
愛はあふれていくんだよ
好きだよ 好きだよ 好きだよ

だから 私は誓ったの
次に会ったら 二度と離さないって


七美ちゃんの言葉たち。
{/netabare}


矢野くんと七美ちゃん
こんなに苦しくて切ない気持ちを怖がらずに投げる、受けとめる
そう幾度だって繰り返してふたりは辿り着いたのかな。

私はアニメよりも原作のほうが良かったです。
深い描写でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

たつじん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本当に幸せな恋愛って

『嘘つきなあなた 泣き虫のあたし』
これはOP曲「君だけを・・・」の歌詞です。

高校に入学した「高橋七美(たかはし ななみ)」は、イケメン男子「矢野元晴(やの もとはる)」
と出会い、いつしか惹かれ付き合うことにはなったが・・・
その恋愛はつらく、傷つくことばかりだった。
過去を引きずる矢野・・・。
そんな過去に嫉妬する七美・・・。
この作品は恋愛中の男女の姿をリアルに描いた作品です。

淡いグラデーションで描かれた画は、余計な背景や人物をあえて描かないことで中心人物を
浮き出させて見せてくれます。
また恋愛に未熟な七美のキャラデザと心の声には、その純真で繊細な感情が溢れてて・・・
なによりそのキュートな声と台詞に心を撃ち抜かれてしまいました。
ちょこちょこと変わる髪型のバリエーションも見ものです。

片思いの恋が実る喜びよりも、実ってから2人で育む恋愛の難しさを伝えてくれます。
観ていてすごく「じれったく」て「はがゆい」感じもしますが、それほどに恋愛中の男女の心理は
デリケートなのかもしれません。
子供っぽくてわがままな矢野なんかほったらかして、その親友で温かく見守ってくれる竹内に
乗りかえれば?って何度思ったことか・・・。

自分でもわからない「自分の気持ち」・・・。
相手のことを思って口に出した「嘘」と「本当」・・・。
気持ちとは裏腹な「言葉」・・・。
そこから生まれた気持ちのすれ違いは、「もろ刃の剣」のように相手を傷つけ自分も傷つくことに
なってしまうんですね。

どんな恋愛をすることが、本当の幸せなのかを考えさせる作品だと思います。

ちなみに実写版が前・後編で公開されましたが、この作品では前編を描いているので後編も
是非観たいものです

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

73.7 8 東京で学園なアニメランキング8位
ラブライブ!サンシャイン!!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (848)
3402人が棚に入れました
「学校」で「アイドル」!!!
輝きを目指して立ち上がる9人の少女たちの青春学園ドラマ、スタート!

私たち、輝きたい!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

嗚呼、素晴らしきμ’sマニアたちの競演♪……但し、最終回演出には大いに苦言を呈したい。

現実のμ’sが活動を一段落した後を受けてアニメ化された『サンシャイン!!』
もっとAqours(アクア)のみの世界観を展開していくものと思っていましたし、
実際、{netabare} μ’sの出演はありませんでした。
例えばシャイ煮だのうちっちーだの、
三次元のAqoursが展開したCDのドラマパートやラジオのネタもメディア横断的に紛れ込みましたし(笑)
1stシングルのC/W「Step!ZERO to ONE」は本作の裏テーマ曲と言っても過言ではありません。{/netabare}


でも個人的には思っていた以上にμ’sを意識した内容になった印象。
最初{netabare}μ’sに入れ込んでいるのは言い出しっぺの千歌ちゃんくらいで、
どうせ彼女が一人で台風の目になるのだろう。そう思っていましたが違いましたw


アニメ世界のμ’sは現実世界以上に大きなムーブメントとなっていたことを私は甘く見ていましたw
思えば劇場版なんかでも{netabare}NY遠征大成功でμ’sは
サングラスで変装しなければランナウェイできない位の人気者でしたしw{/netabare}
ラブライブ自体も本作では夏の甲子園を越える参加校が集うビックイベントに成長して、
2代目王者μ’sはスクールアイドルのレジェンドとして多くの人々の胸に刻まれています。

特に黒澤姉妹のμ’sとスクールアイドルに対する想いは火傷しそうな熱さ。
生徒会長ダイヤ様が放つ“一般教養”(笑)μ’sマニア過ぎて半端ないですw{/netabare}

μ’sの影を乗り越えてAqoursをどう確立していくか……。
μ’sの後を受けた三次元のAqoursの活動も意識させながら物語は展開。

メインストーリーのメンバー集めも、話の内容はμ’sを知らなくても理解はできます。
ただTVアニメ1期等の予備知識があればより深く感動できる内容だったことは確か。

例えば1期では{netabare}留学しそうになった人を止めようとするエピソードがありましたが、
本作ではこう来たか……。と心情を比較しながら感慨に耽るとより楽しめます。 {/netabare}

Aqoursを追いかけて来てよかったなと言うより
『ラブライブ!』を追いかけて来て良かったと思った続編アニメでした。


キャラでは果南推しとして視聴し始めましたが、

最初{netabare} あまりにも出番が少なくてヤキモキしましたw

アニメ以前の設定では果南は三年生ですが千歌の幼なじみ。
同じく幼なじみの曜と一緒くらいに何も考えずに
Aqoursに飛び込んでくれるものと信じて疑っていませんでした。

ところが、始まってみたらメンバー入りどころか、登校すらしてくれない有様w
しかも何か色々思い詰めているようですし……。
本作は天候などに心情を映す演出が多用されましたが、
果南はたまに出てきても雨やら汗やら海水やらでいつも濡れて悲しそうだし……。

犬のしいたけより出番が少なかった時は、本当にどうにかなりそうでした(泣)

でも最後はマリーとハグして、仲間になれて良かったです♪ {/netabare}


最終回演出について……。長文かつ、かなり辛辣。

{netabare}最終話Bパート。ラブライブ地区予選にて。
Aqoursの総集編ミュージカルからのライブ。観客席を離れて押し寄せたファンの熱狂。

個人的には全く合わない演出でした。

これまでもアニメ『ラブライブ!』は随分、無茶苦茶やってきました。
いきなり車道に飛び出して歌ったり、ワープしたり、アルパカも一緒に歌い出したりw
歌のパワーで現実など軽く飛び越えて来ました。

けど今回はラブライブ地区予選というカッチリした現実の枠があり、
そこで事前許可なき者はパフォーマンスに参加できない。
観客がステージに近付いて騒ぐのも禁止という現実の強調がありました。

そして、長々と続くミュージカル風の振り返り。
そこで私は現実世界に地に足がついたまま、
夢の物語世界へ飛び立つきっかけを失いました。

こうなってくると本作の現実とリンクする要素も絡まって、
偏屈なリアリストの野暮な考えが夢から覚めた頭に巡って来ます。

三次元世界の『ラブライブ!』ではライブ等イベントの規模が大きくなるにつれ、
ごく一部の素行の悪いファンがトラブルを起こすようになっていました。

それをさせまい。ファンには楽しんで帰ってもらおうと
メンバーやスタッフの皆さんは毎回大変心血を注いでくれています。

端から見ればラブライバーなんてハメを外して
オタ芸で馬鹿騒ぎしている狂気のサイリウム集団に映るのかもしれませんw
でもファンの大多数は、イベントでは席から離れて騒がないし、
公式から告知されたルールを律儀に守っています。
しいたけみたいなブサカワ犬がペットでも、会場に持ち込んだりはしませんw

本作も現実の活動とのリンクを多用した『ラブライブ!』らしいアニメでしたが、
最終回脚本の時だけ、都合良く現実を忘れたのでしょうか?
それとも、二期でAqoursがルール違反で失格になり、
またゼロから1を目指す構想でもあると言うことなのでしょうか……。

横浜アリーナでの開催が決まったAqoursの1stライブ。
「MIRAI TICKET」の公演時、一万人以上のファンが集まれば100人くらいは、
席から離れてハッチャけることを是とした本作の再現を考えると思われますが、
スタッフのみなさんや他のラブライバーたちの心労が思いやられます。

こんな野暮な考えが浮かぶくらい、物語世界へ誘う魔法が不足していた、
私にとっては非常に相性の悪い最終回でした……。 {/netabare}


色々と文句も並べて来ましたがw
本作はズラだのピギィだの、keyのギャルゲー並に語尾や鳴き声?も豊富な、
キャラたちの掛け合いが楽しいアニメでした。
歌もどれも良曲で、ライブシーンのCGにも一層の進化が感じられました。

『サンシャイン!!』が放送されていた3ヶ月は、
私にとってもお祭りみたいな楽しい時間でした。

尊氏には早くもPADS(アニメ燃え尽き症候群)の所見がw
……さて、症状緩和に有効な秋アニメでも探しに行きますかw


以下、放送前のフライングレビューw長いので折りたたみw

静岡県産スクールアイドル・Aqours(アクア)爆誕!!
{netabare}
μ'sへの憧れで静岡県沼津市にほど近い、浦の星女学院にて誕生した
新たなスクールアイドルの特徴は、ご当地、海、元気。

参加メンバーのキャラクター自体は、
私……ごく普通だけどとか、地味だとか、恥ずかしいとか、
他に可愛い娘いるからとか、何にも考えてないとか、
幸せ過ぎて今ここで死んじゃってもいいくらいとかw
えらく謙遜?しておりますがw

中の人に関しては、
歌手デビュー経験者だの、民謡全国大会覇者だの、
特命戦隊ゴーバスターズのイエローバスターだの、
歌の声量、パワー、元気についてはかなりのガチ勢が集結。

μ'sで例えるなら、穂乃果ちゃんが9人で叫び続けているような暑苦しさ(笑)

既に何作かリリースされているCD等でも、
真夏の太陽の如く、熱のこもった全力全開の歌唱、激しいコール、
そして斜め上のネタを絶賛大放射しているのであります(笑)

パワーヒッター、剛速球投手が揃っている一方で、
μ'sでも猛威を振るった、ことりやかよちんのような甘いボイス。
脳トロ成分が不足しているのでは?との
中毒・禁断症状にも似た(苦笑)懸念?も……。

ただことりやかよちんも、何も最初から、
一声でラブライバーを昇天させる絶技を体得していたわけではありません。
μ'sでもアニメを通じて覚醒した属性?が数多くありました。

『サンシャイン!!』でも、こうしたキャラの隠れた才能?の発掘に期待。
果たして誰が脳トロ・スピリッツを継承するのか?
それとも誤って?芸人魂を花開かせてしまうのかw
(中の人の芸人魂については、既に開花しすぎて手遅れという説も有りw)

堕天使に夏風邪をうつされたりしないように、心して視聴したい。
ラブライバー期待の夏アニメです♪ {/netabare}

【一話感想】これも長いので折りたたみw
{netabare} 冒頭からAqoursの9人が秘める新たなキャラクター性、ネタが開拓された、
ラブライバーにとっては楽しい初回でした♪

一方で、9人が大事か、ストーリーが大事か……。
そんな捻くれた考えも浮かびましたw

東京だけでなく、ご当地・静岡のテレビ局を始め、
現存するほぼ全ての動画配信サイト、
果てはLINE LIVE、AbemaTVなどの新興サービスに至るまで……。
全方位展開されている本作。

そこで本作で初めて『ラブライブ!』に触れるご新規さんにとって、
9人の顔と名前が一致して初めて堪能し尽くすことができる、
この初回の構成はしんどかったかも?とも思いました。
……というよりスクールアイドルとは何か?ラブライブ!とは何か?
この回だけではよく分からなかったのではないでしょうかw

何かいきなり歌って踊り出すし(笑)初心者にとっては予備知識無しに、
インドのボリウッドムービーに遭遇した衝撃があったかもしれませんw

そんな方には、最初はこんなもん。顔も名前もそのうち覚える。
大波に乗っていれば何とかなる。「諦めちゃダメなんだその日が絶対来る」
とアドバイスしたいと思いますw


追記:μ’sがいた音ノ木坂学院のアルパカ役・麦穂あんなさんに出番はあるか?
個人的に大きな関心事でしたが、無事に犬役として転生を果たしたようですw
お祝いついでにアルパカで不動だった尊氏のサムネもついにチェンジw{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

μ'sからの卒業・・・になるのかな?

2018.01.01記

前作(μ's編)を気に入った人が流れてくるであろう作品。
内容自体は前作を観てないとついていけないものではないので、本作からの視聴でもかまわないと思います。

アイドルものでイメージしがちな主人公たちが商業的な成功を狙う内容ではなく、あくまで部活の一環でラブライブという全国大会目指して高校生が頑張る物語。彼女らはスクールアイドルと呼ばれてます。

本作は前作μ'sの5年後の設定で舞台は沼津であり、「サンシャイン」のサブタイトル通り、輝く太陽と煌く海が印象的で、シャイン(輝く)は本作のテーマとなってます。
個人的には苦手な部類の作品ですが、前作で免疫というか耐性が培われましたので、視聴するのに抵抗はありませんでした。人は選ぶと思います。

すんなり入れる人はいいとして、そうでない場合の心構えとして、バンド/アイドルものはキャラと音楽に感情移入できれば少々の脚本の粗さには目をつぶることだと思います。前作はキャラと音楽が良かった上に物語としても主人公たちの成長をうまく描けていたと言われておりアニメ自体の評価も高いものでした。
私にとっては、やはり苦手部類だったので、キャラ・音楽・物語どれもあまり感情移入はできず、ただし、声優さんたちのライブ映像でのアニメとの見事なシンクロぶりだったり、ファンとの一体感に感動し、また踊りはド素人で小さな箱からスタートしてドームを埋める頃にはメチャクチャ上達してたりとの現実での成長物語や、メンバー一人の病気離脱からのファイルでの復帰などのサイドストーリーに共感し、それにともないアニメの劇中の曲も良いものに聞こえてきたといった次第です。ライブでもスクフェスでもアニメ+αで楽しむべき作品です。

そういうことなので以下、前作を観てる前提での感想です。
{netabare}
冒頭にもありますが主人公たちの日常が描かれている場所が海沿いの街で、適度な田舎感と海・太陽の描写がとても良いです。すでにμ'sは伝説になってますね。前半はヒロイン(千歌)がスクールアイドルを目指すきっかけとなったのがμ's、トレーニングメニューもμ's、その他ちょこちょこμ's描写があり前作ファンを置いてけぼりにしない流れを作っていて好感がもてます。{/netabare}
{netabare}そして、12話でのμ'sとの決別。憧れるだけでは駄目なんだ、という結論に至りここからが本当の意味での物語のスタートでした。2期通じてなかなかうまくいかない場面の連続ですし成長も一歩一歩だったり、丁寧に描いてました。賛否両論の最終13話も特に気にならず、むしろこれまでのやや鬱展開から千歌の苦悩や伝えたい思いの発露としてしょうがないのかなと思います。正直なところ、物語としては前作よりも起伏がありこちらのほうが面白いです。{/netabare}
{netabare}ただ、キャラと音楽は印象が薄いですね。これがもしかすると致命的かもしれません。キャラ掘り下げ回もあるにはあるのですが、そもそもの設定の問題なのか、千歌の心象描写が多いためか、やや弱いです。こう見ると前作のキャラ設定が見事だったのかな、と再認識させられました。{/netabare}

物語はサンシャイン、キャラ/音楽は無印との比較結果になるでしょうか。
これもAqoursのライブでも観れば好転するなど変わるかもしれませんが、たぶんそこまでは追わないと思います。
が、失敗とまでは言い切れないため佳作という結論になります。2期で猛烈に感動するエピソードもあったし、アニメ単体としては悪くないです。



視聴時期:2017年12月   

------


2018.01.01 初稿
2018.08.27 修正
2020.09.25 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32
ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

週刊連載「サンシャインについてボヤいてみた」 7月24放送 第4話 追記~

視聴途中の為、未評価。

2016.07.02 22:30~
ついにラブライブの正統続編「ラブライブサンシャイン!」始まったよ-
これで毎週土曜がwkwkできます。うん。
静岡県沼津を舞台としたスクールアイドル作品。
先代が東京ドーム公演-紅白歌合戦出場と、夢を現実化させる大成功。
誰が見ても「ハードル上がりすぎて一体どうなることやら...( 一一)」
と、危惧していますが、ぶっちゃけ自分もその一人です。
たた、ダクション側からしたらこんな儲かるビッグコンテンツに育った以上、
続けない理由はない...やろね~( 一一)w


人気作の続編はコケるというのが世の通説です。
ただ、これはラブライブです。輝きたい子たちのサクセスストーリーなんです。
応援する方が最初からテンション下がってたらダメですよね-( ゚Д゚)ダーメダメヨ
でも、作風改革に失敗して闇歴史にしてしまうことだけは....いえ愚問でした。
監督が京極さんから変わってますが、シリーズ構成は据え置きの花田十輝さん。
王道テイストでもいいから、それも交えながらサンシャインならではの新しい味も是非組み込んで欲しい!

柏崎星奈のCV-伊藤かな恵さんが本作からキャスティングされてます。
チカちゃんのお姉ちゃん役なんかな?
先代は妹にと-やまんや、あやねる起用でしたので、違った感じでまた楽しみです(/・ω・)/

OP初見の印象
なんかアイマスっぽくなっちゃった感が..あるっちゃない?|д゚)
画面いっぱい埋め尽くす観客らのペンライトがカットインしますが、
どことなく「うぉぉぉ----!!」みたいな声が聞こえてきそう( 一一)
ただ、始まりをイメージした賑やかなアップテンポは完全に俺好みw
渡辺曜ちゃんは、ことりちゃんを意識して顔だけフレームインしたんかな?w
またライブ行きたくなる症候群絶賛発症済み。

ここで疑問.....
サビ前にチカが、スポットライトの逆光で照らされた数人のシルエットに
楽しそうに走っていきますが、
このシルエットがどことなく先代に見えるっちゃんね-( 一一)
(仮説素材1)-ミューズに憧れているチカの設定から、彼女らに向かって追いつき追い越すイメージに合致する。
(仮説素材2)-シルエットのヘアスタイルで、アウトラインがアゴ上の子が2人いるので
この時点でAqoursやない可能性示唆?(りんぱな?)
ツインテールも一人見えますが、長さがルビィより部長っぽい...?
気になる方は是非検証してみて下さい。

あくまで仮説ですが、気になりますね.....( *´艸`)

こっから各話毎にボヤいていこおうと思います。

#1 輝きたい!
{netabare} 第一話ということなので、キャラの紹介で1話使っちゃいましたね。
ま-問題ないと思います(^^)/
むしろ先代の第一話より見やすくて好きですね。
スタダを起用した製作陣。手放しで称賛してやるよ。泣きそうなったやねーかコラ。
花丸ちゃんとルビィちゃんの登場シーンで、ルビィちゃんのジト目可愛かった。うん( ̄▽ ̄)
この2人が、りんぱなポジションの可能性有り。(1年生やしね)
そしてヨハネは上から降ってきた!厨二病キャラがどんな風にAqoursを掻き回してくれるか既に気になるんだがw
ただ、このヨハネのシーンで表情とCVの声量に、少し違和感を感じました。
イメージでは小鳥遊六花のようなハツラツとした元気系厨二病を想像してたのもありますが.....
ま-これはこれで有でしょう(´・ω・`)
3年生のダイバー果南ちゃんとポンコツ会長ダイヤは、スクールアイドルに対して何かしらの過去がありそう...
この伏線の回収が楽しみやな-。
この過去が払拭できたとき、きっとAqoursに電撃加入するんかな?(^^♪
イタリア人ハーフまりちゃんは「二年ぶ-りデスカ」ってヘリからボヤくだけで試合終了。
まだ何もアピール出来とらん!もったいない!|д゚)
(二年前になにがあったんでしょう....?)
そして音の木坂出身梨子ちゃんは、中庭で「決めたよHand in hand!」を一緒に歌ってかーら-のまさかのアイドル部拒否!w
....「え?いま一緒歌っとったやんw」ってなりましたが、細かいことは気にしない大らかな子なんでしょうw
PVシーンのクオリティは言うまでもなし。最高。
これから出てくる曲が楽しみで仕方ありません(´・ω・`)フムフム
挿入歌「決めたよHand in hand」
{/netabare}

#2 転校生をつかまえろ!
{netabare} 「前途多難すぎるよ~」
千歌ちゃんの口ぐせなんでしょうね。部員集めに奮闘する回。
(そりゃそうか。まだ曜ちゃんとの2人だけやしね。やることはやってもらわんとw)
そしてポンコツ会長ダイヤさんは実はミューズの大ファンやったことが判明。それも結構ガチの。
「ミューズは生命の源ですわよ」とかまで言っちゃっとーし( ̄▽ ̄)
好きすぎて、にわかの千歌に向けていきなりの出題。(こんなのたまにおるなーマジでw)

問、1 ミューズが初めて9人で歌った曲の名は?
問、2 第2回ラブライブ予選で A-RISEと一緒にステージに選んだ場所は?
問、3 ラブライブ第2回決勝、アンコールで歌った曲の名は?
EX、その曲のパートをスキップしている4名は誰?

ラブライバーの知識が試される部分も盛り込まれています。
なんだか遊び心があるストーリー構成な印象(/・ω・)/
(EX問題、全員答えれませんでした。ちくしょう....(/ω\)小声)

ただ、梨子ちゃんが海の音を聞くシーンは露骨すぎるというか、もしかしたらいらんかったかも。
サンシャインなので、夏らしい海のシーンということ。ただそれだけって感じ。
(潜っとったら聞こえるわけないやんフツーw)

ずら丸ちゃんは図書委員さんらしい。そんな図書室あったら行きまくる。行かん理由ある?
ヨハネは、自己紹介でスベッて教室から疾走(アラレちゃん走り)
唯一の脳トロVoice候補ルビィちゃんは相変わらずの超人見知り。
果南ちゃんは、音の木坂のミューズは知らない発言。なんで?(´・ω・`
(これはミューズの世界から何年後の話なんやろうか?それとも違う世界線?んなわけあるかw)
梨子ちゃんはンミチャ的なまじめな性格設定。曲がったことが嫌いっぽい。
そして過去にピアノとの難しい葛藤がある模様。
曜ちゃんは、いつでも千歌ちゃんの味方で(・8・)的な幼なじみポジション。

梨子ちゃんが千歌ちゃんちの隣という、とらドラ状態に草生えましたw
あのシーンの千歌ちゃん(タオルターバン編)可愛すぎました。
そして無事(?)スクールアイドルすることを了承(?)することになった梨子ちゃん。
(ぶっちゃけ、このシーン無理やりすぎてあまり入って来んかったw)
EDも初披露。「ユメ語るよりユメ歌おう」
挿入歌「ユメノトビラ」梨子ちゃんPiano Ver.

ユメに満ちた第2話でした(´・ω・`)
{/netabare}

#3 ファーストステップ
{netabare}梨子ちゃんは千歌ちゃんと指先でETタッチしたので
そのままスクールアイドルとして活動を始めたみたいです。
浜辺でレッスンしている3人ですが、前回は浦の星の中庭でレッスンしてました。
つまり、現段階ではレッスン場すら確保できとらん不安定極まりないスタート。
あとは、ファーストライブがどうなることやら...そこが危惧されます。
(まさかμ`sの展開と丸被り...?それやったら二番煎じまっしぐらやな( 一一))
金髪鞠莉ちゃんはどうやら3年生兼新理事長というぶっ飛んだ設定。
(これは....アリなのか?(。-∀-)あまりにも無理強い感ハンパないが)
期待のにこ枠ヨハネちゃんは学校サボって沼津駅を散策してます。(変装)
ルビィちゃんとずら丸はいつも一緒のワンペアなんで、りんぱな枠ほぼ当確でいんじゃね?
ただ、ずら丸ちゃんのお買い物エコバックがまさかの江戸っ子仕様の風呂敷!!!
これは...素直にかわいかった( ̄▽ ̄)やるじゃん
町の公共放送使ってラジオ宣伝する千歌ちゃん曜ちゃん梨子ちゃん。
名前は「Aqours」に決まり、後はファーストライブ。
(名付け親が不明という伏線残しは初代とモロ被りw)
体育館を満員にできなければ、即時解散。
そんな中始まったファーストライブは、満員には程遠い数人の観客入りでスタート。
悪天候の影響で音響設備が一時ダウン。復活とともに多くの観客が来場。
理由は千歌の開催時間の伝達ミス.........(´・ω・`)
(なんかちょっと....違う気が....)
3話でファーストライブという流れはμ`sと重複してます。
ただ中身がなさすぎる!
サンシャインは9人の存在が放送前から多くのメディアで露出してましたので、
いざ放送となると、彼女たちのキャラ紹介に尺を使わざるを得なかった感が強い。
ことほのうみだけだった初代は、その分3人に十分スポットを当てた展開だったので
ファーストライブのシーンは、感情移入できる素晴らしいものでした。
3話段階では、サンシャインはまだまだ取り返さないといけない部分が多いです。
でも可愛さはハンパないとよ?そこは間違いない。
ずら丸やべーよまぢ( ̄▽ ̄)図書っ子アイドル花丸ちゃん!!!

挿入歌「ダイスキだったらダイジョウブ!」
{/netabare}

#4 ふたりのキモチ
{netabare} ずら丸ちゃんとルビィちゃん回です。
ずら丸ちゃんはルビィちゃんの夢の為に、
自分の夢を叶えるエピソードです。いいわ。うん
完全りんぱなの残像がありますが、そんなもん関係ないw
そして千歌の部員勧誘の決め文句が「悪いようにしないから~」
まるまる穂乃果なトコに草wwwwww
無印からのラブライバー向けの小ネタ感満載。
でも、ポンコツ生徒会長ダイアさんは、既定路線通りエリーチカ推し。キャラ設定も類似?
かよちん推しルビィちゃんとの回想シーンは微笑ましかったな....
(実際の、μ`sファンのスクールアイドル目線での描写が多い気が)
純粋にμ`sを追いかける彼女たち。
ただ、
これ以上μ`s μ`s言いよったらそれこそ二番煎じ。もう辞めとこうや。お腹一杯です。
もう十分こっちには伝わったから( ̄▽ ̄)
そろそろサンシャインのオリジナル感観てみたい(´・ω・`)
でも、
散らかった部室に書き残されてた歌詞は、過去に活動があった暗示?
3年生組は過去にスクールアイドルの活動をしよった....?(仮定)
ルビィちゃんの体験入部を皮切りにスクールアイドル感アリ。
ずら丸ちゃんのルビィちゃん思いなエピソードは見どころ満載|д゚)
ずら丸とルビィ推しが確実に増えたであろうハートウォーミング回でした。
5000組登録されてるスクールアイドル界に最下位から新規参入したAqours。
次回はお待ちかねの厨二病の申し子ヨハネ回ですw
{/netabare}

#5 ヨハネ、堕天

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31

76.8 9 東京で学園なアニメランキング9位
K(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1509)
8631人が棚に入れました
葦中学園高校の屋上で、シロこと伊佐那社は1匹の仔猫と共に昼食をとっていた。昼食後、クラスメイトのククリから学園祭の買い出しを頼まれたシロは街へと向かうが…!?
現実とは異なった歴史を歩んだ現代日本が舞台。7人の「王」それぞれの確執と、巻き込まれる少年の運命を、異能者バトルと共に描く。


声優・キャラクター
浪川大輔、杉田智和、小松未可子、津田健次郎、小野大輔、宮野真守、沢城みゆき、堀江由衣、櫻井孝宏、福山潤、中村悠一、佐藤聡美、梶裕貴、柿原徹也、飯塚昭三
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終話まで視聴完了> いろいろともったいなかった

登場人物、いわゆるイケメンだらけで女性少なめ。
声優陣は素晴らしく豪華。作画も細かくて綺麗。
街を行き交う人々の描写も、実写映像観てるようなリアル感。
だけど・・・
スピード感溢れるアクションシーンもそこそこ見応えはありながら
結局最後まで、物足りなさと説明不足を感じてしまってた。
自分の理解力が足りなかったんだろうか・・と公式サイトを確認したら、
「現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本を舞台に」って書いてあった。
でも、1940年代の第二次世界大戦はチラッと出てきたよね。
っていうか、そこ・・けっこう大事だったんじゃなかったか。

キャラデザや作画、声だけでは引っ張れないものだなぁとつくづく思った。
どんなジャンルにおいても、物語の内容が肝心。
それに何より、いくらどれだけ脇役陣がカッコよかったとしても
主人公にある一定以上の魅力がないとね。
もしかしてその魅力を表現するシーンとして、ところどころコミカルな部分が
描かれていたようだけど、逆効果だったようにも感じずにはいられない。

何がしたいのかとか、人物関係は把握できたものの、
腑に落ちない部分がたくさんあって、なんとももったいない。
登場人物が多すぎたのかもしれないし、話があっちこっち飛びすぎて
元ネタは奥深そうで興味沸くのに、とても満足はできなかった。

男同士の愛憎に関しても、なんだか観てるとじれったいというか中途半端。
モヤがかかってスッキリしないし、そこはもう少しストレートに
表現しちゃったほうが納得もできた気がする。

とにかく、観る人の好き嫌いはハッキリ分かれそう。
なんと続編制作決定、とあったので、そちらのほうに期待すべきなのか。

音楽や声、キャラの顔つきなど、けっこう好みだったので
☆評価は高めになってしまったけれど
続編は物語をもう少し固めてくれるといいなぁ・・
---------------------------------------
<8話の感想>

山盛りあんこ、やたらアピールされることが、解せぬ(笑)
なぜかヘリだけすごいリアルなCGで笑ってしまった。
納得できる終わり方になるのか、ちぃっと不安。
---------------------------------------
<7話の感想>

んん?ついにか?って思ったら終わっちゃった(笑)
次回以降に期待。
---------------------------------------
<6話までの感想>

事件のいきさつがようやくわかってきたものの、
まだ不透明なところが多い。そう、不透明さと透明、無色。
無色であるシロはいったい何者なのか?猫は何者なのか?
黒幕がまだ登場していないのだろうね。
--------------------------------------
<4話の感想>

断片的にはクスっと笑えるけれど、なかなか本題にいかないし
いかないとしても、もう少し練られた伏線を投入して欲しい。
でないと惹き込まれないし、ダレてしまうよ。
アクションシーンとか、いい台詞とか見応えを感じるシーンがほとんどなく
いろいろとすでにミスリードされてるだけで、本当はきっと
すごく単純な話なのかもしれない・・と思えてきた。
この作品、最終回後に一気に観る方が良いかもしれないね。
-----------------------------------
<3話までの感想>

原作のないオリジナルアニメということで、
毎週ごとに謎をかけられていくような気がしてきた。
反響ばかりを期待して内容が疎かにならないといいなぁ・・

部屋にある武士言葉を話す掃除機とか、食事シーンや
あっちこっちでの会話にコミカルな部分を配置してるだけでなく
今回、やや京都弁の草薙(櫻井孝宏)がマスターを勤める店で
スケボーくんの八田(福山潤)と太っちょ白パーカーサングラス男
釜本(中村悠一)が取っ組み合いの喧嘩をしてマスターに叱られるシーンが笑えた。
だってまんま『しろくまカフェ』のマスター(櫻井)とパンダ(福山)と
グリズリーベア(中村)だったから。
それに、最近は高校生や草食系青年役が多かった中村さんが久々に
ワイルドメンズな声(熊以外で)を出してくれているのが嬉しい。

で、今回は前回以上に {netabare} BLっぽいノリが随所に見て取れたので {/netabare}
やはり多くの人が感じたらしい第一印象は当たっていたのかも。
深夜枠とはいえTV放送なので、露骨な描写はないと思うけれど
今の段階で『咎狗の血』くらいな雰囲気はあるからねぇ。
個人的には全然OKなので、何でもどんどんやってくれと
楽しみにしているのだけど、軸はしっかり描いて欲しいなぁ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 66

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

わーかりたい、わーからない、わーからーずーやー♪

各色の王様やその仲間達の異能バトルなお話ヽ(*´∪`*)ノ"

第一王権者 白銀の王  
第二王権者 黄金の王
第三王権者 赤の王  
第四王権者 青の王   
第七王権者 無色の王

アニメではこの5人の王様がでてきます。
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★(?)★メインの3人。
主人公シロ、
ヒロインのネコ
行動を共にして行く事になるクロ。
観てて癒されるバランスの良いチームって感じです♪

★赤★
個人的に思ったのは赤の王 周防尊(すおうみこと)が 率いる組織「吠舞羅」。
暖かくて、仲間思いで、笑いがたくさんの
すごく素敵なメンバーだと思いました☆
尊って見た目ちょっと怖いし、もの静かで話し方もだるそうな話し方
なんだけど、すごくいい人柄って感じで、心優しいから
ついていく仲間がたくさんいるんだろうなって思いましたヽ(´∀`*)ノ
あと、11歳の少女のアンナが可愛い♡
アンナに対する尊のさりげない優しさが好きです〜!

★青★
青の王でセプター4室長 宗像礼司(むなかたれいじ)。
公的機関である対能力者治安組織でまぁ、警察的な感じですかね。
一時は「吠舞羅」にいた伏見がセプター4へ。なかなか好きなキャラです。
セプター4になぜ行ってしまったのか・・「吠舞羅」の八田が絡んでます。
伏見と八田とはーーーーー。

印象に残る、赤と青について少々書いてみました。

ちなみに私的お気に入りキャラはクロと伏見ですね・・ですが・・
・・・うーん・・いいキャラいすぎて迷いますっw


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてもちろん忘れちゃいけないのが主人公シロの存在♪
シロの性格とても好きです。
どことなく可愛い少年ですが、終盤〜最終回はとてもかっこよかったですヾ(●´□`●)ノ

白銀の王とはいったい誰なのか?
黄金の王とはなにものなのか?
そして無色の王とはーーーー?

謎がたくさんのこのお話。
ぜひ観て欲しい作品(オススメ)の1つです。

とてもおもしろい作品で私は満足です★
泣くまではいかなかったけどジーンとしたシーンや特にシロが放つ台詞に
涙でそうになりました( -ω-。)

OP曲「KINGS」が大好きです♪テンション上がる!
ED曲「冷たい部屋、一人」は、OPとは対照的でゆったりしてて、こっちも結構好き♪
OPのサビの部分で背景月にクロの姿が一瞬映るんですが
とーってもかっこよくて何回もリピートしましたっw
EDのネコはもう美しい♡その一言ですヽ(@´з`@)ノ


映画観てないので観たいです!
あとは秋からの2期楽しみです〜♡

読んでくださりありがとうございました人´Д`*)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

映像めっちゃ綺麗!

オリジナルアニメ

全13話

2話までの感想

主人公の伊佐那 社(いさな やしろ) 声 - 浪川大輔
白髪で、「NO,6」の主人公を連想しました。^^
{netabare}
1話は、キャラがいっぱい出てきて、何が何やら訳分からんかった。
キャラデザは、みんな美男美女で、綺麗です。
背景も、青を基調にした色使いで、とても綺麗。

2話では、命を狙う 夜刀神 狗朗(やとがみ くろう)と、狙われる主人公 社との追いかけっこばかりだったので、理解不能な所がなくて面白かったです。
白い猫が、綺麗でスタイル良い人間の女の子に変身してたけど、これはポイント高い。
最後は、命を狙う者、狙われる者同士が、主人公の部屋でご飯食べるのには、「んなバカな!」でした。
あと、美男子のとくろうの顔に落書きされてて、笑った^^目をつむると、まぶたにも落書きされてて、また吹いた!
{/netabare}

2話でちょと回復した感じで、この後の展開が気になりました。
このまま楽しめる作品である事を願いつつ、視聴していきたいです。^^
-----------------------------------------------
最終話まで見た感想
{netabare}
う~ん
何だかよう分からん作品だった。

キャラがいっぱい出てるので、一人一人が薄い。

イケメンばかりで、BL要素もちょっとあり・・・ε- (´ー`*)
イケメンキャラが、皆ナルシストに見えたのは自分だけかな?(^^;

各色の王には、インチキ臭い能力があって、強すぎ。

青の制服着た連中が、イチイチ名前を言って「〇〇抜刀」って言うのには吹いた。
(≧◇≦)ぶは!

結局、
何が見せたかったのか?
何が言いたかったのか?
何処を楽しめばいいのか?

私には魅力に欠ける作品でした。

唯一、ヒロインのネコが可愛かった。くらいかな?!(*^ー゜)b!

OP:「KINGS」 / 歌 - angela
この曲が良くて、好きでした。

CM見てたら、2期製作決定 らしいが、人気あるのだろうか・・・?
ちょっと疑問。
まぁ、やれば1期見たから続けて見ますけど。。。(*⌒∇⌒*)テヘ♪
{/netabare}
イケメンアニメが好きな方にはオススメかな~?(^^;

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40

72.5 10 東京で学園なアニメランキング10位
GTO[ジーティーオー](TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (423)
2804人が棚に入れました
高校時代は親友・龍二と共に「鬼爆」として湘南最強の不良だった鬼塚英吉。
ひょんな事から教師を目指すこととなり、臨時教員として採用される。
様々な問題を抱えるクラスの3年4組の担任となり、生徒との対立や嫌がらせ、その生徒自身が抱えている苦悩、あるいは学校内に発生する困難やトラブルに巻き込まれながらも、自身の持つ人脈・悪運・頭脳・腕力・コネ・行動力等を総動員させ、受難を見事に乗り越えて、生徒達の信頼と人望を得ていく「Great Teacher Onizuka」の破天荒な物語が始まる。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こういう、「2期」は素敵だと思う♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
2期、といってもアニメの話ではなく、原作漫画です。ヤンキー漫画の主人公が、学校を卒業した後、就職して、別漫画の主人公になる。素敵じゃないですか?

鬼塚は、元暴走族ならではの破天荒な方法で、問題児達を救っていきます。かなりのご都合主義を含みながらも、それ以上の爽快感、時折飛び出す、真理をズバッとついた名言に心が熱くなります。まあ、ドラマ「ごくせん」にハマった人なら間違いないでしょうね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
漫画で、ですが、「湘南純愛組!」からのファンで、あの「鬼爆」の「鬼の字」がまさか教師になるとは……と、現在30代としては正しい態度で視聴を開始しました。

個人的に好きな台詞は、(正確ではありませんが)「テメーら(教師)にとっては生徒なんて、たかが400分の1かもしれねえけど、ガキどもにとっちゃあたった1人のセンコーなんだよ!」という鬼塚の台詞。良いこと言うな~と。

教育もののアニメ(とも言えないですが)は珍しいので、かなり古いアニメですが、一見の価値ありです!

あと、OPの「Driver's High」は、個人的にはL'Arc~en~CielでNo.1の神曲ですよ! これを爆音にして運転してると、ついついスピード違反してしまいます(オイオイw)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 34

ピングー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

Gグレート・Tティチャー・O鬼塚

笑いあり笑いあり笑いあり
名言あり
感動あり
こんな先生いたらいいなの理想郷
確かにこの人はGTOだ
最高の教師だ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

当時の中学生の気分と教育崩壊を鮮烈に描いた教師モノの名作。

 作画が結構ひどくて笑いました。アニメとしては1999年の本作。ガンダム、マクロス、ナディアとかもそうですけど、深夜以外のアニメって結構ひどいのがたまにあります。人気が出たのか30話以降は比較的安定してきたので、そんな中ではマシなほうなのかもしれません。

 ただ、本作は雅、麗美、朋子という3人の美少女がいい作品なだけに作画が良くないのは作品の良さを半減させています。あと雅の青髪が黒いのもちょっと残念です。

 本作は、いわゆる切れる17歳と言われる1999年に大事件(※下記参照)が起きたことをきっかけに注目された世代です。1982年生まれが問題視されています。1996年の作品で中学生ですから、まさに世紀末の中学生の恐ろしさというテーマが垣間見られます。時代を知るための資料としても貴重です。

 また、14歳が1995年のエヴァで注目された時期でもあり、牧歌的な中学校を舞台とした学園物から離れ(過去は不良はいましたが彼らがやるのは非行。本作はほぼ犯罪になっています)、教師の敵としての中学生というのは今見ても非常にインパクトがあります。ギャグとシリアスを上手くミックスしながら時代を描いた本作原作は教師モノの作品の名作と言えるでしょう。

 菊池と麗美は天才なだけに、かえって型にはまらない鬼塚に傾倒してゆきますが、雅の不気味さは原作では最後まで迫力がありました。テレビ版ではその辺がちょっと甘い気もしますが。

 不良という分かりやすい反社会行為ではなく、優等生の方が裏でひどいことをしているという描き方が当時としては斬新でリアルだったのでしょう。バブルが崩壊して信じられる年功序列のレールが崩壊した時期を感じ取れます。

 また、教育の機能が崩壊したという文脈でも教頭にカリカチュアライズされていますが、彼の家族や学校での立場・振舞は教師=聖人ではなく、サラリーマンであり、保身し、安易で短絡的な結論に飛びつく小人として描かれます。当然、親たちや大人たち全般のネガティブな側面が描かれています。

 こういう時代のアンチテーゼとして、湘南の暴走族出身の鬼塚というある意味アンチヒーローが教育の破壊者として描かれます。この教育現場をぶっこわそうというマインドは原作者の意図がしっかり入っていると思います。既存の教師像を明確に否定…というより教師も人間であり性欲も金銭欲もある、と宣言した本作は、教師モノのアニメ…というよりコミックスとして高く評価できると思います。

 今だと40話以上の本作は全部見るのは辛いかもしれませんが、コミックスは25巻でブックオフ等でもまだ見かけると思います。絵柄も奇麗ですのでそちらの方がお勧めです。若干下品さの度合いが極端ですけど。

 ということで、原作込みでストーリーとキャラを4.5とします。アニメ版はちょっと言葉足らずだったと記憶しています。あとキャラデザが残念。
 ただ、その他の要素は3でいいかな。作画等は古くて見辛いしキャラは安定しません。2.5でもいいですけど、時代を考慮して。



 ※参照 神戸連続児童殺傷事件、秋葉原通り魔事件、西鉄バスジャック事件、岡山金属バット母親殺害事件の犯人がすべて1982年生まれ。1982年の呪いと言われています。キレる17歳、理由なき犯罪、メディア型犯罪も特徴になります。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

85.6 11 東京で学園なアニメランキング11位
かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★★ 4.1 (600)
2019人が棚に入れました
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園 その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行 誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!! “如何にして相手を告白させるか”という恋愛頭脳戦に知略を尽くしてきた歴戦の2人は各々、心の内にとある決心を固める…… 秀知院高等部の文化祭“奉心祭”の最終日までに、2人の恋愛模様は大きく動き出す事に!? 恋が天才をアホにする!! 新感覚“頭脳戦”? ウルトラロマンティックなラブコメ、再々始動!!


声優・キャラクター
四宮かぐや:古賀葵
白銀御行:古川慎
藤原千花:小原好美
石上 優:鈴木崚汰
伊井野ミコ:富田美憂
早坂 愛:花守ゆみり
柏木 渚:麻倉もも
大仏こばち:日高里菜
柏木の彼氏:八代拓
ナレーション:青山穣

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最後まで好きだとお互いに言っていないのでは?

これはかぐや様は告らせたいの第三部です。
今までのいきさつを知らない方は、先に第一部である「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」のほうを見てください。

この第三部では、ついに四宮 かぐや(しのみや かぐや)と白銀 御行(しろがね みゆき)との恋愛戦に決着がつきます。

かぐやは第一部の最初の頃に比べると、遥かに乙女チックに、そして可愛くなりました。
昔の氷のように美しく冷たく研ぎ澄まされていた瞳は、いつの間にか初恋に胸がときめく少女のようなつぶらな瞳に代わったようです。
そして、いつの間にか多くの友達と話ができるようになりました。

これはまぎれもなく人間としての成長です。
昔みたいに何でもできるけど友達が千花一人しかいなかった頃のかぐやとは、まったく違います。
これからは御行と共に幸せになってほしいと願います。

でも、よく考えると、かぐやも御行も、好きだと告白していないような…
言葉でなく既成事実で付き合い始めるとは…。結構大胆ですね!


また、この第三部は、かぐやや御行以外にも、いろんな人の魅力が表現されています。

まずは早坂 愛(はやさか あい)。
彼女は四宮家に仕える使用人でかぐやの侍女ですが、彼女の変装能力や性格を切り替える素早さは驚くべきものがあります。そして彼女の女性らしさは大変魅力的で、彼女のしぐさを見ていたら思わず鼻の下を伸ばしてしまいそうです。
早坂にその気があれば、御行を自分の彼氏にできたのではないかと、つくづく感じます。

そして石上 優(いしがみ ゆう)。
彼は子安 つばめ(こやす つばめ)先輩に恋しています。そして勇気を奮い起こしてデートに誘いますが…、
実は彼は、いつも犬猿の仲である伊井野 ミコ(いいの みこ)を陰でサポートしています。彼女が危険な目に会わないように、彼女が涙を流さないようにと…
石上はミコの前では気取らずに何でも気兼ねなく話せます(そのために、いつもケンカになるのですが…)
彼はもしかして、恋に恋しているのかもしれません。自分にとって最も大切な人が誰なのかを気づいていないのかもしれません。

そして伊井野 ミコ。
彼女はいつも正しいことをします。それは確かに正しいことなのですが、あまりにも厳しすぎるので、周りから誤解を受けます。(でも、いつも石上が助けてくれます)
今回、彼女の奮闘努力でキャンプファイアーが実現できました。
おそらくキャンプファイアーを楽しんだ人たちは一生忘れられない思い出ができたでしょう。それはとてもステキなことです。
いつかミコは、いつも石上が守ってくれていたことに気づき、石上を好きになる…そんな気がしてなりません。

そして藤原 千花(ふじわら ちか)
彼女はかぐやの親友であり5か国語を使いこなす天才少女。そして天才ピアニスト。
この物語で天才と呼べる人は彼女しかいません。(かぐやや御行は秀才です)
そして空気が全く読めなく、いつもとんでもないことをしでかす少女。
私は登場人物の中では千花が一番好きです。
千花が友達ならば、いつもとんでもない目に会いますが、悩みなど吹き飛びます。
でも今回は、今迄よりも千花の出番が少なかった。
それが残念でなりません。
もっともっと千花を活躍させてほしかったですね。


エンディングは鈴木愛理さんが歌う「ハートはお手上げ」
とても素敵な歌と描画でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

石上会計は罵られたい?! ウルトラマゾスティック

【紹介】
タイトルでわかりづらいですが、かぐや様は告らせたいの3期です
2期は告らせたい? 「?」がついています

【感想】{netabare}
最初から最後まで最高でした! まさにウルトラロマンティックでしたねー
2期で完成された感じですが3期も相変わらずの面白さで生徒会メンバーのやり取り見ているだけで楽しい

キャラクターの魅力が抜群で雰囲気いいし、笑える!
毎週とても楽しみな最高のコメディ作品です
ずっと面白かったけど特に最後の2話がすごく良くて、最高でした
区切りもよかったですね
退屈な時間なんて全くなくてコメディとしては非の打ち所がない作品

好きすぎて普段なら文句なしで1位に推したくなるけど、今季はいいアニメ多すぎてこれに対抗できるアニメがあるところが素晴らしい
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
全員好きだけど、1期から変わらず石上会計が好きです、次が白銀会長とハーサカ! 圭ちゃんも好きです
不要なキャラがいなくて個性的なキャラクターがうまく掛け合わされていてホント面白いですね

ラブコメ的には石上君とみこちゃんの関係が好き
石上はずっと毎日罵られそう {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

UR-ハーサカ・愛

【物語 4.0点】
「恋愛は告白した方が負けである」と逡巡するうちに、
ライバル候補?が増えたり、周囲で他の色恋が花開いたりして、
{netabare}恋愛自粛ムードの懸念{/netabare}など、事態がさらにややこしくなっていく3期目。

前作、打ち消し線で消滅の危機に瀕したサブタイトル『〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』も
『-ウルトラロマンティック-』に取って代わられ、
白銀会長の{netabare}スタンフォード大学合格{/netabare}という区切りにより決着に向け動き出すが……。


前半戦はいつも通り生徒会周辺で方々に脱線して色々グダグダやってる感w
が新キャラや、既存キャラの新形態?などを、笑って楽しんでいるうちに、
恋は盲目。例えば藤原書記から見たら{netabare}死んだアルパカ{/netabare}みたいにダメダメな白銀会長でも、
恋に落ちた、かぐやには良い所ばかり見えるなど。
いつの間にか恋愛に関する視点の補強が下味として仕込まれて、
終盤、最終回1時間SPにはコクのある美味しい紅茶を頂ける。

徹底的な伏線の管理。目的のあるネタの扱い。
恋バナの上で悶え踊るような乙女心。ムズキュンな一言を絞り出す創意工夫。
作品に染み付いた愛ある仕事。間違いない。これは一流のラブコメだ。
(文化祭ネタ拝借。失礼致しましたw)

この辺りが、安定して面白い本作の隠し味でしょうか。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・A-1 Pictures

毎度、キャラ1体につき、何パターンのデザイン用意するんだ?
というくらい多彩なタッチを使い分けるギャグ対応力は健在。
最後の『サザエさん』タッチも交えたオチもズッコケポイント高しw

表情別に様々な形態が発見されて来たヒロイン・かぐや。
恋により豊かになってきた彼女の心模様を逆に実感するのが、
終盤前9話に挟まれた過去話「1年生 春」
“氷のかぐや姫”と評されていた頃の無表情。

赤~紫系の光による撮影処理も引き続きムード向上に貢献。
肌色率が高いわけじゃないのにドキドキするのは、
光源がエロいのもあるかと思いますw


【キャラ 4.5点】
四宮家の従者・早坂愛。
かぐやとの主従関係も含めた秘密保持のため、
校内ではクール系JKに擬態するなど、涙ぐましい努力で滅私奉公して来た早坂。
そんな彼女が見せた普通の乙女心が、前半戦で私のガードを崩した先制パンチでした。
これがあったからこそ終盤、かぐや様を応援する早坂の当たり前の忠誠心も映える。

成績学年3位のモブから、かぐやの周辺に出没し、準レギュラー格に浮上して来た、遠い親戚の四条眞妃。
(再従祖叔母(はとこおおおば)とか初めて見ましたw)
“おば様”のかぐやと似て高飛車?と警戒する間もなく、
秒でデレて自己完結する、不完全なツンデレw

一方で2期の過去話でキャラが立った石上の元には、子安つばめ先輩という春の予感が?
かぐや同様、竹取物語(「燕の子安貝」)がモチーフの学園のマドンナは高嶺の花ですが、
かぐや&白銀会長のロマンスと並行、共鳴するラブコメの波動でクライマックスを彩る。


【声優 4.0点】
恋愛頭脳戦を実況、解説するベテラン・青山 穣さん。
『かぐや様』?3期?もういいでしょう?と躊躇していても、
「ウソである(含み笑い)」などと抑揚が巧みな青山さんのナレーションを聴くと、
安心して結局、完走してしまいますw

早坂愛役の花守 ゆみりさん。
かぐや役の古賀 葵さん並に諸形態への対応力が求められた3期でしたが、
対F仕様の{netabare}ハーサカ君{/netabare}も含めてお見事でした。

出番がわずかでも、要所と見れば実力者をキャスティングする本気度も高ポイント。
白銀会長を生徒会に引き込んだ前会長役にも島﨑 信長さんを起用し、転機を印象付ける。

チョイ役に人気声優と言えば、
{netabare}伊井野ミコが“癒しBGM”として聴いていたイケメンボイスに
梅原 裕一郎さん&斉藤 壮馬さんをねじ込んで来たのもゴージャス。
両耳をイケボで挟まれて「君は偉いよ。とても頑張ってる」などと囁かれたら
男の私も危うく堕ちそうになりますw{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴担当は1期以来の羽岡 佳氏。
相変わらず往年のトレンディードラマや科捜研?情熱大陸?
と想起させられるパロディぶりで多彩なギャグを追撃。

本音を中々言えない本編とは対照的に、
主題歌では昭和歌謡曲風のメロディに乗せて、
先攻・白銀、後攻・かぐやで心情を吐露する構成も恒例。

OPは鈴木 雅之 feat.すぅ「GIRL GIRL」
“愛を 愛を 愛を 打ち明けてくれ"
"GE・N・KA・I・DA!DA!DA!DA!”
と語句を反復強調して熱を込めていく歌唱が熟練の味。

EDは鈴木 愛理さんの「ハートはお手上げ」
内容は素朴なラブソングなのに、流れるED映像は壮大なスペース・オペラw
『かぐや様』アニメも劇場版実現の暁には是非、
幕前10分で良いので短編冒険アニメとして制作上映しましょうよ。


5話特殊EDにまでエスカレートしたラップバトルも印象的。
ただ白銀会長。いくら歌が下手だからって、ラップでボエボエとはならんでしょうw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

76.2 12 東京で学園なアニメランキング12位
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (286)
709人が棚に入れました
東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。時にライバルとして、時に仲間として、それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。「夢を追いかけている人を応援できたら……。」9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。届け!ときめき――。いままた夢を、追いかけていこう!

声優・キャラクター
矢野妃菜喜、大西亜玖璃、相良茉優、前田佳織里、久保田未夢、村上奈津実、鬼頭明里、楠木ともり、指出毬亜、田中ちえ美、小泉萌香

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

個人的にはかなりしっくりくる「ラブライブ!」ですが、「こんなの『ラブライブ!』じゃない!」って人もいるかも?

[総評]
各々の「スクールアイドルとしての自己実現」がテーマなんでしょうか。侑に関してはマネージメントとかプロデュースを通しての自己実現かもしれませんけど。

まさに「スクールアイドル同好会」として、個々がスクールアイドルというものを愛し各々のテーマを持って活動はしているものの、特に序盤はグループとしての目標を掲げていなかったのが他の「ラブライブ!」と違ってそこは新鮮でした。

逆に言えば「これは『ラブライブ!』なのか?」という疑問の声も生まれる要因にはなっていましたね。そこはまあ、言うなれば『ガンダム』みたいな物です。そもそもこの人たちは大会としての「ラブライブ!」には出場していないし、他のグループとランキングを競ったりしませんし…。

他の「ラブライブ!」シリーズ作品と共通なのは、衣装や機材に関して作中設定から窺える予算を度外視したお金がかけられているとしか思えない演出ですね。サンシャインのレビューでも似たようなことを書いた気がしますが、「プロのアイドルが架空の『スクールアイドル』を演じた映像化作品」と捉えるとしっくりくると思います。

作品テーマとしては学園の存続を賭けるよりは自己実現のために頑張るという方が、私の性には合う内容でした。

== [下記は第4話視聴終了時のレビュー] ==
つまり、たぶん本作は「ラブライブ!」らしくないんじゃないかという気がします。よう知らんけど。

東京はお台場にある虹ヶ咲学園を舞台に、「ラブライブ!」の世界観に基づく「スクールアイドル」活動を行う「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のお話です。

虹ヶ咲学園は普通科以外にも様々な専門学科を抱えるマンモス女子高で、もちろん「廃校の危機」のようなものはほど遠い自由闊達な校風の学校であります。

・目標にスクールアイドルの大会としての「ラブライブ!」出場や上位進出を掲げない。

・ラブライブ!での成績に学校の存続はかかっていない。

・「スクールアイドル同好会」はクラブ活動として存在しても、全体を指すユニット名的な物が付いていない。

・グループではなく、ソロ楽曲での活動がメイン。

といった具合で、少なくとも表面的にはμ'sやAqoursがこれまで掲げてきたものに囚われない、「ラブライブ!」らしくない「ラブライブ!」作品なのではないでしょうか。

そして幼馴染みの上原歩夢をはじめとする同好会メンバーを応援する立場として、自身はアイドル活動をしない高咲侑が投入されているのも前作と比較して異色です。

侑ちゃんは『音楽少女』の山田木はなこのように潜在的な種々の能力の高さの片鱗みたいなものを見せている気がするのですが、はなこのように最終的にアイドル活動もするようになるのでしょうか?

私、気になります!
== [第4話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

十人虹色🌈お台場フェスティバル♪

派生元となったゲームアプリ『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(スクフェス)は、
大分前にμ'sのメインストーリークリアまでプレイ後、放置中。
ニジガクが主役の『~スクールアイドルフェスティバルALL STARS』(スクスタ)は未インストール。

【物語 4.0点】
明快。分かりやすい。

スタッフ一新により、シリーズ構成・メイン脚本も花田 十輝氏から田中 仁氏に。
スクールアイドル各々が抱えた問題点の提示と葛藤→解決→ソロライブで解放
という定型化された各話構成を基本に、
一人一人の心情をシンプルに視聴者に伝える。

従来作では、個々の輝きより、グループ全体の輝き。
廃校の危機、ラブライブ!大会スケジュールなどの切迫要素があり、
メディアミックス体験していると分るメタ要素、聖地巡礼要素が混線。
脚本としては高度だったが、準備できていない視聴者がキャッチし損ねると
しばしばカオス化し、輝きが行方不明なる傾向もあった。

本作では、これら障害物となり得る要素を大胆に撤去し
高確率でキャッチボール成立。
{netabare}侑の「ラブライブ!になんて出なくていい!」→本当に目指さない{/netabare}は衝撃的。


【作画 3.5点】
アニメーション制作はサンライズが続投するも、デザイン等は変更。
過去作ではスクールアイドルたちの紅潮、瞳の煌めき等が強調され、
輝きの圧が強かったが、本作ではそこも淡くシンプルに。
但し、各種カップリング接触の構図は意外と濃厚。

人物作画も手描きの日常パートでは凡庸だが、
ライブの3DCG部分の入魂ぶりはしっかりと『ラブライブ!』

CGは引き続き手描きライブとの差異を埋める向上が図られる一方、
スクールアイドルを多彩かつ複雑なアングルで輝かせる“カメラワーク”はCGならではの迫力。
特にOPアニメーションのサビ終盤で、
斜め方向にズームアウトして片脚上げのユニゾンを捉え、
再びズームインして虹色の光を放つ所がエモくて好き♪


お台場の近未来を描いた?背景美術、小物設定。
テキスト、ノートはタブレット化し、学校の伝言板等も電光掲示に。未来ずら!
紙ベースで廃校を通告するプリントが陳列されていた頃が懐かしいですw
世界観からスクールアイドル先駆者たちの意志継承を感じます。


【キャラ 4.5点】
ライブ等には出演せず裏方に徹する10人目の同好会メンバー・高咲侑。
9人が続いたシリーズ中では異例の存在だが、
ゲームアプリでは部のスクールアイドルをサポートする“わたし”が
プレイヤー分身に設定されており、その点では必然のアニメオリジナルキャラ。

が、侑は自分を見失いがちなスクールアイドルの長所を称賛する
想定内の役割をこなすだけでなく、
侑自身が夢を応援する中で、夢を見つけ覚醒することで、
目標への道程を歩むことで変わってしまう物への向き合い方という、
テーマの一つも掘り起こし、メインシナリオに寄与する良い意味で想定外の活躍を見せる。
特に11話。{netabare}凄い百合でしたw{/netabare}


ニジガクメンバーはプロジェクト開始と同時に誕生したキャラもいれば、
『スクフェス』で古くからノーキャストのN(ノーマル)スクールアイドルとして
お馴染みのキャラまで様々。

『ラブライブ!』の、こんなのモブキャラじゃんwと軽んじていた所から、
輝きを放つ、キャラ研磨には毎度驚かされます。

眠たそうなだけでビミョーに感じていた近江彼方さんが、
あんなに美人になったのにはビビります。


【声優 3.5点】
キャストも若手発掘色が強かったμ's、Aqoursとは一線を画した布陣。

上原歩夢役の大西 亜玖璃さんらの新人から、
エマ役に起用された指出 毬亜さんらのホープに、
『アイカツ!』声優に、『プリパラ』声優、
近江彼方役の鬼頭 明里さんや優木せつ菜役の楠木 ともりさんら
一線級までキャリアも多彩。

印象的だったのは天王寺 璃奈役の田中 ちえ美さん。
あまり感情を表に出せない制約下で、
謎の“璃奈ちゃんボード”のいきさつを語った演技が繊細でした。


一方、動物声優・麦穂 あんなさんは、
白猫“はんぺん”として“あいりな”に拾われ、
アニメ『ラブライブ!』貫禄の皆勤賞継続♪


【音楽 4.0点】
劇伴もまた、旧来の前面に感動を押し出す作風から、
後方で静かに盛り上げる方向にチェンジ。


スクールアイドルの挿入歌もソロ曲メイン。
楽曲ジャンルも一人一人多彩で、この点でもニジガクの個性が光る。

私のお気に入りは、優木せつ菜の「DIVE!」
サビで“私だけの光放ちたい DIVE!"とモヤモヤを吹き飛ばし弾ける
楽曲提供SPYAIRの元気バンドソング♪

主題歌はニジガクメンバー9人の歌唱。
OPの「虹色Passions!」はリアルでもライブ冒頭で
EDの「NEO SKY,NEO MAP!」はライブラストで
攻撃力を発揮しそうな『ラブライブ!』の王道ソング。

ED映像は水彩タッチで雨天に個性と色彩豊かな“10人”の傘が花開き、
雨上がりに虹が出る好演出♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

届け! ときめき――。

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
冠名に「ラブライブ!」が付くのはこの作品で3作目…
当然全2作も視聴済なので、この作品も視聴しない、という選択肢はありませんでした。


東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。

スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、
幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。

時にライバルとして、時に仲間として、
それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。

「夢を追いかけている人を応援できたら……。」

9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。

届け!ときめき――。

いままた夢を、追いかけていこう!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

公式HPを見ると「ラブライブ!シリーズ9周年特設サイト」なるモノがありました。
9人で始まった物語だから、9年目が一つの節目なんですね。
ラブライブ!の第1期が2013年なので、9周年目は2022年なんでしょうけれど、2022年に向けた布石が既に打たれている、ということですね。

ラブライブ!シリーズは一時期社会現象にもなったので、根強いファンは相当いらっしゃると思います。
こちらもきっと盛り上がるんでしょうね。

一方、本作のこれまでとの最大の違いは、9人一緒に歌うのではなく、一人ひとりがソロアイドルを目指している、ということです。
これまでスポットを浴びていたのは9人全員…
だけど、今回はソロなので一人ずつなんです。

9人というメンバーは只でさえ多いんです。
ソロアイドルになったら絶対尺が足りなくなると思いましたが、何とか13話に収めてきましたね。

それでも、一人ひとりの深掘りは決して十分ではありませんでしたけどね。
これまで同様、第2期まで放送されたら状況は改善されるんでしょうけれど、どうして9人一緒からソロアイドルに舵をきったか、理由は良く分かりませんでした。

これまでは9人一緒だからこその団結力で出せるパワーがあって、叶えたい夢があったのに…
時にライバルとして、時に仲間として、と公式HPのINTRODUCTIONには記載されていましたが、これまでと同じ様にはいかないと思います。

そこでキーパーソンになるのが、今回初となる10人目のメンバーなのかな。
と思ってwikiをチラ見してビックリ…
私はてっきり主人公はソロアイドルを目指す9人全員だとばかり思っていましたが、10人目のサポート役に徹していいた高咲 侑がテレビアニメ版の「あなた」であり、主人公なんだとか。
確かに公式HPのメンバー紹介欄では一番になってるし…
この発想はありませんでしたね^^;

紆余曲折ありながらも最終回を向か会える訳ですが、ラストに流れた楽曲が
個人的には一番心に響いた気がします。
やっぱラブライブ!はこうじゃないと…

オープニグテーマは、「虹色Passions!」
エンディングテーマは、「NEO SKY, NEO MAP!」
どちらも虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が歌っています。

1クール全13話の物語でした。
円盤が全7枚と聞いていたので、全13話は予定調和です。
今回は以前と構成がだいぶ変わったので、他の皆さんの反応が気になります。
ソロアイドルをどう受け止めるかで評価が分かれると思うので。
個人的には続編の制作を希望しています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

75.4 13 東京で学園なアニメランキング13位
ドメスティックな彼女(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (473)
2045人が棚に入れました
幼いころに母を亡くした高校生・藤井夏生は、高校の教師・橘陽菜へ密かに想いを寄せていた。叶わぬ想いと心の中へ押し込み、ふと誘われた合コンに参加した夏生は、そこで出会った橘瑠衣と、なりゆきで初体験をしてしまう。そんなとき、父が再婚することに。父の再婚相手と一緒に夏生の目の前に現れたのは、なんと陽菜と瑠衣だった……。ひとつ屋根の下で暮らすことになった3人の、ピュアで禁断過激な三角関係がスタートする。

声優・キャラクター
内田真礼、日笠陽子、八代拓、佳村はるか、小原好美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

昼ドラ好きでしょ?ほらほら認めちゃいなさいよ

原作既読


実は今期(2019年冬クール)で一番の期待株。ドロドロした恋愛ものを安定供給する週刊少年マガジンから旬な作品が届きました。
原作は20巻超え(2019年4月現在)で完結してませんので、区切りいいところで切り上げてくれりゃいいやと広い心で待機です。

高校生ナツオ♂くんは同じ学校の新任教師ヒナ♀先生に密かに恋心を抱いてる。
高校生ナツオ♂くんがその日合ったばかりの子ルイ♀と成り行きでヤっちゃう。
高校生ナツオ♂くんの父親が再婚相手として連れてきた相方さんの連れ子姉妹がヒナ♀とルイ♀でした。
かくして家族になった3人が平穏無事なわけもなく・・・ 

家庭内(ドメスティック)の彼女さんということで、どう転んでもドロドロの愛憎劇待ったなしの状況です。
恋愛ものは心情描写が肝だったりしますが、そこらへんはどうなんですかね。ある程度リアリティを担保しとけば残りは、

 荒唐無稽な設定に全力で踊るキャラ達

を堪能する。身も蓋もない言い方すれば、

 {netabare}昼ドラ act by 高校生{/netabare}

を満喫する。の心持ちで臨めばイケると思います。殺人なしの火サスと置き換えてもいいかもしれません。船越英〇郎氏の出番です。そこに元妻共演するくらいにとろみのある仕上がりでした。
渋谷・恵比寿を背景に椎名林檎リスペクト系と勝手に私が思い込んでいるOPが昼ドラ感に拍車をかけます。
{netabare}あのスクランブル交差点の真ん中でピアノを弾いてる唇が色っぽい女性はいったい誰だったんでしょう?{/netabare}


原作の一巻からわりと忠実に作られてたのは好感でした。
出合う女性けっこうな確率で主人公♂に好意を寄せる展開をハーレムと捉えるかはご自由に。繰り返しになりますが、昼ドラを高校舞台にやっちゃうところが面白い作品です。
ただし視聴者ウケはどうなんでしょうか?
{netabare}・主人公がどっちつかずで優柔なだけじゃん
・ヒナ生徒に手を出しちゃだめでしょ
・ルイ一緒に風呂入るとかエロ見せたいだけじゃね?
・シュウさん不倫野郎がなにいい人ぶってんだよ
・モモただのヤリ〇ンじゃねーか{/netabare}
一人くらいは「こいつダメ」と自分に合わないキャラ・不快なキャラを見つけられるのではないかと思います。
リアタイでのそこそこボロクソなつぶやきも肴にしながら全12話完走しました。私は満足してます。

不満があるとすれば、もっと“内面のドロドロとした心情描写”を期待してたこと。そこは原作よりパワーダウンしたかしら。
そのくらいで、『ただのエロ』ではない “どうしようもできない自己矛盾の言動” は描かれてたと思います。恋って愚かで素敵です。


■評価する理由
処女性を尊ぶアニメが多いのでたまにはこういうのもいいよね、が一点。
行動の不整合は「だってリアルだとそんなもんじゃん」を評価する、が一点。
設定は荒唐無稽な感じがしますのでフィクションと俯瞰して見ることができます。コッテコテの修羅場はノゾキ趣味に最適。艶っぽい描写もあるので下世話な視線で視聴するのも悪くないですが、描かれている人間は等身大です。

あり得ない行動にも背景がある
なんでそんなこと言っちゃうの?には心情が見える

「はあ?なんでそうなっちゃうわけ?」
キャラがおかしい言動をした時にその前後関係や人物相関で見えてくる部分はけっこうありました。こう見えて「惹かれる」「抑制する」「嫉妬する」「我慢できない」「傷つく」が丁寧に描かれた良作だと思います。



■ウケないキャラ造形
主要キャラだと、文芸部長の葦原美雨(CV小原好美)と夏生幼馴染の栗本文哉(CV江口拓也)くらいじゃないでしょうか。
藤井夏生(CV八代拓)、橘瑠衣(CV内田真礼)、橘陽菜(CV日笠陽子)、柏原もも(CV佳村はるか)らは済ませるものは済ませてます。

{netabare}「知ってる人は知らない人を見下すようなこと言うじゃん?」1話ルイ{/netabare}
{netabare}ルイが誘ったのもナツオが受けたのも元はと言えばヒナの煽りでした。二人が背伸びする気持ちわかるでしょう。{/netabare}

スタートラインに立ってからの物語です。済ませるもん済ませてるからこそ理性と欲望の揺れ動きに説得力が出てくる。
表面上のエロい部分は童〇ホイホイの側面があるし、一方で〇貞は直視できない男女のどうしようもなさの側面もあったり、パラドックスを抱えてたんじゃないかと思います。そういう背景もあって葦原さん、文哉、アレックスが安パイの憩い役として貴重な存在でした。


■ご都合展開カモン
気になったのはこれくらい
{netabare}・墓石に「南無阿弥陀仏」(笑) 原作では「藤井家」だったような気がするが。
・ヒナが一人ナニしてるのを目撃した翌朝。ヒナの左手のズームに顔を赤らめるナツオだが、そこは右手でだったような。
・修学旅行中なんだしカーテン閉めようよ。いや花火見ながらの魅力には敵わなかったか、無念。{/netabare}


■ラストはけっこう好き
ありきたりですが。
{netabare}絶望を創作に繋げ、魂削って小説を仕上げるのっていいですね。やっとナツオがひと皮むけた気がする。{/netabare}
{netabare}振り返ると最初の小説読んだヒナはナツオの想いに触れナツオに傾いてくし、ルイはナツオのヒナへの想いに打ちひしがれる。作品の重要箇所に小説あり。{/netabare}


愛憎劇昼ドラ系アニメって他にあるのかな?
ピュアっピュアなものの合間に箸休めで鑑賞したくなる作品でした。



※オマケ
その1 流されない男子は素直に尊敬します
{netabare}ナツオの理性の防波堤。モモの家で踏みとどまったのは偉いというか凄いな。{/netabare}

その2 脚本に渡航さん
{netabare}5.7.9話を担当されてたようです。回毎どうこうというよりもキャストに江口拓也さんがいる時点でもうねww 
祝!俺ガイル3期決定!{/netabare}



-----
2019.09.16追記


視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴


2019.04.06 初稿
2019.09.16 追記

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「少年漫画誌掲載でそこまでやりますか」的な、流石の流石景原作アニメ。

略称:「ドメカノ」。原作は「週刊少年マガジン」掲載で、2019年1月現在だとコミック単行本は21巻まで出ています。

原作未読で第1話冒頭をみると「???」な疑問符だらけの流れで本作品は始まります。少年漫画誌掲載作品では暗黙の禁忌とされているっぽい、現役高校生と現役教師の恋愛も扱う異色作品となっています。

本作品のポイントのひとつは主人公の藤井夏生(ふじい なつお)とヒロインである姉妹の橘陽菜(たちばな ひな)、橘瑠衣(たちばな るい)の一般的に見れば非常識な行動、そして夏生の父親である昭人(あきひと)や姉妹の母親である都樹子(つきこ)の倫理観とのギャップでありましょう。
(親世代目線で子供たちの行動を考えると、いろいろと頭おかしい作品です。)

おそらく今回のアニメ化範囲には含まれないであろう21巻の半ばくらいで、主人公の藤井夏生(ふじい なつお)はある女の子から「そんなの… そんなの不潔よー!!」と言い放たれていますが、実際夏生くんの行動遍歴をかいつまんで考えるとそう言われても仕方がない主人公なのであります(笑)。

本作品は、一応は「ハーレムラブコメ」になるんでしょうか。でも場面としてのコミカルな要素はあっても、ストーリー的にあまり「コメディ」要素は無いような気もするんですよね。

ナツオ視点で視ると特に序盤は少年漫画、中盤以降あるいはヒナ姉視点で視ると青年漫画っぽくもあり、ルイ視点で視ると少女漫画っぽくもあるハイブリッド作品と言えるかもしれません。

このレビューを書いている時点(第3話まで放送)では、原作コミックスでいうと2巻の冒頭1/5くらいのところまで進んでいる感じですね。ストーリーはこの第3話までほぼ原作準拠と考えて良いと思います。このアニメ化で原作をどこまで消化するかは不明ですが、おそらくは原作8巻あたりの区切りがよさそうなところで適当に終わるのではないかと思います。

なお、巷ではクズだのゲスいだの言われている気がする主人公の夏生くんですが、実は私は嫌いではないです。

というか、ストーリー自体を俯瞰してみるとそのように言われても仕方がないとは思うのですが、彼自身はきちんとモテ要素を備えているとは思います。

余談:
原作者の流石景先生は、同じく週刊少年マガジン連載作品を描いている瀬尾公治先生と並んで「少年漫画誌であるマガジンでメロドラマ的なドロドロの恋愛マンガを描く」という流れを担っておられる漫画家であります。

奇しくもお二人ともマガジン本誌で「袋とじ企画」として本編コミックス単行本には含まれないエロシーンを含む漫画を複数回掲載したという共通点がありますね。

余談その2:
原作は序盤が終わると以降は意外と「出版業界マンガ」でもあったりしますが、アニメの尺ではその辺はあまり描かれずにスルーされるような気もします。

2019.2.2追記:
第4話にて、原作でも笑ってしまった「あんパンと牛乳」がアニメでも再現されました。当事者が直接対面してしまうという意味では、実は意外にもドメカノ初の修羅場回。

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。

原作でいうと7巻までのエピソードを消化して、アニメの最終回をうまくまとめるために8巻からエピソードを拾ったという感じでしょうか。

たぶん続編は作られないとは思うのですが、この終わり方なら作ることになっても今回出さなかったキャラについて適当な登場エピソードを設けて、うまく軌道修正はできると思います。1クール作品としてはうまく纏めたのではないでしょうか。

ちなみに私は瑠衣派か陽菜派かでいうと、陽菜派です。(← たぶん少数派)
もしかしたら、私はけっこうダメ人間が好きかもしれません…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

そのままゴール!!!ゴラッソォォォ!!!アニメ化も決まったぁぁ!!!

事前情報ほとんどなしで視聴

お話のざっくり概要
合コンで中抜け誘われてほいほいついてったら
「ここで私とHしてくんない」
いきなりの事後から始まる物語。そして二人は家族になる…
そんな感じ

開幕から飛ばしてる作品っすねw ブラつける所、妙にリアルでエロかった
タイトル名から察するに義姉、義妹と
すったもんだの末、最終的にどちらかと付き合う流れなのかなー。

ひなちゃんの方が好み。日笠のくせにかわいいとは生意気だ(ビクンビクン)
でも{netabare}あんなに大量にビール飲んでたら将来絶対デ…おっとこれ以上いけない、"わがままボディ"になってしまうと思うから{/netabare}将来性は、るいちゃんの方が良いかと。

登場人物について一話時点での感想
{netabare}
なつお…なんか小説書いてるのかな?なろう系なんかな?
ひな……泣いてたし、絶対付き合ってる彼氏に何かトラブルが出てるんだろうと思った。
るい……大人になりたいって言ってたのは、母親かひなに関連してるんじゃないかな
父親……いや相談の来週に中古家買うって、ちょっと息子の事ないがしろにしすぎなんじゃ…
母親……なんか元夫の文句ばかり言ってたってフラグ立ててたから、元夫が登場する流れかな?
メガネ…名前わかんないけど、たぶん説明役だね。ご愁傷様。君は一生女性に縁がないよw

性描写あるくせになんか淡泊な表現なのよね。
まぁその方が逆にエロく感じる不思議w
{/netabare}

2話感想
{netabare}
なつお…意外にめんどう見は良いっぽい。天パが悩みらしい。
ひな……なんかこじれてるっぽいね。相手の浮気とかかな?
るい……ぼったくりバーのキャバ嬢。お風呂一緒ってどんだけ自分の体に自信あるんだw
父母……なんでチャイム鳴らしてんの?23時なんだし鍵開けて入って来いよwおかしいでしょw

合コン抜けてヤってたのは友人連中にそのうちバレるんじゃないかなー
一緒に暮らしてるのもそのうちバレそうw
{/netabare}
3話感想
{netabare}
なつお…先週も思ったけど、ショートコントの才能あるよ。小説家やめて俳優なろうw
ひな……やっぱ不倫だったか。なんかそんな気はしてた。なんかその内、なつおとヤりそう…
るい……先週気づかなかった、玄関ではスリッパ脱いで。パジャマ姿かわいいけどくつろぎ過ぎぃw
メガネ…すげーいい奴。こんな出来た友達いないぞ。妄想では美化しすぎだけど、中身は確かに良い。
父母……あんたらギャグ要員なん?
津田……味のあるオカマ?インパクトあるw なんかオカルティックナイン思い出したw

メガネ家族すげー遺伝子だな。家族全員いい人。
あんなうざい友達の悩み相談に真剣に付き合ってやって、且つ家にも泊めてやるなんて
おいらだったら、女連れ込んだ時点で叩き帰すけどなーw
{/netabare}
4話感想
{netabare}
なつお…小説家ってやっぱなろうなのかな?問いただす時の言葉がかなり稚拙に感じた。
ひな……るいなつおの行動に感化されたんじゃなく、流れで別れてそうだからもう一波乱ありそ
るい……ナニコレ昼ドラみたいw 普段は表に出さないだけで感情の起伏が激しい娘なのね
しゅう…ゲスの極み的なすっごいクズ男。頑張って卒論書くからヨリ戻そうとか言ってきそう
津田……修羅場の見れる喫茶店www 商魂たくましすぎぃ! いくら払えば行けますか?
それにしてもナポリタンうまそうね。
{/netabare}
5話感想
{netabare}
なつお…あの状態から我慢するなんて、やるやん。もっと流されるダメ男かと思ってたから見直した。
るい……誰と付き合うかは私が決めるってスタイルかっこいい。なつおにも見習って欲しい
もも……すごい人数www 肉食系にもほどがある。ただかなり不安定な精神なのかも?

看病部分で理解不能な出来事が起こりました。
{netabare}
ヒロインが風邪で倒れる →ごく普通のイベント
それを主人公が看病する →定番だよね
なぜかその日に限って他の家族の帰りが遅い →よくあるよね
着替え&体拭くから手伝って →まぁここまでは良くあるパターンなので理解できる
{netabare}
座薬入れる → 理解不能wwwww 予想の斜め上どころか遥か上空の大気圏レベル
{/netabare}

なんだろう…んーと、とりあえず普通の予想は超えてくる作品だとはわかりました。
{/netabare}
{/netabare}

ギャグとしては面白いけど、恋愛ものとしてはまだいまいちわかんない。
まぁメインの3人も、今自分の気持ちが見えてない状態で、
新キャラのももが気づかせてくれる存在になるのかなと
細かい感情の動きよりは、インパクト重視な点が週刊連載物っぽいですね。
多分、次のページめくった時のインパクトとかを重視してるのかなと…
これが少年誌って事に戦慄を覚えますけどw

~8話まで
{netabare}
予想が外れて、ももはあんまり絡んでこない…

くずお…こんなやつもう名前で呼ぶ価値無し。絶対コイツ二股するよ!(断言)
るい……掌クルックルしちゃうけど、かわいいっすw正直ひなより好きになったw
ひな……ちょっと素直なった。一人暮らし始めたら、くずおとズブズブな関係なる
津田……キャーふんどし!サイコー!素敵☆ このアニメのメガネとの双璧の良心♪
{/netabare}
やっぱマスター出てくるとギャグとして面白いわぁー マスター観たいから観てるまであるw

~10話まで
{netabare}
浮気現場抑えられるの図
やっぱ、くずおだった。るいを泣かせるんじゃねー!グーパンものですぞ。

くずお…嘘ばれた際にさらにさらっと嘘重ねるこれぞくずおの鏡。そもそも嘘つくなら根回ししとこ。
るい……やっべ超かわいいです。メガネが「くずおなんかやめてさっさと俺と付き合えって」行くしか
ひな……食事の合間にキスするってどんだけー。なんか学校でもしてるし。バレる予感しかしない…

んー、そうだなぁ、るい、ひなは男を見る目が無い。
(母親も元夫はひどいやつだったらしいし、遺伝なのか?)
メガネにしとこ。絶対、大事にしてくれるよ。
くずおもすぐバレるような嘘つくんじゃないよ。あれ、ももにも根回ししてないでしょ?

自分だったらもう少しマシな嘘をつくよー
{netabare}
くず「実は今ヒナ姉の料理の味見に付き合わされてるんだ」
くず「ヒナ姉からは特にルイと月子さんに内緒にしといてって言われたんだけど、」
るい「どうして内緒なの?」
くず「隠れて練習して二人を驚かせたいんだとよ。だから俺から聞いたって事は内緒な」
るい「そっか…それなら仕方ないね。ヒナ姉の料理じゃ大変。胃腸薬用意しとこうか?」
くず「そこまではいらないよ。だからまぁちょくちょくそっちで食べるよ」
{/netabare}
ってな感じで嘘と真実を少しずつ織り交ぜた上で内緒にする事を相手にも同意させるんだよー
ん?くずお感がマシマシになったって? 大丈夫、どっちにしろくずおだからw
{/netabare}
るいちゃん、すごい可愛い…

最終話まで
{netabare}
え?これで終わり??2期こないの?
んー、原作買えって事なのかなぁ…でもこれをレジに持っていくのはへたなエロ本よりも恥ずかしいかもw

ラマンのマスターもこれが見納めかぁそれにしても入れ墨すごw 銭湯入れちゃうのかよ!
やっぱメガネすげーいいやつ。こんな親友なかなかいない…

くずお…受賞おめでとー(棒読み)
るい……嫌いになる言ってたのに、今度はそっちがずぶずぶなるんかぁぁい!(でもるい可愛いw)
ひな……やっぱりバレたね。フラグ立てまくってたし…、多分くずおが粘着ストーカーになりそう
父母……んーあんたら最後までギャグ要員の域を出なかったね。

ラマンのマスターが超お気に入りっす。今期1位のお気に入りキャラですw
おっさんのふんどし姿でテンション爆上げしたのは初めてかも?

座薬とか、女性のもなぴーとか中々無い所に突っ込んできている作品で
原作は少年誌だけど袋とじらしいっすw 一体どこにいくつもりだマガジンwww
でもこのチャレンジ精神は嫌いじゃない!
{/netabare}

OPの曲めっちゃ好きです。はよ買わないと…
それにしてもCMのインパクトが強すぎて大爆笑してしまったw

見終わっての感想としては明らかに物語は途中なので
2期欲しいなーと思った次第。もっと見たかった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39

75.0 14 東京で学園なアニメランキング14位
ラーメン大好き小泉さん(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (571)
2292人が棚に入れました
今日もどこかで、彼女はラーメンを食べているー
クールで無口な美人女子高生の小泉さんは毎日おいしいラーメンを求めて食べ歩く生粋の“ラーメン通”だった。
小泉さんはラーメン以外のことには興味がなく他人と馴れ合わない。ただひたすら求め続けるのは“ラーメン”のみ!
ラーメンあるところに小泉さんあり!ひたすらストイックにラーメンを食べ続けるその姿は見る人すべてを魅了する。
ガツンと本格派ラーメングラフィティ、いざ着丼!

声優・キャラクター
竹達彩奈、佐倉綾音、鬼頭明里、原由実、中村悠一、植田佳奈、豊崎愛生

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今は無きTVチャンピオン「ラーメン王選手権」を想う。(登場ラーメン店視聴メモを追加)

第2話までを視聴済みで、これを書いています。有名タイトルである原作マンガですが、未読です。
(→ その後、原作コミックスは既刊分を読みました!)

ある意味「美麗な女子高生の好物がラーメン」という出オチで終わってしまっているという見方もありますが、小泉さんのラーメンを食べる姿勢、態度はたぶんラーメン好きな人のそれであろうと思いますので、好感度は高いです。

ところで二十年以上前から十数年前までの間、テレビ東京系の番組で『TVチャンピオン』という雑学や特技などを決められたテーマで出場者が競う番組がありました。

この番組は現在も特番として放送される『元祖!大食い王決定戦』のご先祖様なのですが、そのTVチャンピオンの競技のひとつとしてラーメン店に関する知識を競うという「ラーメン王選手権」というのがありました。

私自身はラーメンは嗜む程度ですが、過去にこの番組は好きで観ていたので、小泉さんが語るラーメンについての蘊蓄は頷けるところも多々あって面白いです。ちなみに私も小泉さん同様、基本的にラーメンは独りで食べることが多いです。

ということで個人的には小泉さんのように熱心にラーメンを食べまくることはありませんが「ラーメン図鑑」的な興味は引き続き持っているので、おそらく視聴し続けると思います。

あ、「出前一丁」とかは凄くわかりやすいですが、ED主題歌での背景アニメのいろいろなインスタントラーメンやカップラーメンのTV CMのパロディは面白いですね。

ちなみにキャラクターのビジュアル的には、小泉さんよりは大澤悠(おおさわ ゆう)の方が好みです。見方によっては、ただの小泉さんストーカーですけどね…。

おまけ: ところで私の好きな「太陽のトマト麺」はパスタの亜種という見方もできるとは思いますが、小泉さん的に「ラーメン」にカテゴライズされるのでしょうか?(ちなみにこの店の初心者に私がお勧めするのは「太陽のチーズラーメン」Bセット(セット提供がなければ「太陽のチーズラーメン」+「らぁリゾ」)
→ 軽くググってみたところ、原作コミック4巻で取り上げられているようですね。

以上、「どこがアニメのレビューやねん」ということで失礼いたしました。

== [登場ラーメン店視聴メモ] ==
一杯目: 春木屋、ラーメン二郎、天下一品
二杯目: 蒙古タンメン中本、パパパパパイン
三杯目: (ハワイの)マクドナルド、天下一品(喜連瓜破店)、一蘭
四杯目: たいめいけん、一風堂
五杯目: トロケの台所、太陽のトマト麺、山手ラーメン本郷安庵、麺創房無敵家
六杯目: すごい煮干しラーメン凪、ミスタードーナツ、麺ダイニングととこ、支那そばや+無垢ツヴァイテ+YUJI RAMEN(新横浜ラーメン博物館)
七杯目: 浅草名代らーめん与ろゐ屋、自家製麺伊藤、中華そばつし馬、佐賀ラーメン美登里、博多らーめんいのうえ、らーめん弁慶
八杯目: ラーメン甲子園居酒屋さくら、吉村家
九杯目: 野郎ラーメン、ホープ軒
十杯目: 楽食拉麺 菊や(閉店)、スシロー、神楽坂飯店
十一杯目: どうとんぼり神座(かむくら)、麺屋丈六、ぼっこ志、龍棋信RIZE、ラーメンstyle JUNK STORY、麺のようじ、カドヤ食堂、世界一暇なラーメン屋
十二杯目: スガキヤ、味仙(みせん)、藤一番(ふじいちばん)、春木屋

※店舗名はあったりなかったりしますが、気にしないでください…。

※原作を読みました。4巻で出てきた店舗は新宿ミロードにある「太陽のトマト麺 NEXT」っぽいですね。ちなみに「らぁリゾ」(ふりかけのかかったライス:
シメに使う)にはちびリゾ(小ライス)もありますよ。 (2018.1.20追記)

2018.1.25追記:
次回予告からすると「太陽のトマト麺」くるのか!?

2018.2.2追記:
第5話: 来ましたね太陽のトマト麺。店舗は新宿MYLORDにある「太陽のトマト麺NEXT」ですね。小泉さんのチョイスもこの店では鉄板メニューの「太陽のチーズラーメン+らぁリゾ」でした!

2018.2.9追記:
第6話: 小泉さんの言葉の通り、関西で「冷麺」といえばいわゆる「冷やし中華」のことですね。そして小泉さんは浴衣姿で夏のイベント開催中のラー博へ…。

2018.2.16追記:
第7話: 原作エピソードに心当たりがないのでアニメオリジナル回でしょうか。作中では季節は夏のようです。サブタイトルは『全国』ですが、小泉さんは日本中のラーメンをいかにして食べ歩くのか…(笑)?

そして悠は安定のストーカーぶりですね。そして美登里はたぶんもうお店はやっていない…。

2018.2.25追記:
第8話: ご当地ローカルな全国のインスタントラーメンをお店で作ってくれる居酒屋さくらと、家系ラーメン総本山の吉村家。家系だと私は職場の近所にある武蔵家の支店をよく利用していますが、けっこう長いことやっていたトッピングのタイムサービスが無くなった代わりにライスが無料になりました。

2018.3.2追記:
第9話: マルタイ棒ラーメン。そこにラーメンがあるから食べるのだ。小泉さんがガスコンロで野外クッキング。お餅も入れてましたね。

豚野郎ラーメンと背脂チャッチャ系は、個人的にはほぼ見てるだけ…(笑)。

2018.3.12追記:
第10話: 北千住にあった、おかしなメニューばかりの菊やはもうありません。小泉さんとの会話が悠の脳内で、すべて都合よく改竄されている…。

このえぴーソードの後でのアイキャッチでのジングルが、普段とは違う変調されたアレンジバージョン(イ短調?)になっていましたね!

ちなみに私は回転寿司屋で麺類を頼んだことはありません。

2018.3.16追記:
第11話: 悠のラーメン再現力がヤバい(笑)。そして大阪ラーメン食べ歩きがヤバい。新キャラで、原作で潤(委員長)と並んで私が好きな悠の従姉である絢音(あやね)さん登場!

2018.3.23追記:
第12話: エピソード「名古屋」は原作コミック2巻に収録。悠ちゃん、小泉さんとの初メールがそれで良いのか(笑)!?

2018.12.21追記:
新宿ミロードの「太陽のトマト麺 NEXT」の業態が「太陽のトマト麺 with チーズ」に変わっていました。ちなみに竹下通りのお店も12/15から「太陽のトマト麺 with チーズ」の業態で営業するらしいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 84
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

夜中に見るべきではないアニメ(笑)

夜中に見る→お腹が減る→食べる→太る・・・。
あぁ・・・、何て残酷な悪循環なんだ・・・。

ずいぶん本格的なラーメンに特化したグルメアニメ。
視聴時に確実にお腹が減る。(私の実体験より(笑))
THE飯テロアニメ。

豪華声優陣。
実在するラーメン屋さんが登場するのも嬉しい。

ただし、物語として面白いかどうかというと、「?」な感じです。
物語を楽しむ作品ではないのかも知れない。

【以下は、特に面白かった回のレビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第2話】
小泉さんと美沙、潤が自然な形で連絡先を交換する。
悠が落ち込・・・まない!?
こういうキャラ、大好きです。

【第9話】
ゆるキャンかと思った。

【第10話】
もはや悠はストーカー。
小泉さんとのツーショット写真を”切り張り”していたのは引いた・・・。

【第12話】
ついに悠は知ってしまう。
小泉さんの連絡先を知らないのは{netabare}悠{/netabare}だけであることを・・・!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 66

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

♪ ラララ ラーメンと一緒に前髪食べてる小泉さん

2018年放送中のテレビアニメ 全12話

原作 鳴見なる 監督 セトウケンジ 構成 高橋龍也 制作 Studio五組
AXsiZ

セイレンに続く共同制作となる作品です。
本天沼と梅里、すぐ近くの会社なので話が通るんでしょうね。
監督はLAST EXILE以来のベテランスタッフでGONZOやAIC系を経て監督4作目です。

まんがライフSTORIA連載のコミックが原作ですが、
アニメ化以前に連続テレビドラマ4話とテレビスペシャルドラマ2本がありました。
実写版小泉さん役は「早見あかり」。
作品の性質上実写ドラマ先行は納得できます。

さて、テレビアニメ12話にどう構成するのかが見どころですが、
3話まで見てやや不安感が・・・

個人的にラーメンが好きではないのが原因かもしれません。
また、従来のグルメコミックと違う点として、
ラーメンを思いっきりおいしがるキャラが主人公と言うのはマンネリを呼ぶかもしれません。

本作の語り手であるボーイッシュ少女「大澤悠」の新妻風ラーメン手料理が、
最大の盛り上がりになるような嫌な予感が・・・

しかし、3話まで見て3話が最高だからこの後が不安とか、
おかしな考え方なので、ここは今後のさらなる盛り上がりに期待して視聴継続です。

小泉さん CV竹達彩奈 身長152cm ロングヘアー
大澤悠 CV佐倉綾音 身長160cm ショートヘアー

この身長差が百合と言うより変態っぽくていいですね。

第4話の立ち食いラーメン屋の普通の醤油ラーメンと塩ラーメン+バター
が今までで一番おいしそうでした。

新宿ゴールデン街の朝ラーメン、神田すずらん通りの冷やしラーメン
どっちもまずそうw
鳴子橋ってどこですか?この醤油ラーメンは旨そう。

☆今期初完走作品となりました。

つまり、毎週最も楽しみにしていたと言うことかもしれませんが、
「異世界食堂」と同様に家族の同意を得られて見れたのが原因でしょうね。

ラストの小泉さんの「は~」には胸が熱くなりましたが、
流石にこのための布石「は~」が30回以上と言うのはやり過ぎでは・・・
アニメの出来は標準以上、流石は「ゆゆゆ」のスタジオ五組です。
普通に考えて15分アニメで製作が順当でしょうが、フルサイズでやりぬいた根性は評価できると思います。
ソフトが売れる作品ではないでしょうが、ゴールデンタイム再放送で評価が上がりそうな佳作でした。

一気観は・・・無理かもw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

72.1 15 東京で学園なアニメランキング15位
少女☆歌劇 レヴュースタァライト(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (272)
974人が棚に入れました
『舞台少女』――それは未来の舞台女優を目指す、キラめきに溢れた少女たち。ある日彼女たちの元に1通のメールが届く。「お持ちなさい あなたの望んだその星を」。輝く星を掴むべく、オーディションに集まった9人の舞台少女。光を求める想いが、執着が、運命が――舞台の上で交錯する。今、レヴューの幕があがる。

声優・キャラクター
小山百代、三森すずこ、富田麻帆、佐藤日向、岩田陽葵、小泉萌香、相羽あいな、生田輝、伊藤彩沙

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ブシロードに騙されている(かもしれない)(笑)!!→ 騙されててもいいや! でも人に勧めるとあかん奴かも…。

※あんまり作品内容の話はしてないです。それを知りたければ他の方のレビューをどうぞ。

原作は特にない、オリジナル作品。ただしTVアニメに先行して舞台公演があったという異色作。因みに舞台は観てないです。

本作ですが、テレビで深夜アニメを観ている層からすると舞台公演のCMも含めてかなり長い期間刷り込みがされてます。そういう点ではバンドリ!とかと似たような展開の仕方をしたコンテンツですね。

タイトルに「少女歌劇」と付くだけあって、作中の楽曲はそこそこ良いと思います。またキャストも「声優」としてよりは舞台公演(ミュージカル)を強く意識した選考になっている気がします。

キャッチコピー「アタシ、再生産」とかキービジュアルとかもなかなか良くて「面白そう」と思わせる出来になっていますね。

……とここまで書いておきながら実際に視聴者が「面白い」と感じられるかは今のところはかなり未知数な感じです。もしかしたら今この作品を観ている人は「良くわからないけど、きっと面白いはず!」と思って観ているんじゃないでしょうか(笑)。

かといって何故か「つまらない」と切り捨てられる感じもせずついつい観てしまうナゾの作品というのが現時点での評価ですね。

まあ、全部観終わったら本当に面白いかもしれないので私は一応、完走の予定です。元々ミュージカルっぽい物は好きですので……。

2018.8.31追記:
第8話: 神楽ひかり回。シリーズ構成的には前回の大場なな回とセットとも言えるかもしれません。この7、8話でグッと盛り上がってきた感じですね。

毎回変わるEDですが、背景でフィーチャーされるキャラと歌っている人が違っているのはもしかして今回が初パターン?

2018.9.28追記:
ブシロードの陰謀に乗せられ(?)、最終回まで視聴終了しました。

ストーリーはあってないような、ないように見えてあるような…。

シチュエーションとしてのリアリティーはゼロ(毎回のレヴューで舞台装置どうなってんだ?)なんですが、精神的な葛藤とかの面ではあるあるなのかなという感じでした。

舞台や衣装チェンジについてマジメにツッコんだらあかん、視聴者はきっと精神攻撃を受けてイリュージョンを見せられてる(笑)!

……というわけで、笑いながら観てたような場面もありましたが、多分真面目な作品です。ただ、誰も彼もにはお勧めできません!

<おまけ>
「FLY ME TO THE MOON」のタイトルをもじったと思われる、ED主題歌「FLY ME TO THE STAR」は好きでした。原曲の1小節分を2小節分に伸ばしつつ、原曲のコード進行の面影を絶妙に残してます。こんな作曲方法もあるのかあ、という感じでしたね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

商業的、だけじゃない。

原作、というかアニメ以外の周辺コンテンツは見ていません。
TV放送のCMを見ると分かるのですが、
ミュージカルをメインにしたメディアミックスという
ちょっと変わった作品です。

私はラブライブを視聴していないので、
商業的な作品というのがあまり分かっていませんが、
本作はアニメ単体でも見どころがあったように感じました。
キャラ押しというよりは、雰囲気押しですが、
なんとなくやりたいことは伝わってきます。

ただ、全体としてはキャラが多いので、
それぞれのキャラパートの回になると、
ちょっとストーリーが薄いように感じました。
1話のワクワク感と、最終話の盛り上げを全体を通して出せれば、
もう少し評価が上がったかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

バナナイス!

日常パートは総じて面白かった。
第4話の{netabare}アリバイ作り~翌朝の先生のヒトコト{/netabare}までのくだりは腹を抱えて笑えたし・・・。
うん、日常パートはそれなりに面白かった。

キリンさんオーディションパート(ミュージカルパート)は、当たり外れが大きかった。
正直、評価が難しいな。

7話の{netabare}タイムループ{/netabare}展開以降は、少し物語の様相が変わる。

バナナの声優さんの演技の酷さが・・・。
後半の重要人物なのに!

作画は綺麗だけど、静止画が異常に多かった気がする。
途中で何回、画面がフリーズしたと思ったことか(笑)。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

87.3 16 東京で学園なアニメランキング16位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (798)
3329人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かっこいいは正義

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:山川吉樹、シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン:桑波田満、原作:押切蓮介

90年代のゲームを巡るストーリーが魅力で、
多くの男性が懐かしさを感じることのできる作品。
ゲーマーとしてのプライドを持つ主人公の矢口春雄が
お嬢様ゲーマーの大野晶や、矢口に恋心を抱く日高小春たちと
ゲームをしながら青春を謳歌していく。

この時代を生きた男性なら多くの人が
夢想したことがあるだろうという展開。
私はストリート・ファイターⅡ以降、
それほどゲームセンターに行かなくなってしまったが、
こんなところで女子と遊ぶなど、夢のまた夢の世界だった。
昔は吉野家や立ち食いそばでさえ、
女子が一人で訪れることは、ほぼあり得なかった。
ゲーセンでカップルを見るのも、かなり稀なことだった。
そこは男の世界だったのだ。

この作品では昔のゲームやその特徴、
やり方などを懐かしむことが大きな楽しみのひとつだが、
大野や日高とのラブコメも見どころだ。
3話での大野との別離や再会した後の
河原でのシーンなどはとても良かった。
日高も矢口を追いかけてゲームが上手くなっていく。
切なくもあり、笑ってしまう場面がたくさんある。

ただ個人的にこの作品の最大の魅力は、
春雄の生き方にあると思っている。
春雄は小学生のときから、
自分のできること、できないことを割り切っている。
できないことは、ほぼ諦めている。
しかし、ゲームにおいてはプライドを持っており、
孤高の生き方を選んでいるように見える。
そして、自分のなかで何がかっこよくて、
何がかっこ悪いのかという価値観がはっきりしている。
それは、とてもかっこいいことではないだろうか。

昔、競馬騎手である武豊のドキュメンタリー番組を観た。
その頃、既に一流ジョッキーとして広く認められていたにも拘わらず、
貪欲に新しい乗り方を取り入れていたことが放映されていた。
そんな姿勢についてインタビューアーから問いかけられると、
かっこいいと思えたから、ということだった。
もちろん、騎乗スタイルには馬に負担をかけないだとか、
速く走らせるのに適しているだとか、
色々なプラス要素の理屈があるわけだが、
武豊の口から出たのは、そんな一言だったと記憶している。
さらに、かっこいいことは、だいたい正しいことが多いんですよ、
というようなことも告げたのだ。
とてもシンプルな答えで、私は衝撃を受けたものだが、
成功している人間とは、正しい理念みたいなものを
本能的に分かっているのかもしれないと思った。

私は春雄のキャラクター像に、そういう潔さや正しさを感じた。
何がかっこいいかということが決まっているから、
生き方がぶれないのだ。
それは全編を通して一貫しているように見える。
傍目にはかっこ悪いように見えていても、
「自分のかっこいい」からは外れていないと考えている。
つまり、ハードボイルドなのだ。

ハードボイルドとは、ヘミングウェイからハメット、チャンドラー、
ロスマクなどの作品につながる考え方で、
日本では60年代から80年代にかけて浸透したと私は理解している。
直訳すると固くボイルしたもの。
固ゆで卵、つまり芯の固い生き方のことを指している。
ある時期のアメリカなどの探偵小説では、
よく描かれた主人公像のひとつだ。
ジェイムズ・エルロイの作品もこの系譜に含まれる。
なぜ、春雄がこういうキャラクターなのかと考えると、
ひとつは90年代の時代背景と、頻繁に登場する
ストⅡのガイルのキャラクター像に影響されているのだろう。

このようなことを考えると、春雄が女子からはもちろん、
男子からも人気のある人物として描かれているのは
とても納得できる。私にもこういうタイプの友達がいたので、
余計にを懐かしい思いで観てしまう。
ゲームや時代背景だけでなく、
無骨な人物像という部分でも親しみを感じる。

男はタフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない。

今ではあまりにも時代遅れのセリフが、
この作品には合っているような気がする。
(2018年10月20日初投稿)

EXTRA STAGE ROUND13~15
(2019年10月23日追記)

{netabare}1期終了後に配信とOVA販売の
発表があったEXTRA STAGE。
当初は、最終回までまだ多くの話が残っているのに、
駆け足で終了かと不安の声も上がったが、
無事に2期制作となったのは良かった。

1期の終了時には日高からの告白と
ゲーム勝負の申し込み。
晶とは家出の件で、また遠い存在に。
それでEXTRA STAGEは、
日高と春雄が中心になるかと想像していたら、
やはり晶との話がメインだった。
13話でAOUショーを晶と行けたら楽しいのにと
想像し、15話で運命の出会いによって一緒に行くという
ストーリーでまとめられた構成となっている。

私はよく知らなかったのだが、
AOUショーというのは、1982年から開催されている
AOU(全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が
開催していたショーで、アーケードゲームを中心とした
展示会ということらしい。2013年からは、
ジャパンアミューズメントエキスポとして
毎年2月に開催されている。

話の中心は、春雄と晶の周囲の人たちも交えた
世界の広がりとでもいう展開。
晶の教育担当の業田や晶の姉の真、
晶の登下校時の運転手・じいや、
春雄の母・なみえ、そして同級生の日高との
関わりによって、ゲームを楽しみつつ、
少しずつ大人への道を歩いていく。

さまざまなゲームが登場するが1995年当時は、
私はほぼゲームを卒業していたので、
画面を観てもほとんど知らなかった。
ただ『RPGツクール』というソフトがあったのは、
朧気ながら覚えている。とてもじゃないが、
面白いゲームを作れるような代物ではなかったという
噂を聞いたことがある。
また、ゲームを卒業したと言いつつ、FFシリーズは別。
晶が射的でゲットした
『ファイナルファンタジーⅥ』は大好きだった。
この頃のFFシリーズはシナリオが練られていて、
とてもよくできていたと思う。
個人的にはⅦが頂点で、その後は緩やかに
下降していった印象。
さすがに最近はもうやっていない。

やはり今回も注目したのは春雄の行動や
春雄の母・なみえの信念のようなものだった。
業田に対して、なみえが主張する姿はかっこいいし、
春雄の、他人や晶に対する姿勢には好感だ。
13話のラストで晶が名残惜しそうに春雄の胸に頭をつけるが、
春雄は想いを胸の奥に秘めながらも、
背を向けて別れていく。とてもこの作品らしいと思った。
16話では、幕張の帰りの電車で春雄はついに自分の気持ちに
正直になる。相変わらず車ではねられるのはご愛敬として、
良い感じで2期につなげられたのではないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 114
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

沁みるほど青春

J.C.STAFF制作、原作押切蓮介。

主人公は小学6年生、矢口春雄。
彼の好演がどういうわけか楽しい。
当時の小学生なんてとても、
小さなコミュニティで生きています。
居心地の良い場所なんて限られている。
現代のユビキタスな世界は存在しない、
春雄にとってゲーセンが聖域なのでしょう。

4話視聴追記。
懐かしいのは設定の1つに過ぎない。
ここにあるのはノスタルジーではなく、
素朴な時間と馬鹿が付くほど正直な生き方だ。
{netabare}小学生はまだ生き方を選べない、
そして季節は廻り、ほのかな恋の中学編が始まる。{/netabare}

最終話視聴追記。
よくやった、大健闘でしょう。
素晴らしいアニメだと思います。
{netabare}ガイルさんが助演男優賞でしょうか、
ゲーマー同士のショボい喧嘩が楽しい。
ヒロイン2人が好対照で好印象、難しいなあ。{/netabare}

沁みるぜ、沁みるほど青春だ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 108
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

-----
2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



-------
2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 100

68.5 17 東京で学園なアニメランキング17位
ラブライブ!スーパースター!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (277)
559人が棚に入れました
私立結ヶ丘女子高等学校、
表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に初めての入学生がやってきた。

歴史もない、先輩もいない、名前も全く知られていない、ないない尽くしの新設校で、
澁谷かのんを中心とした5人の少女たちは"スクールアイドル"と出会う。

私、やっぱり歌が好き! 歌でなにかを……叶えたい!!

まだ小さな星たちの、大きな想いが重なっていく――。

全てが真っ白で、無限の可能性を持つ彼女たちとの「みんなで叶える物語スクールアイドルプロジェクト」。
はばたけ!私たちのラブライブ!

声優・キャラクター
伊達さゆり、Liyuu、岬なこ、ペイトン尚未、青山なぎさ

lumy さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

危なかった・・・。

うっかり沼にハマるところだったw

ラブライブは本作が初めてです。
アイドル物は、ゾンビランドとかウマ娘とかを
知っているぐらい。
NHKが作るアニメだから綺麗にまとめて
お堅いんでしょと思っていましたが、
すっかりLiella!のファンになってしまいました。

まず、ライブ映像が他のアイドル作品の
完全に上位互換ですね。
動きもいいし、振り付けも凝ってる。
ところどころ入れてくるカットインがにくい。

そして楽曲がストレートに私の好みでした。
OPもいいけど、ヴァージョン違いのEDも
これまた、にくいですね。
お気に入りは8話のWish songか最終話かな…。

最後に、初めてセンターが一番いいと思えました。
どこから掘り出しのか、公募で選ばれた伊達さん、
めちゃくちゃ歌がうまいです。
演技も役柄と合っていて、すごい逸材ですね。
(youtubeチャンネルのMCも上手です。)

シナリオがパワープレイなのが気になりますが、
ラブライブ新参者の私は十分楽しませてもらいました。
2期があるのは当然期待したいのですが、
Liella!が紅白に出るまで応援し続けますよw

(追記)
2期の製作が公表されました!
とりあえずは一安心。
5人のままもいいけど新キャラも…悩ましいですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

安定の高揚感。。キャラとキャストがシンクロする成長物語 

 
一見、二番煎じにも思えますが見方を変えれば、これこそがラブライブの遺伝子ではないでしょうか。。

あ、小生、ラブライバーではないです。
ですが、このシリーズは好きです。

 原作:オリジナル(メディアミックス)
 制作:サンライズ
 放送:2021年7-10月
 視聴:2021年10月

OP/EDが、歌、映像ともにイイ。
さすがの安定感、そしてワクワク感。
キャラの表情もキラキラ輝いていて元気をもらえる。
特に個人的にはEDの背景が好き。彩り、透明感、華やかさがいい。
物語も、ゼロから始めるストーリーはやっぱ気分がアガる。
さすがに応援したくなるラブライブのテイストは健在。

Liellaの実写キャスト達を初めて観たのはAqours、虹ヶ咲と共に出ていた動画でした。
そこでこのアニメが制作されることを知り、その時は虹ヶ咲の2期は決まってなかったので・・思わず、「もう次かーい!」とツッコんでしまいました。。

ぶっちゃけ・・美少女揃いでビックリ。
その後NHKアニソンプレミアムで、シリーズ4作品のキャストが出演した『ラブライブ!SP』も観ました。

シリーズ初の試みとしてメインキャスト1名の一般公募オーディションを開催したものの、合格したのは2名。
絞れなかったんですね・・
英断だったと思います。

さて、その顔ぶれは・・

■キャスト
(ネタバレではないですが畳んどきます)
~▼{netabare}
<伊達さゆり(澁谷 かのん役)>
一般オーディションで本作デビュー。
素朴な感じの元気っ娘。
本作の駆動系ヒロインにぴったり。
「歌で誰かを笑顔に」というヒロインのセリフは、
本作のオーディションで伊達さんが言っていた言葉でした。
宮城県出身とのことで頑張って欲しいです。

<青山なぎさ(葉月 恋役)>
一般オーディションでデビューしたもう一人。
大学ミスコンで準グランプリを獲ったことのある美少女系。
特技はクラシックバレエとのことで役に合っていますね。
清楚系に見えるけど、実は結構ひょうきん者のようですw
別名、青山アナw
普通に女優でやっていけるんじゃないかな。。

<Liyuu(唐 可可役)>
Lynnさんじゃありませんw
本名は黎獄(リー ユー)。中国語が上手いと思ったら中国の有名レイヤーだったとのこと。上海出身で体力がなくてダンスが苦手らしく、キャラ設定を彼女に寄せたんじゃないかと思ったり。

<ペイトン尚未(平安名すみれ役)>
個性的な名前や顔立ちから想像していた通りハーフのようですね。
アイドル活動経験者のようで、場慣れしている感があります。
明るいし、このコも面白いw

<岬なこ(嵐 千砂都役)>
兵庫県出身以外、経歴はわかりませんでしたが、所属事務所のサンプルボイスを聞く限り声優さんとして修業を積んできたようですね。かわいい系で良いのではないでしょうか。
{/netabare}~▲

何本かようつべ動画を拝見しましたが・・ナニこの人たち、おもろいw
ペイちゃんのボケ加減がなんともw
青山アナもいい味。

シリーズ最小人数の5人だとまとまりがありますね。
メンバの絆が既にしっかり構築されている感があります。

■ストーリー
~▼ツッコミ{netabare}レビュー
キャラもだけどやはり展開は似てきますねえ。
廃校を逃れるべくスクールアイドル・・
部活が認められない・・
ラブライブの遺伝子なのでしょうかね。

珍しく、曲作りのエピソードがちょっとありました。
体力づくりは、定番的にありました。
え、あと5日で本番・・バンドは?音撮りは?
まさかイマドキの楽曲作成ソフトとか?
衣装はいつだれが・・OPの絵しかないやんw

LoveLive東京大会がリモートライブだと・・?
コロナも意識してるのかもだけど、アマチュアが自費でステージ製作とか厳しくね?
そして生配信とか言うワリに事務局スタッフが現場にいないw
まあそんな細かいところに触れてたら尺に収まらないだろうけど。
2クールくらい欲しいよね。

大会がコンクールとブッキングする話は、2期を思い出しました。

最終話、雪の中、その先には青く輝くステージ。
1期のクライマックスを再現したような形でした。

にしても、μ'sやAqoursや虹ヶ咲も名前くらいは出して欲しかった。
{/netabare}~▲

と、まあツッコミどころはありすぎる程ありますが、
別に悪い気はせず、むしろ嬉しい部分も。

■まとめ
動きも彩りもいい。
キャラは正直ストライクではないけど悪くない。

Liellaを投入して、三次元では3つのグループが同時に活動することになりました。
これがラブライブの進化した姿なんでしょうね。
μ'sはLASTライブをやっちゃったようなので、1グループ追加するのは必定だったのかも知れません。
しかもAqours、虹ヶ咲は本業あっての活動なので、あまり制約を受けない新人だけを集めることが大事だったのかも、とか思ってしまいます。

じつは評価は正直アニメ単体のものではなく、動画や歌や制作過程などの印象も反映されてしまっています・・
そこはファンゆえの高揚感と思い多めに見ていただければ ^^;

というか・・

ラブライブシリーズのファンがラブライブの声優になり、キャラを演じてライブを行う時代に、ついになったワケで。。

キャラがラブライブを目指す物語にシンクロして、キャストの夢を体現している姿が感慨深く、胸が震えてしまいます。。
(いつもチョロくてry)
 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「学校」で「アイドル」☆ 5人の少女たちを結ぶ青春学園ドラマ、スタート!

無印、サンシャイン!!、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に続く、ラブライブシリーズ4番目に相当する作品です。

しかも今回は監督が京極尚彦さん、シリーズ構成が花田十輝さんという、無印依頼の組み合わせが実現しているので、視聴が楽しみな作品の一つでした。


私立結ヶ丘女子高等学校、
表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に初めての入学生がやってきた。

歴史もない、先輩もいない、名前も全く知られていない、ないない尽くしの新設校で、
澁谷かのんを中心とした5人の少女たちは"スクールアイドル"と出会う。

私、やっぱり歌が好き! 歌でなにかを……叶えたい!!

まだ小さな星たちの、大きな想いが重なっていく――。

全てが真っ白で、無限の可能性を持つ彼女たちとの
「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。

はばたけ!私たちのラブライブ!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

いやぁ…濃厚な物語をしっかり堪能させて貰いました。
本作品はシリーズ第4作目となりますが、思いきり堪能するなら是非無印からの視聴をお勧めします。

物語は、学校内で結成されたアイドルグループが各地の激戦を潜り抜け、ラブライブの頂点を目指すという大きな流れが踏襲されているので、単発で視聴しても内容は通るのですが、どうしてここまでラブライブにのめり込めるのか、そしてのめり込まなきゃいけないのか…
このラブライブに秘められた熱量は、無印から彼女たちの打ち込む姿勢そのものなんですよね。

アイドルグループの結成理由や、目指す目標はそれぞれ違います。
ラブライブは、彼女たちにとってあくまで通過点でしかないのですから…
ラブライブの先に彼女たちの目には何が映っているのか興味湧きますよね^^;

そんな今回のスクールアイドル「Liella!」のメンバーは全部で5人です。
澁谷 かのん(CV:伊達さゆりさん)
唐 可可(CV:Liyuuさん)
嵐 千砂都(CV:岬なこさん)
平安名 すみれ(CV:ペイトン尚未さん)
葉月 恋(CV:青山なぎささん)
恥ずかしながらLiyuuさん以外はお初にお目にかかる方々だと思いますが、随分大胆に新人の声優さんを起用していたんですね。

皆さんに共通していたのは、歌が上手なこと…
歌が上手なのは、今どきの声優さんの必須のスキルなんでしょうかね。

「Liella!」のメンバーはスクールアイドル活動を通して色んな刺激を知っていきます。
ですが、一番は何と言っても「ラブライブに出場することに対する責任」だったのではないでしょうか。
アイドル活動は、自分たちだけでは留まらず加速度的な広がりを持っていました。

お互いに支え合って一つの作品に昇華させていく…
このこと自体にはとても意味があると思いますが、これだけじゃダメなんですよね。
こんなんじゃ絶対に終われないし、こんなところに留まってなんかいられない…
この気付きが今後の彼女たちを大きく変えるきっかけになると確信しています。

オープニングテーマは、「START!! True dreams」
エンディングテーマは、「未来は風のように」

1クール全12話の物語でした。
先ほどネットをチェックしていたら、テレビアニメ第2期の制作が発表になっていました。
キャッチコピーは「みんなで新しい星空へ!」だそうです。
放送時期など詳しいことは分かりませんでしたが、続報に期待したいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

74.4 18 東京で学園なアニメランキング18位
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第2期(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (178)
399人が棚に入れました
高咲 侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下 愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:楠木ともり
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美
三船栞子:小泉萌香
ミア・テイラー:内田秀
鐘 嵐珠:法元明菜
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

虹色の個性が光る2期

【感想】
期待通りのいいアイドルアニメでした
キャラはとても可愛いし曲もいい、気分の悪くなる展開は起こらない平和で無害なできのいいアニメです

特にライブシーンの演出やカメラアングル、各キャラクターの可愛さがしっかり伝わるように配慮されていて洗練されてます
アイドルアニメに興味ない私でも素直にライブシーンいい!って思えました、ライブシーンは他のアイドルアニメとは段違いで完全に抜けてます
CGと手書きの違和感もほとんどなくて、製作費がちゃんと確保された環境があればこれだけの作品が作れるというのを見せてくれました

また、他のラブライブシリーズと比べてかなりプロデュース方面に力が入っていてアイドルマスターに近い感じで新鮮でした

ただ、特に大きな試練も葛藤もいさかいもなくあっさり事が進み、テンポよく話が進んで「最高だったねー!!」ってテンション高めにはしゃぐアイドル達に気持ちがついていけなくて置いてけぼりになりました

たしかにライブシーンは最高です、でもそこに至るまでのドラマはやや薄く、イマイチ気持ちを共有できなくて
キャラクターの汚いところや闇は徹底的に見せない姿勢は正にアイドルなのですが、汚いところも含めて愛せるのが真のファンなのではないでしょうか?
もっと視聴者を信頼して冒険してもいいように思います
ギスギスしてるよりはいいけどなんか大きく失敗することを恐れて無難にまとめた感じがします

とはいえ、やっぱり夢があってキラキラしていて前向きで、元気がもらえる素晴らしい作品でした

【音楽】
良曲が多く、期待通りです
アベレージが高めでさすがに力が入っています

【キャラクター】{netabare}
人数多すぎなのが欠点だった1期からさらに3人も増えてさらに賑やかになりました
CUEもそうですが、キャラが増えすぎたアイドルアニメはユニットに分けるのが正解でしょうね
キャラは可愛いし個性もあって魅力的です、ただキャラクターが多いのでどうしても掘り下げに差があるのが欠点
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ゆるく、やさしく、勘は鋭く、たおやかに

【物語 3.5点】
基本線は「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の方向性と存在意義の再確認。

「ラブライブ!」大会は目指さない。
ソロ活動がメインだけど緩くまとまる。
好きなことを好きなときに好きなだけやる。

こうした信条を、価値観の異なる新キャラ3人をぶつけたり、
同化したりすることで鍛え上げていく。

新キャラを中心に過去からの重たい悩みも処理されたりもしますが、特に深刻化することもない。
むしろ大会スケジュールや部活の根性論などに切迫されなくとも、
“好き”を動力源に願望を叶えてしまう同好会の柔軟性に包み込まれるノンストレス枠。

中盤には、{netabare}5校合同によるスクールアイドルフェスティバルの開催。
優木せつ菜の{netabare}スクールアイドル活動は内緒にしている生徒会長という縛りを撤廃する。{/netabare}{/netabare}
など、〇〇すべき、〇〇だから夢を追えない。
といったしがらみになり得る残された枠を、さらに徹底的に除去していく純化路線で視界は良好。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・サンライズ

無印、『サンシャイン』とは異なるメンバーの主要スタッフが続投。
過度な紅潮は控え目にして感情の振れ幅を抑制する中でも繊細に心情を読み取らせていく。
自由なカメラアングルが演出するCGライブ動画。
作画カロリー自体も控え目。(最終回のライブはもうチョット動いて欲しかったかも)
など良くも悪くも1期からの作風を継続。

現実→MVの境界を軽快に飛び越えるフリーダムな音楽演出も相変わらず。
吹き抜けの校舎が瞬時にきらびやかに発光するライブ会場に昇華するなど、
校風も相変わらずフリーダム。

が、何より度肝を抜かれた映像は文化祭。
{netabare}学園にウォータースライダーを張り巡らせ“ニジガク号”を完走させた
監修“流しそうめん同好会”の謎の技術力w{/netabare}


【キャラ 4.5点】
同好会に挑戦的な言動を重ねる孤高のソロアイドル・鐘 嵐珠。
が、それに対して柔和な表情を崩さず、ゆる~く受け止めつつ、
嵐珠の裏にある本音もしっかり見抜いちゃってる。
この懐の深さこそが『ニジガク』の極意。

特に3話にてユニットで嵐珠に自分たちのスクールアイドルの形を示した
QU4RTZ(クォーツ)の4人(かすみ、璃奈、エマ、彼方)は、
{netabare}パジャマパーティーで合宿するw{/netabare}など、ゆる過ぎて脳が溶けるかと思いましたw
けれど、関わる人間の本質は見えていて、決める時はきっちり決める。

優しさだけじゃ強くなれないってよく言いますが、
優しさも極めればマッチョとは違ったしなやかさを体得できるのではないか。
ゆるいけど芯は強い彼女たちに諭された気分です。


『ラブライブ!』ゲームアプリにおける“あなた”に当たる高咲侑。
同好会を応援し、楽曲提供するけど、パフォーマンスはしない。
作曲コンクールという道を前に、同好会との向き合い方を再考。
侑もまた嵐珠の作曲担当・ミア・テイラーに接触する中で鍛えられたキャラ。
『ラブライブ!』が夢なのではなく、『ラブライブ!』をキッカケに夢を見つけて追いかけて欲しい。
“あなた”に語りかける役回りも洗練。

もう一人の新キャラ・三船栞子と優木せつなの関係性もそうですが、
従来キャラを刺激した新キャラが、
同好会に恩返しされるように夢に素直になっていく流れは分かっていても心地良かったです。

その観点からマイベスト・エピソードは9話の{netabare}ミア・テイラー。{/netabare}


【声優 3.5点】
鐘 嵐珠役の法元 明菜さん、ミア・テイラー役の内田 秀さん、三船栞子役の小泉 萌香さん。
いつの間にか12人+1人に増殖していた『ニジガク』
法元さんは中国在住経験、内田さんは豪州在住経験も生かした外国系キャラ作りが光るものの、
前半中心にちょっと演技が固いと思うことも。
ただ後半はキャラと共に吹っ切れたのか徐々に良化。

どうも私がラブライブ声優にぎこちなさを感じるのは、
概ね色々抱えてツンツンしている演技の不自然さからが多い気がします。
中の人も本質的に優しい人だからなのかもしれません。
後でデレるのバレバレじゃん(笑)


高咲侑役の矢野 妃菜喜さん。
1期と2期の間には『セレプロ』にて2.5次元アイドルのセンター力も見せた元・アイドル経験者。
この方にパフォーマンスしない役をやらせるのが凄く贅沢なことに思えて来ました。
『ウマ娘』キタサンブラック編のアニメ化実現の願を改めて飛ばしておきますw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は遠藤 ナオキ氏が続投。
アコースティックギターの優しい音色や、ゆる~いキーボード音源を
邪魔にならないバックグラウンドにささやかに流す。
金管、ストリングスを前面に押し出す無印、『サンシャイン』とは一線を画した方針を継続。

その一方で、嵐珠が孤高を貫くシーンでは刺々しいテクノ、EDM風で割って入るなど、個別対応も良好。
同様のアレンジがクールな嵐珠、ミアの挿入歌には新鮮さを感じました。


主題歌も同好会の12人が引き続き担当。
OP主題歌は「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」
しがらみが取り払われた大空に、色とりどりの夢が、
サビで、やまびこ風に、どこまでも響き渡っていく構成が素敵♪

ED主題歌は「夢が僕らの太陽さ」
“概念”畑亜貴氏の歌詞がテーマをまとめる盤石のED。
めばち氏によるイラストタッチのED映像も安定。
1期同様、最終回も特殊EDで変に力まず、いつも通りのEDで締めるのも『ニジガク』らしいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

頑なにラブライブ出場を目指さないラブライブ!

作中の他のスクールアイドルの中にはラブライブ!への出場を目指しているグループもいるのですが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はメンバー全員によるグループとしての名前も持たないし、ラブライブ!への出場も目指さないというシリーズ中では特異な作品になっています。

2期目でメンバーも増える中、同好会としての活動の方向性も模索していく2期目なのでした。

本作ではスクールアイドルそのものではないメンバー高崎侑(たかさき ゆう)の存在があるせいか、イベントプロモーションやプロデュース的な描写が他のラブライブ!作品よりも目立っているような気がします。

また同好会の活動も自身がスクールアイドルであることにとどまらず、周囲のスクールアイドルを巻き込んだ「スクールアイドル・フェスティバル」の開催・運営がメインな感じで、他のラブライブ!のシリーズ作品よりも本作は私個人の感性には合っていました。

でも、たぶんラブライブ!作品としては異端なんだと思います。

余談: 空回りしていじられるかすみんはカワイイです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

69.9 19 東京で学園なアニメランキング19位
好きな子がめがねを忘れた(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (225)
668人が棚に入れました
ちょっぴり奥手な中学生男子の小村くんは、めがねをかけた隣の席の女の子、三重さんのことが好きである。 「その分厚いレンズ越しでいい。三重さんのきれいな目に見つめられてみたい。」 不思議な魅力を持つ三重さんに惹かれつつも、話しかけることさえできないまま日々を過ごしていた。 そんな三重さんはいつもめがねを忘れてしまうド天然女子。クラス替えから3日。 隣の席になった小村くんは、困っている三重さんをサポートしようと奮闘するが、そんな想いとは裏腹に一生懸命何かを見ようとする三重さんとの距離が近すぎてドキドキが止まらず・・!? Twitter投稿で数万バズを連発し、月刊「ガンガン JOKER」(スクウェア・エニックス刊)でも絶賛連載中の藤近小梅の大ヒット原作を実力派スタジオ GohandsがTVアニメ化! 近すぎるのに最高にピュアな二人の関係にドキドキニヤニヤ悶絶必死! 2023年夏、めがねを忘れた女の子と「ゼロ距離」から始まるムズキュン純真ラブコメディが始まる!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

👓超近視眼的な恋

原作漫画はTwitter版、コミック版共に未読状態でアニメ視聴。
視聴後、冒頭の数ツイート分や数ページ分だけ閲覧。

【物語 3.0点】
パターンアニメとして割り切った構成。

ヒロイン・三重さんは漫画みたいな(いや、漫画かw)超ド近眼なくせに、今日も今日とてめがねを忘れるし。
思春期少年主人公・小村くんは世話を焼いた三重さんがリアクションする度、すぐにキュン死しそうになるし。

毎度めがねを忘れる理由やら、そこから発生するドキドキのシチュエーションやら、
よく思い付くな~と感心しますが、展開としてはワンパターンですぐ飽きる人がいても致し方なし。


2人が恋心を自覚して徐々に惹かれて行く描写は丁寧でしたが、
本作はタイトルの通り、既にヒロインに惚れてしまっている少年のお話。
不合理なはずの恋愛に、好きになった理由という合理性が見い出せないと納得できないリアリストには前提から向かない作品。
ただし、三重さんが小村くんに惹かれる理由については、過去の掘り下げ含めて色々提供あり。


突如パターンを変えて驚かせる刺激が多い昨今のアニメの中で、
毎回変わらぬ優しい雰囲気で一息付けるスポットとして価値を見出した中盤までは、
私にとっては視聴断念か継続かの当落線上の作品でした。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・GoHands

安定した工程管理により表現したいことに注力して表現できている感。

背景の多くにCGを入れて、教室内に舞う埃も撮影処理でカバーし、
手描きの作画班は人物に集中。

校舎や街を走る車は模型みたいなCGで割り切って。
一方、量感溢れる三重さんのロングの柔髪の複雑な動きは、コマの繰り返しを挟まない、
妥協のない描き込みで、好きな子の輝きを象徴。
瞳の描写も勝負所ではガラス細工のように繊細化して来ます。

小村くんと三重さんの周辺を中心に歪み背景が多用されたのも特徴的。
好きな子ができた青春世界は主観的であることがよく伝わって来ます。


作画、CG、撮影の連携プレイが光ったのが冒頭。
今日も好きな子に会えると胸を高鳴らせながら教室へ向かう小村くんを、
回り込むカメラワークも交えた“長回し”のワンカットで表現した場面。
思えば私は最初のカットで本作の映像に一目惚れしてしまったのかもしれません。

シナリオ展開にワンパターンを感じつつも視聴継続できたのは、
毎回映像に見応えがあったからかと。


ただ、一点気になったのは、背景の雲が流れるの速すぎでは?ってことw
青春のひと時、光陰はあの雲の如く過ぎ去ってしまう物という事なのでしょうかw
小村少年。三重さんとクラスメイトでいられる貴重な時間なんて人生のほんの一瞬。
彼女の仕草に興奮ばかりしてないで、決める時は決めないとw


【キャラ 3.5点】
視聴者も小村くんと一緒にヒロイン・三重さんに惚れてしまえば、
パターンアニメでもハッピーになれるのは重々承知。

ただ三重さんも{netabare} 小村くんに迷惑をかけたと泣いてしまうような{/netabare} 心優しい良い子なのですが、惚れるにはドジっ娘萌えのスキルが必須でしょうし、かしこまると口調が武士になるしw
可愛い以上に変わった子だなとw

実際、三重さんは学校の誰からも憧れられるマドンナではなく、
{netabare} 全校集会で登壇する{/netabare} 場面では、いつもめがねを忘れる三重さんを目付きが悪い子と訝しむモブの声もあって、
変わった子だと思っているのは私だけじゃない?と安心してみたりw

率直に言うと私はレンズ越しの三重さんのクリっとした瞳をもっと見せて欲しかった。
三重さんがめがねを忘れ過ぎて、眼鏡っ娘萌え目当てが肩透かしされた感も残っていますw


私の場合は、惚れた子が何をやっても悶えてしまう小村くんを愛でる視点で、
距離を取って見守ると割り切ったら上手く折り合えました。
ド近眼の三重さん以上に、好きな子しか見えなくなる小村くん。
どっちが盲目なのやらって感じで可愛いらしいですw

この境地に至ると、小村くんが、三重さんとの今の関係上、どこまでが一線かも分からず狼狽える思春期少年の初々しさが美味しく頂けるようになります。
ただ流石に、{netabare} ブランコに乗った三重さんの背中を押すのは婚前にやっても良いことだと思うのでw{/netabare} ちょっと落ち着けよとは思いますがw


【声優 4.0点】
ヒロイン・三重さん役の若山 詩音さん。
主人公・小村くん役の伊藤 昌弘さん。

「ん゛~~」とか「あ゛~~」とかセリフ未満の掛け合いにより醸成されるユル~い空気が安心感をもたらしていました。
比較的低めにうめく若山さんより、ヒロインの一挙手一投足に反応する伊藤さんによる
声変わり前の思春期少年の悶え声の方が上ずっているのが毎度可笑しかったですw

若山さんによる、三重さんの動きに合わせた効果音兼任ボイスもあざとかったです。
彼女のロリ脳トロボイスの中毒性もまた私の視聴継続の原動力でした。


公式HPインタビューにて、メインお二人を人柄重視で選出したとのスタッフコメント。
演技力も然ることながら、ディレクションのコミュニケーションがスムーズに行くか、
和やかな制作現場の雰囲気を保てるかも重要視したというキャスティング。

現場の空気作りが、柔らかい作風として確かに伝わって来ただけに、
声優はまず演技力なのでは?と思っている私にとっては、考えさせられる一件でした。


【音楽 4.0点】
劇伴担当はジミーサムP。
メインテーマ「好きな子がめがねを忘れた」は優しいピアノの旋律で青春ノスタルジーを演出する癒やし系。
その他、刺激を抑えたミニマル・ミュージックで2人の掛け合いを和やかにアシスト。

OP主題歌はネット投稿で活躍する現役女子校生シンガー・綴(つづり)の「NAME」
OPアニメーションは、リズムに乗って疾走するキャラや、背景をアングル多彩なカメラワークで捉えることで青春の躍動感を好表現。

ED主題歌はめがねの凄腕アーティスト・オーイシマサヨシさんが、
三重さんと小村くんと共に、作品を捉えた歌詞で、めがねを忘れた日の喜びを高らかに歌い上げる。
小村くん役の伊藤 昌弘さんは音大出身のシンガーソングライターでもありますが、
レコーディングでは小村くんのキャラに合わせて、たどたどしく歌唱するよう要求されたのだとかw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

三重さんははかれない

三重さんが可愛いと思えるかどうかがすべてな作品
たしかに三重ちゃんは可愛い、けど話は・・・

設定に無理がある普通の学園ラブコメだけど、絵が綺麗でデザインも可愛らしくてアニメの質は高いです!
優しい人しかいない世界なので、細かいこと気にせず三重さんの可愛さを満喫するアニメかな?
髙木さんとかと違ってクラスメイトもいっぱい絡んできます

設定に無理があるのはメガネだけじゃなくて
三重ちゃんも小村君も不思議ちゃんすぎて、こんな子いない・・・

三重ちゃんはしゃべり方とかあざといけど可愛い、声優の演技がいいですね
小村君は見せかけはマジメで純粋な感じだけど、心の声やリアクションが変態的でかなりキモい
{netabare}
「さっきまで三重さんがかけてたメガネ・・・ドキドキ」 
これはまあ、好きな人の持ち物が気になるのはわからなくもないけど
「三重さんのメガネを持ち帰るなんて変態じゃないか?」と言いながらメガネ見て三重ちゃんが部屋にいる光景を想像する小村君が気持ち悪い
メガネでそこまで想像膨らませる?? {/netabare}
なんかこういう変態がいると、人に自分の持ち物渡すのためらってしまいますよね

モブキャラやクラスメイトがいっぱい描かれていて、学校の賑やかな雰囲気がしっかり描写されているのは凄いと思った
アングルが変な角度になったりスクロールしたりぐるぐる回ったりせわしなく、ちょっとくどいかな?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

メガネは顔の一部です。オープニングはアニメの顔です。すなわちメガネはアニメの一部です(錯乱)

原作未読

いやーオープニング曲いいっすねーこれ。オープニングだけでも視聴する価値あると思います。
この作品に限ったことじゃないけどオープニング(エンディング)を毎話見ていると映像や歌詞から与えられる印象が回を追うごとに少しずつ変わっていったりするので特にアニメの顔とも言われるオープニングってやっぱ大事なんだなーとつくづく思います。

さて、肝心の内容の方はというと「好きな子がめがねを忘れた」というタイトルそのままですw なので、その設定だけは飲み込んでもらわないとダメですw
そして設定自体を受け入れてもエピソードにムラがあるので万人におすすめできる作品ではないかなーというのが正直な感想ですが、個人的にはオープニングのプラス補正も相まってそこそこ楽しく見させてもらってます。ヒロインの三重さんを若山詩音さんが好演しているのも印象深いですね。

エンディング曲はみんなのオーイシお兄さんが担当されていてこちらも世間の評判は良いっぽいですね。ただ個人的には最近のオーイシさん、「死ーんだ死んだ」とか「メガネがないメガネがない」とかストレート過ぎる歌詞が自分には安直に感じられてしまってあまりハマってませんw 性格的にオファーもそんなに断ったりしなさそうだし仕事たくさん抱えていて忙しいんでしょうけど、自分にはどうしても粗製乱造に片足突っ込んでるように映ってしまいます・・・オーイシさん自体は大好きなのでもうちょっと本数抑えてじっくり作られた曲を聞いてみたいですかね。

作品の細かい内容にはあまり触れないレビューになってしまいましたが、三重さんのポニテ姿めっちゃ可愛いのでオープニングと合わせて一見(一聴)の価値ありです!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

70.8 20 東京で学園なアニメランキング20位
学園戦記ムリョウ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (149)
890人が棚に入れました
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。
そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。
「えー、宇宙人は、実はいました」。
村田始は神奈川県天網市の御統中学に通うごく普通の中学生の少年である。
宇宙人の実在が明かされた日、始のクラスにとっくの昔に廃れた「学生服」を着た不思議な少年、「統原無量」が転校してくる。謎の転校生無量と友達になったことをきっかけに、始は地球と宇宙を巡る大きな流れと天網市に暮らす人々の使命に関わる物語に関わっていくのだった。

声優・キャラクター
宮崎一成、野島健児、朴璐美、杉田智和、浅野真澄、うえだゆうじ、小林由美子、山崎和佳奈、石森達幸、釘宮理恵、石原凡、小野健一、京田尚子、佐々木瑶子、阪口大助、遠近孝一、松本さち、渋谷茂、肥後誠、長嶝高士
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上を向いて歩こう  【ねこ's満足度:85pts】

『機動戦艦ナデシコ』の佐藤竜雄監督によるNHKジュブナイル。
神奈川県天網市に暮らす住民と、宇宙人たちとの関わりを描いた近未来SF学園アニメです。

「えー、宇宙人は……実はいました」(政府・広報官)

突如政府から発表された驚愕(?)の真実。
なんともふぬけた発言ですが、ノリ的には意外とこんな感じなのです。
”戦記”としながらも、ベースにあるのはのんびりまったりとした日常描写。
戦いそのものを描くよりも日常を描くことによって戦いを特別なモノにしている、そういう作品です。

地球規模のとんでもないコトが起きてるのに、周りはいつも通りの平和な日々……。
それってある意味リアルなことなのかも知れません(笑)。

そんなゆったりとした空気の中、勃発する”戦い”。

コメディチックな学園ドラマが、宇宙を舞台とした壮大な物語へ発展していく様は見応え十分です。
静かすぎるほど静かに、それでも確実に盛り上がっていく終盤の数話は引き込まれまくりでした。

主人公の立ち位置も特徴的です。
”顔”である無量(ムリョウ)と、”案内人”である村田始。
このふたりを、あえて戦いの中心に置いてないというところが”ミソ”。
それにより登場人物全員が主役になっている。それこそがこの作品の本当の狙いのような気がします。

そんなふたりに代わり”戦い”を担当するのが、守山那由多(なゆた)。
朴ロ美のハスキーボイスも手伝って魅力満点でした。というかホント可愛かったなぁこの子(笑)。
今まで観てきたアニメの女性キャラの中でも、相当好感度高いです。いいヒロインでした。

演出や音楽も効果的。とにかく胸躍ります。こういう作品もっと観たーーーい!!
それにしても、ムリョウの正体は一体……。やっぱり{netabare}神様の生まれ変わり、{/netabare}なのかな?(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SF好きには興奮するくらい大満足!!

腰を抜かすくらい驚かされました。


観始めるまでは、こんなに凄いアニメだとは思っていなかったからです。

なので
主人公と準主人公とがキャラデザ的に逆ではないか?
ちょっと子供向けアニメだったかな?
などと半ばバカにしながら観てしまいました。


ところがすっとこどっこい!!


実は物語がとても丁寧に描かれていて、SF的な要素が全面に出ていた。
そして何といっても
後半の展開が神過ぎた!!!!!

あれはやばいです。
とりあえずまだ観てない人は要チェックですよ!

本当に鳥肌ものでしたー!

NHKのアニメは侮れませんねぇ~

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

官房長官「宇宙人は実はいました」→へぇ~そうなんだ~

地球外知的生命体の存在が公式発表された2070年。
その遥か昔から能力をもって宇宙人へ対処してきた民が住む天網市。
役割を受け継ぐ中学生少年少女らの青春と戦いを描いた
NHK「衛星アニメ劇場」のオリジナル作品(全26話)


【物語 4.5点】
SFバトル物でもあるがメインは学校行事などの日常の学園生活。
裏でお役目を遂行する生徒会も普段は一見、呑気に学園祭などやってるように思える。
ですが、この日常を守ってきた先人たちの想いへの理解が深まるにつれ、
平穏な青春の価値を噛みしめることができる良作。


一応の主人公は謎の凄腕学ラン(←この時代は既に古い)転校生・統原無量(すばる むりょう)。
だが物語は“天網の民”のチカラを持たないSFオタクな一般中学生・村田始の視点で進む。

視点を戦いに挑む少年少女を見守る始(はじめ)のポジションに置く。
さらに始は天網市の歴史と伝統を調査する“祭りクラブ”を主催。
始はナレーション、時おり視聴者に語りかけるナビゲート役も兼ねる。
大人たちが守り継いできた青春と日常というテーマへ誘導する佐藤 竜雄監督の脚本も巧み。


終盤になるにつれ、事態は銀河の新参者である地球を巡る争い。
すなわち{netabare} 銀河連邦と宇宙連盟。二大勢力による代理戦争再燃の危機{/netabare} へと展開するが、
まぁまぁ~穏便に異星間交流しましょうや~というユル~いノリは終始変わらず。

ですがこの世界の大人たちはフワフワしているようで、
決して責任と犠牲を能力を有した子供たちだけに丸投げしない。

セカイ系で生命ごと青春をすり潰されてきた少年少女の惨劇に食傷気味でも、
食後のデザートとして別腹にねじ込むことができる。
何ならセカイ系から受けたトラウマのリハビリ効果まで期待できる?
放送後20年経った今でも、私の心の中で独自のポジションを確立している良シナリオです。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・マッドハウス

バトルアニメーションは異様なフォルムの異星人兵器、結界、圧潰など如何にも『エヴァ』後のトレンドに乗った構成。

目を引くのは天網の民の切り札であるシングウ。
マッチョな巨大式神のような、これまた異様な出で立ちですが、ぶっちゃけダサいw
シングウで戦うナイーブな思春期メンタルにも配慮して、
プラモ販売したくなる程度にはカッコ良くしてあげてとは思いますw
これも巨大ロボとかに高揚して日常を疎かにしないというスタッフのメッセージなのでしょうかw


撮影で印象的なのは、日常シーンでの柔らかな日差しの挿入の多用。
この穏やかな日々を守っていきたいという主張を映像からも感じます。


【キャラ 4.5点】
先人たちの努力により未知との遭遇の衝撃は緩和され、
若人が戦いで命を落とすことも少なくなった。
ですが、それで少年少女の青春の悩みが尽きるわけではありません。


守山那由多(生徒会副会長)……シングウの力を受け継ぐツンツン・ツインテール。始(はじめ)や無量には特にツンツンするが、徐々に打ち解ける。

主人公・無量の正体も心中含めて最後まで明らかにはならない。

ですが“タタカイビト”としての重圧は確実にのしかかっており、
人物描写は、始(はじめ)たちとの青春の日々が彼らの心の支えになった様を的確に捉える。


守口京一(生徒会副会長)……「空蝉の儀式」に必須なチカラを継承。謎の転校生・無量の実力を前に自己嫌悪に陥りそうになる。

鷲尾晴美(生徒会書紀)……“タタカイビト”を守る“マモリビト”のお役目を背負い、幼年期の快活な性格を封じ込めてしまった武術少女。

京一は無量への対抗心に、幼なじみ晴美への恋慕も混ざりこじれて荒れるので、面倒くさいことこの上ないですw


平穏な空気の中で、重大な懸念事項の処理に直面するのは宇宙外交も同様。

ジルトーシュ……アロハシャツを着て穏やかに話す異星人外交官。{netabare} 場合によっては惑星も処分する「判定者」の役割{/netabare} も担う宇宙外交の最重要人物が、一見ちゃらんぽらんな言動を重ねて作風を体現。

ジルトーシュとウェンヌルが政治的立場を超え、共に地球の文化と酒に染まっていく件に、
地球と銀河の未来への指針が象徴されています。


【声優 4.0点】
統原無量(すばるむりょう)役の宮崎 一成さんが飄々とした口調で{netabare} 生身で宇宙に飛翔し敵を迎撃するなど{/netabare} ハチャメチャな能力を発揮する感じ。
村田始(むらたはじめ)役の野島 健児さんの宇宙人の実在が政府に追認されても、いつも通り気だるげな感じ。

他にも生徒会長・津守八葉役の上田 祐司さんのおおらかに場を取りまとめる感じ。
などキャストの演技も地球の危機を前にした脱力に貢献。


それだけに守山那由多役の朴 璐美さんの今で言う所のツンデレボイスがいっそう耳に突き刺さります。
一方、後年の“ツンデレの女王様”釘宮 理恵さんは始(はじめ)の妹・村田双葉役で、
無量に一目惚れする、おませな小6ボイスを供給。
オテンバ妹属性で順調に経験値を積む。


【音楽 4.0点】
担当は『ルパン三世』などでお馴染みの大野 雄二氏。
ジャズサウンドがスウィングする戦闘曲なども提供するが、
重宝するのはフルートなどをアレンジした穏やかな日常曲。

大野氏はKANO歌唱のOP「TAKE」も作曲。
学校の卒業式で歌われそうな曲調で、ここでもバトルより学園重視を印象付ける。
EDにも大野氏のインスト曲「begin」が流れ、今日も平和に締めくくられる。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

67.1 21 東京で学園なアニメランキング21位
いつだって僕らの恋は10センチだった。(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (175)
854人が棚に入れました
桜丘高校の入学式。合田美桜と芹沢春輝は桜の樹の下で出会う。 「美しい桜って書いて、美桜」 「俺は春輝。春が輝く」 春生まれの二人は親近感を覚える。 それ以来、気づいたらお互いは目で追うようになっていた。 美術部の美桜は大人しく、映画研究部の春輝は快活で周りにはいつも誰かがいた。 二人は全く違うタイプだが、いつの間にか一緒に下校する仲になっていた。 付き合っていると勘違いされることもあるが、ずっと友達以上恋人未満の関係。 本当はお互いに「好き」という気持ちを抱えながら―。 いつも帰り道に寄る高台の階段に腰をかける二人。 「春輝君って、好きな人とか、いる?」 思わず聞いてしまった美桜に答える春輝。 「好きなやつ、いるよ。…美桜は?」 二人のその手の距離は 10 センチ。 たった 10 センチなのに、その距離が縮まらない―。

声優・キャラクター
鈴村健一、豊崎愛生、神谷浩史、戸松遥、梶裕貴、阿澄佳奈、緑川光

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「恋愛系少女漫画のアニメ版」的な何か(告白実行委員会シリーズ)

HoneyWorksっていうボカロ楽曲の動画を投稿しているユニットがあって、その楽曲の一つに『初恋の絵本』というのがあるということですね。

一方、HoneyWorksの世界観に基づいて<告白予行練習>シリーズっていうのが角川ビーンズ文庫からいわゆる「ボカロ小説」的なものとして出版されていて、その中の一冊にも『初恋の絵本』っていうのがあります。

キャラクターデザインは前作(劇場版:『ずっと前から好きでした』←観てません、ごめんなさい)同様に角川ビーンズの『告白予行練習』準拠のようです。主人公カップル(あえてこう書きます)が変わりますが、メインキャラも共通です。

ビーンズというレーベルのメインターゲットは小学校高学年から中学生くらいの女の子だと思う(わからん、高校生も読むのか?)のですが、まあそんな感じの恋愛ストーリーですね。

そのわりに深夜アニメなんですけど、時間帯的に中学生ならセーフ?

お話的には高校入学早々の桜の木の下で出会ってしまった、ともに「春に生まれて春っぽい名前を付けられた」美術部の女の子と映研の男の子のお話であります。

全6話で、尺的には劇場版1本に近いものがあります。

2017.12.30追記:
見終わりました。90年代前半くらいの少女マンガを見ているようで懐かしい感じ。キャラクターデザインも好みだったし、作画は安定していたので観やすかったです。

適当に評点付けていったら以外と高いじゃん。まあ、世間でこんな高評価は望めないでしょう。あくまでも「私好みだった」ということで評価についてはご勘弁を。

でも、『コンビニカレシ』もこれくらいのレベルの話にまとめられていたら良かったのに…(笑)。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

恋愛モノならディテールがもっと、ラブコメに振るならテンポがもっと、どっちに行くにもキャラ立ちがもっと欲しいのに、どれも足りなくて、U18状態な半端感がハンパなくて、

全6話で完結っていう短さなんでとりあえず視聴継続するつもりでいるが、
なんか中途半端な感じは、
放送開始時期だけじゃなくて
作品そのものが「それだよ」と、
初回見ながらひとり突っ込んでしまった。。

この制作スタンスでも、
これが18歳未満なら、
楽しく鑑賞できるのかもって意味で
「U18=逆18禁」と書いたんだけど、
キャラでも空気感でもエピソードでも何でもいいから、
「ここは攻めてるゾ!」と
制作が自信もって言い切れるポイントが
どこかに見つけられないと、
18歳以上には、いやいやいまどきなら15歳以上にだって、
退屈なだけになってしまう。

と、
18歳を遥かに越えた恋愛・ラブコメ好きのひとりとして、
完走するかどうかを2話目に保留しつつの感想でした。

あ。そうか、ターゲットが妄想系女子オンリーなのね、
それなら解る。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お前らなあ・・・

私の大好きな学園恋愛アニメ。
ちょっと短め、ハーフクール作品です。
私の記憶が確かならばハニーワークス系。
って、ハニーワークスって何者?
少しの不安を抱えつつワクワクしながら視聴開始です。

3組の仲良しカップルが登場します。
しかし、2組はほぼ放置状態。
それなりのドラマがあると思うので、1話完結で観てみたい。
 ※他レビューみてたら、映画があるみたい。今度観よっと。

さて、メインカップルといえば、どったんばったん状態。
これもすべて、ヒロインの自信のなさと罪悪感が原因。
おかげで、3~4話は正直観てられない。
{netabare}5話あたりで持ち直し、最終話ではもちろんハッピーエンド。
当然、お二人の恋は0センチメートルに。
なんでもやって下さいませませ状態です。{/netabare}

思わず感動、そして極度に気恥ずかしい。
期待を裏切らない作りに私の評価は高いです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

66.9 22 東京で学園なアニメランキング22位
悪魔のリドル(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (1052)
5619人が棚に入れました
舞台となるミョウジョウ学園10年黒組は、たったひとりの標的(ターゲット)とそれを狙う女子高生暗殺者12人で構成されていた。
ひとり命を狙われながらも必ず生きて卒業すると誓う一ノ瀬晴。
彼女が標的だと気づきつつも、距離が縮まるにつれ、晴がもつあたたかさに次第に惹かれていく東兎角。
クラスメイトが刃を剥くとき、兎角は晴の守護者として立ち向かうのか、それとも……?

声優・キャラクター
諏訪彩花、金元寿子、南條愛乃、浅倉杏美、内村史子、内田愛美、三澤紗千香、大坪由佳、荒川美穂、佳村はるか、安済知佳、沼倉愛美、山田悠希、杉田智和、櫻井孝宏
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

タイトルなし

{netabare}晴ちゃん{/netabare}はターゲット確定なの??
でもHPの日記を見る限りかなりの重要人物っぽそう。
一体どうなる!?^^

■第1話~第2話
{netabare}
なんで暗殺することになったっけ??
とりま兎角ちゃんかっこいい^^
兎角ちゃんvs暗殺者全員になるのかな。
{/netabare}

■第3話
{netabare}
ちょwww晴ちゃんつよいwww
兎角ちゃんはあんまり活躍できなかったですね。。。

これから1話ずつ誰かが襲ってきて
EDは退場曲になるんでしょうか^^
{/netabare}

■第4話~第12話
{netabare}
イスケさま、テンプレだけどいいキャラでした~^^
すみれこ戦は晴ちゃん大活躍でしたね。
晴ちゃん強すぎ(笑)
しかもチタン製とは・・・www
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

高河ゆんらしい

原作:漫画 未読

全12話

ジャンル:学園百合アクション


感想

原作が 高河ゆん で、 作画が 南方純なんだけど、キャラデザ殆ど 高河ゆん先生でしたね。^^
高河ゆん先生のデビュー漫画は持ってたので^^;


東兎角が11人の暗殺者から一ノ瀬晴を守るお話。

1話観て、「あ~一人1話構成で倒して行く感じだな~」って直ぐ解った。

そしたら まんまでしたね^^;

予告状を出し、48時間以内に殺害が叶わなければ暗殺失敗と見なされ強制退学なんだけど、いろんな殺害方法があるんだから、不意打ちすれば簡単に実行できそうだが・・・
そこはストーリー上なしだよね ^^;

ちょい百合入ってるけど、別段気にならないレベル。

アクションは、凄いって程じゃなかったけど、そこそこ緊張感あって楽しめました。

{netabare}
自分的には、出席番号7番 首藤 涼(しゅとう すず)の回が良かったです。
彼女は、ハイランダー症候群という肉体が老いない病を患っていて、報酬に「好きな人と一緒に老いたい」という願いを持てて、何だか切なかった。
彼女のエピソードで1クール話ができそうなくらい^^
(それも観てみたい気がします)


ラストは、原作がまだ終わっていないからなのか、みんな生きてて
「え!今までのなんだったの?」って感じ。
でもまぁ、女子高生が若くして死ぬ結果は、良い気はしないからこれで良かったけどね^^;

あと、なぞなぞも結局解らず終いでモヤモヤ感が残ったな~。
{/netabare}




総評すると

原作コミック2巻でアニメ化されたんじゃ、作品紹介アニメだよね~
それじゃあ、あのラストもしゃーなしだなw ^^;

特別面白かった訳でもなく、あまり記憶に残らない作品だったかな?
おススメはできないけど、時間に余裕があって、バトルアクションが好きなら観て見ては? 




最後に一言
兎角の私服センス・・・疑いたくなったw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 60

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リドル・ストーリー 世界は**に満ちている

10黒組と呼ばれるクラス
そこは1人の女子高生を暗殺するべく12人の女子高生が刺客として
集められた場所だった。
ターゲットの子は無事黒組を卒業することができるのか!?
サバイバルストーリー


タイトルの意味ですが
*リドル・ストーリー・・・作中に示された問いに明確な答えがでないまま終わる作品のこと

ということなので
この作品では1クールを通して「世界は××に満ちている」という
問いが主人公の東兎角に出されていますが最終回になっても
明確な答えが出てません。
視聴者におまかせの感じです。
作中には答えじゃないですが赦しとかが出ていました


ひとまずリドルのことは置いておいて


12人の刺客が1クールに送り込まれるということで
例外はありますがだいたい1話1人の感じで話は進んでいきます!
プール遊びでも刺客、学園祭でも刺客、、
イベント中に刺客はどんどん登場します。
そこが面白みであります

毎週今回はどうなるのだろうって僕は楽しみに視聴していました。
ロミオとジュリエットの回と伊助様との戦闘の回は刺激的な回で面白かった。

しかし毎週刺客が変わって刺激なこの作品の罠はここにあったと思います。
12人の刺客を1クール、
どうしても最後の方は展開が早くなって
しまいます。
最後の戦いからが早かった印象です
もうちょっとじっくりやってくれたら楽しかったかも

最後は意外にいいエンドなのは重く終わらなかったので自分は好きでした
またOVAとかでみんなの平和な話とかを見たいですね^^;


毎回変わるED曲も良かったです
最終回の全員版が一番お気に入りです



最初のリドルの話ですが
僕なりの答えは

「世界は「選択」に満ちている」

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47

71.5 23 東京で学園なアニメランキング23位
MIX(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (175)
588人が棚に入れました
舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」。「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、今、運命の兄弟が物語の扉を開く・・・親の再婚によって、血は繋か?らないが誕生日が同じ、双子?の兄弟となった「立花走一郎」と「立花投馬」は、明青学園・中等部の野球部に所属する 中学2年生。走一郎は捕手、打者として活躍。投馬は「ある理由」から三塁手を務めているが、人並み外れた投手の才能を隠し持っていた。走一郎の実妹て?、投馬とは血の繋か?らない義理の妹「立花音美」も中学に入学し、2人の周囲はなにやら騒か?しい。やか?て高校に進学する2人は、甲子園の土を踏むことが出来るのか・・・

声優・キャラクター
梶裕貴、内田雄馬、内田真礼、花澤香菜、高木渉、井上喜久子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ものすごくいつものあだち充であった

原作未読
放送時間は土曜17:30!久々の深夜外アニメかもしれません。


「タッチと私」という題ならいくらでもいけるのですが我慢!
あの『タッチ』と比べてふんちゃらかんちゃらみたいなレビューにならないよう可能な限り気をつけます。ペコリ


あの上杉達也/和也と朝倉南の物語から30年後。視聴動機は説明不要の世代です。おいっ

・前期後期のOP『イコール』(sumika)『VS』(ポルノグラフィティ)歌詞の端々にあだち作品を彷彿させるワードが!
・各話サブタイトルは作中の登場人物のセリフ。鉄板です。
・ナレーションの天の声に反応できるキャラ達
・お待ちかねの作者いじり


 ものすごくあだち充であり
 安定のあだち充である


あだち作品特有の少し長めにとった会話の間であったり、思わせぶりな言葉のキャッチボールだったりは健在というかよく表現されており、そこはわかってるね~という話でした。
オールドファンには懐かしく、知らない方には新鮮に映ると思います。

なお、ありがたいことに本家『タッチ』の視聴を前提としません。もちろんセルフパロディ満載ですが知らなくてもまたは後追いでも問題ないでしょう。


あらすじ省略。『H2』『クロスゲーム』野球はもちろん『みゆき』『ラフ』『陽あたり良好!』etc

どれか一つでもあだち作品に触れていればすーっと入っていける本編。キャラの名前が変わっても相関が変わっても流れてる空気は一緒でもちろんこれは誉め言葉。この味は先生以外出せないものでしょう。


 ものすごくあだち充であり
 安定のあだち充である


私にとって『タッチ』は昭和でアニメに触れ、平成でコミックをむさぼり読んだ作品です。
連載終了してから数年経ってるとはいえ、部室に置いてある単行本をたまにめくりながら、ガチで甲子園を目指していた球児でした。

あれから20年ちょっと。令和の時代に続きの物語を拝めるのは感謝しかありません。現実の甲子園で応援曲の定番となった岩崎良美『タッチ』。アニメでは逆輸入されて主人公の妹がアルプススタンドで吹いてます。西村勇役の中尾隆聖さん。『タッチ』からの30年越しの継続登板です。ナレーションの日髙のり子さんと合わせて感慨深いものがあったことは想像に難くありません。もう歴史的文化遺産でいいんじゃなかろうかってくらいです。

{netabare}中尾さんが次の回に登場する際の予告で、「顔がパンのに殴られるアニメ?7つのボールを集めるやつ?」とさらっと内田真礼さんが煽ってたのがツボでした。{/netabare}


あの、朝からダラダラ再放送のアニメを見て過ごす夏休み。それと似たようなことを今年の夏は再体験することが出来ました。

{netabare}すげー中途半端なところで終わった気がしないでもないですが、このもやっとした後味もあだち節の一環です!と言ったらまるで信者だな、こりゃ(-_-;){/netabare}


『タッチ』ファンは必見。懐古趣味的にもアリ。
深夜アニメに食傷気味な方にも新たな南風を送る全24話です。



視聴時期:2019年4月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.29 初稿
2020.04.12 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

SB千賀投手のテイクバックが気になる今日この頃

<2019/5/12 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。

原作未読。
第6話まで見終えました。
あの名作青春野球漫画「タッチ」の30年後が舞台なのだそうです。


中学生の立花三兄妹、兄の走一郎、弟の投馬、妹の音美と、そして6話で出てきた大山春香を中心に進む
野球と青春と恋愛と軽いコメディを軸としたお話(たぶん)


と言いましても私。
実はタッチ、よく知りません。
アニメ観てないし、原作は和也が亡くなるところぐらいまでしか読んでない。
顛末はなんとなく想像つくけど、というぐらい。

なので「タッチ」の後継と言われても本作にはあんま興味湧かなかったんですよね。

ところがです。
いざ観始めたら意外や懐かしい既視感がそこかしこに・・・

本作「MIX」はどうやら「あだち充作品の集大成」のようです。

「タッチ」はもちろん、あだち充御大の過去の人気作「みゆき」「陽あたり良好」「ナイン」などを彷彿とさせる設定やエピソード、細かなガジェットなどなどエッセンスが散りばめられてる印象。
(上記の三作は既読です)

それも熟練・洗練され具合良く混ぜられてる。
だから「MIX」なのかな。

三兄弟のキャラクターも関係性もあだち作品らしく丁寧に深掘りされていて、そして魅力的。
ストーリーもゆったり進みながらもメリハリ効いてます。

これは面白くなりそう!!


ところで最近福岡ソフトバンクホークスのエース千賀投手の投球フォームが気になります( ・∇・)

テイクバックの時に右手の甲が三塁側向いてるんですよね。
普通のオーバースローピッチャーと逆。

ちなみに投麻の右手の甲は一塁側向いてました。

気になるわー( ・∇・)

<2019/10/6 追記>
昨晩は千賀投手が打たれて負けちゃいましたね。
ちなソフバンファンというわけじゃないです( ・∇・)

さて最終24話まで観ました。

徹頭徹尾あだち充でしたね。

野球のシーンでの投馬のピッチングの凄みを間接的に演出する他キャラの言動とか
日常の何気ない会話ややりとりにほんのちょっとヒネリを加えるところとか
ラブコメとか
サービスシーンとか 笑

全部30年前と変わらない。
もはや老舗名店の味

ラブコメなんてついつい「◯◯と◯◯」の組み合わせを応援してしまったり
そうしたカップリング(専門用語( ・∇・))を楽しみやすいのも、らしさ満開。

もちろん世代の人には超おススメですし。
そうでない人も絵柄とテンポが大丈夫ならおススメです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あだち充はショート好き

あだち充ヒロイン総選挙、ヒロインの顔同じ…
ってちょっと話題だったけど。

ヒロインの基本ヘアースタイルはショートかショートボブ。
妹キャラ、主人公に一途のいじらいし系。
岸本かすみ(陽当たり良好)・若松みゆき(みゆき)・中里美夏(スローステップ)・月島青葉(クロスゲーム)古賀春華(H2)

もう1つのヒロインタイプ
肩まで掛かるセミロング系
お姉さんキャラ、才色兼備系で主人公の面倒見がいいタイプ。
中尾百合(ナイン)・鹿島みゆき(みゆき)・浅倉南(タッチ)・雨宮ひかり(H2)


主人公もだいたいタッチの上杉達也顔で才能が埋もれてるキャラ、出来のいい弟がいて弟に隠れてる…
長男の物悲しさがw

父親はちょび髭、ポンコツ系。
母は天然でおおらかな人が多い。
買ってる犬はポッチャリ、だいたい名前はパンチ。
主人公の友人は太ってるキャッチャーで主人公の良き理解者。
同級生に調子のいいお茶らけ系キャラ、H2の木根タイプ。
主人公のライバルはやたら男前で完璧な男子。

あだち充テンプレに今回どこまで当てはまってる?


視聴完了
他の方のレビューでも触れられてる様に、Theあだち充のアニメ。
アニメとしては途中で終わった…

野球漫画だけど野球描写はファジー(雑)で日常や恋愛描写がメイン。

30年前は日常描写メインのスポーツ漫画が当時は無かったので受け入れられた。
当時無かったラノベなど新しいコンテンツが増えたから、若い人に今のあだち充が受け入れられるか微妙かも。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

77.0 24 東京で学園なアニメランキング24位
シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (882)
3909人が棚に入れました
コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たくさんいる「私」

岩倉玲音の時代である。

ブゥーーン、ブゥーーーン、
幾度となく強調される送電線のノイズ音。
それは「つながり」のメタファー。

90年代末尾を飾る時代が生んだ傑作。
欝々しい展開にカルト的人気で名高い作品、
そこを乗り越えた先の大団円に感動を覚えます。
ここでの問題提起は「攻殻SAC」へと昇華され、
この偉大な「供儀」の物語は幕を閉じる。

絵柄は古く、演出は静かに進行する。
しかし前半に種を撒き、後半に回収する。
物語の基本に忠実な展開、構成だと思う。

主人公は中学生、岩倉玲音。
{netabare}現実世界と仮想世界の「2人の玲音」、
ある日、自殺した同級生からのメールが届く。
会話もない冷たい家庭の食卓、
自宅前に張り付く不気味な黒服たち。{/netabare}

神の不在、集合的無意識。
何かがおかしい!?何かが始まっている!!

難解でしょうか?いいえ。
我々の側が複雑にさせているのでしょう。
しっかり観ていれば、迷子にはならない。
{netabare}私なりの攻略指南を書かせて頂こう。
英利政美の思考を追え、これだけです。{/netabare}

世界は等しく病んでいる。

文化庁メディア芸術祭優秀賞作品。
ご堪能あれ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 74
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

私と中の人は同一人物なのだろうか

メディアミックス作品。全13話のアニメ版。
「難しいアニメ」として紹介いただいたことで視聴を決意しました。

Q.難しかったか?
A.難しかったです。

おとなしい中学生、岩倉玲音(いわくられいん)の身の回りで起こる、不可解な現象を追った作品。
「lain」とは何か、世界はどうなっているのか、謎を追っていく。


実験(experiment)的であり、かな~り人を選ぶ作品。
笑いなどかけらもなく、描写も無機質で、大衆受けの真逆を進んでいます。

始まるのは幻覚でも見ているようなサイケデリックな日常(?)風景。
グロい影やら、誇張された人物の姿やら、不快なビープ音やら……頭の中は「?」でいっぱい。
教科書的なナレーションによる、オカルティックな歴史の勉強まで流れ出します。

謎が明かされるのは中盤~終盤です。
それまでは、流れる風景と会話を頭に入れる作業です。

そのため、序盤の退屈さは尋常ではないです。

ということで、ダメそうな予感がする時点でやめたほうがいいです。
「合う人には合う、合わない人には合わない」のひとことです。


ただ、「事実は何か」ということも物語の鍵となっています。
したがって、狙ってわかりにくい表現がされています。

また、ストーリーはきちんと進んでおり、結末までしっかり描かれています。
投げっぱなしのお話ということはありません。


作風が合えば問題ないでしょう。
しかし、合わなくても見どころは見つけられます。

この作品はインターネットのあり方について述べていますが、
1998年当時にしては、非常に先見の明があります。

タブレット端末の普及、ネット内で変わる人格。
ハッカー集団「Anonymous」のような存在(ちょっと違いますが)。
特にネット内での人格描写については深く触れられており、主人公の謎にも関わっています。
{netabare}
乱暴に言えば、「lain」はインターネットの集合意識に人格を与えたものといえるでしょう。
そこにいるのは多数の個なのに、ひとつの人格として扱う風潮があります。
言ってしまえば「おまえら」に名前を付けたものに近いかもしれません。

そのため、人格はひとつではなく、攻撃的なもの、悪意に満ちたものも含まれてきます。
{/netabare}

もう一つ、このアニメを今見ると、多くの作品との共通点が浮かび上がってきます。
有名どころだと、

* 攻殻機動隊でいう{netabare}個と全の境界線{/netabare}
* エヴァンゲリオンでいう{netabare}人類補完計画{/netabare}
* まどか☆マギカでいう{netabare}円環の理{/netabare}や{netabare}キュウべぇの意識について{/netabare}

特にまどマギとはストーリーの結末に関わる出来事が似ています。
lainは{netabare}友達を救うために世界を書き換え、ひとり神のような存在になるまどかと、
端末が複数存在する意識集合体であるキュウべぇを足した存在{/netabare}とも捉えられるかも。

ほかにも色んな作品を意識しました。
それだけ普遍的な内容を扱って、相互に影響しているとも言えます。


ただ、明確なテーマがあるかどうかと言えば微妙です。
「記憶と記録の違い」とか哲学風の発言は多いのですが、ひとつに絞りきれません。
寂しくもちょっと素敵な終わり方といい、やはりストーリーがメインだと思われます。

しかし、前述の普遍性ゆえに、テーマを自分で作って解釈する余地は大いにあると思います。
{netabare}
すべての意識が繋がって肉体が不要になれば、それは便利なことかもしれません。
といっても、肉体から離れてひとつになった精神は、自我を持ち、幸福を感じるのかどうか。
疑問なところですね。
{/netabare}

「雰囲気が好き」という人を除けば、「知ること」「考えること」をとことん求める人に向いているかもしれません。
まず、一番の謎が主人公の正体についてだからです。
また、予備知識があったり、調査を行うと有利になります。
そして、幅広くいつでも通用する命題をいくつも扱っています。


funnyでもexcitingでもamusingでもないのでinterestingが頼り。
「知りたい」という欲求とキャッチーな表現が噛み合えば、きっと神作品になります(ネタバレ)。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時代を先取りしすぎたカルトアニメ

制作はトライアングルスタッフのメディアミックス作品です。
ジャンルはSF・サイコサスペンス・ホラーです。
かなり視聴には難があるので注意が必要です。


コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。
彼女は「NAVI」に興味を持ち、大型「NAVI」を手に入れ、急速に適応していく。
それ以来、彼女は不思議な事件に巻き込まれていく…。


1998年放送なので結構古い作品ですが、内容は今に通じるものがあります。
一回通して見たときはほぼ理解できなかった作品ですw
本作を見るならば腰を据えて見ないと意味不明になること必至。

話は基本的にシリアス(というか意味不明)で、笑いどころは皆無。
本当に話の流れが分からないとはこの事。
ホラー・サイコ・グロ要素もありますのでそれが好きでないのであれば避けた方が無難でしょう。
愉快な作品ではないのは確か。


結局この作品では何についてみればいいのかというと「レインって何者?」ってことだと思います。
彼女は「NAVI」を使い始めることで覚醒していき、あらゆる世界を覗いていきます。
そこにヒントがあるわけなのですが、脈絡もなく急に場面が飛ぶので意味が分からないw
覗いている世界は現実なのか?
ネット世界なのか?


以下考察。
{netabare}この作品の言いたいことは「現実で自我を保つこととネットの世界で自我を保つこと、はたしてどちらが良いのか」ということでしょう。

現実では肉体が邪魔をするので、肉体を捨ててネットに埋もれこむというのも理論的にはわかります。
極論を言えば有限なものは邪魔にしかならないし、情報は形がないのでとても便利ですからね。
心身二元論の考え方です。

しかし、そこに本当の意味での自我がありうるのか?
肉体があってこそ、初めて自我が生まれるのではないか?
心身一元論の考え方です。

ネットの世界はあいまいに思われますが、果たして対局である現実社会は明確なのでしょうか?
「この世界には私がいる」ことを証明できるのでしょうか?{/netabare}


総括して、いろいろと手が出しにくい要素があるので尋常じゃないほど人を選びます。
ですが、難解な作品を見たい方にはもってこいな作品だと思います。
見て後悔しても、責任は取りませんよw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 43

69.4 25 東京で学園なアニメランキング25位
ましろのおと(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (194)
613人が棚に入れました
「俺の、音――」伝説的な腕を持つ、津軽三味線の奏者・澤村松吾郎。彼を祖父に持つ少年・澤村 雪は、祖父の死をきっかけに、三味線を弾けなくなった……。"好きな音"を失い、アテもなく上京する雪。キャバクラで働く女性「立樹ユナ」に助けられた雪は、ライブの前座として津軽三味線の演奏を披露することになる。雪は、様々な出会いを、想いを三味線の音色にのせて弾く。自分の音を、自分の想いを探しつづけて――

声優・キャラクター
島﨑信長、細谷佳正、本田貴子、麻生智久、宮本侑芽、近藤玲奈、岡本信彦、鈴木達央、梅原裕一郎、畠中祐、三上枝織、梶裕貴、落合福嗣、谷口夢奈、高柳知葉、木村匡也、逢田梨香子、柿原徹也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

北東北最後のとりで

注) 読み返してみたら内容にあまり触れてないのに気づく。どうかご容赦をば…
原作未読


「僕らが冬の曲書くとなぜか“乗り越えて”“克服するぞ”って色が強くなってしまう(笑)」

『My Desire~冬を越えて』リリース直後にラジオでそう答えてたSLTの佐藤竹善氏は青森の出身。
お隣岩手県民の自分も妙に納得したのを覚えてます。思い浮かぶは厳しい冬が似合う土地柄。雪中行軍といえば八甲田ですし、やはり上野発の夜行列車をおりたら雪の中だったり北へ帰る人の群れはみんな無口でいてほしかったりする私です。

そして三味線。幼少期に近所を回っていた石焼き芋やさんは松村和子「帰って来いよ」がBGMでした。私の冬の記憶。
似たような構造で同じ三本線でも津軽の三味線と沖縄・奄美の三線では見える海の景色が全く違うんですよね。見た目や材質が違うとかさほど問題ではありません。背景となる風土が違うのです。
たぶん三線での『津軽じょんがら節』、三味線での『安里屋ユンタ』に違和感を感じることでしょう。その流れで三味線は津軽の人、三線は島人に演ってもらいたかったりする気持ちわかります?
その地方のエトスが詰まっている楽器がアニメ作品の中でどう扱われているかは見所だったりします。

結論↓

 津軽海峡の波しぶきが見えるアニメ

私にとってはこれだけで充分かしら。原作者の方は八戸出身らしいですね。なんか納得しました。
正直演者の津軽弁は微妙に違和感あったけど、イギリス英語/アメリカ英語ほどではないというかケンタッキーとテネシーの違いくらいの範疇には収まってるので気にせず。皆さんお疲れさまでした。

音と合わせて登場人物。特に青森に所縁のあるキャラたちに共通する

 強情っぱり加減

がいちいち頷ける感覚。そのまま“ごうじょっぱり”と読むわけでしてその字面でお察しください。揃いも揃ってこんなん不器用なのばっかりしかいないのも好印象でした。


音を取り扱うアニメはぱっと思い浮かぶ限り良作ばかりです。アプローチも種類豊富。
作るほうも大変でしょうが本作なりの創意工夫をあえて指摘するなら“風土”です。だいたいここまで述べてきた通り。
和太鼓・和琴など冠に日本がついてるのはいくつかあれど“津軽”みたいに一地方を指してる楽器はそうそうないでしょう。そりゃ濃ゆいわけです。特定エリアに絞られるわけですから。濃ゆい題材を濃ゆいまま表舞台に出した感じ。
OPにもEDにも三味線の音が組み込まれてますし、EDの加藤ミリヤさんなんて歌唱中にそこはかとなく濁音いれてませんでした?

とことんエスニックを楽しんだ良作でした。


{netabare}実は三味線より第2話梅子が唄う『津軽小原節』に最もびっくらこいた記憶がある。{/netabare}



※余談

■青森県民よスマン!

ちょい偏見はいるけど青森新幹線開通はたかだか10年ちょっと前ですよ。
都会からの往来がないので手つかずの東北が残ってるイメージ。いやバイアス?もとい偏見!?

例えばTHEヨーロッパ的な景色がフランスやドイツの旧西側よりもチェコやハンガリーのほうに色濃く残っているように津軽地方には北東北の濃ゆいものが残ってる気がするのでした。
今は夜行列車に乗らずとも新幹線一本で行けちゃいますのでぜひぜひお越しくださいな。


■日本のラテン語

以前、秋田弁がフランス語に似てる~って検証してる番組を見たことがある。
それを受けての以下体験談だが、、、

ヨーロッパをぶらり一人旅してた時、イタリアはヴェニスの水上ゴンドラで青森出身の子と同席したことがある。
目的地一緒で話が弾み、そのうち調子に乗ってずうずう弁でのやりとりに発展し盛り上がってたら途中乗車してきた日本人に

 「Could you take my picture?」

と英語で話しかけられた。

 「Sure」

と快諾し、「はいチーズ」でパチリ。今思いだしてもだいぶシュールですね。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.20 初稿
2022.05.20 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

津軽三味線の演奏に引き込まれます♫

[2021.6.19]
最終話を見終わりました。
中盤以降は三味線甲子園の話になって、この音とまれみたいだなーって思いながら見てて、悪くはないんだけど、このまま優勝とかして終わりはつまらないなぁって思ったり。。
で、最終話なんですが・・すごーく良かったです!ビター展開好きの私も満足でした♪
この物語は雪くんが自分の音を探し求める旅なんだなーって。
雪くんの音は澄んだ綺麗な静かな音。色に例えると白。だから真っ白な音=ましろのおと。
大会の結果は・・{netabare}そして勝ちたいと悔しがり、嗚咽を漏らしながら泣く雪くん。
梅子にとっては残念な結果だったかもだけど、この甲子園は雪くんにとってとても大きなものを得られたんだと思います。{/netabare}
すごく続きが気になるところで終わりましたけど、2期あるのかな?
原作読んじゃおうかな・・27巻もあるけどw
※12話の感想も下にちょっとだけ書きました。

[2021.4.18初投稿]
原作は月刊マガジン連載みたいですが未読です。
作者の羅川真里茂さんは青森出身のようです。

春アニメの視聴作品を物色してた時は、サムネの男の子が暗そうだし、津軽三味線のお話?って感じであまり期待しないで見た作品でした。

澤村雪(さらむらせつ)は弘前の高校生。
津軽三味線の名人で憧れだった祖父の澤村松吾郎(さわむらまつごろう)が亡くなり、自分の音を探すために東京へ行くけど・・

絵は綺麗でいいですね!
舞台は弘前と東京。弘前といえば、ふらいんぐういっちを思い出します。
結構津軽弁でしゃべってるけど大丈夫かな、と思っちゃいましたけどそれも含めてなかなかいい雰囲気です。
キャラデザもクセがなくて好きですね。

なんといっても良かったのは津軽三味線の演奏シーン!!
演奏を聴いていると、なんだかどんどん引き込まれていく感じです。

お話自体もとても面白いし、これは今期の中でもおすすめしたい作品です☆
ちょっと原作読みたくなっちゃいました。

[2021.4.20追記]
原作コミックを2巻まで軽く読んでみました。
演奏ももちろんですが演出がいい意味で渋い感じに変わっててアニメのほうが好きかも。
2話の時点でコミック2巻ちょっとと、カットされたシーンも多く進行ペースもわりと早いんですが、うまく編集し直して良い作品になっていると感じました。

以下、各話の感想です♫

【第一話-寂寞】
{netabare} 雪のシーンが綺麗。
ユナさん親切すぎ。というか強すぎ。
自分をきちんと持ってる子みたいだしやりたいことが見つかればいいよね。
雪くんの津軽三味線すごく良かった♫
配信で見てた子はあとで登場するのかな。
ラストはちょっとギャグっぽくて浮いてたようなwって誰?{/netabare}

【第二話-林檎の花】
{netabare} 個性的な女性は梅子さんといって雪くんの母親なんですね。
梅子に促されて、雪くん演奏と梅子さん唄の競演が始まる。
うわ!唄も本格的っぽくてすごい!
そのおかげで下宿先が見つかって良かった♪
東京の高校に転入した雪くん。
同じクラスの前田朱利(まえだしゅり)が1人で津軽三味線愛好会をやってて。
雪くんの兄の若菜が東京に。
兄弟の距離感がなんかいいな。優しいお兄さんだね。
兄弟で競演した演奏がこれまた素晴らしいです♫
ED見てわかったんですが、この作品オリジナル曲みたいで題名が「アレ」だそうですw{/netabare}

【第三話-驟雨】
{netabare} 朱利さんと一緒にいる子って1話で配信見てた子?
朱利さんが聴いてた祖母が口ずさむ曲を聞いた雪くんは松吾郎の曲に似てると感じて。
祖母の前で演奏して欲しいと頼むけど、雪くんに弾けないといわれて。
青森から来た津軽三味線の神木清流(かみきせいりゅう)のライブ演奏を聞く雪くん。
雪くんに興味を持った神木から、何か弾くように言われて弾くけど、どういう音を聞かせればいいか分からなくて。
雪くんって芸術家肌というか、繊細なんだね。難しいな。
でも、とても大切なことでやらなきゃ後悔するんだったらやります、と朱利さんに言われて松五郎の曲を演奏したいと思う雪くん。{/netabare}

【第四話-春の暁】
{netabare} 青森から送ってもらった松吾郎の「春暁」のカセットテープ。
朱利さんたちと一緒にいた矢口海人(やぐちかいと)にテープの再生をお願いして、矢口宅で聴く雪くん。
でも松五郎のように弾きたいと練習するけどなかなかうまくいかなくて。
永森雷(ながもりらい)に言われた「シンプルであることの良さ」をヒントに、松五郎の音をひとつひとつそぎ落としてシンプルな自分の春暁にしようと思う。
雪くんは朱利さんの祖母の前で春暁の演奏をはじめる。
昔疎開先で聞いた若い頃の松五郎のことを思い出すおばあちゃん。
必死に生きるために津軽三味線を弾いていた松五郎。
松五郎の優くて生きる勇気をくれた音色と同じようなものを雪くんに感じて。
松五郎の魂はしっかりと雪くんに受け継がれているんだと。
なんだか見ててちょっとうるっとしちゃいました。
津軽三味線愛好会を朱利さん、雪くん、山里結(やまざとゆい)さん、矢口くんの4人で活動することになりそう。
それを聞いた雪くんの母親の梅子が津軽三味線甲子園を企画するみたいだけど、青森の雪くんをライバルと思ってる女の子とかも絡んできそうで今後の展開が楽しみです♫{/netabare}

【第五話-合奏】
{netabare} 初心者ばかりの津軽三味線同好会。
雪くんの演奏に感動して少しでもそれに近づきたいと話す朱利さんの言葉。
それは雪くんが松五郎に抱く気持ちと同じような気がして。
顧問が連れてきた神木清流と雪くんの合奏・・・今回もすごく良かったです♫ {/netabare}

【第六話-原郷】
{netabare} OP変わりました・・けど前の曲のほうが三味線入ってたし合ってたような。。
青森に合宿に来た雪くんたち。
聴いてくれる人の反応がなによりの教え、人に聴かせなければ自分の音は見つからない。
松五郎が語った話を聞いて個人戦に出る気になり雪くん。
朱利さんや矢口くんの話も盛り込みながら、全員最後まで合わせて弾けるようになるお話の流れは良かったです♪
ちなみに青森市のは「ねぶた」、弘前市のは「ねぷた」です。{/netabare}

【第七話-風】
{netabare} いよいよ始まった津軽三味線甲子園!
青森の人って独特のイントネーションあるから、なんとなくわかるんだよね。
雪くんって自分の気持ちを表に出さないから矢口くんのイライラもわかる。
でも優勝したいって気持ちは同じなんだって分かってよかった。
けど自分中心なとこは相変わらずなのね(-.-)
団体戦やって個人戦も、となるとそれだけで1クール終わっちゃうかも。{/netabare}

【第八話-音叉】
{netabare} 青森のマイマイのチームの演奏、さすがって感じ。
すごーく雪くんを意識しちゃってるとこも面白いです。
いいキャラしてますね♪
梅園学園が優勝しておしまいって展開はちょっとつまらないので、もうひとひねりの展開を期待します。{/netabare}

【第九話-風花】
{netabare} 梅園学園の演奏、とても良かった!
雪くんがスタンドプレーすることなく、みんなの音を大切にしながら演奏してたのも。
そして結果発表。
うん。物語の展開としては良い結果だと思いました。特別賞もらったし。
メンバーみんながすごく悔しい思いをしてる姿にじんわりきました。
それだけ頑張ってやりきったという思いがあるということだから。{/netabare}

【第十話-山嵐】
{netabare} 青森の赤飯って甘いんですね♪ちょっと食べてみたいかも。
雪くんの父親ってあの人だったなんてちょっとびっくり。
だからマイマイはあんなにライバル視してたのかな。{/netabare}

【第十二話-ましろのおと】
OP、前のに戻りましたね♫やっぱりこっちのほうがいいな。
雪くんの演奏をスマホで見てるユナさんが一瞬写って元気そうで良かった。
感想は上のほうにだいたい書いちゃったので。。
今回みたいな苦味のあるビターな展開は物語に深みが出ていいと思います。
雪くんの今後の成長がとても楽しみに感じたところで1期は幕を閉じましたね。
できれば2期やってほしいけど、津軽三味線という地味な題材だけに厳しいかもですねー。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

音楽と映像の親和性が初心者には嬉しい、津軽三味線アニメ。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「高校生の部活モノ(和楽器)」ということで、おそらく、多くの視聴者が比較するだろう「この音とまれ!」との比較を、自分もしてみたいと思う。

個人的には、

①ストーリーの深さは互角で、共に○。この音は群像劇で、ましろは一人称小説的なため、好みは分かれると思う。

②(恋愛面含めた)キャラクターの良さなら、この音が圧倒的に良い○。ましろは△。

③音楽的な表現なら、この音は○で、ましろは◎。どちらも良いがましろに軍配。

ということで、総合評価は両作共に☆4。この音はバランスのとれた良作であり、ましろは音楽的な表現や苦悩に特化した良作であると言える。

レビューでは、本作の、特に音楽的に良かったと思う部分を書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
自分は岩手県の生まれであり、お隣、青森県の津軽三味線は幼い頃から身近にあった。ニュースとかで音色を聴く機会も多かったし、なにより数年、津軽三味線の本場、弘前市に住んでいたしね。

その上で言わせてもらえば、「三線(沖縄)の方が圧倒的に好き(笑)」。

なんか、魂が震えるんだよね、三線の音色(HYとかBEGINとか、沖縄民謡とか、全部好き)。穏やかで柔らかい響きは、南国の景色とよく似合う。一方、津軽三味線の張り詰めた緊張感と力強い響きは、雪国の景色とよく似合う(実際に演奏方法も全く違い、津軽三味線は打楽器に近い性質を併せ持つ)。

私が津軽三味線より三線を好きなのは、単に私が雪国出身で、雪景色の美しさだけでなく、雪道の運転や雪かきの大変さを嫌っちゅう程知っていて、南国に憧れがあるから(とはいえ、住んでみれば南国には南国の大変さはあるのだろうけどね)。

津軽三味線は、雪国を表現する楽器。

ということを感じるくらい、本作の津軽三味線の演奏と、アニメ演出はスゴい。色々な音楽系のアニメの中でも、ここまで、「音色」「解説台詞」「映像」に親和性を感じる作品は、そうない。

音楽のプロの方々なら、「音」だけで「色」を感じられるのだろうけれど、私のような素人には、「言葉」と「映像」があって初めて感じられる。アニメが総合芸術であることがよく感じられる作品だったと思う。

冬景色には、きちんと冬っぽい音が鳴る。春の訪れも音色で感じる。松吾郎風(雪の前半)の演奏には、老獪さを感じ、雪本来(後半)の演奏には若いエネルギーを感じる。サブキャラもそう。お利口さんとその反抗期が音色で分かる梶貴臣の演奏。スリ上げを多用する荒川潮の演奏。1つとして同じ演奏はなかった(唯一の不満は、皆がベタ誉めする松吾郎の演奏を聴きたかった。雪に似ていて、雪とはレベチの演奏ってやつを)。

これを、曲そのもののを変えて表現するのは難しくないが、「津軽じょんがら節」という(課題曲の)1曲のみで表現しきるには、かなり高い演奏技術が必要だろう。そういう意味では、本作の最大の貢献者は、津軽三味線監修の吉田兄弟さんと、演奏の葛西頼之さんや柴田雅人さんなんじゃないかと思っている。

また、(原作由来だからということもあるかもだけど)あえて1曲のみで表現しきったことで、「津軽三味線の奥行きの深さ」を伝えることもできていた。たった3本の弦でこれだけの違いを生み出せる、凄い楽器だし凄い曲だと思う(これができたのは、「じょんがら節」という、展開が大きく演奏者の個性を引き出しやすい楽曲だからという視点もあり、さすが津軽三味線の圧倒的な代表曲だと思った)。

てか、冷静に考えれば、アニメで同じ曲を3話も弾き続けるって、かなりチャレンジングだよな。決断した監督も偉いと思う。

この感じなら、2期も期待できる。部活動編はここでスッパリ切り、個々を深める展開になるのかな。

海人はサッカー(夢)への再挑戦。雷先輩は複雑っぽい家庭環境の解消と就職(咄家の演奏)。雪は勿論、自分の音を探す旅。

更に、海人×結×朱利の三角関係と、雪×朱利×舞×桜の四角関係の解消。まあ、海人と結、雪と朱利の組み合わせになるだろうけど、ワンチャン、海人と朱利、雪と舞の可能性もあるかな?(笑)

という具合に、本作に足りていなかった群像劇的要素や恋愛要素は今後、、、「伸び代ですね!」(笑)
{/netabare}

【余談 ~「じょんがら」と発音すると、東北訛りの練習になるw~】
{netabare}
東北方言の特徴に「鼻濁音」というものがあります。

鼻濁音とは、日本語で濁音の子音を発音するとき鼻に音を抜くものを言います。特に、「が、ぎ、ぐ、げ、ご」のガ行を「んが、んぎ、んぐ、んげ、んご」というふうに、鼻の方へ抜いた発声法です。通常の「が」は「Ga」で、鼻濁音の「が」は「nGaA」になると書けば、分かりやすいでしょうか。

現代の日本人で、この鼻濁音を発音できるのは、2~3割にとどまり、その多くが東北、北陸地方の人です。(ちなみに、この鼻濁音は中国語では多用されるので、大学の中国語の時に、「発音が完璧」と誉められましたw)

我々東北人は、語頭は「Ga」で、それ以外は鼻濁音のがぎぐげごを使います。つまり、「学校」は「Ga kko 」ですが、「小学校」は「Sho nGaA kko」になります(笑)

私も今回初めて気付きましたが、「じょんがら」という言葉は、「ん(n)」と「Ra(アの母音)」で「が(Ga)」を挟む言葉なので、普通の人が「じょんがら」と発音しても、鼻濁音っぽくなる言葉なんだと思います。

ちなみに、本作の声優陣の津軽弁ですが、「ほぼ全員微妙」でした(苦笑) 主人公の澤村雪役の島﨑信長さんは宮城出身ということで、下手ではないけど、津軽弁とは微妙に違うな~と感じてました。まあ、☆3か4。後は、わりと(津軽弁としては)下手くそで、☆2か3な。特に、澤村梅子と田沼総一は違和感あったな~。圧倒的に上手かったのは田沼舞 役の三上枝織さんです。まあ、青森出身で、ネイティブですもんね(笑) 皆さん、プロなので鼻濁音とか基本的なことはできていましたが、特に文末のイントネーションが微妙に違ったり、濁点をつけるのがちょいと少なかったり、多分、地元民にしか分からない微妙な違和感です(笑)

本来はこれ以外にも、「ザ行」も特徴あるけど、それはまたどこかの機会に(笑)

さあ、「じょんがら」を連呼し、君も東北弁マスターに近づこう! 何のメリッドもねぇけんど(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
津軽三味線。女優かアイドルか分からんが、その卵が、リスク犯して見知らぬ男救うためにチンピラ殴り、泊めるって、絶対にないだろう。ガチの本物の才能との出会い。依存。津軽じょんがら節。津軽三味線の絶対的代表曲だな。まさかの加藤ミリア(笑)

2話目 ☆4
民謡、上手いな(笑) この親子ユニット(笑)、人気出そうだな。なんか、素敵だな、家出息子に手厚い比護(笑) 全国3位で、東京で三味線教室開いたらそれなりに儲かりそうだけどな。

3話目 ☆3
部活になるのね。しかへる、というド津軽弁もそのまま使うか。完璧主義から、1歩を踏み出す。そたらはんかくせぇ(そんなに中途半端な)奴、死ねぇ(笑) 

4話目 ☆3
生きてる?(笑) バアちゃん、語るな~。

5話目 ☆4
こういう、初心者系の部活モノはよくあるけど、いつも思うのは、「皆、よくそんなに熱くなれるよな」ということ。自分はやらされてた剣道だったし、本気でやってたのは、全国がリアリティな目標となってから。初心者なのにあんなに一生懸命になれるのが凄いなと。

6話目 ☆3
OPが6話で変わるのか。ねぶた囃子はちゃんと音にしてほしかったな、こういうアニメだけに。

7話目 ☆3
大会。頭突き(笑) まあ、オール1年である程度いければ、2年後には優勝見えるやな。

8話目 ☆3
素人には大歓声、プロにはイマイチか。戦う前に負けセリフ(笑) 

9話目 ☆4
なんかもう、この音止まれ、だな(笑) 団体は団体の演奏からの個人技。熱い展開だな。集団催眠か(笑)  え? 未成年だっけか(笑)

10話目 ☆4
そうだよな、北東北の赤飯は甘いから(笑) 子供か(笑) 自分勝手な親2人。同じ曲を何十曲もはキツいな(苦笑) 古典の中の異端。プロ向けってことだよな。めっちゃ棒読み(笑) 確かに、少しの雑さは感じる。上手いよな、再現。

11話目 ☆3
演奏の途中でぶった切るのは、どうだろう? こうなると、松五郎の演奏も聴きたいよな。雪が似ていて、雪とはレベチの演奏ってやつを。

12話目 ☆4
ここで初代OPは良いな。もはやファザコン。慕情。やる気にさせるためか。まだ真っ白な音なのね、雪のように。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24
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