料理で笑いなおすすめアニメランキング 19

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早速見ていきましょう!

94.3 1 料理で笑いなアニメランキング1位
ゆるキャン△(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1841)
7307人が棚に入れました
1人でキャンプをするのが好きな女子・リンと、キャンプ初心者・なでしこの出会いからはじまるアウトドアコメディ。本格的なキャンプのノウハウをゆるく楽しげに描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、井上麻里奈、大塚明夫
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日本の原風景を異国で観ると心に沁みて意味もなく涙腺が…りん曰く「それは斬新な昼ドラry」

☆制作スタッフ
▼原作:まんがタイムきららフォワード
▼原作者:あfろ
▼アニメーション制作:C-Station{netabare}
▼監督:京極義昭(初監督作品)
・実績
(演出参加)
『うさぎドロップ』『黒子のバスケシリーズ』 『ヤマノススメ2期』など
▼シリーズ構成:田中仁
・実績
(シリーズ構成)
『キラキラ☆プリキュアアラモード』『あんハピ♪』など
▼キャラクターデザイン/総作画監督:佐々木睦美
・実績
(キャラクターデザイン)
『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』(共同)『星刻の竜騎士』
▼プロップデザイン/プロップ作画監督:山岡奈保子
▼メカデザイン:遠藤大輔
・実績
(作画監督参加)
『とある科学の超電磁砲』『オオカミさんと七人の仲間たち』『ガールフレンド(仮)』『あんハピ♪』など
▼音楽関係
・制作:MAGES.
・OP曲:「SHINY DAYS」(亜咲花)
・ED曲:「ふゆびより」(佐々木恵梨)
▼CAST
レビュー本文に記載。{/netabare}

※長文注意

原作一部既読
リアルタイム視聴済

【視聴環境に関する特記】
"Yuru Camp"
Crunchyroll(配信元)
With English sub

タイトルのとおり、本作は米国赴任中にプレゼンルームに設置されている220インチWXGAプロジェクターで視聴。
サウンドシステムはBOSE5スピーカーサラウンド。
したがって、他の作品とは視聴環境もろもろが違うので、レビューにも影響している。

【物語・キャラ・声優】
1<きららワールドの構造分析>{netabare}
本作の世界観は、原作が連載されているきららのコンセプト、
①日常+空気感

そしてもはや王道テンプレとなっている
②JK(女子高校生)+Activity(活動性)のオーバーラップである。

①+②で、もうあの名作を思い出すだろう。
そう『けいおん!』だ。
しかし、ここで『けいおん!』の二番煎じだのというレビューを書く気は毛頭ない。
(寧ろ『BanG Dream!』は明確に意識、いや、嫌み的な意味でオマージュだな。)
当時、きららでは窓際作品であった『けいおん!』がなぜアニメで大ヒットし、延いては社会現象まで引き起こした理由を思い起こして欲しいのだ。
その答えは「空気感」という形而上な空間をアニメ媒体でしっかりと表現し、視聴者に今までにはない新鮮なカタルシスを伝えきったことに尽きるし、アニメ化に際し脚本構成を担当した吉田玲子さんの卓越した構成と京アニの演出と作画力の協奏に因るミラクルと言っても過言ではない。
『けいおん!』の大成功後、きららのコンセプトが明示的に「①」となったのは周知の事実である。
『けいおん!』終了後も多数のきらら作品がアニメ化されているが、感覚では掴める「空気感」を左脳に書き換える際にどうしても巧い表現が見つからないままであった。
いや、もっと正確に言えば「空気感」を言語的で認識したきっかけが『けいおん!』で『ひだまりスケッチ』のときから感覚としての把握はしていたのだ。
それを解決に導いてしてくれたのが本作なのであり、きららの記号「空気感(ゆるふあ)」の解とは

《異性関係が外形的なストイックであり、かつ非現実な平和過ぎる人間関係の空間》

である。

この状態を更に的を射る言葉が《ゆるい》である。
例えば、きらら作品では少し異色な『がっこうぐらし! 』で考えてみるが、ゾンビに囲まれた世界観はとてもシリアスであり、個々のキャラには試練が降りかかるが、主人公を取り巻く人間関係はシリアスではない。
これが《ゆるい》の核心であり、かつ《ゆるい》を具現化するストーリーの出口は《非ゼロサムのTrue end》であることが、きらら作品の原理原則なのだ。
他の作品は世界観設定自体が緩いので、これ以上の論証は不要だろう
「非ゼロサム」が解り難ければ「Win-Win」で置き換えても良いし、結果が生じる作品では「予定調和」である。

我々のリアルの日常は仕事、学校での人間関係の葛藤に明け暮れている。
ストレス(精神的疲労)の9割が人間関係という日常であるが、そのようなメンタルで人間関係に波風がない《ゆるい》作品を視聴すると精神的緊張緩和が生じるものだが、この心理状態が「癒し」であり「リラクゼーション」である。
ストレス社会に生きる我々は無意識に《非ゼロサムのTrue end》の「きららワールド」を求めているのであり『のんのんびより』の需要が多いのは分かり易い証左。
逆説的に見れば『はねバド!』のように人間関係が辛辣な作品は必ず賛否両論が生じるし、きららワールド的安全安心のヌースで進行していた『ヤマノススメ3期』でのギスギスに違和感を覚えるのである。

日常で散在味わっている人間関係のストレスを、楽しみや息抜きで観るアニメで態々味わいたくないのは当然の心理であろうし、精神衛生に悪いバッドエンドもまた然りである。
しかし、それゆえの固有のデメリットも生じる。
非ゼロサムのTrue endが約束されているため、安定感があり、賛否偏差振幅が少なく極端なアンチも生じない代償として、物語も平坦であることゆえ佳作にはなるが、絶賛される作品もまた生まれ難いことにある。

きららワールドの安定感に加えて「②」の王道テンプレが本作では加わる。
この点についてはまず、きらら作品を除いて説明しよう。
「②」で成功した最も有名な作品が『ガルパン』だ。
「戦車道」なるフィクションを用いて、部活で戦車戦というぶっ飛んだ設定とそれをJKがやるという異様さが話題となり、戦車戦の派手なアクションとギミックが効いたギャグが相乗し大ヒットしたのは誰しもが認める事実だろう。
『ガルパン』に限らず『よりもい』もまたJKと南極というぶっ飛んだ設定だ。
JKをファンタジー設定とした『亜人ちゃんは語りたい』も変わり種だが、男性教師のハーレムが無ければ、内容的にはきららで連載されていてもおかしくない空気感がある作品だ。
それぞれの作品については、当該作品のレビューで行うが、元来JKとActivity(どんな?)は潜在需要が高く、更に上記三作品のように設定の工夫次第では相当の需要が掘り起こせるのである。

では、きららワールドではどうか。
JS(女子小学生)JC(女子中学生)設定、JK日常、社会人の『NEW GAME!』、異世界の『うらら迷路帖』などの一部の例外を除き「②」である。
つまり、きららワールド+「②」はマーケティング的合理においても一定の読者層や視聴層を満たすことからベーシックであることが分かる。
しかし、前述したように平均点は可能であっても、高みは望めない。
つまり、きらら作品の枠を超えての評価は「②」のJK設定かActivity内容に大きな工夫が必要となる。
しかし、前述した『ガルパン』や『よりもい』ではきららワールドが成立しないジレンマが生じる。

「空気感」の分析は終えたので、世代別設定を考えてみる。
JS以下ではロリ色が強くなりその方面で熱狂的ファンもいるかもしれないが、マクロ的にはロリアンチとの差し引きを考えると赤字ではなかろうか。
きらら作品にはエロ要素は少ないが、所謂「百合」を連想させる作品は多い。
百合はネタとして成立しても、一般的には正常とは言い難い状態であり、かつ、幼女同士でそれを連想させるバックグラウンドに対し、ロリのイメージにネガティブな社会的合意の下ではではどうしても、マーケティング的リスクとなる。

ひとこと、言わせてもらえば『苺ましまろ』はJSの日常コメディであってロリを強調した作品ではないし、アニメ化にあたっては原作では飲酒喫煙JK設定の「伸恵」をJD(女子大学、短大生)設定に改変する批判かわしまでやっているが、妹達JSの設定にいちゃもんとしか思えない批判があったのだ。
その背景には、妹達を性対象とした二次創作の氾濫、児ポの規制を巡り議論が活性化しつつあった当時の社会情勢、一部のファンの常軌を逸脱した行動など種々に絡みあった複合要因がそういうレッテルを作り上げたものである。
社会的合意とは、情報リテラシーの貧困に付け入った感情的煽りも大きくて作用しており、さして厳密な根拠で成り立っているものではないのだが、あくまで否定する者が多数派か否かの相違だが、マーケティングでは決して無視は出来ないのだ。

次にJC設定。
これは、きららでは『ゆるゆり』がそうだし、『この美術部には問題がある!』のように他のレーベルでも中心素材として存在することから社会的には受け容れられてはいると思う。
しかし、創作のキャパシティや世間の認知度から考えると『月がきれい』のように思春期が芽生えるJC世代を描く特殊条件でもない限り、JK設定の方がより設定の範囲を広く出来るメリットがあり汎用性が高い。

最後に、社会人お仕事設定の『NEW GAME!』の成功は、主人公がハイティーンの未成年であることと、原作のポテンシャルを上手に引き出した動画工房の制作スキルに因るところが大きく、きらら作品としては異例と考えるべきだ。

ゆえに、JK設定は最大公約数的に受け容れられるポテンシャルが高いと結論出来る。

よって

《異性関係が外形的なストイック(禁欲)かつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJK-Activityのアコード》

が、きららワールドの基幹的王道となる。{/netabare}

2<きららワールドからステップアップ>{netabare}
本作が基幹的王道を保ちながら、従来のきらら作品の中では卓越した評価を得た理由を2方向に絞り分析をしてみる。
その際に重要な尺度となる作品が『ヤヤマノススメ』である。
折しも、本作の監督は『ヤヤマノススメ2期』で演出を担当している。
ここでは本作と『ヤヤマノススメ』を対比する形式で考察してみる。
①主人公の設定
(1)性格
ブリックス=マイヤーズ分類をファンダメンタルとして考察する。
パラメーターとはキャラ性格と近似する分類の参考併記である。
a.『ヤヤマノススメ』
「あおい」(主人公)パラメーターISTP
性格は内向的ネガティブ指向。対人関心は希薄。コミュニケーションを拒否しているのではなく、コミュニケーション表現に自信が持てず他人との距離感をつめられない。人間関係のスキル不足で他人との距離感の在り方を間違えることがあり不器用である。
女子力は高いし、ここで紹介する4名のキャラの中では最も女の子らしい。
「かえで」や「ここな」とは普通に付き合えることから、コミュ障というよりはコミュ力(りょく)スキル不足と言える。
(ひなたとはお互いの人的距離感の認識違いが摩擦の原因となった。)
傍目では冷静に見えるが、スイッチが入ると危険を顧みず頑張る傾向にある。
(富士山登頂の失敗はあおいの性格に起因する。)

「ひなた」(準主人公)パラメーターESTP
あおいの幼馴染みで親友であるが、時折あおいを弄りの対象としている。
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。行動的で社交的であり、他者とも円滑な人間関係をを築き、観察力も鋭い。反面、負けず嫌いで独占欲が強い。
この作品の1期第1話で、ひなたのことを忘れていたあおいに声をかけている。
おそらく、ひなたはあおいに対しては精神的優越を抱いていると思う。
あおいは自分の性格に起因するコンプレックスから、ひなたに依存しつつも常に自立を目指しているが、ひなたは内心あおいの自立を歓迎していない。あおいへの独占欲が強いのであり、実際はひなたがあおいに依存しているのだ。
これは『よりもい』の「キマリ」をあおいに「めぐみ」をひなたと置き換えるとイメージし易い。
これが、ひなたとあおいに生じていた距離感齟齬の根本原因で、実際はあおい→ひなたの距離感より、ひなた→あおいの距離感の方が近いのである。

b.「a」の総括
「あおい」と「ひなた」は自他共に認める親友であり特別な関係だ。
互いの距離感は他の登場キャラよりも遙かに濃密である。
『ヤヤマノススメ』では「あおい」を主人公、「ひなた」を準主人公とし、お互いの行動や言動がお互いの行動を規定し合う《因果的人間関係》を柱に物語が動く。
確かに2期までは「空気感」が溢れた構成で、きららワールド的雰囲気を醸していたが、きららワールドと、きららワールド【的】は違う。
ゆえに「空気感」に束縛されず、自由自在なシナリオで因果的人間関係をシリアルに描写した展開も可能なのだ。
これ以上書くと『ヤヤマノススメ』にレビューする内容がなくなるので一応シメ。

c.『本作』
「りん」(主人公)パラメーターINTJ
性格は内向的ポジティブ指向。対人関心は希薄。洞察力は鋭い。
彼女の性格を一言でいうならホワイトナルシストだ。
要は、他人との関わりよりも自分のスケジュールを優先するタイプであり、コミュニケーション能力は普通にあるが、それを人間関係の向上に用いるのではなく、自分の行動原理を貫くことに用いる為に、他人に誤解をされ易い。
ソロキャンを好むのは、仲間に振り回されたり、気遣うことなくマイペースでキャンプを満喫する自分スタイルが確立されている為であり、仲間の存在そのものを否定したり排除をしたりする意図ではない。
ただ、人間関係においては遠からず近からずの距離感をキープするのは彼女の「哲学」であり、それを浸食する行為には激しく拒否感を示す。
彼女の数少ない友人「恵那」は彼女の哲学の良き理解者であり、距離感の取り方を心得ているから親密な関係となれたのであろう。
また、彼女と「あおい」の「内向性」における決定的な相違は、自我が自立しているか否かである。
彼女の内向性は「哲学」を通すための必要条件である故にポジティブなのだ。
「あおい」には「理想」はあっても「哲学」はないから、性格の素のままに内向的である。
そして彼女の絶妙なキャラ設定こそが、きららワールドを維持しながら本作をステップアップさせた原動力でもある。

「なでしこ」(主人公)パラメーターESFP
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。他人への配慮が出来る反面、他人の評価を気にするデリケートな面がある。
キャンプ飯では女子力の高さも披露した。
彼女は、今を存分にエンジョイすることに人生意義を感じ、誰とでも分け隔てのないコミュニケーションが取れる長所を生かし、その楽しさ自分のみならず周囲にもワクワクを分けることが出来るパワフルな性格である。
しかし、時としてハイテンションが裏目に出て周囲がついていけず疲労感を与える傾向がある。
洞察力が鋭い「りん」が彼女を避けるのは、この部分を自分にとって一番受け容れ難いことと判断しているのかもしれない。
また、彼女は、「りん」の用意周到で計画的な性格とは真逆の、直感を信じて取り敢えず行動を起こすタイプだ。
しかし、のほほんとしているようだが、実は意外とナイーブなのである。
一見、そのゆるい性格が『けいおん!」の「唯」と似ているようにも見えるが「唯」ほどアリガタク脳天気な性格ではない。
「りん」をグルキャンに何とか引き入れようと試みるが「りん哲学」の厚い壁に阻まれ避けられる挫折感は、元来陽性の性格が実は傷ついている彼女の内面を覆い隠しているに過ぎないのだ。
しかし、彼女と「りん」の心理的駆け引きが本作に奥行きを与えているのもまた反面の事実である。

d.「c」の総括
さて、上記「b」で《因果的人間関係》を説明したが物語初期の「りん」と「なでしこ」は【知人(友人とまでも言えない顔見知り)】ではあるが、お互いの心の内面まで共有する【親友関係】ではない。
つまり二人は《相関的人間関係》であり「りん」に関して何かと付き合いの多い「恵那」を除き「なでしこ」「千明」「あおい」の野クル部員との距離感は全て等しく保っている。
なお、きららワールドでは各キャラクターの距離感は『ヤマノススメ』のような親友設定はほとんどない。
その理由として、一部のキャラに濃密な人間関係を設定し「ゆるふあ」だけで物語を進めて行くと、どうしても視聴者が現実的矛盾を感じてしまい、物語そのものに醒めてしまう二律背反が生じる。
この解決方法の一つが、各キャラ間の人間関係の設定を希釈化させることでシリアス回がなくても物語が進行するトリックを用いている。
『ヤマノススメ』は親友キャラ設定があるので、シリアスシーンを挿入しないといずれは現実的矛盾に突き当たり、物語の進行が八方塞がりになったかもしれない。
よって、あえて3期は現実的矛盾回収期としたのだろうが、今後4期、5期と続けるのならば合理的な判断だった思う。

本作の人間関係はシリアスシーンを回避するきららワールド設定であるから、平坦な物語であり「きらら需要層」向け満足作品であったはずなのだが、従前のきららファンのみならず多くのアニメファンを魅了した。
命題「①主人公の設定」の解は、実は既に「りん」と「なでしこ」の横に記述してある「主人公」。

そう《W主人公》設定にある。
しかし、それだけではなくW主人公を使い熟している。

本作は、二人の主人公が一話で複数の平行ドラマを奏でる重層構造であることにお気付きだろうか。
「なでしこ」と「他のキャラの会話劇」と、「りん」は「モノローグ(独白)劇」の二本立てとし、きららワールドのお約束「相関的人間関係」の設定制約を逆手にとり「因果的人間関係」では実質不可能な主人公の使い分け、物語の進行に平行と交差のミックスアレンジを行うことでシリアス回を回避し、かつ、物語全体に深みとイナミック感を醸し出した。
なお、これを達成し得たのはW主人公の物語構成のみではなく「りん」CV東山さんの演技力、そしてトリックスターとしての「恵那」の絶妙なキャラ設定、このすべて調和したからこそ成し得た偉業である。
「恵那」のキャラが本作のトリックスターであることが明確となったのは10話である。
この話は「恵那」がグルキャンに参加するとのLINEのやり取りで始まる「りん哲学」変節の伏線回だが、物語後半ギリギリまで「恵那」の真の役割を明かさなかったのは本当に見事な構成だ。
更に、10話の伏線を成立させるために、登場キャラによる群像劇と平行して「りん」との距離感を詰める「なでしこ」のボディタッチ効果(心理学用語:他人との心理的距離を徐々に詰める概念や技法。実際にやると牢屋に行くことになるので絶対にやらないこと。)に話数を使い丁寧に描写し10話に至るまでの伏線の伏線とした重層構造が「りん」のグルキャン参加が自然な状況で収束する、Win-Winで終わるドラマチックな"True end"を完成させることが出来たのだ。
まさに、きららワールドの呪縛であった『けいおん!』的展開から、一段高みに導いたお見事の表現に尽きる匠の演出であり、勝利である。{/netabare}

3<きららワールドと成功方程式>{netabare}
既に「1」で
《異性関係が外形的なストイックかつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJKActivityのアコード》
が、成功の前提条件であることは論証したが、あくまで成功の確率が上がるという意味であり、成功するには"Activity"の設定にも工夫が必要である。
しかし、意表を突くにしても、きららワールドには《非ゼロサムTrue end》の原則があり『ガルパン』のようなハードバトルや、『シュタゲ』のような伏線回収が複雑な凝ったSF設定をきららワールドを適用するのはあまりにハードルが高すぎるし、苦労の割に結果が伴うとも思えない。
メカはどうだろう?
きらら作品から離れて、JKとサイドカーレースを組み合わせた『つうかあ』で考えると、設定の意外性は確かにあるが、勝負事と非ゼロサムTrue endの整合は難しいし、失敗リスクの方が高い。
メカと勝負のコンビはやはり、きららワールドから離れたシリアス性を出さないと、浮き世離れした中途半端なモノにしかならない。
また、JKとバイクの『ばくおん!!』も意外性があり、ツーリング群像劇のコンセプトは「ゼロサムTrue end」を満たしているが、機械であるメカは冷たいイメージもあり、温もりや優しさが成分の「ゆるさ」とは相性が良くなく、この作品も成功したとは言い難い。
そこから消去法で考えると、魔法や異能力ようなファンタジー、部活やクラスメート同士の日常コメディがどうしてもベーシックスタイルとなるし、また、実際、アニメ化されたきらら作品のほとんどはそうである。

しかし、JKと意外性の組み合わせで成功している作品もある。
本レビューで何度も引き合いに出している『ヤマノススメ』だ。
私が何度も『ヤマノススメ』を引き合いに出しているのは、この作品と本作には共通点が多く存在しているからでもある。
メカは冷たいイメージに対して、自然は優しいイメージである。
そして「意外性」とは、突拍子もない組み合わせのみではなく、所謂「ニッチ(少数派)」も含まれる。
『ヤマノススメ』1期のとき、JKと登山は十分に意表を突いた。
「ニッチ」と「自然」、これこそが、きららワールドにも十分適応する要素であり、事実、きららワールド的な作風であった『ヤマノススメ』特に2期の人気は高い。
本作においても、冬キャンプというニッチ市場とJKの組み合わせは意表を突いており、その意外性だけで、従前のきらら固定ファン層以外も視聴意欲をそそられたと思うし、マーケティング上はまず、話題性こそも成功の諸端なのである。
更に、本作では自然の優しさに加え「2」で分析したように、きらら作品の中でも『けいおん!』以来の秀逸な構成と演出である。

本作の優秀さのロジックは、もう十分に御理解頂けたと思う。{/netabare}

4<部門別評価>{netabare}
①物語
既に説明のとおり、本作はきららワールドという足枷があったにも関わらず、シナリオ、構成、演出、内容のどれをとっても優秀である。
しかし、冬キャンプのロマンを前面に押し出した結果、リスクの説明が殆どなされていないなど、課題点も残している。
製作企画段階で人気が出た場合の「聖地巡礼」対策にはキャンプモラルのみならず、凍傷や最悪の場合は凍死リスクがあることも視聴者に注意喚起すべきである。

ゆえに、
★★★★★★★★★☆4.5
(★は一個0.5点)


物語の評価基準は特に設けていないが、TV版では『エルフェンリート』『魔法少女まどか☆マギカ』が満点レベルの代表作である。
更に、評価では何度でも視聴する気にさせる再現性感覚も付加される。

②キャラ
「りん」「なでしこ」「恵那」は前述の説明のとおり。
「恵那」で特筆するのは、人格を固定したトリックスターの設定は高等技法であることだ。
例を上げれば『シュタゲ』の「桐生萌郁」もトリックスターだが、固定人格を設定していないし、通常、トリックスターはそういう設定をするのだ。
野クル仲間の「千明」と「犬山あおい」(『ヤマノススメ』の「あおい」と混同するので苗字も掲載)は「なでしこ」と「りん」の非対称を示す上で結構重要なキャラであり、二人の主人公の一人「なでしこ」側の物語展開ではしっかりとキャラ設定の役割を果たしているし、物語の緩急をつけるギャグキャラとしても、酒乱がばれて部員達に弄られボケ役を務めた顧問教師「美波」とともに物語の底上げに貢献している。
減点要因としては、きららワールドである故に、各キャラが良い人過ぎる、あまりにも非現実的な設定で苦笑いが生じた点と、「千明」と「犬山あおい」のキャラ立てでキャラの差別化を図るために少し無理をしていること。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0
(★は一個0.5点)

③声優
本項は極めて主観が生じる項目であり、余程のミスキャストがない限り3評価とし、特筆すべき点や、減点するに値する演技があればそれぞれ加減修正している。
「りん」CVの東山奈央さんは「モノローグ」という困難な演技と、性格的に難しいキャラの魅力を最大限に引き出したのは5点評価に値する。
「なでしこ」は性格分類でも述べているが、人懐っこさとその内面に潜むナイーブな感性だがCV花守ゆみりさんは概ね、そつなくこなしたと思う。
しかし「なでしこ」の性格を完全に理解していたかというと疑問がある。
「なでしこ」役になりきるにはハイテンションの中に一瞬垣間見る不安な心理を織り交ぜる程度の技量が必要だ。
「犬山あおい」CVの豊崎愛生は『けいおん!』の主役「唯」役を務めたベテランだが、流石に関西弁はM・A・Oさんや『咲全国編』の愛宕洋榎、『若おかみは小学生!』ウリ坊CV松田颯水さんのようなネイティブと比べると作為的な印象で胡散臭かった。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

5<あとがき>{netabare}
きららワールドの構造分析は『けいおん!』以来からの個人的懸案であり、今回、本作の成功と合わせて行った。
その目的達成のため『ヤマノススメ』から数多くの引用をしたが、本レビューにおいての『ヤマノススメ』は比較検討素材の範囲での活用であり、作品の質そのものを比較したものではないことを特記しておく。

今後のきらら原作作品は、本作をベンチマーク、今回の分析を柱にレビューと評価をすることとなる。
きらら原作作品の次回レビュー予定は『はるかなレシーブ』。{/netabare}

【作画】{netabare}
上記【視聴環境に関する特記】記載のとおり、220インチプロジェクターで視聴した作品であるが、これだけの大画面となると作画が余程しっかりしていないと視聴に耐えられない。
正直、本作を制作したC-Stationは元請け作品の実績が殆どなく、私も作画力に対する見識もなかったため、第1話が始まるまで不安であった。
フルHD配信作品でも、ここまで大画面となると通常はカバーされる作画の粗やバースや色彩異常があると誤魔化しが効かず、30インチ程度のテレビで視聴するような訳にはいかないのである。
しかし、本作は220インチプロジェクターでも破綻することは一切なく富士山麓周辺や長野の美しいロケーションを映し出した。
この事実だけで、作画のクオリティーは高いと結論できる。
背景、美術が220インチでも十分に映えたのは、京アニやPAワークスに見られる緻密で写実的な背景画風というより、印象派に近い画風であったことが粗を抑える効果とともに本作特有の世界観をより美しく表現されたものと思う。
我が国の自然、特に本州の自然は雄大さや、ダイナミックさを追うよりも繊細な美麗さがしっかりと表現された方が視覚的印象に近いだろう。
背景を担当した制作会社を調べてみると、プロダクション・アイという背景専門の制作スタジオで、なんと1970年から一貫して多数の作品の背景美術を制作しているのだ。
『科学忍者隊ガッチャマン』以来のベテランの老舗であると同時に『劇場版Fate / stay night』の背景美術も担当している。
我が国アニメの背景美術にありがちな、制作費の都合に因る支那スタジオへの外注ではなく「メイドインジャパン」のクオリティを遺憾なく発揮しており流石であると同時に、制作費も十分確保して高クオリティーを図った作品でもあったのだ。

更に特筆すべきはプロップとメカニカルの精密描写である。
本作は、銃や兵器が登場する作品同様、キャンプ道具などにプロップ、メカデザイン専任のアニメーターを置き、キャラ以外の描写にも拘りを見せている。
背景美術とキャラのブランケット衣装やキャンプ用品プロップなどは、キャラ以上に本作の世界観を演出するとても重要なポジションだ。
『ヤマノススメ』の演技経験がある京極監督は本作が初監督だが、監督を始め制作スタッフが本作制作にあたり実際にキャンプ体験をするなど、プロ意識もさることながら気合いも入っており、そして制作スタッフの実体験は確実に作品に反映した。

また、本作は米国での視聴だったが、米国は我が国よりもアウトドアが盛んである。
220インチ視聴はアニメ好きなアメリカ人や他の外国人スタッフとの共同鑑賞だが、プロップ描写には多くの外国人が絶賛していたことと、富士山周辺の背景美術に魅了され、実際、来日未経験のイスラエルやアルゼンチンの企業から米国に赴任していた当時の同僚が来日して、富士山周辺でキャンプをしている。
それほど、本作の背景美術とキャンプ用品描写は日本人のみならず、外国人のエモーションにも響いたのである。

キャンプはニッチ市場であるゆえに『けいおん!』のような大規模な社会現象に至るまでではないが、それでも本作視聴を契機にアウトドアを始めたインドア層がいるようである。
アニメの影響力は侮れないねw
作画は良し悪しも大切だが、それ以上に視聴者の心に訴えてこそ作品に魂が宿っている「本物」だろうと、本作で実感した次第であるし、アニメの本領「動き」以外の背景美術やプロップ描写でこれだけの評価をした稀有な作品でもある。
無論、キャラ作画においても不安定感はないし「りん」の無表情と「なでしこ」のオーバーな表情演出は二人の性格の相違を視覚的に表現したものであり、先の分析においても十分に納得がいく。
ただし、キャンプ飯の作画の出来は悪くはないが、もう一歩であった。
しかし、本作のコンセプトで料理アニメの『食戟のソーマ』や『異世界居酒屋「のぶ」』並のクオリティを求めるのは流石に酷であろうし、料理描写は及ばなくても、それをフォローする背景美術が秀逸であり、大自然のなかで美味しくいただく雰囲気は良く表現されていたことから、今回は減点の対象とはしない。

ゆえに
★★★★★★★★★☆4.5


作画に関してはプロフ記載のとおり明確な基準を設けている。
『劇場版 響け! ユーフォニアム(シリーズ)』、TV版『進撃の巨人』(2013)劇場版も含むが「5」。左記作品並みか超える高水準でない限り「5」の評価はない。
以下、減点方式。更に、作品の世界観とのマッチングも加点減点の対象とする。{/netabare}

【音楽】{netabare}
まず、特筆するのはED曲の『ふゆびより』である。
本作のゆるさと冬キャンプを巧みに表現した秀逸な歌詞とアコースティック中心のメロディは、音の解像度がシビアなBOSEサラウンドでは、普通に聴くよりもよりクリアに再現されるのだ。十分に合格ラインだろうし、名曲でもある。
OP曲『SHINY DAYS』は逆にBOSEサラウンドと相性が悪いのかインピーダンスが雑に再生されてしまった。
曲自体は冬キャンプへ向かうワクワク感が十分に表現され、OP演出としては良いと思う。
また、この二曲だけでも十分にBGMとして機能しているが、何とも言えない虚無感と郷愁を誘う劇伴も秀逸であることも特筆に値する。

ゆえに
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

【結び】
本作は、国外、国内を問わずに多くの方々に勧めることが出来る。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 101
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ここをキャンプ地とする! byふじやん

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル、「けいきゃん」と悩みました。「けいおん」に似た作風であることと、「軽いキャンプ」をかけたなかなかお気に入りだったのですが、一度、この名言を宣言してみたかったので(笑)

きらら原作らしく、ゆるい日常系の中に微百合があって、かなりの良作でした。キャンプを題材にしただけでなく、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目した点は、個人的にかなり楽しかったです♪

OP、これから何か新しいこと、楽しいことが始まる予感がするようで。作風に合った素晴らしいものでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、ゆるい雰囲気の日常系として楽しめました。LINEのやりとりとか、良いよね♪ てかみんな、文章のセンスありすぎですw

成長モノとしては、なでしこの「キャンパーとしての成長」と、リンの「人としての(コミュ力の)成長」が描かれ、非常に爽やかでした。

趣味導入系としては、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目したのが良かったです。これは偏見かもですが、(少なくとも私はそうなんですが)この作品の視聴者層、講読者層には「夏にみんなでワイワイBBQ的なイケてるキャンプ」に苦手意識を持っている方も多いと思います。でも、「一人でしっとり楽しむキャンプ」や「気の合う仲間と貸し切り感覚で楽しむキャンプ」という魅力もあるのだと教えてもらいました。これは、ニーズ(視聴者層)にピタリと合う趣味だったんではないでしょうか? また、経済的な部分にもちゃんと触れている世知辛さ、リアルで好きでした。実際、ああやって苦労して道具を揃えている段階って、一番楽しい時期ですしね♪

ホントに、良いアニメでした! 覇権、、、まではいかずとも、皆さん、上位には入れるのでは? 強いて言えば、「こっちを京アニにやってほしかった」と、思わなくはないけどw 背景とか、作画勝負な作風でもあったと思うので。

あと、個人的に嬉しかったのは、「水曜どうでしょう」のネタが、散りばめられていた、というか、その雰囲気を感じられる作風だったことです。

饅頭大食いとか、パスタとか、温泉とか。最終話の動画再生で、原付きの旅が流れた時は、かなり笑いましたよw
{/netabare}

【余談~ 皆さんは、インドア? アウトドア? ~】
{netabare}
私はインドアです。外、寒いし、夏は虫いるし(笑)

しっかし、いつのまにキャンプは、「手段」から「目的」に変わったんでしょうね。

私も一人旅は好きで、まとまった休みには(車デカいんで)車に布団積んで、色々行ったりしますが、それは「ホテル代がもったいない」からであり、金さえ無限にあるなら、普通に、新幹線+タクシー+ホテルで旅をしたいです。だから、私にとっての車中泊は、目的ではなく手段ですが、彼女らは完全に目的ですよね。巷で流行っているのもそうです。私は古い人間なので、キャンプと野宿の違いが、まだ感覚的にはピンときていないようでした(笑) そこだけ、ちょっと引っ掛かりがありましたが、まあ、個人的な問題ですw

でも、アウトドアに憧れる気持ちはありますね。多分、多くの人がそうなんでしょうが、「キャンプ、楽しいけど、面倒くさい」と思ってしまいます。だから私は、椎名誠さんのエッセイが好きなのです。(基本、脳内で満足できるから)インドアにいながら、ガチアウトドア気分。無敵(笑)

いや、キャンプとかアウトドアも、誘われればたまには行くんですよ。

まず、キャンプの何が嫌いかと言われれば、テント。いや、テントのように閉鎖された空間自体は好き。一人で寝るぶんには快適。でも、いくら仲良いとしても、あの狭いなかに他人と寝るのは嫌。まあ、彼女ならギリで良いが、野郎同士は面白くもなんともない(笑) ちなみに、私のベッドってクイーンサイズなんですよね(部屋が広い岩手の特権w それが家族だろうが彼女だろうが、寝ている時に自分の半径50㎝以内に人がいるのが苦手なんですよね汗 夫婦仲に関係なく、寝室にはベッドを2個置きたい派w)

あとは、片付け。バーベキューは嫌いじゃないけど、(私の場合、飯には酒がつきものなので)散々呑んで食った後に片付けなんかしたくないし、かといって、清々しい朝に洗い物とかしてると、萎える。

好きなのは、焚き火。むしろ、焚き火の為にキャンプやると言っても過言じゃない。飯食って腹も落ち着いた後に、焚き火囲みながらウィスキー呑むのは好き(椎名さん式)。

あと、朝。澄んだ空気は気持ち良いし、珈琲飲むのも定番だけど、好き。

結局、外で焚き火して、(別に惣菜でも良いから)洗い物でない飯食って、酒呑んで、ロッジに泊まるかそれぞれが自分のテントに泊まって、朝、ゆっくり珈琲でも飲んで、帰る。そんな、「軟弱なキャンプ」なら、嫌いじゃないw

でも、このアニメを観てみて、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」なら、少しやってみたいって思いました! まあ、岩手で冬キャンプすると、凍死するかもですが(笑)
{/netabare}

【余談2 ~実写ドラマを観てみた~】
{netabare}
まずは、キャストから。

志摩リン→福原 遥
有名な方ですね。容姿はあまり似てないかな? 福原さんはどちらかといえば可愛い感じですが、リンのクールな感じはイマイチ出てなかったかなと。声は頑張って低く出してましたね。あと、監督の指示でしょうけど、変なコメディタッチの演技は、原作のリンのイメージとは違いましたね。

各務原なでしこ→大原 優乃
知らない方でしたが、妖怪体操第一を踊ってた女の子らしいです。大人になりましたね~。声は結構似ていたと思うし、なでしこのアホっぽさも頑張って演技されていたかなと。ただ、鹿児島出身らしく、顔は濃い目の女優さんなので、容姿的にはだいぶ離れていたかな~と思います。

ちなみに、福原さんと大原さんは中学時代から同じ雑誌に所属し、3年A組でも共演されて、プライベートでも仲良しなのだとか。確かに、そういう仲良し感は出ていて良かったかなと思います。

斉藤 恵那→志田 彩良
チア☆ダン とかに出てた方らしいです。容姿、演技とも凄く原作のイメージに近いな~と思いました。斉藤 恵那は、一見、普通に良い子に見えますが、実は結構イタズラ好きで、「いい性格してやがるぜ」ってキャラですが、なんとなくそんな空気が出せていたように感じます。

大垣 千明→ 田辺 桃子
「こんな未来は聞いてない!!」というドラマで主演された方らしいです。容姿は、結構似てるな~と思いましたが、メイクと眼鏡、髪型どかなり寄せているんですね。元々はしっかり美人な方なのに、あえて「あんまり可愛くなく」して、変顔やオーバーな演技を多用し、原作キャラクターをちゃんと表現しようと頑張ってる感じがしました。

犬山 あおい→箭内 夢菜
チア☆ダン や3年A組とかに出ていた方らしいです。容姿は、少し南国系の顔をしているので、犬子のイメージとは大分違うかな?と思いましたし、福島出身の方ということで、関西弁にもやや違和感を感じました。正直、メインキャストのなかでは、一番原作から遠いかなと思いました。かなりアダルティでしたし。

次にドラマとして。

単純に、ドラマとしては結構面白かったんじゃないかと思う。低予算は丸出しだったけど、それが逆に、原作のユルい雰囲気を出していた感じするし。

あと、原作の台詞をあまりいじらず、LINEの演出もほぼそのままで、原作をきちんとリスペクトしていることは分かる。それから、原作漫画がきちんと取材して作っているから、ドラマの舞台もほぼそのまんまなので、アニメ好きにとってみれば、なんちゃって聖地巡礼が出来て良いとも思った。食事シーンは安定して美味しそうでしたし。

難点としては、アニメほどたっぷりした余白を作れなかったこと。少しテンポが早いように感じた。しょうがないけど。

それから、主演されている方が全員20歳以上ということで、ちょっと女子高生設定にはムリを感じた。てか、ほとんどのアニメ→ドラマはそうだよね。ガチ中学生や高校生使うと、人気や演技力の点で問題があり、20代前半の力ある人使うと違和感あるし。アニメの実写がなかなか上手くいかない一因でしょうね。

とはいえ、なんだかんだ最後まで観ちゃったから、やっぱりゆるキャン好きなんだな~と思いました(笑)
{/netabare}

【余談3 ~聖地巡礼してみた①~】
{netabare}
ほったらかし温泉、行ってみました。個人的には、人生で一番好きな温泉になりました!

景色は特に、最高です。眼下に見える甲府盆地。これだけ山に囲まれた土地で、信玄はよく戦ったな~。てか、ちょうど見下ろせる範囲に盆地が収まるので、「この土地に暮らす人々を皆、幸せにしよう」と、自分が殿様だったら思ってしまうな~なんて考えながら、風呂に浸かってました。

ほったらかし温泉には、「あっちの湯」「こっちの湯」の2つがあり、私は日の出を観たかったので、「あっちの湯」に入りました(あっちの湯は、甲府市を見下ろせる大パノラマが魅力で、こっちの湯は、富士山が正面に見えるのが魅力だそうです。あっちの湯からは、右斜め前くらいに、富士山が見えました)。

アニメでは正面に富士山が見えているため、本当は「こっちの湯」なのでしょうが、なぜか「あちらの湯」と表示されてましたね。多分、あっちの湯とこっちの湯の景色の良いとこ取りをしたかったのでしょう。

あくまで男湯ですが、お湯はぬるく、水位が低いの(40cmくらい?)で、普通に座れば半身浴になります。あの水位なら、「胸が丸見えになる」ので、水位に関してもアニメで改変したのかもしれませんね、ちっ(笑)

また、それが魅力でもあるのですが、屋根もないため、雨天時や冬は、寒くてやや満足度は減るかもしれません(内風呂は温度も高いので、そこと交互に入れば、冬もいけそうですが)。もし行く際は、天気予報をみて、できだけ晴れた日に行くことをオススメします。全然違うと思います。

私が行ったのはGW、晴れていたので半身浴でも最高でした。むしろ、2時間くらいずっと湯船に入り続けてました。

風呂上がりは、卵かけご飯朝食が食べられます。私はそれに、ノンアルビールをつけました(笑) 朝食としては満点です!

アニメで食べてた「温たま揚げ」、食べたかったのですが、9時半からということで、まだ2時間近くあったので、断念。まあ、次の楽しみにしておきましょう。

「ここにはきっとまた来るな~」と思いました。岩手からは遠いけど(笑) 次は夕方から夜にかけていき、夕日と夜景が観てみたいですね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
いきなり知らない、焚き火道具がw OPイイね、「楽しい」が詰まっている感じ。かなり丁寧な作りだね。火起こし面倒くさいとか、悪さもちゃんと見せていく作りなら、好みだな。暗闇の全力ダッシュからのチェーン足払い、は、メッチャ危険(笑) 1500円w このアニメは、普通に面白いな。

2話目
狭い(笑) 窓ガラスのやつ、下手すりゃ死ぬぞ。分かりやすく「けいおん」だけど、面白いからよし! キャンプって、何気に金かかるよね。2匹目の犬、声だして笑ったわw

3話目
朝日は、パワーもらえるよね。私も毎年、初日の出だけは、実家の裏山から見ます(笑) こうやって、自分のテリトリーにズガズガ踏み込んでくる人って、面倒くさくもあり、嬉しくもあり。

4話目
てか、ホームレスだな(苦笑) 大丈夫! ウチの実家も熊出るし(笑) キャンプに憧れる初心者ワイワイキャンパーと、キャンプが好きな中級者ソロキャンパーの対比だね。

5話目
免許とりたてでも大丈夫! 洋ちゃんは初めてで東日本縦断したから(笑) でも、1日150㎞は、ミスターと洋ちゃん以上だ(笑) 余生じゃなく、進路(笑) まあ、ルーで作るカレーは、水分量間違えなければ失敗しないしね。星空と夜景の交換。なんかこう、古風で現代的なやりとり。

6話目
何でもそうだけど、道具を買いそろえてる時期って楽しいよね♪ リンとお姉ちゃんにフラグが(笑) でも、なんか仲良くなれそうな二人だよね♪

7話目
祖父だったをかい(笑) キャンプ飯、旨そうだな♪ コミュ力の違い(笑) リンちゃん、何気にノリがよかったり、女子力高かったり、怖がりだったりで、萌え度アップ(笑)

8話目
アウトドアはリッチな趣味。リアルだけど、なんか本末転倒だよねw バイトの店員が変なアダ名つけるのはアルアルだろうけど、この作品、結構毒があるよねw

9話目
どんどんハードルが上がっていく(笑) 動画見ながらクッキングとか、リアルw 早太郎、メッチャ見てる(笑)

10話目
最後、ソロキャン少女からの成長を画くのかな。

11話目
良い肉を味わうなら、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉の3択だよな。背景、もっと綺麗だったら言うことないんだけどな~。

12話目
CEOのとこで、撫子の妄想だって分かったわw 動画のクダリで最初に映ったの、完全に「水曜どうでしょう」の原付き旅じゃねえか(笑) 声だして笑ったわw やっぱり、意識してたか(笑) まあ、パスタとかまんじゅうとか温泉とか、所々にどうでしょう要素あったしね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 87
ネタバレ

ひろくん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

単なるファンが思った事をダーっと書いてるだけですよー。

最初はね、コイツはアホの子・・・?

と、思っていたのですが・・・ただの【 超人。】でした。(笑)


第 2 話まで視聴。
{netabare}
各務原なでしこちゃん・・・スゲーな。

南部町から本栖湖までチャリで やって来る根性。( リンちゃんもだけど。)
その冬季 本栖湖畔に於いて、青天井下で夜まで昼寝?して
凍死しないという 驚異的に頑健な身体。( 14時?の時点で気温が 5℃!)

そこで初めて出逢った 志摩リンちゃんに御馳走してもらう事となる
1500えんのカレーめんを

『 15回払いで お願いしまふ。。。』

・・・この やり取りのセンス、ワロてまいましたwww
そして ホントにホントに 美味しそ〜に食べるカレーめん

自分も食べたくなって 買って来ちゃいましたデス。


迎えに来てくれた おねーちゃんに オモくそブチのめされた上
車に叩き込まれる際にも、

『 カレーめん、出るぅ〜!!!』

・・・コリてねーなコイツ(笑)


更に第 2 話でも 窓ガラスに顔面を強打する勢いの良さ。
なんて平和な世界なのでしょう。

中々の私好み、良作鴨知れませんね。
(・・・あ、トランプって普通 54枚セットじゃね?w)
{/netabare}

第 3 話 視聴。

ここまで来ての感想。

ふと気がつくと、志摩リンちゃんの CVって東山奈央ちゃんなんだよね。
東山ちゃん演ずる ローテンションキャラって、思いつかんゾ。
ん〜、、、『さばげぶっ!』の豪徳寺ちゃん位か?

{netabare}
そしてまた 各務原姉妹、めちゃめちゃ仲良しなのですね。

妹に対する ねーちゃんの面倒見の良さがハンパねぇっス。
アホな妹程 可愛いってコトなのかしら?

若くは なでしこちゃんが不治の病を患っており、残された時間が殆ど無いのだとか・・・?
( あの食べっぷりから見て、そんなコトは・・・ねーな。ww)


しっかし、なでしこ特製 餃子鍋・・・2人前で 50個全部入れますか?
( しかも “ シメ ” の 御飯を忘れた…とか。w )
その大半を作った本人が食べちゃった上、ポテチまで行こうとするなんて。(唖然)
{/netabare}

第 4 話 視聴。
{netabare}
リンちゃんが 免許&原チャリを手に入れた。

否・・・待て、何故に皆 このクッソ寒い時季のキャンプに拘泥る!

そう・・・以前、リンちゃんが語っていた その理由は このアタクシの考えと
寸分違わぬモノであって おもクソ苦笑してしまった処では有るのですが。ww
( 私は、行かないからね 冬キャンなぞw )

『 ぶちょー!』

って、まった…げんっきだなぁ・・・なでしこちゃん。
そんで 花守ちゃんの声、めちゃめちゃ合ってるなぁ。

展開としては、思った通りのキャンプネタ How to コントです。
オチは読めるケド楽しそうで何より。
人型シュラフネタ・・・“ ぞい子?” 月面着陸ごっこ、なるほどです。w


国道20号線から霧ヶ峰方面へ原チャで行く リンちゃん。
出発前、リン母から 『 危ない道は通っちゃダメよ。』
と、言われていながら 冬場には充分危険な このルート。ww

マジ路面凍結、転倒注意!!!

その重装備状態でコケると死にたくなる程 凹みますぞ!
( 単独行動なので、慰めてくれる人も居ないんだからね。)

思い切り良く ソフトクリームやボルシチ等々を注文する この娘達。
いやいやー、バイトで貯めた お金を全力で キャンプに?注ぎ込むと言う、
正統派経済活動推進アニメですね、これは。
{/netabare}
うむ、今回も楽しかった・・・めでたしめでたし。
そして この番組のアタクシ的評価は上って行くのであった。

さ、今日も夜食に カレーめん食べよ。ww


第 5 話 視聴。
{netabare}
う〜ん、前回終盤の展開より 今回は入浴シーンからのスタートになるという事は分かっておりましたが、
この作品に “ サービスカット ” って必要? とか思うのは私の考え方が高潔過ぎなのでしょうか?w

リンちゃんの方は冬だと言うのに スキー場が近所に有る様な所へ原チャですよ!
そして当然の如く 温泉は、やってない。

…閉ってるんだろーな。って、思ってたんだよねぇ、先週から・・・。w
( もうちょっと先に行くと 別の温泉があるよ…霧ヶ峰とか言いつつ 塩尻峠んトコだし・・・霧ヶ峰はカフェに寄っただけかぃ。)


この作品って…多分、予定調和的展開( 予想とか期待とかを一切裏切らない所。)を
ツっ込みながら視るのが正しい楽しみ方なのでしょうか?

松ぼっくりに続いて 原チャリくんも

\ つかれた /

とか言ってくれちゃうとこも ナイスです。

・・・この原チャリ、2stエンジンだ。
( 本来、この型の Vinoは4st だけどね。先週、気付かんかった…音が Vespaの様デス。)


焚き火を見ていると落ち着くっていうのは、古来より 火を焚いていれば
野生生物達が寄り付く事は無くなり、安心出来たから・・・ってヤツ?

ジャンケンに破れ 独りテントのなでしこちゃん。ww
スっかす可愛いなぁ。。。
否、“ 萌え ” 的なイミでは無く、“ ペット ” 的な感じ?w
(『ワンコみたいやなぁ。』って イヌ子ちゃんも ゆーてたね。)
{/netabare}

へやキャン△コーナーも おもろいなぁ。

第 6 話 視聴。

もう終りかよ!・・・って、言っちゃいたくなるゾ…楽しくて。
ここでの総合得点もジリジリ上がって来てるし…早く続きを視たくなってしまっています、私。

そして、なんかホント・・・リンちゃんの性格って…アタクシと良く似てやがるゼ。( 苦笑。)
{netabare}
リンちゃんが通販にて焚火グリルなるアイテムを購入。
便利なモノがあるんだねぇ・・・これは キャンプ焼肉やりたくなるよ!
( コラボ企画 -【リンちゃんの焼肉セット】販売開始で即、完売!!!ww)

それを見て 『 メタル賽銭箱?』と訊く斉藤さんww
これは ストライク。・・・夜中に爆笑、出来ないからツラかったで。。。

『 御会計、35000円となります!』『 高けぇ〜よ!(怒)』

この件もオモロ過ぎじゃけwww

基本的に人嫌いなリンちゃん…斉藤さんの帰宅後、なでしこちゃん宛ての
お土産を渡す為に ようやく重い腰を上げますが、否、まだか…って、そこに当人の脚が。

図書室の床に直寝!すっごいなぁ〜この子。自由過ぎる。
とっても フリーダムなヤツと言うか、アホなペット。。。そして このセリフ。

『 ミニ賽銭箱?』…クソ〜ここで “ 天丼 ” ですか〜!www

その週末には すかさずの 2週連続キャンプ・・・ハードだ。。。
否、タフだなぁ…それにしても、ねーちゃんは付き合い良いなぁ。

運転している ねーちゃん。この表情で御機嫌なんだ、
スゴいな・・・“ WORKING!! ” の山田毋とか “ ケロロ軍曹 ” のコゴロー方式なの?w


キャンプ場までの道すがら、スーパーにて お買物。お目当ての食材に 有り付く事が出来ずに沈むリンちゃん。。。
・・・が、別メニューの提案に依り あっさりと復活。ww…かわいい娘達だ。
( ハンバーグって、、、焼き難くね?ww)

レジの店員さんから豊崎ちゃんの声・・・。モブキャラの担当かと思いきや、バイト中のイヌ子ちゃんでした。
うむ、ふんだんに鏤められた 小ネタ的 “ トラップ ” が この作品の肝になっていますね。


そーいえば、リンちゃんのじぃちゃんと思しき お方が あきちゃんと絡んでおりましたが、
乗って来てたバイクは なな、なんと ノートン!・・・幾らすんだよ そのバイク!?
フロント倒立フォークなのにワイヤースポークホイールという凄いマシンだぁ〜!

んで、最っ高ぅーにキャンプ向きで無いモデルだで。どうやってキャンプ道具積んで来たん?ww
{/netabare}

第 7 話 視聴。
{netabare}
じいちゃんのノートン 100パー荷崩れ仕様で積んでますね…このバイク、加速いいのに。
燃料タンクに傷が付くのは絶対にイヤなのでしょう。ww

綺麗なトコだね、四尾連湖。

リンちゃんの一人キャンプは中一の冬からですか。
スゲー根性あるね。女の子だよ。。。
で、今回は、リン&なでしこのイチャイチャ話ですよ。

隣のテントの女・・・キッチンドランカー?

おおっと、リンちゃん 備長炭の点火に梃子摺ってます!

鱈鍋・・・美味いに決まってるよな、いいなぁ。

さっきのキッチンドランカー・・・姉かよ!こぇ〜!!!
うわぁー、、、ガッコの先生でコレ?まじ!?

ここへ来て 超展開!・・・否、伏線だわ。

凄い量の焼肉パーティーは ようやく終了、流石…備長炭は優秀。
思った通り、キッチンドランカーさんが おばけ役でした。めでたしめでたし。

味わってしまった 恐怖から リンちゃんの方が なでしこテントへ移動!www
仲良しネタ・・・よろしいなぁ。

あれ?じいちゃんは イントロのみ??
へやキャン△・・・ネタが雑でした。ww あ、先週の写真が消えてるゼ!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

71.4 2 料理で笑いなアニメランキング2位
三者三葉(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (607)
2865人が棚に入れました
元気で食いしん坊の小田切双葉、天使のような悪魔の委員長の葉山照、凋落した元・お嬢様の西川葉子という、名前に「葉」の字がつく“三者三様”の性格の女子高生が織り成すキュートで愉快な日常模様が描かれる。

声優・キャラクター
和久井優、金澤まい、今村彩夏、Machico、鈴木愛奈、桃河りか、赤羽根健治、西明日香、渡辺はるか、夏野菜緒、桑山琴音、田中ちえ美
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

貧乏系お嬢様かわいい、でも主役は3人!

あらすじは公式サイトをみてね。

第1話良かったです!コミカルな百合アニメなので、視聴継続できそう!

1話感想
{netabare}
没落貧乏なパンの耳系マヨ好きお嬢様、西川 葉子がとてもかわいい。1話はそれで視聴者の心にグッときますね。
葉子のかわいい所は語りつくせないほど1話に詰まってます。(以下私の熱い(キモい)葉子押しがしばらく続きます)

没落してもですわ口調で友達付き合いがわからないのがかわいい!
双葉にパンの耳の調理方法を聞いて、テンションが上がるのがかわいい!
次の日ウキウキで作ってきたパンの耳の砂糖揚げ(黒コゲ)をもって(この時点でかわいい)いつもの双葉達とお昼を食べる場所で双葉達がいなくて、強がってがっかりする所もかわいい!
双葉に声をかけられるだけで、とたんに眩しい笑顔になるのがかわいい!
パンの耳のコスパに感動しているのほんとかわいい!
山Gのバイト先の廃棄(ホントはもっていっちゃ駄目ですよ!)をうれしさを隠し切れないのがかわいい!
没落して以降お嬢様気分が抜けなくて友達が出来なかった反動か、双葉達の反応を期待して、頑張る姿がかわいい!


・・・とまあ葉子のかわいさを上げたらきりが無いわけですが、このアニメは葉子、照、双葉の3人が主役のアニメです。なんか葉子に凄く重きを置いた一話でしたね。今後はバランスよく3人を掘り下げていってくれるのかなと思ってます。

双葉もかわいいですよね~女子力低い系女子。パン一斤を「色々めんどくさいから」という理由で丸かじりするのは女子力低いですね~。色々葉子様をフォローしたり、何も入ってないおにぎりを率先して食べたり、良い子です。

照・・・かわいいんだけど黒い。唐突にスピードワゴンの「ゲ○以下の匂いがぷんぷんするぜー!」という言葉が思い出しました。いや、きっと根は良い人で良い匂いはするでしょう。ちょっと気取ってから素がでるのがかわいいです。

山G、女の子のお風呂についていくとか凄い変態の香りがするよ!悪気はないんだろうけど!山Gのストーカー芸と泣き芸最高だよ!

教科書を渡せず葉子様が申し訳なさそうにするのは、双葉達を少ない友達として意識して、嫌われたくないと思っている現われですね。

今期の最高のコメディ百合アニメですね!毎週の一番の楽しみになりました!
{/netabare}

2話感想
{netabare}
葉山照回でしたね。
葉山姉妹のやりとりから、照の人間性や姉に対する姉妹愛が伝わってきて良かったです。照を敵視しているピンク髪の女の子、今回完全にヒナギクに見えました。

やはり、今回も葉子視点が多いですね。原作もそうなのかな?

特売のマヨネーズを勝ち取り喜ぶ葉子。かわいい。そして目を覆う双葉達、面白い。

次は双葉ですね~ここまでハートフルな話が続いているので、双葉回もハートフルな話を期待してます。
{/netabare}

3・4話感想【4話感動回】
{netabare}
3話は西川家のメイドさん登場回。双葉回じゃなくて少しガッカリしましたが、コメディ路線のキャラが増えたのと、このメイドさんも葉子様の事を心配してるんだなあと思えるシーン(体育で葉子様がぼっちになっている所をみてクラスで浮いていることに気付き、双葉達が唯一の友達であることを悟る。そして、昼食の際に葉子様をよろしくお願いしますと双葉達にいう)もあり良回でした。

4話は双葉への認識を改めさせられた回です。そして今回も葉子様が超可愛い。制作の葉子様愛が溢れすぎている・・・
ハンバーガー屋で双葉が葉子様の両親の話を聞くのは、勇気あるなあと思います。双葉は行動に反して意外と賢い子ですし、無意識じゃなく意識的にもっと葉子様をわかりたいと思って勇気を出して気を使いながら聞いていると思います。それだけ双葉は葉子様ともっと仲良くなりたいんだなあと思うと、ちょっとウルっときます。それにさらっと答える葉子様も双葉達に心を開いて、自然な友達付き合いが出来ているのが、成長したなあと思えます。

今回肉をもらった葉子様の可愛さは必見です。あのシーンの可愛さは制作の愛があふれすぎていて、このアニメへの本気度が伝わってきます。

また、幼少期の3人の映像も可愛いですね!どの子も可愛いんですが双葉の幼少期の良く食べる子供っていうのが可愛かった。やまGの子供時代も可愛い。

さらに、4話は双葉への認識を改める回でした。食べるだけじゃなく、料理が上手いということを実践して証明する双葉。女子力が低いと1話レビュー時点で書きましたが、これは間違いでした。女子力高い!いや嫁力が高いのか?双葉可愛すぎるぞ!

最後に3人で双葉の作ったご飯を食べるシーンがあるのですが、美味しそうなのはもちろんなのですが、3人も可愛いし、「家で誰かと食事するのは本当に久しぶりですから」という葉子様の寂しさが過ぎ去った言葉、
3人で一緒に食べることが本当に美味しい理由なんだという事が伝わってきて凄く良かったです。最後に冗談を言って笑いあうシーンがこの3人が幸せということを感じて、嬉しく感じてきます。

4話、凄すぎました。少し画がいつもと違う感じがまた良かったです。ハンバーガー屋の夕暮れの陰影の使い方が凄く好きです。色々良い場面がありすぎて語りつくせない(笑)コメディシーンでの人物のデフォルメや顔の変化が細かくて凄すぎる。

西山ちゃんと照の猫パートも可愛いし、猫はいつもどおりぬるぬる動きますね。

山Gはストーカーといわれると傷ついていましたが、報われることがあるのだろうか・・・いやストーカーですけどね。

四話の最後の食事シーンの印象的な「夕焼け」と「鳩」が四話冒頭の葉子の幼少時代の友達とのお茶会シーンにも出てきているということは、どちらも葉子様にとっての幸せな思い出ということを示してるんじゃないかな。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
照のライバル?猫好き西山さんが可愛い回。西山さんはツンデレ、プライド高い、そしてちょろい。西山さんのメイド服はかなり趣味入ってますねえ・・・ピンクが基調のメイド服とか現実には存在しませんよ、多分(笑)あと、西山さんの友達、近藤さんのケーキを食べるシーンかわいいですねえ。このアニメの貴重な黒髪っ子ですよ。

回を増していくごとに双葉が良い女であることがわかっていきますね~。髪を後ろでまとめて、出来る女性店員風ファッションが良く似合う・・・。葉山ちゃんの家に遊びに来た時は小学生かと思いましたが(笑)そのギャップが最高に魅力的ですね。
{/netabare}

6話~12話感想
{netabare}
6話
日常回。少しお嬢様気分が抜けてないなあと葉子様のワガママっぷりを見て思いますね。
7話
葉子様と青髪の子が体育で組んでいるのを照と双葉が見ているシーンは、
気にかけていたんだなと、裏で友情を見たようで少し嬉しい。
8話
近藤さん多め回。西川ちゃんと近藤さんの友情回かな。腐れ縁みたいな感じでいいですね。
9話
文化祭回。陰の無い楽しい回でしたね。
10話
何気ない日常回。パジャマパーティでお泊り会。何気ない日常が葉子様にとってかけがいが無いものですね。
11話
バレンタイン回。よかったな山G・・・。葉子様に執着して勝手に奉公してるとはいえ、ちょっと報われてほしかったので良かったです。
12話
葉子様にとって自分の家に行ってきますと言う意味は、その場所に自分の日常がある事を無自覚に理解してるからだろうなあ。・・・って園部の夢か!
バイトで昔の友人に会っても今の状況を受け入ている葉子様は成長しましたね。
そして3人の日常は終わらない・・・エンド。良いアニメでした。

{/netabare}

総評
{netabare}
作画:常に安定して綺麗。毎週楽しみでした。
キャラ:どの子も可愛い。全員をなるべく均等に掘り下げたのはよかったです。
音楽:OPEDどちらも良かったが、挿入される日常的なBGMが良い。
声優:新人さんばかりでしたが、ストレス無く視聴できました。
物語:最初の1~4話は葉子様の友人関係へのなれない感があり、成長を感じられた素晴らしい回でした。それ以降は何もない日常回が多かったです。もう少し情感があったほうが良かったかな・・・

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 59

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

♪さぁ見てらっしゃい 三つ葉の お出ましだ!(いぇ〜い♪)

この作品の原作は未読ですが、けいおんやゆゆ式といった萌え4コマ専門誌である「まんがタイムきらら」で連載されている作品と知り視聴を決めました。

この作品の原作はちょっと凄いです・・・何が凄いかというと連載期間です。
実は2003年の2月から現在に至るまで一部諸事情により休載した期間もあったようですが、連載を続けており、2016年現在で連載期間が最も長い作品なのだそうです。

何事も継続させるって難しい事だと思いますが、連載を13年も続けているとキャラに対する愛着も半端ないんだと思います。

そんな長期連載を続けている作者は荒井チェリー先生で、あのハイパー萌えキャラ真白たんや荒っぽい口調と見た目にギャップを感じる小紅ちゃんが登場する「未確認で進行形」の作者でもあるそうです。
言われてみれば、お互いのキャラに同類の臭いが感じられる気もします。

この物語は、タイトル通り性格やこれまで育ってきた環境がまるで異なる女子高校生の3人がふとした事から仲良くなり、日常ライフをきゃっきゃうふふしながら友情を深めていく・・・という感じです。

個性溢れる主要登場人物は、以下の高校1年生の3人組みです。

小田切 双葉(CV:金澤まいさん):数々の大食い記録保持者で出禁になった店もあるとか・・・そして、どれだけ食べても太らないという羨ましい体質の持ち主でもあります。

葉山 照(CV:今村彩夏さん):眼鏡と金髪の三つ編みが似合うクラス委員長ですが、「腹黒委員長」の異名を持つだけあって、見た目と中身のギャップが大きい女の子です。
でも仲良し3人組の間では、腹黒さは影を潜めています。

西川 葉子(CV:和久井優さん):元々は家にメイドのいる超お嬢様でしたが、父親の会社が倒産してこれまでとは真逆・・・優雅とは程遠い貧乏生活を余儀なくされている女の子です・

この様に何もかもが違う3人だからこそ、仲良くなれたのかもしれません。
でもこの作品にはこの3人のきゃっきゃうふふを増幅させる装置的存在が、タイムリーに登場して3人の魅力に拍車をかけているんです。

山路 充嗣(CV:赤羽根健治さん):元西川家の使用人で、葉子様の周囲に神出鬼没して差し入れをするなど、褒めて貰えるために涙ぐましいまでに努力・・・と思いきや、本人にとっては葉子を敬う事が自分の信条なので、これは努力でも何でもないそうです。

薗部 篠(CV:桃河りかさん):元西川家のメイドで、現在は洋菓子店の店長をしています。
元メイドだけあって家事全般のスキルの高さが伺えます。

この他にも葉山のお姉さんや、葉山に敵意むき出しのクラスメイトなども登場するのですが、主軸は3人組み+元西川家の関係者二人組です。

3人で過ごす時間を大切にすると共に、一人で踏み出すのが不安な第1歩を3人で一緒に踏み出したり・・・相手に気兼ねなどはしていないのですが、自然とそういう事ができちゃう3人組みで・・・ちょっと羨ましくも思える仲の良さでした。

声優さんも新人さんを積極的に起用されたみたいですね。
3人の中ではアブソリュートや櫻子さんに出演された今村彩夏しか知りませんでした。
今では放送されるアニメの本数が多いので新人の起用されるチャンスも広がっているのでは・・・と思ってしまいますが、声優さんになりたい人も相当増えているようなので、役を掴むという点においては、厳しさはむしろ増しているようにも思います。
それに最近の声優さんはメディアに露出する機会も多く、歌ったり踊ったりという声優さん本来のスキル以外も求められるようですので・・・

でも、第1線で活躍された方々は、皆んなその難関を突破してきているんですよね。
勿論、実力だけではなく運も必要な仕事ですが、頑張って欲しいと思います。

オープニングテーマは「クローバー♣かくめーしょん」
エンディングテーマは「ぐーちょきパレード」
どちらも、とりぷる♣ふぃーりんぐ[西川葉子(和久井優)、小田切双葉(金澤まい)、葉山照(今村彩夏)]が歌っています。
このまえカラオケでエンディングを歌ったので、今度はオープニングにチャレンジしてみたいと思います。

1クール全12話の作品でした。原作のストックはきっと十分あると思うので、続編の有無は円盤の売れ行き次第・・・という事になるのでしょうか^^?
やっぱりきらら系の作品の持つ癒しパワーは格別ですね^^
この作品もしっかり堪能させて頂きました^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ホンモノの「日常系」?(動画工房の本気)

※実はあにこれで視聴途中でアニメのレビューを書き始めたのは、本作が初めてです…。

原作未読です。
→ 読み始めました。いま3巻目くらい。(2016/6/15)
→ 6/18くらいに読み終わりました。既刊12巻。(2016/6/28)

多くの「日常系」といわれるアニメで私がいつも思うことは、「そんな日常は無い!」というところなのだが本作はそういうツッコミを入れずに観られている。
(ちなみに他にそんな気持ちで観られる他作品としては『のんのんびより』シリーズ。あ、『恋愛ラボ』あたりもそうかな?)

変に百合百合しくなくこの三人は本当に普通の友達なんだな、とリアルに感じられるのも本作の特徴だと思います。
(好みとして特に「百合が悪い」というわけではないのですが。あるいはこちらが本来の意味での「百合」?)

まあ、キャラのかわいさはファンタジーですけど、アニメだからね…。

キャラクターは女子高生ですが、ちゃんとオチを付けようとしている点に好感が持てます。特に葉子様さま絡みでときどきぶっとんだ描写もなくはないですが、そこはまあ、ギャグだからね…。

…ということでおそらく完走するでしょう。面白いので原作も買うかも。
→ 買い始めました。(2016/6/15)
→ 6/17には全巻揃えました。視聴の方も無事完走。(2016/6/28)

あと、OP/EDともにグッドです!

以下、追記:(2016/6/15)
原作を読み始めて、薗部さんが原作で出てくるのはかなり後だということがわかりました。原作では辻兄妹の方が先に登場するんですね。アニメ的には早めに出して正解だったかも。

あと、原作者も書いているんですけど双葉は大食い以外は意外と普通の人ですよね。基本は双葉のツッコミで話が回っているようなところがあります。双葉もボケるときがありますが、そのときには葉山ちゃんがツッコんでくれます。

全話観終わっての追記:(2016/6/28)
全話通して観た結果、全12巻から満遍なく原作が採用されていることがわかりました。アニメ中では、各エピソードは春から始まる通年で1年間の時系列に並べられています。

原作は13年におよぶ連載なので、その話数の季節に合わせたエピソード、あるいは季節を考慮しなくてよいエピソードが様々な巻から採用されていることになります。

複数のエピソードをつなげて1話を構成していますが、つなげ方は原作で連続のエピソードとは限らずこれはシリーズ構成や脚本がうまく処理したと思います。

★物語の評価を4 → 4.5に上げます。上記の作品構成に対する評価アップです。

★作画の評価を4 → 4.5に上げます。「マンガの絵が動く」という観点で、本作の作画はかなり良いと思います。ネコとか、絵的にマンガなんですがその動きは大変素晴らしいですし、コミカルなシーンの描写もマンガ的に実に良く描けていると思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42

78.3 3 料理で笑いなアニメランキング3位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (583)
2276人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

欲望剥き出しのいい年した女性

母を亡くし父と二人で暮らす小学生女子・ミーシャ。 そんな父子家庭にやってきた新人家政婦は、やたらマッチョな上に三度の飯より幼女が大好きで・・・!?闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ

眼帯を付け、独眼の鴨居つばめ(28歳)は初潮以降は興味ないと語るロリコンなのに、他のロリコンは許さない。そして、元航空自衛隊で腹筋バッキバキ。あんだけ体脂肪率低かったら、生理止まってるやろうな。だから、ホルモンバランスが崩れておじさんっぽい性格なのかもしれない。筋肉と言えば、陸上自衛隊のイメージだった。航空自衛隊は陸上自衛隊ほど肉体的にハードなものは求められていないイメージ。

ミーシャが大きくなったら興味なくなるのだろうか。そうだったら酷いな。{netabare}ちゃんと初潮を迎えてもお仕えすると名言してた。一安心?{/netabare}あの手この手でミーシャのストーカー。身体能力凄すぎ。コスプレの違和感凄すぎ。小学生だけはさすがに無理ありすぎ。変態なエネルギーが興味のある対象に向いたときは半端ない。家事も運動も何でもこなせて、打たれ強いし、割とパーフェクトヒューマン。僕はつばめはミーシャと結婚するよりも康弘と偽装結婚するほうが、ミーシャとずっと合法的にいられると思うんだけど、ポリシーに反するんやろうな。

6話で登場する鴨居つばめの元同僚みどり(33歳)。ドMの超変態。つばめのことが大好き。{netabare}隊にいたとき犬の訓練をしていたようだが、つばめが来てから、犬に負けじとフリスビー取ったり、餌をもらおうとしたり奇妙な行動は笑えた。{/netabare}つばめがこいつと話すときだけ常識人になってしまうのは少し残念。そうでもないか。人畜無害だからか、ミーシャは割となついている。

11話の終わりと最終12話で {netabare}少ししんみりな展開。ミーシャ家に泊まりに来たわしわしとゆいが夜中トイレに行こうとして間違えて入ってはいけないミーシャ母の部屋に入ってしまうわけだが、つばめが自分が入ったと庇う。腹を立ててミーシャ母の部屋にミーシャは閉じこもるが、実は、部屋に勝手に入られても何も思わなかった自分自身に腹を立てていた。母親を忘れてまま、日々を過ごしていいのか葛藤。つばめは雪の日に庭で遊んでいたミーシャに単純に惚れていたが、幼い頃に大好きだった父を喪った自分と重なるところがあったのか、自らの過去を明かす。幼女好きになったのは人形をねだると可愛いのではなく、むきむきな人形を買ってきたり、筋トレを一緒にしたりする父への反動だとか、母が父は空の上にいると言ったことをきっかけにパイロット候補生になるも、視力を失って自衛隊を辞め、眼帯姿になったこととか。{/netabare}

途中は単調に進行していくが、沼倉愛美さんの演技力が突き抜けてた。見事にキャラクターを表現していた。そのためか、退屈さは感じにくかった。原作はまだ続くだろうし、期待している。

OPはウザウザ☆わおーっす! ハラショー。EDはときめき☆くらいまっくす。EDでメロディーに乗せてミーシャとつばめが掛け合う歌が面白かった。さらに、映像でトレーニングの強さも見物だった。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「うちのメイドがウザすぎる!」
仕事を探している鴨居つばめは、職業安定所で理想が高すぎる(?)条件を提示し、あっさり断られます。失意の中、去年のお正月に帰省した際に見かけた、ロシア語を話す幼女の家の目の前にやってきました。庭を覗き込むと、以前とは違いすっかり荒れ果てて人の気配がありません。「あの雪の妖精は冬の日の幻だったのか?」とがっかりしていたつばめでしたが、ふと柵の近くに目をやると、そこには「家政婦さん急募!」の文字が・・・!

2. 「うちのメイドにさらわれた」
高梨家の家政婦になったつばめは、夏休みだというのに自宅でゲーム三昧のミーシャに友達がいない事が気がかりな様子。自らが友達になろうと思いあの手この手を使ってみても、ことごとく失敗してしまいます。諦めきれないつばめは、自宅で無意識に筋トレをしている際に、ふとミーシャがプレイしていたゲームを思い出しました。ノートPCを開き、そのゲームをプレイしようとしたつばめでしたが・・・。

3. 「うちのメイドが忍び寄る」
ミーシャのもとへ家政婦として通う事に幸せを感じ、意気揚々と出勤するつばめでしたが、ランドセルを背負う通学中の少女たちを見て、ふとミーシャは学校に通っているのか気になりました。おやつの合間に学校に行かないのかと聞いたつばめに対して、ミーシャは「ロシア人だから学校に行かなくてもいい」というのですが・・・。

4. 「うちのメイドは幼女が尊い」
今日は康弘が家に帰れず、土日は家政婦のつばめもやってこないため、久しぶりの自由を満喫しようとしていたミーシャでしたが、そこに突然つばめが現れます。康弘より、当分休日出勤と泊まり込みが続くので、土日も家政婦の仕事を依頼されていたのでした。つばめのおかげで、至れり尽くせりなものの心が休まらないと嘆いているミーシャは、宿題の作文が気がかりで・・・。

5. 「うちのメイドはどこにでもいる」
朝、教室ではおしゃれ命の女子小学生・森川ゆいが、同級生たちと談笑していました。そこへミーシャが登校してくると、他のクラスメイトは「本物の美少女」に見とれてしまい、ゆいはミーシャに対抗心を燃やします。後日、JSギャルの聖地にやってきたゆいは、ファッション雑誌にスナップ写真を撮られたいと何度も通りを往復していました。足が痛くなってきた頃、ついに声がかかるのですが・・・。

6. 「うちのメイドの昔のオンナ?」
学校帰り、わしわしと別れて帰宅途中のミーシャの前に突然立ちはだかったのは、ゴスロリファッションを纏った背の高い女性。ミーシャをマジマジと見つめ、肌や髪の毛、唇などの特徴をねっとりと語り始めました。ミーシャはすかさず防犯ブザーを鳴らし、やって来た警官に「不審者に声をかけられた」と伝えます。警官に連れて行かれたその女性は・・・。

7. 「うちのメイドがいない家」
みどりを新たに家政婦として雇ったミーシャは、つばめに対して突然クビを宣告しました。ところがつばめはあっさりと受け入れ、振り返りもせず家を出て行ってしまいます。少しの罪悪感に苛まれながらも、ミーシャはみどりに晩御飯を作るようお願いしました。しかし、出てきたのは吐瀉物のような見た目のカレー。ドMのみどりは、料理を美味しく作る事が出来ず・・・。

8. 「うちの元メイドはお嬢様」
しばらくの間、ミーシャの家で家政婦としてつばめと共に働く事になったみどり。仕事を終えて帰ろうとすると、家の者が車で迎えに来るという連絡がありました。みどりの実家は、超豪華なホテルを経営しているホテル王だったのです。それを聞いたミーシャは、みどりの家に泊まりたいと言い出します。康弘を説得し、皆でみどりの家に泊まりに行く事になったのですが・・・。

9. 「うちのメイドとあの日の出会い」
ある日、クマゴローがベッドの上でくつろいでいると、ミーシャから声を掛けられます。嬉しそうに部屋を出たクマゴローですが、ミーシャから「病院に行くぞ」と呼びかけられました。注射が怖いクマゴローは、思い切ってベランダから飛び出し、外に逃げてしまいます。しかし外は寒く、暖かい家に戻ろうかと悩んでいると、そこに現れたのは・・・。

10. 「うちのメイドとヤスヒロと」
ミーシャが家でくつろいでいると、康弘から「連休が取れたので温泉に行こう」と提案されました。「めんどくさい」と素っ気ないミーシャでしたが、テレビでも人気のカピバラと一緒に入れる温泉と聞いて大喜び。しかも康弘と二人きりの為、「久々につばめと離れられる!」とテンションが上がります。しかし下手に情報を漏らすと、つばめは追いかけて来そうです。そこで、わしわしの家に泊まっている事にして旅立ったのですが・。

11. 「うちのメイドと開かずの部屋」
これまで、ゲームやネットで一日を過ごし、好きな時に起きて食べて寝る放蕩三昧の生活を送っていたミーシャ。しかし最近は真面目に学校に通い、友達もできてリア充(?)生活を送るようになりました。そしてとうとう今日は、わしわしとの「お泊り会」の日。ミーシャは部屋でテンションが上がり、何をしようかと考えていると、当然のようにつばめが現れて・・・。

12. 「うちのメイドとこれからも」
入ってはいけないと言われていたミーシャにとって大切な部屋に入ってしまった、わしわしとゆい。誰かが侵入したと知り、激昂したミーシャの前でつばめは「自分が入った」と2人をかばいます。中から鍵をかけ、部屋に閉じこもってしまったミーシャ。そこへ、連絡を受けた康弘が帰ってきました。他人が部屋に入る事をミーシャが拒む理由は・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

変態もドン引きの変態

原作未読/※最終話視聴にあたり総評は最下部に追記

キャッチコピーは『闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ』。

登場人物はかなり少なめで、小学2年生の主人公・高梨ミーシャ(声:白石晴香)と、もうひとりの主人公でメイドの鴨居つばめ(声:沼倉愛美)のふたりがほぼメインで進行していきます。

第7話まで観た時点では、つばめの度が過ぎた変態っぷりに同じく変態の私でさえちょいちょいドン引きしてしまう場面もあったけれど、概ねミーシャの突っ込みにより笑えるものとはなっております。作品全体としても毎回一回以上は声に出して笑ってしまうシーンもあり、テンポも良いので楽しく見られるものとなっていました。

{netabare}ミーシャが学校へ登校するようになってから登場するクラスメイトのわしわしこと鷲崎みみか(声:原田彩楓)は、個性が強すぎる主人公ふたりに相対した温和なキャラで作品のバランスを取ってくれるので、もうちょっと出番を増やして欲しいかななんて思ったり。

同じくクラスメイトの森川ゆい(声:井澤詩織)はただの面倒くさいウザキャラかと思いきや、つばめを師匠と仰いだりと素直な性格をしているので、今後も期待しています。『ガヴリールドロップアウト』のサターニャを彷彿とさせるキャラなのでわりとお気に入り。

そして、強烈なドMキャラ・鵜飼みどり(声:M・A・O)ですが、そのドM発言をしつこいくらいに繰り出すのであまり笑えなかったけれど、初登場時のミーシャとわしわしからの2連発防犯ベルでは吹いてしまいました。みどりの場合、その行動が面白かったりするので、少しでいいからドM発言を自重して頂きたいw{/netabare}

エンディング『ときめき☆くらいまっくす』はつばめの激しいキャラが前面に押し出されているものとなっており、その中毒性から連続視聴中でも飛ばすことが出来なかったw


▼第8話
{netabare}この作品って細かいとこにも笑いのネタが置かれているというか、1回の視聴じゃ気づきにくいネタがあるので、2回連続で視聴するとより笑えてしまう。たとえば冒頭で、つばめがミーシャの成長を記録したと熱弁するカットではミーシャBDのジャケットなどが映っているんだけれどよく見ると「VOL.102(50GB)」とか、50GB分で102本ってオイw また、寝起きのミーシャを撮影するカメラ画面では地味に5.1chと表記してあったりとw てな感じで、出来るだけ見逃したくない次第。このシーンでのミーシャのセリフ「あんな奇行に走っておいてよく平然とメイドモードに戻れるな」も笑ったなあw

また今回はみどり回だったともいえ、みどりの可愛さや面白さが際立ちまくっており、みどりに対しての評価が爆上げしてしまった。なかでも就寝シーンでの鼻血を垂れ流しながら「いや、大丈夫、イエーイ!!!」はクッソ笑った。ひとつひとつ記しておくことができないほど今回も終始笑いが止まらなかった回でした。また時折挟まれる、不穏なBGMも笑いのタネとして最高でしたw 今期のギャグ枠としては私の中でナンバー1候補筆頭となっております。{/netabare}

▼第9話
{netabare}クマゴロウを持ち帰ったゆいの妹を優しく諭すつばめが微笑ましかった。いつもは変態ながらもこういった素敵な人間性を垣間見せるからやっぱつばめは最高ですw そして、ミーシャちゃん幼女時に雪にはしゃぐ姿はまさかの家族サービスってw みどりはみどりで、ミーシャやご近所さんのために雪かきに勤しむ優しさw ほんとこいつら変態のクセに人間が出来すぎているから困る。さらに今回はわしわしも登場したけれど、こちらもまさかの肥満化w 後半の雪合戦では、ダイエットのために始めたのにも関わらず、わしわしそれ雪玉作りじゃ痩せないから~! ホント、この作品はたった一話のなかに毎回いろいろ詰め込んでくるから面白い。{/netabare}

▼第10話
{netabare}分かってはいたけれど、あの不穏なBGMとともに旅館の仲居として登場したつばめに声を出してクッソ笑わされてしまった。さらに違うアングルから3度繰り返す演出にしばらく笑いが止まりませんでした。そして入浴シーンで、ミーシャちゃんの幼児パンツに目を向けさせといてからの再度、不穏BGM&つばめの登場にまたもや爆笑w いきなり笑いっぱなしで、すこぶる体力をもってかれたかと思えば、後半では格好良すぎるつばめになったりと、振り幅が激しすぎて大変だw{/netabare}

▼第11話
{netabare}今回はわしわし&森川さんとのお泊り回で和み成分大目でした。そして登場からいきなりの笑いを提供してくれたみどりん。初登場時あたりは微妙だなんて記した気もするが、もはや彼女もこの作品にはいなくてはならないほど愛すべきキャラクターだ。ここにきて、つばめの変態っぷりにみどりんまで引かせてしまうとは、やはりつばめ恐るべし。終盤では、シリアス展開で来週への持ち越し。この様子だと次で最終回のようなので、終ってしまうのが寂しい次第である。{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}嗚呼、今季最高に笑わせてくれた「うざメイド」がついに終わってしまった…。最終話は、つばめの過去が語られ、ミーシャがつばめの手を引きつばめを部屋へ招き入れた瞬間に目から水が流れ始めたよ! いままで散々笑わせてくれたギャグアニメでありながら、最終話では感動的な展開に持っていくとは、先週までは思いも寄らなかった。原作はまだ連載中らしいけれど、このアニメ版は綺麗に幕を閉じれたものと思います。

ミーシャやつばめはもちろんのこと、わしわしや森川さん、そしてみどりん。彼女たちにどれだけ笑わされ、癒されたかわかりません。つばめ&みどりんのド変態っぷりにドン引きすることもあったけれど最高に面白い作品でした! 久しぶりに満点をつけさせてもらます。そしていつの日か第二期が観れることを願うばかり。{/netabare}


▼キャスト
高梨ミーシャ:白石晴香
鴨居つばめ:沼倉愛美
鵜飼みどり:M・A・O
鷲崎みみか:原田彩楓
森川ゆい:井澤詩織
高梨康弘:加藤将之

▼制作情報
アニメーション制作:動画工房
原作:中村カンコ/漫画:既刊4巻
監督:太田雅彦
副監督:大隈孝晴
キャラクターデザイン・総作画監督:山崎淳

▼主題歌
オープニングテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」歌:高梨ミーシャ(白石晴香)&鴨居つばめ(沼倉愛美)
エンディングテーマ「ときめき☆くらいまっくす」歌 :鴨居つばめ(沼倉愛美)&高梨ミーシャ(白石晴香)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

00年代の良さも感じるような、良作ドタバタホームコメディ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
百合要素があるホームコメディで、監督と構成が「ゆるゆり」「うまる」のコンビとくれば、安心感がありますね。

まあ、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変なモノをかけたみたいなアニメです(笑)

※2018秋ED 剣道部大賞(非公式)受賞w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビューは酷評くさいけど、☆4、あくまで高評価です。色々惜しかったなと。

特に序盤は面白かったです。鴨井の飛び抜けた変態性も、ミーシャの辛辣なツッコミも。特に3話は秀逸で、+ミーシャの成長も描かれ、学びと深みのあるストーリー。この段階までは、今期の(個人的)覇権かと期待していたのですが。

まあ、ギャグアニメの宿命の、「マンネリ化」ですね。中盤はサブキャラを入れてマンネリを防ぐ意図は感じられましたが、ミドリにしても森川さんにしても、「ウザい」という点で鴨井と被っていたし。ワシワシの毒舌くらいかな、目立って良かったのは。

終盤は、感動路線。路線自体は好きなんだけど、ただのホームドラマをやるには、濃すぎるキャラクター達が邪魔をしていた印象。やはり、本作の場合はギャグと絡んでこその感動なんだけど、そのギャグが焼き直しばかりだからね。

最終話も綺麗にまとめてはいたものの、なんとなくとって付けた感が。鴨井の過去にしても、小出しにしていた情報から想像できる範囲内だったし、視力に関しては、ある意味予想外なほどドラマがなかった。ミーシャが鴨井を部屋に入れるクダリも、やや唐突というか、まだ早いというか(原作最終回でも良いくらい)。

まあ、とはいえずっとそこそこ面白かったけどね。しっかし、ロシアの小さい子とか、本当に可愛いよね(い、いや、変な意味じゃなくて)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
OP、一昔前のアニメみたいだな。ロシアの小さい子とか、ホントに可愛らしいもんな(変な意味ではなく)w 筋肉(笑) 朝っぱらからデリヘル(笑) 初潮過ぎたら興味ない(笑) う~ん、二人ともキャラが強いな(笑) ますますデリヘル(笑) なんとなく、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変な物をかけたみたいなアニメだな(笑)

2話目 ☆4
何気に、筋トレのフォームが正しい(笑) 恐ろしい世界w 絶対、ガチギレされるやろ(笑) ん? 意外と平和に解決? 地雷ワードを鮮やかに回避したな。料理のクオリティw 設定を小出しに。ミーシャ、楽しかったんだな♪ これは、可愛らしいツンデレ(笑)

3話目 ☆5
色々と、難しいよな。おやおや~w そりゃ、笹を期待するよな(笑) いや~、説得力あるな。変態忍者(笑) 変態プロファイリング(笑) 熊五郎、可愛いな~。繁殖w バラグライダーはやりすぎ(汗) ハムスターのことも、ちゃんと学びがあるし、学級に馴染むきっかけにもなっているし、良いシナリオ。

4話目 ☆3
熊五郎の心意気♪ 婚姻届けw 何気に有能なんだよな。んじゃ、月70万くらい稼いでるのかな。ぼっちスキルw 小2で同性で恥ずかしいもないだろ。

5話目 ☆3
女子の嫉妬。親友になるのかな? メイド、そこにいたんかい(笑) フリルの数だけ攻撃力が増すと思っていた時代(笑) ローアングルおじさん、逮捕w 同調圧力(笑) 親指だけ縛る、プロ仕様(笑) バルログかよ(笑)

6話目 ☆3
防犯ベル連打w なんで要求が上がっていくんだよ(笑) みどり、キャラ強いな(笑) ド、ドMじゃないか(笑) 「知りたくなかった」「小学生になんてことを」「国防とは」「どうでも良いし」wという連続塩ツッコミ(笑) 反面教師(笑) 妄想がサイコパス(笑)

7話目 ☆3
シリアスもなかなかに。まあ、間違いなく、この展開だとは思ったけど。素直なお嬢様は可愛らしい。やはり、Bパートのノリが好きだな。お嬢様人形、怖いな(笑)

8話目 ☆3
ミドリの実家、メチャ金持ちやな。なんか、いつもと違ってギャグが滑ってる感じ。昭和のつまらないギャグアニメみたいな感じ。

9話目 ☆4
ペットいなくなるのは、焦るよな。クマゴローは、マフラーじゃない!って、なんか良かった。なにをこの程度の雪で(笑) ユイちゃん、脊髄だけで生きてる(笑) 雪だるまが通りかかるか(笑) ワシワシ、ダイエットと見せかけて、実は雪の良い思い出を作るのが狙いとか、ニクいな♪

10話目 ☆4
義理の父って設定、はっきり出てたっけ? ストーカー力強すぎるだろ(笑) シリアス風だな。パンダ柄のヒグマ(笑) 娘とサラッとハッキリ言うのが良いね。

11話目 ☆3
血の涙、妄想が変態過ぎる(笑) ワシワシも結構言うよね(笑) 森川さんの顏w 33歳(笑) 風呂で眼鏡。鴨井、優秀だし、本当にお嬢様のことを思いやってるな。まあ、最終回の前フリって感じですね。

12話目 ☆3
妻の部屋って、そんなに溜めるかな? 父は空の上にいるって、そういうことか。怒らせると傷つけるの違い。関西弁、忘れてたw それでもいてほしい。何とも思わないことに、ショック。ミーシャ、潔癖だな。う~ん、光=ミーシャ ってのが、イマイチ結び付かないんだよな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

79.4 4 料理で笑いなアニメランキング4位
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1233)
6799人が棚に入れました
ネトゲの女キャラに告白! →残念! ネカマでした☆ ……そんな黒歴史を秘めた少年・英騎が、今度はネトゲ内で女キャラに告白された。まさか黒歴史の再来!? と思いきや、相手であるアコ=玉置亜子は本物の美少女! でもリアルとネトゲの区別が付いていない、コミュ障ぼっちの女の子だった!? 英騎は彼女を“更正”させるため、ギルドの仲間たちと動き出すのだが……。

声優・キャラクター
豊永利行、日高里菜、水瀬いのり、M・A・O、大和田仁美、南條愛乃
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ネトゲしたら嫁と出会えるって本当ですか?(血走った目)

リアルのJKが本当にネトゲをするかどうか疑問ですが…
そういえばカボチャの妹…なんでもありません。

ネトゲよりか、スプラトューンみたいなやつは女の子おおいですよねw

1話{netabare}
オープンオタク楽だよなw
そしてキモイと言われるのは余も常w
主人公みんなから気持ちわるがられてるwww
ネトゲの世界に生きるのありだな~

この主人公不憫なのかモテ野郎なのかw
課金プレイヤー一人いると楽かもね
ゲーム内の嫁は本当に女の子か男の子か悩むよねw

リア充に対して負のオーラがアコちんw
ゲーム内で結婚申し込むとか…それで断られたら…
ネカマ昨今いっぱいいるからな~wwwwwwwwwwww
かわいければいいという境地に達するまで時間かかったなw
まったく信じてない(笑)マスターリアルJKらしい(笑)
アレイキャッツオフ会やることに…オフ会とか緊張しそう( `―´)ノ
みんな近所wwwwwwwwwwwwとかwwwwwwww

アコちゃん普通に文学少女だったパターンね(笑)
瀬川に生徒会長…みんな全員集合( `―´)ノ
たしかに複雑な関係ではあるな(笑)

杏生徒会長に瀬川ツインテな
自分の名前に豚ってつけちゃったツン
ルシアンwwwwwwwwwwwwwww
アコがネットリテラシーとか気にしたら負け
ここコミュ障の集まりなんじゃねww
でもいいことだ!(((uдu*)ゥンゥン

リア充撲滅スイッチ入っちゃった(笑)
彼氏よりネトゲ☆いいと思うw
生徒会長なのに友達いないって稀有じゃね?

とりあえずこれくらいの感じで話進んでってほしい(笑)
{/netabare}

西村 英騎(にしむら ひでき)
帰宅部&趣味はゲームという、まれによくいるお前ら。クラスではオープンオタク的な地位を占めている。

2話{netabare}
生徒会長の父親は理事…なるほどぼんぼんか( `―´)ノ
自分で稼いだお金なら…アコってお金持ちにもブラックスイッチ入るのねw
マスターとアコ同盟組んだwリア充に対抗していこうw

結局、ゲームの話で盛り上がってるw
俺様やろうwww茜www
マスターの扱いがひどいのは現実もネトゲも一緒w
防具は重要…それ大事(*‘ω‘ *)ノ
ゲームでもリアルでも気の合うやつは気の合う
アコの焼きもちぶりwwwwかわいいカワ(・∀・)イイ!!

ルシアンのゲームとリアル別脳はさすが!!
リアルが少し混じってるwwwwwww
けどさほど気にしない(*’ω’*)

お風呂を想像してるルシアンw
シュヴァイン=豚、素が出たり出なかったりw
嫁からキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
すぐに嫁の存在が教室でバレましたとさ~(笑)
リアルと現実区別つかないとこうなるのねwwww

瀬川…木乃伊取りが木乃伊になってる(笑)
アコとんでもないクラッシャー(笑)
シュウちゃんwシュヴァインw
アコはそもそもリアルと現実を区切るような…
めちゃアコ泣いてる…これはどうしようだな(*’ω’*)

話題を誰か提供してあげてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ルシアン呼びと旦那以外ならOKなんだ
超嫁だな~(*‘ω‘ *)
生徒会室に結局、ギルド面大集合(*‘ω‘ *)

直結厨wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
アコの意識改革を決心するルシアン(笑)
ゲームとリアルが違うと実感すればいいw

ネトゲするために学校に部を作っちゃったよwww
さすがのマスター(笑)

シュヴァインは学校では普通のJKしたいらしいヽ(・∀・)ノ
シュヴァインネトゲ専用スペックパソコンの魅力に負けるw
マスターの行動力と資金力には脱帽

幻想か愛かw
おっと…まさかの黒歴史の現況と遭遇wwwwwwwwww
{/netabare}

玉置 亜子(たまき あこ)
ネトゲとリアルの区別がつかないコミュ障ぼっちガール。現実世界ではといっても、そもそも学校にあまり来ない引きこもり。

3話{netabare}
猫姫と遭遇~ヽ(・∀・)ノあざとかわいいな~w

アコ…朝から英樹の教室にヽ(・∀・)ノ
アコの「あなた」素晴らしいな~(笑)
教諭ってwwwwww部活の顧問作らなかったのねw
パソコンが違うとデータが軽いのねwww

アコの装備はかわいい耐性、見た目重視☆ミ
課金アイテム禁止だと使うアイテムがないらしい
課金で鍛えあげても…まぁそういうときあるよね
耳元でぼそっと言われたい(´∀`*)
傍から見たらバカップル(笑)
もうルシアンでいいんじゃね呼び方w

トイレに行ってる間にかわいい装備にwww
ネギめっちゃ強いな~(笑)
部のせいでリアルと現実の境界が…
この部活には顧問がいないので解散も時間の問題

猫姫に相談…アコのことか~
浮気疑惑からの…アコ怖いな(笑)かわいいな(笑)

完全に
オフ会の知り合いがいたらしい
ゲームとリアルごっちゃになったら…
ルシアン実際は複雑だなw

好きな子のために動くのか動かないのか…
ミックスもセパレイトもやりすぎはよくない
学校に登校することが条件wってちょろいなw
色々とクライシスw駅前での攻防戦は落ち着いたなw

猫姫さん身近な存在に♪
両親に挨拶とか最近の子は展開が早いなw
{/netabare}

瀬川 渚(せがわ なぎさ)
オタクとかキモいんですけど!とか罵っちゃう系隠れオタ。静まれ、俺の腕よッとばかりヲタ話に反応する自分を抑える日々。

4話{netabare}
ソロ時代のルシアン…ギルドに入るのに面接とか必要なのねw
ネトゲガチ勢って本当に怖い~!!
ちゃんと学校に来ても廃人志望~
本当に現実と虚構が混合した子いる?

ふぁいおふぁいおふぁいお
どんどん現実とゲームがミックスしてく
先生の脅し方簡単だにゃ~(=ΦエΦ=)

ガチャは希望(´∀`*)ノ
嫁は奢られる気まんまんだったw
一回くらいは回したい100連ガチャってw
アコのところには1回もレアがこなかったのね…
アコもう人生を引退したいらしい…もうちょい頑張ろうなwww

ルシアンで通るようになったのねw
茜ちゃん機嫌悪すwwアコの嫉妬怖いwwwwww
茜ちゃんものに名前つけちゃうようなタイプ

アコのHP尽きかけ…クラスの女子と絡むのがwwwwwww
生暖かい目をされたらもう終わりw
ぼっちで名を馳せているのねアコw
女子のバリア破壊すごいからな~w
マスターの方がひどかった…

奈々子ちゃんも来ちゃったよw
キョドってる瀬川かわいい(*´`)
人生終わったような顔した茜ちん( ・∀・) イイネ!

ネトゲの世界でスカイダイビングからのダイビング(´∀`*)
こういうのはゲームならではよね(^0_0^)
アコとの出会いはルシアンが助けてくれたのねwww
ストーカーされてたのねルシアン(笑)
愛が重くて息苦しい感じなw
そんなことよりーwギルド猫姫親衛隊www

猫姫…本当に姫になっちゃったのねヽ(´▽`)/
ルシアンのさりげない優しささすがだわw

アコのメンヘラレーダーすごいな☆ミ
初心者の女の子は知り合い?みたいだけど?
セッテさんは基礎動作もわからんみたい

アコ妬いてる~
茜心配なくなって…テンションマックスw
みんなで狩りにと思ったら昨日の初心者プレイヤーが…
修羅場か修羅場なのか?wwwww
{/netabare}

御聖院 杏(ごしょいん きょう)
理事の娘で生徒会長というハイスペックを誇るお嬢様。勘違いの両親の元、権力とか金遣いとか色々勘違いした結果がこれだよ!

5話{netabare}
シュヴァインが世話することにww
シュヴァインよりルシアンの方がいいらしいセッテさん

アコの提案で今日は違うゲームをすることに
FPSですかっとする作戦ww
敵は全員リア充だと思う作戦wwww
アコの遠距離射撃の才能が開花してる。ビューティフル☆ミ

アコ…FPSが現実の世界に…なんとなくわかるヽ(´▽`)/
一番リア充っぽい奈々子ちゃんがw
茜の高校生活が(笑)そしてアコが…
奈々子めっちゃ止めさすやんwルシアンにw

結局問題の解決もゲームの中ヽ(´▽`)/
アコ人生世捨て人モードからの来世にワンチャンかけるらしいw
アコ学校辞めてLAで生きる発言www
ゲームの中でも引きこもりだとw

とりあえず暴走を止められるのはルシアンだけみたい
瀬川、たまに墓穴掘るよね。腐れ縁って大事よね~w

母親にも旦那様って伝わってるのねw
アコと遊ぶために学校を休んできたルシアン
お母さんの先見の明wwwwwwwwwwwwwww
鍵まで渡しちゃったよお母さんww

こういうラッキースケベ展開キタ━(゚∀゚)━!
自分の部屋だと気が大きくなるタイプ
さらに悪化してる~(笑)

1週間部屋にひきこもりできるように冷蔵庫がw
とりあえず特訓開始~ww
ルシアンストレスがカンストwアコのために…
ゲームの旦那でも旦那なんだな

ルシアンかっこいいなw
奈々子ちゃんもいい子だなw
{/netabare}

斎藤 結衣(さいとう ゆい)
英騎のクラスの担任を務める美人国語教師。普通の先生に見えて、意外とネトゲにも詳しい…?

6話{netabare}
嫁がほかの世界で結婚してたらしい…そのことがショックな☆ミ
ルシアンめっちゃ巻き込み事故やんwwwwwwwwwww
結婚のスタンスはプレイヤーそれぞれ♪

ルシアンが浸透してる~w
そしてアコの対人のカベはなかなかはがれないw
女性雑誌はJKのまとめ攻略Wiki(笑)
初見が許される時代なんてもうオワタ\(^ω^)/
リアルオフライン課金の話はよくないw

アコは奈々子とは合わないのねw
セッテはサモナーかな?
ジョブ変わると髪色も変えるのねw
サモナーは通好みらしいw
シュヴァインのGAPには慣れないらしい

アコ、リアルをゲームから学ぶ☆ミ
期末テストもうすぐらしいねw
テスト終了まで…ネトゲ部禁止らしい
夏休みにイベントがあるらしいw

アコみたいな嫁いいなぁwwwwwww
アコのテストが心配になってきた(笑)
こいつ…勉強できない系の
こういう作品の主人公って絶対妹いるよね!

ルシアン、アコにお勉強を教えるの巻?
アコ頑張ってお勉強w漢字が頭の中を踊るらしいw数学はもっといやーw
一学期くらいとか(笑)

奈々子は猫姫の正体はまだ知ってないのね(笑)
アコ燃焼wwwwwwwwww

ルシアンから二人に相談…告白の相談ねw
今更過ぎてwwwwwwwwwwwwww
たしかに断る要素0(笑)

マスターモテそうw
フラレ方のアドバイスw
有意義な夏休み( ・∀・) イイネ!

節度を守ったネトゲライフと合宿キタ━(゚∀゚)━!
プレイヤーの基礎体力を上げるために
猫姫さんも来るのね~♪

告白の流れをもらったルシアンw
スク水効果は人によるwwwwwww

当たって砕けろwwwwwww
そして砕けちゃったよwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

そして夏休みーwww

夫婦から恋人にランクダウンするのがいやだったらしい
とりあえずルシアン情緒不安定wwwwwwww
{/netabare}

秋山 奈々子(あきやま ななこ)
ネトゲ部の面々が足元にも及ばないリア充オーラを発する女子。茜の親友だが、なんだかよからぬことをやらかしてしまい…。

7話{netabare}
夏合宿!!先生大学時代レスリング部だったのか(笑)
アコは朝弱いのねwそして朝機嫌悪いシュヴァインw(沙*・ω・)
合宿中はネットに繋いではいけない
ネットに繋いではいけない合宿24時開催!!

シュヴァイン改め瀬川かわいいなლ(╹◡╹ლ)
アコをリア充させてあげようという♪
パーフェクトに雰囲気のいい告白って…まぁルシアン次第だけどな~
アコよだれだらだら(笑)

先生が一番驚いてるw
マスターの別荘すげぇなヽ(・∀・)ノ
部活の合宿らしくないことに怒る先生…わかるけどw
プライベートビーチキタ━(゚∀゚)━!
アコの水着姿( ・∀・) イイネ!( ・∀・) イイネ!( ・∀・) イイネ!
今日はずっと水着回だけでもいいと思うぞ♪

瀬川らしいヽ(・∀・)ノ
マスターエロいなヽ(・∀・)ノ
日焼けどめ塗らないと海は死んじゃうよな
なんだろ(沙*・ω・)エロいな(沙*・ω・)日焼けどめ塗るの
女の子3人に塗られるとか…w汚されたとか(笑)
先生キャラってビーチパラソルの下に絶対いるよな
海の楽しみ方それぞれなのねヽ(・∀・)ノ

ネトゲの癖が現実世界でも適用
とりあえず現代っ子は独特
青春の汗(^_^;)先生猫姫モードw
たまにはみんなで遊ぶ楽しさなw

一緒にお風呂パターン
もうちょっともうちょっと(笑)
アコが結構大胆なのがこの作品のいいところだよねw

BBQのチョイスすげぇ高級そう
下ごしらえを知らないマスター…
瀬川…アコにあしらわれてるw
アコ料理スキル持ちなのね♪
花火って振り回したくなるよねw
瀬川って振り回しやすそうなw
砂浜で花火とかいいじゃん♪
雰囲気作り最高じゃん♪頑張れ!ルシアン!
アコ嬉し涙…(沙*・ω・)ノ

いい夫婦で終わっちゃった…もう夫婦でよくねw
今回のクエストは失敗かー
次はホテルに移動だと…
ネトゲゲームとコラボするホテルとか( ・∀・) イイネ!

ホテル専用クエストとかいいな(n‘∀‘)η
夫のパスは妻のパス☆
すごいな!現実とゲームを交互に
課金イベントと同じグレーなやつな(笑)

アコの部屋に行くイベント
これは現実?ゲーム?(笑)

おっとルシアン乗っ取られたか?
アコの貞操がピンチだぞ!!旦那様!!

{/netabare}

8話{netabare}
ルシアン落ちる…が
たまに落ちちゃうことあるよな…環境とか…まぁいろいろ
ログインできなくなってる…アカウントハッキング…やられた…
焦るルシアン…そりゃアコのもとに駆けつけるよな

めちゃくちゃトラウマ持っちゃうなアコ…
アコは積極的だとちょっと引いちゃうのかも…
中身が違うと…こんなに違うのな~
アカハックはされると結構きついものあるよな~

公共用のパソコンって危ないよな~
ルシアン消されちゃったのね…
悪いハッカーってやつはクソ野郎だな~

自衛できなかったルシアンも悪い…か…
こういう時の親衛隊だな(笑)
ロンた…それが犯人の名前?
猫姫親衛隊のクラウドさんが結婚指輪を拾ってくれたみたい…よかったよかった(●´ω`●)

学校への事情説明とかも一応あるのね
ルシアンめちゃくちゃイラついてる
希薄なようで希薄じゃないネットの関係
運営は動かないのかよー…

犯人とロンたのIPが違ってたらしい
黒の魔術師さんが持ってきたURLには…
LONの詐欺ブログ…
シュヴァインも黒の魔術師もぶひー入っちゃたよw
RMG?にまで手を出してるのか!

詐欺野郎の尻尾くらいを掴むために…
みんなでルシアンに協力
廃人寸前だなwアコが家にキタ━(゚∀゚)━!(笑)
嫁が実家を訪ねてくるパターン(笑)
婚姻関係消滅してた…しかも離婚されてた(笑)

友達にまでランクダウンされてる…
嫁からお弁当のさし入れキタ━(゚∀゚)━!
アコの嫁度は恐れ入る☆ミ
萌えた(n‘∀‘)η

ポテチ箸で食うやつろくなやつじゃないイメージ付いたわ
さてミッション開始!!キャラ名ショーコ
GMに呼び出されるやつな

完全にハメられたショーコさんです
ログの捏造…そりゃ3徹もするわ
嫁泣かしたらそりゃ…な

ニャッコさんマジイケメンってな(n‘∀‘)η
ルシアンが戻ってきて最後に…
結婚式大事よね(´∀`)bおめでとう☆ミ
{/netabare}

9話{netabare}
マスターの家…大きすぎだろ!!
夏休みの宿題回か~(´∀`)ノ今日はルシアンはいない感じね
奈々子は練習台wアコと奈々子因縁の対決(笑)

マスター友達を連れて帰ったら使用人に泣かれたw
アコにフォローされたwww
メイドに興味津々なアコ、メイドは急遽用意されたらしい
アコメイド服着たいのねw似合いそう(´∀`)
マスターの部屋広いな
奥の部屋は司令室みたいだなw
デイトレーダー並みのパソスペック(笑)

アコ宿題摘みかけてる
カリカリクポー(笑)
逃げ帰るつもりまんまんのアコw探検w
ゲーマー敵冒険心が赴くままに(´∀`)
シューちゃん豚だからわからない(´∀`)
書斎…たしかに隠しアイテムがありそうw

なんか隠し部屋への入口が!宝物まで用意されてるw
報酬はアルバム?おっとボスキャラもw
お嬢様を愛でる会とかあるのね(笑)マスターめっちゃ愛されてるな~(笑)

なんかあったときはルシアン、こういう時はルシアン
シュヴァインはいい子だよ…いい子(沙*・ω・)
奈々子生理的に無理って言われたw
そしてアコは結構言われた経験があるらしいw

屋敷の中で迷子になってる(笑)
猫姫の正体を知る奈々子w
アコの黒歴史は多いw
夏休みの宿題全く進んでないパターン(笑)
夏休みの精神と時の部屋の需要率あがるよな~

コース料理並みの晩御飯
シュヴァイン緊張してる|д゚)
シュヴァイン騙されてる(笑)
アコの嫁の勉強はもう済んでるなw
全員でパジャマパーティーとお風呂

誰かとお風呂入るの緊張するよな~
初めてのお風呂はシュヴァインが美味しくいただきました(笑)
石鹸で髪洗っちゃう~

瀬川、おっぱい問題に目を向ける
かわいいは作れるらしい(笑)
でも材料不足(笑)

ルシアンのタイプについて聞くことに(ビデオ通話で)
お風呂からの生放送キタ━(゚∀゚)━!
禁止クエスト受注問題なwお風呂で走っちゃいけませんw
ルシアン抜きだと制御ができないアコちゃんである
瀬川の寝巻きかわいいねლ(╹◡╹ლ)

アコが何を考えてるかわからないリア充セッテさんである。
深淵を覗いちゃったわけだwアコに汚染される思考回路w

みんな同じ格好してるw
こんなに必要にされることないんじゃね?ルシアン?(笑)
{/netabare}


10話{netabare}
元カノ自慢(笑)困ってるアピールが苦手な話が元カノ自慢(笑)
夫婦の関係は周知の事実に着々となりそうw(沙*・ω・)2学期も♪

クラスで瀬川に呼ばれるw
イベントスキップ機能が欲しいのととJK機能を忘れてるww
地雷サモナーセッテさん|д゚)
アコは学校に…アコいつもどおり部屋で半裸の状態でゲーム中(笑)
アコにとってそんな概念はないw普通ならサボるよなw愛の力偉大|д゚)
涼しい部室いいところ♪なくなった装備は2割くらいって
ルシアン前よりいい装備にしようとしてるみたい(笑)

こいつら…現実のイベントに関心0かよ(笑)
崎校祭…文化祭…高校生の一大イベントを面倒事www
この部での成果はアコが学校に来たこと♪アコの展示会( ・∀・) イイネ!
攻城戦?これの勝利を戦果とする
校章をエンブレムに攻城戦をすることになりそー
アコは文化祭にはもちろん…

対人戦練習~
何この夫婦どもwシュヴァインが相手することにw
ルシアンとアコのコラボレーションさすが(笑)

マスターVSシュヴァイン
大魔法メテオキタ━(゚∀゚)━!
範囲スキルは射程に入らなければいい
一方的にマスターの負けw
ルシアンにも負け~w
アコにも負けるwマスターは対人戦に慣れてないのかね?

魔法職はタイマンするものでもない…
対人にはそれ用の装備と戦い方が必要
まぁ攻城戦1回やってみなきゃね

お掃除組合…なめてるけど強いらしい
攻める側はえげつない攻撃を食らうのなw
攻城戦にデスペナはないけど…なんか喧嘩始まって…
ついに課金アイテム…と思ったら攻城戦は課金アイテム使えない…
マスターの課金離れさせるいい機会にw

おっと猫姫親衛隊も(笑)参戦してる~(笑)
砦簡単に占領してるw聖天使猫姫w(沙*・ω・)

奈々子ってうまく文化祭まとめそうよね
アコの悲鳴が…(笑)
アコのクラスの出し物が…メイド喫茶にw
アコがメイドすることに~(笑)アコは主婦だと思ってるのね(笑)

セッテちゃんinしたよ~ヽ(・∀・)ノ
いよいよ攻城戦6人で!!20人ならなんとかなりそうだな

ヴァレンシュタイン傭兵ギルド?を雇用…強者達らしい
文化祭のときには校章を掲げたいね♪
{/netabare}

11話{netabare}
攻城戦のために呼んだ助っ人強そう~(*’ω’*)
対人のプロ達かヽ(・∀・)ノ
同盟を結ぶときは握手するのか!!

結構雑な扱いw傭兵ギルドの連中なんか嫌な感じではある。(゚д゚)(。_。)_。)
シュヴァインの顔(笑)
セッテとアコ砦の端にダッシュ(沙*・ω・)完全に囮ん(笑)
ひどいけど戦術としては正しい…でも戦い方の好みではない…

傭兵ギルドの実力高杉www
対人最強の名前は伊達じゃない|д゚)
ヴァレンシュタインすげぇな(笑)
もはやこいつらだけでOK(笑)

ルシアンたちが城内に入った時には全てが終わっていた(笑)
なんだろーこの複雑な気持ち…
達成感0のクエスト~おもしろくな~い
ヴァレンシュタインとの同盟が解除されたっていうことは…
あいつらの攻撃も当たるようになり…
瞬殺…

現実世界ではキレッキレだわ(笑)
アコ何もできなかった…何もしなかった自分を…後悔してる…
そんなアコはレベルアップヽ(・∀・)ノ
攻城戦はもう一回あるし…ね☆ミ

会長って呼ばれるの気持ち悪いマスター( ;⊙´◞౪◟`⊙)
杏って呼び捨てにされて照れてるマスター(笑)
マスターは準備着々と…☆

なんか部室にメイドが(笑)
テンション上がるな~w(沙*・ω・)w
アコさんクラスの準備なんかしてるはずもなくw進捗ダメです~w
アコのミスは旦那様がフォローwできないことはできないと言わないとね♪
時には人に頼らないとダメよね~

ルシアン、猫姫親衛隊にも協力要請を仰ぐw
ほかにも…TMW魔術師の同盟をしているという事実が欲しい
とりあえずやれることは全てやっておく!
訓練でも手加減なんてせず!Σ(゚д゚;)
生活に無理のない課金=無課金
( ・∀・) イイネ!
{/netabare}

12話{netabare}
いよいよ文化祭…こっちもお祭りだぜ!!ヽ(・∀・)ノ
砦は空らしい…本人から聞いてくるとか余裕ぶっこいてるな
廃人に好かれるのはアコ(笑)ではなくルシアンも(笑)
シュヴァインもやる気まんまん。さてさて…
リベンジマッチ!ヴァレンシュタイン!!

なかなかのメンツが集まったな~(沙*・ω・)ノ
野良猫と猫姫親衛隊…野良猫親衛隊

攻城兵器…ロボット!そんなのもありなのか(笑)
ジャイがたくさん(笑)(笑)
セッテさんやる~ヽ(・∀・)ノ一瞬でも隙作れればシュヴァインの攻撃炸裂☆ミ
なんか攻城戦らしくなってきたな~(*゚▽゚*)
アレイキャッツ次は防衛戦ここからが勝負

全軍突撃?マスターの策炸裂?マスター攻撃されても魔法使えるやつで
アコも魔法メテオ最強だなwwwマスターの火力ぱねぇなw先生諸行無常(笑)
敵襲数は5人ヴァレンシュタインキタ━(゚∀゚)━!

ヴァレンシュタインは一騎当千だねぇ
どんどんやられてく仲間…
シュヴァイン一撃でやられない…意地があるわ!
ヒトリ倒したぜヽ(・∀・)ノ

セッテってここぞってときにいい活躍するよなヽ(・∀・)ノ
敵は残り3人!2人!だけど猫姫も散り…猫姫親衛隊の方は…
盾通しでは…( ̄^ ̄)ゞまだクリスタルの間にはマスターが

マスター斬られない…マスター奥の手何を使ってるの?
アコも最後は盾になり…初攻城戦勝利!!
ヴァレンシュタインにも勝ったな(沙*・ω・)ノ

ユグドラシルの雫連打とか(笑)
ワンコインでこの勝利ならw数百万でも友のためならワンコインw
マスターも変な人に好かれるのねヽ(・∀・)ノ
なんでも頑張ればいい経験

瀬川…焼き豚売り場の前にw
ネトゲ部思ったよか盛況なのねん
シュヴァインも丸くなったものだな~(笑)
嫁奮闘中w嫁の後押しは旦那の役目w

メイド喫茶…一度でいいからリアルで学校体験してみたかったな。
先生も猫姫モードでノリノリ舞台だなw
アコ成長したな~ヽ(・∀・)ノメイド長アコ( ・∀・) イイネ!

ご褒美なんでもに嬉しそうな顔するアコな(笑)
まぁ最後はこういうオチ読めてたけど
2期もこんな感じのやつを期待するな~☆ミ
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鏡の国のあこ

あいまいな現実と非現実の境で悩みながらも、恋や友情に奔走する少年少女を描いたアニメの様です。

ぱっと見た感じでは、主要キャラ中、現実と非現実の境界を区別出来ていない様に見える亜子が特異な存在として映りますが、もしかしたら現実と非現実の境界を確たる理由も無く線引きしている英騎と茜の方が、そう言った区別が出来ていないのかも知れません。

作中で周知されている考え方に従えば、ネトゲに限らず、ここあにこれも非現実に含まれ、それどころかデジタルデータを介したもの全てがこの認識に含まれる事になります。デジタルなもの以外でも、私たちの身近には紙媒体の本や音楽、就寝中に見る夢など、彼らの言う所の「非現実」が至る所に存在しており、これらを非現実とするならば、現代人の多くは殆どの時間を非現実がひしめき合う中で生活していると言えます。

身近にいる人や付き合いの長い人でも、強く心を閉ざしていて、その胸の内をちらとしか見せない人はいます。また一方で、顔も見た事も無く、音声で会話した事も無く、触れた事も無い存在に対して、私たちは興味を抱いたり、理解を示したりする事もあります。※本やアニメのキャラに対して好意を持つという感情をごく自然に持ち合わせている人も、あにこれに限って言えば結構いるのではないでしょうか?(私もその一人です。)帰結として全て現実だと言えると思います。
{netabare}
リアルの(ここではネットの外という意味)英騎を知っていながら、ルシアンが好きでいられる亜子は、作中で評価されているのとは逆で、良く現実を見ているのだと思います。それにしても英騎と亜子は毎週に渡って仲睦まじい様で、5話終了時点でもう最終回にしちゃっても良かったんじゃないかと思えた程でした。現実でも早く結婚しちゃえばいいのに‥。でも高校生だからまだ早いか‥。6話エピローグはやっぱりね☆(某かわいいレビュアーさん風に)でした。

7話は水着回で、ラスト~8話はアカウントハックの危険について触れられていました。この作品の様にギャグ重視、ラブコメ色の強い作品で、現実的な問題を取り扱っている作品は珍しいと思いました。好感が持てます。

9話は女子4人でお泊り会。お約束のお風呂シーンは正直どうでも良かったんですが、何の脈絡も無く、唐突にオンドゥル語が飛び出した時には吹き出しました。ネトゲの嫁は全体を通して分かる人にしか分からないメタなネタが多いのですが、既知の人に対する破壊力(不意打ち)が強烈です。
お休み前のシーンでは、珍しくも巧妙な、あこの誘導尋問によって、茜、マスター、奈々子の本音が暴露される。罠にはめられた3人の反応が面白かったです。

10話、ネトゲにおける、延いてはネット上におけるトラブルについてその2。ネトゲもそうだと思いますが、あにこれもマナーを守って楽しく行いたいものです。身勝手でえばっている人がいると空気が緊張してしまいます。ネット住人への戒めとして、8話同様こちらも全ての人に視聴して頂きたい回でした。作中で描かれる様な嫌な目にあっても、英騎達の様にへこたれず前向きに物事を考えて行きたいものです。

最後の最後は凡庸な終わり方でしたが、きれいにまとまっていたと思います。英騎と亜子の関係は今後しばらくはそのままという感じがしますが、このアニメが今後もネット上のあれこれの問題を扱うならば、2期以降もネタには全く困らない様に思われました。

作画に関しては私はあまり気にしない方ですが、回によってはキャラのあごが尖り過ぎの印象も若干見受けられました。個人的には丸い方が可愛いと思います。
{/netabare}
ネトゲに耽溺した経験が無いので(かなり前にディアブロ2を100時間程プレイした事があるだけ。ちなみにオフラインのゲームは大好きです。)断定は出来ませんが、こう言った世界では少なからずプレイヤー同士の利害関係が存在し、それに基づく評価や序列生まれます。運営側がそれを設けている場合はより顕著であり、加えて、課金やタイムサービスの様なシステムがある場合、競争はさらにエスカレートしていく傾向にあります。そんな中で人間関係を構築していく事は、ビジネスで人間関係を結んでいく事とかなり似通っており、楽しむ事を本義としているゲームとしては不健全である様に思えてなりません。(ビジネスを楽しむという考えの人は別ですが)

過去にオンラインゲームに嵌っていた友人がいて、中毒といって良い程の執着を持っていたので、冷静になる様に忠告をした事があるのですが、苦笑いで茶を濁されてしまいました。こういった状態になると他人の言う事など聞く耳持たなくなる様で、あるいは分かっていてもやめられない状態になるらしく、傍目から見ていて不憫でした。(私個人の考えですが、純粋に楽しんでいるならともかく、競争への執着やそれによって得られる優越感が主だった報酬となってしまっては、もはやゲームとは言えぬのです。ゆえにそれらとは無縁だった幼少期にプレイしたゲームはどれも輝いて見えるのだと思います。)

課金やプレイ時間である程度の評価を獲得出来るネトゲと違って、あにこれではそんな事はないですよね。多分‥。人気のレビュアーの方は優しかったり、良い文章を書いていたりするだけなので‥。

今まで見たネトゲを扱うアニメ作品のいずれも、上記の様な負の部分を無視したり、面白おかしく描いたり、美化したりしているきらいがあります。実の所それが理想なので、端折ってしまった方がアニメとしては楽しいのですが、その事でネトゲに対する幻想を抱く人が現れてくるとしたら危険なのかも知れません。

疑り深い自分はこういったアニメを見ると、何だかネトゲ製作会社の遠まわしのコマーシャル戦略なのではないかと邪推してしまう事がありますが、この作品については杞憂でした。7話ラスト~8話終盤にかけて、このアニメではネトゲ住人のみならず、あにこれにいる皆さんにとっても、とても大切な事を教えてくれています。ルシアン先生の講義を聞いて、アカウント管理の大切さや、ネット上での人との付き合い方について学びましょう。「そんな事とっくに知ってるよ」という人にも気を引き締めさせる効能がありますので、ネット上に身を置く全ての人に見て欲しいと思える回でした。
{netabare}
それにしても、この手の作品ではもうお約束なので、今さら指摘する程の事でもないのですが、主人公以外全員美少女というのは何とかならないのかと思います。(男性にとって可愛くて、目の保養になったとしても)パーティーメンバーが全員同じ学校に通っているという点も、いくらなんでも出来過ぎだと思ってしまいました。
{/netabare}
全話視聴を終えて。最終話に至っても、登場人物のそれぞれが、現実と非現実の境界をどの様に捉えていくのかという点については、未解決な部分が多く残されましたが、英騎と亜子に限っては互いに分かち合うものを得ていた様に思われました。出会いを美化するばかりでなく、ネット上で起こり得る身近な問題に、ちょくちょく、ちくちく触れていた点にも好感が持て、最後まで楽しく視聴する事が出来ました。

※:アニメや映画に登場するキャラに好意を持つ事は個人的にはごく自然な感情だと思いますが、それを演じている声優さんや俳優さんをキャラと混同して考える様になると冷静さを失っていると言えます。これは現実を見ているとは言えません。当然ですが、演者はキャラとは別の人格を持っており、キャラとしての人格を与えたのは原作者や監督、脚本、キャラデザ、声優など様々な人達です。
個人が作るネット上のアバターも声優さんや俳優さんたちの演ずるキャラとほぼ同じですが、作中の英騎と亜子はネット上で自分の性格を偽ったり、作ったりしなかったので、現実で会った時にも割と簡単にギャップを埋める事が出来たのだと思います。 {netabare}常に英騎の本質を見ている亜子は、アカウントハックによってルシアンの中身が変わった時もすぐに見破りました。{/netabare}

※:鏡の国のあこというタイトルは、もう一つの現実を見る事で元いた現実を正しく見るという意味で、不思議の国のアリスの続編の題名から引用させて頂きました。でも鏡の国のアリスはそんな明確なテーマ性を持っている作品ではないので、未読でこれから読もうとしている方は童心に返って読む事をお勧めします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラブコメ要素半分もないラブコメ…それでもいいところあったと思ってます

非リア充ぼっち系のアニメかなと思ってました。このタイプだと「はがない」に近いのかな? と思ったのですが、全然違いました。
作画はちょっと厳しいかな…と思ってたら、3話あたりから安定したような…でも、けっこうぶれてました。会話が面白かったです。

2話だと{netabare}亜子がネットとリアが同じでダメなのはなぜかと問うシーン。理解できない人に、これをきちんと理解できるように答えられるかな?と言われるとどうだろうと考えさせられました。{/netabare}

けっこう心理突いてくるアニメだったようです。

3話、4話…胸の強調もなくなって、話がスムーズになってきてます。
{netabare}猫姫の中身が先生とは…斜め上でした。で、4話ではまた謎の女の子登場。ナナコかな?と思わせて全く別人だったら俺の勝ちだな(何が?)なんだかぼっちの感じがしなくなってきましたね。最初は亜子を現実社会に馴染ませるのが目的だったはず。すでに目的達成?{/netabare}

5話、6話…あたって砕けろ!!…どうしてこうなった
{netabare}やはり新キャラはナナコだったか…ここはストレートなのね。やきもちから廃人へ一直線なのはどうかとも思いましたが、なるほど、騒ぎが大きくなったのは亜子が変わってきているからということか。
それにしてもルシアンは男前。グイグイ入って連れ戻すシーンはかっこ良かった。亜子ママとの会話もけっこうシリアスね。それだけ家で亜子がルシアン、ルシアン言っていると言う裏側なんでしょう。
シリアス展開もあるのね。面白い。でもラッキースケベはやっぱりラブコメの定番な5話でした。

ルシアンはリアルで亜子が好きになってたのか。でも亜子はリアルとバーチャルの境がない。だからリアルで亜子の事が好きなのも理解できない。最後のオチは分かりきっていましたが、「恋人は格下げ」には気に入った言葉です。なんかじれったいが、ラブコメとしてはいい展開です。
最後の(どうしてこうなった♪どうしてこうなった♪)はアニメで動くと滑稽…ねらーは大喜びの6話。{/netabare}

7話…青春もの+夏合宿=サービス回
{netabare}やっぱり水着満載でした。亜子が恥ずかしがっていたが、裸正座が平気な人が何故?しかもルシアンの全裸見て「もうちょっとだけ~」って言ってたくせに(笑)

もう立派にリア充な青春にしか見えない回でした。1日海で遊んで、夜は花火…で、最後は告白。普通に青春ものです。亜子も「好きです」と応えていたけど、前回と違って、余計なこと加えてないんですよね。ルシアンはリアとバーチャルの区別つかないと思っているようだけど、変化してるんじゃないかと見ました。
最後、ルシアンは乗っ取られたようですが、果たして乗っ取った人物は誰だ?{/netabare}

8話…いい最終回だった…あれ?
{netabare}アカウント乗っ取りと解決の話でした。
コツコツと育ててきたキャラとアイテムが乗っ取りでバンは考えたくもありません。実際にはこんなにきれいに解決するのはまれなんでしょうけど…。
最後は再び結婚式挙げるわけですが、とうとう亜子がリアルでも大好きだと言いました。これで終わりみたいなきれいなまとめかたでしたが、これからどう展開するんでしょう。
5話といい、今回といい、ムダなサービス要らないです。展開と会話だけで十分面白いです。でも、そうはいかないのがラノベ原作ラブコメなんですよね…おっと、誰か来たようだ。{/netabare}

9話…女子会の回
{netabare}前回の流れが全く関係ない回でした。女子たちがマスターの家に集まってキャッキャ、ワイワイ…とならないのがボッチたち。唯一普通のリア生活送っているナナコがアクセントになっていた感じです。
そして、やっぱりサービスたっぷりの風呂シーン。今回は物語性はなし。一貫した流れがないアニメです。{/netabare}

10話…文化祭(序)
{netabare}新学期始まって、すぐに文化祭の流れのようです。案の定、学校始まった意識のない亜子は家に。亜子の素っ裸…見慣れすぎの上に作画がいまいちなのでエロくないです。なんだかなぁ…
一応、部活なので出し物するようだけど、どうなることやら。この回はネトゲを知ろうということでいいのかな?ネトゲしないからよくわからんが、RPGは分かるぞ。マスターのすっとんきょうなところはなかなかいいと思ったです。
さて、もう10回。文化祭と締めの話で終わりかな?すでにカップルだし、リアの世界にも対応できてるし、大きな展開はないよね?ここからどんでん返しされても困惑な気がします。
{/netabare}

11話…無課金の意味
{netabare}生活に無理のない課金=無課金…無理矢理過ぎ!!笑ったけど。マスターの赤面シーンも笑いました。そういや、ぼっちでしたね。

前回からの続きです。組んでも裏切られるのは見え見えでしたね。最後はやり返して締めるというわかな。ま、いいでしょう。
今回は当り回かな。基本、このアニメは会話に面白さがあります。特にルシアンと亜子の会話は見ていて面白いです。亜子を諭すルシアンの言葉は当たり前の事ばかりなんだけど、亜子を通すと特別に感じる不思議さがあります。来週で最終回、ふんわりラブコメで終わるといいです。{/netabare}

最終回…ふんわり終わった
{netabare}倒すべきライバルを倒し、日常に戻って終わりという、ありきたりで終わりました。この作品はこれでいいのだろうと思いました。
マスターの言ってることはかっこいいようで「単なる重課金者」の言い訳なのが笑えました。シュバイン、猫姫、セッテ、それぞれのキャラらしいラストだったと思います。
「お帰りなさいませ、あなた♪」とラストのキス一歩手前で…がラブコメだったことを思い出させました。とにかくふんわり終わった感じです。{/netabare}

この作品、言葉の紡ぎ方が上手いなと感じました。なので、エロ部分は余計でした。やたらプルんプルんさせる胸の描写とか、亜子の裸正座とか、マスターのコスとか、あざとくしか見えませんでした。
ラブコメとしては8話で終了したんですよね。主人公に近い女子もけっこういたのにハーレムにもならず、一途になったところなど、ラブコメとしては異色でした。

二期あるなら観たいですが、はたして…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

78.4 5 料理で笑いなアニメランキング5位
干物妹!うまるちゃんR(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (720)
3595人が棚に入れました
外では、誰もがうらやむ才色兼備の「美妹」が、
家に帰れば、誰も知らないグータラ三昧の「干物妹」に…!?

グータラを極めた干物妹・うまるが、
コーラとポテイトを片手に、漫画やゲーム、アニメ、ネットサーフィン…、
一緒に暮らす兄・タイヘイを横目に、欲望の赴くままに突き進む!

クラスメイトの海老名、きりえ、シルフィンとの絆も深まり、
うまるの日常はますますにぎやかにっ!!!

うまるの最強で最高な最上の 日常が、再び始まる!

声優・キャラクター
田中あいみ、野島健児、影山灯、白石晴香、古川由利奈、安元洋貴、柿原徹也、小清水亜美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期も期待。てか、一生観られる(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
うまる です(笑) 一期と基本は変わらず、でも、いろんな事が少しだけ進展しましたね♪

相変わらず、素晴らしい日常系アニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一期とのちがいは、恋愛要素の有無。特に、海老名ちゃんとタイヘー。海老名ちゃんには幸せになってほしいな~。でも、カナウにも幸せになってほしいしな~。

あとは新キャラ、ヒカリ。ここは正直、まだキャラが弱くてイマイチ。今後に期待かな。

あとは、うまる(こまる)と海老名ちゃんとシルフィとキリエ、特にうまるを抜いた他3名の仲が深まったのが素敵でした。

個人的には、シルフィが好きですね。なんか、シルフィが笑顔だと安心します♪

まあその分、こまるのワガママ放題が減ったのはやや残念ですが、マンネリ防止のためにはこの方が良いでしょうね。

最終話のBパートなんか象徴的なんだけど、1期は「うまるとタイヘー2人のアニメ」で、2期は「うまる達4人娘のアニメ」なんですよね。個人的には、「アニメとしては正解だけど、もっとうまるのワガママを観たかった」というのが本音です。が、そこは制作もよく分かっていて、最終話Cパートに「うまるらしい」ゲスいエピソードを入れてきたのは、間違いなく「あえて」ですよね♪ なんかあのCパートのおかげで、制作と心(うまる愛)が繋がっていると思えました(笑)

さて、うまるですが、一部の方には、こまる との二重人格的な部分が受け入れられず、「外面だけ良い」みたいな感じで嫌われてるとも聞きます。実際、原作でもあんまり人気ないみたいですし。

でも、私は違った解釈をしていて、多分、「うまる(外うまる)」が本体(素)で、「こまる(家うまる)」が特別なんじゃかいかと思ってます。(勿論、大前提として、両方あってのうまるですが)

「うまる」は、無理してああいうキャラを演じてるんじゃなくて、本来はああいう(外うまるな)性格なんだけど、タイヘーの前だけではダラしなくなるだけじゃないの?と。多分、タイヘーがいなければ、普通に24時間外うまるで過ごせる気がするんですよね。だって、1期でちょろっと出てきた子供時代のうまるは、「こまる」よりも「うまる」寄りでしたし。(根拠は薄いけど)そう考えれば、なんかワガママ放題も可愛くて許せちゃいませんか?

まあ、とにかく3期に期待です。やってくれないなら、タダをこねますよ(笑)
{/netabare}

【余談 ~2017秋は、1期が神OP(ED)だった作品の2期が多かったよね ~】
{netabare}
例えば、「おそ松さん」の「はなまるぴっぴはよいこだけ」や、「血界戦線」の「シュガーソングとビターステップ」。ある意味、「魔方陣グルグル」の「晴れてハレルヤ」「Wind Climbing ~風にあそばれて~」。そして本作「干物妹!うまるちゃん」の「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」。

1期は名曲だったアニメがズラっと並びます。ここまで揃うのは珍しいと思います。

その中で感じたことは、「やはり、空振りかホームランじゃなくて、ヒットを狙いにいくんだな」ということです。

例えば本作のOPは、明らかに1期を意識したつくりでしたね。もし、「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」の二番ですと言われたら信じるかもしれない(笑)

「おそ松さん」も同様に、「はなまるぴっぴはよいこだけ」の二番と言われれば、うっすらそうかもと思う感じ(似た曲調)でした。

「血界戦線」は、EDは1期を意識したダンスミュージック風にしながらも、UNISON SQUARE GARDENはOPに移籍。うまくかわした感はありました。

「魔方陣グルグル」は、きちんとオリジナル色を出そうと、可愛い系ながらも1期とは違う歌の感じにしていて、そういう意味では好感をもてました。

やはり、1期のOPが「神曲」と言われるくらいヒットしてしまうと、2期は難しいよね(汗) 「うまるR」も「おそ松さん2期」も、ホームランも狙わないかわりに空振りもしないように、コツンと当ててシングルヒット狙いに来た感じでした(笑) 両作品とも、勿論1期の方が好きだし良い曲だったと思いますが、2期も充分に良い曲だし、まあ、制作陣の苦労とプレッシャーを感じ、微笑ましい気分になりました(笑)

そういう意味では、「うまるR」はむしろEDの「うまるん体操」の方が印象深いですね♪ 来店の小中学生の文化祭とかで踊る子供とかいそうな感じw なんか力が抜けていて素敵でした♪

ちなみに、今期(2017秋)で好きだったOPは、

1位 「ポールルームへようこそ」の 「Invisible Sensation」(UNISON SQUARE GARDEN)

2位 「アニメガタリズ」の「アイコトバ」(GARNiDELiA)

3位 「ブレンドS」の「ぼなぺてぃーと♡S」(ブレンド・A)

ってところですかね、まだ録り溜めてるのもあるけど。

まあ、私が基本的にアップテンポの曲が好きだというのもあるけど、OPやEDは、(楽曲単体の良さはもとより)やはり「作品の世界観をうまく表しているか」「映像との繋がり」は、大切だなと。「もってけ!セーラーふく」なんかはこの辺が最高レベルだったなと。

そういう意味では、「Invisible Sensation」は、競技ダンスの激しさ、タタラとチーちゃんぶつかり合いなんかを表現できていて良かったですね。

EDなら、「うまるん体操」が、今期一番でしたね! ダラっとしてるけど可愛らしい、そしてノリも良いという、実にうまるの良さを表現していたな~と。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
1期のナレーションをいきなり否定w まあ、1期からのファンには楽しい演出だけど、2期から入った方は、うまるの変身に?が付かないかな? UMRのこととかもワカランでしょ。OP、明らかに1期を意識したつくり。二番と言われても信じるかもw

2話目
どうでも良いんですが、私は1日1回は耳掻きしないと発狂しそうになります(笑) うまるの漫画、デスノートにシャーマンキング、封神演技って、同世代かな(笑)?

3話目
えびなちゃんは可愛いな~。顔(笑) ただ、ハンバーガー食べる話なのにね、なぜか良いよね。

4話目
タイヘー、早く結婚しろよ(笑) シルフィンが楽しんでると、なんか幸せな気持ちになるんだよね。うまるの葛藤w うまる、どうした? 反省なんてらしくない(笑)

5話目
浜松の聖地? ガヴドロとかかな? なにげに、タイヘーと叶とのペアも良いよね~。応援したくなる。うまるの涙、するいぞw

6話目
絵本うまる、その気になれば30分見られるなw 都大会三位って、普通に凄いよねw 着物凄いのに、デジカメしょぼいw 悪うまるw 扇風機に窓際の天体観測。なんか良いな~。

7話目
キリエのパス、ウケるw キリエ、140ないの? 高校生で? 新キャラ? ということは、ここからあのキャラを掘り下げるの? キリエとアレックスにフラグが? じゃあ、シルフィとボンバかな(笑) どうした? らしくもなく、恋愛要素強めで。

8話目
むしろボンバが可愛いw お? 新たな展開? タイヘー、モテ期(笑)

9話目
ほっこり良い話、二連発。ノスタルジー。

10話目
恋愛バナシはあまり作風に合わないけど、海老名ちゃんには幸せになってほしい♪

11話目
キリエ回。

12話目
あ~、寂しい、、、。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 46

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

うまるの最強で最高な最上の日常(パラダイス)が、再び始まる!

この作品は、「干物妹!うまるちゃん」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品の登場は結構センセーショナルだったと思います。
頭脳明晰、品行方正、容姿端麗、スポーツ万能という、ありとあらゆる才能に恵まれた亜麻色ロングヘアーの女子高生…
すれ違う人は男女問わず思わず目で追ってしまう、まるで天使のような佇まい…
それが家に帰った途端、キュキュっと真ん丸で珍竹林な生き物に変身してしまうのですから…
そしてどちらのうまるちゃんも可愛いのですから手に負えません。

そんなうまるちゃんが私たちの前に帰ってきてくれました。
続編でもあったので、即視聴を決めた作品です。

今期のうまるちゃんは…登場するメンバーこそ基本的に変わらず、新キャラがちょいちょい登場する程度…
でも1期よりキャラの心情が心に染み渡るのは、しっかりと段階を経てそれぞれのキャラを深掘りしてきた下支えがあってこそです。

時には相手との何気ないやり取りから気付きを促されたり…
そして時には相手の気持ちに寄り添ってそっと背中を押してみたり…

何もかもが初めてのことばかりで、気持ちが一杯で身体が硬直しちゃったり、何でもかんでも上手くいくわけではありません。
むしろ、上手くいかない事の方が大きかったと思います。

それでも自分自身を見つめ、すり減った勇気を蘇らせてまたスタート地点に立とうとする心意気が個人的には大好きでした。

外では常に他人を思いやるものの、家ではいつも自分の事ばっか…だけど気付きに対する著しい成長が感じられるうまるちゃん…
自分のことになると直ぐに目一杯…けれど、相手に対する思いやりと慈しみが群を抜いている海老名ちゃん…
これまでは人見知りの影響で他人との接点が持てませんでした。でも今じゃ将来の夢を共有できるほど自分を表現できるようになった切絵ちゃん…
天然っぽさを前面に押し出しながらも垣間見える思いやりと気遣いが心地よいシルフィンさん…

1期では「お互いを知る」までが精一杯だったと思います。
彼女たちにとってこれまで一緒に過ごしてきた時間は無くてはならないかけがえのない宝物…
本当の自分を知って貰って、素のままで付き合えるってとても素敵なことだと思いますし、その素地はしっかりと作ってきたと思います。
だから1期では自分の事で精一杯だった女の子も、今期では相手の事を思いやれるようになるんです。
これって凄い成長っぷりだと思いませんか?

そんな一皮剥けた4人の前に登場した新キャラは、いのすけ演じる金剛ヒカリちゃん…
まぁ、主にうまるちゃんの前に登場するのですけど…
仲良し4人組の中にはいない異質の性格の持ち主…
でも異質とは言いながらおかしいところは一つもありません。

気持ちを包み隠さないこと…
自分の目標に対して一直線に進み、それを手に出来る強い意志…
ヒカリちゃんの素直で純真な性格が彼女を最短距離で突き動かしています。
うまるちゃんは、彼女に対してはきっと最大限の警戒が必要…
何故なら、これ以上踏み込むには自分の心の整理が必要だから…
笑って、甘えて、誤魔化して…これまで浸かっていたぬるま湯の先にしか、答えがないから…

うまるちゃんと同じように気持ちに整理を付ける必要があるのは、ヒカリちゃんの姉であり、タイヘイの学友だった金剛 叶も一緒ですけれどね…

この先、きっとこれまで以上に自分の気持ちに向き合わなければならない人がいます。
たくさん迷っても良いから…
せめて自分の心に正直に…後悔の無い答えを導き出して欲しいと願っています。
個人的には海老名ちゃん推しなので、彼女が本懐を遂げられるよう精一杯応援したいと思います。

オープニングテーマは、土間うまるの「にめんせい☆ウラオモテライフ!」
エンディングテーマは、妹S(シスターズ)の「うまるん体操」
どちらもこの作品にピッタリの曲です。
個人的にはエンディングテーマに合わせてデフォルメキャラが一生懸命体操している姿が好きでした。

1クール12話の物語でした。
これまで全く気に留めませんでしたが、この作品は30分/話の中に原作4~5作をつぎ込んで制作されているようです。
そうすると、原作の累積消費話数は仮に平均5話/回で12話/期の2期分とすると、これまで120話相当の原作を投入してきたことになります。
これは3期を放送しようとすると原作のストックが無いから「続きは原作で」…というオチじゃありませんよね。
きっと原作の面白さも相当なモノだと思います。
でも、声優さんに命を吹き込まれたキャラで続きが見れることを切望します。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

菓子パン好きな妹、降臨!

1期と比べると少し攻撃力低下。心境の変化や友達が出来たり、それで日常系だから仕方ないですね。
ですが動きが少ない分、ストーリーは安定してました。


原作・全巻読破。
スピンオフ・全2巻読破。(海老名ちゃん)
アニメ・全話視聴。


原作の時から今回登場する『新キャラ(妹)』が好きで楽しみでした。私もメロンパン等の菓子パンが好きなのでスゴく親近感が沸きました(笑)

さて、感想を。


こーゆーのは1期と比べられるのは仕方ないと思いますが、少し『干物妹』感が減ったと思います。
その代わりうまるちゃんの変化が見れる仕上がりになってました。
でも変化が大きかったのはその他の妹達ですね。シルフィン≫切絵(ツントゲガール)≫海老名って割合ですかね。
ボンバーやアレックスも絡みが増え、『新キャラ(妹)・新キャラ(兄)』も出てくるので今回はうまるより他キャラを楽しむって感じでした。私は。(叶は…相変わらずだったなぁ…)

しかし、タイヘイは今回も優しいお兄ちゃんでした。草食系で社畜で枯れて…(アレ?)
…コホン…
今回もタイヘイの作る料理は美味しそうで、主夫で、怒るけどそれはうまるの事を想っての事で…
本当に魅力的なキャラですね。…友達になってほしい(笑)
『鬼のタイヘイ』も良かった。

OPやEDはうまるちゃんらしかったですが、勢いやノリは1期のOPの方が好きでしたね。
2期のOPでうまるちゃんの身長が分かるような描写があるのですが、チビうまるの身長が50センチくらいって…『ちっちゃ!』と驚きました!

今回の『新キャラ(妹)』が「お兄ちゃんは◯◯◯のお兄ちゃんです!」はアニメの表現だけでは『?』ってなる人が多いと思います。ま、11話で多少分かるかもしれませんが。
『お兄ちゃん』の種類が違うと言うと分かりやすいかな?例えば知り合いの「お兄ちゃん」。いつも遊んでくれる「お兄ちゃん」と色々あります。
◯◯◯にとってどんな『お兄ちゃん』なんでしょうね。

さて、3期についてですがこれはもう応援と円盤の売上だけですね。実は原作は終わりました。(全12巻)スピンオフの海老名ちゃんも全2巻で終了しました。なので原作ストックは大丈夫です。
売上情報は入ってないのでこれから次第ってとこですね。

今回ちょっと残念だったのは1期では本編後にあった小劇場が今回の2期はなかったこと。アレ、好きだったんですがねぇ…。
けど全体的にまったり観れたのは良かったかな。
日常系、まったりしたい、考えず観たい方にはオススメします。逆に動きがない、刺激が欲しい、日常系が苦手な方にはオススメしません。


原作は終了しましたが作者のサンカクヘッドさんはあとがきに「忘れた頃に『うまるちゃんNEO』とか『うまるちゃん2ndシーズン』とかになってヌルッと戻ってくるかもしれません…(そういうパターンは好きです)」と書いてました。「すでに何か描いているかも…?」とも。
なのでサンカクヘッドさんのこれからの動向に期待しましょう。
兄が好きなうまる・兄がキライな切絵・兄と話せないシルフィン・兄がいなくなった海老名は描いてくれましたが今回の『新キャラ(妹)』はまだ描いてない部分があるので気になります。あ、うまるが何故タイヘイのとこに来たのかもの理由もなかったな。


最後に小ネタを。
サンカクヘッドさんは元々生粋のギャグ作家なのでラブコメは描いた事ないからそこら辺はキツかったらしいです。
それともうひとつ。
作中に出てきた『妹爆』『俺思』のゲーム。実は今回出てくる『新キャラ(妹)』に関係が…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

76.8 6 料理で笑いなアニメランキング6位
ソウナンですか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (546)
2028人が棚に入れました
家もない…。食べ物も、水もない…。女子高生4人組は、どこかもわからない無人島でソウナンしてしまい大ピンチ! …のはずが、けっこう元気です! なんにもないから、なんでも作る! なんでも食べる! 知恵と勇気の無人島サバイバル!

声優・キャラクター
M・A・O、河野ひより、安野希世乃、和氣あず未、大塚明夫
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

括約筋肉少女帯

なんでもかんでもJK出しときゃいいと思ってんと違いますか?

・・・大見得を切って昨今のJK花盛りな風潮を揶揄した自分を殴っていただいて構いません。
えーあのー、、、JKいいね ボソッ

ここ2,3クールの15分ものの中では一番好き。


 タイトル 『ソウナンですか?』

Q なるほど。遭難した時に役立つサバイバル知識満載の教育系アニメですね?
  ↓
A そうなんですけどちょっと違います

Q となるとそのまんま愛でたり鼻の下を伸ばしたりするアニメなんですね?
  ↓
A いやほんとまぁそうなんですけどなんかちょっと違います


 {netabare}恥じらいを捨てた{/netabare}

 {netabare}または恥じらいの皮を一枚ずつ剥がす途上にある{/netabare}

 {netabare}若い娘さんの生命讃歌に目を細めるアニメです{/netabare}


修学旅行中の飛行機事故という絶望的な経験をしたのにクラスメイトや先生の話題なぞどこ吹く風 (笑)
原始的欲求と文明的理性との狭間でユルく葛藤する遭難者4名の観察日誌です。ちなみに原作は未読。


 それでも生きていかざるをえない!


かつてオーケンはダメ人間に向けそう語りかけました。
無人島サバイバルのような原始的環境において、恥じらいや見栄は不要であるとの現実。
昆虫食も尿による水分補給も肯定されちゃうのです。
だって生きていかざるをえないんですもの。

これがもう少し歳を取って分別のある大人になってればエロチシズムを感じたのかもしれませんが、親の庇護下にあるだろう女子高生たちから感じるのは、守られてる身分からの自立の胎動です。
・・・実際はだいぶユルイです。悲壮感がないなどとことさら目くじらを立てるほどではありません。アニメですから。


アイディアの勝利でしょう。
普段なら眉間に皺をよせてしまうデリカシーのない表現は置かれてる状況が免罪符となりました。
突発的なえっちい描写もそうは言ってもしゃーないだろうよと説得されてしまう環境下に生きる彼女たちであります。

 {netabare}とってつけた感がないのです!キリッ{/netabare}

よくあるラッキースケベやお約束水着回などに飽きがきてる方でも許すことが出来ちゃう仕様です。


なおメンツはこちら ↓

 鬼島ほまれ(CV M・A・O)
 鈴森明日香(CV河野ひより)
 天谷睦(CV安野希世乃)
 九条紫音(CV和氣あず未)

ダントツでほまれですね。遭難歴複数回のエキスパートの彼女。心地よいのは行動 / 言動になんら躊躇がないこと。即断即決は頼もしかったりギャップボケを生じさせたり、かといって他の三人に歩調を合わせる柔軟さもある。プランAで同意を得られないならすかさずプランBと次善策を講じます。そのプランBは周りの意見を咀嚼した上での最適解なのでいったんここでアクションに移れます。ズルズルと第3第4の案に流れたり話し合いでループすることもありません。
自称脇役マニアの私には珍しく主役鬼島ほまれが最も魅力的なキャラクターに映りました。


ついでに、回想に出てくるほまれパパ鬼島丈一(CV大塚明夫)とほまれとの掛け合いもじわじわくる。

{netabare}「いいか?ほまれ」で始まる回想 @ どこぞで遭難中
ここから丈一によるほまれへのサバイバルチュートリアルが展開される。例外なく自信満々である。なんというか屈託がない。
対するほまれのリアクションは一定。「うんっ!」その瞳はきらきらと輝いているのである。{/netabare}

手を変え品を変え繰り返される親子の会話シーンも毎週の楽しみでした。
OPEDの印象は薄いかも。サクッと15分の手軽さ。毎度次週が待ち遠しかったです。



※最終回ネタバレ

{netabare}私、何かを失った?
いえ、ちがうわ。
命をつないだだけよ。
うん。
きっとそうよ。
だって{/netabare}

それでも生きていかざるをえない、な満足の全12話でした。
置かれた状況がシビアであればあるほど、そこからの落差でお笑いが映えてくるものなんです。
徹頭徹尾シリアスに振れずギャグで貫き通した点も評価が高い一品です。


{netabare}紫音がひと皮むけて躊躇なくウ〇コハンドクリーム塗ってたらさらに点数上げてましたね、きっと。{/netabare}




■(余談)鬼島ほまれを雇いたい

仕事でも頼れるリーダーとして能力を発揮してくれそうです。
仮に彼女をヘッドハンティングできなくても育てる手というのもある。新人研修にはほまれ父を招聘し1年くらいどっかに放り込むとか。研修コストは飛行機代くらいだし。
雇用なので給与支払義務は生じるとしても帰還後の伸びしろに期待できそうです。
従業員も税法上 “ 非居住 ” 扱いで納税額を減免されますし、手をつけてない1年分の給与所得が口座に振り込まれてるわけですから、それほど悪条件ではないと 勘違いしてくれるかもしれません。
もちろんそんな会社に応募があるかどうかはまた別の話です。



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------

2019.09.18 初稿
2020.04.06 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 60

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

修学旅行…からの〜ソウナンですか!?

ガラケーの使い方ってあーゆー使い方があるんですね。…ま、こんな事が無ければ使わないやり方ですが(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)


修学旅行の移動で使ってた飛行機が飛行機事故を起こす。放り出され、たまたま同じになった同じ学校の女子高生4人(クラスは別)。救助が来るのを祈り、行き着いた無人島でサバイバル生活が始まる。
…ってとこですね。


微エロ表現だけなら「またこんな系か…」で断念したと思います。が、サバイバル知識が中々面白く、微エロ表現は観てもらう為の1つの動機になってたので全話視聴出来ました。
ちょっとやり過ぎだと思うのもあったけどサバイバル知識で調べると理に叶ってるので「なるほど」と頷けるものばかりでした。
ま、詳しく表現してしまうと尺が足りないだろうな。そこは仕方ない。

『鬼島ほまれ』のサバイバル知識(ほまれパパの教育の賜物)、『天谷睦』の趣味が「読書と料理が得意」と言ってた通り色々な場面で知識が披露されたり料理の時も肉を率先して屠殺(とさつ)したりとこの2人がサバイバルには向いてるタイプ。
『鈴森明日香』は元気娘だが若干アホ娘だが快活な娘。(ゲテモノ苦手)
『九条紫音』は家がお金持ちなのでまんまのお嬢様。なので我儘言いたい放題で「死んだ方がマシよ!」と言い、ちょいちょい困らせる。
しかし意外と手先が器用で他人を思いやるとこもある。
が、後半の2人は物語最初の方「食べ物さえあれば」や「シャワー」など結構我儘放題でサバイバル向きでは無い。

この4人で繰り広げるサバイバル生活なのですがタイプが違う現状の受け取り方をしてて面白かったですね。ま、普通に考えたらいきなり数分後何もないとこでサバイバル生活をしなきゃならない現実が来たら後半2人の様な我儘を言うのも納得はします。
で、現代社会で慣れてるから火さえ起こせない…ってなるんだろうな。


食べられるかのパッチテストはサバイバルやってる人はやりますね。一般人がパッチテストやるとしたら毛染め液とかかな。アレと似たような物です。
アレを容赦なくお尻にって…痒さだけで済めばいいが(苦笑)
二の腕にしてやれよ、『ほまれ』。


6話は結構考えさせられますね。お肉を食べる為に…って感じで。幼虫や昆虫で良質なタンパク質を摂るのも良いですがやはりお肉料理を食べたくなる。『セロトニン』不足から来るストレスなどでね。
そこでお肉の『トリプトファン』という必須アミノ酸を補給しストレス軽減に繋げるって感じです。(お米と一緒に食べるとなおよし)
かなり簡単に書きましたが、詳しくは栄養学へ。

話が逸れました。戻します。
ウサギの命を奪う事、それを捌く事、そして食す事…
最初の2つをやったある人物達は普段生活してるだけならやらない事だから普通に凄いなと観てました。屠殺なんか発狂したくなるだろうな。(食肉の処理方法は搬入から含めると約20工程以上)
そして食した後のあるキャラの「ごちそうさま」はグッと来ました。
因みにウサギ肉は淡白で鶏肉みたいですがやや噛みごたえがあります。調理法で変わりますがね。
フランス料理ではご馳走らしいです。


しかし最終話はちょっとビックリしました。
うん、でもよく考えれば座薬がそうだから…
ハハハ…


OP曲はなんか楽しそう。ソウナンするのに。
ED曲もなんか楽しそう。ソウナンしてるのに。

アイキャッチの「ソウナンですか?」は『こ○すば』や『みな○け』みたいな感じで使い方は良かったです。


サバイバルだけど所々はギャグ、美白や清潔を保つなど女子高生でありたい!ってのもあり、微エロ込みで男性向きな作品だなと感じました。
2期がもしあるなら観てみたいですね。だけど2019/10/29現在、既刊5巻だから無理かなぁ。
でも最終話の終わり方を観ると期待したい。


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6話観て思いだしたのが私も高校生の夏休みの時、ある地方の農家さんのとこでお手伝いした事があって近くに牧場をやってる人にもお世話になりました。そこでなぜか鹿を屠殺するとの事で手伝ったんですが…何回か吐きましたね。
血とか内蔵とか生々しいのは勿論、死んでるけど目が合うと自分の震えが凄い。ナイフが骨に当たったり鹿の体温が…。
もう出来ないだろうなぁ。
なので6話のあるキャラが屠殺して声を上げるのはよく分かります。最後までよくやれたもんだ(汗)
魚だと三枚おろしとか出来るのに不思議ですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

遭難時の心得

アニメーション制作:Ezo'la、
監督:長山延好、シリーズ構成・脚本:待田堂子、
キャラクターデザイン:西尾淳之介、音楽:立山秋航
原作:岡本健太郎、さがら梨々

「なめくじは決して生食してはダメだ」
「ヘラジカの睾丸は生食できる希少な部位だ」
「パパ、タマ臭いよ」
という衝撃的なセリフからスタート。
修学旅行中に飛行機事故で遭難してしまった
女子高生4人が島に辿り着き、
そこでサバイバルする物語。
こう書くとかなりシビアな内容に思えるが、
実際には、遭難したときの豆知識と、
エロ描写&コメディ満載のストーリーとなっている。

トビウオを捕まえてからつぶして
内臓や血などから水分を補給する方法や
海に漂流しているときに見えている水平線は、
せいぜい4~5キロ先までなどということなど、
1話目から色々な豆知識を披露する。
{netabare}水分を分けるために殿様バッタを食べた口から
唾液を口移しで流し込むという笑い満載の展開。
また食べられるものかどうかを判定するために、
実の部分を切って断面を皮膚に押し付けてみるというのは、
万が一のときに役に立つかも。
こういうシーンで尻に実を押し付けるなど、
あざとい描写が色々あるが、観ているうちに
あまり気にならなくなってくる。{/netabare}

ところで、これを観ていて思い出したのだが、
私も子供のころにヤドカリを食べたことがある。
アウトドアに詳しい親戚の叔父さんと海に出かけて、
貝類とともにヤドカリも食えるということで、
浜辺で焼いて食べた。
気持ち悪さだけが記憶に残っていて、
味はあまり覚えていないのだが…
そういえば、私は食べてないのだが、
兄はその同じ親戚の叔父さんとヒトデを
食べたと言っていた。
今では浜辺で貝を焼いて食べていると、
すぐに監視員が飛んできそうだが、
昔はそういうのも大らかな時代だった。
潮干狩りに出かけても今ほど重量に
厳格ではなくて目分量のチェックだった気がする。

子供のころは海にもよく潜って遊んでいたが、
さすがに水深が10メートル以上もあるような場所では、
潜っているうちに恐怖感が強くなる。
しかも私が泳いでいたのは瀬戸内海だったから、
それほど海も綺麗というわけではなく、
ある程度潜ったら、真っ暗で遠い海底が見えて、
底まで行くのには、かなりの勇気が必要だった。
あれは、スキューバダイビングなら、
怖くないのだろうか。
私が暗所恐怖症なのかもしれないが。

動物を捕らえるときのトラップは、
ゴールデンカムイと同じような「くくり罠」が
紹介されていた。輪を針金なようなもので作り、
そこを通った振動によってトリガーが作動し、
吊り上げられるという仕組み。
リスは癖がなくて旨いらしい。
さすがに食べたことはないが…

それとウサギ実食の回では、
動物を仕留めたとしても気温が高い場所だと
1時間くらいで肉が腐敗してしまうことなども
しっかり描いている。
捌くのは普通は難しいが、
名人であるほまれの存在がリアリティを持たせてくれる。
サバイバル系のテレビや映画などで、
狩りの様子などを見たことがあるが、
しっかりとした処理をしていないと、
小さな虫がどんどん寄ってきて
すぐに大変な状態になってしまう。
せっかく食物を確保しても、
虫が湧いたグロテスクな有様を目にして、
生き抜こうとする心が折れてしまうのだ。

そういえば、子供のころにウサギのソーセージを
食べた記憶があるのだが、どんな味だったかは
覚えていない。普通に美味しかった気がする。
7話で登場する海岸に生えている
ハマボウフウという多年草が食べられるという。
漢方薬としても使用されるそうだ。
世界中のどこにでも生えているというのも
また興味深い情報だった。

キャラクターとしては、サバイバルの専門家である
ほまれを中心に、明日香、陸、紫音の性格が
それぞれ個性があって面白い。
特にストーリーが退屈にならないよう
紫音の我儘を上手く使っている。

最終回の衝撃の展開は、
おそらくほとんどの人が驚いただろう。
こういうやり方があるというのは、
知識としてもとても面白い。

ヤンマガでは現在でも連載中。
{netabare}そこでは、未だ遭難生活を続けている。{/netabare}
アニメのラストでほまれの父が
救助に向かっている様子が描かれたのだが、
彼女たちが家に帰れる日は来るのだろうか。
(2019年10月5日初投稿)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 59

74.5 7 料理で笑いなアニメランキング7位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (420)
1717人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最近和氣あず未活躍してますね

かなりの癒しアニメだったのでは?原作は未読。

あれだけ至れり尽くせりだと仕事の疲れも吹っ飛びそう。疲れているときに見ると良いアニメ。現代人は疲れている人が多いからアニメ化されたのだろう。甘えるのも甘えられるのも癒しになるよなあ。

仕事で疲れ切っている主人公がひたすら癒されるだけではなく、{netabare}長期間生きている故に出会っても悲しい別れを必ず経験する仙狐さんの多少の葛藤もある。{/netabare}それにしても、相手の幸せが自分の幸せっていうのは凄く素敵。

声優好きだなあ。特に和氣あず未の声がぴったり。うゆんとか言うのもなんか好き。癒される。

スーパー仙狐さんタイムでは主人公になり切れる。多分。

OP
今宵mofumofu!! 歌 仙狐(和氣あず未)、シロ(内田真礼)
ED
もっふもふ DE よいのじゃよ 歌 仙狐(和氣あず未)
もふもふが頭から離れない


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 存分に甘やかしてくれよう
ブラックな会社に勤め、疲労困憊の日々を過ごすサラリーマンの中野くん。ある日、残業の末疲れ果てて帰宅すると、何故か消したはずの部屋に明かりが。不思議に思いながら開いた扉の先にいたのは、温かい料理を作る狐耳と尻尾姿の少女でした。「仙狐」と名乗り、自らを800歳の神使の狐と高らかに謳う少女の出現に混乱を隠しきれない中野くん。仙狐さんは中野くんのことをお世話しに来た、と言うのですが……。

2. 恥ずかしがらずともよいよい
翌朝、部屋で仙狐さんの姿を見て、昨晩の出来事が夢ではなかったと理解する中野くん。昨晩遅くに帰宅したにも関わらず、朝食を食べることもなく慌てて出勤していく中野くんの姿を見送った仙狐さんは、帰宅後の彼を存分に甘やかそうと決意します。手始めに一人暮らしですっかり汚れた部屋の掃除に洗濯、料理と、慣れた手付きで家事をこなし始めるのでした。

3. おぬしが幸せならそれでよい
とある休日、仲良くゲームで遊んでいた中野くんと仙狐さん。対戦ゲームで見事勝利した中野くんが、仙狐さんに尻尾をモフモフさせてもらうべく迫っていた瞬間、玄関から女性の怒鳴り声が!そこに立っていたのは隣に住んでいる大学生兼漫画家の高円寺さん。男性の一人暮らしだと思っていた部屋で、幼女に迫(っているように見え)る中野くんの姿を目撃した高円寺さんは……。

4. なぜ休日に仕事をせねばならんのじゃ!?
いつにも増してボロボロな姿で帰宅した中野くん。翌日は日曜日、ゆっくりと休むことをすすめる仙狐さんですが、なんと中野くん、日曜日も働かなければならないと言うではありませんか!いつか倒れてしまうのではと気が気でない仙狐さん、せめて気持ち良く良く目覚められるようにと、翌朝中野くんを起こしてあげると申し出るのですが……。

5. しっぽなら、わらわのがあるじゃろ?
突然始まった仙狐さんとの共同生活という非日常にも、ようやく慣れてきた中野くん。その日も仕事を終えて仙狐さんが待つ家に帰ってくると、そこにはもう一匹、我が家のようにくつろぐ見知らぬ狐娘の姿が…!純白の耳と尻尾を持ち、仙狐さんと同じ神使の狐だというその狐は「シロ」と名乗り、続けて堂々と中野くんに宣言します。「特別にシロの頭を撫でさせてあげるわ!!」

6. もふりたいだけじゃろ、おぬし
さも当然のように、休日の中野くん宅へ颯爽と登場するシロ。以前、中野くんに尻尾をモフられそうになったことも忘れ、どうやら再び甘やかされにやってきたようです。そんなシロに、中野くんは部屋にあるゲームで遊ぶことを勧めます。仙狐さんが苦戦したチュートリアルを難なくこなし次々とクリアしていくシロ、遂には仙狐さんの手作りおはぎを賭けて中野くんにゲーム勝負を挑みます。果たして勝負の行方はいかに…!

7. おぬし、別のキツネの匂いがするのう
仙狐さんとの晩御飯を終え、食器を下げようと立ち上がった中野くんに衝撃が走る!日々の運動不足と会社での慣れない肉体作業によってすっかり腰を痛めてしまった中野くん。そんな彼の体の凝りをほぐさねばと意気込む仙狐さんの、すっと足を差し出しながら放たれた一言に中野くんは我が耳を疑うのでした。「わらわが踏んでやるのじゃ!」

8. わらわが忘れさせてやろう!
季節は夏! しかし中野くんに与えられた夏季休暇はたったの1日だけ…。遠出もできないからと家で休もうとしていた中野くんと仙狐さんの元へ、いつもながらに突如現れるシロ。「さっさと出かける準備をしなさい!」と急かされ、連れてこられた先で中野くんと仙狐さん、そして高円寺さんが目にしたのは…燦々と輝く太陽、晴れ渡る空、そして一面に広がる美しい海でした!

9. こうすれば恥ずかしくないじゃろ
夏も過ぎた頃のとある朝、テレビの料理特集を見てヨダレをすする中野くん。我に返り慌ただしく会社に出かける姿を見送りながら、仙狐さんは中野くんが夢中になっていた料理…グラタンを作ってあげたいと考えます。しかし、和食ならばなんでもお任せの仙狐さんも、洋食にはあまり自信がない模様。そこで隣の高円寺さん(&シロ)と相談して、一緒に料理することに!中野くんのため、美味しいグラタンを作れるでしょうか…?

10. たまには童心に返るのもよいじゃろ?
しんと静まり返った早朝、カーテンを開けるとそこには一面に広がる雪景色が!こんな大雪では会社に行けるわけがない!と止める仙狐さんを尻目に、いつもどおり出勤しようとする中野くん。行く行かせないの押し問答のさなか、やっと会社からお休みの連絡が届きます。するとさっきまで出かけるのを止めていた仙狐さんが中野くんの手を引き、外に連れ出すのでした。「せっかくじゃし、雪遊びでもするかの!」

11. 今夜は少し荒れそうじゃの
仕事から帰った中野くんが自宅の扉を開けると、そこには割烹着姿で三つ指ついて出迎える仙狐さんの姿が! 何事かと驚く彼の目に入ったのは、暖簾に書かれた「居酒屋 仙狐」の文字でした。多種多様に取り揃えられたお酒と旬の素材を肴に堪能し、いつもより酔いが進んだ中野くんから思わず漏れる本音。そんな彼の心を、仙狐さんが優しく解きほぐします。

12. それでも、あやつを……
会社からの連絡で予定を早めに切り上げ、帰省から戻ってきた中野くん。帰ってきた彼を待っていたのは、預けた携帯電話だけを残し仙狐さんがいなくなった、空っぽの部屋でした。「良くないことが起きるかもしれない--」、という夜空の言葉が頭をよぎり、必死に仙狐さんを探す中野くんですが……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

存分に甘やかしてくれよう!

この作品の原作は未読です。
ですが、ヒロイン役を演じるのが和氣さん、それにまややん、あやねる、キタエリという声優陣…
これを知った時点で私に「視聴しない」という選択肢はありませんでした。
完走して思ったこと…きらら枠じゃありませんでしたが、今期一番の癒し枠でした。


日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた
神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。
彼女は疲労困憊の中野を、食事、選択、特別サービス(?)で
めいっぱい”お世話”して、潤してくれるのです。
突然始まる仙狐さんと中野の共同生活。
現代社会に疲れた全ての人に届けたい、
お世話系甘やかしコメディ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

果たして中野の会社は本当にブラックなんでしょうか…?
確かに帰りはコンスタントに遅いみたいですし、休みも満足に取れていないようなので、厚生労働省の通達は遵守出来ていないのかもしれません。
でもその最たる原因は、同僚にあるんじゃないかと…

中野に泣きを入れてくる同僚…
そしてその頼みを断れない中野と大体パターンは決まっています。
でも不思議なのは中野が遅くまで頑張っている姿は何度も見ましたが、あの泣きついた同僚が夜な夜な必死に仕事している姿って見たことあったかな…?
まさか泣きつくまでか同僚の仕事だったり…?
実はこの会社をブラック企業に仕立て上げている影の立役者だったりして…^^;

そりゃ、いくら性格が優しくてもストレス堪りますよね。
厚生労働省の通達が出る前は、ブラック企業なんて星の数ほどあったのではないでしょうか。
寧ろ、私が新入社員の頃はそれが普通でしたけどね。

確かに仕事はキツかったと思います。
でもそれと同時に、色んな仕事が覚えられたのも事実です。
私らの様な「モノづくり屋」は、常に改善改良を考え実践し続けるのが自身の存在意義です。
そんな仕事を続ける上で、絶対に欠かせないのが知識と経験です。

若い頃、一生懸命叩き込んで貰ったお陰で今があると思うと、逆に感謝しなければなりませんね。
ですが、仕事をする絶対的時間が目減りすると、その分経験値を稼ぐことができなくなります。
日本の将来にとって何が良いのか今は分かりません。
だから、メリハリ…濃淡…軽重をこれまで以上に付ける必要がありますし、時と場合によってはしんどくても踏ん張らないといけない場面に遭遇するのは、きっと一度や二度じゃないと思います。

今、会社の中核として担っている人たちは、誰もがそんな荒波に揉まれながらもここまで頑張ってきました。
それなのに、どうして私のところには仙狐さんが来てくれなかったんだろう…なんて思ってしまいましたよ^^;

公式HPのINTRODUCTIONに「幼女」と記載されるくらいなので、姿かたちは決して大きくはありません。
それでも存在感、安心感、充実感…そういった系統の潤いオーラがホント凄いんですよ。
私も仙狐さんに甘えたいし、癒されたいと思いましたね。

いい年したオッサンが甘えたいとか癒されたいとか気持ち悪いわっ…
なんて声が聞こえてきそうですが、オッサンになると本当に疲れが中々抜けてくれないんですよ。
疲労感が身体に纏わりついている感じが無くならない…とでも言うのでしょうか。
それに、立場の変化によって責任も重くなりますしね…
だから時には甘えたくなったり、癒されたいと思うものなんです。
きっと、その年齢と立場になれば実感できると思いますよ。

しかし、仙狐の尻尾…凄いフワフワでしたね。
これまで、尻尾にはあまり興味はありませんでしたが、あの仙狐さんの尻尾はモフモフしてみたいと思ってしまいました^^;

神使の狐といえば、まややんの演じたシロも可愛かったですね~
公式HPのキャラクター紹介によると、純白の尾は純血の証なんだそうです。
神通力が使えるのも純血だったからみたいです。

でも…やっぱり私は仙狐さん派かな?
公式HPのキャラ紹介欄に書かれた一言は「もっともっと甘えさせてやるからの! 楽しみにしておれ!」には敵いませんよね。
しかし、仙狐さんの「うゆん…!」は、暫く頭にこびり付いて離れないでしょうね。
そんな仙狐さんに甘やかされたい方は、是非本編をご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、仙狐とシロによる「今宵mofumofu!!」
エンディングテーマは、仙狐の「もっふもふ DE よいのじゃよ」
あ、これは甲乙付け難いヤツだ…
曲調はオープニングの方が好みなのですが、エンディングの優しいラップも意外と破壊力高いんですよね。

1クール全12話の物語でした。
今期は癒し系の作品が少なかったので、今期唯一の癒し枠として助けて貰いました。
原作はまだ連載が続いているようです。
もし2期を制作するなら絶対視聴したいと思います。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しの空気に溢れる作品♪

11話~最終話まで
最後まで癒しの空気を漂わせたまま終わりました。終始ぶれない筋の通った作品は好きです。仙狐さんの一途な想いがとっても温かく優しく響きました。見て良かった作品です。
10話
最後に一波乱何かあるのでしょうか?夜空さんがやってきて曰くのありそうなことを言ってましたが・・・。
9話
終始ブレないほっこりした雰囲気と幸せなひとときの描写で文句ない。穏やかな日常の中に、色々な癒しがあるんだと改めて気がつきます。平凡な日常でも仲良きことは幸せなのです。結婚したら、こうありたいと思いますね。いつも笑顔で終わるお話で好感しかない作品です。
8話
仕事休みに海水浴かぁ~。行ったことないな・・・。海にはぼんやりしによく行ったけどね。仙狐さんのホッコリ感はどこにいても最強です。でも、終わりがくるのでしょうか・・・?なんかフラグらしきものが立ったので、少し心配です。最後まで目が離せません。
7話
日常の疲れをこうまで癒してもらえたら幸せですね~。アニメはこれくらいの理想的日常の方が感情移入しやすいです。仙狐さんとは違う日常で癒してくれるような人に会えるかな~?シロへの貢物を買ったコンビニはfluffy martでした。日本語ではモフモフマートって感じでしょうね。
6話
仙狐さんの穏やかな性格はいつ見てもほっこりします。大正ロマン風メイドの仙狐さんの方がやっぱりシックリくる感じです。いつも通り、のんびりなテンポと穏やかな日常に癒される作品です。仙狐さんは最後までこの感じでいて欲しいです。
5話
シロなる稲荷が現れたが、あっさりと退散w 中野君はモフフェチになった感じですね。内容の濃い話ではないが、癒しの空気感は半端ないね。精神的な幸福を日々与えてくれる仙狐さんはやっぱり神様ですね♪
4話
今日は失敗だらけの一日でしたが、中野君の優しさに救われました。
次週から{netabare}シロなる新キャラが中野君のお世話に来そうな感じです。
どうなることやら・・・w
SSTは玄関にお出迎えから子守歌まで・・・一日の終わりって感じ
でした。{/netabare}
3話
仙狐さんと一緒にいたら遊んじゃいますね。なんか楽しそうで頬がゆるみました。{netabare}ゲームもアニメも一緒に楽しんでくれて、お買い物も一緒に行けて中野くんは幸せですな~。仙狐さんも妻兼母親って言ってくれてるんだし、もうずっと一緒にいればいいと思う。隣人の高円寺さんは、あんまり興味ないので、出番は今回のみにしといて下さい。ちょいと出るくらいならいいけど。お買い物の時、帽子とコートで耳は隠れたけど、しっぽは丸見えでしたねw {/netabare} まぁ~そういうことは気にしないで流しましょう。中野くんが幸せを噛みしめている瞬間はよかったな~。平凡な日常の一幕で幸せな時間を共有できる瞬間が一番幸せじゃないかなって改めて思いました。
 
2話
癒されますね。なんかニヤニヤしながら見てました。仙狐さんが家にいたら、仕事が忙しくて疲れても、元気がでますね。平凡な幸せだけど、限りなく神々しい日常の一幕で、見てるだけで癒されます。
・・・ってことは、自分はそういう環境に無いってことなんですよねw
お隣の女流漫画家?さんはイライラしてたから、仙弧さんの男性版が必要かもしれませんね(笑)。
 
1話
これは、仙狐さんに癒されてほっこり和むお話でしょうか?仙狐さんが作り出す空気感は社会人の心に沁みますね~。これからどんなお話になるのか・・・よりも仙狐さんが、どのように癒してくれるのか楽しみです。なんとなく見てみたらすっかり癒されました♪{netabare} 仙狐さんはしっぽを触られると気持ちいいんですかね?{/netabare}題名通りの内容でよかったです。来週も癒されたいと思います♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

80.3 8 料理で笑いなアニメランキング8位
劇場版「SHIROBAKO」(アニメ映画)

2020年2月29日
★★★★☆ 4.0 (352)
1684人が棚に入れました
いつかアニメーション作品を一緒につくろうと、ひょうたん屋のドーナツで誓いを立てた上山高校アニメーション同好会の5人。卒業後、5人はそれぞれアニメーション制作に携わる。宮森あおいは「えくそだすっ!」「第三飛行少女隊」の制作を経て、少しずつ夢へ近づき、「自分が本当にやりたいこと」を考え始めていた。一方、日々の仕事に葛藤を抱きながら過ごしていたあおいは、新企画の劇場用アニメーションを任され、「今の会社の状況で劇場用アニメーション制作を進められるのか?」と不安を感じる。はたして、劇場版アニメーションの納品は間に合うのか――!?

声優・キャラクター
木村珠莉、佳村はるか、千菅春香、髙野麻美、大和田仁美、佐倉綾音、山岡ゆり、葉山いくみ、米澤円、井澤詩織、田丸篤志、松風雅也、中原麻衣、吉野裕行、小林裕介、檜山修之、こぶしのぶゆき
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

成長したあおい達の姿に感激。ただし、製作視点だとホビロン。

テレビシリーズで人気を博した『SHIROBAKO』の劇場版であります。
放映終了から五年も経っていたわけで、
ファンにとっては『待ちに待った』一作ではなかろうかと。


公開日は2020年二月末日。
世間がコロナコロナと右往左往している時期(緊急事態宣言は4月7日)で、
タイミング的には苦しい状況というか、
すべり込みセ-フと言えなくもないけどアウトと言えなくもない、
実に微妙な時期でのお披露目となりました。

それもあってか興行収入は4億400万円と、
深夜アニメの継続作品としては「まあまあ」レベルで落ち着くことに。
まあ、受け皿の狭い作品ですからこんなものかと言えなくもなく。
(ちなみに『大ヒット扱い』してもらえるのは興収10億円からです)


内容的にはテレビシリーズの正統的続編で、
時系列としては、前作から四年後ということになります。
テレビ版を見てない方は丸ごとおいてけぼり。潔い。

主人公の宮森あおいは制作ラインプロデューサーに出世。
前社長のミスで落ちぶれに落ちぶれてしまった武蔵野アニメーションを、
ムチャぶりされた劇場版の制作で立て直す、みたいなお話です。


テレビ同様、制作現場の熱い『こだわり』は健在ですが、
あおいが出世しちゃったことに伴って、
モノづくり以前のスタッフ集めや、『制作』ではなく『製作』的な場面が増加。
また、チュ-トリアル的な色合いが薄まって、
たくましくなった業界女子たちのドラマ要素が前面に出てきています。

  その分「あるある50%」だったテレビ版と比べると、
  こっちは「あるある25%」みたいな感じになっています。
  うわ、マ〇ルさん出てんじゃん、とか、
  狭い業界ネタは随所にありますが、そんなもん、まず伝わんないと思われ。


結論から言ってしまうと、僕の個人的な満足度はBランクです。

ストーリーで『製作』マタ-が増えた関係上、
  いやいや、おかしいだろそれ
と思わずつっこみたくなるような不自然展開が気になって、
お話に没頭できなかった次第です。
業界ものとしてリアルさに欠けるって言うか……まあそれは後述します。

  ただ、それは僕がたまたま狭い範囲の仕事を体験していたからに過ぎず、
  世間的には「あんた何さま?」的意見ではないかと。

制作とか製作とか難しいことはどっちでもいい、
前作が大好きで、登場人物が進化して頑張っている姿を見たいんだ、
そういう方限定なら、Aランクでも問題ないかと思います。
{netabare}
 テレビ版でまだまだひよっこだった旧上山高校アニメ同好会の五人は、
 みんなそれぞれに逞しくなって登場。
 その若手プロフェッショナルとしての仕事ぶりだけでも一見の価値があります。

 それだけでなく劇場版制作が決まってから、
 かつて『三女』を作った仲間たちが
 一人、また一人と現場に帰ってくるところは見ごたえ充分。
 てか単純にうれしい。

 そして、そのスタッフかき集めに奔走するあおいが、
 めちゃくちゃ逞しく、かつ、めったにいないほど有能になってます。

 テレビ版では新人制作進行だった佐藤・安藤も強キャラに進化、
 僕が大好きなベテラン制作進行の矢野エリカも安定のしたたかさ。
 しかし、いつまで入院してるんだ矢野のお父さん。


作画も役者さんのお芝居も、さすが劇場版というか、高レベルで安定。
モノづくりに対する真剣姿勢も充分に共感できますし、
オ-ディションや劇伴打ち合わせのシ-ンなんかは相当にリアルな出来かと。

ミュージカル仕立てとか殴り込み演出とかは、
はっちゃけ過ぎというか、
そういうので尺とらずにもっと制作現場見せてよと思わなくもないけど、
  エンタメとしてのメリハリが……もごもご
とか返されたら「まあいいですけど」と言えなくもない、こともない?
{/netabare}

そういうわけで、
前作をふつうに楽しめたら方なら延長線で、しかもけっこう新鮮に楽しめる、
ファンサービスとして優良な一本に仕上がっております。

ただ、尺の関係かチュ-トリアル要素がほとんどないため、
なにをやっているのかチンプンカンプンな方もけっこうおられるのでは。
  これ、どういう立場の会社の人なの?
  いきなり出てきたこの人、なにをする人なの?
みたいな感じですね。逆に、全部わかる人ってかなりすごい的な。

お仕事アニメっでそれってどうなのよと思わなくもないですが、
前作ファン限定のサービス作品と考えれば、
まあ仕方ないなと思えたり、そりゃ興収五億いかないわと思えたり。


いずれにいたしましても、
前作が好きかそうでもないかが明確な分水嶺になる作品でありまして、
未視聴の方、まずはテレビ版をご覧になっておくんなまし。


***************************************************************


ここからは僕ごときの浅薄な経験と知識による、
本作品で「はあ?」とか思わされた部分のご紹介になります。

正直、自分でも「僕って何さまよ?」とか思いますし、
ふつうにアニメを見る段にはまず必要のないムダ知識の「ひらけかし」ですから、
興味のない方は、無理してご覧になること全然ありません。

ふん、まあ読んでやらんこともない、という寛大なお方のみ、
ネタバレを開いてやってくださいまし。
{netabare}

その一 武蔵野アニメーションが傾いた理由が『ありえない』

 発注したメ-カ-側で企画が通っておらず制作中止、という話ですが、
 八話まで作画インした状態でそれはありえないんです。
 というのも、そのタイミングならテレビ放映枠が『確定』していますし、
 放映枠をおさえるのは制作会社の仕事じゃないからです。

   じゃあ、どこがテレビ局に話を持ち込んだのか、
   放映間際に企画をぽしゃらせて穴埋めをどうするのか、
   そんなの制作会社に責任押しつけて逃げ切れる話じゃないわけで。
  
 そもそも製作委員会、つまり出資体制が確定しないと、
 制作予算どころかOP・EDの楽曲すら決められないんです。
 もちろんエンドロールにクレジットもできません。
 八話制作インということは最低でも二話まで完パケになってるわけで、
 どうやって作ったんだという話です。

   1970~80年代、テレビ局又は一社が制作費丸抱えの時代はともかく、
   ほぼ100%が製作委員会形式になった2010年代においてこれはないです。
   現実的に作れないんだもの。


 さらに、オリジナル作品だから他の出資者と組み直そうというのが、
 キャラ原案者が降りた会社の紹介だから道義・権利上できないって……
 正直、意味がわかりません。

   道義的には、話をぽしゃらせた会社が他を紹介するのが筋の案件です 。
   そこまでの誠意は示さないとしても、
   キャラ原案を流用することを妨害する理由はありません。
   だって自社商品に関係のない、オリジナル作品なんですから。

   もちろん、そのキャラ原案は『作品のために』描かれています。
   作品のために書いたキャラ原案をその作品で使うのだから、
   権利上の問題が発生する余地がありません。


 というわけで、もっと深いウラ設定があるのなら話は別ですが、
 作品から得られる情報で判断する限り、
 ムサアニが負債丸抱えで作品をオクラ入りさせる理由が『ない』んです。 

 ムサアニが傾いてないと本作のストーリー自体が成り立たないわけで、
 そこはやっぱり、もうちょっと丁寧に描いて欲しかったな、と。
 たとえ泥臭くなったとしても、
 そこをきちんと描かないと作品全体が『ウソ』になってしまいますから。


その二 『げ~ぺ~う~』がねじ込んでくる根拠がない

 武蔵野アニメーションは、あくまでも製作委員会の『下請け』です。
 万が一『げ~ぺ~う~』に対し製作委員会がドジを踏んでいたとしても、
 善意の第三者であるムサアニには一切関係ありません。

 そして、同じく制作の下請けだった『げ~ぺ~う~』には、
 保護されるべき著作物は、PVの映像と音声しか存在していません。
 🄫はタイトル名ではなく『映像の著作物』であるPVにかかっています。

 おまけに、契約書には契約解除条項が明記されていて、
 制作の実態・進捗が見事なほどそれに該当しちゃっています。
 また、その進捗なら制作費もほとんどかかってないわけで。

  つまり、この件は
   ① 相手方に金銭的な負担・損害がほとんど発生していない。
   ② 自分のものだと主張する『権利』の実態がない。
   ③ 契約解除に異議申立をすることができない。
  という、ほったらかしといても問題ないレベルのちゃちな難癖なんです。

 制作サイドがおたおたするのはわからなくもないですが、
 権利処理のプロであるべき製作がそんなんじゃ『あかん』わけです。
 このぐらい、電話一本でカタつけろよ、と。

   確かに、わけわからん難癖をつけてくる輩がいる業界ではあります。
   僕もそういうの一度受けたことがありますが、
   弁護士に回すことなく電話でさくっとカタつけました。
   そのぐらいふつうにできなくて、なんのための『製作』ですか。

 相手方に乗り込むのも、あおいが行くのは職制上おかしいですしね。

 そもそも、こんな話を制作サイドの耳に届けることがナンセンス。
 制作が心置きなくはっちゃけられるよう、
 こういう問題を陰でつぶして回るのが製作の仕事なわけです。

 ということで、申し訳ないけれどここのくだりは、
 討ち入りという『プロットありき』のちゃち演出としか思えなかったです。
 こういう対応をする人が現実に『いない』とは申せませんが、
 それは、言葉を飾らず言えば、その方のレベルが低いだけのことで、
 わざわざ映画にするような話ではないと愚考いたします。


その三 『第三飛行少女隊めでゅーさ』をどうやって放映したのか

 序盤に、ムサアニがテレビ版後編で制作した『第三飛行少女隊』の続編、
 他社が元請けになった『第三飛行少女隊めでゅーさ』が映されます。

 前作が持っていたシリアスさやドラマ性は皆無、
 ふつうに腰が抜けるようなエロ萌え作品に変貌を遂げておりまして、
 いかにムサアニが真摯なモノづくりをしていたかを逆説表現しているわけですが……

   これ、どうやって原作者承認とおしたの?

 原作者の野亀武蔵って、作品に『こだわり』を持つキャラ設定でしたよね。
 それも、ただこだわりが強いだけでなく
 前作『セーラー服とF3』でぐちゃぐちゃ改変されたトラウマがあるという話で。

 だからこそテレビ版『SHIROBAKO』で、みんな悩まされたわけであります。

 ところがこっちは、似ても似つかぬ、きゃぴきゃぴ萌えエロ系。
 こんなの、原作者が承認しないのはもちろんだけど、
 その原作を売りたい版元が許可するわけないじゃないですか。

 まあ、売れるか売れないかわからないド新人の作品や、
 版元やアニメ制作側に何も言えない気弱な作家センセイならあるかもです。

 だけどテレビ版の流れで考えたら、
 作家も作品も版元からかなり大事にされている状態なわけでして、
 限界まで崩しても『ふもっふ』ぐらいなのではあるまいかと。

 これが通るんならテレビ版の熱いやり取りが『ウソ』になってしまいます。
 いくら演出の一環とはいっても、
 前作との整合性がとれない権利処理ってのは、僕的にはホビロンです。
{/netabare}

そういうところを加味すると、
僕的なおすすめ度はどうしてもBランクになっちゃいます。
製作面でのリアリティが乏しすぎますから。

  ただまあ、昭和は確かにこんな感じだったらしいです。
  マジですか、というずさんな話や、
  大損こかされた話、笑うに笑えない話もいくつか耳にしています。

  だけどその反省があって、いまの権利処理体系があるわけです。
  制作を『いま』のリアルに寄せた映画を作るのであれば、
  もう少し製作にも現実味を持たせた作品にしてくださいな、と。

  2010年代でこれっていうのは、ほとんど時代錯誤の領域です。

まあ、万年人材不足の業界ゆえ、
こういうのが絶対に『ない』とは言い切れないんですけどね。
でも「あるある」なんて言ったら製作の人怒るんじゃないかなあ。

みんなゼニカネにはけっこう慎重ですよ、余裕がないだけに。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

いやフィクションだから絵空事には違いないんだけど・・・あと今一番気になっているのは「みゃーい」いらなくない?ってことで・・・←みゃーいはいらなくない!って話

2014年秋期~2015年冬期にかけて2クールに渡って放送された、あの“アニメを制作するアニメ”の『SHIROBAKO』が劇場アニメになって帰ってきた!
正直登場人物多くて前作のあらすじとか説明するのダルいんですけど(爆)これだけは言わせて欲しい!
『SHIROBAKO』の登場人物ってアニメ制作に携わる人々の最少人数しか描かれてないんですよ!
つまり1人たりとも欠けてはいけない人達しか描かれてないんです
だから登場人物多過ぎ・・・と退かずに真摯にこの作品のキャラ達と向き合って欲しいんですよ、僕は!


ムサニこと武蔵野アニメーションが制作した『第三少女飛行隊』の完結から3年4ヶ月後
とある事件がキッカケで下請け制作会社に逆戻りしてしまったムサニ
宮森あおいはムサニのラインプロデューサーに
安原絵麻はフリーランスの作画監督に
坂木しずかはローカルテレビのアニメ関連番組のリポーターに
藤堂美沙はスタジオカナブンのメインアニメーター格に
今井みどりは新人脚本家に、それぞれなっていた
成長しているようで、停滞してもいるよう・・・どこか惰性で日々を過ごしてしまっている面々だった
ところがある日、宮森は元ナベPこと渡辺から新しい仕事の話を持ちかけられる
「今のムサニで劇場をやるとしたら、どうする?」
背水の陣に立たされたムサニに舞い込んだ、あまりにも大きな劇場用アニメ映画制作の依頼
苦悩する宮森、ロロとミムジーの問いかけに、彼女は大きな決断をするのだった・・・


さて、僕は本当に『SHIROBAKO』という作品が好きでして、何故か?と問われれば【アニメが好きなのと同じくらいアニメを作ってる人達が好きだから!】です
アニメの制作者と、アニメを制作することに、最大限の愛を捧げたアニメが『SHIROBAKO』だからなんです
しかしそれと同時に、『SHIROBAKO』は僕が思うところの“理想のアニメ制作現場”とは違う、ともテレビシリーズの頃から思っていました
基本的に『SHIROBAKO』って制作進行やプロデューサーである宮森の目線で描かれるわけです
つまり現実の制作会社で言うところの、P.A.WORKSの堀川社長、或いは今回の劇場版で言えば相馬P、彼等が思い描く理想像というのが色濃く反映されている作品と言えます


じゃあけみかけが言う“理想のアニメ制作現場”ってどんなんだよ?wと思われたことでしょう
それはずばり、クリエイター目線で理想的な環境、です
これについては長くなってだいぶ『SHIROBAKO』から脱線してしまうので、また別の機会に語りたいと思いますが、奇しくもこの劇場版『SHIROBAKO』と並行して今期には『映像研』というテレビアニメが放送してるのが面白いですよね
ずばり、クリエイター目線で描かれているのが『映像研』なので、両者を比較していただくのが手っ取り早いので強くオススメします


ところで、『SHIROBAKO』には無駄な登場人物など一切登場しないと前述しましたが、今作で追加された新キャラ、みゃーいこと宮井楓
ぶっちゃけキャラ表が公開されてから実際に本編を観た後に至るまで、「正直コイツいらなくね?」って疑問がずっと頭の中を巡っていたんですよ、僕は
そんなこんなでずっとレビュを書けずに今日までいたんですが、3回ほど映画をリピートしてやっと分かりましたわ
『SHIROBAKO』は堀川社長、つまりラインプロデューサー目線だって前述しましたよね?
ラインプロデューサーって仕事は、クリエイターと製作委員会に挟まれるいわば中間管理職のような立場でして、残念ながら味方になってくれる同じ立場の人に乏しいんです
そこは今作の宮森も同じで、人を使う側の立場に立ったはいいが自分を助けてくれる人はいない・・・という一見して順風満帆でも実は天涯孤独の様な立場として描かれてるんです


で、そこでみゃーいの登場です
彼女はメーカープロデューサーのアシスタントで宮森と同性で同世代?としてより宮森に近い立場で接してくる
単純に気の合うビジネスパートナー、の様でもありますが、実はこの関係、凄く大事で“制作者”と“製作者”の隔たりを無くすためには彼女達の様な親密な友好関係が必要なんです
これ、堀川社長に対するインフィニットのナガッチョこと永谷さんの立場を体現したキャラってことなんですよ


知らん人の為に解説すると、インフィニットは「こーゆーアニメ作りませんか?これ原作にしてアニメ作りませんか?この人スタッフに連れてきたらどうですか?製作委員会はウチが集めますよ!」ってアニメ制作をプロデュースする会社です
アニメは作らない、でもこのインフィニットが無ければ世に出なかったアニメの数は無数
特にP.A.WORKSとは切っても切れない縁と言っても過言では無いでしょう


実際のところ、劇中でみゃーい自身が何か作品を生み出すキッカケを作ったり、孤軍奮闘する活躍を観せるワケではありません
でも宮森1人では到底辿り着けなかったであろう作品完成への道筋には、確かにみゃーいという人間の力が必要だったわけです
自分1人では無理だけど、誰かが助けてくれれば無理難題でも乗り越えられる
これが堀川社長が思うところの“アニメ制作の理想像”ってわけです


まあ肝心のナガッチョ自身の容姿は【げ~ぺ~う~の社長役のモデルにされてしまっているんですけどねwww】(爆オチ


ところで「明日に向かってえくそだす(逃亡)」から始まった『SHIROBAKO』が「明日に向かってヨーソロー(出発)」で終わるのって、エモくないですか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

職業ものとして破綻、カタルシス無し、5人もヒロインも描けず。

 TV版で描かれなかった5人組の成長物語かなあ、と思って2022年6月の今見てみました。

 これは厳しいなあ。前半は武蔵野アニメーションがどれだけ悲惨かの説明でした。中盤がスタッフ集め。とにかく10カ月でアニメを作るという緊迫感がまったくありません。同窓会を見せつけられている感じです。それが目的の劇場版でもあるんでしょう。ファン向けの作品としては成立している可能性はあります。

 そして、私が勝手に思っていた5人のアニメ同好会のカタルシスを期待したんですけど…これどうなんでしょう?まあ、TV版からいってこの設定は邪魔でしかなかったわけですけど…

 大人の世界の仕事として、10カ月でアニメを作れる戦略がありません。むかしのアニメの一部を活かせるという理由もなくはないですけど、これが無いのでまったく映画として機能しません。宮森はどうやって10カ月で?そして個々の奮闘もまったく描かれないし。

{netabare} そもそも10カ月ですら通常の2年に対して無茶なスケジュールだと散々言っておいて、3週間前にできて作り直しって…
 これ出来が一番よかったTV版の前期の全否定ですよね?みんなで力を合わせれば2年を10カ月にできるよ!という風にしか見えません。

 大人が全然描けてないです。TVシリーズは実在の人物を取材したんだと思いますが、だから面白みもありましたが、今回はそういうものがないので、リアリティ云々ではなく、職業ものとして完全に破たんしています。

 契約で1回目の納期でもめたときに取るべき対処を後回しにして、ドラマを作ってますけど悪い奴をギャフンと言わせる以上のものがないです。そもそも契約不履行ですのであの時すぐに損害賠償の裁判を起こすレベルの話です。本来、監督一人で出かけて門前払いとか…法務と弁護士と相談して内容証明ですよね?普通は。
 で、それを放置して2回目もめるって…前回のTV打ち切りの反省が全然いかせて無いですね。あの優秀な総務の女性は何をやっていたのでしょう?

 それと、ミュージカルとか心象風景とか、内容に厚みがあれば活かせるんでしょうけど。そう。ヒロインの宮森に全然感情移入できないんですよね。彼女が何に苦労しているかまったく不明です。
 気合いで作る、気合いで人集める。ガッツポーズして私がんばります?

 作画の遠藤さんの奥さんとのくだり、要りますか?他に描くべきところないでしょうか。5人組の話が無いのに?
 脚本の悩みの部分は?キャッチボールして解決?

 で、完成した劇中劇があのレベル?こんなすごいのを作ったのか、という感動がまったく持てないレベルです。少なくとも本編よりも映像が良くないと駄目でしょう。
 あのキャラデザ、作画、エフェクトのアニメを実際に劇場公開して話題作になると考えたんでしょうか。ここがすごければまだカタルシスになるんでしょうけど。

 で、最後は5人組のショットで終わる?うーん、うーん、うーん…他にも欠点は上げられますが、まあ、もういいです。 {/netabare}


まとめます。

 契約不履行で話を作っているがリアリティがない。1回なら業界あるあるなのかもしれませんが、制作中止で社長やめていて、で、また文書にしないで他社ともめて…さらに、そこでもう1度放置してって…監督はトラウマになるレベルだったんですよね?
 人集めがメインで、それぞれにミニエピソードをくっつけているけど、細かすぎてどうでもいい。
 5人組どうなった?この話が幹に見えて全然幹になっていないので視点がブレブレ。
 ヒロインは何をがんばっているの?ヒロインが10カ月で完成させる作戦は?この作戦のプロセスがストーリーの幹になって、カタルシスになるのが映画だと思うんですけど。
 劇中劇の出来がひどすぎる。

 と、言ったところです。
 
 一応名作ということらしいので、どこかにいいところはあるのかもしれませんが、私は拾えませんでした。ファンはうれしいかもしれないし、同時代性で盛り上がりから外れているせいかもしれません。

 そもそもアニメ映画制作の話をアニメ映画でやる以上、それなりの覚悟も矜持ももって世に送り出すべきでしょう。本作の話だとなんだ、そんな温い世界の話なの?そんな適当にアニメって作ってるんだ…ということになってしまいます。
 テーマ性、エンタメ性、センスオブワンダー、職業ものとしてのウンチク。どれをとってもほぼ0点です。評価点は2.5点ですが、作画でかろうじて3点/100点というところ。ゴスロリ作画の人がいたので加点して9点/100点かなあ。

 ポンポさんとか映像研とか見た後だと余計に…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

79.1 9 料理で笑いなアニメランキング9位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (454)
1590人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

”ただの”釣りアニメではない

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。Aパート前回のキス釣りから、ヒナだけ疑似餌を使っていたためうまく釣れず今回は知識を蓄えて再挑戦。疑似餌のパッケージの裏に釣り方が書いてあるのにわざわざ自分でネットで調べちゃうおっちょこちょいなヒナですが最後は夏海の助力もあって小さいのを一匹ゲット。変わってBパートは夏海フェルトづくり回想。大量の麦茶の区別の仕方から手芸大好きなヒナがていぼう部に入っ思ったことまで、恐ろしいほどスマートにまとめられたラスト10分。EDの絵までその後のストーリーを描けていたし完璧な終わり方でした。さらに最終話の今回もそうですが背景がめちゃくちゃ綺麗。建物の遠近感や影の付き方、橋や標識のプロップデザインも画面にのめりこんで見入るぐらい丁寧。それでいて釣りの知識の豊富さだったり、その紹介の演出も分かりやすい。もう釣りでも手芸でもボウリングでもキャンプでもインドア、アウトドア何の題材でもアニメにできちゃいそうな勢い(同社制作の「恋する小惑星」でもロケ行って入念に下調べしていたらしい)。なのでこのアニメ何って聞かれたらただの釣りアニメとは答えられないですね。すばらしいアニメだったと思います。{/netabare}

【第一話】
終始のんびりした雰囲気で腰を据えて見られました。ただ釣りはあまり興味がないので5話あたりで一展開ないと中だるみしますね。
【第二話】
早速ガチ釣り教室。作画も申し分ありませんし、OP,EDかわいいです。
【第三話】
今回は本格的に目的の魚を釣る回。当然だけどここまで作画(キャラの顔、背景、釣り具などの小物)ド安定です。ここまで丁寧に作られていたら釣り好きの人はかなり楽しめますよ。
【第四話】
{netabare}約2.3か月の延期を経てようやく再開。Aパート意外と高いアウトドアグッズに驚くお約束展開。確かにジャケットや帽子、靴だけで〇万は中高生には高いですもんね。Bパート装備万端でイカ釣りに挑戦。相変わらず釣りシーンは「へぇ~」の連続です。最後はいか刺しを食して自然の恵みに感謝。今回も中身の詰まった良い回だったと思います。{/netabare}
【第五話】
潮干狩り懐かしい…。陽渚は一発でハマグリゲットしてましたが私はバカガイばっかりとってた覚えがあります(笑)。そして貝のバター焼き最高!ビールと会う!
【第六話】
{netabare}六話まで来て全く衰えを感じないですね。Aパートは先生と一緒にアジゴ釣りに。いつもどおり丁寧な釣り解説があり、今回特に良かったと思ったのは陽渚役の高尾さんのアフレコ。ここまで来てだいぶ慣れてきたのか十代とは思えない演技で高校生らしいはしゃぎっぷりも良かったし、アジゴの内臓取り出すときの息づかいはまさに名演技。もちろんBパート陽渚が一人で釣りに挑戦するのもよかったです。動画工房アニメは作画(背景も含め)、専門知識解説そしてアフレコの一話一話の作り込みでいったらトップクラスですね。今回改めて実感しました。{/netabare}
【第七話】
{netabare}面白い!もう第一話で書いたレビューがお粗末でしかない。Aパートはいつも通りの釣りシーンなのに笑いどころは毎回違う。ヒナと夏海も面白かったけど大野先輩のライフジャケットの件についてもエピソードが語られました。OP、EDでも一人だけライフジャケットをしっかり着けてましたね。ここら辺の細かさはもはやこの制作会社では当たり前なのでしょうか(笑)。妙に納得のAパートからBパートではヒナと夏海のお勉強会。眼鏡姿をヒナに見られて恥ずかしがる夏海可愛い!そしてさり気なくヒナの過去の友達事情を聞く夏海もさらに可愛い…。ただ部屋で勉強しているだけのにワンカットごとに見どころがあるので全く見飽きなかった。もうこの制作は日常系作品の覇権会社ですね。{/netabare}
【第八話】
{netabare}今回はテナガエビを釣るということで釣りに使う道具についてや釣り方などなどいつも通りわかりやすい解説がありました。さらに良かったところとして、河川での漁業権について触れていたところ。おそらく原作でもそのような描写があったんでしょうがアニメ内でもかなり丁寧にわかりやすく教えてくれました。あと、ヒナの表情も多彩で可愛かったし声優さんもうまかった。{/netabare}
【第九話】
{netabare}すごく面白い回でした。ある意味もう深夜アニメじゃないよこれ(笑)。まずAパートは堤防部恒例行事の着衣水泳体験のお話。着衣したままおぼれた時の姿勢やペットボトルやクーラーボックスの浮き輪活用などなど丁寧でわかりやすい解説。そのなかで大野先輩の相変わらずの金槌ぶりの笑いなどもあり面白かったし勉強になりました。Bパートは変わって釣りシーンになるかと思いきやいきなり鳥視点の映像が流れヒナの釣った魚がアオサギに横取りされます。今度は横取りに来るアオサギの対処方の話かと思いきやヒナがアオサギの足に絡まっている釣り糸に気付きます。黒岩先輩によるとアオサギを始め海や河川の周辺を活動領域とする鳥類には良くあることで釣り糸が絡まることによって片足をなくしたり中にはそのまま動けずに命を落とすこともあるとか。アオサギの現状を知ったヒナはなんとか昨日のアオサギを助けたいと思い黒岩先輩に協力を求めるんですがそこで出てきたワードが鳥獣保護法。鳥獣保護法とは野生の鳥類や獣類は無断で捕獲してはいけないというもの。保護のためであっても許可が必要なようでそこをカットせずしっかり話に入れてきたのはさすが動画工房としか言いようがない。そしてヒナがアオサギを助けたいと思った理由が絡まった糸が我慢ならないからという裁縫好きのヒナらしいもので面白かった。その後堤防部の面々でなんとかアオサギに絡まった釣り糸は排除でき一件落着です。今回の一話は是非一般の人にも見てもらいたいし、何なら学校でも教育として見せるのもあり。Aパートは昨今の絶えない海や河川での水難事故を減らせるかもしれないし、Bパートのごみ捨て(海、河川の汚染)や鳥獣捕獲規則なども当たり前のことですが現代社会の重要課題でもあるでしょう。冒頭にも書きましたがこれは深夜アニメのレベルを超えてます。私もただの釣りアニメでこんなに勉強になるとは思っていなかったので驚いてます。素晴らしいアニメです。{/netabare}
【第十話】
Aパートいつも通りの部活風景。釣りの仕方が次から次へと出てきてこのアニメ見るたびに勉強になってます。Bパートは釣ったアジのさばき方だったり先生が持ってきた燻製機で燻製にしたり。Bパートもみてて面白かったです。十話ということでそろそろ終わりが近いですがこのアニメに関しては最後まで今回みたいなゆるーい感じでもいい気がします。
【第十一話】
{netabare}いよいよ終盤も終盤十一話まできてここまで作画や話の内容全体的に見ても一点の曇りなしです。女子高生がただただ釣りをする話。下手したらめちゃくちゃつまらない子守唄アニメになるところですが細部までこだわった演出もあり今回まで一話たりともつまらないと思ったことはありません。今回のBパート。メンバー全員でキス釣りをするもののヒナ一人だけキスが釣れないという状況に。他のメンバーは釣れているのになぜか。自分だけ疑似餌だから?単に運がないから?家に帰ってヒナが自分なりにつれなかった原因をネットで模索してみる。するとなにやら好感触な手段を見つけます。良かったですね。アオサギの回もそうでしたがヒナが自分から海のことや魚のこと、釣りのことを知ろうと励んでいる背中を見るとみてるこっちも自然と前向きな気持ちになります。日々の仕事や生活の中で何か困難なものに立ちふさがれたら一から出直して知識や手段を身につけて再度挑戦してみる。大げさかもしれませんがこのアニメを見ているとそんなふうに思わされます。いろいろハイクオリティな釣りアニメです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「釣る」だけでない、「釣り」の魅力

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子高生の釣り部(ていぼう部)を舞台にした、日常系部活モノ。

こういう作品では定番ですが、主人公は(釣り)素人なので、非常に丁寧に釣りの解説をしてくれます。また、釣りの楽しみ、難しさ、怖さ、命の大切さなどを多角的に魅せてくれるので、個人的には、Eテレとかで流してほしい、作風だし、高いクオリティ。

1話見た段階では期待値は低かったのですが、中盤以降どんどんハマっていき、最終的には☆4(高評価)をつけました。レビューでは、本作をベタ誉めしたいと思います(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
スポーツフィッシングというものは、釣りの中の「釣る」ということに特化した釣りなのでしょう。

一方、本作は、「釣り」の魅力を多面的に表現しています。

釣って食べる楽しさ。道具を揃える楽しさ。色々な種類の釣りの楽しさ。友達と一緒に待つ楽しさ。

たからここは、「釣り部」というより、「ていぼう部」。ただ、友達とダベったりったり、潮干狩りを楽しむのもアリなんです。

そして、生き餌のキモさ。海の怖さ。漁業権の必要性。環境を破壊する恐ろしさ。お金の大切さ。命の重さ。

リアルな部分もちゃんと魅せてきます。それがネガティブな印象で終わらないのは、日常系の平和な雰囲気の中で、微百合やギャグを交えながらライトに表現しているから。ホントに丁寧だし上手い。

しかも、ラストは2話またぎで、「釣る」面白さをストレートに表現。陽渚は、自分で釣ろうとすることで1Lv up。ネットで調べることで2Lv up。最後に自分で考えることで3Lv up。日常系作品ながら、主人公の成長を丁寧に描写し、時系列を入れ換えた日常話をBパートにもってくることで読後感を爽やかにする巧みな構成に、最終話は☆5をつけました! 演出100点!

このように、「釣り」のライトな部分の魅力をほぼ完璧に表現しながら、7話では夏海の眼鏡&秀才&照れ屋ねギャップ萌え、素晴らしい百合(てゆうか友情)まで魅せてきて、なんだこれ?天才か?(笑) 主要キャラも4+1に抑えたことで、各キャラクターが立ち、魅力が充分に伝わった。久々にキャラの名前をちゃんと覚えられたアニメ。

コロナのしんどい時期を乗り越え、最後まで丁寧にアニメ化してくれた、制作スタッフに(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

私の評価的には、☆5に近い☆4で、かなりの高評価。惜しくも☆5に届かなかったのは、部活系の日常アニメとしては実に王道で、バランスが最高に良かった反面、飛び抜けた(というより目新しい)「何か」が足りなかったこと(これは作風的にはしょうがない)くらい。

2期あったら確実に観ますね。

あと、これはどうでも良いんですが、EDやCMなどに流れるリコーダーのような曲が、「つり球」の挿入歌に似ていると思ったのは、私だけでしょうか?(笑)
{/netabare}

【余談~ 釣りはいつかちゃんとやってみたい ~】
{netabare}
釣り、楽しいですよね(ロケーションによるけど)。少しならやったことあるんですよ。

海釣りを何度か。自分で行くことはまずないけど、誰かが誘ってくれたら、わりと楽しみにして。

ちなみに、1番やったのが小学生の時。うちの実家は、「のんのんびより」に近いくらいの田舎なんですが、家の近くに小川があって、そこで釣りをしていました。

小さな橋の欄干に腰掛け、竿を脇に挟んで、ゲームボーイをしながら待つ(笑) そこはちょうど川の流れが緩やかになるポイントで、一時間も釣糸を垂らしてれば、2、3匹は釣れました。家に持ち帰ると、母親が誉めてくれて、美味しく頂きました。

どうしても釣れない時は、少し上流までチャリをこぎ、沢蟹をつかまえてカラッと唐揚げに♪

自分の中の、元風景のひとつとして、「釣り」があります。

私は、キャッチ&リリースってイマイチ好きじゃなくて、素人考えですが、「釣ったら食うのが礼儀」みたいに思ってます。だから、ていぼう部のスタンスも好きでしたね。

ただ、私はかなり凝り性なので、「ハマったらマズイ」と思って、自分でブレーキをかけているところもあります。だって、釣り好きの人、道具にめっちゃ金かけてるじゃないですか(笑) なんとなく、「老後の楽しみ」かなと、自分では思っているものの1つが、釣りですね~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
フナムシはキモいよな(笑) 釣り部。楽しそうだけど、大会とかあるのな?実際には。

2話目 ☆3
キャスティングくらい、2、3回くらいやったらできるだろ(笑)

3話目 ☆3
再開おめ!

4話目 ☆3
日常回。平日に行くの? こういう専門店って、ワクワクするよね。高1で9000円はキツいよな~。釣りたてのイカ刺は確かに旨いけど、少しおいたやつもねっとりして旨い。これ、どう考えても、墨をかけられるよな(笑) イカは天ぷらが好き。

5話目 ☆3
泥あそび。そして、効果的なパンチラ(笑) 顧問。最後は剣に、ハマグリ食わしたかったけどな。

6話目 ☆4
エラ、ワタ、エラ、ワタ、エラ、ワタ(笑) Bパートのミスとか、知識的なこととか、なんかよかったな。

7話目 ☆5
海怖い、大事。完璧そうに見えて金槌とか、逆に完璧(笑) 眼鏡っ子でギャップ萌♪ 夏海の方が頭良いってのが、良いね。相手の趣味にも歩み寄り。お互いの趣味の交換。良い百合だ(笑)

8話目 ☆4
着衣水泳に、ごみ拾い。環境保全。マナー向上。役所の許可。かなりちゃんとしてるよな。NHKで流そうぜ。

9話目 ☆3
初訛り♪ メッチャ嫌そう(笑)

10話目 ☆
4500円、値段がリアルだな。

11話目 ☆


12話目 ☆5
ここにきて、「釣る」をしっかり魅せるか。自分で考える、成長。すぐには釣らせないし、ちゃんと美味しく食べるし。暑い部屋を開けるとか、麦茶作りとか、リアルで素敵。最後に日常系。この音楽、つり球っぽいよな(笑) ひげ、剃ってきます(笑) 釣りを教わり、縫い物を教える。良い百合だ♪ 釣りにも、ハマっただけなんだよな。まさかの男子手芸部(笑) 先生には、「鮭(さけ=酒)」を作ってやろうぜ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 65

66.4 10 料理で笑いなアニメランキング10位
イタズラなKiss(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (305)
1520人が棚に入れました
斗南高校の入学式でF組の相原琴子はA組の入江直樹に一目惚れしてしまう。3年生になり、2年間の想いをラブレターに託し勇気を出して告白するも「頭の悪い女は嫌いだ」とあっさり振られる。
直樹への気持ちを断ち切ろうとする琴子だが、ある日琴子の新築の自宅が震度2の地震で崩壊。家を建て直す2・3ヶ月の間、父・重雄の学生時代からの友人の家に居候させてもらうことに。しかし、そこは直樹の家だった…。

声優・キャラクター
水樹奈々、平川大輔、松井菜桜子、長嶝高士、朴璐美、島田敏、阪口周平、早水リサ、山田きのこ
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

イタズラなKiss(/ω\*)最高!

90年代不朽の名作。“恋愛のバイブル”と評された人気ラブコメディ
台湾、韓国、日本3カ国アジアで実写ドラマ化された
少女漫画原作です。

アニマックスで放送すると聞き、試しに録画して見てたら
思いのほかハマってしまい、お気に入りのアニメとなりました。

{あらすじ}
斗南高校の入学式で、落ちこぼれのF組女子高生・相原琴子は、
A組の頭脳明晰なイケメン入江直樹に一目惚れしてしまい
思いを募らせ3年生になり、2年間の想いを込めたラブレターを渡したところ
「頭の悪い女は嫌いだ」と受け取ってすらもらえずにフラれてしまう。
そんなある日、新築したばかりの家が震度2の地震で倒壊・・汗
琴子はなんと自分をフッた相手。入江直樹の家で暮らすことになった。

主に不器用で料理や裁縫も下手だけど
明るさと根性が誰にも負けない(相原琴子)と
頭脳明晰のイケメン(?)&運動神経抜群の天才だけど
冷めてて意地悪な元祖ツンデレ(入江直樹)の二人と
周りの人がかなりユニークなラブコメディなので
ラブコメOKなら男性も見やすいと思います。

原作連載中に作者が亡くなり、ファンの希望でアニメ化され
完結しました・・作者の構想メモなどを頼りに制作したらしい(´;ω;`)

OPの「キミ、メグル、ボク」がすごく好きで毎回飛ばせなくて
「♪出会いと、サヨナラ~」
「いたずらに絡まる運命僕らずっと探してたんだ
そして今二人出会えた。きっと偶然なんかじゃない」

この部分が琴子と入江の二人にしっくりきて、
物語と作者のことを考えるとなんか切ない
この作品に出会えたのも、きっと偶然なんかじゃないよね。


ここからは個人的にツボったキャラについて・・↓

相原 琴子
今まで色んな少女漫画やアニメ見たけど
一番恋愛に関しては最強のヒロインだと思う・・汗
琴子より料理やお裁縫を上手くやったり
綺麗な子もいるかもしれないけど
こんなに一途で一生懸命な女の子に惚れられたら・・
{netabare} 入江だって恋に落ちちゃうよね。
だって作中で何度も「押し倒す勢いで入江を落とした」と他のキャラに言われてるし(笑) {/netabare}

入江 直樹
最初見た時「AGOwww」って思っちゃうくらい
作画崩壊系王子w
ほんとに入江が作画崩壊する確率多くて笑いました。ごめんなさいw
琴子への上から目線&冷たい態度→デレるという
「うわぁ・・ありえないムカつくw」と私さえ思っちゃうw
これはもう元祖ツンデレ以外他に思い当たりませんw
入江といい弟といいあんな感じなのにお母様が大変素晴らしい!
入江はお母様似だな・・お父さんには似て・・イヤ、これから似るのかw

池沢 金之助
琴子LOVE&命な熱い不良・・?
現代的イケメンに描かれてない所がなんかポイント高いけど
琴子に惚れたきっかけはなんだろう?と、とても気になるw

鴨狩 啓太
{netabare} 人妻琴子に恋した {/netabare}
熱血黒髪ロングの男性☆
最初は琴子を嫌って敵視してたけど徐々に・・( ̄∀ ̄)
個人的に鴨君タイプです・・(/ω\*)←おいっw

嫌いと好きって同じラインにあるから
振り幅が大きいほどその人を好きになるって心理学で聞いたなぁ
大っ嫌い→から大好きになることは十分にありえるということだ。

評価がやけに高いのは個人的に好きだからです・・(笑)
文章も長くなりましたが実はまだ書き足りないというw

天国へファンレター送れないかな・・
この作品に出会うのも好きになるのも遅かったけど、
多田かおる先生&監督さん・・こんなに素敵な作品ありがとう!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

不良中年 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすが少女漫画が原作はキュン度が違う!

 最近は少女漫画方面にも触手を伸ばしこの作品に出合ったが、さすが少女漫画です。少年漫画やOVAとは一味違うキュン度に脱帽です。

この作品が気になり色々調べると、原作者の方は1999年3月11日に不幸な事故が原因で亡くなっていたんですね。

この作品の連載中という事で未完の作品となるそうです。
幸いなことに作者のメモが残っていたため、アニメの最終回はメモを基に構成され、作者の意志に近いものになっているらしいです。

入江君は最初はいけ好かない奴だと思っていたので、急に彼の実家に世話になるというのも強引な展開と思ったが、一緒に生活をしていくうちに少しづつお互いの事を知り心が打ち解けていく様子を見て、こういう話もアリだなーと思った次第です。

まだ4話しか見てないけどすっかりはまりました。
ストーリーはもちろん琴子役に水樹奈々さんというのも自分の中でポイント高いです。クロスアンジュのアンジュもそうですが気が強くてチャーミングな女性は水樹さんしかないでしょう。

はじめは暇つぶしのお試しくらいで借りたDVDでしたが、明日は大人借りしようと思います。
とりあえず途中経過はここまで。

#2018/3/3 加筆
本日見終わった。
 高校時代から大学そして社会人とたった25話によく収められたと感心します。でも決して無理な詰込み感は一切なくて、素直に物語を堪能できました。
要所要所にターニングポイントがあり、その都度感動させられまくりで、こんなに楽しいというか素敵なお話は無かったかもしれません。

途中の結婚に至る場面や看護科に入ってからの話、看護士として勤務し出産に至るまでどの話も無駄がない。

特に出産でオールハッピーエンドな話で締めかと思ったけど、直樹の母型の実家に行くお話はとても素敵でした。

出産の回でもう終わりかと思っていたので、このお話はうれしかったです。

今回偶然この作品に出合って視聴して、興味が出て色々調べたりして不思議に思っていたけど、見終わった今なら何故この作品が色々な国で何度も取り上げられているのか理解できます。

この作品の根本にはみなが求めるあらゆる要素、エンターテイメントとしてのすべてが入ってるからですね。

私は男だしオジサンなんだけど、素直に琴子目線でハラハラドキドキそしてハッピーな気持ちにさせてもらえました。

まだこの作品を見たことが無い人は是非見ることをお勧めします。
でも1話で切らずに3話まで見てください。
きっとあなたを魅了します。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

めざせっ!50番

拝見しやした

簡単なあらすじ~

落ちこぼれのF組の琴子。
文武両道の入江くんに入学式から一目ぼれ。
2年間思い続け、決死の覚悟で手渡そうとしたラブレターは受け取り拒否。

そんななか、新築したばかりの自宅が手抜き工事で崩壊。
父親の親友宅へ居候することになったんだが・・・
何の因果か、親友宅とは入江直樹の住む家だった。

感想いきまひょ。

原作は多田かおるさんが連載中に急逝し未完なんです。
アニメでは完結していますが、
それは作者の構想ノートなどの資料から構成して
完結ストーリーを制作したんですね。

原作をアニメ化する際に少々選別したり改変があるのですが、
ストーリー構成がとても上手い。
中だるみがなく安心して見れます。

OPは秦基博さんで、とっても有名ですよね~
大好きですよ~

90年代作品なので懐かしい展開&キャラデザです。
目がデカっ!wwww
ザ・少女マンガっ!ってな感じで良い感じ。

80年代や90年代はマンガやアニメの熟成期なので、
王道アニメを拝見するのもオツなものかと。
若い世代に見てほしいアニメですね。
「ベタネタはココらへんから始まっているのか~」的な?
目新しい展開を求める現時点では再認識する材料になります。

アジア諸国ではドラマ化されて有名ですね。
原作が日本のアニメなんて韓国の人間は知っているのだろうか?

小手先であ~でもないこ~でもない様な作品よりか、
とても純粋な気持ちでワクワクするアニメですのでおススメ。

38歳の若い有望な作家さんが亡くなってしまい残念でした。
改めてご冥福をお祈りします。

今でもファンクラブが存在して活動なさっています。
それだけ人気のある作家さんです。

とっても楽しめました。多田さんありがとう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

73.8 11 料理で笑いなアニメランキング11位
邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (248)
922人が棚に入れました
魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

心地良い停滞

【物語 3.5点】
ぶっ飛んだ設定&バイオレンスのインパクトで先制した1期→
お約束がパターン化した2期の安定感?
という無難な続編ギャグアニメ。

ネット上の視聴者の反応はバッチリ見ているぞ!
と言わんばかりの“場外戦”ネタに各種オマージュ要素も多く、
強固なファン層である“邪教徒”の繋ぎ止めで、
命脈を保って来た本シリーズの性が表れている。

例えば一話冒頭の、{netabare}邪神ちゃんとゆりねの出会いの詳細を描いたエピソードは、
いやw2期で今更やるなら、1期一話でやらずに、
どうしていきなり肉パーティーやったんだよw{/netabare}
というファンのツッコミ待ちの導入w


【作画 3.5点】
奇妙に安定。

AmazonPrimeVideo独占一挙先行配信→TVでは一話ずつ放送。
という最近ちらほら目にするようになったオンエア形態。
クール途中でスケジュールが滞る心配もなく、
可も無く不可も無い作画が安定供給。

ギャグアニメにはしばしば、何でそこを無駄に描き込むのか(笑)
というパターンがあるが、本作はそれを数発仕掛けるだけのソースを確保。

例えば、{netabare}邪神ちゃんがパイ投げチャレンジする展開で、
巡った世界各国の背景を用意するとか。{/netabare}


私のツボ:毎度、堕落した邪神ちゃんをバラすことになる、
ゆりねの待ってました♪と言わんばかりの不適な笑みを湛えた表情。
何だかんだ拷問、楽しんでますよねw


【キャラ 4.0点】
邪神ちゃん、別に魔界に帰れなくてもいいんじゃない?
ドロップキック無理に決めなくても、
生活費つぎ込んだパチンコで負けて、
ゆりねに折檻される方が邪神ちゃんらしいよ。
(実際、ドロップキックしないことが自虐ギャグ?になる程w)

そんな感じで人間界が本来の居場所じゃないはずの
天界&魔界の各キャラが日常のぬるま湯に沈没w


2期では中国からキョンシー姉妹が漂着し、
もう一つの主要配信サイトである中国・ビリビリ動画の“邪教徒”にも訴求。
人間になりたかったり、パンダやめたかったりするらしいが、
大丈夫、邪神ちゃん界隈でダラけていれば、
そんな目的などすぐに形骸化するさw


さらには、人間界で暮らす羽目になった新たな天使も新規追加。
ただ、いくらなんでも……{netabare} 天使の輪は脆すぎるのでリコールすべきだと思うw{/netabare}


【声優 3.5点】
主要キャストが進捗を見せキャラに馴染んで行く中、
本作は引き続きゲスト声優でも制作費を無駄遣いw

アパート管理人に島本 須美さん演じる大物管理人?を招聘してみたり、
キャスト采配でもギャグ魂を見せるw


【音楽 3.5点】
劇伴は1期準拠。

音程外し気味のほのぼの日常系リコーダー曲を
敢えて邪神ちゃん解体シーンに起用する等、
音響の采配も相変わらずw

OPはhalcaさんの「時としてバイオレンス」
裏切りと拷問を繰り返す、邪神ちゃん&ゆりねの腐れ縁を表現した良曲。
(halcaさん、『かぐや様』2期じゃなく、どうしてここにw)
ただ、本作は、アニメEDばかり続いた彼女にとって、
悲願のアニメOP曲とのこと。祝福しましょう♪

EDはZAMB(ザム)「Love Satisfaction」
アニソンのヘビメタカバーを生業としてきたバンドが手がける初のオリジナルアニソン。

今後もパンチ力を磨いて、アニソンでスピードメタル、また、かまして欲しいです♪

ED映像も無駄に力入ってますw


その他、ぽぽろんは先輩とは段違いの天使の歌声を響かせ、
邪神ちゃんも、唐突に、歌謡曲(しかもフル歌唱w)で、のど自慢を披露w


【感想】
アマプラで全12話感想済。
先日、実質“本編”最終回である10話の放送が終了したとのことで。

この後、11話は、振り返りの“特別編”(“総集編”じゃないんだあくまでも)を挟んで、
12話のSP回は……{netabare}邪神ちゃん役・鈴木 愛奈さんの出身地・北海道千歳市の
“ふるさと納税”企画により実現した、観光誘致も兼ねた追加エピソード。
アマプラ配信開始当時は新型コロナ緊急事態の真っ只中で、
“聖地巡礼”効果も望めない惨状だっただけに、
日本の観光がピンチから脱却を図ろうとする{/netabare}
今こそアマプラ独占ではなくTVでも放送して欲しいエピソードなのですが……。

追記:……などと悶々としていた所、12話TVでも放送との情報を頂きました♪
ここまで視聴してきた方には、10話、11話で終わった?
と切らずに、是非、SP回まで完走して欲しいと願います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

帰ってきた邪神ちゃん!

まさかの2期ですの!じゃしドロ!←そんな風に略すのアンタだけよ。
何気に1期は大好きなアニメでした。
お世辞にもクオリティが高いとは言えないし、内容も人を選ぶ系だったけど、中毒性が半端なくて気づいたら邪神ちゃんロスになってた記憶。
アニメ続編はあり得ないと思ってら仰天の2期制作発表ですよ。
しかも見るからに作画の質が前期に比べて上がってます!

本作の2期制作には事情があって、1期終了後に制作側からファンに向けてクラウドファンディングで製作費用を募ったり、ふるさと納税を活用して1.8憶の寄付を達成したりと、様々な工夫を行って執念の2期制作にこぎつけたとのことで。
それだけアニメスタッフからもファンからも愛されたシリーズってことでしょう。
3期制作する予定があったら、またふるさと納税キャンペーンをやってほしいな。
本当はBlu-rayの購入が一番なんだろうけどやはり金銭的に円盤揃えるのはキツいです。

さて、内容にもちょっとは触れておきますと、1期の頃からシュールなバイオレンスギャグがツボでしたが、今期も同様の面白さがありました。
相変わらずパロネタは豊富ですが、元ネタが古かったり、マニアック過ぎだったり分からないことが多々ありましたが、この作品は勢いが全てだと思いますので冷静に考えちゃダメです。
深く考えると「え、そのネタどこが面白いの?」ってなるので、しょーもないこと言ってるな~くらいに受け入れるのが吉。

キャラは1期以上に増えますが、どの子も良いキャラしてるけど 居ても居なくても問題ないといった感じで…(ぺこらは不可欠なので除く)
「居ない方が良い」ではなく「居ても良い」というのがポイント。
基本的には主人公の邪神ちゃんと花園ゆりねが作品の魅力の大部分を占めております。
邪神ちゃんはパチンカスのイキリ悪魔だけど、ちゃんとしっぺ返しを食らうのが面白いですね。また、蛇の妖怪に似てると言われて長々と落ち込んだり、仲間が魔界に帰ってしまって寂しがったりする一面も好きです。
ゆりねは最初はクールなキャラだった気がするけれど2期になってから性格が少し変わったような…?前から邪神ちゃんの寒いギャグで吹き出すくらいは度々あったけど、今期はいつまでもゲラゲラツボってるのが可愛かったです。
怒ると邪神ちゃんを切り刻む癖も少なくなったかなと思ったけど、何話かで二枚おろしにしちゃってのには笑えました。真っ二つになる主人公なんて普通のアニメじゃあり得ません。このアニメくらいじゃね?
ゆりね役の声優さんは、何年も昔のアニメ"六畳間の侵略者"のレイボーゆりか(だっけ?)の印象が強くて、当時はこの変な声では生き残るの厳しいだろうなと感じていましたが、本作で当たり役を引けて良かったと思います。

終わりに1クール楽しい時間を提供してくれた邪神ちゃんアニメスタッフに感謝。
繰り返しになりますが確実に人を選ぶ作品であるとは思います。
自分はたまたまハマれましたが、万人受けではなく一定のファン向けアニメなことは1期放送時から相変わらずです。
余談ながら本作はAmazonのプライムビデオで春アニメ開始と同時に全話配信の形をとっていたため、一気見することも可能でしたが、このタイプのアニメは週間で視聴する方が適してると思ったのでテレビ放送で見ました。
願わくば1クールと言わず、このままずっと毎週視聴を続けたいものです。
邪神教徒の皆さま、3期制作のために今後も寄付を宜しくお願いします!笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

イキリアクマ!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


ひとりの少女と悪魔「邪神ちゃん」が繰り広げる
ちょっと危険な同居生活コメディ!

魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

邪神ちゃんとゆりねの日常を描いた潔いほどオマージュ色丸出しの作品です。
私は原作未読なので分かりませんが、原作もこんな感じでオマ-ジュ満載なんでしょうか?

一方で情報量の多い作品だったとも言えると思います。
例えば、今期の放送を視聴しなかったら私は「邪神ちゃんねる」の存在には気付かなかったでしょう。

そして本編でもちょいちょい出てきましたが「邪神ちゃんが何回ドロップキックをしたか数えよう!」という企画も並行して開催されていましたよね。
正解者の中から抽選で5名さまにキャストサイン入り台本をプレゼントして貰えるんだそうです。

しかも「何度もチェックするためにAmazon Prime Videoをご活用下さい」ともニュースに書かれているので、これだけ見たら「数えようかな~」という気になりますよね。

ところがですよ…ポイントは本編映像に「千歳編」が含まれているところなんです。
千歳編とは、邪神ちゃん役の鈴木愛奈が北海道の千歳市出身であることから、千歳市が市のPRのために故郷納税を募集して制作が決まったテレビ未放送のスペシャルエピソードなんです。

ふるさと納税を調べてみると、30,000円からの納税で円盤が返礼品になるとの事でした。
「これじゃ見れないじゃない…」
と思ってAmazon Prime Videoをチェックしてみたら、12話として千歳編が視聴できるではありませんか!
まさか返礼品じゃない方法で視聴できるとは…!
これでドロップキックの回数を数えるのに死角は無くなりました。

そしてレビューを書く上で是非とも触れておきたいのが「この作品はタイトル詐欺かどうか?」という点です。
本編でも触れていましたがどうでしょう…
確かに本編では殆どドロップキック姿を見かけなかったような…
ですが、オープニングで毎回見ているので正直あまり気にならないんですよね^^;
もしかすると次の機会があるかもしれないので、そちらを楽しみにしていたいと思います。

オープニングテーマは、halcaさんの「時としてバイオレンス」
エンディングテーマは、ZAMBさんの「Love Satisfaction」
因みに千歳編のエンディングテーマは、邪神ちゃんとリエールによる「CHI☆TO☆SE愛歌」でした。
ノリノリのオープニングが個人的には大好きでした。

1クール全12話の物語でした。
頭を空っぽにして視聴できる貴重な作品だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

69.1 12 料理で笑いなアニメランキング12位
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~(Webアニメ)

2018年4月13日
★★★★☆ 3.4 (227)
881人が棚に入れました
居酒屋・のぶが、異世界の古都アイテーリアの裏路地とつながり、異世界の住民たちが見たこともなかった料理を楽しむ……というストーリー。

声優・キャラクター
杉田智和、三森すずこ、久野美咲、阿部敦、森久保祥太郎、小西克幸、内田真礼、津田健次郎、チョー、小松未可子、小山剛志、黒田崇矢、置鮎龍太郎、星野貴紀、植田佳奈、井上和彦、諏訪部順一、浪川大輔、南條愛乃、小野友樹、島﨑信長、野島裕史、新井里美、楠大典、木村良平、大塚明夫、立木文彦、下田麻美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

異文化コミュニケーションのNOVU

2018.12.23記

原作未読。
比較対象によく挙げられる「異世界食堂」は観てない。


もともとは1話10分ちょっとのWEBアニメ。全24話を「1話10分×2本」+「居酒屋紹介おまけパート」をつけてTV放送用12回分に再構成したものを視聴。
だぶん脳裏にあった「異世界食堂」と勘違いして観始めたものと思われます。

タイトルから想像できるように居酒屋を巡るエトセトラで、日本のふっつうの居酒屋が異世界に繋がっているという設定。

“のれんをくぐると、そこは異世界だった”

向こうの人から見てもそうなんでしょうね。
毎話、居酒屋メニューに舌鼓を打つ異世界の人達とのちょいと心温まるエピソードを絡めて1話完結型の全24話(放送回数は12回)となってます。
異世界といっても客にスライムやゴブリンがいるというわけでもなく、中世(or近世)ヨーロッパと思しき世界の住人達が“居酒屋のぶ”に訪れてます。
{netabare}「シュニッツェル」なり、乾杯は「プロージット」だったり、ドイツ系と思われ、3話で南部出身の徴税役人がパスタを懐かしいものと挙げていることから類推するに、版図も考慮してハプスブルク家の神聖ローマ帝国あたりがモデルでしょう。・・・いらんか、この考察。{/netabare}


「これは細かいこと気にしちゃイケない系だ」飯テロを堪能しながらちょいとした人情話にほっこりしようとモードを切り替えとくと楽しめます。

細かいこととはこんなこと↓
{netabare}・メニューは読めないが言葉は通じる
・使用通貨が違うのに経営が成り立つのだろうか?客は異世界の人達ばかりなのに。。
・食材は異世界で調達できないものばかり ※あ、これちょっと重要(後述)
・希少価値のあるものなら王国で激烈に重宝されるか、さもなくば略奪対象になりそう
・そもそも店主のぶさんと看板娘しのぶちゃんがこの状況を受け入れている
{/netabare}


さて、この“居酒屋のぶ” 日本の個人経営の居酒屋の佇まい、メニューというよりお品書きという趣き、出てくる品々は馴染みの一品ばかりなり。常連客も含めて異世界住人たちが美味そうに食すので、空腹時に観ると危険です。
そしてちょいと人情話。内容には触れませんが、そもそも酒と人情とは相性が良いもの。1話10分程度と短めの単発話は、日々のちょっとした停車場でもある居酒屋の性質とも合うちょうどよい尺の長さなのかもしれません。


飯テロについては実写パートなぎら健壱の居酒屋探訪が拍車をかけてくれます。こちとら夜にしか観れないのに夜に観ちゃいけない罪作りな仕様となってます。
そんな“のぶ+PLUS”と銘打った居酒屋探訪はこちら↓ ※もちろん実写

{netabare}・地鶏唐揚げ居酒屋 心 ~浅草総本店~ / 唐揚げ
・浅草 魚料理 遠州屋 / 海鮮丼
・てんぷら 味覚 / きすの天ぷら
・とんかつ まさむね / 豚汁
・[多国多種ワインとお肉料理] 東京丸鶏 / カツサンド
・鮮魚居酒屋 あげ屋 高田馬場本店(戸山口店) / 栃尾揚げ
・和醸良酒 ぺし / ポテトサラダ
・炭火焼鳥・鰻 居酒屋 鳥長 清澄白河 / うな重
・炭火道場 別邸 / から揚げ、竜田揚げにチキン南蛮
・旬菜 おぐら家 / おにぎり
・素潜り漁師の店 鮮魚 浜んこら 新橋本店 / オコゼの刺身
・銀座ぼくじん 炭火和食と日本酒 / 銀鱈の西京焼{/netabare}

ただしお店まで行くかというと微妙。店舗の雰囲気や従業員の接客も含めて居酒屋の総合力なので、料理だけ切りだして紹介されても本編とのシナジーはないかなあ。ぐるナビがスポンサーということでけっこう実験的な仕掛けを施してきたというのが実状でしょう。
「のぶを観た!と言ったら会計から5%OFF」確認はしてませんがそれくらいはやってるんでしょうか。宣伝効果があれば地上波は無理でもWEBアニメに戻って続編ができるかもしれません。




ここでちょっと箸休め。私のメシもの経験は遠く「美味しんぼ」「ミスター味っ子」まで遡り、他に「ラーメン大好き小泉さん」くらいと浅めです。
比較対象少なめ&実はそんなに食指が動かないかもという前提で、本作についてはちょっとした既視感があり完走できたと思ってます。それは、、、

“日本にやって来た外人さんをアテンドした時の感覚”

も少し分かり易く言い換えれば、、、

“おまえはまだ本当の日本食を知らない。どやっ!この○○美味いだろ~と鼻高々になる感覚”

これを味わえます。
「ようこそ、日本へ」のおもてなし精神と「おまいらの国にこんな美味いもんないやろ?」とどこか心の片隅で思っている邪な心が混在している状態を想像してみてください。
事実、イギリスを代表とするプロテスタント圏の食事はひどい、というか私の味覚に合いません。ホームステイ先でおもむろに肉の塊が出てきて、試しに塩振ってみたら「Fantastic! You're a magician.」と言われた知人がいます。私自身も、カロリー取れればいんじゃね?と感じる局面とか、毒々しい色合いのデザート類とか、とりあえずケチャップかけときゃいいんだろ?のマクドナルドケチャップポンプとかとか、異文化交流の範疇とはいえ500円弱で吉野家の牛丼にありつける国から来た身としては受けつけ難いシーンに遭遇することがままあります。
旅行でも日が経過するにつれ知らず知らず日本食が恋しくなるのは常であり、長期滞在ならなおさらなのですが、これで適応力なく拗らせると「日本食サイコー!」トリップ状態に陥ります。ちなみに、海外滞在1ヶ月もせずにこのトリップ状態に陥る自信が私にはあります。こう思うんですね。「きっとこいつらは美味いものを知らない。」
※注 ちゃんと金払えばどこでも美味いものは食えますよん。悪しからず。。。


作品内での異世界人達はすべからく、店主のぶの料理に「こんなん初めて~」人生未経験の領域に至ったことを自覚します。
初めて見る料理しかり、調理法次第で芳醇な味わいになるなじみのある食材しかり、基本的にはこの繰り返し。あたかも蛮族を啓蒙するが如く店主のぶの料理が猛威を振るうのであります。

{netabare}味気のないカルトッフェル(馬鈴薯)しか食したことない客がおでんのじゃがいもに感動するシーンとかね。なお、ヨーロッパ圏で主食は何かを聞くとパンと同じくらいじゃがいもと答える人が多い。そんなコア食材です。{/netabare}

{netabare}それに、異世界は冷蔵技術が未発達という設定ゆえ冷えたビールが珍しいとか、揚げ物のために大量の油を使ってもったいないぜとか、現代以上に異国=食の未開地設定が高めで、より強調されてたりします。{/netabare}

{netabare}おしぼりも日本のおもてなし文化だったりしますね。生魚にビビるのも文化相違といえます。{/netabare}

{netabare}さらにおまけ、4話で蛇口があれば濾過せずとも飲める水が手に入ると盗みに入った娘(エーファ)がいましたが、これ米国に敗けての日本撤退後に台湾に入島してきた蒋介石国民党軍が民家に押し入り同じことやらかしてましたね。つい70年前の話です。誤解なきよう、国民党軍(当時)と違ってエーファちゃんは良い娘さんです。{/netabare}

「日本食サイコー!」を(食に関しては)未開の異世界人の反応を通して悦に浸ることが結果的に可能です。これは差別を助長するとの理由でそのうちポリコレフィルターがかかって有害アニメ指定されるかもしれません(嘘)。これでもかの日本食讃歌と私の眼には映りました。


それにアテンドした時のあるある、「これって日本語で何て言うんだ?」コミュニケーションにも本作はそつなく対応してました。

{netabare}ビールは「トリアエズナマ」だし、店主を「タイショー」と呼ぶし、しっかりツボを押さえてます。{/netabare}
{netabare}脱線すると、南洋パラオでは、ビールが「ツカレナオース」ブラがそのまんま「チチバンド」と旧帝国時代の交流遺産が残ってたりもします。{/netabare}

実際のところ、日本にやって来た外人さんからマウントを取ろうという気はさらさらなく、せっかく日本に来たんだから楽しんでってよという意識が強いのが実情です。それを体現しているのが看板娘しのぶちゃんの「お客様の美味しいがなによりです」なんだと思います。

{netabare}そう思っていたら、最後の最後のエール差し入れで古都アイテーリアからの意趣返し。美味いもの交流が一方通行でないことを示してくれました。{/netabare}


見事に食を通しての異文化コミュニケーションを表現した作品!(盛り)
外人さんが日本食に触れて“こんな反応してくれたらうれしいな”の願望も込みで、飯テロで片付けるのはもったいない佳作だと思います。



■余談 / 不肖ぺーの乾杯の音頭(対アングロサクソン向け)

{netabare}To beer or not to beer! …Cheers!!!{/netabare}

よく分からん時はウィリアム シェイクスビアさんにでも聞いてみてください。
「は?どこがquestinなんだ?言うまでもないだろう」という反応が返ってくると思われます。


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2019.05.21追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/11/02
♥ : 44

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

異世界食堂の劣化版二番煎じだ・・・ 何?こっちの方が原作発表が2ヶ月早いって?知ったこっちゃないですよ。放送の早いモン勝ちでしょ。っていうか中身が肝心でしょ。

ま、実際のところ、どっちが二番煎じか?なんてことは視聴する分には関係無いんだし。どっちの方が面白いかが、視聴者にはすべてなんだから。

しかしここで私は、作品のレビューはほとんどしない。
つまり、酒と居酒屋のはなしであります。


洋食屋と居酒屋では、単純に比較ってのも芸はないのだけど。

まあぶっちゃけ、食堂のほうは地上波オンエアを勝ち取れて、居酒屋のほうはWEBアニメとなったのだが、これはコンテンツとしての魅力の差である以前に、食べさせる店と酒を飲ませる店という、業態の違いのせいだとは、率直に言えると思う。



洋食屋って、人は普通、月に何回行くか?
月4回(≒週1回)でも相当な頻度でしょう。

では居酒屋は?
わたしは多いときで、月に30回。
今はちょっと過酷なスポーツをしてるんで、頻度はかなり落ちたが、
30代・40代の頃には、気に入った居酒屋には月に10回とか15回とか、普通に通っていた。

つまり何が言いたいのかというと、リピート率と、偏差が全く違うわけだ。

こういうとき、あまり居酒屋に行かない人のパターンを詮索しても意味はなくて、ヘビーユーザーの目と鼻と舌とハートがどこまで掴めるかがポイントになるだろう。


食は生きるものにとって不可欠な要素。
異世界の、自分の知らない美味に満ちた食文化なら当然期待は大きく、しかも週にいっぺんしか訪問できないというのは、非常にモチベーションがあがるのは間違いない。異世界食堂はまさにそれで、中世の食文化世界に現代の料理技術が闖入し、しかもそれを週に一度しか味わえないとなったら、お気に入り料理から手を広げる心の余裕などもっていられない、というのも納得できる。またもし大して美味しくなかったとしても、生きるための捕食のためならば、異世界人でもそうでなくても、相応な対価を支払って、洋食を食べるだろう。

では、ひるがえって居酒屋はどうか。
まず第一に、食とちがって、人は酒はなくても生きていける。
わたしは生きていけないけど。

で、食堂なら週一で、それでは多いなら月イチでもありだが、ある程度の訪問頻度の設定が可能だが、居酒屋は気に入れば毎晩でも行きたいし、気に入らなければ一生行かない店だって当たり前にできてしまう。


で、そういう前提で、この居酒屋「のぶ」という店を見てみると、実に心許ない。
中の下か、まあいいところ、中の中の飲み屋だ。
たとえ食文化の異なる異世界の街中に繋がっていたとしても、しかも毎晩繋がっているというありがたみの薄さまであって、これでは魅力無い店は、光ることはないだろう。

のぶの何処がだめか。

まず、酒がだめ。

とりあえずの生ビールだ。がっくり。
二人で切り盛りしてる店が、ビールホースやボンベの管理をどこまでできるのか、甚だ疑問。スタッフ数の多い中規模店や、酒匠とかソムリエとかバーテンとかの酒専門のスタッフがいないなら、瓶ビールのほうが確実に美味い。古くからある固定客が通い続ける街の居酒屋が、瓶ビール提供がデフォルトなのは実はこんな簡単な理由からです。

そして、酒が置き湯せんの熱燗。完全にアウト。
まず熱燗を日本酒のデフォルトにしてる段階でいい日本酒は置いてないと見て取れる。でもまだNG確定じゃない。普及酒をメインに扱っていて、熱燗の美味い店というのもあるから。

ではダメはどこで確定するか。置き湯せんで判明。はいここです。この店で、日本酒はいただくことはできません。
ちょっといい店(=中の上以上)なら、安い普及酒でも、湯せんにかけるときに手で転がして燗をつける。まあ常識以前だけど。
そしてもっといい店なら、燗つけは銅壺で。さらにちゃんとした店ならチロリで燗をつける。

そういう店は大概はぬる燗だけど、熱燗だって注文すればつけられるし、美味しく飲める。

そして肴。肉じゃがって。おでんに牛すじ串って。どっちも少量で作っては効率が悪い、小体な居酒屋向きじゃない肴だし、大規模店でなければ大量に作っては店の原価率が確実に悪化する品だ。この「のぶ」ってお店、モンテローザグループですか。

こういう店が存在することも、全面否定はしないけど、団体でとか、仕事の付き合いで、しょうがなく行くって程度の店だ。
街にあっても、ひとりでは決して行きたくはない。
そして、こんなことは、異世界でだって呑み助なら確実に判別できる筈。
わたしは呑み助の目と鼻と舌とハートを信じている。

こういうタイプの居酒屋を素材に選んだというのが敗北要因のすべて。
つまりは作者が酒も肴も居酒屋もわかってないんだというのが結論。




予想完視聴確率:0.1%
クール内BEST10到達予測:0%
予想涙腺刺激度数:0%
平均エロチックメーター指数:4.9%

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君は黄金に輝く酒"トリアエズナマ"を知っているか?

異世界食堂「ねこや」ならぬ、異世界居酒屋「のぶ」で、飲み、食い、語らう人々の姿を描いた15分番組。公式サイトにて1話と2話が無料配信中。

番組の構成は、アニメ12分+実写パート3分くらい。

「居酒屋のぶ」は表口が異世界に、裏口が現代の日本に繋がっている奇妙なお店。

設定に若干の違いはあるものの、異世界住人がこちらの世界の料理を食し、カルチャーショックを受けつつも舌鼓を打つというお話の骨子、レギュラー枠に男性店主&女性給仕が据えられている点、毎話異なる料理とゲストキャラが登場する点など、一見すると異世界食堂そっくりのアニメです。

両者の違いをいくつか挙げてみると、先ず目に付くのが構成の違い。異世界食堂がドラマパートとグルメパートを同じくらいの比重で描いているのに対し、こちらは会話劇がちらっとあるもののほぼグルメ一色。

演出面に関しても相違あり。前者がシリアス&ハートフルをバランスよく配合したオーソドックスな作風のアニメであるのに対し、こちらは※1味皇様もびっくり!な大仰な台詞回しや、壮大な脳内妄想描写があったりと、古きはミスター味っ子、新しきは食戟のソーマに例えられる様な、ややギャグ寄りの作風になっています。加え、漫画よろしく画面上に擬音が表示されたり、バラエティ番組ばりにキャラ台詞がちょくちょく字幕表示されたりなんかもするので、チープかつフレンドリーな成分が多分に加味されているよーな印象も受けました(笑)

お料理描写に関しては、意外や意外、とても丁寧。キンキンに冷えたトリアエズナマ(笑)しっかりと味の染みた感じのアツアツのおでん、外はカリッと中はふんわりの鶏の唐揚げの美味しそうなこと! 絵と音で存分に楽しませて頂きました。ジョッキに注がれたトリアエズナマ、グラスに凍り付く霜、滴る酒の表現に至るまで、とてもリアルに描写されていました。

作画について他に言う所があるとすれば、お料理描写が丁寧な一方で、キャラおよび衣装の表現が割とてきとーなところ。特に兵士達の身に付けている※2スケイルアーマーの作画は、ヒ、ヒドイ! 色々な意味で笑かされてしまいました(汗)でもまぁ、そういうところで魅せるアニメでは無いので、これはこれで良いのだと思います。スタッフの方の負担も減りますし(笑)

タイトル名に関してもちょっとだけ残念。どちらかと言うと酒よりも料理が主役なお話なだけに、居酒屋という単語で視聴者層を狭めてしまっては勿体無いな~という印象を受けました。「のぶ」という純和風な店名にしても、敢えて狙ってるんでしょうけど、※3中世ヨーロッパ風の世界観の中で調和を乱している風にも見えてしまいました。ついでに言わせてもらうと、異世界居酒屋(いせかいいざかや)のゴロも若干悪い(汗)

上記いずれも些細な点ですが、何となく落ち着かなかったので挙げさせて頂いた次第。気にならない人は気にならないんじゃないかと思います。


前期のポプテピピックや、今期の実験品家族など、最近は、番組の時間枠をあれこれと自由に利用して視聴者を楽しませようという試み、あるいは予算節約?をしているアニメが増えている様ですが、本作にしても、擬音、字幕表示、実写パート程度ですが、実験的な試みを通して、新しいアニメのスタイルを模索する製作者の努力が垣間見られる様でした。

因みに実写パートは今の所、3分クッキングと居酒屋探訪の2種類。一回毎に代わる代わる放送されます。

実験作っぽくはあるものの、ポプテの様な破天荒さは無く、挑戦的な趣向も控えめですので、割と保守的なわたしでも(笑)好意的な目で最後まで見続ける事が出来そうです。

原作は異世界食堂よりもこちらの方が2月半だけ古い様ですが、上に書いた作風の違いからパクりパクられの印象は薄く、それぞれの個性、魅力がある様に感ぜられました。


※1:美味なるモノを食すと、口からビーム出すわ、車椅子で階段駆け昇るわ、巨大化して天守閣突き破るわ(イメージ映像)で有名?な、アニメ「ミスター味っ子」に登場する元気溌剌なおじいちゃん。

※2:金属などの小片を、布や皮に隙の無い様に縫い付け、並べ、爬虫類や魚類の鱗の様に美しく仕上げた鎧。柔軟性があり動き易く、斬撃および刺突に強い耐性があるとされる。

※3:ドイツっぽいんですが、イメージ画像内でネクタルとオーディンを結び付けているところとか超テキトー(笑)オリュンポスの神様がいない世界だったりして?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32

70.4 13 料理で笑いなアニメランキング13位
群れなせ!シートン学園(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (244)
854人が棚に入れました
ここは様々な動物が共に生活する、動物たちの学園。その名も「私立シートン学園」生徒たちが弱肉強食の精神を育むための神聖なる檻。各々の生存を懸け、絶えず異なる種族間での争いが日々巻き起こる。動物嫌いの"人間"間様 人(マザマ ジン)と独りぼっちの"オオカミ少女"大狼ランカ(オオカミ ランカ)1人と1匹の運命的な出会いによって、ハチャメチャ学園ライフが始まる―!姿形は違っても、ペロペロすれば群れなせる!「ペロペロしたら仲間!私の群れへようこそ!!」

声優・キャラクター
木野日菜、石谷春貴、宮本侑芽、久野美咲、小原好美、徳井青空、青山吉能、杉田智和、玄田哲章、津田健次郎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

動物との濃厚接触はいろいろマズかった

原作未読


翻訳家内山賢次によって『シートン動物記』が日本に紹介されたのは昭和の初期。
その後原作/内山賢次名義でコミカライズされたのですが作画担当誰だと思います?
白土三平ですって。もう歴史の出来事かなんかみたいです。
その“シートン”案件と並び評される内山の代表作が『種の起源』なんだそうで。今期“ダーウィン”と“シートン”のアニメを同時投入し両方とも私が視聴に至るというのも必然だったのかもしれません(適当)。


本題。
ヒトとケモノ達が共存している世界らしく、男女共学のみならず異種族共学という建て付けの“シートン学園”を舞台にした物語。
幼少期のトラウマでケモノをケダモノと呼び忌み嫌うヒト科の♂、間様 人(まざま じん)が主人公の学園コメディ。並び替えると“人間様(ニンゲンサマ)”になります。そんなに嫌いならなんでこんな学校入ったんだ?と言うのは野暮ってやつですね。この清々しいまでの「深く考えたら負け」感は作品の至るところで徹底されてます。
見た目も独特。♂は獣人で動物顔。♀はケモミミ可愛娘ちゃん人間顔で切り分けがなされてます。Cygamesだし『ウマ娘』とごっちゃになりますな。
日々の学園生活の端々で動物の習性を活かしたトピックが挿入され、当然ながら人間の感覚とはギャップがあるんでそのズレを楽しむ作品です。とりあえずケモミミにしましただけな作品ではないので視聴にあたっては区別しといてください。


で、これが難しい。内容を理解することがじゃないですよ。
人間の体と顔を有した娘が唾液まみれのチューしたり、脱いだり、尻尾握られてキャンと鳴いたり、その他もろもろ。動物の習性なので仕方ないと言い訳しつつ家族には絶対見られたくないです。「パパなに見てるの?」と。

そんなわけで普段ならそっ閉じしますが、これが意外とイケてしまう。理由はこんなところ、


1.くだらない(褒め言葉)

やさぐれ熊の笑い方が
「ベアーハハハハハ!」
「グママママママ…残念だったな。ベァーォ!」
なんだろう、このセンス。そしてこんな熊役をツダケンさんが全力投球。


2.ナレーション玄田哲章

是非もなし


3.習性を活かしたセリフ

「君たちも絶滅したいかね」
絶滅経験者“ティラノサウルス”がこのセリフを言う説得力。



家庭内の信用失墜は嫌だけど、家族が寝た後こっそり観てもいいかなという位置付けです。


しかしながらですよ。せっかくの上記3つの利点が回を重ねるごとに消えていきます。台本なのか?それも含めた脚本なのか?セリフや行間が面白くなくなっていく。
これまた理由はこんなとこかしら?

・説明的になった
→唐突に見える行動が増え、哲章さんナレで動物雑学を挿入。手抜き台本みたい。

・萌えに走った
→入浴。その他脱衣。みたいはエロ方向へと展開。
→料理部にどんどこ女子が集まってったよね。


増えていく一方のキャラクターたちを処理しきれなかっただけなのかなと同情しつつ、コメディの台本が雑になっていったのはいただけなかったです。
ただしまあこれが難しいのかもしれませんね。私がマイナスと感じた点は観点を変えればプラスになりますもの。

・動物雑学希望→◎
・愛でる→人それぞれでしょうが成分は増えてった○


難しい顔して観るものでもなく気楽なのはたしか。動物の習性と人間の感性とのズレをゆるく楽しむ。
自分の感性とは徐々に合わなくなってった残念作品でした。合掌!



※余談

■ツンデレを男でやると?

主人公ジンくんみたいになるのかな。
滅びろ! って言ってるわりに動物に詳しいし、ヒロイン相当ランカにもなんだかんだ優しい。

どっかのサイトで、この男主人公がー!…要するに気に食わないみたいなのを見てなるほどね、と。
塩対応の言動セリフ。そこからのユルみ。一連の動きを追うとただのツンデレなんすけどね。性別が違うと受け取られ方も変わるもんだと興味深かったです。


■時節柄

タイミングもよろしくないですね。
野生も含めて動物との距離が近い。そっから動物保有のウィルス伝染ってさらに変異したものが人に伝染ってパンデ○ックの真っ只中です(2020年3月現在)。人対人フェイズに入って2~3カ月経とうとしてるんで皆さんお忘れかもでしょうけど、動物との濃厚接触が強く疑われている事案です。

それに国家にとことん甘やかされてるパンダ娘登場もやや興ざめ。※内容関係ないので閉じとく。
{netabare}パンダは100%レンタル。レンタル以外での出国を当局は許してません。日本国内で出生した子供の所有権を日本は持てない仕組みになってます。いる頭数の分だけ高額なレンタル料を某国に払い続けてます。その金が莫大であればあるほど商売のタネを手離すことはあり得ません。
そしてパンダの生息地は四川省(現在)。…となってますが露骨にいえばチベット人から奪った土地がほぼ全てを占めております。今から人権問題までには飛びませんけど、パンダ見たさで動物園に有り難がって見物しに行く感性は私にはありません。あくまで私はですけど、せめてパンダ見たらチベットを思い出してほしいですね。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.29 初稿
2020.10.11 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

んばば んばんば めらっさ めらっさ(いや、それはパプワ君)w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
動物と人間が共存する世界、というより、人間も動物の1種として暮らす設定はなかなかユニークで、動物の性質を生かした擬人化(キャラ作り)とギャグに関しては、様々なアニメの中でもかなりレベルが高い。

私はケモノ娘にはほぼ萌えないのだが、そっち方面もカバーしている、なかなかに優秀な作品だと思う。

てか、OPの出だし、完全にパプワ君やんか(笑)
気軽に観られるギャグアニメとしては、結構オススメできるかな。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的に面白かったキャラとしては、パンダのメイメイかな。「パンダは国家ぐるみで甘やかされている」ってのは、その通りだなと(笑)

あと、ナマケモノのミユビ。よく死ぬよく死ぬ(笑) 途中からはマンネリ化したけど、最初は笑ったw

それから何気に、人間のヒトミ。24時間365日、それも何十年も交尾が可能(発情期)=エロいと、周りの獣たちから思われている設定が上手いと思う。

と、このように、「擬人化」が凄く上手いアニメだと思った。キャラデザ的にもよくまとまっていたし、「メスだけ人間の容姿」というのが潔い。視聴者は誰もオスの擬人化なんて望んでないし(笑)

しかも、あの工夫によって、「動物と暮らしている」というのが視覚的にも分かるし、良いことずくめだったように思う。

それから、間に挟まれる「動物雑学」が結構勉強になる。シンプルに笑えるものも多い(残念な生き物図鑑って感じ)。

最も好きな回は、第2話。コアラのユカリ登場回だったが、オチがウンコになる話としては、これまで観てきた全てのアニメでNo.1に綺麗に決まっていたと思う(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
動物キャラ学園モノ。動物を上手くキャラクターに生かしてるな。シマウマ、ロバなのか(笑) ED、なかなか特殊だな。

2話目 ☆5
やっぱり、OPがパプワくんにしか(笑) コアラ。最近、オーストラリアで大変だよな。母は擬人化で、父はコアラなの? ユーカリの毒をスルーしないのは、好印象(笑) 想い出の料理ネタ、「う○こ」がオチになるネタで、今までで一番綺麗に決まったかもしれん(笑) ミスメス、というパワーワード(笑)

3話目 ☆3
裸ネズミ、へ~。うまいキャラ設定だな。短小タテガミ(笑) キング、、、男前やん(笑) 発情期だったら良いんかい(笑) 服にモザイクかけよなや。ガンバw 順番に食べられる(笑)

4話目 ☆3
姉、キャラいまいち。ハイエナのそのネタ、異種族レビュアーズで見たぞ(笑)

5話目 ☆3
体育祭。ナマケモノ、残念な生き物だよな(笑) あ~、良い最終回だった(笑)

6話目 ☆4
パンダは国家ぐるみで甘やかされている(笑) そして、ドMが開花(笑) なんだらう? 共生、を感じる。ドMパンダとツンデレ猫は、相性良いのかも?

7話目 ☆3
キリン、そうなの?(笑) まあ、疑似交尾する動物は結構多いけど。

8話目 ☆3
う~ん、死ぬキャラ被りはな~。まあ、ミユビと仲良くなるなら良いか。ライオンの交尾の話は知ってた。服を着るという、斬新なサービスシーン(笑)

9話目 ☆3


10話目 ☆3
乳房の話は初めて知った(笑) 新キャラ、なんの動物だろうね? アウストラロピテクスとか?

11話目 ☆3
異種族レビュアーズ(笑) キャベツは、手を抜いても頑張りすぎてもダメだから難しいよな(笑) 文化祭で食い放題は、流行るかもな。ウンコの香りだ、の顏よ(笑) スーパーサイヤライオン(笑)

12話目 ☆3
マンモス、小さいんかい(笑) ネアンタール人だったか。共通の敵を作らなくても、仲間になれる。この作品のテーマ。良いものって、水着かい(笑) お前らは、絶滅すんなよ。2期、昆虫か。蟻とか体重の50倍持てたりするからね~。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

喰うか、喰われるか!

この作品の原作は未読です。
そしてこの作品の視聴は声優さんとCygamesが絡んでいることで決めました。
Cygamesといえば、「神撃のバハムート」や「グランブルーファンタジー」の様な重厚なファンタジー作品が頭に浮かびますが、この作品は2016年にリリースされた「サイコミ」に掲載されている点が繋がりなんだそうです。
ググってみると、「ゾンビランドサガ」もサイコミで連載されている作品の様です。

一方、声優さんの方は、物語の序盤に主要人物が集合する「料理部」が出来るのですが、その料理部に所属するオオカミのヒロイン役に木野日菜さん、人間のヒロイン役に宮本侑芽さんとヒロインは2人構成です。
そして料理部に所属する動物役にくのちゃん、ここちゃんこと小原好美さん、徳井青空さんに芹澤優さんという布陣…
滾る布陣だと思うのは、きっと私だけじゃ無い筈です。


ここは様々な動物が共に生活する、動物たちの学園。
その名も「シートン学園」
生徒たちが弱肉強食の精神を育むための神聖なる檻。

各々の生存を懸け、絶えず異なる種族間での争いが日々巻き起こる。
動物嫌いの"人間" 間様 人(マザマ ジン)と
独りぼっちの"オオカミ少女" 大狼ランカ(オオカミ ランカ)
1人と1匹の運命的な出会いによって、ハチャメチャ学園ライフが始まる…!

姿形は違っても、ペロペロすれば群れになる!
「ペロペロしたら仲間! 私の群れへようこそ!!」


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

Cygamesと聞いて少し身構えていましたが、重厚なファンタジーとは真逆の作品でした。
まぁ、気軽に視聴できる作品なんですが、動物に関するうんちく話がいたるところに散りばめられていて、これが結構面白いんです。

例えば、シマウマ…名前に「ウマ」が付いていますが、ウマよりロバの系統に近いんだそうですが、こういう雑学的情報が結構豊富なのが特徴で、これらの情報を面白おかしく物語の中で取り上げているのが面白く感じる理由なんだと思います。

そして取り上げられる動物が多岐に渡るのも、この作品の魅力…
沢山の動物が出るという事は、それだけ色んなうんちく話を知る事が出来るのと同義なので。

こんな妙な学校はシートン学園しかないと思っていました…
ですが、物語の終盤にそれが希望的観測でしかなかった事実が明らかになります。
そう、こういう妙な学校…実はシートン学園だけじゃなかったんです。
学校という枠を超えた新たな火種がどの様にこの物語りに火を付けていくのか…
結構な見どころだと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、料理部のみんなで歌う「学園壮観Zoo」
エンディングテーマは、大狼ランカ(木野日菜さん)による「オオカミブルース」
通勤時に聞いているのは主にエンディングテーマです。

1クール全12話の物語でした。
ラストは結構良い話で纏めたなぁ…と思っていたのですが、最後にとんでもないイタチっ屁を残していくなんて…
喩えるなら「魔王様、リトライ!」のラストテロップ「続けっ…!」くらいのインパクトがあったのではないでしょうか。

公式HPにも特別な記載は何もありません…
でも、続編があるなら絶対見なきゃですね。
それにキングのあの姿を見て、黙って指を咥えている訳にもいきませんしね。
今後の情報を楽しみに待っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

77.7 14 料理で笑いなアニメランキング14位
若おかみは小学生!(アニメ映画)

2018年9月21日
★★★★☆ 4.0 (161)
737人が棚に入れました
小学校6年生のおっこ(関 織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館<春の屋>に引き取られることになった。

旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、小鬼の鈴鬼、ライバル旅館の跡取り・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修行を始めることになった。

慣れない若おかみ修行に、毎日失敗の連続…。

「あたしって、全然しっかりしてないじゃん。」

落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに助けられ、一生懸命に接客していくうちに、少しずつ成長していくのだった!

声優・キャラクター
小林星蘭、松田颯水、水樹奈々、一龍斎春水、一龍斎貞友、てらそままさき、小桜エツコ
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【酷評注意】是々非々 貶してから褒めてみる

☆制作スタッフ
▼原作:青い鳥文庫(講談社)
▼原作者:令丈ヒロ子
▼アニメーション制作:DLE、マッドハウス
▼話数:劇場版94分{netabare}
▼監督:高坂希太郎
・実績
(監督)
『CLOVER』『茄子 アンダルシアの夏』『茄子 スーツケースの渡り鳥』
▼脚本:吉田玲子
・実績
(シリーズ構成/脚本)
『カスミンシリーズ』『マリア様がみてる 』『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』『のんのんびよりシリーズ』他多数
▼音楽関係
主題歌:「また明日」
▼CAST(略)
テレビ版に掲載{/netabare}

☆エピローグ
冗談抜きに酷評します。
劇場版のみの方、テレビ版と劇場版、原作既読と劇場版と様々な立場があると思いますが、私はテレビ版視聴済みの立場でレビューをします。
なお、閲覧の際、本レビューでは、本作ファンの方々の気分を害する可能性があることを特記します。

原作未読
テレビ版視聴済

【本文】{netabare}
辛辣なレビューになるから、本作の劇場公開が終了したタイミングで書くことにした。
先にテレビ版をレビューするか迷ったが、圧倒的に出来が良いテレビ版のレビューより、問題の多い劇場版からレビューすることとする。
タイトルの意味はそういう事である。
テレビ版を視聴した者の立場として素朴に「これ、劇場版《製作》する必要があったのか?」である。

テレビ版の後半クールのEDは劇場版のカットシーンで、劇場版鑑賞に来て下さいアピールが見え見えだったことからも、本作はテレビ版既視聴者をメインターゲットにしているのだろう。
ま、それでも内容が伴えばそれで良しだが、あっさりと言えば劇場版はテレビ版のダイジェストで横手さんの脚本を吉田さんが書き直したようなものだ。
それでも宣伝効果で前評判が高く、連休中の公開初日から数日は確かに休みも続き客入りも良かったそうである。
しかし、その後は失速し、興行成績向上のために有名監督や評論家を動員しての鑑賞批評をネット媒体やマスメディアでキャンペーンを張ったのも、一般鑑賞レビューが増えるに従いテレビ版と差異がないことが世間に周知されるとともに、テレビ版と変わらないなら劇場版の鑑賞は別にしなくてもいいな、となりつつある傾向に製作側が危機感を抱いたからだろう。
それを裏付けるかのように、他のサイトではステマ的なレビューすら散見された。
一部の劇場では公開延長があるようだが、マスコミが宣伝するように人気が高いのが理由ではないだろう。
私が鑑賞したシネマで本作は一番小さい劇場割り当てであり、かつ、公開最終日前日にも関わらず、客入りは良く見積もっても6割程度。
子供客で確認したのは1人だけ。
後は私のようなオヤジばかりの『ガルパン』と似たような客層だw
つまり、フェイクニュースを垂れ流してまで興行実績を残すことに必死なのが本作の現実ではなかろうか。

劇場版とテレビ版の大きな相違は、①交通事故のシーンとテレビ版第1話「おっこ」が旅立つカットシーンの追加②「ウリ坊」登場シーンの変更③美陽登場シーンの変更④「おっこ」の両親を殺した加害者運転手家族が「春の屋」へ宿泊したハプニングエピソードの追加⑤神楽の舞子をきっかけに「ウリ坊」「美陽」「鈴鬼」との別れを示唆するシーンの追加⑥両親との回想シーンの追加⑦「ウリ坊」と「みねこ」(祖母)のエピソード追加拡大といったところだ。

【各論】
<物語の批判点>
(1)前述のとおり、テレビ版視聴前提であれば②を除き「美陽」や「鈴鬼」の登場シーンを焼き直して尺を浪費する必要はなかった。そのまま「春の屋」の幽霊として登場させればいいし、テレビ版未視聴者でもさして不思議とは思わないだろう。
(2)②の「ウリ坊」の登場シーン変更だが、おっこが事故にあった瞬間ウリ坊が救出した設定としている。
その後の物語の展開を考えると「ウリ坊」が「おっこ」の両親を殺して、おっこを春の屋へおびき寄せた「悪霊」ようにも見えてしまう、かなり、疑問を抱いた設定変更だった。
なお、⑦は「ウリ坊」が「春の屋」の地縛霊となった経緯のエピソードであるが、さして尺も浪費しておらず「みねこ」のCVに花澤さんを起用し、ファン層の拡大という意味からも設定すること自体はストーリーの大局上、毒にはならない。
(3)③だが、妹を庇う姉としての登場が劇場版、「秋好旅館」に居場所が無くて「春の屋」に悪戯しに来ていたのがテレビ版、劇場版は「おっこ」と「真月」の出会いと合わせて登場シーンを設定し直しているが、前述のとおり物語に大きな影響を与える準主役の「ウリ坊」と立場が違う「美陽」の登場シーン変更ため態々尺を取る必要はないし「美陽」の境遇を考えるとテレビ版の方が共感する。
寧ろ、劇場版でイメージまで変更する必要はないキャラなのだ。
(4)⑥の演出にも関わらず、両親を失った「おっこ」の子供らしい感情発露の心理描写はテレビ版の方が遥かに丁寧であり上手だった。
劇場版では回想シーンを増やしたにも関わらず、テレビ版より劣ったのは、回想シーンのカット映像と他のエピソードとのジョイントの意味付けが希薄であり、結果、共感に至らなかったこと。
テレビ版のように「おっこ」の心理描写は派手な事故アクションや両親との思い出カット挿入ではなく、独立した尺を取り丁寧に描写をするべきだった。
(5)①の事故シーンだが、作画に関しては迫力があった。
しかし、このシーンの挿入は微妙であり、子供が鑑賞する想定ならショックが強すぎる。
もう少し和らげるか、子供には理解し難くても、続く電車内でハシャグ親子を窓の反射で間接的に眺め、悲しみを堪える「おっこ」の心理描写のメタファーと事故を繋げるメタファー演出と後の④のエピソードとオーバーラップするように繋げた方が作品の「品」が断然向上する。
(6)「真月」のキャラを立て過ぎている。
テレビ版でもやり過ぎではないかと思っていたが、劇場版ではよいよ…?(苦笑)である。
テレビ版では小学生らしい描写があったから救いもあったが、劇場版では彼女の部屋の描写を含め小学生が「哲学」に達観するなど、ほとんどギャグに等しい設定だ。
このため同じクラスメートの「おっこ」とのギャップが更に激しくなり興醒めした。
更にキャラデザがテレビ版以上にデフォルメされたプリキュア状態で見るに耐えなかった。
(7)「真月」もだが「美陽」のデフォルメも激しかった。ただでさえ本作の子供キャラは子供の視聴を前提としたデフォルメ系である。
確かに劇場版では背景美術に拘っただけあって素晴らしい出来だ。
しかし、逆に子供キャラがデフォルメされ過ぎていて、折角の素晴らしい背景に対し著しく浮いてしまうのだ。
『ゆるキャン△』のレビューでも述べたが、作品とは総合的な観点で評価されるものである。
キャラデザの性質を考慮せずに、背景に力を入れても徒労ではないのか。
自動車の精密描写も含めて作品の基軸ではなく傍系に拘っても、単に演出の自己満足にしか見えないのだ。
(8)テレビ版と同じエピソードを劇場版でやる必要性を感じない。
特に「あかね」と「おっこ」のやり取りはテレビ版第2話横手脚本、劇場版吉田脚本と明確に分かれるシーン。
だが「あかね」に説教する「おっこ」に説得力があるのは断然テレビ版である。
何故かというと、テレビ版では「あかね」への説教の以前に両親を亡くした「おっこ」の子供らしい素直な悲しみの感情表現が伏線として丁寧に描写されていたが、劇場版ではこの部分が圧縮され「おっこ」は両親を亡くしたという事実のみで、父親が健在で母親を亡くした「あかね」に説教を垂れただけの説得力の片鱗もない描写になってしまっている。
演出や脚本が「(4)」で述べたような「おっこ」の心理描写は既に済んでいるとしたのか、はたまた、テレビ版を視聴したのであれば深い説明が要らないと判断したのか定かではないが、その程度の描写なら「あかね」のエピソードの意味はなく不要であったし、尺の無駄遣いだ。
(9)これは批判というよりも疑問に近い。
⑤のシーンは本作の「完」を連想させるのだが、劇場版では曖昧な形「暗喩」で表現されている。
テレビ版の最終回を視聴した限りでは2期もあり得る終わり方であり、ネタバレになりかねない⑤のシーンは本当に必要だったのか?
テレビ版の2期はありません!劇場版でシメます!という製作ポリシーがない限り、やってはいけないシーンであったのではなかろうか。
喉にモノがつかえたような後味の悪さである。
(10)「グローリー」とのエピソードも焼き直しでありほとんど必要がない。これも「グローリー」の紹介程度にして、既に「おっこ」とは信頼関係が構築されている前提で劇場版のストーリーを立てれば良かったのだ。
このエピソードを冗長化させたのは、背景に拘った動機と同様に「ポルシェ911タルガ4」の3Dモデリングを観客に自慢したかった演出の自己満足にしか見えないし、本当にポルシェのステマ?wかと思うほどこれだけは良く出来ていた。(ステマをしなくても売れる有名なスポーツカーだけどねw)
本エピソードは物語がもうダメだと考えていた頃なので、ポルシェばかり見入っていた。
欲しくても買えないからねw
それにしても、本作のスタッフは相当カーマニアなのだろう。
現代では非現実的なT型フォードや初代クラウンが現役で花の湯温泉街を走り回っている。
「おっこ」の学校も木造校舎で現代では非現実的なのだが、クラッシックカーも遊び心のあるファンタジーとして許容は出来る。
しかし、ポルシェをあれだけ精密なモデリングとするなら、フォードやクラウンもポルシェと同等の精密モデリングとするべきであり、中途半端である。

以下はどうでもいいことだが、和の風景に合わせたオープンカーなら、マツダロードスターや絶版ではあるがホンダS2000など、国産の名車をプロップとして採用するのもアリではないかな。
「グローリー」のブルジョア生活を強調するのなら、ホンダNSX(23,700,000円)レクサスLFA(37,500,000円)という手もあるし、本作は子供が対象なのだから、我が国の工業技術の結晶である国産高級スポーツカーを採用し、将来の日本を担う子供達にモノ作りの夢を託す配慮があっても良かったと思う。
因みに、本作に登場するポルシェ911タルガ4だが、外観で分かる範囲で推測してみると、LEDヘッドライトが標準装備であるからグレードはGTSで21,540,000円。
ブレーキキャリパーがイエローであるから、オプションのセラミックコンポジットブレーキ(1,545,000円)がプラスされる。

<物語で評価される点>
残念ながら本当に少ない。
(1)ポルシェに乗って買い物に出かけた「おっこ」が事故の記憶を思い出しPTSD症状を起こした点。
これが、批判点(5)で述べた事故のメタファーだが、折角こういう名演出があるのに作品全体の軸として繋げきれていないのである。
(2)④はテレビ版にはないエピソード。
加害者一家が春の屋に泊まったシンクロニシティと、両親を殺した加害者を知った「おっこ」が両親との死別を乗り越えて花の湯での新たなスタートを誓い、明るく前向きに生きようとしていた矢先の実に残酷なシーンだ。
「おっこ」の複雑に絡み合った、いたたまれない心理描写は見事であった。
劇場版では実質吉田オリジナル脚本はここだけだが、流石、吉田脚本だと感じたシーンである。

(★は一個0.5点)
物語
★★★★★☆☆☆☆☆2.5
(各論のとおり。)
キャラ
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(デフォルメ減点有り。)
音楽
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(劇伴はまあまあだが、劇場のサウンドシステムを活かしているとは言い難い。主題歌は記憶に残らなかった。)
作画
★★★★★★☆☆☆☆3.5
(各論のとおり。)
声優
★★★★★★★★☆☆4.0
(テレビ版と一部キャスト変更があるが、大局には影響を与えていない。)

【雑感】
本作は原作も素晴らしく、また、テレビ版は良い出来で一定の評価ができるのに何故こうなったのか不思議でたまらない。
問題の核心はテレビ版を焼き直したプロットにあるのだろうか。
その責任が何処に起因するかと推測するとき、DLEやマッドハウスをはじめ製作委員会が制作に相当関与したと思われる。
おそらく、製作委員会で企画したプロットありきで、コンテと脚本を仕上げた結果が本作ではなかろうか。
つまり、監督も脚本もほとんど関与出来ない次元でプロットが決定している可能性が高いのだ。
原作ではテレビ版以外のエピソードもあるはずだが、テレビ版のエピソードを多用したところをみると、芸術的判断よりも政治的判断が濃い印象を受ける。
国内のファン向けであれば、テレビ版のエピソードよりも劇場版オリジナルの④のエピソードを軸に、テレビ版では触れられていない「おっこ」と両親の平和で心温まる日常、つまり前日譚にも尺をしっかり取り、天国と地獄の如く不幸のどん底に落ちた「おっこ」をより強調することと、若おかみ修業を通して悲嘆から立ち直り成長していく「おっこ」の成長物語とすることが出来たし、脚本吉田さんの起用はこのようなオリジナル性があってこそ生きるのだ。
純粋に芸術的視点で作品を作り込むのなら、テレビ版に左右されず、一からプロットを考えるはずであるが、本作はそういう構成にはなってはおらず、国内のファン向けではなく「アヌシー国際アニメーション映画祭出品」審査員向け作品と考えるのが妥当かもしれない。
審査員は恐らくテレビ版を観てはいないだろうから、相応の評価は受けるだろう。
本作ファンの一人として、可能であれば、マッドハウスのエースいしづか監督を起用し、吉田さんとコンビで作品を作り直してもらいたい気持ちだ。

高坂監督はマッドハウスで活躍し、ジブリ作品も参加経験が多く『風立ちぬ』の作監も務めた有名なアニメーターではあるが、業界キャリアに対して監督経験はそう多くないし、テレビ版のマッドハウス増原監督やDLEの谷東監督とは違いフリーだ。
この状況で劇場版の監督を依頼された経緯を考えてみると、公開されている事情の他、本作はアヌシー祭出品に向けて、カンヌ経験があり、ジブリ作品を手がけていることから国際的に名の通る監督の起用が政治的に必要であったのだろう。

なお、公式の高坂監督コメントに、本作はマルクスの世界観【下部構造が上部構造を規定する】で表現したとのコメントがあるが、本作を鑑賞した限り、テレビ版のシーン流用で独自性発揮の制約もあるし、また、演説でもない限り94分程度の映像では弁証法的唯物論のフル展開は厳しいだろう。
穿った見方をすれば小学生が労働する様は『蟹工船』的とも言えるが、本作はプロレタリアの悲惨さを強調し階級闘争を求めたものではないことは皆様御承知のとおり。
また、実際、本作はそのような組み立てにもなっていない。
ゆえに、誰かが本作を高く評価したといっても、それはコミュニズムへの感化とは無縁の出来事であると、あえて釘を刺しておく。
ま、あのコメントは当然好ましくはないが、監督本人の思想がマルキシズムに立脚しているという程度の意味だろうから。{/netabare}

率直に本音を述べれば、本作を鑑賞した後の気分は詐欺にあったときと似たような感覚だった。
テレビ版を視聴済みなら、あえて1,500円を支払い鑑賞に行く必要は感じられないし、いずれ「Amazonプライム・ビデオ」にエントリーされるだろうから、それを待って視聴しても良いと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

明日、親が死んだらどうする?

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
このアニメ映画は、物凄く評価が難しい作品だった。多分、これまで観てきたアニメの中でもトップレベルに、☆を迷った。

子供向けの作画ではあるけれど、「家族の死」という、とにかく重いテーマを、かなりライトな雰囲気で描いている。

物凄く不安定で微妙な綱渡りを、ギリギリのところで渡り続けるようなアニメ。

このアニメのクオリティは、間違いなく高い。あとは、好みの問題。

ギリギリまで☆4と迷ったけれど、う~ん。やっぱり☆3とします。レビューは、その辺りの理由と、じゃあ自分ならどうしたいかを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作品のテーマは、「両親の死を受け止め、どう前進するか」で、これは色々な媒体でやられてきたと思う。

それを、「児童向けアニメ映画」の中でやったのは、スゴいチャレンジだと思う。

両親が、自分の目の前で事故死する。

多分それは、子供にとって、世界でこれ以上ないレベルの苦しみだろう。

序盤はそんな悲劇を感じさせないように、明るい、むしろ明る過ぎる、軽すぎる雰囲気の中でストーリーが進む。が、「流石に最後までこのノリなわけはなく、どっかでシリアスくるよな」と思うので、あまり不謹慎な感じは受けなかった。

中盤の、「あかね&幸水」の話は、子供らしく親の死を悲しむあかねと、まだ死を受け入れられていないオッコとの対比を魅せ、「水領」の話は、オッコにあるトラウマを魅せ、オッコの深い悲しみを魅せる、上手い展開になっていたと思う。

問題は、「木瀬文太」だ。オッコの両親の死の原因になった劇場版オリジナルキャラ。ここのエピソードで、おそらく評価が分かれるのだろう。

私は、やや否定的。

オッコの「春の屋旅館の若女将ですから」というのは、確かに感動したけど、当然、「小6でそれは聖人君子過ぎないか?」と思う人もいる。

私はやっぱり、「無理」だ。今、私は30半ばで、親も健在だけど、(仮に相手の過失が小さくても)もし事故の加害者と会ったら、あんな風にはできない。ましてや、オッコは小6。いくらアニメだとしても、ちょっと理解できない。

また、お客さん(加害者)の立場でも、「絶対に泊まりたくない」。そこで、「自分がツラい」と加害者に言わせた、脚本の吉田さんは流石だとは思ったけど、あそこはそのまま春の屋に泊めなければ、私は☆4にしたかな。

もし私なら、①オッコが宿泊を勧める→②木瀬家は、「ありがとう。でも、自分達がツラいんだ」と言って、春の屋を後にする→③祖母から、「頑張ったね」的な励まし→④オッコ、号泣しながら笑って、「春の屋旅館の若女将ですから」→⑤大人達も皆泣いてフェードアウト→⑥神楽のシーンに移行。に、するかな。

勿論、そういう展開にすれば評価を下げる人もたくさんいるだろうし。この辺は、好みの問題ですね。

あと、個人的な好みを言えば、「成長して幽霊が見えなくなる」と「親の死を乗り越えて前に進む」は、どちらか1つに絞って、そのぶん丁寧に描いてほしかったかな、映画の尺なら。まあ、要素が2つあることが詰め込みすぎなのか感動の倍増なのかも、好みの問題でしょう。

いずれにせよ、制作はそういう「良し悪し」を全て分かった上で、このようなストーリー、演出にしている、「意図」は感じたので、これはこれで良いアニメだと思った。

あと1つ。

レビュータイトルにもしたけど、それが何歳であっても、「明日、親が死んだらどうする?」ということは、常に思わなければいけないことなんだと思っている。

今年はコロナが怖くて実家には帰っていないが、親が60を過ぎたあたりからは、できるだけ実家に顔を出してきた。それはやっぱり、「親の死」を明確に意識するようになって、今のまま(あんまり親に顔を見せないまま)では自分自身が絶対に後悔するし、親自身を喜ばしてやりたいという気持ちもある。実際は、自分も仕事が忙しいし、休日は自分自身に時間を使いたい気持ちもあるけど、やっぱり、親は大切にしたい。

でも、いくら何をどうやったとて、もし親が死んだら、その時は絶対に後悔するんだと思う。仮に親が120まで生きようが、何をどう努力し、覚悟しようが、やっぱり後悔はするんだと思う。寂しくなるのだと思う。

まして、そこに努力や覚悟がないのだとしたら、どれだけ後悔するのだろうか。寂しくなるのだろうか。

私は今、道場で小中学生に剣道を教えているが、彼ら彼女らの中にも、親に対してひどい態度をとる者はいる。試合に応援に来たときとか特にそうだ。

まあ、年頃だし、分からなくはない。余計なお世話だとも思う。それでもそんな時、親御さんがいなくなったあとに、彼らには言う。

「もし、明日親が死んだらどうする? それでも、後悔ないか?」

彼ら彼女らの心には響かないかもしれない。でも、1人でも2人でも、考えてくれたら嬉しい。そう思って、たまに言っている。

このアニメ、是非とも子供に観てほしいな。

私のような深夜アニメ好きのオッサンが、演出が~とか作画が~とかストーリーが~とか言ってする評価なんて、本当はどうでも良い。

子供が、子供の目線からこのアニメを観て、100人中1人でも2人でも、自分の生き方や親との関係について考えるきっかけになってくれればそれで良い。

そんなアニメでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

今期イチの注目株と聞いたので観てみました

テレビ版と原作は触ってません。


以下ネタバレ内に推測上のテレビ版との比較を入れています。
(こんな状態で語るのはおこがましいと思いますが、あにこれに劇場版の感想書いてる人が少ないので一応記載させていただきます。勘違いしている部分があったらその都度指摘してください。詳細を書いてくれる人が現れたら消しますので参考程度で)

{netabare}1スタッフが違う
脚本もキャラデザも監督も違います。つまりはTV版のつぎはぎ総集編ではないということが言えます。

2原作は同じ
オリジナルエピソードではなさそうなので、エピソードの被りはあるかもしれません。

3視点を変えている
これでしょうね。テレビ版は織子が若女将として仕事をする中で、様々な困難に挑み、失敗しながら少しずつ成長していくお話がメインなのかな?{/netabare}
映画版は両親を亡くした織子のトラウマを少しずつ克服して行くところを中心に描いています。

これよりネタバレを含む感想{netabare}
家族との幸せな時間…両親との別れは突然に訪れます。
反対車線に飛び出したトラックに突っ込まれた乗用車。数分前まで会話をしていた両親が亡くなるのを目撃した織子はいったいどれほどのショックを味わったでしょう。
しかし、描かれたのは落ち込んだ様子の無い織子。
おそらくいつもやっているように誰も居ない我が家に挨拶をして離れ、引き取り先の祖母のもとへ向かいます。
移動中は特に両親の話題に触れず夏休みの間だけ親戚の家にお泊りに行くただの女の子のよう。

勿論徐々に両親について話題が出てきますが、
最初は「お父さんとお母さんは生きてる気がする」と言っていました。
幽霊がみれたことも一因なのでしょうか。
現実に目を向けられていない織子。仲居さんが気の毒そうな表情を浮かべますが、織子は気にする様子がありません。
そんな中、母を失ったばかりだという親子が旅館に泊まることとなり、時にお客さんと言い争いになりながらも、親身になってもてなしてゆく織子。
最初はやり場のない怒りを織子にぶつけていた同じくらいの年の子は、織子のやさしさにふれ、たまらず泣いてしまいます。

このあかねという子が布団に潜り込んで泣いてたところは印象深いシーンの一つです。
おそらくあかねさんは同い年の織子が両親を亡くしながらも強く正しく生きているのをみて、恥ずかしさ少々、自分に尽くしてくれたことで愛情を感じ安心して堰をきったのでしょう。
ひとしきり泣いて気持ちに整理をつけたあかねさんは、登場直後のひねくれた感じではなく素直で優しそうな子に変わりました。

続いて登場したのは恋人と別れた直後のお姉さんなお客さん。
織子と意気投合し、織子をドライブに誘いますが、事故のトラウマで震えが出て呼吸も大きく乱してしまいます。
最初は大丈夫でもちょっとした拍子でトラウマが呼び出されてしまう様子は、震災の体験談などで聞いたことがあります。
物語に関わりのないちょっとした仕草ですが、これによって物語のディティールがより細かくなったように感じます。

そして、心の支えにしていた幽霊が徐々に見えなくなっている織子。両親が死んだことも理解できるようになり急に孤独を感じるようになります。
織子役の小林星蘭さんの「置いていかないで!」と泣き崩れる演技、真に迫っていて織子が気の毒に思えて非常に胸が苦しくなりました。
一時自暴自棄になり飛び出す織子にハラハラ。
しかし、これまでの若女将の経験でいつの間にか大人になっていた織子、
事故で正面衝突をした張本人を前に、「私は関織子ではなく春の屋の若女将おっこです(どうぞくつろいでいってください)」と伝えます。
この時の織子がもう、どうしてこの娘はこんなにも逞しいのだろうか。まだまだ小学生だというのに…こんな良い子が…と、我が子の成長を見守る親の気持ちといいますか、そのような感じで胸がいっぱいです。
冷静になれば、菩薩か!と突っ込みを入れたくなるところかもしれませんが、そんな気分にはとてもなれませんでした。{/netabare}

物語の展開はほんとファンタジーです。しかし映像や見せ方のディティールがリアルなのでドキュメンタリーのように錯覚してしまう節があります。
また、両親の死を使った感動ストーリーに一瞬思えますが、最後まで見るとこの作品が織子の成長を描いたものであることがわかります。
この作品は一言で表すことが非常に難しいです。
変なレッテル貼りになっていないかとドキドキしています。

やはり、実際に見ていただくのが良いでしょう。
そして、それぞれ心に感じたことを自分の中で消化していただくのが良いと思います。
私は私の感想を大切にして、さらに読み込んていきたいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

67.6 15 料理で笑いなアニメランキング15位
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (142)
578人が棚に入れました
人類の防衛線『第501統合戦闘航空団』に宮藤芳佳が入隊!・・・しかし、肝心の敵・ネウロイはなかなかやってこず、戦闘ではなく炊事洗濯の毎日に追われる日々。個性的な隊員たちに振り回されたり、ツッコミを入れたり、フォローしたりと、そんな芳佳と愉快な魔女(うぃっち)達のおかしな日常が始まる!

声優・キャラクター
福圓美里、世戸さおり、名塚佳織、沢城みゆき、田中理恵、園崎未恵、野川さくら、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

観終わった

5話までの感想{netabare}
スタッフに高村和宏の名前が無い時点で察しよう、SD劇場…チョロQダグラムや10リトルガルフォースみたいな感じか。
最近そういうの多くない?と思ったがその大半はたけはらみのるで、この作品は彼ほどには絵的に本編との差が少なく、中途半端に頭身高いのが妙な混乱を招いてる…のか?
ってか本家?ストパンの絵を見たいなら“ミリオンアーサー”見よう(高村じゃなくて斉藤良成・小野田将人だけど)、2期EDがエイラにしか見えんゾ。
とはいえ…あれ?本編のいつぐらいの時期だこれ?
宮藤が入隊してすぐの頃のハズだけどミーナが坂本に銃向けたのは一期後半だし、シャーリーの暴走運転ネタは二期じゃなかったけか。
ってか一期前半ならバルクホルンとシャーリーは仲悪いハズなんだが…ここら辺の時期合わせはちゃんとしといて欲しい。
いやほらさ、ネウ娘が出るかどうか気になるじゃん?

内容に関しては…アクの強い501隊員がしっちゃかめっちゃかして、マトモキャラポジの宮藤が巻き込まれてトホホとなる系?
思えば本編一期は軍に染まりきってない宮藤が501をかき回すような話だった(特にネウ娘関連)ので、その逆になったって感じ?
あとトラブルメーカーとしてルッキーニじゃなくてハルトマンのが出番多い気がする、これは嬉しい。
一方でペリーヌが出番少ないような?
まぁ普通にSD劇場として見る分には悪くないかと。
どこまでが公式でどこからが二次創作なんだか自分もよく知らないのだけど、バルクホルンの宮藤贔屓や宮藤のおっぱい星人ネタって来るんかのう?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
↑で指摘した様に「本編のどの辺りの時期なんだろ?」ってのが気になってた訳ですが、6話でバルクホルンが「妹が目覚めた」と言ってたので「ああそこら辺の時期か」と解釈。
するってーと今後宮藤贔屓ネタ来るかな?と思ったら…7話で来たー!
ついでに宮藤のおっぱい星人ネタも来たー!!
まぁやっぱそこら辺になるよね、和気藹々としてる時期というか二次創作しやすい時期というか。
とはいえ、節分ネタをやってて…本編一期って季節いつだったっけ?
ブレパンは新年を挟んでたのは覚えてるけど一期はどうだったか全然覚えてない、ハッキリと決まってない?
宮藤の治癒魔法の煽りを受けて大豆が発芽しちゃってたけど、こええよw
影響受けるのは大豆だけじゃないよなぁ、得体の知れないものが大増殖や急成長しかねない気が…今後そんなネタ来るかな。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あれ、いつの間にか本編二期終盤の時期になってる…見逃した回あったっけ?マルセイユが出たところで飛んだ??
「5話までの感想」でも書いた通り、ネウ娘(人型ネウロイ)の扱いがどうなるかが気になってたんだけど、出なかったってことはやっぱ黒歴史なんですかね?
実は本編でそこら辺掘り下げる気があるのかどうか探ってた部分があって…この調子じゃやる気無いのかなぁ~。
そういや宮藤のストライカー乗り換えネタもあったけど親父スルーだったなぁ。
と、なんでそこを気にしてるかは…長くなるからいいや。

そして“501部隊発進します”の感想に戻すと、普通に楽しめました。
宮藤のおっぱい星人ネタやバルクホルンのシスコンネタ、エイラのストーカーやミーナのケツ圧等、二次創作でお馴染みのネタのオンパレードで見ててホっとする。
…。
二次創作なんだけどねー!!
あのこれ…本編見てない人にはどう映ったんだろう?
こういうのって本編放送の最後にミニコーナーとしてやるべき内容なんじゃ…それなら絵が違うってのもワザとだと明確に分かって不満の声も少なかっただろうに。
ぷYUKAI(15分枠の残り半分の“異世界かるてっと”作ってたスタジオ)に30分は無理ってことだったのかなぁ?
バックはIGによる30分枠だべ?

あ、それともう一つツッコミ入れるとペリーヌ持て余してた予感。
メインで出張ってたのは宮藤・バルクホルン・ハルトマン・シャーリーで、特にハルトマンが本編よりも活躍してたのでそれで相殺かな?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

欧州本土の大半がネウロイの勢力に落ちているはずなのに…

このストパンシリーズは、テレビ本編、劇場版、OVAと視聴済です。
言わずと知れた大人気シリーズ…私にとって視聴しないという選択肢は初めからありませんでした。

とは言え、これまでの作品と雰囲気はだいぶ異なっています。
もともと第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」は、対ネウロイ一大反抗作戦の一つとして各国のトップエースや将来有望な若いウイッチらによって結成されました。

だから彼女たちの居場所は常に最前線…のはずなんですが、本作品では敵であるネウロイが一向に出てこないんです。
彼女たちに下されている命令は「待機」と「哨戒」のみ…


人類の防衛線「第501統合戦闘航空団」に宮藤芳佳が入隊!
…しかし、肝心の敵・ネウロイはなかなかやってこず、
戦闘ではなく炊事洗濯の毎日に追われる日々。
個性的な隊員たちに振り回されたり、ツッコミを入れたり、
フォローしたりと、そんな芳佳とゆかいな魔女達の
おかしな日常が始まる!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
第1話を見た時に、懐かしさを感じました。
私が1期を視聴したのが2012年…
それから2014年にOVAが、2016年にブレイブウィッチーズが放送されましたが、約3年もの間音沙汰がなかった訳ですから、そう感じるのも当然なのかもしれません。

改めて本作を見てみると、声優陣の何と豪華な事か…
最初に視聴した頃、声優さんのことは何も知らなかったので気に留めることはありませんでしたが、こうしてみるとホント凄い声優さんばかりが起用されているんです。

宮藤芳佳:(CV:福圓美里さん)
坂本美緒(CV:世戸さおりさん)
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(CV:田中理恵さん)
リネット・ビショップ(CV:名塚佳織さん)
ペリーヌ・クロステルマン(CV:みゆきち)
ゲルトルート・バルクホルン(園崎未恵さん)
エーリカ・ハルトマン(CV:野川さくらさん)
フランチェスカ・ルッキーニ(CV:斎藤千和さん)
シャーロット・E・イェーガー(CV:小清水亜美さん)
サーニャ・V・リトヴャク(CV:門脇舞以さん)
エイラ・イルマタル・ユーティライネン(CV:大橋歩夕さん)

一方、物語の方は日常系なので抑揚無くまったりと進んでいく感じ…
個人的に嬉しかったのが、芳佳の魔法を見れた事でしょうか。
ハルトマンの部屋が汚かったり、ルッキーニの悪戯好きは相変わらずでしたけれど…

最終回に「重大発表あり」のテロップを見た時には驚きと共に嬉しさが…
詳しくは公式サイトをご覧くださいと記載されていたので行ってみたら…とんでもないことになっていました。

「501部隊発進しますっ!」が10月から劇場公開されるんだそうです。
でも、それだけじゃありません。
ワールドウィッチーズの公式サイトを見ると「ウィッチシリーズ3連続アニメ化!!」と書かれているではありませんか。
3連続アニメの一つ目がこの「501部隊発進しますっ!」だったみたいです。
その他、2020年には第3期として「第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」が、2021年には「ルミナスウィッチーズ」が放送されるそうです。
こんな嬉しい話があったなんて…

オープニングテーマは、石田燿子さんの「空が呼ぶほうへ」
エンディングテーマは、第501統合戦闘航空団による「Treasure of life」
やっぱりストパンと言えば石田さん…この組み合わせは鉄板です。

1クール全12話の物語でした。
ショート枠なので、サクッと視聴できる作品です。
2020年の第3期に向け、良い足掛かりになる作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

こ。。こんなウィッチたち、見たことないw

 
1期の直後に観るのもいいかも。

 原作:スピンオフ漫画
 監督:伊藤史夫
 制作:Acca effe、戯画プロダクション
    (作品情報なし・・)
 協力: Production I.G
 放送:2019年春(全12話)
 視聴:2021年冬(dアニメ)

各話、EDをウィッチが交代で歌ってるので、推しキャラの歌声を聞き逃さぬようご注意を。
さらに歌の後には各ウィッチの紹介もあります。

■キャラ
正直、初めは微妙なカンジでした。
目がでかくてキラキラしすぎて・・
でも、すぐに慣れましたw

キャラが若干デフォルメされてるけど、まあ許容範囲内かな。
それでもサーニャはカワイイ・・
いっそ、ガルパ☆ピコくらいデフォルメしてくれてもいいかもw


今作では、ハルトマンの活躍がよかった。
芳佳とのコンビもよくて、もっと本編でも笑かしてほしいようなw

▼今作のランキング(ほぼ自分用)
{netabare}=Top3=
 ハルトマン  今作で好きになった
 宮藤芳佳   特にツッコミがナイス
 サーニャ   本編とブレなく、お可愛いこと

=敢闘賞=
 バルクホルン ゴリラ呼ばわりって・・
 シャーリー  特にボケがナイス
 ルッキーニ  相変わらず、お元気なこと

=意外だったで賞=
 リーネ    ブラックなリーネは新鮮
 ミーナ    料理や坂本が好きだったなんて

=影が薄かったで賞=
 坂本/エイラ/ペリーヌ{/netabare}


■エピソード
日常ドタバタギャグ。
本編ではシリアスな面しか見せないキャラも、あんなトコやこんなトコを垣間見ることができて楽しいw

全ての回が楽しかったけど、特にツッコミたかったのは・・

最終第12話『501回解散します?』
~{netabare}
 坂本「先っちょだけだ!」
 芳佳「絶対根元までズブリと入れるに決まってますよ!」
 坂本「なんで顔が赤いんだ?」

ここまではよくあるギャグとして・・
 リーネ「それはみんな耳年増でウブなネンネちゃんだからです」

リーネは?ウブじゃないん?そんなリーネは却下だー!(ハァハァ
自分の中では、今作は本編と別世界線の501と位置付けることにしました・・
(烈風斬の件もあるし、そもそもネウロイが攻めてきてない時点で別ルートかとw)
{/netabare}~

■作品公開順(自分用)
~{netabare}
 1. 2008年夏 ストライクウィッチーズ1期
 2. 2010年秋 ストライクウィッチーズ2期
 3. 2012年3月 ストライクウィッチーズ劇場版
 4. 2014-15年 ストライクウィッチーズOVA
 5. 2016年秋 ブレイブウィッチーズ1期
 6. 2019年春 ストライクウィッチーズ501部隊発進しますっ
 7. 2019年10月 ストライクウィッチーズ劇場版501部隊発進しますっ
 8. 2020年秋 ストライクウィッチーズ3期

 2021年予定 ワールドウィッチーズ発信しますっ
 2021年予定 ルミナスウィッチーズ
{/netabare}~

次は・・劇場版501発進しますっ
(でも発進しないんだろなぁ・・)
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

68.2 16 料理で笑いなアニメランキング16位
吸血鬼すぐ死ぬ2(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (79)
292人が棚に入れました
シンヨコナイトリターンズ! ひょんなことからコンビを組むことになった吸血鬼退治人(バンパイアハンター)ロナルドと超絶ザコ吸血鬼ドラルク、そして、愛すべきアルマジロのジョン。 夜な夜な繰り広げられるギャグラッシュにオータム書店の新たな刺客が参戦し、おなじみのバカと変態たちも大暴れ、ドラルクは変わらず塵と化す! トンデモ吸血鬼蔓延る新横浜の平和と秩序を守れるのか、ロナルド?!
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

安定してる

{netabare}
癖が強いので人を選ぶんだろうけど、1期同様2期も面白かった。
1期とは違って最初からキャラが全員そろった状態、にぎやかな状態からスタートだったので個人的には2期の方が平均的に面白かった気はする。
1期の濃いキャラ達が使い捨てじゃなくてほぼ全員再登場するのはみてる側としても嬉しい。

相変わらず本編は酷い下ネタばかりだけど、不思議とこの作品は楽しく見てられる。
下ネタ以外にも、出てくるキャラごとに色んなバリエーションのネタがあって飽きないかな。
変態吸血鬼たちも好きだけど、フクマさんの話とかも好き。
特に1期と変わることもないし、話の内容もこれといって無いので書くことも特にないかな。
最終回は一応ちょいシリアス...?

私的評価:82点
ベスト回:4話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
やっぱりそれなりに面白いな。ほんとに芝居?w 怖かったんかよw
デザイン割と怖くて草。アニメなのにページ目って言うな。
漫画に忠実すぎる。

2話 ☆9
領域展開か? 洗脳完了だなw ヒナイチ可愛い。
変なキャラばかりだから特別感もある。たまごっちじゃねーかw
この作品にもこんなキャラデザのキャラ居そうw
クソゲーレビューの方が伸びるからな。今回面白かった。

3話 ☆8
情緒不安定だな。フクマさん怖い。
こういうドアは大抵見つからないパターン。吸血セロリ懐かしい。
半田のおかげで助かったw とんでもない噛ませ。

4話 ☆10
わざと不味いもん作ったんじゃないのかよw よく料理店やってるな。
はよ野球挙やれ。ツッコミ役になってて草。ちゃんと勝てや。
コナンやめろ。ヤンデレ気質な母さん。吸血鬼って歳とるの?
確かに自己満足でしかないw 今回良かったな。

5話 ☆8
あやかしトライアングルか? 何の施設だよw 洗脳か?
冰剣で見た。子安。きさらぎ駅か? 壁尻。確かに自分では買わないw
オチで草。フクマさん最強。

6話 ☆8
女体盛りかな? 聞いて欲しいんかよw
兄貴が辞めた理由はガチシリアスなのかよw 兄貴の方が背が低い。
シリアスじゃなかった。上手く説明したw

7話 ☆9
人間かよ。おかしいのは吸血鬼だけじゃないw 性癖かよw 終わらない。
真顔で下ネタ言うな。青椒肉絲言う機会さほどないのにw
草。遊びに来てるだけやんw ヒェッ…

8話 ☆8
汚い。真上に飛びそう。マリアさん好き。半田変態で草。
妄想癖やばい。三日月くんいっつも帰ってんなw

9話 ☆8
RWBY氷雪帝国ならこれで8話ぐらい使ってた。キャラ被りしてて草。
上には上がいる。

10話 ☆8
遂に直接性器がw 吸血鬼の昔の姿も色々とおかしい。
後のハンターと言えど子供は無邪気。ドラルク以下の強さになってて草。
陵辱系に居そうな格好の虫だな。

11話 ☆8
ゴールデンカムイでありそう。HPが多すぎる。アンチの鑑。
師匠は強いのかよ。まさかの続く。

12話 ☆9
吸血鬼ガチ始末したことは無いよねこの作品。LGBT配慮。
もっと飲んだあとの姿を見せろ。伏線回収www 吸血鬼にもあるのか。
普通のアニメの風呂シーンとは逆の男女が構図で草。
さすがオータム書店。映画を理解できるヌー。何この禅問答。
このゲーム翻訳どうやるんだろうw

曲評価(好み)
OP「NEW DRAMA PARADISE」☆4.5
ED「Cozy Crazy Party」☆7.5
1話ED「わかってたよ」☆4.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愛すべき、バカ達(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ギャグ系の作品で、2期まで失速せず、むしろ加速していく作品は、あんまりない。

ネタ的には、下ネタがバツグンに面白い。なんか、このアニメ好きっていうと、センス悪いと、思われそうだけど、好きなものは好きだから、仕方がない(笑)

スナーーー。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
んー、書くことないな、バカバカしくて(誉め言葉)w

1番好きな回は、裏新横浜駅の回かな。境界で戻っちゃう隔離空間は、これまで何度も観てきたけど、それを、自分の肉眼でケツを観るために使うとは思わなかった(笑) 天才か(笑)

1期前半の、すぐ死ぬネタで引っ張らず、下ネタやバカバカしいネタにもっていったのは、英断。

いやー、普通に笑ったわ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

気楽に見れるのが良い。こういうのも必要。

1期と特に変わらない。
爆笑するほどじゃないけど結構面白い。
下ネタ多いので好みは分かれそうだけど2期だし今更そんな話じゃないか。

贅沢言えばロナルドのツッコミが単調というかバリエーション不足な感じで物足りない。
わーわーツッコんでるだけ。
全体的に単調なギャグアニメではあるしツッコミ役なので難しいところではあるが。
キャストにベテランが多いのでロナルドにもベテランを起用したら違うロナルドを見れたんじゃないかなと思う。
古川慎の演技は悪くないけど、飛び抜けて良いという感じが無いので福山潤の相方としては少々力不足な気がする。

何本もアニメ見てると息抜き的な部分で丁度いいので3期もやって欲しい。

うん、書く事あまり無いです(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

79.3 17 料理で笑いなアニメランキング17位
食戟のソーマ(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1265)
7509人が棚に入れました
下町の定食屋の息子・幸平創真は、家業を手伝いながら、父・城一郎を越えるべく料理修業に励む日々を過ごしていた。

中学校卒業後は家業を継ごうと考えていたが、城一郎は店を数年閉めると宣言し、海外へ行ってしまう。

そして創真は、城一郎の命により、超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学する。

そこから創真は持ち前の料理のノウハウを駆使して料理人として成長していく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、石上静香、花江夏樹、小野友樹、櫻井孝宏、茅野愛衣、内田真礼、村田太志、小林裕介、大西沙織、中村悠一、能登麻美子、子安武人
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

食彩の創真 ~創造と想像の調理法~ 追って記させて

さ、さ、さいこ~~~~~♪ はっ!?

これはなんなんだ!?
今、全裸の男女が溢れる青春と汗と涙を輝かせながら、
空を舞い、雲を裂き、山は燃え、地は轟き、海は啼き、
そして新たなる一皿が生まれる。

料理の作品を見ているんだよな?
高校生なんだよな!?
・・・女子高生なんだよね??? ムフッ♪ いや、ふむふむ

この作品は調理場と食卓を戦場に命を燃やす、
青春激熱幻想物語。

理解できることで述べれば、
まず演出が熱い。
焦点を合わせた登場人物が一人一人輝いている。



・・・ダメだ、これ以上は丁寧に、外来語を使わずには書ききれない!

こう、心の奥底から、なんか燃え上がるんだ!!!!!

というか、久しぶりに単純にアニメとして優れた作品を観た気がする。
極めるとバカも天才も面白い、と。

ツッコミどころは色んな点で満載満々斎だが、まあそれはネタバレに包んでおこう。
{netabare}
まず「なんちゃってローストポーク」をフォークで持ち上げて型崩れしない、
ていうか、あれ完全に業務妨害とか器物破損、不法侵入とかの犯罪、(※些細なこと)
他人の調理を邪魔したやつが罰せられない、あんだけ神経が研ぎ澄まされた先生が気付かない、(※些細なこと、干渉しないだけかも)
お米のジュース、(※素晴らしい発想)
裸エプロン、
水戸の格好、まあ他もなんだけど、
卒業生もかわええ、
優れた日本人が世界各地に、(※作者は日本人、作品は日本産)
大会では料理冷めちゃう、温かくなっちゃう、(※スルー推奨)
スパゲッティ切るのもメッツァルーナ(半月包丁)、(※慣れてるのが一番)
食卓にスポイト、

ババアが一人しかいない、※もずやのババアがいたが、一瞬!?えーっと??
中学生が客に料理を提供?(外国は分からん)
女子が皆かわいい、
帽子をかぶらない、手ぬぐい・バンダナを巻かない、
女子があの大きさで小さいと認識、
あとエロい、エロくなくてもアホを極めた演出、基本裸、(※些細なこと)
そのエロさの素晴らしさは老若男女を問わないことだ!!!!!
{/netabare}

幸平って名前は「幸平鍋」から取ったのかね?
幸平鍋って超格式高そうな料亭でも使われていて、普通の食卓でも使われている、
スーパー万能プレイヤーなんだよね。

料理のことは「さしすせそ」ぐらいしか分かんないけど、
この作品はよく勉強してるよね。
セクスィー料理人が監修だし。
大会での{netabare}アリス{/netabare}の料理を文字に起こせたら、さらにすごい。

テンポと音が良すぎ、
作中ではある種のワンパターンかも知れないが、
優れて安定しているというのは、それは高品質ということだ。

皿の真ん中を中心にクルクル回す演出や、
食材が宙を舞う、
包丁を初めとする調理の音、
安定しすぎ、心地よすぎ。
あと決め台詞。

そうそう、キャラを外見で分けるのは普通なんだけど、
変な口癖で分けることはない。
抑揚とか口調とか存在のテンションとかでも十分分けられている。
それで分けられているというのは、
本当、制作陣に、声優さんに愛されているってことなんだな。

っくぅ~~~、この作品の良さを語るには、私の脳内にある言葉が~、足りなすぎる。

だから、分かることを語ろう・・・好きなキャラについてだ!!!!
{netabare}
1席 一色さとし先輩
2席 幸平ソーマ 
3席 タクミ・アルディーニ

あ、あれ?
お、オレ、男なんか好きじゃないのに!?
なんで、なんでなの!!

次ぐらいに好きなのは、
いぶさき、まるい・・・あれ、あれれ、おかしいな、
男なんて、ま、まさかぁ・・・

だ、だって・・・女キャラ、は、み、みんな、
ソーマの嫁じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

…じゃないにしても、性別問わずキャラが魅力的に見えるのはステキ♪
オレはりょーこちゃんの陰りがめっちゃツボった。

だから、だからこそ!!!!!女性ランキングを語る!!!!!
{netabare}
一席 田所 ※幸平の嫁
二席 秘書子 ※えりな様の嫁 ※※幸平のツンデレ妻
三席 しおみじゅん ※はやまの嫁

あれ、あれれ、
高校生の時だったら絶対、
1ゆーき、2りょーこ、3たどころ、4くらせ、5えりな※望みなし、6みと、7ひさこ、8ありす※望みなしの極み
という夢ランクが築かれるのに・・・

ひさこ様は大会で惚れた。
しおみ教授はなんか惚れた。・・・ロリコンじゃないんだからね!!
ちっちゃいからかわいいのではなく、かわいい人が小さかっただけだ!!!!!
{/netabare}{/netabare}

そして主題歌もいい。いい。良すぎる。

1期ED、2期ED、1期OP、2期OPの順で素晴らしい。
スパイス、良すぎ。{netabare}回ごとのイキ顔もw{/netabare}
歌詞もいい。
あのオムレツのひっくり返り具合もいい。良すぎる。


・・・そろそろ文字数が多すぎるな。

・・・だけど!!
この作品がこういう妄想であってもイイと思っている!!!
{netabare}
~あらすじ~
修羅と呼ばれたあの男、
料理店を営みながら客を守る。
元は暗殺家業、その刃物の扱いは英知を超える。
そこから生まれた料理。

彼らは守り人、ボディーガードとして生まれ変わった種族。
陽の当たる姿は料理人、陰の姿は暗殺人、
『空切(くうせつ)の修羅』から生まれた『衣切(いせつ)の朱(あか)』ソーマ、
肉を切らずに服を裂く、
心を断ち殺意を逸らす。
「オレはただ、食べた人が幸せになれる料理を創りたいだけだ」
~~~~~~
{/netabare}
オレの感想がイマイチでもまだ語る!!!!!
インフレした文字数だけではなく、評価で4.5以上を付けまくってる昨今、
・・・本当はオール5を付けたかったんだ。

けどね、けど、まだ続くんだ。
{netabare}この作品を教えてくれたtakaさんに感謝。
本当にありがとう。

料理漫画でエロを初めて感じたのは将太の寿司の人妻。
食欲と性欲、人間の生とは切っても切れない。

あー何か言葉が浮かばん。

あの丼対決は良くある料理対決だよね。
相手の欠点がために勝つ。

この作品はそれが分岐点で終わらせないでくれそう。
けど、あの過去を語らせる演出は好きww
料理に歴史あり。

ちなみに好きな食べっぷりはお茶漬けとドン小西の試食。

思い出したけど、呼び名だけ文句あるわ。
・・・まるい、なんかかっこ悪い呼び方されてたな。
せめて「食の生き字引」とかの方が良かったと思う。
{/netabare}

・・・これ以上語るは食べ過ぎだろう。
食べても食べても、うまいものを食べたい、知らないもっと美味しいものがあるかも知れない。

欲が集まるところの、影の重み。

欲深い。

だから満点は付けない。

突き破った壁の先にある高みを見たいんだ・・・



追記{netabare}

あのイケメン高慢チキしのみやが調理法をいじくったことに文句付けてました。

普通です。

品質保証。
ブランドイメージを保つための当たり前のことです。

美味しい不味いの話じゃない。
店の、会社の品質の話。

美味ければいい、とかそんな問題じゃない。

この作品は、例え演出でも、社会の本当の厳しさを示してくれたことはありがたい。

そして、問題に立ち向かうのは一人である必要はない。
条件にないことであれば。
反則、変則、法の穴を突く、
何か問題ある?

・・・こんなに面白い話もない。{/netabare}





ぃいぃちぃぅぁあわくぁんすぅぉぉおおおおおーーーーー!!!!!{netabare}

2015.04.21 08:20 ★★★★☆ 4.1
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

『しょくさいのそうま! ※読み間違え、あと途中から観始めた感想』

常々思うのですが、
評価項目に「演出」とか「笑い」とかなくて困りますw
なので、物語にぶち込みます。

さて、人はなぜ料理、食道楽ネタを見るのか。
今回は料理アニメとしよう。
画面越しでは食べることはできません。

料理とは、救世主や超必殺技やトップアスリートと比べれば身近なモノ。
手を伸ばせば届きそうなのだが、
少なめに見積もって1年に1度ぐらいしかそうならないだろう。

そこにあるのに食べられない。

こういう作品を楽しむのはドMなのだろうか?

否、美味しいとは誰もが持つ感情の一つ。
好みが違えど、美味いものを食べたときの幸せ、感動。
それはうちにあるのだ。

そう、その幸せっぽさをどれだけ味あわせてくれるかが大事なのだ。

美味そうな食材を、
美味そうに調理し、
美味そうに盛り付け、
美味そうに食べる、

そんな姿を見てなんか幸せになる。

もちろん、いつか、明日か明後日か、
美味いもんを食ってやるという欲求も芽生えるが、それはおいとこ。

つまり、表現力がものを言うのだ。

何を言ってるのかと思うかもしれないが、
要するに物語などオマケなのだ。

中学生がコックさんだったり、
実家の寿司屋が潰れそうだったり?
なんかグズグズのふかひれを何とかして最高のフカヒレにするとか吹いてみたり、
えびせんにマヨネーズを付けてみたり、
米粒を欠けていない同じ大きさのものだけ揃えて炊いてみたり、
水を汲む川が違うだけで臭いが変わるとか、
カレーにインスタントコーヒー入れる罠を張るとか、
後の作品で前の作品の技を全否定するとか、
小手返し一手とか、
なんか叫んでみたりとか、
王なのか将軍なのかよく分からなかったりとか、
オリジナルキャラの女の子がいたりとか、
なんか記憶喪失になったりとか、
2(ツー)が知らぬ間に出てたりとか、
わさびは「の」の字に鮫肌で擦るとか、
日本人の方がインスタントのみそ汁に慣れてたり、
神の包丁と人の包丁とか、
なんか驚いたり、
食べたら食感が変わったりとか、
下や中から香りやら食感とか出てきたりやら、
蕎麦が出てきたりやら、
お酢を入れたら乳化したりとか、
札幌かすすき野か知らんがラーメンの値段が高かったりとか、
せっかく函館に来たのにオムライス食べてみたりとか、

もうとにかく雰囲気とか表現とか隠し味とか、
隠し風味とか、穴があればとりあえず何か突っ込んでみたりとか、
そういうのいいからシンプルなのが一番美味しそうだったりとか、

なんか、そういうのがイイんだよ。


何が言いたいかって?
なんか懐かしいんだよwww

というわけで?そろそろ、作品の話。エロい。
{netabare}美味さを{/netabare}エロさを{netabare}交えて表現している。
仕方ないよね、青少年も性少年も大きな子どもも{/netabare}エロが好きなんです。
{netabare}けどね、仕方ないことなんだよ。
だってもし{/netabare}エロを取り除いたら{netabare}おっちゃんやおばちゃんが恍惚とした表情を画面に晒すことになるんだよ?
そんなの見たい?
オレは王様やら将軍がやたら興奮してる様を見たいと思うけどww
今の時代を生き残るためには仕方ないよ。{/netabare}
エロさって{netabare}食欲に通じるものがあると思うよ。{/netabare}性欲も欲だからね。

と連呼してみたものですが、それも含めて表現だよ。
{netabare}不味いものを食わせたがる主人公親子ってのも{/netabare}珍しいけど。

この作品は変態エロ漫画として多少は知ってたけど、
その、
あれだね、

アリだね☆☆☆☆☆{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

極上の美食バトルがここに開宴!! さぁ…おあがりよヽ((`∀´*)っΩ~

原作コミック 原作未読 全24話(15’春~夏2クール作品)


名だたる名料理人たちを世に数多く輩出している
日本屈指の料理の超一流名門学校 ―”遠月学園”―

卒業すればその道のエリート入りが約束される… が!!
その道は実に険しく、入学した生徒そのほとんどが
篩(ふるい)に落とされるという、超ウルトラ難関エリート学校!!!

そこに通う、幸平創真(ソーマ)たちが巻き起こす
爽快・痛快・迫力満点の高校生熱血フード料理対決バトル!!

その名も…
○`Д´)oノ[ 食 戟 しょ・く・げ・き!! ] ヽo)´Д´;;)

日々鍛錬を積み、磨きあげたその腕をふるい
食した人をとめどない幸福感へと誘う料理人たちの戦い…

食材の魅力を最大限に引き出し、そこに奇想天外、斬新な発想をスパイス✩
和・洋・中、料理のジャンルの枠に囚われぬ、正に夢のようなコラボ♪
そして作る者の心・魂を吹き込んだその料理たちはより一層の輝きを放つ!!

彼らのその美食へのあくなき探究心はもはや我々の常識を遥かに覆す!!
人々の心を”絶頂のエクスタシー♡”へと導く、究極の美食の祭典が今ここに―

さぁ!! おあがりよッヾ(`∀´*)ノ-∵!!!


(o´Д`)Фフゥ 思わずあらすじに力が入り過ぎてw、
柄にもなく長々と乱文…失礼しました(人>ω・*)スマソ


本作の面白さ、その醍醐味はなんといっても
料理のぉいしさ! 料理のあたたかさ…、その題材の魅力をギュッと凝縮し
迫力満点のフードバトルを見応えあるストーリー展開で描き、
さらに様々に趣向を凝らした演出、
そしてそこに魅力的なキャラたちががはじけて*:゚・☆
見応え抜群の面白い作品に仕上がっておりました♪

そしてそして、本作でより力を入れている点、その演出こそが…
料理を食した人の … 「 リアクション!!! 」

美味しいものを美味しいそうに見せる
「画」や「音」の演出はもちのろんのこと
それを食する人のリアクションが実にCongratulations☆(゚∇゚ノノ”!!

満面の笑みで、至福の表情を… ヨダレがじゅるり♪と
なんてハレンチな描写♡ 見ているコチラまでそそられてしまう程…

世の健全な青少年たちの○を鮮やかににかっさらうかの如く
その艶かしく、みだらぁ~な描写のオンパレードに ご、ごちそうしゃまでーす(人´∀♡)♪
JC(ジャンプコミック)のその手の枠ですなコレは(o´艸`)

ぃやぁ~良い感じに刺激… もといスパイスがきいてました(σ´Д♡)σ!!
全てをさらけ出すというわけではなく、ぁくまで妄想を掻き立てる
健全な男子ぃーの夢膨らませる…そーいった演出が実にぉ見事♡

ぁ~s 、食欲が(。´ω`。)Ψ*:・゜♡
ぅう(゚д゚)_。) コレ見ていると、お腹がすくのですよw

そぅ…食欲そそるその香り、匂いにつられついつい舌がジュルリ(*´﹃`*)と
ぐつぐつ♪ ジュワー~パチパチッ♪と、食欲を刺激するわくわく音♫

いざ目の前に振舞われた料理の、その美貌♡
瞳をキラキラ輝かせては、もぉたまらず…パクリ(๑•ʜ •๑)

口に入れた瞬間広がる美味のハーモニー♫♦・*
塩気に加えて、甘みと食材にしみ込んだ旨味が絡まり、
素材の味を活かした優しくも上品✩ それでいてどこか懐かしい味+:。(´ω`*)゜.+:。

そこに、とろとろふわふわ、はずむ弾力♫ 歯ごたえ…舌触りと食感が相まり… 
実に心地よく口の中で踊りはじけては深まる味わいのアンサンブル☆。+


⇒はぅぁぅぅうぅぅぅぁ~ヽ(๑´∀`)ノんw


そして、料理の美味しさが伝わってくるのと同時に… 
それを作った人の心意気が何よりも強く感じらる描写に心奪わます(。゚´Д⊂。キュン

こ、これは見ていて胸が熱くなり、目頭が熱い…
上手い…そして旨い、
い~やそれでいて実に美味い(*ゝ`ω・)b 作りに♪


ぅん♪ コレはただのエロ料理アニメでは…ないのんなぁφ(゚Д゚ )

食う寝る遊ぶの3連コンボ~๑◎∀◎๑)۶♫  ならぬ!
「 作る~食う~エロの3連コンボ~♫ 」 

”美食バトル”に”飯テロ”、そして”エロ”の三国同盟!!
…いや`・ω・´)ノ!!、三権分立!! 三角地帯♡ ぁ!三位一体!!

そぅ言うなれば…
“美食バトル”の星☆三つで~すv(´∀`*v) と

”飯テロ”ビュッフェのフルコース食べ放題やぁヽ(*´∀`)ノ─ッ♪ と

“エロ”の妄想産業革命やぁΣヽ(♡Д○*ノ)

が合わさって・・・・  わ~お!!(゜∀゜ノ)ノ” w




・・・・  ・・・・ 




・・・・  ・・・・




 お粗末ヾ(`∀´*)ノ



お気に入りのキャラ(o*゚∀゚)o

ぃやぁ~みんな魅力的で甲乙つけがたい(。-`ω´-)ムム

でも私は…

乾 日向子せんせ♡が好き(/ω\*)
(遠月OGで元十傑! 現日本料亭の女将)
おっとり、マイペースで、天然でおもしろいの♪
四宮っちにちょっかい出してどつき回されるのとか最高(。→ˇ艸←)プッ w

続いて
⇒肉魅♡⇒田所恵ちゃん⇒アリス⇒えりな⇒悠姫⇒一色先輩wかな〆(・ω・o)


OP、EDはともに前期が好きです♪

前  OP 「希望の唄」 / ウルトラタワー
期  ED 「スパイス」 / 東京カランコロン

後  OP 「ライジングレインボウ」 / ミソッカス
期  ED 「さっちゃんのセクシーカレー」 / 大森靖子

「希望の唄」サビ、カラオケで歌うとめっちゃ気持ち良いです( o´∀`)o¶~~♪



半ば、まだまだコレからといったところで終わってしまいましたが・・・・
続編制作決定!!とのことで、今から続きがとっても楽しみですネヽ(*´∀`)ノ


見るものすら絶頂の幸福感へと誘う”美食”と”エロ”の極上ミルフィーユ♡

さぁ・・・・  おあがりよヾ(`∀´*)ノ!!!!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 65
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年ジャンプで爆発的なブームを起こした料理格闘漫画が遂にアニメ化!

原作は少年ジャンプの料理格闘漫画

新人が育たず長寿連載と人気作家に
おんぶにだっこ状態の週刊少年ジャンプで
唯一気を吐いている新人の作品がこの漫画

新人と言っても
原作:附田祐斗
作画:佐伯俊
料理監修:森崎友紀
という3人体制
まぁそりゃ料理の薀蓄と魅力的なストーリー
それらに説得力を持たせるだけの作画
料理漫画は1人でやるにはかなりきついジャンルです

この作品は料理漫画の中でも
料理格闘漫画なんて評されるジャンル
美味しそうな料理があふれる料理バトルに
大げさをはるかに通り越した審査員たちのリアクション芸

このジャンルにカテゴライズされるアニメ作品としては
10年ほど前の「焼きたてじゃパン」以来でしょうか?
「焼きたてじゃパン」のリアクション芸は
寒いダジャレを無理やり大げさなリアクションにしていって
元のダジャレのレベルの低さと
リアクション芸のスケールのミスマッチで攻めてきていました

もう少し前に放送されていたのは「中華一番」
料理格闘漫画という言葉を生み出したのはこの作品
強面の審査員が顔中の穴という穴から体液を垂らしながら
恍惚の表情で食事にかぶりつく様子は
原作でもなかなかに強烈でしたが
アニメ版は更に悪乗りして過激にやっていました

もっと歴史をたどっていくと
「中華一番」のさらに10年前
もはや伝説と言っていいこのジャンルの草分け的存在が
「ミスター味っ子」
原作漫画はそこまで過激なリアクションではないのですが
アニメ版の味皇様のぶっ飛んだリアクションが
このジャンルを作り出したと言っても過言ではありません

そしてそんな料理格闘漫画のリアクション芸の世界に革命を起こしたのが
この食戟のソーマという作品
うすら寒いギャグ、濃すぎるおっさん、口からビームを出すじじい
これまでの料理格闘アニメには華が足りなかったのです
この作品は痛々しさを笑いに昇華させるという
リアクション芸の鉄則はそのままに
その痛々しい部分の要素として女の子のお色気シーンを投入しました

その発想は無かった!・・・わけではないです
例えば兄弟誌ヤンジャンで連載していた「華麗なる食卓」なんか
料理勝負+微エロラブコメな感じで売ってました
ただし、料理勝負の部分は全体的にもっと真面目寄りで
食欲を刺激するシーンと性欲を刺激するシーンは
基本的には分けて描写されいました

食戟のソーマはそのふたつをミックスして
食欲と性欲を同時に刺激しようというのがコンセプト
それを新人に厳しい近年の少年ジャンプで展開しようという
その大胆さがまずすごいです
そしてプロの料理研究家をブレインに据えた料理薀蓄
作画専業の漫画家によるクオリティの高い美少女
それらを綺麗にまとめあげつつ少年誌らしい物語を作る原作者
この3人のスペシャリストによるハイクオリティのコラボレーションで
実際に人気漫画にのし上がってしまったのだから脱帽するほかありません

そして今回のアニメ化で
この作品の放送時間は深夜2時~深夜3時台
つまり食欲・性欲だけではなく、そこに睡眠欲が加わり
人間の三大欲求がすべて同時に刺激されてしまう
なんとも恐ろしいアニメとなっております

アニメは2クール使って
秋の選抜の予選終了までを描いています
しかしそのラストがちょっと問題
{netabare}
本選出場枠最後の1人がしっかり描かれていないんですね
アニメだと88点の丸井と伊武崎の同点という形で試合は終わっており
伊武崎が悔しがっているというところから
丸井が勝利したかのような描写になっています

ところが漫画版では叡山先輩の刺客である美作昴という新キャラが登場
91点を出し本選枠を勝ち取っていきます

この美作が丸々削られたことによって
最終回としてはより引き締まって
ひとつの作品としてはいい形になったと思います
アニメはこれでおしまいという事ならば
この締め方は正しいと思います

しかし次への展開を放棄して綺麗に締めるという事は
「これで終わりです」「続編は作れません」
と言っているに等しいです

めだかBOXでさえ3期へ望みを繋ぐため
新キャラ投入という最後っ屁を放って足掻いていたのに
(結局実現しませんでしたが)
ここで美作を出さないという事は
「円盤売れてないし本選は作る気ありませんよ」
ってことですよね

漫画の方はいまだに好調なのだから
このまましばらく人気が持続して
ワンピに変わるようなジャンプの看板になる可能性も0ではない
だとしたら数年後に風向きが変わって続編にGOサインが出るかもしれない
たとえ商業的な都合に実現は厳しかったとしても
スタッフとしては続編を作りたいという意思表示を込めて
続編への布石を打って欲しかったなぁ{/netabare}

無駄に熱いバトル展開と
時々差し込まれる微エロ要素
美味しそうな料理の数々
全体的に悪くない出来のアニメ化だったと思います
それだけにこれで終わってしまうのが残念です

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

71.2 18 料理で笑いなアニメランキング18位
阿波連さんははかれない(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (320)
1057人が棚に入れました
小柄で物静かな女の子、阿波連(あはれん)れいなさん。人との距離をはかるのが少し苦手。そんな彼女の隣の席に座るライドウくんは、阿波連さんとの間に距離を感じていた。ある日、阿波連さんが落としてしまった消しゴムをライドウくんが拾ったことをキッカケに、ふたりの距離は急接近!?「遠すぎたり」「近すぎたり」予測不能な阿波連さん。色んな意味で、『はかれない』密着系?青春ラブコメディの幕が上がる!!


声優・キャラクター
阿波連れいな:水瀬いのり
ライドウ:寺島拓篤
大城みつき:M・A・O
桃原先生:花澤香菜
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ギャグは面白い。ラブはマイルドすぎかなあ。萌えの次世代はしゃべらないこと?

 ギャグからラブが唐突ですよね。出会いからして話す人探しですから。その辺ストーリーとしてどうなのよ?という気がします。もちろんいつも一緒にいる、というのは恋愛の大きなファクターですから、現実としてはそんなものでしょう。でも、物語ですのでなにか展開は欲しかったなあ。
 事件らしい事件が12話の果たし状かあ…で、リバーシですもんね。リバーシの4隅の取られ方とかギャグになってましたし。雰囲気を外されたので悔しいけどちょと笑いました。倦怠期とか花言葉の時の阿波連さんの顔とか、結局ギャグだし…ギャグはやっぱり面白かったです。

 ラブは「古見さん」同様で、やっぱりマイルドだなあ…これが令和の少年たちの妄想かあ。平穏無事な日常と草食系の恋愛かあ…ノーストレスがいいのかあ。物語くらいちょっと起伏が合っていい気がしますけど。
 萌えの次世代は、自分以外とはしゃべらない玩具的な美少女なんですかねえ。
 
 まあ、総評すると、ギャグは面白かったです。ですので、12話通して楽しめました。その点では出来がいいストーリーだと思います。
 ラブは刺激が無さすぎですが、ぬるくてマイルドなのが好みの人にはいいでしょう。



1話 最近は隣の席に美少女が座る妄想が流行っているみたいですね。
 {netabare} ロシア美女とか、コミュ障(症)の娘とか、その他沢山です…いたずら好きな子はちょっと意味が違いますけど(いや、一緒かなあ…プロセスを省いていきなりいたずらできる関係からスタートしてるだけかも)。

 前期覇権のコスプレビッチの娘と精神性は共通する気もします。ただ、これは女性にも人気があったみたいなので、どうなんでしょう。違いがあるのかないのか。視聴している女性が主人公の男に自己投影するんでしょうか。
 この隣の席の美少女のメンタリティは研究したいところです。
 長瀞さんとか、宇崎ちゃんとの共通性とかも含めてですね。古典といえば古典なのかもしれませんが。
 ハルヒの構造といえばそうなんですが、より「純化」してます。部活とか友人とか事件とか一気に通りこして「2人きりありき」です。次回予告ではちょっと生活を彩るハーレムとか女子か友人が後付けででてくる?
 
 妄想が異世界から一周回って現実に戻ったようですけど、草食系男子のささやかな夢は恐らく異世界よりも更に遠い世界観です。何が妄想っていきなり「都合の良い美少女」と2人きりの生活が始まることですね。
「都合の良い美少女」ですねえ…コミュニケーション上のハードルを設けて、教室の一番後ろに「異世界」を作り出して、友達がいない草食系のボッチ少年とかあ…うーん、切なすぎて涙がでます。

 対人コミュニケーションの最大の努力が消しゴムを拾う事かあ…それでも頑張ったんでしょう。
 コミュニケーション障害の解消ならラインで良くね…にはならないんですよ。それどころか、現代高校生の話なのにスマホが影も形もないですね…これがこの世界の価値観なんでしょう。異世界ですらスマホが必要だったのに。

 これを日常系と言っていいのか、癒し系といっていいのか…明日ちゃんとの差と共通性はないのか…

 アニメそのものを楽しむのかといえば、まあ、一気見は辛いかもしれませんが、週1なら見るかもしれません。むしろ異世界からちょっと変わってきた流れを研究したいところです。 {/netabare}


2話 不覚にも目薬のところは笑った。コメディというよりギャグ?

{netabare}  まあ本作の設定そのものは女の子といきなり仲良くなるファンタジーですけど、目薬の一連の流れは、なんか笑ってしまいました。ストーリーそのものと連動している面白さではなくシチュエーションですので、コメディというよりもギャグすね。
 話の構成からいって4コマかそれに準ずる短編の積み重ね?という感じですね。

 ただ、ファスナーのところとか、幼馴染の大きな娘の話がやりすぎ感が…それと距離感どこに行った?2人きりの世界だとギャグがすぐ枯渇しますので、ある程度のキャラは必要でしょう。

 画面は綺麗ですね。止め絵ばっかりなので作画というとちょっと違う気もしますけど。

 なお、ツッコミどころですけど、目薬って本来人に貸しちゃ駄目だと思うんですけど。
 それと眼科用薬って丁寧に作画されていたのはなぜ?眼科用薬って定義は詳しく知りませんが効能がある目薬で症状によって使い分けるものじゃあ…なおさら人に貸すのはまずい気がします。あと目以外のところに入るのもまずいはずです。 そう言えば本作って中国資本ですよね。その関係なんでしょうか?
 あと1年生なのに2次方程式の接線?あれって微分ですよね?レベル高い進学校か理数科とかなんでしょうか。
 それともこういうところって細かいギャグなんでしょうか?

 アニメーションは意図したこと以外作画するものではないはずです。こういうところに気が回っていないなら、クリエータのレベルがちょっと心配かなあ。{/netabare}


3話 通常の〇〇さん系とは作りが違いますね。

{netabare}  冒頭の髪の毛のギャグですが、あの大きい幼馴染の子が理髪のセットを持っている…というか学校でヘアカットを始める、というシチュエーションがギャグなんでしょうか。

 まあ、髪の毛の絵面も含めやっぱりコメディではなくて4コマギャグですね。クスリとする、ニヤニヤする。そういう系のほのぼのギャグなんでしょう。ちょっと〇〇さん系統のラブコメとは作品の作りが違う感じですね。

 そう…やっぱり恋愛はモチーフで、中身はギャグですね。もちろん視点の持ち方でイチャイチャラブラブを面白がるのもいいでしょうけど、恋愛に重心を置いているわけではなさそうですね。
 ヒロインの距離感と天然ボケもそうでしょうけど、主人公の内面の絵面とモノローグ、幼馴染の子のちょっとズレているというギャグなんでしょう。

 ということでまあサイトの更新があったらチェックするかもしれませんので扱いは継続で。レビューは気が付いたことがあれば書きます。ヒューマンドラマか恋愛で進展があれば、でしょうね。

 なお、天秤打法とか古いですよね。ということは初めの髪型って、ララ―シュタイン??{/netabare}


4話 やっぱりギャグですね。

{netabare}  ラブコメでなくギャグということで見れば良さそうですね。設定上甘酸っぱい要素もあるでしょうけど、それはまあ飾り付けみたいなものでしょう。

 恋の行方どうこうよりも見方を変えてギャグとして割り切ると面白いです。ハンドスピナーとかラップとか結構笑いました。そういう見方で初めから見直しても良さそうです。 

 視聴継続でいいでしょう。


追記 視聴継続ですからレビューはまとめてにしますが、ちょっと気になりました。
 スマホ持ってるなら1話のコミュニケーションってラインでよくね?{/netabare}

7話のレビューは下らないので抹消しました。


11話 もう10話完結でよくね?

 先週最終回だった気分だなあ…なんか、距離感が定まらないのが良かったのに、距離感決まっちゃったなあ。
 ギャグだかラブコメだかわからなくなってしまいました。いまさらラブを真面目にやられても…阿波連さんの内面の表現が間接的なだけに、ラブコメという視点になると決してレベルが高い話ではないからなあ。

 ギャグとして面白ければいいんですけど、なんかなあ。以前と同じことをやられても…もはやラブコメとしてしか見えないので、急に出来が悪く感じてしまいました。

 うーん。ストーリー構成どうなんでしょう?ここまで見たから最終回の確認はしますけど。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

{netabare}
自分が大体合わない○○系で、実際第一印象というか4話ぐらいまでは今期最下位レベルで楽しめていないアニメだったけど、なぜか途中から楽しめるようになった。
おそらく、このアニメは阿波連さんではなくライドウ君を見るアニメだと気づいたからかな。
阿波連さんよりもライドウ君の方がシンプルに頭がおかしくて、意味不明な行動とか、どれだけ策を練って深読みしても結局実が結ばれることがない不条理さとかがいい具合にギャグに落とし込まれていて面白かった。
○○なんじゃね?の決め台詞(?)もシュールで面白いしね。
頭おかしいと言っても、キャラがワンパなネタをするのではなく、展開の方が工夫されていたのでギャグアニメとして面白かったかな。
何かのゲームをしている時が、ネタが結構わかるというのもあって一番面白かった気がする。

ラブコメとしても、あまり喋らない阿波連さんの方から告白するのはより勇気が感じられて、阿波連さんの印象も上がり、良い展開だったと思う。
最終回での受け答えも良く、最初の出会いから1クール通じて二人の距離がだんだんと近づいていくのが感じられて良かった。

物足りなかったのはサブキャラかな。
基本的に阿波連さんとライドウくん二人で話が進んでいくのでサブキャラの存在感が薄かった。(ふたばちゃんはこの作品で一番かわいいキャラだと思ってるけど)
まあその点に関しては1クールだからというのもあるのか。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
これショートじゃないんだ。はかれないってなんだよ。
さんシリーズもういいわ。これ系もういい。
返事貰えないのに何でそんな話しかけるんだよw
古見さん系? これ寝てしまいそう。
古見さん阿波連さんどっちがつまらないか論争。
転売用か?w ライドウって付和雷同から? ED好き。

2話 ☆1
苦行枠。え、まだ半分..? これまだ古見さんの方がマシでは。
髪のとこでオチでいいわ。気づく流れいらん。
古見さんとやってることかぶってて草。
これ寝落ちしそう。頭おかしいキャラしかいないのも古見さんだな。

3話 ☆1
前の奴でかくても普通に見えるだろ。あのさぁ...。滑りすぎ。
何で女子と組めるんだよw 創作ダンスとは。
何このガイジムーブ。

4話 ☆1
阿波連古見式守さんの虚無三兄弟。ひたすら虚無だわ。
ハンドスピナーw こんな負け方しねーだろw
茶髪の子かわいいな。
あの子と和解するとこまでやってくれよ。

5話 ☆8
厨ポケ。気合のたすき持ってそう。気合のタヌキw
かわいい。この茶髪の子だけでいいわ。マジで。結局自分の実力なのか謎い。
シーンが少し冗長だな。今回面白くね? 古見さん要素。

6話 ☆7
上に上げないと反則なんだよなw 小学生投げ。高木さん感あるな。
性別差も身長差も酷すぎるだろw がっこうぐらし!
これが影ですか。弟?

7話 ☆8
ババ抜きの裏技初耳。結局運ゲー その2はやってるわ。
コインゲームにこんなのあったな。
ミートボールってそこから手作りするんか。
あっくんをそっちのけで風景画描くなw

8話 ☆9
カプ厨。これ阿波連さん以外を見るアニメだよな。
そうはならんやろ。腐女子向けアニメでありそう。
ホラーアニメみたいな画だな。謎空間。
主人公金持ちなんか? 祭りの屋台美化されてるの嫌い。
一等賞しょぼすぎだろw これなら確かに簡単に一等とれそう。
花火シーン良かった。このアニメ面白いんじゃね?

9話 ☆6
ライドウ主人公でよくね?w 阿波連さんもあんな風になってたら面白いのに。うるさいですね...って言いそう。まあ運ゲーだしなw
一人暮らしでしょ。
このアニメたぶんふざけけてる回は面白くて今回みたいな地味な回は微妙なのかな。自分の財布と分けてる子供怖い。

10話 ☆9
いや、ここ日本だろ?w
こっちは阿波連さん持ち上げキャラにしてもまだ人間味があるんだよな。そこはかっこつけて星の名前言わないと。
阿波連さんから告白するのか。
確かに降られた後のこと考えるとな。草。少し...?

11話 ☆9
恋愛要素強くなってきたな。もう古いぞ。ベイブレードかよ。
高校生なのにこんな大会に参加とか嫌だな。読めたけどワロタ。
小学生のくせに尊い。

12話 ☆9
せやな。ハートの碁盤。刺激(意味深)深読みしすぎだろw
和室に洋菓子の似合わなさ。
最初の方の印象はマジで悪かったのに、なんかいつの間にかかなり楽しめるようになってたな。

曲評価(好み)
OP「はかれない距離」☆7
ED「キョリ感」☆9.5
3話ED「AHAREN HEART」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

分析すれば令和アニメの本質に迫れる教材

一度は途中でリタイアしたものの、面白さが分からないのは感性が衰えてるとのコメント及びツイッターが見受けられていたので分析して再視聴。

初見は阿波連さんを介護する系のラブコメかと思ったが、この作品の本質は、ツッコミのいないギャグを軸として小動物的な阿波連さんを愛でるといったものだ。

主な展開として
①ライドウが他の人物の行動を見てありえない妄想や勘違いをする。
②阿波連さんが面白い行動をする。
+αとして
③どこかに隠れている大城さん探し(あるいは召喚)
④古文の先生がライドウと阿波連さんのやり取りを見て尊み(あはれ)を感じて鼻血を出す
といったものをひたすら繰り返す。

そして、そこに阿波連さんのライドウに対する恋心やちびっ子、阿波連一家などに対する良い話を付け加えることで全体的に優しいテイストに仕上がっている。
ツッコミがいないというのは令和の優しい漫才に当たり、仕事から帰ってきて疲れた体や海外勢にはこういうテイストの作品がウケるのだろう。
登場人物も全員が優しい人間で構成されているのは令和における萌え漫画のスタンダードだ。
暴力系ヒロインやギスギスした多角関係、シリアスな展開は平成のゴミ箱にでも捨てておけば良い。

この作品の面白さを解説するにあたり、令和の動画視聴というのは他の作業をしているときにマルチタスクでながら見したり、倍速で見ることが増えているという点が肝になる。
ライドウの妄想勘違いを毎度のスタートとして、阿波連さんの奇想天外な行動といったワンパターンな展開は、ながら見や倍速ならさほど気にならないしむしろ利点でもある。ノーストレスの環境で鑑賞しつつ、愛らしい阿波連さんや良い話ネタにエモさを感じる。これこそがまさに令和。


ここからはマイナスポイント。
まず軸となるライドウの勘違い妄想ネタが面白くないこと。
クスリと笑えるか全く笑えないの間をひたすら行き来しており、無味無臭。
視聴者は繰り返される勘違い妄想ネタで阿波連さんよりもライドウの方が相当やばいやつだと途中で気づくだろう。

この作品で最もつまらなく退屈で苦痛な、存在意義すら不明な古文の先生の妄想勘違い「あはれ」ネタもライドウの妄想勘違いネタとダブらせているのも最悪だ。
勘違いネタを二倍見せられることにより、ストレスを若干感じてしまう。
無味無臭のライドウのネタよりもさらに劣り、出血という人によっては不愉快な思いをさせる存在。この作品にはバイオレンスなキャラは必要ないと思う。全員が無味無臭、全身が甘いお菓子で出来たような人物だけでいいのではないか。
出血系ギャグは平成から持ち込まれた遺物あるいは異物でしかない。

そんな勘違い妄想ネタがありながら、阿波連さんワールドは巨大な犬が弁当やキャンプの食材を運ぶ、登校中にかまくらカフェという常識の範囲を飛び越えてるネタが多々あり、その境目がもはや曖昧。
妄想世界と現実(阿波連ワールド)がごっちゃになっているのだ。ここら辺の境目はきっちりしないとギャグが薄れてしまい、何でもありで白けてしまう。

総評として個人的にはあまり楽しめなかったが、令和アニメとしてのツボは抑えられており、ただつまらないと切り捨てるのではなくどこが面白いのかあるいは売れる要素があるのかといったことを分析する良い教材にはなった。言語化は大事。


最終回追記)最後に重い展開を持ってきたせいで日常アニメにしては繰り返し見づらい作品に。大城さんの出番が少なくて持て余してる感じが最後になって悪い意味で表面化してしまった。
ビニールハウス製作からルピナスを秒で作るというシュールギャグの極みは妄想と現実のごちゃ混ぜという悪い部分が大きくなってしまい、今後もこのようなギャグが増えるのだろうなと予感させるけど、それならそれでそういう作品なんだろうと受け入れるしかない。
それにしても尺の都合か知らないが作風が変わったレベルで怒涛のシュールギャグを連発されて最終回は見ていて胃もたれがした。

中身の無い作品の方が売れて、中身を作る(キャラ関係の変動、バックボーン、成長etc)と失速してしまうという論が展開されている2022年のアニメ漫画界隈だが、隣人ものからバカップル路線へ変化したこの作品はどう転がるのだろう。2期があったら見てしまうかもしれないが作風は大きく変化しそうで不安だ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

74.5 19 料理で笑いなアニメランキング19位
邪神ちゃんドロップキック(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (458)
1721人が棚に入れました
魔界の悪魔である「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。邪神ちゃんを召喚したのは、ボロアパートで暮らす女子大生「花園ゆりね」。ゆりねは、邪神ちゃんを呼び出したものの魔界に帰す方法がわからない……。仕方なく一緒に暮らし始めた二人だが、邪神ちゃんいわく、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」そう。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?

声優・キャラクター
鈴木愛奈、大森日雅、久保田未夢、小坂井祐莉絵、小見川千明、佐々木李子、飯田里穂、原奈津子、荒浪和沙、寺田御子、山田麻莉奈、山下七海、田中美海、M・A・O、遊佐浩二
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想{netabare}
ドロップアウトかと思ったらむろみさんで、むろみさんかと思ったら違ってた。
なんだっけ、この構図ってなんかあったハズなのに思い出せなくてモヤモヤする。
神だか悪魔だか召喚・使役してコキ使って、召喚された方は常に命を狙ってるんだけど悉く返り討ちに遭うヤツ…“うしおととら”じゃなくてもっとギャグ寄りので。
なんだっけなんだっけ…とアニコレの感想見てみたら同じく思い出せずに困惑されてる方が居て「あ、自分だけじゃないんだ」とひと安心。

内容の方だけど、幸か不幸か馴染みのあるフォーマットなので抵抗は無い。
ここから過去へ話が進むのか、このまんまギャグが続くのか、変なシリアスに傾くのか、1話だけではまだ分からない。
様子見ー。


追記
似た構図の作品、なんだったか必死に思い出そうとしても思い出せない。
ひょっとして「召喚・使役」じゃなくて「封印・使役」だったかも?と記憶を辿る範囲を広げたら西遊記まで行っちゃった…。
まぁ原典を辿ればそれ系ってことなんだろうけど…って思ったら自分が抵抗を感じなかった理由もなんとなく分かったり。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
2話で「暑い~」「エアコンが~」言ってたのに予告でクリスマスって出て「ん?」って思って、実際3話見たら季節が冬まですっ飛んでて…あ、これ時系列シャッフルなのかな?
まぁ1話からいきなりキャラが出揃ってる状態からのスタートだったので、「どうやってこいつらが集まったのか」の説明回はあるのかな?とは思ってたので、これでその可能性はちょっとだけ上がった?
無くてもいいけどさ。

それにして、なーんかイマイチだなぁ。
邪神ちゃんは「邪悪だけどアホ」「悪だくみするけど最後は酷い目に遭う」って設定にしては可愛げか無い。
“ドロップアウト”のサターニャは可愛げがあったのに何が違うんだろ?って考えてみたのだけど…声優の力ってのはナシで以下の点かな?

・邪神ちゃんのアホ行動を見てクスクス笑ってる人が居ない、周囲に迷惑かけてるだけ
・計画性が無く直情的、その後どうなるかを考えて無さすぎ(邪悪なことを考えてもそれがどこかマヌケだと笑えるのだが)

この2つだけじゃなくて他にもある気がするが…とりあえず思い付いたのはこんな感じ。
で、1番目に関しては次回婦警さんが出て改善される、のか?
2番目はなぁ…3話を挙げると「しまった、ペコラに見せつけることに夢中になってユリネのカレーまで食べてしまった」って言わせるだけでも全然印象違うと思うのだが。
「後ろがガラ空き」の二連発もちょっといただけない、ってか肉弾戦しか能がない?

なんか文句ばかり書いてしまったけど次の婦警には期待。
ってかそれの扱いによって明暗が分かれそうな…。

追記
あーそっか、↑書いた後に思いついた、「煽てられると調子に乗る」「騙されやすい」ってのも無いんだ、“百錬の覇王”思い返してて気付いた(イヤな例だな)。
いつも問題起こすのは邪神ちゃん発で、これが変化乏しくて3話にしてマンネリ化感じる原因になってるのかも。
発端は邪神ちゃんであっても他の誰かによってエスカレートしちゃうって展開があってもいいんじゃ?
…。
やっぱ婦警なのか?そうなのか?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
やまじゅんネタがほんっっっっっと寒くて。
そんなん“キディガーランド(2009年作品)”でやって総スカンだったじゃんって思うと何故今更!?で。
ってか“呂布子ちゃん(2008作品、監督もりやまゆうじ)”でもお寒い反応だったかと…もう10年前じゃねーか。
若い人にはむしろ新鮮に見えるのかねぇ?
もりやまゆうじ自身、今期“七星のスバル”のアクション監修で名前見たけどいかんせん横の繋がりってどうなってるかまでは自分知らん。
「そのネタ止めた方がいいッスよ」って言ってくれる人居なかったのかなぁ。
“音楽少女”に比べるとなんか生っちょろいんだよね。
バゴーンもさることながらABBA(2文字目のBは反転)もそうで。
対立煽りはしたくないのだけど、同期作品の“ちおちゃん~”の監督だったらそこは容赦なくBGM流しただろう、と思うとなんとも物足りない。
といいつつ、もしかしてABBAじゃなくて松任谷由実だったら自分評価違ったかも?と思ったが…いや無いな、タイトルいじってるだけだもの。
ってか↑で期待してた婦警も結局“受け手”で、常にといっていいくらい騒動の発端は邪神ちゃんに頼っててワンパターン。
6話でちょっと頑張った感じだったけど7話でまた戻っちゃった感じ。
パロも寒けりゃ展開もワンパターンってどうすりゃいいんだ。

余談
コミケ当日国際展示場前駅にポスター貼られる作品は糞な法則。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

邪神ちゃんの召喚エピソードからの開始ではなかった第1話。面白かったです。(最終11話目:「必殺のドロップキック」がまったく必殺でない件について…。)

同タイトルのコミック原作は未読で放送された第1話のみ観ましたが、ファーストインプレッションは「かなりグッド」でした。たぶん完走すると思いますが、特に何も書くことがなければレビューの更新は完走後にでも。

とりあえずOPのナレーションと主題歌の歌詞で、ここをきちんと観て聴くことで邪神ちゃんとゆりねのおおよその関係はわかります。

なぜかすき焼きパーティーで始まる第1話でした。

アニメの公式ホームページを見ると追加キャラはいるみたいですが、第1話Aパートのここでメインキャラクター(花園ゆりね、邪神ちゃん、メデューサ、ミノス、ぺこら)が概ね勢ぞろいといった感じでした。

メデューサやミノスという名前も神話としては比較的ポピュラーなギリシャ神話に由来するものでしょうから、メデューサの目を普通の人が直接見たら石化してしまうんじゃなかろうか、とかミノスはたぶんミノタウロスのように力持ちだろうなというのはなんとなく想像できますね。

ゆりねとぺこらがどんな奴なのかというのはストーリーの中でしかわかりませんが、それでも第1話として必要な要素は伝わってきたと思います。

一見ただの人間っぽい(ただし眼帯とかしててゴスロリ服)なゆりねがこのコミュニティの頂点に立てている明確な理由とか、邪神ちゃんの召喚の経緯についてはもしかしたら今後放送されるエピソードで具体的描写があるかもしれません。

とりあえず、邪神ちゃんの不死・再生能力がストーリーの要にあるのは間違いないです。これのおかげでどんなに容赦のない描写でも、ギャグで済ませてしまえる…(笑)。

わりと視聴者を信じた作りというか、合う合わないはけっこうありそうですね。人を選ぶとは思いますが私はとても面白いと思いました。

作画は良い意味で「漫画的」ですね。これも合う合わないがありそう。

2018/7/17追記:
第2話まで視聴。メデューサのポジションが何となくつかめましたね。あと、邪神ちゃんのポンコツ度合いが第1話以上でした。

余談:「医療用の瞬間接着剤」というものが実用化されています。基本的な成分は家庭用のものと同じです。

2018.7.19追記:
原作を一気読みしてしまいました。なるほど、これは1話登場だった各キャラの原作初出回をあえてやらないのは英断かも?

おそらく追加のキャラについては、原作も面白いからエピソードを拾っていくのではないでしょうか。

2018.8.8追記:
第5話まで視聴終了。原作でも作中でパロディー、オマージュネタが多く、アニメでもそれは引き継がれています。5話だと巨大カマキリ(刃牙)とか。

書泉グランデにおいて作中で作品アニメ化の広告が出ているという、メタな開幕でした。これまでも作中では多くの実在店舗が出てきていますし、作中での神保町や秋葉原の街並みの背景もわりと現実準拠ですね。

3話くらいから定常運転に入ったのか、原作をほぼなぞるエピソードが増えてきましたが、各キャラの初登場に関しては婦警の橘芽依や氷ちゃんなど一部のキャラを除いて、ほとんどのメインキャラでは原作改変するつもりのようです。

ただ、原作での設定維持を念頭に置いた改変のようであまり気にはなりません。しばらく前からペルセポネⅡ世、そして5話ではぽぽろんとぴののキャストがEDでクレジットされていましたが作中ではまだ一度も名前が呼ばれていません。これはこれで、面白い(笑)!

2018.8.15追記:
第6話: 邪神ちゃんのオヤジギャグとか駄洒落にはとても親近感が湧きます。今回だとモハメド・アリとか、私も時々言っていますし。

後は、「遊佐未森」と「焼そばBAGOOOON」が個人的には良かったですね。たぶん面白くない人には何も面白くないとは思いますが。

あと、別に面白くはないけど懐かしかったのは、タイガージェット・シン…。

2018.9.18追記:
第11話: 最終回でした。決まっても致命的でない技は、まったく「必殺」ではありません(笑)。回鍋肉の作画、妙に良かった気がします。そして、ムダ(?)に歌がうまい邪神ちゃん…。

アニメ公式ホームページのキャラクター紹介で、ペルセポネ2世が最終回までついにシルエットのままでした。キャラ紹介文もまったくアニメ本編の状態を反映していないのですが、これはOVA製作か2期目を期待しても良いのでしょうか…?
(あるいはBOX下巻に未放送の12話目が入って、そこで合流なのですかね…?)

人を選ぶ作品だったと思いますが、個人的にはとても楽しめました。ただ、ギャグのネタはいちいち古かったりマイナーだったりするものが多かった気がする…。

¡Hasta la vista! Baby!(じゃあな! ベイビー!)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 49

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

少女と悪魔が繰り広げるちょっと危険な同居生活

この作品の原作は未読です。
あにこれでこの作品の画像を見た時、邪神ちゃんしか映っていなかったので「モンスター娘のいる日常」みたいな作品なのかな…と思っていましたが、立ち位置含めて全然違っていましたね^^;

この作品に引っ張られたのはやはり声優さんでしょうか…
主人公の邪神ちゃん役は、ラブライブ!サンシャイン!!の小原鞠莉を演じた鈴木愛奈さん
邪神ちゃんを召喚した花園ゆりね役は、同じ夏アニメ作品「七星のスバル」の空閑旭姫を演じた大森日雅さん
邪神ちゃんの幼馴染にあたるミノス役は、ソウルイーターのマカ、花咲くいろはのみんちを演じた小見川千明さん
それにM・A・Oさんの名前も見かけたので…

物語の方ですが、魔界の悪魔である邪神ちゃんが、神保町でアパート暮らしの女子大生である花園ゆりねに召喚されるところから始まります。
そして、お約束ですがゆりねは魔界への帰し方が分かりません…
邪神ちゃんが魔界に帰る方法は一つ…召喚者が命を落とすこと。
こうしてゆりねの命を狙う邪神ちゃんとゆりねの同居生活の幕が開き、物語が動いていきます。

公式HPのキャラ紹介ではこう書かれていました(抜粋して掲載)。
邪神ちゃん:ゲスでかわいい魔界の悪魔
花園ゆりね:ちょっとブラックな女子大生
メデューサ:天使のような悪魔
ぺこら:天使は家なき子
ミノス:悪魔で隣人ですから!
ぽぽろん:腹黒天使

概ねキャラの紹介文としては正しいと思います。
但し、個人的には邪神ちゃんを除いて…になっちゃいますけど。

ゲス=下衆の意味を調べてみると、「品位が下劣であること」とあります。
「下劣」の意味を調べてみると、「人柄、物の考え方などが、下品でいやしいこと」或いは「人柄や態度が下品で、他人に対して守るべき節度を欠いていること。品性が卑しいこと」とあります。

邪神ちゃんは決して下品ではありません。
そこで下品な部分を取り除くと「人柄、物の考え方などがいやしく、他人に対して守るべき節度を欠いていること。」となります。
「人柄、物の考え方などがいやしい」は、邪神ちゃんそのもの。でも悪魔である彼女の本分なら、きっとこれは誉め言葉…
ですが「他人に対して守るべき節度を欠いていること。」は邪神ちゃんに当てはまるでしょうか?
私が気になったのは「欠いている」の部分です。

「欠いている」というのは、「足りない、手落ちや落ち度がある」という意味です。
つまりベース部分があり、そのベースに届いていない状態を指しているのだと思います。
果たして邪神ちゃんに欠けるべきベースとなる節度が合ったでしょうか…?

邪神ちゃんの節度…限りなくゼロに近かったのではないでしょうか?
特にメデューサに対する仕打ち…邪神ちゃんに甘々のメデューサもどうかと思いますが、散々だったとしか思えません。

だから過半は子供の情操教育上、決して良いとは思えませんでした。
思考もそうですが血もドバドバ出ますし…
でも、ほんの時折なんですけど、それだけじゃなかったのも事実です。
ご飯を作っている邪神ちゃんは素直に可愛かったと思います。

ただ、邪神ちゃんの行う「良い事」は普通の人がごく当たり前に行っていること…
だから普通の人では絶対評価されない範疇なのですが、邪神ちゃんが行うと物凄く良い事に見えるから不思議です。
こういうのをゲインロス効果と言うのでしょうか?
もしかして、邪神ちゃん…狙ってたのかな!?

一方、私が気になっていたのはぺこらの方でした。
分不相応な程の不幸体質の持ち主なんですよね。
そんな風に考えなくても…と思うことも度々ありましたが、根っからの天使だからでしょう。
何だかんだ言いながらホームレス生活と空腹に耐えながら日々を生きているので生命力は強いのかもしれません。
ですが、彼女には真っ当な仕事と暮らしをさせてあげたいです。

他にも個性的なキャラが登場してくる作品です。
序盤は、同じような展開の繰り返しで少し満腹感を感じましたが、中盤以降は持ち直し終盤からは拍車が掛かったような面白さだったと思います。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、邪神★ガールズの「あの娘にドロップキック」
エンディングテーマは、三浦祐太朗さんの「Home Sweet Home!」

1クール全11話の物語でした。
邪神ちゃんの言動に時折イラッとすることもありますが、頭を空っぽにして視聴できる作品だと思います。
何だかんだ言いながら結果的に楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
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