教官で友情なTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の教官で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月22日の時点で一番の教官で友情なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.6 1 教官で友情なアニメランキング1位
ハイスクール・フリート (はいふり)(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (952)
4083人が棚に入れました
「海に生き、 海を守りて、 海を往く--- それがブルーマーメイド!」今からおよそ100年前、 プレートのずれにより、 多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため、 次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、 海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。それに伴い、 働く女性の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。そんな時代、 幼馴染の岬明乃(みさきあけの)と知名もえか(ちなもえか)は、「ブルーマーメイドになる」という同じ目標を持つ仲間たちとともに、 横須賀の海洋高校に入学する。

声優・キャラクター
夏川椎菜、Lynn、雨宮天、古木のぞみ、種﨑敦美、澤田美晴、田中美海、丸山有香、田辺留依、中村桜、久保ユリカ、五月ちさと、大地葉、宮島えみ、山下七海、藤田茜、小林ゆう、黒瀬ゆうこ、大津愛理、麻倉もも、伊藤かな恵、阿澄佳奈、高森奈津美、相川奈都姫、小澤亜李、金子彩花、新田ひより、大橋歩夕

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

女子高生たちが戦艦に乗り込み戦い、悩み、喜び仲良くなるアニメ

戦艦の女性艦長=ブルーマーメイド(作中の日本において、海の治安を守る女性だけで構成された組織。)を養成する学校「横須賀女子海洋学校」へ入学した主人公の岬 明乃(みさき あけの)CV夏川椎菜 と明乃が艦長を務める戦艦「晴風(はれかぜ)」の乗組員でありクラスメイトの31人の少女たちが公開実習中のアクシデントで反乱の疑いを掛けられてしまって、事件の真相を確かめるために航海をするさまを描いたアニメです。

また横須賀が登場してコラボもしています。聖地アニメでもあります。

登場する艦隊もリアルに描かれており、戦闘シーンは迫力あります。

ノリはガルパンみたいですが、戦闘は安全ではなく怪我もするようです。なのでスリルもあります。

総じて面白く一気に視聴してしまいました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 33
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女子高生と軍艦<追記;OVA前編><追記;OVA後編>

またアニメ界に萌ミリタリーものが誕生した。
冒頭こそ平和的だけど、事件が起こる起こる。
いつのまにか謎の海戦に突入だぁ。

主人公ミケちゃんが乗る春風は小回りがきく小型艦。
個性的なクルーで構成されます。
皆の力とアイデアを結集し、大型艦に立ち向かう。
その海戦映像が迫真。
船の旋回、砲撃、魚雷発射。
なんかリアルでいちいち興奮。
映像毎に体が左へ右へ、マジ戦ってる気分です。

このアニメ、大量の女性キャラが登場。
ええい、いちいち名前を憶えてられねえってんだ。
もっともお気に入りの機関長。
べらんめー口調の江戸っ子だ。
チャキチャキの職人気質が気持ちいい。

次が記録員?
自信満々の一人芝居で悦に入る。
その言葉は、広島弁か。
金髪ドイツ娘との掛け合いは結構ツボです。

最後に航海長。
気弱ですぐ目に涙をためる表情がキュート。
いっぱいいっぱいの振る舞いもキュート。
さらにさらに、OP時の胸騒ぎの腰つきがもっともキュート。

当初の雰囲気からは想像もしなかったストーリー。
ネタバレレビューを読む
意表を突く感動もある意外な良作です。

<追記;OVA前編>
ネタバレレビューを読む

<追記;OVA後編>
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 53

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

SFサスペンス海戦バトルアクション

ストパンガルパンの鈴木氏のやつ。

とても危険なアニメです。
キャラの名前が覚えられないと死んでしまう方は試聴をお控えください。

ほりさげがああああああああああたりないよおおおおおおおおおお
なまえがあああああああああああおぼえられないよおおおおおおお
ほりさげほほっほほりっげえほっほおーーほりーーさげへええええ
アニメでえ何よりもおお大事なのはああほおおりいさげええだぞお


主人公船の乗員は31人。クソアニメです。
人数が余りにも多すぎ。クソアニメです。
人数は4、5人にすべき。クソアニメです。
名前が覚えられません。クソアニメです。
掘り下げが足りません。クソアニメです。
爆撃だけで終了じゃん。クソアニメです。
船見せたいだけですね。クソアニメです。
飛行機がない世界って。クソアニメです。
チーム名がついてない。クソアニメです。
リアルじゃないんです。クソアニメです。
ガルパンの方があああ。クソアニメです。
ストパンの方があああ。クソアニメです。
しぐるり……?そんなものはしらんなあ。


ますYoutubeでOPを聴きましょう。TrySailさんの神曲です。そしてこれが最終話のラストバトルでかかります。しかもフルコーラス。これだけに観るに値する気がしませんか。しませんかそうですか。

ガルパンに比べキャッキャウフフよりもバトルの比率を上げた印象。船同士のドンパチはかなりのド迫力。船員は明確なチーム分けもなく、またチーム名などもないため各個人の詳細な把握は難しいとは思います。最初の宣伝が萌えアニメっぽいフェイクだったみたいで、騙された方はブチ切れ案件。広い船内でメインキャラがか艦内全ての作業が出来るわけもなく、画面に映る場所とキャラが頻繁に変わります。部室内や車内など狭い空間での4、5人のキャッキャウフフが見たい方にはそりゃあとんでもないクソアニメでしょうね。

こんなのリアルじゃないフンガーの方はかわぐちかいじでも観ましょう。

要するにバトルアニメとしてめちゃくちゃ面白かったです。
アツくて爽やかでやさしくて頼もしい晴風の皆さんは最高でした。
アクションものが不人気なのってみんなスマホで観てるからなのかなあ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 20

80.8 2 教官で友情なアニメランキング2位
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (939)
5117人が棚に入れました
魔術と科学が共に発展した世界――ルヴァフォース。
魔導大国・アルザーノ帝国の南部に位置する「アルザーノ帝国魔術学院」はこの世界で最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎である。
およそ四百年の歴史を有するこの学院は魔術の道を志す全ての者の憧れであり、学院の講師や学生たちも自信がその輩であることに誇りを抱いている。

この由緒正しき学院に突如として赴任してきた非常勤講師、グレン=レーダス。
「お前らに、本当の魔術ってもんを教えてやるよ」
《ロクでなし》と呼ばれるこのオトコの破天荒な授業が、今はじまる。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、藤田茜、宮本侑芽、小澤亜李、高橋広樹、喜多村英梨
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とことんテンプレにこだわった作品かな?

原作未読。最終話まで視聴。

「これでもか!」というほど、どこかで見たような展開がひたすら繰り返されます。
しかし、この作品の面白いところは少し『ずらして』いるところ。
第1話から思わず突っ込みまくりでした。
ネタバレレビューを読む

ヒロインがネタバレレビューを読むみたいな展開も良かった。

そう考えると、この作品はズバリ「魔術系コメディ」。
敵キャラのクソっぷりも心地良い、この作品の感じは嫌いではなかったです。

そういえば、最後までネタバレレビューを読むについて、あまり語られなかったなぁ。
何か、まだ火種がくすぶっている感じだしネタバレレビューを読む、第2期とか考えているのかな?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魔術戦? いえ、肉弾戦です。

■話数
全12話

■ロクでなし魔術師の教師生活
暗い過去をもつ魔術師が学校の先生になって生徒を導きつつ事件に巻き込まれる話。

ライトノベルではよくある物語だが、少し違うのは主人公が全然最強じゃないってところ。
確かに凄い技能はあるがそれが主人公に相応しいかと言われれば疑問だ。
しかし、そのおかげで主人公・グレンが必死なのは伝わってくる。
そーいう意味では確かに主人公だった。
内容はシリアスとコメディが3:4ぐらい。
軽く見る分にはちょうど良かった。

■服装がいい!
キャラも良くも悪くもライトノベルっぽい。
ライトノベルが好きな人ならよく見かける感じのキャラたちだ。
ラノベが好きなら普通に楽しめると思う。

バトルシーンは正直そこまで激しくはなかったけど、いいシーンやかっこいいシーンは何度もあった。

■総評
ザ・ライトノベルといった作品だった。
めちゃくちゃ面白い訳ではなかったが、つまらないと途中で切るレベルでもなかった。
こういったジャンルが好きな人なら観てもいいんじゃないかな?
まぁ、嫌いな人は嫌いそうだけど……
私は普通に面白かったよ!


↓↓↓各話の感想↓↓↓
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 15

マダオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

2話で化けた。主人公最強好きにはたまらん

これ面白いな!2話で化けたわ。主人公のキャラがいい!1話視聴時はあれ?ガチで弱い系?コメディだけのクソアニメか?って思ったけど強くて安心した。これでやっと俺の視聴枠に入った。
近代では訳の分からん人種(萌えるだけの豚)が湧いてるからこういったハーレム、主人公最強枠が肩身の狭い事になってますが、好きな人はこういうアニメ大好きなのでもっとこの手のジャンルのアニメ作って欲しい。
俺的には今期ナンバー2くらいの作品。ちなみにナンバーワンは進撃の巨人。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 8

72.5 3 教官で友情なアニメランキング3位
魔法少女リリカルなのはStrikerS [ストライカーズ](TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (798)
4564人が棚に入れました
空港火災の現場…命の危機にさらされた幼いスバルを救ったのは、純白の衣装に身を包んだ、時空管理局のエース魔導師・なのはだった。我が身を省みず災害や困難と戦うその姿に心打たれた幼いスバル。彼女に憧れたスバルは、満天の星空の下、管理局の魔導師になることを決意する。4年後、晴れて管理局の新人魔導師となったスバルは、訓練校時代からのパートナー、ティアナ・ランスターと共に魔導師の昇格試験に挑んでいた。それを見つめるのは機動六課の有望な人材として二人に目をつけたはやてとフェイト、そしてなのは。試験開始を告げるシグナルとともに「StrikerS」の物語が幕をあける。

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

魔法の存在により作られる、人と人との繋がり

様々な賛否両論がありますが、個人的にはメチャメチャ好きです♪♪

この作品がファンから叩かれた一番の理由としては
  【19歳ながらも大人びた容姿】
確かに流石に少女とは言えないかもww
それに関しては私も似たような意見を持ち合わせています。

今作は今までのシリーズを通した、魔法少女の良さを引き継げなかったかもしれない。
しかし!!今作では、新たに製作者側が伝えたかったものがあったのでは?!

ここからは、私個人の考えになりますが、個人的に魔法少女アニメで一番重要視しているのは
【魔法の存在により作られる、人と人との繋がり】です!!
StrikerSは確かに、魔法【少女】ではないかもしれない。
でも、過去のシリーズと同じように友情・仲間の大切さ!
それに加え、後輩・部下にあたる人との関係の大切さ!!
それを見事に描いた素晴らしい作品だったと評価します!!

まぁ、そう言った面でも今作は続きである三期とせず、
外伝など、もっと違った扱いをしていれば、風あたりも弱まったのでは??

兎にも角にも、この【なのはシリーズ】は素晴らしい作品です♪♪
是非シリーズを通して見てみてください!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

(レビュー全面改訂です)思いは繋がる・・・

この作品は、「魔法少女リリカルなのは」の3期目に相当する作品です。
物語に繋がりあがるので、1,2期を見視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

1,2期で熱い死闘を繰り広げてきたなのはとフェイト・・・
2期のラストで「闇の書」事件から6年後の皆んなの姿が描かれていたので、きっと時空管理局での熱い戦いが繰り広げられるんだろうなぁ・・・と勝手に思っていましたが、蓋を開けたらビックリでした^^;

機動六課・・・は良いとして、展開的に闇の書事件のベルカの戦士4人も仲間になる気はしていたので良いんですが、前線フォワード部隊のスバル・・・? ティアナ・・・?
えっ、なのはとフェイトが主人公じゃないの・・・?

3期の舞台設定は2期から10年後・・・という事はなのは、フェイトは19歳・・・バリバリの現役だと思っていましたが違っていました^^;
確かにハードな職務だとは思いますが、19歳で後進に道を譲るってスポーツの世界でもこんなに短い寿命の競技は聞いたことがありません^^;

・・・という先入観を持って1巡目を視聴したので、設定に対するインパクトは感じましたがこの作品をキチンと評価する事には繋がらなかったのだと思います。

という訳で雑念を払って2巡目の視聴を始めました^^;
物語は、前線フォワード部隊として二等陸士のスバルとティアナ、三等陸士のエリオとキャロの4人が、若いながらも持っている天性の素質を見込まれて、新設された八神部隊長率いる「古代遺物管理部 機動六課」に入隊するところから物語が始まります。

この機動六課・・・ロストロギア関連の危険な任務を行う実行部隊である事から、メンバーも優秀な人材が揃っています。

部隊長である八神はやてを筆頭に、スターズ分隊になのはとベルカの戦士ヴィータ、ライトニング分隊にフェイトと同じくベルカの戦士シグナム、そして後方支援部隊にロングアーチとスター級の魔道士が顔を並べるこの部隊・・・将来を見込まれ、声を掛けられただけでも十分に凄い事だと思います。

こうして戦技教導官になのはを据え前線フォワード部隊の本格的な教育が始まるのですが、日々繰り返されるのは徹底した基本動作の繰り返しばかり・・・
新人教育は期間限定である上、敵はこちらの状況を汲んでくれる訳もなく次々に現れてきます。
敵との遭遇で感じるのは先輩の圧倒的な強さと、一生かけても追いつけないと思ってしまう自分への劣等感・・・

「この中で、私だけ・・・何も無い」

きっと普段はこんな事考えないのだと思います。
でも自分に劣等感を感じている時、自分の持っているモノが見えなくなることがあります。
自分の心の奥底に眠るダメダメな部分に支配されてしまいそうで怖い・・・

そこで、難しいのが立ち直るための踏み出し方・・・だと思います。
なのはさんの教えをきっちり守っていれば・・・という気持ちは根底に流れています。
ですが、自分が出来る事を繰り返して強くなれるのか・・・実践で活かせるのか・・・
そもそも強くなるって、これまで出来なかった事に挑戦しないといけないんじゃ・・・

焦りは不安と苦しさを呼びます・・・
自分では良かれ・・・と思ったことも道の先を辿ると全然別の答えに行き着いてしまう事も・・・
きっとスポーツだったら・・・新しい技を取り入れたと思います。
でも皆んなが向かう先は戦場・・・ややもすると生命を落とす場所でもあるんです。
そんな場所に中途半端なモノなんて絶対持って行かせない・・・
これは戦技競技官であるなのはの思惑のほんの一部・・・残りは是非本編で確認頂ければ、と思います。
沢山の厳しさの中に溢れる優しさ・・・愛おしさを感じる事ができると思います。
私の中で何度見ても泣けるシーンです^^;

そして物語の後半・・・これまでの成果を発揮できる場面とも言える大規模侵攻に襲われます・・・
前線フォワード部隊もかつてない危機を迎えることになります・・・
その危機は切り抜けられるのか・・・切り抜けるならどの様にするのか・・・
この辺りは後半の見どころの目玉と言えると思います。

でも、私の中の後半のヒーローは、間違いなく「紅の鉄騎 鉄槌の騎士ヴィータ」でした。
2期では色々ありましたが、3期では前線フォワード部隊を・・・スターズ分隊を・・・何よりなのは自身を守ろうとする気概が半端ないんです・・・
そして彼女の気概は・・・行動を伴った実践シーンも描かれているのですが彼女の格好良さ・・・もう反則級です^^

絶体絶命のピンチ・・・そこでヴィータを取り囲んだのは、大切な人を傷付けた憎っくき敵・・・
身体もデバイスである鉄(くろがね)の伯爵「グラーフアイゼン」もボロボロなのですが、その敵だけは絶対に許さない・・・という気力だけで沢山の敵の中に単身切り込んでいくんです・・・

でも、ヴィータにしかできない役目はこれだけじゃありませんでした。
振り下ろす鉄槌は自分自身のためではなく、大切な仲間を守るため・・・
そして、今は自分の限界なんて言っていられない時・・・
「アイゼン・・・うおぉぉ、ぶち抜けェ・・・」
鉄槌の騎士ヴィータとグラーフアイゼンの渾身の一撃・・・
もう涙無しでは見れません(;_;)

オープニングテーマは、水樹奈々さんの「SECRET AMBITION」と「MASSIVE WONDERS」
エンディングテーマは、田村ゆかりさんの「星空のSpica」と「Beautiful Amulet」

2クール26話の作品でした。1巡目は余計な雑念でしっかり評価する事ができなかったので、今回2巡目を視聴して本当に良かったと思いました。現時点でお気に入りの棚行き決定です^^

4期が始まるという事で1期から見直しましたが、新たな発見もあり、なのはとヴィヴィオの関係もしっかり思い出す事ができたのは収穫でした。
引き続き4期を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 31

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魔法とは物理攻撃であっても、とりあえず魔法陣を出しておけばOKなのでしょうか!?

『魔法少女リリカルなのはStrikerS』は2クール(全26話)の魔法少女アニメです。


第3期における魔法少女;“高町なのは”は齢19歳。
はてさて、19歳とは少女という分類に入るのかは甚だ疑問です。(笑)
原作者曰く、「女の子は心がキラキラ輝いていればいつまでだって少女でしょ?(wikipedia参照)」だそうです。結構年を食っているレディでも心がキラキラ輝いていれば少女と言う事ですのねぇ。まぁ、そう言う事を言いたかったのでは無いのでしょうが...。


『なのはStrikerS』の中心人物は、お馴染みのあの異常に強い3人(なのは・フェイト・はやて)ではなく、今季から新たに登場する機動六課前線という部隊の4人。しかし、終盤で一番活躍するのはなのは達や前作にも出てきた守護騎士達。結局の所、主人公は“なのは”です。

前作と比べると色んな事件だの過去の出来事だの重要人物だのと結構設定が増えています。でも、壮大な設定にした割には、それらの新たな設定の大部分が掘り下げられる事無く物語は進行してゆきます。登場人物も新たに増やし過ぎてインフレ状態ですが、特に彼ら・彼女らを覚え無くても前作を見ていれば普通に楽しめます。


私にとって、第3期における疑問点は召還魔法や光線ならともかく、銃・ナックル・槍等の物理系の武器を使うことはもはや魔法で無く唯の物理攻撃ではないかという事です。
これは第3期を既に見終わった人なら1度は考えているかもしれません。第2期の『ベルカ式カートリッジシステム』が登場してから既に若干怪しく為っていきましたが、あの時点では完璧に武器に依存してはなくある程度魔法も使用していました。
しかし、第3期の戦線6課の内、召還魔導師“キャロ”を除く残り3人は魔法っぽいけれども、あれは物理攻撃ではないかと(汗) 個人的にはもう少し魔法らしい魔法を使って欲しかった…かな?


評価すべき点としては、機動六課の4人それぞれについて、これでもかっ!というくらい焦点が当てられている事。そして、なのはシリーズが得意とする喜怒哀楽の表現、つまり心情表現の豊かさ。失望と怒りの容貌に関しては特になのはさんが恐かったw

機動六課の4人のサクセスストーリーをドラマチックに表現しているのも良かったです。サクセスストーリーがしっかりしているものはどのアニメ・漫画でも面白い物ですよねぇ。

一番良かったのは戦闘シーン。
なのはシリーズにおいては戦闘シーンに特に力が入れられており、緊迫感・迫力・速さのどれをとってもレベルが高いです。と言う事で、戦闘シーンだけでも高評価を与えたい。『魔法とは物理攻撃であっても、とりあえず魔法陣を出しておけばOKなのでしょうか!?』これは個人的テーマで、第4期に期待。


2クールという事もあってグダグダな場面も見られましたが、ストーリー自体は特に悪くも無く前作を観た方には問題無く観られる第3期だったと思います。
最後に私が言いたい事は、ヴィヴィオが可愛い。くぎゅのキャラが消えて残念。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 16

68.7 4 教官で友情なアニメランキング4位
艦隊これくしょん -艦これ-(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1276)
5697人が棚に入れました
人類がその制海権を失ってしまった世界。海を蹂躙する脅威、それが「深海棲艦」。その脅威に対抗できるのは、「艦娘」と呼ばれる在りし日の艦艇の魂を持つ娘たちだけ――。 深海棲艦に対抗する艦隊の拠点、「鎮守府」。そこは、多種多彩な艦娘が集い、そして日々の演習などで切磋琢磨しながら、共同生活をする場所。その鎮守府にある日、一隻の艦娘が着任する。彼女は、特型駆逐艦―-。その名を「吹雪」。 「吹雪です! よろしくお願いします!」 吹雪の、そして艦娘たちの物語が、今始まります。

声優・キャラクター
上坂すみれ、藤田咲、井口裕香、佐倉綾音、東山奈央、大坪由佳、日高里菜、洲崎綾、野水伊織、種田梨沙、谷邊由美、ブリドカットセーラ恵美
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OP『海色』歌詞に示される核心テーマ。日本海軍の栄光と悲劇をモチーフとした人気ゲームのアニメ化

《各話タイトル&評価》

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に疑問を感じた失敗回
?は内容が微妙で現時点で評価保留の回

ネタバレレビューを読む

※以下、時系列での内容レビュー・感想+キーワード&解説
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【第1話】 「初めまして!司令官!」(1/7放送)視聴直後の感想

《とりあえず第1話は◎。方向性がまだ見えず期待と不安が交差するスタート》★★

原作ゲーム未プレイ。
作画は当然ながら良質で、キャラ設定・音楽も良い感じでした。
肝心のストーリーは、第1話では方向性も皆目分からないし、これからなのだけど、ちょっとワクワク感があって好感を持ちました。
ただし、先の大戦当時の日本海軍の艦艇名称が矢継ぎ早に出てくるので、予備知識がない人は視聴を続けるのは少し厳しいかも(※対策として以下のレビューに ◆キーワード&解説 を多数盛り込みました)。

◆キーワード&解説
ネタバレレビューを読む

◆現状での違和感と期待

2013年秋に放送された『蒼き鋼のアルペジオ-ARS NOVA-』が、ネタバレレビューを読むのに比べると、どうしてもネタバレレビューを読む、というスタイルは、今のところ迫力不足なだけでなく説得力に欠けるものに見えてしまいます。
今後、ストーリーが進むにつれて、この違和感が解消されていき、終盤ではこの作品ならではの魅力に変わると良いのですが。

とにかく、多くの人が感動する名作・・・というようなストーリー面での大成功は要らないので(というよりアニメの設定上、無理だと思う)、去年のラブライブ!(※シナリオ構成が同じ花田十輝氏)のような感じで原作人気を一層盛り上げる手堅い成功を収める作品に育って欲しいものです。

あと史実に基づく艦の個別エピソードをどのくらい盛り込むのか(あるいは盛り込まないのか)、にも注目です。

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【第2話】 「悖らず、恥じず、憾まず!」(1/14放送)視聴直後の感想

《第2話でストーリーの方向性が少し見え始めた?嬉しい史実リスペクト》★★

悖(もと)る、とは「道理に背く、約束を破る、歪む」という意味。
憾(うら)む、とは「外的な刺激によって心に不満や残念を感じる」という意味。

◆キーワード&解説
ネタバレレビューを読む

◆迫力のOP「海色」から見えてきた?本作の方向性

第1話でラスト付近に特殊EDとして流れた「海色」ですが、楽曲1~2番のミュージッククリップが公開されています。
しかし正確な歌詞がまだ発表されておらず、肝心の英語部分がはっきりしません。
(2/18のOPシングル発売日までお預け→2/18確定)


OPもしくはEDに、その作品の制作者が視聴者に届けたい作品テーマやメッセージが篭められおり、それらを読み解くことによって作品テーマの理解が進むケースは、とても多いのですが(というより常識になっている)、この作品の場合でも、やはりそうなるのか?

特に、艦娘は先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化であり、「その記憶をある程度有しており、それに因(ちな)んだ人格やトラウマを有している者もいる」という原作ゲームの設定を考えると、OP歌詞にある「私」=艦娘=実在した軍艦となり、意味深です。

これは相当ポレミカル(論議を呼び起こしがち)で刺激的な歌詞だと思いました。
今後のストーリー展開に注目です。

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【第3話】 「W島攻略作戦!」(1/21放送)視聴直後の感想

《第3話で史実回収イベントを敢行!物語は一気に悲劇性を帯びて、艦娘たちの行方が心配・・・》★

◆放送前の予想

果して、ネタバレレビューを読むは・・・!

※W島はネタバレレビューを読むを暗示。
※史実では、この島の攻略作戦でネタバレレビューを読むしている。

本作にシリアス展開があるのか否か、あるとしたらどの程度か、の指標となる注目回



◆放送後の感想

(´・ω・`) ヤッテクレタネ;;

今回、史実回収イベントが確認されたことにより、第2話放送直後から気になっていた事ですが・・・
OP動画の最初の部分に、ネタバレレビューを読む箇所があり、動画を一時停止して確認したところ、ネタバレレビューを読む(いわゆるフラグ)。

⇒ここが本作のクライマックスとなると予想。

※私は、第1話の感想に書いたように、このアニメは原作ゲームの人気を維持し盛り上げることを第一とした手堅い作りになると思っていたし、最悪の場合、艦娘たちがキャハハ・ウフフするだけのギャグ多めの固定ファン向け日常ほのぼのアニメになっても仕方ないかな、くらいに見ていたのだけど、守りに入らず逆に、アニメはアニメとして果敢に討って出てきたことに驚くとともに、制作者側の心意気をちょっと応援したい気持ちになりました。

※原案ストーリー・コンセプト=田中謙介氏の2013年9月のインタビュー記事(田中氏の基本的な考えと共に、様々な艦娘の名前・絵柄が紹介されており参考になります)
http://www.famitsu.com/news/201309/07039658.html
http://www.famitsu.com/news/201309/08039659.html

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【第4話】 「私たちの出番ネ!Follow me!」(1/28放送)視聴直後の感想

《第4話は武勲艦・金剛四姉妹のターン。日本海軍の栄光と悲劇をモチーフとした人気ゲームのアニメ化》★
ネタバレレビューを読む

◆キーワード&解説
ネタバレレビューを読む

◆第7話辺りに来る?次の山場に向けて、しばらくは人気艦の紹介回が続く気配
ネタバレレビューを読む

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【第5話】 「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」(2/4放送) ☆

ネタバレレビューを読む

◆キーワード&解説
ネタバレレビューを読む

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【第6話】 「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」(2/11放送)☆

ネタバレレビューを読む

◆キーワード&解説
ネタバレレビューを読む

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【第7話】 「一航戦なんて、大ッッキライ!」(2/18放送) ☆

おおよそ予想通り、第7話から再び史実をモチーフとしたシリアス寄りのストーリー展開に突入か。

※FS作戦・MO攻略作戦は、ともに先の大戦初期(1942年春)に企画された日本軍の米豪遮断作戦の一環で、
①米豪両国を結ぶ海上補給線上にあるフィジー(F)・サモア(S)両島の攻略を目指したもの→FS作戦
②豪州北方にあるニューギニア島の要衝ポートモレスビー(MO)の攻略を目指したもの→MO攻略作戦

※このMO攻略作戦遂行のため派遣された日本海軍の空母機動部隊に対して、その暗号を密かに解読し作戦目的を把握していた米豪側も空母機動部隊を出撃させたため、史上初の空母機動部隊同士の海戦が行われることになった(1942年5月の珊瑚海海戦)

◆キーワード&解説
ネタバレレビューを読む

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【第8話】 「ホテルじゃありませんっ!」(2/25放送) ★

戦艦大和登場!(※艦内設備が充実し居住性も良かったので他艦の乗組員から「大和ホテル」と揶揄されていた)

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【第9話】 「改二っぽい?!」(3/4放送) ☆

ネタバレレビューを読む

◆キーワード&解説

¶五省(ごせい)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%9C%81

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【第10話】 「頑張っていきましょうー!」(3/11放送) ☆

ネタバレレビューを読む

◆キーワード&解説

¶ドーリットル空襲(1942年4月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AB%E7%A9%BA%E8%A5%B2

米軍機による本土初空襲。
日本軍が南方に戦力を展開している隙を突かれたこの空襲は、被害は小規模ながら衝撃が大きく、敵機動部隊の脅威を取り除くことを目的としたMI(ミッドウェー)作戦発動の誘因となった。

===========================================================
【第11話】 「MI作戦!発動!」(3/18放送) ★

ラスト2話はOP映像にも予告されていた大詰めです。

◆キーワード&解説

¶ミッドウェー海戦(1942年6月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E6%B5%B7%E6%88%A6

史実では、日本軍が正規空母4隻轟沈(赤城/加賀/飛龍/蒼龍)・米軍が正規空母1隻轟沈(ヨークタウン)という日本側の惨敗に終わり、日米の形勢が逆転してしまった海戦として有名。
※空母赤城は、敵機の爆撃を受けて大破炎上し、総員退艦のあと護衛の駆逐艦により雷撃処分されて轟沈。

赤城先輩に憧れる駆逐艦吹雪の成長・奮闘物語として描かれてきた本作が、こうした史実を踏まえて、どのような結末を描き出すのかに注目です。

===========================================================
【第12話】 「敵機直上、急降下!」(3/25放送) ☆

ネタバレレビューを読む

1クールではどうしても消化不足感が強く残るラストだっただけに「続編 制作決定!!」のアナウンスは素直に嬉しく思いました。

◆キーワード&解説

¶大鳳(たいほう)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%B3%B3_(%E7%A9%BA%E6%AF%8D)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 92
ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白くなるのは3話から。史実に基づく点が何よりの救い。

萌えミリタリーですね。
艦隊を擬人化してます。
ストーリーは、
ぶっちゃけほとんどあってないようなものです。
花田さんもネタ切れ感があったのかな?
敵キャラもあまり印象に残りませんでした。

ただ、3話「W島攻略作戦!」で
ネタバレレビューを読む
この点は、高得点あげちゃいましょう。
一見の価値アリです。


そして本作の特徴ともいえる
声優さんの複数キャスティング、案外有りカモです。
1人何役も演じてます。
佐倉綾音さんは驚愕の8キャラ!
(長門、陸奥、川内、神通、那珂、球磨、多摩、島風)
東山奈央さんも多めです。
(金剛、比叡、榛名、霧島、高雄、愛宕)
聞けばすぐわかると思いますが、金剛はきっときんモザに親戚がいます。
(ユニオンジャックのあの子デースw)


キャラが皆かわいいので、ブヒる目的には優秀。
百合な雰囲気もちょいちょい。
貧乳は艦隊ものならではの「甲板胸」だそうです。
OPとEDはノリノリですねーよく聴きます(/・ω・)/

数回観てみて決まった推しメン。
島風型1番艦駆逐艦「しまかぜ」ちゃん CV佐倉綾音
赤白のニーハイにTバックというあざとい武装ですが、
ゲーム内でも速さが際立ち、機動力高しという。
レア度も高い点からも評価させていただきました。

おすすめ回は第六回のネタバレレビューを読む
非常にGJでした!
1話くらいこんな回はなくちゃね( ̄▽ ̄)


本来、人を殺傷させるために作られた武装艦隊。
これを戦後70年たった今、
萌え要素を兼ね備えたミリタリーアニメの素材になるとは、
かつて我々の先祖は想像しただろうか。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 51

chii3n さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

予想外のおもしろさ!!

今回まだ三話までしか見ていませんがもう感想を書いていこうと思います。
今回も毎度のごとく四観点から!

 ① 物語・ストーリー
あらすじは、【人類がその制海権を失ってしまった世界。海を蹂躙する脅威、それが「深海棲艦」。その脅威に対抗できるのは、「艦娘」と呼ばれる在りし日の艦艇の魂を持つ娘たちだけーー。深海棲艦に対抗する艦隊の拠点、「鎮守府」。そこは、多種多様な艦隊が集い、そして日々の演習などで切磋琢磨しながら、共同生活をする場所。その鎮守府にある日、一隻の艦娘が着任する。彼女は、特型駆逐艦ーー。その名を「吹雪」。「吹雪です! よろしくお願いします!」吹雪の、そして艦娘たちの物語が、今始まります。(公式HPより引用)】という感じです。アニメになる前から自分も提督なので、気になっていましてやっと今日見れました!ギャグな感じなのかな・・・とみてたらまさかのシリアス!!そして三話でいきなりあの艦娘が・・・!!とまぁこれ以上はお伝えできませんが、いろんな艦娘が出てきてどの艦娘もかわいいし、吹雪を中心とした感じでストーリーが展開されていくので、まぁゲーム未プレイの方でも「意味わかんない!!」とはならないのではないでしょうか。あと変身?シーンがかっこいいです!あれは血がたぎります!!そんな感じで、自分自身が提督なのでちょっと点数かさましして、5点中5点!!

 ② キャラ
自分はけっこう艦これのキャラデザは好きです。あえていうところもなし。
なかなかじゃないかな?なので4点くらいで。

 ③ 作画
戦闘シーンで無理をせずCGを使ったのは、よい判断だったと思います。実際、気になる作画崩壊もなく、CGも自然で・・・。そのおかげか日常風景にも力が入ってるのか絵がきれい!文句なし!!5点!

 ④ 音楽
OPEDどちらもかっこいい!!なかなかの曲を選んできてる!!て感じでこれから楽しみです!!5点にしておきます。

今回も四観点から見ていきましたが(けっこう手抜きですみません・・)アニメの影響で提督増えて欲しいですね・・・。こんなので参考になるのかは分かりませんが艦これの魅力が伝わってくれれば幸いです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 11

68.6 5 教官で友情なアニメランキング5位
クオリディア・コード(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (657)
3220人が棚に入れました
人類の敵――〈アンノウン〉と戦争を続ける世界。

 数十年前の〈アンノウン〉侵攻時、コールドスリープ施設に避難させられていた子供たち­は、その眠りから目覚めたとき、己の身に超自然的な力――〈世界〉が発現していること­を知る。東京湾ゲートから現れる〈アンノウン〉から国を護るため、少年少女たちは東京­・神奈川・千葉の各防衛都市で戦いを繰り広げるのだった。

東京をさがら総、神奈川を橘公司、千葉を渡 航が担当し、
“QUALIDEA”を作り上げる。

声優・キャラクター
悠木碧、福原綾香、斉藤壮馬、石川由依、内田雄馬、安済知佳

ぷらむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

非常に惜しいアニメ

非常に惜しい、ポテンシャルが高すぎるアニメ。
最近見直したから書いてみる。

物語自体は今までに例を見ない実力作家3名が書いてるだけあって凄まじい設定。まあ千葉カス君は俺〇イル感強すぎたが。
そして制作側も声優のキャスティングもさることながら、LiSAとClariSというアニソン界を背負っていると言っても過言ではない実力者を前半と後半でそれぞれ2曲ずつ。

原作は作家3人が分かれて東京神奈川千葉の3つからそれぞれの物語、そして千葉カス君の両親の若き頃である原点の物語、最後にこのアニメの原作であり3作+1作を纏めあげた本編のクオリディアコード。
構想にどれだけ費やした事やら。
原作を読んでいればなおアニメが面白くなるだろう。

だがしかし、始めに書いた通りこれはクソアニメだ。いや正確には神アニメのポテンシャルを秘めたクソアニメだ。
そう、神アニメのポテンシャルを秘めながら何がこのクソアニメをクソアニメたらしめたか。
それは構成と作画だ。
あまり構成について触れている人は少ないので作画から言ってみるが、とりあえずCGはよく出来ていた。大抵の量産アニメは原画との分離感、作画の脆さが露呈する部分ではあるが関係者が関係者なだけに下手なCGは作れなかったんだろう。エフェクト部分なんかはとてもよかった。
しかし問題は原画の方で、影も無ければシワもない服や背景。極めつけは序盤はそこそこだった作画が中盤から終盤にかけて恐ろしいスピードで劣化していき、舞姫の巨大丼が縮小してしまうという作画崩壊まで起る始末。

まあ作画はこの辺にして構成の方だが、個人的に百歩譲って作画が少々ゴミでも別にさして問題ではなかった。終盤は許容レベルを超えていたが、構成がちゃんと出来ていれば無視できるレベル。
とにかく構成が駆け足で、特にカナリアが死ぬ(死んでないけど)ところとかコンマ何秒よあれ。

自分としては2クールに分けてでも24話構成にするべきだったと思う。
なんならクズと金貨のクオリディアは切るとして、本格的に本編に入る前の東京神奈川千葉それぞれの部分を多少混ぜ込んでもよかったまである。
まあ外伝的な感じで出してくれてもいいが、今となっては叶わんだろう。
とまぁ原作を読むことをおすすめ致します。特に千葉はおすすめなんでどうぞ。

珍しく長文を書いたがそんだけ惜しいアニメってこった!
以上。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 1
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作画と話数によって名作に成り損ねた、が、かなり優秀なセカイ系アニメ

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
最近(2016夏に記述)、日常系やラブコメ、ファンタジー系ではそれなりの頻度で良い作品がありましたが、セカイ系はしばらく夢中になれる作品がありませんでした。久々のヒットです。バトルも面白いし。

絵で評価を下げないタイプの方にはオススメですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
ネタバレレビューを読む


【余談 ~「クオリディア・コード」を名作にするための妄想~】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 39
ネタバレ

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おにいちゃんがかっこよかった!ストーリーも毎週すごく楽しみでした!作画は残念(>_<)

アンノウンを相手に特殊能力で戦う子供達のストーリー。

序盤は魅力的なキャラクター達のかけあいやバトルを
ライトに楽しむ作品かと思いましたが、案外シリアスでした。

4話以降は毎週続きがすごーく気になる展開で、
毎週楽しみに見ていましたo(^-^)o

可愛い女の子キャラが多い中、
おにいちゃんでスナイパーの千種 霞がかっこよかったです!!

皮肉屋で露悪的だけれど頼りになるし実は優しい*(^-^)*

主人公の朱雀との口喧嘩とか、妹の明日葉ちゃんとのかけあい、
悪口多いですけどテンポが良くって面白くてツボにはまりました♪

女の子キャラは明日葉ちゃんと青ちゃんが好きでした。
…あ、2人とも霞と関りが深いキャラですね(n╹ω╹)η

皆さん言ってますが作画は残念な感じでした(>_<。)
でも、綺麗なカット絵もあります♪全部悪いわけではなかったです。

私は結構好きな作品でした!(╹◡╹✿)

●最終話まで観終わって感想●←霞中心です。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25

66.3 6 教官で友情なアニメランキング6位
ブレイブウィッチーズ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (348)
1578人が棚に入れました
扶桑国佐世保航空予備学校に通う生徒・雁淵ひかり。
エリートウィッチで佐世保の英雄でもある姉・雁淵孝美に少しでも追いつくため、
日々努力を重ねる魔法少女は今日も一人山道を走っていた。
そんなある日、父の務める無線発信所に一報の電信が届く

「今日の午後、第三航空戦隊が入港する」

「三航戦・・・お姉ちゃんだ!」

喜ぶひかりは居ても立ってもいられず、その場を飛び出すのだった。

声優・キャラクター
加隈亜衣、末柄里恵、村川梨衣、高森奈津美、原由実、照井春佳、五十嵐裕美、佐藤利奈、石田嘉代、水谷麻鈴
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

“勇敢な魔女たち”を応援したくなる、レニングラード攻防戦モチーフ《架空戦記》

『ストライクウィッチーズ』(2008年)(※個人評価 ★ 4.2)、『ストライクウィッチーズ2』(2010年)(※個人評価 ★ 4.3)に続く「ワールドウィッチーズ」シリーズのTV企画第3作です。
そして、この3作の中で、個人的には一番好きで高く評価している作品(※個人評価 ★★ 4.6)であり、本作の第1-2話をたまたま視聴していなかったら、前2作に再挑戦して完走する気にならなかっただろう、と思うくらいに良い意味で刺激を受けた作品でした(※その辺の事情は、『ストライクウィッチーズ』のレビューに書きました。)

・・・ただ、この手の作品(※WWIIの出来事をモチーフとするミリタリー系作品)は、どうしても極端に低い点数を付けるアンチが涌くのか、それとも、既存のあにこれ評価をみて何となくそれに合わせて低めの点数を付けてしまう自分の目に自信のない人が多いのか、本サイトでの評価が意外にも低めになってしまっているのは、とても残念な気がします(※円盤売上がコンスタントに5,000枚を超えるヒット作だったのにね)。

・・・ということで、本作の実際の面白さは、個々人が自分の目で見て確認して下さいね。
以下のレビューは、その魅力の一端の紹介です。


◆まずは、作品舞台である聖ペテルブルグ市街の描写が圧巻

本作のヒロイン達が所属する「ブレイブウィッチーズ」と呼ばれる航空戦隊の基地があるオラーシャ帝国のペテルブルグ市は、現ロシア連邦の聖(サンクト)ペテルブルグ市がモデルであり、作中に登場するラドガ湖や北海・ネヴァ河といった地名、またペトロザヴォーツクやムルマン(スク)は実在の地名や都市名で、本作はロシアの中でもフィンランド(※作中ではスオムス共和国)の国境に近い一番北側の地方を舞台としています。

で、ネヴァ河の河口付近にあるペトロパヴロフスク要塞(※作中で幾何学的な外癖に囲まれたウィッチ達の基地がある小島)から自然河川と運河を介して東西南北に広がり、朝は霧が立ち込め、昼は青空が広がり、時に冷たい雨や雪に見舞われ、冬はオーロラ・初夏は白夜に包まれる、幻想的な聖ペテルブルグ市街の様子が、かなりの再現度で美しく描き出されている点が、まず素敵だと思いました。

歴史好きな人は御存じかと思いますが、この聖ペテルブルク市は、ロシアの名君として知られるピョートル大帝が、それまでバルト海周辺を支配していたスウェーデンとの激しい戦争(北方戦争)に打ち勝って、ようやく手に入れた海への出口に、それまで内陸国であり文化的・経済的に立ち遅れていたロシアに先進的なヨーロッパの文化・技術を招き入れる拠点とすべく建設した人工都市であり新都であって、その都市建設(1703年)・モスクワからの遷都(1713年)から、ロシア革命によるソヴィエト政権の成立とモスクワへの再遷都(1918年)までの間、約200年に亘ってロシア帝国の首都として機能した街です。

そして新都の建設の際に、ピョートル大帝が旧都モスクワの貴族や商人達に強引に移住を促し、また彼らが住みやすい環境を整えるために運河の開削を進めたことから、聖ペテルブルグ市は、モスクワのような自然発生し拡大した都市には有り得ない人工的な景観が与えられ、ことに運河の多さから、“北方のヴェネチア”とも称えられる美しい街並みを今に至るまで保っています。

ただ、どうしても気候環境が厳しく、とくに暖房の効く室内の空気と壁との温度差が大きいことの影響なのか、聖ペテルブルグの建物は外観はともかく、室内の壁がその境目部分からボロボロになってしまうそうで(※同市で一番の有名施設であるエルミタージュ美術館(※もとロシア皇帝の冬の宮殿)の各室内がそうなっています)、アニメでもウィッチ達の基地の室内の壁がやはり境目からボロボロになっている様子が忠実に描き込まれている点にも好感を持ちました。

あとは、ロシアの中央部から北は小麦が取れず、従って白パンが作れないので、より冷涼な気候に強い大麦・ライ麦から作る黒パンが主食になっていることが確り描写されている点も好印象でした。


◆次に、軍人の本分を体現しているキャラが多くて好印象

詳しくは、『ストライクウィッチーズ』のレビューの方に書きましたが、私が最初に同作の視聴を始めた頃、その1/3も見終えないで視聴を断念してしまったのは、そこに描かれる主人公・宮藤芳佳の、たとえ巻き込まれた結果とはいえ、一旦は軍務を任された者に似つかわしくない無責任な行動・思考パターンに納得いかなかったこと、が一つの大きな原因でした(※もうひとつは、不必要にしつこいパンツ押しに嫌気が差したためです笑)。

ところが、本作の主人公・雁淵ひかりや彼女の姉・孝美は、その正反対で、第1-2話から存分に飛ばしてくれます。

まさに、“軍人の本分は、後に続く者を信じて前進すること”
涼宮ハルヒ風にいえば、“Super Driver 突進まかせて 何てったって前進”(※第2期OPの歌詞より)

・・・この気概がなければ、そもそも軍隊なんて機能するはずがありません。
どれだけ優秀な作戦を立案できる参謀や、最適な決断を下せる指揮官がいようと、最後に事の成否を決するのは軍人の行動力であり、その行動力を奮い起こすのは彼らの気概でしかあり得ません。

前作・前々作(『ストライクウィッチーズ』1-2期)も、最初は遠慮がちながらも、結局のところは、そうなる道理を描き出すしかなかったわけですが、それから制作時期が下った本作では、世間一般の空気の変化にも後押しされてか?、最早、それまであったしつこいパンツ押し(※これは軍人を描いた作品ではなくてただのギャグなんですよ・・・だから目くじら立てて怒らないでね評論家さん!という制作側の苦心のアリバイ作り?)なども脱ぎ捨てて、真正面からそうした道理を描き切った点に、私は非常な好感を持ちました。

なお、ここで「なんで女の子が軍隊に?」という問いを持ち出すのはナンセンスです。
だいたい、この手(※いわゆるミリタリー系)の作品に女性視聴者が余り付くとは思えませんし、そうした専ら男性視聴者をターゲットとした作品にするんだったら、彼らが見易く応援しやすい設定にして人気が出るのを狙うのは当然の制作方針でしょう。
何のことはない、彼らは女の子キャラに仮託しつつ、実際のところは(特に性別に関係のない)その気概や心情に共感し応援しているわけですから。

・・・思うに、前々作の宮藤芳佳や、古くは『機動戦士ガンダム』のアムロのように、結局は軍務に就いて散々に敵主力を撃滅するキャラに成長しようとも、少なくとも作品登場当初、あるいは軍務に就くことになってからも相当の長きに亘って、「軍隊なんか大嫌いだ、自分は戦いたくない」と憤(むづか)って(=機嫌が悪くなり、泣いたりすねたりして)周囲に迷惑をかけまくるのがデフォルトの主人公が要求された(※そういう主人公にしないと、アニメ雑誌などの安保闘争世代(団塊世代)やベトナム戦争世代(全共闘世代)の評論家に叩かれたり無視されて、そういう評論に影響されがちだった一般視聴者にも人気が出にくかった)時代がようやく終わり、そういう変なアリバイなしに、堂々と正面から軍人の本分を描き出す作品が、それに相応しい評価と人気を獲得できる時代に回帰しつつあるのではないか(※例えば、かって『宇宙戦艦ヤマト』や『太陽の牙ダグラム』が人気を博したように)。

・・・そういう取り留めない期待をふと感じた作品でした。


※以下は、本作登場キャラの簡単な紹介です。
(本作は設定が凝っているので、視聴を始める前に予め登場キャラとその属性をある程度把握しておくと便利です。)

◆連合軍第502統合戦闘航空団(ブレイブウィッチーズ)メンバーと階級・固有魔法
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ネタバレレビューを読む
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※このようにウィッチーズの国籍分布は、日4、独3、仏・露・芬(フィンランド)1・・・の計10人で、各々そのお国柄を反映したキャラ設定になっています。

※なお、本作の開始時期は、 『ストライクウィッチーズ』(第1期)のラストに描かれた、宮藤たち第501統合戦闘航空団(通称“ストライクウィッチーズ”)によるガリア地域のネウロイの巣破壊・同地域解放(1944年9月)から間もなくの頃、という設定です。

※また、レビュータイトルにある「レニングラード」は、ソ連邦(ソヴィエト政権)時代の聖ペテルブルグの呼び名で、ピョートル大帝の名前にちなんだ「ペテルブルグ」から、ロシア革命の指導者レーニンにちなんだその都市名に改名されていました(ソ連邦崩壊後に再改名)。
そして、第二次世界大戦中の1941-44年、長期にわたるドイツ軍とソ連軍のレニングラード攻防戦が繰り広げられ、その中には本作に描かれた北海沿岸ムルマン(スク)への英国艦隊の補給作戦やドイツ軍の巨大列車砲グスタフ&ドーラの戦線後方搬入も史実としてあったそうです。


◆制作情報
ネタバレレビューを読む


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ ブレイブウィッチーズ (2016年10-12月) ===============
ネタバレレビューを読む
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★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)6、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★★ 4.6

OP 「アシタノツバサ」
ED 「LITTLE WING ~Spirit of LINDBERG~」


============ ブレイブウィッチーズ (特別編)(OVA) (2017年5月) =========

全1話 ペテルブルグ大戦略 ☆ 3.5 ※第7-8話の間の日常回(エイラ&サーニャ活躍)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

東部戦線異状あり。極寒の地での激熱物語

501部隊が西部戦線で勝利。
そのころ、東部戦線では502部隊によるペテルブルグ攻防戦が行われていた。
扶桑からの帰任中の雁淵中尉はネウロイの急襲により重体。
その代わりに、見習いとして妹のひかりが着任した。

ひかりは、やる気と根性と体力は一人前。
しかし、魔法力は足りず、ウィッチとしては力不足。
とても危険な特技、接触魔眼が唯一の武器です。
彼女の成長がこの作品の見どころといってよいでしょう。

やってみないとわからない!
彼女の無茶な申し出。
ネタバレレビューを読む全身全力でぶつかるひかり。
学ぶところ大です。

最終決戦はネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんなことでも、やってみなくちゃわからない!

「ストライクウィッチーズ」と同じ時代・同じ世界で戦う、
別の部隊「ブレイブウィッチーズ」の物語。

設定や世界観は全く同じですが、
「ストライクウィッチーズ(通称ストパン)」とは切り離された物語なので、
ここから視聴することも可能です。

ストパンのキャラも何人か登場するので、
ストパンファンにも嬉しいかも^^

雰囲気も似ているので、
ストパンが好きだった方はこちらも楽しめるのではないかな。

私もとても楽しめました^^
やっぱりこのシリーズは安定して面白い♪

全12話です。


● ストーリー
突如世界に出現し、
ヨーロッパを征服した異形の敵・ネウロイ。

ネウロイに対抗するために結成されたのが、
“ウィッチ”と呼ばれる魔力を持つ少女達。

雁淵ひかり(かりぶち ひかり)は、姉の孝美(たかみ)のような、
立派なウィッチになることを目標にして訓練に励んでいた。

姉のヨーロッパ行きに影響されて、
自分もヨーロッパ行きを志願する。

姉の代わりに連合軍第502統合戦闘航空団、
通常「ブレイブウィッチーズ」への入隊を志願。

実力不足だからダメだとされながらも、
あきらめの悪さと根性で少しずつひかりは成長し、
ウィッチとしてネウロイと戦う。


世界観や設定、時代はストパンと同じです。
時系列的にはストパンより後のお話です。

ストパンは501部隊で、今回は502部隊だから、
舞台となる部隊が違うだけです。

キャラが全く違うので、
その辺りで好みは分かれるかもしれませんね。

私はどちらのキャラも好きなので、
どちらがより好きというのはなく、どちらも好きです♪

最初は、こちらの方がキャラは微妙かなーと思ってましたが、
掘り下げ方や仲間としてのつなぎ方がとてもうまかったです。

ひかりと接点を持たせながら、
そのキャラを掘り下げ、よさを引き出していく。

もちろん、ネウロイとの戦いも並行しながら。

キャラを見せることに重点を置いたストーリーと、
ネウロイとの戦いに勝って平和を手に入れるという中心ストーリー、
その2つの物語のバランスが非常によかったです^^

そのバランスの良さがあったから、
最初から最後まで飽きずに楽しめたのだと思いました。


≪ ケモ耳 ≫

ウィッチたちは魔法力を発動させたとき、
その力のコントロール役として使い魔となった動物の力を借ります。

そのため、魔法力を発動させたときには、
その動物の耳と尻尾が出てきます。

これがなんとも愛らしくて萌える(*´Д`)

緊迫しそうな戦闘シーンもそれほど重たくならず、
スピード感や美しさを楽しむシーンとなるのに一役買っていると思います。

戦闘は真剣だけど、見た目はずっと可愛いという、いい塩加減です^^


≪ 服装 ≫

このシリーズの特徴といえば、服装ですね。
私もレビュー書くたびに触れていますがw

ストライカーと呼ばれるユニットを履くため…と言われれば、
確かにそうなのでしょうが、下半身が非常に軽装ですw

ひかりを例に挙げると、
水着の上にセーラー服の上だけを着用している状態。
下半身寒いよ!お腹冷えちゃうよ!

だけどこの世界ではこれが普通の恰好であり、
パンツのようなものはパンツではなくズボンらしいので(無理あるw)、
別に恥ずかしくない服装なのです。

ミニスカートやタイツ、長めのトップスを着ているので、
ワカメちゃん状態にはなりませんが、
空を飛んだり激しい動きをすると見えちゃいます。

キャラのイラストだけ見たらよくない受け取り方をされるのでしょうが、
でもこれが不思議とアニメの中では下品に見えないんだなー。

むしろ、大きなユニットを履いて空を飛ぶ姿と非常にマッチしていて、
可愛さすら感じるのです。恐ろしいww

ブレイブウィッチーズでは、
これまでよりも下半身強調は少な目だったと思いました。笑


● キャラクター
主人公のひかり。
私はひかりのキャラ、好きだったなー。

決して実力や才能があるわけではないけれど、
根性とあきらめの悪さは誰にも負けない。

努力と“やってみなくちゃわからない”精神で突き進む主人公です。

そんなひかりは、気が付けば仲間とつながって、
気が付けばみんなの中心にいて。

なんとも主人公らしい女の子だなと思いました。
ぐいぐい突き進むから自然とみんなを引っ張っていきます。

うっとうしがられても自分の信念を曲げずに突き進む図太さ、
見習いたいですw

そんなひかりと共に戦う502の仲間達もいいキャラしていて、
それぞれの魅力や可愛さがあって…ここじゃ語り切れない!笑

口も態度も悪い菅野(かんの)は、私は最初は苦手でしたが、
最後には大好きになってましたね。

菅野が変わったんじゃない。
ひかりが関係を変えたんだなーと、ひかりのすごさも感じます。


● 音楽
【 OP「アシタノツバサ」/ 石田燿子 】

この曲大好きです♪
私の好みドンピシャです。笑

歌詞も曲調も、
前向きなひかりのキャラにぴったりだし^^

この曲を脳内再生させながら原付乗ってまっすぐな道を走っていると、
すっごく気分がいいですw

エンジン音の効果で、
ストライカーユニットで空を飛んでる気分に♪笑


【 ED「LITTLE WING 〜Spirit of LINDBERG〜」 】

LINDBERGの曲を、
回ごとにいろんなキャラがカバーしています。

…こちらは特に印象に残らなかったかな。笑
歌を聴いても誰が歌っているのか、あまりわからなかったし^^;


● まとめ
面白かったです!

キャラの関係が温かい仲間で、
見ていて気持ちがいいし、感動もします^^

ストーリーもすっきりと終わるし、
満足度の高い作品でした♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 15

62.7 7 教官で友情なアニメランキング7位
シュガシュガルーン(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (65)
479人が棚に入れました
魔界に住む2人の少女、ショコラとバニラ。親友でも有り、魔界の次期女王(クイーン)候補のライバルの関係にある2人は人間界にやってきた。理由は人間のハート( = 自分への想いの結晶)をより多く集めてクイーンになる試験をするためである。

しかし人間界に行ってみると、魔界ではバニラよりモテたショコラがバニラに逆転された上に、謎の少年ピエールに一目惚れ。奪われたら永遠に魂をなくすと言われる唯一無二の魔女のハート。ショコラはそれを守ることができるのか?そしてクイーン試験の結末は…?

声優・キャラクター
松本まりか、井端珠里、小西遼生、津田健次郎、八十田勇一、横山智佐
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヴァルプルギスの夜に魔女は集う

『なかよし』連載の安野モヨコ氏(※庵野秀明氏の奥様)の原作マンガを、吉田玲子氏がシリーズ構成し、吉田氏を始め金春智子氏・高橋ナツコ氏といった錚々たる女性脚本家が各話脚本を担当した2000年代の魔法少女アニメの名作、という定評が気になって視聴してみました。


◆「魔法少女」というより、そのままの意味の「魔女」アニメ?

一般に「魔法少女(magical girl)」というと、日本のありふれた学校に通う小学生から中学生(※まれに高校生)くらいの普通の少女(※実際には「伝説の~」の転生者だったり、特別な因縁で魔法の素質を備えていたりするのですが・・・)が、ある日ハプニングに遭遇して、そのとき現れた謎のマスコットに誘導されて「魔法少女」に変身する(または能力が発現する)・・・という展開が主流と思います。

でも、本作の場合は、ヒロインたちが最初から普通の少女では全然なくて、ネタバレレビューを読む、そのままの意味での「魔女(witch)」たちであり、彼女らを取り巻く関係者や敵対勢力たちも全員、(外見はともかく)最初から普通の人間とは全く違う存在として設定されている、という点で、一般にいう「魔法少女」アニメとは区別しておく必要がある、とまず思いました。

そして、ヒロインたちがそもそも普通の少女ではない、ということから、魔法少女アニメを視聴し始めて通常は間もなく生じるヒロインたちへの親近感といったものが、本作の場合は生じ難く、いかにも少女受けを意識したらしいちょっと尖ったキャラクター・デザインへの苦手意識も併わさって、(少なくとも自分の場合は)視聴の当初は見続けるのがちょっと辛い作品でした。


◆それでも、シナリオの見事さに次第に惹き込まれていく《感情描写系》の良作

ヒロインたちが普通の少女ではない、ということは、彼女たちがネタバレレビューを読む・・・ということに典型的に表現されています。
ようするに彼女たちは、『魔法少女まどか☆マギカ』のキュウベェが魔法少女たちの魂を回収して廻るのと同じ要領で、ネタバレレビューを読むので、その設定だけから見ると、私としては余り見てて心地よい作品とは思えなかったのです。

・・・そうやって一話一話の出来の良さ自体は評価しながらも、蟠(わだかま)りの気持ちを持ちつつ視聴を続けていったところ、2クール目の終わりに差し掛かる第22-23話に至ってようやく、ヒロインたちがネタバレレビューを読む、いよいよ先の展開が気になってきました。

そこから第43話(※タイトルにした「ヴァルプルギスの夜」の魔女集会の回)までは、見応えのあるシリアスな心理劇が続いて目が離せなくなり、視聴し始めたときには思ってもみなかった嬉しい誤算になりました。


◆途中で期待してしまった分、終盤のまとめ方はちょっと残念

上記の第43話視聴終了時点までなら、個人評価 ★ 4.3 以上を付けようと考えていたのですが、その後のラスト8話は、そこまでの視聴で期待値が上がってしまったせいか、今度は思いがけずショボイ結末にちょっとガッカリ。
放送当時、連載中だった原作マンガ(※終盤の評判も良いらしい)の結末がまだまだ見えない段階で、強引にアニメ化企画を進めてしまったツケが、ここで出てしまったのかも知れませんね。

それでも全体として、視聴を始める前の予想を大きく超えて楽しめた作品だったので、個人評価は ★ 4.0 とちょい高めの点数に決めました。
今後、さらにもう一周すれば終盤の展開への感想も、また変わってしまうかも知れませんね。
それだけの魅力のある作品だと思います。


◆視聴メモ
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◆(※参考)ハートの色(・・・人の感情によって様々な色で発現する)
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◆制作情報
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◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きはアニメ・オリジナル回(全部で28回→28/51=約55%)

============== シュガシュガルーン (2005年7月-2006年6月) ===========

- - - - - OP「ショコラに夢中」、ED「月の向こうの世界」 - - - - -
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- - - - - - - - OP(変わらず)、ED「デート☆デート」 - - - - - - - -
ネタバレレビューを読む
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)31、☆(並回)15、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10

にわとり。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色合いが素敵。にゅん

魔女ってところにすごく惹かれて
幼い頃の私は無我夢中で
毎回見てた気がする

恋愛のお話しなんだけども
友情をとるか勝利をとるか
それとも命と引き換えに恋愛をとるか

子供のアニメにしては内容が
すばらしいですね

最終的にはみんなに平等であり
みんなに優しい人が幸せになるものです


ショコラのツンデレな感じと
バニラの純粋な感じ。

みんなちがってみんなイイ!\(^o^)/

ショコラだいすきだよおおお!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安野モヨコ♡

安野モヨコさんの絵がすごく好きで、シュガシュガルーンの漫画は私が小学校の時からとっても大事に何回も読んでいる漫画です!☆
バニラが持ってるものと似ているものをお母さんにおねだりしたのをすごく思い出す笑
とにかく、世界観が本当に好き♡
魔法少女作品で一番はこれでしょ!ってかんじです。私のなかで
でもでも、アニメも良いけどやっぱり漫画の方が私は断然好きなので、シュガシュガルーンは漫画で見てから、アニメ見て欲しいなってかんじです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

65.6 8 教官で友情なアニメランキング8位
とある飛空士への恋歌(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (657)
3729人が棚に入れました
海の尽きる場所を、 空の果てを見つけるために。 僕らは空飛ぶ島・イスラに乗って旅に出た。
革命によりすべてを失った少年、革命の旗印とされた孤独な風呼びの少女……。
“空の果て"を見つけるため、若き飛空士たちはそれぞれの想いを抱えながら
空の孤島・イスラに乗り旅立つ。
友情、恋、冒険。
そして彼らには、守りたいものがあった。
少年少女たちの恋と空戦の壮大な物語がいま、はじまる。

声優・キャラクター
花江夏樹、悠木碧、竹達彩奈、石川界人、下野紘、立花慎之介、浜添伸也、田野アサミ、早見沙織、南條愛乃、丹沢晃之

ミミック さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とにかくスケールが大きい

ラノベ原作で全四作の第二作目。(一作目はアニメ映画)

この作品の世界観は本来の球体の地球ではなく、
実は平面なのではないか?というファンタジーだが、
アニメを観ただけでは分からない部分が多いので、
観終わった後に考察などを読むことを推奨します。

本作は「イスラ計画」という空の果てまで行こう!
という政策だったのだが、裏では市民を欺いている
というもので、そのことに気がついた主人公を含む
訳ありの少年少女達がイスラという巨大な空飛ぶ島
に遣うのですが、空中で展開される物語が非常に面白い。

まず、ダブルヒロインの形をとり恋愛面での面白さ、
そして、空という大きなスケールを活かした飛行機での
戦闘シーン。どちらも細かく書かれていて何度観ても
違う方向で惹き込まれてしまう。

登場人物も友情、ライバル、恋愛と、どれを取っても
話には欠かせないキャラばかりで、話の進みも良く
観やすかったです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 22

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファナが見たい。

私のお気に入り「とある飛空士への追憶」と同じ世界。
このアニメは、聖泉を挟んだ反対側の国の話です。
空飛ぶ大地イスラという奇妙な乗り物で、なぜか空の果てを目指します。

悲しい宿命を持つ主人公とヒロインがイスラに搭乗。
出会いは良好、ヒロインの恥じらいがかわいいです。
しかし、主人公の強い憎しみと謎の敵との空戦で、悲壮感がヒタヒタと。
でもまあ、空中分解寸前で、きれいに話がまとまっています。

イスラの原動力は?聖泉や空の果てとは?空の一族とは?など腑に落ちないことがザックザクです。
ただ、ヒロインの海ポチャはこの世界の仕様であることは良くわかりました。

ニナ・ヴィエントの目つきと、イグナシオによる次回予告のシュールさが印象に残りました。
「追憶」のヒロインファナが未登場。
その美貌が見たかった。
続編を気長に待ちましょうか。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 33

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

よくあんな小っ恥ずかしいセリフ言えるねーすごいよーすごい厚顔無恥だよー

前半は結構いい感じだったけど、戦争はじまってからがちょっと...いや、結構辛かった。
でも最終回はいい終わり方でした。

個人的にこの作品で楽しみだったのは、カルエルとクレアの関係ですね。
クレアの正体が分かってからは、ほんとに続きが気になってしょうがなかったです。
それにしても、見てるこっちが恥ずかしくなりますねこの二人は。
1、2話はもちろん、最終回のカルエルはほんと、アリーが言ってたことに同感でした。

最終回ですが、色々と気になるところがあったんで、少しだけもやもやしてます。
でも、すごくいいまとめかただと思いました。

キャラというか、声優さんに好きな方がたくさんおられたので、個人的には楽しめました。

OPは竹達さんと悠木さんが歌っておられて、かっこよくて今期一番好きになりました!

別にそんなに面白いってわけではなかったけど、続きが気になってしょーがない作品でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 28

71.3 9 教官で友情なアニメランキング9位
月とライカと吸血姫(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (255)
761人が棚に入れました
世界大戦の終結後、世界を二分する超大国、東のツィルニトラ共和国連邦、西のアーナック連合王国は、その領土的野心を宇宙へと向けた。両国は熾烈な開発競争を繰り広げ、そして今――東歴1960年。共和国連邦最高指導者ゲルギエフは、成功すれば人類初の快挙となる有人宇宙飛行計画『ミェチタ(夢)計画』を発令する。そんな折、宇宙飛行士候補生の補欠、レフ・レプスは、ある極秘任務を命じられる。『ノスフェラトゥ計画』――有人飛行に先立つ実験として吸血鬼を飛ばす計画――その実験体、イリナ・ルミネスク を24時間監視し、訓練で鍛えろというのだ。レフとイリナ、人間と吸血鬼、監視役と実験体――種族の壁や国家のエゴに翻弄されながらも、宇宙への純粋な想いを共有し、2人は共に宇宙を目指すこととなる。

声優・キャラクター
林原めぐみ、内山昂輝、日野聡、小松未可子、木野日菜
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ちょと古い作りのアニメ。だがそれがいい。今期No1ですね。

 さて、本作は冷静に考えると、差別問題の解決の部分のストーリーが甘く、テーマという意味では期待外れかもしれません。もちろん、イリナとレフの頑張りが人の心を動かしたとのは読み取れますが、トップと女性のあの2人は政治的プロパガンダですからね。もう少しここの話に奥行きがあれば差別問題に関しては深まった気がします。

 ただ、です。本作は恋愛ものだと見た場合、あまりこの差別問題を中心にしてしまうと、尺からいって、2人の心理描写を省略したりセリフだけの恋愛ものになってしまったでしょう。ボーイミーツガール…2人の命がけの宇宙飛行そして命がけの恋愛が、差別問題解決への答えだったと思います。

 ちょっと古いタイプのラノベ的な舞台設定と物語に感じますが、それだけにストーリーにボディがあって、見ごたえもあり、何よりキャラがちゃんと活き活きしていました。
 
 古いと言えばアリプロジェクトに林原めぐみさんですからね。ゼロ年代感がすごいですね。古い言葉でいえば「だが、それがいい」ですね。

 アニメにとって作画は大きな要素だと思いますが、本作をみるとやはりストーリー、脚本、そしてキャラだと思います。本作はその意味では私にとってはですが、今年のTVアニメではブルーピリオドと並んでナンバー1かなあ。



以下 視聴時のレビューです。

 あらすじの吸血鬼という単語でちょっと敬遠していましたが、宇宙飛行士ものということで、なんとなく見始めたらまさかの出来でした。非常に面白いです。今のところ今期NO1ですね。もちろん継続視聴です。

 宇宙飛行士ものというよりもそれは物語の設定です。今のところ幹になっているストーリーは、差別される立場でもプライドと強い想いに基づく試練の選択をする吸血姫、そしてそれを支える落ちこぼれた優等生という、差別問題と人間ドラマの部分に注目ですね。
 ですので、気になるポイントは、吸血鬼全体の被差別問題まで行くのか。あるいはヒロインのアイデンティティの問題か、個人的な救済か。それは現実社会でなのか、命の捨て方による魂の救済なのか。または主人公の命がけの献身となるのか。恋愛の行方は?等々ですね。

 キャラデザは萌え絵の要素はあるんですけどちょっと写実が入っていて、物語の雰囲気とあっていてバランスが非常に良かったです。作画も丁寧だし、人も良く動いていました。

 で、7話です。 ネタバレレビューを読む


9話 とにかく話が面白いですね。宇宙飛行と恋愛。話の本筋が明確です。そして、テンポもいいし、ツンデレ具合がなかなか悶えます。 ネタバレレビューを読む

 後は人種差別問題ですね。ここがちょっとなあなあになりかけてるんでしょうか。それとも何かこれからあるんでしょうか。テーマ的な深掘りは、正直それほどでもない予感があります。

 ですが、とにかく見ていてこれほどワクワクするアニメは久しぶりです。吸血姫という設定と宇宙飛行競争。うまく組み合わせましたね。原作はとりあえず3巻まで買って寝かしてあります。



10話 こういうのが好きです。切なすぎる。

 設定とか作画とかがすごい…ではなく、話が純粋に面白い話っていいですね。ここまでダレるところ無しですね。

ネタバレレビューを読む

 それにしても、いい話だなあ…。話の面白さなら2021年度TV部門ではNO1候補かなあ…


11話 恋も自由にできない国ではいけません。今時珍しい純愛ですね。

 そう恋も自由にできない国ではいけません。民主主義というのは欠点も多いですが、やっぱり人の気持ちが尊重されるという意味ではベターな選択なのでしょう。話が面白過ぎてこの辺りのテーマを忘れていました。

ネタバレレビューを読む本当に今時珍しい純愛ストーリーですね。

 暗躍する人々の思惑ではありますが、もうそういう些末なことはいいです。ぜひハッピーエンドでお願いします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

共産趣味宣言!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
私が「共産趣味」という言葉を知ったのは、声優の上坂すみれさんがそれについて語っていたのを聞いたのがきっかけです。

作中の共和国の政治体制やメカなどがソ連的なノスタルジーを誘う物だったので、レビュータイトルは「共産趣味宣言!」としました。

本作のモチーフは史実でいうと主に1950~1960年代に行われた米ソの宇宙開発競争です。米国サイドに立った有名な『ライトスタッフ(The Right Stuff)』という映画がありますが、本作は「共産趣味」とは切り離せないソ連サイドに立った作品です。

ただし、作中の国名(ツィルニトラ共和国連邦とアーナック連合王国)やロケットや人工衛星などのの機体名は架空の物に置き換えられています。

クドリャフカにあたると思われるライカ犬も出てきますし、たぶんガガーリンやテレシコワに相当しそうな宇宙飛行士候補生も出てきます。

両大国はどちらも人類初の有人飛行を目指して競争しています。そこで人間に先立ち動物実験としてソ連はライカ犬を打ち上げています。史実では人間の直前には霊長類などが打ち上げられていますが、本作では「吸血鬼を打ち上げよう」というなかなかに荒唐無稽な話になっています。

どうやら吸血鬼のイリナは人間扱いされていないようなのですが、外見的にほぼ人間ですし言葉によるコミュニケーションも可能です。イリナの世話係に任命されたレフの心情やいかに、といった感じのお話になるんでしょうか?

余談: 本作の原作はガガガ文庫刊行のライトノベルらしいのですが、内容的にはかつての朝日ソノラマ文庫みたいな雰囲気の懐かしさを感じます。まあ、単なる気のせいかもしれません。
== [第1話視聴終了時のレビュー: ここまで。] ==

2021.10.13追記:
第2話で、旧ソ連で流行ったと噂された物をモデルにした、炭酸水の自動販売機が出てきましたね。普通の飲料水に、購入時に炭酸ガスとシロップを混入する仕組みらしいです。

宇宙飛行士訓練施設を含めた旧ソ連の「星の街」をモデルにしていると思われる街並みや訓練装置の描写も良く描き込まれていると思います。

2022.2.2追記:
アニメは爽やかに終わったけど、原作はこれ以降の話があるみたいだからこの先はまた何やら闇はあるんじゃないかという気はしますよね。(未読)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 36

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

月と星空と彼の横顔

主人公は、吸血鬼の女の子のイリナ。
そして、もう一人の主人公は、宇宙飛行士を目指す軍人のレフ。
この物語は、この二人のちょっと変わった恋物語です。

まず、エンディングがとてもロマンチックです。
星空の下、二人がサイドカーに乗っています。
これだけでもかなりいい感じなのですが、素晴らしいのはその構図。
レフがバイク側で運転して、イリナが少し低い位置のサイド側に着座しています。
そして、イリナがレフの横顔と星空を一緒に見上げていて、これが素敵すぎ。

また、このエンディングでは、イリナの顔は映りません。
すべてうしろ姿です。
これが意味するのは、このエンディングは、イリナ視点だということです。
"彼の横顔"を見つめ、"星空"を見上げている。
そして、その視線の先にはロケットで彼と"月"へ行きたいという夢を見ている。
このエンディングは、動きは少なく地味なので飛ばしたい衝動にかられます。
しかし、イリナの夢を語るにはこれ以上ないくらい素敵なエンディングなのです。

こんな詩的なエンディングの作品です。
もちろん物語の内容もとても素敵でした。

内容は、吸血鬼とロケットと宇宙飛行と言う突飛な組み合わせです。
しかし、それでもとてもよくまとまっている王道のボーイ・ミーツ・ガールでした。
しかも、多少のギャグはありますが、少し古臭く感じるぐらい硬派なつくりです。
さすが、モアイ像で有名な「EMOTION」レーベルだけあります。

そして、なによりも、12話でちゃんと綺麗に完結するところが良いです。
脇道にそれず、最初から最後まで一本の筋が通っています。
しかも、7話、11話、12話で話を盛り上げてきています。
まるでこの作品に登場する3段式のロケット噴射のようです。
そのため、観終わった後は、良くできた映画を観たような感覚になりました。

とても面白い作品だったと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 28

62.4 10 教官で友情なアニメランキング10位
魁!!男塾(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (62)
259人が棚に入れました
筆頭・剣桃太郎を始めとする男塾一号生のメンバーが、理不尽な教官や二号生らの強烈なしごきに耐え乗り越えたり、外の世間とのトラブルに巻き込まれ(というより、男塾の面々が騒動の原因の場合が多い)ながらも、知恵や人情、そして男気で解決していく。

声優・キャラクター
堀秀行、山口健、屋良有作、銀河万丈、松田重治、つかせのりこ、平野正人、郷里大輔、千葉繁
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