戦車アニメOVAランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの戦車成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月06日の時点で一番の戦車アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.3 1 戦車アニメランキング1位
ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(OVA)

2014年7月25日
★★★★☆ 4.0 (636)
3563人が棚に入れました
戦車を使った武芸“戦車道“の第63回戦車道全国高校生大会の優勝を目指す女子高生たちの活躍と奮闘を描いた人気アニメシリーズ“ガルパン“のの最新作が登場。テレビシリーズでは描かれなかった第2回戦の激闘のエピソードが描かれる。映画『クレヨンしんちゃん』シリーズや『侵略!?イカ娘』を手がける水島努が引き続き、監督を務めている。【7月5日より劇場上映・7月25日リリース】
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これが日本のハイブリッドアニメなのです! Ver.1.1

*:;;;:*゚。+♡+。゚+*:;;;:*:;;;:*゚。+♡+。゚+*:;;;:*:;;;:*゚。+♡+。゚+*:;;;:*

監督 - 水島 努
シリーズ構成 - 吉田 玲子
脚本・考証・スーパーバイザー - 鈴木 貴昭
キャラクター原案 - 島田 フミカネ
キャラクターデザイン/総作画監督 - 杉本 功
絵コンテ - カトキハジメ
ミリタリー監修 - 吉川和篤
キャラクター原案協力 - 野上 武志
ミリタリーワークス - 伊藤岳史
プロップデザイン - 竹上貴雄小倉典子牧内ももこ鈴木勘太
モデリング原案 - 原田敬至
モデリング原案 - Arkpilot
3D監督 - 柳野啓一郎
音響監督 - 岩浪美和
音響効果 - 小山恭生
音楽 - 浜口史郎
3DCGI - グラフィニカ
アニメーション制作 - アクタス
発売日 - 2014年7月25日
話数 - 全1話

(以上Wikipediaより引用)

*:;;;:*゚。+♡+。゚+*:;;;:*:;;;:*゚。+♡+。゚+*:;;;:*:;;;:*゚。+♡+。゚+*:;;;:*


乙女達の戦車道を通して築かれる友情、 情熱、絆を
描いたガールズ&パンツァーのOVA作品。

戦車道全国大会の2回戦、アンツィオ高校との一戦が
今回も緻密な作画、かわいいキャラ、胸が熱くなる
セリフのオンパレードで描かれています。

主人公の女の子の通う大洗女子学園。
本編に続き魅力的な仲間達です。
対するアンツィオ高校。
大洗女子学園に勝るとも劣らない素敵なチーム。
だと思います…。

とにかく可愛いキャラ達が縦横無尽に駆け巡り、
セリフの言葉一つ一つに笑い、癒され胸が熱くなります。
私のこれまで視聴しましたOVA作品の中でもダントツの
面白さでした。

ただの萌え×戦車という物珍しいハイブリッドなアニメ
ではありません。

お話の中にリーダーとしてどうあるべきか、仲間を信頼
する大切さ、ライバル同士お互いを高め合う素晴らしさが
この作品でもさりげなく散りばめられていて視聴後の充実
感というか満足感が凄いです。

数々の試合の中でもアンツィオ戦は私も大好きなお話です。
(全部大好きなんですけれど…)
本編ではこのアンツィオ戦がカットされていますので、
本編視聴後是非ご覧下さい。

それでは一緒に「パンツァーフォー!」


【mio's café】
視聴済みの方限定ですよぉ♪
{netabare}
毎回思うのですけれど、このガールズ&パンツァーを
視聴した後の一片の曇りもない爽快感というか充実感。
凄いですね。

そういう気持ちにさせるのもストーリー、音楽、作画の
バランスの素晴らしさもありますが、やっぱり魅力的な
キャラそしてセリフの素晴らしさがあると思います。

そんなガルパンを語る上でやっぱり欠かせないのが、
各キャラの魅力。

ここで突然私の好きなガルパンキャラランキングを発表
したいのですがなにせ数が多いので取り敢えず今回は
Best3まで発表します。
(っていきなりBest3です…)

ちなみにこのBest3は獲得票がかなりの僅差で私の中の
ガルパン評議委員会でも紛糾致しました。
いっぱい書きたいけどレビューが大変な事になるので
手短にいきますね。

では

第3位の発表!
ドンドン!パフパフ♪

第3位 {netabare}秋山優花里殿 {/netabare}
ガルパ二ストの間でもかなりの人気である彼女。
その戦車だけに限らずミリタリーに関する豊富な知識量
ミリオタ真っ青のキャラです。

最初は引っ込み思案で趣味のせいもあってかなかなか友達
がいなかったけどみほちゃん達と出会ってからその才能
が開花?
試合の時は戦術面でもみんなを助けてくれます。
中でも私が好きのは秋山殿の諜報活動。
今回のアンツィオ高校への潜入作戦も楽しかったです。
毎回、お着替えシーンをチラッと入れるところが憎い
ですね。
装填手としても有能で本編決勝一騎打ちのシーンで
車体がドリフトしてる最中にさらに時間短縮して装填する
なんて凄すぎます。
CV:中上育美さんのボーイッシュな声も素敵。

では第2位の発表!
ドンドン!パフパフ♪

第2位 {netabare}西住みほちゃん{/netabare}
押しも押されもせぬあんこうチームのスーパーエースで
大洗女子学園の司令塔。
普段の恥ずかしがり屋さんででふわふわなキャラから
試合になると一変。
冷静、的確な指示でチームを勝利に導きます。

中でも私が凄いなぁって思うのがミスした仲間を責める
ことなくまず無事の確認と心のフォロー。
そして瞬時に全体の状況を把握した上での冷静な戦況分析
と細やかな指示。
そして最後に「それでは皆さん、健闘と幸運を祈ります。」
この言葉なんです!
この言葉が私は大好きです。
こんなリーダーに憧れます。
ついていきたいです。
頑張れます。

私はみぽりんのこのキャラの描き方がガルパン最大の
魅力の一つだと思います。
CV:渕上舞さんの可愛らしくて芯のある声も大好き。

では栄えある第1位の発表‼︎
ドンドン!パフパフ♪

第1位 {netabare} 冷泉麻子ちゃん{/netabare}
とにかく低血圧でいっつも寝てる印象が強いですけれど
冷静な操縦能力とおばあちゃん思いなところが大好きです。
成績も良くてクールなんですけれど、以外と悩み事とか
あったり凄く感情的になるギャップがいいですね。
ガルパンの色んなシーンで寝てますけれど。
みんながいるシーンではつい真っ先に麻子ちゃんを
探しちゃいます。
あっ、また寝てる!って。
今回冒頭のアンツィオ戦作戦会議でもいきなり寝てるし…
最初から麻子ちゃんに目がいっちゃいました。

操縦手としての魅力もたまりません。
本編決勝での「履帯切れるぞ。」からのドリフト!
手に汗握るシーンでした。

そど子ちゃんや沙織ちゃんとの絡みも大好き。

試合や練習終わった後の「お腹すいた〜」「アイス食べた
い〜」「えぇ〜」、セリフ極端に少ないんですけれど、
1つ1つが私の中でインパクト大でした。
CV:井口裕香さん大好きな声優さんなので嬉しいです。

という訳でガルパンキャラにランキングをつけるという
無謀な行為に出ましたが、本当みんな大好きです♡

今回のアンツィオ戦はチームとしてはウサギさんチーム、
アヒルさんチーム、カバさんチームが凄く印象に残ったかな。

特にウサギさんチームとアヒルさんチーム。
チーム内での会話がとても楽しかった。
ウサギさんチームこうやって決勝戦まで成長したんだなぁ
って思うと感慨深いものがありました。
アヒルさんチームはアンツィオ高校に負けない乗りと
勢いが凄く楽しかった。
「バレー部の時代きてるぜ‼︎」

カバさんチームは装填手のカエサルちゃんとアンツィオ
装填手のカルパッチョちゃんとの友情を交えたライバル
としての戦いが熱かったですね。
最後のカバさんチームIII号突撃砲とアンツィオ高校M41型
セモヴェンテの肉弾戦、いやいやありえないからって
思いながらも凄かったです。
装填手同士の意地のぶつかり合い、力が入りました。
カルパッチョちゃんの装填する姿がかっこ良くて声優さん
が早見沙織さんていうのも素敵でした。

そんな熱い戦いが繰り広げられたアンツィオ戦。
私が今回MVPをあげたいのが

アンチョビ姉さんとアンツィオ高校のメンバー。

可愛くて気持ち良くて仲間思い。
ちょっとレディースの集まりみたいな感じもするけど…
乗りと勢いなら負けないアンツィオ高校の仲間に慕われ
いる姿がとても印象的なアンチョビ姉さん。
どんなに失敗しても一応は怒るけど、最後には身体の心配
をするんですね。ここはやっぱりみぽりんと一緒。
このメンバーをまとめる器の大きさが伺える素敵なキャラ
です。

そんなアンチョビ姉さんをサポートしている
(サポートしてるのかなぁ…)
CV33カルロ・ヴェローチェを駆る副隊長ペパロ二ちゃん。

もう私こういうキャラ大好きなんです!

能天気で無鉄砲、リーダーのためならどこまでも!
でも何かが抜けている…いいですね♡
そんなペパロ二ちゃんが率いるカルロ・ヴェローチェ隊。
凄いです!あの勢いと根性。
アヒルさんチームも唸らせる回転レシーブ!
アンチョビ姉さん曰くもうちょっと考える頭があれば
凄いチームになるんでしょうね。
私もカルロ・ヴェローチェ箱乗りしたいです!
ちっちゃくて可愛い♡
真面目に欲しくなっちゃいました^ ^

試合後の締め方もアンチョビ姉さんの胸が熱くなる言葉と
敵味方関係なく労うシーンにジーンと来ちゃいました。

今回も素敵な戦車道の精神、沢山感じさせて頂きました。
本編に劣らず素敵な作品。

本編決勝戦にアンツィオの姿が見えないと思ったら
こういうオチだったんですね。
アンツィオらしい…

秋の劇場版ますます楽しみです!




【主要登場人物・出演者】

《県立大洗女子学園》
☆あんこうチーム
(使用車輌:IV号戦車D型)
西住 みほ - (CV:渕上舞)
武部 沙織 - (CV:茅野愛衣)
五十鈴 華 - (CV:尾崎真実)
秋山 優花里 - (CV:中上育実)
冷泉 麻子 - (CV:井口裕香)

☆カメさんチーム(生徒会チーム)
(使用車輌:38(t)戦車B/C型)
角谷 杏 - (CV:福圓美里)
小山 柚子 - (CV:高橋美佳子)
河嶋 桃 - (CV:植田佳奈)

☆アヒルさんチーム(バレー部チーム)
(使用車輌:八九式中戦車甲型)
磯辺 典子 - (CV:菊地美香)
近藤 妙子 - (CV:吉岡麻耶)
河西 忍 - (CV:桐村まり)
佐々木 あけび - (CV:中村桜)

☆カバさんチーム(歴女チーム)
(使用車輌:III号突撃砲F型)
カエサル / 鈴木 貴子 - (CV:仙台エリ)
エルヴィン / 松本 里子 - (CV:森谷里美)
左衛門佐 / 杉山 清美 - (CV:井上優佳)
おりょう / 野上 武子 - (CV:大橋歩夕)

☆ウサギさんチーム(1年生チーム)
(使用車輌:M3中戦車 リー)
澤 梓 - (CV:竹内仁美)
山郷 あゆみ - (CV:中里望)
丸山 紗希 - (CV:小松未可子)
阪口 桂利奈 - (CV:多田このみ)
宇津木 優季 - (CV:山岡ゆり)
大野 あや - (CV:秋奈)


《アンツィオ高校》
(保有車輌:P40重戦車、セモベンテM41、カルロ・ヴェロー
チェCV33)

アンチョビ / 安斎 千代美 - 吉岡麻耶
カルパッチョ - 早見沙織
ペパロニ - 大地葉


【主題歌】

オープニングテーマ
「DreamRiser」
作詞 - こだまさおり / 作曲 - rino / 編曲 - h-wonder /
歌 - ChouCho

エンディングテーマ
「Enter Enter MISSION!」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 矢吹香那、佐々木裕 / 編曲-佐々木裕
歌 - あんこうチーム
[西住みほ(渕上舞)、武部沙織(茅野愛衣)、
五十鈴華(尾崎真実)、秋山優花里(中上育実)、
冷泉麻子(井口裕香)]
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 50

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「じゃあⅣ号がぴよぴよねー」~観れば女子力が上がるというあのアニメが帰ってきた~さぁ諸君も一緒に、ドゥーチェ!ドゥーチェ!

2012年秋~冬期にかけて放送されたテレビシリーズ『ガルパン』
アクタス&グラフィニカという少数精鋭スタッフと多くの名キャストによって手掛けられ、一大戦車ブームと聖地巡礼ビジネス最大の成功を収めた傑作
テレビシリーズの第7話では詳細が描かれなかった戦車道全国高校生大会の2回戦を描きます
コミカライズ版やノベライズ版でこそ描写されていた「アンツィオ戦」でしたが、それらを全部無視しての初映像化、流石に気合が入ってます


本編は約40分
本当のところは30分で作るつもりだったのが予算と一緒に尺もオーバーしたらしいです
それもそのはず、本編は文字通り「アンツィオ戦」を描くため迫力満点の戦車戦がメインになっております
コンテと作画の一部はまさかのカトキハジメその人
脚本はテレビシリーズで軍事考証をしていた鈴木貴昭
作画の一部やイタリア軍に関するアドバイザーとしてイラストレーターにしてイタリア軍研究家の吉川和篤も参加
凄い、マニアがマニアを呼び、いつの間にやらテレビシリーズ以上の豪華スタッフに(笑)


キ○ガイみたいな戦車ヲタから毎度指摘されていたので今回新たに3DCGをモデリングすることになったイタリア戦車に関しては“装甲板のリベットの形、位置、数など全て実機を検証した上で制作”されてます
リベットの数まで数えるとは・・・ミリヲタ・・・恐るべし・・・(ゴクリ


テレビシリーズのDVD版では2.1chサラウンドでしたが今回せっかくの劇場上映が大前提ってことでセンタースピーカー+後方モノラルの追加で4.1chサラウンドにしたらしく、大気を切り裂くような砲撃の爆音や砲弾の通過音は凄まじい迫力ですb
これは是非劇場で堪能していただきたいですね
(特に練習試合での1500㍍離れたⅣ号とⅢ突の狙撃)


そんでもって肝心のお話
実質的に主人公は2人いると言っていいでしょう


1人はノリと勢い“だけ”のアンツィオを纏め上げる我らがドゥーチェ、アンチョビ
ひげさんのレビューでも指摘されてる通り、陽気で馬鹿っぽくキャラデザされたはずのアンチョビさんだったが、実際のところ動かしてみると無能な割りに血気盛んなまるでヤンキーみたいな部下達を束ねる姉御肌(ってゆーかお母さん)的なカリスマ隊長キャラに
劇中では日々大きく成長していく大洗女子に対して、ほとんどアンチョビの統率力だけで試合が成立しているという“真の弱小校アンツィオ”の奇跡は実にドラマティックです


そしてもう1人の主人公、カエサルさん
結局戦ってばっかなのか、ってーのもちょっと違くて、今回カバさんチームの装填手ことカエサルさんとアンツィオの副隊長、カルパッチョさんのアツい友情が描かれたのが一番のみどころかとオイラは思います
やったね仙台エリ、実質的に映画主演だよ
“Ⅲ突VSセモヴェンテ”・・・自走砲VS自走砲の一騎打ち・・・アツイwアツ過ぎるw
こういった風に戦争でなく、あくまでスポ根モノ感を出せるのがこの作品のイイところですね、ホント


ちなみに作中ではやたらイタリア料理が登場します
そう、この作品は【飯テロアニメ】なのです(笑)
特に「鉄板ナポリタン」にはヨダレががががが
空腹時の視聴はお気をつけ下さいませw


ラストは大洗女子VS黒森峰の決勝戦にて、「どうしてアンツィオだけが観戦に来てくれなかったのか?」という納得のオチ
どこをつまんでみても美味しい、、、いやいやw面白い1作に仕上がりましたね
拍手です

投稿 : 2025/02/01
♥ : 37

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガールズ&パンツァーの本編では省略されていたアンツィオ高校との激闘を描いたOVA作品

本作はガールズ&パンツァーの本編では省略されていたアンツィオ高校との激闘を描いたOVA作品です。なので本編を観てないと全く楽しめませんので注意です。約37分くらいのストーリーです。TVシリーズが大体1話=25分くらいですから、やや長めの1話と言った感じですね。

アンツィオ高校ではイタリアの戦車が登場します。「調子づかせると手強い」いう評判があった学校ですが、評判通りお調子者が多く明るい雰囲気の学校という感じで描かれていますね。戦車道を楽しんでいるって感じです。以下はアンツィオ高校の登場戦車のスペックです。

(カルロ・アルマートP40)
*重量   26 t
*全長   5.80 m
*全幅   2.80 m
*全高   2.5 m
*要員数  4名 (車長兼砲手、装填手、運転手、無線手)
*装甲   砲塔: 前面 50 mm、側面および後面 40 mm、上面 20 mm
      車体: 前面 50 mm、側面および後面 40 mm、底面 14 mm
*主兵装  アンサルド 75 mm L/34 砲
*副兵装  ブレダM38 8 mm機銃 1挺または2挺
*エンジン ディーゼル、排気量24立方cm、330 hp(242.55 kW)
*行動距離 280 km
*速度   整地40 km/h 、不整地25 km/h

隊長の「アンチョビ」は、やたらとこの戦車が「重戦車」である事を強調しているが国際標準においては中戦車扱いの戦車です。流石イタリアですねw


(セモヴェンテ da 75/18)
*重量   14.4 t
*全長   4.92 m
*全幅   2.2 m
*全高   1.85 m
*要員数  3名 (車長兼装填手, 操縦手, 砲手兼無線手)
*装甲   前面: 50 mm
*主兵装  75 mm Da 75/18 砲弾44発搭載
*副兵装  8 mm Breda Model 38 又は 6.5 mm Breda Model 30
*エンジン ディーゼル、125 hp/145 hp (93.21 kW/108.13 kW)
*行動距離 230 km
*速度   32 km/h

セモヴェンテはイタリア語で「自走砲」です。ドイツ軍のIII号突撃砲を真似て開発された歩兵支援用装甲戦闘車両です。

(タンケッテ C.V.L3/33)
*重量   3.15 t
*全長   3.17 m
*全幅   1.42 m
*全高   1.30 m
*要員数  2名
*装甲   15-5 mm
*主兵装  8mm重機関銃×2
*エンジン 水冷直列4気筒ガソリン、43 馬力/2,400 rpm
*行動距離 120 km
*速度   整地42 km/h、不整地15 km/h

いわゆる豆戦車です。機関銃しか備えていないため戦車を相手にする事は不可能です。本来、偵察・警備用の軽車両で、大戦時は後方支援などで使われていました。

前から思っていたんですが、歩兵が居る訳でもないのに「機関銃」は必要なんでしょうか?そもそも戦車の装甲にはほとんどダメージを与えれないはずですよね。そう考えると、タンケッテはほとんど意味が無いのでは?と感じてしまいます。むしろいくら連盟公認の装甲材で守られているとはいえ、中型戦車の主砲を食らったら中の人危ない気がしますがどうなんでしょう?なんか激しく横転してたしw

そして相変わらず西住ちゃんは身体を車外に出しっぱなしw 主砲を撃たれても眉ひとつ動かさず微動だにしません。どれだけ根性据わってるんでしょうかと思ってしまいます。いくつもの死線を乗り越えた兵士以上の気迫ですねw

まあそんな細かい事は可愛いから良いんです!と相変わらず楽しんで観させてくれる作品でした。まさに可愛いは正義!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 30

66.2 2 戦車アニメランキング2位
機甲猟兵メロウリンク(OVA)

1988年11月21日
★★★★☆ 3.6 (26)
115人が棚に入れました
ギルガメスとバララント両国家によって展開された百年戦争の終結間近、濡れ衣という形で軍上層部の陰謀に巻き込まれた少年兵士メロウリンクは、戦友たちを死に追いやり、自らをも陥れた士官たちへの復讐の旅に出る。その後に待ち受ける過酷な運命も知らず……。

声優・キャラクター
松本保典、大塚明夫、玉川砂記子

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

メロウリンクはPSなのか?

復讐者メロウリンクが戦場で自分を裏切った者たちを次々と探し出し、復讐を果たしていく物語です。

メロウリンクは機甲猟兵なのでATに乗りません。言ってみればスナイパーの様なものなのですが、パイルバンカー付きの狙撃銃一本で※1ATと渡り合う姿にはどうしても説得力が足りませんでした。

これの親作品、装甲騎兵ボトムズの主人公のキリコも対AT用拳銃で無双する事がありますが、不意打ちや緊急回避的な場面でしか使用する事はせず、基本的には敵のを奪ってでもATで戦う事を選ぶので、それ故に現実味が有るのですが、メロウリンクの場合、敢えてATに乗らずに戦うので、場面によっては命のやり取りを軽視している様にも見える事がありました。

大体の場合、毎回の様に人間(メロウリンク)とATが一騎打ちするのですが(時には複数機と。)普通に考えれば※2PSでもない限りそんな事は到底出来る筈も無く、けれどもしてしまうので、描写的にもかなり無理がある様に見受けられました。取り分けメロウリンクがATのローラーダッシュと同等の速度で走っているシーンはどう足掻いても修正出来ない程の違和感が感じられ、何とかならなかったのかなぁと思います。また毎回のクライマックスの見せ場となっている、復讐の対象を確認した際に行われる血のペイントもやはり無用で、そんな暇があるならキリコなら無言で撃ってます。多分そうしないと死ぬからです。

ボトムズで描かれたキリコ・キュービーと言う人物は兵士としてもAT乗りとしても最強の主人公でしたが、どんなザコと戦う場合でも相手が殺傷能力のある武器を持って立ち向かってくる事を常に警戒している様で、全く油断せず、余裕の表情すら浮かべた事の無い様な男で、時にはそんな敵を相手にした時ですら綱渡りとも言える様な方法で、紙一重の勝利を掠め取る事も有るのですが、それ故に彼の生き残ろうとする必死さが伝わってきたのです。一方でメロウリンクの場合は脚本、演出などの関係なのでしょうが、やたらと無駄な動きが多く、上述の血のペイントもそうですが、復讐対象者への止めをどうしても※3パイルバンカーに拘る様な描写も有るなど、何となく嘘っぽく見えてしまうのでした。

以上酷評書いてしまいましたが、名優大塚明夫さんのデビュー作としては一見の価値が有ります。最初からスゴい貫禄です。

ボトムズが好きだったので視聴しましたが、リアリティに欠ける描写が多く、別物だと言う認識を受けた末に結局8話位で断念しました。曲がりなりにもボトムズシリーズなので、いつか気が向いたら再開する事が有るかも知れません。


※1:アーマードトルーパーの略。全高4m程度の一人乗り用の人型戦車。
※2:パーフェクトソルジャーの意。一種の改造人間。ボトムズシリーズで度々登場する。
※3:空砲の爆発力を利用して打ち出す杭打ち機。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

昔っからボトムズってのは閉鎖コミュだったのです

記憶ではビッグバトルの後、且つ野望のルーツの前だったと思いますが・・・
当時はボトムズのOVAなのに主人公がAT乗らないと聞いてガッカリしたんですよね。まぁ私もロボット大好きなお子様趣味を引き摺ってたのでw

陰謀にはめられ、最前線にAT無しで投入された小隊の唯一の生き残りが主人公メロウリンク。100年戦争終結後、その彼が陰謀に関与した上官達を探し出し復讐していく話なんですが、次第にその陰謀の陰に軍の上層部の関与がチラついて・・・って展開でして。
見せ場は、生身の体と対ATライフルとパイルバンカー(火薬で繰り出す槍)と機転でかつての上官達の乗るATを屠る様なんで御座います。

・・・地味に思いますよね?
実際、地味ですw
ボトムズ自体が地味なのに輪をかけて地味な話なんですが、これぞボトムズという世界だから成り立つ話なんすよね。
ガンダムも本編で数機のワッパと時限爆弾でガンダム追い詰める話も有りましたし、MSイグルーでも対MSミサイル部隊の話が有りますが、メロウリンクは一人生身でメインメカのATと戦うんですよ。
コレはATが4m弱の小さなロボット兵器だからこそ、嘘くささ感じさせず殺るか殺られるかの緊張感有るんですよ。
ボムムズ好きならば皆知ってる事ですがボトムズってタイトルの意味は、兵士の底辺(ボトム)に位置づけられたAT乗り達の蔑称な訳ですが、主人公はさらにその下、対ATライフルしか持たされなかった兵士です。
その兵士の底辺が、戦後に我が世の春を謳歌する元上官達に復讐していく爽快感。
若い方でもボトムズ見た事有る方ならば、見た方がイイです。
確か、陸戦型ファッティーもこの作品が初出だった筈です。

でもね、やっぱりボトムズ本編と無縁の方は見ない方がイイかと。
ボトムズってシリーズは、一見さんお断りの料亭みたいな作品ですしね。
ガンダムだって時代の要請に合せてかわいい女の子増やしてるのに、酷いもんです。マクロス見習えって私ですら思いますがw

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

Mori さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ボトムズ外伝である必要性なし

子供のころ一通り全部見ました。
復讐の物語であり熱い展開もある。
いろんな作戦や武器を主人公のメロウリンクが駆使して戦う死んだ仲間のために...
って感じの単品なら非常にいい熱い作品。
作画、声優、音楽これらは当時としても良いほうじゃないかなと思います。


しかしこれボトムズである必要あるのかなぁ
これ勧めるのってボトムズアンチなのかなぁ?

自称ボトムズファンの中に異様に推すコメントが色んなところで散見されるけれども正直やめてほしいぐらい本編と毛色が違いすぎて気持ち悪いです。

スーパーマンの主人公がブンブン超重量のものをブン回す80年代のハリウッドB級映画の劣化版を見せられてるような陳腐な演出。
「ラダァ・ニーヴァやイプシロンでもそこまでやらねえよ」
と微妙な感情と怒りを子供心に持ったのはよく覚えています。

本編も戦争モノや宇宙モノ等、様々な映画のテイストをふんだんに使われていますが、物語としてボトムズの世界観は一貫してました。

この作品はただ製作者がハリウッド映画ぽいものを作りたいけど作れないからアニメで表現したって感じの作品です。

主人公は若いころのスタローンやシュワルツェネッガーのようなムキムキマッチョマンで実はサイボーグとかのが良かったんじゃないの?

と設定やらなんやらツッコミどころが多すぎて、ボトムズすきになったからと言って世界観にどっぷりハマった人ほどみてほしくない作品です。

青の騎士ベルゼルガもそうですけれどこの作品もボトムズである必要性に疑問を持つ当時お金があったけど脳みそすっからかんの脚本家達が作ったオナニー作品です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

79.3 3 戦車アニメランキング3位
機動戦士ガンダム 第08MS小隊(OVA)

1996年1月25日
★★★★☆ 3.9 (734)
3871人が棚に入れました
地球連邦軍パイロット シロー・アマダ少尉はアジア戦線に配属されることになったが、そこへ向かう途中に敵と遭遇し交戦、ジオン軍パイロット共々遭難してしまい、そのジオン軍パイロット アイナ・サハリンと生還のため協力することで彼女との間に交流が生まれる。救助されたのち配属されたアジア戦線では、アイナと敵味方と分かれて対峙することになる。そこに至ってシローは、人間性として当然の倫理を否定する戦場においても敵とわかり合うことも可能だと叫び、それを証明すべく戦うのだった…。
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

戦争とラブストーリー、そしてモビルスーツ・・・またまたロボ物:第5弾

ファーストガンダムは視聴済で本作品を視聴しました

主人公で地球連邦軍のモビルスーツパイロットの「シロー・アマダ」と
敵方ジオン公国軍の「アイナ・サハリン」のラブストーリー・・・

最初は宇宙でのシローとアイナの出会いが結構ドラマチックだったのでそのまま
ラブがメインのお話が展開されるのかと思ったのですが

とんでもなく本格的な「戦争モノ」でした

世界観はファーストと同じ宇宙世紀で
ファーストでのアムロくんと同じ一年戦争のとき

舞台は地球で
戦闘シーンの
ほとんどが地上戦です


印象的なのは各キャラのリアルな設定です

ほとんど突出したキャラがいません
人物もメカも
ヒーロー的な存在はなく
ガンダムなんかは何機もでてきて
普通に兵器として扱われています

シローも一応「08小隊」の「小隊長」さんなのですが
特殊な能力(ニュータイプとか)の持ち主でも
腕利きのパイロットでもありません

小隊の人たちもみんなひと癖ふた癖あるのですが
特別に抜きん出た能力を持った人はいません

でも
その分
小隊としての戦術や作戦なんかが
より際立っていて
いかにも「戦争してる」って感じがします


そして
シローの場合は
小隊長としては
むしろ「アマちゃん」と呼ばれているくらい(N○Kのドラマじゃないよ^^)
人間的には未熟のようで
ちょっとしたことで
ムキになったり
部下のいないところで
愚痴をこぼしたり
熱血で単純な性格丸出しなのです
なにより
恋愛についてはちょっと不器用なところも見せていて
なんだか
フツーすぎて逆に親近感が沸いてきます


さて
気になるお話のほうはというと
宇宙で出会ったシローとアイナが
地上で再開を果たすのですが
お互い敵同士という立場

最初はモビルスーツに搭乗していて
相手が誰だか分からず
戦闘状態の中での出会いとなります

でも
その後の展開の速さに驚きました

シローの単純な性格からなのか
{netabare}生死を分けるようなシーンでアイナに突然コクったり{/netabare}
貴族の家柄であるアイナの
世間知らずの人柄からなのか
{netabare}えっ・・・こんな所で?
って思うよな場面で突然シローに「ちゅー」したりで
イッキに恋が進展してしまいます{/netabare}

{netabare}しまいにはビームサーベルでお風呂まで沸かして準備万端~{/netabare}
なんて
ここまでしたなら最後までいってもよかったんですが・・・

さすがに「戦争」と「恋愛」を絡めたお話だけあって
ここから「ロミオとジュリエット」的展開がまっていたのです

戦争で敵同士になってしまった二人
いくつもの困難を乗り越え
最後は二人一緒に・・・
だったのですが

{netabare}最終的に
二人がどうなったのか
よく分かりませんでした{/netabare}

実はここで
個人的に重大なオチ(ミス)があったのです

この作品
11話の「震える山(後編)」が最終回だったんで
それを観終わってDVDを返却し
さ~感想文でも書こうかな~
その前に情報リサーチしよ~
なんて思いつつ
Wikiを見て
愕然としました

{netabare}まだ続きがあった・・・(ToT

{netabare}特別編「ラスト・リゾート」・・・(^^!
なんじゃこりゃ~!

{netabare}しかも最終回の11話と同じDVDに収録されているのに
すっかり見落としてました{/netabare}{/netabare}{/netabare}

もういっぺんDVD借りてきて
あらためて視聴し
大泣きしましたよ~
もちろんお話にですよ~


気を取り直して
最後に
モビルスーツについてですが

本作品
「ガンダム」と「ザク」がいっぱい出てました^^

地球連邦軍のメインは
「陸戦用ガンダムEz8」(イージーエイト)
なんかカッコイイんです
オリジナルのガンダムより^^

対する
ジオン公国軍は
「ザクⅡ」
こっちもカッコイイんです
なんかわかんないけど^^

ほかにもいろいろ知らないモビルスーツがでてきて
困っていたのですが

目立っていたのは
ジオン軍新兵器の
「アプサラス」というモビルアーマー?(ってなに)

ちょー大きくて
ちょー強力な武装をもっているのですが
あんまりかっこよくないんです
なんか亀みたいな形で^^

でも
このアプサラス
別の意味ですごかった

なにがすごかったかっていうと
{netabare}なんと「エアコン完備」なんです^^{/netabare}

この作品
{netabare}戦場は主に熱帯の密林や砂漠で
ガンダムに搭乗するシローたちはいつも暑さに悩まされていたのですが
アプサラスのアイナはいつも快適な様子でした{/netabare}

そのことについて語る
アイナとアイナのお兄さんの「ギニアス・サハリン」の
会話がもっとすごかった

そのときの会話が以下のとおり

{netabare}ちなみにシーンは
なにかのパーティの席
周りのオーディエンスたちが
アイナの美しさに見蕩れているなかでの兄妹の会話です

(ア:アイナ、ギ:ギニアス)
ギ:おおアイナ・・・
  今宵は一段と美しい
ア:お兄様・・・
ギ:本日の初飛行大儀であったな
ア:驚嘆の一語につきました
  ただ空調の調子がいまひとつ・・・
  汗をかきました・・・
  でも飲み物が美味しくいただけるのはうれしいことですわw
ギ:ご苦労だったな
  今夜は楽しむがいいw

そして宴は続く・・・(ナレーションは私が勝手に付けました)

高貴な方々のMS談でした~{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的にはモビルスーツ戦が最も魅力的に描かれた作品

【レビューNo.53】(初回登録:2023/4/26)
ガンダム作品外伝となるOVAで1996ー1999年作品。全11話。
まあ画像にガンプラ使ってる位なので、ガンダム作品のひとつ位レビューしておこうかなっと。

(個人的なガンダム史)
・「初代ガンダム」ブームの真っ只中を過ごし、アニメにガンプラに夢中の日々を送る。
 ただ「Z」には馴染めず、ここでガンダムから一旦離脱。
・子供誕生を機におもちゃ売り場に通うようになり、ガンプラが劇的に進化してたことに感銘。
 再びガンプラに戻るとともに魅力的なモビルスーツ(以下MS)に惹かれ、本作他関連OVA作品
 等を視聴するようになる。(ここで「Z」だけは完走した)
・そのうち「SEED」が始まり、ストーリーの面白さ、MSデザインの秀逸さに心躍らせたが以降
 の作品が微妙で「00」で再び断念。(ガンプラも諸事情でやめた)
 以降MSデザインが好みな「ユニコーン」だけは観たが、アニメは好きになれなかったなと。
 だから「水星の魔女」なんかも視聴せず。って感じで結構観てない作品も多いですね。
 結局ガンダム作品が好きというより、MSのカッコよさが好きなだけなんだと思うw

(本作品の見どころ)
・MS戦の魅力が十分に引き出されている
 「初代ガンダム」も再び宇宙に戻ってからは、アムロが「ニュータイプ」に覚醒してチート野郎
 と化して、ジオン軍MSが雑魚キャラ扱いとなり一気に萎えたというか・・・
 「『ランバ・ラル』や『黒い三連星』のあの興奮を返せ!」って感じだったのですが、そのよき
 伝統が継承された作品といえます。ジオン派にとってはエースパイロット「ノリス・パッカード」
 が駆る「グフカスタム」の戦闘シーンはまさしく「ガンダムに求めていたのはこれだよ!!」と。
 チート能力ではなく、熟練したパイロット技術・経験に裏打ちされたその強さ。主人公・シロー
 を始めとする連邦軍パイロットも猛者揃いですが、それをたった一機で翻弄していくその様は、
 「これぞMS戦の醍醐味」という心躍るものがあります。
 本作は「初代ガンダム(通称1年戦争)」の外伝ということで、1年戦争になぞり本作でもジオン
 軍は劣勢を極め撤退を余儀なくされるのですが、その状況下で撤退作戦の殿を務め悲壮な覚悟で
 戦場に挑むノリスの姿に「漢の生き様」を見る、個人的にはそんな作品ですね。

・洋画の軍人のノリ?!「第08MS小隊」
 連邦軍にしろジオン軍にしろ、個人ではハミダシ者っぽい組織に反抗的な人物も描かれています
 が、両軍とも基本(組織としては)規律正しく統制された軍人イメージが強い中で、本作では
 「アメリカンナイズされた『ヒャッハー』な軍人たち」
 って開放的な感じで小隊が描かれており、ガンダムの世界観ではかなり異色な感じがあります。
 でもその「異質感」がこの作品には見事にマッチしており、本編にはない
 「こういう小隊があってもいいじゃない」
 という少しアウトローな感じが個人的には好きですね。 

・リアルなミニタリー感
 本作は基本地球の密林地帯での地上戦を描いたミニタリー色の強い作品になっています。ビーム
 ライフルより基本マシンガン等実弾火器での応酬や密林でのゲリラ戦を彷彿させる緊張感、また
 ガンダムの頭が吹っ飛ばされ、その代替品に部品不足からジム頭で急場を凌ぐ等こういう細かい
 描写が個人的にはツボですね(笑)

・恋愛要素や主人公はなんとも・・・
 本作では連邦軍シローとジオン軍アイナとの「禁断の恋」がひとつの見せ場になっていますが、
 いうても普段は両陣営にいて接触する機会もないし、所詮ガンダム作品の恋愛なんで・・・
 それに最後に隊をほっぽり出してアイナの救出に向かうシローにも、「隊長らしからぬ行動」と
 して批判の声も多いですが、まあ当初の「皆で生きて帰る」発言から青臭さや人間臭い主人公で
 はあったので(そのくせ自分は無謀な行動が多いという・・・)個人的には今更感が(笑)
 本編のガンダムシリーズの主人公が、戦争に関係ない民間人少年が騒ぎに巻き込まれる→何故か
 ガンダムを操縦して敵を撃破→そのままなし崩し的ガンダムパイロットに就任?!よりはリアリ
 ティがあり、凡人ながらも自分に正直に生きてていいんじゃないですかねw
  
個人的には「ガンダム」に求めるのは、やはりMS同士のかっこいい戦闘シーンですね。とはいえ
シリーズが進む度に兵器としてのMS性能が上がっていき、戦闘シーンがインフレしていくのもあ
まり好きじゃないんですよね。その点本作はその辺りのさじ加減が丁度いい。チートパイロットも
チートMSもいない「無骨なガチのMSバトル」これこそが本作の魅力ですね。

あと主人公シローの声優が檜山修之さんだったのは、今回初めて知ってビックリですね。
あれから約20年後には、あの「俺ガイル」の厨ニキャラ「材木座」を演じることになるとは・・・
まあ、ある意味どちらも「暑苦しい」という共通点はあるかもwww

(2023/9/30)
お気に入りへ追加。
まあガンダム作品でお気に入りへ入れたいのってこれ位だろうから、そうしようかなっと。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

檜山コマンドーバラライカ木村

通して見たのかなり前なんで、またレビュー用に早送りしつつ見てた
んだけど、結論から言えばこれキャラ用品じゃねーかな。

【垂れ目と髪の色と口紅の色が素敵な喜久子アイナを眺める作品】
服も色々着替えるんで、多分作ってる方もそのつもりじゃないかと。


ミリ好きなら楽しめるかも、みたいなレビューもあったんだけど、逆に
キツイ気がするなー。自分はちょっと好きくらいでその手の知識もほぼ無い
んだけど、それでも色々気になって話自体は楽しめない。

有名どころのアニメだとフルメタの二期に近いけど、「こんなのと比べて
くれんなよ?ああん!?」っつーミリタリーおたく様は多いと思う。


とりあえずオープニング

検索 The A team - OP (JP)


08小隊って略称だけど小隊は普通数十人で、基本的には4人が頑張る話
小隊の下の分隊(または班)が10人くらいで、更にその下の班(または組)
が4~5人。ミリで4人で思い出したのがこれだった。ってだけ。

あ、上の見れば分かるけどハルヒのキョンの例のネタ元は多分これね。

はいごめんなさい


検索 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 [嵐の中で輝いて] Full version

オープニングが印象的なんで、うっかり中味も見てしまう人は多そう。
170万再生は伊達じゃない

そして1話がさ・・良い出来過ぎるんだよね。いきなり超展開って訳じゃ
ないけど、後半の内容がもう、そりゃあ何度も使いまわすわな出来。
ドラマティック過ぎて、二人が病気になるのも仕方が無いのか・・

そんな幻想的な1話はさておき、他の話じゃスポットがあたってるのは
二人の頭の悪いイチャつきの他は一部の戦場の一部の部隊。


■いつ頃のどんな部隊なのか

初代ガンダムの一年戦争(ジオン独立戦争)がU.C.0079 - 0080
初代ガンダムはこの戦争後半の4ヶ月を描く作品 と、ウィキに書いてある。

【この作品0079】 ポケ戦が0080 ソロモンよ0083

他の人のレビューだと初代の裏話って書いてる人が多いっすね。

ポケ戦もだけど、戦争の中の一部のマイナーな戦場に限定した話なんで、
仮にこの話のメインキャラが全滅したところで歴史にはほぼ影響が無いし、
設定的にはこの手の戦場の潜入のプロの00の刹那やフルメタの宗助なんかが
空気読まずに介入してくると、1人で壊滅させてしまうような未熟集団。

だからこそリアルではあるものの、残念な事にそれ故に華が無い。

作品中で華があるのはアイナだけで、戦場に咲く一輪の花とか陳腐な事も
言いたくなる。・・強いて言えば敵の男のうち二人には華がある、かな。


■レビューのタイトルについて

アイナ以外のこの作品の見所、こいつは凄ぇ組み合わせだよ。

まず主人公の声が昨今声ネタの為にぶっ壊れ気味の役しかない檜山で、
後半はもう檜山全開のシーンも結構ある、こいつが隊長。
クレアーーーーーーーーー

そして何より部下(の声)が

・若き日の戦場を駆けるバラライカ(ブラックラグーンの姉御様)
・アーノルド・シュワルツェネッガー(なんとコマンドーが部下なんだよ)
・はじめの一歩の木村(こいつがソナーで索敵とかシュール過ぎて)

もうさ、画面から目を離すと声だけで楽しめる。
特にバラライカ+この手の戦場での指示とか・・もうそれだけでさ。

良いよもう。分かるやつには分かるんだよ、この感動が。


■アホ二人

えーとね、シロー23歳檜山とアイナ20歳喜久子ちゃん補正で17歳は、
戦争してる自覚が無いんで、ただ青春してるだけなんで、てかいい加減に
しろよこいつ等なんで、戦争を舐めるのも大概にしろよガキ共が

7話は酷かった。23歳男と20歳女でなんでそういう展開なんだよw
見てるこっちが恥ずかしいわwで、一気にどーんやってくれた方が恥ずかし
くない。あ、戦場の声に興味無いなら1話→7話→11話だけ見ても良いかも。

11話はもう、ジムスナイパーの操縦者さっさとあの病気の二人を射殺しろ、
アイナは持って帰るからできればシローだけ射殺しろ、状況も歳も弁えない
お花畑は撃ち殺して構わん!で、もうあれは無い。ありえんわ


・・ギニアス速水よ、お前の妹は幼少期に一体どーゆー育ち方したんだ、
そんな卑猥な兵器作ってるヒマあったら妹の教育に精を出すべきだったな。

「バカな!愛など~」の境地に到達できたお前が、お前こそが、その境地の
僅か1/100でもお花畑に教え込んでおくべきだっただろうに・・。


■あとは10話・・強いて言えば9話と、10話ね

このあたりはガンダムらしい楽しさ・・なんだけど、9話と10話だけを見て
楽しめるかは分からん。


■どーでも良いけど

ウィキ見てたら、バラライカの声優の小山茉美がアムロの古谷徹と一回結婚
してるっぽい。よ


以上。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

66.9 4 戦車アニメランキング4位
OBSOLETE(Webアニメ)

2019年12月3日
★★★★☆ 3.5 (20)
97人が棚に入れました
2014年、突如現れた異星人は、人類に対して「交易」を要求。彼らが石灰岩の対価として地球にもたらしたのは、意識制御型汎用ロボット「エグゾフレーム」だった。戦闘機よりも戦車よりも銃よりも安価で、誰でも簡単に乗りこなすことができる「エグゾフレーム」は、またたくまに拡散し、世界を変えていく――。<異星人の交渉音声>「現在、すべての電波帯域に、五種類の言語で呼びかけています。我々は政治干渉も文化交流も望みません。ただ通商のみを希望します。石灰岩1,000キログラムにつき1つ、我々のテクノロジーの産物を提供します。国家、民族、思想、その他あらゆる差違について我々は区別いたしません。すべての地球人類に、平等に、均等に、この交換条件を提案いたします」

声優・キャラクター
田中正彦、森川智之、山野井仁、高木渉、本城雄太郎、杉本ゆう、大友龍三郎

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魅力的な輪郭が見えたような気もする<55>

長らく今観てるで放置状態だったのを、前期の作品も盛大に観きれなかったこの時期に完走。
次の期が始まったばかりだと時間があっても観るものない日というのができちゃうのねん。
後半は、アザニア共和国の大統領がエグゾフレーム氾濫の黒幕だったり、ボウマンの部隊がそれに対抗しようとしたりと、メインの筋のようなものが通っていて視聴意欲を助けてた。
とはいえ、そういうラインを匂わせたにとどまり、国境の放置ぐあいからアメリカは敗北しつつあるんだろうね、と。
最終話の魔法少女はツッコミをもうちょっと尺を取るなり工夫するなりしてほしかった、バレバレのボケのネタフリ部分としては長い。
前半終了<54>
6話まで視聴。
5話では継続エピソードな辺りに期待が盛り上がったが、6話でエピソードが完結してみると悪くはないもののボリューム不足なせいかエピソードを片付けただけに見えますなぁ。
ゲームかなんかのムービーだったなら短い尺で世界観を伝える断片として優秀だけど、単体のアニメ作品としてみればキャラクターを継続させていない部分がどうしても欠けた印象になりましょう。
7話から12話が2020年冬に配信と予告されているけど、新型コロナ騒動でどうなるんでしょうなぁ。

5話いいじゃない<55>
5話まで視聴。
存在に気づいて2話まで観たときは導入部だけ無料なのかと思ってたけど、1週遅れくらいで全部見れるんやね。
てなわけで視聴継続、3・4話とネパール軍・PMCと様々な軍事的場面にロボが浸透していく場面を描いてて、これはまあ2話までと同じく断片的な世界観の提示。

5話でやっと続きものになって、攫われて消耗品扱いの少年兵達に外国の指揮官が現れて成長させる物語となった。
やっとお話の展開を見せ始めて6話は結構楽しみ。
前後編で終わりそうで、1話の尺がOP/ED抜くと10分程度だから30分番組にも満たないけど。

リアルミリタリ<55>
2話まで視聴。
虚淵玄主導の軍事描写がリアルなロボットアニメ、ほぼ現代が舞台。
ロボットというかパワードスーツっぽいけど。

1話は米軍の小隊が南米の紛争に介入するホットスタートでリアルミリタリ描写を見せに来て、背景説明は省略。
2話でロボット技術が宇宙人からもたらされて軍事に使われるまでを描き、世界設定が明かされる。
3話は予告を見た限り、インド・ネパールの紛争に視察に来た自衛官が巻き込まれる様子。

通してのストーリーというより、IFが持ち込まれたSF世界の各所を描いている様子。

シリーズ通したストーリーが無い(あるいは始まっていない)し、戦闘シーンにしても痺れる描写は特に無く、リアルでよろしいですなぁ止まりだし、面白いじゃなく面白くなるかもしれないって所。
TVでやってりゃ観るレベルだけど、課金してまで続きが見たくなるほどでもないなぁ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0
ページの先頭へ