感動でライバルなおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの感動でライバルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月15日の時点で一番の感動でライバルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.1 1 感動でライバルなアニメランキング1位
ちはやふる(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (4136)
18832人が棚に入れました
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

心動かされる良作に感謝です!“o( ̄‐ ̄*) ♪

■「ちはやふる」ってどんなアニメなのσ(゚・゚*)ンート・・・
『競技かるた』を題材にした末次由紀さんの漫画が原作なのです♪
と言ってもσ(^_^)アタシは漫画は見た事ないのです(ノ_-;)ハア…
何だか数々の賞をとられている様なのできっと面白いんでしょうね(*^-^)
 
『競技かるた』を通じて、主人公千早(ちはや)と2人の少年「太一(たいち)」と「新(あらた)」が成長していく姿を描いた物語なのです!
 
ところで・・・競技かるたって何(*゚・゚)ンッ?って感じなのでちょっと調べてみました♪
使うかるたの種類は「百人一首」なのです!
「百人一首」って100枚の読み札と100枚の取り札で構成されているのですけど、その半分の50枚を使って競技をするみたいですね♪
百人一首はむか~しちょこっとやったことあったけど・・・普通のかるたより、坊主めくりで遊んでた記憶の方が鮮明に覚えています(。・w・。 ) ププッ
 
それで、競技かるたでは、50枚の半分25枚ずつを相手と分け合って、自分の陣地に上・中・下段の三段にルールの範囲内で配置するらしいのです♪
お互いに配置した取り札をなんとっ15分で暗記するそうです(゚゚;)エエッ
そもそも、100首全部覚えるのも大変ですよね・・・覚えないとスタートラインにすら立てないし!!
しかも『決まり字』を知っていることが競技の前提って・・・かなり過酷ですね!?
『決まり字』とは、読み札を読んでいって、取り札が判別可能になる『字』のことなのですよ(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
その『決まり字』の内、読み札の最初の3字目までで確定する取り札が百首のうち86首あるらしいので・・・
「ち~♪は~♪や・・・!?」( ゚ロ゚ノノ゙パシッ☆~~~~□  (゚ロ゚*)ハッ!!
ってな感じで殆どが全部読まれる前に決着がついているのです♪
そうなんです・・・毎回、目の前に並べた取り札がグシャグシャになる程に壮絶な取り合いが繰り広げられるのです♪
 
とにかく、暗記力・瞬発力・集中力・体力が重要スキルらしいので日頃の鍛錬が重要な競技だって事がわかりました!
σ(-_-)ワタシには無理だって事もわかりました・・・
 
 
■「ちはやふる」に出逢った日の日記φ(・_・”)
まず主人公の千早役に「放浪息子」で高槻さん役でキャストを努めていた「瀬戸麻沙美」ちゃんが大抜擢ですね♪
小学生時代と高校生時代の千早の声を上手に使い分けて演技が出来ればいいなぁって期待してます♪
若いだけにこの作品の中でどれだけ成長できているか注目してみたいですね♪
 
作画に関しては、温かみの有る水彩画の様なタッチで描かれているのと、背景をぼやかす事で遠近をつける手法が巧妙でリアル感も出せているので感心しました♪
ラジカセはさすがに古っ!?て思いましたけどねw
 
一見地味な『競技かるた』をどこまで魅せれるかがこの作品のポイントの様な気がします!
そして、千早ちゃんを中心とする人間模様も魅力のひとつだと思うのでそんな所に注目して観たいと思っています♪


■総評
こんなにも心動かされるアニメに出逢えてとっても幸せです☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
基本の構成は王道のスポ根青春アニメなんですけど、とにかく作りが丁寧で褒めるところがいっぱいなのです(*^^*)
一般的にはローカルな競技かるたを題材にしながらも、まったくかるたを知らない視聴者にも分かりやすく説明臭さを極力排除するよう心掛けて描かれていたので好印象でした♪
キャラの個性や心理描写を活かしながら競技かるたのルールや戦略や面白さをストーリーの流れに沿って魅力的に魅せることが出来ているんですよね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
特におでこちゃんこと「大江 奏」のキャラ設定はとっても良いアクセントになってた気がします!
和歌をこよなく愛し、最終的な目標も他のメンバーとは違った視点でアプローチ出来ていて、競技かるたの魅力をより引き出せてた印象です♪

そしてこのアニメの一番の見所は、主人公の千早ちゃんを筆頭に個性豊かなキャラでしょうね♪
かるたと出逢い、ひたむきに日々かるたと向き合って技術的にも人間的にも成長していく姿が見事に描かれていました(*^▽^*)
小学校編と高校生編の2部構成で千早、新、太一の環境の変化や心情の変化をうまく表現出来ていたと思います♪
小学校時代からひたむきで変らない性格の千早ちゃんとは対照的に、かるたに対する姿勢に変化があった新や太一!
とくに本作品で一番性格的に成長したキャラじゃないかなって思える太一は小学校の時は絶対に好きになれないキャラだぁ~って思ってたんですけどまったくもって見方が変わっちゃいました!
太一くんが千早ちゃんに寄せる想いや、かるたに対する姿勢の変化、嫉妬心の対象だった新くんとの関係等々、かるた部部長としても男性としても一皮も二皮も剥けた太一くんの姿は是非まだ観てない人は注目してほしいです(*'ー'*)ふふっ♪
他にもたくさん魅力的なキャラが登場してきますし、とにかくどのキャラも見ていて清々しくって素敵です!
シリアスな展開ながらも時折入れてくるコミカルな描写や表現が絶妙で、話が重くなりすぎず、軽すぎずといった絶妙なさじ加減も良かったです♪
物語としてはまだ完結には至っていないので、千早ちゃん達の今後の活躍をお目にかかれる日を心待ちにしていたいと思います(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『YOUTHFUL』
 【歌】99RadioService
 ちはやふるの原作をイメージして曲を作ったというロックナンバー♪
 ギターのリズムが、素直で力強いキャラクター達を連想させてくれますね♪
 爽やかで甘酸っぱい青春を綴った歌詞も「ちはやふる」のイメージにぴったりで♪ d(* ̄o ̄)グッ

ED曲『そしていま』
 【歌】綾瀬千早(瀬戸麻沙美)
 和風テイストのしっとり聴かせるナンバーです♪
 あさちゃんは意外と音域が広く、力強さのある歌声でこれからが楽しみですね(^▽^)/

 
2011.10.11・第一の手記
2012.01.25・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.11・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 128
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

演出がみごと!マニアック文化系スポコンアニメ(88点)

全25話。
少女漫画原作。原作未読。

個人的満足点:88点
アニメ系統:文化系スポコン

2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれ、
宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位、2010年オンナ編1位。
第35回講談社漫画賞少女部門を受賞したある意味モンスター漫画が原作ということで
かなり期待していたのではあるが、期待以上のものだった。

競技カルタ(百人一首)というマニアックな競技を題材にした斬新な設定の上で
文化部ながら運動部のノリでまさにスポコンを描いている。

キャラ立ちも非常によく、無駄美人のヒロイン、秀才イケメン、ガリベン君、着物オタクに動けるデブw
さらにはカルタの天才と非常に魅力的なキャラ達で構成されている。

そんなキャラ達の心理描写が秀逸。
効果的にSEを配し、絶妙のカメラワークで盛り上げる。
毎話毎話背筋がゾクっとする演出はすばらしかった。

そして、外れ回がほとんど無いのもよかった。
2クールもあれば中だるみしそうなものだが、
そういった物がなく、最後まで飽きさせないストーリーもよかった。

やや残念なのは原作が終わっていないので、最後の締めがやや不完全燃焼。
2期を是非ともやってほしいところである。
(BD売れてないから厳しいかなあ・・・)

兎に角、これはヒカルの碁やスラムダンクが好きな方にはお勧めできそう。
熱いスポコンが好きな方は是非ご覧あれ。


と、まあ熱く語ってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

福井弁ちょっと違和感あったけどよくがんばった。


以下、各話の感想。

{netabare}
1話視聴。
ヒロイン「ちはや」なかなか可愛いじゃないか。
そして、「あらた」の福井弁のイントネーションがちょいおかしいw
まあ、いいけどねw
肝心のカルタはなかなか熱い感じで好印象。
これは今後も楽しみだ。

さあ、ここで福井弁講座だ

【ちっくりさす】
意味不明じゃないよwww
細い物を何かにさすって時に使う
「刺す」とほぼ同意

【かぜねつ】
口内炎のことだがちょっとだけ違う。
風邪引いた時などに口の中に出来る口内炎と
風邪の時に口の周りに出来る炎症を総称して「かぜねつ」

【やろっさ】
やろうぜ

以上、今週の福井弁講座でしたw


2話視聴。
今週は小学生編。
熱い。
カルタでここまで熱い表現がいい。
人間模様もいい感じ。
これは今後の展開にかなり期待。
しかし、ちはやいい子やわ。
近年まれにみるいい子だろw

そして、親どもはあかん!
どの親も最悪やわ。

今週はとくに分かり辛い福井弁はなかったね。
イントネーションはちょっと変だけど。

3話視聴。
これは!
さすがこの漫画がすごいに選ばれるだけはある。
1つ1つのシーンで痺れる。
この感覚は「スラムダンク」や「ヒカルの碁」で受けた感覚に近い。
かるたでここまで熱く痺れるとは。
完全にスポコンものだね。
ちょっと原作欲しくなってきた。
次週以降も楽しみ。

今週の福井弁講座

【ほんなら】
それなら

【いいで】
いいから

【~の】
~ね

今週はそんなに分かり難いのは無かったかな。

4話視聴。
いやーカルタってすごいね。
Å級ってホントすごそう。
ちはやが強くなっていて、そしてあらたがカルタをしていないのは、ほぼ予想通りの展開。
何か家庭の事情でやむなくカルタが出来ないといったぐあいだろうと予想。
しかし、ちはやに刺激されて再びカルタをやるといった展開なんだろうなと勝手に想像している。
太一も本格的にはじめて、メキメキ強くなるんだろうな。
ベタな展開だと思うが、そこがいいと思う。

「先生バスk・・・カルタがしたいです」的なw

私の勝手な想像なので違っててもノークレームでw


5話視聴。
ちはやの行動力に脱帽。
しっかり米原乗換でしらさぎに乗ってたねw

そして、到着したのは芦原温泉駅。
あんな桜並木あったかな?
まあいいやw
悲しいかな、芦原温泉の書店は今はありませぬ。。。
しかし、これは聖地巡礼芦原温泉となるのか?w
と、どうでもいい内容ですまん。

新はやはりカルタが出来ない。
家庭の事情とはちょっと違ったがショックが大きかったようだね。
それでもこれからまたカルタ始めるようになるんだろう。
ベタな展開だがこういうのはいいね。


6話視聴。
新キャラ「奏」登場。
可愛らしい感じでちびっ子だが巨乳というアンバランスw
マニアには受けそうなキャラだね(・∀・)ニヤニヤ
これから始まる部員集めも面白そうだ。
部を1から作るって何か熱くなるね。

それと、ちはやの着物姿は良かった。
無駄美人と言われているが、美人に無駄などない!

しかし、新 出てこないなあ。
新 もっと色々見たいんだけどなあ。
ちはやメインだから福井の話は出てきにくいのかな。

7話視聴。
新キャラ「机くん」登場。
これはまたなかなかなキャラが出てきたね。
ちはやパンで釣ろうとするなwww

勉強で太一に勝てない万年2位のガリ勉君。
美味しそうなポジションの匂いがw

裏返しでやるカルタもなかなか面白い。
これでちはやがさらにパワーアップするのかな?
ヒカルの碁の1色碁みたいな感じかな。
益々楽しみになってきた。


8話視聴。
机くんなかなか熱心じゃないか。
けっこういい奴ぽいし。

そして、ここで肉まん君w
元全国2位出現。
新に負けたトラウマでかるたやめていたようだが。
肉まん君やはりかるたが好き。

「先生、かるたがしたいです」
 ん? 何か違うかw

これで5人揃った。
今後どんな展開になっていくのか楽しみ。

ところで新を出せ。
福井弁講座がひらけねえじゃないかw


9話視聴。
皆熱い。
いいねいいね。
かなちゃんが始めての1枚がすごく良かった。

しかし、ちはや鬼www
でも、皆なんていいやつらなんだ。
特に肉まん君が最高にいいね。

うおおお、新ぁぁぁぁぁぁぁぁ
EDへの入りも最高だった。

9話はすげえ良かった。


10話視聴。
机くん、悔しいよなあ。
人数あわせみたいになっちまって。
すげえ、気持ち分かるぜ。

しかし、男なら意地をみせろ。
相手の1番強い奴に勝ったらすごいぜ。
1番弱いところから1番強くなるのが気持ちいいんだぜ。
俺も小学生のころ将棋でクラスで1番弱かったが、1年後には1番強くなったぜ。
がんばれ、机くん(`・ω・´)キリ

11話視聴。
肉まんくんがかっこよかった。
太一もかっこよかったし。
正直ちょっとうまく行き過ぎ感はあったもののまずまず良かった。

そして、久しぶりの新登場。
本屋でバイト。
今はもう無い本屋だけどw
そして、久しぶりの福井弁。
もっと難しい福井弁を頼むw


12話視聴。
むちゃくちゃ熱い。
今週は先生が最高だった。
いやな先生かと思ったが、いい先生じゃないか。
音楽の使い方も素晴らしかった。

なんか作画がちょっと変な感じはしたが、
面白ければノンプロブレム。

前半戦終了。
後半戦のさらなる盛り上がりに期待。


13話視聴。
ちはやピンチ。
すんなり行かないところは、ベタだがいいねえ。

そして、久しぶりの新。
しかも、新の回想。
なるほど、そういうことか。

そしてそして、
新=ヒカル
じいちゃん=サイ
と思ったのは俺だけかな?w


14話視聴。
個人戦開始。
クイーンも無駄美人なのかw
しかし、クイーン強し。
なんという強さ。
レベルが違いすぎる。
勝てないだろうけど、がんばれ千早!


15話視聴。
クイーンと決着。
無難な落としどころ。
これぐらいの差が丁度いいといった感じ。

それよりも太一が熱かった。
胸熱な展開。
試合の緊張感がヒシヒシと伝わってきた。

それより何より良かったのは肉まんくん。
2位が一番悔しいっていう肉まんくんの気持ちがぐっと伝わってきた。
1番になれない悔しさは肉まんくんが一番知っている。
今週は彼にMVPを送りたい(`・ω・´)キリ

そして、ついに新始動ktkr


16話視聴。
なんと、総集編。
しかし、ちょいちょいとネタがしこんであって、それがいかすw
器用貧乏くそ吹いたwwww
肉まんくんのねえちゃんwwwwwwwwww

そこらへんのギャグアニメより面白かったんじゃね?


17話視聴。
キター
動けるデブ!
肉まんくんやるじゃないか。

そんなおまけはおいておいて、
机君がいいねえ。
熱いし、分析力がすばらしい。
ついつい机くんを応援したくなるね。

かなちゃんもいいねえ。
イメージって大切だよね。

ちはやはこれらの要素を取り入れて進化するのかな。


18話視聴。
ある程度予想はしていたが、やはりそうなったかw
しかし、かなちゃんも机くんもいいねえ。
どんどん強くなっていく感じはいいねえ。
やはりこういった勝負ものは初心者が成長する姿がいい。
ついつい応援してしまう。
個人的には机くんを応援している。
絵的にはかなちゃんが勝ちそうだけど。
どうなるのか来週も楽しみ。


19話視聴。
かなちゃんと太一が勝つのかなあと思っていたんだけど、ちょっと予想と違った。
個人的には机くんを応援してたんだが、残念。
しかし、昇級はするんだね。
おめでとう机くん。
いよいよ、物語も終盤。
最後にもう1回ぐらい盛り上がるのかな。
新も出てきて、今後も楽しみ。


20話視聴。
今週は太一回かと思いきや、新キター。
しかも新すごい。
ブランクがあるにもかかわらず凄さが伝わってきた。
カルタ取るしぐさがもう凄すぎて、鳥肌立ちまくり。

毎度、色々なシーンの演出がいいんだよね。

最高だったのは最後の太一のセリフ。
痺れた。
もう、今週は鳥肌たちっぱなしだった。
来週も楽しみ。

久しぶりの福井弁講座w
【~つんての】
~してしまってね

【ほうなん?】
そうなの?


21話視聴。
20話がすごすぎて、今週はどうかなと思っていたが
今週もすばらしかった。
肉まんくんの太一へのアドバイスが熱くてやばかった。

千早の天才りりかとの初戦も一つ一つの動作や感情の動きがよく鳥肌ものだった。
千早にも頑張って欲しいが、りりかちゃんも今後出てきて欲しい。

新も最後に少し出てきただけだが、心情表現がいい。
あのちょっとしたカットだけでもうやばい。

残り4話にも大いに期待したい。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 123
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

1話1話の完成度が高く、見始めたら止まらない!

原作未読。
競技かるたを題材にしたアニメです。
ルールや戦略の説明が丁寧なので、かるたを知らなくても問題なし。
むしろ、知らないからこそ楽しめると言っていいかもしれません。

文化系なのでまったりたしなむのかと思いきや……そこは0.01秒を争う世界。
「百人一首」という名のスポーツです。
しかし、スピードだけでは勝てない。
戦略、流れ、空気、そういったものを総動員して戦います。

何か一つに秀でているだけでは頂点に立てません。
得意分野以外を、仲間から、ライバルから、強敵から学び取って強くなっていきます。

そしてそれは主人公だけに限りません。
個性的なキャラクター達、敵味方関係なく誰もが「成長」していく、そんなテーマが見えてきます。

アニメとしての完成度も高いです。

ギャグとシリアスのギャップを、演出が上手くカバー。
勝負中の演出も見事なもので、臨場感があふれる試合を楽しめます。

そして、1話完結ではないのに、1話1話の起承転結がしっかりしています。
次に繋げる引きもうまく、毎回がクライマックスという感触。

1話見たら止まらなくなり、何度見ても楽しめる作品です。


【お気に入りのキャラ】
{netabare}
机君とカナちゃんが良い味出してますね!
他のメンバーより明らかに弱いのですが、二人にしかないものをもっている。
それを吸収して成長していく。
あの二人の人選があったからこその主人公の成長っぷり。

ちなみに私も彼女ランキングはカナちゃんに1票入れます。
ツンデレひょろくん、微妙に見えてめっちゃ強いド☆S藤さんも大好きです。

それから、太一。
超イケメン、文武両道、才色兼備というスーパーマン。
……ところがどっこい、悩みに悩みまくる葛藤の人。
イヤミなところが全然ないんですよね。

どうでもいいですが、上着を貸す時に遠慮されたら「見てて寒いから着てろ」と言いましょう、使えます!
{/netabare}

【お気に入りのシーン】
{netabare}
5位
太一vs肉まんくん
最後の1枚をかけた運命戦。
50%を50.1%に、少しでも勝率を上げようとする太一。
本当に手に汗握る戦いでした。
{netabare}
4位
千早の活躍スクラップ&サプライズバースデー
どちらも、落ちこんでいる千早を救ってくれた出来事です。
家族や仲間の気遣いに思わず泣いてしまいました。
{netabare}
3位
千早、新、太一の約束。
雪の中、3人がかるたを続ける約束をしたシーン。
「ずっと一緒にかるたしようね!!」
この言葉が物語の起点になっていると思います。
{netabare}
2位
東京代表チームの決勝戦
空気が動く感じがひしひしと伝わってきました。
まるでその場にいて、実際に観戦しているかのようでした。
{netabare}
1位
かなちゃんvs机くん
これはすごかった!
ルールすら知らなかった2人の成長と、かるたにかける愛と執念が見られました。
どちらが勝っても全くおかしくない展開でしたね。
{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 109

85.0 2 感動でライバルなアニメランキング2位
ARIA The ORIGINATION[アリアジオリジネーション](TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★★ 4.3 (1148)
6239人が棚に入れました
ARIAシリーズ第3期のアニメ作品。水の惑星アクアの観光都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、主人公の水無灯里は水先案内店""ARIAカンパニー""で一人前のウンディーネ(観光案内専門の女性ゴンドラ漕ぎ手)を目指し、日々努力している。業界のトップウンディーネであるアリシアや人間並みの知能を有するアリア社長、ともにプリマ・ウンディーネを目指す藍華とアリスなど、たくさんの人たちに支えられ、灯里はプリマ・ウンディーネへ道を歩んでいく。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、川上とも子、水橋かおり

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

究極のフィナーレ・最高のストーリー・至福のひとときをありがとう♪私にとっては満点以上です!!

●「ORIGINATION」まで辿り着いたことに感謝して・・・
「ANIMATION」「NATURAL」「ARIETTA」とARIAの世界観を堪能したきたみなさん、もうARIAの魅力は十分に感じているのではないでしょうか?
ARIAの監督さんの「佐藤順一」さんの話によると、本当は「NATURAL」で完結する予定だったとの事でしたね。
ARIAを愛するファンの人達の後押しにより、原作を手掛けてくれていました「天野こずえ」さんが原作でも完結させると言う事と、それを受けてアニメ制作では異例の原作と平行して続編を制作してくれたという経緯があったのですね♪
当時からのファンの方々、そして制作に携わったすべての人に感謝したい気持ちでいっぱいです!
灯里ちゃん達と共に、「ネオ・ヴェネチア」で育まれてきた気持ちが、「ORIGINATION」という形となって出会うことが出来たんだと、私は思っています♪
 
●心が満たされる感動と、最高のフィナーレと出逢って・・・
灯里ちゃん、藍華ちゃん、アリスちゃん、とっても仲良く過ごしてきた「ネオ・ヴェネツィア」での日々♪
アリシアさん、晃さん、アテナさん、そんな後輩ちゃん達を温かく見守ってくれた素敵な先輩達♪
変わらないと思っていた日々にも、ゆっくりと灯里ちゃん達の成長とともに変わっていきましたね♪
「シングル」から「プリマ」への夢に向かって過ごしてきた日々を私も一緒に見守って来ました。
だからこそ、灯里ちゃん達の事を自分の事のように想い、感じることができましたよ♪
灯里ちゃん達が出会った人々が、みんな素敵な人だって事も、水の三大妖精と呼ばれている大好きな先輩達を心の底から尊敬していることも、「ネオ・ヴェネツィア」が大好きだっていう気持ちもね♪
そんな、灯里ちゃん達とお別れするのは、とっても寂しいですq(T▽Tq)
でもね、その先の物語は、今なら私の心の中でも見えるような気がします。
そして、心の底から『ありがとう』と言いたいです♪
 
★私が愛してやまないアリスちゃんへ・・・
アリスちゃんが涙を流すなんて珍しいですね。でも私もアリスちゃんと同じくらいたくさん涙を流しましちゃいました♪
「ORIGINATION」の中のアリスちゃんは、とっても輝いていましたよ♪
そして、いつの間にか大人の顔つきも出来るようになっていましてね。とっても凛々しいです♪
一番驚かされたのは、アリスちゃんの歌です♪
「カンツォーネ」はアリスちゃんは苦手なはずなのに・・・アテナ先輩からしっかり「カンツォーネ」を引き継いでたみたいで、アテナ先輩の顔も相当びっくりしてましたね♪
声優さんの広橋涼さんがとってもがんばって「カンツォーネ」を歌ってくれたのは大感謝です♪
そして、色んな表情を見せてくれたあなたの事は一生忘れられそうにありません。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
 
■MUSIC♪
河井英里さんと共にARIAシリーズにたくさんの素敵な曲を提供してくれた「窪田ミナ」さんの事をちょこっと触れておこうと思いますね(o^∇^o)ノ
実は佐藤順一監督とは「カレイドスター」や「ケロロ軍曹」といった作品を一緒に手掛けているんです♪
そんな窪田さんは作曲家や音楽プロデューサーであると共に、ピアノニストでもあるので、本作品でもシンセをうまく使ってARIAらしい曲を提供してくれてましたね(*^o^*)
青い空、水の流れや風の音、草木や花の香りをイメージさせてくれる曲はどれもARIAの世界観にピッタリで大好きな曲ばかりです♪
そんな窪田さんは国際共通言語のエスペラント語を使えるエスペランティストでもあるみたいですよ!
アリスちゃんが歌ったカンツォーネ「ルーミネス エテルネ」の歌詞にエスペラントが使われてるので是非これを機会に覚えてみるのもいいかもですよ∑('◇'*)エェッ!?

OP曲『スピラーレ』
 【作詞】河井英里 【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
 ユーフォリアがイタリア語で「幸福感」であるのに対してスピラーレは「螺旋」という意味なんですね♪
 繰り返し巡る構造の螺旋ですけど、決して同じ道を辿らない様は、彼女達の成長をあらわしてるのかなぁ(^ー^* )フフ♪
 とっても癒される曲ですね♪
 
ED曲『金の波 千の波』
 【作詞・作曲・歌】新居昭乃 【作曲・編曲】保刈久明
 実はこの曲がARIAの中で一番好きかもしれません(ノ´▽`)ノ♪
 保坂さんのギターと新居さんの澄んだ歌声が幻想的でARIA3期のEDにピッタリです(*^-^)
 誰かのことを~♪強く思う時~♪かかげた手のひらに~♪愛がとまる~♪
 歌詞も素敵です(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

ED曲『鳥かごの夢』
 【作詞・作曲・歌】新居昭乃 【作曲・編曲】保刈久明
 こちらも新居さん保刈さんコンビの提供曲ですね♪ 
 ウクレレの音色に新居の素敵な歌声はあの名場面を思い出させます!
 ねえ!ねこさん?って話しかける姫屋の頃のグランマの貴重な場面ですね♪
 
 ※新居さんと保刈さんは2011年に「RuRu Chapeau」って言うバンドを組んで、
  2011.11.23にバンド名のアルバムを発売するみたいですよ!興味のある方は是非w
  
ED曲『ウンディーネ』13話
 【作詞】河井英里 【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
  ANIMATIONでコメント済みのため省略♪
 
挿入歌
 『バルカローレ』   ★ANIMATIONの挿入歌でコメント済みの為省略
 『七色の空を』    ★OVA ARIETTAのOP曲でコメント済みの為省略
 『明日、夕暮れまで』 ★OVA ARIETTAのED曲でコメント済みの為省略

挿入歌『横顔』
 【作詞・作曲】伊藤利恵子【編曲】桜井康史、伊藤利恵子【歌】牧野由依
 灯里ちゃんとアリシアさんの名場面で使われた名曲♪
 もう説明がいらないですねw 涙なしでは聴けない危険な曲ですw
 
挿入歌『ルーミス エテルネ』
 【作詞・作曲・編曲】窪田ミナ【歌】広橋涼
 大好きなアリスちゃんが歌ってくれたカンツォーネの曲なのです♪
 窪田さんが曲をすべて手掛けてくれている私にとっての神曲ですw
 前半パートはエスペラントの歌詞で後半はその日本語訳の歌詞なのです♪

 Vesperrugo, fluas en ondetoj.
 Gi estas kiel la kanto, bela kanto de felico.
 Cu vi rimarkis birdojn, portanta afableco?
 Super la maro flugas, ili flugas kun amo.
 Oranga cielo emocias mian spiriton.
 Stelo de l'espero, stelo lumis eterne,
 Lumis eterne.
 
 夕日が沈み 流れるさざ波
 それはまるで無垢な幸せの歌のよう
 鳥たちは優しさを運ぶ遣い
 海を越え飛ぶよ 愛を風に乗せ
 心ふるえる黄昏の空に
 永遠(とわ)に輝く希望の星よ
 ルーミス エテルネ

2011.07.10・第一の手記、一部誤字訂正
2011.11.18・第二の手記(追記:■MUSIC♪)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 106

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

その素敵な奇跡を・・・  【ねこ's満足度:100pts】

たくさんの素敵を届けてくれたARIAシリーズ。ついに完結編です。
相変わらずの優しい雰囲気そのままに、今回はテーマが若干変わります。
何気ない日常の中に宝物を見つけてきた前作までとは違い、
今作は若きウンディーネたちの未来への希望や不安な想い等が綴られていきます。

今まで夢でしかなかったことが現実として近づいてくる。
そのために越えなければならない高い壁。それぞれの悩みや心の葛藤。
果たして彼女たちは無事『プリマ』になることができるのでしょうか?
そんな彼女たちの師匠である三大妖精たちとの絆や、
三大妖精たちの彼女たちへの愛情の深さにも感動させられます。

そして終盤9~13話はシリーズの中でも最高のお話が続きます。
1期1話から3期8話までの計48話(OVA含む)を観てきた人にだけの、
とっておきのご褒美のような『素敵』の連続。
特に最終回は感動感動また感動です。
わたしはこんなに素晴らしい最終回を観たことがありません。号泣しまくりでしたw
そしてラストシーン。1期からずっと思い描いてきた場面がそこにありました。
とっても幸せな気持ちになれる、最高の名シーンだったと思います。

この世界は素敵で溢れている。
そんな当たり前なんだけど気づきにくい、とても大切なことを教えてくれた作品です。
今はただ②ARIA製作に携わったすべての人々に感謝感謝☆
てなわけで、文句無し!初の☆5つです!!(・ω<)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 85

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

~至純至高~

はじめてあなたと出逢って
たくさんのはじめての人と出逢って
いろんなはじめての場所へあなたと出掛けて
あなたから数えきれないほどたくさんのはじめてを貰いました
この先どんなに時が過ぎて街や人やわたしが変わっても
わたしの大切な想い出の中にはいつもあなたがいてくれる
それはいつまでも消えることのないわたしの宝物です―――――


癒しと感動に包まれたARIAシリーズの第3期、テーマは『はじまり』
紡がれてきた物語の集大成といえるラストを飾るのに相応しい作品。たくさんの幸せに包まれて心の深い深い奥底まで幸せで満たされたとき全身が震えました。“心が震える”という言葉を改めて実感しました。


今作は今までの優しい空間は維持しつつも、これまでとは違う“時間の進行”と“新しい変化”が描かれていた点が印象的でした。
ずっと練習に励んできた灯里も、もうすぐ手の届くところまできたプリマ(一人前のウンディーネ)昇格。
そしていつまでも一緒のように思えた藍華やアリス、アリシアさんともずっと同じではいられない。
助け合いながら同じ道を歩いていたけれどここからはお互いの道を歩いていかなければならない。
寂しいかもしれない、不安かもしれない。
でもだからといって永遠のお別れなんかではなくいつでも心は繋がっている。
別々の道を歩んでいてもその繋がりは切れることはない。
もし自分が困ったら助けてもらえばいいし
誰かが道に迷ったのなら一緒に悩んだり、導いてあげたり、ときには寄り道したりすればいい。
決して一人ではなく、この先の未来はきっと素晴らしいことで満ち溢れている。
これから今が『はじまる』んだよ!―――
未来に向かっての確実な変化が今までとは違う新しい感動を生みだしていたのではないかと思います。
“水の三大妖精”から受け継いだものを灯里たちが自分たちなりに開花させる日もそう遠いことではないかもしれません。

そして、ARIAを素晴らしくする欠かせない要素のひとつは何といっても音楽です。
全シリーズ通して、OP曲はすうっとARIAの世界に誘ってくれて、ED曲は物語の余韻にじんわりと浸らせてくれる素晴らしい曲ばかり。どの曲も流されていたシーンが鮮明に思い出されるほど印象に残っていてとても愛おしく思えました。泣きたくなるほど幸福な音楽はたくさんの人に癒しを与えていたと思います。


フィナーレということで前作、前々作と比べて趣旨も少し変わっていた今作。
今までは夢見ていただけのプリマ。
しかしそこがゴールではなくむしろそこから歩んでいく道こそが大切だということ、
プリマの苦悩や現実、プリマになれずに消えていく人もたくさんいるということ、
道はひとつではなく他の道を選ぶこともできるということ、
どんな道を選んだとしてもその先にある幸せな未来を思い描くことが大事だということ…
夢が現実になることで見えてくる光と影を見事に描ききった素晴らしい物語でした。


AQUAという星、ネオ・ヴェネツィアという街はとても温かかったです。それは住んでいるみんなが温かいから。一人の温かさが隣の人の温かさを生み、それは巡り巡ってAQUA全体の温かさになっていました。何度でも観たくなる理由は、きっと何度でもARIAの温かさに触れたくなるからです。
癒されたい方にはぴったりの作品。そして、今何かに悩んでいたり心が立ち止まっている方がいれば是非見てもらいたい作品でもあります。
日々を素敵に過ごすためのヒントをきっとたくさん教えてくれます!

優しく見守ってくれる街とともにたくさんの素敵やたくさんの奇跡、たくさんの想いを伝えてくれたARIA。
これからもずっと色褪せずに自分の心に残るだろう作品となりました。
このレビューを見られた方が肯定でも否定でも、少しでも何かを感じていただければ嬉しいです。
ARIAに出逢えた奇跡に心より感謝を込めて・・・Tanto grazie!
                         (たくさんの素敵をありがとう!)


この作品のやさしさが たくさんの人の胸に届きますように―――――

投稿 : 2025/01/11
♥ : 84

74.7 3 感動でライバルなアニメランキング3位
クロスゲーム(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (597)
2825人が棚に入れました
スポーツ用品店の息子、主人公・樹多村光(きたむらこう)は、バッティングセンター&喫茶店「クローバー」の月島四姉妹と幼なじみ。
しっかり者の長女・一葉(いちよう)。光と大の仲良しの次女・若葉(わかば)。光とはウマが合わない三女・青葉(あおば)。そして、元気いっぱいの四女・紅葉(もみじ)。
小5の夏。若葉は、光と夏祭りに行く約束をして、キャンプに出かける。しかし、キャンプ先での事故で若葉はこの世を去ってしまう。二人で行くはずだった夏祭りに、独りで出かける光…。
高校生になった光は、若葉が最後に見た夢「甲子園」を目指して野球部のエースとして奮闘する。そして、青葉も選手として野球部に入部することになり、運命の歯車が動き始める。

声優・キャラクター
入野自由、戸松遥、神田朱未、豊口めぐみ、下屋則子、櫻井孝宏、野沢雅子、平田裕香
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

らしさの缶詰♪

あだち氏の漫画というと、、

潜在能力最強隠し持つ主人公(概ねエース)、
重要登場人物との別れ(概ね死別)、
ショートヘアとミドルヘアのダブルヒロイン、
△恋愛はヒネ気味(概ねショート)に軍配、
横恋慕型恋のライバル(概ねイケメン)、
勘違い型三枚目と太目の親友(概ねキャッチャー)
まるっこくかわいい無言画に込められた心象、間、
そして、、、、、、甲子園。
あだち氏漫画にらしさ上げれば沢山だけど、
本作には全部詰まってる感じがする、

嬉しいのはあだち漫画読んでる時の感触、
キャラの間とか行間の味みたいなものまで伝わる感じ、
氏のアニメ化作品というと、
みゆき、タッチ、日当たり良好、H2、に本作、
H2が中途半端だった印象もあり本作は、
タッチと並び氏のアニメ化作品としては、
作画含め内容的に私的ベストだと感じる、

あらすじ
{netabare}
主人公はスポーツ用品店・キタムラスポーツの一人息子である樹多村 光(以下「コウ」と記述)。近所のバッティングセンターを営む月島家とは、家族ぐるみの付き合いで、次女で同い年の若葉とは特に親しかったが、その反面三女の青葉とは犬猿の仲だった。
初めは野球に興味がなかったコウだが、三女青葉の投球フォームを見て憧れ、人知れずトレーニングしていた。そして小5の夏、若葉が突然の事故で亡くなる。
中学生になったコウは、野球部にこそ所属していなかったがトレーニングは続けていた。そして高校生になり、小学生の頃から親しかった中西、赤石と共に野球部に入部する、~wikiより抜粋
男子を上回る野球センスの持ち主青葉も、同じく中高野球部に所属するが規定で公式戦には出られない、反目しつつも気付かず主人公に自の夢を重ねる青葉であった、
{/netabare}

アニメでは初回にて {netabare} 若葉との死別が描かれる、
{/netabare}いきなりの鬱ではあるが、
以降49話に渡り図太い支柱一本貫き通し、
各登場人物の心象や記憶織り交ぜながら、
変わらないもの変わってゆくもの其々の、
成長が統一性維持しつつ物語られる、
主人公の事大嫌い?なヒロイン青葉ちゃんは、
大嫌い=意識しまくり、という事で主人公の最大の理解者、
野球センス抜群女子青葉ちゃんの女子野球回も、
アニメオリジナルだけど原作風味失う事無く、
予想外に面白かった、
我が青春のあだち漫画♪一話一話丁寧に描かれてて、
らしさのカンズメ実に楽しい無駄無しの全50話、
おススメです♪

2009年4月より全50話
原作 あだち充氏 監督 関田修氏 シリーズ構成 土屋理敬氏
制作 SynergySP

投稿 : 2025/01/11
♥ : 35
ネタバレ

B,sべる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

野球+恋愛

「タッチ」を描いたあだち充の野球漫画が原作です(全50話)

野球と恋愛要素が合わさったアニメで
割合はタッチが2:8だとしたらクロスゲームは6:4ぐらい…
どっちかといったら野球より(^ー゜)

内容は
スポーツ用品店の一人息子、樹多村コウと
近所のバッティングセンターを経営する月島家の次女
わかば は仲が良く両思い、三女あおば とは仲が悪かった…
けれど、あおば の野球をしている姿に憧れて
コウは1人で野球のトレーニングをはじめる
そんな時、わかば が交通事故で亡くなります。
わかば の事を引きずったまま高校生になり、
小学生から親しかった仲間と野球部に入部。
いろんな問題を乗り越えて、
次の年あおば も野球部にはいって
みんなで甲子園を目指すはなしです。

いろんなキャラの恋愛要素も見どころd(^_^o)
野球は中途半端なおもしろさです…
{netabare}
あだち充らしい終わり方だと思った
コウとあおばがくっついたけど、わかばと東は…( ̄▽ ̄)
作画や練習描写とか
あの体格で覚醒イベントなしに160k出すとこもらしい
ドラフト競合必須ですね(°_°)
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 24

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あだちワールド

主人公のキャラが同じ顔、同じ性格なのはいつも通り。
双子の弟やら母親やらが亡くなって何やら荷物を背負っているのもいつも通り。
でもいつも通りでいいような気がするのがあだちワールド。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 22

87.1 4 感動でライバルなアニメランキング4位
3月のライオン 第2期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (764)
4097人が棚に入れました
羽海野チカさんが「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中のマンガを原作としたTVアニメの第2シリーズ。前作は2016年10月~2017年3月に放送され、東京の下町に暮らす孤独な高校生プロ棋士・桐山零と彼を取り巻く人々との交流を描き、幅広い層に好評を博した。監督は新房昭之さん、キャラクターデザインは杉山延寛さん、アニメーション制作はシャフト。

声優・キャラクター
河西健吾、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲、岡本信彦、井上麻里奈、細谷佳正、三木眞一郎、杉田智和、木村昴、千葉繁、大川透、櫻井孝宏、石田彰、玄田哲章、阪口大助、中村悠一、東地宏樹、大塚明夫、岩田光央、大塚芳忠、悠木碧、西明日香
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

人の心を深く深く掘り下げて

<2020/9/22 追記」
羽生九段が公式戦6戦目にして藤井二冠にようやく勝ちました!
しかも相当に強い勝ち方!
さすが鬼畜眼鏡!
ちなみに羽生九段は谷川九段と共に本作の将棋界第一人者・宗谷冬司名人のモデルとなっています。

<2018/5/14初投稿>
全話観終えました。

二期はひなの中学でのいじめ問題に焦点が当たってました。
一筋縄ではいかない問題。
重苦しい展開が続きました。
{netabare} スッキリ解決というわけにはいきませんでしたがなんとか収まって、ひなはまた前を向いて。
この話がひと段落した時は正直ホッとしました。{/netabare}

ひなだけではなく零も成長したようで何より。

なんとかひなの役に立ちたい
そうした思いに駆られて行動する様はカッコ良かった。
本人としては全く上手くいってないと情けない気持ちでしょうが、ひなから見たらヒーローでしょう。

そんな零にとって川本家はもう「帰る場所」なのかもしれません。
あんな「あったかい場所」羨ましすぎる 笑

零とひなは三つ違いぐらいですか。
互いに異性としての感情持ってもおかしくない関係ですがどうなんでしょうね。
{netabare} 四国の高校に進学するという高橋くんを見つめるひな。
そんなひなを少し悲しい目で追う零はやはり少しはそういう気持ちありそう。
ひなの方は全くそういう感じしませんけど 笑{/netabare}

まあ零には香子がいるしいっか。


将棋の方は島田八段がいい。
挑戦してタイトルに惜しくも届かず。
が続く。
相当な実力者。
さあ今回の挑戦ではどうなるか!
見た目のモデルは佐々木蔵之介でしょうが、将棋は木村九段っぽい。
木村九段はこれまで6回タイトル挑戦して惜しくも手が届かない。
悲劇のおじさんです(解説名人で将棋ファンからの人気も非常に高いです)
三木眞一郎さんの演技がまたいい。

あと今期では柳原棋匠。
かっこよかったですね。
還暦大幅に超えてタイトルホルダーでA級って化け物ですよ化け物
諦めたくても諦めるわけにはいかない。
業のようなものを感じてしまいました。

他にも書きたいこと沢山ありますけど。

本当に良かったです。


<おまけ>
辻井武史九段。
モデルは将棋ファンならみんな大好き藤井猛九段。
(さらに豊川七段のダジャレを追加した感じ)
どうも羽海野チカさんがファンのようです。
藤井聡太六段が出てくるまではマニアックなボケで将棋界では羽生さんに継ぐ人気者でした。
藤井猛九段の面白さがわかればあなたも将棋通です。

<2018/5/15追記>
柳原棋匠のバケモノっぷりを補足です。
実際の将棋界では中学生棋士はこれまで五人誕生してますが60代のタイトルホルダーはゼロ。過去に一人もいませんでした。
ちなみに最年長タイトルホルダーは大山15世永世名人の59歳です。
さらにwikiを調べたら柳原棋匠の通算タイトル獲得数はたったの14期!
これは少ない。
66歳でタイトルホルダーでA級としてはもう少し多くてもおかしくない。
永世名人でもないようです。
かなり変わった棋歴。
つまり過去になかなか超えられないとてつもなく高い壁、強力なライバルとかその時代の第一人者とかにぶつかってたのではないでしょうか。
原作では柳原棋匠の昔を描いた外伝があるそうで是非読んでみたいものです。

<2019/9/23 追記>
↑の方でご紹介した木村一基九段(46歳 ニックネーム「おじおじ」)がただ今覚醒してます。
現在、王位戦というタイトルの番勝負で豊島王位・名人に挑戦していて3-3のフルセット!
最終局は9/25、26
ちなみにこの豊島二冠、歳は29歳とお若く、羽生さんや藤井さんに比べると知名度は劣りますが、渡辺明三冠と並ぶ現在の最強棋士。
木村九段は悲願のタイトル奪取なるか!
大注目しています。

<2019/9/26 追記>
木村九段が王位奪取しました。
7回目の挑戦で初タイトルは最多記録!
46歳での初戴冠も最年長記録!
23歳での四段昇段者がタイトルを獲得するのも最年長記録!
まさに「百折不撓」
こんな嬉しいことはないです。

島田八段を超えてしまいましたね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

春が来てぼくら…木洩れ日の中で

4話まで視聴。
けっしてスーパースターも能力者も出てこない、今期も等身大の人間ドラマ。

しかし引き付けられる、作画も演出も見事だけど今期、4話目の桐山零役の河西健吾さんと川本ひなた役の花澤香菜さんが凄かった。

楽しい展開は少なそうだけど、見いってしまう展開に期待です。

6話の川本ひなたちゃん泣いてるシーン
涙の音を水の落ちた音で表現してるのが凄く良かったです。
最後の黒板に落書きされてるシーン、ひなちゃんの「知りません」とキッパリした態度に強大な敵に立ち向かう戦士の様な物を感じます。

演出の良さからくる時間を感じさせない引き込まれが素晴らしい。

ここでは余り評価されてませんが、グサグサ心に刺さる様な描写凄いと演出の良さは他に無い感じ。
使うの嫌いだけど9話は神回か。

12話
川本ひなた役の花澤香菜さんの光演技には触れてきましたが。
脇を固める人の声優さんの演技も光ってた12話でした。
ひなたちゃんの学校担任教師役…大原さやか
いじめ子母親役…新井里美(ジャッチメント黒子)
ひなたちゃん学校主任…立木文彦(長谷川さん~マダオ)
特に大原さんと新井さんの演技は怖いw


視聴完了
最終話の冒頭、育ての母親役の島本須美さん(しょくぱんまん、ナウシカ、クラリス)の独り語り凄かった。
まるでNHKラジオ文芸小説聴いてる…
TV見てるじゃなくて聞き入ってしまうぐらいの演技。

本気の声優さんの演技が楽しめるのも3月のライオンならでは。
相変わらずの人間ドラマとそれぞれの成長を感じられる二期、年齢で成長スピードと時間の過ぎ方って違うだよね。



あまり紹介されてませんが、エンドカードの作者が超豪華です、一期から抜粋。
・三浦健太郎(ベルセルク)
・コンドウアキ(リラックマ)
・能條純一(月下の棋士、哭きの竜)
・氷川へきる
・ヒグチヨウコ(絵本作家、ふたりねこ)
・柴田ヨクサル(エアーマスター、ハチワンダイバー)
・ちばてつや(あしたのジョー)
・寺田克也(ゲームキャラクターデザナー)
・克 亜樹(ふたりエッチ)
・安野モヨコ(働きマン)
・VOFAN(台湾出身の漫画家&イラストレーター)
・あずまきよひこ(あずまんが大王、よつばと)
・森恒二(ホーリーランド、自殺島)
・ヤマザキマリ(テルマエ ロマエ)
・工藤ノリコ(絵本作家)
・末次由紀(ちはやふる)
・蒼樹うめ(ひだまりスケッチ)
・中村光(荒川アンダーブリッジ、聖☆おにいさん)
・原哲夫(北斗の拳)
・島本和彦
・萩尾望都(11人いる、少女漫画の神様と呼ばれて少女漫画家で初めて紫綬褒章授賞)

2期より
・岡崎マリ(イラストレーター)
・米津玄師(歌手)
・海野つなみ(逃げるが恥だが役に立つ)
・大川ぶくぶ(ポプテピピック)
・天野こずえ(ARIA・あまんちゅ!)
・西原恵理子(毎日かあさん)
・ウエダハジメ(フリクリ)
・魔夜峰央(パタリロ…パタリロ風二階堂可愛すぎて笑った)
・岩明均(漫画家・寄生獣)
・ヒョーゴノスケ(イラストレーター・映画ドラえもん他)
・西川秀明
・渡辺明夫(アニメーター・物語シリーズ)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 43
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

将棋の世界に生きる者たちと下町の家族の物語…青春&人間ドラマの傑作

【開始前】
なんというタイミングでしょうか、今年、中学生プロ棋士が話題をかっさらいました。藤井君には零のような重さは感じませんが(あってほしくない…)、将棋に注目が集まったのは間違いないです。このタイミングで放映されますから、一期以上に注目が集まりそうです。

原作既読。一期の面白さに一期の途中で原作をむさぼり読んでしまうという始末…ドラマ系の作品が好きな人には満足いく作品だと思います。さらに、原作を活かしきって、上乗せするシャフトの演出も見事としか言いようがありません。それとNHKだからこそ、この作品が映像化されたと確信してます。

さて、二期。ほのぼのとしたスタートしました。{netabare}これはこれで良いのです。ここから二期は重くなりますから。重すぎてついていけなく人もいるかもしれませんし。それからかの名人の話も。{/netabare}この作品のテーマは桐山零が人間らしく生きることと、棋士として成長することです。そして、零の周りの人々が零にどう関わって、彼にどんな影響を与えていくのか、ここがとても面白いのです。時おり見せるクスッとする演出は重くなりすぎないためには必要なものだと思います。
二期も一期以上に期待しています。絶対に面白いです。

【後半スタート】
前半は{netabare}ひなたのいじめ問題が軸になる重い展開でした。ひなたの苦しみ、負けないと立ち向かう姿は涙なしには見ることができません。一方で、零は人との繋がりを覚え、棋士として成長していく様子が描かれました。なにかのために戦う、これまで零には無かった感情です。
いじめ問題のクライマックスが後半の1話で描かれました。いよいよ解決に向かっていきます。そして、桐山は棋士としてもうひとつ階段を上っていきます。そして、島田の話も来ることでしょう。これも熱くなります。{/netabare}
この作品の良いところは、対戦する騎士も魅力的に描かれている点。後藤もそうだけど、山崎の話をきちんと入れてくれたはさすがとしか言いようがないです。あの話も最後泣けてくるんですよね。本当に原作を大切にしてくれる良いアニメです。最後まで楽しみたいと思います。

【最終回を終えて】
原作自体、完成された作品です。その原作以上にすることなく、原作を潰すことがない、つまり、原作とアニメがイコールの関係性を保ち続けた素晴らしい作りでした。各エピソードがとにかく面白いのが「三月のライオン」という作品です。アニメにしても大丈夫か?というところ、例えば棋匠戦とか、本当に期待以上に描いてくれました。

二期はひなたのいじめ問題、名人との対局、棋匠戦、ひなたの受験と、怒濤の重い話が連続しました。ときおり、ギャグも入れて重すぎないようにしていますが、そうしてもズッシリくるエピソードです。

(ひなたのいじめ)
{netabare}二期の中心となったのがこのエピソードです。原作読んでいても本当に胸くそ悪くなる展開です。その中心人物である高城とその親、投げ捨ててしまった担任、見知らぬふりのクラスメイトに腹が立った人も多かったことでしょう。
いじめついては零が林田先生に相談した時の先生の言葉が大きな前ふりになります。「いじめで検索すると(中略)どこにも100%の解決方法は載ってないんだ」これです。そう、漫画といえど、いじめを取り扱ったときにはその答えをどう導きだすのかが大事。羽海野チカはこの問題をどう解決しようとしたのか。

ひなたの性格、ひなたを大事に思ってくれる周りの人々、置かれた状況。そして最後の切り札が国分先生と本気になった学校。これらから導いたのが三月のライオンにおけるいじめ問題の解消だったと思います。そして、三月のライオンが優しいのは高城を絶対的な悪にはしないところ。この子の心の底を見せ、その子の行く先を国分先生がとことんまで付き合うところを描いているのが本当に良いです。また、学校を出ていってしまったちほの行く末、いじめが起こす問題の大きさを実感させてくれました。{/netabare}

(名人との記念対局)
{netabare}見た雰囲気だけでただ者ではない感、まさにカヲル君のような不思議な存在感を醸し出していた三月のライオンの最強棋士である宗谷。中学生プロデビュー棋士としても零と比較されますが、人の形をした何か的な存在だった彼がなぜその雰囲気を作っていたのかが分かるストーリーでした。やっぱり宗谷も一人の人間だったことがわかり、零の棋士としての成長も垣間見えた良いエピソードでした。

舞台のひとつとなったのが仙台。駅からどこに向かっているのかがよく分かり、本当にきちんとロケーションしているんだなと実感。{/netabare}

(焼け野原)
実に三月のライオンらしい、見ごたえ抜群なエピソードです。この作品の良いところの一つが、キャラの誰もが主人公になってしまうくらい濃いキャラ設定。
{netabare}このエピソードの中心は柳原棋匠66歳。このエピソードまでは会長とおちゃらけしている場面が印象に残る程度の脇役。が、この話では一転、最年長A級棋士の化物として存在感を発揮します。悲願のタイトルを狙う島田8段との対局は地味で、タイトル戦として盛り上がらないと言われていたのが、二人の命を削るような一手一手に引き込まれていきます。柳原棋匠の心の声がどんどん重くなり、また、熱くしていきます。
その背負っているものの重さ、場面描写は作品中、ナンバーワンの名場面。島田8段の過去も1期で描写しているだけに、どちらにも肩入れしてしまうほど熱い話でした。なんでも、本当は島田8段がタイトルを獲る話を作る予定だったのが、書いているうちにこの流れにしたのだとか。この機転が利いてすごいエピソードになったということみたいです。正直、主役になりそうにないような人まで熱くしてしまうのがこの作品の良いところで、男の中男の漫画と言われるゆえんです。{/netabare}

(零とひなた)
二期の主軸の一つが零とひなたの関係性。二人とも大切な人して繋がっていきますが、それは恋ではありません。見ていると、いったいいつ意識するんだよというくらいもどかしいのですが、羽海野チカは単純に恋人として繋がることはさせませんでした。ここがポイント。
{netabare}零はひなたに心が救われました。そこで零はひなたを守ると心に誓います。勝ち進んで対局料で解決しようとしたり、普通とはズレた考えでも零がこれまで持てなかった感情です。ひなたもまた、零の思わぬ行動に傷ついていた心が癒され、彼を信じます。どこからどう見ても良い関係なんですが、あかりやじいちゃんからは零が男としてひなたと関係を作ろうと見られていません。「だって、零ちゃんですもの」「だって、ぼうずだぜ」がより、この二人の関係を表しています。
原作ではこのあと、また一つ大きく動くのですけどね。{/netabare}

作画と演出はシャフト丸出しの良いものでした。というか、原作そのものがシャフトの演出にピタリと合うものですけど。中の人は全員、キャラを演じきった素晴らしいものでした。というか、この人以外にはあり得んという当てはまりすぎな配役です。特に花澤さんは泣く場面が多く、難しかったと思いますが、ひなたが彼女で本当によかった。そう思います。

原作、アニメとも名作と感じる素晴らしい作品です。人間ドラマ、青春ドラマとして見ごたえも抜群です。この系統が好きな人は1、2期ともに見てほしい作品です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 42

78.2 5 感動でライバルなアニメランキング5位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (800)
4866人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。2

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。
決して悲しさの涙ではありません。悔しさの涙と乗り越えた涙を堪能できます。
号泣はしませんでしたがその都度涙が溢れそうになりました。
1期から3期まで通してでも泣けるのですよね~不思議。

ハイキュー!!全体で言えることですが対戦相手にも物語がしっかりあります。
この作品はその点がとても上手だと思いますね。
対戦相手のエピソードでも不思議なくらい涙が溢れてくるんです。

条善寺
和久谷
伊達工業
青葉城西

各高校本当良い物語詰め込まれています。内容は観てのお楽しみ。

特に烏野のスポットライトは山口。
1期からあるトラウマを克服する描き方がよかったです。やっぱり涙が溢れそうになりました。

目から汗が出ること間違いなし!とてもオススメです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 33

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

飛べ!FLY HIGH!!

原作未読 全25話

1期から観ることをオススメします。(全25話) 今回は、他校合同合宿から春体の予選の途中まで描かれています。

何度叩きのめされても立ち上がり這い上がる烏野高校排球部、泥臭い感じですがそこが魅力ですね。

主人公の翔陽と影山以外も他の部員のみなさんの成長が見られるところがよかったです。

新キャラもたくさん出てきます。色々と個性的なキャラばかりでしたw

作画は1期もよかったのですが、2期はさらに試合もスピード感と迫力を伝えるような観ているこちらまで熱くなる作画でした。

長さを感じさせない熱い作品です。スポーツアニメが好きな方は是非観てくださいね^^

OP 前半のSPYAIRさんの「アイム・ア・ビリーバー」も良かったのですが、後半のBURNOUT SYNDROMESの「FLY HIGH!!」も好きでしたね。
ED 前半はGalileo Galileiさんの曲を聴くと「青春」って感じがします。後半のtacicaさんのこの作品の雰囲気に合っている曲でした。

最後に、秋に3期決定しました。早く続きがみたいですね^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 33
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

託す人、託される人

1期に続き大満足な内容でした
熱いスポ根好きにはたまらないです

キャラ一人一人感情移入しやすい掘り下げ方や
烏野高校以外の敵チームにも思わず声援を送りたくなるくらい個性的なキャラ達に心掴まれました

{netabare} 試合の臨場感やスピード感がアニメから伝わって来ます
烏野vs青葉城西戦が熱かった 3期では強豪・白鳥沢戦が観れると思うとワクワクする・・!
何かに夢中になって戦うことと、仲間がいることの心強さって良いですね。
今回もそうでしたが、敗者となったチームの悔しさが伝わってきて思わず胸がさっと熱くなった
その悔しさも、勝利に対する想いも、次に託していくのだろうと感じました {/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 32

81.8 6 感動でライバルなアニメランキング6位
僕のヒーローアカデミア(第3期)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (445)
2717人が棚に入れました
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。No.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、クラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。雄英高の生徒同士が激突するビッグイベント「雄英体育祭」、プロヒーローの下で技を磨く「職場体験」、“ヒーロー殺し”ステインとの死闘、期末テストでのオールマイトとの戦い、そして敵(ヴィラン)連合の死柄木弔との邂逅…。次々と課される試練に対して、デクはヒーローを目指して果敢に立ち向かっていく。一方、死柄木や、オールマイトの宿敵である巨悪オール・フォー・ワンも仲間を増やし、その悪意をふくらませるのだった。デクの、最高のヒーローになるための道と、敵(ヴィラン)たちとの戦いは、ますます加速していく!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、増田俊樹、諏訪部順一、内山昂輝、三宅健太、大塚明夫

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

幼少の砌に見た大きい背中。僕の、私の、憧れのヒーローたち。

わたしは兎角、ヒーローと名のつくものに目がありません。作中でカッコイイ男の背中を見るだけで涙腺が緩んできます。背中で語るってやつ?古くはフライシャー・スタジオで作られた『スーパーマン』。アニメじゃないですが仮面ライダーや戦隊モノは今でも子供達に愛されています。

№1ヒーロー“オールマイト”に憧れた少年が自分もカッコイイヒーローになるため、夢に向かって突き進んできました。今回はそんな少年が成長する瞬間、誰かを守るために立ち上がれるヒーローとしての背中を見ることが出来る第3期。全編通して最大の事件が前半に起こるため、後半の4期へ向けたストーリーは少し盛り上がりに欠け落ち込みますが4期は決定しているので問題ないかと思われます。(これで続かないなら大問題ですが)

本作の見所は、何と言ってもハイクオリティーなバトルと多彩な能力を持ったヒーローやヴィラン(怪人)、社会においてのヒーローの立場や在り方を問われ続ける事です。成長していく主人公だけで無く悪と戦うヒーロー達それぞれの正義や、力を持った人間は悪と正義の表裏であること。安定した平和を保つ為のシンボルである“オールマイト”が死地に赴き、人々を守るために戦う姿など、手に汗握って涙なしでは観られません。今回あった師弟の名シーンはどちらもカッコよくて体が震えました。今までで最高のクールだったと思う。前半は大きく分けて2つの事件が起こりますが、そのあとの後日談も大好きです。お母さんがカッコイイのだ…流石、出久(いづく)のお母さんだなと思う強さでした。


“きっと誰もが誰かのヒーロー”

男女関係なく子供の頃のヒーローはいたと思います。

プリキュアかセーラームーンで世代がバレると聞きますが彼女たちもヒーロー。私にとっては、悪役でもヒーローだった!なんて人達もいるでしょう。作中でも“自分にとってのヒーローとは?”のテーマがあります。続編が決定した『ワンパンマン』でも怪人に憧れるアンチ・ヒーローが奮闘していて大人気ですね。2期楽しみだぁ…。

『劇場版 僕のヒーローアカデミア』サポーター『千鳥』ノブさんのヒーローは自分のお父さんらしいです。出久にお母さんやオールマイトがいたように、背中を見せてくれる大人や憧れが存在することは大事なのだと思いますね。ちゃんとした人がいないとヴィラン(怪人)になっちゃう。

わたしだったら誰かな…?

……




悪役ばっかり思い浮かびますね。ヴィランの才能がありそうです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ロングホープ・フィリア

ロングホープ・フィリア

歌手:菅田将暉
作詞&作曲:秋田ひろむ(amazarashi)

歩くほどに靴底が汚れてく♪そんな風に
僕らの魂も磨り減れば影ってしまうよ
そんな時に思い出して♪君があきらめられない理由を
救ったはずが救われたっけ♪握ったはずが握られた手

あまねく旅路に光あれ~強さや弱さじゃ語れないぜ♪
立ち向かうその一歩ずつが♪君の勇敢さの勝利だった
叫ぶために息を吸う様に~高く飛ぶ為に助走があって
笑う為に僕らは泣いた~それを敗北とは言わない
ロングホープ~フィリア~

僕のヒーローアカデミア3期ED&映画「僕のヒーローアカデミア~二人のヒーロー」主題歌


熱い漢の歌って歌詞が良いです
マルチな才能見せる人気の菅田将暉を器用してるので売れそう…


視聴完了
相変わらず安定して楽しめる、マイナーチェンジして鮮度を落とさない努力も感じます。

でも3期までいくと、徐々に飽きと新鮮味が…
夏目の様な1話完結と違い、シリーズ化したバトル物のさだめかな。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

更に向こうへ! Plus Ultra!!(ぱ~と3)

熱さ全開のこの作品も3期を迎えました。
相変わらず…というより熱さは更に増している気がします。

目標に向かって邁進する雄英高校ヒーロー科1-Aのみんな…
これまでは個々の個性をブラッシュアップすることに重点が置かれていたと思いますが、3期ではチームプレイをだいぶ意識した教育方針が取られていたと感じました。

ヴィランとの戦いは常に1対1ではありませんし、誰一人として同じ個性を持つ人間はいません。
従って、実戦を想定するとみんなの個性を上手くつなぎ合わせて最善の一手に昇華させる必要があるんです。
でもこれって口で言うのは簡単ですが、実践するのは並大抵のことではありません。

仲間の個性を良く知ること…これは当然だと思いますが、最低限必要なのが仲間を信じることです。
勿論、普段から1-Aの結束は固く、お互いが信頼し合っているのは分かります。
けれど、例えば自分の命が危険に晒されて、次の一手が自分の命を守る一手じゃなかったら…?
自ずと自身の安全を優先してしまいませんか?

でも、それじゃ駄目なんです…
次の一手が自分の命を守る一手じゃなくても、自分の一手で仲間を助けられるなら次に仲間が自分の命を絶対に助けてくれる…
僅かな隙や躊躇で1秒だって無駄にできない直面で、真っ先にそれを選択できるなら本物だと思います。

命を懸けるかは別にして、私たちの仕事でも一緒だと思うんです。
それは、最前線で戦っている人間は目の前の一瞬に集中しなければいけないので、思考パターンと行動がどうしても単調になってしまいます。
人間は同時並行的に複数のことを高いレベルで処理することができません。
それが故の適材適所なんですから…

最前線で戦っている人にしか見えない世界は確かにあります。
ですが、一歩下がって全体を俯瞰している人間にしか見えない世界もあるんです。
会社である程度階層別に物事が判断されるのも、それぞれの階層で見るべきポイントと気付くリスクが違うから…
これこそチームプレイの強さの醍醐味だと思います。

こうして個々の能力を伸ばしながらチームプレイの真髄を叩き込まれる1-Aのみんな…
彼らを取り巻く周囲の状況が刻一刻と変化していきます。
絶対的ヒーロー数の不足やヴィランの暗躍…

学生って…新入社員もそうですが金の卵なんです。
本当は時間をかけてゆっくり学んで欲しいと思いますし、出来る限り危険を排除したいとも思います。
でも、教える側にその余裕が無いんですよね…
これはこの作品でも…私たちの仕事でも一緒です。

私たちの仕事に例えてみると、携帯電話やPCの発達と普及によりどこでも仕事が出来るようになった結果、人は減るけど業容が広がる…といういわば矛盾が起こっています。
確かに遣り甲斐は感じますが、自分の業務で手一杯なので満足に教える時間が割けないんです…
まぁ、教わる方も残業規制などの縛りで十分な時間が取れないんですけどね…

でも周囲の状況は変わってもデクたち1-Aのみんなの情熱には微塵の変化もありません。
今も昔も変わらず目標に向け全力全開で突っ走るのみです。
頑張った分だけ結果は絶対についてくるから…
だから可能な限り高みを目指して欲しいと思います。

オープニングテーマは、UVERworldさんの「ODD FUTURE」と、Lenny code fictionさんの「Make my story」
エンディングテーマは、miwaさんの「アップデート」と、菅田将暉さんの「ロングホープ・フィリア (TV Limited)」

2クール全24話の物語でした。
冒頭にも記載しましたが、この作品特有の熱さは上昇の一途を辿り続けています。
そして嬉しい事に4期の制作も発表されました。
ストックがどれだけ残っているかは分かりませんが、視聴を楽しみに待っていたいと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 12

76.0 7 感動でライバルなアニメランキング7位
ユーリ!!! on ICE(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (742)
2994人が棚に入れました
日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗…
故郷吸収に帰ることになったフィギュアスケーター勝生有利。

「現役続行と引退はハーフ ハーフ…」そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに突然やってきたのは世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフで…

日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、ロシアの下克上スケーター ユーリ・プリセツキー。

2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!

声優・キャラクター
豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝、細谷佳正、本城雄太郎、安元洋貴、宮野真守、小野賢章、前野智昭、村瀬歩、野島健児、福山潤、日野聡、羽多野渉、土岐隼一

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLアニメというけれど?

「男子フギィアスケート」なんて書いてあるので当初期待してませんでしたが、非常に良い作品です!!!
1話、2話にて物語の掴みはOK。勇利の成長に焦点を当てます。
無論、ユーリにも成長の過程が組み込まれますが、やはり主役は勇利。
憧れ、ライバル、嫉妬、勝負、挫折、涙、達成、努力・・・たくさん要素が組み込まれています。観ていて楽しいですよ。

このアニメ、BLアニメというけれど、師弟関係とはそういうものではないでしょうか。
選手はコーチを信じて演技をして
コーチは選手を信じて大会に送り出す。
もし、これが男女の話の方が当たり前のようでつまらない展開になるのではないかと思いました。これで良し!
陽気に振る舞うビクトル。
憧れの選手にコーチをしてもらえるユーリ。
この組み合わせは最高だと思います。

敢えて残念なのは、このアニメ1クールで最後が急ぎ足。もっと個々の選手を掘り下げて欲しかった。個性のあるキャラが多いのでもっと楽しめたのではないでしょうか。

最後にOPのディーンフジオカにびっくり!良い曲です!

2018年2月平昌オリンピック開催。
2月12日付けの東京新聞 「東京エンタメ堂書店」記事にて
ユーリ!!!ONICEを絶賛しております。
それと、日本男女ペアが劇中曲にて挑戦するそうですよ。
プロも作品を楽しんでいるようですね(笑)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 54
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スケートにも関係にもハラハラしましたー

フィギュアスケートを題材にしたオリジナルアニメ。


主人公の勝生勇利(かつきゆうり、以下ユーリ)は最初から日本一クラスの実力選手。
メンタルの弱さが目立ちますが、悔しさをバネに努力を重ねるというスポ根的な話ではありません。
そういう意味で主人公っぽいのは、同名のユーリ・プリセツキー(ユリオ)のほう。

この作品は、感情が変化することによって、演技にどう表れるかに焦点を当てています。
感情によって目的が生まれたなら、努力は勝手についてきます。
感情が乱されたなら、力があっても結果を出せません。
意識の変化を追いかけつつ、感情を語りながら演技に乗せるのは、強弱のあるフィギュアスケートと相性が抜群です。


よって、裏話はそこそこに、大部分が結果を見せる演技シーンに割り当てられています。
実況や解説まで付いていて、スポーツ番組を見ている感覚です。

この見せ方でもけっこう語れるもんなんですね。
ユーリやユリオはともかく、サブキャラは滑りながら心情を述べ、演技の流れで自己紹介しているに近い。
それなのに、キャラがちゃんと立っています。

サブキャラが活躍することで、それぞれの演技がうまくいくかどうか、ハラハラ。


ユーリの感情の核になるのは「愛」。
これはコーチであるヴィクトルとの絡みを中心に、「つながり」という形で描かれています。

最初は、男にしては近すぎる距離感の描写が単なる腐向けサービスシーンに見え、邪魔くさく感じていました。
しかし、中盤になると、どうにも中心になりそうなテーマだということが見えてきます。
この作品には各キャラにテーマがあり、それをストーリーに還元してるんですよね。
(「大人のエロス」をテーマにしていたクリスが主人公だったら、エロエロなストーリーになっていたはずです)。

「どんどん濃密になるよ」ということを匂わせることで、篩(ふるい)にかけていたんじゃないかという気もします。
そう考えて序盤のサービスっぽい要素に勝手に理由付けしたら、妙にしっくりきました。

でも結局は、テーマを探るよりも、「どこまで進むんだろう」というのが一番気になっていました。
実際に、{netabare}キスに見えるシーン{/netabare}とか{netabare}ペアリング{/netabare}とか見ながら、ハラハラ。
狙い通りに乗せられた気がしますが、えぐることはせず、落とし所は上手だったと思います。


映像・音楽はとても良いです。
最初から最後までめちゃくちゃ動くし、テーマソング含めて素晴らしく、見ていて飽きません。
1話まるごと使った見事な演技が何度も出てきます。
演技構成点が高いアニメです。


異なるハラハラが同居しているので、多種多様な感想が読めるというのも楽しかったりします。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

普通に面白いですが、フィギュア好きじゃない人はどうなんだろう…?

特に序盤から中盤まではかなり面白かったです。

いや、私自身がフィギュアスケート好きなせいもあるかもしらんけど…。

でも終盤は「お付き合いしました」感が強くて、「凄く面白かった」とは言えない感じです。

あ、第1話に出てきたヴィクトルのフリーのプログラムはめっちゃ高難易度ですよ…!?

なんだろう、普通にフィギュアスケートの試合を観ているような気分になっちゃったかな?

ステファン・ランビエールとか実在の人物が作中に出てきちゃったせいかもしれないですね。

元々フィギュアスケートって同じプログラムをシーズンを通じて難易度を上げながら煮詰める競技なので、「そんなん知らんわ!」って人なら競技映像ばかりだと普通に飽きるでしょうしね…。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 47
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