恋愛で頭脳戦なアニメ映画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月24日の時点で一番の恋愛で頭脳戦なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.9 1 恋愛で頭脳戦なアニメランキング1位
東のエデン-The King of Eden-ザ・キングオブエデン(アニメ映画)

2009年11月28日
★★★★☆ 3.8 (1119)
6317人が棚に入れました
ノブレス携帯のジュイス(玉川紗己子)に「この国の王様になる」ことを依頼したセレソンNo.9の滝沢朗(木村良平)は60発のミサイルを迎撃すると,忽然と姿を消した.江田一彦(丸山詠二)は責任をとって引責辞任.一方,森美咲(早見沙織)は事情聴取後に姉の森美朝子(松谷彼哉)の元へと戻り,平澤一臣(川原元幸)が新たに起業した「東のエデン」で,おネエ(斉藤貴美子),大杉智(江口拓也),葛原みくる(齋藤彩夏),春日晴男(田谷隼)らと共に働きながら,ワシントンD.C.を中心に滝沢朗の行方を捜していた.そして「東のエデン」に板津豊(檜山修之)も参戦する.一方,60発のミサイルを発射したセレソンNo.10の結城亮(森田成一)を切り捨てた,セレソンNo.1の物部大樹(宮内敦士)は播磨脳科学研究所の責任者として動き,No.2の辻仁太郎(遊佐浩二)と再接触を図る.またセレソンNo.11の白鳥・D・黒羽(五十嵐麗)も独自に動いていた.

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定と人物関係をつかめるかどうかが勝負!

東のエデン劇場版第一弾。

TV版の続きとなります。
TV版のレビューはこちら→http://www.anikore.jp/review/407277

さすが劇場版だけあって、映像が綺麗です。
特に夜景の美しさは一見の価値あり。
飛行機の窓についた露など、非常にこまかいところにもこだわりが見られます。


上映時間の制限がありますので、TV版で光ったシュールなギャグは控えめ。
それでも、ネタバレレビューを読む
そして、何よりの見所は、ネタバレレビューを読む


ストーリーは、かなり密度が濃いです。
しかし、テーマ性は維持しつつ、伏線の張り方や回収も相変わらず上手い。

TV版終了時に予想していた展開も、見事に裏切られました。
ミスリード万歳ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ


問題は登場人物。

かなり多数の人物が物語に関わっている上、番号で呼ばれたりニックネームで呼ばれたりフルネームで呼ばれたりで、誰が誰だか分からなくなります。
一応説明はされているのですが、初見で全員の行動を把握するのはかなり難しいかと。

この映画とTV版だけで分かる情報は以下の通りです。
ネタバレレビューを読む


ちなみに途中で出てくるネタバレレビューを読む
…だそうです。
要するに、滝沢朗が自分をそういう人物だと認識したってことですね。

終了間際は、ついていけないほどの急展開ですが、核心にせまりそうな発言とともに終わります。
このあとどうなるのか実に気になる引き際でした!

次は「東のエデン-Paradise Lost-」で!

投稿 : 2025/02/22
♥ : 33

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

TV版の続き第一弾だよ!

正直、劇場版第一弾は謎がさらに謎を生む様な展開になっていきます♪
何で劇場版2つに分けたんだろうね~って言いたい所だけど、そこはもう何言わないw

「AIR KING」と呼ばれるようになった時の人、そして現在行方不明となっている滝沢。
その滝沢の良き理解者の咲が、「君と旅した所にいます」というメッセージを頼りに旅立ちます。
そして、一般市民に浸透した東のエデンシステムを使いながら、セレソンゲームから滝沢を助け出そうとする仲間達。

そんなこんなで次いってみよ~

投稿 : 2025/02/22
♥ : 20

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定感抜群の繋ぎ役(●´∀`●)b

TVアニメの続編を描いた劇場版1作目。
劇場版の前編という位置付け、82分作品。

2万人ニート失踪事件や迂闊な月曜日等から半年。
失踪中の滝沢 朗を探し求める森美 咲はニューヨークに降り立つ。
この物語冒頭からセレソンの策略が網を張っている展開は
さすが『東のエデン』。スリル満点のスタートです(*´∀`*)

ストーリーや世界観は変わらずでTVアニメ同様のサスペンス感。
登場人物もそれぞれのポジションで存在感を示し魅力的でした。
お気に入りのJUIZも色々と活躍を見せてくれますw

完結編となる劇場版2作目に繋がる大切なパートを
安定感抜群にまとめてくれています。
続編となっているのでTVアニメの視聴は必須ですが
視聴して損のない作品ですので「まだ見てないよ」という方は
チャレンジして頂けたらと思います(´ー`)

ちなみにJUIZ役の玉川紗己子さんの旦那さんは
ガンダムのシャア・アズナブル役で有名な池田秀一さんです。



《キャスト》

滝沢 朗(CV.木村良平)
森美 咲(CV.早見沙織)
大杉 智(CV.江口拓也)
平澤 一臣(CV.川原元幸)
葛原 みくる(CV.齋藤彩夏)
おネエ(CV.斉藤貴美子)
春日 晴男(CV.田谷隼)
板津 豊(CV.檜山修之)
Mr.OUTSIDE(CV.有川 博)
JUIZ(CV.玉川 紗己子)


《主題歌》

OP
『Invisible』/LEAH
ED
『light prayer』/school food punishment


【2014 08/28 レビュー投稿】
【2017 05/04 レビュー加筆】

投稿 : 2025/02/22
♥ : 50

77.1 2 恋愛で頭脳戦なアニメランキング2位
傷物語Ⅱ 熱血篇(アニメ映画)

2016年8月19日
★★★★☆ 4.0 (571)
3771人が棚に入れました
高校二年の春休みに、美しき吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・
ハートアンダーブレードと出会った阿良々木暦。四肢を失い、瀕死の状態に
あった彼女を助けた暦は、しかし自らも吸血鬼になってしまう。

人間に戻るためには、奪われたキスショットの四肢を取り戻さなければならない。
怪異の専門家・忍野メメの助言を受けた暦は、過酷な戦いに乗り出していくことになる。


彼の前に待ち受けているのは、
身長2メートルを超える巨漢である吸血鬼を狩る吸血鬼・ドラマツルギーと、
巨大な十字架を自在に操る半吸血鬼(ヴァンパイア・ハーフ)のエピソード。
そして、吸血鬼退治を専門にする、物静かな人間・ギロチンカッター。

はたして暦は、3人の「敵」から、キスショットの四肢を奪い返すことができるのか? 
雨がそぼ降る3月最後の夜、血戦の幕が静かに上がる―。

声優・キャラクター
神谷浩史、坂本真綾、堀江由衣、櫻井孝宏、入野自由、江原正士、大塚芳忠

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

Film noir directed by 尾石達也 美少女との恋、血生臭いバトル、、これぞ映画というべき興奮とコーラの作画

『物語』シリーズにおいて最初期の出来事である『傷物語』を60分強×3部作で映画化したものの第2部
前作のダイジェストが僅かながら挿入されます
監督は『化物語』の尾石達也
(これ凄い重要です、尾石さんは『化』と『傷』以外には関わっていません)
演出は宮本幸裕、まさかの『まりあ†ほりっく』コンビってわけ
前作に引き続き、背景のほぼ全てが3DCGの中に2D作画の人物が佇む、Film noirのテロップが示す通り古典映画を意識してかのセピア調の色彩、という独特の映像です
PG-12


四肢を失って弱体化(幼女化)した吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと主従関係を結ばざるを得なくなったお人好しな高校生の阿良々木暦
彼はキスショットの四肢を奪った3人の吸血鬼ハンターと戦う羽目に
吸血鬼なれど吸血鬼ハンターたるドラマツルギー(江原正士)
ハーフヴァンパイアのエピソード(入野自由)
聖職者のギロチンカッター(大塚芳忠)
キスショットを追い詰めただけあって強敵の3人を相手に、暦は如何に立ち回るのか・・・!?


まずご覧の通り3人のヴァンパイアハンターの声優が豪華すぎるw
(エピソードはテレビシリーズでもいましたが・・・)
んでもってめちゃくちゃ怖い
そして前作に引き続き羽川が可愛いいい!!!
アンダーグラウンドな世界に足を踏み入れてしまう暦は羽川を巻き込ませんと彼女を拒絶するが羽川あえて首を突っ込みたがる
絶望的な状況で暦の救いと希望と癒しとなっていく羽川はまさに王道のヒロイン
これと対比的に小悪魔的な妖艶さを醸し出すロリババア、キスショットもgood
さらにクールな忍野メメの謎賭け的で遠回しな助言が少しずつ暦を育てていく


うーん、映画として出来すぎてるってぐらい上手いですね
そして具体的にバトルシーンが多いので非常に見応えがあります
爽快なものではく、一歩間違えれば死ぬなぁこれ
あ、死んだ!
という緊張感がずぅっと続くんです
バトルアニメというよりアクションスリラーですね
殺すか、殺されるか
この手のジャンルの映画好きな人は実写、アニメ問わず楽しめると思います


そして何より作画ほんと凄いんですわ
前述してる通り、CGの上に作画キャラが立ってるってだけで十分凄いのに今作は戦っちゃうんだから溜まりませんw
でもオイラが一番すげぇと思ったのは【羽川と飲むコーラの作画がネ申掛かっていたこと】ですねw
たぶん阿部厳一郎さんだと思います
瓶のディティール、人の指の動き、揺れる液体、溢れる泡、吹き上げる飛沫、そしてなぜか一連スローモーションw
丁寧すぎる
コーラ飲みたくなっちまった!
あーゆー本来どうでもいいようなシークエンスに力を注ぐ馬鹿さ加減は実に尾石達也作品らしいと思いましたb

投稿 : 2025/02/22
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

化物語の前日譚の「第2弾」に該当する本作は阿良々木 暦の決断と決行の物語…

第1弾で阿良々木 暦はキスショットに出会い手を差し延べた…
それは「二人で痛みを分け合った」という言い方の方がしっくりくるような気がします。

そしてその痛みは和らげる事のできる痛み…
但し、その願いを叶えられる可能性は限りなくゼロに近いけれど…
でも踏み出さなければ何も始まらないことを知っている彼が一歩踏み出すところから物語の第2弾が始まります。

阿良々木君…終始鬼懸っていたのではないでしょうか。
確かに彼は目の前の壁を乗り越えなければいけませんでした。
高く…険しい壁です。
一筋縄でなんて乗り越えられる…なんて事は決してありません。
何度も痛みを受けながら、やっとの思いで一歩ずつ歩みを進める…そんな感じです。
だから、立ち向かっている彼は確かに格好良かったと思います。

けれど、終始格好良かったか…と考えると決してそんな事は無かった…が私の感想です。
迎えてくれたのは最大級の笑顔…
木目細かく配慮の行き届いた言動は、彼女が賢いだけでなく彼に対して本気である事を感じさせてくれる。
それなのに彼の放った言葉のナイフの切っ先はあまりに鋭くて…あまりに容赦が無くて…
うつむきながら目線を逸らす彼女の表情なんて絶対見たくなかったのに…
「人間強度」…何それ、美味しいの?
きっと彼だって彼女のそんな表情が見たかった訳じゃないと思います。
他に術を知らなかったからだと思います。

でも、本作を通して彼女の事がこれまで以上に好きになりました。
自分の出来ることは無いと言いながら、まるで無限の引き出しを持っているかのように振る舞うことのできる彼女は、やっぱり賢いだけの存在じゃありません。
「私は自分のやりたい様にやっているだけだし、多分私くらい自分の事しか考えていない人間はいないと思う…私はずるいし、したたかなつもりだよ」
そんな風に自分を卑下する彼女とはまだ出会ったばかりなんですよね…
どうしてそこまで親身にしてくれるのだろう…
なんで巻き込まれることを厭わないんだろう…

世の中100人の人に聞いたら間違いなく全員が「巻き込まれたくない」という選択肢をチョイスする事が分かってる…そんな誰もが反射的に拒否する出来事に巻き込まれているのに何で彼女笑えるんだろう…

だから、彼は彼女に対して本音を曝け出す事が出来たんだと思います。
きっとちょっと考えて、ちょっと勇気を出せば最初から出来ていたこと…
そう考えると二人は随分と回り道をした気がします。
学生だから…春休みだから…その回り道は二人にとって必要な道程だったんだと思います。

「その代わり恩は絶対に返す…必要な時に…例え何が出来なくたって僕は絶対にそこに居る…お前に恩返しをする事が今日から僕の生き甲斐だ」
人間強度が云々言っていた彼にここまでの台詞を言わせるんだから、やっぱり彼女は凄い存在です。

こんな風に思えるのって、心が強くなった何よりの証だと思います。
だから彼は迷わない…
幾つもの分岐に分かれているように見えても彼の目には一本道にしか映っていなかったのでしょう…

彼と彼女が紡ぐ物語…
辛い事、苦しい事、悲しい事も沢山ありましたが、振り返ってみると優しさが溢れていたと思います。
事の顛末の気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
今現在、私の中の最優先事項は「この物語を完結させる事」
引き続き第3弾に相当する「冷血篇」を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 20
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ここからが本番:熱血篇

早速観てきました!

傷物語Ⅰ鉄血篇に続き劇場での視聴です。
鉄血篇は感覚的に何かすごい衝撃が横を掠めていった感じです。視聴直後はすごいという感想でしたが、半年たってほとんど内容が思い出せません。
(結局、復習は行わず1度観たきりでしたし、覚えていることと言えばキスショットのロリが最高だったということくらいです)
こんな状態で第二部を観てついていけるのかという心配をしていたのですが、いらぬ心配でした。
第一部はおそらく起承転結の起に該当し、なぜこのような事態に至ったのか。というさわり程度でしたので、第二部からでも余裕で入れるみたいですね。おそらく、起承転結の承が該当するかと。大きな展開は第三部持越しのようなので、単調といえば単調かもしれませんが、かなり濃密な時間を過ごすことができました。

中でも印象に残ったのは
羽川翼!パンツ!バトル!丹下健三!赤色!ED!
この単語で、5割くらいは内容が伝わるんじゃないかなと

①羽川翼
ネタバレレビューを読む

次回、傷物語Ⅲ 冷血篇に向けて
Ⅰ鉄血篇が起承転結の起、Ⅱの熱血篇が起承転結の承とくれば、残るは最も盛り上がる物語の華の転と余韻を残す結のみ!これからどのような展開になっていくのか、第三部は益々楽しみです。
ここは原作を知らないからこその楽しみですね。期待して待っています。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 14
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