恋愛で学園なTVアニメ動画ランキング 205

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の恋愛で学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月12日の時点で一番の恋愛で学園なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

94.0 1 恋愛で学園なアニメランキング1位
月がきれい(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1812)
7652人が棚に入れました
キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。

声優・キャラクター
千葉翔也、小原好美、田丸篤志、村川梨衣、筆村栄心、金子誠、石見舞菜香、鈴木美園、千菅春香、井上ほの花、広瀬裕也、石井マーク、白石晴香、熊谷健太郎、岩中睦樹、東山奈央、岡和男、井上喜久子、斎藤千和、前川涼子
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心模様と花ごろも

川越の中学校を舞台とした、
思春期を向かえた少年少女の恋物語。

遊園地、お祭り、街の風景、
四季の色彩がとても美しい物語。
機微な心を良くとらえた演出で、
エンディングのLINEの文字まで隙がない。
お互いを意識し始める2人、
丁寧な描写の数々、まだ微妙な距離感、
好きになるってこういうことでしょう。

各話のタイトルが小説や詩集から。
主人公が文学少年なのでいい感じです。
{netabare}そう「月に吠える」が意外でしたが、
最後にそういうことかと納得です。
少年、頑張りましたね。
ここから物語が始まりました。{/netabare}
ひと際、月がきれいです。

初めての恋は知らないことばかりで、
戸惑ってばかりでしょう。
思ったこと感じたことの半分も伝えられない。
結末は大抵上手くいかないわけで、
たくさん泣いて大人になっていくのでしょう。

文学の言葉が紹介されていますが、
私からも少年に太宰の言葉を送ります。
「私は何も知りません、
しかし伸びて行く方向に陽が当たるようです」

真っすぐ伸びて下さい。
そのままでありのままで。

どうか末永く愛されますように。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 153
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

心がざわつく

<2017/9/17初投稿>

平凡な中学三年生の恋愛をとことん丁寧にとことん平凡に描いてます。
漫画やアニメ特有のお約束はなし。
フラグもなし。
物語の起伏も薄い。
なのに何故か心がざわざわしてしまいます。

おそらく、異性を異性として意識し始めたあの頃が蘇ってしまうから。

思春期にしかない距離感、反応の一つ一つが心地よい。

例えば
{netabare}ファミレスで家族とご飯食べてる時に偶然隣の席にまだよく知らない同級生の家族がいた。
家族を知られる気恥ずかしさとともに、同級生の学校では知り得ない一面を垣間見てしまう。
そんなどうでもいいことが自分の中ではなんとなく特別で、だから同級生のこともほんの少し特別に思えてしまう。{/netabare}

例えば
{netabare}体育祭の準備委員会の連絡用LINEグループへの登録。
ほんの少しだけ無意識に意識してしまったせいで、声がかけづらくなりそのまま忘れてしまい、迷惑をかけてしまう。{/netabare}

例えば
{netabare}少し気になる同級生が体育祭で無くしてしまったオマモリを、その子が大切にしていたから、と一生懸命探してしまう。{/netabare}

ものすごい感動があるわけではないですがぼんやり心にしみていく感じが好きです。

挿入歌は複数の懐かしい名曲カバーがシチュエーションに合わせて流れます。
好みのものがたくさん。
「やさしい気持ち」は聴いてると本当に優しい気持ちになれる。
「初恋」は初恋の甘酸っぱさ、せつなさ、もどかしさが全部詰まってる。
「夏祭り」は・・・私はJITTERIN'JINN派です。
でもこのスローバラード風のカバーも良いですよ。

絵もきれい。
背景も丁寧で美麗。
大袈裟な感じがしないのが良い。
キャラクターデザインも爽やかで自然。

ところでed曲。
背景でLINE画面が出てきますが毎週変わるんですよね。
やたら気になって毎週しっかり読んでました。

このLINEのやりとり見る限りでは

{netabare}男の子と女の子は高校入ってからもプチ遠距離で付き合い
大学受験は女の子は現役、男の子は一浪。
大学も別だったんですかね。
大学時代、女の子はサークルや合コンにも出て、男の子はヤキモチ焼いたり
就活で、地方勤務を匂わせたり、結婚のプロポーズのかけひきがあったり。
結婚決めて、互いの親への紹介のタイミングを計ったり、結婚式の準備で揉めたり。
あるあるのオンパレードで笑ってしまう。

実はたまたま昨日親戚の結婚式に出席しました。
新郎新婦は19歳から付き合って今回26歳で結婚。
ナチュラルに仲の良い二人で、披露宴で思い出ビデオやらなんやら見てたら、月がきれいのこのLINEが頭に浮かんできて。
幸せなカップルというのはそれだけで良いものです。

LINEの登録名も「彼氏さん」「彼女さん」から「ダーリン」や「よめ」「おっと」に変わっていく様も面白い。

そして最終回のCパートでは、無事に結婚、出産。
中三から付き合ってよく別れなかったよねぇ 笑
{/netabare}

と、ながなが書き連ねてきましたが、
結論としてこの作品は
現役の中学生と、中学時代の瑞々しくも不安定な気持ちを思い出して心ざわざわしたいという大人の方におすすめです。

<2018/9/1追記>
監督さんは岸誠二さん。
「天体戦士サンレッド」や最近なら「あそびあそばせ」の人です。
この二作は原作あり、「月がきれい」はオリジナルではありますがあまりの雰囲気の違いに笑ってしまいました。
芸風の幅が広い監督さんなんですね。

<2019/12/23 追記>
今、見直してるんですが、やはり良いですね。
観てると心がざわざわする。

ところで比良くんと千夏。
二人は{netabare}それぞれ、茜と小太郎に片思いして、
二人が付き合っている事実を当人から突きつけられ、
それでもあきらめきれずに自分の気持ちをあらためて伝えて、
玉砕して、
自分の気持ちになんとか整理をつける{/netabare}。

これがいい。

若い頃、特に十代なんて{netabare}一度好きになったら、無理と分かってもなかなかあきらめられない。{/netabare}
そして苦しむ。
がんばって生きてる普通の人間らしくて、私は好感持てました。

とは言いつつ一番気になるキャラは田中さくらだったりするわけですが。
妄想を膨らませられる人は、自分の幸せも膨らませられるんですよ。
たまに弾けて消えるけど(´・_・`)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 97

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

You Can't Hurry Love-恋はあせらず-

1話だけ視聴。
春アニメで視聴する唯一の恋愛物語になるのかな?
最近のアニメはクズの本懐みたいなドロドロした作品多いけど。
あの手のやつは韓流ドラマに任せて置けば良いのでは…
日本の作品らしい爽やかな恋愛物語観たいと視聴。

1話だけでは細かい性格まで不明ですが…
小説家目指してる文系男子の主人公、安曇小太郎
陸上部で引っ込み思案のヒロインの水野茜
の恋愛物語かな?

制作会社はろこどる、この美、だかしかしのfeel
声優さんは若手中心…作画の感じも悪くないけど、そんなにお金は掛けてなさそう。
特徴的な作画の髪を中心のした、白い縁取…なんだ光をイメージかな?
ん~変だと思うけど。

馬でいったら大穴の万馬券に期待で押さえておきます。

3話まで視聴
ヤバいキュンキュンし過ぎる(笑)
今後も悶え死にで汚れた心の浄化させて欲しい作品ですね。


10話まで視聴
浴衣姿の茜ちゃん可愛さは春アニメ一番、恋愛してる女の子には勝てない。

東山奈央さんの歌う挿入歌の入り所とチョイスが素晴らしすぎ…
ワルキューレの頃から美声だったけど、実に心地いい。


視聴完了
万馬券というか有馬記念取っちゃいました(笑)

今時の若い人のツールだったり、投稿サイトだったり現代の若い人の部分繁栄してる所と伝統的な祭り文化の対比描いてる所も面白い。

リアリティが共感呼び、二人を応援したくなる。
絶妙のタイミングで入る音楽と二人で見たであろう風景の作画の素晴らしさ。
心憎いばかりの演出の良さが光りました。

月がきれい見てあの時思い出した大人の人も多いはず、恋愛物の傑作ですね。


※タイトルだけど変更させてもらいました
You Can't Hurry Love「恋はあせらず」
フィル・コリンズさんの代表曲単純に好きだったので。


追記
放送当時の2017春では茜ちゃん役の小原好美さんこれが初ヒロイン役、当時は無名だったけど19年に入って大活躍。

18年「からかい上手な高木さん」「あそびあそばせ」「はねバド」「やがて君になる」

19年「かぐや様は告らせたい:藤原書記」「ひとりぼっちの○○生活:八原かい」「まちカドまぞく:吉田優子」特徴的なアホっぽい女の子役増えた印象。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 86

90.4 2 恋愛で学園なアニメランキング2位
氷菓(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★★ 4.1 (8362)
35413人が棚に入れました
何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。

声優・キャラクター
中村悠一、佐藤聡美、阪口大助、茅野愛衣、ゆきのさつき、置鮎龍太郎、ゆかな、小山茉美、早見沙織、悠木碧、川原慶久、浅野真澄、豊崎愛生、小倉唯、阿部敦、伊瀬茉莉也、入野自由、小清水亜美、広橋涼、秦勇気、山崎たくみ、小西克幸、こぶしのぶゆき、日笠陽子、伊藤かな恵、升望、近藤孝行、森川智之、進藤尚美、茅原実里、寺島拓篤、竹達彩奈、寿美菜子、福山潤、杉田智和、谷山紀章、杉山紀彰、平川大輔、吉野裕行、石塚運昇、永井一郎、西村知道、二又一成、田中正彦、千葉繁、諏訪部順一
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

青春がミステリー

原作既読での感想です。と、言うよりもアニメを見てから原作を買った口です。
加筆しすぎて、ネタバレのところは文体が統一されてないのでご容赦を。

2022年10月、愚者のエンドロール編について追記しました。

原作古典部シリーズは3つの主なストーリーがあり、
このレビューではわかりやすい順、時系列を遡る形で書いていこうと思います。
各話のあらすじを書かないことをご容赦ください。

【クドリャフカの順番編】
{netabare}
話の中にちょくちょく出てきた文化祭の話。個人的にはいよいよ文化祭だなと感じる構成だと思う。
(文化祭のために文集「氷菓」を作る→文化祭の為の映画を見る、の後の話になるので)

聡志の「期待とあきらめ」の発言を軸に見ると登場人物達が何を思ったのか良くわかると思う。
文化祭での聡志の折木への一方的な期待の感情の裏にある自分への諦めの感情は、
こうち先輩と「夕べには骸に」の作者にもいえる。
真犯人とは別の、もう一つの謎、登場人物の気持ちがわかるだろう。
高知先輩が何を思ったのか考えてみてほしい。

また、風紀委員会委員長と生徒会長の関係も、自分への諦めと期待の関係だと思われる。
委員長は生徒会長の才能を認めることで諦めを持ち、期待しているからこそ、
「夕べには躯に」の次回作を書かないこと、才能を持ちながら行使しない生徒会長に対して、
怒りのような感情を持っているのかもしれない。
登場人物が何を思ってそんな言葉を言うのか、それを解いていくのがこの作品だと思っている。

ちなみに聡志の「データベースは結論を出せない」という口癖は、
折木という才能をみて諦めの中からでた言葉なのだろう。
その道の才能が無いから、他の道を探す。それは逃げから来る言葉だが、
クドリャフカ編で犯人を暴こうとした聡志の行動からも、
聡志があきらめ切れないことがわかり、やりきれない。
こういった感情で行動方針を変えようとする辺り、
実に青春をしていて現実の人間らしいのが福部聡志なのだと思う。

また、「まわりがどうあれ基本属性が薔薇色なんだよ」という言葉もあったが、
これは他人から見れば、自分は薔薇色に見えるだろうという諦めが入った感じだった。
「誰かが薔薇色に染めようとしても駄目さ、染まってあげない」というのは、
中学時代の過去とは違い誰かが自分に勝負を仕掛けてきても、
自分は受け流すというスタンスを取りたかったのかなと思う。
聡志は人に流されず自分を見つけたかったのだろうなと思えた。

【伊原の涙について】
高知先輩の話を聞いて、なぜ伊原は涙を流したのだろうか?
「名作は最初から名作として生まれてくるんです」
「ボディトーク、やっぱりこれも良い」この言葉は「夕べには骸に」との比較。
「私のは100枚落ちる」この言葉が高知先輩を自分に置き換えたらどうなる?という意味として捉えてみた。
努力をしてきて生まれた「ボディトーク」という作品が、
努力の先に名作が出来るという気持ちの肯定をする作品なら、
「夕べには骸に」は伊原の「名作は最初から名作としてうまれてくるんです」という理想の肯定に見える。
「夕べには骸に」を肯定してしまえば、圧倒的な差に対して諦めを持ち、
他人に期待をするしかなくなる。
今までの努力はなんだったのかという無力感も感じるだろう。努力の否定になってしまう。
そのことがわかって、自身も努力していつか名作になる作品を書いてやろうと思っている伊原は、
自分の才能のなさへの自覚や自分の無神経さに涙を流したのだろうと思う。

【折木の推理に対する聡の怒りについて】

「どうやってさ!」
折木が真犯人を探し出す手がかりについて、聡の提示した被害にあった部室の共通点や、
十文字のミスでも見つけたかという事に対して、どちらも否定した時の聡の怒りの言葉。
そしてその後に「期待してるよ」

伊原の涙について考えてこの件も整理が出来た。聡が努力して探していた点に対して全く否定する折木。
聡志の努力が無駄であるかのような折木の主張に対する怒り。
そして気付く、圧倒的な視点の違い。才能の差。それを感じてしまったから「期待してるよ」ではないだろうか。
これは、高知先輩と「夕べには骸に」作者との関係とまるで同じではないだろうか。

【生徒会長陸山宗芳がクドリャフカの順番を読まなかった理由】

「おつかれ!」陸山は田辺に向かってわざわざなぜこのように声を掛けたのだろうか?
その言葉を掛けたときの陸山の笑顔からしても、
「クドリャフカの順番を読んだのか」という田辺のメッセージは届いていないように思える。
ただ、田辺が自分に対してメッセージを送ったことには気付いているようにも見える。

では、「夕べには骸に」は陸山にとって、遊びだったのだろうか?
折木の「(あれが遊び?)」という、
夕べには骸にが陸山にとって遊びだと主張した田辺の言葉への反応を見ると、よほどの作画だと想定してみる。

sideストーリーである伊原と高知先輩のラストの会話から、
陸山も高知先輩と同じ方向の事を考えたのではないだろうか?
陸山も高知と同じく漫画をよく読んで、漫画を描いていたのかもしれない。
そして、安城春菜の才能と出会ってしまい、諦めを覚えてしまったのだろうか。
陸山が「夕べには骸を」を読んで、届かない才能に諦めを持ち、さらにその作画を担当することで、
漫画を描くことをやめるほどの感情を持ってしまったとしたら。それは、友達という枠を超えてしまったのか?
友達の原作をほおりだしてまで描かない理由とは?それも原作を1ページも開きもしない理由とは?
とても気になるが、与えられたヒントでは答えの出ない疑問として残された物なのかもしれない。

だが、「おつかれ!」は原作にはないセリフだった。
ただ、「あれが遊び?」や、「原作を開いてもいなかった」というヒントから、
上記の推論も、多少は原作でも成立するのではないだろうか。


{/netabare}
【愚者のエンドロール編】
{netabare}
文化祭で上映するミステリー映画の犯人を当てる話。
今回の、ストーリーの正解を当てる⇔推理小説作家を実はやらされている、
というすり替えのトリックは多くの人がこれに気づいたとき、
自分は身勝手だなと思うかもしれない。
本郷という作り手の人間を無視して、
計算問題のように無機質に問題を回答しようとしたことに罪悪感を折木が感じたように。
(少なくても自分はそのすり替えに気づいたとき、初視聴時にひたすら密室のトリックを考え続け、
本郷の気持ちを考えていないというメッセージも受け取れなかったことに自分の浅はかさに悲しくなった)
千反田がトリック問題が解けない、人の気持ちを誰よりも思いやる心を持っていたからこそ、
折木はその過ちに気づけたのだと思う。

ちなみに折木が最初に出した「万人の死角」の結末(回答)が
「文章問題」と折木自身に言わしめた理由の裏づけとしてだが、
「カメラを気にしていたキャスト」という「オチがわかった行動」をしている人間がいるのなら、
キャスト達に結末を聞けばいい。
それが出来ないのは、結末をキャストが知らないためであり、
カメラを気にしていたのは、キャストが不慣れだったということだろう。

注意深く視聴していくと、イリスの「観方を変える」発言について気付くことができるだろう。
また、千反田がイリスの術中にはまらず、観方が変わっていないことも描かれている。
イリスと折木が対決する茶屋のシーン、そして今後持つ折木のイリスへの不信感は、
他人の気持ちをないがしろにするイリスに対しては当然といえばそうだろう。

だからこそ最後のシーンで自分の視点で動いたことにはしたくなかったイリスが描かれている。
全体のためという大義名分がなくなり、本当にエゴで人の気持ちを利用して、
使い捨ててしまった自分を肯定できないのだから。

イリスは、折木の姉に、クラスメイトが悪い、自分(イリス)は本郷を救ってやった立場という自分の主張を否定された。
「あなたの主観で判断した事に責任を持つ」という折木姉の言葉に、
自分が善か悪かで答えてしまうイリス。
「私はあのプロジェクトを失敗させるわけにはいかない立場でした」という正当化だったが、
「自分の所属するクラス出し物の成功」という自分の利益の為に本郷の脚本を切り捨てていたにもかかわらず、その業を自分で背負わなかったことへの責めは、どうしても自分の人間性の否定に繋がるので反論したかったのだろう。本郷を助けてやりたかったという善人的な目的ではなく、堂々と自身の利益を追求したといえないイリスを、折木姉は批判したのだろう。


【えるの本郷先輩への固執について】
「きっと志半ばで筆を折った本郷さんの無念が、叫びが、隠されていると思うんです」
川原での折木との会話のシーン。この「無念」と「叫び」は、
氷菓編でえるの叔父が文集「氷菓」に隠した思いと同じではないだろうか?
えるが本郷先輩の隠された思いを汲み取りたい理由は、
叔父の時のような悲しい「思い」をだれかが明らかにして、
当事者にとって良い方向に物事を持って行きたい、
もしくはその悲しい思いを供養するような、そういう感情が働いているのだと感じた。

【折木とイリスの対決について~折木の怒りについて】
「だれでも自分を自覚すべきだといったあの言葉も嘘ですか!」
折木はなぜここでこれほど激怒したのだろうか?
折木はイリスに乗せられて推理と称した脚本コンテストに乗せられてしまった。
名探偵を一瞬でも気取り、本郷の思いを無視してしまった自分に対しての怒りと、
そうさせたイリスに対して、あれほど怒るのは自責の念がそれほど強かったからではないだろうか。

2022.10.6 追記
上記レビューの至らなさに反省しきりです。
折木が起こった理由、それはシンプルに「あなたは特別よ」「だれでも自分を自覚すべき」」というイリスの言葉によって自分の器を特別なものと意識させられた、そしてその言葉が建前、嘘であったこと、嘘により利用されたことが理由でしょう。
返して言えば、折木を利用するために折木自身が自分の評価を「特別」であるように思いこませる嘘をイリスにつかれたわけです。
それは折木にとって、自分を自覚する、あるいは自覚した行動、それは自分というものをポジティブに再評価できた、人生の分岐点のようなものだったわけですが、イリスという標識は、折木の人生の利益ではなく、自分自身の利益の為に折木を誘導し、折木はそれにはまってしまった訳ですから、
その自身の利益をイリスに再確認(可能性はゼロでも)せずにはいられなかったのでしょう。イリスの回答がわかっていたからこそ、折木は問い詰めたときに激怒していた、それが私の今の感想です。


【聡志「それにしても、羨ましい限りだね、全く」について】
聡志のこの言葉は、折木に対して言われたものであるが、
探偵役として人に物を頼まれる折木が羨ましく見えた・・・だけではないだろう。
折木が聡志の才能に対するフォローをした後の言葉だったわけであって、
皮肉であると捉えるのもいいだろう。折木は持っている才能が発揮され、
活躍している立場からの聡志への言葉だからこそ、
聡志は自分が日陰者で折木が表舞台に立っているような状態を、
日陰者として皮肉っぽく言ったのではないだろうか。

【江波倉子は何を思った?】
「私は企画に参加していません 興味がなかったので」
「本郷は生真面目で注意深く 責任感が強くて馬鹿みたいにやさしく 脆い 私の親友です」

これが江波の人間性が見えるセリフ。このセリフから読み解けるように、
映画企画は自由参加であり、興味が無い人は参加しなくても良かった。
興味が無いからと参加しないのは、人の輪に交わる必要性を感じていない性格といえる。
エピローグでの本郷のチャットでのセリフからも、
江波と本郷は対照的な人物でありながら、親友であった。
二つ目のセリフは本郷の性格を示すことで脚本の正体を暗に示しているが、千反田の仮説と合わせて考えると、
江波が何を思って案内役を引き受けていたのか、謎が深まっていく。

そして千反田の江波に対する仮説がこうだ。
「本郷さんは脚本の見通しを最後まで持っていたと思うんです 
途中で倒れたとしても 聞くことは出来たと思います 
それすら出来ない容態なら 
親友といっていた江波さんは絶対にクラスの皆さんを許さないくらい怒ると思うんです 
案内役なんて引き受けないくらいに 」

江波倉子は一体どのような立ち位置にいたのだろうか?
本郷の本当の状態を知っていたのだろうか?
イリスによる台本作りに乗って、本郷をかばおうとしたのだろうか?
本郷の脚本の結末を知った上での行動だろうか?
だがその場合、本郷の脚本が出来ているのをもみ消すイリスに対して、江波はどんな感情を抱くだろうか?

そして、台本作りをさせていることをわかっていたなら、古典部にどんな気持ちを持っていただろうか。


江波が本郷に嘘をつかれていたとしたら?本郷は病欠が多かったが、
それがあったために、江波はいつもの事とあまり気にしなかった?本当に?
江波は本郷と親友だと言ったなら、倒れた後に連絡をするはずだろう。
そこで、親友とまで言っている二人の間に嘘が存在するだろうか?
原作者の作品は暗いオチが多いので、それも考えられるが・・・

他薦で脚本は本郷と決まったというが、それは参加不参加の前だったのか、
参加の表明をした後だったのか、それはわからない。
だが、そこの真実で江波の中で本郷の自己責任だったという気持ちがあったかなかったか、
そんな事も考えられるだろう。

【本郷の脚本とえるの結末への興味】
えるが本郷の脚本の結末で気になっていたところ、それは、犯人と被害者が、どういう関係性であったのか、という部分にある。
それは、えるが想像した、密室への回答も含めた本郷の脚本であり、人の心情を考える、というえるらしい興味だと思う。
そこには、なぜその人物がその行動をとったか、という行動の裏付けの動機、確かに感情が存在する。それをえるは考えていたんだと私が気付いたとき、私はまた、この作品に新たな新鮮さと胸いっぱいの暖かさを感じた。
私はまだまだ、この作品を読み解けていないのだなという悔しさも味わいながら。(2022.10.6追記)

{/netabare}
【氷菓編】
{netabare}
文集氷菓を読み解き45年前の真実を解いていくお話。
関谷純が千反田に残した言葉の意味、氷菓二号における文芸部員の言葉の意味から、
時間の経過によって古典になってしまった45年前の真実が解き明かされる。

最後の謎解きで折木がイラついた理由、それは氷菓の示す関谷の残した苦悩のメッセージを、
気づいてやるべき後輩達(自分達)が気づいてくれない事に対してだろう。
関谷の苦悩を知ったとき、叫びたくても叫べない、生きながら死ぬ、
その苦しさや無念に少しでも共感をする事ができたなら、この作品が好きになっていることだろう。

悲鳴も上げられず死ぬとはどういうことだろう。
周りが悲鳴を上げることも許してくれない。
周りがなんと言おうと悲鳴を上げる勇気も必要なのではないか。
だれかに弱いと思われたり、言われたりしても、叫んだり泣く事も自分を守るためには必要なのではないか。
千反田に対して「強くなれ、生きたまま死ぬことになる」といった、
関谷純のその時の感じた恐怖、悲しさ、無念さ、辛さを感じることができただろうか。
(私には、自分にはどうしようも出来ない物事の大きさに恐怖し、
自分が大きな流れに声も上げられず潰されていく苦しさ、
自分の全てが終わってしまったような無念さ、そのどれもが辛く、苦しく共感を覚えた。)

「全ては主観性を失って、歴史的遠近法の彼方で古典になっていく」
氷菓編にこんな言葉が出てくる。主観性とは、当事者の気持ちであり、
今伝えられているお話は当事者の気持ちが失われたお話であり、それを表面的に読んでも、
当時の人が何を思ったのかは分からないという事だ。
その言葉からも、関谷純の感じた感情が薄らいでいくことへの無常さ、
そういったものがこの作品の儚さに繋がっているのだと思う。

再度書くことになるが、
このアニメは提示された謎解き(氷菓、映画のストーリー、泥棒の犯人)だけが謎解きではない。
登場人物が何を思ったのかを考え、どんな気持ちだったかを考えることが視聴者に送られた謎なのだろうと私は思う。

【薔薇色について】
折木は自分の灰色の高校生活の中で薔薇色に憧れがあったのかもしれない。
そして45年前の真実は薔薇色だったのかに疑問を持つ。
つまり、45年前の事件の真実を知ることで、自分が薔薇色に対して憧れがあるのか?
自分がなぜ他の人間を見て落ち着かないのかに答えを出したかったのではないか?
それが折木を推理に向かわせた原動力ではないだろうか。
そしてその落ち着かなさの理由はは他人が感情に揺さぶられ一喜一憂している姿を見ているからだろう。
最終回でのエア告白では折木は感情に揺さぶられ薔薇色になっているのかもしれない。

【生きたまま死ぬ?について】
これがえるのトラウマになったか、元々死への恐怖が人一倍あったのかは分からないが、
「愚者のエンドロール」編のエピローグで、死ぬお話に抵抗があると打ち明けている。
えるが本郷先輩の脚本にこだわった理由がここからきているのかもしれない。

「今感じた私の気持ち、それが将来どうでもよくなっているかもなんて、今は思いたくないんです」
えるの、人の思いを大切にしたいという気持ちの現れだろう。
時間が惜しいという意味ではない。未来の自分に胸を張りたいという思いでもない。
恐らく、すべての事に意味があると思いたいのではないのか。
対立する2つの事があっても、
どちらにも言い分があるという考えをするのが千反田えるではないだろうか(「大罪を犯す」を見てほしい)。
なにであろうと、無価値と思うことに抵抗が有り、失われていく記憶の中にある思いも、
価値があったと送り出してやりたい、そういう気持ちがあるのではないだろうか。
折木の「お前の中で時効になっていくのかもな」という言葉に反応し、
恥や外聞を捨ててまで45年前の真実を明らかにしようとした事からも、
千反田の性格の根幹にあるものではないか。

{/netabare}

【折木の成長について】
{netabare}
では、折木はこの問題を解いていきどのように成長したのだろうか。
1話目では「保留」千反田という感情の塊のような存在に、
無機質な回答しか行ってこなかった折木は答えが出せず「保留」した。
この保留は「不慣れな者は奇をてらう」という事を身をもって実行したことについてだった。
現状の状態に変化を求めず、様子見をしたかった、という折木の気持ちを福部聡は保留という言葉で言い表した。
しかし、この屈託が高くつくと予想した聡の言葉通り、
千反田は折木の能力を買って折木に頼ることになり、折木は変化を求められることになる。

2~5話では姉に書いた手紙で自分の省エネ主義へ疑問を向けたことを明かした。
折木は自分が周りが青春を謳歌し、なにも楽しめない自分に違和感を感じていたが、
氷菓の事件を追求することで自分の主義は悪くないと確認し、今まであった居心地の悪さを解消した。
少なくとも折木の中で「変化」があったことは確かだろう。
薔薇色と呼ばれる青春時代は誰かの犠牲の上に成り立っているのかもしれない。
そう考えると灰色の青春を過ごす自分には、
薔薇色は誰かを犠牲にしてまで手にいれるものじゃないな、と思ったのだろうか。

折木が氷菓事件の最後にイラついたことからも、問題解決に客観性を持ちつつ回答していくが、
誰かの感情に気づくことが出来るようになったことは人間として、大切な成長を遂げたと思う。
だが、千反田が関谷純との思い出でなぜ泣いたのかが、千反田が4話で疑問を解消できず、
5話で謎が全て解けたときに千反田が思い出して折木はその泣いた理由を知る。
その事からも、折木にはまだ人の感情まで推理に組み込む力はまだないと思う。


8話から11話では自分の能力と向き合い始め、
初めて大きな挫折をすることで、折木が成長する糧になった。
この挫折には、自分が問題の答えを外したから悔しい、ということではなく、
自分が他人の思いを考えてやれなかった自責のようなものが折木の心に深く残ったのだろう。

12話から17話では福部のセリフにもあったように、折木の才能が遺憾なく発揮された。
これは、挫折(愚者のエンドロール編での挫折)を味わったことで折木に成長があったということだと思う。
その成長は計算問題のように謎を解くのではなく、
他人の思いを考えることがより出来るようになったことではないだろうか。

最終話では折木が省エネ主義から脱却しそうになる。
折木の中で少しずつえるの存在が大きくなっていき、
えるに関してのことは「やるべきこと」になっていくのが伺える。
それは、折木の「やるべきこと」が少しずつ見え始めているともとれる。
{/netabare}

以下、1話完結の話のレビューです。
【正体見たり】
{netabare}
1話完結。古典部員達がまやかのツテで温泉旅館に泊まりに行き、
まやかのみた幽霊の正体を解き明かすという話。

この話で何が枯れ雄花なのかというのは、折木からすれば、幽霊は枯れ雄花であり、
有りもしない幻想や妄想に入る。同じくして、折木にすれば仲の良い兄弟など枯れ雄花である。

つまり、折木達は幽霊など存在しないということを明らかにしながら、
仲の良い姉妹というえるの理想も枯れ雄花である現実も明らかにしてしまった。
ラスト前、真実を知ったときのえると夕焼けの空が、
現実を知ることで、大人になるような、儚い気持ちを思わせた。

実はこの話の最後のシーン、原作とは異なる。詳しくは原作を読んでほしいが、
個人的には(兄弟のいる身として)アニメ版は救いがあって良いと思う。
確かに幼い姉妹兄弟はケンカばかりするものだが、
根底では兄弟愛というものが存在しているかも知れないを思う良い改変だった。
{/netabare}
【連峰は晴れているか】
{netabare}
折木の中学の先生がふとヘリを見て「ヘリが好きなんだ」と言った理由を突き止める話。
私は結構人の気持ちがわからないんだなと、改めて思い知らされた話。
折木は、仲間の心配をした先生の気持ちを考えてやれた。
えるは過去の他人の気持ちを考えて上げられる折木に対して、言い表せない感情を抱いた。
(折木が優しいというのもおかしいと思ったのだろう、
あえて言うなら、人の思いを大切にしてくれる人、だろうか)
私は折木の言葉も、えるの気持ちも察することができなかった。
人の思い、その時の感情、それを大切にしたい、
それを考えてやれる人間になりたいと、またひとつ、この作品に教えてもらった。
この話、原作の書籍には載っていない話なので
(野性時代か何かに載っていたのみらしい)漫画での書籍化が非常に楽しみだ。

追記【千反田の興味が折木に向いた】
折木がなぜ小木先生のヘリ好きが気になったか、それが気になってしまった千反田。
それは折木が他人のためには頑張って頭を働かせ、いつも自身の事には無頓着だった折木が、
自発的に自分の疑問を解決する為に動いたように千反田には見えたからだ。
単純に折木が気になるからではなく、
折木という人間をよく観察して人間性を分析しつつ千反田は疑問をぶつけている。
だが、単純に異性に対して「あなたの事が気になるんです」といわれるシチュエーションに折木は何を思っただろう。

{/netabare}

【手作りチョコレート事件】
{netabare}
あらすじ
バレンタインの日、まやかが聡志にチョコレートを渡すつもりだったが、
部室に置いていたチョコレートが誰かに盗まれてしまう。
千反田はチョコレートを盗まれた責任を感じ、古典部男子二人と一緒に犯人を捜す。

この話に関しては、まだまだ、考察しきれていない。
特に折木と橋の上で話したときの聡志の思いが中々難解。
勝ちにこだわった中学時代は高校生になった聡志はつまらないと評した。

そして、こだわることを辞めて、こだわらないことにこだわるようになった1高校時代の今を毎日が楽しいと言う。
聡志に「つまらなかった」と評された中学時代は、他人と自分を常に比較し続け、
自分の価値が、他人より上か下かの判断しかなかった自分に「つまらなかった」といったんじゃないか
その中で、自分のアイデンティティが貧相なことを悟り、こだわることをやめたのではないかと思う。
では何にもこだわらない高校時代を毎日が楽しいと評しているのは、
勝ち負けの世界を抜け出して、他人のいい所を直視し、自分と他人の境界を引き始めたため、
今まで見えなかった世界が見えるようになった、
もしくは他人と自分を比較しない世界(オンリーワンでいられる世界)が気楽で、
「楽しい」という自己評価に繋がったのではないだろうか。

また、「僕はまやかにこだわってもいいのかな」というセリフからは、
勝ち負けの世界からフェードアウトした自分が、勝ち負けの世界がまやかの住む世界や社会だとしたら、
その世界のルールを外れた自分が、まやかを独占することは許されない事、
という思いを持っているんではないか。
まあそんな事(世界の誰かが許さない事なんて)はないと思うのだが・・・。
自分の行いを許さない人が見てるかもなんて、
それこそいるかわからない神様に遠慮してるようなものだろう。
だけどそういう部分に許せない部分(非合理的)があるのが青春っぽくもある。

「あとちょっとでわかりそうなんだ」
聡志が折木に言ったその言葉は、
こだわらないことにこだわることで、
自分のアイデンティティ、進むべき道のようなものがはっきりとわかりそうだと思っているのだが、
でも今はもやに包まれた感じがする。そのような思いなのかもしれない。


{/netabare}

【遠回りする雛】
{netabare}
折木は千反田に頼まれ、いき雛祭りで傘持ちの役をしにいく話。

「しまった…よくない、これはよくない。
多分なんとしても俺は、ここにくるべきではなかった。
俺の省エネ主義が、致命的におびかされてる…」

千反田のいき雛姿を見て、こんな事を思う折木。
折木は千反田の顔が見たくてしょうがなくなる。
ここで、折木は「顔がみたい」という「やるべき事」かわからないことに執着する。
折木の省エネ主義は「やらなくてもいいことはやらない、やるべきことなら手短に」という考え。
やるべきことじゃない事をやろうとしている折木は自ら省エネ主義を壊そうとしている。
それほどに千反田に気持ちが傾いていて、折木の中では1秒が1分にも感じるような緊迫感があり、
しかし期待のようなものを感じてしまうワンシーンです。

「見てください、折木さん。ここが私の場所です。
水と土しかありません。人も段々、老い、疲れてきています。
私はここを最高に美しいとは思いません。
可能性に満ちているとも思っていません。
でも、、、、、折木さんに紹介したかったんです。」

千反田が桜の下で折木に言ったこの言葉は誰にでもいえるものと受け取った。
自分が生まれ育ってきた風景を特別愛しているわけでもない、憎むわけでもない。
千反田は自分がうまれ、見てきた風景を折木知ってほしかった。
折木に自分の事を知ってほしかった。
それは自分の事を知ってほしい相手に対して誰しも思うことがある思いだと感じた。
これは千反田にとっての告白なのかもしれない。
遠回りしてしまった雛のように遠回りな告白。
いろんなしがらみを抱える世界にいる千反田が、
少しでも折木に自分を知ってほしいという気持ちが伝わり、
いじらしく、綺麗なシーン。

折木「・・・寒くなって来たな。」
 千反田「いいえ。もう春です。」

告白とも取れる事を言いそびれた折木は言葉に詰まってごまかす。
寒くもないのに「寒くなってきたな」。その返しが「いいえ。もう春です」。

折木がいつものような会話でごまかす。
それに対し千反田もいつものような会話で返す。
お互いがお互いを理解し、いつもの関係を維持しながらも少し関係が進んだような終わりかたが、
いじらしさと喜びのようなものを感じさせてくれた。

{/netabare}

【持つべきものは】
{netabare}
そもそも省エネ主義をモットーとする折木がバイトをするという時点で、
既に折木に変化があったと見ていいだろう。
このときの折木は省エネ主義がぼやけている。
「愚者のエンドロール編」でのイリスとのやりとりで自分の立ち位置が分からなくなったのだろう。
特別でもなんでもない自分が何か特別な主義主張があるのが嫌気が差していたのかもしれない。
それが自分がモットーにしてきた省エネ主義であったとしても。
特別を気取ってしまった自分に対する嫌気が
「どちらにしろ俺は普通だ」なのではないだろうか。

「(大丈夫だ)」という折木の確認は、自分の気持ちに折り合いをつけたのだろう。
その気持ちは、「めんどくさ」という最後の言葉からも省エネ主義に立ち返ってはいるのだろうが、
「たまに頼られるのもいいな」という言葉からも多少灰色からの脱却も入っている。
頼られることで救われたのは折木だった。
それは折木が特別だとか普通だとかの非日常的な憂鬱な考えにとらわれていた所を、
古典部の面々に頼られることにより日常に戻れたことからの発言ではないだろうか。



{/netabare}

全体の感想として、日常的な青春の感じだけど、非日常な青春も交じり、
非常に羨ましく思う部分もあり、共感できるような出来事や人物の立ち位置、
登場人物に対する感情移入が多く、楽しめた作品でした。

未だに氷菓の本当の魅力を伝えきれずむずむずしています(笑)。
私が氷菓に心を打たれた理由が未だに伝えられない。
今のところ、「人の感情や思いを考えることの素晴らしさ」を気づかされた、
という感じにしか書けませんが、私のレビューで、
氷菓という作品に込められた思いを少しでも感じ取って下さる方がいれば嬉しく思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 216
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最終回まで視聴完了 満足のいく終わり方だった

<22話最終回の感想>

結論から言うと、満足のいく終わり方だった。
折木は折木らしく、千反田は千反田らしく、それぞれの持ち味を
決して崩さないまま、少しせつなくほろ苦く、だけどリアルで納得できた。

そして景色はリアル以上に毎回美しかった。
はらはらと夕陽の中で舞う桜の花びらに泣けてきた。
夢の中のようなお雛様の行列。
狂い咲きした桜の前に来たときの、えるたんの顔は
折木でなくともぜひ、観てみたかったよ~

観終えた後でしばらく、じわじわきていた。
2クールあった中、1クール目はスピードが緩やか過ぎて
物語を知らなかった分なおさら、退屈になりそうだったけれど
13話から見違えるほど面白くなり、観れば観るほどこの作品の良さや
登場人物たちそれぞれの魅力を強く感じることができるようになって
ほんと、観続けて良かったと思う。

背景の小道具ひとつとっても、人物のしぐさの描写ひとつとっても
必ず意味があって、細かく描かれていたので、
きっとまたしばらくして観直すと、新たな発見があって楽しいかも。

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<21話の感想>

ヴァレンタインデーに里志へチョコを渡そうとする
中学時代の摩耶花も、ラッピングのリボンを真剣に悩む今の摩耶花も
彼女の部屋そのものな乙女チックさが出ていて、かわいかった。
でも、周囲からはちょっと意外に受け取られそうな里志の想いや厳しさは
わかる気がするし、自分も似た部分があるので共感してしまった。

その一方で、振り回されてしまった千反田えるは少々かわいそうだったし
真相に薄々気づいて肩を落としている摩耶花も、ちょっと不憫だった。
それでも、メンバーのそれぞれがメンバーたちを思いやり
やさしい嘘をついたり受け入れたりしている姿に、
ちょっとこみ上げてくるものはあった。

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<20話の感想>

もう元旦?
えるちゃんの小紋姿がとてもキュート。
「見せびらかしたかったんです」なんて言っても、
それは彼女だから許されるのだよね(笑)
白っぽいトレンチコートの折木くんは、ちょっと背伸びした感じが否めない。
しかし、いつまでも冷淡な態度の折木くんだよなぁ・・

で、いきなりのアクシデント発生。
今回は前回のゆる~い雰囲気の部室でとは違う密室劇が始まった。
でも、さすがは里志。 ちゃんと伏線も回収されているし、
タイトルの「あきましておめでとう」の意味にも、
なるほどそういうことか!と、とてもいい脚本だったと思う。

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<17~19話までの感想>

里志の本音が出るときの表情って可愛い(笑)
そしてそんな彼をみつめる摩耶花の真顔も可愛い~
推理中心のこの3話、19話は特に部室での動きの少ない密室劇。
演出がとても演劇的で印象に残った。
文化祭編のような面白さは少ないものの、吐息の温度や
制服や髪から漂う香りまで伝わってきそうな繊細な描写は
相変わらず脱帽モノ。
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<14~16話までの感想>
{netabare}
14話=文化祭はまだまだ続く~お料理対決が最高に盛り上がり
折木の機転とまやかの頑張りについ、ぼろ泣きw
古典部の面々、結束力が高まってきてるよね。最高だ!

15話=怪盗事件に絡んだ古典部の面々の、それぞれの焦り。
なぜだか、サトシの想いにアツいものを感じて萌えてしまったw
{/netabare}

16話=文化祭はコレでそろそろ終了かな?
怪盗事件に関する推理を本格的に掘り下げていってて
今回はじわじわした感じで見応えあったと思う。
相変わらず顔出ししない折木くんのお姉さまが、「私気になります!」
-------------------------------------
<13話の感想>

数話ごとに感想をまとめようと予定していたが、
今回の13話も書かずにいられない可愛さでw
前回はえるちゃんと奉太郎がメインだった気がするけど
今回は見せ場として、まやかとサトシがメインだったように思う。

歩くデータベースことサトシは当然クイズ好き。
頭に土星乗っけて参戦(笑)っていうのがまず目立ちすぎ~
でも、遠くからでもよくわかって演出的にもナイスだった。
放送開始当時から感じてたけど、サトシと自分に共通点があまりに多く
個人的になんだかすごく親近感が湧いてしまうw

また、漫研でのまやかと先輩との対立も面白かった。
名作はいかにして名作と呼ぶのか・・・両者とも一理ある意見で
観ているこちらも真剣に考えさせられたりして。
ちなみに、まやかの自室はピンクの壁とカーペットに白い家具で統一され
フリルのついたレースのカーテンなど、姫っぽさ満点。
棚のあちこちに置かれたかわいいマスコットや雑貨類、
TVのフレームまでピンク色、本棚にはコミックがいっぱい。
少しボーイッシュな活発さのある普段の彼女からは、なかなか想像しにくい
いかにも女の子らしい、かわいい部屋だったのが好印象。

奉太郎がえるちゃんのコスプレ写真みつけて、照れながら
じ~~~っとみつめてしまってるシーンも、
その写真の封筒に気づいて慌てるえるちゃんも、
ほんと・・・今回もみんな細かい描写がなんとも可愛く
観れば観るほど愛着を感じてしまう作品になってきてるのを感じる。

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<12話までの感想>

12話まで視聴済み。2クールということなので、ちょうど折り返しかな。

前半、テンポが遅いように思え、じれったく感じたりもしたけれど
6話くらいから面白くなってきた、というのと、この作品の観方が
つかめてきたのかもしれない。

学校内でのちょっとした出来事や、謎を解き明かしながら
古典部の仲間たちの友情も深まり、温泉回やプール回などもクリアw 
ミステリ物というよりは、まさに青春群像劇といった趣で、
人物描写がとてもきめ細やかなのには毎回驚かされる。
特に会話中の息継ぎとか、瞬きした瞬間の髪の揺れ具合とかね、
そんな何気ない部分やシーンの作り方を観ていると、
これぞ京アニクオリティということか、と。
あぁこれでテンポが遅く感じるなら仕方なかったなと思うほどで。

これまでの話の中、文化祭前日と当日を描いた12話がダントツに良かった。

文化祭を楽しみにする部員たちのそれぞれの夜。
特にフクちゃんの部屋は、彼がこれまで身に着けていた巾着たちや
手芸部で作ったひまわりの衣装なんかも飾られていて、
ごちゃごちゃしながらも、彼らしい雰囲気の部屋が良かった。

それとは対照的な、無駄のないシンプルな奉太郎の部屋。
こういう、細かな小道具にいたるまでの演出にはすごく好感が持てる。
そして嬉しくなってしまう。

また、文化祭当日の、いつもはしっかり者の伊原の困った顔つきや表情に
守ってあげたくなってみたり、出し物を見て無邪気にはしゃいだり
手を叩いて驚いてみたりの純真無垢な、えるちゃんの横顔も可愛くて。
あちこち学校中を走り回りながら出し物に立ち止まってしまい、
はっと我に返って「いけませんっいけませんっ」と走り出す彼女の後姿には
やれやれと思いつつ、妙にツボってしまった(笑)
なんとも、好奇心旺盛な彼女らしい演出だったと思う。

また、12話からは新しいEDがお目見え。
子供の頃に観たような、アニメらしいアニメのEDっぽくて、これも良かった。

残すところあと12~13話だろうか・・
まだまださまざまな展開を見せてくれるだろうし、
個人的には、まだ全貌が現れていない奉太郎のお姉さんが気になってる。

なにはともあれ、今期の新アニメが続々放送される中
この作品を楽しみでいられて良かった。

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<4話まで視聴>

主人公達が通う神山高校の古典部に潜む45年前の謎。
時代は1960年代、学園紛争が盛んになり始める直前。
過去の文集を頼りに、推理を始める古典部の4人。

何があったのか・・主人公 折木が冷静に推理していく様子を
見ていてふと、京極夏彦氏の小説に登場する京極堂を思い出した。
なんだかめちゃめちゃ似てないか?

ところで、今回もフクちゃんがいい味出していた~
彼の個性あふれるファッションもかわいいのだけど、

「僕は基本属性がショッキングピンク。
 何をしていても 僕は僕だからね。
 誰かが薔薇色に染めようとしてもダメ。染まってあげない。
 染まってるわけじゃないんだ。僕が誰かを貶めるとしたら
 君は無色だって言うよ」

って、このセリフがすごく印象的だった。
あの2人・・なかなか良いコンビだと思う。


(以下 第1話を視聴しての感想)

============================================

米澤穂信氏の原作小説を京都アニメーションがアニメ化。
ということで、放送初日も今期の他のアニメより
遅いスタートだったので、随分と期待の大きかった作品。

舞台と登場人物は・・・
舞台は伝統ある高校。そしてその中の古典部。
何事も合理的に済ませたい主人公・折木奉太郎、
好奇心旺盛なヒロイン・千反田える。
中学からの腐れ縁だという福部里志。

「わたし気になります!」

そんな千反田の一声で、数々の難事件を推理していく。。
という青春学園ミステリなんだそうで、古典に関わることは
特に出てこないのかも?

今のところ、2話まで視聴してみて。
とにかく作画の美しさはハンパない!
繊細に描かれた背景に、やわらかな春の陽射し。
ゆっくりとはらはら舞い散る桜の花びら。
そして、バッハの『無伴奏チェロ組曲』
あまりにも似合いすぎて、思わず見惚れてしまってた。

1話では、このほか・・同じくバッハの『G線上のアリア』
ベートーベンの『月光』が使用され、
1話と2話ではフォーレの『シシリエンヌ』も流れていた。
今後も、さまざまなクラシック曲が聴けるのかと思っていたら
どうやら上記の3曲以外は、オリジナルのサントラになる模様。

それにしても、すごくタイミングよく流れるし、
作品の古風な雰囲気には、ぴったりなので、とても嬉しい。

あと、フクちゃんこと、福部里志の持ち物が可愛くて仕方ない。
例えばカラフルなドット模様の巾着袋とか、
グリーン地に一部だけオレンジ系のチェック模様という雨傘。
少し小柄な彼の雰囲気に、よく似合っていた。

で、えるちゃんは、自分で意識してか否かまだわからないけど、
折木のパーソナルスペース乱しすぎ~(笑)
顔も身体も近づけすぎるし、あんな・・瞳を覗き込むような目で
みつめられたら、しかも折木の背中を包み込むようにして本を見るとか、
なんか・・無防備すぎるんですけど。。

それから、ひとつ気になったのがモノローグ。
小説が原作だとこの問題がどうしても出てきてしまうのだけど、
本来なら、言葉で説明するのじゃなく、
表情や仕草なんかで気づかされるほうが、断然楽しいので
これはけっこう大きなネックかも。

物語の進展は、おそろしくゆっくりなので、
観る人にとっは、そのあたりどうなるかな・・と。
個人的には、時々眠くなってしまう瞬間があるのだけど
引きつづき、楽しみに視聴していこうとは思う。

投稿 : 2025/01/11
♥ :
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

控えめで遠まわしの告白

名作は、筋書きが頭に入った後の2回目の鑑賞時が一番面白い、といいますが、このアニメはその典型であるように感じました(もちろん1回目から安定して面白い作品も沢山あります)。
以下、1回目と2回目に分けて、視聴後の感想をまとめていきます。

=================== 1回目視聴後の感想 ==================

推理ものアニメという事前情報を多く聞いており、自分が特に進んで見たい分野ではないので、視聴前の期待値はそれほど高くはありませんでした。
ただし、この作品を高評価する方が多く、自分もexperienceとして一度は視聴しておくべき有名作品とは思っていました。

視聴を開始して、すぐに作画・演出のレベルが最高度に高いことはわかりました。
しかしストーリーは・・・謎解きが面白くないことはないが、やはり・・・と斜に構えて眺めていました。
俺も、何とかして省エネ視聴したいよ、と。
まるで奉太郎のように(←ココが肝心)。

そしてようやく迎えたラスト3話。
ヒロイン=千反田えるのキャラクターがはっきり描き出され(※注釈)、それまで微温状態で密かに進行していた心理関係の変化が少しずつ顕在し始める。
ここまで我慢して、視聴して良かったと思います。

もう一度、一話一話を注意深く視聴し直したら、きっと、さらに好きになる作品だと思いました。

(※注釈)千反田えるの好奇心と諦観

「好奇心少女」と公式サイトでも紹介されている千反田えるの本質について。
第1話で、千反田家は神山市きっての豪農という説明がある。
反(たん)というのは田圃(たんぼ)の面積の単位のことで、一反=300坪=約991平方メートル=田圃1つのこと。
それが千反だから、うがった見方をすれば「千反田える」とは「田圃を千反える(=相続する)娘」という意味になる。
実際に作中では、 {netabare} 千反田家の豪邸ぶりが描かれ、第20話(荒楠神社に初参りする話)では彼女が地元の人たちに悪い噂が流れることを極端に怖れる描写があり、そして第22話では彼女が毎年4月の雛行列で生き雛の役を演じることが描出されている。 {/netabare}
そして、フワフワした好奇心の強い少女という描かれ方をずっとされてきた千反田えるが、 {netabare} 奉太郎と二人で歩きながら自分たちの進路を話し合う本編ラスト近くで、「私はこの土地が最良とは思っていません」と前置きしながらも、「ここが私の生きる場所である」こと、そして、そのことを奉太郎に知ってほしかったこと、を唐突に告げるシーンが描かれる。 {/netabare}
これは、言葉や行動は全然激しくはないけれども、{netabare}背負うものが多くそれゆえに控え目で古風な彼女にとっては全身全霊を込めたはずの重い「告白」であって、{/netabare}彼女の、奇矯と思われた好奇心が、 {netabare} 実は彼女の深い諦観の上に成り立っている装いに過ぎないことが、 {/netabare} ここでようやく明らかになる。

おそらくここで視聴者が、ああ成る程・・・と納得するかどうか、がこの作品を評価する場合の分かれ目となると思う。
私は、このラストがとても良いと思ったので、元から高評価していた作画と演出に加えて、ストーリーやキャラクターもかなり高く評価する結果になりました。


※以下は個人的なメモ書きです。

【主要キャラ、時間・期間】

{netabare}
古典部部員=神山高校1年生4人(男2×女2)
時代設定 =現代
期間設定 =高校入学のしばらく後~高校2年の4月までの約1年
{/netabare}

【作品の構成】

本編22話+OVA1話=全23話
本編は以下の4部構成と考えると分かり易い。

{netabare}
====================================================
第1話「伝統ある古典部の再生」 古典部の謎を解く話
第2話「名誉ある古典部の活動」    "
第3話「事情ある古典部の末裔」    "
第4話「栄光ある古典部の昔日」    "
第5話「歴史ある古典部の真実」    "
----------------------------------------------------
第6話「大罪を犯す」    数学教師の勘違いの謎を解く話
第7話「正体見たり」    夏合宿先での幽霊の謎を解く話
第8話「試写会に行こう!」 映画シナリオの謎を解く話
第9話「古丘廃村殺人事件」      "
第10話「万人の死角」        "
第11話「愚者のエンドロール」    "
------------ OP / ED 変更 ---------------------------
第12話「限りなく積まれた例のあれ」学園祭で進行する盗難事件の謎を解く話
第13話「夕べには骸に」       "
第14話「ワイルド・ファイア」    "
第15話「十文字事件」        "
第16話「最後の標的」        "
第17話「クドリャフカの順番」    "
----------------------------------------------------
第18話「連峰は晴れているか」  遭難事故にまつわる思い出を考える話
第19話「心あたりのある者は」  生徒呼び出し放送の謎を解く話
第20話「あきましておめでとう」 荒楠神社の蔵に閉じ込められる話
第21話「手作りチョコレート事件」ヴァレンタイン・チョコが紛失する話
第22話「遠まわりする雛」    水梨神社の旧暦の雛行列に参加する話
----------------------------------------------------
OVA  「持つべきものは」    ※ファンサービスの水着回  
====================================================
{/netabare}

【その他メモ書き】

※『氷菓』というタイトルにも謎が仕組まれている(第一部で解消)。
※第18話のラストの会話はまだ理解できていない(次回視聴時の最重要課題)。
※神山市は原作者の生地である岐阜県高山市がモデル(高山市の「山」と隣りの神岡町(現在は飛騨市に合併)の「神」を組み合わせて「神山」)
※第18話に出てくる3,000メートル級の山々は飛騨山脈(北アルプス)の穂高連峰。
※ただし、作中の45年前の学生運動の描写や登場人物たちの行動パターンはかなり都会的であり、その点でモデル地域と幾分齟齬が生じている。
※ベナレスはインドのガンジス河畔にあるヒンドゥー教の聖地の以前の表記。現在ではバナラシに統一されている。
※プリシュティナはコソボ共和国(旧ユーゴスラビアの一部)の首都。
※第20話・第22話の神社や祭典の作画・演出のディテールが特に秀逸。
※第22話の生き雛祭りは、実際に「飛騨生きびな祭り」として地元の水無神社で4月初めに催行されている。
※第1~5話の終わりに出るテロップ「The niece of time」(邦訳:時の姪)は、英国の推理作家ジョセフィン・テイ著『時の娘(The Daughter of Time)』をもじったもので、時が事件を解決する、という意味。
※第20~22話の終わりに出るデロップ「Little birds can remember」(邦訳:雛は忘れない)は、アガサ・クリスティの推理小説『象は忘れない(Elephants can remember)』のもじりで、わずかな言葉や動作が忘れ難いものとなる、という意味。

=================== 2回目視聴後の感想 =================

推理アニメという先入観があった最初の視聴時と違って、2回目はもっと素直に作品内容を楽しめたと思う。
結局、このアニメは、ミステリーものという表看板の裏で、高校生の少女2人が同級生の男子2人(の心)を「逮捕する」物語だったらしい。

こうした制作者の意図する裏テーマは、次のEDで明確に表現されていると思う。

※ED1(まどろみの約束)は、少女たちが幸福な恋の成就を夢見る歌詞
※ED2(君にまつわるミステリー)は、少女たちが探偵役となって怪盗役の少年たちを追いかける歌詞

★ED1(~11話まで)
まどろみの約束
http://www.youtube.com/watch?v=65LOib5_-d8
{netabare}
歌:佐藤聡美/茅野愛衣
作詞:こだまさおり
作曲:岡本健介

今夜恋にかわる しあわせな夢で会おう
きっと ねえ 見つけてね
まどろみの約束

芽生えてたぬくもり あたたかくて戸惑う
こんな気持ちをまだ あなたはわからないの

その視線には意味なんて別にないはず
だって友だちにしてるのと同じ

明け方に消えてく ちいさなねがい星
夜のあいだだけの魔法 …気づいてほしい
今夜恋にかわる しあわせな夢で会おう
きっと ねえ 見つけてね
まどろみの約束

放課後はいつでも 特別な空間で
一緒にいなくても 隣にいる気がする

このままふたり何気ない時を過ごそう
もっとふさわしいはじまりの前に

瞬く星たちに あなたを探してた
すぐに出会えると信じて …ここにいるよ
いつか恋にかわる あたらしい朝が来ても
きっと ねえ 消えないで
微笑みに祈るの

このままふたり何気ない時を過ごそう
そっと胸の中やさしさが満ちる

明け方に消えてく ちいさなねがい星
夜のあいだだけの魔法 …気づいてほしい
今夜恋にかわる しあわせな夢で会おう
きっと ねえ 見つけてね
微笑みをかわそう

瞬く星たちに あなたを探してた
すぐに出会えると信じて …ここにいるよ
いつか恋にかわる あたらしい朝が来ても
きっと ねえ 消えないで
まどろみの約束
{/netabare}

※ストーリー的には、第11話までは、{netabare}千反田えるが古典部で出会った折木奉太郎の意外な問題解決能力の高さと控えめな優しさに次第に惹かれていく過程を地味に描いたもの、と見ることができる(=千反田えるの恋心が、まどろみの中から次第に芽生えてくる{/netabare}→ED1の歌詞そのもの)。

★ED2(12話~)
君にまつわるミステリー
http://www.youtube.com/watch?v=OgunBNQSAqY
{netabare}
歌:佐藤聡美/茅野愛衣
作詞:こだまさおり
作曲:高田暁

状況は非科学的に 感情のモンタージュ
誰が誰を呼んでる?
振り向けば逃げてく視線 感じる
気のせいじゃつれないよ
アンテナは才能って言うでしょ

だってだって 知りたい 君は違うの?
青春の温度差 今のうち正してあげるよ
明日解決するなら 今でもよくない!?

君のミステリー 解いてみたい
少年のヒミツめいた背中探せ!
今日も君はファンタジー 惹かれていくよ、ずるい
ふくらんだ好奇心 トリックはないのに
気になるよ興味深い どうして?

見えているコトじゃ半分?
なんだって話して やっぱどこかシャイなんだ
目があえばヘンな違和感 ちくちく
恋なんて正解じゃ 君はまだ腑に落ちないね

だけどだけど 聞きたい ホントのこと
難しい顔して 単純なかけひき 教えて
笑い飛ばせば心外? きっと待ってる!

君とシンパシー つかまえたい
届きそうですぐに消えてしまう不思議
だから君にテレポート いちばん傍にいくよ
お手あげの好奇心 バカみたくはしゃいで
ごまかした好きな気持ち 認めよう

ムキになってたのはわたし? 意識されたいくせに
ゆれてる未来 自分次第だけじゃヤダよ

君のミステリー 解いてみたい
少年のヒミツめいた背中探せ!
今日も君はファンタジー 惹かれていくよ、ずるい
ふくらんだ好奇心 トリックはないのに
気になるよ興味深い どうして?
{/netabare}

※ストーリー的には、第12話以降は、{netabare}千反田えるが折木奉太郎に対して抱いた恋心を、遠まわしに少しずつ形に表していく過程を描いたもの、と見ることができる(=千反田えるが、慎重に、しかし用意周到に、奉太郎の心の中に忍び寄ろうと画策する{/netabare}→ED2の歌詞そのもの)。


さて、1回目視聴後に一番気になっていた第18話である。
おそらく、ここでの会話が、第22話での千反田えるの控え目で遠まわしな告白につながっているはずである。

第18話「連峰は晴れているか」ラストの奉太郎×えるの会話
{netabare}
「折木さんは他の人のためには色々力を尽くします。私も何度も助けてもらいました。」
(独白)「とんでもない誤解だ」
「でも折木さんて、自分のことには無頓着ですよね。それなのに、どうして今日だけは、自分の疑問を調べたんですか?」
「う・・・ん」
「済みません。私、どうしても気になるんです。」
「ああ・・・里志から雷のことを聞いて、嫌な連想が浮かんだんだ。」
「はい。そう言ってましたね。」
「その連想が当たっているか、はっきりさせたかった。だから、調べに行こうと思った。それで図書館さ。一週間もかかる大調査だったら別だが、古い新聞をめくるだけのことなら、大したことじゃない。手伝いもいたし、(嫌な)連想が当たっていたら、気をつけなきゃいけないことだからな。」
「気をつける、ですか?」
「実際は、ああいうことがあったのに、小木は、ヘリが好きだったなあ、なんて気楽には言えない。それは無神経ってことだ。そりゃ、さすがに気をつけるさ」
(驚いて)「は・・・」
「ん?分かりにくかったか・・・無神経というか、あれだ。人の気も知らないでっていう感じだ。多分二度と小木には会わないから、人の気も何もないけどな」
「折木さん」
「ん?」
「それって、とっても・・・・あ・・・上手くいえません」
(独白)「こいつは何を言おうとしたんだ?まあいいか。上手く言えないことなら、上手く聞き出せないだろうし」
「じゃあ、ここで。今日は手伝ってくれて助かった。」
「どういたしまして。今日は、折木さんの意外な一面が見られて、よかったです。」
「もう勘弁してくれ」
「あ、済みません。・・・・ではまた。」
{/netabare}

第21話「手作りチョコレート事件」では、
{netabare}
(1)摩耶花は、手作りチョコを渡すことでストレートに里志に自分の恋心をぶつけようとするが、
(2)千反田えるは、摩耶花とは対照的に、奉太郎に通学途中に「私の家では、本当に親しい人にはお中元などの贈り物をしません」と俯き加減に告げて、彼の心を困惑させてしまう。
{/netabare}
このように、えるは、自分の持つ価値をさりげなく(しかし用意周到に)小出しにしながら、奉太郎に遠まわしに自分の希望を伝えようとする(第20~22話)。
そうした過程が新鮮で、興味深い作品でした。

※(5/22)評価点数微調整

投稿 : 2025/01/11
♥ : 151

87.3 3 恋愛で学園なアニメランキング3位
true tears[トゥルーティアーズ](TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (6162)
26404人が棚に入れました
絵本作家を目指す高校生「仲上眞一郎」は、仲上家に引き取られてきた同じ高校に通う「湯浅比呂美」、そして両親の4人で暮らしている。眞一郎の母は、ある理由から比呂美につらく当たっていた。
 ある日、眞一郎は学校の裏庭で、木に登って降りられなくなった少女「石動乃絵」と出会う。彼女は過去に起こったある出来事がきっかけで、涙が流せなくなったのだという。眞一郎は彼女との出会いをきっかけに比呂美、親友「野伏三代吉」、幼馴染み「安藤愛子」らとの関係や、自分自身との向き合い方に変化を生じさせていく。彼らはそれぞれに悩み、すべきことを模索し、成長していく。

声優・キャラクター
石井真、高垣彩陽、名塚佳織、井口裕香、吉野裕行、増田裕生、渡辺智美、藤原啓治、高橋理恵子、土倉有貴
ネタバレ

うい さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

true tears 3周年記念ソングもでるよ

タイトル『true tears』のとおり涙をテーマにしたアニメ
主人公、眞一郎が、ヒロインである乃絵、比呂美、愛ちゃんとの関係の変化や自分の生き方に悩みながら成長していく話です


個人的には、電波キャラと思っていた乃絵が自分と友達になりたいと言う比呂美の嘘を見抜いたシーンぐらいから引き込まれました。
このシーンって見る人によって比呂美は嫌な奴とも取れるし好きな人に近づく子が気になるのは当たり前と受け取る人もいるのかな?
こういう人のマイナス部分が見えるあたりでこのアニメが合うか合わないかが判断できそうです。(キャラの好き嫌いは別ですw)
未視聴の方はここまでお試し視聴することをオススメ
{netabare}
物語はメインの4人に加えて、眞一郎の母、親友の三代吉達それぞれが抱える想いが複雑に絡み合いながら進んでいきます。
それにしても眞一郎が優柔不断ですねw
比呂美の事が好きなのに、別に好きな人がいると知って後押しみたいなことしたり、乃絵の方に流れたり。でも比呂美も忘れられないっていう
男ってそんなもんです

終盤、バイク事故をきっかけに眞一郎の本当の気持ちを知る乃絵...乃絵の気持ちを考えると見るのが辛かったです。
兄弟の疑惑も晴れ、比呂美と眞一郎の仲も急接近するかと思ったら、また眞一郎がはっきりしない。女性に後押しされないと動けないのかって。女性強しです!!
最後はちゃんと決断出来ましたが…

最後のシーンですが、乃絵はきっと涙(大切な人の幸せを願う涙)を流せたのだと信じてます。表情を映さないことで、余韻を残しながら終えられいい終わり方だったなと感じました。
乃絵は人間として、比呂美は女の人として成長できたんじゃないかな?{/netabare}

評価はどの人物に感情移入するかで大きく変わってくると思いますがそれだけ人物の気持ちの描写がしっかりしていたからだと思います。
2度目でしたが、前回とはまた違った見方ができました。一度見たという方も、もう一回見てみるとまた新たな発見があるかも

ちなみにドラマCDが出てて、登場人物のその後が描かれています。興味のある方は聞いてみては?

放映から3年経っても、聖地巡礼が絶えないそうで、一度自分も行ってみたいな(^。^)

:追加・
3周年記念ソング/eufonius「プリズム・サイン」がyoutubeの公式でちょっと聞けます。発売を機になんかして欲しいなーtrue tearsファンの方はぜひ聞いてみては

投稿 : 2025/01/11
♥ : 98
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ラストは賛否が分かれそうだが作画・音楽・構成は素晴らしかった

富山を舞台に、晩秋から冬、春までの間の青春群像劇。(全13話)
恋愛をベースにしてはいるが、テーマは「真実の涙」

【登場人物】

*代々続く酒蔵の一人息子だが絵本作家を目指している高校生の主人公・眞一郎。
*両親を亡くし、眞一郎の家に引き取られることになった同級生・比呂美。
*学校の裏庭で出会う、天真爛漫ながら勘の鋭い同級生・乃絵。
*眞一郎より1つ年上の幼馴染で眞一郎の親友・三代吉の彼女でもある、愛子。
*一見、お調子者だが恋には一途な眞一郎の親友・三代吉。
*女子には人気があるが、それには興味を示さない乃絵の兄・純。

物語は以上の6人の高校生を中心に展開していく。

【総評】

各人物の心情を本当にきめ細かく描いていたし、冬の富山の落ち着いた景色の中
バスケ部やお祭りの躍動感、眞一郎の心情を揶揄する絵本のストーリー、
美しくリアルな空や海の作画など、メリハリある見どころがたくさんあった。
そして、ガラスの雫のような、まさに涙を思わせる透明感のある音楽も良かった。
しかし個人的には、ラストに少々納得いかないものがあった。
詳しくは以下の【感想】に書いておくので、視聴された方や
ネタバレOKな方は読んでみていただきたい。

つかみどころのない、幼女のようなあどけなさが第一印象の乃絵と、
絵本作家を目指してる眞一郎はお似合いだと思ったけれど、
単純な話、眞一郎は色々と鈍感すぎる上、自分から行動できないことが多い。
そんな彼の想いを洞察力の鋭さで引き出していく乃絵は、まるで天使。
離れていても同じこと想っていたりと、心は繋がっているのに
眞一郎が乃絵に見せる愛情は希薄に思えた。

一方、おしとやかで容姿端麗な自分の魅せ方をかなりわかっていて
か弱さや腹黒い部分を出す比呂美は、芯の強さを感じさせる。
視聴者の好き嫌いが分かれるキャラだと思うが、ある意味すごく人間臭い。
この作品を観ながら、かなり昔に観たドラマ『東京ラブストーリー』を思い出した。
{netabare} 主人公は当然・・完治、乃絵は赤名リカ、比呂美は関口さとみだ。{/netabare}

愛子もまた、実はとても裏腹でドロドロしているし、
乃絵の兄・純の、妹への想いは、純粋すぎて泥沼だったりするのだが、
客観的に観ればわからなくもなくて。
でも、それだけ人間臭い人物を揃えた上で真実の涙について考えていく物語は、
透明感のある純愛を期待していた僕にとって、なかなかヘヴィーだった。

【感想】
{netabare}
本当に大切な人のために流す涙じゃなく、本当に大切な人を想う時に流れる涙。
じゃ、本当に大切な人は誰?

登場する女の子たち、いずれも魅力的な部分がそれぞれにあり、
眞一郎でなくても確かに、誰を選ぶか悩むかもしれないけれど
最終話で彼が出した結論に対して、個人的には解せなかった。
性格は乃絵が一番好みだったが、現実的に考えた場合
必ずしも誰かとくっつく必要はなかったのではないかと。

それに、眞一郎の母親が言ったことを鵜呑みにして事実確認もせず
他の人とつきあってみちゃう浮ついた者同士が、
「ほんとうに大切な人」を想って涙を流すなんて共感できないのだ。
むしろ乃絵や純の潔さ、退き方のほうが共感できるし、彼らの涙のほうが納得いく。
雪解けのあと、眞一郎が乃絵に対して告白した時の小石が
散らばっていることに時の流れを感じて、せつなくなったし
あの時の乃絵の涙は、失恋で悲しいとかそういう涙じゃなかったはず。

でも自分が主人公だったら、「選べずにいる」⇒「あえて選ばない」に変化し、
「選ばない」という強い意思ををハッキリ相手に示した上で、
絵本作家になることに全力投球したと思う。
それが「飛ぶこと」であり、優柔不断や自信のなさや親からの自立であり、
恋心を糧にしたとしても、まずは恋愛から離れて
そこで「真実の涙=true tears」を流すほうがいい。

でも眞一郎の場合は、元々、相思相愛だったのだし、
「彼女の涙をぬぐいたい」という子どもの頃からの彼の気持ちが、
絵本作家を目指すきっかけになっていたのだったとしたら、
彼女のほうを先決することのほうが、大切だったのかもしれない。
だったら三代吉のように初志貫徹しろよっ!と思うのだ。
まぁ、それができない、煮え切らない奴っていう設定だから仕方ないけれどね。
でも突っ込んだ妄想してみるに、比呂美よりも乃絵を選んだほうが、
断然・・いい絵本作家になるんじゃないかと思う。
とかいっても、考えてみればまだ高校生。
あんな感じで充分なのかもだね。

眞一郎への想いにケリをつけた乃絵は、人の助けを借りずに
自分で木から降り、彼を想うことでようやく涙を流せた。
愛子も純も、いろんな意味で飛ぶことはできた。
引き込まれる構成や演出、音楽などは素晴らしかった。
だけど物語自体には深く感動することができなかったのが残念でならない。
{/netabare}

ちなみに一番、僕が共感できたのは、一貫して軸がブレなかった三代吉。
ルックスや口調は脇役だから仕方ないにしても、彼が対比させられることで
作者が本当は眞一郎寄りじゃないと思えたことが、救いだった。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 81

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1クールでちょうどよかった♪

聞いたことのないタイトルだったけど評価が高かったので観てみました。

内容はちょっとドロドロした感じだったけど
1クールですごく詰め込まれたストーリーだったので見応えありました(o゚∀゚)ノ
ただ、1クールだったから物語の良さが感じられたのかなとも思いました。
2クールだったら、ドロドロな物語がきっとだらだら
続いたかもなんて・・勝手に思いました。

乃絵がすごく不思議な女の子だなって思いましたヽ(*´∪`*)ノ"
こういう子なかなかいないですよね?
個人的には乃絵のお兄さんが好きだなー♡


軽すぎず重すぎないアニメでオススメ範囲内かなと思います。
もっと評価されるべきアニメとしても納得です☆
時間があったらぜひぜひ観て欲しいアニメですd(>ω<*)☆


読んでくださりありがとうございました人´Д`*)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 73

86.4 4 恋愛で学園なアニメランキング4位
アマガミSS(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3035)
15591人が棚に入れました
橘純一はとある過去の経験から、クリスマスに苦手意識をもっている高校2年生。すっかり恋に臆病になった彼は彼女を作ろうともせず、寂しい学園生活を送り続けていた。そんな生活を続けていた純一は、ふと「このまま何もしないで高校生活を終えて本当にいいのか?」と思う。そして恋に対する苦手意識をなんとか跳ね除け、今年のクリスマスは女の子と過ごせるようにと一念発起する。\n様々な女の子と出会い…純一の迎えるクリスマスとは!?

声優・キャラクター
前野智昭、名塚佳織、新谷良子、佐藤利奈、今野宏美、ゆかな、伊藤静、阿澄佳奈、寺島拓篤

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

~合縁奇縁~

ヒロインの個性がうまく引き出されていてとてもキュン×2した作品。ヒロイン一人に対して4話という短い間でどのストーリーもきれいにまとめられていて驚きました。気軽に観れるところも良い点ですね^^
個人的には七咲逢♪ツンデレではないけれどデレた時の破壊力はやばかったです!!


そして第二期タイトル&放送時期決定!!!
タイトルは・・・「アマガミSS+ plus」
 (読み方は「アマガミエスエスプラス」です。「プラス」は2回読まないそうです^^)
放送時期・・・来年1月より放送開始予定


公式HPではみんな夏服を着ていたので今回は夏が舞台かな?
また2期もオムニバス形式で放送されるらしいとのことなので今から楽しみです!!!
個人的には梅原にもっと出番を^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 61
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新しい恋、始めませんか?

原作未プレイ 全25話+OVA1話

2年前のクリスマスの日に女性に振られて恋に奥手になっている主人公の橘 純一(たちばな じゅんいち)が高校2年なり新しい出会いが待っていました。
7人の女の子との出会いから恋、恋愛までを描いたお話です。

女の子が多い作品ですがハーレム作品ではありません。4話ごとに1人ずつ恋愛が成就したらリセットされて、違う女の子との恋愛という流れです。
そして他のヒロインの女の子は脇役として出てきます。

出会いはあまり無理がなくていいですね~ちょっと変な主人公ですがw 観ていくと好きになるのは分かります。

表情やしぐさなど女の子が一番可愛く見えるようにしっかり描かれていました。
アングルは男の子目線ですねw
声優さんたちも良い演技してました。

でも、ちょっと無理な部分もありました。
それは主人公の性癖と妄想癖ですねw

各ヒロインのキャラ紹介です。(メインヒロインになっている順)

1 森島 はるか(もりしま はるか)先輩
スタイル抜群、明るい性格で男女問わず人気のある彼女はみんなの憧れの的、その先輩には…… {netabare}膝裏にキス{/netabare}

2 棚町 薫(たなまち かおる)悪友
スレンダーなスタイル、主人公とは中学時代からの友人・親友、サバサバとした性格で仲間思い、いつも主人公と友人3人で一緒にいるこの悪友には…… {netabare}過剰な妄想とおへそにキス{/netabare}

3 中多 紗江(なかた さえ)後輩
ふかふかしたスタイル、引っ込み思案、人見知りでなかなか他の人に言いたいことが言えない、主人公の妹である橘 美也(たちばな みや)の親友でもある後輩には…… {netabare}教官プレイ・コスプレ(早着替え、体操服、水着){/netabare}

4 七咲 逢(ななさき あい)後輩
スレンダースタイルで、ポーカーフェイス、部活や家事で頑張っていて弟思い、しっかりしていてこちらも橘 美也の親友でもある後輩には…… {netabare}水泳部ののぞきの言い訳とお化け屋敷での妄想(ラーメンとかいくらなんでもw){/netabare}

5 桜井 梨穂子(さくらい りほこ)幼馴染
ぽっちゃりスタイル、ドジでおっとりとした性格、甘いもの大好きな幼馴染の同級生には…… {netabare}胸フェチの本性が露にw{/netabare}

6 絢辻 詞(あやつじ つかさ)クラスメイト
均整の取れたスタイル、頭脳明晰、リーダーシップもあり非の打ち所ないクラスメイトには…… {netabare}M男になってますw{/netabare}
このお話が一番面白かったですねw

7 上崎 裡沙(かみざき りさ)同級生 1話のみ
突然現れたミステリアスな同級生には…… {netabare}総集編みたいな感じでした。仕方なくはありませんw{/netabare}

8 橘 美也 妹 1話のみ
元気で明るく兄思いの妹には…… {netabare} 心配かけ過ぎですw {/netabare}

なかなか楽しい作品でした。ヒロイン以外の脇役もいい味だしていましたね。

上記に書いているようにほぼ4話ずつなので観やすいです。裏を返せばそれ以上深堀ができないのですが、それぞれの恋愛模様が楽しめると思います。

私にはバカなことしていた青春時代をちょっと思い出させる作品でしたw

OP 前半と後半2曲あります。作画はメインヒロインの方たちが女の子の可愛い仕草とほのかな淡い感じの可愛い曲です。1曲目のサビの部分が好きですね^^
ED 各話のメインヒロインになっている女の子の中の人が歌ってます。作画もそれぞれのキャラになってますね。

最後に、何処かでナレーションが中田譲治さんの回あります。なかなかナイスなツッコミでしたw ほのぼのでしたね~

まんま肉まん、おいしそうでしたw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

登場人物の変な言動にツッコんで楽しみましょう。<追記;美也編>

恋愛シミュレーションアニメ。
各ヒロイン別のショートストーリー。
わかりやすい構成です。

主人公は変な男。
ですが、落ち着いたものごしに好感が持てます。
モテる要因がわかる気がします。

突拍子もない展開・設定が多数あり。
そこに突っ込んで楽しむアニメです。
特に、七咲のラストは衝撃的です。

以下、各ヒロイン編、評価順位。
①七咲編
②絢辻編
③紗江編
④森島先輩編
⑤薫編
⑥梨穂子編

<追記;美也編>
TV未放送分です。
にいにの日常が気になる美也。
妹探偵として、にいにを監視します。
結果、八方美人的なにいにに疑念の眼を。

{netabare}誤解は解けるも、美也はある事件で情緒不安定に。
子猫を拾ってきますが、にいにに諭されます。
雪の中、にいにとともに親猫を探す美也。
にいにの優しさが身に沁みます。
結局、子猫は親もとへ。
この時、美也はアマガミを知ります。
そして、にいにの肩にカプッて。{/netabare}

美也の可愛さが光ってましたね。
兄妹愛っていいものです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 47

87.0 5 恋愛で学園なアニメランキング5位
GOSICK[ゴシック](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2850)
14833人が棚に入れました
聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女―ヴィクトリカは待っている。自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を―。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。「混沌の欠片を再構成しよう」そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く…いや、〈言語化〉してしまうのだ…という。西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。しかし、それはある大きな謎の欠片でしかなかった。囚われの姫と、彼女を護る死に神が、幽霊の現われる呪われた船の謎に挑む。白と黒の物語の幕が今、開きます。

声優・キャラクター
悠木碧、江口拓也、下屋則子、木内秀信、鹿野優以、沢城みゆき、大川透、根谷美智子

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ヴィクトリカの頭脳と可愛さに魅了された^^

◆内容◆
舞台は第一次世界大戦後のヨーロッパ。
ソヴュール王国にある聖マルグリット学園に
日本から来た留学生「久城一弥」が学園内の図書館塔で
金髪の人形のような少女「ヴィクトリカ」と出会う。
また彼女には天才的な頭脳を持ち合わせており
その二人が様々な事件に遭遇していく…。

◆感想◆
作画・音楽・キャラはどれもピカイチ!
作画の雰囲気はとても気に入った。
他のアニメで例えると「D.Gray-man」に雰囲気が
似ていると思った。
またOP、EDもこのアニメの雰囲気にとてもマッチしていて
とても好きです。
なによりヴィクトリカがとてもかわいいです!
物語が進むごとにヴィクトリカの魅力がどんどん伝わってきました!

推理アニメということですが
個人的には謎解きと捉えて見るより
ヴィクトリカが謎をすらすらと解いてく
ヴィクトリカの頭の良さやすごさ、
と捉えて見た方が良いと思った。

もちろん謎の答えが明かされたときは
とても分かりやすかったし、
推理をする過程はとても面白かった。

物語としてはとてもよく練り込まれていて
見ごたえのあるアニメだと思います。
シリアス好き、ヨーロッパの歴史好きはもちろん
推理もの苦手だ~という方もおすすめです

投稿 : 2025/01/11
♥ : 87

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

か弱き雄弁な灰色狼は愚かな子栗鼠と出逢い愛を知る  【ねこ's満足度:83pts】

舞台は20世紀初頭、近代ヨーロッパ。
人類の歴史上、最も世界の様相が変化した頃のお話です。

この作品は単純にヴィクトリカに萌えるアニメではないと思います。
かと言って、彼女の推理を楽しむミステリー物でもありません。
基本的に古典的なトリックが多いですし、
彼女の頭の中でしかわかってないことも多く、推理物と呼ぶにはあまりにもアンフェアだからです。
ただし物語の重要な鍵を握る部分であり、
彼女の有能さを表す指標にもなっているので、作中の大切な要素ではあります。

ではこの物語の本質、作家が表現したかったものとは何か。
個人的には、娘を想う母の壮絶な「愛」と母娘の哀しき「宿命」、
さらには娘がその宿命を乗り越え掴んだ「絆」であると感じました。
終盤そこに至るまでに、一話一話丁寧にエピソードを積み上げていっている印象です。

もちろん、ヴィクトリカに萌えるだけでも十分楽しめます。そのくらい彼女は可愛いし魅力的。
中盤からはあからさまに”九条大好き光線”出しまくりで、彼女を見てるだけで嬉しくなってきます。
特にテンポ外れの歌声と、独特な乾いた笑い声には大いに笑わせてもらいました。
ただしそこばかりにとらわれていると物語序盤のカオスの欠片(伏線)を取り逃がし、
終盤になってから話の全体像が掴めなくなる恐れがありますのでご注意を。

決して難解なストーリではないですが、難解にみえる構造にはなっています。
少なくとも『オカルト省』と『科学アカデミー』の関係性、
それぞれの関係者とその目的くらいは見失わないようにして観てみてください。
最終話、全容を理解できた時にはこの作品への評価が一段階上がっているはずです。

OPED曲はともに作風にマッチしていてよかったです。
世界観もわたし好み。個人的にはかなり満足できる作品でした♪

投稿 : 2025/01/11
♥ : 86

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ぷにぷに桃色ほっぺが可愛いね♪

■GOSICKを評価する前にまず考えてみました♪ \_( ・_・)ハイ ココチュウモクデスヨー
直木賞作家、桜庭一樹さん原作の作品ですが、森見登美彦さんと同じ様にマジックリアリズムという
手法を取り入れている作家さんなのです。
四畳半神話大系のレビューでもちょっとだけ説明してますが、見ていただいてない方の為にちょっと
だけ説明です♪
 
・現実の世界と、まったく異なる法則の出来事が混在していて、どこからどこまでが現実で、
 どこからどこまでが幻想か、判然としない物語をマジックリアリズムと呼ぶのですね♪
 
簡単に言えば、不可解で神秘的かつ神話的な印象を与える手法とでもいうのですね!
なので、ミステリー色が強く感じられますが、簡単にミステリーというジャンルの目線で評価するの
はちょっと違うのではないかという印象を受けました。
また、桜庭さんは数々の女性ヒロインの物語を書き上げてきた作家さんみたいですが、本作品のヒロ
インであるヴィクトリカの悲劇的な生い立ちから、人の温かみに触れて、愛を知り成長していく人生
譚を描いた心温まる作風に目を向けて評価をしていこうと私は考えました♪
 
■GOSICKの舞台背景などなど・・・
時代背景は、第一次世界大戦後のヨーロッパなのです!
ソヴュール王国と言われる小さな国の聖マルグリット学園という自然豊かな学園を中心に物語が展開
されていくのですね♪
中世風の建物を舞台にした幻想的なゴシック・ロマンス(ゴシック小説)を意識しているかのような作
画が物語の雰囲気を作り出していたのも好印象でした♪
※ドラキュラ・オペラ座の怪人・嵐が丘(文学少女第2巻の題材)という作品もゴシック・ロマンス。
 
主人公ヴィクトリカの能力「知恵の泉」は「名もなき村」の出身者で母親のコルでリアの血を引いた
わけですが、一般の人々から恐れられ、また一部の権力者が手に入れようという描写がヨーロッパに
おける魔女狩りを連想させていて、中世ヨーロッパの雰囲気に深みを与えてくれたように感じました♪
 
■総評
冒頭にもちょこっと触れましたけど、GOSICKはヴィクトリカの人生譚をうまく表現している作品だな
っておもうのです♪
そんな可愛いヴィクトリカに多大な影響を与えた2人、久城 一弥(kujyou kazuya)とコルデリアとの
出会い・再開からの展開に魅力を感じこの作品に惹かれたポイントでした!
久城とは、宿命ともいえるように、様々な事件に巻き込まれながら2人の絆がただの知り合いから友
情・親友そして愛情へ変わっていく過程で、ヴィクトリカの心情の変化がとってもうまく表現されて
いてとっても可愛らしく愛おしく感じられましたね♪
また、遠くでヴィクトリカの成長を見守りながら変わらぬ愛情を注ぎ続けるコルデリカの姿と、その
愛を少しずつ感じ始めるヴィクトリカの関係にも心が奪われました(*^.^*)
一人の少女がこんなにも輝いて見えるアニメって私は素敵だとおもいます♪
是非おすすめしたいアニメの一つですよー(*^o^*)
 
■一言・・・
最後に、切なくも心温まる作品が出来上がるための隠し味に使われたスパイスとは・・・
タイトルGOSICKという造語のなかに隠された「TRICK」という言葉のスパイスこそ、
『混沌(カオス)の欠片』の一つなのだと思うことにしておきます(。・ω・。)♪
 
∑∑∑(/゚□゚)/ヴィクトリカマッテー!!   (..)(・.)(: )(¨)( :)(.・)(..)(・.)(: )(¨)( :)(.・)(..)ゴロゴロ
 
2011.07.22・第一の手記

投稿 : 2025/01/11
♥ : 65

80.9 6 恋愛で学園なアニメランキング6位
オオカミさんと七人の仲間たち(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (2119)
12458人が棚に入れました
『オオカミさんシリーズ』は、沖田雅による一連のライトノベル作品。アスキー・メディアワークスの電撃文庫より、刊行。2010年にTVアニメ化。相談を解決する代わりに、情報や将来の協力を依頼する「貸し」を作る御伽学園学生相互扶助協会。通称、御伽銀行。ボクシングを学ぶ攻撃タイプの大神涼子と情報タイプの赤井林檎は、御伽銀行に所属する1年生。猟師だった祖父の影響で気配を消すことに慣れすぎて視線恐怖症の森野亮士は涼子にほれていて、ふとしたきっかけで御伽銀行に所属することになる。

声優・キャラクター
伊藤静、伊藤かな恵、入野自由、野島裕史、堀江由衣、川澄綾子、浅沼晋太郎、豊崎愛生、こやまきみこ、釘宮理恵、矢作紗友里、甲斐田裕子、福井裕佳梨、新井里美

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

林檎さんとナレーションさんが素敵ですの!

弱いヘタレ男子と強いツンデレ女子のラブコメがメイン
この二人の関係の進展は面白いです

ストーリー的に言うと
御伽銀行(部活みたいなもの)が依頼を受けて
それを部員たちが解決していく形で物語が進んでいきます
ちなみに御伽銀行にメインの二人は所属してます

それと新井里美さんのナレーションが素晴らしかったと思います
というよりは素直に面白いと感じました
ボケたりツッコんだり。
これがなければ魅力半減!ってくらい良かったです
キャラたちの会話に被せて入ってくる場面もあり、
それが気になる方には合わないかもしれないですが


キャラに関しては赤井林檎が独特の魅力を放っていました
彼女も御伽銀行の部員です
可憐な見た目とは裏腹の腹黒さが観ていて楽しかったです
もちろん可愛さでも乙姫に負けず劣らずでした


OPはかわいらしい雰囲気の曲でした
Maynさんの歌声大好きです
いなこんOP「今日に恋色」よりもさらに爽やかな感じで、
彼女は悲しめの歌から明るい歌まで見事に歌い上げるのだな
と改めて感じました

EDはレイジーの曲のカバーだそうです
原曲は知りませんが、確かに少し前の曲なのかなという印象は受けました
なかなかの中毒性で、面白いほど頭に回る回る
しばらく忘れられない曲になりそうです


最高!とまではいかないまでも、
それなりに楽しめる良質ラブコメ作品でした

ナレーション、林檎の存在、音楽面
それとメインの二人に他の御伽銀行の部員たちの性格や行動
楽しむ要素は比較的多かったのではないかと思います

投稿 : 2025/01/11
♥ : 38

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キャラやストーリーよりもナレーション!?

あらすじは、人助けの依頼を受けて貸しを作り、有事の際は強制的に借りを返させる、
通称「御伽銀行」という、なんでも屋さんみたいな部活のお話。全12話です。

キャラやストーリーは、おとぎ話や昔話をモチーフにした感じになってます。

まず、この作品の一番の特徴は、全編を通して入るナレーション。
ナレーションがこれほど幅を利かせてるアニメは他に知らないですw
色々と賛否両論はあると思いますが、自分は結構好きでした!!

まぁ、キャラ同士の会話とナレーションがかぶってしまって、
聞き取りづらいトコはありましたが、面白かったので良しとしますw


ストーリーとしては、全体的に結構ベタな展開が目立ってたんですが、
ゆるく見れるので自分はそれなり楽しめました。

ただ、わりと面白かったんですが、なんか印象薄い感じなんですよね。
ラブコメにバトルにシリアスとか、色んな要素入ってるんですが、
どれも悪くはないけど中途半端な感じで...

キャラも個性的なのが大量にいるのに活かしきれずに終ってしまって、
少しもったいないな~って思いました。

まぁ全12話なのでしょうがないっちゃしょうがないのですが、
色々と詰め込み過ぎたのかなって思ったりもしました。


あと、最終話は少し弱かった気がします。これなら11話を最終話にしたほうが
印象に残ったかなぁ

とりあえず、残念な部分は多々ありましたが、悪くはない作品でした。
少なくとも自分は最後までわりと楽しんで見れましたしねw

ほぼ1話完結で見やすい内容なので、気になる方は一度見てみてはって思います。
何も考えずに気軽に見れる作品としてはオススメです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 32

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

キャラクターの元が子供たちが良くしる物語りからとった所がおもしろいですね~ 主人公へタレだけどww

ストーリー

この作品の主人公の森野 亮士は中肉中背身長も平均的と至って外見は平凡な男子高校生でした。彼はその平均すぎな性格を利用し、どこにいても彼の存在に分からない存在になっていました。そのため人のいない田舎から出てきたため極端に視線に弱く、見つめられ続けるとパニックに陥る対人恐怖症及び視線恐怖症な性格でした。
けれど、ある日亮士はある決断をしました。それはある日御伽学園高等部1年F組に在籍し、御伽学園学生相互扶助協会の部員の大神 涼子に告白しました。
そのおかげで、御伽学園学生相互扶助協会に入りました。
この話は御伽学園学生相互扶助協会の日々の話です。

私の感想。

はじめは主人公の超へたれにはイライラ来ましたね。人に見られるだけでパニックに成ったり、変なわめき声を出したり、かなりイライラしました。けれど、最後のほうは結構へタレでなくなってよかったです。

そして、この作品のキャラクターのイメージがモデル作品がある所です。たとえばメインヒロインの大神 涼子は「赤ずきん」をモデルに、赤井 林檎は「白雪姫」など、昔から、あるような物語のキャラクターを前提にしたキャラクターデザインがかなり良かったです。そのおかげでどのキャラクターどこか思い当たるキャラクターで非常に良いです。

次にこの作品でよかった所は主人公ははじめに告白をしていた所です。普通こういう作品の主人公は好きなのか好きでないのかはっきりしていない所が大きく見られますが、この作品の主人公はきちんと告白をしていて、「好き」っと言う気持ちが分かってよかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品で一番特徴的な所はナレーターです。この作品にははじめから最後までナレーションが着いているのです。このナレーションにはの声優さんは「新井里美」なのです。

この作品を見た事は無い人は意味が分からないと思いますが、「とある魔術の禁書目録」「とある科学の超電磁砲」に出てくるキャラクターの一人の「白井 黒子」の声とまったく同じでこの作品を見ている時についそのキャラクターが思い浮かべてしまいます。なのであまりこの作品(オオカミさんと七人の仲間たち)とは関係ない事ですが、その二つの作品も是非見てみてください。

オープニング

「Ready Go!」
結構乗りのいい曲で私は気に入っています。そして、キャラクターの説明がきちんとされていて、私は気に入っています。とくにキャラクター説明の時にユルキャラとして、キャラクターを説明している所が最高でした。ネタバレ要素は結構ありますが、まあ、まだ大丈夫でしょう。

エンディング

「赤頭巾ちゃん御用心」
正直な気持ちを言うと私はこのエンディングの曲を気に入れませんでした。なぜでしょう・・・ けれど、この作品に合っている事は事実なのですが・・・ そして、私が好きなユルキャラもしようしていうるのに・・ 正直分かりません。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 28

80.7 7 恋愛で学園なアニメランキング7位
かんなぎ(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2260)
12329人が棚に入れました
美術部員の御厨仁は地区展に作品を出すため、手彫り製の精霊像を作っていた。すると精霊像が突然動き出し喋り出した。精霊像は自分の事を「神」だと言っているが…。

声優・キャラクター
戸松遥、下野紘、沢城みゆき、花澤香菜、星野貴紀、柿原徹也、早水リサ、中原麻衣
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

わらわは 地・味♪ じゃない 派・手♪ じゃー!

原作未読 全13話+番外編1話

主人公 御厨 仁(みくりあ じん)が同じ美術部仲間からもらった木(御神木)で木彫りした人形に乗り移った土地神であるナギと同居することになり、同じく土地神でナギをライバル視するざんげちゃん、仁の幼馴染で仁の同級生 青葉 つぐみと美術部員たちが出てくる、ちょっと変わった青春ラブコメです。

ナギは、神様といっても穢れを祓う以外は、ちょっと語尾に昔言葉が出てくるわがままな女の子って印象ですねw

お話は、毎回他のキャラとの絡みで進んでいきます。1話完結で観やすいですね。

終盤は急にシリアス展開になっています。お話の最初から伏線がちらほら見えてましたが、原作が終わってないからでしょうか、伏線があまり回収されていないまま終わってますね^^;

終盤はちょっと切ない気分にさせてくれましたが、他は楽しく観させてもらいました。

個人的には7話の {netabare}押し入れの{/netabare}話が斬新で好きです^^
10話の {netabare}カラオケの{/netabare}お話も面白かったですね~(中のみなさん頑張っていましたねw)
未放送分の14話も番外編って感じて楽しく観させてもらいました。

ナギというキャラクターを好きになったらサクサクと観れると思いますよ^^

OP ナギの中の人が歌ってます。アイドルっぽいというより作画も曲もアイドルですねw
ED 一転して物静かな語り口で歌ってます。歌詞も曲も幻想的でですね。やはりナギの中の人が歌ってます。(間に凄い曲がありましたがw)

最後に、こんにゃくは食べ物です。武器にするのはやめましょうw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 55

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いわゆる神アニメですね。そして、原作再開です^^

ヒロインが神様という意味でいわゆる神アニメです。


主人公がふとしたことをきっかけにして、地元の神様であるナギと出会って共同生活を送るといったラブコメ。宗教的なことは詳しくわかりませんが、おそらく神道をモチーフとしたアニメですね。


前半はナギとの出会いから、生活などがコメディタッチで描かれていきます。ほのぼの系な感じです。お茶の間感覚と謳っているだけはあります。


笑いどころもありますし、テンポ、キャラ共にいいのでなかなか面白く出来ていると思います。ナギもざんげちゃんもかわいいですよ^^♪ 特にナギのキャラと戸松さんの声がすごいマッチしていていい感じでした^^


それとOPが耳、印象ともに残ります。アイドルのPVを思わせるような映像で曲もいいです。自分はこの曲のベース音が結構好きだったので、ベースの練習に使ったりしてましたww恥ずかしいから音漏れないように^^;w


ただ、物語が徐々に動いていく後半に入ってからはかなりトーンダウンした感じになってしまいました、、、シリアスタッチに描かれていて、面白いは面白いんですが、これといった光る盛り上がりに欠けていました。


特に悪い点もなく、バランスの取れた作品ですが、おお!となるところがなかったのはもったいなかった。まあ登場キャラたちが魅力的ではあるので、キャラ萌えアニメという位置づけでもいいかもですね^^


原作ではちょっと違うみたいですし、いろいろ原作と読者の間でいざこががあった作品なので、原作、アニメ共に見てみると面白いかもしれません。


そのいざこざから2年半、、原作再開だそうで、、不定期連載らしいですし、アニメ続編の可能性は薄いと思いますが、切に希望します^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 52

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑いの神さま降臨!?

最近だと「はたらく魔王さま!」と似たコメディタッチで日常あるある系になるのかと安易に想像しましたが、俗世かぶれの神様という設定で趣きが異なる作品。

物語は、御神木から作った木像から突如あらわれた自称・神さまナギと同棲せざる負えなくなった御厨 仁。
幼馴染のつぐみ、ナギの妹・ざんげちゃんを絡ませたハーレム要素を含ませつつナギと仁のハートフルラブコメディとして描かれている。

ナギのキャラ設定が醍醐味ですね。一見どこにでもいそうな活発な女子高生にも見え、オヤジギャグでしかない内容が無いようというなオバカセンスを発する親近感を持たせる魅力。
都合の悪い事は嘘も平気な祟り神とすら感じさせる猫かぶり・とぼけた行動に加え我侭が尽きない奔放さと躍動感あふれ翻弄される仁の姿につい笑ってしまう。

そして巻き込まれてゆく学校メンバー大鉄・秋葉・貴子・紫乃の個性あるキャラ設定からサブキャラ切り口でネタが描かれ一辺倒な構成にならずキャラを活かされていた。
全体的に濃いキャラばかりなんで台詞の癖が強い所があるかもしれませんがw
ナギが問題を起こして、ツッコミとボケをひたすら応酬し問題定義を収拾した後は、仁とナギの絆が少し近づくも笑えて少し暖かい気持ちにさせてくれる。

ただ、11話以降シリアス展開になりナギが神であるか? という問題にぶち当たる。最終話まで一切コメディ要素がなく蛇足と感じるかもしれない。だが、コメディ路線との対比し仁が持った日常の有り難さを表現しているようにも感じられる。
私的解釈になるが、GJを観た時に感じた日常の喪失感と同じ類であった。
本当に神であるかどうか、その答えは観て頂くとわかると想う。

個人的には神であろうが低俗霊であろうが正直どちらでも良い。コメディギャグに隠されたテーマは、楽しかった日常を感じさせる大切な存在である認識だけで充分ではないか。

露骨な萌を見せつける描写はないが、ざんげちゃんの行動・演出表現がコミカルな笑いにもなっていた。
ヤマカンの悪戯とも感じられるがw

ラブコメ作品としてはメリハリある作品で楽しく笑えた。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 42

81.1 8 恋愛で学園なアニメランキング8位
ゼロの使い魔 三美姫の輪舞(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1711)
11039人が棚に入れました
念願の再会を果たしたルイズと才人。才人の話では、森の中で倒れていたところを美しい妖精に助けられ、なんとか一命をとりとめたらしい。以前よりも才人との距離が近くなったように感じたルイズは自分の気持ちに素直になりたいと思うようになる。\nアンリエッタの命令でメイドのシエスタたちと共に、不思議な力を持つという妖精を探す旅に出ることになったルイズと才人。その旅の道中、才人の自分に対する気持ちに不安が募るルイズは、ついつい才人に冷たく当たってしまい二人の関係はギクシャクしてしまうのだが…。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、堀江由衣、川澄綾子、井上奈々子、いのくちゆか、能登麻美子、辻あゆみ、小杉十郎太、井口裕香

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

話の流れがワンパターンです

別につまらないわけではなかったが、正直1期2期の方がおもしろかったです(+_+)
なんか3期は話がパターン化しています。

些細なことでルイズとサイトが喧嘩→ルイズどっかに行く→何か事件発生→ルイズ巻き込まれる→サイト助ける→仲直り→めでたしめでたし、みたいな感じで・・・
なんか飽きちゃうんですよね。

今ここで言いますがゼロ使4期にあたる「F」の方も3期と似たような感じの繰り返しなので、俺的には少し微妙です。
ですがまだあっちは最終回の盛り上がりといった大きなアドバンテージがあるんですがこっちには特にそういったものがありませんし・・・

一応新キャラが出たり、主要人物の心に変化が訪れたりしますが、それは過去シリーズにも、「F」の方にもありますからそういったことでの差別化は難しいと思います。
好きな人は好きなんだろうけどね。

ホントに・・・ホントにつまらなくないんだけど、何かがおしい・・・
そう思えた作品です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 33

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とりあえずタバサが可愛い!

ゼロの使い魔シリーズの3期ですね
1期と2期に比べると少し見劣りするかも

三期のゼロの使い魔は
完全にお色気要素を売りにした作品と化し、
ストーリーが軽視されてしまったように思えた

これはこれで嫌いじゃないんだけど
もう少しストーリーにも力入れて欲しかったな
才人が成長して強くなってタバサを救出するとか、
色々出来たんじゃないかとも思います

ツンデレは良いんですよ、
それがこのアニメの良い要素ですから。
ただ今期はワンパターン過ぎて
上手くツンデレの良さを
引き出してなかったと思う

批評気味になってしまったが
これは1期と2期が
好きだったからこそである
別にそこまで悪いわけじゃないと思う

単純にキャラ萌えだけを
楽しみたい人には良いと思うし
僕もその点においては嫌いじゃない
ルイズのツンデレやタバサや
他のキャラ達とのいちゃいちゃは好きだし
楽しめた

ただもっとバトルに比重をおいて
才人が成長して活躍するような
展開とかをもっと見たかっただけだ
普通に良作だとは思う

4期もあるのでそちらも早めに見てみたい
4期で最後らしいので3期よりも
楽しめると良いな楽しみです

投稿 : 2025/01/11
♥ : 28

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

だわささんはいった。全てかわいいルイズに帰結していると思います、と。

記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。
 言い切っているような表現も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。
 
 魔女の宅急便のキキとルイズ、実は類似点がある。
 ルイズとキキの類似点は背丈格好や魔法を使うことばかりではない。
 二人とも、「魔法はほとんど使えない」という特徴がある。サポートしてくれる人たちの絡み方が類似している。登場人物たちはまるっきり似通っていない。しかし、「ルイズやキキ」を助けてくれる人たちは大勢いることに注意してみるといい。
 エンディングラストの辺りで、仲間だらけになっているのがわかる。

『個人的な推論に則った構造解析
 ルイズのライヴァルと物語の仕組み方について』
 ルイズのライヴァルは、各章ごとに変更されていることに気づいた人はどの程度いただろうか?
 飽きさせないために同じ人物を選んでいない。
 最初は微熱のキュルケだった。彼女は熱しやすく冷めやすい。才人が登場してから間もない時期にライヴァル状態になる理由として、そういう『性格』が必要だったのだろう。
 次は姫様ことアンリエッタ。彼女は戦争のせいで精神的に追い詰められていた。そして恋人まで失う。元々アンリエッタの性格はかなりまじめだ。その彼女が才人に惹かれてしまう状況を作り出すことのほうが難しい。何より、アンリエッタはルイズの旧友であり親友でもある。ぐらついてしまうほどの難しい立場の構築のために、第二期があったといっても言い過ぎではないというのが、筆者の見解である。
 第三章ともなると、一見して何かを考えているのかわかりにくいタバサがライヴァルになる。当然にして物語はタバサが注目点を集める。彼女は王族の直系であるために陰謀ものになるのはある意味自然だったろう。そして次に登場してきたのは、ティファニアだ。すると次はティファニアが物語の鍵を握ることになる。そして物語はティファニアの事情を理解する展開になっていくのだろう。
 もう一つ大きな要素があるのに気付いた。それは、ライヴァルとしてのハードルが高くなっていくことだ。アンリエッタと抗争してしまえば、権力差のせいで勝機はない。しかし、女性の登場人物である以上、才人と絡ませるのは自然の流れでなので、どこで組み込むのかという課題になる。なので、ラスト近くにアンリエッタを配置するという手立ても考えられるが、抵抗不能状態だと物語が崩壊する。それで中途半端な第二期に選ばれたのだろう。おそらく……ラストの展開は、もう最初期から決まっていたとわかる。伝説のガンダールブの内容が描かれ、そのための女性キャラクターが用意されていた。
 このゼロの使い魔は、すべて女性キャラクターに基づいて製作されている、というのが筆者の見立てである。そして、もう一つ重要な展開がある。それは必ず才人に恋することだ。しかも、章が進むごとにルイズのライヴァルと才人の仲は深くなっていく。さらにいえば、ライヴァルが強力になる分、試練を乗り越えた結果としてルイズと才人の絆は深くなる。そういう造作なのだと考えてみるとわかりやすいのではないか。そうなると、才人とティファニアの仲は、過去のどのライヴァルよりも強力に結びつくことになるはずだ。そして最終章であることから、極限近くまでルイズは追い詰められることになるだろう。

 結果として、すべてはヤキモチを焼かせて常にルイズを動かし続けることが目的だ。
 だわささんはいった。
 全てかわいいルイズに帰結していると思います、と。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 25

76.5 9 恋愛で学園なアニメランキング9位
異能バトルは日常系のなかで(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1352)
8389人が棚に入れました
俺を含めた文芸部の五人は半年前、とてつもない能力に目覚めた。 そして壮大なる学園異能バトルの世界へ足を踏み入れ――なかった! ? 「なんも起きねえのかよ! 」 異能に覚醒してみたものの、日常は完全無欠に平和だ。 世界を滅ぼす秘密機関などない! 異能戦争もない! 勇者も魔王もいやしないっ! だから俺たちはこの超級異能を、「黒炎の龍にヒゲ生やせたーっ! ! 」 気軽に無駄遣いすることに決めた。 だが異能バトルに憧れ続けた俺だけは、真なる戦いの刻が近づきつつあることを確信していた――。
神スキルとたわむれる何気ない日常。 だが、それだけじゃ終わらない新・異能バトル&ラブコメ、開幕! !

声優・キャラクター
岡本信彦、山崎はるか、早見沙織、種田梨沙、山下七海、寺島拓篤、福原香織、細谷佳正、名塚佳織、加藤英美里、諸星すみれ、浅野真澄、藤村歩、井口祐一、芹澤優、竹内良太、高木美佑、村川梨衣、原紗友里

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

異能の力……欲しいです(*´∀`*)ノ

突然「異能の力」に目覚めた高校生たちの
日常を描いた学園ラブコメディ作品。
全12話。
原作:ラノベ(未読)


まず素直に設定が面白いと思いました!

異能の力を得る泉光高校文芸部の面々。
異能バトルを全面に押し出した展開かと思いきや
その「異能の力」や「異能バトル」を
あえて日常に埋もれさせている…。
そんなちょっと変わった
設定に興味をひかれました。

まぁ、キャラを愛でる日常系なのは
変わらないですがw

主人公は重度の中二病を患う安藤 寿来くん。
ラノベ原作らしくハーレムを構築していく彼ですが
何故か憎めないんですよねぇw
羨ましくもなかなか好感度の高い主人公でした(・∀・)v

そんな主人公を囲む女性陣も魅力的。
キャラデザが可愛らしい。
キャラが立っているのはもちろん
それぞれを引き立てる演出もしっかりと
なされておりとても好印象でした♪
個人的なお気に入りキャラは
千冬と円の小学生コンビです(*´ω`*)カワイイ

また、7話で見せる鳩子役・早見沙織の演技は迫真。
このシーンの為だけに早見沙織を
キャスティングしたのでは??
と思わせるくらいの好演でした。
この作品の見所の1つ言っても過言ではないと思います。


まだ物語の序盤といった所ですかね。
伏線の回収も多く残っているので
ぜひ2期を視聴してみたいです!

このままの展開が続くのか。
バトル展開になっていくのか。
原作を読んでないので今後の展開が楽しみw

日常系、ラブコメ、ハーレムものが好きな方に
オススメしたい作品です(*´∀`*)ノ





《キャスト》

安藤 寿来(CV.岡本信彦)
神崎 灯代(CV.山崎はるか)
櫛川 鳩子(CV.早見沙織)
高梨 彩弓(CV.種田梨沙)
姫木 千冬(CV.山下七海)
工藤 美玲(CV.福原香織)
相模 静夢(CV.細谷佳正)
里見 詩春(CV.名塚佳織)
九鬼 円(CV.加藤英美里)




《主題歌》

OP
『OVERLAPPERS』/Qverktett:¦¦
ED
『You Gotta Love Me!』/かと*ふく

投稿 : 2025/01/11
♥ : 60

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

異能バトルとかどうでもいい。私にとっては日常系のなかでのラブコメでした。

安藤とヒロイン4人による日常系?ラブコメ。
安藤は中二病なのに、素は冷静でやさしい。
だから、ナチュラルハーレム状態です。

なぜか突然異能が使えるようになる登場人物。
敵キャラみたいのがいて、バトルっぽいものもあります。
でも、正直言って彼らの正体も目的もわかりませんでした。
ストーリーも中途半端な気が。
2期ありきなのかな。

安藤は、小さな黒炎をだせるだけのショボイ能力。
真のリトルダークフレームマスターです。
一方、ヒロインたちは、とんでもない異能。
ということで、この設定自体で既にコメディーです。

ヒロインの中では、灯代がお気に入りです。
隠れ中二病で感情表現が不器用。
ツンデレチックな自己嫌悪が可愛いです。
もっとも、目立っていたのは幼馴染の鳩子ですね。
7話のわかんない攻撃は見ものです。
普段は柔らかい口調なのに、あの切れ方は怖かった。
早見さんの迫真の演技、お見事です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 60
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

日常の中にちょっと異能バトル

原作未読 全12話

高校の文芸部員5人が「異能」を身につけてしまいました。部員の一人で主人公の安藤 寿来(あんどう じゅらい)は厨二病全開で他の部員たちは辟易しながらも日常を描いた作品です。

タイトルに異能バトルと書いてありますが、文芸部員の日常が大半で、異能を使ったりバトルすることがメインではないですね。

それぞれの文芸部員(全員女の子)一人一人のエピソードも寿来が本来持っている優しい性格が溢れていて良いお話が多かったです。
{netabare}(鳩子ちゃんの今まで思ったことを爆発させた長セリフは厨二を知らない一般の人の意見だということで、うなずきながら視聴しました。インパクトありましたね。CVの早見さんお疲れ様でした){/netabare}

終盤はバトルもありましたが、異能という能力が使えるちょっと変わった学園物語という感じです。

伏線もあって回収もしてませんが、切りのいいところで終わってます。

ラブコメや日常系が好きな方、この作品に興味がある方は気楽に観てくださいね。

OP さわやかな曲です。ヒロイン4人が歌ってます。
ED 加藤英美里さんと福原香織さんのユニットの「かとふく」が歌ってます。

最後に、「中二病でも恋がしたい」と同様、ここまで厨二病が突き抜けていると観ても気にならなくなりました。

※トリニティセブンのレビューを間違えてこちらに書いてしまいました。サンキューいただいた方すみませんでした。
一度削除させていただいて、訂正させていただきます。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36

77.6 10 恋愛で学園なアニメランキング10位
いなり、こんこん、恋いろは。(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1364)
7285人が棚に入れました
伏見いなりは、同級生の丹波橋紅司に片想いをしているが、その想いをなかなか打ち明けられない日々を送っていた。ある日、いなりは宇迦之御魂神の御使いの狐・コンが川に落ちかけているところを助け、そのことをきっかけに宇迦之御魂神から変身能力を授かる[3]。その日から、いなりは友人や神々の助けを得つつ、丹波橋との仲を縮めようと奮闘する。

声優・キャラクター
大空直美、桑島法子、岡本寛志、上田燿司、池辺久美子、佐土原かおり、野水伊織、原紗友里、子安武人、三上枝織、磯辺万沙子、日野聡、花江夏樹
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

天然おバカ娘

原作 漫画 未読

全10話

ジャンル:恋愛ファンタジー

神様の宇迦之御魂神から神通力(変身能力)を授かった中学2年生の伏見 いなりの、恋や友情を描いた作品。


感想

映像 綺麗ですね~
最初見たとき、主人公が女の子で、うか様も女性だったので、少女漫画原作かと思ったけど、そうじゃないんですね^^;

いなりは、明るく真っ直ぐで誰にでも好かれる正直者。
ちょっと天然入ってて、おバカでドジっ子w
観てて好感もてる娘なんですが、印象は 天然トラブルメーカーでした。(苦笑)
{netabare}
自分が好きな丹波橋君に、他の女子にラブレターを渡して欲しいとお願いされ、それを無意識に風で飛ばしてなくす
ここまではまだいいんだけど、その後が信じられなかった
神通力使って、手紙を書いた子に変心して変わりに丹波橋君に告白とか!
「ありえん!」って思わず突っ込んじゃいました。
あれは ないわ~ (苦笑)
絶対 後々トラブルになるに決まってるじゃん!
女の子同士の間で、恋愛絡みの揉め事は、陰湿でエグイいざこざに繋がるんだぞ!(`・ω・´)キリ
でも、結局、手紙を渡していない事がバレてもめるんだけど、手紙を書いた娘が良い子だったから大きな問題にならなくて助かる訳だが・・・
いなり、あの子に救われたよね。
あの行動は、十分反省して欲しい。
そもそも自分も丹波橋君好きなんだから、手紙は断るべき!
若い皆さんも、こう言う事お願いされても断ろうね^^;
{/netabare}
いなりのやる事が結構トラブル引き起こしてて、それを本人が無自覚だからたちが悪いですね。
観てるこっちは 毎回ハラハラさせらてました。^^;

まだ中学2年だからしゃーなしなんだろうけど・・・
しかし おバカだな~って。(苦笑)


恋に友達との友情、うか様との仲の良い関係、両お兄ちゃんのシスコンぶりにと、見所がいっぱいあって毎週楽しめました。

全10話しかなく、丹波橋君との関係や、うか様とお兄ちゃんとの関係も
その後が気になるので、是非2期製作して欲しいですね! ^^

女の子が主人公なので、恋愛ものが好きな女性にはオススメです。


最後に一言
京都の伏見伊奈里神社へ聖地巡礼行きたくなりましたw 
乙女ゲー持ってけば うか様に逢えるかな? ^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 69

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

やっぱり方言はいいですの~

原作未読 全10話

京都の伏見を舞台に稲荷神社の神様(うか様)から神通力をもらった主人公で中学生の伏見 いなり(ふしみ いなり)を中心に神様を巻き込んで恋愛や友情を描くお話です。

みなさん、ほとんど京都弁というのが良いですね。町並み、神社、仏閣、そして方言と京都伏見の雰囲気が出ていてあの場所に行きたい!って気持ちにさせてくれました^^

京都弁は聞いていると語尾が優しい感じで、ちょっときつい話し方の地元(博多)の方言と比べて新鮮でした(でも博多弁も良いところありますよ。一応フォローw)

声優の皆さん頑張ってましたね^^

恋愛もありますが、徐々にという感じであまり進展しません。どちらかというと友情の方が強かったですね~

10話と短い作品なので焦点(友情)を絞った感じがしました。

その後が気になるところもありますが、きちんと終わってますね。
ちょっとウルウルとせつなくなりました。

まだ京都には行った事がありませんが、一度行きたくなるような作品でしたね。
日常系が好きな方にはオススメです。

OP/ED OPはMay'nさん、EDは坂本真綾さんが歌ってます。どちらも素敵な曲ですね。

最後に、神様の方が灰汁が強いキャラが多かったですねw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 67

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いなり、こんこん、墨染さんにな~れ!

変身型魔法少女の恋物語と思いきや。
主人公いなりと友人たち、そして、いなりとうか様の友情物語でした。
私としては、うか様とツンデレいなり兄さんの関係の方が気になりました。
両思い感が微笑ましいですね。

キャラとしては墨染さんがお気に入り。
奥ゆかしい優しさも持ちながら、芯の強さがほの見えるところが、いかにも京女です。
この子、将来はたくましい女性になりますね。

ラストは少々強引・あっさり・消化不良。
でも、うか様がかわいいからいいとしましょう。

このアニメで使われている京言葉は耳に心地いいです。
元京都市民としては懐かしさいっぱいでした。
もっと聞いていたかった。
10話は短いです。
えっ、もうおわるの?と思いました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 62

71.1 11 恋愛で学園なアニメランキング11位
桜Trick(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1130)
5733人が棚に入れました
廃校を三年後に控えた高校に通う春香と優。二人が、互いを「特別なもの」とするために行った「キス」は二人の関係をより深めていく…。楽しくも切ない女の子同士の青春。甘酸っぱい気持ちをあなたに届けます!

声優・キャラクター
戸松遥、井口裕香、相坂優歌、五十嵐裕美、渕上舞、戸田めぐみ、藤田咲、麻倉もも、遠藤ゆりか
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ガチ百合って需要あるの!?

原作 4コマ漫画 未読

全12話

ジャンル:学園百合


感想
ガッチガチの百合アニメ
観る人を選ぶ作品です!

自分はなんとか大丈夫でしたが。。。^^;

毎回、女の子同士がチュッチュチュッチュ キスする(ディープもあるよ)
おいおい!するのはいいけど、もうちょっと周り気にしてしなきゃだめでしょ!
バレるぞ~!^^;

百合は嫌いじゃないけど、毎回キスする雰囲気になると・・・
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ また始まったよ~ でした^^;
正直、このシーンが始まると お腹いっぱいと言うか、胸焼けがする・・・みたいな感じでした。
これは最後まで慣れなかったな~

最後まで完走できたのは、優の姉で、生徒会長の園田 美月先輩が可愛かったからかな?
あとは、{netabare}自分の娘と同じ名前の娘がいたから、気になって気になって・・・^^; ツインテ{/netabare}

総評すると
自分には、あのキスシーンはなしで、可愛い百合程度に抑え
普通に、女子達の日常にしてくれた方が良かったと思います。
そもそも、ガチ百合って、どれだけの人が楽しめるんだろう・・・?
需要あるのか疑問です。

なんにせよ、当分ガチ百合は遠慮したいな。。。

百合好き以外の人にはオススメできません。



最後に一言
CVの戸松遥さん、井口裕香さん頑張ってたな~^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 54

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ABCのAAA

原作未読。

女子高生になりたての高山春香(たかやまはるか)と園田優(そのだゆう)。
なかよしな2人は「友達以上の関係」を望む。
だんだんエスカレートしていく2人の関係。
そんな彼女らの1年間をえがいた作品。


ガチ百合アニメです。
「ゆるゆり」のような軽い百合を想像すると痛い目にあいます。

といいつつ、実のところ恋愛要素は少なめです。
あくまで「友達以上」というのがコンセプトです。

で、何が目玉って、やっぱり「キス」ですね。

・カーテンの裏で
・お互いの部屋で
・放課後の空き教室で
・体育倉庫で

シチュエーションがとてもエロい。

いかにキスシーンを目立たせるかに力を入れています。
毎話2回は入る、いちゃいちゃキスシーン。
セクシーな吐息。
そのあとに続きがあるんじゃないかと勘ぐってしまうようなカット。
全体的にライトな雰囲気なんですが、キスだけはヘビーです。
そして、友達同士の関係を乗り越えた背徳感。
私はOKでしたが(むしろ興奮した)、人によってはかなり引くかも。

ちょっとぼてっとした体型も生々しいです。
カメラアングルに気合いが入っているのでなおさら。
深夜アニメだからこそできる表現です。


だがしかし……。

ストーリーは残念賞です。
キスシーンにもっていくために、むりやり事故を取り入れるなんて日常茶飯事。

転んだ拍子にもつれ合う形に→そのままキス

なんてね。
ハーレムアニメなんかもそうですが、やっぱりそういうのって不自然さが目立ちますよね。

日常シーンやギャグも滑りぎみ。
キスシーンさえ描ければ何でもいいって感じ。

一応、回を重ねるごとに2人にとってのキスの意味が変化していきます。
しかし、それも申しわけ程度です。
したがって、ストーリーや心情描写を求める人にはオススメできません。

それでも一定の需要はあると思います。
想像力がたくましい人にはたまらないでしょう。
百合成分が大量に補充できます。


エロスを求めた女の子×女の子。
そんな関係が見たい人向けの作品です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 49
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

脳を揺さぶる百合アニメ

制作はスタジオディーンで原作は漫画です。原作既読。
ジャンルはGL系ラブコメです。
ガチな作品なので、女性同士の恋愛ものに抵抗がある方は注意です。


親友同士の高山春香と園田優。
優が大好きな春香は、優が他の生徒と仲良くしている様子を見て嫉妬してしまう。
それに気付いた優が「他の子たちとは絶対にしないことをしよう」と春香に提案する。


三作目の百合作品視聴。
百合アニメは女性も結構イケる作品が多そうですが、これはちょっと厳しいでしょうねw
大事なことですけど、基本的に本作は百合アニメの皮をかぶったマジ○チ萌えアニメと思っていただいた方が良いかもしれません。


微妙にネタバレになってしまうのですが、一話のAパートからキスします。
ここを見て、「無理」と思うか「キマシタワー」と思うかで視聴できるかどうかが分かれそう。

毎パート必ずと言っていいほどキスしますので、もう「キマシタワー」連発状態ですw
完全にキスするシチュエーションを楽しむ作品。
とても不思議な感覚に陥る。
主人公春香のマジ○チっぷりにも笑わされます。


本作はどうにも「百合好き」「日常系萌え好き」の両者にマッチングしていない感じですね。
「百合好き」は経過(葛藤)を大事にする傾向がありますので、多分いきなりキスしてそこからずっとキスしているだけなので受け入れ難い。
「日常系萌え好き」はあくまで“百合風味”が好きなので、ガチすぎて引いちゃう。
つまり「日常系萌えアニメが好きだけれども百合もイケる」という方向けな作品。

あとカップリングを妄想できないのも痛いかも。
完全に固定化されちゃっていますのでね。
個人的に、こと×しずが好き。


そんな本作ですが、最終回では意外と大事なことを言っていました。
{netabare}春香の言った「付き合うって、何をするんですか?」と言う言葉。
これは結構真理をついていますね。
春香と優の関係はかなり純情?というか純粋?な関係ってことでしょう。
クレイジーサイコレズな春香が一番プラトニック?な「好き」と言う感情を持っていたというのはちょっと驚くよね。
むしろ優ちゃんの方がガチだったw{/netabare}


総括して、百合アニメ視聴と言う感じではなく、萌えアニメ視聴といった感じになりました。
仮にこの作品にハマると代替作品がなさそうなので、難民になる危険が大ですw
どうでもいいですが、エンドカード陣が結構豪華でテンションあがりました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 47

72.8 12 恋愛で学園なアニメランキング12位
好きっていいなよ。(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1137)
5559人が棚に入れました
16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきて、周りからは暗いやつと思われている、橘(たちばな)めい。ある日、ひょんな誤解から学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわやまと)にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言、むりやりケータイ番号を押しつける。めいがストーカーにつきまとわれた時、呼んだらすぐにきてくれた大和は、めいを守るためとキスまでしてきて……!?

声優・キャラクター
茅野愛衣、種田梨沙、櫻井孝宏、島﨑信長、内山夕実、寿美菜子、前野智昭
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

<最終回まで視聴完了> なんだんねんw

いろんな意味で、少女マンガの王道だったかもだね。
誰かの嫉妬から嫌がらせを受けたりして傷ついたり、
ありもしない噂流されたら本人に確認する前に信じちゃったり、
そういう人間くさい愚かな部分を描きつつ、恋を実らせ育んでいく2人。

やきもきしたり、じれったかったり、イラッときたりしながら
最後まで観たわけだけれど、う~ん・・笑っちゃったな。

期待しすぎてしまったのかな。もう少し感動が欲しかったんだと思う。
なぜそこでそう思う・・?ってことがあまりに多くて
それは、めいにも大和にもすごく感じた。
{netabare}
しかも、めいと大和の間に会話はあまりないようで、
お互いがもっといろんなことを何でも話し合ってる仲だったら
こんなことにならないのに、ってことが多かった気がする。
付き合いが浅いからこそ、たくさん話をすべきだし
それがないから、すごく好きなのに信頼関係が浅いってことに
なってしまうんだろうね。
{/netabare}
でも、愛子やあさみっち達のようにいろんなカップルがいるわけで
その2人だけのカラーみたいなものは確かにあるし、
めいと大和も、これまでの経験と教訓を生かしながら
今後はもっともっと会話に花を咲かせたり、信頼関係を深めていくのかも。
そう思わせてくれる可愛く初々しいい話ではあった。

ちなみに、愛子やカイがいてくれたから成り立ってたし
この2人がとても魅力ある人物で、けっこうお気に入りだった。

展開的には前回(12話)のほうがよほど最終回にふさわしい内容で
盛り上がれたような気がするなぁ・・

リアルだなとは思うのだけれど、せっかくのアニメ作品だし
もう少し見せ場が欲しかったのは正直なところ。
それでも、作画は毎回美しかった。
背景がきめ細かく、隅々まできれいに描かれていて
つい見落としそうな小道具や部屋のインテリアや
置いてあるものなんかで、キャラ設定もわかりやすかったし、
そういう行き届いた想いが伝わってくるのは嬉しかった。

それに表情の微妙な変化なんかも細かくて。
あと、OPに岡崎律子の歌が起用されていたことも嬉しかった!
彼女のやさしい歌声とメロディーはとてもピッタリだったと思う。

一応、原作が手元にあるのでこれから読んでみるつもり。
----------------------------------------
<8話の感想>

モテるからって恋愛上手なわけじゃない。
大和は確かに八方美人なところ、あるよね。
誰にでも優しくしてしまうのは、中学時代・・苛められないよう
表面を取り繕ってた時から変わってないんだなぁ。
嫌われたくない思いと、女の子は大事にしたいって思いは
わかるけれど、目先だけで動いてしまうんだろうなぁ。
あとは実際、恋愛経験が少ないから気が付かなさ過ぎてるだけ。
でも本気で好きな子がいるなら、その子を不安にさせちゃダメだよね。
めいみたいな子と出逢ったことで、これから彼もわかっていくんじゃないかな。
めいも大和と出逢って、自分の気持ちを表現するにはって悩みながら
どんどん変わっていってるしね。
新キャラの男の子、大和を昔から知ってるような感じだったし
今後どう絡んでくるのか楽しみ。
-----------------------------------------
<7話の感想>

読モのめぐちゃんは、自分に正直な子。
しっかりしたところもあって決して悪い女の子ではない。
愛子はけっこう冷静に観察しているけど、情に厚い姉御肌。
{netabare}
デリカシーないのか?と思ったあさみっちも、実はちゃんと気づいてた。
大和は、心変わりや裏切りなどしてないし、
めいには誠実なんだけど彼女の本音までは見抜けなかったかもだね。
ずっとメールを待っていためいが、大和からのメールに
「遅かったね」と打ちそうになったのを「おつかれさま」に
変えた気持ちが痛いほどわかる。
{/netabare}
でも、やっぱり気持ちは伝えないと伝わらない。
お互いが本音に気づいてあげられるほどの関係じゃないから、なおさら。
嫌な噂を耳にして、不安が疑惑に変わってしまったり
理解してるつもりで本音を隠し、いい子ちゃんぶってしまう・・
誰にでもよくあることかもしれない。
でもそのままにしておくと、気づかないうちにどんどん歯車がズレていく。
いつのまにか離れてしまってた、なんてことがないように
大切なその自分の想いをまずは信じて、勇気出すしかないのだよね。
{netabare}
愛子やあさみっちに気持ちを打ち明けためい、一歩前進できて良かった。
大和を想う気持ちの分だけ、少しずつ髪が伸びていっているめい。
気持ちをわかってくれる友達もできて、ますます変化が楽しみ。
{/netabare}

------------------------------------
<6話の感想>

ふたりで下校中の夕焼け空を一直線に横切る飛行機雲が、
一途な思いを揶揄しているように見えた。
でも、めいが久しぶりに1人で下校したときの夕焼け空は
どこか淋しげに映った。
だけど彼女は、今まで恋をした経験も友人もいなかったわけで
大和に対しても好意は持ちつつ、まだ自分を見失うほどの情熱には
発展していない段階なのだよね。
大和や他の登場人物の言動によって、自分の気持ちに少しずつ気づいたり
相手のことを信じれるようになったり、全部まだこれからって状態。
そんな中、大和の気持ちが今のところ揺らがずにいてくれてるのが
せめてもの救いだし、安心して観ていられる。
1クールなのかな?だとしたらそんなに話も入り組めないから
めいが今後、心乱されながらも大和と信頼関係を築いて
ほんとうに「好き」って言えるまでを描くのかもしれないね。
-------------------------------------
<5話の感想>

猫を通してさらに距離が縮まっていく流れがいい感じ。
生真面目で優しい、めいのキャラがとてもよく表現された回だった。
そして、大和のちょっとだけ生意気な妹の繊細な気持ちが
いろいろな言動に表れていて、思わず抱きしめたくなった。
オーブン電子レンジからケーキを出すあの後姿が、めちゃ可愛い!
子供の頃の自分と重なる想いやエピソードもあって切なくなったけど
彼女には めいがいてくれて良かった。
-------------------------------------
<4話の感想>

大和の友だちである早川君、音立てて汚い食べ方(苦笑)
イヤ~な奴の描き方がすごくわかりやすいよね。
それぞれの人物の細かな表情の変化、しぐさ、目線、指先。
そういう演出がとても良いと思う。
場面によっては、こっぱずかしくて赤面しそうなんだけど
それは、そのピュアさが今の僕に無くなりつつあるからなのかな。
大和とめいの信頼関係が少しずつ少しずつ深まっていくのは
心地良いし、素直に応援したくなる。
毎回OP聴いてるだけで泣きそうになるんでホント反則だぁw
--------------------------------------

<3話の感想>

この作品、OPがものすごく好きだけれどEDもいいな♪
歌だけでなく、あの紫陽花色のイラストの数々がすごく好きだ。

人には多少なりとも心の傷があったり
罪悪感や劣等感を持ちながら前へ進んでいるよね。
そんな自分の心のうちを大切な人に打ち明けることで
お互いの距離を縮めたり、理解したり、しようとしたり。
大人ならさらっと流してしまうことでも、彼らは高校生。
ひたむきさ、みたいなものが伝わってきて
大和やめいはもちろんだけれど、波乱因子になりそうな愛子のことも、
ちょっと憎めないものを感じた。
それにしても、大和モテすぎだろww
まぁ、実際ああいう人いたけどね(笑)
{netabare}
チャラいようで実は、めいを好きになった理由がちゃんとあったってことが
今回は言いたかったみたいだね。
{/netabare}
-------------------------------------
<2話の感想>
{netabare}
中西くんが意外にいい奴で、初々しくも想いをはっきり伝えてるところ
なんかけっこう好感持てた。
あさみっち、ライバルになるのかと思ったら、
いいお友達になれそうだしホッとした~
にしても、あのチュー攻めは観ててニヤケながら複雑というかw
思わず顔がほてったww いったいどんな展開が待ってるやら。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 63

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

やっぱ青春いいねぇ~(* ̄▽ ̄*)ノ"

~あらすじ~
高校生の橘めい(ヒロイン)は、人を信じることができず、
いつも高校生活を1人で過ごしていた。
そんな時、黒沢大和に出会いそこから恋が始まる。

~感想~
キスがめっちゃ多いですねぇ~(*´∇`*)

「最初は少女漫画なんてこんなもんか!」

途中から共感できて面白かったです。

でも、キスが多すぎてトキメくシーンが薄れていまいました。。。

しかし、話としては面白いので、是非、見てくださいm( ̄ー ̄)m

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悩み傷つき、愛しくて切なくて、後ろ向きになったり、前向きになったり

原作未読。全13話

ずーと友達がいない主人公 橘 めいにモテモテでカッコいい 黒沢 大和と出会いつきあうところからお話がはじまります。

みんなそれぞれ心の傷が追っているシーンがあって、キャラに感情移入しますね。

どう人に接していいか分からないめいが可愛いですね。

携帯のメールを打ち変えているところなんか、心情が出ていて細かいです。

愛子ちゃんカッコいいですね~同学年とは思えない言動ですw

となりの怪物くんと同じクールにあったんですね~
怪物くんも面白かったですが、どこか浮世離れした感じがしました。
こちらの方が心情がよく表現されていて、等身大に近い感じがしましたね。
{netabare}(もちろん、すごいイケメンやアイドルなどはなかなかいませんがw){/netabare}

キャラの動きやしぐさの描写が好きでしたね^^

めいが少しずつ言葉や雰囲気が可愛くなってくるところもとっても素敵でした。

心がキューとなり心が暖まるいい作品でした。学園もの恋愛ものが好きな方、オススメです。

OP 儚くてやわらかい感じの曲です。
ED スネオヘアーが歌ってます。やさしい曲ですね。12話の曲もお話と合っていて良い曲でした。

12話がどう考えても最終話のような感じでした。それだけ完成度が高いお話でしたね。13話はどちらかというとDVD特典みたいな感じです^^

次回予告のめいとねこが可愛かったですね~

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36

86.0 13 恋愛で学園なアニメランキング13位
ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1019)
5273人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アリス イン ワンダーランド

A-1 Pictures制作。
人気の高いアリシゼーション編開幕。

ラースが開発する新型フルダイブシステムは、
VRワールド内部の記憶を現実に持ち出せない。
極めてリアルな仮想世界アンダーワールド。
相変わらずの音響効果で臨場感が凄い。

これは神への挑戦。
量子脳力学は人の心の光の揺らぎを捉え、
真のAI、人工知性を創ることへ向かうのでしょう。
導入部という点では過去シリーズ最高です。

6話視聴追記。
{netabare}壮大な文明シュミレーション、
システムから逸脱する人工知能。{/netabare}
もう少し仕掛けが早ければと願いますが、
丁寧な展開と好意的に考えましょう。

13話視聴追記。
{netabare}図書室の賢者カーディナルが語る、
仮想世界の秩序「禁忌目録」の成り立ち。{/netabare}
カーディナルの存在は世界観に、
大きな影響を与え物語に深みを生む。

前半最終話視聴追記。
技術的特異点を巡る問題でしょうか。
{netabare}心の痛みこそが人であることを教えてくれる。{/netabare}
後半怒涛の展開に興味は尽きず、
欠点はあるも映像も物語も堪能出来ました。

新世代のグローバルヒストリーへ。
これは次章に期待しましょう。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 84
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハロー『アンダーワールド』

原作未読


そりゃあ観ます。分割4クールの半分24話を視聴完了。
長丁場にはなりますが、1期2期はおさえておきましょう。フェアリィ・ダンス編以降の伝統、アインクラッド起因のこじらせクンが今回もやらかしますし、ファンがアガるポイントも途中からでは掴みづらいでしょう。
SF要素を抜きで考えると、「ランボー」「パイナップルアーミー」みたいなPTSD発症した帰還兵の記録みたいなところありますよね。可能ならSAOサバイバーであるこじらせクンのメンタルケアはきちっとやってあげて欲しいものです。


4クールあるうちの半分ということで期待値抑えめで臨み、終わってみたらやや上回っていたかな、という印象。残り2クールに充分に期待できそうな中締めでしたが、評価は完結するまで据え置きです。

■SAO 1期
 アインクラッド編 フェアリィ・ダンス編
■SAOⅡ 2期
 ファントム・バレット編 キャリバー編 マザーズ・ロザリオ編

仮想と現実を行ったり来たりのSAO。とあるレビュアーさんの「これは異世界ではなくSF作品」とのご指摘が慧眼で、仮想と現実のリンクぶりが本シリーズの魅力に繋がってるんだと思ってます。○○編の各エピソード毎に微妙にずらしを加えて鮮度を保つ工夫もしてきました。
実を言うと、ハーレム、キリト無双あたりの要素ってわりと自分にはどうでもよくて、近しい未来図ってどんなだろう?が楽しみの大部分を占めてたりします。


そして本作『アリシゼーション』。ここでは、仮想世界での記憶を現実に持ち帰れないという新しい題材を持ち込みます。ダイブして戻ってきた後の記憶がない。
これまでは行ったり来たりの中で、どちらが自分の本当の居場所なんだろう?と懊悩する登場人物に共感したりしてたのが、まるであてはまりません。仮想はより独立した世界という位置づけとなるため、目の前で観てるのはSAOながら、「ちょっと何かが違う」違和感を内包したまま進行する展開でした。

・独立性の高い世界を作ったリアルでの目的は?
・独立性の高い世界のユニークキャラクター(アリス、ユージオ)の存在意義は?

{netabare}誕生直後の赤子の精神原型を複製してアンダーワールド内で成長させてどんなシミュレーションをしたいのだろう?副作用はどんなだろう?{/netabare}
全てが完結した時に明らかになるのでしょう。半分時点でどれくらい明らかになっているかは観てのお楽しみってところですね。壮大なお話になりそうです。

さてこの新しい題材。それに伴う変化。私は好意を持って受け止めてます。
エンタメ鮮度を保つこと以上に、仮想世界が行き着くひとつの到達点を提示してくれそうだからです。
マザーズ・ロザリオ編で “メデュキボイド” の思想は、横で綴られたユウキとアスナのストーリーと合わせて終末医療の一つの可能性を示しました。

{netabare}アンダーワールドは臨床試験をノーリスクでできます。これまで不可能だった人の行動心理の精緻なシミュレーションが可能です。

下衆い例えをします。ファンタジー世界を東京に置き換えてみて大地震を起こす。火災、家屋倒壊、備蓄量等事前にパラメータ設定し結果を収集。スパコンでも使えば有用な演算結果をいくらでも集められ、都市防災計画に役立てられます。発生火災の回避行動なんか世帯別で演算できそう。{/netabare}

{netabare}一方でノーリスクながら、倫理の葛藤に苛まれることになります。心を持ったこの仮想東京の住人の阿鼻叫喚を何度も何度もいや一回でも耐えられますか?という問題が付き纏うことになるでしょう。

脱線はこのへんで。
アリスもユージオも実世界には存在しない人格ってことで合ってると思うのですが、だからって切り捨てられるかってところですね。{/netabare}


冗長ないしやや緩慢と言われた展開は評価は分かれるでしょうが、これも悪くはありません。 “天命” “心意” “シンセサイズ” “フラクトライト” “ソウル・トランスレーター” その他もろもろ馴染みのない用語を繰り返し使う時間があって理解の助けになりました。

2019年秋からの続き。終わってみて肩透かしとならないようスタッフの皆さん頑張ってください。応援してます。


■ネタバレ所感
{netabare}それにしてもアドミニストレーターにとどめを刺したのが、チュデルキンの色欲というのが(笑)
仮に二人とも生きてたとして、どんな関係になってるんだろう?アドミンさん許すとは思えません。{/netabare}

実は陰のある神代凛子さんがお気に入りだったりもする。



視聴時期:2018年9月~2019年3月 リアタイ視聴

-----


2019.04.12 初稿
2019.09.22 追記
2020.08.01 修正
2021.08.04 修正

投稿 : 2025/01/11
♥ : 66
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

フラクトライトは電気人形を人間に進化させられるか?

アニメーション製作:A-1 Pictures
監督:小野学、
総作画監督:鈴木 豪、山本由美子
キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木 豪、
西口智也、山本由美子、原作:川原礫

原作小説が全世界で2000万部以上の
売上を誇るSAOシリーズ四度目のアニメ化。
アインクラッド編から数多の困難を乗り越えた
主人公のキリトが、ファントムバレットの残党に
襲撃されたことをきっかけに、
また新たなVRMMORPGの世界に足を踏み入れる。

近未来を想定した緻密な世界観。
ユーザーの脳に直接接続できるギアを装着し、
仮想の五感情報を受けることによって、
よりリアリティのある仮想世界を体感できるゲーム。
それに人工フラクトライトという
誕生からの記憶を蓄積させていく
ボトムアップ型のAIを搭載することで、
より本物の人間が暮らすような世界を構築した。
ゲーム開発の目的は、育てたAIを
無人兵器に搭載して軍事利用することだった。

ゲーム内のアンダーワールドとされる世界には
「人界」と「暗黒界」というふたつの勢力があり、
お互いの力は均衡状態を保っていた。
キリトは村で出会ったユージオとともに
幼いころの記憶として残っている
アリス捕縛の謎を解き明かすために旅立つ。
相対するのは、禁忌目録や整合騎士、
そして人界を統べるアドミニストレーターだ。
少しずつ謎が明らかになる序盤や
大木に挑戦する物語は、楽しませてくれた。
キリトとユージオの友情がメインの
ストーリーになると思っていた。

しかし、中盤以降の展開は、
個人的には残念な出来と感じてしまった。
そもそも、キリトとユージオに友情というものが
成立していたのだろうかとさえ思える。
この作品は、観るたびにある種の気持ち悪さが残る。
キャラクター造形が浅薄で、
作者の欲望をそのまま具現化したのではと
思えてしまうのが原因だ。
それは俺Tueeeeなどの問題ではなく、
物語自体に他者に対する視点が欠けている
のではないかと感じてしまうからだろう。
VRMMORPGの世界で、フラクトライトという
(攻殻機動隊のゴーストと同じようなもの)
壮大な機能まで登場させているにも関わらず、
それを全く活かした話になっておらず、
結局、人間を表現できていないのが、
このシリーズの最大の弱点だ。

正義と悪が完全に分離するのは良いのだが、
悪はどうして悪になるのか、
正義はどうして正義なのかという描写が
あまりにも不足しているのではないだろうか。
そして主人公は完全無欠の英雄で、
人間らしさがほとんど見られない。
これは、外部キャラからの視点なら
まだ納得できるのだが、ほぼ主人公を
中心に展開するストーリーとしては、
大きな問題点に見えてしまう。

是枝裕和監督の『空気人形』という作品がある。
いわゆるダッチワイフ(ラブドール)が、
自我を持つというストーリーなのだが、
それによって「私は空っぽ」だと感じる。
また、色々な感情を獲得することによって、
持ち主から「面倒臭い」と言われてしまう。
心を持つということは、そういうことなのだ。
SAOは、今回は特に「心」をテーマに
しているにも関わらず、そういう「面倒臭さ」は微塵もない。
だから、私は、この作品に空虚さを
感じてしまうのだろう。

{netabare}シリーズはこの後も2クール続き、
完全な人工知能として目覚めたアリスを巡って
暗黒界と戦うことになるようだ。{/netabare}
難点ばかりを挙げたが、緻密な世界観は良いと思う。
アリシゼーション計画は、どこに向かうのか。
引き続き、最後まで見届けたい。
(2019年5月12日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 50

73.6 14 恋愛で学園なアニメランキング14位
ロウきゅーぶ!SS (第2期)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (909)
5220人が棚に入れました
少女はスポコン!コーチはロリコン!?

悩み多き少女たちに翻弄されまくりなさわやかローリング・スポコメディ!
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

1期に続き ロリスポは伊達じゃない!

原作  ラノベ  未読

全12話

第2期目

ジャンル:ロリスポコン


2期目なので、あらすじは省きます。

感想
5年生の女の子5人が加わり、益々ロリ萌えですね。^^;

特に5年生のミミちゃんの試合中の掛け声なんか、いかにもロリ声でしたね。
ちょっとやり過ぎ感がw ^^;

みんな可愛いですが、自分はひなたが可愛過ぎてw (●´ω`●)
{netabare}
彼女達が、どんどんバスケの実力が成長していき、見てるこっちは嬉しかったです。 
特に、真帆とひなたの成長が凄かったな~ (*´∀`)

終盤で、ぷぷぷーの娘が、事故とはいえ、すし屋の「寿し藤」が出展した油揚げの鍋を駄目にしておいて、謝りもせず・・・
その後のバスケの試合後も、謝罪の言葉が無かったのは、ちょっと不満でした。

後は、毎回のように入浴シーンがありますが、中学、高校生の娘がいる自分には、流石に苦笑いでしかなかった・・・
ε- (´ー`*)はは
{/netabare}

感動した所では・・・
11話の試合中、アツくて泣けて
12話の試合後、もらい泣きでした。

ただのロリ萌えアニメじゃない所が良いですよね!

バスケの楽しさ、あきらめない心、仲間を信頼する想い
これらが上手く描かれてて、作品的にも良いできだと思います。

絵柄やロリが嫌いでなければ、どなたにもオススメできる作品です。
(=´ω`)ノ


OP:「Get goal!」(第1話 - 第11話)歌 - RO-KYU-BU!

ED:「Rolling! Rolling!」歌 - RO-KYU-BU!


最後に一言
昴のロリコンめ!(=^・ω・^)   

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

小学生の終わりと始まり

ロウきゅーぶの続編にあたるSS(セカンドシーズン)。
決して、小学生は最高だぜ!と誤解しないようにして頂きたい(苦笑)
血迷った名言が気になる方は1期視聴で確認して下さい。

下らない前置きはさておき、本作は1期視聴をしなくとも雰囲気は感じとれる作風になっている。
むしろ2期視聴からのファン層を獲得するシナリオ構成に仕上がっており、続編に期待する方には消化不良とも3期をほのめかす結末とも感じる。
それも前作とは異なり、あざとさを多用しロリキャラを愛でるシーンが多くあざと可愛さを魅せつける創りにしている。主人公の昴も相変わらず変態ロリコンコーチとして、親身に小学生5人を指導し励み共に成長していく。

しかし、今作はキャラ立ちした彼女達が活かされず、不整合なエピソードを繋ぎ合わストーリーとして一貫性がない。次回への引きとして脈絡が薄く、あざと可愛いさで媚を売り、時々バスケ演出を組み込みパート分けされたような構成になっている。エピソード内容として、お祭り、誕生日会、修学旅行、料理対決といったサービス回が目立ち、バスケに結びつける為に必要な日常シーンではない。
前作では、愛莉のメンタルを鍛える為に水泳練習をするという強引にでもバスケ向上が感じられたが、脚本の根本がぶれており、キャラ可愛いな~で終わり。何もバスケに反映されないエピソードになっていることから、ストーリーラインとして面白みに欠けてしまう。
さらに6,5話にあたる番外編の構成が番宣となっており、Aパートのみ「ともかのいちごサンデー」、Bパートについては1~6話までの総編集と呆れる始末。

その一方、彼女達の当て馬として描かれる小学5年生チームもネタ不足及び終盤を盛り上げる要員だが掘り下げが薄い。実質、雅美しか脚光を浴びておらず、ミミ、かげつ、竹中姉妹は附属としか感じられない。個々のエピソードを繋ぎ合わせた脚本で、バスケの楽しさ、悔しさも部分的にはあるが、メインの小学6年生がお膳立てするだけで中途半端になっている。6年生チームに至っては、あざと可愛さだけで、バスケ演出をされてもキャラ成長が無い為に楽しめず、5年生チームにバスケの楽しさ、チームの在り方を教える形となりキャラの魅力が半減している。

浮き沈みの無い展開となり、10話より宿敵校とのバスケ試合を迎える。彼女達がバスケを通じて得た経験、思い出を出し切る演出によって熱くさせるスーパープレイ合戦や互いを認め合う好敵手との駆け引きは見応え合って少し温かい気持ちにさせてくれた。
だが、シナリオ構成としてロリコン推しが際立っていた為にエピソードとして浮いてしまっているのが難点である。さらに11話作画は酷すぎる。特にヒナタ、智花の投身・表情の崩れが目立ち苦笑いしかない。

今期で終わるのか不明だが、最後の演出を見る限り智花と昴の見えない糸を手繰り寄せるバスケへの想いが表れていたと思う。中学生になろうと昴と彼女達の縁を結びつけるモノは、バスケしかない終わりになっていた。

ロリコンスポーツと銘打っているが、今作はロリコン+スポーツと一線を引いた展開が多く仲良し5人組の絆を深めるわけではなく、彼女達の意思を継承させる小学5年生をメインに捉えさせる作風になっている。それだけキャラのバランスを保つことが難しく、バスケエピソードの幅に融通が利かずスポ根を描ききれないと感じた。

キャラアニメとしたら楽しめる作品とは想うが前作よりパワーダウンは否めない。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 35
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

勉強も恋愛も大事、だけど今はみんなで真剣にミニバス頑張ってます!

原作未読 1期視聴済 全12話

ロウきゅーぶ!の2期です。関係性から1期から観る事をオススメします。

小学生バスケットボールチームのコーチを引き受けている高校生の長谷川 昴(はせがわ すばる)と選手である湊 智花(みなと ともか)、三沢 真帆(みさわ まほ)、永塚 紗季(ながつか さき)、袴田 ひなた(はかまだ ひなた)、香椎 愛莉(かしい あいり)5人の6年生チームの友情とそれぞれの成長を描いたものです。

今回は対抗心メラメラwの5年生チームとのやりとりがメインとなります。
智花たち6年生チームは1期で色々なことを乗り越えたので、今回は5年生相手にお姉さん的な要素が強かったですね。

1期と比べると萌え展開を押さえた印象なので(特に後半)、観やすかったですね~{netabare}(でも相変わらず定番のお風呂のシーンはありましたがw){/netabare}

ぷぷぷ~にはちょっとイラっとしましたw

終盤は試合がメインとなりますが、熱かったですね~描写も細かく描いていて見応えがありました。

試合後半、昴の声に力が入りましたね~ちょっとウルっときました。

最後は涙流さずにはいられませんでした。
素敵な最終話でしたね。

作画が苦手じゃなければ、一生懸命バスケをしている彼女たちを是非観てくださいね^^

OP 1期と同じく「頑張っているよー!」というイメージの曲です。元気になれます^^
ED この作品を象徴した下記の言葉を逆手にとった歌ですねw

最後に、「小学生は最高だぜ!」で締めくくりたいと思います^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 34

81.3 15 恋愛で学園なアニメランキング15位
カードキャプターさくら さくらカード編(TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (724)
4443人が棚に入れました
木之本桜は友枝小学校5年生の元気だけが取り柄の女の子。そして魔術師クロウ・リードが創ったクロウカードの主である。今日から2学期、さくらのクラスに転校生の少年・エリオルが紹介された。さくらは彼になんとなく懐かしいような印象をもつ。「初めて会った気がしないなぁ」そうつぶやいたとき、「僕もですよ」と言いながらエリオルが現れた。それをイライラしながら見ている小狼と、楽しそうにビデオ撮影している知世。クロウカードが集まって平穏な日常が戻ったかに見えたが・・・。 ある日、友枝町に不思議な雨が降った。さくらはクロウカードでこの雨を静めようとしたが、なぜか封印の鍵が杖に変わらない!

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

歌うように奇跡のように 想いがすべてを変えていくよ きっと 驚くくらい

1999年~2000年に放送されたカードキャプターさくらの3期 全24話

木之本桜 CV丹下桜 ケルベロス CV久川綾 大道寺知世 CV岩男潤子
李小狼 CVくまいもとこ

クリアカード編からほんの少し女の子らしく成長したさくらの新たなる活躍が描かれる直接の続編です。

お堅いNHKですから人気が出ようと制作費の変化は無いようですので、
製作側の情熱が作品の出来に反映されやすいです。

まずOPをフルコーラスで聞いてください。
アニソン史上に残る傑作「プラチナ」作詞 岩里祐穂 作曲 菅野よう子 歌 坂本真綾
現在ネット上には上がっていないようですので、真綾さんのベストをレンタルするか、アマゾンでダウンロードがベストです。
これはもう完全に大人向けにシフトしています。

さくらも流されるだけのお人形ではなくなり、思いやりと勇気そして使命感で戦う少女に変わっています。
女の子が恋をして大人になる一瞬手前の不思議な空白の時期。
それをファンタジックな手法で描いた作品だと思います。

この先に何があるか分からない不安と期待が作品全体を覆っています。
さくらカードはあらかじめ用意されたものでは無く、さくらという少女が居た証し、
さくら自信が作り出していくものです。

1,2期と比べて少しですがヒロイック性を帯び、
さくら達を翻弄するようなキャラが登場して物語性が増していくのが分かります。

視聴者は1期と2期のあいだ頃に「劇場版カードキャプターさくら」
3期の後に「カードキャプターさくら封印されたカード」を見ることによって、
この物語を味わうことが出来るでしょう。

それは、アニメ史上最も可憐で、優しく、強い心の少女「木之本桜」の、
知世ちゃんしか知らない、秘密の成長物語です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突如現れた謎の転校生…めざめた星の鍵…再びさくらがカードキャプターとして出動する!

この物語は「カードキャプターさくら」の2期に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

クロウカード編では、カード収集の長い道のりと最後の試練を乗り越えて、ようやくカードの主として認められるようになりました。

これまで身の回りで様々な超常現象が起こっていたのはクロウカードが世に放たれてしまっていたから…
だから、カードを全て回収した今、もう身の回りで不思議な事が起こる要因は排除された筈でした。
ところが、超常現象は全て収まっていた訳では無かったんです。
きっかけは友枝町に降り続いた長雨…
隣町では星が見える夜空であるにも関わらず、友枝町だけに雨雲が停滞して雨がやむ気配は一向にありません。
そう、この雨はとある人物によって仕組まれたことだったのです。

桜は、クロウカード収集時と同じようにカードで雨雲を晴らそうとしたのですが、クロウカードは桜に反応しなかったのです。
それはクロウ・リードが作り出したクロウカードだったから…
そう、正式なカードの主となった桜はクロウカードを使い続ける事ができなくなっていたのです。

クロウカード収集時の最後の試練で現れた桜の属性は星…
従って、クロウカードを自分の属性に合致させる必要があったのです。

「クロウの作りしカードよ 古き姿を捨て生まれ変われ 新たな主 さくらの名のもとに」

こうしてクロウカードをサクラカードに変えていく「サクラカード編」の物語が動いていきます。

このサクラカード編を視聴すると、最初に妙な違和感を感じると思います。
別に桜やリ・シャオランが手を抜いている訳ではありませんし、桜の周りの人もこれまで通り一生懸命桜を支えています。

それでも払拭できない違和感…一言でいうと、桜たちが対峙しているのは「理不尽」なんです。
クロウカードをサクラカードに変える…
言うのは簡単ですが、遂行し続けるのはとても難しいことです。
なぜなら、カードを変換するには自身の魔力を注入しなければいけなかったから…

小学校5年に進級したとはいえ、桜はまだまだ子供…
生成できる魔力、蓄積できる魔力は、例えばどんなに素質があったとしても限界があります。
更に悪循環の根源になっているのは、桜自身が自分の限界を知らないこと…

クロウカード編を視聴した人なら、きっとこれだけでピンとくると思います。
桜は頑張り屋さんなんです。
どんなに苦しくても人に笑顔を見せる女の子なんです。
だから誰かの為に自分を追い込むのは、彼女にとって造作もないこと…
誰かがセーブしなかったら、きっと自分の全てを投げ打つのも厭わない女の子なんです。
でもそんなの誰も望んでなんかいません。
だからこそ、もどかしさを感じるんですけどね…

クロウカードをサクラカードに変える…
桜は自分の魔力を代償に、少しずつ使えるカードが増えていくのは目標でもありますし、彼女にとってきっと良いこと…
ですがカードの性質そのものを変えることの代償…これを当事者が見抜くのはとても難しかったと思います。
何故なら、変化が目に見えないから…

AがBになる、或いは大きさが半分になる…
こうして見た目が大きく変わってしまったら絶対に気付いたと思います。
でも世の中の変化って、目に見えるものばかりではありません。

きっと最初に異変に気付いたのは本人…
でも何の確証も無いので、いたずらに人を心配させたくないから口をつぐむ…
そのうち異変に確証が持てても一度つぐんだ口が開くことはありません。
だって、自分の大切な人に自分の事で心配かけたくないじゃありませんか…

敏感な人ならここで異変に気付く人がいてもおかしくありません。
桜の周りに敏感な人が居なかった訳でもありません。
あともう一歩踏み込めば繋がるラインを徹底的に第3者から踏みにじられ続けましたから…
やっぱりここで感じるのも「理不尽」なんですよね。

でもこのサクラカード編はたくさんの理不尽でモヤモヤするだけの作品ではありません。
時間を積み重ねにより、これまで見えなかったモノが見えるようになって…
これまで気付けなかったことに気付けて…
自分の気持ちに嘘をつかず、ありのままを伝える事の大切さと勇気を知って…
この僅かな時間の中で、みんなの心の成長は著しかったのではないでしょうか。

これまでこの作品は圧倒的なまでに「桜推し」で視聴していました。
でも、このサクラーカード編を視聴して、私の中で桜の次点はリ・メイリンになりました。
彼女の真っ直ぐさはとても気持ちが良いです。
彼女が真っ直ぐでいられるのは自信があるから…
そしてその自信を持つための鍛錬を決して怠らないから…
何に対しても絶対に逃げない彼女…
自分の信念と信条と笑顔を貫き通して…それ故に溢れた涙が止められなかった知世の家での1シーンは私も思わず貰い泣きでした。

失ったモノはゼロではありません。
以前のカード収集時より崖っぷちに立たされた桜たち…
どんなに傷付いても、どれだけ痛みを伴っても…所期の目的を完遂させようと必死にもがく桜たち…
彼女たちの雄姿が気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

2クール全24話の物語でした。
1期より物語自体はコンパクトになりましたが、全般的にとても丁寧に制作されていたと思います。
桜は1期以上に魅力を感じましたし、リ・シャオランだって随分格好良くなったと思います。
クリアカード編に突入する前に劇場版2作を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 15

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

さくらと魔法と大切な人たち。

「カードキャプターさくら」は、
1期と2期にあたるのが「クロウカード編」、
3期にあたるのがこの「さくらカード編」になるようです。

なので「さくらカード編」を見る前に
「クロウカード編」の視聴は必須です。

子どもの頃に原作も「さくらカード編」までは読んでいました。
大好きな作品。

久しぶりにアニメで見返してみて、
作品としての完成度の高さに感服です。

少女漫画の名作だから全人類観て。笑

「さくらカード編」は全24話です。

※以下、「クロウカード編」のネタバレが少し含まれているので注意です。


● ストーリー
魔術師クロウ・リードが作った魔法のカードである“クロウ・カード”。

封印が解かれたことでバラバラになってしまったクロウ・カードもすべて集まり、新たな主として認められた小学生の木之本桜(きのもと さくら)。

平和な日常が続く中、
転校生・柊沢エリオル(ひいらぎざわ エリオル)がやってくる。

それと同時にさくらの周りで再び不思議なことが起こり始める。
しかし、なぜかクロウ・カードが使えない。

自分の魔力を使って新たな“さくらカード”に変えることでカードが使えるようになり、次々と起こる不思議な出来事を解決していく。


「クロウカード編」はクロウ・カードを集めることが目的でした。

そして「さくらカード編」は、クロウ・カードをさくらカードに変えながら不思議な出来事に立ち向かっていくお話となっています。

全体に大きな伏線や謎が張られていて、1話完結型のストーリーの中で伏線を回収していくストーリーの描き方がお見事。

カードを使う魔法少女。
とにかく今回もさくらの可愛さ爆発です。

「さくらカード編」の特徴のひとつとして、
恋のお話が動き出すところが見どころですかね。

さくらも、カード集めのときにはライバルだった李小狼(り しゃおらん)も、高校生の月城雪兎(つきしろ ゆきと)に恋していました。

さくらは変わらず雪兎に恋していて、
でも小狼は自分の雪兎への気持ちは恋とは違うと気づき、
そして気持ちはさくらへ…

という胸キュン爆発展開。笑

アニメオリジナルキャラの苺鈴(メイリン)は、
「クロウ・カード編」ではいまひとつ好きになれなかったのですが、

今回はものすごく好きなキャラになりました。
本当に小狼のことが大好きで、一途な気持ちに涙(´;ω;`)


最終話の展開は原作と少し違うなと感じたのですが、
どうも原作よりアニメの方が早く最終回を迎えてしまったためのようですね。

原作のラスト、大好きな名シーンだっただけに少し残念。


● キャラクター
ストーリーも面白いのですが、
やはりこの作品はキャラが完璧だなと思います。

主人公のさくらは、
いろんな影響を与えた文句なしの完璧主人公キャラ。

友だちも家族もカードたちも大好きな素直で優しい女の子、
めげそうになるけれど、周りに励まされてピンチを乗り越えていく心の強さ、
そして天才的な可愛さ。

もうひとつの特徴として、
さくらの衣装へのこだわりが挙げられます。

不思議な出来事に立ち向かう時には、
親友の知世(ともよ)ちゃん作成の衣装を着るのですが、
毎回デザインが違うんですよね。

しかも全部可愛いし、
どれもめちゃくちゃ似合ってる。

私服も毎回違っていて、
それもどれも可愛い。

何でも似合うさくらの可愛さは本当に天才的。

ふりふり衣装でもなんでも可愛く着こなせるのは、
小学生という設定の強みでもあると思います。


李小狼。

カード集めでも恋でもライバルであり、
時には助けてくれる心強い友だちでした。

「さくらカード編」ではさくらへの恋心を自覚し、
なんでもお見通しの知世ちゃんに背中を押されながら、
告白しようと頑張る小狼が可愛い(*´Д`)

さくらがピンチの時にはいつも支えて、
本気で心配してくれ、優しくてかっこよくてヒーローです。

一番好きなキャラを聞かれると、
私は小狼と答えるかなあ。


今回いろんな事件を引き起こす張本人であるエリオルも、
別に悪い人というわけではないし、

とにかくキャラ配置が完璧なのよね。
どのキャラも魅力的すぎる。


● 音楽
【 OP「プラチナ」/ 坂本真綾 】

名曲です。大好きです。

それ以上に言うことがありません。笑


【 ED「FRUITS CANDY」/ こじまめぐみ 】

曲も可愛くて好きなのですが、
何よりも映像が可愛くてセンスのかたまりすぎて大好き。


● まとめ
放送は1999年からなのでおよそ25年前の作品なのですが、
今見てもものすごく面白かったし、

キャラの言動が完璧で、少女漫画としての完成度も高くて、
あらゆる場面で原作者のCLAMPの天才っぷりを感じずにはいられませんでした。

何度も言うよ、本当に名作です。

私の中では「カードキャプターさくら」はここで完結なんだけど、
今は続編である「クリアカード編」があるんですよね。

さくらが中学生…うーん、小学生だからこその可愛さだと思ってしまっているところがあるから、そんな自分に受け入れられるかどうか…。

でも気になっているので、
そのうち続編も見てみたいと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 14

68.2 16 恋愛で学園なアニメランキング16位
ワルキューレ ロマンツェ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (694)
4202人が棚に入れました
原作:ワルキューレ ロマンツェ[少女騎士物語] 監督:山本裕介 シリーズ構成:ふでやすかずゆき、キャラクターデザイン:桂憲一郎、音楽:ランティス 山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子 橋本みゆき

声優・キャラクター
山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子、生天目仁美、柚木涼香、水橋かおり、今井麻美、千葉千恵巳、新井里美、内山夕実、米澤円、下屋則子、飯塚昭三

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ジョストって何? 美味しいの? 

原作 アダルトゲーム 未プレイ

全12話

ジャンル:ジョストの学園ハーレムラブコメ


ジョストと言う 騎士の一騎打ちで、馬上槍試合の競技

主人公は、天才騎士と言われていたが、ある理由から騎士の道を諦めてべグライター(騎士の世話役で、パートナー)へ転向。

女性ばかりの学園なので、みんなからべグライターになって欲しいと迫られる設定です。


キャラデザは綺麗だし、皆 可愛いです。
最初見た印象は、雰囲気が「プリンセスラバー」に良く似てるな~って思ったら・・・
案の定 同じエロゲー会社 
開発元 Ricotta
キャラデザも 同じ 
こもりけい
でした ^^;

所々、パンチラ等のサービスカットありです。^^

感想としては
話の内容は、特別 惹かれるものはないですが、初めて聞く「ジョスト」という競技には、興味が持てました。

結局、主人公が誰のべグライターになるのか?
予想はついてたけど、最終話まで引っ張るのには、ちょっとイライラさせられました。
それに、決勝戦がダイジェストなのも残念。


キャラは、ありきたりだけど、いろんな子がいて良いですね

自分は、皆が憧れる スィーリア先輩が好感もてました。

いいキャラしてたのはベルティーユ 
高飛車だけど、面白いから憎めないです ^^



総評すると
自分は 可もなく不可もなく・・・普通でした。

ゲームをプレイした人には、思い入れとかがあって楽しめたんじゃないかな?
あとは、プリンセスラバーが好きだったらオススメ。

初見の人には あまりオススメできません 
時間があればどうぞ~的な「お茶」作品。



op:「UN-DELAYED」 歌 - 橋本みゆき

ED:「MoonRise Romance」 歌 - 麻生夏子


最後に一言

クララが立った! うわ~ん  ゜(゜´Д`゜) By ハイジ

投稿 : 2025/01/11
♥ : 50

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

突くことの快感を覚えたオンナノコ

本作は、一騎討ちで行われる騎馬戦競技『ジョスト』を中心に育まれる恋愛物語です。
この競技を題材とした作品は他にあるのでしょうか?
珍しいと思います。
てか私、本作を観るまで恥ずかしながらこの『ジョスト』という競技の存在すら知りませんでした。
でもこれが幸いしたのか、作品自体はよく見るコテコテのハーレムものなのですが、目新しい気持ちで臨むことができました。
ジョスト、けっこう面白いスポーツですね。


~本作においてのジョストの軽い説明~
(あくまで初見の人間がこの作品で学んだことです)
・馬上での一騎討ち
・装備は槍状の武器、鎧、兜。
・3ゲーム先取したほうが勝利
・通常は"騎士"と"ベグライター"でペアを組む


だいぶ端折ってますが、まぁこんな感じです。
ストーリー上で大事になってくるのは、一番下の項目。
(※ベグライター…作戦などをたてるサポート役)
ベグライターが男主人公、その周りの女の子は騎士という構成で進むわけですが、
主人公は優秀なベグライターだそうで、
様々な女の子騎士から誘いを受けるってのが大筋であります。
はい、ハーレムの完成!


主人公の澄ました感じはあまり気に入りませんでした。
が、そんな彼がラッキースケベに遭遇しまくる様子は、
観てて何気に面白かったです。


それともう1つ、メインヒロインの一人である美桜が騎士になる展開は誰でも予想できると思いますが、その動機が何か面白いです。

『私、もう1度騎乗したいの!』(言ってません)
『私、またこの棒で突きたいの!』(言ってません)

言い方はともあれ、ジョストの楽しさに目覚めたようです。



OP「UN-DELAYED」 歌ー橋本みゆき
ED「MoonRise Romance」 歌ー麻生夏子

OPは橋本みゆきさんですから。
ハズレなどあり得ないのです。


--------------------------


とある女騎士がインタビューに答えてくれました。
???『ジョストは最高ですわーねー♪』
だそうです。
楽しそうで何より。


後半の様子を観ると、ベグライターいらなくね?
ベグライター不在者が勝ち残ってんじゃん!
なんてツッコんでしまいましたが、
ジョストの演出はなかなかにかっこよく見応えは充分でした。
もういっそのこと、完全なスポ根ものとして観たい。


視聴後の満足度はわりと高いほうでした。
作画もかなり綺麗ですし。
でも、スポ根要素がなかったらキツい気がするのは・・。

お気に入りはいなかったものの、キャラは普通に可愛かったです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 45

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

感想

18禁原作らしいですね、これまたよくあるハーレム

ジョストをもっと前面に押し出せばそれなりにいい作品になったとおもうけど

ハーレム系だからしょうがないかな~

あえての推しメンはスィーリアかな

最後まで見たけど特に印象に残りませんでした。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40

62.0 17 恋愛で学園なアニメランキング17位
フォトカノ(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (748)
3921人が棚に入れました
「ファインダーの向こうのキミに……恋をした。」人気恋愛シミュレーション「フォトカノ」がアニメ化決定!

~プロローグ~
主人公前田一也(まえだかずや)は、光河(こうが)学園に通う高校2年生。特に心が沸き立つこともなく、平凡に夏休みが終わろうとしている。
そんな、夏休み最後の夜。主人公は父親からデジタル一眼レフカメラを譲り受けた。これまで、デジカメには特に興味がなかった主人公だが、いざ手にしてみると、そのずっしりとした手応えと、機能美に魅了された。もともと、いわゆるデジモノが好きなのだ。
『とりあえず、明日、学校へ持って行って、何か撮ってみるか』
代わり映えのしない毎日に、変化が生まれた瞬間だった…

声優・キャラクター
島﨑信長、伊藤かな恵、中原麻衣、金元寿子、水橋かおり、斎藤千和、大亀あすか、沢城みゆき、伊瀬茉莉也、遠藤綾、水原薫、長谷川明子、高垣彩陽、緑川光、白石稔、岡本信彦、世戸さおり
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

写真を通して、微エロを撮るか、素顔を映し出すか

前半について
女の子を被写体にしたりきわどいアングルが撮りたいとか
わからなくもないけれど

欲望をそのままにアニメに出しすぎていて
少しひいた。

私もレイヤーやっているから写真を撮ってもらいたいとか
嬉しいってのもわかるけれども


なにを求めている?
女の子がわからみたらちょっと嫌なアニメかも

途中で断念しちゃうかも

4話までみたけれど{netabare}
出会いから主人公に対して好感度高いし
主人公に最初から友達、普通の設定

ぶつかってキスとか
友達に押されて胸触っちゃうとか
不可抗力が好きなのはわかるけど
女の子の反応がありえない。

{/netabare}
これがエロゲならアリなのにw
男の子からの目線なら楽しめるのか
それなら
主人公よりもフォト部員かな
いかに際どい写真を撮るか。

でも犯罪レベルだよね
許可とってなければ盗撮だし

真似しそうだけど
そこらへん。どーなんだろう


女の子は自体はかわいいと思うよ。

後半について

さねはら編よかった♪ずっと花があるから花言葉関係あるとは思っていたけれど
やっと調べた

そのまんまだ。
花言葉って複線の使い方として
使いやすいよね

後半の女の子それぞれピックアップした話は結構好き。
写真を通して素顔を映し出せるってとこが
特にいい
けれど前半が悪かったのは消せない

投稿 : 2025/01/11
♥ : 44
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

この作品女性はどう観るのだろうか?

男の子が楽しむアニメっぽいですね。
かーるく変態心をくすぐりますよね。
コレって女の子がみても楽しめるのかな?

露出している訳ではないですがポーズやアングルなど
微妙にエロスを感じてしまいます。
その辺りがウリなんでしょうけど。
実際カメラもって校内ウロウロしてる奴が居たらちょっと引くよね。
校内で紙袋に入った果物ばらまくこともありえんだろうし…。
アニメ(ゲーム)ならではの微ファンタジーですねコレは。

多分、好みの女の子見つけないと楽しめない作品なので目星をつけておいた方がいいかも。
クールビューティーなお姉さんキャラ居ないかな?

※2話感想{netabare}
登場人物の中ではなんだか担任の先生が一番タイプな気がするけど、
被写体じゃなさそうです。(^_^;)

主人公は美女にはモテるスキルがあるようで羨ましいですな。
高校生ならスク水の校内アイドルに「撮って」とか「あなたのためなら」
とか言われたら惚れてしまうよね。絶対気があるとしか思えない。
二人っきりで撮影会とか…もう、はしたない娘だねぇ。(*^^*)
こんな調子でこの先もラブ&ハーレムが待っていそうなアニメです。

写真部は変態の集まりみたいでこちらはコメディ路線かな?

キャラが多くて誰が誰だか把握し切れてないですし、どう楽しむか困惑中と言う所です。
好きなキャラ見つけて、柱のストーリー待ちかな。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
認めんぞ認めんぞあんなキス。歯茎までしびれるキス…じゃねーよ!
笑わすな。笑わすな。反射神経どこ行った?

押されて偶然おっぱい鷲掴みだと!?ウソつけー。
あの位置で押す方も押す方。
気付かない振りしてるけど前に水着女子いるの判るだろっ!

ツルツル廊下も転び方不自然だし「アーッ!」じゃねーよ!「アーッ!」じゃ!
しかもスカートの中見たくらいで気絶してんじゃねーよ!
いつまでも股開いてる女も女。予測できるだろー。

多数のラッキースケベ連発しながらも女性好感度上昇してるじゃないか。認めんぞ。
(視聴者の好感度は知らないけどね)

生徒会長に至っては強要しちゃってましたが満更でもないご様子…もう無敵じゃないか。
自分でポーズとらせておきながら、なーにが「シャッターチャンスだ!」だよ!
(多分ゲームでそういうかけ声なんだろうけど)

写真部も廊下掃除は反射でスカートの中を狙うのかと思ったら転んだシーン狙いでした。
なんにせよフォトジェニックってなんなん?え?なんなん?

ストーリー的には高飛び込みや新体操等部活系で進展ありそうだけど浅そうです。

どうせなら街に繰り出して欲しくなって来ました。(捕まるけどw)
どうもケツの青い女子高生縛りじゃ好きなキャラが出来なさそう。
それに「撮って撮って」と媚びてくるとありがたみがないんだよ恥じらえよ。

ん!?こーやってツッコミながら観るかな?
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回はいつもより更に内容がないよー。

妹が不自然にスク水で抱きつき顔についた匂いやプールの水滴を
味わっていましたが…気持ち悪いッス(^_^;)

不正登校ネタで何時まで室戸さん脅しちゃうんでしょうか?
主人公ゲス染みてきましたが大丈夫なのでしょうか?
室戸さんの為の優しさが隠れている…のでしょうか?

新見さんに写真に関してカッコイイ事言ってますが、
「シャッターチャンス!」と思う瞬間が胸チラの瞬間だったりで
どうも説得力がないんですよね。

本に関しては鞄にしまうなり部室に置いてくればいいのになぜ下駄箱?
それに下駄箱の中で何が引っかるというのでしょうか?

体育館に被写体みんな集まってましたが共通点が謎です。
ストレッチの写真に美学や参考になる物などあるのだろうか…?

来週は蜂が絡んで一騒動ありそうです。
スズメバチの巣なので危険です。
巣を取り損なう業者もどーなんでしょうかね?
{/netabare}

※5話感想{netabare}
スズメバチはスルーでした。余計なアンテナ張ってたみたいです。

ようやくラブコメ展開になって来ました。新見ルートってやつでしょうか?
なんだかモテない人の妄想をアニメにしたような感じですがね。
現実では好きな女の前であんな自虐を口にしたら終わりです。「恋」も「男として」もね。
恋愛格差を感じて思い悩んだとしても他の男と似合うとか口にして欲しくなかったな。

主人公以外はみんな良い人で好感持てるんですが、
肝心の主人公に魅力が見いだせないです。ゲスな上に今回の卑屈さで更にマイナス。
次回は少しは男らしさを見せるのかな?
もう他ルート消し飛ぶ位がんばらないかな。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
新見さんってば、どんだけ前田くん好きなんだよぉ。
好き好き展開で笑ってしまいました。
公園で尻を押させる意味は分かんなかったけど、
嫌いな所など微塵もない純度100%の「好き」を見せてくれました。
超理想妄想展開で見てるこっちが恥ずかしいけど、ここまでやってくれると天晴れです。

他の人が入る余地無さそうなんでこれはこれで一つのエンドですかね。
次からまた違う妄想が待っているのでしょうか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
あまーい妄想に付き合うのも疲れ気味ですし、
『新見ルート』以上は無い気がしますが最後まで観ようとは思っています。
「結局お前も好きなんだろ!?」っと言われそうですが。(^_^;)

今話の『ののかルート』も男の願望を押しつけたあまーい妄想の様なストーリーでした。

前田くん、写真頑張ってるといっても女体ありきです。
「モデルがおらずグラビア風ポーズだとNG」と言ってましたが当たり前です。
だって気味が悪いもの。ホームルームで議題にされないだけまだましです。

ののかも朝練に付き合う代わりにモデルOKしましたが、
思春期の男にとっては両方美味しく交換条件になっていない様な…。

手ブラ擬きとか好き好きが激しすぎてこそばゆい。
訳の分からん不良に絡まれる展開もどーなんでしょうか。ひどく安っぽく感じます。
結局は超幸せなお付き合いが始まるみたいです。
はいはい。末永くお幸せにー。今話も天晴れでした。

それはそうとED曲は有名声優さんが週替わりで豪華ですねー。
{/netabare}

【総評】
うーん、やはりゲーム向きなんでしょうね。
妄想度が高く自動的に上手く行く恋物語を見せられても
ドキドキ感ないし共感も出来ないです。
主人公に魅力がないのはゲーム上で自分と重ね合わせ易い様に
無個性にしているところがあると思いますがそれにしてもつまらない男です。

女の子たちは男から見て理想的な性格で容姿も良く声も良く、
ゲームなら頑張って攻略したくなるかもしれませんが、
なにせアニメだと努力もなく一方的に好かれている感じがしてありがたみが無いです。
新見さんとの話は一応ラブコメっぽかったですけどね。

気に入った女の子が居たり、ゲームファンや
ピンポイントな声優ファンなら楽しめるかもしれませんが、
普通のアニメ好きやラブコメ好きの方は満足できる作品ではないと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 38

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ぶひぶひ^^

最初の4話まではキャラ紹介のような共通シナリオですが、5話以降はメインヒロインだけが2話、他のヒロインはそれぞれ1話ずつの分岐シナリオで最終話の妹まで入れて全部で8人の女性ヒロインが登場します。4話まで視聴して気になるヒロインがいるなら、5話以降はそれぞれメインキャラ以外が話に絡むことはほとんどないので、話を選んで視聴してみてもよろしいかと思います。

もっともこの主人公はかなり不快感を撒き散らすヤツで、カメラを手に校内を徘徊し、相手の了解も取らずに撮影するのは当たり前。相手の弱みにつけ込んで脅迫までするような鬼畜キャラなので、正直なところ一度は視聴を断念しましたが、豪華な声優を並べたヒロインたちに輝いているキャラがいる事を期待して何とか完走した状況です。

分岐シナリオはどれも尺が足りない事もありますが、一方的にデレる印象が強く、過激な露出こそありませんが、水着で卑猥なポーズを撮影するのがお約束みたいでした。主人公を取り替えてもう少し話を膨らませれば、そこそこ良い作品になりそうな話もありましたが、あまりお薦めは出来ないですね^^
真面目に写真をやっている方が偏見を持たれたり、よい子が真似をして人生を棒にふらなければいいなと願うばかりです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 33

81.9 18 恋愛で学園なアニメランキング18位
Just Because!(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (907)
3655人が棚に入れました
高校三年の冬。
残りわずかとなった高校生活。
このまま、なんとなく卒業していくのだと誰もが思っていた。
突然、彼が帰ってくるまでは。
中学の頃に一度は遠くの街へと引っ越した同級生。
季節外れの転校生との再会は、
「なんとなく」で終わろうとしていた彼らの気持ちに、
小さなスタートの合図を響かせた。

声優・キャラクター
市川蒼、磯部花凛、村田太志、芳野由奈、Lynn、櫻庭有紗、貫井柚佳、近藤玲奈、千本木彩花、天﨑滉平、山本祥太、柳田淳一、小林大紀、大川透
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「伝えたい」「伝えられない」の高校生恋愛模様。内容は観てのお楽しみ。

高校生の恋愛模様。
ごくありふれた日常を切り取った物語のようす。
音楽も控えめでとっても静かに進んで行きます。
優しい雰囲気を感じますね。
1,2話観ましたがとても次回が気になります。
悲しい展開になるのか、円満な展開になるのか、現時点で全く分かりませんので楽しみに視聴してゆきたいと思います。

私的にこの作品、感覚的に今期一番気になっております。良い作品でありますように。。


4話まで視聴 {netabare}
大晦日に瑛太の親友への告白セッティング。
美緒は複雑な気持ち。
瑛太はそんな美緒の横顔を見てしまった。
これが初めてなのか、また中学の頃にも見てしまっているのか。
サブタイトルが引気になります。
「あいつを好きな君の横顔がたまらなく綺麗だったから。」 {/netabare}
視聴していて、5人がそれぞれ努力して、空回りして、告白して、苛立って・・・いろいろな感情に感情移入しております(喜)
次回も楽しみです!

7話までの視聴
後半突入
最後に美緒の心の言葉が声に出てしまいました。
{netabare}小宮は瑛太の事が好きなのか、それとも煮え切らない二人の状況にイラついているだけなのか。この3人でドロドロ行きそうですね。 {/netabare}
オジサンが心配なのは美緒の受験と作画崩壊です。7話大事な場面、最後の作画はギリギリアウトじゃねぇ? どちらも最後まで頑張ってほしい!!

10話までの視聴
この作品、皆の心が爽やかで観ていて良いです。
「江の島には爽やかな物語が合う」のかな?
7話終了時には嫉妬込みでこんな爽やかな恋愛三角関係になるとは思いませんでした。
{netabare}美緒「ダメって言ったのに」{/netabare}このセリフには思わず吹いてしまいました。
この関係は小宮の性格のおかげだねぇ。良い子です。
相馬と葉月の恋愛は観てのお楽しみ!
ここまで期待値以上に楽しませていただいてます。
これからラストに向けてドキドキ?ハラハラ?ホロホロ?それともニヤニヤ?
毎回が楽しみです。もう作画は気にしません!(笑)

最後まで観て
{netabare} 私の観たかった最終回はこんなのじゃなかった。
卒業式で行動的な泉を見たかったです。
そして叫びながら、泣きながら思いのたけを相手に伝える。
もう会えない。だから今までの有耶無耶を晴らすように叫ぶんです。
だから、だらだら校舎を歩くなよ!野球なんてしてるなよ!どこ探しに行ってんだよ!見つけるまで帰ってくるな!
最後に一番やって欲しくなかった1か月後の春になってのシーン。
ありきたりすぎてつまらん!
桜舞う中でお互いが告白しあって・・・美緒も良く許せるもんだ。
あー残念。
でも、最終話の半分まで面白かったよ。これ本当です。{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 68

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カメラ~ カメラ~♪(第7話「Snow day」、夏目さんのセリフ「……ダメ。」で撃沈。)

いかすぞカメラ いかすぞカメラ いかすぞカメラ~ ……って、それガメラだから!

ということで、『響け!ユーフォニアム』におけるヤマハの楽器のごとく、オフシャルサプライヤーとでも呼ぶべき立場でキヤノン(←「ヤ」はちっちゃくないよ!)が本作中のカメラ関連機材に関わっているらしいです。

どんな機材が出てくるか、楽しみですね!

……いやいや、ストーリーを楽しみにしましょうよ。何やら青春ラブストーリーなんですってよ、奥さん!
(といっても、第1話は状況説明だけで何もストーリーは進んでいません。)

2017.11.10追記:
第6話「Restart」、とても良かったです! 盛り上がりは最高潮へ。
そんな中で、公式サイトにて次回は前半振り返り特番「ふらり、Just because!の旅」となることがアナウンスされました…。

2017.11.27追記:
聖地巡礼特番を挟んでの再開第1発目となった7話「Snow day」、夏目さんはセンター試験へ。夏目さんの「……ダメ。」の破壊力たるや、凄まじいものがありました。ということで今回は暫定評価を付けてみました。

実はそんなに悪くもなかったあの特番1回で持ち直せるなら、私は特番を挟んだことは不問にしてあげます(笑)。

2017.12.29追記:
最終回を視聴終了。写真コンクール、まさかの展開(笑)!
私にとっては、後半は小宮さんを愛でるアニメだった…。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 66
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

スクールガール コンプレックス

鴨志田一シナリオ構成、制作PINEJAM。

父の転勤で地元を離れた主人公瑛太は、
中学校以来、また神奈川県に戻って来る。
受験と卒業を控えた残りわずかな高校生活で、
日常感溢れる小さな恋の物語が始まる。

お互いを理解できない少年少女の、
機敏な感情のすれ違いと日常風景、
美しい街並み、静かな音楽、校庭の夕焼け。
初めて手を繋いだ日のことを思い出した。
それは言葉に出来ない不思議な気持ち。

季節は冬、溜息を運ぶ夜のモノレール。
僕たちの消しゴムでは消せない記憶の数々。
いつまでも忘れられない切ない気持ち。
それは透き通って見えなくなった今でも、
心の中に「痕跡」を残しているのだ。
大人になっても変わらないものがある。

今だったら返事が変わる!?この台詞が好きです。

そうかも知れない。
そうじゃないかも知れない。

{netabare}新しい季節と恋の始まりを告げる素敵な終幕。{/netabare}
桜満開の素晴らしい描写に感謝しよう。

青春から巣立ちゆく前途ある若者に、
いつだって春は「追い風」である。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 60

70.0 19 恋愛で学園なアニメランキング19位
Classroom☆Crisis(クラスルームクライシス)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (611)
3312人が棚に入れました
火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。この都市の経済特区である「霧科市」に、
航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。

この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の
担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。

物語はこのA-TECに転校生・霧羽ナギサがやってくることから始まる。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなや、A-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する。
それを防ぐには今まで湯水のように使ってきた予算を節約し、開発コストを大幅に削減しなければならない……。
今まで目を逸らし続けていた現実をつきつけられたカイトは、果たしてA-TECの危機を乗り切ることができるのか。
そして霧羽ナギサの真の目的とは――。

声優・キャラクター
森久保祥太郎、雨宮天、小澤亜李、洲崎綾、夏川椎菜、津田美波、豊永利行、南條愛乃、近藤孝行、堀江由衣、阿澄佳奈

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

熱血

近未来SFアニメ。
学園もの、職業もの、宇宙もの等いろいろな要素が詰まっています。
簡単に言うと、闇鍋アニメかな。

宇宙開発事業に携わる霧科コーポレーション。
その一部署、宇宙エンジン開発チームA-TECが舞台です。
高校生部長霧羽ナギサがA-TECに赴任する所から物語が始まります。
のっけから霧羽ナギサは傍若無人。
でも、A-TECの面々と関わるうちに次第に変化が・・・。

中盤の政治話は、こんなことあるわけないよ的でストレスがたまりました。
まあ、それはご愛嬌。
終盤の怒涛の展開には興奮しました。
ゆっくり加速、次第に上昇、途中でつまずくも、最終的にはフルパワー急上昇でフィニッシュです。

本作はミズキとイリスのダブルヒロイン。
ミズキは明朗活発、イリスは冷静沈着。
けど双方とも、いざとなると熱血ですね。
その熱さは爽快そのものでした。
仲の良いダブルヒロイン。
最終的には微妙なヒビが入ってたけど、それも楽しいのかな。

最後に教訓。
技術の世界は人材がすべて。
有能な人材によるチームワークによりなし得ないことはない。
始業の精神を忘れることなかれ。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

在りし日のベンチャー企業の香り

原作無しのオリジナルTVアニメ。

キャラクターデザインがかんざきひろ。この作品のせいで、『エロマンガ先生』の原作を読み始めたころに神野めぐみが瀬良ミズキと頭の中でごっちゃになってしょうがなかったとかいうのはわりとどうでも良い話だったりします。

さて、作中の霧科コーポレーションのモデルはたぶん本田技研あたりじゃないかと思うんです。霧科の方がホンダよりデカい感じですけど。

町工場的な中小企業からスタートして、今や一大コングロマリット。創業者2人の苗字である霧羽と科宮を合わせて社名が「霧科」となっているわけですが、会社の経営は技術面を支えた科宮家ではなくおそらく創業時から経営面を見てきたであろう霧羽家が独占的に実権を握っています。

物語の舞台は「霧科科学技術学園」ということになっていますが、これは事実上の霧科コーポレーションの人材育成学校というか青田刈りして人材を抱え込むためのもので、生徒は結局のところ学生というよりはセミプロもしくはプロということになります。

A-TECはいわば「企業内ベンチャー」的なポジションで、クラス担任の瀬良カイトはそんな先進的な技術開発グループの長なわけですが、投入資金の割に採算が合わないという理由で社内政治の圧力を受けて、縮小あるいは解体の危機となり、そのマネージャーとして霧羽ナギサとその秘書である服部花子(アンジェリーナ)がやってくることになります。

この物語では、大企業の一部であるはずのA-TECに技術面でのリーダーであるカイトと経営面でのリーダーであるナギサが揃い、おそらく霧科がかつてたどってきた成長の道を繰り返すマトリョーシカ的な構造が見られます。紆余曲折ありますが、結局「A-TECは第二の霧科」ってことです。

もちろん現実の経営はこのアニメよりもずっと厳しいわけですけれども、それでも「ベンチャー企業特有の熱さ」みたいなものの再現性はなかなかのものじゃないかと思うのです。

それもたぶん今から30~40年くらい前の日本における「第二次ベンチャーブーム」的な感じですかね。大学生なのに起業してしまったり、部活と区別がつかないような素人のノリで仕事を受けてしまったり。そして「技術バカ」には担えない営業や経営の面倒を見る人がいたり…。

というわけで、当時を思い出しながら懐かしい想いでこのアニメを観ていました。なのでとても面白かったです。じゃあ若者にウケるのかというと、それはわかりません…。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 34
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

企業、学園、SF、政治、恋愛、復讐、、、

2015夏期1クール 原作MONTWO(アニメオリジナル)
監督長崎健司氏 脚本丸戸史明氏 アニメーション制作 Lay-duce

あらすじ {netabare}
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太陽系の各惑星がテラフォーミングされ、そこに地球各国の領土が設定され、多くの人々が定住するようになった時代。火星に建設された日本の新たな都道府県の1つ、第四東京都の霧科市(きりしなし)にある「霧科科学技術学園」には、一風変わったクラスが存在していた。ここに所属する生徒は、昼は学園で学び、放課後は学園の経営母体である「霧科コーポレーション」の社員として発展型試作ロケットの開発に携わっていた。それが「先行技術開発部 教育開発室」、通称「A-TEC」(エイテック)である。ある日、A-TECにやってきた1人の転校生、霧科コーポレーションの経営者一族の1人・霧羽ナギサは、室長・瀬良カイト以下のA-TECメンバーに自分が新たに先行技術開発部長に就任したことと、多額の予算を費やしながら一向に成果が上がらないA-TECのリストラを宣告する。これに反発するカイトはA-TEC解散を阻止すべく各所に奔走する。一方、ナギサの兄で霧科コーポレーション専務の霧羽ユウジはA-TEC自体の即刻解散を狙う思惑を抱いていたが、それを嗅ぎ付けたナギサと対立する。~wikiより
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
{/netabare}
学園、社会、企業、政治、SF、、、舞台や要素色々、
わかり易い熱血系とヒネたイケメンのダブル主人公、
小心バカゲスとデキる設定のラスボス的引き立て役、
画も話も最終話まで纏ってて、目立った破綻はない、
物語後半どんでん返しや最終話のラスボスとの攻防、
色々あるんだけど観た人少ないのかな評価いま一つ、


最終話まで観れたし私的には面白かったけど、
何かが惜しいって感覚はある、なんだろな?、

最初地味で人物も物語も徐々に立ち上がる感じ、
同時期放映各作品に比して掴みが弱かったのか、
池井戸氏の社会派ドラマ?みたいな感覚はある、
かえってそれが、アニメ向きじゃなかったのか、
学園もある企業もある詰め込んで焦点ボケたか、
{netabare}
ほのぼの系恋愛もあるけど、
ラス話最後数分でいきなり△になったり、
△使うならもっと早くすれば、
ラブコメ要素になったのにね、
{/netabare}
有人ロケット近未来SFって事でアニメだったのか、
学園でなければならないって感じでもないし、
いっそ企業や政治駆け引きに舞台絞って、
素材も例えばF1くらいにして、
企業内技術開発部と上層部の攻防的社会派ドラマでも、
よかった様な感じするけどそれだと、
アリガチになり過ぎるのか?
あにこれ要素「もっと評価されても」、
そうなんだよね、
おにぎりちゃんもかわいかったんだけどね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29

62.3 20 恋愛で学園なアニメランキング20位
閃乱カグラ(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (520)
3033人が棚に入れました
権力者が欲を満たすための道具として使う「悪忍」たちに対抗するため、政府は国家所属の忍「善忍」を育成する機密プロジェクトを立ち上げた。
学生数1000人以上のマンモス進学校「国立半蔵学院」には、この善忍を育成する「内閣特務諜報部諜報一課付特殊機密諜報員養成所」、通称忍者学科という裏の顔があった。

声優・キャラクター
原田ひとみ、今井麻美、小林ゆう、水橋かおり、井口裕香、喜多村英梨、茅野愛衣、白石涼子、後藤沙緒里、豊口めぐみ、藤原啓治、三森すずこ、浅川悠、山本兼平
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2021年、今度はねぷねぷと出会う...!だがCEROはCへと落ちた...もう高木さんは帰ってこない...

緒言 バイーンは表現の進化を際立たせた
{netabare}初めてやった17禁がこれで2作品ともやりました
(CEROの規格は推奨年齢を指しているため年齢以下でもプレイはできるが、未成年の教育上、他の年齢層のゲームで慣れておく必要がある)
兄貴は17禁ではPS2のひぐらし祭を消化しました
とにかくちょっと動けばバイーンバイーンないし、たゆんたゆんと揺れまくります。ゲームもすごく進化したものだ
操作性だったら全年齢対象でも行けるんだけどなあ...
1作目は失敗作で、蛇女サイドも操作できる2作目が良かった

際どいシーンにおいての光の盾やグラフィック盾があっても円盤買って盾を破ろうとどっちでも構わない
それに対して憤怒していたらアニメを楽しめないからな
衣服破壊シーンでは誰でも欲望は満たされることだろう
あくまで「癒し」の感覚でもいいかもしれない
飾りかステータスで考えてもいいかもしれない
劇薬は人を豊かにするからな(でも状況によっては毒を含むことを忘れてはならない)

悪は寛大というけど、ゴールデンではそう言えないのが悪役です
でも1970年代と2008年頃のドロンボーやダイヤモンドパール時代以前のロケット団では寛大な感じがしました
ベストウィッシュでは一時的にドロンボーのDNAが消されたが、2期以降で元に戻りました

兵を駒として扱うプリキュアの悪役は基本塵芥だ。奴らは全てにおいて恐怖や絶望しか周りに与えていないから、そして主人公側からは何かを受け取ることを頑なに拒否しているから大嫌いです、ギャグしか認めていません{/netabare}

1話 狩りゲーの始まり
{netabare}いきなり動く動く(試験だった模様)
ナレーションもいい味出してるし、初回から筆頭にも会ってるし、スカイツリーも建ってるし、そして安定の太巻きである
でもって葛城は安定の乳揉みである(今回で3回、1話で何回揉むつもりなんだwww)
ちょっとの動作でも動く お辞儀等、でもこれは他のアニメでもある
松永さん(霧夜先生)派手に圧参するなあ~~(太巻き食べてるし)
専門用語をちゃんと解説してくれるから初見の人でもありがたいものだ
変身シーンはプリキュアみたいに1人1人長くなかったから非常に良かった(深夜では2回目以降は基本カットするか一纏めになる)
プリキュアだったら必ず名乗るから長く感じるのだろう
雑兵(不良)が傀儡だったとは、搖動だな
おっ、筆頭だけでなくクラン・クランさん(春花)も活躍っすか、最後は蛇女サイド皆出ているし
ゲームと同じになりそうな展開だったな(販促も含んでいる)
オリジナルほどではないけど期待値が上昇するわ{/netabare}

2話 技の構築
{netabare}完全に遊びが中心でした、やっと飛鳥の必殺技が構築されます(今回も葛城は3回は揉んでいたwwwやめれ)
大道寺先輩は後から参るそうです
最後に詠(めんま)の推参です
貧乏だろうが金持ちだろうが勝負の世界に経済は関係はないと思います、蛇女サイドだったら分かり合えるんだけどなあ...{/netabare}

3話 避けられない戦
{netabare}やっと恒例の衣服破壊が入りました(まあ添加物ですけど、多分全員脱がすのだろう)
飛鳥は何もできなかった。まあ「勝手に」成長してくれ
葛城に関しては・・・

無意味な戦いは避けるって言っても、他の世界だったら裏を返せて当たり前なんだけどね、斑鳩さん
例の6の人が来ました(構っている暇ねーんだけど)
刹那(瞬間移動)が早すぎる...
善っていつも「悪に対して強くなりたい」と思っているから精神的に焦っていると言ってもいいのかなあ(ゴールデンでは反することもある)
やっと飛鳥の必殺技の構築も済みました(発動は後で)
次はゲームに無かった合宿回で、日影(ハヤテ君)と未来(稲森さん)の推参です{/netabare}

4話 合宿
{netabare}出動時に防御破壊する命駆を復習しました
蛇女が搖動をまたしても仕掛けてきました
何気にEDが変わっていました(その時の日影に俺は感動しました)
未来のスカートって何でも隠せるんだなあwww(もう忍でもなんでもないじゃんwww)
次から蛇女が襲撃ですから蛇女ファンは必見です{/netabare}

5話 3DS版蛇女の出撃
{netabare}葛城のスカートの秘密を教えて貰えませんか(無理だと思うけど)
何気に焔はまだ太刀1本しか使ってなかったな
あっこれ序の口...
六ノ爪スタイルきたああああああ!!(筆頭サイコーー!!)
稲森さん(未来)は安定の無視
構ってくださいよマミさん(柳生)...
ゴールデンでこんな対応は確か見かけたことあったはず。そうだ、ブンビーさんだっけwww
戦闘は続きます{/netabare}

6話 結界の崩壊、貴方は誰を頼る?
{netabare}どうやら結界は5人一緒に使用しないと強さが発揮できないようだ
どんな世界においても
焔「頼れるのは自分だけだ!!」(名台詞なのだろうか)
それが強さへと繋がるなら友達(仲間)は無意味なものかどうかは世界によって異なるんだ(ゴールデンでは反することが多い、恵まれているのか恵まれてないのか迷うなあ)
次は隠しキャラである川神姐さん(大道寺先輩)が圧参です{/netabare}

7話 貴方にとって「力」は何に変わる?
{netabare}例え強くなりたいなら、自分を問いても構わない
何もかも全てを捨ててもいい
多くの人がいるから自分がいる。それも回答の一つだ
大道寺先輩とのラッシュは基本きついからいい成績は取りづらい、受け身も取るから
だが貴女を見るとこっちの心が燃えるんだ、力を欲すことを欲望としているからな
(でも力だけでは勝負には勝てない、知恵も必要だから)
そうか、霧夜先生の教え子である凛は死んだんじゃなくて蛇女に行ってしまったんだな
故に善は悪になれる、それを今の子供達は分かっていない
それを後で教えるべきだ
力=剣と盾 これ以上砕けられないのがこの世界
じゃあ絆と意志は?{/netabare}

8話 斑鳩と葛城の過去(漫画にある)
{netabare}葛城は斑鳩と仲良くなりたいがためにセクハラ行為をするようになったんだな、そしてお互いに家族がいないことも一致している
元々葛城には恐怖っていう感情が無く、力で押し殺しているようなものだな
で、1年経って飛鳥の推参
未熟な能力でも天性の素質は開放していた模様=センス○

最後に柳生(実力あり、妹がいたが死んでしまい落ちぶれていたが、雲雀と出会い、彼女が妹に似ていたことで強く守ろうと思うようになったのを最新版で理解)
と雲雀(実力皆無、変わった目をしており人を操ることができるのを最新版で理解。しかし家計の中で発症したのが忍の才能が無い彼女だけだった。また、怒りの感情が無かった家計に苦しんだ)の登場
現在に至る半蔵サイドである
しかし、斑鳩と葛城が卒業したらどうなるんだろ?

そして雲雀が操られた、さて関ヶ原を開幕しよう、次は蛇女サイドに参ります{/netabare}

9話 急ぐのもいいけど冷静になりましょう
{netabare}柳生の暴走癖は相変わらずでした。自制しようよ
おいおい、ファイヤーシスターズが結成されてるぜ(雲雀と焔が喋っていたから)
ちょ、霧夜先生と鈴音先生(凛)が邂逅しちゃったぞ!?
でも悪忍になった理由は話さなかった
(この部分は良かったけどやっぱゲーム通りになってしまったな)
さあ次から関ヶ原に参ります。それと雲雀は逃げていません{/netabare}

10話 関ヶ原 前哨
{netabare}雲雀と鈴音先生は囚われの身となった。次から本格的に参ります
道元の声はキントレさんでした
まずは詠さんからケリをつけますか!{/netabare}

11話 関ヶ原 内応
{netabare}忍には家族の愛なぞ必要ない(斑鳩さんだけですが)
言いたいことはそれだけです
怨めるわけがねえよ、富裕層の血縁がなかったんだから...斑鳩さんは
次で奴が降臨します、あの(そんなにデカくなかった)ラスボスが{/netabare}

12話 関ヶ原 決戦 そして...
{netabare}焔も善忍の際に知り合った先生が悪忍だったことで裏切られた経歴を持っていた、だから悪なら善よりも寛大だからそちらに属するようになった。(ゴールデンでは反しちゃうんだよね)
そして自らの欲望を曝け出した道元...
ラスボスのオロチが白くて磯巾着のようだったな、ゲームでは黒くてドラゴンっぽかったのに
飛鳥と焔が結界に取り込まれ、残りの面々は一緒に操られた雑兵共の掃除か
古典的ですが共闘の路線になりましたか(これでも熱い展開ですけど)
皆のリンクの一撃でついに道元を成敗した、同時に焔も7本目の太刀を抜きました
だが奴は焔が殺したのではなく、凛が道連れに...
これでも抜忍扱いか...さあ、紅蓮隊になるがいい...
最終回でちょいと持ち直したっていう感じでした
次のシーズン確定かな。新生蛇女サイドと月閃サイドがどう絡むのかに期待{/netabare}

総評
{netabare}筆頭(焔)サイコーーーーーーーーー!!ではあるが印象に残るのが無かったのが残念
でも「頼れるのは自分だけだ!!」は刻みました
将来のためにもどう足掻こうが自分で前に行かないと駄目だから
これはまだ3DSの時期であるため、次のPSVitaの時期を期待する
待てよ、鈴音先生が道元を道連れにしたんだから蛇女はどうなるんだ?これ再建無理だと思うんだけど...時間軸を戻すのだろうか?{/netabare}

2014.1.14 追記
{netabare}全トロフィーを回収しました!!
発売された後バグに惑わされてデータを消してしまい、結局1年越しになってしまったのが悔やまれるがここまで長かった...疲れたけど本当に良かったです!!
BSC,ADV,EXT全ての胸に感謝 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

お金溜まったので2013年GWに配信版に手出したwwwこれカセット版も出てる
「少女じゃないのが混ざっているが」ってあのじじい言ったんだからwwww
「それ言っちゃアカン!!」って思ったwwwwww
たまには遊びな、それだけだ
この音ゲー、1曲1曲が長く難がムズい...
龍が如くのカラオケの方が簡単に見える...こっちのトロフィーは5割回収した

2015.11月頃
3DSの方は売却、Vitaの2作目をやり、年内に100%達成(バグ無し)
もうネタは尽きるだろうってことで
今はヴァルキリーをやってます
タッチコミュは戦闘後の癒しってことで^^
それよりも桐生さんが気がかり
彼は6で終わりを告げた...2をリメイクしてくれないかな~

しかし、2017年3月
今度は...水遊びだとぉ!?(完全にスプラトゥーンのパクリ)
両姫姉さんとの別れた後はどうした!?
またスピンオフで迷走か!?{/netabare}

でも2018年
スイッチではまさかのピンボール!?
こんな世界おかしいよ!!
なんだけどPS4では3DSの真影と紅蓮のリメイクッ!!
そしてこの時点で動いていなかった月閃が参戦ッ!!よし買いや!!
但しカービィとゼノブレイド2も

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

とにかく揺れて揺られる作品です〜

原作未プレイ。全12話

元々この手の作品は内容はともかく視聴するのが苦手でしたが、今回はあえて挑みました(そんなに大層なことではありませんがw)

学園もので忍者の修業をしながら、善忍(善人)と悪忍(悪人)が闘うお話です。
学園といっても忍者がメインのお話ですね。

敵も味方もほぼ全員女の子で胸が大きいという設定みたいです。(なんと言ってもキャプションが究極の爆乳ハイパーバトルですからねw)

下着みたいな水着みたいなのがいっぱい出てきます^^;

序盤は修行というとことで、よくあるお話でした。ギャグとして観ていましたね。

忍結界、秘伝忍法、変身{netabare}(キャラによってはちょっとパーツをつけても変身ということになってますが余り変わらないですねw){/netabare}など、このお話の中の専門用語が次々と出てきます。解説もありますね〜

キャラはどちらかと言えば、悪忍の方が魅力的ですね。

声優さん達も結構豪華です。

最後の方は慣れてバトルも面白くなって少しは我慢して観たかいがありました。
もしこれから観られる方は、深く考えずに気楽に観るといいかもしれません。
{netabare}
秘伝忍法のうさぎが可愛すぎます^^
{/netabare}
OPは疾走感があっていい曲ですね。
EDは何故か悪忍の中の人が歌ってますw
{netabare}
「飛鳥!舞い忍びます」「悪の定めに舞い殉じる!」この2つのフレーズ好きです^^
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

two sides of the same coin

現代を舞台に、国立半蔵学院の女性だけしかいない忍学科に在籍する5人の善忍が、私立蛇女子学園の悪忍と戦うおっぱいバトル作品です。

陽と陰、光と影のように、5人それぞれのキャラの対になっている悪忍側のライバルがいて、何度も同じ相手と戦いますが、どちらかというと、悪忍側の方が魅力的なキャラクターが多かったように思います。

バトルはそこそこハードですが、もはや忍術とは思えない機関銃を乱射するような戦い方は残念でした。すぐに水着だか下着だかわからない格好になるのがお約束で、悪忍側の一名を除いて巨乳ばかりで、パンツと胸が揺れる描写の方に思いきり力が入っていたように感じます。戦闘の真っ最中に回想シーンを入れることも多く、キャラを掘り下げたいのはわかるのですが、流れが分断されてしまうのが多いのも考えて欲しかったです。

女性同士でいきなり胸を揉んだり匂いをかいだりする百合描写はあっても。男性はおっさんばかりなので恋愛要素はまったくありません。露骨にエロを想像させる描写が多く、伝説の忍という設定の主人公の祖父が、女性キャラに太巻きをくわえさせるのが趣味だったり、エロを連想させる会話や仕草がマッサージやトランプのババ抜きだったりするのには、いい加減、嫌悪感すら感じました。
比較的1クールで綺麗にまとまっていると思いますが、善忍よりも悪忍側を主人公にした方が面白くなったような気がする作品でした。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 35

75.3 21 恋愛で学園なアニメランキング21位
恋と嘘(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (639)
2928人が棚に入れました
満16歳になると結婚相手が通知される超・少子化対策基本法、通称ゆかり法が施行されている世界を舞台に、少年少女たちの未熟で儚い禁断の恋模様を描く。

声優・キャラクター
花澤香菜、牧野由依、逢坂良太、立花慎之介、谷山紀章、黒沢ともよ、喜多村英梨
ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

嘘は隠れてなんかいない

原作未読/全12話

若干ご都合主義だが、ある程度はきちんと作られている純愛(?)アニメ。
ただ後半の展開は若干残念なものでしたし、終わり方には「失望」としか・・・・・
※ネタバレありとなしは文章のネタバレ要素にネタバレが掛けられているかどうかの違いで、文章の内容は同じです。

( 'ω'o[総括レビュー]o(ネタバレなしVer.)
{netabare}
{netabare}満16歳以上の少年少女は自由恋愛が禁止となり、国が「国民の遺伝子情報に基づいて決めた」最良の伴侶と恋愛をして結婚しなければならない{/netabare}法律、「ゆかり法」。

その法律の傘下で踊らされる女子高生達の、一筋縄ではいかない恋愛模様を描いた作品。
雰囲気は全体的に{netabare}暗め{/netabare}で、切ない感じの物語になっていました。

物語は、1話目は導入の{netabare}ご都合主義展開{/netabare}を少し捻らせたような感じにして、二話目からは全く作風な変わった、若干{netabare}ハーレムラブコメ的{/netabare}な恋愛を描く構成。

全話のおおまかな感想を言うと、
1話~3話→驚きの展開の連続で面白い!
4話~6話→あれ?面白くなくはないけど若干飽きてきた?
7話~11話→話が進展しない(´・ω・`)
12話→一番やってはいけないENDキタァァ
みたいな感じだったと思います。

特に終わり方は酷く、今まで積み上げてきたストーリーを台無しにするまさかの{netabare}ハッピーエンドww{/netabare}
(しかも何も解決してない)
前半が良かっただけに、後半のグダグダ展開と終わり方がかなり残念な作品でした。
歌とキャラはかなり良かったです。{/netabare}

( 'ω'o[総括レビュー]o(ネタバレありVer)
{netabare}
満16歳以上の少年少女は自由恋愛が禁止となり、国が「国民の遺伝子情報に基づいて決めた」最良の伴侶と恋愛をして結婚しなければならない法律、「ゆかり法」。

その法律の傘下で踊らされる女子高生達の、一筋縄ではいかない恋愛模様を描いた作品。
雰囲気は全体的に暗めで、切ない感じの物語になっていました。

物語は、1話目は導入のご都合主義展開を少し捻らせたような感じにして、二話目からは全く作風な変わった、若干ハーレムラブコメ的な恋愛を描く構成。

全話のおおまかな感想を言うと、
1話~3話→驚きの展開の連続で面白い!
4話~6話→あれ?面白くなくはないけど若干飽きてきた?
7話~11話→話が進展しない(´・ω・`)
12話→一番やってはいけないENDキタァァ
みたいな感じだったと思います。

特に終わり方は酷く、今まで積み上げてきたストーリーを台無しにするまさかのハッピーエンドww
(しかも何も解決してない)
前半が良かっただけに、後半のグダグダ展開と終わり方がかなり残念な作品でした。
歌とキャラはかなり良かったです。{/netabare}

( 'ω'o[観点事のレビュー]o
{netabare}
[物語]/2.0★★☆☆☆
正直あまりストーリー性はなく、そこまで出来は良くなかった印象。原作はもう少し奥深い作品なのかな?

[作画]/1.5★‪⭐☆☆☆
普段の作画も崩れ気味でしたが、キャラデザが・・・・・
もう少しなんとかならなかったんでしょうか。
まあ、可愛いっていっちゃ可愛いんですが。

[声優]/3.0★★★☆☆
普通。李里奈の声はd('∀'*)。御坂の声は若干残念。

[音楽]/4.5★★★★⭐
これは本当に良かった!
OPの独特なテンポはとても好みで、EDの切ない感じもとても良い!
曲だけなら今期1、2を争うと思います。

[キャラ]/4.0★★★★☆
なんといっても李里奈が可愛い!
本当に純粋な所に惚れてしまいました。
それをむやみやたらに扱う主人公は・・・・・

[総評]/3.0★★★☆☆{/netabare}

点数【58点】

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最終回、あの会話シーンはナシ!

原作マンガは未読です。「原作が少し気になったので、アニメでお試し」というのが主な視聴動機ですかね。

要は「少子化対策のために様々なデータに基づいて政府が理想的な結婚相手を斡旋してくれる」といった仕組みが制度化されている世の中のようです。

ある意味『アイドル事変』のアイドル議員よりも実現性の点で無茶な設定とも言えるかも。こんな制度を実現しようとしたら「結婚相談所」的なビジネスは壊滅で民業圧迫ここに極まれりという感じですからね。

ということで、ストーリーの評価は設定うんぬんというよりは世界観との整合性という目で見たいところです。

主人公の根島由佳吏(ねじま ゆかり:通称「ネジくん」)は、幼馴染み的に想いを育んだ高崎美咲(たかさき みさき)と政府通知によって定められた相手である真田莉々奈(さなだ まりな)のどちらを選ぶのか?

そして美咲が政府通知の相手であったかもしれない疑惑や、ネジくんの友人であり美咲との間にも何か秘密を共有していそうな仁坂くん、挙げ句の果てには美咲のネジくんへの想いを探るために美咲に近づいたことがきっかけで美咲と莉々奈に深い友人関係が成立してしまったりとか、同時期に放送された『ゲーマーズ!』とは別な意味でいろいろと拗れた話になりました。

12話という話数と原作未完という事情から、最終回での着地点にことさら不満はありません。しかし最終回Bパート、ヒロインふたりがあの会話をする場面において、あの状況は演出的にナシだと思います。

いくら守秘義務がありそうな職種とはいえ、ふたりの会話を他の人が何も動じずに聞いているのは、世界観との不整合という点で極めて不満です。最後のあの写真撮影に応じる点についても同様です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 45

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

僕らは恋をして嘘をつく ただ一つの気持ちを守るために

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作 ムサヲ 監督 宅野誠起 構成 高橋ナツコ 音楽 横山克
制作 ライデンフィルム

さあさあ、またまた来ました「構成ナツコ」今まで良かったと思う作品はありません。
いきなりOPドンドンパンパン(笑)変なキャラデザ。
さて1話切りか・・・・んん・・・面白いじゃん!

原作力は高いです。DeNAのマンガボックス連載コミック。
16才になると結婚相手を厚労省(政府ではなく霞が関)が決めてしまう近未来社会。
すべての男女に対する最も理想的な相手をコンピューターが決める。

これは世代によって意見が違うと思います。

10代~30代 ふざけるな!自由恋愛禁止なんてディストピアだ。
40代~50代 結婚できるんならいいんじゃね。国が責任を取ってくれるんだろ。
60代以上  俺は(私は)見合い一回目の相手と結婚して、子供を育てたし添い遂げる予定だよ。

戦後復興期の日本人の多くは適当な相手(年齢だけは順守)と適当な見合いをして、ほとんどは離婚せず同じ墓に入るのですが、
すでに忘れられた歴史なのかもしれませんね。
統一教会の合同結婚式などと言うネガティブな事件(?)もあったし。

この作品は16才になって予定通り結婚相手の通知が来た少年少女の、
恋愛観、人としての成長、忘れられない想い、社会環境、家族
を比較的丁寧に描いた社会派恋愛アニメです。
そして、物語としてとても面白い物でした。
悩みも深くなく、流され、周囲に祝福されたり、初恋の相手と語ったり。
この作品に違和感を感じた人は、社会状況と言うものの理解が足りないかもしれません。

脚本は相当こなれています。大ベテランですからやればできる子ですね。
連載中なので結末は描かれませんが、社会がこういう形で回っている以上、
個人の結婚相手が誰になろうとあまり意味がないことだと思います。

男女が出会い繁殖活動をすると言うこと。
恋の部分が抜け落ちていますが、一生添い遂げたとしたら尊いものでは無いと言う資格など誰にも無いでしょう。
この社会では、恋は病気として丁寧に対処しているようです。
ディストピアかユートピアか?これはSFではなく現実の一つのありようです。

人口を増やすために最も適した方法はハーレムです。
歴史が証明していますね。
でも、男性すべてに人権を認めるとしたら、この作品の設定になります。
戦後日本が最も成功した社会主義国家であると言われたゆえんでもあります。

会話は丁寧過ぎず、若い男女の迷える心を感じさせて好感が持てました。
「月がきれい」と対応するもう一つの赤い糸。
16歳は迷ってこその青春です。
『初恋は成就しないほうが幸せになれるよ』(私の言葉ですw)

追記
ひとつ気が付いたことがあります。
16才で政府通知が来るとして、内容が結婚相手の名前でない可能性があります。
「この状態では結婚できない」という通知が来た場合。
感染症や重大な性嗜好の問題です。
早い時期に本人や家族が気づいて治療を行えば高い確率で治癒できます。
現代は完全放置、または無視された状態で危険な人生が待っていたりします。
同性愛の問題も早期協議次第で解決可能なんではと思います。
性と言う重大な問題に蓋をしてしまう現代社会への問題提起となる作品かと思いました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 42

82.1 22 恋愛で学園なアニメランキング22位
やがて君になる(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (679)
2496人が棚に入れました
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。「私、君のこと好きになりそう」

声優・キャラクター
高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣、市川太一、野上翔、寺崎裕香、小原好美、中原麻衣、森なな子、小松未可子
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そして、本当の自分になる

アニメーション製作:TROYCA、監督:加藤誠、
シリーズ構成、脚本:花田十輝、
キャラクターデザイン、総作画監督:合田浩章、
原作:仲谷鳰

思春期の少年少女が直面する大きなテーマ。
自分とは一体何者なのか ―――――――
そして、なりたい自分とは。

憧れの存在に一歩でも近づきたいという想いが
少年少女たちの生きる原動力となる。
「好き」が分からない小糸侑、
「好き」を歪な形で知る七海燈子。
二人の少女たちが自分探しの旅に出る物語。

OPの映像が意味深で美しい。
つながれた二人の手に落ちるピンクと青の紫陽花の花びら。
ピンクのほうは左側の手に落ちる。
青の花びらは二人の親指で挟み込む。
花に囲まれた教室で椅子に座る少女たち。
ひとりが少女に手を伸ばすが指先を掠めて消えてしまう。
プラネタリウムの機器からあふれる星の数々。
花に囲まれた廊下で少女たちが自分の顔を隠す。
最後に再び現れたふたりの少女は手をつないでいるが、
その後、棘のある蔦に絡まった仮面を付けた姿に変わる。
ふたりが消えた後にはハナミヅキとモッコウバラが残っている。

紫陽花の花言葉がひとつのキーとなる。
作中では、その答えを知ることはできないが、
視聴者は物語の展開で、意味を感じ取ることができる。
紫陽花は色によって花言葉が変化する。
青~青紫色は「冷淡、無常、高慢、嘘つき」など。
ピンク~赤紫色は「元気な女性」、白色は「寛容」。
少女たちの心を花によって表現している。

私はこれまで百合の物語を漫画でもアニメでも
ほとんど目にしてこなかったが、この作品に関しては
寿美菜子が出演していたのが視聴のきっかけだった。
2話の時点で興味を失い、録画しているだけの状況に
なってしまったが、交流のあるレビュアーさんが、
面白いと言っていたので、何となく続きを観ることにした。
そして、6話の展開で物語に完全に引き込まれ、
本当の魅力がようやく分かった。
この作品は百合の物語だけに留まらず、
普遍的なことをテーマにしているのだと。

女性作家らしい繊細なストーリー。
キャラクターの造形がしっかり作り込まれている。
主人公のふたりはもちろん、脇役の少女たちについても
その背景がきちんと考えられているのが分かる。
例えば、後半で重要な役割を果たす叶こよみが、
2話でリボンが嫌いで可愛いものは自分のカラーではないと
語るところなどは、とてもリアリティを感じさせる。
また表情や口元の動き、会話の「間」にも
こだわりが見られる。侑と生徒会副会長の佐伯沙弥香が
初めてふたりで帰るシーンのやり取りは、とても丁寧だ。
そういう部分では『リズと青い鳥』を彷彿とさせる。

印象と実際の人物像に違いがあるという話にも現実味がある。
佐伯沙弥香はフワフワした女性に見えるが、
実際は細部に目が届き、気づいていても知らないふりができる。
キャラクターたちの徹底的な作り込みは、
作品を引き立てる特徴のひとつになっている。

全体のストーリーで大きな要素を占めるのが文化祭の生徒会劇。
燈子がずっと求めてきた本当にやりたかったこと。
劇のなかで記憶喪失の少女は、一体どんな自分を選択するのか。
侑は現実の世界で、燈子に大切なものを選び取ってもらうために
虚構の物語の結末にこだわって奔走する。

{netabare}とても良い作品だったのだが、
最終回は楽しみにしていた分、完全に肩透かしを食らってしまった。
ラストで生徒会劇が行われると思っていたら、
侑と燈子の水族館デートで終わるとは全く予想していなかった。
そういう意味ではとても残念だった。 {/netabare}
また、1話や2話を観ただけでは、
燈子が侑を好きになる理由が分からず、ただの百合物語に見えてしまう。
そのため、挫折しかけたのだが、
6話を観ると、色々な謎が明らかになり、
物語の全貌を理解することができる。
沙弥香の本心、燈子の本音が明かされる
絵作りや展開には思わず息を飲んだ。
特に川べりの演出は鮮烈だった。
{netabare}「私のことを好きにならないで」というセリフは、
あまり自分のなかではなかった感情を呼び起こした。 {/netabare}

1クールという限られたなかで、しっかりと構成された物語は、
原作の良さが大きかったと想像するが、よく練られていた。
最終回が残念だったが、これも原作の問題だったのだろう。
最後を上手くまとめれば、個人的には今年の作品の
かなり上位まで来るような秀逸な出来だったと思う。
しかし、今後も続いていくのであれば、
少女たちの選択が何をもたらすのか、最後まで追ってみたい。
それにしても2018年は花田十輝に始まり、終わったという感じだった。

ちょっとした余談
{netabare}自分探しというと、私はショーン・ペンが監督をした
実話映画『イン・トゥ・ザ・ワイルド』という作品を思い出す。
裕福な家庭に生まれた青年が自分探しの旅に出かけ、
アラスカまで辿り着いて、ようやく大切なことに気づくという物語だ。
自分探しは、若者の特権でもあるのだが、
何かを掴もうと深く潜りすぎることは、悲劇を生むこともある。
この作品はどこへ向かっていくのだろうか。 {/netabare}
(2018年12月28日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 105
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

どうも開発された感がある

2019.01.04記


原作未読


これまで百合百合どうのこうのは未経験だったのと、花田十輝氏脚本で寿美菜子さんが先輩役をされているとの情報に誘われ視聴決定。
気づけば毎週の放送が楽しみな作品の一つとなってました。{netabare}3話でスイッチが入り、6話で沼に嵌りこんだ自分です。{/netabare}

“好き”を知らず、“好き”を知りたいと思いながらも誰にも“特別”な感情を抱けない高校一年生小糸侑。
一学年上で“特別”を求められ指向するも誰も“好き”になったことがない七海燈子。
この二人の「好き」「特別」をめぐるひとつの愛のかたちを丹念な心情描写で魅せる良作です。燈子の同級生で同じ生徒会仲間の佐伯沙弥香を含めるとトリプルヒロイン?になるかと思います。

抒情的な文学をよんでいるような作品でした。そして観てて疲れます。表情や会話の間、手足の動きにジェスチャー、光の使い方や背景、OPやED、直喩に暗喩いろいろ駆使した演出で、画面からひと時も目が離せません。
演出の一つで感心するのがサブタイトルの一枚絵カットでしょうか。毎回CM前後や大事なとこで印象的なセリフと一緒にサブタイトルが映されますが、ストーリーを追っていくと膝を打つものばかりです。
{netabare}例)6話サブタイ「言葉で閉じ込めて」
⇒橋のシーンで、侑の好きになりたいという気持ちを「好きにならないよ」という自分の言葉で蓋をする。帰り道に、侑が橙子を好きにならないように、橙子が「好きだよ。君はそのままでいて」の言葉で閉じ込める。{/netabare}

話の重ね方も惹きつけるものがありました。一つは物語が“上乗せ”されていくこと。“上書き(更新)”ではありません。
{netabare}・例えば燈子について、5話で忠犬ばりのデレ具合を見せてから6話での拒絶。5話の経緯から油断してた侑(視聴者もですね)に不意打ちを食らわせる。ただそれも3話で兆候は示されてる話であり幾重にも織り重なる構成です。{/netabare}
{netabare}・例えば沙弥香について、6話「私が無邪気に信じていると思った?」と侑にマウントを取りにきてからの7話沙弥香回でのネタ明かし。沙弥香に対して“怖さ”を感じさせて、次の回で“共感”させると揺さぶりをかけてきます。{/netabare}
そのキャラの持つ引き出しが増えていくイメージと言ったらいいでしょうか。

もう一つはむやみにイベントを作らないこと。
{netabare}・槙くんが口を割ったり二人に過度に干渉して一波乱起こすこともできたでしょうに。
・沙弥香が推薦人から漏れたことで彼女が立候補するまたは立候補言い出すなどかまってエピソードを挟むこともできたでしょうに。
・水族館デートを誰かに目撃されて一悶着とかとか、ありがちなイベントを挿入して物語の波を作ることを避けてます。{/netabare}
その分、尺を心情の極々微妙な変化や行ったり来たりの揺り戻しの描写に多くを割いてました。これで冗長さとか中弛みにならないところは素晴らしいです。

話の重ね方2点を含む演出といった技術的な特長をもって、それだけでも観る価値はありそうです。全13話は原作の4巻分に相当するとのこと。巻数だけから判断するとしてもあまり端折る必要のない話数であり、丁寧に掬いあげたんだろうことがわかります。



恋愛物語としては三人の心情を慮ると、

 『ひたすら切ない』

です。侑、燈子、沙弥香が報われることのない袋小路に迷い込んで抜け出せない。これは心が千々に乱れますよ。

{netabare}燈子が“特別”を演じる自分と弱い自分両方を肯定される「好き」があることに気づけば呪いは解けそうなのだが。{/netabare}

燈子を中心に侑と沙弥香が取り巻く構図です。自己肯定感がない燈子は二面性の人。特別であろうとする燈子を支える存在が沙弥香、素の弱い(なにもない)燈子を支える存在が侑。

●沙弥香
{netabare}燈子が誰のものにもならないことを理解してて、だからこそ「想いは叶わなくても一番近くにいられる」ことを支えにしてたのに、そんな燈子が他の誰かを特別に想い始めてることを感じる。
{netabare}お願いだからそのままの君でいて{/netabare}{/netabare}

●侑
{netabare}特別を知りたい。好きを教えてあげられるのは燈子だけなのに、その燈子は侑が好きになることを拒絶する。一方で燈子は侑に好きを全面にだしてくる。
{netabare}お願いだからそのままの君を好きになって{/netabare}{/netabare}

●燈子
{netabare}自己矛盾を抱えていることを理解しつつ、拠りどころの侑が離れていくことを極度に恐れている。{/netabare}
{netabare}いくら頑張っても他人にはなれないのに。合宿で、生徒会OBに今までの自分の理想や努力を否定されてアイデンティティが揺らぐ。
{netabare}お願いだから自分を好きになって(視聴者一同){/netabare}{/netabare}

三人とも本当の気持ちを飲み込む辛さを知っているのです。

ゆっくり時間をかけて進むラブストーリーは、その進行速度とは相反して緊張感を常に孕んでます。
演出が多岐にわたるということは考察しがいのある作品になるかと思いますので、登場人物の心情をいろいろ観察してみるとより面白くなりそうです。


なお、冒頭の百合百合どうのこうの、というのはいまだよく分かりません。女性同士の恋愛ということであればそうなんでしょう。
いたく心を動かされたので、百合適性が“開発された”のかもしれませんが、じゃあ他の!とすぐなるかでいえばそれはないです。


最後に、生徒会の濃ゆい面々の中で堂島くんの存在は貴重でした。彼がいたことでだいぶ和みます。だって、けっこうヒリヒリするやりとりの連続でしたから。



-----
2019.06.16追記
《配点を修正》


どうしても「百合」ってもったいないと思ってしまう私

投稿 : 2025/01/11
♥ : 86

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

今のところとても面白いです。(顔がめっちゃ芝居する!)→第7話補完作品『やがて君になる 佐伯沙弥香について』(電撃文庫)絶賛発売中! BDにはスタッフコメンタリーも!

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
現在2話目まで視聴済みです。

原作マンガはかなり有名作品だと思うのですが、未読だったのでアニメ放送開始前からとても気になっていたタイトルです。

大正時代にはやった(生まれてないから本当にはやったのかは知らん(笑))らしい「エス」(女学生同士の恋愛物)とかの継承者的な路線ですかね。40年以上前から少女漫画とかでは連綿と続く系譜の一つですよね。男性向けの深夜アニメのメインストリームからは外れた作品だと思うので爆発的には人気は出ないと思われます。

私としてはけっこう好みかも。キャラクターデザインも、わりと好きな方です。男性も出てくるのは今風なのかな?

気に入ったので推さないとと思って評価は仮に付けましたが、途中で変更すると思いますので悪しからず。
== [ここまで。] ==

2018.10.26追記:
生徒会選挙での演説前の一幕、最高でした。

後輩なのにメンタル強な侑の強キャラ感はめっちゃ好みです。侑のお姉さんもなかなか良いですね。

表情の作画、情報量が多くて凄く良いです。原作も良いのでしょうが、今のところどストライクで好みです!

2018.10.27追記:
第4話目まで視聴完了。煽りキャラの存在で話が動いてきましたね。原作未読だけど、とりあえず見つかった脚本のキャスト表が伏線だというのはわかりました。

2018.11.3追記:
第4話からの勢いで原作既刊分の単行本を全巻読破したところで、第5話を視聴終了。

原作を忠実になぞっているようで第3話の生徒会長選挙の演説が実はアニメで補足されていることがわかったりとか。実は花田先生が目立たず良い仕事をしている…?

第5話については、原作にもあるエピソードですけど怜ちゃん(侑のお姉さん)GJ(笑)!

2018.11.10追記:
第6話を視聴終了。ストーリー展開は原作にほぼ忠実ながらもオリジナルなシーンがけっこう入っていたような。

例の川での飛び石のシーンも含めて、監督・演出・脚本みんな良い仕事してますね!

2018.11.17追記:
第7話まで視聴終了。ここまでただの脇役と目されていた箱崎先生がストーリーに参加してくるエピソードが、ついにアニメでも放送でした!

なお、本エピソードで触れられた佐伯沙弥香と先輩の中学生時代のエピソード詳細を含む『やがて君になる 佐伯沙弥香について』が11/10に電撃文庫より刊行されております。

原作漫画『やがて君になる』のスピンオフ作品という触れ込みで、歪んだ女性キャラを書くことでは定評のある(?)、入間人間(いるまひとま)先生によるノベライズとなっています。

原作未読でもアニメ第7話まで観ていれば特にそれ以降のエピソードに関するネタばれ要素はありませんので、佐伯先輩に興味を持たれた方は是非お読みになることをお薦めします!

2018.12.29追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。原作コミックス5巻の4割くらいを消費して、エピローグ的に今後の展開を期待させる映像での締めでした。(← 悪く言えば「おれたた」END(笑))

結局原作の各話サブタイトルはそのまま残されて、特に特定の回が跳ばされることなくアニメ化されるという『3月のライオン』に近い形でのアニメ化となりました。この構成で原作がまだ続いているので最終回をどうまとめるかはかなり大変だったかと思いますが、シリーズ構成・脚本の花田先生、お疲れさまでした。

そんな中、劇中劇の内容を練習という形で少し先取る形で見せて、アクロバティックに話をまとめてしまいました。このアニメの制作スタッフの恐るべき底力!

脚本だけではなく演出もハイレベルな作品でした。

2019.2.4追記:
12/21にBD 1巻、1/30に2巻が発売されました。

BDの初回特典として付くブックレットには対談形式のキャストインタビューが収録されており、他にコンテ各1話分が付きます。そして毎回特典ですがスタッフコメンタリーが付くのですが、これが1、2巻とも素晴らしいです。

1巻:
キャストインタビュー: 高田憂希・寿美菜子
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・仲谷鳰(原作者)
コンテ: 3話

2巻:
キャストインタビュー: 寿美菜子・茅野愛衣
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子・市川太一
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・あおきえい(第6話コンテ)
コンテ: 6話

特に演出関連のスタッフコメンタリーが大好物な私としては、アニメ化のレベルの高さにふさわしいパッケージでBD 1巻、2巻ともに大満足。以降のBD 3巻、4巻も楽しみです!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 82

68.4 23 恋愛で学園なアニメランキング23位
藍より青し(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (377)
2229人が棚に入れました
『藍より青し』は文月晃原作の漫画作品。またこれをもとにした、テレビアニメ、小説、ゲームなども指す。略称は藍青。
【ストーリー】明立大学に籍を置く平凡な大学生・花菱薫は、花菱財閥総裁・花菱優二を父に持つ、花菱財閥次期当主となる人間だった。幼少の頃から花菱家当主になるために、限りなく虐待に近い「帝王教育」を施されるようになったために、薫はそんな花菱を嫌い大学入学を機に花菱との縁を切り花菱家を出て行った。
そんなある日の学校の帰り道、和服の少女・桜庭葵に出会う。彼女は、幼い頃から想い続けている許婚を探しており…。

声優・キャラクター
川澄綾子、保志総一朗、平松晶子、ゆきのさつき、水橋かおり、成田紗矢香、桃井はるこ
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純愛で古風な恋愛物語

原作未読です。全24話。音楽も和風で和やかでいいですね。

東京の大学生で一人暮らしの主人公 花菱薫が、和服姿のヒロイン 桜庭葵と偶然駅で出会ったことから物語ははじまります。最初は押し掛け女房的な展開ですね。

過去のことも相まって複雑な事情があり、徐々に明らかになってきます。

ヒロイン 葵が純粋で一途でやさしくて丁寧な言葉遣いで可愛いですね。和風がよく似合います。ショートカットのヒロインは新鮮ですね。

その後、なんだかんだとw複数の女性との共同生活になり、新キャラが色々登場してコミカルなハーレムアニメになっていくのですが、その中でも花菱薫の同級生でティナ・フォスターという米国人だけど博多弁を使う底抜けに明るいキャラクターが登場します。ちょっと博多弁を大げさに表現してますが、同郷としては親近感湧きますねw

サービスシーンが多くドタバタしたところもありますが、観終わるとゆっくりとした落ち着いた気分にさせてくれる作品です。
変化の少ないちょっとした出来事がメインなので退屈するかもしれませんが、私にはちょうど合ってました。主人公と葵の2人のシーンは観ていてベタでこちらが恥ずかしくなることがありますが、後で考えると2人にはお似合いですね。
{netabare}
最後の方はちょっと盛り上がり、いい感じで終わってます。
{/netabare}
OP/EDともにいい曲で和みますね。特にEDの曲「名も知れぬ花」は歌声とともに映像が綺麗でとても好きです。

日常系やラブコメの好きな方は是非観てくださいね。
和風ティストの純粋無垢な恋愛物語をお楽しみください^^

それでは2期の「藍より青し 縁(えにし)」を観て見ます。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 43

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラブコメの面白さをくれてありがとうワハハヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)ノワハハ

~あらすじ~
桜庭葵(ヒロイン)は花菱薫(主人公)と子どもの時に結婚を約束した。
だか、トラブルがあり2人は離れ離れになる。月日は流れ、葵は薫探しに家を出る。そして、葵は大学生になった薫と再会しここから2人の物語が始まる。

この話は私が1番最初に見たラブコメです。5年前くらいに見た話です。
小学生くらいです。

その時は、もう凄くハマってしまい、めっちゃ感激しました。
ラブコメはこんなに面白いのかと。

この作品は、結構古いのですけど、話としてはとても面白かったです。

結構前に作られた話ですけど、しっかり、話が作られていて、ドキドキ
したり、ワクワクさせてくれる最高の話でした。

葵は天真爛漫でめっちゃいい子ですw

葵はヒロインの鏡と言っても過言ではないくらいのレベルです。

最初見たときは葵が可愛くて、優しくて、最高でした!!

最近のアニメは普通のラブコメはあまりないので、
普通のラブコメが見たいのなら是非オススメです!

是非見てください☆*~゚⌒('-'*)⌒゚~*☆ウフフ♪

投稿 : 2025/01/11
♥ : 41

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

純和風ラブコメ

純愛系のさわやかなラブコメ。
純和風の葵の一途な性格が際立った作品です。

薫と葵の奇跡的な再会を発端に、流れるようなストーリーについつい見入ってしまいます。

一見ハーレム風ですが、互いの思いに揺らぎはありません。
やや際どい描写も、さらっと流して自然な感じ。
これもまた良いですね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 34

64.0 24 恋愛で学園なアニメランキング24位
金色のコルダ~Primo Passo~(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (170)
1111人が棚に入れました
星奏学院は音楽科と普通科が併設された伝統ある高校。普通科2年生の日野香穂子は、ある日、学院に住む音楽の妖精・リリに見出され「魔法のヴァイオリン」を託されてしまった。魔法のヴァイオリンを手に権威ある学内コンクールに挑む事になった香穂子だが、コンクール参加者は、音楽科のエリートばかり。香穂子を取りまく恋、友情、そしてコンクールの行方は…。(公式HPより)

rei@低浮上 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

王道逆ハーレム

ちょっと古い作品と言うこともあってかちょっと作画はあまり綺麗では無かったですが
それ以外の展開は良くある少女漫画みたいな感じで面白かったです。(原作未プレイです)
キャラも一人一人の個性がしっかりしていて、
髪の色も全員違ったので分かりやすいです。
原作が乙女ゲームなので「主人公がモテる?」感が嫌な人にはおすすめできません。
あと、主人公が最初チートですww
主人公は何かと特別な存在ですね。
私は平凡より特別な方が好きなのでバリバリOKでしたが。
Q.女性向け?どうせイケメンばっかなんでしょ?
A.いえいえ、女子キャラも結構出てきます。
主人公の性格も非常に好感が持ちやすいです。
頑張り屋さんです。
必要以上にw
色々といい人なので(主人公が)、たまに苛々しましたがw
又、キャラクターたちの演奏シーンの生演奏は本当に良かったです。
クラシックを非常に身近に感じさせるアニメだったかな。
音楽好きな人は是非見てみて下さい。
音楽に興味ない人でも大丈夫です。
主人公も無知なので一緒に知識増やせますw
(↑私!)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 8

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

真摯に音楽に向き合う姿を描く、金色のコルダアニメシリーズ第1作

原作ゲーム未プレイ。2006年放送。全25話

音楽の妖精"リリ"に出会い、魔法のヴァイオリンを託された主人公"日野香穂子"が、仲間たちと共に本気で音楽に向き合っていく成長物語を描いた作品。

乙女ゲーム原作ということで甘めなのかなと思いきや、甘さより音楽、楽器に向き合う姿が印象的な作品でした。学校生活の場面も少なく、ほぼ音楽の話なのでラブコメを期待してるとがっかりするかも。

主人公の、空気を読まないデリカシーに欠ける発言が気になる時もありましたが、真面目で努力を怠らないのでプラマイゼロな感じでした。攻略キャラの男の子たちも、元気系から俺様系、天然系にクール系正統派までいますが、飛び抜けて癖強でもなく皆優しくイケメンなので文句なしで良かったです。
声をあてる声優さんたちも、森田成一さん、伊藤健太郎さん、谷山紀章さん、福山潤さん、岸尾大輔さんと豪華だし、特に久しぶりに聞くクール系のきーやんは凄く良かったです。キャラもいい。

物語の途中に入る楽器演奏場面は、音が素晴らしく、こだわって作っているんだなという制作側の力の入れどころを感じました。キャスト表に演奏者の名前が記載されているのもなんか良かった。ヴァイオリンもフルートもチェロもトランペットもピアノもクラリネットもどの音も好きだった。

たまに主人公がうざくなりつつも、成長物語として安心して見れるし、楽器演奏の部分のクラシックも楽しめるので子供から大人まで楽しめる作品と思います。エンディング後のリリのワンポイントクラシックのコーナーは音楽への知識が得られるのも楽しかった。
少々古い作品ですが、25話安定した面白さがあるので、音楽系クラシック系の作品楽しみたい時オススメです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 7

musi さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

やっぱり好きw

何年も前の古いゲームが原作だけど
はまって何度もプレイしていたものなので
アニメを見直していてもやっぱりキャラが好き。

みんな好きすぎて出てくるたびにニマニマしてしまう。w

絵が若干くずれている感じはあるけど
アニメになると主人公のキャラがたってていい感じなので
とても見やすい。

コルダにはまるとクラシックが聞きたくなること間違いなし。V

投稿 : 2025/01/11
♥ : 6

89.9 25 恋愛で学園なアニメランキング25位
CLANNAD [クラナド](TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (8645)
33684人が棚に入れました
進学校に通う高校3年生の岡崎朋也は、無気力な毎日を送っている。毎日同じことの繰り返し。
周りのみんなのように学校生活を楽しむこともできず、毎日遅刻ばかり。
そのためか、校内では浮いた存在になっていた。ある日、朋也は学校まで続く坂道の下で、一人の少女と出会う。

声優・キャラクター
中村悠一、中原麻衣、広橋涼、神田朱未、桑島法子、野中藍、能登麻美子、阪口大助、置鮎龍太郎、井上喜久子、ゆきのさつき、榎本温子

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

とても感動できるおすすめ作品です

あらすじ

ある町を舞台にして起こる、
不良として知られている主人公と、
主人公が通う学園で出逢うヒロイン達との
交流と成長の物語

進学校に通う高校3年生の岡崎朋也は、
無気力な毎日を送っている。
毎日同じことの繰り返し。
周りのみんなのように学校生活を
楽しむこともできず毎日遅刻ばかり。
そのためか、校内では浮いた存在になっていた。
ある日、朋也は学校まで続く坂道の下で、一人の少女と出会う。



感想


高校生の主人公とヒロイン達との出来事を収めた学園編、
高校を卒業した主人公のその後を描いたAFTER STORY、
および本編の随所に挿入される幻想世界の
3つのパートから成る。
今回はその学園編が主に取り上げられています

原作から知っていますが
知っている人からすると
上手くまとめたな~という感じがする

やっぱり物語が素晴らしい
それぞれの女の子の話があるんだが
どの娘の話も感動できるし
ギャグも面白く飽きなかった


凄く感動出来ます
個人的には風子の話が一番好きでした

この作品の絵が苦手な人は多いようですね
僕は見ているうちに気にならなくなりましたが
僕があまり絵を気にしないのもあるでしょう
だから絵を重視する人やどうしても
この絵が嫌いな人は見ない方が良いでしょう

1話で面白くないと思った人でも
風子の話まで見てから判断して欲しいです!

CLANNADを全部見て面白いと思った人は
是非二期の方も見て欲しいです
二期まで見てからの方が評価が上がると思います
この作品は二期と合わせて一つみたいな
所があるので長いのが苦手な人には向いてないかも

やはりKey作品だけあって
音楽が良く上手く物語を
盛り上げてくれています

恋愛ものというよりも
家族の絆などの方を重点的に描かれてますね

感動できるシーンもいいんですが
ギャグも結構面白く
泣いて笑うことのできる
作品だと思います

普通の萌えアニメが苦手な人も
このアニメはストーリーが素晴らしいので
楽しめる作品だとおもいます♪

渚の人気が無いようですが
僕は好きですよ
一番は智代なんですが

僕は原作から入ったんですが
智代アフターのゲームの方を先にやったんで
智代がメインヒロインだとやるまで思ってました

いつか智代アフターアニメ化しないかな~
と願っていますw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 196
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

"今日はヒトデ祭だぞー"

落ちこぼれの高校三年生 岡崎朋也
留年したため周りに友達がいない 古河渚

学校への坂道の途中で出会った二人は
古河渚が目指す、演劇部再建に向けて動いていく。


■智代編
{netabare}
もしも渚じゃなかったら、のIFストーリー

前途多難だけど濃い30分でした

最後の最後で智代編ブレイクです^^
{/netabare}

■第16話~第22話
{netabare}
演劇ついに始動★

お父さん、最後大活躍でしたね。
朋也くん健闘したけどお父さんにはかなわなかったかぁ~(笑)

ちょこちょこ風子が登場してきて
癒されますね^^

{/netabare}

■第10話~第15話
{netabare}
ことみちゃん編でした^^

ことみちゃんの声優さんの声、どこかで
聞いたことがあるなーと思って調べてみたら

なんと!
「地獄少女」の閻魔あいではあーりませんか&Sigma;(・&omega;・ノ)ノ! びっくりっ!

庭を手入れして、昔の状態に戻したり
いいお話でした^^
{/netabare}

■第1話~第9話
{netabare}
風子ちゃんの健気さがかわいいです^^

後半は風子ちゃんの容体が悪化して
風子ちゃんの記憶をなくしていく人が
どんどん増えていってしまい、最後には
朋也くんと渚ちゃんまで。。。

公子さんの結婚式は涙なしには見れないですね。・゚・(ノД`)・゚・。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 93
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アフターへの序曲

学園恋愛ハーレムものです。

ネットの情報で、このクラナドが泣けると知って試聴しました。

初めは、キャラデザに抵抗あって微妙でしたが、中盤頃には慣れました。

ストーリーは、それぞれのヒロインに関わって惚れフラグを立たせて回る感じかな?

各キャラとの関係性(父親との確執など)をちゃんと知ってアフターを見るための前フリみたいな印象です。

でも、風子の話では、ちょっと泣けました。


{netabare}
あと、終盤で、渚の足にテニスボールが当たって、朋也が渚を大事そうに保健室に運ぶシーンでは、他のヒロイン達は朋也が渚を選んだ事を認識して、姉妹の杏と椋が涙します。
とても印象に残ったシーンでした。
見てて何だか切なかったですね・・・。
最後はちゃんと渚に告白→ハッピーエンド。

良かったです。^^
{/netabare}


2期のアフターでは、涙無しでは観れないので、キャラデザで断念しないで頑張って完走して欲しいです!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 84
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