必殺技おすすめアニメランキング 154

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの必殺技成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月12日の時点で一番の必殺技おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.2 1 必殺技アニメランキング1位
武装少女マキャヴェリズム(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (572)
3110人が棚に入れました
自由を愛する高校生・納村不道が転校してきた愛地共生学園では、護身の名目で武装した女子達による無慈悲な男子支配が行われていた!
男子は女子との「共生」の名のもとに、男を捨てて生活することを「強制」される。
納村は転校早々、学園を統率する「天下五剣」の一人で
「鹿島神傳直心影流」の使い手・鬼瓦輪に目を付けられ、新たな『矯正』対象として勝負を挑まれることになるのだが…。
武装少女達に「無刀」で抗い、自由を求める納村不道の運命は! ?

声優・キャラクター
畠中祐、高田憂希、北原沙弥香、西田望見、日高里菜、日岡なつみ、松井恵理子、伊藤美来、小日向茜、花井美春、武藤志織、澤田美晴、山田悠希、山田奈都美、藤田咲、太田哲治
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

テンポ悪い

2話までの感想
{netabare}更生施設というか刑務所的な学校が舞台。
ん?看守は受刑者より強くないといけないって無茶があるような?
ってか更生施設でありながら社会不適合者を育成してるだけのような?
それよりなにより、天下五剣ってあんなことやってて進学や就職できるんだろうか。
アスタリクスやまじこいみたいに社会に需要があるって設定なら気にならないんだけどねー。
ってことで早く“外の世界”の描写が欲しいトコロ。{/netabare}

5輪までの感想
{netabare}↑で書いた通り更生施設であるなら本当に更生できてるのか、つまりは社会不適合者を適合できる状態にしてるのかどうかって点は社会(外の世界)に出てくれないことには判断のしようがない。
とっととハンコ揃えてそっちのパートへ進んで欲しいのだが、なっかなか進まんのう。
五剣ナントカやらとは順番に全員手合わせをしてくのだろうか。
まぁ一度にキャラを大量に出して、その後は「もう知ってるでしょ?」って素振りで話を進められるよりは良いんだけど…それにしてもテンポが悪い。
同期に放送されてるロクでなし~はワルブレ枠で、こっちはこれゾン枠って認識なんだけど、これゾンだってここまでデンポ悪いことは無かったような?

と思いつつ4話5話と見ていたら…。
あの…蕨の手下、髪が緑のヤツ、そいつがちょぼらうにょぽみに見えてしょうがないんですが…。
しかもその数30人!致死量やん!!
フランスパンで殴れば撃退できるのかな?とか思ってしまったり。
いやもうなんかね、作り手の意図とは全く違う部分(多分)で爆笑してしまい、果たしてこれは評価ポイントになるのかどうか自分でもようワカラン。
ちょぼ先生なにやってんですか、ってか髪染めたの?と突っ込まずにいられなかったよ…。
いっそのこと声をニーコにやらせりゃ評価うなぎ登りだったんだけどねー、惜しいなぁ。{/netabare}

8話までの感想
{netabare} ブリブリ拷問自体は「その後誤解が解けて謝罪するんだろうな」ってのが分かり切ってたので不快感は無い。
むしろ謝罪シーンへの楽しみが増すので、もっと酷い拷問やっちゃってもエエんやで?とさえ思ってました。

で、8話でお楽しみの謝罪シーンが来たワケだけど、思ってたよりはアッサリでちとガッカリ。
もっとこう…切腹しようとしたり、納村から「もういいよ」って言われてもまだ謝り足りんとしつこく罰を要求したり、そういうの見たかったんだが…。
特にメアリは謎。
かつてエロいことされなくて自分の女としての魅力に不安を抱いてる状態じゃなかったっけ?
そこで体を差し出して謝意を示すって…不安がってるもの(相手がそれで喜ぶかどうか不明なもの)を手向けるって、どういう了見だ?
むしろそれが受け取られたらメアリとしては儲け物であり、なんか違うような…。
「自分を罰してくれ」って態度の方が好感持てたと思うのだが。
(因みに謝罪シーンを愉しむ作品といえばアンジュヴィエルジュがオススメ。あの謝罪シーンはムズ痒く感じつつもついニヤニヤしちゃう迷作)
もしくは次回以降もこのネタ引っ張るのかな?

というか、この作品はどこまで無視すればいいか分からなくなってきました。
しっかりとした流派のある剣技を修めてるのであるなら、精神鍛錬もそれなりにやってるハズ、と思っちゃうんだよねぇ、自分は。
それにしては精神がおぼこ過ぎるというか…。
輪が阿吽の呼吸で落ち着かせるシーンを見た時「おお、そうだよ、こうだよな」と思ったものだけど、他の場面でもそうあって然るべきのような?
別のキャラもそれぞれの流派でそれぞれ気持ちを落ち着かせる方法ってありそうな気がするんだがのう、対戦相手の挑発に乗らないようにするためにさ。
ついでに言うと、五剣の連中は師匠とか居ないんだろうか?
後で出てきて「まだまだ精神修養が足りんな」とでも言ってくれれば上記の違和感は払拭できると思います。
納村がかつて修行でシゴかれたって描写がある以上、他の連中も同様に誰かに師事してもらったんだろうなぁと考えてしまうのは当然の流れかと。
我流でない(らしい?)流派名乗ってるんだし、勝手に思いついたとか生まれた瞬間から免許皆伝ってワケでもあるまい。
でもって「もし師匠が居るとしたら父親なんかね?」と思ってたら、輪の父親は幼い頃に浮気相手と蒸発とな?
ま、まぁ母親が師匠でも問題ないか…ってかその家庭環境なら容赦なくシゴかれたとしても納得のいく設定か。
それぞれの妹分が同じ門下生でない(流派の違うヤツを妹分にしてる)時点でそんなことは無視すべきことなのかも知れないけど…ってか同門対決とか無いのかな?

とりあえず、「剣技を修めた美少女」と「暴力として剣を振るう美少女」とでは似て否なるものだと思うので、もーちょい前者寄りの描写が欲しいトコロ。 {/netabare}

12話までの感想
{netabare}さとりが話し出すとテンポ悪くて辛い。
ついでに姉妹どうこうはヨーワカラン。

まぁそんなのは些末なこと。
五剣連中が天羽に倒されまくるシーン。
別にそれで構わないんじゃ?と思ってしまったり。
暴力に生きて暴力で人を制してきた(男子連中をカマ化させた)、要は暴力こそ正義を実践してきた連中なので、暴力に屈するのは本望でしょう。
え?まさか自分が負ける側になると考えたことがないなんてことはないっしょー。
ってことで納村が怒るのがワカラン、いや分かるけど共感できない。
実際、五剣の誰々がピンチだどうにかしなきゃ、と駆け付ける“一般生徒”ゼロだし…。
(もしくは天羽が怖くて助けに行きたくても何もできないことに苛立つとかね)
恐らく一般的にはテンプレラノベなだけのクソアニメと評されるであろうロクアカですら生徒が心配するシーン入れてるのに…。
う、うわぁ…孤独だ…というのが強く印象に付いてしまいました。
設定、というか今までの行い的には正しい描写ではあるのだけど…ヒロインがクズすぎない?これじゃあ。
銃をチラつかせて威張ってる看守やん?「イヤなヤツ」の記号じゃん?こっちのヒロインの方がよっぽどロクデナシじゃね?
恐らくそんな主義だった五剣連中を納村が正して行くってのが今後の展開になってくと思うのだけど、アニメはそこまで行く前に終わってしまったような感じ。
↑でも書いたブリブリ拷問への謝罪シーン、あそこら辺で「無暗に暴力に訴えるのはアカンな」と気付き始めるシーンとか入れるチャンスだったんじゃないかなー?
まぁ単純に剣をホイホイ抜き過ぎるんよ、月夜だけはさすがにそうじゃなかろうと思ってたので結構ガッカリ。
実在の剣技で現在も流派が残ってるのかは知りませんが、もし残ってたら「お前んとこはそんな教え方してんの?」と尋ねてみたい気分。
ってかなまじ実在の剣技使ってるのでそういう部分がどうしても気になってしまう。
アニメだから~って言えばそれまでだけど、ホイホイ抜くよりも「やれやれ話の通じない人だ」と言っておもむろに剣を抜く方のが断然カッコ良いと思うんだがのう…。

と辛口なことを書いてしまったけど、実は前フリ。
↑で書いた同門対決だったり師匠ネタだったり、最後の最後で出てきたじゃ~ん。
本当にこの学校は更生施設なのか?という疑問も「蟲毒」というワードが出てきて、ああやっぱり何かウラがあるんだな~と匂わせてくれました。
これでいいんだよこれで、この程度のちょろっとしたひと言でいいんだよ(そのほんの些細な心遣いもできない作品が多いのが実情)。
とはいえこれは「↑で書いた予言当てちゃった~」ってのではなく、同じように思った人は沢山いて原作の方で同様の突っ込みがされて、それに合わせて入れてきた(軌道修正してきた)ものなんじゃないかなー?と思ったり。
だって↑でも書いたけど輪に対してのの・メアリに対してヅラ子等、流派違いを妹分にしてるのがおかしくなってしまうもの…月夜が納村に同門故に弟子にする言っちゃったのは。
けどいいんです、多少設定に齟齬が生まれても、それ以上に「マシになる」部分が大きければ。
想像ばかりでアレですが、多分原作は最初センセーショナル?エキセントリック?なものばかりをボンボン詰め込んで、後になってそれの修正をしてるんじゃないかなー?
雑誌掲載のマンガの強みってのはそういうのができるトコロだし。
で、ようやく修正が入り始めた辺りでアニメは終了~ってタイミングかと、多分ね。
…。
もうちょっと展開早くして先までアニメ化できなかったのかな?と思ったり。
総評もその一言に尽きてしまいますね、元々テンポ悪かったし。
二期?…あるのかねぇ?
星の数低くなっちゃったけど、項目的にそうなってしまったってだけで、「もし続編あった時の期待度」みたいな項目があれば星3くらいかと。

余談
原画サイズ小さくね?{/netabare}

↑の文章がとっちらかってるので整理してみました、重複した文章も多いのでこれを見るだけでいいかも
{netabare}まず、自分には物語の設定上、五剣の子達が悪役にしか見えなかった。
更生施設という名目があるとはいえ、力で脅して男子にカマ化を強制してたという事実は変わらない。
見た目がどんなに美少女であろうと、その中身は力ない村人に強制労働させてヒャッハーしてるモヒカンでしかない。
そしてその力の拠り所が実在の剣術で、そのせいで余計に「師事した人はこんな使われ方をするのを望んだのか?」という疑問も強まる。
男子は問題児が入学させられるので「入学前に比べればオカマの方がまだマシ」と好意的解釈もできなくはないが、更生=カマ化という発想はついていきづらい。
男子(マツコDXやら)は入学前どれだけ極悪人だったかの描写はしておいた方が良かった気がする。
また、問題を起こしたので退学というのも変な話。
更生施設…便宜上刑務所と言い換えると「刑務所で問題を起こしたので釈放」みたいなもので、本末転倒もいいところかと。

と、恐らく上記の指摘は作ってる側もとっくに承知の上でしょう。
これらの問題解決は簡単なことで「より悪いヤツが居て、五剣達はそいつに踊らされてた」とすればいい。
ということで最終回に「蟲毒」というワードを出して違和感の払拭を狙ったのだと思う…のだけど、いかんせん出るのが遅すぎた。
また、「より悪いヤツ=蟲毒計画を推進してるヤツ」の計画を知って反抗を決意するところまで行ってようやくスタートライン(五剣が悪役でなくなる)で、「やっとそこまで来たか?」と思ったところでアニメは終了してしまいました。
結局それまでカマ化を強制してた男子達から許されたワケではないし、協力をとりつけたワケでもない。
立場としてはまだ「悪役」かと。
実際どういう方向に向かうかは知らないけど、そうなるかも?と匂わすだけでも有難いのだけど…やっぱり遅かったよねぇ。

と辛口なことを書いてしまったけど、最終回はある意味爽快でした。
それまで「おかしいなぁおかしいなぁ」とモヤモヤしてた部分を「蟲毒」というワードでパッと明るく晴らしてくれたというか。
なんだ分かってるじゃーんとホッとしたというか。
まぁプロでやってる人が自分のような素人に思いつける程度のことを気付けないなんて無いと思うけど、気付いててもフォロー入れるか入れないかはまた別の問題ですので。

ってことで結論
悪役ポジションに立つヒロイン達がそこから脱却するためのスタートライン…に立つためのヒントワードが出たところでアニメは終了してしまった。{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ツンデレ山盛り丼に、少々胃もたれ気味w

[文量→中盛り 内容→余談が本論系]

【総括】
多分だけど、アニメの成分を観れば内容が予測できるアニメ。主人公最強×学園×ラブコメ×バトル×ハーレム×エロ。まあ、そんなアニメです。

そんなに極端に面白いわけではないけど、安定感ある作風。

ただ、中盤から、妙にこのテンプレ感が心地よくなってきて、わりと楽しんで観られた。多分、今期(2017春)はアニオリ作品が優秀で、設定も凝ったものが多いので、その反動かと。

創作料理ばかり食べてると、生姜焼き定食が食べたくなる、そんな感じでした(笑) (でも、終盤は生姜焼きにマヨネーズガンガンかけられ、こってりしすぎだな~と)


《以下ネタバレ(余談に剣道部的レビュー有♪)》

【視聴終了】
{netabare}
メインストーリーは、主人公の不道が、自らの自由な学園生活を得るために、学園の実力者達と戦っていき、その中で因縁の相手との戦いに身を投じていくという、それだけを聞けば、どこぞの少年漫画かと思うもの。ただし、そこが実質的な女子高であり、ラッキースケベ連発のため、作風をライトにしている。

ただ、序盤のわりと早い段階から飽きがきていて、多分それは、ほぼ、全ヒロインがツンデレだからかと。キャラの住み分けが出来てないので、誰を見ても(容姿以外は)同じに見えた。

あと、不道は「自由」に生きている設定なのに、外出許可証のシステムは守るんだ(あんな理不尽な校則に縛られることを許容する)という点に違和感を感じた。嫌なら無視して外に出れば良いのにな、と。

終盤のガチ流血バトルは、正直微妙というか、なんか温度に付いていけなかった。なぜ、そんな風に殺し合う必要があるんだい? と、思い続けていました(汗)
{/netabare}


【余談 ~登場人物の使う古武術流派まとめ~】
{netabare}
本作の特徴として、「美少女達が、真剣で真剣に切り合う」というものもあります。そして、彼女らが使っている剣術が、今現在もガチで実在している古武術流派であるのは、珍しいと思います(普通は架空の流派とか使うと思うので。でも、許可とってるのかな? それとも不要なの?)。

私は普通に剣道をやっているだけなので、古武術や各流派にさほど詳しくはないのですが、知っている、調べられる範囲でまとめてみたくなりました♪

まず「輪」の使う「鹿島神傳直心影流」といえば「初めて竹刀と防具による稽古を考案した」流派で、現在の剣道にも大きな影響を与えています。代表的な使い手は「勝海舟」。型の中に「呼吸法」を取り入れるほど呼吸法を大切していて、「鶴ノ構」などは実際にあり、アニメでは結構ちゃんと再現している印象。また、妹分の「のの」が同じ「心影流」の「小太刀の型」を使っているのが、芸が細かいと思いました。

次に、「蕨」の使う「タイ捨流」ですが、「柳生新陰流」から派生した流派で、かなり実戦的な流派。有名な使い手は「大友宗麟」。相手が鎧を着ていることを想定しているため、脇や脛など、鎧の隙間を狙っていきます。また、蹴り技や手裏剣、ジャンプ技や脇差しを使った動きが型の中にある変わった流派であり、「蕨」の動きとも合致します。あと、「タイ捨流」の「タイ」には、主に「体」が当てられますが、他にも「侍」「太」「対」など様々な漢字を当てはめられるようにあえてカタカナにしているだけです。フォーのおいしいタイとは関係ないですw

次に、「さとり」が使う「警視流木太刀形」ですが、これは明治時代に警視庁で考案された型で、当時警視庁にいた様々な剣術流派の方々の動きをミックスさせた(各流派から一本ずつもらった)、ハイブリッドな動作が特徴的です。これは流派とは言えないので、有名な使い手も特にいません(普通に警視庁の先生方は、我々剣道家の中では有名ですが)。現在の「日本剣道形」に最も近いものです。ただ、時代的に、警察官が日本刀ではなくサーベルを帯刀していたので、サーベルの動作が基本になっています。まあ、さとり の「自分を持たない」という性質には合っている流派かもしれませんね。

次に、「月夜」の使う「薬丸自顕流」。後述の「示現流」から派生した流派で、代表的な使い手に「東郷平八郎」がいます。あと、「生麦事件」でイギリス人を最初に切ったのはこの流派の門人です。基本的には「示現流」と同じく「先手必勝」「一撃必殺」「防御不要」という概念ですが、「示現流」と違うのは、より実戦的で「強ければOK」というか、高尚な精神性を求めていない点です。また、「薬丸自顕流」には「抜即斬」と称される「抜き打ち(抜刀術)」もあり、相手の股から喉までを一気に切り上げます。「月夜」が使っているのはこれかと思います。

最後に、「不道」の格闘術の基になった「示現流」。有名な使い手は「中村半次郎(人斬り半次郎)」。前述の「タイ捨流」から派生した流派で、「二の太刀要らず」とも言われる、先手必勝を良しとする攻撃的な剣術流派です。しかし、不道の魔弾は、敵の攻撃をかわししつつ懐に入り放つ技で、「後の先」を意識した、いわゆるカウンター技です。「示現流」の理念とは真逆の戦い方。他の技にしたって、どのへんが示現流なのか、これに関しては分かりませんでした。ちなみに、幕末に「近藤勇」が「薩摩の初太刀は外せ」と言い(恐れ)ましたが、それ(京都で新選組と戦っていたの)は主に「薬丸自顕流」を指します。「示現流」は、どちらかというと上級武士達が習う剣術で、最前線で戦うような下級武士は、より実戦的でシンプルな技の多い「薬丸自顕流」を使うことが多いので。


余談の余談ですが、私は古武術はやっていないので特に流派はないですが、師匠が「小野派一刀流」だったので、私もそれになるのかな。「伊藤一刀斎」が起こした「一刀流」の流れを汲み、有名な使い手に「山岡鉄舟」がいます。
{/netabare}

【各話感想】
{netabare}
1話目
ギャグからのマジバトルからのラッキースケベ。ライトな監獄学園?

2話目
デレるの早いな~。楽勝だな~。

3話目
色々強敵を出したくても、いきなり五剣筆頭を倒しちゃったからな~。腹に漫画とか、しょうもないオチ。

4話目
コッコッコッ、という笑い方が許されるのはもはや、王騎(キングダム)だけでは?

5話目
まあ今更だが、ギャグテイストなのに、真剣で真剣に切り合うというのもね。

6話目
なんか逆に、テンプレ感が心地よくなってきたかも。イジリー岡田w

7話目
警視流とは、これまたマイナーな。広く浅くにならないのかな?

8話目
ミソギのマスク取ろうとして手を払われた直後、すげぇ作画崩壊してるけど、マジでネタレベルで(笑)

9話目
なんかだんだんガチの殺しいに(汗)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 25
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2017春1位を進呈したいですね。

レビューを書こうと思って棚をみて。
あれ?棚に入れてすらないw

原作未読の物はそのままで視聴するのが基本なのですが、
かなり早い時期に耐えられずに
既巻を全て読んでしまいました。

円盤のCMの、ノムラと輪の掛け合いが
一番インパクト大だったかと。
初見では一緒にツッコミ入れてましたw

●総評●
{netabare}
タイトル通り2017春クールでは
一番楽しんで視聴できた作品だと思います。

作画・演出面では4点付けられないですが、
他については問題無かったかと思います。

半分とまでは言わないまでも、
結構な割合で原作が良く出来ていたのかな?と思えてもいます。
{/netabare}

採点-----
●物語●
{netabare}
学園バトル&ハーレム物という様相ですが、
主人公の性格に好感が持てることや
ギャグとバトルのバランスも良く思えまして。
一応原作も知っている上でも楽しめたと思います。

さとり戦(戦後処理含)と女帝さんエピソードの落差がw
元々流れは知ってましたが、
アニメにして、あそこまで輝くとは思いませんでした。

アニオリと思えるパートも、
原作と同じ時間軸の中で、
別のキャラは何をしていたのか?的な視点で観てみると
アレはアレで有りなんじゃないかな?と思います。

カットしてしまった中にも
惜しいエピソードはありますので、
興味のある方は原作を読んでみることを
オススメしたいです(ダイマ)。

2期を期待したいところですが、
作者さんの体調など考慮しますと、
しばらく無理かな~と思います。
それでもいつか観れるなら観たいと思います。

原作と比べてみて、
アニメではだいぶ表面的に撫でただけ、
最終回になったと思います。
しかし、諸事情を鑑みると致し方無いと思います。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
ヒロインのキャストさんたち
は軒並み初めて聴いた方が多いのでコメントし辛いですね。

激しく違和感を抱いたりはしなかったので、
文句を付ける点も無いです。

キャラクターとも合ってたと思いますし。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
男女問わずビジュアル的にも性格的にも
際立った人物が多かったと思います。

主人公・ノムラについては・・・
自由・平穏をモットーにしながらも、
理不尽に傷つけたりせず、
それでも自身を通そうとする、
観ていて気持ちの良いキャラでした。
結構(かなり)強いけど、最強という立ち位置で無いのも○


チョロインその1。輪さんについては・・・
五剣2人と約1名の強さがおかしいので、
役職的には難しいところですが・・・
とにかくチョロかったw 良い意味で。
最終回はともかく、終始「ノムラ」のアクセントが
違っていたと思うのですが・・・あれってどういう意味なんでしょうね。
原作だと文字でしか表現されないので、
アニメで気付いたことなのですが。
ちなみに僕は輪ちゃん派です。


チョロインその2。メアリさん。
輪と揃って、五剣の中ではかなりノムラに近くなる娘さんですが・・・
アニメになって見せ場が減ってるんじゃないかな?と思えて
可哀想に思っております。
当初は監視して矯正をする目的のはずが、
いつの間にやらデレデレにw


五剣最上級生と思われる蕨さん。
ワラビンピックの他の種目観たかったです。
さとり戦後の医務室でのくだりが印象大ですが・・・。


1話丸々全裸で戦ってくれた、さとりさん。
アニメでどう描写するんだろう?と思ってましたが
想像以上の尺で上手いこと隠しつつ描かれてました。
双子姉妹のエピソードはもうちょっと書いて欲しかったですね。
あれだと分かり辛いかと思えました。


五剣最強、月夜さん。わがし。
登板回自体は後半だった為、
どちらかと言うと解説役的な出番が多かったかな?と
それでも登板回においてはは
視聴者のハートを結構持って行ったと思いますよ?w


女帝・天羽さん。
原作では序盤からチョイチョイ、
ノムラとの関係性や感情面が描かれていまして、
その辺りがアニメで大きく異なる点でしょうか。
ノムラのことが好きすぎて、
ある意味振り切れちゃってる。
乙女といえば乙女なんですけども・・・
もうちょっと加減をできるようになれるといいね、と思います。
出番回でのvs五剣戦の演出は
大分とマイルドになってた感。


他で纏めてしまうのは乱暴ですが、
のの、ウーチョカちゃん、むらさきちゃん、ういちゃん
マスコ他男子学生の面々、皆インパクト大で
登場人物増えても埋没しなかったと思います。
{/netabare}

●作画●
{netabare}
この作品で唯一評価できなかったポイントでしょうか。
作画の不安定さ。バトルでのごまかし描写・テンポ。
大甘に採点して3.5点。平均下がるので3.5点。
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
OP曲「ShockingBlue」がかなり良かった。
ろこどる以来の伊藤さんの歌声でした。
曲調が若干懐かしめ?ですが
カッコ良かったと思います。
EDも悪くは無かったと思いますが、
やはりOPの曲&映像が良かったので・・・。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 13

85.4 2 必殺技アニメランキング2位
呪術廻戦(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (862)
3437人が棚に入れました
少年は戦う――「正しい死」を求めて。辛酸・後悔・恥辱。人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む。呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く。そして、呪いは呪いでしか祓えない。驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い"に襲われた仲間を救うため、特級呪物“両面宿儺の指"を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう。呪いである“両面宿儺"と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり……。呪いを祓うべく呪いとなった少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす――。

声優・キャラクター
榎木淳弥、内田雄馬、瀬戸麻沙美、小松未可子、内山昂輝、関智一、津田健次郎、中村悠一、諏訪部順一

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

呪術ぱいせん

ハリーポッター風に例えるとヴォルデモートのような存在の指を食べるはめになってしまった少年の話らしいと聞いて
普通、指食べようとはならんだろ。

よくある身体能力お化けなのに、運動部入らないマン。
よくある少年漫画的な作品という感じだけど、そういうシンプルなものが意外と良いもの。完全懲悪みたいなところもある。ショッカーと戦う初代仮面ライダー的な?
ただ、凄く流行る作品でもないような。どう?
強くなって自分の力も制御していくんでしょうね。仲間の力も借りて。
五条悟だけ規格外すぎんか。なんぞ?
タッパとケツのでかい女好きに対する想いは笑う。勝手に同じ中学卒業扱いて笑。


OP
廻廻奇譚 Eve
VIVID VICE Who-ya Extended
ED
LOST IN PARADISE feat. AKLO ALI
give it back Cö shu Nie
挿入歌
REMEMBER Masato
前半クールのOP・EDが好きだった。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
少年は戦う--「正しい死」を求めて 辛酸・後悔・恥辱 人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む 呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導くそして、呪いは呪いでしか祓えない 驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう 呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条 悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり..... 呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす- 


1. 両面宿儺
並みはずれた身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁。祖父が死んだ夜に呪術高専一年の伏黒 恵と出会う。彼は、虎杖の持つ“呪物”を回収しに来たというが、ちょうどその“呪物”は虎杖の先輩らによって封印が解かれていた。“呪物”が引き寄せた、呪いの化け物に襲われる先輩たち。そこに虎杖と伏黒が駆けつける。

2. 自分のために
見知らぬ部屋で目を覚ます虎杖は、目の前にいた呪術高専の教師・五条 悟から自分の“秘匿死刑”が決定したと告げられる。五条は、虎杖に二つの選択肢を示す。今すぐ死刑になるか、『両面宿儺の指』20本を探し出し、すべて取り込んだのちに死ぬか--。

3. 鉄骨娘
3人目の一年生、釘崎野薔薇を迎えに行く虎杖と伏黒、五条。そのままとある廃ビルへ向かい、五条は虎杖と釘崎に、廃ビル内に潜む呪霊を祓ってくるよう課題を与える。ビル内、二手に分かれて呪霊を探し始める虎杖と釘崎は、子どもを人質にとる狡猾な呪霊と対峙する。

4. 呪胎戴天
少年院で起きた緊急事態に、虎杖、伏黒、釘崎が派遣される。任務は、いずれ特級呪霊に成り得る呪胎とともに取り残された生存者の確認と救出。乗り込んだ虎杖たちは、無慈悲な現実に直面する。直後釘崎の姿が消え、残された虎杖と伏黒の隣には、特級呪霊の姿があった。

5. 呪胎戴天-弐-
少年院の外に退避した伏黒は、特級呪霊の死に気付く。次の瞬間、横に両面宿儺が現れ、虎杖の体から心臓を抜き取り、人質にする。このままでは虎杖の意識が戻っても死んでしまうと戦い始める伏黒だったが、格の違いを痛感する。

6. 雨後
虎杖の死に悔しさをかみしめる五条。仲間の死に沈み込む伏黒・野薔薇は強くなるために2年生達と特訓を始める。一方、夏油達も動き出す。そんな中、死んだはずの虎杖は--。

7. 急襲
移動中だった五条は、特級呪霊・漏瑚の奇襲を受ける。攻撃を重ねても決して当たらない--漏瑚は、すぐに五条の強さを目の当たりにする。一瞬で高専に戻り、修行中の虎杖まで連れてくる余裕の五条に、漏瑚は怒りを爆発させ、ある手段に出るが、対して五条は--。

8. 退屈
交流会に向けた特訓の合間。釘崎と伏黒の前に、呪術高専京都校二年の禪院真依と東堂が現れ、二人にケンカを吹っ掛ける。伏黒を腕っぷしで押していく東堂。一方、真依の言葉に嫌悪を抱き、釘崎は真依を挑発するが--。

9. 幼魚と逆罰
高校をサボり映画館に来た吉野順平は、自分をいじめていた同級生が顔を変形させられ、死んでいるところを目撃する。“犯人”を追い、声をかける吉野。その後、事件現場の映画館に乗り込んだ虎杖と脱サラ一級呪術師の七海建人は、2体の呪霊に遭遇する。

10. 無為転変
吉野の調査を任された虎杖は、補助監督の伊地知に作戦を聞く。低級の呪いに吉野を襲わせ、反応を確かめるというが作戦は失敗し、虎杖は吉野に直球で声をかける。結果的に嫌悪する担任教師を追い払ってくれた虎杖を見て、吉野は話を聞く気になる。一方、真人のアジトを突き止めた七海は地下水路で真人と相まみえるのだった。

11. 固陋蠢愚
真人に追い詰められた七海は呪力の制限を解除、十劃呪法『瓦落瓦落』で地下水路の壁を破壊し、がれきの雨を降らせる。一方、吉野と接触した虎杖は、映画の話で意気投合する。吉野の母とも会い、家に招かれるとさらに打ち解けるのだったが...。

12. いつかの君へ
真人に心酔していた吉野は、上手く利用され虎杖と戦うように仕向けられていた。復讐に走り暴走する吉野に対し、虎杖は拳を重ねながらも動機を聞き出し説得しようと図るが、吉野の口から残酷な事実を知ることになる。そんな二人のそばに真人が忍び寄り--。

13. また明日
間一髪で真人の一撃を防ぎ虎杖を救った七海。ここで確実に真人を祓うため虎杖と七海は息の合った攻撃を重ねる。真人は改造人間を使い虎杖を精神的にも追い詰めようとするが、虎杖はそれを乗り越える。畳み込まれる攻撃に追い込まれた真人は「死」を感じ--。

14. 京都姉妹校交流会-団体戦⓪-
虎杖たちから逃れた真人は、夏油らと合流し、あるプランを進めようとする。一方、呪術高専では“京都姉妹校交流会”が行われようとしていた。伏黒と釘崎、二年の真希、棘、パンダが集合するが、そこに東堂ら京都校の面々も到着。早速一触即発な空気の中、さらに遅れて五条が駆けつけあるサプライズを行う--。

15. 京都姉妹校交流会-団体戦①-
京都姉妹校交流会の団体戦が始まった。東京校のメンバーに、京都校の東堂が襲い掛かるが、足止め役を任されていた虎杖が相対する。東堂のパワーに圧倒される虎杖だが、突然東堂から女の趣味を尋ねられ--。

16. 京都姉妹校交流会-団体戦②-
東堂は、虎杖の“逕庭拳”が特級には通じない技だと指摘する。助言を素直に受け取る虎杖に対し、東堂は全力で相手をし、導いていく。一方、京都校の西宮に、釘崎はケンカを吹っ掛ける。その横にいたパンダに、陰から攻撃を仕掛けるメカ丸。釘崎と西宮、パンダとメカ丸の戦いが始まる。

17. 京都姉妹校交流会-団体戦③-
交流会団体戦は続く--。対峙する真希と三輪。三輪は真希の等級には表れない圧倒的強さに驚きを隠せない。同じ頃、箒で空中を飛び回る西宮を追う釘崎。真依の苦労、女性呪術師として生きていく意味を語る西宮をバッサリ切り捨て、一気に反撃に出る。そして姿が見えない真依は--。

18. 賢者
各所で勝敗が見え始めた交流会1日目。伏黒は御三家の嫡男・加茂と対峙していた。自身の血を操る「赤血操術」を使う加茂に、伏黒は式神と体術で対抗する。同じ頃、狗巻 の言霊の増幅・強制術式である「呪言」を生かして場を進めていく。その狗巻が突如感じた不穏な気配に振り返るとそこには--。想定外の事が起こり始める交流会。戦いの行方は--。

19. 黒閃
交流会に突如乱入し、襲い掛かる特級呪霊・花御。対峙する伏黒と狗巻、加茂は花御の攻撃を防ぎながら、帳の外に向かって走る。追い詰められる3人だったが、そこに真希が参戦し、伏黒との連携で攻め立てる。しかしそれでもなお、特級呪霊である花御の圧倒的な戦闘力を前に窮地に立たされてしまうが--。

20. 規格外
花御との戦いに参戦した虎杖と東堂。虎杖が黒閃を決め、東堂との連携プレーで攻め立てていく中、さらに自身の術式を解禁する東堂。超親友となった虎杖と共に、東堂はトリッキーな術式と(自称)IQ53万の脳内CPUを持つそのクレバーさで花御を翻弄していくが--。

21. 呪術甲子園
圧倒的な強さで五条は花御を退けた。瀕死の花御と合流した真人は、「両面宿儺の指」と特級呪物「呪胎九相図1番~3番」を強奪。着実に10月31日に決行する五条悟封印の準備を進めていた。一方、高専サイドは真人らの目的を明らかにできない。被害を鑑み、そのまま交流会も中止、となりかけるが、何故か野球で決着をつけることに。姉妹交流会・2日目野球戦、プレイボール--。

22. 起首雷同
呪霊により3人の男が似た状況で死亡する事件が発生。被害者たちは同じ中学校に在籍していたことが判明し、虎杖、伏黒、釘崎はその調査に派遣される。現地に着いてみると、その中学校は伏黒の母校であった。被害者らは地元の心霊スポット「八十八橋」の下で揃って倒れていたことがあったと聞く。さらに伏黒の姉・津美紀も事件に巻き込まれていたと分かり--。

23. 起首雷同-弐-
八十八橋の呪いに加え特級呪物「呪胎九相図」の1体・血塗(けちず)と対峙する虎杖・伏黒・釘崎。八十八橋の呪いの結界内にいる伏黒たちだが、突如釘崎が腕を引かれ、結界外に消える。それを追い、出ていったもう一体の血塗と虎杖も外へ。残った伏黒は早々に八十八橋の呪いを片付けるが--衝撃の光景を目の前にする。一方、釘崎は「呪胎九相図」の1体・壊相(えそう)と対峙。そこに血塗(けちず)と、追ってきた虎杖も加わり--。

24. 共犯
「呪胎九相図」兄弟の壊相・血塗に対する虎杖と釘崎だったが、壊相・血塗の血を浴びてしまい体内から腐食が始まる。窮地に立たされるも釘崎は自らに釘を刺し、「共鳴り」を発動。兄弟との我慢比べが始まる。虎杖も止まらず血塗を攻め立てていくが--。「両面宿儺の指」に端を発した今回の任務。果たして虎杖・釘崎・伏黒は無事高専へ帰還できるのか--。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 13

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

呪いから守るために、自らに呪いを宿す。

週刊少年ジャンプで連載中の漫画が原作のアニメ。

まだ鬼滅の刃人気が高い中放送が始まったこの作品、
とある小学1年生の女の子に
「私は鬼滅の刃より呪術廻戦が好きなの!」とゴリ押しされ、

放送が終わったら一気に見てみようかなーと思ってたら、

会うたびに「呪術廻戦見た!?」「絶対観てすぐに観て」とプッシュされ続けたので、観念して放送中から見始めました。笑

その後どんどん人気が高まって、
今や鬼滅の刃にとって代わる人気となり、
時代を先取る嗅覚の鋭さすごいなと感心しておりますw

全24話です。


● ストーリー
高校生の虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)。
オカルト研究会に所属する彼は、学校で怪しい箱を拾う。

オカルト研究会の先輩が箱の箱の中身を確認しようとするが、
それは強い呪いが込められた“呪物(じゅぶつ)”であり、
呪物の封印が解けたことで、人を襲う“呪霊(じゅれい)”が現れ、
先輩たちが襲われてしまう。

呪物の回収に来ていた呪術師の伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)と共に先輩たちを救おうとするもピンチになり、

悠二は呪物「宿儺(すくな)の指」を食べ、
呪いに対抗できる力を得る。

しかしそれはあまりにも危険な力のため、
先輩たちを救うことができた後、悠二には死刑が宣告される。

死刑を延ばす代わりに、
そして世に溢れる呪いによって誰かが苦しまないように、

残りの「宿儺の指」を集める使命を果たすため、
都立呪術高専に転校し、呪術師として生きることを決意する。


長いあらすじとなりました。

ざっくりまとめると、つまり、
呪術師として呪いと戦う話です。

呪いの見た目は気持ち悪い。

死体も出てくるし体も切断されるしで、
なかなかグロさもあります。

現代日本が舞台なのに、
呪いという異形と戦うことで非日常感が強い。

でも学生同士で仲良くしてたり、
普通の高校生っぽい一面もあるし、
不思議な世界観です。


ストーリーは、進んでいるような流れているような。

いきなり新しい展開が始まっている。
そしてもやもやっとそのシリーズが終わる。笑

強すぎる敵を追いつめはするんだけど、
逃げられてしまったりで、いつも倒すわけではないのがその原因かな。

この作品はなぜ人気が高いのか、
その理由をうまく言葉で説明できない。

ストーリーは、波があったものの、
全体的に面白かったです。

毎回30分があっという間に終わるし。

アクションシーンの作画もかっこよかった。

キャラもそれなりに魅力があって個性的。
女子ウケ抜群な五条先生という最強キャラもいる。

でも、呪いの見た目は不気味だし、
必殺技も真似したいものとか真似しやすいものではないし、
血みどろの戦いで見た目はよくないし、

呪いとか人の心の闇とか、暗い雰囲気で、
人の心は醜く描かれてるところもあるし大事な人も死んでしまうし、
メンタルやられるところも多い。

ここが人気なポイント!と語るのが非常に難しい。笑

呪術師たちは元々強いけど、
その強さを十分に描けていないのか、
それともこれから強い敵とぶつけていくうちにその強さが描かれることになるのか、

全力出しきった感がないんだよなー。
いや当人たちは全力出してるんだろうけど。

それでも十分かっこよくはある。
これからもっと強くかっこよく見せてくれるのかなというわくわくもある。

24話見たけれど、
どうやら私はまだこの作品を掴み切れていないのです。

そもそもグロい系の作品が苦手なのもあるかもしれないけど^^;

少年ジャンプの作品だけど、
少年以上に青年や大人に好かれそうなタイプの作品だと思いました。


● キャラクター
全体的に大人から好かれそうな、
かっこいいキャラが多かったように感じました。

観終わってみると、
好きなキャラが多かったなー。

順位はつけられませんが、私のお気に入りは
・釘崎 野薔薇(くぎさき のばら)
・五条 悟(ごじょう さとる)
・七海 建人(ななみ けんと)
の3人ですね^^

釘崎は最終話のかっこよさで好きになりました。

クールでかっこいい女の子キャラならよくいるけれど、
釘崎のようなタイプのかっこよさは珍しいなと思いました。

自分に自信があり、女であることを忘れず、
相手が誰だろうと怯んだり屈したりしない。

認めた相手は慕うし、大切にも思う。

敵に対しては容赦しない非情さも好き。
なんなら、笑ってるもんなw
最終話はどちらが悪役なのかわからなくなったよw


五条先生はつかみどころがないけど、
その分、普段のふざけた人柄と真面目なときのギャップがやばい。

圧倒的過ぎる強さ、かっこいいです。

そしてcv.中村悠一さんなんだからもう大勝利です。笑


● 音楽
【 OP1「廻廻奇譚」/ Eve 】
【 ED1「LOST IN PARADISE feat. AKLO」/ ALI 】

この作品と言えば、やっぱり「廻廻奇譚」が強いですね。
この曲の圧倒的かっこよさよ…!

そして作品の雰囲気とぴったり。
というか、この曲が雰囲気を作ったと言ってもいいぐらい。

アニメーションにもいろいろと伏線やら秘密が隠されているようです。
細かな変化もたくさんあったし、とても凝られていました。

EDは英語の歌詞でのポップな曲調だけど、
こちらも別のかっこよさがありました。

アニメーションもおしゃれでした^^


【 OP2「VIVID VICE」/ Who-ya Extended 】
【 ED2「give it back」/ Cö shu Nie 】

この後半OPもまたかっこよくて好きだなあ。

「廻廻奇譚」と雰囲気は似ていなくもないけど、
別物のかっこよさです。

アニメーションはこちらもかっこよかったです。
じっくり見れば見るほどかっこいい!

というか、「廻廻奇譚」だけでも十分なかっこよさと人気だったのに、そのハードルを越えてきたこのOPによって、次のOPはさらにハードルが上がりますね。笑

EDはしっとり感動系。

映像とのマッチングによって、より沁みます。


どの曲も当たりで、
音楽の選曲もアニメーションも最高でした。


● まとめ
面白かったです。

よく理解できていない部分も多いものの、
楽しめたのは事実です。

好きな作品かと問われると微妙なところなのが、
自分では不思議な感覚なんですけど。

これからもっと強い敵と遭遇するのだろうし、
それに伴って彼らの活躍もよりかっこよく、
見どころのあるものとなっていくのでしょう。

話としてはまだまだ途中だし、
24話の最後に「続」と出てたから、きっと2期もあるでしょう^^

2021年には「東京都立呪術高等専門学校」の劇場版アニメの公開が予定されています。

これは「呪術廻戦」がジャンプで連載される前の、
呪術高専のお話のようですね。

まずはこちらを楽しみに待ちたいと思います^^

投稿 : 2024/12/07
♥ : 31
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

呪いは生き方を主張し、少年は正しい死を模索する

人間の負の感情から発生し暗躍する“呪霊”と“呪術師”との戦いを描いた
同名コミック(未読)のアニメ化作品。

【物語 4.0点】
理詰めのバトル中に披露される各々の人生哲学。
育成学校のイベントには裏の駆け引きがある。

お馴染みの枠組みをグロく装飾したバトル物だろう。
と気軽に入っていくと、人を虫とも思わぬ呪霊たちがもたらす容赦ない死の描写と、
抉り出された人の心のドロドロした部分を目撃し、引き込まれる感じ。


虎杖(いたどり)悠二も一見、典型的な熱血少年主人公だが、
若くして“正しい死に方”を選ぶ決意を固める。
{netabare}特級呪物を呑み込む{/netabare}体質的にも、人間的にも器の大きさ、異様さを有する。

他の呪術師たちにしても、いくら骨を断つためとはいえ、
その肉の切らせ方は尋常じゃないという戦い方を平然とする。
凡そ死という物への感覚が麻痺している感。

さらに、汚い陰謀を巡らせる呪術師界・上層部と、
上を見限り慇懃(いんぎん)じゃない無礼を働きw
教育からの変革を企てる五条先生との確執。


こうした描写に触れる内、己の本能に忠実に生きる呪いの方が、
むしろ人間的なのではないか?との倒錯した感情すら抱きます。

第五話の特級呪霊・漏瑚(じょうご)によるファミレスでの主張。
{netabare}人間の正の感情は嘘、偽りだらけ。真実の負の感情から生まれた呪いこそが取って変わるべき。{/netabare}
否定しきれないのが辛いですw

呪いを祓うだけが正解なのか?
根本的な問いが、五条の変革や、虎杖の存在と今後どう関わって来るのか。
深いテーマ性への期待が牽引力。


【作画 4.5点】
バトルアニメの楽しさを思い出させてくれる。

人物も呪いも画面を目一杯使って実に良く動く。
構図、アングルもダイナミックで、視聴者を常識外に拉致。
MAPPAはグロい物体をクールに動かすのがホントに上手いですw

背景美術も“領域展開”の再現など良好。
背景の動きも、時に地面と遠景で異なるスクロールを組み合わせるなど、
撮影もカメラを静止させることなく、映像が単調にならぬよう尽力。
バトル空間の広さを体感させ、戦闘のスケール感を伝達。


【キャラ 4.5点】
五条先生の格好良さは特級品として、教師では七海先生も印象的。
{netabare}実業より虚業が栄える人間社会に疑問を抱いた{/netabare}呪術師転身前の過去。
共感度が高くて哀しいですwあと、{netabare}時間外労働{/netabare}お疲れさまですw


主人公・虎杖(いたどり)と東堂の“親友”関係もバトル馬鹿ならではで楽しい。


ヒロインズが逞しい(おっかないw)のも特徴的。
そう言えば、虎杖の顔面が一番ひしゃげたのは、
{netabare}荷物持ち・虎杖が釘崎の買い物を落したことに対する制裁だったようなw{/netabare}


【声優 4.0点】
主役の榎木 淳弥さん。熱血の裏に何かがありそうな懐の深い演技で謎多き主人公を再現。
最近の、えのじゅんとのエンカウント率の高さも納得の充実度。

呪い側の最強キャラ・宿儺(すくな)役・諏訪部 順一さん。
人間側の最強キャラ・五条悟役の中村 悠一さんと共に、
落ち着いたボイスが、圧倒的な能力と対照的で背筋が寒くなる、底を見せない好演。

強者に対するリアクションボイスにも熱演が揃う。
特に{netabare}五条に軽くのされる漏瑚(じょうご)役の大ベテラン・千葉 繁さん。
相手をした中村さんが申し訳なくなる位の大噴火ボイスで五条最強を証明w{/netabare}


異例だったのは原作者の要望によりナレーションが除去されたこと。
没入度はアップしたが、専門用語、超常現象に解説が付かないのはスパルタw
モノローグは充実しているので、付いては行けますが……。


【音楽 4.5点】
劇伴はバンド音楽をベースに、興が乗るとラップも挿入し、滾(たぎ)るバトルシーンを演出。
coldrainのボーカル・MASATOさんによるバトル挿入歌「REMENBER」もアドレナリン全開♪


OPは前期がEve「廻廻奇譚」、後期がWho-ya Extended「VIVID VICE」
共にヒットアニメのタイアップを引けばもっと来る!と思っていた男性アーティスト。
ついに大吉を引きましたね。おめでとうございます♪


前期EDはALI「LOST IN PARADISE feat. AKLO」
スタイリッシュなジャズ&男性ボーカルで東京を喰らう。
EDアニメ含めて、どんな展開後でも呑み込む独自の世界観を持つ。

後期EDはCö shu Nie「give it back」
ハイトーンな女性ボーカルで、哀しい過去を抱えた呪術師たちの心情を炙り出す。
どんな展開後にもマッチする透度の高い良作バラード。


【余談】
「廻廻奇譚」について。

放送前、先に楽曲だけ発表された時、
ネット上ではイマイチ?との評も見られました。
ですが、Eveを、あにこれの「僕らはまだアンダーグラウンド」のMVレビューで知り、
アニメーションとの融合度を信頼していた私は、
OPアニメ見て度肝抜かすなよと、世間の反応の変化にほくそ笑んでいましたw

あにこれやってて良かったですw

投稿 : 2024/12/07
♥ : 39

86.7 3 必殺技アニメランキング3位
キルラキル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2480)
12861人が棚に入れました
父の仇を探す女子高生の纏 流子(まといりゅうこ)は、父の殺害現場に残されていた巨大な「片太刀バサミ」の謎を追って本能字学園(ほんのうじがくえん)へ転校した。だが、学園は人間に人知を超えた力を与える制服「極制服」(ごくせいふく)を操る生徒会によって武力と恐怖で支配されていた。一つ星から最上級の三つ星までの極制服を生徒たちに与え学園を支配する、生徒会長の鬼龍院 皐月(きりゅういんさつき)が片太刀バサミの秘密を知っていると確信した流子は彼女に挑むが、二つ星極制服を着用したボクシング部部長の前に為す術なく敗れてしまう。

声優・キャラクター
小清水亜美、柚木涼香、洲崎綾、三木眞一郎、檜山修之、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、関俊彦
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

着て斬って強く熱く完全燃焼

大裁ちバサミの片方を求め主人公:纏流子が生徒会長:鬼龍院皐月が牛耳る本能字学園に
喧嘩を売る熱い熱い学園バトルアニメです。

いいね!いいね!この熱さ!無駄な熱さ!!こちらまでテンション上がってきます。
昭和の趣のある作画を踏襲しつつ構図やアングルに一工夫入れスピード感や迫力を出しています。
今昔のアニメを上手く融合させ世界観を演出しています。
とりあえず具体例だと『グレンラガン』と『ど根性ガエル』足した感じですかね。

タイトルに習い、制服を裁つ『着る』や『斬る』という設定もなるほどセンスを感じます。
どうやら父親の復讐をはらんだストーリーも熱くなる予感をビシビシ感じます。

声優さんは、1話目から小清水さん&岩田さんノってましたね。
小清水さんのハイテンションぷり大好きなのでそれだけでも価値があります。
後、たまこ声も久々に可愛かったです。
耳の方も安心して聞けそうです。

こういうアニメ暫くぶりで楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話成分{netabare}
今回の成分 熱6:学園1:拳闘1:制服1:ハサミ1
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 庭球4:友情3:血3

マコちゃん面白くて良いキャラしてます。
マコ家の食卓カオスだし、やみいしゃとか思いっきり看板出してるし、
あの場面で急に寝るししかも今時はなちょうちんって。
お笑い担当としてもこの作品に無くてはならない存在になりそう。

流子は順調というかセオリー通り下の者から倒して行ってます。
鮮血などの神衣を作ったのは父ということも分かり含みになっていますし、
ナルシスト入った美木杉の正体も気になりますし、
ストーリー的にも引き込まれつつあります。

あと、ハサミの柄をラケットにという発想もGOODで誉めてあげたいと思います。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 タイマン6:着こなし3:生命戦維1

早くも生徒会長・皐月とサシの対決。
熱さに溢れたバトルは見応えありました。
ここで戦ったらこの後の展開どうなるんだろう?と思っていたら
途中でお預けとなり下の者から倒す王道路線に戻るみたいです。
うーん。もうチョット観たかったけど、
皐月にも下の生徒達と戦わさせるのに理由があるようだししばらく我慢ですね。
{/netabare}

※4話成分{netabare}
今回の成分 登校5:罠4:洗濯1
{/netabare}

※5話成分{netabare}
今回の成分 ゲリラ4:友情3:針2:園芸1
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 果たし合い4:心眼3:四天王2:裸1

相手倒すと神衣に戦維が吸収されてる感じなのだけど
コレが皐月の意図(糸)なんでしょうかね?
今の所、鮮血パワーアップしている感じはしないですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 キラキラ生活4:戦維喪失ラッシュ3:喧嘩部2:裸土下座1

相変わらず欲望むき出しでカオスなマコ一家。
でもサブタイ通り憎めないですね。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 壊惨4:ドライブ3:過去2:決戦1

生徒会側の奴らもアツいです。ちょっと変態っぽかったですけども。(^_^;
次回の決戦も熱くなりそうです!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 縛4:盾2:風紀2:刃2

いやいやアツいアツい。
敵ながら筋の通ったブレない漢でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 情報3:音楽3:無茶2:飛翔1:応援1

ついに飛びました
服の領域はとうに越えていますね…。
無茶苦茶な成長っぶりが楽しめていますが
どうやら危険なサインでもあるようです。
皐月の目的も戦わせて鮮血の成長を促している節もありますし…。
物語が思わぬ方向に進む前触れでしょうか。
{/netabare}

※11話成分{netabare}
今回の成分 乱入者4:アンコール3:空中戦2:絆糸1{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 仇4:暴走3:闇医者の娘3

ここの所バトル物の通り道、強さのインフレが起こってます。
針目の強さは圧倒的で流子がデビルマン×キカイダーみたいな化物に。
マコの友情と勇気に助けられましたが…いやマコ美味しい所持って行き過ぎだよ!

今話で前半終了ですがスゴい勢いで駆け抜けました。
第三勢力の乱入というイレギューラもありましたがこれはこれで王道展開でもあります。
学園の奴らも何気にイイ奴が多いので共闘シーンもあるやも知れません。
皐月はどうやら極制服の強化の為に流子と戦わせていたようです。
正直もう少し複雑な理由があると思っていたのですけどシンプルでしたね。

この後は襲学旅行で三都統一するようです。
…三都って事は母親のリボックス社以外にもまだ勢力があるのかな?
美木杉達の後ろの勢力なのか新たな勢力なのか?
学園外の勢力図不明なんでもう少し知りたいですね。
後半見れば判明してくるのかな?まぁ楽しみにしておきます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 襲学旅行2:着衣2:変装2:バラバラ2:新聞1:無様1

三都って関西三都の事だっのか!もう一つの勢力のことかと思っちゃいました。
前回の戦闘後鮮血が着られなくなった流子だったけど新聞部の男の子を助ける為に着衣!
しかし全ては針目の変装と策略だったと言う目まぐるしい展開。
鮮血はバラバラになってしまいましたが
握りしめていたひと切れと絆の力でどうにかなる…レベルではないかな。
次回どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

ここでちょっとした【予想】{netabare}
父親の復讐で動き出した物語ですが母親についてはほぼ触れられて来ませんでした。
(早くに死んだという事になっていますが)
羅暁の登場以来、もしかしたら流子の母親なのではないかと疑っています。
つまりは皐月と流子は姉妹なのではないかと。
二人が神衣が着られたのも同じ血の影響も有ったからかなと思っています。
また、流子に鮮血の声が聞こえている様に
純潔の声も皐月に届いているのではないでしょうか。
この父親殺しの真相の裏には家族の物語も隠されていて
マコ家族との対比も成されているのではないかなと考えています。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回の成分 襲学3:関西2:目先の欲2:回収2:裸1

マコ関西でもおもろいわー。(*^。^*)
関西面白キャラが色々登場したけどやってる事は相も変わらずらずですね。
このノリは楽しいんだけど物語としてはそろそろスパイスが欲しいところ。
次回は皐月との再戦ですし裸の美木杉も絡んでくるので一波乱くるかも。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
今回の成分 大阪血戦7:裸2:金1

バトルが熱くて前半の宝多の事とか忘れちゃいます。
ヌーディストビーチという対抗勢力も出てきたけど半話で壊滅。(^_^;)
ギャグなのでしょうか?
次回は物語の核心が語られそうです。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
今回の成分 服3:エイリアン3:ヌーディストビーチ2:禊ぎ1:総集編1

色々と語られ生命戦維の背景が見えてきました。
生命戦維による人類制圧を阻止しなければ成らなくなりましたが
鮮血を兵器ではなく友として見ている流子の熱さに心躍り応援したくなります。
マコや皐月も含めキャラの魅力の引き出し方が上手い作品ですね。

ヌーディストビーチ側の説明だと生命戦維は脅威であると強調されていますが
単に脅威や害であればいくら巨大な力とはいえ羅暁は生命戦維に心酔しないと思います。
生命戦維が発動し人と結び付いた時、新たな進化の道や恩恵もあり得そうなので
一概に羅暁を悪役視は出来ないです。

服に対し友として対等に付き合う流子
服に対し屈せず制し着こなす皐月
服に対し服従し心酔する羅暁
三者三様、それぞれの異なる服との付き合い方やその行く末にも注目しています。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
今回の成分 大文化体育祭6:反旗4

「親の力、他の力、全てを利用する! だが使うのは私だ!
 全ての力を飲み込んで私自身の力とする! それが覚悟の違いだ!」という過去の台詞通り
羅暁と皐月、思想が逆なのでいつかはこういう展開が来るかもと思っていましたが…
杯を割った瞬間に確信に変わりゾクゾク来てしまいました。
これ以上無い形での謀反が非道・悪行なれどカッコよく見えてしまいました。

ほぼ致命傷で血の雨が降りましたが羅暁が簡単にくたばるとは思えないですし
反乱も折り込み済みだった気配もあります。
この羅暁が流した血がまた生命戦維にも影響してくるかも知れません。
次回も熱くなりそうです。
【予想】{netabare}
流子と皐月には同じ血の匂いを感じますし
姉妹なのでは?という気は今でもしていますが、
皐月の父はどうも美木杉な気がしてきました。
そうすると二人は異父姉妹になる訳ですが、
博士は育ての親で本当は美木杉が流子の父という可能性も考えています。
神衣の露出度の高さは人肌に美学を持つ
彼の意志が影響しているのではないでしょうか?
あんな露出狂の父親、困りますけどね…。
{/netabare}{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 人ならざる者4:反逆3:娘2:実験1

やはり熱い展開が待っていました。
皐月の堂々たる言動や真っ直ぐな覚悟がどうにもカッコいいです。
羅暁は無敵の強さで純潔を奪われバクザンも折れましたが
彼女の心は絶対折れないという確信があり希望へと繋がっています。

流子の方もその身に生命戦維を宿していたり、羅暁の娘であったりと驚く事の多い展開。
前髪はメッシュとかではなくハミ出し変形した生命戦維でしたか。
容姿にヒントが隠されていたとは気付きませんでした。

そしてやはり皐月とは姉妹でした。
今は大ピンチの状況ですがそれを打ち払い
二人が協力して生命戦維に立ち向かう姿が見られるでょうか。
そして出来る事なら失われた姉妹の時間も取り戻して欲しいのですが、
悲しい結末の予感もしないでもない…です。
まだ話数もありますし更に色々ありそうで本当に見逃せなくなっています。

次回は『人間VS生命戦維』。人の強さというものが試されそうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 侵略2:裸2:吸収2:囚人2:闇落2

目まぐるしい展開。
流子は意識不明から目覚めたが闇落ち、皐月は自爆し囚われ、
マコだけは吸収されたけどどうやら無事戦線復帰の様です。

蟇郡は序盤からちょくちょくマコを気に掛けてたけどもう完全に愛を感じます。

皐月は収監され恥辱屈辱を味わっていますが
折れない心、鋼の意志を持っていてやはりカッコいい。
ここからの逆転を応援せずには居られません。

そして流子は過去を知った衝撃のせいか音楽の影響かそれとも敢えてなのか…
鮮血を拒絶し憎しみのみでの行動。
その心と友情が早く戻ってきて欲しいけど闇も深いかも…
心配していた鮮血が可哀想過ぎます…マコが架け橋になるのかな?

今回気になった台詞を少々【考察】{netabare}
「人に名前を呼ばれたければまず自分がちゃんと呼ぶべきだぞ」
鮮血を「お前」と呼ぶようになった流子への伏線!?

「私がもう20才若かったらあなたを着てあげるんだけどね」
マコが鮮血を着るのかも!?
{/netabare}{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 衣替え4:奪還3:孤独2:裸の太陽丸1

憎しみに支配された流子はマコでも止められず
怒りのまま単身生命戦維討伐へ…自分すら殺しかねない憎悪で見ていられません。

皐月は当たり前の様に折れぬ心を見せてくれどうしようもない程の格好良さ。
四天王との主従関係も気持ちを熱くさせてくれます。
そしてやはり宿命なのでしょうか
鮮血と組んで『純潔に着られてしまっている流子』との対決が待っています。
本当に主人公を喰っていますが流子の目を覚ます会心の一撃を見舞って欲しい。
二人の相性・コンビネーションにも注目です。

裁ちバサミについて【考察】{netabare}
今回予想外だったのが片裁ち挟みで貫いた針目の傷が回復した事。
生命戦維の生命を裁つ効果のあるハサミなのでこれで倒せると思っていたのですが
やはり二対揃わないと効果が薄いのでしょうか。
(博士が針目の目を斬った時は二刀流のように持っていて傷が回復していない)

このままだと羅暁を倒せそうにないですし倒したとしても流子の戦維が残るので
流子が命を絶つような事にも成りかねません。
願望も込めて二対揃った時に秘密があり奇跡が起こると信じています。
{/netabare}{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 対戦3:友情2:強制脱衣2:降誕1:連携作戦1:縫いつけ1

流子の目を覚ます為、服を脱がす為に
皆それぞれ必死になり行動する様が熱く胸を焦がす展開でした。

力は流子が圧倒してましたが折れぬ魂で善戦する皐月の姿には感動すら覚えます。
その皐月と厚い信頼関係を築いている四天王の連携した働きも立派で
作戦が成功したかと思ったんですがね…。

針目縫の縫いつけどれだけ強固なんだか。

それでも結局糸を裁つのはのは鮮血とマコとの繋がりだったようです。
痛みよりも死よりも鮮血を着る思いが勝った流子も熱い!
流石この作品の主人公です。

繭星降誕について少々【考察】{netabare}
降誕とやらも始まりましたがコレ地球ごと生命戦維で覆う計画ですかね?
太陽や星を印象付ける描写もちょいちょい出てくるので
輝く星々の正体は生命戦維が覆ったものって事なのかも。
「ラ」が暁を浴びて輝くよキラルキラ。{/netabare}

流子の体や羅暁の動向他色々と心配もありますが次回ももの凄く楽しみです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 人衣一体3:わからない者達3:血の繋がり2:腕1:喧嘩部1

紆余曲折あったけど皆で打倒羅暁の方向へ歩み出しました。

これまで積み重ねたの想いの篭もった最高の人衣一体!
他にも頭を下げる皐月様、身を挺し守る部下、美味しい復活のマコ等々
記憶に刻まれる名シーンてんこ盛りで感動してしまいました。
本当に魅力的なキャラが多いこと多いこと。
そしていよいよ最後の対決が開始。最後の最後まで熱くなるのは間違いなさそうです。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 空中血戦4:真っ二つ3:最終縫製2:家族1

今回も熱い熱いバトル。
何だか分からない者の戦いは涙とは別のよく分からない感動を生んでくれました。
皆の不撓不屈の魂がビシビシ伝わってきて観る方も力が入ります。
ここまで来ても衰えず最後まで加速してくれるこの作品は本当に素晴らしいと思います。
運命のラストバトルも楽しみです。

それと声優陣の演技もスゴくて違う意味でも感動してしまいました。
パクロミさんとか特に神業。
声だけでなく魂を入れるお仕事なのだと改めて感心しちゃいました。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 服従3:バトル3:吸収1:燃焼1:裸1:デート1

最後の最後まで熱かったです。
内容的にはベタなラストバトルでしたが作画、声優演技、BGM等に
魂をつぎ込めるだけつぎ込み視覚と聴覚を釘付けにしてくれました。

鮮血の最期は分かっていてもジーンと来てしまいました。
熱く熱く加熱し続けたこの作品にふさわしい完全燃焼。
流子と出会い共に全てをやり尽くした彼の人生(衣生?)に悔い等ないでしょう。

落ちる流子を受け止めた皐月の表情が優しかったのも印象的でした。

終わってしまうのが残念ではありますが胸の熱くなる良い作品でした。
{/netabare}

【総評】
1話目から熱気が伝わる作品でしたが最後までしっかりと加熱してくれました。

序盤は熱いけど少年誌のバトルアニメの様な展開でそれほど評価は高くなかったのですが
羅暁の登場でそれまでの積み重ねが下地に過ぎなかった事が分かり俄然面白くなり
あれよあれよと最後まで一気に駆け抜けるストーリーが痛快で名シーンや名ゼリフが多々あり
後半はこの作品の虜になっていました。
2期かけて良く纏まっていて完成度の高いストーリーでした。

作画は昭和の風情があり好みが別れるかも知れませんが個人的には好きな作風でしたし
凝ったアングルや大胆なカット割り、そしてスピード感にあふれる表現は新鮮で
単なるレトロは作風に止まらず新たな境地を開いてくれたと思います。

声優さん達も豪華なだけでなくその迫真の演技は圧巻。
演技を引き出せるストーリーや舞台がしっかり整っているので実力を余す所無く発揮しています。

キャラクターも非常に魅力的に描かれていていました。
腕っ節も負けん気も強いが精神的な幼さも内包した熱血少女流子
バカだけど常に友達思いで憎めないムードメーカのマコ
何者にも屈せず折れず鋼の信念を持つ女皐月
その他サブキャラに至るまでそれぞれ個性がしっかり出ていて愛すべき存在となっています。
私は皐月様が一番好きですね。

かなりべた褒めしてしまっていますが
個人的にはお気に入りの棚に仲間入りする程好きになりましたし
どなたにもオススメしたくなる優秀な作品です。
2クールものなのでお時間のある時にじっくりこの熱さを味わって頂きたいと思います。

<雑記>
気が向いた方のみお遊びにお付き合いくださいませ。
【キルラキル実写化するならこの配役】(個人的なイメージですよ。)
{netabare}
漢字変換面倒なのが多いのでカタカナで失礼
リュウコ=新垣結衣
サツキ=戸田恵梨香
ラギョウ=江角マキコ
マコ=上野樹里
ハリメヌイ=深田恭子
ガマゴオリ=坂口憲二
ジャクズレ=安達祐実
サナゲヤマ=市原隼人
イヌムタ=松田翔太
ミキスギ=山下智久
キナガセ=照英
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 76

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

グレンラガン的な熱さを受け継いだ

サブタイトルが懐かしソングのタイトル。
衣服を題材というか武器にして戦う。

1クール目は不良少女のような立場で学園の優等生と戦うイメージ。部活をモチーフにした攻撃形態。
2クール目からは昨日の敵は今日の友といった感じ。そして、グレンラガンと同様にさらに上位互換というか真の黒幕のような相手とラストバトルに向けて盛り上がっていく。

マコ一家がいい感じのアクセント。ギャグ強い。
グレンラガンの要素というかそのものを移植したような作品。兎に角、熱い。いやむしろ、うざったいほど暑苦しい。(褒め言葉)
流子が小清水亜美さんてのも良いのかもしれない。


OP
シリウス 藍井エイル
ambiguous GARNiDELiA
ED
ごめんね、いいコじゃいられない。 沢井美空
新世界交響楽 さよならポニーテール
挿入歌
サンビカ 藍井エイル
劇伴特化型1☆極★服 バックグラウンドボーカル - 小林未郁 & 河合夕子 & 内田有 & 仁科かおり & Hikaru, Sen , Melo-J (from Lumiere)
Before my body is dry 小林未郁 & David Whitaker
Blumenkranz Cyua
Suck your blood Benjamin Anderson & mpi
Light your heart up Aimee Blackschleger
I want to know Benjamin Anderson
Before my body is dry:[nZk] ver. 小林未郁
Blumenkranz:[nZk] ver. Cyua
Suck your blood:[nZk] ver. Benjamin Anderson & mpi
Till I Die:[nZk] ver. CASG(Cara
澤野弘之さんが楽曲制作に携わっている挿入歌が結構好きだった。
ロックな感じ全開な藍井エイルさんも最高。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
『天元突破グレンラガン』から6年の時を経て“今石洋之×中島かずき”の最強タッグ再び!父の死の謎“片太刀バサミの女”を追い求め、本能字学園に転校した流浪の女子高生・纏流子。本能字学園には着た者に特殊な能力を授ける『極制服』があり、その力と絶対的な恐怖によって生徒会会長・鬼龍院皐月が学園を支配していた。“片太刀バサミ”を知るという皐月。流子は皐月にその事を聞き出そうとするが…。その出会いは、偶然か、必然か。学園に巻き起こる波乱は、やがて全てを巻きこんでいく!

1. あざみのごとく棘あれば
『本能字学園(ほんのうじがくえん)』、そこは『極制服(ごくせいふく)』という特異な制服を身にまとった生徒たちにより管理される学園。生徒会長・鬼龍院皐月(きりゅういんさつき)は「人は服を着た豚だ」と豪語し、忠実な部下本能字学園四天王と共に学園を絶対的な支配下に置いていた。そこへ現れる流浪の転校生、纏流子(まといりゅうこ)。流子の片太刀バサミを知る皐月から話を聞き出そうとするが…。

2. 気絶するほど悩ましい
マコの実家、満艦飾家に居候することになった流子。しゃべるセーラー服を『鮮血』と名付ける。 翌朝、マコと共に学園に登校するといきなりマコがテニス部からリンチを受ける。流子はマコを救おうとするが何故か鮮血が発動せず、部長・函館臣子(はこだておみこ)の返り討ちにあってしまう。流子のクラス担任である美木杉愛九郎(みきすぎあいくろう)に救われた流子。鮮血は『神衣』と呼ばれる特別な衣服であり、着た者の血を吸うことで起動すると聞かされる。

3. 純潔
極制服の力の源、「生命戦維」を使い、鬼龍院皐月は全国学園支配を進めていた。流子の父親、纏一身(まといいっしん)博士は、それに対抗するために生命戦維だけで織り上げた『神衣』を作った。それが鮮血。しかし神衣はもう一着存在していた。その名は『純潔』。神衣を着た皐月の強さは圧倒的で流子は追い込まれる。自分が鮮血を着こなせないのは、自分の心が原因だと気付いた流子は……。

4. とても不幸な朝が来た
起きてみると朝からなにやら騒がしい。今日は一学期に一度風紀部により執り行われる『本能字学園ノー遅刻デー』なのだ。通学路には無数のトラップ、遅刻をすれば即刻退学。流子はマコに連れられ、地獄絵図と化した本能町で登校を開始する。そんな中、流子たちはひょんなことからクラスメイトの大暮麻衣子(おおぐれまいこ)と行動を共にすることに。3人は力を合わせて次々とトラップを破って行くが…

5. 銃爪(ヒキガネ)
順調に本能字学園の部長たちを倒し続ける流子。その前に現れる一人の男、黄長瀬紬(きながせつむぐ)。黄長瀬は極制服の能力を無効化するミシンガンを操り二つ星の部長をすら寄せ付けない。そしていきなり流子に「神衣を脱げ」と迫る。校内で他の部活部員も交えて大乱闘となる流子と紬。追いつめられた流子を逃がそうと鮮血は自分だけで紬に戦いを挑もうとする。

6. 気分次第で責めないで
皐月の右腕である四天王。その一人、猿投山渦(さなげやまうず)は皐月に直談判し、流子と一戦交える許可を得る。驚異的な動体視力で相手の動きを全て読み取り先手を討つ猿投山、流子はあっという間に追い込まれる。しかし、目さえ封じれば良いと気付いた流子は鮮血を刻んで猿投山の目を塞ぎ勝利を収める。一方負けた猿投山は、皐月にある覚悟を見せることで流子との再戦のチャンスを請う。彼の覚悟とは…!

7. 憎みきれないろくでなし
部活や学業等の成績をそのまま家庭の生活レベルに反映させる。それが本能字学園のシステムだ。マコのせいで最低水準で生活する満艦飾一家だが、彼らはいつも幸せそうだ。そんななか流子は部活制度を逆手にとってマコを部長に任命、『喧嘩部』を創立する。部の成果が上がるほど満艦飾家の生活も向上。大喜びで流子に感謝する満艦飾家。しかしマコは手に入れた生活を手放すまいと次第に流子を酷使するようになり、一家は贅沢に慣れ冷たい人間へと変わっていってしまう。

8. 俺の涙は俺がふく
全生徒が全生徒に対し平等な攻撃権を持ち学園の頂点をかけて争う校内行事『壊惨総戦挙』。その戦いの火蓋が切って落とされた。七日後に行われる『決戦闘兵』の日まで、互いの無事を信じ分かれる四天王。大荒れの学校をよそに、流子はマコと共に亡き父の墓参りへ向かい自らの目的を確かめる。しかしその帰り道、乗って来たバイクが故障していた所を四天王のひとり風紀部委員長・蟇郡苛(がまごおりいら)に助けられる。

9. チャンスは一度
『塔首頂上決戦』。 四天王全員に勝ち抜けば皐月と戦うことが出来る、それが皐月が流子に提示した試合の報酬だった。試合のレベルの高さを危惧する美木杉には棄権を薦められるが、皐月と戦うためだと流子は譲らない。最初の対戦相手は蟇郡。その能力を既に知る流子は、蟇郡へ攻撃を加えずに乗り切ろうとするが、蟇郡は自らを痛めつけることで力を蓄え流子への攻撃を開始。

10. あなたを・もっと・知りたくて
二人目の四天王は情報戦略部委員長・犬牟田宝火(いぬむたほうか)。最小限の戦闘で流子と鮮血の動きを分析する犬牟田。その極制服の力は光学迷彩によるステルス機能だった。しかし流子は競技場の端から全面へ向かって鮮血を変形し犬牟田をあぶり出すが、不利となるや否や犬牟田はあっさり棄権。文化部委員長・蛇崩乃音(じゃくずれののん)の出番となる。マーチングバンドを引き連れた派手で華やかな蛇崩の攻撃に手も足も出ない流子。そんな中、美木杉は「最悪の事態」が起きることを懸念していた。

11. 可愛い女と呼ばないで
蛇崩と戦う流子、鮮血を飛行形態に変形させたことでなんとか優勢に転じる。しかし『アンコール』と称して復活する蛇崩。生命戦維に響く演奏で流子ではなく鮮血を直接攻撃する。しかし流子は受けた演奏を蛇崩に返し逆転勝利する。ついに最後の四天王、運動部委員長・猿投山との戦いを迎えようとした。ところがそこに、片目に眼帯、ゴスロリ服に身を包んだその女、針目縫(はりめぬい)が現れる。

12. 悲しみにつばをかけろ
半年前、針目縫が流子の父、纏博士を襲った理由。それは生命戦維に対抗出来る武器、断ち斬りバサミの回収だった。一身を彼自身の発明品であるハサミで仕留めたが、引き換えに片目を潰されていた。断ち斬りバサミの半分を奪い逃げる縫の後ろ姿を、流子は目撃していたのだ。縫の言動に怒りを覚える流子の攻撃は激しさを増す。鮮血と流子を挑発する縫。理性のたがが外れ力の加減も分別を失い暴走状態に陥る流子と鮮血は本能字学園を破壊していく……!

13. 君に薔薇薔薇…という感じ
全国学園支配を狙う本能字学園では、まだ制圧が終わらぬ最後のエリア、神戸・京都・大阪への大規模侵攻作戦、『三都制圧襲学旅行』の準備が進められていた。皐月は最終作戦開始の報告のため、母、羅暁(らぎょう)が待つリボックス社に向かう。そんな中、神衣での暴走により心に傷を負った流子は鮮血を着られず不登校になってしまう。そこへ元新聞部員・凪田信二郎(なぎたしんじろう)が現れる…

14. 急げ風のように
美木杉のアジトで目を覚ます流子。美木杉が拾った鮮血のスカーフのおかげでバラバラに切り刻まれた鮮血となんとか意志の疎通ができるが、残りのパーツが関西だと知り美木杉と共に関西へ向かうことに。その頃、本能字学園の生徒たちは配布された鮮血を手にそれぞれ三都市へ進んでいた。関西に到着した流子は着々と鮮血の切れ端を生徒達から回収していくが…

15. どうにもとまらない
道頓堀の地下には生命戦維対抗組織『ヌーディストビーチ』の地下アジトがあった。戦闘員たちが臨戦態勢で待機する中、美木杉と紬が帰還する。一方、難波金満高校生徒会長・宝多金男(たからだかねお)の前についに皐月が姿を現す。皐月は宝多が金で雇った戦闘員を気合いだけで蹴散らすが、宝多は負けじと対本能字学園機動兵器『道頓堀ロボ』に乗り込み、攻撃をしかけてくる。

16. 女はそれを我慢できない
鬼龍院との戦いの裏に『人類』や『宇宙生命』といった大きなものが付随してきたことに戸惑う流子。美木杉は「鮮血は生命戦維に対抗するために、纏一身によって作られた流子のためだけの服だ」と告げる。しかし、流子は「鮮血には鮮血の意思がある、戦うだけの戦闘服じゃない」と、鮮血を脱いで戦うと宣言するが…

17. 何故にお前は
本能字学園では、三都制圧により完遂された全国学園支配を祝し、学園理事長である羅暁を迎えての式典『大文化体育祭』の開催が発表されていた。そこで皐月と羅暁を一気に叩こうと考えた流子たちは会場にもぐり込もうとするのだが…。

18. 夜へ急ぐ人
すべては羅暁に裏切りを気取られないための芝居、本能字学園は羅暁並びに生命戦維との戦闘に備え築かれた戦闘部隊だと明かす皐月。幼い頃に死んだ父の志を継ぎ、羅暁の計画を阻止するために長きに渡り画策してきたのだ。原初生命戦維の活動も停止させ、その場を治めるかに見えた皐月だが、羅暁は人間を越えた不死身の肉体を手に入れていた…。

19. たどりついたらいつも雨ふり
心臓を引き抜かれても、なお生きている自分に驚く流子。流子はその身体に生命戦維を組み込まれた、羅暁の実の娘であり、流子と皐月は姉妹だったのだ。流子は衝撃の真実に愕然とする。上空からカバーズに襲われた市民たち、そしてマコまでもがカバーズに吸収され本能字学園は羅暁と縫、カバーズらの手に渡ってしまう。大阪では逃げ延びた四天王はじめ生徒たちとヌーディストビーチが共にレジスタンスとしてカバーズと戦っていた。

20. とおく群衆を離れて
自分の正体を知り傷付いたことで、最早他人の言葉を聞く耳を持たない流子。カバーズのみならず美木杉たちにも刃を向け、神衣も極制服も着ることなく自らの体内の生命戦維の力でビルを薙ぎ払い大阪を後にする。残されたレジスタンスの面々は本能字学園の地下牢に皐月が幽閉されていることを知り皐月奪還に乗り出す。単身学園に乗り込んだ流子は、そこで縫と戦っていたのだが…。

21. 未完成
純潔を着た流子と鮮血を着た皐月、ねじれた運命の姉妹の戦いが始まった。純潔を着ることによる快楽に酔いしれる流子に、純潔を脱ぐよう説得する鮮血。しかし流子はその言葉に耳を貸さない。流子は皐月には鮮血の声が聞こえず二人が意志の疎通を取れていないことを見抜き、皐月を追いつめる。流子は鮮血を切り離しとどめを刺そうとするが、そこへマコが身を投げ出す。

22. 唇よ、熱く君を語れ
怒りに任せ生命戦維を引きちぎり、純潔を引きはがした流子は再び鮮血と合体。縫と自分の決定的に違うもの、それは、自分の周りには「わけのわからないもの」が沢山いることだと言い放ち、縫を圧倒する。ようやく落ち着いて皐月と対面した流子。過去を清算するため皐月を一発殴ろうとするが、その拳を四天王が代わりに受けとめる。それを見た流子は、皐月もまた「わけのわからないもの」に囲まれ守られているのだと気付く。

23. イミテイション・ゴールド
戦線に立ったマコを船に残し、流子と皐月は羅暁を乗せた原初生命戦維を目指す。ふたりを相手に戦う羅暁、しかしその傍らで原初生命戦維から『裸の太陽丸』にカバーズを送り込まれて来る。戦いでぼろぼろになるマコたちだが、その前に三ツ星極制服最終形態の四天王が現れ戦闘を引き受ける。羅暁を追い詰めるふたりだが、縫が全身全霊で作り上げた最後の服『神羅纐纈(しんらこうけつ)』で身を固めた羅暁に圧倒されるのだった。

24. 果てしなき闇の彼方に
『神羅纐纈』、その力は、神衣、極制服に含まれる全ての生命戦維の力を絶対服従させるものだった。最終局面にして流子たちは一切の戦力を失ってしまう。唯一、生命戦維と人間の融合体である流子だけは絶対服従の力が効かなかった。鮮血を脱ぎ流子ひとりで羅暁と戦うも力の差は圧倒的。ついに人類は生命戦維へと化されようとする。しかし、脱がれた鮮血自らが羅暁を攻撃、神羅纐纈を傷つけることに成功するのだった。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 14
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見るな! 感じろ! そして叫べ!! 「人衣一体っ! 神衣・鮮血っ!!」

2013年10月放送。
全24話+未放送1話(2014年9月3日発売予定のBlu-ray9巻に収録予定。)


【前置き】

「天元突破グレンラガン」を制作したスタッフ達が、トリガーという会社として独立後、初めて制作されたオリジナルアニメーションです。

個人的には、正直この手のアニメは苦手でした。

謎が謎を呼ぶ考察しがいのあるシナリオなわけでもないし、現実にも置きかえられ心に響いて深く考えさせられるようなものでもない。
かと言って、キャラ萌えを全面的に押し出した内容では全くない。

語弊のある言い方をすれば、単純で、勢いだけの時代錯誤的な作品。
子供の頃にどこかで見た記憶があるような、見た後に何も残らないアニメだと思っていました。

しかしなんでしょうね。
視聴後のこの、なんとスッキリした気分というのは…。

「単純に勢いよく、熱く面白いものを描く。」

それだけなのに、妙に心地が良いのです。
これこそ、昨今のアニメでは中々お目にかかれない要素であり、トリガーが本作で描きたかったものだったのでしょうね。


【あらすじ】

父の仇を探す女子高生、纏 流子(まとい りゅうこ)が主人公。

転入した本能字学園で、人知を超えた力を与える制服「極制服」を操る生徒会と四天王、そして学園を支配する生徒会長であり、父の死の真相を知っていると思われる鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき)と、激しい戦いを繰り広げていきます。



【論じてみる】
{netabare}
根幹として、1980年代の『少年ジャンプ』のバトルマンガを意識した作品とのことですが、まさにそんな感じがしますね。

そのシナリオ構成に関しても、今のアニメなら2~3話を用いて描きそうな内容を、キルラキルは1話で勢いよく描き切ります。
最初の1話なんか特に展開が早くて、話についていくのが必至で度肝を抜きました。
これも、余計な引き伸ばしがない昔の良さが垣間見えます。

しかも、その目まぐるしい展開の元、画面が動く動くっっ!!!!
動かし方としては3DCGを使う先端技術を用いながらも、一昔前のような紙に絵具で手描きする手法も使ったり、作風に合うようセル画時代の画風で描くように意識もされていたようです。
こういうこだわり方も、とても好感が湧きましたね。

考察も必要無い。
深く考える必要も無い。
制作スタッフ一同からの

『ただ、この熱い展開と画面を見てくれっ!!』

という声が聞こえてくるようでした。
いや、誇張ナシにですよ。

そう、今思えば最初から、ムリに物語に付いて行く必要なんて無かったのです。
この作品は……理解なんてしなくても…そぅ、ただハートで感じれば良いのですからっ!!キリッ
いやホント、誇張ナシによ。


しかしここまでこだわった作画演出となると、途中に目に見える息切れ回が御愛嬌程度にあったりもするのですが、本作ではそれも感じさせませんでしたね。
息切れ時によくある総集編は、本作にもありますが
「なんだ、今回総集編かよ。」
なんて思っていたら、そんな視聴者の視点を分かり切ったかのようなナレーションが入り、オープニングが入るまでの冒頭で総集編を終わらせてしまって、本編では作中でも衝撃の展開を見せてくれました。

あの総集編は、スタッフの都合等では決して無く、衝撃展開をこれから見せる上での過去の内容のおさらいだったワケですね。
ちゃんと視聴者の視点も十分考慮した上で、製作者側が本作を描いているのがうかがえました。


最終話は、放送当日に作画が完成したと聞きましたが、いやはや最後まで全身全霊を見せてもらいました。
神衣・鮮血による、あのトリガースタッフへの煽り文句のような最終回予告に答えた作画班一同に、視聴者から精一杯の感謝を送りたいと思いました。
漫画媒体とは違い、アニメーションは動くという強みを存分に活かした作品でした。


そして忘れてはいけないのが音楽面。

主題歌の中では、1クール目オープニングの「シリウス」が、やっぱり一番熱くて好きでした。
作風にも非常にマッチしてますし、これからもずっと大好きなアニメソングになると思います。

最終回に挿入された時は、「やっぱりキタっ!!」と思いましたね。
挿入歌の「サンビカ」も含め、藍井エイルさんの楽曲をよく聞くようになりました。
CMで見たら、えらい美人さんでしたね。

それと、劇中で挟まれる英歌詞の曲「Before my body is dry」も、作品を大いに盛り上げてくれましたね。
一番印象深い、サビのフレーズ

「Don't Lose Your Way~♪」

和訳すると、

「お前の道を見失うな!」

作品を見た後だと、更に心に響きます。
{/netabare}



さて、本作はストーリーに関して色々と突っ込むよりも、勢い抜群で個性豊かなキャラについて語る方が正しい気がするので、ここからは中でも特に好きなキャラクター3人を上げたいと思います。

【満艦飾 マコ(まんかんしょく)】
{netabare}
流子ちゃんの友達であり、個人的に本作の重要なキーパーソンだとも感じています。

決して無理矢理ではなくても怒涛の展開が続く作中で、シナリオの本筋には(ハッキリ言ってしまえば)どーでもいい存在ですが、毎話ハレルヤのBGMとともにマコの破天荒な言動が続く独壇場シーンは、小休止であると共に清涼剤のようでした。
途中に一度、一瞬ジャミラ(ウルトラマンの怪獣)になったシーンは笑ってしまいましたよ。

あの可愛くコミカルな演出、とんでもない貧乏をものともしない家族も含め、私は見ていて楽しかったです。
てかあのコロッケ、本当に美味しいのか…?


終盤、再び喧嘩部部長の姿で登場した時はテンション上がりましたね。
ただ、通常形態と比べ全ての数値が「0」⇒「9999」になっているように見せて、よく見ると頭脳だけ「0」のまんまでしたね、アレ。

そうそう、

「まんかんしょく~~~っ!!!」

って常々言ってた蒲郡先輩との妙なフラグにも、最後らへんはニヤニヤして見てました。
なんだかんだ作中で一番可愛い気がするもんね、分かるぜ蒲郡先輩。
{/netabare}


【針目 縫(はりめ ぬい)】
{netabare}
可愛いで言えば、その可愛い声を全面に押し出した田村ゆかりさん演じる針目縫も好きでした。
闘いの最中も、その圧倒的強さを見せながら終始笑顔を崩さない。
ってか、その大口を開けた笑顔が基本一切変わらない。

初登場時から、底が見えないあの圧倒的な戦闘力。
物腰や口調も柔らかく、加えて一人称はボク。
昔に見た、「私の戦闘力は53万です」的な、あのお方を彷彿させるかのような絶望感を味あわせてくれました。

だからこそ、表情が崩れたり声を荒げたりすると、また余計に印象強く残りますしね。
田村ゆかりさん、今作でも名演技でした。
{/netabare}


【美木杉 愛九郎(みきすぎ あいくろう)】
{netabare}
学校の先生であり実は反政府ゲリラ「ヌーディスト・ビーチ」に属する、美木杉先生も個人的に大好きですね。

当初は、平凡を装っているが実は「常に服がはだける自己陶酔イケメン」という、どっかの南さん家に出てくるキャラ設定のように思っていました。

しかし後半、「ヌーディスト・ビーチ」本来の正装に戻ってからというもの、想像をはるかに超えた脱ぎっぷりを見せ…、いえ…魅せてくれました。

しかも、なんかず~~~~っと3ヶ所光ってるっ……。。。。

途中誰もツッコまなかったけど、マコのお母さん無言でメッッチャクチャ見てましたよねアレ。
(下の光ってる部分を。)

こんな常軌を逸したキャラでも、それが作中に普通に収まってシリアスに話を進行させる役回りだというのだから、お笑い草ですね。
勿論、良い意味で。
{/netabare}



【総評】

当初は、まだ苦手だった気分も手伝い、勢いだけの演出に少々退屈だった時もありました。
しかし、その勢いがクセになりだし、頭をカラッポにして見れ熱くなれた終盤は、存分に楽しませてもらいました。

最後が一番面白い作品って、やっぱりスッキリしていいですね。
半年間、本作を見続けることが出来て良かったです。

次は、人気作だけど苦手意識があって見ていなかった「天元突破グレンラガン」も見ようと思います。
4~6月中に見るつもりでしたので、ノルマとしてはもう今月中しかない。
休日に一日使って一気見ってのも良いですね、楽しみです。


ではでは、読んでいただいて、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


以下、どーーーでもいい決意表明なので〆ます。
{netabare}

さて……、今後私に、もしセーラー服を着る機会があるとすれば、

「人衣一体っ!!! 神衣・鮮血っ!!!」

と大声で叫んで、着たいと思います。


無論その時は、縞模様の下着の装着も辞さない覚悟である。
{/netabare}


↓決意表明その後↓
{netabare}

上記の希望の名の元、私は友人♀に


「セーラー服と縞模様の下着一式を、俺に貸してくれ!!」


という旨のメール送ってみました。


返事には、


いつもとは裏腹に、とても優しい文面で、


心のケアを促す内容が記されておりました。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 51

88.2 4 必殺技アニメランキング4位
中二病でも恋がしたい!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (6222)
29110人が棚に入れました
高校1年生の富樫勇太は中学生時代、邪気眼系中二病を患っていた。
しかし、そんな黒歴史を中学とともに卒業し、高校ライフを満喫していた。勇太は周りには中二病だったことを隠していたがひょんなことからある日、クラスメイトで現役中二病患者の小鳥遊六花と半ば強制的に契約を結ぶことになってしまった。

声優・キャラクター
内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人は思い込みの中を生きているのかもしれない。中二病は身近な物だと感じた。

タイトルどうり、中二病ラブコメです。
京アニの作画や面白おかしなキャラが魅了ですw

前半は中二病全開のギャグがメイン、後半は恋&シリアス展開となってます。
最初は中二病全開のギャグアニメで恋をどこに入れるのか気になってましたが終わってみると最初にこの作品を見たイメージとは全く違うものでした。
まさかここまで中二病で重い設定になるとはおもいませんでした。
シリアス展開で少し好み分かれそうだけどいい話もあったし僕は好きでした^^
ちょっと切なくなりますね(^^;
意外とラブコメとしても優秀かもしれません。
ギャグは面白いですね~
特に真剣に中二病なのが面白いですw
過去の実績が面白い人も・・・w(モリサマー)
京アニのバトルシーンやBGMもいいですよ^^
挿入歌も凄くいい!

【曲の紹介】
・「Sparkling Daydream」 歌 - ZAQ
この作品のopです。
中二病でも恋がしたい!の『恋』を扱った曲。
映像の立花の指回しに中毒性有りw
テンションの上がる曲です。

・「INSIDE IDENTITY」 歌 - Black Raison d'être(小鳥遊六花、丹生谷森夏、五月七日くみん、凸守早苗)
この作品のedです。
中二病でも恋がしたい!の『中二病』を扱った曲。
立花をはじめとするキャラが歌っている曲です。
カッコイイ曲かと思います!
くみん先輩意外と歌上手いですw
モリサマーの声はカッコイイです!

・「始まりの種」 歌 - ZAQ 
第8話の挿入歌として使われた曲です。
電車の中で立花とゆうたが会話してたときに流れた曲。
浄化されるようないい曲です。
始まりを予感させる曲ですね~
{netabare}すべての始まりは2年前か。。{/netabare}

・「きみのとなりは」 歌 - ZAQ
第10話の挿入歌として使われた曲です。
{netabare} 立花とゆうたが告白するときに流れた曲です。
曲と映像のシンクロ率が高すぎw
『背中あわせじゃなくて』の歌詞のところと映像は軽く鳥肌です。
この曲があったからより演出がリアルに見えました。
早くフルが聞きたいです^^
いい曲なので是非聞いて欲しい。{/netabare}



【中二病について感じた事】
{netabare} 中二病って人が何げに思った事を想像し思い込みその思いが強い人なんだと感じた。
誰しも昔は○○ライダーになりたいだとかプ○キ○アになりたいだとか思うかもしれない。
でもそれは年を追う事に薄れていきやがて消える。
理由は多分なる必要もないし周りもやってないしなどなどだと思います。
でも立花みたいに自分の世界を変えたい、こうありたいと思う気持ちが強い人はその思いを行動にし貫き通すから中二病と呼ばれるのだろう。
何故人々は中二病を笑うのか、それは誰もが行動には示さないけどこうありたいと思った事があるからではないか?
中二病はやってる本人も恥ずかしいと思わないかもしれないけど見てる人も恥ずかしくなりますよねw
笑うということは少なくとも理解しなければ笑えないのでこの作品を見て笑ったあなたは既に中二病は身近な存在ではないだろうか?w
人は思い込みの中を生きているとしたら中二病は身近な存在だと思いました。
まあちょっと行き過ぎちゃったのが中二病ですねw
でも自分に素直で一番楽な生き方かもしれないですね(^^;
オススメはしませんがw
ちょっと色々考えてしまった(^^;
本来そんな作品ではないですので楽しんで見てくれるといいですw
僕も楽しんで見てました~{/netabare}



  【ここから下は各話の感想です】
{netabare}
【1話感想】
{netabare} とりあえず1話の感想です!
まず京アニの作画とopに魅了されました~
opの絵はとても良かったです!

アニメの内容はタイトルどうり中二全開でしたww
ここまで引っ張るかと思うほど攻めてきましたね~
しかしクドさを感じず楽しめました^^
むしろ笑えましたww
ここまで中二ネタやられると新鮮で、すがすがしいですねw

作画も安定していてキャラクターも可愛かったですね^^

正直タイトルで中二病のキャラが出るのかなと予想してはいましたがまさかここまでとは・・・w

これからどうなるか楽しみです!

2話も楽しみですね~{/netabare}

【2話感想】
{netabare} 2話でも相変わらずの中二病全開です!
会話のほとんどが中二病で普通なら違和感を感じるはずなんですが・・・何か慣れてきたのかな?
それとも僕が中二病なのかな?www
今回も面白かったです^^

六花と姉のバトルシーンは凄かったです!(妄想)
クオリティー高いですねw
すみませんが他のバトル物のアニメも見習って欲しいくらいの出来でした。(あれこれバトルアニメじゃないよね?w)
立花と委員長さんは今回も可愛かったです^^{/netabare}

【3話感想】
{netabare} 今回のお話では新キャラ、部活動と物語が動きそうな予感を感じる回でした。
部活動はやっぱり青春って感じがしますね^^
まあ立花は空想の世界を生きてますがw
新キャラも中二病でしたね^^
部活動作ろうと思った理由と部活名が痛々しすぎますね!
僕があの学校なら何回かすどうりして笑いこらえるのに必死ですよw
中二病が二人いると普通の会話してるように感じるのは不思議です!w
中二病が2人いるとめんどくさいですね~
でも楽しそうです^^
にぶたにさんは何故か部活に入りたいと接近してきました!
その心はいかに・・・
次回も楽しみです^^ {/netabare}

【4話感想】
{netabare} 今回のお話で丹生谷さんの過去が明らかに・・・w
今回も妄想バトルがありましたがクオリティーが毎回高いですね!
戦ってる本人達にはあれが見えているのか~
レベル高いなww
丹生谷さんの過去は魔術師で精霊使いでしたかww
またレベルの高いことw
魔法陣分かるはずですよね~
普通の人だと思ってたんですがどうやら間違いでした^^
凸守さんは語尾のデースがウザすぎるww
でもクセになるのでokです^^
元中二病と現役ではやはり現役の方が強いんですね!
新たな発見ですw
モリサマーとダークフレイムマスターはあの部活にいちゃいけない気がするww(復活したらどうするの?w)
モリサマーは可愛かったですが怖いですね~
5話も期待です!{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回の話では立花好きにはたまらない回ですね^^
表情の変化が可愛かったですw
まだ見てない方は注目です^^
ちなみに僕が好きなのはモリサマーですw
数学は僕もダメなので立花の気持ち少し分かりますw
あいつら何考えてるのか分かりませんw(冗談です)
流石に2点はないですが・・・
そしてまさかの凸守!
中等部学年トップが中二病で変な喋り方って理不尽すぎるww
他の人もう少し頑張ってw
僕は泣きたくなってきたのデースww
凸守は安定のウザさでした^^
黙ってれば可愛いのに黙ってれば・・・w
ユウタかっこよかったですね^^
立花はやっぱり友達少ないのかな?w
でも本人が楽しいならそれが一番です^^
それとも本当はさみしいから中二病になったのかな?
次回も期待です!{/netabare}

【6話感想】
{netabare}今回はいっしきがメインの話でしたw
いっしきの男の生き様はかっこよかったですw
なんだろう謎の感動?ww
いっしきの坊主無駄に可愛いですね^^
モリサマーと凸守笑い過ぎでしょww
いっしきは男にモテるパターンだね!
いつか女にもモテるといいけど。。。


モリサマー怖いですね(^^; 
何あの脅したあとの眩しい笑顔w(可愛いw)
ダメだ騙されるww
凸守とモリサマーの対決はこれからも続きそうですね~

電車の前で立花とゆうたが手をとるところは良かったです!
風が騒がしいな・・・w
そして訪れる夏!
次回も楽しみです^^{/netabare}

【7話感想】
{netabare} 前半笑わされて後半しんみりするいい回でした!
くみん先輩は癒されますね~
一色はデレデレしすぎww
出番あって良かったね^^
相変わらず凸守はうざいなww
面白すぎるけどw
凸守とモリサマーはいいコンビですね^^
日焼けww
本当仲いいなw 意外と似たもの同士なのかな?w

立花のお父さんの話はしんみりしました。
立花はパパが死んだ事を信じたくないんだね。
もしかしてさみしいから中二病になったのかな?
不可視境界線を探す理由が分かった気がする。
立花の涙とBGMが反則過ぎて少し泣けました^^
次回はバトルから入るのかな?w
続きが気になりますね! {/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今回の話も良かったですね^^
ゆうたと立花の距離感が絶妙ですね~
中二病のことはやっぱり中二病の人しか分からないよね。
自分と同じ境遇の人だからこそ立花を分かってやれるんだと思いました。
回想シーンのゆうたww
きっと立花にとってダークフレイマスターは憧れなんだね。
今は恋に変わってきてるみたいです^^
でも立花は気づいてない様子。
次回も楽しみです!{/netabare}

【9話感想】
{netabare}立花がとても可愛かったです^^
中二病設定と現実の感情に揺れる所がいいですね。
応援したくなりますね。
モリサマー、くみん先輩との会話も良かったですw
天然と中二病は相性がいいのかな?w
凸守はやっぱり頭がいいみたいです(^^;
クラスでは意外と人気者なのかもw
最後のゆうたと立花が抱き合うところも良かったです!
次回も楽しみ^^{/netabare}

【10話感想】
{netabare} 立花もゆうたも自分の気持ちに気づきました。
凸守はアホだけどいい奴ですね^^
立花の事を理解している良きサーヴァント・・・
じゃなくて友達だねw
立花とゆうたの告白シーンで流れた曲が凄くあってて良かったですね~
見てるこっちも恥ずかしくなったけど恋っていいなと思いました^^
小指を繋ぐとことか特にいいですねw
立花がお父さんの好きな曲歌ったところとか凄く切ない気持ちになりました。
そしてついに眼帯を。。。。
次回も見所ありそうです!

あと一色お疲れ様ですw
流石くみん先輩タイミング素晴らしいww
モリサマーは今年で716歳か・・・w
長い生きだねww{/netabare}

【11話感想】
{netabare}最初に中二病は決していいことだとは思わないと定義w
今回の話は立花が中二病を卒業して3週間後のお話。
立花が眼帯を外しぎこちないながらも普通の会話をしていたがその時点で違和感がw
凸守はアホで中二病かもしれないが生き生きしていたのに対し立花は何か我慢している様子でした。
さなえちゃんwww(凸守の下の名前)
凸守は何度も立花を本来の形に戻そうと頑張っていた所が印象に残りました。
今日1日で何回デースを聞いたことかw
モリサマーが凸守を抱きしめるところは流石コンビだね^^
ちょっと感動w
立花もゆうたも現実にとらわれて本当にしたいことや信じたい物に素直になれんかったと思いました。
それが普通なのかもしれないが。。。
みんなそんな物は本当にはないと分かってでも結局人は無いものねだりなのだろう。
中二病も一つの個性と考えると今の立花は抜け殻。
それはとても悲しいことだと思う。。
現実と空想の狭間で揺れる彼らがどんな答えを出すか次回に期待!次回最終回かよw ちょっとさみしい^^
爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメントディスワールド!!をもう一度立花の口から聞けることをひそかに期待しておこうw
一色も頑張れ!!(ついでw) {/netabare}

【12話感想】
{netabare} いよいよ最終回!
あれ、凸守らしき人が・・・w えええええww
凸守も違和感が(^^; 
メッチャ普通に可愛い女の子になってるしw
くみん先輩はついに目覚めたのかw
立花にそっくりでした(^^;
みんな立花とゆうたの事を心配してて暖かいな~と思いました。
結局一色は最後までいいとこなしw
痴漢役にさせられてかわいそうww (顔やめてw)
今頃は刑務所かな?w

モリサマーの『人はいつも何かに病んでいる』という言葉が印象的でした。人は結局思い込み、イメージの中を生きてるのかなと思いました。
それがたまたま中二病になっただけで根本は同じなのかもしれませんね(^^;

立花とゆうたは青春って感じで良かったです^^
立花はダークフレイマスターに元気をもらい自分の現実(父親の死)を少しでも変えたいと思い中二病になったんだなと思いました。
最初はダークフレイムマスターに憧れ最後は恋したんだなと思いました。
それにしても2年前のゆうたは捕まるレベルww
でも本気でアレができるのは凄い!
中二病が人の心を動かす事もあるんだね。
立花にとってダークフレイマスターは特別でダークフレイマスターじゃなきゃダメだったんですね^^
まさか中二病でこんなに壮大な話になるとは思わなかったけど楽しませてもらいました!
僕たちは少なからず中二病とは関わってるのかなと思いました。
不覚にも中二病でも少しはいいのかもと思ってしまった自分がいるw
僕も私も中二病でもいいじゃないか?w
決めるのは皆さんです^^{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 77
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

DVD7巻(Lite全話と13話)を観ての感想。

原作小説未読。

総評的なもの。
{netabare}
・個人的にはくみん先輩が好みでした。
・たまに見せる、素の六花もなかなかw
・物語としては序盤~中盤の、ドタバタコメディ&ラブコメパートが好きでした。終盤のシリアス展開辺りは微妙に納得できないです。
・勇太&六花以外の面々にも、もう少しスポット当てて欲しかったかな?と思います。が・・・1クールでは厳しいですよね。かと言って2クールにして間延びしてちゃ台無しでしょうし・・・。
・画的な点は・・・素晴らしい出来だったと思います。人物・背景・動きどれをとっても良かったと思います。
・故に惜しいのはキャラデザかな?と。「京アニ」ブランドとしてみれば当然の選択なのかもしれませんが、やはり同社製の他作品と(他社製の物とも)ダブる部分が否定できません。
・OP、ED共にお気に入りです。個人的にはOPのが上位ですね。アニメそのものに対する感想ではないですが・・・ED曲もZAQさんverのが・・・。作詞作曲担当のZAQさんには、これからも注目していきたいと思います。
{/netabare}

以下各話レビュー。
{netabare}
13話・Lite全話鑑賞後----
まずは改めて・・・この作品はコメディ要素を前面に押し出した方が面白いな~と感じました。確かにそれだけではいずれ飽きてしまう可能性が高いとも思えますし、シリアス要素そのものを否定するつもりは無いのですが・・・。

ジャケットのあらすじを読んで正直・・・「え!? あの2人のクリスマスネタ!? 何も起きないでしょ。」とか思いましたw
ま~実際・・・お膳立てしたのは周囲な気もしますし、一色は相変わらずでしたし、何より「何か起きたのはそこか!?」とw

いや~面白かったです。
こんな方向性でなら2期に期待したいと思います。

12話鑑賞後-------------
最終話ということで、普段以上に気合入れて視聴。

11話終盤からどこかギクシャクした勇太&六花でしたが・・・想像以上に深刻でした。六花はともかく勇太は・・・ちょっと自覚無さ過ぎかな?とも。いや、横から観てるだけだからそう思えただけなんでしょうね。当事者になっていたら、そうは思えないでしょう。

序盤から出てくる、くみん先輩による「二代目・邪王真眼」がかなりハマりました。弾け具合は初代に比べ控えめだったように思いますが、雰囲気は見事な再現っぷりでw 浅倉さん、GJです。

凸守は・・・結局何者なんですか?w 六花実家に来ていたときの車は何?w 運転手っぽいのいませんでしたか?
そして中二病発病前(というのか?w)の気持ち悪さと言ったらありませんでしたね。見事に勇太とセリフが被りました。

丹生谷さんのセリフは一理あるかと。
「人はいつでも何かの病にかかっているのでは?」という意味合いと理解したのですが、ラストのナレーションに通じる物が感じられました。
表現方法や方向、傾向が異なるだけで、何歳になってもその意味としてはあまり差が無いのではないか? そんな風に思えました。

実は六花の恋心はもっと以前から存在していた、という点は素直に驚き、納得できました。確かに初対面からにしては接近が速かったですからね。

ただ・・・。
父の死にきちんと直面できなかった、という六花の心の傷?という点は理解できますが、そこが起点に中二病を患ったみたいな展開は頂けないかな、と。結局はその時に見かけた勇太の姿に憧れて、ということにはなるわけですが・・・。
何かイマイチ納得できないといいますか、安くなってしまっているといいますか。上手く表現できないです。

11話鑑賞後-------------
物語前半殆どがテンション高め・明るい・(ラブ)コメディ展開(ちょっと伏線風味?)だった分、ここ終盤での「落差」がそれなりに激しいように感じます。

が・・・その落差も個人的には今一つでして。
先が読みきれてる部分(あくまで勝手な予想ですが)、何か一つ筋が通っていないように感じる部分(特に勇太君)、六花の中二病の要因の1つと思しき「父の死」。
それらが落差を安くしてしまっているように感じます。
今思い返してみると・・・実家でしょうか、祖父母の家に行った辺りでのやりとりを、少々長く扱い過ぎていたようにも思います。
「落差」をもっと急激に出してくれたら、感情移入できたかな?と思います。

次回最終話ということなので、ここらの物語の感想は次回に持ち越したいと思います。
勇太&六花の進む先は・・・?

10話鑑賞後-------------
どうやら勇太も六花も自分の気持ちに自覚できたようで何よりです。そしてお互いがそれを口にすることで、互いに伝える。ニヨニヨ好きな人間としましては、大変美味しく頂くことができました。

で・・・「2012秋BEST」に書いたことと若干矛盾してくるんですが。個人的にはこれ以上のゴタゴタは見たくないんですよね・・・。
「くっついて終わり」では他のキャラの存在とか適当すぎる気がするので、彼らなりのエピソードが欲しいところではあります。
ですが、ここから勇太&六花の間に更に何か起こされるのは、何か違うような・・・。六花の家庭の事情とか無視できる点では無いとも思えますが。

9話鑑賞後--------------
8話では小鳥遊家の事情が明かされ、2話続けてテンション低めのお話だったと思います。
そして六花と勇太は小鳥遊実家から逃避行、と。

一色君の扱いがやはり酷いといいますか、可哀想になってきますw

で・・・まさか9話でようやく気持ちを自覚するという展開になるとは思わず・・・。いや「らしいもの」には気付いていたけど、そのものの正体を知った、というところでしょうか。
動揺しっぱなしの六花さんは、可愛いですね~。
(というか可愛い娘が焦ったり、慌てたり、揺れ動く姿が好きなんだと再認識・・・)

丹生谷さんが六花のフォローに回る辺り、さすが委員長と。元中二病を隠す為だけかと思いきや、元々こういう気質なんでしょうね。バイオレンス気味で口が悪いだけかと思ってましたが、評価up。
そしてくみんさんは・・・天然モノの天然さんだと信じたいです。狙ってとかキャラ付けとかは・・・勘弁してくださいね、ホントw

7話鑑賞後--------------
くみん先輩が白かったw
丹生谷さんと凸森さんの日焼けが驚きでしたw

そして何より・・・ここまではテンション高めの物語だったのが、今回はシリアス成分多めで。こちらも意外でした。
小鳥遊家の家庭の事情が見えてきて、六花の行動の起源のようなものも見えてきて。

良い意味で期待を裏切ってくれてます。

6話鑑賞後--------------
丹生谷さん、放送当初から見事なまでのキャラ豹変ぷりですねw そして見事な脅迫ぷりw (「キルミー」のやすなさんとcv同じわけですが・・・同じに聴こえないw)

一色君のフォローをしたいわけではないですが・・・確かに見つかったのはマズいね。
発案者として、坊主頭にして他の男子を守ったことは評価に値するかと思います。

アジト(部室?)に設置された(電飾)魔方陣が意外な活躍をみせますね。今回の一色君の頭は光り過ぎだと思います~。

小鳥遊姉の依頼で幕を引いた6話。
次回はどんな方向にお話が向かうのでしょう?
というか、どこに来てくれと・・・?w

5話鑑賞後--------------
近頃「次回予告が無い」もしくは「次回予告になってない予告」な作品が多い気がしますが・・・。
コレもその1つかとw
別にそれが悪いとも思いませんし、むしろ魅力になっている物もあると思います。

で、正直この作品の目的地って何処なんでしょう?
各キャラ一通り出揃って、何か展開あるのか?と思ったら・・・むしろ停滞気味?
唯一進んだように思えるのは、勇太と六花の関係の一歩というところでしょうか。

何だかんだで封印しているはずの勇太君の中二病、結構漏れ出てると思いますw

それにしても2点か~。
いえ学生時代、数学で200点中1ケタとかやったことあるんで全く笑えない立場ですがw

4話鑑賞後--------------
丹生谷さんが部活?同好会?に入って、ハーレムちっくな展開になるのか?と思っていましたが。

何ともまぁ、彼女まで(元)中二病患者だったわけでw それは予想してませんでした。しかも凸森さんは六花にベッタリなのでハーレムな展開にはなりそうも無く、余計な心配でしたw と勝手にひとまず安心していたりします。

「類友」とはよく言いますが・・・周囲の中二率(もしくは変人率?)高すぎでしょうw

3話鑑賞後--------------
今回も無駄に?w気合の入ったバトルシーンでw 寝転がっての再現かよ!?とw

物語的には・・・「中二っぽい」というより「ハーレムっぽい」匂いがしないでも無いですが・・・w

凸森さんも登場して、丹生谷さんも正式に参戦?して、これからが本領でしょうか?

とりあえず3話の時点で、今クールの軸に認定したいと思います。極端にハーレム展開されたり、あまりに勇太君が優柔不断だと評価が逆転しないでもないですが。

個人的にはくみんさん推しでw

2話鑑賞後--------------
お姉さんと六花のバトルシーン、気合入ってましたね。そして現実とのギャップがまたw どんな、おたま使いかと。

きめらって・・・あ~確かに、背中に羽、蛇っぽい何かが付いてるw

登場順から、次は丹生谷さんかと思いきや・・・。
「五月七日」で「つゆり」か~。うん、初見では読めないですねw
どこかで聴いた声だと思って、結局EDまで分からなかったのが情けない。ごめんなさい浅倉さん。
六花と勇太の会話を普通に聞いているあたり、彼女の立ち位置がどこら辺なのか不思議です。

登場するどの女性キャラも可愛らしく描かれていて、今のところその方向では満足しております。
 
1話鑑賞後--------------
物語については今後次第といいますか、本題にも入っていないでしょうから、追々。

声優さん達についても、追々。
キャラ出揃ってないでしょうからw

秋アニメを放送前にキャスト・スタッフ・スケジュールなどをチェックして気になっていた1つが、この作品のOP曲でした。「咲-阿知賀編-」EDを担当してらしたZAQさんの曲です。こちらについては文句無く。一度何とかフルコーラス聴いてみたいですが、CD待ちですかね~。

画方面ですが・・・良くも悪くも京アニですね。
個人的には悪い方に、気になっています。
恐らく京アニ純粋培養なタイトルなんでしょうが、過去に観たことのある京アニ作品に近すぎるように感じます。
スタッフや製作会社などが近ければ、作風が似てくるのは仕方がないこと、むしろそれこそが「社風」なのかもしれませんけども。
OPは若干観づらい(画面の切り替わりが早いので、目がチカチカします)ですが、面白いとは思えました。
が、EDは・・・正直初見で「どこかの軽音楽部っぽい」と思えてしまいました。いや、これが持ち味だとも思えますが・・・。

主人公のcvは福山さんですが・・・あの声が聴こえて、他に「小鳥遊」というキャラがいると、凄い違和感がありますねw

初回だけですが、ちょっと酷評気味になってしまいました。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 35
ネタバレ

アスピリン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

何度見ても最高の作品だと断言できる!

放送終了から1か月ぐらいでBDなども発売していますが、何度見ても最高の作品だと断言できますね!

まずテンポのいい会話に飽きることがないですし、各キャラの個性も強い、また最高の作画や最高のBGMなど本当に完成度の高い作品。

個人的な話になってしまうかもしれませんが、やはり六花の可愛さは他の作品のヒロインを凌駕しているんじゃなかろうかと?思っています(笑)
(その六花のの可愛さを引きj立てているのも他の3人の部員のお陰だとも感じます!)


テレビの放送は終わってしまいましたが、今後OVAなどのタイトルに期待したいかなーって気もします。
ただ、変に内容のない2期にするぐらいならこのままいい思い出で完結していてもいいのかなーって気もするんですよね・・・


タイトルで観る気がしないという人もいるようですが本当にいい作品なので是非とも見てもらいたいです!!!!

絶対に期待を裏切らない作品だと思うので・・・・
(私はこの作品をタイムリーに見ることが出来たことがうれしかったです!)










11話感想{netabare}

これまでで最大の鬱回だったと思います。
森夏の言う通りでお互い意地を張っている感じで、無理やり中二を内に押しこめている感じ。

六花は勇太にそのことを言って欲しいと思ってるみたいだし、勇太もそれを言いたいけど 言ったら無責任ということで言い出せない感じがなんとも言えませんでした。

そのことをデコに指摘され、わかってて言えない現状へのモヤモヤをデコにぶつけてしまいましたね。
(本当にデコがかわいそうだった・・・・・・・)

中二のいいところである笑顔要素が全くない鬱回でかなしい11話でした。 {/netabare}

10話感想 {netabare}

六花も勇太も自分自身が好きな相手を認識したところで・・・ものすごく痒い展開になってましたねw

六花はなんとなく勇太のことが好きなんだろうっていうのはわかってましたが、勇太があれほどまで六花のことを好きだったとは・・・・(笑)

何はともあれお互いの気持ちを確認したところで、文化祭に突入したんですが、ここで六花を中二に突き動かした要因になったかもしれないであろう 母親がお弁当を持ってきて勇太と遭遇。

なんかお母さんがすごくかわいそうな感じでしたね・・・
それを感じる勇太・・・

ここは回想シーンだけとなりましたが、眼帯を外すように指示する勇太と拒む六花。

落ち込む勇太でしたが、最後のシーンでの六花の右目と歌っている曲に色々詰まっているみたい。 {/netabare}

9話感想 {netabare}

ここまででも十二分に満足だったし、面白すぎたんだけど9話を見終わって「最高すぎるでしょ!!!」と更に文句のつけようがないです!

ストーリー構成もそうだし、キャラデザインの秀逸さもそうだし、背景絵の綺麗さもそうだし、その背景絵を引き出す意味でのBGM、またカメラワーク(視点切り替え)もすごい! 
もちろんキャラが可愛いっていうのは言わなくてもいいぐらい

ヒロインである六花が既に勇太に抱いている中二妄想が恋であることを認識しているあたりがすごくストレスなく見れましたし、それに当然気づかない主人公、アシストする森サマーも素晴らしい!

ラストのシーンとか言葉を失ってしまうぐらい綺麗な校舎まわりの背景・・・圧巻。。。
(ただ屋上?の手すりの適当さはBDなりで修正したほうがいいかもね?w あれは現実離れしすぎている危なさです・・・。)


来週も楽しみすぎるんですけど、あと3話ぐらいしかないと思うと寂しい・・・・・・・・・・。
絶対OVAとかは出して欲しいし、この作品の世界観にもっと浸っていたいな~    真面目に。 {/netabare}

8話感想 {netabare}

すごく惹きつけられる。
どうしたって観たくなる。
それが中二病の特徴かと思いますね~

本当に面白すぎるんだよなー、今のところ今期ナンバーワンは中二かなって思ってるぐらいです!
(同意見の人は多いはず!)

今回でひと段落しそうな感じだったので、次週からまた可愛い邪王心眼を拝められそうです(笑)

来週が待ちどおしい~ {/netabare}

7話感想 {netabare}

前半からどこか六花が実家に帰りたがらないな~って雰囲気があったんですが、てっきり実家のおじさんなどが嫌いなのかな~って思ってました。

ただ、それ以外にもやっぱりありましたね。

六花は父親がまだ生きていると思い込み続けているのが原因みたいですね。

思い出の地が売地っていうのもさびしかったですね・・。

ラストのシーンが中二戦闘への導入だったので次回は戦闘から始まるのかな??


あと、勇太はいい子だね~。
こんなやさしければ中二でも恋はできるだろ!(笑)

またキャラデザインは今期の作品でダントツの1位だと思います。サブキャラにも凝っているあたりがすごいよね~{/netabare}

6話感想{netabare}

タイトル通りで踏切のカットはあまりにも印象的なシーンでしたね。(このような感じで作品の分岐点となりえる箇所をあえて他の演出とは一線を反して製作しているのは本当に素晴らしく記憶に残ります!
今までで1話で中二病たちの残骸を捨てずに取っておく選択をした際のBGM、加えて今回の踏切シーンのBGMは異質でいいな)

まだ6話までですが、ここまでの総括でいうと
やはり細部までしっかりと作られていて 丁寧に且つ大事に作られている気がします。

こういった作品はもっともっと評価されるべきですし、もっともっと多くの人にタイトルで観るのを止めたりしないできちんと観て欲しいですね!それだけの価値は十分!


はやく7話がみたいなー。。。 {/netabare}

4話感想 {netabare}


のことをてっきり普通の可愛い女の子で物珍しさだったり主人公への興味で入部希望したのだと思っていたんですが、まさかまさか自身も中二病だったとはwwww

しかも結構有名人なのかな?!


全体的には こういう予想外の展開でストーリーが進んでいくのは見ていて面白いですし次回以降が楽しみでなりませんね!(中二病戦闘の力の入れ方からのリアル戦闘へのシーンの切り替えとかもうね・・w)


一応これでメンバーは揃ったみたいなのでこれからさらに楽しくなっていきそうです!

2話感想 {netabare}

しかし、、、ものすごい中二力ですねw
なんかここまで来ると普通に呆れを通り越して可愛さ満点です!(笑)

中二力を存分に生かしたキャラ作りは素晴らしいですし、これだけ評価+注目度が高い作品ですが、単純に中二を極めるだけでなく、ストーリーにも目を見張る展開を期待したいですね!(まだ2話なんでストーリーで魅せろっていうのは難しい話なんだけど、2話でいうと姉からの相談っていうのが割と真剣み味があってよかった)


また中二全開バトルシーンの作画はすごかったですね・・・・・本当に労力の無駄使いって感じだよ(笑)
加えて、BGMがその辺の安っぽいバトルアニメなんかより気合が入っていて笑ってしまったよw

もうこの辺がさすが京アニメってことになるんだろうね。 {/netabare}

3話も期待! {/netabare}

1話感想 {netabare}

中二病はかなり重症でしたね(笑)
1話を見ただけなんで何とも言えませんが、なとなく京アニ補正ってあるんだなって思いました。


それを感じたのがタイトルにあるようにBGMを用いた雰囲気作り。
はちゃめちゃな展開からいきなりムードを変えたり、最後の場面みたいに切ない空気を演出するためのBGMにしたりと、やっぱりこだわるところが違うな京アニ!

加えて、京アニの作画は安定していて、もう言うことなしです。素晴らしい。


で、原作未読の私が最も気になっているのは、果たして単純に中二病の2人を描いていくのか、それとも本当にSFをかすめるぐらいの展開になるのかってことです。
(個人的には"電波女と青春男"のOVAみたいなギリギリSFをかすめるぐらいがあるんではないかと期待していますw)

あとはなんといっても六花が可愛いってことかなw
まさに愛らしいとはこの事か!!って思いましたよ!


今後、更に期待していい作品トップですね。 {/netabare}

開始前レビュー {netabare}本日、京アニチャンネルなどで配信されました学校編。
私のイメージとだいぶ違っていましたね。

てっきり無口な中二病の女の子かと思っていたんですが、実際は可愛いらしい普通に喋る中二病の女の子でしたw
と言うか、ドジっ子って感じのほうがニュアンス的には近いのかもしれません。(6分ぐらいの短編だからこそ、製作側の意図が表れていると信じたい(笑))


情報によると「涼宮ハルヒの憂鬱」に被せたみたいな不思議な方向にいく可能性もあるみたいですし、なんでも長門をイメージしたとかw
ってことはですよ!ハルヒみたいなSF要素がどれぐらい入ってくるかも期待したいところですよね。


なんとなく普通の学園アニメって感じがするんですが、SFテーマが入ってくるって事なら話は全く変わってきそう。


また、少し話がそれますが、CVが非情に良い感じですね!
声優で勝負するのではなくて、物語で勝負って感じがとっても好印象です!!
京アニの力を見せてもらいたい!



TV放送開始まで楽しみですね。 {/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 14

81.9 5 必殺技アニメランキング5位
僕のヒーローアカデミア(第3期)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (444)
2712人が棚に入れました
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。No.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、クラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。雄英高の生徒同士が激突するビッグイベント「雄英体育祭」、プロヒーローの下で技を磨く「職場体験」、“ヒーロー殺し”ステインとの死闘、期末テストでのオールマイトとの戦い、そして敵(ヴィラン)連合の死柄木弔との邂逅…。次々と課される試練に対して、デクはヒーローを目指して果敢に立ち向かっていく。一方、死柄木や、オールマイトの宿敵である巨悪オール・フォー・ワンも仲間を増やし、その悪意をふくらませるのだった。デクの、最高のヒーローになるための道と、敵(ヴィラン)たちとの戦いは、ますます加速していく!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、増田俊樹、諏訪部順一、内山昂輝、三宅健太、大塚明夫
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君が凄い人だから・・・勝ちたいんじゃないか!! 胸熱くする青春ヒーロー好きにはこれでしょ♪

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2018年4月~9月

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語 
39話~45話 夏の林間合宿編
46話~51話 神野区の悪夢編 

雄英高校に入学してから初めての夏休み
この一学期で心と体は鍛えられた
この林間合宿では”個性”を伸ばす○o。.

どんな困難にも立ち向かい 笑顔で人々を救う
そんな最高のヒーローになるために新たな一歩を踏み出した!

出発する前に謎のプール編あります○o。.。

〇音楽
OP曲は UVERworldが歌う”ODD FUTURE”
夏の季節に合う爽やかな曲です

ED曲はmiwaが歌う”アップデート”
気持ちが落ち着く ED曲にピッタリです。

〇キャラ
合宿は雄英1年ヒーロー科 A組とB組が参加
他にも講師に新たなヒーロー迎えたり生徒たちの家庭訪問あったりで
相変わらずキャラ豊富♪ 
推しのキャラを見つけて応援するのも楽しいです○o。.。

今回特に好きなキャラ

夏の林間合宿編・緑谷出久
神野区の悪夢編・オールマイト

両者 立場は違いますが
絶望の涙を感激の涙へ変える二人 最高!
ヒーローとしてのその姿に胸が熱くなること間違いなしです!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英高校の警備がザルなのかヴィラン連合が凄いのか・・・
楽しいはずの林間合宿が開闢行動隊(ヴィラン)の登場で悪夢へ

光汰くんを守るデク君カッコいい!

この夏の林間合宿編では
ヒーローとして戦うことを選択した雄英ヒーロー科の面々
それが神野区の悪夢編では戦わずして”かっちゃん”を助ける

戦うだけがヒーローじゃない! ちゃんと成長してるの嬉しかった♪

そして オールマイトとオール・フォー・ワン
心が震えるような戦いでした 

どんな姿になっても平和の象徴として先生として
そしてワン・フォー・オールを受け継ぐものとして戦う姿は
涙無しには観ていられませんでした!

さらに死柄木弔が志村菜奈(7代目ワン・フォー・オール)の孫!
戦いの中でサラッと判明したは驚きでした

それにオールマイトから緑谷出久 
オール・フォー・ワンから死柄木弔へ受け継がれていく内容もあり
大満足!でもスゴイ情報量! 
色々な意味で頭が熱くなりかけました○o。.

最後は雨降って地固まる とても良かった♪。

( でも内通者なんているのかな? 誰だろう? 気になります! )
{/netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語
52話~63話 プロヒーロー仮免試験編
全国各地で行われる試験会場に集まったヒーローの卵たち

その中の国立多古場競技場に到着した
デク君たち総勢1540名 その中から一次合格は100名という
とても狭き門の中 仮免試験が始まる!

58話のみ特別編 ”愛で地球を救え” 犯人探しが楽しいです。

〇音楽
OP曲は Lenny code fictionが歌う”Make my story”
ED曲は 菅田将暉が歌う”ロングホープ・フィリア”

”ロングホープ・フィリア”映画版で流れてました
今回は曲調を変えたTVバージョン また違った感じで素敵です!

熱い歌詞を勝手に紹介します!

{netabare}
歩くほどに靴底が汚れてく そんな風に
僕らの魂も磨り減れば影ってしまうよ
そんな時に思い出して 君が諦められない理由を
救ったはずが救われたっけ 握ったつもりが握られた手

遍く旅路に光あれ 強さや弱さでは語れないぜ
立ち向かうその一歩ずつが 君の勇敢さの勝利だった
叫ぶ為に息を吸うように 高く飛ぶ為に助走があって
笑う為に僕らは泣いた それを敗北とは言わない
ロングホープ・フィリア

時を経ては変わってく 街並みも友達も
大抵は離れて分かる 寄る辺なさは瞭然たる感傷
ましてや自分 僕は僕を離れられぬやましさを背負って
だから友よ見届けてくれ 変わったのじゃなく変えたのだ

遍く挫折に光あれ 成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ トロフィーとしてのハッピーエンド
願わなきゃ傷つかなかった 望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその その傷跡を称え給え
ロングホープ・フィリア

諦めて疑って塞いで 期待外れって言われたっけ
でも失くしたことが武器になった それがどん底に咲いた花
遠き友よ 今ではもう蒼い星座 少なからず僕ら生きてる
荷物ならばそれで充分だ

遍く命に光あれ 生きる為に理由はいらないぜ
うなだれても踏み留まった そこをスタートラインと呼ぶんだ
今日の君が笑ったことで 敗北も無駄にはならなかった
故に咲くどん底の花 友よ、末永い希望を
ロングホープ・フィリア{/netabare}

〇キャラ
プロヒーロー仮免試験編では
士傑高校・傑物学園・聖愛学院など全国の色々な選手が登場します
この作品って登場人物多いけど 一人一人特徴があるから
見分けが付きやすいなって感じます○o。.。

特に好きなキャラ
・爆豪勝己 

普段強がってる彼が胸の内を明かす場面はグッときました!
今回はⅢ期通しての結果になります○o。.。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英体育祭で全国に顔と個性がバレてるというハンデの中
競い合う雄英生たち こういう展開の中 
青山君が鍵になるなんて とっても意外 
蛙吹さんは寒くなると 冬眠に入るって・・・驚きました。

救助活動では
戦うか守るか 助けるか逃げるか
瞬時に色々な選択を迫られる現場でケンカしてる轟と夜嵐
だから出久の”なにをしてんだよ!!”
モワモワしたわたしの思いを代弁したデクくん 最高かよ!

プロヒーロー仮免試験後
このⅢ期の主役と勝手にわたしが思っている”爆豪勝己”

彼が心に抱え込んでいたものを爆発させる場面
良いライバル関係誕生の瞬間 ますます爆豪くん好きになりました。 
{/netabare} 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

〇一言
洋画”アベンジャーズ”と学園青春ものをかきまぜた様な作品です

話数は多いですが 内容はストレートで分かり易く 
割と一気に観れちゃいますのでオススメです♪。

10月からⅣ期が始まりますので今から楽しみ!○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 10
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★ 3.0
2期の総集編
{netabare}
林間合宿前の水泳!
まぁ、今回は総集編がメインだけど。
こういう所、親切。
今期のOPとEDはUVERworldとmiwaか。
豪華だな〜{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
合宿初日
{netabare}
初日からハードだったな。
楽しんでいられるのも今のうち、って言葉まさにその通りだった。
合宿はこれからだ。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
こうたくん
{netabare}
能力社会が嫌いか…
親が死んじゃってたらそうなるよな。
生きていたら憧れだったのに…
ヴィランが襲撃してきた。
見つからないように少数精鋭にしたのが仇となったな。{/netabare}

4話の感想 ★★★★★ 5.0
僕のヒーロー
{netabare}
ヤバい、緑谷かっけぇえ!!
自分も怖いのに泣きながらも戦うとか…
あの声に表情、必死さがビンビン伝わった!!
これで憧れないやつは男じゃないよ!!
泣けた…
超いい話だった。{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
鉄哲の底力
{netabare}
Bクラスが初めて活躍したな。
あの手の女の子見た目アレだが、強いな。
これで10人中2人は戦闘不能で2人はプロが見ている。
障子くん、片手無かったけど再生するのか?{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
かっちゃんを助けに
{netabare}
かっちゃんを助けることが出来たと思ったらまた攫われた!
そして、捕まえたと思ったら敵のど真ん中!
なんて、不運なんだ。
常闇の能力って強いな〜
弱点がでかい代わりに自分の陣地では無双だな。
あのイカレ女は血を集めてた。
もしかして、その血でノームを作る気なのか!?
なんか色々とやばそう。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
あと少し
{netabare}
爆豪を助けることが出来なかった。
あと少しだったのに。
爆豪は最後まで助けてとは言わなかったな。
轟くんもいい人になったな。
あんなクラス思いだったか?
果たして、緑谷はどんな判断をするのか…{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
救出に行くのか?
{netabare}
緑谷の怪我そろそろヤバそうだな。
動かなくなるとか…
でも、無茶は辞めれそうにないよな。
相手が強いんだから。
ヒーローっては1回の失敗で非難される。
決して、非難されるような行いはしてないのに。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
爆豪、救出
{netabare}
緑谷たちが救出するかと思いきや、オールマイトたちがきっちり制圧してしまった!
なんか呆気ないぞ!!
まぁ、オールフォーワン出てくるよね〜{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
オールフォーワン
{netabare}
やっぱり出てきたオールフォーワン。
そして、めちゃくちゃ強い!!
緑谷の作戦で見事、爆豪は救出できたがオールフォーワンを倒しきれなかった。
オールマイトは時間切れ…ヤバくない?{/netabare}

11話の感想 ★★★★★ 5.0
No.1ヒーローの最期
{netabare}
かっこよすぎだろ、オールマイト!
限界を本当に超えて勝ってしまうなんて…
絶対に負けると思ってたよ…
意地を貫き通したかっこいい最期だった。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
師の想いと母の愛
{netabare}
オールマイトは本当に戦えなくなってしまったんだな。
もし雄英が襲われた時、絶対的なヒーローはもういない。
教師一人一人が死にものぐるいで守らなくては。
緑谷の母は臆病で怖がりだけど、凄く優しい息子想いのお母さんだ。
こんなに素晴らしい親だから子も純粋で真っ直ぐに育ったんだろうな。{/netabare}

13話の感想 ★★★☆ 3.5
寮生活、スタート
{netabare}
寮生活が始まった。
んで、今回はほのぼのとした回だった。
前までシリアスが続いたからその反動かな。
梅雨ちゃん、厳しく言ったことで抱え込んでしまってたんだな。
みんな、不安だよな。
みんなのため自分のために、早く強くなれ!{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
必殺技
{netabare}
腕がダメなら脚で。
シンプルだがいいと思う。
コスチュームも少し変わって、これから始まるって感じがするよ!
爆豪はやはりセンスがいいな〜
いろんな技を思いつく。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
第一次試験、スタート
{netabare}
みんなパワーアップしてんだな〜
コスチュームもかっこよくなってるじゃん!
そして、始まった試験!
5割と言われていたのが、一次試験から1割とは差がすごいな。
雄英からは何人残るかな。{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
狙われる雄英
{netabare}
バラバラにさせてしまったが、何とか緑屋とお茶子、瀬呂くんが合流できた。
士傑高校はどいつも曲者ぞろいだ。
あの痴女が全裸になった時、白色の泥みたいなのが着いていたのかな?
あれのせいで全裸に見えなかった。
そこをどちらかに一致させて欲しかった。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
仮免、結果発表
{netabare}
仮免を見事取得!
良かったな、デク!
そして、ヒーロー名がデクになってた。
本当にそれで良かったのか…
かっちゃんはデクの能力について分かったみたいだな。
オールマイトは隠し通したがデクには無理だったか…
この心の緩みが後々響かないといいが…{/netabare}

特別編 ★★★ 3.0
愛は世界を救う
{netabare}
映画の繋ぎの話。
番外編って感じで特に面白くはなかった。
普通だった。
映画の方はクソ面白かったな!{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 9
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

3期は精神的に成長していく姿が多く見られた

プール回からの林間合宿!
{netabare}
かっちゃんのボール投げの時の掛け声が
「しねー!」から「くたばれー!」に変わってて
そこも変化していくんだと面白かったですw
{/netabare}

林間合宿での肝試し中に↓
{netabare}
合宿の疲れを残したまま2人1組での肝試し中に
荼毘率いるヴィラン達が生徒達を狙って襲いかかる。
ヒーロー嫌いの洸太くんを守るため最強の敵と
1人戦った出久くんは勝利するもボロボロに。
自分を命懸けで助けてくれる出久くんを目の当たりにし
洸太くんのヒーローに対する考えが変化していった。

出久くんから報告を受けた相澤先生は
ライセンスのない生徒達にヴィランへの攻撃を許可し、
B組の鉄哲徹鐵はガスを操る敵を何とか倒した。

森の中を駆け回る出久くんを障子くんが抱える。
2人の通るべき目の前の道には常闇くん、
暗闇によりダークシャドウが制御不能となっていたが
かっちゃんと轟くんの所で光を当ててもらい元に戻る。
だけどヴィランの狙いであったかっちゃんは
相手の個性によって捕まり連れ去られてしまう。

連れ去られた先でかっちゃんがまた名言作ってたな、
「寝言は寝て死ね」ってwww なんそれwww
あとかっちゃんのオールマイト愛が一途すぎる!
{/netabare}

ヴィランのアジトへ乗り込む↓
{netabare}
拐われたかっちゃんを救出するために
ルールを破りノームの場所へ向かった出久くん達、
それより先に乗り込んだオールマイト達。
かっちゃんを救助することには成功したけど
オールマイトはオールフォーワンとの死闘の結果
ワンフォーオールの火は消え事実上の引退となった。
49話は涙が止まりませんでした( ᵕ ᵕ̩̩ )
{/netabare}

プロヒーロー仮免試験↓#53〜
{netabare}
試験前に必殺技を編出す訓練を全員が行う中、
林間合宿での戦いで腕に爆弾を抱えた出久くんは
足を基本にした戦いのスタイルに変更した。

1次試験はボール当てで先着100名、
参加者1割以下しか通過できない内容。
雄英高校だけは体育祭のテレビ中継で個性がバレていて
毎年最初に行われる雄英潰しの壁を超えていく。

1次試験を通過した出久くんに
「そんな力があれば当然だ。」
とかっちゃんが言うシーンは、
出久くんを認めたから言ってくれたのか
個性の事を察して言ってるのかハラハラします!

青山くんが途中から仲間を思いやる行動に出たのは
なかなか思わせられるところがありますね。

なにより全員通過おめでとう‪(*ˊᵕˋ* )
相澤先生の生徒たちに抱く感情の変化があって良いな〜

2次試験は救助演習!
ヒーローにもプロがいるように、
救助されるプロがいる設定が面白い‪ところ( ॑꒳ ॑ )
審査は救助される側が直接行う。
しかしただ救助するだけとはいかず
途中からヴィランのテロが発生というシナリオ追加で
ヴィラン役を率いるのはNO.10ヒーロー!!

試験を終え1-Aは轟くんとかっちゃん以外が仮免合格。
寮に戻ったその晩かっちゃんに呼び出された出久くん、
オールマイトと出久くんの仲について考え続けていた
かっちゃんに出久くんの個性の正体を暴かれる。
オールマイトに憧れヒーローを目指したかっちゃんは
出久くんと戦いを望み出久くんもそれに応えた。

初めて本音でぶつかりあった2人の喧嘩は
最後にオールマイトが止め個性についての秘密を話し、
オールマイトと出久くんの2人の秘密は
かっちゃんを含めた3人の秘密へと変わった。
出久くんとかっちゃんの関係も
お互いに高め合えるライバルへと変化する!(#61)
※出久くんとかっちゃんは謹慎処分w
{/netabare}

後期課程の始まり↓#62~
{netabare}
オールマイトが引退となった今、
ストッパーの外れた悪人たちは増え続け
死柄木たちヴィランも裏で動き続けている。

雄英高校ではインターンの話があり、
ここで初めて通形ミリオ達ビッグスリーが登場する!
3期はミリオくんが1-Aのみんなに実践形式で戦い
インターンについて教えて終わる。
ミリオくんがビリから努力でトップになったこと、
個性が強いわけではなく使い方次第で強くなれることを
知った出久くんは何か大きなヒントを得た様子だった。
{/netabare}

1期の時からナレーションとして
出来事の解説をしている出久くんの声は
いつの頃の出久くんが話してるのか気になる。
「この時の僕達は〜」などの言い方をしているから
未来の出久くんなのは確かなんだろうけど、、
卒業したあと?大人になった出久くん?プロヒーロー?
とても気になります(゚^ ゚ )

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

76.1 6 必殺技アニメランキング6位
SSSS.DYNAZENON(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (356)
1137人が棚に入れました
「SSSS.DYNAZENON」は、2019年12月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって東京ドームシティで開催された「TSUBURAYA CONVENTION 2019」オープニングセレモニーにて、制作が決定したことが発表されていた、「円谷プロダクション」と「TRIGGER」がおくる完全新作アニメーション。2018年10月から放送された「SSSS.GRIDMAN」(グリッドマン)と同じく、原作を「グリッドマン」とし、監督は雨宮哲さん、脚本を長谷川圭一さん、キャラクターデザインを坂本勝さん、そして音楽を鷺巣詩郎さんが担当する。

声優・キャラクター
濱野大輝、榎木淳弥、若山詩音、梅原裕一郎、安済知佳、神谷浩史、内田雄馬、諏訪彩花、内山昂輝、伊瀬茉莉也、田所あずさ、小笠原仁、梶原岳人、土屋李央、遠野ひかる
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ゆる系日常ものと円谷式『様式美』の素晴らしい変形合体

はじめに懺悔しておきますが、
僕はロボや怪獣系がけっこう『苦手』です。
合体ロボを「かっこいい」と思ったことは一度もないし、
ガンダム系の作品だって、
モビルスーツ同士のバトルシーンは、たいていよそ見しています。

それは「ロボがよくない」と言っているわけではなく、
あくまでも僕個人の嗜好として、です。
トマトが嫌いと駄々をこねる、がきんちょと同じです。

そんなどうしようもない偏食家のワタクシですが、
本作と前作『SSSS.GRIDMAN』は、最後まで楽しく観ることができました。
というか、かなりお気に入りの作品です。

と言っても、バトルや合体シ-ンはやっぱよそ見してましたが……。


前作の『SSSS.GRIDMAN』は、
合体ものに『萌え』や『ゆるさ』を加味して評判になりましたが、
本作では、さらに一回り二回りネジをゆるめています。
{netabare}
  バイトで戦闘訓練サボるわ。
  遅刻しそうになってメカで学校行くわ。
  敵とわかってて学校で雑談するわ、
  一緒にプ-ル行くわ、
  お酒おごってもらったりするわ。

一応、怪獣優生思想との対立、みたいな図式はあるのですが、
本気で対立しているのは、
元・怪獣優生思想のガウマのみです。

そのガウマにしても根っこは「姫に会いたい」の一心なわけで、
勧善懲悪みたく立派な概念はありません。

あとのメンバーは、
怪獣が出てきたら周りに迷惑・危険だから戦っているだけで、
それよりも私的なこと、
  再婚しそうな母親からの自立だとか、
  おねえちゃんの死の真相だとか、
  やりたいことが見つからず逃げ回ってばかりいる自分とか、
そういう『日常』の方に、かなり体重かかっています。

また、前作のグリッドマンのときみたいに、
特撮オタでバトル志向の内海くんや、
戦うためにやってきた新世紀中学生みたいなのもいません。

だからまあ、対立構造が曖昧というかやる気がないというか、
主人公が怪獣との戦いを自分の『やるべきこと』と認識していた前作より、
設定そのものが、かなりゆるめになっています。

敵であるムジナにお酒おごってもらって酔っぱらい、
ダイナストライカーおとして盗られちゃうとか、ふつうないから。

お話も時々は怪獣から全く離れ、
  ヒロイン(夢芽)の姉の死の原因を調べたり、
  人妻になった元同級生とばったり出くわしてお酒飲んだり、
そういう関係ないことをしているうちに怪獣が現れて慌てて倒しに行く、
みたいな緊張感のなさが漂っています。

ただ、その一見関係ないような日常演出も、
怪獣によって『過去』と向き合い『現在』の自分を乗り越えていく、
という後半の物語の伏線になっているわけで、
このあたりの構成は、お見事、の一言であります。
{/netabare}

そういう、ゆるゆるの『日常』を過ごしている主人公たちですが、
怪獣とのバトルという『非日常』と対峙することによって、
少しずつ、日常に向き合う姿勢が変化していきます。

このあたりはいわゆる日常ドラマ系、
ぐだぐだな日常の中で『出会い』や『葛藤』『気づき』を繰り返し、
自分自身と対峙する機会を与えられて
一歩ずつ人間的な成長を遂げていくという構成と全く同じです。

  その機会が『怪獣』というのがシュールですが、そこがまたいい。

{netabare}
ヒロインの夢芽なんか、
最初は、死んだ姉との『守られなかった約束』に囚われ、
その姉の心情に近づきたくて自分も『守らない約束』を繰り返すという、
見事に方向性を見失い、
クラスの中でもほぼ孤立した困ったちゃんだったわけです。

それが怪獣バトルという非日常の中にあたりまえの『日常』を見いだし、
(ペタンと座ってダイナウイングを操縦するさま、かわいいです)
最後には主人公(よもぎ君)と付き合い始め、
まがりなりにも学園祭に参加するという、大進歩を遂げます。

これ、ドラマで大切な『振り幅』の典型例ですね。

よもぎ君だって、
最初は入学祝を募金箱に放り込むほど嫌いだった母親の交際相手と、
少なくとも表面的にはふつうに接することができるようになりました。

ダメニートだった暦くんなんか、
髪切ってスーツ着て就職までしてしまいます。
あんた誰? みたいな。

そして、その暦くん家に入り浸っていた中学不登校児、ちせ。
気分一新して左腕にタトゥーを入れ、
逃げではなく自信満々に、やっぱり不登校を続けていきます。
{/netabare}

この『人間的な振り幅』というのは、
前作『グリッドマン』にはほとんど見られなかった要素であり、
日常のドラマ性をパワーアップさせたいという監督の熱意が伝わってきます。



おすすめ度としては、かなり広範囲に向けたAランクです。
前作との関連度がけっこう密なので、
未視聴の方はそっちを先に見た方がいいと思います。
{netabare}
  イケメンになったアンチくんとか
  ス-ツ着た二代目とか、
  僕はけっこううれしかったです。おお、とか声でちゃいました。
{/netabare}
日常パートがまったりしっかり、そしてコミカルに描けているので、
僕みたく「あ~、ロボとか怪獣はちょっと……」という方も、
くすくす笑いながら、ゆるやかに感情移入していけるのでは、と愚考いたします。

ラノベ系妄想アニメみたいなご都合展開や人格破綻もなく、
一つ一つの言葉にちゃんと『体温』がありますし。

そしてバトルパートは、がっつりしっかり。
尺が短いので、僕みたくバトルが苦手な方でも大丈夫です。
というか、これがあるから、ゆる日常とのメリハリがついてる、みたいな。

  戦いの描写・演出はかなりの迫力です(たぶん)。
  円谷演出も、しっかりと踏襲しています(たぶん)。
  次々と変形合体してシャキ-ンと見栄を切る、
  というお約束もちゃんと果たしております(これは確か)。

戦いながらの会話もどこか力が抜けていて楽しく、
夢芽の「なんとかビームっ!」なんて小ネタも随所にはさまっています。

もちろん、会話時だの合体時だのには攻撃しないという、
こうした作品になくてはなない『様式美』も、
怪獣くんたちがきっちり守っています。いやあ、所作が美しい。

  ていうか、そもそも合体シ-ンというのは、
    ロボファンが喜ぶ
    尺と動画枚数が稼げて制作も喜ぶ
  というウインウインの関係なので、さすがに崩せないかと。


というわけで、日常好きでもロボ怪獣好きでもどんとこい、
両方好きなら一粒で二度おいしい、
という守備範囲のかなり広い作品となっております。

ただし、前作の新条アカネみたいに、
まったりかわいいくせに強烈な『毒』を持つような、
キレッキレのキャラがいないので、
女の子目当ての方にはちょっと物足りないかも知れません。

{netabare}
本作のヒロインである夢芽は、
いささか人づきあいが苦手な「ふつうかわいい」女の子で、
基本、男子なんか「どっちでもいい」ヒトです。
プ-ルで黙々とチュロスを食べるところなんか僕的に大好きなのですが、
萌えオタの方々よりは、
同性から共感を得やすいタイプではないかと思われます。

  中のヒト、若山詩音さんのナチュラルな芝居は、好感度大。
  前作で六花を演った宮本侑芽さんみたく、ブレイクしそうな感じです。
  ちなみにお二人とも劇団ひまわり所属ですね。ひまわり、侮るなかれ。

無駄にナイスバディなムジナにも特別なフックはなく、
基本はやる気がなくて、早く帰りたい系。
ただし、5000年前のヒトにしては水着のセンスなかなかです。

僕的に中の人とキャラがどハマりしていたのが、
安済知佳さん演じる飛鳥川ちせ。
三十路過ぎても中学生演れるっていうの、アニメの美徳です。
彼女の『ス言葉』とだるだるの喋り方、かなり好きでした。
  第五話Aパ-トの「無職の休みたい日ってどういうアレなの?」という台詞、
  何回聞き直してもめっちゃいいです。

  ちなみに、ちせのアームカバ-、
  Wikiでは「ボディペイントまたはタトゥー」と書かれてましたが、
  ふつうに考えるとリスカの跡だろうな、と。
  その上からゴルドバ-ンのタトゥーいれてカバーを捨てた、の方が、
  お話としてもつながりますしね。
{/netabare}

いずれにいたしましても見て損はない、おすすめの一本です。
人生における大切な何か、
みたいものはまるっきり見当たりませんが、
退屈しのぎにはもってこいの逸品です。

最終回のラスト、
いかにも『次』がありそうな演出でしたので、
ほんとうにあったらすごくうれしいですよね。


****************************************************************

ええと、あとは製作・制作目線のつぶやきです。
本編の評価にはほとんど関係ありませんから、
ネタバレで隠しておきます。

ご興味のある方、おひまつぶしにどうぞ♪

{netabare}
僕としては、本作を見ていて一番気になったのは、
  脚本、何枚(文字)ぐらいでやっているんだろう?
ということです。

たぶん、一般的な作品と比べると、一~二割減ぐらい。
『オカルティック・ナイン』あたりと比べると、
ひょっとしたら半分ぐらいであるかも知れません。

今回、音監の郷文裕貴さんがものっすごくいい仕事してますが、
それもやっぱり、
尺に余裕のある脚本だからできたことだと思うわけです。

だいたいのアニメ監督は、
どういう系統の作品で何分尺ならだいたい何枚ぐらい、
という自分なりの目安をもっています。

ただ、本作の雨宮哲さんは、前作のグリッドマンが初監督作品。
自分のモノづくりにおける縛りがない分、
思い切った方向付けができたのでないかと愚考しております。

その方向付けと音監さんの技量がマッチし、
さらに、そのディレクションに役者さんたちが応えた、
というのが本作の絶妙な空気感の源泉ではないかと思うわけです。

  これ、『ゆるキャン△』の京極監督にも通じる話ですね。

ゆる系だとか癒し系だとか言いながら、
実はヤマがないだけでただの萌えアニメじゃん、
という作品が少なくありません。

  ノー、コレは『Laid-Back』ではアリマセン、みたいな。

そういうの、個人的にはもうこりごりなんです。
本当の意味での『Laid-Back』系を確立するためにも、

  一度、尺と字数の関係を見直してもいいんじゃないか
  本作や『ゆるキャン△』が、その好事例になるんじゃないか

そんなことをついつい考えてしまいました。

実際のところで言うと、
脚本を一割削ると演出プランや『間』がガラリと変わってしまうので、
実績のある監督ほど大変だと思うんですけどね。

いや~、外野って好き勝手なことが言えて、ほんとラクチンです♪
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

鬱屈した令和の現代人が変形合体

往年の実写特撮ヒーローを元ネタに展開する『GRIDMAN UNIVERSE』2作目の1クールTVアニメ。

【物語 4.0点】
特撮あるあるとして、予算の都合上、最後の派手なバトルシーンにソースを集約するため、
それまでは子供が見ても退屈な日常ドラマが延々と続くという構成が挙げられます。

本シリーズは、“退屈な日常”→対巨大怪獣バトルによる解放という各話構成でオマージュ。
それが作品テーマにもなっています。

私の場合、その“退屈な日常”とやらに、バトル以上に惹き付けられました。

『DYNAZENON』では退屈を越えて、鬱屈から情動を掘り起こす濃厚な人間ドラマが展開。

日常のキャラ心理とバトルのパフォーマンスが相互に影響し合うのは典型的な設定ですが、
決してロボで怪獣を殴った余勢を駆って日常の鬱憤も晴らす乱暴なプロットではない。
登場人物各々が知恵の輪みたいに割り切れない自分や仲間の心理としっかり向き合って前に進んでいく、綿密なシナリオが渋くて好感しました。
終盤の(※わりと重大なネタバレ){netabare}蓬の夢芽への「好きです。付き合って下さい」は、近年の告白シーンの中でも強く印象に残っています。{/netabare}

ただし、人間心理だけでなく、敵勢力「怪獣優生思想」もまた各メンバー信条がバラバラで割り切れないためか、
倒してもスッキリ感はもうひとつ。
そこは看板だけでも掴みやすい統一イメージがもっと欲しかったかもです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・TRIGGER

新設の“メカニックシークエンスディレクター”が巨大ロボの変形合体バンクを磨き上げる。
(上空に光の道を敷いてまで空中合体にこだわるエネルギーの無駄遣い感こそが様式美w)

車やビルがミニチュアと化しひっくり返るバトルシーンの迫力も相変わらず。
本作は怪獣VSロボの被害が消えない設定となっており、爪痕の描写も印象的。
大量の壊れたビニール傘が遺棄されたカットが妙に脳裏に焼き付いています。

日常の心理描写についても、顔は無表情が多いので読み辛いですが、演出には力が入っており上々。
{netabare}ちせが“ゴルドバーン”を発生させる{/netabare}件などはゾクッとしました。


【キャラ 4.0点】
一応の主人公で怪獣使いのガウマ。
この現代社会では目立つ(浮きまくる)5000年来の熱血ヤンキー属性で、
高校生の蓬(よもぎ)&夢芽、ニートの暦+ちせ等、気だるげな現代人共を率いて、合体ロボ活動の中核を成す。
感情のもつれを引きずってやる気なくすは、{netabare}風邪引いて咳き込みながらコールするは、{/netabare}
頼りない現代人だけでは合体維持など無理ゲーですw

ガウマさんを裏切り者と罵る敵勢力「怪獣優生思想」の面々。
自力では怪獣を創造できず、破壊活動は怪獣の発生頼み。
怪獣の種である人間心理の情動にアンテナを張る中で、敵対する「ダイナゼノン」乗組員たちとも交流。
蓬たちの深層心理を引き出すトリガーともなる。
{netabare}ムジナさんの酒に付き合わされる暦先輩の顛末{/netabare}がグダグダで結構好きw


前作とは直接の繋がりがない中で、シリーズファンにとっては{netabare}ナイト{/netabare}との再会が望外の喜び。
来年劇場公開予定の『グリッドマン ユニバース』でも作品世界を繋ぐキーキャラクターとなるのでしょうか?


【声優 4.5点】
ガウマ役の濱野 大輝さんが「怪獣優生思想」ジュウガ役の神谷 浩史さん辺りとやかましくイキり合ったりする他は、
地声寄りのアンニュイボイスによるゆる~い掛け合いが繰り広げられる。

が、無気力に見えて、現代社会の病理に鋭く斬り込んでいるのが本作の凄い所。
特に夢芽の姉の死因を探る中で、“イジメ”と“イジり”の中間の掴み所のないグレーゾーンを演技で再現したのは白眉。

最近の若者は感情表現が苦手なのではなく、
平坦ボイスで、杭を打たれないように包み隠して防衛しているのだ。

ある世代から下の人間と接したことがあれば、非常に心当たりのある演技をしてくる。
私が本作でバトルより日常シーンに惹かれた主要因。

蓬(よもぎ)役の榎木 淳弥さんが、
{netabare}姉の過去の一端を受け止めた夢芽のことを想って泣く{/netabare}演技も繊細でグッと来ました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は鷺巣 詩郎氏の続投。
“退屈な日常”から解放される怪獣VSロボバトルを音楽でも演出するため、
日常シーンでは基本BGMなし、バトルシーンでは勇壮な金管、コーラスで盛り上げるという極端な音響方針を貫く本シリーズ。
たまに挿入されるピアノの心情曲も良好なだけに贅沢な使い方だなとも(苦笑)

OP主題歌はオーイシマサヨシ「インパーフェクト」
バトルシーンの挿入歌としても映える明快なメロディに、
世界の憂鬱をひっくり返すなどと、核心を捉えた歌詞を乗せた優秀なアニソン。

ED主題歌は内田 真礼さんの「ストロボメモリー」
どんだけ低音域に沈んで俯くんだ?って位の歌い出しの“タメ”から、
高音域のサビへと疾走していく解放感が心地よい一曲。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 32

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

以前はそれほどでも無かったですが、ユメに着目したら非常に面白かったです。

 1回目、本作はSSSSグリッドマンという名作の後継だったので、何か仕掛けがあると思い込んで視聴したのが良くなくて途中で断念しています。再視聴しましたが、やっぱり思わせぶりでよくわからず低評価とはいいませんが、それほど高い評価ではありませんでした。

 で、今回3回目ですが、視点をユメとカナの問題に集中して見たところとても奥行がある話でした。他のキャラの問題も同時に見えてきた気がしました。
 そして、本作については、他の作品とのつながりや、オマージュなどで楽しむ要素が盛りだくさんらしいですが、そういうところをほぼ無視して見たら本当に面白かったです。

 ユニバースをまだ見てないので、的外れな考えもあるかもしれません。

 グリッドマンとのつながりでは、ナイト君はまあわかりますが、それと水門と学校だけ着目しました。

 で、ユメとカナの問題ですけど、結局ユメは「カナとはどういう人だったのか」が知りたかった、という事だと思います。結果的に死の真相を追うような形になりました。が、本当はカナについて分からないことがユメにとっては納得できなかったのでしょう。
 これは見ている方からすると、ユメもよくわからないということにも通じます。
 結果的に10話で、この2人の本音の部分は解決します。が、死因ですね。こちらはグレー…というよりは…だと思いました。

 10話でコヨミと稲本さん、怪獣に見せられた過去の世界ではお金を持ってデートしていました。確かコヨミは逃げているので、これは無かった過去ということですよね。ですから、IFか願望だろうなと思いました。

 で、カナの水門での死はグリッドマンのアカネと重なるかなあという部分です。2つの作品で、非常に象徴的な場所である水門にいること。そして屋上を歩ける渡り廊下とか判断して、学校は2つの作品で同じ学校に見えます。
 つまり、アカネという女性のIFではカナだったのかなあ、という気はしました。ここは正直妄想に近い部分です。

 ユメの約束すっぽかしは、なんなんでしょうね?そこがまだ納得しきれていない部分はあります。自己承認が弱いので他人の承認が欲しいのでしょうか?ここが読み解けるともうちょっとすっきりするんですけど。
 あのメガネの親友が脳内親友だとするとものすごく納得感があったんですけどあえて、12話では実存させました。これはそういうミスリードをしていた気がします。2人の関係とユメのキャラの解読はしたいと思っています。
 ユメとメガネの娘、ヨモギと4人の友達たちは関係性の対比なんでしょうか?

 あとは、いろんなヒューマンドラマがあり、それぞれ妙なリアリティがあって共感はできるんですけど、それほど深い意味性は感じられなかった気がします。
 例えば、稲本さんとコヨミの関係も、ムジナを加えたとしても面白いしよく描けてはいましたが、じゃあ、何かテーマ性があったかと言えば、それほどでも…と思います。

 怪獣思想というのが、人間の解放と過去からの因縁です。あるいは生きる意味もありました。初めは人間社会のアナロジーかと思いましたが、どうもそこは読み取れません。
 ダイナゼノンサイドが過去のしがらみを持っている人ばかりだったので、面白くはありますが、しかし、ここに深いテーマ性を見すぎるのは牽強付会な気がします。
 搭乗した人物に成長と救済がありました。そこが本作で描きたかった事なんだと思いますが、不思議なことに新しい仲間たちによるヒューマンドラマでの成長なんですよね。決して戦いそのものによる成長ではないのが、新鮮でした。

 後はやはり、ユメとヨモギです。この恋愛は良かったし、とって付けた感があるわけではないんですけど、どちらかと言えばユメその人のパーソナリティーの方に興味が行ってしまいました。

 まあ、いずれにせよ10話がポイントでしょう。10話はOPを省略していましたので、そこが重要だよというサインでしょうし。


 ということで、視点が全然違って、21年6月までに書いた1回目2回目のレビューはかなり適当で的外れだと思います。したがって削除。23年7月に全面的に修正しています。
 続いてグリッドマンももう一度見たい気がします。

 評価は3.5でしたが→4.3に変更です。特にキャラ描写と言う点では、ユメは非常に興味深かったです。もうちょっと深掘りして、彼女についてまだ残っている謎の部分は理解したいです。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 9

86.3 7 必殺技アニメランキング7位
ハイキュー!!(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1747)
9315人が棚に入れました
ふとしたきっかけでバレーボールに魅せられた少年、日向翔陽。
部員がいない逆風にも負けず、やっとの思いで出場した
中学最初で最後の公式戦で、日向のチームは「コート上の王様」
と異名 を取る天才プレイヤー、影山飛雄に惨敗。

リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩いた日向だが、
何とそこにはにっくきライバル、影山の姿が!?

青春のヒリヒリもイライラワクワクも詰め込んで、
熱血青春バレーボール物語、いざ開幕!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

爽やかで程よい熱さ!スポーツに疎い女子でも観やすい、割とリアルなバレーボール部活アニメ!

原作未読。全25話

★最後まで観おわったので、大幅に書き直したいところですが、余裕が無いので、マイナーチェンジです。以下は、22話くらいまで観たときに書いたものプラスαです。


昔みたいな根性ばっかりのスポ根アニメじゃないから、とても観やすいです。
スポーツアニメが苦手な人でも、万人におススメできる良作です。

みんな個性的なキャラで楽しい。
黒子のバスケも面白かったけど、こっちの方が爽やかで雰囲気がいいんです。
さすが、TBSの夕方枠。

嫌なヤツが、全然出てこないところが、とっても好き!
ちょっと憎たらしい奴はいても、ライバル含め、心底やなやつはいません。

マネージャーの清水さんの軽めのツンキャラが可愛いね♡

バレーボールはもとより、スポーツ観戦にあまり興味がない私でも、楽しく見れる。

笑えるところもいっぱいで面白いし、感動できるし、その感動も爽やかな感動!

これを観てて、すぐに思い出したのが、大好きだった、「おおきく振りかぶって」。
メインキャラの二人が、どことなくキャラかぶってる気がする(笑)

最近のスポーツ部活ものでは、「弱虫ペダル」も面白いけど、熱すぎるところと、
ちょっとデフォルメが強すぎて、漫画ちっく過ぎるし、男臭い感じが強すぎますね〜。
(↑いかにも男子が好きそうな感じですが…)
ハイキュー!!の方が、リアルで爽やかなでのでどちらかとゆうと好みです。
単純にカッコイイですしね〜ヾ(´▽`*;)ゝ
女子にとって観やすい反面、男子にとっては、今までの少年マンガ系のスポーツものと違うな〜って、違和感を感じるかもしれません。

「黒子のバスケ」も結構好きでずっと観てた。
これも女子向けって言われてるの知らないで、少年マンガ系のスポーツものにしては観やすいなぁと思って観てた。

でも、黒子とは方向性が違うような気がするし、ハイキュー!!の方が、現実味があり万人向けで、
より明るく健康的で観ていて楽しいので、
真面目なスポーツものの作品としてよく出来ているような気がしてきた。

バレーボールのアニメって、意外にありそうでなかった気がする。
特に男子ものは、初めて観たかも。

バレーって意外と奥が深い。バレーのことがとても真面目に丁寧に描かれているし、ポジションの役割とかその立場の人の気持ちとか、すごく詳しく分かって、こんなのは初めて。

キャラが心情を全部しゃべりすぎ、とゆう意見もありましたが、
そのおかげで、いまままでのアニメでは分からなかったようなことまで、
私のようなバレーボールやスポーツに詳しくない人間でも、小さい子供でも、
勘違いなく理解できるのは、良いことだと思う。

バレーのシーンも迫力があって素直にかっこいいし、作画もとても丁寧でリアルだし、
アングルとかカメラワークとかアニメの良さを存分に活かして表現していて、
ジャンプして空中で一瞬止まるポーズとか…、色々、当然リアルよりカッコイイ!!
特に影山のトスが上がって日向がスパイクするところ。超気持ちいいです。スカッとします。

17話「鉄壁」の試合シーンは、{netabare}特に最後の攻撃は鳥肌ものですごかった!
今までの色々がうまくはまって実を結んだ囮&攻撃で、私までドヤ顔してしまいそうでした(笑)。
BGMもとても良かった。{/netabare}

兎に角、観ていて清々しい。

キャラでは、俺様キャラで頭のキレる影山くんがやっぱり一番好き♡だけど、
日向のまっすぐで前向きな感じは、元気がもらえていいなって思うし、素直で純真で本当にいい子なので、弟にしたいくらい。
他にもたくさん、個性的で、笑わせてくれたり、魅力的なキャラがい〜っぱい。

このアニメ、以上に女子率が低いので、やっと女子バレー部の可愛い女子キャラも出てきて、これからもっと色々って思ったら…。
アレレ、もうすぐ終わっちゃう。

終盤は、たっぷり数話にわたって繰り広げられる青葉城西との試合シーンは、バレーばっかりなのに全然飽きない。本当に見応えありました。
バレーってこんなにかっこ良かったなんて知りませんでした♡

終わっちゃうの寂しい。
でも、たぶん2期ある。だっていい作品だもの!

原作に追いつかない様に少し間あけて、2期ある感じかな?


ちなみにキャラクターデザインは、{netabare}『デュラララ!!』でキャラクターデザインを担当した岸田隆宏さんだって、どこか何かに似た感じって思ってたけど、それでだったんだ〜♪
原作があるので、それを基にしてるにしても、やっぱりどこか雰囲気がでてますね。特にサブキャラたちに…{/netabare}


★誰か教えて→原作読んでる人
{netabare}原作は、12巻まで出てて連載も継続中とのことですが、話数でゆうと現在何話くらいまで描かれてるのでしょうか?
アニメと原作の対応がWikiに載ってたのですが、それが、どのくらいのところにあたるのか分からなかったので、気になりました。{/netabare}

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■参考情報他
次世代王道スポーツ漫画が早くもTVアニメ化! 制作は、あのProduction I.G! 少年たちの躍動感あふれる激闘を見逃すな!

<ストーリー>
{netabare}バレーボールで「小さな巨人」を目指す日向翔陽は、中学最初で最後の公式戦で、「コート上の王様」と呼ばれる天才・影山飛雄に惨敗する。しかし新たな目標を見つけた日向は、影山にリベンジするべく、烏野高校で引き続きバレー部に入部する。しかし烏野の体育館には、その影山の姿があった。{/netabare}

TBS系 4/6(日) 17:00~
{netabare}「マギ The kingdom of magic」→「本作」→「七つの大罪」{/netabare}

1話「終わりと始まり」
{netabare}2話「烏野高校排球部」
3話「最強の味方」
4話「頂の景色」
5話「小心者の緊張」
6話「面白いチーム」
7話「VS大王様」
8話「“エース”と呼ばれる人」
9話「エースへのトス」
10話「憧れ」
11話「決断」
12話「ネコとカラスの再会」
13話「好敵手」
14話「強敵たち」
15話「復活」
16話「勝者と敗者」
{netabare}インターハイ1回戦目、烏野は常波を相手に優位に試合を進める。
実力差を感じながらも、諦めずにボールを繋ぐ常波。別会場では、劣勢の烏野女子バレー部が、道...{/netabare}{/netabare}
17話「鉄壁」
{netabare}18話「背中の護り」
{netabare}日向と影山の『変人速攻』を軸に、伊達工をリードする烏野。
だが伊達工のブロックも青根を中心に、烏野の攻撃に対応しはじめる。そこで問われるのは、エース...{/netabare}
19話「指揮者」
{netabare}3回戦進出を決めた烏野排球部の相手が、青葉城西に決まった。
及川率いる青城は、練習試合のときよりも格段に滑らかな連係プレーを見せる。一方、繋心は及川の...{/netabare}
20話「及川徹は天才ではない」
21話「先輩の実力」
{netabare}烏野のかみあわないプレーを見て、試合のリズムを変えるためセッター交代を決める烏養。
影山に代わりコートに入った菅原は『コートの外から見ていたからこそ...{/netabare}
22話「進化」
23話「流れを変える一本」{/netabare}
{/netabare}

OPテーマ1:「イマジネーション」SPYAIR
EDテーマ1:「天地ガエシ」NICO Touches the Walls
OPテーマ2:「Ah Yeah!!」スキマスイッチ (第15話〜)
EDテーマ 2:「LEO」tacica (第15話〜第23話)

<CAST>
{netabare}日向翔陽:村瀬歩
影山飛雄:石川界人
澤村大地:日野聡
菅原孝支:入野自由
田中龍之介:林勇
東峰旭:細谷佳正
西谷夕:岡本信彦
月島蛍:内山昂輝
山口忠:斉藤壮馬
縁下力:増田俊樹
清水潔子:名塚佳織
武田一鉄:神谷浩史
烏養繋心:田中一成
及川徹:浪川大輔{/netabare}

<STAFF>
{netabare}原作:古舘春一/集英社「週刊少年ジャンプ」連載
監督:満仲 勧
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクターデザイン:岸田隆宏…『魔法少女まどか☆マギカ』、『デュラララ!!』
総作画監督:千葉崇洋、海谷敏久
アクション設定:甲斐泰之
美術設定・美術監督:立田一郎
CGディレクター:田村和弘
色彩設計:佐藤真由美
編集:植松淳一
音楽:林ゆうき、橘 麻美
音楽制作:東宝
アニメーションプロデューサー:松下慶子
アニメーション制作:Production I.G{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 34
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
Production I.G
【CV】
日向 翔陽 - 村瀬歩
影山 飛雄 - 石川界人
澤村 大地 - 日野聡
菅原 孝支 - 入野自由
東峰 旭 - 細谷佳正
西谷 夕 - 岡本信彦
田中 龍之介 - 林勇
月島 蛍 - 内山昂輝
山口 忠 - 斉藤壮馬
縁下 力 - 増田俊樹
武田 一鉄 - 神谷浩史
清水 潔子 - 名塚佳織
烏養 繋心 - 田中一成
道宮 結 - 瀬戸麻沙美
{netabare}
※タイトルそのまんまバレーボール題材のスポ根もの。
日曜夕方に放送ってのが相応しい爽やか青春ストーリーは、おいらみたいな穢れた人間には眩しいぜw

おいらはバレーボールの経験は体育の授業程度しかなかったけど、結構のめりこんで観れたので、経験有り無しに関わらずオススメできる作品だと思います。

こういった作品は登場人物が多くなりがちだけど、どのキャラも個性あって魅力的なのでお気に入りのキャラが絶対見つかるハズ。
おいらはなんつっても田中さんがツボすぎたw
ムードメーカーな愛すべきおバカキャラ…三枚目な立ち位置なんだろうけど、おいらにとっちゃ一番輝いてたっす!田中先輩!!一生ついて行くっス!!!
{/netabare}
ここから先は、おいらにしては珍しく(笑)真面目に考察(っぽい事)してます。
「似合わない事せずに、いつものネタオンリーで行けよ!」って意見が聞こえてくる気がしますが…たまにはこういうのもいんじゃね?って感じで大目にみてやってくださいな☆
(軽いネタバレも含まれますので未視聴な方は注意してね)
{netabare}
『団体競技における【和】と【個】』

おいらはこういった団体競技のスポーツを扱った漫画(アニメ)の場合、大きく分けて2つの「チームの作り方」があると思っています。
その①「まずチームワークを固めてから、個人練習や合宿等で個人の能力を伸ばして勝ち進む」パターン。
その②「ずば抜けた個人能力を持つ主人公が(チーム内で浮いた存在ながらも)試合で結果を出し続ける事により、徐々に信頼を得てチームが結束して行く」というパターン。
つまり『鶏が先か玉子が先か…』じゃないけど、『【和】が先か、それとも【個】が先か』って事ですねw

このハイキューという作品は、前者の『まずはチームワークを固めてから』というチーム作りになっています。
最初はW主人公の「身体能力は高いがド素人」と「期待のルーキーだが性格に難アリ」な2人をまとめる話から始まり、「過去に問題を起こした2年生」の部への復帰エピソード、そして「新入生にレギュラーを奪われた上級生の葛藤」な話へ。

王道って言っちゃあ王道なんですが、これって日本人向きな(日本人にウケる)話の展開なんですよねw
日本の中学、高校の部活指導者に『まずはチームワークから』っていう考え方な人が多いせいもありますが、上で挙げた【個】重視の場合は、試合で結果を出し続ける事で一致団結→つまりは勝利が絶対条件!になってしまう場合が多く、(序盤の試合で)負けて悔しいから上を目指して頑張るって展開がし難くなっちゃう。
日本には古来から「負けの美学」なんて言葉もある通り、勝利至上主義がウケる国民性じゃないんですよね。
結構有名な漫画でも、主人公のチームが勝利した数より敗戦数の方が実は多い…なんてのもあったりしますしw作品名は伏せておきますがw

このハイキューという作品が人気なのも、もちろんキャラクターの魅力や白熱した試合内容等も大きいですが、チーム作りを【和】から先にしたっていうのもあるのかなーと思ったんですw


ここから先は少し荒れる可能性がある話題なので、一応ネタバレタグで伏せておきます。
{netabare}
チーム烏野のメンバーって、おおまかに言っちゃうと
1年:潜在能力が高い素人、団体競技に不向きな性格の大型新人
2年:過去に乱闘事件を起こして休部中の人
3年:全国大会出場を目標にしている主将、3年間地道に頑張ってきた温厚な性格の先輩
…って感じかな?
それにプラスして、上で述べた序盤のストーリー展開(最初はW主人公の「身体能力は高いがド素人」と「期待のルーキーだが性格に難アリ」な2人をまとめる話から始まり、「過去に問題を起こした2年生」の部への復帰エピソード、そして「新入生にレギュラーを奪われた上級生の葛藤」な話)

纏めてみたらコレって…ある漫画(アニメ)と酷似してるって思いません?おいらだけかな?
おいらは日本を代表する部活動漫画との声も高い『スラムダンク』と似てるって思っちゃったんすよねw

まぁでも似てると言っても、おいらは「パクりだ!」「いや違う。オマージュだ!」とかの議論がしたい訳じゃないんですよw
(個人的には過去の乱闘事件で登場したアイテムが折れたモップってとこから、作者に隠す気がないっぽいので「オマージュ」だとは思ってますが)
それよりも、こんなにも似てる設定なのに登場キャラの『人気投票結果』に違いがあるって事に注目して欲しいんです。

スラムダンクは、人気投票を公式で2回程行っているんですが、どちらも1位を獲得(しかも2位に結構差をつけて)したのが主人公の桜木花道でした。
それとは逆にハイキューでは、第1回人気投票の1位が影山、2位が日向で3位西谷…という結果で、第2回では1位日向、2位菅原、3位が影山…とバラけてるんです。
得票数の差も上位陣は接戦で、次回は誰が1位をとるのか予想し難い状態。

この結果の差は、主人公キャラの魅力の違いっていうのが一番だってのはもちろんなのですが、おいらが思うに『競技の素人枠』の違いっていうのも関係あるんじゃないかなーと。

スポーツが題材な作品に限った事ではないんですが、専門的な知識等が必要な場面で読者にわかり易く説明する為に『解説役』と『解説される役』ってのが出てきます。
ここでおいらが目を付けたのが『解説される役』です。
スラムダンクの場合、競技の素人って設定なのが、主な登場人物では花道だけなんです。
なので必然的に『解説される役』となり、バスケの基本ルールだったり基礎練習の重要性だったり累積ファウルでの退場(ファウルトラブル)だったりを主人公自らが学び、解決していくカタチになります。
比べてハイキューの場合は、同じく素人枠として主人公の日向がいるんですが、それ以上にバレーボールの知識が無い人として顧問の武田先生を登場させ、『解説される役』にしてるんです。
武田先生以外でも、応援席のMOBの女の子達だったりと、徹底して選手以外を『解説される役』にしています。

『解説役』の人は、『解説される役』を通して一般読者に説明してる訳ですから、読者側は自然と『解説される役』の立場に自分を重ねやすくなっちゃうんですよねw
その読者が自分と重ねてしまう役目を選手(主人公)ではなく顧問の先生(脇役)にする事によって客観視させる事になり、好きなキャラをよりフラットな状態で選ばせる事に成功しているんじゃないかな?と。

これをわざと設定したのなら、原作者の古館先生って凄い策士なんじゃないか?って思ったんですよ。
こういう登場人物が多い作品は人気キャラが1強ってよりも、沢山のキャラが人気あるって方が、サブストーリーも盛り上がるし物語に厚みが出ますからね。

原作も続いてますし、2期も2015年秋からの放送も決定…楽しみですなぁw
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 15
ネタバレ

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ちこくーっ ちこくーっ 急いでいたら~♩

『 食パンくわえた潔子さんとドーーーンッ♡ 』
            song by Tanaka(笑) 

これが【ハイキュー】の全て。 以上

ってのは半分冗談ですwww

あ、ちなみにこの名ゼリフ
声優さんのアドリブだそうですよ(゜_゜)驚



ハイキューとは、
高校生がバレーにかける熱すぎる想いを描いたアニメのこと

 以前バレーをやってた人には、懐かしさを
 今まさに頑張ってる学生には、勇気を
 バレーを知らない人たちには、バレーの魅力を…

 全25話中、そのほとんどをギャグが占めており
キャラクターが魅力的なのはもちろん
素晴らしい演技力の声優陣が拍車をかけ
年齢、性別を問わず人気が出ている。

 (私を含め)続編を期待する声もかなり多いが
2クール使って濃密な25話だったため満足感があり
“スポ根アニメ代表”と言っても過言ではない。(断言)

 よって、物足りないから続編を!!…ということでなく
ただ、純粋に、彼らの成長を見届けたいがためである。

 この作品を見ていない人なんていないと思うが
もし、万が一、未視聴だとしたら
是非っ!!!!この感動を味わってほしい



感想はネタバレ込みで後述するとして
ハイキューの魅力を少し紹介します(*^_^*)

*リアル
 とにかくリアルすぎる。
 バレーの練習風景、部の雰囲気、試合
 全ての表現力が素晴らしい…!!
 主人公2人はおいといて、あり得ない設定がない。
 (テニ●リ的、非現実な技がないってことねw)

*表情が豊か
 キャラクターの存在感を、声優さんの技術に頼る
 ってことは結構あると思うけど
 ハイキューのアニメーションは手を抜かない。
 とくに特徴的なのが“目”ですよね

*物語に抜け目がない
 高校生の設定だけど、中学時代の背景や
 他校選手のキャラも手を抜かない…
 なによりビックリしたのが他校キャラの声優!
 え、たった数話しか出ないのに
 この人使っちゃうのー?!ってみんな思ったはず。

*完璧な構成
 “バレーが好き”って気持ちがブレない。
 もっと強くなるために常に進化!!
 アニメは、お遊び回?息抜き回?サービス回?みたいな
 そんな話が一回は入ることが多いけど
 ハイキューは常に、バレー!バレー!バレー!



ではでは、ここからは個人的な感想なので
まじで閲覧注意です\(^o^)/

{netabare}以下、()の中の数字は話数。
気になった人はもう一度アニメcheckしてね☆

【 Ranking▶ 思わず爆笑ww編 】

1 俺の後頭部にサーブ打ち込む以上に怖いことって…何?(6)
2 ガハーーーーッ!教頭、ヅラ事件w (2)
3 今ムリって言った!!コイツ、無理って単語知ってんのか(4)
4 ローリングサンダーーーーーー アゲインッ!!(16)
5 この…くそガキッ(19)
6 日向が打つよりは後頭部が安全だな(23)
7 こらこら。そこの中…小学生かな?少し静かにね(19)
8 いわちゃんは俺のお母ちゃんですか?(19)
9 おい!顔面で受けるのがレシーブじゃねーぞ!!(3)
10 漁業かコラッ(4)


【 Ranking▶ 個別の好きなセリフ♡編 】

日向翔陽:MB
1 時間ないっ!止まってる暇…ないっ!(25)
2 どんなに仲が良くても友達でも本当の
   チームメイトになれる訳じゃなかったから(3)
3 お前何なの?実はバカなの?(2)

影山飛雄:S
1 俺はもう謝んねえ。
   謝んなきゃいけないようなトスはあげねえ!!(25)
2 お前は3年間何やってたんだ!!(1)
3 スパイカーの前の壁を切り開く!(4)

澤村大地:WS、captain
1 気合入れんぞ。一回でも多く勝つ(10)
2 山口っ!次、決めろよ(23)
3 よかった…お前がまだ戦うつもりでいてくれて(18)

菅原孝支:S
1 勝つぞ(21)
2 最強の敵だったならさ、今度は最強の味方じゃん(3)
3 いくぞ、春高(25)

東峰旭:WS
1 すが。次の一本、俺によこせ。絶対決める(21)
2 俺はエースだけど、お前らはヒーローだな(18)
3 俺、逃げないから。後ろには皆いるってわかってる(14)

田中龍之介:WS
1 いいかー!バレーボールってのはなあ!
   ネットのこっち側にいる全員もれなく味方なんだよ(6)
2 潔子さんっ!今日も美しいっす!!(1)
3 後悔は試合が終わってからクソほどするっ!(20)

西谷夕:L
1 前だけ見てけよ!心配する事なんか何もねえ
   みんなっ 背中は俺が守ってやるぜ!!(16)
2 壁に跳ね返されたボールも俺が繋いでみせるから
   だから…もう一回トスを呼んでくれ、エース!!(9)
3 だからよう、ようするによう…
   サッといって スッとやって ボンッだよ。(8)

月島螢:MB
1 考えてるは君だけじゃない(22)
2 イライラすんだよ…無駄に熱い奴って(4)
3 黙ってこのトスを打て庶民
   って言われてるみたいで腹立つ(22)

山口忠:MB
1 自分も戦えるって証明しろ!!(23)
2 これから先も1年で俺だけ試合に出られないのは
   嫌だから(14)
3 おいっ!アホってツッキーの事じゃないだろうな(5)

及川徹:(青葉城西)S
1 安心して飛べ(20)
2 それじゃあ今日も 信じてるよ、お前ら(19)
3 俺はこのクソ可愛い後輩を公式戦で同じセッターとして
   正々堂々叩き潰したいんだからさっ(7)

清水潔子:マネージャー
1 が…がんばれっ(14)
2 でもお昼はちゃんと食べなさい(25)
3 やめなさいっ(15)

その他、武田先生も烏養監督もいいキャラでしたね☆

むちゃくちゃ厳選して好きなキャラBest3を選ぶなら
1 のやっさん
2 月島
3 及川先輩
…かなあ。めっちゃ悩むけどwww

所々でちゃんと感動する場面もあって
ほんと病み付きになるアニメって感じですかね。
うん。一言で表すなら、大好きってことです(笑)

特に23話。
及川の背中に手が届くか届かないかの表現の仕方が
すっっっっばらしい!!
青葉城西との公式戦は本当に白熱した試合で
何度見てもドキドキします。

続編も、どんなに後になってもいいから
丁寧に作ってほしいですね\(^o^)/{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 43

75.4 8 必殺技アニメランキング8位
血界戦線(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1205)
7021人が棚に入れました
異界(ビヨンド)と人界とが交差する変わり果てたニューヨーク、「ヘルサレムズ・ロット」。深い霧に閉ざされ、様々な勢力と様々な種族がせめぎあう危うい均衡の上に浮かぶ街。
クラウス率いる「秘密結社ライブラ」は、いつ破れるとも知れぬ世界の均衡を守るために様々な事件へと挑んでいく。

声優・キャラクター
小山力也、阪口大助、中井和哉、小林ゆう、宮本充、銀河万丈、折笠愛、内田雄馬、大塚明夫、石塚運昇、宮野真守、藤原啓治、緑川光、石田彰、釘宮理恵、水樹奈々、沢城みゆき、各務立基、こおろぎさとみ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

光に向かって一歩でも進もうとしている限り、キミの魂が真に敗北する事など、断じて無い!!

今回は去年(2015年)話題となったアニメ、そして個人的には2015年アニメ内で1番だと思っている作品、『血界戦線』について書いていきたいと思います。
私のつたないレビューで恐縮ですが、読んで下さる心お優しい方はどうぞお付き合い下さい。

まずは簡単なあらすじから
かつてニューヨークと言われた街は、「大崩落」という超常災害によって異界と人界が交差した結果、超常日常・超常犯罪が飛び交う地球上で最も剣呑な緊張地帯、「ヘルサレムズ・ロット」となった。
そんな街でいつ破れるとも知れぬ均衡を守るために秘密裏に活動する者たちがいる。
クラウス・V・ラインヘルツ率いる「秘密結社ライブラ」
彼らはさまざまな能力を駆使し、異界の住人と日夜戦っていた。

主人公、レオナルド=ウォッチは半年前の事件で異界のものに遭遇し、自らの眼をよこせと迫られる。
かろうじて、眼を奪われる難からは逃れたが、結果、妹のミシェーラが対価として視力を失ってしまう
妹を救う術を求めて彼はヘルサレムズ・ロットを訪れた。
ライブラの新人と間違われたことをきっかけに、妹の視力を対価として異界のものから与えられた「神々の義眼」の力で事件を解決し、レオは正式にメンバーの一員として迎えられる。
彼は、クラウスらとともに様々な事件(あるいは異界ならではの日常)へと足を踏み入れていく事になるのだった。

同時期、院内墓地に訪れたレオのもとに自らを幽霊と名乗る少女が現れる。
彼女の名はホワイト
不思議でどこか活発な少女は次第にレオと心を通わせていく事になる。
後にホワイトの兄、ブラックとも出会い、3人は良好な関係を築いていく
そして、少しずつ距離を縮めていくレオとホワイト
しかし、彼女達の背後には自らを絶望王と名乗る少年の姿があった。
彼、彼女の正体、絶望王と名乗る少年の目的、3人の関係、そして彼らが思う真意とは…?
全てが明らかになった時、ヘルサレムズ・ロットに1つの大きな嵐が吹き荒れていく。
主人公レオは大切な人々を救うため、前へと歩き続ける。
血闘で結界を守る、秘密結社ライブラの血界戦線が今、始まろうとしていた…


ここからは私の個人的感想を書いていきたいと思います。
私が全話観終わってまず感じたのは、このアニメはスタッフに愛されて作られた作品だったんだなあという暖かい気持ちです。
随所に作品愛のちりばめられたアニメだったなあと観終えてからは改めて思う事が出来ました。
そもそも、観始めたきっかけといえば、私の好きなバンド2大巨頭、BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENがOPとEDを担当していた事、内藤先生の前作『トライガン』の大ファンだったからという本作の内容とは全く関係のない理由
まあ、『トライガン』の作者だから、一定水準を満たす位には面白いだろうなと舐めて考えていましたが、正直に言います。
シナリオ、キャスト、演出、音楽、作画、どれも他の同時期のアニメと比べて軒並みずば抜けていました。
最終話を観終えてからは感動で彩られた大きな余韻と上手く収まったという気持ちの良いすっきり感、そして、少しの寂寥感を感じた数少ないアニメです。
まさに感無量でした。
初めて観た時のワクワク感、躍動感は今でも忘れられません…
アニメスタッフの皆さん、ホントにありがとうございました!!

さて、私がこの作品を観続けた理由は他にもあります。
一番の理由は主人公、レオナルド=ウォッチの魅力に取りつかれたからです。
このレオという少年、本当に普通な男の子です。
普通に優しくて、普通に明るく、普通におせっかいな少年
人並みに正義感も強く、仲間思いで、誠実な、極めて普通の少年なんです。
作中でも、「普通」という言葉はよく使われていました(主に彼に対してだけ)
しかし、彼のその人間性は「普通」という言葉では片づけられない程、片づけるには失礼すぎる程、高潔で勇敢です(『血界戦線』のキャラもレオに対してそのように考えています)
他のライブラメンバーのように戦闘に役立つ特殊能力は持っていないし、大人びた考えも持ち合わせていない。
性格はすこぶる良いけど、頼るとしたら少し力不足かなと抱く人もいるかもしれません。
しかし、このアニメを最後まで観ると必ず思います。
真にホワイト達を救う事が出来たのはレオナルドしかいなかったな…と。
一気に視聴してみると、なるほど、改めてそうだと思わせるだけの説得力がこの作品にはありました。
また、ホワイト、ブラック、絶望王のオリジナルキャラクターも作品の雰囲気を壊す事無く、むしろ原作に登場してくれないかなと思わせてくれる程です。
実際、最後のシーンでは私もレオと一緒に涙を流してしまいました…
物事に説得力を持たせるのが一番難しいとされるサブカルチャーにおいて、ここまで思わせてくれた『血界戦線』は実は凄い作品ではないかと思います。
主人公、レオが大切な人達を救うため、非力な自分に何ができるか模索しながらも前へ進んでいく最終話の姿は必見です。
最高にクールだぜ、トータスナイト!!
最高に輝いているぜ、トータスヒーロー!!

上記の反応からも分かる通り、このオリジナルストーリー展開は私個人としてはとてつもなく楽しめました。
短編集のようなテイストの中に1つの軸となす長編が隠されている構成のアニメは他にも多く観てきましたが、これも他の作品とご多分に漏れず素晴らしい出来だったと思います。
ミシェーラの光を頼りに元気に生き延びているレオ
誰にも頼れず、闇に支配されながら生きるホワイトとブラック
希望と絶望で比較された2つの対比関係には私も非常に考えさせられました(もしかしたらレオナルド兄妹も一歩間違えれば…?)
勿論、原作通りの話も同様に面白く、ごちゃごちゃでどたばた、異常が日常のヘルサレムズ・ロットの世界、存分に浸れました。
しかし、1つだけ注意点を
このアニメを見る際は絶対に流し見では駄目です。
話が理解できなくなりますから…
まあ、内藤作品では細かいことは考えたらだめですけどね(笑)

さて、以上でレビューを終えたいと思います。
レオという「リトルブレイバー」がもたらした一世一代の頑張り物語、どうかじっくりと堪能してください…
共に最低で最高な日々を過ごしましょう!!


人の歩みを進めるのは、希望ではなく意思
人の歩みを止めるのは、絶望ではなく諦め


PS.
この後、観る方々に1つ、忠告を
これから観るであろう1話をよく覚えておいて下さい。
今後の彼自身を見つめていく上ですごく重要な回なので…
後に最終話と比較する事で、彼の本質をさらに感じられることでしょう…

投稿 : 2024/12/07
♥ : 11
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハローとグッバイ、音楽と監督についてのメモ書き 【65点】

TRIGUNの内藤泰弘原作、異界と人間界が交差する街を生きる若者と仲間たちの活躍を描くアクションドラマ。


■総評
「ひょうきんだけど熱くて格好いい」漫画を、新進気鋭の松本理恵監督+BONESが「スタイリッシュでカッコイイ」アニメに仕上げた作品。
全体を貫くストーリーはあるものの、短編連作映画的に楽しむのがオススメかも。
正直、各話ごとの満足度の振れ幅は大きいように思えます。
最終2話、{netabare}オリジナルキャラに関するクライマックスも、結末に至る流れはやっぱり分かりづらさが先に立つ印象。
反面、クラウスに救われた少年が今度は双子に希望を見せ手を差し伸べる、という骨格はとても綺麗にまとまりました。
何より、レオとホワイトのコンビに愛着湧いちゃってた身としては、EDの曲名が沁みるぜ……
世界に立派な挨拶を叩き付けた少年が、一方では少女にさよならを言わないといけないの、綺麗な〆だからこそ寂しさが募ります(´・ω・`){/netabare}
物語以外では、良質な音楽と画作りが醸し出す雰囲気は非凡なものがあり、特に中盤5、6、8話あたりはいつまでも、何度観ても浸れる出来。
一点豪華主義的なので、割り切れる方はどうぞ。


■音楽関連、OP・EDとか
{netabare}ぶっちゃけ音楽とOP・ED映像目当てだけで1クール完走できるんじゃってくらい、素晴らしかった。

まず劇伴、ジャジーな曲が中心で徹頭徹尾オシャレ。
演奏はウェストコーストジャズ的な抑制を感じさせつつ、ボーカル曲が多いせいか華やかな印象も強くて。
画面を邪魔せず、かつ意識の底にしっかり音符を刻んで場面を盛り上げてくれる、理想的なバランスだったと思います。
最近無意識に口笛で吹いちゃってたりするのよね。
難しい音楽わかんない人なので、キャッチーなCatch Me If You Canがツボです。

OPは、なんでもありな街・ヘルサレムズロット自体が影の主人公である作品らしく、町の夜明けから始まります。
その街で、当初は雑踏を行くモブ、演劇で言えば観客の一人にすぎなかったレオ。
そんな彼が突如舞台に引っ張り上げられ、周囲の圧倒的個性・強さに臆し、守られながらも、一人画面中央に屹立し、仲間と共に舞台上で優雅かつ茶目っ気たっぷりにお辞儀するまでになる。
まさに、一人の臆病で勇気ある少年のHello, World!を体現したOPでしたね。

そしてなんといってもED、至福の約90秒間。
私の文才じゃ魅力を伝えられないので、内藤先生もツイートしてたあるブログのポストを貼っておきます。
 ub-text.lsxilo.com/diary_log/320150417
とりあえず、5話のEDへの入りはもう、ね、恍惚となったよ。
いつかドライブインシアター、行ってみたいですね。{/netabare}


■松本監督についてメモ
印象論だけど、短編映画は長編よりも監督の色がくっきり出る気がする。
原作からして短編連作っぽさのある本作、アニメは松本理恵監督の個性が大きく発揮された作品になったのでは、と思い、松本監督の特徴と思われる部分をメモ。
と言いつつ、プリキュア観ない人なので松本作品2つ目なんです、と予防線張っとく。
{netabare}
画面構成とか
①ロングショットの多用
 少年漫画だと見開き大ゴマ顔面ドアップで処理しそうな場面もロングで飄々と流し、スタイリッシュな雰囲気に。
②逆光・影の中の光の多用
 光を背負って立ったり、暗い画面全体の中で一部が眩く輝いたり。
 画面全体が金属的光沢を感じさせ、京騒戯画と同じくコントラストは強いですね。
③独特の間やテンポ
 会話、場面転換における、シュールとも間延びとも言い難い、微妙な間の取り方。
 結局は「ヌケ感」の入ったスタイリッシュさに繋がる。
 ただ、前作はもっとリズミカルにアップテンポだった記憶があるので、脚本家さんの色かも。
④浮遊感のあるアクション
 立体的な動きがお好きなんでしょうか、最終話の戦闘は浮遊感+ヌルヌル作画で酔いそうな感覚すら覚えた。

物語とか
①家族
 京騒戯画も一つの街を丸ごと巻き込んだ家族の仲直りの物語でしたね。
 近くにあって遠いもの、でも欠けたら生きてけない、そんな距離感が共通すると思う。
②主人公視点の強い群像劇
 原作はもっと、ライブラ構成員一人一人の活躍を描く連作短編風です。
 アニメは主人公レオにフォーカスした造りで、やはり群像劇だけどコトの印象が強い前作と共通。

ということで、全体的にシンプルかつ強烈な画面構成(と“大人”な音楽)に乗せて、レオの成長物語とホワイト・ブラックの家族の物語をスタイリッシュに描き切ったアニメ。
プロットは軽妙洒脱ながらも画面の情報量が多く(たまに読みづらい^^;)、その勢いがそのまま少年漫画的な熱量、少し泥臭いかっこよさに繋がる群像劇風の漫画。
二つの血界戦線を比べてみるのも、楽しいかもしれませんね。 {/netabare}


【個人的指標】 65点

投稿 : 2024/12/07
♥ : 12
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

甘くて苦くて目が回りそう…なんです♪

『甘くて苦くて目が回りそうです…♪』

心地よくてカッコイイ!!
気分が上がって何度も聴いてしまう…
そうです、中毒性…あり!ってことです♪

文頭を飾ったこの言葉は私が一気に心を掴まれてしまったED「シュガーソングとビターステップ」のフレーズです♪

これまで例外なく作品の中でアニメソングに出会っていましたが今回は逆になりまして・・・

アニメソングの甘い誘惑に誘われて視聴を決めたのです。
OPとED共に素晴らしい楽曲と映像に仕上がっています。

もしお時間がありましたら是非曲だけでもどうぞ
とオススメしたいのです。
ハイ、こちらです。
ED ;「シュガーソングとビターステップ」
OP;「Hello,world!」

EDではキャラクターが思い思いのダンスを披露していて私も踊りだしたくなるような楽しさが溢れた映像
楽しいリズムとビートに病みつきになりました~!


そして物語ですが私の大好きなジャンルSFです。

舞台は世界で最も危険な都市。

主人公の少年はふとしたきっかけで世界を救う秘密の組織と出会い、そこから物語が動き出します。

アニメだからこそ堪能出来る非日常の光景!
規格外キャラクターたち!(たまにちょとキモチワルイよ)
胸騒ぎが止まらない緊迫感!
華麗なアクションで魅せます…よ!

そう、この世界の均衡を保つために戦う姿がスリリングに描かれていて私を熱狂させるのです。
けれど、それだけではありません。
人びとの苦悩や葛藤を映し出したドラマも折り込まれているのです。

予測出来ない!そんなSFと人間ドラマが絡み合って展開していく作品でした。
{netabare}
個性が抜群のキャラクターが集結
メンバーとのコミカルなかけあいも必見です。
また、クスリと笑いを誘う要因に必ずザップが絡んでいるのは…お約束ですか?

私のお気に入り回は2話あります。

・ネジ君とレオとの友情回
公園のベンチに仲良く肩を並べる二人。頬をピンク色に染めて幸せそうに4個のハンバーガーを均等に食べるネジ君…うん、ホントに可愛すぎです♡

思わぬ事件が起こりお互い記憶が消えたはずなのに、それでもまた二人は出会う…種族の垣根を超えた友情は見ていて心を動かされ、時にホロリとさせられました。

・レオ&ホワイトのデート回♡
世界救済の戦いの行方も気になりますが、
レオとホワイトの関係がどのように進展するのかも興味が尽きないところでしたね。
5話では心の距離が縮まり
身体を寄せてレオの肩を抱き寄せるホワイト
映画のワンシーンのようでとってもロマンティック
エンディング曲が存分に気持ちを盛りあげるように流れ出します。
その一瞬で私の心は取り込まれて曲と共にこの作品で一番お気に入りのシーンとなりました。

エンディングに使われている「シュガーソングとビターステップ」は、あにこれユーザーさんの2015年の曲ベストに多くランクインしているんですよね。
遅まきながら私も曲と出会い。
今回ストーリーに付加されたことで心に何倍も残る曲となりました。

エンディング映像は赤い緞帳にスポットライトがあたり結界キャラクターがダンスのステップを踏み、楽しいステージを作り上げるのです。
中盤にミステリアスなホワイトの憂いを含んだ視線の先に映る映像が印象的でしたね。

また、作品の世界観をピタリと表現したオープニング曲「Hello,world!」に合わせてレオの成長がドラマチックに美しくつづられていきます。
「ハロー どうも 僕はここ」
成長し駆け上ったレオ。メロディと伸びやかな声とが相まって開放感が溢れる大きなスケールで魅せるのです!!
最終話を観た後にこの映像を見返してみると胸が熱くなってしまいました。

~レオの軌跡~
深い絶望を抱えていたレオがこの街でライブラに参加して試練を乗り越えることで希望の光が見えて、同時にメンバーとの間には強固な絆が生まれましたね。

絶望の淵を這い上がり、自信を手に入れたレオがブラックとホワイトの明かされた過去に終止符を打つために後押しをします。
それはレオが成長するために大きな意義のあることでした。

エンディング、私にとって愛着のあるキャラクターになっていたホワイトとの別れには寂しさを感じましたが、皆にとってはこれが良い幕閉めだったのだと信じています。
{/netabare}
原作ではホワイトとブラックは登場しないとのことで、これからチェックしてみようかなと思っています。
感想レビューはいずれ、まんがーれに投稿しますね。

血界戦線の新作アニメ「王様のレストランの王様」も期待値大で視聴しようと思います♪


マーマレード&シュガーソング

ピーナッツ&ビターステップ

甘くて苦くて 目が回りそうです♡

南南西を目指して パーティーを続けよう

世界中を驚かせてしまう 夜になる

I fell 上々 連鎖になってリフレクト♫

投稿 : 2024/12/07
♥ : 60

82.8 9 必殺技アニメランキング9位
トップをねらえ!(OVA)

1988年10月7日
★★★★☆ 4.0 (784)
3425人が棚に入れました
人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は宇宙生物群(通称・宇宙怪獣 (STMC))による激しい攻撃を受けていた。その脅威に打ち勝つため、地球はマシーン兵器の後継機であるバスターマシン「ガンバスター」を製造。その搭乗員に選ばれたトップ部隊隊員の一人であるタカヤ・ノリコの双肩に人類の未来がかかる。

声優・キャラクター
日髙のり子、佐久間レイ、川村万梨阿、若本規夫、渕崎ゆり子
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

軽いかと思ったら重かった!

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。全六話のSFロボットもの。
 ワクワクさせてくれる非常に面白い作品でした。熱血ロボットものに見えるのですが、主題自体は熱血とはかけ離れたところにあるようです。物語の展開の仕方自体が特殊なので、王道とも言い切れないように思います。第一話は、「エースをねらえ」を基礎としたスポ根ものとして始まるのですが、後半になるとガラッと様相を変えてきていました。
 最終話を見てから、第一話を思い返すと、「こんな話だったっけ?」というような違和感みたいなものを感じてしまうでしょう。一言で言えば、話を徐々にスライドさせていく構成力の上手さなんですが、時間の概念を使っているところにこの作品の特殊性があるのだと思います。

 一気に見ても面白いのですが、個人的には各話ごとに何が描かれていたのかを丁寧に整理したほうが良いように思えます。各話でどんな要素が発生し、何が消されていったのかを見ていくと、この作品の方向性が熱血ものとは違うところにあることが実感できると思います。
 少しずつ変化していくSFの部分と、変わらないアナログ的な部分も非常に面白いので、注目してみてください。

 ロボットやSFの部分を説明できるほどの知識はないので、以下のレビューでは構成と人物に関することだけ書いていきます。


風呂敷の広げ方と畳み方:{netabare}
 この作品は、風呂敷の広げ方とその畳み方が異常に上手いです。
 第一話は、カズミの天才性を否定した上で、ノリコが努力の末に必殺技を会得し、それをもってライバルを倒す、というように綺麗にまとまっています。これは、「努力の大切さ」を軸としたスポ根ものの構造です。
 当初の「努力の大切さ」は、校庭50周や鉄下駄での階段のぼりという肉体的かつ精神的な根性を含んだものとして描かれています。これは、「人間における努力」です。しかし、第一話の後半では、「ロボットにおける努力」へとすり替えられています。ロボットがボクサーさながらに砂浜をトレーニングする姿などがそれです。このすり替えのフラグ自体は、冒頭から描かれている「ロボットの擬人化」にあります。つまり、「人間が努力すればロボットが強くなる」わけですが、「ロボットが擬人化されている」ために、「ロボットが努力すれば良い」となるわけです。ロボットが強くなる様を描いておけば、その裏にある人間の努力を描く必要がない、ということです。スポ根ものとして始まったものをロボ根ものにシフトさせているわけです。

 第二話では、必殺技を使ってくる天才型のライバル、ユングが登場します。スポ根ものを軸としてこの作品を描くのであれば、ノリコ達は、新たな必殺技を努力により会得し、ユングを撃破しなければいけません。ですが、ユングとの決着がつかないばかりか、ユングのライバル属性すら早々に消されます。さらには、第一話で否定した「天才」ゆえの強さを許容してしまっています。
 つまり、第一話では、スポ根ものを意図的にロボ根ものに仕立てておきながら、第二話ではそのロボ根ものを続けること自体を否定しているわけです。風呂敷のたたみ方が非常に速い。
 第三話ではさらに速くなります。オープニングで「男と女のラブゲーム」というカラオケが始まり、実際にノリコとスミスの恋愛が描かれますが、第四話を待たずにこの方向性も否定されます。つまり、恋愛ものへの展開が否定されているわけです。

 第一話で広げた風呂敷を、第二話で早々に畳み、第三話では新たな風呂敷を広げてかつ畳んでいるのが分かります。この流れで第四話に描かれているのは、第一話のやり直しです。

 第四話の冒頭では、仲間から陰口を叩かれるノリコ、ノリコの努力、ライバル(ユング)との戦いまでが短時間に描かれています。この流れは、第一話の流れを圧縮したものです。第一話も第四話も、ノリコが精神的に未熟なところからスタートしていることすら共通しています。ロボットの擬人化のシーンが再度描かれているのも特徴的です。作中内リメイクのようなものです。
 異なるのは、ライバルと戦えなかったことです。戦えなかった理由は、直接的にはノリコのトラウマなのですが、物語の構造上は、ユングがノリコのライバルではなかったからだと思います。カズミはユングに「ノリコをどうしたいの?」と問い詰め、ユングはそれに対して「別に」と答えています。これはライバルでないユングを乗り越えたところで、ノリコの成長は望めないという意味が込められているのでしょう。ノリコの望みは、パイロットになることから乖離し、父やスミスの仇である敵を倒し、カズミに並べるような存在になることへとシフトが完了しています。

 そして、ノリコはガンバスターに乗って、敵を倒しました。最強と称されるガンバスターは強さの象徴ですから、これを手に入れたノリコは、努力とは無縁の存在となります。第一話で提示されたロジックが逆方向から用いられ、「ガンバスターは強い」から「ノリコは強い」と言い換えられるわけです。強くなるためには努力が必要ですが、強くなってしまうと努力の必要性がなくなってしまうのです。これ以後、ノリコが努力をするシーンは出てこなくなります。

 以降で描かれるのは、第一話から第四話までの話とは全く違う話です。第四話は、第一話をリメイクする形で目的の全てを達成していますから、一般的な作品であれば最終回と同等のポジションに位置しています。一方で、第五話と最終話では、ノリコのポジションは強いものとして固定されています。この概念にカズミが到達するまでの物語となります。
{/netabare}

ノリコとカズミ:{netabare}
 ノリコの対比先はカズミです。ノリコとカズミの精神的な強さの差が、二人の時間の乖離の中で表現されています。

 ノリコは、先輩であるカズミを「お姉さま」と読んでいます。ノリコとカズミは、第二話で他の乗組員と6ヶ月のズレが生じますが、ノリコとカズミの間にズレは生じていません。このノリコがカズミを「お姉さま」と見る関係性は、ノリコが第四話で敵を倒すまで継続されます。

 第五話の冒頭で、地球との10年の乖離が語られます。ここでも二人は同時にズレていますから、「お姉さま」であることは変わらないはずでした。しかし、ここで描かれているのは年齢差があるはずの二人に同時に訪れた「卒業式」です。二人が同時に卒業を迎えることで、トラウマを克服し戦えるようになったノリコが、カズミと同等の位置まで到達しているということが表現されています。正確に言うならば、ガンバスターを手に入れたノリコは、カズミの上位概念へと到達しています。ある意味ノリコにとっては、カズミからの卒業式でもあるわけです。
 このあとで語られるのは、カズミの弱さです。後輩であるノリコに対して弱さを見せてこなかったカズミが、自分の上位の存在であるノリコに対しては弱さを見せるようになりました。ノリコとカズミの関係が逆転しているわけです。

 ここでもう一人対比される人物が登場します。子供を持ったキミコです。キミコは、自分の子供であるタカミに「未来を見せたい」とノリコに言っています。
 繰り返しますが、ノリコはガンバスターのパイロットとして、努力の果てにある「強さの象徴」へと到達しています。この象徴化の弊害として、努力と成長から隔離された「永遠の少女」にも固定されてしまっているということを忘れてはいけません。
 キミコの「未来を見せたい」という願望は、「強さにすがる弱きもの」であると同時に「成長できる弱きもの」という二面性を有しているのです。弱きものの象徴である子供のタカミは、未来を見ることができるのです。ノリコは「強きもの」になってしまったがゆえに「成長」から取り残され、未来を見れなくなってしまいました。この置き去り現象は最後まで変わりません。

 最終話では、15年が経過した後になります。この15年は、ノリコは固定されたままに、カズミが年をとった15年です。
 カズミは生徒たちからコーチと慕われています。大きくなったタカミからも慕われています。これが意味するところは、象徴として固定化されていなければ、自身が成長し、かつ他者の成長を見守ることができるということです。未来に向かって歩く側にいれるのです。
 ノリコとユングはガンバスターのパイロットとして到達「点」に固定化されています。ここに固定されているために、これらの「経過」を見れなくなってしまっています。
 ノリコはタカミからのメッセージを受け取って泣いています。この涙は懐かしさだけではありません。ノリコ自身の時間の経過を踏まえたとしても、タカミはノリコと同世代になってしまっているのでしょう。ノリコの涙は、四ヶ月しか高校生活を経験していないままに高校を卒業し、六ヶ月しか経っていないのに友人の子供が自分と同世代になってしまったという、、取り残された涙だと思います。このシーンの前では、艦長が人類の進歩に驚いたセリフがありますが、こちらも置き去りにされた側の発言で、ノリコの実情を補強するものです。

 このタカミのメッセージというのは、おそらく写真というべきものでしょう。このタイプの写真は二回出てきます。一回目は、ノリコが父に送ったもので、二回目はタカミ(キミコ)がノリコに送ったものです。これらに違いは作中で非常に効いていました。
 一点目は、人類の進歩の表現としてです。一回目は動画、二回目は立体動画になっています。艦長と同じように、ノリコも人類の進歩をおそらく感じたことでしょう。
 二点目は、子供から親へのメッセージです。一回目は言わずもがなですが、二回目は、タカミから自分の母の同級生であるノリコおばちゃんに宛てたものです。地球時間上では、親になっていてもおかしくない年月が経っているのに、受け取っているのは少女のままのノリコでした。
 いずれも置いて行かれたノリコを表現しています。

 ノリコはカズミのことを「お姉さま」と呼ぶことに戸惑っています。これは、相手が「お姉さまと呼ぶには相応しくないくらいに年を取っている」というよりは、「自分よりも下位の存在をお姉さまと呼べない」ということのほうが正しいと思います。カズミが「今まで通りでいい」というのは、ノリコと同じポジションに立つためにこの計画に志願したためです。

 カズミとユングはパイロットを交代しました。これにより、ユングは未来を作っていく側に回帰し、カズミは固定化される側になりました。結果、ノリコとカズミは一万二千年後という「経過」を飛ばした「点」に到達するしかなくなりました。この一万二千年後は二つの事柄を指します。
 一つ目は、カズミとノリコの時間差の圧縮です。カズミは、地上で15年を過ごすことで、結婚生活を送り、自身がコーチとして成長し、また生徒たちの成長を見守ることができましたが、象徴化されるまでには至っていませんでした。ガンバスターのパイロットになることで、象徴化へと至るわけですが、ノリコに先んじた15年という時間を消すことはできません。ですが、一万二千年という膨大な時間を二人にスキップさせることで、この15年という差が相対的に縮小化されています。つまり、20歳手前のノリコも、30歳過ぎのカズミも、一万二千年という時間の前では、大差がないということです。
 二つ目は、ノリコとカズミの孤立化です。「オカエリナサイ」というメッセージが地表に浮かんでいますが、このうち「イ」の部分が反転しています。これは、単純ミスの類ではなく、カタカナすら再現できない時代になっている、つまり、日本語自体が古典になるほど時間が経過していることを意味しているのだと思われます。「沖縄が確認できない」というセリフから、日本自体がなくなっている可能性すら考えられます。つまり、英雄として帰還する二人を迎えてくれるのは、見知った人も土地もないという極めて孤独な場所なのです。

 この時間差の圧縮と孤立化により、ノリコとカズミは同じ概念を共有しすることとなり、カズミはノリコに追いつくことができた、というわけです。
{/netabare}

 この作品は、物語の序盤では努力の大切さを謳っておきながら、終盤に至ると努力の到達点における孤独が描かれるなど、一般的な作品とは異なる視点を持っていました。エンディングはかなり泣けるのですが、冷静に見てみると非常に残酷な物語であったと思います。この残酷さは、宇宙を舞台にした作品でありながら、軸足は地球から離さなかったことによる、この作品自体の意図的な歪みからもたらされたものだと言えます。序盤の熱血もののような雰囲気から見ると、非常に落差の大きい作品でした。


対象年齢等:
 高校生以上の男性ですかね?テーマ的には性別を選ぶとは思えないのですが、無駄なサービスシーンが結構多いので、女性は倦厭するかもしれません。気にさえしなければ楽しめると思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 9

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

普段の日常生活とは全くかけ離れたデカいスケールの「ものさし」。(7年ぶりに追記あり)

タイトルは明らかに「エースをねらえ!」のパロですよね。
実際、1話ではいろいろ遊び心たっぷりな明るくかつシュールな話になっていますが、
1度最終話(6話)まで見終えてから見ると、1話冒頭でもいきなり涙あふれてしまいます。

さっきひさびさにレビュー書き直そうと思って2話まで見返してたのですが、
2話まで見た時点で、もう既に涙ボロボロになってしまいました・・(TдT) 。

もし、パロディっぽい感?がイヤで敬遠して見ていない方がいるならば
だまされたと思って1度ぜひ視聴してみてください。
話数も6話と短いので、時間のない方でもサクッと見れて、なおかつ感動できるハズです!!。
自分はDVDBOX持っているのに、BDBOXも買ってしまった者です。

ロボットもののくくり?として、今自分が人に最も自信を持ってすすめられるアニメです。
自分は実際はロボットが出てようが出てまいが全く関係なくて、
ストーリーや登場キャラに共感して感動できればどんなジャンルの作品でもいいんです^^。
今作品は、あえてジャンルは?と聞かれたら、SF・友情・感動ものといったところかな?。


普段の日常生活とは全くかけ離れたデカいスケールの「ものさし」で、
今の自分ってどうなの??って思わせてくれるアニメです。

よく空を見上げたり、すごく高いところから景色を見下ろして
「自分ってなんて小さい存在で、世界はどれだけ大きいことか」と思うことがありますが、
今作品では、そのスケールがさらに無限の宇宙の広さだったり、
失ってしまったら永遠に取り戻せない程大きな時間の壁だったりします。

失ってしまう恐怖、不安、悲しみ。
取り返せない時間、人とのつながり。


やっぱり最終話のことを思い返してしまうだけで涙がどんどんどんどんx∞出てきてしまいます。

自分にとって庵野監督の作品といえば、まちがいなく今作品です。
あと酒井さんの歌も今作品に合っていて、何気にかなり好きなんですよね♪。


「トップをねらえ!」単品作品でも十分楽しめますが、
「トップをねらえ!2」も最後まで見ていただけると、さらなるでっかい満足が待っていることと思います!!。


1人でも多くの方に知って味わってほしい作品ですね(∩.∩)/。


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7年ぶり?にレビュー追記です^^。

このコロナ禍で世の中の先行きが不安な中
まさかの本作劇場公開のお知らせ!!!!!。
これにはホンっト勇気付けられますね~。激・胸アツです!!。


それだけにとどまらず、さらにさらに!

岡田斗司夫ゼミで本作について語られるなんて!!!(驚愕っ)

1,3,5話は無料コンテンツですが
2,4,6話は会員限定(有料)コンテンツなのですね。

こんな機会がまさか令和になって訪れてしまうのであれば
もう当然、これ見たさだけに会員限定有料コンテンツ登録しちゃいましたw!!。
 (SHIROBAKO解説も継続中で、こちらも最高!!!。必見です!!)

たしかに現在のゼミ生の方々の大半は本作未見なのかもしれませんが
それでも本作の影響の大きさ・偉大さを考えれば

1話10分程度・・ってのは短すぎじゃないかなあ・・・・。
個人的には1話につき1時間以上かけてほしかったです!!!。

でも、それでもやはり製作の中心で携わっておられた方の裏話が聞けるというだけで
やっぱ結果的には大大満足させられてしまいました!!!。
感謝感謝ですね。

岡田さんが心底楽しそうに話しておられた姿が、やはり一番の収穫でした。
(こちらも笑顔にさせていただきました^^)


2点だけ、個人的に言わせてほしいことがありますw。


それは、例の合体シーンで使用された「♪fly high」。
まさか、そんな経緯の曲とはwww。

でも、自分にとってあれほど響いた楽曲は、他にはなかなか見つかりません。

岡田さんは「へにゃへにゃの~(以下略)」と語っておられましたが
たしかに立場が逆だったのかもしれませんが
それは表裏一体のものであり
その時点でどっちがどっちかなんて関係ないんです!!。
あっちが基本形なので、視聴者的にはあれでいいんです!!!。


それと、5話ラストのノリコのセリフが変だという指摘ですが

たしかにノリコが目の前の人物に対して発した言葉であるのならば
それはたしかに頭お〇しいのかもしれませんが
あれはその場にいない、もしくはもうこの世にすらいない大切な人々に対して
ノリコがココロの中で報告した場面なので
何の違和感も問題もなく
見事に成立してる名セリフなのだと思います!!。
日高さんの感情込め方が素晴らしく
本当に本当に胸をうたれたセリフでした^^。


ああ~、全然書ききれないけど
とりあえず取り急ぎ、これだけは書いておきたかったw。

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さらに追記。

レビュー追記ついでに、5話・6話を再視聴したのですが
もうずっと泣きっぱなしでした。。

やっぱキミ子とユングの描かれ方が素晴らしすぎます!!!!!。

キャラデザの美樹本晴彦様も素晴らしすぎます!!!!!。
とにかくキャラの瞳が多くを語っていて最高!!!。


岡田さんも、これほどの作品を作り終えたのであれば
その達成感はとてつもなかったことでしょう。


今、この時代になってもなお時空を超え続ける本作品に
めぐりあえて本当に幸せでした♪。

もし未見の方が多くいらっしゃるのであれば
ぜひとも何らかの形で本作を視聴されることを、切に切におすすめしたいです^^。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 33

kororin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『イナーシャルキャンセラー全開・・・よーし、やってみる!!』「死ぬ気?!」「うっ!」「やめてぇぇぇ!」  『パパ、スミス・・・私を守って。』

光速を突破したした宇宙船を作り出した人類は星々を食いつくす宇宙怪獣群体と遭遇。地球人類の存亡をかけて「時」を越える戦いが始まった・・・・


発表(発売)当時、1巻2話収録のOVA3巻全6話作品。
今更どうこういうモノでもない高評価作品ですが、「ロボットオタク(スパロボ系)」なら『一度』は見ておかなければならない『聖典』です。(大層かな?)

本作は色々と逸話のある代物。
・発表された時分は「世間」では全然騒がれてなかったけど、オタクの内々では注目株だった「庵野秀明」氏の初監督ということで期待があったということ。(今じゃもう・・・ネェ)
・その仕事ぶりは当時のチープワンパターンな他作品と比べて「どこか一味違う・こだわりが面白い」というもので(オタクの内々では)定評がありました。
・当時の宣伝コピーは「『トッ〇ガン(ト〇・ク〇ーズの出世作)』と『エースをねらえ!』が一つになった!」というふれこみでしたが、
庵野監督は「エースをねらえ!」は見ていても「トッ〇ガン」は一度も見たことがなかったそうで、本作を見て判るように「エースをねらえ!」の特色が濃厚に出ていますね。
・主題歌は「酒井法子(ノリピー)」、主人公は「タカヤ・ノリコ」、中の人は「日高のり子」と、何かと『ノリコ』づくしなアニメ。
・「トップ」を狙うつもりはなかったのに、口コミ定評でOVAビデオ(VHS)の売上(アニメ部門)も「トップ」になったとか、ならなかったとか・・・etc、etc
・キャラ設定は「超時空要塞マクロス」でお馴染み、「目」が特徴的なキャラの「美樹本晴彦」氏。

SF考証も世界観も、古典SFの引用・1960年代の人間が創造したような未来。1988年に発表された当時から見て所謂「レトロフューチャー」な世界。
・宇宙空間も「真空」ではなく「エーテル」で満たされいるという設定。小難しい物理用語が多数出てきますが、これで宇宙物理学や古典SFに興味を持った人も少なからず多かったのでは? 私?私はサラっと流しましたヨ(笑)ウラシマ・エフェクトは多少判りましたが・・・
(後の太陽フレアが原因で発生したプラズマ雲「ゲドゥルトの海」に覆われた宇宙空間を漂流するハメになった少年少女の葛藤物語『無限のリヴァイアス』なんかを思い出します)
・敵対する「宇宙怪獣」も今まで我々が認識する動物の様な形態概念ではなく知性は無い様で生体本能のみで活動する「デッカイ珊瑚」のようなモノ(最小でも数十メートルの多足昆虫型のモノもある)。そんなモノが数えきれない群体で(体当たりで)襲ってきたらもう・・・ヤッパリ怖い!
・対する人類は「マシーン兵器」と呼ばれる「8m程のロボット」で対抗準備。日々特訓の続くノリコ達。しかしこのマシーン兵器(RXシリーズ)、恐ろしく視界が悪い上にアナログな計器類を読み取ってと勘と予測で動かす効率の悪い兵器。最大の立役者「ガンバスター」が出るまでの「かませ犬」みたいな存在でした(笑)

ドラマの方は主人公・ノリコの(戦いと)成長の物語。
憧れの先輩お姉さま「アマノ・カズミ」、トップ部隊に選抜し冷徹な猛特訓を強いるが信頼厚い「(オオタ)コーチ」、ライバル「ユング・フロイト」、地球に残した親友「ヒグチ・キミコ(名前の由来は周知の通り)」、華と散った初恋の相手「スミス・トーレン(ヤぁってやるぜ!)」、
様々な人と出会い、別れ、時間のズレた世界で再会したりして、ノリコは人類の運命を背負う覚悟を決める!
所々に庵野監督が気いった邦画の演出(「パクリ」じゃないよ「引用」だよ)が使われてたり、庵野監督が好きそうなオマージュがあったりと、思わずニヤリとしてしまったらあなたは間違いなく『オタク』です。

初めて見る方はチョット地味目なストーリーが淡々と続いて飽きるかもしれませんが、とにかく4話「発進!! 未完の最終兵器!」迄は我慢して、我慢して、我慢して~~見て欲しいものです。一気に目が覚めると思いますから。
それで本作を見直す(チョイと気に入った)気になれば後は怒涛の第5・6話に引き込まれることでしょう。

特に第5話「お願い!! 愛に時間を!」は・・・緊迫するドラマと早い展開もさることながら、スパロボ好きには鳥肌が起つ演出!今までの地味目な伏線を吹っ飛ばすような勢いです。(テーマ曲が流れる「アノ」シーンの虜になった人は多いハズ!)
そして第6話「果てし無き、流れのはてに…」は・・・スペクタクル大河ドラマの雰囲気を醸し出した構成。ワザと画面を「アレ」にして最後に・・・・もう涙と鼻水無しにはいられない締め方です。

とにかく「面白く見せる(エンターテイメント)」という意味で「伝説」、又は「教典(大袈裟?)」的な作品だと思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 15

71.4 10 必殺技アニメランキング10位
文豪ストレイドッグス(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (757)
3872人が棚に入れました
実在する文豪をモチーフとした探偵たちが活躍する異能力バトルアクション。アニメの監督は五十嵐卓哉、脚本は榎戸洋司と「桜蘭高校ホスト部」「STAR DRIVER 輝きのタクト」などでコンビを組んだ2人が担当し、制作はボンズが手がける。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、花澤香菜
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある文豪たちの「華麗なる異能力バトル」 ※萌えは第8話まで我慢

本サイトではいまいち評価の高くない作品ですが、第1期(2016年4-6月)の円盤売上が合格ラインの平均5,000を余裕で超え、順調に第2期(2016年10-12月)も制作された2016年の人気アニメの一角・・・ということなので1-2期併せて24話を一気観してみました。

◆総評

・実在した日本や海外の文豪をキャラ立てした異能力者達が派手なバトルを繰り広げる作品、ということで、見始めの数話は作品世界への違和感が結構キツく、ここで断念してしまう人がだいぶ出る気がしました。
・それから、序盤~中盤(第1-7話まで)は日本の有名どころの文豪キャラ(男)ばかり出て来るので、「これ、女性向けアニメなの?」とどうしても思ってしまう人が多いと思います。
・しかし、第8話で、ようやく{netabare}与謝野晶子&泉鏡花という文豪キャラ(女){/netabare}の活躍が始まり、第10話以降、は{netabare}海外の文豪キャラ(男&女){/netabare}が色々登場してきてストーリーも華やいでくるので、第1期の序盤・中盤がいまいちと思った人も、ここまで我慢して見続けると報われるかも知れません。
・総じて、『とある魔術/科学の~』シリーズや『東京レイヴンズ』『オーバーロード』『デュラララ!!』等の異能力バトルものが好きな人なら、文豪キャラに余り関係なく、まずまず楽しめる作品ではないでしょうか。
・なお、文学をちょっと齧ったことのある人の評価は、「ほんと下らねぇ笑笑笑」となるか「文学を馬鹿にするな!怒」となるか、好き/嫌いのどちらかにハッキリ分かれると思います。


◆作品情報

原作        朝霧カフカ・春河35
監督        五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本 榎戸洋司
キャラクターデザイン 新井伸浩
音楽        岩崎琢
アニメーション制作 ボンズ


◆シリーズ別評価

第1期 ★ 4.1
第2期 ★ 4.2
----------------
総合  ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 文豪ストレイドッグス (第1期) (2016年4-6月) =========

{netabare}第1話 人生万事塞翁が虎 ★ 中島敦、異能集団武装探偵社(太宰、国木田) 
第2話 或る爆弾 ☆ 谷崎、ナオミ、諭吉、春野綺羅子、入社試験合格
第3話 ヨコハマギャングスタアパラダヰス ★ ポートマフィア(芥川、樋口一葉)、人虎生け捕り指令
第4話 運命論者の悲み ★ 与謝野晶子、黒蜥蜴(広津柳浪、立原道造、銀)の襲撃
第5話 Murder on D Street ☆ 乱歩の真相解明能力
第6話 蒼の使徒 ★ 連続失踪事件、佐々城信子、国木田vs.芥川、蒼き王、蒼き使徒の爆破通告
第7話 理想という病を愛す ★ 続き、数字の刻印、蒼の使徒の正体、国木田の理想
第8話 人を殺して死ねよとて ★★ 列車内テロ(梶井基次郎vs.与謝野、泉鏡花vs.敦)
第9話 うつくしき人は寂として石像の如く ★ 暗殺者鏡花と敦のデート、中原中也、敦拉致
第10話 羅生門と虎 ★★ 太宰の狙い、貨物船の戦い(芥川vs.敦)、黒幕(フランシス.F)
第11話 其の一 彼女に向かない職業/其の二 有頂天探偵社 ☆ 樋口&黒蜥蜴回/敦&賢治回
第12話 たえまなく過去へ押し戻されながら ★★ 秘密結社ギルド、アンの部屋、ルーシー.Mvs.敦&谷崎、鴎外&エリス{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)6、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「TRASH CANDY」
ED 「名前を呼ぶよ」


========= 文豪ストレイドッグス (第2期) (2016年10-12月) ========

{netabare}第13話 黒の時代 ★ 四年前、ポートマフィア内の事件(太宰・織田作・坂口安吾)、ミミック
第14話 戻れない場所 ★ 続き、組織の裏切り者、織田作の安吾捜索
第15話 いつか海の見える部屋で ★ ポートマフィアvs.ミミック、ジイドvs.芥川、未来予測能力(ジイドvs.織田作)、三重スパイ安吾、織田作慟哭
第16話 文豪ストレイドッグ ★★ 異能特務課(山頭火)・ポートマフィア(鴎外)会見(異能開業許可証)、ミミック本拠襲撃、ジイド&織田作死亡、太宰転職
第17話 三社鼎立 ★ 尾崎紅葉、ジョン.S、ラブクラウト、異能力戦争の火蓋
第18話 The strategy of conflict ★ ナサニエル.H、マーガレット.M
第19話 ウィル・オブ・タイクーン ★ 夢野久作、ルイーザ.M、坂口安吾との再会
第20話 頭は間違うことがあっても ★★ マーク.T、ハーマン.M、横浜焼却作戦 
第21話 双つの黒 ★★ Q奪還作戦、対ラブクラフト戦
第22話 其の一 ポオと乱歩/其の二 天の海をゆく白鯨のありて ☆ ポオ、白鯨落とし笑
第23話 羅生門と虎と最後の大君 ★★ ゼルダ、フィッツジェラルドの望み
第24話 若し今日この荷物を降ろして善いのなら ★ フョードル.D{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「Reason Living」
ED 「風が吹く街」


◆視聴メモ

{netabare}・主人公格の太宰治の異能力「人間失格」って、ほぼイマジン・ブレイカー笑。
・準主人公の中島敦の異能力「月下獣」は、つばさタイガーかと思った。
・メインヒロインの泉鏡花は男だって笑(尾崎紅葉も)。
・文豪のチョイスが凄く中二病的で、とくにラスボス(ギルドの長F.フィッツジェラルド)が秀逸。
・但し、武装探偵社社長=福沢諭吉はミスチョイスだと思う(※そもそも諭吉は文豪ではなく、ここは夏目漱石の方が良かった→敵対組織の長が森鴎外なだけに残念)
・第13話のF.フィッツジェラルドの口癖が、「~してくれたまえ。オールド・スポート。」で笑っちゃった(※OLD SPORTは「ねえ君」くらいの意味で、ギャツビーの口癖)。
・「守備範囲は12歳以下」の森鴎外がいつも連れている女の子(エリス)は『舞姫』のヒロインから。
・谷崎潤一郎の妹ナオミは『痴人の愛』のヒロインから。
・国木田独歩と絡む佐々城信子は、独歩の元妻で有島武郎著『或る女』のヒロイン(早月葉子)のモデル。
・第16話中ほどの「一粒の麦、もし地の落ちて・・・」はアンドレ・ジイドの某有名作のエピグラフより。
・「ラスト・タイクン(最後の大君)」はF.フィッツジェラルド最後の小説、ゼルダは同じく彼の愛妻で「華麗なるギャツビー」のヒロイン(デイジー)のモデル。{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 21
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

皆が好きなあの偉人たちが、本のタイトルを武器に敵と戦う!!

☆原作未読☆
でしたが、アニメ視聴後、原作読みました☆

~あらすじ~
孤児院を追い出されて、放浪する少年・中島敦は川に飛び込んで溺れかけていた太宰治を助ける。それをきっかけに敦は太宰が所属する武装探偵社で巨大な虎の捜索を手伝うことになる。しかしその虎は敦のもつ異能力のものだと後に知り、驚く敦に武装探偵社で働かないかと誘われるのだが……

ともかく、超ハラハラドキドキします!そしてバトル物?でもあるのかちょっと怖いところもあります(>_<)(グロ要素多少あり)

ですが、コメディ要素もあり、思わず笑ってしまうところも多いので、最後までとても楽しめる作品となっています♪

また、このアニメは原作の漫画と小説を合わせた作品で、いいとこ取りされてる感じです☆
{netabare}
まず、この話のキャラは全て昔の偉人、作家さんとなっています
そして、全員美化されているため、第一声が
美化されてる〜!?かっこいいwwww
でしたw突っ込みどころも満載です!

第2話
社長!なっなんと福沢諭吉ですか~!?
言われてみれば1万円札でもあり、社長でも違和感はありませんが衝撃的でした!!
そして、髪が増えててかなり増えてるなぁ思いましたwwww
もはや顔は原型ないかもですねw

第3話
芥川龍之介…私、本物の作者のお話好きなのに、まさかの悪役!?少しショックでした…でも後半になるにつれ、芥川のいいところも見えてくるので、きっと後に好きになると思います!私はいまでは芥川は好きですよ☆
少し怖いところはありますが殺し方がすごくてw目が離せない人です!

第4話
最悪の状況になりかねないと、意を決して武装探偵社をでていった敦…しかし…
最悪の状況ってこれ!?
お金がかかって下の人に迷惑ががかるから!?(まあそりゃあ困りますけどw)
しかも敵には圧倒的に勝ってたし、武装探偵者って予想以上に強いんですね…!!
すごいなぁと同時に、敦が少しかわいそうに見えました

そして、宮沢賢治!
笑顔でかわいいこといってすごいですw
ほいっほいっさようなら~♪いってらっしゃ~い♪(ニコッ)
ってwあれ下に捨ててよかったのでしょうか??処理大変そうですねw
ってか、江戸川乱歩なんにもやってませんでしたよね?wwww

第5話
江戸川乱歩、やっと活躍する時が!乱歩って今まで全然仕事してない感じだったので活躍に期待してました!
異能力、超推理!…でも実は異能力じゃないなんて!?かなり衝撃的でした!一体どうしたらあんなに頭が良くなるんだ〜!!
一応、メガネでON OFF分けてるみたいですね
江戸川乱歩、恐るべし!!

第7話
ここでは国木田さんと太宰さんのコンビの大切さがとえも伝わってきました☆
国木田さんと太宰さん、ナイスコンビですね!2人で1つ!って感じでした♪

というか、国木田さんの見るだけで鍵の形覚えるとかすごすぎだなぁと思いましたwそして、国木田さんの能力は何にでも、物を出せそうなので便利だなぁと思いました♪

そして太宰さん、異能力はすごいですが、力は弱いんですねw
まさかの佐々木が犯人だったなんて…
しかも六蔵と佐々木がお互いに打たれて死んじゃうなんて…すごく悲しかったです……(T_T)

第8話
与謝野晶子先生の異能力は再生?でしょうか??ちょっと謎ですが、すごいですね!!!不死身?
この時は太宰さんの存在忘れてましたwすいませんw

第9話
鏡花ちゃんかわいいですね♪湯豆腐とウサギが好きとか♪
やっぱり普通の女の子だなぁと思いました
そして地味にクレープおいしそうだなぁと思いました♪
でも、平和だったのに芥川におそわれて…
ウサギちゃんが赤く…(´;ω;`)

福澤社長に、もしできたらほめてやる。
まさかのそれで乱歩さんやる気だすとかw
突っ込みたくなりました!

第10話
二度目はないからね!?あれどういう意味でしょうw?
後、敦は何回も殺されかけたのにまた復活して…ってすごいですね!この虎の能力!
そして、いつのまにそんな強くなったのでしょう?
なんで死なないの!?と疑問に思いつつ、
一番ハラハラした話でした!

第11話
敦、完全復活ですね!ほんとにすごい…

樋口さんのピンチになんと黒蜥蜴が!?ちょっと感動しました!!樋口さん…よかったね…(敵だけど)

そしていよいよ宮沢賢治!超声かわいいんですよねー♡
平和主義でずっと笑顔なんです!
笑顔ってすごいですね!!そのおかげで人気者ですし!
敦のそうなんだ〜!ぱああって顔かわいいw普通信じないでしょ〜!と思いましたがw
確かに国木田さんの言う通り最強最悪コンビですねwww

でも1番衝撃的だったのは…
雨にも負けず、風にも負けず(かわいい声で笑顔で)鉄パイプにもナイフにも金属バットにも負けぬ……
ってえええええ~!?やばすぎでしょ!
しかもタンポポは元気なんです!!
さすが賢治くんって思いました!
この満面の笑みがかわいすぎなんです!ここ注目です!!
1番お気に入りのシーンです♪

最終回!
ついに赤毛のアンまで出てきましたねwwww
なんかすごく怖くなっててちょっと残念でしたw
そしてなんか男、怪しいなと思ってたんですが…
なんと森鴎外でしたかwwww
キャラ違うw
今後はギルドにも注目ですね!

……と、ここで終わってしまいました
正直、超キリ悪いです!でも 続く! と書いてあるので良しとします!
{/netabare}
~OP&ENについて~
第一印象はカッコいい!!
ですが、OPについては、太宰さんが飛び降りるところからの始まりなんですよね‥w
ちょっとビックリでしたw
歌もいいですが、その映像もお気に入りです♪


2期は10月にやる!とのことなので
ぜひぜひ期待して見たいなと思います♪
オススメです♪

投稿 : 2024/12/07
♥ : 15
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

著作権の切れた文豪の名前がずらり・・・これで悪役登場だと泣けますね

<全13話。2016秋から2クール目が放送開始らしいですね>

日本の名だたる文豪が探偵として復活し、奇怪な事件を
解決していくストーリーになりそうです ←たぶん間違ってない
太宰治に国木田独歩、与謝野晶子などなど。それはもう豪華です。

それぞれの著作から連想されるキーワードを異能化&武器にするようですが、
肝心の推理だけなら江戸川乱歩先生がひとりいれば十分かなとも(笑)

たしかにネームバリューはありますからね。
いきなり無名探偵を登場させて印象付けていくより、
こちらの方がお手軽ではある。

いずれも大先生でありますからにして、勝手な来歴をつくれないとか、
性格をいじるにしても限界があるでしょうから、そこらの縛りをどうするかですね。
(頭のおかしなキャラにすると遺族やファンに怒られそうw)
とりま自分としては、中島敦は李陵が好きなのに違うのが異能化されて残念でしたw

スタイリッシュなだけを目指す内容だと物足らなくなるだろうし、
大作家の名前を使う分だけハードルも高くなりそうです。
てか、悪役が誰になるのか興味あります。
明治以降の作家が探偵で、それ以前の歴史上の有名人が悪役になるとか?!

以下ネタバレで

3話~ついに悪役登場! ま・さ・か・○○だとぉ!
{netabare}
冒頭は探偵社の面々の前職当てクイズ。
谷崎潤一郎は学生であるとか、いろいろ身内で楽しんでます。
ひとり太宰治だけは謎に満ちていて、答えを当てると高額の報奨金がもらえるとのこと。

そして依頼者と面談。
依頼人は樋口さん・・・あの樋口一葉かw
港のトラブルを解決してもらいたいという。
これから毎回、トラブルを持ち込む依頼人も文豪てこと?
それともダークサイドなのか? ともチラリ。

シーン変わって、黒トレンチ着こんだ芥川が登場。
いよいよ文豪界の巨人がお目見え。
てか、見るからに悪役風でこの次の展開を想像してしまう。
やはりか…交番のおまわりさんを無残にも惨殺してため息。
驚くより、いいんかなぁーという気がw

だって芥川さんですよ。
文豪界があったら漱石と並んでTOPはる人ですよね。
これが悪側ってね。

とりま人気のない場所へ連れてこられた中島と谷崎兄妹の3名。
ここで樋口の態度が激変して、谷崎妹が撃ち殺されてしまう。
さらに芥川もやってきて大ピンチ。
中島は左足をを一本もって焼き消されてしまう。
虎に変身して抵抗するが、いよいよやばいかというところで太宰登場。
芥川中島両名の異能を効果なしにして間にはいる。。。

ついに悪役が判明回でした。
ここで芥川をもってくるのか~という印象。
未登場の文豪の残りといえば漱石がまず浮かぶけど、これも悪側なのか?

まぁ、遊びの範疇とわかっていても、実在した他人の名前を借りて
いじりまくって楽しむてのは下品ですね。
勝手に善人悪人にしたてあげるというのも。

この作者のカフカさんも、自分の名前を勝手につかわれて勝手にキャラ付けされて
アイデアなしの無能漫画家組とかにいれられていじられたら怒ると思うしw

たぶんこの作品のファンは文豪なぞどうでもよくて、ちょいかっこいい絵柄と、
文豪という肩書きが目新しいだけでしょう(文豪がダレかは興味がない)

まぁ、戦争の遺物の擬人化ブームもあって、艦コレやアルペジオ、ガルパンにはいふりも
歴史を愚弄してると思えなくもないし、これだけ取り上げていじめる気はないけど、
自分としては悲しいなぁ。
一応見続けるけどw
{/netabare}

4話~ 見せ場を無視した作りに一気に興味が半減回
{netabare}
樋口から差し向けられた黒蜥蜴なる組織が探偵社を襲撃します。
冒頭、3人の異能者が登場し、さも悪いヤツアピール&強いぞアピールするんですが、
これが本当にひどいレベルでかませ犬。

殴りこみかけた探偵社で秒殺らしき歓迎をうけてあっさり敗退。
てか、異能バトル作品なのに肝心の異能を見せずに終わるって?!
原作にはあっても尺の都合ですべてカットされた???

キャラが一番輝く瞬間のはずだけど、それを見せずに太宰が喫茶店で店員をくどいてるとこ見せたり、
なんか迷走感がはんぱないな~。

前から気にはなっていたけど、やっぱり中途半端なつくりものには抵抗&拒否感があるかもしれない。
すべてがつくりものならそれ前提で見られるけど、過去の文豪を茶化してるのは気分悪いかも。

なんで芥川が悪側なのかとか、なんで樋口一葉が下っ端の雑魚扱いなのかとか、
それぞれを敬愛する人もいるだろうに、作者のおふざけ悪ノリについていけない。
自分はここで断念かなぁ~。
あとはキャプ付きのまとめ記事で追いかけて楽しむ程度にしておきます。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 12

86.9 11 必殺技アニメランキング11位
HUNTER×HUNTER -ハンターハンター(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1236)
7592人が棚に入れました
主人公のゴンは幼少期、森の中で凶暴なキツネグマに襲われそうになったところをカイトというハンターに助けてもらう。そして、カイトは父親・ジンの弟子であるハンターで、ゴンは父親の人間的な魅力・偉大さ、ハンターの素晴らしさを聞かされ、ハンターという職業について憧れを持つようになる。
ハンター試験をを受験することになったゴンは、クラピカ・レオリオ・キルアら仲間達と共に様々な難題を乗り越えて見事ハンター試験に合格するのだった。ゴンは悲願である父親との再会を果たすことができるのか、また行く手に待ち受けるものは何なのか…!?ゴンのハンターとしての試練まだ始まったばかりだった。

声優・キャラクター
竹内順子、甲斐田ゆき、郷田ほづみ、三橋加奈子、高橋広樹、木村亜希子、上別府仁資、日比野朱里、高乃麗、並木のり子、TARAKO、永野善一

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私の特に好きなアニメのひとつ

2008年頃ぐらいにアニマックスで一通り視聴、そして
これもつい最近レンタルDVDでほぼ全話見返した。

冨樫義博原作の同名漫画をアニメ化した作品。
1999~2001年放送。TVシリーズ 全62話。


評価の星は私史上、今のところ最高となるすべて星5つ。
私個人の好みとしては、原作漫画以上に好きな作品なのだが、
出来る限り個人的な趣味を除いて評価するならば、
本作は原作漫画を越えた作品ではないと思う。



それはこの「ハンター×ハンター 」という
物語そのものや、
シーンひとつひとつの見せ方が、
「漫画」という表現方法に最適なものとして作られているからである。

だからいくらうまいことアニメ化したって、
「漫画」の出来には叶わない。
そう私は思っている。

「漫画原作のアニメってどの作品もそうなんじゃない?」
そうかもしれない。
ただ この「ハンター×ハンター」という作品はそれを非常に強く感じる。

そんな「超漫画向け作品」ハンター×ハンターを「アニメ化」するにあたって、
本作の製作者が特にこだわったであろう点=「アニメ:ハンター×ハンターとしての魅力」を
少々原作漫画と比較しながら書いてみようと思う。



まず、アニメ:ハンター×ハンターは
当時のテレビアニメとしては非常に作画クオリティが高い。
特にバトルシーンはすごい。

最初期はさほどでもない。
しかし序盤、ハンター試験、第三次試験あたりから徐々にクオリティは高くなりだし、

中盤、天空闘技場のヒソカ対ゴンのバトルや
後半、幻影旅団編でのクラピカ対ウボォーギンのバトル
そして最終回、
幻影旅団団長・クロロ対ゼノ・シルバは
アニメとして素晴らしい出来だった。


天空闘技場でのヒソカ対ゴンのバトル。

このバトルに限らないが、原作漫画では一コマあたりの情報量の多さもさることながら、
「細かく、流れるようなコマ割り」と「集中線」が
しっかりとバトルの演出を支えている。

「細かく、流れるようなコマ割り」と「集中線」はアニメーションという表現方法でも、
そのまま再現することは可能ではあるだろう。

しかし、それではアニメーションとしての面白みがない。


想像してみてほしい、大きく動かない原作漫画そのままの絵(例えばゴンがパンチしている部分だけ動いてるような絵)がパッパッと切り替わるバトル。
それもまた面白いかもしれない。

でも「アニメ」なのだ。


ゴンは天空闘技場のリングをダイナミックに駆けまわって迫力ある攻撃を展開し
ヒソカはゴンのそんな攻撃をなめらかにハイスピードに避ける。
そして、ゴンは石板返し+石板破壊=石つぶてをカモフラージュにし、
ヒソカに一発。
クリティカルヒット。


アニメ:ハンター×ハンターはここまでを(ここ以降もだけど)非常になめらかで
ハイクオリティーなアニメーションで展開し、

絵コンテの切り方でうまいこと
「細かく、流れるようなコマ割り」と「集中線」の2つをアニメーションとして落としこんでいる。


これは原作漫画と別の方向性で高く評価されるべきことであると私は思う。


クロロ対ゼノ・シルバや、クラピカ対ウボォーギンの戦いも同様。
ただクラピカ対ウボォーギンではさらに、クラピカの使う鎖の細かさ、
クロロ対ゼノ・シルバでの、グルグルと画面が回る中でのアクション
なども見所のひとつだろう。



もうひとつ、本作は音楽、特にオープニング曲と劇中のBGMが素晴らしい。
当然だが、漫画では音楽は鳴らない。
音楽も十分アニメならではの魅力と言えると思う。

オープニング曲 1:kino「おはよう。」
序盤のハンターハンターの雰囲気にあった、非常にさわやかな曲である。
「おはよう」という曲名と歌詞が新たな冒険を予感させる。名曲だと思う。 


オープニング曲2:WINO「太陽は夜も輝く」
こちらは幻影旅団編に変わってからの曲
「おはよう。」とは打って代わってダークで、
そして幻想的な楽曲になっている。
ボーカルの声に癖はあるもののこちらも名曲だと思う。


作中BGM:管楽器?が多いんだろうか。

序盤~中盤辺りまでは笛の音が多い。
「自然」という感じがする。
作品そのものを吹き抜けるような笛の音色は、
旅立ちや孤独感を表現しているようでとても良い。

ヨークシンシティ、幻影旅団編に入って以降は、
低音気味ながら壮大なオーケストラ?のような曲が多くなる。
都会的でダークな雰囲気の幻影旅団編にはとてもよく合っている。
そんな旅団編の、
薄暗く、異常さを持った雰囲気を強める役割を果たしており、作品をより魅力的にしている。


劇中、様々なBGMが結構常に流れており、
どの楽曲も耳に残りやすくクオリティが高い、と思う。
私が「ハンター×ハンター」のアニメを漫画以上に気に入っている大きな理由のひとつが、この作品のBGMの良さだったりする。



原作漫画のみ読んでいらっしゃる方。
アニメ2011年版のみをご覧の方。
あるいはこの感想を読まれて興味を持たれた方。

「1999年版ハンター×ハンター」はシナリオの大筋こそほぼ同じでありながら、
原作漫画とも2011年版とも違う魅力を確かに持った、「アニメ」として見る価値のある良作だと思います。


気になった方は是非一度、ご覧になってみてください!

下手くそな文章、お読み頂きありがとうございます。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 13

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

富樫仕事しろ、富樫の世界、富樫の才能についてⅡ

流れはレベルEのレビューから、ちょっと思いついたんで続きを。

■お料理で比喩

1、普通の天才作家
新しい素材から新しい料理レシピを作ってしまう人達。食材は、本人の好み
基本的には一部しか食べれない高級料理か、一部が熱狂するゲテモノになる
不味ければ食うな、作りたいように作る系

2、超秀才系の(作家が書く)作品
その時代の客の好みを分析し、今まで存在した料理レシピ、素材を組み合わせ
美味しい料理、完成度の高い料理を作り上げる。ファミレス~高級料理まで様々。
料理のランクに関わらず「美味しさ」「完成度」「グルメの満足度」が全て。

3、媚びてる系作品
CMしまくって、主に舌の肥えてない人間程に美味しく食べれる物をを売る。
カップラーメン系。商業的、売れれば良いし、カップラーメンの研究も捨てた
ものではない。世の中にはカップラーメンこそ美味しいと思っている人が多い。
(オタ以外には単純な話、単純な美少女、感動、エロの方が売れるって意味)
が、舌が肥えているグルメではやはり美味しくはいただけない。

4、富樫の異常な才能
カップラーメン系~ファミレスクラスの素材を使い、
この世のどこにも存在しなかった「あれ美味ぇwwこんなの食べた事ねぇww」
なゲテモノかつ、一般受けし、グルメすらも満足させる新料理を作る。

■富樫の扱い方について

独創性、異常な発想力、やりたい事やったら天才的だったって面と、一般的な
読者、時代、どういうものが好まれるかよく見える秀才さが同居してしまった。
上に書いたように「誰でも食べれる素材を使って、一般人~グルメの両方を満足
させる新料理を作る」って行為が、いかに無謀か。

普通は「一般人」か「オタ」のどちらかを切らないといけない、どちらかの
属性を持っていて普通。「天才」か「秀才」かも普通はどちらかの属性になるし、
その片方があるだけでも十分に評価される、十分異常で、それは仕方が無い事

のはずなのに、一般人かつ、オタかつ、天才かつ秀才、それが富樫。


パクって来た資料だけど

「週刊誌のマンガ家のほとんどは、その週その週で物語を考えているものですが、
 富樫先生は連載開始の時点で、だいたいのプロットを作っているんです。
 それに、アシスタントを使うと、自分は中途半端な仕事しかしていないように思う
 らしく、なるべく全部自分でやろうとするタイプ。だからこそ、連載中は肉体的
 にも精神的にも苦しみやすいようです」(マンガ関係者)

まとめますと、
「最初から最終地点、展開を決めている」「全部自分でやろうとする」
出来る人間、ド有能な人間の典型的な傾向。あとは、

検索 冨樫仕事しろとは (トガシシゴトシロとは)

と異常な程に凝る癖に、大衆性を維持しようってのが無謀、膨大な時間の浪費。


しかも富樫さん好奇心旺盛、遊び心満載で、多分これを読んでる人や俺みたいに
アニメも漫画他も色々な遊びが大好きなダメ大人だから、そーゆーのも沢山やりたい
金も大量にある。無いのは時間だけ。なのに書いてくれてる。俺なら絶対書かないね
このレビューみたいに気の抜けた話なら書くだろうけど。

そんなド天才を上手く扱うには、上から押しても絶対に駄目なので、
ジャンプ編集の対応は適切だと思いますね。マイペースにやりたいようにやらせる。
凡人と同列に扱っちゃダメ、天才の中でも一握りの天才だもの。

やりたいようにやらせる、やりたい事をやらせるのが一番、仕事が遅延しようと
凡人作家が100年必死にやっても絶対に作れない、素晴らしい作品を作ってしまう。
集中力、発想力、ストイックさ、こだわり方が凡人のそれではない。

銀英の田中さんも同類ですけど、ド天才はそーゆー生き物なんですよ。
それを凡人のものさしで「プロが~」とか「読者が~」とか「怠けてる~」とか
「仕事しろ~」とか言う人間は天才を知らない人生を送って来たんだと思う。


■結論
冨樫仕事しろ、し続けろ
お前は才能があり過ぎるから、もう才能を生かすしかない、犠牲になれ
お前の状況とか知った事じゃない、灰になるまで働け、代わりに遊んでやる

検索 幽遊白書 総集編 ~あぁん?冨樫、最近だらしねぇな~(完全版)

懐かしーなー。このH×Hもだけど、富樫がそれを書いた時「何をして遊んでいたか、
何にハマっていたか」がよく分かる。人生楽しまなきゃダメだね、・・富樫以外は。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 16

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメの良さは画質じゃないさ

主人公のゴンが父親に会うためハンターを目指し、そして旅をするお話。
少年漫画ですから友情や仲間を信じるといったことも語られますがこの作品の良いところは他にもあります。
2つほど挙げてみたいと思います。

ひとつは「力」の設定です。
この作品に存在する力、いわば特殊能力は鍛えればレヴェルは上がるし
また「制約」と「誓約」によって能力をさらに引き上げることも可能で、
つまり条件をつけたり使用制限をかけることで強くすることができるということです。
その力の理論についても非常に論理的でわかりやすく、とっつきやすいです。
論理的だけれど感覚的にも分かりやすい。
それなのにその応用の幅は広く、戦闘を観ているとハラハラさせられる場面がたくさんあります。

もうひとつは、ストーリーです。
主人公のゴンは決して強くなく、それでありながら徹底的に追い込まれていく展開がたまりません。
格の違う相手とどう戦うのか、ここをどう切り抜けるのかなど彼ら自身もよーく考え実行していく姿を観ているとホントにドキドキします。
実際『HUNTER×HUNTER』内では登場人物たちは頭をフルに使い考えることが多く、
それによって起こる会話やものを見抜く力には感心してしまうこともしばしば。
話の展開においてもつまらないく方向に落ちることがまずありません。

原作はもちろん好きですがアニメの方はもっと好きです。リメイクされた方ではなくこっち。
最近のぴかぴかで色が無駄に綺麗なアニメより見ごたえがあります。(個人的にこれが好きというのもありますが)
キャラクターたちはびゅんびゅん動くし、カメラワークも見事です。
映像の質という意味でもどんな映画と比べたって決して劣ることのない素晴らしいアニメです。
具体的な場面を挙げるなら幻影旅団編で表現されたあのどっしりと重い暗い雰囲気や
旅団の強さ、怖さ、そして残酷さは他の追随を許さないほど良くできていると思います。

『HUNTER×HUNTER』を観ていて、読んでいて心に残る言葉がありました。

■ハンター試験の船の中でクラピカとレオリオが喧嘩になったとき
ゴン「その人を知りたければその人が何に怒りを感じるかを知れ」

■旅団を追いかけたが逆に気づかれクロロに捕まったとき
ゴン「どうして自分たちと関わりのない人達を殺せるの?」
クロロ「動機の言語化か。あまり好きじゃないな。
  しかし案外、、、いややはりというべきか
  自分を掴むための鍵はそこにあるのか、、、」

■グリーンアイランドプレイヤー選考会で並ばずに座っていたとき
プーハット「自分の理を持ってそれに委ねるってのはなかなかできねーんだ。」

この3つはなぜか心に残ってます。
なかなか的確で教訓にも滋養にもなる良い台詞だったと思います。

アニメの中で一番好きなお話は45話。汽車に乗るクラピカ、念の習得、センリツと出会う回です。
クラピカ登場時にかかる音楽や、彼の良さを助長する英国風の雰囲気、そしてセンリツの弾くピアノ。
念習得時の内向的な心境と穏やかな車内を組み合わせるクラピカの描き方はとても良かったです。
他にもハンター試験中のオリジナルストーリーが見事でした。
その後の本編にもちゃんとリンクしているし、一つのお話として観てもとても面白いです。
細かな描写もできていてとてもリアルでした。
まあなんとってもクラピカがかっこいい!
クラピカの声がとても好きです。キルアもいいし、ゴンもいい。ヒソカの声も独特でいい味でてます。

『HUNTER×HUNTER』は総合的に見ても物語として非常によくできていますし
アニメでも同じかまたはその良さをもっと引き出せているのではないでしょうか。
映像としても他に抜きん出る完成度であって、さらに何度観ても面白い文句なしのアニメです。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 13

81.4 12 必殺技アニメランキング12位
バジリスク~甲賀忍法帖(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1199)
5942人が棚に入れました
甲賀卍谷と伊賀鍔隠れに潜む一族は、ともに服部半蔵に率いられる忍者群同士でありながら、源平の昔より数百年、互いに憎悪を抱く不倶戴天の敵同士でもあった。服部の統制下、両門争闘の禁制によりかろうじて和平を保っていた。そのような中、甲賀組の首領甲賀弾正の孫弦之介と伊賀組の頭目お幻の孫娘朧は恋仲にあり、両家の縁組がすめば長きに亘った甲賀と伊賀の確執も解けるかと思われた。

そんな事情を知ってか知らずか、慶長19年4月末両首領を駿府城に呼び出した徳川家康と半蔵(二代目)が甲賀・伊賀の忍びに与えた使命は実に戦慄すべきものであった。
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

力加減がツボ (ツッコミ目線レビュー)

注意。このレビューはひたすら、笑いどころを探すための物ですので、真面目に作品をご覧になってる方はお読みにならないほうがいいかもしれません。
笑度の高かった(と思えた)回は★つけときました。

木崎って、アニメ影技のスタッフの人だー!もう大好きだったんです…。それで忍者ものって、ひょっとして好きかもしれない、と視聴。

一話 トンビが有能 {netabare}
男と女。敵同士。光と影。
両者見合って時を越えて果たし合い。
くそまじめな雰囲気だなー。そんなに裏表左右対称に世の中ゴリゴリ進んだらね。なかなかそうはいかないですよね。
普通は、気づいた時にはどちらかがいなかったり、連絡先もわからなかったり、変わっていたり。
年老いて最期の時を一緒に行けたのは本望だったでしょうね。
この爺婆は添い遂げられなかったけど、お互い共通の趣味(果たし合い)もあって、連絡もとれて、足腰立ってて、充実の老後だよなー。

相討ちになった後は、息も絶え絶えに、ちゃんと血の赤ペンで巻物チェック、ホイ、し に ま し た よっと、バタッ…。
トンビが巻物、回覧にもってきまーす!ピーヒョロロー

なにそれ。
まじめ…なのに…笑える…この力加減が、影技的…。ツボだわー
{/netabare}

2話 衝撃の鼻毛 ★{netabare}
太っちょ空気袋VSゴムゴムの爺様。
トンビの巻物を巡って打ち合い。「ごっこ」と称しておりますが不穏です…。

一方、伊賀と甲賀の命運が分かたれたことをまだ知らず、
逢引中のオボロたち。
暗闇の森が次第に白んでゆく、朝焼けの描写が涼しげできれいです。
今回はしっとり、まだ笑いどころが無いなァ…

と思ってたら

強 烈 な 鼻 毛 キャラ、キターーーー!!
ブハッ。
アップで出た後、引きの絵ばっかりなので、え?何?今の?もっと見せてよ‼その鼻毛‼勿体ぶらないでさァ、もっと‼
と、クローズアップを求める気持ちが高まる中、大真面目な話が続きます。鼻毛が気になって全然集中できない。

しかし、オボロ様の笑顔がとても可愛いよ。まだ何も知らずに、想い人の前ではにかんでおられる。眼の能力ってなにかしら。
伊賀者達の悪〜い笑顔で情報隠蔽後、イケメンキャラ数名登場で待て次回。
{/netabare}

3話 なびいてる そよいでる{netabare}
今をときめく岡田磨里 脚本。
このアニメは登場人物の描き分けが必要以上にしっかりしているが、名前が難しい!
会話も、声優さんが丁寧に喋ってくれているというのに、私の日本語ヒアリング能力では漢字が…思い浮かばない事が度々あります…。

初登場の手も足もない地蟲十兵衛、五体不満足だからこそ身軽な反撃。スライディングした人力籠からぱかっと登場して、籠の引いたわだちに沿って地潜りし出したんですが、別にそのラインに沿わなくても良かったのでは…一瞬線路かと思った。
小豆蝋斎「なんという速さじゃっ!」
小豆さんはその、七福神の福禄寿みたいな長い頭(『才槌頭』っていうんだって) が重いんじゃないだろうか。中身は何?多分この作品だと、絶対何か仕込んである。

今回も鼻毛の彼 (蓑念鬼) が活躍。
アップで鼻毛が風にそよいでます。
スタッフのチェックとかあったのかな。「ここの鼻毛、もう少し柔らかくなびかせてよ。」とか。
前回より毛が短いような?
…何故私は、こんな小学生レベルのポイントでウケてるんでしょうか。

弦之助との手繋ぎごっこで照れる朧様を見ていた風船男・鵜殿丈助、「わたしらも色々と握り合いましょうぞ、のう、朱絹殿」
大人なセクハラ台詞もありますよ。

蝶を使った蛍火の攻撃シーンが美しかったです。
{/netabare}

4話 セクハラ走馬灯★ {netabare}
朧と弦之助の祝言前のモテナシパーティ開催。
伊賀と甲賀が同席だよっ!
軽快なセクハラトークに興じる、風船男の丈助。
色っぽいくノ一朱絹さんにいちいち話しを振ります。
全然意に返さない丈助のムードメーカーさ、青筋ぶちぶちギッラギラで見守る伊賀衆との、温度差が半端ない。そこまで…ってくらいの描写、おかしいよ。

酔いつぶれて朱絹に座敷牢に連れられるも大声な寝言で
「あけぎぬどのぉ〜」
…彼がいると和みますね…。
このテンポの良いしつこさは観てもらわないと伝わらない〜!

目下のものへの朧様の方言がかわいい!
このままずっと方言で喋って欲しい。

座敷牢から軽く抜け出た丈助。
朱絹との夜這い勝負がご破算になるも、ジンゴロウより伊賀甲賀の約定が破られた旨を口を割らせたところで、返り討ち。
ああー、ムードメーカーが失われた…セクハラトークが走馬灯のように…。
秘密を知ったら消される定めか…。
朧と弦之助のはにかみシーンもあり、テンポよく面白かった回。
でも今回は弦之助を覗いてイケメンが…というか、普通の顔の人がおらず、ちょっと画面が見苦しい。
{/netabare}

5話 変態バトル{netabare}
「甲賀一統、始末してくれるわ!」弦之助に内密に、敵地へ乗り込んだ伊賀6人衆による、バトル回。

例の蓑念鬼が毛髪を伸ばしてワサワサ闘っていましたが、鼻毛はそれ以上伸びないんでしょうか。鼻毛で絞められるの、嫌だねー。よりダメージが来そう。
名前の覚えられない人達の変則技が多くて忙しい。
身体を変態させる技に見慣れ過ぎて、普通の刀を武器にしているとものすごく丸腰に見えてしまう。

初登場のくノ一キャラ・お胡夷ちゃんの大雑把な雰囲気に和んだ回。
{/netabare}

6話 お胡夷サービスショット〜鼻毛責め〜★
{netabare}などと最低な見出しをつけましたが、
この回、絵が才気走っていてとても美しい。話運びも丁寧で、長く感じた。

ピチピチくノ一お胡夷ちゃんが川で水を飲む姿を、葉陰から見守る伊賀6人衆。カットの入りがものっそい怪しいです。極めつけはやっぱり鼻毛の人。何で何度でも笑えるかなあ。

しかもこの人、今まで使ってこなかった鼻毛が…伸びた…⁉使いよった…鼻毛をー‼
鼻毛?飾りですよ、タダの設定です、下らん言い掛かりは辞めて欲しいわい、みたいな顔してたくせに!?、うら若いくノ一相手なら喜び勇んで伸び伸びのばしよったーー‼
しかも倒れたお胡夷ちゃんを見下ろしてそれは満面の笑み。ハイ、変態紳士認定させていただきました。

夜叉丸と蛍火の淡い想い合いが、多くを語られずに美しく見せられて切ない。夜叉丸の最期と死後の描写も丁寧で、人の死が多い話だからこそ、こういうところ大事だな。{/netabare}

7話 お胡夷サービスショット〜爺干物〜
{netabare}アダルティー。お胡夷ちゃんが何故ピチピチなのかが判明する回。いや…爺さんたち、本望なのか…どうなのか。
あまり笑えるポイントはない。アダルティー。
松明の間接照明がムーディーよ。
お胡夷ちゃんは妹キャラなんだね。

コピー夜叉丸が蛍火と再会。蛍火はキレると怖い相手なので、ばれないかハラハラするな。偽りでもいい…このまま、お側に…なんて事にはならないんだろうか。ならなそう。{/netabare}

8話 今際の兄妹 {netabare}
痛い。簑念忌の体毛は針みたいにできるの??
お胡夷ちゃんが変態紳士に揉みしだかれて反撃しようとしたら、串刺しに…。今までで一番痛々しいよ。
しかしその後の、夜叉丸に化けた兄さんとの再会がね。
敵の前だから、顔色ひとつ変えずに、手を握るだけで。
黙って必死に、お胡夷の残留する意識を引き寄せるように、指を触れ合う姿がね。
こういう美しい切ないところがね…。

伊賀甲賀の和平の約定が破られたと聞かされ、自分と同じくらいの年端の娘が、身内によって残忍な最期を遂げているのを見てしまった朧。どう出るのかな…?{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「二人手をたずさえて、両家を縛る宿怨の鎖を断ち切ろう」

この物語の原作は未読ですが、アニメ化されていたのは知っていました。
2018年冬アニメで「バジリスク ~桜花忍法帖~」が放送される事を知り、今回の視聴に踏み切りました。

物語の舞台は慶長19年…大阪城が陥落し、豊臣家が滅亡した年でもあります。
その時、忍びである伊賀と甲賀は400年に渡り戦いを繰り広げてきたのですが、先代服部半蔵との間に交わされた「不戦の約定」と、戦乱の世が平定されたことも後押ししたのでしょう…
お互いの若者同士が婚姻することで、長きに渡った争いに終止符を打とうと話が進んでいたのです。

もちろん、400年もの間いがみ合ってきたのですから、皆が心から賛同している訳ではありません。
それでも甲賀卍谷衆の甲賀弦之介と、伊賀鍔隠れ衆の朧の仲睦まじい様子を見ていたら、時代の変化を感じずにはいられなかったのでしょう…
そうじゃなければ話は前に進まないと思うので…

ちょうどその頃、徳川家康は悩んでいました。
家康の悩みは徳川3代目将軍を誰にするかということ…
そしてその悩みを解決するために家康が選択したのは、正直人としてあるまじき非道…

甲賀を国千代派、伊賀を竹千代として忍法の二大宗家を相争わせ、それぞれの精鋭十人対十人の忍法殺戮合戦の結果、どちらか生き残ったほうにそれを賭けるという厳命を下したのです。
伊賀と甲賀は、まさに手と手を取り合おうとしている真っ最中…
でも、そんな都合を聞き入れて貰えるほど世の中は甘くなく、またそういう宿命を背負っている現実を突きつけられるのです。

そして恋仲でありお互い頭領となった立場の弦之介と朧の知らないところで物事は動き始め、気付いた時には引き返せないところまで事態は悪化していたのでした。
こうして後ろ髪を引かれながら、無益な殺し合いの物語が動いていきます。

視聴を始めて気付いたのは、伊賀も甲賀も己の血を絶やしたくないという気持ちが半端なく強いことと、そのためだったら何だってする覚悟が出来ているということです。

例え宿命でも、それを知っていたとしてもこの争いは胸が痛みました。
精鋭十人の中には、凡そ忍びではなく人としての普通の幸せを全うして欲しいと思える人も交じっているんです。
弦之介と朧は確かに恋仲…

けれど、忍びが人を慕ってはいけないという掟はないんです。
だから特定の人に特別な感情を抱くのはごく普通のこと…

そっと目で背中を追ってみたり…
離れている間にその身を案じたり…

こうしている間にも仲間が一人…そしてまた一人…
この悪循環…本気で早く終わって欲しいと願っていました。
でも負の連鎖は止まるどころか、さらに勢いを増して押し寄せてくるのです。

何でこんなことになってしまったのだろう…
少し前までは息遣いが感じられるほど傍にいられたのに…
こんな世継ぎの決め方は絶対に間違っているというのに…
壮絶な結末が視聴者を待っています。
守りたいという気持ちが強くなるほど、抉られた傷は広がっていくばかり…
でも気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、陰陽座さんの「甲賀忍法帖」
エンディングテーマは、奈々様の「ヒメムラサキ」と「WILD EYES」

2クール全24話の物語でした。
大切な仲間を失うという事は身を切られるくらい辛いということを思い知らされる作品です。
物語のラストも決してハッピーエンドとは言えなかったと思います。
そもそも伊賀と甲賀が争う時点でハッピーエンドは望めなかったのかもしれませんが…
でも完走して一つ分かったのは、「バジリスク ~桜花忍法帖~」はこの作品のファンの方には必須だったということ…
どの様に物語を紡いでいくのか…今度はリアルタイムで視聴しながらこの顛末を見届けたいと思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 12

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

悲劇の源流

原作はマンガという事になっているが、ある年齢以上の視聴者には、マンガの原作である山田風太郎の小説の方が親しみがあるかもしれない。

原作小説の熱烈な愛読者であるというバンドが担当したOP主題歌は、『甲賀忍法帖』というそのまんまのタイトル通り、軽快な楽曲の中に物語の主題まで歌詞として取り入れた、TVアニメ「主題歌」のお手本とも言えそうな傑作で、アニソン・プロパーではないジャンル違いのバンドの製作した楽曲とは信じがたいほどだ。

傑作主題歌を触発したのが原作小説であるように、本作のストーリー上の面白さやキャラクターの性格的魅力のほとんど全ては原作小説に由来するもので、山田風太郎の力による。

忍法合戦をビジュアルで見せる魅力は確かにあるのだが、ビジュアルによって魅力を増しているというよりも、山田風太郎の創出した面白さの「足を引っ張ってはいない」と評する方が妥当に思える。
そうはいっても、映像表現や声優の演技に抜かりがあれば、たちまち興を削がれて面白さが目減りするわけで、「足を引っ張っていない」という評は、決してアニメ製作者を貶めるものではないだろう。
面白さの由来が何であれ、視聴して楽しめることには違いがない。

ただ、ビジュアル効果を最大化しようとする意図の為とは思うが、物語の発端から終幕まで約10日間近く、夜空にかかる月がずっと満月のままなのはいただけない。
見ないふりをするのに少なからず努力が必要だった。

いささか意外だったのは、現代的なビジュアルを与えられたメインキャラが、モブの時代劇的な侍たちの間に混じってもそれほど違和感が生じなかったことで、これは映像化のもう一つの要素、声の芝居の効果であるようだ。
面白いことに、セリフ回しの影響だろうか、声優の演技が現代的ビジュアルにもかかわらず時代劇に寄っているようで、ちょうど顔出しの役者が現代劇と時代劇で芝居を変えるような印象があった。


本作の、殺し合いに至る恋人同士は、原作小説内ではっきりロミオとジュリエットをモチーフとしていると明示されている。
この悲恋物語に異形の忍者同士の絶滅戦を重ねた物語は、世に出てから半世紀以上が過ぎた。
最後に、原作小説がどのような時代を背景として登場したのか、少し記してみたい。


このころ、まだ高度経済成長は訪れてはいない。
が、高度成長を準備するように、社会が高度成長的価値観のもとに再編、再構造化されてゆく途上にあり、再編から取り残された土着的、伝統的、情念的なものは周辺に追いやられ消去されようとしていた。
周辺的なものが再編の中心的価値観へのカウンターとして注目され、対抗するシンボルとして一般化するのは70年代以降のことで、当時は、単に無価値であると打ち捨てられる、高度成長的な価値観にほぼ一元化されていた。

一元的な価値観は一種の踏み絵でもあった。この価値観に同じないという事は社会そのものから排除されることをも意味し、再構造化の歯車として組み込まれることを拒絶することは社会内での生存の不可能と同義だった。
人間を顔見知り同士の共同体から引きはがして経済機構の歯車化することでやがて高度成長は実現されるが、人間の歯車化が人間性の抑圧として、絶対悪として広く常識化されるのは、やはり70年代以降の事だ。
この当時はまだ、「悪い」ことだと問題化する視線は全的な共感を得られてはいない。


権力者の「君命」によって駆動される悲恋と異形の忍者の物語は、このような背景から立ち現われてきた。
これから視聴する人に、なにかの参考になればいいなと思う。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

85.9 13 必殺技アニメランキング13位
ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1018)
5262人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

次シーズンを待つ

1話~13話がビギニング編。14話~20話がライジング編。21話~24話がユナイティング編。

キリトがあんまり俺つええしてなかった。いつも最強だったら飽きちゃうからね。{netabare}勝手が分かりにくいゲームに勝手にぶち込まれているからっていうのもあるのか?というよりも相手がアドミニストレータだからか。とは言え、やっぱり、キリトは二刀流に走るんだなあ。で、お互いに腕もげる。逃げようとしたアドミニストレータに対して、元老院?のピエロみたいな人がまさかの凌辱プレイ的なことしだす。最後は爆発。あっけない。{/netabare}

アスナの代わりにユージオがパートナー。{netabare}まさか剣になるとは思わなかった。{/netabare}題名的にアリスをパートナーにするかと思ってた。{netabare}記憶を消され、最高司祭アドミニストレータに仕えていたけど、キリトの言葉で目覚め、キリトのパートナーぽくはなってた。眼帯姿も可愛い。{/netabare}

{netabare}蜘蛛さんが死んじゃったの切なかった。{/netabare}

坂本真綾がアドミニストレータ役としてはまってた。

まだまだ、やり残しがあるようなので、気になる。最初のほうに襲ってきた奴に関することもまだ残っている。{netabare}ユージオが死んでしまって悲しむのも束の間で、現実世界ではキリトをゲームに送り込む装置を搭載した船が襲撃されちゃう。アドミニストレータ倒したけど、さらなる敵が待ってる。{/netabare}

OP
ADAMAS LiSA
RESISTER ASCA
ED
アイリス 藍井エイル
forget-me-not ReoNa
挿入歌
虹の彼方に ReoNa
まずは欠かせない2人が歌ってくれて感謝。2クール目ではOP映像に途中変化ありでも、最後のキリトとユージオのグータッチとかハイタッチは変わらず。ASCAはどこにそんなパワーがあるの?と思わされる力強い歌声。


第1話 アンダーワールド
《ルーリッドの村》で育った少年・キリトは、幼馴染のユージオとともに巨大な黒樹・ギガスシダーを倒すという天職を背負っていた。今日も巨木を倒すべく斧を振るっていると、幼馴染のアリスが手作りのパイを差し入れにやってくる。昼食のさなか、3人はおとぎ話にでてきた《果ての山脈》の洞窟へと遠出することを決める。世界の掟である禁忌目録に違反しないか不安がるユージオに、キリトとアリスは大丈夫だと口々に言い、出発の日を迎える。

第2話 悪魔の樹
絶命の危機にあるキリトが目を覚ますと、そこはファンタジーゲームを彷彿とさせる謎の世界の中だった。記憶が曖昧なままログアウトを試すも、現実世界に戻ることはできない。キリトが途方に暮れながら散策していると、やがて巨大な樹の下にたどり着く。そこで一人の少年と出会う。その少年の名は、ユージオといった。キリトはこの世界について話を聞き出そうとするが、ログアウトの方法はわからない。そしてユージオは、かつて自分の幼馴染だったアリスという少女のことについて語りはじめる。

第3話 果ての山脈
《アンダーワールド》人界の中心・央都へ旅立つことを決めたキリト。そのためにはユージオの協力が必要で、彼を天職から解放するためにギガスシダーを倒そうと決意する。交代で斧を振るうキリトとユージオだが、そのさなか、ユージオはかつて北の洞窟で見つけたという青薔薇の剣をキリトに差し出す。この剣なら、ギガスシダーを倒せるかもしれないと考えるキリトだが……。一方、アリスの妹・セルカは、アリスが公理教会に連れ去られて以来笑わなくなってしまったユージオを心配しており、そんな胸の内をキリトへと明かす。

第4話 旅立ち
セルカが《果ての山脈》へひとりで向かったに違いないと考えたキリトとユージオは、彼女のあとを追う。だが洞窟の中で《ダークテリトリー》からやってきたと思しきゴブリンに遭遇、戦うことになる。キリトは剣を構えゴブリンたちと渡り合うが、ユージオは初めて見る《闇の存在》に身体が硬直し、立ちすくむ。果敢に戦うキリト。だがゴブリンの反撃が、彼に仮想世界では想像できない激痛を生み出し、恐怖で起き上がれなくなってしまう。窮地のキリトに、続けざまにゴブリンの刃が振り下ろされたそのとき……。

第5話 オーシャン・タートル
《アンダーワールド》内で央都を目指すキリト。一方、現実世界での桐ケ谷和人は依然意識不明の状態にあった。菊岡の申し出によって設備の整った病院へ転院するも、明日奈と直葉が和人の見舞いに行くと、回復するまでは面会謝絶だと言い渡されてしまう。不審に思った明日奈たちは、和人のアルバイト先であり、《ソウル・トランスレーター》の研究をしている《ラース》に彼がいるのではないかと予測する。明日奈たちは手分けしてラースの調査を始めるが、しかし和人の行方にたどりつくことはできず……。

第6話 アリシゼーション計画
《ラース》の研究施設である《オーシャン・タートル》へと潜入した明日奈は、和人の安否について菊岡を厳しく問い詰める。菊岡は観念したように、和人がこの《オーシャン・タートル》内の《ソウル・トランスレーター》で治療していることを明かす。一安心する明日奈だったが、明日奈と共に潜入した凛子は、何故自分を《オーシャン・タートル》に招いたのかと菊岡に疑問をぶつける。そして、菊岡が語りだした《ソウル・トランスレーター》の開発には、想像を絶するほどの壮大な目的があった。

第7話 剣の学び舎
キリトとユージオが《ルーリッドの村》を出て2年の月日が経っていた。央都セントリアへとたどり着いた二人は、目的であった《北セントリア帝立修剣学院》の入学を果たしていた。修剣士として腕を磨き、整合騎士になり、そしてアリスの行方を捜すべく、修練の日々を送っていた。キリトは学院次席のソルティリーナの《傍付き》として仕えていたが、彼女は稽古を重ねるなかでキリトには隠された本当の強さがあることを見抜いていた。ソルティリーナに頼まれたキリトは、彼女に自分が持っている全てを見せると約束する。

第8話 剣士の矜持
学院の主席であるウォロ・リーバンテインと実剣による手合わせをすることになったキリト。観衆たちの好奇の目にさらされるなか、ソルティリーナからの激励を受けて、キリトとウォロの立ち合いが開始された。ウォロは開始早々から秘奥義の構えを取り……それを見たキリトは、縦斬り四連撃バーチカル・スクエアで対抗する。2人の力は相応に思えたが、ウォロが背負うリーバンテイン家の祖先の戦士たちの《イメージ力》が強い剣圧となってキリトを凌駕する。

第9話 貴族の責務
キリトとともに《上級修剣士》となったユージオだが、自分が強くなるためには剣にどんな《想い》を込めればいいのかわからず、日々悩んでいた。そんなとき、日ごろからあまりいい印象を抱いていない学院の主席ライオスと、次席のウンベールに絡まれたユージオは、2人の強さを確かめようとウンベールからの立ち合いの申し込みを受けることにする。剣を交わす二人。はじめはユージオが優勢だったものの、ウンベールの剣に込められた《巨大な自尊心》の力の前に、次第に押されていき……。

第10話 禁忌目録
キリトとユージオの《傍付き》であるロニエとティーゼの帰りが遅い。2人を捜そうと部屋の窓から外に飛び出すキリト。それと入れ違いでユージオの元にやってきたフレニーカは、自分がウンベールにされた屈辱的な行為と、その行為についてウンベールたちに抗議に行ったティーゼとロニエがいまだに戻らないことを打ち明ける。嫌な予感に駆られたユージオは、急いでウンベールの部屋へと向かうが、そこでは最悪の事態が今まさに始まろうとしていた。

第11話 セントラル・カセドラル
《禁忌目録》に違反し罪人となったキリトとユージオの前に現れたのは、整合騎士のひとりであるアリス・シンセンス・サーティ。彼女は間違いなく、かつて処罰された幼馴染の少女、アリス・ツーベルクであるはずなのだが、キリトとユージオと暮らした時のことは記憶になく、まるで別人のようだった。困惑するキリトとユージオだが、2人は重罪人として《セントラル・カセドラル》の地下牢へと投獄されてしまう。一方、現実世界の《オーシャン・タートル》では、治療を受ける和人を見守る明日奈の前に一台の奇妙なロボットが現れる。

第12話 図書室の賢者
キリトとユージオは、地下牢の脱獄に成功するも、アリスの命令により待ち伏せていたエルドリエ・シンセシス・サーティワンに行く手を阻まれる。戦闘状態になる三人。キリトとユージオは先へ進むため、キリトがエルドリエの操る鞭を防ぎ、その間にユージオが撃ち込むという作戦でエルドリエに挑む。しかし、エルドリエの氷の鞭は蛇のようにうごめき、そして分裂して襲い掛かってくる。難敵に苦戦するキリトとユージオ。だが、ふとユージオは、エルドリエの顔に見覚えがあることに気づく。

第13話 支配者と調停者
《セントラル・カセドラル》の大図書室に隠遁する少女カーディナルに助けられたキリトとユージオ。彼女の正体は仮想世界《アンダーワールド》の秩序の維持を司る自律型プログラムだった。アドミニストレータの過去をはじめ、《公理教会》や《禁忌目録》の成り立ちをキリトに語り始めるカーディナル。驚きを隠せないキリトだが、更なる事実--《アンダーワールド》に迫る恐るべき危機を聞かされる。

第14話 紅蓮の騎士
カーディナルから世界の命運を託され、キリトとユージオは、《セントラル・カセドラル》の最上階を目指す。中途では武具保管庫に置かれた膨大な武器の中から奪われた愛剣を無事に見つけた2人だが、そこに整合騎士デュソルバート・シンセシス・セブンの弓矢が襲い掛かる。彼の操る神器《熾焔弓》から放たれる無数の矢を辛くも弾き切った2人だが、矢を使い切ったはずのデュソルバートの弓にとある変化が起きる。

第15話 烈日の騎士
キリトとユージオが《セントラル・カセドラル》を上り続けていると、リネル、フィゼルと名乗る2人の少女と出会う。なぜ子どもが? といぶかしむキリトとユージオは、とっさの隙をつかれ、整合騎士という素性を隠していたリネルとフィゼルの毒剣による麻痺攻撃を受けてしまう。身動きできないキリトとユージオが連れられた先には、整合騎士副騎士長ファナティオ・シンセシス・ツーが待ち構えていた。

第16話 金木犀の騎士
キリトは満身創痍の中、《武装完全支配術》をどうにか発動し、整合騎士ファナティオとの戦いは決着を迎える。再び《セントラル・カセドラル》の最上階を目指すキリトとユージオは、奇妙な昇降機の前にたどり着く。《昇降係》の少女の案内によって80階《雲上庭園》まで足を踏み入れた2人の前に現れたのは、ユージオが追い求める少女であり、神器《金木犀の剣》を持つ整合騎士アリス・シンセシス・サーティだった。

第17話 休戦協定
《雲上庭園》でキリトの剣とアリスの剣の《武装完全支配術》がぶつかり合った結果、破壊不可能であるはずの《セントラル・カセドラル》の壁が砕け、キリトとアリスは外へと放り出されてしまう。直後、キリトは外壁の隙間に剣を突き立て、落下するアリスも救ってみせる。しかし敵同士の二人は、絶体絶命の状況下でもお互いの信念をぶつけ合う。やがてキリトは、塔の内部に戻るまでの休戦をアリスに提案する。

第18話 伝説の英雄
ユージオは《セントラル・カセドラル》の90階にたどり着く。そこは熱い湯気が沸き立つ大浴場だった。困惑するユージオは、湯の中で長旅の疲れを癒している整合騎士ベルクーリ・シンセシス・ワンと邂逅する。落ち着いた佇まいながらも底知れぬ迫力を持つベルクーリに圧倒されながらも、単身戦いを挑むユージオ。一方、キリトとアリスは《セントラル・カセドラル》の壁を上り続けていた。

第18.5 話 リコレクション
天界から召喚されたはずの自分に妹がいる--。セルカという名前を耳にし、動揺する整合騎士アリス。そして、キリトは覚悟を決めた。彼女の奪われた記憶を取り戻すと。アリス・シンセシス・サーティがアリス・ツーベルクであったことを思い出させるため、そして彼女が整合騎士となった本当の理由を伝えるため、キリトはユージオと共に歩んだこれまでの旅路を語り始める。ただの村人だったユージオが、キリトとの出会いを機に幼馴染のアリスを救いたいと願ったこと。二人で騎士を目指して央都へと旅立ったこと。やがてその旅路は知らず知らずのうちに、この仮想世界《アンダーワールド》に隠された真実へと近づいていったことを……。要するに総集編。

第19話 右目の封印
キリトがふとした会話の中で口にしたセルカという名前。それを聞いたアリスの様子が一変する。その様子を見たキリトは、整合騎士の真実を彼女に告げる。しかし、キリトから語られる言葉を受け入れることができないアリスは激しく動揺する。そのころ、ベルクーリとの死闘の最中に意識を失ったユージオは、元老長・チュデルキンの手によって最上階へと連行されていた。そこでユージオを待っていたのは……。

第20話 シンセサイズ
右目の封印を打ち破ったアリスと共に90階の大浴場にたどり着いたキリト。そこには、チュデルキンの手によって石化された整合騎士長・ベルクーリの姿が--。アリスは師の悲惨なさまに涙するが、意識を取り戻したベルクーリは朦朧とした中で力を振り絞り、2人にユージオの行方を告げる。それを聞いたキリトは捨て置かれた青薔薇の剣を背負い、チュデルキンの後を追う。そして向かった先の元老院で、キリトは驚くべきものを目にする。

第21話 三十二番目の騎士
キリトとアリスの前に立ちふさがったのは、《シンセサイズの秘儀》を受け入れ整合騎士となったユージオだった。動揺するキリトだが、アリスの叱咤を受けてどうにか彼と全力で戦うことを決意する。互いにアインクラッド流の剣技を繰り出しながら、キリトとユージオの斬り合いは激化していく。戦いの中でも、キリトはユージオに懸命に語り掛けるが……。

第22話 剣の巨人
《セントラル・カセドラル》の最上階。キリトとユージオとアリスは、ついにアドミニストレータの許へたどり着く。しかし、神聖術によって巨大なピエロへと姿を変貌させたチュデルキンが三人に襲い掛かる。アリスは《金木犀の剣》でチュデルキンの放つ炎を防ぎ、その隙にキリトとユージオは連携し斬りかかる。そんな様子を、アドミニストレータはつぶさに観察しながら、キリトたちに問いかける。

第23話 アドミニストレータ
数百年にも及ぶ因縁の相手・アドミニストレータと決着をつけるべく《セントラル・カセドラル》の最上階に現れたカーディナル。秩序の維持を司るプログラムである彼女の本懐、アドミニストレータの抹消を果たさんと動き出すが、倒したはずのソードゴーレムが起き上がり行く手を阻む。そしてアドミニストレータの言葉を聞いたカーディナルは、ソードゴーレムに隠された真実に気付き激昂する。

第24話 ぼくの英雄
カーディナル、ユージオ、そしてアリスの想いを身のうちに宿し、キリトは再び立ち上がる。《人界》最強の存在であるアドミニストレータを倒すため、キリトが心意で強くイメージしたのは、かつて《SAO》を攻略したトッププレイヤーである《黒の剣士》の姿だった。この世界で出会ったすべての人の想いを胸に、二本の剣を携えたキリトはアドミニストレータとの一騎打ちに挑む。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

良質なアニメ化作品……ですが、映像作品ならではの表現をもう少し望みたいです。

原作小説はライトノベル版本編を18巻まで購読。

アリシゼーション編は正直、アニメ化、大変だろうな……と思っていたので、
分割4クールでたっぷり枠をとって、映像化してくれていることは嬉しいことで、
この秋から始まる後半戦も楽しみな作品です。

ただ、いざアニメ化が実現して満足してしまうと、
さらに高望みしたくなるのが視聴者の性と言う物でして(苦笑)


私の場合はテーマを伝達するための映像を
もっと活用して欲しいという要望がまず残りました。

原作ラノベ版既読組の私にとっても、
“フラクトライト”などの仮想世界における魂創造に関する基本設定については、
イメージしきれていない部分も多々あって、
アニメ化によって、設定理解を深めるための映像素材などが、
多数、提供される物と秘かに期待してました。

なので、設定説明に関わる会話シーンで、イメージ画像も交えずに、
会話をそのまま喋らせるだけで終わる場面が続いたのには、
プレゼンはプリント棒読みだけじゃなくて、
スライドやパワーポイントも使ってやって下さいよ~。
といった感じで悪い意味で驚かされました。

これ……原作未読組に、現実世界と仮想世界の境界の希薄化、
仮想世界の魂が現実(リアル)の人間に追い付いていく、
といった作品テーマがちゃんと伝わっているのでしょうか?
とチョット心配になります。


シナリオ構成についても、特に、2クール目以降、塔で連戦が続く辺りが、
テーマ理解が追い付いていない視聴者にとっては難所になるかも?
と私は懸念していました。

これもテーマがある程度掴めていれば、連戦が長引く中でも、例えば、
{netabare} 人間が創造した仮想世界の住民が、騎士の矜持やらを語り出す。
ボトムアップ型AIが人に匹敵する、凄い瞬間を目撃している。{/netabare}
といった感じでテーマの深化に手応えも感じながらの視聴になると思うのですが……。

ここは、仮想世界内部での戦いを描く一方で、
適宜、“外部”の現実世界での出来事や襲いかかる陰謀も、
前倒して同時平行して描くことで、
アスナの出番を渇望するファンもなだめつつ、
外部からの俯瞰によるテーマ整理も交えながら視聴者に伝達していく、
と言うラノベ版とは異なる構成も一手なのかな?とも感じながら私は視聴していました。

ただ……これだと、仮想世界への没入度が低下して、
キリトがユージオら仮想世界の住民に入れ込む、
現実世界の常識から見れば酔狂な主人公感情への
共感度も低下する恐れがあるんですよね……。
う~む、難しい。


こうした観点から見て、先日、放送された前半戦総集編「リフレクション」は、
外部の現実世界のアスナ視点も交えて作品内容を補完、再整理するなど、
かなり有用な特番だったと思うのでオススメです。

これくらい内容がある説明を本編のアバンや
17話の振り返り回とかでやっておけば良かったのに……。


私が基本設定のイメージ表現不足に不満を抱く一方、
作品テーマや、仮想世界AIの覚醒を目論む“プロジェクト・アリシゼーション”
が提示するテーゼに対するアンチテーゼについては、
キチガイ揃いの敵やボス役の狂気に託して存分に映像化することで、
気持ち悪いくらいwよく体現できていたと好感します。

1クール目は……{netabare}上級変態貴族ライオス&ウンベールの
蛮行&自我崩壊によって表現してきました。
AIの意志の力を重視したバロメーター補正により
限界突破と自我覚醒を促すプロジェクトの狙いに対して、
AIにだって悪意は生じる。“創造主”(=開発者)はAIの聖性を過大評価している。
といった感じで天に唾を吐くのに十分な気色悪さでしたw{/netabare}

2クール目は……{netabare}≪公理教会≫の≪最高司祭≫アドミニストレータが
システムの隙間を付いてテーマを茶化してきました。

“創造主”(=開発者)は“最終負荷実験”(=≪アンダーワールド大戦≫)により、
AIの自我覚醒という目標達成を加速しようとしているようですが、
最終戦争と言う“負荷”に対抗し得るのは、AIの豊潤な人間性などではなく、
むしろ人間性を放棄したAIによる、剥き出しの本能であり、
個性を滅した機械兵器同然の合理性への奉仕であろう。

そう言わんばかりに、アドミニストレータにより剣と化したAIたちの合一により生まれた
≪ソードゴーレム≫の異形は、まさに“創造主”の意志に対する叛逆の象徴でしょう。

もっとも……私は、作品テーマを吟味しつつ、横目で本能の赴くままに、
アドミニストレータさんのフルヌードを追い掛けるあまり、
顔面がチュデルキンと化していましたがw{/netabare}


今週から再開する物語でも、仮想世界やそれを利用しようとする現実世界の良心を
過信するなと諫めるような、グロテスクな悪意が提示されていくと思われますが、
案外、本作については、テーマを理解しようと眉間に皺を寄せるより、
悪役が体現する反論の逆をイメージした方が、
上手く作品と折り合えるのかもしれません。



以下、視聴前のコメント

【期待】仮想世界に魂を発生させる試み

長いので折りたたみw

{netabare}2期から劇場版を挟んで4年近くの歳月を経て、
今秋映像化される3期「アリシゼーション編」

アニメ化に際しては、そのスケールの大きさ等、様々な困難性が想起されます。
その中でも特に難儀しそうなのが、
仮想現実が現実世界に肉薄する中、示されるシステムを越えた意志の可能性。
シリーズ通じたテーマを集大成するために、
練り上げられたSF要素の視聴者との共有でしょうか。

以下、ごくごく基本的な設定だけをかいつまんでみると……


・人間の記憶や魂を司る領域を、脳細胞の微少管構造内の、≪量子場≫に想定。

・その脳細胞構造内に存在する光子の集合体を≪フラクトライト≫と命名。
≪フラクトライト≫を基本とした脳細胞ネットワークは人間の精神を構築する。

・今回の仮想世界へのフルダイブマシンである≪ソウル・トランスレーター≫(STL)は
≪フラクトライト≫へ直接、情報や記憶の書き込み、コピー、転送する機能を有している。

・脳細胞内の≪フラクトライト≫への直接インストールにより体験する仮想世界は、
脳の認識レベルにおいて、現実世界と変わらない。

・今回の仮想世界で暮らす住人。ノンプレイヤーキャラクター(NPC)は、
≪人工フラクトライト≫から発生させられ、
脳細胞ネットワーク構築の段階から叩き上げられた
“ボトムアップ型”の人工知能(AI)である。

・即ち、今回のNPCは魂の成り立ちのレベルから、人間と同一である。


……私も理解してるようなしていないようなw怪しいもんですが(苦笑)
本作ではこの“土台”の上に、さらにAI研究や時間加速シミュレーター等の要素や、
それらを活用した各陣営の駆け引きやら、
一新された剣と魔法の中二病バトルスキルやらが乗っかって来るわけです。

説明するだけなら、通算100ページは下らないと思われる設定解説会話シーンを、
懸命に羅列すれば良いのでしょうが、
視聴者にイメージとして体験させ、エンタメとして昇華させるまでとなると、
スタッフも相当骨が折れそうです。


件の現実同等の仮想世界と言うのも、
じゃあ、今までのシリーズで描かれて来た仮想ゲーム世界とは結局どう違うの?
という疑問をアニメーションで実感させ振り払う為には、
単に作画兵力を大量投入してリアリティを追求するだけではダメで、
演出力も重要になると思われます。

一番、手っ取り早い方法は痛覚レベルの再現でしょうか?
これまで登場したVRゲームでは娯楽として成立させるため、
痛覚レベルは数分の一に制限されていましたが、
今回の仮想世界は等倍。

先に放送されていた『GGO』では、あれ?脚が取れちゃった♪
でも手足の一本や二本、回復薬刺しとけば、そのうち生えてくるだろう♪
くらいのノリでいけましたがw今回の仮想世界はそういう訳にはいきません。
人間、ちょっと手足に深手を負っただけで痛すぎて動けなくなる。
この辺りから思い知らせていくのが妥当な線かと思われます。

シナリオ面でも、痛覚の壁を突破してでも守り抜く!といった要素も重要になるはずで、
こうした点でも本作は、視聴に意外とグロ耐性が必要なアニメになるのかもしれません。


キャスト面では、私は今回も悪役への期待に胸を膨らませていますw
これまでもイカれた悪役を務める声優さんの熱演により、
何度も茶番転落の危機を救われて来た印象の本シリーズ。
個人的には本作では特に{netabare} ライオス&ウンベールの上級変態貴族ぶりと、
元老長・チュデルキンの内外両面でキモイ言動。{/netabare}
これらをどなたが、どんな風に頭のネジを外して怪演してくれるのか?
ある意味、物語を盛り上げる鍵になると信じていますw


本作がラノベ原作シリーズとしてお手軽にキャラを消化されて終るのか。
それとも広義のSFとして多くの視聴者とテーマを共有して、
心に爪痕を残すことができるのか。

監督変更して迎える3期。シリーズ初の1時間SPで開幕する第一話。
基本設定の伝達も含め、まずは滑り出しがとても重要になると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 40
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

勧誠懲ゲスを主張する作品

世界観:8
ストーリー:6
リアリティ:6
キャラクター:7
情感:6
合計:33

<あらすじ>
《ルーリッドの村》で育った少年・キリトは、幼馴染のユージオとともに巨大な黒樹・ギガスシダーを倒すという天職を背負っていた。今日も巨木を倒すべく斧を振るっていると、幼馴染のアリスが手作りのパイを差し入れにやってくる。昼食のさなか、3人はおとぎ話にでてきた《果ての山脈》の洞窟へと遠出することを決める。世界の掟である禁忌目録に違反しないか不安がるユージオに、キリトとアリスは大丈夫だと口々に言い、出発の日を迎える。
(公式サイトより)

SAOは原作勢によればアリシゼーション編の評価が高い(原作はファントムバレット編まで既読)ようでしたので、制作が決まって嬉しかったのですが、アリシゼーション編は長編のため2クールでは到底収まりきらず、3クールでもきついと言われていて不安もありました。しかし、4クールの1年間と発表され、美しいPVを見て、安堵とともに期待も高まったところです。

通常は全て視聴してからレビューを書くのですが、1年ともなると最後にまとめて書くのは大変で、気づきも忘れてしまうと思いますので、タイミングをみつつ更新していくこととします。

<1話>
初回は1時間スペシャルでした。冒頭から半分までは幼少時代のキリト{netabare}と、その友人であるアリス、ユージオが、氷を求めて洞窟に入って、禁忌目録で禁じられている山の向こう側(暗黒界=ダークテリトリー)に出て、アリスが転んだ拍子にあちら側の地面(紫色)に触れてしまい、その後、整合騎士に連れ去られるまで{/netabare}のファンタジー世界の物語。

{netabare}アリスの金髪が輪郭も薄い色で、少し変わった雰囲気を醸し出しています。洞窟内ではいつモンスターが出てくるのかわからない演出がなされ、氷に囲まれた部屋、死んだ竜、剣、財宝など冒険心をくすぐられます。{/netabare}

後半はGGOから現実世界へ、エギルのお店で前半部の説明がなされます。
新しいフルダイブ機であるソウル・トランスレーター(STL)は、フラクトライト(人間の脳神経細胞内の、その骨格たるマイクロチューブルという管に存在する光量子=人間の心=魂)を読み取ったり、短期的な記憶(ニーモニック・ヴィジュアルデータ)を書き込み体感させることができる。ダイブ中の記憶は現実世界に持ってこれないが、数分間で長時間の仮想世界を体感する機能(フラクトライト・アクセラレーション=FLA)はあり、リアルな夢のようなもの、と、こんなところでしたか。

SAOの面白さは今後拡大・発展していくであろう仮想現実、それに影響を受ける世界のことを考えさせてくれる点にもあります。人間の心のありかがわかれば、それを基に心を作ることが理論上は可能というのも理解できますし。

さらに、{netabare}ファントムバレット編以後のシノンの周辺のこと、サトライザーという強敵がいるということで次回のGGOのBOB大会でチームを組む話、キリトからアスナへの告白、元ラフコフメンバーからの襲撃など、{/netabare}メインのストーリーを進ませつつ他の要素も盛り込んでいて色々と今後が楽しみになる1話だったと思います。

作画は劇場版かと思うくらい力が入っていましたし、ラストに流れたOPも良い感触でした。

SAOは合わない方も多いようですし、自分もアニメ全般を楽しめる人間ではないですが、SAOは幸いにもこれまでかなり楽しめているので、これから1年、少年の心をワクワクさせ、大人の目でツッコミを入れながら視聴していきたいと思います。

※評価は3話終了後、暫定で更新していきます
※原作では9巻の187ページまでを1話(45分程度)で進行(やはりアニメは楽だなぁと)

<2話>
2話も含めて既に3回見ていて、結構はまっています。作画(緑が多くて癒しにもなる)も音楽も良いのでついつい流している状態^^ ひと昔前のアニメとはレベルが違うなと感じます。

それから、TVが見れない所では、OPのLiSAさんの「ADAMAS」はYoutubeのドラムカバー※を視聴したりですね。
※Drumstickさんのとか

ストーリーも、{netabare}青年になったキリトが1話のファンタジー世界に、現実世界の記憶を持ちながら転移したところからスタート。

ユージオお前も覚えていないのか! とか、少しやきもきさせられたり、ソードスキルが使えて、剣士らしく木を一閃したシーンはSAOらしい爽快さが垣間見えたり。

今後の展開が楽しみです。まだ、大きなツッコミポイントはないです。強いて言えば、1話で傘がありながら易々と射程の短い注射器にやられてしまったところでしょうか。{/netabare}

<3~5話>
長丁場なのでポイントのみ。
4話は、{netabare}ゴブリン戦で痛覚がある(左腕が、手まで流血)というピンチのはずが、その後血がなくなり、痛みがどこにいったのかという剣技をしていたところ、セルカの神聖術で容易にユージオが復活したところ、ギガスシダーを切り倒してしまったところにSAOの悪い面のご都合展開を感じたのでマイナスにしました。
一方、5話で現実世界に戻る展開の仕方は良かったです。
{/netabare}

<12話まででの追記>
ここまでで衝撃的な回がありました。
改めて、SAOの悪役はとことん下衆だなと思わされたところですが、ここまでくると、SAOシリーズの物語作りにおける作者の意図があるように思えてきました。

SAOはわかりやすい勧善懲悪ものの側面があると思われますが、{netabare}リーバンテインなど{/netabare}悪とまで言えないキャラもいるので、誠実か不誠実かという観点のほうが適当のように思います。文字にすると、「勧誠懲ゲス」?(笑)

SAOの魅力は「誠」のほうにもあって、ここに青臭さや嘘臭さといった抵抗感を受けずに視聴できる純真さと、士道や正義への共感力の高い方に響くのではないかと思います。

{netabare}キリトが花を育ててプレゼントしたエピソードや、リーナ先輩とのやり取り、ノーブレスオブリージュのくだりを見て、改めてSAOの魅力を感じまして(こういうシーンに「A Tender Feeling」なんかがかかると最高です)、魅力のベクトルに気づかされました。

SF的な視点(自立型AIの兵器利用)、ソードスキルが使えるところ、カーディナルとの出会い、仮想世界の神のような存在となったクィネラ(アドミニストレーター)の登場{/netabare}など、まだまだ見どころが沢山ありますね。

<2019.4.2追記>
本作は24話終了で2クールを終え、後半は10月からの始動となりました。
1クールの途中まではゆったりなテンポながら、内容のあるストーリーとなっていて楽しめましたが、{netabare}塔を登るあたりから何階にボス(整合騎士)がいて、それを倒して上に登る繰り返し。やや単調になり、2クール目は評価を下げる一方となってしまいました。

ゲームが土台となっている作品ですが、ピンチらしいピンチもなく、整合騎士に勝っていく一本道では盛り上がりに欠けます。

しかしながら、最終話で二刀流が見られ(23話でユージオが剣になった時に見られなかったストレスが解放w)、最後にはアスナがアンダーワールドに登場というクリフハンガーで、楽しめました(現実世界では銃撃戦が起きていて、普通なら助からなさそうですが、まあ大丈夫なんでしょう)。

ゲスvs誠実という対比構造について書いていましたが、2クール目にはアドミニストレータとチュデルキンがその役割を見事に演じきっており、そういう面でも満足できたかなと。{/netabare}

後半2クールを楽しみにしています。

<2022.8追記>
ユージオの最期のシーンでうるっときましたが、それ以外に感動シーンを思い出せず、情感を6点に下げました。

(参考評価推移:3話4.1→4話4.0→6話4.1→7話4.0→8話4.1→9話4.3→11話4.2→13話4.1→14話4.0→16話3.9→18話3.8→23話3.9→24話4.1→調整4.0)
(視聴2018.10~2019.3)

投稿 : 2024/12/07
♥ : 41

80.2 14 必殺技アニメランキング14位
呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(第2期)(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (343)
1203人が棚に入れました
最強の2人 戻れない青い春 2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。 2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。 そして更に時は遡り2006年(春)—。高専時代の五条 悟と夏油 傑。 呪術師として活躍し、向かうところ敵のない2人の元に、不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届く。 依頼は2つ。天元との適合者である“星漿体(せいしょうたい)” 天内理子、その少女の「護衛」と「抹消」。 呪術界存続の為の護衛任務へと赴くことになった2人だが、そこに伏黒を名乗る“術師殺し”が“星漿体”の暗殺を狙い介入する…。 後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、道を違えた2人の過去が明かされる―。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

このまま邪道ド真ん中を驀進して欲しいです

引き続き原作未読で視聴。

【物語 4.0点】
人間と呪いの激闘、“呪い合い”を通じて、
秩序を強いる文明社会に封じられた人間の本性を丸裸にしていく。
王道というより、いっそう邪道を極めていく、自分にとっては期待通りの展開でした。

呪いこそが剥き出しな人間本来の姿であるが、曝け出し過ぎれば渋谷も文明も崩壊する。
だからと言って、呪いその他を、払って封じ過ぎた社会における人間は生ける屍同然である。
特級呪物・両面宿儺(すくな)を内包した虎杖(いたどり)悠仁は人間と呪いの間に風穴を開け得る諸刃。
最強の呪術師・五条悟は、呪いを過度に規制しようとする呪術協会の“おじいちゃん”たちには想う所が多々ある。
五条先生が管理下に置いた虎杖悠仁をどう扱うのか?どうなってしまうのか?
これは悟や虎杖がヒーロー主役ポジから世界から危険視、敵視されるヒールポジに転換する波乱もあり得る。
というより個人的には是非そうなって、さらに人間の性をぶちまけて欲しい。

こうした見通しと願望を抱いて2期視聴に挑んだ私。
結果、(※核心的ネタバレ){netabare} 五条悟は封印、両面宿儺の一時封印解放で、意図せず渋谷で虐殺を働いてしまった虎杖は、今後協会から追われる身となるのでしょうか。{/netabare}
興奮させられる幕引きでした。

全体構成は前半部「懐玉・玉折」にて、五条悟の挫折やら友との決別やらの青春時代を描写。
後半「渋谷事変」で現代の時系列に戻り、人間VS呪いの構図の転換と、傷付く仲間や自身の罪など大きなプレッシャーにさらされた虎杖悠仁の心身の変容を描く。

いずれも五条悟という最強の存在に振り回されたり、どうにかしようと食らいつく周りの悲喜交交がシナリオの軸。
作中、状況を「五条悟だから」で説明され虎杖が納得するシーンがありましたが、
私も納得し過ぎて吹き出してしまいましたw
五条先生ワイシャツも{netabare} 25万円{/netabare} で最強ですしw

「懐玉・玉折」と「渋谷事変」の間に挟まれた『劇場版 呪術廻戦0』のエピソードの重要度も上がったため、放送中再鑑賞。
正しく生きたい乙骨裕太と、正しく死にたい虎杖悠仁。
二人がどこで邂逅或いは衝突するのか?も個人的に関心事でしたが、
2期では{netabare} 乙骨が虎杖討伐を決意表明し{/netabare} 期待感を高めつつ持ち越し。
強い動機もあるので、制作が決定した3期「死滅回游」以降も当然視聴継続します。


1期Cパートのユル~い日常カット「じゅじゅさんぽ」が見られなかったのは地味に残念w
その代わり?2期次回予告の各キャラによるナレーションはユルく、しかし鋭く人生を語っているようで好きでした。

私のお気に入りはエピソード4(第28話)の釘崎野薔薇の次回予告。
{netabare} 「意外な一面って慣用句を考えた人は、人間を立体だと思ってて、
薄っぺらいって悪口を考えた人は、人間を平面だと思っていたのかなぁ?

どちらにせよ裏と表はあるんだね」{/netabare}
私も大概中身ペラペラですが、裏はちゃんとあると語ってくれたようで何か勇気付けられましたw


【作画 5.0点】
アニメーション制作・MAPPA

バトルアニメーションの最高峰。

先日BD4巻&5巻リリースに合わせて、「渋谷事変」の一部エピソードを映画館で振り返り上映する企画があって、私も行って参りました。

TVアニメで劇場版クオリティ!という褒め言葉が定番化した昨今ですが、
呪術2期の場合は劇場アニメの中においてもトップクラス。
これはアニメーターに追加ボーナスあげないと、といった感じで作画の凄まじさを再認識。
宿儺(すくな)の戯れで倒壊する渋谷のビル群とか、スクリーンで体感すると大迫力過ぎて笑いますw

本シリーズもまた呪術を通じて各人、各呪いが抑圧された“人間性”を花開かせる、
バトルで語るタイプの作品。
メカ丸の巨大メカなどは胸が踊りました。

ユニークだなと思ったのは、禪院直毘人(ぜんいん なおびと)の投射呪法を、
コンテ指示書?など剥き出しのアニメ制作現場風の背景も交えて再現したシーン。
老練1級術師の最速戦闘を支える“コマ打ちセンス”、フレームレートへのこだわりwなども伝わって来ました。
MAPPAにはアニメ制作現場においてオールリテイクを意味する『全修。』と題したオリジナルアニメ企画がありますが、そちらの方も楽しみです。

バトルだけでなく人間ドラマを演出した作画、背景美術も印象的。
私は特に夏油傑(げとうすぐる)が最悪の呪詛師へと変貌する前の、雨のカットが脳裏に焼き付いています。
“吐瀉物を処理した雑巾”のような呪霊取り込みを繰り返してきた夏油の、
人間への献身から、凡俗な大衆への不信と蔑みへと移り変わる心中の他、
(※核心的ネタバレ){netabare} 釘崎やななみん{/netabare} 離脱前の回想シーンなど、心情描写も上々でした。


【キャラ 4.5点】
若き日の五条悟と戦い土を付けたフィジカルお化け・伏黒甚爾(とうじ)。
遠い昔、悟と同様の無下限呪術を操る五条家当主と刺し違えた禪院家当主と同じ十種影法術を受け継ぐ甚爾の息子・伏黒恵。

恵は家柄も御三家の分家筋みたいな立ち位置で、
虎杖(いたどり)のサブで組み頭脳戦を仕掛けるような、
才能無き弱者ポジション(でもないですが)で意地を見せるタイプのメインキャラと思っていましたが、
2期を見て、伏黒は今後ジョーカーになり得るポテンシャルを秘めているのかもと認識が改まりました。


1期から虎杖と対峙し続けて来た宿敵・特級呪霊・真人との因縁も渋谷で頂点に。
相変わらず人間の魂をこねくり回して弄ぶ、倫理観を捨てて欲望に忠実になる呪いらしい言動で、
利他よりも自己実現の利己からくると思われる虎杖の正義感のメッキを剥がすトリガーとなる。


「渋谷事変」でカッコ良かったのが七海建人。
ななみんは最後までクールでしたが、私は特に助太刀して、後輩を痛めつけた敵をシメるななみん。
ターミネーターみたいで相手がいたたまれなくなりましたw


【声優 4.0点】
伏黒甚爾(とうじ)役に子安 武人さん。
禪院直毘人(ぜんいん なおびと)役に中田 譲治さん。
ただでさえ七海建人役に津田 健次郎さんがキャスティングされたりしている所へ、
粘度高めのキャストが追加投入され、声優陣はさらにネットリw

収録エピソードで面白いと思ったのが、
宿儺(すくな)役の諏訪部 順一さん。
原作アクションコマの詳述により「うっ!」とか「くっ!」とか、
キャスト陣にアドリブも求められたというバトルシーン。
けど、史上最凶の呪術師・宿儺は一方的に鏖殺(おうさつ)するだけなので、
ヤラれることもなく、諏訪部さんも特にアドリブの必要も無かったそうでw
アフレコでもキャラ能力格差って出る物なのだなとw

ナレーション担当・榊原 良子さん。
バトルアニメを堪能したい層からしたら、術式解説が無粋と感じる方もいるかとは思いますが、
正直、多彩な術式が乱れ飛び状況理解が追い付かない原作未読組の私にとってはナレーション解説が命綱でしたw


【音楽 4.5点】
劇伴担当は旧来の三者共作から照井 順政氏に一本化。

これによりジャンルの守備範囲が狭まることもなく、
むしろ制作スタッフとの連携も取りやすくなったのか、映像との一体感が増す方向に先鋭化。
奔放にフレーズを奏でるジャズ、現代音楽風が呪術百花繚乱を好演出。

特に、虎杖(いたどり)VS脹相(ちょうそう)戦は、
ジャンル横断、リズムの緩急も自在なバトルBGM「Resolve」を筆頭に、
渋谷駅構内の効果音も交えて、漏水が続くトイレ内での赤血操術との激闘を再現した、
音響、映像共に大好きなバトルシーンです。

かと思えば落ち着いたピアノ曲でしっかりと心情描写も下支えしてくる。
色々スタッフ変更があった2期ですが、この音楽担当一本化は上策だったと思います。



主題歌

「懐玉・玉折」
OP・キタニタツヤ「青のすみか」
ED・崎山 蒼志「燈」

「渋谷事変」
OP・King Chu「SPECIALZ」
ED・羊文学「more than words」
(以上敬称略)

個人的には「青のすみか」の爽やかさが鮮烈。
OPアニメも青々としていて。五条先生や夏油にもキラキラした青春があったんだなぁと。
「渋谷事変」OPが不穏な旋律で、出血多量だから尚更w

投稿 : 2024/12/07
♥ : 24
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

若いごじょせん→渋谷事変

あのキャラクターの声優変更は無かったね。

47話
{netabare}
渋谷事変は、虎杖虐って感じだったなぁ。

乙骨は、何だかんだで、虎杖殺さなそう。
(エヴァンゲリオンオマージュ多過ぎ)

最後のシーンは、虎杖、呪術使えるようになったでOK?
MAPPA、お疲れ様でした。
{/netabare}

46話
{netabare}
脹相、変態化する。
どうやら、虎杖の「お兄ちゃん」らしい。

虎杖って、そうすると、「受肉体」であり、人間ではない?
夏油が、「流石、宿儺の器」と言っていたから、
宿儺とも、虎杖は血縁か何か?

京都組、来ても、あまり援軍には・・・

一番オイシイシーンで、九十九由紀登場!
前々老けてないけど、老化防止の術とか使用してる?
{/netabare}

45話
{netabare}
東堂、生きていて良かったけど、
高田ちゃん(イメージ)との合体技は何なんだろう?

不義遊戯は、もう使えなくなったみたいだけど、
今後、戦力として残れるのかな?

真人の死亡は次回?
夏油(羂索)は、真人を喰らうのか、助けるのか?
{/netabare}

44話
{netabare}
精神的大ダメージを受けた虎杖の前に、
東堂登場!

登場の仕方が、主人公過ぎる・・・
(中の人的に劇場版ジャイアン)

東堂と新田以外、関西組、メカ丸に死ぬと言われているのに
渋谷に向かっているけど、間に合う???

到着しても、全滅しそう。
{/netabare}

43話
{netabare}
釘崎、漢前過ぎるけど、無謀過ぎてやはり死亡。

沙織ちゃんの現在が見れたのは良?
普通の女の子が田舎に引っ越して、釘崎に懐かれ、
お姉さん演じていたとは・・・
そして、フミという同世代の親友がいたことと、
釘崎が田舎を出る際に、いつか3人でが、死亡した釘崎の復活か、
何かに繋がる?

ヒロインではないだろうから、生き返らない気もするけど、
作者さん、キャラ殺し過ぎ・・・
渋谷事変で何人高専関係者死亡するんだろう???

特級戦犯は、ごじょせんで確定だよね!
{/netabare}

42話
{netabare}
ナナミン・・・退場かぁ・・・

虎杖 vs 真人

裏側で分身した真人が釘崎と・・・
次は、釘崎死亡?

虎杖虐が止まらない。
{/netabare}

41話
{netabare}
宿儺、強い!!からの虎杖虐

そろそろ主人公ムーブ始まる?
{/netabare}

40話
{netabare}
親子対戦開始、途中でパパ黒が、
自分の息子かもと気が付いたのか、「禪院か?」と確認入れてからの
自害でパパ黒株上昇。

宿儺 vs 漏瑚は、結果は分かっていたけど、
幸せな漏瑚の死だったなぁ。

次回、重面は死亡かな?
{/netabare}

39話
{netabare}
パパ黒、強い!
あっという間にタコを倒して、
禪院直毘人、ナナミン、真希さん、伏黒から、
強者を選んで、次回、親子対戦?

その後、漏瑚登場。
禪院直毘人、ナナミン、真希さんを瞬殺。
強いのね。

でも、次は五条悟より強い宿儺だよ。
対戦運無いなぁ。
{/netabare}

38話
{netabare}
虎杖 vs 脹相の続きかと思ったら・・・

冥冥、憂憂のAパートより、
Bパートの伏黒のファインプレーからの
真希さん、5億円課金武器からの禅院家の大渋滞END。

パパ黒の笑顔登場怖い・・・
禪院直毘人、息子登場でどうなるかな?
伏黒はクズ父見てどう反応するのか、次回、混沌としそう。
{/netabare}

37話
{netabare}
虎杖 vs 脹相

主人公、覚醒せず敗北・・・

宿儺、脹相に何かした?存在しない記憶とか。
脹相が見たものが事実だとすると、虎杖は遠い血縁とか?
{/netabare}

36話
{netabare}
冥冥の強さよりも、ナナミンの理想の上司像と強さが印象的だった回。

ナナミンの死亡フラグが立ちまくっているけど、
真人に殺される?
{/netabare}

35話
{netabare}
ザ・ファブル、HUNTER×HUNTERキルア(ごじょせん子供時)に
インスパイアのオンパレードだったなぁ。

猪野先輩、死亡しそう。

しかし、伏黒頭いいな。
虎杖の物理は規格外だし、素晴らしい爺狩りでした。
{/netabare}

34話
{netabare}
物理だけで倒していく虎杖強すぎる。
伊地知さん、死亡?、ナナミンも死亡フラグ的なセリフ言い残していたし。

しかし、世界の中心で、愛をさけぶネタを入れてくるとは、
作者さん、この世代?
{/netabare}

33話
{netabare}
ごじょせん、死亡フラグ冒頭演出からの封印。

ハナミを壁ダーンからの押し花とか圧倒的だったけど、
夏油のガワを被った何かによって封印されたけど、
アレが渋谷事変ラスボス?真人?

最後のメカ丸の遺言?あれ、ごじょせんに届けたかったやつだよね?
次回から、ほんわかシーン無さそう・・・
{/netabare}

32話
{netabare}
冥冥班、冥冥と憂憂の家族間の雇用関係とか、
どういう家族関係・・・

やっと主人公登場。
エガちゃんみたいな喋り方のバッタ瞬殺で、
虎杖の成長を感じたけど、ごじょせんの作中最強者感が、
やはり抜きんでている回でもあったかな、
{/netabare}

31話
{netabare}
乙骨、エヴァに乗れ!からの
ハマーン様の演説→ダイソンCM→禪院直毘人登場。
真希さん、同じ班で精神大丈夫か?
{/netabare}

30話
{netabare}
平和回からの不穏回へ・・・

虎杖の中学時代の同級生小沢さんが、
タッパのある女性に大変身し、偶然、虎杖を見つけ、
釘崎を捕まえ過去経緯を話相談する。

虎杖の女性は見た目ではなく、本人も気が付かない
良い点を見ているのは、釘崎、伏黒が10点満点出すのは納得。
普通にイケメン。
(釘崎も無自覚に虎杖好きそうな描写もあったけど今後に期待?)

そして、不穏回
五条(中村)「歌姫(日笠)、なんかスパイいるんだわー、
メカ丸(松岡)の調査頼むわ。後輩だろ?」

メカ丸(松岡)、真人(信長)と共演だぜ。
テンション上がるぅーからのメカ丸 vs 真人へ・・・

ピンポン、チェーンソーマンのアキ君、エヴァと諸々インスパイアされたね。
{/netabare}

29話
{netabare}
夏油傑、闇落ちルートの分岐点が、
九十九由基だったとは・・・

特級呪術師、九十九由基は、傑サイドか、
ごじょせんサイドか、はたまた中立か?

キーキャラクターだったりする?
{/netabare}

28話
{netabare}
ごじょせん覚醒回?
最強がさらに最強化。

パパ黒、ごじょせんに負けて、
子供の権利差し出すのね・・・

Cパートが、新世紀エヴァンゲリオンぽかったな。
{/netabare}

27話
{netabare}
ごじょせん、まさかのパパ黒に敗北とは・・・
天内は、パパ黒のヘッドショットで即死?

夏油は、どこで、ごじょせんと袂を分かつのかな?

パパ黒、真希さんんと同じくフィジカルギフテッドだったとは!
{/netabare}

26話
{netabare}
パパ黒、子安さんだけど、もっと低い声のクズのイメージだったから、
少し違う感。

自分の子供の名前覚えてないとかさぁ・・・

メイドの黒井さん、呪術師でもない一般人なのにすごく強いけど、
死亡フラグの26話終わりが、フラグ成立高いかもしれない。

あと、途中、「ごきげんよう」の世界に入ったのはw
ごじょせん、どこでもモテル!
{/netabare}

25話
{netabare}
冥冥さん、後輩の歌姫から、金取ろうとするのするのヤメタゲテ。

歌姫の顔の傷無かったけど、第2期で、その原因分かるのかな?

あと、家入硝子のギャップ差が凄い。
釘崎かと思ったよ・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

印象度:86

作画は相変わらず素晴らしいですね。
ただ、呪霊が、本来目に見えないものであることを強調するためなのか、
あえて、リアル描写路線ではなくしていると思われるフシがあって、
ちょっと、どうかなと思ったところもあります。
特にタコとの戦闘は色味が独特なのと、立体感が感じられないのとで、
ん?と感じました。

「懐玉・玉折」編は、五条、夏油の呪術高専時代に時を戻し、
夏油が闇落ちに至るプロセスを描く、鬱屈としたパート。
主題歌は爽やかですが、基本、鬱屈です。
沖縄行ったりしても、あまり楽しい気持ちになりません。
伏黒甚爾はキャラ的には、ちょっと面白いです。

それが終わって、現代に戻って、
虎杖、釘崎も登場し、明るさを取り戻したかなと思ったら、
「渋谷事変」が勃発し、同時多発的に勃発する戦闘を、
場面を切り替えながら描く、戦闘に次ぐ戦闘モードに突入。

息もつけないような死闘が続き、
主要なキャラが次々と傷付き、倒れていく中、
戦闘中は、話がほとんど前に進まないので、
戦闘を最初は楽しめていても、
おなか一杯になってしまうのですよね。
キャラの無駄死に、とまでは言わないまでも、
余韻に浸る間がないのは、少しもったいない気がしてしまいました。

思い出すに、局地戦は、それぞれ面白かったと思うのですが、
わざわざ思い出す必要があるくらいに、それぞれの関連性が薄く、
大きなうねりになって心を動かすようなことが、
あまりなかったように思います。

第1期は戦闘と笑いのバランスが絶妙だったのだけれど、
第2期はバランスが悪く、力作にもかかわらず、
なかなか楽しめなかったなぁという感じでしょうか。
長い話の中で、たまたま、楽しむパートじゃないということなのかも知れません。

「渋谷事変」を経て、最終話で、また一気に世界が変わったようなので、
一応、続きに期待ですね。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 7

69.4 15 必殺技アニメランキング15位
競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (434)
1949人が棚に入れました
水着姿の美少女たちによるエキサイティングな水上の闘い「競女」!
ルールはシンプル。「ランド」と呼ばれる水上に浮かぶステージの上で、尻や胸を駆使して戦い、最後まで立っていた選手が勝者だ。
鍛え上げた肉体から繰り出される、胸と尻の超絶技! 熱き魂がこもった、荒ぶる尻、激しい胸のぶつかり合いに人々は魅了され、その勝者は富と名声が思いのまま!
そんな競女のトップ選手を目指し、選ばれた美少女アスリートたちが集う、瀬戸内競女養成学校。神無のぞみをはじめとした生徒たちは、みんな各自の得意分野を活かしつつ、自らの尻と胸を磨いてゆく。
競女に青春を捧げる熱き乙女たちの、汗と友情の物語がいま始まる!

声優・キャラクター
Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織、前田玲奈、山村響、高橋李依
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

尻圧(けつあつ)の高い熱尻(ねっけつ)アニメ!!!!!!!!

キャッキャウフフというナンパな要素はなく「女子で水着」ということでエロ目線で見てたのに以外とバカバカしくも真面目に取り組んでる競技に目が離せなくなりました。

競馬・競輪・競艇といった公営ギャンブルに新たに70年代盛況だったアイドル水泳大会のような競技が誕生。その名は「競女」!ゆえに競技は「レース」と呼ばれてるみたいですね。
水上に浮かぶ「ランド」といわれる小さなフロートに数人の女子が手足を使わず尻相撲で相手を押し出して落水させて最後まで残った者が勝利するというもの。

そんな競女の魅力に惹かれ、賞金女王を目指し一攫千金を狙おうと瀬戸内競女養成学校に入門してきた(大阪系?)関西出身の「神無のぞみ」(何やら意味ありげな名前。神は無くとも望みを持てということか?)
高校時分は新体操をやっていただけにバランス感覚は優れ、関西人らしく人懐っこい少女でムードメーカー的な存在かな。
同期に入った「宮田さやか」は柔道の実力者。その道への周りの期待が大きかったものの本人は「のぞみ」と同じく競女に憧れて入門。プライドが高く優れた運動能力や柔道の反射速度を応用したスピード戦が得意。根が真面目なので「のぞみ」へのツッコミ役もしばしば。しかし貧乳。
ルームメイトの「青葉風音」と「豊口のん」。
「青葉風音」は無口で超人見知り。皆の会話や相談の輪に入りたがらないのだけど、その訳は{netabare}口下手で感情的になると地元方言の広島弁が出てしまう為(じゃけん、それが知られるのが恥ずかしいんじゃ)。{/netabare}しかし右手をかざしてオーダー・・・じゃなくて空間把握能力が優れ、相手の動きの先読みが得意。
人見知りの訳を皆に知られてからスポーツ実況を流暢に解説する分析能力も高そうですね。
「豊口のん」は鹿児島出身。こちらも感情が高まると一般的に解りずらい方言が出ますが気にしてないようです。本人に自覚はありませんが天然で超ドジっ子です。

数々の試練や強敵のエリート先輩達と対戦しプロの競女選手を目指す彼女たちの活躍に期待してます。

作画は熱尻・・・じゃなく熱血モノらしくフェイスアップになると「線」が太くなって雰囲気イイですね。レースの緊迫した接戦シーンのBGMも盛り上がる感じにしてるのでけっこう目が離せません。状況解説の「文字」も立体にして背景の一部になってる演出も面白いと思います。
ローンアグルカットもウイッチーズ並に多いのは嬉しいところ。(静止画で見てスジを見つけると、なお嬉しい)

【スゴイ!カッコイイぞ!!異名が付くほどの必尻技&特技】
第1話「瀬戸内競女養成学校!!!!」{netabare}
・入学試験の模擬レース
【尻(しり)キャノン砲】走っった勢いで加速をつけ、その勢いでヒップアタック。(神無のぞみ)
【尻(しり)ギロチン】空中高く舞い上がり相手の頭部めがけて大股開きで落下。まともに当たれば失神もの(たぶん)。けっこう仮面の「おっぴろげアタック」に近いかも。(河合花火)
【BTB(バストトゥバスト)アタック】自分の胸を相手の胸に押し当てた状態をキープし動きを封じる。あわよくばそのままランド外へ押し出すこととも。応用で乳はさみも可能。(神無のぞみ){/netabare}

第2話「団結のヒップトス!!!!」{netabare}
・基礎体力をつけるためのトレーニングの日々
【尻(しり)ガトリング】ペガサス流星拳のお尻版(宮田さやか){/netabare}

第3話「真空烈尻(しんくうれっけつ)!!!!」{netabare}
・教員相手の模擬戦とさやかの最速トレーニング&のぞみのUTM(氏部・特別・水着)着用による日常生活。(筋肉操作のため)
【真空烈尻(未完成)】無数の回転で加速に勢いをつけ重い一撃のヒップアタックを仕掛けるつもりが偶然腰をひねったときに放った一撃はカマイタチを起こした。しかし慣れない動きをしたせいで激しく腰周りを痛めることに。(神無のぞみ){/netabare}

第4話「最速尻定戦(さいそくけつていせん)!!!!」{netabare}
・クラス替えレース 六堂鈴の最速自慢にあてられて宮田さやかが挑む!
【疾風 三刀撃(しっぷうさんとうげき)】バランスを崩した相手の懐に入り体制を立て直そうとするところへ素早く三連撃のヒップアタック(宮田さやか)
【尻ガトリング・応酬】笑っちゃダメだけど、いや~~~イイ音しますね~~。(宮田さやか・六堂鈴)
【K-acceleration(クイこませアクセラレーション)】水着をクイこませることにより臀部にかかる水着の負荷を無くし通常の数倍の速さで加速した動きができる。しかしその負担も大きく、30秒ほどしかもたない。(宮田さやか)
【金剛尻(こんごうけつ)】鍛えられた臀部に力を込めることで、どんな攻撃も受け付けない鋼鉄の盾になる。(吉田敦子)
【一槍剛尻(いっそうごうけつ)】金剛尻の状態のまま相手にヒップアタック。それはまさに鋼鉄の槍の如し。(吉田敦子)
【軟尻体質(なんけつたいしつ)】攻撃による衝撃を吸収してしまう柔らかなお尻。運がよければ攻撃をそのまま弾き飛ばして返すことも可能(豊口のん) ダイバーダウンか!
【知りつくす右手(スキャニングハンド)】上記の通り右手で読み取る空間認識。空気の流れで相手の動きやクセまでも読み取り、先回りして攻撃することが可能(青葉風音)
【乳催眠】巨乳を揺らし続け相手を催眠状態に陥らせ、動けなくさせる技。当然、動けない相手は簡単に押し出され落水。バカバカしい技とも思えますが対戦競技において異常に高まった集中力の状態でトリッキーな動きに目が追っていく時に使える技のようですね。(日下生美桜){/netabare}

第5話「自動迎撃(フルオート)ケルベロス!!!!」{netabare}
・UTMの成果が試される神無のぞみ。ミストで滑りやすいランドでエリート先輩、藤崎琴音にかてるのか?
【ケルベロス】地獄の番犬でなく猟犬という意味合い。常に相手に背を向け、人より敏感な下半身でランド上の動きを察知。自身とお尻を別意識とし、攻撃時は猟犬の如くオーラを放ちながらどこに逃げようと「尻」が追い詰めてヒップアタック。ちなみにお尻の愛称は「ケルちゃん」。(藤崎琴音)
【バイブリングヒップ】敏感すぎる下半身の相手に対し、尻同士でお互いの動きを押さえた時に小刻みに臀部を振動させることで相手をチョットHな気持ちにさせて脱力させる技。濡れてるのは水しぶきだよね?感じてるからじゃないよね?(神無のぞみ)
【昇龍胸(しょうりゅうパイ)】ストⅡでお馴染み「昇龍拳」のオッパイ版。巨乳だったら「竜巻旋風胸(たつまきせんぷうパイ)」や「波動胸(はどうパイ)」なんか出来そう。
【真空烈尻VS全力ケルベロス】追い詰められたのぞみは、氏部教員から禁止されていた真空烈尻を使うことに。琴音もランド上で回転を加え、全力のケルベロスを放つ。勝者はかろうじてのぞみに軍配が上がった。{/netabare}

第6話「魅惑の京都合宿!!!!」{netabare}
・エリートクラスに昇格したのぞみ達。他のエリートクラス練習生と共に強化合宿へ。やってきたのは京都・嵯峨野の嵐山(たぶん)。待ち受けていたのは現役選手による指導だった。練習場所は桂川?
【対地尻ミサイル】尻キャノン砲のように助走や回転などの加速で勢いをつけず、素の状態からから飛び蹴りのように打ち出すヒップアタック。さらに連撃をこなすとは、さすが現役選手。(白雪京子)
【尻ミサイル五ノ型・カンチョーMISSILE!!】幾つかのバリエーションがあるような尻ミサイル。カンチョーMISSILEは文字通り相手の尻の間にこちらの臀部を突き刺すように打ち出すピンポイント技。これでのぞみは10mほど吹き飛ばされた。(白雪京子){/netabare}

第7話「カブの導く先!!!!」{netabare}
・UTMと真空烈尻により大技に慣れた体になったのぞみは白雪選手から特別特訓を受けることに。
【瞬尻(しゅんけつ)特訓】「瞬発力」ならぬ「瞬尻」。劇中の説明によると、
手ごろな普通のバッグは手軽に振り回せる:通常のヒップアタック(基本的な攻撃)
大きなバッグに大量の荷物は振り回しづらい:真空烈尻(威力は大きいが動きが読まれやすく散漫)
今までパワーバトルで何とかやってきたのぞみにとって今度はデリケートな力加減が必要な特訓が待っていた。それは尻筋(尻力)によるカブ抜き。
京都出身の白雪選手は知り合いの地元農家の協力により、カブの茎と自身の腰にロープを結んで引き抜く特訓をのぞみに指導。しかし力任せで引くばかりで茎切れやチュウボレ(一部地域の表現。土中の野菜を掘り出す時に途中で割れたり折れたりすること)のカブの山が出来てしまうことに。
果たしてのぞみは、うまくカブを引き抜くことができるのか?
(ちなみに京漬物で有名な「千枚漬け」。カブをスライス状にした漬物ですが、使われているのは合宿している右京区ではなく左京区の聖護院カブらしいです。){/netabare}

第8話「波乱必至の東西戦!!!!」{netabare}
・合宿の仕上げは模擬レース。日下生の寵愛をうけるのぞみに対し嫉妬の炎を燃やす「月下うさぎ」。うさぎVSのぞみの勝敗は?
【回転敵兎尻打(スピニングラビットヒップ)】軽量ボディの特性を生かしランドを軽快に飛び跳ね、さらに自信を回転することでトリッキーな尻打をうちだす。(月下うさぎ)
【瞬尻(完成形)】特訓の成果により少ないモーションで鋭いヒップアタックを連続して打てるようになった。(神無のぞみ)
【重力落下尻(メテオヒップ)】瞬尻攻撃によりランドの縁まで追い詰められたうさぎ。隙をついてのぞみの尻下側から逃れようとするも振り上がったのぞみの尻はそのままウサギのボディめがけて急速落下!(神無のぞみ)
・東西戦の為、アウェイの駿河競女養成学校に乗りこんだ瀬戸内競女養成学校の面々。初っ端から波乱の含みの展開に・・・
【謎の(尻)発頸】記者インタビューに応える駿河競女養成学校教官・坂城綾子。瀬戸内側を卑下する暴言に詰め寄ろうとするのぞみの前に立ち塞がった駿河側「坂城真夜」。尻を軽く当てるだけで吹き飛んだのぞみ。その気功技の実力やいかに?(坂城真夜)
【尻巻砂塵(けつまきさじん)】もはやランド上で使う技とは関係なし。尻スイングで巻きあげる砂嵐。{/netabare}

第9話「ジャングルジムの覇者!!!!」{netabare}
・東西戦開幕。ランドの形状は巨大ジャングルジム。駿河側「七瀬奈美」の挑発に乗ってしまうのか宮田さやか?技の応酬がスゴイぞ!
【ゴッドヒップインパクト】吉田敦子と同じくガチムチマッチョタイプの駿河側「花山咲」が繰り出す技。空中高く飛び上がりランドめがけてヒップダウンし足場全体を(揺らして)崩す。(花山咲)
【流星残輝尻(りゅうせいざんこうけつ)】駿河側「冬空星天・叶星」の双子による連携技。叶星が相手の動きを封じ星天が空中回転ヒップアタックをかける。技を受けた者は星空の露光写真を見たという。(冬空星天・叶星)
【瀬戸内式合体技・弾尻三連砲(だんけつさんれんほう)】体躯の大きな花山に対し宮田・藤崎・日下生による三人同時ヒップアタック。
【牙突尻(がとつけつ)】相手のヒップアタックにこちらもヒップアタックで返し、ガチで尻がぶつかる技。(藤崎琴音)
【高貴な食事作法(メルシーセテトレボン)】プレデターのメット越しに見るサーモグラフの如く相手の体の力の入れ加減を「視覚」で捉えることができる特異体質(共感覚?)の駿河側のカウンター「七瀬奈美」。ピンポイントで相手の弱い所を攻撃する技。(七瀬奈美)
【女王様のごほうび(クィーン・オブ・ヒップ)】カワイイ女の子大好き、セクハラ専門の日下生の尻技。冬空姉妹のお尻に尻ビンタ。うけた相手は痛いはずなのに快感に嬌声を上げてしまう事に。(日下生美桜)
【牙突乳(がとつにゅう】牙突尻の胸版。乳房のケルちゃん。(藤崎琴音)
【真ケルベロス】乳×1頭、尻×2頭で真のケルベロスによる攻撃。しかし満身創痍だった為に七瀬には効かず敗れることに。(藤崎琴音)
【K-accelerationフルパージ】水着のクイこませを極限まで引き上げ股間を破ることに。正に「前掛け」状態の水着になったさやか。しかし尻の負担が全く無くなった為、超神速のスピードを手に入れた。だが通常でも使用後の負担が大きいのに、これでは…(宮田さやか)
【愛ある尻振動】日下生のさらなるセクハラ尻技。相手の胸に尻ビンタ。かけられた相手はもう快感でヘロヘロに。(日下生美桜)
【野蛮な食事作法(バルバール・ジュスィ・プレンヌ)】「高貴な食事作法」の暴食版。しぶといさやかに七瀬がラッシュをかける。(七瀬奈美)
【乳首一本背負い】満身創痍の宮田さやか。自分で乳房を揉みしだいて乳首を勃〇させ、右側ブラを引き上げ起った乳首で相手の水着を引っかけ一本背負い。羞恥より勝負に賭ける彼女は美しい。(宮田さやか){/netabare}

第10話「東西戦第二レース!!!!」{netabare}
・ついにスタッフも息が切れたか?作画も画面構成もグレードダウン。それでも始まる第二レース。今度のランドは主翼と尾翼が繋がった2機の飛行艇!
【防御の尻舞(ガードワルツ)】バレエの様に片足を垂直に上げ、リズムよく回転する防御技。(糸枝舞)
【連撃の尻舞(バトルワルツ)】ガードワルツから繰り出す尻の連撃技。(糸枝舞)
【金剛尻・改(こんごうけつ・かい)】技を繰り出す前に九字結界の文言を唱えただけみたい。(吉田敦子)
【精霊尻(せいれいけつ)】中二病気味の黒霧綾瀬が呪文のような自己暗示により尻強度が金剛尻並に。(黒霧綾瀬)
【熱尻(ねっけつ)】相手の尻を合わせた時に素早く摩擦させることにより火を起こす。相手も熱いが自分も熱いのでは?ストⅡのフェイ・ロンみたい。(火口京)
【尻の財宝(ヒップ・オブ・バビロン)】瀬戸内チームの協力により風音のスキャニングハンドで40人分の尻技が使えることに。(青葉風音)
【反鏡尻(はんきょうけつ)】村田マリのコピー技。相手と同じ動きと尻撃を打ち出す。(青葉風音)
【凶蛇連尻(きょうじゃれんけつ)】スピードファイター六堂鈴のコピー技。蛇が一瞬で嚙みつくが如く素早い尻の連撃をを打ち出す。(青葉風音)
【ハンマー・ヒップ】河合花火のコピー技。尻を大きく振りかざして打ち出す重い一撃。(青葉風音)
【即射二連撃(デリンジャーヒップ)】日下生美桜のコピー技。一撃で相手に上下(または左右?)2発も当てる高等そうな技。(青葉風音)
【パイ・パイル・パイパー】「ひねり」が得意な鳳凰院。自身の両乳房をひねり、戻る衝撃波を相手にバストアタックで打ち込む。(鳳凰院早苗)
【1.6キロ乳ナパーム】上方から乳房を叩き落とす技。片方800g?(豊口のん)
【乳ダンク】日下生美桜のコピー技。バスケのダンクシュートの如く上方から乳房を押し込むバストアタック。(青葉風音)
【片(レフト)パイ・パイル・パイパー】のんの落水前にランドにかけた足が鳳凰院のバランスを崩し、右乳のスイッチが外れ左乳で風音と対決することに。(鳳凰院早苗)
勝敗は鳳凰院・風音、同時落水と思われたが鳳凰院の片パイ・パイル・パイパーの余韻が鳳凰院の落水を遅らせ駿河側に軍配が上がった。{/netabare}

第11話 「決戦の城!!!!」{netabare}
・「もう『尻』を描くのはイヤだぁぁぁ!」というスタッフの悲鳴がしそうなほど前回に続き画力ダウン!最終ランドは天守閣だ!のぞみと真夜の対尻(たいけつ)が始まる!
【進撃の巨尻(しんげきのきょじり)】駿河一の巨漢、横杉妙の打ち出すヒップアタックは・・・もう「アレ」ですな。「駆逐してやる!!!」(横杉妙)
【尻発頸(しりはっけい)】ゲームでもお馴染み、気功を尻に集中してノーモーションで相手を吹き飛ばす。(坂城真夜)
【乳発頸(ちちはっけい)】発頸は、お胸でも打ち出せることが可能。(坂城真夜)
【パイ・ザ・フラッシュ】大胸筋に薄っすら塗ったオイルを太陽光で反射させる目眩まし技。雨天じゃ無理だネ。(室町光)
【二人一水着(ヒップップトレイン)】森本緑のビキニパンツに室町光の両足を入れた密着合体形態。スンゴク動きにくそうだが二人分の尻&乳パワーの連撃は伊達じゃない。(森本緑・室町光)
【インビジブルバスト】乳を高速に揺らして見えなくする技。あんまり意味にような気が・・・(室町光)
【乳抜刀(ちちばっとう)】剣術の居合抜刀が得意な紗弥。「抜乳(ばつにゅう)」の掛け声と共にビキニブラの片パイを外し片生乳の瞬速な振り払いで相手を吹き飛ばす。(小刀紗弥)
【弐尻(にけつ)ブリッジ】瀬戸内式合体技。相手の正面、左右同時に仕掛けるヒップアタック(河合花火・六堂鈴)
のぞみの真空烈尻VS真夜の尻発頸。お互い意地とプライドの勝負はほぼ互角。しかし精神的に追い詰められた真夜に何やら「別人格」が現れだして・・・{/netabare}

第12話「熱戦終尻(しゅうけつ)!!!!」(最終話){netabare}
・負けてはいけないという強迫観念のストレスから現れた超・強気の別人格「坂城カヤ」。瀬戸内側三人掛かりでも苦戦する強敵。どうするのぞみ!
【真乳白刃取り(しんにゅうしらはどり)】小刀の乳抜刀を瞬時に自分の両乳房で挟み込みそのまま薙ぎ払った。(坂城カヤ)
【乳万力(ちちまんりき)】六堂鈴の尻ガトリングを両乳房で掴みこんで、そのまま力任せに締め付ける。苦悶の絶叫の鈴にチョット興奮!(坂城カヤ)
【ハートブレイク】ピンポイントで相手の心臓に打ち込む点欠のバストアタック。(河合花火)
【乳凶乱破(にゅうきょうらんぱ)】自分の左乳を手で激しく上下に揺らし、そこへ右乳を打ち込むことによって発生する超音波技。相手はバランス器官(血液・リンパ・三半規管)が揺らされて目眩を起こすことに。(坂城カヤ)
【乳魂(にゅうこん)】花火が満身創痍ののぞみ施術した乳秘孔(乳首の指圧=乳首圧)。するとスーパーサ〇ヤ人みたく超回復!花火さん、私もお願いします!(河合花火)
【双乳咆哮弾(そうにゅうほうこうだん)】相手に突進して打ち出す乳発頸。しかし超回復したのぞみには効かなかった。(坂城カヤ)
【スパイクバスト】のぞみのヒップアタックに対し「気」を乳首に集中してガードしたが、超回復したのぞみに吹き飛ばされた。(坂城カヤ)
【全身全力真空烈尻VS盾胸と矛胸(ヘブンアンドヘル)】ついに最後の全力でぶち当たるのぞみの「尻」と真夜の「胸」。一歩も譲らない競り合いだが真夜の胸がのぞみの尻をさばいた。しかし態勢を変えたのぞみは真空烈尻の回転エネルギーを胸に集中しお互い胸の競り合いに。
のぞみの左乳房が真夜の谷間を押しのけようとするも頑なにガード。「貫け!ウチの乳首!!」のぞみの気合が入った一撃がビキニブラを破り、衝撃波が真夜を吹き飛ばす。東西線はみごと西の瀬戸内が勝利した。
勝利したのぞみ。ビキニの左は破れたのに次のカットでは元に戻ってる?{/netabare}

[視聴終了]
よくこれだけの尻技&乳技が考えられたもんだ。プロになってからの活躍も見たかったけどOADでやるのかな?
ただ惜しむらくは東西戦以降ほとんどのパートが絵・動画・効果・カットアングル・背景が「下手糞なプロ」の方が手掛けたのが残念。
事情はあったのでしょうが、円盤になった時はリテイクしてくれてたらいいいな。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 19
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじめでおばかなスポ根アニメ…視聴者に強烈なインパクトを残した作品

1話…これって面白そう
{netabare}競女、尻で戦う、それはつまり…水着アイドルお尻でドンをスポーツにしたもの。その発想はなかった。
フワッと1話を見たら…けっこうなスポ根かもしれませんね。狙いすぎかと思ったら、意外とキャラも描写もしっかりしている感じです。はまりそうな予感が{/netabare}

2話…基礎練習は大事
{netabare}で、尻八の字?競女スクワット?競女タイヤ転がし?…と思ったら普通の筋トレもあるし。座学もあるのね。尻学に胸学…。
ヒップトス、こちらの青葉ちゃんは大人しいのかと思ったら普通にしゃべるではないか。
そして真空烈尻ですと?なんだそりゃ?
もう、笑ってしまうくらいアホっぽい。でも癖になりそう。{/netabare}

3話…大リーグ養成…じゃない養成ギプス
{netabare}のぞみが発した強烈な技は真空跳び膝蹴り…じゃない、真空烈尻というらしい。超絶な技らしく、選手生命さえ奪いかねない危険な技でもある。のぞみは強くなりたい一心で(賞金女王に)覚悟を決め、元セイレーンの用意した養成ギプスをつける。
一方、さやかも強さを極めようと尻ガトリングを特訓。上位クラス生徒達の混じった対決に挑む。

お馬鹿な設定と展開を真面目にスポ根させているところがスゴい。本当に飽きないわ…{/netabare}

4話…食い込みさせるだけで覚醒
{netabare}りんりん対さやか、スピード対尻は白熱。尻ガトリング対決は互角、なのに追い詰められるさやか。りんりんの特殊能力は肺活量の凄さ。耐えてラスト30秒で放った「アクセラレーション」、さすがに決まった。
次にのんが登場。何と何と!!柔らかすぎる尻でゴツいエリートに勝利。風音は尻さわっただけで相手が何をするか分かる能力持ち。が、相手が悪すぎた、学園一だもの…。そしてのぞみが出てきて次週へ。

相変わらスゴい。技がスゴいし、なんてったって、胸催眠…。今回も笑わせていただきました。{/netabare}

5話…ケルベロスが追ってくるよ~
{netabare}のぞみと対するエリートは親も姉も競女選手というサラブレッドの琴音。この子、実は腐女子。対戦前なのにBLのCDを聞いて、雲の形だけで想像できちゃう本物。
いざ戦って見ると琴音は尻を向けたまま。なんと、尻がフルオートで追ってくる技名「ケルベロス」の持ち主。追い込まれるのぞみだが、そこは身体能力の良さで避けきる。本気を出した琴音にのぞみはついに真空烈尻を解き放つ。ケルベロスと真空烈尻のぶつかり合いはのぞみの勝ち。

一人だけ負けた青葉がガッカリしているなか、309号室全員がエリートクラスへ編成替え。そりゃそうだ、ゴッドハンドの持ち主がくすぶっていてはいけない。

しかしまぁ…ケルベロスときたか。フルオートで尻が接近するって恐ろしいわ。あと、BLのシーン、中の人が無駄に豪華な気がしたんだが…{/netabare}

6話…プロとの差は尻の皮10枚ほど違う
{netabare}309は全員がエリートクラスへ。待ち受けていたのは合宿。なんか修学旅行っぽくなったが、さやかが可愛い。309はみんな仲間だ、それがさやかにはとても新鮮で、嬉しい出来事だったようだ。
さて、合宿は厳しくなるとのこと。待っていたのは京都のプロ。プロから直接指導を受けることになる。のぞみは自らの力を試そうとA級プロの白雪京子に挑むが力の差は歴然で…という内容。

まともな王道スポ根内容だし、ギャグも無いんだが、何故か毎回2、3回は吹き出してしまいます。「尻カンチョー」って…ビール吹き出した。{/netabare}

7話…コツだよ、コツ
{netabare}合宿が始まり、それぞれのところで練習に励む教習生たち。のぞみは白雪の強さがどこから来ているのかを観察するが、それを体験してみてその凄さが改めて分かった。白雪ものぞみの可能性を感じていて、のぞみ専用の特別メニューを用意していた。それは…尻力で蕪を抜き取るというもの。苦戦するのぞみだが、最後にはコツを掴み抜き取ることに成功する。

裸になったり、描写がエロかったりするんですが、相変わらずエロさを感じません。もう展開とキャラの面白さでエロさが無くなるんですよね。改めてとんでもないアニメです。{/netabare}

8話…「認めんぞ!こんな世界!」
{netabare}さやかパパから名言出ました!分かります、認められません、こんなニヤニヤ&爆笑してしまうアニメは!(いい意味で)

合宿最終日に模擬レースが組まれ、のぞみの相手は何故かのぞみに恨みを表す月下うさぎ。小さいのを最大限に生かす戦術にのぞみは苦戦。しかし、カブ特訓を経たのぞみはワンランクも力がアップ。新たに身に付けた技を繰り出し勝利。にしても、ラビットなんとか、メテオなんとか、相変わらずネーミングセンスが昭和を感じます。

合宿から1か月後、東西戦が行われることに。西は東に完敗が続いているという、一時期の美浦と栗東の関係(分かる人は分かる)になっており、瀬戸内養成所を廃止せよと東の先生が言う始末。それに反応したのぞみが怒り言い返す。東西の生徒が一触即発に。東西対抗戦はメンツをかけた戦いへと進むことに。そして始まる…さやかのおっ○い丸出しの攻撃とともに!(なんじゃそりゃ!しかも「乳首が立ってる」って井口に言わすか‼)

もう…バカバカしいったりゃありゃしない(いい意味で)。そりゃさやかの父親が認めんぞと言いたくもなるよ(笑)。{/netabare}

9話…その発想はなかった!
{netabare}フリフラと動揺…同様、感じるアニメです(いろんな意味で)。考えるより、見て感じる、笑うもよし、感動するもよし(するのか?)。とにかくすげぇぇと言いたくなった9話でした。

美桜、藤崎、さやか(もう一人モブ)たちのチームが出陣。相手チームも曲者揃い。いつの間にかチームとして機能している瀬戸内(ほんと、いつのまにだよ)、それでも苦戦。藤崎のケルベロスは効かない。さやかもピンチ。そこでさやかはとうとう柔道技を繰り出す。手が使えないのに何をやらかすかと思ったら、「乳首一本背負い」な、なに~‼なんじゃそりゃ…爆笑と呆れ、驚愕。作った人、天才過ぎる…。
美桜は楽勝、さやかも残り、瀬戸内の勝利。そしてさやかパパも魅了され(パパまでこの世界に引き込まれたか)、さやかの行く先を認めて次回へ。

もうね、なにも言うまい。本当にすげぇよこのアニメ。番組終わったあと、話題のキーワードに軒並み競女の言葉並んでましたし。乳首一本背負いが5位に入っていたの見て吹き出しましたが…。{/netabare}

10話…なんでもアリじゃ
{netabare}第2戦、駿河は一人一人紹介なのに、瀬戸内は登場のアナウンスすらなし(さすがにひでぇ…)。風音、のん、金剛尻、ウサギちゃんのチームはバラバラ戦うが、個々の能力は駿河が圧倒。追い詰められる瀬戸内。しかし、これは事前に決めておいた作戦、バラバラにしておいてバランスを崩して相手を落とす。二人が落水。
それでも残った二人は強者で、金剛尻がやられ、ウサギは道連れで落水。残る一人に風音とのんが頑張るけど、なんと相手は「パイ·パイル·パイパー」なる技を繰り出す。風音はゴッドハンドがパワーアップ。瀬戸内選手、コーチの技をコピーしていた。のんが作ってくれた隙をついて、瀬戸内の総力をあげて挑む風音。同時着水かと思ったら、なんと、パイパーが効いていてわずかに風音が早く落水…

それにしても、毎度毎度凄い技が繰り出されて驚かされる。笑いを堪えるのも必死です。ただ、対抗戦になってから尻より胸にスゴワザが集まっている気がするんだが…{/netabare}

11話…最終決戦もとんでも技のオンパレード
{netabare}1勝1敗で迎えた最終戦。駿河にはクルーゼ面をつけたやつや巨人やいて大変…さらにナンバー2の坂城真夜がいた。一方、瀬戸内はのぞみ、鈴、花火、小刀の4人。真夜とのぞみは互いに意識して一騎打ち。望みの先制パンチ(尻)を簡単に受け止める真夜。何度打っても響かない真夜の謎をのぞみは尻に顔をうずめる真夜いわく「変態!」で理解してしまう(このアニメに変態という言葉が飛び出すとは思わなかった)。気功が関係しているらしい。これで真夜は周りから孤立していたところをコーチに見出されたらしい。
一方、花火と鈴は緑髪と変態仮面マジシャンもどきに苦戦。特に仮面は謎のフラッシュ技を繰り出し、追い込まれる。スピードスターの鈴でも追いつけない。そこを鈴が技の欠点を見抜いて追い込むが、なんと、合体技(二人羽織水着バージョン)で逆に追い込まれる。そこに助太刀したのがモブかと思っていた小刀沙弥。なんと、乳抜刀という強力な技を繰り出し、変態仮面を倒してしまう(最後に来てこんなキャラを登場させるとは)。鈴と花火も緑を飛ばして瀬戸内は優位に立つ。
のぞみと真夜の対決は続き、意地の張り合い。真空烈尻を何度も繰り出すが、未完成らしく倒せない。しかし、真夜が力を使い果たそうとなった瞬間、真夜からもう一人の人格が現れて…で最終回へ

真夜がナンバー2の意味はもう一人の人格がナンバー1なのだからだろう。たぶん、のぞみ以外はあっという間に吹っ飛ばされちゃうんだろうな。
しかしまぁ…真空烈尻が普通の技に見えるほど、頭が麻痺してしまっている。本当におかしいよこのアニメ(悪い意味ではない)。もう最終回か…残念な気がしてしょうがない。{/netabare}

12話(最終回)…私たちの戦いはこれからだ!
{netabare}マヤから出てきたのはもう一人の人格「カヤ」。やはり駿河のナンバー1だった。その強さはデタラメ。味方であるはずの巨人を一撃で追い払い、4対1になってもことごとく瀬戸内メンバーの技を跳ね返し、小刀が落とされ、ピンチに。花火はのぞみに後を託すため乳秘孔で乳魂(もうよく分からん)。覚醒するのぞみ。カヤの技を受けきり、跳ね返す。のぞみはマヤと戦いたいと言い放ち、マヤがそれに答えて再び登場。そして最後の激突。のぞみが繰り出す全身全力真空烈尻は天翔龍閃のごとく二段抜刀術…みたいな感じ。マヤを落水させ、瀬戸内勝利!
戦いの後はノーサイド。全力で戦った者たちにしか味わえないさわやかなもの。そして、養成学校を卒業。生徒たちは次のステージでエンド!

見事なほどのスポ根の終わり方。なにも嫌な感じを残さず、次の戦いが待っている!感を出すエンドでした。作画が大変なことになっているとのことでしたが、最後、水着が破れたり直っていたりが交互に繰り返されていたので、なるほどという感じです。円盤では修正すると思いますが。

終わっちゃった…まじめでおばかなこの作品が大好きでした。{/netabare}

放送コードを意識しているのかどうか分からないが、ぎりぎりなような、大丈夫なような。でも、ちっともエロくないのは内容が内容だったからだと思います。何があっても真剣に技出してしまうから、逆におかしくって。特に後半のめちゃくちゃな技のオンパレードには笑いが止まらなかったです。よくまぁこれだけのものを作ったと拍手送ります。

キャラデザインは自分の好みだったから、みんな可愛く、この秋一番だと感じました。真剣な場面のBGMもかっこよかったのですが、そこで繰り出される技で笑ってしまうという、なんか残念な感じもしますが、まじめに作っているんだからよしです。それにしても、アフレコとか、中の人たち、どんな感じだったんだろう。面白すぎて笑いが止まらなかったのではないかと。

1巻円盤の売り上げが爆死だったとの話。二期はないだろうな…というより、養成学校の戦いでこれだから、プロの話になったらもはや人類の戦いではなくなってしまうか{笑}

見た人を笑顔にする{?}インパクトのあるアニメでした。ただ、内容はいたって普通のスポ根もの。軽く笑えるものを見たいなと思う人にお勧めできます。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

21世紀初頭…競馬、競輪、競艇、オートレースに加え新たな公営ギャンブルが誕生した…競女である。

この作品の原作は未読ですが、本渡楓さんが出演した直前特番を見て視聴を決めた作品です。
この特番…物語の中でルームメイトになるLynnさん、M・A・Oさん、本渡楓さん、大西沙織の4人が出演していて競女の魅力を分かりやすく紹介する…という番組だったのですが、思いのほか面白く本編の視聴が楽しみになりました。

でも放送局を知ってこの作品を視聴する門の狭さを実感しました。
地上波で放送したのはTOKYO MXのみであとはBS11とAT-Xとネット配信のみ…
私はAT-Xが視聴できるので問題ありませんが、視聴したくてもできない…こんな人が多い作品だったのではないでしょうか。

確かに分からなくはありません。
水中に浮かぶランドと呼ばれる台の上で、落とし合いをする訳ですから…
それもただの落とし合いではありません。ランドの上で使えるのは胸とお尻だけ…
言葉尻だけ見ると卑猥に感じるかもしれません…

でもこの競女をそんな色眼鏡で見るのは、ランドの上で戦うプレーヤーに対する侮辱でしかありません。
ランドの上での攻防がどれほどエネルギッシュなのか…
そこで技を競い合うために、どれだけ日頃から厳しいトレーニングを積み重ねているのか…
見たらこのスポーツの熱さを感じる事ができると思います。

競女の選手になるには、競女養成学校の入試試験をパスしなければなりません。
日本に競女養成学校はたったの2校だけ…その入試試験でエリートコースと一般コースに篩分けされ、トレーニングが行われることとなります。
プロになって賞金女王にでもなったら巨額のお金が動く事となります。
だから一攫千金を夢見て競女の選手を目指す人も決して少なくないようです。

この物語の主人公である神無のぞみも、元々は体操競技の選手でしたが、家が貧しかった事もあり競女の世界に踏み込む決意をして西の競女養成学校である瀬戸内競女養成学校の門を叩く事になり物語が動いていきます。

のぞみ達が一般クラスに入学した最初のランドでの試合…視聴する前は豪快なおしくらまんじゅうをイメージしていたのですが、始まってすぐそのあまりにトリッキーな動きに呆気にとられてしまいました。
繰り出される一つ一つの技に名前があって…人間技といえる範疇を明らかに凌駕しているんです。

繰り出される技が大技になればなるほど、見ているこっちのテンションも否応なしに上がってくるのです。
技の名前が多すぎてほとんど思えることはできませんでしたが、試合の熱さだけはしっかりと記憶に焼き付いています。

物語の展開のテンポも悪くありませんでした。
最初は一般クラスから…そこでエリートクラスとの格差を実感し、意欲を掻き立てる…
自分の弱点と向き合い、長所を伸ばすための努力を惜しまない…
「千里の道も一歩から」愚直に貫いた作品だと思います。

そして生徒を自然とそういう方向に仕向ける教師陣も優秀だったと思います。
だから東西戦で東側の学校の一言に瀬戸内の生徒がキレるのも当然…
これまで一度も瀬戸内が勝利したことのない東西戦…ゲキアツでした。
中にはホントにこれはスポーツの枠組みに入っていると認識しても良いのだろうか…という戦いが無かった訳ではありません。
でも序盤から競女の技は常軌を遥かに逸したモノばかり…結局は面白ければ良いのだと思います。

個人的に推していたのは、本渡さんが演じた青葉風音…何といっても技の恰好良さが堪りません。
東西戦の時…彼女に英雄王ギルガメッシュの勇姿を重ねたのは、きっと私だけでは無いと思います。
進化を続ける4人のルームメイトとゲキアツな展開が気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、AiRIさんの「DREAM×SCRAMBLE!」
エンディングテーマは、神無のぞみ&宮田さやか青葉風音&豊口のんの「Fantas/HIP Girlfriends!」(第1話 - 第12話)
聞くと気合の入るオープニングが好みです。
カラオケで挑戦もしてみましたが、歌って気持ち良い曲だったと思います。

1クール全12話の物語でした。熱血スポコン系の作品が嫌いじゃなければ楽しめる作品だと思います。
大切なのは先入観だけで物事を判断しない事…だと思います。
私はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 27

82.6 16 必殺技アニメランキング16位
幽☆遊☆白書(TVアニメ動画)

1992年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (932)
5966人が棚に入れました
主人公の浦飯幽助は、車に轢かれそうになっていた子供を助けたが、死んでしまう。しかし、幽助の死は霊界にとって予想外の出来事であったため、生き返ることになった。そして、妖怪が人間界で起こす悪事を取り締まる霊界探偵として働き始める。

声優・キャラクター
佐々木望、千葉繁、緒方恵美、檜山修之、田中真弓、深雪さなえ、天野由梨、京田尚子、林原めぐみ、折笠愛、白鳥由里、中原茂、飛田展男、玄田哲章、鈴木勝美、古田信幸、二又一成、子安武人、真殿光昭、納谷六朗、辻谷耕史、曽我部和恭、若本規夫、山口勝平、松本保典、森川智之、近藤玲子、菅生隆之、高山みなみ、江原正士、大谷育江、西村知道
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「戸愚呂100%の恐怖!」

原作コミックは立ち読み程度。

いきなり{netabare}主人公少年・浦飯幽助が死に、生き返るための試練に挑む。{/netabare}
と言う意表を突いた導入から広がる霊界設定などが特徴的だったジャンプ原作アニメ。

当初は霊界探偵など特色ある展開もあったものの、
次第に暗黒武術会だの、魔界統一トーナメントだの、
ジャンプ黄金期の能力インフレーションや、
昨日の強敵(とも)が今日の仲間になるといった王道の論理に惹かれるように、
結局は能力バトル物としてヒートアップしていった作品。

私も印象に残っているのは能力バトルアニメとしての諸要素。
人間にしても、妖怪にしても、
生き様と言いましょうか、死に様と言いましょうか……。
各々が背負った宿命や性格が、明快にバトル空間で表現されています。
やはりジャンプらしいバトル長期化により、お話はなかなか進みませんがw
応酬される減らず口共々、熱くなれる王道バトル作品だと思います。


後々、私の嗜好に影響を与えたキャラも多数おり、
例えば蔵馬。飛影と共に、主人公・幽助を凌ぐ人気を誇った、
妖狐の力を受け継ぐ美少年。
棘のある薔薇が似合う美男子(CV緒方恵美)が時に血まみれになりながら、
可憐に戦う姿には、男の私にも危険な衝動を巻き起こしましたw

後年、私に乙女向け作品の美男子に一定の耐性が付いたのは、
『聖闘士星矢』の瞬と蔵馬のお陰だと思っていますw


次いで玄海。幽助の師である天才霊能力者で、お婆さん。
弟子を突き放した言動も見受けられますが、
実際には弟子想いが興じてトーナメントに覆面で乱入する程、
師弟愛に溢れたお方。

後年、私が老体に鞭打って死力を尽くすキャラに惹かれたりしたのは、
玄海の老いの一徹を目撃していたからだと思っています。


さらに触れておかねばならないのは、戸愚呂(弟)。
生物学的におかしいレベルに発達した蠢く筋肉とグラサンがダンディな、
暗黒武術会編でボスキャラとして立ちはだかる大妖怪で、
彼とのバトルは物語中盤のクライマックス。

特に100%フルパワーを発揮した時の彼は激ヤバで、
{netabare}発散する妖気で観衆の四分の一が消滅するわw
肉体もガチムチ筋肉を通り越して
もはや動く屋久杉か世界樹(ユグドラシル)みたいにグロテスク化するわw
実際、玄海に相当修行を仕込まれてパワーアップしたはずの幽助が、
殴ろうが蹴ろうが大木やギガスシダーの如くビクともしないしw

極め付けが、妖気を込めた指で、空気の弾丸を飛ばして、
幽助を吹っ飛ばす圧巻のパフォーマンスw
如何に舐め切った攻撃でヒーローを叩きのめして絶望感を与えるか。
と言う90年代のトレンドを存分に体現したラスボス感溢れる堂々たる振る舞い。

尚も、指で空気弾を連謝して幽助を追い込んでいく戸愚呂弟の勇姿を眺めていて、
……ぶっちゃけ、残りの筋肉イラネーじゃんw
と爆笑しながらも、当時の私は画面に釘付けになりました。{/netabare}

仲間を想い過ぎた故に、色々こじらせた生き様や
突き抜けた言動と併せて、私にとって、戸愚呂弟は、
『ドラゴンボール』のフリーザや、『~ダイの大冒険』の大魔王バーンらと並ぶ、
90年代ジャンプを代表するボスキャラの一人です。


馬渡松子さんのOP曲「微笑みの爆弾」を始めとした主題歌もハズレがなく人気でした。
本作全盛期の当時、放送はフジテレビ系列でしたが、
テレビ朝日のバラエティで人気アニソンランキングをやったら、
上位全部『幽☆遊☆白書』だったと言う異様な光景が妙に記憶に残っていますw

投稿 : 2024/12/07
♥ : 31

りゃむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

3点だけ言わせてください・・・

1、やっぱり富樫は天才だということ・・・

連載の最初に目指した方とは違って結局ジャンプらしいバトル展開になりましたが、構成力はずば抜けてすごいんだと思います。
原作たった19冊ですがそれをアニメで112話分やっても間延びはしつつ飽きさせないですからね!
(ちなみに今やってるジョジョは2クールで同じくジャンプコミックス12巻分を消費しました。つまりジョジョの進行度の約1/3のテンポw)
追記するのであれば今と違って一つの作品に大きく力を注げたぶん脚本もしっかりしていたのでしょう。


2、放送当時における需要を抑えながらにして時代をさきがける、現代アニメーションの原点もうかがえる作品

いろいろありますが、有名どころで特筆したいのはやはり新房監督演出回(当時は監督ではなかったんですが)でしょうか。
飛影対武威と浦飯対ドクター戦は、やはり今の映像作品で頭一つ飛び出たセンスを感じるシャフト演出の先駆け。そのセンスはもとから現れていたといわざるを得ないでしょう。

そのほかにもBGMやOPEDのはまり具合。キャスト陣営は今や大御所、他の名作で主役級を張りながらも、2013年現在、新作に出演しても違和感を感じさせないくらい第一線声優を起用。
今から約20年前まだ声優にもアニソンというカテゴリにもそこまでの多大なマーケットがなかった時代ですよ?

3、アニメオリジナルシナリオが原作の描かれなかった部分としてきれいに消化される不思議

これは特に終盤魔界統一トーナメントのあたりでしょうか。
ほかのレビューでも書きましたがオリジナルシナリオは二通り
・原作の設定、世界観をぶち壊し原作レイプと呼ばしめる作品になる
・ハガレン1期に代表されるように原作を離れ1つの別作品として完成する
このどちらかが多いような気がします。
しかしながら幽遊白書では原作で描かれなかった、見たかったあのシーンをアニメでやってくれました。
売れる作品ではなく、面白い作品。ファン目線で何が望まれるのかを理解していなければこれはできません。
そういった意味でもスタッフの愛情を感じます。

まぁつらつら書きましたが、放送当時から20年近くたってそれでもBDBOXが発売されてしまうくらい名作の一つなわけですよね。
自称アニオタなら一度は見ておくべきでしょう。




こっから下は個人的な領域(テリトリー)です。
幽遊白書俺的ベストバウト(アニメ編)

5位妖狐蔵馬VS鴉
亜生物体って何だろう?と当時小学生の自分には理解できないようなことを一生懸命悩んだのを覚えています。

4位飛影VS躯
最高の痴話げんかですよね。

3位幽助、桑原、幻海VS円、梁、魁
修の拳・奥義の呪文を丸暗記してましたww

2位桑原VS吏将
てめぇはすっこんでろぉ!!

1位幽助VS戸愚呂(弟)
悩みどころですがやっぱりこれですよね。物語で一番盛り上がったところですし・・・

こうやって見ると暗黒武術会編ってやっぱ名シナリオなんですねw

投稿 : 2024/12/07
♥ : 11

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

伊達にあの世は見てねえぜ

冨樫義博先生の代表作と言ってもいい作品ですよね、アニメは土曜の夕方放送です。
個性的なキャラクター達がとにかく沢山登場し、少年漫画の王道ここに極まれりといった塩梅です。


<物語>
霊界探偵編と暗黒武術会編と仙水編と魔界編の大きく4つの主軸があり、テレビ版では完結まで描いています。
初期の霊界探偵編では情味溢れる小話を持ち味としていて、続く暗黒武術会はジャンプお家芸のバトル路線で盛り上がりが最高潮に達しますね。
戸愚呂弟という最大の宿敵が当時の子供達の目に如何に強烈に映ったか。
その影に潜んで地味な印象を受ける仙水編ですが、これもまた名編であることに間違いはありません。
冨樫先生が最も病んでる時期に生まれたといわれる仙水というキャラクター、邪悪な意識を隠し切れない悪役の風格と所々見せる人間的な仕草が堪りません。
魔界編は大分駆け足でしたが、本作が当時の我々に宿した厨二病イズムは絶大で計り知れません。

<作画>
若き日の新房昭之さんが演出を担当されている回などは、評判高いですよね。
特に58話の邪王炎殺黒龍波を放つ回と74話のドクター神谷と戦う回ですか、影の明暗やレイアウトなど新房さんらしさが際立っています。
その他アクション作画には目を見張るものが多々ありました。

<声優>
浦飯幽助は佐々木望さんが声をあててたんですね、今知りました。
桑原の千葉繁さんについてはもう何も言うことがないです。
その他ベテラン声優が集まっていますね、一つだけ思うのは、鞍馬の妖狐の時の声優が男性でイメージとちょっとズレてました。

<音楽>
OP「微笑みの爆弾」って良い曲ですが歌詞が難解ですよね、"二つ丸を付けてちょっぴり大人さ"の辺りとか。
EDはどれも名曲ですが、「アンバランスなKissをして」のイントロは抜きんでてますね。

<キャラ>
この時代ってステレオタイプの不良が流行ってましたよね、「ジョジョ4部」も同じ時代だったと記憶してます。
しかも幽助と桑原の関係って、仗助と億泰とどことなく似てて、妙にリンクするなぁと思ってました。
比べるようなものでありませんが、時代のトレンドだったのでしょう。
それはともかく、幽助も桑原も鞍馬も比叡も良いキャラしてますよね。
本作の魅力としてキャラクターというのは一番にある気がします。


原作では描写が不足していたトーナメント参加チームの掘り下げがしっかりしてあったり、戦闘シーンも追加されていたりと、良い意味で原作を補填するアニメになっていたと思います。
ジョルジュ早乙女などはオリキャラではあるのですが、違和感なく溶け込んでいましたし、最終話で実はナレーションの中の人だったと判明するギミックも面白かったです。
展開にも勢いがあって、そもそも作品自体がアニメにマッチしていたように思えますね。
見ておくべき作品の一つだと思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

82.0 17 必殺技アニメランキング17位
ドラゴンボールZ(TVアニメ動画)

1989年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (930)
5272人が棚に入れました
天下一武道会の壮絶な闘いから5年…。世界は、極上の平和を手に入れ、孫悟空も最愛の妻・チチとの間に息子・悟飯が誕生し、平穏な日々を過ごしていた。しかし、ある日突然、強靭な尻尾を持つ謎の男・ラディッツの出現によって、平和はもろくも崩れ去りる。その想像を絶するパワーは、悟空や弟弟子のクリリンさえも一撃で倒してしまう程強力。このラディッツこそ、惑星ベジータが巨大流星の衝突によって全滅した時、奇跡的に生き残った悟空の兄だったのだ。ラディッツは卑怯にも悟飯を人質に取り、自分たち兄弟の仲間に加わることを悟空に強制した。兄たちの狙いは、地球に住む人々を絶滅させて、地球を我がものとすること。悟空には、そんな兄たちの野望に手を貸すことなど出来る筈がない。一大危機に見舞われた悟空は、宿命のライバル・ピッコロ大魔王と手を組み、兄ラディッツに戦いを挑むが・・。

声優・キャラクター
野沢雅子、鶴ひろみ、宮内幸平、古谷徹、田中真弓、鈴置洋孝、古川登志夫、堀川りょう、中尾隆聖、草尾毅、若本規夫、塩屋浩三、八奈見乗児

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

BSフジ フリーザ編終了も地上波で復活のF

超絶セッティング!?アニメファンが選ぶ「もっとも衝撃的な髪型のアニメ・漫画キャラ」
漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』の主人公「孫悟空(そんごくう)」。もともとの黒髪での髪型もなかなか奇抜ではあるが、超サイヤ人となり形態が変化していく毎に、さらにダイナミックに変わっていく。そのあまりの認知度が高さから、もはや見慣れてしまって“普通”に見えてしまう視聴者、読者も多いのではないか。

【アニメキャラの魅力】イケメンヘタレ!?いや、狼牙風風拳は強かった!「ヤムチャ」の魅力とは?
サイヤ人や地球外から来た敵など、舞台である地球人以外にも多くのキャラクターが登場する『ドラゴンボール』。物語中盤からは、純粋な人間(地球人)が戦闘シーンで登場する機会は多くありませんが、最後まで何だかんだと絡んでくるのが「ヤムチャ」と「クリリン」です。意外と「ヤムチャが好き」と言うと、「え?」という反応が返ってきたりしますが、実は「ヤムチャ」とはそんなに程度が低いキャラクターではないのです。

■意外と強い!
今となっては「ヤムチャ」には、あまり戦闘能力の高い印象はないかもしれません。しかし、実は「ヤムチャ」は強いのです。何といっても、あの亀仙人の修行に耐え、更には神様の修行やカリン様の修行にも耐えています。そして忘れてはならないのが、ヤムチャもかめはめ波を打てるということ。天下一武道会や戦闘シーンでボコボコにやられるシーンが多いので弱いイメージがあるかもしれませんが、実は(意外と)強いのです、ヤムチャは。

■仲間思いの優しくてとてもイイ奴
「ヤムチャ」はとても仲間思い。それは登場当初にはあまり描かれてはいませんでしたが、悟空と行動を共にするようになってからはかなりストレートに描かれています。ブルマと恋仲になり破局した後も、ベジータがやられた際に疲弊するブルマを気遣ったり、口にするには憚れる内容を伝える役を買って出たり・・・。

人の痛みを理解し、それを誰かに委ねたりしない。そんな男気のあるイイ奴なのです。ヘタレイメージのあるヤムチャですが、いざというとき傍に居て、そして優しく接することの出来る男なのです。例えその裏にどんな悲しみがあったとしても。それはなかなかヘタレには出来ないことだと思うのです。

■イケメンのモテ男
作中もっとも女性にモテているような描写されているのが「ヤムチャ」ではないでしょうか。それは他キャラクターの発言や、実際にキャーキャー言われていたり、イケメン好きのブルマが付き合っていたことからもうかがい知ることができます。女性に対して極度のあがり症だったにも関わらず、いつの間にやらナンパな浮気性に・・・。確かにナルシストな一面は当初から描かれていましたが、女性に対してはシャイなままの方がよりモテたのではないかとも思うのですが・・・。

ブルマと別れた後に別の彼女がいたり、女性の影は常にあったヤムチャですが、作品後半に多くの初期から登場するキャラクター達が伴侶を得ているにも関わらず、ヤムチャは独り身(結婚した描写はない)。独身貴族を堪能していただけなのか、はたまたその性格ゆえかわかりませんが、もっともモテ描写の多かったヤムチャにしては意外かもしれません。

今となっては、サイヤ人をはじめとする地球人以外のキャラ達に大きく差を付けられてしまった「ヤムチャ」。しかし、登場当初に魅せた“狼牙風風拳”の強さとカッコ良さは、当時の少年たちの脳裏に強く焼き付いているのではないでしょうか?長編漫画となり、初期の頃の記憶が薄れてしまっているかもしれませんが、もう一度初めから見直すと、本当の「ヤムチャ」の強さ、魅力を再認識出来ると思います。

結果より中身が重要!?アニメファンが選ぶ「もっとも印象に残るアニメキャラによる名勝負」
漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』から、言わずとしれた主人公「孫悟空(そんごくう)」と、悪の帝王「フリーザ」の対戦がランクイン。現在公開中の映画『ドラゴンボールZ復活の「F」』で更なる進化を遂げ、圧倒的なパワーアップを果たしている「フリーザ」。宿命とも言えるこの2人の対決、上位へのランクインは当然といえるかもしれない。

【アニメキャラの魅力】三つ編みヘアーにピンクの衣装!世界一の殺し屋「桃白白」の魅力とは?
世界中にファンを持ち、日本を代表する漫画・アニメ作品の『ドラゴンボール』。多くのキャラクターが入り乱れながらも、どのキャラクターにもそれぞれ魅力があります。割と初期に登場する「桃白白」もその一人。代表的なキャラクターではありませんが、その個性は天下一品です。

■桃白白の大きな魅力のひとつ、外見!
桃白白はいわゆるオッサンですが、その外見はとても個性的。長い三つ編みヘアーにピンクの中国風衣装を身に纏っています。当初は間違いなく人間だったのですが、彼は途中からサイボーグになってしまいます。そしてサイボーグになった後も相変わらず個性的。ゴーグルのようなものを顔につけて、トレードマークだった三つ編みは形状を変えつつも残しています。

「桃白白」ほどインパクトのある人間キャラクターは、個性的なキャラの多い『ドラゴンボール』においても、なかなかいないのではないでしょうか?何よりもオッサンキャラクターが個性的な出で立ちっていうのがいいですね。

■趣味は人殺し。世界一の殺し屋!
ドストレートに趣味が“人殺し”っていうのは珍しいですよね。“世界一の殺し屋”の通名を持つキャラクターというのは他作品にも多く登場すると思うのですが、大体は暗殺だったりどこかしら影があると思います。「桃白白」はそれを全力で打ち砕いたキャラクターといえます。作品初期のシリアス過ぎない雰囲気も、キャラクターにとてもマッチしていました。

もう少し登場し続けても良かったと思うのですが、キャラクター設定がサイボーグ化したりと、収拾がつかなくなってしまったのでしょうか・・・。サイヤ人とのバトルに「桃白白」がどんな戦いを見せるのか見たかったですね。

■どどん波!!インパクトのある戦闘スタイル
「桃白白」と言えば、真っ先に浮かぶのがこの技“どどん波”。連載当時、小学生がみんなマネをしていたものです。「どどん派!!」と叫びながらあのお決まりのポーズ。しかも、「桃白白」は本当に強かったのです。強くて個性的な彼のキャラクターが小学生の心を鷲掴みにしたのですね。「スーパーどどん波」が登場したときは笑いましたが、「桃白白」の個性がより強まったと思います。

そして、“どどん波”と同じくらい印象に残っているのは、彼が柱を砕いて放り投げ、その上に「ほいっ」と後ろ手になって飛び乗り移動するシーン。円柱の上に乗った「桃白白」のイラストこそが、もっとも彼らしい一枚だと思いませんか?

例え「桃白白」の名前を思い出せなくても、“どどん波”や、円柱の上に乗った姿を見せれば、間違いなく思い出すはず。出番は少なくても、それだけ読者の印象の強く残った名キャラクター「桃白白」。ぜひ一度、ご自身の目でその魅力をお確かめ下さい。

【アニメキャラの魅力】大人しいランチ?荒っぽいランチ?無敵の二重人格「ランチ」の魅力とは?
今や日本を代表する国民的作品で、世界中にも多くのファンを持つ『ドラゴンボール』。主人公である「孫悟空」の、少年から大人になるまでの成長や活躍が魅力たっぷりに描かれています。

そんな作品において、作中前半、読者に大きな印象を与えたキャラクターがいます。それが今回ご紹介する「ランチ」です。二重人格キャラという、連載時には珍しいキャラ付けだった「ランチ」の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?

■くしゃみの前後、どちらがお好み?
「ランチ」はくしゃみをするたびに人格が入れ替わります。通常時のランチは青髪で大人しく、口調も含めおっとりとした非常に女性らしい性格。一方、金髪のランチは荒々しく、行動も含めて暴れたい放題。犯罪だろうがお構いなしです。言い方によってはワイルド・・・。

■マシンガンをぶっ放して銀行強盗も!?
金髪のランチは非常に荒々しく、青髪の通常ランチとなにもかもが違い過ぎます。人に対して容赦なくマシンガンをぶっ放し、物を盗んだりカツアゲしたり・・・。もうやりたい放題です。しかし、そんな金髪ランチさん。通常時と変わって露出も多く、とってもセクシー。彼女のナイスバディを楽しめるのは金髪ランチさんの時だけなのです。大人しい通常ランチもいいけれど、金髪の荒々しいランチさんもかなり捨てがたいのです。何より可愛いですしね・・・。

■天津飯と一緒に?
ランチ(金髪)は作中、明確に天津飯に惚れこむ場面が描かれています。男の気配や色恋には縁遠い印象でしたので、天津飯にかなり過激に猛烈なアタックをしていたのは意外でした。そんな意外性も、ランチというキャラクターの深みを増していたように思います。

ランチは作品中盤以降その姿を見せません。天津飯との恋の行方がどうなったのか知ることは出来ないのですが・・・。しかし、一番気になるのは、通常時の青髪ランチさんが悩んでいた「くしゃみをすると入れ替わってしまう体質」がどうなったのかということ。いずれにせよ、その後のランチ(金髪も青髪も)が、ちゃんと幸せに過ごしていてくれたらいいなと思います。

【アニメキャラの魅力】カプセルコーポレーションのお嬢様!天才技術者「ブルマ」の魅力とは?
『ドラゴンボール』の連載当初から登場し、主人公である悟空と一番古い友人でもある「ブルマ」。そして登場は連載終了まで続きますので、読者は彼女の成長を最後まで見届けることが出来ます。

■お嬢様だけど技術者としても超有能!
ブルマは自身でどんなものも発明し、生活や戦闘に役立つものを作り出すことが出来ます。発明品を売るカプセルコーポレーションのお嬢様ですが、ただのお金持ちのお嬢様ではありません。ドラゴンボールを探し出す“ドラゴンレーダー”や“タイムマシン”など、少女時代から大人になるまで、常に高い技術力を維持、そして発揮していきます。有り合わせの材料で、自らの望むものを作り出してしまうのですから、もはや只者ではありません。お嬢様な「ブルマ」は確かにお金持ちのワガママ娘ではありますが、自分で発明品を生み出すことの出来る、優秀な“発明品会社の令嬢”なのです。

■規定外の性格の持ち主
ブルマは非常に勝気でワガママ。言いたいことは遠慮なく言います。弱点はイケメン。そもそも彼女がドラゴンボール探しの旅に出たのは「素敵な恋人がほしいから」です。過剰な自信家でもありますが、彼女は実際に美人ですしナイスバディ、そして頭も良いので、遠慮なく「わたしって美人だから」と言われると確かに返す言葉はありません。とはいえ作中、大多数の男性キャラが引いているシーンは多いですが・・・。

何でも言い、何でも出来る。そして何でも持っている「ブルマ」。しかし、よくよく彼女を観察してみると、ただ単に才能を持っているだけではありません。彼女は勉強や努力により、その才能を維持している一面も垣間見ることが出来ます。そこがまた彼女の魅力ですが、この性格でその努力家の一面が薄れてしまっているのかもしれません。しかし、それでいいのです。「ブルマ」はそれらすべてをひっくるめて魅力的なのです。

■恋人には一途
「素敵な恋人がほしい」と旅に出て、「ヤムチャ」と付き合うことになって旅を終えた「ブルマ」。ヤムチャとは長いこと付き合っており、喧嘩や仲違いも描かれていますが、「ブルマ」が本気で他の男性に気持ちが揺れるようなシーンはありません。散々「女」を武器にしていますが、恋人に対しては一途なのです。

ヤムチャと別れた後に「ベジータ」とくっ付きますが、ここでもやはり「ブルマ」が「ベジータ」以外の男性に心奪われるようなシーンはありません。(強烈に)勝手で自信家で行動的な印象の強いブルマですが、付き合った男性にはとにかく一途。チャラチャラしていそうでしていない、そんな「ブルマ」の一面も彼女の魅力を高めているのだと思います。

【アニメキャラの魅力】勝気で強い!悟飯の妻であり良き理解者「ビーデル」の魅力とは?
世界チャンピオン「ミスター・サタン」の娘「ビーデル」。本当にあの父親の娘なのか?と思うほど可愛らしい容姿ですが、中身は意外と似ていたり・・・!?今回は、後に「悟飯」の奥さんとなり、可愛い子供も生まれる「ビーデル」の魅力に迫ります。

■将来の姑であるチチとも大喧嘩!?勝気なビーデル!
とにかく勝気な「ビーデル」。負けん気が強いとも言いますね。どちらにしても「ビーデル」にはぴったりの言葉です。父親である「ミスター・サタン」を心から尊敬しているので、サタンを馬鹿にされたら大変・・・。容赦く攻撃します。

更には、はじめて悟飯の母である「チチ」と会った際には猛烈な口喧嘩をしたりも・・・。チチは後にビーデルにとってお姑さんになるのですが・・・。「ビーデル」のこの性格に「悟飯」は呆れっぱなしですが、一方で素直で真面目な一面も持ち合わせています。真面目な「悟飯」にはそういった“自分にないところ”が魅力的だったのかもしれません。実際にこのギャップがビーデルの魅力なのだと思います。

■戦闘能力は父親以上!
「ビーデル」は非常に戦闘能力が高く、天下一武道会の少年の部で優勝した経験も持っています。そのため「悟飯」の修行に付いていけるだけの素質を、彼女は元々持っていたのでしょう。もちろん才能だけではなく、武道家として非常に真面目で(そして勝気なため)、日々練習を重ねています。

ちなみに、彼女がもっとも尊敬する父親よりも、実はビーデルの方が強い・・・そんな描写があちらこちらに散りばめられています。ビーデルは舞空術もマスターしますし。作中で舞空術をマスターするキャラクターは限られており、実力の高い人間のみが習得している技ですので、そういった意味でも「ビーデル」の戦闘能力の高さを伺い知ることができます。

■強い正義感の持ち主!
「ビーデル」は、非常に正義感が強く、街の平和を守るために警察に協力したりもしています。それは“サタンの娘”としてのパフォーマンスではなく、自身が自ら進んでやっていること。アニメ版だけではありますが、謎のヒーロー「グレートサイヤマン」の代わりに「グレートサイヤマン2」になったり・・・。

自分の力を高め、人の役に立ちたいという気持ちが非常に強いのでしょう。悟飯の実力や彼のおこないから、自身の正義感と似たものを感じとり、心惹かれていったのかもしれません。勝気で喧嘩っぱやくても、その根本には「人を守る」という優しい心を持っている・・・、そんな魅力溢れる女性こそが「ビーデル」なのです。

【アニメキャラの魅力】礼儀正しい好青年!?ヤンチャで可愛いひねくれ少年?「トランクス」の魅力とは?
「トランクス」は、登場人物の多い『ドラゴンボール』の中でも珍しい、“現代”と“未来”の2つの立ち位置から登場するキャラクターです。その個性は、それぞれ微妙に異なっており、男女問わず多くのファンから支持される要因ともなりました。現代と未来、それぞれで異なる魅力を発揮し、ファンを獲得した「トランクス」。今回はそんな彼の魅力について紹介したいと思います。

■初登場で魅せた圧倒的強さ!
「トランクス」の初登場はフリーザ編。原作にしてもアニメにしても、フリーザの圧倒的な強さが印象的だった頃です。暫くその正体は明かされず、冷静で知的、そして強いこの青年に誰もが疑問と期待を抱きました。

そして正体が明かされた時、漫画そのものも“現代”と“未来”を行き来するという展開、そして未来の地球の様子にショックを受け、更には謎に包まれた青年が「ブルマ」と「ベジータ」の子供であるという衝撃・・・と、かなりのインパクトを受けました。

何より、剣を使った攻撃は『ドラゴンボール』の中では非常に珍しかったですし、剣を背負う姿がとてもカッコ良かったです。あの初登場は『ドラゴンボール』史上でもかなりのインパクトのあるシーンだったと思います。

■“未来”のトランクスは礼儀正しい好青年!
破天荒なキャラクターの多い『ドラゴンボール』の中で、“未来から来たトランクス”は非常に真面目で謙虚、大変礼儀正しい青年でした。誰に対しても「さん」付けで呼び、敬語もきちんと使ったり・・・。苦労して、更に命をかけて未来からやってきたイケメンキャラ「トランクス」。そして何より強い。女性からの圧倒的な支持も得ましたし、「強くて礼儀正しい好青年」に憧れる男性からの支持も十分に集めたように感じます。文句なしの好青年とはまさに“未来から来たトランクス”のことではないでしょうか。

■“現代”のヤンチャで可愛いトランクス!
“現代”のトランクスは、幼少期から描かれ、キャラクターも“未来から来たトランクス”とは少し異なります。

大金持ちのお坊ちゃまなのでそのヤンチャっぷりは想像通りですが、礼儀正しい一面もあちらこちらで描かれています。とはいえ、幼少期から描かれていることもあり、なによりもヤンチャで可愛いのが一番の魅力。「ベジータ」の子供だけあってか、「少し捻くれていて恥ずかしがり屋」なのも、その可愛さに一役買っているように思います。

普段はヤンチャな一方で、自分の両親に対して照れながらも愛情を示す姿はとても微笑ましくもあり、彼の魅力を大きくしていたようにも思います。見たこと無い・・・方は少ないとは思いますが、もしまだ彼の魅力を感じた事のない人は、ぜひもう一度『ドラゴンボール』を見返して、未来・現代両方の「トランクス」の魅力をご堪能下さい。

【アニメキャラの魅力】悟空の嫁ってだけじゃない!?訛り言葉も可愛い「チチ」の魅力とは?
国民的、いえ世界的に人気の高い『ドラゴンボール』。今回は、初期から登場し、後に悟空と結婚、かわいい子供達にも恵まれた「チチ」の魅力に迫ります。チチは“悟空(主人公)の嫁”だけに収まるキャラクターではございません。

■「~だべ」「~さ」など、訛った口調が超絶可愛い!!
チチの特徴のひとつはその話し言葉です。悟空のことを「悟空さ」と呼び、自分のことは「おら」。登場初期から一貫して東北弁のような口調で話します。方言萌えの方もいらっしゃるかと思いますが、私もその一人。気取りのない口調通り、性格も気取っていないチチの真っ直ぐな言葉は、とても魅力に溢れています。それにしても家族に悟空と子供達がいるにも関わらず、誰ひとりチチの口調がうつらなかったのはある意味奇跡といえるかもしれません。

■筋斗雲にも乗れる!綺麗な心の持ち主!
チチは綺麗な心、純粋な心の持ち主しか乗ることの出来ない“筋斗雲”に乗ることが出来ます。作中筋斗雲に乗れるキャラクターは限られていますので、そういった意味でもレアなキャラクターですよね。実際に人を疑ったり、貶めたりするようなシーンはありませんし、子供が産まれ教育ママとなった後もそういった描写はありません。

そういえばチチは悟空一筋でもありましたね。自分の気持ちに真っ直ぐで、愛情もしっかり注ぐチチを見ていると、模範的なお母さんでもあるのかなと思います。ちょっと口うるさかったり、子供が小さい頃に勉強にガミガミしていたのは、必要と思えばこそのご愛嬌ということで。

■少女時代から母となっても愛らしい外見
チチの初登場は、彼女がまだとても幼かった頃。そこから少女時代、大人の女性になるまでの成長が描かれるのですが、チチはとても可愛い顔をしているのです。クリクリな目とナイスバディ。これだけも十分魅力に溢れていると思います。格闘家として天下一武道会に出場するだけの力も持っており、更にこれだけ可愛ければ、チチが悟空だけを見ていたために気がついていない(描かれていない)だけで、実はチチのファンって多かったのではないかなと思うのです。母として描かれるチチも愛らしさを残した大人の女性で、とても素敵です。子供たちがイケメンなのは、間違いなく悟空とチチの子供だからだと思います。

■妻として母として。とても強く素敵なチチ
原作でもアニメでも、男性からするとうざったい存在に思えるかもしれません。しかし、あの悟空の妻は並大抵の女性ではつとまらないと思いませんか?更にどれだけ口うるさく言っていても、最後には必ず悟空や子供に対し理解を示す人「チチ」。人に対して本質を理解し接することが出来る、とても魅力いっぱいで素敵な人だと思います。

『ドラゴンボール』のやめ時はフリーザ編だった!? 初代担当編集・鳥嶋が明かした『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』の裏話
5月8日、『漫道コバヤシ ドラゴンボールZ復活の「F」公開記念スペシャル』(フジテレビ)にて、芸人・ケンドーコバヤシが『ドラゴンボール』(集英社)の作者・鳥山明の初代担当編集である鳥嶋和彦(現・集英社専務取締役)と対談。『ドラゴンボール』や、鳥山初の連載作『Dr.スランプ』の裏話などが明かされた。

もともとデザイナーだった鳥山明は、マンガ賞に応募し、1980年から「ジャンプ」で『Dr.スランプ』の連載を開始。当初、少年誌である「ジャンプ」で女の子が主人公のマンガを描くのは「とてもショック」だったそうだ。『Dr.スランプ』はアニメ化もされるほどの人気作となったが、鳥山は「連載をやめたい」と吐露。そして、当時の編集長に直談判し、「『Dr.スランプ』より面白いものが描ければいい」と了承を得た鳥山は、『ドラゴンボーイ』読み切りが人気を博したことから、『Dr.スランプ』の連載を終え、1984年に『ドラゴンボール』の連載をスタートさせることとなった。

その後、『ドラゴンボール』は大ヒット。原作の連載開始から30年以上たつ本作だが、現在も映画『ドラゴンボールZ復活の「F」』が公開中だ。2人の話題は、この映画でも大々的にフィーチャーされている敵キャラ・フリーザに。フリーザは、連載時、社会現象になっていた“地上げ屋”をモデルにした、いわば“宇宙の地上げ屋”キャラで、鳥嶋いわく、“悪いキャラ”を描くのに苦労する鳥山だが、「(『ドラゴンボール』で)完全な悪はフリーザだけなので動かしやすい」と評していたという。一方、苦労したとされる敵役・ピッコロ大魔王は、歴史上悪いと言われている人物、ローマ皇帝のネロに影響を受けているなんて話も。「フリーザの年齢・性別は迂闊に答えてしまうと困ってしまいそうなのでノーコメントで」「(フリーザの側近である)ドドリアとザーボンは特に気に入ってないので復活の予定はない」「(フリーザの父である)コルド大王は倒されるためだけに登場した」などなど――『ドラゴンボール』ファンにとっては興味を惹かれる話題が多く展開される放送だった。

番組中では『ドラゴンボール』はあまりの人気のため、連載を終わらせることが出来なかったといった話にも言及。「『ドラゴンボール』のやめ時はいつだったのか?」というケンドーコバヤシのあけすけな質問に、鳥嶋は「フリーザ編で締めるべきだった」と回答。『ドラゴンボール』がフリーザ編で最終回を迎えていたら、鳥山の3つ目のヒット作が生まれていたかもしれない、とまで語っていた。最後に番組では、鳥山が原作、『I"s』(集英社)などで知られる桂正和・作画の新作マンガが動いていることが明かされ、大きな話題に。掲載誌は「週刊ヤングジャンプ」を予定しているという。14年には『カツラアキラ』という共作短編集を刊行している名タッグだけに、新たな情報の発表が待たれる。

『ドラゴンボール』18年ぶりTV新シリーズ、7月より放送決定! 鳥山明氏がオリジナル原案
アニメ『ドラゴンボール』の新シリーズとなる『ドラゴンボール超(スーパー)』が7月よりフジテレビ系で放送開始することが28日、明らかになった。同日都内で行われた映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』舞台あいさつで発表された。1996年から97年まで放送された『ドラゴンボールGT』以来、18年ぶりの完全新作で、原作者の鳥山明氏のオリジナル原案による物語が展開される。

『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1984年から95年にわたり連載された国民的漫画『ドラゴンボール』。単行本および完全版は全世界で2億3000万部を誇る人気タイトルだ。テレビアニメも86年2月よりスタートし、『Z』、『GT』と長期シリーズとして同局系で放送されてきた。

現在は『改』の続編となる『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)が放送中。新シリーズの舞台は、孫悟空が魔人ブウとの壮絶な戦いを終え、平和を取り戻した地球のその後という、これまで原作でも描かれていないアニメ完全新作となる。

悟空の声を担当している野沢雅子は、「CM、ゲームなどで数知れず『超』という言葉を言ってきましたが、いよいよ、シリーズ“ドラゴンボール超”がスタートするということで最高です。首を長~くして待ちに待った新シリーズ、長~く長~く続くと最高です。待っていてください。私たちも待っていたんですから」と新シリーズ開幕を喜んだ。

◆これまでの放送
『ドラゴンボール』1986年2月~1989年4月
『ドラゴンボールZ』1989年4月~1996年1月
『ドラゴンボールGT』1996年2月~1997年11月
【デジタルリマスター再編集版】
『ドラゴンボール改』2009年4月~2011年3月
『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)2014年4月~2015年6月

野沢雅子さんや、堀川りょうさんら大御所声優陣に加え、主題歌を歌う“ももクロ”一同も特別衣装で駆けつけた『ドラゴンボールZ 復活の「F」』レポート
2015年4月18日、東京の映画館・新宿バルト9において、同日に公開となったアニメ映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の初日舞台挨拶が実施された。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、日本国内でも“ジャンプ系少年漫画”の代名詞とも言われる名作『ドラゴンボール』、その最新映画だ。といっても、あまりに有名なタイトルだけに「あのフリーザが復活する!」と言われて、その説明を必要とする人は多くないだろう。

本作において特筆すべき点は、原作の鳥山明先生が“脚本”に名を連ねている、という部分だ。『ドラゴンボール』の映画は数多く制作されてきたが、同氏が単独で脚本を制作をしたのはこれが初なのである。同じように“脚本原案”として関わった『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年公開)が大きな反響を得たことからも、本作が注目を集める一因となっている。……要するに、みんなが公開を楽しみにしていたのだ。

そんな公開日に行われた舞台挨拶には、本作のメインキャストである野沢雅子さん、堀川りょうさん、佐藤正治さん、花江夏樹さんらに加え、監督の山室直儀さん、主題歌を歌った「ももいろクローバーZ」(百田夏菜子さん、玉井詩織さん、佐々木彩夏さん、有安杏果さん、高城れにさん)といった、実に豪華な面々が登場。本稿では、ステージで繰り広げられたトークの様子をお伝えしていく。

■神龍の見守るバルト9にZ戦士(の声優陣)&ももクロZが集結
本作の公開初日とあって、当日のバルト9は大賑わい。チケットロビーには巨大な神龍(シェンロン)が登場するなど、その力の入れっぷりも相当なものだ。舞台挨拶が行われたシアターの中はディープなファンで一杯で、キャラクターのコスプレをしている人の姿も見受けられた。

舞台挨拶が始まったのは上映後。見た目にも色鮮やかな来場者たちに拍手を受けながら、登壇者たちがステージへやってきた。そして位置につくと共に「オッス! オラ悟空」(野沢さん)、「カカロット! 貴様を倒すのは、この俺樣だ!」(堀川さん)、「ぱーふぱふさせてくれんかのぉ~」(佐藤さん)、「雑魚じゃない、ジャコだ!ビシッ!」(花江さん)と、いった具合の名言ラッシュが披露される。誰がどのキャラを演じた、という説明は不要だろう。

そこから始まったトークでは、まさに本作を観た直後の来場者たちと興奮を共有するような様子が見て取れた。そんな中、超ベテラン声優陣に囲まれて、ちょっと恐縮気味な声を出していたのは花江さん。“ドラゴンボール世代”である花江さんは「小さな頃からずっと観ていた作品に出られるなんて」と、その喜びを表現していた。

ちなみに壇上では、上映直後ということで色々とネタバレトークも飛び出した。深くは語れないが、ひとつトークの中で内容に関わるものを取り上げるとすれば、とあるシーンにおける堀川さんの感想「あのシーンは、溜飲が下がる思いでした」というコメントだろう。果たしてベジータに何があったのだろうか……。その内容は、ぜひ劇場で確認してほしい。

続けて、本作の主題歌「『Z』の誓い」を歌った「ももいろクローバーZ」の面々がステージへと登壇した。こうしたイベントでは衣装に凝ることでお馴染みの「ももクロ」だが、今回も各人が『ドラゴンボール』世界をイメージした衣装で登壇することに。

その衣装について百田さんは「主題歌が『ドラゴンボール』キャラクターの“後輩目線”の歌だったので、自分たちが『ドラゴンボール』の世界に入ったらという設定で作ってもらいました」と話す。なお、百田さんは悟空、玉井さんはベジータ、高城さんはピッコロ、佐々木さんはトランクス(とブルマ)、そして有安さんはまさかの餃子(チャオズ)をイメージしているそうだ。まさかここでチャオズの名が出るとは。

ひとしきりトークも終わると、最後に大きな発表が行われた。既にアメリカでの公開が発表されている本作だが、なんとさらに、全世界74の国と地域で放送されることが決定したのだ。それを受けた野沢さんは「もっと増やしちゃいましょう!」と、まさに悟空ばりに意欲を燃やしていた。連載開始から実に30年以上が経過した『ドラゴンボール』だが、その熱はまだまだ収まりそうにない。

4月18日公開『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の入場者プレゼント全貌が判明! さらに公式サイトにて新映像も解禁!
4月18日(土)公開の映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の新TVSPOTがオフィシャルサイトにて解禁!! そこに描かれているのは、ゴールデンフリーザと対峙する悟空の新しい姿が!! 「じゃあ、やってみっか!」の言葉とともに超サイヤ人へと変身する悟空は、超サイヤ人ゴッドの赤い髪とも違う、逆立つ蒼い髪と身にまとうオーラも蒼一色のに変化。

この神戦士は“超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人”で修行の末に悟空が身に付けたとされる圧倒的なパワーである。果たして黄金に進化したフリーザと、蒼色に変身した悟空の雌雄を決する究極のバトルはどちらに軍配が上がるのか!? 伝説を超えた神バトルがここに勃発する!

■入場者プレゼントの全貌が解禁!
そしてついに、入場者プレゼントの“鳥山明描き下ろし脚本完全収録 JC最”神“刊ドラゴンボールZ巻「F」”の表紙や中身の一部も解禁となった。

なんと表紙も鳥山明描き下ろしの特別仕様で、鳥山明が語る脚本の裏話や、直筆のコメント付き描き下ろし設定画などここでしか読むことのできない超貴重な“神”巻となっていることが発覚!

数量限定ということで、4月18日(土)の公開初日や翌日曜日には品切れの可能性もあるので、是非とも光の速さで入手したい! 劇場へ急げ!

<イントロダクション>
『神と神』から2年――、全宇宙待望の最新作が誕生!!
1984年から週刊「少年ジャンプ」で10年半に及ぶ連載、テレビアニメ、ゲーム、カード等、連載終了から20年が経とうとしている今でも、爆発的人気を誇る伝説的コミック「ドラゴンボール」。2013年には、実に17年ぶりとなる劇場最新作『ドラゴンボールZ 神と神』が公開し、“破壊神”“12個の宇宙”など新たな真実を残しながら、子どものみならず、かつて夢中で連載を追いかけた大人たちまでも興奮の渦に巻き込んだ。

“劇場版・鳥山明”始動。かつて世界を絶望させた「F」が復活!!
そして2015年、待望の映画最新作が誕生! 劇場版19作目にして初めて自ら脚本まで手掛けた原作者・鳥山明は今回の敵として、かつて読者を絶望のどん底に叩き落とした悪の帝王・フリーザを復活させた! 鳥山明自ら「すさまじい対戦」と豪語する渾身の物語が、再び世を席巻する!!

<ストーリー>
宿命の激突!! 神を超える戦いが始まる――!!!! 破壊神ビルスとの闘い後、再び平和が訪れた地球にフリーザ軍の生き残りであるソルベとタゴマが、ドラゴンボールを求めて近づいていた。その目的は、軍の再起のためにフリーザを復活させること。宇宙史上最悪のその願いは遂に叶えられ、蘇ったフリーザは悟空たちサイヤ人への復讐を目論む…。

そして、地球に新フリーザ軍が押し寄せ、悟飯、ピッコロ、クリリンらは1000人の兵士と激突。悟空とベジータは、フリーザとの宿命の対決へと挑むが、フリーザは圧倒的なパワーアップを果たしていた! 「お見せしましょう…わたしの更なる進化を!!!!」今、限界を遥かに超えた戦士たちの空前絶後の戦いが幕を開けようとしていた――。

ドラゴンボールの「脱線エピソード」とは?
アニメ番組には、制作サイドの大人の都合で本編から脱線したオリジナルストーリーが放送されることがよくあります。

設定を丸っと無視したぶっ飛びストーリーや、ツッコミ待ちとしか思えないほどの作画崩壊には、子供心に違和感を覚えたものです。

■ヤムチャには野球の才能があったらしい……! 『ドラゴンボールZ』の脱線っぷりは秀逸です

週刊少年ジャンプの人気作品の中には、原作の連載とアニメの放送が同時進行で進むものが数多くあります。当然ながらアニメは原作よりも進展が早いため、連載に追いつきそうになってしまうことも日常茶飯事。そんなときには、アニメ版だけのオリジナルストーリーを放送することで時間を稼ぐわけです。

その最たる例が『ドラゴンボールZ』。

悟空とピッコロがチチに促されて自動車教習所へ通うエピソード(第125話)や、ヤムチャが野球選手のアルバイトを始めるエピソード(第10話)など、例を挙げ始めるとキリがありません。筆者はリアルタイムで放送を見ていましたが、ヤムチャが狼牙風風拳(ろうがふうふうけん)の構えで三打席連続ホームランを打ったときには流石に「これは違くね……? 」と違和感を感じたものです(笑)。

しかし、『ドラゴンボールZ』で描かれたオリジナルストーリーの中には名エピソードと語り継がれているものも少なくありません。

悟空の父であるバーダックとフリーザの戦いを描いたテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~』は、原作のスピンオフ作品としてファンの間でも高く評価されていますし、当初アニメだけのオリジナルキャラクターだったバーダックは、後に原作にも登場しています。

このようにアニメオリジナルキャラクターが原作に逆輸入されるのは珍しいケースですが、ファンからすればたまらないサプライズですよね。

フリーザーの復活に中尾隆聖さん歓喜! 野沢雅子さんが「絶対に見てほしい」と熱く語る!――映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』舞台挨拶レポート
2015年3月30日、新宿バルト9にて、4月18日より公開となる映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の試写会および舞台挨拶が行われた。キャスト陣によるトークセッションのほか、ワールドプレミア開催の発表が行われたので、当日の模様をレポートしていこう。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年に公開された『ドラゴンボールZ 神と神』から2年ぶりとなる映画最新作。原作者の鳥山明さんが、劇場版19作目にして初めて自ら脚本を手がけた作品でもあり、ドラゴンボールによって復活したフリーザと、悟空やピッコロ、クリリンたちが激突する宿命の対決が描かれる。

■ フリーザが嫌いな野沢さんが、ますますフリーザー嫌いになりそうな内容!

今回行われた舞台挨拶には、孫悟空役の野沢雅子さん、フリーザ役の中尾隆聖さん、預言魚役の中川翔子さんが出演。上映に向けての挨拶を行ったほか、客席に姿を見せた悟空とフリーザの着ぐるみの動きに合わせて「どんな戦いになるか、オラわくわくするな!」「クックック……相変わらず私をイライラさせる発言をするのですねえ」とセリフを当て、試写会に参加した幅広い層のファンたちを沸かせていた。

作品ついてのトークセッションでは、初めて完成した映像を見た感想について「すごい!って言葉をズラーっと並べるぐらいすごいです」(野沢さん)、「フリーザが嫌いな野沢さんに(フリーザーが)ますます嫌われそうな(笑)、収録で声が枯れんばかりのすさまじい戦いです」(中尾さん)と絶賛。特に、鳥山さんが意識して増やしたというアクションシーンは見応えがあり、収録ではアクションの速さに苦労したこともあるという。

また、本作ではフリーザの復活も見どころのひとつ。この話を聞いた際、中尾さんは胸が躍るどころか、飛び上がって喜ぶほど嬉しかったとのこと。映画のタイトルについても「復活のFはフリーザのFでもありますが、応援してくれるファンのFでもあるんじゃないかなと、そう思います」と語るなど、ファンに愛されていることを感じて嬉しそうな姿を見せていた。

フリーザの復活については、中川さんも「ただの悪じゃなくて、全人類から愛される“ベストオブ愛された賞”ですよ!」と語り、嬉しさをにじませていた。

■ 悟空とフリーザー、海外上映への意気込みを語る!
トークが一段落したところで、発表の目玉となるワールドプレミア開催決定の告知が行われた。ワールドプレミアは現地時間の4月11日、ハリウッドのエジプシャン・シアターにて実施され、このイベントにも野沢さんが登壇予定となっている。

海を越えての上映が決まり、野沢さんは「オラ嬉しいぞ!ハリウッド行ってみっか!」、中尾さんは「死より恐ろしい恐怖を世界中に味わわせてあげましょう」と、それぞれ役に扮して喜びを表現した。中川さんも、預言が100%当たる預言魚役というポジションを活かし「この映画は世界中で大ヒットするよ!全米が泣くよ!」とセリフを披露する一幕も。

最後に野沢さんは、「今回のFは復活のFであり、ファンのFでもありますので、ひとりでも多くの方に、絶対に見てほしいです!」と、力強くアピール。日本だけでなく世界中の人に、そして子どもから大人までではなく、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんにまで見てほしいとの想いを語り、舞台挨拶を締めくくった。

ド迫力の怒れるフリーザ様Tシャツが凄すぎる!
2015年4月18日より劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の全国劇場公開も控える、宇宙の帝王「フリーザ」の怒れるド迫力グッズが、キャラクターアパレル&グッズメーカー「コスパ」から登場!!

ナメック星でせっかく集めたドラゴンボールを、デンデ、クリリンたちに使われてしまった時の、あの激怒したフリーザが放ったセリフ
「ぜったいにゆるさんぞ虫ケラども!!!!!」
が、ド迫力なデザインのフルグラフィックTシャツ、Tシャツ、トートバッグになりました! ビリビリと感じる宇宙規模のフリーザの怒りをぜひ肌で感じよう!

強さが欲しい!?便利に使う!?アニメファンが選ぶ「一度は使ってみたいアニメ漫画の必殺技・能力」
第1位には、漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』の主人公「孫悟空(そんごくう)」の必殺技『かめはめ波』が選ばれた。悟空の師匠である亀仙人(武天老師)が編み出した、体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技で、その後、悟空以外のキャラクター達もその使い手となる。『ドラゴンボール』における代表的な必殺技といえるだろう。

「私服がダサい」と思うアニメランキング
1位にランク・インしたのは、鳥山明原作の《ドラゴンボール(シリーズ)》でした。ドラゴンボールの衣装といえば、オレンジ色の格好いい武道着・亀仙流道着や、サイヤ人の戦闘ジャケットがまず思い浮かぶのではないでしょうか。しかしその戦闘服がキャラにはまりすぎているせいか、地球人仕様のYシャツやジーパンが逆にコスプレのように思えてしまいますね。

劇場版『ドラゴンボールZ』特報第2弾、フリーザ「私のさらなる進化を!」
2015年4月18日に全国公開されるアニメーション映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の特報第2弾が公開された。

公開された特報第2弾は、見覚えのある楕円の飛行物体が街に巨大な影を落とし、着陸する場面から。宇宙船から姿を現したのは、余裕の笑みを浮かべた悪の帝王・フリーザで、ピッコロも「俺たちとは違う次元の化け物になって帰ってきやがった!」と驚愕するばかり。大軍勢の敵に立ち向かうZ戦士たちとともに、激しく拳を交える悟空とフリーザが描かれている。そして、最後にフリーザが放つ「お見せしましょう、ワタシのさらなる進化を…!」という意味深な一言が、全宇宙の絶望の幕開けを予感させる内容となっている。

また、12月6日より本作のプレゼント付き前売券が上映劇場で発売開始。今回のプレゼントは、原作者の鳥山明氏が映画のために描き下ろした新設定画をもとにしたイヤホンジャック付きの「劇場版・鳥山明 超進化ストラップ」で、悟空バージョンとフリーザバージョンの2種類が用意されている。悟空は通常の胴着から新胴着へ、フリーザは第一形態から"祝復活"のタスキをかけた第四形態へと進化する超進化ストラップとなっている。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年3月に劇場公開された『ドラゴンボールZ 神と神』の続編で、原作者の鳥山氏が原作・脚本・キャラクターデザインをすべて担当。監督は、『ドラゴンボールZ 神と神』でアニメーションキャラクター設計・総作画監督・絵コンテ・原画を、OVA『ドラゴンボール 超サイヤ人絶滅計画』でキャラクターデザイン・作画監督を、人気ゲーム『クロノ・トリガー』でアニメーションキャラクターデザイン・作画監督を担当した山室直儀氏が務めている。

『ドラゴンボールZ』新劇場版発表 鳥山明の本気
名作『ドラゴンボールZ』の新作劇場版が、2015年のゴールデンウィークに公開されることがわかった。

前作『ドラゴンボールZ 神と神』と同じく、原作者の鳥山明さんが原作・脚本・キャラクターデザインをつとめることが発表されている。

マシリトも褒めた! 前作「神と神」の続編
タイトルやスタッフの詳細はまだ明かされていないが、ストーリーは前作「神と神」の続きだという。

公式サイトで、鳥山さんは「マンガで連載していた時の続きのつもりで新ストーリーを考えました。絵を描いていないだけで、細かいセリフまで徹底的にこだわっています」と熱のこもったコメントを掲載。

また「意識してアクションシーンを大幅に増やした」とも語っており、「メチャクチャおもしろいはずですよ!派手なアクション物はあまり好きじゃないボクが言うんだからマチガイないっす!」、「ファンの方々にはとってもスカッと楽しめる内容なっている」と自信作であることがうかがえる。

「Dr.スランプ」でDr.マシリトとして登場した初代担当編集者であり、現在は集英社の取締役専務である鳥嶋和彦さんも、めずらしく褒めているとのことなので、かなり期待できそうだ。鳥嶋さんは、鳥山明さんが「ジャンプ」で連載当時、数々のボツを食らわせたことで知られている。

現在、鳥山さんは新キャラクターのデザイン画を制作中。ファンにとっては待ち遠しいゴールデンウィークとなりそう。

漫画、TVアニメが終了して長い時間と経った『ドラゴンボール』。まだまだ冒険は続きそうだ。

<ドラゴンボールZ>劇場版新作でフリーザ復活
2015年4月に公開されるアニメ「ドラゴンボールZ」の劇場版新作に、主人公・孫悟空と死闘を繰り広げたフリーザが登場することが21日、分かった。新作のタイトルは「ドラゴンボールZ 復活の『F』」で、炎のようなオーラをまとったフリーザや、昨年3月に公開された劇場版「神と神」に登場した破壊神ビルスと側近のウイスが描かれたビジュアルが公開された。

フリーザは、宇宙の帝王として悟空やピッコロ、クリリン、ベジータら仲間たちを圧倒。クリリンを爆殺するなど非道の限りを尽くしたが、激高して超サイヤ人となった悟空に敗北した。その後の物語のキーともなった「超サイヤ人」の悟空と戦った最初の悪役キャラとして人気が高い。

「ドラゴンボール」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984~95年に連載された人気作。コミックスは24カ国で翻訳され、発行部数は世界で2億3000万部以上を誇る。アニメは、86年にフジテレビ系でスタートし、89~96年に「ドラゴンボールZ」、96~97年に「ドラゴンボールGT」が放送。11年間の平均視聴率は20%以上を記録した。劇場版はこれまで18作が公開されており、19作目となる今回の「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は、原作者の鳥山明さんが初めて脚本を手がけることも話題になっている。

「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は15年4月18日に公開。

鳥山明の漫画『ドラゴンボール』其之百九十五のサイヤ人編から最終話までをアニメ化。前作『ドラゴンボール』からタイトルを変更し、新番組として制作された。

『ドラゴンボール』のアニメ化作品では最も長い、約6年10ヶ月ものロングランとなるなど、人気面で絶頂を迎えた作品である。これは東映および東映アニメーションが製作したアニメ作品としては、2007年に『ONE PIECE』に記録を塗り替えられるまで、最長の年数であった。

平均視聴率は20.5%で、人気作となる。日本のみならず世界40カ国以上で放映された。フジテレビは子供達の楽しみも考え、水曜日のプロ野球中継を減らしていた。特に人造人間編の頃には、優勝決定などの重要な試合以外は本作を通常放送し、番組終了後の19時30分から野球中継する場合もあった。初代オープニングテーマ『CHA-LA HEAD-CHA-LA』も170万枚のヒットとなった他、本放送中に劇場公開版アニメが断続的に制作され、本放送中の春と夏に東映系の映画館にて公開された。

前作同様、原作が週刊連載中にアニメ化されたため、原作1話分をそのままアニメにした場合、アニメ1話分には尺が足らず、原作の週刊連載にすぐに追いついてしまうため、その兼ね合いから、アニメスタッフの手によりアニメ独自のシーンやオリジナルエピソードが追加されている。その内の「サイヤ人とツフル人の歴史」、「2人に分身して特訓するピッコロ」、「天津飯や餃子を追いかけたいがカリン塔に登れずウパ達に八つ当たりするランチ」、「野球選手のアルバイトをするヤムチャ」、「栽培マンの裏設定」、「蛇の道で雲を千切って食べる悟空」、「蛇の道の下にある地獄の様子」、「蛇の道の途中にある宮殿にいる蛇」などに関するオリジナルエピソードや設定は、鳥山明が書いた裏設定のアイデアメモを元にしたもので、他にもアニメオリジナルキャラクターとして「グレゴリー」、「パイクーハン」、「大界王」、「ベジータ王(顔のみ)」のデザインや、中鶴勝祥のラフデザインを元に「バーダック」とその仲間たちのデザインを行っている。しかし、その他のアニメのみのオリジナルエピソードや設定には基本的に関わっていない。また回想シーンも多く見られる。

2003年には、全話とTVSP2話に加え、OVA「サイヤ人絶滅計画」を収録したDVD-BOXが発売。また2006年より、単品DVDが各巻5話 - 6話収録で発売された。本番組はBSフジや東京MXテレビなどの一部の地方局などでも再放送されていた(地域によって異なる)。

2009年4月から2011年3月にかけて、タイトルを『ドラゴンボール改』としたデジタルリマスター版を放送。ストーリーを原作漫画に近づける形で再構成し、HD放送が行われていた。

好きなセリフ サイヤ人編
ラディッツ「戦闘力たったの5か。ゴミめ。」
ラディッツ「くだらん技だ。ただホコリを巻き上げるだけか。」
ピッコロ「バカな。この俺が震えて動けなかった。」
ベジータ「貴様のくだらんあいさつのせいだぞ。」
ベジータ「うろたえるな所詮俺達のテキではない。戦闘力の一番高いヤツをさがせ。」
ベジータ「ナッパ オレのいうことがきけんのか!!!!」
ベジータ「あと4分ほどでここにやってくるだろう 戦闘力5000ほどのヤツが。」
ベジータ「ここのヤツらは戦闘力を変化させやがる 最低でも5000ということだ。」
ベジータ「戦闘力がどんどんあがってやがる。」
ベジータ「7000、8000バカな。」
ベジータ「8000以上だ!!!」
ベジータ「なんてヤツだ あんな近い距離から切り返しやがった。」
ベジータ「なんだ今のは パワーやスピードが急激に伸びやがった。」
ベジータ「好きにしろ 同じことだ。」
悟空「さすがだ。スピードもパワーもオラを超えてやがる。」

好きなセリフ ナメック星(フリーザ)編
ベジータ「きたねえ花火だ。」
ベジータ「あたりまえだ。キサマらとはデキがちがうんだ。」
ジース「ベジータちゃんの戦闘力が30000近くに上昇したぞ。」
バータ「チビ(悟飯)の戦闘力が20000までアップしやがった。」
ベジータ「サイヤ人の戦闘データをはるかに超えてやがる。」
ベジータ「とてつもない戦闘力だ。なぜヤツにそれほどのパワーが。」
ギニュー「ヤツ(悟空)の戦闘力は60000ほどとみた。」
ギニュー「スカウターで確認するまでもない。85000までは上がるはずだ。」
ギニュー「100000、110000まだ上がるというのか。」
ギニュー「180000。これがキサマのパワーなのか。」
悟空「はっきり言っておいてやる。瞬間に出せる力はこんなもんじゃねぇ。」
フリーザ「まあいいでしょう。チリの一粒ぐらいは放っておきますか。」
フリーザ「私の戦闘力は530000です」
ギニュー「ジース。俺の戦闘力はいくつだ。」
ジース「2、23000ですが。」
フリーザ「ちなみに戦闘力は100万以上は確実か」

投稿 : 2024/12/07
♥ : 36
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101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悟空も作者も限界突破し続けた果てしない延長戦

【物語 3.5点】
内容は至ってシンプル。
激しい能力インフレが続く中、おらより強えぇ奴が世界や宇宙を脅かしているから倒しに行く。
それをサイヤ人編、フリーザ編、人造人間・セル編、魔人ブウ編の4回。
全200話以上費やして繰り返す。以上。

訴えたいテーマも特に設けず、娯楽に徹する。
ボスキャラに人間とは何かを突きつける重たい過去などがあるわけでもなく、
倒すのが申し訳なくなる何てことも無い。
倒した強敵(とも)が後で仲間になるジャンプらしい展開もありますが、
少なくとも悟空が敵として戦っている間は心置きなく殴りに行ける。

OP主題歌の“頭カラッポの方が 夢詰め込める”といった感じで、
エンタメ重視のバトルを迷いなくやり切る。
このシンプルさが世界中を熱狂させる原動力になったのだと思います。


とは言え、能力インフレバトルを続けるにも最低限シナリオは必要。
他でも言及しましたが、そもそも『ドラゴンボール』はピッコロ大魔王を倒すまでが当初の構想。
設定を使い切った状態から、熱量を持ってお話を続けるのは並大抵のことではないでしょう。

拾われて育った主人公・孫悟空という過去設定から、
悟空は実は地球に送り込まれた戦闘民族・サイヤ人で、
その背景には帝王・フリーザの宇宙制覇の野望が云々……。
とか使用済みの設定からよくストーリーを捻り出すことができるなと感心したり。
ただレッドリボン軍から捻り出した、星ひとつ消滅できるレベルの超人を凌駕する人造人間製造とか、
流石に科学的に無理があるなwとツッコんでみたり。

漫画家って設定を使い果たしてからが本番の大変な職業なんだな。
俺は将来漫画家にはならないし、とてもなれないなと当時は思ったものですw


『Z』になって原作連載ペースがアニメ放送に追い付き制作が逼迫する傾向はより深刻に。
フルパワーを出すための準備でAパートが終わる。元気玉とか作るだけで1話終わる。
ボスキャラにやられる前に先に逃げろと言われてから、かなり待ってくれる敵とか。
気を高めるという設定って尺を稼ぐのに結構便利だなと思ってみたりw


【作画 3.5点】
アニメーション制作・東映動画(現・東映アニメーション)

作画水準に関しては、バトルではダメージ表現などを描き込み、
後は野となれ山となれのいつもの20世紀・東映の作画。

ただ素材となる原作者の画力は安定して高レベル。
加えて、戦闘は極力、破壊可能オブジェクトが多い街中は避けて荒野で行うなど、
持続可能な連載のための“ダメージコントロール”も成されており、
東映のジャンプアニメ化作品の中では比較的大崩れしなかった部類。

それでも、バトルが佳境になる所、特にフリーザ編終盤などは、
一撃ごとにナメック星が損壊する激戦となり、
ボロ切れ同然となる悟空の道着のダメージ描写等を一コマごとに表現する原作、背景にまで作画を入れて地形変化を描くアニメ化共に苦しい展開。
で、結局、{netabare} ひとつの星の崩壊まで映像化することになったわけで。{/netabare}

苦闘の中で表現された悟空の超(スーパー)サイヤ人への覚醒は金髪&金オーラという強烈なビジュアルもあって心に残りました。
(白黒漫画だと白色なので塗る手間が省けるという見方もありw)


【キャラ 5.0点】
内容がほぼボスを倒す能力インフレバトルである以上、
ボスキャラに魅力が無いと話にならない状況。

設定枯渇した中からでも、ベジータ、フリーザ、セル、魔人ブウと、連載と放送をもたせて余りある強烈なボスキャラを新規創造。

漫画アニメ界全体のボスキャラとして考えても、ベジータで10年に一度生み出されるかどうかの逸材。
フリーザ様に至っては史上屈指のラスボス。
セル、ブウでも並のバトル漫画では滅多に生み出されないレベルの存在感。

鳥山 明先生は稀代のキャラクターデザイナーであったと感服するばかりです。


90年代当時のボスキャラのトレンドはアニメでもゲームでもとにかく画面を埋め尽くす勢いでグロく巨大化する。
これもフリーザの話ばかりになって申し訳ないですが、
第2形態、第3形態と例に漏れずフォルムが巨大化、グロテスクに複雑化する流れから、
最終形態でシンプルになって(描画カロリーも削減しつつw)襲いかかって来たのは衝撃的でした。
フリーザ様はボスキャラのトレンドをも変えた名悪役でした。


【声優 5.0点】
主演・孫悟空役の野沢 雅子さん。
女性声優が少年役をやることは多々あることですが、
『Z』に先立ち悟空も低等身少年から高等身さらには父へと成長。
それでもキャラクターを表現し切るのが見事。

しかも野沢さんは悟空の息子・悟飯役まで兼任。
最終的には悟空の亡き父・バーダック、第二子・悟天の一人四役プラス、
トランクス役・草尾 毅さん、ベジータ役・堀川 りょうさんとのフュージョンまで決める。

当たり前にやってのけてしまうので忘れがちですが、
野沢さんのこの守備範囲の広さは凄過ぎます。

シリアスなバトル展開、加えて尺の間延びにより、
声優が絶叫して間をもたせるシチュエーションが多かった『Z』では、
キャストの演技にも一層熱が籠もっていました。

加えて孫悟空役には怒りで超サイヤ人として覚醒する戦闘民族という表現まで求められる。
野沢さんの{netabare} 「クリリンのことか───────っ!!!!! 」{/netabare} と叫ぶ憤怒の熱演。
根は優しい悟空が変わってしまう戦慄が今でも残っています。

ここまで野沢さんのことしか書いてないですが、
これだけで声優5.0点の理由が揃ってしまったので以上と致します。


【音楽 4.5点】
劇伴は元祖から菊池 俊輔氏が続投。
不穏なギターサウンド、スタッカートが効いた金管音源をアレンジ。
過熱するバトルシーンに有用なテンポアップするフレーズの多用。
OP主題歌の“恐竜がいたら 玉乗り仕込みたいね”でもないですが、
そのまま怪獣映画に流用しても通じそうな恐慌を煽るBGM群でシリアスな作風を好アシスト。


OP主題歌は影山 ヒロノブさんが担当。
1曲目の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」は有名で耳に馴染んでいるを通り越して、
私の場合は運動会で披露したダンス演目のBGMとして身体に深く刻み込まれていますw
が、私は意外と終盤の「WE GOTTA POWER」の方が好きだったり。
いずれにせよ両曲とも歌詞も良い意味で脳筋でアホな勢いのあるアニソンです。


ED主題歌は1曲目がMANNA「でてこいとびきりZENKAIパワー! 」でユルめに締めくくる作風。
圧巻だったのが2曲目の影山 ヒロノブさんによるバラードソング「僕達は天使だった」
サビ終盤でオクターブを上げていく歌唱力。彼は超アニソン歌手です。


【付記】
先日の鳥山 明氏死去のニュース。私にとっても衝撃的でした。
それだけ私の心に爪痕を刻む作品を残した方だったということなのでしょう。
ご冥福をお祈り致します。

世界中から寄せられた追悼コメントの中で、
『ONE PIECE』の尾田栄一郎氏による「天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように」との一文に特に共感を覚えました。
本作はラスボスだけでなく、天界も本当に愉快なキャラクターの宝庫でして。

激しい能力インフレに取り残された地球の神。
それでも自分の何百倍の戦闘能力を持つ超人共を管理しなきゃならなくて。
EDの“Ah もう 神様もつらいよね!”って凄く的を得た歌詞だと思いますw

と言うより、むしろ神って死ぬものなのかwという点も当時は地味に衝(笑)撃的でしたw
北の界王様なんて{netabare} セルの自爆の巻き添え食って死んじゃってますしw{/netabare}
死んでも明るい天界ならば、鳥山先生も、いつかはあの世に行く私も皆も笑って楽しく過ごせそうです。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 16
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キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

んんぶるぁぁぁぁ

私が中学に入ると同時に
『ドラゴンボール』から
『ドラゴンボールZ』に進化しました。
そこから高校卒業し専門学校、社会人デビューまで
共に青春時代を歩んだアニメです。
生活の一部と言ってもいいくらい
当たり前の存在でした。

『Z』になって、まずいきなりの新キャラ登場
その名は『孫悟飯』くん。
主人公『孫悟空』の息子です。

思春期真っただ中の私は
「悟空やったんじゃ・・・・チチとやったんじゃ・・・・」
「もう筋斗雲乗れないんじゃないのか・・・」
と、その事ばかり気になっていました。
でも、いきなり悟空は筋斗雲に乗って登場していました。

※筋斗雲は意のままに自在に操れる空飛ぶ雲で
清い心を持っていないと乗れません

ぴちぴちギャルのパイパイをつつくことや
お尻をさわったたり、
ぱ、ぱぱ、ぱんて~を見ることに
命がけで挑んでいる亀仙人が筋斗雲に乗れないのに
それ以上の事をしでかした
悟空が筋斗雲に乗れるとは
どういうことじゃ?
と、あの当時の私は理解に苦しみました。

まあ、そんなしょーもない事は
『ドラゴンボールZ』を語る上で
どうでもいいことなんです。

今まで語られることの無かった
悟空やピッコロの出生の秘密。
宇宙を恐怖で支配する巨大な敵。
伝説の戦士の存在など、
見所満載です。
最後の方は、わけがわからないです。
ストーリーじゃなくて力の表現が・・・・

キャラは、さすが鳥山先生
デザインも良いのですが
特にネーミングセンスが驚かされます。
大抵、新キャラが登場すると
「え~何?このヘンな名前」
って思っちゃうんですけど、
だんだん愛着が湧いてきて
かっこ良く思えちゃうから不思議です。

長いアニメなので、根気がいるかもしれません。
原作+アニメオリジナルストーリーが
ちょくちょく入ったりします。

オリジナルストーリーはどれも
別に要らんから、早よ本編せぇよ!
って思うものばかりですが、
ひとつだけ、
悟空とピッコロが
自動車運転免許を取りに行くお話は好きでした。

なかなか『ドラゴンボール』で笑いませんが、
これは笑った記憶があります。

良かったら観てみてください。

{netabare}個人的にはフリーザ編で
ピシッと終わっていれば、
すばらしいラストだったと思うんですが、
鳥山先生は終わらせてもらえなかったんですね~
集英社も『ドラゴンボール』は
週刊少年ジャンプの花形マンガでしたから
なかなか終わらせるのは惜しかったのでしょう。

しかし次のセル編があったから
セルの中の人の若本さんがブレイクしたと思っています。
若本さんは、皆さんご存知の通りセルよりも
ず~っと前から声優をされていましたが
セルで
「んぶるぁぁぁ」とか叫んで
より印象付けたのでは?と思います。

結構やる人多いですが
私も高校の時からセルのものまねをしていました。

(ちなみにドラゴンボールでは、あと
べジータ 魔人ブウ
ミスターポポ 界王さま と ナレーション
悟空が大猿べジータに握りつぶされてるとこ
のものまねが出来ますよ~☆
出来ても全く女子にモテる気配が感じられませんでしたが)

体育の時間、教室で体操服に着替えているとき、
セルの声で
「貴様!トランクスか!」
とトランクスの子に近づいて言っていました。

「ほう・・・貴様もトルルァァンクスかーッ!」

「なるほど、貴様もトラァンクスくぁー!」

「トランクスゥ」

「トランクス」

「では、貴様もトラ・・・・ブゥゥウリーーーフかぁぁぁ!!!
ブリーフ博士かぁ!!!(大声)」

《補足説明》この時代には
ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)といった
小洒落た物は無く、ブリーフと言えば
お母さんが買ってきて数年穿き潰したゴムがよれよれの
少し前が黄ばんだ白いビキニタイプの物を指す。
だいたい中学生あたりで周りの目もあり
ブリーフを卒業したくなって
トランクス派にクラスチェンジするが、
極稀に白ブリーフを貫き通す
やり込み大賞が存在した。
が、何かしらのポリシーがあって
白ブリーフを着用している例は少ない。


体育の度に、そんなことをしてたら、
卒業する頃には
私のクラスから白ブリーフが絶滅してしまいました。

ゴメンネ☆
今では私もトランクスじゃなくなったよ
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 18

71.3 18 必殺技アニメランキング18位
プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (183)
554人が棚に入れました
紡いだ絆に思いを乗せて、ユウキたちの冒険が再び始まる。 その出会いは突然だった。 意気投合した彼らはあるギルドを結成するーーその名は【美食殿 】 。 美食の探求を目的とした彼らは愉快な仲間たちと友情を深め、美味しいごはんを食べ、そしてときにはちょっぴり危険な冒険に身を投じ、せわしなくも穏やかな日々を送っていた。 ところが、胸に秘めた思いはやがて交錯し、彼らはかつてない困難に巻き込まれていく。


声優・キャラクター
M・A・O、伊藤美来、立花理香、阿部敦

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もう一度、キミとつながる物語

この作品の原作ゲームは未プレイですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
まず、ペコリーヌが食べ歩きを目的に結成したギルド「美食殿」のメンバーが半端ないんです。

・ペコリーヌ:M・A・Oさん
・コッコロ:みっく
・キャル:立花理香さん
・ユウキ:阿部敦さん

どうです…この胸の滾るような配役はっ!
って、私が自慢しても仕方ないんですけど^^;

メンバーは第1期から継続なのですが、今回第2期を視聴してこの配役で良かったと心の底から思っています。
いつも元気いっぱいのペコリーヌ…M・A・Oさんの声質がこれ以上無いくらいハマっていました。
ミック演じるコッコロちゃんも、一歩引いたところから仲間を支え続ける立ち位置も文句なし…
キャルは…今回は色々と揺れ動きましたが、その繊細な心模様を立花理香さんが見事に演じてくれていました。

そしてユウキ…最後まで絆の力を信じて諦めない姿に感動すら覚えましたよ。
阿部さんの演技も相まって、最高のエンディングが迎えられたと思っています。


繋いだ絆に思いを乗せて、
ユウキたちの冒険が再び始まる。
その出会いは突然だった。

意気投合した彼らは
あるギルドを結成する――
その名は【美食殿】。

美食の探求を目的とした彼らは
愉快な仲間たちと友情を深め、
美味しいごはんを食べ、

そしてときにはちょっぴり危険な冒険に身を投じ、
せわしくも穏やかな日々を送っていた。

ところが、胸に秘めた思いはやがて交錯し、
彼らはかつてない困難に巻き込まれていく…。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

序盤の展開は概ね第1期と同じで、クエストの依頼を受け東奔西走といった感じです。
物語が動くのは中盤以降…

怪しげな白猫ちゃんの動きを起点に、一気に物語が動きはじめます。
内容について気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思いますが、wikiをチラ見して改めて思うのは、この作品も起用されている声優さんが半端無いことです。
人気と実力を兼ね備えた声優さんが、湯水の様…惜しげもなく…
どちらの表現が適切かは分かりませんが、それほどの声優さんたちがバンバン起用されているのですから…

これ、作り手の方は絶対楽しいヤツだと思います。
考えてみれば、作り手の皆さんは声優さんたちの演技を生で見れるんですよね。
どちらもプロとして対峙しているのは十分に理解できるものの、自分たちの作った作品に、声優さんが全力全開の演技で応えようとしてくれている現場に立ち会えるんですから、これが嬉しくない筈がありませんよね。

もちろん、アニメの制作はこんな楽しいことばかりではないのは知っているつもりですし、自分にできる可能性は微塵も感じられませんが、作り手冥利に尽きるとはこの事だと思います。

登場人物があまりに多すぎるので、キャラで覚えるのはほぼ不可能でした。
声優さんの声を頼りにキャラを聞き分けている、という感じで視聴していました。
キャラデザも可愛らしく、盛り上がる展開もしっかり用意されているので、視聴者を飽きさせることの無い作品だと思います。

今期は声優さんの迫真の演技に何度目頭が熱くなったか分かりません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Lost Princess」
エンディングテーマは、「旅立ちの季節」
それぞれペコリーヌ(M・A・Oさん)、コッコロ(みっく)、キャル(立花理香さん)が歌っています。

1クール全12話の物語でした。
苦しい展開があった分、余計に日常パートに温かさが感じられた気がしました。
第1期を視聴していた頃は、物語の着地点が分かりませんでしたが、第1期から視聴してきた視聴者にとっては、最高の幕引きだったのではないでしょうか。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 11
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

駄目なソシャゲアニメの典型って感じ。

{netabare}
いいとこ無し。これ評判良かったのって原作勢の声が大きいからなだけって捉え方であってるかな?
そもそも一期からノリがあまり合わなくて好きじゃない作品だったけど、二期は日常回削って原作勢しか理解できない雑なシリアス展開ばかりやってさらに微妙に。
本当に意味不明だから困った。
わかってますよね?と言わんばかりにループ設定とかを入れこんでくるから、今後への伏線、布石と言う捉え方もできないし置いてけぼり感がすごい。
展開が雑にも程がある。


キャラも大量に出してきていかにも典型的な糞ソシャゲアニメと言う感じ。
日常回なら、よく知らないキャラが大量にいようと、メインは基本的に美食殿なわけだし気にならないんだが、よく知らないキャラが良く知らないキャラと争ってるのを見ても何一つ面白くない。キャラが絞れていないし掘り下げも全然足りていない。
それにキャルが今更主人公たちの前に変な仮面被って出てきても、一期の日常回を見た後だと、ギャグにしかなってないという。
基本的に意味不明で理解できる部分も全く面白くない、おまけにキャラは不快、最悪なアニメでした。クスクス言ってるキャラとかほんとに寒すぎた。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
プリコネあんま好きじゃないんだよなぁ。謎昇天。

2話 ☆6
やっぱ主人公が好きじゃないわ。手書きかよ。
作画はソシャゲマネーでできている。

3話 ☆5
プリコネというコンテンツがあまり好きじゃない。成仏。

4話 ☆4
作画すげーな。ええ、虫じゃんw
戦闘作画が結構すごい 

5話 ☆2
茶番感。なんかでこんな話見たぞ。転生か?w
ちょっと今回内容意味わからんのだけど。

6話 ☆1
媚薬。エロ本かよ、てかこの世界にあるんかよw
お前誰だよってキャラが次々出てきてわけわからん。報告を伝えるとは。
結局騎士が団長ではなくスライムだったって話か?
無駄に話がつかみ辛いのなんなんだろうな。

7話 ☆2
誰だよ。茶番劇 はーつまんね。
一部の性癖の人に受けそう。幼児退行w 謎回想。

8話 ☆4
世間で持ち上げられてるのが本気で謎なアニメ。
確かに7,8は間違えやすかったなw ループか記憶喪失か。

9話 ☆1
ユースティアナとは。ほんと意味不明。作画だけはすごい。
この赤髪誰だよ。リダイブってループ? 急展開過ぎる
知らんキャラが死んでもな。ほんとひどい こいつの印象0なんだよw

10話 ☆0
またよくわからんキャラが。茶番劇 話ぶっとびすぎでしょ。
茶番アニメ。住民あっさり信じすぎだろ。ほんとくだらん。

11話 ☆0
ほんと何やってんだよ。キャラが気持ち悪い。
クスクス言ってる奴きもすぎる。ほんと茶番アニメ。雷の呼吸かな。 
ゲームのスキルの説明かよww このアニメが茶番だろw
そもそもなんで騎士あいつに操られてて今度は何でその洗脳が解けたんだよ。
二期主人公の出番全然ないじゃん。

12話 ☆1
誰だよ。和解かよ。何もかも茶番だったな。

曲評価(好み)
OP「Lost Princess」☆8
2話挿入曲「」☆7
ED「旅立ちの季節」☆8
12話ED「onnecting Happy!!」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 7

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女の子が細やかな動きで可愛らしく、冒険が感じられる。1期に比べるとシリアス

1話感想 1期も面白かったので今期も楽しみ。女の子が細やかな動きで可愛らしく、冒険が感じられる。

1話はまあ、紹介的な内容ですね。1期のノリほぼそのままでした。
でも本作の良い所はちゃんと感じられましたね。
・女の子の動きが非常に細かく、柔らかみが感じられて、可愛らしく感じる。
・移動等がちゃんと描写されていることが、冒険している感じをしっかり出している。
まあ1期の変なノリもそのままでしたが…w
・ヒロイン以上にやたらおっさんが活躍する
ま、1話はただの導入なのであまり細かいことは言いません。今期も楽しみです。

移動の描き方について。
私は良く低品質アニメではのたのた町を移動するシーンが必ず入っていてつまらない、と評価するのですが、本作は移動シーンがあっても非常に高く評価しています。
背景美術の美しさ、キャラクター達がそれぞれの心情が感じられる細やかな動きで、移動しているだけのシーンも飽きさせないんですね。
そうすることで世界の広がりや冒険の楽しさが感じられる。
そのあたり、クオリティが低いアニメとは違うなぁ…と思いました。

全話感想
今期は前期に比べるとシリアスでしたね。原作のストーリーをなぞりつつオリジナル展開できっちりまとめた感じでしたが、大変良かったと思います。
ただ、1期のギャグ展開が非常に面白すぎたので、その点ではちょっと残念でした。いや本当に良かったのですけれどね。
いい話でした。
ただ基本的に説明不足でしたね。まあ大体わかると思いますが…。
こちらは原作ゲームをやっているので良いですが、

なんとなく批判からになりましたが、とても良かったです。
とにかく作画が魅力的でヒロイン達は大変かわいらしくて良いですね。
主人公の活躍もイヤミがないし。大変好きな作品でした。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

76.7 19 必殺技アニメランキング19位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (915)
5841人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

マギの第2期
迷宮ザガン攻略からお話は始まります

第1話
{netabare}いきなりアラジンがすごいことになってる!?
知らない間に話が進んでるかと思ったわ
前作のラスボス的存在がエロ担当とわね
3人一緒で冒険に行くわけではないのか・・・{/netabare}

第2話
{netabare}紅玉ちゃんは相変わらず可愛いなあ
いい感じに魔法バトルでハジケてたな
てかまだ「旅立ち」しないのかい(゚Д゚)ノ
皆が進む道を決めたってことですね{/netabare}

第3話
{netabare}アリババくんはボッチになってしまうのか・・・
ってΣ(゚Д゚ υ) アリャ
結局同じ船に乗ってるやんけ!
最後に海賊が出たぞおおおお
半分禿げてるぞおおおおwww{/netabare}

第4話
{netabare}白龍くんがとても有能ですた
あの根っこには流石に気づくと思うのだが・・・
マドーラおばさんの目がヤバイ
怖い(´д゚`ll)
モルさんマジかwww
{/netabare}

第5話
{netabare}つまりあれだろ
母の愛は偉大ってことですね
あんな怖い母さんは嫌だけど・・・
白龍うううううううう!!!!!
アラジンの”皆”の中にいなかっただけはあるねww{/netabare}

第6話
{netabare}白龍お兄さん見事な暴走ぶりでした
洗脳がとける前もとけた後もね・・・
むしろ後の方がやばかったwww
まさか盛大にマミるとは思ってもみなかった
モルさんを泣かすなんて許さんぞ白龍ううううううううう!!!!!
{/netabare}

第7話
{netabare}顔芸するモルさんは可愛いですねえ
そして3人は別々の道へ・・・
なんか殺し大好きガキンチョが出てきた((((;゚Д゚))))
何人真っ二つにするのさ
次回からはハリポタですか?
{/netabare}

第8話
{netabare}いつの間にか体育会系も真っ青のスポ根アニメに((((;゚Д゚))))
アラジンとスフィントスの絡みがお約束過ぎて面白い
スフィントスがアリパパの師匠にそっくりだけど・・・
ありがとう、教官のおっぱいには吹いたwww
喜久子教官は実はいい人なんだね
アラジン大成長!!
{/netabare}

第9話
{netabare}今回からアリババ回
やはりお笑い担当だけあって面白いですね
ギャグ多めで観てて楽しいです
アリババくんは意外と強いことが判明!
彼はマゴイをうまく扱えるようになるのか!?{/netabare}

第10話
{netabare}シェヘラザードとかいうロリが出てきた!
ロリが一番偉い国はいい国のはずです
アリババ苦戦するも、圧倒的なタフネスで生き残る!
そしてマゴイが融合して覚醒するオプション付きでした
トトも簡単に落とすし流石です
{/netabare}

第11話
{netabare}アリババお兄ちゃん'sが登場
随分丸くなってるデシ
その後モルさんがcv石田彰と遭遇
cvが石田さんだと信用できないのは私だけ?
そろそろ大きな戦争が起こるとかなんとか
煌帝国に視点を移すと・・・
白龍が完全に闇落ちしてました{/netabare}

第12話
{netabare}母親強すぎいいいいいい!!!
しかも怖いし
白龍味方いねええええ
と思ったらジュダルが手を差し伸べてくれるかも?
これって堕天確定じゃんww
年明けからはアラジンのターンかな〜{/netabare}

第13話
{netabare}アラジンが主席じゃない!?
ティトスとかいう性別曖昧野郎が主席だそうです
そんなティトスとの魔法バトルがいきなり始まりました
かなり激しいバトルだった( ゚Д゚) ス、スゲー!
ティトスの腕にもあれが!!!
ロリのしもべだったのね、、、
{/netabare}

第14話
{netabare}OPがチェンジ!
ティトスくんの移り身が早すぎる〜
しかもなんかキャラが変わってる気がするし
スフェントスくんって回復魔法使い
ドラクエで言うと僧侶か
似合わねええええええwwwwww

5等許可区はマゴイ生産場
そこに住んでる人から無理やりマゴイを奪うための場所だった・・・
そこには今にも命を落としそうな幼女が
許さんぞマグノシュタット( ゚Д゚)ドルァ!!
ジジイなら百歩譲ってもいい、だが未来の明るい幼女の命を奪おうなんてこの俺が絶対許さない!!!{/netabare}

第15話
{netabare}一瞬でやられたティトスくん
どうやらマゴイが足りないご様子
マイヤーズ先生が姉さん!?
そして学長は簡単に許してしまったぞ(・□・;)
何か裏があるのか?

学長の過去から学んでいこうのコーナーが始まりました
まあこれだけのことがあったらこういう考えにたどり着くわな魔導師の魔導師による魔導師のための国
でもこの考えはうまくいかないんだろうなあ{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 8
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大好きな人たちと笑い合える世界のために、強くなりたい。

マギの2期です。

2期を見る前に1期の視聴は必須です。
1話は何の振り返りもなく始まります。

1期も楽しめましたが、
2期も怒涛の展開でわくわくと楽しめました♪

キリのいいところまで進むために、
だいぶ無理して詰め込んでいる感じもしましたが。笑

2期は全25話です。


● ストーリー
“ダンジョン”と呼ばれる迷宮が突然現れた世界。

ダンジョンを攻略した者には、そのダンジョンの支配者であるジン(魔人)が宿る金属器(きんぞくき)を手に入れることができる。

自分が何者なのかということや世界の謎など、
今までわからなかったことがだんだんわかってきたアラジン(♂)。

アラジンは魔法の勉強をするために、
アリババ(♂)は自分の金属器(きんぞくき)を使いこなすために、
モルジアナ(♀)は故郷に帰るために、

それぞれが新たな目的地への出発を決意する。


1期も面白かったけど、
王道の展開を恐る恐る辿るような少し不安定な印象がありました。

だけど、2期の面白さには安定感がありました。
どんな冒険が待っているのだろう?というわくわくを素直に感じることができました♪

さらに、ジンを宿す金属器や、それを使いこなす金属器使い達がバンバン登場して、バトルも盛り上がる!

強い人たちがどんどん集まってくるわ、戦う相手も強すぎるわで、
途中からちょっとぽかーんとなってしまいましたw

特にラスト2話は展開詰め込み過ぎで、
なんとかギリギリ終わらせましたという感じでしたw

確かにキリのいいところで終わったけれど、
個人的には詰め込まれ過ぎて少し不完全燃焼。

後日談もしくは3期が欲しかったなー。

メインディッシュで終わってしまうより、
最後はデザートでホッとしたかったという感覚です。笑


≪ 並行して進む物語 ≫

7話からは3人がそれぞれの目的地に向かうため、
物語も3つに分かれます。

強大な力を持つ煌(こう)帝国の話も絡んでくるから、
正確には4つぐらいのストーリーが並行して進んでいます。

1つずつでも濃いストーリーになりそうなのに、
ちょっとずつ進めることでいろんな味で飽きずに楽しめる^^

全く交わらないと思うそれぞれの話が、
3人の絆でつながった時、この作品の本領発揮だなあと感じました。

やっぱりこの3人は一緒がいい♪


● キャラクター
これまで登場したキャラ達も安定していますが、
新たなキャラもたくさん♪

たくさん登場するのに、
それぞれにちゃんと魅力があるのがいいね。

今回の私のお気に入りは煌帝国の皇子&皇女たち♪

1期でも登場していた練紅玉(れんこうぎょく)は、
2期になってさらに魅力が増して大好きなキャラに♪

強いし乙女だし純粋だし、
なんて可愛い姫さんだこと^^

登場したものの、君は誰?状態のキャラもいるし、
まだまだ掘り下げてほしいキャラもたくさん。

恋心とアラジンの顔の広さが世界を救うんじゃないかと思うぐらい、アラジンは誰とでも仲間になる天才です♪


● 音楽
【 前半OP「ANNIVERSARY」/ シド 】
【 後半OP「光-HIKARI-」/ ViViD 】

どちらもこの作品と合う前向きな雰囲気の曲です♪

シドの曲とマギは相性いいですね^^

1期同様、曲とアニメーションの合わせ方も好きです。
後半OPのアニメーションはネタバレが多すぎた気がしますがw

最後にはこういう展開になるのねーって、
新しいOP始まった瞬間にわかってしまうのは、どうなのw


【 前半ED「エデン」/ Aqua Timez 】
【 後半ED「With You/With Me」/ 9nine 】

「エデン」は神曲ですね。
今回一番お気に入りなのは、この曲です。

後半EDは、戦いに向かう勇ましさとの相性がよかったです。

本編と一緒にこの曲が流れる展開は盛り上がりました。
テンション上がったー!


● まとめ
内容に関しては大満足です。
私は1期よりも2期の方が好きでした^^

ただ、十分に回収できていない伏線や気になるところも多いのが引っかかるー。
{netabare} モルジアナは何をしていたのか、白竜はどうなっちゃうのか、など。 {/netabare}

まだまだ彼らの冒険が終わる気配がないだけに、
3期がないのが残念(´;ω;`)

それでも十分原作が人気な理由はわかりました。
面白かったです^^

投稿 : 2024/12/07
♥ : 14
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 24

77.7 20 必殺技アニメランキング20位
BLEACH ブリーチ(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (899)
5595人が棚に入れました
黒崎一護は霊が見える以外は普通の高校生であった。死神朽木ルキアと出会うまでは…。
最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)が襲ってくる。家族を助けるために虚に立ち向かう一護。絶望的状況の中、一護はルキアから死神の力を貰い、死神となって虚(ホロウ)を撃退した。
しかし、彼に死神としてのほとんどの力を奪われ、弱体化したルキア。そこでルキアは自身の力が戻るまで一護に死神代行を務める様迫る。一度は断る一護だが、「俺の同類を作りたくない」、家族を救われたなどの理由で死神代行を引き受ける。

声優・キャラクター
森田成一、折笠富美子、伊藤健太郎、松岡由貴、杉山紀彰、速水奨、浪川大輔

Rexuz[コン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ブリーチはまだ続く

先ず「BLEACH」がどんなアニメなのか、知らない方のためにも簡単に説明していきたいと思います。

★物語の内容

主人公は幼い頃から霊が見えるが、それ以外は普通の高校生。
ある日突然、主人公「一護」の幼い妹達が人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)に襲われ、家族を助けるために死神「ルキア」から死神の力を授かる。
死神代行となった主人公「黒崎一護」は己の任務を遂行すべく数々の戦いを繰り広げる。
バトル中心のアニメです。

ここで皆さんは「死神」と聞いて、あまり良いイメージを持たれないと思うのですが、このアニメの死神は現世・霊界の均衡を保つ世界の調整者として魂の成仏や虚(ホロウ)の退治を行う者として設定されています。
そしてその死神の代行がこのアニメの主人公「黒崎一護」というわけです。

基本的に虚(ホロウ)を退治する時は、死神だけが持つと言われている(刀、剣)「斬魄刀(ざんぱくとう」で斬り、その魂が自動的に「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」へと送り込まれる。

尸魂界(ソウル・ソサエティ)とは死神達が住む世界。
簡単にいうと「あの世」です。
そして虚(ホロウ)と死神は幽霊と一緒で、普通の人には見えません。

まあ内容はざっとこんなもんですね。

他の方も仰ってますが、BLEACHの欠点は原作を追いつきそうになると、所々でオリジナルが入り物語を遮ります。
しかも中途半端な所でオリジナルが割り込んで来るので、ここで断念する方が多いのだと思います。

そこで皆さんが退屈しないためにも、オリジナルが出る回をまとめてみました。ご参考までに。

★各オリジナルストーリー★

・尸魂界潜入篇
第33話 奇跡! 謎の新ヒーロー
(オリジナルは一つのみ。観音寺がメイン)

・バウント篇
第64話~第109話★
(バウント篇自体がオリジナル。好き嫌いが分かれる話。面白くないと感じた場合は飛ばした方がいい)

・破面・出現篇
第128話~第137話
(日常が主な話、136話と137話は藍染と関係してるアランカル達とのバトルなので、時間があったら観るべし。)

・虚圏突入篇
第147話~第149話
(メノスの森篇。本篇と話が繋がってるので観るべきだろう)

・新隊長天貝繍助篇★
第168話~第189話
(原作とは全く関係なく、矛盾点も多い。破面篇の続きが早く観たければ、ここは飛ばすべきだろう!話も長すぎる)

・破面・VS.死神篇
第204話~第205話
(2話のみ。瑠璃千代ちゃんの話、結構退屈でした)

・破面・空座決戦篇
第213話~第214話
(カラクライザーの話。ギャグが好きなら観る価値はある)
第227話~第229話
(過去の話と日常の話。228話には女キャラの水着姿が見られます)

・斬魄刀異聞篇・刀獣篇★
第230話~第265話
(斬魄刀のお話です。設定は面白いですけど、ストーリとは全然関係ないので、破面篇の続きを早く観たい方は飛ばした方がいいでしょう。)

・破面・滅亡篇
287話、298話、299話、303話、304話、305話、
311話~316話
(破面篇とは関係ないので、時間に余裕のある時だけ観た方がいいです。)

・護廷十三隊侵軍篇
第317話~第341話
(僕が最も好きなオリジナルストーリーです。コンちゃんが大活躍します(。・ω・。)オリジナルキャラの望実が可愛いです♪隊長達のバトルが面白いですので、オリジナルとして結構オススメできる方です。)

※★がついている所は丸ごとオリジナルストーリーです。

ブリーチはオリジナルが多いので、断然漫画の方が面白いですが、戦闘シーンはアニメの方が迫力があります。
取り敢えず、「尸魂界救出篇」63話まで観てください。ここで面白くないと感じたのなら、残念ですが、この作品は貴方には合わなかったと思った方がいいでしょう。
バトルアニメや血が苦手な方には合わないかも^^;
ここまで我慢して観れた方は「破面・出現篇」まで一気に突入してください^^オリジナルがつまらないと感じた方は飛ばしても結構です。
藍染編が一番面白いので、それまでは断念しないでくださいね( ̄▽ ̄;)ノ
長いアニメですが、オリジナルを抜いたら200話もないくらです。(2004年10月5日~2012年3月27日放送終了)

・死神代行消失篇(2011年10月~2012年3月27日)
第343話~第366話
オリジナルを飛ばした方、そうでない方、原作の続きはここからです。
藍染の戦いから17ヶ月後。

因みにアニメでは「死神代行消失篇」が最後になりますが、原作はまだ最終章の「千年血戦篇」が残っているので、半年後にアニメが再開する可能性もあるみたいです。
原作に追いついてしまったのと、キャストが揃わないのもありますからね。
おそらく一時的だと思います。
最終回で一護は「死神代行はまだ続ける」と言ってましたし、「これが最後ってわけじゃないんだから」「またな」と言ってましたからね。
しかも原作の最終章「千年血戦篇」は「破面篇」より長いらしいのでまた再開すると思います。

さてここからが感想です…

★感想
切りの良い所で終わりましたが、原作の最終章をやらなかっただけに、伏線が沢山残ったまま終わってしまったのがとても残念です。
「死神代行消失篇」もだらだらと引き伸ばしすぎで、引き伸ばした分最後は面白くなるんだろうなと思い期待しましたが、正直オリジナルストーリーの方が面白いくらいでした。
序盤~中盤の「藍染編」まではかなり楽しめると思います。
でもやっぱアニメより原作の方がオススメですね。
アニメは最終章までいってないのもありますし、これから見るんでしたら、原作の方をオススメします。

以上BLEACHファンによる感想でした!


投稿 : 2024/12/07
♥ : 32

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

かくして刃は振り下ろされる・・

言わずと知れた、超有名「週間ジャンプ」で今も連載中のこの作品。


ユウレイが見える主人公「黒崎一護」。
ある日、自分を死神と言う「朽木ルキア」と出会う。
ルキアは死神の世界「ソウルソサイティ」から悪霊「虚(ホロウ)」退治にやって来たと言う。
そんな最中、虚が一護の家に現れ家族を襲う・・
そして、ルキアまでもがやられてしまう・・
一護はルキアから死神の力を半分、分けてもらおうとするが、
あまりにも強い霊力であった為、全てを抜き取ってしまう・・
そこから、ルキアに代わって死神代行としての日々が始まるのだが・・


まずこの作品は「死神代行篇」から始まるのですが、
初めて観るストーリーに引き込まれます。
「死神」と聞けば悪いイメージを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、
この作品の死神は、世の中に彷徨っている成仏出来ない霊を
成仏させる(BLEACHでは「魂葬-コンソウ-」と言う)仕事と、
悪霊「虚」を退治する仕事をしています。
そして普通の人には見えません。
そして死神のくせに「ソウルソサイティ」世に言う「天国」?
みたいな所で生活をしています。
そんな設定が面白く、一気に観てしまいました!


しかし、「血」とか苦手な人はダメかもしれません・・
なんせこの作品の死神には「刀」が重要なんです。
刀がカッコイイんです!
だから、切ったり、刺したりします。
何かが吹っ飛んだりすりので苦手な人は注意です!


最初はワクワク!ドキドキ!しながら観れるのですが、
やはり原作があるので、追いついてしまいそうになると
オリジナルストーリーに入ってしまいます。
私が途中で断念したのはこれが原因です・・
(とか言いつつ300話位までは観ていましたがw)
もうオリストがくだらな過ぎる!全くもってけしからんのです!
そして急に本編に戻ったりするので余計に意味が分からなくなります。
観ている人ほとんどが言うのは
「「尸魂界(ソウルソサイティ)救出篇」までが面白い!」
と、いう事ですw
興味のある方はここまで観てみるのもいいかもしれませんw


基本的に作画はキレイだし、キャラもカッコイイ&カワイイ子達がたくさん出てくるので、そこは存分に満足出来ると思います。
(男は冬獅朗、女はルキアが好きです(*´∀`)ww)
音楽もOP/ED共にJ-POPを起用し、
映像もオシャレな感じに仕上がっているので、そこも楽しめる一つでした。
(2個目のOP、D-tecnoLifeはかなりカッコイイですよぉ♪)


今も原作は購入していますが、
原作も微妙かもしれません・・w
しかし、面白くなる波が激しいのでやめる事もできず・・ (´・ω・`)
そんな感じで、断念しちゃいました・・


投稿 : 2024/12/07
♥ : 9

おこめ93 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

超長編アニメ。観て損はない!...と思います

本作は、ひょんな出来事から悪霊:虚(ホロウ)の退治者:死神になってしまった高校生、黒崎一護(くろさき いちご)とその仲間達の活躍を描いたアニメ。

-------------

全話見終わっての感想は、後半忙しいなとw

前半は、面白くて・楽しみでワクワクしてました。
グワーっと物語に引き込まれる感じです。

ただ、途中途中で本編とは関係ない内容のアニメ(大人の事情w)が
入るのだけど、それが長いこと...
何十話に渡って観させられると、正直観るのをやめようかと
何度も思わされました。
(実際、観てなくても本編を観るのに支障ないかと)

中盤で、本編に戻って話が進むと、また面白くなってきます。
さすがというか、戦闘シーンは迫力があって見ごたえ十分です。

後半は、終わりに向けて、猛ダッシュw
あれもこれも詰め込んで、戦闘シーンも凝縮(圧縮か?短縮か??)。
途中だらけた回をもっと後半にもってくるべきだと感じました。


超長編アニメだったので、終わってしまう~;;と
悲しい気持ちになりましたが、ちょうどいい終わり時だったのかなと思います。

OP、EDの曲は、どれも秀逸で、見ていてワクワクします。

ただ、これだけは言いたい。
回ごとに作画が変わりすぎ!!!!!
うまい人と、そうでない人のキャラが違いすぎて違和感半端ないっす。
うまい人の回だと「カッケー!一護かっけー!!」ですが、
そうでない人の回だと「うあー、目がぁぁぁ目がぁぁぁ...」と切ない気持ちに...w

時間に余裕のある方は、ぜひ見てみてください。
「ブリーチの続きを観る!」という楽しみが1つ増えますよ~♪

投稿 : 2024/12/07
♥ : 2

79.6 21 必殺技アニメランキング21位
チェンソーマン(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (661)
2002人が棚に入れました
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、ド底辺の日々を送る中、裏切りに遭合い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る──。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

死亡フラグにご用心

前評判がいい人気アニメ予備軍。
ジャンプ系アニメの特徴としてやはり作画は良いようであり、
ジャンプ系にしても作画系にしても、当方とは相性が悪いという法則は鉄板でありましたが
本作は案外大丈夫であった模様です。

※初回視聴の印象はスプラッターごり押しでくるような気がしましたが
意外にもごり押しと言うほどでもなく、設定もかなりしっかりしていることが判明したため
最終的に物語とキャラ評価を3.5に上方修正いたします。

●天使と悪魔の思想的シーソーゲーム
見逃そうかどうか迷った挙句、やはり{netabare}「天使の悪魔」に言及しないわけにはいかない
という結論に至り、この話をする次第にございます。

かくして芸能界の起源がヤクザにあったように、金融業の起源は【古代バビロン】にあり、
そして悪魔の起源は天使にあったわけです。

その詳しい事情については今回は割愛しますが、要は「天使」と「悪魔」の関係性を
把握すると色々と見えてくるものがあるという話であります。

①「Engage kiss」②「金装のヴェルメイユ」③「Angel Beats!」④「〇〇〇〇〇〇〇ム」
①と②はヒロインが悪魔という設定ですが、特に主人公にとっては「悪魔」どころか
むしろその真逆の「天使」のような存在として描かれています。

天使と悪魔とは相対的であり、そしてある時にはそれがひっくり返るというそういう相関関係があると示唆しているようにも思えるわけであります。

本作における「ポチ太」も主人公にとってはむしろ救いの存在でありました。
そうして悪魔のポチ太は主人公に心臓を提供することにより彼と融合するわけですが、
それは②の作品と同様の展開でもあり、①の作品では主人公は悪魔のヒロインと
同じ「記憶」を分かち合う関係となります。

③と④はタイトルの意味合いが同じもので、「心臓」や「命」更には生命の営みと
関係性があるものであると言えるのではないかと思います。

このような関連するであろう作品が暗示している「未来」と本作主人公の進むべき「未来」とは
リンクしており、主人公がこの先目指すであろう「天国」のような「楽園」の在り様や
そこに至るまでの【生存戦略!】を示唆するところ大いにあるように思えてきます。

「未来」や「融合」と言った {/netabare} 裏テーマが本作の続編でも重要な要素になり得るように思います。

●誰も知らない≪数字≫物語
狐先輩と両名はリベンジ達成を祝してのパーティーを開くため買出しに出かけます。
その途中で公園に立ち寄った時刻は{netabare}5時40分、時計の針は【5】と【8】を指します。
【5】+【8】=【13】

パーティーが始まった時刻は6時55分、時計の針は「7」と「11」を指します。
7+11=【18】

ビールを片手に持つ狐先輩を指差し相方Pが何か喋っている、その時刻は7時28分頃
時計の針は「7」と「5.5」付近を指します。
7+5+5 に 「1」本指の数を足し7+5+5+1=【18】

用意した食料を食べつくした時刻は19時57分
19+57=67 → 6+7=【13】

【18】は【666】でもある【土星】に由来する数字であります。

【8】【5】【13】は金星に由来する数字であります。
これら数字の意味するところは惑星の公転周期と関係しております。

「地球」が公転運動で【8】周回る間に金星は【13】周公転します。
その際に地球と金星が太陽に向かい一直線で重なる回数が【5】回ということであります。

周回運動の際の地球と金星が重なる点の5カ所を線で結んだ図形により
表されたものが【☆】=【五芒星】であります。

「星に願いを」という歌があるように「※願い」と言えば自然に【☆】が思い浮かび
だからこそ「※願い」と【☆】に関わる数字には必然的とも言えるほどの結びつきがあり
故に本作の様々なシーンにおいて【☆】に関する数字が示されていたものであると
考えられるわけであります。

【☆】はいたるところで見受けられます。
米国の星条旗や中国の国旗、特にベトナムの国旗は「【金星】紅旗」とも呼ばれていますが
名前の通り【金星】が由来ということになるのでありましょう。

「サッポロ☆ビール」の商品のロゴにもなっていますが、
同社の製品【ゴールドスター】もまさに【金星】由来であるわけであります。

【8芒星】は【金星】でもありますが、別の意味も持ち合わせています。

【金星】のことを【ヴィーナス】と呼ぶことがありますが、
【ヴィーナス】とは女神、美の女神を表す言葉であります。
ということで、【8芒星】には女神という意味合いも含まれているのであります。

以上のことを踏まえ考えてみますと
狐先輩の【金球】を【8】回蹴ったあの騒動には【8芒星】が示す「女神」の存在が
関係していたという予想が成り立つわけであります。

【☆】や【✡】に関する数字が何度も示され各シーンで機能していることと
米津氏が関わったOPソングにある「ビュティフォスター」という歌詞とは
完全にリンクしてることからしても、すべては偶然ではなく
意図的に仕組まれた必然であるという結論にいたるわけであります。

物語はいくつかの謎を残しつつ幕を閉じてしまいましたが
最後に裏設定的な【☆】に関わる数字を検証することにより
謎の解明につながるものが何かないか、確認していきたく思います。

狐先輩が契約した【未来】の悪魔には、他に契約した者が2名いるとのことであります。
未来の悪魔のいた部屋の番号は【108】ですから
【18】=【666】という数字に関係があるという予測が成り立ちます。

【666】は3人の契約者に関係する数字であるならば
それぞれは【6】によって示されるのではないかと考えられるわけであります。

狐先輩は【キツネサイン】で【6】を表していましたが
同じように【6】を表示していた人物を見つければいいということなのかもしれません。

コベニ後輩は「永遠の悪魔」の登場回でダブルピースのサインを表していました。
数字としては「4」で、あと「2」足りません。

そこで気になるのは彼女の赤い髪留めが相方Pの2本の角の形になんとなく似ていることであります。
ということで、4+2=【6】という計算式が成り立つという可能性も十分考えられます。

コベニ後輩の契約している悪魔について本編ではまだ明らかにされていないことも
気になるところでありますが、彼女は経済的な問題を抱えているらしく
よって拝金主義的な側面があると言えるのかもしれません。

拝金主義者は【666】のOKサインに一致する「銭ゲバサイン」と所縁が深く
よって【6】との結びつきはかなり強い有力候補であるということになるでしょう。

1つ気になることは、コベニ後輩には姉がいるという話でありまして
本編には登場していませんが、妹によく似ている例えば双子だったりするなら
実は姉が【6】の契約者であるということも考えられたりもします。

だとしても姉本命説の信憑性を確認しようにも現状では情報が全くないので
これについては続編を見ないことにはどうにもならない話であると言えます。

もう一人の【6】の候補はマキマであります。
彼女の執務室が【6】階にあるのにはやはり何かしらの意味合いがあるようであり
【土星】=【✡】を想起させる【リング】に関係する描写が多いことからしても
契約者の可能性はかなり高いように思います。

血の魔人(=相方P)は魔人故に悪魔と契約できないルールになっているとのことですが
彼女が魔人となる前に既に契約していたとか言う話ならば、
もしかしたら成り立つのかもしれません。

彼女もダブルピースと頭の2本の角で【6】を表していたシーンがありましたので
可能性は少ないながらも候補の一人と言えなくもないのかもしれません。

未来の悪魔との契約者以外にも、鼠の話ややたら「木」の描写が多いことなど
{/netabare}気になる点は色々ありますが詳しいことは続編に乞うご期待!というオチでございましょう。


☆学歴ないと言われても、「大【金星】」はたまにある
狐先輩のチャイニーズレストランでの回想シーンで、眼帯先輩は煙草を{netabare}「2」本の指で挟み差し出す
という【Vサイン】の様なハンドサインを示しました。
数字で考えると「2」になるかと思います。

狐先輩の行く手を阻む幽霊は、突如【5】本の指を開いて煙草を差し出します。
それは恐らく眼帯先輩の最後の「※願い」が幽霊に反映されたものでありましょう。
「ゴースト≪ハンド≫」の指の中の「1」本の煙草に「※願い」を込めたのであります。

数秘術を逆算的に考えるなら「※夢」や「※願い」は【5】か【8】に関係するだろう
という発想で行けば計算式は比較的容易に導き出せます。

幽霊を媒介とした眼帯先輩の「※願い」の数字の「公式」は
2+5+1=【8】となります。

次のコベニ後輩の「※願い」に関するシーンは「蛇使い女」との合わせ技であります。
何故か唐突に狐先輩は後輩に公安残留の理由を聞きます。
(彼女の「※願い」はボーナスであります)

刃物を持ったコベニ後輩の指は(眼帯先輩の煙草のシーンと同じく)「2」本の指を
立てた状態にあります。
そして「蛇使い女」は、①「蛇、丸呑み」②「蛇、尻尾」③「蛇、吐き出せ」の「3」回
の命令により爪が剥がれた指が「3」本という状態にありまして、
コベニ後輩の「2」本と蛇使い女の「3」本を合わせると指は【5】本になります。

【8】が出て次に【5】出たならその次はそれに関係する【13】が出るかもしれない
という見込みで今回も計算式を逆算的に導けばいいわけであります。

恐らくは死闘を繰り広げた成り行きの結果だと思われますが、
ゾンビの腕の部位がエレベーターの中の相方Pの腕にしがみついた状態で残留しております。
相方Pはそのゾンビの腕の「指」に対して「自分の指」を絡み合わせるような
(フィンガーtoフィンガー)形でゾンビの指をはがし腕を引き離し、これに齧りつきます。

肉欲的肉食行動は魔人である相方Pの潜在的「願望」の現れとも考えられますが
前述の合わせ技の発想で考えたらゾンビの腕の【5】本の指も関係
してくるような気がいたします。

相方Pは「7」階で降りて待ち受けるゾンビに猪突猛進していきます。
注目すべきはその際に「1」本指を立ていることでありまして
そして主人公に対して自分の雄姿を見せつけ
「PoweR最強伝説」を世に伝えるようにと声高に叫びます。

この行為には相方Pの「※望み」が現れておりまして
前に「侍剣士」の力に圧倒され敵前逃亡したのを主人公にディスられたことがありましたが
それの汚名返上のために、カッコいいところを見せようという意図が働いたものと推測できます。
ゾンビの指【5】+相方Pの指「1」+「7」階、すべて合わせて【13】になります。

方程式の「解」が【13】であることをまるで強調するかの如く
遂に主人公はラスボスが待ち受けるゴールの「階」にたどり着きます。

前回のエレベーターのシーンでは8階が最上階のように見えましたが
最上階まで行ける「当たり」のエレベーターは別にあったということなのかもしれません。

主人公とヤクザ孫が対峙するシーンでは、孫は主人公に謝罪を「望み」
両手を広げ5本×2の指を曝け出します。

その時ヤクザの子分2人の指はそれぞれ銃の引き金に
それに対して主人公はチェンソーのトリガーに指を掛けています。
広げた10本の指と3人の1本指、指の合計はやはり【13】であります。

ヤクザ孫が「望む」謝罪を突っぱねたことによりバトルが始まり
戦いの舞台は[急行 石井]の電車に移行します。

①急行=7+38+3+10+3=61 → 6+1=「7」(五十音図による数字変換)
②石井→1+4+1=「6」(「いしい」の発音を数字に語呂合わせ変換)

①+②=「7」+「6」=【13】

【13】という数字が「伏線」として機能しているならば
【8】+【5】の数式が意識されます。

勝敗が決した後、戦いの舞台であった電車はズームアウトするようにして
車両全体が映し出されます。全部で【8】両編成であります。

となると最後の仕上げは【5】でございます。

指あるいは「腕」が関係してくるのではないかという予想で
「腕」に注目するとそれぞれノコギリとソードがついているわけあります。

頭の装備を含めそれぞれ3本ずつで合計「6」本、
そして主人公は両手2本を切り落とされます。
6-2=4 ?計算が合わない??と思いきや
最後の切り札「1」本を脚に埋め込んで見事主人公は騙し討ちに成功というオチであります。
6-2+1=【5】

数秘術による伏線回収が完璧に決まりました。

そして最後には【13】日の【金】曜日が示すところの伏線回収で舞台に幕が下ります。
狐先輩の玉を【8】回蹴ったことが始まりであったなら
やはり【8】に戻るべきでありましょう。

主人公は玉蹴り大会の商品をハンドサインで表します。
【666】のOKサインは【18】でもあり【6】という風にも考えられます。

2人で1回ずつ蹴とばしたので【6】+「2」=【8】になるかと思います。

【8】とは何の数でしょうか?
それは【ゴールデンボール】の伏線が示す通り【金星】であります。
「ビュティフォ☆スター」とはこの☆のことを示していたというオチでございます。

そして物語の展開は【金玉】キック合戦の騒動の原因となったものに
収束していくのであろうという風に予想されるわけです。

【金星】{/netabare}に辿り着くまで予想外に手こずりましたがあともう少しで
ゴールに辿り着ける見込みであります。
もうしばらくお待ちください・・・


●その「目」、誰の「目」?
狐先輩と運命的出会いを果たした「【未来】{netabare}の悪魔」は【一つ目】小僧でもあり
【6】つの目を持つ存在でもあります。

【目】と言えば【土星】であり、【6】と言えば【土星】であります。
【土星】は「輪っか」を持つ天体ですが、「運命の輪」とは「現在・過去・未来」
を示すものでございます。

悪魔契約の条件は狐先輩の右目に住まう=巣くうということでありますが
狐先輩の右目を含む「目」の合計数は数は1+6+1=【8】となります。

「未来の悪魔」がいる部屋番号「【1】0【8】」即ち【18】とは
=【6+6+6】であり、つまり【666】を表すわけであります。
【666】というナンバーを厳密な意味で考えるとややこしいことになりますので
今はとりあえず一般的に認知されているところの「悪魔の数」であるということにしておきます。

アル中先生と主人公と相方Pの修行後のシーンに場面が切り替わりますが
先生はまたしても二人に「100」点をつけ、修行のペースを週一つまり「7」日に「1」回
でいいという風に言い渡します。
100+7+1=「【1】0【8】」

それに対して相方Pは地面に這いつくばりながらもダブルピースのハンドサインで喜びを表現しますが
ダブルピースの「4」と頭の「2」本の角を合わせた数は【6】であります。
「108」=【18】とは【6】からなる数だとここでも再び強調しているのが読み取れるわけです。

悪魔契約により狐先輩は「魔眼」の能力を身に着けますが、そもそもの【魔眼】のルーツとは
【土星】にあり、土星の第19衛星であるところの【プロメテウス】という名前
それが意味するのは「先見の明を持つもの」であります。

つまり「魔眼」とは【プロメテウスの目】であるわけです。
【プロメテウス】とは【ティターンズ】でありますがこの話については今回は割愛をいたします。

「未来の悪魔」の頭には「木の枝」のようなものが、他にも「つる」や
「根」のようなものが生えていますが、それらはOPで意味深に描かれていたことからして、
この悪魔はかなり重要な存在であると考えられるわけであります。

二人との修行後、場面はアル中先生とマキマとが密会をするための料亭的な所に移り変わりますが
その店の暖簾には「㊀」という文字が記されております。
「〇」の中に「一」の文字つまり「10」という数を示しているのだとしたら
その後に出てくる数は【8】であると容易に予想出来るわけであります。

案の定マキマは「4」課というワードを2回発し、合計でまたしても【18】という数が成立しますが
この時アル中先生の「右目」は盃に注いだ酒に映し出されるという形でクローズアップされます。

この「片目を強調する表現」はアニメに限らず至る所で繰り返されますが
「魔眼」即ち【プロメテウスの目】を表しているわけであります。
つまりここで【死亡フラグ】が「悪魔の数」と一緒に立ったということでございます。

そして「魔眼」は「先見の明」を表すわけですから、このシーンでアル中先生が「嘘つき」と
指さしたのも伏線であったという風に解釈できるわけであります。

次のシーンでは「侍剣士」と「蛇の女」が潜伏するビルの部屋の模様が映し出されますが
部屋の外には見張りが2名、部屋の中には例の2人と手下の6名、全部で10人
いるわけでありますからやはり【8】という数が意識されます。

ここでも予想通り、侍剣士が「4」課というワードに触れた後に
「蛇女」も「4」課というワードを口にします。

何が何でも【18】を作りに行ってる感が非常に強いような印象を受けます。

ということは、次の狐先輩と京都人の絡みのシーンでも【18】コンボを作りに行く
と考えられるわけですから車の搭乗者「3」名と関係するであろう数、
つまり「15」を探せばいいという話であります。

乗っていた車のナンバーは[東京 312 に 20-146]でありまして
「東京」を五十音図に従い数字変換しますと[20 3 7 40 3]
「に」は[22]になります。そしていつものお約束足し算であります。

[20+3+7+40+3]+312+[22]+20+146=573
→5+7+3=15
ここでも鮮やかに3+15=【18】の数字が示されるのであります。

次のマキマとヤクザ者のシーンはやや苦しいですが、一応やくざ者の総勢10名に
紙袋に入っていた「目」の数が約8個(実際は8個以上あったようですが)ほど
明示されていたということで概ね【18】的な感じでありました。

更にお次にはテロ実行犯が待ち受けている拠点のビルに対魔課のメンツが突入いたしますが
そのビルの階数は地下2階を含む8階建て、つまり全部で「10」階層ありますから
【8】を探せばいいということでありまして、狐先輩気の行く手を阻んだヤクザ者の総数が
6名、それに「蛇女」と吐き出した「幽霊」の合計で【8】コンボ達成ということでございます。

数字の話は特に計算式を導くプロセスがかなり面倒であまりに時間を消耗するのが
厄介であるため【18】の件はそろそろこの辺で差し控えようかと思いますが
京都からマキマが帰還した[4:45分]の時間にメッセージボードに表示されていた

(ひかり) 95(号) 17:55 広島(行き)
(停車駅)名古屋・京都・新大阪・岡山

これも数字転換して計算すると【18】になるという話でございます。

今回「数字解釈」の消耗戦に苦戦しつつも【プロメテウスの目】{/netabare}について言及できたのは
個人的には意義あるものと非常に自己満足しております。

●鬼教官アル中先生との「数字」遊戯
主人公と相方Pはアル中先生と出会い強くなるためジャンプお約束の過酷な修行が始まります。

アル中先生は2人に「3」つの質問をします。
質問の答えは2人×「3」つで合計6こになるはずですが
{netabare}1つは答えが同じなので答えの数は【5】ことなり
質問とその答えの合計数は3+【5】=【8】ことなります。
2人の答えを聞いた先生は≪素晴らしい「100」点だ≫と感激しますが
その数字が示すのは 8+100=【1】0【8】であります。

厳しい戦闘訓練により2人は負傷し出血を余儀なくされますが
アル中先生が持ってきた輸血用の血液充填により回復します。
その輸血用血液のパックに表示されていた文字は
[A 10-141-LR-2]であります。Lはアルファベット12番目、Rは18番目です。
よって数字変換すると
[A 10-141-1218-2]になりますがハイフォンで区切られているのでハイフォン内で足し算します。
[A 1+0/1+4+1/1+2+1+8/2]
[A 1/6/12/2]1桁の解を求めるためハイフォン内の数字中で2桁の「12」を更に足します。
[A 1/6/(1+2=)3/2]
[A 1-6-3-2]4つの数字を足して最後にアルファベット1番目のAも数字転換して足します。
[1+1+6+3+2]=[1+12]=【13】
足し算の解は【13】ですが[1+12]としたのは次のシーンとの関係性を示すためです。

日が沈み一帯は暗闇に包み込まれます。
過酷な戦闘訓練に消耗し横たわった主人公が突然発狂しだしますが、それを見た相方Pは
「また頭が故障しておる」と主人公の頭(もしくは顔面)を拳で何度も叩きつけます。

狐先輩と出会った時は「たま」を蹴りましたが、今度はあ「たま」を叩きました。
「たま」にしても、あ「たま」にしてもやり過ぎであまりに回数が多すぎるのです。
「たま」は【8】回、あ「たま」は「12」回?くらい叩きましたが
最後の1回は両手の拳で叩いていますので[12+1]回という風にも考えられます。

その後、主人公と相方Pのやり取りが続きますが、数字に関する言葉を抽出すると以下の通りです。
「『20』回以上じゃ」
「作戦『100』個思いついたぞ」
「『2』つの頭脳が合わさったら」
ということで数字を足し算します。
20+100+2=122=1+2+2=【5】これを[12+1]に足します。
5+12+1=【18】

日が明けて主人公の家を訪れたアル中先生でありましたが
待ち伏せをしていた二人による頭脳作戦の奇襲攻撃により戦闘は開始されます。
相方Pによる血の武器を使った攻撃回数は全部で1+7=【8】回
更に畳みかけるように主人公がとどめの1回を繰り出します。
それに対してアル中先生は血の武器を破壊するために1+6=7回
(その内1回は回し蹴りで血の武器を2本破壊しています)
主人公に対してカウンターの1回と油断した後に更にナイフで1回
全部で9回攻撃を行っています。
まとめると相方P=8、主人公=1、アル中先生=9
すべて足すと【18】になります。

これは更なる蛇足ですが、奇襲攻撃開始の時に主人公が口にした言葉は
「俺たちの日常を壊す奴は死(=『4』)だ」で
頭脳戦が失敗した後アル中先生が発した言葉は
「今回の敗因は『2』つ」であります。
4+2=【6】

【6】は京都の神社でマキマが術式のために身代として重犯罪者を2列に
【6】人ずつ(計12人)並べた数と一致します。

「【1】0【8】」の部屋には「未来の悪魔」が待ち受けています。
OPのボーリング場のシーンにいた隠れキャラと関係あるのでしょうか?
【リング】の貞子の目を彷彿とさせる【一つ目】小僧はやはり
【土星】との関係が強いように思います。

「※目は口程に物を言います。」
この悪魔と契約した者のうちの一人は両目を代償に差し出したようですが、
「デンジ君の目が見えなくなっても…覚えて…」{/netabare}というあの発言はこれと
繋がるのでありましょうか?

兎に角数字は「未来」を示し続けています。

(ひかり) 95(号) 17:55 広島(行き)
(停車駅)名古屋・京都・新大阪・岡山

ようやくここまでたどり着きましたが「数字」の話は時間がかかり過ぎて難航を極めております。
しかしこの話はまだまだ続きます。


●スマート機能搭載≪眼鏡キャラ≫の相方P、堂々伏線回収の巻
冒頭のTVのニュースで前回のテロ事件の一件が放送されていましたが
その時の時刻は、当然の如く{netabare} [7:10]分であります。

毎度毎度の話でありますが、「7」「1」「0」を足したら【8】になるというのは
もはやこのレビューの定例行事、お約束展開でございます。

そしてTVの横には狐先輩のお見舞いにと主人公が差し入れとして用意した【林檎】が
カゴの中に入った状態で置かれております。

我々が普段食べる【林檎】には当然、農薬や化学肥料が相応に使用され
それが体に悪くないかと言えば、まぁあまりいいとは言えませんが
それでもコンビニで売ってるパンとかに比べたら遥かにマシであると言えるでしょう。
それは兎も角、話を【林檎】に戻します。

カゴの中の【林檎】のうち1個は主人公が食べているらしく「ネット状の緩衝材」のカラが
残されているだけであり、(「ネット状の緩衝材」に包まれた)
中身のある【林檎】の数、映像で確認できるものについては全部で【5】個であります。

主人公が食べている分と残りを合わせると恐らく最初は【6】個あったようですが
少なくとも1個、もしくは更に2個目を食べて【林檎】の数は減り
つまみ食いをしている主人公に気が付いた相方Pは
大声をあげて怒りをあらわにします。

その時の相方Pが大声を発するシーンで病院の廊下の模様が映し出されますが
そこにいた人の合計人数は【5】人であります。
更に言うと廊下の天井付近に吊るされた案内板には
[← 【⑥】 救急受付]と表示されております。

偶然にしてはあまりに出来過ぎな【8】と【5】そして【6】の法則
今回も冒頭から完全コンプリート達成でおなか一杯感ありますが
「数字」の話はまだまだ終わりません。

次の展開で主人公と相方Pがつかみ合いの喧嘩を始めますが
その時に二人が座っていた椅子が供に「倒れ」ます。
椅子の足はそれぞれ「4」ですから4+4=【8】であります。

(「倒れた」椅子の後に)そして狐先輩が「4」課メンツの安否について聞くわけですが
「4」課が襲撃され生き残ったのは狐先輩、主人公、相方P、新人コベニと「眼鏡」の
【5】人ですが、「眼鏡」が辞めたので最終的には「4」人であり
4+4=8であります。

「4+4」については前回の話に遡ります。
・新幹線「4」号車での「死」(=4?)体の数「4」を足したら【8】
・「倒れた」椅子の数を足したら(「4+4」)【8】
・「4」課残存数「4」足したら(「4+4」)【8】

これはただの偶然ではなく狙ってやっているとしか思えませんよね???
(米津氏が関わったOPソングの歌詞に「4444」を意識したような表現があるのは偶然ですか?)

もしも本作において「4」という数が「死」を暗示する数だとしたら
狐先輩が「呪いの悪魔」にあと何年生きられるかと尋ねた答えの年数
即ち「2」年が関係するという解釈も成り立ち、これを足したら
4+2=【6】となるわけであります。

ただこの足し算よりも、その時描写されていたライターの火花と
そしてなによりその【炎】こそが重要な意味を持っていたものであると個人的には考えています。

その炎とは魂や命を象徴するものであり、狐先輩にとっての【灯火】を表しているのであります。

【灯火】とは「道」を「照らす明かり」でありますが
「希望」であり、「輝ける未来」であり、「望ましい理想」であったりします。
もしも米津氏だったら、別の表現でこれを表したかもしれません。


つまり「それ」をこう呼ぶわけです。「ビュティフォ☆【スター】」(=希望の【光】)と。
【灯火】は「希望の【光】」であります。

そのシーンでの狐先輩が一人涙する病室の床には漫画本が落ちております。
本のタイトルは「ゴンゴン」ですが、濁点が(中途半端に?)【☆】で表示されており
「表表紙」と「背表紙」にある【☆】の数を足すと(「2」+「2」=)「4」つになります。

「4」がもしも「死亡フラグ」を表すならば、主人公が回収できなかった「漫画本」が暗示する
結末の効力は【☆】に願う者の行く道に及ぶことを意味しているのかもしれません。

床に置き去りにされた漫画本の背景にはキャスター状のベッドの足が【5】本映し出されています。
【5】とは【☆】を示す数字であります。

ちなみに漫画本を回収しようと戻ってきた主人公が手に持っていたカゴにその時
入っていた【林檎】の数はなぜか【5】個であり、主人公が少なくとも2個食べて
狐先輩に1つあげたわけですから、最初にあったはずの【6】個から3個を引くならば
6-3=「3」となるはずでした。

しかしながら残った数【5】個が正しいとするとこれに「3」を足すことにより
最初にあった本当の数が判明するわけであります。
つまり【5】+3=【8】であります。
更に言うならば、その時カゴに【5】個入った【林檎】を持ちながら主人公は
4課のメンツが死んだようにマキマ死んだら自分は悲しむだろうかと自問自答しますが
「3」日後には立ち直っているだろうと自信満々に自分自身のポジティブさを確信する
シーンが描かれております。

「【5】+3」のリピートして強調する感じもなかなか凄いと言わざるを得ないわけであります。

そしていよいよその先にて、狐先輩、命がけの「※願い」を成就するために
彼が選ぶ「未来の道」はある数字によって暗示されるわけであります。
それは即ち「【1】0【8】」であります。

この数字が出てきたのは恐らく2度目?否、今回で2回出てきたので3度目になりますが
話は呪術使い☆マキマが京都からとんぼ返りを果たした[4:45]分の時のこと
新幹線の運行情報が示された案内板に遡ります。


●ファンタジー系の鉄板法則
ファンタジー系特にダークファンタジー作品において必ずと言っていい程作用する
法則は{netabare}「等価交換の原則」であります。
これは錬金術の法則であり、ベルセルクや烈日の黄金郷などありとあらゆる作品で確認できる
ある種の絶対的理論ということになるでしょう。

悪魔契約においてこの大原則が作用するのは周知の事実でありますが、更に重要なことは
「呪術」についてもこの大原則が当てはまることをシャーマニック・プリンセスであるところの
マキマ課長が見事に示したことは個人的には興味深く感じました。

そんな課長が京都から東京に戻ってきたのは、[4:45]分でありますが
4・4・5とは【8】と【5】という風にも考えられるわけであります。

そして、新幹線の運行表に示された数字などをまたしてもこれから足し算するのかと考えたら
いい加減やってる本人もウンザリしてきましたが、この足し算は要するに何なのかと言うと
「数秘術」というやつでありまして、例えば陰陽師や【✡】に関係する話であるわけです。

物語と連動しているであろう【☆】の話をする以上はこれを全く無視するわけにもいかないため
単調な話ですが、もう少しお付き合いしていただければ幸いに思います。{/netabare}


●呪術廻戦1話斬りの後悔・・・
謎の上司マキマは新幹線に乗り京都へと出張に赴くわけですが
ご覧の通り{netabare}銃撃テロを受けるのであります。

そして謎のチート能力を使い実行犯を返り討ちにしますが
乗っていた車両は「4」号車で、胸の辺りに穴が開いた実行犯の死体も「4」
4+4=【8】であります。

恐らくこの謎の上司には【8】と【6】が暗示する能力が備わっているものと推測できますが
詳しい描写がないために謎は深まるばかりであります。

ただ何故「京都」のシーンを描写する必要性があったのかということについては
恐らく【呪術】絡みの能力について示すことを意図していたからだというように感じました。

京都には所謂「パワースポット」と呼ばれる寺がありまして
「鞍馬寺」などがその代表例ですが、標高が高いという点においても
【☆】(厳密に言うと逆五芒星のペンタグラムでありますが)の領域で囲まれた
場所に位置するという点においても条件に一致します。

【☆】=五芒星=ペンタグラムとは「陰陽師」の術式で用いられるシンボルでありまして
陰陽師と言えば「【呪術】使い」の種族であります。

マキマが指定したのは「神社」であり「寺」ではないという突っ込みを受けそうですが
運営母体の違いはあれども、本質的には似たようなものであり
そもそも神道と道教とヒンズー教では同じ神や似たような神を祀っているのが実状であります。

かき集められた犯罪者、最後の晩餐がその辺のコンビニで買ってきたような
パンというのはなんとも残念過ぎるお話であります・・・
重犯罪者を【6】人づつを左右に身代として置き術式を発動させるその様は
まさに陰陽師を彷彿とさせますが、「呪術廻戦」を1話斬りしたような当方には
陰陽師や呪術に関しては理解しかねる要素が多分にあるというのが正直なところであります。

そして【呪術】の発動にはカラスが関係しているような描写があったことから
【八咫烏】を暗示しているように感じましたが、この
【八咫烏】も「【呪術】使い」の種族であります。{/netabare}


●シンメトリーの背後に浮かぶ影の正体
「シンメトリー」マニアと言えば「死神」の息子デス・ザ・キットでありますが
「死神」と{netabare}【土星】 {/netabare}には何かしらの関係性があるらしいです。

米津氏が関わったOPのボーリング場でのシーンで狐先輩がストライクを叩き出すと
モニターに≪PoweR≫という文字が表示されますが、{netabare}その文字の上の辺りに
隠れキャラのような存在が3体ほど映り込んでいます。

その正体はどうやら今回の戦いで狐先輩が切り札として使った「呪いの悪魔」?とかなんとか
いうものだったようです。

見た感じは「死神」のように見えないこともないような気がしました。

主人公をお持ち帰りした眼帯先輩の部屋にある照明器具の形が「八角形」だったのは
個人的には興味深いものを感じましたが、今は【6】について語るべきターンで
あるような気がいたしますので、【☆】よりも先に【✡】についての話をします。

【6】は【✡】でありますが、もしかしたら「チュッパチャップス」は【土星】を
暗示していたのかもしれません。

「正解するカド」にも登場した「ブラックキューブ」は、角を起点に直立させると
「【6】角形」に見えたりします。

この「6角形」、実は【土星】の北極に刻まれおり、ということで
【6】=【六芒星】は【土星】を意味していたというオチであります。

OPにも映っていた「貞子の井戸」は丸い「輪っか」状であり、
輪っかの中の貞子は「一つ目」小僧ですが、
実に【土星】も「輪っか」を持つ「一つ目」小僧なのであります。

【土星】には一般的にはあまり知られてない別名がありまして、その名も
【ロード・オブ・ザ・リング】と言います。

【土星】の中心には「台風の【目】」があり北極では6角形の中心にそれが位置し
南極では「台風の【目】」だけが不気味にギョロリとこちらを見ているような感じで
存在しています。

狐先輩が「キツネポーズ」で「輪っか」に「片目」を覗かせるのは【土星】の「一つ目」小僧を
表しているということになるのでしょう。

【ロード・オブ・ザ・リング】とは単純に「【リング】の主」という風にも考えられますが、
「ロード」には「統べるもの」という意味もあったりします。

今一度貞子との関係で考えると貞子の登場するホラー映画のタイトルは「リング」であり
「螺旋」でありますが、いつぞやのEDで【ブラックキューブ】が登場した時には
「螺旋」も一緒に描かれておりました。

「螺旋」とは【土星】の南極の「台風の【目】」を表しているような気がいたします。

そしてそしていかにも「サッポロ☆ビール」が好きそうなマキマが飲んでいたグラスには
見事なまでに「エンジェル【リング】」が残っていましたから、もしかしたら
【ロード・オブ・ザ・リング】を暗示する【土星】の力が発動されるターンが
やってきたのかもしれません。

【リング】を統べるものは、首につけた「輪っか」で人を操るだけにととまらず
あらゆるチート能力を兼ね備えているとも考えられます。

「輪っか」が「運命の輪」であるなら現在過去未来をあれしたり?
【土星】との関係から「時間」 {/netabare}をあれしたりする可能性もあるのかもしれません。


●チャイニーズ・レストラン・シンドローム
未だかつてここまで極端に設定をガチガチに固めてくる作品があったでしょうか?

ジャンプ系作品にしてはテンポが悪いような印象があった本作がついに急展開を迎えます。
結論はここにきて{netabare}「死亡フラグ」が機能しまくってきたということでありますが、
その死亡フラグとは何であったのか確認していこうかと思います。

まず京都に出張中のマキマは駅弁を購入しようということになりますが
今時の駅弁というのは食品添加物が確実に入っております。
駅弁にも色々の種類がありブランド牛や豚肉が入っているものもありますが
作ってから時間が経過しており、具材はすべて冷え切っております。

そんなわけですから、肉はもちろん野菜もご飯も美味いわけがありません。

ラーメン屋で昼食をとる主人公たちに、ヤクザの孫にあたる男が語りかけます。
「こんな惨い味のラーメンをよく食えるな?」と。

貧困層に属していた主人公の食生活の惨さについては、弁解の余地はありませんが
意外にも公安という勝ち組の職業に就き、経済的にはゆとりあるはずの
眼帯先輩と狐先輩の両名ともが、貧困層の主人公の味覚と大して変わらないというのは
とても皮肉な話のように思えてなりません。

そもそも人間というのは、生きるためにものを食べるはずであったのが
人体に有害な毒物入りの食べ物を習慣的に食べ、病となり死んでいく…
そしていつの間にか我々現代人は味の良し悪しもわからないバカ舌になっているのです。

現代日本人の食生活を見る限りにおいては、食生活の中に生はなく
むしろ緩やかな自殺を図っているようでもあり、生きることを放棄しているようでもあるため
「死亡フラグ」を快く受け入れ、死ぬべくして死んでいるという風に
見えて仕方ないのであります。

毎回の如く繰り広げられる本作の食レポ的な描写の意図するところ
それについては、ヤクザの孫が指摘したことで明確に記されたような気がいたします。

「チャイニーズ・フード」に次ぐ死亡フラグ2つ目は合わせ鏡です。
飲み会で酔っ払い主人公をお持ち帰りしてしまった眼帯先輩は
自宅の部屋にある三面鏡に自分の姿を映してしまいますが、ドッペルゲンガーを
暗示する合わせ鏡は死亡フラグである可能性が濃厚です。

死亡フラグその3は、朝食でサンドイッチを食べながら眼帯先輩と主人公が
同盟を結んだことであります。
将来の楽観的な出来事に関する約束はむしろ本人の意図しない結末を呼び寄せてしまうことが
往々にしてあり、そのような形でフラグが成就してしまったようであります。

しかしながら以上に挙げたフラグのどれよりも強力な死亡フラグは
【牛】と「ノーベル賞」であると個人的には見ています。

そして何と言っても鉄板の死亡フラグの法則は「悪魔との契約」でありますから
設定的にも裏設定的にも {/netabare}ガチガチなのは間違いないという結論であります。



●ビュティフォ☆ゲッチュ~
{netabare}書き忘れていた伏線について取り上げます。
1つ目は「ノーベル賞」に関するものですが、閉じ込められていた【8】階が突如傾き、従って【∞】になるわけでございます。

そして主人公は【∞】の悪魔に勝つための必勝法を閃くわけですが、その名も
【∞】に血を飲んで回復するという永久機関、本人曰くノーベル賞ものの
発明ということであります。

もう一つは、「ゲロチュ~」でありまして
デープキスの誘惑に翻弄されうっかっり異物を体内に取り込んでしまう主人公ですが
恐らくこのパターンは将来にも繰り返すであろうというものであります。 {/netabare}

●ビュティフォ☆OP
いよいよ米津氏が関わったOPに秘められた謎に迫って参ります。
個人的に一番重要だと思うのはボーリング場のシーンでありまして、その次が
映画館と最初の横断歩道のシーンでございます。
他にも恐らく伏線に関係するであろうと思われるものも何か所かあるようですが
すべてに言及するとキリがないので最初に示した3か所を中心に話を
進めていこうかと思います。

ボーリング場のシーンで球を磨く主人公がクローズアップされますが、その背後にあるレーン番号 {netabare}
と思われる数字は「24」と「26」、(なぜ「25」がないのかいささか不自然でありますが)
2桁の数字を足すと「24」は【6】、「26」は【8】になります。

そして6+8=14 これをまた足して 1+4=5
毎度毎度でありますが、【8】と【5】そして【6】のパターンです。

「24」と「26」以外に数字が出てきた箇所を探すと横断歩道のシーンで
車両通行止めの交通標識の上に[8-20]とあるのが見つかります。
8時から20時なので12時間を意味し、「12」という数字を「24」「26」に足します。
24+26+12=62 それをまた足せばやはり【8】になります。

これは蛇足みたいな話ですが、「62」に「9」を足すと「71」になりますが、
「71」もやはり【8】になります。
「9」とは何の数かと言いますと隠れキャラから導き出したものでありますが
それについては映画館のシーンの後に言及してみたいと思います。

ひとまずは、消えたレーン番号「25」の謎について解き明かしていこうかと思いますが
話の都合上、悪魔の女、相方Pについて触れていきます。

ボーリング場のシーンで相方Pは後ろの席に座って指をさしてゲラゲラ笑っているわけですが
誰のことを笑っているのかと言えば当然モニターに映し出される主人公であります。

このシーンは映画館のシーンから繋がっており、主人公が「一杯食わされた」挙句
ワンワン吠えてるような意味合いのあるものであると読み取れますが、
そのモニターにデカデカと映し出されたのは相方Pの「正式名称」
≪PoweR≫の文字であります。

よく見てみるとなにかおかしな表記になっていませんか?
もちろんそのようにしたのには理由がいくつかあるのでしょうが、今回は一番簡単な理由
についてのみ触れてみます。

≪PoweR≫という文字列にはシンメトリー=左右対称性があり、それが
ビュティフォであるという、そんな価値観が世の中にはありまして
例えば「ソールイーター」に登場する「デス・ザ・キット」も「左右対称性」に
極めて神経質なキャラでありますが、そんな彼は「死武専」校長である
「死神」の息子であります。
他にも「ブラック★スター」というキャラも登場しますが、
「死神」とは【土星】と密接な関係があり、実は「ブラック★スター」も
【土星】を暗示しているのではないかと個人的には考えています。

「シンメトリー」という視点を得た後なら消えたレーン番号「25」の謎が
解きやすくなりましたのでそれを見てみることにします。

【ゴールデンボール】が伏線であることについては多くの人が気付いている
ことだと思いますが、ボールに纏わる決定的なシーンはやはり何と言っても
狐先輩がボウリング場でボールを投げるシーンであります。

狐先輩が投げるボールと主人公が磨くボールと背後にあるボール
すべて合わせると「18」になります。

狐先輩がボールを投げ終えると1個減って全部で「17」だからそれを足せば【8】になる
と言いたいところですが、投げる瞬間には先輩の右腕に背後のボールが隠れてしまい
全部で「16」になってしまいます。

そこで発想を変えてひとまず消えたレーン番号「25」を探してみると同じシーンの背後に
天井に電球があり、数えてみると丁度「25」こあることが判明します。
更に重要なのが、狐先輩がボールを投げた辺りのところで右腕によって
背後の電球2こが隠れてしまうというものでございます。

ボールは18→16
電球☆は25→23

この数字の変化をどのように解釈しようか考えた時
強引と思われるかもしれませんが、「シンメトリー」的発想で解けるのでは
ないかということで斜めに2つの数字をそれぞれ足してみると
18+23=41
25+16=41

「41」の2つの数字を足すと毎度毎度の【5】になるわけであります。
このようなシンメトリックな解法と答えを見てビュティフォと思うのは
デス・ザ・キットと一部のマニアの人たちぐらいでありましょうが、
この【5】とは何であり【8】と【6】とは何であるのか?
それについては米津氏に聞いてみれば簡単にわかることなのかもしれません。

しかしながら話の都合それより先に映画館のシーンに軽く触れ「隠れキャラ」の存在について
明らかにしていきたいと思います。

映画館のシーンで4課のメンツが並んでいますが、何故か真ん中にいるのは
主人公ではなく狐先輩であります。

裏設定的な話になりますが、狐先輩の髪型には秘密があり髪型との関係において
あの位置でないとポジション的に巧くなかったということであります。

「アホ毛」キャラというのはよく見ますが、「チョンマゲ」キャラというのにも
隠された意味があります。
しかしながらいずれにしてもそれに触れると長くなりすぎるので今回は説明を割愛します。

一つだけ言うとすると背後にある「光」と「チョンマゲ」には関係性が
あるということであります。

そして映画館からボーリングのシーンに切り替わる直前に主人公がワンショットで
抜かれるわけですが、そこで「何を食わされた」のかはわからないものの
次の瞬間に謎の「隠れキャラ」が主人公の前を見切れていく姿が一瞬映し出されます。

あまりに一瞬のことで気づかない人も相応にいたのかもしれませんし、その一瞬で消えた
隠れキャラの正体を知るのは原作ファンだけなのかもしれませんが、個人的な見解では
その隠れキャラの形跡はボーリングのシーンでもはっきり残っていたため
それを数えてみたら「9」という数字が出てきたという話でございます。

それではいい加減この辺で【8】と【5】そして【6】について答えを示してまいります。
一番説明簡単なのは【5】次に簡単なのが【6】ですのでまずはその順番でいきますと
【5】=☆
【6】=✡
【8】=✴
☆は五芒星、✡は六芒星、✴は八芒星を表します。

米津氏がこのような裏設定についてどこまで知っていたのか定かではありませんが、
星にまつわる話はこれからが本質に迫るものであり、【8】と【5】そして【6】の法則も
ただの偶然では済まされない学術的な要素も絡んでくる類のものであると
確信するところでございます。

そして、ビュティフォな話はまだまだ続きます☆{/netabare}

●ビュティフォ☆パーリィ
現時点で「チャイニーズレストラン」が死{netabare}亡フラグなのかどうかは定かではありませんが、
何と言っても新人歓迎会の「居酒屋シーン」には刮目すべきでありましょう。

悪魔の女、相方Pは独占欲が強いため料理を独り占めしようとします。
基本的に刺身は体に良いものですが、から揚げは不健康な食べ物なので
悪魔以外の人には全くもってお勧めできません。

そしてやはりアルコール類は腸内環境を悪化させることもありますが
☆ビール(beer)は糖質が高いので、ストレス解消の効果はあるとしても
飲み過ぎには注意が必要であります。

ビールと言えばシュメール文明発祥の飲み物であり、その色は「黄【金】色」であります。
古代エジプト人もビールを好んで飲んだようですが、彼らがビールに酔いしれた理由は
味だけでなく、ビュティフォな「その☆色」にあったのかもしれません。

参考までに美味しい☆ビールを入れる方法について言及するならば
きめの細かい泡で旨味を封じ込めよということになるわけですが
そのようにして注がれたビールは{/netabare}飲み干した後のグラスに泡の跡が残ります。

それが恰も、何かの☆彡【リング】☆彡のように見えるというのは割と有名な話でございます。

飲み会という場には滅多に顔を見せないキャラであると思われる「マキマ」は
{netabare}かなりのビール好きなようで、ビールばかり飲んでいましたが
彼女の好きなビールの銘柄を推理するならば、恐らくは「サッポロ☆ビール」
ということになるような気がいたします。

上司がおごるタダ酒に酔いしれ{/netabare}気分は上々、場の空気が温まったところで
いよいよ繰り出されるのは「夢☆バトル」ならぬ「IQ☆バトル」であります。

毎度毎度の「計算」なので数字だけ抜粋して足します。
{netabare}
相方P「100」
女A 「100」
相方P「120」
100+100+120=320 → 3+2+0=5
やはり【5】という数字が出てきます。

男A 「134」
1+3+4=8
【8】は【5】と対になる数です。

相方P「500」
相方P「1000」
500+1000=1500 → 1+5+0+0=6
もう一つの数字は「キツネ∂サイン」の【6】であります。

前回の[8:18]のエンドレスシーンの補足になりますが
時計の針は「8時18分10秒」あたりで止まっておりました。
そして今回もお約束通り数字を足してみます。
8+18+10=36 → 3+6=9

「9」が答えのその止まった時間に出されたサインは「ダブルピース」でありますが
数字的には「4」ということになります。
「9」と「4」足せば【13】になるわけですが、「【13】日の【金】曜日」の
【13】とは【8】と【5】から構成される数字であるということにございます。

「8時18分10秒」もう一つの解釈は秒針が「2」の数字の辺りで止まっていたので
8+18+2=28 → 2+8=10 とするものでありますが
「10」にダブルピースの「4」足せば「14」
なので→1+4=5 やはり【5】という数字が出てくるわけあります。

【8】と【5】、そして【6】の数字が何を表すのか?
それについてより本質的に示されているのは米津氏が関わったOPでありますが
本丸に攻め込む前にまずは外堀から埋めていくことにいたします。

悪魔の女、相方Pの名前は「パワー」ということですが、実は厳密に言うと
「パワー」という表記は正確ではないということになるでしょう。

もしかしたら原作ファンでも知らないことかもしれませんが、
ユニクロが「UNIQLO」であり、かつ「ユニクロ」であり
ビールが「beer」であるように
「パワー」にも実は正しい表記があるのです。

そういう意味でも本作のOPには秘密がいくつも隠されているということになるでしょう。

最初に「ノーベル賞」について言及したのは悪魔の女、相方Pでありますが
彼女は血の悪魔であり、動物を殺し血を飲んでおりました。
その動物の中で特に印象的だったのが【牛】であります。

飲み会後に主人公をお持ち帰りしたのは【眼帯】先輩でありますが
ベッドの上で彼女の口から【牛】という言葉が出てきたのは只の偶然とも考えらます。

しかしその一方で某人気アニメに登場する「フォージャー家」の食卓に【牛】の置物が
さり気なく置かれていたことには、何かしらの関係性を感じずにはいられません。

【8】と【5】の法則、そして唐突に出てきた「ノーベル賞」と【牛】の関係性・・・
同じことは何度も繰り返され、やがて点と線はつながるでしょう。

さて、外堀固めはこの辺にしていよいよ本陣へ攻め込むターンが来たようであります。
恐らく【8】と【5】、そして【6】の{/netabare}話は、とても長くなりそうな気がいたします。


●悪魔の女
本作に限らずジャンプ系作品は設定がかなりガチガチに固められている傾向があるようです。
なので、ちょっとした些細なシーンでも注目が必要と言えるのかもしれません。

相方Pはノーベル賞 {netabare} を足掛かりに首相になると宣言していましたが
一見冗談のような話に聞こえても、ノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー
その人はミャンマーの実質最高権力者の地位に見事に就任をするのであります。

ノーベル平和賞と言えばバラクオバマ元大統領も同じく受賞していましたが、
彼は近年で最も戦争に加担した大統領であり、平和のために行った実績など
皆無であると言ってもいいくらいのナマクラであります。

問題のアウンサンスーチー最高顧問とオバマ大統領は親交があり、なおかつ
WEFまたの名をダボス会議と呼ばれるグローバルエリートのメンバーが主催する
国際会議に招待されるような人物でありまして、人種こそミャンマー人でありますが
実際は英国人と結婚し、英国の名門大学を卒業した、英国に魂を売り渡したエージェント
であるというのが彼女の正体ということにございます。

血の悪魔である相方Pは嘘をつき人を騙すのが得意ですが「グローバルエリート」
と呼ばれる方々もそれに負けないくらい嘘がお上手で、例えば権威に弱い我らが
ニッポン人を「ノーベル賞」という名のフィクションで箔をつけ欺くことなど
朝飯前の人々であります。

相方Pのノーベル賞{/netabare}発言は単なる純粋なボケだったのか
皮肉を交えたブラックユーモアだったのか定かではありませんが、
悪魔の設定としては実に的確な表現であったことだけは間違いないように思います。

そして更にもう一つ興味深いシーンがありまして
【眼帯】先輩が殉職した{netabare}同僚の遺族からビンタを食らうというものでございます。
公安のエージェント対し一般人が怒りをぶつけるという対立軸が浮かび上がるわけですが
その場所がよりにもよって「薬局」の前というのは、意図的なものを感じます。

現代日本人の食生活は不健康故にかなりの高確率で生活習慣病を患い
病院にかかり薬を山ほど飲まされるという運命が確定してますが、
それによって患者に何かメリットがあるのでしょうか?

確かに薬を飲めば症状は一時的に緩和されますが、生活習慣病は生活習慣を
改善しない限り治ることはありません。

薬で騙し騙しやったところで行き着く先は病状悪化の最終局面、寝たきり状態
「リビングデッド」のオチであります。

公安ではありませんが、ある種のエージェントが現行の健康保険制度や医療制度を作り上げ
薬を気軽に消費しやすい体制ができたおかげで、病は治らずも薬の消費はうなぎ上り
製薬会社の株価もうなぎ上りであります。

日本経済のためにそんな粋な計らいを成した英雄たちが、仮に
患者の家族から仕返しの一撃を見舞われたとしても因果応報
というように見受けられました。

「薬局」の前で「チャイニーズレストランシンドローム」絡みの{/netabare}エージェント二人が
佇むシーンが映し出されたのなら、そういう解釈ももしかしたら成り立つ
と言えるのではないでしょうか?

●「サスティナブル☆デザイアー」のための行動目標
今回主人公の食事シーンこそなかったものの
明らかに体に悪い食べ物が当然のように出てくる「∞」ループを繰り返すのは
鉄板法則であるかのようにも思われます。

宿泊客が残した食料の中に{netabare}パッケージ化された「おにぎり」が見受けられましたが
コンビニ等でよく売っているこの商品には確実に食品添加物が入っております。

しかしながら資本主義経済で一攫千金を目指したい「ビュティフォ☆ドリーマー」のためなのか?
我が国の食品表示のルールには「キャリーオーバー」なる裏ワザがあり
例え食品添加物塗れの米でも「米」とだけ表示し他の原材料は省略できるという
欺瞞が当たり前のように通用するのですから、未来永劫ニッポン経済の回転率に
憂いはないと自信をもって断言できるでしょう。

食品添加物とよく似たもので我が国の外食やパッケージ化された食品によく入っている
ものとして「調味料アミノ酸等」がありますが、要するにこれは「グルタミン酸ナトリウム」
でありまして、これを摂ると「脳が☆彡スパーク☆彡」する神経毒にございます。

「ラーメン次郎」が提供する通称「豚の餌」がかつて一部でブームになりましたが、
「ジロリアン」と呼ばれるB級味覚のジャンキーどもがオプションで追加増量していたのが
「グルソー」と呼ばれるもので、脳が痺れる興奮性刺激作用をもたらし
その依存性故に病みつきとなるという究極の「麻薬」食材であります。

毎日ラーメン食べるのが日課だった某「ラーメン評論家」が
早すぎる生涯の幕引きを迎えたのも偶然ではなく必然であると考えるべきでしょう。

我が国の食品事情について言うなら、体が欲するよりも、「脳が喜ぶ」食品を
「美味しい」ものと定義しているかの如く、例え不健康でも脳が欲するまま
その欲望を満たしたいという衝動に身を委ねただただ追求するのが正義である
かのように思えてなりません。

「チャイニーズレストランシンドローム」(中華料理症候群)については諸説ありますが
それでもやはり「グルソー」の問題と、それに負けず劣らず重大なのが通称サラダ油と呼ばれる
植物性油脂というもので、この「オメガ6」系の油は採りすぎると体内に炎症を引き起こす
という要するに毒物であります。

「オメガ6」に比べて体に良い油は「オメガ3」と「オメガ9」でございますが、
「オメガ3」の魚から出る油にしても「オメガ9」のオリーブオイルにしても高温によって
成分が変化し酸化するならば「トランス脂肪酸」等の発がん性物質に変わってしまうという
問題が発生してしまいます。

よって揚げるにしても炒めるにしても高温調理によってできた食品は
体にはあまりよろしくないという話になり、そういう意味で「中華料理」には
相応のリスクが伴うのでたまに食べるなら兎も角、毎日のように食べる
べきではないというのが結論であります。

ニコチンも中華料理もストレスを発散するという意味では効能はありますが
そもそもストレスはどこから来るのかと言えば日常の生活にあるようにも思えます。

そういう意味ではこの「資本主義☆万歳」の社会にいる限りは、ストレスで病むか、
ニコチン中毒やグルソー中毒で病むかしか、我々庶民には選択肢がなく
そういう惨めな破滅の道を無邪気に突き進むのが{/netabare}
我らニッポン人のメビウスの運命であり、
我らニッポン人とは∞ループする運命の輪っかに未来永劫囚われた
囚人であるのかもしれません。

☆【8】時1【8】分の【∞】ループ
[8:18]のすべての数字を{netabare}足すと
8+1+8=17
1桁の数字の解を求めるために更に2つの数を足すと
1+7=8

答えはやはり【8】という【∞】ループの結果になりますが
更に興味深いことは【眼帯】の先輩が「赤い髪留め」の新人娘に
「ダブル【ピースサイン】で待て」と指示を出すというものであります。

この「ダブルピースサイン」を数字として見ると
2+2=4になりますが【8】にこの4を足すと12になります。

12は【6】+【6】に2分できますが、何故今回は「2分する」のかと言えば
「キツネサイン」を横から見たら「輪っか」のある【6】の形に見えたように(由緒正しい?)
【ピースサイン】の真の形は親指と薬指と小指で「輪っか」形成するものであり
従って横から見たら【6】の形を成さねばならないという裏設定があるようで
恐らく原作者は「由緒正しい」【ピースサイン】の形を熟知していたからこそ
「ダブル【ピースサイン】」のシーンを描いたように見えたため
ある意味こじ付け気味でも敢えて【6】を抽出したという話であります。

狐先輩に(大量消費の経済性をもたらす)喫煙の習慣を推奨したのは【眼帯】の先輩ですが
「チャイニーズレストラン」で【眼帯】の先輩が煙草を差し出した指の形も
同じような「輪っか」付きの【ハンドサイン】だったことは確信犯の証明であるように見えます。

【8】と【5】そして【6】に{/netabare}秘められた数字について語り出したらキリがありません。
確信めいた米津氏のOPに繋がる話までたどり着くにはもう少し時間がかかりそうであります。


●不思議の貞子が誘う秘密のうさぎの「入口」へ
今回のEDではついにあれが映し出されておりました。
裏設定的にはかなり重要な意味を持つあれであります。

それは{netabare}【ブラックキューブ】であります。
この【ブラックキューブ】は「正解するカド」にも登場しましたが
特に強調すべきは、斜めに傾き立方体のカドを起点に直立した形
そこにこそ本質的意味が隠されているという話であります。

【6】というナンバー、実は【ブラックキューブ】を示すものなのです。

今回お約束の【眼帯】キャラが満を持して登場し、秘密の能力発動しましたが
眼帯キャラの【目】にまつわるのルーツと狐先輩の「キツネサイン」の「輪っか」
を覗く 【目】のルーツは恐らく同一のものと推測できるでしょう。

「キツネサイン」の「輪っか」は【6】でもありますが
「【6】の部屋」のシーンで主人公の【左目】が、とある「輪っか」の中にあったのも
似たような意味合いがあったのだと言えるでしょう。

【ブラックキューブ】、「輪っか」他に注目すべきものは恐らく「絵画」{/netabare}であります。

裏設定の話はまだまだ尽きませんが、いよいよ米津氏が関わったOPに秘められた
謎に迫るワンダーランドの世界に参ることにいたしましょう。

●【大淫婦バビロン】は【獣】に乗ってやって来る
ジャンプアニメにはバトルシーンが付き物ですが、今回はバトルほぼ無しで
ミステリーの要素が強かったため、今まで一番興味をそそられる回でありました。

しかしながら主人公の朝食、パンではなくご飯に変わっただけマシにも思えますが
相変わらずベーコンにウィンナーなどの{netabare} 加工肉製品という悪魔の相方Pも喜んで食べるもの。
これには発がん性物質=亜硝酸ナトリウムなど有害食品添加物が入っており、
毎回毎回酷く不健康な食べ物という意味ではもはやお約束と言えましょう。

前回で狐先輩の「キツネサイン」に言及しましたが、このサインには色んな意味が含まれてます。
親指・中指・薬指で『輪っか』を形成しますが、これを横から見た時には【6】のシルエットが
浮かび上がるということを強調しておかなけばならないでしょう。

今回主人公は蝙蝠の悪魔を倒した際に発生した案件の始末書整理に追われますが
それが行われた場所はもしかしたら【6】階ではなかったかと推測します。

なぜならば狐先輩の【6】等分の【林檎】と「キツネサイン」の【6】、それと【6】階
(他にも米津氏のOPにもありますが)すべての【6】同じ意味で使われているように
見えるからであります。

そして今回のEDでは「それ」を示す「シンボル」がもろに描かれておりました。

そしてついにお約束の【眼帯】キャラが登場しますが、その彼女の【6】人目のバディが
狐先輩であり、今回先輩2人新人4人の計【6】人でチームを組んだのも
駄目押しと言わんばかりに【6】を強調したいからだと推測いたします。

相方Pの「76.1」=【5】を「3」モミーこなした後に【6】の数字が繰り返され
そして終盤においては【8】{/netabare}階の無限ループというオチであります。

しつこいくらいに繰り返される裏設定の話はまだまだ「☆ビュティフォ」に続きます。


●きつね「コント」?
敢えて見逃すべきかとも迷った末に、これを見逃したら突っ込む機会が
2度と来ないかもしないので敢えて言わせて頂きます。

蛭の悪魔をあと一歩のところまど追い詰めるも、しとめ切れずに力尽きる主人公
そこで救いにやってきた先輩が…{netabare}「コン」ですって!?

果たして狐先輩のあの動作、あのキツネポーズは必要だったのでしょうか?
5、6年前に「ベビーメタル」というアイドルユニットが「キツネ祭り」と称した
ライブ上でやってたキツネポーズ、そのまんまを公安の偉大なる大先輩が
恥じらいもなくやってしまっていいのでしょうか?

いえ、百歩譲って国内でそのポーズやるのはいいでしょう。
しかし海外の人に「コン」と鳴く「コント」みたいなキツネポーズは当然通用しません。
海外では別の意味の「ハンドサイン」になってしまいます。

その上狐先輩は片目をつぶってキツネの「輪っか」を覗いているではないですか?
「ブルーロック」でも似たようなことしてましたし、
海外のアーティスト {/netabare}もそんなポーズやってましたが?

それはつまり、また裏設定というオチですね??


●2度あることは「3」度ある
{netabare} 夢バトルの勝者となった主人公のもとに景品である相方Pがやってまいります。

悪魔は体に良い野菜が嫌いだったり、「血の悪魔」だから牛や熊などの血を好んで飲む
というような細かい設定については適切であるように思いますし
悪魔と吸血鬼とは厳密に言えば違うようでいて本質的には同じだということを示したことには
個人的には大いに評価したいところであります。

そして単に設定が細かいだけでなく裏設定もかなり細かいと言いますか
しつこいまでに繰り返されるわけでございます。

宗男揉む、それが主人公の「※願い」であり「夢」でありました。
当然すべての視聴者が見ているはずであり、見えているはずであります。
血の悪魔相方Pの胸の辺りを、彼女が来ている上着の胸の辺りを。
そこには何と書かれているでしょうか?

「76.1」←これが見えない「め●ら」はまさかいないはずですが
人間とは意味がわからないもの、あるいは概念がないものを認識できないという習性があり
「76.1」とあからさまに書いてあっても認識できない人は実際かなりいるものと推測されます。

要するに「蛭の悪魔」との夢バトルの時と全く同じなのであります。
相方Pは「3」度だけ宗男揉むことを許可しますが、何故「3」なのでしょうか?
もちろん「3」についての理由は説明されますが、丁度胸の辺りにある「76.1」はなんでしょうか?
と問われても多くの人が理解不能な事態に陥ることでしょう。

「76.1」の数字を全部足すと
7+6+1=14 一桁の数字の解を得るために更に2つの数字を足します。
1+4=5
「76.1」は【5】を暗示し【5】は「※願い」や「夢」を示す数字であります。

蛭の悪魔の夢語りのシーンでは制限速度「30」キロの標識が背景にありましたが
今回は「3モミー」という単位が提示されたわけです。

【5】+3=【8】
しつこいと言えばしつこいですが、【8】と【5】の法則
裏設定の{/netabare}話は本作でも他作品でもまだまだしつこいくらい続きます。

●ビュティフォ☆ドリーマー
{netabare}蝙蝠の悪魔志半ばで倒されるも相方である蛭の悪魔が登場し
「人間をすべて食べる」という崇高な夢について語り出せば
以て夢バトルの開幕であります。

その夢語りのシーンで背景にあったのは「制限速度{30}キロ」の道路標識ですが、
まず最初に突っ込むべきは何と言っても主人公の「食生活」でありましょう。

朝食にパンを食べ昼飯にカレーを食べる主人公の食生活があまりに惨過ぎて
怒り心頭、我慢の限界にございます。

もちろんスパイスを使った本格インド料理ならば有害どころか体に良いのでありますが
日本で市販されている「カレールゥ」とは小麦や砂糖類や乳製品、食品添加物に
発がん性物質など兎に角人体に有害なものだらけの毒物の集合体であり
食べれば食べるほど病のリスクは高まる一方ですので、日本のカレーには
注意すべきと言わざるを得ません。

カレーに比べたら主人公が病院?で食べていた【林檎】の方が健康的でありますが
兎に角本作で主人公が「食べるもの」には色んな意味で厳重警戒が必要であると考えるべきです。

先輩が【林檎】を「6等分」に切り、皮を剥いて「ウサギの形」にしていたのには
恐らく何かしらの意味があるものと予測しますが、【6】と言えば
マキマの執務室があったのも6階でしたから【6】というナンバーにも
やはり何かあるのだと思われます。

先輩が【狐】の悪魔と契約してること自体突っ込見所満載でありますが
先輩の言葉により「悪魔契約の本質」が明確に示されたからには
「エンキス」や「ヴェルメイユ」や「よふかしのうた」のようなラブコメ路線への退路は
大きく遠のき、シリアス路線に進むしか道がなくなります。
たとえ展開に意外性はなくとも一貫性があるという意味では良い傾向であるように思います。

シリアス路線が確定しているならばこそ裏設定の意味合いは強まり
それについての描写はしつこいくらいに何度も繰り返されるだろうと予測いたします。

結論から言えば「蛭の悪魔」が語る「夢」と蝙蝠の悪魔が語った「※願い事」とは
同じようなものであるということになるでしょう。
主人公と蛭の悪魔との夢バトルのシーンで列挙された夢は以下の通りです。

1.人間をすべて食べる
2.復讐を果たす
3.家族を守る
4.猫を救う
5.宗男揉む

「※願い」と同じく今回もカウントは【5】でありますが
「制限速度{30}キロ」の道路標識の「30」を【5】に足すと
5+30=35
3+5=8
このようにやはり【8】という数字に結びつくのには意図的なものを感じます。

更に言えば、蝙蝠の悪魔が潜んでいた家で主人公の大量の血痕が発見されたという経緯を
先輩がベッドの上の主人公に語り出した時の、その実況見分のシーンで映し出されていた
パトカーのバックナンバーは「69-526」であります。

ハイフォンの右辺は5+2+6=【5】+【8】=【13】
ハイフォンの左辺は6+9=15→1+5=【6】

【13】に意味があるのは【8】と【5】の関係から導かれるものですが
【6】という数字に {/netabare}意味があるというのはまた別の理由があるのだと思われます。

そのことについて「米津玄師」は知っていたかどうかは定かではありませんが、
裏設定の話はまだまだ続きます。

●ナンバーに込められた悪意
蝙蝠の悪魔との対決シーンで車が出て参りますが
{netabare}その車のナンバープレートに記されていたものを確認できたでしょうか?

西東京 457
お 793-35

このようにあまりにもあからさまにクローズアップされるにナンバーには
当然何かしらの意味が込められていると見るべきでありましょう。
前回の【金】的バトルでは【8】という数字が示されていましたので
恐らく今回もそれがあるのだろうという見込みでまずは【8】を探してみます。

するとハイフォンの後の「35」が見つかります。
3+5=8 です。

次に「457」の3つの数字を足してみます。
4+5+7=16 更に「16」の2つの数字を足します。
1+6=7 「7」という一桁の数字の解が得られます。

同じように「793」の3つの数字を足してみます。
7+9+3=19 同じように「19」の2つの数字を足します。
1+9=10 一桁の数字の解を得るために更に2つを足します。
1+0=1 「1」という一桁の数字の解が得られます。

ハイフォンで区切られた前の数字は繋がっているのではないかという見込みで
「7」と「1」を足せば【8】という数字が浮かび上がるわけであります。

更に「西東京」といういかにも怪しげな表記にはどのような意味が込められているのか
解いてまいりますが、「う」という表記がヒントになるのではないかというように思われます。

「あいうえお」の五十音図に照らし合わせると「う」は5番ですから
「う」=【5】であります。

同じように「西東京」をカナ転換して「にしとうきょう」それぞれのカナの番号を導き出します。

「に」=「22」
「し」=「12」
「と」=「20」
「う」=「3」
「き」=「7」
「よ」=「40」
「う」=「3」

それぞれの数字をすべて足します。
22+12+20+3+7+40+3=107 「107」の3つの数字を同じように足してみます。
1+0+7=8 やはりここでも【8】という数字が姿を表したようであります。

ナンバープレートに込められた【8】と【5】を足せば【13】になるというオチであります。

このような数字についてのミステリーもただの偶然やこじ付けと考えられそうではありますが、
【8】と【5】の法則は他作品でも確認できていることからして、逆にそんな偶然が
重なり過ぎている方がむしろ不自然ではないかと個人的には思う次第にございます。

最も大事なことはこのような数字に込められた「意味」でありますが
その意味こそがアニメの「謎」を解く鍵であると確信いたします。

「西東京」という表記を見てふと思い出したのは「バビロン」というマイナー作品にて
描かれた「新域」であります。

「新域」とは東京西部に新設された特区のようなものでありますが
もしも「バビロン」 {/netabare}を暗示しているのならすべては伏線ということになるでしょう。


●「脂肪」フラグにご用心?
ジュースが飲める生活が夢のようと言う主人公、そんな主人公が選んだ商品は
「ヨーグルウォーター」であります。(乳酸菌飲料?ですか・・・)

「うる星やつら」{netabare}の「ラム」みたいな相方の女と主人公の凸凹コンビが結成され
ドタバタ騒動は当然のように起こります。

相方の女は「魔人」という設定ですが、要するに悪魔の一種のようなものなのでしょう。
魔人の外見は人間と酷似しているようであり、悪魔と人間の中間的存在ということなら
主人公と同じような立ち位置になりますが、魔人化した人間はもはや人間の心を持ち合わせていない
らしく目的のためには手段を択ばない冷徹さが垣間見られ、人間の倫理観など
全く通用しないようであります。

自己主張が強い凸凹コンビの二人は当然の如く反発し合いますが{/netabare}
エロ心を満たしたいという「※願い」を抱く主人公と
{netabare}飼い猫を奪還したいという「※願い」を抱く相方の女とは、
悪魔退治という目的において利害が完全に一致するということで
ここで二人の取引は成立するのでございます。

しかしながら悪魔との取引、すなわち「悪魔との契約」は「死亡フラグ」でありますから
当然の成り行きの結果として、いつか見た「ヤクザの裏切り」のような
デッドエンド展開が待ち受けているというオチであります。

相方の女は理性が高いという特性があり、公安を裏切れば身の破滅を招くことを理解しているため
公安の犬として飼いならすこともできる反面、計算高く嘘も上手いという厄介な一面も持ち合わせ
ているため、純粋無垢なる煩悩エロ主人公をたぶらかすことも朝飯前のことでありました。 {/netabare}

ということで「嘘も裏切りも愛想のようなもんさ」とはまさに悪魔の囁きのような言葉であります。

{netabare}米国による悪魔の軍事利用という話などまるで「エンキス」のようでもあり
主人公が悪魔と仲良くなれると信じてる軽いノリとか「夜ふかしのうた」のようでもありますが
腐っても本作はラブコメ的な逃げ口上が通用しないシリアス路線を進むしか道がないからこそ
当然の如く「裏設定」は機能しまくるものと予測いたします。 {/netabare}

主人公が選んだ「ヨーグルウォーター」とは恐らく「乳酸菌飲料」だと思われますが、
{netabare}兎に角この主人公の食のセンスはあまりに惨いものがあります。
乳酸菌それ自体は腸内環境を改善する効果が期待されるという話ですが、
「乳酸菌飲料」となると話は全然違って、メリットよりもデメリットの方が遥かに多く
飲まないことに越したことはないと言えましょう。

砂糖・ぶどう糖果糖液糖、食品添加物などの有害物質にカゼインや乳糖など
アレルギー誘因物質により、腸内環境はむしろ悪化し習慣的に飲み続ければ
生活習慣病を患い「脂肪フラグ」は確定するというオチであります。

「腸内環境を改善する乳酸菌」という謳い文句で実質はむしろ病気になるような
成分てんこ盛りの清涼飲料水の類が怒涛のドブ洪水の如く溢れまくる我が国、
日本の資本主義経済とは恰も「嘘も裏切りも愛想のようなもんさ」と言わんばかりの
なんとも悪魔的なびゅてぃふぉスターでありましょうか。

そしてまた、相方の女は飼い猫に牛乳を飲ませてましたが
現在日本で一般に流通してる牛乳も腸内環境を悪化させ
乳ガン等の成人病リスクを高めるため習慣的に飲むことは避けるべきと思います。

問題は「高熱殺菌」処理によりカゼインが「変性カゼイン」化することのよって起こることが
大きいため、【牛】から搾りたての高温加熱処理がなされていない牛乳ならば有害リスクは
回避できるという話になります。
従いまして本作にあった通り相方の女が直で搾った牛乳ならば
かなりまともなものであるとは言えそうです 。

それにしましても猫のために【牛】一頭をわざわざ?敢えて?
登場させる飼い主と言いましょうか、原作者の意図とは何でありましょう??{/netabare}

●恒例の「カウント」シリーズ第二回目は {netabare} 「蝙蝠の悪魔」{/netabare}の「※願い事」です。
まず最初の願いは
{netabare}1.人間によって受けた傷を癒すための人間(の血)。
でしたが、その人間=主人公の血があまりに不味かったため
口直しの人間(の血)を欲し、更に以下のように「※願い事」を列挙します。

2.子供
3.生娘
4.肉付きがいい男
5.妊婦

全部で【5】。
前回のカウントで出てきた数は【8】です。
【8】と【5】を足すと【13】になりますが、
「チェーンソー」使いである「ジェイソン」が登場するタイトルが
「13日の金曜日」というのは偶然ではなく「裏設定」の仕込みであると確信するものでございます。{/netabare}

そして車のシーンでもさく裂しまくる裏設定の話はまだまだ続きます。




裏設定のネタばらしについてはもう少し先にしようかと思いましたが
この先アンチ故に四面楚歌状態にならないとも限りませんので触りだけでもご披露いたします。

戦いのゴングが鳴り響き男たちの死闘が繰り広げられるならば
ボクシングであれプロレスであれ「カウント」を取るべきでしょう!
その結果判明したのはカウント{netabare}【8】でした。

【8】つまり主人公が先輩の【●】玉蹴とばした回数が【8】でございます。
そして主人公は公安での初仕事、魔人狩りを終えてエロ本を回収しますが本の表紙あった数字は
「6」と「2」で、足したら【8】なります。
【金】的狙いにしてもエロ本にしても下ネタ絡みは【8】と結びつくというお話ですが
これかなり大掛かりな伏線の仕込みと捉えていいでしょう。

特に【金】的KOのシーンは「起承転結」の「結」であり「転承」と遡り「起」に繋がるという
逆算方式の伏線仕込みというのはかなり斬新であるかもしれません。

この伏線が回収される時には恐らく裏設定が発動しまくるような予感がいたします。 {/netabare}

{netabare}チェーンソーと言えば「ジェイソン」でありますが
ジェイソンと言えば【13】日の【●】曜日であります。
主人公のあの執拗な攻撃パターンの背景にはこのような意図があったというオチでございます。
そして裏設定 {/netabare}の話はまだまだ続きます。

まぁジャンプですから、基本若者ですよね。
若者が無意識的にエロ願望抱くのは自然と言えば自然ですが、
{netabare}いくら貧困層とは言え主人公の食い物が酷すぎであります。

うどん、パンという小麦製品にフランクフルトですかぁ・・・
パンにはジャムを塗りたくるという甘党感覚もある意味病的であります。
マーガリンよりはバターの方がまだマシなのかもしれませんが、
乳製品は発がん性のリスクがあるため、控え目にすべきでしょう。

ある意味悪魔的な食生活に満足する主人公がデビルハンターというのは皮肉な話であります。

公安のマキマなる上司に奴隷の象徴である「ネクタイ」を結ばれた主人公は
安い餌で飼いならされる犬に成り下がったということでありましょう。

そして相方の女?魔人は「ダーリンインザフランキス」のゼロツーみたな奴でありますが、
やはり「金装のヴェルメイユ」のパターンそのままでございます。

主人公のしつこいまでの「金的」攻撃などには裏設定みたいなものがありまして
兎に角ジャンプ系作品では裏設定の類が頻繁に繰り返されます。

マキマの名の由来が「デウスエクスマキナ」なのかは否かは現段階では定かではありませんが
マキマに関しての描写には裏設定が多いようなので、 {/netabare}ファンの皆さんはその辺の
細かい背景など是非とも見逃さないように心がけていただきたく思います。

時に「目」は口ほどにものを云いますので。



タイトルからもあまりに簡単に予想できた通り {netabare}スプラッター {/netabare}感満載の描写が
お約束のように繰り広げられますが、そこに芸術性でも感じろということなのでしょうか?

個人的に好感持てたシーンは主人公と{netabare}電のこ {/netabare}ペットの心温まる交流でしたが
主人公が覚醒した途端に全部吹っ飛んでどうでも良く思えてしまいました。

もしも本作最大の見せ場が{netabare}「スプラッターグロ展開」{/netabare}だとしたら、
この先見続けるのは至難の業のように思えます。

令和という今の時代にあって{netabare}「スプラッター」 {/netabare}がウケるとは謎すぎてついて行けません。
どう考えてもB級映画でしかない次元の世界をこれでもかと見せつけられて、
今更そこに何を感じろというのでありましょうか?

{netabare}主人公の {/netabare}死亡フラグは{netabare}悪魔と契約 {/netabare}したことにより成立しますが
これも鉄板法則で、「エンキス」「金装のベルメイユ」と同じ
{netabare}悪魔の心臓 {/netabare}も「金装のベルメイユ」と全く同じ再現であります。

結局のところダークファンタジー系の作品は鉄板法則に従うので展開を読むのは
意外と簡単なのかもしれません。

そしてもう一つの死亡フラグは {netabare}「パン」です。
何故パンが死亡フラグなのかと言いますと、パンには「グルテン」というものが含まれており
人体はこれを完全分解できません。
グルテンは腸や血管に炎症を引き起こし、腸壁に穴をあけ、開いた穴からフィルタリングされてない
有害物質が全身に巡り、体調不良や病(リーキーガット症候群)を引き起こします。

このことはパンに限らず小麦製品全般に言えることですが、特にアメリカ産やカナダ産の
輸入小麦は除草剤などの農薬が惨い状況にあり、毎日のように小麦製品食べてる人は
緩やかなる自殺を自ら試みていると言っても過言ではない程に
フラグを踏みに行っているようなものであります。

花粉症を患っている人は特に小麦製品には注意が必要です。

1日3食しっかり食べている人、朝食はパンに限るという人には死亡フラグが点灯してます。
現代日本の食品は農薬、化学肥料、食品添加物、生長ホルモン剤、遺伝子組み換え系等々
有害毒物だらけで体のデトックス機能が全く追いついておりません。
1日3食食べる人ほど毒物が体にたまりやすく生活習慣病にかかりやすいという孔明の計略、
死せる戦慄は五丈原を走らせます。

この世のすべては業者と株主のためにあり、例えがんなどの生活習慣病が日本で蔓延したとしても
製薬会社とその株主が儲かるなら経済は平穏無事に周り世の中は安泰です。

この世界の業者や株主の内面は本作以上に
「スプラッター」にまみれていると言えるのかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 8
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

契約の悪魔

著名作品のアニメ化には賛否両論がつきものだが、
本作をめぐっては制作陣が志向する映画的・写実的な表現コンセプトが
主に原作ファンからの批判に曝されているようだ。本稿を書くにあたり、
自分もアニメがカバーしている範囲を一読してみて、成程、と思った。

個人的な印象に過ぎないのだが、アニメでの主人公デンジは
設定とバトルシーンのインパクト以外、存在感が希薄なのではないかと感じた。
主人公でありながら、深い部分で物語と同期できていないような気がして、
むしろ早川アキたち公安のデビルハンターの側に力点をおいて観ると
自然にストーリーに入っていかれる感覚があった。

デンジのキャラクターは多分、原作のユニークな作風と不可分なのだろう。
そのため、デンジの生きた躍動感がアニメではあまり感じられず、
映画風のリアリズムとも相性は良くないようだった。その一方で、
アキたち公安サイドのシリアスなドラマを描いた部分に関しては
それなりに見応えがあった。この主観的な見地が本稿の出発点になる。

本作の物語にはデンジとアキ、二つの対立する極が内在している。
それが作品深部の、人間と悪魔の対立の構図に対応しているわけだが、
自分の印象では、主人公デンジが中心から退いて"周縁化"する力学が
作品の構造自体に内包されているように思われた。それを確かめようとしたのが
以下の、限りなく独り言に近い作業である。参考にはなりません。



Ⅰ 夢と動機

{netabare}主人公デンジの初期設定は、インパクトが強烈なだけに注意が必要になる。

"持たざる者"である彼の唯一の拠り所であり、アイデンティティでもある
「夢」が、「貧困」によって規定されている状況、そんな風に要約できるだろうか。
彼が夢見たのは、食パンにジャムを塗り、毎日風呂に入れるようなごく普通の生活。
そんなささやか過ぎる夢を、彼の最底辺の生活と結びつけて受け取ることで、
何かを理解した気分にさせられてしまう、そこが危うい。

一生を通じて、ただ見るだけで満足して終わるはずだった彼の「夢」。
それが現実にもなり得ることを知ったとき、彼の内部では革命が起こった。
「見つけたぜ…俺の本気!俺のゴール!それは…!・・・胸だ!!」
胸を揉みたい―。ただその一心で地獄のような死闘を繰り広げてみせる
第4話の"夢バトル"に、彼の「夢」の本質が表れている。

目的と手段とのあまりの落差に、いじましさを感じてしまうのは自然だが、
その時点で、デンジ本人の尺度を見落としてしまうことになる。
彼は、自分の「夢」を低俗な欲求として見下す連中に向かって
これまで虐げられてきた怒りを爆発させるのみならず、そこには
自明とされた価値の序列を力任せに覆そうとする獰猛な破壊衝動が発現している。

デンジの「夢」は多分、「動機」や「目的」とは異質なものだろう。
この生活を続けるために戦う、とは言うが、それは動機や目的とは呼べない。
「夢」を邪魔するものはぶった斬る。煎じ詰めればただそれだけのことだ。
いわば「動機」にまつわる人間的で高尚な"ストーリー"を
剥き出しの本能的な欲求によって相対化し、無効にする凶暴な"力"。
それがデンジの「夢」の本質である。

バトルの最中、彼は狂気のようにおのれの力に酔い痴れる。
精神的ないし心情的な理由付けなどとは無縁の、直接的な力の行使として
夢とバトルは一体であり、夢とは、バトルなのである。
生温いヒューマンな"ストーリー"を拒絶し"解体"する者。それがチェンソーマンだ。
デンジというキャラクターの本質はここにあると自分は考える。

shinoさんが最近提唱された「ポストヒーロー」という刺戟的な言葉を、
自分はポストモダンの文脈に絡めてこう理解したいと思う。
"大きな物語"に終焉をもたらした何物かを、ある"力"として客体化した時に
個々人の"ストーリー"="小さな物語"をも解体するほどに凶暴な存在が出現した。
ポストヒーローとは多分、善悪その他の相対的な価値づけを無効にすることで、
「正義」という曖昧な"ストーリー"を解体する、そのような絶対的な"力"である。
新しいヒーローとは、凶暴で剝き出しの、純粋な"力"そのものだ。

そしてそれは、彼の貧しく悲惨な生い立ちをめぐる"ストーリー"にも及ぶ。
その種の残像に浸りがちな我々の夢想もまた、解体されるべきなのだろうか。
メタレベルで"夢バトル"を挑まれているのは、私たちなのかも知れない。


デンジの「夢」について注意したいのは、それが更新される局面である。
マキマの飼い犬になった結果、人並みの生活をする夢は叶ったのだが、
第5話のマキマとの「契約」によって、この初期設定は更新される。

「もしもデンジ君が銃の悪魔を殺せたら、私がキミの願い事なんでも一つ叶えてあげる」。

本作の主要な登場人物は全員、何らかの契約を結んでいるのだが、
優越的な立場を利用して有利な条件を呑ませる点にマキマの本質が覗いている。
ヒエラルヒーを想定すれば、頂点に位置するのはマキマに違いない。
彼女から漂う不穏な気配はあたかも、"契約の悪魔"の存在を予感させるようだ。

この局面で重要な点はさらにもう一つ。
デンジの「夢」の対極には、殺された家族の復讐というアキの「動機」があるが、
この両者が、銃の悪魔という同じ目標を結節点として交差することである。
「俺はもう夢にゴールしちまってるからなあ。あいつはまだ追いかけてんだ…」
デンジのこの言葉が予告していたとおり、ここでデンジの「夢」は前景から後退し、
代わってアキを中心とした公安のデビルハンターたちの"動機の物語"がせり上がってくる。

物語全体を俯瞰すると、二つのフェーズが重なり合っているように見える。
仮にそれらを「人間圏」、「悪魔圏」と呼んでおくとすると、
デンジのドラマは「悪魔圏」に属しおり、デンジとマキマの間で潜在的に進行する。
一方、本作は公安サイドを中心に、ほぼ「人間圏」の枠組みの中で展開している。
要するに、本当の物語はまだ始まっていないのである。{/netabare}


Ⅱ 悪魔と人間

{netabare}デンジとマキマが新たに契約を交わす第5話には、
「人間圏」のドラマの出発点となる場面も含まれている。
こちら側のメインキャラである姫野とアキとの最初の出会い、そして
岸辺が初登場するシーンが、姫野の回想のかたちで挿入されている。

そのシチュエーションはとりわけ注意を引く。
そこは無数の十字架が果てもなく大地を覆い尽くす、広大な墓地の中だ。
悪魔との際限のない戦い。犠牲になった人々。殉職した仲間たち・・・。
そうした濃密な"意味"を凝縮させた、一種の「トポス」とも言える場所であり、
それぞれの「動機」と結びついた、彼らの心象風景をそこに重ねることもできる。

ドラマは主に姫野の視点で切り取られ、アキとの関係を軸に進行する。
メインのプロットに並行してやや間接的に、控えめに語られるそのスタイルを、
自分は「ミニマムな群像劇」、そんな捉え方ができると感じた。
こうした手法が可能なのはおそらく、キャラクターに共通する何らかの条件が
先行して物語の"磁場"を形成しているからで、それが「契約」なのではないかと思う。
それは抑制された心情を浮かび上がらせる、一種のフィルターのように機能する。


デビルハンターたちは悪魔と契約して悪魔と戦う。
力で劣る人間が必要に迫られて選択した、合理的な対抗手段であり、
契約の対価も「魂」ではなく、身体の部位を差し出すという現実的なものである。

「力を借りる代わりに、体の一部を狐に食わせる契約だ。今回は皮膚を食わせた。」
「公安でこいつと契約している人は二人。一人は寿命半分、
 もう一人は両眼と味覚、嗅覚を差し出しています。・・・」

何気なく語られる「契約」の非情な代償。そして、その非情さに麻痺した心。
「契約」は彼らの重い軛であり、自らの命を侵食するものですらある。
常識的には全く引き合わない職務であって、余程の覚悟がなければ遂行できないだろう。
だからこそ、彼らの内部にあるモチベーションは葛藤を孕みながら強く迫ってくる。
それが作品全体を貫く、どこか沈鬱なトーンとなっているように感じられる。

「契約」のフィルターをとおして見えてくるもの、それは、
自らの「動機」と死への恐怖との狭間で葛藤する、"普通の"人間たちの苦悩である。
岸辺の人格の破綻も、頭のネジをストイックに緩め続けた結果であって、
デンジたちに情が移り、それを言ってしまうあたりに彼の人間性は覗いている。
姫野のはっちゃけぶりも、絶望から目を逸らすために演じられたキャラであることは
遺された手紙からごく普通の、心優しい女性像が窺えることからも明らかだ。
第7話の墓地の場面では抑え切れずに、血を吐くような悲痛な叫びが漏らされる。
「嫌だ、嫌だ、嫌だ・・・。」

一見クールな雰囲気を装いつつ、内面に潜むこうした痛切なドラマを掬い取り、
表現する手法としては、映画的なリアリズムは有効だったように思われる。


姫野の最期は二重の意味でドラマのクライマックスと呼べるものだろう。
自らの身体の全てを契約の対価に差し出し、死体すら残らない壮絶な死にざまは、
「契約」の極限的な帰結以外の何物でもない。まさに"契約のドラマ"の極致だ。
その死はまた、"動機の物語"の完結をも意味している。
彼女の「動機」はいつしか、アキという存在の中に集約されていた。
次々に先立って行ったバディたちの死が心に重くのしかかる彼女にとって、
アキの"普通さ"は絶望の中の救いであると同時に不安の種でもあった。

「アキ君は死なないでね・・・私が死んだ時さ・・・泣いてほしいから・・・」

アキを死なせないこと。その一念を貫き、敢えて引き受けた悲惨な最期によって、
彼女の「動機」は貫徹されたのである。

これに続く最終盤のバトルが本来のクライマックスなのだろうが、
姫野の"復讐"が果され、アキの「動機」の一部が成し遂げられたという意味では
姫野の"動機の物語"の延長戦と見ることができる。その点でこのアニメの結末は、
公安サイドのドラマの結着となっていると言っていいだろう。

その戦いの最中にアキが死の危機に瀕するが、その直後、
彼の前にゴーストの手が差し伸べられる。開かれた手のひらの上には一本のタバコ。
このとき差し出された"右手"は確かに、姫野自身の右手だったのだろう。
「私の右目を食べさせた代わりに、ゴーストの右手を使えるってわけ。」
彼女の「契約」は最後に、彼女の「動機」を助けたわけである。

 Easy revenge!(気楽に復讐を!)

このメッセージの意味は、ここまでの文脈に即して
姫野がアキの「動機」を肯定し、背中を押したもの、そのように解したい。


「人間圏」のドラマの中でデンジが周縁化するメカニズムも、
同じフィルター越しに説明できるのではないかと思う。

初期設定のデンジは「契約」の犠牲者とも言うべき存在である。
「腎臓が120万、右目が30万。キンタマ片方売って、いくらで売れたっけ・・・」
その彼が悪魔になることで、起死回生の大逆転劇が生じる。
死んでも元通りに生き返るのであるから、もはや身体の欠損など問題にならない。
自力で悪魔と戦える彼は公安の人間たちに対して圧倒的に優位な勝ち組である。
逆説的ではあるが、この特権性のゆえに彼は「人間圏」の中心から外れ、周縁に退く。
初期設定が解消された後のデンジの捉えにくさは、ここに起因するようだ。

結局のところ、デンジのキャラクターについては複雑なのか単純なのか、
現段階ではそもそも判別がつかないことになっている。
例えば、仲間が死んだことに涙を流すアキを見て、自分は泣けないと感じ、
「心臓だけじゃなく、人の心までなくなっちまったのか…?」と自問するシーン。
並みの主人公ならば、この葛藤がストーリーへと展開されるところだが、彼いわく、
「ま、シリアスな事は考えなくていっか!
 楽しくねえ事考えても楽しくねえだけだからな!」・・・これがデンジだ。{/netabare}



デンジのキャラクターは現段階では未分化の状態にある。
・・・これが相応に時間を費やした挙句の、結論らしからぬ結論である。

ただし、直観に過ぎないものだが、付け加えておきたいことが一つ。
Ⅰ章で指摘したとおり、彼は価値の序列の破壊者であり、かつ、その存在が
善悪、あるいは悪魔と人間の境界で、両義性と媒介性を体現している点で、
そこには「トリックスター」の本質がベクトルとして認められるのではないか?

特に示唆的だと思われるのは、本作ラストの{netabare}"キン蹴り"{/netabare}のエピソードだ。
この悪ふざけが彼一流のリベンジであることによって、
アキのシリアスな"復讐"をコミカルに反転させた戯画になっている点が、
秩序を撹乱するいたずら者であるトリックスターの要件に合致するのではないか。
何にしても今後の展開によって、彼の正確な像が定位するのを待つしかないのだが。

あるいは本作の演出の意図も、作品が孕む二極性を踏まえた上で、
第1部「公安編」を文字通りに、公安のデビルハンターたちの物語と捉える
ややイレギュラーな視角から作品にアプローチした結果なのではないだろうか?
・・・などと想像してみたが、これはおそらく考え過ぎだろう。

ところで本稿の作業中、参考のためにWikiを開いたところ、
いきなり強烈なネタバレを食らってしまった。・・・くれぐれも注意されたい。
お蔭でマキマさんの正体も含め、衝撃的な展開がこれから待っていること、
このアニメはいわば前座に過ぎず、本当の物語はこの先にあることが確認できた。
二期が制作されないうちは、トータルな評価は時期尚早と言うべきだろうか。


2023.1.20 投稿  2.6 補完

投稿 : 2024/12/07
♥ : 24
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

作品の評価はするが冗長で飽きました。3分の2の尺でやれば…

10話 一旦断念です。原作通りすぎだし、更に間延びが凄いです。

 もともと藤本タツキ氏の作品にしては、短編と比べて密度が薄い作品です。「スタイリッシュバトルもの」みたいな呪術廻戦などと同じカテゴリにくくられてしまいました。そのせいで人気は出たのかもしれませんが、感想としては原作時点でも冗長でした。

 それでも本作原作も、普通のジャンプ系の作品に比し、メッセージ性テーマ性の密度は全然違います。
 リビドーとタナトス。名前とおっぱい。資本主義と貧困。社会の犬。恋愛の難しさ。欲望、生存、衣食足りて礼節を知る、友情…そういう要素をバトルマンガにした才能はさすがだと思います。
 銃の悪魔は社会の共同意識、印象による価値付けみたいなテーマはいいですけど、これはちょっとチープなメタファだったかなあ。うまく使えてない気がします。
 そして、全体的にストーリーの進展が余りに遅いです。氏は大胆な省略ができるのがいいところだったのに。

 衝動、悪魔性の表現、破壊者としての脅威、絶望感などでバトルは必要だと思いますが、しかし、場面が多すぎだし、長いです。興味があるのはデンジの生存欲求が満たされ、贅沢や人間関係を得ることと同時に悪魔性が強くなってゆく描写です。

 ジャンプ連載なので間延びは仕方がないし、氏のキャリア形成にもなったでしょう。そもそもマンガ家としてこういう要素もやりたかったのかもしれません。楽しんでやれるならそれが一番です。ただ、それでも11巻は長すぎです。更に続いていますし。7巻くらいにまとめたほうが、濃い作品になったと思います。デビルマンになりそこなった作品だなあ、という感じです。

 その冗長な作品を丁寧なアニメ化といえば聞こえはいいですが、正直薄味の11巻を2クールにしようと思うと、こういう間延びになるのでしょう。
 演出とか構図とか、バトルシーンの出来とか、そういう批判の前に、尺が長すぎです。半分とは言いませんが、5分の3、無理なら3分の2くらいでやればよかったと思います。
 アニメで見たら、原作の間延び感が薄まるかなあと楽しみにしてましたが、かえってひどくなった印象です。

 原作と全く同じだし、見ていて飽きてきますので、一旦断念です。あとで確認するかもしれませんけど。

 評価点は高いですが、主観では57点という感じでした。




以下 視聴時の感想です。


1話 アニメは最高の出来。普通にエロと金と友達が欲しい男の物語

{netabare} ということで、本作。もう時代の気分そのままです。普通でいいから飯食いたい。女とエッチなことしたい。働いた分なんとかしてくれ。全部ぶっこわしてー、資本主義や大衆は悪魔だ、ですね。
 子犬を助けるという古典的なマンガのスタート、ジェイソンで殺戮の象徴となったチェーンソー。すべてのアナロジーは大変わかりやすいですね。その中で主人公がどういう選択をしていくのか?というストーリーになるかと思います。
 氏の作品は、選択と選択のIFを表現している場面が非常に多いので、本作の注目ポイントは主人公の選択が非常に低レベルの欲望でありながら…ということでしょう。つまり「逆世界系」です。

 アニメの出来は、マンガよりも内容が頭に入ってくる印象です。逆に良く出来過ぎて引っ掛かりがありませんけど。ですので、やはり両方見る、が正解なんでしょうね。

 アナロジーでいえば、もちろんデビルマンは想起します。 {/netabare}

2話 「男はパンのみにて生きるに非ず。オッパイのために生きる」ですね。そして、今日も男は女に翻弄される。

{netabare} 欲望は一つ満たされると膨らみます。「衣食足りて礼節を知る」ではなく「衣食足りて欲望に目覚める」です。「隴を得て蜀を望む」とも言いますけど。
 デンジは女を夢見ることからはじまって、女に近づくことができ、抱き締められる、エロ本を得て、おっぱいを求めるようになりました。そして、マキマに面白いように操られます。

 デンジの行動原理は単純で、主義主張も思想もなく、常に欲望を満たすように動く。それが破壊の規模と全く等価ではないのが面白いです。デンジ=リビドー、チェーンソーマン=タナトスのバランスと言い換えてもいいかもしれません。

 今のところ彼にとっておっぱいにアイデンティティは求めてないですね。これが面白いところです。おっぱいであれば、誰でもいい状態です。
 彼が唯一代替の効かない個として認め合ったのが「犬」でした。

 それに、女にも2種類いますよね。欲望のままやりたい放題する女、そして自分の欲望を満たすために人を操る女。

 コミックと違って展開が遅いので、いろいろ考えてしまいますが、それもまた面白いですね。{/netabare}

追記 そういえばコミックにないマキマがデンジのネクタイ締めるシーンがありましたね。 {netabare} ~「犬になれ」と対応して首輪が付けられたということでしょうね。コミック4話の絵扉の代わりにいれたのかもしれませんが。やっぱりアニメ版はわかりやすくしていると思います。あるいは制服と合わせて「社会の奴隷になった」アナロジーでしょう。{/netabare}

3話 名前のないおっぱいはただのおっぱい。

{netabare} デンジにとってパワーちゃんはパワーちゃんでなく、ただの名前のないおっぱいですね。自分の欲望の対象でしかありません。おっぱいへの憧れであって、パワーちゃんである必要がない置換可能なおっぱいです。
 つまり性愛を知らない童貞マインドですね。日本人の貧困童貞の象徴がデンジです。

 一方でニャーコが殺せない理由はニャーコだから。ポチタが大事なのはポチタと名付けたからでしょう。名前が無い人間は人間ではなく経済価値=欲望を満たすための物でしかないということ。
 名前がある=代替が効かないものの喪失を経験したデンジとパワーちゃんは分かり合える=名前で呼び合えるのか?

 有用性は「いいね」の数か?他人をどうみるかという話もありました。名前問題の逆ですね。イメージがすなわち力である。

 デンジくんの正義=破壊のモチベーションはなんでしょう。今のところ他人の痛みです。

 第3話でテーマがどんどん出そろってきました。今週はマンガだとセリフばっかりでサラリと流してしまうところを良く描けたと思います。面白くなってきました。「破壊」と「ライトでおしゃれなセリフ回し」だけではないところを見せつけてくれたと思います。 {/netabare}

4話 デンジと早川とコウモリの悪魔、対するパワーとマキマとヒルの悪魔は、男性とそれを操る女性を表しているのでしょう。

{netabare} パワーちゃんはデンジにおっぱいを揉ませると嘘をつく、マキマさんが早川くんを薄っぺらい言葉で手玉にとっていまう。
 デンジを批判する早川くんもマキマさんの色香に迷ってますから、同列に見えるのが面白いところ。
 わざわざ、ネクタイを直すシーンを男女両方に入れたのは、マキマさんが早川くんの思考と行動を読み取りつくしているという表現でしょう。

 これがコウモリの悪魔とヒルの悪魔が男女関係だったことから、この男女の対比ですね。コウモリの悪魔という個体が好きだったわけでなく、相手が必要だったと言い切っています。だから乗り換え可能になります。
 ヒルの悪魔の女性の性的なキャラデザからいって、女性がセクシャリティを使って男を操縦することに対する強烈な皮肉を感じます。

 この第4話の部分は女性はこんなものだというミソジニー(女性嫌悪)が出ていました。男の夢の価値の有る無しを懸命に解いている早川くんもコウモリ悪魔も、女性から見たら変わらないという風にみえました。

 性欲の対象でないニャーコへの愛情との対比でもあります。あと、善意に解釈するとパワーちゃんはちょっとデンジに心を開きつつあるかなあ。

 前半のバトルシーンも後半の早川くんの性格描写と日常の平穏からの混乱も尺が長くてくどかったかなあ。もうちょっとテンポが良くてもいいかもしれません。

 なお、鬼滅とか呪術なんかと同じ系統の作品だと評価している人も多そうですけど、2重構造なんでしょう。表面上はそういったバトル作品としても派手に楽しむこともできると思います。世間の本作の評判を見る限り、今のアニメとかマンガがどういう消費をされているのか確認するのが面白いです。
 バトルとか作画と声優の事ばっかりで、しかもエロ表現が余計だというのが支配的なんでしょうか。その見方は私は想像もしてなかった見方なので面白いなあと思います。{/netabare}


5話 男の私小説?マキマさんのうさん臭いエロさとは?それにしても出来が良すぎて飽きるかも。

{netabare}  誰にでも経験というのはありますが、この作者の初モミは不幸なものだったのかなあと想像してしまいます。要するにこの辺りの描写って、自分の経験が常識と勘違いすることが多いですから。私小説?赤裸々すぎる欲望の独白はヰタセクスアリス的でもあります。

 いい風にとればパワーちゃんはバディとして友達…現段階だと遊び友達になったので、エロスを感じなくなったとも取れます。少なくともニャーコの件で妙な信頼はあります。

 ただ、私小説というだけでなく気持ちのこもらない「揉み」では、おっぱいは単なる脂肪の塊ですから、マキマさんのセックスエデュケーションと合わせて、一般的な若い男の欲望ともいえます。マキマさんのエロさすごかったですけど、一方で胡散臭いところが良く表れていました。

 一方でデンジはディープキスには反応してしまいますので、欲望のエスカレートと結局は女性たちに性欲で操作される悲しい男の性なのかもしれません。

 銃の悪魔は…テロリズムで狂いだした何かの象徴なんでしょうね。

 さて、アニメですが素晴らしい出来だと思います。セリフの一つ一つが原作通りで、かつよく動きますし。
 しかし、原作通りすぎて意外性がないのも事実です。作品の性質上ストーリーが変えられないのはわかりますけど、何か工夫しないと原作読み返せばいいになってしまう気がします。特に今回のように動きが少ない回だとなおさらです。

 原作者が介入すればそりゃあ原作通りになってしまうでしょうが、しかし、化物語という稀有な例もあります。演出を工夫するとかコミックで表現できなかった動きのあるエロスとバトル。その辺の売りの部分でいい動きというだけでなく、何か感動が欲しいです。
 その辺がないといい出来すぎて飽きてくる気配も感じます。 {/netabare}



7話 閉じ込められる=閉塞感 チェンソーマンって何?

抜け出せないというのは日本の閉塞感でしょうね。
分けられる食べ物は少ししかない。貧困の象徴でしょう。
頭がぶっ飛んだ人間しか生きて行けない。まともな奴は死んでゆく。
デビルハンターは制服でネクタイというのも大事でしょう。つまり搾取される労働者・学生でしょう。新入生歓迎もしてますし、会社辞めちゃう問題もありました。
彼を殺された人間が姫野をひっぱたく。的外れな感情のぶつけ方。
コベニちゃんは兄の大学のために「デビルハンターか風俗」
コベニちゃんがウザくて私のせいじゃないと言う。面倒ではっきりものが言えない。
コベニちゃんは迷わず、自分が良ければ人は殺していいという判断をする。
キスについては、ある種の女性にとって、自分の肉体は男を操る道具。
コベニちゃんと姫野の描き方…他の女性キャラもそうですけど、作者のミソジニーでしょうね。あるいは女性嫌悪と性欲の二律背反でしょう。
あるいは大衆・概念としての女性の肉体の「経済性」と、個人としての女性の「代替の無さ、愛情」みたいな視点。
結果としてコベニちゃんは身勝手な女性の象徴でもあり、女性の生きづらさの象徴にもなっている感じです。
タバコより「ノーベル賞」という意味のないもの、「消費税」とか悪いもの…もっと他に辞めるべきものがあるだろう?
人間の集合体が悪魔として襲ってくる。そして最後はもう殺してくださいという。
契約は絶対。

 
 ゲロチューはなぜ、姫野先輩とのチューはゲロの味だったのかは、前回のおっぱいの比較の繰り返しかなあ。まあ、上に列挙した女性との関係性の矛盾が現れたということだと思いますけど。

 チェンソーマンって、バトルマンガとして見るとアニメ化は失敗なんでしょうかね。生きづらさ、閉塞感をどうやってデンジがぶっ壊して行くのかという視点で見ると、アニメ化にあたってクローズアップするところは正しいと思います。
 特にこの6,7話はチェンソーマンとは?をわかりやすく表現されていたと思います。

 原作からいってこの作者にしては、ジャンプ向けにちゃんとわかりやすく、かみ砕いていると思います。それにエンディングテーマで丁寧に視点を教えてくれているので、そこを拾って行くと面白いですね。今回はゲロチューです。

 それにしても原作準拠すぎでしょう。もうちょっと何かないんでしょうか?もうEDとエロシーンだけ見ればいいのかな?

投稿 : 2024/12/07
♥ : 23

69.6 22 必殺技アニメランキング22位
聖闘士星矢[セイントセイヤ](TVアニメ動画)

1986年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (194)
906人が棚に入れました
この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士聖闘士(セイント)。その拳は空を切り裂き、蹴りは大地を砕くという。彼らは神話の時代より女神アテナに仕え、武器を嫌うアテナのために素手で敵と戦い、天空に輝く88の星座を守護としてそれを模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を纏う。6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年星矢が、同じ境遇の仲間の聖闘士たちとともにこの世に蔓延する邪悪と戦う。

声優・キャラクター
古谷徹、鈴置洋孝、堀川りょう、橋本晃一、堀秀行、潘恵子、山本百合子、宮内幸平、小山茉美
ネタバレ

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君は、コスモを感じたことがあるか

全117話



聖闘士星矢。聞いたことがないという人はいないんじゃないだろうか。
いわゆるバトルスーツ系のはしりとなった作品だ。
星座に因んだバトルスーツ、所謂クロスを纏い、
物質の根源である原子を砕く力をコスモとし、自分のなかに感じるコスモを燃やして戦う。
強烈な個性とともに熱く描かれたバトルは今も色褪せることは決してないと信じている。
117話は、聖域編・アスガルド編・ポセイドン編と分かれているが、聖域編の中の41~73話の十二宮編が最も人気のある部分であり、
シナリオが完成されている。長すぎて嫌だと思う人でも、ここまででいいからぜひ見て欲しい。
のめり込んだら、自分のように黄道十二星座を丸暗記してしまうかもしれない。
それほど聖闘士星矢の魅力はこの十二宮編に凝縮されてて、
十二宮編の他の話は、全ておまけと言っても過言ではないと思っている。
むしろ、他は十二宮編の人気の亡霊である。続編はことごとく人気に伸び悩み、ことあるごとに十二宮編と比較されてきた。
聖闘士星矢Ωなんかより十二宮編を現在の作画技術でリメイクした方がよっぽど人気がでるんじゃないだろうか。

車田作品として、リングにかけろでも同じことが言えるんだけど、
主人公の力量に対して目の上のたんこぶのようなキャラを作ってるところがいい味を出している。
主人公と仲間の力量をある程度均衡させて描く場合、この目の上のたんこぶ、つまり主人公以外の仲間キャラの強さを主人公より多少上げておく
キャラ構成によって各キャラの成長を分かりやすくしているんじゃないかと思う。
車田さんについてもう少し言えば、上に吹っ飛んで頭から落下する車田作品の派手な演出はもう古典的典型と言ってもいいんじゃないだろうか。
基本バトル演出の礎のひとつになったと思う。
知らない人は、ぜひ見て欲しい。本当に。


十二宮編について↓
原作漫画もテレビアニメもバトルではアクティブな戦いより会話の方が多い。
それでも面白いと感じるのは、キャラの個性を闘う相手に受け止めさせているからだと思う。
キャラの個性に合った宿敵と、双子座ジェミニの二面性をうまく利用した真相とその結末。
これ以上のキャスティングとシナリオは無かったと思う。
現行の星矢Ωの十二宮編にはこのどちらの要素も欠落している。

以下、キャラ設定を生かした魅力的な十二宮対戦カード
{netabare}
星矢 VS アルデバラン・アイオリア
星矢は正義の象徴であり猪突猛進キャラだが、逆に同じ個性を持つ相手をぶつけたカードとなっている。
正義を根性で貫くという主人公らしい戦いをアルデバランの角折りやアイオリアのカシオス登場で味付けしている。
実際、ここで星矢が先に進むことで星矢含めブロンズの正義の前進を視聴者は実感できたんじゃないだろうか。
1秒100発の星矢の流星拳がアイオリアの1秒1億発のライトニングプラズマを凌駕することは頭で理解しやすく、
視聴側も手に汗を握る。

瞬 VS アフロディーテ
美形対決のカードであり、師匠殺しの因縁対決。お互い生身の拳で相手を殴りつけないので距離が埋まらないまま決着がつくのが特徴。
優しい男の娘キャラである瞬が勇猛な兄一輝と最後まで男らしく戦うことを約束した戦いであるところも惹かれるが、
追い詰められることによって発揮される瞬の本来の力の衝撃は十二宮編のどの戦いより驚かされる。
普段大人しいキャラの高い潜在能力というギャップは美形対決を最後まで美しく締めくくった。

紫龍 VS シュラ
流血担当紫龍に、いかにも血流戦になりそうな「いかなるものも切り裂く手刀」をもつシュラを相手としてあてがったカード。
そして、従順に老師の教えを守ってきた誰よりも誠実な紫龍が禁じられた技を使うシナリオは本当に完成されている。
「老師、お許し下さい。この紫龍、老師の戒めを破ります…」の言葉には死以上に優先されるべき目的を果たさんとする意思がうかがい知れる。
その禁じられた技というのも、天に昇っていく自殺技ということろが紫龍らしく、龍らしい。
昇龍となって昇天する姿は美しい。ポセイドン編やハーデス編で明かされるシュラの最後の瞬間に紫龍に託したものも、美しすぎて涙がでる。

氷河 VS カミュ
師弟対決。唯一無二のマザコンキャラ氷河の母が眠る氷海の底の沈没船を深海に突き落としてマザコンからマザーを奪うのは仁義が無い。
氷河がそれでも感謝の心で凍気対決で凍気の真髄に辿り着く過程に感動する。カミュが「その力、信じる者のために使わせてやりたかった」
というのは立場の事情を悔やむばかりである。後にも先にも凍気使いの聖闘士はもう出てこない。
師弟対決が強烈過ぎて氷河VSミロがかすむが、ミロも非常にいいキャラだった。

一輝 VS シャカ
ブロンズで最も神に近い男と対峙できるのは不死鳥だけだっただろう。地獄の果てからも甦る不死鳥のイメージを遺憾なく発揮した。
また、仲間の中で最強の一輝が黄金聖闘士最強クラスを相手にする対戦カードはもうそれだけで感涙もの。
猛々しい一輝のコスモがシャカのコスモを覆い尽くし、十万億土とやらに旅立つ一輝の男らしさと儚さにはロマンが凝縮されている。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 28

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これあってのΩだかんな!!

星座を模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を身にまとい
この世の邪悪と闘う少年達 聖闘士(セイント)の物語

私が小学生の頃、
我が家にビデオデッキが備え付けられ
私が一番初めに録り溜めし始めたのが
『聖闘士星矢』でした。

1話からずーっと録画していたのですが
1回だけ父と夜釣りに出かけていて
母に録画を頼んでおきました。
家に帰って、楽しみにしてた『聖闘士聖矢』を
観ようとビデオを再生したら、
パカラッパカラッパカラッパカラッ
「ハイヤーッ!ハイヤーッ!」
「暴れん坊将軍!」テテテーン!テーテーテェテェーン
が映っていて、激怒しました。

「テレビ局に電話して、
シャカと闘う所じゃ言うて
ビデオテープ送ってもらえや!!!」

と無茶なことを言って母に怒鳴ってた記憶があります。

お母さんごめんなさい。
今なら余裕でレンタルして100円で観れます。

という感じで子供が夢中になる『聖闘士星矢』です。


一番盛り上がったストーリーは
『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)がたくさん出てくる
『十二宮編』です。

『黄金聖闘士』は我々に馴染みの深い
十二星座に対応する黄金に輝く聖衣をまとっていて

私の学校では、
「お前何座?」
「射手座」
「おおぉ、アイオロス」
「お前は?」
「かに座」
「うわぁぁぁデスマスク」
と言うように自分の星座で
優劣が決まってしまうという
恐ろしい子供社会が展開されていました。
全ては『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)の人柄や活躍に
自分の運命が左右されるので、
おのずと自分の星座の
黄金聖闘士を応援しなければならない
という状況にありました。

ちなみに私は蠍座スコーピオンのミロでしたが
コロッケが美川憲一のモノマネで『さそり座の女』を
歌いまくっていたので、
「お前何座?」
「さそり座」
「いいえ、あったっしは・・・」

となっていました。


私の周りの同世代の人は
現在放送中の『聖闘士聖矢Ω』が
「こんなの聖闘士聖矢じゃねぇ!」
とあのピッタリジャストフィットクロスが
納得いかないようです。

しかし、私の通勤電車でよく一緒の車両になる
女子高生2人組みの会話は、
1人がパチンコかパチスロかの『聖闘士星矢』の
中吊り広告を指差して
「見て・・・聖闘士星矢」
「あん?・・・・・・Ωちゃうやん・・・」
となんかちょっとガッカリした感じで言っていました。

ウソ?まさかΩ派?
て言うか派閥もクソも聖闘士聖矢あってのΩなんじゃ・・・


そうか、俺もいよいよオッサンなのか・・・・

投稿 : 2024/12/07
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「シャカ!もっとも神に近い男」

原作コミックは後年立ち読み程度。

星座を土台に、ギリシャ神話や古今東西の伝説を背景に、宿命を背負った
聖闘士(セイント)たちが、小宇宙(コスモ)を覚醒させ、必殺技が乱れ飛ぶ……。
私に幼少時にして既に不死の病“中二病”の罹患を決定付けたw
何かと因縁深いバトルアニメ。

中でも特に黄金聖闘士(ゴールドセイント)編が印象的。
時間が限られる中、美男子たちが満身創痍になりながら、
プライドの塊を燃やし、敵・黄金聖闘士と熱い減らず口を叩き合いつつ、
関門である十二宮を突破し、上へ上へと登り詰める。

ジャンプ黄金期の王道プロット具現化の極致であり、
シナリオもこれ単体でゲーム化される程の完成度で、
今、見直しても尚、興奮することができます。

強者揃いだった黄金聖闘士たちの中でも、私にトラウマ級のインパクトを残したのが、
処女宮の守護者、乙女座(バルゴ)のシャカ。
もっとも神に近い男と称されるカリスマです。

{netabare}攻撃方法、言動、全てが世の理を超越しており、
倒すための道理すら導き出せる気がしませんw

まさに天上天下唯我独尊!(笑)
目を閉じたままですが、超上から目線w
そのままほぼ動かずに聖矢たちを屠って行きますw
そんな彼がもしも目を開けたら……考えただけで震えが止まりませんw

ちなみに仏教の開祖・釈迦の生涯を知るより先に、
黄金聖闘士シャカの天罰に遭遇するという、
残念極まりない教育環境に育った私w

幼い私にとってシャカとは悟りを開き、人々に救いをもたらす聖人ではない。
怪しげな術で、人の六感を全て剥奪し、六道どの冥界で死にたいか選択を強要する。
私にとってシャカとは、大変恐ろしいお方でしたw{/netabare}

後年、神仏はまず疑う捻くれた宗教観を育んでいった私ですが、
その原点は案外シャカとの遭遇にあるのかもしれませんw

黄金聖闘士編はとにかく上へ上へと小宇宙(コスモ)を燃焼させたい方に、
今なおオススメしたい熱いエピソードなのです。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 22

72.5 23 必殺技アニメランキング23位
映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(アニメ映画)

2018年10月27日
★★★★☆ 3.9 (22)
87人が棚に入れました
な・な・なんと! プリキュアオールスターズがちっちゃくなっちゃった!それは【プリキュアの想い出】をねらうミデンのしわざ!想い出をうばわれると、これまでのことをぜ~んぶわすれちゃうみたい! ?しかも残ったプリキュアは『HUGっと! プリキュア』と『ふたりはプリキュア』だけで……大ピンチ! !こうしちゃいられない! みんなで力を合わせて、キラキラ大切な想い出を取り返しにいこう! !

声優・キャラクター
引坂理絵、本泉莉奈、小倉唯、田村奈央、田村ゆかり、本名陽子、ゆかな、宮野真守、山本美月

takato さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

オールスターエンタメと革新的CGと悪人正機説の三位一体。「痛みを知らぬ者に真の祈りは生まれません」。

 私が何故プリキュアおじさんになったか?。結論から申し上げるなら、人生最高のアニメ映画が本作だからなのです。人生最高の作品、となると単に優れた作品というわけじゃなく個人的に重要なサムシングがあるもの。本作が私にとって特別なのは、その予期せぬ出会いの驚きという面が大きいのです。油断していたボンクラな私にキュアエールことハナの愛は深く深く私の心を洗い清め、見事にプリキュアおじさんに入信することとなったのです。


 本作の飛び抜けている点を列挙すると沢山あります。


 75分しかないのに3つくらいクライマックスがある上に、応援演出を単なるお約束じゃない使い方で見せてくれる脚本の妙とか。オールスターのバトルをゴチャゴチャさせずに美しくかつ格好良く表現し、後半のほぼを全編手描きの最高峰にも匹敵しているクオリティーで表現しているCGの驚異的なレベルとか。林さんが担当された音楽が最高すぎる(特にオールスターメドレーの部分)等々。



 そんな中でも私が一番痺れたのは、そのテーマ性でした。エンタメとして面白いだけでは良い歳こいた男を号泣はさせられないもの。この物語は、前半まではキュアエールことハナの成長が主眼ですが、後半は本作の敵キャラである宮野さん演じるミデンの救済が主眼になります。


 敵キャラが単なる悪いやつではなく、現実の苦しみを象徴しているキャラではないと深味は出ない。本作のミデンほどにその痛みが痛切に私に刺さり、同時に現代に普遍性を感じさせられるキャラはそういない!。ミデン。それは誰からも省みられない孤独で、幸福な記憶なんて一つもない存在。だから、他人の幸せな記憶を収集して現実逃避しているが決して満たされない空虚…。


 これはオタクの、いや現代に生きる疎外と孤独に震える人々そのものではないか!、っとその正体がわかった瞬間に目を開かれ、もはや本作は私にとって単なる「お話」ではなくなったのです。これは私に、いや私達に向けられている物語だ!。ミデンの姿がてるてる坊主を思わせるのも、大きく見えるが中身は空っぽというメタファーになっているし、クライマックスの世界と対比になっているのも凄い。


 そして、最初から割りと恵まれていて痛切な痛みを知らないプリキュア達には彼を倒そうとするが、ハナだけは彼の孤独と痛みに共感して救おうとする。


 何故なら彼女は、小学校時代に無茶苦茶いじめられて不登校になった過去がある、中学生デビュープリキュアだからなのだ。言うなれば「おジャ魔女どれみ」の長門さんがプリキュアに変身した姿なのである(長門さんを知らない方はドおジャ魔女の3期と4期をご覧ください)。


 彼女だけがミデンの痛みと孤独に共感できる。何故なら彼女もそれを心から共感できるから。彼女のエールは傷ついた事のない人間の呑気な応援ではない。傷ついても前に進んだ者の真の応援なのだ。「悲観主義は気分の問題、楽観主義は意志の問題」という言葉があるが、彼女は困難な現実を知っていても、それでも信じる、それでも願い続ける。それ故に彼女の勇姿は私の胸を打つものだあったのです。


「なんでもできる、なんでもなれる」


 エールのいつも決め台詞が、ここでは全く違った響きに感じられる。声のトーンもいつもと違い、ここでは単なるお約束の決め台詞ではなく、絞り出すような祈りと願いの言葉になっている。


 プリキュアにおじさんになるということは、単に彼女らの物語を観客として眺めてるだけではない。彼女らの体現している理想や生き様を心に固く懐いて共に生きていくこと、正にプリキュアという神と共にあるように生きていくこと!と本作で私は開眼したのです。



 更に後半はほぼCG、決めカットだけ手描きという表現になるのですが、これが日本CG界では「宝石の国」以外では達成できていない高みに至っているのも凄い!。元々プリキュアは回を重ねる毎に宝石のような綺羅綺羅な色彩を多用するようになっていたし、edでCGダンスシーンをやるのが恒例になっていたから題材として非常に向いていたというのもあるででしょう。


 しかし、本作のCGは柔らかい表情の表現まで驚異的なレベルに至っている。なんでこんな凄い技術があるんだ?と不思議なレベルで、このCG表現の革新だけでも見る価値充分です。あと、「ハイキュー」などで最高の仕事をされている林さんの音楽が至高なのも素晴らしい。


 総合すると、本作はビジュアル◎、音楽◎、脚本◎、テーマ性◎、と私には完璧という域を超えた究極的な一本と言えます。しかも、これだけのことを75分くらしかないプログラムピクチャーの中でやっているという奇跡!。今後優れた作品は出るでしょうが、この完成度に思わぬ出会いをするのをリアルタイムで体験できることはそうないように思える。プリキュアシリーズ全体は今後どうなるかわかりませんが、本作を見ちゃうとまだまだ期待せざるをえません!(幾原監督に一層やらせてくれないかなぁ)。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 10

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

プリキュア・メモリ

貴方の好きなプリキュアは誰ですか?
2タイトル以上好きなプリキュアがある人におすすめしたい映画でした。
総勢55人のプリキュアすべてにセリフがあり、活躍してくれます。

もっとも、尺の都合上キャラによってはセリフがわずかしかないということもあるのですが、「あなたの好きなプリキュアは?」と問われ、「キュアハニー!!あっでも、トゥインクルも好きだし、ムーンライトも…選べないよお!」と思い巡らす記憶、このキャラはこんな可愛さがある、そしてこのキャラは・・・と考えるうちに、画面で活躍している以上の頭に蓄積された活躍が重なって、シリーズ終了から5年以上経っているのに、しゃべって、活躍していることがとても貴重なことに思えてきて、胸が熱くなりました。

大きなお友達は心の中で絶叫できる、静かな体験型の映画が私の中で構築されました。

ああ、ミラクルライトを振り回して好きなプリキュアの名前を大きな声で叫べたら、さぞかし気持ちが良いだろうな・・・
いっそ20歳くらい若返りたい。

まあ、今までの思い出を奪われるミデンの能力はご遠慮願いたいですけどね。

この映画の為に全キャラ起こしたと言われるちびキャラたち。折角なのでもうちょっと見ていたかったかも。

ドラマパートでは幼児化したルールーちゃんが一番かわいかったです。
幼児化したさあやとほまれ、えみるに翻弄されるはなのドタバタはちょっと面白かったけど、コメディだけでは終わらないのがはぐプリでしたね。
途中で心が折れて泣き出しちゃうはなをなぎさは擁護して「だってまだ中学生なんだよ。」と発言しましたね。でも大人でも泣きたいときはいくらでもありますよ。辛いとき助けてくれる人はいない様に思えるかもしれないけど、役場や病院の先生に相談してみましょう。すぐ解決にはならないかもしれませんが、出来るだけいろんな人に相談を聞いてもらうと、解決の糸口が見つかりやすくなりますよ。
なぎさは初代の重圧から、達観した思考をもってしまったのかもしれないけれど、もっと子供っぽさを持っていてもいいのかなと思います。
なぎさが子供らしさを得られる社会に、これからのプリキュアはなっていってほしいですね。

見せ方において、やや不満が残ったのは、説明過剰でテンポが崩れてしまっていたことです。
本作は、かなり映像の情報量が多かったので、省略してもいけた気がします。その分見せ場に多く時間をとってもらえると私は嬉しかったです。

そんな本作の映像ですが、前半ドラマ多めパートは手書き作画で、後半オールスターズはCGでという住み分けになっています。
お互いの質感を合わせるために、なんと手書き作画の処理をCGに似せるという試みを行っていました。

すごいよ!流石スーパーモデラー出身の宮本さんだ!

そして、大量のキャラを生成し、動かす、先鋭の東映デジタル部の技術力の高さ。いつも驚かされます。
いや、ほんと、日本で一番すごいCGアニメを見たかったら、プリキュアを見ろっていつも思います。

さて、そんな本作ですが、ターゲット層である幼児に受けるかは疑問です。
年齢的に過去のプリキュアはそんなに知らないでしょうし、ママ目線でのプリキュアって需要あるのでしょうか。フィルムカメラとかってちっちゃい子分かります?
敵が怖くないのは一応意識してるのかなと思いますが、ちびキャラで結構楽しめたりするのかな。高校生くらいまではちっちゃい子の気持ちがまだわかってたような気もしますが、いつの間にか忘れちゃうものですね。
大好きだったアニメとか、大切なことを忘れていることがあり、時々情けなくなるのですが、そんな状況の中で、過去を思い出させるきっかけになった本作はとても有り難い存在でした。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 2

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ファンになって日は浅いですが

今作視聴前のプリキュアシリーズ視聴状況

完走:Yes!プリキュア5
半分:フレッシュプリキュア!
完走:スイートプリキュア♪
完走:スマイルプリキュア!
8割:ドキドキ!プリキュア
序盤:ハピネスチャージプリキュア!
序盤:Go!プリンセスプリキュア
完走:魔法つかいプリキュア!

他は未視聴





ついに劇場にプリキュアを見に行ってしまいました。
でも「土日に行って、席が子供たちでいっぱいだったら肩身が狭いだろう」と思ってわざわざ平日に行きました。

幸いにも(?)客席は数家族でした。
しかし、誰もミラクルライトを振らない(^▽^;)
これが結構さみしくて、次回プリキュアの映画を見に行くときは、
恥を忍んででも子供たちがたくさんいる日に行こうかなという気持ちになりました(笑)



作品のクオリティですが、素晴らしかったです。セルルックCGが。
物語の後半から多分フルCGになるのですが、なぜ"多分"と書いたかというと、たまに手書きのカットがあったような気がしたのです。でも、それくらいセルルックCGのクオリティが向上していることは間違いありません!
「HUGっと!プリキュア」のエンディングを見ていても度肝を抜かれましたが、近い将来テレビシリーズのプリキュアが全編(あるいは変身後のみ)フルCGになっても違和感ないかもしれません(異論は認めます)。

中盤やけに重苦しい展開だったり、観客に歴代の好きなプリキュアの名前を言わせようとしたりと「完全におっさん向けやんけ(笑)!」な展開は少し複雑な気持ちでしたが、まあ泣きましたよね。

ほんの少しだとしても、全てのプリキュアにセリフがある!
プリキュアたちが、シリーズごとに必殺技を繰り出すシーンのカタルシスは半端なかったです。
今作のテーマは、プリキュア15周年ということもあって『思い出』なのですが、クライマックスにプリキュアたちが思い出について各々述べるシーンは、卒業式の訓示っぽくて涙ちょちょぎれました。

上映時間の関係上、難しかったのでしょうが、ベビープリキュアの可愛さはもっと押し出してもよかった気がします。
何とももったいない。アムールだけ異常におとなしいのは最高でしたが(笑)。

宮野真守さんの演技も安定の素晴らしさでしたし、エンディングのダンスは永久保存ものだったりと、
劇場に足を運んだかいのある作品でした。他の劇場作品も、随時見ていきたいです。




P.S.あとモフルンが最高でした(^_^)

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

77.5 24 必殺技アニメランキング24位
魔法少女リリカルなのは(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1237)
6550人が棚に入れました
自称・平凡な小学3年生の高町なのは。ある日、異世界ミッドチルダからやってきた言葉を話すフェレット、ユーノ・スクライアが負傷し倒れているところを見つけ、保護する。
彼がこの世界に来た理由。それは彼が発掘したロストロギア(異世界に存在した高度な魔法技術の遺産)「ジュエルシード」が散らばってしまったためであった。成り行きから事情を知ったなのはは、ユーノと共にジュエルシードを集め、封印する事を決意する。

声優・キャラクター
田村ゆかり、水樹奈々、水橋かおり、釘宮理恵、清水愛、緑川光、白石涼子、一条和矢、天野エリカ、桑谷夏子、五十嵐麗、高橋美佳子、久川綾、松岡由貴、松来未祐、氷青、谷井あすか
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「男前ヒロイン」を創出した奇跡のシリーズ

※TVシリーズ(第1-3期)、劇場版(第1-2作)全部含めたレビューです。

シナリオや設定自体は、本シリーズよりしばらく後に制作された『魔法少女まどか☆マギカ』や『結城友奈は勇者である』に比べると随分甘く、いい加減な印象です。
それでも、本シリーズがこれだけ長期間に渡って人気を保ち、今なお新作が制作され続けているのは、ひとえにメイン・ヒロインである「高町なのは」、そしてサブ・ヒロインである「フェイト・テスタロッサ」、第3のヒロインである「八神はやて」という魔法少女(三人娘)の絶大なキャラ人気・キャラの魅力の賜物でしょう
→つまり本シリーズの本質は「偉大なキャラ・アニメ」ということ。


◆Make a Little Wish. (ささやかな想いを形に)~から始まる物語

第1期第1話冒頭のナレーション
{netabare}「この広い空の下には、幾千幾万の人たちがいて、色んな人が願いや想いを抱いて暮らしていて、その想いは時に触れ合って、ぶつかり合って、だけど、その中の幾つかは、きっと繋がっていける、伝え合っていける。これから始まるのは、そんな、出会いと触れ合いのお話し。魔法少女リリカルなのは、始まります。」{/netabare}

→つまり、本作は魔法少女(魔導士)どうしの激しいバトルを表看板に掲げつつ、実際には彼女たちの心の接近をきめ細かに描き出している点に実は感動ポイントがある、ということ。
→本シリーズを見ているうちに、「え?こんな作品で自分が感動しちゃうの?うそーーーー!!」となってしまう可能性が高い、そういう意味で「奇跡のシリーズ」と表現しました。
→とりあえず、『魔法少女まどか☆マギカ』を見て感動した人は、同作の制作モチーフのひとつとなった本シリーズ第1作(監督が同じ新房昭之氏)に、手を出してみてはどうでしょう?


◆制作情報 (第1期~劇場版第2作まで)

原作・脚本      都築真紀
監督         新房昭之(1期)、草川啓造(2-3期、劇場版1-2作)
キャラクターデザイン 奥田泰弘
音楽         佐野広明
アニメーション制作  セブン・アークス


◆作品別評価

(1) 第1期(無印)    ★ 4.1  ※監督(新房昭之) 2004年10-12月(全13話)
(2) 第2期(A's)     ☆ 3.8  ※監督(草川啓造) 2005年10-12月(全13話)
(3) 第3期(StrikerS)  ★ 4.0  ※ ” ( ” )     2007年4-9月 (全26話)
(4) 劇場版1st      ★ 4.3  ※ ” ( ” )     2010年1月
(5) 劇場版2nd A's   ★★ 4.5  ※ ” ( ” )     2012年7月
(6) 第4期(ViVid)    ★ 4.0  ※ 監督(伊藤祐毅) 2015年4-6月   (全12話)
(7) 外伝(ViVid Strike) ☆ 3.9  ※ ” (西村純二) 2016年10-12月 (全12話)
----------------------------------------------------------------
総合           ★ 4.1               (全76話)+(劇場版2本)

※なお、第2期(A's)と第3期(StrikerS)の間を埋める新作(劇場版第3作『魔法少女なのはReflection』)の制作が現在進行中です。
※上の評価のとおり、TVシリーズ第2期『魔法少女リリカルなのはA's』は最近の作画・シナリオとも洗練された作品ばかり見慣れている方には少々厳しい出来具合ですが、2012年にその内容を再構成し完全新規映像で制作された『魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A's』があるので、そちらの方で内容を補完可能です。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

///////////////////////////

※新暦0065年、なのは9歳(小学3年生)、フェイトも同程度の身体年齢。

============== 魔法少女リリカルなのは (2004年10-12月) ============
{netabare}
第1話 それは不思議な出会いなの? ★ ユーノとの出遭い、なのは魔法少女になる
第2話 魔法の呪文はリリカルなの? ☆ ジュエルシード(GS)封印(シリアル21,16)、なのはの才能
第3話 街は危険がいっぱいなの? ★★ GS封印(6つ目)、初めての後悔と決心 ※ここで意外にも繊細な《感情描写系》と気付く
第4話 ライバル!?もうひとりの魔法少女なの! ★ 月村家お茶会、フェイトとの遭遇戦
第5話 ここは湯のまち、海鳴温泉なの ★ フェイトとの2度目の戦闘 ※作画が微妙× 
第6話 わかりあえない気持ちなの? ★ アリサとの喧嘩、3度目の戦闘、戦う理由
第7話 三人目の魔法使いなの!? ☆ 大魔道師プレシア、4度目の戦闘、次空管理局執務官クロノの干渉 ※折檻は微妙×
第8話 それは大いなる危機なの? ☆ 次空航行船アースラ、ロストロギア、母への打ち明け
第9話 決戦は海の上でなの ★ 自滅寸前のフェイト、なのはの気持ち、プレシアの干渉
第10話 それぞれの胸の誓いなの ★ プレシアの事情、アルフ逃亡、最初で最後の本気の勝負
第11話 思い出は時の彼方なの ☆ 続き、プレシアの目的(アリシア蘇生計画とフェイト) ※シナリオがひと昔前×
第12話 宿命が閉じるときなの ☆ アルハザードの道、「時の庭園」崩壊 ※挿入歌「Take a shot」
第13話 なまえをよんで ★★ 後日譚{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「innocent starter」
ED 「Little Wish 〜lyrical step〜」

///////////////////////////

※「プレシア・テスタロッサ事件」(前作『魔法少女リリカルなのは』の事件)からおよそ半年後(新暦0065年)。
※なのは・はやて9~10歳、フェイトも同程度の身体年齢。

============= 魔法少女リリカルなのはA's (2005年10-12月) ===========
{netabare}
第1話 はじまりは突然になの ★ ヴォルケンリッター来襲
第2話 戦いの嵐、ふたたびなの ★ 続き、「闇の書」
第3話 再会、そしてお引っ越しなの! ☆ ヴェルカ式魔法、グレアム提督、時空管理局の新体制
第4話 新たなる力、起動なの! ★ フェイト転入、ヴォルケンズ奔走、戦闘開始
第5話 それは小さな願いなの(前編) ★ 続き、仮面の男の干渉、ヴォルケンズ撤退
第6話 それは小さな願いなの(後編) ★ 「闇の書」の主(あるじ)
第7話 壊れた過去と現在なの ★ ※バトル回として面白いが、脚本はイマイチ
第8話 悲しい決意、勇気の選択なの ☆ 「夜天の魔道書」の来歴、はやての病進行
第9話 クリスマス・イブ ★ 病室での遭遇、白い悪魔、魔道書の完成
第10話 運命 ★ 10年前の事故、仮面の男の正体、魔道書とのバトル
第11話 聖夜の贈り物 ★★ 続き、リインフォース ※挿入歌「Snow Rain」
第12話 夜の終わり、旅の終わり ★ 暴走プログラム破壊 ※挿入歌「BRAVE PHOENIX 」
第13話 スタンバイ・レディ ★ リインフォース消滅、6年後(中学3年){/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)10、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8 

OP 「ETERNAL BLAZE」
ED 「Spiritual Garden」

///////////////////////////

※「闇の書事件」(前作『魔法少女リリカルなのはA's』の事件)から10年後の新暦0075年。
※高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやての3人は19歳になっており、それぞれ次空管理局で重要任務を遂行する日々を送っている。

=========== 魔法少女リリカルなのはStrikerS! (2007年4-9月) =========
{netabare}
 - - - - - - OP「SECRET AMBITION」、ED「星空のspica」 - - - - - -

第1話 空への翼 ★ スバル&ティアナのBランク魔導師昇格テスト、4年越しの再会
第2話 機動六課 ★ 4年前の事故、はやて指揮の機動部隊結成、エリオ&キャロ到着
第3話 集結 ☆ 新人達の猛特訓、レリック(聖遺物)事件 
第4話 ファースト・アラート ☆ 猛特訓(続き)、新デバイスと魔力リミッター、レリック反応、初出動
第5話 星と雷 ★ 初実戦投入、レリック回収 ※変身シーン特集回
第6話 進展 ☆ 次元犯罪者スカリエッティ
第7話 ホテル・アグスタ ★ オークション会場防衛戦、騎士ゼスト&ルーテシア登場、考古学者ユーノ
第8話 願い、ふたりで ★ ティアナの個人事情、模擬戦、「少し頭冷やそうか」 ※挿入歌「空色の約束」
第9話 たいせつなこと ★ なのはの過去記録と教導方針、エースとストライカー
第10話 機動六課のある休日(前編) ☆ ギンガ捜査官(スバルの姉)の遭遇事件、謎の少女&レリック発見
第11話 機動六課のある休日(後編) ★ クロノ提督登場、人造魔導師計画、はやて出撃
第12話 ナンバーズ ★★ ※ようやく本格バトル回(Sランク/ニアSランク魔導師同士の激突)
第13話 命の理由 ★ ヴィヴィオとの出遭い、機動六課設立の理由、不穏な預言
第14話 Mothers&Children ☆ ミッドチルダの歴史、ヴィヴィオの母親代わり、戦闘機人事件

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Beautiful Amulet」 - - - - - - - -

第15話 Sisters&Daughters ☆ ギンガ六課参入、レジアス中将・スカリエッティそれぞれの策動
第16話 その日、機動六課(前編) ★ 中央管理局本部襲撃、対戦闘機人戦開始
第17話 その日、機動六課(後編) ★★ 続き、管理局本部・機動六課本部壊滅 ※本格バトル回

 - - - - - - - OP「MASSIVE WONDERS」、ED(変わらず) - - - - - - -

第18話 翼、再び ★ 人造魔導師・戦闘機人開発計画
第19話 ゆりかご ★ 古代ベルカ究極の兵器「聖王の揺りかご」復活
第20話 無限の欲望 ★ 全リミッター解除、多重地点で双方攻撃開始
第21話 決戦 ★ 続き
第22話 Pain to Pain ★ 続き
第23話 Stars Strike ★★ 続き
第24話 雷光 ★★ 続き(戦闘機人事件のあらまし解明) ※挿入歌「Pray」
第25話 ファイナル・リミット ★★ 続き
第26話 約束の空へ ★ 続き、後日譚{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)15、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0

///////////////////////////

========= 魔法少女リリカルなのは The Movie 1st (2010年1月) ========

全1話 ★ 4.3 {netabare}※第1期を一部シナリオ改編し完全新規映像で再構成{/netabare}、約2時間10分

主題歌 「PHANTOM MINDS」
ED 「My wish My love」
挿入歌 「Don't be long」


======== 魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A's (2012年7月) ======

全1話 ★ 4.5 {netabare}※第2期を一部シナリオ改編し完全新規映像で再構成{/netabare}、約2時間30分

主題歌 「BRIGHT STREAM」
ED 「微笑みのプルマージュ」
挿入歌 「Sacred Force」 「Snow Rain 〜Ver.Holy Night〜」

///////////////////////////

※第4期『魔法少女リリカルなのはViVid』及び、外伝『ViVid Strike!』は個別にレビューを書いています。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

(レビュー初投稿です)ViVidの視聴に際し、再度見直しました・・・

この作品は過去に2巡視聴しましたが、あにこれ放置プレイ期間中に視聴した作品だったので、これまでレビューを書いていませんでしたが、ViVidの放送開始に伴い3巡目を視聴しました。

1期の放送は2004年・・・今から10年以上前なので、現在放送されている作品と比べると作画は見劣りする部分はあると思います。作画が気になるのであれば、2010年に上映された「もはや別物といって良いくらい綺麗に仕上がっている劇場版」を視聴する手もありましたが、技術の進歩といったハンデは重厚なストーリーと、それぞれの使命を全うする事に全力を注ぎ込むキャラ達がはねのけてくれる・・・という事と、劇場版だと場面がカットされているので、今回はテレビ放送版を視聴しました。

この作品の主人公は、小学3年生の高町なのはです。優しい両親と兄、姉といった平凡な家族に囲まれて、学校の友達と普通の日常を満喫していました。

その様な日々を過ごす中、ある時頭の中に助けを求める声が直接響いてきました。
明朗快活で困っている人を見過ごせない性格の彼女は、その声を辿り傷付いたユーノ・スクライアと名乗るフェレットに遭遇するのです。
ユーノは何者かに襲われていました。
そしてなのはがユーノを助けようとした時、なのはは魔法少女として覚醒するのです。
ユーノは、発掘中にバラバラになってしまったロストロギア(古代遺産)である「ジュエルシード」の回収を行っていました。
その回収作業をなのはが手伝うこととなり・・・壮大な物語が動き始めるのです。

ジュエルシードの回収・・・想像していた以上に9歳の女の子が行うのは過酷な事でした・・・
ジュエルシードが取り憑いた物体によって敵が毎回変わるので、事前に対策を講じることもできません・・・だから、全て出たとこ勝負・・・
こんな場当たり的な対応しか出来ないことに、歯痒さを覚えるほどです・・・
それでも、なのはの高い魔法センスと才能によって、何とか事なきを得ながら物語は進んでいきます。

でも、なのはと同じ9歳のフェイト・テスタロッサ・・・金色の髪と寂しげな瞳をした魔法少女が登場してからは、物語の雰囲気は一変します。

「手伝ってあげたい」という思いと「大切な人に喜んで貰いたい」という思いを根底に成り立つ動機はとても純粋・・・
ましてや二人共まだ9歳・・・9歳って自分ひとりじゃ何もできず、親の言いつけを守りながら温かい家族に包まれた人生を謳歌しても許される年齢だと思います。

なのはは自らの意志でジュエルシードの回収を協力する事を決めましたが、テスタロッサの方・・・見たかったのは笑顔・・・欲しかったのは一般的な家庭に日常的にありふれたぬくもり・・・
9歳の女の子が望むモノとしてはあまりに平凡的な内容・・・でもそれを願わずにはいられなかった彼女・・・
物語で明るみになる真実は、胸が抉られるように痛いです・・・目を瞑り耳を塞いでも決して消えるる事のない傷となって彼女の心を深く闇に落としていく・・・そう思っていました。

体はとっくに満身創痍・・・それでも前に進もうとする彼女・・・
それはなのはも一緒です・・・魔法少女としての意地がお互いに一歩も引かせないのでしょう・・・
できるのは自分の全力を相手にぶつける事だけ・・・
類まれなる才能の持ち主同士が激しくぶつかり合う本気のバトル・・
そして差し伸べられた手を握り返し・・・物語は終幕を迎えるのです。

オープニングテーマは、水樹奈々さんの「innocent starter」
エンディングテーマは、田村ゆかりさんの「Little Wish ?lyrical step?」

1クール13話の作品でした。往年の名作と呼ぶに相応しい作品だったと思います。
やっぱりなのはは私にとって大好きなシリーズでした^^
引き続き2期を視聴したいと思います^^

投稿 : 2024/12/07
♥ : 24

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

9月1日放送の『ビートたけしのTVタックル』で本作が紹介された。

9月1日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日)では、「漫画・アニメに規制は必要か? 徹底討論スペシャル」と題し、規制賛成派と反対派が激論を交わしたが、その内容がネットで大荒れしている。

小学生の高町なのはが主人公である『魔法少女リリカルなのは』を紹介し、フェイト・テスタロッサの変身シーンや、なのはの入浴シーンを放送。

独立UHF系各局で2004年10月1日から12月24日にかけて全13話が放送された。キャッチコピーは「魔法少女、はじめました。」

当初『リリカルなのは』は既存のゲーム作品からのスピンオフであり、その原作となったゲーム『とらいあんぐるハートシリーズ』のシナリオを担当した都築真紀が、本作『リリカルなのは』においても全話の脚本を担当している。ただし、ゲームに登場する『リリカルなのは』は『とらいあんぐるハート』という土壌があって初めて成立するものであることから原作の『リリカルなのは』の部分だけをアニメ化してもうまくいかないと考え、都築は当初から「ゲームをそのままアニメ化することは難しい」という持論を持っていた。したがって都築は、本作『魔法少女リリカルなのは』において登場人物の設定を流用しつつも、その内容についてはオリジナルで行くことに決めていた。テレビアニメは当初から深夜のUHFアニメと決まっていたため、深夜帯に視聴する層にアピールするため、派手なアクションを取り入れたとも語っている。本来の都築の魔法少女観は『とらいあんぐるハート3 ビジュアルファンブック』で語られているように、ハートフルな往年の女児向け魔法少女モノのイメージであるが、前述の事情や1クールという短い放送期間の都合で直球で作ると往年の魔法少女ファンすら喜ばない「魔法少女アニメのパロディ・二次創作」に評価が落ち着いてしまうので、それを避けるために本作ではその基本構造は本質的な骨子以外あえて無視している。なお、原作版の構造はそれとは全く逆で、『とらいあんぐるハート3』までのシリーズをプレイしてきたプレイヤーの中に培われた作品への思い入れを「魔法少女アニメのパロディ」的な様式美の中で発露させることによって、感動へと昇華させる形となっている。
ストーリー前半はいわゆる魔法少女アニメのような感じだったが、母を救うために同じくジュエルシードを集めるなのはのライバルとなるフェイトの登場によりそれぞれの目的のぶつかり合いにより次第に「魔法バトルアクション」と言うべきものになっていった。一方で、恋愛もまた「アニメで表現するのは難しい」テーマだと考えていたようで、原作では重要な要素だった男女間の恋愛というものは本作ではほとんどなく、代わりになのはとフェイトの少女間の友情を描いている。
従来は単なる「道具」としてしか描かれないことが多かった「魔法の杖」を、自立判断し英語でしゃべるパートナーとして描いている。担当声優にネイティブスピーカーを起用した。
キャラクターの名称には自動車関連の名称が多く使用されている。
2005年2月に行われたファンイベントの「リリカルパーティ」にて、テレビアニメ版第2期『魔法少女リリカルなのはA's』の製作が発表され、同年10月から12月まで放送された。以後、本作『魔法少女リリカルなのは』は、『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の第一作と位置づけられている。2007年にはテレビアニメ版第3期『魔法少女リリカルなのはStrikerS』が放送された。
2010年1月には、本作『魔法少女リリカルなのは』のストーリーをリメイクする形で、アニメ映画『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』が公開された。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 4

70.9 25 必殺技アニメランキング25位
黒子のバスケ(第3期)(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (588)
4064人が棚に入れました
帝光中学校バスケットボール部。
その輝かしい歴史のなかでも、十年に一人の天才が五人同時にいた「キセキの世代」。
高校に進学した今も、彼らは変わらぬ称賛をもってそう呼ばれ続けている。

彼らに肉薄する力を発揮しつつある誠凛高校のエース、火神大我。
その天性の才能は試合を重ねるごとにより強く熱く輝きを増す、まさに誠凛の「光」。
そして火神を「光」とするならば「影」、チームの躍進を支える揺るぎなき意志。
誠凛高校、黒子テツヤ。

ウインターカップ出場を果たした誠凛は勢いに乗り、
青峰擁する桐皇学園、紫原を擁する陽泉を撃破。
ついに準決勝へとコマを進める・・・!

声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、浜田賢二、江口拓也、井上剛、三木眞一郎、木村良平、保志総一朗、小野大輔、鈴木達央、諏訪部順一、中井和哉、折笠富美子、鈴村健一、谷山紀章、神谷浩史、逢坂良太

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ウィンターカップの結末は如何に・・・?

この作品は「黒子のバスケ」の3期に相当する作品です。物語が繋がっているので、1,2期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

主将である日向 順平が率いる誠凛高校バスケ部・・・バスケの超名門である帝光中学で「幻の6人目」と言われていた、本作主人公の黒子 テツヤと、アメリカ帰りの火神 大我をメンバーに加え日本一を目指して臨んだインターハイ・・・キセキの世代のエース青峰大輝を擁する桐皇学園高校と対戦し惨敗・・・インターハイ出場の切符を手に入れる事ができませんでした。

敗北の悔しさを胸に刻み込み、個々人が自分のレベルアップに努めて臨んだウィンターカップ・・・
インターハイと並ぶバスケの2大大会の一つで再びぶつかり合うキセキの世代・・・
そしてキセキの世代も全員が勢揃いして「さぁ・・・」というところで2期が終わってしまっていたので、首を長くして視聴を待っていた作品の一つでした。

帝光中学校バスケットボール部。その輝かしい歴史の中でも10年に1人の天才が5人同時にいた「キセキの世代」。
黄瀬涼太、緑間真太郎、青峰大輝、紫原敦、赤司征十郎・・・
そして彼らをおびやかす誠凛高校の影と光・・・
3期はこの下りで物語が始まるのですが、このナレーション・・・この後に起こるであろう熱い展開を想像させるのに十分な効力があったと思います。

ストーリーは単純明快です。
キセキの世代がバラバラの高校に進んだことによって、必然的に引き起こされるのは「誰がキセキの世代で一番強いのか」という事・・・
そこに、キセキの世代のレギュラーは不在ですが、「幻の6人目」と火神がどこまで肉迫できるのか、という2つを軸に物語が進んでいきます。

ストーリーが単純明快だから、難しいことは何も考える必要は無く目の前で起こっている事に集中するだけで、この作品の魅力を堪能する事ができます。
何せこの作品・・・目の前で繰り広げられる数々のスーパープレイが半端ないんです。
1期から美技のオンパレードだと思っていましたが、3期は頂上(てっぺん)を決める戦いなので、臨場感・・・躍動感はこれまで以上だったと思います。

特に、キセキの世代のキャプテンである赤司征十郎が率いる洛山高校が登場してからは、会場の雰囲気も変わっていきます。
赤司征十郎・・・これまで登場したキセキの世代のメンバーも類まれなる才能の持ち主だと思っていましたが、彼は才能に加え大者の風格を備え合わせているのです。

赤司征十郎は、決して体格に恵まれているわけではありません。
それでもキセキの世代の主将で、最多優勝回数を誇る洛山高校で1年生にして既に主将という事は、彼が「特別な何か」を持っている者・・・というのは何となく分かっていましたが、まさか反則級だとは思いもよりませんでしたけれど^^;

赤司征十郎の様な「ミスター・パーフェクト」に対して誠凛高校はどの様に対峙するのでしょうか。
気になる方は是非本編をご覧下さい。
私は最後の一秒まで諦めない選手達の熱い気持ちと、スーパープレイに魅了されっ放しでした^^;

でも、ただ熱いだけでは2クール×3期にもなると中だるみしてしまいます。
誠凛高校の女監督兼マネージャーである相田 リコ、帝光バスケ部でマネージャーを務めていた桃井 さつき、そしてアメリカで火神のバスケの師匠だったアレックスといった華が要所でちゃんと活躍してくれるんです^^
特にリコちゃんが印象に残りました・・・CVは斎藤千和さんですが、冬アニメで放送が被った「暁のヨナ」のヨナ姫のCVも斎藤さん・・・なので、リコちゃんを見ていると何度もヨナ姫が頭をよぎってしまいました^^;
もちろんリコちゃん自身も監督として苦渋の決断を迫られたり、考えうる限りの可能性の中から最善と思われる策を常に講じてきました・・・でも、キセキの世代はその策を軽々と超えて襲いかかってくるのです・・・時には万策尽きて立っていることしかできなかった時もありました・・・なので、試合直後の顔が忘れられません^^;

2クール25話の作品でしたが、今期もあっという間だったように思います。
一番嬉しいのは、様々な事情で続編が放送されない作品が沢山ある中で、全30巻の原作が3期計75話の中で完結されている事です。
完走するにはそれなりに時間を要する作品ですが、スポ根モノの熱い展開がお好きな方には作画も綺麗ですし、お勧めできる作品だと思います^^

投稿 : 2024/12/07
♥ : 9

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

帝光中学校バスケットボール部。部員数は100を超え、全中3連覇を誇る超強豪校。その輝かしい歴史の中でも特に「最強」と呼ばれ、無敗を誇った10年に1人の天才が5人同時に存在した世代は、「キセキの世代」と呼ばれている。が、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。誰も知らない、試合記録も無い、にも関わらず、天才5人が一目置いていた選手がもう一人、「幻の6人目」がいたと。
ウィンターカップ出場を果たした誠凛は勢いに乗り、青峰擁する桐皇学園、紫原を擁する陽泉を撃破。ついに準決勝へとコマを進める…!


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

黒子テツヤ:小野賢章
火神大我:小野友樹
黄瀬涼太:木村良平
緑間真太郎:小野大輔
青峰大輝:諏訪部順一
紫原敦:鈴村健一
赤司征十郎:神谷浩史
相田リコ:斎藤千和
日向順平:細谷佳正
木吉鉄平:浜田賢二
伊月俊:野島裕史
小金井慎二:江口拓也
桃井さつき:折笠富美子
氷室辰也:谷山紀章
笠松幸男:保志総一朗
高尾和成:鈴木達央


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2015年春アニメ(2015年4月~放送中)

MBS 01/10(土) 26:58~
TOKYO MX 01/13(火) 23:00~
BS11 01/13(火) 24:00~
ANIMAX 01/30(金) 19:00~


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「Punky Funky Love」GRANRODEO
ED「GLITTER DAYS」Fo'xTails


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話(51話)「全力でやってるだけなんで」

2話(52話)「オレのもんだ」

3話(53話)「ジャマすんじゃねーよ」

4話(54話)「もらっとくわ」

5話(55話)「オレは知らない」

6話(56話)「差し出そう」

7話(57話)「笑っちゃいますね」

8話(58話)「真の光」

9話(59話)「ナメんじゃねぇ!!」

10話(60話)「勝つために」

11話(61話)「今度こそ」

12話(62話)「最高の選手です」

13話(63話)「青い空の日」

14話(64話)「…ワリィ」

15話(65話)「僕らはもう」

16話(66話)「勝利ってなんですか?」

17話(67話)「決勝戦試合開始(ファイナルティップオフ)!!」

18話(68話)「最高じゃねーの?」

19話(69話)「奇跡は起きない」

20話(70話)「覚悟の重さ」

21話(71話)「これでも必死だよ」

22話(72話)「忠告だ」

23話(73話)「諦めませんか」

24話(74話)「お前だったんじゃねーか」

投稿 : 2024/12/07
♥ : 12

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

頭が高いぞ

"僕に逆らう奴は親でも〇す"
有名な僕司の発言もアニメ版だと許さないになってましたね


さて、このクールは所謂"腐女子向け"の作品が多かった印象ですね、「弱ペダ」、「デュラララ」と本作。
全ての腐女子の子〇を揺るがす2015年冬とか言われてたのが懐かしいです。
3期は、ただのDQNの灰崎、それから宿敵・赤司征十郎との対決です。
個人的に洛山に無冠の五将の残りが全て居るってのがツボでした、え!強すぎィ!みたいな。


赤司のフェイントや実渕のシュートなんかは惚れ惚れするような作画ですね、「ハイキュー」もそうですがIGと球技は相性が良い!(課が違いますけど)
終盤の5話くらいはほんと怒涛のバスケ描写で、最終話の79話なんて涙流して見てましたわ。
作画に関して素晴らしいとしか言いようがないのですが一つ気になる点が。
アバンの、黒子がリストバンドを付けるシーン、どう見てもリストバンドが陰毛にしか(ry
後々その陰毛が形見と分かるんですが、あの時ばかりは吹き出しました。

洛山の無冠の五将、実は実渕以外の声優はご存じ無かったですね。
それにしても神谷さんあっての赤司ですわ、思ったよりマッチしてました。
いつもの神谷さんって感じなんですが、今では神谷さん以外の赤司はあり得ませんね。
赤司といえば腐女子の方々からとんでもない人気ですよね、こんなに人気あるなんて知らなくておったまげました。
赤司の誕生日か何かの日に、炊いた米で等身大の赤司を模して造ってたのはヤバかったですね、召喚の儀式かよって感じで。

赤ちゃんのED、もうちょっと手心というか・・・ちょっぴりキモいです。
すぐ変わったのが救いでした。
印象に残ってる音楽はそのくらいですね。

キセキの世代大集結ですね、5人ないし6人揃うと圧巻です。
ところで青ちんと赤ちんが対決したらどっちが勝つんでしょうね、青ちんですかね(物理的に)


丁度放送時期、別の意味で話題になってましたよね、本作。
"黒子のバスケ脅迫事件"です、これのせいでコミケが縮小体制まで取らされて、ガラガラになった同人誌ブースはよく覚えてます。
他にもオンリーイベントの中止やコラボ商品の販売停止等、相当な混乱を巻き起こしたんですよね。
今時の管理社会でよくも長らく捕まらないものだと、事件当初は思ってましたが、なんともまぁ。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 4
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