巨乳で猫耳なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの巨乳で猫耳な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の巨乳で猫耳なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.0 1 巨乳で猫耳なアニメランキング1位
猫物語(黒)(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (3380)
19229人が棚に入れました
美しき吸血鬼に出逢った春休みの後、空から女の子が降ってくる少し前。
ゴールデンウィーク最初の日、主人公・阿良々木暦は委員長・羽川翼とともに車に轢かれた、尾のない猫を埋葬する。

些細でありふれたはずの出来事。
しかし、ここから”悪夢の九日間”が幕を開ける。

知らぬまに、『落ちて』いるのが初恋だ。

声優・キャラクター
神谷浩史、堀江由衣、櫻井孝宏、坂本真綾、喜多村英梨、井口裕香
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

猫物語(白)と続けてみると素晴らしい。

原作既読。大晦日特別放送枠全4話構成。
えぇもちろん大晦日はMXとニコニコで見てましたよ。
ニコ生バグってしましたねタイムシフトとかコメントとか。

この物語は↓この部分の話。
傷物語→「猫物語(黒)」→化物語→偽物語→猫物語(白)
メインは委員長ちゃんこと羽川翼との物語です。
ゴールデンウィークの話です。
見ていない方の為にこの物語は猫物語黒と猫物語白でセットになっている話なので続けて見る事をお勧めします。


公式サイト
http://www.nekomonogatarikuro-anime.com/index.html


あらすじ
つばさファミリー其ノ壱
http://www.nekomonogatarikuro-anime.com/story/index.html

感想?メモ?
{netabare}今日からゴールデンウィーク。月火と恋について語る。
好意を抱いているかも知れない相手はHさん。
5月の頭に同じクラスになってから羽川さんのことばかり考えている。
羽川の胸を触りたい揉みたいアララギ君。
月火「お兄ちゃん欲求不満なんじゃない?」「性欲を恋と取り違えてしまっている」
※アララギ君は月火に納得させられ羽川さんの事気になるのは欲求不満でしかないと思うようになる。
スカートめくりでパンツが黒い事を確認。
羽川の顔の傷から羽川家の事情を知らされる。
暴力を振るったお父さんをかばう羽川は気持ち悪い。
黙っていればなんでもしてくれると言った羽川さん。
そこでアララギ君は羽川の頬の傷を舐め回したい。
Cパート
もといそこでアララギ君は吸血鬼の血で羽川の頬の傷を修復する事を選んだ。{/netabare}


あらすじ
つばさファミリー其ノ弐
http://www.nekomonogatarikuro-anime.com/story/02.html

感想?メモ?
{netabare}忍野忍との関係が書かれます。
精神まで幼くなっている忍。
怪異ってのは人間の信仰で出来ている。人間がそこにあると思うからそこにあるもの。それが怪異。
怪異は周囲の認識通りに現れ期待通り振舞う。
忍を認識しているのはアララギ君だけ。
吸血鬼が影響を一番受けるのはアララギ君から。
影響ならぬ悪影響を与えかねない。
羽川の問題でそれはあいつが勝手に一人で助かるだけ。
忍野メメは委員長ちゃんの異常性(障り猫)をつげ、アララギ君に羽川を確認してくるよう言われるわけだが…
そこで黒いパンツで羽川と認識したアララギ君。
(障り猫化した)羽川と遭遇し羽川家の両親を投げつけられる。
待てよ羽川と声を掛けるアララギ君だが、障り猫の癇に障ることをしてしまい、腕を噛み千切られる。
障り猫はもう誰もいらないしご主人もいらない。暴れまわりに行く。
障り猫がいなくなった後始末をする阿良々木君。血は蒸発する程アララギ君は吸血鬼の力が強いわけだ。
血の蒸発の遅さに疑問を覚えても良かったはずなのに…
そして忍が見守る中、治療を施してもらいメメが現れる。
回復力についても連動している。
相性が悪い障り猫。まぁエナジードレインの話ですね。
アララギ君との相性が悪いだけで吸血鬼との話では無い。
アララギ君<障り猫<超えられない壁<怪異の王忍
人間<怪異
忍が生きようとしているという理由ではない。
素人の出張る幕ではない。バランサー失格の責任を取る忍野メメ。
※アララギ君は委員長ちゃんの為に何も出来ない。
それに戸惑うアララギ君。{/netabare}


あらすじ
つばさファミリー其ノ参
http://www.nekomonogatarikuro-anime.com/story/03.html

感想?メモ?
{netabare}羽川家へ侵入し羽川家の異常性に気づくアララギ君。
怯えてしまったアララギ君は月火ちゃんに泣きつく。
ファイヤーシスターズの噂で化け猫話を聞く。
本格的に羽川に深入りするか悩むアララギ君。
春休みにあれだけ助けてもらっておいて。
羽川の事を思うと胸がはちきれそうなのである。
そしてガハラさんカット。
障り猫に20回負けた忍野には○やら☓やら背中には矢まで突き刺さっている。
見返して気付いた、矢の先はスッポン(トイレの詰りを直すあれ)だった。
つまり馬鹿にされている表現なんですね。
本来雑魚にすぎなかった障り猫を羽川の知識と頭脳でグレードアップさせている。
羽川は積極的に人を襲っているみたいじゃないか。
障り猫の中に羽川の意識が残っているのでサルベージする事に。
善良なる彼には元々猫なんて取り憑いてなかったという。猫を被っていた羽川。
吸血鬼のドレインは食事。猫は呪い。
反転して暗転した俺の人格は…
ご主人は同情なんて一切していなかった。付け込む隙もなかった。
無感情にやってのける羽川を助けたくなってしまった障り猫。
知り合いだから手を抜いて戦ってやっている。○☓ですね。
触った瞬間障りがある。関わりを持つなと言ってくる猫。
そして羽川が好きすぎて触れない。
恋をとっくに超えた気持ちになってしまっていた。羽川のために死にたい。{/netabare}


あらすじ
つばさファミリー其ノ肆
http://www.nekomonogatarikuro-anime.com/story/04.html

感想?メモ?
{netabare}羽川を助けるために忍へと助けを乞う。
妖刀心渡。別名怪異殺し。
羽川のご両親は退院していて話を聞いてきた忍野。
そして羽川のすざましい善性。あるのは正しさではなく都合。
羽川のあまりの正しさ(気持ち悪さ)に付いて語る忍野。
全ては羽川のせいである。
そして怒るアララギ君。
※「僕はただ欲求不満を解消したいだけだ。下着姿の女子高生に欲情しているだけだ。」
羽川の居場所をどうやって探すのか?アララギ君には期待のある策がある。
そしてそのどこまでも善性のある羽川に助けの嘘メールを送る。
言葉遣いの乱れる羽川。猫かぶりがあばかれる。
羽川はその性格と付き合っていくことが出来ない。
同情なんて出来ないアララギ君が説得を続ける。
怪異なんて本当はいないし全部嘘だ。
「僕が全部引き受けてやるよ。胸をいつだって触りまくってやるし下着姿どこだって見てやる。だからそれで我慢しとけ。」
「いくらでも時間を作るよ。友達だから。」
※「アララギ君はスターには慣れてもHEROには慣れないよね?」
「僕はスターにも慣れないよ。慣れるのは吸血鬼だけ。」
※「そうなんだ。なってくれないんだ私のHEROに。」
※「私も本当はアララギ君のこと大嫌いなんだからね」
そして結末へと向かう。障り猫だけを切れる妖刀心渡。
分裂症を起こしてしまう羽川。現る忍。
※アララギ君は羽川を助ける事は出来なかった。
※「いいわけないでしょ。」
忍のヘルメット。羽川はブラック羽川としての記憶を失っている。
障り猫と羽川の統合でブラック羽川は生まれた。
気持ちがあるから魅せられる。
※「僕は羽川に恋しちゃってるわけないだろ。」
※「羽川は助けなんて求めてないしな。」
※「助けてって言わなきゃ助けを求めたことにならないわけでもないだろ?好きって言わなきゃ好きって事にならないわけでもないように、軽はずみに言えない言葉は誰にだってあるよね?阿良々木君」
※「羽川のこと好きでもなんでもないんだから。あいつのこと好きだなんて一生言うことなんてないんだから。」
そしてガハラさん。{/netabare}


※に付いては猫白で。
http://www.anikore.jp/review/585879/

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30
ネタバレ

CC さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アララギ(Love)×ハネカワ(Stress)=猫物語(Black)

 タイトルは英語と式を交えてオシャレにしてみた。タイトルにあるようにアララギ君の「初恋?」とハネカワの「家族間?のストレス」が重複されてできているのが、この『猫物語』。
 大晦日の放送ということで「ガキの使い」「アイアンシェフ」「紅白」をTVのチャンネルをサイクルしながら、本作を「ニコ動」で流し見るといった『聖徳太子スタイル』で視聴していた訳だが、如何せん内容が頭に残っていない。残っているのは「アイアンシェフ」のゲスト出演していた「篠原涼子」に欲情し、失恋した気持ちだけ…。食している姿がとても色っぽかったです。
 軽く保険を掛けた所で、一つ引っかかった台詞を考察していきますね。カナリ長いよ?覚悟しろ! {netabare}

■「初恋ではない何かは、失恋した。」
 『初恋ではない何か』ってなんだろう?と思ったが、私はやっぱり「初恋」だと思う。猫物語の中での言葉で言えば「欲情」。とはいえ物語の中では『欲情=初恋』なんて同義語にはならない。その感情は「欲情」であり「愛」であって、『「恋」をしているから「欲情」している』のだと思う。

 『篠原涼子の胸を揉みたい』――――――この感情単体では単なる「欲情」

 しかし、アララギ君の場合はそれとは違う。黒板よりもハネカワの方を見てしまう事、登下校中ハネカワの姿を探してしまう事、偶然会えるかなーとか考えてしまう事、本を買う時に色々想像してしまう事、そしてハネカワの胸を揉みたいと思う事。その思いはすべて「恋」をしているから生まれたもの。この時抱いた思いは「欲情」も含まれているけれど、それらすべて含めて「恋」という。この場合は「欲情」も「恋」の一部と考えるべき。

 『「欲情」しているから「恋」をしている?』――――――ツキヒの考え

 この考えでは当然「恋」をしているとはいえない。「欲情」しているに過ぎない。だからツキヒはアララギ君の恋する感情を「欲情である」と断定している。「恋」を知らないアララギ君が、恋する感情を「恋」ではなく「欲情」という言葉で納得してしまっているからややこしいよね。

 序盤での感情を「恋」であると証明しただけで、始めに書いた「初恋」とは関係ない訳ではないが、半分以下の意味である。この「恋」の延長線上にある感情こそが重要である。

■「初恋ではない何かは、失恋した。」
 『失恋した』ってあるけども、ハネカワに振られたとはまた違う意味だと思います。アララギ君自身がハネカワに抱いていた感情が砕けたって事だと思う。

 アララギ君は「顔の傷」をきっかけにハネカワの「部屋の無い家」見て事情を知り「黒ハネカワ」と言葉を交えて心情を知って、これまでの感情が愛情へと変わっていく。韻を踏んでいる訳ではないよ。「恋」をしてから中身を知る事で気持ちがドンドン膨れ上がっていき「愛」へと変化していく。

♦「あいつのことがたまらなく好きだけどでも、この気持ちは恋じゃないな―――
 ――――だって僕は、ハネカワのために死にたいって思ってるんだもん」

 失恋したのはこの気持ち。

♦「僕はただ欲求不満を解消したいだけなんだ―――――
 ―――――僕は下着姿の猫耳女子高生に欲情してるだけなんだよ」

 ここで言っている「欲求不満」は「ハネカワのために死にたい」と同じこと。アララギ君の「欲」と「情」である。しかし結果はどうだろう?アララギ君はハネカワのために死ぬことはできた?できなかった。

 ――――――『ハネカワのために死ぬことさえできなかった』――――――

 アララギ君のやった事は無意味で無駄なこと。ハネカワを「救いたい」とか「同情」とか「ストレスの肩代わり」とかではなく、ただ純粋に「ハネカワのために死にたい」ってだけ。アララギ君の「独り善がり」。アララギ君は自分自身の中で「独り善がりだった」見切りをつけてしまったのだと思う。なんせアララギ君は、朴念仁だからね。だからハネカワの事を「好き」って言えないに繋がっているのだと思う。

■「初恋ではない何かは、失恋した。」
 ハネカワの気持ちを考えれば、真相はまた違っているのにね…。
 9日間のハネカワに対して抱いた思い、色々な形に変わったけど、その思いを一言で表すのはやっぱり「初恋」だと思う。そして「死ぬことさえできなかった」ことが「失恋した」ことであったと思うよ。


♦「好きかなぁと思って、好きだなぁって感じて、好きだとわかる」
 ツキヒの台詞が、アララギ君の9日間の心境にシンクロしているかのような深みのある言葉でした。
 レビューの中で3つも同じ台詞を書いたのはこの台詞に合わせたからです。本編の最後に「ハネカワ…」とアララギ君が連呼していたのは「好きだ」とわかった瞬間だったのではないかな。正確には「好きだった」かな。まぁそんな感じで、私の解釈のような考察は終わりです。{/netabare}


《感想》
 ハネカワの家族間のストレスについては触れていませんが、私は彼女が酷い目に合っていたという短絡的な事しか理解できていません。事が起きる以前の、ハネカワ家の回想がないので、少し物語が陥没しているように感じました。だからハネカワが「被害者であり加害者であった」ことが今ひとつピンときませんでした。しかし、アララギ君の反応を見る限り「部屋の無い家」というものの不気味さだけは十分過ぎるほど伝わりました。だから陥没した部分が余計に気になっています。

 ―――――そういえば、ハネカワ家に「ルンバ」が置いてあったねw

 シャフトならではの独特な世界観があり、他では中々味わえない視点で描かれていて終始圧倒されました。なんて、取って付けた様な言葉はこれくらいにしておいて、というか視聴すれば誰でも感じることができますからね。でも一つだけ書かせてもらいます。ノーマルハネカワをもっと舐めまわすような視点で描いてほしかったw

 台詞には深みがあり、物語は重複されていて厚みがあった。視聴し終えても余韻が残り、それがまた心地良かった。とても面白い作品だと思いましたよ。 以上。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

誇り高き吸血鬼がドーナツに気を取られるんて、そんなことあるわけ・・・(笑)

しのぶが初めて?ドーナツに出会うシーンが面白かったです。

■ドーナツ
ギクシャクした二人の緊張感がドーナツなんかで崩れるとか(笑)
突き飛ばされて2Dキャラになったしのぶの頭が壁にめり込むのがシュールでした。しかも無表情(笑)
あと、頭ぶつけてちょっと不機嫌になったのにドーナツで餌付けされて忠犬みたいになるのが可愛いですね。

■怪異
忍野が怪異について分かりやすく解説してくれてるのも良かったです。
「人間がそこにあると思うからそこにある物、それが怪異だ。」
「怪異は周囲の認識通りに現れる。周囲の期待通りに振る舞う。そういう物だ。」

妖怪ネタを超能力ネタみたいな視点でとらえる世界観が斬新ですね。
人間原理ネタ、想像したものが現実になるみたいな。
暗示ネタ、催眠ネタ、集団催眠ネタにも近いような雰囲気ありますけど、
現実に影響を与えてるあたりがやっぱり人間原理ネタに近いかな?

■感想{netabare}
障り猫だと思って会話してた相手が実は委員長ちゃんだったっていう展開はビックリでしたね。

・あららぎ君
結局、人を襲ってストレス発散してたのも、あららぎくんの腕を引きちぎったのも委員長ちゃんの意思だったってことなんですよねΣ
しかも、あららぎ君は最初合った時から気づいてたっていうのもビックリ。
障り猫のフリしてるからこそ好き放題出来てる委員長ちゃん、絶対ばれたくないはずですよね。特にあららぎ君には・・・
それを察して気づいてない振りしてたなんて、あららぎくんかっこいいっす!
腕引きちぎられてるのにね・・・命の恩人とはいえ、どんだけ委員長ちゃんに感謝してるんだという感じ。

・忍野
吸血鬼に匹敵する力を持つ新種の障り猫相手に、20回も襲撃した忍野が生き残るっていうのが凄いですね。
でも、障り猫が実は委員長ちゃんだったっていうのを聞いて納得。
あららぎ君の時は不死身っていうの知ってるから腕引きちぎったけど、忍野にはかなり手加減してたってことなんでしょうね。
忍野は忍野で委員長ちゃんを殺さないようにしてたみたいですし、お互い知ってる相手だからこそ20回も続いたってことなのかな。

・つばさ
完璧に見える委員長ちゃんが実は完璧じゃなくて普通に悩み苦しむ一人の女の子なんだなぁ、っていうのが伝わってくる作品でした。

弱みを見せた方が人付き合いって上手くいくのにね。。。
完璧に振る舞うことが上手くいく唯一の方法だなんて勘違いして、信じ続ける委員長ちゃん(悲)
そして上手くいくどころかその完璧さが周りへの劣等感を生み出し逆効果になってるというのがまた・・・
しかも、普通なら実現しないはずの完璧をみごとに演じきれちゃうとか・・・すごいはすごいんだけど、ホント不運ですね。
演じきれない人ならここまで追い込まれることも無かったでしょうし、ホント不運に不運が重なってる感じが可哀想すぎです。

なんていうか委員長ちゃんは頭が良いのに生き方は頭が良くない、生きづらい生き方選んじゃってるところに等身大の子供らしさが表れてますよね。

たった一言、あららぎ君に助けてと言えてたなら・・・
完璧を演じようとするあまり、助けてのたった一言も言えないくらいに追い込まれてたんでしょうね・・・
言葉にしないと気づけないあららぎ君もあららぎ君ですけど、男って大抵そういうものですしね(笑)はがゆいです。
そして委員長ちゃんの家に忍び込んで初めて気づいたんでしょうね、完璧な委員長ちゃんがどれだけ猫を被ってたのか、、、
嘘なんて付いたこと無いと語ってた笑顔を思い出すと痛々しいですね。。
もっと早く気付けてたら・・・っていうあららぎ君の後悔が凄く伝わってきました。


委員長ちゃんの表裏を見てると偽物語の時の名台詞を思い出しますね。
貝木「嘘だろうとどうだろうと、所詮この世に真実など無い。」
こよみ「偽物故に、きっとなによりも本物に近い」

回りから見たら完璧に見えるけど実際には全然完璧では無い。
完璧なつばさが本物なのか、完璧じゃないつばさが本物なのか、さらには気づいてないだけで他の側面もあるのでは?
単純に表と裏の2パターンではなく、視点を切り替えるだけで様々な見え方になる。
なにが本物のつばさなのかを考えることに意味なんて無いんでしょうね。
真実など無い、幻想だというのが凄く当てはまるエピソードでした。

そして、完璧ではない偽物だけど、だからこそ本物に近い完璧を目指す委員長ちゃん。
本物が幻想にすぎないこの世界では唯一本物に近い存在なのかもしれないですね。


あららぎ君が恋なのかどうか悩むシーンがありましたけど、
恋愛って根本的には好き嫌いと変わらないんだと思います。
ただし、沢山の要素が複雑に絡み合って自分でも把握しきれない状態、が恋愛なんじゃないかな。
つまり、なぜか分からないけど理由なんて無く好きっていう状態はもう恋愛なんでしょうね。
それを恋愛だと判断するかどうかは自分次第。

歳とると若いころのような濃密な恋愛を楽しめないのもこのせいでしょうね。
把握できないものが経験によってあるていど把握できるようになる。

だからこそ理解しないといけないのが、
重要なのは好きか嫌いかではなく、好きになる努力が出来るかどうか。
あららぎ君はその辺分かってたっぽいですけど、死ぬまで吸血鬼の面倒を見るという足かせもありますしね。
言葉に出して告白されたわけでもないですし、あえて自分を押し殺して恋愛じゃないという判断をしたんでしょうね。
たぶん、ひたぎより先に告白されてれば付き合ってたんじゃないかな。
{/netabare}


▲ファーストシーズン
2009.07 → 15話 【化物語】
2012.01 → 11話 【偽物語】
2012.12 → 4話 【猫物語(黒)】
▲セカンドシーズン
2013.07 → 26話 【猫物語(白)→傾物語→囮物語→鬼物語→恋物語】
2014.08 → 5話 【花物語】
▲ファイナルシーズン
▲ネクストシーズン
▲劇場アニメ【傷物語】※主人公のエピソード → {netabare}こよみが吸血鬼になったストーリ。2012年公開予定だったのに延期され、現在は未定。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

76.0 2 巨乳で猫耳なアニメランキング2位
無彩限のファントム・ワールド(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1214)
6649人が棚に入れました
人間の脳機能に変異が生じた近未来。

人は幽霊や妖怪の類を認識できるようになり、それらを「ファントム」と呼ぶようになった―――。

ホセア学院の高校1年生、一条晴彦はファントムに対抗しうる特殊能力をもち「五行の氣」で戦う先輩の川神舞、『ファントム・イーター』と呼ばれる能力をもつ和泉玲奈、ファントムと孤独に戦う水無瀬小糸と共に苦しくも楽しい〈煩悩溢れる〉学園生活を送っていた。

そしてある事件をきっかけに彼らはこの世界の真実を知ってしまう―――

声優・キャラクター
下野紘、上坂すみれ、早見沙織、内田真礼、田所あずさ、久野美咲、井上喜久子
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ファントムという現象

【2016/3/31視聴完了して追記】

広範に発生した脳機能の障害によって、かつては非実在であった幻想が認識され、「ファントム」として人々の「現実」に侵入してきた世界。

キャラの胸の描写に注目が集まったようだが、それよりも、美少女の顔がひょいと変形してファントムを吸い込む描写の方が、アニメならではの独特の映像表現として特徴的であるように思う。
(それにしても、あの程度の描写を「エロい」と本気で感じる人はそんなに多いのだろうか?)

脳機能障害という疑似科学的設定で「ファントム」を登場させているが、SF的に機能障害によって引き起こされた結果としての世界を描出するのではなく、この「ファントムのいる世界」を実現するため、理屈付けとして使用しているようだ。
「ファントム」のいる「世界」を支えるため、疑似科学外の不備を補うようにソシュールやヴィトゲンシュタインまで持ち出されてくるのだが(それにしてもソシュールが「残念知識」の一言で一蹴されるとは。大学から人文学部を廃止しろという暴言がまかり通るわけだ)、むしろこの「世界」を成立させているのは、フッサール現象学の認識論に近しい気がする。

ファントムを現実に存在するものとして認識している主体にとっては、ファントムが脳機能障害の産物であると説明されたところで、それを確かめる手段はない。
機能障害の幻影であるという説明を心から納得したとしても、認識している当人には、その「説明」が真であるか「確かめる」ことは不可能で、自身の「ファントムは現実にいる」という確信を無いことはできない。「懐疑」することは、「確信」の否定として、原理的に事後的にしか生じることができないからだ。

この点で興味深いのは、たまたま同じ製作会社が『中二病でも恋がしたい』を映像化していたことだ。
『中二病』の主題歌に「理想も妄想も現実も同じものだ」といった歌詞があり、ある意味で現象学の核心を把握していると言える。
主観の認識に現れてくる現象自体は妄想も現実も区別がなく、「それ」は現実であるという主体の「確信」が、「現実」かそうでないかを基礎づけている。

『中二病』ヒロインと姉の間で戦われる中二妄想的な「異能バトル」は、姉から見るとお玉と傘でポカポカ殴りあっているだけのことで、異能の飛び交う光景はヒロインの意識の中だけに存在する「現実」=他者にとっての妄想だ。
が、凸守との「バトル」においては、異能バトルの「現実」を共有する事により、他者が見て床の上を転がってじゃれているだけに見えようとも、当事者同士は「現実」の異能バトルを戦っている。
異能バトルは二人にとっての「現実」で、二人してゴロゴロ床を転げ回っているだけという認識は他者による外部からの観察に過ぎない。

このとき、観察者が、二人の「現実」を共有したとしたらどうだろう。この異能バトルが「現実」であるという「確信」と「信憑」が伝播したとしたなら。

「確信」は、意思的に選択する態度ではない。「それ」が主体にとって「疑えない」直観として「与えられる」という事だ。
事後的に、こんな異能バトルなどあるわけがないと懐疑しようとも、まず異能を「現実」として認識してしまう事をどうやっても止めることはできない。

このとき、観察者の前にも、視聴者が観ていた二人の主観的な異能バトルが「現実」として展開することだろう。


本作の「ファントム」のいる「世界」は、「確信」の共有がさらに広範に広がった「世界」だと看做す事が出来る。

確信の共有は、何もフィクションに限った話ではない。
目の前に赤く灯った信号機が確かにあるという自分の「現実」が他者にも同じく共有されていると「疑えない」からこそ、車の運転をすることができる。
信号機とまったく同様に、そこに「ファントム」が在ると共有されている状態、それが本作の「世界」だ。

ファントムのいる「世界」は、「言葉」と共に日々変化して更新されていく、という作中の描写が、本作が主題化しているのが認識のフレームとその共有という問題であることを示しているだろう。

いや、認識にまで問題を深めなくとも、もっと一般的に、思考のフレームのメタファーであるのか。
明らかに眼前のテーブルやコップと存在性格の異なる「ファントム」が、それらと等しく「現実」として区別なく人の意識に投影される「世界」は、自分自身のものとして自明であるはずの私の思考に、知らずに「同化」して当たり前の「事実」として一方的に紛れ込んでくる「もの」を表現しているのかもしれない。
何かを考えるとき、当たり前の前提であるかのようにとらえている「それ」は、「ファントム」のようにどこからともなく入り込んで「現実」のような顔をして居座っているだけなのではないか、と。

言葉が重要なものとして描写される表現は、そのことをよく示しているようだ。
そして、それは「日々に更新されている」

「自己責任」「グローバル化」「等価交換」「成長」「空気を読め」などなど、思考の中にいつの間にか侵入して共有「させられて」いる「ファントム」は種々あるようだ。

「現実」から「ファントム」を排除する主人公たちの愉快なアクションは、思考の前提にしている「それ」は「ファントム」ではないのかと立ち止まってみることを勧めてくる。

妖精が存在する世界という、言葉にすれば子供じみている「世界」に違和感なく入り込んで楽しく視聴できるのは、疑似科学的な設定が支えているからだけではない。
フッサールを参照しているとは思わないが、このような「人文知」を背後に見出すことも可能であるせいだろう。


上述のような解釈を挑発してくるものは、「ファントムのいる世界」を成立させるために「理由付け」を土台に置こうとする、本作の創作姿勢だ。

この「世界」は、なぜ、このような姿として存在しているのか。

世界を創るためには「それ」を描かねばならない、という創作姿勢が、現実世界の理解のために生まれた様々の解釈を招き寄せる。

現実的世界に「異能」や「ファントム」の類似物を登場させ、原理的な説明などないままに物語が進行するアニメ作品は多い。いや、最近では、大半がそうだろう。
まさしく「妄想」が共鳴して「現実」と感じられる視聴者だけを相手にするような「世界」創りに対して、「理由づけ」を設定しなければならないという姿勢は、広く「世界」を共有させようという意思が垣間見える。

はたして物語は「ファントム」は「何」であると結論付け、主人公はどう向き合っていくのか。
楽しみに見定めたいと思う。


【追記】

「ファントムのいる世界」を広く共有させることにはどうやら成功したように見える。
が、作品全体を貫く物語らしい物語が生まれない世界観に、不満の声も多いようだ。

原作については何も知らないが、この世界観はアニメ製作者の「解釈」によるものに思える。


主人公たちの属するクラブの様な物として登場する「対策室」は、これは原作からそのまま導入されたものだろう。

【脳機能「エラー」「対策」室】というネーミングは、ファントムのいる世界が、「現実」が侵されている、本来的な状態ではない、訂正されるべき「エラー」であると含意している。
「現実」を回復するために「対策」が必要であるのだと。

このような面倒な言葉遣いではないにせよ、同じような印象を直観した視聴者は多かっただろう。
だからこそ、一向に「エラー」を根絶する「対策」が描かれないことに違和感を感じていたのではないか。

だが、この「ファントムのいる世界」を成立させる「理由づけ」があるのだと明瞭に示しながら、キャラクターの視線が「理由」に向かう事を執拗に回避する物語が繰り返される。

映像表現上でも、「ファントム」に時折ブロックノイズの入る描写はコンピュータ映像を連想させて、ファントムがARのように「現実」に重ねられた、位相の違う存在だと示す意図があるのだと窺わせるのに、キャラクターの意識が「日常」から踏み出して「エラー」の根源に迫ることの無いよう慎重に進行させる語り方が貫かれる。


最終エピソードでは、{netabare}企業が人為的に引き起こした事件が描かれる。

「黒幕」の企業が、「裏」でファントムという「世界」の根幹に位置する存在を操作し、具体的な組織構造があいまいな対策室の「上層部」に働きかけて、根拠のよく分らない「権力」で事件を支配しようとするエピソードは、あまりにも幼い「陰謀論」の図式通りで、いかにも安直だ。{/netabare}


物語全体を、このような「理由づけ」に関わる「陰謀論」として描き出すことは、可能ではあっただったろう。
「エラー」「対策」室の活躍として、違和感なくスッキリとはするに違いない。
(このネーミングから推測して、おそらく原作では「陰謀論」的な物語進行ではないかと想像できる)
が、それは安直に過ぎると製作者は「解釈」したのではないだろうか。

認識や思考のフレームにまで類比可能な「ファントム」を、陰謀に基づく単一の原因を取り除けば排除できるという世界観では、いくらなんでも安易に過ぎると。

あるいは、「ファントム」はエラーなのだという「説明」で「確信」を覆すことは、人間存在の了解作用に矛盾していて物語を支えきれないのではないか、と。

キャラクターの心性が「日常」に固定されていて、「日常」を形作る「世界」の構造を「よく分らない」物として関心を向けない描写は、世界の仕組みを「陰謀」というブラックボックスに入れて「よく分らない」と思考停止する陰謀論の裏返しと言える。

わざわざ裏返したのは、より「この世界」を現実世界に類比させるための仕掛けのようだ。

主人公の語る広範な知識は、作中の「日常」を生み出す「世界」の「理由」に迫るために不可避の手続きであるはずなのに、常に「残念」や「無駄」という冠をつけられて一蹴される展開が繰り返される描写は、知性を積極的に投げ捨てて身を遠ざけようとする現実世界の反知性主義的気分を反映したものに見える。

「残念」知識、という言い方は、アニメの視聴において、込み入った描写や分りにくい展開に出会ったときに、「難しい」という言葉を選択して表現してしまう視聴者の知的感性にもシンクロするもので、より現実にひきつけた形で作品世界を作り上げようとする意図を想像させるものだ。

この、思考のフレームに侵入する「ファントム」を排除するのが困難な「現実世界」に引き寄せて世界観を構築していることが、本作がすっきりとしない印象を与えている大きな原因のようだ。
いや、排除してすっきりとしたカタルシスを与えることを回避しているようにすら見える。

モヤモヤした不全感を生み出す大きな要因として、もう一つ、ファントムを排除する基準が「迷惑」であるかどうかである、という点が挙げられるだろう。
現実に寄せようとする意図から導入されたものであるのか、あるいはこの「基準」を作中に設定したから現実世界にシンクロすることになったのかは不分明だが、現実では他者の行動を制御する基準として「迷惑」は支配的な概念であるように見える。

が、「迷惑」は、自分の道徳的な行動律にするには立派で有用なものだが、他者を排除したり、行動を「禁止」という形で「コントロール」する「基準」として用いようとすると、機能不全を起こす。
迷惑「だから」しては「ならない」、という命題は、常に、迷惑で「ない」からしても「よい」、という命題と切り離せないからだ。

秩序という観点からのみ見るならば、「基準」には「理由づけ」があってはならない。
前近代の「村の掟」のように、理由なく問答無用で順守されなければ十分に機能しない。

もう何年もの間、鉄道駅の構内には車内マナーの向上を訴えるポスターが貼られ続けているのに一向に効果が見られないのは、「この場合は」迷惑で「ない」、「今は」迷惑になって「いない」、という言い訳が成立する余地を排除できないからだ。

現実世界で「基準」が機能不全である不安定感が、そのまま本作の「ファントム」退治のモヤモヤ感に反映されている。
その場その時で「基準」がブレる曖昧性が、「ファントム」を排除したりしなかったりのストーリーの曖昧性にダイレクトに表れて、視聴者に割り切れなさを残す。
根拠が不明なまま見逃されるファントムや、そもそも「ルル」や「アルブレヒト」が排除の対象から当然のように除外されている事が、物語の地盤を恣意的で一貫性のない不安定なものに感じさせる。
巨大化するヌイグルミに恐怖した幼児が蒙ったトラウマという「迷惑」のために、アルブレヒトを排除するべきか決断を迫られる、という展開は決して描かれることはないだろう。

が、これは製作者が恣意的に設定を曖昧化しているからではない。
繰り返すが、現実世界に寄せようとする「解釈」が、必然的に現実の曖昧性を作中に導入させるのだ。

誰もが理由なく共有するリオタール流の「大きな物語」が消滅したという事態が、「理由づけ」を必要とする不十分な「基準」を導入せざるを得ない現実の不安定さを生むのだろう。
本作の「理由づけ」を根底に置く「世界」が、地盤の不安定な曖昧さを引きつけるのは必然とも言えるかもしれない。

陰謀論的なすっきりした架空世界ではなく、ファントムを一掃しないモヤモヤした「日常」に定位しようとする作品世界は、むしろ「現実」に向き合おうとする製作者の視線の現れではないだろうか。
安易に思考のフレームから「ファントム」を切り離せない現実世界を、真摯に考察していることの現れでは。


物語それ自体というよりも、このような解釈を挑発するものとして、楽しく視聴した。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なにこれ可愛い!作画は京アニクオリティー。でもそれだけって感じしましたけど。

京アニでこういうテンプレってありましたっけ?
僕の記憶ではなさそうなんだけど、ハルヒでもないし。


まず一言目に言わせてください。

和泉 玲奈ちゃん可愛すぎです^^ ^^ ^^
この子を愛でるために前半はあるんじゃない?
はやみんの声もはまりまくりだし、おっきな口を開けてるの可愛らしすぎでした^^
にやにや・・・


ということで
さて、テンプレにもいろいろあるというか、おそらく思い浮かべるのが主人公最強ハーレム学園異能ラブコメじゃないでしょうか。

これ、それに近いのは近いです。

ただ、別に主人公最強で進んでいくわけじゃなくて、むしろ主人公は能力としては地味ですよね。


はい、この作品は異能、学園、ラッキースケベ、戦いって要素があります。
ラブコメっていう要素は少なかったので(まあこの手のテンプレってあまりそれを描いてない気がしますけど)それは一応おいておきます。


設定としては、人類と未確認な生態やお化け、怪物のような類が少なからず同じ世界で合いまみれて暮らすことになった世界。

この作品の定義で言えば、もともとそういうものは同じ空間に存在していたのだけど、それを認識するすべを人間は持っていなかった。

だけど、ある会社で研究していた遺伝子組み換え施設にテロがあり、特殊なウイルスが蔓延してしまった。

ゆえに今まで架空とされていた謎の生物やUFOや怪物などほとんどなんでもありなものが見えるようになってしまった。
というもの。
その架空だったものを総称して、ファントムと呼ぶようになった。

そして、そのウイルスが影響して、子供たちの中に特殊な能力を持つものが現れる。

それは異能として、様々なタイプの能力を発揮し、それによってファントムに対抗することができるようになり、悪いファントムを封印したりという措置がとれるようになった。


というものです。


まあ、初期設定は悪くありませんでした。

ただ、一話からそのファントムと異能の力を持った学生たちの戦い?
がバカらしくて、その時点でストーリーに期待するのはあきらめました。

その一話の段階から押してたのが、おっぱい。
これ、評判良いのやら悪いのやら。

プルンプルン揺れてました(笑)

これが一応、メインヒロインなんですよね。

で、お決まりなんだけど、主人公の男子生徒は女子たちの中で一人。
他にも男子生徒はいるんだけど、この特殊能力者たちを集めた部活のこのチームの中では、いわばハーレム状態ってことになっていきます。


で、各お話なんだけど、これは良かったって思ったのが。

それぞれのキャラをきちんと掘り下げている。
というかそのキャラ一人のエピソードが一つのお話になっていました。

だからキャラを好きになるには充分な演出だったと思います。


ただですね、どこに向かってメインのストーリーが進んでるのかっていうのは曖昧というか、ほとんど描かれてなかったように思いますので、そういう意味では別に可もなく不可もなくって感じでしたね。

ラストの畳み込みもなんだかなー、でしたし。


でもキャラについてのエピソードに関しては割と良いお話なので、それには期待してもいいんじゃないかと思います。


とにかく、可愛いみんなの素敵なエピソードを楽しみましょうってアニメだったんじゃないかな?

二期があれば展開していくかもしれませんが。


で、各お話の前に主人公によるちょっとした前振りがあるんですよね。
なんというか、科学的だったり雑学的だったりで、これから始まるお話はこういう趣旨に基づいたものだよーって。

それが今までとちょっと違う演出ではありました。
妙に無駄な知識をひけらかしてる感がないではなかったですが・・・。


さて、魅力的なキャラを紹介しておきます。
{netabare}
一条 晴彦(いちじょう はるひこ)-下野紘さん
本作の主人公で異能の部活のチームで唯一の男子。
体力や戦闘力はまったくなく、無駄に広い知識と絵の才能を応用した能力で、戦うというよりはファントムを封印する役回り。
少年の晴彦がめちゃ可愛かったです。
あれは良いお話だったね。
cvの下野紘さんは、ef - a tale of memories.進撃の巨人、デュラララ!!×2 承、など多数で大活躍されています。


川神 舞(かわかみ まい)-上坂すみれさん
武道系の能力の持ち主で、戦闘専門で戦う女の子。
このメンバーの中では一学年上のお姉さんで、とにかく巨乳。
男勝りな性格ではあるけど、容姿は端麗でスタイルが良いので人気。
cvの上坂すみれさんは、中二病でも恋がしたい!、パパのいうことを聞きなさい!、ガールズ&パンツァー、など多数で大活躍されています。


和泉 玲奈(いずみ れいな)-早見沙織さん
ファントムイーターという能力を持つ、封印型。
見た目も何もかもお嬢様でありながら、大食漢で信じられないほどの食欲の持ち主。
この子が何より可愛らしくてたまりませんでした。
癒し系の話し方で、天然なところがあり、はやみんの声が天使に聞こえるほどでしたね。
そのcvの早見沙織さんは、セキレイ、そらのおとしもの、赤髪の白雪姫、など多数で大活躍されています。


水無瀬 小糸(みなせ こいと)-内田真礼さん
他の能力者とは一線を画すほどの実力を持つ能力者で、チームには属さず一人でファントム退治をしていた女の子。
声で攻撃する特徴を持つ、ツンデレな女の子。
この子を一言で言えば、ラブライブの西木野 真姫ちゃんだと思います。
同性に対しても自分を素直に表現できなくて、でもいじらしくて。
cvの内田真礼さんは、咲-Saki- 全国編、ご注文はうさぎですか?、中二病でも恋がしたい!、など多数で大活躍されています。


ルル-田所あずささん
このアニメオリジナルキャラクターらしいですけど、それにしては物語に要すぎる存在でしたね。
主人公といつも一緒にいるファントムで、妖精のように小さくて空を飛んで、おてんば。
明るいキャラが素敵でした。
cvの田所あずささんは、アイカツ! 、響け! ユーフォニアム、言の葉の庭、など比較的新しい作品で活躍されています。


熊枕 久瑠美(くままくら くるみ)-久野美咲さん
このさくひんの舞台であるホセア学院の初等部の4年生。
特殊能力を持っているものの、幼いために戦うという観念をもともとは持っていなかった。
戦い方もちょっと特殊です。
小学生ってことなので、まあめちゃ可愛いです。
cvの久野美咲さんは、俺の妹がこんなに可愛いわけがない、デュラララ!!×2 承、彼女がフラグをおられたら、などで活躍されていますが、もっと活躍しても良さそうな新しい声優さんです。
16年の出演の仕方からして、これから大活躍されそうですね。
{/netabare}

ここまでにしておきます。


最後に、猫ちゃんのエピソードではもう可愛らしすぎて我を失いそうになりました。

王道ラノベテンプレっていうより、可愛いものを見たい人にならおすすめできるんじゃないでしょうか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32
ネタバレ

かさい さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

面白くない。

素直な感想。これに尽きる。

京アニの作品作りに対する姿勢や、スタッフも大好きだし、映像としての仕上がりやクオリティも流石だと思う。
それらを踏まえて尚、全く面白くない。
エスマ文庫なので、他の会社云々を言ってしまうのはお門違いかも知れないが、京アニだからなんとか成り立っているように見えるものの、他の会社がやっていれば即視聴断念するアニメであることは間違いない。

前作のユーフォで絶賛した筆者だが、今回は最後まで見るわけには行かないと思い、視聴を断念。
巷でも評判を聞くが、ツイッターや2ちゃんでもボロクソ言われている始末。
好き嫌いがはっきり分かれそうな作品だが、なぜ万人に受けないのかを真剣に考える必要がある。
尚、今回のレビューでは前作のユーフォとの違いと差を比較する形態もとる。
※未視聴なので未評価

良かった点。
・キャラクターデザイン
池田和美さん。石原さんとのコンビは中二恋以来。
各キャラ非常に可愛い。ただ、目の中に更に各色をいれるハイライトはファントムでは見られなかったものの、髪のグラデーションや頭を立体的に見せるハイライトなど、他のアニメではあまり見ない試みをしていた印象。
サブキャラやモブにもしっかりとした拘りが見え、どのキャラも満遍なく可愛い作品。
特に久留美ちゃんに関してはひたすらに可愛い。あの髪型に関しては、澤さんも言っていたように石原監督は天才だと思う。

・CGエフェクト
京アニ初の試みである、3D監督を配した作品。
1話からルルの鱗粉っぽいエフェクトや晴彦の家のモザイク処理、ファントム戦でのエフェクト等、エフェクト中心に撮影処理が施されていた。
前作のような画面のディティールアップよりも、何かを付け足すことに重点を置いていた気がする。
4話の異世界での処理は、今までに見たことのないいい味が出ているタッチになっていた。
処理は3Dの山本さんなのか、撮影の中上さんなのかは曖昧。

・作画
前作と大きく違う作画。
ユーフォは一つの仕草や芝居、表情はかなり拘っていたが、ファントムではおばけ等を多用した大胆なカメラワークやアクションが特徴的。表情も崩れるしギャグタッチではある。ファントムには色トレスを使い、ファントムが光っているように見せる処理もされている。大きいファントムも全て手描き。迫力もあり、カッコ良かった。
舞先輩の格闘アクションは奥行きを意識したレイアウトになっていたし、キャラが立体的に動く作画は流石だった。
9話では、モブの一人一人の姿勢や表情がとても細かく描かれている。

・7話Aパートに見た可能性。
河浪さん回。非常にリズミカルなカット割りで、セリフもシンプル、作画もはっちゃけた感じでメリハリがありとても楽しかった。


次に断念した原因を幾つかの要因としてまとめてみる。
断念した要因。
・内容
断念した要因の半分以上はこれが占めている。
シリーズ構成は志茂さん。担当は最近では甘ブリが最後か。
原作未読なので控えめに言うが、これは原作が面白くないのではないかと思う。
内容面ではまず設定。
各所で設定がめちゃくちゃやらグダグダやら散々言われているが、一体どこが悪くてそのように言われているのかを真剣に考察したかったが、バカバカしいので妥協。

・要素
さて、このアニメは何アニメなのか。
学園コメディーか、ラブコメか、ギャグアニメか、萌えエロアニメか。
それを考えると、どれにも当てはまっているように思えるが、実は何にも属し切れていないアニメなのではないだろうか。何もかもが中途半端なおかげで、1話で見せた舞先輩の大胆な乳揺れ作画などでかなりの視聴者はエロ路線も来るのかと期待したはずだが(実際にニコ動1話の再生回数で伺える)、それ以降は8話の温泉回くらいか。
コメディーとしては、かなりバカバカしくて頭を空っぽにすれば楽しめると言っている視聴者もいるようだが限度がある。
特に9話に関しては、構成も脚本も滅茶苦茶過ぎて見るに耐えない。
ただ、バカバカしいノリのコメディー全振りなら救いはあったかもしれないが、微妙なシリアスも加えてくるのでもう救いようがない。
キャラに関しても、玲奈ちゃんも小糸ちゃんも可愛いが、キャラとしての魅力は皆無に等しい。前半はキャラ集めにほぼ話数を費やしているので、最終的なまとめ方も、かなり怖くなってくるレベル。
まぁ、もし定義付けるのであれば、『妖怪学園コメディー』といったところだろうか。

・構成 {netabare}
キャラ集めに6話。
伏線としては、荒屋敷社関連と晴彦が拾った端末か。
面白そうな展開になるとは到底思えない上に、残り3話程度でどれだけの内容が出来るのか。9話まで1話完結を貫いたが、果たして吉と出るか凶と出るか。 {/netabare}

・主人公 {netabare}
一条晴彦(CV.下野さん)
残念知識をベラベラとアバンで披露。本編でも事件の解決に貢献。ラッキースケベでハーレム環境。特質した能力は無し。状況説明。
魅力的ではないな...。
更には舞先輩が少し晴彦を意識してしまっている?終盤にこの展開を持ってきたら相当つまらなくなるはず。 {/netabare}



個人的な不満点。
・演出
前作のユーフォでは演出してるぞ!というスタッフの演出面での拘りをものすごく感じることが出来た作品だったし、全編通しても、山田さんを感じることが出来るアニメになっていたと思う。
一方、ファントムでは、アクションが目立ってしまうせいであまり演出面での魅力を感じることが出来なかったが、3話の藤田さん回や6話の山田さん回はらしさを凄く感じることが出来たし、挑戦的な演出も見れて女性スタッフ回は個人的には好み。
また、スケジュール的な関係もあるのだろうが、小川さんや三好さんをコンテではなく、演出のみでの参加は残念でならない。

・ルルという圧倒的に邪魔なキャラ。
個人的に田所さんというキャストの声の張り方や演技が気に食わないという点もあるが、邪魔にしか感じれない。存在の有り難みを感じれない。
シナリオ上、今後ファントムとして重要な役割を担っているのか。

・舞先輩のプレッシャー {netabare}
メンバーが少ないからとは言え、小学生を巻き込むのはあんまりではないか。その辺りの設定(ファントム排除専門部隊・警察など)はどうなっているのか。学生に倶楽部としてやらせていいことなのだろうか。
舞先輩のナチュラルなお誘いによって久留美ちゃんは過度なプレッシャーを感じてしまう。なんともいたたまれない。 {/netabare}


総括
京都アニメーションは大好きな制作会社の一つだということは揺るぎのない事実。
しかし、面白くないアニメを面白くないとい言えないアニメファンにはなりたくないし、いつまでも京アニ補正はかけられない。
しかし、京アニなので腐ってもアニメーションとしては十分魅力的で手が込んでいるのも事実なので、撮り溜めして気が向いたら見ようと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

67.5 3 巨乳で猫耳なアニメランキング3位
あそびにいくヨ!(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (726)
4650人が棚に入れました
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが…エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

声優・キャラクター
田村睦心、伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜、井上喜久子、豊崎愛生、寿美菜子、堀江由衣、平田宏美、野水伊織、石塚さより、渡辺明乃、門田幸子、高垣彩陽

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TOLOVEる好きなら好きかも

宇宙人来訪、主人公は鈍いが、モテモテとTOLOVEるみたい。でも、こちらのほうが先みたい?ハーレムラブコメと時々バトル。最終話近辺はバトルばかりでちょっと飽きてしまった。けれど、エロコメ要素が好きなら途中楽しめるはず。少なくとも自分は楽しめた。

ネコ可愛いけど、敵のイヌお姉さんもセクシー。さらに、ネコミミ大好きお嬢様とそのメイドたちもいて、キャラの大噴火。

声優陣が割と豪華な作品。登場人物が多いが、大体名の知れた声優。スフィア全員が声優を務めているのもポイント高い。全員が主要キャラクターではないが。

この作品の推しはアオイ。つるぺた好きです。

OP
Now loading...SKY!! 歌 スフィア 明るい曲。何回でも聴いていられそう。
ED
心の窓辺にて 歌 双葉アオイ(花澤香菜)
想い出がジャマをする 歌 金武城真奈美(戸松遥)
Happy Sunshine 歌 - エリス(伊藤かな恵)沖縄民謡様のメロディが癖になる。
おいらは淋しいスペースマン 歌 ラウリィ(茅原実里)NHKアニメ「キャプテン・フューチャー」挿入歌(オリジナル歌唱はヒデ夕樹)。第9話の挿入歌としても使用。キャプテンフューチャーへの愛が溢れている感じがする。遺伝子に刻まれている。
スマイル☆ピース 歌 エリス(伊藤かな恵)、金武城真奈美(戸松遥)、双葉アオイ(花澤香菜)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが……エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

1. ちきうにおちてきたねこ
ネコミミとシッポの生えた不思議な美少女エリス登場!騎央との出会い。
沖縄に住む少年・騎央(きお)は、ある日プロポーション抜群の美少女・エリスと出会う。ネコミミとシッポの生えた不思議な風貌の彼女。その正体はなんと宇宙人だったのだ。地球の常識を知らないエリスのセクシーな行動に、幼馴染の真奈美や担任のマキから誤解を受けて大弱りの騎央。エリスが地球に来た目的は何なのか。一方、そんなエリスの周辺では不穏な動きを見せる謎の組織があった。

2. あそびきにました
ナゾの組織がエリスに襲い掛かる!その頃、騎央は・・・
宇宙人エリスを巡って暗躍する、謎の組織のエージェントたち。そうとは知らないエリスと騎央は、かわいらしい姿の猫型ロボット・アシストロイドの一団を連れて、地球について調べ物をしていた。そんな二人を影から見つめ、苛立ちを隠せない様子の真奈美。そして別の場所から二人を見つめる美少女・アオイもまた、騎央に想いを寄せていた。それぞれの思いが交錯する中、ついに謎の組織が動き出す。

3. とまりきにました
組織から身を隠すため、騎央の奇妙な同居生活が始まる・・・
日本と国交を結ぶため、交渉の席についたキャーティアたち。キュートでグラマーでセクシーな体を武器に、無敵艦隊スクール水着で外務省の役員を悩殺する!一方、追われる身となった真奈美とアオイは、組織から身を隠すため、騎央とエリスの住む嘉和家に一緒に住むことに。美少女三人+アシストロイドとの魅惑(?)の同居生活、複雑な四角関係に波乱の予感……どうなる、いや、どうする騎央!

4. さらいきにました
エリスに発情期が訪れた!猫から進化した種族の習性なのだ。セクシーボディで騎央に激しく迫るエリス。それを阻止しようと奮闘するアオイと真奈美だが、自身の欲望との間で揺れていた。四人の熱き攻防は留まることを知らず、東京・中野ブロードウェイまで駆け巡る。一方、ネコミミシッポを愛でる猫耳教団「子猫の足裏」による、作戦名「うにゃーくん」が動き出そうとしていた。うにゃーっ!!

5. たすけきにました
ついにベッドイン? 騎央危うし!
前回から引き続き、絶賛発情期真っ最中のエリスは、ついに騎央と二人でベッドイン?そんな二人を喜ばせようと現れる経験豊富なメイドたち。さらにはこれまたセクシーなマイクロビキニの女性まで乱入してきて大混乱。二人の運命やいかに。一方、アオイと真奈美は騎央を助けるべく肌色満載な過激水着姿で挑もうとするが、そんな二人の背後には謎の変態と隠しカメラの魔の手が迫っていた…。

6. れんしうしました
ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込むエリスの発情パワー!エロスの坩堝と化す!
さらに発作の頻度が増していくエリスの発情期。ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込み、若者達の夢が詰まった健全な映画は濡れ場まみれの濃厚な大人のラブロマンス?へと変貌していく。一方、キャーティアシップ内にあるバーチャルルームを訪れたアオイと真奈美。あらゆるシチュエーションが擬似体験可能なこの環境で、2人は溢れ出る欲望を押さえることができるのか!?

7. およぎきにました
大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生登場!
新学期早々、まさかのサプライズに騎央のクラスは騒然としていた。宇宙人にロボット、大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生達が出現したのだ。心奪われる男子達と、嫉妬心渦巻く女子達。恋のスパイラルは荒れ狂い、混乱は避けられないといった様子。そしてさらなる混乱呼ぶイベントが迫ってきて…。魅惑の水着美女達が、沖縄の美しき海で騎央達を待つ!

8. けっとうしました
二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げる!
沖縄北部、大自然残る美しきやんばるの森に、鋭い銃声が木霊する。二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げていた。親友であり、時にライバルである二人の間には、悲しくもすれ違う互いへの想いと、決して譲れないものがあった。二人が争うことになった理由とは、そして勝負の行方は…。文字通り丸裸になりながら戦う、女同士の頂上決戦が今、幕を開ける!

9. いだいなるさいしょのあしすとろいど?
全ては、ネコ耳星人キャーティアのアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。
夜空を埋め尽くす満天の星空の下、それぞれが、それぞれの場所で、同じ歌を聞いていた。その歌は、とても穏やかだがどこか寂しげで、抱える想いは違えど、その瞬間だけは皆同じ感情を共有していた。皆が聞き入る歌と共に、過去と未来を繋ぐ物語が語られる。全ては、キャーティア史上最初のアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。

10. ねらいきにました
クリスマスに何かが起こる?!
それぞれに想いを持つ少女たちは、クリスマスに向けて行動を起こそうとしていた。エリスと騎央がこれ以上近づくのを怖れるアオイと真奈美は、踏むべき段階をすっ飛ばして、一気に既成事実を作る作戦に?一方、キャーティアの面々も、クリスマスに特別な贈り物をしようと計画をしていた。しかしその影には、いつにも増して不適な笑みを浮かべるドギーシュアの姿が?

11. さがしきにました
ピンチに陥ってしまうキャーティア達。騎央は助けられるか?
騎央たちは、あらゆる手段を講じて危機を回避しようと努力するが、ドギューシュアの戦略によって次々と妨害されていく。その切迫した状況が、それぞれの想いを加速させ、溢れ出てしまった本音が次々と衝突を生んでいく。大混乱の中、中心にいる騎央の勇気と決断が迫られるのだった。

12. みつけきにました
ついに、キャーティアと地球の命運をかけた戦いの幕は切って落とされた。己が野望を達するがために譲らないものと、守るべきものを持つ固い信頼で結ばれた両者の衝突。激しさを増す戦いの中で、それぞれの因縁と想いが爆発し、予想だにしない決着へと向かっていく。美しき地球を背に愛を叫ぶ少年少女が進む未来は――そして、地球の運命やいかに!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

想定外の展開をするアニメ。『遊びにいくヨ!』

あそびにいくヨ!はラノベ原作、様々なパロディネタのあるネコ耳・巨乳・ラブコメディアニメです。

また、著者の地元が沖縄と言うこともあり、このアニメの舞台は沖縄。OPから沖縄感一色! 海の中の景色ばかり写る、それほどストーリーとは関係のないOPだが、OP曲の「Now loading...SKY!!」は夏を感じさせる爽やかな明るい曲であり、OPの作画にはピッタリでした。 始めてこのOPを見たときも、あぁ沖縄って感じがするな、と思った私です。
それになんと、沖縄の景色を再現しただけではなく、『オリオンビール』や『サーターアンダギー』などの沖縄の名産品?も登場しています。『サーターアンダギー』なら聞いたことがある人は多いでしょう。 他にもいくつか沖縄の固有商品が出ているようですが、私が知っている、というか気が付いたのはそれくらいですね♪ v(。・・。)



さてさて、次はこのアニメについての軽い紹介。
ある日、とある一人の宇宙人が調べ物ついでに地球にあそびに来ました。 彼女はキャーティア人という宇宙人であり、名前はエリス。 主人公の騎央が長老の初命日の時に、2人は出会い、物語は始まる...。

このアニメのタイトルが『あそびにいくヨ!』であり、宇宙人が地球にあそびに来たと言っているくらいですから、のほほ~んとした、平凡なラブコメではないか?と思う人もいるでしょうが、実際は、まぁ、のほほんとしたところも多いですが、シリアスな場面も多いです。 のほほ~ん(ラブコメ)とシリアスが半分半分くらいです。 たぶん初見の人は良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られるかもしれません。 一番初めのシーンで( ゚д゚)?や∑(・∀・)の表情を浮かべること間違いなしです!

このアニメでは3人のヒロインがいて(その一人はもちろんエリス)、そこで女たちの争いもあります。ちなみに、なかなかシリアスなところが多いです・・・。



このアニメの特徴と言えば、何と言ってもまずはネコ耳でしょう。このアニメのタイトルである『あそびにいくヨ!』からは一欠けらも連想できませんが・・・。 キャーティア人は皆ネコ耳。ネコ耳、ネコ耳、ネコ耳です。( ゚Д゚)・∵. グハッ!!
さらに、このキャーティア人(宇宙人)が来た事によって、変な三大勢力が動き出します。 その中の一つには「子猫の足裏」通称「猫耳教団」というものもあります。ねこ耳を愛する教団です。 もう、ダメな臭いがプンプンしますねw
それにまぁ、このアニメを見たからと言って巨乳に目覚めることはありませんよ。たぶん...

次は、巨乳。 キャーティア人の殆んど(一部除く)はみんな巨乳。特にエリスが・・・。 他のヒロインたちもなかなか立派です。

3つ目は、最初の方にも言いましたが、沖縄です。 OPもEDも沖縄をイメージさせるモノだったり、実在する食べ物(商品)や建物などが出てきます。このアニメの沖縄に対する宣伝力はバッチリですねw
あと、どこかにケンプファーのキャラが登場しています。既に、このアニメを見たことのある人はお気づきかな?
他にもゼロ魔、ブラスミが出ているそうなのですが、私は気付きませんでした。なぜ気が付かなかったのだろう・・・。ということで、そのうち探してみることにします♪

4つ目は、私が一番気に入っている第9話。 ここでは挿入か歌として「おいらは淋しいスペースマン」のカバーverが、EDでも歌われます。ここで歌うのはラウリィ(茅原 実里さん)です。
ちなみに、この「おいらは淋しいスペースマン」は、1978年に放送された『キャプテン・フューチャー』のSP版華麗なる太陽系レースのEDテーマ。
きっと一度聞けば頭に残ります。私はこの歌を聞いて心打たれました♪ 是非、オリジナルもカバーも両方聞いてみてください。


ちょっとネタばれも含みましたが、取り合えずここまでにしておきます。 このアニメが何を求めているのかはイマイチよく分かりませんが、まぁ、つまらなくはないです。 人によっては面白いと思う人もいるでしょうし。
このレビューをここまで読んでくれた方、特にまだ見たことのない方は、取り合えず1話から見てみてくださいな♪
面白いかどうかは二の次です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

色々と詰まってるけど薄味

エロありアクションありラブあり、なんでもアリのSFコメディです。
脱ぎっぷりが結構ダイタン。
メカや戦闘アクション、無駄によくできてます。
恋愛、もどかしくも青春してます。
ホントなんでもあり。ですけどなんでもありが万能というわけではありません。


特徴的な作風は、ミリタリーと女の子(サービスあり)です。
無駄に銃や兵器の設定が凝ってます。エロコメのようにバンバンとご都合主義で女子のパンツや裸を描く一方で、バトルは軍事モノのように地道だけど、妙に納得させられるディティール描写が入っていたりで、戦闘の見せ方もアクション映画さながらでハイセンス。
ただ、基本的な路線は宇宙人が絡むコメディ。
オーバーテクノロジーのアイテムがたくさん登場するので、軍事ヲタ向けのこだわりの部分が、ちょっと浮いてしまっている感じです。メカなどにはそれらしい科学設定はあるんですが、SF色が強くてウソっぽさが先立ってしまいます。
機械や戦闘にこだわる割には、ストーリーは行き当たりばったりで緊張感がないので違和感を感じるところ。
まあ、そこのギャップが面白い部分でもあるのですが。

恋愛パートは、結構よくできてました。
結局はハーレムなんですが、そこに行き着くまでのゴタゴタは、負い目や引け目を感じているコンプレックスだったり、素直になれなかった過去の自分への後悔だったり。ありきたりではありますが切なさや葛藤を描くのに結構注力してあって好印象でした。悩んだ末のハーレム形成。
ただ、メインヒロインが天然ノーテンキで、まったく何も恋愛の駆け引きをしてません。
これは、どうかと思いますが・・・天然さんとはそんなキャラだもんね (´▽`)

エロ要素は、結構高水準です。
キャラデザインは好みの別れるところですが、萌え・・というよりは色気があります。
脱がせ方はご都合主義ですが、ヘンな勿体つけず惜しげもなくドーンと見せる潔さと、直球だけどツボをちゃんと押さえてあるエロ表現は、SFコメディならではの強みを活かしたつくり。宇宙人って設定はこんな時にとっても便利。
発情期か・・・・なら、仕方ないよね(^-^;)

納得いかないのは、途中で二話ほど入れてあるシリアスシナリオ。
世界感をぶち壊すとまではいいませんが、明るくてエッチで賑やかな雰囲気が本分の本作には明らかに異質。この間だけは、エロもおちゃらけも成りを潜めます。
そうまでして入れてる割には、内容はありきたりだし、以後のストーリーの伏線って訳でもない。何だったんでしょうコレ?
色々やってみたかたんでしょうね (´・ω・`)


総じて、バラエティに富んでいるんですが、何でもやりすぎて逆に作品全体の印象が薄くなってるといった感じでした。
決して質が低いわけではないんですが、傑出したものが見当たらない。
色々と”今一歩”なところが惜しいなぁー、といった感想です。
キライじゃないんですケドね、オススメのポイントが見つからない(^。^;)

投稿 : 2024/11/02
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