小説家になろうで農業なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の小説家になろうで農業な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月15日の時点で一番の小説家になろうで農業なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.2 1 小説家になろうで農業なアニメランキング1位
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (814)
3134人が棚に入れました
公爵令嬢、カタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻す。ここが前世で夢中になっていた乙女ゲーム『 FORTUNE LOVER 』の世界であり、自分がゲームの主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢であることを!ゲームでカタリナに用意されている結末は、良くて国外追放…最悪、殺されてしまう…そんな破滅フラグはなんとしても回避して、幸せな未来を掴み取ってみせる!!勘違い?人たらしラブコメディの幕が上がる。

声優・キャラクター
内田真礼、蒼井翔太、瀬戸麻沙美、柿原徹也、雨宮天、鈴木達央、田村睦心、松岡禎丞、M・A・O、早見沙織、岡咲美保
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ゲラゲラ笑って感動する物語 人生のバイブルになるかも

この物語はゲームの世界へ転生した主人公カタリナが、自分の運命を変えるためにおバカをしたり見当違いなことをしたりする物語です。
カタリナの一挙一動にゲラゲラ笑ってしまうのだけど、気がついたらいつの間にか感動していました。心が温かくなっていました。
この物語は優しさに満ちています。(^_^)


交通事故で死亡した主人公は、ゲームの世界に転生します。ここではカタリナという名前の悪役令嬢のキャストとなっていました。
彼女には、良くて国外追放、悪ければ斬殺される運命しかありません。ほかの選択の余地はないのです。
このゲームの内容や結末を詳しく知っている主人公(カタリナ)は、自分の運命を変えるべく、あらゆる努力をします。

彼女はまず、{netabare}畑を作り野菜を育てます。
上流家庭の侯爵令嬢が農耕用の服に着替えて鍬をふるい、庭に畑を作ります。汗まみれになりながら土を耕{/netabare}します。
その姿は、周りの人の目には滑稽としか映りません。気が狂ったのではないかと思われます。
でもそれは、国外追放された際に一人で生き延びるための準備でした。

そして次に彼女は、{netabare}自分を斬殺する可能性がある{/netabare}男性たちに優しく振舞います。
彼らが悩んでいたら、悩みを聞いてあげたり、励ましたりします。そして彼らの特技を褒めてあげたりします。

さらにカタリナは、{netabare}このゲームの主人公である{/netabare}マリアにも優しくします。
心無い人達から虐められているマリアを守り、彼女がいつも笑顔でいられるように奮闘します。

カタリナの願いは、斬殺だけはされないように、国外追放されても生き延びられるように、その二つしかありません。
でも、人間って不思議ですよね。
自分が生き延びるための行動が、いつの間にかみんなを笑顔にしていました。そしていつの間にか、みんなから慕われていました。


このアニメは見方を変えれば、私たちが生きていくためのバイブルにもなりえます。
自分の環境、境遇には関係なく、周りの人たちを笑顔にするために自分ができることを精一杯する。
ただそれだけで、人生は楽しくなります。(^_^)

ちなみに、これからの日本では年金だけでは生きてゆけない人が大多数になります。破滅フラグがついているようなものです。
カタリナのように今のうちから畑を耕して農作物の作り方を学んでおいたほうが良いかもしれません

投稿 : 2025/02/15
♥ : 56

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

題名だけで避けるのはもったいないです。【絶賛】

ア〇マで無料一挙があったので観てみました。
題名から女子向けだと思っていたのですが、二期が始まっていることで軽い気持ちで観始めました。
ところが、良い意味で裏切られ、視聴途中で「終わってほしくない」という気持ちまで湧いてきました。
話数を重ねるごとにOPの評価もぐんぐん上がっていきました。
転生ものをたくさん観てるわけではないのですが、「これは並みの転生ものではない」と感じました。
未視聴の方はぜひとも軽い気持ちで観始めてはいかがでしょうか。
きっと驚くと思います。
これから二期も観ようと思います。

2022-0103お知らせ
またもやアべマで無料一挙があります。
1月7日(金)10:00まで無料視聴可能です。
この機会にぜひお願いします。殺伐とした心が浄化されていきます笑
なお、一期だけで綺麗にまとまっています。
会議のシーンが好き。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 23
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

麗しき7人の魔法使いと勢女カタリナ

略称「はめふら」。原作なろうweb小説は完結済。
小説書籍版で2巻まで、コミカライズは4巻までがweb版の本編相当。
3巻以降は書籍用の書き下ろしで2020年4月現在9巻まで刊行済。
コミカライズ5巻以降もこれからまだまだ続く予定。

アニメは全12話でweb版本編の結末までを描いて
ちょうどの区切りで綺麗に締め括ってすっきり。

当方原作ファンである。

転生ものというよりも、ラブコメディとしてかなりオススメの作品。
多くの視聴者は、主人公カタリナを愛さずにはいられないだろう。
なぜかは観てのお楽しみ。

声優の実力、マッチング共に申し分ない。

キャラデザは作風にぴったり。
鮮やか、優しさ、癒しなど場面に応じて絶妙に変化する色調の背景。
絵画的でとても気に入った。

OP&ED、そして劇伴のセンスがとても良く
アコースティカルな魅力が素晴らしい。
カタリナ子供時代の宮廷音楽風の音楽、
そして学園編からは、穏やかで癒しのある
素朴で繊細な魅力ある楽曲も加わる。

コメディ要素も劇伴と作画で程よく演出していた。

<あらすじ>
{netabare}
主人公の女子は、木登りの得意な野生児で
小学生までは野猿と呼ばれていた。
そして、中学入学後に出会った親友の影響で
アニメ、ゲームなどのオタクになった。
その無二の親友と一緒の高校に進学。
高校生になっても現実の恋愛にはまるで縁が無く、
成績もぱっとしない残念な子。
学校では、親友とオタクトークで盛り上がる日々。

そんな高二の17歳のある日、
親友推しの乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』にド嵌りして
夜更かしで大寝坊。あわてて自転車で学校に向かう。
しかし制御不能の暴走の結果、交通事故で死亡。

なんと生まれ変わりは、とても裕福な公爵令嬢だった。
両親の愛情にも恵まれ、何不自由なく育った8歳のある日、
初めて前世の記憶が蘇った。

すると間もなく、衝撃の事実に気付く…。
このまま無為に過ごすと8年後に殺されるか、
国外追放されるかの二択の未来が待っている。
人生破滅して詰んでしまう…。

超絶鈍感な頓珍漢だが、
まっすぐで裏表のない明るい性格が取り柄の彼女。
長生きして膝に猫をのせて日向ぼっこして暮らすような
優雅な老後ライフが目標の彼女。

そんな彼女は果たしてその危機を乗り越えられるのか?
{/netabare}

★ 第1話「前世の記憶を思い出してしまった…」
{netabare}
<おでこの×はダメな子の印か?>

アバンで状況説明完了。
そして、ジオルド第三王子と義弟キースの攻略完了。
カタリナ、天然タラシの実力発揮。
それを無自覚なのもカタリナの魅力だ。
打算など出来ないのだ。

カタリナ役の内田真礼は実に巧いしキャラによく合っている。
カタリナ脳内会議の5役の演じ分けは実に見事。
もうこれだけでも声優評価5.0確定
{/netabare}
★ 第2話「王子に勝負を挑まれてしまった…」
{netabare}
<笑顔で会話しているといって仲良しとは限らない>

ジオルドとキースは恋のライバルになった。
カタリナは恋の対象が自分とは思わず、
二人の牽制の会話を意気投合してると勘違い。

カタリナ、前世の記憶覚醒後、
日本人の庶民的行動で母親ミリディアナの悩みの種になる。
成長したキースはそんな予測不能なカタリナのお目付け役となる。

今回は、侯爵家令嬢四女メアリ、アラン第四王子の攻略完了。
メアリとアランは婚約中なのに…だ。
もはや男女問わず今回も恋泥棒としてハートを射抜き絶好調。

アランだけは、自分がカタリナに恋したことに無自覚なのはご愛嬌。

本能とノリで突っ走るカタリナは、重要な攻略台詞を無意識ながら
絶妙なタイミングで真心こめて使っちゃうから攻略できて当然なのだが、
誰も傷付けないから結果オーライなのだ。
しかも、二人の根深いコンプレックスまでも解消しまうとは
もはや恋の達人と言えよう。

今回は、アランの最後の吹っ切れた笑顔がとても良かった。

ところで今回初登場のメアリ役は岡咲美保。
エンドロールで確認するまで「転スラ」リムルのイメージが強過ぎて
彼女とは全くわからなかった。
{/netabare}
★ 第3話「麗しの美形兄妹と出会ってしまった…」
{netabare}
<一体どれだけたらし込めば気が済むんだ...>

伯爵家長男ニコルとその妹ソフィア攻略完了。
カタリナは今回で合計6名の美男美女に愛されるようになった。

カタリナはゲームでの体験から、
友人たちそれぞれの恋の相手を予測するのだが、
実際はそれは妄想。
その対象が自分だけに集中してるとは全く気付かない。
全く罪な女だが、根が善良なので誰も憎めないのだ。

次回はいよいよ学園編。
ゲーム内で主人公の(はずの)早見沙織演じるマリア登場か?
{/netabare}
★ 第4話「魔法学園に入学してしまった…」
{netabare}
<イベント乗っ取り魔はゲーム本編突入後も勘違い>

いよいよ魔法学園に入学。二年間の学園生活のスタート。
一年後の上級生の卒業パーティーが、
カタリナの人生総決算、生死の分かれ目だ。

魔法学園は、少しでも魔法の才能を持つものは
義務教育で必ず入学しなければならない。
カタリナのようにしょぼい魔力でも入学を拒否できない以上、
破滅回避に情熱を傾けるは道理ではあるが...。

周りを傍観してても自身を客観視できないと
カタリナの恋の犠牲者は増えるばかり。

カタリナよ、自身の破滅フラグを折ることに執着するのはもう止めよう。
前世の記憶覚醒後の彼女は、
破滅フラグに恋愛フラグを上書きし続ける日々だった。
彼女の破滅フラグは今やとうに存在してないのだ。
とは言え、視聴者のそんな声が聞こえるわけもない。
だから話はどんどん面白くなってるのだ。

<カタリナ、食い意地の権化が吉と出る>

当面のカタリナの心配は、ゲーム主人公マリアの存在。
マリア攻略を成し遂げるのは誰か、を心配するのはいいのだが
やはり決め台詞はカタリナが使ってしまう。
最終的に、身分差を全く気にしない姉御気質のカタリナの魅力で
マリアを順調以上に攻略し、カタリナへの好感度はうなぎ上りになった。
{/netabare}
★ 第5話「主人公の実家にお邪魔してしまった…」
{netabare}
<カタリナと仲良くなると笑顔の輪が広がる>

前回で仲良くなったはずのマリアだが、
どこかまだ心の距離を感じていたカタリナ。
さらなる蛮勇?でマリアのハートを射抜く。

告白イベント「友達になって下さい」大成功!
マリア、ソフィア、メアリは皆、
カタリナを中心とする親友になった。

カタリナは、友達として大事にするマリアだったが
カタリナの傍では、なぜかマリアの頬に赤みが増す。

そしてカタリナは友人として
マリアの恋をサポートしようと決心するのであった。
マリアにグイグイいく異性がいないのは
実はカタリナのせいなのだが...

<カタリナ、畑好き転じて福となす>

ゲーム主人公マリア攻略はさらに続く。
カタリナとキースの二人は、休日に田舎の畑を初めてお忍び見学。
そしてたまたまマリアが帰省中の村の傍を取り掛かったので
マリア宅を訪問することに。

結果としてマリアとその母親の
ぎくしゃくの原因となっていたわだかまりまでも解消。
マリアの真の笑顔を蘇らせ絆が深まる。

今回は、マリアとその母視点の丁寧な心理描写があったが
そのおかげでキャラの深みが増し感情移入しやすくとても好かった。

また田園風景も実に絵画的で落ち着きと人の温もりがあって癒された。
{/netabare}
★ 第6話「夏休みだから楽しく遊んでしまった…」
{netabare}
カタリナの魔法学園1年生の夏休みはギャグに満ちていた。

「カタリナ・クラエスの華麗なる夏休み」とお題の小ネタ集。
絵日記風の題字背景がとってものどかでグッド!
原作にあるネタも多いけど、ほとんどのオチはアニメオリジナル。

Web版原作結末までストレートに描くためだけなら
アニメではおそらく10話以内で十分と思われる。
今回はそのゆとりを上手く生かし、
前回までの7人の攻略完了のタイミングに相応しい回だった。

しかも、アニメ後半の大筋に向けての伏線も散りばめ、
カタリナと7人のキャラの関係性を丁寧に描いていた。
単なるコメディに収まらない意外と重要な回だったと思う。

<その1 やっこらせいのっ。。。どっこいせい!>
カタリナは努力の方向性はいつもズレてる。
しかしクラエス家の使用人に
すごく愛されていると分かるのがちょっといい感じなエピソード。

カタリナの、中身おばあちゃん的な本質と
母親の顔の皺を増やしてしまう、お約束となりつつあるやり取りを
軽妙に演出していて冒頭から掴みオッケーだった。

<その2 スイカもいいけどトコロテンもね♡>
キースとカタリナの姉弟の絆が本物だと何気に分かる小ネタ。

<その3 カタリナと7人の仲間たち>
湖までの道中、キースの邪魔が入るまでは原作にもあった。
しかし、カタリナ含め8人全員集合の
湖畔ピクニック以降は完全アニメオリジナル。
おそらく、アニメ後半では平和な日常は滅多に見られないので貴重かも。

<その4 カタリナたちのお買い物>
原作では味わえない脳内カタリナズが可笑しい。
魔性のニコルを若干クローズアップ。
たぶんアニメオリジナル。

<その5 アニメ後半の伏線はパーティ会場の中に>
アラン王子が相変わらず自分の想い人が
カタリナだと気付かないのがよくわかる。
また、メアリが意外と腹黒なのも…

<その6 夏休みあるある>
ありきたりなネタではあるものの
カタリナの見た懐かしい夢が意外と重要なエピソード。
{/netabare}
★ 第7話「危険なダンジョンに入ってしまった…」
{netabare}
その大筋はアニメオリジナル。
ダンジョン攻略というミッションでファンタジー感を演出。
学校の課題なのに命がけなのはコメディとしての愛嬌。

カタリナを取り巻く7人が優秀な魔法使いだということを
このタイミングで伝えるのも次回以降の展開のためにも重要と思えた。

今回、原作の「きのこ」ネタを無理やり入れた感あり。
また今回の作画はちょっと微妙だったのは残念。

<当たり前に続くと思っていた日々…終わりは突然やってきた>
何はともあれ、今回の肝はソフィアの見た夢だろう。
宿縁をさりげなく織り込み人間関係に深みを与えている。
個人的に原作が好きな点だ。
{/netabare}
★ 第8話「欲望にまみれてしまった…」
{netabare}
今回もアニメオリジナル。
閑話としてなかなかのエピソード。
前回のアニオリ回よりもよく出来てたと思う。

<台風カタリナの被災者たちはいい迷惑>

またもやカタリナは、ポチっと自爆してトラブルの渦中に。
そして相変わらずカタリナに金魚の○○状態の7人は振り回され、
一緒に魔法書のトラップに嵌ってしまった。
確かにカタリナの傍にいると飽きることのない楽しさがあると妙に納得。
カタリナの食欲は魔法書のトラップをも凌駕するというオチが「カタリナらしくて」いい。

<今回の原作では味わえない、微笑ましかった点>

カタリナの食い意地をギャグとして上手くアレンジ出来ていた。
また、特にCパートでアラン、カタリナ、メアリの
三者の関係性がよく描けていたのが好かった。
未だ自分の恋心に気づいてないアランが純情で好ましい。
青春だ。

次回、カタリナの直属メイドのアンにスポットが当たるフラグあり。
{/netabare}
★ 第9話「パジャマパーティーで盛り上がってしまった…」
{netabare}
またもやアニメオリジナル。
但し、今回のアン絡みのエピソードは原作にもあり。

サブタイトルに騙されそうになるが、
今回はアンとカタリナの関係の方がメインテーマだろう。

<カタリナ様は私を、アン・シェリーと言う一人の人間にしてくれた>

カタリナを取り巻く7人のキャラの心情を
唯一、正確に客観的に俯瞰できるメイドのアン。

令嬢としてはダメダメなカタリナにとって、
アンは自分らしく貴族界で生きていく上でかけがえのない存在。
アンにとっても、
自分の存在意義を与えてくれたカタリナはかけがえのない存在。
そんなエピソードは、個人的に原作の中でも好きな部分で、
アニメでも描いてくれてうれしい。

今回その他、パジャマパーティー他でのギャグ要素は
目新しさが無い分まあまあ。
ただ、全体的に各キャラの持ち味を上手く掴んだ上での
人間模様が描けていた点はよかったと思う。

Cパートで、次回でようやく本筋に復帰しそうでちょっとホッとした。
{/netabare}
★ 第10話「破滅の時が訪れてしまった…前編」
{netabare}
6話から9話迄、閑話要素多めで
破滅フラグ回避の本筋から離れ気味で若干テンポが悪く感じたのだが...

<閑話休題。いよいよお待ちかねの断罪イベント到来なのだ>
8,9話は、カタリナファイブの出番がなかったが、
久しぶりにカタリナファイブ脳内会議復活。
ヒゲ議長を気に入っていたのでちょっとうれしい。

ここで新登場!闇の魔法。
本作のシリアスな負の要素を一手に担う。

カタリナファイブ登場後は、あっという間に
今までのほのぼのコメディ路線から完全脱却。
マリア失踪で動き出す物語。
カタリナもピンチに陥ったのだが…

とは言え、
今回もカタリナの食い意地が無双だったのが最も印象的だった。
{/netabare}
★ 第11話「破滅の時が訪れてしまった…後編」
{netabare}
本作を視聴初期から物語評価5にしたのは、
実は今回の描かれた原作エピソードを非常に気に入っていたからだ。

<Sleeping Beauty 夢で逢いましょう>

失われた過去に戻る夢。
家族と親友との再会。
当たり前だと思っていたあの頃。
あの頃は幸せだった。
カタリナの前世の女子高生の目は
今回、初めて描かれ顔の全体像が分かる。
(名前は相変わらず不明のまま)
原作では、本人曰く母親譲りの狸顔とのことだが、
アニメで可愛く描かれていてよかった。

<学校は楽しい?>

失うなんて絶対に嫌!その想いは皆に伝播し絶望から希望に。
今までのエピソードと細やかなキャラの回想シーンで
伝わる7人のカタリナへの深い想い。
それがカタリナ復活の鍵となる。

<今度はソフィアとしてずっと傍にいるから>

あっちゃんとの本当の別れは切ないがそれでいいのだ。
{/netabare}
★ 最終話「最終イベントが来てしまった…」
{netabare}
<勢女なだけでなく、聖女でもあったカタリナはやっぱり無双>

あなたが苦しんでいるのを救ってあげることは出来ないけど、
傍にいることは出来るから。……だから一人で泣かないで。

カタリナのまっすぐな優しさは、
隠しキャラの亡き母親の愛情と同質で
荒んだ彼の心を完全に解きほぐし、
彼は人生のやり直しが出来るようになった。
すべてのヘイトは、彼に取り憑いていた
怨嗟の塊の怨霊とも呼ぶべき存在が全て被り、
誰も悲しむことなく大団円で隠しキャラ攻略完了。

<これからもずっと、あなたの傍にいさせてください。>

後半、最終メインイベント、2年生の卒業パーティーへ。
カタリナファイブ脳内会議も19,800回目で一応終了のようだ。
結果的にエピローグの状況と化したラストイベントなのに、
カタリナは相変わらずピント外れなのはお約束。
また一人、無自覚にたらし込むカタリナは流石なのであった。

<ゲームのシナリオにはなかった新しい季節がやってくる>
祝アニメ二期製作決定!
学生から学園卒業後の社会人へ。
闇の魔法をめぐる新たな攻防。
新たな人間関係も生まれる。
カタリナの人たらし道はまだまだ続く。

小説版で原作の描かれる範囲にもよるが、
外国も登場し、スケールも広がる可能性ある二期。
どう描かれるか楽しみだ。

新物語へごきげんよう!!

余談だが、エンドロール直前、
ラファエルが就職先で
事務仕事でこき使われてるっぽい一瞬の画に
二期登場の新キャラの一人がいた。
原作の流れでは、まだそこにはいないはず。
時系列がおかしい。
単なる二期フラグのために登場させたのか?
それとも原作カットして登場させるつもりなのか?
ちょっとだけ気になった。
{/netabare}

◎「はめふら」で見つけた新鮮な主人公像
{netabare}
<ダメな子ほど可愛い>

この作品、見事なまでの逆ハーレムなのは明白だが、
カタリナは想われる一方で決して両想いにならない。
それはドロドロな愛憎劇を回避させ、
誰一人傷つくことなく
どこまでも笑えるコメディとして成立させる必要条件なのだろう。

カタリナは、前世からリアルな恋愛には全くの無縁であり
異性に免疫がないから、リアルな求愛アプローチが自分に向かうと
キャパオーバーで対処不可能になり現実逃避になりがち。
理解不能なこと、不都合なことはあっという間に忘れる。

恋愛は、ロマンス小説での疑似恋愛だけでも満足なのだろう。
前世も、ラノベやアニメ、乙女ゲームで満足していたオタク女子。
ゆえに耳年増な恋愛スキルはそれなりで
それがゲーム内の今世では逆ハーレムを作ってしまう。
しかし彼女自身はその現状を全く認識できない可笑しさが本作の肝だ。

カタリナに1ミリでも計算高い狡猾さがあり
この現状を意図的に導いていたとしたら
一気につまらない作品になるだろう。

カタリナの性格は裏表なく真っ直ぐ打算などできない。
一応破滅フラグ回避の打算が働く行動は多々あるのだが
それはズレてて、相手を思いやる気持ちで一杯で微笑ましい。

カタリナの本質は善良、友愛の塊だから
その頼りなさ、単細胞さは周りの父性母性的な保護欲を刺激する。
悪気なく恋愛に鈍感な彼女を恨むことなど誰も出来ない。
結果、カタリナへの恋の犠牲者は死屍累々でも悲惨さは皆無。

<そしてカタリナの老後プランには配偶者や子孫のビジョンがない>

彼女は例え貴族階級からパージされても
農業で自活さえ出来れば構わないという執着心無く剛毅なお方。

出世欲は皆無。
美味しいものを沢山食べ、
ロマンス小説を愛好し、農業という趣味と実益を兼ねたもので
只今を明るく楽しく逞しく生きれればそれでいい。
孤独は嫌だが、多くは望まず最低ペットさえいてくれればいい。
それが彼女の生きる道。

普通、主人公が健全な若い男女なら、
自身が異性にモテることに興味があるのが当たり前なところを
あえて外し、自身の色恋には無頓着にして、
他作と差別化した主人公キャラ。
その徹底したブレなく、かつ脳天気で裏表のない性格。
本作の魅力的な個性で新鮮に思う。
作者のセンスの良さを感じる。

<主人公カタリナ、実は最強説>

異世界転生&召喚系の主人公最強設定のアニメは非常に多い。

ではカタリナはと言えば、
魔法、武術、芸術、学力、知略すべてポンコツ。
一見能無しで残念な主人公。

しかし原作小説を9巻まで読んで感じたことがある。

転生時に、彼女が天より与えられた
世渡りの武器となるギフトと言えば
「強運」じゃないだろうか?
特に、
「出逢い運」「人から愛される運」「問題解決運」
に関しては最強かと。
(まあ意地悪な見方なら、作者のご都合主義の結果、
すべてがたまたま上手くいってる、と言えなくもないが)

ともかく彼女は出会う人すべてに愛される。
しかも、その多くは身分が高かったり、能力が非常に高いのだ。
彼女に接する多くの人は、
権謀術数渦巻く封建階級社会に在って
野心乏しく裏表のない善良さは希少価値で新鮮。
結局、彼女の足りない能力は周りが常にフォロー。
常に多様な実力者から多大な援助が得られ
ピンチもスルリと潜り抜けられる。
彼女は常に向上の努力は欠かさないから怠け者ではない。
的確な努力の方向性を見極めるセンスが無いだけ。

彼女の本質は、自らを卑下することない根明な楽天家。
自分自身にはからっきしだが、他者に対しては
時に人間理解の鋭い正鵠を射た慈愛豊かな直感が発現する。
さらに出会う人を健やかで豊かの人生の流れに変える力がある。

以上から彼女には「無垢なる導師」という称号を与えたい。

今は志が低いけど、
人生いずれ志が高くなるようなことがあれば
「俺TUEE」な主人公より労せずに
よっぽどすごいができる可能性を
秘めているんじゃないないか。

自分が強いことも大切だが、
人は一人では生きていけないのだから、
自分で何でも出来るより
他者に活躍の場を与え、
生き甲斐を与えられる方向に特化したような
そんな彼女の才能もいいもんだと思う。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 30

68.7 2 小説家になろうで農業なアニメランキング2位
異世界のんびり農家(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (239)
789人が棚に入れました
ブラック企業で体を酷使し闘病の末に命を落とした青年・火楽(ヒラク)が神様に授けられた「万能農具」を手に、異世界で吸血鬼や天使、エルフなどと出会いながら、第二の人生を送る農業ファンタジー。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

頭空っぽにして見るアニメ

異世界で農業しながら楽しく生活するアニメ
村って言うなら美少女ばっかりよりも、いろんな人がいたほうが温かみがあって好き
お話も設定も農業もテキトーで、すっごくお気楽だから見ているとたまに現実に帰ってきて「いったい何を見てるんだろう・・・」ってむなしくなったりするけど、村の人達がみんなのんびりまったりしていて、とにかく楽しそうで雰囲気がいいから、細かいことはまーいっかってなるアニメ

頭空っぽにして気軽にまったり見るのがいいかな

投稿 : 2025/02/15
♥ : 19
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

将来を読み取らせる結末が良かった。農業=女性=産みの喜びも感じました。

2話 究極のなろう系農業スローライフは、村づくりシミュレーションゲーム妻付という気付き。

{netabare} どう見ても村づくりシミュレーションゲームですね。マイクラというよりシムシティ系でしょうか。どうぶつの森も近いかも。
 いろんな設定や魔物が出てきましたが、要するに万能農具と合わせてコマンドでしかありません。苦労はしないけど時間はいるよ、という感じでしょうか。畑というか住居周辺を上からみた図と、魔物の数の表示はそのままゲーム画面です。淡々とした主人公のモノローグはゲーム実況を感じさせます。

 加えて超健康体でしかも降ってわいたようにロリから巨乳妻までこなせる美少女付きということでうらやましい限りです。

 この作品は、もちろん転生スローライフ農業系の脳みそ停止系作品なんでしょうけど、なんか要らない部分を全部バッサリ切り取って、村を開発して発展する喜びの部分と美女と一緒にイチャラブで暮らすというところだけ、抜き出した感じです。

 つまり、なろう系の究極の農業スローライフ作品とは、突き詰めると村づくりシミュレーションゲーム巨乳妻付というのは発見かもしれません。これ、同じ設定でゲーム化したら売れるかもしれませんね。

 見ていて特に面白い訳ではないですが、畑とか建物が広がるのがちょっとうれしいかなあという部分がやっぱりゲームですね。あとは最後の感じからハーレム化するんでしょうか。もうちょっと見てみたいと思います。{/netabare}


4話 私小説ではなく物語性を排除した自然主義文学。設定と経過だけしかありません。

{netabare}「食」と「生殖」、そして「自己防衛」という人間の生き方そのままを淡々と描いた感じです。物語性の排除というのはアート、絵画や彫刻で言われる話で小説だと純文学で見られなくはないですが、やはり物語がない小説というのは小説たりえない気がします。

 自然主義文学といえなくはないですが、ゾラのような実証性も私小説としての経験でもなく、ただ、人間の欲望を抽象した感じです。

 つまり「こうありたい」という欲望のみです。展開する作品というのは新しいです。それでいてキャラを描こうとしているのが不思議な気はします。「なろう」という新ジャンルを煮詰めて行くと本作に行き着いたのでしょう。
 本作に登場するキャラが置換可能な食と生殖のための「コマ」ではないキャラ付けをするのか、それとも抽象的な女で終わるのかは見ものかもしれません。{/netabare}


第11話 異世界スローライフの究極の純化。面白くはないけど不思議なことに見られます。

{netabare}  すごいですね。とにかく物語が無い。異世界の村の発展を淡々と描くだけです。時々事件はありますけどキャラ(主人公・オオカミ・ザブトン)が皆無敵すぎて全くドキドキしません。出てくる登場人物にキャラクター性が全くありません。

 オープンワールド型のゲームで自分の村を作り上げる感覚にスローライフとハーレムを組み合わせて時々俺TUEEEという感じで、なろう系異世界の内、村・町・国土開発とスローライフを究極まで純粋に煮詰めて行くとこうなるという話ですね。

 ただ、不思議なことに見ていてつまらないわけじゃないんですよね。完全に脳みそを停止というわけでもない適度な刺激もあります。なのに「型」以外に何もない不思議な話です。

 新しいと言えば新しい。ただ、この作品をやってしまうともう行き着くところまで行き着いた感じです。今後のなろう系スローライフはどうなるんでしょう?{/netabare}


最終話 将来に向かって希望が持てる終わり方が良い。終わってみれば面白かったかもしれません。

 出産と農業というテーマとあいまって「産み出す」という話になっていました。そして、もう1つ村を作るような続編へのつなぎと言うより、これで結末だけどまだまだこの村は続いて行くんだよ、と取れる終わり方は良かったですね。

 もちろん続編でもいいんですけど「終われないアニメ」が多い中、結末を見たことと、その結末に希望が持てるのが素晴らしかったと思います。

 ゲーム的ラノベ的楽ちん農業俺TUEEEハーレムということで、あまりといえばあまりのご都合主義でしたが、それを淡々と描くことでかえって行間に彼らの私生活を垣間見ることもできますし、それぞれのキャラに自分を乗せて感情移入することも出来るでしょう。中途半端な物語がないのがかえって面白い効果を生んでいたと思います。

(追記 感情移入は違うなあ。感情移入が出来ないのが良かったのかも。むしろキャラではなく「村」そのものに感情移入したと言えばいいのかもしれません)

 ということで、量産型異世界スローライフとして初めは評価低かったですが、なんとなくですが脳みそ停止型として癒されつつも、農業=女性=生み出す=発展と豊かさということで少子化が昨今話題になっている中、ちょっとプリミティブな部分で人間てなんだろうと考えさせられる要素があったと思います。過大評価はしませんが、過小評価をしてもまずい作品だなあと思います。

 作画音楽など評価はできないし、物語性もないので点数は低いですが、主観的にはもうちょっとレベルが高く感じました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 14

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

スローライフもだけど内政物として観るととても楽しいなろう原作アニメ

ただし「のんびり農家」なのは3話くらいで、どちらかというと「農村」ないしはほぼ「国家」と言った方が正しいかもしれません。

『転生したらスライムだった件』のスピンオフ『転スラ日記』にも通じるところがあるかも。

「小説家になろう」での原作は読んでいて、コミカライズもかみさんが購入しているのでそちらを読ませてもらっていますが、商業出版されているライトノベルは未読です。

お話としては生前はオーバーワークが原因で結局病死してしまった街尾火楽(まちお ひらく)が異世界の創造神さまの力で転生し、そのときに転生ボーナスとして病気にならない健康な身体と「万能農具」を授かり、「死の森」と呼ばれる危険な秘境を開拓して「大樹の村」を作って仲間を増やしていくというものです。

なかなかヒラク以外の男性の住民が増えずにハーレムっぽくなっていく「なろう転生ファンタジー」的なところはあるのですが、このアニメ化ではヒロインの一人であるルールーシー・ルーを中心として演出などでハーレム感をマイルドに表現していて、忌避感を下げていると思います。

またルー中心に描くためのエピソード順の変更や登場キャラクターの整理(原作には出てくるがアニメでは登場しないキャラがいる)ということが生じているのですが、私見としては原作のエッセンスは大きく損なうことなくうまく処理できていたと思います。

あとはいくつか特筆すべき点を挙げるとすると:

[作画]
動きとかで作画枚数を多く割いたりはしてないけど、SDキャラの使い方が最高に上手い。

[声優]
作中で様々な状況により外見年齢や心情の変化が多いルーの、状況による演じ分けが素晴らしい。

[音楽]
第6話でのワイン造りのために収穫したブドウを踏むときに初出だった挿入歌が名曲で、後のエピソードでも様々なアレンジで使用されます。
(ただし、歌詞はまったく意味わからんですが。)

[キャラ]
ヒラク以外のキャラの多くが、大樹の村の内外を問わずけっこう経済的あるいは政治的な合理性に基づいて行動するのでストレスがたまりにくいです。ここまでみんな有能に描かれるなろう作品は少ないかも。

[ストーリー]
ヒラクが感じることと、むこうの世界の常識が微妙にすれ違っていてそこから生じるコント的なやりとりが面白いです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 22

58.4 3 小説家になろうで農業なアニメランキング3位
農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (203)
590人が棚に入れました
農民関連スキルはオール MAX!! 「俺は農民王になる!」ハズだった!!   超一流の農民として生きるため、農民関連のスキルに磨きをかけてきた青年年アル・ウェインは、ついに最後のスキルレベルをも MAX にする。   しかし農民関連スキルを極めたその時から、 なぜか彼の生活は農民とは別の方向に激変していくことに……。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

大人の視聴に耐えれるレベルではないのでは・・・。

いやー、困りました。

何で観たのか、今となっては少々疑問です。
正確に言うと、最後まで見届けたのか、という事になりますか・・・。

ま、性格といってしまえばそれまでなのでしょうが、中途半端に切った上での文句は違うだろう・・・という昭和の価値観の成せる技、なんでしょうなぁ。
とは言え、私もまだまだ現代に生きている身、多少はコスパとかタイパとか言う概念も身に着けている訳で・・・そう考えるとキツイ作品でした。


物語は、まぁ、何となくはあります。
一番最後に絡んでくる「大筋」としては妹(的な)女の事の縁になるのかもしれませんし、最後の最後でひとネタはあるにはあるのですが・・・。

そもそも「農民関係のスキル」云々は効果的な要素では無いですね、特に物語に斬新な味わいをもたらす訳でもなく、物語の中でビックリするようなアイデアとして使われることもなかったように思います。
主人公の個性の一つであり「俺つえー」になるきっかけとしてはアリかとは思いますが、そのきっかけが「神様にもらった強さ」なのか「転生時の影響なのか」「農民スキルをあげまくった」か程度の差でしかありません。

そもそも、2期を想定してなのか、最終盤間近になってから後出し的にバタバタと物語の重要キャラ、伏線的なものが描かれましたが、これもどうかと思います。

そもそもの、さらにそもそもなのですが、
個人的にはこの作品、最後まで観ても2期を期待したいほどの求心力は生まれなかったので、「ふ~ん」程度の感想でした。
この大きな原因は、魅力的なキャラクタが一人もいなかったことが理由だと思います。
いや~本当にいなかったなぁ・・・、惜しいのはいたかもだけど・・・。

作画は・・・普通の下の方ですかねぇ。
小学生低学年くらいなら観れるのかなぁ、ちょっとわからないけど、今の子供たちって「なろう系」なんか見るのかなぁ。
大人が楽しんで観れる、何とか見れるというレベルには足りていないと思います。
たまーにCGは頑張っていたところが有ったかもしれないかな。

声優さん・・・、これは声優さんが悪いわけではないと思うけどなぁ。
前述したように、キャラに魅力を感じなかったし、愛着もわかなかった。
物語が悪いのか、キャラデザなのか・・・。
落書きでも、声優さんの力で魅力的に見えるときもあるかもしれないけどなぁ。
それが出来ていないって責めるのも違うと思うしなぁ、って感じです。
破綻していたとかではないので、多分、普通のレベルだったんだとは思います。

音楽はOPがどっかのアイドル集団が歌っているようで好きでは無かったです。
EDも特に刺さるポイントはありませんでした。
ついでに言えばBGMもありきたりでした。

キャラは・・・三度言いますが、私には全く刺さりませんでした。
「もう少し、狙ってでも刺さるキャラを作ってくれよ」って言いたくなるぐらい。
ほーんと、合わなかったんですかねぇ。


お好きな方がいらしたとしたら、大変恐縮なのですが・・・。
私としては、まったく刺さるところがなく、今風に言えばタイパが悪い、いやタイパが無い(無駄となった)という感想です。

あえて言わせていただきますが「私には、まったく合いませんでした。」




自分では、このへんのあまり評価のよろしくないジャンルの作品にも寛容かつ結構楽しんでしまう性質だと思っていたのですが、正直意外でした。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 14
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

最後までどっちよりなのか分からなかった作品

原作未読 全12話

異世界で、タイトルの通り主人公が野菜などを作っていたらステータスが上昇し、強いモンスターを倒せるほど強くなって、人々を助ける一方でいろいろな事件に巻き込まれるお話です。

主人公が最強というお話ではなくて、色々な人に助けてもらいながら敵を倒すお話で、主人公が頼りになるようなならないような感じなので、いくつかのエピソードがありましたが、決してスカッと終わるような感じはしませんでした。

ギャク寄りかと思えば急にシリアスな展開も多く、終盤は主人公の過去にまつわるお話ですが、結局謎を残したまま終わりました。
{netabare}
(邪神と善神のこと、何故邪神は主人公にスキルを与えて強くしたのか、イルビアは何故生きていて邪神の力があるのか、幼馴染のテスタは何故村から離れられないのかなど)
{/netabare}
何か解決して切りのいいところ終わったでもなく、2期のお話もなく続きは原作でという感じでしょうかね〜

終盤に複数の伏線を出して”これからEND”で終わりましたが、掴み所のない作品でした。

OPは7ORDERさん、EDはポップしなないでさんが歌っています。

最後に、野菜を粗末に扱ってはいけませんねw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

色々酷い。頭のおかしい主人公が怖い。

 主人公の理由のない異物感が半端ないです。転生ものは好き嫌いが別れますが、主人公が強かったり、その世界に無い発想を持っていたりの理由付けにはなります。また、視聴者と同じ現代人的な感覚を持っていることになっているので、時に脱線する作品もありますが、封建社会的な発想にがんじがらめとか、心身ともにモンスターとかでは無いという安心感を与えてくれます。
 
 本作品の主人公は、生粋の異世界人で、しかもチート能力を持っている理由も無く、農民である必然性もありません。一応魔物とかを倒しますが、こいつ何なん?という疑問が常にまとわりついてきて、感情移入がしにくいです。
 
 舞台の異世界も設定を作りこんでいないので、世界から浮いている頭のおかしいチート主人公が暴れているのを、ただ眺めているだけの作品になってしまっています。 
 
 最終話観ました。伏線を最終話にばら撒くのは辞めて欲しいです。一応、主人公のチート能力の説明はありましたが…。2期で回収するから応援してね!と、言うことでしょうか?2期あるのか?

 ヒロイン達もお母さん以外は最後まで空気でした。期待はしていませんが2期があれば、もう少し面白くなるかもしれません。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 7
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