2024年度の学園おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の学園成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月19日の時点で一番の2024年度の学園おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.1 1 2024年度の学園アニメランキング1位
道産子ギャルはなまらめんこい(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (135)
375人が棚に入れました
東京から北海道北見市の高校へ転校した四季翼は、真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、道に迷っていたところを助けられる。 同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに! 距離感近めで、天真爛漫な美波に、翼のココロはドキドキしっぱなし。 でも、何も知らなかった北海道のことが、美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。 やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……? なまらめんこい<とってもかわいい> ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

見た目はギャルで軽そうなんだけど実は純朴

北海道北見市出身の伊科田海による原作漫画は、『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載中(既刊12巻、原作未読)。
アニメは全12話(2024年)。『最近雇ったメイドが怪しい』と同じ監督と制作会社の組み合わせで、SILVER LINK.とBLADEの共同制作。放送はテレビ東京系列。
ちなみに、SILVER LINK.は、同時期に『佐々木とピーちゃん』も手がけており、この作品の湊未來監督が『道産子ギャル』の総監督も務めている。
非道産子の知人が「道産子」繋がりで私に勧めてくるので観始める。
(2024.3.26まとめ、3.27大石さんが頑張っていると思ったので音楽の評価を上げました(笑))

あらすじは、北見を舞台とした、東京から引っ越してきた男子高校生・四季翼(しき つばさ:CV.島崎信長)と、「道産子ギャル」の女子高校生・冬木美波(ふゆき みなみ:CV.佐倉綾音)、3話から登場するゲーム好きの清楚系美少女・秋野沙友理(あきの さゆり:CV.花守ゆみり)、6話から登場する翼の家の隣に住む和服好き優等生で高校の先輩・夏川怜奈(なつかわ れな:CV.上田麗奈)とのラブコメ。

本作のメインヒロインである美波は、ギャルだからなのか純朴だからなのか母親の影響なのか、とにかく翼に対してグイグイ行く。他のヒロインも押しが強め。

美波の魅力は、見た目はギャルで軽そうなんだけど実は純朴というギャップ萌えなところだと思う(オーイシさんもOPでそう歌ってたし…)。


本作は、タイトルに「道産子」と入っているものの、ネイティブ的には、後述するように北海道弁の再現度のクオリティは微妙。

もっとも、観光地として海外でも大人気の北海道。本作は、そのご当地紹介も兼ねていて、「誇張はある」ものの「北海道あるある」ではあるので、方言などに違和感のない非道産子にとっては、観光案内としていいかも。


【音楽】
OPのオーイシマサヨシによる「なまらめんこいギャル」(作詞・作曲・編曲:大石昌良)がキャッチー。


【本作の北海道弁に関する「一」道産子の見解】
明確な方言指導の表示はなし。一応、美波役の佐倉綾音さんと元同じ事務所の同期でクラスメイトの松尾役で出演している松岡禎丞さんが北海道帯広市出身なのですが、ほぼ出番なし…

細かいイントネーションなど全体的に北海道弁に寄せるというより、「なまら」、「したっけ」、「そだねー」(2022年冬季オリンピック・カーリング日本代表で一時期話題になったように意外と道民気づいてません(笑))、「ゴミを投げる」、「語尾の~しょ」、「よっかかる」、「見ささる(自然と見る)」といった単語のみ方言を使う感じ。
(道産子あるあるとしては、道産子は標準語を普段話している(あまり訛っていない)と思っているので、微妙な標準語と異なるイントネーションやアクセントの違い(例えば、「幼稚園」や「椅子」のアクセント)や、ふとした方言を道外でそれなに?と指摘されて気づくことがよくあります。私も思わず「そのゴミ投げて」(※「捨てて」という意味)と言ってしまい、言った相手にぽかんとされたことがあります(笑))

台本や制作側の指示通りのはずなので、声優だけのせいではないですが、ネイティブ的には、他の方も触れられている通り、方言のイントネーションや間の取り方、方言の使い方に違和感がありました。

特に「なんもなんも」は、イントネーションが違うと不自然なので、セリフとして言わされてる感が出てきてしまう(回を重ねるごとに方言が少しずつ上手くなってきたとは思いますが、初回の北海道弁を聞いて断念したという他の道産子もいたので、道民の支持は得られなさそう…。)。

もっとも、違和感があるのは日本の全人口の1割にも満たないので、方言のリアリティを追求するより人気声優の配役を重視したのかもしれません(海外の人も方言はわからないですからね)。

ただ、配役重視だとしても、本作の売りの1つは「道産子」だと思うわけです。
そうだとすると、他と差別化するためにも、ふとした瞬間の感情の吐露として方言を用いると、シチュエーション的にも素がでやすいし効果的なので、もっと方言をあざとく使うくらいで良かったんじゃないでしょうか。
確かに、そんな「なまら」連呼しない、なんならバカにしてんのかっていう話は、私も道産子なのでよくわかるのですが、どうせリアルの方言に寄せる気がないなら、そういう方向で振り切るのもわかりやすい1つの表現としてアリだと個人的には思います。
(リアリティは犠牲になりますが、あくまで創作物(フィクション)であって現実世界の切り抜き(ドキュメンタリー)ではない。例えば、8話で焼肉を食べた美波が「なまらうまいっしょ」って言ってましたが、実際にあまりいわないとしても、非道産子が求めてる方言の使い方って、おそらくこういう感じなのでしょうし。)


原作未読なので違うのかもしれませんが、原作通りのセリフなのだとしても、アニメでは漫画と違って音声が付く。
「声」という漫画にはないアニメの強みを活かすためにも、もう少し「方言」にこだわった方が良かったのではないかと思いました。


【ネタバレ有りの感想】
{netabare}全体的に登場人物の心理描写などが薄いので、どうしてその行動をしているのかについて深みが感じられず、単線的に感じました(例えば、 翼がピアノを弾けることを隠していたとか、美波がその曲が好きだったといった伏線が張られていないので、落ち込んだ美波を励ますために翼がピアノを弾くというシーン自体は素敵なのだけれど、それ以上の感動はないみたいな感じ。)

ハーレムものとはいえ、メインを張るヒロインを視聴者が好きになれるかが結構重要だったりするわけですが、上で書いたように心理描写が薄いので、翼たちが「何かに頑張っていてかっこいい」と思っていたと言われても、美波が翼を好きになっていく過程(その逆の翼が美波を好きになる過程も)がちょっと説得力足りなかった印象。

個人的には、3人のヒロインの中だと秋野沙友理が一番共感できたかなあ。


漫画原作者が同じ道産子ということで応援したい作品だったし、道産子+ギャルというキャラクター、ご当地紹介といった他の作品との差別化を図れる強み自体はあったので、もったいないなあと思いました。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

東京から北海道、北見市へ 偶然出会ったギャルは同じクラスで隣の席!? 

この作品の原作は未読です。
元々、あやねるが主演を演じると知って視聴を決めた作品でしたが、ゆみりん、麗奈ちゃんボイスも堪能できるという、声優さんの起用にメッチャ美味しさを感じてしまいました^^;

北海道には旅行や出張でしか行ったことがありませんし、行ったのも道南の方だけなので、更に北の方はもっと寒さが厳しいんだろうなぁ、と思います。


東京から北海道北見市の高校へ転校した四季 翼は、
真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、
道に迷っていたところを助けられる。
同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに!

距離感近めで、天真爛漫な美波に、
翼のココロはドキドキしっぱなし。
でも、何も知らなかった北海道のことが、
美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。
やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……?

なまらめんこい<とってもかわいい>
ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

2024年冬アニメは、兎に角あやねるボイスを聴く機会が満載だった様な気がします。
wikiをチラ見したところ、主要登場人物を演じているのは3作品なんですけどね。

さて、この作品は東京から初めて北海道に移住して来た主人公である四季 翼が、クラスメイトやご近所の方と親交を深め、キャッキャウフフな日常生活を描いた作品、と言っても過言では無いと思います。

そう…言い換えると、この作品は3人のヒロインのうち、誰を推して視聴するかで受ける印象の変わる作品と言えると思います。

3人のヒロインを公式サイトのキャラ紹介欄を踏まえて以下に記載します。

冬木美波(CV:あやねる)
翼が引っ越し初日に、道に迷っていたときに出会う道産子ギャル。16歳の高校1年生で、翼と同じ学校に通っている。
誰にも距離感近めの明るい性格だが、実は心の奥底にピュアさも秘めており、ホメられるとすぐ照れる。
ちなみに氷点下でも生足&ミニスカートがデフォ。

秋野沙友理(CV:ゆみりん)
翼や美波のクラスメイトで、南は黒髪清楚系ギャル(!?)と呼ぶ。
クールでとっつきにくいと思いきや、実はゲームが大好きな恥ずかしがり屋。
自分を変えて友達を作りたいとも思っている。
北海道育ちだが、両親が使っていないのもあって方言では話さない。

夏川怜奈(CV:麗奈ちゃん)
翼が住む家のお隣さんで、2年連続ミスコン優勝、入学してからずっと学内テスト1位という才色兼備なセンパイ。
和柄のカチューシャに扇子を持つのもトレードマーク。
歴史全般が好きで、特に和服を見ると理性が保てなくなるフェチがある。

という感じです。
3人とも可愛らしいし、彼女たちの長所が前面に押し出されているので、それぞれ違った魅力が感じられると思います。
まぁ、王道ならあやねる演じる美波ちゃんを推すべきなんでしょうけれど、ゆみりんの演じるキャラも相当にカワイイです。
序盤はそんな感じで視聴していたのですが…
中盤に登場してきた麗奈ちゃん演じる怜奈先輩は反則級の可愛らしさで、何かも色々と持っていかれてしまいました(〃ノωノ)

本来先輩の持つ奥ゆかしさと麗奈ちゃんボイスが融合するんですよ。
しかも和服姿がヤバいくらい似合っているんです。

でも、3人は可愛いだけじゃなく、自分の弱さや脆さなどをちゃんと自覚していて、それらから決して逃げずに向き合っている点…
或いは、刺激を受けて自分自身をより成長させようとする姿が見えるのも高ポイントだったと思います。

という訳で、完走して振り返ってみると、私は怜奈先輩推しだったんでしょうね。
和服フェチの発動場面だてちょいちょい見ましたが、マイナス要素が微塵も無かっただお思いますし…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、オーイシマサヨシさんによる「なまらめんこいギャル」
エンディングテーマは、亜咲花さんによる「わやわやわー!」
本作品で唯一気になったと言えば、オープニングテーマに合わせたバックダンスでしょうか。
あのキレッキレのダンスには、この作品との違和感を感じずにはいられませんでしたけれど…^^;

1クール全12話の物語でした。
因みに最終回のサブタイトルは「君がいないとなまらいずい」でしたが、「いずい」は北海道ではありませんが私の地元でも使っていた方言だったので、少し懐かしさを感じました^^
総じて楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

方言小話

作品としては標準値レベルな印象でした。
北見市が舞台のご当地アニメなので、自然風物と地域文化を知る一助となりました。
主題は、OP、EDにあるように今どきの女子高生の恋バナがメイン。
東京から来た男子転校生に興味津々なスピード感を、三人三様に描きます。

私は北見市の方言は全く存じ上げていませんが、ご当地でもそれを好んで使う人もいればそうでない人もいるでしょう。
東京のような大都会でも "ご当地言葉の選択" はコミュニケーションを潤沢にするために標準語を口にするのが一般的です。

でも「郷に入りては郷に従え」の通り、標準語は、大阪弁、尾張言葉、福岡訛りなど全国それぞれにあるのも含めてで、謂わば各地域に見合ったものという意味あいもあります。
それでも日本国民という観点では、東京で使われる言葉が標準的基準になるでしょうか。





北海道と聞けばすぐに思い出すのがアイヌ文化圏の言葉遣いですが、私としてはさすがに文化的に縁遠い感じがしますし、残念ながらご当地風とも言い切れない実相も垣間見られます。
よほど意識しなければ文科行政で学んでいる標準語に馴染むしかほかに選択肢はないかなあと思います。

ですが、誰かがそれを担わなければならないとなれば、主人公の冬木さんになるわけですね。
本欄で、北海道や北見市でも聞きなれないと指摘される言葉使いのようですが、北海道は歴史的に本州各地からの入植者も多いので、一概に言って、地元言葉が道内皆同じという訳でもなさそうです。

例えば、北見市の歴史をひも解くと、入植者は33府県に広く及んでいるそうで、市内の地域ごとに、100戸、200戸とまとまって出身地のお国訛りが形成され維持されているそうです。
冬木さんがよく使う「なまら」も、どうやら出自は新潟県らしく、しかも中越と下越ではその意味合いが違うという不思議さです。

このあたりが、例えば沖縄県とは歴史的事情が全く違うところで、先ごろアニメ化が決定した「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(略称 沖ツラ)」との比較が参考になるかと思います。
沖ツラの放送時期はまだ未定ですが、公式ホームページもありますので興味をお持ちでしたらご覧になってみてください。





およそ方言は、地域の歴史文化に醸成され、現在に定着してきているものです。
それを話す人の地元愛、歴史への理解、未来への継承などの精神性、意識性はもちろんのこと、各戸ごと、世代ごとの微妙な違いへの寛容性など、さまざまな要素で言い回しやイントネーションが移り変わるものです。

金髪ギャルも、インドアゲーム大好きっ子も、成績優秀和装フリークも、それぞれのバックボーンで言葉を使い分けているのを見ると、どことなくそれ自体が個性であり、人柄であり、そこにシンパシーが持てるならそれでいいのではないかなと思います。

そんなことで、ご当地=固定化された方言という見地だけではなく、広く言葉の意味、それを使う現代っ子の現在地に即したそれぞれの文化性が色濃く反映されている作品と評価してみたいと私は考えました。


人の個性も、地域の文化性も、「みんな違ってみんないい。」


いつか北見市に行ってみたいです。
真冬は無理ですが、芝桜が咲く季節ならと思って。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

66.6 2 2024年度の学園アニメランキング2位
悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (142)
437人が棚に入れました
乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。 実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。 しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99 まで上げてしまった。 その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。 平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヤラカシドン引きラブコメディーアニメ

あまりこの手の作品は観ませんが、転生主人公最強系アニメが急に観たくなり視聴しました。
アニメタイトルにある悪役令嬢感は正直ありません。
その代わりレベル99が強烈です。

ゲーマー主人公が乙女ゲームの裏ボスに転生。
倒されないため目立たない日々を送ろうと決意。
しかし、念のためレベルは上げておこうとしたら、ゲーマー魂に火がついてカンスト。
そんな主人公が学園生活ではどうしても目立ってしまい、てんやわんや阿鼻叫喚・・・
てな感じの物語です。

とにかく主人公であるユミエラが独特な空気をまとっています。
無表情で控えめ、まるで世捨て人のよう。
何か不都合があれば即座に国外逃亡と思っているくらい。
そんなユミエラは強さ故に絡まれ、その度にドン引きします。
また、ユミエラのオタク気質により周りが見えなくなり、無自覚に事件が頻発。
そのために、周囲はドン引き状態です。

第二王子がウザイ。
本来の光属性ヒロインがアザトイ。
悪役に見える金髪令嬢がウザカワイイ。
等の要素がありますが、総じて良いコメディーアニメでした。

{netabare}最後、話はハッピーエンド。
だって、超鈍感を絵に書いたユミエラがやっと恋心を自覚したのだから。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

残念な要素もありますが、ヒロインが最高でした。

 とても面白かったです。最後アニメ作品として完結させるために無理な1話になってしまいました。魔王の伏線があってゲーム世界の意味に関われれば、かなりの作品になったのかなと思います。

 しかし、強制力と護符という概念で話を作れていたので、ゲーム世界設定の意味はあったのかなと。

 この後も続けようと思えば続く感じがありますが、話として1クールアニメに落とし込めたのは良かったと思います。
 全体感としては、キャラが上手く使いこなせていなかった気もするのが減点要素でしょうか。

 この作品はプロット、ストーリー展開、キャラがよくできていたと思います。残念なのはエピソードです。話の1つ1つがコメディーですが、そこにゲーム要素の意味が、もうちょっとでいいので落とし込めているだけでかなりの作品になっただろう、という気がします。

 キャラはアリシアの作り方は上手かったと思います。ユミエラの対抗軸として機能していました。パトリックはコメディリリーフでしたが、ユミエラの孤独を救うという大切な役割がありましたし。あと2話くらいあって、この2人がもっと活躍できていればかなり面白くなったかな、という気がします。

 そして、なんといってもユミエラ嬢。この人が面白さの8割でした。声優さん…ファイルーズあいさん、非常に良かったです。作画のデキをカバーしたのは、この人の演技でした。

 作画は残念極まりないですが、話の内容的にそこまで足は引っ張らなかった気がします。
 
 隠れた秀作認定をしていましたが、結末から言って秀作は言い過ぎかも。ただ、12回結構どの回も楽しませてもらいました。
 
 評価は作画が残念なので3.8点と低くなりますが、体感的にはかなり面白かった80点の評価です。






1話 なるほど工夫しました。ただ下手すると0.3話切りされそうです。

{netabare} なるほど…そうきましたか。あまりにキャラがテンプレなのと、途中のOPらしき画面にクレジットもないし、何だこりゃ?と思ったら伏線だったわけですね、一応。
 原作がこうなのか、スタッフの工夫なのかわかりませんが、この遊び心は悪くないです。私はちゃんとひっかかりました。
 ただ、私のように情報ゼロで公式サイトすら見ない状態じゃないと、成立しない気もしますが。そして0.3話切りとかされなければいいのですが。

 悪役令嬢ものはカテゴリーとしては爛熟していて、もう内容よりもキャラと設定で見ればいいかなと思っています。その点ではこの作品は悪くないかもしれません。

 頭からっぽにして楽しめそうな感じです。センスが合わなければやめますが、多分見ます。{/netabare}


2話 はめふらのカタリナの逆というコンセプト?面白いと思います。

{netabare} ヒロインのモノローグで「やれやれ」をずっと聞かされる感じですけど、なんかちょっと面白いです。というかひょっとしたら異世界ものの中では一番の期待枠かも。と、同時に陳腐化したらひどいでしょうけど。

 はめふら的なテンプレを逆転させてテンプレではあっても、ヒロインのキャラ込みで上手く作品にしています。

 あの3人の男子が惚れるのか、敵対するのか。その辺が楽しみです。

 それにしてもヒロインの声優さんがなかなかいい演技でしたが、ファイルーズあいさんですか。「ダンベル何キロ」の紗倉ひびき役の筋肉の子ですよね?今年の役柄のラインナップは主役級ばかりですね。演技でここまで来たんだと思います。素晴らしいと思います。{/netabare}



3話 アニメの出来は悪いですが話は面白いので視聴継続します。

{netabare}  異世界モノって、これだけ作っているんだから何か安価で効果的な背景とかモブとかの共通のパーツとか開発できないんですかね?もう何でもいいんじゃね?と言う感じですので。

 まあ、そう思ってしまう程度のアニメの出来ですねえ…ただ、話は相変わらず面白いと思います。今回はちょっと退屈な回でしたがやっぱり最後にアリシアちゃんが出てきて来週へのいいつなぎでした。

 なお、EDは結構面白く作れていると思います。

 ということでレビューを継続するほどではないですが、見ると思います。何か面白い展開があればその時にレビューします。 {/netabare}


5話 アリシアに動きがあって期待が高まります。パトリックの設定と使い方が上手い。

{netabare} パトリックの性格造形に辺境伯という設定が上手く活かせてます。そして、アリシアと3人の男という集団だけで話が推移するのかなと思っていたら、アリシアに何か思惑がありそうです。

 今期の異世界もの本作と「間違った治療魔法」「俺だけレベルアップ」「最弱テイマー」の4作品は設定のズラしだけでなく、ストーリーがちゃんとあるのが良いですね。まだまだキャラ萌え+アルファではありますがちゃんと展開が気になる作りになっています。その中でも本作が一番面白いです。
 まあこの2~3年、俺TUEEEの出落ちで3~5話までは面白いけどその後は…という作品が多いので油断はできませんが。

 ということで細かい話ですが、アリシアの動きで期待感が高まりました。今のところ本作と「ダンジョン飯」「僕の心の…」の3作が今期派遣候補かな?{/netabare}


8話 安っぽさナンバー1。作画崩壊云々というレベルでなく同人アニメ。面白いんですけどね。

{netabare} ひどい作画でしたねえ。動くとか動かないとか、崩壊とかそういうレベルを超越した、同人アニメという感じです。ニコニコで10年前に見たMMDの方がレベルが高い気がします。なんといえばいいのか…安っぽい…というのもまだほめ過ぎかもしれません。商業レベルでこれはないでしょう。

 一時安っぽいCG作画で有名だった「蜘蛛ですがなにか?」が普通に見えてくるレベルでした。

 とはいえ、話が面白いから始末に負えません。「なんかやっちゃいました?」がいい味なんですけどね。間が抜けた感じが作画とあっているともいえますが、それにしてもこれが公共電波で流れているというのもすごいですね。
 もうなろう系は極主夫道みたいな色付きモーションアニメにすれば?あるいはもうAIで良くね?という感じです。 {/netabare}


9話 ズラしギャグだけでなく、ストーリーが気になる。面白いです。

{netabare}  魔王を倒すという目標を平民出身のゲームのヒロイン役にやらせるって、多分悪役令嬢ものの基本だとは思うのですが、しかし、面白いですよね。

 一般的には悪役令嬢が無自覚ハーレムを形成してしまうところがそうならないところが面白いのか、ギャグでありながら話の道筋が無いようでしっかりあるところなのか。
 露骨な「はめふら」のズラしという感じですが、そのズラし方が悪役要素を保ったままなのがいい味になっているんですよね。

 ギャグ異世界で言えば「はめふら」「このすば」並みに、もう1回見るか…と言われると微妙な水準ですけど。ただ、1回見ている感じでは、ストーリーが気になるのが秀逸です。決して出落ちだけの設定倒れではないです。面白さではかなりのものだと思います。

 作画については酷評してますけど、この水準の作画だからかえっていいのかもしれません。 {/netabare}


10話 隠れた秀作。設定とキャラが上手くストーリーと絡んで面白いです。

 10話、今週展開がありましたね。アリシアのキャラもいいですね。滅茶苦茶面白かったです。ゲーム設定とダブルヒロインの立ち位置がストーリーと上手く絡んでいました。この先の展開がものすごく気になる、「次が楽しみ」なのがいいと思います。

 このストーリーは「慎重勇者」みたいに1クールで完結みたいなペース配分じゃないのがちょっと残念ですけど、今のところ「最弱テイマー」と並んで…いや、それよりも上を行く面白さだと思います。

 本作はあまり評価されていないようですが、隠れた秀作と言っていいでしょう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。レベル上げに興じていたらうっかり世界最強に…!

この作品の原作は未読です。
最近、異世界転生×乙女ゲーム×悪役令嬢系の作品ってやたら増えてきたのではないでしょうか。

・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
・ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
・彼女が公爵邸に行った理由
・悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 等々…。

挙げたらもっと出てくると思います。
どの作品も「悪役令嬢」と謳っておきながら、微塵も悪役っぷりを発揮しないのが特徴であり、売りだと思うんですけれど…
まぁ、総じて楽しめる作品が多いので、個人的には嫌いなジャンルではありません。

そしてそれはこの作品においても然り…


乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。

実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、
レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。

しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。

そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、
ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99まで上げてしまった。
その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。

平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ゲーマー魂(笑)
でもそれって、メッチャ賛同できます。
好きなゲームなら拘りたいし、レアアイテムなんかもゲットしたいと思うのは不思議じゃ無いと思うんですよね。

そーいや、私も学生時代にゲームにハマっていた時期がありましたっけ^^;
何作目かは忘れましたが、「Wizardry」は電源を付けっ放しで数日間ひたすら敵を倒す、なんてことやってました。
直ぐ仲間を呼び寄せる「グレーターデーモン」の習性を活用して、仲間を呼んでは倒しの繰り返し…
経験値がメッチャ貰えるだけでなく、確かSSR級のレアアイテムもゲット出来た様な覚えがあります。

ましてやユミエラの場合は、自身の存在にも深く影響するんです、そりゃ頑張りますよね~^^
ただ、王立学園入学時に、同級生とのレベル差があんなに開いていたとは思いもよりませんでしたけれど…

このユミエラが自身のレベルが99であることを周囲に納得させる下りの物語は本当に面白いです。
必死さ、余裕度とも言うのでしょうか、それがユミエラと周囲の人たちとの間に雲泥の差があるんです。

王立学園には第二王子とその取り巻きも同級生として入学してくるのですが、この方々が事あるごとにユミエラに突っかかってきては敗北するの繰り返し…
個人的には魔法の授業中にレベル99であることを証明するために、とある魔法を披露するシーンは大のお気に入りです。

この作品の面白さに拍車を掛けているのは、主人公であるユミエラを演じたファイちゃんの演技です。
ファイちゃんと言えば、「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」の空条徐倫や、「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のラエルザなど、気持ちの熱いキャラを演じるイメージが強かったですが、ユミエラの様な飄々とした感じのキャラもとても良き感じだったのは個人的には新鮮でした。

しかし…原作は未だ連載中の様ですが、物語は良い感じで締まりましたよね。
ラストの展開はアニオリなんでしょうか?
最終話でラスボスと対峙しましたし…

も、もしや、最終話に登場したラスボスは真のラスボスでは無かったとか…!?
それなら、何となく説明はつきそうですが、そうするとアニメのラストは何だったんだろう、という話になりますよね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、前島麻由さんによる「LOVE or HATE?」
エンディングテーマは、エレノーラ・ヒルローズ(ちゃんりな)とユミエラ・ドルクネス(ファイちゃん)による「好きがレベチ」

1クール全12話の物語でした。
毎週の視聴が楽しみな作品でした。
こういう肩の力を抜いて視聴できる作品は良きですね~。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

68.2 3 2024年度の学園アニメランキング3位
青の祓魔師 島根啓明結社篇(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (48)
222人が棚に入れました
人間の住む「物質界(アッシャー)」 と悪魔が住む「虚無界(ゲヘナ)」。 本来は干渉することすらできない二つの次元だが、 悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。 しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う「祓魔師(エクソシスト)」が存在した―― 集英社「ジャンプSQ.」にて2009年に連載を開始し、 累計発行部数は2,500万部を超える加藤和恵の大人気コミック「青の祓魔師」。 「青の祓魔師」アニメプロジェクトは 2011年、TVシリーズ『青の祓魔師』から始まった。 原作の物語にアニメオリジナル要素を織り交ぜ、 翌2012年には、このTVシリーズに続く物語『青の祓魔師 劇場版』を公開。 2016年、TVシリーズ第2作目となる『青の祓魔師 京都不浄王篇』を放送。 原作5~9巻にあたる「京都・不浄王編」をアニメ化した。 そして2024年、新たなTVシリーズ『青の祓魔師 島根啓明結社篇』の放送が決定。 「京都不浄王篇」に続くエピソードをアニメ化する。 謎多き組織「イルミナティ」の登場によって明かされる 壮絶な真実、強固な絆、そして裏切り―― 激動の新章、いよいよ開幕。


声優・キャラクター
奥村 燐:岡本信彦
奥村雪男:福山潤
杜山しえみ:花澤香菜
勝呂竜士:中井和哉
志摩廉造:遊佐浩二
三輪子猫丸:梶裕貴
神木出雲:喜多村英梨
クロ:高垣彩陽
霧隠シュラ:佐藤利奈
メフィスト・フェレス:神谷浩史

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

久しぶりすぎて。

そこそこビッグタイトルなんだけど久しぶりすぎて
全く覚えてない。
普段は回想とかあまり好きじゃ無いけど、
こんだけ空いたなら1話くらい使って振り返りでも良かったかも。
気持ちと記憶が追いつけるかで楽しめるか変わってきそう。

四話まで視聴
予想通り、気持ちが追い付かない。
キャラに愛着が持てないままドンドン話が進むからフーンみたいな感じで見てた。絵も少年漫画って感じ。
新規参入には厳しいかなって感じ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

山のかかし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

出雲ちゃん回?

面白いです、まさか3期があるとは思っていなかったので嬉しいです。
自分は好きでコミックも読んでいるので、ついていけます。
今まで脇役出雲ちゃんがいっぱい出てかわいいです。
彼女のいろんな思いや表情を観られます。
使い魔?のウケ、ミケもかわいいですね。
今後も重い展開になりがちですが、魅力的な登場人物、世界観があり
是非4期も希望しますが、間を開けないで欲しいですね。
すごくお勧めなので新規の方はⅠ期より見て貰えれば満足されると思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

70.6 4 2024年度の学園アニメランキング4位
ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (171)
606人が棚に入れました
東京都高度育成高等学校、それは進学率・就職率100%を誇り、毎月10 万円の金銭に相当するポイントが支給される夢のような学校。しかし、その内実は一部の成績優秀者のみが好待遇を受けられる実力至上主義の学校であった。 3学期を迎え、DクラスからCクラスに昇格した綾小路たちは、林間学校へと向かう。そこで実施されるのは「混合合宿」と呼ばれる全学年合同で行われる特別試験。その名の通り、男女別に分かれ、必ず複数のクラスが混合するグループをいくつか作り、そのグループ単位で採点される試験である。 これまで敵として争っていた他のクラスの生徒たちとも協力しなければ、高得点を得ることができない状況、そして何よりボーダーラインに届かなかったグループからは退学者が出るというルールに慄く一同。波乱を呼ぶ激動の3学期が今、幕を開ける!


声優・キャラクター
綾小路清隆:千葉翔也
坂柳有栖:日高里菜
堀北鈴音:鬼頭明里
櫛田桔梗:久保ユリカ
軽井沢恵:竹達彩奈
平田洋介:逢坂良太
高円寺六助:岩澤俊樹
一之瀬帆波:東山奈央
橋本正義:阿座上洋平
龍園 翔:水中雅章
椎名ひより:高橋李依
堀北 学:梅原裕一郎
南雲 雅:斉藤壮馬

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作は「2年生編」からが本領発揮 →アニメ(「1年生編」)は準備期間?!

【レビューNo.118】(初回登録:2024/4/7)
ラノベ原作で
・第1期:2017年作品。全12話。
・第2期:2022年作品。全13話。
・第3期:2024年作品。全12話。

・第3期で「1年生編」が終了で区切りがよい
・何故か「2年生編」のみが図書館に置いてあったw
 → 「2年生編」を踏まえてのアニメ化部分の位置づけ
の観点から本作を語ってみようかと。

(ストーリー)
物語の舞台は進学・就職率共に100%と言われる進学校・高度育成高等学校。
しかし同校は
・能力別にA~Dクラスに振り分け
 ・上述進路の恩恵を享受できるのはAクラスのみ
 ・実力によってポイント支給額などの待遇が変化
  (同校ではあらゆるものがポイントで購入できる)
 ・基本個々の生徒のクラス変えはなし
  しかし試験結果でクラス単位での入替を実施
  → Aクラスを目指してクラス対抗戦でしのぎを削る
・勉強ができればいいだけではなく、多岐にわたる能力が求められる
 ・学力以外に運動能力、協調性、コミュニケーション能力などこれらを数
  値化して評価
 ・またこれらの能力を測るために特別試験を実施
・生徒の自主性を尊重する自由な校風の一方で、適性のない生徒は即時退学
 という厳しい方針
という独自の教育システムを採用していた。
主人公・綾小路清隆は入学試験の結果で、問題児ばかりのDクラスに配属さ
れてしまう。
しかし綾小路には「ホワイトルーム」という特殊な環境で育ってきたという
生い立ちがあり・・・
綾小路たちDクラスのAクラスを目指す挑戦が今幕を開ける!!

(評 価)
・「2年生編」からが本領発揮 →アニメ(「1年生編」)は準備期間?!
 原作「2年生編」を読んだ上での率直な感想がこれですね。
 アニメ(「1年生編」)では
 ・1クールで1学期を描いていく
  → 1年かけてライバルCクラス~Aクラスまでを紹介
 ・Dクラスの主要キャラ綾小路、掘北、軽井沢等の変化・成長のきっかけ
 ・「ホワイトルーム」要素をチラみせ
  (綾小路父、月城理事長等)
 という準備期間的な意味合いが強いのかなあっと。
 この辺りの準備期間を経て、「2年生編」でようやくクラス間競争や「ホワイ
 トルーム」からの刺客等が本格化していくいう感じですね。
 なのでアニメ化部分だと
 ・この学校の試験の特殊性
  → ゲーム性の高い頭脳戦要素
 ・クラス間競争の前哨戦(ライバルキャラ紹介)
 ・綾小路の暗躍(ダークヒーロー感)
 ・少しずつ構築されていく人間関係や各キャラの変化・成長の兆し
 という辺りを楽しめるかどうかがポイントになるのかな。
 ある意味「ダイヤのA」等スポ根モノに近いものがあり、この手の作品同様
 「3年間をかけて物語を描いていくんでしょ」って感覚ですね。

・ツッコんだら負けw特殊設定を素直に受け入れられるか
 本作は上述「ストーリー」で書いているように、物語を成立させるためにか
 なり強引な特殊設定を用いているので、この辺りを素直に受け入れられるか
 どうかってところですね。
 例えば真面目に高校教育という観点から考えると
 ・騙し合いや蹴落とし合い等教育としておかしいやろ!
 ・リスク(常に退学の危機)とリターン(Aクラスのみ優遇の進路)のバラ
  ンスおかしいやろ!
 等ツッコミどころ満載ではあるのでw
 また主人公・綾小路も(特殊な生い立ち故に)サイコパスなところがありま
 すし。
 逆にこの辺りを素直に受け入れられると、この特殊設定を活かした
 ・よく考えられえた試験内容や頭脳戦のスリリングな展開
 ・その中で垣間見れる人間模様
 等独自の面白さがある作品ではあります。
 あと女子生徒のキャラデザには定評がありますね。
 (「2年生編」だと恋愛要素も見どころのひとつ)

個人的には「2年生編」を観てようやく評価できる作品なのかなってところです
が、今後アニメ化されるのかどうか・・・
そんな感じで長い目でみることや特殊設定を受け入れられれば、回を追うごと
に積み重ねが生まれ、面白くなっていく作品ではありますね。

(追 記)
・アニメだと特別試験の内容を分かりやすくみせてくれるのはいいですね。
 原作だと最初に文章でずらずら説明されるのですが、私の頭では全く理解で
 きなくて(笑)
 試験が始まって何とか理解が追いつくって感じなので。
・ただ「1年生編」は原作未読なので推測になるのですが「アニメ化あるある」
 で、やはり綾小路の心理描写等結構削られえているのかなあと感じる部分は
 ありますかねえ。
 3クールもの尺を使ってますが、特別試験の描写などに結構尺を使わざるを得
 ないので意外と厳しいのかなあっと。
 原作勢の一部から「アニメはクソ」という批判が出ているのも、まあ分から
 なくはないですかね。
 個人的には、アニメはそれなりに面白いという評価ですので、健闘している
 部類かなと思いますが。
 (とはいえ「2年生編」がアニメ化されたら、「やっぱりクソやん!」で手
  のひら返しするかもですがw)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

マジで下らねえ学園もの。ただ、昨今この系は貴重なので価値はあるのかな?

 最終話(13話)まで観ました。2024.04.01

 要約すると、社畜養成所の社畜候補性が嫌がらせ合戦をするリアリティーショーですね。

 社畜間で抗争しないで、理不尽な学校側を打倒するための活動をする方が生産的な気がします。コイツ等がエリートとして君臨する様な社会はおしまいですね。

 キャラクター達は個性的で、作画もまぁまぁでサクサク進むので最終話まで視聴出来ましたが、合わない人には合わないお話の様な気がします。

 しかし…、スクールカーストなんてコロコロ変化するのに、アホな理由で退学になったら、真面目に勉強しないでしょ…。

 後、肉体的に秀でた人物が有利な体育会的環境なので、女子とかハンデがある人物が不利過ぎて、カリスマがあることになっているクラスのリーダー達に説得力がありません。

 色々あったけど、3年生達はあっさり卒業してしまいましたが、こんなドツボにハマった様なアホ共を受け入れてくれる大学や企業があるのか心配です。
……………………………………………………………………… 

 2話まで観ました。2024.01.11

 いや…酷い話ですねぇ。学園は3年時にこんなくだらない試験をやって、落第したから娘さんは退学ですなんて、保護者に言えるの?

 私、娘がこんな目に遭わされたら、学校に殴り込んで赤猫這わせますよ!大事な娘の経歴に傷がついてしまいますし、いじめの対象にもなりかねません。

 これ、雰囲気は高校じゃなくて、スパイ養成学校や、特殊部隊の訓練ですね。可愛い女子を沢山登場させるために高校が舞台なだけなのが見え見えです。

 特殊部隊とかだと、登場する女子もムキムキなステロイドをオヤツ代わりにしているようなのしか登場させれませんからねぇ…。

 普通科の高校でここまで連帯責任とらされたら適わんわ!クラスの足手まといになってるとかで泣くか?

 ただ、嘘臭い高校リアルティーショー的な本作品ですが、所詮原作はラノベなので、かなりカットしてサクサク進むのは良い感じです。

 内容は酷いですが、ストレスは無いのでついつい最後まで視聴してしまいそうです。

………………………………………………………………………
 1話観てのレビューです。2024.01.04

 よう実も早3期目!ようやっとるな!今回はクラスを混ぜた混合合宿だそうです。

 いやはや…、下らないことしてないで受験勉強でもするヨロシ!相変わらず外部に開かれてない世界ですね。

 バカテスとかもそうですが、学園内でしか評価されんゲームみたいなのを延々とやっても意味ありません。進学希望なら、さっさと逃げ出してた方が良いです。

 クラスメートとの関係も連帯責任だし、こんな軍隊みたいな学園嫌だなぁ〜。人間関係も濃いし、陰キャには地獄です。

 クラスポイントも、格差がどんどん開いて、3年時には挽回不能になります。負けが見えたらさっさと転校するのが最適解ですね。

 ただ、本作品の様に、いつ勉強してるのか不明な陽キャがワチャワチャする話は、今や絶滅危惧種なので、その意味では貴重です。

 この茶番的学園生活に耐えられるなら、視聴継続しても良いかもです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

hidehide さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

3期に驚き

こんな作品に3期がある事に驚き。

何が面白いのか全く不明、ゆえに『ながら』見以下程度。

誰かをハメて、陥れて、罠に掛けて退学させて…

作られた天才?
ポイントという名の金のやり取り?

どこが 実力至上主義なのか。
タイトルと内容が破綻していると思いますが。

学校を舞台にした、
クズ連中の掃き溜め…勉強せい!

何より、
やはり主人公が、本当にマジで超嫌いですね。
自身だけは万能、ワケ知り、本気だせばどうにでもなる、
そんな、常に斜に構えるスタンスがイラつく。

評価は変えないので、★1。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

67.8 5 2024年度の学園アニメランキング5位
弱キャラ友崎くん 2nd STAGE(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (115)
334人が棚に入れました
友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちの高校生。“人生はクソゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか?日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!

声優・キャラクター
友崎文也:佐藤元
水沢孝弘:島﨑信長
日南葵:金元寿子
中村修二:岡本信彦
七海みなみ:長谷川育美
竹井:水野駿太郎
菊池風香:茅野愛衣
夏林花火:前川涼子
泉優鈴:稗田寧々

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君の描いた選択肢が、みんなの物語になる

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

アニメーション制作がproject No.9さんで、キャラデザが矢野茜さん。
この最強タッグの作品が視聴できることが素直に嬉しく思います。

これまでこの最強タッグは、「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」「りゅうおうのおしごと!」「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」「弱キャラ友崎くん」などの作品を輩出してきました。
どの作品も華のあるひろいんが目に浮かぶ作品…と言いたいところですが、ネトゲの亜子ちゃんと、りゅうおうのあいちゃんに、よりその傾向が強く感じられますね。

そして亜子ちゃん、あいちゃんのどちらも演じているのが、ちゃんりななんですよね。
これは運命的な何かを感じるのは気のせいでしょうか^^;?
そう言えば、この度、内田雄馬さんとご結婚されましたよね。
おめでとうございます!! 末長い幸せを祈念しています。


友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちの高校生。

“人生はクソゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、
学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。

「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」

人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか?
日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第1期では自分を知り、周りとの距離感を知りました。
そして第2期は周りとの距離を縮めつつ、より高校生活を満喫できるようシフトチェンジする展開だったと思います。
距離感に気付き、意識するようになったのは主人公の友崎だけではありません。
七海みなみ、菊池風香、そして少し毛色は違いますが夏林花火の存在がより増した展開であったとも思っています。

個人的には、七海みなみの良い子っぷりが堪らないんですけど…
友崎をブレーンと呼称したり、突然夫婦漫才を始めてみたりと、お互いの息がピッタリ合う感じは、視聴者のみならず本人たちも気持ち良かったのではないでしょうか。

そしてそんな空気を同調できるからこそ、気付いてしまうコトもあるんですよね。
きっと知らないフリをしていても良かったと思っています。
だって、未だ成就出来ていないのだから…
でも、みみみは自分のことより相手を優先する女の子なんですよね。
どこまでもムードメーカーたらんとする彼女に言動には、こちらも思わず貰い泣きです。

そして、ここまで視聴してきて一つ気付いたことがあります。
友崎の変化によって、クラスメイトや友人との立ち位置も変化したと思います。
きっとこれは良い変化なんだと思います。

ですが、パーフェクトヒロインである日南葵の立ち位置だけは全く変わっていないんです。
最初は、友崎のアドバイザー的な役割だからだと思っていました。
でも、彼女の不変はとても頑なで、距離感が近いようで決して自ら歩み寄ることの無い雰囲気が見え隠れしたように感じてしまいました。

私は原作未読なので、アニメを視聴した範囲の事しか分かりません。
ですが、これがもしも彼女のSOSだったとしたら…と考えると、本当に救済すべきは彼女なのかもしれない、と思ってしまいました。

作画も良いクオリティで安定しているので、とても見易くしっかり感情移入できる作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、「イージー?ハード?しかして進めっ!」
エンディングテーマは、「誰かじゃないから」
どちらもDIALOGUE+さんが担当されています。

1クール全13話の物語でした。
原作は小説は既刊13巻(本編11巻+短編集2巻)まで発行されているようですが、漫画は全6巻全29話で完結しているそうです。

もしかすると完結までアニメで視聴できるのでは…?
と甘い気持ちを抱いているのは、きっと私だけではないと思います。
続編が制作されるなら、是非、日南葵にメスを入れて貰えると嬉しいです。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

なんか、見てて疲れる。

1話視聴感想
二期は強キャラとしてスタート。クラス女子のボスみたいな子を
クラスマッチで本気にさせるには、みたいなことを始める。
...なんのアニメなんだろうと少し思った。
ラブコメか青春物と思ってたけど、どちらも薄いような。
あと作品テーマに絡めているんだろけど、無理やりゲームみたい!
に合わせようとしてて演出やキャラの思考に少し無理があってチープな感じに見える。

一話では可愛いも、キュンも、懐かしいも、青春だなーも、感動も、リアル感も、ドキドキも感じられない。

あとOPちょっと騒がしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

全話視聴
前半はイジメを主軸にした感じ、後半は文化祭+恋人作りメイン。
それはいいとして、、、。
主人公、あと菊池さん考えすぎじゃない?え、そんな考えて人間関係構築してるの?
そんなに考えてたら人間嫌になるしそんなに考えたところで人はそんな思い通りにならない。

そして、物語の設定が好みじゃない。
うらであれこれ話し合ってゲーム感覚で人と付き合う。
あれ菊池さんや、みみみがしったらなんて思うんだろう。
楽しい気持ちにもドキドキもしない。なにを見てるんだろってなる。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

正しさの証明

原作未読ですが面白かった
すごくデキがいいアニメだし、何よりキャラクターの描き方が上手だし、1期の引きこもりな友崎くんの視野はまだ狭くて目の前の出来事で終わってたけど、2期になってリア充の仲間入りした友崎くんの視野は凄く広くなって、クラス全体が見えるようになって人間関係が大きく広がりました、今まで目に入らなかったことが見えるようになって友崎くんの成長がこんなところにも表れています
不自然なこともあるけど、とてもいい作品です!いちばん好きなのは水沢

一期は引きこもりコミュ障だった主人公をリア充に変えていくのがメインテーマのようだったけど、1期の主人公の成り上がりはこの作品全体の本筋ではなく、前フリというか準備期間かな?
キャラクターの描き方がとても上手で、奇抜なキャラ付けに頼らず見事に様々なタイプの高校生を描いているので普通にラブコメとして面白いけど、作者の描きたいものはラブコメのもっと先にあるように思いました

【日南は友崎くんに何をさせたいのでしょうか? 考察】
まず、2期を見ていくと{netabare} この物語にとって主人公が弱キャラからリア充になるのは手段であって目的ではないことがなんとなくわかります、2期の終わり方もハッピーエンドのように見えるけど、この物語の象徴のような位置の日南のことはほとんど掘り下げられてないですからねー
日南はなんで主人公をリア充に導いたのでしょうか?
ゲーム的に表現するなら、私は「ラスボスである日南に挑む勇者を育てたかった」んじゃないかな?って思いました

日南は他人の人生なんて放っておけばいいのにすごく面倒くさいことをしています
「人生なんてクソゲーだ、与えられたものが最初から違う」と言う友崎くんに対し、「私は努力をしてリア充になった」「正しさを証明する」と言う日南
友崎くんをリア充にすることで日南は自分が正しいことを証明したいんですね
じゃあ手間をかけて証明しようとしているその正しいことって何なの?
「一生懸命努力をして作り上げてきた今の日南は正しい」これを証明するのが彼女の目的なんじゃないかな?
「葵に妹って一人しかいないはずなんだよ」これと関係ありそうですね
この一言を言うためだけに10話のBパートまるまるつかってやっていたので日南の鍵になる話だと思う
日南は友崎くんに「彼女を作る」という中くらいの目標を出しました
「彼女を作る」はもっと高いと思うけど中くらいということは、彼女を作ることは日南にとって重要じゃないということです、日南は中学の時に彼氏を作ったけどすぐフったという話がありました、コレ、たぶん日南が自分の正しさの証明の一環でとりあえず彼氏を作るというミッションを達成したかっただけな気がします、だから友崎を自分と同じリア充にさせるために必要な過程なのでしょう
インタビューの時「嘘をついていると思います」と分析する菊池さん、「そのインタビューは聞こえのいい言葉に本音風の毒を混ぜただけのハリボテ」という印象を友崎くんは抱いていました
日南は自分のキャラクターを嘘で塗り固めて本当の自分を隠しているみたい
それと「正しさを証明する」というセリフ
日南ほど努力してきた人なら、本当はそれが正しくないことに気づくと思うから、友崎くんに自分と同じように努力して日南と同じくらいのリア充になってもらって、否定してもらいたかったのかな? パーフェクトヒロインを演じる自分を辞めるきっかけが欲しかったのかな? なんて思いました

日南はキャラというよりまるでこの作品の「システム」のようで、一期から一貫して相手が人間だという感覚を捨て去ったAIのような冷酷さを感じて、1期では不自然さが強かったけど、2期になってキャラが増えていく中、日南だけ意図的に人間味のないキャラクターとして描かれているように思います
日南が言った通りにしたら友崎くんは見事にリア充になることに成功した、っていうことは日南が正しい?
でも、最初から一貫して人間味のないキャラとして描かれている「日南が正しい」という結論でこの物語が終わるとは思えなくて

そんなわけで3期はいよいよ日南のおかげでリア充になった友崎くんが、「日南の努力は正しいかもしれないけど、人生はゲームじゃないよ」って感じで「日南が築き上げてきた圧倒的な正しさ」と戦う話になるんじゃないか?と予想します

そのうえで「弱キャラ友崎くん」というのはどういうことなのか、一期の最初ですら友崎くんは言うほど弱キャラじゃないんですよね、「キャラ」って言葉には「そういう人間を演じている」という側面もあるのでタイトルの「弱キャラ」の意味は、「弱い人間を演じている友崎くん」ということじゃないのかな?って思いました、大好きなゲームを極めた友崎くんは確かな自分を持っていて、リア充になって学校での立ち位置は大きく変わったけど、好きなものを素直に好きと言い、「人生なんてクソゲーだ」と断じる彼は最初から強い人だったようにおもうし、日南は友崎くんが「本当は強キャラ」だって認めたから彼を自分と同じくらいリア充に育て上げたんだと思う
パーフェクトヒロインの彼女が勝てない相手って、ゲームの友崎くんだけだから、一つのことを極めた彼の強さを、努力を信条とする日南が気づかないわけないと思うんです
日南のことはまだ全然良くわからないけど、きっと彼女は強いキャラを演じているだけで本当は強くなんてない
リア充になって弱いキャラを演じることを辞めた友崎くんが、強いキャラを演じている日南と向き合って、彼女を救う?
そんな話なような気がしました{/netabare}

気になったところは、2話3話あたりの {netabare}エリカや花火の行動、クラスメイトの反応や日南の対応がどれも不自然で共感できなくて、まるで全員が台本通りに動かされてるような気持ち悪さを感じた
もうちょっとこのエピソードは自然にできなかったのかな?
例えばエリカのことは、いくらクラス全員が味方でも上位グループの派手で性格がキツい女子を攻撃する勇気ある高校生なんてほとんどいないと思う、クラスで孤立させても他のクラスの子は? 先輩後輩は? 学校外でやばい人と繋がりあったらどうするの?
私はどんな報復されるか怖くてできないです

でも話の面白さとは関係ないのでこのくらいに
{/netabare}
先の話がとても気になります! おもしろかった

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

62.8 6 2024年度の学園アニメランキング6位
悪役令嬢レベル99(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (36)
201人が棚に入れました
乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。 実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。 しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99 まで上げてしまった。 その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。 平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?

声優・キャラクター
ユミエラ・ドルクネス:ファイルーズあい
パトリック・アッシュバトン:内田雄馬
アリシア・エンライト:和氣あず未
エドウィン・バルシャイン:八代拓
ウィリアム・アレス:石谷春貴
オズワルド・グリムザード:天﨑滉平

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

私は私らしく生きる

作画はあまり良くないけど私はこの作品結構好き
主人公のユミエラが個性的で面白かった

基本はありふれたなろう系私TUEEEEアニメなんだけど、冴えない人が雑に強くなってみんなから愛されて幸せになって元の冴えない自分とは全く別人になっちゃう他のなろう系とは違って、強くなってもみんなからチヤホヤされるどころか疎まれ怪しまれ嫌われ恨まれる、そんな理不尽で不憫なのに意に介さない感じで、まったくキャラがぶれないのがいい

私は愛想振りまいてみんなから愛されるお姫様になりたいわけじゃない、イケメンで金持ちの男と付き合いたいわけじゃない、女がみんなそういう少女漫画のお姫様に憧れているなんて決めつけないでくれる?
私は私だ、愛想なんてふりまかないし、王子様とか吐き気するし、取り巻きからつきまとわれるのも迷惑、ああうざいな、いちいち騒ぐな、私は好きなように生きるの、何か文句ある?って感じの超絶マイペース陰キャ女子
そんな陰キャ女子が、最強になってもそのキャラを変えず、あくまでマイペースな一匹狼を貫くところが芯が強くて好き、この子と友達になりたい!!
でもきっとユミエラは相手にしてくれないのでしょうねー

話も面白くて、意外と丁寧
こんな邪悪っぽい力出してたら魔王と勘違いされて討伐されちゃうでしょ・・・ってツッコミも「魔王じゃありませんよ」って王家から太鼓判押させることで序盤からしっかり回避しておくなど丁寧に話を作っています

いいアニメでした!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

58.9 7 2024年度の学園アニメランキング7位
ぶっちぎり?!(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (56)
134人が棚に入れました
―逃げぬ心と見つけたり―灯荒仁(ともしび あらじん)は、かつての親友浅観音真宝(あさみね またから)との再会をきっかけに強者たちの戦いに巻き込まれていく…。そんな中、巨大な魔人の影が現れ…?! 監督・内海紘子、シリーズ構成・岸本卓、キャラクターデザイン・加々美高浩、制作・MAPPAが送る、ヤンキー×千夜一夜物語!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヒロインがアバズレ!今更ヤンキーかよ…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.07

 ヤンキーアニメなのに、人間以外が表に出てきてバトルするので、何やってる感が強いです。

 ヤンキーモノの定型で、地元の仲間が一番大切みたいなオチなのも既視感しかありません。

 アラビアンナイト的なキャラ設定も上手く機能していません。作画がとても良いので、もう少し、面白そうな企画は無かったのかな?と不思議に思います。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2024.02.05

 こんなんウケると思ったんか?東リベがヒットしたけど、アレは、ダラダラと喧嘩に明け暮れたり、非生産的な生活を送っているヤンチャな下層階級を描いた純粋なヤンキーものではありませんよ?

 社会の脱暴力化が進んで、ヤンキーの就職先のヤクザも非合法化された現代に、こんな高校生いませんよ。

 たくましいワルガキ男子がバトルしているのを観て喜ぶ層はいるそうですが、もはや一般ウケはしないジャンルです。

 しかも、ヒロインの性格が悪い…。まぁ、ヒロインも本当は容赦無いDV彼氏になりそうなコイツらが好きでは無いのかもしれません。

 どういうヒットの方程式で作ったのか不明ですが、時代錯誤すぎます。マーケティングとか機能してるのかな?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

推しグッズ広告動画

東リベに続け!なヤンキーバトルイケメンアニメ。
やや懐かしいノリの悪ガキバトルにファンタジー要素をプラス。

東リべだとツラい層に向けたライトなヤンチャキッズのグッズ広告動画。
推しチーム人気投票!グッズたくさん!楽曲も買ってね!と搾取ビジネス臭が凄まじい。
これ大丈夫なの?と思ったがターゲット層の養分たちには好評なようで良かったですね。

威血頭(いちず)高校に転入した心優しいDTの荒神。魅那斗會(みなとかい)とシグマスクワッドの勢力抗争に巻き込まれる中、不思議な魔人との出会いにより彼の運命は大きく狂うことになる。

OP・映える見栄切りのカッコ良さはさすがMAPPA。好みではないが曲も合ってる。
ED・クセになる良曲。劇中ぶっちぎりでゲスいまほろが京アニヒロインっぽく見えて面白い。

05
よく言えば丁寧…なのか…

前回のヒキで一夜の匂わせ、今回で多分シンドの中にいる…はず程度の進展とシンドの回想説明回。一夜の登場引っ張りすぎでは?千夜とのシンクロ率が上がったのは愛こそ全て的な?ヤンキーやアラジンといったモチーフも古ければ、今時のサクサクファストアニメを否定しているようなじっくり進行の話運びまでもが昔気質。世代交代が進んでないのがよくわかる。

ツイッターでは養分たちがキャッキャとハシャいでるのでこれはこれでいいみたいです。
話がぜんぜん進まないのでもういいかな。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

作画と音楽は◎だが、何がしたかったのか分からない期待ハズレな作品

2024/04/09 視聴完了 全12話

最後まで見ましたが、この作品の伝えたいことが掴めないまま終わりました。ヤンキー×アラビアン風の目新しい題材でしたが物語のせいで面白くなり損ねた感じ。全12話あるけど、話の積み重ねがないのが問題だと思う。
後半から一気に話がシリアスになりますが、前半の流れガン無視で主人公と幼なじみの話に焦点がうつるので、前半なんだったのという感じ。結局本気人(ほんきびと)ってなんだったんだろう。{netabare} 目立ってたヘッドの摩利人もあっさり退場だしほんと謎。 {/netabare}

主人公は、童貞を捨てたい!という強い思いを持っている設定ですが、強者のヤンキーたちに気に入られるという、ヒロインのような扱いでBL匂わせを感じました。脱童貞を掲げるキャラにありがちな貪欲なスケベ心もないし、スケベだけど芯があるというようなキャラ設定でも無い。影があまりにも薄い主人公で魅力に欠けていました。可愛い母親をババア呼ばわりしていたのも好きじゃない。
ヒロインも見た目は可愛いけど、極度のブラコンの変態で口が悪いというだけであまり惹かれる要素がない。
制作側が特に気に入って力を入れていたであろうヤンキーのヘッド摩利人は、かなり作画コストかかっていたし出番も多かったけど後半からの扱いが雑で残念。

魅力的になりそうなキャラはたくさんいましたが、物語が良くないので活躍の場もなく結果イマイチな感じなってしまっていました。

さすがのMAPPAと言うべき素晴らしい作画とキャッチーな音楽、声優のキャスティングもベテランから中堅勢、若手と幅広く起用していたのにも期待度高まっていたのに、結果面白くならなくて残念でした。物語をもっと練っていたら面白くなった気もしますが、期待ハズレな作品となりました。


⬇️以下途中レビュー
2024/01/18 1話視聴レビュー。
MAPPA制作のオリジナルアニメーション。

ヤンキー×アラビアンな作品。
レベルの高い作画で描かれる昭和感強めな作風が目新しい。
一部の女子に物凄く刺さりそうな雰囲気がある。
ヤンキーものなのにファンシーさも出してるこの感じ、化けそう。
今の所、ダサさ7割、面白くなりそうな予感3割な感じだけど、今後に少し期待して継続視聴してみたいと思います。

2024/03/11 8話まで視聴
ここまで見たけど中々面白くならない。もうダメかも。主人公の影が薄いし、ヒロインの魅力も欠けてる。力の入れどころに疑問を感じます。せっかくだから最後まで見るけど、今後面白くなることは無い予感。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13
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