学園で沖縄なTVアニメ動画ランキング 8

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の学園で沖縄な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月07日の時点で一番の学園で沖縄なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.0 1 学園で沖縄なアニメランキング1位
あの夏で待ってる(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2734)
13533人が棚に入れました
『その夏の思い出が、僕達の永遠になる』  空は、とても青く澄み渡って。 入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。 それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。 でも、かけがえのない「夏」だったのだと思う。 その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。 だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。 そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。 そして。 男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
『とらドラ!』、『とある科学の超電磁砲』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を手がける長井龍雪監督のオリジナルアニメ作品。

声優・キャラクター
戸松遥、島﨑信長、石原夏織、荻原秀樹、田村ゆかり、阿澄佳奈、日高里菜
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「1クール」「アニオリ」「ラブコメ」として、歴代トップのクオリティ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
設定は「おねてぃ」。絵は「あの花」。恋愛は「とらドラ」。

つまりはまあ、実に王道なラブコメ作品だということですよ。

作画は、少し時代を感じさせるものの、今(2017年秋)観ても全く違和感がありません。むしろ、綺麗だとも思います。

未視聴の方には、(今からでも)是非ともオススメしたい作品ですね。いろんな事が高いレベルで安定してます♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
展開としては、すれ違いに片想いの連鎖。ファンタジー要素以外の目新しさはないけど、そんなん必要なく、キャラが良いです。

メインヒロインにはあんまり萌えない私も、イチカ先輩には萌えました♪ ポンコツっぷりも可愛いし、暴走っぷりも可愛いし、ヤキモチ妬いたりとか、お姉さんぶってみたりだとか、イチャイチャしてみたりだとか拗ねてみたりだとか。眼鏡キャラの中ではトップクラスに萌え度の高い良ヒロインです。不愉快です(笑)

それからやっぱり、「報われないサブヒロイン好き」としては、谷川柑菜は良いですね~♪ キャラデザも好きです。黒髪ショートでボーイッシュ風なのに奥手な性格。つい女子的嫌な事をしていても、やっぱり良い子だから、結局チグハグなことになっちゃうとこも良いよね。

北原美桜も良かったです。弱そうに見えて、実は芯が強い。裸族ってのも、なかなかない設定です。途中からキャラが変わるのも良かった。

そして何より、檸檬先輩。かなり笑わせてもらいました。檸檬先輩が、イチカや柑菜をイジメル展開は鉄板でしたね♪ 「うふふ」は、妙に耳に残るw

本作は、基本的に(三角四角五角六角の)シリアスな恋愛模様を描いていますが、それが重くなりすぎないのは、檸檬先輩と りのん の存在が大きかったですね。

これだけの素材(良キャラ)を揃えてるから、味付け(展開)は薄味で十分ですね。

映画制作という縦軸をキッチリこなしつつ、旅行(沖縄)編と夏祭り編という定番イベントで、キッチリと恋愛面を盛り上げる(この辺のバランス感覚の良さは、とらドラっぽい。あの花は、素材より味付けメインというか、メンマの存在が飛び抜けていたからこそ出来たことだしね)。

こういうことが出来なかったのが、最近だと「ゲーマーズ」だよね。素材が良いのに味付けまで濃い濃いにしちゃって、クドくなってだんだん胃もたれ気味に。まあ、原作付きだからその辺はしょうがないのかもしれないけど。

構成的にも、2~3話でひとつの展開をクリアしていき、且つ、少しずつでも前進しているので、飽きがこない上に深みがあって、ずっと楽しめました♪

そして、なんだあのオシャレなラスト。最高かよ(笑)?

(ネタバレレビューでもネタバレしたくない、最終回なんですよね♪)
{/netabare}

【余談~ 豪華制作陣 ~】
{netabare}
元々、「おねがい☆ティーチャー」というアニメのファンサービスというか、オマージュ作品として制作が始まった本作。しかし、集まった面子がかなり豪華であり、名作と呼べるだけの王道ラブコメ作品に仕上がっている。

【主なスタッフ】

【監督 - 長井龍雪】
「とらドラ」「超電磁砲」「あの花」「ここさけ」「鉄血」

【脚本 - 黒田洋介】
「おねてぃ」「スクライド」「無限のリヴァイアス」「ガンダムOO」「HOTD」

【キャラクターデザイン - 田中将賀】
「とらドラ」「あの花」「HOTD」「ここさけ」「君の名は。」

【メカデザイン - 海老川兼武】
「ヴァントレッド」「フルメタ」「ガンダム00」「エウレカAO」「ガンダムビルド」

【音響監督 - 明田川仁】
「とらドラ」「花いろ」「凪あす」「ごちうさ」「リゼロ」

【CV「」内はメイン。それ以外は脇役】
「島崎信長・戸松遥・石原夏織・萩原秀樹・阿澄佳奈・田村ゆかり」・日高里菜・久川綾・大浦冬華・茅野愛衣・井口裕香・堀江由衣・川田紳司

つまり、超豪華w
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
年代を考えると、作画はかなり綺麗。ファンタジー要素のあるラブコメ。眼鏡と眼鏡ってのは、あまりないね。

2話目
酔っぱらっての本音は、鉄板でラブコメになりますね♪

3話目
妄想と勘違いによるラブコメ(笑)

4話目
包丁落とすところ、笑ったwww

5話目
柑菜は良いですね。そして、哲朗もいいやつです。

6話目
ライバル登場。モテモテだな~。「先輩、アイツ呼ばわりしましたよ」(笑) 三角、四角、五画、六画(笑)

7話目
裸族というキャラって、盲点だよね。ほぼ唯一かな。大告白祭り。柑菜さん、安定の酔っぱらいw

8話目
お祭りって、しゅてき(笑) 柑菜さん、不憫だな~。大惨事ですやん。

9話目
あまりにも、浮世離れしたできごとは、意外と受け入れられる。柑菜と美桜の会話、良いね♪ 999(笑) 柑菜、美桜。涙、涙、ですな。しかし、みんなよく遭遇できるよなw 凄いラブシーンなのに、レモン先輩と りのん が和ませるから、ラブコメになるんだよね。

10話目
めっちゃラブラブですやんw ゴムをはっきり映す作風w 美桜、卑怯だなw 大告白大会w

11話目
つねられるイチカが、可愛いw 最後にちゃんとSFというか、熱い展開も用意してるわけだね。この展開、ラブひな でもあったなw

12話目
MIBって、そんなクダラナイ伏線まで回収せんで良いからw すげぇ格好良いハッピーエンド。鳥肌たったわ!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

季節はずれの忘れられない夏物語 ε- ( ̄、 ̄;A*) アッー

■「あの夏で待ってる」ってこんなアニメですヽ(*^^*)ノ
「おねがい☆ティーチャー」でお馴染みの黒田&羽音コンビがお届けするオリジナルアニメーションなんですね!
そこに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の長井龍雪監督とキャラデザ担当の田中将賀さんのエッセンスが加わってなんともどこかで味わったことのある雰囲気に仕上がった作品になってますね♪

舞台は長野県小諸市、ときおり噴煙も見ることができる雄大な浅間山の景色がとっても素敵な場所ですね♪
ちょっと足を伸ばせばσ(・・*)アタシがたまに遊びに行く軽井沢があって、軽井沢の街並みも描かれているので、なじみがあってちょっとうれしい気持ちになっちゃいました♪

そんなノスタルジーな雰囲気と夏がとっても似合う街並みに、赤い髪が魅力的な女の子が空から降ってくるんです∑('◇'*)エェッ!?
こっこのパターンは(>▽<;; アセアセ…もはや王道!?
その名はイチカちゃん♪
何やら訳ありのイチカちゃんに巻き込まれる形で出逢う事となった主人公の海人[kaito]。
この瞬間から特別な夏が今始まろうとしているのですね♪
映画製作を通じて集まった仲間達と共にすごした、青春と一方通行の恋の行方はどんな形になって8ミリフィルムに残るんでしょうね(^ー^* )フフ♪


■4話までのちょっとした日記 φ( ̄∇ ̄o)
まず声を大にして言いたいですw
(* ̄o ̄)ゝオーイ…!! なぜ冬に放送するんですかー!!
百歩譲っても春放送くらいですo(≧∀≦。)ノ
四季折々様々な情趣を見せてくれる自然豊かな長野県が舞台で、しかもタイトルに『夏』って付いているのにもかかわらずですよ…冬放送はあり得なさすぎです!
なつまち製作委員会の皆様方…猛烈に反省してくださいね!!
って事で「今は夏!!」って念じながら視聴開始するのでした♪ \(;゚∇゚)/ナツダー…ε-(´o`;A アチィ☆

ヒロインのイチカちゃんと主人公の海人くんは、まぁ…ポイポイッ(/・・)/⌒ξ:D┼<ξ:D┼<って放っておいてもいいかなぁって思ってます!
紆余曲折しながらも一生忘れられないような青春の一ページを作っていくんだろうなぁーって思ってるので、この二人意外に注目していこうと思ってるんです♪
しかもこの作品、あえて登場人物を絞ってキャラ一人一人を丁寧に描写するって意気込みなので結構内容は期待してるんです(#^.^#)
とくに、柑菜[かんな]、哲朗[てつろう]、美桜[みお]、檸檬[れもん]、この4人の関係って1話目から微妙な関係だったりしているので、作品の善し悪しを握っているように思ってます(^ー^* )フフ♪
過去の作品と比較している人が多いのですけど、この作品には演出云々よりも、登場人物の飾り気のないちょっとした感情や表情などを大切にした、深みのあるストーリーを期待したいなーって勝手なことを思ってますw


■総評
まず全体の印象としては、長井監督らしい作品に仕上がっていたんじゃないかなぁって思います♪
1クール12話の中に甘酸っぱい青春ラブストーリーがギュッと凝縮されていて、観ていて非常に心地よく爽やかなストーリーに個人的には大満足でした(*^_^*)
なんといってもキャラクターの「表情」「心情」「言動」がとても丁寧に描かれているので、観ている側にとっても分り易く感情移入しやすい印象を受けました。
感情移入しやすくしていた要因としてもう一つ、ナレーションの効果は大きかったと思います (o^-')b グッ!
やっぱり人は言葉で発するよりも、言葉に出せない感情の方が多いと思うのです☆彡
揺れる感情や言い出せない胸の内をナレーション風にストーリーに織り交ぜられていて、キャラクターごとの心境が手に取るように分かるのでより感情を揺さぶられるのでしょうね♪
お互いの感情が絡みあうような恋愛模様については、悩み傷つきながらも前に進もうとする前向きな恋が描かれているので、どんな恋の結末となっても清々しい気持ちにさせてくれるのではないのでしょうか (*^0゚)v

それと前述したように主人公とヒロイン以外の役どころが絶妙で、ストーリーを引き締めて飽きさせない要因だった気がします♪
とくに神出鬼没の檸檬先輩の存在は宇宙人設定のSF部分のパイプ役に一役買っていた感じですね♪
それにしても一体何者なんでしょうねw うふふふふっ(*゚v゚*)

長井監督の次回作が待ち遠しいです(*^▽^*)

あっそうそう♪ 公式ホームページの「なつまちBOX」短編ノベルをまだ読んでないファンの方は是非♪
霧島海人編と谷川柑菜編がありますよ~♪( *^-゚)/⌒☆゙


■MUSIC♬
OP曲『sign』
 【作曲】折戸伸治 【編曲】高瀬一矢【歌】Ray
 Rayさんのファーストシングル。
 AIRの「鳥の詩」の作曲でお馴染みの折戸&高瀬さんコンビが楽曲担当で注目されてました♪
 爽やかな印象のデジタルポップサウンドとあどけなさを感じさせる歌声が特徴ですね!

ED曲『ビードロ模様』
 【作詞・作曲】中沢伴行【歌】やなぎなぎ
 注目は「君の知らない物語」でsupercellのゲストボーカルだったやなぎなぎさんです♪
 この曲がメジャーソロデビュー第一弾となりました!
 テクノポップサウンドに乗せた落ち着きのある爽やかな歌声がとっても聴き心地の良ですね(^^♪


2012.02.10・第一の手記
2012.06.28・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♬)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 93
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

主役だけがいない夏

2012年オリジナル作品、全12話です。
夏らしい青春アニメが見たくなったので選んでみました。
でもこれ冬アニメなんですね。
放送直後、長野まで聖地巡礼に行ったファンが凍え死にそうになったとか。

主人公の海人はカメラオタクの高校生。
物語は海人が夜景を撮影していると空から女の子が降ってくるシーンで始まる。
これは夢なのかと思ったら例によって二人は学校で再会し、
仲間たちと作ろうとしている映画のヒロインになります。
ベタな落ちものラブコメですね。

本作の欠点は主人公とメインヒロインに全然魅力がないこと。
良い点はその逆。サブキャラたちは魅力的で出番も多く、青春の楽しさと切なさを十分に伝えてくれます。
主人公に人気がない作品はけっこうあるのだけど、ここまで引き立て役に成り下がっているのは珍しい。

主役の2人は、同じく黒田洋介が脚本を書いた「おねがいシリーズ」から継承されているらしい。
やっぱり眼鏡キャラが主役で、ヒロインは赤髪の宇宙人です。
ということは意図してサブキャラの方を立たせているわけではなさそうだね。
あにこれの感想をざっと見てもサブキャラの方が好きだという感想が多かった。
やはり失敗なのか…
ラブコメはくっつかない状態で話を引っ張る必要があるので男主人公の好感度はどうしても低くなる。
それは宿命的で仕方ない部分があります。でもメインヒロインに魅力がないのはどういう理由なんだろう。
ヒロインはたぶん「ひと夏の思い出」で「一夏(イチカ)」。
良い名前をもらっているのに人気がないまま終わるのは少しもったいないよね。
見た目が爽やかさに欠けるのは微妙にマイナスポイント。2人とも美容院に行って髪を切ってきて。

対してサブキャラが主役二人の残念さを帳消しにするくらい活躍するのがこのアニメ。
僕が一番好きになったキャラは神出鬼没、「うふふ」と不気味な笑いを浮かべるレモン先輩。
なつまちの笑いは彼女が一手に引き受ける。
実際このアニメで笑ったシーンの9割以上に絡んでいたような気がします。
次第に画面にレモン先輩が出てくるだけで嬉しくなって
「笑いの神降臨キターーー!」とめっちゃテンションが上がります。
彼女は決して期待を裏切らず、確実に状況を面白くしてくれます。
宇宙人のイチカよりよっぽどミステリアスな魅力に溢れたキャラだと思う。
レモン先輩最高じゃん。

作画は非常に良かったです。演出も凝っていて映像的に面白い。
脚本は中高生向けという前提で粗っぽさには目をつぶっても今一つ。
SF・青春・コメディの三要素の繋がりが悪く、チグハグな印象を受けました。

{netabare}
ストーリーのメインは映画作りでもSFでもなく恋愛になっています。
友人4人のキャラの関係性はもともとこう。(→想い人)

 美桜→哲郎→柑菜→海人(主人公)

見事に一方通行です。友達を異性として意識してしまうお年頃か。セツナイね。
ここにメインヒロインのイチカが入ってきてこうなります。

 美桜→哲郎→柑菜→海人⇔イチカ

これを見て思うでしょう。「主役の二人ズルくね?」
一目ぼれに始まり、2人の障害になるのは宇宙に帰らないといけないという良くわからん設定だけ。
他の3人は自分の幸せより他人の幸せを優先し、2人の背中を押してくれます。
なんというイージーモード。

もともと「誰も幸せになれない関係」だったからこそ
この4人の友情関係は保たれていました。
イチカが登場することでこの均衡が崩れてしまうわけです。

そこで生まれる美桜、哲郎、柑菜の切ない気持ちはとても感情移入しやすい。
入道雲や夕立ちなど夏の情景とあいまってセンチメンタルな気分にさせてくれます。
しかし3人が片想いに心を痛めているのにもかかわらず、
主役の「自分だけ幸せになっていいのだろうか」という葛藤が全く描かれていないのが問題です。

サブキャラ達は繊細で感傷的な青春恋愛物をやっているのに
主役の2人はドタバタラブコメの枠に収まったままくっついてしまう。
例えるなら、本物の花と造花を並べて飾っているようなもの。
並べて見せてはいけないものを同時に展開しているから主役が魅力的に感じられなくなる。
それがこのアニメの脚本の欠陥なんじゃないかな。
{/netabare}

人気ジャンルを組み合わせただけだと、それなりのものにしかならない。
この辺がオリジナル作品を作る難しさでしょうか。

良いところと悪いところがはっきりしているんで、名作とまではいかず
数ある青春ラブコメの中で埋もれてしまっている感じがします。
とりあえずレモン先輩が神がかって面白いので、彼女に会うために見る価値はあるかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

67.0 2 学園で沖縄なアニメランキング2位
ハマトラ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (909)
5929人が棚に入れました
2014年横浜。ナイスとムラサキのコンビ探偵“ハマトラ”は、事務所としてテーブルを間借りしているカフェ・ノーウェアで仲間たちと一緒に今日も仕事の依頼を待っていた。そんな中、2人の元へと舞い込んだある依頼が、2人と旧知の間柄の警察官・アートが追いかける「連続殺人事件」と、奇妙な繋がりを見せる。その事件は、被害者が全員“能力者(ミニマムホルダー)”というものだった。ミニマムホルダーであるナイスとムラサキも、否応無しに事件の渦中へと巻き込まれて行く…。

声優・キャラクター
逢坂良太、羽多野渉、加藤英美里、神谷浩史、安野希世乃、喜多村英梨、中村悠一、福山潤、村瀬克輝、斧アツシ、秋元羊介、江口拓也、岡本信彦、大橋彩香
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

期待外れの二人のハマトラ

能力者(ミニマムホルダー)のコンビ探偵、ナイスとムラサキの活躍を追う異能アクション。

ジャンルとしては好きな部類なんですが、掴みの一話目は余り面白くなかったです。
人物紹介としても不十分で出演シーンも一緒くたで
一度普通に観たくらいではまだ誰が誰やら良く解らない。
誰が誰だかまた確認しないと…。

ミステリー部分に関しては、あれよという間で自己完結。
導入としてはハイペースだった気がします。
(二回目観たら納得出来ましたけども。)
大きな事件への渦が巻き始めてはいるので今後に期待して観ていこうと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

【人物メモ】
<ナイス>探偵:ヘッドフォン付けて音速移動
<ムラサキ>探偵:メガネを外すと怪力
<バースディ>便利屋:蓄電すると強力放電
<レシオ>医者:眼帯外すとアナライズ&強化籠手
<はじめ>??:食べ物のことで頭一杯 アメ食べて風(衝撃波)使い
<アート>警視:ハマトラ理解者で事件解決に利用もする存在
<コネコ>仲介屋:メガネ&しっぽの仲介屋さん
<マオ>情報屋:中華街の情報屋さん
<ハニー>ボディガード:トラペロ(チョコ)食べて解析、10分後予知
<スリー>ボディガード:本を読んで獣人化
…あと、しまじろうみたいな奴が出てくるけど謎。

※2話感想{netabare}
何だろうコレ。
一回観るとよく分からないまま終わっちゃうんだけど、
二回目ちゃんと観るとおもしろい。
私が疲れていたり理解力が低いからなのかも知れないけど探偵ものとしては
ペースが速く人物紹介がサラッとしすぎで不親切な気もします。
分かると面白い作品なので次回からは一回目から気合いを入れて観てみたいと思います。

こういうのはちょっと予想しながら観ましょうか【予想】{netabare}
ナイスの出身施設の事と猟奇殺人犯とは
『ミニマムホルダーの研究』という点で後半繋がってきそうです。
ラスボス的なのは複数の能力を使いこなしてきそうです。

あと、ナイスの能力発動条件は指パッチンだけかも。
ヘッドフォン付けるのはダミーな気がしてきました。
他のキャラの発動条件も疑っておいた方が良いかも。
{/netabare}{/netabare}

※3話感想 {netabare}
能力格差。この世界がはらんでいる問題点が浮き彫りになりました。
持たざる者の願望を利用したモラルの暗躍・犯行との戦いが
軸となって来そうなのでかなり好みの展開かも。

今回はちょっと悲しい結末でしたが、
タカヒロくんは何故に安っぽいホイッスルをぶら下げていたんでしょうか?
せめて金属製にしてあげても良かったと思っちゃいました。

それとハマトラって、もの凄いコンビだと判明。
貧乏生活なのはお人好しなのかバカなのか…。
たぶん両方かな!?
{/netabare}

※4話感想{netabare}
アートと繋がりのあるボディガード二人組登場。
アートは上手くミニマムホルダーと付き合い
事件解決に役立てている事が伺い知れました。
ハマトラともそのうち協力しそうです。

モラルが挨拶代わりに軽く事件を起こしました。
(軽くと言っても死者出てますが。)
解りやすい動画の伏線で驚きは無く物足りなさも感じますが
動き出しとしてはこんなものでしょう。
こういう対決は好物なので次回以降とても楽しみです。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
温泉回って普通は女性キャラが癒してくれるのに…。
後発ミニマムホルダーが起こした事件でモラルが裏で動いていそうすがほぼギャグ回。
余り深く考えず気楽に観てしまいました。

しかしラストではガスケさんが裏切り!
ミニマムホルダーについて勉強していたのは自身も能力者に成る為でしょうか。
何か裏切った理由がありそうです。

後発ホルダーからは能力移植できないという分析結果が出た様ですが
鑑識官殺したって隠せない所か逆に怪しまれるんじゃないのかな?
裏切りを強調する為なのでしょうけど、殺した意味があるのか疑問です。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
バースディとレシオを掘り下げつつ誘拐事件を解決。
友情物語と協力攻撃が見所でした。

ただマネージャーの動機や計画が甘いので納得行かない所もありますが…
・説明聞いてもチユウをミスティに代えるメリットが低く
 事件を起こすリスクの方が高すぎ
・マネージャーの立場なのに社会的な経済効果を優先に考えているの?
 事件後ミスティのマネージャーになれると思ってんの?
・これミスティと共謀しとかなきゃバレるし色々ダメじゃん
・やるなら本決まりになる前に動いておけ
・チユウが創る良い作品を売り上げに繋げるのはそもそもお前の仕事だろ!?
とか色々思ってしまいます。硬化のミニマムで頭まで硬くなったのかな。

そしてアートの弟の死というのが新たな気がかりですね。
この弟がどうやらアートとナイス達を繋ぐ接点だったようです。
ミニマムホルダーだったのかな? コスモス置いたのは誰?

あと鑑識官の江戸川さん殺したのには意味ありましたね。
彼に成り代わってモラル動いてました…ツッコんでゴメン。
変身能力があるとなると何処で誰と入れ替わっているか分からないので
気を付けて見ておかないといけないかも。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
前回の事件モラルが圧力をかけ強力に糸を引いていた様でツッコミ過ぎましたかね。
頭まで硬化したとか言ってゴメンよ犯人。

アートとナイス達の接点が判明。
能力持たずに卒業した同級生だったとは恐れ入りました。
アートの弟らしき子供も映っていたので大きな事故
…というより研究機関の作為で犠牲になってしまったのでしょう。
物語の根幹に関わりそうですからそのうち明らかになってくるはずです。
【予想】{netabare}
標本になっていたのはこの子で盗まれた脳の持ち主の気がします。{/netabare}

持たざる者の悔しさと持つ者の孤独に上手く焦点を当てた構成でした。
努力し続けてもナイスが常に遙か上にいて友情との板挟みになっている
アートの心情はどれ程のものか…。

そしてラストは衝撃が走りました。
まさかまさかのアートの死。予想できない急展開で悲しみよりも驚きが勝っています。
もし変身できるのがその手に掛けた者ならばこの後アートを装ったり、
既にずっとガスケさんと入れ替わっていた可能性も出てきます。
モラルの変身ミニマムの発動条件(手を翳すだけ?)も含め
その動向がますます気になります。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
色々と酷い回。
元々作画には目を瞑っていたけど、この際言う。やはりヒドい。
人物崩れているし赤茶のシミフィルターみたいなのずっと気になってます。
(最初は意味あるのかもと思いましたが無いみたいだし…。)
能力発動シーンのセンスや気合いも足りなず手抜きに見えます。

沖縄の方言入れたかったのか?キャストも酷い。
緩い沖縄弁程度なら声優さんに任せればいいのに…。

おふざけ回としても今回のシナリオは酷い。
脈絡無く無理矢理沖縄にメンバー集結させるし競技もグダグダ。
あのシーンで寝てる奴に感動や勇気与えられるのが不思議すぎる。

…わざわざ沖縄ねじ込んで何してるんだか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
スリーの過去背負った罪が明かされる回。
目の前で自分を慕う子供を殺してしまったんだからキツいですよね…。
でもどうしてあんな状況になったのか説明不足。
ハニーとの出会も含めてもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
スリーがハニーの暖かな手に救われる場面は見所のハズですが
演出と描写不足でふいにしてしまっています。

事件に関してはスリーの名誉が回復されていないのでモヤモヤします。
子供達を命がけで助ける姿を生中継させるとかして欲しかったな。
「化け物だ!」と言って怯え驚くシーンではないと思うのですが…。
報道陣もカメラ回してなかったり裏口の軍用トラックに気づかなかったりと
ツッコミ所満載でした。

モラルとの戦いを描く全体のストーリーは好きなんですけど
1話1話の作りが雑でガッカリさせられる事が多いです。
次回からモラルがラストに向け本格始動するようなので良い着地を期待しています。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
ながーいこと引っ張ってきた割には雑な感じ。

鬱屈した人間に能力を与えミニマムの力を公にして混沌の幕を開いたけど
崇高な志があるように見えないしや緻密に計算された感じでもない
ここまで酷い状況になるには説得力に欠けます。
理性を失う人間が多すぎ。釘バットとか世紀末だよ。
コメンテイターは理由も良く分からず無惨だし。

まぁ来週明かされる様なのでこれ以上は控えておきましょうか。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
まずは力を欲する者にそれ与え救ってあげた…
そしてその者に対抗するため、また多くの人がミニマムホルダーの力を欲し
やがて世界は平等(欲する者は皆ミニマムホルダー)になる。
って、言うのがモラルの考えのようです。
…浅はかな。
全員が人間だろうとミニマムホルダーだろうと才能や努力や環境で差は出てくるし
平等じゃないって感じるのは結局その人の考え方次第だと思うんだけどね。
「結果平等」って「最高の不平等」だったりもするし。

自分の価値観で勝手に平等を押しつけている様にしか見えないです。
タカヒロ君の仇と共に次回はみんなで成敗かな!?

かなり知的な頭脳犯との戦いが描かれるのだと思ってたけど、それ程のモノではなかった印象。
一般人が愚かすぎるし作画の酷さも手伝い少し萎え気味です。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ナイスとモラルとの対話で多少は彼が知能犯ぽく見えたのは収穫だけど
やはり計画としては幼稚。
力を欲している人達はミニマムホルダーに成れれば何でも良いって訳ではないでしょう?
あんな爪貰っても幸せになれる訳ないから要らないと思う…。

あと超音波殺人ボイスのミニマムホルダーは取って付けた感じが酷い。
生きる上でなんの役にも立たない所かマイナス甚だしい能力で
スポーツ観戦なんかで思わず悲鳴上げたら大惨事になっちゃうし
もう通常生活送れず殺戮マシンとしてしか生きていけないよね。

モラル本人の能力は音速を超えるワープだったけど
どういう理屈か本気を出したナイスの方が上で意外とあっさりKO。
なんで?っていう疑問もあるからスッキリはしませんでした。
折角、発動条件という設定があるのだからそこを突いて欲しかった気もしますし
ムラサキも居たんだからせめてコンビネーションで倒して
『二人でハマトラ』を演出して欲しかったです。

そして最後は何故かアートが復活してモラルを殺害しナイスにも発砲した!?…ってところで終了。
伏線放置した上に謎をぶち撒けて二期に続くみたいだけどちゃんと締めくくりは付けて欲しかったです。
{/netabare}

【総評】
モラルが暗躍し対決に至る全体としてのストーリーは好みの部類だったんですが
能力、個性、発動条件と言った設定が全く生きておらず
各話ごとのストーリーが非常にチープに出来ていて不満が溜まりっぱなしでした。
おまけに作画は近年希にみる酷さでアクションもカクカク。
折角の異能バトルが全く生きてなかったです。
はじめちゃんやコネコやハニーといった可愛い処が
ちゃんと可愛いく描けて居ないのも無惨。
他キャラも含め魅力が引き出せていませんでした。
声優さんについては程々に豪華ではありますが
演技を魅せるシーンも殆ど無かったように思います。

本当に色々目を瞑って『全体のストーリー』を楽しんではいたんですが
結局は次期に丸投げするENDで落胆してしまいました。

二期を観てからではないとちゃんと評価は出来ませんが
一期単体だと最低クラスの評価をせざるを得ません。
まだ観てない人は時間の無駄になるやも知れませんので
二期の評判を聞いてからでの視聴をオススメします。
一見して好みの作風でついつい引き寄せられてしまいましたが今期の地雷アニメでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41
ネタバレ

カルマるかIS さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

探偵×異能バトル=最高にかっこいい!!(九話感想追加)

~簡単物語説明~
限られた人間しか持つことのない異能(ミニマム)そのミニマムを持った人間をミニマムホルダーといい主人公(ナイス)もそのうちの一人であった。ナイスとムラサキという探偵コンビ(ハマトラ)が事件に巻き込まれていく話です
中二なかんじが多いですが男として異能系バトルアニメは興奮してしかたがありませんw

第一話視聴しました~{netabare}最初はちょっと色使いが変な探偵アニメかな?と思っていたら能力とか使っちゃうから完全に引き込まれましたw物語の鍵となるのはやはりミニマムだけを狙った殺人事件でしょうね
なんかデュラララと功殻機動隊を足して二で割ったようなかんじに近いような気がしますがとりあえず面白いので視聴決定です!次回も楽しみですね{/netabare}

第二話視聴しました~{netabare}今回は最後のほうにおそらくラスボスであろうキャラも登場して盛りだくさんでしたね。なんだかんだいって今期のなかでもなかなか面白い部類に入ってる気がしますね
昼休みの購買にいくシーンはよくある光景をただただやってるだけかと思ってたけど爆弾魔のシーンにつなげたのはよかったです。ただキャラのミニマムの能力がいまいちはっきりしていないのが残念ですね。今のところ退屈せずに見れているのでこの先にも期待ですね{/netabare}

第三話視聴しました~{netabare}今回は物語の行く先がみえてきてとても面白くかんじました。これからの伏線になりそうなものも多くこれから大いに期待が持てますね!
今回の感想に入りますね
ミニマムホルダーという、いうなれば神に選ばれた能力を授かった人間は将来を約束されたも同然ということだけあってそれを毛嫌いする人もいるようですね。今回気になったシーンが二つほどあり一つ目はアートの過去がわかり闇落ちしてもおかしくない状況になっているということと、はじめが「これみたことある」といったシーンですね。最後に関してはいづれ大きなものに関わっているきもしますね。一番最後のシーンでこの子を助けるといっていたシーンではナイスが写っているのですがその奥にはじめものっていました
普通に考えれば一番大きく写っているナイスを助けるといっているように思えますが、ミニマムホルダーであり学園トップの成績をもつナイスをたすけようとしますかね?そういう風に考えると裏があるような気がします
なかなか面白くなってきているので次回も楽しみですね!{/netabare}

第四話視聴しました~{netabare}新キャラ登場でさらに盛り上がってきました!しかもハニー可愛いからそこらへんも満足ですwほぼ一話簡潔ですが今回みたいに前回のモラルの考えとナイスの考えが近いことで事件を解決するなどの伏線があると見てておもしろいですよね!この二人が今後どうやって敵対するかもみどころですね
それにしても途中であった婆ちゃんと密輸犯のカーチェイスおもしろかったですw最近の婆ちゃんはすごい!!次回も楽しみです{/netabare}

第五話視聴しました~{netabare}てっきり今回は温泉のサービス回だと思ってたけど事件も起きたし、黒幕がモラルというちゃんと繋がっていて素直に感動しました!まあ、事件の犯人がああいうキャラだからネタにしか見えないんですけどねwしかも今回はいつも食べてばかりのはじめも活躍しましたね!まだミニマムの能力がよくわかりませんが飴みたいなものが能力の発動源になっていることは確かですね
しかし最後の警察の爺さんの行動が気になりますね。裏でモラルと繋がっているのかとおもいましたがおそらく変身のミニマムで別の人が化けているということを信じましょう!次回も楽しみです{/netabare}

第六話視聴しました~{netabare}バースデイたちの過去編はなかなかよかったけど声優がちょっとあれだったのが残念ですね。あと体に静電気まとわせてパンチすれば倒せちゃうってのもどうなのかな...
まあ、今回はナイスがモラルまでたどり着いたという大きなことがあったしよしとしますか!というか前回ナイフで刺してたやつはやっぱり変身能力のモラルでしたねwこの先が楽しみです{/netabare}

第七話視聴しました~{netabare}今回はいろいろありすぎて整理するのが難しいですねw孤独とは弱者が経験するものだけどその逆でもあり強者には強者の孤独がある。それを解決するためにモラルは動いてるけどアートとは全く考えが合わないですよね。どう考えてもアートは殺されてしまったと考えるしかありませんが死んでから復活のミニマムが宿るとか言う展開もあるのかな?最初の頃の予想とだいぶづれてい来たので全く話の展開が読めなくなってきましたね!なかなかいい展開になってきたので期待です{/netabare}

第八話視聴しました~{netabare}ちょwちょっと待ってwあれ?前回アートが死んでそうとういいかんじできてたのに今回はサービス回?ハニーの水着が見れて大満足だけどタイミングが少しだめなきが..それにナイス!最初のほうでこいつらは雰囲気で繁華街では遊びそうにないって決めつけないでよ(泣き)なんか悲しくなってくるよ!wなんというかこのアニメはあと少しってところで道から外れて失敗していますね。雰囲気だなないようだのはなかなかいいのに宝の持ち腐れ状態になってしまっているのはもったいないですね。しかしこの後挽回して終わりよければ全てよし!にして欲しいですね{/netabare}

第九話視聴しました~{netabare}前回が微妙だったぶん今回はなかなかよかったんじゃないですか?素性が全く分からなかったスリーの過去に触れていたけどこのアニメって2クールなんですかね?それにしては早足だし1クールにしてもおろそかになってる分が多い気がしますね。とりあえずだれるのだけは回避して欲しいところです!本当にこのアニメはいろいろと惜しいので頑張って欲しいですね!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

ツミツミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

超能力を持った少年少女たちのお話♪

★あらすじ★
舞台は横浜。ミニマムという超能力を持った主人公のナイスは「ハマトラ探偵事務所」の仲間たちとともに横浜の数々の事件を解決していく。ある日、ナイスたち「ハマトラ」探偵たちは彼らの旧友で警察官のアートから、ミニマムホルダーだけを狙った連続猟奇殺人事件について告げられる。その裏では人工的に開発するミニマムの研究が進んでいて…

★キャスト★
ナイスー 逢坂良太
ムラサキー 羽多野渉
はじめー 加藤英美里
アートー 神谷浩史
レシオー 中村悠一
バースデイー 福山潤
ハニーー 喜多村英梨
スリーー 村瀬克輝
コネコー 安野希世乃
マスター- 斧アツシ
セオー 岡本信彦
レイー大橋彩香
モラルー 小野友樹
モモカー 緒方恵美

豪華声優陣!

★感想★
私のお気に入りの棚に入っているアニメの一つ♡ ハマトラ、大好きです!このアニメのストーリーを簡単に言うと、超能力を持った少年少女たちのお話です(スリーだけは少年じゃありません)。そして何か他のアニメとはちょっと違う感じw最初観た時は、「こんな風なアニメもあるんだな〜」って思ったのを覚えています。
ハマトラの絵とかを見ると、なんかシリアスなバトル系のアニメなのかなって最初は思ってました。そして1話目。案の定、羽田野さんのシリアスな低い声で始まったのだけれど、ナイスの行動に爆笑。そしてその後のカフェシーンも爆笑です。

お気に入りのキャラはバースデイとマオです。バースデイは福山さんが役をやっているので、たぶんアドリブも所々してるんじゃないかな…第1話目で、レシオの新車が壊されたときに、福山さんの「Oh, コロンブス」っていう台詞の言い方がすごく笑えました。さすが、福山さん笑笑。そして、マオ。アニメではあまり出番がありませんが、すごくいい味をだしています。いつも緑色の中国服を着た、情報屋です。見た感じ、ハマトラ探偵(特にナイス)には情報を売りたくないようですが、まあなんだかんだ言ってちゃんとハマトラを助けています。(情報がなかったらモラルが誰か分かんなかったしw)そういう所が、たまらなくカッコイイ!!><泣

いつも楽しくやっているようなハマトラ探偵団。そんな個性豊かなキャラたち一人一人には、それぞれに悲しい過去が…涙。ミニマムを持つものと持たないもの----強者と弱者。こういう設定だから意外と深いお話です。もしもこういう世界が本当にあって、私がミニマムを持たない人だったら、私も後発ミニマムホルダーになってたかも…人間の欲って、怖いですね。

最後は、絶対「えーっ!」で終わります。私なんか、開いた口が塞がらない状態に。(アートォォォォ!!!)

ちなみに、ハマトラの監督は暗殺教室と同じ、岸誠二さん!だからなんとなく、雰囲気とか似てたのかなw

★主題歌★
オープニングテーマ:「FLAT」
by livetune adding Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)

エンディングテーマ:「Hikari」
by 羽多野渉

どちらも、ハマトラにピッタリの曲だと思います。結構激しいです。でも大好き♡

まだ観ていない方は、ぜひ一度観てください!すごくオススメです><

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

67.5 3 学園で沖縄なアニメランキング3位
あそびにいくヨ!(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (726)
4650人が棚に入れました
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが…エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

声優・キャラクター
田村睦心、伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜、井上喜久子、豊崎愛生、寿美菜子、堀江由衣、平田宏美、野水伊織、石塚さより、渡辺明乃、門田幸子、高垣彩陽

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TOLOVEる好きなら好きかも

宇宙人来訪、主人公は鈍いが、モテモテとTOLOVEるみたい。でも、こちらのほうが先みたい?ハーレムラブコメと時々バトル。最終話近辺はバトルばかりでちょっと飽きてしまった。けれど、エロコメ要素が好きなら途中楽しめるはず。少なくとも自分は楽しめた。

ネコ可愛いけど、敵のイヌお姉さんもセクシー。さらに、ネコミミ大好きお嬢様とそのメイドたちもいて、キャラの大噴火。

声優陣が割と豪華な作品。登場人物が多いが、大体名の知れた声優。スフィア全員が声優を務めているのもポイント高い。全員が主要キャラクターではないが。

この作品の推しはアオイ。つるぺた好きです。

OP
Now loading...SKY!! 歌 スフィア 明るい曲。何回でも聴いていられそう。
ED
心の窓辺にて 歌 双葉アオイ(花澤香菜)
想い出がジャマをする 歌 金武城真奈美(戸松遥)
Happy Sunshine 歌 - エリス(伊藤かな恵)沖縄民謡様のメロディが癖になる。
おいらは淋しいスペースマン 歌 ラウリィ(茅原実里)NHKアニメ「キャプテン・フューチャー」挿入歌(オリジナル歌唱はヒデ夕樹)。第9話の挿入歌としても使用。キャプテンフューチャーへの愛が溢れている感じがする。遺伝子に刻まれている。
スマイル☆ピース 歌 エリス(伊藤かな恵)、金武城真奈美(戸松遥)、双葉アオイ(花澤香菜)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが……エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

1. ちきうにおちてきたねこ
ネコミミとシッポの生えた不思議な美少女エリス登場!騎央との出会い。
沖縄に住む少年・騎央(きお)は、ある日プロポーション抜群の美少女・エリスと出会う。ネコミミとシッポの生えた不思議な風貌の彼女。その正体はなんと宇宙人だったのだ。地球の常識を知らないエリスのセクシーな行動に、幼馴染の真奈美や担任のマキから誤解を受けて大弱りの騎央。エリスが地球に来た目的は何なのか。一方、そんなエリスの周辺では不穏な動きを見せる謎の組織があった。

2. あそびきにました
ナゾの組織がエリスに襲い掛かる!その頃、騎央は・・・
宇宙人エリスを巡って暗躍する、謎の組織のエージェントたち。そうとは知らないエリスと騎央は、かわいらしい姿の猫型ロボット・アシストロイドの一団を連れて、地球について調べ物をしていた。そんな二人を影から見つめ、苛立ちを隠せない様子の真奈美。そして別の場所から二人を見つめる美少女・アオイもまた、騎央に想いを寄せていた。それぞれの思いが交錯する中、ついに謎の組織が動き出す。

3. とまりきにました
組織から身を隠すため、騎央の奇妙な同居生活が始まる・・・
日本と国交を結ぶため、交渉の席についたキャーティアたち。キュートでグラマーでセクシーな体を武器に、無敵艦隊スクール水着で外務省の役員を悩殺する!一方、追われる身となった真奈美とアオイは、組織から身を隠すため、騎央とエリスの住む嘉和家に一緒に住むことに。美少女三人+アシストロイドとの魅惑(?)の同居生活、複雑な四角関係に波乱の予感……どうなる、いや、どうする騎央!

4. さらいきにました
エリスに発情期が訪れた!猫から進化した種族の習性なのだ。セクシーボディで騎央に激しく迫るエリス。それを阻止しようと奮闘するアオイと真奈美だが、自身の欲望との間で揺れていた。四人の熱き攻防は留まることを知らず、東京・中野ブロードウェイまで駆け巡る。一方、ネコミミシッポを愛でる猫耳教団「子猫の足裏」による、作戦名「うにゃーくん」が動き出そうとしていた。うにゃーっ!!

5. たすけきにました
ついにベッドイン? 騎央危うし!
前回から引き続き、絶賛発情期真っ最中のエリスは、ついに騎央と二人でベッドイン?そんな二人を喜ばせようと現れる経験豊富なメイドたち。さらにはこれまたセクシーなマイクロビキニの女性まで乱入してきて大混乱。二人の運命やいかに。一方、アオイと真奈美は騎央を助けるべく肌色満載な過激水着姿で挑もうとするが、そんな二人の背後には謎の変態と隠しカメラの魔の手が迫っていた…。

6. れんしうしました
ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込むエリスの発情パワー!エロスの坩堝と化す!
さらに発作の頻度が増していくエリスの発情期。ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込み、若者達の夢が詰まった健全な映画は濡れ場まみれの濃厚な大人のラブロマンス?へと変貌していく。一方、キャーティアシップ内にあるバーチャルルームを訪れたアオイと真奈美。あらゆるシチュエーションが擬似体験可能なこの環境で、2人は溢れ出る欲望を押さえることができるのか!?

7. およぎきにました
大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生登場!
新学期早々、まさかのサプライズに騎央のクラスは騒然としていた。宇宙人にロボット、大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生達が出現したのだ。心奪われる男子達と、嫉妬心渦巻く女子達。恋のスパイラルは荒れ狂い、混乱は避けられないといった様子。そしてさらなる混乱呼ぶイベントが迫ってきて…。魅惑の水着美女達が、沖縄の美しき海で騎央達を待つ!

8. けっとうしました
二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げる!
沖縄北部、大自然残る美しきやんばるの森に、鋭い銃声が木霊する。二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げていた。親友であり、時にライバルである二人の間には、悲しくもすれ違う互いへの想いと、決して譲れないものがあった。二人が争うことになった理由とは、そして勝負の行方は…。文字通り丸裸になりながら戦う、女同士の頂上決戦が今、幕を開ける!

9. いだいなるさいしょのあしすとろいど?
全ては、ネコ耳星人キャーティアのアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。
夜空を埋め尽くす満天の星空の下、それぞれが、それぞれの場所で、同じ歌を聞いていた。その歌は、とても穏やかだがどこか寂しげで、抱える想いは違えど、その瞬間だけは皆同じ感情を共有していた。皆が聞き入る歌と共に、過去と未来を繋ぐ物語が語られる。全ては、キャーティア史上最初のアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。

10. ねらいきにました
クリスマスに何かが起こる?!
それぞれに想いを持つ少女たちは、クリスマスに向けて行動を起こそうとしていた。エリスと騎央がこれ以上近づくのを怖れるアオイと真奈美は、踏むべき段階をすっ飛ばして、一気に既成事実を作る作戦に?一方、キャーティアの面々も、クリスマスに特別な贈り物をしようと計画をしていた。しかしその影には、いつにも増して不適な笑みを浮かべるドギーシュアの姿が?

11. さがしきにました
ピンチに陥ってしまうキャーティア達。騎央は助けられるか?
騎央たちは、あらゆる手段を講じて危機を回避しようと努力するが、ドギューシュアの戦略によって次々と妨害されていく。その切迫した状況が、それぞれの想いを加速させ、溢れ出てしまった本音が次々と衝突を生んでいく。大混乱の中、中心にいる騎央の勇気と決断が迫られるのだった。

12. みつけきにました
ついに、キャーティアと地球の命運をかけた戦いの幕は切って落とされた。己が野望を達するがために譲らないものと、守るべきものを持つ固い信頼で結ばれた両者の衝突。激しさを増す戦いの中で、それぞれの因縁と想いが爆発し、予想だにしない決着へと向かっていく。美しき地球を背に愛を叫ぶ少年少女が進む未来は――そして、地球の運命やいかに!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

想定外の展開をするアニメ。『遊びにいくヨ!』

あそびにいくヨ!はラノベ原作、様々なパロディネタのあるネコ耳・巨乳・ラブコメディアニメです。

また、著者の地元が沖縄と言うこともあり、このアニメの舞台は沖縄。OPから沖縄感一色! 海の中の景色ばかり写る、それほどストーリーとは関係のないOPだが、OP曲の「Now loading...SKY!!」は夏を感じさせる爽やかな明るい曲であり、OPの作画にはピッタリでした。 始めてこのOPを見たときも、あぁ沖縄って感じがするな、と思った私です。
それになんと、沖縄の景色を再現しただけではなく、『オリオンビール』や『サーターアンダギー』などの沖縄の名産品?も登場しています。『サーターアンダギー』なら聞いたことがある人は多いでしょう。 他にもいくつか沖縄の固有商品が出ているようですが、私が知っている、というか気が付いたのはそれくらいですね♪ v(。・・。)



さてさて、次はこのアニメについての軽い紹介。
ある日、とある一人の宇宙人が調べ物ついでに地球にあそびに来ました。 彼女はキャーティア人という宇宙人であり、名前はエリス。 主人公の騎央が長老の初命日の時に、2人は出会い、物語は始まる...。

このアニメのタイトルが『あそびにいくヨ!』であり、宇宙人が地球にあそびに来たと言っているくらいですから、のほほ~んとした、平凡なラブコメではないか?と思う人もいるでしょうが、実際は、まぁ、のほほんとしたところも多いですが、シリアスな場面も多いです。 のほほ~ん(ラブコメ)とシリアスが半分半分くらいです。 たぶん初見の人は良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られるかもしれません。 一番初めのシーンで( ゚д゚)?や∑(・∀・)の表情を浮かべること間違いなしです!

このアニメでは3人のヒロインがいて(その一人はもちろんエリス)、そこで女たちの争いもあります。ちなみに、なかなかシリアスなところが多いです・・・。



このアニメの特徴と言えば、何と言ってもまずはネコ耳でしょう。このアニメのタイトルである『あそびにいくヨ!』からは一欠けらも連想できませんが・・・。 キャーティア人は皆ネコ耳。ネコ耳、ネコ耳、ネコ耳です。( ゚Д゚)・∵. グハッ!!
さらに、このキャーティア人(宇宙人)が来た事によって、変な三大勢力が動き出します。 その中の一つには「子猫の足裏」通称「猫耳教団」というものもあります。ねこ耳を愛する教団です。 もう、ダメな臭いがプンプンしますねw
それにまぁ、このアニメを見たからと言って巨乳に目覚めることはありませんよ。たぶん...

次は、巨乳。 キャーティア人の殆んど(一部除く)はみんな巨乳。特にエリスが・・・。 他のヒロインたちもなかなか立派です。

3つ目は、最初の方にも言いましたが、沖縄です。 OPもEDも沖縄をイメージさせるモノだったり、実在する食べ物(商品)や建物などが出てきます。このアニメの沖縄に対する宣伝力はバッチリですねw
あと、どこかにケンプファーのキャラが登場しています。既に、このアニメを見たことのある人はお気づきかな?
他にもゼロ魔、ブラスミが出ているそうなのですが、私は気付きませんでした。なぜ気が付かなかったのだろう・・・。ということで、そのうち探してみることにします♪

4つ目は、私が一番気に入っている第9話。 ここでは挿入か歌として「おいらは淋しいスペースマン」のカバーverが、EDでも歌われます。ここで歌うのはラウリィ(茅原 実里さん)です。
ちなみに、この「おいらは淋しいスペースマン」は、1978年に放送された『キャプテン・フューチャー』のSP版華麗なる太陽系レースのEDテーマ。
きっと一度聞けば頭に残ります。私はこの歌を聞いて心打たれました♪ 是非、オリジナルもカバーも両方聞いてみてください。


ちょっとネタばれも含みましたが、取り合えずここまでにしておきます。 このアニメが何を求めているのかはイマイチよく分かりませんが、まぁ、つまらなくはないです。 人によっては面白いと思う人もいるでしょうし。
このレビューをここまで読んでくれた方、特にまだ見たことのない方は、取り合えず1話から見てみてくださいな♪
面白いかどうかは二の次です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

色々と詰まってるけど薄味

エロありアクションありラブあり、なんでもアリのSFコメディです。
脱ぎっぷりが結構ダイタン。
メカや戦闘アクション、無駄によくできてます。
恋愛、もどかしくも青春してます。
ホントなんでもあり。ですけどなんでもありが万能というわけではありません。


特徴的な作風は、ミリタリーと女の子(サービスあり)です。
無駄に銃や兵器の設定が凝ってます。エロコメのようにバンバンとご都合主義で女子のパンツや裸を描く一方で、バトルは軍事モノのように地道だけど、妙に納得させられるディティール描写が入っていたりで、戦闘の見せ方もアクション映画さながらでハイセンス。
ただ、基本的な路線は宇宙人が絡むコメディ。
オーバーテクノロジーのアイテムがたくさん登場するので、軍事ヲタ向けのこだわりの部分が、ちょっと浮いてしまっている感じです。メカなどにはそれらしい科学設定はあるんですが、SF色が強くてウソっぽさが先立ってしまいます。
機械や戦闘にこだわる割には、ストーリーは行き当たりばったりで緊張感がないので違和感を感じるところ。
まあ、そこのギャップが面白い部分でもあるのですが。

恋愛パートは、結構よくできてました。
結局はハーレムなんですが、そこに行き着くまでのゴタゴタは、負い目や引け目を感じているコンプレックスだったり、素直になれなかった過去の自分への後悔だったり。ありきたりではありますが切なさや葛藤を描くのに結構注力してあって好印象でした。悩んだ末のハーレム形成。
ただ、メインヒロインが天然ノーテンキで、まったく何も恋愛の駆け引きをしてません。
これは、どうかと思いますが・・・天然さんとはそんなキャラだもんね (´▽`)

エロ要素は、結構高水準です。
キャラデザインは好みの別れるところですが、萌え・・というよりは色気があります。
脱がせ方はご都合主義ですが、ヘンな勿体つけず惜しげもなくドーンと見せる潔さと、直球だけどツボをちゃんと押さえてあるエロ表現は、SFコメディならではの強みを活かしたつくり。宇宙人って設定はこんな時にとっても便利。
発情期か・・・・なら、仕方ないよね(^-^;)

納得いかないのは、途中で二話ほど入れてあるシリアスシナリオ。
世界感をぶち壊すとまではいいませんが、明るくてエッチで賑やかな雰囲気が本分の本作には明らかに異質。この間だけは、エロもおちゃらけも成りを潜めます。
そうまでして入れてる割には、内容はありきたりだし、以後のストーリーの伏線って訳でもない。何だったんでしょうコレ?
色々やってみたかたんでしょうね (´・ω・`)


総じて、バラエティに富んでいるんですが、何でもやりすぎて逆に作品全体の印象が薄くなってるといった感じでした。
決して質が低いわけではないんですが、傑出したものが見当たらない。
色々と”今一歩”なところが惜しいなぁー、といった感想です。
キライじゃないんですケドね、オススメのポイントが見つからない(^。^;)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

74.3 4 学園で沖縄なアニメランキング4位
はるかなレシーブ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (450)
1641人が棚に入れました
東京から沖縄に引っ越してきた高校2年生、大空遥。いつでも明るく前向きな遥だが、彼女にはコンプレックスがあった。
それは普通の女の子より身長が高いこと。

一方、遥を空港に迎えに来た彼女と同い年の従姉妹、比嘉かなたにも悩みがあった。
かなたは身長が伸びなかったせいで、大好きなビーチバレーを諦めてしまった過去を持つ。
そんな凸凹な2人が、ふとしたきっかけでビーチバレーのペアを組むことに……。

広い砂のコートに味方はたった1人だけ。何よりもパートナーの存在が大切なビーチバレーで、2人はどんなプレーを見せるのか!?
真夏の太陽が照りつける沖縄のビーチで、今、少女たちの汗と情熱が輝き始める!!

声優・キャラクター
優木かな、宮下早紀、種﨑敦美、末柄里恵、島袋美由利、伊藤かな恵、木村千咲
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

スポ根としては良作なもののそれ以外がイマイチ

王道路線の王道の良さをしっかりと掴んでいて、全体的にはキャラ達の友情や変化を爽やかに描くことができていました。特に試合のシーンは正直テンポの悪さは気になるもののとてもじっくり丁寧に描かれていて臨場感がありかなり熱く、よく動きフェチを感じさせる作画も見事で競技の解像度も高く、スポ根としては良作の部類に入ると思います。しかしながら試合以外での作品の転換期となる展開のインパクトの弱さ、そのシーンに至るまでの過程の物足りなさがあり、ストーリー構成も過程を描いて欲しい部分をすっ飛ばして試合回に注力しているような状態で、ストーリー展開の為の段階をしっかりと踏めておらず試合回以外はイマイチパッとしない印象です。特に前半の1〜4話はシーン自体は良いはずなのにシーンに必要な分の掘り下げが甘いせいでどうも良い!と言える一歩手前で踏みとどまってしまい、とても歯がゆい感覚です。過去回想もほぼ同じようなのを繰り返し使う回があって少し辟易としました。主人公についても努力描写と成長具合があまりしっくりとこず、主人公補正がかかってると言わざるを得ないです。

主に試合シーンではスポ根の良さが光っているものの、それ以外で惜しい部分が目立つ作品です。個人的には日常パートがかなり好みだったのでこの作者さんの日常系作品も見てみたいという気持ちです。


各話の感想
{netabare}1話
全話水着回らしいので視聴。
内容は初心者が成り行きですることになり〜っていう結構王道路線。それゆえに掴みは悪くはないけど弱いかな。バレーに目覚めるきっかけがちょっと薄く感じましたが導入なので大目に。ビーチバレー競技の解像度が高いのでリアリティあります。「エースなんていらない」ってセリフは競技に合ってて良いですね。でもいとこの変わりようを過去回想を使って描いて欲しかったかな(写真からして性格も変わっちゃってるみたいたし)。メイン2人が再び打ち解け合っていく様子のドラマを期待。友情メインじゃないのかもしれないけど持て余してる感が

作画良いなと思ったらC2Cで納得です。背景も自然の爽やかさ美しさバーーーン!で素敵です。

(2周目、まだ4話だけど理解出来てないので)
"いとこ"って言ってたからその言葉を信用しすぎちゃったかな1周目は。でも関係性の掘り下げが甘いのはダメかも。そんなに仲は深くなかったのかもしれない。そういうことにしとこう
「今でも誰か使っている」→金髪2人かな?とも思ったけど成美ちゃんと話してるところから推測するにかなたちゃんなんだね
作画面とバレー競技の解像度が高いのは明確に良いところ。でも主人公がバレーに興味を持つきっかけが薄い(そのシーンに繋がる強いシーンがない)。主人公がバレーに興味を持つっていうシンプルな流れだけどもキャラ同士の繋がりがあって意外と複雑。


2話
今回から日常パートで割り入ってきたお色気要素。個人的にはおちフルが好きなのでこっちもかなり好き。それに普通のバレー競技の違いをよく描いてる親切設計だからバレーよく知らなくても安心で助かります。ビーチバレーにおける身長の重要性を描いてるのも良い。後半の百合?(嫉妬?)も生っぽくて心がドグドグしました。でも同じような回想2回見せたのはちょっと尺が勿体無い...アバンの回想なくて良かったんじゃないかな。かなたちゃんを信じる!って流れも無難止まり。全体的に描写の土台が脆いから展開は良いにしても一つ一つがどれも惜しいものになっていて残念。特にかなたちゃんの苦悩→信じてくれて嬉しい!(レシーブ取る)、のその苦悩の部分をしっかり描いていたら違ったかも。色々描きすぎて散らばっちゃったのかな(この深掘り出来そうな描写を2話で消化はちょっと早すぎたと思う)

かなたちゃんはスク水の方が良かったなぁ...

2周目
やっぱり同じような回想2回流すのは良く無い。そして今回も話の土台不足が目立つ。低身長の苦悩みたいなものをしっかり掘り下げられたら主人公の「それでも私はかなたちゃんとやりたい!」っていうみたいな、肯定するセリフもすごく響くんだけどね。主人公が楽しいって感じた描写も少ないから唐突に感じる。「ずっと待ってたんじゃないの?」(自問自答)のセリフもどんな風に待ってたのか曖昧。成美さんのガチ百合シーンも3話の過去回想を挟んでたほうがより良いものになったはず。やっぱり全体的に惜しいな



3話
パワープレイヤー云々の話が唐突に感じたから回想をアバンに持ってくるとかしたほうが良かったかもね。かなたちゃんの描写で過去→現在への流れをよく引っ張ってくる割には過去のシーンが布石になるほどしっかり描けてない。主人公を排除してかなたちゃんと成美ちゃんの話にした方が綺麗にまとまったんじゃないかなあ。今のところかなたちゃんの変化やその周りのことを描いているから主人公いなくてもいい気がする。それと主人公とかなたちゃんの関係性の掘り下げが薄過ぎる。かなたちゃんが主人公と何か決断するシーンもそうなんだ止まり。出だしから既につまづいていたのかもしれない。
スパイクにあんまりこだわり無いのも合理的とはいえなんだかなあ〜話としてドラマがなくて物足りないw

2周目
やはりスパイク→フォーキーの流れにドラマがないなあ。勝利にこだわる、とかの描写も無いし何故気が変わったのかよくわからないから単に変えただけになってる。かなたちゃんが「取り戻す」話なんだけど、その取り戻したい過去の描写がおぼつかない。成美ちゃんと日本一になる約束をしたのは後の話に出てくるのでメモ 



4話
日常回。今回でかなたちゃんは気持ちに踏ん切りがついたのかなと。エロ要素は結構露骨だけど好きなんだよねw日常パートメインの時の方が面白いかも。そしてめっちゃ百合。成美ちゃんがNTRれてるのかと思ったけどそんなことなかった。回想の「日本一になろう」っていう約束を履き違えてないか?とは思ったし、取ってつけた感が出てるけど相手優先の良い娘だった。「かなたにも立ち止まって欲しくない」のセリフが良かった。この回想を2話後半の前に見せていたら良かったかな、成美ちゃんの心理描写に踏み台ができたはず
あと主人公やっぱり陽キャだなあ(結構リアルにいそうなタイプの)。あまりに別世界の人間性すぎて見ていてメンタルがやられる...何気に一回目の誘いスルーしやがったし初対面の人の脚に抱きついたりしててちょっとヤバいやつ

次が大会回なので一旦まとめ、ストーリーは割と王道仕立てで初心者の主人公がバレーにハマりその相方が気持ちの整理をつけてこの回で無事コンビとして確立。流れ自体は悪くはないんだけどこの歯痒さはなんだろうか、それぞれの展開に至るまでの描写や過程が物足りなくて良い!と言えるものに一歩及ばない感じ。序盤は悪くは無いけど特別良くもない凡寄りの印象。今調べたところ評判は良いみたいですが、、これから面白くなってくのかな?

2周目
1周目の感想とほぼ変わらないです。
エロ要素のある日常パートがすごく好み。エレベーターの娘は伏線?



5話
テンポ早めなのは良い。試合シーンはじっくりですね。テンポが悪いけど試合のシーンがつまらないってわけじゃないし多用してるスロー演出も無駄になってるわけじゃないから悪い風には捉えないけど、試合はせめて1話で終わらせて欲しかった。
でも回想は来ると思ってた。この試合中の出会いとかの回想は取ってつけた感でるからあんまり好きじゃないんだけどね。あと回想の作画は良いけど。それに相手キャラもわざわざ「効かない!」とか口に出すのが嫌。こういうのは言葉に出さず技で語るもんじゃないの?

今回腹、肩甲骨、鼠蹊部、尻等身体のフェチニズムが凄い!!!ありがたい



6話
かなたちゃんが経験を活かしてじわじわ追い詰めてて、主人公も試合の中で成長する鉄板の流れが良いですね。相手コンビの友情も普通に熱い。でも相変わらずのテンポの悪さ。試合の一挙一動を丁寧に描くことで試合の臨場感は増すものの話的にはテンポが悪いっていう一長一短な仕様。無駄にはなってないから大目にみようかな



7話
この野郎!百合の間に割り込む女出てきました。クレアのおかげでギャグっぽくなっててよかったですが。おまけにこの百合エロいぞ!!耳に息吹きかけるシーン最高でした
日常パートは安定の面白さです。友達いないことを何度も突いてくる陽キャ主人公は笑いました。突かれてるキャラが百合に交わる〜なので不思議と不快感はなかったw
でも勝負のシーンはかなたちゃんの読みが当たりすぎていて作為的でした。初心者だからわかりやすい、っていうのも違和感。逆じゃない?スポーツで友達が出来るって話も取ってつけた感。

文句はあるもののそれぞれのキャラが活きていて良い寄りの回でした。試合回から良くなってきてるな〜



8話
抱きしめられて癒されるところあずにゃんっぽい。

絆の重要性を実感&決別回。努力描写がしっかりしてます。成美ちゃんに日本一目指すっていうシーンも公開NTR観てるみたいでなんとも言えない感じになりました。決別したのは良いと思う。
でもまた同じような回想流しやがった...1回でまとめて欲しい。成美ちゃんが帰省してくるのも唐突。時系列も一気にお正月、飛んだなあ。



9話
前回から時系列飛ばし過ぎじゃない?
そのせいであかりちゃんにあまり感情移入出来ない...シーンは良いんだけど過程が薄くてそのシーンに必要なものが足りてない。まだ出て2話の段階でこれされても、、自分が厳しいのかな。全く感動できんかったんやけど。
その後後半の試合はまさに友情!な話で良かったですけどね。でも試合を12分くらいで終わらせれるなら5,6話はなんでそんなに時間かかったんだろ?



10話
ぶつかり合う想い、しっかりとした試合描写、これぞスポ根!熱い!
でも主人公上手くなりすぎやろと無粋なことを考えてしまう。主人公の努力の過程と成長具合がしっくりこない


11話
ドライブサーブを使えるようになるっていうのはご都合主義っぽいかな



12話
金髪姉妹のシーン良すぎた

紅愛〜!!

すごく爽やかな友情で締め。良い感じに終わったけど話としては消化不良。続きを見てみたいと思える良い作品ではあったから2クール目希望!おまけに今回の日常パートも安定の面白さ。この作者さんの日常系作品見てみたいな。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はるかな“る”レシーブ

2018.09.26記


原作未読 そもそもきらら系なるものを本作で知るに至った私


この夏、『ISLAND』『ぐらんぶる』と合わせて“海”“太陽”を感じさせてくれた作品。
徹底ぶりなら断トツで、ぜひ真夏に観てほしいなと季節指定をしたいくらいの海と太陽っぷりでございます。

舞台は沖縄。ビーチバレーを題材としているためそのまんまビーチが物語場面の多くを占めることになります。つまり背景はほぼ砂浜と海と空と太陽。
当然、毎回水着回となるわけですが、このへんは様々な角度からの熱の籠ったレビューが百花繚乱状態ではあり、下・・・いや舌っ足らずの私がひと皮剥けたレポートをできるか自信がないので、いったんそちらにお譲りしたいと思います。 ゴホン・・・


あらためまして、実はこれ苦手な部類のキャラデザインでした。
萌え萌えきゅんきゅん過ぎてもしんどいなぁと思いながら、とかくビジュアル重視な進行なら完走も覚束ないだろうよ、という視聴前のスタンスです。

しかして、なんのトラブルもなく毎週楽しみにしながらの完走です。
音楽に引っ張られました。特に試合時の劇伴は一聴の価値ありです。
ビーチバレーやってる時の作画もアングル含め、ボールの回転や砂の飛び散り具合などこだわりを感じました。
そして、意外と(失礼!)ストーリーもまじめで組み立ても無理がない。


登場人物はメインの二人、親の海外赴任の影響で東京から祖母のいる沖縄へ越してきた主人公大空遥と、祖母と同居する従妹の比嘉かなた。
遥は第一話冒頭の空港にて自身の長身を気にしている描写があり、かなたは背が伸びなかったことを気に病んでいるのがわかりやすい。闇はこっちが深そうだ、という凸凹コンビの活躍が描かれることになります。

『世の中には二種類のスポーツがある。個人競技と団体競技だ。そして、団体競技の中でも二人でしかできないスポーツ。それがビーチバレー。広い砂のコートにたった二人だけ。だから私たちはかけがえのない一人を選ぶ。』

第一話アバンで提示されたのは競技の性格と本作のテーマ。
はるかとかなたがお互いにとってかけがえのない一人になっていく過程をわりときちんと描いてます。
スポ根の定義によりますが、努力・友情・勝利の友情部分にスポットをあてた印象、かつそんなにどぎつさもないし、ライバル含めての人間関係もギスギスしてません。絵面と合ってます。
友情を前面に出すとともすればクサくて見てられなくなることもままありますが、本作では自然に受け止められました。これは、“二人でしかできないスポーツ”ビーチバレーの特性をうまく活かしたからだと思います。複数人数の団体競技や個人競技で友情特化型の物語にしてしまうと、だいぶ違った印象になるでしょう。

また、日常回をほぼ飛ばして「関係の構築」「上達のためのetc」「試合」に時間を割き、全12話でひとつの結末を迎えるシンプルな構成も良かったです。

音楽はとてもノリが良い感じ。OPのケツドラムみたいな打ち込み音は“THE夏”感満載で好印象。劇半も基本的にはラテンと沖縄音階を引用し、いわゆる“踊れる”仕上がりです。イメージしたのリゾートのクラブあたりでしょうか。端的にこう思いました。


 あぁーー IBIZA 行きたい


キャラもはるかなペアよろしく、複数のペアが登場し、そこでの一対一の関係やストーリー進行上の役割付けなどこれまたいい感じ。

・なるあやペア
・エクレアペア
・あいまいペア
 {netabare}インドアとビーチの違いの説明役。それと身長がなければ超えられない壁があるという残酷な現実や、リベロとしての自負がある舞とパワーアタッカーというこれまでの存在意義を捨ててポーキーという武器を磨いたかなたとの対比など、かなたを引き立てる役回りを担ってました。{/netabare}
・ようかんペア
  {netabare}作中省略されたはるかなペアの上達ぶりを説明する役回りを担ってました。マリッサとの練習が活かされてる描写ではチーム力が底上げされていることを、はるかのブロックにクレアの面影を見たり、連続ブロックポイントをあげた描写でははるかのブロックがいかに強力かを見せつけ、決勝のあのシーンの伏線となりました。{/netabare}


表だったペア以外の組み合わせも着目というか本流だったりしますね。
 ※さらにネタバレ要素有りのため視聴前は未開封推奨

■はるかとクレア
{netabare}似たもの同士。はるかに稽古つけるのって常にクレアというのが良いです。
始めての練習でいの一番に取り組んだのがブロックなんですよね。オフシーズンのマリッサを呼び戻したのもクレアだし、かなたの復帰が嬉しかったとはいえ、新造コンビの上達を誰よりも願って身を割いてくれたからこそ、決勝対決となった試合ではるかがブロックで試合を決めたことと、決勝戦後のエクレアのシーンが引き立つわけです。{/netabare}

{netabare}さらに、ビーチパーリーの時に二人きりになってエクレアのシュシュをはるかに託すところ。東京からの転校生で唯一人地元民ではないはるかに託すなんて仲間になったんだなぁというのと、クレアからはるかへだからこその重みを感じます。
第一話アバンに戻ると、このクレアから託されたシュシュをつけてるカットから始まり、前述のナレーションが流れるので軽く鳥肌が立ちます。{/netabare}

{netabare}蛇足ですが、某吹奏楽アニメのオーボエ吹きの子にすっかりやられた身としては、よくしゃべる役柄を演じられてる種﨑敦美さんを終始尊いと感じながら視聴してました。{/netabare}


■かなたと成美
{netabare}むしろ本作はこの二人のレシーブ(取り戻す)物語なんじゃないかと思ってたりします。
かけがえのない一人に背を向けたかなたと背を向けられた成美の二人の心情描写により多くの時間を割いてました。作中のシリアスパート担当の二人です。{/netabare}
{netabare}彩紗にかなたと組むことを止められたはるかがその提案を断るのを後ろで聞いていたかなたさん。もう一度ビーチバレーに向き合うことを腹に決めある決意をします。それは成美とのコンビ時代の水着(小学生時代ってことですよね)を着てリベンジマッチに挑むこと。これは背を向けたあの日から始めよう、サーブレシーブから逃げたあの日からもう逃げないとの意思表明でした。決して成美との決別ではなく、成美への信頼の表れなんでしょう。対して成美はかなたの水着姿に軽く動揺し、さらにサーブレシーブを取りにいったかなたの姿に複雑な反応。ただ二人とも前を向いて動き出しました。
それと、wikiチラ見したら彩紗がインドアからビーチに転向した理由って身長もあったみたいで、はるかへの提言にも背景があったということです。
{/netabare}

{netabare}ここからかなたは背を向けた負い目を克服していく。
成美は背を向けられた悲しみを乗り越えていく。
「二人で一緒に目指そうよ、日本一」
「かなたがそう言うなら、信じてみようかな」
「ほんと?約束だよ!」
「うん」
半年後、正月の那覇空港で「約束を守る、今度ははるかと」と告げるかなたへ、成美は振り返らず約束の小指を立てて搭乗口へ向かう。

約束。それは形を変えてコートを挟んで同じ舞台に立つその日まで。。。

この二人が主人公と勘違いしてもおそらく誰も文句は言いません(笑)
{/netabare}

{netabare}こちらも蛇足なんですが、 成美役の島袋美由利さん。同クールのなにかと比較対象に挙げられた『はねバド!』の荒垣なぎさ役もやってました。二人とも似たような役柄なのにはっきりとわかる違いをつけてきました。ちょい注目です。{/netabare}


最後に、、、
このように一対一に焦点があたりがちな作品の中で、しーちゃんは繋ぎ役としての任務を全うしました。しーちゃん登場回からEDの絵が少し変わります。寝ていたはるかを起こして、おそらくループしてくか次に渡すのかするのでしょう。彼女の役回りを示唆する絵にクスッとした次第です。



夏を存分に感じるのもOK!
水着姿や百合にブヒるのもOK!
だがそれだけではない、意外と丁寧に描かれた作品です。

まぁそういって熱弁振るってる私がそうとうブヒってるんだろうな ww


続きも充分あり得る最終回でした。
もし2期をやるならきっと観ると思います。


-----
2019.03.09追記
《配点を修正》


放送から半年ほど経ってふとあまり耳慣れなかった声優さん達どうしてるかな?とwiki見てみた。※TVアニメ(2018秋、2019冬)の出演

優木かな(大空遥役)・・・なし
宮下早紀(比嘉かなた役)・・・「荒野のコトブキ飛行隊」のモブ
末柄里恵(エミリ役)・・・なし
木村千咲(しーちゃん役)・・・なし
島袋美由利(遠井成美役)・・・2019春に主役級内定。モブ出演多数(寄ジュリ、吸血鬼さん、ツルネ、学園BASARA、ゴブスレ、コトブキ、revisions)

2018夏のお気に入り作品。出演声優さん達のご多幸をお祈りしているわけですが、なかなか業界の厳しさが垣間見える結果ではありますね。
そしてやはりというか島袋さんは順調にキャリアを重ねているようです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 65
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

砂上の熱闘

「まんがタイムきららフォワード」連載中の原作コミックは6巻まで購読中。

以下、放送前の勇み足長文

【期待】“素材型”のビーチバレー漫画をどこまで底上げできるか……

長いので折りたたみw

{netabare}
期待と銘打ちましたが、個人的には不安も小さくない本作。

シナリオは「きらら」のゆるふわムードで釣っておいて、
本格的なビーチバレーの熱気に引き込む……。
典型的な萌え×燃えのブレンドパターンだと思われます。

原作でも意外と知られていないビーチバレーのルール、駆け引きなど、
燃料となる各種題材の掘り起こしはできていて興味深いです。
例えば{netabare} 風向きに配慮して室内バレーより頻繁なコートチェンジとか、
前衛はお尻に当てた手でサインを作って、後衛に支持を出すとか。
砂侵入防止のため、ただでさえ小さい水着の面積をさらに小さくするとか。{/netabare}
何より広い砂のコートに二人しかいないので、室内とはチームメイトの重みが違います。

けれど、私には、萌えるのか燃えるのか、今一つ構成がボヤけている感じがします……。
主人公女子高生が沖縄でビーチバレーを始めてみる動機にしても、
ペアを組んでみるキッカケにしても、
これが「きらら」の日常系ならシリアスになり過ぎず程よい塩梅なのかもしれませんが、
スポ根と捉えたら、宿命の対決ムードを煽る演出も含めて、
やや盛り上げ不足の感があります。


原作・如意自在さんの描画も、
少女たちの肉感溢れる水着姿はよく描けていると思います。
実際、私も表紙絵に「おおっ!」と時めいて引きずり込まれた口w

ですが一方で、キャラの描き分け等には課題を感じます。
身長差20センチの凸凹ペアに、金髪白人系ペアと、
個性的なキャラ設定が砂浜を躍動しているはずなのに、
ページをめくっていると一瞬、誰が誰だか分らなくなることがありますw
気合い入れて描いている時は、各筋肉部位レベルでの細かい描き込みができているのですが、
スタミナが続かない印象……。
その他、高身長の威圧感が今一つなのもバレー物としては物足りなさを感じます。

これも簡単にキャラを記号化できる競技、設定なら良かったのでしょうが、
なにぶんビーチバレーだとユニフォームみんな水着でほぼ肌色かつペアでお揃いですし。
さらに奇抜なヘアスタイルは避け、髪色もピンクや緑にカラフル化したりしない。
お手軽な萌えキャラ分別法を設定から排除している以上、
本作には背後から少女の肉体の一部を垣間見ただけで誰だかピンと来る
特徴付けの持続を求めたいです。

動作の描写等も、汗は描けていますが、砂の表現はもう一つ。

巻を重ねるごとに、進歩は見られるのですが……。


原作が抱えるこれらの課題を、アニメーションの演出と音響等で解決し、
どこまで萌え×燃えに薪をくべることができるかどうかが
本作成功の可否を左右すると思われます。

ここは実力派のスタッフがビシッと決めてくれ!と願う所ですが、
アニメーション制作は30分アニメの単独元請けは初挑戦となるC2Cが、
脚本・構成の待田堂子氏らを迎えた。
キャストも主役級に抜擢した若手の脇を伊藤かな恵さんら中堅どころが固めた。
いずれも“育成型”の布陣なのが何とも……。


そんな中、私が意外と期待しているのは音楽。
制作に参加したのは日本アニメ大好きなスウェーデン人、ラスマス・フェイバー氏。
日本のアニソン作曲経験もある方ですが、本来はジャズやハウスミュージック等が活動領域。
PVでも早速ラウンジ風の劇伴で、南国・沖縄のビーチをオシャレに演出してくれました。


PV観る限りでは、やっぱりアニメで鮮烈な音や色彩が加わったら一段迫力が違うなぁ~。
このクオリティが続けば、もしかしたら化けるかもしれない……と好感はできます。
なので、ここはムードのある音楽や暑い季節の威も借りつつ、
まずは無事完走を祈って、ビーチバレー少女たちの熱い夏を見守りたいと思います♪{/netabare}

観終って……。

制作陣容への不安から、視聴前に色々と余計な心配事を書き連ねてしまいましたが、
申し訳ありません。概ね杞憂に終りました。

萌えるのか燃えるのかよく分らない。→まずはスポ根風味で燃えて、絆を深めることを軸にした模様。
(それはさておき、私も、はるかちゃんはとっても可愛いお尻だと思います!)
キャラの描き分けができないのではないか?→身長差などの特徴も割と折り込めていた。
取り敢えずアニメでは誰が誰か分らなくなることはなかった。
原作、汗は描けているけど、砂はイマイチ。→終始、砂のエフェクトが効いていた。

こんな感じで、一つ一つ懸念が解消され、最後はしっかりと
ビーチバレーならではの熱戦に入り込むことができました。


上記の内、アニメになって特に良かったと思ったのは砂の描写。
原作だと描写不足から稀に野外で競技していることを忘れかけることがありましたがw
本作では砂をビーチバレーの魅力を主張する要素として上手く使えていた印象。

浜風が吹く中、歩くことすらままならない砂の上。
なのにコートには二人だけ。
だからこそパートナーにはかけがえのないたった一人を選ぶ。

作中、室内バレーを描くシーンもあって、
運動機能を引き出す体育館の床の上で、
六人がスピーディーに連動する様子を再現することで、
室内とビーチの違いも対比できていたと思います。


アニメーション制作・C2Cが元請けした作画は、正直、ソース十分とは言えず、
観客だかハリボテだか分らない人物や、主要キャラの体型変動など、
これはキビシイかも……と思う作画も散見されました。
けれど、このクライマックスでそれをやったらお終いだろう。
というポイントは意外と回避できていたと感じました。


ビーチバレーをどう描くか?といった題材の整理。
どこで描き込み、どこで緩めるか。といった作画構成。
など全体に統率は取れていた作品だったと思います。


そして、何より夏に放送してくれたことが嬉しかったです。
今日もあっぢーなぁ~→『はるかなレシーブ』観て、
沖縄のビーチで躍動する水着少女たちを堪能しよう♪
といった感じで、季節の威を借りて、
追い風を感じながら視聴することができました。
放送時期ってやっぱり重要だな。と改めて思いました。


終わり方について……。
{netabare}
沖縄県予選で終了した本作。

率直に言うと、原作は題材もマイナー競技で、
アニメ化のチャンスも余程のことがない限り一回だけでしょうし、
どうせアニメやるなら、もう1、2年、原作を積み上げて、
「なるあや」ペアとの大一番まで一気にアニメ化できる所まで粘って欲しかった。
という願望はくすぶっています。

中盤、後輩のあかりが一人でOPジャックしてまで場を繋ぎましたが、
やっぱり競技の性質上、彼女にもちゃんとペアになるキャラを確約してから
登場させてあげて欲しかった気もします。{/netabare}


原作はこれからも追い掛けて行きますが、
奇跡的に続編アニメ化したら、「ワクワクシークヮーサー」級に嬉しいな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

70.4 5 学園で沖縄なアニメランキング5位
RELEASE THE SPYCE(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (325)
1275人が棚に入れました
ソラサキの高校に通う一人の少女。その裏の顔は、人々を護る正義の私設情報機関<ツキカゲ>の一員だった。ツキカゲ新人であるモモは、師匠である雪に鍛えられ、仲間とともに街の平和の為、今日も張り切る。

声優・キャラクター
安齋由香里、沼倉愛美、藤田茜、洲崎綾、のぐちゆり、内田彩、伊藤静、種田梨沙、鈴木愛奈、早見沙織
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スパイスパイス

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ゆるゆりの方がキャラデザということで、キャラは可愛いですね。

アクションと萌え(微百合)の組み合わせ。飛び抜けた良さもないけれど、不快感や悪さもない、安定感ある面白さって感じですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニオリの中で、12話でキチンと綺麗にストーリーをまとめただけでも、好印象です。

最終回、綺麗でしたね。弟子離れ、師匠離れの為の記憶消去、、、と見せかけ、実は記憶は消されていなかったってのを、表情だけで魅せる演出は素敵でした。

これは妄想ですが、(後日談として)十分に師匠離れしたところで、サポーターとして姿を見せるんでしょうね、「敵を騙すにはまず味方から」とか言って、モモのピンチにユキが現れる展開(劇場版とかOVAで出来そうですね)。

キャラとしては、ゴエが一番良い感じでした。つよいし。あと、最終話のモモのバトルアクションは良かったです。

それから、途中の剣道描写がかなり良かったです。剣道用品の正確さに関しては、これまで観てきたアニメでもトップレベルでした(太鼓判)!

あと、これは多分みんな思うんでしょうが、「スパイス」を「不思議な白い粉」にしたら、とたんに世知辛いアニメになりますよね(笑)
{/netabare}

【余談1~ ツキカゲが食べてるスパイス食べてみたw ~】
{netabare}
私はスパイスにはちとうるさいのでw ちなみに、家にあったんで、さっきスパイスだけで食ってみました(笑)

【モモ&ユキ→シナモン】
{netabare}
ニッキや桂皮とも呼ばれる、木の皮が原料のスパイス。世界最古のスパイスであり、スパイスの王様とも呼ばれます。シナモンロールとかに入ってますね。

生で食っても、まあ食えます(笑) 味がする砂を食ってるみたいですが(うちにはパウダーしか無かったので)。はじめに甘味、その後に苦味がきて、最後は軽い清涼感があります。まあ、3つの中では一番食いやすいかな。
{/netabare}

【フウ&メイ→ローリエ】
{netabare}
月桂樹、ベイリーフとも呼ばれる、木の葉っぱです。カレーとかビーフシチューみたいな、肉の煮込み料理に使いますね。臭み消しのスパイスですから。

う~ん、不味い(笑) 基本的に葉っぱなので、まず苦味と青臭さが来ますね。続いて、歯みがき粉みたいな清涼感。かなり硬い葉っぱなので、筋が残って食感も悪い。3つの中だと一番不味いかなw
{/netabare}

【ゴエ&ハツメ→コリアンダー(多分)】
{netabare}
セリ科の植物の種、、、簡単に言うと、パクチーの種です。インドやタイの料理だと、コリアンダーシードやクミンシードを油で炒めるところから始まるものが多いから、かなりポピュラーな香辛料ですね。ただ、似たような見た目のスパイスは他にもあるし、アニメだとちょっと大きいから違うかもしれないけどね。

コリッとした食感、弾けるカメムシ臭wと、柑橘系の香りと清涼感。まあ、パクチーが好きなら食えるし、嫌いなら吐く味ですw でもまあ、パクチーよりは食いやすい。
{/netabare}

以上、食レポでした(笑) スパイスは料理によく使うからたくさんあるけど、スパイスだけで食べることなんてないから、新鮮でした♪ 不味いからもうやらないけどw ちなみに、私の好きなスパイスは、カルダモンです。スパイスの女王と言われる高貴な香りで、チャイなんかはこの香りが強いよね。

あと、そこまでスパイスにこだわらないけど、料理をちょっと本格的にしたいって人にオススメの三種の神器が、「ガラムマサラ」「マジックソルト」「五香粉(ウーシャンフェン)」です。全てミックススパイスで、ガラムマサラ→カレー、マジックソルト→洋食全般、五香粉→中華全般、に少量をかけるだけで、結構本格的になります。ガラムマサラやマジックソルトは結構家にあるだろうけど、実は一番オススメが五香粉。オイスターソースと五香粉とゴマ油で、適当に肉とか野菜を炒めてみて下さい。激ウマです♪ いずれもスーパーで簡単に手に入るので、お試しあれ♪
{/netabare}

【余談2~剣道通信簿(2話、半蔵門雪の練習)~】
{netabare}
○→武道家の雪は正しいフォームにして、初心者のモモは手を逆にして柄を余らせる素人握りにするのは、芸が細かくて良いです(+2点)。

△→その後の半蔵門の素振り。左手の握りが通常と違いますが、人差し指を余して親指を中指につけるのは、私と同じ握りなので許しますw 左肘が曲がっているのは良くないけどね(±0)。

○→袴のひだの数が正しい。竹刀の上部にちゃんと弦を付け、巻き返しの部分もある。正面から見た先革に×をつけるなど、剣道具の作画に関してはかなり正確(これまで観たアニメでもトップレベル)です(+4)。

評価は5段階で4です♪ 剣道知っている方か、ちゃんと取材した上での作画ですね。素晴らしい♪
{/netabare}


【アニオリのため、1話ごとの感想】
{netabare}
1話目「ゴールデンスピリッツ」 ☆3
{netabare}
とりあえずある程度作画動きますよ、のアピール。日常は女子高生。こういうのって、セーラームーンとかがはしりなのかな? 警察官になりたい女子高生が忍者になるか。これ、色々なアニメをごちゃ混ぜにした感じだな。スパイスを薬物に変えたら、一気に殺伐としたアニメに(笑) モモの成長物語かな。アニオリだし、最後は魍魎倒して分かりやすくハッピーエンドかな。高校卒業して警察になるシーン(警察と書かれた進路希望用紙のアップ)締めとかさ。
{/netabare}

2話目「第1の挑戦」 ☆3
{netabare}
「なぜスパイで忍者が女子高生である必要があるの?」という問いに、「若いうちしかスパイスが効かない」という理由付け。空崎、、、川崎?

「剣道通信簿→半蔵門を正しいフォームにして、初心者のモモは手を逆にして柄を余らせる素人握りにするのは、芸が細かくて良いです。その後の半蔵門の素振り。左手の握りが通常と違いますが、人差し指を余して親指を中指につけるのは、私と同じ握りなので許しますw 左肘が曲がっているのは良くないけどね。袴のひだの数や、竹刀の上部にちゃんと弦を付け、巻き返しの部分もあり、正面から見た先革に×をつけるなど、剣道具の作画に関してはかなり正確(これまで観たアニメでもトップレベル)です。評価は4ですね(5段階で)」

夏服に変えて時間変化を表し、ちゃんと成長を表す。ローリエとシナモン。どうでも良いんですが、私はカルダモンが好きですw 防刃防弾、、、なのに、なぜヘソ出し(笑)? 内通者は、カトリーナかな? 次点で命か雪か。二重スパイの可能性も高いけどね。
{/netabare}

3話目「モウリョウ」☆3
{netabare}
やけに胸を強調。まあ、失敗はあるわな。ソープを即座に理解して恥ずかしがるJKってのもw 誰かに誉めてもらいたくて仕事するのは、確かに違うよな。格闘シーン、わりとまとも。足の砂、結構ちゃんと仕事してる。
{/netabare}

4話目「Never Say Never Together」☆3
{netabare}
歌、なかなか上手いし、良い感じだな~。キャラを深めていく展開にするの? 気を遣ったつもりが、相手を傷付ける。へ、変態さんだぁ(笑) とにかく、歌が素晴らしい回だったな♪ 来週は、五恵×雪 回かな?
{/netabare}

5話目「Phantom・Protocol」☆3
{netabare}
拡散されるぞ?(笑) 色々ツッコミ処のあるバトル。モモ、またこのままダメになると見せといて、少しの成長。
{/netabare}

6話目「友情の報酬」☆2
{netabare}
どうやって空崎高校を突き止めた、、、って、空崎市で暗躍する(大して顔も隠さない)女子高生集団、、、だったら、大抵、見当つくんじゃ? 久々の味覚能力。
{/netabare}

7話目「初芽より愛をこめて」☆4
{netabare}
初芽の怖さが出て、良い感じ。ちょいとスパイっぽい。五右衛門が一番強いのか。アクションシーンはなかなか格好良い。強いだけが取り柄って。作画、魅せ処は押さえているな。
{/netabare}

8話目「N機関情報」☆2
{netabare}
沖縄であの兜は暑そうだな(笑) 光学迷彩があるなら、バイクより凄い機械作れそうだが。いやいやいやいや、もう侵入バレてるやん、絶対に。なんか、安っぽい友情物語に、ザコザコしい敵。
{/netabare}

9話目「ディスティニー・サークル」☆3
{netabare}
前半のデート回は、なかなか。朝から海鮮丼(笑) 過去回想メインでしたが、なかなか楽しめました。いよいよ、ラスボス登場ですね。
{/netabare}

10話目「ソラサキ応答無し」☆3
{netabare}
百合だな~。命か。次点で正解だったか。まあ、ゴエとか殺さないところを見ると、二重スパイですかね。海に落ちるのは生存フラグだし。
{/netabare}

11話目「ゲッカコウ作戦」☆3
{netabare}
このまんま命が本当に裏切り者(悪役)だったら面白いけどな。まあ、二重スパイだろうな。本拠地バレてーるんだから、どっかのホテルとか山中の方が安全だろ?
{/netabare}

12話目「ツキカゲは永遠に」☆4
{netabare}
そりゃあ、二重スパイだよね。ガチスパイの方が面白かったけどな。バトルアクションはなかなか格好良い。アニメの醍醐味。めでたしめでたし、って感じだね。弟子離れ、師匠離れのための、記憶消去。やはり、記憶消去はしていなかったか。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

砂を噛む

2話までの感想{netabare}
どうしても「ゆるゆりのキャラがスパイモノの演劇をやってる」って印象を抱いてしまう。
良くも悪くもヒット作出すと他作品やってもその印象が付きまとう、ってことだろうとなるべく気にしないように努めてるつもりだけど…どうしてもチラついちゃうなぁ。
スパイスってあんたソレ…どこ産?北朝鮮?
ツキカゲのアジト、どんなに資金があろうが人手が無くてはあんなの建造は不可能で…MI6以上に職員居ないとどうにも落ち着かない、なんであんな大掛かりにしちゃったんだろう?
そうでないとQの秘密兵器の説得力に欠くと思った?…ってのは無いよなぁ、かなりファンタジーだし。
ぶっちゃけ敵組織との対決よりもツキカゲのアジト潜入のほうが面白そう。
今後「裏切り者」によってツキカゲが占拠され、奪還する話になったり…しないかな?
とりあえずアジトが火の海になるか、スパイス中毒になって“URAHARA”みたいな展開になってくれたらいーなぁ。

まぁ嫌な予感がちょっとあって…タカヒロって社会派気取りを釣り上げる商売に味を占めたキライがあって、もしかして今回は大麻合法化(にうるさい人)をターゲットにしてたりする?
または“ケムリクサ”が始まる前にそのネタ拝借したとか…。
ただの深読みし過ぎならそれでいいんだけど。{/netabare}

3話感想{netabare}
感想の前に↑の自分の文章読み返してみるとまだモヤっとしてる感じなのでそれのフォローから。
ゴチャゴチャと面倒なことを考えてその結果行き着いた理屈、じゃなくて反射的に漠然と思ったことを文章化しようとするとどうしても見落とし出ちゃいますね。

スパイであるなら所属してる国がある、忍者だったら仕えてる主君が居る、と思うんだ。
国内に国のコントロールを受けない独立した強大な組織があったとしたらまず国そのものが嫌がるんじゃない?
クーデターされたらどうすんの、敵性国に寝返ったらどうすんの等々不安のタネとしての側面がデカすぎる。
下衆な仮定をすると、国ぐるみで隠蔽したいことが起きた時、それを暴くような存在を秘密裏に飼ったりはしないんじゃないかな、あくまで「市民に支持されて(選挙権者へのゴマすり)」って後押しが無い限り。
簡単な例では警察が不祥事起こして隠してて、それをツキカゲが勝手に暴いて国は喜ぶかね?って問題。
似てると言われてる“プリンシパル”ではそういった「お上」の意向を騙し騙し、時にはお上に決断せざるをえない状況に打って出たり(チェンジリング作戦の決行とか)してたワケで…。
他には、海外ドラマでよくあるじゃん?市警察が密売人捕まええたらCIAの潜入捜査官でドヤされるっての。
んで、そんなことをボンヤリ思いながらだとツキカゲのアジトが立派すぎるのに違和感が…ってことで↑の感想はあんなのになったのです。

で、これは文句じゃなくて…なんか仕込んでるんじゃないかな?と思ってたり。
正義の行いだと思って働いてたら実はツキカゲは悪の結社だったとかね、ベタなのでは。
内部に居るらしい裏切り者もそれが理由だったり?そのうちピンクに「あなたも裏切りましょう」とお誘いがかかったりして(ピンク自身が裏切り者の可能性あるけど)。
まぁスパイスの出所も引っかかる部分で…3話では敵側にスパイスが渡ってしまった模様。
じゃあ分析されて複製されてヤバい部分が強化されて…なーんてことにはならんかしらん?
アンセムもといスパイスが安全安心厚生省認可なモノ、ってどうしても思えんのよなぁ…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
スパイってよりも単に二つの組織が人知れず対立してるだけの、どっちかっつーとヤクザの抗争みたいになってるような?
まだ誰かは分からないけど「裏切り者」が一番スパイしてる気が。
↑で書いたのと似たような話をグダグダ語らせてもらうと、“スパイ大作戦”ネタはこの作品でも使われてたけど、やっぱスパイをスパイたらしめてるのは「君もしくは君のメンバーが捕えられあるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで」に掛かると思うんだよなぁ。
出所(元ネタ)をソレとする“大江戸捜査網”の「死して屍拾う者なし」の方がピンと来るかな?
上で触れたように命令を下す国なり主君なりが居て、もしそれとの関係が暴かれるようなことになっても「誰それ知らん」とスッ呆けますよ、と、何かあったらすぐに尻尾切りしますよ、と。
この崖っぷち感・退路の無さ感がスパイモノの醍醐味なんじゃ…“プリンシパル”でもヘマしたら口封じで背中から撃たれかねんって描写はあった…よね?

ってことを思いながらの9話、2年前に師匠の師匠が死んだとのこと。
スパイとして死んだので二階級特進どころか墓すら立たない、もし立ってもせいぜい女子高生が事故死しただけか、酷けりゃ家出して行方不明扱いか?
なんでそこら辺触れてくれないんだ…と思ったけど、いや待てよ?
裏切り者の犯行動機はこれだったりして?
命を懸けて町を守ったのに誰も感謝しなくてキレたとか…ってこれはタカヒロ作品の“まじこい”がそうなんだけどさ。
タカヒロお得意のネタと見るか、同じネタはやらんだろうと見るか、果てさて。


余談・園芸ネタ
モウリョウが計画してる作戦名ゲッカコウ、ゲッカコウ=月下香か。
同期に放送されてる別アニメ“RErideD-刻越えのデリダ-”にも月下香が登場してて、しかもこっちは1話からで、まさかのネタ被り。
“プリンシパル”といいツイてないのう…まぁこっちは被ってても問題ない内容だけど。
といいつつ実は自分「月下香」と聞いてもピンと来ず(※)、ググってみたらチューベローズでした。
ああチューベローズなら知ってる、花卉として普通に出回ってるし香水の原料にもなって昔は媚薬の材料だったとか。
リリスパで考えると…興奮作用でもあるのかね?
沖縄に自生ってのはフィクション地域変種ってところか。
8話で描かれたのもまんまチューベローズでした。
ってか8話、8話なぁ…。
本筋としてはモウリョウが何をやろうとしてるかは不明だけど計画に沖縄固有種のゲッカコウが原料に使われてると知り、捜索に向かったけど証拠隠滅で全部燃やされちゃいました。
サンプル手に入れて成分調べれば・どんな効能があるか分かればモウリョウの計画も判明したのに、あと1歩及ばず残念ぐぬぬ。
(また、モウリョウ本部には既に十分な量が届いてて計画失敗や遅延にもならなかった)
ってことだと思うのだけど、いかんせんバイキングが余計でハラハラ感がありゃしない。
ツキカゲみたいなスパイ組織は別の地域にも当たり前のようにあることを見せたかったのかも知れないが、う~ん、本筋に対してノイズにしかなってなかったような。


ってか最初聞いた時は李紅蘭で有名な夜来香(イエライシャン)のことかな?と思ったけどそれとは別、そっちはトンキンカズラって解釈が主流みたい。
一応(歌で歌われてる)イエライシャンはチュ-ベローズだという説も以前はあったらしい、まぁ白い花って言ってるしなぁ。
更には夜香木(ナイトジャスミン)も参戦して紛らわしいことに…ここら辺調べてみると面白いかも?{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ビックリするほど盛り上がらない…この空虚感は何だろう?{/netabare}

最終回感想{netabare}
お、おう。
あれかな?ゆゆゆで「神樹こそが悪モノじゃないの?」とか「大赦は悪の枢軸じゃね?」と言われて、「あ、そっか(そのアイデアいただきー!)」としてワルモノに設定し直しただけの安直さを感じる。
大赦=モウリョウ、神樹=市民を洗脳するゲッカコウ
安直過ぎっていうか、寝ながら書いた?
あ、ゆゆゆは見ないで良いです、人生の損です。
ってかさ、「記憶消去」と「洗脳」は別腹みたいな扱いだったけど、実際は限りなく近いモノだぞ?
これを「全然違うものでーす」って言われても承服しかねるというか、そこまで視聴者バカにすんなよ、と。
ってか同時期に“バナナフッシュ”やってて言い逃れ出来ん。
もうなんか色々言う気も無くなった、虚無。
なもりキャラデザでソコソコ売れるだろうけど、買う人は未開封な予感。
評価する人はちゃんとどこが面白かったのか書いてくれ(小学校の感想文みたいに「面白かった」だけってのは…ね)。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

スパイ受難の時代に明快なスパイ娯楽作品は可能なのだろうか?

【三話迄の感想】


長いので折りたたみw


{netabare}
シリーズ構成・タカヒロ氏
「この作品では、政治劇などの重厚なものよりも、
スパイならではのアクション、女の子たちが敵を倒す爽快なシーン、
女の子同士が友情や絆を深めるシーン、
それらを見て思いきり楽しめるような、
エンターテイメント性あふれるスパイモノを心がけて作りました」
(電撃G`sマガジン2018年・11月号より)


物語世界内においてもスパイは相当に悩み多きご職業です。
冷戦中も、東西両陣営の非情な駆け引きの中で、
自らの正義について思い悩んだり、禁断の恋をしてしまったり。

冷戦終結後はさらにスパイそのものの存在意義が揺らぐ中、
大衆向けスパイ映画なんかでも、敵より先にまず自分探しで苦闘する
スパイの悲痛な姿を目にする機会が増えました。
哲学的な問答も繰り返され、
アクションだけでなく心理描写も評価される重厚な作品が数多く生まれました。

が、その一方で私は思うのです。
ちょっと最近のスパイは自分探しをこじらせ過ぎじゃないか?
もっと単純明快に、磨き上げたスキルで暗躍する、
格好いい姿を迷いなく見せ付けて欲しい……。


そんな私にとって、本作は、事前公開されていた
JKスパイのヘソ出し&ヒラヒラ多めのコスチューム
と言うビジュアルからして、
スパイの意義とか自分探しをする意志をまるで感じないw
清々しいまでのエンタメ性を予感し、期待していたオリジナルアニメ。


ただ、一話はやや不安も感じる立ち上がり。
本作はエンタメスパイ作品を志向しながら、萌えワールドに引き籠もらず、
現実社会にJKスパイを実在させようとする意図も感じる作風。

だからと言って、JKがド派手なカーチェイス等をする姿をご近所等に目撃されるのを防止するため、
部外者には女子高生スパイがホログラムで警官に見えると言う
22世紀も真っ青な超設定は流石に無茶w
序盤でリアリストからの突っ込みをブロックしておこうと言う予防的措置なら良いのですが、
今後はホログラム設定の多用より、
爽快アクション展開でリアルを忘れさせる構成で切り抜けて欲しいと願います。

また個人的にタカヒロ氏の手がけた作品には、各登場人物に盛り込まれた、
萌えも含めたキャラ設定やノリが乱発されるとカオス化する傾向も感じていて、
初回はこうした乱調の懸念もありました。

さらに{netabare} 主人公の口と舌で対象人物の嘘や正体を見抜くスキル描写には、
百合の突風による脱線のキケンも感じましたw{/netabare}


反面、二話のスパイ訓練回は楽しめました。

フィジカル、メンタル共に超人的なスパイ能力を体得するために、
奮闘する展開に、スパイ娯楽作のルネサンスを感じて時めきました。

正義のスパイ組織“月影”のカラクリ満載のアジトで
秘密道具を紹介したりする件もベタですが良かったです。
見ていて、往年、Qがボンドに嬉しそうに珍ガジェットの効能を熱弁する姿が思い浮かんで来たりもして、
そうそう!こういうのが見たかったんだよ!と思わず頷きました。


この土台の上に展開した三話の任務では、
私は確かにスパイエンタメ作品としての手応えを感じることができました。

これもベタですが、{netabare}モグラは誰だ?{/netabare}と言う謎要素にも牽引力があって、
私は今後も楽しく視聴できそうです。


序盤を振り返ると、決意表明通りスパイ娯楽作としてシンプルに暗躍すれば良好。
それ以外の萌えやギャグ等に入れ込み過ぎればカオスという印象。
とは言え、人身売買とか意外と手口がエグい犯罪組織との対決も含めて、
深刻になり過ぎれば、自分探しの迷宮入り。
師弟関係も適距離ならば良い絆スパイスですが、接近しすぎれば百合方面へ脱線の気配。

さらに自身の存在意義について思い悩んでこそスパイとの価値観を持つ方にとっては、
こんなのスパイ作品じゃないよ~との感想も十分に有り得るわけで、
師弟間やリアルとの距離の取り方も含めて制作も評価も綱渡りが続きそうです。

私としては、本作に関しては萌えとか百合とか、サービスシーンとか鬱展開とかは最低限で良いので、
とにかくスパイ活動を楽しく集中して描いて欲しいと願います。

私にとっては、露出多めなミニスカJKが
正義のスパイ活動に没頭する姿を眺めるだけで十二分なサービスですのでw{/netabare}


観終わって……


私にとって本作のシリーズ構成・脚本のタカヒロ氏と言えば、
結構どんでん返しも仕込んでくるクリエイターと言うイメージがあって、
いつもは私もそこにも期待しながら挑みます。

けれど古のスパイアクション復興アニメの色彩が強い本作については、
頼むから捻るなよ……、ひっくり返すなよ……、落とし穴を掘るなよ……、
と祈るような心境で視聴していましたw

だって、タカヒロさんなら……
{netabare}信頼していたあの人が闇落ちするとか、所属していた組織こそが悪だったとか、
むしろ主人公が裏切ったとか、主人公が死んでバトンタッチとか、
もう何でもアリそうじゃないですかw

そもそも、本作でも記憶を消去するクスリまで盛って来た時点で、
主人公が“モグラ”まで展開可能なわけでw{/netabare}

ですから、結果として捻りが想定内で、
割とベタにスパイ少女を堪能できた本作は楽しめました。

焦点の……{netabare} “モグラ”は誰か?についても、
私は捻らないと信じて、あまり深読みせずに制作者の掌で素直に踊らされた結果、
無難に三番目に怪しいと思っていた方の裏切りで気持ちよく騙されました。
(実質、候補はほぼ師匠三人なわけで、見事に直感が外れたようなもんですw)
事前のスタッフの宣言通り、悪の組織は最後まで悪で、正義の組織も一貫して正義で揺るがず。{/netabare}
オチも予想通りかつ許容範囲内で何か安心しましたw

原案・『ゆるゆり』のなもりさんキャラデザのヘソ出しスパイ少女が師弟関係だからって、
あまり百合に脱線するなよ……とも祈願していましたが、
そこもせいぜい日常パート、サイドストーリーのスパイスレベルに止まって一安心w

ただどうせスパイスするなら微百合風味な師弟関係よりも、
街との絆を強調する味付けの方がベターだったかも?とも感じました。
特に上の世代の女性たちの街への愛着や思い出と絡めたら、
より良い味が引き出せたのではないか?とも思います。

スパイ少女アクションについては満腹かつ眼福でしたが、
訓練で磨いたスパイスキルを作戦でもっと見たかったという要望は残りました。
例えば誰とでもすぐに仲良くなり情報を引き出す話術とか、
じっくり実践されると、さらにドキドキできたかもですw

シナリオ上、続編も展開は可能なのでしょうが、
捻り技が持てはやされる今の時代に存続できるかは……。
ただ本作のようなベタなスパイスのアクションヒロイン物は、
私の好物でもあるので、今後も定期的に提供してくれたら嬉しいです♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

60.7 6 学園で沖縄なアニメランキング6位
ケンコー全裸系水泳部 ウミショー(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (212)
1185人が棚に入れました
海猫市緒ノ島(おのしま)の海岸に、家つきイカダに乗った父娘がやって来た。少女の名は蜷川あむろ。「県立海猫商業高等学校」(通称「海商」「ウミショー」)に転校する為、はるばる沖縄から航海してきたという。その不思議な泳力を買われ水泳部入りするあむろ。ドタバタの騒動を引き起こしつつもウミショーの人気者になってゆく彼女に最も心惹かれたのはマネージャーの沖浦 要だった…。

声優・キャラクター
豊崎愛生、生天目仁美、福井裕佳梨、清水愛、矢作紗友里、新谷良子、豊永利行、保村真、こおろぎさとみ

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おま~

いやふぉおおおお競泳水着ばんざあああああああああああい
正直スク水一択、だと私思ってましたが、これ見ると若干揺らぎますねぇ
作風全然エロくなくって、まったくもって健全
なのに、こう、いけないと分かっていながらもチラ見をやめられないと言いますか・・・
競泳水着から匂い立つ甘美な香りに抑えがたい衝動が全身を駆け巡るも、自閉される
全てを解き放ち、舐め回したいと思いつも、自閉される
そんなひと夏の想い出・・・


スポーツアニメです、まぁ上手いことやれてたと思いますよ
ただ1クールなので仕方ないですが、部活面はあむろの”すごいですアピール”に終わり、ラブコメに時間割きたいんだろうなぁという印象は受けました
思えば水泳を題材にしたアニメって、割と珍しい気がします、、、
実写ドラマではよく見ますが。。。
それこそ、ほとんどのアニメに水着回なんてのは往々にして存在するわけですが、全編通してこれだけで行くッってのには漢気を感じますね

漫画風の、吹き出しだとか、枠組みだとか、背景ベタだとか、そいったこぢんまりとした絵作りをしてます
絵で魅せると言うよりは、演出で魅せていると言った方が齟齬はないか
その他は、赤面の描き方が可愛くて好きですね
逆に口の描き方は結構雑かも、位置が常に動き回ったり、異常なほど大きかったり
制作はアートランド、監督はそ~とめこういちろうさんです
かきふらい先生じゃないですからね!

メインに豊崎愛生生天目仁美新谷良子福井裕佳梨清水愛矢作紗友里と私好みの声優陣
というかまず驚くのが、武田君役にまさかのこおろぎさとみさん
最初聞いても誰か分からない、そもそも背景キャラだと思ってたので考えようもなかったんですが、クレジット見てびっくり、なかなかに大物声優を使ってくれるものです
それから、蜷川あむろ役の豊崎愛生さん、今作が主役デビューですね
第五回声優アワード、主演女優賞、ついに獲りましたね
偏りがあってあんま当てにならないと言われてる声優アワードですが
まぁこの功績は本物だと思います
声質派声優なのかなって思わせて、あれ?意外に実力派?と驚く演技を披露することもしばしば
私は特にファンではないのですが、”声優の可能性を広げる存在”と言えばそうなのかな、って感じですね
そんな今を時めく豊崎さんの比較的早い時代のお声が聞けるのもこの作品の魅力です
今作の特典映像における豊崎さんと矢作さんいや止めとこう

さぁOP「DOLPHIN☆JET/彩音」
夏の日差しが海を照らす光景が目に焼き付く、爽快感溢れんばかりのナンバーです
君のドルフィンキックが~トロピカルで気持ちイイから~♪
映像も好きですし、何より曲のノリが素晴らしい
夏っぽいアニソンっていったら真っ先にこれが浮かびますね
この曲は、劇中でもキャラが口ずさんでたり、挿入歌としても流れます
最終回のこの曲を使った演出は感動しましたね
水しぶきの音も心地よいし、マリオっぽいBGMも良い感じで、音楽評価は高いです

あむろちゃん、自由闊達で天真爛漫な娘は可愛いですね
見ててこっちまで元気になってきます
トレードマークのペケは、巷で流行ってるバッテンピンじゃないですが、これもありですね
静岡さん、可憐で清楚なお嬢様といった佇まいの彼女が実は・・・ってな設定ですが
あむろとは別の意味で、元気になりますねぇ
置いといて、毛剃りと麻雀に命を懸けるイカサマ先輩や髪を下すと意外に可愛いマキエちゃん他、騒々しいけど楽しい良キャラが揃い踏みです
”ブルンブルンの洗礼”、私も受けたいなぁ


リュウグウノツカイってあんまり美味しくないと聞くんですが・・・どうなんでしょう・・・

とにもかくにも、夏に見たいアニメといったらコレに決まりです!
夏ですよ、夏

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

部活!青春!変態! B+

原作未読

沖縄から家付いかだに乗ってやってきた天然系少女が、海猫商業高校(ウミショー)の水泳部に入部することをきっかけとして、ドタバタを巻き起こすというコメディーです。本格的な水泳ものとしては見ない方が無難です。

{netabare}とかく剃毛をしたがったり、ある部位をぶるんぶるんさせたりする部長とか・・・。見られることは嫌いでも見ることは好きだったり、ペニ○ケースを男子に買ってもらうことを願ったりする少女だとか・・・、{/netabare}まあいろいろと変態じみたキャラクターが出てきます。

タイトルが示すとおり裸が多く出てきますが、擬音を文字として表記することで大事な部分を隠したり、極度にデフォルメしたりして、余りにも卑猥な感じにならないように配慮されています。エロいことは確かなのですが、そのエロさを上手いこと笑いに転化させているという印象です。淫靡なのではなく、健康的なエロさとでも言ったらよいでしょうか。

ギャグの内容ははっきり言って下品です。ただ、健康的な男性であれば大抵はエロいはずなので、十分セーフの範囲内だと思います。ただし、家族や恋人などと一緒に見ることは推奨しません。専ら一人でご覧になってください。女性は・・・ちょっと保証の範囲外です。

キャラ萌えするタイプのデザインではないので、とっつきにくいかもしれませんが、逆にこれが妙な嫌らしさを出さないためのブレーキとして作用しているという面もあります。これに対してキャラの個性は非常に明確でわかり易いです。ただ、明確な分だけ行動パターンが大体読めてしまうという点では、若干マイナスの面もあると思います。

この作品は、生天目仁美さんが主要キャラを演じているので視聴してみたのですが、これがものの見事に扇の要のキャラでした。変わった人物が多い中にあって極めてまとも、かつ、ストイックな人物で、数々の変態的な出来事に対して、本人もひどい目に遭わされてもなお、ひるむことなく喝を与えることができる。単なるスケベアニメになり下がってしまわないために、重要な役割を果たしていたと思います。今一番気になっている声優さんなので、プラス補正が入っていると思いますが、中々に楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

りゃむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

それでいいのか?

水泳部のシュールギャグアニメです。

視聴しながらどうでもよくなってしまえば勝ちです。
決して面白いわけではない・・・がクソアニメかと言われれば別にありじゃね?程度には楽しめるアニメですかね。

このアニメはいろんな面で“それでいいのか・・・?まぁいいか”って考えてしまう場面があります。

微エロが随所にちりばめられ、マガジン原作らしいサービスシーンが多いにもかかわらず全然エロさを感じないwww
これはキャラデザや作画、演出(吹き出し隠し、デフォルメ裸体など)からくるギャグ要素が濃すぎるせいな気がします。
逆に下ネタ関係も気分を害することなく“あぁ馬鹿だなぁ”なんて思いながら視聴できます。
ワザとやっているのでしょう。
“ケンコー”ですからね。エロや卑猥といった語感からは全く違う方向性の言葉ですし。

また水泳はあまり詳しいわけではないですが、全く真面目に水泳に取り組んでいる描写がないのに「高校新記録まで0.2差」とかって・・・まぁいいのかギャグアニメだしwww


この時期に放送されてた他作品として瀬戸の花嫁やハヤテのごとく的なノリを目指したのでしょうがやや不完全燃焼でしたね。

それでも水泳部ものというのはテーマとして結構珍しいですし(やっぱ絵として球技や格闘技のほうが演出しやすいのでしょうなぁ・・・)、濃いキャラが多くストーリーよりもノリを重視したような出来になっているのでだらだらと適当に視聴する分にはありな作品だと思います。

最後に・・・豊崎愛生ファンの方には唯や吉野以前の初々しい豊崎ボイスはなかなか面白いです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

62.1 7 学園で沖縄なアニメランキング7位
幼なじみが絶対に負けないラブコメ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (298)
987人が棚に入れました
彼女は俺にだけ密かに笑ってくれる。相手の可知白草は芥見賞を受賞した現役女子高生作家!しかも美少女!普通の高校生の俺・丸末晴には分不相応だってことくらいわかってる!けど、脈アリだと思うんだよ、たぶん、いや絶対!……なんて思ってたら……可知に彼氏がいただとぉぉぉっっ!?落ち込む俺に、ロリ可愛、陽キャで世話好き……更には何故か俺を好きだと公言してはばからない、幼なじみの志田黒羽は言ってきたんだ……「復讐しよう」初恋の恨みは海より深い——けど決して暗くない!ドロドロしない!初恋復讐(リベンジ)が動き出す!

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、佐倉綾音、大西沙織、島﨑信長、寺島拓篤
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ラノベ界のやばさを実感できる作品

原作は「このライトノベルがすごい!2020」で、文庫部門総合5位、新作2位を取り、100万部売れてるらしい作品。(wikiより)
これだけ聞くと面白そうに思うかもしれないが、実際は全然面白くない。
まず、タイトルの時点でつまらない。
登場人物全員が幼馴染なので幼馴染は絶対に負けません!という意味のセンスが全く感じられないタイトル。
タイトルを見た時点でつまらないだろうなと予想はしていたが、その予想をはるかに超えてきた。
個人的に今季のワースト、今まで見たラブコメの中でワースト、なんなら全ジャンル含めてもワーストに近いかもしれない。

{netabare}
まず、何が一番酷いのかというと、キャラの魅力のなさ。
ラノベ版スマホ太郎と言ってもいい。
出てくるヒロイン全員が魅力のない主人公に対して好意を向けるといういかにもラノベハーレムなアニメ。
主人公はヒロインに対して卑猥なことしか考えてないという。
ヒロインも気持ち悪いことしか考えていない。

特に酷かったのは5話と6話。
芸能事務所の大人の態度が気に入らないという理由だけで、机に置いてあった他人のワインを手に取り、その芸能事務所の人の頭にかけるという...。
芸能事務所の大人は態度が悪かっただけで何もしてないのに。
更にそれだけにとどまらず、胸ぐらをつかみだすという。
偉そうだから胸ぐらをつかんだらしいが偉そうで態度悪いのはどっちだよ...。
それを受けて芸能事務所の人は警察を呼ぼうとする。
正統な判断なのに、なぜか芸能事務所の人は悪人かのように描かれる。
対して主人公たちはクロをのぞいて満場一致で嘘の証言をしてやりすごそうという案に賛成する。
作者大丈夫か?
親の教育が悪いと芸能事務所の人が主人公らに向かって言っていたが正論でしかない。
結局、警察を呼ぶかや芸能事務所に入るかといったことはCM勝負で決めようといういかにもラノベで意味不明な展開で解決するけど。

展開も意味不明。
1話からヒロインが主人公への嫌がらせ目的で他人と付き合っているふりをしていたなどという謎設定もあるし、それに対して主人公もまたクロと付き合ってるふりをして対抗しようとする意味不明展開。
3話では主人公のことを好きだったクロが体育館で主人公に告白されたにもかかわらず、過去に振られたことへの復讐として振り返すという意味不明展開。

それで振ってしまったことを後悔して、記憶喪失のフリをしだす意味不明ヒロイン。
この記憶喪失展開の存在意義はない模様。

その後もひたすら寒いノリを見せられる。
痛い中高生の妄想のような話を。
ヒロインが主人公を骨折させてしまったから主人公の家に同居するという展開には酷いって感想が出るよりも先に、普通に引いてしまった。
会話も何もかもきついし、主人公の恋の行く末等を俯瞰している友人もきつい。
特にヒロイン3人で主人公との今後の関係について話し合ってるシーンは地獄だった。

声優も合ってない。
というか高校生役に松岡はもう違和感あるからやめてほしい。
松岡主人公のラノベアニメは駄作の法則。

作画崩壊のダンスで話題になったが、作画なんて酷いと言っても止め絵が多くて枚数が少ないのと、たまに背景が酷いだけで顔はそこまで違和感ないし言うてしれている。
ほんとに酷いのは内容。
むしろ作画崩壊ダンスはネタ的に面白くてこの作品唯一のいいところだった。
こんな駄作にかける費用が減ったと考えるとこの酷い作画はむしろプラス。

↓一話毎感想
{netabare}
1話
まずタイトルからつまらない。結果がわかっているラブコメなんて。
こんなタイトル、幼馴染が勝つだけで他は普通のラブコメですって言っているようなもん。
作画も怪しい。なんか変な構図のシーンもやたら多い。
ラノベのノリ臭いなぁ。
あと作りが下手なせいでついていけない。
主人公もイケメンでモテモテのくせに、イケメンを許せねえとかいう謎セリフ
ニセコイはじまった。もういいってこういうの...。
好きだった人が他人と付き合ってたからあほらしいことしてまで復讐(笑)するらしい。
キスを既成事実を作るためにしようとする。 
既成事実ってなんだよw
でっち上げればいいじゃんw
まあ結局しなかったけど

2話
は?なんだこの阿部とかいう奴。
主人公への嫌がらせのために白草と付き合ってる?タイトルからつまらなそうと思ったけどほんとにその通りみたいだ。
はぁ...て気分になれるアニメ。
白草が何ももらってないのになぜか「報酬はもらったから」とか言って脚本を渡すw

3話
時々入る謎アングル笑うからやめてくれw
シロの彼氏が空気になってる。
シロも阿部より主人公のほうが好きそうじゃん。
ダンス作画が・・・w 最高に面白いダンスだった。
クロに告白するのか...しかも振られるw
阿部2話であんな主人公に当たってたくせに簡単にあきらめるんかよ。
なんだこれ?
シロは主人公が好きなのに、主人公を自分に告白するように仕向けて振ろうとしていた? 
阿部が悪者を演じていた?
もう意味わからん...
え...?黒羽も振られたのが悔しかったから、この回で主人公を振った
???3回重要部分見直したけど意味わからん。
なんなんだこのアニメは... 
締めに作画崩壊ダンスをまた見せてくれたw

4話
またヒロイン増えた。
伝説のダンスww 
確かに伝説だなw
何でも屋に対してエロいことをしてくれとか頼むバカみたいな主人公。
いかにもなラノベハーレム主人公。
設定上はモテモテキャラでも魅力を一切感じない。
猿になる演出いる???
ギャグ展開からのシリアスっていう一番嫌いな展開。

5話
主人公がきつい。ノリもきつい。
記憶喪失って演技と思ってたけど本当っぽい?なんでだろ。。
エロいことしか考えてない主人公、きつすぎる。
なんで事務所の人こんな高圧的なんだよ。億単位で金もらえるのに何で断るんだよ。
しかもワインをその事務所の人の頭にかける主人公...
親の教育が悪いのは末晴の方みたいだ。昔から世話になってたんじゃないの?

6話
偉そうに喋ってクズと言われたら、ワインかけたり胸ぐら掴んだりする始末。
しかも警察にうその証言を言ってワインは芸能事務所の人がこぼしたことにしようとする主人公達(黒羽以外) 
主人公は法律違反してるけど、傷つける言葉を言った芸能事務所の人が悪いとか言って擁護するとか言ってるシロ。
見ていて頭が悪くなりそうなアニメだ。
しかも事務所に入るか入らないか、警察に被害届を出すか出さないかをCM勝負で決めるとかいう謎展開。
展開が無理やりすぎる。もうなんだこれ。
またあのダンス映ったww 
全く合わなそうなCM取り始める主人公ら。
結局記憶喪失はやってるふりなのかよ。
記憶喪失のフリしてる理由もわけわからん。
哲彦は芸能界と敵対してる?
記憶喪失は芸能事務所の人をはめるため? ??
百坂が転校することになる。
記憶喪失設定も嘘だとあっさりばれる。
何の必要性があったんだ。

7話
結局タコウィンナー食べられたんかよ。
松岡の声さすがに高校生っぽくないなもう。
主人公が変なことしか考えてない。
youtubeで水着でダンス踊れってあほか?
ショーもない痴話げんかを毎回見せられるのどうにかしてくれ。
傾斜がすごいアニメw

8話
ハーレムを肯定する詭弁。
作者によると主人公は常識あるらしい。
卑猥なことしか考えてない他人の頭にワインをかけるこの主人公、常識あるらしい。
水着見せたいとかヒロインもあれだな。
気持ち悪い展開。頭がハートな魅力のないヒロイン、気持ち悪い主人公。
素直になれって素直じゃない奴が言っても説得力ない。
旅行のマジックには気を付けるべきってなんだよ。
何でキスやめる。
旅行のマジックでもいいだろ。

9話
初手激寒。まだ海回か。
会話がきつい。
バカで自己中なヒロイン、クロ。
主人公が「何で嘘ついたのに謝罪すらないの」と正論言うと「これから好きってめっちゃ言う」と宣戦布告(?)。会話になってないし気持ち悪いし意味不明。
マジで主人公何でこんなに持てるんだよ。
いや草。謎骨折w 雑すぎだろ。
てか充といつ仲直りするんすかね。
いやこの友人らなんだよ。
何で主人公の恋の行く末を監視して実況解説してるんだ。
えぇ...責任を取って家に居候させる?
頭おかしすぎる...。
しかももう一人付き添いの女いるという...。
マジで頭が悪くなるアニメ。

10話
はぁってなる展開ばかり。
見ていてこれほど吐き気がする作品、百錬の覇王以来。
安易なお涙頂戴にされても別にいいだろ。
高校生が勝手にやるってなんだよ。
骨折がハーレム作るためだけの展開でしかない。
女3人の会話がきつすぎる。

11話
毎話毎話初手きついノリ。
おい、会社として真のEDとかやったら著作権違反じゃないのか。
インタビューとは...。
メイドが何で学生なんだよ。
母の死を利用しようとしてる最低キャラ、桃。
過去話は比較的いいと思ったが台無し。
このアニメ主人公が元子役感が全然ないな。

12話
不自然な流れでアルバムを見ることにw
悲しそうにしてたシーンなんてないのに。
謎方程式草 何だこの演出。
いやキープでは...。
付き合ってもないのに胸に触りたいとか気持ち悪い発言をする主人公。
恋愛状況を解説する友人、気持ち悪いしいい気がしないな。
これキャスト違うのやばいだろ真のエンディング
酷いアニメを見た。何で切らなかったんだろう。
{/netabare}

久々にこんな酷い作品を見た。
これが100万部突破するラノベ界恐ろしい。
この作品、なろうに浸ってるような中高生には受けるんだろうか。
{/netabare}
7/6レビュー 7/9訂正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

厳密に言えば、幼なじみが絶対に勝つラブコメ、だと思う。この微妙な違いって、結構大事。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」に似た設定の作品。基本は、学園ハーレムラブコメです。

作画はかなり悪いですね。ストーリー的にもやや疑問が残る点もあり、ここでリタイアですね。

レビューでは、酷評だけでなく、本作の良い点や今後気になる点についても触れたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(8話まで)】
{netabare}
本作は、簡単に言うと「ハーレム要員が全員幼なじみ」だから、「最終的に誰が選ばれても幼なじみが彼女になる」っていうことなんだけど、

いやだったら、3分の2の幼なじみが負けてるやん。

というのが、レビュタイに込めた思いです。

私はかなりの「幼なじみ萌え」なんですが、幼なじみに勝ってほしいというより、幼なじみに負けてほしくない(負けて悲しむ姿を観たくない)んですよね。

そういう意味では、本作の構造上、必ず1勝2敗で幼なじみが負け越すので、あんまり好きな設定ではないんですよね。

ちなみに、私の中で「幼なじみ」とは、「幼い時に出会っていた」は含まれていなくて、「幼い時から継続的な付き合いがある」ことが絶対条件なんで、黒羽は幼なじみでも、可知さんは含まれない。

それも込みで、黒羽は良いヒロインだと思います。お姉さんぶるところとか、攻めるくせにテレるところとか、良いですよね(シスターズも可愛いし)♪

「クロが可愛い」は、本作の最大の魅力であり、「最終的にクロが勝てるか」は、本作で最も気になるところ。

また、3話でクロに告白し、フラれる流れはなかなか斬新で楽しめた。嘘の記憶喪失の流れもなかなか良い。いくら作画がヤバかろうが、あのレベルの展開が続いてくれれば、充分に楽しめる作品になっていたと思う。

が、CM対決で、う~むとなってしまった。単純に、群青同盟のCM観てスポドリ飲みたいと思わないし、あのバカみたいなギャップが良いとも思わない。あんな低クオリティのCM作っておいて、「俺ら天才、イェーイ」みたいなノリだったので、一気に冷めてしまった。

まあ元々、なぜあの主人公があんなにモテるのかが全く理解できない作品だったので、この後に続くであろうハーレム展開に耐えられそうにないので、リタイアですね。

ハーレム漫画の元祖とも言われる、赤松健さん。私の神様の1人(笑)なんですが、「ラブひな」「ネギま」を読めば分かるけど、ハーレムモノの成否は主人公の魅力次第なんですよね。ネギ君なんて、女子中学生31名+幼なじみにその他諸々、大ハーレムを築いても余裕そうでしたよ(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
高1冬で初恋って、すげぇな。モテモテだが、校内ヒエラルキー最下位ってのは、キャラとして面白い。じゃあグラビア撮るなよと思うけどな。自分で後悔パターン? リベンジで付き合う。黒羽は良いキャラだと思うけど。

2話目 ☆3
浮気。

3話目 ☆3
う~ん、こうなると、つまらん。そして、作画ヤバいな。ここで、黒に告白は、意外。

4話目 ☆2
ここで、3人目の幼なじみ。記憶喪失、嘘だろうな。

5話目 ☆2
ここまでモテる理由がね、うん。わからんのよ。

6話目 ☆2
だから、惚れる理由がね、浅いのよね。この動画を観て、スポドリ買いたくもならんし、ギャップが良いとも思わんけどね。

7話目 ☆3
黒が可愛い。それだけだな~。あと、黒の妹ちゃん達は可愛い。

8話目 ☆2
まあ、海でイチャイチャ。これまでかな。

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

幼なじみが負けたヒロインの時代は終わった! 冷遇され続けた『幼なじみヒロイン』の復讐!

この作品の原作は未読ですが、いのりちゃん、あやねる、さおりんが出演すると知り視聴を決めた作品です。


彼女は俺にだけ密かに笑ってくれる。

相手の可知白草は芥見賞を受賞した現役女子高生作家! しかも美少女!
普通の高校生の俺・丸末晴には分不相応だってことくらいわかってる!
けど、脈アリだと思うんだよ、たぶん、いや絶対!
……なんて思ってたら……可知に彼氏がいただとぉぉぉっっ!?

落ち込む俺に、ロリ可愛、陽キャで世話好き……更には何故か俺を好きだと公言してはばからない、
幼なじみの志田黒羽は言ってきたんだ……
「復讐しよう」

初恋の恨みは海より深い―― けど決して暗くない! ドロドロしない!
初恋復讐が動き出す!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

キャストが抜群だったのでしっかり完走しましたが、私の中で今期一番の謎作品でした^^;
主人公は松岡さん演じる丸末晴の幼なじみは、みのりちゃん演じる志田黒羽という設定なのですが、黒羽は普通に可愛らしい上、恋愛に対して一生懸命の女の子でした。

確かに、あやねる演じる可知白草や、さおりん演じる桃坂真理愛には可愛いだけじゃなくインパクトもありましたが、それでも黒羽が全然負けている感じは無かったと思います。

だから物語を強引にタイトルに合わせた展開…とでも言うのでしょうか。
そんな印象を受けた気がします。

そして、もう一つ話題になったのが第3話のダンスシーンを起点にした「作画崩壊」でした。
私は、普段アニメを視聴する際、作画の崩壊はなるべく気にしないようにしていますが、それでも気になってしまいました^^;

アニメーション制作は動画工房さん…
これまで「ゆるゆり」や「NEW GAME!」を手掛けてきた作画力の高い会社という認識でしたが、どうしちゃったのでしょう…

巷では、作画崩壊の理由として「低予算かつ急ピッチで作った」や「アニメーター引き抜かれた」など様々な憶測が飛び交っています。
真相は闇の中ですが、これまでアニメーション制作が動画工房さんなら安心して視聴できるという図式が出来上がっていただけに、今回の一件は残念に思います。

これまで動画工房さんの制作する数多くの作品をほぼ制覇するくらい視聴させて貰っているのでこれ以上は申しませんが、何とか挽回の1手を講じて欲しいところです。

その分…という訳でもありませんが、声優さんたちの演技は変わらず良かったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、安月名莉子さんによる「Chance! & Revenge!」
エンディングテーマは、志田黒羽(いのりちゃん)と可知白草(あやねる)による「戦略的で予測不能なラブコメディのエンディング曲」

1クール全12話の物語でした。
完走して思うのは、展開に対する説明に不足があったことでしょうか。
原作既読組ならきっと分かると思いますが、私の様にアニメで初めてこの作品に触れた人には少々ハードルが高かったような気がします。
最終話の「真・エンディング」も突飛でしたし、何より展開が急すぎた気がしてなりません。
そもそもあの「真・エンディング」に行きついた理由も良く分かりませんでしたし…
もう少し説明があったら見方の変わる作品だったのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

64.5 8 学園で沖縄なアニメランキング8位
アイカツ! 4thシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (36)
194人が棚に入れました
アイカツもいよいよ4シーズン目!
「ルミナス☆ジャパンツアー」に出発したルミナスの3人は、最初のツアー先・北海道で歌とダンスが好きな大地ののと白樺リサに出会う。

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素晴らしい作品に感謝です

女児向けアイドルアニメの4期。話数でいうと第153話から第178話までの全26話です。3年半に渡って放送されてきたアイカツも、この4期でついに完結となりました。
4期が始まる時点では、過去3年のシーズンと同様に1年間放送されるものと思っていたので、2クールで終了してシリーズ完結になるという話を知ったときは残念でしたが、どんな作品にも終わりは訪れるわけで、全178話も毎回楽しませて貰ったことに感謝の気持ちです。実際の季節とともに作品内の季節も進み、毎年4月にはキャラが進級する作品で(1期と2期の間に作品内の時間では1年のブランクあり)、1期開始時に中学1年だった先代の主人公・星宮いちご世代も、この作品では高校2年になっていて、このあたりで終了するのが綺麗な終わり時なのかもしれません。
で、この4期の内容ですが、おおまかにいうと前半は主人公・大空あかりのユニットであるルミナスの全国ツアー、後半は学園のトップアイドルを決定するスターライトクイーンカップを描いています。
全国ツアーでは、大地のの、白樺リサという、北海道出身で、喋るとちょっと方言が出たりする純朴な新キャラ2人が登場して、これがとてもかわいかったです。初登場から、たった2クールでシリーズ終了してしまうのが、もったいないと思ってしまうような素敵なキャラでした。大地のの役の声優さんの声も良かったです。
後半のクイーンカップでは、大会が始まる前の段階から各アイドルがクイーンを目指す真剣な意気込みや、支えてくれる周囲の人の期待なども描かれていて、そういった描写を観ていると、どのキャラにも勝たせてあげたいと思ってしまいます。でも最終的に勝利するのは1人なわけで、負けてしまうアイドルはとても悔しいのだけれど、しっかりと結果を受け止めて、自分を上回った友達を讃える爽やかな姿は、1期後半のED曲ヒラリヒトリキラリの歌詞のようで、とてもアイカツらしかったです。シリーズが終わってしまうのは本当に寂しいのですが、満足できる終盤のまとめ方だったと思います。
音楽は過去のシーズンと同様、この4期でも好きな曲がたくさんありました。ステージシーンのクオリティも文句なし。逆光の演出なども綺麗で素晴らしかったです。個人的には、大地のの白樺リサのlucky train、ダンシングディーヴァのLOVE GAME、氷上スミレのいばらの女王などのステージは特に好きで、何度も繰り返し観ていました。
1期から4期まで観終わって、健全で、かわいくて、笑えて、爽やかで、ときには熱く、そして質の高い音楽と綺麗なCGのステージシーンがあって、本当に素晴らしい作品でした。近いうちにまた、1期の最初から全部観直していきたいと思います。
そして4月からは、キャラや世界観を一新してアイカツスターズが始まります。あまりにも好きだった作品の新シリーズということで、大きな期待とともに不安もありますが、これまで同様の素晴らしい作品になることを願っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

おきらく さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

音城セイラの妹、ノエルちゃんのステージが見たかった。

もうじきラストで、ドリアカ・カーニバルで、最後の秘密兵器、音城ノエルちゃんが、ドリームアカデミーに編入。もし最終回が半年遅かったら、音城ノエルちゃんのステージが見られると思います。

4期後半の主題歌は大空あかりちゃんたちルミナスが登場する「スタートライン」ではないかと思います。劇場版もハチャメチャなコメディな30分くらいの短編映画になりました。ほんとうは「アイカツ!」2回目の長編の劇場版が見たかったです。

ラストに向けて、曲の質も向上。ライブシーンも徐々に進化しました。

大人の事情もあり、急遽「アイカツスターズ」へと。なんか未だに納得できないです。

3年間「アイカツ!」を楽しませてくれてありがとうございます。
フォトカツでの活躍をお祈りします。できたら大きい友達むけのOVAをだして欲しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

ひげくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

第四形態の戦闘力は期待大

隠れた名作の1期。(主人公:星宮いちご)
ライバル校の設定を生かし切れずグズグズだった2期(主人公はいちご、大空あかりは77話で第二形態となる)

3期、大空あかりが第三形態で主人公になるも、なかなか浸透せずシリーズ後半までイマイチ盛り上がらなかった。

そんな不遇のヒロインが第四形態になりパワーアップ。
その女子力はフリーザ様を上回る数値を叩き出した(スカウターにより計測)

オープニングを見る限り、3年間積み上げた物を惜しみなくヤル気らしい
・夏樹みくる再登場 (ソロデビュー 美月と対戦フラグ)
・ライバル校ドリアカ勢まさかの大抜擢
・トライスター3名が一緒に登場(完全復活の布石か?)


切らなくて良かった。これからまた面白くなりそうだ。

とりあえず「アイ!カツ!」と言いながらランニングして来ます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0
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