学園で宇宙人なTVアニメ動画ランキング 35

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の学園で宇宙人な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の学園で宇宙人なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.4 1 学園で宇宙人なアニメランキング1位
涼宮ハルヒの憂鬱(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★★ 4.1 (7761)
33239人が棚に入れました
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」入学式後の自己紹介で、このぶっ飛んだ発言をした県立北高校の1年生「涼宮ハルヒ」。成績も運動神経も容姿も優れているのに、傲岸不遜な態度と中学以来の奇人ぶりから、クラスで浮きまくる。その上、普通のクラスメイトをつまらないと拒絶し、ますます孤立していた。そこで、ハルヒの前の席に座るクラスメートの「キョン」が話しかけたことをきっかけに、SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)に加入させられてしまうのだった…。

声優・キャラクター
平野綾、杉田智和、後藤邑子、小野大輔、茅原実里、松岡由貴、桑谷夏子、白石稔、松元惠、あおきさやか
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

平凡なハルヒと鬱屈した仲間たち

※2018年6月26日、ネタバレタグの付け方を変えました(ついでに、【おまけ】を追加しました)。

 アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』は、表面で繰り広げられるSFタッチのラブコメという枠から大きく逸脱し、必ずしも明示されない形で人間の本質に切り込んだ傑作である。
 こうした特色を示す例として、第1話「涼宮ハルヒの憂鬱I」(話数は第2期での放送順を示す)で、キョンが髪型についてハルヒに話しかけ、それに対してハルヒが独り語りのように答えるシーンを上げたい。
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 キョンは以前に、しょっぱなの自己紹介についてハルヒに問いただし、けんもほろろの応対をされている。なのになぜ、自分でも「魔が差した」と言いながら、「曜日で髪型変えるのは宇宙人対策か?」と尋ねたのか。また、この奇妙な質問に対して、ハルヒはどうして、前とは打って変わった穏やかな態度で答えたのか。
 実は、初めて見たとき、このシーンに胸がキュンキュンして『ハルヒ』に取り憑かれてしまったのだが、これほどまでに心惹かれる理由がわからず、「涼宮ハルヒの憂鬱I~VI」を何度もループするうちに、漸くアニメーターの巧妙な企みに気がついた次第である。
 「涼宮ハルヒの憂鬱VI」の終盤、キョンはハルヒに自分がポニーテイル萌えだと明かし、「いつだったかのお前のポニーテイルは、反則的なまでに似合っていたぞ」と語る。さて、彼はどこでハルヒのポニーテイル姿を見たのか。
 原作では、曜日が進むごとに髪の結び目を増やすと述べた際、結び目1つの火曜日に「どこから見ても非のうちどころのない」ポニーテイルでやってくると記される(角川スニーカー文庫p.23)。ところが、アニメの同じ場面、火曜日のハルヒはポニーテイルでない。その代わり、体育の授業中、ポニーテイルで短距離走をする(原作にない)ハルヒが描かれており、キョンはその姿に見惚れている。
 キョンが懲りずに再度声をかけたのは、ポニーテイルがいちばん似合うのに、それ以外の髪型ばかり選ぶことが気になったからだろう。しかし、キョンのポニーテイル萌えが明らかになるのは(第1期の)最終回なので、はじめて見る視聴者にキョンの心の動きはわからない。このシーンは、キャラに心を奪われ繰り返し見るようなディープなマニア向けの伏線なのである。
 一方、ハルヒがキョンの問いに答える姿には、心の内がにじみ出ている。まず、顔をキョンに向け、少し視線を上げつつ「いつ気付いたの」と言い、キョンの返答に「あっそう」と気がなさそうに横を向くと、ほとんど無表情で語り始める。原作には「面倒くさそうに頬杖をついて」(p.28)とあるが、そうは見えない。
 ハルヒが髪型を変えるのは、そこに自分の独自性を込めようとしたからだが、「どうせアホな男子は真意に気づかないだろう」と見くびっていた節がある。にもかかわらず、キョンは、たった一言でハルヒの狙いを言い当ててしまう。そんな瞬間に、人はどんな表情をするのか。私ならば、動揺を隠すために視線を逸らし、懸命に無関心を装う。ハルヒは、まさにそんな姿を晒したのである。
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 アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の面白さは、原作者が充分に顧慮しなかったキャラの内面をアニメーターが深く掘り下げ、丹念に見ればそれとわかるように描き込んだことにある。
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 ライトノベル『ハルヒシリーズ』で最初に活字になったのは、短編「涼宮ハルヒの退屈」で、そこに基本プロットの原型が示されていると考えて良いだろう。登場するのは、宇宙人・未来人・超能力者がすぐそばにいるのに気づかず、我が儘に振る舞う自己中心的で脳天気な女の子ハルヒ。彼女の望みを叶えるため、長門が一般人の前で超常的な能力を発揮しているのに、ハルヒは全く無頓着である。笑えることは笑えるものの、さして深みのないSFコメディにすぎない。
 さすがに、作者の谷川流も、これでは物足りないと感じたのだろう、長編『涼宮ハルヒの憂鬱』になると、SOS団結成前の不機嫌で刺々しいハルヒを描写する。しかし、私には、SOS団メンバーをいいように弄ぶ姿との落差がありすぎて、一貫した人間性が感じられない。他のキャラも似たようなもので、原作のストーリーや台詞をそのままなぞってアニメ化したならば、単に笑えるだけの凡庸な作品になったろう。
 しかし、石原立也に率いられた京都アニメーションのスタッフは、ありきたりのアニメにすることを肯んじなかった。キャラ設定に不自然な断絶がある原作を作り替え、それぞれの人物を統一された人格の持ち主として再構成して見せたのである(私には、キャラごとに専属のアニメーターがいるように感じられたが、実態は不明)。
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 ハルヒの場合、…
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…原作における分裂した姿は、「思いっきり背伸びをする平凡な少女」という一貫した人物像に変更された。
 ハルヒは、かなりの美貌と優秀な頭脳を持ち、運動能力はトップクラス、歌唱や楽器演奏もこなせる。とは言え、この程度なら、少し偏差値の高い高校なら、学年に一人くらいいる人材にすぎない。学生時代は人気者になれるかもしれないが、社会に出ると、凡人の大群に紛れてしまう。ハルヒ自身、平凡であることへの恐れを、第5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」で生々しく語る。
 ところが、平凡さを恐れているにもかかわらず、彼女はどう見ても根っからの常識人で、規格外の非凡な人間ではない。夏休みの宿題は最初の何日かで片付け、きちんと予習・復習をしてテストでは時間を持て余す。第20-24話「涼宮ハルヒの溜息」に登場する自主映画の台本は独創性の欠片もなく、第26話「ライブアライブ」では、ステージで熱唱し歓声を浴びたことが嬉しくて堪らないようだ。ハルヒの平凡さが何よりも明瞭になるのが、第12-19話「エンドレスエイト」(正当に評価されていないが、紛れもない傑作)で、何度チャンスが訪れても、盆踊りとか昆虫採集といった当たり前のイベントしか思いつかないところ。原作の場合、ギャグのネタか、せいぜいハルヒの天真爛漫さを示す事例として扱われるこれらの出来事は、アニメでは、ハルヒの人物像を浮き上がらせる重要なポイントとなる。
 ハルヒがどんな人間かを知る上で、最もわかりやすい手がかりが、彼女が、自身の発言とは裏腹に、宇宙人・未来人・超能力者の実在を信じていない点である。実際、すぐそばにいるのに気がつかないというプロットは、『ピーターパン』などのおとぎ話で、妖精を信じていないと目の前にいても見えない状況と酷似する。「エンドレスエイト」で、「人類が火星に到達したときには、地下に隠れていた火星人が歓迎してくれるはず」と語るハルヒだが、学業トップクラスの高校生が真面目に口にする言葉とも思えず、単に「そうだったらいいのに」という夢想を語っているだけだと知れる。
 自分が平凡でないことをアピールしたいハルヒは、時々、あえて奇矯な行動を取ろうとする。しかし、実際に彼女が行うのは、バニーガール姿でビラ配りをしたり、校庭に宇宙人へのメッセージを記すなど、誰にでも思いつきそうなことでしかない。隠者の視点から世界を見つめるキョンに比べると、なんとも平凡な発想である。平凡でありたくないと足掻き無理に背伸びをするあまり、いかにも非常識そうな行動や宇宙人を信じるそぶりを繰り返す姿は、ちょっと痛々しい。結局、自分の周りに個性的な人材を集め、彼らを防壁とするサークル内で好き勝手に振る舞うだけで、満足してしまう。
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 ハルヒに限らず、SOS団のメンバーは、いずれも複雑な人間味を感じさせる。
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中でも印象的なのは、第24話「涼宮ハルヒの溜息V」の後半、突然、背後に蠢く陰謀について語り始める古泉の姿。「疲れ気味の皮肉な笑み」(p.256)と記される原作と比べると、アニメの古泉は憔悴しきった様子に描かれており、シーン全体に重苦しい雰囲気が漂う。原作の古泉は、作者を代弁して状況説明をしていたものの、話が長引いて辻褄が合わなくなってきたので、作者がわざと混乱気味の発言をさせたと解釈できる。ところが、アニメになると、本人が実際に混乱しているとしか思えない。耐え難いほど苛酷な役割を背負わされながら、仮面のような笑顔で本心を隠す、影のある高校生の素顔が見える。
 アニメの朝比奈さんや長門も、原作とは異なる鬱屈した内面を垣間見せる。特に劇場版アニメ『涼宮ハルヒの消失』の長門と古泉は、鬼気迫るものがある。
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 アニメは、原作者に加えて、複数のアニメーターや声優、音楽家による共同作業を通じて制作されるため、単一のクリエーターが創造する個人芸術に比べて純粋性に欠けると思われるかもしれない。しかし、実は、多人数の参与を通じて内容を膨らませ、豊かな芸術性を獲得することが可能なメディアなのである。『涼宮ハルヒの憂鬱』は、特に傑出した作例である。この作品が、現代の古典として長く愛されることを切に望む。

【おまけ】長門は何を読んでいた?
 『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する長門有希は、汐宮栞やクラエスとともに、日本のアニメでしばしば描かれる文学少女の代表格。部室では、いつも熱心に本を読んでいる。では、何を読んでいるのか。
 画面から確認できるのは、サイモン・シン『暗号解読』、笠井潔『哲学者の密室』、阿部和重『グランド・フィナーレ』、綿矢りさ『蹴りたい背中』などで、かなりマニアックでハードな作品が多い(個人的には、ハイデガーを糾弾する哲学的ミステリ『哲学者の密室』がオススメ)。
 彼女が読んだ本の中で、物語の進行に重要な役割を果たすのが、ダン・シモンズ著『ハイペリオン』と続編の『ハイペリオンの没落』。
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まず『ハイペリオンの没落』を読んでいる長門の姿が描かれ、その後、間に挟んだ栞を見せる目的で、キョンに『ハイペリオン』を手渡すシーンとなる。なぜ、正続の順番が逆になったのか。
 栞さえ目に留まれば本は何でもいいはずなのに、自分が読み終えたばかりの続編ではなく、順番通り正編の『ハイペリオン』を渡さなければと考えるほど、長門が律儀だったのか(私は、そう解釈する)。あるいは、そこに書かれた内容に意義を認めたのか。
 『ハイペリオン』には、未来予測も可能な統合知性と時間を逆転させる謎の存在「時間の墓標」が登場し、長門の情報統合思念体やみくるちゃんのTPDDを連想させる。正統的なハードSFとして、かなり面白い。だが、『ハイペリオンの没落』になると、ほとんど支離滅裂で内容が把握しにくい(と言うか、私は途中から流し読みで済ませた)。自分たちと似たものがきちんと描かれているからこそ、『ハイペリオン』を選んだとも考えられる。
 そうだとすると、長門は、あの顔で結構食わせ物だと言えそうだが…。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

劇場版(消失)まで一気見が“吉”、ハズレのない《面白作》

原作ラノベの方はアニメ化された分から更にシナリオに進展があり、尚且つ最近は原作者(谷川流氏)が続編を書いてくれなくて未完のまま・・・ということらしいです。
ただ、アニメとしては劇場版『涼宮ハルヒの消失』で、登場キャラたちの感情関係に一定のケリがついた形になっているので、いい塩梅で一応見終えることが出来る作品となっています。

※因みに、感情関係に上手くケリがつかなかったパラレルワールドの話も数年前にアニメ化されています(『長門有希ちゃんの消失』)。

・・・ということで、本作は、一見すると“トンデモなキャラ達の巻き起こす、お馬鹿な話”のように思えますが、実際に見始めるとその意外な面白さにドンドン引き込まれてしまい、とくに終盤には“予想外に繊細に登場キャラ同士の心のアヤが描き出されている”ことに気づかされて、劇場版まで見終わったころには、結構な喪失感(もっとこの作品の色々なエピソードを見続けていたかったのに・・・というちょっと寂しい気持ち)に囚われてしまう可能性が高い、まさに「瓢箪から駒」みたいな美味しい視聴経験が出来る作品と思います。

もしかしたら、原作ラノベの続編の方は実は結構マンネリな展開になってしまっていて(※未読)、本作の場合は『消失』までのアニメ化で留めていることが、逆に私のようなアニメしか見ていない視聴者には「腹八分目」になってて、極めて良い視聴終了後の印象に結びついているのかも知れませんね。

《結論》劇場版まで含めてもせいぜい35話分の長さの作品なので未視聴の方はトットと見始めたほうが“吉”です。きっと。


◆作品別評価

(1) TVシリーズ ★  4.3  (28話)
(2) 劇場版   ★★ 4.6  (2時間42分≒約7話分)
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  総合    ★  4.4  (約35話分)


◆制作情報
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原作ラノベ       谷川流(『ザ・スニーカー』2003年-連載(未完))
総監督         石原立也(1期の監督)
監督          武本康弘
シリーズ構成      涼宮ハルヒとやっぱり愉快な仲間たち
脚本          石原立也、山本寛、村元克彦、武本康弘、ジョー伊藤、賀東招二、谷川流、志茂文彦
キャラクターデザイン  いとうのいぢ(原案)、池田晶子
音楽          神前暁
アニメーション制作   京都アニメーション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
話数の前後に*付きは2009年放送時の追加回

=========== 涼宮ハルヒの憂鬱 (2006年4-7月、2009年4-10月) ==========

 - - - - - - - OP「冒険でしょでしょ?」、ED「ハレ晴レユカイ」 - - - - - - -
{netabare}
第1話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅰ ★ 高校1年の春、SOS団発足
第2話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅱ ★ 情報統合思念体派遣ヒューマノイド・インターフェイス(長門有希)
第3話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅲ ★ 未来人(朝比奈みくる)、超能力者(古泉)転入
第4話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅳ ★★ 朝倉涼子の襲撃・消滅、朝比奈さんの異時間同位体の助言
第5話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅴ ★ ハルヒの自分語り、閉鎖空間と神人、古泉の超能力
第6話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ ★★ 世界崩壊の危機、白雪姫 ※ED「冒険でしょでしょ?」
第7話 涼宮ハルヒの退屈 ★ 野球大会 ※ハルヒの上機嫌と不機嫌の行き来が割と○{/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「Super Driver」、ED「止マレ!」 - - - - - - - - - -
{netabare}
*第8話* 笹の葉ラプソディ ★★ 七夕、3年前の7月7日へ{/netabare}

 - - - - - - - OP「冒険でしょでしょ?」、ED「ハレ晴レユカイ」 - - - - - - -
{netabare}
第9話 ミステリックサイン ★ SOS団への悩み事相談、異次元空間のカナドーマ退治
第10話 孤島症候群(前編) ☆ SOS団夏合宿、孤島別荘密室殺人事件
第11話 孤島症候群(後編) ☆ 続き{/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「Super Driver」、ED「止マレ!」 - - - - - - - - - -
{netabare}
*第12話* エンドレスエイトⅠ ★ 8/17~8/31のSOS団の楽しい活動
*第13話* エンドレスエイトⅡ ★ 続き(不可思議な既視感、終わらない夏休み)
*第14話* エンドレスエイトⅢ ★ 続き 
*第15話* エンドレスエイトⅣ ★ 続き
*第16話* エンドレスエイトⅤ ☆ 続き ※流石に飽きてくる
*第17話* エンドレスエイトⅥ ☆ 続き
*第18話* エンドレスエイトⅦ ☆ 続き
*第19話* エンドレスエイトⅧ ★ 続き、ループからの離脱、秋学期開始
*第20話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅰ ☆ 体育祭、文化祭の出し物決定、映画作り
*第21話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅱ ★ 続き(配役決定、撮影開始)
*第22話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅲ ★ 続き(みくるビーム・・・現実改変発生)
*第23話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅳ ★ 続き(鶴屋家での撮影、キョンとハルヒの喧嘩、撮影再開)
*第24話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅴ ★ 続き(撮影進行、映画完成){/netabare}

 - - - - - - - OP「冒険でしょでしょ?」、ED「ハレ晴レユカイ」 - - - - - - -
{netabare}
第25話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00 ★★ 上映会 ※挿入歌「恋のミクル伝説」
第26話 ライブアライブ ★★ 文化祭当日(軽音楽部ライブ出演)、翌日 ※挿入歌 「God knows...」 「Lost my music」
第27話 射手座の日 ★ 文化祭後の平和な日々、コンピ研との茶番バトル(長門の本気)
第28話 サムディ イン ザ レイン ★★ 木枯らしの季節、SOS団の平和な一日 ※長門の微細な変化の描写が◎{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)6、★(良回)16、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

※OP 「冒険でしょでしょ?」、ED 「ハレ晴レユカイ」 → 2006年に初めて放送された回
※OP「Super Driver」、「止マレ!」 → 2009年に初めて放送された回


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================ 劇場版 涼宮ハルヒの消失 (2010年2月) ==============

全1話 ★★ 4.6 {netabare}12月の異変の顛末(12/16~24){/netabare} ※2時間42分(=約7話分)

OP 「冒険でしょでしょ?」
ED(主題歌) 「優しい忘却」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

憂鬱の所在

初めて2009年版ハルヒを見てから、早4年の月日が経ちました。そして、2006年版を見てから2ヶ月、いよいよレビューを書くときがやって来ました。ハルヒが持つ、超個性的な魅力を感じていただければと思います。


◆ハルヒがヒットした理由◆

涼宮ハルヒの憂鬱と言えば、京アニ初期の大ヒット作品。当時を知らない者で大変恐縮ですが、この作品がヒットした理由を考察したいと思います。

ヒットの理由、その1。神がかった作画技術。

私は上述したように2009年版を先に視聴したのですが、初めてこの2006年版を見た時は「あれ?私は間違えて2009年版を見てるのかな?」と錯覚してしまいました。それほどまでに、絵がきれいです。もう10年くらい前の作品なのに、下手すると現在放送されている作品よりもクオリティーが高いくらいです。そう考えると、2006年当時では圧倒的だったと思います。

また、丁寧で細かく描かれているため、一つひとつの場面がとてもリアルに感じられます(特にあのライブシーン)。さすがの、変わらない京アニクオリティーです。

ヒットの理由、その2。個性豊かなヒロインたち。

これも京アニのお家芸ですが、3人の女の子キャラが個性的で魅力的なのもやっぱり大きい。見た目も中身も派手で、ワガママし放題の涼宮ハルヒ。おしとやかな性格とは裏腹に、大きな大きな二つの果実をもつ朝比奈みくる。無表情で無口だが、困ったときのおたすけマン長門有希。3人みんなが強力な個性を持っており、誰が押しメンなのかは、意見が分かれるところだと思います。

ちなみに、私は{netabare}ハルヒがお気に入りです。実際にいたらどう思うかは謎ですが、SOS団を、そして世界を良い意味でも悪い意味でも引っ張っていく彼女の姿は魅力的だと思います。あと、ハルヒも意外と○がでかい。(ここ重要){/netabare}

ヒットの理由、その3。独特の世界観。

この作品がヒットした3つ目の理由は、ちょっと小難しい世界設定にあると思います。ハルヒに対する捉え方も、宇宙人・未来人・超能力者、三者三様あって、そのどれもが一応の説得力を持っている。そして、それらも含めて視聴者にも独自に自由に考察する余地が多分にあったことに、多くのファンが深く心を奪われたのではないでしょうか。

ちなみに、私は{netabare}超能力者派で、「ハルヒは世界を作り変える神」理論を採用しています。まあ、そんなに深くは考察していないのですが。{/netabare}

ヒットの理由、その4。バラエティーに富む主題歌。

名作には名曲ありと言いますが(たぶん)、この作品はほんと名曲揃いです。王道のオープニング、「冒険でしょでしょ?」。THEアニソンのエンディング、「ハレ晴れユカイ」。そして、アニソンとは思えない挿入歌、「God knows…」。これだけ多彩な楽曲が揃っている作品は、とても珍しいと思います。また、曲はカッコイイしキャッチーな振り付けもあって、今も変わらずに人気を博しています。

ちなみに、私は{netabare}カラオケに行くと、ほぼ毎回「God knows…」を歌います。声出しにちょうどいいですし、曲も純粋にカッコイイのでとても重宝しています。(そして、PVのおまけもついてくる){/netabare}


◆この作品で伝えたかったこと◆

さて、これまでヒットの理由をいろいろと挙げてきましたが、実はそのどれもが一番の要因ではないと思います。

そう、私が考える最大のヒット要因は、『キョンやハルヒが、当時の視聴者の気持ちを代弁していた』ということです。

得てしてヒット作品というものは、その当時の「世相」といいますか、視聴者の状況や傾向を強く反映していると思います。

たとえば、最近でいえば「俺ガイル」。現代は一人でいることを好む若い人たちが増えていて、そこに焦点を当ててボッチが持つ強さやたくましさを面白おかしく描いたがために、この俺ガイルという作品はヒットした。そう言えると思います。

では、このハルヒでは。それは当時の人々が、日々のありふれた日常に「退屈」を感じ、その未来を思って「憂鬱」になっていたからではないでしょうか。(完全に私の憶測です)

だから、主人公のキョンやハルヒに強い「共感」を抱き、非現実的な世界の中で青春を送る彼らを「羨望」のまなざしで見ていたのでは、と思うのです。

では、この作品が視聴者の内なる気持ちを映し出しただけの作品なのかというと、そうではない。ちゃんと退屈や憂鬱から抜け出すための方法論を、視聴者に提示している。

それは、『ハルヒのように自分の力で世界を変える』ということ。

もちろん、ハルヒのように何でも自分が望んだように世界を変えることはできませんが、世界を変える「可能性」は人間誰しもが持っている。また、ハルヒが閉鎖空間を作らずに楽しい日々を過ごせたのは、キョンに出会い、SOS団を作り、キョンたち団員とともに過ごしていたからです。

だから私たちも、誰かと出会い、一歩前に踏み出すことによって、新たな世界を創造することができるのかもしれません。

SOS団。それが憂鬱を乗り越え、輝かしい青春を手にするための一つの方法論なのかもしれませんね。


◆それでも苦言を呈したい◆

ただ一点、腑に落ちないことがあります。それは、「放送された話の順番」です。

何かと問題のあるハルヒシリーズですが、この2006年版だと話が飛び飛びで、時系列のむちゃくちゃなストーリー構成になっています。私は最初に2009年版を視聴していたので問題なく見ることができましたが、原作も読んでいない人では、初見で理解するのは難しいのではないでしょうか。当時視聴していた人たちも、ついていけたのか少し疑問が残ります。

ただ、この演出自体はありなのかな、と私は思います。遊び心があって、いい意味で深夜アニメらしい。まあ今やって受け入れられるかについては、これまた疑問が残りますが。


◆まとめ◆

この涼宮ハルヒの憂鬱という作品は、「深夜アニメの王道」とも言える作品です。

学園での青春、小難しいSF設定、かわいい女の子たち、中毒性のある音楽など。これぞ深夜アニメという要素が詰まっていて、そしてそのすべてが見事に調和し合うことによって、完成された一つの世界を作り上げています。

間違いなく、「今見ても面白いか?」と聞かれても、自信を持って「面白い!」と言える名作です。

ぜひ唯一無二である「ハルヒの世界」を、味わってみていただけたらと思います。


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 55

84.9 2 学園で宇宙人なアニメランキング2位
電波女と青春男(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4332)
21093人が棚に入れました
宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
大亀あすか、入野自由、加藤英美里、渕上舞、野中藍
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

バッサリ斬ります。

始めに言っておきます。

私がここまでアニメ・小説というモノに触れることで不快になった作品は他に例を見ません。
また、これは私が100%自分の主観によって書かれたレビューになります。度重なる個人的なアニメ観や私的な事情の垂れ流しが続くので、読んでいただく際はその点をご留意くださいませ。

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【バッサリ斬ります。】(2014.8/19)

この作品との出会いは原作が初でした。

作者の入間人間という方は、以前から物語シリーズで有名な西尾維新と比較される対象として話題になっており、「西尾維新をリスペクトしていて作風が似ている」との触れ込みから試しに1巻を少しだけ読んだことが始まりです。
まあこれが、この作者に触れる最初で最後の機会になるだろうとその時は思ったのですが、まさかのアニメ化。しかもシャフトが制作に携わっているということで、放送時は視聴しました。

正直なところ、私はこの両作者を同列で語られることにかなり疑問を感じています。

本文の方でも書いているように、このアニメについては個人的に気に入っていた部分もあったので途中まで視聴を続けてきましたが、とうとう耐えられなくなり断念しました。それにはやはり良アニメとの間にある圧倒的な壁が関係してきてまして・・・。
ただ、よく耳にする「好きの反対は無関心」という言葉があるように、逆にここまで私に嫌悪感を抱かせた点はある意味すごいことだと思います。これも心を動かされるという、一種の「感動」なんじゃないでしょうか。それが今回、私の視聴を継続させたひとつの要因になっていたかもしれないというのは、正直なところ否めませんね。

そんな感じで、今作に対しては既に悪意まみれな私ですが、ただ悪い部分だけをツラツラ挙げているとさすがに心が壊れて人間ではなくなってしまいそうなので、人間性を保てているうちに良いところを先に挙げたいと思いますw

【良かった点】

・ 主題歌がOP・EDともに最高

OP:Os-宇宙人(神聖かまってちゃん Vo.藤和エリオ)

いわゆる電波ソングと呼ばれるモノですが、藤和エリオ役の大亀あすかさんの特徴的な歌声が、より「電波らしさ」を上手く良い方向へ表現できていたと思います。しかもキャラの心境を表しているような歌詞がなかなか良くて、初視聴のときから好きになりました。

ED:ルル(やくしまるえつこ)

いやもう、安定のやくしまるえつこさんですね。相対性理論のときからのファンですが、個人的にこの方が歌うアニソンで外れたことは一度もありません。この人の歌声は本当に脳が溶けます。

・ 原作イラストを担当しているブリキさん原案のキャラデザが可愛い

僕は友達が少ない、凪のあすからでお馴染みの柔らかくふんわりとした印象を持つキャラクターデザイン。それは今作でも健在です。実は前者は見ていないのですが、そんな私でもキャラだけは見知っているくらいには有名ですよね。とても可愛いです。ところで、このキャラデザって妙に性的で股間にく(ここから先は血で汚れて読めない)

・ シャフトが作品の雰囲気と合っていた

「このアニメが良かったか」と聞かれたら評価にもある通り首を捻ってしまうのですが、シャフト作品としてアニメーションのみを評価するのであればなかなか悪くはありません。作画に関しては少し・・・というか途中からかなり崩れているところも目立ちましたが、良くも悪くも、この作品の雰囲気をシャフト以上に演出することができる制作会社は他にないと思いました。

・ エリオが襖に刺さったところは面白かった

ここだけ笑えましたw

・ 5話のメメさんの台詞は良かった

{netabare}「いーい?エリオ。これからはね、鏡を毎日見る生活をしなさい。」
「そうしたら貴女は、もっとたくさんの人に、好きになってもらえるから。」{/netabare}

この台詞は深くて大人の含蓄に溢れていたと思います。本人も言っていた通り、惚れ直す確率の高いとても良い言葉でした。


【悪かった点】

・ 青春ポイントとかいう設定が寒すぎる

基本モノローグで語られる、主人公が所謂「リア充」的な行動を取ったり、そういう状況に遭遇したときに心の中で増減させているポイント。これを獲得するのに命を懸けているらしく、これの有無で死ぬ間際の満足感が普通の人と天と地の差を生むとのこと。人生の過程はその結末のためにあるのだから、高校生活がいかに重要かわかるだろう、とまで言っていました。

こんなことを考えながら主人公が日常生活を送っていると思うと・・・ひ、ひえ~。
もうブルッときましたw

原作だと最序盤、しかも冒頭で既に語られていて、私のSAN値をガリガリ削ってきたのですが、アニメだと4話まで詳しくは言及されないみたいですねw それでも1話アバンで主人公がなにやらボソボソ言ってますが・・・。

・ 主人公がとにかくウザい、ヒロインたちも見た目以外可愛くない

その作品に触れる上でかなり重要とされる主人公が、前述した要素や、後述する内容も含めてまったく見ていて好感が持てません。

また、担当している入野自由さんの若い声質が、役柄と壊滅的に相性が悪いんです。声が合っていないわけではありません。むしろ高校生らしい声だと思います。ですが、この作品特有の気取った言い回しが、この若さと反発していて悪印象しか生んでません。つまり生意気で痛いガキに見えるということです。さらに、ツッコミ役だからというのもあるとは思いますが、色んなことに対してウジウジと悪態をモノローグでついたり、そのくせ表面では・・・みたいなのがもう△※□○×ワシャーーーーー!!

そして、そんな主人公を「何故か」取り巻くヒロインたち。

これに関してはこの作品に限った話ではないのですが、作者が女の子にやらせたい妄想を露骨に描写するだけの装置になっているかのような・・・ 「キャラの性格」に紐付けされた行動ではなく、「エロ」や「可愛さ」に紐付けされた不自然な性格を強いられている印象を受けます。後述するように命がまったく吹き込まれていないんです。
「お前らはこういうのが好きなんだろ?」っていう作者の思惑が透けて見えて本当に不快です。あまりこういう中二男子の妄想を具現化したような作品に対して無粋なことを言うのもアレなので、文句はこのへんにしておきますが・・・ ヒロインたちが何故主人公に取り巻いているのか、またああいう態度をとるのかは終始不思議でしたね。まあ好きになるのに全部理由が必要ってこともないですから、この件に関してはスルーがいいと思います。理屈じゃないんですよ。

ただ、エリオに限ってはOPの歌詞にもあるように、主人公に惹かれる理由は多少理解できました。
しかし、実は私がこの作品内で一番苦手なヒロインがこのエリオだったりもして・・・。キャラの性質上仕方がありませんが、担当声優さんの「萌え」を意識した演技がものすごーく鼻についてしまって、その後の鶴田姫子役(咲-saki-)のときは普通にいい演技だっただけに残念です。

リューシさんに関しては、もう言葉もありません。
強いて挙げようとすると暴言しか出てこないのでここでは自粛します。というか、私がこのアニメの視聴に耐えられなくなったのはこの子のせいなので悪い印象しかありません。このキャラは苦手ではなく、嫌いです。

・ キャラクターに命が吹き込まれていない

主人公のモノローグや台詞が本当に・・・ 本当にもう、油断すると垢BANされかねない言葉が次から次へと止まらなくなりそうなくらい壊滅的に殺人的に悲劇的に最悪です。それはモノローグに留まらず、日常会話にまで現れだし、そしてなんと主人公以外の登場キャラも似たような台詞を吐き出す始末。

なんて言ったらいいんでしょう。
率直な印象を挙げるとすれば「ラノベの悪い部分だけを切り取ったような会話」。

内容がカラッポなものを、わざわざ無駄に遠回しに、無駄に大げさに演出するだけの寸劇。
それ故に台詞が無駄に長くなり、会話のテンポがこの上なく悪くなっています。これは原作を読んだときでさえ既に感じていたので、アニメ内でひとつの「シーン」としてあの会話劇が描き出されると、もう得も言われぬとてつもない化学反応を起こしていました・・・。

そして、私が寸劇と称したのは、それを、キャラクター(作者)が「自分たちは面白いことをしてますよ~」と言わんばかりに垂れ流して、誰かに見せびらかしているような不自然さがあるからです。まあ視聴者が見ているのだけどもw それをメタ的な意味合いで滑りネタとしてやっているのならまだ笑えますが、真面目に面白いと思って努めているとしか思えないキャラクターたちが手に負えません。

そんな薄ら寒さが端的に言えば「痛い」です。

少しキツイ言い方をすれば、よくこういう作風に対して巷で使われている(私は全く賛同できませんが)「言葉遊び」というものに影響を受けた凡才が、ちょっと頭のよさげな言葉を並べてみました、という具合。
物語を作る上で「言葉遊び」を技法として取り入れるのではなく、「言葉遊び」をしたいがために物語を構成している。言わば目的と手段が入れ変わっている状態ですね。それが文章やアニメを見ているとかーなーり伝わってくるんです。

これらはどう見ても『言葉遊び』などではなく、ただ『言葉に遊ばれている』だけです。

ここが西尾維新と入間人間の一番の差、そして、実力の違いです。
「そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物のほうが本物よりも本物だ。」と某作品内で西尾維新さんの手がけたキャラは語っていますが、全然そんなことないじゃないですか。あんまりですよ偽物さん・・・。

西尾維新の会話劇は、無駄がない。
入間人間の会話劇は、無駄で構成されている。

西尾維新の会話劇は、中身はないが内容はある。
入間人間の会話劇は、中身がない上に膨らませる。

西尾維新の会話劇は、登場キャラの性格に紐付けされている。
入間人間の会話劇は、作者のこうさせたいという妄想がキャラに紐付けされている。

西尾維新の会話劇は、それを構成する上で作者の技量が要されている。
入間人間の会話劇は、作者の技量を披露するためにそれが構成されている。

「電波女と青春男」に限らず、このような要素を感じる作品は少なくありません。
それが本作では露骨に表れているだけであって、たとえ作品自体が本質的に上記のような作られ方をしていなかったとしても、視聴者にそう感じさせる描き方や魅せ方に問題があるのだと私は思っています。

例えば、キャラクターの場合。

とある物語の作者とその視聴者がいたとして、作者が視聴者に対して何らかの思惑を吹き込んだキャラを作ったとします。それは楽しさだったり、エロだったり、萌えや可愛さだったり。まあどんな作品でも魅力的なキャラは必要ですし、ある程度こういう思惑は誰しもあるものだと仮定します。
しかし、その思惑があることを認識しているのは作者だけなので、たとえ視聴者が裏を知っていたとしても、その作られたキャラは本来ひとつの人格として自然に映りますよね。楽しくて笑う、悲しくて泣く、嫌なことに怒る、これらが作者に意図されたものではなく、登場人物が自立して表現しているように見えるからこそ、キャラクターとして物語の中に存在できるのです。
ところが、この「作者の思惑」が透けて見えてしまうと、その瞬間初めて、キャラクターの性格がウケを狙っている「作り物」だと視聴者に認識されてしまいます。そうなれば当然そのキャラクターの魅力や可愛さを形作っている人格は破綻し、いわゆる「命が吹き込まれていないキャラ」の出来上がり。そんな作者の妄想や願望をたれながす空っぽの操り人形を見ても萎えるだけです。

そこをキャラの魅力を内包しつつ、上手く狙っていると認識させないようにできるかどうかが、本質的な意味での「キャラクター」を作るために必要なことなんじゃないでしょうか。

まあハッキリ言ってしまうと、入間人間はこれができてないんですよね。
そういうこともあって、両者の作品には一万歩譲って作風が似ているという見方ができても、これら埋めることのできない圧倒的な差異が内容の質にあるということ、そもそもプロと素人くらいやっていることが全く違うんだということを、素人の私に声を大にして叫ばれちゃってるワケです。


入間人間は、どうしようもなく、偽物なんです。


今回、たまたま制作がシャフトだったこともあり「電波女と青春男」というアニメに触れることになりましたが、このレビューで語った内容は今作品に限った話ではありません。最近の、こういった何を真似たのかいかにもなラノベ特有の言い回しと、作者が狙っているとしか思えない露骨で安直な「萌え」がとても顕著です。

それは、アニメとしては2006年の「涼宮ハルヒの憂鬱」からだんだんと増えていき・・・ やはり、この作品が世に与えた影響は消費者・生産者問わず大きく、作者の意図はどうあれ、特にキョンを意識しているかのような台詞回し、モノローグが多くの作品から垣間見えてくるのが痛々しすぎます。それを作者が小洒落ていると思って書いたと思うとますます身の毛がよだちます・・・。

ああいうのは、何度でも言いますが「物語を構成する要因のひとつ」としての面白さだから許されているのであって、先述したように、「面白いことを書こう!」という作者の思惑を具現化するための物語であってはならないんです。「人間」を描くことができないのなら、心の機微を表現できないのなら、始めから何でもありのギャグ作品かキャラの魅力を引き出すことに終始する日常系作品を作っていてください。


貴方たちが作ろうとしているのはラブでもコメでもありません。


さて、そろそろ区切りもいいですし、私は毒を吐きつくして疲れてきたので、このレビューもここらへんでお開きにしたいと思います。始めにも言った通り、今回の感想は100%私の主観に基づくものなので、痛々しい奴の戯言程度で解釈していただいてかまいません。ですが、私が伝えたいことはほとんど書けたと思うので、個人的には大満足です。
ただ、これはもう批判や感想というよりは八つ当たりに近く、今まで似たような作品に触れて溜まっていたものをこの場を借りてすべて吐き出したようなものなので、正直支離滅裂な内容になっていることは否めませんねw
また、他作品に対するフラストレーションも一緒に解消できたので、これからは清々しい気持ちで、またいろいろなアニメを視聴していける気がします←


「 それでは皆さん言ってみましょう、腹の底いらずの淡白なセリフで。」


これが、私のレビューを読んでくださった方が最初に浮かべるべき、正しい感想だということを念頭に置いて、今回の一連の自己満文章を終わりたいと思います。最後までお付き合いくださってありがとうございました。


「 さん、はい、『あっそ』。」


ほんとに鳥肌立つなァこの台詞・・・w

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

アラジン♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【ネタバレ有】 「自分の中の“現実”を書き換えることが出来るかどうか…!」

  
 正直な感想としては、なかなかに“評価が難しい作品”だと思う。


 例えば、“物語”だが、このサイトの評価でも☆3.4となっている通り、あまり高く評価していない人が多いのが現実であり―、確かに、客観的に観れば☆3.5~☆4.0の間くらいが妥当なところだろう。


 ただ自分としては、表面上のストーリー以上に、深く読み解く要素が数多くあり、そこら辺にある、“内容の無いアニメ作品”とは異なる作品だと感じた。



 まず、簡単にこの作品を説明すると―、
 ―自分のことを宇宙人だの超能力者だの言う、“痛い女の子たち”と、この手のラノベ原作のアニメにつきものの、とにかく“ツッコみまくる主人公”が織り成す、「日常系アニメ作品」である。



 評価が難しいと言った理由は、これから説明する“2つの大きなテーマ”にある。


 1つめのテーマは―、
 ―「宇宙人(や超能力者)の存在を信じるか否か―」
ということである。

 実にシンプルなテーマだが、これが、この作品の“キャラ”や“キャラの考え”、また、“主人公に起こる出来事”などを考える上での、全ての中心であり、“作品そのもののテーマ”と言っても過言ではない。


 具体的に言うと、(上でも述べたとおり)、この作品には、“電波的な痛いキャラ”がたくさん登場するわけだが―、
―このテーマに関して言えば、“自称・宇宙人”のヒロイン・“エリオ”と、“自称・超能力者”の“星宮社(ほしみややしろ)”、そして、そんなことを全く信じていない、いわゆる“普通”の高校生、主人公・“真(まこと)”がメインとなる。


 初めに釘(くぎ)を刺しておきたいが、宇宙人の存在の有無に対して、答えを出すことが論点ではない。
この1つ目のテーマをもっと正確に言うなら―、
 ―「自分の固定概念を打ち消して、全く別の見方や考え方をすることが出来るかどうか―」
 ―「自分とは全く違う考え方に出会ったとき、それを受け入れることが出来るかどうか―」
ということである。


 (上でも述べたとおり)、真は、宇宙人や超能力者を全く信じていない。
 つまり、(現実世界で“宇宙人信仰”をしている人たちを除けば)、真とは自分たち視聴者の“分身”であり、“自分に投影して”考えることが出来る。



 ストーリーに沿って見ていくと―、
 ―“真”は初めから、“エリオ”が宇宙人だとは思っておらず、事実、第4話において、エリオは、“記憶喪失による心の傷を隠すために、自分を宇宙人だと思い込もうとしていた…”ことが判明する。

 つまりはここで、(自分たち視聴者も)、この作品がより“現実的な”世界観の作品だと確信し、エリオが普通の生活に戻っていくことに、今後の話を持っていくものだと思ったわけである。


 そしてその後に、自称・超能力者の“星宮社”が登場するわけだから、真同様、「またか…」という気持ちになり、当然、彼女のことを“痛い女の子”という扱いしかしなかった…。

 しかし、この星宮社の“最終話での言動・行動”により、真含め自分たち視聴者も、今までの考え方を改めさせられることとなる―。



 何度も言うが、“最終話の最後の最後”まで、真含め自分たち視聴者も、「宇宙人・超能力者などは(この作品内においても)存在せず、電波的な人たちが虚言を吐いているのだ―」、というのが共通の認識であった―。

 しかし、最終話の最後の最後に、星宮社は「超能力を見せてやる!」と言い、真の目の前に、隕石を落とし、彼女は姿を消す―(原作ではこの後も存在が確認されている)。

 そして何度も、“最後の最後”と言っていることからわかる通り―、その後、頭を整理する間もなく、この作品は終わる訳だから―、真含め、自分たち視聴者も、「果たして何が正解で、どこからどこまでが本当なのか…」が曖昧になったまま、この作品は終了するのである…。


 それまで、全く信じてなど無く、日常系の“ほのぼのとした気分”でいたわけだから、最終話のラストのあの“衝撃”は、その振り幅で凄まじいものがあった―。

 そしてこの最終話の“隕石事件”によって、今までの考え方(事実としてとらえていた、超能力など存在しないという出来事全て)を見直す必要が出てきたわけである(…のだが、(真同様)確認する術はない)―。


 そしてここで原点に帰すわけだが―、この作品は最終的に、“果たして何が正解か、どこまでが本当か、を確認することが出来ない”―という状況で幕を閉じる。

 それはすなわち、上でも述べたテーマそのものであり、“宇宙人・超能力者の存在の有無を確認すること”…ではなく―、

 ―「自分の固定概念を打ち消して、全く別の見方や考え方をすることが出来るかどうか―」に帰るのである―(作中でも真は、おそらく前よりは、その存在を信じている様である…)。




 そしてもう1つのテーマは―、
 ―「自分が不利な立場になると分かっていても、多勢の意見に飲まれずに、自分が正しいと思う道を進めるか―」
ということである。


 これこそが、この作品をただ低評価にするか、そうしないかの“境界”であり―、1つめのテーマに隠れたこのテーマこそが、この作品の評価をどうするか考える上での岐路(きろ)となる…わけだが―
 
 ―自分としては、この2つ目のテーマこそが、この作品の“本質である”ことを確信している。



 (以下、少しストーリーの説明―)、

 “エリオ”は記憶喪失からくる心の傷を隠すため、自分のことを宇宙人だと言い、学校を中退して、体を布団でグルグル巻きにして街を徘徊(はいかい)していた―。

 その結果、同級生や街の人からも“変人”扱いされ、“忌み嫌われた存在”になってしまっていた…。

 しかし、彼女は、真の活躍もあって、自分は宇宙人ではないと自覚するようになり、少しずつ、過去のトラウマを乗り越えようとしていく―。

 そこで彼女は―、学校には戻りにくく、母親へのお金の気遣いもあって、働くことを決意する…のだが、社会は簡単に彼女を見放す―。

 街でも有名な変人の彼女を雇ってくれる所は無く、面接は全て落とされてしまい、彼女はひどく落ち込むが、そんな彼女に真は優しく手を差し伸べる―。



 …というのが、簡単なストーリーなのだが―、
 ―“フィクション”の世界に“現実”が入ってくると、こんなにも一気に、寂しくて切ない世界になってしまうのかと思った―。

 彼女は確かに、人とは違う言動や行動をとっていた。
 しかしそれは、心に傷を負ってしまっただけ…、進む道を間違えてしまっただけ…なのに、バイトの面接を断られたとき―、ふと急に…、それまで“フィクション”だった世界に、“現実の無慈悲さ”のようなものが入ってきて―、

 ―なぜこんなにも、現実は、現実の人たちは冷たいのだろう…、どれだけ自分中心なのだろうか…、と切なくなり、観た当初は、正直怒りさえ覚えた…(もちろん、これがフィクションだと分かっているが、“現実を投影した”フィクションであるが故である…)。


 その後、母親のおかげで、エリオは、おばあさんが経営している駄菓子屋で働くことが出来るようになる、…のだが―、

 ―ここでも、彼女が働いていると知った、元同級生たちは、「彼女が働いているからもう来るのはやめよう」と言って来なくなる…。


 そんな彼女を真は支えるのだが、それまで、すごく“良い人”だった真の友達・“流子(りゅうこ)”までもが―、
 ―「藤和(とうわ)さん(=エリオ)と仲良くしているところを他の人に見られたら、丹羽(にわ)くん(=真)まで疎外されちゃうよ」と言う―。
 (この後流子は、「私って嫌な奴だよね…」と、真に言うが、ここで自分の好きな男の子(=真)に対して、“保険”のようにこういうことを言う事がすでに、自分の中では“アウト”である―)。


 だが、この流子の言葉は、実に“現実的”で、“弱い人間が社会を上手く生きていく上で”の正論だと思う…、
…が正しいとは全く思わない―。



 (ここから少し感情的になるが、失敬…)


 現実でもよく見る光景―。
 自分中心に物事を考えたとき、まず真っ先に“周りの目”を気にする。そして自分の可愛さあまり、自分はその人・ものを嫌いではないのに、“周りに同調して”、嫌われものを避けるようになる―。

 どうして気付かないのだろうか―。
 そこでどうするのが一番かっこいいかを―。どうすれば何より“自分を嫌いにならずにすむか”を―。

 それがその先、もっとつらく、きつい場面に出くわした時の、自信になり、打開するきっかけになることを―。
(経験則から言わせてもらえば、“年齢以上に立派な人間”は、こういうことの蓄積からきている―)。

 それこそが、その瞬間分かる人と、分からない人の差であり―、“大した人間”と“大したことない人間”の差なのだと思う―。



 (ここからは真の言葉だが―)、

 ―「自分に対する言い訳さえあれば、人はどんな間違いも、後悔も乗り越えられる―。」
 もしここで、エリオを見捨て、自分も周りと同じ、“大したことない普通の人間”になっていたら…、おそらく死ぬ間際、いや現実ならそれ以降ずっと、後悔の念が頭から消えることはないだろう―。

 けれど、その瞬間は周りと切り離されようとも、自分の心の中で正しいと思った行動をとったのなら―、しばらくの間、きつい日々を過ごしたとしても、間違いなく、心はきっと晴れていると思う―。



 ここまで書いてみると、この考えに至れる“真”は、決して、“ただの普通の高校生”ではなく、“勇気ある立派な人間”だと気付かされる―。

 そしてこれこそが、(また原点に帰るわけだが―)、
 ―「自分が不利な立場になると分かっていても、多勢の意見に飲まれずに、自分が正しいと思う道を進めるかどうか―」ということである―。



 この作品は、物語自体に“厚み”はない―。
 なので、低評価にするのも間違ってはいないと思う。

 しかし、この作品は、この“2つの大きなテーマ”に沿って観てみたとき―、決して“内容の無い作品ではない”ことが分かり、改めて考えさせられることだろう―。
 
 要は、“自分たちの受け止め方次第”ということである―。


 (それと最後になったが、OPは中毒性があるので注意!)

 (終)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

友達ってのは酸素でも水でもない。 どちらかというと嗜好品の分類だよ。

しゃべるときは布団をかぶらずに


原作はライトノベルな本作品。
タイトル通りな電波なOP曲は始まりの印象としてはインパクト大だ(苦笑)
歌詞を聴きとるのが難しい・・・w
私はもちろん原作未読

基本的なストーリーはラブコメ・・・?
両親の仕事の関係で叔母の家に行くことになった主人公は
独身なはずの叔母の家の玄関先で簀巻きになっている少女を見つける、
その少女は自分を宇宙人だと自称する少女だった。という感じだろうか?

第一話、主人公の長いひとり語りからストーリーが始まる。
もうぶっちゃけ、ハルヒのキョンから何人目だという自分語りだが
これこそライトノベルの主人公的な匂いがプンプンと漂う。
自分語りをする主人公=世間と一枚壁をはさみ他人や自分を客観的に見れツッコミ役、
そしてラノベのような世界観に憧れてはいるが至って普通という
印象が私の中ではついてしまっている、本作品の主人公はその印象通りと言えるだろう

そしてヒロイン、これがもう、強烈な印象。
主人公が叔母の家に上がった瞬間、玄関先で上半身を布団にくるんで
足だけ出ている状態で寝ているという・・・うむ(苦笑)
更には喋っても「何喋ってるんだ?!」という状態。
演じられた大亀あすかさんはベストな配役だった。

ただ、このヒロインが「電波」というのか、「可笑しい人」なのかが
私の脳内では判断しかねたが少なくとも「電波女」というキャラ付けとしては印象大だ。

その後もストーリーが進めば進むほど電波なキャラが出てくる。
電波女の母親は39歳なのにキャピキャピ、
主人公のクラスメイトはコスプレ少女にヘルメット少女、超能力少女と
非常に濃ゆいキャラクターたちばかりだ。

同時にシャフト独特の演出と角度も光る。
ただ、絶望先生やひだまりスケッチ、魔法少女まどかのような
癖の有り過ぎる演出は本作品ではあまり見られず見やすい。
内容が電波でぶっ飛んでいるので演出は控えめにしたのだろうか?
確かにこの内容であの演出をやられると、くどすぎたかもしれない。

しかしながら、その分作画のレベルが異常に高い。
原作絵を書いているブリキさんの絵を再現できるのか!?と
アニメ化前は話題になっていたが、作品でのキャラクターの作画とデザインは
ものすごく可愛く描かれており、雰囲気も抜群だ。
電波女の初脱皮?シーンでの光の粒子など神秘的に見えた

この可愛さに関しては、原作ファンの人が「ブリキ絵の再現」について
こだわっていたのが納得出来る。
キャラクターデザインがかわいすぎる上、独特の雰囲気を醸し出している。
この雰囲気こそがブリキ絵であることを実感しました

特に4話以降のエリオの可愛さはなんだこれというぐらいに可愛い
ストーリー的には主人公を中心としたハーレム的ラブコメなのだが
エリオの言動や行動が可愛すぎる。
だが、同時に6話あたりから作画のレベルが下がってしまっているのが残念だ。
6話から最終話まで作画が安定しない部分が出てしまったのも評価を下げる点になった

同時に一話からセリフ回しがうざい。
製作が同じ「化物語」では独特なセリフ回しとキャラたちとの会話が楽しめたのだが、
本作品ではそのセンスがなく、ネタを散りばめただけで面白みのないひねった会話は
ストーリー進行を遅くしているだけで、いらいらが募ってしまった。
同時に電波女のSF的電波要素は涼宮ハルヒの憂鬱の長門の設定を感じさせた

簡単にいえば「西尾維新に憧れる作家」が描いたんだな~と感じる、
だが、劣化コピーのような印象はどうにもオリジナリティをだそうとしすぎていて癖が強い
喩え話というか比喩表現がヘタでピンとこず、最終話までそこに面白さを見いだせなかった
化物語を納豆とするならば本作品は納豆にケチャップいれた感じだろう
この組み合わせを受け入れる人にはグッとくるのかもしれない。

ただストーリー的にメリハリが薄い。
序盤の1話~3話までの電波女事エリオが自分を宇宙人じゃないと自覚するまでの
ストーリーはラノベの一巻らしく勢いがあり、見やすいのだが
4話以降の展開は平凡的で電波的要素も薄くなっており、青春ラブコメって感じだ。
ストーリーの方向性が見えないというのが最大の原因かもしれない

爆笑できるようなセリフもなければ、感動できるようなストーリーでもない
黙々と「キャラの可愛さ」を堪能するための補助的ストーリーにしか過ぎず、
そのための濃すぎるキャラ設定という印象が強く残ってしまい
キャラ萌え以上の魅力を本作品では見いだせなかった。

個人的にはエリオが可愛かったと同時にリューシも可愛かった。
だが彼女、リューシが主人公を好きになるきっかけがまったく描かれず
一話の時点から主人公にベタぼれっぽい感じだったのは非常に気になった
初登場して次の登場のときくらいにはもう好意を見せており、
3話が終わる頃にはすでに主人公に恋愛感情がある感じだ。

同時に終盤で唐突にもう一人のヒロインである前川さんが
主人公に対し好意をいだきアピールしだしたのが驚いた
そのハーレム状態に対しての主人公の魅力を感じない。
まあ・・・ラノベの主人公らしいといえばそれまでだが(苦笑)

全体的にキャラクターの設定が先行しすぎており、それにストーリーがついて行っていない。
エリオの電波設定も序盤のみ、リューシの恋愛要素も唐突、新キャラの登場も唐突と
ストーリーに脈絡がなく唐突に進んでいく展開が多く
物語が進んでいるのか止まっているのか、物語の方向が何処に行っているのか
今期ではわかりづらかった。
特に新しい宇宙人が出てきた終盤はどうしたいんだろう・・・という感じが強まった

ストーリー的にも完結してないのが評価を下げてしまったポイントだ。
震災の影響で一話切れたせいもあるのだが、全12話観終わった後に
1つの作品を「観終わった感」が薄く、回収されていない伏線や設定も多い
2期があれば、ストーリー的にもすっきりした完結を見られるかもしれないが
その前にDVDに収録される震災の影響で放映できなかった話が気になる。

2期があれば見たい作品ではある、だが2期のストーリー展開が
一期と同じ感じでストーリーが進まない、方向性が見えないのであれば
見るのがどんどんきつくなっていく作品になってしまう可能性がある。

個人的には中盤は楽しめたのだが、序盤と終盤が何とも言えなかった。
リューシもエリオも確かに可愛い、だが、ストーリーが楽しめなかった・・・。

恐らく賛否両論が恐ろしいまでにはっきり分かれる作品だ。
エリオやリューシの可愛さにやられてしまった紳士はストーリーも楽しめるだろうが
エリオにどん引きし主人公をウザク感じてしまった人は楽しめない。
第一話でこの作品を見るか見ないかを決めることをおすすめしたい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

84.0 3 学園で宇宙人なアニメランキング3位
あの夏で待ってる(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2734)
13533人が棚に入れました
『その夏の思い出が、僕達の永遠になる』  空は、とても青く澄み渡って。 入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。 それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。 でも、かけがえのない「夏」だったのだと思う。 その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。 だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。 そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。 そして。 男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
『とらドラ!』、『とある科学の超電磁砲』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を手がける長井龍雪監督のオリジナルアニメ作品。

声優・キャラクター
戸松遥、島﨑信長、石原夏織、荻原秀樹、田村ゆかり、阿澄佳奈、日高里菜
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「1クール」「アニオリ」「ラブコメ」として、歴代トップのクオリティ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
設定は「おねてぃ」。絵は「あの花」。恋愛は「とらドラ」。

つまりはまあ、実に王道なラブコメ作品だということですよ。

作画は、少し時代を感じさせるものの、今(2017年秋)観ても全く違和感がありません。むしろ、綺麗だとも思います。

未視聴の方には、(今からでも)是非ともオススメしたい作品ですね。いろんな事が高いレベルで安定してます♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
展開としては、すれ違いに片想いの連鎖。ファンタジー要素以外の目新しさはないけど、そんなん必要なく、キャラが良いです。

メインヒロインにはあんまり萌えない私も、イチカ先輩には萌えました♪ ポンコツっぷりも可愛いし、暴走っぷりも可愛いし、ヤキモチ妬いたりとか、お姉さんぶってみたりだとか、イチャイチャしてみたりだとか拗ねてみたりだとか。眼鏡キャラの中ではトップクラスに萌え度の高い良ヒロインです。不愉快です(笑)

それからやっぱり、「報われないサブヒロイン好き」としては、谷川柑菜は良いですね~♪ キャラデザも好きです。黒髪ショートでボーイッシュ風なのに奥手な性格。つい女子的嫌な事をしていても、やっぱり良い子だから、結局チグハグなことになっちゃうとこも良いよね。

北原美桜も良かったです。弱そうに見えて、実は芯が強い。裸族ってのも、なかなかない設定です。途中からキャラが変わるのも良かった。

そして何より、檸檬先輩。かなり笑わせてもらいました。檸檬先輩が、イチカや柑菜をイジメル展開は鉄板でしたね♪ 「うふふ」は、妙に耳に残るw

本作は、基本的に(三角四角五角六角の)シリアスな恋愛模様を描いていますが、それが重くなりすぎないのは、檸檬先輩と りのん の存在が大きかったですね。

これだけの素材(良キャラ)を揃えてるから、味付け(展開)は薄味で十分ですね。

映画制作という縦軸をキッチリこなしつつ、旅行(沖縄)編と夏祭り編という定番イベントで、キッチリと恋愛面を盛り上げる(この辺のバランス感覚の良さは、とらドラっぽい。あの花は、素材より味付けメインというか、メンマの存在が飛び抜けていたからこそ出来たことだしね)。

こういうことが出来なかったのが、最近だと「ゲーマーズ」だよね。素材が良いのに味付けまで濃い濃いにしちゃって、クドくなってだんだん胃もたれ気味に。まあ、原作付きだからその辺はしょうがないのかもしれないけど。

構成的にも、2~3話でひとつの展開をクリアしていき、且つ、少しずつでも前進しているので、飽きがこない上に深みがあって、ずっと楽しめました♪

そして、なんだあのオシャレなラスト。最高かよ(笑)?

(ネタバレレビューでもネタバレしたくない、最終回なんですよね♪)
{/netabare}

【余談~ 豪華制作陣 ~】
{netabare}
元々、「おねがい☆ティーチャー」というアニメのファンサービスというか、オマージュ作品として制作が始まった本作。しかし、集まった面子がかなり豪華であり、名作と呼べるだけの王道ラブコメ作品に仕上がっている。

【主なスタッフ】

【監督 - 長井龍雪】
「とらドラ」「超電磁砲」「あの花」「ここさけ」「鉄血」

【脚本 - 黒田洋介】
「おねてぃ」「スクライド」「無限のリヴァイアス」「ガンダムOO」「HOTD」

【キャラクターデザイン - 田中将賀】
「とらドラ」「あの花」「HOTD」「ここさけ」「君の名は。」

【メカデザイン - 海老川兼武】
「ヴァントレッド」「フルメタ」「ガンダム00」「エウレカAO」「ガンダムビルド」

【音響監督 - 明田川仁】
「とらドラ」「花いろ」「凪あす」「ごちうさ」「リゼロ」

【CV「」内はメイン。それ以外は脇役】
「島崎信長・戸松遥・石原夏織・萩原秀樹・阿澄佳奈・田村ゆかり」・日高里菜・久川綾・大浦冬華・茅野愛衣・井口裕香・堀江由衣・川田紳司

つまり、超豪華w
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
年代を考えると、作画はかなり綺麗。ファンタジー要素のあるラブコメ。眼鏡と眼鏡ってのは、あまりないね。

2話目
酔っぱらっての本音は、鉄板でラブコメになりますね♪

3話目
妄想と勘違いによるラブコメ(笑)

4話目
包丁落とすところ、笑ったwww

5話目
柑菜は良いですね。そして、哲朗もいいやつです。

6話目
ライバル登場。モテモテだな~。「先輩、アイツ呼ばわりしましたよ」(笑) 三角、四角、五画、六画(笑)

7話目
裸族というキャラって、盲点だよね。ほぼ唯一かな。大告白祭り。柑菜さん、安定の酔っぱらいw

8話目
お祭りって、しゅてき(笑) 柑菜さん、不憫だな~。大惨事ですやん。

9話目
あまりにも、浮世離れしたできごとは、意外と受け入れられる。柑菜と美桜の会話、良いね♪ 999(笑) 柑菜、美桜。涙、涙、ですな。しかし、みんなよく遭遇できるよなw 凄いラブシーンなのに、レモン先輩と りのん が和ませるから、ラブコメになるんだよね。

10話目
めっちゃラブラブですやんw ゴムをはっきり映す作風w 美桜、卑怯だなw 大告白大会w

11話目
つねられるイチカが、可愛いw 最後にちゃんとSFというか、熱い展開も用意してるわけだね。この展開、ラブひな でもあったなw

12話目
MIBって、そんなクダラナイ伏線まで回収せんで良いからw すげぇ格好良いハッピーエンド。鳥肌たったわ!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

季節はずれの忘れられない夏物語 ε- ( ̄、 ̄;A*) アッー

■「あの夏で待ってる」ってこんなアニメですヽ(*^^*)ノ
「おねがい☆ティーチャー」でお馴染みの黒田&羽音コンビがお届けするオリジナルアニメーションなんですね!
そこに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の長井龍雪監督とキャラデザ担当の田中将賀さんのエッセンスが加わってなんともどこかで味わったことのある雰囲気に仕上がった作品になってますね♪

舞台は長野県小諸市、ときおり噴煙も見ることができる雄大な浅間山の景色がとっても素敵な場所ですね♪
ちょっと足を伸ばせばσ(・・*)アタシがたまに遊びに行く軽井沢があって、軽井沢の街並みも描かれているので、なじみがあってちょっとうれしい気持ちになっちゃいました♪

そんなノスタルジーな雰囲気と夏がとっても似合う街並みに、赤い髪が魅力的な女の子が空から降ってくるんです∑('◇'*)エェッ!?
こっこのパターンは(>▽<;; アセアセ…もはや王道!?
その名はイチカちゃん♪
何やら訳ありのイチカちゃんに巻き込まれる形で出逢う事となった主人公の海人[kaito]。
この瞬間から特別な夏が今始まろうとしているのですね♪
映画製作を通じて集まった仲間達と共にすごした、青春と一方通行の恋の行方はどんな形になって8ミリフィルムに残るんでしょうね(^ー^* )フフ♪


■4話までのちょっとした日記 φ( ̄∇ ̄o)
まず声を大にして言いたいですw
(* ̄o ̄)ゝオーイ…!! なぜ冬に放送するんですかー!!
百歩譲っても春放送くらいですo(≧∀≦。)ノ
四季折々様々な情趣を見せてくれる自然豊かな長野県が舞台で、しかもタイトルに『夏』って付いているのにもかかわらずですよ…冬放送はあり得なさすぎです!
なつまち製作委員会の皆様方…猛烈に反省してくださいね!!
って事で「今は夏!!」って念じながら視聴開始するのでした♪ \(;゚∇゚)/ナツダー…ε-(´o`;A アチィ☆

ヒロインのイチカちゃんと主人公の海人くんは、まぁ…ポイポイッ(/・・)/⌒ξ:D┼<ξ:D┼<って放っておいてもいいかなぁって思ってます!
紆余曲折しながらも一生忘れられないような青春の一ページを作っていくんだろうなぁーって思ってるので、この二人意外に注目していこうと思ってるんです♪
しかもこの作品、あえて登場人物を絞ってキャラ一人一人を丁寧に描写するって意気込みなので結構内容は期待してるんです(#^.^#)
とくに、柑菜[かんな]、哲朗[てつろう]、美桜[みお]、檸檬[れもん]、この4人の関係って1話目から微妙な関係だったりしているので、作品の善し悪しを握っているように思ってます(^ー^* )フフ♪
過去の作品と比較している人が多いのですけど、この作品には演出云々よりも、登場人物の飾り気のないちょっとした感情や表情などを大切にした、深みのあるストーリーを期待したいなーって勝手なことを思ってますw


■総評
まず全体の印象としては、長井監督らしい作品に仕上がっていたんじゃないかなぁって思います♪
1クール12話の中に甘酸っぱい青春ラブストーリーがギュッと凝縮されていて、観ていて非常に心地よく爽やかなストーリーに個人的には大満足でした(*^_^*)
なんといってもキャラクターの「表情」「心情」「言動」がとても丁寧に描かれているので、観ている側にとっても分り易く感情移入しやすい印象を受けました。
感情移入しやすくしていた要因としてもう一つ、ナレーションの効果は大きかったと思います (o^-')b グッ!
やっぱり人は言葉で発するよりも、言葉に出せない感情の方が多いと思うのです☆彡
揺れる感情や言い出せない胸の内をナレーション風にストーリーに織り交ぜられていて、キャラクターごとの心境が手に取るように分かるのでより感情を揺さぶられるのでしょうね♪
お互いの感情が絡みあうような恋愛模様については、悩み傷つきながらも前に進もうとする前向きな恋が描かれているので、どんな恋の結末となっても清々しい気持ちにさせてくれるのではないのでしょうか (*^0゚)v

それと前述したように主人公とヒロイン以外の役どころが絶妙で、ストーリーを引き締めて飽きさせない要因だった気がします♪
とくに神出鬼没の檸檬先輩の存在は宇宙人設定のSF部分のパイプ役に一役買っていた感じですね♪
それにしても一体何者なんでしょうねw うふふふふっ(*゚v゚*)

長井監督の次回作が待ち遠しいです(*^▽^*)

あっそうそう♪ 公式ホームページの「なつまちBOX」短編ノベルをまだ読んでないファンの方は是非♪
霧島海人編と谷川柑菜編がありますよ~♪( *^-゚)/⌒☆゙


■MUSIC♬
OP曲『sign』
 【作曲】折戸伸治 【編曲】高瀬一矢【歌】Ray
 Rayさんのファーストシングル。
 AIRの「鳥の詩」の作曲でお馴染みの折戸&高瀬さんコンビが楽曲担当で注目されてました♪
 爽やかな印象のデジタルポップサウンドとあどけなさを感じさせる歌声が特徴ですね!

ED曲『ビードロ模様』
 【作詞・作曲】中沢伴行【歌】やなぎなぎ
 注目は「君の知らない物語」でsupercellのゲストボーカルだったやなぎなぎさんです♪
 この曲がメジャーソロデビュー第一弾となりました!
 テクノポップサウンドに乗せた落ち着きのある爽やかな歌声がとっても聴き心地の良ですね(^^♪


2012.02.10・第一の手記
2012.06.28・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♬)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 93
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

主役だけがいない夏

2012年オリジナル作品、全12話です。
夏らしい青春アニメが見たくなったので選んでみました。
でもこれ冬アニメなんですね。
放送直後、長野まで聖地巡礼に行ったファンが凍え死にそうになったとか。

主人公の海人はカメラオタクの高校生。
物語は海人が夜景を撮影していると空から女の子が降ってくるシーンで始まる。
これは夢なのかと思ったら例によって二人は学校で再会し、
仲間たちと作ろうとしている映画のヒロインになります。
ベタな落ちものラブコメですね。

本作の欠点は主人公とメインヒロインに全然魅力がないこと。
良い点はその逆。サブキャラたちは魅力的で出番も多く、青春の楽しさと切なさを十分に伝えてくれます。
主人公に人気がない作品はけっこうあるのだけど、ここまで引き立て役に成り下がっているのは珍しい。

主役の2人は、同じく黒田洋介が脚本を書いた「おねがいシリーズ」から継承されているらしい。
やっぱり眼鏡キャラが主役で、ヒロインは赤髪の宇宙人です。
ということは意図してサブキャラの方を立たせているわけではなさそうだね。
あにこれの感想をざっと見てもサブキャラの方が好きだという感想が多かった。
やはり失敗なのか…
ラブコメはくっつかない状態で話を引っ張る必要があるので男主人公の好感度はどうしても低くなる。
それは宿命的で仕方ない部分があります。でもメインヒロインに魅力がないのはどういう理由なんだろう。
ヒロインはたぶん「ひと夏の思い出」で「一夏(イチカ)」。
良い名前をもらっているのに人気がないまま終わるのは少しもったいないよね。
見た目が爽やかさに欠けるのは微妙にマイナスポイント。2人とも美容院に行って髪を切ってきて。

対してサブキャラが主役二人の残念さを帳消しにするくらい活躍するのがこのアニメ。
僕が一番好きになったキャラは神出鬼没、「うふふ」と不気味な笑いを浮かべるレモン先輩。
なつまちの笑いは彼女が一手に引き受ける。
実際このアニメで笑ったシーンの9割以上に絡んでいたような気がします。
次第に画面にレモン先輩が出てくるだけで嬉しくなって
「笑いの神降臨キターーー!」とめっちゃテンションが上がります。
彼女は決して期待を裏切らず、確実に状況を面白くしてくれます。
宇宙人のイチカよりよっぽどミステリアスな魅力に溢れたキャラだと思う。
レモン先輩最高じゃん。

作画は非常に良かったです。演出も凝っていて映像的に面白い。
脚本は中高生向けという前提で粗っぽさには目をつぶっても今一つ。
SF・青春・コメディの三要素の繋がりが悪く、チグハグな印象を受けました。

{netabare}
ストーリーのメインは映画作りでもSFでもなく恋愛になっています。
友人4人のキャラの関係性はもともとこう。(→想い人)

 美桜→哲郎→柑菜→海人(主人公)

見事に一方通行です。友達を異性として意識してしまうお年頃か。セツナイね。
ここにメインヒロインのイチカが入ってきてこうなります。

 美桜→哲郎→柑菜→海人⇔イチカ

これを見て思うでしょう。「主役の二人ズルくね?」
一目ぼれに始まり、2人の障害になるのは宇宙に帰らないといけないという良くわからん設定だけ。
他の3人は自分の幸せより他人の幸せを優先し、2人の背中を押してくれます。
なんというイージーモード。

もともと「誰も幸せになれない関係」だったからこそ
この4人の友情関係は保たれていました。
イチカが登場することでこの均衡が崩れてしまうわけです。

そこで生まれる美桜、哲郎、柑菜の切ない気持ちはとても感情移入しやすい。
入道雲や夕立ちなど夏の情景とあいまってセンチメンタルな気分にさせてくれます。
しかし3人が片想いに心を痛めているのにもかかわらず、
主役の「自分だけ幸せになっていいのだろうか」という葛藤が全く描かれていないのが問題です。

サブキャラ達は繊細で感傷的な青春恋愛物をやっているのに
主役の2人はドタバタラブコメの枠に収まったままくっついてしまう。
例えるなら、本物の花と造花を並べて飾っているようなもの。
並べて見せてはいけないものを同時に展開しているから主役が魅力的に感じられなくなる。
それがこのアニメの脚本の欠陥なんじゃないかな。
{/netabare}

人気ジャンルを組み合わせただけだと、それなりのものにしかならない。
この辺がオリジナル作品を作る難しさでしょうか。

良いところと悪いところがはっきりしているんで、名作とまではいかず
数ある青春ラブコメの中で埋もれてしまっている感じがします。
とりあえずレモン先輩が神がかって面白いので、彼女に会うために見る価値はあるかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

83.4 4 学園で宇宙人なアニメランキング4位
這いよれ!ニャル子さん(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (3022)
16694人が棚に入れました
高校生、八坂真尋はある日、夜道で怪物に襲われるも突如現れた謎の少女に救われる。その少女は、自身がクトゥルー神話に登場するニャルラトホテプそのものであると語り、また自身が宇宙人であること、真尋が他の宇宙人に狙われており、自分が護衛として派遣されたことなどを告げるのだった。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、喜多村英梨、松来未祐、釘宮理恵、新井里美、國府田マリ子、久川綾、羽多野渉、大坪由佳、草尾毅、島田敏

たばこ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

劣悪な衆愚アニメの決定版

「衆愚政治」という言葉がある。
平たく言うと、「大衆迎合型の政治」だ。
つまり、ただひたすら大衆の人気取りにのみ終始する政治のことである。
指導者に理念や思想は無く、意思決定もしない。なぜなら、大衆の「よろこぶこと」だけをしていれば、指示を得ることが出きるからである。


同様に、「衆愚アニメ」という言葉がある。
(もちろん今、私が作ったので、できたての言葉だ。)

平たく言うと、「大衆迎合型のアニメ」だ。
つまり、ただひたすら大衆の人気取りにのみ終始するアニメである。
アニメ制作サイドに理念や思想は無く、「作りたいアニメ」というものも無い。なぜなら、大衆の「よろこぶこと」だけけを見せてやれば、人気を得ることが出きるからである。

では、いったいこの「衆愚アニメ」のどこがいけないのだろうか。
皆が喜ぶなら、それはそれでいいじゃないか。

結論から言うと、「駄目駄目」なんである。

もう、完全に、まるっきり、駄目だ。

まだ3話までしか見ていないが、はっきり言える。
(*最終話まで視聴済み)

このアニメは、完全に終わっているのだ。

皆が喜ぶからといって、何でもかんでももろ手を挙げて賞賛していいってもんじゃない。

そこには「喜び方」と「喜ばせ方」の2つの問題がある。

●視聴者の喜び方の問題

だいたい、このアニメを見て楽しんでいる人がいたとして、いったいそれはどのような「楽しさ」なのだろうか。このアニメに楽しめる要素があったとして、それはいったいなんなのだろうか。
おそらく、次のようなことだ。

「ニャル子さんがかわいい」
「オープニングの歌がはまる」
「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」
「織り込まれるパロディギャグが面白い」
「お色気要素があって、ブヒブヒ」
「やる気の無いイケメン主人公がかわいい」

まだまだ、あるかもしれないが、大体こんなところだろう。

で、だ。

この中にひとつでもいい、何か「新しい楽しさ」があるだろうか。
自分が予想もしていなかった楽しさがあるだろうか。

断じて、無い、と言い切れる。
全て、折込済みの、経験済みの楽しさのはずだ。

どこかの、何かしらのアニメで、すでに体験している楽しさを、ひたすら木偶のように繰り返し繰り返し体験しているだけに過ぎない。

悪い意味で、全く期待を裏切らないアニメなのである。

すでに慣れ親しんだ、安心して楽しめる要素を、まるでスルメを噛むように、くちゃくちゃといつまでも、何度でも楽しみつづける。

街灯に群がる蛾のように、死ぬまで、ひたすら、同じ場所をぐるぐると回り続ける。

もちろん、こうした楽しみ方をそれはそれで「是」とする意見もあるだろうし、それも悪くは無いのかもしれない。

が、それと同時に失うものもある。

こんな糞アニメを高く評価することが、何をもたらすのかは明白である。

第2、第3のスルメを増産することになる。

スルメアニメの拡大再生産。

まさにアニメ暗黒時代の幕開けである。

何の新鮮味も無い、完全なるテンプレート化した、2次、3次創作アニメが跋扈するようになる。

間違いない。

●制作者の喜ばせ方の問題
もっとも腹立たしいのは、このアニメの制作者サイドである。
その薄汚い魂胆が丸見えなのだ。

ヒロインのニャル子ひとつとってみても、ヒロインのテンプレ記号である「アホ毛」しかり、アスカとかハルヒを代表する「肉食系女子」しかり、とにかく、全て、丸パクリだ。

ギャクにしても、パロディといえば聞こえはいいが、やっていることは、単なる「後乗り」に過ぎない。

主人公の男も同じ。「ちょっとやる気のない、草食系男子」の量産型だ。

あらゆる面において迎合的だし、独創性が皆無で、全ての要素が剽窃だ。

これは、クリエイターとしての職務放棄と言っても過言ではない。

本来、制作サイドってのは、どうにかして視聴者の期待の上を行く作品を作ろうとするべきだし、そうであるはずだ。
本当に面白い作品ってのは、そうした製作者の熱が伝わるものだ。
そういう作品は、見終わった後に、仮につまらなかったとしても、少なくとも意気込みだけは伝わるものだ。
「ああ、こういうことがしたかったんだろうけど、上手くいかなかったんだね」と。

しかし、このアニメには、一切そうした意気込みが感じられない。というか、むしろ、そもそもそんな意気込みは無いのだろう。

こんな糞ほどの価値も無い、大衆迎合アニメを作っておいて、もし金以外に目的があるのであれば、聞いてみたいものだ。


まだ、序盤の第3話までしか見ていないし、もしからしたら、後半で、驚くほど「本当に」面白い展開があるのかもしれない。

そのときは、このレビューを書き直そう。

が、おそらくその可能性はほぼゼロだろう。
(2012年4月28日時点)


●最終話視聴後の感想追加

まあ、もうくどくどと説明するまでもなく、文句無しでつまらなかったんだけど、終盤はもう、なんていうか、

●気の毒だな

とさえ感じた。

例えるなら、

「冴えない男がモテるために恋愛マニュアル本を熟読して、そのノウハウをひたすら披露しまくって、合コンの序盤こそ人気あったんだけど、終盤には女の子に飽きられちゃって、最後は隅のほうで一人寂しく、残り物の枝豆をつまんでる絵」

的な気の毒さがあった。

もう正直叩く気さえ起きないほど、ただひたすら可哀想なアニメだった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 62
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

40秒で帰宅しな!

40秒で帰宅すると電話口で伝えて待つこと十数分。母親は帰ってまいりました。
単に「40秒」と言いたかっただけで、ここで「40秒ではない」と指摘するのは無粋なことなのです。

どっかで見たこと聞いたことのあるパロディ満載なコメディ劇。もともとはGA文庫大賞受賞作だとか。2012年の作品。全12話。
タイトルだけは知っていてMXでやってたのでとりあえず録画。そんなきっかけです。

【主要キャスト】
ニャル子(CV阿澄佳奈) 八坂真尋(CV喜多村英梨) クー子(CV松来未祐) ハス太(CV釘宮理恵)

なにものか異形に襲われてる真尋が宇宙人ニャル子さんに助けられるところから。
なんでも日本のオタク文化は宇宙人に好評で希少価値が高く、それを狙ってなんとかかんとか。あんまりまじめにとらんほうがよろしいかと思います。ということであらすじは省略。
ラブのベクトルもいい加減↓

 ニャル子♀ ⇒ 真尋♂
 ハス太♂  ⇒ 真尋♂
 クー子♀  ⇒ ニャル子♀
 八坂真尋♂ ⇒ ニュートラル

2番目と3番目がなんかおかしい。真尋以外ががっついてるのもあってヒロイン真尋を巡る争奪戦の様相を呈しております。貞操を死守する主人公でした。


 パロディ満載のベクトルおかしいラブコメ


まとめるとこんな感じ。
パロディのネタ元を知っていれば笑えるし、知らなくても間やテンポが良いので楽しめないということはありません。あにこれ内でもそれなりな評価の高さには納得できるオリジナリティとコントの作りこみっぷりです。


肝心な感想。好みかどうかであれば好みではありません。何度も寝落ちしました。完走したのは松来さんへの敬意でしょう。
遡ること3年くらい前。不肖このわたくし“ぺー”は深夜アニメの世界を知りませんでした。

{netabare}三年前のあの時、まだお前を知る前・・・{/netabare}

きっとあの頃ならこのように呟いてたことでしょう。。。

{netabare}「あー、、、オタクさんってこういうの好きそうだよね~(棒)」{/netabare}

やや訓練…いや研鑽を積んできた現在でもちょっと敷居高いです。
元ネタ知らないから、が理由ではありません。

・主要キャストが電波すぎる
・アニメ的デフォルメされたキャラには感情移入しづらい性質
・微百合も男のムスメもありがたくはない
・話に脈絡がない(まあ求めちゃダメな作風ですけど…)
・アニメ声全開キャラソン


あくまで“非ヲタなオトナの視聴に耐えうるアニメ”を基準のひとつとしている私には合わなかっただけのことです。
ただし、元ネタを想像してニヤッとすることも多々。
{netabare}※第9話予告でキタエリさんに「あたしってホントバカァ~」と言わせちゃいかんよねとか。{/netabare}

煮えきらなくてスミマセン。切って捨てたい気分が勝っているのに、意外とついていけちゃう安心感。
嫌よ嫌よも好きのうち!?な試金石となる作品だったかもしれません。ご興味あればどーぞ!




※余談

■這いよる混沌

クトゥルフ(クトゥルー)神話が大元らしいです。この単語については初耳でした。
ざっと言うと、今から100年くらい前のアメリカ人作家の創作神話。

そのなかの神々の一人“ニャルラトホテプ”のキャッチフレーズのひとつが

“這いよる混沌”

ということみたいですね。なるほど。。。


受け売りですが『神話』ってそれを持って無い人達からするともの凄く羨ましいものらしいですね。
ヨーロッパだとギリシャ神話が心のふるさとみたいなとこありますよね。そこからつまはじきされて新大陸に活路を見い出したのがアメリカの発祥だったような。今から200年前のいわゆる“モンロー主義”なる孤立主義は今も脈打つアメリカンスピリットだったりします。
ある意味、欧州と袂を分かったからこそ、経済が絶好調だった100年前の1920年代&世界恐慌の1930年代の乱高下する世情にアメリカなりの『神話』が求められたような気がするなあと思うのは私だけでしょうか。寄って立つものが欲しい的なやつ。

本作は創作神話をさらにパロった作品なので心配してませんが、民族の拠りどころみたいなとこあるんで普通は取扱注意ではあります。
もともと日本にはギリシャ神話や北欧神話をパロディにした作品がけっこうあるクセに怒られた記憶がありません。『聖闘士星矢』がフランスでウケるのって『因幡の白うさぎ』をディズニーがアニオリリメイクして大ヒット!みたいなもんかしら。想像できないですね。つくづく不思議でなりません。



視聴時期:2020年10月~12月 

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2020.11.28 初稿
2021.09.16 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

古き良きオタク像

<2022/10/23 追記>
ニャル子さんがパチスロになるそうですよ
なんで今頃?
しかもこんなマニアックな笑

最近のパチ界はアニメの版権ものが大多数を占めています
ここ一年位で流行ったものだけでも
リゼロ、レールガン、ガンダムUC
近年低調だったエヴァも昨年でた最新機は異常な人気でいまだに満席、順番待ちなんだそうで
でもこれらはアニメファンなら誰でもタイトルくらいは知ってるような有名作。

なんで今ニャル子さんなんだろう?

<2021/1/1 初投稿>
2021年一発目のレビューがなぜかこれ 笑。
原作ラノベは昔、アニメ本放送時の視聴前に少し読みました。

年末まで東京MXで再放送してたので久しぶりに視聴して、あれこんなんだっけ?と思ったのでレビューです。

なにが「あれ?」かというと「主人公がちょっと変な宇宙人オタク美少女ニャル子に無茶苦茶迫られる」だけの作品にしか見えない。
なんかもっと異様な感じがあった気がするのだけど。

でしばし少考。

あ、そーだ。と思い出したのがフラッシュアニメ。
本作放送より前にフラッシュアニメがあって、自分はそこが入り口でした。
そのアニメは本アニメより原作準拠なところが一つありまして。
それはニャル子の正体。

原作でもニャル子は宇宙人だし、美少女でもあるのですが。
でも実はその正体「見るもキモい不定形生物」
確かフラッシュアニメでは正体晒すシーンではモザイクがかかってました。
エロい意味じゃなくて、ゲロとかウ○コとかと同じ扱いw
そういう、ぐっちょんぐっちょんのひたすら気持ち悪い異生物。
それがニャル子だ!

そんな性別すらよくわからんようなキモい不定形生物に思いを寄せられ困惑する主人公の真尋(まひろ)くん
それが「這いよれ!ニャル子さん」だったはず。

ところが本アニメではニャル子さんの正体がとことんomitされてます。

まぁ、それじゃ客が付かんだろうという制作側の大人な判断だったのかもしれません。

でもなあ。
あのなんとも言えない、一筋縄でいかない感じが消え失せちゃってるんですよね。
なんか勿体ない。

これじゃニャル子がただの可愛い女の子で、
それを全力で拒否する真尋は、訳もわからず頑なに宇宙人を嫌がるジェンダーが理解できない保守派の人のよう。

ニャルラトホテプというクトゥルフ神話で最も人気のトリックスターの気味の悪さ、得体の知れなさが背景にあってこそ本作は初めて面白いし、笑えるはずなのに。

(と言っても私はクトゥルフ神話読んだことないです。
せいぜい、菊池秀行の描く異形がクトゥルフ神話とやらの影響を受けてるらしい、とかダーティーペアのペットのムギの由来がクトゥルフ神話に出てくるクァールとかいう生物らしい、ぐらいの知識です)

とここまで、本アニメで物足りなく感じたところを挙げてみました。
でもでも、本アニメも面白いところあります。

それは原作から受け継いだ「オタク」
それも「古き良きオタク」

つまり、パロディの嵐ですよ。
細かいセリフにも混ぜ込んでくるので、多分全部は聞き取れない、理解しきれない。

1番のベースはクトゥルフ神話ですが、
他にも涼宮ハルヒだったり、北斗の拳だったり
ニャル子さん、真尋の声優さん繋がりでWORKING!!のパロディは朝飯前。
1分に一回以上、パロあります。
探すの大変。

こういう楽しみ方って最近あまり聞かないですね。
もうそういうオタク観は古いのでしょうか、と少し淋しくなったり。

自分はアニメオタク、と自負できる方にはオススメしたい奇作です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30

79.3 5 学園で宇宙人なアニメランキング5位
To LOVEる-とらぶる-ダークネス(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1220)
7475人が棚に入れました
物語は『TL』最終回の数日後から始まる。ララが結城家の居候となってからリトの日常は大きく変化し、現在の結城家は、従来の住人であるリト、美柑の兄妹に加え、ララや彼女の妹であるナナ・アスタ・デビルーク、モモ・ベリア・デビルークも居候する状態となっていた。姉のララ同様、リトに恋心を寄せるモモは、『TL』最終回でリトが春菜に告白しようとする場面を目撃していた。その後、ララの言葉を聞いたモモは、自分やララ、春菜など、リトに思いを寄せる女子が全員幸せになる方法としてリトを中心とした美少女ハーレムを思いつき、その実現を目指して行動を開始する。一方、リトの命を狙う刺客として登場した宇宙人の殺し屋・ヤミは、リトやララとの交流を経て、地球で平穏な生活を送っていたが、ある日、彼女に一人の少女が話しかけてきた。その少女は黒咲芽亜といい、彼女のマスター・ネメシスとともに、ヤミを殺し屋として復帰させる「ダークネス計画」を目論んでいた。こうして、モモが実現を目指す「ハーレム計画」と、ヤミをめぐる「ダークネス計画」の2つの計画を軸に、物語が展開されていく。

声優・キャラクター
豊崎愛生、福圓美里、渡辺明乃、戸松遥、矢作紗友里、伊藤かな恵、花澤香菜、名塚佳織、柚木涼香、新井里美、能登麻美子、櫻井浩美

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Rayさん待望のニNEWシングルが7月29日リリース! 7月より放送のTVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ダークネス 2nd』のOPテーマに!

ララが結城家の居候となってからリトの日常は大きく変化し、現在の結城家は、従来の住人であるリト、美柑の兄妹に加え、ララや彼女の妹であるナナ・アスタ・デビルーク、モモ・ベリア・デビルークも居候する状態となっていた。
姉のララ同様、リトに恋心を寄せるモモは、リトが春菜に告白しようとする場面を目撃していた。
その後、ララの言葉を聞いたモモは、自分やララ、春菜など、リトに思いを寄せる女子が全員幸せになる方法として「リトを中心とした美少女ハーレム」を思いつき、その実現を目指して行動を開始する。
一方、リトの命を狙う刺客として登場した宇宙人の殺し屋・ヤミは、リトやララとの交流を経て、地球で平穏な生活を送っていたが、ある日、彼女に一人の少女が話しかけてきた。
その少女は黒咲芽亜といい、彼女のマスター・ネメシスとともに、ヤミを殺し屋として復帰させる「ダークネス計画」を目論んでいた。
こうして、モモが実現を目指す「ハーレム計画」と、ヤミをめぐる「ダークネス計画」の2つの計画を軸に、物語が展開されていく。

第1話「Continue 〜コンティニュー〜」
モモとナナが同居を始めてから、リトの日常はますます大混乱!
目を覚ますとモモがベッドに潜り込んでいたりと、リトの気は休まる暇がない。
ある日、モモたちはララに内緒で彩南高校の一年クラスに転入を決める。
モモはさっそくクラスの男子に囲まれ、ナナはそれが面白くない。
そんな中、ナナは窓際に立つお下げの少女に目を留めた・・・。

第2話「Doubt and Dish 〜疑惑と料理〜」
先日リトを襲った謎の敵の目的は、ヤミを本来の殺し屋に戻すことだった!
ヤミを信頼しつつも、どこか不安をぬぐえないリトとモモ。
そこに美柑に料理を習うため、ヤミが結城家を訪れる。
まるでリトを狙うかのような包丁使い、ふるまわれる謎のたい焼き入りみそ汁...と、
ヤミの真意が分からないリトは緊張の連続に...!!

第3話「Each speculation 〜それぞれの思惑〜」
リトに興味を持った芽亜はトランス能力でリトの精神にダイブし、そこで「ハーレム計画」を知る。
自分とモモ、どちらがヤミを引き入れることができるか...このゲームに芽亜は目を輝かせるのであった。
一方、新たな「ハレンチ要員」芽亜の登場に、唯はリトへの意識を強めていた。
しかも偶然リトと一緒に下校することになり、唯のドキドキは最高潮!
その様子を見かけたモモは、唯をハーレムに引き入れるべく裏工作を開始する!!

第4話「True smile 〜過去と友達と笑顔と〜」
芽亜と彼女のマスターの手引きで、宇宙の殺し屋・「暴虐」のアゼンダが彩南町に現れる。
かつてヤミに倒されて名声を失ったアゼンダは、復讐の機会を求めていたのだ。
一方、ヤミは殺し屋としての自分の立ち位置に迷いつつも、美柑と一緒の平凡な毎日に満足を覚えていた。
そんなヤミの腑抜けた姿を見たアゼンダは、卑劣な策を胸に密かに笑う...。

第5話「A Man? Woman? 〜変わり行くもの達〜」
アゼンダを攻撃しなかったヤミを問い詰める芽亜。
しかしヤミは妹に「人のぬくもり」を知って欲しいと説く。
姉の言葉の意味が分からず、芽亜は混乱。
沈んだ様子の芽亜を心配したナナは、彼女を元気づけるため、春菜の飼い犬のマロンやペットたちを紹介する。
可愛い動物たちに囲まれ、芽亜は自然と笑顔になっていく...が、マロンたちの間では、プライドを賭けたペロペロ合戦が始まろうとしていた!?

第6話「Metamorphose 〜変わり行く時…〜」
ララの発明で女の子(リコ)になったリトは、着替え中にモモ&芽亜に乱入され、裸をもてあそばれて大変なことに!
その最中、芽亜はモモのハーレム計画への協力を申し出る。
互いに何やら企みを抱きつつも、モモと芽亜の同盟が結成されるのであった。
その後、何やら悩んだ様子のルンがリトを訪ねて来る。
ハーレム計画を進めるため、モモはルンとリトのデートのセッティングを買って出るが・・・!?

第7話「Sisters 〜幸せの発明品〜」
ララの発明品で大騒ぎのいつもの結城家。
今回の発明品は、ナナのおっぱいを大きくするという画期的アイテムだった!・・・が、案の定欠陥品で、今度はモモが貧乳になってしまった!?
そんなララの発明品がらみのトラブルは昔からのことらしく、モモは子供の頃の思い出を楽しそうにリトに語る。
しかしララのトラブルの裏には、ララの妹たちへの深い思いやりがあって・・・。

第8話「Bad mood 〜幸せの絆〜」
ここ最近、頻繁にリトの布団に潜り込んだりと、妙に積極的な様子のモモ。
兄の様子を監視しつつも「二人が恋人同士になってしまったら...」と、美柑のドキドキは高まるばかり。
そしてその気持ちは、いつしか自分の居場所がなくなる不安に変わっていった。
その心労もあってか、美柑は夏の日差しにあてられて下校中に倒れてしまう!
その時美柑を助けたのは、沙姫に仕えるクールな先輩・九条凛だった。

第9話「True self 〜闇の中の素顔〜」
セリーヌが学校に持ち込んだララの発明品で、リトとヤミの手がくっついてしまった!
発明品の効果が切れるまで、二人は手をつないで過ごすことに...。
かくしてヤミは結城家に泊まることになるが、トイレもお風呂も一緒という境遇に、リトは緊張で爆発寸前!
その一方、ヤミはリトの手の温もりから、過去に自分を育ててくれたある女性を思い出していた...。

第10話「Past 〜明日につながる記憶〜」
セリーヌが学校に持ち込んだララの発明品で、リトとヤミの手がくっついてしまった!
発明品の効果が切れるまで、二人は手をつないで過ごすことに...。
かくしてヤミは結城家に泊まることになるが、トイレもお風呂も一緒という境遇に、リトは緊張で爆発寸前!
その一方、ヤミはリトの手の温もりから、過去に自分を育ててくれたある女性を思い出していた...。

第11話「The right thing 〜生き方って何?〜」
リトたちの協力により、再会を果たしたヤミとティアーユ。
不器用ながらも生みの親を思いやるヤミの姿に、見守るリトたちもほっと胸をなで下ろす。
そんな二人の様子を知った芽亜は、ティアーユに自分たちの「兵器」としての側面を否定されたと感じて、感情をたかぶらせる。
事情を知らないナナはそんな芽亜を心配し、何とか元気づけようとするのだが...?

第12話「Room 〜乙女の想い〜」
彩南高校に、モモに憧れる男子たちのファンクラブ「V・M・C」が発足!
大勢の男子に囲まれて悪い気はしないモモであったが、どこへ行くにもファンクラブがつきまとってきて、
自由にリトに近づくことができない。
しかもその日から、リトは父親の手伝いで仕事場に泊まり込み、家でも会うことができない...。
会えない寂しさが募るモモは、リトを体育倉庫に呼び出して熱烈アプローチをかける!!

Rayさん待望のニNEWシングルが7月29日リリース! 7月より放送のTVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ダークネス 2nd』のOPテーマに!
TVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ダークネス 2nd』OPテーマでRayさんの6枚目のシングルとなる「secret arms」のが7月29日にリリースされることが発表されました。また、この楽曲は作詞作曲をClariSの「コネクト」やLiSAの「oath sign」などを手掛けた渡辺翔さんが担当しています。

【アニメキャラの魅力】ハレンチは許しませんっ!鉄壁ガードの風紀委員「古手川唯」の魅力
『To LOVEる -とらぶる-』は、可愛くてセクシーな美少女に定評のある『BLACK CAT』でお馴染みの、矢吹健太朗先生&長谷見沙貴先生が贈る、主人公「結城リト」を中心に描かれたラブコメ作品。そして「古手川唯」は、リト達の通う学校の風紀委員をしています。今回は、そんな彼女の魅力について紹介したいと思います。

■鉄壁ガードの女の子
長い混じりけのない真っ黒な黒髪にきっちりとした凛々しい顔。 性格も生真面目一筋で、風紀委員らしく学内の風紀を乱す行為は許せません。やりたい放題な「リト」や「ララ」に対しても、容赦なく取り締まろうとします。

口癖は『ハレンチな!』。特に主人公の「結城リト」に対して、強く敵対心を抱いており、彼のせいで学内の風紀が乱れるのだと決めつけています。あまりにも堅苦しく、何でもガチガチに規制してしまうのも良くないとは思いますが、自分の芯をしっかり持っている女の子は信頼できて好感が持てますよね。少しだけ“お固すぎる感”は否めないですが、彼女の持つ“いかにも大和撫子”という雰囲気は本当に素晴らしいです。ちなみに着痩せするタイプのようで、文化祭の衣装のために採寸を測られた時には他の女子達も驚いていました。

■鉄壁の内に隠された優しさ
リトが学校の風紀を乱していると校長に申し出て、リトに「停学」もとい「停女子との会話」を執行します。しかし、リトが女子と話さなくなってからも相変わらず学内の風紀は乱れたまま・・・。もしかしたらリトのせいではなかったのでは?と考えます。しょんぼりしているリトを見て、勘違いならば酷いことをしたと反省・・・。彼の様子を観察して、本当のリトは人のために自ら飛び込んでいける、とても優しい男の子なのだと気付くのです。

リトに対しての誤解が解けた唯の“もじもじしている姿”はとても可愛らしく、リトも思わず赤面するほど。キリッとした唯も凛々しくて素敵ですが、緊張や堅苦しさの抜けた彼女は、思わずドキッとしてしまうほどの美少女っぷりです。しかし、結局はリトがまたハレンチをやらかしてしまい、元の彼女に戻ってしまうわけですが・・・(笑)。少しだけ前よりも変わったような気もします。

■唯の正しさ、みんなの正しさ
文化祭のため、張り切って出し物の案を考えてきた唯。しかし、用意してきたのは「書道の展示」に「地域研究」と、あまりにも堅苦しい選択肢であったために皆の反応はイマイチ・・・。見かねた猿山が代わりに場を取り仕切り、皆の意見をうまく吸い上げてアニマル喫茶をしようとまとめ、みなも乗り気になりすぐに役割分担も決まりました。

一生懸命考えて来たのにどうしてだろう・・・?と悩む唯。後に夕暮れの校舎裏でひとりポツンとしているところを、春菜に話しかけられて全てを打ち明けます。「家族みんながだらしがなくて、せめて自分だけはしっかりと間違いのないように生きてきた。」「間違っていたのかな・・・」とつぶやく唯に、春菜は「間違ってないよ」と励まします。誰かが正しくて誰かが間違っているというわけでなく、文化祭はみんなで楽しんで協力してやるのだというリトの言葉を教えてくれました。

その後唯は、張り切って文化祭の準備を始めます。それを見たクラスメイト達は、悩みを克服した彼女を優しく迎え入れるのでした。

黒い長髪に生真面目な性格と、古風な美少女を思わせる「古手川唯」。だらしのない家族を引っ張るため、せめて自分だけはと頑張ってきた彼女。ララや春菜といった友人たちとの付き合いの中で、自分や誰かを否定するのではなく、人それぞれの正しさを受け入れることを学びました。家族のために厳しくなった唯もひとつの魅力的な姿ですが、皆に優しく微笑む唯もまた、隠されたもうひとつの魅力的な「古手川唯」なのです。

2012年4月1日の「アニメ コンテンツ エキスポ2012」にて制作が発表された。
同年10月より12月までTOKYO MX、サンテレビ、BS11他にて放送された。全12話。4年ぶりにBS放送局でも放送されるが、第1期でのBS-TBS(旧:BS-i)からBS11に変更となった。
なおお色気シーンではこれまで同様白光、湯気などで自主規制が行われている(第2期と違い、AT-Xにおいても解禁はされていない)。
内容的には原作19話までと幾つかの番外編がOVAも含めて、ほぼ忠実に再現されている(中には幾つかの話が結合されていたり、順番が入れ替わっている話もある)。
2013年3月17日に行われたイベント「To LOVEる-とらぶる-ダークネス ~ハッピー・サンデー~」にて、新作アニメの制作が発表された。コミックス第5巻限定版に短編と第0話を収録したDVDが同梱され、コミックス第6巻、第8巻、第9巻各限定版にもDVDが同梱された。

オープニングテーマ
「楽園PROJECT」(第1話 - 第10話、第12話)
第11話はOPがないため未使用。

エンディングテーマ 「ファールプレーにくらり」
(第1話 - 第9話、第11話 - 第12話)
第10話はEDがないため未使用。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27
ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アカデミックな手法によるダークネスの存在意義への一考察

VMC影の総帥かく語りき(前に書いたレビュー)
{netabare}『To LOVEる -とらぶる-』 → ハチャメチャエロラブコメfeaturing戸松遥
『もっとTo LOVEる -とらぶる-』 → ハチャメチャエロコメ ハーレムソース ラブを添えて
と前2作にキャッチフレーズを授けた私であるが、
今作のレビューにあたってはたと困ってしまった。
1作目→2作目と進化(?)してきたこのシリーズであるが、
事実上の3作目となるこの作品で幾分趣を異にしたように感じられる。
この趣の変わったところをどう表現すればいいのか?
エロコメと言っていいのか?
エロ要素もコメ要素も主成分であることに疑いの余地はないのであるが、
エロコメと言ってしまうとちょっとニュアンスが違うような・・・
「エロコメ」という言葉は「ラブコメ」の派生語というか
その延長上にある言葉であり、どうもしっくりこない。
この作品においてはラブストーリーという側面は大きく後退している。
前2作の主要テーマであった「リト・ララ・春菜」の三角関係は、
今作においていは脇へ追いやられてしまった。
変わって今作の主軸となったのは、一つは「リトのハーレム計画」であり、
もう一つは「金色の闇の過去とこれから」である。
「ハーレム計画」の方はエロ要素をグンと高める効果が、
「金色の闇の~」の方はストーリー性を増す効果がそれぞれある。
これらを踏まえて、あえて名付けるなら・・・
ハーレムエロストーリーwithコメディバトルアクション 時にはラブも込めて
かな?

ダークネス最高!!
モモがエロくて可愛くて!
闇がえっちいのが嫌いで可愛くて!
古手川が真面目で可愛くて!
ナナがツルペタで可愛くて!
みかんが小学生で可愛くて!

なんかダークネスになってから色々吹っ切っているような気がする。
前からエロ全開だったんだけど、
エロに理由なんかいらないよね?
必然性がないと脱ぎませんとか関係ないよね?
みんなエロが大好きだよね?
って言う製作陣の気持ちがビシビシ伝わってくる!
そうだよ!
みんなエロが大好きなんだ!!
おっぱいもお尻も全裸もパンチラも大好きだ~~~!!!
エロい声はもっと好きだ~~~~!!!!!

モモの気持ちは恋なのか?
自覚が無いゆえのハーレム計画なのか?
とても気になる。
明らかになった闇の過去、
芽亜とマスターとの今後の展開は?
凄く気になる。
早く2期やってくれー。

おまけ
ザスティン・・・回想シーン以外に出番なし。それも1回きり。
校長・・・意外と出番あり。相変わらず作品1の変態。
霧崎 恭子・・・出番なし。

最後に、
私が気づいた限りのパンツの色を記すことでこのレビューを締めたい。
モモ ピンク
ナナ 薄い水色若しくは白
古手川 イエローと白
闇  白
芽亜 ピンク縞々
春菜 ブルー
ティア 紫{/netabare}

2ndに向けて復習することとする。
今回は学術的なアプローチを用いダークネスの真髄に迫ろうと思う。

第一話
モモ  半裸 全裸 パンチラ(白?)×3
ララ  全裸 パンチラ(薄いブルー?)
闇   パンチラ(白)×2 
古手川 パンチラ(ピンク)

第二話
芽亜  パンチラ(ピンクと白の縞)×2
モモ  パンチラ(ピンク)×3
闇   全裸(美柑とセット)
美柑  全裸(闇とセット)
古手川 パンチラ(薄いブルー)

第三話
芽亜  全裸 パンチラ(ピンクと白の縞)
モモ  全裸(追憶) パンチラ(ピンク)×5 ヨダレ顔×3
ナナ  パンチラ(水色)
古手川 パンチラ(ライトイエロー) 下着姿(上下ライトイエロー)→全裸→シャワー→裸ワイシャツ

第四話
闇   パンチラ(白)×2 鞭に打たれて半裸
美柑  着替え パンチラ(白?)
ララ  バスタオル
モモ  シャワー
ナナ  裸(上半身)
春菜  パンチラ(水色)

第五話
ナナ  スク水 パンチラ(白?)×5 舌技責め(愛玩動物系)
芽亜  スク水 パンチラ(ピンクと白の縞)×4 舌技責め(マロン)
闇   スク水 パンチラ(白)
モモ  スク水
春菜  触手責め(巨大軟体動物系)
リコ  パンチラ(イエロー) 着替え(パンツ一丁)

第六話
リコ  パンツ一丁(イエロー)→一糸纏わぬ姿 弄ばれ(モモ&芽亜) 
モモ  パンチラ(ピンク)
芽亜  パンチラ(ピンクと白の縞)
ルン  パンチラ(ピンク?) メタモルフォーゼ→全裸

第七話
モモ  パンチラ(ピンク)
闇   極限まで食い込むパンツ→ノーパン制服(静のサイコキネシス)
ララ  パンチラ(ライトブルー&グリーン(追憶)) ショートパンツの脇からチラリ(ピンク)×2 着衣の著しい乱れ(半裸)

第八話
モモ  パジャマの上&パンツ(白)
古手川 シャワー→下着上下(薄ピンク)
美柑  シャワー パンチラ(薄ピンク)
九条  下着(スポーツブラ&白)→全裸

第九話
静   シャワー&洗いっこ(with御門) 全裸(憑依中)
御門  シャワー&洗いっこ(with静)
闇   パンチラ(白)×2 トイレ姿(降ろされたスカートとパンツ) シャワー&洗われ(byナナ)
ナナ  脱衣&シャワー

第十話
闇   全裸(幼少期)
ティア パンチラ(紺) 全裸(眼鏡&ストッキング着用)

第十一話
ナナ  パンチラ(薄いブルー?)
芽亜  パンチラ(ピンクと白の縞)×2 おっぱいポロリ
静   触手責め(植物系)
ティア 触手責め(植物系)

第十二話
ナナ  パンチラ(薄いブルー)
ララ  パンチラ(薄いブルー)
古手川 パンチラ(薄いピンク)
天条院 パンチラ(薄紫?)
モモ  入浴 スク水アイス(妄想) ショートパンツの脇からほんのチラリ(色判別不能)

結論
えっちぃのは大好きです。


 





 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

劇薬臭が極端に上昇してます 3人の頭脳戦が光る リューク「やっぱ宇宙人っておもしれー」でも欲望に忠実にならないで

メアの中の人は小日向未来
ネメシス様はラストオーダーか(戦国乙女桃色のヒデヨシ)
劇薬臭が大きくなっているかどうかが分からない
描写にもよるけど

矢吹健太朗さんはジャンプスクエアに異動した矢先リミッターやフラストレーションを解除したみたいに描写を濃くしたからなあ
でも自分はジャンプの方がまだ良かった。こっちではまだ制限があるからね

皆は宇宙人に対してフランクな対応をするのだろうか
ケロロの場合でもそんなに驚くことは無かった日向一家もその一つだ
悪いが純情にとってのハーレムは地獄の一環にすぎない

武器が人間ごっこをやってて楽しいか?
ヤミは武器の心を思い出してリトを無事に殺せるのだろうか?
まあ殺したってアニメが成り立つかどうかは分からないけどね

3人の頭脳戦を今後原作でも期待します
{netabare}ドSと植物使役を武器にハーレムという地獄(天国)を創造することを目論むモモ
リトを殺すために宇宙から来たヤミだが、人間の心を理解しつつある途中である。このまま心が変換されるのだろうか。そして母との再会は心に更なる変化が生じるのか
ハーレム計画を阻止し、ヤミに武器の心を植えつけ、リトを殺すことを促すため宇宙から来た第二世代のアサシン、メア。
彼女も人間の心を植えつけられるのだろうか
マスターの謀略で自らが捨て駒扱いとなり、殺されるのだろうか
それとも全く別の結末が起こるのか?
ララと春菜達は蚊帳の外になったのだ・・・多分{/netabare}

原作ではついにマスターであるネメシス様が現れた
貴女を倒せば全てが終わるんだ・・・
それともモモのドSな心に負けて人間の心を植えつけられるのだろうか(ラスボスだから精神力で根負けすることはないだろう)

漫画における追記
{netabare}ネメシス様強かったな(ドS部分では、あのモモが押し負けてたぞ!?動きは完全にトキィです)
でも力押しはせず様子を見るのは悪役らしいな、ヤミさんのダークを見るまで様子を伺うようだ
同時にフッケバイン一家や沙倉さんを思い出した
さていつになったらラストバトルをすることやら{/netabare}

音楽はやっぱ前回と同じくボケっとしてはいるが戦闘が入るとかっこよくなる
白い盾がしっかりと張られているな
それでいいのです。(でも数は前のシーズンと比べて多い、視聴対象は17禁でもいいレベル)
また、少し描写が暗めに設定してある
流石ダークネスだ
OVAと5話の舐める行為は流石に危険と思った
(いいイメージとは全く言えない)

4話
{netabare}捨て駒(暴虐のアゼンダ)の登場です
んでもって俺の大嫌いな凌辱の時間です(こんなものに愛は一切含まれていない。全て破壊するべきだ)
深夜アニメだったら友達を殴ってナンボだが
モモはやっぱネウロ並みのドSを振りまくな(でも本当のドSはダウンタウンの浜ちゃんだと思う、アニメだったらぷるるんやネウロやカーチャさんを越えられるか?){/netabare}

7話
{netabare}何気にオリジナル要素も入れてきました
モモさんアンタ余計なイメージを膨らまし過ぎだ(それは考えられないフラグだから)
ララさんは非常に妹思いなんだ(嬉しい限りだ)
これをアスナさんの声質でやった方が良かったかも{/netabare}

ヤミさんの母親も来たし、メアの闇も判明した
ここまでは原作通り、これで完全な終わりは無くなった
早く原作が進んでほしい

12話
{netabare}欲望のみに走るVMCの面々の登場です
「お前らみてえな一兵卒に用はねえ!何もすんじゃねえ!!」
って言いたくなる
因みに代表は2人だけですwww
欲望に走る男は(基本は)主人公になれないって深夜では相場が決まっているからな{/netabare}
今後の修羅も期待します
尚、2014年に発売されるゲームは17禁です
スタイルは完全に閃乱カグラを真似ている模様、衣服破壊あるのだろうか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

77.9 6 学園で宇宙人なアニメランキング6位
這いよれ!ニャル子さんW(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1597)
9809人が棚に入れました
高校生の少年、八坂真尋の前に突然現れた銀髪碧眼の美少女は、自らをクトゥルー神話に登場する邪神・ニャルラトホテプと名乗り、しかも宇宙人であることを告白。
そこから始まるニャル子と真尋を中心とした、邪神(宇宙人)と地球人が入り乱れて巻き起こるトラブルだらけの日々…。
2012年、日本列島を揺るがした怒涛のハイテンション混沌ラブコメディが、よりカオティックになってカムバック!!
世界よ! これも日本のクトゥルーだ!

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

声優 松来未祐を偲んで視聴。 松来未祐さん、心よりご冥福をお祈りします。

【アニメキャラの魅力】這い寄る混沌の天敵!炎を身にまとう邪神「クー子」の魅力とは?
主人公である「八坂真尋」を襲う謎の怪物。その怪物から真尋を救い出した這い寄る混沌を名乗る少女「ニャルラトホテプ(ニャル子)」を中心に繰り広げられる宇宙的動画(コズミックアニメ)、それが『這いよれ! ニャル子さん』です。

クー子はニャル子と同じく宇宙からやってきた宇宙人。ニャル子とは宇宙幼稚園、宇宙小学校で一緒でした。一時期は自宅警備員をしていたそうですが、なぜか真尋を狙う組織、ノーデンスに雇われており、組織との戦闘中に再会します。今回は、そんなクール系(?)美少女である「クー子」の魅力についてご紹介いたします。

■クトゥグア星人
ニャル子が「ニャルラトホテプ星人」であるならば、クー子は「クトゥグア星人」。燃え盛るような赤いツインテールが特徴で、基本的に口数や表情の変化が乏しく少し堅めな言葉遣いをします(好意を寄せているニャル子の前では例外。とても色っぽくなります)。とはいえ、人付き合いが苦手というわけでもなく、ノーデンスから抜けた後に親戚のおじさんにお願いして、ニャル子と同じ惑星保護機構に就職したり、無職時代に有名ケーキ店の店員とネトゲで知り合いになり、貴重なケーキを手に入れたりと、なかなか社交性も高く、きちんと社会にも順応出来ているようです。

後に真尋と同じ学校へ編入して来た時、自己紹介では『八坂クトゥグア(ですが何か?)と名乗りました。真尋のクラスメイトで「歩くスピーカー」と呼ばれている「暮井珠緒」いわく「燃えるような赤毛のツインテールにクールな瞳、マニア心をくすぐるAカップ。」との事。

■ニャル子の妻
自称「ニャル子の妻」ということで、常日頃からニャル子につきまとっては目をそらしたくなるような恥ずかしい求愛行動を繰り返します。しかし、ニャル子自身はクー子には興味が無いどころか、逆に苦手と思われているようで、まともに相手にされたことがありません・・・。ニャル子の事になるとスイッチが入り、自分の世界に入ってしまうクー子。例えニャル子に無視されて放置されようとも、都合の良い妄想を炸裂させながらひとりでストーリーを展開させます。その想像力のたくましさはある意味羨ましいほど。

■灼熱の強者
「生きている炎」とも呼ばれ、ニャル子らニャルラトホテプ星人とは犬猿の仲です。真尋を狙う組織「ノーデンス」との戦いでは、ただでさえニャルラトホテプ星人の天敵のクトゥグア星人が切り札として用意されていた上に、そのクトゥグアが「クー子」であったため、真尋に「勝てるのか?」と問われても、ニャル子は言葉を濁して答えられませんでした・・・。そんなニャル子の反応通り、クー子の実力はニャル子に劣らないほどの強者で、身体の一部にまとった炎を駆使して戦かい、小型の浮遊砲台を出現させレーザーで攻撃する宇宙CQC百式が非情に強力。しかも、昔は2つしか出せなかったそうですが現在は少なくとも6つまでは出せるようになっています。

■彼女が愛したハード
生粋のゲーマーで、同じくレトロゲーム愛好家の真尋の母、八坂頼子とも意気投合しました。株式会社クトゥルーが開発したゲーム機「Xoth(エックスオス)」の熱狂的なファンで、クトゥルーからは敬意を込めて「クイーン」と呼ばれています。クトゥルーの次世代ゲームとして開発していた「Xoth731」が危険であることが分かり、破壊しなければならなくなった時には、自ら名乗りでて手を下しました。愛したハードだからこそ、せめて自分の手で葬りたいと思ったのでしょう。

なかなかの変人っぷりが目立つ彼女ですが、ゲームに対する愛情や熱意は本物です(ニャル子に対しても)。ちなみに、ラスボスまでいけずに困っていた「イス香」に、クー子が攻略法を教えてあげているシーンが一番のお気に入りです。

遂にスクリーンへも這いよります! 『這いよれ!ニャル子さんF』5月30日より新宿バルト9ほかにてロードショー決定!
昨年末に制作が発表された『這いよれ!ニャル子さんF』。このたび、なんとOVA作品として劇場公開もされることが決定しました! それに伴い、先行カットも解禁! 

2015年5月30日(土)より、新宿バルト9ほかにてロードショーを予定している「這いよれ!ニャル子さんF」は、人気を博したテレビシリーズ『這いよれ!ニャル子さん』に続く、完全オリジナルOVA作品。気になるその内容の詳細は、まだ明らかになっていませんが、キービジュアルと共に、今回解禁となった先行カットで登場しているニャル子のウェディング姿から、遂にニャル子と真尋が結ばれるのかと、期待が高まります!

<INTRODUCTION>
私は、真尋さんのことが、大好きです――。
「うー!にゃー!」そして「SAN値ピンチ!」の印象的なフレーズとともに、日本列島をお騒がせした邪神・ニャルラトホテプが、三度あなたに這いよります!
八坂真尋の日常は、自宅に居座るニャル子、クー子、ハス太の3人(?)の邪神に囲まれて、毎日賑やか。
ある休日。真尋の元に、話題のアミューズメントスポットのチケットを手に入れた同級生の珠緒と余市が現れて…?
今度のニャル子さんは、ついに真尋とウェディング!?
怒涛のハイテンションラブ(クラフト)コメディ!堂々完結!!

『アニメ流行語大賞2013』投票結果はこうなった!
年間大賞金賞に輝いたのは「にゃんぱすー(のんのんびより)」である。登場キャラクター宮内れんげが使用する言葉。「にゃんぱすー」とダルそうに言うのが人気でたようだ。

銀賞に輝いたのは「駆逐してやる(進撃の巨人)」だ。これは『進撃の巨人』の登場キャラクター、エレン・イェーガーが放ったセリフ。正確には「あいつら……駆逐してやる!この世から……一匹残らず」である。

銅賞は「俺はフリーしか泳がない(Free!)」である。水泳アニメ『Free!』で七瀬遙が「俺はフリーしか泳がない」と言うセリフ。ある出来事がきっかけでフリーにこだわるようになり、頑なにフリーにこだわり続ける姿、無口なのに「俺はフリーしか泳がない」だけはハッキリ発言する事が話題に。

4位:\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!『這いよれ! ニャル子さんW』

2012年4月に第1期、翌年4月に第2期が放送されたテレビアニメ『這いよれ!ニャル子さん』の新作OVA制作が決定した。17日にディファ有明で開催されたスペシャルイベント『さらばニャル子 ファイナルカウントダウン』で発表された。

イベントの終盤、会場のスクリーンに“OVA「這いよれ!ニャル子さんF」制作決定”の文字が映し出された。詳細は明かされなかったものの、集結したファンから歓声が沸いた。
ニャル子役の阿澄佳奈は「ドラマCDの頃から、アニメ、イベントとここまでニャル子の輪が広がってきて本当にうれしい。次はOVAなのでさらにカオスな展開にも期待できる。これからもよろしくお願いいたします」と呼びかけた。
今回で3年連続となる同作のイベント。阿澄をはじめ、喜多村英梨、松来未祐、羽多野渉、大坪由佳、釘宮理恵、長澤剛監督が出演した。書き下ろしのオリジナル脚本で生アフレコを披露したほか、クイズコーナーなどが行われた。

2012年9月に公式サイト上で制作が発表された。2013年4月7日から6月30日までテレビ東京・AT-X他にて放送された。全12話。

W放映直前の2013年4月1日に公式サイトが「奥様はニャルラトホテプ」に更新され、第1話の冒頭にそのまま使われた。
またBlu-ray/DVD全巻購入特典『エイボンの書DVD』にはオリジナルアニメとイベント「邪神召喚祭」ダイジェストを収録。

2013年8月11日にZepp DiverCity(TOKYO)にて『這いよれ!ニャル子さん「邪神召喚祭」(昼の部)』と『這いよれ!ニャル子さん「邪神再誕祭」(夜の部)』が開催された。

オープニングテーマ
「恋は渾沌の隷也(こいはカオスのしもべなり)」
OVA版のみSEが付加されている。

エンディングテーマ
「よってS.O.S」(第1話、第2話、第6話、第11話、OVA)
「Wonderナンダ?片思い」(第3話、第8話)
「嫌いなワケLychee」(第4話、第7話)
「Sister, Friend,Lover」(第5話、第9話)
「愛クルセイダース†ストライバー」(第10話)
「キミのとなりで」(第12話)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

(/・ω・)/オープニングが超脳内侵食度が高くて、13年の作品の中で一番頭の中でリピートが止まらなかった曲でしょう。\(・ω・\)

ストーリー

高校生の八坂真尋はある夜道である怪物にいきなり教われましたが、そこに助けてくれたのはがクトゥルー神話に登場するニャルラトホテプの宇宙人のニャル子でした。その後ニャル子に深い愛情を抱いているクトゥグア星人のクー子、ハスター星人の癒し系の性格で照れ屋のハス太たちが八坂家へやってきました。
この物語は八坂真尋を中心としSAN値を低下させないする奇跡の物語!!

この作品の世界観

(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!

私の感想。

1期が終わった瞬間続編が出ないかそわそわしていましたが、続編が出ると聞いて血管の中で
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
が連続で叫んでいましたからね。
っと言うわけで、かなり楽しみでした。
そして、この作品は私が期待していたよりも楽しかったです。どのくらいおもしろかったといいますと、私が想像していたのは吸血鬼のDIOですが、実際は「世界(ザ・ワールド)」を持っているDIOでした。時間がとめられたように衝撃が走りました。

そして、この作品のキャラクターデザインは前期よりも可愛くなっていました。もちろんヒロインはチークや指がもっと赤くなっている所が最高でした。しかし、一番は真尋がなんだかかなり可愛くなっていて、最高でした。やはり主人公が可愛いですと、見ているこちらのテンションも上がってきますね。

だが、しかし、この作品のネタはこんなに危ないネタを使って平気なのでしょうか・・・
本当にギリッギリですよ!元ネタが分かる私ですから、おもしろいですがわからない人はどうなっているのだか・・ ってか、よくプロデューサーの首が飛ばなかったですねww ある意味奇跡ですよwww 

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品のオープニングや作品内で所々使われている 「SAN値」とは「正気度」を表すゲージみたいなものです。ショッキングな出来事に遭遇したり、宇宙的恐怖に関する知識を知ってしまったりした時にSAN値が下がるといわれています。
たとえば、いきなり目の前で内臓が破裂してしまった所を目撃しましまい、テンションががた落ちしてしまった時の事を「SAN値が低下する」っと言います。

オープニング

「恋は渾沌の隷也」
脳内侵食度が・・
グハッ・・(吐血)
頭の中が・・   グハ・・・
頭の中が・・・
ず~~と・・・
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
(」・ω・)」SAN値!(/・ω・)/ピンチ!\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
がとまらねぇ・・

あああああああああああああああああああああああああ
やヴぁい・・・
初めて聞いた時は2日間悩まされた・・・
どれだけ脳内侵食度が高いのだか・・・

曲はものすごく脳内侵食度が高いです。けれど、このオープニングの魅力はそれだかではありません。このオープニングのキャラクター説明は2期なので、ネタバレが無く、最高に楽しめました。本当にキャラクターたちが可愛すぎでした。もちろんメインヒロイン+ハス太の踊りは最高でしたが、この曲で注目してほしい所はあまり活躍しないモブキャラたちです。一気に紹介されています。意外と可愛いキャラクターたちが存在していました。
しかし、私的にはこのオープニングではニャル子が桁違いで注目されていて、その行動一つ一つが超可愛かったです。ああ~ とろけてしまいそう・・・

エンディング

「よってS.O.S」
ニャル子超かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
所々出てくる
クー子超萌ええええええええええええええええええええええ
だか、一番は
ニャル子超かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
私個人的な主張はこれくらいにしていて、このエンディングはスタンダートなエンディングな感じです。(注:オラオラや無駄無駄のあれではないですよ)最高な画像があり、最高な曲がある。これさえあれば飯の3杯や4杯は行ける。

「Wonderナンダ?片思い」
最高な曲なのですが・・ 
画像が・・
見ていると目が疲れてくる画像でした・・・
最高で可愛いのですが、
目が・・
何であんな目が疲れるような仕組みにしたのでしょうか?

「嫌いなワケLychee」
珍しく暮井 珠緒がメインとなっている曲です。前期ではあまり注目されていなかったので、気にしていませんでしたが、こうやってエンディングになるまで注目されると意識し始めます。
曲は始めは少々ウザイですが、後半は超最高に出来上がっています。

「Sister, Friend,Lover」
かなり可愛い曲です。キャラクターとその回にかなり合っている曲です。ある意味合いすぎて引くくらいあっています。画像は少々ひかいめにしていますが、かなりさいこうに仕上がっています。

「愛クルセイダース†ストライバー」
ネタバレになってしまうので、詳しくは言いませんが、最高な曲なのは私が保証します。

「キミのとなりで」
最終回いいいいいいいいいいいいいい
感動的な最終回にまさにふさわしい曲です。
感度した最終回!!
まさに神!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

終末のニャル子さん。Ⅲ期はのぞむべくもなく、おそらくない。いつのまにかだめアニメ化してきたのでは?

場当たり的展開で、まとまりがない。パクリだけでは面白くもない。そろそろげんかい。

都合、最後まで。もう、3期はないのだろうな。と予想。もう、いい。なんかもったい気がするんですね。

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もういい。なんでもやってくれ。なんだかんだいっても、大好きだー。軽薄と笑ってくれ、くー子が好きだ。くー子の声が最高だ。最新話までみた。

----
迎えた第8話 「小さな恋のうた。」、ぼくの中でニャル子さんが復活を遂げました。こういうストーリーが観たかったのです。

{netabare}ニャル子のペット、<シャンタッ君>が<くー子>の手を借りて、幼女に変化します。変化したところで、会話ができないのはこれまでどおりです。 {/netabare}彼女?の思いは、まひろ君の役に立ちたい。{netabare} すなおで、けなげで、いじらしくて、いいじゃないですか。 シャンタッ君が一押しキャラクターだったという志向性も関係あるわけですが、この展開は嬉しかったですね。{/netabare} 楽屋落ちみたいな元ネタ議論は好みではないので、それは省くとして、キャラクター掘り下げは楽しみです。

※ところで、にんじん好きでしたっけ?

{netabare}第8話までで、シャンタッ君の中の人が黒子さんとはしっていたとはいえ、引き込みが好みでした。1話で「奥様は魔女」パロで使われていたBGMと共通でしょうか。黒子のナレーションもあって、まるで別の作品を観ているようです。(^_^) 両方観ている人は、より楽しめるかもしれませんね。{/netabare}

さて、折り返しを過ぎている段階の〝W〟各話はつぎのような評価を与えてみたいです。

◎ 第01話 「進撃の邪神」カラオケ最高!!
△ 第02話 「セラエノ図書館戦争」パクリ要素のみ
○ 第03話 「超邪神黙示録」都合
○ 第04話 「恋愛の才能」歩くスピーカーが悲しい
◎ 第05話 「嘘だと言ってよクー子」メインヒロイン交代か
◎ 第06話 「エンジテミル」ちょっと泣いた。
× 第07話 「プールサイド、血に染めて」ゴミ回、水着回
◎ 第08話 「小さな恋のうた。」いい話だな-。

以下、これまでのまとめ

第05話 「嘘だと言ってよクー子」からくー子のターンが続きます? それにしても、だんだんとくー子が可愛くなってくること。単なる「変態」だと思っていた1期の自分の位置づけが嘘のようです。

そして、まさかの、第06話 「エンジテミル」で、ぼくの中に奇跡がおきました。くー子が可愛くて生きるのがつらくなり、ニャル子に涙したのです。いや、まさかです。ほんとに信じられないのです。ニャル子の姿に、自然に涙が出てしまいました。<おい。実に、不覚です。まさか、「這いよれ!ニャル子さん」で、泣かされるとは。自分だけだったらどうしよう。(^0^;)

退屈した第7話 「プールサイド、血に染めて」では、{netabare}過ぎたるは及ばざるがごとし。オマージュも行き過ぎ注意です。正直だんだんむかついてきた。<<それでもがんばってほしいんだけどなぁ。

エフェクトかけているだけで、静止画の多用にしかぼくの眼には見えなかった。うーん。こんなシリーズだったっけ? {/netabare} それまでの6話ぐらいまで感激していたので、落差が激しいのです。別の見方をすればなくて良かった回かも。

蛇足0 ファッション{netabare}
まひろは別として、おおむねくー子やニャル子のファッションがそれなりに工夫されています。ふつうにおしゃれ。親近感がもてます。特にくー子はいい。彼女らに比べて、まひろ君は緑チェックシャツに代表されるように地味です。彼は水着まで緑チェックなので、よほど好きなのでしょうね。(^▽^) センスがない。{/netabare}

蛇足1{netabare}
※ところで、何度も繰り返してるうちに、新しいオープニングに中毒気味になっています。1期オープニングの圧倒的な評価には及ばないでしょう(あれは一種の事件だった){/netabare}

蛇足2{netabare}
よけいな話です。ぱくりでも、オマージュでもどのように表現しても構わないのだけれども、それ「だけ」で作品つくって楽しいの? 脚本書いてて楽しいの? 演出も面白いの? 静止画でいいの?
あまりパロディやオマージュのたぐいが多すぎて、疲れてしまいます。

元ネタがわからなくても、進行/鑑賞に問題がないようにしてほしい。知識や記憶力、生育環境を競い合うわけでもないのだし、ネタも古すぎてわからない世代の方も多いような気がします。とはいえ、どんどんばからしく炸裂してほしいです。

ネタを知っていても面白くないよ。たまさか40年前の歌の歌詞とか瞬時脳内理解できても楽しくないよ。そればっかりなの? それがどう面白いわけ? もちろんそれが楽しい人もいっぱいいるのはわかるのだけれども、物語のピースにうまく当てはめていたからこそ、職人技を感じるわけで、無理矢理、ストーリー展開(単話完結であっても)にあてはめても、質を損なうだけだとかんじるぼくのような人もいるでしょう。1期と2期はもしや質的に違うのではないかという気持ちが強くなってしまうのはこういうところなのかもしれません。うーん。

「ニャル子さん」はそういうものだというのなら納得するしかありません。ただ、一抹の寂しさを覚えるのも確か。たまたまの回であることを願って。

一方、心配もあります。当初のエフェクトで「予算があるうちに」とくー子が言っていたのは、いろんな意味で現場の叫びだったのだろうか。うー。それはそれでしのびない。やるせない。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40

75.5 7 学園で宇宙人なアニメランキング7位
To LOVEる -とらぶる-(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1185)
7744人が棚に入れました
高校生になったが恋愛に奥手な結城リトの元に、宇宙人のデビルーク星の王女ララがやって来た。この二人と周りの登場人物が織り成す、ちょっとHだが愉快痛快なドタバタラブコメディ。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

その災難、宇宙規模w

今日もことごとく美少 女絡みの災難に見舞われる主人公少年周囲のドタバタを描いた、
少年ジャンプ連載(2006~2009)の同名コミック(未読)の最初のアニメ化作品。

【物語 3.5点】
1話~数話完結で男子高校生の結城リト等がトラブルを突破する構成。
人間男子→人間女子の間に巨乳宇宙人女子が押しかけてくる三角関係が基軸で、
この1話に割と大真面目に地球の命運がかかっていたりする。
ラブコメの波動と軽んじていられないスケールw


原作から、色々と筋書きやキャラ設定を改変しているとのことで、
ラブコメ物なら通常はある程度、話が進んでから
起爆剤として逐次投入されるであろう地球内外のヒロインズが、
ほぼ前半1クールまでに各話ダイジェスト紹介風に
押し込められて襲撃して来る猛爆ぶりで、
折り返し地点で既に美少女だらけのハレンチ{netabare}体育祭{/netabare}が催されるハーレム状態w


【作画 3.5点】
アニメーション制作・XEBEC(ジーベック)

ジャンプの限界に挑戦したという
男の子以外にはオススメし辛い、えっちぃアニメw

とは言え、肌色率が高い割に
“謎の光”等が発光する一線を越えたシーンはそれ程多くはなく、
スカートの“防御力”も比較的高めで、
むしろ、えっちぃ目に遭う女子の仕草で魅せるタイプ。
ヒロイン作画もアングルでフェチズムを追求w

(物足りない方には『~ダークネス』に堕ちるという選択肢もありw)


ロボ、SFでも実績があるXEBEC。
その実力はトラブルばかりもたらすララの発明品や、
建屋倒壊、宇宙戦艦、宇宙植物の無茶振りにも対応する
引き出しの多さを発揮し、危機を演出。


幅広い芸当ができるスタジオの解散。返す返す惜しいです。


【キャラ 4.0点】
主人公の男子高校生・結城リト。

“ラッキースケベ”とはよく言った物ですが、
彼の場合はもはや女難w

主立った災難だけでも……
{netabare}人知を越えた宇宙料理を食す。
宇宙で一番ヤバイ殺し屋に命を狙われる。
地球滅亡を賭けてマラソンさせられる。{/netabare}
などなど命が幾つあっても足りませんw

リトが想いを寄せる春菜についても、
関係を進展、改善しようとする度に
えっちぃハプニングが発生し中々距離が詰められず。
アンラッキースケベ?な感じでチョット可哀相なくらい。

これだけ日々スケベに包囲されているのだから、
少しは耐性が付いて天狗になっても良さそうな所ですが、
スカートが捲れるだけで動揺する純情ぶりは
終始変わらず、何か憎めませんw


ハーレム主人公に対しては、つい爆発を願ってしまう私ですがw
背景には、リトくらいの試練を乗り越えてくれないと納得できない。
という悪感情もあるのだと思いますw
美少女やスケベとトラブルは等価交換なのですw


えっちぃ展開に拍車をかけているのが、彩南高校の校長。
己が性欲の赴くままに、女生徒にセクハラ目的のイベントを仕掛ける、
堕落教師ぶりで、たがも歯止めもあったもんじゃありませんw

トラブルで校舎が崩壊しても、自業自得としか言いようがないですw


【声優 4.0点】
ララ役の戸松 遥さんのとろける小悪魔宇宙人ボイス。
春菜役の矢作 紗友里さんの清楚美少女ボイス。
を主軸に、名塚 佳織さんの潔白風紀委員ボイス、
福園 美里さんの感情希薄系・宇宙暗殺者ボイス、
など魅惑の甘々ヒロインボイスが多数押し寄せて来る本作。

特に、とまっちゃんのララが「リト~~♪」
と絡んで来る、嫌な予感しかしない積極口撃が忘れられませんw


受ける主人公リト役は渡辺 明乃さん。
凜々しい女性役も多い声優さんですが、
ここでは純情少年ボイスを提供。
翻弄されるだけでなく、やる時はやる(やんなきゃ皆死ぬw)
女声でも芯は通して来る。


【音楽 3.5点】
劇伴は明るいキーボードの弾ける音色でトラブルにもポジティブ対応。
意外とマーチが流れたりするのも前向き?ですw


OPはTHYME「forever we can make it!」
“人の心に覗き穴が付いていたら どんなにいいだろう”
などと告白タイミングについて煮詰めた味のある歌詞も交えて、
ヒロインズがリトを狙い撃ちする良作ラブソング♪

ラブコメなら深イイ女性ボーカルのバンドソング等に巡り遭えるかもしれない。
そんな期待を抱くようになったのも本作辺り。


EDは前期がANNA(from Bon-Bon Blanco)「ラッキーチューン」
後期が同「kissの行方」
いずれも、一人の夜に想いを募らせる良作。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ラブコメだね、うんラブコメだ。

 えーと、ラブコメである。
 もう少し詳しく言うと、ハチャメチャエロラブコメである。
 端的に言い切ってしまうと、ハチャメチャエロラブコメfeaturing戸松遥である。
 以上!


 予定よりレビューが短くなったため、残りのスペースで「やぴっくすのごきげん♥キックキング」をお送りします。
 
 は~い!みんな!やぴっくすだお~。今日もみんなと「ごきげん♥」にクッキングしちゃお~!
 今日の料理は「激辛きんぴらごぼう」だお。
 まずは材料から、
 立派なごぼう 1本
 小ぶりな人参 1本
 鷹の爪  3~4本
 ごぼうと人参は良く洗って泥をしっかり落とすんだお。
 良く洗ったごぼうを包丁の背でこすってやるんだお。
 これでごぼうの皮がむけてしまうのだ。
 でも、あんまりこすり過ぎるとごぼうの風味が損なわれるからほどほどにするお。
 ごぼうの表面がおおむね白くなったら、ごぼうを切っていくお。
 ささがきするお。
 水を張ったボウルに鉛筆を削るような感じでごぼうを切って落としていくんだお。
 切り終わったごぼうはこのまま水にさらしてあく抜きするんだお。
 あっ、忘れてたお!
 みんな、ごきげん♥感を出すために鼻歌を歌いながら料理するんだお!
 ちなみにやぴっくすは最近のヘビーローテーションの「CLICK」だお!
 あく抜きしている間に人参を切るんだお。
 ごぼうの大きさと大体同じになるぐらいに切るといいお。
 火の通りと食感がよくなるんだお。
 人参が切り終わったら下準備完了だお。
 鍋にサラダ油をひいて、鷹の爪・ごぼう・人参をぶち込むんだお。
 ごぼうの水けを良く切っておくこと、油が跳ねて危ないお!
 鷹の爪は割って入れるのがオススメお!激辛度がグーンとアップするお!
 中火から弱火ぐらいで焦げないように混ぜて、しんなりするぐらいまで炒めるお。
 しんなりしてきたら、醤油・砂糖・みりんで甘辛い味にしていくお。
 このへんはもうテキトーなのだ!
 味をみながら好みの味付けにするといいお!
 全体に味がなじんだら出来上がりお!
 ご飯が進む~!
 食べ過ぎに注意するお!
 もう二度と出番はないだろうけど、楽しかったお!
 またいつか会える日を夢見て、アディオスだお!

 ここまでお付き合いしてくださった頭のおかしな、もとい、心の優しいあなたのために、特別特典として追加レビューをお届けします!

 この作品を因数分解して、成分の大きい順に並べてみます。
 ハチャメチャ・・・押しかけ女房を宇宙人にした時点で、何でもアリ!そら、ハチャメチャにもなるわ。
 エロ・・・・・・・メインヒロインのララの脱ぎっぷりが凄い!ほぼ毎話全裸になっている。その他のキャラも露出多め。
 コメ・・・・・・・シリアスなところはほとんどないので、全体的にコメディなのは間違いない。面白いかどうかは別にして。
 ラブ・・・・・・・あるよ。ラブコメだもの。

 
 戸松遥のファンなら観なさい。
 花澤香菜が主人公の妹です。ファンなら観てはどうですか。
 個人的には金色の闇と古手川唯が好みでした。
 こんなところですかね。
 
 
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ハレンチな!

漫画よりエロ控えめです
つかキャラクター可愛すぎだろ・・・jk

作画は良くも悪くも、ジャンプアニメクオリティ
制作はジーベック、作画が気になるところはかなりあります
それと、テンポ悪く、だいぶ眠たくなります
アニオリの23話とか、ギャグセンスもいまいちです

リwwwトwwwwwどう転んだらあぁなるんだよ、裏山
ま、ラブコメハーレムですよ
サービスカット、エロシチュエーションばっかしの
ただ、もっとパイオツが見たかったかな、OVAは良かった

ララ役の戸松遥は、戸松キャラベスト3に挙げられるくらいいい演技してます
そしてレギュラー声優はもちろんのこと、ゲスト声優に中田譲治さんや山口勝平さんが来てたりと、かなり豪華です
中でも注目したいのが大浦冬華さん、レンくんもルンちゃんもこの人がやってるんですが、別人と思うくらい演じ分け上手いです
正直言ってすごい好みのキャスティングです、もっと語りたい
矢作紗友里さんは、今作のキャラはそんなにですね
えむえむっのノアやアスラクのアニアみたいな、合ってる時は衝撃がすごいんですが・・・
福圓美里さんは、あぁ最高です
DTBの銀といい、ストパンの芳佳といい、今作の闇ちゃんといい、無限の可能性を感じます
花澤香菜さんは、あぁ最高です
今作の美柑は、ABの天使ちゃん、よいちのかごめと同じくらいの、花澤インパクトの持ち主です
OVA第五弾に出てきたララの妹二人は、レールガンコンビ、伊藤かな恵ちゃんと豊崎愛生さん
第四回声優アワード新人女優賞の二人とあって、とにかく萌えます

OP「forever we can make it!/THYME」、神OPです
私の大好きな背景溶け込み型クレジットで
映像も曲も、とにかく素晴らしい
もはや本編です

矢吹健太朗神がいかに偉大なのかが分かります
その点、アニメはも少し、うまく料理してもらいたかったですが
キャラクターは総じて可愛いです


2期はキャラ説明やらが一切ないので、2期見る人で、原作未読の方にとって、この1期は避けられない道です
頑張ってください(?)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

75.2 8 学園で宇宙人なアニメランキング8位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7097人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

73.3 9 学園で宇宙人なアニメランキング9位
クロムクロ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (698)
3392人が棚に入れました
ダム建設時に偶然発見された謎の遺物、アーティファクトの研究を行うために設立された国際連合黒部研究所。
世界各国の頭脳が集う研究所員の子女が通う立山国際高校には、研究所の娘、白羽由希奈も通っていた。

時は2016年、夏。
ひとりのサムライが、ふたたび目を覚ます。

声優・キャラクター
阿座上洋平、M・A・O、上田麗奈、瀬戸麻沙美、石川界人、小林裕介、武内駿輔、杉平真奈美、麻倉もも、東條加那子、木村良平、植田ひかる、楠大典、小西克幸、Lynn、木村珠莉、巻島康一、手塚ヒロミチ、佐藤利奈、木内秀信、後藤哲夫
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

PAの15周年記念作品…お見事でした

ヒロインを見た瞬間にPAの作品と分かりますね。美海っぽいというか、どっかで見たキャラデザインですが、可愛いのは相変わらずなPAのヒロイン。

やっぱり舞台は北陸方面なんですね。記念作品だし、それはそうかと。でもやっぱりPAの作画は安定感あります。特に山の絵。キレイすぎて見とれました。どんなストーリーだったのか、それは懐かしいロボットアニメの雰囲気を醸しつつ、PA得意の青春群像っぽいところも交えて、面白かったです。

3話…おや?
{netabare}発掘?アーキなんとか?…自分の意思のように飛んでくる…2人乗り…どっかでそんな設定のアニメあったぞ…エウレカなんとか…。
ヒロインの家に居候ですか、やっとこさ物語が動き出すのかな?{/netabare}

4話…まだまだこれから
{netabare}日常パートがスタートしました。しばらくは伏線の話を挟みつつ進めていくのでしょうか。鬼の話、過去がちょっとずつ明らかになってきましたが、まだまだ謎だらけ。父親が後々鍵になりそうです。にしても、カレーの話は笑いましたが、あのカレーは美味しそうに見えなかった…(苦笑){/netabare}

6話…戦闘
{netabare}日常パート続くかと思ったら、1話丸々戦闘。PA、気合い入ってます。機械の動きはまずまずですが、背景は綺麗です。ダイナミックな感じ出てました。
とうとう敵の操縦士が登場しましたが、まだまだ謎だらけ…ゆっくり話は進んでます。{/netabare}

7話…やっぱり失踪は付き物
{netabare}前回の戦闘後の話でした。戦うことに戸惑い、悩み、親とのずれ違い、そして失踪…よくあるパターンですが、どう収拾させるのでしょうか。{/netabare}

8話…敵が現れた、動きだした
{netabare}失踪したヒロインが向かった先は城跡。そこに現れたアホな子の鬼に狙われ、さらにはヒロインを救う鬼が。
ようやく敵の本丸が出てきました。覆面して椅子に座って、なんだか昭和のロボットアニメみたいな敵の幹部だな…。チープだわさ。
でも、動きだした感じがして、おいらワクワクしてきぞ!!の回でした。
城は山城。中世の城ね。全体像見たいな。そう言えば、親友の部屋に掛かっていたタペストリー、凪あすの美海だったのような気が…つーか、PA作品を使ってたね{/netabare}

9話…「乗ってください」
{netabare}ヒロインを救ったのは誰か分からないまま。父親の変わり果てた姿か、意思を受け継いだものか…いずれにせよ、父親と関係しているのは間違いないでしょうね。
基地からの出動、パイロットスーツなどロボットものらしくなってきました。作画が綺麗で見やすいからなかなか迫力あります。それにしても、逃げたパイロットが再び乗るにおいて「乗ってください」を言わすのはけっこう衝撃的かも。普通なら

乗るのが嫌になる⇒上官にこっぴどくやられる(叱責される)⇒逃げる⇒葛藤(新たな出会いもある)⇒乗る理由を見つける⇒自らの意思で再び乗る

このパターンを無視どころか、「乗ってくだされ」と頭を下げさせるんですから。新たな発見です(笑{/netabare})

10話…過去が少しづつ明らかに
{netabare}1クールのクライマックスに近づき、シリアス展開が中心です。敵が捉えられ、尋問を受けながらも何かを企んでいる目、戦闘ものに有りがちな話です。主人公の過去と関わりがありそうな展開も有りがちな話です。でも、面白かった。
雪姫が生きているのは規定路線でしょう。消えたっていってるだけだし。450年前の真実、剣之介の素性は2クールに持ち越し。これは見ていかないと消化不良になります。1クールでは伏線張りまくりで終了かな?{/netabare}

11話…おにぎり、でかっ!!
{netabare}しかも中はカレーかよ!!中身が出てこない、その技術、知りたい。
宇宙人(?)は剣之介の回想に出てた侍でしたね。400年前の出来事、繋がり、鬼、クロムクロ、ユキナの父…すべての謎は2クール持ち越しのようです。見続けないと消化不良になりそう。でも、何となくこうなっていくかなという想像はできます。想像を越えたシナリオになっているか?
チャンバラシーンはいまいちかな。スピード感がないです。動きが重いです。ま、作画が安定しているのでいいのですが。{/netabare}

12話…特訓と日常
{netabare}体力向上等を目的とした特訓の回です。最後はユキナが逞しくなってました。ストーリーとは無縁な回ですが、始めと終わりに次回以降の流れをチラッと暗示する場面アリです。
敵(?)のピンク鉄仮面、姫か?
そういや、これまでクルーたちとの日常とかなかった。これはこれで面白かったです。2クールだからこそ、あってもいい回だったと思います。剣之助、姫が出てきたらユキナとどっち選ぶんだろう…{/netabare}

13話…この作品はラブコメだったっけ? そして彼女が現れた
{netabare}敵との交戦で始まって、そのままシリアス回かと思ったら、文化祭の回だった。青春のも全快、剣之介とユキナのいい雰囲気で進行する中、物語はラストに急展開。雪姫(?)が登場。なんと、剣之介を突き刺す…おぉ、このまま二期に突入みたい。
日常とシリアスのバランスは悪く感じないのは、作画良いのと、流れが良いからかもしれません。これで1クールが終わりだと思いますが、伏線張り巡らされすぎて、回収できるのでしょうか。今回は雪姫とユキナの関係もどうなっているのか謎できましたし。
それにしても、敵(?)の基地と装束は何度見ても昭和ロボットアニメそのもの。狙ってるとしか考えられない。{/netabare}

14話…二期開始、そういや、ロボットアニメだった!!
{netabare}剣之介が刺されたが、驚異的な回復でクロムクロに搭乗。剣之介はいったい何者なんだ!!そして刺されて瀕死の剣之介を守ったのは、なんと鬼!いったい鬼は何者なんだ! と、佳境に入って明かされるであろう謎をぶちこんで来ました。
いや、ロボットアニメだったんだよね、これ。けっこうわくわくしました。PAの絵が綺麗だからすごく見やすく、動きも良いです。
いろんな考察されているけど、やっぱり雪姫だと思うんだな。雪姫とユキナの関係もどう展開するのか。戦いの回でもシーンを邪魔することなく、女の子の心情をチラッと表現するのがPAの良いところ。ユキナの剣之介への複雑な表情するところがグッときます。
二期スタート、スゴくいい始まりです。最後まで面白いアニメでありますように祈ります。{/netabare}

15話…そんな薄い衣で成層圏突破出来ません!!
{netabare}んなもの、1stガンダム以来だぜ…
エフィドルグ襲来で、住民が次々疎開。学校も生徒が減っていく。ソフィも帰国かも…
剣之介はあれだけの重症なのにキズが治ってしまうという、もはや地球人とは思えない状況に。雪姫(と思える)エフィドルグが再び降下で来週へ。
どうも来週がひとつの山かもしれません。雪姫の事がはっきりするかも?{/netabare}

16話…自由とは何ぞや?
{netabare}剣之介とソフィの会話が良い回でした。ソフィは帰らない決断をします。剣之介を意識している描写はないけど、PAだからなぁ…どうなんでしょう。
雪姫(?)は剣之介を認識出来ず、最後に裏切られてダムへ落ちて行きました。一方で、同級生連中は撮影。とはいえ、壊れた街の風景が現実を突きつける感じです。
今回が山かと思ったら、全然です。姫が落ちて救われるのが来週っぽいので、そこからか?{/netabare}

17話…スクランダークロス!
{netabare}これ知ってるあなた、ふふふ…
刺されて落ちた媛は行方不明のまま。裏切ったヤツは味方からは軽い扱い。そんなもんだよね~
補強のために空輸してきた米軍がエフィドルグの空飛ぶタイプに襲われ、クロムクロが救います。そして通称ブルーバードとクロムクロの戦い。空中戦なんて想定外のクロムクロに助太刀したのは鬼(です)。鬼がクロムクロの翼となり、戦いが互角となったという話です。
地上対戦型ロボットに翼…ジェットスクランダー思い出します。レッドバロンもかっこよかったな…。あ、翼に人が乗っているとなると、最近(?)ではオーライザーかな? なんにせよ、ロボットに翼がドッキングは燃えるのです(世代的なものかな?)
謎、伏線がなかなか回収されませんが、最後に一気に来るのかな? 戦闘シーンだけで満足な回でした。{/netabare}

18話…日常回でした…と思わせておいて!!
{netabare}剣之介とユキナに給料が支払われ、何だかんだの流れでいつものメンバー+住職と妹で温泉に行くことに。住職と妹、後半初めて登場ですね。泊まりがけの小旅行で和気あいあい、剣之介のカレー作りに笑い、隠れ湯に行くという、日常回かなと思った矢先、隠れ湯には姫(仮)がいて、ユキナとバッタリ。姫(仮)が傷でふらふらのなか、剣之介が駆けつけたと。で、ユキナがエフィドルグに拐われるという、ラスト5分で一気に流れが変わりました。

もう物語も後半なのに日常回とは余裕だな…と思ったところで急展開。やりやがったなPA。確かに「湯けむりに消ゆ」だったけどさ。ユキナが拐われたと同時に姫(仮)が残ったんですよね。来週以降の展開が楽しみで仕方ありません。{/netabare}

19話…一気に佳境に入った!!
{netabare}これは面白い!!今までの伏線張りまくりを回収、終結へ向けて動きましたね。
ムエッタのDNAとユキナのDNAが一致で、血筋がはっきりし、ムエッタは姫であることが確定。変人科学者やるでないか。
アホの子はやはりアホの子。姫とユキナを間違えて連れていきました。まぁ、型で判断してるので仕方がないです。
鬼はソフィと接触。鬼は宇宙人であることがはっきりしました。ソフィは帰国させられるため待機命令出される展開。ソフィの離脱を引っ張ってきたのはここに繋ぐためだったとは…。
そして、剣之介はユキナを連れ戻すために姫をパートナーに宇宙へ。ユキナ母の導きに従って。

いや~一気に流れがシリアスな展開になりました。ご都合部分も結構あるけど、ここまでゆっくり伏線張っていたからこの急展開は面白いです。物語の作り方上手です。ここから最終回まで見逃せなくなりました。{/netabare}

20話…30分があっという間
{netabare}前回から一気に物語の中核に入り、今回はさらに伏線の回収+ラストに向けての流れ作りです。
捉えられたユキナはエフィドルグの母艦でエフィドルグのことをなにげに知り、メトロ星人と諸星ダンの対話状態だった鬼とソフィの会話でエフィドルグの目的がはっきりしました。そして、母艦に乗り込んだ剣之介と姫(やっぱり仮だった…)は母艦内で幹部と闘い、ユキナ奪還と姫(仮)の機体を奪って脱出。エフィドルグに邪魔されそうなところをジェットスクランダーの鬼に救われ…さらに母艦が地球に降下で次回へ…もっと細かいですが、これはぜひ見てもらいたいです。

もう怒濤な流れで見逃せないです。ただ、某key(嫌みではありません…)のように呆気に取られるような怒濤の流れではなく、これまでじっくり伏線張ってきたことへの回答みたいな感じなので、本当に面白く感じます。辻褄が合わなかったり、それはどうよ?という部分もありますが、話が面白くて、細けぇことはいいんだよ!!と思います。

それにしても、エフィドルグの話が壮大だった…
それと、姫の頭だけの部分。ムエッタは姫ではなく、姫のDNAだけを抽出してるということか?
あと、ユキナを救った場面、なぜかウルウルしてしまったんだが…。
とにかく、前回、今回は神回だと思います。{/netabare}

21話…セバスチャァァァァァン!!
{netabare}もはや過去の名作ロボアニメにも負けないくらいシリアス満点の流れ…もしかして名作か?

鬼がついにみんなの前に現れました。そして、姫の真実を語り、姫(仮)がクローンであることがはっきりしました。姫じゃなかった…そりゃそうだな…。

空から大軍が降下して、とうとう研究所は陥落…そりゃそうだ、大軍に対抗できるロボは指で数えるのみ。ガウスも必死に頑張るけど、無理…。そして、エフィドルグのアホの娘を道連れにセバスチャンが…自爆…。これでアホの娘が生きていたらセバスチャンが報われないよ…。そういや冒頭でフラグ立ててたもんな、セバスチャン…。

エフィドルグたちの支配は洗脳。洗脳のために何かを脳に埋め込む。研究所の職員も犠牲に。護送中の事故で瀕死のムエッタを救う赤城たち。初めて赤城がかっこいいところを見せた。で、ついにエフィドルグは石にたどり着きで次回へ。

いや~本当に面白いです。急展開ですが、前回も思った通り、伏線をゆっくり張っていたからこそ流れに乗れるし、キャラを見せてきたからこそ入れ込むことがでしたらできます。そしてPAの画。水から飛び出すシーン、紅葉の山、一切手抜きなし。見事です。{/netabare}

22話…白羽パパ~
{netabare}白羽パパは変わり者だった…。さすが白羽ママの夫であり、ユキナの父親である。でも、とても気さくで好い人。ゼルともすぐに心を通じ合う仲に。ゼルも真実を話し、結局白羽パパは亡き人…。
エフィドルグの目的は果たす寸前。エフィドルグのアホの娘が生きていた…セバスチャンの死は…。
ムエッタはもはやエフィドルグの考えには疑問を越え、信じられなくなっています。きっと仲間になるのでしょう。
話は進まなかったけど、伏線回収がまたなされたので30分があっという間。終結に向けてどんどん進んでいく感じです。あ、ゼルのフラグが立ったのが嫌だ…{/netabare}

23話…ムエッタが微笑んだぞ!!
{netabare}始まったと思って画面見たら、クロムクロじゃなかった…と勘違いてしまうくらい、ユルい始まり方。なんと、ここに来て日常回とは。
とはいえ、ここ数話、一気に進んだのでブレイクにはちょうど良いかもです。日常回と言っても実に中身のある話しでしたし。

学校に残った生徒はわずか…。そこにムエッタも転校生として入るという。周りはみんなムエッタが何者かを知っていて受け入れます。先生たちが実に先生らしい(初めてだと思う…)アドバイスを剣之介とムエッタに与えます。それでも悩むムエッタ。そして、映画作りをすることに。決戦前のひとときといった感じです。そして剣之介がムエッタに仲間になってほしいと告げ、ムエッタが心を開いて次回へ。やっぱりPAのヒロインは可愛くないと。

いよいよ次回から最終局面に向かうようです。どんな結末を迎える事やら…やっぱり剣之介はカレー職人になるのか?{/netabare}

24話…ボスロボは大きいのだ
{netabare}戦いは最終局面に突入。研究所の奪還と敵の阻止。そんな状況の中、剣ノ介がユキナに…キャーキャー!!そうか、そうきたか。良い良い。でもこれはフラグっぽくて嫌だ…。
作戦は決行、仲間たちを信じて突き進む。そして…セバスチャンが生きていた!おおぉ、敵はボスと片割れだけ。で、でかいのがキター!!それを打ち破り、本陣突入、ボスは意外な人物で…

と、かなり展開した回でした。ゼルの残したスティックの伏線回収、ボスがはっきりしたし、剣ノ介のユキナへの気持ちも分かったし、面白かったです。
それと、ボスのロボットはがとんでもなく大きいというところは懐かしい感覚でした。
あと2回か…なんかラストが嫌なフラグの言葉だった気が…剣ノ介、また冬眠しないよな…嫌だな…{/netabare}

25話…青春に別れはつきものだ
{netabare}エフィドルグを撃退した後の日常。高校生たちはそれぞれが先を見るようになりました。
ゼルによって450年前の出来事が明らかに。剣は奇跡的に生き残ったようです。そして、脳が死ななければ半永久的に生きられることも明らかに。
ムエッタは剣が最初に現れた時と同じ首に爆弾仕掛けられ…
剣はゼルの故郷に向かうことを決意して、ユキナと最後のデート…

PAの青春ものらしい、切ない展開を差し込むのね…
来週最終回なんだよね。幸せなラストになってほしいです。{/netabare}

最終回…大団円じゃないけど、なぜかすっきり
{netabare}主人公とヒロインが離ればなれになる最終回なのに、なんだかすっきりして柔らかい気持ちになる不思議な終わり方でした。
剣乃介はゼル、ムエッタとともにエフィドルグとの最後の対決に向かいます。ユキナは剣乃介と一緒に行くことを決意して、ソフィや仲間たちの助けを受けて、空へ向かいます。が、結局は離ればなれになり…
そして5年後、ゼルが残した情報から数百光年彼方へ向かうことも可能な技術を開発し、最初の飛行でユキナは剣乃介の元へ旅立って終わりでした。

最終回で驚きの話が…なんとユーチューバーがドクターと親子だった事が発覚!!これは伏線あったかな?考えてみたら二人とも何が起こってもぶれないのは血か?とも言えますけど…

なんだかこんな終わり方したロボットアニメあったような…でも、ピンク髪のオペさんが存命だったり!、それぞれが成長した姿見せたり、なにより剣乃助が生きている事が濃厚なまとめ方で気持ちよく終わった感じがしました。{/netabare}

全体的に面白かったです。二期、見事にまとめたと思います。前半は日常多くて話が進まず、どうかなと心配もしましたが、二期後半からの展開は見ごたえがありすぎて、毎週楽しみにしてました。
その前半も、いろんな伏線張っていて、綺麗に回収されていたので、見続けて良かったと思います。

キャラは徐々に掴めていったように思います。最後まで見て、高校生たちがどんな成長していったのかを知ることができます。剣乃介とユキナの恋模様もキャラに合わせた展開だったように思います。ほどよい両想いと切ない話。なにより、ぶれない二人の気持ちが見ていて良かったです。

PAが記念作品なのに青春ものでなく、ロボットものだったのが驚いたし、大丈夫かと思ったのですが、杞憂でした。内容的に、けっこう高い年齢層の人が見て楽しめるものだったように思います。敵は宇宙人、ロボットの乗組員は一癖も二癖もあり、基地があって、敵に好きな人が奪われ奪還しに行く等々、子どもの頃に見たアニメの感覚でした。ですので見やすく、溶け込みやすかったです。

作画はPAですのでもちろん問題なしです。山、雪景色、綺麗でした。また、クロムクロなどメカの動きも良かったです。

全巻揃ったらDVD一気見したいです。それと、特別編で良いので、剣乃介とユキナの再会、作ってくれないかな…続き見たいです。

とにかく二期全話、見て楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 63
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ご当地アニメに「ガチな宇宙からの侵略もの」は不向きでは?

4話以降、最終話の26話まで、ボタンのかけ違いのような違和感がずっと続いた作品だった。
キャラの掘り下げるべきポイントとタイミングがズレていたと思う。

<今作は黒部ダムを中心としたご当地アニメ>
私は、メカアクションのご当地アニメ一番の成功例は、
茨城県大洗を一躍有名にした「ガールズ&パンツァー」だと思う。

ご当地アニメにするならガルパンのように、
戦争ではなく競技として絶対人を傷つけないことを大前提とするか、
ツッコミ上等の徹底したコメディ&ファンタジーにした方が上手くいくんじゃないか。
ガルパンの無理がある設定も、あまりにも常識からかけ離れ、臆面もなく徹底させられると、
いつの間にか視聴者は考えるのもバカバカしく根負けしてしまうように。


今作は、同じく宇宙からの侵略ものの、
千葉県鴨川舞台の「輪廻のラグランジェ」を思い出す。
こちらはつまらくもないけど盛り上がりに欠け、
ほとんど内容は覚えていない位の存在感。

<両者共通の印象で思うに>
ご当地が作品に投影されるとすると
侵略されても郷土愛漂うPV要素を外せない。

彼の地のイメージとその住人を尊重し、経済効果を生み出す使命がある。
そのため大量殺戮はもちろん、徹底した破壊や征服も描けない。

その結果、どんなに緊迫した状況が発生しても
結局は緩い展開と結末が待っている。
愛すべきキャラを描くことに重点を置かざるを得ないから
シリアスもほどほどにという事情もあるだろう。

さらに敵側に、最強でカリスマ性のあるガンダムのシャアや
マジェプリのジアートのようなキャラはまず登場しない。
ご当地に住む主人公を食ってしまうとあれなので…。

敵対する勢力に魅力あるラスボスのいない物語は、やはり物足りない。

また、幅広いファンを取り込むために
いろんなキャラを登場させ群像劇のような様相を呈する傾向。

群像劇そのものはいいとしても下手な脚本では、それが仇になり、
メインキャラたちの掘り下げや描写が不十分。
そんな散漫な印象の彼らはヒーロー性が薄まる。

そして彼らを中心としたチームが、回を追うごとに知恵を絞り、
苦労に苦労を重ね、困難を乗り越え強敵を打ち倒し
最終的に勝利するような、盛り上げ方ができず仕舞いで
ご都合主義臭強い展開での勝利で終わるのでカタルシスは得難くなる。
さらに日常と戦闘、戦略がぶつ切りに挿入されて脈絡乏しい印象。
一時の打ち上げ花火程度のスリリングさとサスペンス性で終わってしまうのでなおさら。



今作では、ロボもの、学園もの、ラブコメ、エイリアン侵略もの…
製作者はノリノリでいろいろやりたいことを詰め込んでる。
結果、すべてが中途半端。

特に、学園描写はグダグダ感強くつまらなかった。
無駄な描写が多かったので1クールで充分スマートに描けたような気さえする。

それでもキャラを愛でることが出来たらそんな緩さも受け入れられただろう。

序盤は魅力あるキャラだとは思えたのだが
私にとっては、今作はキャラクターの魅力を引き出すのが下手な脚本で
ほとんどが茶番で感情移入がほとんどできなかった。

キャラに、場当たり的&ご都合主義の行動が目立つのである。
私はそのため今作のキャラを愛せなくなっていった。

ソフィが唯一魅力的だったが、第22話のパートナーについての台詞が
以降の展開の安易なフラグになってて話をさらに茶番化させた。
おかげで、白けて一気に彼女の魅力も消滅してしまった。



以下は、視聴中投稿分(2016.08.28 08:13) とネタバレとツッコミの追記

この作品のファンは読まないでね。
{netabare}
数少ない貴重なロボものだし、
P.A.WORKSの15周年記念ということで期待して視聴に臨んだ作品。

結末まで見届けると決めてるものの
19話まで観続けて正直、ほとんど盛り上がれない。

興味深く視聴できたのは序盤の3話まで。
あとは徐々に失速。
学園でのグダグダ描写の始まった5話あたりからは惰性で観ていた。

2クール目になった頃からは、
ながら観、飛ばし観状態になることもしばしば。

なぜかといえば、

<カタルシスが圧倒的に足りない>
主人公のスカッとする活躍が無いわけではないがあまりに乏しい。
そして謎の増加に対し、その解消が追い付かずモヤモヤする。

<ユーモアのセンスが自分と合わない>
特に学園パートがぐだぐだで全く笑えず和みも無し。
赤バンダナの赤城、動画投稿マニアの茅原、富山弁の高須賀、養護教諭の宇波先生。
この4人の登場シーンがつまらないだけでなく、イラっとくること多い。

特に茅原の描き方が、一番最低。
第6話、あまりに非常識で周りに迷惑かけて、命を軽んじ友人まで巻き込む。
その後もまったく反省も改心もなく、はっきり言って物語に邪魔なDQN野郎。
こういうキャラを物語に参加させる意味がわからない。
さらに戦場に入り込み、超ド級の大爆発に巻き込まれても茅原たちを生還させてさせてしまった時はドン引き。

<脚本が無理>
茅原たちの生還描写以降、ご都合主義がやたら目に付きはじめる。

例えば、敵兵の脱走を成功させるため、いつまでもアラート鳴らさず状況把握を長引かせるような展開など。
ここでは地球側の間抜け感にかなりイラっとした。

<世界規模の脅威のはずなのに、世界や首都東京の対応や対策がほとんど描かれない>
ご当地作品に拘ったためと思われるが、地球上の舞台は黒部ダム周辺ばかり。
結果としてエフィドルグの脅威が、ローカルな問題としてこじんまりとしてしまった印象。

<主人公二人に主人公オーラが足りない>
余談ながら、同時期で比較的評価の高い「リゼロ」も
似たような点で不満がありそちらは視聴を一時中断した。
両者共通してるのは、物語がキャラクターを動かしてる点。

私にとって面白い作品の要件は、
キャラが魅力あるオーラと才覚で、
他者をも動かし主体的に物語を作っていくこと。

キャラと物語、主従が逆な作品は
キャラに魅力が乏しくなり感情移入できず、結果としてつまらなくなる。

つまり、主人公が周りに振り回されてばかりいるようにしか見えない作品は完全アウト。

ところで、キャラの中で唯一魅力を感じられるのはソフィーのみ。
情緒安定して芯があって頼もしく男前な点が好き。

ついでの余談ですが、
ソフィー役の上田麗奈さんは、Dimension Wのミラがきっかけで注目中。
そして剣之介は、初めて彼の声を聴いたとき
てっきり同作で主人公だった小野大輔さんと勘違い。
また共演かと思ったら別人でしたw
阿座上洋平さんという、主役は初という25歳の若手だったんですね。
これからのご活躍を期待してます。

<その他>
・敵側エフィドルグのキャラもカリスマ性が無い分、魅力に乏しい。
(全員、雑魚キャラに見える)
・侵略よりアイテム(希少な石)収集に重きを置く展開ゆえ
敵側の最終目的もなんとなくあいまいな印象で緊迫感が足りない。。

<今作のいい点>
ロボものに武士道を取り入れ、戦闘は剣技を主にしたアイディアは新鮮でとてもいい。
作画はレベル高いし、次回の引きは抜群に上手い。

でもそんな小手先のアイディアだけでは、本当に面白い作品はできないという典型。
キャラに感情移入させるための工夫、フィクションにリアリティを醸し出せる工夫、が不十分に思います。

とは言え、楽しめてる方もそれなりにいるようなので、
単純に自分とは相性の良くないだけかもしれません。

鬼と呼ばれるキャラがこれからどう絡むかは少し楽しみ。
今までは、恰好良さより鬱陶しさが勝っていた剣之介、
さすがにこれから(20話以降)は主人公らしく活躍すると予想してます。

全26話のようなのであと7話。
出来れば物語評価をプラスに訂正したいところ。
今後に期待です。

★20話、21話感想

20話での由希奈の脱走の件など、場当たり的展開にますます冷めてしまう。

<次回の引きのための鬱展開もあざとくて白ける>
21話では、この期に及んでマインドコントロールで人を都合よく操れるなんて設定はやめて欲しかった。
物語の整合性より次回への引きを優先させる浅はかな追加設定が目障り。

こんな便利技があるなら、賢い侵略者なら序盤から使って
水面下でスパイや裏切り者を大勢作りだし
もっと簡単に目的を達することを狙うのではないだろうか。
敵の頭が相当悪く感じてしまい、ますます敵勢力に魅力なくなった。

地球側は、現代での敵からの初襲撃からそれなりに準備期間はあったはず。
でも侵攻に対する防御力の進歩がほとんど感じられないのはいただけない。
以後、敵は研究所しか狙ってこないという実態がある以上、
国内外からの援軍や新兵器をある程度は研究所周辺に結集させないのは、
あまりにのんきで間抜けに思う。

20話までは全くなかった、勝てる気がしない絶望感をいきなり出してきて…
敵側の圧倒的物量投入も、なんか不自然で次回の引きのためにやってるとしか思えない。

今までの緩さはどこへやら…
私は全体の構成のバランスの悪さのほうが目立つ。

さらに、死亡フラグそのまんまのセバスチャンの件など、
取って付けたような悲劇にもドン引き。

22話で、亡くなった彼へのソフィのコメント。
「私は、セバスチャンには失望しました…」
この後にフォローの台詞もあったけど、
これじゃ生きてなければ単なる死者への冒涜でシャレにならないと
思ったら案の定死んでなかった。

24話でセバスチャン、感動的復活。
ソフィのコメントはやはり生還フラグで予想通り。

しかもカッコつけさせるための不自然な登場の仕方。
あれほどの爆発でなんで生きてた?
なんで隠れてた?
あの髭はなんだ、どんだけ長く?
ツッコミどころ満載。

ついでに、富山県にあるP.A.WORKS本社屋をエフィドルグが破壊させるという演出もネタとして悪趣味。
この作品の売上、評判などが上々ならまだしも、
凡作~失敗作となったら全くシャレにならない。縁起が悪い。

というわけで、これからも意外な状況ぶっこんで
視聴者の興味を引くこと優先で、
敵も味方も場当たりな侵略と攻防で物語が進むんだろうと思った。

それにどうしても乗っかれない私は
状況は深刻なのに、浅くて軽い印象からどうしても脱却できない。

終盤の最終防衛戦以降、欠点だらけの大勢のキャラたちを
いきなり魅力的に仕上げようとする不自然さもいただけない。
キャラの成長ではなくキャラの突然変異と言っていい。

最終話は、上手くまとめていたとは思うが、
冷静になるとまだ真の戦いに終止符を終えていない状態。
製作者の続編への望みが伝わる。

希望は感じられるもののすっきりはしない。
全26話でこの結末とは非常に残念。

続編が叶ったとしても次は観ないと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私はP.Aが大好きだ! このアニメはそこそこ面白い! だからこそ言いたい!

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
映像美、キャラの魅力、なにより日常回の描き方は、流石にP.A.WORKSといった感じ。テーマ性も良かった。ただ、中盤に多少ダレたのと、敵側に魅力がなかったことがマイナス。

P.A.WORKS、15周年企画として作られた、しかも同社としては初のロボアニメ。大きな期待と驚き、少しの肩透かしを感じつつ視聴した。結果としては、普通に、いや、普通以上に楽しめたアニメだった(だから評価は4)。しかし、あえて言いたい。

「それで満足なのか? P.A.WORKS?」(期待を込めて)

厳しいことを言うが、「だったらサンライズに作って欲しかった」というのが本音。餅は餅屋、というかね。

P.A.WORKSには、大きな世界を壮大に描くのではなく、小さな世界を丁寧に描いてほしいと思ったし、これからも自分にとって特別な制作会社でいてほしいと思った。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
宇宙からの侵略者と巨大ロボで戦う450年前の侍。という、なんだかとっ散らかった設定ながらも、本筋としては、王道のセカイ系ボーイミーツガールもの。主人公の剣之介とヒロインの由希奈の心の交流がメインとなっている。

映像美は流石で、特にロボットの戦闘シーンは、(刀で戦うという特性上)ワンフレームの中に常に2機いて切り合う感じで、CG班は大変だったろうな~と。

キャラとしては、武骨な魅力のある剣之介を筆頭に、絵に描いたような海兵隊キャラのトムや、シブイ生き様のセバスチャンなど、男性キャラに魅力のがあった。3人とも、ダメなところも盛りだくさんなんだけど、決める時は決めるナイスガイです(剣之介のプロポーズ、トムの戦友への熱さ、セバスチャンの散り際など)。

あと、大人がちゃんと大人として魅力的だったのは、かなり好印象でした(先生、母、隊長など)。

女性キャラとしては、普通のしっかり女子高生の由希奈、クールビューティーのシェンミイ、冷静ロリっ娘のノエル、意外と大人な元気娘の美夏、アワアワ眼鏡保険医の茉莉奈、小悪魔妹の小春など、それぞれに魅力的。特に好きだったのは、ノエルと小春。ノエルははじめ、単なるツンデレかと思いきや、年相応の弱さや可愛さ、(忍者好きなどw)ミーハーさもあり、かなり萌えるキャラだった。小春は、呼吸をするように嘘をつく様子が面白く、作品の清涼剤になっていた。ただ、小春は作品がシリアスになる後半に従い登場回数が減り、ノエルは由希奈やムエッタの引き立て役みたいになり、そこがやや不満だった。

そんな中、異質で不要かなと思ったのは、赤城、カルロス、茅原の3馬鹿。特に茅原に苛立った人は多いのでは? この3人(というか作品自体)は、エヴァのトウジやケンスケのオマージュなんだけど、彼らとの違いは悲壮感の無さかな。彼らの存在意義は多分、「剣之介や由希奈が守りたい日常」の象徴なんだろうけど、その3人にそこまでの魅力がないのは致命的だったかも(いや、むしろバトル回より日常回の方が楽しめたんだけどね)。

この作品のテーマの1つは、「武士道」。ノエルも愛読の「葉隠」の1節、「武士道とは死ぬことと見つけたり」というのは意識されていたと思う。この言葉は、特攻や自決の場面に使われることも多いため、しばしば「死を肯定的に捉えている」と誤解されることがあるが、本当は「死に様」を説いたもの。「死に様」とは、「それまでどう生きたか、つまりは生き様」と同義である。簡単に言えば、「武士道とは、何に命をかけられるか、いつ命をかけられるか、それを見つけること」というもの。そういう中で、はじめは「姫の為」「仇討ちの為」と、「過去」に命をかけていた剣之介が、最期には「由希奈の為」「地球人の為」と「未来」に命をかけるようになった部分に、彼の成長がありました。それは、第1話から、ポイントで描かれた「進路指導」の場面からも伺い知ることができる。

また、(賛否ありそうだが)最終回も良かったと思う。そもそも、セカイ系のアニメで「戦後」を2話かけて描くのが異例だし、それもリアル(ハッピーエンドになり過ぎず)で、見所があった。由希奈が剣之介に置いていかれる(最後は何十年後とかに再会しハッピーエンド?)と思わせておき、ついていくんだと見せて、やっぱり置いていかれるとか、切なかった。結局、5年後に追いかけるというのも、色々想像ができ、余韻があった。続きは、劇場版でやるのかな?
{/netabare}

【各話感想(剣道通信簿有り)】
{netabare}
1話目
三者面談のシーンは良かった。会話のテンポ○。ただ、ロボアニメで刀使わせるなら、それなりの理由付けが必要になってくると思う。

2話目
細かな部分の作画は、流石PAというか、今までのロボアニメにはない印象を受けた。シャッターの凹みとか。河岸段丘……「かかんで脱臼天童よしみ」を思い出す(笑) ロボットの戦闘というより、完全に殺陣ですね。

3話目
女子高生の制服を「破廉恥」、携帯(テレビ電話)に「どうやって箱に入った?」と、古典的なノリ。剣之介と薬師の関係はどことなく、(吉川英治の)宮本武蔵と沢庵和尚をイメージしてるのかな?

4話目
車を「馬」とか、やはり古典的。も少しオリジナリティある勘違いがほしいな。SP遅いw まあ、アニメだから別に良いんだが、戦国時代の人とは話し言葉がだいぶ違うから、会話が成り立たないと思うけどね。リアリティを出すなら、古い富山弁を使えばなんとかかな?

5話目
お約束の展開。ラブコメやりたいのかな? 進路の伏線使ってくるのは良いね。剣道のシーンは全然ダメ(怒)。

剣道通信簿「右手を開いてる所に小手打っても入らんし、竹刀の持ち方が変だ(左の柄頭が余っている)し、竹刀の中結いの位置も違う。そもそも作画が雑過ぎない? ちゃんと調べてから描こう。ちなみに、由希奈が「剣道はルールがあるちゃんとしたスポーツだ」と言っていますが、全日本剣道連盟は、はっきりと「剣道はスポーツではなく武道です」と定義していますから、スポーツではありません。よって、評価は(5段階で)1、最悪です」

難癖かもしれませんが、ワンカット・1つのセリフにこだわっていないアニメは真の名作には成り得ません。しかも、「侍」を扱っているアニメなんだから、剣道はキッチリ調べてから描くべきでしょう。

6話目
ロボット同士の戦闘シーンは、相変わらず格好良いな。富山きときと空港が言いにくいとか、うけたw

7話目
武士も巨乳に弱いw 戦闘も悪くないけど、やはり日常パートねは描き方は良いね! 武士が知恵袋(笑) M・A・Oさんの抑えた演技、上手いな。監視、大失態じゃんw

8話目
そして、知恵袋の返事がリアルw まじ、迷惑ユーチューバーw 承認欲求だけで生きるとろくなことにならない……このアニメ、親がちゃんと親してるな。出奔ってw アホの子で良かったw

9話目
ラブコメw ヤンキーVS侍w 言い方なのか(笑) う~ん、ずっとエヴァのオマージュだなあ。地形を利用した戦闘、伏線が効いてたね。

10話目
相変わらず、進路指導が的確w 色々と過去が明らかになってきたね。

11話目
しっかし、よくさらわれるヒロインやな、ピーチ姫かw 彼は、侍です! なかなかに熱い殺陣。小春は
清涼剤として優秀ですな♪ おにぎりの大きさw

12話目
なんか、監督、太ももフェチですか(笑) 美少女ロボアニメで、ヒロインの特訓がガッチリあるのは珍しいね。首輪の日焼け跡とか、流石に細かい作画。

13話目
赤城はパイロットではなく、エンジニアを目指すのかな? ふ~ん、過去にさらった地球人の記憶をいじってるとか、そんなん?

14話目
茅原が切られそうになるシーンは良かった。点滴パック、やけにリアル。なかなか魅せる戦闘シーンでした。

15話目
ワープ引っ越しセンターw とろろ昆布アイスw 富山弁聞き取れないw ソフィーの弱気に、萌えるw 生身での大気圏突入だと!?

16話目
相変わらず、ザルな警備。何度目だ?

17話目
なかなか斬新な空中戦闘。

18話目
ソフィ、ナイスな解説です(笑) なかなか良い日常回♪

19話目
トム、格好良いな♪ 母は偉大なり!

20話目
なんか、スター・ウォーズ?

21話目
なんか、凄いエヴァ感が(苦笑) PA本社潰れた~(爆笑) セバスチャン、最期まで格好良かったな(まあ生きてるだろうけど)。

22話目
ほんと、ユーチューバームカつくわw 君の名は(笑) う~ん、父は事故死か。案外普通。いやいやいやいや、富山県人、そのくらいの雪で遭難するなや(苦笑)

23話目
進路は、作品のテーマかな。なかなか良い感じにまとまってきたね。なんか少しだけ「Angel beats!」を思い出した。

24話目
武士道とは、死ぬことと見つけたり。テーマですね。セバスチャン、格好良すぎw なんだろう? ガンバスター的な?

25話目
戦後をしっかり2話かけて描く世界系アニメは珍しい。しかも、わりとリアルに。

26話目
まさか、ユーチューバーの父が(笑) 最終回としては、かなりよくまとまっていたかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 50

68.7 10 学園で宇宙人なアニメランキング10位
おねがい☆ティーチャー(TVアニメ動画)

2002年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (442)
2221人が棚に入れました
辺境惑星の駐在監視員として地球に赴任した宇宙人、風見みずほ。
偶然、みずほの正体を知った高校生「草薙桂」は、彼女を守るため、彼女と結婚して夫婦になる。
桂は中学時代のトラウマから、「停滞」と呼ばれる、精神的なストレスに起因する「意識不明な状態」になる病気を患っている。 みずほとの生活から、いくつもの停滞を経験し、しだいに回復の兆しを見せていく。お互いに心を通じ合わせ、求め合っているにも関わらず、様々なすれ違いから、疎遠になっていくのだが…。

声優・キャラクター
井上喜久子、保志総一朗、川澄綾子、大原さやか、田村ゆかり、岩田光央、三浦祥朗、金田朋子、内田直哉、佐久間レイ、高田由美、こおろぎさとみ、杉田智和、仲野裕、南央美、西村ちなみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

気持ちの奥底で交わした約束を果たさなきゃ…

この作品は、あにこれで知り合ったアニ友に以前から面白いとお勧めされていた作品です。
これまで視聴機会をずっと逸してきましたが、ようやく視聴に漕ぎ着ける事ができました。
放送されたのは2002年なのでもう15年前…作画には少し時間の経過を感じましたが、物語的には今でも十分楽しめるレベルの作品だと思います。

この物語の主人公は、長野県の県立高校に迷う高校1年生の草薙桂…
一見背は低く色白で眼鏡をかけた草食男子に見える彼ですが、それには理由があったんです。
彼は幼い頃から不可解な病に侵されていたんです。
それは強い精神負荷によって肉体と精神が昏睡状態に陥ってしまう…という類の奇病です。
この症状が発症している間は必要最低限の生命維持活動以外の身体機能が全て停止してしまうんです。
そして一度発症するといつ目覚めるかも分からない…とても不安定な病気なんです。
彼がこの病によってどれだけの時間を棒に振ってきたのか…
そしてその間に起こる出来事に一人取り残されて、どれだけ辛い思いをしてきたのか…

でも学校でもようやく友達が出来て学校生活が順調に滑り出したある日の夜…
桂は見てしまったんです…
輝く光の中から突如女性が現れた事を…
彼女の名前は風見みずほ…辺境惑星の駐在監視員として、地球に赴任した宇宙人だったのです。

自分の秘密を打ち明けるみずほ…
そしてその秘密を聞いて薄情になる桂ではありません。
こうして彼女との秘密を共有する事となり、物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると切ない展開が目白押しだったと思います。
最初は行きがかり上止む無く…という面が無かった訳ではありません。
でも、桂とみずほの心の揺らぎは久々にキュンキュンする感覚を味わったように思います。
自分の中で少しずつ相手の存在が大きくなっていく…
それは普通なら決して悪い事ではありません。

でもお互いの立場を考えたらずっと一緒にいるのは夢のまた夢…
こんなにも気持ちは大きくなっているのに…
溢れそうになるのを必死に抑えているのに…

お互いの立場…教師と生徒という立場も二人には大きな足枷になっていました。
だって…何一つ口外できないのですから…
そんな二人の状況を知らずに友達は普段通り接してくるのですが、心と真逆な態度を取らなければならない必然に何度溜息を洩らした事か…

でも友達が悪い訳ではありません。
もちろん、二人だって決して悪い事をしている訳ではないのですが…
でももし、そんな友達関係から脱却したいと考える人が居たら…?
そしてその人が最後の一歩を踏み出したとしたら…?
とても心中穏やかでなんかいられません。

そんな二人の胸キュン物語がずっと続くと思ったら大間違い…
更に厳しい試練が二人を待っていたのです。
それは味わった人にしか絶対に分からない苦しみ…
味わったら最後…前に進めなくなってしまう…

その痛みが分かるのが自分なら良かったのに…
選択肢の無い最後通告を突きつけられて…
例えそれが本当に自分の望む道じゃなかったとしても…
前への歩みを決して止めないために…

どっちも無理をしていたと思います。
心が壊れかかっていた…
だから向き合った時、溢れる涙が止まらなかったんだ…
だから自分の全てを投げうっても助けたいと思ったんだ…
例えそれが全てを失う事になったとしても…

このままじゃ終われない…
気持ちの奥底で交わした約束を果たさなきゃ…
それが繋ぎとめてくれた貴方への精一杯の感謝の気持ちだから…

オープニングテーマは、KOTOKOさんの「Shooting Star」
エンディングテーマは、川田まみさんの「空の森で」とKOTOKOさんの「LOVE A RIDDLE」
これはオープニングに軍配…KOTOKOさんの曲、ムチャクチャ格好良いです。

1クール13話の物語でした。
この作品は長野県大町市にある木崎湖が舞台となっているそうです。
この湖の周囲は聖地巡礼の対象にもなっているとか…(wikiより)
でもそれだけ人気が出たのも頷ける作品だったと思います。
イチオシはやっぱヒロインのみずほ…
終盤での彼女の言動には私の涙腺は全く抵抗できませんでした。
この頃の作品も十分に面白いです。次は続編となる「おねがい☆ツインズ」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

もう大歓迎 これでもかってくらい、愛しちゃってください

基本的なストーリーはラブコメ。
とある事情で近くの池で寝てしまっていた主人公、目を覚ますと
池が謎の渦を巻き光を放った、そこに美人な女性が降り立つのを目撃する、
彼女が「宇宙人」であることを秘密にするため、
なぜか主人公と彼女は結婚するはめになってしまう・・・というところから
ストーリーは始まる。

序盤からヒロインである「みずほ先生」の魅力が爆発する。
唐突に美人な先生として登場し、主人公に抱きつくわ
いきなりキスするわとアクセル全開だ。
「年上の魅力」というのがヒロインにぎゅ!っと詰まっており、
同時に井上喜久子さんのあの声がヒロインの魅力を後押しする。

年上なのに、この「みずほ先生」はやきもちを焼いたり
照れたり恥ずかしがったりとふいに年上なのに
年上らしくない態度をとり、非常に可愛らしい(笑)

ただストーリーのほうは序盤若干強引だ。
唐突に主人公の目の前に宇宙人であるヒロインが現れるのはいい、
だが、何だかんだで恋人関係になり結婚するという展開は
視聴者の感情がついていかず
「いつのまに恋愛感情が生まれてるんだ?」と心理描写が不足気味だ

そんな唐突な展開に登場人物たちも困惑するという話が
割かれているので、そこで一旦視聴者の感情移入も落ち着くが
結局は「恋愛感情」が生まれていているので、
ヒロインがなぜ主人公に惹かれるのか、主人公が何故ヒロインに惹かれたのか
というのがいまいち説得力がなく、雰囲気で突き抜けてしまった感じもある。

更に特徴としては、主人公が「停滞」と呼ばれる病気に掛かっている点。
ようは鬱の最大級みたいなもので、ナーバスになりすぎると体の時間が止まり
眠り続けてしまうというところ。
主人公は3年ほど停滞し本当は18歳という点や
この描写が少し重く、ナヨナヨした主人公は好き嫌いがはっきりするところ。
保志総一朗さんの演技も好き嫌いを後押しししてしまっている

更にいえば、せっかく主人公とヒロインが結ばれて
いろいろな恋愛に決着がつき、、主人公の恋愛関係も落ち着いたと思ったら
いくら、友人のためとはいえ、
結婚してるのに一時的に別のヒロインと付き合ったりする展開は何とも言えない。
主人公の「勝手さ」が目立ってしまった。
この部分も主人公の好き嫌いを余計に加速させてしまっていた

だが、逆に言えばヒロインである「みずほ先生」の心の広さと
お姉さんという部分の魅力を強調しているとも言える
主人公と別のヒロインが付き合ってるのに、大人だから先生だからと
我慢しつつも寂しそうにしたりして、感情を爆発させる様子は
可愛らしく描写されていた。

しかも、付き合った相手は最終的に男性教師に恋してしまう始末(苦笑)
あれだけ主人公に対して恋してたのに・・・女は怖いといえる演出かもしれないw

ただいろいろ欠点は言ったが、物語はきちんとつながっている。
遠回りして最終話を迎えたが、
主人公の病気のことや、主人公の友人たちの恋愛の結末、
そして「みずほ先生」の宇宙人という設定などきちんと設定と伏線を生かして
1つの物語を作り上げていた。

全体的に見て好き嫌いの分かれる作品だ。
主人公のナヨナヨした性格や周りくどいストーリー展開などは
好みの分かれるポイントだ。
だが、逆に言えば「みずほ先生」の年上の魅力にとりつかれれば
がっつりとハマってしまう作品だ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

広い宇宙に たった二人の 幸せの場所を見つけたね

髪をアップにしたグラマラスでメガネをかけた女性教師のビジュアル・・・。
「おねがい☆ティーチャー」、この掻き立てられる妄想を前面に押し出したタイトル。
そんな視聴者の先走る妄想を見事に打ち砕いてくれるのがこの作品です。
ヒロインで女性教師「みずほ」は、いたって純情で健気な女性です。
しかも、宇宙人と言う突飛な設定。


■「ドキワク体験」

プロモーションで使われているフレーズです。
この物語の面白いところは、女性教師と主人公との秘密の関係です。
いかにまわりにバレずに二人の関係を続けるか。
文字通りのこの「ドキワク」な体験をさせてくれる作品です。

また、「みずほ」が髪を下ろしメガネを外しているオフのスタイル。
とても可愛らしく、オンの時とのギャップがとてもいい感じです。
そして、この姿は、他の生徒にはめったに見せません。
この他の生徒は知らない、でも、視聴者はオフの先生の素顔は知っている。
これは、視聴者と先生との間で秘密を共有していると言う一種の疑似体験になります。
これがまた「ドキワク体験」に重要な演出になっています。


■「おねティ」と「あの夏」

私は、「あの夏で待ってる」が好きですが、この「おねティ」のオマージュですね。
「あの夏」が面白いと思った人は、この「おねティ」も面白いはず。
雰囲気は、ほぼ同じ感じなのですが、物語の方向性は少し違います。
「おねティ」は、「あの夏」からコミカル展開を引いてシリアスさを足した感じです。
そのためヒロインの心情の切なさや恋愛要素は「おねティ」の方が上だと思います。
「あの夏」は、むしろ「柑菜」を始めサブキャラの存在が大きく描き方も厚いです。
そのため、青春ものとしては、「あの夏」の方が上だと思います。
私は、どちらも好きです。

また、両方の作品では、全体的にノスタルジーを感じるところも好きです。
田舎の風景、OP曲、高校生の青春、確かに目に見える要素もその理由の1つです。
でも、目に見えない全体に漂う何かもまたノスタルジックさを感じさせてくれます。
夏を挟んだ季節柄、夏の短さと青春の短さが重なる哀愁感もあるのかなと思います。

ちなみに田村ゆかりさんが演じる、「おねティ」の「苺」、「あの夏」の「檸檬」。
実は姉妹?と言う説もある二人ですが、物語の良いアクセントになっていました。


■「広い宇宙に たった二人の 幸せの場所を見つけたね」

KOTOKOさんが歌うOP曲「Shooting Star」のサビの歌詞です。
このサビは、結構耳に残って好きですね。
この物語もこの歌詞の通り微笑ましい結末でした。

残念なことにこの歌詞は、2番なので、OPでは聞けません。
アニソンって、大切なことは2番にあることが多いような気がします。
気になったアニソンは、OPでは使われない2番も要チェックです。


■まとめ

この作品は、井上喜久子さんが演じるヒロイン「みずほ」の魅力に尽きると思います。
古い作品なので、確かに今の作品と比べるとイマイチに思うところが多々あります。
でも、観ているうちにヒロインの魅力にどんどん引き込まれてくる作品でした。

私は、とても楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

67.3 11 学園で宇宙人なアニメランキング11位
世紀末オカルト学院(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (707)
3548人が棚に入れました
『世紀末オカルト学院』(せいきまつおかるとがくいん)は、A-1 Pictures制作の日本のTVアニメ。1999年長野県長野市松代の皆神山にある私立ヴァルトシュタイン学院(しかし、怪現象がしばしば起こるため、周りからは「オカルト学院」と呼ばれている)。そこの学長や生徒は日夜オカルト研究に明け暮れていた。しかし、学長死去後、オカルト嫌いの神代マヤが就任し、学院にやってきたその日に2012年からやって来た内田文明と出会う。そして2人は学院内の怪現象に遭遇しながら、内田が1999年にやって来た理由を知ることになる。

声優・キャラクター
日笠陽子、水島大宙、茅原実里、高垣彩陽、花澤香菜、子安武人、高橋広樹、小林ゆう、矢作紗友里、矢島正明
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公の能力の変化に注目すると伏線が見えると思います。

 面白かったですね。非常に。コミカルタッチで始まる前半からシリアスなタイムリープエンドへ。父娘、母子の間の葛藤などもうまく描かれていました。13話に収められた緻密なストーリーはかなりの出来ですし、作画も良かったです。造形の良さを裏切ったような残念ヒロイン系でしたが、それがまたいい味を出していました。
 声優さん、すごかったですね。千石撫子とエミリア(遊佐のほう)が会話しているみたいでした。

 本作についてはわかりづらいですが、私の理解が正しければちゃんと伏線があると思います。勘違いならすみません。

 {netabare}第1話でN05が襲われていたのは羽が生えた魔物でした。つまり、NO5が取り戻そうとした文明は黒魔女に破壊された未来でした。だから、子供のころに超能力を失っていない主人公の文明は超能力者の切り札として旅だったわけです。
 ただ、NO6は降り立つ座標を間違えました。「時空嵐」云々の話もありました。これに巻き込まれるとみぐるみ剥がされるというコメントをわざわざ入れています。裸で降りてきたということは、時空嵐に巻き込まれたということです。

 これで座標を間違えたため、この時間軸では世界を滅ぼしたのが黒魔女ではなく宇宙人に変わってしまったということなんでしょう。あえて初めて説明があるときは敵の正体を「奴等」とぼやかしています。
 その宇宙人から地球を救うために成人の文明は子供の文明から、最終回で超能力を奪い取った、という話だと思います。だから、成人の文明の過去も書き換えれ、まるで無能力者なのにこちらに来てしまったという流れになると思います。だから1回目の旅立ちの再現と2回目の記憶では内容が違うわけです。
(もちろん実施に時間を遡ったのは1回です。作中の2話になりますが、文明がマヤに事情を説明しますが、再現シーンではなく、まるで文明が嘘をマヤに説明したようにも見えます。これはミスリードだと思います。もともと文明が能力を持っていないのだとすると私の解釈は間違いとなりますが、こうでないと最終回宇宙人を退治することができないので説明がつかなくなると思います)

 あと、主人公が危機になってもNO5のようにゲートで戻るという発想がなくなっています。ここも敵が変わったから携帯の機能が変わっているということになるのでしょう。手帳の呪文で解決する前提だったのに手帳を携帯で写真をとってもキーとして認識されませんでしたし。この手帳は実際黒魔女を滅ぼしますので、本来なら携帯に写るはず。

 複雑なのでちょっと勘違いがあるかもしれませんが、この流れがあるから、黒魔女の存在と宇宙人という2重の敵になって、ご都合主義のように見えますが、解釈を間違えなければ筋が通ったストーリーになります。オカルトを強調しているのはSFであることを意識させないためだと思います。
 携帯の機能のところは相手が黒魔女だとすると不自然なので、そこだけまだ引っかかってます。

最終回は、おそらく結婚した2人のカレー皿の横にスプーンがあります。もとの時間の文明が箸を嫌がっていた理由は曲がってしまうからだとすると、やはり能力がもともとはあって、それが消えたという解釈なら辻褄があうと思います。

 その他にも伏線はちゃんとストーリーに入れ込んでいました。マヤの父親が生きているのも1話の段階でちゃんと未来のメンバーに入っていました。文明がはいった定食屋、黒魔女の初登場も時間経過の不自然さを敢えて見せています。この間に黒魔女があの巨乳の女の子になる用意をしていたのでしょう。黒魔女の正体すごかったですね。ディープキスがエロくて良かったです。{/netabare}

 それにしてもマヤの子供のころの服が高校になってもまったく同じとか、アベミノルの名前とか、ポルシェなどの意味が解らない部分がありますが、多分 これだけのレベルのアニメです。もうちょっと詳しくみるともっと工夫があるかもしれません。

 エンディングの1999年の頃の歌をキャラソンにするとか、メガネメガネのギャグとか、サイコやエクソシストのオマージュなどいろいろ面白いポイントがありました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメとして楽しむオカルト

1999年と言えば、
それほど“過去”って気もしないんですけど
この作品の時代設定は1999年
ノストラダムスの大予言の
『地球滅亡説』で騒いでた年です。

作品名からもお分かり頂けると思いますが
『オカルト』をテーマにした作品です。

ただ、安易にオカルト好きな方にオススメするのは
ちょっと待ったです。

私の場合、オカルト好きでもあるし
アニメ好きでもあります。

結論から言うと、アニメ好きだったから
最後まで楽しめました。

別にオカルトに対して手厳しいつもりもありませんが
やはり、オカルトは

「えっ?これマジ!?」

ってなるのが醍醐味でありロマンだと思います。
信じる人と信じない人と別れて
双方、真逆の見解で1つの真実を求めます。

説得力を増す上で
欠かせないのが証拠VTR
『証拠』と言いながら
CGの技術の発展により
信憑性が薄いものになってしまっていますが
ガッカリするような
ヘタクソな合成は論外として
果たして、なんでもかんでも
CGとして片付けてしまって良いのか
と思えるくらいの映像もあります。

その証拠VTRを裏付ける
更なる証拠品であったり
不可解な行動であったり
説明の付かないことが沢山あります。

『オカルト』方面からの見解の方が
筋が通ってるなんてことも・・・

しかし残念ながら
私はオカルトサイドの結論で
最終的に誰もが認めざるを得ない
オカルト側の完全勝利というものを
見たことがありません。

『地球滅亡説』に至っては
オカルト側は当たっていたとしても
どや顔を見せ付ける人類が
その時は、いないと言うことです。
(あの世でするつもりかもしれませんが・・・)
滅亡否定派は当たってたら
どや顔出来ますし
間違っていても追求される前に滅亡なので
かなり有利です。
(それを解かった上で私は2012年人類滅亡派でした
もうね、仕事が嫌だったんですよ)

さて、話を戻しますと
『世紀末オカルト学院』という作品は
オカルト好きにとって
「これ、マジか!?」
ってなれるアニメかと言うと
もうアニメの時点で、なれるわけが無いです。

「こ・・・こんな学院が、存在するなんて・・・・」

とか言ってる方は
オブラートに包んだとしても
「どんだけ純粋やねん!!」
くらいは言われます。

これが『オカルト』のみを期待して
この作品を視聴した場合です。

これに『アニメ好き』要素を加えると
物語の構成であったり
キャラであったり
よ~く観てる方には解かるちょっとしたヒントだったりと
物語の本筋を楽しんで
オカルトはひとつのテーマとして
捉えることが出来ると思いますので
全然感想が違ってきます。

私も最後は熱さを感じる熱血アニメに観えました。

ですのでオカルト好きでアニメ好きな私は
“オカルト方面の知ってることが
アニメで出てきて嬉しい”
というような感覚でしたね。
特に『月刊ムー』が出てきた時は嬉しかったです。

OPの歌が『しょこたん』と言うのも
アニメとオカルトどっちも好きで歌もうまい
確かに彼女が一番良いかもしれません。


1999年皆さんは何をしていましたか?
恐怖の大王・・・待ってたんですけどね~。

なんか子供のころから授業中に

「誰か授業に乱入してきてマシンガンぶっ放してくんねえかな~」

とか思ってました。

いや、もちろん本当にそんなことに
なったら大変ですし、
何処かでそんな事件が起こると
不謹慎発言になっちゃうんですが、
どこかトラブルを待ってる自分がいます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

お気に入り作品メモ 隠れた名作。 時をかける少女との関連性

「時をかける少女」、「サマーウォーズ」で助監をされていた伊藤智彦監督作品。僕街、SAOの監督さんですね

このオカルト学院は細田監督の影響が強いです!
人物の立ち姿、緻密な背景、空の描き方
最終話では細田監督作品でおなじみの飛行機雲。

さて、名作と言っても信じてもらえませんよね。。
タイトルが胡散臭いですし、オカルトネタのアニメなんて
たかが知れてるって思いますよね。
しかし、これはネタアニメでは決してありません!


・作品テーマ
テーマは「過去と向き合う」
こういった事でしょうか
時間移動、地球の平和といったキーワードが当てはまるアニメなので
細田監督の2作品と通じるものがあります。

ヒロインは父親と疎遠になってしまった過去
主人公は過去の名声
2人の人物が物語を通して過去と和解し
この2人の物語がラストで収束して1つの物語として結末を迎える
1クールオリジナル作品ですが、優秀作品ですね。


・ストーリー
1999年ノストラダムスの予言の災厄が実現する世界のお話
主人公フミアキは宇宙人のテクノロジーを使って過去に
タイムトラベルをし、未来を救おうとしています。
過去で出会うのがヒロインのマヤです。
フミアキは未来から来訪してるわけですね

父がオカルトに昏倒したことで家庭崩壊したため
マヤはオカルトに詳しいですが、オカルト嫌い
詳しいだけに否定はしていません。

様々なキャラクターが毎回オカルトに関わる事件を
持ち込む形となり、メイン登場人物がそれを解決していきます
コメディ色が強目で、キャラも強烈です。
毎度超常現象に見舞われるも絶対に死なない
こずえ。あだ名はスマイルなのに、笑顔皆無で誰でも
ぼこぼこに殴るスマイル等。。
こずえは悪霊に憑依された回ではスマイルに顔の形が変わるほど
殴られていました。。

ドタバタコメディーアニメと思って視聴していると
終盤2話ほどでしっかり物語が佳境に入り、今までのコメディが
伏線であったことに驚くと思います。
中盤の物足りなさを見事に昇華させましたね
しっかりテーマに沿って進行、展開されていたことに気づきません。
タイムパラドックスを演出として見事に物語に織り込んでおり
物語の完成度の高さを感じます。


・ノストラダムスの鍵
主人公は少年時代、天才超能力少年で常に周囲から世話をやかれ
自分の意志で行動することができませんでした。。
超能力を失ってからの人生。。
最後の大舞台として過去の地球を訪れ、ミッションにあたります。

どうにも頼りないように思えた主人公でしたが、ここ一番の闘志
、根性!輝いてましたね。爽快でした。
ラストで発した言葉が実に印象に残ります。。
彼は、自分の現在、未来、過去まで救っていきました。
マヤの誠実さもとても気持ちがよいものでしたね。。


・さいごに
1クールオリジナルアニメでこれほど特殊な設定で
綺麗に纏め上げられた作品は本当に稀です。
EDが声優さんが歌う90年代ヒット曲だったのも変わってましたね。。
タイトルからは想像もできない、壮烈で誠実な物語です。
はっきりいって細田監督の映画○○の子より断然出来がよいです。。


長々とおつきあい頂きありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

79.2 12 学園で宇宙人なアニメランキング12位
極黒のブリュンヒルデ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1737)
9715人が棚に入れました
子供の頃に事故で死なせてしまった幼なじみの女の子のことが忘れられない高校生・村上良太は、彼女との約束「宇宙人が存在することの証明」を果たすべく、天文部に在籍し毎日夜空を見上げ探し続けていた。ある日、良太の前にその幼なじみと瓜二つの転校生・黒羽寧子が現れる。しかし、彼女は自分を「魔法使い」だと語った…。「魔法使い」は研究所で手術や薬により肉体を改造され、様々な特殊能力を持つが、鎮死剤を毎日1錠飲まなければ死んでしまうという。「研究所」から逃げ出してきたという彼女を回収するため、次々と追跡者が差し向けられる。迫り来る高位の魔法使いと鎮死剤の枯渇、あらゆる死の恐怖が迫る中で彼女と良太が選んだことは・・・。

声優・キャラクター
逢坂良太、種田梨沙、洲崎綾、M・A・O、田所あずさ、東地宏樹、鈴木達央、沼倉愛美、内山夕実、能登麻美子
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑顔の彼が流した涙は地面に深く突き刺さる@原作読破完了!物語評価上方修正

原作読破
ハーレム×ダークファンタジー×SF、学園要素は最初と途中にちょこっとだけ
グロ描写もあるが、これは設定の軸であり作品に重みを持たせるため必要な「グロ」だと理解
男性視聴者にはありがたいサービスショットも盛りだくさん、ありがてぇーです(ゲス顔)
{netabare}「たまたま」天文台の近くに温泉があるんだから、そら温泉にみんな入りたいよね!
がっつりカズミのおまんまん見てたのは、さすがにやりすぎw{/netabare}
1~9話までの物語構成は完璧、いや完璧すぎる
こんなに続きを待ち望むことが出来る物語性を有していながら、あの12話13話はもったいない本当に
特に最終回は超展開すぎて腑に落ちない点が多々ある。だが、その中においても{netabare}寧子が記憶を無くした状態で村上に「あなたは誰ですか?」「なんで泣いてるんですか?」って聞いたときに村上が流した涙、あれは深い。そして重い。
・無事だったことを喜ぶ安堵感
・覚醒状態を経て取り戻した記憶が無くなってしまった絶望感
・「幼馴染み」の寧子に告白されて両思いになれたのにまた失ってしまったという喪失感
無事だと思った最愛の幼馴染が赤の他人に・・・{/netabare}
この涙をみた瞬間、自分の感情はぐちゃぐちゃになった

-各話感想-
1話-きみを待ちながら-牡羊座
{netabare}幼馴染みにそっくり美少女、クロネコ
クロネコの目的はこの世を破滅から救うこと
未来予知しちゃう系ですね、なるほど
「あなた死ぬわ」デデーン
「わたし魔法使いなの」チラッ
「お前それ魔法じゃねーよ」ビシッ
掴みは完璧、続きみたくなる
{/netabare}
2話-魔法使い-牡牛座
{netabare}開幕の浮輪で双眼鏡
なんかいっぱい女の子が捕まってるよー!
寧子なんか歌ってる、これ当時はかなり話題になったらしいですね
魔法使いを作る研究、意味深
全身不随の佳奈ちゃん口悪すぎ
リセットボタンっぽいの押すのドロドロになっちゃう、イジェクトっていうのかね
魔法使いの研究所の呼称は「魔女」
佳奈ちゃんも泣けるんやね、感情豊かやね
ボコボコにされたような傷で血が出て学校に来ないend
おいおい、気になりすぎるだろ
{/netabare}
3話-鎮死剤-双子座
{netabare}鎮死剤を飲まないと死ぬ、鎮死剤の確保が物語の鍵っぽい?
主人公の特殊能力がカメラアイと判明
カズミは関西弁でがめつい
ボタンの名前はハーネストと判明
おっぱいの分だけホクロが動くという単純な理由を天才村上が見逃しているとは
寧子は魔力を使うと記憶の一部を失っちゃう
寧子がバラバラで死んでるのにまだ大丈夫だ!って、村上なにか秘策があるのか!?
{/netabare}
4話-失われた記憶-蟹座
{netabare}サオリのもうひとつは時間の操作が出来る能力
時間を戻したから脇の下のほくろは記憶として残らず...orz
なんか目がいっぱいの気持ち悪いやついたよ、ハーネストはher nest(彼女の巣)と推理
佳奈ちゃん動けるらしい、その代わりに…
お風呂混浴からのバッチリおっぱいとおまんまん凝視wからのもみもみ
ほくろ確認しとけよ笑!
性器代まけるってなんやw
いちじく所長ひどいおー、魔女溶けちゃってますけど…
爆乳おっぱいちゃんがAA+?
けど、OPでもEDにも出てきてるし仲間っぽいけど
ハーレム要素がポツポツと
{/netabare}
5話-天体観測-獅子座
{netabare}開幕はおっぱいツンツンからの乳首の色について
カズミしょびっちの件について
夏の大三角はネタにされすぎやな
小鳥白々しいワロタ
佳奈ちゃんもカズミも天体観測ハマりすぎワロタ、何事も一度は経験しないとねっ!
小鳥に殺される予知なんやろ、AA+に追われているということは小鳥は敵じゃない?
{/netabare}
6話-微笑の理由-乙女座
{netabare}開幕は寧子激情す
タイトルから小鳥の微笑の理由がが分かるっぽい、そして小鳥は超絶いい子だった…
転移魔法はやり方でめっちゃ強力に
悲しいときほど笑う…、誕生日おめでとうが悲しいね
水浴びいいねー、小鳥ノーブラいいねーたまらんねぇー
研究者小五郎の狂気ラスト
{/netabare}
7話-希望のかけら-天秤座
{netabare}魔女は人体改造された超能力者的な?
薬の合成・宇宙人の受精卵の解析を小五郎さんに依頼
「なんなのこれっ」寧子さんそれは恋ですよー
水着あざます、てか村上ホクロみろよっー!
1107は寧子?我々の大願とは、おっさんら誰やー
寧子は最終兵器らしい
カズミはドイツ語設定を無事に回収
今すぐ魔女を殺せとな
{/netabare}
8話-残された手がかり-蠍座
{netabare}なんやなんや、電源オンの場所に何か来てたよ
カズミの直接エッチしよう宣言、逆に清々しい
心配じゃなくて信用はいい言葉だね
本当に宇宙人の卵かもしれないとは…山口敏太郎先生の出番です
よく分からんけど記憶を吸いとる能力の魔女が登場?
{/netabare}
9話-模造の記憶-蛇座?
{netabare}奈波ちゃん糖分が必要…かわええ
記憶を作れるし覗けるとはすごい能力だの
研究所こわいよーが判明したっぽい
いやいや、村上くん赤ちゃんなっちゃったよw
カメラアイは記憶とは違うみたい
おっぱいで1000円って、売春するにもこれはヤバすぎる
脇の下でも1000円ってw
奈波ちゃん日誌みられたけど、どうなるの!?
{/netabare}
10話-生きている証-射手座
{netabare}えっ、ここにきてOP変更ですかい?
てことは、展開変わるんやなたぶん
忘れられることは怖いね、奈波ちゃん…ほんと不条理、ほんと理不尽
みんなが悲しくなるのを防ぐために記憶を消すなんて、なかなか出来ないこと。奈波は優しいね。
奈波が逃げ出す可能性があるのに付き添いの男はサングラスしか対策してないのはガバガバすぎるよね
勉強してこその高校生活、そしての寧子の歌が虚しすぎるw
またホクロを確認しない主人公に無能説
日常が幸せっていいことだね
なんかヴァルキュリアのラスボス感すげー
男子のモブキャラは梅原裕一郎がやってるんだね
{/netabare}
11話-突然の再会-山羊座
{netabare}ヴァルキュリアつえぇー、山壊したよw
なんか温泉回ふえたなー、ありがたく享受させていただきます
村上の男気に痺れる憧れるぅー、そんな惚れさせてどうするつもりや
そしていきなりキスするぅー
誰か1人しか生き残れないって…ここはドロドロしてないね、生に対する執着がないのはリアルさが無いね
諦められるってすごいよね、自分なら生にしがみつくな(汗)
とうとうホクロを確認!
けど、ヴァルキュリアきたよどうなるの(^^;)(;^^)アタフタ
{/netabare}
12話-魔女狩り-水瓶座
{netabare}1107番って小鳥のこと!?
村上死ぬ…のか?
いかにも魔法使いっぽいやつら来る→撃たれる→逃げられる=無能
はつなの死がスルー気味
ハーネストのなかのドラシルが成長する→孵卵して魔女の身体を食って化け物になる
なんか数千分の1の確率ですんごいやつが出てくる、それがグラーネ?
グラーネは完全なる生命体を作るために必要らしい、えっーと超展開なのだが
小鳥はレナに身体を貸してる?レナの意識が覚醒しない?
{/netabare}
13話-守りたいもの-魚座
{netabare}いきなり村上殴打でウワァー
組織の名前が高千穂とは、日本神話ね
ヴァルキュリアの妹が寧子とのこと
レナの意識戻ってた、いちじくの妹やったんか
それにしてもなんや変なやつ生えてたな、あれがグラーネっちゅうやつか
カズミ処女のまま逝く、報われないねー
寧子覚醒して記憶が戻る
いちじく謎の身代わりで蜂の巣、ヒトの心は分からないなー
告白のキスからのお別れ
アンチマターとマイクロブラックホール?ちょっと何言ってるかワカラナイデス
とにかく、いちじくと木が何かに吸い込まれたのは分かった
【悲報】寧子、記憶を失う
寧子の「私のこと忘れないでいてくれてありがとう」が染みる
薬は出来たっぽいけどね、予知の使えなくなったカナと記憶を無くした寧子が残った
けど、薬が出来てもいずれはドラシルが孵卵しちゃうんだよね
謎の組織「高千穂」の目論みはどうなるのか
様々な伏線が未回収のまま終わってしまった・・・
{/netabare}
-ザクッと総評-
{netabare}1-9話は本当に完璧
12話13話が急すぎる、物語に追い付けなかった
原作レイプ言われてる意味が分かった
急にドラシルとかグラーネ言われても分からんよ
ヴァルキュリアもイチジクもみんなぶっ飛びすぎやろw
んで、エンドロールでその後を推察しろというのは無茶です
予知できない佳奈ちゃんと記憶なくした寧子が残ったけど、薬できても結局はドラシルが孵卵したら終わりよね・・・
キャラはみんな可愛かった、小鳥は本当にええ子やなー( ;∀;)シミジミ
皆さん言われているように、本当にもったいない作品だと思った
自分は完璧だった1-9話の物語性を評価して物語に☆4.0をつけたい{/netabare}

-OP&ED考察-
OP曲その1「BRYNHILDR IN THE DARKNESS -Ver. EJECTED-」1-9話
OPは音楽だけって特徴的
歌詞がないだけでこんなに映像に集中してしっかり見れるんだね
というか映像を見せたいから歌詞がないのかな
血まみれの虚無の表情は怖いね、なんで血まみれなんだろう?って最初は思ったけど見ていったらすぐ理由がわかった
全部見終わってからOP映像を見返すとけっこうおもしろいね
OP曲その2「Virtue and Vice」10-13話
歌:Fear, and Loathing in Las Vegas
この曲単体で聴くと「ふぇッ( ゚Д゚)」ってなるw
世界観と合ってていいんじゃないでしょうか
2クールのOPとして観たかった・・・

ED曲「いちばん星」
歌: 黒羽寧子(種田梨沙)橘佳奈(洲崎綾)カズミ・シュリーレンツァウアー(M・A・O)鷹鳥小鳥(田所あずさ)
いやー、歌詞が深い
星がテーマというのがこれまた・・・ねっ?
-気になった歌詞-
{netabare}私は今恋に落ちた
一番星お願いした
どうか君と
いつも一緒にいれるように
私は今はじめて知る
恋は切ない
苦しくなる
でも愛はとっても
ホラ
あたたかいものなんだ{/netabare}
切ないね、やるせないね、ほんと虚しいね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

守るために、戦え。

◎放送時期:2014年4月~6月(全13話+TV未放送1話)
◎ジャンル:SF、ファンタジー

●原作:岡本倫(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
●監督:今泉賢一 ●シリーズ構成:北島行徳
●キャラクターデザイン:烏宏明 ●制作:アームス

■あらすじ■
村上良太は「一度見聞きしたものは忘れない」という能力を持った高校生。
そんな彼のもとに、幼いころ事故で亡くした初恋の幼馴染・クロネコと
そっくりの少女・黒羽寧子が現れる。
しかし、彼女は「研究所」の人体実験により生み出された「魔法使い」であった。

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☆★感想★☆

※原作未読。

原作は「エルフェンリート」の作者で知られる岡本倫先生です。
エルフェンを観ていた時も思いましたが、この作者のセンスは凄まじいですね^^
なんというか、すごくエキセントリック。(もちろんいい意味でw)


ストーリーは基本的にダークで、そしてシリアスです。
でも、それでいて純愛も描いていて、切なくも温かい物語でした。

魔女たちの設定がかなり重いのもあり、危機迫る場面も多く、
残酷描写・グロ描写も結構あります。

でも、シリアスだと思っていたら いきなりギャグになったり、
悲しい場面なのにさらっとシュールなギャグが入ってきたりするので、
温度差に驚いてしまったり ついつい笑ってしまったりします/(^o^)\

{netabare}残り少ない鎮死剤を譲りあうシーンで『どうぞどうぞ』とダチョウコント
したり、ヴァルキュリアに斬られて死にかけている村上の隣に奈波ちゃん
が現れて『どうも。』とか言っちゃったりw{/netabare}

普段はシリアスの中にギャグ挟まれると萎えてしまうのですが、
この作品は不自然さや寒さがなかったので、すんなり受け入れられました^^

悲しい場面のはずなのになぜか笑ってしまう。
観ててこんなに混乱してしまった作品は初めてです。(もちろんいい意味でw)

それでも、絶望的な局面の中で 村上たちが一致団結して敵に立ち向かおうと
する流れは、とても熱い展開で見入りました^^

そして、お話の見せ方も上手いなぁと思いました。

{netabare}一度はホクロを確認して寧子ちゃんの正体を知った村上。しかし、
サオリに殺された寧子ちゃんを救うためにサオリの力を使って時間を戻し、
その結果 ホクロを見たことを忘れ、寧子ちゃんがクロネコだということも
忘れてしまう。

そして、真実を知るのは視聴者だけになる。…というところとかねw{/netabare}


エロもありますが、嫌らしさ度が低かったのでエロが苦手な私でも観れました^^
しかし、やたらと「おっぱい」発言やお風呂シーンが多いw
カズミちゃんの{netabare}「性器代」{/netabare}発言は衝撃でしたw


主人公の村上は非常に頭が良く 言うことも的確なので、ピンチの局面でも
『なんとかしてくれるだろう』という安心感を持てるキャラでした。

そして、魔女たちことを思って 命を懸けることを惜しまず 懸命に行動する
姿勢は自然と好感が持てました^^
それから、自分の欲望に正直なところもw

{netabare}『つべこべ言わずに脇の下を見せろ!』『黒羽のおっぱいが見たい』
などというド直球発言だったり、
裸で水遊びする女子達を背後で戸惑うことなくガン見していたり…

こういうスケベなところを敢えて隠さないのが逆に良かったですw{/netabare}

ハーレム主人公は 基本的に苦手なのですが、村上はわりと好きですねw


メインキャラの魔女たちもみんな いい子揃いで魅力的でした^^

死と隣り合わせの中で必死に、それでいて明るく生きようとする
ひたむきな姿勢と純粋で清らかな心を持った魔女たちには毎回心打たれ、
感動もさせられました。

限られた命だからこそ、その命をもっと大切にしようと思える。
好きな人、大切な人のために何かをしたいという思いも強くなる。
「生きていること」は当たり前なことじゃない。
でもそれと同時に、とても素敵なことなんだと 改めて思い知らされました^^


メインヒロインの寧子ちゃんの「ポンコツ可愛さ」ったらない!

{netabare}○1話の九九出来ない『ににんが→ももんが はちに→さされる はっぱ→青臭い』
○2話の漢字読めない『今→ヘラ 左右→ナエナロ』
○7話の勘違い『カラオケ→マラムケ』そして歌う曲は「荒城の月」ww

でも、このポンコツさは寧子ちゃんの魔法の代償で記憶を失うから
なんですよね…そう考えたらすごく切ない><


あとは、なにより謎の歌ですねw何回か聞くうちにすっかり中毒になりましたw

○ネコさんのテーマ
♪困った人を助けるぞぉ~(コマッタ!)
死んじゃう人を助けるぞぉ~(ギャー!)
颯爽、登場、ネコさんだ~ みんなの人気者~♪

○気にしな~いのテーマ
♪誰と誰が間接キスしようが気にしなぁ~い
間接キスなんてキスのうちには入らなぁ~い
全然気にしな~い 全然全く何も気にしなぁ~い♪

歌詞とメロディのセンスがツボです( ゚Д゚)
CVをされている種田梨沙さんの歌い方も可愛いですね^^

嫉妬した時に無意識でモノを壊してしまうところも可愛いw{/netabare}

でもただ可愛いだけでなく、正義感の強さだったり、仲間思いなところも
寧子ちゃんの魅力だなと思います。


しかし…皆さん ほぼ同意見かと思われますが、
序盤~中盤までの流れが非常に良かっただけに終盤の詰め込みが本当に
悔やまれますね><

OPが急に変わった10話あたりから徐々に作画も不安定になっていき、
ストーリーもまさに怒涛の展開。いきなり話が飛躍しすぎですw
(聞いたところによると10話~最終話は原作4、5巻分すっとばしたらしいですw)

最後も投げっぱなしっぽく終わってしまったのは残念でした^^;
少なからずとも2クールでやっていれば間違いなく良作の域だったかと思われます。

でも、それでも全体を通して楽しめたので私は満足してます^^
これだけ詰め込んでも面白さが伝わるということは、それだけ原作の
ストーリーがしっかり出来上がっているということでしょうしね。

アニメとしての出来はさておき、センスの面では間違いなくズバ抜けている
作品だと思います。

『原作を読みたい!』
と、観終わった後に素直に思えました^^
なので、これから原作を手に取ってみようと思います。

可能であれば、数年後に2クールでリメイクしてほしいです(`・ω・´)


●OP①:「BRYNHILDR IN THE DARKNESS -Ver. EJECTED-」
●OP②:「Virtue and Vice」/Fear, and loathing in Las Vegas
●ED:「いちばん星」/黒羽寧子(種田梨沙)、橘佳奈(洲崎綾)、
カズミ・シュリーレンツァウアー(M・A・O)、鷹鳥小鳥(田所あずさ)

OP①のインスト曲がかなり好きでした^^
ホラーやミステリー映画とかで流れそうな怪しげなサウンドが作品の雰囲気
ととてもマッチしていました。

今後も、こういうインスト曲を扱ったアニメ作品が増えるといいなぁ。


■好きなキャラ■
颯爽!登場!…寧子ちゃんです^^
理由は前述したとおりですw

でも、カズミちゃんもいいなぁ。
普段は強気だけど、中身は繊細で乙女なところとか*

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

序盤から中盤のストーリー展開の良さは秀逸の出来、しかし後半が残念な流れに・・・近年まれに見る惜しい作品

*このレビューには酷評を強く含みます。苦手な方は閲覧を控えて下さい。

本作は岡本倫の漫画を原作とした作品です。2014年4月-6月に全13話で放映されました。岡本倫といえばエルフィンリートがデビュー作で代表作の方ですが、私はアニメ版のエルフィンリートを見て「かなり苦手な作品だな」と思っていたのでつい最近まで視聴を控えていた作品です。

制作会社はエルフィンリートと同じ「アームス」が制作しています。
しかし制作に関わる主要メンバーは全く違うようですね。
キャラクターデザインも別の方が担当していますが、制作会社が同じなので作画の質はまんまエルフィンリートって感じですね。相変わらず少し安っぽいです。

あらすじ・・・主人公の高校生「村上良太」は幼いころに事故で幼馴染の少女「クロネコ」を死なせてしまっていた。ある日学校に「黒羽寧子(クロハネコ)」という女子高生が転校してくる。死んだはずの幼なじみである「クロネコ」に外見も名前もそっくりな彼女だが、主人公の事は知らないと拒絶されてしまう。部活の帰り道に良太は土石流に押しつぶされるところを寧子に助けてもらう事になるが、彼女は超能力のような‘物を壊す事の出来る不思議な能力’を持っている事を知ってしまう。そして彼女達を追いかけて抹殺しようとする組織との争いに巻き込まれていくことになる。…といった感じです。

総評として「序盤から中盤のストーリー展開の良さはまれにみる秀逸な出来、しかし後半は展開が早く視聴者おいてけぼり必死」といった感じでしょうか。正直エルフィンリートからは想像もつかないほど序盤から中盤にかけての展開が良かったです。ギャグ方面のネタも面白くシリアスな話に自然に溶け込んでいました。キャラクターへの感情移入もバッチリで「良く作りこまれているな」という印象でした。そして気づけば1話~9話を一気に視聴してしまい、9話を見終えた時点では「これは総合得点4点以上は堅いな!」と思っていました。

しかし問題はここからです。急にストーリーの運びが早くなり、無理な展開が続きます。キャラクターの心情を表現する描写が不足しがちになるので、急にキャラクターの行動や言動が安っぽく見えてしまうんですね。これは非常に惜しい!!と言わざるを得ません。近年まれに見る惜しい展開です。序盤の勢いを後半ここまで保てなかった作品を私は知りません。ここまでの制作陣の苦労が水の泡という表現がピッタリかもしれませんね。

後でどうしても気になったので調べてみました。どうやら9話までは丁寧に原作どおりに作られているみたいなのですが、諸事情があったのか10話からは原作から見てかなりハイペースで物語が展開しているようです。いわゆる原作レイプですね。視聴者からも批判や不満が殺到しているようで納得しました。

原作が続いている作品なので未完に終わるのであれば、別に綺麗な終わりかたを目指さずとも、もっと作りこみにこだわって変な所で終わってくれた方が気持ち良かったと思います。これは「監督の采配ミス」と言わざるを得ません。

最近はラノベや漫画を原作とする作品が非常に多いですが、やはり同じような采配ミスをしている作品が非常に多いと思います。原作がある作品は、ストーリーの作りこみに時間を割かなくて良い分、制作の負担も減るんでしょうが、制作陣の都合で物語を変えてしまう様な出来では視聴者も納得できません。もとより「人気のある作品」なればこそアニメ化の話も出るのでしょうから、制作陣は「既に人気のあるストーリー」を「自分たちの手でどうにか作りなおそう」などと思いあがる思想を控えて頂きたいものです。どうしても自分の手で何かを作りたいのであれば、自らが原作者となって世に打ち出すのが筋ではないでしょうか?と強く思います。

オープニングテーマですが前半と後半で曲が変わります。
まず前半の曲ですが非常に好みです。まさかの音楽のみで歌がありません。しかし作品の雰囲気をよく表現している音楽で好感が持てました。
そして後半の曲なんですが…これ「ハードコア」ですね。自分はこの曲がどうとか以前にパンク系の曲は苦手なので全く興味がないです。聞かないので曲としての評価は解りません。ついでに言うと今作にハードコアを合わせた制作側のセンスが理解不能です。

酷評が多くなりましたが、中盤までの評価はかなり良い作品でした。原作通りで進行している部分の評価が良いという事は、原作の漫画はきっと面白いのだと思います。あまりに良かったので今度原作を購入しようか検討してしまうほどの作品でした。

*以下ネタバレレビューにて注意です。
{netabare}
このネタバレレビューでは今作の魅力の一つである「ギャグシーン」においてコメントしたいと思います。ここまで酷評多めでしたからね、良さも伝えないと。ここで掲載したセリフは全て私が吹き出すほど面白かったセリフです。ホント良いセンスしてますw

1話
・つべこべいわずにとっとと脇を見せろ!
良太のセリフですね。
かつてここまでセクハラじみたセリフを言わされたシリアス系の主人公が居たでしょうか?普通に「脇の下にほくろは無いか?あれば俺の幼なじみと一緒なんだ!」で良いじゃないですかw

・ににんが!?・・・ももんが!!
良太の問いかけに寧子が答えるシーンですね。
九九をここまで面白く答えたのは「魁!男塾の田沢」くらいでしょうw

2話
・こまったひとをたすけるぞー、こまったぁ!
寧子の歌ですね。
こんな音痴キャラ中々居ないですね。そして歌を聞かれて赤くなる辺りが凄く可愛い寧子ちゃんでした。

4話
・おまえのおっぱいにそれだけの価値はn(ry
良太のセリフですね。
その後ブッ飛ばされる良太くんですが、これは仕方ないですねw

5話
・ど、どーしてハーネストのことをしってるんですかぁ!?
小鳥のセリフですね。
まあセリフ自体がどうというよりは、ここの展開が面白かったです。瞬間移動→即活動限界→つかえねぇ…の流れなんか特にw

6話
・捕まえたい相手と入れ替われば、簡単にハーネストを押すことができるんだ(これシリアスなセリフだけどw)
良太のセリフですね。
したり顔で言ってますけど、それ普通だろwというか真っ先にその使い方が頭をよぎるわw

9話
・ねぇ、おへそだといくら?・・・さっき見たから0円。
奈波のセリフですね。
もっと大事なものを見られてから何故おへそにシフトダウンしてるのか解らないですけど、このセリフに吹き出しましたw

10話
・全然全く何もきいてなぁーい♪♪
良太のセリフですね。
寧子に落ち着いてもらおうと曲調を真似て伝えようとする「気持ち」は解りますが、ソレ逆効果だろw

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

69.9 13 学園で宇宙人なアニメランキング13位
4人はそれぞれウソをつく(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (204)
621人が棚に入れました
リッカ、千代、関根、翼は、同じ女子校に通うなかよし4人組。 普通の中学2年生に見える彼女たちだけど、じつはみんな誰にも言えない秘密があって……。 宇宙人×抜け忍×超能力者×女装男子!? “うっかり”で、教室が、地球が、滅びちゃう!? 曲者だらけ、秘密だらけの4人だけど、ウソのおかげで一緒にいられる―― ウソつきは“なかよし”の始まり…!?な、新感覚“カオス”学園コメディ!
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

1話切りは損

{netabare}
1話見た時は秋アニメ一つまらないと思ったけど...。
なぜか1話が一番つまらないっていうね。

好みは分かれそうだけど、2話以降はそれなりには面白いドタバタコメディに。
宇宙人・超能力者・男装女子・抜け忍の四人が織り成すなんでもありの不条理ギャグアニメ。
だいたいリッカのせいだけど、色々とぶっ飛んだ展開の数々で面白かった。
男装女子とか扱いづらそうと思ったけど、どのキャラも満遍なく出番があって不遇なキャラが一人もいなかったのも良かった点。
ぱっと見記号的なキャラ付けだけど、その特徴を色んな方面から活かして話が作られていてマンネリ感がなかった。
超能力者と言っても色んな変な設定が追加されて行ったり、男装女子と言っても女性のふりをする方法が多彩だったり、もしくは本当に女になる回があったり、とにかく切り口が豊富。

とは言ってもここまでだとそれなりに面白いギャグアニメ止まりだったけど、最終回がすごく良かった。
嘘をついていた4人が嘘を明かして友情の再確認をする展開はベタとは言え感動できた。そして、その後のまさかの展開。
無限ループに入るだろうし見方によってはバッドエンドだろうけど、何でもありのこの作品にはすごく合ってるオチなのであれで良し。
あのED映像が伏線になってるとはw

全体を通して一個不満点を挙げるとすれば、ナレーションが寒いこと。
見て理解できるギャグの解説をされることほど面白くないものはない。
そこ意外はいい作品でした。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆1
ハルヒみたいな? 既につまらんぞこれ大丈夫か?
キルミーベイベー? アーニャじゃん。女装男子だけしょぼくて草。
ぼっちざろっくとネタ被りしてて草。
死ぬほどつまらん

2話 ☆2
霊幻か? 行政に期待だけ笑った。間のとり方が悪すぎる。EDだけいい。

3話 ☆7
てっぺんっで見た繰り返し。冥土戦争かな? 1部の性癖に刺さりそう。
トラックどうなったし。今回ぶっ飛んでて面白いな。万能洗脳能力。
どういう理屈だw

4話 ☆8
なげー。しょうもない質問ガチで考えんなw むしろ喜んで入れよ。
女水着持っとんのかよw 胸も盛られてる? あっ…。
なんかフツーに楽しめるようになってきたなこれ。

5話 ☆6
ナレーションいらない。忍者なのに体育も取れてないのかよw
あざとすぎる嘘泣き。すかしまでちゃんとしとけよw

6話 ☆5
いつの時代の家だよ。ナレーションがうざい。
ナレーション意識するようになってしまって更に冷める。
見たら分かることいちいちナレーションで説明しなくていいから。ツ唐突な百合アニメ化。ネズミの肉ってマジ?
ペットじゃなかったんかw サノバウィッチ?
実は超能力者が最強キャラだった…?

7話 ☆5
パリピ孔明ですか。パロディ要らんわ…。外れ回。
宣言されても結局運ゲーになる。

8話 ☆5
このアニメ1話で想像したよりかは遥かにいいけど、そこまで面白くは無いな。勢いで誤魔化してる感ある。
そしてその勢いとノリが見ていて疲れる。
入れ替わった? 半蔵くんメインキャラかな?

9話 ☆7
アバンなんだったんだよ。腐女子アニメになってしまった。
ツバサは男か女どっちなんだ結局。メガネは可愛くない。
普通にリッカに伝えろw ペットじゃなかったんか。

10話 ☆6
来店客数でよう数えとったな。1度女と認識されたらな。
この髪型の方が可愛い。マジで髪型ずっとこれにしろ。
マガポケの宣伝するな。あっ…。きっつ。
この騙し方何回するねん。結局温泉は。なぜ曲を2回流した。

11話 ☆10
謎のSEOP。バレてて草。男の娘の声変わり展開初めて見ました。
もっかいバカにしないと。急に真面目に。OP何回流すねんw
乗り込めるのかw 着地点こうなると思ったけどすごく好きだ。
EDそういうことかよ。無限ループって怖くね?

↓曲評価(好み)
OP「エクリプス」☆5
ED「For 4 Forever」☆5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

出落ち感はあるが大きく失速せず完走

【レビューNo.4】(初回登録:2022/12/31)
コミック原作の2022年作品。全11話。

「4人はそれぞれウソをつく」のタイトル通り、登場人物にはそれぞれ
{netabare}
「宇宙人」「抜け忍」「超能力者」「男の子」
{/netabare}
というぶっ飛んだ秘密がある。
それぞれの秘密を隠しながら、平和な学園生活を守るためにドタバタを
繰り広げるコメディ作品になります。

このぶっ飛んだ設定を生かしたテンポのいいギャグ展開に1,2話は
引き込まれ、「これは大当たりか!」と期待したのですが・・・
結局3話以降も基本同じことの繰り返しで伸び悩んだって感じですかね。

・基本4人で回すのでどうしてもマンネリ化してしまう。
 でサブキャラで局面打開を図りたいが、出てくるサブキャラは少なく出番
 自体も少ない。それに4人の個性に比べ大分見劣りしそこまで魅力がない
 ので大きな展開に発展しない。
 (たまにアクセントになって面白いシーンもあるが)
・4人の関係性や成長等にストーリー性が見られない。
 例えば同じ4コマ原作の「まちカドまそく」なら主人公の成長やライバル
 との関係性の変化や絆の深まり等の過程を楽しむことができるが、本作は
 友情を再確認するようなエピソードはあるが、スタート時点からある程度
 友情はしっかりしてるので、大きくなにか変化があるわけでもない。
・4人の秘密の露見は・・・
 この作品の見どころのひとつが「それぞれの秘密」がいつ露見するかと
 いうドキドキ感だと思うのですが・・・
 {netabare}
 最終回にあっさり露見するも「宇宙人」の特殊能力で解決という禁じ手
 で何もなかったかのように大円団で終わってしまったので、いささか
 拍子抜けだった。原作がどうなっているかはわからないが、これ多分
 2期作る気ないんだろうな(笑)
 {/netabare}

個人的にはスタートダッシュが素晴らしかったので、期待値が高く少し
残念なところがあったが、
「パンチの効いたギャグを挟んでくる、JCの緩い日常系アニメ」
と考えれば、毎回わちゃわちゃしつつそれなりのレベルの面白さでしっかり
作られたので、最後まで楽しむことはできたかなと思います。
あと中毒性のあるOPも個人的にはツボ。

(2023/1/21追記)
・予定調和の4人だけのクローズされた世界
 同様の日常系ギャグアニメに「女子高生の無駄づかい」という名作がある
 が、こちらは主要キャラ3人+サブキャラ5人の8人体制で話を広げやすい
 というのもあるのですが、こちらは個性がぶつかりつつも「相手の良さを
 引き出す」という巧さがあり、化学反応で「10×10×10=1000」の面白さ
 を生み出しています。片や本作は4人の関係が強固で役割分担が固定して
 しまっているというか、お約束的に予定調和で終わる感じなので、安定感
 はあるが「10+10+10+10=40」以上の笑いには発展しないという印象です
 ね。それに「女子無駄」の方は担任の先生も絡んできて更に作品に奥行を
 与えていますが、本作は4人の世界をぶっ壊す魅力的なサブキャラもいない
 ので、あと一歩殻を破れずに終わってしまったというイメージですね。

(2023/1/27追記)
【レビューNo.24】「女子高生の無駄づかい」のレビュー追加。
今作に興味を持たれた方はそちらを参照下さい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ハヤテのごとく」みたいだったなあ、というのが感想です。

 ちょっとサブカル系を期待しましたが、そうでもないというか、よくわからないというか…と思って結局ズルズル最後までみて、で、最後の最後の場面ですね。そっくりのエピソードがありました。それで「ああ、ハヤテのごとく」に似てたのかあ、と思いいたりました。非日常的ドタバタ感や、ちょっと品がないギャグ、翼のモノローグとか、雰囲気がそっくりです。

 途中見ながら、ギャグセンスとか間合いとかどこかで見たなあ、と思いました。初めは「キルミーベイベー」の要素はあるよなあ、という結論で納得しかけましたがあの声優芸とはちょっと違います。

 正直、あまり笑いはしませんでした。が、つまらない訳でもなく。で、モヤモヤしながらラストを見て腑に落ちました。とはいえ「ハヤテ」ほどキャラ萌えでもラブ要素もないので、あんまり私とはあいませんでしたが、切るほどでもなく、いつの間にか完走してたなあ、という感じでした。

 ひょっとしたら、謎とか伏線とかあるのか?という気分もありました。まあ、一応あったと言えばありましたけどね。

 ということで3以外に付けられないアニメだったなあ、という評価です。評価せずのオール3ではありません。




以下 1話感想です。

{netabare}  「11人いる」とか「アナザー」あるいは嘘つきに関するロジカルクイズのコメディ版かな?とおもって見ると「涼宮ハルヒ」-(ハルヒ)+(アーニャのもどき)という感じです。性格はシャッフルされてますけど。

 出落ち感がすごいんですけど、キャラが増えたり設定が増えればギャグを増やせますので枯渇しないのなら、70点くらいのギャグアニメを毎週楽しむ分には面白そうだと思います。毎週みないと駄目でしょうね。一気見には向かないでしょう。

 女子校ギャグですけど、ちょっと…かなり品がない系なので、少年向けは意図してない感じですね。青年誌なら受けないでしょうね。別冊マガジンということで、よくアニメ化にこぎつけましたね。掲載誌が合っていない気がします。キララ、コミックバンチとか思い切ってビームコミックの方があってるのでは?内容見てないので何とも言えませんけど。

 地球に関するクイズのところの作画だけ妙に良かったのが印象的でした。気になってマンガ版の画像を検索したら絵がかなりレベルが高いのでびっくりしました。

 それと、UFOのセンスがちょっとニーアアンダー7的でした。あと「ニコちゃん大王」のオマージュだと思われるギャグもありました。
 原作者が絵師的だし2次創作的なマインドもありそうなので、化けるときは化けるでしょうけど、同人誌で終わる可能性もあるかなあ。ほどほどに期待します。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

65.8 14 学園で宇宙人なアニメランキング14位
輪廻のラグランジェ(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (806)
3982人が棚に入れました
主人公・京乃まどかは故郷である千葉県・鴨川の海を心から愛する女子高生。「困っていることがあったら、助っ人しちゃう」のが売りの「鴨女ジャージ部」、ただ一人の部員として、今日も元気に活動中の17歳。ある日、謎めいた美少女・ランと出会ったまどかは、一目見て彼女を同志と思い込み、熱烈にジャージ部に誘う。ひょんなことから部員が増えて、まどかは大喜び。そればかりか、ムギナミという不思議な転校生がまどかのクラスにやってくる。ゆるふわな性格のムギナミは、軽いノリでジャージ部に参加。 まどか一人だった鴨女ジャージ部は、一気に三人に増え、やがて鴨川を守る希望の星となっていく…!

声優・キャラクター
石原夏織、瀬戸麻沙美、茅野愛衣、野島健児、吉野裕行、松岡禎丞、興津和幸、能登麻美子、浜田賢二、井口祐一、保村真、田中理恵、藤村歩、川田紳司、山口立花子、三森すずこ、浅倉杏美、南里侑香、野水伊織、森谷里美
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

感激のコラボレーションここにありo(*^▽^*)o~♪

■輪廻のラグランジェの世界はこんなんですよo(*^▽^*)o~♪
Production I.G原作のオリジナルアニメーションで千葉県鴨川市が舞台となってるんですね♪
鴨川と鴨川シーワールドのイメージが強いですけど、山も近く海も綺麗な自然豊かな街並みを忠実にそして鮮やかな作画で描写しているのです♪

主人公の京乃まどか[kyouno]ちゃんはとっても明るくって元気な女の子!
困っている人がいると何でも手助けしたくなっちゃう性格で、鴨川女子高校での部活動も彼女にぴったりでした♪
その名は「ジャージ部」…(;・∀・)ハッ?
部員はまどか一人なのです…Σ(^∇^;)エッ! それじゃあ同好会じゃんw
活動内容…人助け(o^-')b グッ!
鴨女「ジャージ部」拡大を目標に毎日精力的に活動していると…ついに部員確保!?
ランと言う女の子と同士となったまどかは、彼女のお願いを聞くことに!!
「あなた、ロボットに乗れる?」‥‥‥‥‥‥ ∑(〃゚ o ゚〃) ヘッ!!
ランに出逢い手助けすることになった彼女の運命が大きく変わることになったのは言うまでもありませんでした( ゚∀゚ )

って事で「輪廻のラグランジェ」はロボットアニメなんですね♪
しかもロボットのデザインをNISSAN自動車のカーデザイナーがデザインを手掛けるという新しい試みがあったのですヽ(`▽´)/
女の子が乗るロボットらしく、女性らしい曲線美を生かしたデザインになっていて、デザイナーの大須田さんは普段内装のデザインを手掛けているので、ロボットのコックピットも洗練されていて見所の一つと言えるんじゃないでしょうか♪


■日記『まどかの一日♡』を読んだ私の日記 φ( ̄∇ ̄o)
◯月△日
{netabare}
公式サイトにアップされている『まどかの一日♡』読んだよ♪
まどか、プール掃除ご苦労様でしたo(*^▽^*)o~♪
でも…「プールの神様」ってすぐ信じちゃダメだよwww
それにね…プールをでっかいゴミ箱とカン違いする人なんていないからね(>▽<;; アセアセ
そりゃーまちこ先生に怒られるって!
それと南田先生って藻マニアw
どんだけ藻を持ってってあげたん?
今日はまどかがかなり天然って事を発見♪ まる。{/netabare}

◯月■日
{netabare}
今日の活動は試食係だったんですね(^▽^)/
「さんが焼きバーガー・まどかスペシャルNo.12(仮)」って試作品No.1~11があったって事だよね!とっても気になる~♪
さんが焼きはなめろうを使った南房総の漁師料理だよね!
落花生も千葉県産は有名だね!めっちゃ値段高いのがw
さんが焼きに何でも入れちゃう浩さんはかなりのチャレンジャーなのね!
まどか以上にプラス思考の人発見(。・w・。 ) ププッ
さんが焼き食べた事ないから今度ご馳走してね~。 まる。{/netabare}

◯月×日
{netabare}
テスト期間中なんだね~!!
大変だねって…オイ!!
田んぼの草刈りとテスト勉強を天秤にかけないでww
またまちこ先生に怒られてるじゃん!まぁまどからしいけどね!
ところで、みちとさちと一緒にテスト勉強したみたいだけど…
まどかぁ…勉強でも頼られるジャージ部を目指そうね(。・w・。 ) ププッ
今日はまどかの諦めの良さを発見。…まる。{/netabare}

△月◎日
{netabare}
怪我をしたトンビを助けてあげるなんてえらいぞまどか!さすがジャージ部!
バード部部長の鳥居さんもきっと喜んでいるよね♪
でもね…恩返しのお礼でトンビが油揚げ持ってくるなんて(ヾノ・∀・`)ナイナイ
もう、まどかったらトンビがいなり寿司に見えてるじゃない!!
今日はまどかがとっても食いしん坊だって事がわかりました。 まる。{/netabare}

△月◆日
{netabare}
今度はテニス部あかねちゃんの緊急依頼だったんだね♪ジャージ部も大変だ!
ところで、まどかってテニスやったことあるの?(゚ロ゚;)エェッ!?ない…
ルールも知らないでよく試合に出たよねw
で試合の方は勝てたの…(ノ´▽`)ノオオオオッ♪すごい!さすがまどか!
ジュースの力で勝てたって?…(;・∀・)ハッ?
「ジュース」じゃなくって「デュース」だよwww
ルール知らなくってよかったね!
今日はまどかの運動神経の良さと食いしん坊を再確認! まる!{/netabare}

△月※日
{netabare}
鴨川沖に古代文明が沈んでるって本当なの!?
でもこういう噂は周期的に話題になるよね~♪
また7年後にお店も大忙しだねw
がんばれまどか!鴨川ピラミッド発見の日は近いぞ!?
鴨川を全世界にアピールする野望を知った日でした。 まる。{/netabare}

△月★彡日
{netabare}
今日はジャージ部のトレードマークのジャージを新調したんですね♪
浩さんから命じられなかったらいつ新しくするつもりだったの…?w
私もさち、みちと同じで、何でいつも同じ色って思ったけどお姉ちゃんが初めてのバイト代で買ってくれたんだってね!
優しいお姉ちゃんって羨ましいな♪
(*'ω'*)......ん?「ジャージおろしの儀式」ってwwwww
ジャージを馴染ませるって大変なんだ…
ウォーキング1時間、砂浜ダッシュ20本、着たまま昼寝3時間w
今日はまどかのジャージに注ぐ愛情の深さを感じました! まる!{/netabare}

■月▽日
{netabare}
夏の鴨川は賑わうよね!おっ菊川製氷さんのトラックがエンスト!!
ジャージ部の出番だね(^ー^* )フフ♪
海の家のかき氷を守るのが今日のお仕事だったんだね!
(・・。)ん?氷を自転車で海の家まで運んでる途中で迷子と遭遇!!
ここはやっぱり放っておけないまどかだよね!えらい!
結局2人分の氷しか運べなかったみたいだけど、菊川製氷さんもまどかの好意にきっと感謝してるよ!
今日は鴨川を愛するまどかの正義感を再確認。 まる。{/netabare}

■月★日
{netabare}
夏休みなのにやっぱり忙しいジャージ部のまどかに、わたしの方がまじそんけいです♪
「ジャージ部 拡大!」がんばれまどか!
細かいことは気にしないまどかの事が大好きです。
アニメでの活躍の方も楽しみにしてるからね♪
                                     大きく、まる!
                                      [おしまい]{/netabare}


■総評
この作品は思わぬところで忘れられない作品となりました♫
実はアニメの内容どうのこうのではないんですよね…(^o^*;
主題歌を初めて聴いたとき、あっ(゚o゚*)この曲いいかもって思ったんです!
そこで調べてみると…なんと知る人ぞ知るRasmus Faber(ラスマス・フェイバー)がプロデュースしているって…
アニメとJAZZが大好きなσ( ̄∇ ̄*)アタシにとっては衝撃的すぎて、オロオロヽ(-0-ヽ)Ξ(/-0-)/オロオロしてしまいました(^=^;
日本のアニメが大好きなスウェーデン出身のハウス・ミュージック・プロデューサーとして知っていて欲しい人なんですよねw
しかも中島愛ちゃんとのコラボなんてファンとってはヽ(*⌒∇^)ノヤッホーイ♪って感じでテンション
(´∀`∩)↑↑なのですw
さらにED曲の方でもアニメ『ARIA THE ANIMATION』との絡みもちょっとだけあったのです♪
Rasmus Faberについては後述してますので興味のある方は是非参考にしてみてくださいね(*^0゚)v

で、肝心のアニメの方は分割2クールの作品だったみたいですね♪
ってことは1期を観ただけで作品全体の評価するのは難しいのかなって思うんですけど、視聴するかどうかの判断基準は公式サイトの「まどかの1日」か最初の1話を見れば充分かなって思います♪
まどかの個性を前面に押し出したシナリオ構成となっていて、1期観る限りではロボットアニメというよりも、学園青春アニメって色合いが濃かったような印象だったのです。
なのでまどかの事を好きになれないとあまり面白味を感じられないかも知れませんね…でもわたしはまどかのこと大好きなので応援しながら観てましたけどね(≧ ౪ ≦๑)☆彡

ちなみにロボットアニメって、戦争背景ってとっても大切なファクターだと思うのですρ(・д・*)コレ
「何のために戦っているのか」っていう根本的な概念が希薄だったので、学園での明るいイメージもあってかメリハリがなく重みがない印象となってしまっていたのが残念だった気がします。
シェルターに避難する人々のシーン一つとっても、戦争に慣れているかのような落ち着きぶりで、イマイチ緊迫感が感じられないし、戦闘シーン自体が軽くかっこ良く魅せるだけのファクターとしかなっていなかった印象で残念でした。
もちろん必要以上に重いシリアス展開はこの作品には必要ないとは思うのですけど、せっかく鴨川の綺麗な街並みを忠実に描いているのですから、「戦争」に対してもうちょっと現実感と説得感のある作風に仕上げて欲しかったかなぁって思ったりもしましたC= (-。- ) フゥー
でも洗練された変形可能ロボットの「ヴォクス」の美しさを活かした優美な演出と、スピード感溢れる戦闘シーンはラグランジェらしく個性的で、甘美な気分にさせてもらいましたのでとっても良かったです(*^▽^*)

戦争のシナリオはseason2に期待するとして、キャラについてはまどかを筆頭に魅力的な面々が揃っていたと思います。
まどかの愛機「AURA」って『風』っていう意味の素敵な名前だと思うんですけど、「みどり」って呼んじゃうのがまどからしくってwまる。
過去に母を亡くして心を閉ざしていたまどかは、従姉のようこの姿を見て今の元気で明るく前向きな女の子になったわけですけど、その恩を還元するかのように鴨川を愛する気持ちや仲間を想う気持ちが良く表現出来ていたと思います。
ジャージ部の活動を通して、まどかを中心に鴨川の街や自然があり、そして仲間や住人達いて、とにかく一体感があって微笑ましく思いながらまどかを見ていました☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
まどかに引っ張られる形で親交を深めていった「わん!」と「かしこまり~!」の今後の活躍にも期待したいですね!
それではいざseason2へ≡≡≡ヘ(*--)ノ ………ミ(ノ;_ _)ノ =3…って録画出来てなかったのです…
(。>0<。)ビェェン


■Rasmus Faber(ラスマス・フェイバー)ってこんな人なのですρ( ̄∇ ̄o)
数々のハウス・ミュージックを手掛けてきたラスマスの魅力は洗練された音楽センスにあると思います(*^^*)
今でこそハウスプロデューサーとして活躍していますけど、若いころのジャズピアニストとしの経験が今の彼の楽曲に反映されているのだと思うのです。
ハウス系でありながジャズの魅力である自由な発想とアレンジ感を取り入れた流麗で迫力のあるサウンドは聴いていて楽しい気分になれるんですよね♪
そんな小気味良い楽曲が多いので、是非一度は聴いてもらいたいアーティストの一人です(^ー^* )フフ♪
ちなみに日本との関わりはアニメからだそうですw
坂本龍一さんや菅野よう子さんの影響を受けていることもあって、ラスマスがプロデュースした
「プラチナ・ジャズ - アニメ・スタンダード」シリーズはまさに必聴の価値ありですよ♪
とくに「オネアミスの翼」なんか鳥肌モノです♪古っww
そんな「プラチナ・ジャズ」と坂本真綾さんに楽曲提供した「sayonara santa」のPVをどうぞ(^^♪

★「プラチナ・ジャズ」より『星間飛行』
{netabare}http://www.youtube.com/watch?v=-C5GiMmbiyw{/netabare}

★坂本真綾『sayonara santa』
{netabare}http://www.youtube.com/watch?v=59ANA8WLkwI{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『TRY UNITE!』
 【作曲・編曲】Rasmus Faber【歌】中島愛
 いきなり第一声が「ジャージ」で始まるって(*≧m≦*)ププッちょっとストレートすぎw
 でも久しぶりに中島愛さんのハイテンポで疾走感ある曲なのでいいですね♪
 とにかくラスマスとのコラボが聴けたのが何よりも嬉しかったです(^^♪
 「まるっ」が「キラッ」っ聴こえるのはσ( ̄∇ ̄*)アタシだけではないはずw

ED曲『Hello!』
 【作詞・作曲・編曲】 北川勝利【歌】中島愛
 ROUND TABLE featuring Ninoという名前でも活動している北川さんと言えばわかる人が多いはず♪
 アニメ『ARIA THE ANIMATION』の主題歌「Rainbow」「夏待ち」など提供してくれてました(^▽^)
 どちらかと言えば『Hello!』の方が笑顔と優しさが満ち溢れてくるような中島愛さんらしい楽曲だとおもいます♪


挿入歌『ジャージ部の歌』
 【歌】まどかw 
 貫け~♪    走れ~♪    ジャージ部魂~♪
 逃げるな~♪  攻めろ~♪   ジャージ部魂~♪
 ひたむきに~♪ 真っ直ぐに~♪ ジャージ部魂~♪ 


2012.01.22・第一の手記
2012.09.09・第二の手記(追記:■総評、■Rasmus Faber~、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 44
ネタバレ

しゅりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

1クール全部使ってプロローグ…ってなんかデジャブ

鴨川ですか。北西部の私には縁の薄い土地で10年以上行けていないです。
あの頃はまだ近くに行川アイランドがあったんですよね…。


そんな訳で最近徐々にアニメ登場の機会が増えてきた千葉県を舞台に設定し、
分割2クールという最近聞いたばかりの展開をする、I.G、XEBEC系のアニメです。
私がここ数年で観てきた千葉に縁あるアニメは浦安市とか千葉市とか銚子市とか
割と県北部の地方がモチーフになったアニメばかりなので
房総半島の南東部がメインの舞台っていうのは新鮮な気がします。

やっぱり最近のトレンドになっているご当地アニメを狙った風がありますが、
序盤からアピールがあざとく感じてしまい、そこはあまり好感が持てませんでした。
千葉県=落花生みたいなイメージをあんま強調しないでくれますか(泣)
{netabare} …しかし落花生の漢字から舞台が千葉であることに意図があるようにも思えてしまいます。{/netabare}


さて、上ではそんな事を書きましたがアニメ本編にはさして関係ありません。
このアニメは簡単に言うと元気で素直な少女、京乃まどかが異星から地球に
やってきたランとムギナミの2人の少女と出会い、地球が巻き込まれつつある
星間戦争から故郷の街を守る為にウォクスという謎を秘めたロボットで戦う。
幾度かの戦いと緩やかな日常の中でラン、ムギナミと絆を結んでいくといった内容です。


戦闘面ではかなりの数の敵機が降り注いできて、なかなかにダイナミックな攻撃を
されることもありますが、戦闘のほとんどが太平洋の海上や上空で行われる
ので街や人々にあまり危機が迫っているように感じないことがあります。
街の人々も落ち着いているというか、あまり戦いに関わらずに長閑な雰囲気を
守っているので、余計に緊張感が出ません。
ただ、それだけにいざ街や人々に被害が及んだ時に衝撃を受けることも
あるのかな~、と思わなくもないです。

主人公達の乗る3機のウォクスは手足が細くてロボ状態はちょっと微妙ですが
戦闘機形態はなかなか良いなと思いました。(Gジェネのギャプラン改っぽい)
ロボットでプロレス技やったりするのも、ロボット物に失われつつある
夢のある動作で個人的には気に入っています。
そう言えば昔、九十九里浜の北には空手で戦うロボがいたとか。
敵キャラの乗るロボ(オービット)の挙動もそれなりでしたが、無人機っぽい
敵機をあんなにわらわら出して、無機質に撃墜させていくのはどうなんでしょうか?


キャラクターの面ではまどかを初め、キャラクター性のはっきりした人物が
多いので個人的には遣り取りにテンポの悪さみたいな物を感じる事は少なかったです。
また、上2行とはちょっと矛盾しますが、このキャラがこういう反応をしたから
こう動くだろう等と言ったアニメのテンプレートから少しベクトルをずらして
リアルにありがちな人物の凡庸さ、煮え切らなさが見えたことは、
ちょっとおもしろいなと思いました。


現状は舞台、キャラの基本的な紹介をしながら今後の展開を多少匂わせて
1クール終わったような状態なので、毒にも薬にもならない感じです。
早く7月からの2クール目が放送開始しないかと心待ちにしています。


2クール目についての情報はまだ特に見ていませんが、主題歌は中島愛さんが
継続して担当されるらしいので安心です。
今期のOP「TRY UNITE!」とED「Hello!」はかなり聴きやすく、
CD1枚でどちらも入手出来る親切な仕様でした。


1クールを視聴して思うのは、最近の気合の入ったロボットアニメのように
複雑なストーリーや緊張感のあるバトルを期待されている方には
全くオススメできないのではというところです。
青春、友情、百合?など色々別の要素もあるような気がしますが、
まだまだ印象がはっきりしないので、前述の通りに2期を待つしかないですね。
何気に昔の何故か同じ街しか攻めてこない敵から人々を守るために戦うような
暢気なロボットアニメを思い出したりして、私はそれほど抵抗を感じませんでした。
(初投稿 2012.04.11 07:42)


2012/07/02追記
先週「鴨川デイズ」を観たためこちらに追記します。
かなりネタバレですので内容は伏せて書きます。ご容赦を。
{netabare}(そもそもこのアニメのレビューを読む人がどれだけいるか謎ですが)

鴨川デイズはまさに1期と2期とのつなぎな話で
舞台となった鴨川の年末年始から1学期中頃あたりまでの期間のお話でした。
これから敵味方になってしまうであろうランとムギナミの距離感に
かなり重点をおかれたお話になっていたように思います。

ちょっと演出上不自然な距離ですれ違っているように見える二人ですが、
結局まどかを大切に思う気持ちから再会していくのがラグランジェらしいと思いました。
主人公であるまどかは、いつも通りすぎて特別な感情は抱きませんでした。

しかし、まあ鴨川アピールが本編以上にレベルアップしていて辟易しました。
関係ないと思おうとしても県民である以上、とある漫画のパロのように
顔を赤面して震えながら観るようなこっ恥ずかしいシーンがいくつかありました。
ひどい捏造キャンペーンを観た…。{/netabare}

ラグランジェに興味があればどうぞ、といった感じです。
私はネタとして許容できましたが、楽しいかどうかは保証しかねます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

norimeru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「わん」と「まるっ」と「かしこまり~」、 ( ´∀`)/~~~~ 離れ離れで2期へと続く

2話まででレビュー中断してたので、それは下に残したまま総評っぽく。

いつも明るくて100%前向き、万能助っ人少女、まどか。
謎の美少女ランに誘われ(?)とりあえずオービットに乗ってみました。
あれっ、なんでだろ、初めてなのにばっちり相性が合いました。
ジャーマン・スープレックスもラクラク、チョーク攻撃も出来ちゃいます。

宇宙から来た色白のランちゃん。
性格は少し内向き、胸も小さめなドジっ娘。
オービットを上手に乗りこなすことができません。
でも、まどかのピンチに心が通じ、ウォクス・リンファを乗りこなせました。

こちらも謎の美少女ムギナミ。
天真爛漫、むっちりボディで何でも出来ちゃうユーティリティ。
でも、その昔は辺境の流刑地で・・・・
心の中は、ヴィラジュリオとまどかたちとの板挟み。

3人が出会い、結びつき、ストーリーは新たに展開。

パイロットが暴走する(?)とウォクスが反応して生じる、不思議な現象。
この現象(=輪廻)が、昔何かを引き起こしたんでしょう。

でも、「最初から2期が決まっていたのね。」
そう思わせるような終わり方でした。


2期では、

萌葱の大鬼天を裂き、
浅葱の大鬼星を喰い、
柑子の大鬼闇を吐き、
数多の贄で地に納む。・・・

とかいう言い伝えに隠された謎なども含め、解明されていくのでしょう。
古代の地球と、宇宙からの人たちとの関わりなんかもわかりそうです。


で、結局感想はと言うと、
「もう少し頑張りましょう」になっちゃいます。
どうしても中途半端な印象が強いからです。

お話の終盤でようやく動きがありましたが、バトルがメインではありません。
亜空フィールドとか、どこかで聞いたことのあるものも出てきました。
んじゃ、バトルの替わりにストーリー?
それほど深く掘り下げられてはいませんでした。

日産自動車がデザイン?
ロボットにエコカー減税がつくわけでもなし。
確かにとっても海がきれいでした。
でも、そこまで「鴨川、鴨川」って連呼しなくても。


この際、金髪のアステリアが鴨川の海から出てきて、CVの金元さんに
「地球を侵略するでゲソ!」
とか言ってもらえば、「まるっ!」とならないかな??。


それでも2期は観ますよ。
「女の子 + ロボット = “鉄板”アニメ?」を確認するために!。

(2012.04.08 追記)

ーーーーーーーーー
2話まで視聴

「ジャージ部」(なんじゃそりゃ?)所属の主人公。
なんでも屋さんで明るくはきはき、人気者、だけど天然少女のまどかさん。
なぜか成り行きで高性能ロボットの操縦ができちゃいます。

このメカ、操縦者が悩むと動かないし、気合入れるとがぜん戦闘モード変換・・・。
まどかさんとウォクス・アウラ(とかいうメカ)との相性はばっちりらしいです。
海の中で出会っていたらしいこのあたりの謎は、近々明かされていくのでしょう。

近いところならもちろん「IS」、最近は女の子とロボットの組み合わせ多いですね。
メカはこちらの方が「まるっ!」って感じのデザインで、主人公の口ぐせには合っています。
(まどか → 円 → まるっ! 、関係ないけど円環の理ですかって・・・・)

正体不明のランさんと2話で登場のムギナミさん、きっと二人もウォクス・なんたらを操縦するのでしょう。
これからの展開、どうなることやら・・・・。

ところで、最近のアニメは地元還元推奨?、と思わせるような鴨川市の全面的なバックアップ(wiki参照)。
日産自動車がメカデザインを手がけ、読売テレビも宣伝に必死。
アニメが認知されてきたのか、単純に利用されているだけなのか、少々複雑な思いでございます。



ちなみに・・、まどかさん、従姉のようこさんにコブラツイストかまされてました。
お返しではないでしょうが、敵オービットにジャーマンスープレックス。
ご存知でしょうか、昨年末に逝去された「金髪のまだら狼」上田馬之助。
馬之助には絶対似合わない技だな~と、なぜかしんみり思い出してしまいました。

合掌

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

66.8 15 学園で宇宙人なアニメランキング15位
ぱにぽにだっしゅ!(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (348)
2059人が棚に入れました
『ぱにぽに』は、氷川へきるによる、ギャグ漫画作品。月刊Gファンタジー(スクウェア・エニックス刊)に連載。
自由すぎる校風の私立高校・桃月学園に 天才ちびっこ先生・レベッカ宮本(通称ベッキー)が赴任!個性的な生徒達と動物達(?)と共に ちびっこベッキーが活躍したりしなかったりするびみょーにきみょーなスクールコメディ!!

声優・キャラクター
斎藤千和、山﨑バニラ、折笠富美子、ゆきのさつき、植田佳奈、堀江由衣、野中藍、阪田佳代、大原さやか、櫻井孝宏、石毛佐和、中世明日香、花輪英司、樋口智恵子、広橋涼、日笠山亜美、大竹宏、神谷浩史、沢城みゆき、門脇舞以、松来未祐、生天目仁美、新谷良子、麦人、杉田智和

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キャラ達は色褪せない可愛らしさがある。パロディは⇒?【17.8/25.0】

物語:2.7 作画:3.5 声優:4.5 音楽:3.4 キャラ:3.8 【合計:17.8/25.0】                       (33.1)

ジャンル        :学園、ブラック・コメディ
話数          :26話
原作          :氷川へきる(漫画)
アニメーション製作 :ガンジス、SHAFT
監督          :新房昭之
シリーズディレクター:大沼心
シリーズ構成     :金巻兼一
脚本          :金巻兼一、高山カツヒコ、植竹須美男
キャラデザイン    :大田和寛
音楽          :羽岡佳

OP           :「黄色いバカンス」作詞 - 斉藤謙策 / 作曲・編曲 - 河合英嗣
              「ルーレット☆ルーレット」作詞 - 河合英嗣 / 作曲 - 渡邊美佳 / 編曲 - 渡邊美佳、久保幹一郎
              「少女Q」作詞 - 斉藤謙策 / 作曲・編曲 - 菊谷知樹
OP 歌         :片桐姫子(折笠富美子)橘玲(雪野五月) 桃瀬くるみ(植田佳奈)
              6号さん(阪田佳代)一条さん(野中藍)上原都(堀江由衣)

ED           :「ガールッピ」作詞・作曲 - 渡邊美佳 / 編曲 - 渡邊美佳、橋本学
              「癒し系魔法少女ベホイミ」作詞 - 佐藤こづえ / 作曲 - 渡邊美佳
              / 編曲 - 渡邊美佳、久保幹一郎
              「遥かな夢」作詞 - 佐藤こづえ / 作曲・編曲 - 菊谷知樹
              「ムーンライト・ラブ」作詞・作曲 - 宮島律子 / 編曲 - 菊谷知樹
              「雪月花」作詞・作曲・編曲 - 河合英嗣
              「黄色いバカンス 姫子Ver.」作詞 - 斉藤謙策 / 作曲・編曲 - 河合英嗣
ED 歌         :柏木優麻・優奈(石毛佐和)来栖柚子(中世明日香)綿貫響(樋口智恵子)
              白鳥鈴音(広橋涼)秋山乙女(日笠山亜美)ベホイミ(門脇舞以)
              レベッカ宮本(斎藤千和)南条操(生天目仁美)芹沢茜(沢城みゆき)
              宮田晶(新谷良子)メディア(松来未祐)

参照元        :Wikipedia「ぱにぽに」

【概略】
桃月学園1年生を中心とした非日常的な日常をユーモラスに描く。基本的に1ページ完結の「1ページ漫画」であるが、ストーリー性が重視されるところではそれに縛られず、おまけマンガなどでは1コマが用いられることもある。

【特徴】
①ドタバタ、超展開、支離滅裂、カオス、といった単語が当てはまる「学園ギャグコメ」
②「パロディ」や「小ネタ」が所狭しと散りばめられている
③登場人物が多い

【長所】
①登場人物は多いが、各キャラが主役の回を設けている
②OP、EDのバリエーションが豊富
③次回予告部分がウンチク
④ほぼ一話完結で区切りを付けやすい
⑤声優の演技が良い

【短所】
①初回から登場人物が多く、覚え辛い
②背景に描かれた大量の小ネタに目を配っていると会話の内容が頭に入ってこない
③パロディや小ネタが一切分からない場合はただ只管忙しく見える

【短評】
 まず長所から説明します。本作は1話に登場する人数が非常に多いです。初登場キャラはステータスと一緒に名前を出す親切設計ですが、それでも序盤は名前を覚えきれないと思います。しかし、覚えてもらう為の工夫として各キャラに主役の回があります。その為、回を経る毎にキャラ立ちが良くなっている様に見えてきます。これが①です。
 ②については無機質を思わす演出のOPアニメーションがシャフトらしくて良いと思います。更には、回毎に歌う声優が変わり聴き応えのあるOP、EDになっていると思いました。
 ③についてですが、ストーリーがほぼ無いに等しい作風なので次回予告をする意味が無い訳です。しかし、その尺を使ってウンチクを喋るという作り自体を工夫と感じ、長所としました。
 ④は作品の性質上伏線を残す事が無い(少々有ります)ので、特別次回が気になる事が無いく、区切りを付けやすいという事です。
 ⑤については特徴の有る声で演技されていたと思います。また、声優に詳しくない私でも何度も目にしている名前が多いと思いました。(多分豪華声優陣) 

 次に短所ですが、①は序盤さえ我慢出来れば、最期まで同じ面子が登場するので後々慣れてくると思います。
 ②は観方を小ネタだけを探すか会話だけを楽しむかのどちらか片方だけに絞って観た方が良いかもしれません。肩の力を抜いて観たり、ながら観するタイプの作品だと感じましたが、両方同時に観ると可也忙しかったです。
 ③は分からなくても雰囲気などで笑えたりしますが、あまりに分からない事が続くと人によっては鬱陶しく感じるかもしれません。 

 総括すると、OP、ED、演出、声優など凝っている様に感じました。キャラデザインは少し古臭く感じるものの萌を意識したゆるくて可愛らしい感じです。また、登場キャラはどのキャラも個性的で見応えが有ります。基本的に話のパターンは最期まで変わらないので序盤の数話が楽しめれば最期まで楽しめると思います。  

【思った事、及び蛇足】
 自分が知っている限りではこの作品以前に似た雰囲気の作品は無かったです。ハチャメチャな要素を取り除けば『あずまんが大王』に似ていると思います。ハチャメチャな要素はそのままにストーリー性とラブコメを足せば『スクールランブル』に似ています。この作品以降では『日常』『ゆるゆり』『さばげぶっ!』辺りが似ていると思いました。ただ、ぱにぽには登場人物が圧倒的に多く、更にはパロディも多いです。これ以上に忙しくてカオスな作品が出たら訳が分からなくなる自信が有りますw
 
 それから、パロディの盛り込み方に疑問を持ちました。パロディの本質は笑いを取る為に使う物だと思ってましたが、本作ではあまり笑いを取る為にパロディを盛り込んでいる様に感じませんでした。上手く言えませんが「間違い探し」や「ウォーリーを探せ」的な感覚に近く、元ネタを思い出すまで時間差があったので思い出した時に笑いよりも「そんなのあったねー」という様な懐かしさが込み上げて来る感じでした。 
 
 観終えてそんな事を思った訳ですが、ここまで多くのネタを仕込んだ作品は観た事無かったので満足しました。因みに好きなキャラはマスコット的存在のメソウサです。笑いのツボを刺激してくれたキャラは殆どこのメソウサでした。喉を絞って出したような喋り方も結構好きです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

*当時(2005年12月)の総括

 さて、そのテンションに付いて行けず、1話で切ってしまった方も大勢いるだろうと思うけど、結局完走してしまったな。実を言うと、俺も最初の方は理解できていなかったんだけど、残り半分を切った辺りから、ストーリーを追う頭がどっかに飛んでしまって、後はひたすら「ぱにぽに」ワールドに引き込まれていった。

 では、最初の方は、この作風に馴れた今なら、きっと面白い筈だ、と思い、DVDで再び確認してみたんだが…

 正直、面白くないです。錯覚とか先入観でもなくて、本当に微妙。姫子のボケに対する「お前バカだろ」、という無粋な玲の突っ込みも、今となってはどうしようもなく見える。では、何故前半、それも最初の一桁台は面白くないか?

 よくよく自分の感想などを読み返してみても、当初は「キャラ(更に言うならベッキー)萌えで済ませる作品だ」と書いてあるし、キャプを見ながら思い出してみても、大体同じ印象を受ける。しかし、思い返す中である1つの仮説が浮かぶ。

 それは、製作スタッフの側も、登場人物のキャラを掴みきれていなかったんじゃないか、という事。原作でのキャラ付けという下敷きはあれど、アニメ版がこれだけハジけた作品になった理由は、そこにあるんじゃないか?

 そう仮説を立ててみてから、今一度回想すると…確かに、当初は動きがぎこちないんだよね。ビジュアルで特徴的な記号を持つ6号や都は、見ただけでそれと分かるけど、くるみや玲はどうしてもルックス的に埋もれがち。しかし、回を重ねるごとに、玲は何でも出来る才女且つ、面倒見の良い所もある面が描かれ、くるみは地味と言われながらも、それでイジられて存在感がある。後半では、むしろ都の方が地味な印象すら受けた(時代劇の回は除く)。

 つまり、中盤から後半に掛けて、俗に言う「キャラが勝手に動いている」状態になったんじゃないかな。最後の方は、ボケをかます姫子も殆ど自然体だったし、むしろC組の面々よりも、存在感が極めて増していった茜や鈴音の方が生き生きとしていたかも知れない。

 要するに、話の中でキャラも(そのキャラを動かす脚本を書いている人も)、そしてそれを見守る視聴者すら育ててしまった稀有な作品と纏める事は…強引過ぎますかね?

 そして、「だっしゅ!」を「だっしゅ!」たらしめているもう1つのファクター、「ネタ」について。

 一部で、この作品を「パクリ」だと非難しているフシがあるらしい。しかし、俺の考えでは、これは「オマージュ」或いは「リスペクト」であって、決してネガティヴな響きを持つ「パクリ」ではないと思っている(「インスパイヤ」は、最近ネガティヴな意味になったからなぁ…)。

 例えば、頻繁に出てくる、主にRPGネタやロボットものネタにしても、それが理解できなければ、内容の展開自体を理解できなくなるような取り入れ方はされてはいない。あくまでネタとしての領分を出ていないところが大きい。

 この流れは、本作品の監督が手がけた「月詠」でも、ドリフネタを頻繁に織り交ぜている点で同じだが、そちらでもドリフネタを知って様が知るまいが、メインのストーリーを何ら阻害してはいない。「だっしゅ!」でも、いささか悪ノリが過ぎたきらいはあったかも知れないが、基本的に無問題だ。

 むしろ、ネタを各所に散りばめた事で、「コレ、俺も知ってる」「懐かしいな」「このネタはなんだ?」と、様々な…主にネット上でのやり取りが頻繁になり(多分)、意見交換を交わす機会が増えた。



 ここに宣言しよう。

 この「ぱにぽにだっしゅ!」は、アニメの皮を被った、新時代・ネット時代のコミュニケーションツールなのだ!!

 と言う訳で、半年間常に周囲をにぎわせたこの作品も終わり。妙な勢いがあると言う点では、果たしてこれから先、この作品を上回るものが現れるのかどうか、疑問になる。そこまで言い切ってしまえるほど、問題作ではあった。「名作」と言えるのかどうかは別問題だけど。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

型破りに挑戦したシャフトアニメ。

アニメーション制作:ガンジス、シャフト
2005年7月- 12月に放映された全26話+OVA1話のTVアニメ。

『月刊Gファンタジー』に連載されていた、
氷川へきるによるギャグ漫画『ぱにぽに』が原作です。

【概要】

桃月学園を舞台にした教師と生徒たちによるドタバタした学園コントアニメ。

主人公は、10歳でマサチューセッツ工科大学を飛び級で卒業したという、
ハーフの金髪天才少女・レベッカ宮本(ベッキー)
性格的にまだ幼い彼女が赴任して1年C組の担任(ちびっこ教師)になる話から物語が始まります。

桃月学園は1学年4クラスで、作中で扱われるのは1年生。
各クラス個性あふれる教師や生徒たちでひしめき合う、
無法地帯みたいなアニメです。

【感想】

のちに新房昭之監督を始めとして「物語シリーズ」や「まどか☆マギカ」などの作品に関わった、
多くのスタッフや声優が参加しているアニメですね。
私は読んでないのですが、変わった感じの原作漫画をアニメで更にアレンジして、
いかに非常識で不条理な展開にするかにステを全振りしたアニメらしいです。
視聴者の意表を突くことで笑いを取るタイプのアニメですので周回には不向きかもしれません。

このアニメは、ビジュアル的には萌えとお色気と過剰なまでのネタ尽くしにコーティングされていますが、
だいたいのパターンとしてギャグの被害者は泣いたり酷い目に遭うことが多いですね。
山崎バニラが演じる白いウサギのような二足歩行生物が専らの貧乏くじですね。
本当にいつも悲惨な目に遭っています。
他にも同級生の言葉で深く傷ついて、いじけたりする女生徒とか出てきたり。

それら全部がアニメの中ではネタとして扱われているのですが、
「いじり」と「イジメ」の区別。そして物事の善悪がわからん人間が真似したら、
ちょっと困るかな?と思わないでもないことは多々有ったりしてw
作中でいじられる方にタフネスというかしぶとさ、強かさが足りてないのが原因かも。

別の作品になりますが、大武政夫の「ヒナまつり」で、
アイドルの自己紹介風に「中学生のくせにバーテンダーをやっていまーーっす」
を言わされた三嶋瞳なんか、いろいろと巻き込まれて酷いことになっているのですが、
いじられるたびにパワーアップして行き、自力で社会的地位を築いていった凄い人でもあるので、
ああいうほうが安心して見ていられて好みですね、

なんか脱線してしまいましたし、本来なら気にする部分はそこではないでしょうけどね!

アニメ向けに独自にキャラをアレンジしていった結果、原作にない要素が加わっていじり方がそうなったとか?
その代わりにモブ生徒をマネキン人形にしたり、教室を「8時だョ!全員集合」のセットみたく見えるようにしたり、
照明さんなど撮影スタッフを登場させて、実はこれはテレビ番組の収録でフィクションであるということを強調することで、
それを免罪符にやりたい放題フリーダムさを加速させていった感じですね。

実際に、このアニメの視聴者の大多数にはどうでもいいことですね。

それはそうとして、久々にこのアニメを観てみたのですが、
以前は大笑いしてたのに、今回はそれほど面白くもなかったですね。
私のお笑いの趣味が変わったということなのでしょうね!ということで若干評価が下がりました。

なんか、このアニメに対してネガティブなことばかり書いてるように思えますので、
とりあえずセールスポイントを!

有名になる前の神谷浩史など声優陣が豪華。
神谷浩史演じるネコ神様と山崎バニラ演じるメソウサの掛け合いが意味不明で面白かったかも。
OPが3つありますがセンスがいい。
ワイワイと賑やかなのが好きな人にはマッチする内容だと思います。
ただ、ギャグのクセが強いですので多少、人を選びますかもw


これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40

71.1 16 学園で宇宙人なアニメランキング16位
ブギーポップは笑わない(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (415)
1742人が棚に入れました
竹田啓司は、同じ学校の後輩でもある恋人の宮下藤花を待っていた。しかし約束の時間が過ぎても彼女は現れず、連絡も通じない。日も暮れ始め、あきらめて帰ろうとした竹田の視界に涙を流しながらふらふらと歩く男の姿が映る。どう見ても普通ではない男の姿に、竹田自身も、そして周囲の人間たちも我関せずを決め込んだそのとき、不思議な人物が男に駆け寄ってくる。大きなマントに身を包み、奇妙な帽子を被った不思議な人物。ソレは竹田との待ち合わせをすっぽかした宮下藤花と同じ顔をしていて……。

声優・キャラクター
悠木碧、大西沙織、近藤玲奈、小林千晃、下地紫野、諏訪彩花、榎木淳弥、市川蒼、竹達彩奈、宮田幸季、八代拓、市ノ瀬加那、細谷佳正、長谷川芳明、阿澄佳奈、上田燿司、花澤香菜

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

時の壁

【未評価】*少し修正

ストーリーが読み取り辛い。
妙に訳知り顔の学生たちが、利いた風なセリフを演説するような印象ばかりが強く、話している内容が素通りしていく感触がある。

この分かりにくさは、カットバックを多用した演出や、キャラの描き分けといった技術上の問題ではなく、原作小説の発表された20年前と現代との時代差にあるように思える。


世界に侵入した世界の「敵」を、二重人格のような「学生」の主人公が密かに排除してゆく。

日常的な社会の運営とは隔絶して、「世界」の根本的な危機に社会参加していない「学生」がダイレクトに関与していく作品構造は、原作発表当時に萌芽し始めていた「セカイ系」を先取りしていた。
「学生」が訳知り顔で利いた風な能書きを述べるのは、社会参加していない「身分」と、「社会領域」が存在しない「セカイ系」世界との相互作用による必然だろう。

全体の構造が把握しきれないまでに複雑化して、感覚的に「よくわからな」くなってしまった社会が、社会を不可視化して排除する「セカイ系」の想像力を生んだ。

世界に侵入する「敵」は、政府や大企業などの「上のほう」の「えらい人たち」が「秘密」に独占して抱え込んでいる本作の陰謀論的な「世界」は、典型的な「セカイ系」構造だ。
一般人=大衆=社会から隠された「秘密」を巡って、「えらい人」と「学生」は同水準に立つことになる。
「社会」から秘匿して独占した「秘密」を、「えらい人」と共有していることが、社会参加していない「学生」が、多くの「セカイ系」作品で、世界の命運に接近して利いた風な口をきける根拠だ。

だが、こうした「セカイ系」構造の説得力が、この20年で変質したことが、本作の「分かりにくさ」の理由ではないだろうか。
原作でストーリーに説得力を与えていた時代感覚が変化してしまったのに、現代へと時代設定を変更してそのまま同じ舞台設定を使用してしまったことが、細かな技術上の齟齬などではない、根本的な「伝わりにくさ」の原因である気がする。


20年前、「セカイ系」に説得力を与えていたのは、逆説的に現実の「社会」は強固で不変であるかのような時代的な「信憑」だったのではないだろうか。

自律作動する複雑で「よくわからない」機械のようなものとしてイメージされる「社会」。

「よくわからない」ままに、自分とは無関係に自動的に作動していく複雑な機構としての「社会」、という現実の「世界観」が、逆に「社会領域」が削除されても「日常」は何の不都合もなく維持されていく「セカイ系」の「リアリティ」を支える。

「学生」が訳知り顔で「世界」の根本に関与していく背後で、電車は時刻表通りに運行され自動車は信号に従って走行する。
水は蛇口から流れ、スイッチ一つで電気は点き、コンビニに並んだ商品は望むままに購入できる。

本作でも同様に反復されているこのような「日常」のあり方は、逆説的に「社会」の不動の安定を暗黙の前提としている。

だが、この20年という時間は、こうした暗黙の信憑を掘り崩す過程であったのかもしれない。


こうした「セカイ系」世界の「安定」を支えていたのは、陰謀論的に歪曲された権力者=「えらい人」だった。(時として企業経営者がこれに加わる)
「ズル賢」く「悪賢」い権力者は、自らの権益を確保するために、権力の源泉である「社会」を自分に都合の良い形で「安定」させる強い動機がある。
「世界」の動揺と切り離して「日常」を安定させるために、「秘密」を独占する「敵」としての権力者は陰謀家として登場するしかない。
(世界の危機を「秘密」にしたまま「密かに」戦う主人公とは、「安定」を口実とした「陰謀」の共犯者であるともいえる)
多くの「セカイ系」で、「政治家」を始めとする権力者が役職も権能も不明な「えらい人」として現れるのは、「複雑系」の社会を「よくわからない」の一言で理解する裏返しだ。

本作もまた、この構造をなぞっているのは上述の通りだ。

当然、こうした「設定」は、読者=視聴者の現実感覚との連続性があるからこそ採用されてきた。
しかし、現代の視聴者には、こうした世界構造は説得力が薄れているのではないか。

そう、この20年で暴露されたのは、現実の政治家=企業経営者=権力者は「ズル賢く」もなければ「悪賢く」もないという事態ではないだろうか。

単に「ズル」くて「悪い」だけで、「賢く」などはない。
「ズルくて悪い」だけのバカではないかと。

「自分は何もしなくとも自律運動する社会」の「信憑」を支えていたのは、「えらい人」が自己利益のためにズル「賢く」社会を操作しているはずだ、という、ある種の合理思考だ。

しかし「えらい人」が「悪い」だけのバカならば、合理思考など存在していたはずがない。
「社会」の自律運動は、「複雑さ」から目を背ける反知性の怠惰が見せていた幻影ではなかったか。

「ズルい」バカが、思い付きで「権力」を振り回すことで、「社会」の機能不全を引き起こしてくるさまを目撃してきたことが、「自律運動」の幻想を、もはや「信憑」できない地点に視聴者を連れてきたのだろう。

おそらく現代の視聴者には、「学生」が利いた風なセリフで「世界」を救う背後で、日常が「自動的に」維持されているようには見えていない。

誰かが電力網を維持し、運行を管理して電車のダイヤを維持している人がいる。
信号機をメンテナンスする人に支えられて自動車は運行し、その流れに乗って商品の配送する人が、24時間のコンビニでの買い物を可能にしている。

こうした個々の「社会人」たちの肩で支えられた「社会」では「自動作動の安定」がリアルさを喪失するのであれば、「安定」のための共犯行為が要請する、「密か」に戦う「聖戦」の密儀性もまた説得力を失う。
社会参加していない「学生」が訳知り顔をする本作が、わかりにくいものとなるのは避けられないだろう。


時代的に失効した「世界観」を、無自覚に「現代」へ持ち込んだ設定が、本作を分かりにくいものにした。

だが、これは原作小説が現代では無価値になってしまった、という事ではない。
水準を超えて構築された作品は、その時代を離れても物語の訴求力は、衰えない普遍性を持つ。

ただ、その時代と強く結びついて説得力を発揮した「もの」を、十分に検討することなく時代だけ現代へスライドさせた不手際が、作品の語るものを不明瞭にしてしまったという事だ。
おそらく同じ失敗をアニメ版『BANANA FISH』にも指摘できるだろう。
東京もニューヨークも同方向に等質のものとしてフラット化する圧力に晒される21世紀世界で、温室の「日本」に対する「リアル」の渦中にある「アメリカ」、という80年代特有の誤解の対立構造に基づいていた原作マンガの説得力は機能しない。


「社会」や「世界」の理不尽さへ対する若者の不満は、いつの時代でも繰り返されるだろう。
可視化装置として、ある時代では有効であった「自動作動する不変の社会」への信憑を利用した「セカイ系」は、現代では有効性が薄れた。
新たな装置が求められるし、試みも多くなされているが、しかし、そうした「改変」を加えれば「原作」とはまるで異なる「作品」となるわけで、原作の「アニメ化」とは難しいものだと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

どっからどう見てもポップ・・・ではないよね

『これは猟奇サスペンスであり青春群像劇であるんだよ』 

相反しそうな言葉を同一の意味合いのものとしてキャラに語らせる。するとあら不思議!深淵なる哲学的ななにかに聞こえてきます。

『猟奇サスペンスである一方青春群像劇』 並列は×
『猟奇サスペンスである以上に青春群像劇』 序列も×

いずれもパンチが弱いため、ここではあくまであたかも相反するものが一体となってるような表現に努めねばなりません。

・レトリックのみでくどく、キャラをイタく感じてしまうのが “梅”
・レトリックがハマリ、キャラに魅力を感じてしまうのが “竹
・レトリックとストーリーがマッチし、作品に魅力を感じてしまうのが “松”

本作『ブギーポップは笑わない』はまごうことなき松!
抽象的な「世界の危機」という大問題を巡って登場人物たちの極めて主観的な台詞回しで進行していくサスペンスタッチの青春群像劇のようなものと言ってよいでしょう。猟奇性を帯びたキャラクターも複数登場するため、グロ描写も所々出てまいります。


1クールなのに全18話のお得感。トリッキーな放送スタイルのおかげで何話か飛ばしましたがなんとか視聴を完了しました。配信やタイムシフトのある時代で良かったです。
そんな便利なサービスの欠片もなく、ラノベという単語も浸透してなかった1998年に刊行されたヒット小説のアニメ化です。
元ネタの刊行年度を考えれば古典といって良いでしょう。私としては珍しく原作既読の作品です。作品の意義だったり影響等についてはgoogle先生あたりをご参照くださいませ。

実際に視聴してみて巷で言われるような “古臭さ” というのが実はよく分かりませんでした。
だいぶ原作の記憶が薄れているためほぼ初見のような新鮮さで堪能できてます。全18話を通してキーになる人物(人格)がブギーポップ。いくつかに別れたエピソードはこちら、

(1) 第1話 - 第3話 ブギーポップは笑わない
(2) 第4話 - 第9話 VSイマジネーター
(3) 第10話 - 第13話 夜明けのブギーポップ
(4) 第14話 - 第18話 オーバードライブ 歪曲王

計4つのエピソード。時系列は前後してたりするのでながら見は禁物です。時系列の掴みづらさと同様に、キャラ相関が難解、そして台詞回しが難解です。私は後者をあきらめました。
ただキャラ相関は小難しそうに見えて意外とシンプルなのではなかろうかと思ってます。ここが掴めてくるとテーマらしきものも見えてくる作品でした。


◆相関その1 二つの二項対立
・《世界の敵》 と 《世界の敵の敵》 の二項対立。
{netabare}《世界の敵の敵》はブギーポップ。前者はブギーポップに“自動的に殺される”人が目安でした。合成人間もいいセンいってますが、MPLSと呼ばれる元は普通の人間でふと異能に目覚めちゃったのが敵認定される場合が多かった気がします。{/netabare}

・《社会の敵》 と 《社会の敵の敵》 の二項対立。
{netabare}霧間お父さんの「社会の敵」というセリフに引っ掛かりを感じました。統和機構に殺されるのが《社会の敵》に見えます。ブギーポップは社会の敵は殺しません。{/netabare} 

《敵の敵》の主語は一つで《敵》はいろいろですが、《世界の敵》か《社会の敵》かに分けて整理するとスッキリします。《世界》と《社会》の違いはようわかりませんでした。
{netabare}強いて言えば
《世界の敵》はマジやばいやつ。世界を滅亡に陥れる者。
《社会の敵》はプチやばいやつ。世界を大混乱に陥れる者。{/netabare}

{netabare}ここでふと、《世界の敵》は超異能だけどスケールが小さいというか世界はさすが言い過ぎじゃね?と思ってみたり。
この作品でいう世界の規模感や質感が我々がイメージできるものならば、目立ってマークされてそのうち一個師団が出てきて壊滅させられる程度の異能ぶりです。おそらく煮詰まった上で殺される前といいますか勃興期のイケイケな時にブギーポップが登場するのかもしれません。だからこう噂されてるのかな。

{netabare}「その人が一番美しい時に、それ以上醜くなる前に殺す」{/netabare}{/netabare}


◆相関その2 宮下籐花はモブ
ブギーポップが主要人物であることはよいとして、肉体を間借り!?している籐花にも焦点をあてると混乱します。
先入観だと、ふつう主役はこの人だよって観る側に柱を作ってあげてから話を進めるとか、群像劇でもグループ(だいたい5名くらい)を作ってその囲いの中で話を進めるものだと思うのですが、それがありません。登場人物の母集団に大きな変動はないのにです。さらに4エピソードと分けてることでなおさらこんがらがります。
前のエピソードで主役を張ったかと思えば次のエピソードは台詞なしとか、ブギーポップに視点を置きたいけどなかなかもったいぶって出てこないとか。
{netabare}当初は、別人格に悩まされる少女(宮下籐花)と恋人竹田啓司との奮闘記を想像してしまったせいでとても混乱した私です。{/netabare}
{netabare}霧間凪も髪型変わってヴィジュアル判別が難しくなったりとかホント勘弁して~{/netabare}


対立の構図や人物相関が整理できたらあとは身を委ねて完走です。
こういった「世界の危機」といった抽象的な大問題をさも大事のように扱う作品って、外からだと馬鹿馬鹿しくつまらなく見えがちなのですが、中に入ってみるとけっこう陶酔できるものです。
作品が世に出た1998年あたりで例えれば、ヴィジュアル系バンドの歌詞世界とライブ模様みたいなものかと。「破滅」「追憶」「世界の果て」「彷徨」「闇」「孤独」「血」「薔薇」「憂鬱」「堕ちる」・・・とだんだん楽しくなってきちゃったのでこのへんで。あと「とりあえずフランス語」。

極めて私的で閉じた空間でのダークな物語。
きっと中学生や高校生くらいの思春期に出会ってたらドはまりしてたと思います。では思春期が遥か遠い大人の私はどうだったかというと、「とても楽しく鑑賞できました」になります。
毎度OPが楽しみだったのと、意外と大人がいい役回りをしてたことが理由としては大きいですね。語り部的な大人らしい大人もいれば、大人になりきれなくて身を滅ぼす大人と。
彼ら高校生が抱く未来への期待と不安を象徴するような大人ばかりでした。
子供ばかりだけだったら見られなかったような気がします。

思春期世代の抱える不穏さをファンタジーでふわりと包んだ良作です。

この作品に影響を受けた奈須きのこ氏の『空の境界』にドはまりした私にはとても相性の良い作風でした。



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2019.09.19追記 


視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴



2019.04.27 初稿
2019.09.19 追記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 51
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ブギーバックは笑えない

ダンスフロア~に鮮やかな光~。
…。
ピエール瀧ぇ。
ってことで妙に薬物ネタが出てくるこの作品、もうちょっと時期遅かったら世間に「配慮」して放送できなかったってことは…無いか?大丈夫か?

{netabare}噂には聞きつつもどんな作品なのかは全然知らず、「よしこれで内容知れるぜ」と1話見てみたら全然意味分からなくて一旦脱落。
脱落したといっても妙に後ろ髪引かれる部分があって…まずOPカッコ良いよね。
爆発したビルをボケーっと見てたら何者かが空をスッ飛んでいってハっと白昼夢見て最後は再びハっとする所に戻ってという内容で、「しょうゆおいしいです」みたいな。
それとこれ結構重要だと思うんだけど、女性キャラをワザと絵的にブサイクに描いてない?
青ブタのように美女に生まれて大変って内容ならまだしも、意味も無く美少女に描かれてる限り媚びてる匂いってのはどうにも付きまとい、それでいて所謂「意識高い系」をやられるとな~~んか気持ち悪い。
意識高い系でないならどんなに媚びてても平気なんだけどねぇ。
新シリーズ版のなんとかの旅とかヴァイオレットなんとかとか…自分的には評価低いんだけどブサイクに描かれてたらまた違ってたんじゃないかなー?と最近思ってて。
また色づくなんちゃらはそこら辺考えて、ブサイクになりかけギリギリのラインを攻めてた気配を感じます。
ってことで、この作品はめっちゃ思い切ったことをしてるという認識で、1話で脱落したといっても録画溜めて後で見るつもり満々ではいました。
これがきゃろ~んとした美少女だったら1話で完全に切ってたと思う。
(小声:というかですね、「ワザとブサイクに描いてる」と言うと普段深夜アニメ見ない人の食いつきが良いゾ)

でもって全話見てみたところ…ナルホドそういうことねー。
自分はどうしてもSF的に(機械的にと言った方がいいのか?)処理しがちで、哲学的・情緒的に考えるのが苦手というか。
つまりはコトの発端はエコーズが地球にやってきた、もっと厳密には過剰に進化したことが東亜機構の設立も含めたキッカケなのかな?と思っちゃってて。
なので全てはエコーズが余計なことをしたせい(実際、カミキシロはエコーズに優しくしなければ死ななかっただろう)、観測者が観測対象に接触してしまったのが悪い(=ブギポの敵)と思ってしまったのだけど、そうではないみたい。
実際は「(人類が)影響受けるのはどうでもいい、進化したいのならどうぞお好きに、但しそれが間違った方向だと判断したら始末しまっせ」ってことみたい。
あ、ブギーポップのスタンスのことね。
正義・悪の基準が曖昧というか、ブギポは別に身近な人を助けるために出現するってことではない。
むしろ場合によっては身近な人には迷惑な存在にもなりえたり。
ここら辺、どんな選択をしようが主人公の選ぶことが正義と扱われたサクラダなんとかより全然好感が持てる、自分は。

とはいえ…今作最終章になる歪曲王編、能力の合わせ技かぁ…。
これやられると何が起きてるのか一気に分かりにくくなる。
何が幻覚で何が現実か、または幻覚のどこまでが現実に影響したのかとか、よく分かりませんでした。
ってか田中お前も能力者だったのか…。
改めて考えるとカミキシロに始まりカミキシロに終わる構成だったのかな?
とりあえず歪曲王編以外は実はそんなに難しい内容ではなかった、1話でかなり身構えてたのでホっとした感じ。
むしろ簡単な話を必死に難しそうに装った感じ?

進化についてはこちとら園芸(生き物)を趣味としてるので色々と思うところがあるのだけど(書き始めたら止まらなくなるので割愛)、ある意味真っ当な捉え方だと思います。
まぁ能動的じゃあないよね、と。
漠然としたものを漠然と流してて、「現象」を紹介したものに近いので地味だし感想も書きにくい。
実はそんな難しいこと考えずに各キャラが微妙なタイミングでニアミスするのを「フフッ」っとほくそ笑むのが正しい楽しみ方だったりして。
ナギが父親と、知らぬ間に助けてくれた黒田の仇(実行犯なだけで一番悪いのは命令下した奴だけど)だと知らずに佐々木と手を組んだり、委員長何度も巻き込まれて災難だなぁとか、先にも書いた通りカミキシロと付き合ってた田中がアレだったり、人間関係を追うだけでも面白いかと。
キスギ先生の元へ宮下藤花がかかりに来たのもナギとニアミスだったのを演出しただけで、世間で言われる二重人格そのものはあまり重要じゃないんじゃないかな、だってブギポはそれを超越した存在だろうし。
1話があんなんだったので身構えがちだけど、軽くダラーっと流し見でもOKな気がする。


余談
16話が恐竜の頭のデザインが妙に上手くて、またキャラの顔(特に目)の描き方が他の回と違って「リトルウィッチアカデミアみたいだなぁ」と思ったら作監が半田修平で大正解。
やったぜ、本編からスタッフ当てるのは自分にとっては稀なのでチト嬉しい。
もし「派手なアクションシーンだけ見たい、その回だけ教えろ」って方が居たら、16話お勧めでっせ…まぁトリガートリガーしたアクションですが。{/netabare}

追記{netabare}
例えばライオンが草食獣を狩るシーンを、ナレーションやBGM入れずにただ淡々と流す映像があったとします。
それを見て「ライオンかっけぇ」と思う人も居れば、逆に草食獣に感情移入して「草食獣可愛そう」と思う人も居るでしょう、中には「自然はなんて荒々しくも美しいんだ」と涙を流す人も居るかも知れない。
どう思おうともそれは間違ってはいない、↑で書いた「現象を紹介したもの」というのはそういうことになります。
ブギポでいえば「何が起こったのか」を理解するのは実はそんなに難しくない、歪曲王編は除いて。
但し「これで作者は何を伝えたかったのかを言え」と言われたら…それは非常に難しい。
現象映しただけなので…掴みどころがないというか、自己主張が無いというか。
自分は性格ヒネくれてるので「露悪趣味披露したかっんじゃね?」と答えちゃうけど、こういう場合って大抵鏡のようなものになるのでお察し。
(そうはいってもさ、織機の設定はちょっとチンピクしたぞ?)

──なんてことを思ったら、冒頭で書いたキャラをワザとブサイクにしてる意図が分かった気分。
キャラに感情移入させないためだったのかなー?、と。
キャラが魅力的じゃないっていうのは狙い通りなんだろうなぁ、と。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

71.2 17 学園で宇宙人なアニメランキング17位
うる星やつら(TVアニメ動画)

1981年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (305)
1538人が棚に入れました
世にラプコメブームを巻き起こした高橋留美子の代表作を、押井守ら才気ほとばしる若手スタッフが自由闊達に映像化。地球をかけた鬼ごっこに勝利したものの、勘違いから異星人の娘ラムにベタ惚れされてしまった好色少年・諸星あたる。やきもち焼きのラムが発する電撃にもめげず、目の前に現れた美女にしつこくアタックを繰り返すあたるだが、じょじょにふたりの気持ちは近づいてきて?

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、島津冴子、杉山佳寿子、永井一郎、鷲尾真知子、神谷明、小宮和枝

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あんまりソワソワしないで♫

アニメーション制作:スタジオぴえろ、スタジオディーン
1981年10月 - 1986年3月に放映されたTVアニメ。

高橋留美子先生の初アニメ化であり、スラップスティックコメディとして名高い作品。
観たことが無くても名前だけはご存知の方は多いと思います。

宇宙一の浮気者、『世界中の可愛い子ちゃんは俺のものじゃ!』諸星あたるくん。
『浮気は許さない!電撃でお仕置きだっちゃ!』鬼娘の宇宙人ラムちゃん。
この2人を中心とした、SF・ファンタジー・幽霊・不条理・日常なんでもありの学園ラブコメです。

今のラノベやアニメに多大な影響を与えているエポックメイキング的な作品と言っても過言はないですね。

とりあえず、思ったこと!

・物語の評価
 1回の放送で2話構成の頃は軽妙なテンポで、ちょうど良い長さでした。
 初代監督の押井守は最初の頃は原作ファンに叩かれながらも真面目にやってましたけど、
 2年目には、独自色を出そうとして原作を軽視した感じでしたね。
 そこがウケたりしてたんですけど、局プロに呼び出されて大説教されたり、
 いろいろ大変だったらしいです。
 自分の趣味で面白くもない立ち食いそばの話をオリジナルでやったり、
 原作にあった高校ミスコンの話がアニメオリジナルの選挙話に内容が差し替えられたり、
 当時にネットがあったら賛否両論で炎上スレスレだったと思われます。
 ただ、このフリーダムさが押井時代の魅力だったのかもしれません。

 第123話 「大金庫!決死のサバイバル!!」
 第124話 「マル秘作戦・女湯をのぞけ!」
 原作にない話でもこの2本は珠玉ですけどね!

 でもやっぱり一番素晴らしいのは、第067話「君去りし後」
 これを観れば分かる通り、原作を大事にして良い話も作れるのに、
 独自の路線を追い求めたくなるのは作家性の悪癖なのでしょうかねえ?

 3年目の春の放映から製作がスタジオぴえろからディーンに変更。
 監督も、やまざきかずおに交代。
 実はこの人、作画監督&演出家としては評価されてたのですが、
 お笑いの才能がないのですよね!交代直後は頑張ってたのですが、
 原作準拠 &各話スタッフに丸投げ &お話のテンポがトロすぎる
 笑えない、うる星やつらに変わり果ててしまった感じです。
 時期や話によってストーリーの面白さの差が大きいので点数をつけにくいですね。

・作画の評価
 押井監督の時は、タツノコプロっぽさが残る当時のTVアニメの標準って感じで今の人には物足りないかも?
 やまざき監督の時は、当時の萌えアニメの最先端作画ってかんじですね!今見ると流石に古いですけど。
 
・声優の評価
 これは文句なしでしょう!
 平野文、古川登志夫、島津冴子、神谷明、杉山佳寿子、永井一郎、田中真弓、千葉繁 etc.
 今見ると超豪華メンバーですね。

・音楽の評価
 押井時代は、OP/EDがアニソンとして珠玉ですね。
 『ラムのラブソング』『宇宙は大ヘンだ!』『心細いな!』『星空サイクリング』
 『I,I,You&愛』『Dancing Star』『夢はLove me more』
 やまざき時代。
 『パジャマ・じゃまだ!』『CHANCE ON LOVE』『OPEN INVITATION』
 などは良かったですが、
 全部英語のOP/EDとかもあって、そこは趣味じゃなかったような!
 作中のBGMは、風戸慎介、安西史孝、西村コージ、星勝、ミッキー吉野
 と5人も担当しており、良かったと思います。

・キャラの評価
 昭和50年代当時にラムちゃんを作った高橋留美子先生は、天才だと思います!
 『うちのお腹の中にはダーリンの子供がいるっちゃ~!!』(狂言)とか凄いです。
 実のところ原作の高橋留美子は女が精神的に強くて男が弱い作風。
 対して初代監督の押井氏は女心がわからない人(ラムを理解できないと言ってました)
 異なる個性がぶつかってその結果アニメがヒットしたのかもしれませんね。
 (結果、作風とやりたいことの違いで監督降板になってしまいましたが)
 ただ原作も後半はキャラが淡白で小綺麗になってしまったのが残念といえば残念。
 やまざき時代にアニメのパワーが右肩下がりに落ちていったのも原作に起因してるのかも。 

 アニメ版うる星やつらを象徴する存在として、
 原作初期で早々と消えたもののアニメでは個性が肉付けされ、
 半ばオリキャラ化して最後まで残ったあたるの友人・メガネの存在は欠かせないでしょう。
 性格は、監督・押井守+声優・千葉繁のキメラみたいなもので、
 そう言うだけで、どれだけ濃いキャラか想像がつくかと!
 酸欠を引き起こしそうなほどの千葉繁の怪演が凄いですね。
 押井節はモラトリアム全開で、あんまり好きじゃないですけどねw

  
アニメ版うる星やつらは、作画監督によって人物の顔が違ってたりしていますし、
スタッフによってやりたいことが結構バラバラなんですが、
全部包み込んでしまう懐の深さが原作にあったかな?と思われますね。

と、いろいろ比較的好意的に書きましたが、
『ちゅど~ん』『だっつーの』など今の時代に、うる星のノリが合わない人が多くても仕方無いです。
後期なんて尺の長さとか会話のテンポとか今の自分には合いませんでしたし、アクビの出るアニメでしたし。

アニメの歴史を語る上での過去の作品として思い出にした方が良いのかもしれませんね。
2010年?の障害物水泳大会を観て苦しい物を感じましたしね(苦笑

これにて感想を終わります。読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 88

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

昭和アニメは今見るのは辛いし、ラムは言うほどエロくはないです。

 リメイク前にオリジナルについて。かなり以前、初めの数話と飛ばし飛ばしチェックを入れたことがあります。それなりの本数は見ていると思いますが、100話以上ありますから、まったく網羅は出来ていません。コミックは通しで読んでいます。

 本作については、当時としては画期的だったとは思います。なにせ1981年、82年あたりですと、年間のアニメ制作本数は40本ちょっと。しかも男の子向け、女の子向けのアニメが明確に分かれていて、アニメは中学生で卒業の時代です。

 テレビに関しては娯楽といえばそれしかない。家庭用ビデオの普及率が数%~10%で、TVの前で毎週楽しみにその場限りで楽しみ、後は学校で友人と語るしかない時代です。バブル前の昭和ですからコミックスの保有数だって小中学生ではそんなに多くないと思います。

 いろんなところで見聞きする本作の評価については、思い出補正で高く評価はされる可能性を十分を考慮したほうが良さそうです。当時のアニメのラインナップをウィキ等で確認すればその貧弱さに驚きますし、多くのアニメが今でも名前に上がるのは、ほぼ洗脳状態で男の子、女の子がそれぞれ同じアニメを見ていたのでしょう。

 で、本作は半裸の美少女、緑の髪の宇宙人が仙台弁で空を飛び回るのですから、人気はでるでしょう。古のグラビアアイドル、アグネス=ラムさんを意識されたのでしょう。色気を全面に押し出しています。さぞ、当時の中学生は喜んだと思います。
 準レギュラーの宇宙人やゲストも色気をかなり意識しているデザインです。サブヒロインのしのぶは後にモブ化して、怪力設定になった気がします。

 また、演出もテンポも同時期のアニメのラインナップを見ると、突出していたと思います。話に起承転結もあるし、電撃のお約束もあります。


 で、感想です。たまに面白い話はありますが、数話見ていると飽きます。それは本作が1話完結で、ラム、あたるの関係以外は話に連続性がないからです。全部見ていないので面白い回を飛ばしている可能性は十分ありますが、少年向けなので、今更全部見るのは苦行です。
 
 映像的に優れているかといわれれば、今のアニメの方が格段に上です。作画も個性がですぎてラムの顔がいつも違います。

 話題になるラムの可愛さも時代性があるのでしょう。今見てもふーん、という感じです。素晴らしスタイルですが、性的な要素をほぼ感じません。少年向けマンガの文脈ですから、身体のラインに生々しさがない上に、胸揺れがないし、セーラー服のスカートも膝下でまったく色気はないです。新作のキービジュアルとオリジナルは似て非なるものです。絵に込められたマインドは特にエロスに関しては全然違うと思います。
(オリジナルのラムのプロポーションの脚の長さは非人間的でマンガ的表現の延長線上にある気がします。鎖骨や肩のライン、胸の膨らみにつながる感じ、肋骨やわき腹、太ももなどの身体のラインも人間のラインではなく記号化されています。
 対して新作のラムの身体は上半身下半身比率と、身体の輪郭線、鎖骨、肩、脇腹、お尻、太もものラインなどがリアル化している感じです。まだ、数カットしか見てないですが。もちろん新作の方が好みですが、顔はなんかのっぺり感が…)

 なにより作画が安定しないし、小さな瞳とかアイラインとか、今の萌えの文脈で記号化された絵に慣れていると、ラムの顔も記号的なので読み取り方が違うのでしょう、正直美少女に見えない場面の方が多いです。

 ラブコメも様式美化していますし、ギャグもそれぞれのキャラの持ちネタを披露しているだけです。面白いと思う回は、ゲストのユニークさに大きく依存します。たまにラムが真面目になったりする回もありますが、感情移入できてないとただ、さみしいだけ、という感じです。

 SF的な発想が秀逸かといえば、設定は宇宙侵略もののパロディです。パーツパーツではなにかいい物があるかもしれませんが、引用の気がします。最終回かその前あたりで街なかに現れる巨大映像ですね。これはすごかったと思います。のちのアニメに多大な影響を与えたシーンでしょう。痺れます。

 OPEDの曲はなかなかいい曲があります。が、初期のOP映像ですら流れ星の直線の作画とか怪しかったので、当時の技術の水準はそう高くはなかったのでしょう。

 ということで、本作は歴史的な作品ではありますが、今見るに値するかといえば、私の基準だとアニメ史の確認以上の意味はないと判断しています。映画版はいい意味でも悪い意味でも別モノなので同じ作品と考える必要はないと思います。

 なお、コミック版はサッと読めるし、演出もキャラも過剰ではないし引き延ばしもないので、私としてはコミック版を推します。30巻以上ありますが完読できましたし、古さは感じますが普通に面白かったです。


追記 ちょっと勘違い。完結編って映画だったですね。TV版ではなったです。が、映画の割に作画が残念でしたのでTV版と大差ないです。また、巨大ラムの映像はコミック版だけだったかなあ…?

 それとOVA版がいくつかあって、その作画はTV版よりはいい感じがします。ちょっとユーチューブで確認した感じですけど。
 特にOVA12は今の萌え系譜の萌芽がみられ、キャラデザはマンガ系からリアルよりになっています。なお、サンライズが制作にはいってましたね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

01oinaris さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

萌えアニメの原点!アニオタ文化の起点!押井守の出発点!

エポックメイキングな作品は概して、10年後20年後見返してみると古臭く、新鮮味にかけることが多い。
それはその作品を嚆矢とし、後の漫画家が感銘を受け、それをモデルにして新たな作品が生まれてきた証である。
結果、大元の作品はその新鮮さを失い、「既視感のある展開、ありきたりで面白みのかけるストーリー」となってしまう。
(ToLOVEる第一話と本作第一話の類似性にも着目されたし。)

うる星やつらは日本の漫画・アニメ界において、「萌え系」ジャンルの原点、すなわち視聴者が可愛い女の子キャラにのめり込む文化を作った作品であり、アニオタ文化発祥となった作品でもある。
(当時はオタクという言葉そのものが無かったが)
それまでのアニメが1主人公+1ヒロインが大半であったことを鑑みると、ラムちゃんを始めしのぶ、ランちゃん、弁天、お雪、さくら先生、クラマ姫(ちょっと出番少なめ)、竜之介と、ヒロインキャラを何人も生み出したのは画期的。
「見れば好みの女の子が必ず見つかる」とも評されたと聞く。
その意味ではハーレム系に近いが、ラム以外に主人公が全くモテないことから、厳密な意味でのハーレム系ではない。
(厳密にはハーレム系の元祖はらんま1/2;本作と同じ高橋留美子作)
本作はハーレム系の嚆矢…といったところか。

チーフディレクターは、当時30歳の奇才・押井守(途中降板してスタジオぴえろも退社)。
本作の成功を機に独立し、今や世界的な映画・アニメ映画監督となる。
本作は押井守の出発点でもある。
{netabare}
第一話からのおπポロリ、子どもに聞かせられない下ネタ(終わるまで向こう向いたるからさっさと済まし〜 なんや、おまえ女の扱いも知らんのか〜 byジャリテン)…etc
{/netabare}
時代背景を考慮しても、これを子ども向けアニメ番組として放送した英断に感心させられる。
(上層部の削除要請を押井が無視して押し通したとも聞く。)
PTAからはかなりのクレームが来たそうだが…

ストーリーは基本的に「おバカ男子と利口な女子が繰り広げるドタバタギャグラブコメ」。
本作の男キャラ(あたる・面堂・レイ・テン・メガネ・錯乱坊・竜之介父...etc)はみんなバカかスケベか変態か変人。
「おバカ男子に利口な女子が振り回されている」ように見せかけて、実際は「女子の掌で男子がうまく転がされている」ストーリー展開が多い。
とにかく女子キャラがかっこいい、男子キャラがバカでかっこ悪い。
このあたりは、少年誌に寄稿する女性漫画家ならではの作風だろう。
男性漫画家だと、どうしても男はカッコよく、女は可愛く描きたいものだ。
当時は、少年誌に女性漫画家が作品を出すのは異質であった。
それが当時の漫画・アニメの常識を破壊し、エポックメイキングな作品となった所以のひとつだろう。

OP/ED曲も秀逸。主題歌を「歌手」に歌わせたこと(ステファニーとか懐かしいよね…)、
数カ月ごとの短期で主題歌変更という冒険(今では当たり前のことですが…)、OP/ED/劇中歌をまとめたレコード(CD)の発売…
現在は普通なことも、当時は斬新だった。
ラムのラブソングとか、今でも口ずさめる、メロディーラインにインパクトがある名曲揃い。
(小生は「OPEN INVITATION」とか「殿方ごめん遊ばせ」がお気に入り)
また、全話コンプリートBOXセットの発売も本作が初の試み。
LD(レーザーディスク)で、価格は33万円!
(しかも即完売!ちなみに親戚の叔父が持ってましたが、箱に手を触れただけで大激怒されました…懐かしい思い出です。笑)

本作が放送されていた時代を(物心ついた頃ですが)生き、現場を(幼少期ながら)見てきた一人として、本作の時代背景を踏まえ、思い出補正+アニメ歴史補正値込みでの評価&感想になったことをご容赦いただきたい。
現代アニメを見慣れている若者にとっては、古臭くて視聴に耐えないだろう。
ただ、日本アニメ史の金字塔として、一度は見て欲しい作品。
現代の萌え系アニメが、いかに本作の影響を受けているかがわかって面白いですよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

70.8 18 学園で宇宙人なアニメランキング18位
学園戦記ムリョウ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (149)
890人が棚に入れました
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。
そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。
「えー、宇宙人は、実はいました」。
村田始は神奈川県天網市の御統中学に通うごく普通の中学生の少年である。
宇宙人の実在が明かされた日、始のクラスにとっくの昔に廃れた「学生服」を着た不思議な少年、「統原無量」が転校してくる。謎の転校生無量と友達になったことをきっかけに、始は地球と宇宙を巡る大きな流れと天網市に暮らす人々の使命に関わる物語に関わっていくのだった。

声優・キャラクター
宮崎一成、野島健児、朴璐美、杉田智和、浅野真澄、うえだゆうじ、小林由美子、山崎和佳奈、石森達幸、釘宮理恵、石原凡、小野健一、京田尚子、佐々木瑶子、阪口大助、遠近孝一、松本さち、渋谷茂、肥後誠、長嶝高士
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

官房長官「宇宙人は実はいました」→へぇ~そうなんだ~

地球外知的生命体の存在が公式発表された2070年。
その遥か昔から能力をもって宇宙人へ対処してきた民が住む天網市。
役割を受け継ぐ中学生少年少女らの青春と戦いを描いた
NHK「衛星アニメ劇場」のオリジナル作品(全26話)


【物語 4.5点】
SFバトル物でもあるがメインは学校行事などの日常の学園生活。
裏でお役目を遂行する生徒会も普段は一見、呑気に学園祭などやってるように思える。
ですが、この日常を守ってきた先人たちの想いへの理解が深まるにつれ、
平穏な青春の価値を噛みしめることができる良作。


一応の主人公は謎の凄腕学ラン(←この時代は既に古い)転校生・統原無量(すばる むりょう)。
だが物語は“天網の民”のチカラを持たないSFオタクな一般中学生・村田始の視点で進む。

視点を戦いに挑む少年少女を見守る始(はじめ)のポジションに置く。
さらに始は天網市の歴史と伝統を調査する“祭りクラブ”を主催。
始はナレーション、時おり視聴者に語りかけるナビゲート役も兼ねる。
大人たちが守り継いできた青春と日常というテーマへ誘導する佐藤 竜雄監督の脚本も巧み。


終盤になるにつれ、事態は銀河の新参者である地球を巡る争い。
すなわち{netabare} 銀河連邦と宇宙連盟。二大勢力による代理戦争再燃の危機{/netabare} へと展開するが、
まぁまぁ~穏便に異星間交流しましょうや~というユル~いノリは終始変わらず。

ですがこの世界の大人たちはフワフワしているようで、
決して責任と犠牲を能力を有した子供たちだけに丸投げしない。

セカイ系で生命ごと青春をすり潰されてきた少年少女の惨劇に食傷気味でも、
食後のデザートとして別腹にねじ込むことができる。
何ならセカイ系から受けたトラウマのリハビリ効果まで期待できる?
放送後20年経った今でも、私の心の中で独自のポジションを確立している良シナリオです。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・マッドハウス

バトルアニメーションは異様なフォルムの異星人兵器、結界、圧潰など如何にも『エヴァ』後のトレンドに乗った構成。

目を引くのは天網の民の切り札であるシングウ。
マッチョな巨大式神のような、これまた異様な出で立ちですが、ぶっちゃけダサいw
シングウで戦うナイーブな思春期メンタルにも配慮して、
プラモ販売したくなる程度にはカッコ良くしてあげてとは思いますw
これも巨大ロボとかに高揚して日常を疎かにしないというスタッフのメッセージなのでしょうかw


撮影で印象的なのは、日常シーンでの柔らかな日差しの挿入の多用。
この穏やかな日々を守っていきたいという主張を映像からも感じます。


【キャラ 4.5点】
先人たちの努力により未知との遭遇の衝撃は緩和され、
若人が戦いで命を落とすことも少なくなった。
ですが、それで少年少女の青春の悩みが尽きるわけではありません。


守山那由多(生徒会副会長)……シングウの力を受け継ぐツンツン・ツインテール。始(はじめ)や無量には特にツンツンするが、徐々に打ち解ける。

主人公・無量の正体も心中含めて最後まで明らかにはならない。

ですが“タタカイビト”としての重圧は確実にのしかかっており、
人物描写は、始(はじめ)たちとの青春の日々が彼らの心の支えになった様を的確に捉える。


守口京一(生徒会副会長)……「空蝉の儀式」に必須なチカラを継承。謎の転校生・無量の実力を前に自己嫌悪に陥りそうになる。

鷲尾晴美(生徒会書紀)……“タタカイビト”を守る“マモリビト”のお役目を背負い、幼年期の快活な性格を封じ込めてしまった武術少女。

京一は無量への対抗心に、幼なじみ晴美への恋慕も混ざりこじれて荒れるので、面倒くさいことこの上ないですw


平穏な空気の中で、重大な懸念事項の処理に直面するのは宇宙外交も同様。

ジルトーシュ……アロハシャツを着て穏やかに話す異星人外交官。{netabare} 場合によっては惑星も処分する「判定者」の役割{/netabare} も担う宇宙外交の最重要人物が、一見ちゃらんぽらんな言動を重ねて作風を体現。

ジルトーシュとウェンヌルが政治的立場を超え、共に地球の文化と酒に染まっていく件に、
地球と銀河の未来への指針が象徴されています。


【声優 4.0点】
統原無量(すばるむりょう)役の宮崎 一成さんが飄々とした口調で{netabare} 生身で宇宙に飛翔し敵を迎撃するなど{/netabare} ハチャメチャな能力を発揮する感じ。
村田始(むらたはじめ)役の野島 健児さんの宇宙人の実在が政府に追認されても、いつも通り気だるげな感じ。

他にも生徒会長・津守八葉役の上田 祐司さんのおおらかに場を取りまとめる感じ。
などキャストの演技も地球の危機を前にした脱力に貢献。


それだけに守山那由多役の朴 璐美さんの今で言う所のツンデレボイスがいっそう耳に突き刺さります。
一方、後年の“ツンデレの女王様”釘宮 理恵さんは始(はじめ)の妹・村田双葉役で、
無量に一目惚れする、おませな小6ボイスを供給。
オテンバ妹属性で順調に経験値を積む。


【音楽 4.0点】
担当は『ルパン三世』などでお馴染みの大野 雄二氏。
ジャズサウンドがスウィングする戦闘曲なども提供するが、
重宝するのはフルートなどをアレンジした穏やかな日常曲。

大野氏はKANO歌唱のOP「TAKE」も作曲。
学校の卒業式で歌われそうな曲調で、ここでもバトルより学園重視を印象付ける。
EDにも大野氏のインスト曲「begin」が流れ、今日も平和に締めくくられる。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

地味な村田始と個性的な仲間たち

2001年にNHK-BSで放送されたアニメですが、
最初に見たときの印象は地味な日常系アニメ(?)でした。

このアニメの一番の魅力は一見地味な日常パートにあると思います。
とても地味な主人公、村田始(むらた はじめ)の懐の深さ、意思の強さ、そして人間の大きさを脇役の目を通して実感していくアニメだと思う。
強くないのにすごい人間、それが村田始である。

次に、地味なのに魅力的な天網市の住民。
学生、先生、商店街の人たち、宇宙人の皆さん、とキャラが多いのにその全員のキャラが立っていることがすごい。
1話限りのキャラでさえ個性がしっかりと描かれています。

個人的に、好きな脇役を選ぶと、ジルトーシュ、ムリョウ、瀬津名さん、那由多、京一、八葉さん、
瞬、双葉ちゃん、晴美、今日子母さん、和夫さん、
みんな好きすぎて選べないです(笑泣)

合わなくても最初の数話切ってしまうのはもったいないです。
学園戦記ムリョウの世界のこと、登場人物のことが分かってくると
この世界に住みたいと思うようになるのではないでしょうか。

いつか二次元の世界に入れる日が来たら、天網市の住人になりたいです(笑)

好きな話
{netabare}
 第1話 「戦記、始まる」
 第3話 「その名は、シングウ」
 第7話 「君の、えがお」
第10話 「だから、明日のために」
第17話 「どさくさに、ゴメン」
第21話 「助っ人、相まみえる」
{/netabare}

特に好きな話(神回)
{netabare}
 第8話 「ささやかな、うたげ」
第13話 「かくれさと、ふるさと」
第14話 「僕たちの、夏」
第15話 「父、帰る」
第19話 「きよらなる、拳」
第25話 「虚人、めざめる」

超絶神回
第24話 「さだむるもの、ここに」
第26話 「戦記は、つづく」
{/netabare}

このアニメは私が一番好きなアニメです。少しでも多くの人にこのアニメを見てほしいのですが、地味なアニメなので布教するのが難しい・・・。

My Favorite Character
村田始(むらた はじめ)。自分から前に出るタイプではないのに、確固たる意思を持っているので優柔不断という印象は全く感じません。
村田始の人間の大きさを、登場人物たちが時間をかけて自然と理解していく過程が好きです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日常とXデーの奇跡の融合

~
 隠れた名作としてよく名前が挙がる作品の一つ。「飛べ!イサミ」や「宇宙戦艦ナデシコ」などで有名な佐藤竜雄(さとう・たつお)が、原作・脚本・監督をまとめて担当した贅沢なオリジナルアニメ。舞台は近未来の日本。宇宙人の存在が明らかになったところから始まる。誰しもが一度は想像したことのあるXデーのひとつ「宇宙人との邂逅」がテーマ。一歩間違えれば「インデペンデンス・デイ」や「宇宙戦争」と隣り合わせになりそうな物騒な設定なのに、この作品ではみんな落ち着いた対応をしていて少し気の抜けた雰囲気に包まれている。本来、未来を描く目的としては発達したテクノロジーが一番の理由だと思うが、この作品はそうではない。この作品では成熟された人の精神が主な目的とされている。だから宇宙人が来ても冷静。それは主人公・ハジメ君を中心に、友人のムリョウ、ハジメ君の家族、そして同じ学園のクラスメートたちまでもが、完成された精神を持ち合わせている。誰しもが隔てなく認められていて、否定もされず、余裕のある人格が確立された世界は素直に羨ましいと思う。まさに理想郷であり憧れ。こんな街に住みたいと思ったアニメは「カードキャプターさくら」以来かも知れない。そんな余裕のある人たちの穏やかな生活が映し出されたこの作品では必然的にゆるやかな時間が流れていて、何気なく見ているだけではその魅力には気づきにくい。人によっては「日常にしてはやや過激」と思うかもしれないし「SFにしては地味」なんて思われそうな気もするが、決して物語で押すタイプではない作品であることを理解していないと楽しめない。この作品はキャラクターの内面にこそ一番の魅力がある。それ故に、やや未熟な那由他(なゆた)と京一(きょういち)に強い親近感や愛着が湧くのは、現代に生きる私たちからして見れば道理なのかも知れない。

個人的評価:★★★★☆(4.0点)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

67.5 19 学園で宇宙人なアニメランキング19位
あそびにいくヨ!(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (726)
4650人が棚に入れました
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが…エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

声優・キャラクター
田村睦心、伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜、井上喜久子、豊崎愛生、寿美菜子、堀江由衣、平田宏美、野水伊織、石塚さより、渡辺明乃、門田幸子、高垣彩陽

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TOLOVEる好きなら好きかも

宇宙人来訪、主人公は鈍いが、モテモテとTOLOVEるみたい。でも、こちらのほうが先みたい?ハーレムラブコメと時々バトル。最終話近辺はバトルばかりでちょっと飽きてしまった。けれど、エロコメ要素が好きなら途中楽しめるはず。少なくとも自分は楽しめた。

ネコ可愛いけど、敵のイヌお姉さんもセクシー。さらに、ネコミミ大好きお嬢様とそのメイドたちもいて、キャラの大噴火。

声優陣が割と豪華な作品。登場人物が多いが、大体名の知れた声優。スフィア全員が声優を務めているのもポイント高い。全員が主要キャラクターではないが。

この作品の推しはアオイ。つるぺた好きです。

OP
Now loading...SKY!! 歌 スフィア 明るい曲。何回でも聴いていられそう。
ED
心の窓辺にて 歌 双葉アオイ(花澤香菜)
想い出がジャマをする 歌 金武城真奈美(戸松遥)
Happy Sunshine 歌 - エリス(伊藤かな恵)沖縄民謡様のメロディが癖になる。
おいらは淋しいスペースマン 歌 ラウリィ(茅原実里)NHKアニメ「キャプテン・フューチャー」挿入歌(オリジナル歌唱はヒデ夕樹)。第9話の挿入歌としても使用。キャプテンフューチャーへの愛が溢れている感じがする。遺伝子に刻まれている。
スマイル☆ピース 歌 エリス(伊藤かな恵)、金武城真奈美(戸松遥)、双葉アオイ(花澤香菜)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが……エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

1. ちきうにおちてきたねこ
ネコミミとシッポの生えた不思議な美少女エリス登場!騎央との出会い。
沖縄に住む少年・騎央(きお)は、ある日プロポーション抜群の美少女・エリスと出会う。ネコミミとシッポの生えた不思議な風貌の彼女。その正体はなんと宇宙人だったのだ。地球の常識を知らないエリスのセクシーな行動に、幼馴染の真奈美や担任のマキから誤解を受けて大弱りの騎央。エリスが地球に来た目的は何なのか。一方、そんなエリスの周辺では不穏な動きを見せる謎の組織があった。

2. あそびきにました
ナゾの組織がエリスに襲い掛かる!その頃、騎央は・・・
宇宙人エリスを巡って暗躍する、謎の組織のエージェントたち。そうとは知らないエリスと騎央は、かわいらしい姿の猫型ロボット・アシストロイドの一団を連れて、地球について調べ物をしていた。そんな二人を影から見つめ、苛立ちを隠せない様子の真奈美。そして別の場所から二人を見つめる美少女・アオイもまた、騎央に想いを寄せていた。それぞれの思いが交錯する中、ついに謎の組織が動き出す。

3. とまりきにました
組織から身を隠すため、騎央の奇妙な同居生活が始まる・・・
日本と国交を結ぶため、交渉の席についたキャーティアたち。キュートでグラマーでセクシーな体を武器に、無敵艦隊スクール水着で外務省の役員を悩殺する!一方、追われる身となった真奈美とアオイは、組織から身を隠すため、騎央とエリスの住む嘉和家に一緒に住むことに。美少女三人+アシストロイドとの魅惑(?)の同居生活、複雑な四角関係に波乱の予感……どうなる、いや、どうする騎央!

4. さらいきにました
エリスに発情期が訪れた!猫から進化した種族の習性なのだ。セクシーボディで騎央に激しく迫るエリス。それを阻止しようと奮闘するアオイと真奈美だが、自身の欲望との間で揺れていた。四人の熱き攻防は留まることを知らず、東京・中野ブロードウェイまで駆け巡る。一方、ネコミミシッポを愛でる猫耳教団「子猫の足裏」による、作戦名「うにゃーくん」が動き出そうとしていた。うにゃーっ!!

5. たすけきにました
ついにベッドイン? 騎央危うし!
前回から引き続き、絶賛発情期真っ最中のエリスは、ついに騎央と二人でベッドイン?そんな二人を喜ばせようと現れる経験豊富なメイドたち。さらにはこれまたセクシーなマイクロビキニの女性まで乱入してきて大混乱。二人の運命やいかに。一方、アオイと真奈美は騎央を助けるべく肌色満載な過激水着姿で挑もうとするが、そんな二人の背後には謎の変態と隠しカメラの魔の手が迫っていた…。

6. れんしうしました
ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込むエリスの発情パワー!エロスの坩堝と化す!
さらに発作の頻度が増していくエリスの発情期。ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込み、若者達の夢が詰まった健全な映画は濡れ場まみれの濃厚な大人のラブロマンス?へと変貌していく。一方、キャーティアシップ内にあるバーチャルルームを訪れたアオイと真奈美。あらゆるシチュエーションが擬似体験可能なこの環境で、2人は溢れ出る欲望を押さえることができるのか!?

7. およぎきにました
大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生登場!
新学期早々、まさかのサプライズに騎央のクラスは騒然としていた。宇宙人にロボット、大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生達が出現したのだ。心奪われる男子達と、嫉妬心渦巻く女子達。恋のスパイラルは荒れ狂い、混乱は避けられないといった様子。そしてさらなる混乱呼ぶイベントが迫ってきて…。魅惑の水着美女達が、沖縄の美しき海で騎央達を待つ!

8. けっとうしました
二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げる!
沖縄北部、大自然残る美しきやんばるの森に、鋭い銃声が木霊する。二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げていた。親友であり、時にライバルである二人の間には、悲しくもすれ違う互いへの想いと、決して譲れないものがあった。二人が争うことになった理由とは、そして勝負の行方は…。文字通り丸裸になりながら戦う、女同士の頂上決戦が今、幕を開ける!

9. いだいなるさいしょのあしすとろいど?
全ては、ネコ耳星人キャーティアのアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。
夜空を埋め尽くす満天の星空の下、それぞれが、それぞれの場所で、同じ歌を聞いていた。その歌は、とても穏やかだがどこか寂しげで、抱える想いは違えど、その瞬間だけは皆同じ感情を共有していた。皆が聞き入る歌と共に、過去と未来を繋ぐ物語が語られる。全ては、キャーティア史上最初のアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。

10. ねらいきにました
クリスマスに何かが起こる?!
それぞれに想いを持つ少女たちは、クリスマスに向けて行動を起こそうとしていた。エリスと騎央がこれ以上近づくのを怖れるアオイと真奈美は、踏むべき段階をすっ飛ばして、一気に既成事実を作る作戦に?一方、キャーティアの面々も、クリスマスに特別な贈り物をしようと計画をしていた。しかしその影には、いつにも増して不適な笑みを浮かべるドギーシュアの姿が?

11. さがしきにました
ピンチに陥ってしまうキャーティア達。騎央は助けられるか?
騎央たちは、あらゆる手段を講じて危機を回避しようと努力するが、ドギューシュアの戦略によって次々と妨害されていく。その切迫した状況が、それぞれの想いを加速させ、溢れ出てしまった本音が次々と衝突を生んでいく。大混乱の中、中心にいる騎央の勇気と決断が迫られるのだった。

12. みつけきにました
ついに、キャーティアと地球の命運をかけた戦いの幕は切って落とされた。己が野望を達するがために譲らないものと、守るべきものを持つ固い信頼で結ばれた両者の衝突。激しさを増す戦いの中で、それぞれの因縁と想いが爆発し、予想だにしない決着へと向かっていく。美しき地球を背に愛を叫ぶ少年少女が進む未来は――そして、地球の運命やいかに!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

想定外の展開をするアニメ。『遊びにいくヨ!』

あそびにいくヨ!はラノベ原作、様々なパロディネタのあるネコ耳・巨乳・ラブコメディアニメです。

また、著者の地元が沖縄と言うこともあり、このアニメの舞台は沖縄。OPから沖縄感一色! 海の中の景色ばかり写る、それほどストーリーとは関係のないOPだが、OP曲の「Now loading...SKY!!」は夏を感じさせる爽やかな明るい曲であり、OPの作画にはピッタリでした。 始めてこのOPを見たときも、あぁ沖縄って感じがするな、と思った私です。
それになんと、沖縄の景色を再現しただけではなく、『オリオンビール』や『サーターアンダギー』などの沖縄の名産品?も登場しています。『サーターアンダギー』なら聞いたことがある人は多いでしょう。 他にもいくつか沖縄の固有商品が出ているようですが、私が知っている、というか気が付いたのはそれくらいですね♪ v(。・・。)



さてさて、次はこのアニメについての軽い紹介。
ある日、とある一人の宇宙人が調べ物ついでに地球にあそびに来ました。 彼女はキャーティア人という宇宙人であり、名前はエリス。 主人公の騎央が長老の初命日の時に、2人は出会い、物語は始まる...。

このアニメのタイトルが『あそびにいくヨ!』であり、宇宙人が地球にあそびに来たと言っているくらいですから、のほほ~んとした、平凡なラブコメではないか?と思う人もいるでしょうが、実際は、まぁ、のほほんとしたところも多いですが、シリアスな場面も多いです。 のほほ~ん(ラブコメ)とシリアスが半分半分くらいです。 たぶん初見の人は良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られるかもしれません。 一番初めのシーンで( ゚д゚)?や∑(・∀・)の表情を浮かべること間違いなしです!

このアニメでは3人のヒロインがいて(その一人はもちろんエリス)、そこで女たちの争いもあります。ちなみに、なかなかシリアスなところが多いです・・・。



このアニメの特徴と言えば、何と言ってもまずはネコ耳でしょう。このアニメのタイトルである『あそびにいくヨ!』からは一欠けらも連想できませんが・・・。 キャーティア人は皆ネコ耳。ネコ耳、ネコ耳、ネコ耳です。( ゚Д゚)・∵. グハッ!!
さらに、このキャーティア人(宇宙人)が来た事によって、変な三大勢力が動き出します。 その中の一つには「子猫の足裏」通称「猫耳教団」というものもあります。ねこ耳を愛する教団です。 もう、ダメな臭いがプンプンしますねw
それにまぁ、このアニメを見たからと言って巨乳に目覚めることはありませんよ。たぶん...

次は、巨乳。 キャーティア人の殆んど(一部除く)はみんな巨乳。特にエリスが・・・。 他のヒロインたちもなかなか立派です。

3つ目は、最初の方にも言いましたが、沖縄です。 OPもEDも沖縄をイメージさせるモノだったり、実在する食べ物(商品)や建物などが出てきます。このアニメの沖縄に対する宣伝力はバッチリですねw
あと、どこかにケンプファーのキャラが登場しています。既に、このアニメを見たことのある人はお気づきかな?
他にもゼロ魔、ブラスミが出ているそうなのですが、私は気付きませんでした。なぜ気が付かなかったのだろう・・・。ということで、そのうち探してみることにします♪

4つ目は、私が一番気に入っている第9話。 ここでは挿入か歌として「おいらは淋しいスペースマン」のカバーverが、EDでも歌われます。ここで歌うのはラウリィ(茅原 実里さん)です。
ちなみに、この「おいらは淋しいスペースマン」は、1978年に放送された『キャプテン・フューチャー』のSP版華麗なる太陽系レースのEDテーマ。
きっと一度聞けば頭に残ります。私はこの歌を聞いて心打たれました♪ 是非、オリジナルもカバーも両方聞いてみてください。


ちょっとネタばれも含みましたが、取り合えずここまでにしておきます。 このアニメが何を求めているのかはイマイチよく分かりませんが、まぁ、つまらなくはないです。 人によっては面白いと思う人もいるでしょうし。
このレビューをここまで読んでくれた方、特にまだ見たことのない方は、取り合えず1話から見てみてくださいな♪
面白いかどうかは二の次です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

色々と詰まってるけど薄味

エロありアクションありラブあり、なんでもアリのSFコメディです。
脱ぎっぷりが結構ダイタン。
メカや戦闘アクション、無駄によくできてます。
恋愛、もどかしくも青春してます。
ホントなんでもあり。ですけどなんでもありが万能というわけではありません。


特徴的な作風は、ミリタリーと女の子(サービスあり)です。
無駄に銃や兵器の設定が凝ってます。エロコメのようにバンバンとご都合主義で女子のパンツや裸を描く一方で、バトルは軍事モノのように地道だけど、妙に納得させられるディティール描写が入っていたりで、戦闘の見せ方もアクション映画さながらでハイセンス。
ただ、基本的な路線は宇宙人が絡むコメディ。
オーバーテクノロジーのアイテムがたくさん登場するので、軍事ヲタ向けのこだわりの部分が、ちょっと浮いてしまっている感じです。メカなどにはそれらしい科学設定はあるんですが、SF色が強くてウソっぽさが先立ってしまいます。
機械や戦闘にこだわる割には、ストーリーは行き当たりばったりで緊張感がないので違和感を感じるところ。
まあ、そこのギャップが面白い部分でもあるのですが。

恋愛パートは、結構よくできてました。
結局はハーレムなんですが、そこに行き着くまでのゴタゴタは、負い目や引け目を感じているコンプレックスだったり、素直になれなかった過去の自分への後悔だったり。ありきたりではありますが切なさや葛藤を描くのに結構注力してあって好印象でした。悩んだ末のハーレム形成。
ただ、メインヒロインが天然ノーテンキで、まったく何も恋愛の駆け引きをしてません。
これは、どうかと思いますが・・・天然さんとはそんなキャラだもんね (´▽`)

エロ要素は、結構高水準です。
キャラデザインは好みの別れるところですが、萌え・・というよりは色気があります。
脱がせ方はご都合主義ですが、ヘンな勿体つけず惜しげもなくドーンと見せる潔さと、直球だけどツボをちゃんと押さえてあるエロ表現は、SFコメディならではの強みを活かしたつくり。宇宙人って設定はこんな時にとっても便利。
発情期か・・・・なら、仕方ないよね(^-^;)

納得いかないのは、途中で二話ほど入れてあるシリアスシナリオ。
世界感をぶち壊すとまではいいませんが、明るくてエッチで賑やかな雰囲気が本分の本作には明らかに異質。この間だけは、エロもおちゃらけも成りを潜めます。
そうまでして入れてる割には、内容はありきたりだし、以後のストーリーの伏線って訳でもない。何だったんでしょうコレ?
色々やってみたかたんでしょうね (´・ω・`)


総じて、バラエティに富んでいるんですが、何でもやりすぎて逆に作品全体の印象が薄くなってるといった感じでした。
決して質が低いわけではないんですが、傑出したものが見当たらない。
色々と”今一歩”なところが惜しいなぁー、といった感想です。
キライじゃないんですケドね、オススメのポイントが見つからない(^。^;)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

62.9 20 学園で宇宙人なアニメランキング20位
実は私は(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (497)
2678人が棚に入れました
隠し事が出来ないことから『穴の開いたザル』、通称『アナザル』と呼ばれている高校2年生の黒峰朝陽。
彼には、密かに想いを寄せる相手がいた。ミステリアスなクラスメイト、白神葉子だ。しかし、彼女もまた、ある秘密を抱えていた。
実は彼女は……吸血鬼だったのだ!!しかも、正体がバレたら即退学!!そんな葉子の正体を知ったアナザル朝陽。吸血鬼だとバレてしまった葉子。
2人は秘密を共有し、一緒に高校生活を続けるため『秘密がバレたことを秘密にする』決意をする……が、学校では一筋縄じゃいかないアホカワ・ダメカワ・エロカワなヒロインたちがノンストップで大暴れ!!
朝陽は本当に秘密を守りきれるのか!?“ちょいアホ人外ヒロインラブコメ”の明日はどっちだ!!

声優・キャラクター
花江夏樹、芹澤優、水瀬いのり、上田麗奈、内田彩、M・A・O、新田恵海、平川大輔、羽多野渉、下野紘
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

最終話まで視聴済。採点に変更・追記。総評を追加。

原作未読でアニメ視聴スタート。
アニメ中盤辺りで耐え切れず1巻を読んで・・・
10話付近で残りを大半読んでしまう。
そんな展開でしたw

●総評●
{netabare}
2015年夏クール作品として最大のダークホースは、
このタイトルだったかと思います。

原作も知らず情報も特に仕入れず。
唯一公式サイトの画を見ても、
取り立てて萌えるようにも感じず。
何故かこのクールに多かった「人外物」としても
上位に入れるか疑問。
それがこの作品への当初の感想だったと思います。

結果的にはクール上位になるほどに気に入ってしまい、
冒頭に書きましたように、原作を読んでしまう展開にw

セールスポイントとしては、
同期の作品に比べて飛びぬけた物は無いと思います。
しかし総合的には高い水準だったと思います。

感じたこと等は各項目に記載したいと思います。
{/netabare}

●物語●
{netabare}
要所でギャグを挟みつつ(つまらない物もありましたが)も、
それでもちゃんとラブコメ要素が感じられて面白かった。
同期に多かった「人外物」の中でも
地味だったとは思うが、
一番微笑ましく観られたかな?

結構なペースで登場人物が増えていったが、
物語の中心になるであろう
朝陽・葉子・渚の3人に割り込んでいく展開でなかったのが◎。
(本来みかんもその枠に入るべきなのですが・・・)
増えても基本コメディ要員か、物語を転がす要員。

2期もやれる分のストックはあるが・・・
みかんさんのエピソードを軒並み避けてきたので
やる予定は無さそうかな?と思います。

それでも朝陽と葉子の関係がどうなっていくのか、
描いて欲しい気持ちはありますね。
「朝陽くん」「葉子さん」と呼んではいますが、
やはり何かしら形として観たいな~と。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
個人的にはあまり馴染みの無いキャストさんで
大変コメントし辛いのですが・・・。

獅穂役・内田さんといえば、
僕の中ではラブライブ・南ことり役だったのですが、
全く違う方向性でビックリしました。

渚役・水瀬いのりさんも
こんな凛々しい(?)感じは初めて聴いたように思います。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
真面目な恋愛要素以外では、基本アホなキャラばかりでw
悪意で介入してきて、引っかき回すだけの輩がおらず、
気持ちよく視聴できた要因はここら辺にもあると思います。

・朝陽
よくある(?)ラブコメ的な流れ・アクシデントに
巻き込まれずにはいられない如何にもな主人公だが、
葉子一筋で、ブレない自身の想いが良かった。

・葉子
正直緑髪のキャラには良い記憶が無いのだが、この娘は良かった。
正体がバレる前と後の表情や口調のギャップも良かったし、
自身への好意に鈍いところとか、
何処かズレてるアホなところも可愛かったと思う。

・渚
過去に朝陽をフッた身ではあるが、
改めて自身がどう思っているのか再確認してからの
テンパり具合というか、焦りっぷりが面白かった。
求愛時にのみ光る触手が光ってるのに、
肝心の自分では確認がし辛いというのは・・・w
(鏡や暗いところで確認できそうではある)
3人の気持ちを掴めてはいるが為に、
様々な葛藤に苦しむところが、
ある意味彼女の見せ場なのかな?とも思える。

・みかん
外道ぶってはいるが、実際はそうでもなく。
朝陽への想いがあるが故に、それを隠す為にそうしている。
アニメになって色々出番削られてるのは彼女かな?
その辺ちょっと不憫ではあります。
しゃべるメガネについてもあまり言及無かったですし。
{/netabare}

●作画●
{netabare}
原作と比べてかなり見易いデザインになっていたと思う。
原作では、ギャグの顔芸含めて結構特徴的な画だったので。
それでも若干の古さのような物は
否定できないキャラデザだったと感じたが、
雰囲気とは合っていたように思います。

作画も一貫して安定していたと思います。
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
1話(もしかすると2話)で抱いた
「何でこのOP(ED)曲にした?」
という当初の感想は、半分は覆されました。
ヒルクライムのEDについては、
思ったより作品のことを考えられていて
最終的にはこれはこれで有りかな?と思えてます。
OPは・・・正直アニメーションに救われてるかなと思います。
曲自体覚えてしまいましたが、
CD借りてまでのレベルでは無かったかと。

急に流れる挿入歌がMINMIだったり、
EDのヒルクライム起用だったり、
どんな狙いだったのか、知りたい部分ではありますw
{/netabare}


6話まで視聴後-----
{netabare}
朝陽・葉子・渚の3人の思惑が錯綜しつつ。
みかんの立ち位置がはっきりしないのだが、
今後描写はされるのでしょうか?
(というか原作と登場順が異なるのは驚きました)

4人目のヒロイン(?)の獅穂さんと
狼男・獅狼が同一人物というのは、完全に予想外w
変身する上に、性別まで変わる別人格というのは
さすがに色々混乱しますねw

6話まで観てみても、取り立てて不満な点は無いですね。
このまま最終話まで視聴続けられると思います。
(色々)がんばれ朝陽!!
{/netabare}

2話まで視聴後-----
{netabare}
今クール目立っている(と思う)人外物の1つ。
原作未読+ノーマークだった分意外にも面白くて、
今クール内では上位に位置してるタイトルです。

2話の時点では音楽面以外で気になる粗も無く。
恐らくは1クールでしょうが、
どう話を進められるのかな?という不安はあります。

『黒峰朝陽』
今後ハーレム的な方向になるのかわかりませんが、
白神さんへの想いを貫いてくれる限りは、
嫌なキャラにならなさそうな印象。
「嘘がつけない」というのは悪くないと思います。
(わかっていて知らないフリするキャラの多いこと・・・)

『白神葉子』
緑髪のヒロインでも受け入れられそうなキャラ。
当初のミステリアスさと実際のギャップが良かった。
(というか『萌え』の基本はギャップにあると思う)
朝陽への視線の、本当の意味するところは・・・?

『藍澤渚』
cvは水瀬さんか。全く気付かなかった。
頭に刺さってたのはネジではなくて、
コクピットのハッチだったのねw
今後の関係性はどう変わるのでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャッチフレーズは「ちょいアホ人外ヒロインラブコメ」

この作品の原作は未読で、キャラデザも好みという程ではありませんでしたが、水瀬さん、内田さん、M・A・Oさん、新田さんが出演されるとの事で視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、高校2年生の黒峰 朝陽(くろみね あさひ)。思っている事や考えている事がすぐ顔に出てしまうので隠し事ができません。本人に悪気は無いのですが・・・きっと根が素直なのでしょうね^^;
物語の中で友達と「ババ抜き」をするシーンが描かれているのですが、どのカードがジョーカーなのかが朝陽の顔を見ていると一目瞭然・・・というくらい分かり易いんです^^;

そして・・・彼は惚れっぽいんです^^;
人を好きになること自体は悪いことではありません。
個人的に「好き」という気持ちを自分の中で温める時間って大切だと思うのですが、しっかりと気持ちが固まるまで気持ちは胸の中にしまっておきたいと考えると思います。
でも、そんな気持ちすら相手にダダ漏れになってしまうのは・・・堪らないですね^^;

気がつけば目で好きな人を追っていて・・・その人がたまたま視線に気付いて振り向くと、こっちを妙な目線と表情で見ている・・・なんて事になると相手が引くのも必然・・・
きっと今まで何度も苦い思いをしてきたことでしょう・・・
でも、朝陽が凄いのは「挫けないところ」なんですよね^^
壁にぶつかって転んでも必ず立ってもう一度走り出す・・・
その不屈の精神・・・見習わなきゃです^^;

そして・・・朝陽はまた恋をするのですが、その女の子・・・とんでもない秘密を隠していた事を朝陽は偶然知ってしまうんです・・・
その秘密は、仮に周囲に広まってしまうと、もう二度とその子に会えなくなる位、重く・・・大切な秘密だったんです。
「秘密を守る」たったそれだけの事が自分の不甲斐なさで、彼女に迷惑なんてかけられない・・・
こうして物語が動いていくのですが、この作品のタイトル・・・本当に素晴らしいです。
蓋を開けてみると、「実は、私は・・・」「実は、私は・・・」「実は、私は・・・」・・・
次から次へと「実は、私は・・・」のオンパレードって感じです・・・^^;
朝陽・・・本当に秘密を守れるんですかね^^;?

そしてもう一つ・・・この作品は「恋心」を上手に描いています^^
一つは「成熟」、もう一つは「変化」といったところでしょうか^^;?

私はこの作品で描いている「変化」がとても好きです^^
最初はそんな事なんて微塵も考えなかったし思わなかった・・・
時折見せてくれる分け隔てない優しさとはにかんだ笑顔が印象的で・・・
人に言われるまで気付かなかった・・・いや、気付かないようにしていた!?

もしかして・・・?

一度自覚してしまったら、想いはつのるばかり・・・
何もかもが好きだから何もかも変わって欲しくないのに・・・
登場人物の揺れる気持ちがしっかりと描かれているので、見応え十分でした^^

オープニングテーマは、アルスマグナさんの「ひみつをちょーだい」
エンディングテーマは、Hilcrhymeさんの「言えない 言えない」
オープニングの明るさも悪くありませんが、個人的にはラップ調のエンディングの方が好みでした^^
挿入歌としてMINMIさんの「ホログラム」が物語の中で何度か流れます。
視聴前にこの作品とMINMIさんの曲風とのギャップにイメージが合いませんでしたが、視聴してビックリ・・・絶妙なタイミングで流れるんですよね^^
とても良かったと思います^^

1クール13話の作品でした。物語としては綺麗に終わっていますが、原作は未だ連載中のようですし、続編があってもおかしくない終わり方だったと思います。
続編・・・どうなんでしょうね^^;?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35

ダークフレイムマスオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

相変わらず内容に触れることはほぼないで~す♪みんなの気持ちの代名詞といえばコレでしょ。

※今回は妄想系です。いつものダスオ節全開ですが視てくれてる貴方に聞きたいのです...


視聴は大分前に終わりました。特段取り立てていい!というわけでもなく極々普通のラブコメディーであるのですが,
この《タイトル》はもう既に現代においては必要不可欠になってる命題なのではないのでしょうか?(作品自体は王道だと思いますので本当に普通よりいい印象です)

人間誰しも年齢を重ねるとその時代では当然だと思っていたことが、10年後には変化するのがよくあります。太陽の黒点周期と女の子のスカートの丈の長さの流行が一致してる説があるらしいのですが(11年周期で短くなるらしいw)10年は多少ですが20年後にまさかこうなってるとは想像もつかないものでした。

YouTuberが生活できる。一億総携帯普及。個人情報規制。~etc。20年前には想像つきませんでした。もはや個人情報晒すのはダメージが大きすぎるので倫理的にNGなものはほんんと「実は私は」でなくてはならない世の中になりました。そして尚且つ非リアでも受け入れられる素晴らしい世界になりましたw(のかな?)

そっちの世界の話はのちのレビューにとっておいてですね、今回は「実は私は」に絞るとペンという武器を全員が持つ社会になりました。銃社会は来ませんでしたが(北斗の拳みたいな世界w)良くも悪くも生まれたときから死ぬまで家から出なくても生活できるかもしれません。サイコっぽい妄想ですが在宅で仕事できメディカルチェックを回線使いやり取りして、死んだらその始末を代行する業者と生前契約していれば可能かな?教育もバーチャルですれば可能かな?結構YouTubeの世界史講座とかみてますが高校レベルの教養はつくと思います。

誇大妄想かもしれませんが、翻訳ツールが量子コンピューティングシステムが発達して即時にヘッドフォンなりに同時通訳できれば世界の大学だって行けちゃう♪そんな時代来るのですかね~。(例:あのインドの数学者の講義わかりやすいわ~とか。)アニメでは普通がいずれ来るでしょう。

あっそうか!それ以外を恋愛で使うのか…

なんて騙されちゃった貴方。それは絶対ない。なぜなら第一次にしろ第二次にしろきちんと働く人がいてこその社会。また完全に健康であるなんて70超えたらほぼ無理。介護の産業が増えるのはこの先確実でしょう。(多分)

そんな建前以前に、ブロイラーみたいな人生ならいらねーって思うのが自然。それがアーティストの原動力。画なり詩なりが出てくる。それさえもない社会なんて平和であることが当然すぎて呆けてしまっただけです。「実は私は」より「私はこうだ」が若者の特権です。いや、法に触れない限り言い続け行動することが重要と、思ってます。

この手の話って石油が2025年にはなくなるって言ってた1990年代の経済学者に聞かせてやりたい。それぐらいの与太話と考えてくださいね。腐〇子の妄想と大して差ありません。

結論:ダスオ節も言い続けたらえーのんかーw

※お相手はハートフルサイコなダスオでした
それではSee you next time.一会儿见

よ~し、ぶっこいたんでいっぺーやっか~(=^~^)o∀ウィーw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

60.5 21 学園で宇宙人なアニメランキング21位
かしまし ガールミーツガール(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (152)
923人が棚に入れました
主人公である大佛はずむは、幼馴染である来栖とまりの励ましで片想いの相手である神泉やす菜に勇気を振り絞って告白したものの、その告白は拒絶されてしまう。
近所の鹿縞山に一人登り、傷心を癒そうとしていたはずむだったが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまう。
宇宙船に乗っていた宇宙人は、地球人に対して自分のミスを詫び、はずむを治療したことを告げる。しかし同時に、その治療の過程ではずむが女になってしまったことも告げる。そして、この変化はもはや修正不可能だという。
女として学校に通うことになったはずむだが、一度は告白を断ったはずのやす菜ははずむに対して積極的にアプローチをかけてくるようになる。そしてとまりも、そんな2人の様子を見ていて弟分だと思っていたはずむに対して自分が抱いていた本当の気持ちに気づくのだった。
こうして、3人の少女たちの奇妙な三角関係が始まった…。

声優・キャラクター
植田佳奈、堀江由衣、田村ゆかり、浅野真澄、小野大輔、新谷良子、藤原啓治、水谷優子

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

かしましだけど、思ったほど姦しくはない

かなり前に視聴した作品。全12話+1話。

前半はギャグが多めのラブコメ。終盤は三人の関係の行方・・・。

「愛に性別は関係ない」
性別が人を好きになる理由だけじゃない。
以外とテーマは深い愛の形かなと感じました。
パッと見は、ただ百合話なんだけどね・・・w

優柔不断な主人公のはずむ。
決断する時、どうしてこの決断を選んだのかを。

12話最後の「あのね」は当時もないわーって反応が多かったけど
まさにその通り、あれは台無しだと思います。
その直前で終わりにして、13話はアナザーストーリーにするべき。
そうすればもう少し全体的な評価も上がったのではないでしょうか。
とはいえ、そこまでは十分楽しめた作品です。


こんなお話
生来の女顔で心根の優しい少年・大佛はずむは鹿嶋市立鹿縞高校に通う2年生。
その日はずむは親友の明日太や幼馴染の少女とまりに励まされ、片想い中のクラスメイト
神泉やす菜に告白したものの見事に断られてしまう・・・。
傷心を癒すため、やす菜と出会った思い出の地・鹿縞山を訪れるはずむ。

 「忘れるって決めたんだ…生まれ変わるみたいに」

失恋のショックからか道に迷ったはずむは辺りが暗くなった頃、山の麓で大きな流れ星を見る。

 「またいい恋ができますように」

そう星に願うはずむだったが、流れ星の様子がおかしい。
なんとそれは墜落していた宇宙船で、はずむはその墜落に巻き込まれてしまうのだった。
なんとか宇宙人の手によりはずむは一命を取り留めるものの、肉体の再生時のミスで性別が反転
すなわち男性から女性になってしまい、はずむの日常は一転してしまう!

そして、その日からはずむ、やす菜、とまりの3人が織り成す複雑でどぎまぎな
不思議なふしぎな人間模様の幕が上がるのだった・・・

女の子になっても、僕は彼女が好きです。
三人の少女たちが繰り広げる、ちょっぴり切ないトライアングル・ラブファンタジー!
(公式より引用)


大佛はずむ(声:植田佳奈)
 植物をこよなく愛する、ガーデニング部所属の内気で心優しい少年。
 宇宙人によって体を男から女に作り変えられる。

来栖とまり(声:田村ゆかり)
 はずむの幼馴染で気が強く兄弟のように育ってきた活発な女の子。

神泉やす菜(声:堀江由衣)
 成績優秀で物静かな女の子。男性を認識出来なくなる障害を持っている。
 これは相貌失認といって実際にあるようです。


OP
「恋するココロ」 eufonius(5th Single)

ED
「みちしるべ」(第2話 - 第7話・第13話) ゆうまお
       (第8話) 浅野真澄
       (第9話) 植田佳奈
       (第10話) 堀江由衣
       (第11話) 田村ゆかり
「キミのためにできること」(第12話) ゆうまお


IN
「花笑みとかすみ草」(第7話) 植田佳奈
「コンパス 〜笑顔の行方〜」(第9話) 植田佳奈、堀江由衣、田村ゆかり
「半分」(第12話) 田村ゆかり

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

姦しくも百合百合しくもない、ふつーの恋愛もの

「女三人寄れば姦しい」と言うけれど、全体的に落ち着いた雰囲気の恋愛ストーリーです。
というわけで、タイトル詐欺である感は強い。

一番の問題点は、主人公(はずむ)が元は男であるという設定がほとんど活かされなかったところにあります。
ある日突然、自分の性別が変わってしまったことに対してあっさり受け入れてしまってるのは正直どうなんだと。
この点に関しては、敢えてはずむの葛藤を描かないことで、
周囲の戸惑いをクローズアップさせる効果を狙ってるのだと思いましたが。
実際、物語当初はその狙いが上手くハマっていたし、
性転換されたはずむを初めて見た時の、両ヒロインの対照的な反応は印象に残るものでした。
(戸惑う表情を見せるとまりと、ちょっと嬉しそうな表情のやすなの対比)

ところが、三角関係が本格化してからは、はずむが女であることの作劇上の意味を見出せなくなってしまった。
同性であるが故の葛藤とかそんなものは一切なし。男であっても十分成立してしまう物語なんですよね、これ。
話自体は悪くないんです。両ヒロインがはずむに惹かれる理由にも納得できる。
この手の話が好きなら、そこそこ楽しめるかと思います。

はずむが優柔不断な性格なのはこの手の話の宿命なんで、しょうがないっちゃしょうがない。
ある意味つらい立場にいるはずむに同情して、甘やかしてしまった両ヒロインにも責任はある。
もっとも、はずむは「女の子同士だからって甘く考えてた」という独白をするのだけど、
仮に男のままだったとしても同じ事態を引き起こすとしか思えないわけですが・・・w

結局、作者がやりたかったことって百合恋愛やキャッキャウフフではなく
あくまでオーソドックスな恋愛物であって、でも普通にやると味気ないから、スパイスとして主人公を女にしてみたと。
はずむを「萌えキャラ化」することによって、
この手の話でありがちな主人公への批判を軽減させる狙いもあったのかもしれません。

ただ前述の通り、話自体は悪くないものの三角関係物のテンプレであるため、
特異な設定を作中で活かしきれなかったこともあり、観終わった後であまり心に残るものはなかった。
本作を取り巻く話題が「あのね商法」の一件ばかりというのは、残念だけど納得できてしまいます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「かしましってどんな物語?」「えーとあのーごにょごにょ・・間違えました!」

2006年放送のテレビアニメ 全12話+1話

原作 あかほりさとる 監督 中西伸彰 構成 花田十輝 制作 スタジオ雲雀

大佛はずむ 植田佳奈 来栖とまり 田村ゆかり 神泉やす菜 堀江由衣

コミック版、アニメ版、小説版とメディア展開された物語で、
それぞれのメディア的特徴によってストーリーが大きく違う。
はっきり言って、テレビ放送前提のアニメ版は最も規制が強く描き切れていないと思う。

異星人によって強制性転換された元男性のはずむ(高校3年生ただし途中で2年生に変更かも)が、
幼馴染のとまりや同級生のやす菜との恋を描いた青春劇。

この設定の場合、当然主人公の体の変化に伴う心の重大な葛藤が描かれるはずで、
小説版ではメディアの特性上、集中してシリアスに描かれる。
コミックではTS嗜好の読者向けに可愛いはずむの苦悩が中心だが・・・
テレビアニメ版では性の葛藤は極力避けて、3人の百合描写が中心になった。

3人の少女の物語でも特にかしましいわけでも、百合シーンに萌えるわけでもない中途半端な出来のように思えてしまった。
時代性でテレビ放送の限界かなとも思いましたが、
現実はマイノリティーをターゲットにしたら売れないだろうという大人の事情のようです。
性転換されたはずむは嬉しそうで、それはそれできっちり描いたら萌えるのにと思いましたが、
主になるのはやす菜の心の傷による男性恐怖症。
これに適合するようにはずむは女になったような物語になりました。
3人の少女の気持ちを繊細に描いたことは確かなのですが、
3つのメディアを制覇しない限り理解するのは無理な作品になったと感じます。

この制作姿勢以外はいろいろ良くできた設定だと思ったので、
小説版を中心にLGBTの問題に切り込んだ問題作として作り直すのは、
やっぱり無理なのかな。

本編はwebラジオです。ニコニコで聞けます。
姉御肌の堀江由衣とキモ意地悪姉御の田村ゆかりが年下の植田佳奈をいじる展開ですが、
当時ですでにアラサーなので滅茶苦茶にはならず楽しめますね。
タイトルは堀江由衣の質問に植田佳奈が頭真っ白になった答えです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

67.8 22 学園で宇宙人なアニメランキング22位
だぁ!だぁ!だぁ!(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (129)
973人が棚に入れました
光月未夢は中学2年生の女の子。両親が仕事でアメリカのNASAに行くことになり、母親の知り合いである平尾町の西遠寺家に一人預けられることになったが、西遠寺家とは西遠寺というお寺だった。しかも、その西遠寺の住職である西遠寺宝晶がインドに修行に行ってしまい、宝晶の息子で未夢と同い年の男の子西遠寺彷徨と2人きりで暮らすことになってしまった。そこに、地球から120億光年離れた『オット星』から、超能力を持ったオット星人の赤ちゃんルゥと、ベビーシッター兼ペットのワンニャーが小型UFOに乗って現れた。ルゥとワンニャーはオット星で時空のひずみに吸い込まれ、西遠寺まで飛ばされてきたのだった。未夢と彷徨は、UFOが壊れ自力でオット星に帰ることのできないルゥとワンニャーを、西遠寺でお世話することになり、こうして3人+1匹の生活が始まったのだった。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ワタクシのだぁだぁだぁの視聴日記

【あらすじ】
両親が仕事でアメリカへ。
中学2年の未夢は母親の知り合いの寺へ預けられる。
その寺の住職もインドに修行へ。
残ったのは未夢と住職の息子・彷徨のみ。
今、二人きりでの生活が始まる!

・・かと思いきや

小型UFOが寺に墜落。
搭乗者はルゥ(宇宙人の赤ちゃん)とワンニャー(ベビーシッター兼ペット)。
4人?での生活が始まる!(今度こそw)


全78話。
少女漫画原作の日常系ラブコメです。
宇宙人いるから非日常、だとか言わない。

未夢役の名塚佳織さんの初主演作、彷徨役の三瓶由布子さんのデビュー作にあたるそう。
デビュー作から少年役とは、、流石というべきか。
お二方とも当時は中学生だったようですが、演技に関しては特に問題なかったですね。
寧ろ良かったと思います。


この作品、とてつもなく癒されます。
メチャクチャ好きなアニメ。
ルゥとワンニャーが可愛らしい。
変身の時の『ワンニャー!』の掛声が好きw

未夢と彷徨の中学生ならではのラブコメもホッコリしました。
こちらも可愛い。
彷徨は男キャラではかなり好きな部類です。
個人的ベストテンに入るレベル。

彼らを取り巻く周囲もいいキャラしてますね。
クリスちゃん、綾ちゃん、ななみちゃん、三太にももかちゃん。
それにみかんさん。
嫌いなキャラは見当たりません。
みんな可愛い!


作画は綺麗とは言えませんが、作品に合ったデザインで好印象です。



OP1「ハートのつばさ」 歌-中島礼香
OP2「Happy Flower」 歌-奈良沙緒理
ED1「BOY MEETS GIRL DA!DA!DA! Remix」 歌-TRF
ED2「ゆっくり」 歌-三重野瞳

ED1はプリティーリズムのPrizmmy☆のイメージが強かったですが、
こちらもいい感じでした。


――――――――――――――――――――――――――――――


温かい作品でした。
作品に流れる雰囲気が素敵なんですよね。
少女漫画原作やっぱ好きだなぁ。

78話でも足りないくらい。
もっと観ていたかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

たこすね さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ハチャメチャあり、感動ありのラブコメ決定版!

私が初めて「このアニメ好きだ!」って思った作品です。
私にとってアニメ、ラブコメの原点です。
ハチクロやとらドラなどJ.C.Staffのラブコメ路線の原点でもあるのではないでしょうか(カレカノもあるかもしれませんが)。

78話あります!(^^;)
お決まりのひょんなことから男女2人が同居することになるうえに、宇宙人の赤ちゃんまで入り込んできての共同生活で物語はスタートします。
ちなみに主役は当時10代の名塚佳織さんと三瓶由布子さんです。

毎回宇宙人が襲来してのハチャメチャカオスだったり、家族のことを描いたしんみりする話だったりいろいろです。
回によってのテンションの落差が激しいです。
本筋とはあまり関係ない話も多いですが、数多くいる登場人物それぞれをメインに据えた話があるので、それぞれの登場人物の背景がよくわかります。
いろいろな登場人物が、コミカルな場面でもシリアスな場面でもそれぞれの魅力を発揮します。

長い長い作品ですが、じっくり観てみるのもいいのではないでしょうか?
と、言いたいところですが現在観る手段がなかなかないですね・・・
私もまた観たいのですが(T_T)

{netabare}
いろいろお約束ネタがありますね。
クリスちゃん(笑)
わるわる団(笑)
宇宙からの侵略者であるわるわる団より、戦車並みの戦闘力を持つクリスちゃんのほうがはるかに脅威です。

ワンニャーの残念さもいいです。
基本的には有能なので、うちにも欲しいなと思います。

望くんも当初かなたのライバルっぽく登場しますが、あっという間にネタキャラになりましたね。

未夢とかなたの両親の話はしんみりしますが、引き込まれて考えさせられます。
本当にいいドラマをしているなと思います。

最終回近くは別れの時が刻々と近づいてくる感じがして、とても切なかったです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

nakagi rin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「家族」って、血が繋がっている人たちのことを言うのでしょうか。

「だぁ!だぁ!だぁ!」
ただひたすら、懐かしいですね。
原作は川村美香先生による漫画作品です。

両親が仕事でNASA(宇宙のやつ)に行ってしまった光月未夢が、母の友達の西遠寺家へ預けられるところから物語は始まります。
西遠寺に住んでいる同い年の彷徨とあわや二人暮らしになるかというところに、宇宙から赤ちゃんのルゥ君と猫型ベビーシッターのワンニャーが転がり込み、今までの彼らの日常は一変します。

最初はみんな赤の他人でした。
母親が友達なので、未夢と彷徨は子供のころに会っていたりするのですが、覚えていないのであれば、それは初めましてです。
宇宙から来た赤ちゃんとベビーシッターなんて知る由もありません。
だけど家族になれる。
出逢いの縁は、時として血縁すら凌駕して、替えの利かない関係になる。
子どものころに見ていたアニメも、時間が過ぎてから見返すと、受ける印象が随分と違ってくるものなのですね。

お話自体は重いものではありません。
非常に明るいコメディタッチで、飽きることなく見られました。
たまに挟まる、未夢と彷徨の互いを意識したシーンもまた良い!
70話ちょっとと時間はかかりますが、見て頂けたら嬉しい限りです。

以上、感想でした。

P.S:NHKさんに最大限の感謝を。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

65.8 23 学園で宇宙人なアニメランキング23位
ド級編隊エグゼロス(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (257)
898人が棚に入れました
謎の侵略者・キセイ蟲により、かつてない危機に瀕している地球。キセイ蟲は人々のエロスの源“H(エ)ネルギー"を吸い取り、人間の生きる活力を奪おうとしている。そんなキセイ蟲から地球を救うべく、高校生・炎城烈人は地球を守るヒーロー集団「エグゼロス」の一員として、キセイ蟲退治をすることに!

声優・キャラクター
松岡禎丞、加隈亜衣、矢作紗友里、桑原由気、茅野愛衣、三木眞一郎、大森日雅、岸尾だいすけ、小山力也
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

俺、魔装学園 戦×恋になります

1話感想{netabare}
敵側の設定が“俺ツイ”っぽいなーと思ったら味方側の設定が“戦×恋”だった。
あーでも、臭い言い方になるけど愛の無いエロを強要されるのよりはマシなのかな?
それはそうと戦隊ヒーローを意識したような感じで、だったらスタッフに本職の人入れればいいじゃんって思うのだが、そういうのって逆に難しかったりするのかね?
内容的に荒川稔久とか喜んでやりそうなんだが…俺ツイと被るけど別にいーじゃんね。{/netabare}

2話感想{netabare}
悪いってことじゃないんだけど、雲母がなんか“変好き”のキャラに居たような感じ。
ってか過剰に性を抑圧してるキャラであるのなら、デザインは黒髪ロングでスカート丈も長い方が似合ってたんじゃないかなぁ。
“ToLoveる”の古手川みたいな…なんてことを思ってたら2話でキセイ蟲の被害にあったモブのスカート丈が伸びるって描写がありまして。
ああ、被害者と見分けつかなくなるから雲母はああいうデザインにした?あれ、でも元被害者って設定なんだしそれでもおかしくないような…。

そうそう、それと“俺ツイ”や“魔装学園”の系列だと感じるせいか、博士兼指令ポジションのブっ飛びっぷりをついつい期待してしまう。
俺ツイはかなり頭イカれてたし、魔装学園では一番セクシーなキャラじゃなかったっけ?
こっちも女装?元女?まだ設定明かされてないので不明だけど、声を充ててる三木眞一郎がどこまではっちゃけるか結構期待してたり。
いやさぁ、“ポケモン”のコジロー、“ゾイドワイルドゼロ”のアルドリッジ、“爆丸”のベントンなど、何故か私の見てるキッズアニメでは三木眞の出現率高いんだよねw
そのせいかキッズアニメ御用達の人って印象が染み付いてて、こんなアダルト?作品でどれだけ暴れるか見たくなるというか。
ついでにナレ役の力也は“ダイミダラー”や“パズドラ”でそこそこはっちゃけてた記憶があるので、こっちは別にいいや。{/netabare}

3話感想{netabare}
あっ、繋がっちゃったよオイ!
3話の総作画監督に“魔装学園HxH”の監督勤めてた古川博之キター!!!
似た系統だな~と思ってたらスタッフ被ったよ、ってか魔装学園の監督からしたら全然ヌルいなぁって思ってそうw
因みにこの方、最近では作画崩壊で有名な“いもいも”でマイナス評価が付いちゃったような気がしないでもないけど、実際はちゃんとスケジュール取ればちゃんとした絵が描ける人。
(ってか“いもいも”はどう考えてもキャパオーバー、借金でも抱えてたんだろうか)
ということでこの作品の3話の作画は問題無い。
これで面目躍如になった…かなぁ?だといいなぁ。
それと“いもいも”の6・7話の脚本が久慈マサムネ(“魔装学園HxH”の原作者)だったのは古川博之繋がりだと思ってるのだけど、もしかしたらこっちでも久慈マサムネ脚本回があり得るかも?

ついでに言うと、こっちの監督の神保昌登は前期“白猫プロジェクト”の監督、まぁ制作スタジオ一緒だしね。
“白猫”も酷い作品だったけど、あっちはどういう訳か「シリーズ構成」の役職が無くて、ひょっとしたらゲーム側の人間がアニメに口出ししてたのかも知れない。
ということで神保昌登の評価は様子見なんだけど、こっちで白猫での鬱憤を晴らすような頑張りを見せて欲しいトコロ。

とスタッフ関係の話はここら辺にして本編内容について語りたい所なんだけど…これといって話すことナシ。
可もなく不可もなく。
とりあえず、やっぱり同系統としてカウントしてた“戦x恋”よりは全然見やすい、主人公に変な設定盛ってないせいかな?
あとヒロインの数がずっと少なくて…逆にそのせいか掘り下げがまだって感じ。
一応モモカの当番回だったような感じだけどキセイ蟲を倒すことには何も関与してなくて物足りない。
まぁそんなことより、丈先生が何者なのかが気になるw{/netabare}

4話感想{netabare}
4話だし作画の谷ってやつだろうか、あとコロナの影響はどこまで考慮すべきなんだろうか。
止め絵は崩れてない、なのでキャプだけで見たら分からないけど動きや演出が変だった。
胸を突然触られても微動だにしないとか、隠してたハズの本をこれみよがしに廊下に開いて置いてるとか(ひょっとして伏線かも?)、他にも色々…。
その一方でマンガの再現シーンのマンガは出来が良くて…と思ったけど、そういやこれ原作がマンガかw
原作をそのまま使ったのか、アニメーターが描いたのか、原作者がアニメ用に描いたのか、そこら辺私にはちょっと分からない。
もし原作そのまま流用だったら、ガチで現場キツキツなんだなぁ…と。
また、最近見た別のアニメではマンガ原作じゃないのに似た感じでマンガ再現シーンがあって、それが結構上手く描けてて「どういうこっちゃ」と思ったことがあったのを思い出した、何の作品だか思い出せないんだけどね。
あとBアイキャッチが川澄(ホンモノ)を使っての“まほろまてぃっく”ネタ。
川澄よりも三木眞を出して欲しかったんだが…展開的にも、攫われてどう指令を出したんだかやってくれないとやっぱり変じゃない?
次回以降巻き返してくれるのを願う。{/netabare}

5話感想{netabare}
4話以上に絵が動かない、演出がおかしい。
事情が事情だけに悪いと言い辛いのがキツい。
逆にこのヘボ演出を見るとアームスの作品って全然マシだったんじゃん、と思えるように…。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
うーんなんだろう、飽きてきたというか気になる部分に迫ってくれないというか。
エグゼロスという組織自体が一体どういうものか見えてこない。
そのうち三木眞が説明してくれるんだろう、と思ってたらなかなか出番無いし。
またキセイ蟲のチャチャってキャラが…なんか気持ち悪い。
見た目じゃなくて性格が…自分の立場を理解してないというか、捕虜ちゃうの?
精神的に幼くて無邪気なんだと解釈しようにも、この前まで同胞から忌み子として幽閉されてた設定を考えるとな~んか違和感。
宇宙人だから人間と感性が違うといわれたらそれまでなんだけど、う~ん…。
7話で東京支部の連中が負けたのはレットの力じゃなくてチャチャの力だよね、敏感サラリーマンが惚れる理由にはならん気が…。
比較対象が無いため、男だったらみんなああなるのかレットが特別なのかよく分からない。

一方7話の作画は頑張ってた、単に4・5・6話がアレだったのでマシに見えただけかも知れないけど。
と思ったら総作監は古川博之でしたw
“いもいも”の汚名を雪ぐため次の仕事では気合入れるんじゃない?と思ったらやっぱり来たー、3話以上に頑張ってた気がする。
けどなんかちょくちょく“アズールレーン”を思い出させる感じの作画があって、実際関わってた人が居たのかどうかまでは分からない。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

サイタマ編隊H×EROS伝説

HEROはHとEROで出来ている!

エロでH(エ)ネルギーを溜めてキセイ蟲と戦う
高校生ヒーローたちの青春を描いた同名コミック(未読)のアニメ化作品。

【物語 3.0点】
構成はテンポ重視。一話~数話完結エピソードもあれば、一話二本立て風の回もあり。
普通は演出等を増量して一話に引き延ばしがちな各ヒロインのキャラ回も、
Aパートで短くまとめ上げたりして、
最終回は{netabare}女王討伐{/netabare}という一応の区切りまではやり切る。


一撃で怪人と自身の衣服を吹っ飛ばすH(エ)ネルギーは爆発力があるが、
如何せん効率が悪く(苦笑)ず~っとエロいハプニング等でHネルギー溜めている感じにw

私はエッチなヒロインが戦うよりも、戦うヒロインがエッチな目に遭う方が好みw
(いずれにせよ変態であることに変わりはありませんがw)
なので、戦闘シーンはやや供給不足感。
“キセイ蟲”共々、表現萎縮ムードをぶっ飛ばしたいという欲求も今一つ発散されず。
折角、色々、怪人設定を用意したのに勿体ないと思いました。


【作画 3.5点】
背景美術、人物作画とも安定度は凡庸。
ただ肉感があるヒーローたちの裸体&ハプニング描写には注力。

“キセイ蟲”だけでなく現実の規制との暗闘も苛烈を極める。
{netabare}豆乳で豊乳ネタも原作では牛乳だったそうでw{/netabare}
謎の光を、煌星としてデザイン化する開き直り?等とも合わせて
規制当局との駆け引きの激しさを物語りますw

因みにスタッフが一番描写に力を入れたのは乳首だとのこと。
確かに、烈人(れっと)&橙馬(とうま)。
両男子の胸部の描き分けを見ると、こだわりは感じますが……。
当方が視聴したのはBDの「Hネルギー限界突破ver.」でも、
dアニメの「Hネルギー解放版」でもない通常配信版だったので、
女子については規制に阻まれ、成果を確認することは叶わず。
目撃情報お待ちしておりますw


戦隊成分を期待していた私としてはXERO(ゼロ)スーツの活躍をもっと見たかったです。
{netabare}最終盤にやっと登場したと思ったら、あっさり破損しちゃうしw{/netabare}


意外とフェチズムを感じたのは、必ずしも腕に巻かない“XERO(ゼロ)ギア”。


【キャラ 3.5点】
主人公ヒーロー烈人(れっと)に
超絶H(エ)ネルギーを秘めた幼馴染の雲母(きらら)を始め、
エッチなヒロインが続々と押し寄せて来る非常事態w

サイタマ支部のキャラ一巡後に、
{netabare}チャチャによるハプニングの多様化。
雲母(きらら)の内面を黒雲母として外部化。
サイタマより進んでる?トーキョー支部との邂逅。{/netabare}
など次々と新キャラを投入して目先を変え、
パターン化されたエロ→バトルを消化しやすくしたのは〇。

多数の萌えキャラ襲撃を経ても烈人の雲母(きらら)へのキモチは変わらず。
正妻力を際立たせる構図もベタだが清々しい。


推しは叢雨 紫子(むらさめ しこ)。
褐色肌ヒロインの押しに弱い私の性癖を再認識w


【声優 4.0点】
主人公・炎上 烈人役の松岡 禎丞さん。
ハーレム状況でメインヒロインへの愛を貫く最適解。
(道中……{netabare}CV.陶山 恵実里さんに声変わりした気がしますが気にしてはいけませんw{/netabare})

その愛を受け止めるヒロイン・星乃 雲母役の加隈 亜衣さん。
メインヒロインの感情復活が一つのテーマとなっている本作にて、
幼少期、「鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)」、黒雲母と、
目まぐるしい乙女心を演じ分ける。
{netabare}「閉じてた心が開いちゃう~」{/netabare}

その他、ヒロインズの演者も中々豪華で耳が幸せ。
さらに敵となる“キセイ蟲”役に一線級の女性声優を湯水の如く使い倒す。
どーせヤラれる時は一撃。無駄遣い(苦笑)


【音楽 3.5点】
劇伴はシンセやロック風サウンドも交えてヒーロー活動を無難に盛り上げる一方で、
決戦の最中だろうと楽しげなハプニングBGMを入れる、らしい構成w
まるでキスや濡れ場の前みたいな静かなメロディーに
ラン♪ラン♪と幼女風コーラス?を重ねたムード曲の多用も特徴的w

OPはBURNOUT SYNDROMESプロデュースによる
SPユニット・HXEROS SYNDROMES「Wake Up H×ERO! feat.炎城烈人」
恋愛だけでなく、広く“好き”の感情がもたらすヒーローの奇跡を歌い上げた良曲。
作品タイトルシャウトなど、松岡さんの熱いヒーローボイスを入れ、
古の王道アニソン復活を企てる。

ただ、願わくばOP映像で一度で良いから効果音を入れたver.が見たかったです。


EDは星乃 雲母(CV.加隈 亜衣)の「Lost emotion」
弾けるテクノポップが、幼少期奪われたはずの乙女心を蘇らせるキャラクターソング。
ED映像のキモチが表情アイコンとしてダダ漏れになるXEROギアの隠し機能?もキュート。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

労基法ムシでフル稼働する白い謎光線

原作未読


なんか変なスイッチが入ってプラスにもマイナスにも転ぶことなんてよくあって本作がまさにそれ。


『誰かが言った。HERO(ヒーロー)は「H(エッチ)」と「ERO(エロ)」でできていると。』


プラスに転びました。ものすごい名言。これいままで誰か言ってそうで言ってなかった?
思わず首を縦に振ってしまった第1話です。

作品タイトル
 ド級編隊エグゼロス

第1話サブタイ
 光満ちるこのセカイで

ご理解いただけますでしょうか?この『金太の大冒険』ばりの悪ノリ感。
しっかりと期待値の低値コントロール及び思考の放棄をあらかじめ促してくれる親切設計です。主役の炎城烈人を松岡禎丞さんが演じる時点でなんかもうね。

タイトルから容易に戦隊ものを想像できる。主人公の名前もあからさまに“レッド”枠。敵は「生殖エネルギー吸い取っちゃえば絶滅しちゃうよね」と人類の滅亡を企む宇宙人。“キセイ蟲”対烈人らエグゼロスの果てなきバトルものになるかと思います。

他のメンバー↓

星乃雲母/エグゼイエロー(CV加隈亜衣)
桃園百花/エグゼピンク(CV矢作紗友里)
白雪舞姫/エグゼホワイト(CV茅野愛衣)
天空寺宙/エグゼブルー(CV桑原由気)

演者は桑原さん(29)以外over30。彼女らがJK役を演じるミスマッチが妄想膨らんでよい…かも!?
オープニング曲はヒーロー戦隊してて心地いいんですよね。そうして視聴回を重ねていくわけですよ。


 {netabare}途中からしんどい{/netabare}


折り返し7.5話時点で「出オチだったかも」と認識の修正が迫られます。後悔まではいかなくてももやっとするのよね。
例によって謎の白い光線だったりキラキラだったりが仕事をする場面が多くなりがちな作風なわけで、本作では労働基準法ガン無視ブラック企業並みに終始フル稼働しておりました。ずっと真っ白けっけだからつまらんということではなく、深夜に家族が寝静まってからこっそり視聴している身としてはうっかり鉢合わせたら即死級シーンの連続で気の休まるところがなかったことに若干クレームです。

次に焦点が定まらないこともイマイチですね。ヒロイン雲母との関係も序盤露出多めでも徐々にしぼんでいく。キセイ蟲とのバトルも中休み。のちに盛り返すことにはなるんですが、ラブコメ&バトルの合間日常回がだらだら続きます。それでいて気分転換にすらなってない。キャラ増えるけど繋がりが…東京支部の眼帯の子登場でイエローとのライバル対決みたいな様相を呈し、他のエグゼロスメンバー埋没してしまうし。忌み子キャラも出自を活かしてなんかするかと思いきや単なる賑やかしになってもったいないなと思います。

シンプルに敵をインフレさせてって、その敵の変化に合わせてこっちも四苦八苦対応するみたいなのでよかったんじゃないかな。
{netabare}特に眼帯の子が出てきてからつまらなくなった。{/netabare}ハーレムラブコメよろしく好きだなんだで顔を赤らめるのとか本作ではいらないでしょうに。てらいもなく脱ぐくせに「え!?そんなところで?」という意味不明なポイントで勝手に辱められた気になって身悶えてるくらいでちょうどよいのです。


 おバカなことを大真面目にやる


常識人の感覚。一般的な高校生の恋愛感覚みたいなのは他で供給を受けるのでここでは不要。夏(2020年8月)だし家で悶々としてる日が多かった上半期だったのでもう少しはっちゃけたもんが見たかったです。

 とことんアホになりきれなかった

腹をくくってないと足元見透かされますよね。
36協定違反が指摘されるかもしれない働き過ぎの謎光線たちはなんでもかんでも隠しておりました。スカートの中身も真っ白けっけでしたよ。たかがパンチラ如きでなにをビビってるんだか…
エグゼロスが“キセイ蟲”との闘いで戦果をおさめている裏で、製作スタッフは“規制厨”にでも屈し続けていたわけです。気合が足りません。


※余談

■キャラ一言

1.{netabare}東京支部の皆さんフェードアウトしていきましたね。やはり不要でした。{/netabare}

2.{netabare}ラスボスは永遠の17歳でお馴染みのあの方。作中でしっかり「オイオイ」されてました。{/netabare}

3.{netabare}ド級編隊のメンバーの名前を覚えられませんでした。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.27 初稿
2021.06.16 タイトル修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43

69.6 24 学園で宇宙人なアニメランキング24位
ガッチャマン クラウズ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (698)
3386人が棚に入れました
生命体が持つ精神性特異能力が実体化した物体「NOTE」を力の源とする特殊な強化スーツを装着して戦う戦士の総称。地球のガッチャマンは評議会から派遣 された宇宙人と、潜在能力を見込まれてスカウトされた地球人達で構成されており、評議会の定める保護観察処分に背いて地球に侵入する異星人犯罪者達から地 球の資源と人々の生命を守っている。近年は評議会も正体を把握していない謎の存在「MESS」への対処が主な任務となっている。

声優・キャラクター
内田真礼、逢坂良太、浪川大輔、小岩井ことり、平野綾、細見大輔、村瀬歩、宮野真守、丹下桜、森功至
ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

12話DC版まで見終えて^^。

※2話まで視聴して

恒例の”今期のアニメPV集”を事前にチェックした段階で、
「コレはないでしょ!(ヾノ・ω・`)ナイナイ」の烙印を早々に押してしまった自分ですが・・・、

なんか最近の、アニメ視聴前の自分の”好きになるだろうな予想”は、
うれしいことに、ことごとくハズれまくっていますっ!。


かつての本家「ガッチャマン」はちょこっと数話見たことがあるかないか程度の自分ですが、
コレはアリだと思います!!!。


似ても似つかない本作ですが、なんというか「ガッチャマン」という響きが
本作にあっているような気がして、全部OKになってしまいました^^。


というのも、やはり主人公のキャラですね。

1話では、印象に残るものの「ちょっと、いや、かなり、かなりウザいかな?」くらいだったのが、
2話では、なぜか”心地よいウザカワ”になってますw。

声優の内田さんの魅力にとりつかれたのかもしれません。
なぜか主人公の動向が気になって仕方ないのです^^。


作画は、とてもスタイリッシュに感じます。
色使いが面白いですね。←逆に好みがはっきり分かれるところだと思います。
自分は相性いいようです。ダメな方はダメかもしれませんね><。


ストーリー的にもどんどん出し惜しみせず展開していくような気がするので
とても楽しみです。


若干、タイバニや、鉄腕バーディーや、未来日記等を彷彿させる気がしますが、
(彼はテュートにしか見えんのだがw)
うまくオリジナリティーを出していってくれたらうれしいですね。

味方の親玉がラスボスなんていう安直な構成じゃなくって、
もっと複雑になっていきそうなので楽しみにしています。


いまのところ、今期のアニメで一番、次回が待ち遠しい作品ですね。。

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※3話まで視聴して

個人的に今までとっつきにくかったパイマンが最近気になりだしました。
(最初は「なんだこの安っすいキャラ><」みたいに思ってた。)

パイマンの感情の起伏の過敏さやその時の表情・行動がカワイイ。
最初に部屋のパンダが映ったの見た時フイタw。
直後のやさぐれ酒飲みシーンや「いつもすまないねえ」的な感じもよかった。
純情で直情だったりするこの感情の過敏さは、その種特有のものなのかな?。
・・とか思って気になって公式サイトのキャラ紹介見てたら、担当声優さん知ってびっくりw。

次回は気になってる「クラウド」について話が展開しそうでさらにx2楽しみです♪。

あと、ネットでもガッチャマンクラウズについて熱く楽しく論議されてるみたいで、
なるほどーって思ったり、なんか嬉しくなってワクワクしてます((o(´∀`)o))。

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※4話まで視聴して
★の全体評価、あがりました(MAXですw)

いやー、次回が待ちきれなくて同じ話を何回も見てしまいます。

るいるい(累)って、男なの?女なの?。
いやもうこの際、どっちでもいいですw。
なぜならどっちであっても好きだから^^。

4話での苦悩、特に叫びでがっちりハート掴まれましたっ。
彼の望んだ世界の○ッ○○ー○をぜひとも見届けたいものです。
その理想にガッチャマンが深く関係してくるように思えます。

カッツェのキャラ、得にしゃべりが非常にいいですね!!。
ネット用語の乱用がこれほどハマる設定は、「作り手さん、上手いな!」と思いました(ベタ褒め)。

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※5話まで視聴して

どんどん面白くなっていく!!。
σ(o・ω・o)の満足指数上がりっぱなしです。

日常の中でふと疑問に感じたりもするけど、あまり深く考えず誰かと論議することもなく
なんとなくそのまま流していってしまってるようなことが、
作中でけっこう真剣に描かれているのが非常に好感度高いです。

ある意味、社会派なアニメなのだと思います。

あと、無意味な「毎週お決まり戦闘シーン」みたいなものが皆無なので、
ストーリー展開に重要なシーンがしっかり描かれているのが良いし、
何よりいざという時のアクションシーンへの展開がホント熱すぎます!!!。
ぶるぶる鳥肌きます!。
5話の終わり方は上手いんだけど、上手すぎて来週までの時間が長すぎて困るwww。


余談:「うつうつします」って言葉選びと意味が面白いなあ。愛着わく^^。
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※まだ6話きてないけど待ちきれずw

”浪川大輔・宮野真守の「GATCHAMAN CROWDS Radio」”を初めて知り、聞きはじめました~。
男性2人コンビでのラジオをちゃんと毎回聞きたくなったのは、初めてです!。
(自分の中でひそかな驚きです)。

このサイトでは、相変わらずガッチャマンクラウズのレビュー、あまり上がってきませんね;。
評価してるのが少数派だったり、放送局が限られてるからこの作品自体あまり知られてないのかな?。
ファン心理としてはある意味「自分だけが知っている」的なところですごく満足してしまってるのですが、

せっかくこれだけの素晴らしい作品を作っているスタッフさん達のことを考えると
やっぱもっと知られてほしいとも思いますね^^。
でもあまり人気出ちゃうと、それはそれで複雑な気持ちになっちゃうでしょうけれどw。

あと、他に書くことが多すぎて今まであまりレビューに書いてこなかったけど、音楽の良さもかなりのものです!!。
OP,EDも勿論ですが、
特に本編途中のちょっとした場面のBGMや挿入曲がセンス良く、心地よく昂揚感UPさせられます♪。
「GATCHAMAN CROWDS Radio」のBGMにも使われてて相乗効果出てます。
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※6話まで視聴して

各キャラの一言一言、振る舞いを見て、
また”こう考えてるのかな?”って考えをめぐらせたり、それが実際つながったりしたりで、
鳥肌ぞわぞわしまくりでした!(褒めまくり)。

るいるいと主人公の絡みがホント面白かった。
(待ちわびてた場面だったから、自分の中のハードルがすごく上がってるハズなのに、
 期待以上に満足させてもらいました♪)
今後の展開の転がり具合が楽しみで楽しみでしょうがない^^。

今回は、嵐の前の静けさのように感じる回でしたね(いい意味で)。
(キーになる某主要なキャラが2人、姿を見せなかったし・・)

でも、本編の一瞬一瞬を全く見逃せませんっ。
ふとした瞬間に、すごく重要な要素がチラチラ見え隠れしてることがあるように思います。

キーワードの「ゲーム」もすっごく気になります。
るいるいの理想、目指すべき世界像も「なるほどな~」って思えて納得しました。
だけどきっとこれから、禁断の○○がコントロール不能になっていってしまうのかな?
って上手く不安をかきたてられています。

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※7話待ちきれずww

「ゲーム」っていう言葉の表現だと、
単なる”遊び”、”おふざけ”、”きまぐれ”、”リセット可能なお試し”、
・・みたいな若干悪いイメージを連想してしまうけど、
るいるいが使うこの言葉は、良い意味での言葉なんじゃないかな?って考えたくなります。

現実世界で”良い行い”や”人助け”をする時って、
「大きな決心(きっかけや、未の危険の恐れとか)」が必要だったり、
「大きな労力(肉体的にも精神的にも)」を要すると思うんです。
それに無償のものであると自分で思っていても、
時にまわりから偽善と見られたり、見返り目当てと思われたり、
その他いろんなしがらみが見えず見えずのうちに発生してしまうんじゃないかな?。

これが、そういった全てのしがらみがなく、楽しく(←ココ重要)行えるのだとしたら
ある意味「ゲーム」という表現も悪くないかな?って思えます。
だから”アップデート”っていう言葉の表現も、その辺りからの関連なのかな?って思います。

自分はネトゲは1個だけ何年もずっと続けているのがあるのですが、
実際には全く何も残らないものに時間やお金・労力を使っていますよね><。
(ゲーム中のチャットで話を聞いてもらえたり、
 稀に現実でも友達関係になれたり・・・・・・・は良い点だけど)

るいるいの目指す世界は、現実的な人同志のつながりの進化(アップデート)形として
非常に素晴らしいものなんじゃないかな?って思えます。
(もちろんその1つのシステムだけに依存しちゃう世界ってのはダメと思います。
 (”それ以外のシステムは排除”っていうのは間違ってると思う)
 しくみの1つとして、そういうものがあるのもいいんじゃないかなっていう想い)
・・ただ、道を踏み外してしまっちゃってるのが唯一残念なので、
そこにどうガッチャマンが関与し化学反応が起こるのかが今後最も楽しみです!!。


○れた子供って、いつか成長しちゃったりするんですかねえ・・
成人(鳥)したり、・・・巨人(鳥)になっちゃうなんてことも!??。

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※7話待てず本日2回更新ww

なんか今回の話で「話はいいけど作画がいまいち」みたいな意見が多いようですね。
自分にとってはすごく意外な意見が出てたので、ちと検証。
・・たしかにじっくり見てみると、
シンプルな線画だし、見ようによっては崩れてるともとれる曲線だったりしますが、

自分にとってはそれも”トータルなデザインの中の一つの表現”として、
まったく問題なく受け入れられてるし、
むしろそういった少ない線画でいろいろ感じ取れるデザインや
その他の要素(声優さんの演技やストーリー構成とか)が
作画がどうのこうのって全く感じさせないことがスゴいなって思います^^。

自分は作画のいい作品も好きですが(たとえば進撃の某巨人とかw)、
アニメにとっては作画だけが重要ではないと感じています。

作画はよくってもまったく何も感じたり考えさせたりされないアニメも多々ありますよね><。
(それはそれで良さだったりする作品もありますが・・)

精密に描かなくても伝わる描写って、どこか”憧れにもにた感覚”を覚えます。

精密に描かれてないがゆえに、想像力がかきたてられて、自分で補完する・・・みたいな、
そういう”あえて描かない手法”みたいなものが自分は好きだったりします♪。
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※7話まで視聴して

今週も満足させてくれました。

見どころはやはり”先週不在だったあの方”と”主人公”の問答的な何か?ですね。
この声優さん達でホンっトよかった^^。

あと、やっぱるいるい可愛いです。実は女性なんだと今でも信じていますっ。

ODとパイパイの過去もかなり気になりますね。
以前のメンバーがどうなったのかも含めて。

あとパイパイの見せ場がけっこう自分的にはよかった。あれは有りです!。


余談1:あ、そうそう。現在、日テレオンデマンドにて第1~7話が無料配信中のようですね。
   (8/31 24時までの期間限定で、期間内であれば無制限)
   未見の方はぜひこの機会に見てほしいな。

余談2:この作品で完全に中村健治監督のファンになりました。
    次回が待ちきれなかったここ2週くらいの間で、
    以前断念してた「つり球」を見終えました。
    次は、「C」(これも以前断念してた><)を見たいなって思ってるとこ^^。

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※8話まで視聴して

既に8話を3回も見ちゃいましたw。

ODさんのパイパイへのセリフがよかった。
とても気が利いてて優しくってODさんらしいセリフだなって思えた。

物語が大きく動いてきましたね。
主人公たちももちろんそうですが、
るいるいがどう頑張っていくのか?もとても楽しみです^^。

逆境続きのヒーローって、とても見応えあるなあって感じています。
ホント、カッコ良さなんて全然出させてもらってませんよねw。

物語としては全く”非現実”な話なんだけど、
人間的な部分でとても”現実的”さを感じさせられる作品だと思います。

○○園への展開は全く予想外でしたけど、けっこう重要な要素だったと思います。
自分も社会人になってから”△△の一環”で1日だけ行く機会があったのですが、
とても得る物が多かったですね。いろんなことを思い出させてくれたというか、
大人になるにあたっていかに失っていってしまっているか・・的なことも含めて。


余談:OP曲を歌ってる方って男性だったのですね。
   ずっと女性だとばかり思ってたw。とても素敵な歌声です!。
   このOP曲だったからこそ、この作品を好きになれたとも思っています。

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※サントラ買いました!

サントラ届きました~♪。買ってよかった^^。非常に満足しています!!。
(サントラ買ったのはP4(ゲーム版)、P4ゴールデン(ゲーム版)以来ですね。)

先日のクラウズラジオで作曲担当の方が出演されてるのを聞きましたが、
結構ぶっちゃけてて、そうなんだ~♪って楽しめました。
なんか「ぜんっぜんCD売るないだろ」ってつっこみたくなるトークに好感^^。

内田さんのEDはフルで入ってるから嬉しい!!。
歌声と表現力ともに素晴らしいですね。いやほんとお気に入りです。
歌詞もすごくあってる。
内田さんは主人公としての演技力も突出してるのに、なおかつ歌もこんなに聴かせることができるなんて
正直ビックリ・・いやあ、まいりました^^。
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※9話まで視聴して

はい。もう毎週感想書くのが定例化しています。土曜日が幸せ^^。

今回も面白かったです!!。

多数の登場キャラにどんどん愛着がわいてきている自分です(*´ω`*)。

そんな中、ジョウさんだけがなんか置いてきぼりで寂しいですがw、
こういうところが妙にリアルで現実でもよくある気がする。
(シチェーションは全く違うけど)

本当にネットの利便性・可能性とその真逆の弊害・怖さ・暴走がうまく描かれているなあ。

”この作品の感想が書かれる掲示板”でも書かれてるようなことを、
今回ズバズバと主人公やカッツェさんが声に出してハッキリしゃべってるのを見て痛快でした^^。

まんま某掲示板であったり某動画サイトだったり某つぶやきだったりですよね。
リアルではつい先日某サイトでの個人情報が○○して、匿名でのカキコなどが
全部丸わかりになっちゃったりしたんですかねえ・・(よく理解してない自分)。
今後そういう展開もあったりするのかな?・・と妄想。。

あと、JJさんの最後の表情がちとさみしそうだったかも。
彼は声が出せないわけではないですよね(1話で声だしてた?念話?)。
でも実はコミュ障なのかも・・。
○からノートを○けるという点ではカッツェさんと同等・同種なのかな?。
与えられた○○で似た能力を得たりするのかな?(吸血鬼が吸血鬼を生むような)。
そのあたりの関係性がやはり気になります。


あ、そうそう。祝♪BD-BOX発表です!。これで買える。買えない詐欺でなくてよかった。

あと、スマートフォンで”Xアプリっぽいもの”や”GALAXアプリっぽいもの”を出してほしい!!。
総裁Xのナビゲーションボイスといつも行動できるなんて、なんて魅力的っ。
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※10話まで視聴して

ああ、楽しい時間は「あっ」という間ですね!!。

人(宇宙人含む)の心がつながっていく様子にホロリと涙出そうになりました。

はじめちゃん、うつつちゃん、ともにかわいすぎ~♪。

ジョウさん、憎めないキャラですねえ^^。いいネタだった。

ホント、サブキャラや一般キャラ、敵キャラ含めて、
みんないろんな面を見せてくれて時に変化していくので
すべてのキャラに味があるし、憎めないし、惹かれていきます。

めいいっぱい楽しませてもらってますっ。
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※11話まで視聴して


前半パートでの、各メンバーの○○○は予想外だったけど、すごくよかった。
特にODとジョウさんとうつつちゃんのがよかったな。(みんなよかったけど特に特に)

後半もいいテンポでどんどん急展開していきますね。
やっぱここで見逃せないのは、はじめちゃんとODさんの「例の○○ね」のとこですね。
実はカッツェさん、行動読まれてたんじゃないのかな?って思わされます。
最終話はやっぱODさんにいいとこ持っていってほしいなあ~。
でもXにも活躍してほしいしなあ~。
何気に園児達が活躍しそうな気もしてる^^。

えー、あと1話で終わっちゃうなんてイヤです><。
「続きはWEBで」でもいいし、EVAみたい?にエンドレスに強引に引き延ばしてくれてもいいくらい。
でもやっぱりスパッと短い話数で終わる作品ってのも潔くて気持ちいいもんですよね。
どんな結末になるかまた1週間幸せに待たせてもらいます♪。
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※12話まで視聴して
(★の評価下がりました)
(以下ネタバレあるので未見の方は読まないでください)

{netabare} (ノ∀`)アチャー。

最終話なんですよね、コレ。

残念ながら、正直がっかりです・・。

はじめから12話までと決まっていたなら、それなりの作り方が必要でしょう。

何がガッカリしたかって、あの「おしまい」のテロップです。

あれを入れるということは、何が何でもいったん終わりにしないといけなかったんでしょうね。


”終わり”を作らないといけないというのは、
アニメ作品にとってとても困難なことなんだろうなと本作品でホント実感しました。

ラノベ原作もの等がアニメ化されることが多い中、
1クール終わっても、まだまだこれから話は続いていくよ・・的なことが当たり前になってる中、
明確に最終回が必要と設定されているのであれば、今回のような作り方はやはり納得いかないですね><。

おそらくまとめサイトでも取り上げられていたように、何らかのトラブルがあって、
11話、12話のスケジュールが困難になった・・といったうわさは、けっこう実際そうなんじゃないかな?
・・って思えます。
だって11話のタイトルが「Gamification」なのに、実際そういった内容は、ほとんど12話に描かれているし、
12話のタイトルの「Collage」に関してはまったくさっぱりどこへいったんだ!?状態です><。
⇒11話前半のODさんの手帳がそれにあたるのかなあ?。
 もしくは、12話最後のはじめちゃんとカッツェの状態ことを指してるのかなあ?。はじめちゃんの能力?。

どんな事情かわかりませんが、本来作る予定の作品に仕上がってないのなら、そのことを公表して、
少々形は違っても、時間がかかっても、最後までちゃんとしたものを作ってほしいですね。
とりあえず・・のもので代用してほしくないなあ。


監督の作品の「つり球」を見ても感じましたが、なんかせっかくもりあがってきてるのに
最後の〆で大雑把というか、なんかあれ?っていう感じというか、気持ちよく終わってない作風ですよね><。


最終回で印象や好感度が一気に下がってしまう・・というのは・・やっぱさみしいです。

やっぱいい作品はラストで感動させてこそ!ですよね><。
うーん、やっぱ残念です。。詰めが甘すぎる。。


~では、現在モヤモヤしてることをだらだら書いていきます~
・JJってカッツェをガッチャマンにしたの?。だったらその能力を奪うことはできないの?
 部下(カッツェ)の不始末は上司が責任とらないと・・・って見てるだけ~?><。
 結局種をまいたのってJJさんじゃないの???。
・ODさん無駄死に?。ODさんの成果は、るいるいのノートを奪い返したことのみ?
 うつつちゃん助けてあげてよー(描かれてないだけ?)
・誰でもがクラウズを自由に使えるのは特殊な有事の時だけ(宇宙人襲来とか)にしたらいいのに・・
 常時ゲームばっかりする国民ってどうなの?
・結局カッツェに対してガッチャマン達は、常に単独でのみ対峙?。
 カッツェに対してガッチャマン達が力をあわせることはできなかったのね・・。
 最後みんな完全にバラバラ><。ノートはただの携帯メール機能程度だったのね。。
・さすがに・・、さすがに最終回の作画はひどかった・・・
・11話、12話の別(真)バージョンこない場合はBD-BOX予約取り消そうと考え中っス。

ああー、まだまだモヤモヤ@@@@

{/netabare}

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※12話DC版まで見終えて

予約キャンセルしようか悩んでたBD-BOX、本日届きました^^。
さっそく画面かぶりつきで視聴開始!。

・・あれ?、

・・・あれれ?、

・・・・・・(無言)

・・あんまり変わってないです><。

若干追加シーンがあって、ほんの少しだけ引き込まれましたが、

でもやっぱ肝心のラストの〆は、

ぜんぜん締まりきってないですコレ・・。

放送版12話同様、ラストのとこで時間経過が描写されていましたが、

あまりにも”うやむや感”が増長されるだけで、とても逆効果に感じました!!。

これでは今回の販売方法にも閉口せざるをえません><。
(”12話DC版はBD-BOXで!”という・・)

せめて2期につながる形の1期真END(放送版とは違った)にしてほしかったです。

とても大好きで思い入れのある作品だけに、やはり正直残念でした。。

2期で挽回してくれることを心から願っています。

ひとまず、スタッフ様方、1期終了おつかれさまでしたm( __ __ )m 。

2期の放送を楽しみにしています^^。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ヒーローは究極のボランティア? /二期…だとっ?!

制作苦労話と、二期の予言がこちらのURL先に
http://s.news.mynavi.jp/news/2013/10/27/036/

***********

突っ込みどころはあるけど、なんだかんだ、「次はどうなるんだろ」と、心待ちにしていたアニメ。他の方のレビューで知って、絵が可愛かったので気になって観た。旧ガッチャマンは未体験だよ。

総評。
会話の楽しいアニメから、走り回るアニメに。
はつらつなはじめちゃんに出会って、はじまる・変わる物語。停滞していたヒーローが立ち上がり、一般市民へとその権利が繋がる。
つっこみどころは、ありまくりで風呂敷広げまくりでしたが、賑やかで楽しかったので、もっと登場人物のエピソードを深く見たかったな。途中宮野真守アワーなノリだった。




***********
1話
えーと…この娘はずっと「ッス!」で話すのかな…?
一生分のッスをまとめ買いしてお裾分けされているかのようッス。私のッス保管庫にしまいきれるッスかね。余ったら誰にお裾分けすればいいんスか!

2話
面白いな。
{netabare}
<清音>真っ直ぐで視野の狭い・他者を断罪する・視野の外は関知しない・頭でっかちで遊び下手な・任務遂行優先・正義
(ガルガンティアの初期レドみたい)
対して
<はじめ>柔軟・あらゆる方向の可能性を講じる・楽観・好奇心・心踊る事で人と人を繋げる・境界を超える・信頼

こんな感じの二人を対照的に見せていた。
どちらも、よく働く時とマイナスに働く時はあるような気がするな。
よくしゃべる!会話するアニメ。おもしろい。
生き方を突き付ける雰囲気があるので、説教くさいの面倒くさいと思われる節もあるやもしれない。

地球人類は保護観察処分とのこと。
{/netabare}
3話
牛乳ー。牛乳かー。
{netabare} 腐った牛乳の流通を阻止せよ!という話。
庶民的な線に落とし込んで、SNSの協力がスピーディに役立つところを見せたかった様だけど、牛乳か〜。
清潔好きで世論に流されやすい日本人、いかにも今まで何度も起こって来た似たよな事件もある。
みんなお腹壊さなくてよかったね。
でも悪者の作りがちょっと雑かな。TVのニュースを見て、良い、悪い、と物事の色味を振り分けるような感じ…。

うーん。今回の流れだと、ネットやSNSに乗ってかない世代は融通がきかず、世界が良くなるために邪魔みたいな…。
そんなわけわけはないよーな。
そんな急いでどこへいっちゃうんだろ。
GALAXは万能かと聞かれたはじめちゃんの「電源切れたら繋がらないし、振り回されたらだめっスよ。」って健全なセリフも出たけど。
でも今回は価値観の対照的な見せ方はいまいちッス。
学園のドタバタ感は楽しいね。清音がはじめちゃんのノリに巻き込まれて、自分の壁をちょっと乗り越えちゃった感じ。

うつうつします…は、ドキドキします…なニュアンスの時もあるんだね。
{/netabare}
3話、4話
{netabare} GALAX創始者「僕は世界を加速させるんだ!!」
やっぱり、急いでたんですか。

クラウズって?
社会の重大事件に応じるために実体化できる力、で使えるのはGALAX選りすぐりの一般人ってことかな。ギャラリーX?ルイの認証は要るみたい。
「社会奉仕精神の尊さ・大切なのは自分自身の満足感・金や社会的な評価に意味はあるのか・飾りのリーダーなど要らない」
ルイ、きれいごと説教くさいこと、頑張って語った割に、自分の論理が通らなかったら、即裏で相手と仲間のID消去なんだ…。

クラウズを出現させる力は、ルイが赤い宇宙の人から貰ったらしい。ネットスラングではしゃぐカッツェさんは派手で面白い…のか、そうでもないのか、単に反体制派なのかはまだ保護観察処分。
でもやはり、しゃべりが面白いアニメだね。

うつうつします…は、こんがらがります…なニュアンスのときもあるんだね。
{/netabare}


5話 熱いよ!
「先輩、勝手に身体が動いちゃうことってないッスか。
今ッスよ。それがヒーローッスよ。」{netabare}
トンネル落盤事故のニュースを下敷きにした話。
GALAXの「皆で強力しあって助かろう!」というボランティア気質総動員で閉じ込められた人達を救助、クラウズもルイとともに登場、謎の力で次々に脱出を助ける。しかし車から火の手も上がり急を要する。そこに立ち向かうはじめちゃん、アツアツです。

しかしルイさんよ。
今までツッコミ忘れてたんだけど、この人何故か、外出時は女装(しかもウサ耳付けてたりかなり可愛い)。
さっきまで「クラウズは使っちゃいけないチカラだったんだ…」って荒れた部屋の中で肩を落としてたのに、いざ出動!!となったら、やはりピンクウィッグにヒラヒラスカートでクラウズにまたがってる。女装が戦闘服、なの?{/netabare}



6話 かわいい2人
{netabare}うつつの、命を助ける右手は自分の生命力も削るらしく、見かねた丈さんが自分の分をお裾分け。さりげなくかっこいい。

うつうつします…は、うれしいです…ありがとう…なニュアンスのときもあるんだね。

うつつ、5話くらいからはじめちゃんに懐いたのか、普通に会話出来るようになってる。
はじめちゃん、着ているスカート切ってリボン作ってあげる。
その服、いくらしたんだろ…と気になったら、そういえばこの人の生活費はガッチャマンの給料?なんでしょうか。いきなりガッチャマンションに移住してましたが、親御さんは?
独特の周囲への信頼や思想がある人だから、きっと家族かそれに似た人がしっかり包んで育てたんだろうなとは思う。

ルイに挨拶したら監視カメラに映ってて、世間に顔バレしちゃったはじめちゃん。
「先輩、なんでついてくるんすか」
「ウッ…監視だ!ほっといたら、何するかわかんないからな!」
かわいい。清音、懐柔されとるぜ〜。

マスコミに追われたはじめちゃん達をルイが招待、GALAX達の協力で逃がすんだけど…
「こちらです。あと4秒お待ちください」
ビルの窓の外にヘリでも来るのかな?!ワクワク、と思いきや、窓掃除の昇降機がシュルシュルー。その後も荷物台車に隠れたり、変装したり、徒歩で駅へテクテク…車も乗らないの?!
「依存を生むヒーローは要らない。一般市民全ての意識が変わる様な変革を起したい。ガッチャマンを辞めて我々に協力してくれないか」というルイのヘッドハンティング。
ヒーローを甘やかさないための、足を使う誘導だったのか?
「ルイはがっかりな厚化粧」とのはじめ評。女子の目線は厳しいぜ、ルイさん。{/netabare}



7話 宮野ボイス炸裂。
カッツェさんのセリフは脚本なのかアドリブなのか。
す ん ご い ねーー。
こんなにも嫌らしくヒーローをおちょくる悪役、楽しいのか虚しいのか。はじめちゃんはなにか寂しさを感じたようで。
{netabare}
それにしてもルイさん、やはり電車移動してた。「ちまちま地道に」ってカッツェにも言われ。電車の中で総裁Xと会話…周囲へだだ漏れでないのか。周りをチラチラ伺ってたけど、大勢の中にいる時くらい、入力機能とイヤホン使えばいい気がする。

丈さんの内面て今までわからなかったけど、カッツェが言うように「きっと何者にもなれない俺達に告ぐ」(←違う)みたいなこと考えてたの?出来る公務員でかっこよくお酒呑んでると思ったら、何か持て余していたのだろうか。
清音の中のキラキラした記憶の丈さん。この人たち付き合い長そう。

カッツェナゾナゾ「どんな人間も大好きな、めちゃくちゃ甘くて美味しいもの、なーんだ?」
んー、母乳? いや、皆初めは飲むかなーと。 {/netabare}
8話
回復した丈さん、うつつより鬱々としてる。背中煤けてるぜヒーロー。
{netabare}
ルイさん、遂に乗っ取られちゃった。はじめちゃんの「電源切れたら繋がらないし、振り回されたらだめっスよ」って言葉が思い起こされる。
色々突っ込みどころのある危なっかしい人だったけど、やられっぱなしだなぁ。頼っていた総裁Xとも通信出来ない。生体認証って同時ログイン出来ないんだ?帰れないし、寝泊まりはどうしてるんだろう。
電源切って女装やめて出直して強くなる、新生ルイ誕生、だといいなぁ。一人じゃ難しいよね。
ガッチャマン側に来るのかな。

ガッチャマン、幼稚園訪問。TVに取材させて、世間に認知させて巻き込む作戦。マスコミってうまく利用できるかな?

子供たちが、O.Dの仕切りっぷりを見て「あのひとがいちばん、つよそうだなっ」あながち外れてなさそう。
「お前が翼を拡げたら最期、どうなるかわかっているのか…」ってパイパイに言われてたもんね。トリックスターかしら。
清音はすっかりはじめちゃんのノリに、自然体で乗ってってます。 {/netabare}


今更気付いたんだけど、タイトルが毎回内容を端的に表した英単語だった。
ちなみにこれまで
{netabare}1.avant gard(前衛)
2.asymmetry(不釣合い、非対称) はじめちゃんと清音
3.futurism(未来派)
4.kitsch(通俗的) カッツェのことか
5.collaboration(協力、協働)
6.originality(独創力、創造力) はじめちゃんリボン作ってたね。ルイは「新しい集団意識を創りたい」と。
7.abjection(落ちぶれた、卑劣)
8.genuine(正真正銘、純種)本物だから堂々と!ってことかな。ルイは本物なのに、認知されない。{/netabare}


9話 forgery(偽物、贋造)
{netabare}
ルイがガッチャマン側に来た。うつつが手当してあげて。
今回のうつうつします…は、どういう意味だろ〜?
「甘いもの食べ過ぎたら走ればいいんスよ!」で「うつうつ…」
それは…めんどくさいです…ってことかな。
はじめちゃんに貰ったドーナツを、取り置いてた。太るのイヤだからなのか、かわいいいのもらって取っておきたいのか。

カッツェに乗っ取られたクラウズの都市破壊…
BGMはオペラみたいな歌やジャズな歌がかかって、カッツェの嬉々とした舞いや、TV報道やネットでのルイやガッチャマンへの批判が出て…カオス。
そんな中でアバターいじってるはじめちゃん、なんで?
「本当の敵は悪意だと、カッツェが…」
「見たくなきゃ、電源きっちゃえばいいんスよ」
はじめちゃん、他人に対して身構えないけど、意思強いね。

O.DがTV消した途端、騒がしい音もBGMも消えて、仲間の声だけがクリアに響く。
仲間の団結が、目と目を合わせた会話によって、締められていく。悪意に対抗するには、これですかね。
カッツェに負けて仕事に逃げてる丈さん、どうするんだい。
アバターでカッツェを探してた、はじめちゃん。

ネット動画で真実を主張しお詫びするルイ。
ルイカッツェ見てたけど、総裁Xのデータにはこの内容は収集されないんでしょうか。総裁X、ルイの表情がなんだかこれまでと違う?と問い。気づいて〜。

清音が、指示が出なくても僕らの星は僕らが守る!と主張。
ヒーローっぽい。 {/netabare}


10話 Crowds

脳みそがチャンカチャンカチャンカチャンカ。速い!展開速い。ここぞとばかりにバトルだよ。絵は荒れてるよ〜!

はじめちゃんとカッツェのやり取りで、今回も宮野真守アワーかな?と思いきや、丈さんがかっこいいとこ、かっさらって持ってった‼
{netabare}
うつつの攻撃ってどんな?と思ったら、普段のか細い声と打って変わって「ファイトォー!イッパーツ‼」って感じで気合いで突いてて、驚いた。

パンダなパイパイに説教されてうな垂れてる、我が国の首相に笑えた。一国に一パイ欲しいですね。

パイパイの説教の中の「国」を、「家庭」に「地域」に読み替えて我が身を振り返って見たりして…。
清音から丈さんへのメッセージも。
身近な出来事に通じるメッセージとして聴くと、余計に熱くなれる。
というか、詳しく清音と丈さんの過去が語られずに、勇気を貰った「感覚」を語られるのみなので、勝手に感情移入するしかない。
というか、O.Dとカッツェの確執の過去に関する話は、次回で出てくるんだろうか?
はじめちゃんの生い立ち的な私生活面やルイが女装してる理由も、一切出てこないけど…多分これは出ないんだろうなぁ(´・_・`)絶対、いい話ありそうなのに。
過去は見せず語らない作品。関係はその場で作って上書きしてくもの。ってことなんだろうか。

俄然ヤル気だした丈さん、ブワッと飛んで来てジジュッ!
「フッ、焼き加減…レアにしといたぜ」
うわー さっきまで肉腐らせかけてた人がー、もう格好つけてるよー…

カッツェ……。チャンカチャンカ♪おバカちゃんカチャンカ♪
もーー、フリーダム過ぎて呆然。いち銀河につき、いちカッツェにしておいて欲しいですね。
梅田に「おまえは悪魔か!」とビビられて「俺 は お ま えだよ」
ふむ。はじめちゃんにはカッツェがいつも見えない…のと合わせて考えると、不満を他人への悪意に返還する人…にしか、見えないってことかな?

総裁Xは、夕陽の美しさが分かるのか。
「きれいですね」とルイ似カッツェに話しかけるけど、「この星にダラダラ流す血みたーい♡」と言うふざけた応えに、「…?私はそうは思えません…残念です…」。ルイとは、こういう時、分かち合える感覚があったのかな。パッと思い出せないけど、そういうシーンあったかも。

次回は「gamification」ゲーミフィケーション。wikiペラッ…"ゲームの手法を用いて問題解決や顧客獲得する"
?あにこれのサンキューシステムみたいなものでしょうか。

ルイがXを取り戻す方法について「そうか!」って当てがあるようだったのと、関係あるのかな?{/netabare}


11話 gamification
半分回想。はじめちゃんへのメッセージ。やはり過去は語らず、はじめちゃんと「出会って」始まった変わったことにポイントを置いている物語なのか。
{netabare}
ルイさん、何か原始的パフォーマンスでXに見つけてもらってた。よかったね、夕陽について語り合える心の友よ。(あ!耳にイヤホンついてる。)

非常事態宣言!全市民GALAX入りを目指して、スマホ全員配布運動。うーん。。爺婆たちはどうすれば…立川は高齢化進んでないんか。立川って範囲の劇場に止まっててヨカッタ。
電源要るものに使われるなというニュアンスは何処へ…
と思ってたらカッツェにまたまた悪用されちゃった。ゲームのコマは、ガッチャもカッツェもどちらも使える。{/netabare}
次回でどこまで収拾つくのかなー。
今回の主役は首相だった!



12話 collage

「ヒーローって なんすかねー♪」
規制は終わった。誰でもヒーロー権あり。皆で楽しんで、はみ出たら皆で処理してこう、それすらもゲームにしよう、という。

なんか考えるのは自由‼って感じで、いっぱい走りまわりまくった作品だったな。筋肉痛。
もうちょっと落ち着いて皆のエピソードを聞きたかった。
カッツェはどこ入ったん?
胸ポンポンで語りかけ。
お母さんに「どうなってもわたしはわたしだよ」って連絡したということは、覚悟きめてカッツェと一緒になったということなんだろうか。
はじめちゃんの「デートしよう」はそんなプロポーズだったんかい!?むしろお前を中に取り込んで産み直してやる的な受胎告知か?!
わけわからんが、はじめちゃんらしい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

オチひっどい(最終話まで

▼関連URL
・番組公式サイト:http://www.ntv.co.jp/GATCHAMAN_Crowds/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/GATCHAMANCrowds
 ハッシュタグ:#GATCHAMANCrowds
・科学忍者隊ガッチャマン - ニコニコチャンネル:ttp://ch.nicovideo.jp/gatchaman
・科学忍者隊ガッチャマンII [最新話無料] - ニコニコチャンネル:http://ch.nicovideo.jp/gatcha-2


●WEBラジオ
浪川大輔・宮野真守の「GATCHAMAN CROWDS RADIO」
<毎週木曜日 18:30~19:00 放送>
文化放送 超!A&G+
http://www.agqr.jp/index.php
<毎週金曜日配信>
響-HiBiKi Radio Station-
http://hibiki-radio.jp/description/gatchaman_crowds
インターネットラジオステーション<音泉>
http://onsen.ag/?title=gatcha


●ガッチャマンQ&A

Q:どこがガッチャマン?
A:名義だけ借りています。

Q:ヒロインは平野ですか?
A:似てますが違います、平野はパンダです。

Q:旧作と何か関係しますか?
A:宇宙人とか出てくるので設定は同じと思えます。

Q:監督の中村健治さんの評判が悪いんですが?
A:アンチが居るようですがスルーしましょう。

Q:こんなのガッチャマンじゃない。
A:ガッチャマンが出ないアニメと認識すると楽しめます。


○総評
基本的にHEROもので社会風刺も絡めつつ物語は進行するがラストのオチがあまりにひどいのでお勧め出来ない。
ちなみに変身した格好がひっどいが内容はそれなりに楽しめると思うけどオチが…
どうしてこうなった/(^o^)\
最近はオチを書かないのが流行りなのか!?何がどうなってんだ…


各話感想
{netabare}1話
事前情報特に無く視聴。
ガッチャマンは名前しか聞いたことがない。
よくある変身ヒーロー物かなんかなのかな?
なんかノリが色々軽いなぁ。
まさか平野が出てるとはw
最近ハサミアニメ多いな。うーん3話位まで見るかな…


2話
主人公の女がうざキャラだなぁ。
まぁ正論だな。誰が疲れてるかなんてわからないわな。
ギャラックス完全にアメピグじゃねぇか。
主人公なかなか良い子なのか…
ノートデコってるw
ソウルジェムみたいなもんなのかな?
うーむやっぱ主人公がうざキャラすぎる。
ん?浮いてる?
ワープしたのかな?
変身後のキャラデザが圧倒的にダサいな。
なんだ?仲良くなったのか?
キスして変身ってwメシウマw
ギャラックスやたら押してくるけどアメピグの間接的宣伝でもしたいのか?
うーんよくわからん。


3話
人間が拐われなくなったと…
ほほう集合意識とな。まるでタチコマだな。
パンダがうざいなぁ…
ギャラックスねぇ。アメピグは完全にネカマの集まりだが。
子供同士で擬似セックスしてるとかいつだか記事になってたなぁ。
ネットでコネクトかぁ。なんだっけネット上で日本を再現してるやつ。あれもリアルマネーが儲かるとかいつだか流行ってたよなぁ。ライフなんとかっての。
牛乳は危険過ぎる。
先輩モップダンスwwバッサリってなんだったんだ。
縦社会の弊害。
あれ?この緑髪の声ってもしかして小岩井ことり?
調べたらやっぱそうだった。クライムエッジでメッチャ声気に入ってたからまた聞けてよかったw
出たwwキスすると化けるやつw
クラウズ?一体何が始まるんです?


4話
アムネジアエフェクト。ネットの実体化?
ニコニコ画面みたいな生物なんなんだ。
ギャラックスに命をか。震災の時ツイッターで助かってた人いたっけそういや。
なんかすげぇのに変身したな。
世界がアップデートされました。これってなんか意味あるんだろうか…
変身する敵強いな。
なんだ途中で戦闘終わらせて帰ってきたのか。
あれ?パンダパイパイって名前なんだっけ。
星を滅ぼしてきた奴だと!?エグい敵だな。
別の星から来てたのかパイパイ達は…
うわーサクで座ってたカップルやっぱ死んだのか…
ことりちゃん見えないんだけど…もっと元気な声聞きたいなぁ…
えっルイルイと宇宙人仲間だったのかよ。
うおっ宇宙人の声やっぱ宮野真守だったのかよwこういうキャラもありだなw
うわうわ人引き放題かよ。
たち悪い宇宙人だなぁ…
僕だと!?ルイルイ男だったのか!?
なにか良いことあったのかい?忍野メメかw


5話
悪いガッチャマンだと!?何がどういうことなんだ。
なんでこそこそしてるんだろうなぁ確かに。
なる程人類に敵視されかねないからか。
NO.26…
「そんなものがもてはやされる世界はまだ未熟です。HEROでもリーダーでも無い、一人ひとりの人間が意識を変えて立ち上がらなければ世界は永遠にアップデート出来ない。」
ここ完全に今の日本へ向けた言葉だな。
まぁ個々の意識が上昇しない限り変わらないよなこの世の中。
知識でも何でも一部がいくら頑張っても同じ数だけ頑張らない人間が生まれてしまうんだよなこの世の中。
世界なんてそうやすやす変えられないのだよ。
なんかバランサーがどっかにいるんじゃないのって位無理だろリアルでも。
宮野真守ウザキャラ似合いすぎw
主人公髪型可愛いなw
トンネルが崩れただと!?なんかシルベスタ・スタローンの映画思い出すな。
この孤立したトンネルでネットが繋がるのか疑問だな。そもそもこんな状況で助けるとか二次災害確定だろ。
っと思ってたら崩れやがった。
おい傷だらけの体で何してんだ主人公。

あれ?気付いたらメッチャハマってた。何これ面白いじゃん。


6話
うつつは回復できる能力があるのか。
あっちゃー監視カメラでガッチャマンの正体バレちゃった。
しばらく休みって休む稼業じゃないだろう。
どう見てもはずみでやってるとしか思えないんだが。
はじめを襲いにきたんじゃないのか?守りにきた?
ロードの招待受けちゃうのか。
ガッチャマンの姫なのか。
ガッチャマンを辞めてくれだと!?
全人類がHEROにだと!?
凄い女というかキチガイというか…


7話
断ったのどうして?ネットに流出した情報消してくれるって提案。怖くない?所詮知らない人っすから~こうすればいいっすよー。
なんともノリが軽すぎる…なんなのこの主人公。
根拠の無い深みの無い主人公って本当にイライラする。
今晩カッツェを排除する。どうやって…
鬱々してんなぁコトリちゃん(´・ω・`)
カッツェと対峙するルイルイ。
ババババババババババッババババババッバッババババ
バードゴウ!だと!?
ガッチャマンに変身したのか?人をのっとったのか…
通りすがりの人間になりすましただけかいつもみたいに。
ルイルイはガッチャマンじゃないから見えないのか。
圧倒的に強すぎる。
ハジメうぜええええ。
ジェージェー様使い物にならないな。
ジョーさん勝てるのか?!我々が束になっても叶わないだと?
決めるのって怖いっすねぇ。決めたらなんか変わるかも知れないっすよ。
あぁもうこの軽いノリがうざすぎる。
クラウズと言う物が呼び出せるようになった…
大いなる力。理想を現実にする力。
あの力はカッツェの力で利用したかったと。
しっかしまぁ宮野真守は悪役ピッタリだなぁw顔がうるさいだけじゃなかったw
FF6のケフカとかやったら似合いそうだ。
まさかのパンダも参戦か!
乗り物になることが出来るのか。便利だな。
うわっジョーさんに化けるとかこれはヤバイ。味方が味方うちしそう…
ジョーさん無理やり引き剥がされてしまった…
カッツェっす。見えないっすか?そうっすか。そうなんすね。
なんかこの真似してる掛け合い面白いww
星が一番きれいな時は?星が滅びる時。そうなんっすか。軽い実に軽い。
どうしてハジメはこんなうざキャラになったんだ…
原作がそういう感じなのかな?
まぁ話自体は面白いけどさすがにうざすぎてちょっとなんだかなぁ…


8話
荒れてんなぁ平野wリーダー失格とかひでぇw
うつつ服着ろよ…
地球滅亡しても驚かない。
「皆の前に出るんっすよー」かっる。キチガイ度がどんどん増していくな。
幼稚園訪問?本当にわけのわからないキャラだな。理由付けがなってない。
「でかいオカマ」子供がオカマわかるわけないだろ。
マスゴミの前で変身とか頭湧いてるだろw
どけよガキンチョってマスゴミがクズすぎるw
おっぱいねぇだろオカマやろうw
カッツェの事公表しちゃうのかい!
どういう方向に持って行きたいのかさっぱり予測できない…
リーダー核である一ノ瀬ハジメさんはってリーダー核になってんのかよw
オカマは宇宙人とのハーフだったのかよ。
「厄介な子供みたいなもんなのかしらね…」
平野演技うまいのに色々持った得ない奴だなぁ…
ギャラックスやってたら倒れちゃっただと?
なんかこの感じだとハジメちゃんのうざったい性格には特に触れずに終わりそうだな…

そういえば実写が爆死したようで。
【映画】関係者ヤキモキ、実写版「ガッチャマン」はなぜ大コケ?
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1377837446/
なんでアニメの実写化でウケると思ったのかと小一時間問い詰めたくなる。


9話
ロード君可愛いでしょうって男なんだか女なんだかわけわからんな。
うつつちゃん。回復能力高いな。やっぱ男か。
カッツェにロードの秘密バラされたか。
責任取れんのかブスって口悪いなハジメ。
嫌なら電源切ればいい。これってあれか今のネット社会の悪口やらなんやらとかアンチとかを皮肉ってるのか?
まぁリアル社会なら電源切っただけじゃ収まらないけどな。
じいさん一体何処行ってんだよww
電源切れないっすよじゃねぇーよwノリ軽いな一々w
パパ完全にカッツェに乗っ取られたな。
うわっネット社会だけじゃなくガチで国乗っ取り始めやがった。
警視庁も総理官邸もぶっつぶれてんじゃんw国会議事堂までw
えっ出動しないのか?
クラウズ便利だな。
「ロードはXとノートを取り戻したい」
ガッチャマンアピール大作戦2だと?カッツェノリノリww
いやハジメちゃん可愛くないしうざいんだが…もうスルーするしかねぇなこの性格。
防衛省動かねぇのかよ。
「しってったっくせにーしってったっくせにー」まもwwwノリノリすぎるw
なんだフォローとかリツイートでもしてんのか?
パイマンwwwパイパイじゃないのかよwパイマンって色んな意味でシュールだなw
総理大臣w
JJの存在が意味解らないよなぁそもそも。
ラスボスはJJか!w もしくはパンダも…w


10話
カッツェとハジメの会話のノリうぜぇw
総理大臣カメラハッキングされてるw
クラウズは皆の心なのか。ってか見えるように出来たんかい。
ネットの使用禁止。使わなければいいってもんじゃないだろ。
菅山総理はどんだけ平和ボケしてんだよ。
クラウズは攻撃対象じゃない。誰一人傷つけず18万人避難させるんだとかどんだけイかれてんのこいつ。
まぁ総理を殺そうが何しようが意味は無いからな。
国民が変わらなきゃ意味が無い。大半が関心も無いしなそもそも。
皆個人主義に走ってて結局自分のことしか考えてないからな。
「おまえもいつか、誰かを守れよ」ジョー△!
え?空飛べたの?戦闘機なの?
パイパイ気合入ったなwまた乗り物になるのかな?w
っと思ったらなんかすげぇのに変身してるw
ってかこのアニメ変身した格好がメチャクチャダサいんだよなぁ…
話は面白いんだが残念過ぎるデザインだ。
後2話でどうまとめてくるか楽しみだ。


11話
結局はじめちゃん意味不明な性格のまま終わるのか。
太陽みたいな女の子?いやいやうざキャラだろ。
あれ?なんか総集編みたいになってないか?
皆がハジメのことを話し始めると言う事は死亡フラグか。
しかし長い回想だなこれ。物語シリーズみたいに時間稼ぎか?それとも尺稼ぎか?
まるでドラゴンボール制作スタッフが作ったらMADのガッチャマンみたいだな。
今期で言えば進撃の巨人スタッフが作ったry
所でこの壮絶にダサいキャラデザは何処の層にうけるんだろう…
Aパート全部回想だったwこれはひどいw
総理のニコ生wそんなの始めたら1枠で10万以上は人集まりそうだなw
ポップアップ形式のコメントうざいな。総理マジレスカッコ悪いwwこれはニコ生にうけるタイプw
何故スマホ配ってギャラックス?総理テンションおかしいだろw
現場来ちゃうのかよって思ったらおまっカッツェかよw
あらら絶望しかないなこれじゃ。盛大にAパートまるごと使っての死亡フラグはどうなる事やら。


12話
守はおこなのかwってかハジメちゃんが命を張って超展開ってしか未来しか見えない。
「許可なきゃ発砲できないんだろ!」まさに社会風刺。これ程馬鹿な話は無いと言うより無責任な国民への社会風刺だよね。
「暴力なんかじゃ絶対に変わらないんだ!」はい、無知幻想平和ボケ。九条教は全滅して欲しい。
ハジメちゃん死亡フラグ立てすぎだろw
オカマ強いのかと思ったらってどういうこっちゃ…死んだのか?
wをワラって読むのは確かに間違ってはいないが声に出して読むのは違うだろ…
立川クラウズゲームだと!?
おでん70円均一安い!
皆で自衛しようって流れかな?10億アップデートだと!?なーるほどねぇw
展開的にはうまい流れだ。
総理おいしいとこもってきやがったなwなんで大食い大会してんだよw
カッツェの力が効果無くなったか。
おかあさんに電話とか死亡フラグ立てすぎてわけわからん…逆に死なないパターンなんだろうか…
総理丸くなってるなwん?ハジメちゃん生きてたか。
ええええええええええええええええええ(;´Д`)
わけわかんねえええええwなんじゃこのオチw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40

64.4 25 学園で宇宙人なアニメランキング25位
てーきゅう 第3期(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (373)
1985人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部の普通じゃない女の子4人の抱腹絶倒の日常を描く。
アホな先輩たちに振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった後輩の「押本ユリ」、
テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン2年生の「新庄かなえ」、
予想不可能な関西風ド変態2年生「板東まりも」、
何でもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様2年生「高宮なすの」。
遂に3期突入で、もはや手がつけられなくなったアホ4人のテニスをほとんどしない学園生活。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜、石原夏織、小倉唯、逢坂良太

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

『高宮なすのです!』と『てーきゅう』第4期、TOKYO MXにて4月6日より放送スタート

亀井戸(かめいど)高校テニス部を舞台にした"ハイテンションフルバーストコメディ"『てーきゅう』のスピンオフ作品『高宮なすのです!』が堂々のアニメ化! このたび、公式サイトがオープン! 放送情報も、TOKYO MXにて4月6日(月)より放送スタートが発表となりました!

今作で主人公を務めるのは、『てーきゅう』の登場人物のひとりで、高宮財閥のご令嬢である高宮なすの。常識からかけ離れたケタ外れにセレブリティな彼女の価値観が大きな魅力(?)となっています。もちろん本作ではとびきりゴージャスな暮らしぶりが『てーきゅう』からさらにパワーアップして描かれてゆく…!
そして『てーきゅう』メンバーの押本ユリの弟で、なすのの執事を務める押本陽太が今作のもう一人の主人公。姉にも劣らぬ切れ味鋭い突っ込みが見ものである。成長性◎。

スタッフは、『てーきゅう』と同じく、監督と脚本、演出を板垣伸氏が担当し、キャラクターデザイン・作画監督を三宅舞子氏が務めます。

また『てーきゅう』4期の公式サイトも更新され、放送情報が更新されました。同じくTOKYO MXにて4月6日より放送となります。

「高宮なすのです!」アニメ化、「てーきゅう」スピンオフのお嬢様コメディ
ルーツ原作・Piyo作画による「てーきゅう」のスピンオフ作品「高宮なすのです!」のアニメ化が決定した。

「高宮なすのです!」は押本ユリの弟・陽太がお嬢様・高宮なすのの執事になり、お金持ちの暮らしぶりにツッコミを入れながら働くコメディ。月刊コミックアース・スター(アース・スター エンターテイメント)に掲載されていたが、同誌の休刊にともないデジタル版へと連載が移行することが決定している。

アニメはミルパンセが制作し、監督・脚本・演出・キャラクターデザインは「てーきゅう」と同じく板垣伸が担当する。放送時期は、2015年春を予定。

『てーきゅう』第4期の制作が決定! 8月31日開催の「アニメロサマーライブ」特設ステージで最速の大発表!
現在、TOKYO MXでベストセレクション好評放送中の”テニスをほとんどしないテニスアニメ”でおなじみ『てーきゅう』。
現在第3期まで制作されている本作ですが、ついに第4期制作が決定しました!
2014年8月31日(日)、さいたまスーパーアリーナで行われたアニメロサマーライブ内の本作特設ステージにて、最速の続編制作発表に会場は大盛り上がり!

同時開催したハイタッチ会では、ファンの方々の「おめでとう!」という祝福の言葉や「待ってたよ!」などの温かい言葉に会場は熱気に包まれていました。
なお、放送日時・放送局などの詳細に関しては、これから随時発表というこのなので、お楽しみに!

◆作品概要
亀戸高校テニス部の女の子4人がテニスをしたりしなかったりする、抱腹絶倒の日常を描いた作品。
アホな先輩に振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった「押本ユリ」、テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン「新庄かなえ」、予想不可能な関西風ド変態「板東まりも」、なんでもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様「高宮なすの」。4人を中心にハチャメチャでテンポの良い展開が人気。
今日も明日も明後日も、4人揃っても揃わなくても、いつでも爆笑必死なテニス(?)アニメです。 

架空の学校である亀井戸高校を舞台とし、公式なジャンルは「スーパーハイテンションギャグコメディ」と称される。
関西進出を記念して、キービジュアルはメインキャラが道頓堀で食べ歩く姿が描かれた。

終了後の12月29日は第2期と同じ方式で特別編が放送された。

主題歌「ぬふっとてーきゅうポトラッチ」
フル収録のCDがコミックマーケット85(2013年冬開催)のYTEブースで先行発売された。オーディオドラマ2本(第43面、第45面)を収録。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

テニス部×テンポとギャグがぶっ飛んでいる女の子達=てーきゅう~その3~

てーきゅう・3期!

てーきゅうは現在(2017年1月)8期まで放送済み。
(スピンオフ除く)

ストーリーがあるわけではないので、
どこから観ても大丈夫だと思います♪

1期、2期と観てきて、さくっと3期も完走。
この意味不明なギャグも3期になるとなんだか安心感に変わるww

1話が2分ほどのショートアニメ。
全12話です。(+TV未放送2話あり)


● ストーリー
亀井戸高校テニス部に所属する4人の、
高速早口な、ぶっ飛びギャグエピソード。
(※テニスは、ほとんど関係ない。)


1話でも観てもらえたら、
すぐにこの作品の魅力がわかると思います。

早口すぎて聞き取れない台詞。

めまぐるしく動きすぎて、
何が起きたのか目が追いきれないことがある作画。

萌えとかけ離れたぶっ飛んだ女の子たちの姿。

そして、この作品に情熱をかけるスタッフの愛を…。笑


今回も美容室に行ったり、初詣や全国大会編など、
いろいろなエピソードが盛り込まれていましたが、

どれもありえない展開だらけ、
ということは強調しておきます。笑

短い時間でたたみかけるように会話が繰り広げられ、
オチまで転げるように展開が進む。

しかしこれがこの作品の持ち味。楽しい!
たぶん普通のテンポだったらここまで笑えない気がする。

このスピードで駆け抜けるからこそ、
ギャグが生きる!むしろギャグの質が向上する!
それがてーきゅうクオリティ!なのです。

時間の中で止まることなく流れていく
ボケとツッコミの応酬。

息つく暇もない時間ギリギリのやり取りは
一種の芸術作品と感じられるほどの領域に達していますww


● キャラクター
◇押本ユリ(おしもと ゆり)
 …主にツッコミ担当。

◇新庄かなえ(しんじょう かなえ)
 …ピンクの髪の毛。

◇高宮なすの(たかみや なすの)
 …金持ち。何事もお金で解決しようとする。

◇板東まりも(ばんどう まりも)
 …パンツをはいていない変態。


かなえ先輩が1番謎ですが、
私のツボに1番ハマっているのも彼女ですww

あ、でも3期はマイケルも好きだったwww


● 音楽
【 主題歌「ぬふっとてーきゅうポトラッチ」/ Naive 】

タイトルから意味不明な曲きたwwと思ったら、
作詞が原作者のルーツ先生じゃないですか…!
蘇る1期の恐怖。笑

本編で使われている部分も
意味わからないけれど(褒め言葉)、

Fullもすごかったよww

「定型文で求愛したなら テーマパーク九州行こうね」のように、
1期とはまた違う角度から
「てーきゅう」をもじった言葉がたくさん並べられています。

やっぱりこの作品の原作者だけあって、
頭の構造が一般人とは違うんだなと尊敬するww


曲はてーきゅうらしくていいと思うのですが、
今回はアニメーションに物申したい。

パンツやおっぱいがやたら強調される今回のアニメーション。

果たして必要性があったのだろうか?
卑猥要素は邪魔でしかないと思うのだけど。

合いの手の台詞も可愛くて面白いだけに、
曲に集中できないのがもったいないよ!


● まとめ
最後まで安定していた、
てーきゅうワールド(笑)

ぶっ飛び具合が衰えない!

短い時間でサクッと観れちゃうから、
忙しい人にも優しい作品。笑

さて、次は4期だ♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夜叉の構え

てーきゅうの第3期
早いものです
でもよく考えたら、今までの話全部観ても2時間かからない
驚きです

特に今までと変わりませんね
まあそんなに変わられても困るけど・・・
安定しているのはとてもいいことだ!
ただ{netabare}テニスの大会に出場{/netabare}したのが意外でした
普通のことだけどもww
4期に「続け」と言ってたので、暫くはなさそうですね
ちょっと残念


好きなキャラは押本ユリ
これは変わりませんな

以下各話感想的なもの
第25面
{netabare}今回のOPはパンチラ祭りですね(//∇//)
(゚Д゚)ハァ?のくだり面白かった!
{/netabare}

第26面
{netabare}
狭い十字路をどうやって曲がるんだよなリムジンが!
サービスなしフェイクのサービス
かなかな波恐るべし・・・{/netabare}

第27面
{netabare}何だあのメンコ軍団
実はいいやつだなww
マグロ食べたい!!{/netabare}

第28面
{netabare}髪が伸びてる!?
まさに髪の女王ですね
あれだけ髪を自在に操れる美容師だったら大繁盛でしょう
いや、あの2人がおかしいだけなのかも・・・{/netabare}

第29面
{netabare}今回は珍しくユリちゃんがボケ側に
これがアルコール(?)の力か
人形を燃やしちゃあきまへんで
めっちゃ怖いもん(><){/netabare}

第30面
{netabare}先輩と握手?
そんなのしたいに決まってるじゃないですか!
あのケーキはキモいです
食べれません・・・
オチがなかなか秀逸ですたww
{/netabare}

第31面
{netabare}合格発表のフォントが違ったらショックだな
まさかの過去回
軽音部の人たちが見たことあるような・・・
そりゃあテニス部員が集まらないわけだよな
ヤミ金部に入ってるwww{/netabare}

第32面
{netabare}おばあちゃんの扱いがひどいよ(;´Д`)
納豆巻きが食べたくなるお話でしたね
ほかのアニメではこんなことないよな
{/netabare}

第33面
{netabare}今回は明るい葬式
自分の葬式の時も明るいほうがいいなあ
坊主がギャル!?(cv.喜多村英梨)
何を言ってるかわからないと思うが、俺にもよくわからないんだ
でも実力は本物でした{/netabare}

第34面
{netabare}ゲームの世界に迷い込んだまりもさん
乳を揉みしだけば目が覚めるとか
女の子の発言じゃありませんよwww
{/netabare}

第35面
{netabare}明日から全国大会!?
というわけで始まった全国大会編!
OPのアニメーションも変わりました
なすの先輩って普通にテニスできたのね
結果は予想通りでしたww
{/netabare}

第36面
{netabare}赤点取ると悪魔にすい臓とられるのか
なんと恐ろしい、、、
マイケルづくめで面白かったなあ
お前が悪魔かいヾ(・・;)ォィォィ{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
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