契約で変身なおすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの契約で変身な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月27日の時点で一番の契約で変身なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.7 1 契約で変身なアニメランキング1位
チェンソーマン(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (673)
2049人が棚に入れました
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、ド底辺の日々を送る中、裏切りに遭合い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る──。
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

契約の悪魔

著名作品のアニメ化には賛否両論がつきものだが、
本作をめぐっては制作陣が志向する映画的・写実的な表現コンセプトが
主に原作ファンからの批判に曝されているようだ。本稿を書くにあたり、
自分もアニメがカバーしている範囲を一読してみて、成程、と思った。

個人的な印象に過ぎないのだが、アニメでの主人公デンジは
設定とバトルシーンのインパクト以外、存在感が希薄なのではないかと感じた。
主人公でありながら、深い部分で物語と同期できていないような気がして、
むしろ早川アキたち公安のデビルハンターの側に力点をおいて観ると
自然にストーリーに入っていかれる感覚があった。

デンジのキャラクターは多分、原作のユニークな作風と不可分なのだろう。
そのため、デンジの生きた躍動感がアニメではあまり感じられず、
映画風のリアリズムとも相性は良くないようだった。その一方で、
アキたち公安サイドのシリアスなドラマを描いた部分に関しては
それなりに見応えがあった。この主観的な見地が本稿の出発点になる。

本作の物語にはデンジとアキ、二つの対立する極が内在している。
それが作品深部の、人間と悪魔の対立の構図に対応しているわけだが、
自分の印象では、主人公デンジが中心から退いて"周縁化"する力学が
作品の構造自体に内包されているように思われた。それを確かめようとしたのが
以下の、限りなく独り言に近い作業である。参考にはなりません。



Ⅰ 夢と動機

ネタバレレビューを読む


Ⅱ 悪魔と人間

ネタバレレビューを読む



デンジのキャラクターは現段階では未分化の状態にある。
・・・これが相応に時間を費やした挙句の、結論らしからぬ結論である。

ただし、直観に過ぎないものだが、付け加えておきたいことが一つ。
Ⅰ章で指摘したとおり、彼は価値の序列の破壊者であり、かつ、その存在が
善悪、あるいは悪魔と人間の境界で、両義性と媒介性を体現している点で、
そこには「トリックスター」の本質がベクトルとして認められるのではないか?

特に示唆的だと思われるのは、本作ラストのネタバレレビューを読むのエピソードだ。
この悪ふざけが彼一流のリベンジであることによって、
アキのシリアスな"復讐"をコミカルに反転させた戯画になっている点が、
秩序を撹乱するいたずら者であるトリックスターの要件に合致するのではないか。
何にしても今後の展開によって、彼の正確な像が定位するのを待つしかないのだが。

あるいは本作の演出の意図も、作品が孕む二極性を踏まえた上で、
第1部「公安編」を文字通りに、公安のデビルハンターたちの物語と捉える
ややイレギュラーな視角から作品にアプローチした結果なのではないだろうか?
・・・などと想像してみたが、これはおそらく考え過ぎだろう。

ところで本稿の作業中、参考のためにWikiを開いたところ、
いきなり強烈なネタバレを食らってしまった。・・・くれぐれも注意されたい。
お蔭でマキマさんの正体も含め、衝撃的な展開がこれから待っていること、
このアニメはいわば前座に過ぎず、本当の物語はこの先にあることが確認できた。
二期が制作されないうちは、トータルな評価は時期尚早と言うべきだろうか。


2023.1.20 投稿  2.6 補完

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

売れないと叩く流れは嫌い。早く後半のアレとかソレの海外の反応が見たい。

 本作もそろそろ終わりそうなので内容にはあまり触れず、「チェンソーマン」という作品の総評を書きたいと思います。


 「チェンソーマン」のまず目につく基本的な要素はアンチジャンプ、即ちクール&ドライなエモさの排除にあるでしょう。ある時期からのジャンプの王道は、能力バトルの連続+過去回想を多用した押し付けのようなエモさという面がありました(何事にも例外はありますが)。


 ジャンプだけに限らず、長期連載のエンタメバトルものなら敵も味方も重要キャラは手間をかけて感情移入させるのが基本ですが、本作は違う。もう大根の叩き売り如くポンポンと人が切られ撃たれ死んでいく。重要キャラと思った人でも次の話ではアッサリ死亡。こうなるともうシュールギャグに近いレベルで


 これは全くのアンチではなく、従来のファーマットに乗ってるように見せかけつつ、それを相対化するという手のこんだより高度な脱構築といえるでしょう。本作におけるグロや死は正直重たいものではなく、漫画のキャラクターの死ですから、という距離をとったドライさがある。アニメではそういった本作の世界を、映像の表現の仕方で巧みに構築している「雰囲気の魔術」が見事と言わざるをえない。


 映画でもあらすじではなく、それをどう台詞に頼らず映像で表現しているか重要なタイプの作品に近い。昨今の作画自慢バトル系作品で平場のシーンはなんの工夫もなかったりするが、本作はそちらこそ本気というくらいキマってる。マキマが着替える後ろ姿だけでエロい!。


 故に、とにかく引っ張るのが特徴だったジャンプ作品において、本作はそういった流れを皮肉るようにサクサクと物語が進行していく。エモさと引っ張りのコンボ、更には薄っぺらな良きことの押しつけににいい加減ウンザリしていた世代や人々にとって、「チェンソーマン」は痛快な皮肉をぶつける象徴としてヒットしたのは当然だと思います。


 では、「チェンソーマン」はアンチジャンプを目指した脱構築のみの作品かと言うとそれだけではなく、それこそ「タツキ」の本質である映画愛からくる、バトルの連続を描きたいのではなく、短い中でキッチリとした結実したドラマを描きたい、ドラマという形でテーマを展開したいという作家性がより大切だと思います。


 そういったどちらかといえば青年誌的な傾向をジャンプでやるためにフォーマットは借用しているに過ぎない。故にタツキは能力トンチバトルにも、「敵にもこんな悲しき過去…」的な展開にも全く興味も関心もないように思えます。ジャンプで売るためというより、ヒットさせてみんなに読んでもらうために戦略的に編集さんと組んで「チェンソーマン」は書かれているでしょう。「ルックバック」や「さよなら絵梨」の作家が喜々として従来のジャンプ漫画を書くわけがない。


 ではそのクール+ドライな先に何があるかというと、後のレゼ編のように短い中で見事に結実したドラマが齎す押し付けがましくない余韻を残す切れ味、或いは最終章編のようにドラマという形で現実に繋がっているテーマが上手に展開された時に齎される、言葉で語られるより遥かに心に突き刺さるテーマ性といった、それこそ素晴らしい映画が齎す言葉や説明に頼り過ぎない力に近い喜びこそが「チェンソーマン」、タツキ作品の本質だと言いたい。


 サムライソード編までは、ジャンプで枠を確保するための段階ですからアニメはまだまだ助走段階でしょう。しかし、こっから例えばレゼ編を映画でやって、そっから最終章までをこのクオリティーで映像化してくれると思うと今からワクワクが止まらないゼ!。「チェンソーマン」のテーマの部分はネタバレ無しには書けないので完結した際にその部分は書こうと思います。「ルックバック」や「さよなら絵梨」も映像化して欲しいなぁ。


 山田玲司先生のタツキ回や、Dr.マクガイヤーのチェーンソーマン回ともに素晴らしい解説なのでオススメです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 31
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

デンジの小さな夢

MAPPA制作。

チェンソーの悪魔ポチタと共に、
デビルハンターとして暮らす少年デンジ。
貧乏でド底辺な生活も裏切りにより一変する。
デンジとポチタの夢は叶うのか!?
 
普通の暮らしをして、普通の死に方がしたい。
ただ普通の生活を夢見る少年が目覚めた激烈な世界。
人や社会に対するどこか空虚な距離感、
これが新時代のヒーローなのでしょうか。

オープニング映像に魅了されますね。

3話視聴追記。
小さく閉じた世界で憂えている、
世界の大事件より、今日の晩御飯だ。
ネタバレレビューを読む

8話視聴追記。
あまりにも唐突で過酷な現実に混乱する。
悪魔と契約するということはこういうことだ。
ネタバレレビューを読む

最終話視聴追記。
序盤にして圧倒的な面白さである。
ネタバレレビューを読む

待望のレゼ篇始動、期待して続報を待ちたい。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 62

72.7 2 契約で変身なアニメランキング2位
月が導く異世界道中(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (349)
1167人が棚に入れました
平凡な高校生だった深澄 真は、とある事情により“勇者"として異世界へ召喚された。しかしその世界の女神に「顔が不細工」と罵られ、“勇者"の称号を即剥奪、最果ての荒野に飛ばされてしまう。荒野を彷徨う真が出会うのは、竜に蜘蛛、オークやドワーフ…様々な人ならざる種族。元の世界との環境の違いから、魔術や戦闘においては常識外な力を発揮する真は、様々な出会いを経て、この世界でどう生き抜くのか…… 神と人族から見捨てられた男の異世界世直しファンタジー開幕!

声優・キャラクター
花江夏樹、佐倉綾音、鬼頭明里
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

みにくい白鳥の子

(2021.5.2初投稿, 2021.9.24更新)

 ◎ 略称『ツキミチ』1クール全12話
  ※ 最終話後、第2期制作発表あり。

🌕 ❰全話試聴して❱
ネタバレレビューを読む

以下、放送前投稿 (2021.9.23推敲)
ネタバレレビューを読む

❰主人公について❱
ネタバレレビューを読む
❰配役について❱
ネタバレレビューを読む

❰原作既読視点の各話レビュー❱
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

量産型異世界物

2021/10/30 投稿

説明不要かと思いますが異世界物です。

率直に言えばB級です。それ以下とも言えるのですが
印象としてはチープ,良く言えば,手作り感がある異世界物です。
国作りなどからか,転スラと比較される事が多いように思われる本作ですが
自分の印象としてはむしろ
「魔王様、リトライ!」←自分としては印象が最も近いと感じる作品
「ありふれた職業で世界最強」
「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」
に近いような気がします。
有象無象の一つです,勝手に量産型異世界物と括らせてもらいます。

ここまで,全然褒めていませんが結構面白かったです。
原作が優秀なのか,割と軽く視聴できて,先が気になるので結構なハイペースで見終わりました。軽く視聴できたのは,水戸黄門を意識したらしい(あまり似ていないけど・・・)勧善懲悪を基本としたストーリーのためでしょうか。ネタバレレビューを読むまた,もっとも惹き付けられた点は,巴と澪のキャラクターだと思います。


一方,若干違和感を感じるところもありました。

まず,エマさんのキャラクターデザイン。ちょっと気持ち悪かったです。具体的に言うと,手足と目。もっとカワイイ感じにして欲しかった。アルケーも気持ち悪かったのですが,こちらはヒューマン形態に変身したのであまり気になりませんでした。

もう一つ,気になったのがネーミングセンスの悪さ。巴と澪の名前が序盤なんか居心地が悪い気がして仕方がありませんでした。途中で慣れたけどw

総合的に言って,すごいアニメとは思えないし,良い作品とも思えないんだけど,面白かったです。面白かったので,これでいいんだと思います。
うん!これでいいのだ!!(続けて読んじゃダメ^^;)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21

むす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そこそこ楽しめる

異世界物。 冒険者チート+開拓物。ある程度テンプレだが主人公がやりたい放題なわけじゃないから
そこそこ楽しめる。話が進むにつれ開拓部分がおろそかになってるのが気になる。
初期設定がある程度細かく ゲーム寄りじゃないから自然。しかし細かすぎてあとから矛盾がでないか 回収できるか心配。
とくに主人公だけ不細工設定や後輩激似のキャラは偶然で済ませたらいけないし、主人公が高校生なのにあらゆるものに詳しいのも理由付けがないと不自然。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

57.9 3 契約で変身なアニメランキング3位
ラクエンロジック(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (263)
1389人が棚に入れました
L.C.922年、人々は空前の危機に直面していた。

神話の世界テトラヘヴンの百年戦争終結後、敗戦を喫した魔神たちが新たな安住の地を求め、人間界セプトピアへと襲来。異世界の使者(フォーリナー)から街を守る宿命を背負う警察特殊機関ALCA(アルカ)所属の若きロジカリストたちは、望むと望まざるとにかかわらず政府によって街と人々を守る使命を強制され、特殊能力によって異世界の女神たちと合体(トランス)し、戦場に身を投じていく。

ある『ロジック』が欠落しながらも家族と幸せな生活を送っていた民間人・剣(つるぎ)美(よし)親(ちか)はある日、魔神に襲われた人々を懸命に避難させる中で、美しき女神アテナと出会う。彼女が手にしていたのは、美親が失くしたはずの『ロジック』だった。そして美親はアテナと共に思いがけない運命へと導かれていく。

若きロジカリストたちの『運(ラック)』と『論理(ロジック)』に、世界の未来が託された──。

声優・キャラクター
小野賢章、上坂すみれ、種田梨沙、東山奈央、徳井青空、小見川千明、水瀬いのり、折笠富美子、愛美、水野理紗、橘田いずみ、松岡禎丞、郷田ほづみ、茅野愛衣、植田佳奈、中谷竜、三森すずこ、鳥海浩輔

59.8 4 契約で変身なアニメランキング4位
ネギま!?(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (188)
1303人が棚に入れました
「サウザンド・マスター(千の呪文を操る魔法使い)」の異名を持つ英雄だった父親を持つ10歳の少年、ネギ・スプリングフィールド。
英ウェールズの魔法学校を卒業した彼が、「マギステル・マギ(立派な魔法使い)」になるための修行として与えられた課題は、「日本の学校で先生をすること」であった。
ひとり異国に渡り麻帆良学園都市にやって来たネギは、いきなり女子中等部2-A(後に進級して3-A)の担任を任されることとなる。31人の年上の女生徒相手に最初は戸惑いながらも、着任初日に魔法のバレた神楽坂明日菜をはじめ、様々なイベントや事件を通して女生徒達と強い信頼で結ばれていく。
ネギは彼女たちに支えられながら、父・ナギの足跡を追って成長していく。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これはもう完全に別物w

原作が好きなので見たところ、面影が殆どない。
キャラの設定の違いなんてザラで
世界観やストーリー等ほぼ別物の仕上がり。
作品の大半がギャグで占められており
原作とのキャラの違いなどの楽しみ方もある。
それでも、オリジナルならではの悪くないストーリーと
なかなかの作画によってある程度の質にはなっている。

しかしこれは原作ファンは納得しないだろうw
前作とも繋がってないし
これは別物として見るのが正解だと思う
むしろファンじゃない人が
いきなりこれを見た方が楽しめると思う

<新房×シャフト>らしく
原作無視のやりたい放題(良い意味で)
前作より数段良くなってます

面白いといえば面白いけど
パクティオーシステムが
かなり変わってたが
あれはあれで好きだった

色々書いたが原作や前作を知らない人は
充分楽しめる作品だと思う
これはこれで別物として観れば面白かった

投稿 : 2025/03/22
♥ : 20

73.0 5 契約で変身なアニメランキング5位
ひそねとまそたん(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (350)
1253人が棚に入れました
「私は、君とソラを飛ぶ。」

甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。

素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。

だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。

基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。

こうして「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗りこむ飛行要員が、 ひそねの仕事になった。

国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、 はたしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。



声優・キャラクター
久野美咲、黒沢ともよ、河瀬茉希、新井里美、名塚佳織、朴璐美、梶裕貴、徳本恭敏、釘宮理恵、諏訪部順一、中田譲治

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「テレビまんが」的で良い感じ。樋口真嗣監督といえば……(第7話:『キングダム』(笑))

商業アニメ的な最初の実績としては『ふしぎの海のナディア』での演出でしょうか。

たぶん世の中的には主に特撮畑の人(平成ガメラ3部作、実写版『進撃の巨人』など)として知られており、あるいは映画『のぼうの城』や庵野総監督の下での『シン・ゴジラ』の監督としてご存知の方もいらっしゃるかも。

基本的にアニメ畑の人とは思われていない気もしますが、旧ガイナックスやスタジオκαρα制作作品には参加しているので、門外漢ではありません。

どんな作品になるか、今後も楽しみです。

== [観終わっての総評めいたもの] ==(2018.7.11)
「日本の伝統」を一見大事にしているようで、意外と批判的な作品かもしれません。でも何も知らない、調べないという態度ではなかったので、そこは高評価。でも変に「ジェンダーフリー」みたいな方向性に話がそれたりしませんでしたし、「人格否定」みたいなのはあんまりなかったのも良かったかも。
==

2018.5.18追記:
第6話: 零戦が三二型なのと、一〇〇式司令部偵察機がマニアック。
ああ、ナオさんヘッド……(泣)。

♪ジョア ヤクルトジョア 誰のもの~
ジョア ヤクルトジョア 君のもの~♪

2018.5.25追記:
第7話:『キングダム』推しがガチだった(笑)!
(コミックスの最新巻、まだ読んでないや…。)

マツリゴト、かなりお金かかるんですね…。

2018.6.30追記:
最終回まで観終わりました。世の中におもねらず、ちゃんと作りたいものを作っていると感じられて好印象。

政府が古来からの神事に関わるというのは、面白いテーマでしたね。そこに国民に知らされない形で旧軍や自衛隊の陰の活躍があるという…。

主人公はひそねなのは間違いないんですが、思っていた以上にナオさんが裏主人公的な感じでしたね。

そこに年若くして大ベテランな黒沢ともよ様を起用して作品を締めていたのは、納得のキャスティングでした。ナオさんヘッドのインパクトも、さすが(笑)!

あと、全体的に音楽は神楽も含めて地味に良かったです。まあでもたぶんそんなに人気は出ないよな、これ…。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

四柱の飛龍よ 天翔けり国翔けりたまいて 永久(とわ)の幸いをかかふらせ給え

第1話を観て非常に驚いた。
本作のシリーズ構成&脚本の岡田磨里さんは自分には苦手な作家。
今まで彼女の作品の第1話のほとんどは、
喉の奥に魚の小骨が引っかかったような違和感が残っていた。
しかし、本作には全くそれがないどころか、
今期の中のダークホースになりそうな予感すらしたのだから。

空自とファンタジーの融合が実に新鮮。
話が面白くなるかは未知数ながら期待値はMAX。
これは最後まで見届けたいと思えた。

<全12話視聴して>
最初から最後まで意外な展開で次回が楽しみだった。
ただし、前のめりで面白かったのは8話まで。
9話以降はどうにもしっくりこなくなった。
以降、各話レビューは書く気が失せた。
最終話で物語評価は4.5→3.5で更新。
ユーモア成分が足りなくなったのもマイナス。
ネタバレレビューを読む
<キャラクターデザインとメカニックデザイン>
ネタバレレビューを読む
<キャラクターと声優>
ネタバレレビューを読む
<音楽>
ネタバレレビューを読む
★ 第2話「ドラゴンの名前はまそたんにします」(脚本:岡田磨里)
ネタバレレビューを読む
★ 第3話「責任とってくださいよ」(脚本:小柳啓伍)
ネタバレレビューを読む
★ 第4話「ヤツらが岐阜にやって来た」(脚本:和場明子、岡田麿里)
ネタバレレビューを読む
★ 第5話「スキ好んで嫌われたい人なんていますか?」(脚本:和場明子、小柳啓伍、岡田麿里)
ネタバレレビューを読む
★ 第6話「君の名前を叫ぶから」(脚本:小柳啓伍、和場明子、岡田麿里)
ネタバレレビューを読む
★ 第7話「恋する王国」(脚本:岡田麿里)
ネタバレレビューを読む
★ 第8話「期間限定!激辛おばあさん味」(脚本:小柳啓伍)
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 31
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

中毒性のある優良作。

久野美咲さんと黒沢ともよさんのコンビって、最強じゃないですか?
新井里美さん、名塚佳織さん・・・。
大物声優目白押し。

特徴ある作画は終始安定。
テンポの良さと個性溢れるキャラが癖になる。
OP、EDとも癖になる。

今まで視聴してきたどの作品とも違う、でも癖になる不思議な作品。
中毒性という点では、私史上最強クラスかも知れない。

ネタバレレビューを読む

「起承転結」がビシッと決まった、物語としても、とても面白い作品でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42

61.8 6 契約で変身なアニメランキング6位
戦×恋(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (182)
725人が棚に入れました
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲から怯えられ、上手く他人と関わることが出来ない孤独な高校生・亜久津拓真は、ある時、一人の少女を助けたことがきっかけで、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)たちと、一つ屋根の下で暮らすことに――。恋をするほど強くなるという戦乙女たちの恋人となり、彼女たちと恋の特訓を乗り越え世界を救うことが出来るのか!?

声優・キャラクター
広瀬裕也、本渡楓、加隈亜衣、日高里菜、内山夕実、原由実、清水彩香、逢田梨香子、河瀬茉希、小岩井ことり、新田ひより、平川大輔、種﨑敦美、M・A・O、福圓美里

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

恋して戦え、乙女たち

この作品の原作は未読ですが、起用された声優さんの布陣で視聴を決めた作品です。
本渡さん、くまちゃん、ちゃんりな、うっちー、原由実さんと超が付くほど豪華なこの顔ぶれ…
視聴するのが楽しみでした。


人類に迫りくる悪魔を迎え撃つ9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)
彼女らの原動力は1人の高校生との“恋”だった…
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲に怯えられ、
上手く他人と関わることができない孤独な高校生・亜久津拓真。
一人の少女を助けたことをきっかけに、
悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)の恋人となって育て、
人間界を守ってほしいと頼まれる。

その方法は…
戦乙女と“恋”イチャイチャをすること!!

9人姉妹と恋人契約を結んだ拓真は彼女らと一つ屋根の下で暮らし、
様々な濃いミッションを乗り越え、彼女らを戦いへ導くことに…

恋が世界を救うことを証明せよ!

戦乙女ヴァルキリー、発動…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

まぁ、美人系9人姉妹と一つ屋根の下…しかも、全員が恋人でイチャイチャするって、ハーレム過ぎるにも程があるだろっ…という突っ込みがあちこちから聞こえてきそうな純ハーレム作品です。

これで、ハーレムを牙城にする主人公が無双系イケメンだったら、あまりにも出木杉で逆に視聴意欲は萎えてしまったかもしれません。

ですが、主人公の亜久津 拓真は、お世辞にも2枚目とは程遠い風貌で、しかも顔つきが怖く周囲が彼を「アクマ」呼ばわりされるような存在なんです。
それが積み重なって主人公の行き着いた先は人間恐怖症…

そんな人間恐怖症が美女とイチャイチャなんて…出来る訳ないですよね。
人間には大小の違いはあるも、対人恐怖的感覚って誰にでもあるんだと思います。
それが度を過ぎると、逆に可哀想に思えてきちゃったり…

そんな彼を擁護する考えを起こした先から、目の前ではお約束のラッキースケベな展開と、戦乙女に必須なイチャイチャが繰り広げられるんですから堪りません。
彼のことを擁護する必要なんて、きっと微塵も無いのだと思います。

ですが、戦乙女にとっては死活問題なんです。
何故なら、今の彼女たちのレベルでは悪魔に到底太刀打ちできないから…
だからイチャイチャを重ねてレベルを上げなきゃならないんです。
しかも、それだけじゃ駄目…
拓真を心から恋人として認めないと、レベル上げだってままならないんです。
人間恐怖症の拓真にとって、正に四面楚歌の状態と言っても過言ではないでしょう。

だから、彼女たちの心の移ろい模様を是非見て欲しいと思います。
きっかけは人それぞれ…
だけど、拓真が9人の唯一無二の存在に昇華するという最終目標に対して、どこまで辿り着くことができるのかは、この作品の見どころだと思います。
ラストまで視聴すると、レビューに「彼を擁護する必要が無い」と記載した理由が分かると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、逢田梨香子さんの「for...」
エンディングテーマは、「UP-DATE × PLEASE!!!」なんですが、3タイプのバージョンがあります。
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 1.7.8」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 2.6.9」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 3.4.5」
verの次の1~9数字が9人姉妹の生まれ順になっています。
個人的には一番ハジけていた「ver 2.6.9」がお気に入りです。

1クール全12話の物語でした。
「これから面白くなりそう…」というところで終わってしまったのが悔やまれます。
ここで終わってしまっては、単なる販促作品となってしまうのが、とても勿体無いと思うんです。
元々ハーレム系は嫌いじゃなく、寧ろ好みなのでしっかり満喫させて貰いましたけれど…
でもやっぱり続きが気になります。
奪われたモノは奪い返さなきゃですし…
続編が制作されることを期待しています!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 15

62.6 7 契約で変身なアニメランキング7位
まじもじるるも(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (510)
2435人が棚に入れました
可愛くて切なくて、ちょっぴり”死”が身近なマジカル・スラプスティック・コメディ。
学校一のスケベ男として女子から総スカンを食らってる柴木のもとに送られてきた魔法のチケット。
それは、魔女から修業魔に格下げされたるるもの人間界での修行のためのものだった。
るるもの修業(と自分の欲望)のために魔法のチケットをじゃんじゃん使うと宣言した柴木だったが、
実はチケットは彼の寿命そのものだったのである。

声優・キャラクター
三森すずこ、高橋信、福圓美里、遠藤ゆりか、櫻井浩美、長妻樹里、石上静香、白石真梨、高橋未奈美、間島淳司、下野紘、石谷春貴、小林裕介
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

るるもちゃんも柴木もいなくなった日

最近、この作品ほど大笑いして、大泣きした作品はありませんでした。ほんとうに、双方向で楽しく見られた秀作だったと思います。

あにこれでは、レビューは悪くないのに点数が低めだけど、どうしてかな? 


確かに、最初は絵柄は固いし、Hだし、男性向けのギャクアニメだなあと思って見てました。それに柴木(呼び捨て!)は私の嫌いなタイプでしたし、るるもちゃんも表情が固いし・・・

でも、見ていくうちに、 ネタバレレビューを読む見ている私の心も和らいでいくような感じ。

物語は温かい話だけではありませんでした。 ネタバレレビューを読むこの回は柴木とともに私も大泣きでした。

大笑いしてストレス解消したのは ネタバレレビューを読むストレス解消になりました(^.^)

11話。るるもちゃんが柴木だけに歌を歌ってあげるシーン。とてもおだやかできれいな歌声!
るるもちゃん役の三森すずこさん、とってもきれいな声で歌われるんですね。

最終回、見たあとの感想。ああ、これでるるもちゃんも柴木も見られなくなっちゃうんだ・・・

物語は途中で終わりますが、2期もぜひ制作してほしいです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 56
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女子のパンツは空より優しいんだぜ・・・

「コスプレ魔女ガール」のお話・・・

ではなく
「魔女」のお話です

あらすじは・・・
あにこれのものを読んでいただければよろしいかと思います

余談ですが
Wikiのほうではかなり詳しく書かれていますが
ネタバレを嫌う方にはオススメしません
ちなみに
私は作品を観終わってから
Wikiのあらすじを読んで思わず“涙”してしまいました^^;


原作は漫画作品
読んでいません

失礼ながら
存在自体もまったく知りませんでした

原作者は「弱虫ペダル」の渡辺航さんです
これも
視聴後にWikiで知ったのですが
確かにキャラデザはそのまんまですね


実は私
弱虫ペダルって途中までしか観てないんです

理由は単純
イケメンくんが出てないから^^

なんか男の子がみんな○ク○屋さんっぽい顔つきでイマイチ好感が持てないし
なによりキャラが顔のイメージそのまんまで怖いんです

まあ
このレビューでくどくど書くのもあれなんでこの程度にしておきますが

この「まじもじるるも」についてもやっぱりイケメンくんが出てこないですね~

一応
主人公の「柴木耕太(しばきこうた)」くんのクラスメイトの
「さくらい」くんが唯一イケメンという設定みたいですが(というよりカワイイ系)

私の少々高めに設定されたイケメン基準は残念ながらクリア出来ませんでした

ただ
そんなイケメン不作状態を補完してもなお余りあるくらい
女の子達がかわいかったので
キャラデザについてはとりあえず及第点って感じです


お話の感想の前に・・・

キャラデザについて酷なことを書いてしまいましたが
この作品を最後まで視聴して一番に思ったのが
キャラの掘り下げが実に巧みなこと

るるもちゃんの無口キャラや
こうたくんの変態キャラは最初から全開モードですが

周りの人物
とくに女の子のキャラクターなんかは
お話が進めば進むほど印象深くなっていくって感じです

かわいい系のキャラデザ
特徴的な大きな目
多種多様なオッパイ(巨乳からちっぱいまでいろいろ)

それらの特徴を生かした数々のエピソード

一番に目を引いたのは
風紀委員の3人ですね

普段はメガネや髪の毛で目が隠れていて
完全にモブキャラ状態なのに
たまに目がみえるシーンがあり
そんなときは一気に注目してしまう存在になります

なかでも
コスプレっ子の「下村雅子(しもむらまさこ)」ちゃんが衝撃的でした

普段の制服メガネ女子姿と
魔法少女コス姿のギャップに
あっけなく撃沈してしまって

思わずるるもちゃんとのツーショットシーンをサムネにしてしまいました^^


さらには
各々のお話がとても秀逸

ギャグ
下ネタ
エロネタ
変態ネタ
おパンツネタ
オッパイネタ
(全体的にHぃお話が多い)
さらに
号泣ネタまで

お話のメインである
るるもちゃんの魔女としてのストーリー

そして
人間界での生活を通して
ほんのわずかながらも
るるもちゃんの表情や心境が変化していくところが見ものです^^


さて
お話についてですが・・・

この作品
「イケメン」くんが出てこないなんて先に書いてしまいましたが

じっくり見てたら
こうたくんって意外とイケメン(?)って思えてくるから不思議

これもキャラ掘り下げの妙なのでしょう

面倒見のいいところや
友達思いのところ
自分の命を危険に晒してまでるるもちゃんを助けようとするところ

H属性にもどことなく気品や哲学が感じられ
エロにまつわる謎の名言もちらほら

ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む

迂闊にも心を動かされてしまいました^^;


そんなこうたくんの隠れた善人属性が如実にあらわれたのが
第6話の子猫ちゃんが出てくるお話なのですが

この子猫ちゃんのお話にはチョー泣かされました

ネタバレレビューを読む

普段の変態男子とは違ったこうたくんの人柄に魅せられます

ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む

等々

あんまり書くと長くなるので
詳しくは本作をご覧ください^^

とにかく
号泣モノです

ギャグやエロネタなんかの軽いノリのお話の中に
突然の涙の回

このお話の結末はとても意外なものでした

みんなで「よかったね~(笑」・・・なんて定石じみた展開は微塵もなく

思いっきり悲しみのどん底に叩き落されての
バッドエンド・・・

わが目を疑ってしまうほどのあっけない幕引きです

でもこれはこれで
最近のギャグ漫画原作アニメ作品の王道というものでしょうか

次のお話ではすぐにいつものノリに戻っている

こういったすっきりした展開が
各話完結エピソードのいいところなんですね


そして最後は

ファンタジー・・・
ラブ・・・
涙・・・
(残念ながらエロはない)

これまでの小気味よい展開をまとめたかのような最終回でした

とりあえず
Wikiのあらすじを読んで流した“涙”は
2期までの(仮)としておきましょう^^


2期に期待してます

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

う~ん?

【う~ん?】(3話現在)(2014.11/5)

ギャグも意外と面白かったし、新しい登場キャラの魅力も出ていたとは思うけど、いかんせん内容の濃度が薄い印象を受けましたね。
しかも今回は、けっこう大事な話のような気がしたのに何故ABパートで別々の話をしたんでしょうか。新キャラの紹介はいいとしても、もう片方の話は半パートであっさり済ませていいような内容じゃなくないですか?w

ネタバレレビューを読む
やっぱり1クールという尺の都合もあるんでしょうかね~。仕方のないこととは言え、とても残念でした。

まあでも、最後のネタバレレビューを読むには全てを許してしまうくらいの破壊力はありましたけどねw
可愛いは正義。いや~なんて素敵な言葉なんだ。


【あぁ^~るるもが可愛いんじゃあ~~】(1、2話現在)

タイトルの通りです。るるもが可愛いアニメです。

原作者は弱虫ペダルと同じ方で、同じクールに2本アニメを持っていることになります。
確かこちらの方が、弱虫ペダルより前に描かれていた作品のようですね。

とりあえず見てみた感想としては、無愛想無表情で不器用ポンコツなヒロインと、テンションかなり高めのバカっぽい主人公のよくあるラブコメ的な展開になっていく作品だと思いました。

そんな中で私がこの作品を語るときに「他の作品と違う部分」を挙げるとすれば、やはりマイナーな少年漫画っぽいチープ感漂う素朴なキャラデザですね。安直に萌え絵にしないところがとても好感を持てました。キービジュにもあるような、昔ながらの帽子が大きな魔女っ子ヒロインはいいですね~。また、ヒロインの属性が少し・・・ただのクーデレとは違うところもポイントです。それは言葉ではちょっと説明しづらいので、1話、2話を見ていただければと思います。

また、こういうラブコメものにはお約束なのか、ヒロインがけっこう脱ぎます!オーイエス!
そして主人公もリト先生みたく悟りを開いているわけでもないので、欲に正直だったり、自分の理性と戦っていたり、人間らしさが出ていて面白いです。

ただ、やはり少し残念な部分もありまして・・・。

まずヒロインのるるもが無口キャラなものだから、必然的に主人公が1人で話す場面が多くなります。そのためか、主人公がかなーりウルサく耳に障って、ギャグも勢いで押し切っている印象がありました。
コメディ方面にはこれからの展開に期待ですね。ただ、ところどころ笑えるポイントはあるので、ギャグのセンスはけっこう感じます。面白い!ワハハ!と言うよりはニヤッと楽しく見れる作品ではあると思いました。


まあ序盤の感想としてはこんな感じでしょうか。
まだ始まったばかりなので、色々と未知数な部分は多いです。これからも期待して見ていけるような作品であることは確かなので、今後の展開も楽しみにしています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

67.2 8 契約で変身なアニメランキング8位
マルドゥック・スクランブル 圧縮(アニメ映画)

2010年11月6日
★★★★☆ 3.8 (338)
1815人が棚に入れました
 『天地明察』で2010年本屋大賞に輝いた人気作家・冲方丁の出世作にして2003年日本SF大賞受賞の傑作サイバーパンク小説『マルドゥック・スクランブル』を、原作者自らの脚本でアニメ化する全3部作の映画プロジェクト、その第1弾。特殊な証人保護プログラムによって死の淵から甦った一人の少女娼婦が、不思議なネズミの捜査官と協力し、自分を亡き者にしようとした男の犯罪を暴くべく戦いを挑む姿を描く。声の出演は、ヒロインのバロット役に林原めぐみ、その相棒ウフコックに八嶋智人。マルドゥック市で生きる未成年娼婦、ルーン=バロット。働いていた店が摘発され、行き場を失った彼女は、カジノ経営をする資産家、シェルに拾われる。しかしその後シェルの非情な計画によって、彼女は車ごと爆破されてしまう。業火の中から辛うじて助け出されたバロット。彼女は、マルドゥック市の事件担当官ドクターとウフコックによって、特殊な強化繊維で再構成された人工皮膚を移植され一命を取り留める。これにより特別な能力も手に入れたバロットは、シェルの犯罪を追っていたドクターとウフコックの捜査に協力していくのだが…。

声優・キャラクター
林原めぐみ、八嶋智人、東地宏樹、中井和哉、磯部勉、田中正彦、若本規夫、かないみか、三宅健太、脇知弘

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

元少女売春婦のサイボーグが犯罪組織と戦う本格SF作品

2010年劇場公開 2011年に完全版が完成した 69分 R18指定

原作脚本 沖方丁 監督 工藤進 製作会社 GoHands

ルーン=パロットCV林原めぐみ
ウフコック・ぺンティーノCV八島智人

ディック風近未来SFアニメの定番設定が見られるが、
作者としてはウイリアム・ギブソン系サイバーバンクをイメージした模様です。
作者の沖方さんは本格SF作家としてデビュー、代表作はこれですが(日本SF大賞受賞)、
最近はラノベ系の創作活動を主としているようです。

相当昔(05年)にゴンゾでアニメ化と言われていたんですが中止、
結果として高レベル劇場作品になったので自分としては嬉しいです。

主人公ルーンは15歳(?)の売春婦で、犯罪組織により分解されかかったところを、
犯罪捜査官のイースターとネズミ型万能兵器ウフコックによって助けられる。

瀕死のルーンは禁止科学によって命を救われ、
電子干渉(スナーク)という能力とサイボーグの肉体となり、
「犯罪組織シェル」を追う者たちの一員となる。

ウフコックはネズミの知能を高めたものらしいが、亜空間に武器を貯蔵したりするちょっとあり得ないテクノロジーの産物。
ルーンのパートナーまたは武器として活躍する。

今回は臓器フェティシスト集団の誘拐屋とのバトルが見せ場となるが、
まるでラブクラフトの怪物のような異様な外観の犯罪者たちが気味良い、
いや、一般的には「気味悪い」になるのかな。

雰囲気のある作画とキャラデザ(やっぱディックっぽい)に、
良い構成のストーリーそしてリアルなバトルと、第一部としては申し分ない出来。
とても楽しめました。
続けて第二部、第三部も視聴意欲が沸きます。
「サイコパス」にも影響を与えたと思える銃器デザインは前田真宏さんです。
SFファンに超お勧め。そうでもない人もぜひ挑戦してみて欲しい逸品。

そして何よりも何よりも EDです!

日本国始まって以来最大の真の歌姫「本田美奈子」様の
「アメイジング・グレイス」日本語版 伴奏新バージョンが流れるんですよ。
涙が溢れました。

三部作ともにEDは本田美奈子です。 

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

イチゴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最高!続編を見たいと心から思う作品

主人公の少女のバロットは、資本家のシェルの計画によって命を落としそうになるが、金色のネズミの捜査官のウフコックとドクターにより、一命をとりとめ、シェルの犯罪を追うという話です。

バロットの心情の変化と近未来的な世界観が
よく表現されていたと思います。
最後の戦いは壮絶で、終わり方がとても良かった!
続編が見たいと心から思いました。
作画はとてもきれいです。

前半はSFの要素が強く、後半はガンアクションです。
また、このアニメがR-18指定なのは
近親相姦やレイプの描写があるからですね。
あと、意外とグロイです。

この映画は3部作で
2部作目の『マルドゥック・スクランブル 燃焼』は2011年9月3日に劇場公開予定です。

SF・ガンアクション・エロ・グロなどいろいろな要素があり、私はかなりこのアニメ好きです。

下にyoutubeの『マルドゥック・スクランブル 圧縮』予告編
のURLを勝手に貼り付けました 笑

百聞は一見にしかずです!^^


http://www.youtube.com/watch?v=1S48OcRZJRo

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

柚稀 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

物語のスタート。第1部:選択

僕でも知っている、冲方丁のSF小説の映画化作品。
原作未読。
物語は3部構成で2012.9に3部作目【マルドゥックスクランブル-排気-】が劇場公開される。

たまたま観たPVでなんか引き込まれるものがあり視聴開始。

とある事件を解決するために、マルドゥックシティー事件担当官【ウフコック】と【ドクター】は、事件の重要人物、娼婦【バロット】を特殊な方法で救って…ゴニョゴニョ( ゚ノω゚)というお話。

終始物語はどっぷり暗い…。
それは、15歳の少女【バロット】が背負うには重すぎるモノで、
心と身体に多大な痛みや苦しみを伴うものだからか。
僕にはその辛さを察することしかできない。
ただ、彼女には甘えのなかに凛とした美しさを感じてならない。
居場所を求め、愛を求め、こんな境遇にあったとしても…。

-そんな彼女の闇のなかに差し込む温かな光。
ドクターとウフコックとの出会い。
事件解決のために、重要人物であるバロットと行動をともにする。

金色のネズミ姿のウフコックは特別やさしい。
彼女を籠に閉じ込めるようにして、すべての危険からお姫様のように守るわけじゃなくて、
実際に行動させ、体験させることでルールや秩序や怖さを身を持って分からせようとする。
そんな彼がすき。ネズミの姿だけど…(つ∀<。)とある一言に動揺する様はなお可愛い(*´ω`*)

可愛いネズミはもちろん見どころだけど、
迫真のガンアクションはスリリングでかっこいい!
美しさとスピード感に釘付け((o(´∀`)o))ワクワク
思わず僕も撃ちたく…∑(゚Д゚)

とまぁ、林原めぐみの甘さと儚さがあるバロットと、八嶋智人の紳士的でやさしさのあるウフコックのヴォイス、
内容の濃さ、映像の美しさであっという間の1時間でした(∩´∀`)∩スンバラスィ♪
※ただ、そこそこグロ表現があるので、苦手なお方はご注意を!(`・д´・;)

現状では、ものすっご気になる続き(ってか、ここで終わり!?щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!って感じww)を
2012.7発売のBDで確認しなければならないので、現在おあずけ状態www
まぁ、たまには気長にたのしむのもいいってことで、楽しみに待つことにします(ノω<;)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10

60.9 9 契約で変身なアニメランキング9位
ファンタジスタドール(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (417)
1943人が棚に入れました
鵜野うずめは勉強も運動もそこそこのごく平凡な中学2年生。だがある日、彼女の運命は大きく変わってしまう。特殊な能力を持つ女の子・ファンタジスタドールを実体化できる不思議なカードを手に入れてしまったのだ。

うずめはカードマスターとなり、5人の個性的なドールたちと契約。街を、いや世界を救うための戦いを始める……“どうしよう、私には無理”とあわてるけれども、うずめはもはや逃れられない。

さまざまな武器やコスチューム、特殊イベントのカードを組み合わせて戦っていかねばならない。しかもドールたちは、次々と、可愛い要求をつきつけてくる。うずめは世界を守れるのか!? いや自分自身を守れるのか!?

声優・キャラクター
大橋彩香、津田美波、徳井青空、赤﨑千夏、長谷川明子、大原さやか、三澤紗千香、上坂すみれ、名塚佳織、保志総一朗、津久井教生、倉田雅世、山岡ゆり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「天翔る星の輝きよ。時を越える水晶の煌めきよ。今こそ無限星霜の摂理にもとづいて、その正しき姿をここに表せ!・・・アウェイキング」

この物語の主人公は、中学2年生の鵜野 うずめちゃん。少し引っ込み思案なところはあるけれど、いわゆる普通の女子中学生です。でも、彼女はある日ひょんな事からファンタジスタドールのデバイスを手に入れるのです。ところが、手に入れた途端、デバイスに入っているカードを狙って襲われるようになってしまいました^^;
そこで、デバイスのカード・・・ファンタジスタドールと契約し、カードマスターとなるのですが、襲われるという状況は一向に改善が進みません。
この作品は、ドールを通して自らの至らない点を知り、ドールとの絆を深めながら、自分の弱点を克服すべく前に進みだそうとする主人公の少女を描いた作品です。

この作品は、視聴の対象を深夜アニメを見る層ではなく、もう少しライトな層を対象にしていたのだそうです(wikiより)。どうりで、ストーリーも作画も子供が見ても問題無い作りになっていたと思います。

だからといって内容までライトになっている訳では決して無かったと思います。

カードマスターはドールの「ご主人様」に相当するので、そこには主従関係の間柄が成立する事になります。
なので、従の立場であるドールは自分の事よりご主人様の事をいつも最優先に考えて行動します。
そこで、主の立場であるには、従来の主従関係に対する固定観念に囚われる事なく、従の立場を抑圧ではなく、どうせ動くなら気持ちよく動いて貰いたい・・・同じ目線で楽しみたい・・・という考えで自分のドールと接するうずめちゃんは、良かったと思います^^
現実世界でも社会の中でコミュニケーションをとっていく上で、大切な事だと思います。

次にうずめちゃんの友達との接し方も良かったと思います^^
土壇場に追い込まれ、もう後がない・・・
これを逃したら、大切な探し物が二度と探せなくなっちゃう・・・
こういう時って気持ちも焦りますし、ややもすると人の道を外しかねません・・・
そんな時、上手い台詞が頭に浮かばず説得する方も気が気じゃありません^^;
そういう時に出来る事って・・・包み込んで、解決に向けて一緒に頑張る事なんですよね^^
こういう人との繋がりの中で大切な事が、しっかり盛り込まれていた作品だと思いました。

そして、尊敬する先輩と向き合い・・・自分の考えをしっかり主張する・・・
普段引っ込み思案で人に合わせようとするうずめちゃんには難しい事ですが、しっかり出来ていたと思います^^

でも・・・この作品はこれだけじゃありません^^
私が一番感動したところでもあるのですが、主が身を挺して従を守ろうとします。
これは、実践しようとして中々できるものではありません。
そして・・・そういう主だから従も付いていこうと思うんですよね♪
うずめちゃんは、ドールを友人と言っていましたが・・・それも納得です^^

この作品は1期12話で終幕しましたが、適度な尺の長さにしっかりとメッセージが込められていたこと・・・うずめちゃんが織り成すマスターとドールの絆を感じる事が出来て良かったと思いました^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27

たにぐー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

カティアたんの鯖コス可愛すぎです♪

今やっている「セレクター」と言うアニメに似ているとの情報を小耳にはさんだので、気になり視聴してみました。
見終わった感想としては、主人公などの設定は似ているところはありましたが、それ以外は正反対のような作品でした。
セレクターはシリアス100%ですが、これはギャグ100%といった印象。当の本人達は至って真剣ですが、見ている側からはギャグにしか見えません。
とくに、ラフレシアの君と名乗るキャラが出てくるのですが、この方はいるだけでギャグです。
髪型寝癖半端ないです。それと、声の担当をしていたのがほっしーさんでしたが、個人的にほっしーさんの声がツボみたいで、しゃべるだけで笑ってしまいました。

それと、セレクターと違い展開が読みやすく、一手先どころか三、四手先まで展開が読めて予想通り過ぎて、盛り上がりにも欠けました。

多分、ハンドルネーム黒猫さんがこのアニメを観ると「お子様と大きなお友達とマニアと無職とニートしか見ない駄作」と言われてしまいそうな審美眼を開眼している人達にはかなり退屈なアニメだったと思います。

しかし、お子様向けアニメ?だけあって爆発したらドッカーン、やられたらうぎゃーなど難解な言い回しもなく、なにも考えず見れる点は良かったし、かわいい女の子がいーっぱい出てくるので、そのキャラ達のヌルヌル動くところはほほえまてした。
ちなみにお気に入りのキャラはカティアちゃんです。かわいいかわいいおこちゃまです。

個人的にはなんだかんだ言っても全話見ただけあって、結構好きな作品でしたが、やっぱり放送する時間が大きなミスでしたね。
プリキュアやってる時間帯とかに放送してたら、かなり人気が出てたんじゃないかなって個人的には思いました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

強烈です

観終えました。
怒涛の終盤展開、奇跡の仕上がりかと。見どころいっぱいですw
ネタバレレビューを読む
せっかくいい話で締めようとしてるのが台無しな感じで神懸ってます。大体にして列車砲組み立て中の口上、絶対今川版G.Rだべ?って感じだしw
谷口監督って今川監督と子弟筋みたいですしね~。

キャラも皆カワイイし、話の筋だって感動モノに纏めようと思えば巧く纏められた筈。多数のスタッフがまとめ上げるアニメという形式である以上、確信犯だったのでしょうが、その方向性が奇跡のシュールさに向かった作品かとw

 個人的な感想としては、恐らくこれが伝説の作品であると知らずに観ていたらナンダコレ(汗)と済ませてた気はするんですよね。
視点の切り替えによる"気付き"って大事よね~と改めて思わされましたです。
/////////////////////////////////////////////////////
いや~他の方のレビューでコレはかなりの代物と知りましたので、ベタな笑いの"貧乏神が!"とは別の方向性を求めてコレも手を出して見たんですけどね。

確かにスゲェw
ちくわ・鯖のカードなんてカードゲーム世代じゃない私でもビクンと来て、心鷲掴みにされました。んで7話まで観てたまらずレビュー書きだしてしまいました(汗)
協力カードの登場→各パーツの初期状態のナニコレ感→完成形の分割状態→なぜおまえがⅡ号戦車もどきに(汗)→協力カノン砲の完成→何故おまえドラムロール(滝汗)→勝利。
もうね、圧巻すよ。私、この手の妻と一緒にみたら冷たい視線浴びそうな作品は寝室で観るんですけど、思わず声出ちゃいましたもんw
作品にハマってしまうとヒロインのうずめのタックルで敵ドールが吹き飛ぶ様すらツボに入ります。

私はバンダイチャンネルで観てますが、ホントはニコ動で観たい作品かもですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

58.2 10 契約で変身なアニメランキング10位
魔法遣いに大切なこと 夏のソラ(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (110)
682人が棚に入れました
『魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~』は、TVアニメ「魔法遣いに大切なこと」の第2シリーズ。
国家機関である「魔法局」によって任命された、魔法の能力を有する「魔法士」と呼ばれる人々が存在する現代の日本。その魔法士になるために、研修先となる東京へ集う16歳の少年少女たち。
物語は魔法士になるために北海道・美瑛から上京した16歳の少女・鈴木ソラと、彼女とともに研修を経験する緑川豪太たち5人の少年少女、彼女たちに関わる指導員たち――人と人とのふれあい、思春期の輝きを鮮やかに描く、青春ストーリー。

声優・キャラクター
花澤香菜、前野智昭、井上麻里奈、浪川大輔、高橋美佳子、沢海陽子、掟ポルシェ、笹生実久、小山力也、高乃麗

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心を込めてかけた魔法、みんなに伝わりましたか?

私的にはこの作品は隠れた名作・・・かもしれない作品でした。

◆この作品の内容は・・・
序盤は北海道の美瑛町から始まります。
この町に住む一人の女の子が一人前の魔法遣いになる為、東京の下北沢に魔法研修に上京し、いろいろな人とふれあい、同じ研修生の友達と絆を深め合っていく青春アニメ。

◆1期と比べて・・・
ストーリーの流れは1期と同じです。
しかし1期とは別物の作品といっても過言ではありません。
制作会社が変わり、作画が大幅変更。
魔法局の設定も1期は完全に管理された近代社会という感じでしたが、この2期では普通の学校という感じでした。
1期よりもだいぶゆったりとした雰囲気ですが、それもそのばず、なぜなら制作会社は「ARIA」を制作した会社なのですから。
登場人物達は1期のメンバーと全く関係ないので、この2期を視聴する時に1期を見ていなくてもさしつかえはありません。
あらゆる点で1期よりもこの2期の方が良くできた内容になっていると感じました。

◆作画について・・・
現時点、300タイトル以上アニメを見た私ですが、こんな作品は初めてでした。
なぜならこの作中での背景がほとんど実写で描かれています。
登場人物・動物・動いている車・登場人物達が手にする小物・建物の室内などはアニメで描かれていますが、屋外の風景は完全実写です。
実写+アニメーションの融合は良い出来だと思いますが、一部モブキャラ達の静止画が実写背景の中で浮いてしまっていてこの辺には違和感を感じてしまうかも知れないですね。

◆見どころは・・・
やはりこの実写での映像美ですね!
序盤の北海道美瑛町といい、下北沢の町といい、作中で訪れる江の島など、実際に自分自身がその場所に訪れているような錯覚に見舞われました。

◆ストーリーの見どころは・・・
魔法遣いの研修として、依頼された仕事を魔法でこなす研修生達。
しかし中には、依頼内容にはそぐわない事を求めてくる依頼者、魔法がうまく使えない人、依頼は達成してもその達成は幸せとは言えない結果に終わる・・・など、研修生達はいろいろ悩まされます。
でも仲間達で絆を深め、成長していく姿は青春を感じて良かったです。
正直なところ「映像美>ストーリー」の図式でこの作品を視聴しているような気持にもなるかもしれません。
しかし終盤思いもよらない展開が待っており、そこには切ないけどとても心に残る感動がありました。
最終回はすごく良いお話でした!

◆音楽について・・・
作中流れる挿入歌はいわゆるストリートミュージックでございます。
毎話ごとに曲が変わり、とてもこの作品の雰囲気と良く合った心にジーンとくる曲ばかりでした。

◆声優陣は・・・
鈴木ソラ  :花澤香菜(Isのシャルロット・デュノア)
緑川豪太  :前野智昭(アマガミSSの橘純一)
浅葱ほのみ:井上麻里奈(みなみけの南夏奈)
山吹ひより :高橋美佳子(緋弾のアリアの星伽白雪)
黒田浩二  :浪川大輔(君に届けの風早翔太)
原誠一郎  :小山力也(24のジャック・バウアー)

◆最後に一言・・・
私、美瑛町には行ったことがありますが、もう一度行ってみたくなりましたよ。
あの哲学の木の場所へ・・・。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 15
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

夏色の魔法が教えてくれる大切なこと

夏らしいアニメということで選びました。
これの一期に当たる『魔法遣いに大切なこと』の方は見てませんが、どうやら設定を共有したアナザーストーリーなので問題なかったようです。


あらすじ
ネタバレレビューを読む


まず、かなり絵が特徴的です。小林治監督は『BECK』や『天元突破グレンラガン』でも有名かと思います。
キャラクターの造形を丸っこく崩し気味に描くので、好き嫌いが分かれそうです。自分は正直このアニメには合ってないと感じました。
監督の趣味なのか、下北沢を舞台にしたりミュージシャンをよく出したり、その辺りのサブカル臭も相性が悪かったように見えます。

背景作画をリアルに近づけたのも効果があったのか疑問です。キャラクターが浮いて見えるような・・・それが狙いだとしたら何の意味があるのか、ちょっと意図を測りかねます。



作画は置いておいて、ストーリーはとても良かったです。

ファンタジー的存在である魔法がリアルに溶け込んで使われているアニメ、かなり珍しいと思います。
ただファンタジーとリアルが混在しているだけじゃなく、かなり特殊な設定です。


魔法遣いでなくとも魔法の存在は知っていて、そうした一般人のために魔法を遣う世界であり、バトルとか変身とか派手な魔法はありません。魔法士は免許制で勝手に魔法を使うのはご法度です。

人を救ったり笑顔にするための、ほんの少し超常的な力が魔法です。
魔法士は依頼人と向き合って、心を通じ合わせ願いを叶えます。
作中でも、魔法は力や技術じゃなく気持ちが大事だと何度も明言されています。

魔法を介して人々が幸せになれる、優しさに溢れています。
出てくる人間がみんな優しい雰囲気なのも好きです。

ただ一つ重要なのが
ネタバレレビューを読む



夏のソラ、というタイトルの通りソラを見ていると儚くて眩しい夏の香りがしました。
ソラは白いワンピースに麦わら帽子が似合うような夏色美少女で、「なまら~べさ!」って訛り方がとても可愛らしい。
豪太との恋愛模様も見ているこっちがむず痒くなるくらい微笑ましい。

儚くて力強く輝く夏そのものがソラに重なって見えました。
OP主題歌の「Fly Away」も最高に夏気分です。


ただ、最後は物悲しい終わり方・・・・。
ソラちゃんらしい、優しい魔法でした。
ネタバレレビューを読む


ソラと共に学ぶ学友の豪太、ほのみ、ひより、浩二達も少しずつ成長して絆が深まっていく過程が丁寧で、誰の視点で見ても楽しめるのではないかと思います。
豪太、ほのみ、浩二辺りは最初嫌な性格でした(笑) が、ソラと触れ合う内に優しくなっていくのが分かりました。
浅葱ほのみは正に理想のツンデレキャラ!ツン9割デレ1割→ツン7割デレ3割くらいの絶妙な変わり具合に感動です。

ソラ役の花澤香菜さん、豪太役の前野智昭さん、ほのみ役の井上麻里奈さん、ひより役の高橋美佳子さんは素晴らしかったです!
浪川大輔さんは・・・BECKの方が良かったかな(笑)



一見して地味だと感じる作り・・・ながら、流れる音楽と台詞が耳に残る辺りは同じく?北海道が舞台の『北へ。〜Diamond Dust Drops〜』と通じるところがあります。
続編ものだし絵も独特なのでかなり人を選んじゃってるんですよね。下北沢の雰囲気もちょっと馴染みにくいです。勿体ないです。

言葉だと説明しにくくて、しかし見ていくと引き込まれる要素はあるので、夏にオススメなアニメだと思います!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

が~お さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

心をこめて

魔法、ほのぼの、恋愛アニメってところです。

1期の話とはキャラクターも違いますので内容はほとんど繋がっていませんが、設定は同じ感じです。個人的には1期から何年か経った後みたいに感じました。あとは内容も似ている部分があると思います。
しかし、2期では恋愛要素や、悲しい話もあったりと私はこちらの方が面白かったです。
最後では、ちょっと(´;ω;`)ブワッって感じになりました。

作画に関しては1期とはだいぶ変わってて、独特な感じがしました。個人的には面白いなって思いました。
音楽に関してもところどころ入ってくる歌がいい感じです。

ほのぼのしていて暖かくもあり、切ないこともあるいい作品だと思います。なかなか見やすい作品ですので一度ご覧になっては?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 1
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