友情で渋谷なおすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの友情で渋谷な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月08日の時点で一番の友情で渋谷なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.0 1 友情で渋谷なアニメランキング1位
夜のクラゲは泳げない(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (237)
643人が棚に入れました
“私”も誰かみたいに輝きたい。 明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、 全部スマホ(ルビ:トレンド)が教えてくれる。 何者かになってみたい——そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。 活動休止中のイラストレーター“海月ヨル” 歌で見返したい元・アイドル“橘ののか” 自称・最強Vtuber“竜ヶ崎ノクス” 推しを支えたい謎の作曲家“木村ちゃん” 世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト“JELEE”を結成する。 自分じゃない“私たち”なら——輝けるかもしれない。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルに負けた。1話と9話と結末がぶれて何が言いたいか見えなくなりました。

 やっぱり花音の9話のセリフ「私がいたから泳げた」が引っ掛かるのと、その回収ができていない。1話の「夜のクラゲ」の意味性が何かボンヤリとした、渋谷の水族館に置き換わってしまった。そのせいで、テーマ性が失われてせっかくネットや在野(ストリートとか)で活躍クリエータ全体の応援の話になるのかと思ったら、結局メジャーがゴール的な感じ…いや、違うか…ここがちょっと読み取れなかったかも。とにかくステージとか母親の意味がよくわからなかったです。ミーコも視点は良かったのに使いきれませんでした。

 題名や実際に参加しているクリエータを見るとそういう意図が感じられるので、何かの理由でぶれたんでしょうか。もっととんがった話を準備していた気もします。

 それほど手抜きのアニメの印象もないしなあ。うーん、正直もったいない。本当にもったいなかった。それはやっぱり9話以降のメイン2人の使い方、特に花音がもったいない。
 9話以降が1話からブレブレですよね。物語の中で激情に駆られて口に出したセリフはやっぱり「本音」と捉えるべきだと思います。まひるへの嫉妬とも取れますけど、殴ったシーンの周辺の花音からすればまひるの「独自性」への評価より「メジャー」「アイドル」への想いが強い描かれ方ですからね。
 つまり、9話のセリフがまひるに対する本当の評価であり、自分のために利用した、と読み取れます。そこからの花音の心の動きを描かないでいつの間にか和解しているという感じでした。

 毒親やアイドルへのあこがれと過去の事件と自分が置かれた立場のジレンマ。その状況で自分がどう創作や表現と向き合うか、が全く描かれていない気がします。
 ハッピーエンドの方が評判がいいという意図なのかなあ…それともメタでバンドを機能させたいの?この凡作感はちょっと…残念としか言いようがないです。話的には多分いうほどひどい話でなく、バンドものの中では面白い方だと思うんですけど、せっかくとんがった「夜のクラゲはおよげない」というタイトルに内容で負けてしまった感じで、がっかり感の方が大きいといえば良いのかな。

 1話~9話の構成の使い方がもったいなかったかな。9話が5話くらいで花音とまひるが仲たがいしてからが本場ならもうちょっと違った気がします。

 ということで作画は動きはそうでもないですが、きれいで丁寧でした。4.5…は盛りぎ?声優さんも悪くなかったですので4。歌はごめんなさい私には響かなかったので3.5にしておきます。ストーリーはがっかり感を表現するためあえての2.5、キャラ造形はよかった。素晴らしかったといってもいいです。ただ、花音がなあ…まあ4.5-2で2.5にしておきます。

 評価点よりは楽しめた気もしますが、落胆も大きい作品でした。逆にもしかして、再視聴するなどで筋が通ったものが見つかれば評価は上がるかもしれません。




以下 視聴時のレビューです。


1話 内発的なものを描けるか友情感動ポルノどまりか。期待枠ですが…

ネタバレレビューを読む


2話 記号的な物語の進行で、誘導されている気分。解釈の幅が無いかな?

ネタバレレビューを読む


3話 よくできているし感情も動きますが、余韻がない気がします。

ネタバレレビューを読む


5話 独自性のあるイラストが自分らしさだったのでは?拒否反応が強いので断念します。

ネタバレレビューを読む


 6・7話未視聴で8話・9話を見ました。あまりのひどい展開に唖然としてしまいました。逆に興味がでたので視聴を再開します。


ネタバレレビューを読む


6話後付け視聴 なぜこの方向を深掘りしない?素材はいいが生煮え感。

ネタバレレビューを読む


10話 1話を全否定する9話の花音のセリフをどう回収するかでレベルが決まるでしょう。

ネタバレレビューを読む


11話 この11話を深掘りしてほしかった。パーツも視点も良いのにもったいない作品だなあ。

 11話の内容をもっとじっくり描いてくれていればなあ、という気がしました。技術論に走って描きたいものではなく上手いものを描いてしまっているまひるの覚醒ですね。

 この覚醒のやり取りをしている母親の内面とか想いが、つまり花音に対する態度だった…ということになるなら、テーマとしてはそれほど珍しくないでしょうが、ガールズバンドもの…というか、ネット上で創作活動をしている人へのメッセージという意味では最高だったと思います。その点でまひるがマスに迎合しているのがいいのかという問題もあると思います。

 それと花音の「売れたい」=「母に認められたい」という気持ちの持っていき場が1話を否定してしまている件の回収ですね。これは覆水盆に返らずですから、自分の本音として受け入れたうえで反省ではなく、母との決別とかネット上での仁義とか何かほしいなあ。なんか、10話のめいの歌でごまかされますけどね。
 ミーコとかいいキャラですが、扱い切れないなら切ってしまえば良かったのに…キウイの話も展開はわかるんですけど、唐突ですよね。

 何かもうちょっとメッセージを絞って、特に「夜のクラゲ」=オリジナリティでネットという場だからこそ自分自身を表現できるんだ…それが認められるの方が話としては深くなったかなあ。

 仲間ごっこで終わるかどうかです。全体として「パーツも視点も共感できるのにもったいない作品」だなあ、という気持ち強い作品でした。もちろん最終回しだいだし、最終回がよければ中盤集中して見ていなかった部分を拾ってみますけどね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

炎上火遊びに一矢報いた爽快感と、匿名と虚像を貫けなかったモヤモヤ感と

【物語 3.5点】
ネット上の匿名アーティスト・JELEE(ジェリー)の制作活動を題材にした青春劇という大枠から固めていったという本企画。

こうした設定・世界観に後からキャラ、シナリオを詰め込んでいくスタイルには、
一話完結の構成がコンパクトでよく馴染みます。
本作もまた中盤過ぎまでは、才能と青春、匿名活動の裏に隠された葛藤などについて、示唆を与えてくれる。
毎回良エピソードを堪能できる安定感がありました。

が、一方で骨格となるテーマも後から練るとなると、
メインストーリーとなる1クール単位の大風呂敷を広げる際に、
足腰がグラ付くリスクが生じる。

本作も終盤9話以降、ネタバレレビューを読む という波乱からメインストーリーを大きく動かしていくわけですが、
私は、伏線を要素として回収する際の接続がやや強引に感じ、折り合い辛かったです。
怒涛の展開と好評することも可能ですが、私は唐突感の方が上回りました。

匿名アーティストが主役とあって、ネット、SNS描写についてもトレンディーで、示唆に富んでいた本作。
学校や実社会では輝けない“普通じゃない”連中が、
個性を発揮する場としてのネット、SNS。
だが“変人”も発見してくれチヤホヤしてくれるネット界隈は、
キッカケ一つで手のひら返して炎上騒ぎで才能を焼く凶器にもなる諸刃。

身バレの危機を前に匿名活動をどうしていくかも、
メインストーリーの大きな柱でしたが、
結局、身バレ系のネット炎上案件に対しては、諸々晒して信念を貫く、“有名税”を支払って、匿名でバッシングしている連中との格の違いを見せ付ける勇気が必須。
アーティスト活動のキッカケは嘘の匿名でも、最後は実名で真実を明かすのが正しいあり方という図式から、
本作も脱却しきれなかったのが個人的に心残りでした。
もっとも、地下アイドル・みー子が開き直ってネタバレレビューを読む カミングアウトする6話は、
意志があれば何時までも輝けることを示したマイベスト一話完結エピソードではありましたが。

匿名アーティストが顔を出さないまま紅白出場を果たしたりもする昨今。
匿名アーティストを題材とするならば、そろそろフィクションもネット上の匿名と虚像を肯定し貫き通す作品提供でアップデートしても良い頃合いなのでは?

総じて良い物語ではありましたが、個人的にはモヤモヤした余韻も残る幕引きでもありました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・動画工房

キャラクター原案・popman3580氏はSNSで、
まひるの劇中イラスト原案・はむねずこ氏はpixivで接触、オファーと、
スタッフ集めもネットからと言うのが、匿名アーティスト・JELEEと親和性が高い陣容。

popman3580氏は、ストリート系ファッションの花音など衣装デザインも上々。
はむねずこ氏のクラゲ壁画は、泳げないけど光を浴びれば輝ける私たちをセリフ以上に体現して、物語の要所で重宝。

動画工房の主力・谷口 淳一郎氏。
近年は“作画育成監督”として後進の指導役も買う谷口氏ですが、
本作では育成役も兼任しつつ、キャラクターデザイン、総作画監督として健在ぶりを示す。

夜のネオンがきらびやかな渋谷の背景美術と、キャラクターが融合した映像もまた、
若き“クラゲたち”の才能が光る“水槽”を表現。
その中で画風が異なるJELEEのMVも入り乱れるなど、若々しさが溢れたアニメーション作品でした。

トラウマや劣等感で登場人物の心が曇る際に、画面が揺らぐ心情表現でチクリと刺してくるなど、
撮影もまた挑戦的でした。


【キャラ 4.0点】
匿名アーティスト・JELEEに関わるJK4人。

イラストレーター・海月ヨルこと、光月まひる。
平時は“普通の量産型女子高生”として身を守っているが、
自分より上手い絵に直面したらちゃんと嫉妬するなど、
才能が問われると、ささくれだって引っ掻き回してくれる主人公力を有する。

歌唱担当・JELEEこと山ノ内花音。本名・早川花音。
元はアイドルグループ「サンフラワードール」のセンター・橘ののか。
昔メンバーを殴って“燃えた”過去を持つ。
そのトラウマにはプロデューサーの実母に承認してもらいたいという愛憎も絡み、
終始、波乱要因となる面倒くささも備える。

作詞作曲担当・木村ちゃんこと高梨・キム・アヌーク・めい。
橘ののか推しの“ドルヲタ”でもあり、“ののたん”に憧れ容姿まで合わせるなど、ヲタ度は重度。
推しがどんなに燃えて叩かれても、好きと言い続ける推し活姿勢。
私が一番共感したキャラクターでもあります。

MV担当・Vtuber・竜ヶ崎ノクスこと渡瀬キウイ。
現実の学校で受け入れられなかった、自分は最強のヒーローという個性を、
匿名のネット空間で体現して発散している不登校児。


など一式揃えた感のメインキャラ陣。
上述の通り、匿名はトラウマから一時逃避したり、キッカケとしては良いですが、いつまでも嘘を重ねるのはよろしくないので、
いずれ真実や実名を曝け出せれば格好良くてハッピーですよねというステレオタイプが、
匿名アーティストを描く作品としては、個人的に不満が残るキャラ設定で、ここまでなら3.5点止まり。


4.0点に達したのは脇が強烈だったから。

地下アイドル・みー子は、JELEEとパフォーマンス場所を争う当て馬かと思いきや、
エピソードでメインも張れる逸材でしたし。

花音の母・早川雪音のプロデューサーぶりは、
タレントの承認欲求をくすぐって仲間に引き込む人心掌握術、
ネタバレレビューを読む 裏工作含めて怖いくらいプロフェッショナルで、
敏腕ですが近寄りたくないですし(苦笑)

バイク教習所で出会った小春さんも、豊富なオタ知識などスパイシーなサブキャラでした。


【声優 4.0点】
光月まひる役・伊藤 美来
山ノ内花音役・高橋 李依
渡瀬キウイ役・富田 美憂
高梨・キム・アヌーク・めい役・島袋 美由利
(以上敬称略)

というJELEE関連の布陣。
各々、要所で激情をぶつける熱演がありましたが、見事に決めて、視聴者の感情を揺さぶって来ました。

その中でも特に10話の島袋さん。
ネタバレレビューを読む


敏腕プロデューサー・早川雪音役の甲斐田 裕子さん。
裏で結構えげつないこともしているが、その言動の奥には彼女なりの美学がある。
そんな生き様を好表現した芯のあるボイスで舐めるように、
裏で積み重ねた努力とか褒められちゃったら、誰だって陥落しちゃいます。
誠に手強い“ラスボス”役でした。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は横山 克氏。
ピアノとストリングスの心情曲が真骨頂の作曲家ですが、
近年志向するのはエレクトロ・ポップも取り込んだ幅広い楽曲表現。
渋谷のネオンにもマッチした電子サウンドの数々に探求の成果が現れています。

劇伴収録を、イタリア、ブルガリア、日本で分散して敢行し、感情表現の違いを出そうとしたという試みも野心的。
ですが、正直、私には、収録場所まで聞き分けられる感性はありませんでしたw


JELEEの劇中歌、ED主題歌の作詞・作曲を担当した40mP氏はボカロ界隈からと言うのも本企画ならでは。
JELEEの楽曲群は刺してくると言うより、電子サウンドで癒される印象。
街で泳ぐクラゲたちなどという歌詞の世界観も一貫しており、
渋谷を水族館にしちゃおうとのJELEEの野望も体現。

OP主題歌はカノエラナ「イロドリ」
軽快に韻を踏みつつ、力強い歌唱で、鬱屈した日常を打ち破って夢を追う良作青春ソング。

ED主題歌はツルシマアンナ「1日は25時間。」
ゆる~い歌唱の中に、制作に没頭し過ぎて1日24時間じゃ全然足りない!とのアルアルを入れる、こちらも良作青春ソングなのですが、
前半は、しばしばEDがJELEEのMVにジャックされ、飛ばされることもあったのが不遇w

が、最終話ではネタバレレビューを読む というウンチクと共に、
同曲のJELEE歌唱ver.で締めくくりEDの面目を保つ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

グッバイ、世界。

全12話 オリジナル作品

高校生の光月 まひるは幼少期イラストレーターだったが、あることで自信を失い描くことを辞めていました。以前、まひるが路上で描いた作品を認めてくれたある事件でアイドルグループを脱退、覆面歌手「JELEE」として活動している山ノ内 花音と出会い、アイドル時代の山ノ内 花音の熱狂的なファンで音楽学校でピアニストの高梨・キム・アヌーク・めい、まひるの幼馴染で有名なVtuberの渡瀬 キウイの4人が、各長所を生かしてグループ「JELEE」として活動していくお話です。

花音が中心に物語が展開していて、各キャラをそれぞれ過去や現在も色々なことを抱えていて、そして現状を深堀していますので親近感が出てきますね。

音楽より人間関係がメインのお話だったように思えます。

ただ、楽曲は多かったですね。

イラストがカラフルなのが印象的でした。

OPはカノエラナさん、EDはツルシマアンナさんが歌っています。

最後に、タイトルは渡瀬 キウイがネットを落とす時のセリフにしました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 17

86.4 2 友情で渋谷なアニメランキング2位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2779)
15716人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

リゼと接触したことによって、
金木くんがかわいそうな目に・・・(´・ω・`)

■第1話~第2話
ネタバレレビューを読む

■第3話
ネタバレレビューを読む

■第4話
ネタバレレビューを読む

■第8話
ネタバレレビューを読む

■第12話
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 94
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

東京グルメ?

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 85

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

半グールの僕だから分かること!

主人公の金木という少年が普通の大学生をやっていたのに、ある日事件に巻き込まれ、見た目は人間だけど人間を喰らって生きる化け物のグールの臓器を移植されてしまい、人間とグールの間で生きていくお話。

人間からみたら、人を喰らうグールは毛嫌いします。もちろん金木もそのように思っていたが、自分自身がグール側の世界を覗いていくにつれて初めて知っていくこともあり、悪い奴らばかりじゃない事に気づいてく。金木の理不尽に決められた道を苦しくも生きていく姿がよく描かれている。


一期で進めるのはあそこまでかぁという残念感。原作では金木くんの表情がもっと怖くてアニメの方が見やすい印象だった。


この作品はアンチヒーローと呼ばれる主人公が、人間の敵側というとこがポイントです(^^)

opもかっこよく作品によくあっていて良かったです。



規制により見れないとこもあります。そこは仕方ないとおもいます。人間側のキャラもグール側のキャラもみんな心に秘めているものがあってどの視点から見ても面白いです。二期はオリジナルルートでやりますし観てない方は是非みてください。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 79

73.2 3 友情で渋谷なアニメランキング3位
ささみさん@がんばらない(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1337)
6851人が棚に入れました
引きこもりの「ささみさん」と奴隷体質の「お兄ちゃん」のささやかな生活に降りかかる、八百万の神々による怪奇現象。
そして、個性あふれる「邪神三姉妹」とのありえないラブコメ。
そんな日常系として描かれる非日常の物語。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、斎藤千和、花澤香菜、野中藍、大塚芳忠、沼倉愛美、日高里菜

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ささみさん@がんばったお☆

原作は未読なので最初は全く内容が分かりまでした(笑)

いや...終わってみてもあんまりよく分かりませんでした(笑)

でも1話1話は楽しめたし、シャフト制作ということで作画とか演出はさすがなものでしたヽ(=´▽`=)ノ

あらすじ

いつも引きこもりのささみさんとシスコンのお兄ちゃんとのちょっと変な生活の中に起こる八百万の神々による怪奇現象。
なんだか不思議で個性的なキャラクターたちとの日常?
そんなよく分からない日常で日常っぽくない怪奇ファンタジーアニメです♪


私は神話とか好きなので、そういう面では良かったのかな?

でもやっぱり終始不思議なアニメでした(≧∇≦)☆

投稿 : 2025/03/08
♥ : 58

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

内容の把握にはちょっとがんばる必要があるかも…

まずストーリーは端的に言うと
主人公のささみさんはどこにでもいそうなひきこもりの少女。
だが実は彼女には最高神アマテラスの力を身に宿していた。
その彼女を剣、玉、鏡の三姉妹が外敵から守るというお話。

正直に言うとこのストーリーを把握するのに
結構時間がかかった。
1話を見て、後半の展開が「なんでこうなったの!?」
と急展開すぎてわからなかった。
だけどだんだん話数を見るごとに理解できるようになった。
無論内容が理解できれば、面白い作品だ。

それに作画もシャフトなだけあって
独特な世界をかもし出していて
特に背景が例えるならば「化物語」のような雰囲気
に似ていると思った。

このアニメを見るにあたって
1話を見る前に事前に内容を把握した上で
見ることをおすすめする。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 57
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

イメージと違ってた

原作 ラノベ 未読

全12話

妹を溺愛するお兄ちゃんとやがみ3姉妹による非日常系ラブコメディー

ラブコメ要素って、あったのかな?^^;


前知識なしに見たんだが・・・
タイトルからして、勝手なイメージで、引きこもりの女の子が巻き起こす日常ラブコメかな?って思ってました。

だけど、全然違ってたw

日本神話に関係した、めっちゃファンタジー作品で、正直訳が分からなかった。

映像やキャラデザは綺麗で好みでしたが、ストーリーと設定に魅力を感じれなかったです。

個人的には、勝手なイメージしてた、引きこもりの女の子のドタバタラブコメの方が分かりやすくて面白いのに・・・って、思ってしまいました。
(ファンの方にはすみません。)

ただ、キャラは個性的でよかったですけどw。
ネタバレレビューを読む

総評すると、ファンタジー作品として観れば、そこそこ面白いのかな?

その辺好きな人にはオススメですかね?


OP:「Alteration」 歌 - ZAQ

ED:
「浸透圧シンフォニー」 歌 - 月読鎖々美(阿澄佳奈)

毎回変化のあるEDは、歌の上手い下手は置いといてw、飛ばさずに観れてよかったです。
(*^ω^*) ノシ 

投稿 : 2025/03/08
♥ : 44

70.4 4 友情で渋谷なアニメランキング4位
バケモノの子(アニメ映画)

2015年7月11日
★★★★☆ 3.8 (639)
4230人が棚に入れました
原作・脚本 細田守監督。


舞台となるのは、人間界のほか、動物のようなバケモノが住む「渋天街」が存在する世界。

人間界「渋谷」から「渋天街」に迷い込んだ一人ぼっちの少年が、強いけれど身勝手なために孤独だったクマのようなバケモノの剣士・熊徹と出会うことで物語が展開する。

少年は熊徹の弟子になり、九太という名前を与えられ、彼と共に修行や冒険の日々を送ることになる。


声優・キャラクター
役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘、宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華、諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

“新冒険活劇”の意味は分からずじまいでしたが・・・

2018.08.11記


「時をかける少女」に続き「未来のミライ」公開記念で地上波で放送していたのを鑑賞。
細田監督作品は「おおかみこどもの雨と雪」「時をかける少女」に続き3作目の鑑賞となります。


今日も渋谷駅周辺は外国人で溢れ、きょろきょろしながら歩いたり、めいめい写真を撮ったりして楽しんでますね。これだけ多くの作品で取り扱われる街ですからなんの聖地巡礼かはさっぱりわかりません。ハチ公前交差点は都会の雰囲気を描写できる上、空間を広めにとれるため引きのカットをいろんなアングルから撮れることが作り手にとって魅力なんじゃないかと勝手に思ってます。

で、その渋谷の街とその渋谷に隣接する異世界「渋天街」が舞台のお話です。
お約束のハチ公交差点前もしっかり出てきますので、渋谷ファンは要チェックです。


家族関係で闇落ちしている少年“蓮”の視点から物語は始まります。夜の渋谷を走り回ったりするのですが、この時の背景しかり通行人の描写、防犯カメラを使った数枚のカットなどの工夫はさすが劇場版といえる作画です。ひょうんなことから迷い込んだ渋天街もプチ千と○尋の幻想的な作りだったりと導入はバッチリでした。ただプチ神隠し感が出たことで、否が応でもポスト宮○駿を無駄に意識させちゃったかもしれないのは余計だったかも。

物語は、作品タイトルやポスターの絵柄からバケモノ(熊徹)と蓮(または九太)の親子関係または師弟関係を軸とした展開が予想され、実質その通り進んでいきます。ただそこに焦点を絞り過ぎると中盤以降の追加要素に混乱してしまうかもしれません。《詰め込み過ぎだよん》という評はしかりで、父子愛というメインテーマを補足するための追加要素がわかりづらいです。父子関係に加え蓮の成長も描こうとしてますので尺を考えればギリギリ、劇場版の宿命とはいえ、多くを観客の解釈に委ねてます。


じゃあ自分はどうだったかというと、、、普通におもしろかったです。
ただもうちょい脚本はわかりやすく出来なかったかと注文はあります。
テーマは普遍的なものを扱ってますので、その一点突破で感動するかもしれない佳作と良作の中間と言っていいでしょう。


熊徹はいい味出してました。大正生まれか昭和一桁世代の佇まいです。イメージは星一徹(大正)か銭形のとっつぁん(昭和一桁)あたりでしょうか。頑固親父かと思いきや猪王山から子供のようと指摘されてる通り、がきんちょのようでもあります。このへんのイメージはLEONっぽい気もします。子供(っぽい大人)と子供の組み合わせもなんとなくLEON。


なにかと評判の悪いリアル俳優が声優を務める劇場作品の例に漏れず、本作もそうなのですが、全く違和感のない方がお一人いたと思います。
うさぎの宗師さま役津川雅彦さんです。 
ネタバレレビューを読む
合掌…


細田作品のおおかみこどもの雨と雪では母子の愛を、本作では父子の愛ということになるんでしょうが、なかなか難しいのかもしれませんね。母と子の組み合わせが物語を作りやすいのかもしれません。であれば父と子の関係を扱った本作は意欲作ということでいいんだと思います。

ネタバレレビューを読む
蓮が初めて言葉にして父親と認めた瞬間、親父冥利に尽きるなと感じた瞬間でした。目の前で言われるかいなくなってから言われるか、男にとってはどうでもいいことかも。
多少のご都合展開は目を瞑って親父の自分が自己投影できたので評価が甘くなったことは認めよう(笑)


ちょっと気になったところはネタバレで隠します。

■白鯨の処理
ネタバレレビューを読む

以下ほぼ私見かつ妄想です。

■楓の役割って
ネタバレレビューを読む

■女よ、GOMEN
ネタバレレビューを読む



----
2019.01.19追記
《配点を修正》


「おおかみこどもの雨と雪」で母子の愛、本作は父子の愛。
私は昭和の人間なので、父と子ってペラペラ話し合う印象が薄く、その延長線上、エンタメとして成立しづらいのでは?と邪推。
「クレイマークレイマー」のようなのも良いが、頑固一徹親父とその息子の物語をこの時代にこそ観たいとぞ思う。そういう意味で本作は及第点です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 40

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

観やすい作品ですね

細田守監督作品は夏の定番ですね。
確かに夏に合います。夏設定が多めだからかな。
あらすじは
クマのようなバケモノ熊徹と9歳の人間の子供九太との師弟関係を超えた親子の大切さ(今回は産みの親ではなく育ての親ですが)を学ぶ物語となっております。
子供を育てるのは大変なこと。
色々な事を教えているつもりでも、教えられることがあることもまた事実。
そこは一人の人間としての尊敬を忘れてはいけないと思っております。
また、親のありがたみは失ってからわかると言いますが、まさにそのとおり。
親にも感謝の気持ちを忘れてはいけませんよね。

オオカミ子どもの雨と雪のレビューでも似たようなコメントを書きましたが、特に大人に響く作品ではないでしょうか。
夏の季節は細田守監督作品を通して親と先祖そして子にも感謝をしましょう。
これからも楽しいアニメライフが過ごせますようよろしくお願いいたします。(笑)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 30

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心の中・・・

人とバケモノの世界が交錯する渋谷渋天街。
みなしご九太とあらくれ熊徹の躍動感あふれる物語です。

九太と熊徹の師弟とは思えぬ言い争いが楽しい。
こんな師弟いないだろうと思いつつ・・・
心のままの本音トークが好きなんです、私。
こんな関係、お互い成長せざるを得ませんね。

心の闇とは何かが基本テーマ。
人は誰しも闇を抱えているもの。
その闇を深くするのも人だし、癒すのも人。
また、心の闇に何を宿すかで全く異なった結果となる。
そして、闇によって成長するのも人なんだ。
心の中に灯を・・・そんなことを感じた作品でした。

細田作品ということでなめてました。
申し訳ありません。
まず、絵の美しさと生き生きした動きに感心。
声優さんの素人感も気になりません。
それに何よりも伝えたいことが真っすぐ感じられました。
まさか、こんなに感動するなんて・・・
次回作に期待です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 29

80.9 5 友情で渋谷なアニメランキング5位
パリピ孔明(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (572)
1870人が棚に入れました
2019年漫画アプリ&コミック配信サイト「コミックDAYS」で誕生。2021年11月「ヤングマガジン」連載まで勢力を拡大している、いま最も熱いマンガ!「パリピ孔明」が待望のアニメ化! アニメーションスタジオ「P.A.WORKS」が、初めてコミック原作のアニメーション制作を手掛ける。三国志の英雄にして天才軍師「諸葛孔明が渋谷に転生!」歌手を目指す英子の歌に心打たれた諸葛孔明は、自ら軍師になることを申し出る……。2人の音楽と物語が、ここから始まる。

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

エイベックスの功罪

アニメーション制作:P.A.WORKS
原作:四葉夕卜・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:本間 修、シリーズ構成:米内山陽子、
キャラクターデザイン:関口可奈味、音楽:彦田元気、
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ

五丈原の戦いのときに病死した諸葛亮孔明。
彼が死の直後に記憶を保ったまま渋谷の街に転生。
そこで出会った月見英子を主君と仰ぎ、
軍師として奮闘する物語。

OPの音楽とアニメーションに魅了される。
ハンガリーのジョリーというシンガーによる
2013年に発表されたパーティソングを
2020年8月にエイベックスが日本で配信リリース。
それをスペシャルユニット「QUEENDOM」によって
カバーした曲をP.AWORKSがCGを駆使して
ダンスを交えたアニメーションとして完成させている。

動きは決して良いとはいえないが、
リズムに合わせてそれなりに動いているし、
アニメーションそのものが踊りも含めて面白くてカッコいい。
オリジナルも聴いてみたが、
こちらのカバー曲のほうがいいかもと思わせるほど、
楽曲そのものが完成されているしキャッチーだ。
始めてこの作品を観たとき、OPだけで引き込まれてしまい、
それで最後まで観てしまったといえるかもしれない。

物語としては、諸葛亮孔明が三国志の出来事に
なぞらえて、シンガーを志している月見英子を
成功に導くというもの。
発想はとても斬新なのだが、
これは三国志好きには響くものなのだろうか。
私は三国志を良く知らないので、分からない。

では、何を目当てに観ていたかというと、
英子のサクセスストーリーと、96猫という
シンガー&楽曲に期待してのことだった。
しかし、その部分については期待外れだった。
96猫のシンガーとしての資質は、
ここで売り出そうとしているだけあって
確かな実力だし、声も悪くない。
EDを聴くと、凄くいいなと思う。
しかし、劇中曲においては、目指している音楽が
何とも中途半端に聴こえてしまった。
音楽というのは、最終的に個人の趣味かどうかが
大きいものだが、エイベックスの
いつもリリースしている無味乾燥の面白味のない
劇中曲に全く興味を持てなかった。

昔の歌謡曲のように聴こえてしまう。
新しいことを全くやろうとしていない。
そういう意味ではOPとEDはどちらもカバーながら
頑張っていたと思うし、これは両方ともとても良かった。

そして劇中曲が大したことがなかったように、
物語もあまりにも普通に流れていってしまった。
原作付きの作品なので、そういう意味では
原作が良くないのかもしれないが、
普通に面白いと思えるところはあまりなかった。

私がこの作品でいちばん面白いと思ったのは
KABE太人にまつわる物語だった。
そもそもこの作品でいちばんリアリティがあるのは、
ラッパー絡みの部分だったような気がする。
それは、英子の働いている場所が
渋谷のヒップホップの聖地ヴエノスのあった場所に
そのままの佇まいで使われていることや、
声優の千葉翔也が自らラップしているのに、
ほとんど違和感を覚えなかったことから、
ラップには相当力を入れていたことが分かる。
しかも、仲間うちでのサイファーや、
ラップバトルの大会を行うシーンまであるなど、
原作でどこまでフォローしていたのかは知らないが、
かなりボリュームをもたせて展開している。

これは、やはりエイベックスが絡んだことで、
より前面に出てきたのではないかと勝手に想像した。
というのも、ラッパーの部分のストーリーが、
本編の英子の話とはほとんど関係がないからだ。
私は、当初、英子とKABEがコンビを組んで、
楽曲をやるのかと思って楽しみにしていたのだが、
ふたりが絡む部分がなかったのは残念だった。
そもそもエイベックスは昔からメジャーとしては、
ヒップホップに最も力を入れていたレーベルだった(最近は知らないが)。
NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDの面子が
ソロアルバムを出していたのはエイベックスだったし、
ダンススクールの主催は現在も行っているようで、
いろいろな試みとして今回のアニメの全面協力ということに
つながったのだろう。
今回のアニメにはそれがマイナスになった部分もある。

もうかなり前のことになるが、
個人的にヴエノスの界隈はよく訪れていたこともあり、
とても懐かしい気持ちで観ていた。
とは言え、私はヴエノス自体には数回しか訪れたことがない。
ただ、すぐ近くにあるHARLEMにはよく足を運んでいた。
ヴエノスと並ぶヒップホップ好きが集まるクラブで、
ここにも多くの有名人が登場していた。

いちばん印象に残っているのは
絶頂期のTOKONA-XのライヴをHARLEMで観たことだった。
現在のラッパーで有名なのは、
ZEEBRAとKREVAが筆頭になるのだろうが、
もし、TOKONA-Xが生きていたら、
このふたりを凌駕する存在になっていたかもしれない。

2004年頃のラップは、世の中ではかなり勢いのあった時期で、
多くのアーティストがメジャー&マイナーで作品を発表していたが、
いかんせん、日本語のラップは、まだ発展途上の状況だった。
もちろん、ひと握りの上手いラッパーたちはいたが、
そもそも日本語とラップは相性が悪い。
それは、言葉のもつイントネーションと
発音の流れの部分での問題が大きいからだ。
英語のラップと日本語のラップを聴き比べれば、
その違いは一目瞭然。今では解消されつつあるが、
その頃は特にスムースにフロウするのは、
日本語ではかなり困難だと思われていた。
TOKONA-Xは、そういう問題を名古屋弁の駆使と、
持って生まれた才能で見事に解消した。
しかも、全く新しい日本語ラップを生み出したといっても
過言ではなかった。それまでもCDでは聴いたことはあったが、
生で聴いたときの衝撃度は半端なかった。
「これはモノが違う」と感じたのは今でも忘れられない。

おそらくある時期の渋谷の円山町近辺は、
日本のラップとR&Bの中心地だったと思う。
六本木がVIPの集まる場所なら、
渋谷は草の根的な活動をする場所だった。
そういう意味では、この作品の舞台としては適している。

話が脱線してしまったが、エイベックスが監修していることもあり、
かなりリアリティのある部分もあるのだが、
いかんせん、アニメの物語と音楽がチグハグな印象を受けた。
例えば『キャロル&チューズデイ』などの作品と比べると、
大きな差異があったといえる。
あちらは、制作陣に音楽に詳しい渡辺監督が舵を取っていたのだが、
P.A.WORKSでは、エイベックスにほぼ任せきりに
なってしまったのだろう。
物語と音楽そのものが噛み合っていないのだ。
音楽もののアニメを制作することの難しさが
露呈してしまった作品といえる。

とはいえ、物語の発想とアニメーション自体の完成度は、
十分に楽しませてくれる部分はあった。
特にOPアニメーションは良くできている。
アニメ表現に対する幅を見せてくれた作品だった。
(2022年7月9日初投稿)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 50
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こうめい様はバズらせたい

【真面目に紹介】
三国時代の蜀帝「劉備玄徳」に仕えて数々の戦場で天才的な知略を披露してきた伝説の軍師諸葛孔明が、
主である劉備に天下を取らせるという夢が潰え、意志を継いで蜀を大きくすることもできず失意のままに人生を終えたはずが
地獄(※個人の感想です)に転生して地獄の歌姫(孔明評)と出会い、今度こそ主君に天下を取らせるべく奮闘する天才軍師のリベンジアニメ

【孔明の人生をラップ風に紹介】ネタバレレビューを読む

【孔明の転生後をラップ風に紹介】ネタバレレビューを読む

【感想】
タイトルはネタっぽいけど、やり方が変わってるだけで話はまともなマネージメント&プロデュースアニメ
三国志のネタをうまく活用してて面白かった

最初は孔明のキャラが斬新で面白かったけどだんだん孔明の意味が薄くなって普通の音楽アニメになってきたのは残念で、孔明ならではなところがもっと見たかったです、期待が高すぎたかも
ただ、孔明の活躍にこだわらなければ普通に面白いアニメなのでおススメです
ネタバレレビューを読む
【音楽】
OP曲は耳に残る曲で中毒性あり、ED曲もリズムが好きで良曲だと思います
英子達の歌もとても上手で、歌姫感ありますし曲もいい!

【キャラクター】ネタバレレビューを読む
【気になったこと】ネタバレレビューを読む
【シナリオ】ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 46
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

隙間風五丈原の向こう側

原作未読

五丈原で没した天才軍師がハロウィン真っ最中の渋谷に転生し、そこで知り合った駆け出しシンガーの天下取りをお助けするという内容。
横山光輝『三国志』最終巻タイトル“秋風五丈原”は覚えておりまして、季節を合わせての秋イベント“ハロウィン”そしてハロウィンといえば渋谷の交差点だよん、が垣間見える出だしは心憎い。
その秋風五丈原の元ネタ『星落秋風五丈原』を残した土井晩翠の代表作『荒城の月』と、三国志宣伝では貢献度大の『KOEI』さんをトリビュートしたかのような主役月見英子(CV本渡楓)のネーミングセンス。はい、こじつけです。

 第一:孔明というパワーワードを咀嚼した三国志ネタを楽しめるか?
 第二:無名の歌い手が成り上がっていく立志伝を楽しめるか?
 第三:あわよくばその両者のシナジー(三国立志伝)が発揮されるのか?

孔明×パリピの突拍子もない組み合わせに期待するのはこんなとこでしょう。
結果。上記3点悪くなかったんじゃないでしょうか?


第一:三国志ネタ
いくら俺TUEEEしようがご都合展開だろうが、その名を借りればつい納得してしまう諸葛亮孔明という人。役得です。
少々強引でも理由が後付けでも万事うまくいく展開は織り込み済みなんですよね。
三国志好きのこわもて店長小林(CV福島潤)が良き狂言師の立ち位置でして、三国志それほど興味ない層への説明役と知ってるけど忘れてる層へのおさらい担当として機能してました。計略の類は知ってるものからマイナーなものまで原典を彷彿させるネタを散りばめてましたが、後述の第二の時間帯が増すにつれやや影を潜めてたと思います。

ネタバレレビューを読む


第二:無名歌手の立志伝
孔明を前面に出していた頃、筋肉ディーヴァとスリーピースバンドは良い刺身のつまとしての役割を全うしてました。中盤以降のとあるキーキャラと英子の絡みはこれ単品でも食える内容。

ネタバレレビューを読む


第三:あわよくばのシナジー
ここ薄めに感じました。三国志ネタと無名歌手立志伝ネタ両者の収まりが悪い。それゆえにどっちかに力点置いたほうが良かったんじゃないの?と思われても仕方ないのです。

ネタバレレビューを読む


かように諸葛亮孔明が現代渋谷に転生して無名歌手の天下取りをお手伝いする物語は、発想の面白さと個々のエピソードの良さであっさり完走可能です。ただなんとなく収まりが悪い。
CHINESEから見れば日本人が餃子と白飯を一緒に食べるのに仰天するようなのと同じかもしれません。東の人間からするとお好み焼き定食に疑問符つくのと一緒。各々の食材が独立してそれなりのものに仕上がっているからそれはそれで別でいーじゃんって感覚にさせられる一品です。



※ネタバレ所感

■第四ファクターとしての“渋谷”

本題に見せかけた雑談です。白飯に合わない中華型水餃子をおうしょ…日本型焼き餃子に変換すれば今度は逆に白飯が手放せなくなる。当方の真の評価はこちらです。変換因子は“渋谷”。
渋谷は渋谷でも定番のスクランブル交差点よりさらに踏み入ったところが良く描かれてるんですよね。個人的にはツボで前段第一~第三のもやっとした部分を補って余りある評価となってます。

ネタバレレビューを読む

これが新宿や池袋はたまた秋葉原だったら違う印象であったことは想像に難くないところ。


■R246そのまま山手線内側六本木方面へ

一方西麻布六本木はやや大人の香り。HIPHOP色薄まり芸能人や遊び慣れた方がこちらに流れてました。
それで渋谷主戦場である英子の旗艦曲『六本木うどん屋(仮)』のなんで六本木なん?に繋がるかも。

ネタバレレビューを読む


昔の知識で話してるので現状は違うとは思います。風営法のせいで深夜営業できなくなって閉店が相次いだこととライフステージの変化で自分も足が遠のきました。2016年の再改正で一部深夜営業もできるようになったのは良いことだと思います。
閉店ラッシュの前年にリリースされたのがED曲『気分上々↑↑』ですね。流行の周期は20年サイクルといいます。親が聴いてたとか、制作の中枢に入る年代の方が青春時代を思い出してとかいろいろ理由はあります。2000年代初頭のカバー曲はこれからもお目にかかれそうですね。



※余談

■R246そのまま山手線外側へ

渋谷起点に六本木とは逆方向。渋谷から二駅かつ幹線道路沿いの立地。タクシー深夜料金でも1000円札一枚で足りる好条件。
三度頭を下げて意気投合した時の強力なツールとなり、相手にも言い訳が立つことを指してこう言う。

 ネタバレレビューを読む

ネタだから本気にしないでね。


■ゾンサガ対抗戦

よく見たらP.A.worksさんなんですよね。歌もので色モノかけ合わせといえばMAPPAさんの『ゾンビランドサガ』が有名です。
主人公が本渡楓さんで共通してるのは偶然です。三国志の小説を書いた北方謙三さんは佐賀県唐津市の出身というのも偶然です。ゾンサガスタッフが別枠で制作した『体操ザムライ』で主題歌が『上海ハニー』と2000年代初頭曲だったのももちろんたまさかです。




視聴時期:2022年4月~2022年6月 リアタイ

-----

2022.06.25 初稿

投稿 : 2025/03/08
♥ : 46

82.2 6 友情で渋谷なアニメランキング6位
ハイスコアガール II(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (423)
1723人が棚に入れました
少年は好きだった、ゲームが。少女は出会ってしまった、ゲームと。勝利への渇望と、技術の探求心と、個人の自尊心が渦巻くゲームセンターで生まれ、育まれていく友情と恋。友人や家族、そしてゲームキャラクターに支えられ、少年少女たちは強く、大きく成長していった。あきらめなければ無限コンティニュー?ハルオ、晶、小春が挑むファイナルステージの行方は!?

声優・キャラクター
天﨑滉平、鈴代紗弓、広瀬ゆうき、赤﨑千夏、新井里美、興津和幸、山下大輝、伊藤静、チョー、御堂ダリア、中村悠一、植田佳奈、井澤詩織、鈴村健一、寺島拓篤、諏訪部順一、小野賢章、安元洋貴、三宅健太、武虎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

舞台も時代もやや被りな俺氏

※骨格となる作品評価は1期レビューにて。本稿では主に差分を記載


共感できるラブコメとは、肩入れできるキャラの有無といえるかもしれない。
その意味で本作はどっかしらに共感できる“誰か”がいるのであります。
さらに切り取った時代の空気を感じることのできる仕上がり。

 “良質ラブコメ+高い時代の再現度”

あたかもスープは豚骨と魚介系の合わせ技。両方レベルが高いため行列ができてしまうラーメン店。
このへんの魅力にほだされた諸兄は2期も四の五の言わず黙って鑑賞していることでしょう。
そして、最終話終わってリピートすると見える景色が変わる仕様。物言わぬヒロイン大野晶視点で軽くキュン死できます。


2期は見せ方が上手かったですね。
2019年3月リリースのOVA3話分(#13~#15)を先行放送し、そのまま2期9話(#16~#24)です。
1期の後日譚的意味合いのOVA3話も気合入っていて珠玉のエピソードであることはもちろんのこと、OPとEDが1期と一緒。嬉しい振り返りでした。


2期は高校1年生~2年生時代のお話。1995年~1996年と今から25年くらい前の時代を切り取ってます。
1991年小学生時代を起点に地ならししてた1期。日高小春が恋愛のスイッチ入れるまででした。当然ながら続編で“ラブ”要素が増すことは想像の範疇だったかも。かくしてその通りの展開です。


 あくまでゲームで語る


このへんが徹底してるので話がとっ散らかりません。

『星に願いをかけたりしない』

との2期ED。引き続きやくしまるえつこさんです。
ネタバレレビューを読む


物語は力強い冒頭3話から凹凸ある王道ラブコメ展開へと突入し、大事なことに気づく頃には不穏な空気が流れてからのさてさてどうなるかの最終話。1期と合わせて全24話。満足の一品です。



■日高さんMVP?
1期はささやくような声出しが心地よい印象だった日高。CV広瀬ゆうきさんを認知した作品でもあります。2期では、泣いて笑って嫉妬して激昂してーと幅広い表現を求められてしっかりこなされてました。

ネタバレレビューを読む


■余談
私が大学進学を機に上京したのが1995年。本拠地は渋谷です。渋谷にほど近い田園都市線に居を構え、のちに溝の口に引っ越してたりします。
何言いたいかというとつまり、年代も場所もビンゴでたぶん冷静な評価は無理筋なんです。そんな私のピンポイントで胸を鷲掴みにされたところ。

 ネタバレレビューを読む

渋谷に限らずでしょうが始発待ちの頃合いになるとネオンはあらかた消えて吉野屋くらいになって、日の出ちょい前なこともあって案外薄暗かったりします。渋谷の始発時間はだいたい薄暗い。
そのまま始発待ちで地下の乗り場へ。そしておそらく田園都市線だけだと思うのですが、多摩川のギリ手前まで地下を走る路線はこの路線のみだったかと。その手前の駅/二子玉川駅に着く頃には、薄暗かった空が明るくなっており、地下を抜ける瞬間に太陽光が一気に差し込んできてまぶしさに眼がやられる感覚に襲われたことがある方は私だけではありますまい。
渋谷でる頃には薄暗かったのから一転。多摩川のきらきらした水面を横目に見ながら、「あー朝まで飲んじまったよ」と爽やかな景色と対照的な自分によく嫌気がさしたものです。

用賀駅を越えてトンネル抜けて地上に出る時の一気に光が差し込んでくる感じが#19はよく出てるので、田園都市線沿線在住の方はチェックされてみてください。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2020.01.06 初稿
2020.07.28 修正

投稿 : 2025/03/08
♥ : 59
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いつだってゲームがあった

J.C.STAFF制作、原作押切蓮介。

当時の平凡なピコピコ少年の青春を、
コミカルに演出しながら、
ヒロインとの恋人未満の微妙な関係まで、
誠実に描いた前編は小さな驚きでもあった。

舞台は96年、街には進化した、
アーケードゲームが溢れ、
プレステ・セガサターンは家庭に普及し、
出荷台数は100万台を突破する。
日陰に生きる少年たちの薄暗い青春も、
それはそれで輝かしい時代であった。

誰もがどこか自分を偽り疲弊して生きている。
空振りして、しんどくなったら逃げ出す場所、
それが春雄や晶にはゲームセンターなのだ。

ネタバレレビューを読む

最終話視聴追記。
誰の目にも触れない小さな人生の断片、
その断片には、ありったけの物語がある。
ハイスコアガールが良質な作品であるのは、
誰もが体験した歴史を見せてくれるからだ。

泣けて笑える青春をぜひ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 55
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガイル)春雄、2期なってゲーム愛が減ったのではないか。

今回の物語は、ほぼ恋愛物語。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 44

74.5 7 友情で渋谷なアニメランキング7位
東京リベンジャーズ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (400)
1506人が棚に入れました
人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合"東京卍會"に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!

声優・キャラクター
新祐樹、和氣あず未、逢坂良太、林勇、鈴木達央
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

元ヤン、母校に帰る。

【紹介】
元ヤンがヤンキーやってた中学生時代にタイムリープして未来を変えるため奮闘する話。
暴力や殺人など刺激的なシーンが多いので苦手な方はやめたほうがいいかも。
シナリオはかなり雑で粗が多いけど面白い。
特に主人公の行動の妥当性のなさと、タイムリープの取り扱いの適当さが酷い。
キャラクターの魅力がすべてかもしれない。
バジ君、ドラケン君、ミツヤ君、マイキー君、千冬あたりが特に好きです。

きさきも含めて敵対するキャラにほぼ人間的な魅力がないのが欠点かも。
味方の魅力を描くのは上手でも、敵の魅力を描くのは苦手なのかな?

【タイムリープについて】
ネタバレレビューを読む

【シナリオ】
ネタバレレビューを読む


【キャラクター】
ネタバレレビューを読む

【バトル】
ネタバレレビューを読む

【音楽】
主題歌はOPもEDもかなりの良曲で作品のテーマにもよくあっている。

【総評】
変なところで終わりますね。
このあとどうなっちゃうんでしょうか?早く続きが見たいです。
細かいことを気にしなければ面白いアニメだと思う。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 32
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

マイキー キックで Good Enough

原作未読

“ヤンキー”דタイムリープ”ですって。
水と油に見えてなかなかどうして化学反応起こっていい感じで乳化してくれた模様です。
“タイムリープ”要素が牽引役になるんだろうなぁと思いきや意外なことに“ヤンキー”が面白い一品。

(1)ヤンキー
ヤンキーものは苦手です。面白いと感じたことがないですね。そういえばどんなのあるかと人気ヤンキー漫画を挙げてた某サイトから引っ張ってきたのがこちら↓

 1位 東京卍リベンジャーズ
 2位 今日から俺は!!
 3位 クローズ
 4位 ろくでなしBLUES
 5位 ごくせん
 6位 ビー・バップ・ハイスクール
 6位 湘南純愛組!
 8位 ROOKIES
 9位 GTO
 9位 カメレオン
 11位 疾風伝説 特攻の拓
 12位 湘南爆走族

直近の調査だからってのもあって堂々の一位が本作。ちなみに当方まともに読んだのは4位6位くらいです。よくある“強い仲間意識”とかヤンキーものでなくても代替が利くし、“不屈の闘志”“拳の強さ”見るなら格闘漫画でよいのですよ。中高生でやる必要はありません。
一方、長渕剛や北野作品だったりコッポラ監督の一連シリーズはもちろん、あと当方のサムネがそうであるようにヤクザやマフィアもんは好きだったりします。両者の違いはさておき、本作には“本職”の匂いが色濃いのであります。たぶん中高生ものでは無縁なはずだった命のやり取りが描かれててそう感じるのかもしれません。物騒です。
一言で言えば、“男”がかっこいい。非行ものにありがちな荒んだ家庭環境的背景説明は控えめ。筋を通すやつと打算でごまかすやつらのギリギリな人間模様が描かれているのは社会の縮図ですね。


(2)タイムリープ
視聴のトリガーでした。が、けっこうザル設定でところどころ気分が削がれちゃって没入することは無かったと思います。
ただしタイトル“リベンジ”にあるように行動の根っこにあるのが主人公の“後悔”なので、繰り返しを経て濃縮されていくリープもののお約束は踏まえてたような。ちゃんとしたスパイスにはなってます。


全24話。最終話が兼総集編みたいで、これは2期含みといったところでしょうか。
2017年を現在と見立てそこから遡って12年。20代後半に差し掛かったうだつのあがらない主人公花垣武道(CV新祐樹)が過去改変目指してタイムリープ(の亜種!?)する物語。
ヤンキーものというより『仁義なき戦い』『ゴッドファーザー』を学生にやらせてみたら○○だった!な印象です。ヤンキーものは大概強いやつがメイン張りますが、本作では中田小兵二(こへーじ『ろくでなしBLUES』)や兼子信雄(ノブ『ビーバップ』)みたいな雑魚キャラが主役。ダメダメなしゃば僧が覚悟決めたりするわけでして、普段とのギャップにドキッとする仕様なのかと思えます。
ヤンキー特有のイキリ日常が延々と続くわけではないことは私が保障します。



※雑感

■小並感

ちなみにレビューのタイトルが『グーニーズ』からってお気づきだったでしょうか?
主人公マイキーはゲームだとキック専任でした。そんな1980年代。

ネタバレレビューを読む

校内暴力やらヤンキーが跋扈してたピークってたしか80年代とのこと。

ネタバレレビューを読む

そんでもって本題。

ネタバレレビューを読む

そんでもって副題。

鈴木達央さんのドラケン良かったよ。余人をもって代えがたしだと思うんだけどなぁ。


続きに期待してます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ゲームチェンジャー」

胸ぐらを掴まれて 強烈なパンチを食らってよろけて肩を並べうずくまった
予報通りの雨にお前はにやけて
「傷口が綺麗になる」なんて嘘をつく

いつも口喧嘩さえうまく出来ないくせして
冴えない冗談言うなよ
あまりのつまらなさに目が潤んだ

何度も青アザだらけで涙を 流して 流して
不安定な心を肩に預け合いながら 腐り切ったバッドエンドに抗う
なぜだろう 喜びよりも心地よい痛み ずっしりと響いて
濡れた服に舌打ちしながら 腫れ上がった顔を見合って笑う
土砂降りの夜に 誓ったリベンジ

Official髭男dismさんによるOP曲
「Cry Baby」
絶対カラオケでは歌えないKeyの乱高下による転調が特徴的だけど歌詞と共にタイムリープの繰り返しと転調の繰り返しが凄くシンクロ&マッチしています。

アニメファンにはヤンキー物は毛嫌いされてそうだけど…
主人公を応援したくなる物語の作りや漫画原作の良さである続きが知りたくなる見応えは十分。
2クール目も楽しみです。


視聴完了
うんリゼロことゼロから始まる異世界生活の現代ヤンキー版だった。

スピード感があって劇的な展開、一話の結びに気になる展開をもってきて続きが気になる引きの良さ。

無力感が漂う主人公が奥の手として使うリセットする能力、タイムリープと死に戻り…本質的には同じだし。

二期ありきの最後のしめだったのかな?二期するならリゼロみたく主人公が漢を見せたり、泣ける話を挟むとさらに面白くなりそう。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

74.1 8 友情で渋谷なアニメランキング8位
アニメ ブルーピリオド(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (281)
901人が棚に入れました
成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美大を選択するという生き方

アニメーション制作:Seven Arcs
総監督:舛成孝二、監督:浅野勝也
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:下谷智之
美術監督:仲村謙、金子雄司、
美術設定:緒川マミオ、中島美佳
音楽:井上一平、原作:山口つばさ

よく行く飲み屋には、美大出身の人が何人かいた。
多摩美、ムサビ、東京藝大の人もいたように思う。
ひとりはフィギュアを制作する会社に勤めていて、
ほかには、三越に勤務している人や、
飲み屋を経営している人もいた。
彼らと話していると、美大出身の人は
インテリが多いのだと感じさせられた。
幅広い知識を持っているし、音楽や文学、芸術には
やはりこだわりがあって詳しかった。
彼らと話す時間は楽しかった。

今回、美大受験がテーマのこの作品を観ていて、
彼らがなぜ深い知識を有し、面白い話ができるのかが
分かったような気がした。
東京の美大は難関が多いのはよく聞いていたし、
彼らはやはりほかの人と少し違った性質を
持っていたように思う。

それは美大を選択するという困難さ、
そして、受験するに当たり、
自分という人間を深く理解しなければならないという
難しいテーマについて、この若い時期に対峙するからだろう。
しかも、美大に入学したとして、
それが良い就職につながるというイメージはない。
もちろん、美大は優秀なところが多いので、
それなりに良い就職先はあるだろうが、
普通のサラリーマンになることを考えるような人は、
まず選ばない進学先だと思う。
美大を選択することは、将来の仕事というより、
生き方を選択することに近いのかもしれない。

主人公の矢口八虎は、ノルマをクリアする感覚で
楽しく人生を謳歌している人間だった。
頭は良いし、何でもそつなくこなす。
ピアスと夜遊びで、周囲から不良と見られているが、
それは、自分が何を好きなのかが分からないことの
裏返しの行為だった。
趣味のひとつは、サッカー日本代表の試合を
スポーツバーで観戦し、友人たちと騒いで、
喜びを共有することだった。

ある日、八虎は学校で美術を本気で志している人の
F100号という大型サイズの天使の絵を目にする。
そのことによって自分のなかの何かが動く。
美術講師から授業で「好きな風景」の課題を出され、
徹夜明けの渋谷の街が心のなかで膨らむ。
自分の感じたもの、自分の目に見えた渋谷の街を
ブルー基調で紙に表現する。
その絵を多くの人から感じ取ってもらえたことで、
自分の好きなもの、自身の感覚を大切にする
真っ直ぐな生き方に心が動かされる。
そして、絵を描くことで、これまで見えていなかった
現実の景色も、より明瞭に見えるようになるのだった。

この作品は、矢口八虎が美術に出会い、
美大受験に取り組んでいく話でしかないのだが、
内容はとても深く、哲学的ですらある。
物事の「価値」は、一体どこにあるのか。
自分にとって大切なものは、何なのかを
一人ひとりに突き付けてくる。
もちろん、美大受験、あるいは好きなことを
目指すことだけが幸せになるとは限らない。
しかし、自分の好きなことに対して、
真正面から取り組むことは、きっとその人の人生に
豊かな彩りを与えてくれるのだろうと思わせてくれる。

私は美大受験に対して全くの無知なのだが、
東京藝大出身の作者が描くこの世界の論理は
スッと自分のなかにも入ってくる。
結局、東京藝大を目指すには、
「好きなもの」や「表現したいこと」が
自身のなかではっきりしていないといけないし、
そこには誰もが知っているありきたりなものではなく、
自分自身が何度も反芻して導き出した
理屈が必要になってくる。
そこは、企画書作成のやり方に似ているかもしれない。
誰もが分かりやすい表現方法で、問いに対する明快な解答を
オリジナリティを加えながら行わなければならない。

「美術は生き方」だと予備校の大場講師は言う。
人によってゴールの場所が違うし、
ゴールに行くまでの方法は、自分で考えなければならない。
正しい解答があるというよりも、
見た人を納得させられるロジックと技術力が必要なのだ。
これはもう「受験」という部分とは外れているように思える。
一般的な大学と違い、2浪、3浪、4浪以上までが
たくさんいるのもかなり特殊だろう。

受験で興味深いのがスケッチブックを提出すること。
普通の試験なら解答が合っているか間違っているかでしかないのに、
美大受験の場合、作品と一緒にその過程を表現するものも
提出しなければならない。つまり作品を補完する役割のもので、
これがとても重要になってくる。
その解答に至った「過程」や「考え方」を重視するのだ。

受験は人生の重要イベントのひとつだ。
思春期ということもあり、
人によっては色々なことが起こるだろう。
でも、私自身の経験では、やはりかけがえのない日々だったように思う。
自分が将来何をやりたいのかも見えない時期に
ただひたすら勉強ばかりするのは辛くもあるが、
自分の知らなかったことをどんどん吸収できる喜びがあった。
勉強のことしか考えていなかったのに、
未知の世界を旅するような感覚だった気がする。
八虎はそんな時期に龍二の悩みにまで入り込み、
自分自身の問題として捉える。
海に飛び込まないと、冷たさや暗さ、怖さなど、
本当のところが分からないのなら、飛び込むしかないと思える。
これは、八虎が美大受験を通して受け入れた副産物ともいえる
他人に対する考え方でもあったのだろう。

ネタバレレビューを読む

受験を通して、主人公が自分自身について深く考え、
成長していく様子をつぶさに見せてくれる。
これはどの世代にも響くだろう。

私は、この作品がとても気に入っているのだが、
はっきり言ってアニメ自体には不満も多い。
いろいろな事情で制作の難しい面はあっただろう。
12話で受験までを構成しなければならないのは、
どう考えても必須だっただろうし、
そのためには、時間をかけずに物語を
進めなければならなかったのも分かる。
ただ、個人的にはメリハリが不足していたと思う。
というのも、内容は良さそうなのに1度観ただけでは、
ぼんやりしている部分が多すぎるのだ。
これは、見せ方や演出、そして捨てる部分を
増やすべきだったのではないだろうか。

内容はとても好きだったので、
アニメを全話鑑賞したあとに、コミックスを全巻購入した。
そして、読後に感じたのが、漫画で大切にして
2ページを使って表現しているような部分を
アニメでは軽く流してしまっているので、
そこが、重要で心に響くシーンなのだということに
気づきにくいのだ。これは演出の問題だと思う。

この作品は作者の「言葉の選び方」も秀逸で、
そこをきっちりと視聴者に伝えないといけないのだが、
アニメでは無頓着に感じる。
原作者との打ち合わせなど擦り合わせが必要な部分も
多かっただろうが、個人的には制作会社の力不足を感じた。

しかし、それはあくまで作品の良さのいくつかを
表現できていないというだけで、
私はアニメを鑑賞して原作購入を決めたので、
十分に奥深い魅力を伝えてくれているとは思う。
あくまで、原作レベルでの良さを
伝えきれていないという意味だ。

おそらく時間や人手不足もあったのだろう。
本編のアニメーションの質自体は、
崩れる一歩手前というレベルの部分など、
観ていて引っかかる場面は多数あった。
美術作品をアニメーションのなかで表現しないといけないという
とてつもない高いハードルもあったので、
仕方ないのかもしれないが、良い作品だけに
余計に気になってしまったのかもしれない。
ただ、OPとEDのアニメーションは、
とても良く出来ていたと思う。美術アニメとしての
イメージを存分に生かして落とし込んでいる。

私の感覚でしかないのだが、
この作品のアニメにおける続編は
BDがよほど売れない限り、
ほぼ期待できないのではないだろうか。
内容がそもそも一般受けしないことに加え、
視聴者に伝わりにくいと思えるからだ。

「青の時代」なのか青春なのか、
それとも全く別の何かなのか。
タイトルへと導く物語の行く末は、
コミックスで最後まで見届けたい。
(2022年2月19日初投稿)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 44
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

自分の意思で絵を描いたことが少しでもある人には殊更に響く

<2021/10/5 初投稿>
「ずっきゅーん!」
撃ち抜かれました
これは・・・凄い・・・かも

<2021/11/21 追記>
7話まで見ました。
いいですね。
素晴らしく面白い。

音楽ものの物語ってアニメにしろ小説にしろ映画やドラマにしろ数多くあるんですが
「絵画」系は実は少ない。
特に絵画制作における葛藤とかを具体的に真っ向から描いた作品となると全く思い出せない。

例えばハチクロははぐみや森田の天才性を抽象的に表現しているけど、メインは人間模様ですし。
(この手法は3月のライオンも全く同じ)

こういう作品って、実際に美大で真剣に絵画に取り組んだ人には物足りなく感じるかもしれないのですが。
私のように趣味で絵を描いてた時期があるような人間には大大大好物なのです。

ところで東京藝大について少し。
本名は「国立大学法人東京藝術大学」
日本で唯一の「国立」の「総合芸術大学」なのだそうです。
総合なので絵画から音楽まであらゆる芸術を網羅してるんでしょう(よく知らんけど)

そして特定の学科専攻はえげつない競争率と難易度でも有名。
例えばピアノやヴァイオリンとかの「器楽科」や
そして本作に登場する油画や日本画などの「絵画科」も。
さらに言えば学科専攻によって、合否基準にかなりの個性というかクセがあるそうで。
ピアノやヴァイオリンはいくらコンクールで優勝とかしてても関係なく、特定の技術(流派なのか?)を叩き込まれた人の中からだけ合格者が生まれるのだとか。
おそらく絵画科も難易度でだけでなく、かなりクセ強なんでしょう、たぶん。

ただどんな学科専攻でもそんなアホのような難易度とクセ強ではないそうで。
以前、東京藝大の邦楽科卒のお琴の先生に聞いたら「琴なんて競争率低すぎてラクショー」なんて言ってました。
もちろん多分に謙遜が入ってるんでしょうけどね。
でも「全然違う」はめちゃくちゃ力込めて言ってました。

そんなわけで、東京藝大受けるのは他の美大受けるのとは根本的に違うらしいですよ。

ちなみに東京藝大・絵画科出身のアニメ関係の有名人には安倍吉俊さん、そして故・増岡弘さんがいらっしゃいます。

安倍吉俊さんは「灰羽連盟」の原作・脚本・キャラデザなど多数のアニメ作品に携わる名イラストレーター
19の時、先輩の漫画の手伝いをきっかけに絵の道へ進もうと専門学校へ進学。
バイトで学費稼ぎながら勉強して東京藝大の絵画科の日本画に一発合格したのだそうです。
すげえ!

そしてまさかの増岡弘さん!
まさかマスオさんが東京藝大出身とは!
本作で芸大受験する矢虎の声がマスオさんで再生されそう笑

<2021/11/28 追記>
9話見ました。
一次試験と二次の狭間、鮎川龍二がクローズアップ。
前話で久しぶりの登場でしたが、9話は凄かったですね。
声優さんって凄いな、とあらためて。
龍二の声を当てている花守ゆみりさんの演技力が凄すぎる。
龍二という性自認が身体の性と異なるキャラクター。
身体は♂なので声の高い男性声優が演じるという選択肢もあったのかもしれないけど。
(実際、自分は3話くらいまで龍二のことを「たまに男っぽい格好する美女」だと思ってました 笑)
ここまで話が進んでみると花守ゆみりさんで大正解だったんだな、と。
「心が女性の男性」としての男っぽさと可愛らしさを醸し出しながら、そして肝のシーンでは凄まじいまでの迫力。
これ、花守さんも演じてて楽しいんじゃないかな。
もちろん物凄い努力と苦労されてるとは思うんですが。

<2021/12/18 追記>
最終話見終えました。

ネタバレレビューを読む

ところで毎話予告後の山田五郎先生のコーナー。
内容はごくごく普通なんだけど。
まさかの山田五郎先生。
昔「タモリ倶楽部」で女性のお尻の品評会みたいなコーナーやったて人ですよね。
出てくると毎回笑っちゃって。
Wikipedia調べたら本当に美術に詳しい人でした。
Wikiに書いてあったのですが、この山田という苗字は芸名なのだそう。
この芸名が生まれ、世に広まった経緯が最高に頭おかしいwww

閑話休題。

というわけで本作は、他に類を見ないスペシャルな作品でした。
続きが見たいです。

2期はあるのが当然、と期待していいんですよね。
とにかく待ちます。
んー、でも原作読みたいな。
どうしよっかな

<2022/2/11 追記>
最近知ったのですが「ドロヘドロ」作者の林田球さんも東京藝大卒なんですね。
それも矢虎と同じ絵画科油画専攻。
凄いな。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 41
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

青い水平線を駆け抜けていくような

原作未読


芸術で『青の時代』ときたら、あーピカソっすねくらい想像しやすい親切なタイトル。たしかあれも偉大な芸術家20歳前後のゆらぎだったような。
そのピカソの時まで“青”が憂鬱や貧困などの負のイメージと結びつける表現は無かったよとどこかの美術館の説明文で見かけた気がします。

物語は主人公矢口八虎(CV峯田大夢)が高校2年生の時から始まります。彼がとあるきっかけで絵画に目覚め美大を目指して奮闘するストーリー。美大受験とは珍しいテーマです。

そんでもってこちら↓

 『響け!ユーフォニアム』の吹奏楽
 『この音とまれ!』の箏

共通するのは原作者が実務者であったこと。『響け!』の武田氏は吹奏楽部経験者、『とまれ!』のアミュー氏は一家総出の筝曲家一族で自身も英才教育受けとります。血肉レベルまで落とし込まれている題材への深い造詣が

 知識 +α

αの部分。その題材ならではの心の動きみたいなのが垣間見えて作品のオリジナリティを担保しているところがありますよね。本作の原作者山口つばさ氏は東京芸術大学卒かつ芸術系高校出身のいわばサラブレット。全12話を通して期待したい+αを感じることのできた良作でした。

大多数の視聴者?と同じく当方絵心とは無縁です。噂では狭き門と聞く美大受験も一般受験しか経験したことのない身にとってはこれまた縁遠い。
そんな僕らに美大受験のお作法だったり美大専門予備校の存在だったり、そしてなにより受験に向かう若者のメンタリティを教えてくれました。良きチュートリアル系アニメで自身の見識を広げることに繋がるかもです。



 
※ネタバレ所感

■驚きと納得

芸術畑の人って独自の感性があって空気読むのに長けておらず唯我独尊っていうパブリックイメージ。一方で芯を突いた発言に納得させることも多々で変人と言い切れないハイスペック常識人が実際会った方には多い気がします。なぜか?

理由①ネタバレレビューを読む
理由②ネタバレレビューを読む
理由③ネタバレレビューを読む

対象の本質を見抜いた上で①、整合性を保ちながらプレゼンプランを練り②、相手に納得理解を促す方法を採用する③。
めちゃくちゃ普遍的なことだよね、と納得しました。こんなん若い時分から訓練してたらすごいことになりそうです。


■さらに納得

ネタバレレビューを読む


■アニメーションにも納得…わりと重要

おおむね満足しましたが、一歩間違えれば作品を台無しにしてたかもしれないのが成果物の魅力。ここはアニメ制作スタッフありがとう!です。

ネタバレレビューを読む


※余談

■OPって…

一瞬…ネタバレレビューを読む
ネタバレレビューを読む


■なんか普通

脱陰キャな主人公はそれだけでポイント高い。
おいそれと都合よくいじめられてたり、ぼっちだったり、ゲームやアニメ好きだったりしないのです。
見た目よかろうが、友達いようが、それなりにコミュ力あろうが、煙草吸おうが悩むものは悩む。

ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む



視聴時期:2021年10月~12月 地上波リアタイ

-----



2022.02.01 初稿

投稿 : 2025/03/08
♥ : 35

60.6 9 友情で渋谷なアニメランキング9位
とんかつDJアゲ太郎(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (94)
384人が棚に入れました
少年ジャンプ+にて連載されている、とんかつ屋の跡取り息子・勝又揚太郎を主人公とした青春ギャグマンガが原作。

ひょんなことからクラブカルチャーに触れ衝撃を受けた揚太郎が、1人前のDJととんかつ屋を目指す様子を描いていく。

声優・キャラクター
山下大輝、石井康嗣、津田健次郎、藤原啓治、M・A・O、松山鷹志、茶風林

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ホントだ!DJととんかつって同じだよ!!

生涯に2度ほどしかクラブ(ディスコ)に行ったことがなく、
完全朝型人間(毎朝5時50分に起床)の私にとっては、
遥か彼方の異世界を描いたアニメであった。

朝の5時まで踊るってどんな生活サイクルなんだよ!?
とか
しぶかつの制服?でクラブに出入りしていいのかよ!?
とか
色々ツッコみながらも観てしまった。

アゲ太郎の成長物語一辺倒かと思いきや、
意外と
華やかな世界の裏事情と言うか、
DJ.Oilyの夢追い人のなれの果て的な現実と言うか、
好きなことをやって食っていくことの難しさと言うか、
そういうことも描かれていないわけでもないというさりげない奥深さ?
も垣間見せてくれたのも悪くなかった。

これを観たからと言ってクラブミュージックを聞くことも無いだろうし、
ましてやクラブに行くようなことはほぼ絶対あり得ないだろうと確信する私であるが、
続きの気になる作品ではある。

P.S.
とんかつは食いたくなります。
しぶかつのとか低温でじっくり揚げたのとか。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 19

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

とんかつ定食が食べたくなりますw

原作未読 全12話(1話9分のショートアニメ)

渋谷の老舗とんかつ屋(しぶかつ)の3代目揚太郎が、ある出来事でクラブDJを目指すお話です。

アゲ太郎がDJを素人からはじめるので、色々なDJの知識をわかりやすく解説されていました。

揚太郎がDJで壁にぶつかっても、とんかつ屋の知識で前向きにどんどん打ち破っているところが面白かったですね。

テンポも良く楽しい作品で時間も短いので、作画が気にならなければ重い作品の後に箸休めにどうぞ〜

最後に、番組の中で入るCMも実写のとんかつ屋さんのシーンが何回も繰り返しあるので、とんかつ定食を食べたくなります。ある意味飯テロ作品ですねw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

とんかつとDJに魅せられた揚太郎・・・

この作品の原作は未読です。今期は視聴する作品が多いので最初は正直迷っていた作品でした。
でもキャストの方を見ると、結構な顔ぶれが揃っているんですよね・・・
山下大輝さん、藤原啓治さん、山崎エリイさん、木戸衣吹さん、M・A・Oさん・・・
視聴するかは1話見て決めよう・・・と思いながら気が付いたら感想していた・・・そんな作品でした。

この物語の主人公は、勝又 揚太郎・・・トンカツ屋「しぶかつ」の3代目跡取り息子です。
彼は、店の手伝いをしながら同じ様な日常を繰り返していましたが、ある夜お弁当の出前を頼まれ届けた先は何とクラブ・・・
店員さんの計らいで店内に足を踏み入れた揚太郎はビックリ・・・何もかもが自分の日常とはかけ離れた世界がそこには広がっていました。
そして何より・・・DJの姿に毎日トンカツを揚げている父の姿がオーバーラップして揚太郎は新たにDJとしての道に踏み出す事になるのです。

今どんな人気のある人も・・・その道のプロだって最初から上手に出来た訳ではありません。
誰だって初めての時は緊張するし、罵倒を浴びるような下積み生活を送ってきているんです。

今脚光を浴びているのは、その人が努力したから・・・諦めなかったから・・・そして好きだからにほかなりません。

自分を客観的に捉え、自らの不足を認識した上で手に取るもの・・・目に映ったモノを貪欲に吸収すると共に、それらの知識をフル回転させて本当に作りたいモノへと昇華させる・・・

これって社会人・・・特にモノづくりを生業にしている人なら誰しもが分かっている基本だと思います。
でも・・・分かっていても実際に出来ない社会人が存在するのも事実なんですよね。

やる前から腰が引けて否定からしか物事を捉えなかったり・・・
そもそも自分を客観的に捉えないから、自分の弱点が見えていなかったり・・・
自分の弱点を知っているにも関わらず、面倒だからと目を背けたり・・・
こんなまるで自分自身で成長を諦めてしまったかのような姿勢を見ると寂しく思います。

そんな人にこそ、この作品はお薦めしたい作品だと思いました。
なぜ、揚太郎の中で華やかなDJと2代目の姿がオーバーラップしたのでしょう・・・
物語の中で揚太郎の周りには人が集まっていきます・・・それって何故なんでしょう。
物事には全て理由があります。
そしてその根底にはモノづくりとしての熱い血潮が脈々と流れているんです。

物語の序盤は正直微妙・・・という印象でしたが、物語を積み重ねていくうちに
面白さが加速していく・・・そんな作品だと思いました。

1クール12話で15分枠のショート作品でした。
正直作画はあまり好みではありませんでしたが、直ぐに慣れて気にならなくなりました。
何より作画で作品を切ることなく視聴して良かった・・・と思えた作品でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 15

62.5 10 友情で渋谷なアニメランキング10位
装甲娘戦機(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (96)
261人が棚に入れました
今日から私はスナイパー……!?日常を奪われ、その肢体に〝LBXユニット〟と呼ばれる戦術兵器を纏う5人の少女――〝装甲娘〟たち。選ばれし転移者である少女たちの使命は、多元世界をまたいで蝕み増殖し続ける金属生命体・ミメシスの掃討と殲滅。時空を超えて強いられた傭兵暮らし、それは世界の「希望」と「絶望」とを垣間見る命がけの修学旅行だった!

声優・キャラクター
逢田梨香子、村川梨衣、大西沙織、福原綾香、宮下早紀
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

西武池袋線の冷房は、めっちゃ強いです(関係ない)w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
異世界にとばされたJK達が、なにやらスゴい重火器装備を纏って、正体不明の敵と戦い世界を救う話。

と、設定だけ観ればクソアニメっぽいのですが、意外や意外、結構楽しめました(笑) 雰囲気は終始明るく、シナリオも及第点かなと。

なにやらお金の匂いはするアニメでしたが(笑)、悪くないアニメです(というか、ダンボール戦機のスピンオフみたいなヤツ?なんですね)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

焼豚ラーメン

全12話

普通の女の子が街で時空震に巻き込まれて、同じような別世界に行って同じ境遇である他の女の子たちと装甲娘となり、その世界の謎の敵ミメシスとの戦いを描いた作品です。

みんなで食事をするときにやたらと焼豚ラーメンが出てくると思ったらサンポー食品(佐賀県)とプロモーション協力していたいんですねw

最初は、結構緊張感のあるお話でしたが、ミメシスとの戦い以外は結構みなさん、エンジョイしていましたねw

装甲娘5人の友情物語という感じでしょうか。

最後は、もう少しどうなったか観たい感じもしますが、展開は良かったですね。

OPは逢田梨香子さん、EDは鹿乃さんが歌っています。

最後に、焼豚ラーメンは福岡のスーパーで買えばいつも安売りしているので重宝していますw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

かなり深刻な状況が描かれているのに、まったく悲愴感がない美少女SFメカアニメ

LBXユニットという兵器を身に纏った「装甲娘」たちの戦いを描く、美少女SFメカアニメ。全12話。いちおうダンボール戦機のスピンオフですが、本編を観ていなくても問題なく楽しめます。
物語は、時空震と呼ばれる超常現象によってそれぞれ別の並行世界から飛ばされてきた5人の少女たちが、世界を救うために、日本各地を移動しながらミメシスという謎の敵と戦っていく、みたいな感じ。描かれている状況はかなり深刻ですし、冷静に考えると主人公のリコたちも、とんでもなく酷い目に遭っているのですが、作風はほぼ完全にコメディ路線で、悲愴感がありません。おそらく方向性としては、バトルを見せることよりも、5人の装甲娘たちの友情を描くことのほうが主目的だったのでしょう。実際そういった意味では、なかなか悪くない作品に仕上がっていました。何か特定の感動エピソードによって友情をアピールするのではなく、なんてことのない日常描写を積み重ねていくなかで、気がついたら、いつの間にか強い絆で結ばれている、というような自然な描き方には好感が持てました。また、全体のストーリーとしても、それなりにいい話になっているのですが、いかにも感動させようというような大袈裟なところがなくて、全体的に「さりげなさ」が心地よかったです。
作画、音楽は、まあ普通くらい。キャラは、装甲娘だけでなく、ネイトやオタクロスなどの脇役にも親しみが持てました。
最後まで観終わって、明るく、楽しく、嫌味がなくて、そこそこ面白かったです。点数にするとあまり高い評価になりませんが、個人的な好き嫌いでいうと、結構好きなタイプの作品でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 9
ページの先頭へ