勇者でツンデレなTVアニメ動画ランキング 18

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の勇者でツンデレな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の勇者でツンデレなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.5 1 勇者でツンデレなアニメランキング1位
はたらく魔王さま!(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (5740)
27606人が棚に入れました
「はたらく魔王さま!」は勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやっていき魔王サタンが、日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして働く庶民派ファンタジー。
魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして生計を立てている。

魔王と勇者でありながら、額に汗して働く二人が東京で再会することになり――?

声優・キャラクター
逢坂良太、日笠陽子、東山奈央、小野友樹、下野紘、伊藤かな恵、西明日香、内山夕実、浅倉杏美、安元洋貴、宝亀克寿
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もし仮に勇者と魔王が働いたら 魔王は守りました。店長代理として 2期を切実に願う

RPGでは主人公と悪役の立場になっている勇者と魔王ですが
この2人が現代で働いていたら?っていう「もしも」を象徴としたアニメだった
それと主人公は魔王です
ヒロインが勇者です(「まおゆう」とは真逆です)

魔王が「お兄ちゃんだけど愛~」の秋人さんじゃん
アルシエルは善吉か
勇者は澪ちゃんだし 胸BSC
ちーちゃんはユーギリだし 胸EXT
マックの店長さんは「貧乏神が!」の紅葉だし(彼女はパロディ演技、上手でした)

初回 ペコポンへの初陣
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2話 澪ちゃんはアドリブ上手 「馬鹿!やめろ!オイ!」並みかそれ以上か
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3話 デートに付き物と言えば...
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4話 揺らぐ勇者の心
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5話 first party これは映画でなく現実です
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6話 魔力回収の旅
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7話 鈴乃の推参
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8話 帰ってきた...
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9話 ライバル会社の調査
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10話 戦闘以外の神回 胸EXTは罪か?
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11話 パーリィ前夜 ちーちゃんの怒りと涙
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12話 final Party
Are you ready? Here we go!!
魔王、魔王はなあ!ここに健在なのだあ!!
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13話 2人は当たり障りのない日常を過ごす
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これ2期確定っしょ!!無かったらおかしいし
巨人もいいけどこっちの方が本気で楽しかったわwww
今は漫画版のアラス・ラムス編を見ています

投稿 : 2024/12/21
♥ : 111
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期希望!! 丁寧な庶民感覚描出と世相反映。捻った善悪の対峙、恋模様と笑いのスーパーミックスです。

すばらしい作品でした。なにより作品全体のコンセプトが優れていた。十分楽しませてもらいました。これは、続編希望です。希望としては、

<魔王と勇者の対峙>をもっと鮮烈なものにして、悲劇的要素も加えてもらえるといいかな(と勝手なことを抜かしております)。ネタバレレビューを読む

■(人間、まおうさだお)全体をおもしろくし、本来の魔王とのギャップを際立たせる最大要素は生活感ですよね。気づく範囲を抽出してみます。

1)魔王城の貧相さ、六畳一間、風呂無し。但しトイレ有り!!
2)人間化したので当たり前だけど食事をしないと倒れる脆弱性。おそらく現在は国民健康保険で対応。※年金徴収を加味するとかなりの出費。
3)プロ意識(目的意識)の高いフリーターがささえるつつましい、華美さを排した生活。
4)風呂がないためお気に入りの銭湯利用者。銭湯24時間化も野望のひとつ。
5)悪魔大元帥でも栄養不足で夏ばてになる現実感。というより芦屋、体弱すぎ。
7)スーパー特売品たまごをふたりで並んで購入するとっておきの生活感。ずるして二度並ばない潔癖性。
8)貸していた1000円が返ってきたときの喜びよう。同時に困っていたあの人にビニール傘だがあげちゃうイケメンぶり。
9) 普段着はおそらく100%ユニクロ。きどらない性格。
10) 女子高生の好意を感じ取れるだけの人間らしさと鈍感さの共存するちぐはぐさ。
11)ローンで買い物しないしっかり者ぶり。
12)時給100円アップ、クルーレベルの昇進ははじっさい月額でみればかなりの「能力者」である証拠。

このように生活感あふれる作品になっていますね。

■シリーズ構成はかなり綿密に設計されているのでは

5話まで観てシリーズ構成はかなり綿密に設計されていることに気がついた。(原作からしてよく考えられた展開なのかもしれない。想像です。)

1話は導入。人間と悪魔が戦う世界から、サタンが現世界への避難してくる。ネタバレレビューを読むちーちゃん。かわいい。魔王かっこいいー。

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うまいストーリーテリングだ。ほんとに楽しい。たぶん残り7話だと思うけど、よろしくお願いします。\(^O^)/

■好みでない方のための冒頭の乗り越え方

ひとことでいうと、ほんの少しの忍耐だし、ギャップ作りが目的なので、はぜせない冒頭です。
ネタバレレビューを読む

おもしろくって仕方がない。独創性に、花丸。騙されたとおもって、10分みてみるといいですよ。はまれば、GO!!
(これが終わってしまったことがいまはとても悲しいです。)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 128

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ギャグがめっちゃ面白かった♪

1話感想

最初の方はバトルものなのかな?って
思ってみてたんですが
ギャグアニメでしたw

作画も綺麗だったし
テンポ良く話が進み
何より魔王さまのキャラが面白くて好きです
僕の中で今期のギャグアニメとしては
かなりお気に入りですw

これからの展開が気になります

2話~3話感想

遊佐(勇者)とちーちゃんが出て来ましたけど
どっちも可愛いですね♪
僕は遊佐の方が好きですけどw

2話では遊佐について
3話ではちーちゃんについて
どういう子なのか上手く表現しつつ
ギャグを入れていて面白かったです!

これから何か起きそうなので次の話が楽しみです♪

4~6話感想

新しく魔王の仲間や勇者の仲間の登場と
バトルシーンになり少しシリアスになるかな~?
と思っていたのですがバトルの最中でも
ギャグが入ってきて面白くて良かったです♪

それにしてもギャグが普通に面白くて好きなんですが
顔芸というか皆のリアクションが
それぞれ面白くて好きですねw

あとやっぱり魔王めちゃくちゃ強いですねw
この魔王を追い詰めるってことは勇者はもっと強いのかな

そして新しく漆原さんが仲間に加わりましたねw
新しい女の子も出てきましたし
さらにこれからどうなるのか楽しみです♪

7~13話

新しく出てきた鈴乃ちゃんも可愛いなw
後漆原の扱いが酷すぎw
完全にネタキャラになってるw
から揚げネタには思わず笑ったw

作画も安定していたし
それぞれのキャラが立っていて
個性的で良かった

とにかくギャグが良かった
バトルシーンでもいい感じに
ギャグが入っていてシリアスな
はずなのに笑えたw

後声優の演技が良いw
男子陣の叫び声が面白いw
日笠さんの胸の話が出てきたときの
演技がめっちゃ気持ち入ってるw

曲も何気に良くて
物語を盛り上げていた

でも最終話であの話はどうなんだろw
正直最終話っぽくないw
けど最後のシーンは
一話と対になっていて良かった

面白かった~♪
早くも2期希望♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 126

75.7 2 勇者でツンデレなアニメランキング2位
はぐれ勇者の鬼畜美学(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (1373)
9523人が棚に入れました
魔王討伐のために異世界に飛ばされた青年が無事任務を果たし、元の世界へと帰還する物語。現実世界から異世界に飛ばされ、そこでの話が舞台になるのではなく、異世界で役割を終えた後日談を描いているのが特徴である。

声優・キャラクター
岡本信彦、日笠陽子、植田佳奈、花澤香菜、井上麻里奈、佐藤利奈、櫻井孝宏、竹達彩奈、日野聡、阿部敦、石川英郎、寺島拓篤、小清水亜美、たかはし智秋

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

エロさにはたまげた

このアニメは見よう見ようと思いながら後回しにしてる感じで、ようやく見ました!(^^)!

まぁ、この手の作品はストーリーよりも女の子をメインに見ちゃうのですが、とにかくエロかった(笑)主人公の勇者のエロさぶりはスゴかったし、それを恥ずかしがらずにスッとやっちゃうところがね・・・。

それと、作画の評価を高めにしているのは、別に絵がキレイだったからではありません。普通か、ちょっと良いくらいだったと思います。

ただ!!!!胸の作画が実にキレイだった(笑)乳首の色合いとか、大きすぎず小さすぎない胸のサイズ感。私はアニメ特有のデカすぎるオッパイは苦手なんですけど、この作品の胸は歴代トップクラスの美しさでした。

少し贅沢を言うなら、女の子1人1人の個性が弱いかな。悪いとは思わないけど、これといった珍しいポイントが無かった。でも体はOK!(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女の涙から逃げないのが俺の美学でね(`・ω・´)キリッ

鬼畜な美学ってどんなだろ(。-`ω-)ンー?

◆この作品の内容は・・・
現実世界では30年前から始まった超常現象によって、数千人の少年少女が異世界へ飛ばされ現実世界から姿を消していました。
異世界に飛ばされた人達の中には現実世界に戻ってこれた人達もいるのですが、そんな人達を一堂に保護する場所が国際教育機関『BABEL』です。
そして異世界から戻って来られた人達は異世界で習得した戦闘技能をそのまま使える模様です。
主人公の凰沢暁月もその一人。
彼は異世界で魔王を倒した勇者だったのですが、その魔王は死に際に『貴様に娘を託したい』と暁月に自分の娘を託しました。
そして暁月は魔王の娘である凰沢美兎を連れて現実世界に帰還する所からこの物語は始まります。
2人はさっそく『BABEL』に入学し学園生活を送るのですが・・・。
暁月は魔王から託された美兎の面倒をみて、そして美兎の方は自分の父親を殺した暁月をどんな人間か見定める。
鬼畜なエロとバトルが楽しめる学園セクハラファンタジーアニメです。

◆強くてニューゲームがこの作品の特徴・・・
この手のエロアニメは主人公がヘタレというのが多いですよね。
しかしこのアニメでは、すでに異世界で魔王を倒し現実世界に戻ってきた後の話なので主人公は既に圧倒的な強さと自信を持っています。
いきなり勇者のその後の話として始まるこの設定は中々斬新に感じました。

◆声優陣は・・・
凰沢暁月 : 岡本信彦(とある魔術の禁書目録の一方通行)
凰沢美兎 : 日笠陽子(けいおん!の秋山澪)
五泉千影 : 植田佳奈(Fate/stay nightの遠坂凛)
桐元葛葉 : 花澤香菜(ISのシャルロット・デュノア)
七瀬遥   : 井上麻里奈(みなみけの南夏奈)
氷神京也 : 櫻井孝宏(あの花の松雪集)
他。

◆総評・・・
タイトルの『鬼畜美学』という言葉を見た時には、ただのエロアニメかなと思っておりました。
実際序盤を視聴してみても、主人公は女の子の下着をスリ取ったり、女の子の胸を強調したお色気押しのお下劣な内容。
公式サイトに提供されている『ブラ選びゲーム』とかも┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・でしたし。
しかしエロいけど面白いという評判だったので視聴を続けて見るとなるほど・・・確かに意外に面白い^^
女の子の涙を止める為には鬼畜行為だろうといかなる手段を用いる主人公、まさに女の敵なのですが、その奥にあるものはとっても温かい想いなのです。
これがヘタレな主人公だったら呆れてしまうような内容で終わってしまうのですが、主人公の絶対的な力と鬼畜に対する堂々とした態度が逆に気持ちいい^^;
(まぁ、いかなる手段を用いてもとはいえ2話のあれはやりすぎですけど)
このアニメ、『これを見ないと本当の“紳士=鬼畜”は語れない!!これぞ正しい紳士アニメの最終兵器!!』と謳っていますが、なんとなく納得です^^;
最終回は『今迄の話はまだ序章、これからもっと盛り上がるぞー!』っていうような感じで終わってしまいましたが、いろいろと続編への伏線を張ったような終わり方でしたし、2期が制作される事に期待したいですね♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あんまり視聴者をなめんなよ!

これも噂では2期が無さそうですね……
じゃあ、中途半端に作るなって感じのアニメです(怒)

内容に関しては……
私の中での主人公最強はSAOのキリト君と互角ぐらいの強さを持った主人公のハーレム系バトルファンタジーですね

いかせん、胸だの下着だのが多く、明らかに男性目線を意識した製作(苦笑)

まあ、見るに耐えられないほどではないですが、若干イヤホン推奨になるのかな^^;

バトルファンタジーとしては王道!普通に面白かった!!

伏線が全然全く完璧に回収されていないので、モヤモヤ感は激一杯!!

それでも良ければ一気に見れるアニメですのでご覧になってくださいv(*'-^*)bぶいっ♪


製作側も少しは考えてよ……中途半端で終わるなら初めから製作しないでよ。続きが気になって仕方がないじゃん
ε=(。・д・。)フー

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

87.6 3 勇者でツンデレなアニメランキング3位
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1297)
6397人が棚に入れました
《人間》は規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。《人間》に代わり《獣》を倒しうるのは、《聖剣》(カリヨン)と、それを扱う妖精兵のみ。戦いののち、《聖剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵たちは死んでゆく──。死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々。

声優・キャラクター
新井良平、田所あずさ、Machico、上原あかり、荒浪和沙、水瀬いのり、水間友美、久保ユリカ、石見舞菜香、木野日菜、小日向茜、井上喜久子、千葉繁、小杉十郎太、佐藤聡美、井上ほの花、佐藤利奈、麦人
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

クトリの幸福

極端な話、タイトルは「クトリが可愛い」、
本文は「それだけの作品。以上。」という投稿もありかも知れない。
勿論、駄作などでは毛頭なく、明確な個性をもった質の高い作品である。
感動作としてそれなりに評価が高いのも十分納得できる。いや、だからこそ
実に惜しい作品。そこを説明するのが中々に難しい。

明らかな欠点はヴィレムの過去に関わる部分に厚みがないことだろう。
1クールに詰め込み過ぎた結果の消化不良とも言えるのだろうが、
おそらく原作そのものの問題だと思う。未読だがWikiの情報を見る限り、
根幹と細部設定のアンバランスが著しく、末端肥大のような印象があった。

白状すると本稿は一度書きかけて、途中で断念した経緯がある。
まとめきれなかったのは伏線回収などの問題ではなく、別の困難に直面したためだ。
本作が一種の幸福論を内包していることには容易に気づかされるが、
「終末」という特殊な条件下における幸福の在り方を示しつつ
より普遍的な、幸福とは何かという問題へと展開していく筋道を
手繰っていこうとすると、途中でプッツリと糸が切れてしまうのである。

具体性と抽象性がどうもロジカルに連続していないようだ。
平穏な日常の幸せを象徴するささやかな対象。バターケーキ。いわば「知足」の含意。
クトリに訪れたのは、未来を孕んだ大きな幸福の予感。願うことさえなかった幸せ。
問題はこの対比の文脈に即した場合、クトリのあの「幸福宣言」が、
それが垣間見えただけで十分幸せだった、というようなニュアンスに受け取られかねず、
要するにラッキーだったという結論になって、幸福が幸運に矮小化されてしまうことだ。

つかみかけた幸福を失っても、自分は世界一幸せだと断言するクトリが
いかにも健気で哀れを誘うヒロインという感じになってしまうのはどうも違う気がするし
そんなやわな作品であって欲しくもない。どうにか「終末」の幸福観を抽出するべく
クトリの表象にすべてを賭けて、一点突破を試みたい。


ネタバレレビューを読む


この見えにくい、いわば断層は多分、本作のストーリーにも及んでいる。
ヴィレム側の諸々の事情とクトリ側のそれとが有機的に織り成されずに遊離するのを
よくあるラブロマンスでうわべを取り繕っているような印象を受けてしまうのだ。
ならば並行的に処理するか、せめて前景と背景に描き分けるかして構成すれば
もっと充実した作品になっていたと思う。

以上記述した所感を総括すると、最初に示した冗談投稿のように、
本作がクトリ一強アニメだという結論にどうしても導かれてしまうのである。
とは言え、このヒロインの破壊力は史上最強クラス、作品の価値は揺るぎないが…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

スカボローフェアの意味するもの

これは、とても悲しい悲しい物語。
どんなに頑張っても、どんなにあがいても、決して報われない世界を描いています。
ここに登場する子供たちは皆、兵器として戦い死ぬことを義務づけられています。
ヒロインのクトリは、最終話で「私は世界一幸せな女の子」と言ったけど、逆にそれが切なさを感じました。


今現在でも、世界のいくつかの国では、このように報われない世界があります。
若者の輝ける未来が全く見えない国…
そうならないように、私たちは頑張りましょう。


第一話目と最終話で歌われた『スカボローフェア』。
この歌は、市場の活気ある様子とは裏腹に、二度と会えない彼女への切ない想いが語られている美しくも悲しい歌です。
でも、それはあくまでも主旋律の歌についての説明。

実は、この歌には副旋律があるのです。
それは、戦争の悲惨さや残酷さを、はじめは寂しく、そして徐々に荒々しく歌っています。
このアニメでは副旋律は歌われていませんでしたが…

この歌は、およそ半世紀前にサイモン&ガーファンクルが歌い、世界中で愛された歌です。
興味がある方は、サイモン&ガーファンクルのScarborough Fair 詠唱 をぜひ聴いてください。
きっと感動するはずです。
そして、もしよければ、副旋律の日本語訳を読んでいただければと思います。


この歌は、人の心を変え、人の行動を変え、世界を変えました。
この歌と共に全米で大きな反戦運動が湧き起こり、ベトナム戦争が終結したのです。


ごめんなさい。
全然アニメのレビューになっていませんね。
 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 55
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

終末ヒロインの幸せとは何なのかを探し求めた結末…儚さと切なさを感じる作品

このタイトルを見た瞬間、訳がわからない感情がわき、ひかれました。タイトルで視聴を決めてしまいました。

1話…「私のこと忘れてくれると嬉しいな」
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2話…幼女たちに信頼されるには
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3話…フラグ立てるな
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4話…待つ者
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5話…ヴィレムはなんだかんだで
ネタバレレビューを読む

6話…良い最終回…じゃないのね
ネタバレレビューを読む

7話…続くのですね…
ネタバレレビューを読む

8話…日常からの
ネタバレレビューを読む

9話…終わりの始まり
ネタバレレビューを読む

10話…地上の日常
ネタバレレビューを読む

11話…クトリの魂
ネタバレレビューを読む

12話…クトリの幸せとは
ネタバレレビューを読む

今期もっとも期待した作品ではありましたが、一番とはいかなかったかなという感じです。それでも十二分に見ごたえあったと思いますし、良い作品でした。
ラストにきて次々と明らかにされていく真実や世界、頭追い付くのが精一杯で、2、3回見直していました。腑に落ちない点があったので、原作のあらすじを確認しましたが、なるほど、あと3話くらいあっても良い感じだったのですね。
ヴィレムが氷付けになる前の話し、リーリァとの繋がり、そういったものがもうちょっと掘り下げてくれたならもっと面白かったでしょうしょうね。

クトリというヒロイン、本当に良くできたヒロイン像だったと思います。ヴィレムとの出会いから信頼を寄せるまで、好きになっていく過程、自分の真実を知り、それでも前を向いて幸せになろうと進むところも良いです。最後のクトリとヴィレムの掛け合い、さすがにツラかった…。

OPの田所さんの曲、今期一番のお気に入りです。すごく心情に迫る感じがとてもよかったです。EDのTRUEさんはあんていしています。歌詞が書き込まれていたのは今どき珍しい。

二期があるとすると、別のヒロインの物語になるとのこと。クトリの物語が良くできていただけに、どんな話になるんだろう。やっぱり原作は読んだ方が良いのかな。

儚く散ってしまう少女の生きた過程を題材としています。こういった切なくなる話が好きだなという人にお勧めします。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 51

71.6 4 勇者でツンデレなアニメランキング4位
だから僕は、Hができない。(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (1178)
7457人が棚に入れました
加賀良介はひとよりHへの欲求が強いのが玉に瑕の健全な男子高校生。しかし、なりゆきで契約した死神・リサラによってそのすけべ心(エナジー)は吸い取られ、女の子を見ても張り合いのない日々を暮らしている。雨の日に出会った彼女は強力な霊能力を保有する“特異者”を見つけに人間界へと訪れたのだった。良介はリサラに協力をしているのだが、女の子とひとつ屋根の下に同居するその生活が情熱をエロにかけている良介には耐えられなかった。リサラだけではなくほかの女の子からも迫られ…ては萎むスケベ心。良介は隙を見てはどうにかしてスケベ心を取り戻そうと悶々と過ごすのだった。Hな魂は果たして回復できるのか。

声優・キャラクター
遠藤綾、下野紘、西口杏里沙、石原夏織、福圓美里
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

学園エロラブコメハーレムバトルファンタジー

原作 ラノベ  未読

エロ枠です。

ストーリーはイマイチ
設定も浅く感じました。
キャラデザは綺麗で好みでした。

ネタバレレビューを読む

ツンデレで、ちょっとプライドの高いお嬢様役のメインヒロイン、リサラ・レストールを、遠藤綾さんが上手に演じていて、凄く合っていました。

幼馴染の大倉 美菜(声 - 石原夏織さん)も、優しくおっとりしている癒し系で、とても魅力的でした。
石原夏織さんの声も可愛かったです。

自分には、この二人のヒロインにとても魅かれたので、キャラ見たさで楽しんで観られましたが、多くの人は、評価が並位じゃないでしょうか?

容姿はリサラ
性格は美菜 が好みでした。  (●´ω`●)ゞ 

キャラ、エロが好き&好きな声優さんが出ている人にはオススメです。^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハイスクールD×Dは3期決まったが、こちらは

タイトルにもある通り、とりあえずこういう系のアニメの主人公には下野さんが合うなぁと思いました(・_・;)

キャラがみんな可愛くて今期では結構見ごたえのあるアニメだったかと思います(エロ枠ですが、、)
リサラとキュール、私はリサラの方が好きかな…


僕だけか分からないんですけど
このアニメとハイスクールD×Dが何か似ているなぁって思って…
主人公の熱さとかは違うんですけどおっぱい×悪魔アニメだったり
リサラがリアスに何か似ていたり……
アニメの質としては断然ハイスクールD×Dの方が良かったんですけどね。
よくそう思ったりします
おっぱいの描き方が、、って
レビューがおかしい方向に進んでしまうのでそれは書きません
OP曲はハイスク、僕H共に良かったです^^
ハイスクD×Dは曲のクオリティ、僕Hは佐咲彩花さんの
声量たっぷりの力強い歌声が良いと思いました


それにしてもとりあえず最後、 ネタバレレビューを読む

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

9話の感想追加

エロ系は後回しでみてたけど、これは・・・はい。エロいですw
ただ主人公がツボにはまりました。流石です、下野さん。
この作品は主人公が気に入るか気に入らないかで大きく評価が分かれそうです。
ストーリーは今後の展開次第っすね。

OP「Reason why XXX」 佐咲紗花(6th Single)
ED「プラチナ17」 yozuca*(20th Single)

9話ネタバレレビューを読む
結果的に思惑通りになったって事か…?
イマイチ理解できませぬ(^p^)

8話ネタバレレビューを読む
好敵胸(ライバル)とはイリアの胸でなく心が揺れる回だった。

7話ネタバレレビューを読む
良介に エロパワーがないと 見所が・・・

6話ネタバレレビューを読む
あれ・・・展開が・・・何だこれ・・・!?
ちょっと見るのが辛くなってきた^^;

5話ネタバレレビューを読む
今回わりとストーリーに重要な事が発覚したけど・・・
あれ、内容があると面白さが減るってどういう事・・?w

4話ネタバレレビューを読む
この回で悟った。改めて下野さん高音ボイスが神であると。
ストーリーがはいってこねーwww

3話ネタバレレビューを読む
評価更新:物語。作画評価下げ。音楽上げ。


2話ネタバレレビューを読む

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

77.9 5 勇者でツンデレなアニメランキング5位
いちばんうしろの大魔王(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1649)
10400人が棚に入れました
『いちばんうしろの大魔王』(いちばんうしろのだいまおう)は、水城正太郎による日本のライトノベル。イラストは伊藤宗一が担当。『チャンピオンRED』(秋田書店)2008年より漫画作品が連載、2010年TVアニメ化。

真面目で善良なはずなのに「将来、魔王になる」と予言されてしまった紗伊阿九斗(さい あくと)は、それ以来クラス委員長に恨まれたり、不思議少女に懐かれたり、帝国から派遣されてきた人造人間に見張られたりと散々な目に遭うことに…。それでも理想と信念のために発言するが、誤解はどんどん深まっていき事態は悪化の一途を辿るばかり。果たして阿九斗に真っ当な学園生活を送れる日はやってくるのか?


声優・キャラクター
近藤隆、豊崎愛生、日笠陽子、悠木碧、代永翼、伊藤静、広橋涼、たかはし智秋

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ドラえもん のび太といちばんうしろの大魔王

1話は割と惹きつけられましたが
3話か4話でのハングル問題以降失速、最終回でなんと爆発
超展開過ぎてわけわかめでした
また、聖剣の刀鍛冶に引き続き、がっかり乳首アニメでした
こういうファンタジー世界系のラノベは、最近あんまヒットしないですね
シャナやルイズ級なファンタジーものがまた見たいです

制作会社はアートランド
監督は「ロストユニバース」「灼眼のシャナ」の渡部高志氏です
氏にまつわる話ではヤシガニ事件やアニオリ改悪など良い噂を聞きませんが

おかえりけんぷファー
超展開の一言に尽きる
やっぱラノベアニメは2クール欲しいですね
とか言って、2クールでもだめなものはだめですが

音楽は素晴らしいですね、なんてったってスフィアです
「realove;realife」かなりかっこいいです
ロックなスフィアもなかなか良い!
無限大ってことか~い♪

主人公は近藤隆さん、モテモテにルサンチマンェ・・・
ドラマCDから声優が大幅に変更されてますが
かなり人気声優に便乗した感があります
豊崎愛生、日笠陽子、悠木碧、戸松遙、寿美菜子
ピーターハウゼンに中田譲治さんという謎キャスチングもあります

若干もっさりしたキャラデザです
つかふんどしってwwwwwwwwww
流石にヒロインがふんどしだとは思わなかったス
コロネちゃんは良かった


主人公の口調がちょっと上から目線で気になりますが
あとは普通に、、、
6話のナマコはエロかった・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑っちゃう!ハーレムファンタジー!!

全12話

将来、大司祭になるために大きな希望を持ち魔術学院に入学した
主人公の紗伊 阿九斗(さい あくと)
しかし学院で初めに行われた将来の職業調査でなんと世界を脅かす
存在「魔王」になると予言されてしまう。物語序盤から一気に
波瀾万丈のストーリーへと。



あにこれレビュアーさんのレビューのみの知識で見始めたので作品の
ストーリー、ジャンルを詳しく知らずに視聴を開始するも。。



視聴してからようやく気づく(笑)ちょとエッチな要素があるという
ジャンルなのですね(笑)
私、このちょっとエッチなジャンルの視聴は初めてな気が、、
棚を見てみたけど(笑)やっぱり、初めてでありますw



阿九斗を取り巻くヒロイン達との色んな絡みを楽しむ、ちょっとエッチで
可愛いハーレムファンタジーです♪
この作品、私にとってストーリー云々ではありません。
キャラクターの魅力と勢いで最後まで押しきっています!個性ある愛すべき
キャラクターのやりとりが一番の見所。また絶妙なんですよ。絡み♪



日常のやりとりですが、ほぼ全ての出来事がなぜかエロてぃっくな
お話へお話へと誘う。なにかを連想させていってしまうのです。
くだらな~い?いえ、笑っちゃいますよ~♪♪


キャラクター力が抜群です。
「ころね」
ころね嬢。この子がとてつもなくお気に入り!冷めた瞳をしているのですが
人造人間だからです。

からかっていて楽しんでるころね。
たまに挑発的な目線で誘うころね。
淡々と話した...途端に妹キャラ豹変?
寝床の押し入れからじっと覗く
阿九斗に揺さぶりをかけてその反応
を楽しんでいるころね可愛い
声色のかわり具合。音域広っ。です。
拗ねるころねも、なんだか全部可愛い


「紗伊 阿九斗」
ハーレムアニメはやっぱり主人公が抜群にかっこいいのですよ。
勿論お気に入り決定。
顔もかっこいいしワイルドです。阿九斗って孤児院で育ったのですが
昔から意志が強くて信念を曲げないのです。いざとなると正義感が強く
人を惹きつけ引っ張っていく存在。あれはずるいです、好きになって
しまいますね。阿九斗がかっこいいことを言うシーンありますが、
流石、将来は魔王の男です。


~かっこいいだけじゃない。お約束の鈍感要素~
ネタバレレビューを読む
でも天然ってやっぱり女の子を熱くさせちゃうんだよ。


それと臨海学校で訪れるヒロシの故郷の島は江ノ島(神奈川)ですね。
なぜこの世界に急に江ノ島か?よくわかりませんが。
江の島展望灯台の形は特徴あります。江島神社もありました。
江ノ島はそんなに遠くないので、たまに海沿いのカフェにドライブです♪
江ノ島にあるフレンチトースト専門店LONCAFEお気に入りです。
来週辺り行きついでに巡礼みたいな♪あにこれ写真投稿できたら楽しいのに。


♪要求は無限大~♪
だって正直な本能~
動き出す~まで~受け身とかダメでしょ
自分、ホンキ宣言~
後はまかせて~みてよ~♪

OPが癖になってます(笑)


ストーリーは序盤のつかみの面白さから、一気に観てしまいました。
テンポが良いと言えば長所になりますが基本、超展開です!
キャラクターの魅力や絶妙な絡みで終始笑っていた気がします。
くだらな面白アニメ発見!
おかげで終始笑うことに、なんか幸せだよ。アニメって楽しいです!!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 37

くるわ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

すごく楽しめたのだけど

魔法世界だけど肉弾戦バトルもの

キャラ画はすごいと思います。よく動くし、バトルの演出も迫力がありました。(ただ、モブはちょっとがっかりですが)ストーリも設定が深く、謎や伏線が効いていて、しかもサクサク進むので、話に引き込まれました。(サクサク進みすぎて、朝の場面からいきなり夜の場面に飛ぶような愛嬌もありましたが)

ただ、世界観がうまく描ききれてない感じがしました。確かに、近未来科学、洋の魔法、和の忍者、魔獣、学園ものでしかもギャグ路線のエロ付きと設定が多く、大変な感じはしますが、がんばってほしかったです。
特に背景画がなんかちぐはぐな感じが見受けられてて、OPでは都会のビルがでて、本編での遠目の街並みはファンタジー系。最初に出てくる校舎は洋風で、中盤以降の背景画では、洋もの校舎ではなくマンションぽい大学の校舎。最初に出てきた、洋風の校舎中は、妖怪がでてきそうな暗い日本の教室。臨海学校では、いつの時代って感じの漁村。ここどういう世界なのって感じで、常に違和感バリバリでした。

また、エロに関しても、自主規制演出にいろんな演出を使ったり、自主規制してなかったりで、一貫性がないようにみえ、ギャグオチはわかるんだけど、18禁アニメに出てきそうなシーンまで必要かなと。


ストーリ展開とかは好きだし、楽しめたけど、一話最初の方の世界観の画で最後まで行ってほしかったかな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

79.9 6 勇者でツンデレなアニメランキング6位
異世界おじさん(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (529)
1786人が棚に入れました
2017年秋――。17歳のときにトラックにはねられ、それから17年の間ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めた。 病室を訪れた甥のたかふみが目にしたのは、意味不明な言葉をつぶやき、異世界「グランバハマル」から帰ってきたと話す叔父の姿だった。 ……叔父さんは、頭がおかしくなっていた。 絶句するたかふみだったが、おじさんは異世界にいた証拠を見せると言って魔法を使う。おじさんの力を金にかえて食っていこうと心に決めたたかふみは、身寄りのない彼を引き取りルームシェアを始めることに。 おじさんとの生活の中で聞かされる、異世界での冒険譚と溢れんばかりのセガ愛。孤独で過酷なおじさんの半生に、時には歓喜し時には胸をいためるたかふみ。 動画配信業に勤しむ世代の離れた男二人、団地の片隅にて繰り広げられる、新感覚異世界コメディ!
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

"顔"が導く異世界のリアル

まずは本作を勧めて下さった先輩レビュアーさんにお礼を申し上げたい。
同工異曲の異世界アニメに辟易していた身には、本作はまさしく福音であり、
このジャンルの閉塞を打ち破るブレークスルーと言い得る快作である。

本作の斬新かつユニークな特長は言うまでもなく、
異世界から帰還した主人公の"その後"が語られるという点にある。
17年に及ぶ異世界での壮絶なサバイバルののちに生還したおじさんは
現在はユーチューバーとして、まったりした悠々自適の生活をおくっている。
そんな日常が同居する甥っ子のたかふみの目をとおして描かれるのだが、
そこに魔法によって再現された異世界時代のおじさんの回想が織り込まれ、
劇中劇のような趣向で、二つのパートが同時進行する。

いわば日常系の中に異世界物がすっぽりと収まった、入れ子構造である。
ジャンルをまたいだこの一種のハイブリッド仕様は昨今の人気作にも見受けられ、
個人的に興味をそそられる現象なのだが、詳しくは次の機会に回そう。
完走後に補筆する前提で、今回はあまり深入りせずにざっと書き流すことにする。


ネタバレレビューを読む


近年のアニメの中でも際立っているように感じられる、この作品の非凡な個性が、
どのような場所から発生しているのか・・・そんなことを考えていたせいで、
結局、いつもの調子でどうでもいいことをグダグダと書いてしまった。
原作、アニメともに優れた出来であると書けば、一言で済む話なのだが・・・

それから、本作を観ていると妙な安心感を覚えて、ついリピしてしまうのは
一体どういう訳なのだろうか?・・・また余計なことを書いてしまうが、もしかすると
ズレた生き方をしながらも決して揺らぐことのない、おじさんの超人的な自己肯定感が、
やはり周囲とのズレを感じて生きる人々の、ストレスの受け皿になっているのではないか?
・・・何にしても、おじさんたちの将来もこの国の未来も、先行き不透明なことに変わりはない。
彼らに倣い、せめて現在のささやかな幸せを嚙みしめていたいものである。

最後に、極めつけのどうでもいい話を一つ。
おじさんのソックリさん(?)を偶然発見しました!→ Kaspars Putnins
似てないと言われても責任は負いかねますが、おヒマならどうぞ。

2022.10.24 投稿

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

17年の歳月の重みをSEGA方面から噛みしめる

2017年。17年ぶりに昏睡から目覚めた叔父は異世界帰り。
同居した甥のたかふみと共に、異世界で覚えた魔法をウリにユーチューバーやったり、
異世界での思い出話に花を咲かせたりする同名コミック(未読)の連続アニメ化作品(全13話)


【物語 4.0点】
時代や世代など、ギャップを上手く取り込み開拓した視点を通じて、異世界物に新味。

タイトルの割に、意外と現実世界のシーンも多い。
おじさんが異世界“グランバハマル”に転生していた間に現実世界で起こっていた衝撃の諸々を振り返る。
ネタバレレビューを読む
おじさんと、若いたかふみ、藤宮さんの生きた時代、世界の違いを浮き彫りに。

土台を固めているからこそ、その上で回顧される、
おじさんの異世界体験記にツッコむ、たかふみたちという芸風のキレ味が倍加します。

世代的にツンデレを知らないおじさんは、異世界のツンデレエルフたちの秋波にもどこ吹く風。
おじさんが、エルフの迷惑行為、自らどうでも良い記憶映像と評する。
完全に恋バナだろう?と、たかふみたちが色めきだつツンデレ描写も新鮮でした。

異世界体験記が、動画再生の如き「記憶再生(イキュラスエルラン)」で構成されたのも妙手。
必要な場面だピックアップしたり、ツマラナイ場面は早送りしたり。
「記憶再生」はネタバレレビューを読む を掘り下げるのにも重宝。
お気に入りのYoutubeチャンネルに入り浸っているかのような居心地の良さがありました。

重宝したのは「記憶忘却(イキュラスキュオラ)」も同様。
誰もが消したい過去を持っているという共感だけでなく、
ネタバレレビューを読む など、
シナリオ展開の原動力としても機能していました。

懐古向けのようで、構成はトレンドを掴んでいるような。
不思議な魅力を持ったシナリオでした。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・Atelier Pontdarc

新興のスタジオながら、異世界&現実世界、各々でのおじさんが放つ魔法エフェクトや、異世界でオークと誤解される言動。
それらを目撃した、たかふみたちや異世界ヒロインズたちの多彩な顔芸など、膨大な設定に対応。
時おり、ねじ込んで来るSEGAネタも特徴的。

まだ制作工程の外部依存度が高いのか、コロナ禍の影響も受け、放送延期と仕切り直しを繰り返す。
時々挟まれるCGもレトロ風味とも言えるがクオリティ自体は凡庸な印象。

ただ、表現センスは面白く楽しませてもらったので、今後の体制強化に期待したいスタジオです。


【キャラ 4.0点】
主人公・おじさん。
重度のセガファンでもあり、それが現実&異世界とのギャップを単なる世代によるもの以上に拡大させる。
私もソニックファンのメガドライバーとして共感できる部分が多々ありました。
ゲームハードがマイナーであればあるほど、入れ込んだ愛は熱く燃え上がるのですw

おじさんの甥・たかふみ。
ツンデレを知らないおじさんの異世界ヒロインズに対する鈍感さに呆れるたかふみ。
だが、たかふみも幼馴染・藤宮さんへの“男友達”意識を捨て切れない鈍感力のバリエーションで、おじさんを微笑ませる。

自分が世間から見てどれだけ浮いているのか?鈍感なのか?
他人を見るようには分からないものなのですw


異世界ヒロインズ筆頭・ツンデレエルフ。
おじさんと良い感じになる度に、無自覚にフラグをへし折られ、
プンスカするベタベタなツンデレパターンを構築。

その他、メンタルがニートな氷の一族の末裔・メイベルなど、
コメディ要員のヒロインが適宜追加され異世界体験談は賑やか。


【声優 4.5点】
おじさん役・子安 武人さん。
スタッフは「もっと汚く!!」と鬼ディレクションw
子安さんも怪しい息遣いなど、全力で応え“テラ子安”伝説に新たな1頁が刻まれる。

「もっと汚く!!」と要求されたのは藤宮さんを演じた小松 未可子さんも同様。
たかふみに想いを寄せる乙女な現在と、小学生時代の落差が強烈w
たかふみや、弟・藤宮千秋には、幼少期には別の声優が配役されているのに、
藤宮さんだけは、みかこしに全てを背負わせる。
この鬼キャスティングから既に笑わせにきていますw

メイベル役の悠木 碧さんに至っては「もう溶けて、何言っているかわからなくてもいいです」と指示が出されたそうで(※1)
全く、わけがわかりませんが、確かにそんな感じの奇声で盛り上げてくれていましたw

その他、エルフ役・戸松 遥さん、アリシア役・豊崎 愛生さん。
キャリアを積んだ中堅以上の実力者を当てにしまくって、見事に面白いことになった感w



【音楽 4.0点】
劇伴担当は末廣 健一郎氏。
木琴がとぼける現実世界の日常コメディパートから、
金管が吠える異世界戦闘シーンの古き良きロープレ風BGMまでフォローする安定感。

OP主題歌は前島 麻由さん「story」
異世界物にタイアップし続ける歌手による不屈のデジタル・ロック。
OPでおっさんが踊る作品にハズレなしという私のジンクスも継続中。

ED主題歌は井口 裕香さん「一番星ソリティ」
このキモチに気づいて!って感じでエルフさんの心情と重なる片想いソング。
井口さんにとってはKADOKAWA移籍後第一弾シングル。かつ自身は本作には出演していない。
今後はよりアーティストとしてアニメに関わることも増えるのでしょうか。


【余談】
おじさんの魔法に対するアプローチ。
精霊の機嫌を損ねないようにお友達になる感じで魔法を“借りる”という感覚が興味深かったです。
ネタバレレビューを読む
この感覚って案外、AIを活用して力を得る技術に近い物があるのかもしれません。
作中でも取り上げられたYoutube規約変更などで、ユーチューバーが立ち行かなくなっても、
おじさんならAIが人を超える特異点をも乗り越えてしぶとく生き残りそうです。


参考文献 ※1.夏アニメ『異世界おじさん』おじさん役 子安武人さん×エルフ役 戸松遥さん×メイベル役 悠木碧さん×アリシア役 豊崎愛生さん、アフレコでされた変わったディレクションとは|《異世界組》声優座談会

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

おかしな冒険

Atelier Pontdarc制作。

17年間の昏睡状態から叔父が目覚めた。
面会に訪れた甥っ子のたかふみは目撃する、
叔父が放つ驚異的な魔法の数々を。
そう叔父は異世界からの帰還者であった。

世代の離れた男二人の共同生活、
文化的な価値観の違いに、双方驚きつつも、
団地の片隅で軽快に語られる新感覚コメディ。

これはなかなか楽しい。

異世界での冒険譚と、溢れるSEGAへの愛。
ネタバレレビューを読む

緩い笑いが心地良く響いてきます。

最終話視聴追記。
ネタバレレビューを読む

ここで締めたいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 54

79.1 7 勇者でツンデレなアニメランキング7位
魔王学院の不適合者(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (652)
2623人が棚に入れました
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院"に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」

声優・キャラクター
鈴木達央、楠木ともり、夏吉ゆうこ、松本忍、豊崎愛生、小清水亜美
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

馬鹿なッ!?暴虐のなろうが覇権を取るなど聞いたことがないぞッ!!

この夏期に私が最も生きがいとしてきたアニメ。

『魔法科高校の劣等生』のパクリみたいなタイトルと、それを誤魔化すかのように取り付けられた無粋すぎる副題。
最早ksアニメ臭しかしなかったのだが、蓋を開けてみれば、なかなかどうして、良作ではないか。
清々しいほどに万能なアノスを〈視〉ていると、30分など瞬く間に終わってしまった。

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22
ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最強魔王の名言集

最後まで見てから感想書こうと思っていたが、11話目があまりにアレだったので
我慢できなくなったわ(笑)
ネタバレレビューを読む

■最終回まで観て
タイトルに「魔王」がつくアニメにハズレは少ない・・・なんてのをどこかで見たが、
俺の中ではまさに好感度の高い作品だった。
ネタバレレビューを読む

■続報
俺様予想を大きく裏切りまさかの2期決定、しかも分割2クール!
やっぱり電撃文庫のプッシュが効いてるのか?
それとも俺のような中年ファンユニオンが円盤を買い支えたからか?
まぁ何にしろ楽しみが増えて喜ばしいわ(笑)
アニプレックスYouTubeチャンネルにPVが出ているので観てみよう。
https://youtu.be/UeiFLMdQOWc

■更に続報
2023年1月放映開始だそうだ。
https://youtu.be/3SF4ZEWYXtw
なんでゴブリン倒しそうな声になっちゃったのwwwwwwwwww

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔王学院の劣等生

1話感想ネタバレレビューを読む

2話感想ネタバレレビューを読む

4話までの感想ネタバレレビューを読む

5話感想ネタバレレビューを読む

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

69.4 8 勇者でツンデレなアニメランキング8位
勇者、辞めます(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (295)
983人が棚に入れました
魔王軍の侵攻から世界を救った勇者レオ。 しかしその強さは平和な世を迎えた人間にとっても脅威となり、ついには聖都から追放されてしまった。 地位も名誉も居場所も失い、彷徨う勇者が行き着いた先は――ボロボロの魔王軍!? 人への恨みか自暴自棄か、魔王に正体を隠しつつ、四天王と共に軍の立て直しに挑むレオ。 引退勇者の大仕事、その先に待つものは......?
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いつもの、よくある、異世界ものではありませんでした^^

原作未読 全12話

勇者を辞めて、魔王軍幹部をサポートしながら魔王軍に入隊するために頑張っているお話です。

序盤から中盤までは、コミカルなお話が多くいつものよくある異世界ものと思って観ていました。

終盤になって序盤や中盤に撒いた伏線を回収しつつ次第にシリアスな展開になってきます。

あれ〜こんな作品でしたけwと実は観ていて急にシリアス展開になったので戸惑いましました。

何故勇者を辞めたのか、そして魔王軍に入ろうとするのか、そして主人公は何を望んでいるのか、結構深いお話でした。
ネタバレレビューを読む
もし、観る機会がありましたら最後まで観て欲しい作品です。

OPは鈴木みのりさん、EDは東山奈央さんが歌っています。

最後に、展開がガラリと変わる異世界ものというので印象的だったのは慎重勇者以来のような感じがします。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

挑戦的な取り組みで、完結するのも良いです。エンタメが弱いかなあ。

 まず、完結する物語だったのは大変良かったです。こんなことで喜ぶのも何ですが、完結している物語は読み取れるものが多い気がします。だからこそ記憶に残ります。

 本作は加えて、SF的な発想と異世界を組み合わせて面白い話にしたてました。演出やエピソードが必ずしも優れているとはいいません。実際、単なる異世界ものとして見たときには「つまんなさそう」と2話切りしました。構成あるいは惹きつける何かが初期にあれば、もっと評価が変わっていた気がします。
 ただ、一方で意外性という点ではいい意味で騙されたということですね。冒頭のシーンの意味とか見返すと、なるほど…結構伏線もあるしがんばってたんだ…と分かりますが、ちょっとこの異世界ものが氾濫している中で誤解を受けやすいというか、私が実際見誤りました。

 ライトノベル等なら表紙や帯の情報で、おそらく読み進めるだろう話も、アニメになると1~3話でがまんできなくなりますから、その点では過小評価されやすいでしょう。もうちょっとアニメ化に際して工夫がなかったのかなあと思います。

 結果的にストーリーは面白かったと思います…知的には。あるいは、感心するとか興味深いという意味ですね。「人魚」「バンパイヤ」等の不老不死の退屈、AI的な使命の問題、火の鳥のような「文明」の栄枯盛衰など沢山の要素が盛り込まれていました。それが上手くマッチしていい話になっていたと思います。

 感覚的…つまりエンタメ的には若干弱いと思います。ギャグが弱い、演出が弱いので面白さ、バトルのワクワク、ピンチのドキドキがないですね。仕掛けのせいでダブル主役の2人の内面描写が弱くて、感情移入の相手先がブレブレだったので、没入感がなかったせいかもしれません。

 で、結末ですね。ネタバレレビューを読むここは原作者の選択を尊重すればいいと思います。

 ということで、想像以上に話は良かったと思います。エンタメが弱いのと、昨今の異世界モノの御多分に漏れず、アニメはちょっと安っぽかったのが残念でしたが、こういう挑戦的でしかも1クールで完結させる作品は嫌いじゃないです。

 このサイト基準の評価は低いですが、話の内容は80点くらいあげてもいいかも。


以下 視聴時のレビュー

ネタバレレビューを読む

 

 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

定年退職 次いで再雇用

原作未読

勇者を辞めて魔王側に鞍替え職替えするお話。ちょっと何言ってるかわかんないです。

 ハイスキルのフリーランスが競合で似たような仕事請け負うみたいな
 スクエニが任天堂でなくプレステでFF出すような

モラルやら商習慣的にどうよ?って疑義が残るのと、引き抜きではなく求職側の売り込みであることに現実味がなく「掴みはOK!」とはいきません。
それでも挽回したのかどうにか潜り込んでやってたことが

 日系大手からスタートアップベンチャーに転職しました
 バリバリ外資からレガシー企業に転職しました

けっこう面白い転職奮闘記でした。整った企業から未整備の企業へ。
DRIVE共有当たり前の時代に紙帳簿で頑張ってる姿を目の前にして、抵抗するリテラシー低めのおっさんを説き伏せたり、せめてEXCELぐらいはできるようになろっか、と段階に合わせ環境を整えていきます。
環境だけではなく仕事の進め方もですね。マネジメントが上手くできてない中間管理職の改善指導なんてのもありました。中身そのものは第二新卒くらいまでが対象の分かりやすさです。

転職の成功例なんだと思います。
未整備なところへ行くと、これまで当たり前に出来てたり環境が整ってたり用意されてたりしたものが無くなるわけでして「○○(前職)ではこうだったのに~」いわゆる“ではの神”と化して周囲と溝が出来ることもあるそうです。
ハードな環境に嫌気がさして年収を下げる転職してしまうと楽できると勘違いしたり、なんて失敗例を念頭に置いとくと、元勇者レオ・デモンハート/オニキス(CV小野賢章)が根っこでは真摯に立ち振る舞っているのがわかり好印象です。
そしてまた彼が失敗しない理由は良くも悪くも超ベテランサラリーマンだったという後半のネタ明かしと合致します。いろんなモデルケース見てきたはずの彼ならではの納得感でした。

やや強引な設定を嫌味なく消化して落ち着かせてからの後半での転回というのもあっての全12話。
1クールアニメの起承転結はおおむね2/3経過第8話くらいにあることが多いのですが、本作は前倒しネタバレレビューを読むしてます。ロングスパートが吉が出るか凶と出るかは観てのお楽しみ。
きちんと一定の結論は出してるし、全12話の中でも起伏があったりと好印象の佳作でした。



※ネタバレ所感

■ロングスパートの結果
凶と出ました。

ネタバレレビューを読む


似たようなこと繰り返し言ってますがそういうことです。嫌なんじゃなくて惜しいなぁという感覚。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25

87.9 9 勇者でツンデレなアニメランキング9位
転生したらスライムだった件(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1383)
6461人が棚に入れました
スライム生活、始まりました。

サラリーマン三上悟は気がつくと異世界に転生していた。
ただし、その姿はスライムだった。
魔物種族と仲間となり、獲得したスキルを駆使しながら、
さまざまな問題を解決していくスライム創世記。

声優・キャラクター
岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭、花守ゆみり、古川慎、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、山本兼平、泊明日菜、小林親弘、田中理恵、日高里菜
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

羊頭狗肉ってことなんかなぁ ※酷評注意

原作未読


ユルく楽しんで気にしなければよい。まあその通りなんですよね。ただ・・・

 これいつになったら面白くなるんだろう?

2クール。本編23話+外伝+閑話の計25話の物語。
2018年秋期開幕時点で、『SAO』『色づく世界の明日から』と並んで本命視されてた作品だったと思います。
受け止め方は漫画やラノベなど原作既読勢とアニメ勢とで差がある気がしてます。賛否両論ある本作について、自分は弾かれてしまった側でした。
鑑賞のお作法を知らないだけかもしれません。ネガティブに捉えてしまう事象が積み重なって何回かあった敗者復活のチャンスを自ら潰しちゃいましたって印象です。

2クールかけて平坦な流れ作業を追った感じと言いましょうか。以下、ユルく楽しめなかった理由です。


≪転スラがダメな3つの理由≫


ネタバレレビューを読むスライムである必要あった?
まずはこれでしょう。転生したところでスライムじゃあお先真っ暗ですがな~の先入観をどう面白く覆していくのか?が皆無です。
ネタバレレビューを読むタイトルから想像するに、今後の物語の中で小出しにすればよいカードをいきなり捨てる行為です。タイトル詐欺と呼ばれた良作はこれまでもありましたが、本作はそれとは違う悪質なものを感じます。
モンスターの知名度ではトップクラスのスライムで客寄せして、店頭に並んでさえくれたらOK!と作者の安直さが透けて見えるのです。これはJAROの出番でしょう。
さらに、その後の展開の不味さでネガティブ評価が確定しました。

スライムの見た目だったり弱小イメージを全く活かせてないのです。
ゲル状で変身のエフェクトがかけやすいというのは他でも代替可能です。「このスライムごときが!」とは口だけ。ネタバレレビューを読む
出オチと見せかけて実は、、、が無かったことでまさに“羊頭狗肉”の詐欺商売に堕してしまった感があります。
これならゴブリンでもドラキーでもおおなめくじでも、なんならミジンコやアリさん、出川○朗とかインパクトがあればなんでも良かったと思います。プロの仕事ではありません。



ネタバレレビューを読むなんだこの安易な国造り
所感は以下↓
1.薄い 2.浅い

1.については過程を説明する時間が短すぎます。
ネタバレレビューを読む

2.については闘いの後に焦点絞ると見えてくるでしょう。ざっくり言うと変わり身が早過ぎるのです。
ネタバレレビューを読む

せめてもの、争いは何も生まないとか憎しみの連鎖は次の悲しみを生むだけだぜい、といったメッセージが見えるわけでもなく、単純に “話せば分かり合える” それと “俺(リムル)の寛容さを受け入れるよね?” せいぜいこの程度です。理解が追いつきません。

本作の製作者は人間(いやモンスターなんだけどね…)の感情の機微を理解しているのでしょうか。これが原作の落ち度なのか、製作にあたってしょぼい選択をしたのかは不明です。
規模拡大の過程がイージー過ぎるのが前半パートを平坦な物語にしました。逆にストレスなく観れたという捉え方もできますが、統治の仕方にも不味さが垣間見えて追い打ちをかけます。

 ネタバレレビューを読む

単に人間観察の質量が不足しているか? それとも空想平和主義思想に耽溺するオツムが残念な人なのか?
後者であれば時代錯誤も甚だしいところですが、連邦国の拡大のプロセスと統治のしかたが、まるで独裁者が権力取得前に国民に語るそれと酷似してて気持ちが悪いのです。
リムルはいい奴なんだけど、圧倒的な力を有した者が制圧する構図はわかりやすく、それでいていっさいの軋轢がないという違和感の処理に困ってしまいました。
繰り返しますが、アニメくらい夢があっていいじゃん?のスタンスなり気にしなければまだ許容できるものだとは思います。リムルはいいやつだしね。



ネタバレレビューを読む嗚呼 静江さん
ほぼ結論ですので軽く。この後どうすんのさ?

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2期ありきはいいとして、原作のストックがまだまだ残っているのもいいとして、何をしたかったのかよくわかりませんでした。
スライム設定を活かすつもりもなく、国造り(仲間集め)を安直なものにし、謎要素は早々に開放して長らく迷走することになりました。

以上、自分がこの作品を受け付けられなかった3つの理由でございます。




あとはボヤキ・・・

■だから童○は!と○貞を腐すような設定
原作第一巻の発売が2014年ということは、執筆時点での37歳設定は就職氷河期どストライク世代です。非正規が多く結婚できないとかパラサイトシングルとかタイミング逃して彼女いない歴=年齢な殿方が多いのは事実かもしれません。
マーケティングとしては正しいかもというのはお断りしておきます。ただこれは私の好みと関係しますが、オタク趣味をもってる層へのステレオタイプなネガティブイメージそのまんまなのがちょっと。すなわち “童貞” “引きこもり” “コミュ障” “ロリコン” 。こういったのが活躍するものを作れば、お前ら勝手に自己投影して盛り上がってくれるんでしょ?が透けて見える作品が好きではありません。
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個人的嗜好ですね。おそらく今後こういう系統の作品は積極的に観ることは無いと思います。


■CMでヘビロテしてた前半OP曲のPVがダサい
最後はこれ。
現在の声優さんはアフレコ以外の仕事も多く大変です。
ただ今回に限ってはPVでの本人映像はやめとけば良かったのに。声優さんの歌の上手さって声のトレーニング(ボイトレ)に立脚してるもんだと思ってます。
声の使い方のプロですので、よっぽどでない限り歌も技術でなんとかなります。ただパフォーマンスは別でしょう。声の表現には長けてても体の表現はよっぽど練習するかライブを繰り返すでもしない限り素人さんです。

仮に寺島さんがライブを相当数こなしているパフォーマーなんだったとしたら、撮影スタッフはもうちょい格好よく撮ってあげてくださいな。
これまで作品自体にプロの仕事を感じられなかったのでそれと連結して考えちゃったところもあります。完全とばっちりの寺島さんと寺島さんのファンには申し訳ない!



以上、なんだかなぁ・・・のボヤキ2点でした。いいがかりみたいなもんかなとも自覚してます。



※リアタイ所感
少し気の毒だったのは、年末年始を挟んで一呼吸おいての敗者復活チャンスをみすみす逃しちゃったところでしょうか。
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一気見だとさらに辛いかもしれません。
原作やその他メディアミックスと合わせて楽しむくらいじゃないと厳しいものがあるんじゃなかろうか。


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2019.08.26追記


視聴時期:2018年10月~2019年3月リアタイ視聴


なろう系の中でも特に打率の低い異世界転生もの。リアタイ視聴を止めて評価の高いものを選んで後追いで鑑賞することを決めた2019年夏。
そういえばきっかけは『転スラ』でした。すでにこの時、「今後積極的に観ることはない」と言ってますね。
トレンドなのか新作けっこうな比率で異世界転生ものがリリースされてますもの。これらを対象から外すと余裕あるスケジュールを組めそうです。とはいえ、がちがちのルール縛りもつまらないのでユルめに運用するつもり。



2019.04.08 初稿
2019.08.26 修正
2019.09.17 誤字修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 80
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

幸せを感じられる優しい異世界

アニメーション製作:エイトビット、
監督:菊地康仁、シリーズ構成:筆安一幸、
キャラクターデザイン、江畑諒真、
原作:川上泰樹、伏瀬、みっつばー

通り魔によって殺された三上悟は、
異世界で転生してスライムになった。
スライムといっても最弱の存在ではなく、
この世界で最上級の強さを持ったモンスター。
つまり、名前と姿がスライムというだけで、
そのほかは、いわゆる異世界の俺Tueeeeの展開。
スライムはユニークスキルとして、
「捕食者」と「大賢者」という能力を保持し、
それによって、ほとんどのことを
都合良く解決させることができるのだった。

洞窟内に封印されていた暴風竜ヴェルドラと遭遇し、
話しているうちに、友だちになる。
そして、その身を自分のなかに取り込み、
リムル・テンペストという名前を得て、
より強大な存在へと進化する。

この作品がほかの転生ものと違うところは、
主人公が普通のサラリーマンとして
社会人生活を送っており、争いごとを好まない
面倒見の良い人物であることだ。
いわゆるコミュ障ではなく、積極的に交流を図り、
相手の事情を知ろうとする性格。

スライムになってしまい、人間の肉体を持たないため、
元々、人柄が抜群に良かったのが、
さらに欲望を持たない本当の神のような存在になる。
それによって、実際の人間社会では絶対に不可能な
力の支配プラス「情」を加えた理想郷のような世界を
作り出す展開になっている。

私はこのアニメが結構気に入っている。
なぜかというと、モンスターを狩る異世界において、
「優しさ」と「赦し」が根幹にあるからだ。
リムルは異世界で人生をやり直しているわけだが、
それは自分の欲望を満たすこととは、かけ離れている。
というより、自分が快適に暮らすことは、
周りの人に幸せになってもらうこととイコールになっている。
そのためリムルは基本的には人のために生きている。
自分の欲望のためには生きていない。
自分が倒した部族たちの面倒を見ていくために
国づくりを始め、皆が安心して暮らせる場所を
確保するために動き出す。
ネタバレレビューを読む

この話を観ていて、私は知り合いの
社長たちのことを思い出した。
彼らのほとんどは、自分の周りの人たちに
幸せになって欲しいという考えを根底に持っている。
そのためには金を稼がないといけないわけで、
何をやるのが最善なのかという思考につながる。
社長は寝る間も惜しんで仕事をするような、
とてつもないエネルギーを持っている人ばかりだ。
何をやっているときでも常に仕事のことが頭にある。
そこには個人の幸せというよりも、
ファミリーの幸せという意識が強いように思える。
こう書くと、何だかマフィアみたいだが。

ただ、この作品が国づくりをテーマにしていると
言われると違和感がある。
部族間差別や権力闘争、経済活動、貧富の差、犯罪など、
その辺りの問題がほとんど出てこないため、
ファンタジー要素が強いと思えてしまうからだろう。
国づくりであるなら、もう少し突っ込んだ問題や
工程を見せて欲しかった気がする。
問題点を挙げると色々ありすぎるのだが、
最終回までの数回は、まともにシリーズ構成を考えたのかと
首を捻りたくなるような展開だった。
ただ、世界を自分の手で快適で幸せな場所に
変えていく目的は、ほかの異世界ものにはない
魅力的な視点だった。
あまり何も考えずにこの世界観に浸っていると、
心地良さを感じさせてくれる。

2期の放映は2021年の1月から。
原作の売上は1000万部超え、
BD&DVDも6000枚超えだという。
この作品の高い人気は、今の社会に生きにくさを
感じている人が多いからかもと思ったりもする。
(2019年3月29日初投稿)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 84
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

スライム創世記

エイトビット制作。

死によって突然のスライムへの転生。
暴風竜ヴェルドラとの出会い、
小さなスライム伝説の幕開け。

転生ものにしては面白い解釈がある。
舞台は人魔がせめぎ合う広大な大陸ですが、
生前の三上悟は穏やかで平和主義者だったため、
ネタバレレビューを読む

我々がもし無人島に漂着すれば、
常識を持つ大人なら飲料水の確保、
体温を一定に保てる寝床の確保、
こういった身近なことから始めるでしょう?
間違えてもこの国は俺のものだ!にはならない。
もちろん戦闘もあるのですが。

オーバーロードのようなエンタメ感と、
グリムガルのようなどこか身近さを残す、
基本はお気楽転生コメディなのでしょう。

最終話視聴追記。
後半が駆け足になってしまい、
ネタバレレビューを読む

ここから先は知らないままで、
お気楽冒険譚として楽しもうと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 85

67.3 10 勇者でツンデレなアニメランキング10位
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1135人が棚に入れました
「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦⼒外を⾔い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「──はぁ、あんときは⾟かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が⼤パニックになってるとは露知らず、当の本⼈は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・「私もこのお店で働いていいかな︖住み込みで︕」突如かつての仲間であるお姫様が⾃宅まで訪ねてきて!?"のんびり楽しい薬屋経営"、"お転婆姫とのイチャイチャ⽣活"、報われなかった英雄による素晴らしき第2の⼈⽣がはじまる︕

声優・キャラクター
鈴木崚汰、高尾奏音、大空直美、雨宮天、八代拓
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

なろうの弱点。構成ができないから最終回が「転」になってしまう。

最終話まで見て。なろう系の小説原作でいつも思うのですが、連載ものの難しさで小説として構成が厳しいです。
 本作は妹の勇者が合流してからの展開が見たいところです。したがって、通常の作劇法なら12話までの部分を半分以下…できれば3話くらいに圧縮して勇者である妹のキャラと並行して、何かを描けばと思わなくはないです。
 勇者のシーンが無い訳じゃないですけど、結局、描いているのは勇者TUEEE、眼鏡くん無能くらいですからね。なろうの見せ方として工夫がある方だとは思いますが、しかし、それでも冗長感は否めません。

 逆になろう連載時なら細かく積み重ねが読者にあるので、感情移入もできるしキャラも謎も機能するでしょう。そこがなろう原作をアニメ1クールにするときの最大の弱点かなあという気がします。

 と、いうのも12話までは平凡ではありますが見られるレベルでした。過去の経緯や能力が説明的ご都合主義すぎるので高い評価はできませんけどヒロインは可愛いです。そして13話は気になる展開がありましたよ?つまり、起承転結の転の頭くらいの部分、つまり中間点が13話にある感じです。

 この作品の「原作」の真価は恐らくこれからなのでしょう。が、残念ながら私が見たのはアニメであり、13話以降を知ることが出来ません。なので12話までは低めの評価です。13話である程度うまくまとめた点と今後の期待感がある点を踏まえて評価すると平均3点…に最終話の妹勇者の設定の良さをで加点して3.1点くらいかなあ。


以下 12話の感想です。

ネタバレレビューを読む


以下 異世界日常系についてです。

 本作でちょっと思ったことなんですけど、我々は日常系、たとえば「けいおん」「ゆるキャン△」をどうみているかです。
 私は女子たちがキャッキャうふふしているのを外から眺めるのがいいと思ってたんですけど、本作を見ているうちに、仲間になりたいというニーズがひょっとしたらあるのかもしれないと思いました。

 で、現代日本が舞台だった場合、男、特におじさんが女子たちの日常に入ろうと思うとこれは無理があります。自分自身をそこに置いてしまうと、願望を満たしてくれる反面、素の自分では本当は仲間になれないという現実を突きつけられます。
 本作では転生してませんが、本作の主人公のように若くて、容姿もそこそこ、みんなが頼る能力と実績かがあれば、女性たちの日常の仲間に入れます。

 で、仲間になりたいという願望については、同性としてか、異性としてか。
 同性なら孤独を癒してくれるということなのかもしれません。異性として仲間になりたい場合、性的な欲求を満たしたいという願望なのか、草食系のラッキースケベ的な世界なのか。これはラブコメとしてのチューニングの問題になります。
 本作の場合は2人で生活してるのに、今のところやってないですよね。性行為というものあれはあれでいろんなストレスがありますので、日常系ではそれもノイズなのかもしれません。
まあ今後の展開ですが草食系からの純愛でしょうね。ハーレムに行くか…まあ行くでしょうけど。

 主人公の立ち位置です。実は昔強かったけど、理由があって一般人として韜晦しながら大人しく暮らしている…スポコンとかヤンキーであるパターンですね。実力がある=劣等感がない、だけど苦労しないし皆から承認される。承認ということはスクールカーストのポジションの問題かもしれません。パリピになりたい願望でしょうか。

 いやパリピではないですね。追放というストレスがわざわざ入るのは、本当の自分を分かってくれる人だけが周囲に集まるという舞台設定なのでしょう。これも一つの承認欲求ですよね。つまりカッコつけてイエーイとやるのも陰キャの我々からすると面倒なわけです。素のままの好きな事をしている自分を承認してくれる人が集まればいいと。

 薬屋がやけに多いのはポーションとかFF的なアイテムとして扱いやすいのもあるでしょうが、魔法の代替=万能、人を助ける、唯一性等いろんな要素があるでしょう。魔法以外で未開な文明の中で突出した存在になるにはちょうどいい職業なのでしょう。悪い言い方をすると無知な住民にマウントが取れます。ひょっとしたら小売業は楽だ、という変な誤解があるのかもしれません。

 これで平穏×ラッキースケベ的ハーレム×好きな事で暮らせる×承認という世界が生まれました。
 つまり、精神性としては、日常系もラブコメもスポコンその他の話も本質的には異世界と変わらないということでしょう。

 こうやって考えると、異世界かそうでないかという区分けは実は意味がない気がしてきました。特になろうの異世界ものはデータベース的に共通認識があるので、投稿主が設定を考えなくてもいいので、気軽に小説にできるということでしょう。
 つまり、異世界とはマインクラフトとかRPGツクールとかと同様のフォーマットであるという事だと思います。なろう型の異世界とはプラットフォームということです。難しいことを考えなくていいですよ。自分の好きな世界を気軽に表現してみましょう、と。だから、類似性や模倣がなろう小説では問題にならないのだと思います。
 で、題名が説明的なのと、タグやあらすじが重要なのは、なろう異世界は好み願望を仮想で楽しむ小説なので、読むまで内容がわからないのでは意味がないということですね。


 本作の内容はこんな感じではないでしょうか。裏切ったもの後悔や懺悔があれば最高ですね。復讐にはしないと思います。それをやると日常系ではなくなりますから。
 つまり、このチューニングに会えば面白いし、私の場合は日常系で仲間になりたいと思わないので、薬屋系が苦手なんだと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

タイトル見てやめようかと思ったけど9話まで見ました。で、やめました

<2021/10/6 初投稿>
原作知らんです。
見始めなので評点はデフォルトの3.0

この手のいかにもなろうなタイトルはタイトル見ただけでやめようかと思うんですが、それでも念のため3分は見てみようと思って、3分見てサヨナラするのが慣例になってます。

いつも通り3分見ました。

あれ?
なんか引き込まれるような気がしないでもない。

どうなんだろ?

オレ強えだし、拗らせてる感はあるし
でも、何か惹かれる
奥ゆかしさ?

なんだろうな?

よくわかんないです。

というわけで数話見ます。

<2021/11/19 追記>
7話まで見ました。
ここまでは
「いちゃいちゃいちゃいちゃちょっと不穏いちゃいちゃいちゃこらちょっと不穏いちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃこらいちゃいちゃちょい不穏?いちゃいちゃいちゃこら・・・(以下、略)」

感想としては
・加護という設定がちょっと面白いかも
・でもヒロインがそんなに可愛く見えないなー
・演出がちょっとなんというかぎこちない?お話がスッと頭に入ってこないところあり(100万の命より入ってきづらい)
・そういえば町(村)や社会、敵(悪魔?)や勇者、英雄の設定もなかなか馴染めない。いっそゲームの世界と言ってもらった方がまだ理解できそう。
・ウゲウゲさんが気になる

やっぱりよくわかんないなー

なのでもうしばらく見てみます。
評点付けられるのは全部見終えてからになりそう。

<2021/12/2 追記>
9話まで見ました。
最後まで見ようかと思ってましたが無理でした。
ここで断念。

原作に難があるのか、アニメの作りの問題なのか。
それとも私の感性の問題なのか。
話が進んでも設定もキャラもストーリーも頭に上手く入ってきませんでした。

無条件で良かったのはOP曲とED曲
2曲とも穏やかで統一された世界観を感じさせる良曲でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

困ったな・・・。

一応、通して全話視聴したんだですが、あまり印象に残った点が無く・・・。

ああ、いつもの某アベマなTVで一気見の機会がありましてw。


無いなら、酷評になってしまいそうなので、何も書かないという方がいいような気もするのですが・・・。

材料は良かったような気がするのですが、
料理の仕方が、もう少し良ければ・・・。
加護に捕らわれた勇者を含めての登場人物の悲喜交々をもう少し上手にピックアップできれば・・・。

主人公レッドとリットのラブラブ路線が・・・目障り。
最終盤でルーティの加護に捕らわれていた哀しみを際立たせるための伏線(材料)としては、見せつけ度合いが長すぎます。
何故かあまり、背中がくすぐったくなる様な事もなく、冷めた目で観ていました(私自身の感性の問題かもしれません)

物語のたたみ方ももう少し・・・。
ちょっと最終盤、雑な印象を受けてしまいました。

作画も普通・・・か、ちょい下くらい。
主要キャラクターはそこそこなのですが、他になるとちょっと差が出てきますねぇ。

キャラクタも中途半端で、魅力に欠けた気がしました。
コレも「好みじゃないの?」と言われたらそれまでなのですが、一番印象に残ったのが中盤以降に登場したティセというアサシンの女の子かなぁ。
ルーティも苦悩が氷解していく過程のあたりは最初の目つきの悪い、こええ感じからのギャップがはっきりとしていて印象に残ったかなぁ。
って感じくらいで、どうにも・・・。


私にしては、珍しいくらいの酷評回になってしまったかもしれません。
甘々査定の自分としては珍しいと自分でも思っています。
虫の居所でも悪かったかなぁ。

まぁ、ホントに、料理次第では面白くなりそうな要素は持っていると思うので、少々、残念でした。
スローライフっていうポイントも私の思ったのと違っていた感があったのかもしれません。

機会がありましたら、ご覧になってご判断くださいませ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

64.0 11 勇者でツンデレなアニメランキング11位
DOG DAYS″(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (345)
2513人が棚に入れました
新時代勇者系エンターテイメント、再演!
楽しかった夏 ―あれから一つの季節が過ぎて、3人の勇者が、またまたフロニャルドへ帰ってくる!
今度の舞台は秋。
敵か味方か、謎の少女・シャルも新たに加わって、ますますにぎやかな大騒ぎが・・・!?
愛と勇気と耳としっぽの物語、みたび開幕!


声優・キャラクター
宮野真守、堀江由衣、水樹奈々、小清水亜美、高橋美佳子、悠木碧、柿原徹也、竹達彩奈、日笠陽子、阿澄佳奈、上坂すみれ

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大運動会?大雲移動回?(擾乱)

ジャンル : ファンタジー / バトル / 獣人萌え
「DOG DAYS」の3期にあたります。


~あらすじ?~
楽しかった夏(2期)から季節は過ぎ秋へ。
シンク、ナナミ、レベッカの3人は再び異世界・フロニャルドへ向け出発。
しかし、シンクとナナミの二人はとある影響を受け、
目的地とは違う場所に落ちてしまう。
そこは竜の森。
その名のとおり、神竜が棲息している地帯です。
物語は、2人が竜の森からそれぞれの国へと帰還を試みるところから始まります。
竜の森で出会うシャルという女の子が3期のキーパーソンであります。


異世界ファンタジーの鏡とも呼べる本作。
この3期もファンタジー色が濃く、その点は大満足です。
ゆるふわアクションが今期も魅力的でした。
3期は戦より、魔物との戦いが多いです。
個人的にはワイワイ戦争やってるほうが好きですが、
これはこれで十分楽しめる内容でした。
今回は空の上にも行ったりして、スケール感は大きくなってます。


1つ残念だったのが、お気に入りキャラの出演時間。
何となくですが、減った気がします。
あっ、エクレとリコッタです。
新キャラも確かに魅力的ではありましたがね、
その分、出番が削られた点は完全主観ですが少し残念でした。

代わりにといいますか、
準お気に入りのノワはこれまでよりスポットを浴びていると思えたので、まぁ良かったです。
今思えば、キャラという面では2期が好きですね。
エクレ&ノワの絡みが大好きだったりします。


OP「No Limit」 歌ー水樹奈々
ED「Stay With Me」 歌ー堀江由衣

やはりDOG DAYSは音楽も素晴らしい。
1期~3期まで通してこの点も満足です。



私は1期2期3期と駆け抜けたわけですが、至福のひとときでしたね。
幻想的な空間と可愛いキャラたちに囲まれて私は幸せです。
全部合わせて38話。(13,13,12)
長いようで短い時間でした。
もっと観ていたいと心から思える作品です。

4期召喚を希望します。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ユルユルアニメ

今期は秋休みバージョン。
ユルユル戦争興行はありません。
魔物たちとのユルユルバトルがメインです。
もちろん、最後には服が破れてチャンチャンです。
後半はややシリアスですか。
まあ、当然ハッピーエンドですけどね。

新キャラ登場。
無口な貧乳キャラ。
可愛い美少年キャラ。
天空の歌姫キャラ。
巨大美人キャラと。
よくもまあ次々と。

もうこのアニメは完全に愛すべき萌えアニメですね。
ついに、宮野さんの気色の悪い甘えた声にも慣れました。

次は冬休みバージョン?
厚着になるのでサービスシーン減少か?
ハイ、どこまでもついて行きます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いよいよ3期を迎えました・・・今度はどんな展開が待ち受けているのかな^^;

1期ではシンクがビスコッティの危機を救うためミルヒ姫に勇者として召喚され、レオ姫率いるガレット獅子団領国との戦興行で大活躍しました。
そして2期ではレベッカとナナミも勇者に加わり、フロニャルドもパスティヤージュ公国の公女クー様を交え更に規模が拡大しました。

そして待ちに待った3期・・・個人的には2期の大勢で賑やかな物語の展開も嫌いではありませんが、どちらかというと1期の方に強い思い入れがあります^^
なにせ、ミルヒ姫(CV:堀江由衣さん)、リコッタ(CV:水樹奈々さん)、エクレール(CV:アヤチ)の3人推しなので・・・(//∇//)
ミルヒ姫は言うに及ばず・・・リコッタの懸命な努力とエクレールのツンデレにすっかり心を奪われてしまっているので、活躍を期待せずにはいられませんでした^^;

今回は竜の巫女であるシャルと先輩勇者・・・そして星の民が仲間に加わりました。いよいよフロニャルド大陸を飛び出してしまい、スケールの大きさはこれまで以上です^^

それに1話1話とても丁寧に作られていて、作画は確実にレベルアップしていますし、SEも良い意味で安定していたと思います。
エンディングで数多くの関係者の名前が記載されていますが、その人数の多さがこの作品のレベルの高さを物語っているのだと思います。

物語の一つ一つは面白いですし、英雄姫の回はちょっぴり感動もしました^^
けれど、完走して振り返ってみると何かが足りないんですよね^^;

まずは、登場人物が余りにも多いので、当然一人一人にスポットが当たる時間も限られてくる上、物語の展開や設定上新参者の比重を多くする必要があるのは分かります・・・
その結果、いわゆる古参の出番はおのずと減ってしまうのですが、私にとっての不足がこれでした^^;
ミルヒ姫は出番の減少は否めませんが何とか・・・リコッタも度々登場したのでかろうじて及第・・・
でも、エクレの出番は残念ながら殆どありませんでしたし、ツンデレ姿に至っては皆無だったのではないでしょうか・・・^^;?
エクレファンにとっては悲しいことです(´;ω;`)

もう一つは物語の展開です・・・1期はスリリングな展開に加え、物語の終盤・・・死に物狂いで頑張るリコッタや寂しそうなエクレ・・・
散歩でシンクに甘える姫様の姿は未だに眼に焼き付いています^^
3期も総じて面白かったとは思いますが、眼に焼き付く強烈な印象・・・というと限定されてくると思います。
今は視聴直後なので色んなシーンが浮かんできますが、2年、3年後にどうかと自問すると自信がありません^^;
もう少しシリアスな展開があっても良いのではないか・・・と思ってしまいました^^;

3期まで物語が続き、3期も次への布石も残して終わっているので次期も期待しているのですが、4期目は是非「原点回帰」による展開を楽しみにしています^^

オープニングテーマは、水樹奈々さんの「No Limit」
エンディングテーマは、堀江由衣さんの「Stay With Me」
どちらもお気に入りの曲です^^

しかし、私が推しているのはワンちゃんばっかり・・・
決してネコやリスが嫌いな訳ではないのですが・・・
やっぱり私は猫山さん派なのかな^^;
あ、ビックリしても引っかかないので安心して下さいね♪

1クール12話の作品でした。大好きな作品だけに望みのハードルも上がってしまっていますが、「またね。」を期待して4期を楽しみに待っています♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

63.2 12 勇者でツンデレなアニメランキング12位
戦勇。(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (484)
2452人が棚に入れました
ある日突然、世界に穴が開いた。そして同時に魔物が現れた。
これははるか昔、世界を恐怖に陥れてきた禍々しき存在、魔王ルキメデスが、1000年前の勇者クレアシオンによる封印を破り、復活を果たした。なお魔界から魔力の高い12人が魔界からやってきている。
そう判断した国王は、かつてのような狂気と混沌による支配を恐れ、勇者の子孫を魔王討伐に向かわせる事にした。その人数75人。むしろ子孫が誰かなんてわからないから、それっぽい者を王宮に呼び寄せた。
「魔王を討った者に真の勇者の称号と莫大な富を与えよう。」
こうして勇者No.45アルバと王宮戦士ロスの魔王討伐の旅が始まる。

声優・キャラクター
下野紘、中村悠一、茅野愛衣、鈴村健一、中田譲治、加藤英美里
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

賤勇。

(2013.1/9 1話:勇者、旅立つ。)
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(2013.1/16 2話:勇者、出会う。)
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(2013.1/24 3話:勇者、悩む。)
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(2013.1/30 4話:勇者、焦る。)
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(2013.2/6 5話:勇者、奮い立つ。)
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(2013.2/13 6話:勇者、駆ける。)
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(2013.2/20 7話:勇者、震撼す。)
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(2013.2/27 8話:勇者、疲弊する。)
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(2013.3/6 9話:勇者、困惑する。)
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(2013.3/14 10話:勇者、驚愕する。)
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(2013.3/20 11話:勇者、滅入る。)
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(2013.3/28 12話:勇者、混乱する。)
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(2013.4/4 13話:勇者、残される。)
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完全にギャグアニメですね! 終始、楽しめたので面白かったです。

それにしても、勇者の扱いが主人公なのに下賤でしたね(゚д゚;)

7月から2期の放送もスタートするようですが、2期はシリアスな感じになるんでしょうか?

それにしても2期PV、無駄にカッコいいです(^_^)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ギャグファンタジーアニメ。

【概要】

アニメーション制作:Ordet、LIDEN FILMS
2013年1月 - 4月に放映された、全13話のTVアニメ。
1話あたり4分30秒(本編3分30秒)のショートアニメです。

原作は、『ニコニコ静画』に連載されていたweb漫画作品。原作者は春原ロビンソン。
監督は山本寛。

【あらすじ】

ある日突然、世界に穴が空いた。
そして、そこからは数多の魔物が現れた。

『1000年前に勇者クレアシオンによって封印された魔王ルキメデスが復活したのじゃ!』
と判断した国王は勇者の子孫を魔王討伐に向かわせることにした。その人数75人。
そのうちの1人、勇者ナンバー45番のアルバは、王から勇者に派遣された王宮戦士ロスと旅を始めるが、
その途中で早速、魔王の印を持つ少女ルキと出会う。彼女の正体は「三代目魔王ルキメデス」なのだった。

【感想】

原作漫画は、『戦勇。メインクエスト第一章』
全3巻を分割2クールで構成したショートアニメの1期目ですが、
例によって制作が遅れたとの話が。

普通はショートアニメは、1クールを1~2回にまとめてアフレコを収録するもの。
んで、コンテ制作が無茶苦茶遅いことで定評のある監督さんが1~3話を担当したことで、
収録を小分けにして毎週スタジオを借りねばならなくなり制作費を圧迫したとか何とか。
原作漫画を参照に作成しているので、オリジナル作品と違ってレイアウトが破綻していないです。
あと、全13話中で4話分の脚本を担当しているのですが、アニメ中に自分の写真を出しています。
そういうお遊びは不必要ですね。

アニメの内容自体は原作漫画におおよそ忠実で、グダグダした感じでギャグも低調。
笑えない芸人コントな原作漫画に相応しく、それなりな出来な凡庸なショートアニメですね。

アニメをヒットさせるには、面白い原作であるとか、
スタッフが優秀であるとか、いろんな要素ありますよね。

『戦勇。』と違って、この監督氏が過去に『かんなぎ』で成功したのは、

武梨えり先生が執筆した、良い原作。
倉田英之 … 有名な脚本家。
伊藤智彦 … 『ソードアート・オンライン』『僕だけがいない街』『HELLO WORLD』の監督。
岡村天斎 … 『メダロット』『DARKER THAN BLACK』の監督。
平池芳正 … 『カレイドスター 新たなる翼』『WORKING!!』の監督。
吉岡忍  … 元京アニの演出家。
門脇聡  … 元京アニのアニメーター。代表作『進撃の巨人』
松尾祐輔 … 元京アニのアニメーター。代表作『アイドルマスター シンデレラガールズ』

など非常に恵まれたスタッフのサポートに拠るものが大きいと自分は思いますね。
監督氏については、才能ある人なのに近年は残念という評は間違いであり、
監督ひとりが恒星でスタッフは惑星的な位置づけでアニメの成功が約束されるのではなく、
スタッフ個々の才能と技術が結合して、いかにチームとして機能するか?が大事ですね。

この監督氏の場合、A-1が用意したスタッフが一流揃いであったのと、
東京進出で自らの会社に籍を置いていた元京アニの人材が精鋭揃いであったこと。

そして、その元京アニの精鋭たちが移籍してサポートを得られなくなったことで、
いよいよ監督氏自身がアニメに介入することが多くなってしまった。
新しく組んだ人たちを使いこなす度量と能力が欠けていて、
上手く行かないことが増えていったような気がします。

この『戦勇。』の場合は、まだ決定的な破綻を迎えていないのですが、
シナリオが微妙な原作と、それなりのスタッフのために、
妥当な結果に終わってしまったように見えます。

個人的には、ギャグが全然面白くないギャグ漫画という一点で致命的でした。

強いて良かった部分を挙げていくと、
酒の席で監督氏が冗談交じりに勧誘して事後承諾でスタッフに引き込んだ板垣伸の手による、
絵コンテと演出で作られたダイナミックなOPアニメ。
あと、『あの花』での、めんまと同じ演技で茅野愛衣が演じたルキたんが可愛いぐらい。


他に褒めるところが無くて語る部分が無い!と適当なままに、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ツッコミ追いつかねぇよっ!w(13話次回は2期で

1話6分30秒で13話まででOPED有り1分30秒ずつあるから本編は3分。13話は7分。
2期目が14話から開始
基本RPG(ドラクエとかFF)的な話でギャグコメディー。

・ニコニコ動画(公式配信)毎週火曜日 25:40更新
http://ch.nicovideo.jp/channel/senyu

●関連URL
・番組公式サイト
http://senyu.tv/ http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/senyu/
・番組公式ツイッター
http://twitter.com/TVanime_senyu



ながら見はしない方がイイですね。短いのですぐ見逃してしまう。
あにこれで感想書きながらとかry(私ですか?
それとニコニコのコメント付きを推奨します。
見逃しやすいギャグにも反応できるし突っ込みながら見るといいでしょう。
それからツッコミ慣れした人向けかもしれない。
たぶん普段ツッコミとかしない人には微妙かもしれないです。
酒飲みながら夜中に見るのに丁度良いアニメ!
酔いが回ってくると見逃しがちになり易いけど短いアニメだし戻せばおk!

しっかしよくこんな短いアニメにこれだけギャグを詰め込んだなぁ。ホントにツッコミ追いつかねぇw
ボケたいけど恥ずかしくてなかなかボケられないんでツッコミに回る方なんですが、しかしこのアニメツッコミ追いつかねぇよww
一々画面止めなたり戻さないとツッコミコメント書けないじゃないか!
誰かアンタッチャブルの柴田呼んで来て下さい!w


各話感想
ネタバレレビューを読む

しっかしまぁあっという間でした。
ショートアニメにも慣れてきたのかこの戦勇。ってアニメメッチャハマって来ました。
ショートアニメでは一番好きかもしれないです。


ニコニコ動画に「戦勇。ラジオ」が公式で公開されているのでこちらも合わせてお勧めです。
中の人が完全に勇者と同じ扱いされてて結構面白いですよ!
約30分程あるので戦勇。で物足りない方はこちらも合わせてどうぞ!
後ニコ生でも月2回程放送やってるのでそっちもお勧め!
ニコニコで「ラジオ勇者通信」で検索。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

66.3 13 勇者でツンデレなアニメランキング13位
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (395)
1575人が棚に入れました
夢にまでみたゲーム世界に転送された高校生、大好真人だが、なぜか真人を溺愛する母親の真々子もついてきて!? 母親同伴の新感覚冒険コメディ開幕!

声優・キャラクター
茅野愛衣、石谷春貴、鈴代紗弓、原田彩楓、Lynn、新井里美

kooodain さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

【断念】親子の距離感が気持ち悪い

普段は前編見終わってからレビューを書くスタイルです。
あまりに酷いか書いておかないと忘れるかあまりに素晴らしい作品時には途中で書きます。
結局6話までしか見れませんでした。
理由は以前書いた下記の通りで見ようと思うだけで気が重くなります…。
それほどの嫌悪感を抱いてしまいました。

この作品アニメとしてはあまり面白くありません。
人によって感性が異なるので好きな方には申し訳ありません。

何が微妙かと言うと親と子供の距離感が見ていて気持ち悪いのです。
題材としてはかなりいいと思っていましたし期待もしていました。
ですがあまりに主人公のママさんが子離れできていない度を越した溺愛度で気持ち悪いです。

こういう事を書いていると母親と仲が悪いと思われそうですが私は母親とは非常に仲が良いです。
同じゲームで遊んだりコミュニケーションを取ったりとたまに喧嘩はしますが良好な関係です。
でも距離感というものがあるでしょ?仲が良くても母親とSexはしませんよね??
私は見ていて距離感の気持ち悪さが話数を重ねるごとに増していくのを感じています。

ただしギャグ要素が強くテンポ的なことを考えると文章で読む分には良いかもしれません。
なんせ気持ち悪い距離感のシーンは一応は映像としては無いので。
更にこまめに話数の区切られる、なろう小説なんかでは良さが発揮されるかもしれません。
原作がどういった表現をしているかわかりませんが私は上述のように感じました。

途中までしか見てませんが感じたことは確かにあるのでいつもの感想を。
そして評価も付けさせていただきます。

▼物語の評価
構成が悪いのか…原作が元からそうなのか…。
ただ原作通りという言い訳は許しません。
とにかく親子の距離感が気持ち悪かったです。
早めにハーレム物になっていたらそこまで嫌悪感は沸かなかったかもしれません。
あと文章なら映像として見せられる事がないので気持ち悪く無いでしょう。
多分ですけどね…。
映像化失敗作品なんじゃないかなと…私は思います。
▼作画の評価
絵は「だがしかし」系統。
そこに加えてエロアニメ見たいな艶入れ…絵でだめな人もいるかも知れません。
▼声優の評価
声優の配役や演技力は私個人としてはかなりいい線言っていたと思っています。
特に演技力は素晴らしかったと思います。
▼音楽の評価
覚えていないですがOPED共に特に言える事はない。
BGMも特に良いわけでもない。
BGM演出も特に素晴らしいものがあるわけでもない。
OPEDは作品の題材にあった親子それぞれの歌なのでその構成は良いかと。
▼キャラの評価
親子の距離感がとにかく気持ち悪い。
もっと親を抜いたハーレムに早くなってそっちに目が行く構成だったら…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ゲーム選びを間違ってる

1話感想ネタバレレビューを読む

2話感想ネタバレレビューを読む

3話感想ネタバレレビューを読む

4話感想ネタバレレビューを読む

5話感想ネタバレレビューを読む

7話までの感想ネタバレレビューを読む

8話感想ネタバレレビューを読む

9話感想ネタバレレビューを読む

最終回までの感想ネタバレレビューを読む

総評(↑と重複してるのでこれだけ読めばいいかも)ネタバレレビューを読む

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

いいえ、好きではありません。

ごめんなさい。
最初にことわっておきます。
ダメでした。
合いませんでした。

なんてったって、単調。
最初から最後まで真々子さんが優しくって強くって。
真々子さんに萌えられればいいのですが、お母さんですからねえ。
無理です。

キャラもパッとせず。
ストーリーものっぺり。
笑える部分も少なく、恋愛要素もない。
よく最後まで観れたものです。

唯二、楽しかったのは、
おとぼけキャラ、シラーセさんのお知らせネタ。
自爆キャラ、アマンテちゃんの暴露ネタ。
それくらいかな。

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25

60.1 14 勇者でツンデレなアニメランキング14位
ワールドデストラクション 世界撲滅の六人(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (163)
1262人が棚に入れました
砂海とよばれる砂の海に囲まれた世界。四季それぞれの大陸が浮かび、獣人とよばれる種族が人間を支配していた。砂海に浮かぶ小さな港町の食堂で働いていた青年キリエ。「世界がどこで、どう終わろうとも、僕には関係ないか……。」最近、世間をにぎわせている“世界撲滅委員会”なる組織の手配書を見ても流されるままに生きてきたキリエはそうつぶやくだけだった。
 ある日、キリエのいる町に現れた人間の少女モルテ。彼女は追われる日々を送っていた。なぜなら彼女こそが“世界撲滅委員会”のメンバーであり、この世界を滅ぼす力を持つと言い伝えられている秘宝「デストラクト・コード」を持っていたからである。衝撃的な出会いの後、行動をともにすることになったキリエとモルテ。そこに、とある事件をきっかけにしてハードボイルドなチビクマ族の獣人・勇者トッピーが加わり、三人の世界撲滅をかけた旅が始まる。

声優・キャラクター
宮野真守、坂本真綾、古谷徹、小林ゆう、小野大輔、吉野裕行

すばるん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界撲殺委員会VS世界救済委員会

世界の多くが砂海になり獣人が人間を虐げる世界!
これが主人公たちが住んでいる世界!

主人公ことキリエ・イルニスは働いていたレストランで世界救済委員会に追われていたモルテ・アーシェラと出会い旅をする話しです。
モルテは世界を破壊しようとする世界撲殺委員会の1人(委員会といっても元々モルテ1人だった)で世界を一瞬で破滅させる球体「デストラクトコード」を持っていた。
その球体「デストラクトコード」や世界撲殺委員会を狙い、世界救済委員会の刺客と戦いながら「デストラクトコード」の示す場所に向かい旅をしていく。
途中でひょんなことから世界撲殺委員会の仲間と間違えられた元勇者のチビクマ族のトッピー・トプランが仲間になり3人で世界を撲殺?するための旅をする!
春の大陸から始まり夏、秋と旅をし、最終目的地の冬の大陸に到着し、そこでキリエの本当の正体や「デストラクトコード」の真実などが判明する…。

自分の好きなキャラは世界救済委員会のリ・ア・ドラグネールという竜族の女の子です♪
見た目は若いですが竜族は長寿でリ・アは300歳らしいです^^;
でもかわいいのでオーケーです♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

未来は2通りある

まず本作は「ワールド・デストラクション導かれし意思」という
ゲームの発売の前にこのアニメが先行開始されました。
といっても、ゲームと本作とではストーリーが結構違うみたいですが。

あらすじは
砂の海に覆われ、獣人によって人間が虐げられている星がある。
そのとある町の食堂でバイトをしていたキリエはひょんなことから
世界撲滅委員会のモルテ、さらにチビクマの勇者トッピーと
世界を撲滅するための旅に出ることとなる・・・
といった話ですね。

まず目に付くのは豪華な声優陣ですね♪
メインの宮野真守、坂本真綾、古谷徹、小野大輔、小林ゆう・・・
しかも毎話有名な人がちょい役でもゴロゴロでてきます。
ただ、OPを歌ってるAAAの人がゲストでたまに声優をやるのは
周りが豪華なだけにやめてほしかったですね・・・

ストーリーは壮大な話に見えますが実際はそんなでもなく、
ギャグやほのぼのする話を挟みながら、
旅をしてどこかの町に着いて一騒動起こして、また次の町へ行く・・・
見たいな感じで進んでいきます。
そして終盤に急展開をし、一気に謎が解けるわけですが
ちょっと駆け足過ぎたのが残念ですね。
それでも終盤の盛り上がりは中々のもので
かなりワクワクしながら見れて満足でした♪
最後もハッピーエンドなのでさらに満足。

印象的なシーン
ネタバレレビューを読む


点数が低かったのであまり期待はしてませんでしたが
王道な冒険ファンタジーとしては及第点をあげていいと思いますね。
それに販促という面でも十分な出来だと思います。

でも・・・正直、「世界撲滅委員会」という名前は、
ちょっと・・・というか、かなりかっこ悪く感じましたw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

よぉーやっと盛り上がってきたぁぁぁ! ←残り1話とか

僕らは世界を旅した 獣人が住む世界を旅した
人間の彼女は世界の破滅を望んだ 黒い玉に願いをこめて
黒いといってもピータンではない 

セガのゲームの販促用アニメだと書かれていたのは知っていので、
正直期待せずにし始めました。

いつからか獣人族に下等民族へと追いやられた人間たち。
カースト制度でいえば最下層、使用人や雑色がちょうどいい按配。

獣人に家族を殺された恨みをもつヒロインモルテは、
そんな世界の撲滅を願い、一人立ち向かうことを決意。

世界を破滅させる力を秘めているというデストラクト・コード
とかいう砲丸球サイズの黒球を手に世界を旅します。

ただ、その使い方がわからないから困ったもので、
とりあえず追ってくる組織からの逃亡生活に明け暮れます。

とある村で知り合った人間の少年キリエと旅を一緒にしますが、
この少年にこそ大いなる秘密があった・・・。

黒い球がなんなのかわからないけど、みんなが世界を破滅させる
力があることを知っているという不思議な設定。

小学生高学年向けくらいの話しの内容で、
正直、行き当たりバッタリの旅が10話くらいまで続いて
頭がくらくらしていました。

もう少しドラマ性があって、同じゲーム原作でもテイルズシリーズ
みたいな筋の通った謎をばら撒きながら進めるくらいの
内容があればよかったんですが・・・。

ただ、11話あたりから黒い球の秘密が明かされてきて、
おおおお??? と盛り上がってきます。
ま、残り1話なんで、いまさら感がものすごく漂うんですが~。

たぶん、いろんな獣人族の土地を方々旅することで
ゲームの雰囲気を知るにはいいのかもしれません。

特に感動するシーンもなく間延びした感があるのは否めないけど、
2人と熊一頭のトリオの冒険譚と割り切って、
特に結末求めないで旅するだけのアニメだと思えば・・・
なんとなくNHKの長寿アニメを連想しやすいかもしれません。
(実際は12話なんですが)

キャラクター的には、戦闘で活躍するおてんば娘のモルテと、
戦闘ではまったくの役立たずなキリエのコンビに加えて、
小さなテディベアのぬいぐるみの勇者のトリオはいい感じでした。

組織から使わされた追っ手となる2人組との馴れ合いが余計で、
コメディであっても真剣に追いかけっこしてもらいたかったかな。
みんな黒い球の秘密を知りたい気持ちが先にありすぎて、
ほぼ仲間じゃね? と思ったりしてましたから。

あと、モルテは黒い球を盗まれすぎ!!!
盗まれる→追いかける このパターンは飽きます(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

65.5 15 勇者でツンデレなアニメランキング15位
100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (180)
629人が棚に入れました
合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、
ある日ゲームじみた異世界に転送された―。

すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに
3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。

感情論を排してすべての要素をフラットに、
時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。

襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からパーティの全滅を防ぎ、
このゲームをクリアすることができるのか?

声優・キャラクター
上村祐翔、久保田梨沙、和氣あず未、小市眞琴、斎藤千和
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

しりあがりでございま

原作未読


実験作の2シーズンめ。巷では1期けちょんけちょんだったので継続視聴者少なさそうな気がします。
となるとここ覗いてるあなたには仲間意識みたいなのを感じます。基本評価は1期レビューにて。

悪い意味でおふざけが過ぎた1期の締め(最終回)がわりと好感をもったので今ここに立っている私。
主人公四谷くんが自分自身の厨二気質を自覚して葛藤を見せてました。あれがなければ…

今更ですが、おもいっきりなろうテイストと思わせて別冊少年マガジン連載の漫画が原作らしいです。

 もしかしてアンチなろう!?

主人公最強の対極いってるし、女性に囲まれてるけどいがみ合ってるし、現実とゲーム世界行ったり来たりで現実逃避に専念できないし、と。
見慣れた景色と少し違うので興味を引いたんだけど

 心意気だけは買う?買わない?

私でもわかる程に作画やる気ないし、演出についてけないし、合理的主人公のふれこみなのに知性感じないし、つまんねーし、と。あまりにも足を引っ張る要素が多くて後が続かない1期だったのでした。


それで2期!というかほぼ分割クール後半11話みたいな2ndseasonについて。
 
 ん?なんか普通

作画はあまり改善されておらず、奇抜な演出はちょっと鳴りを潜めたかなくらいではあるんですが… クエストこなす度に不明点が解消されたり、そういえばあん時の!な繋がりを感じたり、物語が進んでいる手応えを感じます。
しりあがりで面白くなっていった2期。題名『100万の命の上に…』立つ自覚か責任みたいな風を確実に感じることができることでしょう。収穫ですね。ここまできたなら続きがあれば観ます。

ちなみに厨二の殻を破れるかのMY鑑賞ポイントについてはうやむや。
本筋の大きなうねりの中に埋もれていった感じですね。気にしなくても良さそうです。



※雑感

■○○かと思った

グレンダは沢城さんかと思った。早見さんだったのですね。
ネタバレレビューを読む


■○○死

ネタバレレビューを読む


※備忘

■自分用メモ

ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む

結局
『尊い犠牲の上に俺は存在してる』
『足元の生命は俺の手にかかってる』
どっちともとれそうなんだけどどっちなんだろう!?



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

------


2021.09.29 初稿

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

やはり面白かった

<2021/7/31 初投稿>
原作漫画は未読。
見始めなので評点はデフォルトの3.0です。

一期は結構好きだったんですが実質評価保留みたいなレビューになりました。
お話自体は実は渋いんじゃないかと感じていて、これからの展開次第で面白くもつまらなくもなりそう、と感じたので

というわけで16話見ました。
やはり段々と面白くなってる。
勇者たちのレベルアップの仕組みはまるでゲームのそれですが、ネタバレレビューを読むということがわかった前作

それを踏まえて勇者たちは訳のわからない、やたら困難なクエストに取り組んでいきます。

最新16話ではネタバレレビューを読むの最中ネタバレレビューを読むとなります。
そんな状況でも相変わらず目的達成に向け、最も効率的・確実性の高い行動を取ろうとする主人公

そしてさらにネタバレレビューを読むが・・・

という畳み掛けの上に更に畳み掛ける展開

やはり面白いのか?

<2021/8/7 追記>
第17話まで見ました

面白いですよ、この作品
ようやく胸を張って言えるようになったかも
一期で多くのアニメファンを怒らせてしまい、見る人が減ってしまったので隠れた作品になりつつありますが

私は好きです。

相当に捻くれた内容なので、
私のような捻くれ者とは相性が良いのかも 笑

とりあえず中間評価点付けてみました。

今期、「死神坊ちゃん」「桃太郎」と本作は毎週楽しみになってます。

<2021/9/24 追記>
最終話まで見終わりました。

面白かった。
物語もキャラクターも上手くできてる。

1期はトリッキーなことやってて「ふざけてんのか」とお怒りのアニメファンも多数。
ただ今考えると1期の内容はプロローグ。
だから限られた予算内でいろいろ工夫してというのもしゃーない、と思います。

2期は物語が展開し、主人公たちの立ち位置や課せられた本当の目的ネタバレレビューを読むが見えてきて、ゆっくりと、確実に盛り上がってきました。
最終話では「100万の命」の意味にも触れてます。
チャラい意味じゃなかった 笑

最終話のゲームマスターの今後の展開を暗示するような台詞。
大塚芳忠さんだったので、より重さが響いてきました。

惜しむらくはアニメーションの動きに全く迫力がないこと。
派手な演出は邪魔になるというタイプの作品ではあるけど、それにしても重要なシーンだけでも良いからもうちょっと丁寧に描いて欲しかった。

この作品、これから先の展開が気になります。
3期がほしいなぁ。
難しいのかな。
原作追いかけようかな。、

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期目より面白い(1期目がつまらないとは言ってない)

相変わらずの原作未読です。勇者として転送された「ゲーム」の世界と現実との関係が1期目最終回で明かされたのを受けての2期目となります。原作はまだ継続しているみたいですね。

1期目を観ていないと2期目の話は良くわからないと思いますので、未見の方はここでさようなら…。



さて2期目の本作ですが、1期目同様に作中の1クールでクエストは2周(ジフォン島編/ザグロス村編)し、それぞれのクエスト冒頭から新しいプレイヤー(転送先の世界では「勇者様」と呼ばれる)が加わります。

向こうの世界の住人で1期目ではヒロインムーブをかましていたカハベルさんは、この2期目ではほとんど出番がありません。出番がない理由は、けっこう切ないです…。

1期目で主人公の四谷友助(よつや ゆうすけ)が参加しての3周目のクエストからメインの作戦立案者は友助、4周目ではたまに時舘さんが友助の相談に乗るといった感じでしたが、2期目の6周目のクエストでグレンダさんが加わって、友助とは違った視点での有能な作戦担当として活躍していました。

人としての倫理観に必ずしも囚われずにクエストの本質を見抜きクリアに邁進する友助と他のメンバーとの感情的なすれ違い、普段はヘタレ気味でもここぞという時になぜか火事場の馬鹿力的な活躍を見せる時舘さん、直情的な行動でパーティーを簡単に危機に陥れる啓太、友助とは違ったアプローチでパーティーの危機を救うグレンダさん、といったあたりでかなり楽しめました。

けっこう面白かったです。

余談: 勇者の死亡からの復活システムはどうやって実現されているのかさっぱりわかりませんが、これを深く気にしだすと本作は楽しめなくなってしまうかも?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

66.8 16 勇者でツンデレなアニメランキング16位
イクシオン サーガ DT(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (626)
3438人が棚に入れました
とある理由により、現代から「ミラ」と呼ばれる異世界へと飛ばされた主人公、火風紺(ほかぜ・こん)。
そこは「アルマ」という神秘のエネルギーが万物に宿る世界。

敵に襲われて絶体絶命のピンチの渦中だったエカルラート姫一行の前に現れた紺は、姫を助けることになる。
右も左もわからないまま一行と行動を共にする紺。
姫は婚礼のため、都を目指していたが、政略結婚であるその婚礼を阻む敵対勢力に、その命を狙われていたのだ。

時は、大陸がジャグラバーク連邦とラガルト皇国に分裂する以前、セントピリア帝国がアルマの力を独占している世界、アルマをめぐり戦争の影が忍び寄る時代……。
対立するセントピリア帝国と反体制派、その衝突を回避するためにセントピリア帝国皇帝は、反体制派の急先鋒と呼ばれるジャグラバーク卿と自らの娘、第36皇女エカルラート姫との政略結婚を画策していた。
嫁入りの為に極秘裏に旅立ったエカルラートは、何者かの襲撃を受けお供のほとんどを失ってしまう。
残ったのは、護衛の騎士とメイドのみ。
追い詰められた姫一行を、突然空から降ってきた紺が救った。

その後、紺は都に行けば元の世界に戻るヒントがあるかもしれないと教えられ、姫らと共に都を目指すこととなる。
一行は姫を無事に嫁入りさせる為、敵中突破、都へと進む。果たして、彼らは無事に都にたどり着くことができるのか?

声優・キャラクター
江口拓也、神谷浩史、中井和哉、福山潤、三上枝織、細谷佳正、梶裕貴、杉田智和、鈴村健一、斎賀みつき、新谷良子

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いろんな意味でひどいアニメ

いや~
これはひどかったですね。
むちゃくちゃやりたい放題アニメでした。
銀魂、男子高校生の日常と同じ監督の作品なので、同じようなギャグメインの作品になることは予想できていましたが、
これは特にひどかったです。
下ネタすぎました。
1話まるまるネタ回の時もありましたし、力をいれてるのか力を抜いているのかもうよく分からなくなりました。


この作品の恐ろしいところはOP・ED・キャラソンが素晴らしいといところです。歌詞が秀逸すぎます。うまくキャラや作品の個性を表していて、素晴らしい出来になっています。バツイチの曲の歌詞はもう…泣けますね。

声優陣も豪華すぎます。主要キャラクターたちはもちろん、一言二言しかセリフのないキャラにまで恐ろしいキャスティングがされています。超ベテランさんにその役!?と度胆を抜かれました。


最終回の展開は少し下ネタすぎて引きました…。
男の人向けのアニメだったように思います。
ギャグアニメが好きな男性におすすめしたいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

まさか!の2クール  ∑(=゜ω゜=;) マジ!?   

原作 ゲーム 未プレイ

全25話

お笑いバトルファンタジー

突然異世界に飛ばされた青年が、その世界を救うお話ですかね?

主人公 火風 紺(ほかぜ こん) 声 - 江口拓也
異世界に来てしまった普通の青年の話。

セングレン 声 - 中井和哉
大剣を扱う厳つい大男

エカルラート・ジュピトリス・セントピリア 声 - 三上枝織
8歳のちびっ子で、無愛想の皇女

マリアンデール 声 - 福山潤
女性にしか見えない男の侍女。(おかま?おねえ?)

特に、このマリアンデールの声優が福山潤さんなんですが、イメージが崩れそう (^^;
でもなんか笑えました。 ^^

それと、そのほかの男性声優陣がとても豪華です。

エレクパイル・デュカキス 声 - 神谷浩史
バリアシオン 声 - 梶裕貴
ギュスターヴ 声 - 鈴村健一
レオン 声 - 杉田智和

2話までの感想
ネタバレレビューを読む

下ネタギャグ系なので、観る人を選ぶ作品ですね~

自分には今後、楽しめそうな作品です。^^
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最終話まで見た感想

うーん・・(〃 ̄ω ̄〃
面白かったのは序盤と最終話くらいでした。。。
終始下ネタで、タ〇タ〇ってw ^^
女性には下品過ぎてオススメできましぇん。

中盤は中だるみもいいとこで、つまんなかったです。
これだったら1クールの12話で十分だったと思う。

キャラは、おかまのマリアンデール (声 - 福山潤)と、
エレクパイル(声 - 神谷浩史)が面白かったですね!

マリアンデール の、上は工事済みだけど下は未工事とかwエレクのタ〇なしキャラでもw
福山さんと、神谷さんのカッコいいイメージが崩壊しそうでした。^^;

ラストで ネタバレレビューを読む

総評
中盤以外は、笑えて面白かったですが、1クールに纏めた方がよかったと思う。
2クールもいらんよね^^;

お笑いギャグ系が好きな人にはオススメですが、お下品が駄目な人にはオススメできません!

OP:「DT捨テル」
ED:「レッツゴーED」
ED:「Stand Up! ED」

歌詞もお下品でした。
笑えたけどね~^^

修正、更新 --;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 43

彰世 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

これ、大好きなんです(笑)

視聴前は制作側の意図もあって、ほとんどの方が
『シリアスな王道バトルアニメ』
というような先入観を持たされてます。

で す が !

実際そんな先入観を持たされたあとに、一話を見てみると
( ゚д゚)ポカーン……
状態になります、本気で(笑)

話の大まかな内容としては、
現代に住む主人公、火風紺はある日、
オンラインゲーム内で謎の女にに話しかけられ、
異世界に飛ばされてしまう。
飛ばされた際〝タマタマ″助けてしまった
セントピリア帝国エカルラート姫一行と一緒に行動しながら
元の世界へ変える方法を探る…的な内容ですが、

下ネタ、ギャグ、ヲタク用語、いろいろ絡んできますヾ(≧∇≦)ノシ バンバン

実は主人公の名前、『火風紺(ほかぜこん)』はカプコンの当て字だそうです。
火(ほ)風(かぜ)紺(こん)⇒火(カ)風(プウ)紺(コン)⇒カプコン


内容はもちろん、豪華声優陣を集めただけあって
声優の演技も楽しみの一つです。

以前、絶望先生で糸色望をやっていらっしゃる神谷浩史さん。
今回も素晴らしい絶望っぷりを演じてます。

有名すぎて知らない人はいないだろうと思われる福山潤さん。
以前にもオカマキャラなど演じたことがありますが、
今回は『綺麗なお姉さん(タマあり)』を演じてます。
最初は福山さんだとは知らず(何度も聞いた声なのに全然わからなかった…)
ちょっと気持ち悪い声だなぁ…なんて思ってしまいましたが、
話数を重ねるごとに怖いほど 可 愛 く な る ! !

2011年に結婚したばかりの鈴村健一さんですが、
なんと演じてるキャラ、バツイチされてます。
キャラソンでは『バ~ツイチ~最初はそうなるって思っちゃいない~』
なんて歌わされてます…
どういう気持ちで歌わてらのでしょうか…とても気になるところです(笑)

男装の麗人を演じてる斎賀みつきさん、
まさにハマり役だと思います(´▽`)

いやぁ~
毎週毎週、これが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした(笑)
何度も腹筋崩壊しました、ほんと楽しかった!
声優陣も楽しんでアフレコしてたと聞いたので、
みんなに楽しませるという点ではいいアニメだったと思います!
下ネタOKな方でしたら、ぜひ見ていただきたいですね!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

69.5 17 勇者でツンデレなアニメランキング17位
今日からマ王!(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (382)
3250人が棚に入れました
平凡な高校生・渋谷有利は、カツアゲにあっている中学時代の同級生、村田健を助けようとしたが返り討ちにあい、無国籍風高校生たち(彼らも同じく同級生)に公衆トイレで便器に顔を突っ込まれそうになったところ、異世界に流されてしまう。
そして自分が王の魂を持って生まれ、「眞魔国」を治める魔王であること、魔族の長として人間達と戦わなければならないことを告げられる。文化や価値観の隔りに戸惑いながらも、有利は持ち前の正義感と現代日本仕込みの平和主義を発揮、新米魔王として成長して行く。
明るいコメディタッチながら、異文化・差別・民族紛争等のテーマが全編に織り込まれている。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、森川智之、斎賀みつき、大塚明夫、井上和彦、勝生真沙子、高山みなみ、竹田雅則、宮田幸季

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今日からマ王!

幼少期を合わせ、3周目いってまいりました(^_^)/

原作はライトノベル、ファンタジー物語。
アニメはNHKで2004年~2010年(再放送含め。)放送された超大作!
この第1章はfirst season~third seasonに分かれているようです。

【 作画 】
年代が古いだけに、作画は残念な所もありますがw
見るに堪えないわけではないし、当時にしたら良い方だと。

【 音楽 】
OP「果てしなく遠い空に」/THE STAND UP
ED「ステキな幸せ」/THE STAND UP
個人的には好きな曲ですねー!
EDで、画面の中をくるくる回るマ王とかヴォルフラム、ギュンターが可愛いっ♡笑

【 キャラ・声優 】
マ王役は櫻井さん!有名な方だけあって、かなりうまかったですー!
というか、この作画&登場人物の多さに対して、
ひとりひとりのキャラが成立しているのは
声優さんの個性あふれる演技力のおかげかと思いますしねっ☆

【 物語 】
日本で普通の高校生をやっていた主人公、渋谷有利が異世界でマ王になる。
っていう設定は面白いし、随所に出てくる設定やギャグもセンスがいいです!
とくに母親が絡むとシリアスな場面でも、コメディ色が強くなるので、いいアクセント♪

有利の正義感や人徳、平和主義がこの物語でよく活かされてる!
なにより1章だけで、40話近くあるので、ストーリーに深みも幅もあってオモシロイ(^o^)

かなり長いですが、観てると1話1話がすぐ終わってしまうので
ぜんっぜん、気にならないです!

それにしても…渋谷有利なんて名前だったら
原宿は不利なのかよ?!って誰でも言いたくなりますよねw

1章でのお気に入りキャラはヴォルフラムですかね。
健気でかわいいw
今後、大人としての成長が楽しみです♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

りんご飴 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やめられない、とまらないw

この手のアニメは本当好きなんですw

なんといいますか
主人公最強といいますか主従関係といいますかwww

まあ、とにかく私は主人公が桁外れに強くなったり
覚醒したりする話が大好きなんです^^;

さらに覚醒時に性格まで変わるっていうねw
何故ばれたしw(趣向的な意味でw)

面白かったですね~w
異世界ものでしたし^^

そしてね、あれですよね、そうそうアレアレ!

主従!!!w

男性の方は興味ナッシングだと思いますが
女性は共感いただける方は多いのではないでしょうか?^^

この主従は良いですよ!
綺麗な主従って感じです^^

主従って萌えがありますよね?ね?w

というわけで
おすすめいたします^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

おもしろい! けど、長いっす(笑)

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
古いアニメですが、少女漫画風ですが、面白かった印象です。この時代のNHKも、地味な良作を作っていますね。魔王と良いながら、メチャ良い人だし、基本的にキャラ死なないし、エログロとかないし。BLとか言われますが、全然気になりませんでした。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

62.9 18 勇者でツンデレなアニメランキング18位
ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (210)
1403人が棚に入れました
勇者ギルと巫女カイの物語が伝説として伝承された80年後の世界。5年に一度だけ天上のアヌ神の加護により、塔内の魔物は力を失ってしまうアヌの夏。その 3度目のアヌの夏が訪れようとしている時、塔内都市メスキアではギルガメシュ王により建国されたウルク国の軍がドルアーガ討伐のため3度目の出征に備え、冒険者達が塔の最上階に眠るという伝説の秘宝「ブルークリスタルロッド」の噂を聞きつけ賑わっていた。彼らの目的はドルアーガの討伐なのか、それとも「ブルークリスタルロッド」の奪取か。今、剣と魔法の大冒険が始まる!!

声優・キャラクター
KENN、折笠富美子、櫻井孝宏、堀江由衣、郷田ほづみ、茅原実里、安元洋貴、花澤香菜、矢島晶子、ゆかな、土師孝也、根谷美智子、冨澤風斗、森川智之、てらそままさき、水野理紗、田中敦子

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ちょっと変わったファンタジーアニメと思いきやガッツリ正統派ファンタジー

今2期も見終わりました。2期に1期の感想を書いちゃいましたので、コッチに1期と2期をまとめて書きます。このアニメはドルアーガの塔を元にしたほぼオリジナルアニメになります。
元々ドルアーガの塔は、戦士ギルが恋人のカイを救うために60階のドルアーガの塔を攻略し、ラスボスドルアーガを倒すアクションRPGですが、このアニメの舞台では、その物語は約80年程前の話で、主人公はジルと言う盾役の戦士が、ドルアーガの塔の跡に現れた謎の塔を攻略する登頂者になり、仲間達と冒険する話になります。

物語はジルとその兄であるニーバ、それと2人のヒロイン、カーヤとファティナを中心に展開します。解りやすくNARUTOに例えるとジルがナルト、ニーバがサスケ、カーヤがヒナタ、ファティナがサクラって言うとピンとくるかも。(かなりネタバレになるかな(^_^;))ドルアーガの塔の英雄ギルやヒロインのカイも出まくるのでゲームのファンは嬉しいですね。カイ可愛いし。

全体の雰囲気はオープニング含めライトなファンタジーなんですが、伏線の貼り方とか物語の内容はとても重たーーい話です。作画も結構バラつくし、戦闘シーンも外れの時は微妙です。コメディに振るのかシリアスに振るのかバランスが微妙でした。物語の内容からはシリアスが良かったと思います。

主人公のジルは純粋正義バカですし、最初は塔を登る目的も特に無く、仲間の目的を手伝うような感じです。何回も裏切られますし、仲間も個性的なので冒険も一筋縄では行きません。

特殊な能力も特に無く(強いて言うなら頑丈なくらい)終盤まであんまり強くはならないのでモヤモヤします。多分最初からブレ無く動いてるのはライバルのニーバでコッチの方が人気が出そう。

キャラデザは柔らかい絵柄でヒロイン二人はとても可愛いです。特にファティナは最初は嫌な感じですが、とても面倒見が良いツンデレヒロインで2期から凄く可愛くなります。
カーヤは1期の終盤のジルとの絡みがとても良いですね。

と、微妙な所もタップリあるんですが、GONZO制作アニメの特徴なのか終盤の物語の畳み方、抑えるべき時の作画力はとても良いので万人にオススメはしませんがそそられたら見る価値はあると思います。
※タイトル見直しました

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

主人公はまさかの防御役!パーティ戦闘が渋いファンタジーアニメ

最近『SAOⅡ』の「キャリバー」編を観ていて、
華があってとても楽しいパーティだけど、
バランス悪い構成だなぁと苦笑いw
じゃあ、バランスのいいパーティとは何ぞや?となり、
アニメでそれを表現した作品として思い出したのが本作。

バランス型のパーティ戦闘を行うためには、時に己を捨てた献身的なチームプレイが必要。
ですが冒険心溢れる英雄主人公は猪突猛進の無双キャラになりがち。
大体の作品はそれで物語が盛り上がる陰で、パーティー戦闘は放棄されます(苦笑)

一方、本作は主人公が盾を構え、率先して壁役を買って出る自己犠牲の精神を披露。
正直、最初は、そんな打たれ役なんて、
スキンヘッドのおっさんか、ガチムチドワーフに任せておけばいい。
前途ある若者が守りに入ってどないすんねんw

という感じで微妙な印象でしたが、主人公が最初に守ることによって、
防御を起点にパーティーとしてどう戦闘を組み立てるかなど、
作戦の余地が生まれ、組織立った連携が実現。

役割分担が明確な往年のダンジョンRPGなどを彷彿とさせる渋~い戦闘が繰り広げられ、
私や古典的RPGのプレイヤーなど、ごく一部の懐古心をくすぐります。

かつてターン数を重ねることを厭わずボスに立ち向かった冒険者や、
速攻重視の『ポケモン』で「かたくなる」、「まるくなる」を積まずにはいられないトレーナーなど、
渋い趣味の方にオススメな冒険アニメです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなを守るただ一枚の頑丈な盾になりたい

原作はナムコより1984年に発売されたゲーム「ドルアーガの塔」です。
原作やったことはないです

今作はその世界の80年後の世界を舞台に
主人公ジルが仲間達と共に塔の頂上にあると言われる
何でも願いが叶うブルークリスタルロッドを目指して
様々な敵と戦いながら登るファンタジーです。


まず、1話はそれはそれはひどいありさまで
寒くてくだらないギャグを1話まるまる見せられます。
まさか・・・このまま続くのか?とハラハラしましたが
その後は普通に冒険ファンタジーらしくなりホッとしましたw

ギャグは多分にありますがテンポもよく面白いですし、
戦いの場面も攻撃を盾で防いで、魔法や剣で相手を倒すといった
バランスのいい戦法は派手さは少ないですが自分的にはかなり好印象でした
作画もその魅力を十分に引き出してくれましたし。

良くも悪くも王道なので安定して楽しめるといった印象ですね

キャラのほうは主人公がこういった作品では珍しく盾役ですが
盾の強さ、大切さ、良さをうまく魅せてくれたと思います。
そもそもヒロインが折笠富美子さんなので
それだけでもかなり楽しく観れたのですが・・・♪

ケルブ将軍へ一言
ネタバレレビューを読む


音楽のほうはOPが完全に詐欺でしたw
唐突な学園物が始まりそうなOPは
最初、何が始まるのかと思いましたw
でも主人公のKENNさんの歌うEDも含めかなり好きな曲です!


最終回は予想しやすい展開だったものの
続きが気になるラストだったので
2期を観るのが凄く楽しみです♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
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