冒険で小学生なアニメ映画ランキング 12

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の冒険で小学生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の冒険で小学生なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.5 1 冒険で小学生なアニメランキング1位
バースデー・ワンダーランド(アニメ映画)

2019年4月26日
★★★★☆ 3.3 (53)
191人が棚に入れました
誕生日の前日、自分に自信がないアカネの目の前に突然現れたのは、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子のピポ――「私たちの世界を救って欲しいのです!」と必死でアカネに請う2人。そしてアカネが無理やり連れて行かれた世界は――骨董屋の地下室の扉の先から繋がっていた〈幸せな色に満ちたワンダーランド〉! ふしぎな動物や人が住む世界から、色が消えてしまう!その世界を守る救世主にされたアカネが大冒険の果てに下した、人生を変える決断とは?

声優・キャラクター
松岡茉優、杏、麻生久美子、東山奈央、藤原啓治、矢島晶子、市村正親
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

童話の世界

原恵一監督、Signal-MD制作。

児童文学からのアニメ化。

自分を持てない少女アカネの前に、
謎の錬金術師と小さな妖精ピポが現れる。
骨董品屋の地下室の扉で繋がる不思議な世界。
彼らの世界を救うため少女の冒険が始まる。

扉の向こうはカラフルな色彩の世界で、
そこには不思議な住人が暮らしている。
歴史では蒸気機関は発明されるも、
どうやら科学が発展しなかった世界だ。
{netabare}人々は便利さの追求よりも、
穏やかな生活を選んだのでしょう。
児童文学ならではの緩やかな主題があります。
アカネは緑の風の女神となり、水が枯れ、
色が失われつつある世界のために前へと歩む。{/netabare}

子供の目線で世界を眺めてみる。
大人たちが忘れてしまったものを、
未完成である子供たちは知っているのだ。
彼らは透明な窓を持っているのでしょう。
きっとありのままに世界を眺めている。
監督らしい主題がここでも健在ですね。

純粋に楽しむには少し生き疲れたけど、
児童文学ですから素直な心で楽しめればと。

童心の心象風景、童話の世界、
私たちにも未だ冒険の舞台があるのです。
それで良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 38
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

緑の風の女神の勇気

 平成最後に見ようと思っていたけど、令和元年初日になってみることになったです。

 仮病で学校を休んだ主人公のアカネが、叔母チィの店に自分の誕生日プレゼントを取りに行ったです。
 怪しい手形に手を入れてしまい手がハマってしまうことにです。
 すると床下から、怪しいヒゲのおじさんヒポクラテスと弟子の妖精ピポに、緑の風の女神として世界を救ってほしいと頼まれるです。
 チィも興味本位になり、ヒポクラテスの首飾りなどで、一緒に異世界に行って冒険するのです。
 いきなり、悪いやつみたいな2人組が、現れるです。この二人は、実はこの物語の真相に大きく関わる二人だということは、最後まで見てのお楽しみです。

 この世界の水が枯れ果てて、色がなくなりつつある自体とは?です。それを救う雫きりの儀式とは?も、最後までの注目です。

 冒険もアカネとチィの絡みが、面白いです。また、背景作画を通した世界観に、素晴らしさを感じたです。
{netabare}  ヒツジのコートもどこか可愛らしさと面白さを感じたり、この世界ならではの金魚に乗って水中を移動するところなども良かったです。{/netabare}

 この物語の真相が明らかになって、アカネがしずく切に立ち会ったときの行動も、いい見せ場だったと思うです。

 冒険を通してアカネが、今までの生活と冒険で気付かされた幸せというものについて、この世界そのものが、かけがいのないプレゼントだったということを示してくれたお話だったです。優しいアカネの母親も良かったです。「これでいいのだ!」です。

{netabare}  最初、アカネがハマった手形の前に佇むピポの後ろで、後ろ姿な野原しんのすけの置物が、なんか面白いです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

子供向け?大人向け?オタク向け?

クレヨンしんちゃんの方がよっぽど大人も楽しめる作品です。
原作の対象が高いので、スタート位置が違う事は勿論ですが、クレヨンしんちゃんの場合、子供向けに昇華されて安定した面白さがあるように思います。

このアニメのキャラクターデザインや作画は、子供向けにしてはコミカルさが足りないと思いました。
このアニメのストーリーは大人向けにしてはシンプルすぎると思いました。
では、誰に向けたものなのでしょうか。
最近のアニメは一部の客がお金を落とせば良いという考えが特に深夜アニメを中心に蔓延しているそうですが、これは一体何処を目指しているのでしょうか。

今ならオトナ帝国が、安定した土台とプロ達個々の仕事の結晶だったとわかります。
綺麗な世界、綺麗な作画、安定したストーリーの運び方、どれも良いと思いますが、私はあまり楽しめませんでした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

65.5 2 冒険で小学生なアニメランキング2位
未来のミライ(アニメ映画)

2018年7月20日
★★★★☆ 3.2 (230)
870人が棚に入れました
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。そんな時、くんちゃんが出会ったのは、未来からやってきた妹、ミライちゃんでした。このちょっと変わったきょうだいが織りなす物語。それは、誰も観たことのない、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした―

声優・キャラクター
上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、吉原光夫、宮崎美子、役所広司、福山雅治
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

樫の木の記憶

細田守監督作品。

甘えん坊の4歳児くんちゃんに妹が出来る。
両親は赤ん坊に付きっきりで育児に追われ、
くんちゃんは家庭に居場所が見つからない。
疎外感を感じた彼は小さな樫が茂る庭へ飛び出す。
{netabare}そこには不思議な世界が待ち受けていた。
くんちゃんの心の冒険が始まる。{/netabare}

家族の絆を描くどこか啓蒙的な作品です。
ここにも戸惑ったレビューが数多くあります。
たしかに娯楽としては、弱いと思います。

家族とはそもそも偶然性で出来ている。
子供は親を選べないと言うが親も子供を選べない。
{netabare}ここで重要なことは、
偶然とも呼んでいい些細なことの重なり、
その繋ぎ合いが家系図を作るということだ。{/netabare}
家族とは、偶然性が生んだ共同体である。

もしもあの時、懸命に走らなければ。
もしもあの時、懸命に働かなければ。

歴史は選択した小さな出来事の集合である。
家庭を持つ方はきっと感じるものが、
あるのではないでしょうか、そう思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 50

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

不愉快です。クズ夫婦にイライラします。ネグレクトは虐待です。

 マイナス100点。最悪の映画です。

 子育てに大事なのは願いではありません。子供は勝手に育ちます。親の願いで育つことはありません。親ができることは危機回避と背中を見せることだけです。親が子供に願いだすと、それが暗黙でも言葉や表情、行動に現れます。絶対にやってはいけません。元気で健康に育ちますようにですら、病気が見つかったら、障碍者になったら失敗になります。子供のすべてを受け入れなければいけません。
 それで子供が逃げ出したり歪んだりする小説やアニメなんて沢山見てきたでしょう。このアニメは何を考えているのでしょうか。

 子育てに大事なのはスキンシップです。クリエーターで子育てものを作るなら心理学くらい確認しろ、と言いたいです。4歳くらいの男児ならネグレクト(放置)も虐待です。ましてあそこまできつく当たるのって何なんでしょう。陰でいくら愛してるといっても、子供に伝わらなければ意味がありません。何よりスキンシップ、特に母親との肌のふれあいが無い子供は不安定になります。

 母としてなぜあそこまで子供に冷淡になれたのでしょう。嫉妬で新生児に電車を振り上げても自制できる子供が、あそこまで傷ついているのです。我が子を追い込んだ自分を省みることができない、ということは仕事のレベルも推して知るべしです。しかも外に飛び出した子を追いかけもしないで。

 平等に愛情を注ぐように気を付けていてもどうしても妹に手がかかってしまう、という感じが全くありません。完全邪魔者扱いです。何かに気がついたり心配するそぶりも見せません。1場面くらい反省らしきことを言っていますが事の重大さも認識していないし、真剣に悩んでいる風にも見えません。
 入れ替わりで産休に入る人がいたって、子供が大切ならそんなのは会社の責任で何とかすればいいし、在宅だってできるでしょう。自分が全部正解みたいなツラで仕切るな、と言いたいです。

 今の時代ですから、仕事に出るなとはいいません。いや、推奨すべきなのでしょう。が、仕事をやっている奴がそんなに偉いのか?夫の批判をしているけど、お互い様という考え方はできないのか?と思います。
 本当に子育てに優先することが、仕事にはあるんでしょうか。食わなければいけないのはわかりますが、折り合いがつけられないのでしょうか。
 
 夫は夫で、自転車で補助輪を外して頑張っている我が子を放っておいて、あれはないでしょう。母親もフォローもしないし。犬に対しても同じだったということは、そういう性格なのでしょう。生活を考えない使い辛い家を作ったり。

 これって、庭の木が見るに見かねて助けてくれたってことでしょう。父親らしさも母親らしさも皆無です。若夫婦の奮闘記にしても、レベルが低すぎます。そもそも若くなさそうだし。35歳、精神年齢10歳にしか見えません。設定は良く知りませんが。

 まったく感動も感情移入もできませんでした。というか不愉快でした。



22年8月 評価見直し中。極端な評価や感情的な部分を補正。初回見たときの印象と改めて旧作と比較したときの点数の補正など。

 冷静に考えるとあのバイクの爺さんだけはキャラが良かったのでキャラとストーリーにちょっとずつ点数入れます…が、やっぱり良い感情がもてない映画なことに変わりありません。

 なぜかと言えば、夫婦が変わらないで、子供が木の力を借りて自分自身の旅で救済を得たからです。夫婦側でも旅があり何かを悟って間違いに気が付くならいいんですけど。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

子育てアニメでした・・・

観て来たよ。
えー、このアニメの感想ですが。
ホント「子育てアニメ」なんで独身にはつらい内容かと思います。
細田監督は「サマーウォーズ」からずっと
家族をテーマにしたアニメを制作してきましたが
過去作よりさらに直截的な作品だなと感じました。
ファンタジックなものを期待していると落胆するかもしれません。

親戚が集まって、しばらくしたら子育て話が始まって、
子供が泣くから寝不足だとか
なんやかんや苦労話を聞かされて、
ボクは興味ゼロでも適当に相槌打つしかなくて
でもやっぱり可愛いんだよなと
子供の写真を見せられて
ボクは「あ~可愛いね」と返すしかなくて。
最後は「子供はイイゾ!雀犬お前も結婚したらどうだ!」
みたいな。はぁ。


そういう居心地の悪さを終始味わうことになるかもしれないので
独身の皆さんは覚悟しておいた方が良いかもしれないです。
登場人物とのライフステージの違いは如何せん埋めがたいもの。

ただ家族持ちの方からも「子育ての苦労なんて現実だけで十分です」
といった否定的な感想をちらほら見かけたので
誰のために作ったのかよく分からない作品になってしまったようにも思います。

人物の描写は非常にリアリティー重視で良く出来ていたと思います。
なのでCVに声優を使っていなくても違和感はあまり感じなかったのですが
デフォルメがきいていないぶん
まるでホームビデオを100分見せられているような感覚がありました。

公開後の感想を見聞きした限り、予想以上に否定的な意見が多い。
我が子の成長を見届ける喜びを共有したいという思いに悪意はなくとも
ネットが普及し個人が情報を気軽に発信できる時代になった今、
SNSやBLOG、動画サイトで自らの幸せや充実ぶりをアピールする人が増えており
他人の自己顕示欲というものに皆うんざりしているようにも思います。

国民的アニメを作りうる監督として期待されていた細田さんも
自身の個人的な体験をベースにした作品を作るという
これまでの路線を変更しないと今後は大衆の支持を得られないのかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

64.3 3 冒険で小学生なアニメランキング3位
モンスターストライク THE MOVIE(アニメ映画)

2016年12月10日
★★★★☆ 3.7 (14)
56人が棚に入れました
物語の主な舞台は、「モンスト」が誕生したばかりの日本。主人公の少年少女が、世界を脅かす強大な敵と、互いの絆を信じて「モンスト」で戦う姿を通じて、友情とは本気で相手に感情をぶつけることだという熱いメッセージを発信していきます。

声優・キャラクター
坂本真綾、Lynn、村中知、木村珠莉、河西健吾、福島潤、小林裕介、山寺宏一、水樹奈々

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リゼロのスバルとこのすばカズマ、鉄血の三日月が夢の共演………中身の声優さんの事ですが。

ゲーム未プレイ

cast
焔レン:坂本真綾(小学生時代)
焔レン:小林祐介(高校生時代)
水澤葵 :Lynn
若葉皆:木村珠莉
神倶土春馬:村中知
その他:河西健吾・福島潤・水樹奈々・山寺宏一
北大路欣也

主題歌:「夢のありか」ナオト・インティライミ

CMで作画綺麗だなと気になってました、ポケモン的なキッズアニメ映画かと思いきや全年令対象ですね。

話の内容的には単純で90年代映画ロードムービー代表作のスタンド・バイ・ミー かなりモチーフにした子供達の友情物語。

castみて頂ければ分かりますが声優豪華、作画綺麗で恐るべしソーシャルゲームの資金力。
コナンの映画版ぐらいの面白さと完成度です。

ゲーム未プレイでも十分楽しめると思います。
これからはソーシャルゲームの豊富な資金力活かした作品もアニメの柱になっていきそうですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

島根ではよくあることです

ゲーム未プレイ。
2018年10月5日にモンストアニメ劇場版第二弾公開、ってことでそれを記念して?第一弾に当たるこの作品を9月30日から10月16日まで公式がyoutubeで無料配信することに。
いよっ、太っ腹!
ってことでやっとこさ見ることができました。

{netabare}劇場版とは別に本編に当たるものがweb配信されてて、そっちは全部見てたのですが…そこで幾つか疑問に感じる部分があって、勝手に想像で補っていたのだけどこの劇場版で多少ばかり解決されました。
元々宣伝で内容は大体察しが付いてたのですが…レンの失われた過去とオラゴンとの出会いとアキラの掘り下げってのは予想通り、それ以外にも本編に関わる部分がちょくちょくあって…あれ、これ両方見ないとアカンくないか?

・最初に出てたモンスターのサクラ、あ、こいつ妖精じゃん(“花咲ク絆ノ浪漫譚”参照)、本編の時は全然気付かなかった
・オラゴンの名付け親ミナミだったのか!
・作中「皆風」の看板が出てきてたので4年前にはミナミの親父は退役してた模様
・アキラの指輪も「始まりの指輪」だったのか!え、じゃあ本編の最後アカンのでは…
・ゲンマがおかしくなり出したのはこの時が原因か
・人間に扮してるゲノムが幻魔大戦のカフーみたい、意識してる?
・軍絡みに関しては本編よりも“マーメイドラプソディ”の方が関連強いかも?
・ってか特務自衛隊の偉い人、あれ劇場第二弾でボスっぽく振舞ってる人か?

それと劇場版見るまでは過去の偉人をモンスター呼ばわりするのがどうにも違和感を覚え、「最初の頃は技術も低くて下級のモンスターしか召還できず、その頃に名付けられた名残かな?」と納得させてたのだけど、思った通りそれに近いっぽい。
むしろもそれより予想以上だったかも?
秘密裏に球場跡で子供達に開発中のゲームのテストプレイと偽って遊ばさせてたの、あれを何て呼んでたかは不明だけど…その後アキラの持ってきた未来スマホで特務のエライい人が「モンスト」って名称を知る。
ひょっとしてタイムパラドックス?
意図的なね、ゼルダの時オカの嵐の歌(ムジュラのフラットはあくまでパラレルとして無視する)みたいな。
そうでなければ…劇場版第二弾で明かされてるのかねぇ?箇条書きの方で書いたようにセンジュ?っぽいので。

更には別の方向でもちょっとした発見があったり。
ちょいと前に“はねバド”ってTVアニメがやってて、スタッフがこれと同じ(監督・江崎慎平、脚本・岸本卓、制作・ライデンフィルム)で、なんでもスタジオを代表する作品を作ろうと気を吐いてたらしい(モンストじゃアカンのか?と自分は疑問)。
で、こっちの作品でのひとコマ、
レン「オレはお前達なんか居なくても一人でできるンだよ」
アキラ「レン…お前は甘えてるよ」
レン「どういう意味だよ」
アキラ「父親が居ないのがそンなに偉いのかよ!」
鉄雄「金田ぁ!」
金田「さんを付けろよデコ助野郎!!」
(後ろ2つはウソ)
うん、まぁ、うん。
これで味を占めちゃったのかな?と思ったり思わなかったり。

それとこれは原作ゲームが恐らくそうで、アニメに言ってもしょうがないんだろうけど…アーサーが女なのヤメテクレ、左上の画像のヤツね。
あとデトラビは分かるけどフォックスメタルは4年前のモンスターの方が強そうじゃね?
一度リセットでもしたのかな?
ガブリエルこの後解放されたのか?本編どうだったっけ…。

総評としては、自分はどうしても本編を見てる立場として「新たな発見があって面白かった」が、本編見てない人にはどう映るのかはちょっと分からない。
多分平行して見ないと分からないことが多いのでは…ってかゲームやってないと分からない部分も多いみたいだし。
この際だし本編も見て欲しいトコロ、公式がyoutubeで全話上げてるんだし…この劇場版の影響する範囲は第一期(2016)だけっす。
あと“はねバド”をおもしれーおもしれー言ってる人は見て損は………………どうだろ?{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供たちの冒険ですよねぇ

 モンストをやっていると変な女の子とピエロみたいのが現れて、仲間の明が、過去の世界に巻き込まれたことから始まったです。

 他の仲間の小学生時代に行ってしまうわけです。そのほかの仲間たちは、子供らしくモンストしているわけであるです。

{netabare} 子供ながら近寄ってはいけない建物に入り込んだところから、陰謀だかに巻き込まれるです。その建物に入り込んだ時、レン、晴馬、葵は、悪そうな連中に見つからないようにしているのに、皆実とかいうのか後からついてきて、大声で呼んだりするからその苦労が無駄になってしまうです。これがあるから物語は進んでいくわけだけど、見ているだけでこういうのがいると、ふざけんな!と非常にイライラしたです。{/netabare}

 仲間たちで助け合って、トロッコに乗ったり、途中もめたりもしながら目的地に向けて、地元の人とかにも助けられたりする展開は、冒険というか?悪くなかったです。

 めでたし展開だったわけだけど、初めて見たけど私にはレンとか、明とか良く分からなかったなぁでしたです。押さないレンとお父さんが出てくるCNを見て、作画がよかったなぁと思って見に行ったですが・・・。
 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

65.2 4 冒険で小学生なアニメランキング4位
ドラえもん のび太の太陽王伝説(アニメ映画)

2000年3月11日
★★★★☆ 3.7 (66)
412人が棚に入れました
白雪姫の劇の練習をしていた5人。しかしどうにもうまくいかない。しかもドラえもんのひみつ道具「万能舞台セット」をジャイアンに取られてしまう。

絶対返してくれないと判断したドラえもんは、「タイムホール」を使って取り返そうとする。ところが失敗し、おまけにのび太が無理した結果、タイムホールの時空が乱れ、その影響で、のび太の部屋のタイムホールが古代の太陽の国といわれるマヤナ国に繋がってしまう。そこでのび太は、自分そっくりの姿をしたティオ王子に出会う。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太、緒方恵美、飯塚雅弓、杉山佳寿子、千々松幸子、田中亮一、佐久間レイ、唐沢潤
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ティオ王子がかっこかわいい

シリーズ21作目。
{netabare}
OPがなぜかウィーン少年合唱団を使っていて、冒頭から驚かされた。

本作はひみつ道具の故障によってのび太の部屋とマヤナ王国とが繋がって、のび太と瓜二つのティオ王子と出会い、マヤナ王国の危機を救う戦いに首を突っ込んでいくといという展開。

前半ののび太と王子の入れ替わりはなかなか面白い。価値観ギャップによって生じるおかしさや切なさをうまく突いている。

そしてなんといっても王子のキャラクターが素晴らしい。まじめで実直で頑固なところがあるのだけど、のび太たちと触れ合うことでグッと成長していくのがなんか感動する。本作ではのび太よりもこの王子こそが主人公だったと言えよう。

ストーリーは王道で分かりやすく、演出もいつもよりも力が入っているし、前述のおかしさや冒険のワクワク感も出てるし、ラストもかっこいいし、全体を通してシリーズの中でもかなり水準の高い作品に仕上がっているなと思った。

しかし、途中のサカディを挑まれた二人組は勝手に命を賭けさせられて、勝手に許されて、ホント気の毒だった。

ポポルが終始かわいい。
主題歌も素敵だった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

旧ドラ映画太陽王伝説。のび太とそっくりな王子と王国の話

旧ドラ映画の太陽王伝説です。
今回はのび太達が白雪姫を学芸会で出すために練習している所から始まります。
ドラえもんの道具万能舞台セットをジャイアンにとられ、それを取り返すためドラえもんはタイムホールを出すのですが、取り返すのには失敗し、タイムホールが壊れてしまい、時空がゆがんで何処かの時代のどこかにある「マヤナ国」につながってしまう。


その王国にはなぜかのび太そっくりな顔をしたティオ王子がいて・・・・

という感じで、最初はのび太とティオがお互いの生活を入れ替えたりとコミカルなシーンですが、お互いがそれぞれの暮らしを体験することで、色々とお互いの生活をわかっていき、シリアスになっていくのは良いと思いました。

また今回もドラえもんの道具が活躍しますし、のび太、ドラ、ジャイアンの活躍も見どころです。ティオの声がシンジ君の緒方恵美さんなのもよかった。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

73.7 5 冒険で小学生なアニメランキング5位
名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(アニメ映画)

2002年4月20日
★★★★☆ 3.8 (363)
2645人が棚に入れました
工藤優作(コナンの父)がシナリオを提供した新型ゲーム機「コクーン」の披露パーティーに招かれたコナン達。会場で発生した殺人事件の手がかりを求め、コナン達はコクーンが作り出す仮想空間へと入るが、システムは人工頭脳ノアズ・アークに占拠されてしまう。

「日本という国のリセット」を企てる彼は、プレイヤーである子供達が一人もゲームをクリアできなければプレイヤーの脳を破壊すると宣告。コナン達が選んだゲームは「オールドタイムロンドン」。19世紀末の殺人鬼・切り裂きジャックを追いかける、命がけのゲームに挑む。

一方、現実の会場では優作たちが殺人事件の捜査に乗り出していた。ゲームの世界と現実の世界。ノアズ・アークがゲームに仕掛けた現実の事件の解決に至る真実とは何か?ノアズ・アークはゲーム世界のどこに潜むのか?

現実世界の殺人者は誰なのか?そして、その動機は?これらの謎に立ち向かうため、工藤親子は二つの世界を隔てた「親子による共闘」を開始する。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、田中秀幸

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

蘭ねーちゃんが他のアクションゲームの世界に行けば余裕でクリアできてたと思う

自分のスペックがそのままゲームキャラに活かされるという点で、ちいさな子どもたちにはたぶん不利なアクションゲームでしたが、蘭ねーちゃんなら…?

バイキングでもトレジャーハンターでもグラディエーターでも、きっと持ち前の破壊力でそのゲーム世界を制圧できたはずです。もし京極さんがいれば間違いなくできていたでしょう!
そんな話をTVアニメスペシャルでいいから見てみたい。ジャンルが推理→アクションになっちゃうけど!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

AIは「ノアの方舟」伝説たり得ない

仮想ゲーム内の19世紀末のロンドン。
コナンたちが現実世界で起きた殺人事件の手掛かりを探していく、
2002年公開の劇場版『名探偵コナン』第6作。

【物語 4.0点】
『コナン』としても、ミステリーとしても、SFとしても異色。


緻密なミステリーや推理より、
大がかりなシナリオによるドラマ性が追求される劇場版。
本作に至っては、仮想世界なので、
リアルでは絶対に死なない登場人物も“ゲームオーバー”で退場に……。
仮想世界の権限を有するAIによる“介入”もあるので常識は通用しない。


親の血統や地位を笠に着た、今風に言うところの“上級国民”の横柄さも描かれる本作。
それに対するアプローチも変化球で、
本作は、それらを腐敗と断罪して、庶民のストレスを発散する痛快さは提供せず、
むしろ、血筋を受け継ぐ“貴族”たちに、
今後も世の中を背負って立つよう奮起を促す渋い“説教”


人工知能(AI)についても、上記の旧態を打破するための革新として過信はしない。

19世紀末、栄華を極めた大英帝国にも矛盾はあった。
そもそも我々は「ノアの方舟」伝説で腐敗が一掃された世界で選ばれた創造物ではないのか。
今の世の中が汚いからと言って、安易に浄化とか、“リセット”とか言うもんじゃない。

そんな示唆も残して、AIは……{netabare}今は技術悪用の恐れがあり時期尚早と去っていくのだ。{/netabare}


【作画 4.0点】
最後のセル画制作による劇場版『コナン』となった本作。

VRロンドンの霧も、風情のある現象としてではなく、スモッグとして描き、
時代の光としてのホームズ、闇としての切り裂きジャックが求められた、
激しい格差といった歪みも抱えた往時の英国の社会心理まで再現しようという意欲が伝わる。


AIが主催するデスゲーム等、未来テクノロジーのデモとしての華やかさがある一方、
ゲーム内で、博士による秘密道具及び超絶アクションを封じられたコナン君は、
名実ともに頭脳だけ大人の小一に……。
鑑賞者は久々に、この縮んだ身体で追い詰められて行くもどかしさも共有することに。
『コナン』アクション映画としても本作は異色。

但し、某空手少女は本作でも元気はつらつ♪

最後も{netabare}列車アクション{/netabare}で見せ場はあり。


【キャラ 4.0点】
本作の鍵を握る“天才少年”ヒロキ。
出る杭を打つ日本の教育への毒針、本当は友達が欲しい孤高の天才。

犯人役もまた、{netabare}血筋を背負いきれなかった存在{/netabare}として描かれる。

そして、上から目線の“上級国民”チルドレン。

各々テーマ性を内包したオリジナルキャラが物語深化に寄与。


一方でコナン君は親父同様、重度のホームズオタクぶりを発揮し、
ピンチの中でも妙にイキイキ!?
悪党であるモリアーティ教授への愛まで語り出したら、いよいよ重症ですw
今回は推理力よりホームズ知識力に舌を巻く。


【声優 4.0点】
モリアーティ教授(CV.小林 清志さん)、モラン大佐(CV.藤本 譲さん)
切り裂きジャック(CV.速水 奨さん)
などリアル世界だけでなく仮想世界内の敵役までベテラン声優で固める盤石の布陣。

コナン君の親子の絆もテーマの本作。
CV.田中 秀幸さん&CV.島本 須美さん。
工藤夫妻のボイスがVRロンドンの何処で出張ってくるかも注目w

{netabare}父ちゃん、いくら奥さんが好きだからって、
妻をホームズが愛したオペラ歌手に当てはめて、美声披露まで美化するのはやり過ぎやでw{/netabare}

緒方 恵美さんによるセレブ少年グループのリーダーの生意気ボイスも〇
{netabare} 実は真相を隠す煙幕だったりする。{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴はお馴染みの大野克夫バンド。

いつものコナンのテーマ曲もロンドン仕様?にアレンジするなど、
現実&仮想世界にまたがるシナリオを好アシスト。


ED主題歌はB'z「Everlasting」
孤独の中から絆を取り戻す壮大なバラードと共に、
実写のロンドンの街並みを眺め余韻に浸るひと時。


【感想】
血縁やコネにより腐敗する人間による統治より、
決定のいくらかを人工知能に委ねた方がクリーンな政治ができる。
地方議会レベルではありますが、そうした主張も出ては来ている昨今。

とは言え、その水準まで、AI技術や信頼が高まるのは、
もう少し先になるのではと私は思います。

“家”の宿命を背負った“貴族”の底力も中々の物。
古くて汚いからと一掃するのは勿体ない。

だから二世、三世の皆さんには、どうか“リセット”されないように、
襟を正して奮起して欲しいなと願います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

コナン版『ソードアート・オンライン』

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第6作。

{netabare}
(Wikipediaより抜粋)
コナン一行は仮想体感ゲーム機「コクーン」の完成披露パーティーに招かれた。そのパーティーの最中、殺人事件が発生し、コナンは被害者のダイイング・メッセージから、事件の手がかりがゲームの中にあると考え、コクーンに乗り込む。
ところが、ゲームのスタート直後にシステムが人工頭脳「ノアズ・アーク」によって占拠され、コクーンに乗り込んだコナン達を含む50人の子供達が人質に取られてしまう。
「日本という国のリセット」を企てるノアズ・アークは、プレイヤーである子供達が全員ゲームオーバーになってしまったら、プレイヤー全員の脳を破壊する、つまりプレイヤー全員を死亡させると宣告する。
覚悟を決めコナン達は、5つのステージの中から「オールドタイム・ロンドン」を選択した。19世紀末に実在した殺人鬼・切り裂きジャックを追いかける、命がけのゲームに挑戦する。
{/netabare}

どうです?『ソードアート・オンライン』の世界、そのものですよね。
面白くない訳がありませんよね。
事実、かなり面白かったです。

最近流行の『異世界』物の先駆け。【本作は2002年公開】

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25

64.5 6 冒険で小学生なアニメランキング6位
ドラえもん のび太の大魔境(アニメ映画)

1982年3月13日
★★★★☆ 3.5 (82)
434人が棚に入れました
春休みのある日、のび太の家に一匹の子犬が迷い込んで来た。その子犬ペコは、山と積まれた航空写真の中から、コンゴにある不思議な巨神像の写真を探し出した。 のび太、ドラえもん、スネ夫、ジャイアン、しずかたちはどこでもドアでアフリカに巨神像の謎を解きに行くことにした。巨神像はバウワンコの神といって、その実物を見た者はいないのだ。そして伝説によると、そこには犬の王国があるのだという。その巨神像を捜し求めてジャングルをつき進むドラえもんたち一行の前に、様々な障害が待っていた……。

kochiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だからみんなで

この作品の挿入歌が大好きです。
大長編ドラえもんの映画では
宇宙小戦争 の「少年期」
雲の王国 の「雲がゆくのは…」
と、本当に武田鉄矢さんの作詞は心に響きます。

だから僕は弱虫なんだ、心の中を探してみたけど
だって僕の勇気なんか、全部出してもこれだけなんだ。

そうだ君も探してくれよ。心の中の少しの勇気を
だって僕と君のを合わせたら勇気が少し大きくなったろう

きっと、みんなの心を合わせたら
きっと、僕は弱虫じゃないよ
きっと、みんなと強くなれるよ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

私の原点

劇場版ドラえもんはあまり好きではなかったので、ほとんど見てないのですが、これは結構面白かったかなと。内容もよく覚えているし、大変思い出深い作品ではあります。

アフリカの奥地にある魔境を探しに行くお話なのですが、最初は冒険譚とはほど遠く「あぁ何もでてこねー、つまんねーよ!」と言い、ドラえもんの道具で獣を呼び寄せて楽しむという・・・
この映画のポイントは「先取り予約機」でしたっけ、まぁとにかくそのアイディアに幼い頃は驚きました。要はタイムパラドックスなお話なのですが、正直見所はそれだけだった気もしなくもないです(笑)

アニメは年々進化していくものなので、おそらく出来は後年のドラえもんの方がよいと思います。
まぁ思い出補正ですね、こんな魔境もあり得るかも知れないという夢がつまっておりました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

子供の頃、何度も観ていたドラえもんの長編アニメ映画。
私達人類は簡単に言うと、猿から進化したと言われていますが、隔絶された場所で犬が進化したという設定で、そことの絡みの中で物語が構成されています。
なのでサイエンスフィクションとも言えるかもしれません。

この作品は弟が大好きで、どれくらい大好きかというと、子供の頃飼い始めた犬に、登場人物(?)のペコと同じ名前をつけたほどです。

またドラえもんのアニメ映画では、武田鉄矢氏が手掛ける歌がとても印象的で、作品の良さを更に引き立ててくれます。本作は「だからみんなで」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

61.1 7 冒険で小学生なアニメランキング7位
マジックツリーハウス(アニメ映画)

2012年1月7日
★★★★☆ 3.6 (29)
171人が棚に入れました
本と勉強が大好きでちょっぴり弱気なジャック(声:北川景子)。どんな動物とも仲良くなれる冒険好きなアニー(声:芦田愛菜)。仲良し兄妹の2人はある日、ねずみのピーナッツを追って入り込んだ森で、大きな樫の木の上に小屋を見つける。中に入ってみると本が一杯。恐竜図鑑を開いたジャックが思わず“行ってみたい”と呟いたところ、たちまち小屋が光に包まれ、ぐるぐると回転を始めた。気がつくと、なんとそこは恐竜の王国。早速、外に飛び出したアニーは恐竜のヘンリーと友だちになる。最初は怖がっていたジャックも恐竜の生態に興味津々で、草むらを探検するうちに金のメダルを拾う。ところが、ティラノサウルスに追いかけられて大ピンチに。間一髪で危機を逃れ、ようやく元の世界に戻ってきた2人は、この不思議な木の家を“マジック・ツリーハウス”と名付けるのだった。翌日、再びマジック・ツリーハウスへ行くと、ピーナッツが大きな本を眺めている。その本には“4つのメダルが奇跡を起こす”と書かれており、表紙には4つのくぼみが。そのくぼみに恐竜の王国で拾ったメダルを合わせると、吸い込まれるようにピタリとはまった。好奇心に駆られた2人は、第2のメダルの場所を示す謎の言葉を頼りに、中世のお城の世界に飛び込む。メダルは手に入れたものの、今度は騎士たちに追われることに。アニーの機転によって何とか逃げ出したところ、月明かりの中で美しい魔法使いモーガン(声:真矢みき)に出会う。魔法をかけられた彼女は、自分の魔法が使えなくなってしまったのだと語る。メダルの奇跡がモーガンを救うと考えた2人は、第3、第4のメダルを探して本の世界に旅立つことを決意する……。

声優・キャラクター
北川景子、芦田愛菜、山寺宏一、水樹奈々、真矢みき

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

奇跡を起こす方法は魔法だけじゃない! ヒストリカルファンタジーの傑作をジュブナイル風味にして堂々のアニメ化!

あの名作児童文学が遂にアニメ化!
しかも日本スタッフの手で!
くぅ~><アツイじゃねぇっすかー!


脚本はプラネテスの大河内一楼
監督はとある魔術のインなんとかさんの錦織博
制作スタジオは亜細亜堂
っとまあ、あずまんが大王&かいけつゾロリのスタッフがみごとに集結
しかも作画クオリティハンパないw
教室の中を行き交う子供達のカットは必見です!
早くも2012年最高の作画アニメ候補!


キャストには芦田愛菜(嗚呼、あの魔女ねw)、北川景子、真矢みきといったゲスト陣がメインを占めました
魔女芦田wの声が甲高すぎて終盤耳が痛くなってくることを除けば演技などは一切問題ナシ!w









アーサー王に仕える魔法使いのモーガンは何者かにネズミの姿に変えられてしまい、魔法の力を失ってしまう
偶然にもモーガンのマジックツリーハウスを見つけた好奇心旺盛な女の子のアニー
アニーの兄妹で本が大好きだけどちょっと気弱なジャック
二人はマジックツリーハウスの魔法で本の世界を旅出来るようになります


モーガンの魔法を取り戻すことを決意した二人は、4つ集めると奇跡を起こすという魔法のメダルを集める冒険に、本の世界へ旅立つこととなる


本の世界が舞台、ってことで地球史や世界史をめぐる冒険が子供の探求心をくすぐります
4つの世界はそれぞれ・・・
☆恐竜が闊歩する白亜紀
☆中世のお城
☆ローマ帝国時代のポンペイ
☆カリブ海の海賊のアジト
二人の冒険と平行して歴史を学べるというシリーズなんですね


原作の序盤を部分的に抽出したオリジナル構成ですが、ジャックお兄ちゃんの精神的な成長にメインが据えられていてかなり見応えあり
冒険から帰ったジャックの実生活が少しずつ変化していく様は微笑ましくも勇気付けられます
子供向けと侮ってはいけません><


モーガン先生がなんか【アホ毛キャラ】にされてしまいましたが、可愛いので許す!w
終盤、劇場でマジ泣きしたのは内緒ですよ^q^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

真矢みきの成長w

あらすじは割愛。

対象年齢は多分小学生低学年ぐらい、もしくはそれ以下。割とベタに親子向き。
尺も長すぎず短すぎず、子供向けとしては良かった。ただ大人が見るには、というか中学生以上にはゆるすぎる(笑)全体的にテキトーだけど、ごちゃごちゃしてないので分かりやすく見やすいアニメではあった。

まぁ原作は知らないけど、ブレイブストーリーをもっとシンプルに、重いテーマも取り除いて、きっちり子供向けの内容にしてあるじゃないかなと思います。序盤カエルが跳び回ってたシーンにかなり迫力がありますよね(笑)それ本筋に全然関係ないんですけど(笑)あとイルカに乗ってるとこなんか爽快で本当に良かったです。

ちょっと気になったのはイルカを捕まえて食おうとしてる海賊を悪者っぽく描いてたとこかな。
ああいうのをさらっと入れるのは少し嫌だなー・・・いっそのことクジラの方がよかったw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本好きだった私自身に魅力的な話だった。

アメリカ合衆国の児童文学作家、メアリー・ポープ・オズボーン著、

食野雅子訳による児童文学シリーズです。翻訳されたのは

2010年代までに発売されたものはすべて既読済です。

原作の主に最初の数巻をアニメ映画にした

感じです。

そこの部分は原作既読だったので頭の中で

描いていたものが形になっていてこの世界に

すぐにでも行って、本の世界を冒険して

みたいなと思える感じの作品でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

70.2 8 冒険で小学生なアニメランキング8位
映画ドラえもん のび太の新恐竜(アニメ映画)

2020年8月7日
★★★★☆ 3.7 (29)
118人が棚に入れました
のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石。絶対に恐竜のたまごだ! と信じたのび太が、ドラえもんのひみつ道具“タイムふろしき"で化石を元の状態に戻すと…生まれたのは双子の恐竜! しかも、未発見の新種だった。のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発! キューやミューの仲間の恐竜たちを探す旅がはじまった。ドラえもんのひみつ道具や恐竜たちの力も借りながら、恐竜の足跡を追って進むのび太たちが辿り着いたのは謎の島。恐竜が絶滅したとされる白亜紀で待ち受ける、キューとミュー、そしてのび太たちの運命とは──!?

声優・キャラクター
水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、木村拓哉、渡辺直美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これは見事な“のび太の新恐竜”

『のび太の恐竜』はオリジナルも2006年版も未見。

【物語 4.0点】
一昨年の『のび太の宝島』の今井 一暁監督&脚本・川村 元気氏の再タッグ。

ドラえもんの秘密道具というリアリティクラッシャーを気にして、
ツッコミ所をモグラ叩きして小さく縮こまるより、
道具を伏線として活用し、新たなプロットのパターンで魅せよう
という思い切りの良さは相変わらず。

例えば、タイムリープ物で問題になる歴史改変という罪の壁を克服するのに、
中々手の込んだ仕掛けを繰り出すなど、
結構、複雑な構成を組んではくる。
が、伏線となる諸要素については、分かりやすく演出で強調してくれるので、
好奇心を持って眺めれば取りこぼしはないと思われる。

この道具は、動きは、終盤どこでまた使ってくるのだろう?
こんな感じで頭と心を柔らかくして、ワクワクしながら待ちましょう。

尚、『新・のび太の恐竜』ではなく『のび太の新恐竜』になります。
これも“新恐竜”を連呼してくるので分るでしょうが、意識しておきましょう。


【作画 3.5点】
旧『~恐竜』二作品の後に、何が出来るのか?葛藤もあったという本作。
ネタを探すべく集めた恐竜研究の最新成果が作画にも現われる。

恐竜時代を再現した背景美術は、
同じ中生代でもジュラ紀と白亜紀の違いくらいは描き分ける精度がある。

恐竜たちを構築したCGの出来自体は平凡。
カラー選択には爬虫類の仲間としての恐竜→鳥類の祖先としての恐竜。
というここ三十年のトレンド変化を反映。
(※恐竜の色は化石に残らないためカラーは想像)

味方の恐竜は手描き、敵や部外者はCGという使い分け。
勝負所では手描きで演出という方針。手描きキャラは心の友ですw


【キャラ 4.0点】
ドラえもん&のび太たち5人と新恐竜の二匹。
シナリオに刺激を与える黒幕?ゲスト二名はいるものの、
キャラクター構成はシンプルで、
キャラが混線して、明快なシナリオ展開を阻害することはない。

生後間もなく滑空するなど現生種として優秀なミュー。
飛ぶことすらままならない、恐竜界の、のび太くんとしてのキュー。
双子の新恐竜の使い分けもテーマの深化に寄与している。


【声優 4.0点】
鬼門のゲスト声優。
本作は敵役ポジションに木村 拓哉さんと渡辺 直美さん。
声優出演歴はあり、それなりの演技でまとめる。
シナリオ重要度もそれ程でもないのでダメージは比較的少ない。

聴き所は新恐竜キュー役の遠藤 綾さんと、ミュー役の釘宮 理恵さん。
セリフは概ね「キュー」か「ミュー」しかないが、
その中でも感情を込めた流石の好演。

あとは『~宝島』にてオウム型ロボットを演じた悠木 碧さんが、
今度は、たまご型ロボット役で、のび太たちの冒険をサポート。
相変わらず器用なお方です。ロボットにしとくのは勿体ないw


【音楽 4.0点】
劇伴は大長編三年連続の服部 隆之氏。
感動を狙ったシーンで、分っていてもグッと来てしまうのは壮大なBGMがあってこそ。

主題歌には脚本・川村氏意中のMr.Childrenを起用。
あのシーンでミスチルの歌を流したいという希望も、
テーマを反映した挿入歌の提供で実現。

ま~たMVかwというアレルギー反応。
私は大丈夫でしたが、重症の方は注意しましょうw


【本作で使用されたと思われる恐竜知識の整理等の長文】
(※ネタバレ要素多し、鑑賞後閲覧推奨)
{netabare}
・恐竜から鳥類が進化したという仮説については、
19世紀、ジュラ紀地層からの始祖鳥化石発掘以来、長らく研究が停滞していたが
近年、相次ぐ白亜紀の鳥類の化石発掘などで、かなり証拠が固まり、
恐竜→鳥類については定説になりつつある。

・中生代の鳥類については、
白亜紀には既にジュラ紀の小型恐竜→始祖鳥から進化していた真鳥類が、
翼竜の隙間を縫うように、生息、繁栄していたが、本作では描かれず。

・尚、白亜紀末の大量絶滅により真鳥類も恐竜と共に姿を消しており、
現在の鳥類は真鳥類とは別の新鳥類の子孫である。

・新鳥類がどの生物からどう進化したかについては、
真鳥類の非飛行型の陸生生物から進化したのか、
白亜紀の小型恐竜・オヴィラプトルの仲間から、
始祖鳥のラインとは別の新たな鳥類の系統として進化したのか、
そこが進化のミッシング・リンクになっている。
本作は後者の仮説を基に空白を新恐竜で埋めるシナリオを構築していると思われる。

・中生代の空の気候は基本的に安定、微風と推定されている。
よって飛行生物は、骨肉を削ぎ落した徹底的な軽量化、省エネ滑空飛行が王道。
終盤登場した超巨大グライダー生物である翼竜・ケツァルコアトルス?は、
中生代の空の覇道の極致である。

・一転、巨大隕石衝突後の空は荒天、乱気流と推定されている。
新恐竜キューが滑空ではなく、胸筋ド根性で羽ばたきにより飛行に挑むのは、
中生代白亜紀においては正気の沙汰じゃないが、
大量絶滅下の過酷な空では必須の進化。
弱肉強食ではなく適者生存こそが進化の本質であることを、
キューの羽ばたきチャレンジが示唆している。

・尚、巨大グライダーな翼竜の翼は羽毛ではなく指から伸びた皮膜。
一枚しかない薄膜のため、乱気流下では軽量もあって吹き飛ばされ破損し、
たちまち飛行不可になったと推定され、翼竜もまた恐竜と共に姿を消した。


恐竜ファンには、どうせ恐竜は絶滅したし……というバッドエンド確定の悲哀があり、
恐竜は鳥になって今でも生きている!というのも仮説に基づいた気休めの一種でしたが、
本作はそこを物語化したという点で新たな希望となり得る作品でもありました。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感情に赴くのび太

 約5カ月延期されたドラえもん映画、何んとなく見てきたです。第一作ドラえもん映画のリメイク?と思ったけど、やや似ているようで違う、オリジナル要素の多い『ドラえもん のび太の新恐竜』だったです。
 「のび太の恐竜」違うのは、タイム風呂敷で一つの卵に返したに恐竜が、二匹だったことと種類の違うこと{netabare}、怪しい人は出てくるけど、悪者は出てこないこと{/netabare}だったです。

 のび太のキャラクター性全開みたいで、のび太らしさが目立っていたです。子供としてのわがまま純真さが、伝わった今作です。のび太と二匹の恐竜、キュー、ミューの出会い、生活、本来住むべき世界への冒険いくところが、ドラえもん映画らしさがあったです。

 のび太とキューとのやりとりに似たもの同士、どこかぐっとくるものあったです。{netabare}成長したミューが空を飛べるのに対し、キューが空を飛べないことが、後半において不利というのか、マイナスになることが明らかになるです。そこで、{/netabare}のび太、特にキュー自身どう乗り越えるのかが、このお話を大きく左右したと思うです。

 これから起ころうとする歴史の悲劇に対して、悲しみ納得できないのび太の行動は、何をもたらすのか?です。思いもよらない展開を引き起こしていくことが、意外性があり面白かったと思うです。ドラえもんたちの活躍と、キューの成長がカギとなるです。どんなことでも、乗り越えることができることを見せてくれたようだったです。感動的な終わり方と、主題歌がかなり合わさったようで良かったです。

 今作を見てキャラ、背景画、物語といい、十数年前のドラえもん映画より、やはりさらに質が上がっているのは、当たり前なのだろうなと思うです。6600万年の世界、いかにもそんな時代の世界で、凄いというのかリアルさを感じたです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

イヌイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

この映画の監督と脚本の違和感が飛んだ。

久しぶりの投稿です。小学生以来久しぶりに映画館で見ました。この映画の監督と脚本のコンビの映画は正直言って嫌な予感がしました。宝島では、完結せず違和感も生まれ面白かったもののモヤモヤしました。
しかし、いざ見るとなんてことだ面白いじゃないかと思いました。
まずは、作画ですね。近年の映画ドラえもんは作画が安定している上にそのクオリティが上がっているので安心して見れるのと同時に、恐竜にはCGを使うなどしているのでとてもリアルです。特に映画のopでの作画の時点でもう傑作です。
ストーリーも良かったですね。今回はしっかりと完結して良かったです。普段あまり泣かない私ですが、目頭が熱くなるほど感動するので涙腺が弱い人は覚悟した方が良いかもしれません。キャラクターも可愛く、声優も棒読みはいません。ただ、この作品はとても賛否両論で明らかに矛盾している点や、多様性の間違った解釈だなどの意見が目立ちました。しかし、私はそれらを踏まえて見ても、最高傑作の部類に入ると思います。見て損は少なくともありません。途中で「のび太の恐竜」を見ている人にとってサプライズがあるのでそこにも注目です。
とても良い映画でした。来年が楽しみです。
レビューを見ていただきありがとうございます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

68.4 9 冒険で小学生なアニメランキング9位
ぼくらのよあけ(アニメ映画)

2022年10月21日
★★★★☆ 3.6 (16)
61人が棚に入れました
西暦2049年の夏。阿佐ヶ谷団地に住む小学4年生の沢渡悠真は、もうすぐ地球に大接近するという彗星に夢中になっていた。そんなある日、沢渡家の人工知能搭載型家庭用ロボット・ナナコがハッキングされてしまう。犯人は「二月の黎明号」と名乗る未知の存在で、宇宙から1万2000年の歳月をかけて2022年に地球にたどり着いたもののトラブルで故障し、阿佐ヶ谷団地の一棟に擬態して休眠していたのだという。二月の黎明号から宇宙に帰るのを手伝って欲しいと頼まれた悠真たちは、極秘ミッションに乗り出す。

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エンドロールに驚かされる

2022年公開、120分の長編劇場アニメ。
漫画原作の割には、真面目成分多めです。
主人公たちは小学校高学年だから、少々幼い感じ。
年相応の悩みを抱えながら平凡に暮らしています。

そんな彼らの元に降ってわいた宇宙からの来訪者。
舞台が近未来だから、AIとの絡みも興味深いです。
全体に素直なストーリーなので、120分ながらあっという間に見終えることができました。
ただし、内容が薄味なので、あまり記憶に残らないかな。
ひと夏の宇宙的不思議感覚を味わうのに適している作品ではないでしょうか。

全く前情報なしで観たので、主人公の男の子の声に違和感がありまくりでした。
さもありなん、まあまあ若い女優さんとのこと。
それに比べ、他の方の演技が自然なこと。
エンドロールですべてを理解しました。

津田健次郎さんの脱力系の声は何となく納得。
その他、花澤さん、水瀬さん、戸松さん、岡本さんとそうそうたる面々。
中でも驚いたのは、ナナコ役の悠木碧さん。
AI役もできるんですね、彼女。
薄めながらも良い味を出されておりました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

団地は未知と交流する方舟

人類がどんどん宇宙に出る程じゃないけど、AIロボットが実用化される程度には近未来の日本の夏。
団地暮らしの少年らが、宇宙から飛来した人工知能を、故郷へ返すため奮闘したりする、
同名コミック(全2巻・未読)の劇場アニメ化作品。

【物語 3.5点】
宇宙より来る未知のAIと最初に遭遇するのはAIである。
AIが心に類したものを持つ時、AIは人間に禁断の嘘を付く。
{netabare}団地屋上に貯めた水分子は量子コンピュータの媒体として最適。水は燃料でもある。{/netabare}
宇宙空間に浮かぶ団地!

これらの要素にビビッと来る人、
あとは団地マニアには是非オススメしたいJAXA協力の青春SFジュブナイル。


ただ構成がもう一つスッキリせず突き抜けない感じ。
本作もまた数万年単位の壮大な宇宙の交流を妨げるのは、
子供や、その親御さん同士の些細な人間(およびAI)関係のもつれ。
という定番メニューを揃えますが、人間関係の進展が小出しで、ややゴチャ付いている感。
連載なら徐々に解決でも良いのですが、一本の映画でやるなら、
もっと山は少なく、高くした方が明快でシナリオも盛り上がったと思います。

映画化に当たり大きな流れを作るためにアニオリで、
早くAIを宇宙へ送らないと取り壊しが決まっている団地が解体される。
というタイムリミットを設定したのは妙案でしたが、
その煽りで、人間ドラマの小山が、いっそう添え物に押しやられた感じ。

佳作青春SFだったけど、もっと感動作に出来たはずという悔恨も残りました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・ZERO-G

ミッションの鍵となる複雑な水の表現処理には実績のあるスタジオで土台は安定。

“オートボット”や各種デバイスを担当したデザイナーからも、
2049年の近未来社会を表現しようとの意欲が伝わって来ます。

特筆したいのは、“虹の根”コンセプトアートを担当した、みっちぇ(miche)氏。
幾何学的なデジタルアートで構築された惑星の風景は、スクリーンで一見する価値あり。


【キャラ 4.0点】
“オートボット”のAI・ナナコと喧嘩が絶えない小4・沢渡悠真らの主人公少年グループ。

そこに、悠真グループの少年・岸 真悟の姉・わこ世代が抱える、
小5女子のカーストとイジメの構図が持ち込まれ波乱要素に。

ここまでならよくある子供たちの若気の至りですが、
ここから親世代の過去も巻き込んでいくのが意欲的。

何歳になったって人類は未熟であることを描けているからこそ、
AIの嘘が説得力を増すのです。


【声優 4.0点】
主人公・沢渡悠真役には俳優・杉咲 花さんがまずまずの少年ボイスを披露。

アフレコに当たり、コロナ禍で大人数の収録が困難な中でも、
相棒のオートボット・ナナコ役の悠木 碧さんと杉咲さんの同時収録にはこだわったという本作。
子役→声優の経験がある実力者が、主役の俳優をリードする関係を死守。

俳優・タレントでも、一定以上の演技を引き出している作品には、こういう制作エピソードが必ずありますね。
口酸っぱく言いますが、俳優・タレントを広告塔、お客さん扱いで名前借りしているだけの作品と、そうでない作品は、観ていればハッキリと伝わって来ます。

それにしても、悠木 碧さんの「いわゆるロボット系の子を演じる際は、その子がどのくらい高度な文明で作られているかによってロボ度のさじ加減を調整しています」
とのキャストコメント。高度すぎて、わけがわからないよ(笑)
宇宙船“二月の黎明号”役のベテラン・朴 璐美さんと合わせてAIへと超越する声優さんの神秘を実感します。

脇は“クラスの敵”河合 花香役の水瀬 いのりさんVS岸 わこ役の戸松 遥さんの修羅場など、
ほぼ声優陣で固め盤石。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は横山 克氏。
十八番のストリングスを軸にした心情曲から、
ピアノ&ギターの団地ノスタルジー、シンセ和音とオーケストラによる大宇宙表現まで幅広くカバー。
青春物も良いですが、横山 克氏のBGMは、もっと宇宙に出るべきだと再認識。

ED主題歌は三浦 大知さんの「いつしか」
伸びのあるハイトーンボイスで、しっとりと聞かせる壮大なバラード。
タイアップに合わせて、ロケ地となった杉並第二小学校の生徒が書いた本作試写会の絵日記風感想を取り込んだコラボAMVを公開する粋な対応。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

あと さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ひと夏の不思議でちょっぴり切ない青春SFジュブナイル

近未来SFジュブナイルという超面白そうな設定からは特には膨らまず、特に冒険はしません。近未来だけどノスタルジックな雰囲気で小学生たちの日常シーンはとても良いですね…。
内容としてはひょんなことから関わることになる宇宙探査機を子供たちが頑張って助ける、という感じでびっくりする場面展開が何個も起きるわけではなく、小難しいような話もないので子供がサクッと見て夏を感じるような映画ですね。仲のいい友達との夏休みの忘れられない思い出を、ただ青臭く夢を見る。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

64.8 10 冒険で小学生なアニメランキング10位
ドラえもん のび太の創世日記(アニメ映画)

1995年3月4日
★★★★☆ 3.5 (75)
443人が棚に入れました
夏休みも後半にさしかかっているというのに、のび太は宿題の自由研究に全然手をつけていない。そんなのび太のためにドラえもんは未来の世界から“創世セット"なるものを取り寄せてくれた。それは宇宙の誕生から地球の発生までを短時間で見せるもので、まさに自由研究にはピッタリだった。早速、のび太は良い世界を作ろうと神様になりきって、説明書通りに創世セットを作り始めるのだった・・。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、肝付兼太、たてかべ和也、千々松幸子、中庸助、白川澄子、松原雅子、林原めぐみ、辻村真人、井上和彦、こおろぎさとみ、速水奨、玉川砂記子、村松康雄、大塚明夫、巴菁子、加藤治、稲葉実、山田ふしぎ
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

暇を持て余した神々の遊び

シリーズ16作目。

軟弱ヘタレなのび太は夏休みの自由研究の題材に困り、いつものようにドラえもんに泣きつくところからスタート。
のび太にすこぶる甘いドラえもんは創世セットという地球を一から作れる大がかりな道具を持ち出す。相変わらずこの道具も狂った性能を発揮。
{netabare}
でも地球の発生や進化の過程についてはわかりやすくて勉強になるとは思う。ドラえもんのこういうサイエンスなところは子どものワクワクを刺激してくるね。
作った新世界ではちょっとした手違いで昆虫が独自の進化を遂げ、昆虫VS人間の構図に。倫理的にどうなんだこの道具は。

全体的にのび太たち主要メンバーの活躍が少ない。新世界に住むオリジナルキャラについて描く時間が長く、のび太たちは石ころ帽子を使って傍観者に徹する形。本作の主役はまさにノビヒデだった。
盛り上がり所も極端に少ない。またイベントが起きたとしても、すべては作られた世界で起きることなので何が起きようと緊張感も薄いのも難点。

てかいつも思うのだけど、タイムマシンで時代にとどまらず、世界線をも飛び越えるのはどうなんだろうと思う。

エモドランがかわいかったのが救い。
あとエンドロールで観察日記を流すのは良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

エドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」の系譜

2022/03/28 投稿

現代の視点で見ると

絵はひどいです
作画,画質,色などなど全てにおいてストレスになりますが,次第に慣れるレベルとも言えます。



ストーリーは電脳コイル「ダイチ、発毛ス」(ヒゲ回)と同じエドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」をルーツとするものと思われます。(さらに元になった物語があるかも知れません・・・というか創造神の存在について考えればこのような話になるような気もしますが^^;)

かいつまんで言うと

のび太がドラえもんの道具で,太陽系を作る話です
ビッグバンから始まる壮大な物語です
途中人類が登場してから
歴史のポイントポイントでのび太に似た人物が登場するのは
冗長に感じると共に,別な宇宙の話なのにのび太のご先祖様を見ているような錯覚に陥りました。

最終的には{netabare}
世界大戦が起こりそうになるのを,驚きの方法で回避してめでたしめでたし,{/netabare}となります。



本作の評価ポイントとしては

1995年に宇宙の創造に関する哲学的なテーマをドラえもんというプラットフォームで展開したこと。

エドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」をフォローしたこと。

1995年(平成7年)当時の文化が映像中に見られること
(町の書店,のび太の家,カセットテープなどなど)

海援隊の「贈る言葉」以外の曲を聴くことができること

これらに興味があるのであれば,見てみるのも悪くは無いかも知れません。


あと,個人的にはエンディングの絵日記は高評価です。
若干,作中ののび太,しづかちゃん,ジャイアン,スネ夫の関係と違ったリアルな小学生の人間関係っぽい雰囲気が感じられる点が特にお気に入りです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

65.2 11 冒険で小学生なアニメランキング11位
ドラえもん のび太の南海大冒険(アニメ映画)

1998年3月7日
★★★★☆ 3.5 (68)
438人が棚に入れました
夏休みの宿題に、しずかちゃんたちと海の研究をすることになったのび太。しかし、彼は「宝島」の本に夢中になるばかりで、ちっとも研究は進まない。それどころか、ドラえもんに本物の宝島に冒険がしたいと言い出したのである。いつもののび太のわがままに、仕方なく宝探しのセットを出してやるドラえもん。ふたりは、しずかちゃんたちを誘ってミニ帆船に乗り込むと、宝島へと出発するのであった。

HG anime さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

カリブの海賊

バイオテクノロジーを駆使してつくられた合成生物が登場する。わたしは小学生のころにこの作品を見たが、そんな生き物たちを観ているだけでわくわくした。是非、子供に夏に観てほしい。海に行きたくなる作品である。
2013/04/13

追記:2015/11/02
久しぶりに観ました。この作品を観るのはたぶん中学2年の時以来です。
ベティという登場人物をすっかり忘れていた。思えば私は小学生の頃ベティが大好きだったんだ。なんで忘れていたんだろう・・・
ジャイアンの歌声をうっとりと聞くベティ。ピアスをしててサバサバしているけど優しいベティ。男勝りの身体能力や物言いなのに女の子の魅力があって笑顔がキラキラしてるベティ。特に終盤のおしり印のきび団子を食べたキマイラが逃げ出すシーンのベティのあの笑顔・・・ ハッとするような美人ですね。
ジャイアンの数少ないラブストーリーなのかねこれ。(ベティちゃんに手を出したら許さんわあのゴリラ)
エンディングの吉川ひなのさんの『ホットミルク』は小学生の頃の私はてっきりベティが歌ってるものとばかり思っていた。
改めて見るとやっぱり名作ですね。
変更点:声優★3.5→4.0 音楽★3.5→4.0 キャラ★4.0→4.5

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

可もなく不可もない冒険もの

シリーズ19作目。
{netabare}
本作はのび太の思いつきとたぐいまれなる勘によって、宝島を目指して冒険をしていくところからスタート。

いつも以上に冒険感が演出されていて、さらに今回もドラえもんの道具が制限された回でもあり、島に住む見たこともない危険な生物など、観た子供たちはワクワクすること請け合いであったろうと思う。

結構敵が悪党で、改造生物を作っては売ることを目的にしていたが、よくよく考えると「日本誕生」のときにペガサスとかドラゴンとかをのび太も作ってたけど、あれはいいのかと疑問に思った。

結構ゲストキャラが魅力的でベティとジャイアンの関係も良かったし、るフィンは万能でかわいかった。

非常にシンプルな冒険もので、普通と言えば普通なんだけど、悪いところもそんなに目立たない作品。

吉川ひなののエンディングがかなり斬新だった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

61.2 12 冒険で小学生なアニメランキング12位
ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~(アニメ映画)

2007年3月10日
★★★★☆ 3.6 (67)
355人が棚に入れました
「地球を悪魔族から守るため、魔法使いたちが立ち上がる!!」
のび太が「もしもボックス」でつくった魔法世界。だが、夢いっぱいで楽しいはずの魔法世界は、魔界星の悪魔族に狙われていた。
つぎつぎとおこる怪事件。ドラえもんたちは、悪魔族と戦うことを決意する!!
ネタバレ

ちっち さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

魔界大冒険しないリメイク失敗作

原作見てる評価なのですが、非常に余計な設定やらエピソード満載で、とても大事な部分がカットされた残念作品です。
どの部分が悪いかは後述しますが、ほんとに違和感しかない作品で、唯一、作画はいいですね。ジャイアンがかっこよすぎるんですが(笑)
まぁ、敵の小物感が半端なく、魔界大冒険というより、USJ探索でいいんじゃと思えるほど、肝心の魔界の恐ろしさがかなりカットされてます。あと追加された、宇宙の場面とか、、いる?? 魔界で冒険だよね?
皆さんが良いと思ってる箇所は原作にもある箇所で、幼稚園児にはいいかもですが、小学生以上は原作を見てほしい作品です。{netabare} 改悪の箇所ですが、最初の宇宙設定、いる? 石像の伏線、原作を変える必要ないよね? 魔界、大冒険してないよね? メデューサ、そもそも母親設定とかいる? 声が久本? 魔王、小物か? 魔界って、怖いところだよね? アトラクション? 戦いで凍ったり、いろいろ飛び交ってるけど、もう死んでるよね? 突っ込みどころが満載 {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

もしもボックスの罪REMAKE

シリーズ27作目。新製作陣になってから2作目。
{netabare}
前作からの焼き直しシリーズで、今回は魔界大冒険のリメイク。このリメイクするかどうかってどうやって決めてるんだろうね。
全体的なプロットは旧作と同じなのだが、脚本はよりドラマチックに、演出や作画もとんでもなく進化している。

特に美夜子のお母さんエピソードを盛り込んだのは効果的に思えた。
マカイ星での美夜子さんとの別れのシーンも感動した。

でも旧作と同様で、元々がのび太の道楽で作られたパラレルワールドで、自分で作って自分で救うという、自らの尻拭いストーリーなのがいまいち燃えないところではある。
もしもボックスを使う行為は美夜子たちからしたら本当に迷惑で、罪深いものだったなという感想が残った。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0
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